柳沢錬造参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○柳澤錬造君 私は、民社党を代表して、国鉄運賃法定制緩和法案に対し、これを是とする立場にありますが、特に本法案の目的である国鉄企業体の再建問題を中心として、次の諸点について総理並びに運輸大臣に質問いたします。 まず第一に取り上げたいのは、国鉄経営の責任体制についてであります。 昨年度の監査報告書によりますと、収入が約二兆円で、支出が三兆円、差し引き一兆円弱の赤字という異常決算であります。このような常識外れの決算がなされても、だれ一人として責任をとる者もございません。責任の所在すら明確ではありません。これは、経営に対する責任体制がはっきりとしていないからと言えましょう。そもそも、国鉄企業体は……
○柳澤錬造君 私は、民社党を代表して、国鉄運賃法定制緩和法案に対し、賛成討論を行います。(拍手) まず第一に、国鉄再建への認識についてであります。 国鉄の現状を見詰めてみましたとき、国鉄を今日のような状態にしてしまったのは、だれの責任なのでしょうか。私は、それは国鉄自身でありますとともに、政府でもあり、この国会でもあるという認識に立つものであります。その認識に立てばこそ、国鉄をここまで悪化させてしまったことについてお互いに反省し、再建に取り組む必要を痛感するのであります。いまのような国鉄では、だれがやっても百点満点の再建案をつくることはきわめて困難なことであります。とすれば、満足のいく案が……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました国鉄経営再建法案に対して質問をいたします。 まず第一に明らかにしていただきたいのは、四年前、それまでの損失二兆五千四百四億円のたな上げを決め、昭和五十二年十二月九日国鉄運賃法定制緩和法案が成立し、それに続いて政府は、十二月二十九日国鉄再建の基本方針を閣議了解として決めました。その中で、「国鉄経営から安易な姿勢を排除し、抜本的な経営刷新と職場規律を確立して、責任ある経営体制を確立する」、また「労使関係は速やかに正常化して国鉄再建に取り組む体制を確立する」として、昭和五十五年度以降健全経営にすることを目標としたはずであります……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、去る十三日提案となりました原爆被爆者特別措置法について、総理並びに関係各大臣に御質問をしてまいります。 まず第一に、原爆被爆者特別措置法に対する政府の基本的理念をお聞きいたします。 昨年十二月十一日、原爆被爆者対策基本問題懇談会が広島、長崎の被爆者の生の声を聞いてまとめた意見として、「これまでの被爆者対策の発展の跡をたどると、被爆者対策の対象が逐次拡大され、全体的に一律平等総花主義になってきているように思われる。ただ、いたずらに、こういう傾向を推し進めることは、社会的公正を確保するゆえんではない」とうたっております。政府は、この意見をどのよう……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました行政改革特例法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず第一に、この行財政改革に取り組む基本姿勢についてであります。 鈴木総理は、所信表明演説で、「行財政改革は、二十一世紀を展望する国家の大計であり、避けて通れない国民的課題である」と述べられましたが、全くそのとおりであり、賛意を表するものであります。しかし、そのような判断をするのであれば、この行財政改革は従来の延長線上で考えるのではなく、発想の転換をして、全く新しい観点に立って対処することが必要であって、その点、政府として、鈴木総理として、どのような発想……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております行政改革特例法案に対し、賛成の立場に立って討論を行います。 まず第一に、この法案は、行政改革への第一歩を踏み出した歴史的意義を持つものであります。 わが民社党・国民連合は、一貫して行財政改革の重要性を指摘し、すでに昭和五十二年には「第一次行革三カ年計画」を提唱し、五十四年には「第二次提言」を行い、本年六月には「第三次提言」を行うなど、絶えず行革断行のための具体的提案を行ってまいりました。しかし、これまでの歴代自民党政府は、行政改革の看板だけは掲げるものの、高度経済成長とともに肥大化した財政構造、行政機構にはほとんど……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、さきの中曽根内閣総理大臣の所信表明に対して質問を行います。 総理、いま国民は不況のどん底にあってどんなに苦しんでいるか、御存じでしょうか。それをこの不況下に、自民党は後継総裁をめぐって現職閣僚が四人も立候補して、総裁争いで一カ月半もの政治空白をつくりました。これほど国民のことを忘れた自民党政権の本質を見せてくれたものはありません。 しかも、それについて総理からは一言の反省の言葉も聞かれませんでした。総理、国民は、このような中曽根総理の姿勢に不満を持ち不安を感じているのです。 私は、当面の重要な課題は次の三点にあると思っております。一つは、政治……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりましたボン・サミットの報告に関連して、中曽根内閣総理大臣を初め関係各大臣に御質問をいたします。 まず第一に、貿易摩擦についてであります。 今回のサミットでは、この問題で貿易黒字国日本に批判が集中されるものと予想されていましたので、サミットを前にして総理は、外国商品を一人百ドル買ってくれと国民に訴えられましたし、通産大臣は、輸入業者を集めるならまだしも、輸出企業の代表者を集めて輸入促進を要請されました。これは、国産品は売れなくてもよろしい、自動車メーカーは牛肉を輸入して売れということでしょうか。国民の立場から考えてどうしても理……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し、中曽根内閣総理大臣を初め、関係各大臣に御質問をいたします。 まず第一に、大型消費税についてであります。 総理は、さきの施政方針演説において、税制については、社会経済情勢の著しい変化から生じたさまざまなゆがみ、ひずみ、重税感等を解決すべく、抜本的見直しが必要だと述べておられましたが、総理は具体的にどのような点を指してゆがみ、ひずみと言い、抜本的見直しが必要であると言われたのでありましょうか。さらに総理は、昨年の国会審議において、製造から小売に至る各段階に投網をかけるような大型消……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、さきの竹下内閣総理大臣の所信表明に対して質問をしてまいります。 まず、南ア航空、大韓航空の事故によりまして亡くなられました方々の御遺族に対しまして、謹んでお見舞いを申し上げます。 さて、第一に、竹下内閣の基本姿勢と国会のあり方についてであります。 日本は主権在民の国家です。民主政治というのは国民の信頼なくしては成り立ちません。よく政治の世界は一寸先がやみだと言われていますが、竹下総理もこの言葉をお使いになりますか。国の指導者がこの言葉を使う限り国民の信頼を得ることはできません。 今、国民の政治に対する不信感は極めて強いです。それは国の指導……
○柳澤錬造君 私は、民社党・民主連合を代表して、ただいま議題となりました国民健康保険法の一部を改正する法律案に対して、竹下内閣総理大臣を初め、関係各大臣に質問をしてまいります。 まず第一に、今や我が国の平均寿命は男性七十五・二歳、女性八十・九歳となり、男女ともに世界一の長寿国となりました。同時に、六十五歳以上の高齢者が今は全人口の一〇%程度でありますが、昭和百年には二三%と欧米先進国でもいまだ経験したことのないスピードで高齢化社会への道を進むことになります。これは高齢化社会到来というような言葉だけで済ませられるようなものではありません。 我が国を今日までこれだけの経済力を持つ国家とするため……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました税制改革関連六法案に対して、竹下内閣総理大臣並びに大蔵大臣に質問をしてまいります。 本論に入る前に、今天皇陛下は重い御病気にあり、闘病生活を続けておられるのには深い感動を覚えるものであり、陛下の御快癒を心からお祈り申し上げます。 さて、まず第一には、国民の信頼なくして民主政治は成り立ちません。 総理、今日ほど国民が政治に不信を持っているときはありません。今の国会は、国民不在の国会と言っても過言ではありません。リクルート事件にしても、政権の中枢にある人々の名前が次々と発表されて、国民は疑惑の目をもって見ているというのに……
○柳澤錬造君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました税制改革関連六法案に対して、反対の討論を行います。 まず冒頭に、去る二十一日夜の税特委における自民党の強行採決は、まことに遺憾であり、異常であり、無効であり、議会制民主主義を踏みにじる暴挙であります。 その日まで参議院らしく整々粛々として連日まじめに審議を続けてきたにもかかわらず、あの強行採決によって良識の参議院に大きな汚点を残してしまいました。自民党には、あのような行動を制止し、与野党が話し合いで道筋をつくる良識ある指導者がいなかったのかと思うと、残念でなりませんでした。この行動によって民主主義政治を汚したことに対し……
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