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井上なつえ 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

井上なつえ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


1期委員会出席TOP50
27位
1期委員会出席(無役)TOP10
9位
2期委員会出席(幹部)TOP50
49位

このページでは井上なつえ参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。井上なつえ参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 厚生委員会 第3号(1947/08/01、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の三木政府委員からの御説明でございますが、保健所をこれから民主化させるということを承わりまして、非常にうれしく存ずるのでございます。保健所ができました当時から、何となく官僚的で、一般の人人が接しにくい感じを持つておつたのでございますが、今度は非常にうれしく存じておりますのでございます。この民主化をいたしますのに一番大切なものは保健婦ではないかと存ずるのでございます。政府の有難いこの政策を直接家庭の台所に持つて行つて、直結させるものは、保健所に働く保健婦だろうと思いますが、この新らしい法律が出まして、そうして保健所の保健婦を拡張なさいます、教育なさいます、これらの計画があつた……

第1回国会 厚生委員会 第5号(1947/08/06、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 時間をとりまして申し訳ございませんが、厚生大臣のおいでになります時にお願いたしたいのでございますが、先程からよくおつしやつて頂きましたように、保健婦の活動でございますけれども、これまで保健所におります保健婦は大変活動しにくい面が多々ございましたのでございます。戰爭中に保健婦が置かれますと、あちらからこちらからもというようになりまして、その設置團体が随分沢山ございまして、結局上の方の命令が沢山参りますが、しまいの締括りをする所がないような始末でございまして、結局只今谷口委員からおつしやいましたように、助産婦と保健婦とが一軒の家でくつついて見たり、保健婦同志が一つ患者を訪問して見た……

第1回国会 厚生委員会 第7号(1947/08/09、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 第七條でございますが、第七條の一番初に、麻藥に関する罪について搜査を行うと書いてございますが、どういう罪がございますのでしようか。麻藥は統制をして頂いて、麻藥の管理をして頂きまして、病院あたりでは非常に、どういうようにこれを監督して行つたらいいか困つておるようなところもございまして、実は病院で患者に使いますモルヒネとかコカインとか、その日の中に使わなくちやならんものがその翌日になつて使われる、麻藥の統制上その日の中には使われないで困つたというようなことがありまして、病院で主任をしております看護婦長が非常に困つて、麻藥を少しくらい手許におかして頂いたらいいのじやないかというような……

第1回国会 厚生委員会 第9号(1947/08/20、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先程お話がござりましたが、兒童委員でござりますが、有給の兒童委員はケース・ウオーカーだということでございますが、その資格のほどを承りたいと思います。  それから兒童委員の当担いたします廣さ、言い換えれば、被保護者を一人でどれぐらい担当いたしますか、なにか計画がございましたらそれを承りたいと思います。もう一つ兒童相談所を設置いたします範囲でございますが、兒童相談所はどのくらいの廣さに持つて行くか、お建てになる積りでございましようか、いろいろございましようがその数字なども分つておりましたら伺いとうございます。それから兒童相談所の保健指導を受けるということが十九條にございますが、保健……

第1回国会 厚生委員会 第10号(1947/08/22、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 第十九條でございますが、十九條の「都道府縣知事は、妊産婦又は乳兒若しくは幼兒の保護者に対して、保健所又は医師、助産婦若しくは保健婦につき、妊娠、出産又は育兒に関し、保護指導を受けることを勧奬しなければならない。」それで「妊産婦及び乳兒又は幼兒の保護者は、保健所又は医師、助産婦若しくは保健婦につき妊娠、出産又は育兒に関し、保健指導を受けなければならない。」と書いてございます。この保健指導を受けなければならないという意味を少しお伺いいたしたいのでございます。國によりますと、妊娠が分りまして登録いたしますと全部妊娠保健手帳が渡る。そうすると、赤ちやんが生まれますと、赤ちやんが生まれま……

第1回国会 厚生委員会 第11号(1947/08/23、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 二十三條でございますが、市町村長は、保護者の労働その他命令で定める事由により、その監護する子供を育てることができなかつたら保育所に入れるということが書いてありますが、その「保育所」でございますが、三十七條に保育所のことが出ておりますが、「保育所は、日日保護者の委託を受けて、」と書いてございます。これはどういう子供の晝間の起居を意味するのではないかと存じますが若し晝間扱つても甲斐のないような子供でございまして、例えば乳兒でございますと乳兒院に入れることができると思ますけれども、幼兒でございますと、これはどういうような施設を御使用になるおつもりでございましようか。このことを一つ承り……

第1回国会 厚生委員会 第14号(1947/09/18、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今政府委員のおつしやつて頂きました医療費に関聯するのでございますが、実はこの間も或る國立病院に参りましたときに、進駐車の医官の方がお出でになつておりましていろいろお話をしておりましたが、こんな立派な國立病院であるけれども、自分たちの目から見ればこれは三流のホテルぐらいにしか見えない氣持がする、病院がそういうように見えて汚ない、それに又病院の看護婦そのものはいろいろな病院の雑用の方面の仕事はしますが、一番必要な看護の仕事を看護婦がしないで、そうして家の人が附き添つて來て大切な看護の仕事をしておる、こういうようになつておれば、入院料は安いように見えるけれども決して入院料は安くはな……

第1回国会 厚生委員会 第17号(1947/09/22、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 三十二條に「救助又はその應援の実施に関して必要な事項を日本赤十社に委託することができる。」ということがございます。救助は二十三條にございますが、これらの救助に必要な物資を、政府では赤十字社の負担から除外させる考察がありますか、それを承りたい。  それともう一つ救助者のことでございますが、赤十字社はこれまで救助者の陣容を戰争の場合でございましたら持つておりましたが、こういう平時の場合でございますと、赤十字社も各種の團体や、いろいろな方面から應援して頂かなければならんことになると思いますが、こうしたあらゆる團体や、赤十字社を一つの大きな組織にして救助を強力なものになさるおつもりがあ……

第1回国会 厚生委員会 第19号(1947/09/27、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺い申し上げたいのでございますが、実はこの間、私群馬縣の水害の方に参りませんでしたが、去る二十四日のお休みに機会がございましたので、東京都の足立から葛飾、中川堤の方を見せて頂きましたが、そのとき承りました話で、大変緊急を要します藥品を送つて頂きますのに、ルートがはつきりしておりませんので、送つたという所で受取つていなかつたり、こちらで受取つたりしておりましたが、こういうようなルートなんかもはつきりお決めになつて頂きたいと思いますが、その点を一つ伺わせて頂きたい。  それからもう一つ小学校で大分沢山避難民を容れておりましたようですが、あの小学校にいつまでああして避難民を……

第1回国会 厚生委員会 第22号(1947/10/10、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先程から三島委員のお尋ねに対して厚生大臣の御懇切な御答弁を得まして、又私からお伺いを申上げる必要もないと思いますけれども、実はこの間社会事業大会にちよつと顏を出させて頂いた時に、やはり出ておられた方々が今度の兒童福祉法に対しての解釈を、まるで兒童教護法かなんかのように解釈をしておられた方があつて、私共非常に淋しく思いましたが、これは第一條にも書いてございますが、私は日本の全人口の三分の一か、何分の一かを含んでおります兒童全体の中の異例に属する不良兒だとか、虚弱兒だけにこれを使うのでなく、正常兒がすくすくと大きくなるようにこれを使つて頂くことを本当の念願といたしておる者でございま……

第1回国会 厚生委員会 第23号(1947/11/08、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この外の、只今の修正のことじやございませんが、この法案が今年から一部實施されますことになりまして、大變皆世の中のお母さん方とか、又それらの保健指導に從事しております助産婦の方達も非常に大きな期待を持つておるのでありますが、差當りの問題として、小さいような問題で大きな問題でございますが、燃料の不足の折柄、この十二月から先のお産の取扱い方でございますが、家庭におきましてお産いたします方は大變多くあるのでございます。費用の關係などで産院でなく、家庭でお産いたします人が非常に困るのだそうでございます。實際十二月、一月、二月のお産は燃料が不足いたしておりますので、室温も非常に下つておりま……

第1回国会 厚生委員会 第28号(1947/11/25、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 誠に恐入りますが、たびたび第一條のことをお伺いいたしまして申し訳ないのですが、第一條の白地の赤十字の標章でございますが、この赤十字の標章は規格があると私心得ておるのでございますが、寸法に規格があるように心得ておるのでございますが、なんと申しましようか、規格でもお定めになつて、それを統制なさるようなお積りでもございませんでしようか。太く引いても、どんなに大きく描いても、どんなに小さく描いても赤十字の標章に類似する……。確か長さがいくらで幅がいくらと赤十字の内規で決つておつたように思いますが、いかがでございましようか。その点を伺いたいのでございます。

第1回国会 厚生委員会 第29号(1947/12/02、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 小さな例でございますが、石鹸の問題でございます。石鹸は医藥品の中に入りますか。石鹸には藥用石鹸もございますし、化粧石鹸、洗濯石鹸いろいろございますが、これはどういうところで石鹸の分類をなさるのでございますか。化粧品としての石鹸の材料、本当の末端の材料の何分の一というようにしてお定めになるのでございますか。実は只今街で買つております石鹸は本当に洗濯石鹸か化粧石鹸か分らないのでございますが、皮膚を荒さないというような贅沢なことを言つておられませんので、どんな石鹸でも買つて来て使つておりますが、いずれそういうものも規定を定めて製造なさるお積りでございますか、その程度はどれくらい医藥品……

第1回国会 厚生委員会 第31号(1947/12/06、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 今の、同じく第十九條の一番お終いの最後の項でございますが、これはいずれ省令でお出しになることと思いますけれでも、食品衞生監視員の定員でございます。若しお分りになつておつたら、お漏し願いたいと思います。実は先日或縣に参りましたら、今度こういうものができたから、試驗を受けるのだという人に出会つたのでございますが、是非恐れ入りますが、お話頂きとうございます。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1947/08/05、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いいたしたいと思いますが、患者の内譯がございますが、只今大臣からおつしやいました榮養失調のところでありますが、これは昨年の十二月から今年の六月になります程、榮養失調の數が多くなつておるのでありますが、これは結局ソ聯におきます食糧事情が惡うございますから、長くおればおる程榮養失調がひどくなるということでございましようか、その他に理由がございますでしようか。
【次の発言】 只今田村委員からおつしやいましたことでありますが、引揚者の食事のことでございます。引揚者の方は、歸つて參りましてから、どういうように援護局の方で食物が配給されるのでございましようか、實はこの間も舞鶴で……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1947/08/21、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 若しできますことならば私行きたいのですが、どちらでも結構でございます。

第1回国会 通信委員会 第5号(1947/11/20、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今お話にありました第六十八條の損害賠償のことでありますが、私ちつとも分りませんのでございますけれども、二項の一号で「書留とした郵便物の全部若しくは一部を亡失し、又はき損したとき百円」と書いてございますけれども、これは内容の沢山の金額でも入つてありますれば、どうなるのでございましようか。お伺いいたします。
【次の発言】 八十四條でございますが、「切手類を僞造する等の罪」と書いてございますが、これは私共子供の時分に、何か造幣局とか大藏省には、とてもお金のことがよく分る人がいらつしやつて、紙幣を取扱つておる人はこれは普通の紙幣か、これは僞造したものかということが分るという話を聞いた……

第1回国会 通信委員会 第8号(1947/12/01、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この前にもお伺いいたしたのでございますが、第六章の損害賠償の方に当るかと思いますが、これは最近に起りました実例でございますが、アメリカに滯在いたしております人から日本の内地に在る人に向けて小包が参るのでございますが、その小包が税関で檢査をされて、そうしてあとが元の通りに封をしてないそうでありまして、細い紐が二筋が三筋しか掛かつていない。そうしてそれが郵便局を通つて宅に渡されますときに、その内容の半分もなかつたり又は殆んどなかつたりするようなことがありますが、これはどういうふうにしてお願いすればよいものか。あちらで書留郵便にして頂いても駄目なものでございましようか。どうでございま……

第2回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1948/10/06、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この表の中でございますが、住宅の中の「住家」と「非住家」というものがありますが、この住家に非ずというもので、どういうものが主に災害を蒙つたのでございますか、住宅でございますか、何でございましようか、お分りになつておりましたらお知らせ頂きたいのでございますが……
【次の発言】 只今北海道、東北地方視察の御報告を承つたのでございますが、第一回國会において審議いたしました医療法がどのように利用されておるかということが問題でございます。その問題と関連いたしまして、私共の関係いたしております助産婦、保健婦、看護婦の法律のことであります。やはり各病院なり療養所なりに看護婦なりお医者さんが少……

第2回国会 厚生委員会 第2号(1948/02/24、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 お伺いいたしますが、この檢疫所は全部開港檢疫所でございますか。もう一つは長濱の檢疫所は横濱に附いておりますか。横須賀に附いておりましようか。閉鎖になつておりますのでございましようか。

第2回国会 厚生委員会 第5号(1948/05/25、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 職員の問題でございますけれども、只今職員の中でも看護婦が療養中で少いというお話でありますが、私の視察いたしました三重の病院でも、やはり看護婦の問題を言つておられましたが、非常に看護婦の待遇が……、一昨々日も官立病院の看護婦が參りまして申しますのに、夜勤といたしまして、その夜勤の手當も入れて頂いて千五百餘圓だそうでございますが、その夜勤料が入りますと非常に勤勞所得税が多くなりまして、千五百何十圓の収入の中から勤勞所得税を、八百七十圓でございましたか、引かれてしまう。それで食費も出ないというようなことで、家から米を持つて來て、月にお小遣千圓以上持つて來ないと、病院の看護婦ができない……

第2回国会 厚生委員会 第6号(1948/05/27、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 埋葬後発掘するのはどうするのですか。
【次の発言】 只今塚本委員長がお述べになりました墓地を全部変えることについてでございますが、私共の村で前に墓地を全部移したことがございますのですが、そのときに最後に埋めた人から何年間という経過でもいたしておりませんと、いろいろ村の人の氣持も惡くなりますし、宗教的にも又教育上にも非常に変な影響がございまして、骨が出て來たとか何とかということがございますので、こういう規定をお作りになりますときには、そういう点も、公衆衞生の点からも、そういう点も御考慮頂けるならば頂きたいということをお願いいたして置きます。

第2回国会 厚生委員会 第7号(1948/05/29、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 十三條でございますが、ちよつと御質疑があつたのかも知れないのでございますけれども、十三條の「墓地、納骨堂又は火葬場の管理者は、埋葬、埋藏、收藏又は火葬の求めを受けたときは、正当の理由がなければ」と書いてございますが、この正当の理由と申しますとどんなものでございますか。実は流患が流行りましたり、傳染病が多うございまして火葬場で火葬が山積みになつていて、なかなか燒かれないということがございますが、そんなのも理由の一つに入るのでございましようか。

第2回国会 厚生委員会 第17号(1948/06/26、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今政府委員の方の御説明を承つておりまして、保健婦に三分の一の國庫の補助があるとおつしやつておられましたが、どうも事務費の中に織込まれておるようでありますが、事務費の中に織込まれておりますために、その保健婦が非常な難儀をいたしております。ややともいたしますと、この保健婦の費用を他に流用される虞れがたびたびございます。現に今日あたりもそういうことを言つております者がございます。どうかこれを事務費の中から切離して、保健婦も療養の給付の一つとみなして頂いて、何か法文の上にはつきりと、他に流用されることのないように現わして頂きたいと思うのでございますが、その点を一つ。

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 総括的なお尋ねになつて申譯ありませんが、この藥事法ができまして、衛生材料から醫藥品から全部統制されるというお話でございますが、そういたしまして、かねがね望んでおります妊産婦の脱脂綿の配給とか、醫療関係者に対する醫薬品、衛生材料の配給と申しますか、ああいうようなものももつと円滑になつて、十分になつて参りますのでございますか、その点を承りたいと思います。
【次の発言】 私もなるべく近い將來におきまして、藥劑師の身分に関する法案が判定せられるように希望を申添えてこの案に賛成いたします。

第2回国会 通信委員会 閉会後第1号(1948/08/30、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 電話のことでございますが、これは地方でございませんが、東京で実際私共が経驗いたしております。七月の雷以來電話が通じないのでございます。それまでは非常にとても丁寧に毎日のように電話の故障はないかというので心配して頂いたのでございますが、この頃は参りません。私は中野でございますが、私共一軒かと思いましたら御近所も皆それであつたのです。発信はできないのでございますが、受信はできるのでございます。これはどういうことでございますか。二、三軒聞いて見ますと同樣でございます。どうぞお調べ願いたいと存じます。それからもう一つ、これは私の友達が英國から手紙をくれましたのでございますが、その手紙の……

第2回国会 通信委員会 閉会後第3号(1948/10/09、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 放送法案ではございませんが、私九州へ参りましたとき、熊本へ寄りまして逓信病院を見せて頂きました。そのとき、職員の人達の話を聞くと、職員の定数が少いというようなことでございました、看護婦の定員も、医者の定員も少いのでありますが、それと関連しておるわけではございませんが、逓信病院におる婦長は、二十何年勤務しておるのだそうでありますが、まだ雇のままだそうでして、これは別に技官にして頂かなくとも、やつてる仕事は変りないのですが、良い職員を得るという意味から、その点考慮して欲しいということを申出ておりましたので、恐れ入りますが、そういう点も考慮して頂きたいと思います。

第2回国会 通信委員会 第7号(1948/04/08、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 お伺いしたいのですが、本年度二十萬個電話を増設するようなお話でございますが、その電話の増設がございましたときに、その電話の事務に從事しておりまするいわゆる電話の交換手でございますが、これらの人の増員もやはり見込まれておるわけでございましようか。實はこの頃皆さんも御承知のことでございますが、私共時々市外電話をかけたいと存じまして百十六番にかけますと、とてもかからないのでございます。それからこの間もどこにかければよろしいでしようと伺つて見ましたら、中央電話局でございますか、丸の内二千何百番に掛けろということで、とうとう一日かからなくてしまつたということもございます。それからあの電話……

第2回国会 通信委員会 第8号(1948/05/04、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと電話のお話と少し違うのでございますけれども、お伺い申上げたいと思います。ずつと話は前に帰りまして、ストの時の話でございますけれども、いろいろ人々が噂をいたしまして、逓信病院の看護婦達もストをいたしました。それからその時に大変急を要する患者……看護婦だけではございませんが、病院の人が全部ストをいたしまして、直ぐに手術をいたしませんと生命に危險を來すというような人もその手術ができなくて、そうして亡くなつたというような噂でございますが、デマでございましようか、耳にいたしましたのでございますが、そんなようなことが本当にございましたものでございましようか。若しお分りになつておりま……

第2回国会 通信委員会 第9号(1948/05/24、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 第三號調書でございますが、架設比率、自動式六〇%、共電式二五%、磁石式一五%とありますが、これは加入者の希望でこういうようになつたのでございましようか。それとも資材の都合でこういうようなパーセンテージが出て來たのでございましようか、共電式の二五%、磁石式の一五%、こういうものは非常に費用も安いと思いますが、同じように二萬六千圓の公債を買わなければならないということになつて來ますと、勢い自動式の高い方を希望するのぢやないかと思うのでございますが……。

第2回国会 通信委員会 第14号(1948/06/21、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 私大臣にお伺い申上げたいのでございますが、この逓信省の附属に逓信病院という立派な病院がございますが、伺いますところによりますと、非常に入院料も安くて、非常に結構な病院だそうでございます。設備も大変よろしいそうでございますが、この頃医療の問題でいろいろ言われております一つに、病院の入院患者の看護が家族の者がせなくちやならないということが、大きな問題になつておると思います。看護婦の教育なども、家族の者に來て貰わないで、病院の看護婦が全部入院患者の看護をできるように、看護婦は教育して行く筈でございますけれども、逓信病院あたりから、こうした設備の立派な病院から、そういうように教育して頂……

第3回国会 厚生委員会 第2号(1948/11/11、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先程來厚生大臣より大変よいお話を承りまして、喜んでおります一人でございますが、その中でも特に未亡人の問題を非常に重く取上げて頂いておりますことを喜んでおりますが、これと関連いたしまして一つお願いいたして置きたいことがございますが、実はこうした戰争未亡人というようなことになりますと、大変この頃やかましく言われるのですが、それでなしに戰争前のもの、或いは戰事中いろいろな方面に勤労いたしておりました婦人が沢山ございます。特にこうした婦人は一万円なり二万円貯めますれば生涯安楽に暮していけると思つて、貯めて来た者も可なりあります。今日ではそうしたお金は一月か二月の生活に足りない金でありま……

第3回国会 厚生委員会 第5号(1948/11/25、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先程谷口議員から、大阪の脳病院のことを承つておりましてつくづく考えたことでございますが、この病院の組織と申しましようか、病院内が極めて乱脈であるということ、厚生省はこれに対して行政方面からもいろいろなさるでございましようけれども、査察官を幾らお殖やしになつても、実際仕事をしている人がしつかりしなければ仕事ができないと思うのでございます。そして又病院の職員が、いつもいつも査察官に監督しておられなければならんという、そういう職員では患者を委しておかれないと思います。これに対して厚生省は、院長が病氣で欠席して、副院長が七十以上の副院長で、代用の医者も來ない。院長の職責というものはそん……

第4回国会 厚生委員会 第1号(1948/12/11、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 お伺いいたします。第五條でございます。第五條の四、只今御説明下さいました「使用者、被傭者、医師、歯科医師、藥剤師その他」と書いてございますのですが、この「その他」は社会保險と申しましようか、健康保險の関係者が主だというお話でございますが、実は先般頂きました社会保障制度の勧告書の中にも、多分、病院のことだとか、保健所のことだとか出ておりましたが、厚生省の医療局の方でも医療制度の審議会をお持ちでございますが、医療制度審議会の中には医師、歯科医師、藥剤師それからその方たちと一緒に助産婦、看護婦、保健婦も入つておるのでございますが、ここにはそういう人たちは拔けておりますが、その必要をお……

第4回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1949/02/07、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 第一号の友愛組合とかいうのがありましたが、これは原語が分つておりましたらちよつと教えて頂きたいと思ます。
【次の発言】 この英國の法律の原書はございませんか、原語で書いたの。
【次の発言】 恐れ入りますが、若し原語がお分りになつたらちよつとお教えを。
【次の発言】 お伺いしたいのですが、第二章の「社会保障法による給付の種類」のところの、老齢給付と老衰給付の区別でございますけれども、これは老齢給付が、六十歳に達したら必ず老齢給付に移管されるという意味じやないのでありましようか。そこのところをちよつと私分らなかつたのですが。

第4回国会 厚生委員会 第2号(1948/12/12、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の第五條の四の御説明を頂いて、昨日も頂いたのでございますけれども、この問題について、もう一度はつきり御意見が伺いたいのでございますが、使用者、被傭者、医師、歯科医師、藥剤師、これらは皆團体から出るというお話を只今なすつて下さいましたのですが、実は昨日もお尋ねしたように、私共の方の助産婦、看護婦にも團体がございますのですが、そうした方面からお採りになる御意思があるかどうか、それをはつきりと、なんと申しましようか、御明答頂きたいのでございます。
【次の発言】 只今草葉委員の動議には反対いたします。討論願います。
【次の発言】 この社会保障制度審議会設置法案のこの原案に対して全面……

第4回国会 厚生委員会 第3号(1948/12/18、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 協会としましても、看護婦の就職斡旋はいたしております。就職斡旋はいたしておりますけれども、大々的に就職斡旋をしますということは、いろいろな方面に影響がございますので、個人々々に就職斡旋は今までやつております。大々的にこれから若しできるならば、厚生省とタイアップしてやれば非常にやりがたいと思います。但しこのところは若し私達が就職斡旋をさして頂くようないろいろの方面の運動をいたしますについては、一つお願いがあるのでございますが、看護婦のお願いといたしましては、結核療養所なり、癩療養所に勤務いたしましても、若し病氣になりましたときは、公務員の手当でございますか、この頃結核でございます……

第4回国会 厚生委員会 閉会後第3号(1949/02/09、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 後から伺いまして申訳ございませんが、昨日の英國のところでちよつと伺いたいのでございます。昨日開業医の方が四千人の患者を持つたらいいということだつたのでございますか、四千人の人口とおつしやつたのでございましようか、ちよつとそこのところをはつきり伺いたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つ伺つて置きたいのでございますが、昔英國でやつておりましたヘルス・インシユアランスは、年俸二百ポンド、当時の日本の金にいたしまして一千円くらいの報酬以下の人が入つていたように伺つておつてのでありますが、今度この社会保障によりますと、勿論全國民が報酬の如何に拘らず入つて行くのでありましようか。

第4回国会 予算委員会 第5号(1948/12/09、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この度の追加予算の財源の雜收入の中の病院並びに療養所の收入増加のことでございますが、そのことでちよつとお尋ねしたいのでありますが、この病院並びに療養所の收入の増加は、ベッド数を増加なさつて、これがかような收入の増加なんでございましようか。外に物價改訂にならなくても病院の薬價の値上げ等によつて増收になるのでございましようか。この増收は確実でございましようか。これを一つ伺いたいのでございます。  その次に、御承知のように只今の國立病院、それから療養所の状況でございますが、増收をお図りになるにいたしましても、現在の職員と申しますものは、他の官廳なんかと違つて、他の官廳では行政整理とか……

第4回国会 予算委員会 第7号(1948/12/11、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 文部大臣に大学病院の看護婦の教育とそれからその取扱についてお伺を申上げたいと思います。この本予算にも大学病院の收入が、病院、療養所の收入の中に可なり大きな役割をしておると伺つておりますが、これはもとより病院の医師その他の職員の力もございましようけれども、看護婦の力も随分大きいのじやないかと思うのでございます。この病院で大きな役割をいたします看護婦の教育の問題につきましては、過般第二國会を通過しました保健婦、助産婦、看護婦法で、これは改善される筈でございますけれども、いまだに大学病院ではこの教育のことにつきまして意を用いて頂かないやに伺うのでございます。大学は医務機関でございます……

第5回国会 厚生委員会 第1号(1949/03/23、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 亘政務次官においでを頂きましたので、お尋ねいたしたいと思います。先程各地を視察いたしました委員から報告がございましたけれども、この視察の度ごとに問題になつていることは保健婦の絶対数の不足、看護婦の絶対数の不足、第一回から第四回の國会に至るまでいつもこの問題に対して咳の出る患者に少し頓服を飯ませるという処置しか講ぜられていないのでございますが、厚生次官もおいでになりましたし、厚生省におかれましては、眞劍にこの問題に対して原因がどこにあるかということを研究して頂きたいと存じます。そうしてこれに対する対策を考えて頂きたいと私は思います。

第5回国会 厚生委員会 第2号(1949/03/24、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 保健所のこの要望書にも出ておりますが、保健所の技官及び保健婦という字が出ておりますが、これがどうも間違われておるようでありますが、実は保健婦の中にも、三級技官にして頂いているのがあるそうでありますが、その保健婦の定員に三級技官の定員が幾らか触れておりまして、もうここに出ておりますように、外の技官の方に定員が取られておるようにあるということを大変皆心配しておるようでございますが、そういう問題があつたことがあるのでございましようか。若しあるようでございましたら、どういうふうになるのか。結局保健婦にとつては誠に困つたものだと思つておりますので、それを一つお伺いしたいのでございます。そ……

第5回国会 厚生委員会 閉会後第2号(1949/07/25、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 社会局の厚生課長に伺いたいのであります。生活保護法による医療費でございますが、この医療費が段々高くなつて來るのであります。この頃まで五四二百円の計算でございましたが、今度六千五百円に引上げるとおつしやつておりますが、この医療費が段々嵩んで参りまして、只今の百六十五万の一割増員する見込だとおつしやつてやられますが、果して予算の範囲内でできるものでしようか、それをどういうふうにお考えになつておられますか、その点ちよつとお伺いいたしたいと思います。先程の生命保險の方もこれらのために失業対策の見込簿のようなお話でございます。ちよつとこの点明らかにして頂きたいと思います。

第5回国会 厚生委員会 第3号(1949/03/25、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この請願第百十四号は長野縣の大久保しづか外十六名の請願であります。請願第百二十八号は、これは神戸市の仙賀ますみの請願であります。それから請願第百四十七号は山梨縣の功力春枝の請願であります。これは三件とも意味は同じものでございますが、実は本年一月二十九日付で保健婦の檢定試驗に関する省令が出ましたのですが、これによりますと、保健婦の檢定試驗は、昨年の國会で保健婦助産婦、看護婦法が通過いたしましたが、その法律の一部を実施いたしましても、檢定試驗に関することは從來のままになつておりましたところ、突如といたしまして、去一月二十九日に厚生省令第四号を以ちまして、從來の保健婦規則の一部すなわ……

第5回国会 厚生委員会 閉会後第3号(1949/07/26、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今姫井委員の御報告の中にございました鹿兒島縣の港町で、二十数万流れて二十数名が溺死でございますか、それはその台風は夜中にでも來たのでございましようか。

第5回国会 厚生委員会 閉会後第4号(1949/08/20、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 これは小さい問題でございまして基準局長さんにお伺い申上げたいのでございます。この失業対策には安定局長さん先程のお話では実收入に対して保險給付をなさつていらつしやると、大変結構なんでございますが、これが厚生省方面の健康保險との関係でございますが、健康保險の方の標準報酬月額とそれから保險のかけます、何と申しましようかは額との差額が大変に大きいようなのでございます。御承知のように非常に保險経済の危機を來しておるのでございますが、それで基準局に対して何か厚生省の方では調査方を依頼したり連絡方を依頼しておるようでございますけれども、労働省の方ではこれに対してどういうようなお考えをお持ちに……

第5回国会 厚生委員会 閉会後第5号(1949/09/16、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 今朝の新聞を拜見いたしましたらシヤウブ博士の税制改革に対する勧告案の中に、社会保障に対する税金云々というような意味が見付かりましたのでございますが、恐らくこれから社会保障制度審議会の運営委員の方はそういう方面にもお力をお入れになつて下さると思いますけれども、中山委員がそちらへおいでになりましたら、税制改革の意味から檢討頂きましたら非常に有難いと思います。
【次の発言】 序でに谷口委員さんにお伺いしたいのですが、この間ラジオの放送で厚生省の方で非常に日本における病院のベツド数が不足しておりますので、ベツド数を増加するということを言つておりましたが、それはやはり審議会の方でお話でも……

第5回国会 厚生委員会 第6号(1949/04/12、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 お伺いしたいのでございますが、産兒調節は誰か指導者が要るのではないかというお話が出ておりましたようですが、保健所では保健婦達がこの方面を指導しておるというお話を承わり、それから助産婦にこの方面の指導をさしたらいいじやないかというお話が出ましたが、助産婦はお産を助けるものではなくて、調節の仕事に変るんじやないかという心配をしている向もあるのでありますが、私共としてはこんな考を持つております。実は保健所の保健婦の非常に年が若い人がこうした方面の指導をして行くのは何だか不安のような氣持がするというような考を持つている人もあるように承わりましたのですが、こうした方面の指導をなさることの……

第5回国会 厚生委員会 閉会後第7号(1949/10/24、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 外でもございませんけれども、新聞紙上でもやかましく言われております浮浪兒のヒロポンの問題でございますが、若しあれについて資料でもございましたら、頂戴いたすなり、或いはその外に又麻薬取締の問題も多々世間を騒がせておるようでございますので、関係の方の御説明を伺うなりいたしたいと思いますので、適当な処置をお取り頂きたいと思います。

第5回国会 厚生委員会 第9号(1949/04/16、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと森さんにお伺いしますが、一年半お勤めというお話でございますが、そして寡婦年金のお話が出ましたが、健康保險、厚生年金、失業保險等にお入りになつておりませんか。
【次の発言】 永田さんにお伺い申上げますが、只今のこうした職業でございますね、皆さん外にお出になつて、今までお働きになつたことのない方も男の中に入つてお働きになるということは、これはいろいろな御苦労があると思いますが、森さんも事務的なことをしておられるのでございますが、婦人として適当な職業がございますか。適当な職に何か就けられるように政府で教育させることができたらいいなとお考えになるような職業がございますか。婦人と……

第5回国会 厚生委員会 第10号(1949/04/18、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 社会事業の能率を挙げるという方法につきましておつしやられましたけれども、現在の社会事業家の活動と申しますか、社会事業團体の相互の連絡と申しましようか、これを見ましたときに、いろいろな会合もやつておられるでございましようけれども、さて小さい個々の問題になりますと、連絡と申しますか、そういう点が欠けておるのじやないかと存ずるのでございますけれども、これはこれまでの社会事業團体の成長と言いましようか、そうしたこともございましようし、只今おつしやいましたように、國民に社会事業の観念がまだはつきりしないところもございましようと思いますけれども、能率を挙げますについてのそういつた本当の何と……

第5回国会 厚生委員会 第11号(1949/04/19、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 徳永さんと牧野さんにお尋ねしますが、先程も、未亡人の方は母子寮にいらつしやる間はどうにかやつておられるのです。それよりももつともつと生活力を持つていなければならないというお話があつたように聞いておりましたのですが、生活力を持つのには、母子寮にいらつしやる間から何か準備をして頂かなければならないと思いますが、それは職業補導に関することだと思いますが、未亡人の方達はどういう職業を持つて將來自分達は強くなろうと思つておられましようか、このことをちよつと伺いたいと思います。

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/22、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 時間がございましたら、只今の穗積委員のおつしやつた実例ならこちらにもございますので、一つ厚生省の方に聞いて頂きたいのでありますが、外でもございませんが、或る國立病院の中へ入院しておられます結核の患者が大変氣の毒なものがございまして、病院の方から何とか生活医療保護費を送つて頂いたらというので、村の方に言つて参りますと、村ではこれを非常に喜ばないのであります。村の村長に言わせると、あの病院の院長さんは生活保護の患者さんばかり作りたがつておるというのであります。実情はよく病院長さんが知つておりますが、療養の程度なんか見ましても、非常に氣の毒な人がありますが、結局村なり、縣なりにそうい……

第5回国会 厚生委員会 第16号(1949/04/26、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 勤労者が今日耐乏生活のうちにおりまして、本当に生産に励むことのできますのも、健康保險があるからだと存ずるのでございます。この健康保險法の改正によりまして、保險経済の破綻を予防する意味から、一部診療費の負担をして行かなければならないということになりましたことは、誠に遺憾に存ずるのでございますが、諸般の情勢からして、どうしても一部負担をしなければ、日本の健康保險の保險経済は破綻を來すというのでございますので、これは止むを得ないことと存じまするので、本法案が定まりました以上は、政府におかれましても、この案の運営を円滑にして、一日も早く保險経済の破綻から免れるようにせられんことを要望い……

第5回国会 厚生委員会 第20号(1949/05/09、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 森山さんにお伺いしたいのでございますけれども、この改正の十三條の母性保護の立場から只今問題になつております経済的に非常に困ります者の妊娠中絶が行われていいということでございますが、こうなりますとこれはこの妊娠中絶の回数に非常に大きな興味を持つておりますが、人によりますと一年に三回ぐらい妊娠しておりまして、そうして妊娠中絶を行つたというような例も私知つておりますので、こういうことで妊娠中絶が行われましては、母性保護の立場から考えまして、一時の場合は非常に経済的にもその外の肉体的にも保護せられるように考えられますが、何年か経ちまして惡い例では直ぐ一年以内ぐらいに、葡萄状鬼胎のあとに……

第5回国会 厚生委員会 第23号(1949/05/14、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 質問を承つておりませんので重復をいたすかも知れませんけれども、一つお願いいたして置きます。  九條に、兒童福祉審議会に臨時委員を置くことができる。きつとこれまでの経驗でこの臨時委員が必要になつたのだろうと思うのでありますけれども、この臨時委員は審議会の構成の中にあるのでございますと、審議会を構成するのでございますと、どういうような種類の審議会ができるのでありましようか、その人員はどのくらい採るおつもりでしようか、それを承わりたいと思います。
【次の発言】 それから四十三條でございますが、盲ろうあ兒施設は何ケ所ぐらい……、今おつしやいました定員三十名ぐらいなんでございましようか、……

第5回国会 厚生委員会 第25号(1949/05/19、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先程から吉田總理大臣の大変御懇切な御説明を伺いましたのですが、私からお尋ねすることはございませんのですが、ちよつと婦人の立場から希望を申し述べさして頂きたいと思います。この間も未亡人の証人の人が出席をいたしましたときに、その大きな声の一つでございますことは、未亡人の人達が職業に特殊の技能がない結果、パンパンガールのような仕事をしなくちやならないということは、自分の手に職がないということでございまして、この目下のこうした社会情勢で、失業が大変多い。殊に昨日の新聞を見ますと、飯田橋の職業紹介所に求職が一千以上で、求人が二、三人の状態であります。殊に私の田舎の方から出て参りまして、飯……

第5回国会 厚生委員会 第27号(1949/05/23、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 兒童福祉法とは違いますのでございますが、この機会を拜借させて頂いて、ちよつと厚生政務次官に一言申上げたいことがございます。それは外でもございません。午前中に本会議に上程されました文部省設置法案の反対演説のときに、岩間議員から東京大学病院の看護婦のストライキの話が出ましたのでございます。これはたまたま文部省の所管の病院の看護婦でございましたけれども、私は結局この看護婦の教育とか、看護事業の基準というようなことは全部厚生省の所管になつておると存じますので、第二國会で新らしい保健婦、助産婦、看護婦法案が通過いたしまして、そうして法となつて公布されましてそれを実施しておられますが、なか……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/15、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 総理大臣に一点お伺い申上げて置きたいと存じます。それは経済九原則の実施に当つて、只今の、内閣が厚生行政と申上げましようか、整理を急いでおられるということでありますが、厚生行政の方面、特に保健衛生の方面を大分に圧縮されるように承つておるのでありますが、これはどういうことでございましようか。御承知のように日本の医学は、大変学問としての医学は、進んで参りましたのでございますが、これを日常生活に取入れまして、保健生活をするとか、民生の安定のために本当に地に着いた生活をするための應用方面が、これまで非常に下手でございましたことは、総理大臣も御承知でいらつしやると思いますが、そうしてそうい……

第6回国会 厚生委員会 第1号(1949/10/26、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 医務局関係のことで伺いたいのでございますが、医務局の中の看護課のことでございますが、昨年の新らしい保健婦助産婦看護婦法によりまして来年から国家試験が行われる筈になつているのでございますが、その国家試験の予算だの国家試験を行うのに先生も要るだろうと思いますが、どうも先生方の学校の工合だのいろいろな工合、それから国家試験をして貰います保健婦、助産婦、看護婦の再教育のお金が要ると思いますが、これはどのくらいの程度お取りになつていらつしやいますか。
【次の発言】 もう一度ちよつと伺いますが、再教育の七百二十万円の再教育費、これはどういうふうな内訳になつておりましようか、分りませんでしよ……

第6回国会 厚生委員会 第2号(1949/10/27、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 医務局関係でお尋ねしたいと思います。療養所のベツトを一千五百から五千に増加されるようでありますが、療養所は何ヶ月ぐらい増加されるのでございます。それから療養所その他で沢山整備されなければならないものがあると思うのでございますが、来年は整備をどういうふうになさいますか、整備の状況を一つお伺いします。
【次の発言】 じや少し今度細かしく入るのでございますが、看護婦のことにつきまして少しお伺いしたいと思います。五月二十日の省令でございますが、学校の規則が出たようでございますが、只今までの甲種看護婦の学校の指定数はどれだけになつているか伺いたいのでございます。この甲種看護婦学校を指定な……

第6回国会 厚生委員会 第4号(1949/11/16、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 昨年第二国会の際本委員会において採択になり、内閣に送付され実現されました厚生省看護課並びに各都道府県看護課(係)は経済上のためか、人材のないためか、即ち人材を学歴尊重主義、或いは封建的独善主義の下に選ぶような傾きがあるように思われて非常に弱体に見えますので、善処せられんことを要望するという趣旨でございます。又看護業務に従事しております者の福祉方法を考慮せられたいとの趣旨でございます。よろしく御審議をお願いいたします。
【次の発言】 ちよつとお伺いいたしたいのでございますが、中央におきましては只今のように兼務の者を五人というように大変陣容は整つておるようでございますが、中央におき……

第6回国会 厚生委員会 第9号(1949/12/02、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 その前にちよつと医務局長さんにお伺いさして頂きたいのであります。実は三、三日前に看護婦の国家試験についての審議会がございまして、決定を見られたとかという噂を伺つたのでありますが、そのことについて、その審議会の審議の決定をされましたのは、どういうふうに審議されましたのか、伺わして頂ければ幸いだと思います。
【次の発言】 それは噂に上つておるのでありますね。有難うございました。

第6回国会 法務委員会 第4号(1949/11/28、1期、緑風会)

○委員外議員(井上なつゑ君) この請願は東京都澁谷区原宿三丁目の日本助産婦看護婦保健婦協会の者の提案でございます。この請願の趣旨は、現在の戸籍法第四十九條第三項の出生届出の場合に出生の証明書が要るのでございますが、その出生の証明書に医師、助産婦、その他これに準ずる者の証明ができるということになつておりまして、現在そういうようにいたしておるのでございますが、この「その他の者」ということは国民生活の上に広く便宜を与えて頂いて大変結構なのでございますけれども、これは保健衞生の立場から見まして「その他の者」がございますわけで、本当に助産婦にかからなくてはならない人達が助産婦にかからなくて、そうしてお産……

第6回国会 予算委員会 第4号(1949/11/24、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 簡單に労働大臣に御所見をお伺いしたいのでございますが、それは少し離れた問題でございますが、昨年から労働省で婦人問題審議会を設けて看護婦の問題を大変研究になつておられるように伺つておりますのでございますけれども、御承知のように、今度の医療法に従つて看護婦を使うと、十六万くらい要るのではないかと思います。それが実働は六万何千人かでございますが、その間十万なんぼという不足があるのでございます。従いまして今日見ておりましても、看護婦が段々失業するのか離職するのか分からないような傾向にございますのでございますが、労働省といたしましては、これをどういうように見ておられるのか、どういうような……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/29、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 今回の補正予算で公共事業費の費用が二百六億円計上されてあります。来年度は一千億円でございますか計上されるように伺つておるのでございますが、その公共事業費の使い方につきまして、ちよつと総理大臣の御所見を伺いたいのであります。公共事業は御承知のように災害復旧とか、緊急止むを得ないものを先になさいまして、また国土の開発、資源の開発についてのことをなさいますのでございますが、一方国民のために保健衛生だとか、教育だとか、それから社会福祉など国民生活の要求を充足するところの工事もなさると思いますので、この際に総理大臣に、日本中にございます官公立の病院でございますが、殊に只今荒れておりますの……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/30、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今矢野政務事官がお答え下さいました中に、看護婦業務基準というのが出ましたのでありますが、これは厚生省でも特に研究になりまして、業務基準を作つて頂いておりますので、非常に結構でありますが、先般こちらの予算委員会に労働大臣がお見えになりましたときに、労働大臣にその看護婦の数が不足していることを労働大臣としてどのようにお考えになつているかということを伺つたのであります。その節に労働大臣は看護婦の勤務時間は九時間でございますということを、労働大臣じやございません、労働省の政府当局の方が、そうお答え下さいましたのでございます。それで私あのときに余りよく研究いたしておりませんものでござい……

第7回国会 厚生委員会 第1号(1949/12/15、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 結核予防対策確立に関する調査を要求いたしとうございます。御承知の通りに、大体全国の結核患者は百五十万あるということでございます。それに結核死亡者は概算十五万と申されておりますが、過般の国会でも、これに対してストレプトマイシンの輸入並びに国内生産は約二万五千人ということでございますので、なかなかその所要の量に達しませんし、又病床にいたしましても、各国立機関の病床も増床の目的を持つておられますが、それにも増して非常に只今問題になつておりますのは居宅患者でございます。そうした居宅患者がありますためになかなか治療も、今度は予防を重ねなければなりませんのに、予防どころの騒ぎじやございませ……

第7回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1950/06/14、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いしますが、新聞によりましてこの社会保障制度について報じております中に費用全額国庫負担を千億というのもありますし、二千億と言つているのもございますけれども、これは計算すれば分りましようけれども、事務局としまして二十六年度大体どのくらいの……。

第7回国会 厚生委員会 第2号(1949/12/19、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 大変遅から参りまして申訳けございませんですが、これは私の伺いたいと存じますことは、共同募金の根本に触れることでございますけれども、今度か行われております同募金を見ましても、その行われたことにつきましても、随分学生の方なんか出ておられまして、まるでアルバイトのような意味で共同募金が行われているのでございます。伺つて見ますと、共同募金の何かがそういう人達のために行くということを伺りております。もとよりそういうことにならないと、皆が皆その人達のために、気の毒な人のために自分の力を割いてできる人ばかりでないかも知れませんですけれども、ああした共同募金の一部を取られるというような気持がす……

第7回国会 厚生委員会 第3号(1950/01/26、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつお伺いいたしますが、この間の国会で補正予算が通過いたしましたときにも問題になつたのでございますが、結核対策のことでございますが、この前の予算のときにも結核対策として八千五百床殖やす、今もおつしやいましたようにこれについて十五億費用をとつている筈でございます。それからストレプトマイシンのための六億幾らの金をとつております。それでございますと、この前の補正予算のときの説明とちつとも変りないわけでございますが、今度厚生省でも結核予防法の改正もしたいと思うとおつしやつているのでございますが、その外に全面的り結核対策に対する補助を、これ以上とれないものでございますか、ちよつとお伺い……

第7回国会 厚生委員会 第5号(1950/01/31、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この特殊医薬品の供給……要するにストレプトマイシンの費用でございますが、六億も取つて頂いて大変に有難いと存じますのでございますが、先日来よりいろいろこのことについて伺つておりますと、国内の生産も思うように行かないとか……輸入品は多量に輸入されるでございましようけれども、若し二十五年度にストレプトマイシンが思うように生産できなかつたり、思うように輸入できなかつたりいたしまして、万一予算が、何と申しましようか、一杯々々に使われてしまいませんようなときには、この六億円の費用は、これは薬務局の他の方面へお使いになるおつもりでございましようか。都合によつては、これは結核患者のため何とかも……

第7回国会 厚生委員会 第6号(1950/02/01、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 お伺いいたしますが、この生活保護費の中にございます医療費と助産費が分つておりましたら、ちよつと承わらして頂きたいと思います。
【次の発言】 先程の山下委員のおつしやつたことにつきまして、公共事業費の身体障害者の更生施設の費用でございますね、あの中にこの頃問題になります結核患者の、コロニー、アフターケア、後保護のことをお考えになつておられますかどうか。
【次の発言】 国民金融公庫で普通の人が貸出しを受けますのは、五万円だと聞いております。どうして引揚げの人は一万五千円ですか。却つて引揚げの人が沢山要るのではないかと思いますが、どういうわけでありますか。

第7回国会 厚生委員会 第8号(1950/02/07、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつて運輸省の方に小さいことでございますが、お伺いしたいのですが、東京のステーシヨンは只今修理中でございますが、東京のステーシヨンのステーシヨン・ホテルをお持ちになるということでありますが、それからこの整備法によりまして、日本の非常に大きな停車場にステーシヨン・ホテルをお作りになるような御計画がおありでございますか、伺つて置きたいと思います。

第7回国会 厚生委員会 第9号(1950/02/08、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 厚生大臣の御出席を願いまして、この間の東京大学の病鷹の分院に起りました事件を中心に、少の看護婦の問題とお医者さんの問題をお伺い申上げたいと存じます。  先ず私は、これはお医者さんの立傷を論じますことは如何かと存じますが、私の方の立場からお医者さんのことを見せて頂いたことについて少し樹つて見たいと思うのでございます一員今は大変お医者さんの数が日本には多いのでございますし、それからお医者さんの分布と申しましようか、いる所と申しますか非常に偏在しておるのじやないかと存じます。お医者さんそのものの感じも、この頃は大変変つて来たと存じます。お医者さんにとりまして、何と申しますか、病院で治……

第7回国会 厚生委員会 第10号(1950/02/09、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 次回でよろしうございます。皆さんがそうなさるのでござましたら……

第7回国会 厚生委員会 第12号(1950/02/14、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 大変小さいことでございますけれども一つ承わりたいと思います。最近東京都、これは私共の方の仕事の関係でございますけれども、問題は派出看護婦でございます。派出看護婦が、職業安定法によりましてこの看護婦会を経営することができませんで、大勢一緒になりまして、そうして有料で、職業安定法では有料ではれきることになつおります、有料の願いを出してやつております。それは関係ございませんけれども、その派出看護婦会に入ります会員の人達は自分の国民保險の組合を結成しまして一人から十円ずつとつて、あとは国の方で九十円補助じてやるというふうな話を聞いたのでございますけれげも、東京都のような大きなところで、……

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/01、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 理事の補欠選挙はこれを省略いたしまして、委員長において選任せられたい動議を提出いたします。
【次の発言】 私も只今藤森委員の御説明の御趣旨に賛成をいたすものであります。と申しますのは、勿論この医薬分業の問題は大きな問題でございまして、單に医師や薬剤師の問題ではございません。国民全体の保健衛生に関する問題でございますので、十分に愼重に研究して頂かなければならないのでございますが、幸いに本委員会には社会保障制度の研究している部門もございますし、これは從來の社会保障制度の中に織り込んで行くべき問題で、社会保障制度の中に消化すべき問題でございますので、そうした委員会の中の社会保障制度の……

第7回国会 厚生委員会 第16号(1950/03/07、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この法律を施行しますのに、取つておいでになります予算を、この間ちよつと説明を伺つたのかも知れませんけれども、もう一度お知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 栄養士法の一部を改正されまして、栄養士の資質を向上せられますことは、結局国民の栄養の向上になりますことと思いますので、大変に喜ばしいことと存じますのでありますが、差当り現下問題にいたしておりますことは、病院並びに療養所内の患者の栄養問題が大きく取上げられておりますのでございます。殊に国の費用を使つております国立病院、国立療養所の患者の食事費を値上げする、前国会かに補正予算で上げられまして、来国会もそれで行くわけでござい……

第7回国会 厚生委員会 第18号(1950/03/14、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この前の質疑でどの程度医療法の改正問題について御質問があつたか存じませんが、この診療料名と少し離れて医療法全般のことについて少し承わりたいのでございますが、現行の医療法によりますと、あの法律が出されましてから五年の間に病院、診療所を整備しなければならないということになつておりましたのですが、今日どの程度に日本の病院、診療所は整備されておりますか。その状況を承わりたいと思います。
【次の発言】 大変簡單な法律でもございます。討論を省略いたしまして直ちに採決に入ることの動議を提出いたします。
【次の発言】 幸い本日は医務局の次長さんがお出で下さいましたので、ちよつとお伺い申して置き……

第7回国会 厚生委員会 第20号(1950/03/23、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先程から資料の請求をしておるのでありますのでもとより資料を下さることとは存じますけれども、今回改正になりました大きな項目でございます酒療保護でございますが、これについて明らかに私共に分りますような資料を御提出頂きたいと思います。お願いいたします。

第7回国会 厚生委員会 第22号(1950/03/29、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いいたします。大変に青少年の何といいましようか、精神的ないろんな方面の堕落を防ぐ意味において、この法律は今結構だとおつしやつたけれども、この法律を、御承知のように第二條にもございますように、今皆様の学校では学生は二十歳から二十五歳までの人が多いとおつしやつておられますけれども、この法律ができて若し適用されますと、二十歳までの人と申しましようか、現在二十五歳までの人は構わないことになつております。そうしますと結局皆様のグループで又二つに分れると思います。それはどういうふうにお考えになつておりますか。この二條にございますような「この法律施行の際、現に年齡二十年以上に達し……

第7回国会 厚生委員会 第23号(1950/03/30、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この際討論を打切りまして、直ちに採決せられんことの動議を提出いたします。

第7回国会 厚生委員会 第24号(1950/04/04、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いしますが、現在すでに医療法人という名前を持つておる人は、この法律施行の際に医療法人になれると書いてありますが、只今医療法人になつておりますものの数はどのくらいございますでしようか。
【次の発言】 この医療法人でございますがこれは赤十字社とか済生会とかいう病院で、普通の公のものではございますけれども、ああしたような病院はどういうふうになるのでございますか。借金が沢山ございますが、途中で医療法人の組織はできますか。
【次の発言】 この医療法人の中には、病院又は診療所だけに限定しておりますが、産院でも、大きな参院はお医者さんが沢山ありますが、これはどうして産院をお入れに……

第7回国会 厚生委員会 第27号(1950/04/11、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先程萩原さんからでございましたが、お伺いいたしましたが、医師会の御意見で、その指定する機関は、指定する機関よりか個人の方がいいという御意見でありますが、これはきつと支拂の関係上、そうおつしやると思うのでございますけれども、私が考えますときに、これは個人の開業医の方は別でございますけれども、大きな公的の医療機関なんかでございますと、その機関が指定されました方が、患者のためには都合がよいように思うのでございます。と申しますのは、外でもございませんが、このお医者さんでも生活保護のために指定されてお医者さんということになりますと、お医者さんが何と言いましようか、特別に定められてしまうと……

第7回国会 厚生委員会 第28号(1950/04/12、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 過日この医療法の一部改正についての提案理由を御説明頂きましたのでございますが、又初めに返つて申訳ございませんが、まだ篤と呑み込めないのでございます。と申しますのは、この事由の中には診療所、病院の建段促進、それから医療事業の発展ということが書いてございますが、この医療事業の発展ということは、結局医療機関の内容の整備というようなことを言うのでございましようか、どうでございましようか。この点を一つ承わりたいのでございます。と申しますのは外でもございませんけれども、この頃ここの執行部か何でございましたか、機関誌が出ております中に、一番初めに結核療養所の病人のことが取上げられております。……

第7回国会 厚生委員会 第29号(1950/04/18、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 この際政府提出の原案に対しまして、私は全面的に賛成をいたしたいのでございますけれども、ちよつとここで希望條件を申述さして頂きたいと思います。と申しますのは、この医療法の一部を改正いたしまして、日本の病院、診療所の発展を促し、又内部の何と申しましようか、整備と申しましようか、そうした面に拍車をかけて頂くために、この医療法を御改正になつたのだとは存じますけれども、この医療法の一部改正を見ましたとき、直ぐにも病院、診療所の整備、拡充、整備、改善、それらか内部の拡充というようなことが期待されないように存じますのでございますので、この医療法の一部を改正されましたら、これを契機といたしまし……

第7回国会 厚生委員会 第31号(1950/04/21、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 若しこの際大臣がおいで下さるなら一点だけお伺いしておきたいのであります。  それは他でもございませんが、第二一條の社会福祉主事の問題でございますが、先般の公聽会にも公述人の方から申出されまして、非常に皆社会福祉主事について危惧の念を抱いておられますので、先程から中華委員も述べられておりますのでございますが、国民の健康で文化的な生活はどういうものだかということにつきまして、非常にいろいろ意見の相違がございまして、過般も自殺批判のことで新聞にちよつと私が意見を述べましたら非常にいろいろな声が出て参りまして、この生活保護の運営が非常に不公平に行つているのじやないか、公平に行つていない……

第7回国会 厚生委員会 第36号(1950/05/01、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 兒童福祉法の一部に絡んで申上げたいのでありますが、この改正法律、それからこの要綱を伺いまして、これから三年計画、五年計画で兒童の福祉法をお図りになるように聞いておりますが、問題はそこにあると思うのであります。只今伺つております浮浪兒とか肢体不自由兒、そういつた者の施設は大事でありますが、これから生まれて来るところの健康な子供を大変沢山持つことが必要で、母子衛生には大変妊産婦に対する保健対策が沢山出ておりますのですが、伺いますところによりますと、まだ産院あたりでは遺伝梅毒を持つた子供が産院に見られるということを伺つて非常に悲しいことだと思いますが、一人の遺伝梅毒の子供を産院に見る……

第7回国会 予算委員会 第20号(1950/03/24、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 私は文部大臣に大学病院の定員の問題についてお伺いいたしたいのでございます。で、御承知のように大学の定員は定員法によつて定められておるのでございますが、大学の研究機関でございます大学病院の定員の中に、特殊の技術を要します医師、歯科医師、薬剤師、看護婦というものがございますが、これは御承知の通りでございますが、技術の点で明瞭になりませんのが看護婦なんでございます。大学病院の看護婦は特別の技術を持つておりますことは普通の看護婦と同じでございますが、その身分は、大学病院だけではございませんけれども、普通の雇員として定員が取扱われておりますので、看護上非常に不都合を来すことが多いのでござ……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 決算委員会 第4号(1950/07/24、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いいたしますが、五十四億の特別会計を入れてそうして利益がどうということは、四十八億幾らかの損失だというのですか。それから現在まで手持の木炭があつて割安に処理しておるものがある、そうしますと結局どういうことになるのでございますか。五十四億を入れましてもこれはまだ足りなくて、仮にそうだとすれば又追加予算で取らなければいけないという見通しになるのですか。そのことがよく分らないのですが。

第8回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1950/10/03、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 去る九月三日の午後一時二十分頃から吹き始めましたジエーン台風の被害が予想外に大きいということでございましたので、私共この厚生委員の者達も憂慮いたしておりましたところ、幸に委員長のお許しもございましたし、それから参議院議長の命も、ございまして、厚生委員の中山、井上両委員が多田專門員、横山主事、厚生省杉村事務官と共に、九月十一日の午後十時三十分東京駅出発、現地に向いましたのでございます。九月十二日朝京都駅に到着、直ちに府庁に赴きました。そうして府下の状況を聴取いたしました。幸い京都から出ておられます大谷委員の秘書の方も御同行下さいまして、大変に状況聴取は都合がよろしうございました。……

第8回国会 厚生委員会 第2号(1950/07/20、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと遅く出まして御説明を承わらなかつたので申訳ございませんが、これは大変小さいことになるのでございますが、一つここで承わらして頂いてよろしうございますか。
【次の発言】 それは外でもございませんが、今年の何と申しますか、出生率が二、三日前の新聞に発表になつたところを見ますと大変出生数が減つております。そのことにつきまして兒童局の方では助産婦のことをどう考えておられますか、お伺いしたいのございますが、実は大変優生保護法によりまして妊娠中絶なんかも多くなつております。助産なんかを見ますと、余りにも少くなつて一人が大抵三人半ぐらいの平均になつて来ておる。段々と助産の数が減つて来て……

第8回国会 厚生委員会 閉会後第2号(1950/10/04、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の保健所の職員の待遇の問題でございますが、これは手当を出して頂くということも一つの方法だと思いますけれども、手当を出すということのみが何も待遇改善ではないと思います。実は過般来方々の保健所を見て参りますのに、保健所の所長を初めとしまして職員全体が自分の時間を使用して読みますような本がないのでございます。御承知のように或る所長は自分のお金で一つ二つ雑誌を買わなければならない。保健婦なんかもやはり一つか二つの雑誌を購入しておる。それでAクラスの中でも東京の特別保健所とか、杉並の保健所というようなところは図書室がございますけれども、保健所は小さくても図書室の整備というものの予算は……

第8回国会 厚生委員会 第3号(1950/07/21、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 結核のことでお伺いしたいのですが、大変に御努力によりまして保健所の整備もでき上り、病床も増加しつつあります。この際私共の考えなければならないことは、国民の衞生教育をもう一度思い直さなけれげならないのじやないかと思うのです。御承知のように一遍結核にかかられまして、新らしい科学的な療法を受けられました方は非常に知識が豊かでございまして、大変結構ですが、この間も或る病院の患者さんから手紙を受取りまして、自分たちはもう少し結核に対する知識を持つていたらこういうような手遅れにはならなかつたのだが、それで国民全般に結核の知識を普及して貰いたいというようなことを書いて来ておりました。幸いこの……

第8回国会 厚生委員会 閉会後第3号(1950/10/14、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私は過般のジェーン台風に際しまして、参議院を代表しまして大阪府に参りましたのでございますが、曽てございました災害時におきましては、赤十字の救護班が出ておりましても、人々は改めて赤十字のことを申されることはございませんでしたが、この度の災害には大阪府庁において、大阪市庁において、区役所においても、あらゆるところで赤十字の奉仕団に対する賞讃のお言葉が出たのでございます。私は実に赤十字の奉仕団に対しましてそのとき嬉しく存じましたのでございます。先ほど三人の証人の方からもよく述べられましたのでございますが、大阪市におきまして特に申されましたことは、六十万人分の炊出しに赤十字の奉仕団の方……

第8回国会 厚生委員会 第4号(1950/07/22、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと一つ承りたいのですが、この間の熱海の火事でございますが、火事のあと、この国際観光温泉文化都市建設法がどの程度建設に役に立つているでございましようか。この法律によつて熱海の復興が少し予算的に援助されているものでございましようか。
【次の発言】 新宿御苑で入園料を取つておりますが、入園料は普通の経常費に繰入れられるのですか、どういう目的に使われるのですか。
【次の発言】 これらの統計はどの程度にまでお出しになつておられましようか、お出しになつている範囲、報告書の範囲を伺いたいと思います。私共は大変有難く結構に頂戴しておりますが……。

第8回国会 厚生委員会 閉会後第4号(1950/11/06、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いいたしますが、政府に対して二十六年度から始めて頂きたい。二十七年度をフルにやつて頂きたいということを申入れをしておられますが、若し政府がこれを早速に受入れてくれませんようなことがございましたら、審議会はその次の手はどういうようにお打ちになるのでございましようか。
【次の発言】 早く主管大臣をきめて貰つて立法して貰いたいという勧告をしておられますが、審議会としては、大体どこの大臣でこれをやつて貰いたいというような御意見は出なかつたのでございましようか、承わりたいと思います。
【次の発言】 先ほどからの官房長官のお話を伺つておりまして、私過日新聞で健康保險料の値上をす……

第8回国会 厚生委員会 第5号(1950/07/26、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 今度の改正は費用のことでございますが、費用のことでちよつと承わりたいのでございますが、過般の福井の震災のときに福井の市民が国庫と、それから都道府県とそれから震災地の問題でごたごたしたことがありますが、或いは新らしい地方税法案として今回のように改正になりまして、地方の会計が非常にむずかしなると申しましようか、非常に多くなるのでございますけれども、いろいろな点でむずかしくなつて参りました。ああしたような摩擦が余計にあるのではないかと思いますが、これはどういうように当局ではお考えになつておられますか。その点を一つ。
【次の発言】 もう一つついでに伺いたいのですが、お使いになつておられ……

第8回国会 厚生委員会 閉会後第5号(1950/11/07、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今政府の御説明で、健康診断のことについて大変結構な補助が沢山取れておりまして、そうして二〇%の補助が取れて、多数の人に対して健康診断をするとおつしやいましたが、それについて保健所の問題が出て来ましたが、参考人の諸先生からも保健所の問題が出ておりますが、佐々木先生は問題はごく簡單だ、保健婦を沢山に作れ、そうして学校医を増せばよいというお話ですが、私は保健婦の問題について少しお伺いしたいのでございます。御承知のように、これからの日本の保健婦は甲種看護婦学校を卒業して、それから一ケ年の課程を経て保健婦になるのでございますが、昭和二十六年におきましては、公営健康診断の大きな計画を立て……

第8回国会 厚生委員会 第7号(1950/07/28、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私もこの災害救助法の一部を改正する法律案に希望条件を付して賛成をいたすものでございます。と申しますのは、外でもございませんが、この災害救助に一番重要なことは資材の備蓄でございます。この資材の備蓄に万全の策を図られますよう努力されたいという希望を付したいのでございます。それからもう一つは、この災害救助法を計画いたしておりますのは日本赤十字社でございます。日本赤十字社の内容充実という点に十分注意されますよう要望いたして置きます。それからもう一つは、この災害救助法の運営に当つておりまする中央災害対策委員会でございますが、この委員会の活動を活溌ならしめまして、災害救助に聊かも欠点のない……

第8回国会 厚生委員会 第8号(1950/07/30、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の有馬委員の動議に賛成いたします。
【次の発言】 第三条によつて狂犬病の予防員を置かれまするのでございますが、大体予防員は保健所に置くのでございましようか。実はこの間近県を歩いておりましたら、一頭の浮浪犬が附いて来て仕方がない。こわいから横に行くと横。左へ行くと左、一町程待つておりますと、ちつとも先へ行かないで、又後を向いて帰つて来るのですが、どこの犬か分らない。鑑札も何も下げていない。こわいものでございますから、こちらで引つこむと又戻つて来る。少し頭が狂つているのじやないかという気がしてしようがないのですが、こういう犬がいるときはどこへ言つて行つたらいいのですか。予防員は……

第9回国会 厚生委員会 第2号(1950/12/04、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今警察予備隊の健康管理は、嘱託医師一名に看護婦二名とおつしやつておられますが、すでに警察には警察病院というものがおありになるはずでありますが、この全国の警察病院を活用なさることはできないのですか。それからいくつぐらいございますか。現在の警察の衛生組織、衛生設備をちよつと資料を頂きとうございます、あとでも結構ですが。  それからもう一つ、只今厚生大臣から厚生省の結核対策本部のお話がございましたが、結核対策本部の組織と、本部から各府県の支部に対しまする支部の組織でもお作りになつておりますかどうか。それから本部の構成をちよつと承わりたいのでございます。本部にどういうかたがおつて、結……

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/05、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の薬務局長の御説明で製造を押えましたことは非常によくわかりましたのでございますが、すでに市場にこのお薬の非常に過剩を來たしておりますことが御説明にございましたが、この一万何千軒かの販売者を脅迫するということがございますというお話がございましたけれども、これは何とか店のほうの物を、医療用だけにして置かないと、御承知のようになかなか医薬分業の域に入つておりませんから、お医者さんの名前でヒロポンを買いに來る人はないと思うのでございますが、今日一万何千軒の中にありますヒロポンを、何とか一時押えて置く考えはないのでございましようか。そういうお考えをしておられないのでございましようか。

第9回国会 厚生委員会 第4号(1950/12/06、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今藤森議員から御発言のございました社会保障制度に関連してお尋ね申すのでございますが、実は今朝ほどの本会議で柏木議員から身体障害者と申しましようか、傷痍軍人のかたの処置について緊急質問がございましたときに、厚生大臣は身体障害者福祉法によつて適当な処置を講じたいというような御答弁がございましたので、これにつきましてもう少し具体的に私は伺つて見たいことがございますので、御答弁をお願いいたしとうございます。  実は私共厚生委員会は十二月二日の土曜日の午前から午後にかけまして東京都内の厚生施設を見て歩きましたのでございますが、そのうちの一つに身体障害者の福祉法を適用されております戸山寮……

第10回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1951/07/26、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 先ほどから藤原委員、松原委員から御質問申上げましたので、私今大して申上げることはないのでございます。ちよつと大臣に念を押しておきたいのでありますが、これは先ほども藤原委員も言われましたように、終戦後病人の問題、特に病人を看護いたします看護の面におきまして非常に進歩いたしましたと申しましようか、拡大いたしましたものでございますから、この頃皆看護婦、助産婦、保健婦の間で、この講和條約が済めば又元の通りに戻るのではないかという不安があるのです。殊にいろんな噂によりますと、厚生省の看護課初め各都道府県の看護課、看護係付は廃止になるのではないかという声が出ておるのでありますが、厚生大臣に……

第10回国会 厚生委員会 閉会後第2号(1951/07/27、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 昨日御説明がございました二億五千万円でございますが、あれはどういう費用にお使いになるおつもりでございますか、予定を承わりたいと思います。
【次の発言】 これに関連してちよつと念を押しておきたいのでございますけれども、地方へ参りますと、厚生省ではたくさんの予算をとられて、講習者一人当りに二千円くらいずつ講習を受けるときの費用を下さるなんというようなデマが飛んでおりますが、それは全然これとは関係ございませんか。
【次の発言】 只今の問題に関連してでございますが、特に派出看護婦なんかの問題があるのでございますが、この人たちは自分で働いておりますから、働きをやめればいいのでございますけ……

第10回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/15、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 給与の根本に少し触れるのでございますけれどもこの保険給付は、病気になりましたら現金給付と、いわゆる傷病手当金と現物給与とありますが、その現物給与のうちの病院に入院するときのことをちよつとお伺いしたいと思うのでございますけれども、病院に入院しますと、生活保護と違いますけれども、この病院では生活保護もいわゆる二二%でございますが、生活費、食事代も一切入つております。これは別々になつていると非常に困るからというので入れて頂いたのでございますけれどもこれは考え様によりますと、入院しないで外におりまして通つておつて治療を受ける人は、いわゆる治療と自分の生活とは別々で、入院いたしましたら傷……

第10回国会 厚生委員会 閉会後第3号(1951/08/06、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺い申上げますが、これは助産婦、保健婦、看護婦の仲間からたびたび出おりますことで、すでに当局においても御審議済みのことかと思いますが、実は助産婦の今年行います国家試験のことにつきまして御質問申上げますが、法律にもございますように、昭和二十六年九月一日以降に助産婦の国家試験を一回行うということでございますので、その法律の通りに参りますと、本年行われるのが当り前でございますが、御承知のようにまだ助産婦の新らしい学科もできておりませんのでございますけれども、御当局のほうではそれで法律通りに今年国家試験を実施なさる御予定でございますかどうか。法律によりますと、学校を卒業した者……

第10回国会 厚生委員会 第25号(1951/05/08、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 林さんと岩下さんにお伺いしたいのであります。実は先般こちらの山下厚生委員長とそれから私と二人でアメリカの厚生制度を見せて頂きました。そうして第一番にアメリカに参りまして不思議に思いましたことは、どこへ参りましても大きな赤いネオン・サインでドラツグ・ストーアというのが出ている。それで一体ここでお薬を売つておられるお医者さんはどこにおられるのかと思いましても、大きな病院はよくわかりますが、お医者さんのありかがわからない、それでいろいろ伺つて見ましたが、お医者さんはドクター・オフイスと言うのだそうです。それでどこかに小さな看板を出して、何々ドクターという看板を出しておられる。薬剤師の……

第10回国会 厚生委員会 第26号(1951/05/11、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の赤木証人のお話伺つておりまして感じましたのですが、そういたしますと、この医薬分業の制度がきまりましてから後、なお引続いて医療報酬の審議会が必要だという結論に達しましたと考えますが、そういうわけでございますか。

第10回国会 厚生委員会 第27号(1951/05/15、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の勝俣証人の御証言中に診療報酬調査会の資料を基礎にしてなさいましたとおつしやいましたけれども、それでもなお技術料というものを認める点において、これを基礎にしたようにおつしやつたのですが、政府のほうでは一年ぐらいの間に個々の技術料と申しましようか、そうしたのは一年ではできないとおつしやいましたのですが、およそ何年ぐらいかかるおつもりでございましようか、ちよつとお伺いしたいのであります。
【次の発言】 榊原証人にお伺い申上げますが、先ほどからたびたび新らしい医療体系ということが出ておりますが、殊にあなた様の御証言の最後に、新らしい医療体系の早く実現を見たいというお言葉でございま……

第10回国会 厚生委員会 第29号(1951/05/23、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いいたしますが、只今医薬分業についての反対の第一は、このお医者さんの生活程度を下げることに対して反対だというように承わりましてのでございますが、お医者さんは病人からいろいろと信頼されなければなりませんので、一般の人よりも生活程度を高くしなければならんということの意味でございますか。それが一つでございます。それからもう一つ承わりたいのですが、薬剤師のかたは現在においては調剤には反対で、売薬業者として十分に生活ができるとお考えになつていらつしやるのでございましようか。この二つを承わりたいと思います。
【次の発言】 院議に基きまして、只今上程されております医師法、歯科医師……

第10回国会 厚生委員会 第30号(1951/05/24、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 問題は少々違うのでございますけれども、最初に労働大臣と厚生大臣と兼務をしておられますので、この際大臣の御意見をお伺いいたしたいのでございます。  それはほかでもございませんが、私どもの即ち看護事業の看護婦の教育の問題は多々取上げられておりますが、教育とは違いまして、看護事業の問題は医師法、歯科医師法、薬事法それから保健婦、助産婦、看護婦法の中にも当然取上げらるべき看護事業の一つでございます派出の看護事業の問題が非常に何と申しましようか、おろそかにしておられると言つちや誤弊がございますけれども、どうも度外視されているような傾向がございまして、非常に私ども看護婦仲間の間で大きな問題……

第10回国会 厚生委員会 第31号(1951/05/25、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとこの際御報告をさせて頂きとうございます。それはほかでもございませんが、一昨日当厚生委員会におきまして、サムス准将の功績に対して感謝をする決議をなすつて頂きましたのでございますが、その決議文は今朝私が厚生委員会を代表させて頂きまして司令部へお届けいたして参りました。どうぞ厚生委員会の皆様によろしくお伝え申してくれとのことでございました。右御報告申上げます。
【次の発言】 討論を省略いたしまして、直ちに採決せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 ちよつとこの法律を実施なさいますのに対して検疫所の数を新しく殖やさなければならないと書いてありますが、どのくらいの施設……

第10回国会 厚生委員会 第36号(1951/05/31、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 この案について伺いたいことがございますが、先ず第一に今度の改正案が出ましたのでございますが、この法律が出まして、どのように兒童の福祉の向上が違つて出て参るのでございましようか。その点第一に伺いたいのでございます。全体的と申しましようか、総括的に……。
【次の発言】 少し細かしく承わりたいのでありますが、先ず身体傷害者でございまするが、今度、先日通りました身体傷害者福祉法にもありましたように、兒童で身体傷害者の福祉といいましようか、その兒童福祉法に適用される人数がございますね、大体どのくらいの子供がこれによりまして救われますか、人数がわかつていたら一つ。……それから保健所は今度こ……

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/06/01、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 その問題で委員長の御質問がおしまいになりましたら次にちよつと発言さして頂きたいと思います。
【次の発言】 只今の児童文化財のお話でございますが、実は私過去三カ月アメリカの子供のことをいろいろ見せて頂きましたあとで感想をきかれましたのでございますが、その専門的なことは別といたしまして一般的な感想といたしまして、アメリカでは子供は一体ふだんどこにしまつてあるのか、子供を町で見ないじやないかと私が申しました。そういたしますと、勿論日本の国とアメリカの国の土地の広さは比べることはできないのであるからして、大体児童の保護の仕方が本当に全般的に違うのじやないだろうかというような話でございま……

第11回国会 厚生委員会 第1号(1951/08/16、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 薬室におります助手の笠島といいますのは、資格はどういうものを持つておるのでございましようか。
【次の発言】 それに関係いたしまして、看護婦の何と申しましようか、年齢はどのくらいでございましようか、看護婦は年の若いかたでございますか。
【次の発言】 その国立病院は看護婦の養成所と申しましようか、甲種とか、乙種とか、訓練所は持つておりませんのでしようか。
【次の発言】 それでこの問題はよくわかりましたが、この上とも……。これは瓶のレツテルを間違えるというようなことは、看護婦の基礎教育というものが欠けておるためだと考えます。これには看護婦の教育に今後特別の努力をして頂くことにいたしま……

第11回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1951/09/12、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 保健婦、看護婦、助産婦の法規と待遇の改善の委員会が前にもございましたが、これも続いてやつて頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと予算でお伺いしたいのでございますが、病院の特別会計が二億八千万円、まだきまつておらないという先ほどの御説明だつたと承わつたのでありますが、御承知のように、この間国立病院の鯖江病院にああいう事件が起つておりますが、あれは薬局の不整備からだと思います。前の国会で医薬分業の法律が成立しましたときに、私は強く薬局の整備を願いたいと申したのでございますが、薬局の整備が、薬剤師のかたの、開業していらつしやいます薬局の整備は着々できているようでございますけれど……

第11回国会 厚生委員会 第3号(1951/08/18、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとこの際お伺いしておきたいのですが、この間、八月三十一日で効を失します旧助産婦令でございますが、それによりまして、この八月三十一日全部それは効を失してなくなるのでございますが、新らしい保健婦助産婦法の適用を受けることになります。この九月以降に助産婦の国家試験がございますので、この前の委員会におきまして局長さんにも一応今年助産婦の国家試験をするかということで、保健婦も同じでございますが、国家試験をする。助産婦の中には国家試験を一時延期して頂くとか、再教育によつて看護婦のように資格を與えて頂くとか何とかの方法を考慮して頂きたいという声がございます。ところが地方の者が今日も申し……

第12回国会 厚生委員会 第3号(1951/10/17、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 まだこの問題について伺いたいのでございますが。
【次の発言】 先ほどから議員の皆様からいろいろ御質問がございまして、厚生大臣から大変有難い御答弁を頂いておりますから、私から申上げることもございませんけれども、こういうような施策をなさるためには、先ず厚生大臣お始めになるには、御覧になつたと思いますが、箱根の療養所におります脊髄損傷の患者を見て頂きたいと思います。今日ハンストに出たくても脊髄損傷の患者でございますから。あすこは九十何名でございますが、全国に散らばつて、本当に悲惨な家庭を持つておられる者が多々ございます。軍属でありました者が、一時金千円をもらつて、あとの待遇が悪いため……

第12回国会 厚生委員会 第4号(1951/10/20、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私は小さいことを一つ二つ伺いたいのでございますが、先ず戸田先生に乾燥ワクチンのことを伺いたいのです。先ほど乾燥ワクチンの量ですが、大変菌が少いときかないことがあるとおつしやいましたが、これは子供がBCGの注射をして頂きますと、殊に東京都内に住んで、結核の感染の危険があると思われるかたが二度も三度もBCGをして頂いても陽転しないということがございます。これは結局ワクチンの量と申しますか、何か体質によるものじやないでしようか、その点を一つ……。
【次の発言】 それから今度は浜野先生に伺いたいのでございますけれども、只今の御回答では、橋本厚生大臣が、BCGはきくと一言おつしやつて頂け……

第12回国会 厚生委員会 第6号(1951/10/25、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私児玉先生と河盛先生にお伺い申上げたいのでございますが、こうした問題の、BCG問題は国民の保健衛生思想の普及と申しましようか、一大拍車をかけたものと思いまして、私は不幸なようなことには考えられますが、一面非常に嬉しいのでございます。と申しますのは、とかくこれまで日本の医学とか保健衛生思想と申しますものは、技術者の面に重きを置かれまして、国民一般はこういうものにうとかつたのでございますが、今度の学術会議の何と申しましようか、示唆が行政方面に取入れられるようにと御勧告下すつたことは、非常に国民に大きな衝動を与え、非常な不安を醸しましたけれども、一面非常に有難いことと思うのでございま……

第12回国会 厚生委員会 第7号(1951/10/29、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今議題となりました保健婦助産婦看護婦法等の一部を改正する法律案についてその提案の理由を御説明申上げます。  保健婦助産婦看護婦に関する制度、なかんずく国家試験及び免許に関する制度につきましては、当委員会におきましても先に小委員会を設けましてたびたび研究して来たのでありますが、ここに漸く成案を得ましたので、御審議をお願いする運びと相成りました次第でございます。この法律案の内容につきまして御説明申上げますと、主要な改正点は二点でございます。  第一に、旧保健婦規則、旧看護婦規則又は旧助産婦規則によりまして免許又は登録を受けておりました保健婦、看護婦又は助産婦、即ちいわゆる旧規則に……

第12回国会 厚生委員会 第9号(1951/11/05、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 この際厚生大臣にお伺いしたいのでございますが、この小委員会の報告の中に、行政的部面と書いてあります点に触れたいと存じます。それは御承知のように、皆さんの御意見では乾燥ワクチンが一つも惡くない、身体に有害でない、これは技術の面で非常に劣つているからということでございます。この間証人のあるかたに、この接種は一体どなたがなさいますか、お医者さんがなさいますか、その他の技術者がなさいますかと言つてお尋ねをしたところが、この証人のかたは、医者がしますというふうにおつしやつていられましたけれども、地方に行つて伺いますところによりますと、これは公表されておりませんが、或る村のごときは看護婦が……

第12回国会 厚生委員会 第10号(1951/11/08、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと先ほど御説明がありましたが、職員の待遇のことで伺いたいのですが、常々私は癩療養所の人、結核療養所の人たちは危険な所でありますから、恩給にいたしましても非常に加算があつて然るべきだと思いますが、一般並みの恩給であると思います。それにもう一つは、前線に働く看護婦はいつも定員法に引かかりますか、何に引かかりますか存じませんが、雇員待遇でございます。六号俸の一、三百円か、五百円の加俸をもらつておる。何年勤めておりましても雇員と同じで、十年、二十年勤めても恩給はない。これは社会保障制度などでできれば結構でございますが、只今の恩給では非常に不公平だと思つておりますので、何か療養所で……

第12回国会 厚生委員会 第11号(1951/11/19、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 何か山口公衆衛生局長がお出になつておられますから、ちよつとお伺いしたいと思います。実は一昨日の本会議で外務委員長の報告で、公衆衛生国際事務局がWHOに合併されたという報告を聞きましたので、この問題につきまして、事務所とかそうした機構だけの問題でなしに、厚生委員といたしまして、もう少し詳しくこの問題を知りたいと思うのでございます。
【次の発言】 よくわかりましてございます。先般の、これは外務委員長の御報告にございましたが、そうするとこれはどこで……外務省でこの問題を取扱つておられるのじやないかと存じます。国際小麦協定の加入に関する件、その他五、六件の承認を求める件という案件が出さ……

第13回国会 厚生委員会 第2号(1951/12/14、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私も理事の一人といたしまして委員長から御相談を受けましたので、この際ちよつと申述べさして頂きたいと思います。只今山下議員のおつしやるのは本当に御尤もだと思います。実は昨日藤森委員からの御趣旨は承わつたのででいますが、委員長もその際にはどうしたものか、明日では各委員のかたにも連絡も付かないし、又保険小委員会のかたも連絡が付かない。たまたま視察に出ておりまして半数にも足りないものでございますので、如何したものだろうという御相談を受けたのであります。藤森委員にそのことを申上げましたところ、只今山下委員のおつしやつたように若し大臣、局長というような大きな問題にまで持つて行かなければ、事……

第13回国会 厚生委員会 第3号(1952/01/09、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 小杉委員にちよつとお伺いしたいことがございますが、よろしうございますか。
【次の発言】 只今小杉委員から、アメリカで御立派な御視察になりました御報告を頂きまして大変有難く拜聽いたしたのでありますが、ちよつとお伺いしたいのでございますが、これはほかでもございませんが、過日アメリカから手紙が参りまして、先の国会で私どもがあなたがたのお力を拜借いたしまして、保健婦、助産婦、看護婦法等の一部の改正を願つて大変有難く存じておりましたのでございますが、たまたまどういういきさつでございましたか、行き違いができましたので……、日本には六・三・三のいわゆる高等学校を卒業して看護婦になるものが非常……

第13回国会 厚生委員会 第4号(1952/02/07、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 風祭の現在の問題でございますが、お風呂でございますね、本当に気の毒な状態でございますね、風祭のお風呂でございます。まるで温度が低くて大人の入るべき温度ではございません。三十度や三十五度では赤ちやんでも入られる温度ではありません。四十度以上のお風呂に入らなければならぬのでございますが、即刻あのお風呂は温泉法によりまして、温泉需要施設へ厚生省から申入れて何か一定の措置をして欲しいのでございますが、どういうふうに厚生大臣はお考えになつておられますか、私どもこれは大変大きな問題だと思います。上の湯本ではどんどんと普通の温泉旅館に温泉をとつてしまつて、そうして本当にお湯の要るあの病人たち……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/09、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 資料を出して頂きますので、申上げなくてもいいのですが、大阪の国立病院のようなところ、それから兵庫県の篠山の国立病院のようなところで建築途中にありますようなものに対しては、これはどういうふうにお仕事なさいますか。これは残す病院になつておるかどうかわかりませんが、お伺いしたいと思います。大変建設途次において困つているような病院がございますので、これが一つと、それからこれはここに書いてございますように、国立病院は看護婦助産婦養成所がたくさんくつ付いておりますが、そこで教育して頂けますので、大変喜んでおります。大阪でも四つの学校があつて、大変経済的に二千万円も要つても、これなんか看護婦……

第13回国会 厚生委員会 第6号(1952/02/11、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 一つ二つ伺つておきたいと存じます。残される病院は指導的な、又特殊的な意味を持つとおつしやいますが、そういうことになりますと、各地区に今ございます医務局出張所とはどういう関係になりますのでございますか、ちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 只今医務局出張所の性格と違うということを承わりましたのでございますけれども、国立病院がだんだん減つて参るのでございますけれども、こうしたメデイカル・センターの大きな病院に指導してもらわんでも国で直接指導してもらつたら如何かと思います。数が二十幾つになりますし、こうなつて来ると、医務局出張所の必要がなくなるのではないかと思いますので、その点……

第13回国会 厚生委員会 第7号(1952/02/14、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと大臣がおられますので大変いい機会でございますから一点お伺いいたしておきたいと思います。それはほかでもございませんが、いろいろこの間からも問題になつておりますのでございますが、日本赤十字社の救護員の問題でございます。日本赤十字社の医師、看護婦はこの戦争中は元の陸海軍の命令で救護員といたしまして出動いたしましたのでございますが、中には殉職いたした者もございますし、或いは戦死した人が随分たくさんおりますのでございます。それでこれは陸軍におきましては明治三十五年の四月に陸軍大臣から赤十字社の社長に宛てまして通牒がございましたし、海軍におきましては昭和八年の二月に海軍次官から赤十……

第13回国会 厚生委員会 第8号(1952/02/21、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私もその意見に賛成でございますが、前に東京温泉の問題も出ましたから……。
【次の発言】 この前の、前週の委員会に医務局長にお願いしておいたのでございますが、これは厚生省の総務課関係だということでそのままになつておりまするが、本年度の、二十七年度の予算じやございません、現存実施いたしております予算の総務課関係の社会保障調査費の内訳が頂きたいと思いますが、それをまだ私頂いておりませんので、委員長からどうぞ早く提出するよう督励して頂くようにお願いいたします。

第13回国会 厚生委員会 第9号(1952/02/22、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと数に関連してでございますけれども、それではこの死亡者の二十三万四千百五十一人の中から遺骨の帰つたのは一人もおらないと思つてよろしうございますか。
【次の発言】 その実数はどのくらいかわかりませんか。
【次の発言】 ちよつとそれに絡んででございますが、資料の、未復員者給與法の二番目の、俸給のみを受ける者、これは單身だと思いますが、俸給を受ける者の申請をいたしますときに、親が六十歳以下だというので非常に困るのでございますけれども、これは援護庁のほうではそういうことはないと信じておられると思うのですが、ちよつとお尋ねします。

第13回国会 厚生委員会 第10号(1952/02/28、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 受胎調節に関連しまして、この頃大きな問題になつております純潔教育の問題、いわゆる性教育の問題を厚生大臣はどうお考えになつておりましようか、承わりたいのでございます。この頃新聞紙上でも十四歳の子供が子供を生んだとか、高等学校の生徒が何十パーセントも人工妊娠中絶をしたとかいうことで、文部当局もかなり頭を悩ましておられると思うのでございます。で、優生保護法がこちらで審議されましたときにも、この性教育の問題、いわゆる純潔教育の問題は大きく取上げられたことでございますが、併しこの頃の世相から見て、なかなかこの問題がよく実行されないでこういう結果を来たしておる点がございます。御承知のように……

第13回国会 厚生委員会 第13号(1952/03/28、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとこの問題についてお願いしておきたいことがございますから……。この国民健康保險の再建整備資金貸付法案が出ましたので、大変いい機会でございますので、お願い申上げたいと思いますが、この国民健康保險のなんと申しましようか、赤字はこれは有名なことで知れておるのでございますが、それに従いましてこの国民健康保險をやつております町村が、殊に直営診療所があいますようなところが人材の整備が行き亘つていないように思うのでございますが、この法案のいろいろ参考資料を頂きますときに、どのくらいの直営診療所がございまして、それから医者はどのくらいか……。ちよつと実は昨日山梨県に参りましたのですが、そ……

第13回国会 厚生委員会 第18号(1952/05/07、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 今ここに資料を頂きましたが、その中に看護婦養成所は、看護婦の学校は甲種と乙種を持つているのが大部分でございますが、この看護婦学校を持つておるところも、いずれそのうちの何パーセントか地方移讓になると思いますけれども、これについては甲種というのは普通の看護婦学校でよろしうございますが、これまでの乙種というのはどういうふうにこれから仕向けていらつしやるおつもりでございますかというのが一つと、この頃準看護婦の養成が始つて参りますと、普通の看護婦に準看護婦幾らというようなとりきめがないために、これからの国立病院の看護というものは恐らく地方へ移管されまして非常に落ちるのではないかと思います……

第13回国会 厚生委員会 第20号(1952/06/03、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 物品の問題が出ておりますが、これまでこうした事例の問題で事件を起したのにどういう事例がございますか、それを教えて頂きたいと思います。
【次の発言】 こういう法律が出されるには何かそうしたいろいろな問題があつてのことだろうと思いますので、どういうような事例の問題がありましたか、ちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 兒童福祉の問題ではございませんけれども、たまたま……。
【次の発言】 厚生大臣にちよつとほかのことで緊急質問しとうございます。それで折角お出ましを頂いておりますので、厚生大臣にお伺いしたいと思うのでありますが、昨日の夕刊か或いは今朝ほどの朝刊に載つておりましたのでご……

第13回国会 厚生委員会 第21号(1952/06/04、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと警視庁の高柳さんにお伺い申上げたいと思うのです。先ほど貴重な調査の結果の報告を伺つておりまして、そうして感じましたことは、この兒童福祉の今回の改正案も大変子供のために結構なんでございますけれども、結局子供が労働をやめますと、裏付がないというようなことをおつしやつておられますが、これは大きな問題で、先ほど子供が花売りをして家を建てたような子供があるというお話でございますけれども、一体子供たち八十何者の収入の額というものは、家庭の補助はどのぐらいするようになつておるのでございますか。この子供たちが家庭の補助をしなくなれば家計が立ち行かなくて、八十四名のうち二名しか生活保護が……

第13回国会 厚生委員会 第22号(1952/06/05、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 お伺い申上げますが、厚生大臣は日本の病院の基準をどこにお置きになりますかということを先ずお伺い申上げたいのでございます。過般も病院を視察させて頂きまして、そうして日本の建築物の寿命が木造が三十五年、それから耐震耐火が何年とか言われてこの頃建てられておりますにもかかわらず、国立病院の大半が四十五年、五十年の生命を超え、寿命が尽きていると思います。殊に戦争終了直前に建てられたバラック建というものは殆んど引揚者の住宅と等しい、昔の引揚者の住宅です、今はもうだんだん改良されておりますけれども……。そういうような建物、設備を持ち、そうして中の内容も非常に貧弱でございます。それを病院と称し……

第13回国会 厚生委員会 第23号(1952/06/06、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 その前にちよつと質問が願いとうございます。
【次の発言】 極く簡單な質問なんです。
【次の発言】 極く簡単な質問でございますが、只今、二回国家試験を受けてすでに合格しないで落第をしておられまして、この法律によつて救済される人数はどのくらいでございましようか。
【次の発言】 結構でございます。

第13回国会 厚生委員会 第24号(1952/06/10、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 政府のほうに伺いたいんでございますが、この目的でございますが、国民の栄養思想を高めるということでございますが、この栄養調査は、国民調査票は大変制限ずけられておるのですが、ほかの栄養調査以外に使つてはならないという制限をつけられております。これまで厚生省で国民の栄養調査をしておられました例から見まして、どうも国民の栄養調査そのものが秘密調査というわけじやございませんけれども、私ども過去一、二回栄養の成績表を見せて頂きたいと思つたことがございますけれども、これは余り部外に持出さないとか何とかで、なかなか見せて頂くのがこれまでむずかしかつたと思うのでございます。そういうように栄養調査……

第13回国会 厚生委員会 第25号(1952/06/13、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 結構でございますから……、私は資料の要求をいたしておきたいと思います。
【次の発言】 只今、昨日から中山委員が小委員会を作りたいとおつしやつておりますけれども、只今山下委員の御賛成がございまして、それで各党から一名ぐらいとおつしやつておられますけれども、すでにこの赤十字法案につきましては、この委員会におきましても大分よくいろいろと御研究になつて頂いておると思いますので、小委員といたしましても、三人とか五人しかおいでにならないかも知れませんし、本委員会といたしましても小委員会の人数ぐらいしか出られませんのでございますので、私はむしろ初めからこれを本委員会に付託して頂きたい。初めか……

第13回国会 厚生委員会 第26号(1952/06/18、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと長官にお伺いいたしますが、今回未復員者給与法を改正されまして、戦争犯罪人の留守家族の援護が行われましようが、これと少し関係のございます未復員者給与法で只今療養いたしております患者でございますが、実はいつも患者のことで問題になつております六千余人の特別の取扱を受けております人たも、こういうように戦争犯罪者の人たもの留守宅援護ができますと、恐らくあの人たちも留守宅援護、あの人たちの生活面を見てくれという声が出るにきまつておりますが、それについて何かお考えがございましようか。承わつておきたいと思います。
【次の発言】 先ほどの問題、今一回念を押しておきたいのですけれども、未復……

第13回国会 厚生委員会 第27号(1952/06/19、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとこの際お諮り頂きたいと思います。それは、今朝ほども審議されました日本赤十字社法案審査のため参考人を召喚することとし、その人選、召喚の日時等は委員長に一任することの動議を提出いたします。

第13回国会 厚生委員会 第29号(1952/06/26、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いいたしますが、大森先生に伺いますが、五月二十日に実験用でほうぼうに送つて人にも使つたというようなお話でございますが、この薬はどんなような結核の程度に効くのでございますか。私どもはほうぼうから手紙をもらうのでありますが、ここにも一つ患者が書いて参りまして、お医者さんは新薬を奨められるけれども、入手の方法がない。入院患者で厚生省のほうから実験用に出した新薬を個人でもらつておる。そうして、これを服んでいるのですが、良転にびつくりしているというふうによく効いておる。でその人も自分も早く服んで成形手術をしようと思いますと、こんなことを言つて参りましたのですが、この薬の効く病……

第13回国会 厚生委員会 第31号(1952/07/04、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと伺いたいのですが、このたびこのお薬を大変急いで許可なさいましたのですが、それについていろいろ闇で高く売られているからということもありますけれども、それは闇のお薬は外国から入りますお薬でございましようか、それとも研究用に使つておられるお薬を買うのでありますのでしようか、それともこの間の参考人のお話では、非常に安くこのお薬が出ておるというので、すでに許可になるまでに大変たくさんどこかで秘密にでもこのお薬が作られて流れておるのじやないのでございましようか、ちよつとその点承わりたいと思います。

第13回国会 厚生委員会 第32号(1952/07/24、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 赤十字の維持の問題が出ております。それでこの際ちよつとお伺いいたしたいと存じますが、この社員でございますが、ここに第十四條にも社員は権利があると書いてございます。ところがこの頃伺つてみますと、非常に社員の人がちやんと赤十字の社員だというので、社員席に入れられていろいろと権利を持たされることに重苦しいというような感じを持つという噂を聞くのでございますが、これは無論社員の人が権利を持つというよりも、もつともつと社員の人が赤十字を維持して行くというような気持で誇らしく思えるように仕向けるように法律案がなつたらいいのじやないかというふうに私は考えておりますけれども、赤十字の方面でどうい……

第13回国会 厚生委員会 第33号(1952/07/25、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私はこの際に、政府当局に対しましてちよつともう一度念を押しておきたいと思います。それはほかでもございませんが、この赤十字社法案の審議に当つて一番問題になつておりますことは、赤十字社の財政でございます。すぐにも災害救助をしなければならないということになりますれば、必要なものはこれは財政の面だろうと思うのであります。財政の擴充だろうと思うのです。それで政府当局におきましては、このことはどんなにお考えになつておられましようか。特別の予算でも見積つてでもすぐにも赤十字の援助をするようにお考えになつておつて下さるか、その点を承わりたいと思います。それはどういう意味かと申しますと、この政府……

第15回国会 厚生委員会 第2号(1952/11/13、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 こちらのかたの田中さんと小林さんにちよつとお聞きしたいのですが、田中さんのお言葉の中で、たくさんあちらに残つております婦人が苦労をしているというのがお話出ておつたのですけれども、日本の新聞にもちよいくそういうことが出ますのでございます。この間も何新聞でございましたか、満州のあの辺から何でも引張つて集団暴行をしたという記事が出ておりました。それからあちらで苦労した人たちの女のかたたちにその苦労を聞き出そうとしますと、皆そのことを思い出すのはいやだから聞かないでくれと言つてなかなか言わないのでございます。あちらの満州でございますか、中国のかたと結婚していらつしやるというようなことや……

第15回国会 厚生委員会 第3号(1952/11/25、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いしますが、これは一部負担ですけれども何分の一かわかりませんか。
【次の発言】 ちよつと脱けておるのです。
【次の発言】 紙一枚脱けておりますよ。

第15回国会 厚生委員会 第6号(1952/12/04、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 先日お願いしました資料もどうぞよろしくお願いします。今度の補正予算と明年度予算に出ております法の切換えその他につきまして、保健婦、助産婦、看護婦の学校の増加或いは変更についての一覧表、それから卒業する見込数、それからここに出ておりますこの保健婦、助産婦、看護婦の本年度の受験人員でございますが、どのくらい受験人員がございますものか、それも合せてお願をいたしたいと思います。それからついでにこれまでの看護婦の甲種学校数、乙種学校数、準看護婦学校数の一覧表もお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 これに遺族貸付金に必要な経費というのが出ておりますけれども、これは先のことになりますか……

第15回国会 厚生委員会 第8号(1952/12/09、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつと私この際、医務局次長にお伺いしたいのでございますが、ほかでもございませんけれども、この保健婦助産婦看護婦法の今回の改正案が出るときに、都合によつたら保健婦助産婦看護婦の業務従事証の撤廃も法案の中に入れたいというような御意見を承つたことがございますのですけれども、今回それをどういうわけでこの中にお入れになりませんでしたか、ちよつと伺いたいのでございますが。
【次の発言】 それではこの際医務局次長の御意見を伺つておきたいのでございますが、この業務従事証は運営の面でどういうふうにお考えになつて運営しておられるかということが伺いたい。と申しますのは、これは非常に私の例を引いては……

第15回国会 厚生委員会 第9号(1952/12/11、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 討論を省略いたしまして直ちに両案の採決に入られんことの動議を提出いたします。

第15回国会 厚生委員会 第11号(1952/12/18、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとこの際小さいことを二三伺わさして頂きますが、この法律は非常に急ぐというので衆議院で採択されて、決定されてこちらに提出されたわけでございますが、これは急ぐので施行期日が一月一日ぐらいかと思つておりましたら、四月一日に施行期日がなつておる。勿論これは予算の問題もございましようが、その方面と睨み合せてやらなければならんのでございますが、そういたしますと、これは三月末に卒業する生徒と申しましようか、そういう子供を持つた人たちは、一月二月三月と大分費用が要りましようし、お金を貸してもらいたいという人も四月にならなければ借りられない、本年度は借りられないということでございますが、三……

第15回国会 厚生委員会 第12号(1952/12/19、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 この法律案でございますが、この法律の附則の二項、この法律による改正の問題でございますが、「失業保険金の最高日額を定めるまでの間は、失業保険金の額は、一日につき三百七十円をこえることができない。」と書いてございますが、その期間はどのくらいでございますか。一月一日までの期間でございましようか。それとも最高日額を定めるにはほかに日にちがいるのでございましようか。
【次の発言】 ちよつとお伺いしたいのですが、この船員保険法の適用者は確か船のトン数は五十トン以上だと思いますが、それ以下の人の失業の問題は労働省で所管しておりますか、どうなつておりますか。船員保険に入つていない船に乗つている……

第15回国会 厚生委員会 第15号(1953/02/05、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 厚生大臣の予算の説明を承わりまして、医療機関の整備、その他国民健康保険の補助の増額、保健所の増加などで非常に有難く存じておるのでありますが、その内容をどのようにお考えになつていられるかというところに、私は疑問を持つているのであります。それは内容と申しますか、医療従業員の定員とか医療従業員その他の人の待遇の問題について少し承わりたいと思います。只今も谷口委員がおつしやいましたように、健康保険の点数が非常に少いので困るとおつしやつていましたが、その医療費の問題が医療従業員の上にかぶさつて参ります。殊にかぶさつて参りますのは、看護婦或いは保健婦の上に非常に大きくかぶさつて参りますこと……

第15回国会 厚生委員会 第17号(1953/02/16、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 私はこの際医務局長にちよつと御質問したいのでございますけれども、それはほかでもございませんが一昨々日でございましたか、毎日新聞に載つておりましたことでございますが、過般厚生大臣にお伺いいたしました注射の事件でございます。毎日新聞社のお取上げになつておられます項目をちよつと見ますと、如何にも看護婦が勝手に注射をしたようにちよつと見えたのでございますが、そして医務局といたしまして絶対看護婦に注射することならんという、何と言いましようか、きつい通牒を各府県に出したというようなことに、私ちよつと見まて感じられたのでございますが、如何なる通牒をお出しになつて、如何なる方法で以てこういう災……

第15回国会 厚生委員会 第18号(1953/02/17、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 大体山下先生、委員長がお聞き下さいましたので、私は伺うこともないのでございますけれどもこれは六億幾らの金を一応必要なところへ配分して、それから残つたお金を分ける、分けて残つたお金を国庫に納めるというように書いてあると思うのでございますが、大体の見通しとしましてどのくらいほど配分なさるのでございましようか。どのくらいほど国庫に納める金が、十八条に書いてありますが、残つて来るか、私の了解する限りでは全部配分してしまうのじやないかと思いますが、ちよつとその点承わつておきたいと思います。

第15回国会 厚生委員会 第19号(1953/02/19、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 第二班の視察状況を私から概略御報告申上げます。第二班は重森委員と私、専門員室から長谷川調査員、法制局から三嶽参事が同行して、一行四名で去る一月十三日から一週間に亘りまして、兵庫、岡山、広島の三県の状況を視察して参りました。最初草葉委員も御参加なさる予定に相成つておりましたが御差支えのため御参加頂けなかつたのは残念でございました。  一行は去る十三日の夜東京を出発いたしたのでありますが、途中関ケ原附近で大雪に会いまして列車が何べんも立往生いたしましたので、遂に約五時間も延着いたしましたため、兵庫県下における視察は予定通り実施することが出来なかつたのは誠に遺憾でございました。  次……

第15回国会 厚生委員会 第28号(1953/03/14、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の御説明で第三条の緩和ということを承わつたのでございますけれども実はこの法律は非常に手続が面倒くさくて、なかなか貸付けてもらうことができなかつたというような声を聞いておつたのでございますけれども、現在国民健康保険の直営診療所を持つておりますところでも非常に赤字が出ております。私の知つておりますところでも、折角直営診療所を作りましたけれども、利用者が少くて人件費ばかりかかつて赤字になる。いつそこんなものは廃止して、村の公民館にしてしまつたほうがいい、そういうふうな声もある。そういうようなところにまで落ちたところでも、これは政府の資金で救い上げられるようにまで範囲が拡張されるも……



各種会議発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第2号(1947/10/02、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 先般水害がございまして、埼玉縣に出て参りましたときに、東村の堤防の上で避難の人が住んでおりますバラツクを見たときに、そのバラツクの中にテントの家がございましたので、縣廳に参りまして伺いましたら、それは縣の方から厚生省にお願いして拜借したものだというお話でございました。大変テントは都合がいいので、二千と仰しやいましだか二万と仰しやいましたか、はつきり記憶いたしませんが、厚生省の方へお願いして算段するつもりであるということでありました。勿論テントの家は恒久的なものではございませんし、本当に一時的のものでございますが、沢山の人が急に集まつたような場合には間に合うのじやないかと思います……

第2回国会 厚生・労働・商業連合委員会 第1号(1948/07/05、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 これに関してでございますが、姫井案と政府案とのことでいろいろ御意見が出ているようでございますが、実は姫井委員がこの案をお出しになりまして、関係方面の了解を得て帰られましたときに、私共が伺いましたことを思い出したのでございますが、議員提出としては非常に立派にできているということであつたそうであります。先程政府提出の理由を伺つておりますと、なかなかむずかしいというようなお話もございましたが、どうぞ皆さん御審議の際には、こういことも御参考にして頂けばよいと思います。

第2回国会 通信委員打合会 閉会後第2号(1948/07/27、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の一般放送局のことでございますけれども、各地方に幾つも幾つもできるようなことがございますと、いろいろ廣告放送とは言つておられますが、その廣告なるものが、いろいろな意味に変じて、一つの政党の独占物になるような虞れはございませんでしようか、承わつて置きたいと思います。

第2回国会 通信委員打合会 閉会後第3号(1948/07/28、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 現在の社團法人日本放送協会から今度できます日本放送協会に引継ぎするときでございますが、現在ございます資産が引継がけるのでございましようか、負債は引継がれるのでございましようか、若し負債がある場合にはこの放送債券を以て賄われるようになるのでございましようか、その点を一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは、今度の十五億円の放送債券でございますが、あれは放送設備に使うということにここに書いてございますけれども、この放組事業に発展させる上に、放送設備と申しましようか、私の考えますのは、汽車の中だとか、電車の中だとか、それから公園だとか、この頃一部停車場だとか公園だとか人の集る……

第6回国会 厚生委員会社会事業団体及び施設の振興に関する小委員会 第1号(1949/11/10、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 ちよつとお伺いいたしますが、ユニセフの送られましたこの材料は赤ん坊のおしめなんかには当てられないのでございましようか、実は赤ん坊のおしめが足りないという声は、いつも国会なんかでも出るのでございますけれども、満三歳以上というのはどういうところに根拠があつて決まつたのでございましようか。
【次の発言】 もう一つ衣料のことについて伺いますが、どうせ年末に配給になるのでしようから、冬着ができ上ると存ずるのでありますけれども、どういうような生地にお作り上げになりますか。それから保健所の方のミルクと申しますか、これは人工栄養児でございましようか、それとも虚弱児、乳児でございましようか、幼児……

第6回国会 郵政・厚生連合委員会 第1号(1949/11/09、1期、緑風会)

○井上なつゑ君 第五條の六項七項の費用はどのくらいかかるものでございますか、一億五千枚から費用を引きますと、純益はどのくらいになるのでございますか。


2期(1950/06/04〜)

第10回国会 厚生・労働連合委員会 第1号(1950/12/15、2期、緑風会)

○井上なつゑ君 只今の原委員の問題に関していろいろ御意見が出ておりますのでございますが、先ほどもちよつと原委員とお話ししましたのでございます。で原委員もおつしやつておられますが、この質問に対して政府の答弁如何によりましては、決して御自分が初めに思つておられたように、二時間も三時間もかからずに、御答弁如何によつては三十分で済むかも知れないし、そういうふうに円満にやつて行くことを非常に嬉しく思うというようなお気持であつたように私見受けられましたのでございます。それで今日の席上に気持よくお出ましになつて下さいましたのでございますので、そのことも小杉委員もよく御承知のはずでございましたけれども、小杉委……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/11、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長代理(井上なつゑ君) ちよつと皆様にお諮りいたしますが、松野政務次官は衆議院のほうから呼ばれておりますそうでございます。これはたくさんまだあとに質問がおありのことと存じますが、本日の連合委員会をこの程度にいたしまして、あとは次回に廻したいと思いますが、御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めます。それでは本日の委員会はこれで散会いたします。    午後零時十五分散会


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ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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