木村栄衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○木村榮君 共産党では、林百郎君を指名いたしす。
○木村榮君 今日食糧問題が日本の民族の死活の問題であるという観点から、たくさんの議員の方から御高見を拜聽したわけでございますが、しかしながら、そういう観点からいきますと、平野農林大臣から、ただいたずらに政府だけを攻撃してもらつては困るといつたふうな御意見を承つたのでございますけれども、日本の民族の死活の問題であるということになれば、当然現政府の食糧対策といつたものに対して、われいろ議員としましても、いろいろな角度から御答弁を願つて、あるいは批判をしなければならないのは、当然のことだと私は考えております。そこで、はなはだ平野農林大臣に対してはお氣の毒であるとは思いますが、私は一言そういう点で質問……
○木村榮君 地方制度が、官僚主義の原則に則つて、昔の山縣有朋やドイツ人顧問のモツセらによつて立案されたということは、かつて封建時代においては、武士がその上にあつて一切の人民の政治をとつておつたに対して、今度は官僚によつて農民の支配を確立しようということであつたという点については、何人も今日認めるところだと思います。 そこで、現在の日本の民主化という問題は、地方のいろいろな問題が徹底的に民主化されなければ達成できないということが問題になるわけでございます。この問題を考えますと、大体外からと内からと両方の面から取上げて批判する必要があるのではないかと思います。 内からの問題としますと、たとえば……
○木村榮君 私は、共産党を代表いたしまして、本決議案に賛成いたしますと同時に、この決議案がほんとうに実行されますためには、今の政府がもつています政策、その他いろいろな事情があまりにも貧弱であるということを最初に申し上げまして、特に強力な具体的な対策を急速に立てていただかなければならないということを主張するものでございます。 そこで、たとえば昭和二十一年度の肥料の配給状態を見ましても、農林当局の発表によれば、大体硫安を含むところの基礎肥料が三貫目、報奬用の肥料がいろいろなもので一貫四百匁、カリ肥料が一貫八百匁を、今年のこれから供出しようとするところの米の肥料として配給計画を立てたのである。とこ……
○木村榮君 野坂參三君を指名いたします。
○木村榮君 きわめて簡單に、三分間ほど申し上げます。 大体の点は、ただいま委員長から御説明を承つた通りでございますが、今度の行政組織法の目的とかいつたふうなものは大体委員長が報告されたから、その点は私もよく了承しておりますし、大体この修正案は、私も委員会に参画いたしまして、その改められた点は率直に認めます。 ところが、そのうちで特に私の申し上げたい点は、次官が特別職となつて、第十七一條の第二項には、「次官は、大臣の命を受け、政策及び企画に参画し、大臣不在の場合その職務を代行する。」となつております。ところがこの問題は、内閣法第十条の「主任の國務大臣に事故のあるとき、又は主任の國務大臣が欠け……
○木村榮君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりますところの鉄道運賃の値上法案に対して絶対反対の意見を申し述べたいと思います。 今回の倍率の修正で、たとえば東京から鹿兒島の間を三等車で往復いたしますと、約二千円かかる計算になつております。その原價は、かりに物價改訂を前提といたしましても、千五百五十円であると推定されておりまするが、これを逆算いたしますと鹿兒島・東京間を往復させまして、三等旅客から四百五十円政府はもうけるところの計算になつております。この四百五十円は、三等旅客でございますから、決して資本家階級ではないというのは明らかなことであつて、一般大衆のふところから……
○木村榮君 私は、日本共産党を代表いたしまして、公務員法改正案並びにその背景について、二、三の点を質問いたしてみたいと思います。 去る七月、時の芦田内閣が公務員法の改正を準備いたしましてから三箇月を経過いたしまして、この間において、世界の情勢は一変いたしまして、さつきの労農党の代表の方も申しましたように、アメリカの大統領の選挙においては、日本の公務員法改悪のひな型ともいうべきタフト・ハートレー法に賛成いたしましたところの議員は、ほとんど全部が落選をいたしております。デユーイ候補もまた世界の反動者派の予想を裏切つて落選いたしました。そうして、タフト・ハートレー法の廃止を公約いたしましたトルーマ……
○木村榮君 共産党を代表いたしまして、きわめて簡單に賛成の意を申し述べます。 建設省の河川局の調査したものを見ますと、全國で三千三百の河川のうち、一日の雨量七十ミリの場合には、全國で二万一千五百八十八箇所で決壞が起る。万一、二百ミリの雨量があつた場合においては、七万一千百四十五箇所が危険だ、こういう報告が出ております。ことほどさように、日本の災害、風水害といつたようなものは、根本的なところに大きな原因があるのであつて、ただ單に、にわかに吉田内閣に予算を組めといつたことのみを問題にしておつたのでは、なかなか解決できないことだと思う。そこで本年度の損害でも、政府発表では四百五十億となつております……
○木村榮君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました公共企業体労働関係法案に対して絶体反体の討論をいたしたいと思います。 この法案が國家公務員法の姉妹編であるということは、さつき國協党の大島君が言われましたが、大島君の御説によれば、姉妹編であるからけつこうだというようにお話になつたのでありますが、私といたしましては國家公務員法の姉妹編であるから絶体反体という立場を、取りたいと思います。 この法案においては、労働三法その他憲法で保障されました國民の基本的な権利等も完全に無視いたしまして、公共企業体という名のもとに隠れまして、強制的な労働あるいは低賃金労働強化をねらつておると……
○木村榮君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました定員法案に対して反対の意見を申し上げたいと思います。 大体、官僚制度というものを盛んに攻撃されまして、日本の官僚制度はなつていないとことは各党とも言われる言葉でございます。ところが、今度の定員法の問題にいたしましても、民主党の野党派も反対なさつた、社会党も反対なさつた、けつこうなことです。しかしながら、今度の定員法の問題を檢討いたしますと、吉田内閣がやつたには違いございませんが、必ずしも吉田内閣がやつたからといつて、吉田内閣のみの責任ではないと私は思う。と申しますのは、そもそも官僚制度というものは、資本主義の社会においては……
○木村榮君 日本共産党は、考査特別委員会の設置については反対でございます。理由は、この考査特別委員会を設置いたしまするときに、わが党の神山茂夫議員が述べました通りでございますから、私はここで申し述べませんが、その神山君が述べましたと同じような問題が、その後の考査委員会の活動において明瞭に実証されました関係上、特に強く反対の意を表明する次第でございます。(拍手)
○木村榮君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました農林漁業資金融通法案について反対の意見を申し述べたいと思います。 戰後における農村が、強権供出と低米価、重い税金、独占価格の收奪によつて窮乏のどん底に陥れられ、現在におきましては、最も困難な状態になつておるのは、御承知の通りだと思います。ところが、こういつた條件の中にあつて、国際的な諸情勢は日本の農村の急速なフアツシヨ化を要望しておると私たちは考えておる。そこで、こういつた状態の中にあつて、外国食糧による日本の食糧問題の解決といつた点につきまして非常に大きな問題が起り、廣川農林大臣でさえも、このような状態では、日本の食糧問……
○木村榮君 日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となりましたところの、いわゆる政令三百六号を廃止する法律案に反対をいたします理由を申し述べます。 吉田内閣は、売国的な講和條約が発効するならば、日本漁業は公海における自由が得られるものと宣伝をいたしております。このたびの政令三百六号の廃止によつて、いわゆるマッカーサー・ラインの全面的廃止が実現するのだと言つている。このことは、敗戦以来、マッカーサー・ラインによつて日本漁民や日本国民がなめて来ました困難をわが党は最もよく知つておりまするがゆえに、マッカーサー・ラインそのものの廃止ということの要望を無視してこの法律案に反対するものではなく、こ……
○木村榮君 日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となりました漁船損害補償法並びに同施行法の二つの法案に対しまして、以下述べまする理由により反対をいたします。 あらためて申し上げるまでもなく、この法律案は、現行の漁船保険法を、この際一層範囲を拡大いたしまして、大は一千トンの大型漁船から、小は一トン足らずの小さい舟に及ぶまで損害補償の対象にして、しかも二十トン未満の小型漁船にはその保険料の半額を国庫負担にして、これら漁船の強制加入を義務づけますところの、一見きわめて妥当な、反対の余地のないようなものにでき上つているのでございます。しかしながら、一だび今日の日本の漁船の損害の状況を基礎といた……
○木村榮君 日本共産党を代表いたしまして、このたびの行政機構改革各案に対して反対の意見を申し述べます。 このたびの行政機構改革は、平和條約並びに日米安全保障條約と、その具体化である行政協定に伴つて、日本の行政機構をアメリカの要請に基いて戰争に即応する能勢に整備することがその根本的なねらいとなつております。(拍手)すなわち、このことは、再軍備を具体化するための機構を整え、治安機構が強化され、高級官僚と吉田政府による独裁を強行するために各省が整理されておることによつて明白であります。 まず第一に指摘いたします点は、再軍備と、そのための組織であるところの保安庁と海上公安局設置の問題でございます。……
○木村榮君 日本共産党を代表いたしまして、北太平洋の公海漁業に関する国際條約に反対の意見を申し述べます。 そもそもこの漁業條約なるものは、原則といたしまして、講和発効後、同等な立場に立つて交渉されるべきであるという点は、あの売国的な平和條約においてさえも明らかに認めておるところでございます。ところが、内外からの情報によれば、講和條約交渉のときに、すでにダレス・吉田間においては、この漁業問題をめぐつて了解が得られ、しかも、米国の一方的な利益のために、今度のこの條約の草案がすでにでき上つておつた、そして、そのようなことをやつておいてから、昨年の二月になつて、吉田・ダレス間の、あの有名な書簡が交換……
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