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小渕恵三 衆議院議員
「本会議発言」(全期間)

小渕恵三[衆]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP50(衆)
16位

本会議発言(政府役職)歴代TOP50(衆)
13位
34期TOP50
48位
37期TOP25
19位
41期TOP5
2位
41期(政府)TOP5
2位
37期(非役職)TOP10
6位

小渕恵三衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(衆議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

30期
(1963/11/21〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

発言数
3回
113位
発言文字数
2799文字
282位

発言数
1回
176位
発言文字数
1953文字
242位

発言数
7回
43位
発言文字数
5081文字
201位

発言数
10回
18位
発言文字数
11274文字
48位
TOP50

35期
(1979/10/07〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

36期
(1980/06/22〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

発言数
3回
50位
発言文字数
15316文字
19位
TOP25

38期
(1986/07/06〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

発言数
1回
180位
発言文字数
6904文字
111位

発言数
1回
156位
発言文字数
7790文字
76位

発言数
64回
4位
発言文字数
438181文字
2位
TOP5


衆議院在籍時通算
発言数
90回
51位
発言文字数
489298文字
16位
TOP50

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

30期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
3回
2799文字
251位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
1回
1953文字
212位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
7回
5081文字
179位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
10回
11274文字
29位

35期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

36期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
3回
15316文字
6位
TOP10

38期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
1回
6904文字
85位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
1回
7790文字
55位

議会
0回
0文字
-
政府
64回
438181文字
2位
TOP5
非役職
0回
0文字
-


通算
議会
0回
0文字
-
政府
64回
438181文字
13位
TOP50
非役職
26回
51117文字
234位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(衆議院)

41期
外務大臣政府、第141回国会)
内閣総理大臣政府、第143回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(衆議院)

31期(1967/01/29〜)

第61回国会 衆議院本会議 第31号(1969/04/24、31期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました北方領土問題対策協会法案につきまして、沖繩及び北方問題に関する特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、昭和三十六年に制定された北方地域旧漁業権者等に対する特別措置に関する法律により設立された北方協会を発展的に解消して、新たに北方領土問題対策協会を設立し、この団体を通じて、全国的規模において、北方領土問題その他北方地域に関する諸問題の解決の促進に資することを目的といたしております。  その要旨は、  第一に、北方領土問題対策協会の組織、協会の業務の範囲、協会の財務及び会計並びに協会の監督等、協会の設立に関し必要な事項を規定いた……

第61回国会 衆議院本会議 第40号(1969/05/29、31期、自由民主党)

○小渕恵三君 私は、自由民主党を代表して、社会、公明両党の共同提案にかかる逓信委員長井原岸高君に対する解任決議案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  およそ国会は、国民の代表として、国家の繁栄と国民の権利を守るために、真理の追求を求めて論議を尽くすべきでありますが、そこには、おのずから常識とルールのあることは言をまちません。しかるに、社会党、公明党は、諸議案に反対せんがために、いたずらに審議を引き延ばしたり、非合法な手段をもって審議を妨害したり、また、ときには、みずから審議の権利を破棄するなど、党利党略のために国会を混乱におとしいれることを目的としているごとき態度がしば……

第61回国会 衆議院本会議 第60号(1969/07/12、31期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました沖繩における産業の振興開発等に資するための琉球政府に対する米穀の売渡しについての特別措置に関する法律案につきまして、沖繩及び北方問題に関する特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、沖繩に対する経済援助の一環として、沖繩における産業の振興開発等に要する資金の財源の確保に資するため、政府が琉球政府に対し、米穀を特別の条件により売り渡すことができるものとするものであります。  その要旨は、  第一に、政府が琉球政府に米穀を売り渡すにあたって、売り渡し価格並びに売り渡しの対価の支払いについて条件を定めたこと。  第二に、琉球政府は、……


32期(1969/12/27〜)

第68回国会 衆議院本会議 第34号(1972/05/26、32期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議長から発議されました二十一日間の会期延長案に対し、私は、自由民主党を代表して、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  顧みますに、昨年十二月二十九日より始まりました第六十八国会は、会期の最終日を迎えた今日、提出法案百四十一件のうち、両院を通過、成立したもの三十三件、その他議案を加えても、提出議案百九十六件中、成立案件四十五件にすぎないのであり、いまなお衆議院で審議中のもの六十九件の多きを数えるのであります。  国民の負託を受けて政権を担当するわが党としては、十分なる審議を尽くした上で、わが政府・与党が提出せる全案件の成立を期すべきことは当然であり、会期の延……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 衆議院本会議 第49号(1973/07/03、33期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま上程されました自由民主党、日本社会党、公明党、民社党共同提案の、中国の核実験に抗議し、フランスの核実験に反対する決議案につき、提案者を代表して、その趣旨を説明し、全員の御賛同を仰ぎたいと存じます。(拍手)  初めに、案文を朗読いたします。     中国の核実験に抗議し、フランスの核実験に反対する決議案   本院は、わが国が唯一の被爆国であることにかんがみ、あらゆる国の核実験に反対する。   今回の中国の核実験は死の灰をもたらし、大気及び海洋を汚染し、地球の自然環境を著しく破壊するものとして厳重に抗議する。さらに、予定されているフランスの太平洋上における核実験に反対する。 ……

第74回国会 衆議院本会議 第6号(1974/12/23、33期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、今回、一般職職員の給与法の改正により政府職員の住居手当の額等が改定されることに伴い、国会議員の秘書の住居手当についてもこれと同様の措置をしようとするものでありまして、本年四月一日から適用することといたしております。  本案は、議院運営委員会において起草提出したものであります。  何とぞ、御賛同くださるようお願いいたします。(拍手)

第74回国会 衆議院本会議 第7号(1974/12/25、33期、自由民主党)

○小渕恵三君 私は、ただいま議題となりました暴力排除に関する決議案について、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表して、その提案の趣旨を弁明いたしたいと存じます。まず、その案文を朗読いたします。     暴力排除に関する決議案   最近、各地において爆発物使用事犯、その他凶悪な暴力事件が多発し、多数の犠牲者を生じていることは、誠に憂慮にたえない。   民主主義の原理は、もともと言論をもつて争われるべきものであり、法と秩序をみだし暴力を用いて事を遂げんとすることは断じて許さるべきではない。   一度暴力を是認するがごとき社会的風潮が一般化すれば、民主主義は危殆にひん……

第75回国会 衆議院本会議 第15号(1975/03/28、33期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました五法律案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  第一は、国会議員互助年金法の一部を改正する法律案でありますが、これは、昭和四十五年四月三十日以前に退職した国会議員等に給する互助年金について、本年四月から、基礎歳費月額を四十万円に引き上げた年額に改定し、この費用を賄うため、納付金の率を百分の八・四に改めるとともに、恩給法の改正に伴い公務傷病年金の加算額に関する経過措置を定めようとするものであります。  第二は、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案でありますが、これは、本年四月から永年在職表彰議員に、専用自動車の提供等にか……

第76回国会 衆議院本会議 第13号(1975/11/11、33期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、今回の一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律により政府職員の住居手当の額が改定されたことに伴い、国会議員の秘書の住居手当についても、これと同様の措置が講ぜられるようにしようとするものでありまして、本年四月一日から適用することといたしております。  本案は、議院運営委員会において起草提出したものであります。  何とぞ御賛同くださるようお願いいたします。(拍手)

第77回国会 衆議院本会議 第17号(1976/05/11、33期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました国会議員互助年金法の一部を改正する法律案外四案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、国会議員互助年金法の一部を改正する法律案でありますが、これは、昭和四十八年三月三十一日以前に退職した国会議員等に給する互助年金について、本年六月から、基礎歳費月額を三十万円に引き上げた年額に改定するとともに、給付金率を百分の九に引き上げ、あわせて、遺族扶助年金について準用する恩給法の改正に伴い所要の規定を整備し、経過措置を定めようとするものであります。  次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案でありますが。これは、本年四月か……

第78回国会 衆議院本会議 第10号(1976/10/28、33期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、今回の政府職員の勤勉手当の支給割合の改定に準じ、六月に支給する国会議員の秘書の勤勉手当についても、これと同様の措置を講じようとするものであります。  本案は、議院運営委員会において起草、提出したものであります。  何とぞ、御賛同くださるようお願いいたします。


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 衆議院本会議 第5号(1977/02/17、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました昭和五十一年度の水田総合利用奨励補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案につきまして、提案の趣旨及びその概要を御説明申し上げます。  この法律案は、昨二月十六日、大蔵委員会において全会一致をもって起草、提出いたしたものであります。  御承知のとおり、政府は、昭和五十一年度におきまして、水田の総合利用を推進するため、その一環として、稲作の転換を行う者等に対し奨励補助金を交付することといたしておりますが、本案は、この補助金に係る所得税及び法人税について、その負担の軽減を図るため、おおむね次のような特例措置を講じようとするものであります。  すな……

第80回国会 衆議院本会議 第6号(1977/02/19、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました農業共済再保険特別会計における農作物共済及び果樹共済に係る再保険金の支払財源の不足に充てるための一般会計からする繰入金等に関する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この法律案は、昭和五十一年度におきまして、東日本を中心とする異常低温及び西日本各地における暴風雨等により、水稲、麦、リンゴ等の被害が異常に発生したことに伴い、農業共済再保険特別会計の農業勘定及び果樹勘定における再保険金の支払い財源に不足が生ずる見込みでありますので、一般会計から、農業共済再保険特別会計の農業勘定に四百五十二億六千六百六十一万円、同特……

第80回国会 衆議院本会議 第12号(1977/03/17、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、印紙税法の一部を改正する法律案について申し上げます。  この法律案は、今次の税制改正の一環として、最近における財政経済事情等に顧み、印紙税について、定額税率五十円を百円に改め、その他の定額税率をこれに準じて引き上げるとともに、階級定額税率の最高価格帯の改定を中心に、その税率の調整を行おうとするものであります。  本案につきましては、審査の結果、去る三月二日質疑を終了し、一昨十五日採決いたしましたところ、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、本……

第80回国会 衆議院本会議 第14号(1977/03/25、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました租税関係二法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、所得税法の一部を改正する法律案について申し上げます。  この法律案は、最近における所得税負担の現状に顧み、基礎控除、配偶者控除及び扶養控除をそれぞれ現行の二十六万円から二十九万円に引き上げることといたしております。この結果、昭和五十二年分の課税最低限は、夫婦と子供二人の給与所得者の場合、百八十三万円から二百一万五千円へと引き上げられることとなります。  また、福祉政策等の見地から、障害者控除、老年者控除、寡婦控除及び勤労学生控除をそれぞれ現行の二十万円から二……

第80回国会 衆議院本会議 第15号(1977/03/30、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました貴金属特別会計法を廃止する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この法律案は、貴金属特別会計の現況に顧み、同会計を昭和五十二年度末までに廃止することとしようとするものであります。  なお、貴金属特別会計の廃止に伴いまして、その保有する金地金の処分を予定いたしておりますが、そのうち大蔵大臣の指定するものにつきましては、政令で定めるところにより算出した価格で日本銀行に売り払うことができることとするとともに、その廃止の際、同会計に属する権利義務は一般会計に帰属させる等の措置を講ずることといたしております。  以上がこ……

第80回国会 衆議院本会議 第16号(1977/04/07、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりましたアジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  アジア開発銀行は、アジア・太平洋地域の開発の促進を目的とする地域開発金融機関として昭和四十一年に設立されて以来、開発途上国の旺盛な資金需要にこたえて融資活動を行い、融資承認累積額は昨年末までに約三十四億ドルに達し、開発途上国の経済的、社会的開発に大きく寄与してまいりました。  この間、同銀行の業務規模は逐次拡大され、昭和四十七年には第一次の一般増資も行われたのでありますが、その融資財源は本年後半には枯渇することが見……

第80回国会 衆議院本会議 第20号(1977/04/21、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました三法律案について申し上げます。  初めに、内閣提出、昭和五十二年度の公債の発行の特例に関する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この法律案は、昭和五十二年度の租税収入の動向等にかんがみ、同年度の財政運営に必要な財源を確保し、もって国民生活と国民経済の安定に資するため、昭和五十二年度の特例措置として、財政法第四条第一項ただし書きの規定により公債を発行する場合のほか、一般会計において特例公債を発行することができることとしようとするもので、その内容を申し上げますと、  まず第一に、昭和五十二年度の一般会計歳出の財源……

第80回国会 衆議院本会議 第23号(1977/04/29、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  最初に、航空運送貨物の税関手続の特例等に関する法律案について申し上げます。  本案は、わが国の航空運送貨物の著しい増加に対処し、航空運送貨物の税関手続を電子情報処理組織、すなわち、電算機システムを使用して迅速かつ的確に処理するため、関税法等の特例を定めるとともに、このシステムの運営体として、新たに航空貨物通関情報処理センターを設立することとし、これについての所要の規定を設けようとするものでありまして、その概要は次のとおりであります。  まず第一は、電算機システムによる税関……

第80回国会 衆議院本会議 第27号(1977/05/17、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました共済年金関係の二法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この二つの法律案の主な内容を申し上げますと、  まず第一に、別途今国会に提出され、すでに成立いたしました恩給法等の一部を改正する法律による恩給の額の改定措置に準じまして、国家公務員及び公共企業体職員等の共済組合の既裁定年金について、昭和五十一年度の公務員給与の改善傾向に準じて、その年金額の算定の基礎となっている俸給を増額することにより、昭和五十二年四月分以後、年金額を引き上げることといたしております。  このほか、昭和三十二年三月三十一日以前に退職した長期在……

第82回国会 衆議院本会議 第7号(1977/10/27、34期、自由民主党)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました一般会計の歳出の財源に充てるための産業投資特別会計からする繰入金に関する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  御承知のとおり、昭和五十二年度補正予算におきましては、財政の節度を維持しつつ、公共事業費等の追加を行うため、それに必要な財源の一部については、特別な財源措置により確保することといたしておりますが、その内容は、北海道東北開発公庫、日本開発銀行及び日本輸出入銀行の国庫納付金の増額が見込まれることなどから、産業投資特別会計に生ずる余裕金を同特別会計から一般会計へ繰り入れようとするものであります。しかしながら、……


37期(1983/12/18〜)

第103回国会 衆議院本会議 第2号(1985/10/16、37期、自由民主党・新自由国民連合)

○小渕恵三君 私は、自由民主党・新自由国民連合を代表して、中曽根総理の所信表明に対し、当面の重要課題について質問を行います。  質問に先立ち、去る八月十二日、空前の犠牲者を出した日航機墜落事故によって、とうとい生命を亡くされた方々の御冥福をお祈りし、御遺族の方々に対し、心からの哀悼の意を表するものであります。また、負傷された方々の一日も早い回復を祈念いたします。  この事故に際し、猛暑の中、我が身の危険を顧みず、連日にわたり捜索、救助の任に当たられた自衛隊、警察、地元消防団その他各位の御労苦に対し、深く敬意と感謝の意を表せずにはおられません。とりわけ、墜落事故現場の群馬県上野村及び藤岡市等の方……

第104回国会 衆議院本会議 第6号(1986/02/13、37期、自由民主党・新自由国民連合)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました昭和六十年度一般会計補正予算(第1号)及び同特別会計補正予算(特第1号)につきまして、予算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この補正予算両案は、去る一月二十四日本委員会に付託され、同月三十一日に竹下大蔵大臣から提案理由の説明を聴取し、昨二月十二日及び本十三日の両日質疑を行い、本日質疑終了後、討論、採決をいたしたものであります。  まず、補正予算の概要について申し上げます。  一般会計につきましては、歳出において、災害復旧費の追加、給与改善費及び義務的経費の追加など合計一兆五百四十五億円を計上いたしておりますが、他方、既定経費の節減……

第104回国会 衆議院本会議 第11号(1986/03/08、37期、自由民主党・新自由国民連合)

○小渕恵三君 ただいま議題となりました昭和六十一年度一般会計予算外二案につきまして、予算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この予算三案は、去る一月二十四日本委員会に付託され、同月三十一日竹下大蔵大臣から提案理由の説明を聴取し、二月三日から質疑に入り、公聴会、集中審議、分科会を含めて二十二日間審査を行い、本三月八日討論、採決をいたしたものであります。  まず、予算の概要について申し上げます。  六十一年度一般会計予算の規模は五十四兆八百八十六億円であり、前年度当初予算に対し三%の増加となっております。  歳出については、引き続き既存の制度、施策の見直し等を行っており、そ……


39期(1990/02/18〜)

第126回国会 衆議院本会議 第19号(1993/04/13、39期、自由民主党)

○小渕恵三君 冒頭、去る五日前、カンボジアにおいて献身的にUNTACの奉仕活動を続けておられた中田厚仁さんが、無念にも無法集団によって殉職を余儀なくされました。日本青年の純粋な無償の行為を思うと、何としてもこの怒りを抑えることはできません。  御家族の御悲嘆を思うにつけ、「私たちも覚悟していた。国際貢献という強い希望が全うできて、本人も思い残すことはないでしょう」という父親武仁さんのお言葉を伺い、深く感銘いだすとともに、悲しみを新たにいたしております。  このとうとい青年の死を無にすることなく、総選挙が無事に行われることを祈りつつ、謹んで哀悼の意を奏させていただきます。(拍手)  さて、私は、……


40期(1993/07/18〜)

第130回国会 衆議院本会議 第2号(1994/07/20、40期、自由民主党)

○小渕恵三君 私は、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合及び新党さきがけの与党三党を代表し、まさに総理御自身がおっしゃるとおり型破りのスタートを切った新たな連立政権のリーダーたる村山総理に、山積する内外の諸課題について質問をいたしたいと存じます。  成熟の度を深めつつある我が国の社会において、すべての面でいよいよ変化、変革のスピードは高まってまいりました。とりわけ我々政治の世界では、イデオロギーによる東西対立の構図が崩壊したこと、人間一人一人の価値観が多様化しつつあることなどを背景として、激しい変化の波が次々と押し寄せております。  例えば私自身、与党三党を代表する形で、しかも実に四十六年五カ……


41期(1996/10/20〜)

第141回国会 衆議院本会議 第2号(1997/10/01、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 外務大臣といたしまして、初答弁が外交案件でありませんで、私個人にかかわることでございますが、誠実に御答弁申し上げたいと思います。  泉井氏からの献金につきましては、同窓ということもあり、過去数年にわたりまして、私に対しまして御協力をいただいてまいりましたことは事実でございます。  なお、金額等につきましては、氏本人が先般記者会見で五百万円程度か、こう言っておられますので調査いたしておりますが、その範囲内と今結果が出ておりますが、いずれにいたしましても、過去数年にわたっておりますので、さらに正確を期して調査を進めた上で、またお諮りをいたしたいと思っております。  いずれ……

第141回国会 衆議院本会議 第3号(1997/10/02、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) アジア・ビジョンにつきまして、かねて伊藤議員が御主張されておられることは承知をいたしており、また今日、三点の問題につきまして御提案ございました。一つは新しい集団的安全保障のシナリオの提唱、第二に非核のアジア、第三に経済、社会、文化での相互協力の促進の三つについて、新しい外務大臣としての抱負と見識を問う、こういうことでございました。  一と三につきましては、ただいま総理から御答弁がございましたので、私も同じ考えでございますので、そのように御答弁させていただきますが、二の非核アジアの問題についてございました。  本件につきましては、唯一の被爆国である我が国は、核兵器が二度……

第141回国会 衆議院本会議 第16号(1997/12/02、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 本年九月二十三日の日米安全保障協議委員会におきまして了承されました新たな日米防衛協力のための指針につきましては、既に国会におきましても御議論いただいておりますが、ここで改めて基本的な考え方について御報告申し上げます。  新たな指針におきましては、日米間における「平素から行う協力」、「日本に対する武力攻撃に際しての対処行動等」及び周辺事態における協力、すなわち、「日本周辺地域における事態で日本の平和と安全に重要な影響を与える場合の協力」のあり方が示されております。  「平素から行う協力」におきましては、日米両国政府が、おのおのの政策を基礎としつつ、日本の防衛及びより安定……

第142回国会 衆議院本会議 第5号(1998/01/23、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 額賀副長官の会談につきましては、ただいま総理から御答弁もございましたが、私自身その報告は受けております。しかし、報道されましたような発言は行われておりません。  また、額賀副長官の米国要人との会談記録は作成はいたしておりますが、外国政府とのやりとりの詳細につきましては、相手国政府との関係もあり、これを明らかにすることは適切でないと考えております。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第12号(1998/02/16、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 第百四十二回国会に当たり、我が国外交の基本方針につき所信を申し述べます。  まず、私は、緊張の高まっているイラク情勢につき、一言申し上げたいと思います。  大量破壊兵器の廃棄をめぐる、重ねての国連安保理決議を無視し続けるイラク政府当局のかたくなな姿勢は、平和を願う国際社会全体への重大な挑戦であると言わざるを得ません。イラクが保有しているとされるサリンやVXガス等の恐ろしさは、私たち日本人自身がわずか数年前に体験したばかりであります。このような大量破壊兵器の拡散が生じないよう、イラクが国連の全面的な査察を直ちに無条件に受け入れることが重要であります。我が国としては、外交……

第142回国会 衆議院本会議 第14号(1998/02/19、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) イラク情勢についての我が国の外交努力につきましては、今総理からも御答弁がございました。  我が国といたしましても、国連の安保理のメンバーに対しまして強くこのことを申し上げ、ともに協力をいたしてきたところでございます。  ただ、ロシアあるいはフランス等と異なりまして特使を送るというようなことには相なりませんでしたが、今日までそれぞれの国々と連携を保ち、かつまた湾岸諸国関係国とも連携を密にしながら、事態の外交的解決のために努力をいたしてきたところでございます。  イラクに対しましては、申し上げましたように直接イラクには参りませんでしたが、在京イラク臨時代理大使をしばしば招……

第142回国会 衆議院本会議 第15号(1998/03/10、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) ただいま厚生大臣からも御答弁がございましたように、本件につきましては、ドイツとの間での締結交渉を行っておりまして、最終段階に来ておりますので、一日も早くその協定を締結いたしたいと考えております。  なお、ドイツ以外の国の間では、我が国との人的交流の特に多いアメリカ、イギリスとの間で協定の締結を視野に入れた協議を行ってきておりまして、今後とも協定締結に向けた取り組みを鋭意進めていく考え方でございます。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第17号(1998/03/13、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) お答え申し上げます。  まず一点は、米国における上下両院で決議がなされたことにつきまして、どう受けとめるかということでございましたが、御指摘の決議につきましては、米国議会上下両院で、日米安保条約が日米両国並びにアジア太平洋地域の安全保障に不可欠であると認識した上で、米軍基地の不相応な負担を負っている沖縄県民の方々に対し特別の謝意を表明したものと理解しております。  政府としては、沖縄県民の方々の負ってこられた大変な御負担について、これを痛切に認識しておりまして、これまで沖縄の問題を国政の最重要課題として取り組んできたところであります。今後とも沖縄県初め地元の御理解と御……

第142回国会 衆議院本会議 第18号(1998/03/17、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 指針の実効性確保についてのお尋ねでありますが、昨年九月二十九日の閣議決定の趣旨を踏まえまして、現在関係省庁間で、法的側面も含め、鋭意検討を行っておるところでございます。  具体的には、捜索・救難、在外邦人等の輸送、船舶の検査等及び後方地域支援等に関し、必要な法的整備につきまして、可能な限り速やかに成果が得られるよう、現在検討作業を精力的に取り進めていくことが重要であると考えております。  ただし、現時点におきましては、法的整備の内容等につきまして具体的に定まっているわけではなく、今後具体的な検討作業を進めていく中で判断いたしてまいりたいと思っております。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第22号(1998/03/27、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 我が国のプルトニウム利用計画についてのお尋ねでございますが、今後、プルトニウムを使う計画につきましては、現在、関係省庁で国際社会からの批判を招くことのないように対策を立てていると承知をいたしておりまして、この努力を継続していくことが重要だと考えております。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第26号(1998/04/07、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) お答え申し上げます。  ロンドンでの日中外相会談についてのお尋ねでございますが、トウカセン外交部長との会談におきましては、お互いに相手の訪日、訪中を招請するとともに、今月の胡錦濤国家副主席、秋の江沢民国家主席の訪日のため周到に準備を行い、本年の日中関係を一層発展させていくことで意見の一致を見ました。特に、胡錦濤副主席の訪日につきましては、今月の二十一日より二十六日まで日本を公式訪問することで合意をいたしました。  今回の会談は、トウカセン部長との初めての外相会談でありまして、今後の日中間の交流につきまして極めて有意義な意見交換ができたと考えております。  次に、ボスニ……

第142回国会 衆議院本会議 第30号(1998/04/16、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 欧州におきます大店舗出店規制に対する米国の規制緩和要望等の有無についてのお尋ねでございますが、米国が御指摘のような規制緩和要求または許可制の撤廃要求をフランス、イギリス、ドイツ等に対して行ったという事実があるとは承知いたしておりません。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第34号(1998/04/30、41期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(小渕恵三君) 私に対するお尋ねはPKFに対しての参加要請についてでございますが、いわゆるPKF本体業務につきましては、もちろん憲法上の問題はございませんが、内外の一層の理解と支持を得るため、別に法律で定める日まではこれを実施しないこととされております。この点を含めまして、我が国の国際平和協力法につきましては、これまで国連側に十分説明し、理解を得ているところでございます。  したがいまして、これまで国連より我が国に対し、いわゆるPKF本体業務に対する参加、協力の要請はございません。(拍手)

第143回国会 衆議院本会議 第3号(1998/08/07、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) このたび、私は、内閣総理大臣に任命をされました。重責を担う身として、我が国の直面する重大な事態を直視するとき、今日の勇気なくして明日の我が身はないとの感を強くいたしております。全身全霊を打ち込んで国政に取り組んでまいりたいと思っております。(拍手)  現下の最大の問題は、長期化する景気の停滞と金融システムに対する信頼の低下であります。さきの参議院議員通常選挙において示されたのは、国民が何よりもまず我が国の経済情勢を極めて深刻に感じ、その一日も早い回復を願っているということでありました。私は、こうした国民の声を真摯に受けとめ、この内閣を経済再生内閣と位置づけ、果断に……

第143回国会 衆議院本会議 第4号(1998/08/10、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 中野議員にお答えをいたします。  まず、新潟県を初めとするこのたびの集中豪雨につきましてのお尋ねでございましたが、政府を代表いたしまして、被災地の皆さんに対し心からお見舞いを申し上げる次第でございます。  政府といたしましては、現地からの被害情報の収集を行うとともに、自衛隊の災害派遣、災害救助法の適用を初めとする各種の応急対策を迅速に行ったところでございますが、また、建設大臣の現地視察、関係省庁による現地調査を行い、今後被災地の復旧が速やかに進められるよう、政府一丸となって対応してまいる決意であります。  自然災害への対処、地球環境保全、核実験禁止、核兵器廃絶に関……

第143回国会 衆議院本会議 第5号(1998/08/11、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 伊藤英成議員にお答え申し上げます。  内外の報道、世論調査等に引用されております本内閣の評価についてのお尋ねがございました。  大変厳しい船出になりましたこと、私自身も十分承知をいたしております。私は、そうした中にあって、改めて捨て身の姿勢でこの困難に当たり、懸案の課題にこたえていくことがこうした国民の批判にこたえるゆえんであろうと考えまして、全力を挙げて努力をいたしていきたいと考えております。(拍手)  そのため、国民を代表する国会での御議論や、世論調査等に示された国民のさまざまな声をしっかり、かつ謙虚に受けとめ、強い政治的リーダーシップのもとで、経済再生を初め……

第143回国会 衆議院本会議 第6号(1998/08/25、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 不良債権問題についてまずお尋ねがございましたが、金融は、経済活動に必要な資金を供給するという、経済全体にとっていわば動脈ともいうべき重要な役割を担っております。金融機関の不良債権問題の早期処理は、喫緊かつ重大な課題であると考えております。  政府といたしましては、不良債権の抜本的処理を促すことによりまして、金融システムの健全性を確保しつつ、金融の本来の機能を回復させ、我が国経済を再活性化する必要があると考えており、このため、金融再生トータルプランに盛り込まれた総合的な施策を早急かつ一体的に進めてまいりたいと考えております。  金融機関の不良債権のディスクロージャー……

第143回国会 衆議院本会議 第7号(1998/09/03、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 浅野勝人君にお答え申し上げます。  安全保障会議議員懇談会の開催についてお答えいたしますが、政府といたしましては、北朝鮮によるミサイル発射後速やかに、あらゆる機会を通じまして、遺憾の意を表明するなど必要な措置をとったところでございます。  その後、ミサイルが三陸沖の公海に着弾した可能性があることが判明いたしましたので、関係閣僚等による情報交換を行うとともに、今後の対応等につき速やかに意見交換を行うため、急遽安全保障会議議員懇談会を開催いたした次第でございますが、今後とも、御指摘の点を重く受けとめまして、情勢の変化等に応じ、安全保障会議を含め、各種の会議を適宜開催し……

第143回国会 衆議院本会議 第12号(1998/09/18、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 安倍晋三議員にお答えいたします。  調達実施本部の疑惑解決についてお尋ねがありました。  御指摘のような事態に至ったことにつき、極めて遺憾であり、国民の皆様に対し、心からおわびいたします。  検察当局の事態究明とともに、防衛庁に対し、徹底的に事実関係を解明し、同様の事案が再び生じないよう、防衛調達の改善に全力を挙げて取り組むよう指示いたしておるところであり、ミサイル事案対策を含めた各種の防衛行政の推進に万全を期してまいりたいと考えております。  自衛官の若年定年制についてお尋ねでございましたが、我が国の平和と安全を確保する自衛隊の精強性を保持するという観点から、自……

第143回国会 衆議院本会議 第13号(1998/09/24、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 私は、二十日から二十二日までニューヨークを訪問し、第五十三回国連総会におきまして一般討論演説を行うとともに、クリントン米大統領、ブレア英首相との二国間会談を行ったほか、オペルティ国連総会議長やアナン国連事務総長とも会談いたしました。  二十一日に行った国連演説では、冷戦後、国際社会が直面する課題として、二十一世紀に向けての新しい国際秩序をいかにして構築するかという観点から、相互に関連する三つの問題、すなわち平和及び開発への取り組み、並びにこれらの取り組みに必要不可欠な国連の改革への取り組みを同時に推進することを訴えました。  平和の問題につきましては、核不拡散体制……

第143回国会 衆議院本会議 第18号(1998/10/08、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 岡田克也議員にお答え申し上げます。  まず、我が国金融機関の情報開示についてのお尋ねでございますが、我が国金融システムの信認の回復のために、不良債権の開示を積極的に進めていくことが重要であることは言うまでもございません。このような観点から、来年三月期から全金融機関に対し、連結ベースでの米国SEC基準と同様の基準による不良債権の開示を罰則づきで義務づけることといたしております。  次に、最高責任者としての党の総裁としてということで責任を問われましたが、金融機関等の資本の増強に関する緊急の措置の制度を設けること等により、我が国の金融機関の早期健全化を図り、もって我が国……

第144回国会 衆議院本会議 第1号(1998/11/27、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 第百四十四回国会の開会に当たり、国政に臨む所信の一端を申し述べます。  現下の最大の課題は、金融システムが健全に機能する基盤を整え、経済の再生を図ることであります。今回臨時国会の開会をお願いいたしましたのも、我が国経済再生のための補正予算、諸施策について、国会の場で御審議をいただくためであります。  このような重要な国会の冒頭に、まず防衛装備品の調達をめぐる背任事件のことから申し上げなければならないのは、まことに残念でなりません。防衛庁元幹部職員が逮捕、起訴され、さらに証拠隠し疑惑まで招いたことは、行政への国民の信頼を失墜させるものであり、心からおわび申し上げます……

第144回国会 衆議院本会議 第2号(1998/11/30、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 菅直人議員にお答え申し上げます。  総計二十九問に及んでおりますので、誠実にお答え申し上げたいと思いますが、若干答弁時間がかかるかと思いますが、あらかじめお許しをいただきたいと思います。  まず冒頭、自由党との合意について、私の指導性につきまして御指摘がございました。  後ほど、今回の合意につきまして私自身の考えをお話しさせていただく考えでありますが、今回の合意に至る過程におきまして、私自身、数次にわたり小沢党首と胸襟を開いた話し合いを行い、総理・総裁として決断したものであります。  それでは、自由民主党と自由党の合意について私の思いを申し述べたいと思いますが、私……

第144回国会 衆議院本会議 第3号(1998/12/01、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 肥田美代子議員にお答え申し上げます。  若い世代の政治離れについてお尋ねがございました。  なるほど、各種の選挙の投票率の動向や世論調査の結果などに示されるように、若い世代の政治への関心、参加の問題につきましては、私といたしましても、まことに憂慮すべき問題であると受けとめております。このことは、政治家みずから反省をしなければならないこともあろうかと思いますが、しかし、民主主義というものは、みずからこれに批判する者は批判する政治しか与えられないという言葉がありますが、ぜひ若い皆さんにも、政治に対して注目し、御批判は御批判として、政治に参加されることを心から希望いたし……

第144回国会 衆議院本会議 第4号(1998/12/04、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 玉置一弥議員にお答え申し上げます。  まず、参議院選挙の結果につきまして、政府・自由民主党の責任についてお尋ねがございました。  参議院選挙において示されましたのは、国民が、何よりもまず我が国の経済情勢を極めて深刻に感じ、その一日も早い回復を願っておることであるということでありました。  私は、こうした国民の声を真正面から受けとめ、この内閣を経済再生内閣と位置づけ、さきの臨時国会における金融システムの安定化や緊急経済対策を取りまとめるなど、内閣の先頭に立って全力で取り組んできておるところでございます。私は、国家的危機ともいうべき非常の事態におきまして、経済再生を初……

第145回国会 衆議院本会議 第1号(1999/01/19、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 第百四十五回国会の開会に当たり、私は、国政を預かる責任ある立場にいる者として、施政に関する所信の一端を申し述べます。  本年、一九九九年は、一九〇〇年代最後の年であります。と同時に、次の新しい千年紀、ミレニアムを迎える前夜であります。千年紀をまたごうとしているこの重要な時期に、日本は経済的な苦難に直面しております。この苦難を克服し、次の世代に力強い品格あふるる、そして美しい日本を引き継ぐために、私は身命を賭して国政運営に当たる覚悟であることを、まず冒頭に申し上げたいと思います。(拍手)  冷静な状況認識はもとより重要であります。しかしながら、私は、今や大いなる悲観……

第145回国会 衆議院本会議 第2号(1999/01/20、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 羽田孜議員にお答え申し上げます。  まず最初に、情報公開法につきましてお尋ねがございました。  政府は、行政改革委員会におきまして、関係諸方面の意見をも徴取しつつ、熱心に御審議され作成された要綱案を、最大限尊重して立案したものであります。これまでの国会の御審議に際しましても、政府といたしまして誠意を持って対応してまいったところでありますが、衆議院の内閣委員会におきましてもこれまた熱心に御議論があり、与野党理事の合意で継続審議になったものと承知をいたしております。国民各界の期待にこたえまして、国会で十分御議論いただき、速やかに成立させていただくよう、お願いを申し上げ……

第145回国会 衆議院本会議 第3号(1999/01/21、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 横路孝弘議員にお答え申し上げます。  まず最初に、先般、私、欧州三国を訪問いたしまして、何を見、何を学んできたかということでございました。  いろいろ学ぶことも多かったと思いますが、また、学びても、なかなか我が国の政治情勢の中ではこれを実行することの困難な問題もありました。  例えばユーロの、統一通貨として十一カ国が新しい通貨によりまして、ドルとともに大きな世界通貨となっていく傾向でありますが、このことをなし得たことにつきましては、十一カ国それぞれ自国に多くの失業率を抱えながら、財政赤字を、六〇プロを超えてはならぬという厳しい政策を打ち出しております。そうした意味……

第145回国会 衆議院本会議 第5号(1999/02/04、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 末松義規議員にお答え申し上げます。  冒頭、かねて私が申し上げてまいりました富国有徳につきましてのお尋ねがございました。  私は、施政方針演説で申し述べたところでありますが、最も重要なことは、国民お一人お一人が幸せで豊かな生活をし、安心して暮らせる社会を築くことであると考えております。そこで、富国と富民ということを申されましたが、私は、国は立派だが国民は不幸せというようなことはあり得ないわけでございまして、したがいまして、国民と国家とを対立的にとらえるべきではなく、一体として考えていくべきである、こう考えております。  こうした社会を築いていく上で、経済の繁栄はい……

第145回国会 衆議院本会議 第6号(1999/02/09、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 土肥隆一議員にお答え申し上げます。  土肥議員の御質問にお答えする前に一言申し上げます。  このたび、皇太子、同妃両殿下とともに、私は、この重要な国会のさなかではありましたが、各党各会派の御理解のもと、日本政府と国民を代表して、故フセイン・ジョルダン国王陛下の葬儀に参列し、先ほど帰国いたしました。  故フセイン国王は、中東和平プロセスの熱心な推進者であり、世界平和に重要な貢献をされました。また、大変な親日家としても知られ、その御逝去は、世界及び我が国にとって大きな損失であり、まことに残念のきわみであります。ここに改めて哀悼の意を表します。  このたび、弔問の機会に……

第145回国会 衆議院本会議 第10号(1999/03/04、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 小平忠正議員にお答え申し上げます。  まず、国会審議についてお尋ねでありました。  各方面で現行農業協定の検証が行われる中で、本年四月からの関税措置への切りかえが国益に最もかなうとの結論に達しましたが、このためには所要の手続期間が必要という、時間的制約のもとで決定せざるを得なかったという事情を御理解いただきたいと思います。なお、この決定に際し、本院の農林水産委員会におきましても御議論をいただいたところであります。  次に、関税率についてのお尋ねでありましたが、今回算定いたしました関税相当量は、農業協定の規定に従いまして適切に算定したものであり、その旨は強く主張いた……

第145回国会 衆議院本会議 第11号(1999/03/05、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 山本譲司議員にお答え申し上げます。  都市再開発政策についてお尋ねがございました。  再開発事業は、町づくりの観点からも、福祉施設の導入など地域の状況に応じた適切な計画とすることが肝要でありまして、今回の法律改正による支援措置の拡充等に加えまして、今後さらに、町づくりに係る統合的な補助金の導入を検討し、地方公共団体がより主体的に取り組めるよう努めてまいりたいと考えております。  残余の問題につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)

第145回国会 衆議院本会議 第12号(1999/03/09、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 奥田建議員にお答え申し上げます。  冒頭、中村法務大臣の辞任についてのお尋ねがございました。  昨日午前、中村法務大臣から私あてに、自分の言動をめぐって国会運営に重大な支障を来しておる責任を痛感しておる、その責任をとって法務大臣を辞任いたしたいとして辞表の提出がありました。私といたしましては、国会審議の重要性を認識された中村大臣の決断を重く受けとめ、これを受理し、陣内氏に法務大臣を命じたところでございます。  奥田議員から、中小企業の貸し渋りの問題を初めとして、幅広い御質問がありました。後ほど与謝野大臣から御答弁申し上げることになりますが、私といたしましては、昨年……

第145回国会 衆議院本会議 第14号(1999/03/12、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 玉沢徳一郎議員にお答え申し上げます。  日米安保条約の役割についてお尋ねがありました。  日米同盟関係の中核であります日米安保条約は、過去四十年間、我が国に平和と繁栄をもたらしただけではなく、アジア太平洋における安定と発展のための基本的な枠組みとして、有効に機能してきたと評価いたしております。このような日米安保条約の役割は国民の大多数により支持されていると考えておりまして、政府といたしましては、今後とも、日米安保体制の堅持を安全保障政策の重要な柱の一つとして維持していく考えであります。  我が国の外交努力について、最後にお尋ねがありました。  我が国を取り巻く国際……

第145回国会 衆議院本会議 第18号(1999/03/23、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 枝野幸男議員にお答えいたします。  内閣の法律案提出権の根拠についてお尋ねがありました。  内閣は、行政権行使に当たりまして、広く各種の問題に直面し、かつ国民からさまざまな情報や要望に接しておりますので、こうした情報や要望を基礎に、広く施策を立案すべき立場にあるというべきでありまして、議院内閣制をとる我が国といたしましては、憲法第七十二条に基づき、内閣が法律案を立案し国会に提出できることについては、憲法制定時の国会審議におきましても明らかにされ、その後の国会審議を通じ、この解釈は定着いたしておると考えております。  法務省設置法が司法制度に関する法令等の作成を所掌……

第145回国会 衆議院本会議 第20号(1999/03/30、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 島津尚純議員にお答え申し上げます。  島津議員から、エネルギー問題につきまして、深い御見識と、ニュージーランドやオーストラリアでの現地視察を踏まえまして、御質問をいただきました。  そこで、まず、今回の電気事業法改正案の哲学、理念についてお尋ねでありましたが、今回の電気事業の制度の改革は、質量両面にわたる安定供給の実現や、環境保全などの公益的課題の確保を前提とした上で、競争の導入によって電気事業の一層の効率化を進めることを目的とするものでございます。  三年後の検討についてお尋ねがありましたが、今回の制度改革は、産業活動や国民生活に大きな影響のあるものであることか……

第145回国会 衆議院本会議 第21号(1999/04/01、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 藤村修議員にお答え申し上げます。  ただいま議員から、私が施政方針演説の未来へのかけ橋で述べたことも御引用された上で、大学改革についてお尋ねがございました。  大学が、社会経済の変化等に適応しつつ、国際的な教育研究水準を確保するとともに、その社会的責任を果たすことができるよう、本法律案におきまして、教育研究の質の向上や組織運営体制の整備を図るとともに、今後、大学の自律性の確保や多元的な評価システムの確立等を図り、二十一世紀に向け改革を進めるべく努力をしてまいらなければならないと考えております。  次に、大学改革の方向性についてのお尋ねでありましたが、各大学が、それ……

第145回国会 衆議院本会議 第22号(1999/04/13、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 葉山峻議員にお答え申し上げます。  個人情報保護についてお尋ねがありました。  住民基本台帳ネットワークシステムでは、法律上、本人確認情報について、提供先、利用目的の限定、目的外利用の禁止、安全確保措置義務及び秘密保持義務に関する規定を設けることとし、また、技術上も、専用回線上の本人確認情報の暗号化、通信先のコンピューターとの相互認証、蓄積されているデータへの接続制限など、十分な保護措置を講じることといたしております。  本人確認情報の利用の歯どめについてお尋ねですが、このシステムにおきましては、本人確認情報を利用することのできる分野を、法律で明確に定める公的な事……

第145回国会 衆議院本会議 第23号(1999/04/15、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 中桐伸五議員にお答え申し上げます。  雇用創出に向けての具体策についてお尋ねがございました。  まず、昨年十一月の緊急経済対策におきまして、百万人の雇用創出、安定を目指し、思い切った対策を決定いたしたところであります。さらに一層の具体的推進を図るべく、先月五日に開催されました産業構造転換・雇用対策本部におきまして、保健福祉、情報通信など四つの分野について、ここ一両年に期待される雇用創出の規模が七十七万人に上ることを明らかにしたところであります。今後とも、雇用の創出、安定に向けて全力で取り組んでまいります。  労働市場の社会的インフラ整備についてお尋ねですが、産業構……

第145回国会 衆議院本会議 第24号(1999/04/16、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 近藤昭一議員にお答え申し上げます。  原子力をめぐる厳しい状況に関する御質問でありましたが、一連の事故等は極めて遺憾であり、その再発防止に努め、情報公開の徹底、国民的議論の喚起等によりまして、原子力に対する国民の信頼と安心が得られるよう努力してまいっておるところであります。今後の原子力発電所の増設につきましては、安全性の確保に万全を期し、立地地域振興に努めるなど、着実に進展するよう取り組んでまいります。  もっと早く中間貯蔵に着手すべきではなかったかとのお尋ねでありますが、我が国では、使用済み燃料は再処理し、回収されるプルトニウムを有効利用するとともに、再処理能力……

第145回国会 衆議院本会議 第25号(1999/04/22、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 坂上富男議員にお答え申し上げます。  ブレンドンク収容所等を見学したことがあるかとのお尋ねでありました。  残念ながら、これまで見学の機会に恵まれておりませんが、機会がありますれば、ぜひ見学いたしたいと考えております。  私自身、平成三年にはカンボジアのポル・ポトによる拷問、虐殺に関するトゥオル・スラエン犯罪博物館を訪問するなどの経験にかんがみ、今世紀の世界において、拷問によって強制的に政治信条を曲げさせられたり、無実の罪を着せられ、場合によっては虐殺されるなどの例が数多く見られることは、まことに遺憾であると認識いたしております。このような悲劇を繰り返さないために……

第145回国会 衆議院本会議 第26号(1999/04/27、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 松崎公昭議員にお答え申し上げます。  大都市圏における低中所得者層の住宅事情についてのお尋ねでありましたが、借家世帯を中心に、居住水準の改善が重要な課題と認識をいたしております。  次に、公団賃貸住宅の従前居住者の住環境保全についてのお尋ねでありますが、既存賃貸住宅を適切に維持管理いたしますとともに、家賃につきましては、高齢低所得者はもとより、入居者の方々の居住の安定に配慮しつつ、適切に設定することといたしております。  特殊法人改革への姿勢についてお尋ねでありますが、新公団におきましては、民間でできるものは民間にゆだねるとの考え方のもとに、分譲住宅業務につきまし……

第145回国会 衆議院本会議 第27号(1999/05/07、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 私は、クリントン大統領の招待を受け、四月二十九日から五月五日まで米国を公式に訪問し、クリントン大統領と首脳会談を行ったほか、ロサンゼルス、シカゴを親善訪問いたしました。  今回の訪米は、我が国の首相として、十二年ぶりの公式訪問であり、八年ぶりの地方都市への親善訪問でしたが、日米両国の友好と協力のきずなを一層強固なものとする上で、所期の成果を上げ得たものと考えております。  三日に行われました首脳会談では、日米両国が、自由と民主主義という基本的価値を共有する同盟国として、二十一世紀に向けて、平和で豊かな世界を構築するという共通の目標に向けて一層協力していくことを確認……

第145回国会 衆議院本会議 第29号(1999/05/13、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 虎島和夫議員にお答え申し上げます。  このたびの法律案につき、議員が実際に地方自治に携わりました経験を踏まえまして、種々お尋ねがありました。  まず、地方分権を進めるに当たりましての基本的考え方についてでありますが、地方分権は、二十一世紀にふさわしい我が国の基本的行政システムを構築するものであります。地方分権を積極的に推進し、明治以来形成されてきた国、都道府県、市町村という縦の関係であります中央集権型行政システムを変革し、対等、協力の横の関係を構築したいと考えております。  地方分権の推進との関係で、今後の環境政策についてのお尋ねでありました。  国民それぞれが地……

第145回国会 衆議院本会議 第31号(1999/05/18、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 田中慶秋議員にお答え申し上げます。  行政改革についてまずお尋ねでありましたが、行政改革は、行政の簡素効率化、総合性、機動性及び透明性の向上を図ることによりまして、戦後の我が国の社会経済構造の転換を促し、自由かつ公正な社会の形成を目指すため必要となるものと考えております。  中央省庁等改革関連法律案は、内閣機能の強化や、府省の再編成のほか、例えば、行政の簡素化につきましては、府省の局の数を九十六以内にすることを国家行政組織法改正法案等で規定をいたしまして、行政の透明化及び効率化のための独立行政法人制度の創設を独立行政法人通則法案等で規定するなど、行政のシステムを抜……

第145回国会 衆議院本会議 第33号(1999/05/28、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 海江田万里議員にお答え申し上げます。  まず、KEDOとミサイル発射及び工作船事案について、お尋ねでありました。  我が国といたしましては、ミサイルや工作船事案等の問題については、北朝鮮に対し、対話と抑止の双方のバランスをとって対応しており、これらの事案に対しても、そのような方針に従い、政府として断固たる措置をとりました。他方、KEDOにつきましては、北朝鮮の核開発を阻むための最も現実的かつ効果的な枠組みでありますので、ミサイル発射に際して見合わせることとしたKEDOへの協力を再開いたした次第であります。  我が国の対北朝鮮政策に関するお尋ねでありますが、日朝間に……

第145回国会 衆議院本会議 第35号(1999/06/03、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 松本惟子議員にお答え申し上げます。  男女共同参画に対する基本的考え方について、まずお尋ねがありました。  本法案におきましては、男女共同参画社会とは、男女が社会の対等な構成員として活動に参画する機会が確保される社会であると規定されており、また、男女共同参画社会の形成は、男女の人権が尊重されることを旨として行われなければならないことから、憲法が規定する法のもとの平等は、男女共同参画社会の考え方の基本にあるものと考えております。  基本法の意義及び効果についてお尋ねでありました。  本基本法によりまして、法制上の措置を含む幅広い分野にわたる施策が総合的かつ計画的に推……

第145回国会 衆議院本会議 第40号(1999/06/24、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 私は、十八日から二十日までドイツのケルンで開催された第二十五回主要国首脳会議、サミットに出席するとともに、二十日にボンにおいて日・欧州連合首脳協議、二十一日にロンドンにおいて日英首脳会談、二十二日にアイスランドのレイキャビクにおいて日・北欧首脳会談等をそれぞれ行ってまいりました。これらについて、以下のとおり御報告いたします。  まず初めに、今回のサミットにおいては、経済、社会を初め種々の分野でのグローバリゼーションが進展している中で、これをいかにして人類にとって真に意味のあるものにしていくか、また、そのためのG8の役割は何か、さらには地域紛争や不拡散問題に効果的に……

第145回国会 衆議院本会議 第41号(1999/06/29、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 御法川英文議員にお答え申し上げます。  国旗及び国歌の法制化の趣旨についてお尋ねがありました。  日の丸及び君が代は、長年の慣行によりまして、それぞれ我が国の国旗と国歌であるとの認識が広く国民の間に定着していると考えられることから、本年二月の時点では、特に法制化することは考えていない旨答弁いたしたものであります。  しかしながら、よくよく考えてみて、我が国は成文法の国であること、また諸外国では国旗と国歌を法制化している国もあることなどから、二十一世紀を迎えることを一つの契機として、これまで慣習として定着してきた国旗と国歌を成文法で明確に規定することが必要と考え、法……

第145回国会 衆議院本会議 第45号(1999/07/13、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 中野寛成議員にお答え申し上げます。  まず、災害対策についてのお尋ねがございました。  このたびの豪雨災害につきましては、政府を代表いたしまして、被災地の皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。  毎年のように我が国を襲う豪雨災害に対しましては、治水治山等、国土保全事業を推進していくことはもとより、危険箇所の周知徹底、情報伝達及び警戒避難体制の整備などにより、災害の予防に万全を期してまいる所存でございます。  また、安全な土地利用の誘導という見地から、特に、危険な地域に家が建つことを事前に防止するため、法的な措置を含め、有効な方策を目下集中的に検討いたしておるとこ……

第145回国会 衆議院本会議 第47号(1999/07/22、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 岩浅嘉仁議員にお答え申し上げます。  産業構造改革につきましてまずお尋ねでありました。  国際的な大競争時代が到来し、経済の成熟化や少子高齢化が進む中、これまでの我が国の経済成長を支えてきたさまざまな仕組みが、残念ながらほころびを示していることがその背景にございます。こうした中、我が国の事業環境を国際的に遜色ないものにし、我が国経済が自律的に発展していくため、新事業の創出や生産性向上などによって経済の供給サイドの体質強化を図る経済構造改革を進め、活力ある経済社会を創造することが重要であると考えております。  中小企業の事業再構築に向けた支援措置についてのお尋ねであ……

第145回国会 衆議院本会議 第48号(1999/07/23、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 福岡宗也議員にお答えを申し上げます。  その前に御報告を申し上げますが、先ほどハイジャック事件が発生をいたしました。その結果において、ただいま長島機長が亡くなられたとの報告を受けました。まことに残念のきわみであり、心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、事件の徹底的な究明につき、今政府といたしまして全力を挙げて努力をいたしておりますことを御報告申し上げます。  お尋ねの点についてお答えを申し上げます。まず第一点は、国際的な観点から、外国人の人権保障についてでございます。  人権の擁護は憲法の柱であり、民主政治の基本でもあって、すべての人々の人権が最大限に尊重され……

第145回国会 衆議院本会議 第49号(1999/07/29、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 坂上富男議員にお答え申し上げます。  再入国許可制度の是非についてお尋ねがありました。  規約人権委員会から再入国許可制度について最終見解が示されたことは御指摘のとおりでありますが、再入国許可制度は、我が国に在留する外国人が一時的に出国し再び入国する場合、本来その都度行うべき手続を簡略化し、外国人の利便を図るもので、円滑な入国手続の実現に役立っており、特別永住者などの方々にもこの制度が適用されるべきものと考えております。  外国人の収容に関しお尋ねがありました。  被収容者の処遇につきましては、従来からその人権を尊重しつつ、適正な処遇に努めてきたところであります。……

第145回国会 衆議院本会議 第51号(1999/08/10、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) ただいまの御決議に対しまして所信を申し述べます。  御指摘のように、世界の子供たちのために、さらなる国際的な努力が求められており、我々も最善を尽くしていく必要があると考えているところであります。  次代を担う子供たちが健やかに成長していくために、子供たちの体験活動の機会の充実を図ることが重要であり、中でも読書は、伝統的な文化遺産を継承するとともに、子供にとって豊かな感性や情操、そして思いやりの心をはぐくむ上で大切な営みであります。今日の子供は読書量が減少していると指摘される中で、政府といたしましても、関係者と手を携え、子供の読書の振興を図ることが肝要であると考えて……

第146回国会 衆議院本会議 第1号(1999/10/29、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 第百四十六回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、国民の皆様の御理解と御協力をいただきたいと考えます。  私は、安定した政局のもとで、政策を共有できる政党が互いに切磋琢磨し、よりよい政策を練り上げ、相協力して実行に移していくことが国民や国家のためだと考え、自由民主党、自由党、公明党・改革クラブの広範な政策合意をもととして、このたび三党派による連立内閣を樹立いたした次第でございます。(拍手)  発足早々まことに残念でありましたが、防衛政務次官から不適切な発言がなされたため、その辞表を受理し、直ちに更迭いたしました。当然のことながら、国際社会の中で率先……

第146回国会 衆議院本会議 第2号(1999/11/02、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 鳩山由紀夫議員にお答え申し上げます。  まず、御指摘の、河野大臣の発言についてでございましたが、その詳細につきましては、河野大臣から後ほど御答弁があるかと思いますが、したがいまして、私からは云々することは差し控えさせていただきたいと思います。  なお、御質問の趣旨は、宗教団体を支持している政党の政権参加と憲法第二十条との関係にかかわるものと理解いたしております。  この点につきましては、昭和四十五年の質問主意書に対する内閣の答弁書以来、累次にわたり明らかにされておるとおりでございまして、憲法第二十条第一項後段の違反の問題は生じないと考えております。  そこで、内閣……

第146回国会 衆議院本会議 第4号(1999/11/16、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 衛藤晟一議員にお答えいたします。  議員は、これまで専門的、精力的に社会保障制度改革に取り組んでまいっておられます。そのような立場から、今回の改正案につきまして、重要な改正点を具体的に挙げつつ、長期的に安定した年金制度を維持していくことに必要であるものと評価した上で、年金改正法案の基本的考え方についてのお尋ねでありました。  議員御指摘のとおり、国民の老後を支える年金制度につきましては、将来にわたって安心して信頼できるものにしていかなければならないことは当然と考えております。  こうした観点から、今回の改正におきましては、将来の少子高齢化の進展や経済の基調の変化を……

第146回国会 衆議院本会議 第7号(1999/12/01、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 海江田万里議員にお答え申し上げます。  与党三党の合意におきまして、年金、介護、後期高齢者医療の総合的枠組みの構築を二〇〇五年を目途としている理由いかんとのお尋ねでありました。  年金次期財政再計算が二〇〇四年までに行われることも勘案いたしまして、二〇〇五年を目途とされたものと承知いたしております。  また、基礎年金の国庫負担を将来二分の一に引き上げる考えはあるかとのお尋ねでありますが、今回の年金改正法案におきましては、「基礎年金については、財政方式を含めてその在り方を幅広く検討し、当面平成十六年までの間に、安定した財源を確保し、国庫負担の割合の二分の一への引上げ……

第147回国会 衆議院本会議 第3号(2000/01/28、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 新しい千年紀の幕あけという記念すべき西暦二〇〇〇年を迎え、第百四十七回国会の開会に当たり、国政をお預かりする立場から、施政に関する所信を申し述べます。  西暦二〇〇〇年の元日、この記念すべき日に我が国で誕生したいわゆるミレニアムベビーは二千余人であります。二十世紀から二十一世紀へ時代が移ろうとするそのときに、私は、あすの時代を担う子供たちのために何ができるのか、何をしなければならないのか、一人の政治家としてそのことをまず第一に考えるものであります。  この子供たちにどのような日本を引き継いでいくのか、この子供たちがやがて大人になったとき、日本という国家は世界から確……

第147回国会 衆議院本会議 第4号(2000/01/31、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 森喜朗議員にお答え申し上げます。  冒頭、森議員から、今回の施政方針演説に対する野党の態度につきまして、国会議員としての崇高な責務を放棄するものとして強く猛省を促すとの御発言がありました。もとより、私にとりましても初めてのつらい体験でもあり、まことに残念なことでありました。  もともと国会は議論をする場であります。私としても、日本の国や政治のあり方、政策について、国民の前にこれを提示し、堂々と議論し、それを、よかれと思った政策について果敢に実行していく、これが政治の責任であると考えております。  今国会は、西暦二〇〇〇年の新しい千年紀に入って初めての国会であります……

第147回国会 衆議院本会議 第5号(2000/02/01、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 二見伸明議員にお答え申し上げます。  冒頭、二見議員は、西暦二〇〇〇年という節目を、今世紀中にやるべくしてやれずに先送りしてきた多くの課題に挑戦し、決着をつけ、志の高い日本につくり直す助走の一年とすべしと述べられました。その上で、日本のあり方につきまして、豊富な御経験、高い見識に立った積極的な御主張、御提言をいただきました。連立政権を支える二見議員、そして自由党の高い志と確固たる政策を拝聴させていただきました。  私としても、この連立政権の使命、原点を改めてしっかりと踏まえ、国政に全力で取り組んでまいります。  まず、二見議員から、政治のリーダーシップについてのお……

第147回国会 衆議院本会議 第6号(2000/02/09、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 鳩山由紀夫議員にお答え申し上げます。  冒頭、議員から定数削減法案の処理と国会の状況について御指摘がありましたので、この場で改めて私の考えを申し述べます。  定数削減法案につきましては、国家公務員の削減、地方議会の定数削減、民間の経営合理化への取り組みなどを踏まえ、また、国民世論の声を十分勘案して、国会においてまず改革を進めることが大切であると考えます。衆議院議員の任期が本年十月に到来する中で、先般、国会においてこの問題が対処されたことは大変意義の深いことと考えます。  そもそも、衆議院議員の比例定数の削減は、昨年六月に自自両党からの法案が提出されて以来、三回の国……

第147回国会 衆議院本会議 第12号(2000/03/16、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 鍵田節哉議員にお答え申し上げます。  雇用安定創出策についてお尋ねでありました。  政府といたしましては、雇用問題を国政の最重要課題の一つとして位置づけ、一昨年四月以来、四度にわたり総合的な雇用対策を取りまとめました。これらの対策については、政労使雇用対策会議の開催など、労使の意見を聞くとともに、私を本部長とする産業構造転換・雇用対策本部を、一昨年以来、計六回開催して、政府全体で雇用問題に取り組んできたところであります。  今後とも、政府全体で雇用の創出、安定に努めてまいります。  厳しい雇用保険財政の要因についてお尋ねでありました。  その要因としては、現下の厳……

第147回国会 衆議院本会議 第14号(2000/03/23、41期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(小渕恵三君) 北橋健治議員にお答え申し上げます。  種々御主張の上、景気回復を実現するための経済運営についてお尋ねがありました。  平成十一年十―十二月期の実質GDPは、季節調整済み前期比で一・四%のマイナスとなりましたが、これは一時的要因による面が大きく、本年に入ってから、消費、生産、企業収益等の面で明るい動きも見られております。  このため、我が国経済は、おおむね政府経済見通しで描いた回復過程をたどっているものと考えており、平成十一年度は、おおむね実績見込み程度の成長の実現を期待いたしております。  私は、極めて厳しい我が国財政の状況に思いをいたし、財政構造改革という重要な……


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ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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