このページでは、井上なつえ参議院議員が提出した質問主意書に関する情報をまとめています。質問主意書の提出数、質問主意書の件名、質問と政府からの答弁の冒頭部分を一覧にしています。質問と答弁については参議院ウェブサイトの本文に飛ぶことができます。
1期(1947/04/20〜)
病院組織、看護業務の改善並に国家による看護婦再教育に関する質問主意書
第1回国会 参議院 質問主意書 第25号(1947/08/08提出、1期)
質問内容今日の国家事情から見てその重要性の特に痛感される国民保健の問題に関連して、一日も速かに実施を要するのは(一)病院組織の改善及び(二)看護婦再教育の問題である。
現在病院の多くは、入院料が、廉くとも、一日四五十円を要する。この入院料というのは実は単なる室代を意味するにすぎず、食費、治療費、薬価等は別計算になつているのが普通である。一般の病院では病人に最も大切な寝具の用意さえなく、患者自身が準備せね…
答弁内容質問のうち、第一の病院の組織の点については、病院は法規上は必ず医師が之を管理し、病院運営の全責任を負わなければならないので従つて医学的の知識のない者が事務を管掌するようなことはできない建前になつている。しかし実際問題としては、質問のような場合も時にあるかと思われるが、その点は関係方面とも十分協力して指導改善するように努力致したい。なお、看護婦が雑役に使用せられて、十分にその本来の役目を果していない…
助産婦所得税に関する質問主意書
第3回国会 参議院 質問主意書 第6号(1948/11/10提出、1期)
質問内容所得税課税増加により助産婦にかけられる税金も増大した。
助産料の公定価はあつても、従来の習慣上、妊産婦より、助産婦への謝礼は金一封ということになつているところが多い。然るに昨今の農村金融状態下にあつては、往々にして公定価以下の謝礼の支払われることがあるにも拘わらず、之に対する所得税はその倍額以上に及ぶことさへある。例を挙げれば、助産料謝礼三百円を受けた一助産に対する所得税が六百五十円というのであ…
答弁内容一、助産婦の納める所得税は、一年間の総収入金額から必要経費を差し引いて計算した所得金額によるわけであるから、実際に収入金額を超えた所得金額によつて納税することは、ないはずである。
二、所得税は、申告納税制度をとり、納税者の申告によつて納税することになつている。助産婦についても、同じである。税務署は、納税者が申告をしない場合に決定をし、納税者が正しい申告をしないと認めるときは更正をしているが、この…
看護婦に対し食糧増配に関する質問主意書
第3回国会 参議院 質問主意書 第7号(1948/11/10提出、1期)
質問内容看護は芸術であり、科学であり、職業であるといわれて居る通り、看護婦は智能的にも肉体的にも過重な労働をせなければならない。
殊にその労働はその職業の性質上労働基準法適用外に置かれて居ることは周知の事実である。即ち看護婦は準夜、深夜の別なく二六時中病人の看護に当ることはいう迄もない。
自分の食糧をさいても病人に与えたいのが真の親心を持つ看護婦の通念であつたがため自身の食糧加配等を考える暇さえなく来…
答弁内容看護婦は職業の性質よりみて肉体的にも精神的にもかなりの労働を要するものと考えられるので、徹夜作業する場合において一日当り七〇グラムの加配を実施している次第である。
衛生白衣類配給に関する質問主意書
第3回国会 参議院 質問主意書 第21号(1948/11/18提出、1期)
質問内容第二回国会に於て「看護服並びに予防衣の特別配給に関する請願」を満場一致可決し之を内閣に送附したことは未だ我々の記憶のうちに新しく存するものである。
当時厚生委員会での政府委員の説明では「看護婦の看護衣並びに予防衣は衛生的見地からして絶体に不可欠のものであるから、極力之が獲得に努力する。先ずその手初めとして、本年第一期に二十万ヤールの白布を、予防衣に製作し之を医療関係者に配付、続いて第二期の二十万…
答弁内容一、昭和二十二年度における衛生白衣類の配給状況
(一) 都道府県に対する割当
昭和二十二年度における衛生白衣類の配給計画数量約九万着の中約六万七千着については、生産業者からの生産完了報告があつたので、本年六月九日附を以て、別紙(一)の通り都道府県に割当通知を発した。
残の約二万三千着については、本年十一月十六日生産業者から生産完了報告があつたので(材料の手当ができなかつたため、生産が遅れた)…
日本赤十字社在外資産に関する質問主意書
第5回国会 参議院 質問主意書 第88号(1949/05/11提出、1期)
質問内容日本赤十字社はスイス国ゼネバ国際赤十字委員部に凍詰されざる資産を有すると聞く。その資産に関する左記質問に対して書類答弁を求む。
一、現在資産総額(ドル貨にて)
(イ) 現金及証券額
(ロ) 現物
(ハ) 其の他
二、終戦後使用金額及其の使途
三、政府の監督方法
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答弁内容今次戦争中、日本赤十字社は、在外邦人救恤の目的をもつて、三十八万円を在ジユネーヴ赤十字国際委員会に送金して、これが処分方を同委員会に一任した。右金額は、十五万円と二十三万円との二口に分れ、前者はブラジル、ペルー、メキシコ、チリ、コロンビヤ、パラグアイ、ボリビヤのラテン・アメリカ諸国に在住する邦人に充てられ、後者は北米合衆国、濠洲・カナダ、印度の邦人に充てられた。
終戦後、右金額の残額は、東南アジ…