このページでは平野善治郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。平野善治郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○平野善治郎君 勞働基準局で賃金の問題を取扱うのでございますが、從來の日本の賃金形態というものは餘りにも生活給或いは平等給というふうに偏しておつて、そのために勞働能率に關するところの意欲が實際上低下しておるというふうに我々は考えております。今度勞働省が設置になつて、この賃金問題を操上げる場合において、大巾に能率給の形態に直して行かなければならん、こういうふうに考えておりますが、政府の所見はどうでしようか。
【次の発言】 勞働省が設置されて、究極のところ生産性が昂揚する。生産性の昂揚は只今のところ、大臣が言われました通り資金或いは設備の點で、到底現在の日本が賄い切れないとすれば、勞働力の昂揚、能……
○委員外議員(平野善治郎君) 委員外でありますが、お許しを得まして、青森縣の水害の状況を極く簡單に御報告申上げまして御同情を得たいと思います。 只今兩議員さんから御説明もあつたように、青森縣も七月の二十二日から八月の三日までに三囘の被害を受けております。七月の二十二、三日の場合においては比較的輕徴でありましたので、このくらいならというような氣持をもつておりましたところ、二十七日から三十日においてやや強い豪雨がありまして、水田の冠水がこのときから面積を増して來たわけであります。その後八月の二日、これは先程高橋さんから御説明があつたように、岩手縣の方に降りました豪雨が、青森縣の南部の方に流れて來……
○平野善治郎君 この前大臣の御説明の中に、地方自治の點に關しまして、地方における自治の進捗を非常に御考慮の上で、このいろいろな勞働法規の解釋、或いは安定所のことをやられるようにありましたが、第六條、第七條等を見ますというと、都道府縣知事に對することが書かれておりまして、安定局長が第六條におきましては都道府縣知事を指揮監督するとなつております。又第七條においては、都道府縣知事は勞働大臣の指揮監督を受けて、この法律の施行に關して職業安定所の業務の連絡統一、或いは指揮をするということになつておりますが、この際に都道府縣知事は勞働大臣の指揮監督を受けることにいたしまして、職業安定、この問題につきまして……
○平野善治郎君 今の第九條、この中で一つお尋ねしますが、昨日も説明があつたのでありますが、第二項の後段の方に、「その意に反して、職業安定機關以外の機關の職に轉じさせることはないものとする」、こういうことがありますが、私は昨日の説明では納得ができないのであります。行政整理とか懲戒とか、そういう不適當な場合においては勿論この條項があつても轉職はさせるということであるならば、強いてこの字句をここに入れる必要がないのではないか、立派な資格を持ち、一生懸命やつて呉れる人であれば、この字句を入れて置かなくても何ら差支えがないのじやないか、こういう字句を入れて置くことが却つてその意思に反して絶對に動かないこ……
○政府委員(平野善治郎君) 水産廳設置法案の提案理由を御説明申上げます。 申すまでもなく、戰後日本経済において水産業の占める比重は、著しく増大しており、又將來日本が國際國家の一員として、國際社会に加入する暁には、漁業の特殊性から鑑みて更にその重要性が加わつて來ると存じます。このために、我が國水産業の基礎を固め、將來の発展を期するため、濫獲を防ぎ資源の維持を図りながら、漁場を最高度に利用することが、我が國水産業の進むべき方向であります。このためには、その根抵となるべき資料の整備、即ち科学的調査研究が何よりも必要であります。そしてこれら調査を基としまして水産行政の根本方針を決定し、これにより各種……
○平野善治郎君 只今委員長の報告についていろいろ御希望があつたようでありますが、御尤もな節のあることでありますが、この際私は賢明なる委員長は、こういう言葉のすべてを包含した立派な報告書をお作りになつて、そうして行くべきものと思いますので、この際委員長にこの報告の作成を御一任申上げたらどうであるかという動議を私より提出いたしまして、発案者の御意見を一つ伺いたいと思います。
○政府委員(平野善治郎君) 引揚者の職業と食糧増産という点より入植して貰つているのでありますが、当初一万九千戸の予定で予算を請求しましたところ、五千戸しか入れない予算に減少されましたので、嚴重に大藏省、安本と交渉中であります。現在では、我々の意見が認められ、大体「二倍」の一万戸近く入植させる予算が認められる形勢であります。我々としましては一万九千戸を最後迄固持して努力、決定させるつもりでおります。
【次の発言】 皆様の熱心な努力を有難く思います。今後とも御支援をお願いいたします。主食代替の件は尤もであります。輸入食料の関係上うまく行きませんが、今後よく勘案しまして善処する考えでございます。山林……
○政府委員(平野善治郎君) 只今千田委員からお尋ねがございましたが、水産物の統制強化につきまして、これを國会に諮る意思があるかどうかという点でございまするが、昨年片山内閣が行なつた際においても國会の意思を尊重しなかつたことにつきまして、当時政府が声明した通り私共といたしましても十分に國会の、特にこの方面に非常に深い造詣を持ち、又熱心に政策の檢討に当られておりますところの水産委員会の意向を十分に尊重いたしまして、この御意見を拜聽いたしまして、その後においていろいろな施策を実行したいと、こう考えておる次第であります。尚まだ國会の方に御相談もしない中から新聞等においていろいろ統制強化の具体的問題が発……
○政府委員(平野善治郎君) 農地開發營團の行う農地開發事業を政府において引き繼いだ場合の措置に關する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由の内容を御説明申上げます。 御承知のごとく、農地開發營團は、昨昭和二十二年九月二日附を以つて閉鎖機關に指定せられ、爾後閉鎖機關整理委員會において特殊整理を實施中でありますが、農地開發營團の實施しておりました事業のうち、農地開發法の規定による農地開發事業と、政府の委託による緊急開拓事業は、政府みづから實施することといたしまして、この場合における必要な措置に關しまして、先に第一囘國會において「農地開發營團の行う農地開發事業を政府において引き繼いだ……
○政府委員(平野善治郎君) 今の北村委員の御質問でございまするが、農林當局といたしましては、政令でやるということが今できますけれども、併しながら國會の御意思を非常に尊重いたしまして、この法律案を出したわけであります。本來ならば、行政組織法ができてからこれを行うことが適當でありまするけれども、只今この措置が開拓の事業を圓滑にするために非常に急ぎますので、この法律として御審議を願つておる次第であります。 その政令の内容につきましては、現在嘱託として、實際臨時職員として使つておりまするところの人々を、農林事務官として總計九百二十八人、事務官では農林の專任の人が、一級が一人、二級においては五十八人、……
○政府委員(平野善治郎君) 農藥取締法案の提案の理由を御説明申上げます。 農藥は肥料及び農機具と共に、農業生活上重要な生産資材であります。農藥の特質とするところは、農作物を害する非害虫を防除し得られるものであること、即ち殺菌殺虫の効果があるものであることと、農作物に藥害がないものであることの二つの條件を具備することが必要であるのでありますが、市販の農藥の中には、これら二つの條件を具備せないものが多数出廻つているばかりでなく、その内容に比し、誇大な表示をして販賣されているものも少くないのであります。これら不正粗悪な農藥によつて、農家の被る損害が少くないばかりでなく、これがため病害虫防除の意欲を……
○政府委員(平野善治郎君) 今除蟲菊の統制について御發言がありました。農藥の必要な數量が確保されないとすれば、これは非常に支障がありますので、若し増産のために統制を外した方が非常にいいという場合においては、統制を外して行きたいという考えを持つておりますけれだも、今直ちにこの統制を外すことは却つて混亂を招く虞れもあるので、目下その點について考慮中でございます。
○政府委員(平野善治郎君) 只今委員長からお話のありました農業改良助長法案の提案理由を御説明申上げます。 食糧の増産を図るために、農業に関する科学的技術の発達及びその成果の速かなる普及を図ることは、極めて緊要なことでありますので、これが基底をなす農業に関する試驗研究並びに技術知識の普及交換に関する機構並びに機能を刷新することといたしまして、昨年來連合軍最高司令部天然資源局の積極的助言と指導の下に、種々研究を重ね、目下その成案を取進めておる次第であります。 農業に関する試驗研究には一段と力を注ぐ必要がありますが、現在は國立農業関係試驗場、大学、專門学校、都道府縣農業関係試驗場、その他民間機関……
○政府委員(平野善治郎君) 只今池田委員からのお話で、農林省といたしましても、雹害、或いは病害につきまして、できるだけ早く委員会の方に資料を提出して、その上でいろいろな御批判を仰ぎ御協力を願いたいと、こういうつもりでおりましたが、私も群馬、茨城第二縣の現場を或る程度見たのでございますが、非常に範囲が廣範囲であるのと、それからいろいろ供出その他の点がございますので、綿密な調査をした上でないと迂濶に発表もできかねる等の点がありますので、農林省といたしましては、食糧管理局の方面、或いは又蚕糸の方は蚕糸局、それから作物報告書は、地元の食糧事務所の方、それと各被害府縣の調査をしておる者との間に、最初これ……
○政府委員(平野善治郎君) 只今議題となりました自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案及び農地調整法の一部を改正する法律案についてその提案の理由を御説明申し上げます。 政府の農地買收は回を重ねることすでに六回、合計約百三十四万町歩の小作地を買收いたしました。尚これに財産税として物納を許可されたもので現在までに登記の終つているもの十八万町歩を加えますと、百五十万町歩を超えることとなります。一方農地の賣渡しにつきましてはまだ五十三万町歩を賣渡しましたに過ぎませんが、來る七月上旬までには大部分を賣渡する予定であります。農地改革の進行状況は概ね以上の通りでありますが、農地改革を実行いたします中に……
○政府委員(平野善治郎君) これから御審議願います。指定農林物資檢査法案の提案理由を御説明申上げます。 この法律案の目的は藥工品、特殊農作物、木材、薪炭、加工水産物等につきまして全國的に統一ある規格を定め、これに基いて公正なる檢査を実施することにあるのでございます。 農林物資につきましてはすでに古くから檢査制度が確立しておりまして、即ち農産物、林産物、水産物等原始産業の生産物、及びこれらを原料として軽度に加工した製品につきましては、都道府縣知事の檢査が行われ、味噌、醤油、罐詰、壜詰等の工業食品に対しましては、民間團体による檢査が実施されておるのでございます。 都道府縣知事の檢査は國家から……
○政府委員(平野善治郎君) 只今板野さんのお話がありましたが、政府が國の檢査を励行するということは、提案理由でも御説明申上げました通り、從來のいろいろな檢査の制度を見ますというと、実際の今のこういうような統制経済を施行して行く場合において、或いは現在の日本の小企業の雜多なものを統一して、進歩発達を図る上についても、今までのものでは、不十分な数々の点があつたので、これを統一した國の檢査をしながら、指導して行つた方がよろしいと、こういうふうに考えまして、この制度を採つたような次第であります。
【次の発言】 只今山崎委員の御質問でありますが政府といたしましては、できるだけ規格を或る程度まで少くして、……
○政府委員(平野善治郎君) 只今島村さんのお尋ねでございますが、新らしい憲法の下において、こういう規則を作ることは質疑があるように思うかということでありましたが、これは只今のところ私共は止むを得ないこととして、憲法上においても差支ないものとしております。
尚この檢査をするものは、重要物資として指定せられたもの、或いは價格の統制を行うというものを対象として檢査をしておりますので、同じ農林物資でありましても、そういう指定のないもの、或いは統制の必要を只今のところ要しないものにつきましては、この法案の対象としておらないわけであります。
【次の発言】 只今島村さんに重ねての御質問でございますが、憲法……
○政府委員(平野善治郎君) 種畜法案の提案理由を御説明申上げます。 農地改革や農業協同組合組織の進展等により、今や農村の御主化と農業生産力の発展に関する基本的政策が着実に進行を見てはありますが、これらの措置のみを以て直ちに右の目的成れりとすることは、決してできないのであります。そのためには農業経営の実際におきまして、我が國農業の零細経営から來る不利益を補い、経営の合理化及び生産性の向上を図つて参ることが、極めて緊要となつて参るのであります。 かかる見地から、近時農業経営の中に家畜を導入して、輪作方式による農地の高等利用と、その総合生産力を高めると共に、経営の近代的多角化と労働の生産性を向上……
○政府委員(平野善治郎君) 只今板野委員のお尋ねの第十四條の二項の審議会の委員の選定に当りまして、生産業又は販賣業に利害関係のない者の中から委属するということが、却つていけないのではないかというお尋ねのようでございまするが、私共といたしましては、この審議会が規格を定めることによつて、非常に生産者或いは又需要家に対しまして重大な関係があることは十分承知をしておりますが、利害関係がある者の中から選びますというと、その規格の決定に当りましていろいろ弊害が起るというような懸念がございますので、そのものにつきましては非常に堪能な、よく知つている方で、利害関係のない方を選んだ方が最もよろしい。こう思いまし……
○政府委員(平野善治郎君) 先程來十二條の問題でいろいろ御意見がございまして、殊に政府が飼育者に対しまして一つて強制的な規定を発動する場合において、それによつて被むるところの飼育者の損害をどういうふうに考えるかということでございます。只今のところは、具体的に予算に金額を入れたり、或いは一つのはつきりした明文を以てその損害の補填を示しておらないのでございまするが、政府の考えといたしましては、これは万止むを得ないときに起るのでございまして、又その起る場合においても、飼育者には損害を掛けないという場合にこの規定を発動したいと、こう考えておるのでございます。從つて只今は、ここには明文等ございませんが、……
○政府委員(平野善治郎君) 只今議題になりました農業協同組合法の一部を改正する法律案の提案理由の御説明を申上げます。 農業協同組合の組織は、御承知の通り金融事業を主的とする連合会は他の事業を兼営してはならないという制限がございまするほか、現行法には何らの制約がございません。併しながら協同組合といたしましても、これが独占的な性格に発展いたしますことは、経済民主化の見地から避けなければならんことは申すまでもないところでありまして、即ち私的独占の禁止に関する法律、及び経済力集中排除に関する法律の精神は、農業協同組合にいたしましても、亦適用せられますことは、これを容認しなければならんと思うのでありま……
○政府委員(平野善治郎君) 只今北村委員からのお話がございましたように、第三條の審議会を、前の案といたしましては「審議会の意見を聽いて」とあつたのを、今回衆議院の修正では審議会の「意見に基き」とこうなつておるが、その「基き」ということはどういう意味かというお尋ねのように承わりました。勿論農林大臣が審議会の意見を基礎としてこれを根本に自分の考えの大基いとして、適切な施策を建てよう、こういうのでございまして、前の場合においてもそういう大体考えでありまするが、あの表現では或いは必要によつて、見ようによつては聞き流してというふうにも聞えるところがありますので、今度はあの中央審議会の意見に基いて、これを……
○平野善治郎君 昨日玉屋委員の問題につきまして、政府から送達された文面を私は聴いたのでありますが、私の聴き違いの点もあるかも知れませんが、あの文面を聴いただけでは、本人を今直ぐ逮捕しなければ証拠の湮滅があるとは思われない。その後木内檢務長官から、その他の問題があつて、そうしてそれが非常な進展をするようなふうに御説明がありました。これも私は違つておるかも分りませんが、それで私共といたしましては、こういう問題は愼重にこれはすべき問題でありますから、政府が送達する場合に、お話でいろいろ御説明する点がありましたならば、これを立派に理由として書いて、そうして貰いたい。どうも木内長官の話を聴いて見ましても……
○平野善治郎君 本件については、衆議院の出方も考慮する必要がありますから決定を延期してはどうですか。
○平野善治郎君 賛成。
○平野善治郎君 労働大臣にちよつとお尋ねしたいのでありますが、この法案はやはりマツカーサー書簡の趣旨を体しましてできた法案でありますが、我々前の公務員法案を審議しておつても、これを審議しておつても、一つ感ずることは、あの書簡には明瞭にいろいろな制限を、今度は公務員なり、こういうような公共企業体労働関係法案の中にも制限を受けるのでありまして、その狙いというものは、一方においてそういう従業員、公務員であり、こういう従業者に対して、その福祉と利益を十分に保護してやらなければならん義務を負つておるのであるということが明瞭であります。これは常識としても私共は一点疑いの余地がないのであります。ところが政府……
○理事(平野善治郎君) 外に第三章でございませんか。それでは三章は終りまして、四章に関する質疑を願いたいと思います。
【次の発言】 他に第四章について御質問はございませんか。
○平野善治郎君 やはり出席率が二十二日では惡いと思いますので、今矢野さんや中村さんからの御発言の施政方針演説のある日の午前に延ばすこの案に賛成でございます。
○平野善治郎君 これはこの前に議長から副議長を早く設置して貰いたいという御要望があつたように聞いております。この院としてもいつまでも副議長がないということは、非常に困難なことでありまして、できるならば早くしたいというお話でありましたが、施政方針の演説の日にやつたらよいだろうというような考えがあつて、いろいろ議論がありましたが、二十六日ということに決めておきました。併し只今官房長官の話を聞きますというと、施政方針の演説をいつやるかちよつと先がさつぱり見当がつかない。この前にも九八%までは大丈夫だとこう言つておつたが、二%で八日も延ばしたのだから……。今日はそれよりも確実性がない。又延びるかも分ら……
○平野善治郎君 今二年議員、一年議員の件につきまして矢野さんから緑風会、民自党が取る方がいいというお話がありましたが、この際矢野さんにお伺いしたいのは、その根拠をちよつと承わりたいとこう思うのです。
【次の発言】 今度の二年議員について、その比率から見るというと緑風会は十九名に一人の割合で取つておるので、非常にもう百五十二くらいの比率で二名を取ることに決定しておりますので、比率の点においては非常にこれは他よりも優位なことになつて議員を獲得しておりますから、むしろそういう意味で私は他の民自党或いは社会党とかそういう比率の多いところ、そのものに二年議員をやる方がこれは理想的ではないか、こういうふう……
○平野善治郎君 民主党は協議した結果、これに同意を與えることに決定いたしました。私は賛成いたします。
○平野善治郎君 安本長官にちよつとお伺いしますが、この緊急失業対策並びに一般の失業対策は、総合企画廳としての安本がいろいろの企画をやつておると思いますが、我々の今まですつかり納得の行かない点は、國が企業の合理化を徹底的にやらんといたしております。それから又行政整理も現段階においてできるだけ断行するというのが現内閣の方針だと思います。この点につきまして私共は原則的に反対するものではありません。從つてこの二つを推進めて行つて、現在の方向を強化して行くならば、そこに厖大な失業者が現われて來ることは当然なことでありますが、その失業群に対するところのいろいろな復興的な事業、或いは開発的な事業が起されて、……
○平野善治郎君 第一條の目的でありますが、政府から一般質問においていろいろこの目的につきまして、民主的な、或いは自主的な組合のできるためにという言葉がありましたが、第一條を見ますというと、むしろ現行の條文よりも労働権の保障、或いはいろいろな立場の保護については、非常に弱められておる感じがすることが一つでありますが、これに対する政府の御意見を一つ伺いたいのであります。それから第二項の方に新たに但書としてつけましたいわゆる暴力行使の問題、この問題につきまして政府から今まで一般質問でお伺いしておりますというと、こういうことは官憲においても取締らないようにするし、又、一般の労働組合においても暴力の行使……
○平野善治郎君 今の第一号の詰り範囲であります、政府委員から承わりますと、職能で來た方がよいことを言つておりまして、その意味については私は同感であります。併しながらこの法案を審議する際に、それではその幅を誰が決めるかということになると、中央労働委員会が決めるのだ、併し立案した当時において、立案者としての大体の方針があるかないかということを一点伺うことと、もう一つは、中央労働委員会に任せますというと、その中央労働委員会が若しも適正な時期までにその判定を示さない場合においては、この法案施行並びに資格の承認を受けなければならん時間がありますから、そういうような場合、その結果がどうなるかということの二……
○理事(平野善治郎君) それでは只今から労働委員会を開きます。
昨日に引続きまして労働組合法案の質問を継続いたします。今日は第二十條から御質問を願います。
【次の発言】 二十條、外に御質問がございませんければ、それでは二十一條に移ります。二十一條御質問がございませんようですから、第二十二條に移ります。二十二條ございませんか。それでは二十三條に移ります。
○平野善治郎君 私は民主党を代表いたしまして、両法案に賛成するものであります。労働組合法並びに労働関係調整法の改正につきましては、労働者の権利の擁護、組合の発展等につきまして重大なる意議を有することは言うまでもありません。從つた我々といたしましても重大なる関心をもつて両法案に檢討を加えて來ておつたのであります。政府においてもしばしば試案を出し、その後これをたびたびに亘つて変更して來ておつたのでありますが、試案によりまするというと、いろいろ労働権の保障、或いはその他労働者の保護、組合の発展等につきまして、現下の組合の地位並びにその自覚等より見て、多少行過ぎの点があつたように思つたのでありまするが……
○平野善治郎君 只今の理事互選は、投票を用いないで委員長において御指名あらんことを動議として提出いたします。
○理事(平野善治郎君) 速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 外に末弘先生……
【次の発言】 外に末弘委員長に御質問ございませんですか……
それでは末弘委員長に対する御質問はこれで終ることにいたします。只今加賀山総裁が向うを出られたそうでありますから、暫時休憩いたしますか、どうですか。
【次の発言】 まだ労働大臣も来ていません。どうですか、新谷さん。
【次の発言】 では暫時休憩いたします。
午後四時二十二分休憩
【次の発言】 それでは只今から労働委員会を再開いたします。加賀山総裁が見えられましたから、同総裁に対する質問を願います。
○平野善治郎君 ちよつとお聞きしたいのですが、この間十日ばかり北海道の労働調査を議院から命ぜられまして廻つて見ましたが、一般といたしまして、私共実情を見ますと、かねがね想像はいたしておりましたが、労働省関係の予算が非常に不足だというよりも、労働行政をやるにふさわしくない組み方をしているということが、かねがねそうであるように思つておりましたが、現地を見まして、これを痛感したわけであります。その中でも基準局方面の予算が末端には殆んど微々たるものでありまして、あれでは役所を作つたというだけで、実際の活動はできないのだというような実情であります。今局長から説明がありましたが、本年度も余り変らないという……
○平野善治郎君 只今議題になりました理事の互選に件につきまして、成規の手続を省略して理事の件は委員長に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 小委員の選任は委員長に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 只今委員長からお許しが出ましたので、北海道における労働調査の報告を簡單に申上げます。
本年の一月八日から十七日までの間、北海道の労働調査を命ぜられまして行つて参りました。全体として労働関係諸官署及び道庁労働部は、その任務の遂行に非常に熱心であります。併しながら労働問題がその対処する幅と広さが急速に増して来ておる現況では、予算の割当が少いために、必要なる活動が不可能の状……
○理事(平野善治郎君) それでは只今から労働委員会を開会いたします。先ず労働組合法の一部を改正する法律案を議題に供します。法案の説明を政務次官からお願いいたします。
【次の発言】 それでは只今政務次官から提案理由の説明がありましたが、これから質疑を行いたいと思いますから、御質疑のある方はお述べを願いたいと思います。
【次の発言】 先程大臣が見えられまして、今日は司令部の方と打合せの関係がございましてそちらの方に行つておるからという話でありましたので、委員長の方から了解を與えて向うが済めば来て貰うということにしてあります。
【次の発言】 他に御質問ございませんか。……他に御発言もないようでありま……
○理事(平野善治郎君) それでは只今から労働委員会を開会いたします。 初めに本委員会に付託になりました夏時刻法の一部を改正する法律案を議題に供します。本法律案につきましては、三月七日に労働委員会を開きまして、官房副長官より提案理由の説明を聞いております。その後三月十七日に、この法律の改正に関しまして公聽会を開いて、十一名の公述人から意見を聞いております。その公述人の意見を御参考に申上げますと、十一人中、夏時刻法に根本的に反対する人一人、その他本改正案に反対する者が三名、他は全部賛成者でありました。尚、反対する三名も、時刻につきましては、只今行われておる四月一日からの夏時刻よりは、今度改正する……
○平野善治郎君 この六十三條に関連することでありまするが、職員の給與のことにつきまして、実は官廳自身は給與についてはこの通りに守るかもしれませんが、官職の組合その他において、現在非常にその廳内においては有價物の支給をそこでやつておるのではないかという疑を世間では言つておるものがありますが、例えば商工省或いは安本等において、いろいろな生活必需物資の配給品と称せられるものが、有價物で以て、官職自身がやつておるのではないだろうけれども、この中にあるところの別の組織によつて、こういうものが配給せられておるということになりますると、官廳としてはこの六十三條で有償物を支給してはならないのでありますけれども……
○平野善治郎君 第一復員省の香川造船の指摘されておる問題でありまするが、これは今までの政府委員の説明の外に、先程私の聞いておるのが誤りであるかどうか分りませんが、出來高に對しまして造船所は最初は承認しておつたのでありますが、その後におきまして、會計檢査院から指摘をしていることよりも別の考えをもつておられるようにも聞きましたが、その點はどうかということと。香川造船に對して最後の交渉をされた時はいつでありましたか。昨年の八月に二十五萬圓の金額を出してから、又會社と交渉とし具體的な話が進んでいるのか、或いはそのままになつているのか。その點をお聞きしたいと思います。
○平野善治郎君 今のこの問題でありますが、この前に政府委員から説明を聞いたのでありますが、私は一向不得心でありまして、更に詳細な説明を聞かなければこの審査ができない。その一つは私も造船をやつておりまするがこの発注が二十年の七月五日に発注になつておると書いてありますが、その前に発注の内示をしたことがあるかどうかこれが一点。発注の内示があつたといたしまして、正式の発注までの間に会社がいかなる準備をなしておつたかどうか、これが二点。それから八月三十一日に精算して拂つておりまするがその前に中止命令を出したか。出したとしたならば、その出した時日は何日であるか。それからこの会社におけるところのその当時にお……
○平野善治郎君 この公務員法案の重大なことは、もう臨時國会、この第三國会が開かれた趣旨が、この法案を審議するために開かれたと言つても過言でないくらい重大な問題であります。從つて我々委員としては各方面から愼重にこれは檢討を加える必要があることはもう当然である。いろいろな御意見もあります。從つてこれに対してあらゆる我々としては角度から檢討を加える。一つのものとして公聽会も開いて、廣く國民の輿論を聞いて、そうして過ちのないようにしたいというのが私の意見であります。ところが昨日から只今までいろいろの人から話がありました通り、政府から十六日までに上げて欲しいという希望があつた。併しもう分つておる通り、そ……
○平野善治郎君 ちよつと政府委員にお尋ねしたいのですが、二十八條の交渉の問題ですね。これは非常に重要な問題であります。その内容或いは組合の力がどういうように現れるか。こういうようなことが皆これは今のところ人によつて解釈がいろいろ違つて來ると思います。さつきから佐藤さんのお話を伺つておりましても、我々交渉ということを日本人が考えるときは、大体対等なような立場に置いた氣持で進められる、こう解釈するのでありますが、併しこの條文や佐藤さんのお話を聞いておりますと、全然それとは反対でありまして、結果においては單なる申入であるというような結果になるようにも聞きとれるのであります。從つてこれらのことがさつき……
○平野善治郎君 第二條の問題及び第一條の今までの政府委員の話を聞いておりましても、全くこれは辻褄の合わないことばかり申しておるようでありまして、羽仁、早川委員の指摘しておることが一々本当であつて、これに対して人事院が本当の基礎的なものを何も持たないでここへ條文を出しておるように考えられます。そこでそれでは実際この法案の審議を進めて行く上において不可能である。いろいろな範囲を聞きますというと、はつきりしておらない、どうしてそういうことが御説明できない段階においてこういう法案を改正するのか、この職権の関係におきましても、現行の第十二項、第十四項というものに対して、先から羽仁委員に対するお答えを聞い……
○平野善治郎君 運輸大臣は出席しますか。
【次の発言】 それでは、労働大臣が見えられておりますから、労働大臣にお尋ねしたいと思います。
労働大臣は、この仲裁裁定に対しまして公共企業体労働関係法の精神によるか、我々はこれは公社と労組と両方を最終的に拘束したものだと考えております。従つて公社が主となつて、いろいろその裁定に服するように努力するのが本当でありまして、その努力の結果、足らないところを政府においてこれをいろいろな便宜を図つてやると、こういうので建前かと思つております。然るに我々がいろいろ感ずるところを申しますというと、政府は冐頭からいろいろ政治的考慮の上から、或いは他の関係からこの仲裁……
○平野善治郎君 加賀山国鉄公社の総裁にお伺いしたいと思います。 その第一点は公社が運輸大臣に対しまして具申いたしました文書の中には、十八億の支出が可能であるということを書いておりましたが、今日においてやはり総裁はそういうお考えを持つておられるかどうか。この点が一点。 次に裁定書の説明において、理由の第三に、国鉄の労働組合の諸君が一人当り毎月約千円づつの損失を受けておるということを書いております。その問題につきまして公社の総裁といたしましてどうお考えになつておるか。 もう一つの点は、理由の第六にありまするが、次年度以降において公社が容易にこれを償還するだけの能力を持つておると言つております……
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