鳩山威一郎参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○鳩山威一郎君 ただいま議題となりました酒税法及び製造たばこ定価法の両改正案につきまして、私は、自由民主党を代表して、賛成の意見を表明いたします。(拍手) 石油危機に端を発した異常な物価騰貴は、このところとみに鎮静してまいりまして、十月の消費者物価は、対前年同月比九・六%と二年半ぶりに一けたの水準となっております。しかしながら、激しいインフレ抑制措置は、他方において戦後最大の不況局面を招来し、高水準の倒産と失業の増大を来しております。このような景気の停滞は当然財政にも反映するのでありまして、五十年度予算の執行に当たり、法人税等の直接税を中心とし、大幅な歳入不足が生ずることは必至であります。政……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 第八十回国会の再開に当たり、最近の国際情勢を概観し、わが外交の基本方針について所信を申し述べます。 最近の世界の流れを振り返りますと、インドシナ、中東等幾つかの地域における戦火は終息し、引き続き対立を内包する諸地域においても、紛争の発生を防ごうとする努力が続いております。また、東西間においても、米ソ関係を中心に関係改善のための努力が、種々の曲折を経ながらも継続されており、南北間においても、数多くの場において対話が続けられております。このような情勢のもとで、わが国を含む先進民主主義諸国間においては、広く国際的諸問題につき、建設的な協力関係を強化し、もって世界の平和と……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 阿具根先生のお尋ねにお答え申し上げます。 第一点はいわゆる二元外交と言われた点でございます。この点は総理大臣から御答弁がございました。もとより今日の世界の政治におきましては、もう大きな問題につきましては首脳自身がその衝に当たると、こういう時代でございます。そういった時代でありますから、私自身総理大臣の御指示を受けて粉骨砕身いたす覚悟でございますが、もとよりこの総理の御意思に従いまして私は行動をいたしておる所存であります。今後ともその所存でありますが、竹入委員長が訪中されますときに、新聞紙上でいろいろ御承知のような批判を受けたのであります。私どもは、もとよりそのよう……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 私に対するお尋ねでは、二百海里問題がございます。米ソに対しまして、条約・協定に努めて、それまで二百海里水域の設定を延期するよう交渉せよというお話でございますが、すでに御承知のように、アメリカが二百海里の漁業専管水域を国内法で実施して、これは三月一日から実施となる。また、ソ連も御承知のような幹部会の決定を公布しております。このようなことは、わが国としては、特に漁業問題が遠洋漁業に依存している率が高いわが国としては、大変遺憾なことであります。しかしながら、漁業水域二百海里というのは、相当これを実施する国がふえてまいりまして、今日二百海里時代になりつつあるということもまた……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 昭和四十九年一月三十日にソウルにおいて署名いたしました日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚の北部の境界画定に関する協定及び日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚の南部の共同開発に関する協定の締結について承認を求めるの件につきまして、趣旨の御説明をいたします 政府は、日韓両国に隣接する大陸だなの問題につきましては、これを話し合いにより解決するとの方針に従って、大韓民国政府との間で交渉を行った結果、昭和四十九年一月三十日にソウルにおいてわが方後宮駐韓国大使と韓国側金外務部長官との間で、両国に隣接する大陸だなの北部の境界画定に関する協定及び両国に隣接する大……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 大塚先生は、この戦後の賠償並びに経済協力が相手国のために全く役に立っておらないというような御指摘があったわけでございます。私ども東南アジア四カ国に対します賠償を振り返ってみますと、これは途上国であります四カ国の経済の発展に対しまして大変な効果があったものと、このように考えております。戦争のための賠償という観点のみならず、両国間の友好関係の増進、また、資本不足に悩んでおりますこの東南アジア各国に対しまして有力な資本財を供給するというような面におきましても、社会の発展に対しまして貢献をしたものと、このように考えております。 ところで、賠償の実施の仕方というのが、御承知……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 昭和五十二年五月二十七日にモスクワにおいて署名いたしました北西太平洋のソヴィエト社会主義共和国連邦の地先沖合における千九百七十七年の漁業に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、趣旨の御説明をいたします。 政府は、昨年十二年十日、二百海里漁業水域設定に関するソ連邦最高会議幹部会令が発布されたことに伴い、本年二月末より、ソビエト社会主義共和国連邦政府との間で両国間に新たな漁業秩序をつくり上げるための交渉を行った結果、昭和五十二年五月二十七日モスクワにおいてわが方鈴木農林大臣及び重光駐ソ大使とソ連側イシ……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 最初に、金大中事件にお触れになりましたので……。この事件につきまして、最近、アメリカ議会におきまして、いわゆるフレーザー委員会におきまして金炯旭氏の証言等が行われております。御承知のように、この事件は国際的な刑事事件でございます。この刑事事件としての捜査は続けられておるわけでございまして、七三年の十一月の二日に一応の外交上の決着はっけられたわけでありますけれども、なお事件の捜査は継続中であるということで、新たな事実が出てまいりました場合には、わが国といたしましても責任の追及、主権侵害の事実がありとすればそれに対します責任の追及は行うことを、あるべきことを留保をいたし……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 第八十二回国会の開会に当たり、最近の国際情勢を概観し、わが国外交の基本方針について、所信の一端を申し述べます。 国際社会は、目下、戦後最大の深刻な経済困難を経験しております。このような困難を克服して、新たな繁栄を目指す各国の努力にもかかわらず、最近の世界経済の回復のテンポは、依然緩やかなものにとどまっております。インフレ、失業、国際収支の赤字等の問題は、いまなお多くの国において深刻であります。通商面においては、失業その他各国の国内的諸困難を背景に、保護貿易主義的な考えや動きが強いことも否定できません。 このような状況のもとで、先進民主主義諸国は、五月のロンドン主……
○国務大臣(鳩山威一郎君) ハイジャックの再発防止がこれからの大事な私どもの義務であると思っておりますが、このためには、何よりもまず、ハイジャック防止の目的をもってつくられました東京条約、へーグ条約、モントリオール条約、三つがございますが、その中で特にハイジャックの防止のためにへーグ条約があるわけでございます。この条約は、まだ七十八カ国しか加盟しておらないのでございます。国連加盟が百四十九カ国になりました。ほぼその半数しか加盟しておらないということがやはり何よりも私は最大の問題であろう。この点につきましては、国連当局に働きかけて、あらゆる加盟国がこのへーグ条約に加盟せられるように最大の努力をい……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 和田先生にお答えを申し上げます前に、先ほど総理からも申されましたが、この九月、大変暑い時期に春日委員長とともども中東諸国を歴訪されまして、各国の指導的な立場にある方々と会談をせられまして、私ども、その詳細な会談録までちょうだいをいたしまして、本当に厚く御礼を申し上げるところであります。 お尋ねの問題は、日本の中東和平に対する態度、これがしっかりしたものでなきゃならぬと、こういう御趣旨と思います。今回の国連総会の場におきまして最も大きな問題が中東和平の問題である、それとともに、南部アフリカの問題、この二つが決定的に大きな問題であり、しかも、時期といたしまして、何とか……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 私に対するお尋ねは、核兵器の不使用、全面禁止の国際協定締結への努力につきましての決意いかんと、こういうことでございます。 この点につきましては、福田総理大臣から詳細御答弁がございました。現状におきまして、やはりこの全面的な禁止、これまで進むにはまだ機が熟していないというのが私どもの判断でございますが、まず、従来申し上げておりますように、核実験の全面禁止、これは当然のことでございます。来春開かれます国連の軍縮特別総会、これに対します現在準備作業中でございます。私どもは、NPT条約、核拡散防止条約、この大きな柱であります核兵器保有国の核軍縮、この核軍縮の努力が、非核兵……
○国務大臣(鳩山威一郎君) 私に対する御質問は、いわゆる大統領の政策検討メモランダム第一〇号、PRMナンバーテンと言われるものについてでございます。これにつきましては防衛庁長官から御答弁がありました。外務省といたしましても、このメモランダムと言われるものはアメリカの政府部内の検討資料であります。そして、これも対外的には一切公表されておりません。そういった次第で、日本政府といたしまして、その正確な内容等は承知をいたしておらないということで、したがいまして、その内容のコメントも差し控えさしていただきたいと考えます。 また、武器輸出、あるいはわが国から進出した企業が外国においてこのような武器をつく……
○鳩山威一郎君 ただいま議題となりました法律案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本法律案は、政治家個人に係る政治資金の明朗化を図るため、国会議員その他の特定公職の候補者が政治資金を取り扱うべき政治団体を指定することができること、特定公職の候補者が政治活動に関する寄付を指定団体に寄付したときは、指定団体は寄付の総額、内訳を収支報告書に記載し提出すること、同一の者からの年間百万円を超える寄付について寄付者の氏名等を報告すること、指定団体を有しない特定公職の候補者等については、みずから管理する政治活動の寄付について、個人として所定の収支報告書を提出しなければならないこ……
○鳩山威一郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本法律案は、最近における選挙の実情にかんがみ、選挙の公正を確保し、金のかからない選挙を実現するため、選挙事務所の移動回数の制限、任意制ポスター掲示場制度の拡充、後援団体等が政治活動のため使用する立て札及び看板並びに事務所等表示ポスターの掲示制限の強化、選挙期間中に政党その他の政治団体が使用する宣伝告知用自動車の台数の増加並びに機関紙拡販車及び拡声機の使用の規制、連座制の強化などの改正を行うとともに、選挙人名簿の登録制度の改善を図ることを主な内容とするものであります。 委員会にお……
○鳩山威一郎君 本院議員戸叶武君は、旧臘二十五日、東京新宿区戸山の御自宅において急逝されました。まことに痛惜哀悼の念にたえません。 私は、ここに、同僚議員各位の御同意を得て、議員一同を代表し、従三位勲一等故戸叶武君のみたまに謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。 戸叶君、君は人ぞ知る本院有数の論客でありました。一たび君が論陣を張れば、舌鋒火を吹き、周到な準備と緻密な論理による鋭い追及は満場を粛然たらしめ、広い学識と豊かな経験に基づくじゅんじゅんたる説得は、反対者といえども耳傾けざるを得なかったのであります。 顧みれば、本議場における農業基本法案や核防条約等の君の御質疑や、外務委員会等に……
○鳩山威一郎君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、政府の対外経済対策について、総理並びに関係大臣に若干の質問を行いたいと存じます。 去る四月九日、全世界の注目を浴びる中で政府は対外経済対策を発表されました。その発表に当たって、中曽根総理御自身パネルをお使いになってテレビを通じ国民に理解と協力を求められたことは、長くこの問題に取り組んできた者の一人として深く感銘した次第であります。 昭和五十六年十二月以来、今回の対外経済対策は七回目になります。日本政府としては、対策を講ずるたびごとに多大の努力を払ってまいりましたが、残念ながら諸外国に感銘を与えるほどの評価を獲得できずに終わったとも言……
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