中曽根弘文参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○中曽根弘文君 議院運営委員長の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
【次の発言】 北海道開発審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○中曽根弘文君 議院運営委員長の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
【次の発言】 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました特定中小企業者の新分野進出等による経済の構造的変化への適応の円滑化に関する臨時措置法案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法案は、近年における海外地域の工業化の進展等による競争条件の変化、情報化や技術の高度化に伴う投資の一巡、技術革新による生産工程等の変化、その他我が国をめぐる経済の多様かつ構造的な変化が中小企業に及ぼしている影響にかんがみ、これらの変化に適応するため中小企業者が行う新たな分野への進出及び海外の地域における事業の開始等について、これらを円滑にするための中小企業近代化資金等助成法の特例、中小企業信用保……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、我が国繊維産業が現在直面している消費の低迷、輸入の増大等の厳しい環境変化に対応するため、繊維工業構造改善臨時措置法の廃止期限を五年延長するとともに、繊維製品の流通を含めた繊維産業の一体的構造改善を図ることとし、法律の題名及び目的の改正、施策対象者の拡大、構造改善円滑化計画の作成主体への特定法人の追加、中小企業近代化資金等助成法の特例等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、MFA規制に関する検討状況……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、オゾン層破壊の進行と同問題に対する科学的知見を背景としたモントリオール議定書の改正に応じて国内規制体制を整備しようとするもので、製造の規制対象となる特定物質を政令で定め、新たに特定物質を追加するとともに、製造が全廃された後も特定用途に限り特例として一定量の特定物質の製造を認める等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、特定物質の規制スケジュール、回収・再利用システムの構築、中小……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、石油公団法の一部を改正する法律案は、最近、海外における可燃性天然ガス資源の開発がますます困難になっている現状に対応し、開発資金の融通を円滑にするため、石油公団の業務の拡充等を図ろうとするものであります。 次に、ガス事業法の一部を改正する法律案は、近年におけるガスの産業用及び業務用需要の増大等に対応し、ガスの使用者の利益の増進とガス事業の活力ある発展を図るため、大口需要者向けのガス供給に係る規制を緩和する等、所要の措置を講じようとするものであります。 委員会におきま……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました製造物責任法案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、製造物の欠陥により人の生命、身体または財産に係る被害が生じた場合に、被害者の救済をより容易にするため、従来の事業者に対する過失責任の原則を修正し、新たに欠陥責任を導入しようとするものであります。 本法律案では、製造物及び欠陥の定義、免責事由、損害賠償請求権の期間の制限等を定めております。 委員会におきましては、参考人から意見を聴取するとともに、欠陥の定義の解釈、推定規定及び開発危険の抗弁の採否、原因究明機関及び裁判外紛争処理機関の充実による被害者救済の……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました宗教法人法の一部を改正する法律案につきまして総理並びに関係大臣に質問をいたします。 オウム真理教という宗教法人が引き起こした前代来聞の凶悪きわまりない一連の組織的犯罪事件は、我が国の社会を根底から揺るがし、海外にも大きな衝撃を与えました。さらなる驚きは、公益性を有すべき宗教法人により、猛毒サリンの製造、使用を初め、想像を絶する殺人や武装化が行われ、その動きや法人の実態が所轄庁において全く把握されていなかったことであります。 宗教は人々の心に安らぎを与え、人々を救済するものである、国民一般はそのよう……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党、社会民主党・護憲連合、新党さきがけを代表して、ただいま議題となっております住専処理法案及び金融関係五法案について賛成の討論を行うものでありま 今国会最大の課題であります住専処理につきましては、会期末直前の本日、ようやく関係法案の採決の運びとなりました。 バブル崩壊に伴う不良債権問題は、内外の経済の足かせとなり、国民生活にも大きな影響を与えております。特にその象徴である住専問題は一刻も早く処理すべきものでありますが、衆議院においては前代未聞の委員会室長期不法占拠が行われ、国会審議が紛糾し、五十日間の暫定予算を余儀なくされました。このことにより、景気回復に大き……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、衆議院議院運営委員長提出によるものでありまして、一般職の国家公務員の給与改定に倣い、国会議員の秘書に適用されている別表第一及び別表第二の給料表の改定等を行おうとするものであり、本年四月から適用することといたしております。 委員会におきましては、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手)
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました国会法の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。 本法律案は、参議院の第一種常任委員会、すなわち内閣委員会から建設委員会までの十三の委員会を基本政策別の十二の委員会に再編するとともに、参議院に新たに行政監視委員会を設置しようとするものでございます。 本院におきましては、かねてから二院制下における参議院のあり方に関する諸問題とその改善策について検討を進めてまいりましたところ、昨年十二月、斎藤議長の諮問機関である参議院制度改革検討会から、委員会審査及び調査の充実外四件について報告がなされましたが、そのうち委員会再編の問題につきま……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました法律案につきまして、議院運営委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本法律案は、衆議院提出によるものでございまして、その主な内容は、衆議院の決算委員会を改組して決算行政監視委員会を設置すること、各議院または各議院の委員会の内閣等に対する報告または記録の提出要求に関する規定の整備を図ること、各議院または各議院の委員会は会計検査院に対して特定事項の検査の要請を行うことができるものとすること、会計検査院の機能強化のための会計検査の観点を明記すること、衆議院事務局に、委員会の命を受けて行う予備的調査の事務等を分掌するため調査局を置き、衆議院法制……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました六案件につきまして、日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律案は、事業団の債務等の抜本的な処理を図ることが緊急の課題となっていることにかんがみ、政府による事業団の債務の承継等の措置を講じようとするものであり、衆議院において、鉄道共済年金の厚生年金への統合のため事業団の負担とされていた移換金負担に係るJR等の負担を二分の一に軽減すること、施行日を公布の日から起算して一月を超えない範囲内において政令で定める日に改めること……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党を代表して、所信表明演説に関し、経済情勢全般、安全保障、外交問題を中心に総理並びに関係閣僚に質問いたします。 二十一世紀に向けて世界じゅうで人や物、金、さらに情報の交流が盛んになる中で、日本の経済社会はますます世界との連携が強まっております。グローバルな観点から日本を認識しつつ、日本の主張とその責任を明確にする必要性は一層高まってまいりました。そのような視点がなければ、我が国のありようを正確にとらえることはできません。政治も経済もまさに世界から日本を見ることが不可欠となっております。 現在の日本経済はかつてない厳しさを経験しておりますが、その要因は国内事情か……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党及び自由党を代表して、平成十一年度補正予算案について、総理を初め関係閣僚に若干の質問をいたします。 質問に入ります前に、総理はこのたび中国とモンゴルを公式訪問されました。短期間の日程の中で両国との懸案の解決に精力的に取り組まれましたことに対し、深く敬意を表するものであります。今回の両国訪問の成果をどのように評価されておられるのか、まずお伺いしたいと存じます。 日本経済は、いわゆるバブルの崩壊からなかなか立ち直ることができず、長いトンネルの中にありましたが、ようやく一―三月期の経済成長率がプラスになり、日経平均株価も一年八カ月ぶりに一万八千円前後の水準を回復、……
○国務大臣(中曽根弘文君) 原子力災害対策特別措置法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 本年九月三十日に発生した株式会社ジェー・シー・オーのウラン加工施設における臨界事故は、安全確保を大前提に原子力の開発利用を進めてきた我が国にとって、初めて住民の避難や屋内退避が要請された極めて重大な事故でありました。 事故対応の教訓として、我が国における原子力災害に対する対策について、迅速な初期動作、国と地方公共団体との有機的な連携、原子力災害の特殊性に応じた国の緊急時対応体制の強化、原因者である原子力事業者の責務の明確化等の必要性が明らかとなりました。 本法案は、このような現状にかんがみ、……
○国務大臣(中曽根弘文君) 私に対しましては、教育改革についてのお尋ねでございました。 我が国の明るい未来を切り開き、同時に世界に貢献していくためには、あらゆる社会システムの基盤となっております教育は大変重要でございます。 このため、次代を担う子供たちが豊かな創造性を持って、たくましく心豊かに成長し、そして日本人としての自覚を持つとともに、国際感覚を持った日本人として自立できるよう教育改革を進めていくことが重要であると考えております。 特に、教員の資質向上に努め、地域や保護者から信頼され、子供たちをきちんと指導できる立派な、また生徒たちからも信頼されるような教員を養成することが重要である……
○国務大臣(中曽根弘文君) 扇千景議員には、長年教育の問題に熱心に取り組まれておられることに心から敬意を表します。 さて、中央教育審議会についてのお尋ねでございますけれども、先ほど小渕総理がお答えされましたとおり、今後、教育改革国民会議におきまして教育の基本の問題について幅広く検討がなされることと考えております。 中央教育審議会の今後の審議のあり方につきましては、私は、このような教育改革国民会議の動向も見きわめる必要があろうと考えております。現在、中央教育審議会にどのような御審議をいただくかなど検討をしているところでございます。 教育基本法につきましては、さまざまな議論があり、例えば、議……
○国務大臣(中曽根弘文君) 私に対しましては六問お尋ねがございました。 まず最初は、子供たちの進路の実態等について調査をすべきとのお尋ねでございますけれども、子供たちがこれからの変化の激しい時代においてみずから学び、みずから考え、そして課題を発見し解決していく力を身につけることは極めて重要でございます。こうした力が身につかず、学業の途中で中退したり、卒業しても進学も就職もしない者につきましては、その原因、その後の進路等を把握することが、今後指導の改善を図っていくために必要なことと考えております。 今後とも、高校卒業後の無業者の実態調査を行うなど実態の把握に努めるとともに、生徒が意欲を持って……
○国務大臣(中曽根弘文君) 木俣佳丈議員の御質問にお答えいたします。 私に対しましては四問ほどございました。 まず最初は、大学と社会のかかわり方についてのお尋ねでございますけれども、大学の役割につきましては、かねてより、教育とそれから研究のみならず、社会的貢献が指摘されているところでございます。 社会的貢献の一環としての産学連携は、大学の研究成果を社会全体に還元する有効なシステムでありまして、新技術、新産業の創出を通じた経済の活性化が求められている現在、ますます大きな期待が寄せられていると、そういうふうに認識をいたしております。 このため、文部省といたしましても、従来から産学連携の推進……
○国務大臣(中曽根弘文君) 円より子議員にお答えをいたします。 消費者教育についてのお尋ねでありますが、消費者として正しい態度や知識を身につけることは、学校教育における重要な課題でございます。 このため、従来から、小中高等学校を通じ、社会科や家庭科などにおいて児童生徒の発達段階に応じた適切な指導が行われております。 さらに、新しい学習指導要領におきましては、例えば、中学校では、技術・家庭科において販売方法の特徴と消費者保護について知り、生活に必要な物質、サービスの適切な選択、購入また活用ができるようにすること。また、高等学校では、家庭科におきまして問題の発生しやすい販売方法などを具体的に……
○国務大臣(中曽根弘文君) 沢たまき議員にお答えいたします。 少子化対策についてのお尋ねでありますけれども、文部省では、幼稚園教育の充実を図るとともに、近年の少子化の状況を踏まえ、保護者や地域の多様なニーズにこたえるために、預かり保育や子育て支援事業、幼稚園と保育所の施設の共用化、学校の余裕教室を活用した保育所や放課後児童クラブの整備などを推進しているところであります。また、少子化対策臨時特例交付金を活用いたしまして預かり保育のための施設整備などが行われているところであります。 さらに、本年四月の中央教育審議会の「少子化と教育について」の報告を踏まえ、幼児教育に関する各般の施策の総合的、体……
○国務大臣(中曽根弘文君) 足立良平議員にお答えをいたします。 私には二問ほどございました。 最初に、臨界事故を踏まえた原子力行政の改革等についてのお尋ねでございますけれども、さきの臨時国会で、原子力の安全規制及び防災対策の抜本的強化のための法的枠組みを整備いたしました。 安全規制の体制につきましては、行政庁の安全審査を原子力安全委員会が独自の立場からダブルチェックするという現在の体制を基本とし、原子力安全委員会について、本年四月に事務局機能を総理府に移すとともに、事務局人員を拡充するなど、強化を図ったところであります。 今後、さらに原子力の安全確保及び防災対策に万全を期し、国民の原子……
○国務大臣(中曽根弘文君) 私に対しましては三点ほどの御質問でございました。 まず第一の教育勅語についてのお尋ねでございますけれども、「教育ニ関スル勅語」は、およそ半世紀にわたって我が国の教育の基本理念とされてきましたが、戦後の諸改革が行われた際、昭和二十三年、国会において排除・失効確認の決議が行われたものであります。したがいまして、教育勅語の復活はもとより考えておりません。ただし、その中には「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ」など、今日も大切にすべきことがあると私も考えております。 また、道徳教育につきましては、人間が生きていく上で最低限守らなければならない規範があり、こうした規範を子供た……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党・保守新党を代表して、イラク問題について総理に質問いたします。 本日、正午前、ついに米国等によるイラク空爆が開始されました。テレビに映し出される光景を通じ、国民だれもが事態の行方を心配し、見守っていることと存じます。 我が国を始め各国が国際協調によりイラク問題の平和的な解決に懸命に努力してきたにもかかわらず、フセイン大統領の不誠実で欺瞞的な拒否によりこれらの努力は水泡に帰し、今日の開戦という重大な事態を迎えたことは、誠に残念なことであります。一日も早い平和の回復を願う次第であります。 一昨日、ブッシュ大統領が行いました最後通告以来、全世界の人々はフセイン大……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました平成十六年度補正予算三案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 補正予算の内容につきましては、既に谷垣財務大臣の財政演説において説明されておりますので、これを省略させていただきます。 補正予算三案は、去る一月二十一日、国会に提出され、二十六日、財務大臣から趣旨説明を聴取した後、衆議院からの送付を待って、一月三十一日及び二月一日の二日間にわたり、小泉内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、質疑を行いました。 以下、質疑の若干につき、その要旨を御報告申し上げます。 まず、昨年の災害及び十六年度補正予算について、「昨年、我が国は風……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました平成十七年度予算三案につきまして、予算委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 平成十七年度予算の内容につきましては、既に谷垣財務大臣の財政演説において説明されておりますので、これを省略させていただきます。 平成十七年度予算三案は、去る一月二十一日、国会に提出され、二月一日、谷垣財務大臣より趣旨説明を聴取した後、衆議院からの送付を待って、三月三日より審査に入りました。 以来、本日まで審査を行ってまいりましたが、この間、三月十日には税制・景気及び年金・社会保障に関する集中審議を、十七日には外交防衛等に関する集中審議を、二十二日には証券・……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました法律案につきまして、教育基本法に関する特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、時代の要請にこたえる我が国の教育の基本を確立するため、教育基本法の全部を改正し、教育の目的及び理念並びに教育の実施に関する基本的な事項と教育振興基本計画の策定等について定めるものであります。 本法律案は、衆議院において前国会より継続審査されており、去る十一月十六日に本院に送付され、翌十七日の本会議において趣旨説明の聴取が行われました。 委員会におきましては、本法律案と輿石東君外六名の発議による日本国教育基本法案等三法律案を一括して議題とし、安……
○国務大臣(中曽根弘文君) ODAについてのお尋ねでございますが、我が国は、ODAを用いて開発途上国の安定と発展、それから国際社会の諸問題の解決に重要な役割を果たしてまいりました。ODAを通じた国際協力は、ひいては我が国の安全と繁栄に寄与し、国益の増進にもつながるものであります。 政府といたしましては、重要な外交手段であるODAを引き続き積極的に活用してまいります。(拍手)
○国務大臣(中曽根弘文君) 米国の同時多発テロ事件の被害者の御遺族への対応についてのお尋ねがございました。 政府といたしましては、事件直後から米国政府が支給いたします補償金の請求手続や補償金の非課税化に関する情報提供等、御遺族に対して種々の支援や情報提供等、御要望を踏まえた支援を行ってまいりました。今後とも可能な限り御遺族の支援に当たってまいりたいと考えております。 次に、米国国家運輸安全委員会への申入れに関するお尋ねでございますが、米国同時多発テロ事件に伴うハイジャック事件につきましては、同委員会が説明を行うべき事故に含まれるか否か必ずしも明確ではございません。これまでも御遺族に対しまし……
○国務大臣(中曽根弘文君) 外交の基本方針について所信を申し述べます。 外交の目的は、我が国の国益、すなわち我が国の安全と繁栄及び我が国国民の生命、財産の確保にあります。そのためには、世界の平和と繁栄が不可欠であり、我が国としても、その実現に大きな責任を有しております。現在、国際社会は深刻な経済危機に直面しています。また、国際テロリズム、やむことのない地域紛争、待ったなしの気候変動問題と、引き続き困難で早急に取り組むべき課題が山積をしております。今こそ諸課題に対する我が国の考えを明確に示し、国際社会をリードする積極的、主体的な外交を展開すべきと考えます。私は、時代の変化に適応した戦略を持って……
○国務大臣(中曽根弘文君) 環境外交についてのお尋ねがありました。 地球環境問題は喫緊の国際的な課題であり、地球環境の保全は未来に対する我が国の責任です。その観点から、我が国外交の重要課題の一つとして位置付け、国際的なルール作り及びODAを通じた環境分野での開発途上国支援を中心として、この問題の解決に取り組んでいます。 地球温暖化の問題につきましては、さきのG8北海道洞爺湖サミットで我が国は議長国として積極的に議論をリードし、二〇五〇年までに温暖化ガスを現状から半減する長期目標などについて成果を得ました。我が国としては、同問題の取組において、本年末の締約国会合、COP15における公平かつ実……
○国務大臣(中曽根弘文君) 人間の安全保障の観点を踏まえたODAについてのお尋ねでございますけれども、我が国は、紛争や感染症などのあらゆる脅威に対処するために、個々の人間に着目をし、個人及び地域社会の保護と能力強化を図る人間の安全保障の視点が重要であると考えております。 我が国といたしましては、この理念に基づきまして、議員御指摘の平和構築、感染症対策、女性の権利と健康なども念頭に置きまして、開発途上国の自助努力を支援してまいります。 次に、パレスチナ問題とアフガニスタン問題に関する政府の対応についてのお尋ねがございました。 パレスチナ問題につきましては、ガザ情勢の緊迫直後から、関係国等の……
○国務大臣(中曽根弘文君) 平山議員から、四月五日の北朝鮮によるミサイルの発射の経緯及び今後の対応についてとのお尋ねがございました。 今回、我が国を含む関係各国が自制を求めましたにもかかわらず、北朝鮮は発射を強行いたしました。今回の発射は、ミサイル開発に直結するものであり、地域の平和と安定を損なうものであります。また、国連安保理決議に違反する行為でありまして、我が国として容認できるものではございません。 政府といたしましては、今後、新たな安保理決議を出すことが望ましいとの立場に基づき、安保理が一致した強いメッセージを迅速に出せるよう、引き続き関係国と緊密に連携してまいります。(拍手)
○国務大臣(中曽根弘文君) ただいま議題となりました第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明いたします。 政府は、アメリカ合衆国との間でこの協定の交渉を行い、その結果、平成二十一年二月十七日に東京において、私とクリントン国務長官との間でこの協定の署名を行った次第であります。 この協定は、第三海兵機動展開部隊の要員約八千人及びその家族約九千人の沖縄からグアムへの移転の実施に必要となる多年度にわたる資金提供を始めとする日米両政府の行動について規定するとともに……
○国務大臣(中曽根弘文君) 日米韓三か国の連携と北朝鮮の核保有に関する認識についてのお尋ねがございました。 二十五日、北朝鮮は核実験を実施をした旨発表いたしましたけれども、私は同日、出張先のハノイにおきまして柳明桓外交通商部長官と会談するとともに、クリントン国務長官との間でも電話会談を行いました。さらに、麻生総理も、二十五日に李明博大統領、二十六日にオバマ大統領とそれぞれ電話会談を行いました。これらの会談を通じまして、国連安保理での対応を含め、日米、日米韓で緊密に連携して対処していくことを確認したところでございます。 また、日米韓三か国は、北朝鮮の核保有を認めることはできず、北朝鮮によるす……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党を代表して、菅内閣総理大臣の施政方針演説に対し、質問をいたします。 質問に入る前に一言申し上げます。 菅再改造内閣は一月十四日に認証式を経て発足をいたしました。この日は宮中の歌会始の日でした。また、昨年九月の内閣発足のときは、天皇陛下が葉山で御静養中でありましたにもかかわらず、陛下にお戻りいただき、認証式が行われました。いずれも、天皇陛下の御日程に十分な配慮もなく、自らの一方的な都合で政治的日程を優先したのであります。 民主党政権では、一昨年十二月、中国の習近平国家副主席来日時に、当時の小沢一郎幹事長が慣例を無視して、宮内庁への申入れ期限一か月を切っている……
○中曽根弘文君 お許しをいただきまして、一言御礼を申し上げます。 ただいま院議をもちまして在職二十五年の表彰を賜りましたことは身に余る光栄であり、感激の極みでございます。その上、輿石東先生からお祝いの言葉をちょうだいし、深く感謝申し上げます。皆さん、ありがとうございました。 私が初めて議席を与えられましたのは、今お話ありましたように、昭和六十一年の中曽根内閣でのいわゆる衆参ダブル選挙でありました。その選挙では、参議院において与野党合わせて三十九名の新人議員が誕生いたしましたが、本日、この議場でこうして二十五年の表彰の栄に浴すことができましたのは、私ただ一人となってしまいました。まさに感無量……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました参議院憲法審査会規程案について、賛成の立場から討論を行います。 現行憲法は、我が国が連合国軍に占領されていた時期である昭和二十一年十一月三日に公布され、翌昭和二十二年五月三日に施行されました。 制定過程の評価に関しては様々な見解がありますが、いわゆるマッカーサー草案の提示や松本案の拒絶などを典型例として、連合国軍最高司令官総司令部の意向がかなり大きな影響を及ぼしていたことは紛れもない事実であります。 その後、我が国は、昭和二十六年九月八日にサンフランシスコ平和条約に調印し、翌年四月二十八日の同条約の発効をもって主権を回復……
○中曽根弘文君 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、野田内閣総理大臣の所信表明演説に対し、質問をいたします。 まずは、野田総理、我が国にとって非常に困難で、かつ重要な時期に総理大臣となられたのですから、一国の総理としての強い自覚と決意を持ってしっかりとやっていただきたいと思います。 東日本大震災の発生から半年が過ぎました。ふるさとを離れて避難生活を続ける方、家を失い仮設住宅で暮らす方、職場が流され仕事を失った方、放射能による出荷停止や風評被害に苦しむ方など、この未曽有の大災害はいまだに多くの方々を苦しめ続けています。 さらに、七月末には新潟、福島を豪雨が襲い、今月初めには台風十二号が……
○中曽根弘文君 自由民主党の中曽根弘文です。 私は、自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会を代表して、野田総理大臣の施政方針演説に対し、質問をいたします。 まず、総理の施政方針演説に対する質問に入る前に一言申し上げます。 総理は、先日の民主党大会で、消費税増税の法案について、参議院に法案を送って、野党にもう一度この法案を潰したらどうなるかということをよく考えていただく手法も時には採用していこうではありませんかというような恫喝まがいの発言をされました。これは、法案も提出されてもいないうちから二院制における参議院の自由な審議権を否定するものであります。 議会は、政府の政策の追認機関ではなく……
○中曽根弘文君 自由民主党の中曽根弘文です。 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、安倍総理の所信表明演説について質問いたします。 まず冒頭に、この度アルジェリアで起きたテロ事件で亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。 海外の最前線で働く日本人、日本企業がこのような悲劇に見舞われたことは痛恨の極みであり、このようなテロ行為は絶対に許されるものではありません。我々は、国際的な連携によって、テロと断固闘っていく決意であります。 我が国の企業が今後更に海外へと進出していくことは間違いありません。その際に、再びこのような悲劇が起こらな……
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました法律案につきまして、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、拉致被害者等給付金について、現在の受給者に対する支給期限が平成二十七年三月に到来すること、帰国した拉致被害者が今後退職年齢に達する中で、長期間の拉致により貯蓄等が十分でないこと、また、今後の新たな拉致被害者の帰国に向けた準備に遺漏なきを期する必要があること等に鑑み、永住被害者及び永住配偶者の老後における所得を補完し、その良好かつ平穏な生活の確保に資する等のため、老齢給付金や配偶者支援金、特別給付金の支給等の施策を講じようとするものであ……
○中曽根弘文君 情報監視審査会は、去る六月七日、審査会規程第二十二条第一項に基づき、平成二十八年年次報告書を作成し、会長から議長に提出いたしました。 その概要等について御報告申し上げます。 審査会の活動の柱は、行政における特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況についての調査と、委員会等からの特定秘密の提出要求を行政機関の長が拒否した場合の審査の二つでございます。 しかし、今回、委員会等からの審査の要請等はなく、行政における特定秘密の指定等の実施の状況及び本審査会の平成二十七年年次報告書における指摘事項についての調査を行ってまいりました。 以下、調査の経過及び結果について申……
○中曽根弘文君 情報監視審査会は、去る十二月六日、審査会規程第二十二条第一項に基づき、平成二十九年年次報告書を作成し、会長から議長に提出をいたしました。 その概要等について御報告申し上げます。 本審査会の活動の柱は、行政における特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況についての調査と、委員会等からの特定秘密の提出要求に係る行政機関の長の判断の適否等の審査の二つでございます。 しかし、今回、委員会等からの審査の要請等はなく、行政における特定秘密の指定等の実施の状況についての調査を行ってまいりました。 以下、調査の経過及び結果について申し上げます。 毎年、政府から特定秘密の指……
○中曽根弘文君 情報監視審査会は、去る十二月四日、審査会規程第二十二条第一項に基づき、年次報告書を作成し、会長から議長に提出いたしました。 本報告書は、平成三十年十二月から本年八月末までの本審査会の活動を報告対象としたものであり、以下、その概要等について御報告申し上げます。 本審査会の活動の柱は、行政における特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況についての調査と、委員会等からの特定秘密の提出要求に係る行政機関の長の判断の適否等の審査の二つでございます。 しかし、今回、委員会等からの審査の要請等はなく、行政における特定秘密の指定等の実施の状況についての調査を行ってまいりました……
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