高杉廸忠参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○高杉廸忠君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました厚生年金保険法等の一部を改正する法律案につきまして、大平総理大臣並びに関係大臣に質問を行おうとするものであります。 不確実に混迷する八〇年代に、高齢化の進行だけは確実であり、しかも高齢化社会の到来が目前であることを考えますと、八〇年代こそ高齢化社会における社会保障制度の準備づくりに専念すべき期間であると存じます。 そして、それは、単にその後退を阻止するという消極的なものであっては断じてなりません。積極的に新しい困難な社会状況に対応し得るよう再構成を急がなければならないと存じます。その再構成は、社会保障の分野だけではなく、広く……
○高杉廸忠君 私は、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表し、反対の立場を鮮明にして討論を行うものであります。 医療をめぐる不祥事件が今日ほど社会問題化している時代はいまだかつてなかったのではないでしょうか。国民は医療に対し多くの不安と不信を持っております。これは、同時に事件を初期の段階で防ぎ得なかった行政当局への不信でもあり、また、一部医業に金権体質が持ち込まれていることへの不満でもあります。 こういう際に議論すべき問題は、いかに医療を健全化し、医療に対する国民の信頼を回復していくかということであったはずであります。それにもかかわらず、政……
○高杉廸忠君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 御承知のように、政府は、昭和五十年度以来、経常部門の歳入欠陥の穴埋めのため、財政法が厳に禁止している赤字国債を特例法によって毎年発行してまいりました。今回の法案は、実に連続八回目の提案によるものであります。本来、特例法は、臨時異例であり、緊急避難的な措置であるはずであります。これを恒常化させてきましたことは、財政運営の基本法である財政法に風穴をあけ、財政体質を弱体化するものと言わなければなりません。 五十七年度末の赤字国債の累積残高は……
○高杉廸忠君 私は、日本社会党を代表して、昭和五十八年度補正予算二案に対し、反対の討論を行うものであります。 現下の経済、財政事情を見ると、経済は昨年半ば以降、丸三年に及ぶ不況からようやく脱し、徐々に上向き始めているものの、一方、財政は、際限なく累増を続ける国債の重圧にあえぎ、まさに瀕死の重病人と言っても過言ではない状況にあります。 ちょうど一年前、政府は、国会審議の場で、五十八年度経済が必ずや内需主導型経済になることを公言し、かつ国民に約束をしてきました。しかし、GNP成長率三・四%の当初見通しだけは、アメリカ経済の予想外の回復と、思いも寄らぬOPECの原油値下げとによって辛うじて達成さ……
○高杉廸忠君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係大臣に質問を行うものであります。 我が国の年金制度は、昭和三十六年に国民年金が発足し、国民皆年金がスタートいたしました。しかし、今日、多くの国民が我が国の年金制度に不満を持ち、その将来に不安を抱いております。それは、将来の年金財政の見通しが不透明であるばかりでばなく、多くの矛盾と欠陥が制度に内包されているからであります。 具体的に指摘するならば、第一に、福祉年金等の経過的年金の水準が低く、高齢者、障害者等の生活保障機能を十分果たしていないこと。第二に、制度間あるい……
○高杉廸忠君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案について、反対の討論を行うものであります。 二十一世紀を目前にし、高齢化社会の進行する現在、老後の所得保障としての公的年金を充実させ、国民に老後の不安のないよう安定した制度を樹立することは緊急の政治課題であります。しかるに、政府は今日まで制度の検討をおくらせ、矛盾を拡大させてまいりました。さらに、高齢者人口の増大、年金受給者数の急激の増加、それに伴う各制度間の不均衡が拡大し、放置できないぎりぎりの状態になるまで見過ごしてきたのであります。今回の改革は、政府の責任を棚上げにして、一方的に勤労国民に……
○高杉廸忠君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました労働者派遣事業に関する二法案並びに修正案に対し、反対の討論を行うものであります。 本法案は、政府の言うところの労働者の保護と雇用の安定に配慮した上で労働者派遣事業を制度化することとは全く逆であります。しかも派遣労働者のみならず、正規雇用労働者の労働条件の保護、労働基本法の保障など、我が国の労働法制にとって重大な影響を及ぼすものであると言っても過言ではないのであります。 私は、その重要な点をここに指摘し、反対の理由を具体的に以下述べるものであります。 まず第一に、現行の労働法制に違反する労働者派遣事業への歴代政府の姿勢、すな……
○高杉廸忠君 ただいま議題となりました日本放送協会昭和五十九年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書につきまして、逓信委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本件は、日本放送協会の昭和五十九年度決算に係るものでありまして、放送法の定めるところにより、会計検査院の検査を経て、内閣から提出されたものであります。 その概要を申し上げますと、同協会の五十九年度末における財産状況は、資産総額三千五十九億四千四百万円、負債総額千四百一億八千五百万円、資本総額千六百五十七億五千九百万円となっております。 また、当年度中の損益は、事業収入三千三百五十四億一千万円に対し……
○高杉廸忠君 ただいま議題となりました承認案件につきまして、逓信委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 本件は、日本放送協会の昭和六十二年度収支予算、事業計画及び資金計画について国会の承認を求めようとするものであります。 その概要を申し上げますと、まず、収支予算につきましては、事業収入、事業支出とも三千五百十五億二千万円で収支の均衡を保っておりますが、資本収支において債務償還に必要な資金の不足額を補てんするため、昭和六十一年度以前からの繰越金百五十八億八千万円のうち、百億五千万円を資本収入に繰り入れ、残余の五十八億三千万円につきましては、翌年度以降にその使用を繰り延べることとい……
○高杉廸忠君 ただいま議題となりました法律案につきまして、逓信委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 本法律案は、郵便事業の現状にかんがみ、利用者に対するサービスの向上を図るため、第一種郵便物及び第二種郵便物の料金の特例範囲を拡大し、専ら商品の広告等のために大量に差し出される広告郵便物については、区分差し出し、後回し処理等の条件のもとで、最高三〇%の料金割引ができることにするとともに、郵便料金の口座振替による納付を可能とする等の措置を講ずるほか、くじ引きによりお年玉等として金品を贈るくし引き番号つきの郵便切手を発行できるようにするものであります。 委員会における質疑の詳細につい……
○高杉廸忠君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、逓信委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 まず、郵便貯金法の一部を改正する法律案は、郵便貯金の預金者の利益の増進等のため、貯金総額の制限額及び貸付金総額の制限額の引き上げ等 を行うとともに、金融自由化と適応した健全な郵便貯金事業の経営の確保に資するため、郵政大臣が金融自由化対策資金を一定の範囲で運用できるようにすること等を行おうとするものであります。 なお、本法律案は、衆議院において、施行期日を定めた附則第一条中「昭和六十二年四月一日」を「公布の日」に、また「同年十月一日」を「所得税法第九条の二の規定が改正される場合……
○高杉廸忠君 ただいま議題となりました五法律案につきまして、逓信委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 まず、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律及び簡易保険郵便年金福祉事業団法の一部を改正する法律案は、簡易生命保険等の加入者利益の向上を図るため、簡易生命保険及び郵便年金特別会計の積立金を簡易保険郵便年金福祉事業団に貸し付けることができるようにするため、同事業団をその運用範囲に加えるとともに、同事業団においてこれを借り入れて有利運用し、その利益を同特別会計に納付することができるようにするものであります。 なお、本法律案は、衆議院において、施行期日について「昭和六十……
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