丸谷金保参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○丸谷金保君 ただいま議題となりました昭和五十二年度決算につきまして、日本社会党を代表して、総理並びに関係大臣に対し質問いたします。 まず第一に、財政経済政策についてであります。 五十二年度は、政府が総需要抑制から景気浮揚策に転換して三年目になります。しかし、景気は一向に回復しなかったのであります。そのため、同年九月、政府は事業規模二兆円にも及ぶ総合経済対策を決定し、第一次、第二次補正予算を組み、公共事業による景気刺激策を進めましたが、急激な円高もあって、不況より脱却することはできませんでした。 もっとも、最近に至り、減量経営という労働者の犠牲の上に企業が自主的に行った防衛措置によって、……
○丸谷金保君 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表し、総理並びに関係大臣に対し質問をいたします。 九日間に及ぶ予算修正をめぐっての国会の審議中断は、政府・自民党が小出しの修正金額をちらつかせ、積極的な事態解決への熱意に欠けていたことと、大平総理が打開策について何らのリーダーシップをとらなかったことによるものであり、はなはだ遺憾に存ずる次第であります。 幸いに、わが党並びに公明、民社両党の結束によって、老人福祉を初め、雇用、物価、文教、中小企業等にいささか修正の実が上がりましたが、本日提案された所得及び租……
○丸谷金保君 私は、日本社会党を代表して、ただいま上程されました老人保健法案につきまして、総理並びに各大臣に御質問申し上げます。 まず最初に、総理に御要望いたします。これは要望です。 いま厚生大臣は、あらかじめ配られた趣旨説明のとおりに、間違いなく朗読してくださいました。ところが、本院規則百三条によりますと、「会議においては、文書を朗読することができない。但し、引証又は報告のためにする簡単な文書は、この限りでない。」というのがあります。しかし、規則はこうなっておりますけれども、なかなかこれは守りにくいと思います。私も原稿は持ってきておりますが、頼らないで、できるだけ私自身の生の言葉で質問し……
○丸谷金保君 日本社会党を代表して、御質問いたします。 総理は、施政方針の中で、「人々が求めているものは精神的豊かさであり、日常生活における安心、安全、安定である」と申しております。ところが、二月四日総理府は、今日本人の持っているイメージの中で、三割の人が「危険」と答えているという報告を出しております。残念ながら危険の中身までは出ておりません。 そこで、私は、今日本で危険と感じられること、三つの問題を提起してみたいと思います。 第一の危険。核軍拡や資源の浪費がこんな状態で続いていくと、資源小国日本、それからまた人類も、そして地球もこのままではだめになってしまうのではないかという不安です。……
○丸谷金保君 私は、日本社会党を代表して、酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法、石油税法、物品税法の各改正案に対し質問を申し上げます。 まず第一に、円が急騰しました。円高が定着しますと石油価格に影響します。石油税法の課税客体である石油価格の算定基準は、ドルに対し円を幾らに見て計算したものであるか。 第二、円高傾向が続けばさらに原油の引き取り価格が下がり、五十九年度増収予測に狂いが生じます。この場合には再度、税率改正を行うのかどうか。 第三、政府は石油引き取り価格が下がったことを理由にこの増税案を提出しました。ところが、新聞報道によれば、この冬、一般消費者の灯油価 格が値上がりしま……
○丸谷金保君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました酒税法外三法案について、反対の立場から討論を行うものであります。 今回の増税は、公約違反であるばかりでなく、大衆いじめ、弱い者いじめの増税案です。増税なき財政再建とは何を意味するのか、国民には全くわかりません。所得減税が中高所得層に効果が厚く、低所得層に効果の小さい不公平な内容になっている上に、その財源を大衆増税に求めるのでは、減税、増税の両面からまさに不公平の挟み打ちです。所得減税が景気対策上の措置でなく単なる負担調整措置であるならば、なおのこと、減税財源は大衆課税によらず、各種引当金、準備金の整理、利子配当所得課税の強化等……
○丸谷金保君 ただいま議題となりました昭和五十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外五件につきまして、決算委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 これら六件は、財政法の規定に基づき国会の事後承諾を求めるため提出されたものでありまして、その内容は、昭和五十八年度中において使用または増額の決定がなされた一般会計、特別会計の予備費関係経費であり、その主な費目は、災害復旧、総理大臣の外国訪問、衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査関係に必要な経費、並びに退職手当、雇用保険の求職者給付に対する国庫負担金、国民健康保険事業に対する国庫負担金等の不足……
○丸谷金保君 ただいま議題となりました昭和五十八年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 昭和五十八年度決算は、昭和五十九年十二月二十一日国会に提出され、同六十年五月三十一日当委員会に付託となり、また国有財産関係二件につきましては、同六十年一月二十九日国会に提出され、同日当委員会に付託されました。 当委員会では、昭和五十八年度決算外二件の審査に当たりましては、国会の議決した予算が法規に基づき厳正かつ効率的に執行されたかどうかについて審査し、あわせて政府の施策全般について広く国民的視野から実績批判を行い、その結果を将来の予算策定及びその執行……
○丸谷金保君 ただいま提案されました昭和六十二年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案について、私は、日本社会党・護憲共同を代表し、総理並びに関係大臣に質問いたします。 まず総理、円高・ドル安による対米投資の先行き不安、産業構造の変化による雇用不安、輸出産業、特に零細下請業者の経営不安、土地高騰によりマイホームの夢が遠のきつつあるところの庶民の生活不安、ベネチア・サミットで当然問題になるであろう農業政策批判に対する農民の不安、まさに日本列島は挙げて不安定な経済情勢のるつぼと化したと言っても過言ではありません。こうした国民の不安感に対し、少なくとも総理は日本経済の安定……
○丸谷金保君 私は、ただいま趣旨説明がありました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党・護憲共同を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。 総理、今、世界では毎年、日本国土の約半分の森林が伐採され、そのうち四国と九州を合わせたくらいが砂漠になりつつあります。さらに、さまざまな形で地球環境の破壊が進みますと、思いがけない異変が起こると言われております。例えば地表の気温が今よりも二、三度上がるとか、酸素の供給量が低下するとか、雨が降らなくなるとか、いろいろな問題が起こり、二十一世紀には地球上にいる生物のうち少なくとも二百万種が絶滅し、人類の生存自体を危ぶむ学者さえおりま……
○丸谷金保君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案と同法衆議院修正案に対しまして反対の立場から、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合共同提案の同法修正案に対しましては賛成の立場から討論を行うものであります。 御承知のように、昨年、同日選挙の際、総理は、大型間接税と称するものは導入しない、つまり増税はしない、中堅サラリーマン層の負担を軽減する、つまり減税はするという甘い言葉で国民を喜ばし、通常国会で売上税とマル優で手痛いしっぺ返しを受けたのであります。 そこで、今度は手法を変えまして、衆議院に設置された税……
○丸谷金保君 私は、ただいま趣旨説明がありました昭和六十三年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案に対し、日本社会党・護憲共同を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。(「原稿なしでやれよ」と呼ぶ者あり) まず、財政再建と財確法の関係。 大蔵省は、財政改革を進める基本的考え方として昭和六十五年特例公債からの脱却という努力目標を掲げ、公債依存度も本年は五十年以来の低い水準になったと自画自賛しております。これは見せかけで、六十三年度国債残高百五十九兆円、その利払いに要する経費は二〇・三%、六十五年度公債残高は実に百六十六兆円に及ぶことになっております。 そもそ……
○丸谷金保君 私は、ただいま趣旨説明がありました平成元年度の財確法案に対し、日本社会党・護憲共同を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。 総理、あなたはさきの所信表明演説の中で、財政改革の第一段階として平成二年度に特例公債依存体質の脱却に努めると申されておりますが、ここで問題なのは、体質とは何かということでございます。 予想以上の税収の伸びによって確かに特例公債に依存する予算編成は平成二年度に脱却することが可能でしょうが、それは債務のツケ回しによるものであって、赤字体質、体質ですよ、からの脱却と言えるものではありません。日本の財政はまだまだ半病人で、決して健康な体質を取り戻してはい……
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