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千田正 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

千田正[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP50(参)
12位
委員会発言歴代TOP100(参)
83位
委員会出席(幹部)歴代TOP50
25位
委員会出席(無役)歴代TOP50
28位
委員会発言(議会)歴代TOP50
49位
委員会発言(非役職)歴代TOP100
90位
各種会議出席歴代TOP50
22位
各種会議発言歴代TOP50
35位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
52位
各種会議出席(無役)歴代TOP100
51位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
35位

1期委員会出席TOP50
33位
1期委員会出席(幹部)TOP50
46位
1期委員会出席(無役)TOP50
48位
1期委員会発言(非役職)TOP50
42位
1期各種会議出席TOP20
12位
1期各種会議出席(無役)TOP10
8位
2期委員会出席TOP50
49位
2期委員会発言TOP50
29位
2期委員会出席(幹部)TOP10
7位
2期委員会発言(議会)TOP25
14位
2期委員会発言(非役職)TOP50
42位
3期委員会出席TOP25
12位
3期委員会発言TOP50
28位
3期委員会出席(幹部)TOP25
18位
3期委員会出席(無役)TOP50
48位
3期委員会発言(非役職)TOP25
25位
3期各種会議出席TOP5
3位
3期各種会議発言TOP20
13位
3期各種会議出席(幹部)TOP10
10位
3期各種会議発言(非役職)TOP20
12位
4期委員会出席TOP10
8位
4期委員会発言TOP25
19位
4期委員会出席(無役)TOP10
1位
4期委員会発言(非役職)TOP25
18位
4期各種会議出席TOP5
2位
4期各種会議発言TOP10
7位
4期各種会議出席(無役)TOP5
2位
4期各種会議発言(非役職)TOP10
6位
5期委員会出席TOP10
4位
5期委員会発言TOP50
42位
5期委員会出席(幹部)TOP50
28位
5期委員会出席(無役)TOP25
19位
5期委員会発言(非役職)TOP50
40位
5期各種会議出席TOP10
8位
5期各種会議出席(幹部)TOP5
1位
5期各種会議発言(議会)TOP5
3位

このページでは千田正参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。千田正参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 決算委員会 第1号(1947/07/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと……。この四分科に關する問題としまして、今度内閣直属になりましたところの建設院及び經濟安定本部におけるところの豫算に對する決算という問題について、お考えはありませんですか。

第1回国会 決算委員会 第7号(1947/08/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の大藏大臣のお話によりまして、非常に我々は意を強うしておる次第でありますが、従來の官廳の決算は、もうすでに皆さん御承知の通り豫算を取ればそれを何とか年度内に使い果してしまう、餘らないようにどうにかこうにか恰好を付けて行くというものが從來の官職のやり方のように承知しております。健全財政をモツトーとするところの現内閣において、更に又我々今日の敗戦後におけるところの日本の經濟の建直しにおいて、從來のように杜撰なやり方ではいけない。こういうことを我々は國民の代表として痛感するのであります。つきましては先程大臣のおつしやつたように、決算はゆるがせにすることができないと同時に、次の豫算を組……

第1回国会 決算委員会 第9号(1947/10/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程委員長の御挨拶の中に話がありましたが、法案第五條第二項の人事官の任命に関しては、日本國憲法第六十七條第二項の場合を適用するという問題につきましては、先般來いろいろ審議されまして、先日は國務大臣からもこれは見解の相違であるという答弁を承つたのであります。我々参議院といたしまして、この憲法の適用の範囲に関する問題について、この案が果してこの適用に該当するものであるかどうかということを檢討した場合に、遺憾ながら私はこの問題に対しては賛成できないのであります。いずれそのうち採決されることと思いますけれども、一言この点については尚お伺いしたいと思いますが、こうした種類の法案が再三再四今後……

第1回国会 決算委員会 第10号(1947/11/24、1期、無所属懇談会)

○千田正君 有價證劵雰は、大體において、外地におけるところの國策會社の有價證劵が主のように見受けられまするが、大體この所有株主の或る一部は、滿洲事變當時におけるところの犠牲者であつた人達の遺族が相當持つておると思いますが、或いは日華事變當時にもあつたと思います。濁り陸軍の兵濟組合のみならず、陸海軍におけるところの戰歿者の遺族その他が北支開發、若しくは滿洲方面の株を持つておると思うのでありますが、現在も持つておりますが、こうした方面に影響があるということをお考えにならなかつたかどうかという點について一言お伺したいと思います。こういうことを處分することによつて、濁り陸軍の共濟組合のみならず、實際持……

第1回国会 決算委員会 第14号(1947/12/07、1期、無所属懇談会)

○千田正君 本法案に對しては、將來國土省或は建設省というような強力な國土建設の行政機關が、必ず設置されるという前提の下における、暫定處置であるという點においてのみ、本案を了承し、贊成したいと思います。

第1回国会 厚生委員会 第2号(1947/07/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程からいろいろお話がありましたが、ちよつとお伺いしたいのは、この傳染病の施設に関する問題につきまして都市のお話を大分伺いましたが、農村その他漁村においての問題としまして先般日本医療團の解散という問題ができておつたのですが、日本医療團が解散した。その施設を各府縣に、或いは厚生設備におけるところの今の傳染病の収容とか、その中の、厚生設備に使用すめ面において、厚生省の方では何かお考がございますでしようか、如何でございましようか。
【次の発言】 今のあれは厚生省の、例えば傳染病の予防に関することに対して、なんらかの特別の予算が出た場合に、突発的に傳染病が出たような場合特別なそうした予算を……

第1回国会 厚生委員会 第4号(1947/08/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 質問の時間を與へて下さい。もう少し結論的に話して下さい。
【次の発言】 厚生委員会は重要なる問題であると同時に、各般のあらゆる問題について研究しなければならんので私は小委員会を開いて頂きたいことの動議を提出いたします。こういう大勢が集まつていても、質問もできないし御答弁も十分でないということは、委員会が効果的な運営になつて行かんと思いますから、保健所なら保健所をやるというなら、それに対しての小委員会を開いて十分討議して頂きたい。
【次の発言】 只今の御説明で大分分りましたが、大体國立療養所及び國立病院におる者は、今度の誤つたる戰爭の尊い犠牲者であると同時に、最も不幸な人たちが大半以……

第1回国会 厚生委員会 第18号(1947/09/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 お忙しいところ誠に恐縮ですが、一分間だけお願いいたします。只今私は東北の水害地から辛うじて身を以て帰つて参りましたが、東北は御承知の通り二囘打続く洪水によつて非常な打撃を蒙つて、実りの秋を前にして農民が茫然としておつたところが、この十五日以來の百七十七ミリ以上の降雨のために、再び決壞個所数十ケ所岩手縣の縣南の黒澤尻から宮城縣の縣北新田、瀬峯に至る蜿蜒数百キロは殆んど一物もなく流しつぶされた状況であります。不幸にして東京都のような近いところでないために、十分なる通信網もなければ連絡もない、正に湖底に沈まんとするところの状態に置かれておるのでありますので、特に厚生方面の関係といたしまし……

第1回国会 厚生委員会 第19号(1947/09/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 政府御当局にお願いしたいと思いますのは、今度の災害救助法案の中に勿論盛られてあると思いますが、直接この度身に沁みて感じたことは、主要食糧の問題について、隣縣に救援方を申請した場合に、隣縣には農林省当局から、それを災害地に向けてよろしいという指示がないから出せない。殊に今度問題になりましたのは、塩干魚その他の水産加工品を至急に災害地に廻して貰いたいという懇請があつて、隣縣は手持品をそれなら廻してやりたいけれども、政府当局からの指示がないから廻せない。こういう誠に政府の理想とするところと現実は矛盾しておるという点が多々ありますので、この際災害救助法案にそうした緊急措置を講ずる方法を執つ……

第1回国会 厚生委員会 第25号(1947/11/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 どうも今の厚生大臣のお話は、非常に私は盲人の立場に同情して見ますというと、受取りかねる点があるのであります。それは厚生大臣は博学の方であるから御存じであると思いますが、盲人に対して鍼灸を許したのは徳川時代のいかに盲人を保護するかという政策の現われである。盲人以外に絶対に鍼灸を許さなかつたということは徳川時代の保護政策である。今日この文明になつて、而もこの民主主義の政治下で、特に盲人のために厚生大臣として考えられる点から言えば、そこに多少希望の点を取つて頂けないかということを、政治家という立場、又民主政治という意味から、特にその人達のために特段のお考えをいたして頂きたい。こういう点に……

第1回国会 厚生委員会 第27号(1947/11/20、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は只今の御説明を承つて、成る程ポツダム宣言の受諾の方向において絶対動かすべからざるところの鉄則があることはよく分りましたが、日本としましては、敗戰後における民主國家としてスタートを切つたために、我々國会議員として特に要望しなければならないことは、大將であろうと、一兵卒であろうと日本人としての立場ということを考えて、個人というものの生活の保障を対象として考えなければ、民主主義政治というものの再出発ということはあり得ない。こういう点から私は只今の恩給制度に対して不満を申し返べたい。こういうのであります。先程から草葉委員の申される通り、我々は大將であろうと兵卒であろうと、今後の民主國家……

第1回国会 厚生委員会 第28号(1947/11/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今草葉委員の動議に対しましては、小川委員の日頃の言論、若しくは行動に対しては、御同様考えるところでありまするけれども、当厚生常任委員会といたしましては、この常任委員会で当人がその言動に対して、特に陳謝の方法をとるということに対しての追究は当然やつてもよろしいと思いますけれども、日頃の言動その他に対することについては、議員全般の問題となりますので、厚生委員会と別個に切離しての行動をとつて貰いたい。この点を申上げます。

第1回国会 厚生委員会 第29号(1947/12/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 第四項に専ら農業用に使用されるものは除くとあります。この一項につきましては、農業用と「ねずみ」、「はえ」、「か」、「のみ」、などの駆除にも併用されるようなものが相当市販されておるものが往々見受ける。これの区分けは相当嚴重に取締つておりますか。例えばD、D、Tのようなものと擬似のD、D、Tのようなものはこれはどちらでも使用されておる。農業用にも使われておると同時に駆虫剤にも使われておる。こういうようなものの取締をはつきりここに明示しませんと、農業用と普通の駆虫用とが往々にして、我々需要する者が判別がつかないことが多い、この点はどういうふうに区別されておりますか。

第1回国会 厚生委員会 第31号(1947/12/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 議事進行を願います。
【次の発言】 大分御答弁も伺いましたし、我々もよく御質問いたしました。これで打切り採決に入つて頂きたいと思います。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1947/08/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般來歸つて來られる人達の大體の人數は伺つておりまするが、終戰と同時にソヴイエト側に引渡されたところの同胞の數と、現在殘つておる數との差、いわゆる歿くなられた人、死亡の大體の數はお分りにならないのでありましようかという點と、同時に若しも將來この運動を續けて行く立場から考えまするというと、留守宅の人々はその生死の安否を毎日苦しみながら待つておる状態であります。でき得べくんば、これを連合國を通じてでも、できるだけ詳細な氏名、若しくは亡くなつた人の場所ぐらいは突止めて頂くような方法をとつて頂きたい。この點を特に伺いたいと思います。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1947/08/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今淺岡議員から舞鶴における實情を述べられておりまするが、私はこの七月五日に片山首相の施政方針演説に對しまして質問した者でありまするが、その節外務大臣にも御質問申上げておりましたときのお答えとしましては、先般外務大臣からお話がありました。が併しどうも納得の行かない點が多々ありますので、實は本日を期待しておりましたところが、笹森國務相から詳細のことが、自分からも報告する譯に行かんというお話でありまするが、私の手許に只今ありますところの報告としましては、九月におけるところの配船手配は、シベリヤのナホドカから舞鶴港に入るものが二萬名、樺太の眞岡から小樽に入る者は約三萬名推定、こうなつてお……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1947/10/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今援護院次長のお答えの中に本年十二万五千世帶に対する寝具、殊に蒲團、毛布及び生活必需品に対しては十分の御用意があるということで、誠に我々も感謝するわけでありますが、先般の東北並びに関東の水害地の救済物資として厚生省その他が引揚者用のこうした寝具及び生活必需品を取敢ず災害地に送る、すでに送つておりますが、そうしますというと、只今の御説明のような十二万五千世帶の分を用意してあつた、いずれもこれは災害でありますから止むを得ませんが、その方面に取敢ず送付したとしますれば、その方の補充ができるかどうか、こういう点について一應お伺いしたいと思います。なぜかというと、先程北條委員が質問された中……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1947/10/21、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程もこれは申上げましたが、重ねてお尋ねしたいと思いますのは、毎日新聞紙上で皆さんの御覧になる犯罪の面において出て來るものは引揚者か復員者である。殆んど現在全國の刑務所に繋れておる者の経済犯罪の大部分というものは、こうして帰つて來たところの未だ報いられざるところの人たちが、生活の立つて行かない又性格の弱さから陷るところの犯罪の大部分というものが引揚者並びに復員者であるということは、皆さん御承知のことであると思う。この点につきまして、先程も申上げましたが、日本の政治の貧困というものは、戰爭を誤まつて起したということも政治の貧困であると同時に、戰後において囘復の速かでないということも政……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第13号(1947/11/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の岡本委員の質問に附随しまして、私から根本的に伺いたいのは、先般の告示によつてお支拂いを受けている点は閉鎖機関の中において内地において受取られる分に対してのみこれが支拂つて頂けるというふうに私は承知しております。実際の閉鎖機関に繰入れられているところの外地の各閉鎖機関内に入れられた各会社の社員というものは、殆んど海外におつて、そうして帰る時は御承知の通り千円しか持つて來ない、而も会社に対しまして身許保証金若しくは積立金、こうした粒々辛苦の金を会社に積立てておつて、将來においては内地に帰えれば貰えるというような意味で相当の苦労をしながら貯めておつた個人の一つの請求権でありますが、……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第14号(1947/12/09、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この引揚同胞の問題に關しては、今年當初の第一囘國會におきまして、片山首相の施政方針演説に對處しまして、緑風會を代表しては穗積、無所属懇談會を代表しましては不肖千田が、當時の問題を取上げて片山首相に、國家として如何にしてこうした立場におかれる人達を救うかという問題に對して相當論議した問題であつて、片山首相もこの一千萬以上になんなんとするところの戰争の犠牲者を如何にするかということが、今後の民主政治の達成という根柢をなすものであるということを斷言され、必要性を是認しておつたのであります。以來、衆議院参議院共に、この同胞に對する特別處置を講じなければならないという考えからいたしまして、同……

第1回国会 水産委員会 第4号(1947/07/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この昭和十一年度の魚價の六十五倍というのは、外の物價が六十五倍であるから、これも六十五倍で止むを得ないじやないかというような、あやふやな態度の決定の仕方は私は不賛成であります。なぜかというと、國民はこの魚價にしろ、すべての物價に対しても、非常な関心を持つておるときに、我々水産常任委員会において、外が六十五倍だとするとどうだとか、これも六十五倍でよいじやないかとか、不満足ながら賛意を表するというような態度では僕は不満足だと思います。もう少し研究して、材料が四分の一しか入らない、或いは燃料がこれだけしか入らない、綜合的に言つて、六十五倍でなければ通らないということを、はつきり宣言するの……

第1回国会 水産委員会 第6号(1947/08/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 懇談會に移る前に謝意を表したいと思います。この度の水産物の集出荷並びに配給問題について調査を命ぜられました我々調査團十四名、その内國會の事情で止むを得ず缺席された方もありますが、酷熱のうち、限られた時間の内で活動して頂いて、現地の各機關及び業者と十分なる打合せをして、我々の責任を果たすことのでき得たことにつきましては、各調査に向われました委員諸氏に對して厚く御禮申上げます。もう一つは、今度の調査に關しまして、中央水産會があらゆる機構を動員して、我々の調査に非常な便宜をお與え下さつたことについて、中央水産會に對して厚く御禮申上げる次第であります。殊に本部からは第一班には常務理事の煕澤……

第1回国会 水産委員会 第8号(1947/08/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 水産廰設置の問題につきましては、本年の七月五日の總理大臣に對する質問演説の中に、私も漁民の漁業權の解放問題につきまして、當該大臣であるところの平野農林大臣に御質問申上げましたところが、非常にその時の御答辯としましては、我々は滿足したのでありますが、その御答辯の中に、長年の間桎梏に苦しみつつあるところの漁民の解放の時は來たのである、漁業權の開放、漁業權の確立の問題を中心とする水産廰を設置する案を政府は持つておるというお答えがありましたので、我々漁民解放に苦心しておる者に取りましては、誠に朗報として受取つて、同時に又この劃期的な敗戰後におけるところの水産業確立のためには絶好のチヤンスで……

第1回国会 水産委員会 第9号(1947/09/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般平野農林大臣に対しまして、水産委員会から運輸省との折衝方を懇請いたしておりましたが、只今のお話を承りますというと、未だ十分その答えを得ていない。ところがこれをよく検討して見まるすというと、運輸省の問題は、これは一つの行政機構の問題であつて、我々が要望するのは三百万漁民の、國民の声として要望しておるということをはつきり認識して頂きたいということを、特にこの際政府御当局にお願いしたいと思うのであります。運輸省の問題は言うまでもなく運輸関係の機構の問題であります。我々の要求するのは三百万漁民の代表として我々は要求しておるという点を十分その点を誤解のないように、特にお願いしたいと思いま……

第1回国会 水産委員会 第10号(1947/10/07、1期、無所属懇談会)

○千田正君 岩手縣九戸郡種市村にありまするところの八木港修築に関する請願に対しまして、簡單に御説明申し上げます。  岩手縣九戸郡種市村八木港と申しましても、岩手縣の宮古港と青森縣の八戸港の中間に位するところの寒村の漁港でありまして、從來岩手縣の宮古港を青森縣の八戸港のこの長い沿岸地区におきまして、年々幾多の漁船の遭難があり、或いは漁船ばかりでなく、商船の遭難があつて、何処か避難港が欲しいということは、屡々三陸沿岸を航行するところの商船のみならず、三陸の漁場に或いは北海道の漁場に赴くところの漁船の要望するところでありましたが、何分にも湾としては適当な場所があつても、背後におけるところの生産その他……

第1回国会 水産委員会 第11号(1947/10/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の林技官の御説の中に、北海道が全額國庫負担であつて、本土の漁港及び船溜りについてはその四割の國庫負担ということでありますが、よく北海道は特殊事情特殊事情と申されますが、先般も我々は視察に行つて、実際特殊に取扱わなければならない程の状態であるかということを実際見て來るというと、必ずしもそうじやないということを我々は考えるのであります。そこで全額國庫負担という意味の特殊事情ということは、どういう意味において考えられているが、ちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 誤解があつてはいけませんから一應申上げて置きますが、北海道の全額負担、誠に結構でありますが故に、ただ今度の四割補助と……

第1回国会 水産委員会 第12号(1947/10/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は中座して、十分皆さんの御意見を伺う時間のなかつたことを遺憾に思います。只今の水産局長のお話を承ると、如何にも苦しそうなお答なので御同情申上げます。併し日本一般の全面的な経済からという問題になると、私から言わしめれば、現在の農林行政の一面を受持つところの水産局並びに日本の経済の、特に食料問題の一面を受持つところのこの水産物の統制機構の面におきまして、水結局の受持つておるところの責任の非常に重過ぎはしないか、ということを私は考えるのであります。と云うことは主要食糧の一面を、補充するという面から殆ど水産物という名の付いた物を、魚類の大半どころではない、九〇%近いものを統制の枠の中に入……

第1回国会 水産委員会 第13号(1947/11/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 紹介議員としまして私から請願の趣旨並びに理由を申上げます。  岩手縣氣仙郡廣田港修謹工事継続施行に関する請願であります。岩手縣氣仙郡廣田港修築工事を継続事業として続行実施し、以て利用價値を高めて頂きたいというのが請願の趣旨でありまして、請願の理由としましては、岩手縣氣仙郡のこの廣田港は、昭和九年小漁港に指定せられまして、第一期修築工事として同年着工しまして、同年の十二月これが指定せられたのであります。続いて昭和十三年第二期工事として六ヶ年の継続事業としまして施行しつつあつたのでありますが、御承知の通りその後戰爭が勃発して以來、資材の不足その他のことにおきまして只今のところ中止してお……

第1回国会 水産委員会 第14号(1947/11/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 未だ漁業協同組合法案で漁業權の問題を解決し得ない中に、すでに漁民の中核體として、とにかくにも今日まで漁民の一つの希望の繋りを持つて來たところの中水が、正に閉鎖機關として解散の運命にあるということは、誠にこれは農業問題と比較した場合において、漁民の點においては實に政府としての考え方がどうか分らんけれども、漁民の立場が無視されておるということを我々は痛感するのであります。申すまでもなく我々の水産常任委員長は、少くとも漁民の代表として、又漁業機關の代表として我々は來ておるという建前からいたしまして、今の中水の解散というような問題が起きて來た場合において、そのあとをどうするかという問題を、……

第1回国会 水産委員会 第16号(1947/11/28、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の青山委員の質問に補足しまして私から申上げたいと思います。ということは、今青山委員から誠に穏かな言葉で水産局に対する非難を申しておりましたが、私は水産常任委員としまして、このたび採つたところの政府の態度というものに対しては、私はきつく糾問したいと思うのであります。ということは、とかく官僚独善の声が從來叫ばれておるこの際において、而も重大なるところの生鮮物の統制問題に関して、何ら國会の委員会との了解も相談もなく、各縣の知事を招集して、閣議で決定したからといつて、それを強行させよう。若しもこれが順調に行かなかつた場合に、どこが責任を持つのか。政府が責任を持つのか。少くとも我々の國考……

第2回国会 決算委員会 第1号(1948/01/28、1期、無所属懇談会)

○千田正君 所管事項に関してちよつと御質問申上げまするが、この度の連絡調整事務局並びに賠償廳の設置に対しまして、引揚邦人の残留財産に対する処理に関する事項は、いずれの方面において所管されるようになりますか。その点についてお伺いしたいと思います。

第2回国会 決算委員会 閉会後第1号(1948/10/08、1期、無所属懇談会)

○千田正君 決算委員会の特殊物件小委員会の審議の経過並びに結果について、御報告申上げます。  この小委員会は六月の二十五日に設置されたのでありまするが、当日直ちに第一回分会合を開きまして、以来引続き六回の会合を重ねましたが、とき恰も國会の会期が、切迫しておりました上に、決算委員会といたしましては、行政機構の改革その他の重要なるところの案件が山積しておりましたので、当小委員会は十分にその機能を発揮することができませんので、國会閉会中にも継続して審査することになりまして、それで七月五日には新たに会合を持ちまして特殊物件に関する実地調査のため関東班、関西班との二班を組織することに決定いたしたのであり……

第2回国会 決算委員会 第4号(1948/04/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今法務庁総裁から、大体のこの案に對する措置についての御説明を承わりましたが、我々としましては、この政務次官の臨時設置に對する問題に對して、相當重要なる今後の民主政治の在り方という問題につきまして、現總理大臣の十分なるお話を承わりたいと思いますが、動議としまして総理大臣の御出席を求めたいと思います。
【次の発言】 先程來政務次官の臨時設置に關する法律案に關しましては、鈴木法務總裁から大體の骨子は御説明がありましたので、大體のところは分りましたのですが、ただ政府の在り方の面におきまして、是非總理に明確なお話を承わりたいと思つた次第であります。それは先程鈴木總裁のお話によりますというと……

第2回国会 決算委員会 第5号(1948/04/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は第25條「この法律のいかなる規定も海上保安廳又はその職員が軍隊として組織され、訓練され、又は軍隊の機能を營むことを認めもるものとこれを解釋してはならない。」という、この二十五條を削除して欲しいと思うのであります。ということはすでに日本憲法におきましは、軍隊とか武器とかいうものはないのでありまして、これによるとまだ終戰前の、日本の國はそうしたものに憧れ、そういうものに對する希望を持つがごとき感を抱かせるがごとき意味のこの條文は、この際穏當ではないじやないか。殊にいろいろな國際事情の輻湊しておる今日において、日本國民としてこれは穏當な法律の條文ではないと思いますので、この點削除をし……

第2回国会 決算委員会 第18号(1948/06/04、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の御報告の外に一つちよつとお伺いしたいのは、終戰処理費の二十一年度支出額の中に工事費及び物件調達費に関して、現在この報告によりますと、概算拂が多くて精算が十分なつておらない。中には証拠書類を紛失して非常に檢査に支障を來たしておるというようなことに書いてありますが、この点はすでに精算ができておられるのかどうか。同時に喪失されたような証拠書類その他に対しては十分捜査もし、又その衝に当つた責任者が責任の帰趨を明らかにしておるかどうか。事苟も國の財政を賄う点から行きまして、その点官紀粛正の上からいつても所轄官廳の責任を十分に明らかにして頂きたいと思います。この点について御答弁願います。

第2回国会 決算委員会 第21号(1948/06/08、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと商工當局に御質問しますが、この百二十三ページの二十二年度でありますが、石炭廳で昭和二十二年七月から十二月までの間に、東京商工局長以下八名の官吏が出張に際して百三十萬という金を使つておる、一人當り平均十一萬何がしという金を、官吏が、何回往復したか知らんが、これだけの厖大な金を使うということは、我々はどうしても考えられないのですが、先程その始末に對しては、十分戒飭をした、こういうお話であるけれども、往々にしてこういう問題が、あなた方みずからの面上を傷つける問題であるが故に十分こういう問題に對しては處置して貰いたいとこう思うのでありますが、大體この報告書によると、何某外何名という……

第2回国会 決算委員会 第27号(1948/06/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の太田委員の申します意向と同樣に、無所属懇談会は賛意を表します。第十八條は削つて、第十七條は原案のまま。
【次の発言】 緊急動議としまして、水産廳設置法案をこの際、会期も迫つておりますが、政府の意向としても速急にやりたいという意向もあるようでありますが、我々漁民の代表といたしましては、今日農民の面においては農地の開放その他において救われておるに拘わらす、漁民は未だに原始時代の拘束そのままに置いておるような現状でありまして、一日も早く水産廳を設置して、漁民及び水産方面の福祉に当てたいという希望を持ちますので、この際速急に水産廳設置法案を当委員会に掛けられんことを希望いたす者であり……

第2回国会 決算委員会 第30号(1948/07/03、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は今までの國土計画委員会及び決算委員会の両方において審議した結果の報告を受けて、又要望も十分承知しておりまするが、この際我我は時日のない今日において、殊に恐らく政府が提案した原案に対してのいろいろの議論があつたにも拘らず、修正案も出て來ましたし、或いは原案を通過しようという提案も出て来たのでありますが、政府自体が綜合計画をやるにしても、予算が十分ないだろうと思います。同時に人員の綜合計画もないだろうと思います。それで私の望むことは、政府が建設行政の一元化、綜合化ということは、これは國民の等しく要望するところであり、我々決算委員会も要望するところでありますが、これは後日國家行政組織……

第2回国会 決算委員会 第31号(1948/07/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私はこの衆議院の修正案と残りの原案並びに先程山下委員から提案されました施行の期日の修正とを併せて賛成するものであります。但し注文があるのは、只今岩崎委員も申します通り、單なる犯罪の摘発ではなくして、この法案はできると同時に、今後の日本経済というものに対して十分なる民衆の認識を高めるというふうにこの運営の妙を振つて頂きたい。ややともするというと、呑舟の魚は自動車で逃げ廻り、一番生活に苦しむ者は警官に捕われて牢獄に繋がるというような、誠に悲しむべき現象を來さないように、末端に至るまで十分にこの法の運用が、日本國民の経済振興に役立つような方法に運営されることを要望しましてこの案に賛成をい……

第2回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1948/10/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今東北の事情については御報告がありましたが、その中で岩手縣の日本医療團並ひに農業会が経営しておつた病院を、農業会の解体によりました縣に委託する。縣はその買收費がない。そのためになんとかして起債を起したい。こういうような問題で再三厚生省に向つてその陳情が來ておる筈であります。経済力は貧弱な且又担税力のないところのああした荒れはてた農村漁村における唯一の医療設備である。こうした問題を等閑に附して置くということは非常に遺憾に存しますので、この点につきましては十分に縣で買取る、或いは起債を起すというような面におけるところの厚生省なり、大藏省の特別な枠の決定に対しての考え方をやつて頂きたい……

第2回国会 厚生委員会 第3号(1948/05/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 お許しを得まして、中部の中の静岡で、総括して姫井委員からお話を願うことにしてありまするが、ただ一点だけ特にこの委員会において報告さして頂きたいという面がありますので、特にその一点だけ報告さして頂きます。  それは静岡縣における三方原におきまするところの兒童福祉法によるところの保護施設であります。葵寮と申しまして、これには全國の浮浪兒が收容されておりまするが、どうも兒童福祉法の根本の趣意を十分に院長が納得していないと同時に、静岡縣当局もその指導方針において誠に緩慢な点があるのであります。それはどういう点かというと、丁度葵寮の行き方は、少年刑務所という感じを深くさせられた。というのは、……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1947/12/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 無所属懇談会は星野芳樹君を推薦いたします。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/01/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 日の丸の問題とは別でありまするが、同じ繊維の問題でありますから、はつきりお伺いしたい、こう思うのであります。この繊維の問題に対しましては、引揚援護院の方の方もお見えになつておりますし、復員局もお見えになつておりますし……それから厚生省からもお見えになつておりますか。
【次の発言】 第一回國会の本会議におきまして、一松厚生大臣がシベリヤにおけるところの抑留邦人が帰つて來るに対して、國内におけるところの受入態勢ができておるかどうかという質問に対しまして、十分できておる。而も繊維品、寝具、その他に対しては万遺漏なく準備ができておる。こういうことを確言されたのでありまするが、私共は先般來東……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/02/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般來國旗問題についてはいろいろお話がありましたが、岡元君が先般の會議において要求したのは、前議會において、この特別委員會において、商工省繊維局長が國旗に對するところの材料を配給できるかどうかということに對しての答えを要求しておることで、(「異議なし」と呼ぶ者あり)一つはこれは岡元君の追及した論據であります。それから星野委員の動議として出したことは、國旗を引揚者に配給するかどうかという本質的な問題、この二つの問題であります。私としましては、岡元委員の要求するところの、商工省當局の配給ができるかどうかという返答を聞けばいい問題である。それから星野委員の述べるところの、本質的な問題につ……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1948/04/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 北海道方面に冬季と違つて今はいいと思いますがね。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1948/05/04、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと齋藤長官のお歸りになる前に……。
【次の発言】 今の問題はよろしいです。無縁故者の問題、樺太から引揚けて來た無縁故者を東北及び北海道で引受けておるのですが、引続いて引受けるということになりますか。前に引揚げて來た人の定著の問題についてまだ十分な政府の施策がなく、各縣におけるところの更生の指導方法が十分ではないのでありまして、是非これは後から引続いて引受ける等の關係上、前に引揚げて來た人たちの指導方針について各都道府縣に對して援護院なりその他の関係方面から具體的に御指導を願いたいと思います。この點御要請申上げて置きたいと思います。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1948/05/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 農林施策について、現在の府縣では引揚者を受入れても、それを租借する力がないわけでありますから、國営開拓事業に引揚者を受入れて貰いたいと思います。國営開拓事業は打切りとかいうことも聞きましたが、如何ですか。

第2回国会 水産委員会 第1号(1948/01/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 丁度農林大臣がお見えになつておりまするので御質問申上げます。昨冬第一回の國会の終りにおきまして、生鮮食糧品の統制強化という問題が起きて、この水産常任委員会に何ら諮ることなく、政府は政令によつて生鮮食糧品の統制強化を図つたわけでありますが、その際農林省を代表をしておられました水産局長に一言前以て申上げて置きました件としましては、この統制強化が若しも十分なる準備なくして行われた場合において、予期したような効果を得られなかつた場合において、片山内閣及び農林省当局が責任に負われるかどうかということを御質問申上げて置きました次第であります。当時水産局長は十分にその点は御承知のことと思いますが……

第2回国会 水産委員会 第3号(1948/03/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 時間もありませんから簡單に御質問申上げます。集出荷、配給統制に關する問題でありますが、我が參議院の水産委員會は、昨年の夏以來國民の怨嗟の的になつておるところの魚の配給及び集出荷に對する問題の調査のために、各方面を亙つて萬般の調査をいたしまして、昨年末において參議院としての結論を生み出しまして、これを農林省に提示する直前に、御承知の政令によつて配給統制の強化、すべて生鮮魚は絶對に配給のルートに載せて統制を強化する。こういうことになつたのでありますが、この統制強化によつて果して現在完全なる、或いは完全に近いまでの配給が實施されておるかどうかという點と、將來もこの配給の統制を強化して行く……

第2回国会 水産委員会 第4号(1948/05/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 幸い大臣もお見えになつておりますので、間もなく二十三年度の予算で上程されると思いますが、水産関係におけるところの予算の面において、我々の委員会が政府に協力する点が大いにあると思いますので、この面を実はお伺いしたいと先程からお待ちしたわけでありますが、特に水産局長が先程高級魚の統制を廃し、從來の我々が結論を出しました高級魚を廃止したあとのものを、統制強化するとするならば、どうしても裏付けとしての資材と資本がなければならん。この資本と資材をどういうふうに本年度においては農林省当局として、水産局として、どの程度の予算を持つておられるか、尚同時にこれを強行して取締るかどうか、その如何によつ……

第2回国会 水産委員会 第5号(1948/05/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 農林大臣がお見えになつておりますので、昨日同僚の江熊議員から漁業税問題についての質問があつたわけであります。御承知の通り農村の農民に関する課税の問題については、それぞれ減免その他の方法によつて農民の生産意欲を興隆させる方法を採つておるのに、今日漁民の方面に対して、生産面に対して漁業税というものを賦課しなければならないという理由はどうしても我々に納得行かないので、農林大臣としましては何故にこの漁業税を賦課しなければならないかという点について一應大臣としての御意向を承わりたいと思うのであります。
【次の発言】 どうか特にこの点は漁村のために大臣の特段のお力添えをお願いしたいと思います。

第2回国会 水産委員会 第6号(1948/05/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今青山委員からの御提案至極御尤もと存じまするが、先般農林大臣の説明によりますというと、農業關係における事業税とするところのものは、その對象とするものとしましては米、麥、豆の主食に對して事業税を賦課し、果實或いは蔬菜に對して事業税を課する、こういうアイデイアの下にこの事業税の實施を圖ろうとしている政府の意向のように見受けられますが、只今水産全般に對しての反對を我我がやるか。或いは配給統制に對するところの特殊なるものに對しては事業税賦課完全撤廢を要求し、自由なるところの方面に對してはそれは當然課せられるべきものとして見られるべきか、この二つの問題がここに提起されるべきものと思いますの……

第2回国会 水産委員会 第7号(1948/05/28、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今政府を代表して平野政勝次官、藤田水産局長がお見えになつておりまするから、この際特に水産物の集出荷並びにその配給統制強化に関する件について一言質したいと思うのであります。というのは今月の初め新聞紙上において再びこの水産物の集出荷に対して強硬なる態度で統制を強化すると可なり詳細な当局のその方法その他についての事項を述べた新聞を読みましたのでありまするが、先般第一國会におきまして、最初の配給統制強化に対して何ら國会に諮ることなく政令一本ここれを強化した。そのために業界並びに漁民あらゆる経済界に及ぼしたところの影響は非常に大きかつたと同時に、我々が國民の代表としまして、殊に水産委員会と……

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1948/10/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今の問題については、我我としましては、若し吉田内閣が如何なる方策をとつて、施政演説を行うとしても、実際我々のこの委員会で討議し、決議し、或いは要望する事項に当て嵌まらなかつた場合においては、吉田内閣の退陣を要求するだけの我々は権威と覚悟を持つべきであると思います。であるから今の論はむしろ今後に俟つべきものであつて、諸氏の十分なる檢討と権威を持つて当られんことを我々は希望する次第であります。

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/11/09、1期、無所属懇談会)

○千田正君 銀行局長にお願いしたい点は、團体貸付の場合の五十万円という枠ですが、これは先般のマル特の金融によつて受けたところの各事業團体が、どうも五十万円ではこの物價高においては大した仕事ができない、実際においてはほんの一部の足し前にしかならないような状況で、むしろマル特に対してもう五十万円の増額を、何とか委員会の方から大藏省当局にお願いして頂きたいというような要望が相当あるのでありますので、この点は何らかの理由においてこの枠の拡大ということはできないかどうか、こういう点をちよつしお尋ねしたい。
【次の発言】 今水久保委員のお話も誠に同感な点でありますが、岡田課長にお願いしたいのは、愛の運動に……

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/11/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今北海道のごとく承つておりましたが、東北六縣が特にいけないと思います。

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1948/11/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程林厚生大臣の御答弁の中に、十分この問題については御存じないというお話でありましたが、一應私から申上げます。その一例を取りますというと、労働基準法の施行に伴う政府職員の公務災害補償は昭和二十二年法律第百六十七号により、旧軍人軍属にも適用されるように定められたのでありまするが、その範囲は昭和二十二年九月一日以降給與事由の生じた者のみに限つておるのであります。併し旧軍人軍属の公務災害の補償は、殆んど全部が昭和二十年、終戦前に発生したものでありますが故に、その適用を受けておるものは、死亡者一万人につき僅かに一、二名に過ぎないのであります。而もその算定の基準となる平均一人百円として、一般……

第3回国会 水産委員会 第2号(1948/11/09、1期、無所属懇談会)

○千田正君 従来の農林大臣は、とかく水産部門に対しての問題になるというと余り積極的でなかつたという感を深くされるものでありますが、特に我我が痛感する問題としましては、予算の取り方、大蔵省に対するところの対処方針、或いは経済安定本部に対するところの方針という意味において、水産関係は継子扱いされたような感を深くさせられたのでありますが、幸い新大臣は非常に漁業の方面に対しても深い御理解を持つておられるようでありますので、同じ農林の所管内におけるところの水産面におけるところの予算その他に関しては、十分なる積極性を以て今後は当つて頂きたいという点を、特に要望申上げる次第であります。

第3回国会 水産委員会 第6号(1948/11/19、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この法案を提出した水産庁の当事者にお伺いしたいのですが、大体法案の由つて來たるところは、民主主義政治以下における水産部門の一つの革命であろうと思うのですが、先程江熊委員の言う通り、これは漁業会にとつては有史以來の革命的措置だと思います。私もそう信じたいのでありますが、実際この本法案の内容を検討して見るというと、曽ての漁業会から一歩でも前進した法案が盛られてあろかどうかということを考えるのであります。それは何故かというと、從來の漁業会、水産会のいわゆる役員であつた人たちその者、大体において大きな資本家の階級、若しくはその雇人であつた人たちによつて代行されておつたこの漁出張会、水産会と……

第3回国会 水産委員会 第7号(1948/11/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般この法案の事前審査に当つて、藤田次長に私の所感を述べて質問したのでありますが、観点の相違からかして、私としては完全に納得の行かない点がある。というのは、この法案は申すまでもなく、民主國家におけるところの一つの基礎産業に対する民主化という意味の協同法案だと、私はこう思つているのであります。先程大臣の御答弁の中にも、この漁民階級、いわゆる水産業というような仕事は非常に民度が低い、知識が低いという意味において、なかなかこれを知らしめるということは容易ならざることであるが、これは余程褌をしめてかからんというと、この法案が浮き上つてしもうというような意味のように承わりました。私もそう思い……

第3回国会 水産委員会 第9号(1948/11/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この水産協同組合法案並びに附属しましたところの漁業権等臨時措置法案、水産業協同組合法の設定に伴う水産業團体の整理等を関する法律案、この問題は事前に質疑應答、且又政府側の詳細なるところの答弁がありましたので、私としてはただ一つの條件を附しまして、これに賛成の意を表するものでありますが、それはこの法案は勿論我が國の基礎産業であるところの農業と漁業、而も漁業はある点において相当遅れた過程にあつたのでありまするが、この度の民主國会において、この協同組合法案が提出されて、まさに業界の革命的な法案だと私は考えるのでありまするが、ただ法は幾ら立派なる物ができても、その裏付けになるべきところの、全……

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1948/12/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私から特にお願いしたいことは、第三國会において、この在外同胞引揚の特別委員会は相当重要なる論議を盡され、特に岡元委員のごとき詳細に調査して、政府からその回答を求めたいろいろな貴重な審議の内容につきましては、何とぞ第三國会におけるその内容を事務当局に命じまして、一つのプリントとしまして我々委員に配布して頂きたいことをお願いいたします。
【次の発言】 矢野委員のお説も御尢もでありますし、皆樣の御意見も御尢もでありますが、さつき天田委員から申されましたように、この委員は超党派的に出ておるのでありますし、又理事の点もそうなのでありますが、便宜上各会派からというのであつて、現在欠員の一人とい……

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/12/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今日は定足数も揃つておらないようでありますし、只今の細川委員の提案も、又各人揃つた上で改めて御討議願うようにお願いいたします。

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/12/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今山形縣の引揚同胞対策審議会の方が陳情に参つております。これは引揚同胞対策審議会が中央にできておるのだが、その方針がまだ十分末端まで徹底していない、同時に非常にその点において歯痒い点がある。嚴密においては誠に緊迫した状況にあるから至急方針を決定して実施に当つて頂きたいと、この條項の一としては引揚者住宅についての問題、それから引揚者住宅資金融資の特例を設置して貰いたいという件、住宅組合法の復活の件、引揚者住宅設置の件、引揚者失業対策厚生事業の件、引揚者に対する特別融資再開の件、引揚者に対する寢具衣類等の特配の件、並びに引揚促進の件、この五つの要件を是非実施して頂きたいという要望を持……

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1948/12/17、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 そうするというと、特別未帰還者に関して起きたもろもろの問題は、今後において援護廳において引受けて十分なる処置を取られるような方向に進まれますかどうか。そうなりますと外務的な問題もありますし、いろいろ外地において起きた問題も当然含まれる問題と思いますが、この点を明確にしておきたい。將來の問題がありますから……。
【次の発言】 今の岡元委員のような疑義は私も存すると思います。私の言うのは今の特別未帰還者の給與法を適用する事務取扱は、当然援護局が軍人、軍属並びにその家族と同樣の方法によつて、國内においてやるということについては、聊かも我々は疑念……

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1948/12/21、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今北條委員はこの日本橋旧千代田小学校在住の海外引揚者移轉に関する請願は、むしろ東京都の問題であつて、國会でこれを採択して云々するよりは、政府行政機構に対して警告を発する方がいいのじやないかという御意見でありますが、私としましては從來この問題のみに拘わらず、例えば農林においても水産においても、一つの村或いは町或いは縣に起きたような問題でさえも、この國会において陳情され、請願をいたして、それを採択して、おのおのその監督行政官廳に向つて、その採択の意志を表示しておつたのであります。我々引揚に関するところのこの特別委員会は、こういう請願を採択して差支ないと私は思うのであります。むしろ私は今……

第4回国会 水産委員会 第2号(1948/12/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 決議案もできまして誠に結構でありますが、現実の問題として、東北並びに関東の「あぐり」の救済の問題、こういう問題が今日にも明日にも解決をつれなければならない問題でありますが、先般、一昨日でしたか、三好議員の質問に対して、中小企業におけるところの年末資金の貸出に対する方策としまして、泉山大藏大臣がかようなことを申しております。……いや、泉山大藏大臣でありません。大屋商工大臣であります。本年の年末においては非常に中小企業の金融が切迫しておる、從來からの予定としては、五億五千万円をこの年末に復金を通じて中小企業に貸出すべく用意しておつたけれども、現在の情勢下においてはどうしても増さなければ……

第5回国会 決算委員会 第1号(1949/03/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 簡單に持株整理の方を伺います。先程三分の一ほど整理がついた。後、來年一杯くらいで整理を終りたいということでございますが、一方人員を整理して少くするということに、私は非常に矛盾を感ずるのです。ということは相当件数が残るところの問題を一年位で処理いなければならんというときに、人員を片方減らすというのは経費の関係で減らすのか、或いはエキスパートになつたから剩員は減らして行くのか、その点はどうか。一日も早く整理しなければならんというなら減らす必要はない。仕事全体から見て、三年かかることを二年でやるという方法をとるべきが至当だと思いますが、その点について矛盾があるように感じますが、一應伺いま……

第5回国会 決算委員会 第4号(1949/04/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 その件につきましては、委員長並びに理事或いは各主査において御懇談下されんことを希望いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 只今の分け方は分量その他について、二十二年度における報告書によつて御研究なさつての分担だと思いますが、その点は大体異議はありません。賛成します。

第5回国会 決算委員会 第6号(1949/05/19、1期、無所属懇談会)

○千田正君 会計檢査院の注意事項の中で、主なるものを一應簡単でよろしうございますから、聴かせて頂きたいと思います。
【次の発言】 只今会計檢査院の決算檢査報告による審議は、いずれこつちの、決算対象昭和二十二年度歳入歳出決算檢査報告に関し國会に対する説明書として各省から出ておりますが、これによつて各分科会で審議することにいたしますか、今の問題をここで政府の答弁を頂くことにいたしますか。委員長からお諮りを願います。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1949/02/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 無所属懇談会は星野芳樹君を推薦いたします。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1949/02/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の岡元委員の御発言に対して小島課長からの答も分りましたが、どこまでもこの問題はやはり善意という問題を根本にして考えて行かなければいけないということを我々は要求するのであります。若し仮にそれが悪意であつたとするならば、それはあなた方が、その当時の政府の責任者が出先の官憲に対して悪意であるものを受入れたという責任は、その当時の政府であり、引続き現在の公務員も責任を負わなければならん。どこまでもモラルを中心にした問題として、これはどこまでも善意であるというふうに主張してよろしいのではないかと思います。(「その通り」と呼ぶ者あり)その点について一つあなたの御意見を伺いたいと思います。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1949/02/18、1期、無所属懇談会)

○千田正君 例えば二十一日としたならば或る程度少くとも今日ぐらい五人か十人ぐらいの委員が出席できる可能性がありますか。
【次の発言】 今の一万六千五百戸の入植者に対する五億の要求、一戸当り平均どれだけですか。
【次の発言】 ちよつとだけ、農林省の方は、一万六千五百戸の中に、引揚者に重点を置いているということは、大体これは全部引揚者でないだろうと思いますが、引揚者に重点を置いて、何戸と……。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1949/03/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は岡林課長並に外務省の高野課長にお伺いいたしたいのですが、この二三日來朝日新聞の紙上において、通称吉村部隊がウランバートルの高原において行なつたところのリンチ事件というのがしばしば報道されて、世の心ある人達をして悲しませておりますが、この問題につきましては引揚援護局としても相当調査を進めておられるかどうか、あの「曉に祈る」という誠に悲惨な状況の下に異國において亡くなられた人達の中には、軍人軍属の外に一般邦人も混つておるというような記事が記載されておりまするが、この点において外務省としましては、一般邦人のどれだけの者がああしたリンチ事件において喪われておるかという点について、援護局……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1949/03/24、1期、無所属懇談会)

○千田正君 議事進行について……。細川委員の先程の要望に対しまして、國会のこの特別引揚の委員会は証人諸君の宣誓を要望いたします。
【次の発言】 多数の証人の中から、先程岡元委員からの指名によつて三名の証人諸君の証言がありましたが、この三人の証言に対して、ここにおられるところの多数の証人が確認するかどうか。若しこういうことについて、そういう証言は嘘だ、或いはこれ以外のこういうことがあつたということについて、若しあるとすれば、その点を聞いて、なかつたとすれば、これを以て確認して休憩に入つて頂きたい。
【次の発言】 私が先程提案して休憩を要望したのは、岡元委員が要求したところの、第一に人員に何らの過……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1949/03/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は中川証人に伺います。先程あなたが暴行を受けたという、その時の加害者はあなたと同じように帰つて來た惠山丸の人ではない、英彦丸にいたというようなことを言つておられますが、どちらですか。
【次の発言】 先程から証人側の諸君からたびたび委員長に呼び掛けて、今の問題について証言したいという要望があるということであります。殊に本島君はさつきから委員長を連呼されておりますが、本員は本島君の今までの問題について何か証言をする点があるとするならば簡單でよろしいから証言して頂きたい。それを要望します。
【次の発言】 私は非常に不本意に思う。なぜ反動を残すかということについて、この反動ということを説……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1949/03/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般の証人喚問に対して大内証人が來なかつたというのでありますが、それに対するこちらの方としての処置を取りたいという意向でありますが、証人喚問に際しまして日本の今度の法律によるところの証人に対する処罰というような規定を喚問状に附記してあつたかどうかという点はどうなんですか。
【次の発言】 これから若し喚問するような場合は、参考にそういうものを附記した喚問状を発して頂きたいと私は思います。
【次の発言】 それは今鈴木委員の言う通り、この前に委員長に一任ということに、この特別委員会では採決した筈であります。委員長から、いまだ自由党から選出の報告がないとすれば、改めてこれを提案いたすわけで……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第15号(1949/04/12、1期、無所属懇談会)

○千田正君 長谷川証人に伺いますが、函館において告発しようぢやないかとか、或いはこの問題について内地において池田隊長に対して何らかの方法を取ろうじやないかというような相談をしたことはありませんか。或いは若しそういうことをやるというふうな場合に、あなたの周囲に集まつて來た人は曽てのあなたの部下であつたのか、或いは後に編成された吉村隊の隊員であつた人達であつたかどうかについてお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 原田証人に伺いますが、今あなたの申されたそこに捺印された方々は、前々から長谷川隊の隊員であつたのでありますか。それとも後程吉村隊が合併してからの隊員もその中に入つていたかどうか、その……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第16号(1949/04/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 清水証人にお伺いしますが、吉村隊に変つた場合において、変つたということをあなた方に通告する場合には、全員集めて通告されたのですか。或いは通訳を以て傳達され、或いは文書によつて告知されたかどうかという点と、そうした場合において長谷川隊に所属しておつた人達の中において、不穏な氣分が起きたかどうか、昨日証人からいろいろ証言がありましたけれども、あなた方の立場において或いは周囲におつた兵隊さん達の氣持において動揺があつたかどうか、或いは吉村に対する反感とか、そういうような不穏な空氣があつたかどうかという点について……。
【次の発言】 清水証人に尋ねますが、今の池田隊長が訓示する場合は、いつ……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第17号(1949/04/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 笠原証人に伺いますが、昨日あなたは池田証人と同席しておられたから、よく池田証人の証言を聽かれたと思いますが、あの証言の中に暁に祈るという、こういう言葉の出た原因というのは、蒙古側の命令によつて吉村隊の者が窃盗をした、集團的窃盗をしたので、一回、二回と十五名ぐらいずつ蒙古側の監視の下に門柱、或いは電柱に括り付けて、暁に祈るというような恰好の状態にあるような処罰をしたのであつて、決して自分で勝手にやつたのではないという証言をしておりましたが、その他にあなたが蒙古側の命令じやなくて、超過ノルマその他について、完全に池田証人が自分の独自の見解の下に処罰したというような最も著しいものを見た。……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第18号(1949/04/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 当初の目的であつたところのものは、これは結論としての、問題としてのいわゆる犯罪が構成するかしないかというような、世間が望んでおるようなものじやなくて、むしろ特別委員会としては現在四十三万の我々同胞が未だ帰らずにソ連地区におつて、從来帰つて来た人達のいろいろな言い傳えによつて、ソ連地区においての労働状態とか、或いは死亡状態、或いは行方不明の状態等が甚だ審かじやない。いろいろなことが言い傳えられておるということが、誠に遺憾であつたのでありますが、当委員会としましても、しばしば連合國側を通じ、或いはソ連大使館に直接に実状の報告方をお願いしたのですが、十分なる回答が得られなかつた。内地にお……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第19号(1949/04/19、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この人民裁判、いわゆる兵士大会なるものは、若しも只今天田委員のように必要としてこれを証人喚問して再びそういう問題をやるとするならば、相当の、証人に対して十分の調査をしてからでなければ僕はその喚問に不賛成であります。若しやるとするならば、相当の証人としてのどういう立場であるとかということをはつきり十分に委員諸君も調査の上で喚問するならそういう方法を採つて貰いたい。この委員会としてはやはり権威付けた一つの結論を出さなければならない立場にありますので、簡單にこれがどう言うたからどうだとか、あれがこういう評が出ておるからというのではなくて、しつかりした、証人を呼ぶなら十分御調査の上呼ぶよう……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第20号(1949/04/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 それに附随して、さつきからの次長の御説明によるというと、池田藏相はこの予算を更に現行予算内においては殆んど何ら見込みがない、尚且つ追加予算というようなものが出るという、これはとても予断ができない、恐らく今度通過した予算の範囲内において今後の行政的な措置ができないとするならば、これは殆んど不可能に近い、不可能として断言しても差支えないとも私は思いますが、この点について、これは不可能と我々は断言してもいいのですか、予算的措置という意味から言えば、殆んど不可能のような言い方をあなたはなさつておつたようでありますが、現在の予算以上の追加予算なり、或いは補正予算なりという範囲内では殆んど見込……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第22号(1949/05/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 小林証人にお伺いいたしますが、このウランバートルにおけるところの外蒙側の監督者である人は、吉村隊を監督した將校と、あなた方の方を監督した將校と同一でありますか、どうですか。
【次の発言】 重ねて伺いますが、蒙古の日本人側の捕虜收容所の所長というのもやはり違いますか。
【次の発言】 高橋証人に伺いますが、吉村隊をこの間喚問した際に、外傷で死亡したのが二人であるが、そのうちの一人は石切場において殴られて打僕を受けたもの、もう一人は癲癇を起したものが死んだというような報告をしておるのでありますが、こういうような二人の外傷によつて死亡した屍体をあなたが檢屍されたことがございますか。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第23号(1949/05/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 浦田証人に伺います。あなたの外に、若しここに臨席されておるところの証人の方の中に、今の杉田さんの問題を知つておられる証人の方がおられますか。
【次の発言】 阿部証人に質問いたします。今まで杉田証人並びに浦田証人からの証言があつて、杉田証人の御主人の問題について今までの証言の足りなかつた面、即ちカンパを受けなければならなかつた理由、受けてからそういうふうにいわゆる精神に異状を呈したかどうか、異状を呈して後においてどういうふうにして帰還乘船に立至つたかという点について御証言を願いたいと思います。
【次の発言】 今委員長から指名されました津村、小針、四國の三名の証人の方は、本日と明日の両……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第24号(1949/05/12、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の法律に附加えまして私は質問したいと思います。今朝のいわゆる僞証罪に関するところに法律が誤り得えられておる点があるのでありまして、國会法に規定されたところの僞証罪の告発の法律についてはつきり読んで頂きたいと思います。
【次の発言】 議事進行についてですが、誠に委員が不揃いのようでありますから、後で又前の質問を繰返すようであつては運営上面白くありませんから出席を促して頂きたいと思います。
【次の発言】 委員会において必要と認め、委員の発言があつた場合申述べても差支えないと思う。なぜならば我々はソ連の領國でもなく、勿論ソ連の管轄下でもありません。占領國内において関係諸國の重要なる人……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第25号(1949/05/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程法務総裁の述べられた憲法の解釈論は相当重要性を持つものであつて、この國会、いわゆる昭和二十一年以來の國会において、衆議院で取上げておつたところのいわゆる不当財産調査委員会、並びに現在國会において論議されつつあるところの將來或いは設置されるであろうというがごとき取沙汰をされておるところの非日活動委員会等の問題に関する根源をなす解釈があると思いまするが、これはいわゆる基本的人権という問題から言うと、こうした会の設置に対しても今の解釈は、法務総裁の解釈はすべて当嵌まるという見解でございますか。例えば從來衆議院で取上げられておりましたところの不当財産調査委員会におけるところの証人喚問の……

第5回国会 水産委員会 第1号(1949/02/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 緊急調査と言えば、昨年末以來の例の金融問題を繞つて、潮流異変によるところの不漁のために漁民が非常に次の仕込みに対する不安と焦慮にかられて、この委員会にもたびたび請願、陳情をしておられるような状況にありますが、この点について各委員の御意見を伺つて、場合によつては速急に或いは現実調査も必要なことがあり得ると思いますが、その点を皆さんにお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 今度ここ二、三日で自然休会になるでしよう。再会するのは二月初旬でありますか。
【次の発言】 その頃までは、丁度次長も見えておられますが、農林省としての今後の漁業権の問題、或いは漁業協同組合法の実施に関するところのい……

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 時間がありませんから簡單に質問いたします。三つばかり……。一つは今度の九原則によつて非常に圧縮された予算内において水産廳の御苦労も察しますが、原則的には漁港、船だまりの新規計画は罷りならんというようなことで、二十四年度の漁港、船だまりの新規築造は抹殺されたようであります。この中で我々一番考えなければならないのは國庫の助成金が出ないので、即ち漁民或いはその地方民が是非必要とするためにおのおの自己資金を集めて、その何分の一かを積立てても自分らの生業のために出願し、昨年の我々の水産委員会においてもすでに採決したものが数十件に及んでおります。こういうような問題を本年はできないとしても、いつ……

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 簡單に四つばかり御質問を申上げます。現在潮流異変によるところの不漁対策というようなものがしばしば現地からの誠に苦しい陳情が参つておりますが、これに対して、農林当局において何らの手を打つておらない。先般辛うじて「いわし」網の漁業手形が一応テスト・ケースという形においてなされただけであつて、その後定置或いは「かつを」、「まぐろ」、最も困つておるのは根付磯付の零細漁民、これが明日の生活に困つてどうしたらいいかという誠にその方途に迷つておるわけであります。毎日のように水産廳及び我々國会に対して不漁の土地から陳情が参つておるのでありますが、地方の当局としてはどうにも手をいたしようがない。どう……

第5回国会 水産委員会 第4号(1949/05/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 農林大臣にお伺いいたしますが、このたび運輸省から造船法案なるものが、今議会に提出されてありまして、この造船法案の内容を見まするというと、從來水産廳において所管しておりました漁船の建造の許可その他に対しましては、殆んど農林省関係は除去してありまして、運輸省一本で行く。つまりその許可権は運輸大臣においてこれをなすというような法案でありますので、誠に水産委員の我々として、この法案はこの際適当でないと考えるのでありまするが、大臣におかれましては、この法案が第一に上程されるに当りまして、閣議において大臣がこの法案が上程されるかどうかということについて御檢討になつておられたかどうか。第二におき……

第5回国会 水産委員会 第6号(1949/05/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと伺つておきたいのですが、第四條の第四項でありまするが、「前項の規定により当該財産の讓渡を受けるべき水産業協同組合が二以上ある場合には」ということで、処分方法を規定してありますが、從來の農業会の資産の讓渡の際は各地方においていろいろな紛爭を釀しておる現状に照らし合せまして、今度水産業団体のこうした特別措置法で出るに際しましては、そうした理由がないとやれないのでありますが、この規定で十分に何ら紛爭を釀さずに次の水産業協同組合がこの財産を取得する方法として、これは完きものであるかどうか、という点について、御自信があるかどうか、一つ政府の御所信を承つて置きたいと思います。

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/05/17、1期、無所属懇談会)

○千田正君 漁業用の原料資材が、いろいろ巷の風評その他、或いは事実においてもそういうことを認められておる人もあるのでありますが、生産過程において正当なルートに乘つておらないというようなことが、相当流布されており、且つ又現実に生産の面に入つて來ておらないというのがあるのであつて、この点は非常に水産業に対する生産に対して、大きな影響を及ぼすわけでありますので、この点を特に私は商工省並びに水産廳に伺いたいと思うのであります。  先ず第一に商工省にお尋ねしたいのは、農林省、いわゆる水産局及び水産廳になつてから、昭和二十一年度から二十三年度に至る三ケ年間にこの年度計画に対しての生産用資材割当要求としての……

第6回国会 議院運営委員会 第17号(1949/11/30、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(千田正君) 只今の派遣議員の懇請につきましては、実は恐らく本年度においてはこの引揚が最後の船だろうということと、そしてこれによつて在ソ同胞の数が大体見当が付くというような問題からいたしまして、是非この期間に派遣さして頂きたいという懇請なのでありますので、本日皆様の御許可を得まして、決議案も通過した今日におきまして、最終の問題を決定する一つの問題としてお許し願いたいという問題であります。(「委員長、反対の理由を」と呼ぶ者あり)これは各派から御要望がございましたけれども、皆様のおつしやる通り重大なる本会議のお終いでありますので、各派からということは、誠に諸般の事情からいたしまして十分……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1949/10/26、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) ちよつと御挨拶申上げます。  只今皆さんの御推輓によりまして、の委員長の席を汚さして頂くことになりました。すでに長い聞皆さんと共にこの委員会には出席しておりますが、誠に浅学非才で不慣れな点が多々あると思いますが、どうか皆さんの御協力によつて十分なる職責を全うさして頂きたい、かように存ずる次第であります。(拍手)
【次の発言】 只今岡元委員からの御質議がありましたが、前委員長の紅露委員長が非常にこの会に盡されて参りました御盡力に対して、我々として感謝の意を表したいという御提議がありましたので、皆さんにお諮りいたします。

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1949/11/01、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは特別委員会を開きます。本日の議題とする問題は引揚者に対する予算措置に関する件、未復員者給與法の一部改正に関する件、引揚者に対する失業保険に関する件の三題でありますが、只今関係当局といたしましては、大蔵省、厚生省、労働省からおのおの見えておられますが、労働省からは職業安定局の失業保険課長龜井事務官が見えておられますが、すぐGHQの方に喚ばれているので、ここのの説明が済んだら向うに帰して頂きたいが御了解願いたいというお話でありますから、失業保険に関する問題を先に片附けますか。
【次の発言】 大蔵省からは東條主計局次長並びに給與課長の中西課長、厚生省からは引揚援護庁の太……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1949/11/09、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは委員会を開会いたします。  本日の委員会は前以て公報に御通知申上げた通りに引揚援護予算に関する件、引揚者緊急対策に関する件、中共地区引揚者を証人として出頭要求に関する件、昭和二十三年一月以降就職した公務員の給與に関する件、四件でありますが、最初本日見えておられますところの政府部内の方々は、大蔵事務次官の長沼次官、人事院給與局の慶徳次長、厚生省医務局の宮崎次長、田邊援護局長、並びにこの引揚者の緊急対策の中に今日上椎葉の問題がありますので、日本発送電の森総務理事が見えております。  取敢えず最初に引揚者に対するところの援護予算に関する件につきまして、大蔵次官が見えてお……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1949/11/11、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは昨日に引続きまして委員会を開催いたします  日程の議案に先立ちまして、本日委員長、理事会議で打合せました中共地区引揚者の証人喚問につきましての候補者の氏名を申上げます。江島治平、金子麟、大谷百合子、北住君枝、石堂清倫、江口光夫、杉田敏次、この七名の方を喚問して報告を受けることに決定いたしましたから、右御報告申上げます。この証人喚問の日は先般も申上げましたけれども、今月の十八日。  それでは本日の議題になりましたところの緊急定着援護に関する件、未復員者給与法改正案に関する件、失業保險適用に関する件、この三つの題目を掲げまして、すでに公報によつてお知らせ申上げて置きま……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1949/11/15、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開催いたします。  本日の案件としましては、すでに公報におきまして皆様のお手許に届いておると思いますが、未復員者給與法の一部改正に関する件、特別未帰還者給與法の一部改正に関する件、引揚者に対する水産資材優先配給に関する件、引揚者に対する失業保険適用に関する件、その他請願に関する案件でありまするが、取り敢えず未復員者給與法の一部改正に関する件につきまして御審議願いたいと思います。
【次の発言】 只今岡元委員から未復員者給與法の一部を改正する法律案に関しまして、関係筋と折衝した結果の御報告がありまして、各位の御審議を願いたいという御提案がありました。並びに特別……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1949/11/18、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。参議院の在外同胞引揚げ問題に関する特別委員会は、第一回国会以来、海外残留同胞の引揚げ促進並びに引揚者の援護に関しまして委員各位の非常なる熱意と、不断の努力を続けて参つたのでありますが、中共地区におきまするところの我々の同胞は、場現在およそ七万有余と推定はされておりまするけれども、これらの方々の引揚げ促進に関しましては、これが実現のために特別委員会といたしましては、あらゆる方面に折衝して参つたのでありますけれども、今まで何らの手掛りがつけ得なかつたのでありました。ところが幸いにもこの度山澄丸にて千七百三十四名、高砂丸にて千百二十七名、合計二千……

第6回国会 水産委員会 第1号(1949/10/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 委員長の今の御提案は、至極尤もと思います。というのは、これは一度通過した以上は、漁民に対する大きな生活権の問題でありますから簡單に今日の御説明を拜聽しただけで直ぐどうというわけにも行きませんから、愼重にもう一度我々としましては審議しまして皆様の御意見をお伺いしたい、かように思います。

第6回国会 水産委員会 第4号(1949/11/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 これは決定となると重大な問題でありまして、仮決定でありますか、決定であるか、その点をはつきりして貰いたいということと、それから、これは水産庁或いは法制局で御苦労なさつたと思いますが、苟くもこういう法案は、全然無学文盲であるというような漁民まで徹底するように考えなければならない。併し我々のような人間でさえも、誠にこれは判断し難い程煩雑なものである。これはもう少しこの法案を広く頒布する場合においては、最も国民が直ぐ納得できるように、一つ纏めて貰いたいということを注文いたします。
【次の発言】 分りました。

第6回国会 水産委員会 第5号(1949/11/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 免許料及び許可料を徴収してこれを補償金に振り替えるということは不当であるという証人のお話でありましたが、何かこの漁場整理につきまして、補償金を然らばどういう方法によつて生み出して行くかという御意見がありましたならば伺いたいと思います。

第6回国会 水産委員会 第6号(1949/11/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 委員長の最初の提案通りやられたらどうですか。

第7回国会 決算委員会 第4号(1950/04/05、1期、第三クラブ)

○千田正君 先般我々委員会各同僚委員からの申出があつたのでありまするが、私が決算委員を仰せつかつてからすでに三年になりますけれども、毎年決算委員会でやるところの決算は、何年か前の決算をやつて、そうしてそれを各官庁に向つて注意を促す。或いはそれに対しての処分に対する要求をするというようなことで終つておるのであります。ところが実際の現行官庁は、果して国会の院議で決めて注意を促した、或いは勧告したものに対して実際やつておるかどうか。誠に我々は決算委員会としての権威の点から考えましたときに、甚だ疑われる点が相当あるのであります。結局人のやつた掃除を我々はやつておつて、その跡始末がはつきり出て來ない。い……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1949/12/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私から皆さんに御礼申上げさせて頂きたい。第六国会におきまして不肖私が皆さんの御推輓によりまして委員長を勤めさして頂きまして、足らざるところを皆樣の御熱誠を以て補つて頂きまして、極めて短い期間ではありましたが、その間に未復員者給与法の一部改正法法案、或いは特別未帰還者給与法の一部改正法律案並びに誠に画期的な、各国民の期待しておりましたところの引揚促進に関する決議案も無事に通過いたしまして、国民の期待に対して聊か我々が報いることができ得ましたのも、これ皆樣の御熱誠の賜物であつたことを深く感銘いたしまして、感謝の意を表する次第でございます。極めて短い期間でありましたが、皆樣から頂きました……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1949/12/20、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程から大分この決議案に対する疑義が生じて来ておるようでありますが、一応委員長から、さつきも御説明があつたようでありますけれども、最も有効にこれを施行する方法としてのあれもありますから、簡單でよろしゆうございますから、各委員に徹底するようにお話願いたいと思います。
【次の発言】 この越冬資金を出すところの留守家族の対象になる数は、大体援護庁としてはどれだけ考えているのですか。
【次の発言】 先程宮崎援護庁次長からの御答弁の中に、この対象の留守家族の数は大体五万世帶、この留守家族というのは、地域的にはどこからどこに行つている留守家族を標準にされたのですか。ソ連地区或いは言われるところ……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1949/12/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 証言と同じように書面を取扱うという場合は、これは相当疑義ら生じて来ますということは、ここでは限られた時間において最も簡單明瞭に、且つ重点的に証人は証言をしなければならない、書面の場合においては、相当の紙数に、或いは字数の制限がない限りは、自己の言わと欲することを幾らでも書ける、こういうふうな取扱方については妨何にするかということを、予めここに諮つて置かれてから、更にこれを提示して証言と同じように取扱うかどうかということを決めるべきだと思います。この点をお諮りいたします。
【次の発言】 議事進行について、限られた時間、而ももうすでに定刻を過ぎておりますので、この問題につきましては、今……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1949/12/24、1期、無所属懇談会)

○千田正君 宗像証人にお伺いしますが、日本新聞に関係しておられたようでありますが、日本新聞のどういう立場におられましたか。その点を……
【次の発言】 日本新聞は今まで帰つて来た帰還者の多くの人達の証言によりますと、当時ソヴィエト領内におけるところの日本字の新聞としては唯一のものであつたと同時に、ここから発行された新聞の報道は、当時の俘虜に対しては唯一の読物であつたと同時に、すべてを知るところの文化の指導面を掌つておつたというふうに我々はたびたび証人の証言によつて聞いておりまするが、これは自発的に日本新聞を作られたのでありますか。或いはソ連当局の指令によつた作られた新聞なのでありますか、その点を……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1950/01/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 更にまだ残つているという問題に対しては、我々は懸命に引揚促進を継続しなければならないのですが、委員長から今までも状況によるというと、引続いてナホトカに迎えの船を出せる状態にあるかどうか、そういう点についてあなたが確保されている情報がありましたならばお知らせ願います。これは淺岡委員からでもよろしゆうございます。
【次の発言】 あなたが御調査願つたところによりますと、相当の人達が残つている、それを引続いて何船も迎えにやるかどうか、後一船か二船ぐらいで打切るという状況にあるのか、その点を一つ。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1950/01/31、1期、無所属懇談会)

○千田正君 しばしば証人喚問をやつておるのですが、この度は余り人数を多くしないで、最大限六名以内にして欲しいと思います。  証人の氏名につきましては、先程理事会において大体打合せた人達の氏名を委員長からお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 今の大連労働組合の徴收した引揚対策及び難民救済資金の問題と中支那におけるところの持帰り金として政府が指示したことによつて居留民が持帰つた三万円の持帰り小切手に関する件はおのずから性質は異なつておると我々は考えますので、その点については明確な線を引いてお打合を願いたいと思います。
【次の発言】 その問題はむしろ衆議院の方から特に資料の蒐集に関して参議院側で……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1950/02/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程からの委員長の発言によるというと、この前の委員会で決定したかのような感がしますが、それは私は出席しておらなかつたけれども、決定でなく、打合せしておつたのだろうと思うが、その点をはつきりして頂きます。決定だとすれば、或る程度の人員が揃つていなければ、決定と我々は認めることはできません。
【次の発言】 種村証人にお伺いしますが、あなたが四九年の九月一日までモスコーの国際ラーゲルにおられましたが、更に引揚げられてハバロフスクに移られた。そのとき二名の人が残つた。この二名の人はどういうわけで残つたのであるか、その点を一つ伺います。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1950/02/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今の調整料は外資金庫に納入して、外資金庫においてそれは保管にしてある、そこで私の土田証人にお伺いしたいのは、九月以後の問題は、居留民からの借入金その他によつて救済に充てたというのでありまするが、然らば当時上海にありましたところの日本の銀行その他から大使館、或いは領事館、そうした方面において借入を全然したことがなかつたかということを一応証言して頂きたいと思います。
【次の発言】 外資金庫の保管の責任者は、どこが保管の責任であつて、外資金庫の設立に対してはどうした訓令の下に行われておるかということを御証言願えますか。
【次の発言】 調整料を納入して、預かつておるところの外資金庫の責任者……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第16号(1950/03/18、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 ただ二点だけ菅証人にお伺いします。あなたがお帰りになつてから当時を回想しまして、この九月十五日、あなたが通訳された、日本共産党の徳田要請なるものが通訳されて以後、特に目立つて帰還者と残留者との間に区別された方法をソ連側からとられたかどうか、及び帰国されて今日振返つて考えて見て、この要請があつたために特に残されたという感を深うしておるかどうか、その点を証言して頂きたいと思います。
【次の発言】 そうすると今現在よく新聞や何かに書かれておる要請ということ、言葉は或いは当らないかも知れませんが、あなたの通訳された言葉によるところの影響はそう強くはない、或いは大した影響はなかつたというふう……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第17号(1950/03/22、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 大分時間も迫つたようでありますので、各証人の証言も、若し委員各位において御質問がなかつたなら、一応今後の結論に俟つといたしまして議事を進行して頂きたいと思います。
【次の発言】 至急取計つて下さい。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第18号(1950/03/24、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 山田証人にお飼いしますが、先程あなたの御証言の中に新聞記者団と会見の際に発表すべきものを更に電文に直す関係上、簡略にしたが、更にそれは電報として打てなかつた。それで航空郵便にして出した。そのときのあなたが飜訳の立場に立たれたと思いますので、その簡略にされたときの電文の内容を、若し御記憶があるとするならばそれを述べて頂きたいと思います。
【次の発言】 この問題がここまで発展して来て、山田証人まで呼ばなければならないというような結果になつたのには、取りも直さず、徳田要請と世間で言われるところの問題であつて、徳田要請の内容、反動は帰すなというようなことを徳田書記長がソ連側に申し入れたじや……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第21号(1950/04/28、1期、第三クラブ)

○千田正君 本日の議題として提出されているのは、在ソ残留同胞の実態調査、只今突如として徳田要請の問題が絡んで、只今衆議院の考査委員会と参議院との食違いが生じて来たので、淺岡委員から緊急質問されておりますが、先ず第一にこの緊急質問を許すかどうかということと、今日の実態調査に対して、直ちにこの委員会が公報の言う通りにこれの調査に入るかどうかということを先ず諮つて頂きたいと思う。
【次の発言】 そこで私は只今証人も出席しておりますので、ここで宣誓を願いまして、本日の議題を先ず第一に取上げて、若干の休憩時間か何かに皆さんでお諮り願つて、そうして淺岡委員の提案につきましては、尚愼重を期して御相談願いたい……

第7回国会 水産委員会 第2号(1950/01/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 前に御質問があつたかも知れませんが、漁業法の改正に従つて補債金をベースとする漁業金融対策というものにつきましては、水産庁におきましては具体的案を練つておりますかどうも、参考にお話し願いたいと思います。
【次の発言】 漁業法の施行と同時に、当然補償金の交付の問題が予算化しなければならないと同時に、今のような水産庁のお考えであるならば、一日も早くその具体的な方法を考えられてこれをやり、漁業生産に役立つような方法を考えなければならない。凡そ現在の漁村において金が足りる、資金が足りるという漁村も漁業家もないと思います。そこで一日も早くこの方法を考究されて、そうしてこれを具体化される。単に農……

第7回国会 水産委員会 第4号(1950/02/01、1期、無所属懇談会)

○千田正君 各証人にちよつと伺つて置きますが、あなた方が出漁に際しましてたびたび今までも拿捕されておるという問題が起きておるのですが、これについてあなた方の所属しておるところの会社、若しくは経営者を通じて海上保安庁若しくは水産庁その他に対しての保護方を申請したことはありますかどうか。その点についてあるならば手を挙げて話して下さい。海上保安庁若しくは水産庁に対してあなた方の出漁に際してこういう問題が曾てしばしば起つておるから、その点について保護方を申請したようなことがあるかどうか。
【次の発言】 もう一点、出漁中に日本の海上保安庁の監視船、そういうような船があなた方の曾ての出漁中において監視に出……

第7回国会 水産委員会 第5号(1950/02/03、1期、無所属懇談会)

○千田正君 まだ研究してありませんから……
【次の発言】 水産資材の中で殊に先般来問題になつておるところの燃油の問題について、その後水産庁としましては関係方面との折衝並びに各省との折衝の状態が、若しお分りだつたならばお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 続いて綿糸の問題につきまして、来年度の割当可能範囲と実際に即して昨年との比較の問題、それからロープその他の問題に関しましても、同様の点を詳しく伺いたいと思います。
【次の発言】 安本のその説明というのはあれですか。昭和二十四年度におけるところの内需面並びにその輸出に対するところの綿製品に対するところのまあ滞荷、ストヅク、そういうものを勘案……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/02/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この題目についてでありますが、水産資源涸渇防止法案というと非常に何か、もつと少し考えはありませんですか。例えば水産資源保護法案というように、もう少し簡単にして要を得た法案の題目を考えていいのではないかと私は思いますが、水産庁の意見としてはどうですか、お尋ねします。
【次の発言】 第五の資源調査という項目でありますが、本法の目的を達するために必要な調査をなすということでありますが、この費用は国で勿論持つことだろうと思いますけれども、これを明文化する必要があると同時に、単なる調査で済むかどうか。先程の御説明によるというと、いわゆる涸渇防止というような、涸渇にまで至つておるところの日本の……

第7回国会 水産委員会 第7号(1950/02/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 時間も相当経ちますので、委員会として、今の陳情は結論を急いで当局に質問したいと思いますから、簡明率直に一つ陳情はやつて頂くことを御注意願います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 委員長、お話中ですが先程たびたび私委員長に注意しておりますが、陳情の結論を急いで頂きたい。
【次の発言】 先程から全国の漁業者の団体の方々の陳情切々として、労賃、漁民或いは業者の立場を訴えておりますが、私は今日は、本当は吉田総理大臣に質問したかつた、ということは、吉田内閣の水産行政に対するところの考え方が、非常に我々が要求しておる点とは違つておる。例えば先程もいろいろ陳情団の方々が言つておりますが、農……

第7回国会 水産委員会 第8号(1950/03/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 水産庁長官の罷羅の問題は、相当世間で或いは誤解した点もなきにしもあらずというふうに考えられますので、只今物論農林大臣の御説明によるというと、飯山氏の個人的な将来に関する問題もあるからというふうにも取れるのであります。ところがここに水産常任委員宛に民間の各水産業団体から要望書が来ておりますので、一応これを読み上げまして、農林大臣に更に私はお伺いいたしたいと思うのであります。    要望書   今回政府が水産庁長官を罷免したことは輿論を無視した措置であつて、水産界に及ぼす損失は測り知れないものがあり、延いては国際信用にも影響する惧なしとしない。眞に遺憾に堪えない。   我が水産業は現在……

第7回国会 水産委員会 第9号(1950/03/23、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 政府に質して置きたいんですが、「らつこ」「おつとせい」の捕獲をする日本の領土の範囲はどこでありますか。
【次の発言】 現在のポツダム宣言後におけるところの日本のいわゆる領域とされておる範囲内の捕獲であるとするならば、私は頗る少数なものであり、且つ又殆んど猟獲することのできない状態にあるんではないかと、かように存じますが、「らつこ」、「おつとせい」に対する猟獲の情勢について一応農林省の所見を質したいと思うのです。
【次の発言】 大体この法案の出さなくちやならないという理由は今の御説明で分かりますが、然らばこれによつて生活しておつたところの業者そのものに対するところの、この法案ができる……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/03/31、1期、第三クラブ)

○千田正君 先般……当委員会の委員ではありませんが、丹羽委員から、膃肭獸の問題につきまして、一応水産庁に具体的に質問したいという申入れがあつたように聞いておりますが……。

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/04/04、1期、第三クラブ)

○千田正君 さつき委員外議員の丹羽議員の発言によつて、丹羽議員のお話もありましたが、「おつとせい」が日本の近海に現われて来た場合に、日本の近海に来るところの漁族が相当これによつて災害を蒙つておる。こういう長年の経験から丹羽議員から発言があつたのでありますが、只今我々御配付願いましたところの水産資源枯渇防止法案提案理由というのがありますが、水産資源枯渇というものにも関係するのでありますがこの点においては水産庁としましては、どういうふうに考えておられますか、らつこ、「おつとせい」を捕獲せずに、そうして日本の漁場を荒される。こういう問題に対してあなた方の方ではどういう手を打つつもりであるか。この「ら……

第7回国会 水産委員会 第16号(1950/04/28、1期、第三クラブ)

○千田正君 証人の宣誓が終りましたら証人に対して委員長が法律的な指示を与えるのが至当だと思いますが……
【次の発言】 委員長の只今の御注意の中に更に多少補足する点があると思います。というのは、勿論真実を述べるのでありまするが、間違つたことを言うてはならないと同時に、証人みずからは自己の不利益になる場合において、及び一等親その他尊属に関して不利益のある場合には敢て証言しなくてもよろしいという明文がある筈であります。その点を一応御注意願いたいと思います。
【次の発言】 議事進行。証人に対する質問は午後からにして頂きたいと思います。むしろこの十分か、十五分を利用しまして主務官庁の方の意見を聴取したい……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 決算委員会 第2号(1950/07/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 先々国会からいろいろ問題になりまして、我が決算委員会が特殊物件拂下問題につきましては出張その他皆さんが熱心な調査をやられておるわけですが、今議会におきましては特殊物件の問題は一応片が付いておるのかどうか、この点会計検査院から一応この点についてはすでに片が付いて別段問題はないというのかどうか、この点を承りたいと思います。
【次の発言】 最後に決算委員会は、我我としましてもそういう決算を更に再確認し或いは批判するばかりが能でないのでありまして、むしろ不幸な事態が将来生ずるというような慮れがある場合においては、進んでそういうようなマイナスの点を廃除しなければならないという点に決算委員会の……

第8回国会 決算委員会 第3号(1950/07/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の会計検査院当局からの御説明によりますと、この問題は非常に決算上重大なる問題だと思います。というのは今の特別給與に関するところの特別法の問題並びに寒冷地或いは積雪地におけるところの処置に対しましては、衆参両院を通過したところの議決に基いたものであつたにも拘わらず、政府はその法規手続をやつておらなかつたというところに大きなミステイクがある。そこで会計検査院の立場をいうというと、法律に何らの根拠のないものをこういうふうにして、会計法上からいうと誠にこれは妥当を欠いているという意味でこの問題が起きて来ると思うのであります。然らばその会計検査院が法律に準拠しないところのこういう支出をした……

第8回国会 決算委員会 第5号(1950/07/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 本日の委員会で、政府からはどういう万がお見えになつておりますか。
【次の発言】 先般会計検査院からの報告によりまして、昭和二十三年十二月の閣議決定によりまして北海道在勤の政府職員に対する手当の支給をしたのは、法的においては違法ではないかという意味の会計検査院の報告に基きまして、本員はこの点について質したのでありまするが、大蔵省からは河野主計局長の御答弁によりますると、両院で決議をし、閣議において決定をして当時の官房長官からの指示によつてこれを支出したのであるから違法でないというような見解を述べております。これは決算委員会としましては最近にないところのいわゆる法的根拠に基くところの会……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1950/08/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 過去の引揚者の住宅が或る程度に密集しておつたために、引揚げて来てそこに入れられた人達が、就職或いは就労する場合において非常に不便を感じておつたという点が往々に視察した途上において見受けられるのですが、今後はそういうことは恐らくないだろうと思いますが、各県の要望によつて援護庁としても計画されたろうと思いますが、その点はどうなんですか。例えば青森県であれば、青森市内なら市内に置いてある、併しながらそこに何千人という引揚者がいるが、なかなか職は得られない、これを各郡に分散するというと、比較的職業が得られる。併し各部においてはそういうような補助もなければ何もなく、今のところはできておらない……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/07/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長、理事打合会で決めました大体の骨子を御説明願います。
【次の発言】 若しお差支えなかつたならば……理事、委員長打合会の骨子を今委員長から申上げましたが、尚具体的な問題につきましては、最初の国内問題、これは先程田邊局長が皆さんの前で申上げました通り、非常に引揚者、或いは戰災者の住宅問題は不足しており、これを一日も早く解決しなければならない状態に立ち到つておりますので、更に臨時国会におけるところの予算の提出その他に対しても十分案を練られて、それで皆さんにこれをお諮りしながら皆さんからの御協力を得たいという意味の御説明があつたわけであります。これに対して我々としましても、長年の間こ……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第2号(1950/08/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  昨日の議題に引続きまして未復員者給與法の改正に対する問題を議題に供しまして、只今大蔵省より岩動主計官がお見えになつておりますから、今までの問題の質疑応答をして頂きたいと思います。主として未復員者給與法の一部改正についての問題を議題に供します。
【次の発言】 尚磯田給與課長が見えております。……それでは岩動主計官御説明を願います。
【次の発言】 岩動主計官です。
【次の発言】 主計官です。
【次の発言】 大蔵省主計局の主計官です。
【次の発言】 予算査定です。
【次の発言】 磯田給與課長からお答えいたします。

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第5号(1950/11/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 どうも在外公館借上金の問題については、全引揚者が長い間要望しておるのであり、且つ、又何回となく国会ごとに外務当局並びに大蔵当局に対して当委員会からその解決方を懇請しておつたのでありまするが、今以て御回答がない。而も講和会議が或いは聞もなくじやないにしてもいずれは行われるであろうというときに際しまして、この引揚問題を中心にするところのいわゆる在外資産の問題、こういう問題に影響するところが非常に大きい問題であろう、私はかように考えるのであります。而もこの在外公館借上金という問題は在外資産とは別個にしても、日本政府としては借上げた以上は、これは返済するのは当然の政府の義務である。それに対……

第8回国会 水産委員会 閉会後第1号(1950/11/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 この法案は議員提出にするのですか、それとも政府提案にしますか。
【次の発言】 政府の長官に御質問しますが、先程から当局の御説明を聞くと、十分な積立金もできておらない。今秋山委員からの御質問もあつた通り、なかなか一ヶ年経過しても十分でない。過去の漁業の実績を見ましても、十分な積立というものは相当至難な状況であります。ということは、いろいろな原因があるかも知れませんが、一番この不漁に対して、農業に対しては補償制度のようなものが設けてありますが、水産に対しては何らそういうことを政府は考えておらない。これを、不漁或いは潮流の異変その他に関する問題に対して、政府当局としてはこれを災害とみなす……

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体見通しはどうなんですか。
【次の発言】 この内地におけるところの七人と、それからあとの三人ですね。これはやはり運営上の関係のバランスの意味から、そういうふうに定めてあると我々は首肯するのでありますが、今の北海道のお話を聞くというと、十一名であつて、更に学術経験者を三名、内地と変わりがないということになると、そういう点についての運営のバランスはとれていないのじやないのですか、水産庁当局の御意見を伺つて見たいと思います。
【次の発言】 一般金融の中で私は基本的な問題と、それから早急にお願いしなければならない問題と、二つに分れると思いますが、基本金融の問題としましては、水産業に対する……

第8回国会 水産委員会 第3号(1950/07/26、2期、第一クラブ)

○千田正君 銀行局長にお尋ねしたいと思うのですが、それは現在の我が国の永産業にとつて、今一番問題になつておる点は金融問題だと思いますが、そのうちでも新協同組合法によつて水産業会から引き継いだところの資産が焦げついて、殆んど固定資産で約十八億、それから流動資産のうちにも動かないで固定しいるものが二十二億、この四十何億というものが、この新らしい漁業組合が発足するに当つて、すでに発足からマイナスである。こういう点において日本のこの水産業の発達が阻害されておるような現状なのでございます。それでこの点においては各県の協同組合連合会からしばしば委員会に対しても陳情がありますし、又行政官庁であるところの水産……

第9回国会 決算委員会 第3号(1950/12/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今小委員長の御報告を承わつておるというと、その証人の中におきましては、現吉田内閣の閣僚であるところの法務総裁大橋武夫君の名前が出ております。又疑惑の焦点がその中にもあるようであります。若し仮にそういう疑惑があるとするならば、むしろ大橋法務総裁の立場から言つても、却つて明確にその責任が現われて、何らの疑惑のないように釈明ができるような方向になることが大橋君のためにもなると思いますので、むしろこれは継続審査してはつきりしたほうがいいのではないかと私は思いますが、今の提案に対しましては賛成いたします。
【次の発言】 およつとお伺いいたしますが、僕は小委員会には参加しておりませんし、内容……

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1950/11/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨日の委員会におきましても、この臨時國会のうちに、在外公館の引揚に関する政府の負債に対する返済の具体案を、一つ大蔵当局に向つて直ちに提出するように、本委員会は前委員長から申入れておる筈でありますから、この臨時國会中、恐らく政府に誠意があるとするならば、必ずやこの在外公館の問題は、具体案を提示するものと思います。その間にありまして、先ず今のところ一番必要なものは住宅問題、これは庶民住宅が一応緒につきつつありますけれども、それよりももつと格安にして、尚且つ引揚者或いは戰災者或いは遺族の人達、そうした戰争の犠牲者が、どうやら住宅を獲得できるような、別個に住宅問題を解決する方法を考えて行き……

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/11/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつきから外務省及び大蔵省から、並びに全連の代表者の阿部氏からのお話がありましたか、まあすでに在外公館に対するところこの審査会が発足して事業を開始してから、すでに十一ヶ月を閲しておりますけれども、僅かにその一割三分ぐらいしか審査しておらないということは、先ほど室長からもお話のある通り、人員の不足という点もありましよう。或いは非常に審査の上に証拠が揃つておらないために手間取つたという点もあるでしようが、このような状況で審査して行つたならば、恐らく一年たつても私は審査ができないじやないか、かように考えます。で、我々委員会としましては、当然これは一日も速かにこの問題を解決したいというので……

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1950/11/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 今、兼岩君からそういう要求がありましたが、兼岩君と同じように委員会は幾度となく未復員者或いは特別未帰還者の数がとかく問題になり、而も確実なるところの資料がない。あつてもそれはいろいろな国際問題を惹き起す結果かどうか知らんが発表になつておらない。いずれにしても正確なるデータを必要とするということは、前々からこの委員会が取上げて要求しておつたのであります。只今、外務省の引揚課長からの御答弁によるというと、それは、統計法に基く国勢調査のためにその項目は載せることはできなかつた。併しながら、特に協力をお願いしてあるから、その資料は收集されるであろうという御返事でありまするが、現実においては……

第9回国会 水産委員会 第1号(1950/11/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今家坂長官の御説明によりますというと、両者と十分に懇談の機を得て、有効適切な方法を講ずるという御意見のようでありますし、委員長からの先ほど読み上げられました農林大臣に対するところの申出に対しましては、期日が限られておる。この期間内において、幸いに市場側が十分誠意を示してくれればともかくとして、さもなければやはり東京都が出しておるところの規定が生きて来るということになると、水産者側としてはやはり立場がなくなつて来る。かように存じますので、でき得ればこの今申入の実現を、市場法改正を見るまでというような期限を付したほうがいいのじやないかというふうに私は思いますので、この点を十分に各委員……

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/24、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長ちよつと待つて下さい。若し農林大臣の通牒か行つても、都、若しくは六大都市がそれを受容れなかつた場合はどうするか、こういう問題についてやはり我々は予備的に考えておるわけなんであります。というのはすでに発令しておる、昨日からやつておるとするならばそれに対して、先般もこの委員会において我々が十分討議したように、農林大臣の通牒が効果をもたらさなかつた場合において、この漁業生産者のために当委員会は如何なる処置をとるか。私は、先般も提案したように臨時措置法を以て我々はこれに対処しなければならない。その点に対する用意があるかどうか。なおそういう点について水産当局はどういうふうに考えているか……

第9回国会 水産委員会 第5号(1950/12/05、2期、第一クラブ)

○千田正君 この漁業に対するところの金融公庫を創設したいというのは長い間の漁業界の要望であり、且つ又我々は長い間かかつて、殊に最近水産庁から水産省に、独立の行政官庁としての水産省を設立したいという念願である我々としましては、その行政官庁ができる前にでも、我々としましては漁業界の、新たたに独立したところの金融機関を持つべきであるというのが私の長年の主張なのであります。でき得れば今までのように農林省の尻馬に乗つて、或いは農林中央金庫の一部局にしか過ぎないところの漁業の金融であつては、いつまでたつても漁業の振興は図れない。こういう観点からいたしまして、私は一日も早く漁業を主体とするところの金融の面の……

第10回国会 決算委員会 第3号(1951/02/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつとだけです。それは只今会計検査院のほうの代行に対する御説明で承わつておりますが、例えばその御説明の中に、干拓事業その他のような場合における代行というものと、今般この書類に載つておりますところの厚生省のお考えとは、意味が違うようなことをおつしやつておつたようでありますが、これは甚だ我々としましては腑に落ちないのであります。先ほど溝口委員の言うように、代行は飽くまで代行である、請負は請負とはつきりしてもらいたい。あなたがたのほうで考えた場合は請負のことであつても、それが代行になつておるからそういうふうに感じたというのであるけれども、一般国民が考えた場合においては、代行というのは、……

第10回国会 決算委員会 第4号(1951/02/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 この薪炭に対するところの特別会計につきましては、これは前から非常な問題になつておるのでありまして、いろいろ御質問申上げたい点もありますけれども、時間も余りありませんから、簡単に私だけの質問を申上げます。五百一号の問題につきましては、恐らく今日において振り返つて見ましても当時の製炭者でありますところの人たち、或いは需要者、そういう人たちが何らの恩典をこうむらずして、むしろ中に人つておる業者或いはその卸売業者、そういうような人たちが非常なる利得をしておるということは、通念として現在でも言われでおるし、又現在そういう人たちがたくさん利鞘を稼いでおる。こう称されておるのでありますか、その後……

第10回国会 決算委員会 第6号(1951/02/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の問題を聞いておると、会計検査院のほうの主張は運輸省において施行する際において更にその技術の面において、施工のあらゆる総合的計画において齟齬があつたというふうに非難しておるように見受けられます。一方運輸省の説明によると、最高においては年十万立方に及ぶところの漂砂の侵入も七万立方米程度に減少した、多大の効果が確認され、更にその利益は損害額に比してなお相当の余りあるものと確信すると、何ら遺憾の意もなさそうですが、実際損害の程度から見るというと、却つて将来の日本のこうした港湾技術に対する研究の更に一歩躍進した効果が認められるのであつて、多少の損害は止むを得ないではないかというふうに運輸……

第10回国会 決算委員会 第13号(1951/03/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今委員長より議題になつております予備費の問題につきまして、私は一応この点を聞いて置きたいと思います。国会開会中には予備費は使用しない、補正予算の方法によると閣議で決定しておりますから、この閣議決定が二十五年の一月乃至三月、それと二十五年の十二月、これは国会開会中であつたのでありますので、この閣議決定は守られていないのでありますが、この点について何か当局からこの際言明ができますか、御回答を願いたいと思います。
【次の発言】 更に労働者の災害補償保険の保険金支払いに関する問題について一言承わりたいのでありますが、この二十四年度の労働省所管、労働者災害補償保險特別会計予備費使用調書によ……

第10回国会 決算委員会 第14号(1951/03/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体まあ一読して見てもわかる通り、殆んど犯罪を犯した者は渉外労務関係の、而も下級のかたが多いのでありますが、そこにどういうためにこういうふうな……大体において労務の渉外係であるが、何かそこに欠陥があるのじやないか。その点を一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今、会計検査院からの御報告がありましたが、大蔵当局といたしましては、私は実際終戦後における大蔵省の官吏の人たちの養成、なかなか大蔵官吏の養成は一年や二年ではできないことは十分わかつております。技術の方面においても、又、実際国の税金、いろいろ公共のものを扱うものでありますから、そう簡単には、ほかのものなんかのように簡単に……

第10回国会 決算委員会 第15号(1951/03/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 前回の当委員会におきまして、只今委員長から御説明がありました通り、昭和二十三年度一般会計のうち大蔵省に関係する終戦処理費の問題につきまして、その間に殆んど各件に一貫した同じような犯罪事項が現われて会計検査院の批難事項として当委員会に付託して来ておるのであります。この一貫した問題と申しまするのは、いわゆる終戦時における、その後における渉外労働事務局の給与係、こういう官吏の人たちが詐欺若しくは拐帯というような非常に遺憾な犯罪を犯しておる。その額におきましては相当多額に上つて、およそ三千万円を越しておる。これは大蔵当局の御説明によりまするというと、終戦のどさくさの当時であつて、十分に修養……

第10回国会 決算委員会 第16号(1951/03/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 大分皆さんが愼重に御審議をなされたようであります。本員は先般鬼丸議員から結論として、鬼丸議員の御説明がありましたが、鬼丸議員のおつしやるように小委員長の報告の内容を認めることが重大であり、且又国民もこれを非常に重視しております。一は法務総裁の立場の点、或いは法務総裁個人のために、国民のためにも明らかにする必要がありますので、これを中間報告として本会議にこれを報告されて、更に検察当局の捜査開始を促し、その内容におきましは、勿論特別調達庁に対するところの責任の追及を飽くまで追及しまして、正しい報告を要求することと、次には我々のこの決算委員会は愼重審議に調査続行するという条件を述べられた……

第10回国会 決算委員会 第20号(1951/05/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつき調達庁側から結論として付けないことになつたというふうな結論はどういうわけでそういう結論になつたのですか。
【次の発言】 特別という名前がついているが、特別に扱わなくちやならないという理由は私はちつとも考えておらない。いやしくも国の経費を支払う立場におかれて、これはたとえ占領軍であつてもそうした支払という点においては恐らく嚴格であろうと、私はそういうふうに考えております。でありますから、むしろ特別調達庁の職員が真劍になつて正しい理由の下にそれを阻止し、或いは促進するということができ得たならば、必ずこういう問題は起らなかつた。私はそのように考えるのでありますが、今お伺いした付けな……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1951/01/27、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今皆様の御推薦によりまして委員長の重質をけがさして頂くことになりましたが御承知の通りこの引揚の特別委員会は非常なる難関に遭遇しておりますので、私のような浅学非才の者が十分にその責を盡すことができないと思うのでありますけれども、帰らざる人たちに対する国民の期待と熱情に応えるために、私の貧弱なる驚馬に鞭打ちまして何とか努めて見たいと思いますので、どうか皆様方の絶大なる御支援の下にこの責任を完うさして頂きたいと思いますので、衷心から皆様にお願いを申上げる次第でございます。  両先般来先の委員長であられましたところの内村前委員長が極めて短い期間の間にいろいろなことを盡して頂きま……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/06/29、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  休会中継続審査になつておりますので、皆様非常にお忙しいところを特に今日はお出でを願つたわけでありまするが、この休会に入りましてから、前の国会で非常に問題になつておりました朝鮮の日本人婦女子の引揚問題並びにアナタハン島に未だ降伏せざるところの邦人がおりまし三その人たちの留守家族のかたがたが、どうかして一日も早く降伏して内地帰還のできるようにして頂きたいという、非常に切々たる歎願が数次に亘つて当委員会に行われたわけであります。最近の新聞によりますというと、どうやらこの留守家族の願いも叶えられて、内地帰還の運びになりそうなのでありますが、特に……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1951/01/31、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) では只今から委員会を開会いたします。議事に入ります前にお諮りいたしたいことがございますが、それは社会党の内村委員から理事辞任願が委員長の手許まで提出されております。その代りとしまして社会党より森崎委員を理事に推薦して参つておりますが、内村委員の理事辞任を許可し、森崎委員を理事に推薦することに御異議ございませんか。
【次の発言】 ではさように決定いたしました。
【次の発言】 これより本日の議事に入ります。去る二十九日委員長及び理事打合せの会合におきまして、本特別委員会の運営について協議いたしました結果、本日は国民代表として国連総会に御出席下さいましたところの三人のかた、即ち……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第2号(1951/07/19、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今農林省の入植課の柳沢事務官から一応の御説明がありましたが、委員の各位から御質疑がございましたら……。
【次の発言】 それは前から問題になつておる問題です。これからあと重要な問題があるのです。仮にこの未復員者給与法と特別未帰還者給与法と、その時一応その間の関係も伺つておきたいのですが、殊にこれからいわゆる戦争犠牲者に対する新らしい法案が生み出されるとすれば、その基礎算定となるべきところのこの戦争犠牲者に対するデータの集積がはつきりしなければいけないと思うのです。そういう点からいたしましても、この前我々が法案を通過してあるのでありますけれども、それは結局しつかりしたものが……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1951/02/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今より委員会を開会いたします。本日は先般公報におきましてお知らせ申上げておりますところの議題は、在外公館借上金に関する件、遺族及び傷い者に関する件、在外資産に関する件、引揚促進に関する件、こう出しておりますが、順序から言いますと在外公館借上金に関する問題を討議したいと思いますけれども、まだ関係当局が見えておりませんので、取りあえずここに未復員者給與法の改正に関する件につきまして、只今大蔵省から主計局の磯田給與課長が見えておられますので、一応未復員者給與法の改正に関する問題についてお話を伺いたいと思いますが、御異議ございませんか。

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第3号(1951/07/24、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  本日の案件は、引揚者の定着援護に関する件と未復員者給与法の一部改正についての岩動大蔵省主計官からこれに対する予算化の問題等について政府側の所信を質してみたいと思つております。  なお、昨日全国の留守家族の大会が神田の共立講堂で行われまして、その席上、講和に関するところの留守家族の決議といたしまして、講和が結ばるるにもかかわらず、今なお中共、ソ連地区等に三十数万の同胞が戦時そのまま捕虜の状態において残留しておるということは誠に遺憾の極みであつて、ポツダム宣言の一方的受諾のみが履行されておるけれども、これを決定したところの戦勝国のほうにおい……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1951/02/10、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) これより委員会を開会いたします。  本日の議題となりますのは、先般皆様の御審議を願いました、曾つて昨年日本から国民の代表ということにして三名のかたがたが、外務省から倭島局長、それから宗教団体からは齋藤惣一郎氏、それから婦人のほうを代表しまして中山マサ氏三名のかたがたが国連に、第七回国会において決議されましたるところの未帰還同胞の引揚促進並びに実態調査等を国際連合を通じて行うことを懇請する決議、この決議に基きまして、非公式ではありましたが、国際連合にオブザーバーとして出席さして頂いて、幸いに各国の大多数が日本の立場を了とされて、オブザーバーの懇請を土台としまして、国連総会に……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第4号(1951/07/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 委員会を開きます。  非常に暑いところ皆様には御苦労でございますが、この休会中たびたび委員会を開きまして皆様の御出席を願つて、熱心に引揚問題或いは戦争の犠牲者に対する対策問題につきまして御審議願いまして誠に有難うございました。突如としてこの二十三、二十四、二十五の三日間、全国の留守家族の大会が開かれまして、その席上私も参つたのでありますが、この大会の目的につきましてはすでに新聞紙上でも皆様御承知の通りでありまするが、講和会議を開くに際して、その内容であるところの吉田総理大臣並びにダレス特使との間に取交わされた草案の中に、引揚問題については触れておらない。未復員の数は数十万……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/02/26、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開きます。  この前の委員会におきまして、遺族傷痍者等に対しまするところの政府の施策に対して、各議員から活溌なる御審議がありまして、結論としましては戰争の犠牲者の中で一番今まで恵まれなかつたといいますか、或いは日本の政府の対策がなかつたところの遺族に対して、更に傷痍者の人たちに対しての法的な何ものもなかつたので、この際当委員会としましては、できるだけ速かに各関係官庁或いは国会におきましても、厚生委員会或いは内閣委員会その他大蔵委員会等と折衝しまして、遺族に対する法案を作り上げたいといういう結論に到達したわけであります。  幸いに先般世界連盟の発足に……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第5号(1951/08/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開きます。  本日の議題となります問題は、引揚問題に関する問題のうち、特に留守家族に対応する問題と、もう一つは在外公館借入金の問題は目下大蔵省において慎重に審議中でありますが、引続いて講和会議を前にいたしまして、在外資産の問題が非常な大きな問題として出て参つておるのであります。この点において一応大蔵省におけるところの所信を聞いておいて、今後の皆様の御審議の参考にして頂きたいと思つております。今日は上田外債課長も見えておりますから、一応大蔵省としての見解を一通りお聞きしたいと思います。なお留守家族に対する問題といたしましては、只今絶食運動をやつておりますが、……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1951/03/13、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。本日の議題としましては引揚促進に関する件でありまするが、特にそのうち先般来当委員会において取上げて種々研究もし且つ関係方面に折衝しておりますところのフイリツピンの戰犯者に関する件につきまして、本日参考人神保信彦君をここにお呼びいたしまして、比島戰犯者に関する件につきまして供述をお願いすることになりました。これから参考人の御供述を聞くことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは只今から参考人神保信彦君から、只今議題になりました比島戰犯者に関する件につきまして、あなたの知れる範囲内におきましてここに御供述願いたいと……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1951/08/03、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。先般来引揚問題に関しまして留守家族は断食等をやつていろいろ政府に要望したようでありますが、当委員会といたしましても国会の立場から非常に憂慮に堪えない状況に立至つたので本日に亘つて三回委員会を開くわけでありますが、その都度まあ断食の人たちのお見舞もし、又できるだけ政府とこの人たちの間に立つてなるべくこういう問題を早急に解決したいと思つて努力して参つたわけであります。幸い昨晩夜中に至つて漸く妥協点が見出されて、どうやら解決の事態になつたようでありますが、その間の事情も聴取したいと思いますし、それからポツダム宣言の條項が政府が考えておるような考え……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1951/03/17、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  今週中の委員会以外で、委員長が皆様の申合せによつてやりましたことを一応御報告申上げますが、そのうちの最初の一つは、例のフイリピンの戦犯に対するところの処刑に対する減刑歎願、これは皆様の御協力を得まして先般GHQのリーガル・セクシヨンへ行きまして、フイリピン大統領キリノ氏宛に、この委員会の委員長名を以ちまして減刑歎願の案文を提示しまして、GHQの許可を得て、更にこの十三日衆議院の若林在外同胞の引揚委員長と私が参りして、フイリピン大使に会見いたしまして、いろいろこちらの事情を訴えましてお話いたしましたところが、非常に好意的に、皆さんの請願書……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1951/03/24、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。本日の議題はすでに御通知申上げておつたのでありまするが、特にこの際お諮り申上げたいのは、先般ヨーロツパに御出張なされた社会党の堂森議員から、特に引揚問題に関しまして、ローマ法主庁或いは国際赤十字社等において、非常にこのたびの戦争の犠牲者のことについて各国とも心配しておられて、日本の事情も訴えて頂きました結果、いろいろな重要な参考になるような資料を得られたので、一応御報告をお願いしまして、今後の審議の参考にしたいと思いますので、堂森議員から、出張されてこのたび帰国されまして、特に必要な点についての御報告をお願いいたしたいと思うのであり……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1951/03/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。  本会議も再会されておりますので、こちらのほうといたしましての最も重要な決議案に対して、一応皆様の御採決を願いたいと思いまして開いたわけであります。それは先般から当委員会が皆様の御熱心に御研究になつて頂いておりますところの戦歿者遺族、或いは戦傷病者及び留穿家族の対策に関する法案の立案につきまして、皆様にいろいろ御研究願つたのでありますが、この成案を得るまでは相当の、或いは苦難の道を行かなければならないと思います。併しながら国民の殆んど全部がこの問題を一日も速かに政府が施策を実行するように要望しておりますので、決議案としてこれを上程……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1951/05/11、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。国会が休会に入る前に皆さんの御協議を得まと、戦争犠牲首に対する国家補償の問題につきまして、御承知の通り三月三十日、参議院は全会一致を以て政府のこの戦争犠牲者への国家補償に対する施策を一日も速かに施すべきであるという決議案を通過さしたのであります。引続きまして、皆さんの御要望に従つて、私は関係各当局といろいろ折衝をして参つておるのであります。再開に当りまして、僅か二十日間の国会の開催日程の間には、なかなか急速にこの問題の解決はできるとは思われないのでありまするが、併し昨日も関係方面に参りまして、いろいろ折衝をして参つたのでありますが、……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1951/05/15、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。  公報で皆様のお手許に配つてあると思いますが、今日の会議に付する件は、引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案、この法律案は延期に関する法律案でありますが、衆議院より送付されて参つておりますので、只今提案の理由の御説明を衆議院の受田議員からお願いすることにいたします。
【次の発言】 只今の御説明に対しまして委員各位の御質疑がございまするならば……。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか…。委員長からちよつとお伺いしますが、この第一条の第一項第一号に「遺家族、留守家族の援護に関する事項」というものがありますが、実は御承知の……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第12号(1951/06/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  先般来、皆様の絶大なる御協力の下に御審議をお願いしておりましたところの戦傷病者等対策審議会設置法案が、昨日関係筋よりOKが参りましたので、厚生委員会の各位と協議の上、皆様の御賛成を得まして、直ちに本日の本会議に提出することになつておりますので、すでに法案の内容につきましては、皆様のお手許に差上げてありますので、十分御質疑なり、御検討願いたいと思います。
【次の発言】 石川委員の御質問の点は御尤ものことと思います。本委員会としましても、この問題を重大視しまして、しばしば委員会を開会いたしまして、特に吉田総理に御質問申上げたのでありますけれ……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第13号(1951/06/05、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  先般皆さまの永い間熱心な御審議を願いましたところの戰傷病者等対策審議会設置法案が、お蔭をもちまして参議院は満場一致を以て可決されまして只今衆議院に送付されております。衆議院におきましては一昨々日からこの参議院を通過しました戰傷病者等対策審議会設置法案は内閣委員会に付託されまして、内閣委員会において審議中でございます。委員長が先般発議者を代表して質疑に応じて参つたわけでありまするが、本日までの情勢によりますると、従来衆議院の厚生委員会におきましても、この戰歿遺族その他に対する対策を熱心に御研究なさつておつたので、内閣委員会ばかりではなく、……

第10回国会 水産委員会 閉会後第1号(1951/06/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 さんま漁業取締規則要綱なるものをここで拝見して、只今長官初め課長の御説明を承わりまして、先ほど長官のおつしやつたうちで、第一項の「百トン以上の漁船によるさんま漁業を禁止する。」括弧して七十トンとなつておりますが、これは衆議院の水産委員会の勧告を入れてここに一応出しておるという御説明でありますが、参議院といたしましては実はこの問題を本日初めて伺うのでありまするが、どういうわけで衆議院の委員会との折衝があつたが参議院としての折衝がないのか私は甚だ胸におちないのであります。勿論衆議院といい参議院といい、国民の代表においては何ら変りなく、且つ又参議院におきましても水産常任委員会は厳然として……

第10回国会 水産委員会 第2号(1950/12/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の委員長の仰せられる通りですね、これを全部やつて参ることは、時間が足りませんので、今委員長のおつしやる通り、現行法とあなたがたが考えているほうは、どこが違うかという、そういう重点だけ一つ説明して頂きたい。
【次の発言】 私はこの際市場法が改正されるに際しまして、特に農林当局にお願いいたしたいのは……殊に水産庁であります。水産庁の統計が甚だ貧弱である。あえて水産庁ばかりでありませんけれども、特に我々は水産行政の面を研究して行く場合に、その資料の不足な点を殊に嘆かざるを得ない。そこでこの法案の中においても、例えばその一つの例といたしまして、第二十に、公共卸売市場の卸売人は伝票その他の……

第10回国会 水産委員会 閉会後第2号(1951/07/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 各委員が出張いたしまして只今出張中の報告を取りまとめ中でありますので、取りまとめましで委員長のお手許に差上げまして皆さんに御報告願いたいと思いますから、暫時御猶予願いたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/01/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 今青山委員から種々御質問があつたようでありまするが、我々委員としましては、この陳情の趣旨は大体において了承はできますけれども、でき得るならば数字的な詳しいいろいろな資料を取り揃えて、更に本委員会に御提出を願いたいと思うのであります。例えば仲買人の数若しくはそれによつて生活を営む人たち、そういうような数の問題、或いは取扱の高の問題、手数料の問題、いろいろな面におきまして法案を作る上において、或いは水産庁に対して我々が注文付ける上におきましても必要な点が多々あると思いますので、その点を改めて御提出願いたい。委員長から更にその点を陳情される代表者の方に御請求をお願いしたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 それは衆議院のほうと大体同様の趣旨でございますか。
【次の発言】 大した差はないわけですか。

第10回国会 水産委員会 第7号(1951/02/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 先般新聞や或いはその他において大臣が発表なされておる三案があるようでありますが、参議院の水産委員会といたしましては、昨年以来この問題は十分検討されておるのであります。でき得ればやはり漁民の自主性に待つところの今の漁業協同組合が新らしい意味において発足した裏付としての証券に対する政府の補償金を積立てて、それを一つの金融制度に持つて行くというほうが、むしろ現在の民主的な行き方のあり方であるのではないか。そこへ重点を置いて更に政府がこれに勘案する施策をやつて貰いたいこういうのが恐らく全漁民の要望であると思います。荏苒として日を延ばすわけに行きませんので、できれば早く態度を決定して本会期の……

第10回国会 水産委員会 第8号(1951/02/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 この法案は我々が長い間水産業協同組合の発展のために相当苦労して作つた法案でありますので、一日も速かにこの法の実行されることを望んで止みません。でありますから、私は直ちに各位の御賛成を得て、この水産業協同組合法等の一部を改正する法律案の一日も速かに実行されんことを望むものであります。

第10回国会 水産委員会 第10号(1951/02/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと今の、本日の新聞を見て非常に我々も疑問を生じて来ると同時に大きな問題として将来の問題が出て来るのじやないかと思うのですが、べーリング海峡その他のいわゆる千島からかけてのあのラインに対して、仮にここに日本政府並びに業界から新らしく委員会が設けられた場合、或いはオブザーバーとして関係国が出席するという場合におきまして、勿論本百の新聞等は、当然アメリカと日本だけの問題に限られておるようでありますが、将来この海を中心として起きる問題はソ連との問題が起きて来ると思うのですが、そういう問題に対しては、今のところは何とも言えないだろうと思いますけれども、将来はどういうふうにこうした問題を……

第10回国会 水産委員会 第12号(1951/02/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 これは何回も言う通り、漁業改革にとつて最も根本的な一つの最近のベースなのですから、十分考えて頂きたいと思います。というのは、先ず例えて言えば、山崎街道の定九郎みたいなもので、金をやつて途中から取上げるということで、強盗と同じで追剥です。大蔵省に対してはあなたがたは本当に水産の行政庁にあつて憤然として起ち上つてもらいたい。これは特に追剥退治に乗り出して頂きたいということを要望しておきます。

第10回国会 水産委員会 第13号(1951/02/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 この案の批判は別として、私はこの案と並行して伺いたいのは、世界の国民の中で、日本と同じように水産蛋白資源を一つの重大なる食糧の副食物として取扱つておるところの国々の、ほかの産業との人口比率というようなものが、正確に水産庁においては入手されておるかどうかということは、申すまでもなくこの案の一番最初に書かれておる通り、沿岸の漁民の数が戦後四〇%も殖えておるということが述べられております。日本国民のいわゆる水産業という業に従事しているところの人口の比率というものは、恐らく世界にないほど高い比率になつておると思いますので、これを十分に日本が研究しておらなかつたとするならば、将来、勿論これは……

第10回国会 水産委員会 第17号(1951/03/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 今五トン以上二十トン以下の船舶の免状という点につきまして、恐らくこれは今度の法案が通つて試験を受けるということになれば、相当これは混乱をするような感もあるのでありますので、これと同等ではありませんが、同様な趣旨で今から三年前にあんま、マツサージ法の改正法案というやつが出たことがあるのです。そのときの法案の内容は全部あんま、マツサージは衛生学を勉強して、その試験を受けなければ実行させない。こういう法案でありましたが、委員会ではそれではなかなか大変だ、今までの既得の職業の者に対しての一応の苦しみを与えることであるから、今まで既得した権利を認て、これから受ける者に対しては試験を課すという……

第10回国会 水産委員会 第18号(1951/03/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長の今の質問に競いて補足して聞きますが、さつき保安庁のほうの説明によるというと、二回ほど公聴会をやつて、それが神戸と東京だ、こういうことは恐らく大型の船舶に対する公聴会だろうと思うので、二十トン以下の小漁船に対するそれを代表する人が出ておらなかつたのではないか、こう私考えるのであります。もう一つは、只今の保安庁のお考えになるような、保安庁から人を派遣して、或いは試験官を派遣して各村々を廻つて試験をやる。これは成るほど肯ける点もあるのでありますが、先般大久保長官を呼んで、この委員会と外務委員会で質問した場合において、現在海上保安庁においては哨戒の船さえも足りない。マツクアーサー・……

第10回国会 水産委員会 第23号(1951/03/31、2期、第一クラブ)

○千田正君 勅令を政令に改めるという点でありますが、勅令を政令に改めた理由ですね。便宜上であろうと思いますが、そのうちの最も重要な点等について御説明願えれば……。
【次の発言】 採決の前に賛成意見を申上げます。先ほど発議者であるところの入交委員から、この法案に対して御説明がありましたが、これは誠に我々が長い間考えておつた法案でありまして、非常に結構なことと思うのであります。特に他国の戦争或いは変乱等のために、平和を目標とする国が犠牲になつたり、若しくは侵略の目的になつたり、或いはまじめに法律を守つて生業をしている場合において侵されたりするような場合において、こうした機構が制定されるということは……

第10回国会 水産委員会 第24号(1951/05/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 議事進行について……。委員も今日多数の出席もありませんし、でき得れば懇談会にして頂きまして、事情を聴取して頂きたいと思います。

第10回国会 大蔵委員会 第19号(1951/03/12、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 在外同胞引揚問題に関する特別委員長から一言この問題について政府にお尋ねいたしますと同時に、大蔵委員の各位の十分なる御審査を願いたいと思うのであります。この議題になつておりますところの法律案は、すでに政府側からお手許に提出されてあると思いまするが、この問題は終戰と同時に外地におるところの居留民が日本に引揚げるために、奥地から続々とその集結地に参つたのでありますが、その当時いわゆる終戰と同時に日本の在外公館であるところの外務省関係におきましては、すべて一切の資産が封ぜられると同時に、又その他の政府諸機関も同時に一切の資産が封ぜられてしまつたために、奥地から引揚げて来るとこ……

第10回国会 内閣委員会 第27号(1951/05/23、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 委員外の発言をお許し願いたいのですが……。
【次の発言】 只今の木下委員長の御説明に補足しまして、水産常任理事の私から一応内閣委員のかたがたに御了解を願いたいと思います。只今もいろいろな、機構だけが単に従来のままであるのを、名称を変えるに過ぎないのだつたら大した必要はないのじやないかという御質疑もあつたようでありますが、これも御尤もと思いまするけれども、我々も水産常任委員会で一致した意向としましては、先ほど木下委員長からも御説明申上げた通り、日本の原始産業の中でこの農業と水産というものは、日本の国が始まつて以来の、日本の国民の産業としての重大なる二つのいわゆる産業であ……

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1951/11/10、2期、第一クラブ)

○千田正君 私が渡米いたしまして委員長の重責を十分に全うすることができませんでしたことを非常に遺憾に存ずる次第でありますが、国会を代表いたしまして、漁業関係の日米間の交流という立場から参りましたのでありまするが、又引揚の特別の委員長といたしましてアメリカにおきましても十分に国務省その他といろいろ意見を交換して、又懇請する点は懇請して参つたわけであります。その点につきましてはいずれも改めて後日申上げる次第でございますが、長い期間私の留守中現委員長並びに各位におかれましてはこの委員会の運営に終始誠意を以て当られたということに対しまして私から厚く御礼を申上げると同時に誠に至らなかつたことをお詫び申上……

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/11/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今高碕証人が見えられましたから宣誓をお願いいたします。
【次の発言】 只今水田証人の御発言に対しましては、委員長はその場合は委員長の御判断によつて適宜御注意をされたほうがよいと思いますので……。
【次の発言】 当時の在外公館の人たち、いわゆる特に外務省関係の官吏ですが、この人たちの家族も勿論この救済資金の分配を受けて一応期間までそれによつて生活をしておつたというふうに承知してよろしうございますか。
【次の発言】 今当時の米価の大体の平均の統計を詳しく申述べられましたが、非常に参考になると思うのでありますが、そういう観点から御覧になられて、今度のいわゆる政府の法律案に盛られた米価に……

第12回国会 水産委員会 第3号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は水産渡米議員団の一人といたしまして、只今廣川君からの電報について委員長から御報告がありましたが、この点につきましては、一応委員長から廣川君にその真意を質して頂きたいと思います。いやしくも国会に代表として、我々が渡米し、且つ又、我々は長い間水産委員として我が水産界のために熱意を持つてやつておつたのでありまして、決して日本の水産の不利になるような行動も、言論もやつた覚えもございません。むしろ米国の官民と共に隔意ない意見を交換した。至る所で好感とそれから期待を持たれて帰つて来た我々でありまするが故に、特にこの点につきましては甚だ私は遺憾と存ずるのであります。廣川君は自由党の幹部である……

第12回国会 水産委員会 第4号(1951/11/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 特に農林大臣にお尋ねしたいのは、只今の御答弁で大体農林大臣の意向もわかりましたが、先般来新聞紙上で発表され、或いは又発表されるかも知れませんが、アメリカ側の代表の提案する、いわゆるアメリカ側の試案というものを持つて来ておられるようであります。これに対して対等の位置において日本側が條約を結ぶに際して、日本側の案というものがどの線に沿つてやつておるかということについてまだ明確になつておらない。恐らく農林省としましては、殊に主管大臣としましては、十分に大臣は研究しておられると思いまするが、いわゆるアメリカ側の提示しておるところの世界水産資源の保存、確保という非常な最高の理想を掲げておる。……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/11/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 太平洋漁業條約という問題が頗る重要性を帶びておるということは私が質問申上げるまでもないことでありまするが、ただ先般吉田、ダレス氏の会談においても、こういう問題及び通商條約というような問題は関係当局が批准後において直ちに行うということを言明しておつたはずであります。にもかかわらず、批准のまだ終らないうちに、殊に日本ばかりでなく、アメリカなどは来年でなければ国会が召集されない現状において、その前にこの條約が結ばれなければならないという理由はどこに存してあるかということと、このアメリカ並びにカナダの漁業條約の代表委員を日本側が招集したということろに我々は解せない点が一点あるということと、……

第12回国会 水産委員会 第7号(1951/11/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体の狙い、目標は、この提案の理由にあります通りで誠に結構でありますが、ただこれは御承知の通り非常に零細漁民の生活根拠であるわけでありまして、これを仮に転業させた場合に、然らば一体どういう方面にこの人たちを吸収するかということが一番大きな問題じやないかと思うのであります。五ヵ年間かかつて整理を断行すると、併しながらこの人たちが生活の根拠を失うわけでありまするから、その方法としては、補助金で補うというようなことになつておりますけれども、一体片つ方でへこまされたところはどこかで膨れなければならない。日本の沿岸漁業というものは、今でさえ不漁を伝えられておる今日において、一体これをどこで膨……

第12回国会 水産委員会 第8号(1951/11/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 一番根本的に考えて今度の漁業条約というものは、要するに日本は敗戰によつて或る程度一定期間主権の活動が停止しておつたのがこのたびの講和条約によつて回復して來た、それを契機として日本とアメリカとカナダの間において漁業に関する条約を結ぼう、こういうのでありますが、アメリカ側の提案しておる面においても、日本側の提案しておる面においても原則として公海の自由を認め、且つ又人類の食糧補給面において最高の政策を公示しながら条約をやろう、こういう非常に目標の掲げるところは理想的にきめてあるのですが、実際の条約の面に入つて來た場合においてアメリカ並びにカナダにおいてはそういう資源が保護され、且つ又沿岸……

第12回国会 水産委員会 第9号(1951/11/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつとお伺いいたしますが、このさく河魚類の魚道ですね、この保護に対する魚道の問題なんですが、河川に対して国営において建設工事をやる場合においても、或いはやつた後において、この魚道の管理が農林大臣の管轄下にありますか、それとも建設大臣の管轄下にありますか。
【次の発言】 工事遂行に当りましては、国営建造物に対して特にこの鮭鱒等のさく河魚類の魚道に対する施工予算は農林省において支出するのでありますか、建設省において支出するのでありますか。
【次の発言】 事実においてそういうことは恐らくあり得ないと思いますけれども、いろいろと国営の場合においては、国の財産になりますし、又その所轄権が当……

第12回国会 水産委員会 第10号(1951/11/24、2期、第一クラブ)

○千田正君 告示の期間は今の第一節にはないようでありますが、告示の期間は定めなくてもいいのですか。その辺はどういうふうにお考えですか。例えばここに一つの例といたしましては、第十条の第五項に「前項の告示をしたときは、当該漁業に係る許可は、その有効期間にかかわらず、その指定された期日に取り消され、又は操業区域の変更があつたものとする。」こういうことになつているというと、漁撈をやつているものはその告示がいつ出ているか、何日前のものかわからないわけなんだが、それに対しては勿論あとに補償の規定がありまするけれども、でき得れば告示期間の予定を書かれたほうがいいのではないかと思うのですが、その点御意見はあり……

第12回国会 水産委員会 第11号(1951/11/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 真珠の問題は国内市場と国際市場を相当勘案して考えなければならないのであつて、真珠養殖事業法が出るということは非常にいいとは思います。ということは、我々はこの間海外に行つて見て來た場合において、真珠がむしろ海外においてはダンピングされる虞れがある。而も真珠は本当はダイヤモンドと同じようにいわゆる宝物として、或いは宝石としての価値を海外において維持するためには日本の国内においてそれを維持すべき方法を考究しなければならない。それにはどういうふうな方法を講ずべきか、或いは種々なる問題があるでしよう。ただ残念なことには從來は一、二の資本家によつて独占されておつた。最近に至つてはいろいろ三重県……

第12回国会 水産委員会 第13号(1951/11/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと山本次長にお伺いしますが、アメリカからの原油その他の輸入に対しては一定の商社のみしか取扱できないようになつておりますか。その点を一つ承わつておきたい。
【次の発言】 これは仮に今後日本が独立して新しい通商条約を結ばれた後においてもその状況は続くものと思われますか、如何でしようか。
【次の発言】 統制の枠付けということは、結論においては占領政策の一環としてのいわゆるその間におけるマージンを一つの産業方面に振替えるとか、振向けるというような方策から出た意味の統制と解していいのですか。
【次の発言】 特にこれは伺つておきたいと思うのでありますが、現在認定されておる、指定されておる……

第13回国会 議院運営委員会 第4号(1951/12/15、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 先ほど事務総長からの、昨日の運営委員会の理事会の議決を皆さん御承認なさつたようでありますが、その中の特別委員会をこのたび一応存置しないことにしたという点でありますが、その中の在外同胞引揚に関する特別委員会の廃止ということは非常に重大な問題でありまして、これは皆さんすでに御承知の通り、昨年国連におきましても特別委員会が設けられ、更に各国に対してこの問題が十分に検討さるべき問題であるということと、これは第一回国会以来すでに皆様御承知の通り厚生委員会において或いは研究する点もあり、或いは外務委員会において研究する点もあり、或いは大蔵委員会におて研究する点もありますけれども、……

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/07、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 内容の詳細な検討はわかりませんけれども、羽仁君からの意図するところは先般の質問について時間も十分でなかつたので足りない点と、更に総理からの御答弁においても十分納得が行かない点があるので、改めてその点について質問をしたいというように私は聞いております。

第13回国会 水産委員会 第1号(1951/12/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は異議ありませんが、なおもう少し時間が経ちましたら各希望のかたがたも全部お揃いと思いますから、その点について更にお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 本年も余り日数もありませんので、その点については委員長に一任したいと思います。
【次の発言】 なお重要事項について特に懇談したいと思いますので、休憩して頂きまして、その間に懇談して頂きたいと思います。

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 私はやはり案文を各委員のもとで慎重に御検討になつて質問を願つたほうがいいと思いますが、ただ一点、その内容じやありませんが、質問したい点があります。これは新聞紙上にも発表になつているのですが、飽くまでも人類に寄與すべきところの最高の一つの資源の保護であるという意味から出ている誠に結構な條約のように思いますが、日本としては、はつきり言えばアメリカ、カナダに協力してその問題の解決に当つて行くという点で、日本の利益という点から言えば、或いは将来のことにかかつているかも知れませんが、現在は大したことがない。ただこれに伴つて、過般国内において制限されたところの「らつこ」「おつとせい」の制限とい……

第13回国会 水産委員会 第3号(1951/12/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 このルース台風の災害復旧の、被害の漁船一万九千五百十隻、このうちには曾つて只今審議し、又且つ今まで我々が愼重に審議しつつあるところの小型底曳の整理の対象になる船舶がこの中に含んでありますかどうですか。
【次の発言】 若し含んでおるとするならば、これは当然整理しなければならない対象の船でありますが、この際こういう問題を一気に解決する一つの立場から申しまして、そういう整理の対象になるものに対しても政府の融資資金或いはこの利子補給等をやつて、そういうものを補給するということは矛盾しているように考えますが、その点に対しては政府側としてはどういうことをやろうというお考えを持つておられますか。

第13回国会 水産委員会 第4号(1952/01/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議員の御紹介もありましたが、新らしくこのたび水産庁長官が変られたのでありますから、長官、次長の御紹介も併せてお願いいたします。
【次の発言】 只今いろいろ水産当局からの御説明を承わりましたが、マッカーサー・ラインの撤去というのは、我々何も水産に関係する人たちばかりではなく、実際日本の現在の食糧確保の面から言いましても、敗戦後におけるところのいわゆる日本の領土の縮小、北海道を本州と四国と九州、この四つの島に八千三百万になんなんとするところの我々の民族を抱えて、そうして漸くこれから生きて行かなければならない。この際幸いにも日本が独立国家として、自主的な立場に立つて漸く国際国家群の中……

第13回国会 水産委員会 第6号(1952/01/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 異議ありませんが、証人喚問の際、一つ注文を付けておきたいと思います。それは委員の質問に対して、十分に答え得られないような人も、たまには証人の実体を知らないで我々が喚問するとよくそういうことがありますので、証人の選考につきましては十分こちらの委員会の希望を反映するような証人を選んで頂きたいと思います。
【次の発言】 昨年はどうですか。
【次の発言】 北太平洋漁業條約の経費を見ますと、予算の中に人件費を全然見ていないというのはどういうわけですか。
【次の発言】 この北海道に関する問題は、勿論北海道開発庁のほうの予算編成によるのでしようが、特にこの水産に関する漁港の設備その他に対しては、……

第13回国会 水産委員会 第7号(1952/02/08、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。  最初に二月の十一日、漁船不法拿捕事件に関します証人喚問の問題がありましたが、この点で秋山委員から現地の事情をいろいろ懇談の際お伺いしたのでありますが、この問題についてお願いいたします。
【次の発言】 只今秋山委員から、漁船不法拿捕事件に関しての証人喚問の問題につきまして、当委員会として愼重に研究をしてから、この問題を解決したいというお話でありまするが、只今秋山委員の御提案の通り決して差支えございませんか。
【次の発言】 それじや当分の間ごの問題につきましては研究をして、あとに開くか、或いはそのままずつと延期するかということにしたい……

第13回国会 水産委員会 第8号(1952/02/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 最近日米加の漁業協定仮調印の後における問題として、日本の漁業の北洋進出という点が相当叫ばれておるのでありますが、これをどういうふうに水産庁当局としてはお考えになつておられますか。その点についてお尋ねしたいと思うのであります。申すまでもなく、この條約は、非常に厳格な意味において守つて行かなければ将来の国際問題になる虞れもありますので、勿論水産庁としては万遺漏なきを期しておられると思いますけれども、仮に船団の構成或いは所有権の問題或いは監視船の配置というようなことについても十分に心得えてやつておられると思いますが、一応最近のカニ工船の問題或いはさけ、ます等の流し網等に対するところの漁業……

第13回国会 水産委員会 第9号(1952/02/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 農林大臣はめつたにお見えになりませんので、丁度いい機会ですから、お尋ね申上げますが、二十七年度におけるところの漁業に対する振興或いは発展のために金融その他に対する問題について農林大臣として考、えておられるところの御所信を承わりたい点が一点と、もう一つは、先だつて本会議で大臣は言葉を濁しておられましたが、李承晩大韓国大統領が声明されました李承晩ラインなるものと、今後のいわゆるマツカーサー・ラインが消滅した場合において起るであろうところの摩擦に対する対処方針について承わりたいと思うのであります。もう一点は、いずれ同僚委員からいろいろお尋ねあると思いますが、この日米加の漁業條約が発効され……

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 青木証人にお伺いいたしたいと思うのでありますが、本法案に関連しまして計画生産が行われるとするならば、今後も漁場増加或いは免許という点についても相当関連して来ると思います。それで県の方針としましては、仮にこの法案が通過した場合においてはどういうふうにやられるかという点についてお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますというと、反対論者のうちには、増産されるというとどうしても将来国際マーケットの関係その他において或いは価格の維持ができない、むしろ下落するような方向に行くほうが多いというふうに反対論者が言うておりますが、今の知事さんのお話によるというと、これからの免許に対しては一応の計……

第13回国会 水産委員会 第11号(1952/02/18、2期、第一クラブ)

○千田正君 この取締規則に基くところの取締に当るものはどういうものが当ることになりますか。
【次の発言】 第十一条でありますが、「左の各号の一に該当する者は、二年以下の懲役若しくは五万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」、そうして条項が出ておりますが、現場において、その場で監視船が捉えて、直ちにこういう懲役又は罰金に対する処分方法を講ずるわけですか。それともこれは裁判権においてなされるものでありますか。その点を聞いておきたいと思います。
【次の発言】 その場合そういう行き方をするというと第十一条の第二項の「前項の場合においては、犯人が所有し、」とありますが、犯人という字句は穏当じやないと……

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 これは過去の連合国軍の我が領土内における演習その他による損害の補償の問題でありまするが、今後いわゆるポ勅の廃止により、且つ又日本が独立国としての条約制定に際しまして、いわゆる行政協定の内容に立ち至ることになりますが、今後一体こういう問題が起きた場合には、どういうふうな方法によつてやつて行くつもりであるかということと、いわゆる駐留軍というふうな外国の軍隊が日本に駐留するのでありますが、その場合の演習によつて同じような損害を受けた場合におけるところの日本側の主張、並びに行政協定の内容におきましてはどういうような方法によつてこうした損害に対する補償をやつて行くか、この点につきまして一応水……

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/02/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 水産庁にお伺いするのですが、二十七年度の予算におきましては、当初計画した予定のコースをとつておられるかどうか、折衡の経過を簡單に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今北海道二十、内地が七十ですね。バランスの面から言えば決して適当なバランスじやないように考えるのですが、水産庁としては、内地の面を或る程度そのバランスに副うような方向へ持つて行くという分け方をしてもらいたいと思うのですが、その点はどうですか。
【次の発言】 今の林課長のお答えに多少私は不満を感ずるのでありますが、予算の総額のきめ方の、枠のきめ方の場合において、北海道を第一に開發庁と同時に連絡をしてきめて、その枠でき……

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 中共その他において拿捕された漁船の船員に対する補償及び未だ帰らないところの未帰還者に対する留守家族の人たちが非常に困窮状態に陥つて、生活保護法その他についての要望が最近頻りに当委員会においても陳情を受けておるわけですが、水産庁としましては、こうした方面に対してどういうふうな関心を持つておるか、漁政部長において若し所信をお答え願えれば結構と思います。
【次の発言】 今水産庁で考えておることは一つの特別立法としてやられる考えでありますか、それと現在未復員者給與法若しくは特別未帰還者給與法としまして、曾つての戦争の犠牲者として未だ帰らざるところの留守家族に対する救援方法を法律で以て定めて……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/26、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は、その点において鉱業法との間の問題が起ると思いますが、今の秋山委員の質問に対しまして、通産省のかたから承わりたいと思いますが、鉱業法の施行細則その他について、今のようないわゆる事業に利益を及ぼすような場合におけるところの補償とか、或いはその前に関係各省との間に折衝しなければならないというような法文がありますかどうか。私は浅学菲才でなかなかそこまでわかりませんので、一応その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 それは、海底における鉱区の設定の場合においても同じような方法をとられておりますか、その点を承わりたいと思います。

第13回国会 水産委員会 第22号(1952/03/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の漁政部長のさつきからのお答えを聞いてみると、この法案があたかも通過したかのごとき感を以て御答弁をなすつておりますが、当委員会ではまだこの法案に対しては採決をしておりません。だからはつきりした対策がない限り我々は承知できないのであつて、その点をしつかり考えてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 幸い長官以下水産庁の首脳部のかたがたが見えておられますので、特に最近いろいろ問題になつておりますところの北洋の漁業進出に対する問題につきまして、実は私の出身県であるところの岩手県を代表しまして東京の事務所長から参議院の水産委員会に口頭を以て陳情いたしたいとお願いに上つておりまするので、……

第13回国会 水産委員会 第23号(1952/03/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 政府提案の場合、政府といたしましても、勿論こうした問題を再び繰返すようなことはないだろうと思いますが、苟くも社会問題というような問題に抵触するような問題が附随するような法案であつた場合においては、十分にその対策を考えられて、そうして法の全きを期せられることを私は要望いたします。幸いにこの法案の通過する事前に、当委員会での論議が、多少なりともこうしたことによつて不幸を見ないで済むような、一応の段階においての対策が講ぜられたことを多といたしまして、今後はかような不備な対策を伴うような法案を実施されないように特に御注意申上げまして、このたびの法案に対しては賛成の意を表します。

第13回国会 水産委員会 第25号(1952/04/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 先般三月四日突然に北海道及び東北地方を襲いました震災につきまして、いち早く参議院といたしましては、この不幸な現地を調査、且つお見舞をすべきであるということになりまして、院議を以て各常任委員会から現地に急行することになりましたが、幸い当委員会からは皆さんの御推挽によりまして私が行くことになつたのであります。以下現地をお見舞し且つ視察しました実情を御報告申上げます。  先ず地震の概況は、三月の四日北海道及び東北地方を襲つた地震は、北海道としては曾つてなかつた、いわゆる今まで体験しなかつた大地震でありまして、札幌管区気象台の調査によりますと、発震時は三月四日十時二十一分四十四秒が震源地で……

第13回国会 水産委員会 第26号(1952/04/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 このたびの十勝沖の地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法、私ども参議院としまして、この間現地に調査に参りまして、その災害の誠にひどいことと、殊に零細漁民の立場を考えます場合には、一日も速かに何らかの打開策を考えなければならんという感を深くしたのでありますが、幸い今回衆議院のほうから松田鐵藏君ほか十一名の提出によりまして、この案が出たということは誠に結構なことと思います。ただ私どもは審議の過程におきまして考えることは、北海道の現地におけるところの要望は、この法案に盛られた六億よりも遥かに多かつたことと、更にそれに附随しまして岩手、青森等も災害に遭つたのでございまするが、……

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと私は素人だからお尋ねするのでありますが、中央卸売市場は、例えば消費者の一つの買入機関としての立場でお考えになつておられますか、それとも中央卸売市場に出荷するところのいわゆる生産者の面も十分御調査の上に勧告なさつておられるのかどうか、その点を伺いたいと思うのであります。例えばこの卸売市場と申しましても今お考えになつておられるのは、恐らく東京都の條例に基く市場條例というものは、いわゆる東京都民の消費面を代表するものとして御調査なさつておられるだろうと思うのでありますが、実際の中央卸売市場に出荷しておる機関というものは、生産者を代表して出荷しておる面も相当あると思いますので、その……

第13回国会 水産委員会 第29号(1952/04/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつとお伺いしますが、この間通過しました船員保險法ノ一部を改正する法律の「第三十三條ノ三第二項第三号本文を次のように改める。」という見出しの下に「三左ニ掲グル漁船以外ノ漁船二乗組ム為使用セラルルトキ」云々とございますうちの「漁船以外ノ漁船ニ乗組ム」というのはどういうのですか。
【次の発言】 更に私が伺いたいと思いますのは、最近北洋に進出する漁船或いは東支那海、ああいう方面に出て行つて、仮に従来の状況から見ると、拿捕される船舶及びその船員というような問題が起ると思うのですが、そういう場合にこの失業保險の、何か保險制度の、一部を適用されるということがありますか、この條文によると殆んど……

第13回国会 水産委員会 第30号(1952/04/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 今度の講和発効についてマ・ラインが撤廃された場合に、今のお答えの五隻乃至六隻の監視船で広範囲に亘るところの面を十分警戒し得るかどうかということについて私は疑問に思つておりますが、より一層強化するお考えがあるかどうかという点と、もう一つは、未帰還の人たちに対しての生活保護の面はずつと業者がやつておるかどうか、この二点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 重ねてお尋ねしますが、そうしますというと、極めて内容のいいところの会社であればどうにかあとを見ている、さもない所は止むを得ない状況にあるというふうでありますが、将来頻発するかどうかということはわかりませんけれども、水産庁としまし……

第13回国会 水産委員会 第31号(1952/05/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 そこで今の参考人を呼んで、まあ一応質するのですが、先般委員長は向うのほうを御視察になつたと思いますので、一応議員のほうにも詳しい資料を一つ参考に頂きたいと思うのです。そうして一つ政府当局に十分そういうような問題について質問をしたいと思いますので、その点お願いしたいと思うのです。
【次の発言】 前以て一度伺つておきたいのですが、沼津にしても、舞阪にしても、委員長の観察から見るというと、いわゆる運輸省その他の何と言いますか、従来よく言われるセクショナリズム、繩張り主義のような立場で工事その他に対して着手しないのか、或いは予算の関係でしないのか、その点については委員長の御観察はどうですか……

第13回国会 水産委員会 第32号(1952/05/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつき今泉さんから日本の水産業はとかく跛行的なほうに考えられて行くために十分なる予算も獲得できないというようなふうに御説明がありましたが、それは我々も同感であります。そこで恐らく副食という点を考え、主食に重点を置いたという点は、先ほど同僚の秋山委員からそういう問題でなくて、主食、副食共に日本の国民の食生活の大きな中心をなすものであるから十分考えて欲しいという要望があつたのでありますが、私もこの点は特にお願いをしたい。殊に只今の農林大臣が廣川君であつて、和尚さんであるからといつて魚を食わないわけではないのであるから、和尚であるとしても、やはり魚を食わなければならない。国民生活に特にそ……

第13回国会 水産委員会 第33号(1952/05/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体昨日承わつたのですが、この行政協定によつてこれが作られたと思いますけれども、第四條にあるところのいわゆる損失補償の決定につき不服の者が内閣総理大臣に対し異議を申立てることができるという点であります。そこであの安保條約におけるところの行政協定の内容を検討する場合において、最後の決定権はアメリカ側にあると承知しておりますが、その点についてはどう思つておられますか。
【次の発言】 そこが私どもの疑問のところでありまして、恐らく実際においてはこの決定に不服ということは余り起きないだろうと思います。実施方面においては……。但し或いは万全を期す意味から考えて見た場合において、何かトラブルが……

第13回国会 水産委員会 第34号(1952/05/23、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は水産庁に聞きたいのでありますが、この配付されました報告、これは水産庁から出しておりますか。
【次の発言】 ちよつとお伺いしますがこの二枚目の昭和二十七年十二月二十七日付というのがあるが、一体十二月二十七日はまだ来ておらないのにこういう通知を出したことがあるのですか恐らくこれは二十六年の十二月二十七日付の誤まりだろうと思いますが、こういうものを出す際においても慎重に考えてもらいたいと思います。さて私が質問したいのは、この小型船の整理に関しましては、この法案の審議に当つては相当長い期間に亘つて各議員からいろいろ質問もあり、政府当局からも答弁があつたのでありますが、その御答弁の中に、……

第13回国会 水産委員会 第35号(1952/05/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 第二條の第二項についてちよつと伺いたいのですが、「前項の規定により補償する損失は、通常生ずべき損失とする。」となつておりますが、通常以外のものということはどういうふうなことを考えておられるのですか。
【次の発言】 そうしますというと、普通常識で考えてこの程度の場所であればこういう減収その他の損害をこうむつたと認定できるという程度のことを通常というのでありますか。
【次の発言】 それではそれ以外で今実例をおつしやられましたが、例えば三マイルなら三マイル以内においては通常と認めるが、十マイルも離れたところは通常と認めない、併し現実においてはそうするよりほかになかつたというような場合は、……

第13回国会 水産委員会 第36号(1952/05/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 今日私としては突如として伺つたのでありますので、なお疑義があつて十分に審議を盡したいとするならば懇談会にして聞くことにしてもよろしいが、今日これをここで上げなければならんという理由はないと思いますので、次の委員会のときにでも通過するならするとして研究して頂くことにしたらどうかと思います。

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/06/02、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今秋山委員から水産資源保護法の一部を改正する法律案に対する修正案が出まして、第十八條の第一項中「その区域外百メートル以内の区域を含む」を削るという修正案に対しまして、私は賛成の意を表します。

第13回国会 水産委員会 第40号(1952/06/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 長官或いは水産庁当局にお伺いしたいのですが、第二十条に関連する問題であります。現在政府は、マツカーサー・ラインが撤廃された独立後の日本の漁船の航行並びに漁業の操業地域に対しまして、特に政令或いはその他に定めて制限している所があるかないか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 日本海方面はどういうふうになつておりますか。いわゆる日本と未だ国際条約を結ばないところのソ連並びに中共、或いは朝鮮或いはフイリピンその他と領海を接しているところの海洋における制限等に対しましてはどういう見解をとつておられますか。
【次の発言】 現在拿捕されているところの船舶、いわゆる漁船は、然らば今ま……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつき次長さんのお話によるというと、大体六〇%という補償の問題でありましたが、これが所有動産の全損のような場合もそういうパーセンテージを補償の対象としてとられますかどうか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますというと、今の所有財産その他の損害の場合は、全損という場合は、それは全損としての補償をされるというふうに承知してよろしいわけですか。
【次の発言】 第一条の「この法律は、当分の間」という「当分の間」は、非常にここは抽象的に書いておられますが、大体どの程度と承知してよろしいのか。その点を一応伺つておきたいと思います。

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 この「保險期間は、四箇月とする。」という、その四カ月とする基本的な考え方はどういうところから出て来たか。
【次の発言】 四カ月を経ても例えば拿捕された乗組員及び漁船が帰つて来ない場合は、省令の定めるところにより約款で特別の定めをすることができるとありますが、この予備的な行為についてはどの程度のことを考えておられるのですか。
【次の発言】 只今のお答えによると、四カ月は危險負担の期間である、こういうわけですが、仮に或る程度長期に亘つての操業をする場合において、二カ月日若しくは三カ月日においてそういうような問題が起きた場合には、これはどういうふうに取扱うつもりですか。

第13回国会 水産委員会 第43号(1952/06/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 この漁船乗組員給与保険法は、今まで逐條審議をいたしまして相当疑義があつたのでありまするが、一日も速かにこの法案を通して、問題の、この乗組員の窮状を多少でも救い、緩和するという意味におきまして、多少不満な点がありますがいずれ修正点につきましては今後の機会に譲るといたしまして、この際は賛成の意を表します。

第13回国会 水産委員会 第44号(1952/06/18、2期、第一クラブ)

○千田正君 私の聞きたい第一の点は、日本が独立以前に、而も通商條約というような重大な條約を締結しない以前に、占領治下に何故にかくまで米加が急いで日本と漁業條約を結ばなければならなかつたかという点についての御観察を承わりたいと思います。もう一つはこれは占領当時における水産関係の代表者として来られておつたヘリングトン氏あたりが、特にアメリカ及びカナダの間に申合せられて、そうして急いでこの問題の解決に歿頭したやに聞いておりまするが、何故に日本は独立しないうちにこうした問題を掲げてやらなくちやならなかつたか。そういうことが果して日本のために利益であつたかどうかという点についての御観察を承わりたいと思い……

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 およそ協同組合なるものの精神はすでに各位とも御承知の通りと思います。而もこの修正案なるものは、協同組合の、恐らく理論的な問題から見ても如何なる点から見ても、更に逆行した官僚統制というような方面に走つておるように我々から見れば見受けられますので、協同組合の精神を活かす意味からいつてもこれは絶対反対すべきである。殊に漁業協同組合に限つてかかる措置を講じなければならないという理由を我々は見出すわけには参りません。故に我々としては参議院の曾つて全会一致を以て通りましたところの漁業協同組合法を以て我々の本旨とすべきだと思います。枚に私は衆議院から回付されましたこの修正案に対しては反対の意思を……

第13回国会 水産委員会 第46号(1952/06/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  委員長が最近非常に所労の気味でありまして、ちよつとお休みになつておりますので、委員長の指名によりまして私がこれから委員会の議事の運営をいたしますが、御承知の通り会期末にいたりましてから非常に緊迫の状況でもあり、いつ閉会が突如として、いつ本国会の閉会を宣せられるかも知れません。或いは事情の如何によつては、延期されるかも知りませんが、いずれにしても現在の立場から言いまするというと、六月三十日を以て本国会が閉会ということになつておりますので、若し閉会になつた場合においては、ここに継続審査の要求書を委員会として提出しておかなければならないと思いま……

第13回国会 水産委員会 第47号(1952/07/05、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。本日は公報でお知らせ申上げました通り、水質汚濁防止対策に関する件につきまして特に各界の権威者のかたがたを参考人としておいでを願いまして、各参考人からの御意見を伺つて今後の水産委員会が、現在各地に起きているところの、この水質汚濁のために水産業界に及ぼすいろいろな問題が各地から輿論として起きて来ておりますので、その調査に先立ちまして、各権威者のお話を承わつて各委員の御参考に資して頂きたいと、こういう趣旨の下に本日は非常にお忙しいところを学界並びに各研究方面の権威者のかたにおいでを願つたわけであります。御紹介申上げますが、向つて右のほうから御紹介申……

第13回国会 水産委員会 第48号(1952/07/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) それでは懇談会を打切りまして、只今から常任委員会を開会いたします。  本日の問題は公報ですでに御報告してありまする通り、水産物増産対策に関する調査といたしまして、漁業用無線器に関する件、並びに派遣議員の報告、それから請願に関する問題とありまするが、最初に只今懇談会の席上高木漁船課長から御説明がありました通り、無線の切替えに関しまして、水産業界におきましては重大なる問題と思いますので、差当り参考人のかたに御出席願いまして、最初は懇談で陳述して頂くつもりでおりましたけれども、事が非常に重大な問題なのでありますから、この際速記をつけて参考人のかたから公述して頂くことにいたしたいと……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/27、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 発言を許して頂きまして誠に有難う存じます。  只今皆様のところで議題となつておりまするところの在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案でございまするが、これは皆様もすでに或いは御承知のことと思いまするけれども、終戰時におけるところの居留民の人たちが当時の日本の在外公館のほうでは居留民を万全を期して祖国日本に還せない。そこで止むを得ず居留民から特別の処置としまして、金を借入れまして、そうして当時の混乱した状態を整備しまして、日本にこの在外の居留民を帰して寄越したのであります。そのときのいわゆるいわば国の債務である。それが本年ですでに七年も経過した今日においても国からは……

第15回国会 議院運営委員会 第1号(1952/10/24、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) この前の前の混乱は、結局吉田首相のみならずほかの首班を指名した人たちもあつて、只今のような言葉に対して異議ありという問題が起きたのでありまして、先ほどの事務総長の御説明に更に附加えるならば、只今多数を以て誰それ君が決定いたしました。右の確認をいたしたいと思いますが、御異議ございませんかと言われたほうが、明瞭に我々としても賛成の意思を表し得られると思いますが、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 先ほど私が申上げました点、若し法文上差支えないとするならば、付加えても私は差支えないと思います。むしろ誤解の生じないような方法によつて確認されることが、運営上誠に……

第15回国会 議院運営委員会 第2号(1952/10/27、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 今日の議運は、一応会期の問題と、それから開会式の問題と、それから立太子式に対するところの参列の問題等一応の問題が出て、そのあとに、只今草葉君の発言がありましたが、これに固執せず、打切つて頂きたいと思います。こんなことで時間を費されてはいけないと思います。

第15回国会 議院運営委員会 第3号(1952/11/05、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) この際ちよつとお伺いしますが、皇室のこのたびの立太子礼、或いは即位等の重大なる問題は、皇室典範の定めるところによつていろいろ事が行われる思いますが、皇室典範の定めるとこうによるというと、いわゆる皇室会議なるものがあつて、衆議院の議長、副議長、参議院の議長、副議長が、皇室会議の委員として参列することになつておるはずであります。こうしたいわゆる議式その他に対して皇室会議には何らの関係のないものであるかどうかということにつきまして、一応その点について事務総長にお伺いします。その点は如何でございますか。
【次の発言】 皇室会議は、経済会議のみじやないと私は承知しております。十……

第15回国会 議院運営委員会 閉会後第3号(1953/03/20、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 第三控室には、我々第一クラブがおりますから、(笑声)濫用されることは甚だ遺憾に思います。(「それはそうだ」と呼ぶ者あり、笑声)お断り申上げて置きます。
【次の発言】 この問題はやはり議員として、議員としての立場、議員としてのいわゆる与えられた、国民から負託されたところの義務という問題、これは憲法上にあろところの国会の問題、相当、すべて慎重に考えなければならない問題だと思います。少数と誰も、少数意見も又尊重しなければならない。多数の横暴というような問題があつたとするならば、その行過ぎを是正して調整して行くのがこの運営委員会の使命であると思います。  そういう点から今日こ……

第15回国会 議院運営委員会 第6号(1952/11/24、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 官房長官に特にお伺いしたいのは、先ほどから重大な渉外事項のように、含まれて申されておりますが、御答弁によりまするというと、大使という言葉であつたのですが、これはどの大使でも結構ですが、この日本に駐在しておられる大使でありまするのか。それとも特命全権大使のような、一国を代表して、どうしても急に総理と会見しなければならないような任命を帯びて来られた大使であるか。その如何によつて余ほど我我の了解点が違いますので、大使と申されても駐在の大使であるか。特命のいわゆる全権大使のようなかたであるのか。その点だけ、名前は聞かなくてもよろしゆうございますが、お答え願います。

第15回国会 議院運営委員会 第10号(1952/12/10、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) この米価審議会委員は、この選任する建前は、衆議院、参議院からという建前ですか、それとも、それに関係せず米価審議に対して最も必要な人を広く両院の中から選ぶという建前において選ばれたのですか、その点を官房長官から、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますると、ここに配付されておられまするところの者を見ますというと、衆議院からは六名、参議院は一名ということになつておりますので、でき得れば参議院からも二、三人、こうした相当の権威者もおるはずでありますので、そういう点も御考慮願いたいと思うのですが、こういう点は如何でございましよう。

第15回国会 議院運営委員会 第18号(1952/12/26、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 恐らく大野議長の談話は、大野議長の立場ではなくして海外抑留同胞救出国民運動本部の総務会長としての立場から発表しておつたものと認めます。  というのは、昨日衆議院議長の許に、国会議員の中でこの海外抑留同胞救出国民運動本部の役員になつておる者と民間団体の代表者とが、衆議院議長の許に集つたのでありますが、その際にいわゆる議員の立場というよりも、むしろ救出国民運動本部の役員の立場で集まりまして、日本の代表として送るならば、当然国会からも選んで日本の国民の代表として送るべきものではないだろうかという案が出されて、そうして、国民の代表として国会議員をも派遣する方法を考えるべきであ……

第15回国会 議院運営委員会 第27号(1953/02/06、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 自由党さんが、発議者の中にお加わりになるという御希望でありますので、できれば決議案は全会一致でやりたいと思いますので、どうぞ緑風会その他の会派でも、発議者に名を連ねていなかつた会派も、この際改めてお加え願いたいことを申上げておきます。

第15回国会 議院運営委員会 第31号(1953/02/24、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 只今、松浦君の説明の通り、この問題は非常に日韓関係ばかりでなく、今後の東支那海或いは黄海における漁撈等に対して、大きな影響が及ぼされる重大な問題でございます。緊急質問として非常に当を得たものと思いますので、私は賛意を表します。

第15回国会 議院運営委員会 第36号(1953/03/04、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 先ほどから、相馬さんのほうからお話のありました一小林君の緊急質問につきましては、過般来重要法案の本会議の質疑等があつたために、順次遅れて今日になつたのでありまして、緊急質問として、議運としては、当然本質的には取上げていいと思いますが、相当時期も延びたので、各専門の委員会或いは予算委員会において同様の質問が相当出て来ると思いますので、この点においては、所属会派においてその辺を勘考されまして、若し重複されるような質問が、すでに、今日、或いは明日に起るようなことがあつた場合においては、その会派において、この問題について善処されるようにお願いをいたしまして、一応本質的には認め……

第15回国会 水産委員会 第2号(1952/11/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 先ほど外務省の国際協力局長の御説明によりますると、日米安全保障条約の行政協定の一端として駐留軍が日本に駐留しておつて演習その他の必要上、陸上若しくは海上の面においてそれを使用する場合において、それが現地民或いはその他の産業に被害を与えた場合においては、日本の国内においてこれを補償すべきであるという御答弁がありましたが、勿論我々といたしましてはこの国際条約に基いてそれに協力する姿が当然日本の政治に反映することは勿論のことでありますけれども、いやしくもそういう協定が行われた以上は、その被害地或いは被害を受けるところのそうとた漁民若しくは農民或いは農地或いは漁区、こういう問題に対して十分……

第15回国会 水産委員会 第3号(1952/11/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨日外務省の倭島アジア局長から縷々詳細な御説明がありましたので、今までにおけるところの外交折衝の経過は十分或る程度納得したのでありますが、ただ我々はこの激動するところの国際情勢において、而も隣接する朝鮮におけるところの戦争が生んだ結果が、我々平和を念願するところの日本に非常なる影響を及ぼして来ておるということを痛感すると同時に、日本の而も曾つての朝鮮水域、今言うところの李承晩ラインと称せられる点、或いは防衛ラインと称せられる点においての出漁ができなくて苦しんでおるところの幾万という漁民のために、我々が今後の方針を一応聞いておかなければならないと思いまするので、外務省当局といたしまし……

第15回国会 水産委員会 第4号(1952/12/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 木下委員の今の御質問に対して倭島局長からお答えがあつたのですが、重ねて木下委員からの御質問に対する答弁の中に、李承晩ラインなるものは韓国において勝手に宣言したのであるから、そういう点はいわゆる国連軍のほうにおいては認めていないようであるから、そこまで出漁をするのは差支えないであろうというような見解を大体持つておるように考えるのですが、併し現実に我々が外務省のこれは誰でしたか、情報文化局長談話というので聞いておるのと、それからその他の資料の中には、現実においてはやはり韓国としては李承晩ラインを確保するために、よしその艦艇は国連軍のいわゆる管轄下に入つて国連軍として活動はしておりながら……

第15回国会 水産委員会 第5号(1952/12/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 先般来委員会におきましては、外務当局、及び水産庁、海上保安庁等からいろいろな所信並びに将来に対する意見を十分聴取いたしましたので、この案で本委員会の結論を出されたということは、誠に結構なことと思います。但し本日はほかの会派のかたがたも皆見えておるというわけでありませんので、私はこれには賛成いたしまするが、委員長から十分にこの条件についての各委員の御承認を得まして、一日も速かに漁民の要望するこの問題の解決に当られんことをお願いしたいと思います。
【次の発言】 議事進行に関しまして……。実は北洋漁業の問題は先般から非常にこれも又重大な問題として、委員会としては十分検討を要するものと思い……

第15回国会 水産委員会 第6号(1952/12/05、2期、第一クラブ)

○千田正君 木下委員の御意見御尤もでありますが、これは一方的に外務省だけの意見であつて、実際は漁民は多大の不安を感じておるのじやないか。私はこう思うのですが、その点の観点はどうでございましよう。各委員の御判定をお待ち願いたいと思いますが、我々いつでも役所のことばかり信じておると、とんでもないことになることが多いのでありまして、外務省が真剣になつてこの問題を取上げて交渉しておることは十分わかるけれども、果して不安がないということは私は断定できない、こういうふうに考えられるが、今日は外務省は見えておられませんが、水産庁としては、今木下委員の御意見も尤もだと思いますけれども、殆んど不安がないというふ……

第15回国会 水産委員会 第7号(1952/12/08、2期、第一クラブ)

○千田正君 久々で廣川農林大臣が現われたので特に我々は欣幸と存じますが、前に農林大臣でおられた頃、漁港整備計画を非常に乗り気になつてやつて頂いたので、これは着々進行するものと思つておりましたところが当初の予算であるところの、要求額であつたところの第一次漁港整備計画におきましては四百五十港、四百九十五億という予定の下に二十六年度から着工を進めて来たのでありますが、実績を見るというと、僅かに三百港、三十一億を費して遅々として進まない状況であります。併し全国の漁港整備を要望する声はおよそ二千五百港、これが第一次計画は四百五十港、第二次計画は六百五港、その他千四百四十五港、この漁民並びに漁業者からの声……

第15回国会 水産委員会 第8号(1952/12/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 それに関連して……。若しもこの法律が実行できない、いわゆる予算の裏付がなかつた間にこの法律録第八号に該当するような問題が起きた場合においては、何らかの手を打つことがないということでありますが、何かの方法において、若しその実施期間以前に乗組員が不幸にして抑留されたような場合があつた場合には、水産当局としてはどういうふうな方法によつてこれを給与するか。或いは給与と言いますか、この給与に準ずる何かの方法をとり得るという御意向がございますかどうか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますというと、この乗組員の給与法が実際において発効しない以前に、例えば只今問題になつております……

第15回国会 水産委員会 第9号(1952/12/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 国鉄から局長が見えておりますから一応聞いておきたいと思いますが、先ほど鮮魚の輸送につきまして輸送車その他の確保、輸送ルートの確保、或いは車の数の確保ということについてしよつちゆう考えておられるようですが、駐留軍が減少し、独立後の日本におきましては、占領軍がおられた当時とは違いまして、相当の数の車両が、多少民間或いはその他に廻すような数が殖えたと思いますが、そういう状況について簡単でよろしうございますから、占領軍が日本におつた当時と現状とはどれだけ一体差があるかという点をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それに関連しまして御承知のごとく今炭労のストであるとか、或いは電産のスト……

第15回国会 水産委員会 第12号(1952/12/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 この附則のほうに、「この法律は、公布の日から施行する。」ということになつていますが、国会を通過したらこれは直ちに公布されると見られますが、直ちに実行できるような手はずになつておるのでありますか、準備は……。
【次の発言】 そうすると、大体来年の四月頃から始めるという意味ですか。
【次の発言】 只今同僚玉柳委員から附帯決議の提案がありましたが、この提案を附帯としまして、この法案が一日も早く実施に移るように、而もややもすれば漁業金融というものは破行的な一番悲惨な立場にあるところの漁業金融の面において、この法案が通過したことによつて一応の突破口ができ、そうして漁業そのものが一歩前進できる……

第15回国会 水産委員会 第13号(1952/12/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 これはオホーツク海暴風浪及びカムチャツカ沖地震による漁業災害の問題でありまして提案の理由の御説明は御尤もであります。そこで我々は常に考えるのは、大きな災害に対しては、国の法律を以て一応復旧に対する対処方針がきまつておる。余り大きくない、併しながら実害においては相当ごうむつておるというものに対して、法律で救われなかつた面に対して救つて行こうというので、今度実際に起きたところのオホーツク海暴風浪及びカムチャッカ沖の地震等による被害に対するこの法案が出て来たのでありますが、我々から見ますれば、出て来たたびたびじやなく、むしろ大きな災害で救われないものに対しても、当然これは国の施策としてや……

第15回国会 水産委員会 第14号(1952/12/23、2期、第一クラブ)

○千田正君 議事進行について、この程度で休憩したらどうですか。

第15回国会 水産委員会 第15号(1953/02/04、2期、第一クラブ)

○千田正君 私ども院議によりまして福島、宮城県下における漁村金融事情、漁港整備状況、漁業調整その他一般水産事情等調査のため、松浦議員、私並びに専門員の岡君と三名、一月九日より一月十二日までの四日間調査しました報告を簡単に申上げます。  先ず一月九日午後一時より平市水産事務所会議室におきまして開催いたしましたが、出席者は福島県水産課長のほか漁業協同組合連合会長、或いは組合長並びに機船底曳の協同組合長、或いは金融方面からは常陽銀行、七十七銀行、こういう銀行方面の人々が三十名集まりまして、私より議員派遣の目的等につき挨拶した後、座長となつて開会いたしました。松浦議員より、第十五国会における水産委員会……

第15回国会 水産委員会 第16号(1953/02/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の御説明は大体外国軍隊の問題に対する御説明のようでありまするが、例えば現在においても行われているのですが、アメリカ軍の演習用地において日本のいわゆる保安隊が共同に使つている、そういうことによこの法律によるというと、アメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案と出ておりますが、駐留軍の使つているところの同じ場所を使用して、日本の保安隊その他が演習して同じように操業ができないというような場所に対する損失はどういうような補償になつておりますか。その点をお聞きいたします。
【次の発言】 この法律はまあ日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律、……

第15回国会 水産委員会 第17号(1953/02/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今日韓会談の再開を目前に控えて、かかる不幸が起きたということは、誠に遺憾に堪えないのであります。この朝鮮水域への漁業ということは、日本の西部における漁業の大宗をなすもので、そこにこういう問題が起きたということについては、我々も等閑に付すわけには行かない。同時に将来の外交折衝の上からも、水産という立場から我々委員会としましても、詳細なる事情を聴取したいと思いますが、若し差支えないならば、この際当日の審議その他に差支えない程度において、参考人として当時参加した漁船の漁撈長、若しくはその他の者を招致して、我々は当時の模様を聞きたいと思うのでありますが、なお一応委員長からも各位にお諮り願……

第15回国会 水産委員会 第18号(1953/02/18、2期、第一クラブ)

○千田正君 長官にお伺いしますが、海上保安庁の任務の問題について、日米協約並びに日米安全保障條約の規定のもとにおける日本側においてあなた方が日米間において協力するか、或いは何かの指図を受ける場合の限度というものはどういうふうになつておりますか、それが先ず一点。  第二点は公海の自由の原則から言つて、例えば今度のいろいろな問題が朝鮮海峡の間で行われておりますが、そのうち曾てクラーク大将が宣言したところの朝鮮防衛水域というものに対しての日本のあなた方の船舶というものが自由に出動できるかどうか、こういう問題については外交的な立場でいろいろ何があると思いますがどういう指令を受けておるか、これが二点。 ……

第15回国会 水産委員会 第22号(1953/03/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 終戦後の日本の漁業というものに対しては、当委員会としましてはしばしば論じおるところでありまするが、占領治下においてはマツカーサー・ラインにおいてその操業範囲が縮小され、独立後においては李承晩ライン、或いは防衛ラインなどというような問題のために遠く操業をすることが困難な状況を来たしている。而も沿岸の漁民の年々資源の不足に悩んでおるというときに、我々はこうした防潜網その他の設備によつて沿岸の漁民の窮状は見るに堪えないのであります。でありまするから、こういう問題に対しては国は当然全額補償すべきことは当然であると我々は主張したい。併し現段階においてこのような程度しできないという事情はよくわ……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第1号(1953/03/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長互選の件につきましては、成規の手続を省略しまして、選挙管理者から委員長を指名されることの動議を提出いたします。

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第4号(1953/03/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨晩中共地区に日本の代表として行かれた代表団の諸君が帰つて来ましたので、我々委員会といたしましては、当然援護に関する調査、或いはいろいろな問題がこれから実行に移されようとしておる今日において、中共地区から帰られた三代表団の諸君を一応委員会においでを願つて事情を聴取したいということは、皆さんの意向で聞いておつたのでありまするが、聞くところによると非常に疲れておる、こういうことで本日の委員会にも出席できそうもないということでございますが、その点につきまして、経過を一つ委員長から交渉の経過を御発表願いたいと思います。
【次の発言】 今の経過の御報告で大体のことはわかりましたが、過般本会議……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/03/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 各代表のかたがたには非常に御労苦を重ねて来られまして、日本の国民の待望しておりましたこの引揚、帰国者の問題に対してのこの緒を開いて頂いたことに対して、我々は長い間、引揚特別委員会或いはその他の面から非常に待望しておつただけに感謝に堪えない次第であります。特に私はお伺いしたいと思いますのは、両国の事情については今皆さんからお話を伺つて、さもありなんということも想定できます。ただちよつと私が疑点を感ずるのは、今度の帰国者を迎える船の乗船に対しての、いわゆる三団体の代表以外には乗せない、乗せてもらつては困るという向うの立場という点、それからもう一つは、帰国者の名簿の受領という点について私……

第15回国会 予算委員会 閉会後第1号(1953/03/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 関連して。厚生大臣に伺いたいのでありますが、新聞紙上に伝えられるところによると、今度舞鶴に上陸するところの帰国者に対する設備の問題について、本日の新聞でありましたか、三団体の諸君が受付事務をするところの設備がないから、中共から来るところの帰国者の上陸に対して支障を生ずるというようなことが新聞に出ているのであります。こういうことは甚だ我々としては、三団体の関係の事務所がないから上陸ができないというようなことがあるということは、誠に不穏当なことで遺憾に考えるし、それから支障を来たすということも我々は残念なことでございますので、この点はどういうふうな考えを持つておられて、或いはそうした方……

第15回国会 予算委員会 第7号(1952/12/04、2期、第一クラブ)

○千田正君 大蔵当局に特に伺いたいのは、最近の東京都の周辺のみならず各東北地方或いは信越地方において闇金融が非常に盛んなことです。而もこの金融のために多くの健全な農家であるとか或いは中小企業のうちの特に小企業がばたばた倒れている。こういう点を方々で我々は感じ又見て来ておるのですが、この闇金融はどういうわけで発生して来てそうしてこんなに蔓延して来たか、こういう点を研究した場合において、恐らく我々の感じは皆さんと一緒だろうと思うのですが、この中小企業の人たちが銀行或いはその他の金融機関を通じて借入金をしたいけれどもその方法について技術的に非常にむずかしい。手取早いところから借りてそうしてやつて行こ……

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 昭和二十七年予算施行に関連して地方財政並びに国民経済の動向を実地に調査するため、関東地区に派遣されました現地第一班の御報告をいたします。  本調査班は池田宇右衞門、松永義雄、千田正の三人及び専門員野津高次郎の一行でありまして、十一月十九日東京を出発し、茨城、栃木、群馬の三県を視察調査し、同月二十一日東京に帰着いたしました。  先ず、三県の二十七年度財政について見ますと、本年度においては給与べースの改訂、年末手当の増額と行政の実情に副わない国庫支出金の補足、起債割当額の過小等の原因から各県とも多大の財源不足を来たしておりまして、今回の補正予算に計上されました交付金百二十億、地方起債限……

第15回国会 予算委員会 第12号(1952/12/17、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は在外公館借入金の問題につきまして吉田総理大臣の所見を承わりたいと思います。  御承知の通り在外公館の借入金は、丁度吉田総理大臣が外務大臣の頃、日本が敗戦によつて在外にありましたところの公館に対して、当時の居留民から一応終戦後の処理の意味でそれを借受けて、それを日本に帰つたならば返すという意味で借入れたいわゆる在外公館借入金であります。この問題につきましては、昭和二十六年の三月三十日、これは吉田総理大臣も非常に関心を持たれて、これは返すべきである、国の債務として返すべきであるというので法律第五十四号によつて支払いの準備の法律を出されて、更に本年の三月三十一日、法律第四十四号を以て……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 本多国務大臣に伺いたいのですが、先ほどから本多国務大臣のお話は、地方財政において、特に地方の超過勤務手当についてはどうも出せないというようなことを言つている。特に私が聞きたいと思いますのは、地方公務員のうちの教員に対しまするところの超過勤務手当というものは含まれておらない。今日においてはこれはあなたの御意見によると、全然出すようになつていないのですが、その点を一応伺いたいと思います。
【次の発言】 只今高田委員からの議事進行の御発言の通りでありまして、本多国務大臣の、いわゆる地方公務員、俗に地方の教員、これに対してはいわゆる超過勤務の手当の措置がない、できないというふうな御答弁をな……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は厚生大臣に特にお尋ねいたしたいと思うのであります。健康にして明朗な文化国家を建設するということが、憲法の明文にもあります通り、戦後の日本のやる大きな基礎的な力とするところの国民の健康、この問題につきましては、厚生省といたしましても非常に長い間かかつていろいろな施策を講じておりますが、特に国民健康保険に対しまするところの医療給付費の国庫負担、この問題は最近非常に国民のうちから、重大な問題として盛り上つて来て政府に要求して来ておるのでありますが、先般厚生省として考えておられたように、いわゆる百三十七億という二割国庫負担のこの当初の理想の通り、果してこれが実行できるかどうか、この点に……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となつておりまするところの昭和二十七年度補正予算案三案に対しまして私は反対の意見を開陳するものであります。すでに同僚諸君から縷々私と同じような意見を述べておりまするので、私は簡単に私の反対の意見を開陳いたします。  このたびの補正予算の重点は、申すまでもなくいわゆる国家公務員、或いは地方公務員等の給与の改善、或いは公共企業体におけるところの従業員の給与の問題等、いろいろいわゆる国民の生活安定の基礎をはつきりと確立するための一つの予算案であつたのでありまするが、この点につきましては政府は明確なるところの答弁の誠意を欠いておる、こういう点であります。更に地方の問題におきましても……

第15回国会 予算委員会 第22号(1953/02/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今の御説明の施行期日、及びそれによつて入るところの大体の総額はどれくらい見込んでおられるか。
【次の発言】 この法律はガソリンに対しての税金でありますが、当然ガソリンを使用して、使用することによつて生ずるところの運賃、例えばバス、或いはそれぞれの荷物を運ぶところの貨物の運賃等に対して悪い影響を及ぼそうと考える。そういう意味から言えば大衆課税と我々は考えざるを得ない。その点一体どういうように考えられますか。将来このようにガソリン税が徴収されたとするならば当然運賃の改訂は止むを得ずなされる、運賃の改訂がなされるとすれば当然これは大衆課税になつて来る、この点はどういうふうにお考えになつ……

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと方面を換えて聞きますが、このたび中共から約三万名の同胞が帰国するのであります。そのうち、伝え聞くところによりますと大体最初に帰国する者は婦人と子供である。おおよそその何%かは学生児童その他の者が帰国すると思いますが、そうした帰国者に対して、文部省としましてはどういうような受入態勢をとつておるか、それに対するどういう予算を組んでおるのか、一応伺いたいのであります。
【次の発言】 学校へただ入れるだけでは帰国者に対する受入態勢にはなつておらない。ただ学校の校門をくぐらせればいいというだけでは何も予算は要らない。それに対して十分生活の保障を政府においてはみておらないような状況であ……

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/03/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 岡田委員の質問に補足して伺いたいのですが、今の岡田委員の質問に対してのお答えは、この予算を組立てる際において、あなたがたのほうでは無計画で作つたようにしか我々には考えられない。もらつた予算の範囲内でやろうという計画なのか、それとも計画を積立つて予算を要求しておるのか、その点をはつきりしてもらいたい。
【次の発言】 そういうお考えであつたら、恐らく今のお答えが、研究中であるとか、或いは目下考え中であるとかいうお答えは出るはずはないと思うのです。トン当り幾らということはどれを標準にして作つておるのか、どういう装備を目標にして作つておるかということになると思うのですが、その点もう少しはつ……

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/03/06、2期、第一クラブ)

○千田正君 時間が大分過ぎておりますけれども、私がお答えを願いたいのは総理大臣並びに農林大臣でありますが、総理大臣にはどれぐらいの時間をここに割いておられますか、先ずお伺いしておきたい。それによつて私は質問いたしたいと思います。
【次の発言】 勿論そうします。
【次の発言】 簡単にお尋ねいたします。冒頭に昨日同僚議員の質問の中に、新聞記事に対する責任は持たない、こういうことがあつたのであります。これは非常に私は官房長官のお答えを伺つて重大な問題があると私は考えるのであります。今日起つておる世界的問題は、勿論スターリンの危篤或いは死亡に関するところの重大な影響に対して各国がこれを問題として取上げ……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/03/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨日増産対策に対して首相からお答えを頂いたのでありますが、次に私は伺いたいのは人口問題であります。現在世界各国が日本に対して向けておる目は、再軍備という問題もさることながら、むしろこの日本の狭い国土に年々増加するところの人口から来るところの脅威である、こういう点であろうと思うのであります。例えて言えば、日本の人口の過剰は、やがては労働ダンピングになつてくるのではないだろうか。或いは国際マーケツトにおけるところの、輸出入品におけるところの、いわゆる生産コストの競争になつて来るのではないだろうか、こういうような面において、海外の各国は日本の人口過剰というものに対して、非常なる関心を持つ……

第15回国会 予算委員会 第33号(1953/03/10、2期、第一クラブ)

○千田正君 二十七年度予算においては、海外貿易を当初においては政府が或る程度楽観しておつた組み方をしておつたようでありますが、二十七年度の下半期から二十八年度に向つての貿易という問題に対しては相当政府が考えているような楽観的な態度を持てないように我々は考えるのであります。そういう点につきましては金融業の立場からどういうふうにお考えになつておりますかお伺いしたいと思います。

第15回国会 予算委員会 第36号(1953/03/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 散会するといたしましても、これは政府の責任においてはつきり反省してもらう必要があると思うのです。それは我々委員会審議の過程において政府の都合によつて散会するという意味であります。必ず責任を以て今後の審議のできるように、こういうことをはつきり申入れる。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 議院運営委員会 第1号(1953/05/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 両氏の御意見御尤もですが、時間の問題もあると思うのです。今晩の、例えば十二時までに指名をいたすとしますれば、それまでに果してこちらが決定する可能の時間が十分にある時間内に行われるかどうかということに対する情勢判断は、少くとも早く事務当局なり、自由党さんにおかれて判断されて、我々各派に御報告願いたいと思います。徒らにただ時間をとつておくということは、誠に我々としても残念だと思うのでありますから、その点を一つ御了解置き願つて、できるだけ速やかに衆議院のほうをお調べ願いたいと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第2号(1953/05/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 一言疑義を質しておきたいと思いますので伺いたいのですが、只今議事部長からの御説明によりまして、前に各派において大体定められた申合せによる五月十八日召集日の午前十時現在の数を以て、常任委員の割当を一応このたびは決定したということでありますが、その点で一つお伺いしたいのは、それは飽くまでも私は、一応の割振りの都合上の申合せであると考えるわけであります。現実においては、議院の構成は、半数改選の後のこの国会においては、議長、副議長が決定されて後に、議院の構成が確立したときを以て、新らしい議院の構成を決定さるべきものと考えるのでありますが、その点については如何に考えられておりますか。一応お伺……

第16回国会 議院運営委員会 第3号(1953/05/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日の理事会なり小委員会で大体そうきまつてお諮りのようでありまして、私も賛成でありますが、ただ人数の割振りの点について、でき得ればやはりこの引揚の問題は、全日本の関心を持つておる問題でありますから、全然各派に属さない議員のグループからも、一人くらい入れて頂きたいという希望を私は申上げて、お諮りを願いたいと思うのであります。

第16回国会 議院運営委員会 第4号(1953/05/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の問題は、私は賛成いたしますが、この一から七までの問題だけに一応区切りますか、それとも明後日のこの委員会が開催されるまでに、更に緊急質問を要求された場合には、その問題も合せて次の委員会において決定されるようにお図りになるのかどうか。その点をお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 委員長から、先ほどこの問題について理事会の経過の御報告がありましたが、よくわかりました。そのうちで、この問題は、他日決定したい。こういう御報告でありましたが、勿論愼重に考えなければならんことでありまして、国会の運営に重大なる影響をいたす問題でありまするので、予定される他日というのは、大体いつ頃を目標とし……

第16回国会 議院運営委員会 第7号(1953/06/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、後段のスト禁止法案が政府から本会議に提案されて、趣旨の説明がありました場合に、それに対する質問を社会党の第四控室、第二控室において、各々三十分、二十分と理事会においては一応相談がまとまつたのでありますが、私といたしましても、無所属クラブといたしましても、この問題について質問したいという希望がありますので、何とぞ何ぶんの時間の割当なり、或いはその点について一つ質問を許して頂きたいということをこの際申上げる次第であります。
【次の発言】 今の小笠原委員のお話も尤もでありまして、議院運営委員会の理事会は申すまでもなく、議会の運営をスムースにやつて、その一つの交渉の段階において、お互……

第16回国会 議院運営委員会 第9号(1953/06/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の小笠原君の御発言と同じような考えを我々のほうの会派でも持つているわけですが、御承知の通り僅か十一名の小会派でありまするけれども、各議員はおのおのの業界を代表したり、或いは団体を代表しておる。且つみずからは相当の権威として自負せられておる人が相当いるわけであります。こういうような国会の総理大臣初め各主要大臣の施政方針演説に対しては、おのおの自分らの疑を質したいというのでありますけれども、その議院の運営上、お互いに摩擦の起きないような、小会派であるが、併しとにかく二十分なら二十分を配分して、そうして十分に論議を尽そうじやないかという、スムースな意見の下にまとまつたこの間の理事会のお……

第16回国会 議院運営委員会 第10号(1953/06/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特別委員長が見えておられないようでありますから、理事の私から、一応それではこの間の委員会で決定して、只今お願いした件につきまして御説明申上げます。  只今、小笠原委員の御発言御尤もと思います。特別委員が中共から引揚げて参ります際に、先般は四名ほど迎えに行きまして、その報告は、一応委員会に報告されておりますが、その後休会明けと同時に、特別委員のかたがたで選挙後に委員になられたかたが相当多数ありまして殆んど非常な関心は持つておつても、そういう実情に接しておらないかたが半数おられる。その半数のかたがたが、引揚の実情を調査したいというのが皆さんの希望として容れられて、委員長から、さようなお……

第16回国会 議院運営委員会 第13号(1953/06/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 参考までに伺いますが、団長、副団長でありますが、団長、副団長のきめ方はどういうふうにきめられたのですか。例えば大会派順でありますとか、その所属しておる委員長、若しくは理事ということできめられたのですか、その点を一応……。
【次の発言】 私が伺いたかつたのは、三個班になつたからこれで結構ですが、二個班の場合には、例えば事務処理の能力であるとか、年配のかたであるから統卒上適当であるとお認めになられたら、それでいいのであつて、皆さんの行く団できめられたとすれば、従来は院議を以て、少くとも議運において団長、副団長というものを一応きめられて、そうして出張した。過去にはそういうふうであつたと記……

第16回国会 議院運営委員会 第15号(1953/07/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般、私の会派の木村禧八郎君のMSAの質問の際に……。
【次の発言】 これに関係しませんが、法務相からのお答えが、次の本会議の際に御答弁するという議長からの通知があつたのでありまするが、それはいつの日に御答弁を願えることになりましようか。
【次の発言】 今の総長のお答えのありました木村君に対する法務大臣のお答えですね。一番早い機会に、六日なら六日に、私のほうから是非法務大臣の御答弁を要求しておきます。

第16回国会 議院運営委員会 第18号(1953/07/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この伊藤清君の、只今の総長の履歴の説明がありましたが、二十二年八月八日から二十四年六月一日まで特別調達庁理事局長をやつておつた。先般当院におきまして、決算委員会において二重煙突事件という重大なる問題があつた際に、当時の大橋法相との間に、当参議院としましては重大問題として、当時の特別調達庁の責任理事を追及したのであります。そのときの該当された理事であるかどうかということはお調べになつておられますか。
【次の発言】 決算委員会におきまして、当時大橋国務相とこの特別調達庁との間のスキヤンダル事件につきまして、決算委員会としては慎重審議約一年に亘るところの調査が続けられておつたのでありまし……

第16回国会 議院運営委員会 第20号(1953/07/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 竹島問題は、日本の領土の問題でもあり、殊に漁業、それから航運に関係しまして、非常に日本といたしましては、重大な問題だと思うのです。できるならば、我々も緊急質問をやりたいのでありますが、松浦君がこの度やるということでありますので、私は賛成の意を表します。

第16回国会 議院運営委員会 第21号(1953/07/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 どうもさつきからの御説明を聞くというと、飛行機は費用がかかるからというようなことが前提のようでありますが、国会議員の出張は、むしろ飛行機ぐらいでどんどん行くようにやらなければ、こういう問題が前例として始終取上げなければならない問題になるので、むしろ我々のほうから言えば、飛行機を利用できるように、航空機会社あたりに費用の点で、現実に国会に協力するような方法に持つて行くようにこれは委員長あたりで航空機会社に協力方を要請して頂きたいと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第22号(1953/07/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の相馬君の質問に関連してでありますが、国会法でなくて、憲法の内閣に関する規定のある七十三條の五号以外に、予算を提出する義務と権利を負うている何かがほかにありますか。その点聞きたいと思います。
【次の発言】 予算を提出する権利は内閣しかない。而も内閣を構成しておるところの自由党が、今度の修正案に対して全部賛成をして、衆議院のいわゆる審議権を執行しようとしておる今日において、当然内閣を形成しておる自由党と、並びに……勿論ほかの党もありましようが、全面的に自由党は賛成しておる。而も自由党によつて形成された、組織された内閣であるこの内閣が、予算を提出するのは当然であるのでありますから、……

第16回国会 議院運営委員会 第24号(1953/07/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちよつと副長官に、特に要望しておくのでありますが、こういういわゆる審議会の委員やなんかというものに対しては、前回におきましても、どうもこうやつて政府から出された方々は、皆これは適格な方々のように我々も考えられますが、ただ実際に審議会その他の重要な委員会に御出席にならない方が相当ある。今度御推薦になられた方はそういうようなことはないように、勿論政府としては十分検討の結果、ここへ出されたと思いますが、その点はどうですか。

第16回国会 議院運営委員会 第27号(1953/07/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 念のために伺つておきますが、この外務省参与というものの身分と、特にこの衆議院議員、参議院議員のかたがたは、恐らく所属は自由党、改進党だろうと思いますが、そういう人たちだけを選んだ理由を一つ挙げて頂きたい。
【次の発言】 先ほどの御説明の中に、この任務の期間が何カ月なのか、何年なのか、はつきりしなかつたこと、それから報酬があるのかどうか。そういう点をはつきりお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 任務の期間は。
【次の発言】 それでは、この後段に説明書きがある通り東南アジアに出張するだけ参与という名前を被せてやるという趣旨なんですか。

第16回国会 議院運営委員会 第28号(1953/07/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 官房長官に、一応参考に聞いておきたいのですが、先ほどからの官房長官の御答弁によると、大体国会議員が外務省なら外務省の政策を実施する面に参与するという場合においては、自由党さんあたりは立派な政務調査会というものがあつて、その政策の検討は、議員みずから検討して、而もその自分らの内閣をして実施せしめるたけの立派な機関を持つておるのであります。わざわざ、こうやつて旅費稼ぎみたいなような、外交辞令か何か知らんが、旅行するだけの看板にこの参与という名前をつけて行くほどのことはなかろう。むしろ我々は国会議員として侮辱されたような感じがするのでありますが、そういうような点において、一体政務調査会の……

第16回国会 議院運営委員会 第30号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 それに関連しまして、今の問題御尤ですが、癩患者諸君は、やはり今の法律が、余りあの人たちを納得させるような状況に改正されない、修正されない限りにおいては、恐らく同じ状況を繰返して行くだろうという我我は観測をいたしているのですが、それに対しての今のあれですが、厚生委員会なら厚生委員会に、或いは本委員会において、修正かなんかしない限りにおいては、今の状況を持続するというような観測の下に……。
【次の発言】 これは、法案とは大分又かけ離れた観測になりますけれども、いわゆる参議院としてどうするかという問題を考えて頂きたい。
【次の発言】 先ほどからお話を聞くと僕は医務局長に聞きたいのですがね……

第16回国会 議院運営委員会 第33号(1953/08/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今小笠原委員が言う通り、この問題は、従来は議員及び秘書というのが筋が通つておると思うのですが、それは何か衆議院のほうでは、この際議員のほうは辞退したほうがいいという何かの根拠に基いて考えておられるのですか、発議者のほうは。
【次の発言】 官房長官に伺いますが、このジユネーヴにおける国際連合の捕虜特別委員会の第四会期におきましては、日本政府はどういう立場で、この特別委員会に参加するのでありますかという点と、それから過去数回こういう会議が行われて、日本の政府代表が行つたのでありますけれども、十分にその効果を現わしたという説明を我々は政府から聞いておらない。今度こういうかたを政府としては……

第16回国会 議院運営委員会 第34号(1953/08/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日官房長官に質問しておつた点もありますが、従来この種の効果が余り挙がらなかつた点があるのです。特に有田さんであれば外交官出身であるから、相当腕を振われるだろうと思いますが、どうか期待に反したいような、積極的なこの問題の解決への前進を要望して賛成しておきます。
【次の発言】 相馬さんの発言中でありますが、先ほど、MSAの緊急中間報、告が政府からなされるということでありましたが、緊急中間報告のあと、或いは私の会派では質問したいという申出があるかも知れませんが、その際において必要な時間をお与え頂きますよう申入れておきます。
【次の発言】 私も只今、小笠原君、相馬君から述べられたように、……

第16回国会 水産委員会 閉会後第1号(1953/09/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。このような重大な問題に対して、私は外務大臣に対して政府の所信を質したいと思つてこちらから申込んでおるはずでありますが、外務大臣の出席もなければ、当面の農林大臣の出席もない理由はどういうわけでありますか。
【次の発言】 何の会議か知らんけれども、現在現に起つておるところのこの李承晩ラインの問題は、日本の国民にとつては非常に重大な問題であり、同時に操業しておるところの漁民に対しては、生活に最も急迫した問題であつて、今の政府において仮にこれが社会党政府くらいならば、中止してまでもこの委員会に来て現実の問題に対して政府の所信を明らかにすべきである、私はかように考えるのであ……

第16回国会 水産委員会 閉会後第2号(1953/09/11、3期、無所属クラブ)

○千田正君  昨日海上保安庁並びに農林省当局からの今までの問題についての経過を聞きましたが、一切は外交折衝に待つよりほかはない、而も昨日は午後の十二時を限つて韓国側が日本漁船の退去を命ずる、こういうような緊迫した事情にあつたのでありますが、我々が常に叫んでおることは、漸く独立した、日本は海以外に生きる方法がない。而もこの朝鮮と日本との間に横たわるところのこの水域は、長い間の日本の漁業のいわゆる温床であつたと同時に、我々漁民の欠くベからざるところのいわゆる漁場であつたのであります。それが一方的な李承晩大統領の宣言によつて、あたかもこれは韓国の所有であるがごとくみなされて、今日まで更に紛糾が重ねら……

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特別調達庁の大石次長にちよつとお伺いしたいのですが、この内灘の最初の前渡金五千五百万というのは、これは損害を予定しての損害に対する見舞金の前渡金という意味ですか。それともただ漠然として将来相当長い期間使うのだから、これを前渡金としてやる、この前渡金としてやるというのは損害を標準としての前渡金ですか、ただ漠然としてやつたのですか、その点をはつきりしてもらいたいと思います。
【次の発言】 さつき岡田委員の御質問に対してのお答えを承わると、将来ともこういう問題があつたら出して上げたい、こういうような意向のように私は聞いておるのですが、そこで当時の問題としましては、水産委員会としましても東……

第16回国会 水産委員会 閉会後第3号(1953/09/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今朝の新聞によるというと、外務大臣は日韓漁業条約等に対する用意があるということを新聞に報道されておりますが、こういう問題は、少くとも国内的においては、水産庁、農林省等においては承知しておかなければならない問題と思いますが、その点におきまして、水産庁長官は何らか外務省当局からそういう問題について交渉があつたかどうかという点について長官から伺いたいと思います。
【次の発言】 日濠の問題は、前から非常に杞憂を以て、当委員会といたしましてはしばしば当局に対して質問しておつたのでありますが、かような事態が生じたということは誠に遺憾の極みであると私は思うのであります。そこで、昨日の外務当局から……

第16回国会 水産委員会 第5号(1953/06/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この北洋漁業は、日米加漁業条約が結ばれたのちに、第一回の終戦後におけるところの北洋漁業への進出を昨年やつたのでありますが、その成果についてはすでに水産庁及び各委員が御承知の通りでありますけれども、本年度は第二年目としまして、昨年とは漁場を又変えた方向に向つて出漁したはずであります。現在までの状況はどういうふうに行つておるのか、その北洋漁業というものは将来日、米、カナダばかりじやなく、ソ連その他の国際的な一つの我が日本の北方の漁場であるだけに、我々は非常なる関心を持つて取組んでおるだけに、今度の出漁の経過状況はどうであるかという点につきまして、一応長官から或いは部長からの御報告を頂き……

第16回国会 水産委員会 第6号(1953/06/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私も松浦委員のあとに一、二点だけお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外務大臣にお伺いいたしたいのですが、先ほどから各同僚委員からの質問がありましたように、この問題は紛糾し始めてから、外務当局としましては、その他の地域において適当なる場所を、これに代るべき方面を十分に調査されておられたかどうかということ。なお今後この問題が紛糾を更に続ける場合において、全然これを放棄するという意思がないのかどうか、ほかに代るべき土地が絶対にないという考えのもとに、当初から外務省としてはこの問題だけを重点的に考えておられたかどうか。その点を一つ伺いたいと思います。

第16回国会 水産委員会 閉会後第6号(1953/10/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今日の委員会は、一つ順を追つてやつて頂きたい。外務省に操業権について質問するのであれば、今日は外務大臣が来なくても、外務政務次官に対して今木下委員の言うような北洋問題もあります。或いは濠洲問題とか、東南アジアの問題とか、いろいろたくさんあります。一応李承晩ラインからスタートしておりますから、一応この点について、外務省に質しておきたいと思います。それでちよつとの間時間を頂きたい。  それは現在不法監禁されておるところの漁民、私が言うまでもなく、韓国は日本に対して宣戦を布告した国でもない。それから勿論現在条約国でもない。併しながら現実においては日本の漁民が不法に監禁されておる。而も向う……

第16回国会 水産委員会 閉会後第7号(1953/10/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 もう一つ次長にお願いしておくのですが、明日の一般水産に対する今の災害復旧に関する問題、それから対外的な問題の中に「らつこ」「おつとせい」、いわゆる海獣の捕獲に関する問題について、水産庁の意見を聞いておきたいと思いますから、その意味も含めて御答弁頂きたいと思います。

第16回国会 水産委員会 閉会後第8号(1953/10/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 北洋のことについて特に私はお伺いしたいのは、昨年と本年は一応水産庁の案の通り決行されて、相当軌道に乗つて来つあるようでありますが、明年度の問題に対して、仄聞するところによりますというと、北海道は北海道独自の立場でやつて行こう、或いは青森県あたりの話を総合するというと、アメリカから冷凍船を買入れて、これ又独自の立場でやつて行こうとするというようなことを聞くのですが、この問題はどういうふうに指導して行かれるのかということと、北洋の周辺において最近拿捕される船があつたり、或いは先般スパイ船として北海道の沖で捕まつたソ連の裁判をめぐつて、北洋漁業に対する影響は余り芳ばしくないように見られる……

第16回国会 水産委員会 第11号(1953/07/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 傍聴人のかたがたは少しいつもと違つて遠い所におられますので、若しもお差支えなかつたならば、参考人のうしろの席にまでおいでになるよう、差支えなかつたならばお願いしたいと思いますが、お諮り願いたいと思います。
【次の発言】 参考人のうち、特に中山村長にお伺いしますが、今までのいろいろなお答えで大体承知しましたけれども、今でも村民は、如何なる要求の条件が整つておつてもこの内灘の使用に対しては反対すると、こういう意向になつておりますかどうか、その点はどうでありますか。
【次の発言】 二ツ谷君にお伺いしますが、今村長の答えた通り、今後どういう条件が仮に政府から提示されたとしても、内灘の村民と……

第16回国会 水産委員会 第14号(1953/07/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して……。今の山中部長さんの御説明によりますと、八〇%、これはまあ閣議で決定したからというお話でありまするが、我々はこの日米安全保障條約の第三條に基く行政協定の條項を、どこを見てもそういうパーセンテージで定めてということはない。残念ながらあなた方の考えるのはいわゆる一方的な考え方であつて、実害を受けた農民や漁民にとつては、完全に補償してもらいたいというのは、これは当然であります。先般の合同委員会の際にも、どなたであつたか知りませんが、二〇%残したのは、完全に補償しないのは、農民や漁民が働かないで怠け者になつちやいけないからということを答えたかたがありましたが、これは農民や漁民を……

第16回国会 水産委員会 第16号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この免許料、許可料の撤廃に基いて、それに曾つて従事しておつたところの職員の整理等が当然行われるでしようが、そういう人たちの転職その他についてはどういうふうに考えておられるのか、水産庁長官にお尋ねします。
【次の発言】 只今長官から非常に当を得た御答弁がありましたが、法律が実施されるたびに、その蔭に犠牲に泣くような人が出ないように、この法案の通過に際しまして、我々としましてそういう犠牲者の出ないようなことを特に要望いたします。
【次の発言】 この漁業法の一部を改正する法律案は、長い間漁民にとつての漁業経営の困難な折から、適宜な改正であると考えまするが、先に同僚秋山委員から自治庁長官に……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第1号(1953/05/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長の互選は成規の手続を省略して、その指名を選挙管理者に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 理事の互選は成規の手続を省略いたしまして、その指名を委員長に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 そこで長官にお伺いしたいのはこの経費が一応六月の暫定予算、六月は含むんですね。
【次の発言】 含んでおりますね。それであなた方のお考えからすればこの予算で十分にやつていけるという考えでありますか。
【次の発言】 私の聞く理由というのは不十分だからどうというわけじやないのです。これは本当にスムースにやつて行ける予算であればそれで結構なのであつて、今暫定予算を組まれつ……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 閉会後第1号(1953/10/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今鶴見議長からの御説明は一応伺つて、試にまあ長い間我々はこれだけ努力をしたのでありますが、一応とにかく何名かの人たちが帰つて来れるというところに非常に明るい気持を持ち得たということは、閉ざされておつたソ連からの引揚が、千名にしろ五百名にしろ、帰つて来ればその実態が把握できるというところに、我々として非常に希望が繋げると思います。そこで私どもは特に伺いたいのは、先般いわゆるスイスにおけるところの捕虜委員会に対しまして日本のいわゆる代表といいますか、衆議院の有田八郎君、或いは改進党の山下さんというような人たちが出て行つたのですが、あのときの一体人員の選考に当つて、参議院においては長い問……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第2号(1953/05/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の議員派遣の件でありまするが、自然休会中の議員派遣は一応やはり議院運営委員会に諮り、本会議の承認を得る必要があると思いますので、これは委員長から自然休会以前の開かれておる日というのは今日一日しかないと思いますので、至急お申出願いたいと思います。
【次の発言】 我々が一番心配するのは、できるだけ早くこの人たちを就職、就労させたいというまあ希望なのでありますが、この予算の四、五、六月分で二十九万円の舞鶴の出張旅費、或いは八十九万円の地方求人開拓の予算というものは随分少いように思われるのであります。これぐらいのあれでできると思いますか。

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第3号(1953/06/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は中座して或いは質問のうちに重複している点がありましたら、委員長、御注意を願います。今の山下委員の質問に対して、中国華僑の代表者からのお答えがあつたようでありますが、外務省の言葉を信じて一日も早く帰国したいというので、おのおの職を捨て或いは家財を整理して、そうして一日千秋の思いで帰国を準備しておつたにかかわらず、船も出ない、実際生活は困窮して来ておる。こういうような実態に対しまして日本政府、殊に外務省としてはどういう手を打とうとされておるのか、或いは全然打つたのか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私の特にお伺いしたいのは、あなたのほうでははつきり帰国することはでき……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第4号(1953/06/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の問題につきまして倭島局長にお伺いしたいのですが、国連の三人捕虜委員会が最近又八月に開かれる予定のようでありますが、それに対して日本側から従来の通りこの委員会に対していろいろ同胞の事情を訴えて促進方を懇請するということで、今度も派遣される予定になつておりますか、どうですか。
【次の発言】 そこで、いずれ我々は今度の引揚に際しましても、今も同僚委員の山下委員から特にこのことについてお尋ねがあつたのでありますが、中共からすでに帰還した数と、現在残つておる数というような、この数の的確性という問題については、我々自体が未だ把握しておらないような感じもするのでありまして、この数の的確という……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/07/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今委員長の御報告の通りでありまするが、我々委員会一同といたしましては、このたびの舞鶴におきますところのいろいろな、白山、白龍丸の帰還者が集つて日本政府に対しての要求を掲げて、帰還事務に非常に停滞を来しておるということが、新聞及びラジオを通じて皆さんが御承知になり、非常に御心配になりまして、十日の日でございましたか、金曜日でございます。委員長、理事打合会を開催したのでありますが、委員長は御家庭に御不幸がありましたために、御参会できずに、山下理事ほか全員の理事が集りまして、その問題につきましていろいろ協議したのであります。結論といたしましては、新聞やラジオによるというと、国会に陳情の……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第6号(1953/07/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 加賀尾先生にお話を聞く前に、私が個人でありますが、丁度三年前、私が委員長当時、特にフイリピンモンテンルパにおりますところの戦犯の方々の釈放歎願を頂きまして、非常に我々はこの不幸な方々のために働かなければならないと考えまして、特別委員会一同があらゆる努力をいたして運動したのでありますが、その間、加賀尾先生の筆舌に尽しがたいところの御苦労に対して、私自身、一言、加賀尾師にお礼の言葉を申述べたいと思いますのでお許しを願いたいと思います。あとから、恐らく皆さんがお話を聞いた後の委員会としてのお言葉もあると思いますが、若しお許しが得られれば簡単に一つ申述べたいと思います。

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第7号(1953/08/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の木村長官の御報告は誠に我々は喜んでおるのであります。というのは中共側が四次で打切らずに、五次も六次も帰してくれる、こういう見通しがついたことは、全国の留守家族にとりましても誠に喜ばしいことだと思います。ついては今までのようにどうもいろいろな問題を起すことが上陸地にあつて、これは一番当委員会といたしましても悩みの種であり、且つ又どうかしてそういう問題が起らないように、無事に郷里に帰られるような方法を念願してやまないのでありまするが、今後まもなく第五次船が入つて来る、第六次船が入つて来るという問題に対しては、木村長官のほうといたしましては、今までよりも何か施策について紛糾が起らない……

第17回国会 水産委員会 第2号(1953/11/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今問題になつておるような問題はほかにも将来出て来る虞れもあるでしようが、私どもの知りたいのは、漁業関係のいわゆるそういうような基地が、或いは基地として想定されておるものは何カ所あつて、現実にそれを使用しておるのは何カ所であるか、そういうような詳細なレポートを我々は欲しいのですが、そういうのを出して頂けますか。
【次の発言】 でありますから、我々としましてはこういう問題は必ずしも今日に限つたわけじやなくて、将来も恐らくMSA援助承諾等価に基いて更に拡大されることがあり得ると想像しますし、できるだけこの漁民の人たちの希望も容れてやらなければならん、又政府としても予算の対象としても十分考……

第17回国会 水産委員会 第3号(1953/11/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今委員長の御説明の通り、請願にも出ておりますが、日本近海におけるところのらつこ、おつとせい捕獲禁止法に基いて、現在この業務をやつておる者たちは、全然その漁に従事することができないで、非常に生活も困窮しておる。こういう状態にあるので、その解禁方の請願が出ておるはずでありますが、この点は当委員会といたしましても、米軍の占領治下におきまして、らつこ、おつとせいの捕獲を禁止する法律案なるものが両院を通過して、そうして今日に至つた経緯は、大体各位が御存じの通りでありますが、当時は占領治下であつたためということと、殊に日・米・カナダ等、その他の条約が目前に控えている関係上、外交上の微妙な点も……

第17回国会 水産委員会 第5号(1953/11/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 長官に御尋ねいたしますが、昨日私は予算委員会で農林大臣並びに外務大臣に、新聞紙上で伝えられるところを見るというと、兵庫県の香住港に、日本海沿岸の以西底びき、その他のいわゆる但馬船団三十トン以上の漁船六十九隻が、十二月一日を契機として朝鮮の東海岸に出漁すると断固として決意を表明しているのでありますが、この漁船が行つた場合においては、今までの九月以降のこの李承晩ラインにおける朝鮮側の暴挙を見た場合において、当然不幸なる事態が発生することを予想されるのでありますが、この点につきまして、水産庁長官は如何なる方法をとられる御所存でありますか、一応承わつておきたいと思います。

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して厚生大臣にお伺いしますが、冷害、災害地における先般来中共地区から引揚げて来た引揚者に対する就労の面、並びに最近更にソ連地区から引揚げられる一千数百名の戦犯の人たちは、やがてやはり冷害地、災害地に帰られると思いますが、こういうような人たちに対してはどういうふうな措置を講ずるお考えでありますか、一応伺つておきたいと思います。
【次の発言】 只今高橋委員のお尋ねに対して、文部大臣から欠食児童の給食設備その他に対する説明がありましたが、御承知の通り冷害地或いは災害の町村は非常に負担が苦しい、そういう場合でありますので、その補助というような意味よりもむしろ全額国庫負担をそういう意味で……

第18回国会 水産委員会 第1号(1953/12/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この際、李承晩ライン並びに福岡、長崎方面の調査に関しまして御報告を申上げます。  十一月二十二日より二十八日に至りますところの報告でありまするが、この報告は速記録に譲りまして、各位に十分に御精読願つて今後の水産問題に対する御参考に供したいと存じます。
【次の発言】 我々このたび福岡或いは長崎或いは広島、それから今の李承晩ラインと称される公海に対してのいろいろな調査をして参つたのでありますが、博多におきまして未帰還のいわゆる船員の船主その他からいろいろ事情を聴取したのでありますが、そのうち只今長官の御説明になりました、本年の二月頃拿捕された第一太平丸、それから松福丸ですか、これらの船……

第18回国会 水産委員会 第2号(1953/12/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。本日の委員会は特にいわゆる李承晩ラインにおいて拿捕された諸君の実情を聴取するのでありますが、この原因や、又この原因を除去する意味から言いましても、政府の施策に対して我々は将来質問もし、又協力もしなければならないと思いますが、現在政府側の出席者はどの省とどの省のかたがたが見えておられますか。
【次の発言】 先般本会議におきまして岡崎外務大臣は李承晩ラインにおける拿捕された抑留者の大部分が帰つて来て、大したあとは問題が起らないかのごとき感を与える演説をしておりますが、我々が実情を見た場合にそうではない、二月以降から拿捕された諸君はまだ帰らない。こういう点におきまし……

第18回国会 水産委員会 第3号(1953/12/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今も次長のお答えがあつたように、日本の原始産業の中で、農業と比較しても、或いは農業の面に包含すると称せられるところの林野或いは畜産というような問題から考えても、この水産問題は到底他の分野と比較にならないほど国際性を持つた産業であることは今更申上げるまでもないのでありますが、而も原始産業として日本民族の発生以来、日本の農業と漁業、この二つこそが日本の国民の両足のように、どつちが欠けても日本の産業というものは跛行的な存在になる。而も現在においては農業と比較してその行政面において非常に足らない点が多い。でありますから、原始産業の場合においては、むしろ現在の行政はびつこの、跛行的な措置しか……

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第2号(1954/09/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は性格が性急のほうですから、端的にお伺いしますが、今寺本君も言う通り、すでに小笠原君、或いは天田君から論議が尽されておりますけれども、私は寺本君の今の質問に対して更に一歩突つ込んで伺いたいのは、参議院は過半数で国会の開会を要求した。その内容には、総理の外遊に対する、国会を通じて国民への了解をはつきりさせたいという点もあつたのでありますが、これも画餅に帰したようであります。併しそれに代りまして、閉会中といえども議運が開かれておる。これに対しても今の官房長官のお話によるというと出席がなかなか困難であるようなお答えでありますけれども、こういうことによつて、もつと重大な結果が起るのじやな……

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第4号(1954/09/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 日本の憲法が定めているように、国会は国民の信託を受けた議員によつてこれを構成するところの最高の立法機関でありますが、その行政機関である政府から、かくのごとき態度を以て出られるということは、我々としては遺憾であり、又我々の背後にある国民諸君も、誠に遺憾なことだと思う。只今加賀山委員から提出されたこの文案は、誠に穏健であつて参議院の良識を以て作られてはおりますが、私自身この問題を考えますときに、今後の我々議院運営委員会なるものは、如何に院と政府との間の関係をどういうふうに調整し、或いは実行して行くかということに非常なる危惧を持つものであります。私現在の立場におきましては、甚だ不満であり……

第19回国会 議院運営委員会 第43号(1954/04/12、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) 大体皆さんからいろいろのお話があつたわけおりますが、私自身がお尋ねしたいのは、今まで……、さつき松岡君からお話がありましたが、政府当局は、一応この捜査方針その他に対して、本会議においてすでに御説明があつた。その点も了解します。ただ現段階において、法務大臣並びに捜査方針に多少疑義がありますので、こういう質問をしたいのでありまするが、これは先ほどから大分お話がありますので、明日に譲るとしまして、明日はやはり只今政府から要求された問題を中心としてやりますのですが、秘密会を最初から取上げてやられるかどうかという点については、理事会その他によつてお諮り願つてから明日は開始されま……

第19回国会 議院運営委員会 第44号(1954/04/13、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) さつき小笠原君の質問に対する内閣の責任についての答弁が、いささか我々としては脆に落ちない点があるのであります。  そこで法制局長官と法務大臣に伺いたいのは、憲法第五章の内閣に関する点の第六十六条の末項におきますところの、「内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。」と、こういう明文があるのでありますが、法務大臣も取りも直さず検察行政としての責任を負うべきであつて、当然、いわゆる行政権の行使であると、こういうふうな立場から考えた場合においては、内閣は行政権の行使について国会に対して連帯して責任を負うところの義務があるべきであると私は考えますが、この点は……

第19回国会 議院運営委員会 第57号(1954/05/08、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) すでに、両社会党から十分おつしやつておられますから、蛇足なことは言いませんけれども、今国民が注視していることは、参議院のあり方がどう行くかという問題であると思います。今朝から論議を聞いていると、衆議院のほうでは、国会法十三条を盾に取つて、まるで参議院があるか、なしかの態度をとつている。こういうことでは、あなたがたは一体国民に対して顔向けできるか。こういうことですね、私からはつきり言えば……。緑風会のように良識のあるかたがたが果してこういう法案の審議を以て、一体国民に対してどういう顔向けができるか。私は是々非々の立場の無所属から言えば、只今のかくのごとき提案に対しては了……

第19回国会 決算委員会 閉会後第3号(1954/09/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の奥委員の質問と同じことなんですが、会計検査院はこうした黄変米の輸入に対する支出に対しての検査を行つておらないのですか、どうなんですか。
【次の発言】 そうしますと、過去におけるこうした黄変米或いは病変米による国損に対する検査上の報告はしておるのでありますか。

第19回国会 決算委員会 閉会後第4号(1954/09/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 東谷さんに御依頼すると共に一つ御注文を私は付加えておきたい。  種々御報告頂いております批難事項の中に、先ほども石川委員から御要望があつたようでありますが、批難すべき不正事項と、それからそのうちに、やむを得なくこういうような工事をしなくちやならなかつた実情とか、二つの面があると思うのであります。我々はそういう面を追及していつた場合に、建設省なり或いは農林省なり、現業官庁にこの面を追及した場合によく口を揃えて言うことは、予算が足りないのだ、十分やつてやりたいのだが予算が足りないのだという答えをよく聞くのでありますが、常識的にいきましても、例えば水害、或いは風水害等についても、徳川時代……

第19回国会 決算委員会 閉会後第5号(1954/09/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 大蔵省の方々にお尋ねする前に、私は今の委員長の報告の中に、政府側は黄変米の参議院の決算委員会の決議に対しては文書を以て答えるということを私、ほかの方は知りませんが、決算委員の一人として、そういうことは、我々は、単に文書を以て答えられるということだけで以て決算委員会への返答であるということには私は承諾するわけには参りません。そういうことは閉会中といえども事国民生活に重大なる影響を及ぼすところのこの問題について、数日を費して我々は論議をして、而も慎重審議の結果ああした決議文を我々は政府に向つて要請してあるのでありまして、単に一片の文書を以て我々に返答するということは政府のいわゆる誠意が……

第19回国会 決算委員会 閉会後第7号(1954/09/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほどから永岡委員からも質問しておりますが、参議院は過半数を以て臨時国会の召集を要求しておるにもかかわらず、政府側としては誠意ある態度を示しておらない。言うまでもなく、国権の最高機関であるところの、立法機関であるところの参議院から、かように過半数の要請があるにかかわらず、それに対しては何らの誠意ある答えもせず、外遊の目的も十分な説明もせず行かれるということは、誠にこれは国民を侮辱したことであり、又国会を侮辱したことであると思うのでありますが、臨時国会を召集しないとするならば、何らかの方法で総理大臣の外遊すべき理由を、国会を通じて国民に知らしむべき方途を考えなければならないと思います……

第19回国会 決算委員会 閉会後第8号(1954/09/11、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日の外遊問題についての特に重要な点を私はお伺いしようと思つたのですが、副総理が時間がないということで、昨日はお尋ねしなかつたのでありますが、実は第十九国会におきまして、参議院においては、原子爆弾の使用禁止の決議案を挙げて政府に対して要望したのでありますが、このたびの総理大臣の外遊の目的は、昨日しばしば副総理が明言されたように、グツドウイル・ミツシヨン、親善使節としての、国民を代表してのいわゆる親善だとするならば、今日ほど日本の国民の米国に対する、いわゆる対米感情の悪化しつつあることが、殆んど曾つてないはどの感情であるということを、すでに副総理は御承知のことと思うのであります。それ……

第19回国会 水産委員会 第2号(1953/12/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 国会が一応通常国会に入つて、いよいよ本格的に、又二十九年度における予算の編成その他本年度中にも大体政府並びに各省の案がまとまりそうなのでありますが、それにつきまして水産庁として、二十九年度の予算の腹案なり、その他についても、水産庁当局から一応我々は説明を聞きたいと思うのであります。  もう一つは、先般来問題になつておりましたところの李承晩ライン、いわゆる言うところの李承晩ラインに対しての漁民並びに漁業者の非常な年末に際して不況に陥つている現状に鑑みて、それの対策について立法化する問題があつたのでありますが、その点の委細の問題を水産庁長官から、現在に至る経緯を一応聞きたいと思うのであ……

第19回国会 水産委員会 第3号(1953/12/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 丁度防潜網の問題や何か出ておりますから聞きますが、現在まで我々当委員会からいろいろ要望もしましたし、問題にもなつておつた面のうちでも、この年末までに片付けられる水産関係の案件は何件あつて、どことどこか、御説明願いたいと思います。単なるそこの、千葉県とか或いは東京湾ばかりでなく、茨城県の問題もあれば関西方面もある。どことどこが一体今年内に片付けられるか。
【次の発言】 さつき大石次長の話で、は、各県から、場合によつては長官名或いは不動産部長名によつて必ずこの問題は補償ができるというような書簡を、通達を出してもらいたいという自治体からの申出があるけれども、それはできないから、場合によつ……

第19回国会 水産委員会 閉会後第3号(1954/07/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省の代表として来られているのですが、今までの様子を見るというと、外務省はちつとも誠意を示しておらないと我々感ずるのですが、大丈夫大臣以外の人でそういう説明できますか、はつきりした態度で……。我々は今後この問題については十分国の立場からも又国民の立場からも我々としては要求しなければならないのだが、そういう点でそれに対して十分責任を持つてお答えできるかどうか、それをはつきりして頂きたい。
【次の発言】 先般の委員会に私は欠席しておらなかつたのでありますが、前の国会のときに、安藤大臣から従来大臣の管掌しておられる立場における御説明があつたわけであります。その後の進捗状態も先般の委員会……

第19回国会 水産委員会 第4号(1953/12/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今塚田長官の御説明の行政機構改革の根本方針というのは、今承わつているというと、一応一つの図に描いた案の下にやつているようでありますが、私はこれはやはり行政機構改革ということを謳われる以上は、少なくとも現実に重点を置いて、それが国民の待望に応えるだけの施策をして行かなければならない行政官庁の機構でなければならないと思うわけであります。そこで全般から見て、人数だけ多くて実際の効果が、行政的に国民の要望するような効果が上つていないという面を或る程度削減するということは、これはまあ一応納得できるのでありまするが、ただ我々が産業部門という面から見た場合と、それから日本の国際貿易の面から見た場……

第19回国会 水産委員会 閉会後第4号(1954/07/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今、岡崎外務大臣の御説明、大体政府の意向はわかりますが、ただ特に根本的に伺いたいのは、昨日も中川局長から今大臣の御説明と同じようなお答えを頂いたのですが、このアメリカ側の原子爆弾に対しての協力という点は、いわゆる自由国家群の一つとして協力するのだ、これは消極的ないわゆる外交辞令的な協力の仕方であるという意味に私どもはとつております。  先ほど第二段階における損害の補償という面に入りますというと、只今秋山委員の質問に対してのお答えにあるように、アメリカ側としては、主として直接、いわゆる観念的にいいますと、直接損害に対して重点を置いて十分考慮するというふうに今の大臣のお答えによるという……

第19回国会 水産委員会 第5号(1953/12/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 前委員会のときに特に水産当局に要望しておつたのでありますが、被害各県の要望トン数とそれから水産庁当局として一応絞つた形においてこれに対処しようという考え方もあるようでありまするが、その数字は水産庁としては一応の計画を立てておつたようでありますけれども、被害各県からの要望は必ずしも水産庁が立てた数字とは恐らく一致していない、むしろ当然上廻つて来ていると思いますが、その要望しておるところの件数或いはトン数という点について一応水産庁が考えている数字との食い違いもあるし、或いは絞つた理由もあると思いますので、一つその点の詳細を説明して頂きたいと思います。

第19回国会 水産委員会 閉会後第5号(1954/07/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今委員長からビキニ水爆実験に対する被害補償の問題に関する御提案がありましたが、先回の委員会において種々論議した結果、本日閣議があれば内閣首脳者の意向をまとめて、当委員会において改めて政府側からその報告を聴取することになつておると思います。それで各主管大臣が見えられる、間、水産庁長官が見えておられまするので、ビキニ問題は主管大臣の来られたときに議事を進められることにいたしまして、その間水産問題のいろいろな問題が惹起しておるようでありますので、この点を議題に供してお尋ねしたいと思いますが、各委員にお諮りを願いたいと思います。

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/02/11、3期、各派に属しない議員)

○千田正君 丁度長官がお見えになつたから、今漁政課長から、二十九年度予算についての説明をお伺いいたしましたが、二十八年度に比較して成る程度減額されてあるのですが、この減額によつて水産関係の人員の整理等に対する影響は、どういうふうになつておるのでありますか。
【次の発言】 特にこの北洋漁業などの調査船その他に乗組んでおつた人たちは、一面では或る一定の、これは将来日本の水産業にとつての進出であると同時に、又外交的な問題も含んでおつて、日本の将来の水産業に対する調査の資料の収集の面からも、或いは将来世界的に日本の水産の振興のためにも必要な経験を持つべきところの人員だろうと思いますが、今度の減船によつ……

第19回国会 水産委員会 閉会後第6号(1954/07/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日もこの点については外務大臣に特にこの問題について申入れてあるのでありますが、やはり通商外交という点についても特にこの際強力に推進して行きたい。このビキニの被害によつて甚大なる被害をこうむつた水産業であり、水産業者の今の状況では、なかなかその不況を救われそうもありませんので、あらゆる点からこの問題は研究して行かなければならんと思います。特に外交問題については、遅々として進まない今日において、いわゆる間接被害があるというのは、そう簡単にアメリカが承知しそうにも見えない。そういう場合にやはり最後の切札としましては、こういつた水産業の輸出の面をはつきり打出して行つて、外交の線上に乗せて……

第19回国会 水産委員会 第7号(1954/02/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今平野政務次官からこの問題に対する理由の御説明がありましたが、これは当委員会といたしましても、しばしば政府にも申入れ、又委員会としてもこういう措置をとられることを望んでおつたのでありまして、誠に結構だと思いますが、ただ政府の意向を聞きたいのは、今御説明がありましたように、昭和二十七年四月二十八日から昭和二十八年の十二月三十一日までと、こういうふうに期限が限定してありますので、私どもとしましては、私自身の意見としましては、むしろその後においても日韓会談というものが確定しない限りこうした不幸な事態が起ることを予想され、現実においても昨日の新聞などに発表しておる通り、銃撃され、拿捕され……

第19回国会 水産委員会 第8号(1954/02/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の漁政部長の説明で、実際農林省側の調査の実情はわかつたのでありますが、ただ我々としましては、この二月十五日の本会議の議場におきまして右派社会党の東隆君から緊急質問としまして、九十九里浜の射撃問題について堂々と問題を表面に出されて来ておる。それで只今官報をめくつて当時の速記録を十分に検討して見ますというと、この問題について十二日の朝刊が一斉に九十九里浜の禁止区域において米軍が威嚇射撃をしたということを報じている。そういうことで東隆君ほか何名か知らんが、千葉県の現地へ行つて実情を調査した、彼はそう述べております。それによるというと、一応漁民の人たちからも、射撃をした、但し、威嚇射撃で……

第19回国会 水産委員会 第9号(1954/02/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 時間も委員長が要望しているのは十二時までというお話ですが、私から言えば法律を出す以上は或る程度相当この不足な問題がないような方法で法律を出してもらいたい。只今秋山委員の質問に対する、特定地域における漁船の被害に伴う資金措置法というのは根底から法理論から言えば長官のおつしやつた考え方、秋山委員の言われる李承晩ラインだけこういうものをやるのはどうかという質問に対して、只今の長官の考え方はほかのほうの、或いは北海方面、或いは台湾とか、或いは中共とか、或いは将来起るであろうアラフラ海等の問題については触れておらん。それは問題が違うというのならば、いわば法理論的にはこの法律は不完全であると思……

第19回国会 水産委員会 閉会後第9号(1954/09/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この前の閉会中の委員会におきまして、安藤国務大臣から折衝の過程の御説明があり、更に進んで速かに解決する方法を政府部内においては安藤国務大臣を主体として十分考究し、慎重にとり計らいつつある、こういうお答えを得て、不満足ながらも我我は安藤国務大臣の誠意に対して敬意を表すると同時に、速かなる解決が見出されるものと期待しておつたわけであります。ところが不幸にしてこのたび入院中の第五福龍丸の乗組員が危篤に陥つて来た。只今安藤国務大臣のお話によるというと、これは最後の犠牲者であるというようなお話がありましたが、むしろ最初の犠牲者ではなかろうか。そこで私は特にこの点について聞きたいのは、この只今……

第19回国会 水産委員会 第10号(1954/03/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般新聞紙上に見受けますところ、この間の東京湾の海苔の被害が相当大きい、それから先般この委員会において陳情を受けましたヒトデの問題、いわゆる千葉県沿岸並びに東京湾におけるところのヒトデの発生によるところの損害、それから静岡県の狩野川におけるところの悪水によるところの被害等に対するその後の対策等について、水産当局から経過報告を求めたいと思うのでありますが、本日は長官も見えておられんようですから、次の機会におきまして、この点を委員長から特に出席を求めまして、経過報告して頂きたいと思います。
【次の発言】 もう一つ追加をお願いしたいのは、先般我々がいわめる李承晩ラインにおける、いわゆる特……

第19回国会 水産委員会 閉会後第10号(1954/09/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 俊鵬丸が帰つて来てから、最近新聞紙上に伝えられるところによるというと、俊鶴丸の乗組員も、相当放射能によつて身体の状況が芳ばしくない、肝臓障害など見受けられるらしいというようなことが伝えられておりますが、俊鵬丸の乗組員の体の調子等によつても、診察、その他病院等においてそういう診療に入つたかどうかというようなことも、我々は疑問にしておるのですが、農林省としては、乗組員の一応の身体検査、並びにその後の体の調子如何によつては、何とか考えなければならないというふうに考えておられますか、或いは何かそういうことに対して処置をとつておられますか。

第19回国会 水産委員会 閉会後第11号(1954/09/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今長官の御説明になつたうちで、私どもが先般来ビキニの被害に対しての補償問題等に対して真剣に討議して参つたのでございますが、外務大臣の出席しての答弁の通りアメリカ側は来年も恐らく水爆の実験をやるでありましようが、その際再び日本の漁業に対して大きな影響を繰返さんかどうか、そういうことに対する予算上の措置はどの項目に入つて考えておられますか。
【次の発言】 まあ今度のは予備費から支出しておりますが、来年度の問題はもうちやんとアメリカ側は実験をやるのだと世界に向つて発表しておるのですから、当然本年よりはもつと拡大した範囲において行われるかも知れないのであつて、これは予算でありますから、当然……

第19回国会 水産委員会 第12号(1954/03/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは全然世界に例がないのですか。
【次の発言】 アメリカのニユーヨーク州でしたかね、あすこの水産試験場において「かき」に対するヒトデの被害に対して調査をして駆除をやつているはずなんです。そういう資料等についての研究は積んでおられるわけですか。
【次の発言】 これはこの前の拿捕された漁船に対するところの代船建造の利子補給その他の法律を作る際にも非常にこういうことが起るであろうということを我々が心配しながらあの法律を作つたのでありますが、今海上保安庁の方の御報告によると大分あの法律が出てからもつかまつておるようでありますが、これは水産庁側は一体こういう問題が出たんだが、これに対してど……

第19回国会 水産委員会 閉会後第12号(1954/09/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 実は参議院で今度の台風について非常に大きな台風であるとするならば、院議を以て参議院から調査並びにお見舞に行かなければならないだろうというので、議院運営委員会としまして先般建設省各局長及び農林省の官房長を呼びまして、被害の状況を聞いたのであります。その結果、将来その他発表しておつた当時の、大被害になるだろうというのが比較的少くて食いとめたということと、それから損害の中で最も参状を呈するところは海岸線が大きい、こういう報告なのであります。殊に鹿児島県に至つては全然交通で杜絶しておるので、奄美大島諸島におけるところの被害も察知できない。その他四国地方におけるところの被害は相当海岸線、殊に……

第19回国会 水産委員会 閉会後第13号(1954/09/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の、賠償金という名前が付いておるが、まあ賠償金というふうに国務大臣は考えておられるようでありますが、将来、これは今年ばかりじやなく来年も向うは続いてビキニ、或いはあの周辺において実験するということを言つておるし、日本の外務大臣であるところの岡崎外務大臣としては或る程度の協力を惜しまないということを言つておる。そうなるというと、勿論、先般以来安藤国務大臣及び岡崎外務大臣の我々に対する御説明によるというと、協力を惜しまないということは、いわゆる自由国家群の一員としての意味であつて、損害に対しては飽くまでこれは要求すると、これは御尤もだと思いますが、安全保障条約という面から言うと、や……

第19回国会 水産委員会 第14号(1954/03/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。そうしますと、あれですか、外務政務次官は今ちよつと三十分くらいここを外さなければならんと、それから陳情を受けると、こういうわけですか。小滝政務次官、伺いますが、三十分以内に帰られますか。
【次の発言】 今日はあなたととつくり一つ話をしようと思つているのです。外務大臣はうまく外して逃げてばかりいるから、あなたに一つ女房役でしつかり話してもらいたいと思いますが、間違いなく来るということであれば……。
【次の発言】 関連して……。どうも今の永野部長さんのお話は、それはちよつと研究が薄いのじやないかな。というのは、今度投ぜられた爆弾の種類はまだ決定しておらないけれども、少……

第19回国会 水産委員会 閉会後第14号(1954/09/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今委員長から三点、まあ重要な点をしぼつて三点に集約して質問されたのに対して、安藤国務相からもそういうふうにお答えがあつたようでありますが、その中で国内措置として五十万円ぐらい一応内払いをするということを閣議で決定して、現在実行中であるというのでありますが、これは実際もうすでに手渡し済みであるかどうかというこの点を一点お伺いします。  更に久保山氏があのような不幸な結果に陥つたので、久保山氏に対しての、遺族に対する慰藉料ですか、総額五百五十万円というものをすでに一昨日遺族にお渡しになつた。この五百五十万円というのは、一体このことによつて死亡した場合においては、このような額をアメリカ側……

第19回国会 水産委員会 第15号(1954/03/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今度のビキニ環礁の被爆に対して、水産庁側として水産研究所におけるところの科学者の連中で、特に魚類に及ぼす影響とか、そういう問題を研究している人はおりませんか。
【次の発言】 どうも水産庁としては、これは余りに手ぬるいのじやないですか。
【次の発言】 委員長なり理事にその人選方はお任せするということにいたします。

第19回国会 水産委員会 閉会後第15号(1954/10/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 次長さん及び部長さんにお伺いいたしますが、この十一月吉田首相が帰つて来れば直ちに臨時国会が召集されると思いますが、その際には補正予算ということに対してのこうした災害に対する特別臨時措置としての予算要求をする考えでありますかどうですか。
【次の発言】 大体まあ政府の意向はわかるのですが、それで今私が尋ねましたのは、いわゆる立法措置等によつて出て来るところの補助金或いは助成とか災害復旧のそうした面における全額国庫負担というようなものは、そういうことはやれる。それ以外の早く何とかしてやらなければならんという、立て替えてでもやらなくちやならない問題があるでしようが、例えば金融面におけるとこ……

第19回国会 水産委員会 第16号(1954/04/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省のほうにちよつと伺いたいのですが、一点はソヴイエトの代表部が引揚げたあと、現在ソヴイエト大使館というのは閉鎖されたような恰好なんでしようが、事実は留守番程度の人しかおらないのですか。それともあなたがたが直接交渉できなくとも、本国との取次ぎ、今の拿捕問題とか、いろいろな問題に対しての取次ぎぐらいやられるような人間が残つておるのですか。その程度はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 公式においては日本政府としての折衝の対象にはならんが、プライベートに今の例えば木材であるか、或いは拿捕事件の交渉であるとか、そういう面においては一応向うとしては、交渉の相手になるような状況に……

第19回国会 水産委員会 第17号(1954/04/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今三崎の組合から陳情を受けたのでありますが、これは勿論日本にとつて、殊に漁業界にとつては重大な問題でありますので、先般も外務、厚生、又我々の委員会、文部委員会、この四委員会が合同委員会を開いて斯界の権威を参考人としていろいろ事情を聞いたのでありますが、その当時から更にこの被害を受けた漁船がまだ増加しておる。単にこれは三崎だけの問題じやなくて、これは日本の大きな問題でありますので、私は水産庁に聞こうとするのは、その後水揚港を指定して、そうしてここに集まつて来た漁獲その他に対して厚生省からは一々検査官を派遣して検査をしておるようでありますが、今回のビキニの問題を通じまして受けた現在ま……

第19回国会 水産委員会 閉会後第17号(1954/11/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 結論に達することを皆これは望んでいるのですが、一体この調子であるというと今年中に解決できそうなんですか。見通しはつきませんか。
【次の発言】 というのは、アメリカ側では来春早々再びあの環礁地帯において実験するであろうということをときどき新聞等において発表しておることを我々は見ているものですからね。来年春早々又向うで実験をするというようなことがあれば、又同じような問題が繰返されない前に、基礎的に日本の立場をはつきり向う側に提示しておいて、今後の問題の処置に対して日本の主張すべき点をはつきりしなければならないじやなかろうか。そういう点から言えばできるだけ早くこの問題を解決しなければいけ……

第19回国会 水産委員会 第18号(1954/04/05、3期、無所属クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  最初に、只今本院におきまして、政府提案の補助金等の臨時特例等に関する法律案が特別委員会において審議されておりますが、この水産関係において特に重大な問題がこの法律案の中に盛られておりますので、これに対して農林委員会、文部委員会並びに厚生委員会等から特別委員長宛にそれぞれ削除、修正方を申込んでおるようでありますので、水産委員会といたしましても、この特例法案に対する特別委員会に対して、特に水産関係としては重大な面が載つておりますので、その点を水産委員長から申込むほうが妥当ではないかということを皆様にお諮り申上げたいと思うのですが、如何いたしたら……

第19回国会 水産委員会 閉会後第18号(1954/11/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今大平教授から補足の供述がありましたが、さつきと今のお話を併せて伺いますというと、本件の問題は非常に将来にかかる大きな問題でありまして、日本としましても、はつきりこの際こういう問題の再び起つた際に対する日本の態度をきめなくちやならない問題でありますが、今までこういう問題が、類似の問題があつたとしましても、同一の問題がなかつたので、非常に国際法を適用すべき問題としてはむずかしい点がある、こういう立場から考えられます。只今補足されましたいわゆる国際私法の、日本民法を参照としたいわゆる立場から、拡大解釈したこの準拠法を持つべきであるというお考えでありますか、どうなんですか。その点は今まで……

第19回国会 水産委員会 第19号(1954/04/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般当委員会において一応外務当局並びに水産当局からビキニ環礁における我が漁船、漁夫被爆事件に関する折衝の過程の御報告をいたしたのでありますが、その後更に昨日まで引続きまして日本の漁船及び漁獲物等の放射能その他が見出されるというような問題が起きておりますし、又米国側との対折衝におけるところの過程は相当進んでおるものと我々国民としては考えられますので、その後におけるところの折衝の過程を事務当局から、幸い本日は小瀧政務次官が見えておられますので、この問題についての経過の御報告を得たいと思います。  もう一点は、先般衆参両院におきまして決議いたしましたところの原子兵器の実験に対するところの……

第19回国会 水産委員会 閉会後第19号(1954/11/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 大体災害に対する方針については只今森崎委員の質問に対して長官から縷々説明がありましたので、  一応は了解しますけれども、先ほどから問題になつております通り、これは速急に解決しなければならない問題であつて、自由党を除く各派が臨時国会を急遽召集して、こうしたいわゆる災害復日に対する問題を一日も早く解決すべき問題であるとして特に国民の声を背景として要求しておるにもかかわらず、政府は相変らず何らの処置も講じなければ方針も決定しない。而も本日の委員会は災害対策本部の担当大臣であるところの加藤国務相を呼んで、政府の所信を明らかにすべきはずのこ委員会にさえも報告ができない。こういうことであつては……

第19回国会 水産委員会 第20号(1954/04/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 永野部長にお聞きしたいのですが、大型化した場合に代船建造その他に対する金融措置はどういうふうに考えておりますか。

第19回国会 水産委員会 閉会後第20号(1954/11/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今長官が述べられた通り、水産庁の予算の半額は殆んど漁港問題に尽きておるといつても差支えないような状況でありますが、依然として進捗しない、むしろ七十五港のなおかつ第一次計画の分が残つておる。更に改訂計画は進みそうもない。こういうような状況であつては、いつになつたら一体漁港というものが達成できるか、計画が達成できるかということを非常に我々は憂慮しておるのでありますけれども、どうですか、すでに竣工した分の次の予算分は新規に廻すというような方法はとれないのですか。
【次の発言】 この間政府は休会中に、即ち一割予算の削減をする、その中に漁港も一割を減じられておる、漁港計画も減じられておる、併……

第19回国会 水産委員会 第21号(1954/04/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 どうも今の永野部長の考え方はさつき森委員から尋ねられた通りお取次ぎするだけのことじやないように考えられるんですが、さつき私は外務大臣でもおれば……外務大臣が我々委員会並びに本会議においてこのビキニの原爆に対するところの問題について、はつきり答弁しておる。それでこれは丁度安藤国務大臣も来ておられますから、この際はつきり伺つておきたいのは、あの当時外務大臣がビキニにおけるところの原子爆弾、水素爆弾の実験に対しては日大は協力しなければならないということをはつきり言つています。協力しなければならないと。我々としては、成るべくアメリカで、やるならばアメリカ国内でやつてもらいたいんだと、日本の……

第19回国会 水産委員会 閉会後第21号(1954/11/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 一昨日の水産委員会でもこの問題はいろいろ議論されたのですが、昨日の新聞紙上に現われておりましたこの北洋漁業の問題、殊に北洋船団に対する来年度の計画として更に一船団を加え、又独航船もそれに追加するというようなことを新聞は発表しておりますが、これは確実にそういうふうに水産庁長官としては大体その方針で進むというお考えでありますか、どうですか。その点をもう一遍聞きたいと思います。
【次の発言】 そこで只今の陳情のありました通り、沿岸漁民としての生活の問題でもあり、且つ又実際から言つて、国際的には公海の自由の原則を我我が主張しておつて、国内的においてはその公海にさえも生活に苦しい人たちがやれ……

第19回国会 水産委員会 第22号(1954/05/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちよつとお伺いしますが、衆議院のほうでは会期延長をやるようでありまするが、参議院のほうでは議院運営委員会においていろいろ論議をされております。国会法の法文の解釈その他に対して、両院がお互いに納得の上に会期を延長するにあらずんばこのたびの会期延長には賛成しがたいという野党派の相当強硬な議論が繰返されておるようでありますが、只今御提案になつたところの、この輸出水産業の振興に関する法律案は、仮に延長しないとするならば明日しかないのでありまして、これは一体どういうふうにその法案の審議をおやりになるつもりか一応伺つておきたい。
【次の発言】 今秋山委員のお尋ねに対して、水産庁から水産庁として……

第19回国会 水産委員会 第23号(1954/05/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般通産委員会との合同委員会をやりましたが、通産委員会のほうの意向としては、何ら委員長はそのほうの御意見は聞いておりませんですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 この前安藤国務相御出席の下に、この件につきましていろいろ質疑応答したのでありますが、特にビキニ環礁におけるところの直接被害を受けた漁船或いは漁夫並びに、更に間接的に被害を受けた県等につきまして、政府が次の機会において十分に研究した上に安藤国務相から御発表願えるということでありましたので、直接被害を受けた県に対する補償の問題、更に間接に被害を受けた漁船に対する融資、金融の面等に対するところの政府の考えておる点、……

第19回国会 水産委員会 第24号(1954/05/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長の言つたのもそういう建前で言つたのではないかと思います。
【次の発言】 余りむしろこういうことを厳格に穿さくせずに、むしろ水産一般の立場からいつて、日本の水産業の発展のために、又国力の回復のために必要であるとすれば、水産委員会がこれに協力するのは当然のことである、かように私は承知して差支えないと思います。
【次の発言】 その通りなんであつて、衆議院の行き方はどうこうということは、他院のことだから我々は批判したくありませんが、少くとも当委員会としては、現実に立つて事情を十分勘案して、委員の良識を以てやるべきものであると思いますから、委員長のおつしやる通りで差支えないと思います。

第19回国会 水産委員会 第25号(1954/05/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は先般水産代表としましてアメリカへ行つて、丁度日本の冷凍魚類の反対のストライキの最中に遭遇して、非常に議論を闘わして来た一人としまして、この問題に私は慎重を期すべく考えておるのですが、特に日本冷凍の安達さんに伺いたいのですが、この法律によつて対米輸出に関するところのいわゆる罐詰輸出業者、冷凍輸出業者との間の今までの桎梏というものはこれによつて或る程度緩和され、或いは制約されるというふうに考えるのでありますかどうですか、その点を。
【次の発言】 そこでアメリカ側の意見としては二つの面があるのですね。例えばこの法律によつて一つの冷凍輸出組合という強固なものができた、或いは罐詰の輸出協……

第19回国会 水産委員会 第26号(1954/05/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちよつと出かけますから……。  今の行方不明になつた四十隻ですか、こういうもののうちにはソ連側に或いは漂着しているのじやないかという観測も行われるでしようが、先ほどの御説明によるとソ連側に対しても今度の暴風に対しての協力方を連絡してあるようでありますが、その点については何らの向うからは答えがないのでありましようか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。
【次の発言】 只今秋山委員から申入がありましたが、現在のところは一応各関係官庁の皆様から経過の御報告を得た程度でありますので当委員会といたしましてなお慎重にごの問題の解決に当りたいと思いますので、更に又改めて次の機会になおそ……

第19回国会 水産委員会 第27号(1954/05/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の許可制、登録制という問題は相当これは将来いろいろな問題が起きて来ると思いますが、この登録制の基準というあれは、さつきおつしやられた通りに、施設であるとか、数量であるとか、技術の面とか、こういう意味においてはつきり何か基準をちやんと持つておるわけでありますね。
【次の発言】 そこでもう一つ。少くともこの法案は、表題は、輸出水産業の振興に関する法律案ということになつておるのですが、こういうようになるというと、今おつしやられたように、その設備であるとか、或いは数量、或いは技術の面というものに一つの規定の枠をはめて登録制とする。これは成るほど、かつお、まぐろ、さけ、ますというような一つ……

第19回国会 水産委員会 第28号(1954/05/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今委員長のお読み上げになつただけではちよつと判断がつかない。衆議院の案が我々の手許に来ていないというとどこにどれほどの差があるという見当がつかないのです。大体今伺つておるところを見るというと、衆議院の案というものが、安全保障条約に基いてアメリカ側と日本との間に約束されたこの補償に関する例に倣つてアメリカの軍隊以外の国連軍による損害もその例に倣うというふうなのが根本のようであります。その我々の案との間にはどういう差があるかということは、ちよつと今おつしやつただけではすぐに結論が出そうにもないのですが。
【次の発言】 今秋山君が言うた通りに、見舞金として出してしまえばあとはいわゆる請求……

第19回国会 水産委員会 第29号(1954/05/25、3期、無所属クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) これより水産委員会を開会いたします。  森崎委員長が病気のため私が委員長の代理を一任されましたので、御了承を頂きまして、御協力をお願いいたします。  先ず臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案を議題に供します。  本法律案は森崎隆君ほか五名の者が発議者となつて提案をし、本委員会に付託されたものでございます。私どもが発議したもので、内容は十分御承知のはずでございますが、一応提案理由の説明を発議者を代表して秋山君からお願いいたしたいと存じます。
【次の発言】 これは「没収ス」というのを「没収スルコトヲ得」というふうに非常に拡大して解釈したのでありますから、現行法から見ればや……

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今秋山委員からこのたびの輸出水産業の振興に関する法律案に対する修正案を提出されましたが、過般来慎重審議しました結論としてこうした修正案を出されたのでありまするので、我々としましても大いに賛意を表したいと思います。更に私は、この修正案に賛意を表すると共に、先ほど青山委員から質疑の最中特に通産省に関する問題としまして、水産庁長官に尋ねられておりましたが、先般通産委員会より当委員長宛に申入のありました、「農林大臣は、通商産業大臣と密接なる連絡をとること」という点につきましても、私はこの際只今の青山委員の修正案に更に附随しまして、附帯決議案を提出したいと思います。  その案文といたしまし……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第2号(1954/03/09、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは相当重大な委員会でありまして、六省にまたがるところのいわば従来あつたところの法律に対して更にこういう法律を作つて制限するという意味も相当含まれている。而もこれは緊急予算という今度の予算の編成上それに該当して一応こうした法案が出るということに対しては、我々は法的に疑義があると思うのであります。従来の法律をこういう法律で制限できるかどうかというような法律上の技術的な問題も相当あると思うので、二日間の総括質問で果して十分にその議が尽されるかどうか、理事会においてはそういう順序を或る程度お作りになつたようでありますが、場合によつては必ずしもその日程内においてこの問題が解決するものとは……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の大竹さんのおつしやる点は御尤もですが、大体政府がこの地方財政の平衡交付金を零にして、その代りに地方交付税配付金と地方譲与税配付金と併せてやるからと言うのでありますが、それを差引きしまして、昭和二十八年度よりも二十九年度においては八十一億ばかり地方交付税とか地方譲与税配付金というものが減つておるのですが、そうなると非常に圧縮される。町村の負担は今おつしやる通り勿論これではにつちもさつちも行かないでしようが、こういうようなやり方はどこを減らすことができるものがあるのと言えば、我々はないと思うのですが、一体これはどうなんですか、その点は……。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第5号(1954/03/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 さつき正宗さんのお話では、利子補給を受けておる会社が一割以上の配当ができない間は待つてやると……、そうしますとその会社が一割以内の配当という場合においては、これは或る程度利子補給を返す分まで場合によつては配当の中へ繰入れてそれを株主配当をする場合もあり得ますね。
【次の発言】 ですから私から言えば、その船会社の運営というものは誠にからくりであつて、たこ配当に似たようなことを或る場合においてはやり得る。現実には利益が挙つておつても利子補給分を資産内容においては、資産表の中においては或る程度棚上げにしておいて、そして配当は配当でやつて行く。そうするとそれは堅実な会社の運営内容ではないと……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 このたび政府提案にかかつておりますところの、補助金等の臨時特例等に関する法律案について法制局長官にお尋ねしたいのでありますが、それは我々もとより法律の専門家でないから法律家と同じようないろいろな面からの検討はできにくいのでありますが、このたびのこの法案の内容を見ますると関係する行政官庁が六省に至つており、而も改廃或いは提出すべきところの法律というものが、曽つての議員立法によつた点が大体十三くらいあるのでありますが、議員立法として而も中には一定の期間をおいて本年の四月一日から実施しなければならないというような法律があるのであります。これの対象となるところの農民なり漁民なりというものが……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第7号(1954/03/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は時間がありませんから……
【次の発言】 私は副総理に一言だけ聞きたい。さつきから小笠原君の質問に対してのお答えは一貫して、これはいわゆる国会を軽視しているのじやない、こういうことを言つておられますが、或いはそうかも知れません。そうかも知れないのだが、結果において私はこの議員立法をこの法律が出るために停止若くは廃止されるものも出て来る。廃止されるということになると、これは大きな影響が来るところもあるわけです。それで私はこれは副総理は全然軽視したつもりで出したのではないということはあつても、結論においては現存の法律を停止し若くは廃止する、この点に対しては昨日も法制局長官との間にいろ……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第17号(1954/04/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の秋山委員の御質問に対する水産庁長官のお答え、何かよく聞こえないのです。希くはもう少し高く一つお願いします。
【次の発言】 今の小笠原委員の質問に対する水産庁長官の答えは、これはいわゆる小笠原君としましては、立法の立場から、立法の精神及びその基本としての地方財政法が制定された理論的立場から論じているのであります。長官としては、いはゆる行政上立法すべきところの立場じやないのでありまして、行政上何とかして今の財政困難な折から、こういうものを削らされるような立場におかれておるので、何か便宜立法でもして、多少でもこの政府の趣旨に副うようにしてもらいたいというのが意向だろうと思うので、それ……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第19号(1954/04/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私ども上林、三橋、干田の三名からなる第二班は、伊能、島村両委員の御参加も得まして、去る十七日、十八日の両日千葉県下を視察調査に参りました。その行程は、十七日県庁におきまして千葉県総務部長、農林部長その他各部課長が参席いたしまして打合会を行い、それより山武郡白里村に参りまして同地方の秋落地帯の改良対策を視察し、同日は鴨川に一泊、翌十八日安房郡朝夷地区普及事務所を訪れ、同地区の普及事業を視察ののち、本県有数の漁港でありまする鴨川、千倉両漁港を視察しまして、房総南端の安房郡神戸村に参つて、その生活改善普及事業を視察ののち、夕刻帰京した次第であります。  以下調査の詳細な点は、県及び町村並……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第22号(1954/05/11、3期、無所属クラブ)

○千田正君 補助金等の臨時特例等に関する法律案に対する修正案が只今緑風会の上林委員から提出されておりまするが、この衆議院の送付された修正案に対しましても、いろいろ法律的に又立法の精神等において相当の疑義がありまするけれども、今日の段階においては、私は緑風会の上林委員の提出されたこの修正案に賛成するものであります。但しこの政府提案の漁船損害補償については、すでに四月一日から施行されておる法律に対しての一つの制限でありまして、現在の水産業の状況を考えまするというと、かような法律を更に又特別立法によつて制限するということは、漁業或いは漁民に対するところの影響は非常に大きいのでありまして、一日も速かに……

第19回国会 予算委員会 第4号(1954/02/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今堀江さんから国際収支のバランスが、国際経済の動向殊に日本経済の自主性を決定するところの大きな基礎であると申されましたが、これは御尤もであると思いますが、そこでいろいろ今次の予算について述べられておりますが、国内の輸出経済、国内の産業経済に対して、今次の予算面において要請さるべき点が多々あると思う。これが各官庁のセクシヨナリズムの関係上、重点的に輸出を助長すべきところまで行つていない。或いは近代歴業或いは輸出産業、原始産業の上において相当のギヤツプがある。いろいろな難点があると思います。特に今後の国際収支の回復のために、日本国内の経済に対してどこに重点的な改善をしようとするか、今度……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。どうも初めから、理事会においては運営がスムースに行くためにというので取計らつたようでありますが、このようでは十分な運営ができないと私は思う。でありますから一旦休憩に入りましつて、そうして真剣にこの修正予算案にいて詳細に説明されて初めて質問を開始するかどうかをきめて頂きたい。こういうことで時間を費やすということでは、私は委員長難事打合会は一体どういうことを相談されたかわからないので、その点をはつきりして頂きたいと思います。

第19回国会 予算委員会 第9号(1954/03/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 総理も御多忙であるようでございますし私の持ち時間も非常に少いのでありますので、簡単明瞭に重点的に二三お伺い申上げます。  只今松澤委員の御質問に対してのお答えも、大体この汚職事件に対しては前の各委員の質問に対すると同じようなお答えをされておるようでありますが、ただ一点お伺いしたいのは、総理は衆議院におきまして現在の吉田政府は少くとも過半数の自由党員をもつて国民の信頼を繋いでいるのでもる。であるから国民の信頼は過半数であるという観念の下に政策を遂行するというふうにお答えになつているように聞いておるのであります。勿論これは過去二回に亘る総選挙においては、かような汚職事件が起きるなどとい……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務大臣にちよつとお伺いしますが、先般十日の私の質問に対しまして南太平洋におけるところの日本漁船のアメリカ側において拿捕されたという問題に対して、外務大臣のお答えは、再三注意したにもかかわらず入つて来たからつかまえた、こういうお答えであつたのでありますが、当然危険地域であるとするならばアメリカ側も警戒しておらなければならないはずである。殊にそのような重大な原子爆弾の試験というようなものが行われるとするならば、当然アメリカ側では十分なる注意をしておらなければならないはずなのにこのような被害を受けたとすれば、これはアメリカ側にも落度があると私は認定しますが、外務大臣のお考えは如何ですか……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/03/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行についてお伺いいたしますが、昨日本委員会において問題になりましたところのビキニ環礁における日本漁船の被害の問題、この問題は単に外交問題のみならず、農林省、或いは厚生省、その他に対して私は質疑をしたいと思うのでありますが、この点については委員長、理事会に昨日お任せになつたのでございますが、その結論としてはどういうふうになつておりますか。一応その点を委員長から明らかにされて、私は更に質問に入りたいと思います。議事進行についてお伺いいたします。
【次の発言】 それでは本日中にこの委員会において報告されるのでありますか、さもなければ私は緊急を要する問題でございますので、外務当局並び……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/03/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について、先ほど委員長が昨日の理事会において決定したことを、今日外務大臣の出席が遅れたけれども、或る一定の時間だけ、つまり各党とも十分ずつ、こういうお話でやつているのですが、委員長はちつともそれを実行しておらないので私は遺憾に思つておつたのですが、そこで外務大臣は間もなく退場されると思いますから、今のお話しになられた点について一点私は伺つておきます。  只今曾祢議員の質問に対しましてお答えになつておりましたこの原子力に対する警戒措置でありますが、ストローズ米国原子力委員長は十六日にこの日本人の漁夫の被害に対して発表したところによると、このような警戒措置は原子実験計画のうちで……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。ときどき吉田総理大臣はこういうことを繰返されるので、我々本当にそれが真実であるかどうかということを危ぶまざるを得ないのであります。前国会におきましても、参議院としては吉田総理が出席するのか、しないのかということを問題として、早く国会を開こうと言つて開いた結果、その蔭に衆議院に行つて、予算委員会に出ておる、ときどきそういうことばかりやつておる、第一次吉田内閣以来、吉田さんのやつている我々に約束したことがなかなか実行されたためしはない、私は委員長に重ねてあなたに慎重に考えて頂かなくてはならないのは、予算の総括質問は曾つて前例として総理大臣が出席せずにやつたためしは……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特に申しておきたいことがあるのですが、それは午前中の当委員会に緒方副総理からの答弁の最中、下院であるところの衆議院議員から、緒方副総理を何か帰してくれるようにという意味であろうと思いますが、委員長に私語しておつた。少くともこれからの会議は参議院としましては重大な会議であるので、緒方副総理は生理現象若しくは食事以外には委員長の許可なくして出て行かないような方法をとつてもらわんと、本日の議事の進行は円滑に運ばないと思うのです。吉田首相の代理でありますから、或いは吉田首相のように事故があるがごときことをおつしやられても、その点は十分に前以て委員会に諮られて態度をとられるようにこの点を固く……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/04/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私に与えられた時間が極めて少くて、総理に簡単にお尋ねいたします。これは今日本の国民の注視の的になつておるのは、何と申しましても、このたびのいわゆる検察庁法第十四条の指揮権発効にによるところの問題と、もう一つは先はど同僚議員からも指摘されておつたのでありますが、原子兵器の実験によるところの被害の問題と、この二つの問題が今日本におけるところの、国民が最も関心を有しておるところの問題だろうと思う。それでこの二つの点だけについてお尋ねをいたすのでありますが、先ず第一に、先ほどから同僚議員からいろいろお尋ねしておりまして、総理のお答えも随分伺つております。ただ一点、これは総理がしばしばこの委……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今朝からすでに各委員、殊に堀木君或いは木村君等から、今度提出された補正予算に対する内容を衝いておるのでありますが、ほかからもらうところの、いわゆる言換えれば、乞食が袋を作るのに縞の財布にするか、欝金の財布にするかというのをここで論議するのは、私はむしろ政府がはつきりしない以上、持つて来るのはどうかと思うので、こういうふうに議論をいつまでも繰返すのは愚の骨頂だと思うのです。そこで私はこれとは角度を変えまして、この問題が起きる前に日本の旧民として考えておかなければならないところの、この原子爆弾の被害に対する損害の査定さえも今日に一なつておらない、私はこういう問題を先ず第一に考えなければ……

第20回国会 水産委員会 第1号(1954/12/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今日は大臣が見えていませんから、次官にお伺いするのですが、十二号、十三号、十四号、十五号、この四つの台風におけるところの被害に対しては特別措置法によつて救われるのは、これで殆んど全部救われるという予定でございますか。
【次の発言】 この末尾にありますところの二十八年の災害を受けて、そうして措置法によつて借りておつたものが再び被害を受けた、これに対しては単に貸付を受けた金額の償還期限を延ばすということだけでありますか。更に昨年借りたものに対して追加して本年度の災害を受けたのに対して又資金を融通してくれるということですか、どちらですか。

第20回国会 水産委員会 第2号(1954/12/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般の農林当局、水産当局に対して、こうした災害は年々起つて、その都度に臨時措置法を講ずるという煩瑣なことは、これからの立場からいつて避けて頂いて、むしろ根本的に災害除去或いはそれに対する一つの基本的な法律をはつきりと確立して、今後に対処して行くべきであるという、私はそういう所論を持つておるのであります。この際将来こうした災害が起るたびに特別臨時法を作ることなしに抜本的に根本的な政策を確立してもらいたいという要望を附しまして、このたびのこの法案に対しては賛意を表します。

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/05、3期、無所属クラブ)

○千田正君 極めて少い持時間でありまするから端的にお尋ねいたします。それは先般吉田首相の外遊に際しましても私は安藤国務大臣並びに緒方副総理に対しては決算委員会において、今度の吉田首相の外遊はお土産をもらいに行くのじやない、いわゆる親善のために行くのである、親善のために行くとするならば、今の問題として最も重大なのはアメリカと日本との間に国民的感情の溝ができつつあると、それは何かと言いますれば申すまでもなく原子爆弾の実験によるところのビキニの被害の問題である、この問題の解決を速急にいたすべきであるということを私は述べて、これは緒方副総理も安藤国務大臣も首相に対して十分にこの点を進言をすると、こうい……

第21回国会 水産委員会 第2号(1954/12/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは鉱山局長よく御存じのことと思いますが、昨年もこの問題については当委員会としまして通産省当局の意向を十分質したのでありますが、その際においても通産省の一つの方針として従来の石油その他の油類の取扱の方法については増加する意思はないのだと、こういうことだつたわけであります。ただ問題はこの油を使う、石油の相当量を水産業者が水産の必需品として特に要求して来ているということは、中間において業者と需要者の間に或る程度の価格の差があるということであります。そうしてそれが外貨の割当等が狭められれば狭められるほど価格差がひどくなつて来る、この点については当時川上局長に対しましても十分こういう問題……

第21回国会 水産委員会 第3号(1954/12/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今川上局長からの御説明で大体通産省側から出された資料を検討しました。この中で重油の輸入価格、勿論局長からは、これは必ずしも正確ではないと、こういうお断りがありましたが、大蔵省から出しておるところの説明によるというと、輸入価格に多少の差があるんですね、大蔵省主税局の税関部で昭和二十九年の六月の調べによりますというと、A重油の平均の一キロリツターの価格が八千百二十二円、比重が〇・八七六二から〇・九〇四に至るまでの比重をとつて、一キロリツター当り八千百二十二円、それからB重油は比重が〇・九〇四から〇・九三四までとして一キロリツター当りの価格が六千五百二十七円、これと多少差があるんですが、……

第21回国会 水産委員会 第4号(1955/01/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの政務次官並びに中川局長の御説明によるというと、日本は独立国としての対外損害補償に対する請求権をこの際放棄したという結論に到達するようでありますが、現内閣としてはアメリカに対しての請求権は、いわゆる国際法上におけるところの請求権は、この際放棄するという方針 を立てられたのでありますか。その点を明確に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 その点はっきりしておきたいのは、今後ともアメリカ側は太平洋の地点において原子爆弾の実験をやるということを海外に声明しております。これに対しても将来起きた損害に対してはただいまとった方針の通りやるつもりかどうかということと、これはアメリカに……

第21回国会 水産委員会 第5号(1955/01/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 異議はありませんが、外務省からだれか責任者が見えておりますか。
【次の発言】 楠本部長の論は私はそういろ論はとらないと思う。少くとも日本の厚生の行政面から言えば、チフスが発生したからその手当をやるのだ、あるいは天然痘が流行したから天然痘の注射をやるのだ、これが今まで日本のとって来た厚生行政です。しかし私はチフスや天然痘に対しては一応予防の注射なり、それから何らかの方法によってこれは予防できる。しかし今度の原子爆弾の被害というものは予防ができない。むしろあなたの論をして言うならば、そういう論を明確に論断できるとするならば、厚生省の行政範囲でもって、原子爆弾の被害をこうむった場合におけ……

第21回国会 水産委員会 第6号(1955/01/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 お尋ねいたしたいのですが、今の問題で、これは昨年の末の委員会におきまして、前の長官がかわる前に、北洋漁業に関する問題の割当等に対しては、決定する前に当委員会に一応事情を話してもらいたい、こういうことは強く委員会から申し入れてあったはずでございます。ということは、四十七度線以南の零細な鮭鱒漁業の人たちの陳情も、当委員会としてはしばしば聞いておるわけです。それからこの四十七度線以上に行くところのいわゆる資本漁業といいますか、船団を組んで行くところの母船式の漁業に対する割当も、昨年等における割当については、われわれはいろいろちまたのうわさを聞いておるので、明朗なるところの漁政をやっていた……

第22回国会 議院運営委員会 第8号(1955/04/30、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) 異議ありません。

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今日は農林水産委員会であって、農林大臣は一般の御方針を述べられる予定で来られたと思いますが、今までのお述べになった分は、農林の問題については詳しくお述べになりましたが、水産問題は、今国際問題をはらんで非常に重大な段階に来ております。これに対する御方針等についてはまだ聞いておりませんが、これは一応あとになるのですか、それとも続いて本日農林大臣から御方針を承われるようになっているのでありますか。委員長から重ねて農林大臣とお打ち合せの上、ここではっきりしていただきたいと思います。
【次の発言】 大臣に、当面した問題、これは非常に、水産関係ばかりでなく国際関係を含んでおりますから、御決意の……

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般前国会におきまして衆議院の水産委員会、また本院の水産委員会から石油の輸入の外貨割当について、全国漁業協同組合にその実需に応じて外貨を割り当てるべきであるということを、決議をもって政府当局に申し入れたのでありまするが、その後の政府間の折衝について一応伺っておきたいと思いまするが、通産省の立場からその後はどういうふうに一体交渉が進んでおるのか、国会の決議を尊重されて、十分にその意を体して、各当事者である行政官庁間において十分に打ち合せが済んでおると思いますので、その間の経過の御報告を伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 まあ通産省の立場からはそうおっしゃられるのはあるいは当然……

第22回国会 農林水産委員会 第4号(1955/05/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は特に政務次官にお伺いしたい。これは御承知の通り韓国との間は李承晩ライン等をしかれて日本の漁民があそこに行けない。圧迫されておるから。今もってこの問題は未解決のままである。にもかかわらず一方においては韓国の生産のノリを入れて、国内の零細農民を苦しめなければならない。この問題を一体どういうふうに政治的にあなたはお考えになっておられるかということ。通産当局側からの説明に、この前から、われわれは昨年以来幾回となくこの問題を討論したのでありますが、韓国との貿易は比較的片貿易になっておる。早い話輸出、この決済においては、もう貸しになっておる。その回収はどうしてもある程度ノリのようなものを入……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1955/09/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は外務大臣に、特に鳩山内閣の最も有力なる閣僚の一人であるところの外務大臣としてお尋ねするのであります。  日韓問題につきましては、同僚秋山君からも過去の問題についていろいろお尋ねがありました。私は現実にもっと突っ込んで、鳩山内閣の性格としてこの問題をどう取り扱うかという点についてお尋ねしたいのであります。それは今、日韓会談ば実際においては中止中であると承知しておりますが、それには間違いございませんか。
【次の発言】 日韓会談ば中止しており、しかし一方においては日韓間の貿易は相変らず継続されておると、私はさように承知しておりますが、その点はいかがでございますか。

第22回国会 農林水産委員会 第5号(1955/05/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私はこの際官房長官に特にお伺いしておきたい点が三点ばかりあるのです。  それはまず第一に、これは慰謝料として受け取ったということになっておりますが、おそらくアメリカにしろ、ソ連にしろ、今後とも絶対こういう問題はやらないということは私は保証できないと思います。全然、こういう問題が再び起らないということは、私は保証できないと思うのですが、それに対しての心がまえは、やはり、国家問の賠償請求権というものを放棄する。そして、慰謝料ぐらいでがまんして、国内におけるところの損害に対しては政府が責任をもって、国内のそうした損害を受けたものに対しては、日本政府みずからがそういうものに対しての補償なり……

第22回国会 農林水産委員会 第6号(1955/05/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 代表の方々に対しましては大変長い期間にわたって、しかも国交の回復しない両国間のむずかしい事情の間に折衝してこられたことに対しては、まことに感謝にたえない次第であります。皆さんが御出発に際して当参議院の水産委員会といたしましては、特に将来日本の権益が何らかの事情のもとに阻害されないようにということを特に強くお願いしておったのでありますが、ただいまのお話によるというと、そういう問題もある程度会談の中へ出て来ておるようでありますが、向う側の観念として、いわゆる国際通念から言いますところの領海以外のいわゆる公海というこの観念については大分われわれが考えておることとは違っておるような感じがし……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第6号(1955/09/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 建設当局に一応聞いておかなくちゃならないことでありますが、これは今度の藤原ダムばかりでなく、ダム、その他の建設省管轄の工事におけるこうした補償問題、そういうものを当初から計画の中に織り込んで一体建設計画をやっているのかどうか、いつでもこういう問題が工事の途中から起きてくる、せっかくあなた方としては建設計画を完遂しようとしても、住民の納得のいかない工事の進捗状況によって、それがネックになって、十分な完成の方向に行っていない、こういう点が過去において多々見受けられるのであります。現実にやっておるダム建設の中にすでにそういう問題が起りつつある、この現況に対しまして、あなた方が将来この建設……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第7号(1955/09/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 通産省はだれか出ておられますか。
【次の発言】 どなたですか。
【次の発言】 それでは、この石油その他の外貨割当の行政官庁である主管官庁の通産省から、今、水産庁長官から諸般の経過の御説明がありましたが、もちろんこれに間違いないと思いますが、最近鉱山局長がおかわりになったようであります。で、新鉱山局長としての今後のあり方についての御所信を一応承わっておきたいと思いますが、どうぞお願いいたします。
【次の発言】 この問題はずいぶん長くからいろいろ当委員会としましては論議されまして、最後の結論としましては、当委員会から決議として通産省に申し入れ、政府に申し入れてあります。これは新局長も十……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第8号(1955/10/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま前官房長、今の経済局長から、大臣が帰って来られてから後における農林省内における機構のいろいろ整備に関する御発表がありましたが、さらに先般来大臣の不在中ペンディングになっておりましたところの農林水産関係の具体的な問題につきまして、帰って来られてから処理された問題が何と何であるか、この際御発表を願いたいと思います。
【次の発言】 今の三十一年度の予算の総額は変更せずに、大臣が帰って来てから大臣の政策を盛った一つの農林省の新らしい予算面の盛り方を考える。総額を変更せずに、総額内で操作するつもりですか。それとも新らたなるそこに構想が出た場合においては、さらにあなた方今まで考えておっ……

第22回国会 農林水産委員会 第9号(1955/05/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 農林、水産ともにこれは恒久的な日本の産業であるだけに、そう山師の膏薬みたいにすぐきくようなことではないのであって、やはりただいまも重政氏のお尋ねにあったように、長い計画のうちに着々効を奏するような方法をとっていかねばならない、これは大臣もその通りだと思うのでありますが、特に私は水産の問題でお尋ねするのですが水産の行政のうちでやはり漁港修築というものは国家予算のうちの大宗をなすものとわれわれは考えております。ところが当初の計画の第一期計画もいまだに完成しないし、さらにその予算は今度の三十年度におきましては昨年よりも一割以上減額されておる。それで大臣としてのお考えは、特に日本のこの水産……

第22回国会 農林水産委員会 第10号(1955/05/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連しましてお尋ねいたしますが、これは鶴見さんがこういうことにお答えなさることが妥当であるかどうかそれはあなたの判断でやってもらいたいが、問題は、今のような具体的な問題と少し離れますが、いわゆる韓国との問題は何一つ解決されておらないが、外交折衝をする際に、貿易とか通商の問題も裏付けの問題として交渉しておられるのですか。それは朝鮮の問題で今この農林水産委員会の問題となっておりますのが韓国ノリの輸入の問題があるのです。いつでも原始産業は、こういうふうに李承晩ラインの問題、竹島の問題あるいは今のような砲撃の問題、拿捕の問題と、たび重なるところのいわゆる不法事件によって一番迷惑をこうむる、……

第22回国会 農林水産委員会 第11号(1955/05/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の溝口委員のお尋ねに関連してお尋ねいたしますが、最近駐留軍の演習地あるいは日本側における防衛隊の演習地等が、将来、かりに現在の政府が言っているようなことであるとすれば、ある程度、防衛隊の演習場やその他も拡大されるものとわれわれはみなきゃならない、そういう場合において、開拓地において離農しなければならない立場、あるいは移転しなければならない立場に立たされただろうと思うのですが、そういう問題に対する解決方法はどういうふうにやっておりますか、あるいはどういう案が将来立てられてあるのですか。
【次の発言】 それでおそらくこういう人たちの立ちのきは、結局既墾地でない所へまた入植しなければな……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第11号(1955/10/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昭和二十五年以来日本において、占領治下に日本に生息しておらないところの動物に対して禁止法を施行されたのであります。戦争の犠牲者という面におきましては、あるいは戦地において戦死し、あるいは引き揚げてきた、あるいは国内においていろいろの戦災をこうむったという面もありますが、生産部門において影響を受けた犠牲者のうちの人々というもの、やはりこうした面もまた強くわれわれはこの問題を強調しなければならないと思うのであります。それはなぜかといいますると、御承知の通り、この問題はかつて樺太がわれわれの領地でありました場合においては、海豹島にやはりラッコ、オットセイの住む島があったのでありますけれど……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第12号(1955/11/09、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今秋山委員からるるお述べになっておりますが、私一点だけ一つアジア局長に伺っておきたいと思います。ただいまアジア局長の御説明によって大体のことはわかりましたが、とかく従来長い間韓国との間の李承晩ラインを中心としての問題は解決はできないでおるということと、今の御説明のように大村地区においてこちらの方で法的根拠から抑留しておる者との差しかえ等の問題が出ておるとすれば、なかなかこれは簡単に問題は尽きそうもないというふうにわれわれは考えるのであります。おそらく秋山委員からも申された通り、今月一ぱいぐらいに釈放を求めてやまないのですけれども、それはなかなか容易じゃないようにわれわれは考えられる……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第13号(1955/11/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今岡井次長からの説明は、従来の水産漁業から引き続いて今日に至る現況報告にとどまるような気がするのですが、特に私が質問したいと思いますのは、特に今あなたの御説明の中に漁家経済の問題に触れておったようであります。今一番苦しいというのは、おそらくきょうも陳情されたと思いますが、日本の漁業の再編成ということを先般も河野農林大臣がここで声明しておられましたが、それに対する根本方針は何か。漁家経営は非常に苦しい。たとえば本県などはサンマの豊漁によってむしろ大漁貧乏で、今度はそれを過ぎるというと、不漁のときは不漁対策をしなければならぬ。変転きわまりない自然の漁場を相手としての水産業であるだけに、……

第22回国会 農林水産委員会 第15号(1955/06/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の秋山委員のお尋ねはごもっとものことと思いますが、これは千葉県は千葉県として相当考えて、その辺の事情も十分調査なさっていると思います。それで私は海上自衛隊に伺いますが、海上自衛隊と海上保安庁とは、これは兄弟みたいなもので、われわれからみれば、あなた方ぐるになってどうでもいいのだということではないだろうと思いますけれども、もう少し真剣に考えてもらいたい、ということは、今までの海軍と違ってこれからの海上自衛隊なるものは、国民の協力を得なければならないのでありますから、現実に起きてきた問題を科学的にそれを分析してみるというと、おれの船が使ったんじゃない、こういう結論でお答えになるかもし……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題については、先般の予算委員会で、防衛庁長官並びに総理大臣にお尋ねしたのですが、防衛庁の方は科学的調査の結果は自分の方じゃない、たとえばほかの船からではないだろうかといろ問題もあり、海上保安庁としましても、十分なる調査の結論がまだ出ておりません。水産庁としては、自分の行政関係の立場からいろいろ案を練っておるようでありますが、しかしこれといっても被害地におけるところの漁民の満足するような方向には現在のところ進んでおらないようであります。それでどちらにしましても、水掛論をやっておったのではこの話は解決しませんので、あくまでこれは政府として考慮してもらわなければならぬ問題だろうと思……

第22回国会 農林水産委員会 第22号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今、青山議員からのお尋ねに対して鉱山局長のお答えがあったのでありますが、私はちょっとその点は立法機関と行政機関との間の問題であるので、確かめておきたいと思うのであります。それは衆議院の水産常任委員会においても決議をもって全漁連に対して燃油の割当をすべきである、参議院の水産委員会からも同様の決議がなされて、政府に対してその旨を申し入れたのでありまするが、ただいま鉱山局長のお答えによるというと、その席上に自分もおってよく聞いておる。聞いておるが水産行政の立場からどうしてもそれは了承するわけにはいかない、外貨割当に関してはかんべんしてくれ、こういうのでありまするが、行政機関が立法機関から……

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/07/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 水産庁長官に尋ねますが、この種の問題は今日始まった問題ではないのでありまして、過去数年間にわたってこういう問題がちょいちょい起っておる。しかし農林当局というよりも水産庁の方においては、十分研究したり、あるいはその科学的な究明をするだけの余裕がないのかどうかわからんけれども、結論がいつでもうやむやにたってしまう。私は、水産庁のこうした科学技術面が十分充足されておるとは、私は結果において思えない。ということは、先般千葉県における油の被害の問題についても、はなはだその結論については要求を満たすだけの十分な結論が出ていない。今度の有明海の問題につきましてもあやふやである。農薬の被害であるか……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/07/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今大略を説明されましたが、この愛知用水の公団としましては、工事を施行するに際して直接に工事を担当されますか、それとも従来の農林省や何かがやったときみたいに請負入札、そういう点を重点としてやられるのですか。やはりこの際公団の使命とするところをはっきりしてもらいたい。
【次の発言】 大部分のところの大きなところは請負、そうすると事業量の何%くらいは公団直接の、直轄としての工事の施行を担当される予定ですか。
【次の発言】 そうしますと農地開発の機械公団との関連はどういうふうになりますか。
【次の発言】 そうしますとこの本年度の愛知用水の公団の発足に当っては、とりあえず機械公団との関連は別……

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/07/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の漁網の問題ですが、従来協同組合を対象としてやっておる。今度もそのように考えておられるようですが、御承知の通り漁網は農家のサイロなどと同じように漁民にとっては一つの、見方によっては、施設と見てもいいほど重要な資材なんです。この個人の漁網に対する貸付ということについて考慮されておられるかどうか。その点はどうですか。
【次の発言】 百分の二十というのを考えてみるというと、実際は借りたいのは非常に零細な農民なり漁民なりなんですが、力のないところの漁業協同組合、あるいは農業協同組合がこれを貸すために百分の二十というものを出せるかどうか、これは十分御研究になっておるでしょうがどうなんですか……

第22回国会 農林水産委員会 第30号(1955/07/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今度の農林漁業金融公庫法でありますが、必要な金額の百分の二十を協同組合が貸し付けを受けることを条件として出さなければならない、そういう意味においては、まことに協同組合の発展のためにいい方法でありますけれども、現在農業協同組合、あるいは漁業協同組合の環境におきましては、百分の二十という金額は、場合によっては非常に出すのに苦しい財政状態の協同組合が相当あると思います。これは、やはりこれを見るというと、優良な協同組合しかこの問題にタッチできないじゃないか、こういうふうに考えられますが、農林大臣はどういうふうにお考えになっておられますか。

第22回国会 農林水産委員会 第31号(1955/07/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま提案されておりますところの水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対しましては、原案に賛成すると同時に、また森委員から出されました付帯決議にも賛成するのでありますが、特に東議員から申されておりますところのこの漁網及び漁獲に対するところの保障の一環としての共済制度の確立ということは、ぜひやっていただきたい。ということは、申すまでもなく原始産業は近代産業に押されがちである。最近の情勢を見ましてもことごとく、あらゆる点において日本の政府の施策が近代産業に移行されて、農業、漁業というような原始産業はだんだん後退する一途にありますので、この政策の対象としては、どうかして一日も早く確立……

第22回国会 農林水産委員会 第35号(1955/07/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 三点ばかり聞きたいのですが、この法律の施行期日は三十年の大月一日からとなっておりますが、ところが、この前これは四月、五月の同じような臨時措置法が通過したので、ありますが、具体的に言いますと、岩手のごときはちょうど四月に凍霜害がありまして、被害を受けたけれども、この前の法律の範疇に入らなかった。ところが六月一日からということになると、そういうふうに報告のおくれた分はこれで救ってやるのですか、前の法律でやるのですか。その点が一点と、もう一つ、今度の東北の水害地をわれわれ委員会で調査したのであります。その中で青森県でリンゴの被害が非常に大きい。この法律の対象を見るというと虫害は対象になっ……

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の大蔵省の御答弁は、まあ既定の問題に対してのあなた方のいつも常套に行うところの  お答えにしか過ぎないと私は思う。本日われわれはこの請願を審議するに当りまして、スギタマバエのこの問題が非常に多く出て来ておるということは、今のあなたのおっしゃるように、従来林野庁をしてやらしめておるその既定の予算内では、もうとうてい手が付けられなくなった。さっき長官からのお答えも大蔵省と折衝中であるが、今までの既定されておった予算の内部では、もうとても手はつけられない、何とか大蔵省に考えていただきたい、こういうのが農林省当局としてのお答えのようでありますが、今ずっと請願を審議するに当りまし……

第22回国会 農林水産委員会 第37号(1955/07/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと二、三点伺いますが、この機械開墾の公団はもちろん世界銀行としては目標をきめてただいまの地点に当ててあるのでありますが、この内容を見まするというと、実際この機械の稼働期間がほとんど一カ年のうちの三分の二まで達しないのじゃないですか。あとのいわゆる積雪期間というものは稼働できない。この稼働できないのにむざむざこういう優秀な機械を寝せておく手がないのじゃないか。この事業の内容を拝見するというと、これが一応完成した後に内地その他にこれを移して、さらに将来の日本の余剰地区における開墾をやるんだ、これはまことにけっこうなことでありますが、この個々の開墾地区の積雪期間における未活動の機械……

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 高碕経審長官にお伺いいたします。これはほんとうのことであるかどうか知りませんが、われわれしばしば耳にするところによると、最近アメリカが日本に対する援助対策というものの変更を企図しているかのごとき、デマであれば幸いですが、そういうことを聞くのであります。ということは、日本に対する援助態勢を、軍事援助という面に重点を置いて、そうして経済援助対策というものをある程度制約しようじゃないか、こういう声がアメリカの議会内に起きている。この愛知用水あるいは機械化開墾というような問題は、これはまことに戦後における日本の経済界にとっては一石を投じたけっこうな試みであると存じます。ただその影響する問題……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私はきわめて短かい時間でありますので、多くの問題は同僚諸君から御質疑がありましたから、重点的に総理大臣にお伺いいたします。それは先般来、総理大臣は日ソ国交の回復を念願して、それに努力されておられる熱意に対しては非常に敬意を表するものでありますが、ここに私は特にこの際、総理から伺っておきたいと思いますのは、前内閣の吉田総理大臣の場合にサンフランシスコ条約を締結する前に、日、米、カナダ三国間の漁業条約の予備会談を行なって、そうしてこの安全保障条約等のサンフランシスコ会議と同時に、日、米、カナダ三国間の漁業条約が成立したのでありますが、その結果のよしあしは別といたしまして、これからの日ソ……

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 自席から簡単にお尋ねいたしますが、それは補償として要求されたのでしょうか、賠償として要求されたのでありましょうか。外務大臣とアリソン大使の交換文書によりますというと、これは慰謝金である、慰謝料であるというふうにアリソン大使からの交換文書が参っておるように聞いております。かりに今の状態でお運びになって、これでよしとしましても、将来こういう問題が再び繰り返された場合においては、補償あるいは賠償として独立国家の立場から要求される御所存でございますか。この点をはっきりお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 この公文書によりまするというと、二百万ドルの金額を、法律上の責任の問題と関係な……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務大臣にお伺いしますが、ただいま曽祢委員からのお尋ねの濃縮ウラニウムにつきましてお答えがありましたが、ただ一点私は伺っておきたいと思いますのは、今朝の新聞に伝うるところによりまするというと、学者の方の方々は、アメリカの提案に対する日本側の修正にはどうも承服しかねる、早く言えば、日本側の修正案はアメリカ・トルコの協定に基く第九条にのっとるような修正案を日本側は出しておるから、ああいうふうであっては、将来日本においてアメリカ側から規制を受けるおそれがあるから、これはどうもわれわれは感心できないというので、昨日学術会議の原子力問題の委員長の藤岡博士から外務省に向ってその訂正方を要求した……

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特に私は今国際問題として、日本の国民が最も関心を持っておりますところの日ソ外交問題と日比賠償に関する問題について首相並びに外務大臣にお尋ねしたいと思いますが、外務大臣がお見えになっておらないようでありますが、どういうふうになっておりますか、その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 それでは鳩山総理大臣に、特にこのたびの日ソ外交問題についての重点としての点をお尋ねしておきたいと思います。それは今最も問題となっておりますのが、松本全権とマリク代表との間に取りかわされておるところの交渉のまあ最初の段階としましては、日本側が引き揚げ問題、戦犯並びにその他の引き揚げ問題について申し入れた……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日首相並びに外務大臣にお尋ねしましたのでありますが、外務大臣がおいでにならないので鳩山首相から大綱についての所信は承わっております。そのうちで一つ重大な課題について外務大臣にお伺いしたしと思いますのは、この日ソ交渉のうちに国連加入の問題が一つ重大な問題として提示されておるのでありまするが、国連加入に際しましては、今まで日本がしばしばアメリカその他の国々によって、国連の総会においては推挙を受けたのにもかかわらず、ソ連側その他の国々の反対を受けて、とうとう国連に加入できなかった、今度の交渉においてこの問題は取り上げられるとするならば、一体どのところに重点をおかれておるか、言いかえれば……

第22回国会 予算委員会 第30号(1955/06/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 本日は、大蔵、農林、外務各大臣にお尋ねをしたいと思いますが、外務大臣と農林大臣がお見えになっていないようでありますから、その分はのちほどに保留していただきまして、取りあえず大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思います。  大蔵大臣に特にお尋ねしたいと思いますのは、今度の濃縮ウラニウムの受け入れに関しまして、仮調印が済んで、やがては本式の調印になると思いますが、その点については相当時日があると思いますけれども、すでに政府としましてはこの濃縮ウラニウムの借り入れに対しては決定しておるがごとく新聞において聞いておるのでありまして、これに対する借り入れの準備あるいはその他に対して大蔵省としてはどう……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 きわめて持ち時間が少いのでありますから、私からのお尋ねは簡単でありますが、重大な問題だけを選んでお尋ねいたします。昨日参議院におきましては、在外資産処理に関する具体的な方針を立てるように、促進の決議を通過しまして、要求したのでありますが鳩山総理大臣は、先般もこの在外資産をめぐって引揚者団体その他から強い要請があったはずであります。私はちょうちょう申し上げるまでもなく、終戦後十年たってなおかつ苦しみつつあるこうした戦争の犠牲者に対して、この問題を即急に処理するだけの御意思があるかどうか、この点を一点まずお尋ねいたしたいと思うのであります。

第22回国会 予算委員会 第40号(1955/07/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと関連して……、今同僚左藤議員からお尋ねがたくさんありましたが、それに対して私は、もう一点はっきりしていただきたいと思いますととは、今松本全権の問題が出ておりますが、総理大臣はこの前の予算委員会におきましても、戦犯その他の引揚問題を、今度の日ソ交渉に最優先的に取り扱って、この問題を解決しないうちは、ほかの問題には触れない。それだけの信念をもってやっているのだということを、当委員会で申されておりますが、さらに五十日もたった今日においても、その信念に変りはないかどうか、それをやはりはっきりしていただきたいと思うのであります。この問題が解決しない限りにおいては、次の段階には移らない……

第23回国会 農林水産委員会 第3号(1955/12/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま委員長から御説明ありました通り、本年は雑穀の方も豊作であるととは申すまでもないのでありますが、かてて加えて輸入大豆その他が累積して非常に畑作のうちの大宗をなすところの大豆が値下りをした。値段からいたしますと、昨年は一俵三千六百円程度のものが、本年は二千三百円と約千三百円も下っておる、損をしておるというようなととが畑作を中心とした農家にとっては打撃をとうむっておるわけであります。特に東北、北海道におけるところの開拓地における農民が、本年は大体の、政府からの借り入れ資金の償還期が迫っておって、しかも十二月の二十日という期限まで切られておる今日、それに充てるべく努力してきたところ……

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は別な角度からお伺いするのですが、競馬によって得た収入が一応国庫に入るにしても、競馬の目的である産馬奨励なら奨励という意味にこの金は十分に還元されて使われているかどうかということに対しては、まだ私ははなはだ勉強が足りないのでわかりませんが、一体それはどういうふうにして使われておるのですか。
【次の発言】 どうもさっきの森委員の言うたように、戦前戦後のこの畜産の態勢が変ってきておるということは、これはいなめないことでありますし、同時に競馬というものが果して非常な必要性を帯びておるかどうかということは最近再検討せられつつある、それはわれわれはいなめないと思うのです。そこで運営の仕方と……

第23回国会 農林水産委員会 第8号(1955/12/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 競馬法の精神は、いわゆる畜産奨励のためということは初めからうたっているのでありますが、これはもっともなことでしょう。それで昨日もそういう議論があったのですが、終戦後この馬の生産というものは非常に低落してきたということは、馬をやはり農耕その他輓馬等に使うというようなことが減ってきたということです。それで競馬法を生かすその方途がだいぶ薄らいできて、むしろ競馬によって射幸的な方向に進む点が非常にふえてきた。早い話がわれわれも競馬にたまに行きますが、負けるというと今日は馬にまぐさを食わしたのだと、だからこれでいいのだと、その帰ってきた感じが最近は違ってきた。で、けさの新聞などで見ると、衆議……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外交問題についてお尋ねしたいと思いましたけれども、外務大臣がまだお見えにならぬようですから、青木委員のお尋ねのあと私も外務大臣に質疑をしたいと思いますから、その点を保留しておきます。  最初、鳩山総理大臣にお伺いいたします。日韓問題は、ほかの委員もお尋ねしておると思いますし、総理大臣としましても非常なこの問題に対しては決意を固めてもらわなくちゃならない段階に入ってきておると思います。それで特に私が伺いたいのは、一体日本の自衛権をどういうふうに考えておられるのか。国際公法から申しますれば、公海におけるところの自由操業は当然独立国家であるところのわれわれとしましては、堂々とこれはやって……

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 最初に大蔵大臣にお伺いいたしますが、今朝の各新聞紙が一斉に、どうも最近の大蔵官僚は非常に横暴であるから、与党の内部においては大蔵省に対して、予算編成権をむしろ政党において握ろうと、こういう空気が非常に強くなってきておる、こういうことが一斉に報道されておりますが、これは行政機構改革その他をめぐって非常に重大な問題であると私は考えるのであります。よって来たる原因が那辺にあるかということを考えましたときに、これは現在の大蔵省がとっておるところの予算編成に基くところの官僚独善の姿が日本におけるところの政党政治に反映した一つの大きな原因であろうと、こういうふうに考えられますが、大蔵大臣はこう……

第24回国会 農林水産委員会 第2号(1956/01/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま総務課長から大略の御説明がございましたが、先ほど陳情の方々からも詳しく陳情して、皆さんすでに御承知のことと思いますけれども、この災害は昨年の年末であったために、国会は自然休会に入り、役所の方はこれまた御用おさめ、年始に当りましても、早々のために十分この手は尽されなかったという点に非常にわれわれとしましては残念な点があったのであります。というのは、報道機関その他が十分にこの災害を報道できなかったという点もあると思います。にもかかわらず農林当局は年始早々陳情を受けられまして、災害各県に係官を出張して調査さしていただいたことに対しましては、厚くお礼を申し上げます。  ただいま課長……

第24回国会 農林水産委員会 第3号(1956/01/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま経済局長からのお話のうちに、きのうの小型漁船に対する問題は、きのうの御説明では五分五厘というのは正式に訂正されて七分、こういうわけでありまするが、了承いたしましたが、ちょっと疑問がここに生じて参りまするのは、十勝沖の災害あるいはオホーツク海等の災害を受けて借り受けた者の償還期限がすでに間近に迫っておる、再び今回の災害を受けた、こういう重複した災害に対して償還期限が迫ったのを延期してくれというきのうの各被害地の嘆願であったのでありますが、それに対しましてはただいまの説明によるというと、一応貸した金は返してしまえ、返してさらにあらためて六億円のワクのうらで貸してやろう、こういう……

第24回国会 農林水産委員会 第4号(1956/02/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今長官からお話がありましたが、まことにけっこうなことですが、これは一つの民有地利用のモデルケースであるがごとくわれわれは考えるのです。そこで一番私が心配するのは、とかく民有地というものは、やはり各個人なりあるいは地方団体なりが持っているものは、そう簡単に手放せないところの執着を持っているということは御承知の通りだと思いますが、これとの調整をうまくやっていくという御自信があってのことだと思いますけれども、一番われわれが憂慮されるのは、これを執行するに当りまして、個々の所有者との間の折衝が十分なされるかどうか、これに対する所信のほどをこの際はっきり方針をきめていただきたいと思うのですが……

第24回国会 農林水産委員会 第5号(1956/02/09、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の農林大臣の御報告はまことにけっこうずくめで、従って農林漁業のエキスを集めて御報告になったので、これは大へんな大理想でありますが、特に私がここでお伺いしておきたいと思いますのは、最近農林大臣の施政方針演説に続きまして、非常に社会の関心を深めておりますのは新農村建設でありますが、この基本的な構想につきまして、もう少し詳しく御説明願いたいと思います。聞くところによるというと、衆議院における予算委員会等におきまして、だいぶいろいろな面において、最初農林大臣の演説された当初のお考えとは、あるいは修正される点もあるやに承わっておりまするので、この際もう少し根本的な問題に触れて重点的にはっき……

第24回国会 農林水産委員会 第7号(1956/02/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は大豆の問題について長官にお尋ねしたいと思いますが、昭和三十年度の大豆の需給計画と輸入計画、私の手元に入って来た資料によりまするというと、大体年間の需給計画からいいますと、年間需要量が八十五万四千トン、国内の出回りの見込みとしては二十一万トン、外国からの輸入量六十四万四千トン、そのうち二万五千トンをいわゆる大豆かすとして考えており、丸大豆としては六十一万八千トンというものの輸入の計画があったように考えますが、実際三十年度の通関手続を終ったものが八十万六千トンになっておりますが、これは私のところに入ったこの資料は長官の方の関係の資料とは変っておらないものでございますか。

第24回国会 農林水産委員会 第10号(1956/02/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は今度の改正法律案の御説明のうち、この手当に関する改正の点ですね。これを従来の法律にプラスして、この五分の四の手当金の支払いがまあ今までは結核とそれから貧血ですか、これには五分の四であったのを、さらに今度はブルセラ病も入れて五分の四の手当をやる、こういうふうに法律を改正するわけですね。で、これだけの三種類に限ったという理由ですね。また同じようにたとえば豚なら豚コレラというようなものも相当伝染性を持っていて、危険性を持っておると思うのですが、三つだけに限っておるということはどういうことですか。
【次の発言】 そうすると、ほかの伝染病はなおす可能性があるので三分の一でいいという結論に……

第24回国会 農林水産委員会 第11号(1956/02/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほど溝口委員からも指摘されておりましたが、この開拓融資保証法の一部を改正する法律案の提案理由の説明には――この間の農林次官の説明には、従来二億円で中央保証協会の基金としておったのが足りないので、昭和三十一年度の一般会計から五千万円を中央保証協会に対し追加出資をして保証額の増大をはかっていきたい、それで今度の法律案を出したから何とぞ慎重御審議を願いたいという御説明であった。一応片一方におけるところの法律案のこの内容を見ますのと、法律案の最後の理由というところには、中央開拓融資保証協会に対する政府からの出資金の額を二億五千万円にしたいというその内容を、「機械開墾地区開拓者に対し貸し付……

第24回国会 農林水産委員会 第14号(1956/03/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先々週でしたか、食糧庁長官のおいでを願いまして、大豆の問題について一応お尋ねしたのでありますが、前々から御承知の通り日本の大豆の生産は山間地帯及び開拓方面の農家がそれに依存して懸命な努力を払ってきておるのであります。しかしながら輸入大豆が最近非常に増加した結果、市場の操作も直ちに生産農家に影響いたしまして、現在のところはとうていこの大豆の生産によって農家経営がやっていけないと、ことに関東、東北、北海道におけるところの山間地、開拓地帯におけるこの大豆の生産は農家にとっては最も必要な農業でありまして、これに対する影響は非常に大きい、これに対しまして、価格安定法の中に大豆を対象として入れ……

第24回国会 農林水産委員会 第15号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま局長の御説明の中に、合成繊維の漁網綱に対する貸付の限度は昨年と同様であるというお話でありましたが、これに対して特に考えてもらわなくちゃならないと思うのは、昨年も大体二億円のワクを協同組合の自営船その他に対してワクをとっておったのですが、その二億円は使いきれないでおる。むしろ下回っておる状況であります。そうだとするならば、こうした漁網綱で実際必要な面であるところのまき網であるとか、あるいはカツオ、マグロの漁船に対する網とか、そういう問題に対して個人的融資に対しても一応特別の考慮を払っていただけないかどうか、この点はどういうふうにお考えでございますか。

第24回国会 農林水産委員会 第17号(1956/03/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 山添さんに伺いたいのですが、今年の公庫の政府からの財政投融資の原資の関係かどうかわからぬが、利息のつくものを多く借りるような結果になって、そうして政府出資の利息のつかないのは減っておる。これは将来公庫の運営に非常に重大な影響を及ぼす問題ではないかと私は思うのですが、これは今年きりなのか、または将来何か変えるというはっきりした方針でも持っておられて、まあ今年だけはやむを得ないということなのか、また現況にかんがみて改むべきかどうか、その点をはっきり教えていただきたい。

第24回国会 農林水産委員会 第19号(1956/03/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 法律的な問題についてはだいぶ青山委員がいろいろただされたのでありますが、内容を検討して見て、ある意味においては、一応こういう案が出たということは現在の卸売市場に対する一つの何といいますか、考え方が農林省としてはっきりして来た、こういうふうに考えられるのです。ただ問題は、失礼な話だけれども、こういうたとえば権力を農林大臣のもとに収める。幸いにしてりっぱな農林大臣だけが出ておればいいけれども、場合によってはその権力を握った場合に、その権力を乱用されることをわれわれはおそれるのであって、それに対する何らの覊絆がないということは、非常に私はこの際危惧を持つものなんです。たとえて言えば、あな……

第24回国会 農林水産委員会 第21号(1956/03/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょうど政務次官もお見えになっておりますから、農林省当局の方針を承わりたいと思うのですが、この法案の内容については補足説明等によってよくわかります。肥料の取締りの中に、有害肥料といいますか、農作物には非常にいいのだが、実際においては今度は魚族に被害を及ぼすという問題が起きておりますね。御承知の通り、昨年は九州の有明海においてほとんど魚族が死滅した。この問題で、本委員会に対しましても盛んに陳情が来たわけです。それから委員を派遣されまして十分調査したのですが、同じ農林省の管轄内において、行政監督下において、一方においては農業のために必要だとして使った肥料が、一方には水産に対して非常な損……

第24回国会 農林水産委員会 第22号(1956/03/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの山崎さんのお・話はごもっともと思うのでありますが、これは山崎さんに一応伺っておきたいのですが、日中民間協定期間中において、日本側の操業はどの程度進捗しておられるかということと、その間に何ら両国間にトラブルが起らなかったかどうか、この二点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この前に拿捕されておった百四隻というこの漁船ですが、これは山崎さん方がいわゆる民間代表として、向うでいろいろ友好的に話し合いをされてきたのですが、その間においてすでに拿捕されておった百四隻の釈放といいますか、日本側に復帰させるような方法について、もちろんお話し合いがあったと思いますけれども、この問題……

第24回国会 農林水産委員会 第23号(1956/03/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今までの議論を聞いているというと、農林省及び通産省が当時の韓国ノリの輸入を禁止したことにさかのぼって、私は委員会の当時の委員としてあなた方にもう一ぺんはっきりしたことをお聞きしたいと思うのであります。幸いに水産庁次長もおられるし、通産省の次長もおられますからもう一ぺん聞きたい。ということは、当時の委員会においては、われわれはあなた方と――あの当時はあなた方は次長でなかったかもしらぬが、農林当局及び通産当局と当委員会において論争した点は、韓国と日本との間はただいまのところは通商も外交も一切できないのだ、いいですか、会談ができないのだという点が一つと、しかも李承晩ラインの不当な一方的な……

第24回国会 農林水産委員会 第24号(1956/03/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは、このたびは農業協同組合の再建に対する特別措置法でありますが、同じ農林省の管轄内にある行政指導をしなくてはならない漁業協同組合、並びに森林協同組合等に対しては、あるいはいろいろな農業協同組合とはある面においては別個の措置を講じなくちゃならない点はあると思いますけれども、漁業協同組合などに至ってはまだまだ軌道に乗っておらない。むしろこういう方を早く刷新しまして、農業協同組合と足を並べてこの水産経済の復興をはかられるのが至当であると思いますけれども、このたびは漁業協同組合も森林協同組合もこの案からははずれておるわけであります。これは速急やっていただかなくちゃいけないと思うのであり……

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題は御三人からいろいろ伺いましたが、すでに当委員会としましても、当初からお互いに慎重に研究しておったところであります。それですでに新聞紙や何かにおいて発表もされておりますから大体のことはわれわれも知っておるのですが、ただ私はこの際、漁業を実際に営む方々の心がまえをはっきり聞いておきたい。ことにきのうから立場がだいぶ変ってきておる。たとえて言えば、今度は河野農林大臣が全権かあるいは特使か知らぬけれども、日本政府を代表してソ連側と交渉する、ただいま非常に希望が明るいようになったというお話でありまするが、確かに窓はあけられるでありましょうが、そう簡単な問題ではない。そこで藤田さんに……

第24回国会 農林水産委員会 第30号(1956/04/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっとお尋ねしますが、この海上輸送費ですね、これはこの輸送船は日本の船舶を使うのですか、アメリカの船舶を使うのですか、今度の場合には。
【次の発言】 それからこの保険料はどうですか。やはり保険料はアメリカの保険会社に保険はつけているのですか。日本の保険会社につけているのですか。
【次の発言】 アメリカの船舶で輸送した場合の運賃と、それからアメリカの保険会社に保険契約した場合の保険料等に対するところの比較については、大体ある程度差があると思います。どれだけの差がありますか。
【次の発言】 十三ドルと十六ドル、三ドルの差があるということは、相当価格に対しても影響すると思いますがね。こ……

第24回国会 農林水産委員会 第36号(1956/05/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省にお伺いいたしますが、いかなる協定があるにしても、それは一国の政府と政府間の協定なり条約であるから、それは当然号の衝に当った政府が責任を持つのが当然でありますが、これは国会の承認を得る必要があるかないかという点はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 外交関係のこうした条約が一切国会の承認を受けなければならないということは、これはまあ常識なんでありますが、海外に対しましては、国会の承認を受ける受けないにかかわらず、すでに代表者が調印した以上は、海外に対する責任はその日からでも負わなければならないということになると思いますが、その点はどうなのですか。

第24回国会 農林水産委員会 第39号(1956/06/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの御趣旨はよくわかりますが、一点お伺いしておきたいのは、御承知の通り、地方財政再建整備法に適用されるところの地方が相当あると思います。各県とも赤字財政で悩んでおるところの県があるのであって、地方財政再建整備法の対象として考える場合に、公共事業費のある程度のワクがきめられる、補助あるいは助成という面におけるところのワクがきめられるのですが、そのワクのいかんにかかわらず、この法案はいわゆる災害が起きた場合においては、その県がかりに赤字財政であっても、優先的にこの問題は地方財政再建整備法に関係なく施行するというお考えでありますか、どうですか、その点伺っておきたいと思います。

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は限られたきわめて短い時間でお尋ねいたしますので、重点だけしぼってお尋ねしたいと思います。  午前中も社会党の曾祢委員と総理との間に論争を繰り返されたのでありますが、私は別な観点から、一つ総理大臣にお尋ねしたいと思いますのは、現在のような日ソ交渉が停頓状態におったならば、おそらくわれわれが期待しておるような国内的には北洋の漁業のいわゆる産業する問題、国外的には国連への参加というような重大な問題がだんだん遅延していくおそれがあると思うのであります。そこで国連への参加ということが、とりもなおさず日本は世界の国家群の中の一人前になって立っていくという、日本の独立にとっては最も大事な国際……

第24回国会 予算委員会 第6号(1956/02/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私のお尋ねしたい担当の大臣の方々あまりお見えになっておりませんが……。
【次の発言】 時間の工合によっては考えていただきたい。
【次の発言】 ちょうど大蔵大臣おいでになりますからお伺いしたいのですが、最近のニュースとしまして、インドネシアの銀行が日本側の銀行とタイアップして、両国間の金融面における一つの交流をはかろうと、こういうことを伝えられておりますが、この辺の消息は、大蔵省としましてはどういうふうにお考えになっておられますか、御存じでございますか。
【次の発言】 小林厚生大臣にお尋ねいたしますが、まず第一点としまして、終戦後十数年たった今日、なお引き揚げてこない問題の留守家族の……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 鳩山総理大臣にお伺いいたしたい最初の第一点は、憲法改正は、占領治下においていわゆる日本の国民の意思に沿わない立場において憲法は設定された、今日独立国家として当然この憲法を改正すべきであるという理論のように思われるのであります。そこで私はその前に憲法を改正するというその理論が同じであるとするならば、かつてアメリカとの間に結ばれたところの日米協定、条約というようなものを、やはりこれも一つのかつての占領下において強制されたような意味の点も相当あると思いますので、この改正が憲法改正前に必要じゃないだろうか。たとえて言いますると、現在におきましても、いろいろな公平でないとわれわれが考えられる……

第24回国会 予算委員会 第19号(1956/03/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 きわめて短い時間でありますので、簡単に、特に総理大臣にお願い申し上げたいのは、今朝本会議におきましても質問してありますので、お答えなかった点につけ加えましてお尋ねをいたします。それは、日ソ交渉について一応ただいまのところは無期延期になっておる。これに対しましてロンドンにおいて御承知の松本全権並びにきのうの新聞発表におきまして総理大臣がおっしゃっておることは、いわゆる情勢待ち。とにかく当分の間この調子では情勢を待たなきゃいかぬという意味のことを申されております。情勢待ちと申しましても分解するとすればいろいろな点があるのじゃないか。たとえば日本の国内の情勢の変化ということも考えられるし……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 農林水産委員会 第2号(1956/11/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの第二点の冷害地、あるいは災害地に対する概算払いの返戻に関する問題、御説明は承わりましたが、われわれも今度の国会の目的は、日ソ条約の問題と同時に、この休会期間中に起ったところの災害に対する政府の所信をただしたいという点もありますので、今の御説明になりました資料を農林委員会のわれわれに提出していただきたいと思うのであります。  それからもう一つは、これは大蔵委員会に提案するようになっております。われわれの委員会としましても、非常にこれは関心を持たなくちゃならないし、農林行政の上についても、われわれは農林省その他に対して一応協力する点もあるし、また鞭撻する点もあるし、そういう点……

第25回国会 農林水産委員会 第3号(1956/11/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま委員長のお話では、本日は政府委員として外務次官が来て日ソ関係四案件の提案理由の説明をするというので、お待ちをしておったところが、何か御用が出て中座された。そのかわりに、条約局次長がかわって説明するというのですか。
【次の発言】 その点は明らかにしておきまして、われわれに配っておりますところの日ソ関係四案件の提案理由の説明、これを最初にやっていただくのか、どうなんですか。
【次の発言】 そうしますと、われわれ委員に配りました日ソ関係四案件の提案理由の説明は、すでに本会議で説明を終っているから、これはこれとして、今外務当局からさらに何か御説明なさるというのですか。

第25回国会 農林水産委員会 第4号(1956/11/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま経済部長の御説明がありましたが、御承知の通り、今国会は前の国会との間が非常に長かった。院の構成もできなかったし、臨時国会も非常におくれて開かれた関係上、継続審議はもちろん、委員会がありませんから、できなかった。で、あなたが今後段に申されたように、この法案の施行が三十二年の一月一日から実施するということは、実際においてとうていこれは不可能なんです。で、政府の考え方としては、大体この法案の実施をいつごろにしたいという御希望があるのですか。その点はどうなんです。
【次の発言】 今の局長さんの御説明でもおわかりになるように、なかなかこれはそう簡単じゃないのじゃないですか。二、三日で……

第25回国会 農林水産委員会 第5号(1956/12/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 官房長、さっきの日高の問題ですね、これはやはり農林省としての施設が十分に効果的に運用されておらないから、解放してほしいというような問題が起きてくると思うのです。あなたのお話では、中農馬その他の飼育あるいは育成に使うというのでありますれば、これまた農林省として十分意をそういう方に用いなかったならば、来年また再び同じような請願が出てくると思いまするので、その点はやはり農林省として十分に考えられることを私は要望しておきます。
【次の発言】 農林大臣に……。この間外務委員会との連合審査会のときにも、ちょっと時間がなくてお尋ねするのが間に合わなかったのですが、今度の日ソ条約の結果、一応漁獲量……

第25回国会 農林水産委員会 第6号(1956/12/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 三十一年度の、このたびの冷害に対して、北海道地区に対する方針は農林省としては決定しておられるようでありますが、内地における冷害対策、特に予備費の要求に対して、大蔵当局との折衝の結果はどういうふうになっておられますか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今まで大蔵省としての了解した点と、それから全然今のところ了解の域に達していない点は、どれとどれですか。
【次の発言】 これはわれわれとしましては、北海道の冷害はとくにひどかった点において、われわれ委員会としましても終始その問題に集中しておりましたけれども、残った面におきまして内地の問題が出てきておる。これは岩手青森、……

第25回国会 予算委員会 第3号(1956/12/06、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、きわめて短かい時間しかありませんので、端的にお尋ねいたします。  特に総理大臣にお尋ねいたしますのは、今度日ソ条約がいよいよ批准になりまして、日本もやがて国際連合に参加する好機をつかんだのでありまするが、国際連合に参加すると同時に、日本の立場は、非常に重大なかつまた微妙な立場に立つと思うのであります。それは何かといいまするというと、いわゆるこの東洋におきまして長い間のわれわれの同族のように考えられておりましたところの台湾政権とただいまの中共と、この二つの問題が当然日本にとって善処しなくちゃならない立場に立たされると思うのでありまするが、総理大臣としましては、この日ソ条約の批准……

第26回国会 地方行政委員会 第24号(1957/04/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は無所属クラブを代表いたしまして、ただいま提案になっておりますところの地方税法の一部を改正する法律案、政府原案並びに修正案、さらに付帯決議案に対しまして反対の意を表します。  簡単に申し上げまするというと、まず第一に住民税の問題でありますが、政府は、昭和三十二年度予算において、国税に関していわゆる一千億減税をうたい、国民負担の軽減を盛んに放送しておりましたが、これは政府資料によって見ても、純減税は結局七百二十億となり、それさえも年所得五十万以上の人たちだけが主として減税の恩典をこうむる結果となっております。しかるに地方税に関しては、逆に住民税の税率が現行二一%を昭和三十三年度にお……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1957/06/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 千葉県のこの問題は前にもありまして、当時は海上保安庁という問題より、海上自衛隊との問題でありましたが、証拠物件をめぐって、被害者側と千葉県とそれから当時の防衛庁との間にいろいろ論議を尽しましたけれども、十分な話し合いがつかなかった。参議院の当時の水産委員会といたしましては、極力この問題の解決に当りましたが、最終的には杉原当時の防衛庁長官、増原次長、千葉県知事、また当時開会中でなかったものですから、私ら一応立ち会いまして、最終的には見舞金という程度で一応格好がついた。そうして今後そういうことのないように、お互いに注意しようという話し合いがついておったのですが、ここで三十一年の二月この……

第26回国会 農林水産委員会 第3号(1957/01/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 もう一つ要求しておきますが、さっき運輸省から、運輸審議会の答申は大部分賛成のようなことを言っておるけれども、運輸審議会の委員を設定する際に政府がわれわれに要求してきておるものは、これこれの人間を運輸審議会の委員にしたいから賛成してほしいということで、われわれはそれを推薦しております。しかし大体の見当からいいますと、政府の御用機関あるいは御用学者が大部分入っておるという感じがしている。今日のように、民生の安定に非常に影響するようなこういう審議会のメンバーが、そういうような態度でやるならば、われわれは、これは別個に解職させて、新しい国民の意思を反映するような委員を選ばなければならない。……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1957/06/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと、今の日韓問題について。今の中川局長のお話であるというと、岸総理が渡米前に一応片をつけたい。新聞でも発表しております。ただいまのお答えにも、そういうふうに伺っておりますが、あれによると、同時釈放ということを言っておりますね。釈放に関しては、今まで不法監禁した問題については、もう全部御破算、何ら両国とも、大村収容所におった者も、また向うに抑留されておった者に対しても、別にそれに対しての補償であるとか、そういうような問題は全然両方とも考えずに、同時釈放ということで、まあ進んでおるということですか。
【次の発言】 大村に収容されておるところのいわゆる韓国人というものは、出入国管理……

第26回国会 農林水産委員会 第4号(1957/02/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま井出新農林大臣の施政方針ですか、伺いましたが、特にわれわれ農林委員会といたしまして聞いておかなくちゃならない点が、いささか触れられなかった点がありますので、その点一言伺っておきたいと思います。  先ほど来、るるお述べになりましたが、そのうちで最もわれわれが今日の段階において窮迫を告げておる問題は、国鉄運賃の値上りによって及ぼすところの農産物の物価、並びに市場及び国民生活に及ぼすところの影響は、非常に甚大であるということをわれわれは考えまして、当農林委員会といたしましても、この緊急措置をいかにすべきかという論議の最中であります。この点についていささか触れる点がなかったようにわ……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1957/07/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今般、農林水産業の実情調査のため、石川県、富山県の両県に派遣されましたことにつきまして、御報告を申し上げます。  派遣されました委員は、堀委員長、小笠原二三男委員と私の三名でありますが、去る六月の二十五日東京を出発、五日間の日程をもって、まず石川県に参り、金沢市の県庁において、県当局及び県下の各種農林団体の代表者から農林業の実情について、また七尾市においては、県当局及び各地から参集の漁業団体の代表者から漁業問題について、説明を聞き懇談を行いました。現地の視察といたしましては、能美郡根上町及び河北郡内灘町において海岸砂地地帯農業の状況を、鹿島郡鳥屋町において新農山漁村建設総合対策事業……

第26回国会 農林水産委員会 第5号(1957/02/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この開拓問題は、これは従来長い間の問題ですが、戦前のいわゆる開拓者と、それから戦後における開拓者と、さらに機械化開拓公団のもとに入植する者と、われわれは大別してこの三段階に考えているのですが、これら全部に利用するという方向にもっていくのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 公団の機械化開墾に対する問題はどうなのですか。そういう入植者に対しては……。
【次の発言】 それはこの法律によって開くわけですか、別にですか。この法律によって三千万円程度であるならば、われわれはまことに貧弱な融資法だと思うので、その点をはっきりしていただきたい。

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第5号(1957/07/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議運の理事会がありますので、私関連だけ、ちょっと。防衛庁の局長にお伺いするのですが、今の掃海の問題ですが、これは、だから、今結果としてはいろいろな問題が起きてくるのですが、わずか三〇%しか今まで掃海が効果をおさめておらない。これは掃海をしなくちゃならない日本側の義務を負わされたのは、多分占領された当時から、日本側として敷設した水雷、あるいはその他に対しての掃海をしなくちゃならない義務があったと思うのです。もうすでに終戦後十年以上経過した今日に至っても、まだ三〇%しか掃海ができない、しかも、それが重要航路に面しておる辺だけしか掃海しておらない、こういうことは私は非常に道義的に疑わざる……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第6号(1957/07/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大体、被害県はどういう所ですか。

第26回国会 農林水産委員会 第7号(1957/02/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 中川局長に伺いたいのですが、申すまでもなく、今までのお話はわかるのですけれども、インドネシアの国内が十分正常な状況にないということと、そうして国際法その他について専門にするような人たちもいないというような意味で、お話があっておりますけれども、しかし根本的にいいますると、日本が向うの大使館なりあるいは公使なりを認めて、こちらからも向うに派遣しておる。国と国との間においては、すでにそうした外交官を取りかわして、在外公館を置いてある。そうしたのに、さらにまた、外務省としましてはこの事件の発生した当時において、シャウ島に入港差しつかえなしというような答えを出しておいて、そして今もって解決が……

第26回国会 農林水産委員会 第8号(1957/02/21、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今のに関連して。ただいまの雨森委員の御質問に対して農林大臣のお答えは、一歩前進した政策を今度は考えるのだがと、了解を求めておられるようでありますが、まことにけっこうなことであるけれども、毎年のように冷害である、あるいは霜害である。こうした天災によっての影響を受けるのは、ことごとくが北海道、東北、あるいは長野というような、高冷地帯におけるところの農家であり、しかもそのしわ寄せが大体において、大部分は開拓農家においてもっともはなはだしい状況に陷つております。これは毎年冷害対策費であるとか、寒冷対策費であるとかいうような問題でなく、抜本的に根本政策を立て直さなかったならば、今後のこうした……

第26回国会 農林水産委員会 第9号(1957/02/22、4期、無所属クラブ)

○千田正君 時間がありませんから簡単に伺いますが、先般の農林大臣の御方針の中に、一点、私が聞き漏らしたのか、あるいは大臣の方でおっしゃらなかったのかもわかりませんが、海外の移民政策に対しての御見解が私伺っておらないような気がするのですが、というのは、御承知の通り、終戦後におけるところの国内の農土も狭くなってきた、農村の二、三男対策が非常に急迫を告げておる今日、あなたの方では新農村建設であるとか、あるいは農村青年のいろいろな教育強化の予算等をとって、施策をいろいろ考えておるようでありますけれども、私はそれはそれとしましても、日本の人口増加に伴う国内調整という意味からいたしましても、海外の農業移民……

第26回国会 農林水産委員会 第10号(1957/02/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 これは、委員長及び同僚議員の皆さんがあなた方をお呼びしたということは、おそらくわれわれの一致した意見といたしましては、できるだけ円満にこの問題を解決したいという意図以外に何ものもないのでありまして、昨年以来陳情を受けて、いろいろただ事情を聞くだけではいけないし、当事者の皆さんから十分に御意見の発表もしていただきたいという意味で、開いたのだろうと思います。それで私の聞くことは、はなはだ失礼な聞き方をするかもしれませんが、意図するところは、皆さんが円満にその問題を解決してもらいたいということ以外に何もないのでありますから、冒頭にその点は申し上げておきます。  そこで、私のお伺いしたいの……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第10号(1957/10/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 きょうは説明だけで終りますか。多少質問もいたしますか。
【次の発言】 大体の御説明を承わりましたが、それで従来の予算の要求の技術としましては、今までは直接に大蔵省に農林省としての立場を要求しておったのですが、最近非常に経済企画庁の力が強いということがあるかどうかしらぬが、ある程度経済企画庁あたりがチェックされるのではないかというような機運があるように思いますが、その点はどうですか。どうも今までの予算の説明を承わっておりますと、従来の説明よりもやや経済企画庁あたりからのチェックがあるような気がするが、その点についてはどうなんですか。

第26回国会 農林水産委員会 第11号(1957/02/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 本年度の予算と昨年度の予算とを対比してみますというと、減額したわけですね。特に有畜営農の確立とそれから草地改良、牧野改良センター、こういう基礎的な問題の点において、昨年度に比較しまして本年度は減っておる、この表では。何かの点で調整されたのか、あるいは総括的な一応のワクをはめられた範囲内で予算の割り振りをしなければならなかったために、この面が減額したのか、その辺のところを一つ、はっきりとしてもらいたい。
【次の発言】 もう一点は、畜産会は非常に活動しているようでありますが、畜産会と畜産協同組合、この関連。地方においてはどうも、畜産会の会長というようないわゆるボス連中がはびこって、末端……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第11号(1957/10/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 どうも非常に要領のいい答弁のようでありますが、実質的な問題としてお考えを副知事に聞きたいのですが、残存三社が丸東のそうした跡始末を、東京都のこの中央卸売市場の将来のために引き受ける、それだけの犠牲的精神を発揮してやろうというのですか。それでその点について、私はちょっとこまかい点をお伺いいたしますけれども、残存三社としましても、苦い経験とそして実績を持っているはずなんですね。一応の実績を、みんな一応各人が持っているわけです。それで、これから丸東の業務を引き受けて、どれだけ増額するかしらぬが、その利益の増額分を、全部これを丸東の分の補償といいますか、賠償といいますか、そういう穴埋めにそ……

第26回国会 農林水産委員会 第12号(1957/03/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 あの国土総合開発法という法律があって、総合開発の一環としてたとえば国営開墾とか、そういう問題があるんだが、予算委員会等においてその一体総合開発に対する予算がついていないじゃないか、われわれがこう質問するというと、それはまあ、建設省なり、農林省なりにワクを与えて、総合開発という名前はつけないけれども、その意味においてワクを与えておるんだというのですがね。農地局なら農地局自体としての予算の請求であって、これは総合開発などという予算じゃないわけでしょう。この御説明によるというと、政府の一貫した裏打ちというものは総合開発法という法律があるけれども、現実においては何らついていないとわれわれは……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第12号(1957/10/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題は、すでに前国会において十分討議し、そしてまたこれに対して農林省としても十分考えておられると思うのでありますが、明年度予算の編成期にも来ておるし、さらにまたこのラッコ、オットセイの回遊時期があと半年に迫っておる今日でありまするから、早く処置をしまして、国際間の条約に基くところの日本の立場をはっきりしなければならない。こういう点からいたしましても、すでに水産庁としても十分な処置の方針が定められたものと私は考えておるのでありますが、その間の経緯と、水産庁としましての今後の指導方針について、長官から一応お伺いしておきたいと思います。

第26回国会 農林水産委員会 第13号(1957/03/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案は予算を伴うかという点と、もう一つは、従来通産省並びに農林省の中に、農林省の場合には輸出農産物の検査というものがありましたが、それを強化しようとするのか、総合的な機関を設けて完全を期そうとするのか、いずれですか。この二点をお伺いいたします。
【次の発言】 従来、通産省とか、農林省とか、各省において輸出物に対して検査をしておりましたね。その既設の検査機関をそのままに強化するのか、あるいは別個の政府機関を設けて、総合的に、重点的にやるのか、その点です。
【次の発言】 今の局長の御説明によるというと、この法の目的は、国際的な信用を維持して、日本の輸出貿易の産業の振興をはかるという……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第13号(1957/10/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は途中から来ましたけれども、大体来年度の予算は外務省はどれだけ組んでおるか、農林省はどれだけ要求しているか。
【次の発言】 農林省はどれだけです。
【次の発言】 農林省の数字は違いませんですか。昭和三十二年度の予算は大体九千万円のはずだったのですがね。
【次の発言】 これで農林省としては、大体どれだけの人間を現地に派遣できるんですか。
【次の発言】 いや、そうじゃありません。移民の数じゃなくて、農林省自体の海外移住に対しての調査、あるいはアフター・ケアの問題、その他に対して、どれだけの農林省のお役人が派遣できるかということです。

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大臣は非常にお忙しいことを、われわれもよく承知しておりますが、新聞紙上やあるいはラジオ等を通じまして、日ソ漁業委員会の状況がある程度報告されているわけです。ところが、国会のわれわれ委員会は、特にまあ政府に大いに応援して、早く妥結することを望んで、幾たびとなく委員会を開いて論議を重ねておりますが、政府から責任のある御報告がないわけです。  特に、新聞等におきまして、日本側の要求が十五万五千トン、それに対して十三万五千トンであるとか、十二万トンであるとかいうような、われわれから見れば、はなはだ外交折衝上においては不利ではないかというような報道が、しばしばなされておる。でありますがゆえに……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第14号(1957/10/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私はさっきからお伺いしておるのですが、大体のことは清澤委員、それから青山委員から、一応相当の議論をなされております。私はこの前の委員会においてかくなることを非常に杞憂を持って考えたから、あえて東京都並びに農林省に質問したのですが、私の杞憂は当って、今日においてもなお整理ができない。まことに私は遺憾だと思うし、われわれ委員会としましても、こんなことで毎日日を費すことははなはだ残念だと思う。それで、私は切りつめて二点だけをお尋ねいたしたい。  いろいろなことをおっしゃるけれども、一体これは見通しがいつなのか、ことし中にできるのかどうなのか、この点ですね。先ほどからお伺いするというと、初……

第26回国会 農林水産委員会 第15号(1957/03/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 最後に、一点だけちょっとお伺いしますが、この法の目的については、すでに説明されたように、外国輸出品に対して日本の商品の声価を維持する、上げるということが一つの目的である。国際マーケットの方におきまして、最近アメリカ側が日本の綿製品並びに綿製品その他に対する、いわゆる対米輸出に対するところのマークをしておるというふうに、アメリカ国内においては、次々にアメリカの国会に日本製品の輸入を拒否する法律を作って出しておる。そうした問題に対応する一つの施策としてこの問題を考えておるのか、全然そういうものとは関係なくして、従来の一般的な日本の商品の声価を高めるという点に重点を置いて考えておるのか、……

第26回国会 農林水産委員会 第16号(1957/03/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 海外移民政策は現政府の一つの施策として声明されておるところでありまして、政府は一方においては、外務省をして海外の各国との間に話し合いを進め、また移民の階層は大体は農民である。農林省当局は海外に移民すべきところの教育あるいは外地におけるところの適地、そういうものに対するいろいろ調査あるいは指導をしておるのでありまするが、そうした同じ政府において、いよいよ海外移民が決定して出発するに際して、十分なる渡航費もない、こうした農民諸君が自己の所有の土地を売却して、そして渡航費にかえて持っていこうというとき、突如として法によるところの所得税、その他税法によって、それを押えて課税する。法的に考え……

第26回国会 農林水産委員会 第17号(1957/03/15、4期、無所属クラブ)

○千田正君 渡部さんに要望しておるわけですが、国鉄運賃値上げは平均一三%……。そうでしょう。きのう運輸大臣はそう言っておるのだから……。だから、その一三%より上に値上る農林関係の資料を出して下さい。出せますか。
【次の発言】 どっちが……。
【次の発言】 それを僕は聞いているのです。
【次の発言】 それは、国鉄の立場の説明はわかりますよ。僕は渡部経済局長に聞いているのです。あなた方は、今農民なり漁民から、国鉄の運賃が上るから困る。困るから、あなたが交渉しているのでしょう。今の説明からいうと、予算上からいって、最後の結論からいうと、三%むしろ減った、国鉄の方は足し前だ、こういうふうになる。それで……

第26回国会 農林水産委員会 第20号(1957/03/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 長官にお伺いしますが、今度の法案はけっこうですが、これは地方自治団体が、いわゆる市町村合併によって財産区の設定その他いろいろな混雑をした結果、その後におけるところの育成強化がうまくないというのが、相当あると私は思うのです。そういう面の調整を十分はかっていただきたいと同時に、この許可制から届出制になった場合ですね、何かわれわれが考えるときに、乱伐になるような気もするし、その後におけるところの林種の改良等におきまして、闊葉樹を植えておった所を今度伐採したときに、針葉樹に切りかえるというような、そういう方向に向うための農林省の指導は、どういうふうに考えておられますか。

第26回国会 農林水産委員会 第21号(1957/03/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の清澤委員の御質問に関連して、われわれの県にも起きておるのですが、土地改良を中心として、農民から一応の会費を徴収したりして、一つのいわゆる何といいますか、期成促進の団体でありますが、この団体の諸君がいわゆる土地改良事業に対するところの建設の土木業者等々と結託をして、いろいろな不正事件が起きておる。それがまあ結局裁判問題等になって、まことにその農民に及ぼす影響は好ましくない、こういうことに対して、幸いにこの改正法が出ると同時に、農林省の指導方針を厳にしなければ、このしわ寄せがいつでも農民にばかり来ると。県庁の役人だとか、あるいはその土地のボス連中が結託して、農民から入ってきたところ……

第26回国会 農林水産委員会 第23号(1957/04/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今のに関連して。それは今、安部さんが質問しておる、その質問の答えにはなりませんよ。この法の根本は、損害があった場合に、陸上のことであれば調査ができる、海上に出漁中に損害があった場合にはどうするかということです。損害を受けたものが町村長なら町村長に申告した場合には、それを損害を受けたものとしてそのまま、海の上のことは調査ができないから、それを標準にして天災法を適用するかどうかという問題です。農業であるとか林業であれば、直ちに調査員の派遣もできるし、あなた方の関係の下部組織の統計調査員も行って調査ができるけれども、海の上のあれは十分調査ができないじゃないか。それならば、帰ってきて申告を……

第26回国会 農林水産委員会 第24号(1957/04/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まず第一にお伺いしたいのは、この終戦後の入植者、当時二十三万戸あったのが、どういうわけで現在は十五万五千に減ったのかということ。それから十五万五千に減ったその十五万五千のうちでも、実際に自作農できるまでに自立態勢が立った戸数がどれくらいあるのか、その点をまず第一にお伺いいたします。
【次の発言】 私はその原因はいろいろあると思いますが、まあ当時の終戦のあとに外地から引き揚げて来た人、あるいは戦災を受けて疎開した人、当時の食糧事情から、どうしても農業ということによって食糧の確保をしなければならないという、そういう個人々々の一つの事情にもよるでしょうが、当時のことは、とにかく終戦後に残……

第26回国会 農林水産委員会 第25号(1957/04/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 質問する時間がないでしょうから、注文を申し上げたいのですが、ただいま農林大臣以下、農林省の水産庁各位の御奮闘に対しては、大いに感謝いたします。御報告のありましたうち、発表して差しつかえない部分ですね、われわれ委員に一応資料として配付していただきたいと思うのです。これは来年またこういう問題が当然繰り返される、また持ち込んだ分もありますので、われわれも研究さしていただきたいと思いますから、一応妥結して調印しましたなら、その資料を一つ配付していただきたい、この注文だけ申し上げておきます。

第26回国会 農林水産委員会 第26号(1957/04/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の、主事は大体一人置くのが原則ですか。それとも、数はきめておらないのですか。部会において一人ずっという場合もあり得るだろうが、農地委員会においては一人置くという原則ですか、どうなんですか。
【次の発言】 最低一人であれば、それは最低なのでしょうから、二人置いても三人置いてもいいわけですか。
【次の発言】 人数において、何かそこに制限を設けなくてもいいのですか。
【次の発言】 農業会議の方は法人であるのですが、それに総会は年に一回開かなければならないという規定で見ておりますが、農業委員会の方は国の予算がある程度補助をされておりながら、会議を開く最低回数を決定しておかないというのはど……

第26回国会 農林水産委員会 第27号(1957/04/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案ではないのですが、なかなか大蔵大臣は農林委員会にお見えにならぬので、この際ちょっとお伺いしておきたいことがあるのです
【次の発言】 関連して。今、東委員のお尋ねに対して、池田蔵相はなかなか政治家ですから、そこはなかなかうまいことをおっしゃっていますけれども、非常に聞きようによっては誤解を受ける御答弁だったろうと思うのです。そこで、先ほど御答弁の内容をお読みになりましたが、その通りでありまして、政府は従来とも原始産業、ことに農林漁業方面に相当力を入れた、その力を今後は中小企業の方へ向けていくということになるのだと、いかにも農林漁業の方はこの程度にして、将来は中小企業の方へ持っ……

第26回国会 農林水産委員会 第28号(1957/04/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 農林大臣にお尋ねするのですが、さっき雨森委員からも御質問あったようですが、土地改良の中に特別会計を今度設置しまして、遅々として進まない大きな面は、それによって救っていこう、こういうお考えのようですが、今までの一般会計から支出しておったところの、いわゆる土地改良の問題ですね。今もって、すでに農民からは土地を買い上げておって、さらに三年たっても仕事ができないと、こういうネックのあるものに対しては、今後はあれですか、特別会計にそういうものは編入して、即刻に工事の進捗を期すというようなことに考えておられるのですか、どうなんですか。  そしてもう一つは、特別会計にあるところの、いわゆる改良事……

第26回国会 農林水産委員会 第29号(1957/04/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今、次長から節単に御説明ありましたが、きょうは外務省側、来ないんですね。
【次の発言】 外務省は来れないそうでありますが、このオツトセイの問題は、農林水産委員会が農林水産委員会という名のもとに委員会が形成されない以前、水産委員会時代から、すでに八年を経過しております。この問題については、しかも昨年に至りましては、国際会議として、わが方から外務官並びに水産庁を代表して、ここに御出席の藤永博士が当時の代表者として国際会議に臨んでおりますから、当時の重大な要点だけ一つここで御報告を願つて、それについてお尋ねいたしたいと思いますので、藤永部長から一応御説明額いたいと思います。

第26回国会 農林水産委員会 第30号(1957/04/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大へん政務次官は御決意がおかたいようでありまするが、私の前に御質問になつた雨森さんは、この湿田単作地帯の審議会の委員の方でありまして、この方でさえも、まことに残念な御質問をやつておられる。そこで、過去において昭和二十七年当時策定されたものが、五カ年の間に三百七十五億円というものを、策定予算を作つてやろうとしておられたのですが、それにかかわらず、今日に至って、使つたのはわずかに七十五億。これから一体五カ年やっていくのに、どれだけの策定の予定を持っておられるのか。この法律はせつかく五カ年延長しましても、従来と同じような状況であれば、また先へ行って五カ年を延長しなければならないと。そうい……

第26回国会 農林水産委員会 第32号(1957/04/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 それは、その地方からの要求がなければ調査に行かないというような行き方じゃなくて、実際においてあなた方はそういう深雪な地帯に調査に行っておりますか。深い雪のある所に行っておりますか。行っていないではないですか。
【次の発言】 井出農林大臣が新聞に発表している、本年度の生産者からの買上価格が一万百円と言っておるのが、新聞に出ていますがね。それは、あなた方の方で理想としてそういうことを言ってるのか、あるいは長官あたりからの進言が一つの考え方として、井出農相がそう発表してるのか、そういう点はどういうことなんです。
【次の発言】 これは非常に私は反響を呼ぶ問題だろうと思うので、あなた方は新聞……

第26回国会 農林水産委員会 第33号(1957/04/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。病人の冷凍用とはどういうことですか。(笑声)病人が使用するあれでしょう。冷凍のいわゆる氷であるとか、そういうものを言うているのでしょう。アイスクリームも入っているわけですか。
【次の発言】 今、楠本さんが御説明になっておりますが、これは衆議院の議員提案の法律で、政府提案ではないのですね。
【次の発言】 政府提案でないのに、楠本さんが御説明をしなければならないというのは……。これは立法府の提案者が説明すべきものであって、楠本さんの方はむしろ、これを実行する点について、私どもはむしろ疑義がある場合に、政府としてこれをやれるかどうかということを、あなた方に御質問するのであって、……

第26回国会 農林水産委員会 第34号(1957/04/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今非常に、小笠原君の質問に対してお答えが矛盾していると思います。ところが、この私的独占禁止法の第六章においては、御承知の通り適用除外の法文があります。第二十四条第一項をごらんになればおわかりの通り、組合に対しては独占禁止法は適用を除外するただし書きがあります。しかしながら、今のあなたのお答えを聞くというと、たとえば事業者であるところの雪印なら雪印にある程度の命令をした場合に、あるいは集乳するその乳の量を制限するとか、いろいろな制限を命じた場合におきましても、農業協同組合あるいは酪農組合がそれを、どうしても雪印でなければならない、こういった場合においては、今あなたが最後の段においてお……

第26回国会 農林水産委員会 第40号(1957/05/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっとお尋ねします。これはアウトサイダーはどの程度まで含めたんですか。
【次の発言】 これに関連してちょっとお伺いしたいのですが、これには輸出カン詰及び冷凍品等の問題に限っておりますが、本日の新聞その他に載っておりますように、真珠の海外マーケットが非常にダンピングされて、日本の真珠の声価が転落してきておる、ほとんどその辺のテンセント・ストアにおいて売りさばかれておるところのイミテーションの真珠と同じような価値に転落してきておるということが、新聞紙上に非常に大きく扱われております。これはカン詰、それから冷凍の輸出水産物でありますが、この真珠も輸出水産物の範疇に入るべきものであります……

第26回国会 農林水産委員会 第41号(1957/05/16、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今、清澤委員の質問に対して、労務者の問題が出ましたが、この法案の中に、これは過剰設備の整理というのが一つの主題になっているんですが、過剰設備の整理と同時に、これは今あなたの御答弁にありました通り、稼働日数の点については、非常に今までのところは減殺されておる。当然これは人員の整理というものが伴ってくるだろうということを、われわれは予想される。人員整理に対するところの政策というものは、この問題には盛られておらない。今までの御答弁を聞いていても、たとえば設備の台数、整理されるものに対する対価の問題はきめてあるが、それに伴った過剰人員の整理に対するところの補償という問題は、何ら出……

第26回国会 農林水産委員会 第42号(1957/05/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 一応案を読んで下さい、委員長。
【次の発言】 議事進行について。この決議案は、至急に社会労働委員長に申し入れなきゃならないと思いますので、その後におけるまた案件もあると思いますから、ちょっとの間休憩されて、委員長は直ちに社会労働委員長に申し入れていただきたいと思います。

第26回国会 予算委員会 第7号(1957/03/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 発言はいいんですが、理事会の諸君で話し合いがまとまらないので話し合いをして下さい、私はいつでも発言してかまいません。(「一日に五時間ないし六時間やることになっているのに、きょうは午後二時間しかやってないんだ」「限界をこえているよ」「そんなに無理する必要はないよ」「まだ大丈夫」「散会々々」「もう少しやりましょう」「理事会を開いてやればいいだろう」「続行々々」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
【次の発言】 理事の方々で話し合いして、話がまとまったところでもって、発言を許して下さい。そうでなければ、将来の運営に同じようなことを繰り返すのじゃ、私は非常に不満足です。もう少し話し合って、……

第26回国会 予算委員会 第13号(1957/03/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まず総理大臣にお伺いいたしたいのでありますが、総理大臣兼外務大臣としまして、表向きの外交としましては、すでに国際連合のヒノキ舞台において一応日本の自主外交の窓をあけておりますが、逆にその裏の経済外交、そういう問題に対しての実際の総理並びに外相としての方針を私はまだ承わっておらないのです。特に問題となって参りましたのは、昨日の夕刊各紙におきまして、ソ連の第一書記のフルシチョフ氏と畑中政春氏との会見におきまして、日ソ漁業が行詰ってきたこの段階においては、科学的な基礎の問題ではなく、すでにそういう問題を置き去りにされまして、逆に政治的なかけ引き、しかも貿易と相関連してこの問題を解決しよう……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 本日私は日米加ソ連に関係しますところの条約の批准が、内閣ですでに決定されて国会に要請されている点がありますので、それをお尋ねするために、外務、大蔵、農林の三大臣御一緒のときでなければお尋ねできませんので、私はとりあえずきょうは防衛庁長官にだけお尋ねしたいと思います。  防衛庁長官にお尋ねするのは、先般あなたが御欠席になっておられたので、政務次官がかわって御答弁なさいましたが、それは防衛隊員の犯罪の問題であります。新聞紙に伝うるところによれば六十人に一人、あるいは六十五人に一人という自衛隊員の犯罪が発表されておりますが、これに対して私はその発生の原因並びに将来これをいかに取り締るかと……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 総理大臣にお伺いいたしますが、第一番に、問題になっております一昨日二十三日、突如として国鉄労組の抜さ打ちストがあって、国民の諸君が非常に迷惑をこうむった、これは両方の言い分がおのおのあるようでありますが、国鉄当局あるいは労働組合の言い分がおのおのあるようでありますけれども、当委員会には労組の代表者がおりませんので、労組の諸君に開くわけにはいきませんが、政府側の言い分を一つ承わっておきたいと思います。あの抜き打ちストは、御承知の通り業績手当を団交の話し合いの結果、二十三日の午前までに政府側と話し合いをして、国鉄側から労働組合の諸君の方にその支払いを決定するという話し合いがついておるに……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私の持ち時間はきわめて短かいのでありまして、同僚の諸君からいろいろお尋ねもありましたので、私は先般総理大臣にお尋ねして、なおかつ、その後の状況が不明であるという点をただしたいのであります。  それは、原子爆弾の実験禁止に対しまして、わが方から申し入れたことに対して、英国側からすでに返答がきていることは、この前も、総理からの御答弁でよくわかっておりますが、その英政府側の答弁の中に、私は日本国民として十分に納得のいかない点があるのであります。それは、英当局の回答は拒否であり、しかもその内容において、英政府が、ロイド外相の一月七日声明しましたところの、「公海上の区域及びその上空については……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今同僚梶原委員からの御質問のうちに、世界両陣営の対立が激化したではないか、前外務大臣の重光氏が演説に当りまして、そういう言明があったが、首相はどうお考えになるかというお問いに対しまして、御確答がなかったようであります。私も以下お尋ねする関係上現在の情勢の分析を首相としてはしっかり持っていただきたい。かような観点から、現在世界両陣営のあり方について、今どういうふうになっているか、どういうふうな観点に首相は立って、今後アメリカに行かれ、あるいは東南アジアに行かれるかという点からいいましても、御所信を承わっておきたいと思います。

第27回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1957/12/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今堀委員の御質疑に対してお答えなされましたが、私は詳しいことは知りませんが、先般来、たとえば隣の中共との貿易のような場合は、チンコムやココムというような特殊な自由国家群の間の制限を受けて十分な取引ができないというのが現在の状況なんです。これはあなたも御承知の通りなんだが、ソ連といういわゆる社会主義国との貿易に対して、そうした通商条約あるいはそれに基くところの運営に対して、自由国家群からは何らの制約とかそういうものは受けない立場にありますかどうなんですか。
【次の発言】 決済はオープン・アカウントじゃなくてやるとすれば、キャッシュを主体としてやるならば、新聞ではポンド・シス……

第27回国会 農林水産委員会 第2号(1957/11/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 さっき戸叶委員及び清澤委員のお尋ねに対して、陳情、請願に対して、大臣から一応の所信を述べられたようでありますが、陳情、請願というのはむしろ民主政治時代におけるところの一つの窓であって、それが最も現段階においては民主政治の根幹をなすものであるとわれわれは考える。かつて旧幕時代においては、佐倉宗五郎のように、直訴してはりつけになった問題があるのだが、今日の時代において、政府の政策が農民なり、漁民なり、あるいは中小企業者その他に徹底した対策がなされなかった場合において、当然それはある場合においては陳情もしくは請願という形になって現われてくると思うのですが、むしろそれは、政府それ自体が農民……

第27回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1957/12/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題には、まだ私はきょうは発言はしませんけれども、慎重に、もっと理論的な問題については伺っておきたい点がございます。きょうは私は農林省には聞きません。なお大臣の意思も確かめておきたいと思います。まだ非常に理論的なことについては、私は論議すべき点はたくさんあるのです。私はあらためて機会を得さしていただきたい。
【次の発言】 時間もありませんから重点的に水産庁漁政部長にお伺いしますが、これは先般の十月九日、十一日のこの農林委員会におきまして、農林大臣、水産庁長官、予算課長に対しまして、来年度予算の編成についての質問の際に、特に私から発帯円いたしまして、漁業共済の予算についての質問に……

第27回国会 農林水産委員会 第4号(1957/11/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。その減収額といえば、それはあれでしょう、現在の取引の総額が、来年度もこうであれば減収ということなんだが、しかし国内においてこういう処置をすることによって、かえって輸出が伸びるかもしれない。仲びると。私どもは伸びさすために、こういう控除をやるのでしょう。ことしと来年も変らなければ、今のような三十何億減収になるかもしれませんけれども、こういうあなた方の国内処置をうまくやったことによって輸出が伸びるとすれば、総額において逆に来年は輸出が伸びるものとした場合においては、あなたの方ではどのくらいの伸びがあるものと予定しておると思いますが、その点はどうなのですか。

第27回国会 農林水産委員会 第5号(1957/11/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 さっきから大体、柴田委員、北村委員からの質問に対してお答えがあったんですが、私の特にお尋ねしたいのは、生産者と消費者の間のマージンが少し多過ぎるんじゃないかと。その原因についてはいろいろお話ありましたが、その調整の中で、流通経済の立場からいって、やはり金融的な何かの手を打ってやらなければ、今のような野放しであったら、必ず前のようなことを繰り返えすんじゃないか。この点については何かお考えあるんですか。
【次の発言】 まず、私は外務省の方にお尋ねいたします。  先般も予算委員会において、岸総理と私はこの問題について論議したのですけれども、最近、ことに終戦後に至って、公海の自由の原則が踏……

第27回国会 予算委員会 閉会後第1号(1957/12/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 このたび予算委員会から派遣されました関東班の御報告を申し上げます。  関東班は本多市郎君、内村清次君及び私千田正の三名で、十一月二十五日から三十日までの六日間、茨城県、栃木県及び群馬県の地方財政、新農村建設の現況、漁港及び道路の整備状況等について調査を行い、また、桐生市において懇談会を開いて、中小企業者の実情について調査を行なって参りました。三県とも地方健全財政の確立のために種々要望がありまして、さらにまた、新農村建設あるいは道路の整備、中小企業の振興等につきまして、われわれに対しまして熱烈なる要望がありましたが、これらにつきましては、詳細を会議録に譲りまして、御報告にかえたいと思……

第27回国会 予算委員会 第3号(1957/11/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 第二十大国会以来約半歳を経て第二十七国会がただいま開かれましたが、その六ヵ月の間に世界の情勢が非常な変化を来たしつつある、こういう点からみまして、私は外交問題について特にお伺いしたいと思いましたが、藤山外相が御病気のために出られない、もちろん外務大臣といたしましては岸総理大臣の意向をもって外交折衝に当られておるのでありますから、岸総理大臣からお答えいただけばけっこうでございます。  そのまず第一点としまして、私が特にお伺いいたしたいのは、昨日も同僚曾祢議員からもこの国際関係について御質問になっておられましたが、さらに私は別な立場から岸総理大臣にお伺いしたいのであります。それは何かと……

第28回国会 決算委員会 第16号(1958/03/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、会計検査院から述べられました、補助金の公共事業に対する国庫負担金等の経理について不当なものとして批難された点のうち、一、二をお尋ねしたいと思うのであります。というのは、毎年々々この問題が起きて来ますけれども、最近次第々々に批難事項が減ってきたということは、お互いに御同慶の至りでございますが、なお今日においても、かような問題が起きておるという点について、いささか残念に思うのであります。特に、本日報告された中で、岩手県の磐井川の堤防砂防工事に対する不当の問題が起きておりますが、これは、御承知の通り、アイオン、カザリン等の大水害に幾多の悲劇を残した場所だけにあって、この工事の完成と……

第28回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1958/06/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、この休会中に次から次へと問題が起きてきましたところの国際漁業の問題について質問をしたいと思います。  わが国の国際漁業が、きわめて重大な段階に当面しておるということは、私が申し上げるまでもありません。
【次の発言】 ただいまの委員長のお話の通り、この休会中に起きた国際漁業を中心としたいろいろな問題が出ておりますが、時間もだいぶ過ぎておりますので、きわめて重大な点、三点を基調としてお尋ねいたします。  第一点は、日中漁業の問題。  第二点は、北太平洋漁業条約、すなわち日本、アメリカ、カナダの三国においてなされておりますところの漁業条約に基くサケ、マスの漁業に関する問題。  第三……

第28回国会 農林水産委員会 第3号(1958/02/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 農林大臣に、時間もあまりございませんので、しぼって重点的にお伺いしたいと思います。  先般大臣は、この席上でも、アメリカからのいわゆる余剰農産物は断わる、実際来年度の予算の決定を見ましても、アメリカからの余剰農産物を、国内における農漁民その他の施設には、そういうものは使っておらないし、また入っておらない。新しく財政投融資の面で、そういう方面を補てんしておるようでありますが、この方針は、将来ともずっとこの方式で、愛知用水その他こうした農業施設の資金は、今後とも財政投融資等においてまかなっていくという見解を基礎としてやっていかれるかどうか、この点を一つ伺いたい。

第28回国会 農林水産委員会 第4号(1958/02/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほど北村委員から農村の零細農家の問題がありましたが、それの一つの問題としまして農村の二、三男対策が今度の予算の上から見ればだいぶ機械開墾あるいはその他において、開拓その他について吸収するというような意味にしかとれないと思うのですが、大臣としてはやはり農村の零細農家ということは一、三男の対策も含めて考えなければならない重大な問題であると思うのです。そこで農村における二、二男対策としての根本的なお考えが何かあるかということを一言お尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 広範にわたった対策をお考えのようでありますが、特に私は農林大臣に要請する点は、あなたの農政の管轄の上において、特……

第28回国会 農林水産委員会 第5号(1958/02/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと政府委員に注意ですが、この数字をずらずらとあんたおっしゃるけれども、昨年度と比較して減じた部分を、いずれ各委員から御質問あると思いますけれども、減額になった分だけは、一つどういう理由だかということを、簡単につけ加えて下さい。
【次の発言】 ですからね、そういうことを前もって断わって説明してもらわぬと、またよけいな質問をわれわれは繰り返さなければならぬ。あなたもよけい答えなければならないから、そういう理由で、これ以下はこらだということを説明してもらわなければならぬ。

第28回国会 農林水産委員会 第6号(1958/02/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長が今おっしゃったように、局長さんにお願いしたいのは、昨年と比べて著しく増減のあったこと、それを重点的に説明願いたいと思います。

第28回国会 農林水産委員会 第7号(1958/02/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 長官にお尋ねしますが、来年度予算に対しまして三十二年度よりも予算が減っておるというのですが、これはどういうわけですか。私、今長官の御説明を開くというと、有益鳥獣を保護しなければならない、これは私も大いに賛成でありまして、世界各国とも鳥獣並びに内水面の魚類等に対しては、保護育成に努めておって、相当私は手元に世界各国の資料が集まっておりますが、非常に厳重に監視人を置き、しかも有益鳥獣あるいは内水面の魚類等に対しては、国をあげて保護育成をしておる。にもかかわらずあなたの御説明によるというと、非常に鳥獣を保護しなければならないという御説明でありますが、私どもの手元に配られた林野庁の資料によ……

第28回国会 農林水産委員会 第9号(1958/02/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 どうも非常におくれた時間で、しかも各委員の方々が勉強されておることは十分承知しておりますが、私は、大臣に注文を発したいのであります。それは、予算委員会が開いている間は、全然委員会に出られないのかどうかということを、これは冒頭に一つ聞いておきます。  とりあえず私は、時間もありませんから、端折って重点だけをお尋ねいたしますが、日ソ漁業条約の、ただいまそれを中心として委員会が開かれておりますし、またモスクワにおきましては、日本の代表が行って交渉中であるけれども、ちっとも進まない、それで一九五六年十一月のいわゆる北西太平洋の公海における漁業に関する日本国とソビエト社会主義共和国連邦との間……

第28回国会 農林水産委員会 第10号(1958/02/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、なぜこういう質問をするかというと、この法律が施行されるに当って、将来何も起きてこなければ幸いでありまするが、場合によっては何か起きてきた場合において、林野庁、あるいは司法関係の警察等において、そうしたときに処置すべきところの所存をはっきりしておきたいと、こう思うのであります。それであえてお尋ねしているのでありまするが、ただいまの政務次官の御説明において大体わかりましたが、この刑法の適用におきまして、ただいま刑法第五十四条をおっしゃっておりますが、これは第五十四条の後段の面におけるところのことを御説明になっておるけれども、私は、むしろこれは四十五条、軽犯罪等を犯した場合の併合罪……

第28回国会 農林水産委員会 第11号(1958/03/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの鈴木委員のお尋ねに関連して、私は都の副知事にお伺いします。今の御説明によるというと、売上高の千分の一・五課税すると、課税して取った金を、そういう税金を東マルの穴埋めに使うことは、部の行政上そういうことは簡単に許されておるのかどうか、これは都の副知事の方からお答えを願いたい。行政的にそういうことが簡単にできるかという問題です。あなたの方では、どの会計に入れて、それを東マルの穴埋め――立てかえ金の方に使えるか、あなたの方でどういう具体的な措置をされるか、その点を今の鈴木委員のお答えに付随して都の副知事さんからお答えを願いたい。

第28回国会 農林水産委員会 第13号(1958/03/06、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま漁業協同組合の問題を中心として、大きな意味において一本化するのは理想的であるし、そうであるべきだと、私も賛成するのですが、さらに水産に関しては、特に業種別の組合がたくさんあり過ぎるのじゃないか。たとえばカツオであるとか、マグロであるとか、あるいはいろいろな漁業協同組合がたくさんある。そうして末端の組合はどれにも参加しなければならない。そういうふうになるというと、経費の面におきましてもしょい切れない弱小の組合も出てきている。こういう面におけるところはやはり統合整理して、ほんとうの漁業協同組合の確立ということを考えなければならないと思うのですが、まき網についても、たと……

第28回国会 農林水産委員会 第14号(1958/03/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今、局長の御説明で大体わかりましたが、特に私はお伺いしたいのは、営農振興計画によりまして、各都道府県知事の承認を得て政府に申達していきますところの各組合ですね、これに対して、できるだけ早く貸付の処置をしてもらいたい。それで、私は、先ほどのお話によるというと、今月末までには、相当の組合数と、それに基く戸数か出てくると思いますが、大体現在まで、さっきは昨年末現在の戸数をおっしゃっておられたんですが、二月末あたりまでわかりませんですか、承認して申達してきたものは。
【次の発言】 それで、この計画に基いて、従来より一歩進んだ営農態勢が整えられていきますが、償還条件等が、従来のようにあまりむ……

第28回国会 農林水産委員会 第16号(1958/03/13、4期、無所属クラブ)

○千田正君 次官にお尋ねいたしますが、あるいは課長さんでもいいですが、お隣りの中国が最近非常に養蚕業に力を入れておる。そうして東南アジアの市場等においては、日本の糸と競争しても負けないだけの品質のものも出てきつつある。やはり安い糸を相当供給してきておるために、日本の糸が東南アジア等においては、どうも従来のような売れ行きが思わしくない。それから一番買い手であったアメリカでも、園内における化繊その他の国内産業を守るために、日本の生糸に対して相当の輸入制限をやっておる、こういうような状況下において、さらに国内においては中小企業等の整備に従って、大企業であるところの大会社の製糸業なども操短せざるを得な……

第28回国会 農林水産委員会 第18号(1958/03/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私、二点だけお伺いしたいと思いますが、これは政府の国策会社に準ずるような会社を作ろうという御趣旨のようであり、また、繭糸価格の安定のため必要なことであるから、非常に賛成でありますが、ただ、将来のことについて、私は、一応伺っておきたいと思うのであります。それは、御承知の通り日本の繭糸なるものは、将来果して海外市場に、より以上のマーケットを拡張できるかどうかということと、今後とも相当の売れ行きをなすかどうかということが非常に疑問であると思う。それは化学繊維は各外国において非常にもう市場へ進出をしてきておるということと、また、日本の国内においても化学繊維がどんどんできて、生糸を圧迫してお……

第28回国会 農林水産委員会 第21号(1958/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。私は今突然来て、渡部局長が東委員のお尋ねに対して御答弁になっておるのを聞いておると、はなはだ当初の考え方とは違うのじゃないか。この法案が出る理想というものは、各公務員と同じような仕事をしておるにもかかわらず、農協団体の役職員は十分にそうした安定の基礎がない、それでひとしからざるを憂うるのだ、何とかして公務員と同じレベルまで、この農協団体のような公共性を持った人たちの生活の安定を考えようじゃないか、というのが法案の出てきたところの最大の理由であって、これを農協につないでおくところの飼葉のような考えでこの法案を出すとするならば、これはちょっと私どもは納得いかないのでありまして……

第28回国会 農林水産委員会 第22号(1958/03/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の東委員のお尋ねに関連してお伺いしますが、この法案が成立する前にただしておきたい重大な点は、先ほどから論議されておりますところの、将来国民年金法というものを成立させようとする政府の意図のあります今日におきまして、この農漁関係のこうした法律が、それに先行するところの暫定措置としての面として閣議が了解しておるのか、それともそういう年金制度をしかれた場合におきましても、このような公共的な面において特殊な今まで施行されておったところの公務員あるいは地方公務員、並びに農協職員に対しては、将来は別個の面においてこの法案が存続するというしっかりした考えを持っていなければ、私は将来年金制度という……

第28回国会 農林水産委員会 第23号(1958/03/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 建設省並びに農林省の砂防関係と、この地すべりとの関係は、どういうふうに調整上していきますか。工事の実施に当りまして、その見解をただしておきたいと思います。
【次の発言】 私の聞いているのは、予算の実施に当りまして、ただいまのあなたの御答弁によるというと、この法案の対象になるものは約一割程度である、そうして、法案としましては、建設、農林ともに一つのラインで進もう、こういうわけで、予算の執行に当っては、砂防予算とは切り離して、別に予算を組むんですか。
【次の発言】 三十三年度の予算ではそうであるでしょうが、今度本法案が通過すれば、その項目によってあなたの方では予算をやられるでしょうが、……

第28回国会 農林水産委員会 第24号(1958/04/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案の中で、特にここに明記してありますところの土地所有者並びに造林者あるいは費用負担者、この二者の等分は権利として認めているわけでありますが、その場合に、先ほど御説明になったいわゆる課税の対象、これは相当長い期間かかるわけでありますので、課税の対象という場合におきましては、三者同一の課税負担をしなければならないということになるのですか、どうですか、その点を伺いたい。もちろん先ほどの御説明の点はわかりますが、これが伐採して売却された場合に、山林所得としての所得割合によって税金は納めなければならないということはわかりますが、長い間の課税の対象になる場合において、あるいは土地所有者が……

第28回国会 農林水産委員会 第25号(1958/04/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 きのう、この問題で、梶原委員は梶原委員の御研究の立場について聞いておられたようでありますが、私も、この点だけを政府側に御説明をいただきたいと思うのは、民法第二百五十六条、共有物の分割請求という面に、第二項に、「此契約ハ之ヲ更新スルコトヲ得但其期間ハ更新ノ時ヨリ五年ヲ超ユルコトヲ得ス」という条文があるのですが、今度の分収法は、五十年の長きにわたる問題で、これとの関連は、農林当局は、この分収法ができれば、それによってこの問題の排除はできるのだ、ある程度これは押えていけるのだという御解釈のようですが、その点は間違いがないのですか。今度の法律ができることによって、この民法の規定はある程度別……

第28回国会 農林水産委員会 第26号(1958/04/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の清澤委員の御質問に対しては、私も賛成なんですが、と同時に、参考人の方が非常に多数でありますので、参考人の方が御意見を述べられる場合は、特に重点的に、参考人個人の御意見の重点的なところをしぼって述べていただかないというと、なかなか時間が食うだろうと思いますから、委員長からもし皆さんにお諮り願って、お差しつかえなかったら、委員長からもお願いしたいと思うのですが。
【次の発言】 ただいま青山委員の質問に対しまして、江澤さんと大澤さんからお答えがありましたが、そもそも本日この委員会を開いて皆さんにおいでを願って、われわれが質問する、こうした問題が起きたのは、先ほどから皆さんがよく御存じ……

第28回国会 農林水産委員会 第27号(1958/04/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今度の中火卸売市場法の一部を改正する法律案には三つの重点があることは、たびたび今まで政府当局から御説明がありました。第一は名称使用の制限、第二は取引方法の規制、第三は卸売人の純資産額等に対する設定のこの三つの条項でありますが、昨日公聴会を開いて各般の代表者の意見を聞きましたが、一番われわれは今度の改正の重点でありますところの第二の取引方法の規制、第三の卸売人の純資産額の設定、およそ第一、第三はほとんど大部分の方々の賛成なさるところでありますが、第二の取引方法の規制という点は、非常にこれはむずかしい問題じゃないかと、ということは集荷に当る場合におけるところの前渡金、奨励金等に対する規……

第28回国会 農林水産委員会 第28号(1958/04/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま梶原委員からの御質疑に対しての局長のお答えの中に、改ざんを発見した場合の扱いについてのお話がありましたが、改ざんということは、私は梶原委員と同じように、非常にこれは悪いことである、早く言えば詐欺行為のようなものですか、これば断じて許すべきことではない。もしもAとBの村から出てきたものが、Aのものは適当価格で買い上げられたとしても、Bは、市場においてそうでない低い値段があったとするならば、別の項目で市場の価格維持のための何らかの補てんの措置を講ずべきであって、安く一たん仕切ったものを改ざんするということは、これは許すべき問題じゃないだろうと思う。制度としては、もしそ……

第28回国会 農林水産委員会 第29号(1958/04/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となっておりますところの中央卸売市場法の一部を改正する法律案については、私は賛成をいたしますが、この提案に当りまして、政府当局は神田市場におけるところの、東破産事件を契機として出されたような感がありまして、たとえのいうどろぼうを見てからなわをなうというような、あわてて出された法律というような感を私は深くさせられるのであります。ただいまの東委員からいろいろ御希望を述べられましたが、実際その通り、市場法そのものを、この際、抜本的に改正をしなければならない、こういう前提をもって、このたびの一部改正ということに対しては賛成をいたします。ただし、先ほど藤野委員かり提案されましたよ……

第28回国会 農林水産委員会 第30号(1958/04/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま審議されました酪農振興基金法案に賛成いたしますが、先般の質疑の中で私がただしました点、特にこの出資者がとかく従来の関係から見まして、生乳の争奪戦その他において、相当自由競争が激しい今日、また将来それが予想されます場合に、出資者になる乳業者、あるいは中小企業等協同組合の乳業者もしくは生産者に対してコントロール等の独占的な力の及ぶことのないように、基金本来の目的を達成するように、特段の御注意を促したい。そしてこの法案の効果の万全を期されることを特に要望いたしまして、本法案に賛成の意を表します。
【次の発言】 今の小団地の問題ですがね。たとえば、災害の場合ですね、大きな耕地その他……

第28回国会 農林水産委員会 第31号(1958/04/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題になっております漁業制度調査会設置法案につきまして、特に私はお尋ねいたしたいと思いますが、この調査会の存続期間は、大体、委員の参加する年数と同じように、二ヵ年という程度ですか、それとも、もっと区長く存続期間を目標として置いてあるのかどうか、その点は、どれぐらいの期間を置こうというのですか。
【次の発言】 この制度を設ける、まあ制度に関するところの調査会でありますが、漁業制度調査会の最大の目的というものは従来の漁業制度に対する改善、あるいはその他のことが重点になろうと思いますが、そのうちで、ただいま長官が触れた二ヵ年間で結論を出そうとするその問題は、何と何にしぼって、大体……

第28回国会 農林水産委員会 第34号(1958/04/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 いろいろな心細部にわたっての点をだいぶ研究されておりますが、これは農林中金のあり方というものが選挙にからんで、農林中金のあるメンバーが選挙に立つた場合ですね、系統機関を動かして不正なる支出をしたという問題が非常な問題になって、先般は会計検査院の検査報告、不当に当る報告として、当参議院の決算委員会の報告にあげられた。それが、前の農林中金の理事長であるところの湯河君と、その不当だとされておるところのある会社の社長との、公聴会における参考人の意見の食い違いがあつて、まだ問題が解決していない。その真相は、かつて参議院に立候補した農林中金の幹部の人の選挙運動等に使われたごとき疑いがあるという……

第28回国会 農林水産委員会 第35号(1958/04/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。ただいま戸叶委員並びに柴田委員より、本委員会の運営について話がありましたが、討論、採決に入る前に、私は、農林委員会の運営について、特に両政党の諸君に対してお願いしておきたいと思います。ということは、お互いに議事の進行をスムーズにしようとするのはけっこうでございますが、自由民主党、あるいは社会党とも大政党となりますと、国会会対策委員会というものがおのおのの会派の中にあるはずでありますが、しかも、当法案の中で、今も申されたように、両委員会にまたがるような問題、あるいは三つの委員会等にまたがるような問題が、一つの委員会において審議されるような場合かありましたならば、その……

第28回国会 農林水産委員会 第36号(1958/04/22、4期、無所属クラブ)

○千田正君 従来あった法律によって、調整保管しておったときの費用ですね、そうした費用ば、大体どれくらいであったのか、政府としてそれに対してカバーしてやっておった費用はどのくらいですか。
【次の発言】 従来はそういう金が出ておったわけですがね。で、今度法律改正して、こういう費用が要らなくなる。でその要らなくなる場合、こういう費用を肥料の調整保管じゃなくて、ほかの農業振興等に対してその金を繰り回そうという、何かの政策をあなたの方では考えているのですか、どうですか。
【次の発言】 私はそういう面よりも、こういう、これほどの金が、三十三年度には、一応強制保管の面にはなるが、そのかわりそれにかわるべき農……

第28回国会 農林水産委員会 第37号(1958/04/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま、安部委員の質問に対して委員長は答えられておりまするが、私は、今日農林水産委員会として、国際的な重大な問題としましては、今行なわれておるところの日ソ漁業問題妥結と同時に、国内の処置という問題が非常に重大である、その措置に関する問題に対しての事務的な質問は、水産庁長官でけっこうですけれども、少くとも、オホーツク海の権利の放棄その他に対しては、岸内閣の責任であると私は考えるのでありまして、これは、当然内閣総理大臣並びに外務大臣にわれわれとしては質問したい。今、委員長のお答えによると、まだはっきり御答弁は得られないようでありますが、これは、ぜひ出席願いまして、当委員会において政府……

第28回国会 農林水産委員会 第38号(1958/04/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 その前に、当委員会として総理大臣に御出席を願って、岸内閣としてのとられた今度の条約に対して所信を伺っておきたいと思ったんですが、本日は総理大臣はどうしても出られないと、こういうわけでありますか。
【次の発言】 私も、どうしてもきょう、あすということは、相当政府としても忙しいでしょうから、なかなか出席が容易じゃないという御趣旨は、ある程度了解しますが、それで、石井副総理は、私としましては、どうしてもきょうのわれわれが質問する時間までに総理が間に合わなかった場合は、副総理という立場をあわせて御答弁を願いたい、少くとも私の質問に対しましては。その点を、石井臨時農相がこられる前に、事前に一……

第28回国会 農林水産委員会 第39号(1958/04/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと、要望だけっ一点。  赤城農相は、このたび日本政府代表として、きわめて困難な日ソ間の問題に、しかも執拗に食い下って、最後の妥結まで御苦労なさった点については、衷心から謝意を表したいと思う次第であります。特に、今度の問題は岸内閣が政権を担当して以来、外交政策としての最大の問題であったという点と、さらに私は考えますときに、総選挙が控えておって、選挙後において当然新たなる内閣が生まれ出るんでありましょうが、その際、赤城農相が再ぴ農林行政の担当者になるかどうかということは私もよくわからない。しかしながら、現段階においででは、この問題の最後の処置をしていかなければならない国内問題があ……

第28回国会 予算委員会 第5号(1958/03/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、まず第一に、戦後における国際間の問題としまして、国際法の改正あるいは新たなる設定等をめぐって、領海並びに空の問題として領空という問題は、ただいま国際間に、法的な問題として問題の立案について各国とも研究しておられます。それで、特に私がお尋ねいたしたいのは、前内閣重光外相のときに、領空の限界はどこかという私の質問に対しまして、当時の外務大臣の代理としまして条約局長は、三思三考の後、領空というのは成層圏までとしておった概念を貫いて天壌無窮であるという答えをした。(笑声)私はまことにお粗末な答えではないかと思いましたけれども、時間がありませんでしたから、それ以上の追及をいたしませんで……

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/03/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま豊田委員の質問に対しまして、二十万キロ程度で今後ふやさないという通産大臣並びに農林大臣のお答えでありますが、漁業用重油は、一体漁業用には年間どれだけ必要であるかという必要量を一つお答えを願いたいということと、二十万キロ割り当てたことによって、漁民が安い油を手に入れて生産コストにおいて十分にサービスできた、こういう実績もあわせまして、今後とも二十万以上はふやさない、こういうことであるというと、これは農林漁業政策の上に一応の影響を及ぼすものと思いますので、農林大臣及び通産大臣から、年間必要であるところの漁業用油がどれだけあるかということを明示していただきたいと思います……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/03/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいまの中田委員の質問に関連してお尋ねいたしますが、オットセイに関するところの条約に基く五ヵ年間に十五億という金は、これはこの条約に基いて、日本の漁民はオットセイを捕獲してはならない、捕獲しないかわりに、その補償という意味で十五億という金を出すというふうに、私は記憶しておりまするが、この点についてはどういうふうに考えておられますか、大蔵大臣及び農林大臣にお伺いいたします。そして、もしその金が、国の会計の中に入ったとするならば、当然十五億という金は、国のいろいろなそういう調査その他の費用を除いては、漁民にこれを交付して、国際条約を守らすための金と私は承知しておりますが、そ……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 きわめて重大なお尋ねをいたしますので、総理大臣から特にはっきりした答弁を聞きたい。
【次の発言】 私は、この際、特に総理大臣にお答えをいただかなくちゃならないという問題は、先般来、しばしば日ソ間の問題については、この委員会においても論議されておりましたけれども、わが国から代表として赤城農相、高碕代表等が行かれてから、ちっとも進んでおらない、交渉が。しかも、十八日に、ソ連側からは、日本との間には平和条約を締結しない限り、ソ連側としては安全操業問題に応じない、二点としましては、領土問題は、日ソ共同宣言によってすでに解決済みである。であるから、この切り離し方式によるところの日本側の要請に……

第29回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 だれとだれが出席しているか、はっきり言って下さい。
【次の発言】 ちょっとこの資料について要望を。  今の部長の御説明で、この資料を提出されておりますが、せっかく図表をお書きになっておるならば、これは数字を見ればわかりますけれども、その点線の分はどういうものか。あるいはまるく線をしたものはどういうものか。こういう説明を一応紙面か何かに書いていただいておりますれば、一目瞭然になるんで、せっかく図表をお書きになっても、数字だけでは、また説明の煩を繰り返さなければならない。今後資料で図表を出される場合は、点線は何の意味の点線か、そういうことをつけ加えて載せていただきたい。

第29回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1958/08/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大臣に質問するつもりでおったのですが、大臣が時間がない、次の機会にも約束ができない、大臣が次官あるいは官房長が答弁することに対しては一切の責任を負うという言明をされておりますから、私は、結論的にはっきり御答弁をいただきたい。ということは、昨日の委員会で旱害対策その他に対しての一応の担当者でありまするところの局長諸君からはお答えを受けております。しかし、事は大きな一つの国策の問題として、農林省の態度をはっきりしてもらいたい、こういう点を伺いたいのであります。それは、旱害対策に対しましては、先般閣議で決定した応急対策が今実行されておる、これは私も了承できます。しかし、今度の旱害のような……

第29回国会 農林水産委員会 第3号(1958/06/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長、今のあなたの御説明は、本州製紙の問題に関してのみ一応御報告を求める……。
【次の発言】 それだと、今の水産庁のお話しは、本州製紙の問題、ただいま東委員の質問に対するお答えだけであって、あなたのおっしゃるところの水質汚濁に対する水産庁の方針並びに今までとってきた経過等に対しての説明が不十分だと思うのです。
【次の発言】 通産省に聞きますが、従来起きておったこういう紛争のケースがここにありますが、今まであなた方の方では、そういう問題の処置として、設備に対する助成金は出しておるのですか。
【次の発言】 私は、今後、これは企画庁にも聞いてもらいたいのですが、あなたの方では立案してい……

第29回国会 農林水産委員会 第4号(1958/06/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の小林委員からの質問の中で、今度の対策、蚕糸、養蚕に対する対策は、一時的なように考えておられるのか、永久的か、ある程度の恒久的かということは、これはやはり国際市場とにらみ合せなければならないというような意味のことを大臣がおっしゃっておりました。国際市場において、たとえばアメリカなりその他において、日本の生糸が将来需要がある程度伸びるという観点に立って今度の施策をなされたのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 今度の春繭に対しては、百億と五十億、こういうふうに政府において出されましたが、しかも、最近においては繭の値段が千四百円、それから糸の値段は十九万ですか、一応それで……

第29回国会 農林水産委員会 第6号(1958/07/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の清澤委員の質問に関連しますが、今の次官の御答弁によりますというと、春蚕に対しましては百五十億の資金の手当をやる。これは政府が買い上げして保管しておくと。夏秋蚕に対しては、そうした春蚕に対する手当をしておるから、自然的にあるいはマーケットの値上りその他によって、夏秋蚕の場合においては十分に、政府が買い上げなくても、需要供給の関係において処理できるのではないか。なおかつそれでも予定のようにいかなかったという場合においては、あらためて何らかの処置を講ずる、こういう観点に立ってのお答えですか、どうなんですか。
【次の発言】 もう一点だけ。国際価格は御承知の通りこの二、三日前に日本の糸価……

第29回国会 農林水産委員会 第7号(1958/07/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。農林大臣は、きょうはゆっくり御出席願って差しつかえないですね。
【次の発言】 私、あとで質問しますが、法案に対する疑義がありますので、もう一ぺん大臣に、午後から来られるかどうか確約をして下さい。それによって議事を進めていただきたいと思います。
【次の発言】 私のお尋ねしたいのは法案の条文の中に、多少疑義がありますのでお尋ねいたしたいのでございますが、それは第四条とそれから第七条、並びに付則にあるところの補助金の交付の問題は、先般来、いろいろ同僚委員からのお尋ねに対してのお答えのうちにも多少触ふておられるので、ある程度はわかりますが、第七条のうちで、「政府は、会社が……

第29回国会 農林水産委員会 第8号(1958/07/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、この臨時措置法案はあくまで臨時措置法であるという立場に立って、今まで論議が尽されておりますが、十分なる論議が尽されない論議のうちにおいても、この法案の不十分な点は多々あるということを看取するのであります。同時に、また修正案を出されました社会党の案も、この際もつともなことだと思っておりますけれども、現実の問題は、会期がもうすでになくなった、明日で切れる、今ここでかりに修正案を皆さんで御審議願って通過しましても、衆議院に差し戻しになる、また案を練る、あるいは財政法の問題から政府が応諾しないというような問題が出てきて、いたずらに混迷を続けるということは、私は現段階におけるところの蚕……

第29回国会 農林水産委員会 第9号(1958/07/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この乳価の問題は、たびたびこの委員会においてもお互いに審議あるいは討論したのでありますが、きょうは大臣がお見えになっておられますから、特にお伺いしたいのですが、酪農対策は、かつて農林白書を発行して、日本の農業のあり方に対するところの新機軸として、やはり農家経営の安全性をはかるためには酪農というものを取り入れて、それに対する基本的な政策をやっていこう。これは農林省が終戦後におけるところの新しい一つの試みとして、国民に訴えもし、われわれも協力したところでありますが、今、局長の言う通り、ある場合においては草地改良をし、ある場合においては乳牛を導入し、ある場合においては助成金を出して今日ま……

第29回国会 予算委員会 第2号(1958/06/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私はきわめて短い時間でお尋ねいたしますので、重点的にお伺いいたしますから、御誠意のある御答弁をいただきたいと思います。  一つは、先般の選挙におきまして、岸総理は選挙に当りましては十分に公明選挙でいく、しかも、選挙に対するところの違反者等に対しては厳重に処分し取り締る、こういうことを声明されたのでありまするが、このたびの選挙に際しまして、政府の発表をいたしておりますところの法定費用が平均七十万円程度である。ところが、自民党におきまして公認されました候補者に対しては、公認の応援費用として一人当り百万円を出すというようなことが新聞に載っており、実際においてあるいは百万円を公認候補者に対……

第30回国会 農林水産委員会 第2号(1958/10/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 その問題は、あらためてその後の経過報告を受けて、われわれも質問したい点がありますから考えていたきただいと思います。
【次の発言】 ちょっと聞きます。災害復旧のときの原形復旧のようなことであっては、災害が再び来た場合にはより以上の災害が起きる、それで原形復旧の場合はわれわれ賛成できない。今道路が通ったことによって、そうした整地が乱されてくる、それに対して、たとえば道路公団がそれを修復する、その修復の限度というものは、農民をして今まであったよりよき環境に置かせるのか、今までの原形のところで修復するのか、その点の限度がはっきりしないということですが、その点はどうなんですか。

第30回国会 農林水産委員会 第4号(1958/10/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連しまして。大体北村委員の御質問に対するお答えで了承いたしましたが、特にお伺いしたい点は、従来災害復旧は原形復旧にほとんどとどまっておる。そうしますというと、毎年同じような災害が来るたんびに非常に国庫の支出になるのであって、原形復旧プラス改良という面に重点を置かないというと、再びこういう問題が起きてくる、こういう点に大臣としては特別の予算編成上お考え下さるのかどうか、この点。  もう一つは、災害が二十一号、二十二号以後、ことに稲その他の倒伏があって、当初非常に収穫があるように見越しておった農民の考えと、また農林省の考え方にも非常に差異が生じてきておる。毎日の雨によって、おそらく本……

第30回国会 農林水産委員会 第5号(1958/10/16、4期、無所属クラブ)

○千田正君 第二班の報告を申し上げます。  第二班は、青山委員と私とで宮城県岩手県の両県下を視察して参りました。十月九日に東京を立ち、夕方仙台着、直ちに県庁に向いまして大沼知事を初め県議会、市町村会、町村議会議長会等の各位に会いまして、今回の台風被害のお見舞を申し述べるとともに、被害の実情について総括的な説明を聞いた次第であります。台風二十一号、二十二号の九月末現在における県下の総被害額は、死傷十名、家屋の全半壊百余を除いて五十六億円に達し、最も大きいのは農作物被害で四十億円、林業、水産被害の六億、漁港土木被害の四億円等がそのおもなるものであります。かくて平年作三百万石をこえる県下の穀倉地帯は……

第30回国会 農林水産委員会 第8号(1958/10/22、4期、無所属クラブ)

○千田正君 さっき飯田さんのお答えの中に、配分したとおっしゃられたが、片一方の東印の関矢さんの方はそれだけ十分――前とはそう変らないではないか、特に配分されたという実績を感じないと、こういうことですが、再配分したというのは、丸東が業務停止して後において配分したのか、その前からそういう面においてしておったのか、配分した限界はいつからですか。
【次の発言】 非常にこれはこんがらがった結果になったけれども、当初からの見通しが、飯田さんたちの考え方が非常に甘かったのじゃないですか。それだから、私は当初からそういうことを注意しておったのです。たとえば、丸東が破産したその当時の売上金が年間二十四億と、こう……

第30回国会 農林水産委員会 第9号(1958/10/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この種の調査機関というものは、しばしば各省とも実態は非常に有名人が委員にはなっていても会合はあまり開かない、そうしてほんとうに迫ったとき二、三回開いて、そうして大臣に対する答申案なんということを作るというような会もあるわけです。で、これはこの前の議運でも問題になったんですが、少くともこういう法律に基く調査会の委員を任命するという場合においては、その人がただ有名人だから学識経験があるからというだけではなく、やはり熱意をもって調査の審議に当ると、こういう人を推薦していただきたい。ただ名前は農学博士だ、あるいは法学博士だという人たちばかりを集めても、実際の運営の調査という問題に対しての真……

第30回国会 農林水産委員会 第10号(1958/10/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまのお答えのうち、救農土木ですね、これは実際において、山間地帯におけるところの部落の農民が今度の災害によってほとんど農作物は失われてしまって、この暮れを控えての生活が非常に困窮しておる。いわゆる賃金か何かを得て少くともここ半年くらい持ちこたえなければならない状況に立ち至っておるところが相当あるわけでございます。これらに対する対策としては、今の大臣の御説明のような予備金から支出するという考えでありますが、その点をはっきりしていただきたい。
【次の発言】 時間が参ったようですから、きわめて重点的なお尋ねをいたします。実は、今月の初めに農林省がわれわれに対して示されましたところの災……

第30回国会 農林水産委員会 第11号(1958/10/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 臨時生鮮食料品卸売市場対策調査会、これが設置されることはもとより賛成でありますが、ただ問題は、こういう会が設置されても、その効果において十分それを利用しなければ、何らの意味のないことであるということは、しばしば、先般の論議のうちでも各委員からも要請があったわけであります。できても結論をただ聞きおくという程度では意味がない。しかも、この中央卸売市場の権限は農林大臣が把握しておる今日においては、十分にこれは検討して、委員会の答申を実際に取り入れて、その面において具体的な運営をしてほしいということは、私がお願いしたいのでありますが、申し上げるまでもなく、今まで同僚三議員からいろいろ御要望……

第31回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1959/05/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 御承知の通り、サケ、マスの問題につきましては、先般来、日ソ漁業委員会においてしばしば論議を繰り返して、すでに三カ月を経過しております。そしてまさに漁期に入っておる今日、全然漁獲量の決定もしないし、今後の方針もきまっておらないと、こういう状況にあっては、これに仕事する漁業者の混迷、混乱は、まさにその極に達しているといわざるを得ないのであります。当局といたしましては、これに対し、一体どういう方針を持ってこれに臨むのか、この段階における一応の情勢の判断と今後に対する方針について、長官から一応御説明を承わりたいと思うのであります。

第31回国会 農林水産委員会 第3号(1958/12/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 そうしますというと、法案の表題の公共用水域の水質の保全に関する法律ということになるということ、これは全部含めなければこういう表題はできないはずじゃありませんか。継続的にといわず、管轄的にといわず、公共用水域の水質の保全ということをうたっている以上は、そういう問題を除去するわけにいかないじゃないですか。
【次の発言】 どうもあなたの御説明を伺いますというと、近代産業と原始産業の問題の調節というところに重点を置いておられるようです。少くとも水質の保全という問題から考えますというと、単に産業面の摩擦を一調整するのみならず、一般の国民の衛生その他の環境等に対する面も考慮してこういう法律を出……

第31回国会 農林水産委員会 第6号(1959/02/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今、小笠原委員からもお尋ねがありましたが、たとえば零細漁業と称するこの面をどういうふうにして一応のレベルまで引き上げてゆくかということは、私は今の漁業制度の改正に当っては、一つの根本的な施策でなければならないと思うんです。従来の問題にしましても、たとえば漁村を対象としての金融、助成等の問題に関しましても、地方に行ってしまうと、ボスの連中に壟断されてしまって、実際の零細な漁民の方へは渡っていない。ということは、金融を対象とする場合においては、一応それを受け入れるだけの態勢がなければ貸せない、融通できない、こういうことが原則にされている結果、いつまでたっても国のそうした施策の恩典などは……

第31回国会 農林水産委員会 第7号(1959/02/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。農林大臣は、今度の明年度予算に対しては土地改良に重点を置いた、こういうお話でありますが、この項目その他をしさいに点検してみると、先般、私は予算委員会から阪神地方に査察を命ぜられて参りましたのでありますが、そのときに、建設省所管のいわゆる名神国道ですか、道路の建設と土地改良との問題の間に非常なそごを来たしておる。道路を作るために、従来の土地改良の計画は変更せざるを得ない方向に向ってきつつある。しかしながら、農民の意思が十分にそれは要望通りに進まないので非常に困る。そういうような問題が一つあることと、もう一つは、天災、早越であるとか、あるいは風水害等々が起きたたびに、今までの……

第31回国会 農林水産委員会 第8号(1959/02/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま委員長から提示された本日のスケジュールその他に対して、十分政府側の責任のある答弁をわれわれは期待するわけでありまするが、ただいまの説明員の政府の代表の諸君が説明された後にわれわれが質問しますが、責任ある答弁をやってもらえるかどうか。本日、われわれの手元に配付されておりますところのこれらの議題の中には、閣議において決定した事項の報告ということだけでかかっておりますが、われわれが質問するとするならば、少くとも現政府の責任についての質問をいたします。それで政府側の諸君は、途中において、これは大臣の責任だから、われわれは知らぬとか、われわれはそれを実行できないとか、そういうような簡……

第31回国会 農林水産委員会 第9号(1959/02/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、さっきから各委員からその問題についてお尋ねしておるので、大体の政府の御見解はわかりますけれども、おそらく減反をあなた方がかりに勧めても、農家のいわゆる換金としての副業、養鶏であるとか、養蚕であるとか、タバコであるとか、これは農業としては何かの、水田やあるいは畑作の米麦というような主要作物以外の何らかの換金作物を得なければ、農家経営はやっていけないのが現在の日本の農業の実態なんです。それで養蚕の方はある程度減反することによって何とか考える、こういうだけでは私はとうてい、将来しからば減反したら養蚕する方のあれが減るか、おそらく私はそう簡単には減らないと思うのですよ。それにはやはり……

第31回国会 農林水産委員会 第10号(1959/02/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 全面的に賛成でありますが、特に私は、この際注意を要望しておきますことは、先般の、三年前の参議院議員選挙に際しまして、中金並びに農業団体から、候補者に対しての選挙資金が流れたという問題で、決算委員会等におきまして、かつて中金の理事長その他が召喚されて参考人としていろいろ内容の取調べを受けたことがありますが、本年は選挙の年であり、しかも、選挙を通じまして、かような公金に類すべき資金の運用においてさようなことのないように、私は一本くぎを打っておきたい。あるいはきょうお見えになっておられる政府当局は知らないかもしれない。しかし、決算委員会等において、こういう問題が選挙後に出て、いろいろな問……

第31回国会 農林水産委員会 第11号(1959/02/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日、各委員からの質問に対して農林省当局の御答弁の中に、農家所得三十五万円を目標として、五カ年計画でこれを達成する方法で大いに開拓農家の振興を計画しておる、こういう御答弁でありましたが、実際にそれができるかどうか、大体、所得三十五万円の農家の総収入は、諸経費が大体五〇%から逆算していくというと、七十万円ぐらいになる。それを五〇%の諸経費を引きますというと、とうてい三十五万円というあなた方が御答弁なさったような計画の線まで達するのは容易なことでないのではないか、この点において確信があるかという点を一つお答え願いたい。  もう一点は、現在政府の行政措置としてやっておりますのは、いわゆる……

第31回国会 農林水産委員会 第12号(1959/03/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の局長のお答えは、農林省としての酪農振興対策という一つの大きな基本方針を立てたのと、これとの関連においてそういうお答えですか。それとは全然別個の考えでそういうことをお答えになったのか。
【次の発言】 この死廃病傷共済の病傷全額の危険率というものがございますね、これは保険は常にリスクの率を中心として料率のあるいはあれを研究していかなければならないのですが、これは一つの料率をきめる大きな基礎になると思うのですが、それによって先ほども補助金の問題が出ておるのですが、これを中心にも考えたわけですか。

第31回国会 農林水産委員会 第13号(1959/03/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の政務次官のお話は、国税庁長官としてのお話で、農林次官の御答弁とはどうも受け取れないのであります。あなたが前段において、これは産業上必要だとおっしゃるが、そうだとすれば、農林省としてこの問題をわれわれに提示したのは、日本の畑地農業に対する新しい振興政策の一つとしての考え方である。それならば国内におけるところのこうした産業育成のために考えなくちゃならないのであって、どうも今の御答弁は、ちょっとわれわれはわかりかねるわけです。

第31回国会 農林水産委員会 第15号(1959/03/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今御答弁ありましたが、どの程度で考えておられるのか、大体同じような条件が相当そろっていると思うのですが、寒冷地帯といいましても、東北の岩手、青森あるいはその他の地域もあるのですが、そういう方面については農林省としては考えておるか、やはり同じような振興臨時措置法でも作るということを考えておりますか。
【次の発言】 御答弁はけっこうなんですが、とかく文化も東北を通り過ぎて北海道に直行するというようなわけで、取り残されているのは文化だけではなく、東北におけるそうした振興政策も取り残されたような感を深くするのでありまして、今申されたことに対しては、施政方針の演説の中に、三浦農林大臣が適地適……

第31回国会 農林水産委員会 第16号(1959/03/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法案に対しまして賛成をいたしますが、私も一つ要望があるのであます。  寒冷地畑作営農は単に北海道のみならず内地におきましても、ほとんど北海道に比してこれに準拠すべきような営農形態の土地も相当あるのであります。しかも、終戦後において引揚者あるいは帰還軍人等が荒廃した土地に入って、そして営農しておる実態を見た場合において、天然の災害は年中繰り返して襲ってきておる。この点では北海道とやや同じ形態を備えた所が相当あると思うのであります。でありますから、このたびの北海道のこの措置に対して、私も大いに賛成いたしますが、同時に、内地……

第31回国会 農林水産委員会 第17号(1959/03/13、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案に基きまして、従来海外輸出の伸長に伴って肥料の増産という対策が立てられたのでありまするが、同時にまた海外市場が非常なネックにぶつかった、そういう場合に必然的に海外の輸出の値段が低下してくる。その低下した分に対する価格の調整上、国内の内需方面の価格にしわ寄せしてくる。そのために、農家が実際は海外輸出の犠牲をこうむってある程度の高い肥料を買わされるのじゃないかという非常な危惧の念を持っておったし、実際の問題として、そういう事態もあったのでありますが、この法案の目的が、そういう面の調整にあるというようにただいまの御説明に承わっておりますが、確かにそういう調整がやり得るかどうか、こ……

第31回国会 農林水産委員会 第18号(1959/03/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 午前中、私ここに長くおらなかったから、同僚委員の小笠原君の質問の内容よくわかりませんけれども、東北関係に対してのお尋ねがあったようであります。私も、ここに手元に東北開発会社の調査の概要が届いておるのですが、これをよく見ますというと、非常にこの報告はずさんである、こういう点に目がつくわけでありまして、先般来食糧庁長官からの将来のテンサイ糖の増産に対しての抱負を聞かされたのでありますが、さらにまた東北地方の適地においては、これまた将来北海道同様にいろいろ施策を施すというお話があったのであります。  そこで、重ねて私はお尋ねいたしたいのは、この東北開発会社からの調査の概要を見ますというと……

第31回国会 農林水産委員会 第19号(1959/03/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました農業共済基金法第三十九条第一項の特別積立金の処分等に関する臨時措置法案に対しましては賛成の意を表します。  さらに、この法案に対しまして、ただいま社会党の東委員より提出されました付帯決議案につきましても賛成の意を表します。  ただいま東委員から付帯決議案の内容につきまして御説明がありましたように、共済基金法の完全なる実施を要望するとともに、この付帯決議案の趣旨を十分に尊重されて万遺漏ないようにこの法案の実施を特に要望いたしまして賛成の意を表する次第であります。
【次の発言】 ただいま問題になりましたテンサイ及びテンサイ糖関係三法案に対しては賛成の意を表します……

第31回国会 農林水産委員会 第20号(1959/03/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この特定という名を課せられた以上は、従来の第三種とは別個に考えるということになると、さっきから小笠原委員も質問しておる通り、何かそこに区別しなければならない。従来これらの先ほど提示されました港というのは、港湾設備と相関連する問題だろうと思うので、特定という名前を課す以上は、運輸省のやつておるやり方の補助率とかなんとかで調整しなければ特定の意味をなさないのじゃないか、こういうことですね。それから、先ほど事業量とそれから予算の面において比較的話されておりましたが、こういう特定のものが同じ中に含まれておった場合では、次の第三種以下の漁港に、予算に響いてこないか、こういうことをわれわれは考……

第31回国会 農林水産委員会 第21号(1959/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案は賛成はいたしますけれども、昨日来当委員会においていろいろ質疑応答がありました通り、ただいまも小笠原委員から農林大臣、大蔵当局にだめ押しをしたようでありますが、せっかく骨格ができたのであるから、この骨格がゆがめられないような方法を予算の獲得の際に考えていただかなければならぬと思う。そういう自信はもちろんおありのことと思いますけれども、そうでなかったなら、先ほど農林大臣がおっしゃったような画竜点睛を欠くと。絵だけ描いたけれども、目が一つもないのでは、何らの意味をなさい、こう思いますので、特にこの点は念を押して、次の予画の公表と酪農振興基金に通知する場合の手続でございまして、申……

第31回国会 農林水産委員会 第22号(1959/03/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました一トン未満の漁船に対する登録制度の廃止の問題でありますが、きのう提案者からお話がありました通り、非常に煩瑣に過ぎて、実際の一トン未満の漁船を所有しておる漁民は、なかなか前の法律のような工合にはいかない、それでこの際、そういう煩瑣な面を除去して、零細漁民の活動に資するために、この法案を提案したという御説明でありましたが、いろいろ論議をしました結果、この法はけっこうであるということを私も了承できます。賛成はいたしますが、私は、ここに一つ特に行政官庁に注文をつけたいのは、そういうことによって一トン未満の漁船が将来たとえば災害の起きた場合に、政府の施策の対象からはず……

第31回国会 農林水産委員会 第24号(1959/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今、清澤委員からお尋ねがあったのですが、従来農林関係にはいろいろこの種の委員会がありまして、学識経験者と称する学者など、相当多く羅列してきておる。ところが、出てくる顔ぶれを見るというと、いつでも同じような人たちであって、結論はいつでも抽象論だけで過ぎてしまう。この問題などは、ことに基本の問題を調査するというのですから、農林漁業が今や曲り角に来ておる。真剣になって考えなければならないので、調査会の委員を選ぶに際しましては、従来のような先輩だから連れてきてやっておる、おれたちの教わった先生だからこの際敬意を表して連れてくるとか、あるいは団体の長だとかというようなことで、そんな……

第31回国会 予算委員会 第2号(1959/01/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまから委員派遣調査の報告を申し上げます。  第一班近畿班は、一松委員、高田委員、私、千田の三名で編成し、一月十一日から十五日まで五日間の日程で大阪府と滋賀県に派遣を命ぜられ同地方の一般経済事情、地方財政の状況等を調査して参りましたが、私どもは、さらに今回の調査に当りまして、京阪神地帯の水の利用の現況とその供給源としての琵琶湖の利用方法をいかにしていくかということを調査の一つの目標として参りました。  まず、一般経済事情より御報告申し上げますると、大阪を中心としましては、一昨年の金融引き締め以来低迷を続けておりました当地経済も、昨年秋以来の国際環境の若干の好転から、鉄鋼製品の対……

第31回国会 予算委員会 第4号(1959/03/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、まず第一に、岸総理大臣が内閣を組織しましてからすでに足かけ三年になりまして、もろもろの政策に対してはいろいろ声明されておりますが、その中で、ただいまほど外交問題に集中して国民のすべてが関心を持っておるときはないと思うのであります。振り返ってみまして、岸内閣の外交政策としましてやらなくてはならない問題として国民が要望しておる問題は、ただいま日米問題の条約の改定の問題等もあげてありますし、あるいは日ソ平和条約の問題、日韓問題、日中の国交回復、こういうような日本にとっては重大な問題が山積しているのであります。  それで、岸さんにお尋ねするのは、これほど大きな問題が四つも、あるいは五……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、きわめて簡単に討論をいたします。  私は、ただいま議題となりました昭和三十三年度一般会計予算補正(第2号)に対し遺憾ながら反対するものであります。さきに政府は、三十三年度に発生した災害復旧のために、五十二億の予算を計上した総額九十億に及ぶ第一次補正を行なったのでありまするが、今回の第二次補正は、その後の事態の推移により最小限度必要とされる補正措置のみを講じておるたけであります。これははなはだ事務的であると思うだけでなく、現在の経済情勢から見てかかる補正予算の提出の仕方はきわめて妥当を欠くと断ぜざるを得ません。今、かりに、今年の経済成長の見通しについての誤り、不景気とそれに伴う……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/03/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行。ただいまの解釈は委員長においても十分に御了解なったと思います。それは議事運営規則その他に多少、今矢嶋委員の質問の通り了解ならない点がある。ちょっと速記をとめて……。

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/03/16、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連……。今の答弁について。  ただいまの答弁の中に誤っちゃいけないと思うから質しておきたいのだ。あなたの御答弁の中に朝鮮、台湾、九州を含める。そんな大きなところで北海道はありますか。その辺ははっきりしておかないと。
【次の発言】 今日、岸内閣の最大の問題としましては、やはり外交問題に重点を置いてあると思うのです。先般、この委員会におきまして、日米問題等につきましては各委員からいろいろ質疑をただされましたので、私は、本日は、けさの各新聞社等が一斉に掲げておりますところの、中共の周恩来首相が談話で発表した、もう日本との貿易はこのままではやらない、いわゆる岸内閣の現在とっておるところの……

第31回国会 予算委員会 第13号(1959/03/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長、今のに関連して質問があるのですが。
【次の発言】 今、北村委員の御質問に対してお答えがあったのですが、北村委員の御質問の通り、この開拓地におけるところの状況は非常に窮迫している。最近にわれわれのところへくる陳情は、延滞利子も払えない。さらにまた、中金その他を通じて支払い命令をやっている。それで春肥の肥料の仕入れができない。たとえ新しい方法によってこの救済方法を農林省は指示しておっても、末端においては春の肥料の仕入れができない、こういう状況に現在追い込まれているところの開拓地が相当あるのであります。これに対してはどういうような施策を行なっておられますか、その点をお伺いしたい。

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私の質問する時間はきわめて短かく制限されておりますので、端的にお尋ねいたしますが、明敏な首相のことでありますから、お答えは十分一つしていただきたいと思います。  岸内閣が成立して以来の外交問題につきましては、御承知の通り、現在は安保条約の改正等をめぐって日米間の問題は進行中と思いますが、その他の、日ソ問題は、平和条約やあるいは漁業条約を含んだ日ソ条約等が何らの進展も見ておらないということ、さらにまた日韓問題、ただいまは日本と中共との問題等につきましては、過日も本委員会におきまして外相にただしたときは、社会党の訪中使節団の諸君が帰って来てから十分向うの状況も聞いた上で、政府としての考……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、ただいま議題となりました昭和三十四年度一般会計予算外二件に対しまして、まことに遺憾でありまするが、反対せざるを得ないのであります。(拍手)以下きわめて簡単に反対理由を申し述べます。  私は、昭和三十四年度予算においては、政府はすべからく、外にあっては国の自主独立を完成し、内にあっては日本経済の深刻な危機を克服することを目標とした、しこうして、真にその目的に沿うごとき内容を含んだ予算案こそ編成さるべきであると信じておるものでありますが、近年の岸内閣の諸般の政策及びその動向について考察いたしまするに、そしてまた、今次の予算案に対してその内容を見るに、事実は必ずしもそうではないこと……

第31回国会 予算委員会 第20号(1959/04/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、きわめて短かい時間でありますから、端的に外交問題についてお伺いいたします。特に日ソ漁業問題は、先般来、たびたびこの予算委員会の席上におきましても、総理並びに関係大臣からいろいろ御説明を承わっておりますが、理論的にはちっとも進捗しておらないということ、日ソ漁業条約に基く日ソ漁業委員会そのものが、ただいまのところ、相変らず結論が出ておらない、ただし、内輪の話し合いにおいては、どうもソ連側の申し入れば、きわめて日本の予想したよりも少い五万トンぐらいのところを持ち出しておる。日本側としましては、どうしても最低十一万トンなければ、漁船の出動、あるいは北洋の漁業経済は成り立たない。これは……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1959/07/06、5期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほどから農林大臣からお話を承わりましたが、所信の問題としてはちょっとばく然としておりますので、これはいずれ時間を十分かけて、それぞれお尋ねいたしたいと思います。  先ほどお述べになりましたうちで、国内的な問題として非常に私は関係の深い問題は、二、三男対策の問題、この二、三男対策は、先般来農林大臣が就任早々、ラジオやあるいはテレビでお話しになっておられましたが、いわゆる農業法人の組織というような問題に対する考え方と、ある程度うらはらの問題が出てくる。もう一つは、国内における開拓行政というものを改定しなければ、二、三男の対策ができないじゃないか。それで農林省管轄の問題としましては、国……

第32回国会 農林水産委員会 第2号(1959/07/03、5期、無所属クラブ)

○千田正君 農林大臣並びに政務次官のごあいさつをちょうだいいたしましたが、先般内閣の改造に従って新しく農林大臣が就任されると同時に、新聞あるいはラジオ等において、その抱負の一端を述べられておられるのであります。われわれ農林委員会といたしましては、一応農林大臣としての今後の所信を聞いてからお尋ねしたいと思いますが、一体いつわれわれの要望に答えるごあいさつをいただけるか、その点を委員長からはっきりしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 国内的にはたくさんの緊急の問題が出ており、国際的には水産問題等いろいろの問題が起きておる。しかしながら、三浦農林大臣の方針をそのまま継承するというならば、……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1959/08/29、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今、同僚東委員からも御質問がありましてお答えいただいておりますが、私は、これは農林当局といたしましては、鉄道運賃によって生産者に対する圧迫と同時に、消費者に対してはインフレ要因を含んでおる。だから、岸内閣の性格がインフレをある程度抑制していくというのならば、こういう問題はもっと慎重に考えなければならぬ問題じゃないか。それで国有鉄道は申し上げるまでもなく、一つの公共的な意味を含んでおる。国民全般の生活に対する影響が非常に大きいという点から、われわれは先般も決議したのでありますが、ただいまは今年の末まで延期する――ペンディングというふうになっておる。しかし、国鉄はあくまでこの割引を廃止……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第5号(1959/09/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今度の災害に限ったわけではありませんが、従来災害の場合は、復旧は原形復旧というのでほとんど大部分根本政策としてやっておったわけであります。ただそこにプラス・アルファの何事かがあれば、次の災害のような場合は必ずそれを防げる、あるいは損害を未然にのがれるというような場合におけるところのもう一段踏み込んだ施策が必要じゃないか、これは何も農林関係ばかりではなく、建設省の関係もそうでありますが、特にそういうことを強くわれわれは感ずるのであります。ことに農林省関係の問題としましては、水産庁関係の漁港の修築中の問題、そういうものは災害でやられる、もう少し早くできておったならば、あるいはもっとプラ……

第32回国会 予算委員会 第2号(1959/07/03、5期、無所属クラブ)

○千田正君 このたびの第三十二回の国会は、参議院の選挙の後に、いわゆる参議院の構成を中心としまして開催されておりますところの国会でありますので、この参議院の選挙を通じまして、あるいはその前に行われた地方選挙を通じまして、日本の国民の考え方並びに政府あるいは政党の考え方に非常にズレが来ておるという世論が強く行われておる点につきまして、私は、この際、自民党の総裁として、かつまた内閣の首班としまして、はっきり今後の政治の行き方に対して、お尋ねをいたしたいと思うのであります。  まず第一に、本年は選挙の年だと称せられて、地方選挙が次から次に行われました。その結果、新聞等によって発表されますところを見ま……

第33回国会 農林水産委員会 第2号(1959/11/05、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま官房長から、今臨時国会に提出される農林関係の法案に対する概要の説明がありましたが、その大部分の点については、災害対策特別委員会等で審議はしましょうけれども、原則的には当委員会としまして、農業の根本政策に関する問題でありますから、われわれとしましてもいろいろ注文したい面もあるし、あるいは是正しなければならない問題等もあると思いますので、この点につきましては、当農林委員会の運営の立場から、委員長としては十分考慮していただきたい、こう思いますので、要請を申し上げておきます。

第33回国会 農林水産委員会 第4号(1959/11/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 利率の点でありますが、一般の特別被害地域に住所を有する被害者、それから開拓者との間の利率、従来の開拓融資法との間の問題の調整もあると思いますが、これには年三分五厘以内、開拓者の場合は五分五厘以内というふうになっておりますが、開拓者の場合はどういうふうになりますか。開拓者であっても、特別被害区域内に居住している場合には、全部低い利率で貸し付けられる、こういうふうにやっているのですか、それとも開拓者は別のいわゆる開拓融資法に基づいて貸付ということになりますか、その点の調整はどうですか。
【次の発言】 その場合は、開拓者という名を付さないで、被害特別地域内に居住する開拓者という一つの、取……

第33回国会 農林水産委員会 第5号(1959/11/12、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、まず第一に、今まで禁止区域として指定されておる分が沖縄の領海をも含んでおるかどうかということ、いわゆる沖縄は日本の領土であるという原則に立って、その領海を含む点までも禁止区域に指定しておるのじゃないかという疑いがあるのであります。私の手元に届いておりますところの、かつて禁止区域とされておる沖大東島をまん中にしてその周辺に、いわゆる沖縄の東南方に設定された禁止区域、さらに、先ほどお話のありましたミサイル、ナイキの演習場として指定されておったところの東経百二十七度四十八分、それからノース二十六度二十八分、この沖縄本島西北端の点におきましても、沖縄の領土、領海を含んだところに線を引……

第33回国会 農林水産委員会 第8号(1959/11/19、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して御参考にお伺いしたいのですが、海難救済のような問題、それから国家消防庁かなんかでやっておりますところの火災の消防中に殉死した、あるいは海難の救済の場合殉死した、あるいはそういう場合における何かの法規なり、あるいはかつてそういうことに対して国家がそれに対して何らかの措置をしたというようなことはありませんかどうか、これは参考に一つ聞いておきたいと思います。

第33回国会 農林水産委員会 第10号(1959/12/01、5期、無所属クラブ)

○千田正君 一言だけ経済企画庁お見えになっておりますからお伺いしますが、これは今、生産者の立場で農林委員会等でもお尋ねしているのですが、同時に、消費者の立場を考えた場合、そうした農林水産物の輸送の運賃の値上げにより物価に及ぼす影響という問題、これはどういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 これは非常に、きょうばかりでなく、ここで何回となく堂々めぐりなわけなんです。たとえば国鉄の方は赤字財政を補らだめにはどうしても上げなければならない。それから生産者の立場からいえば、そういう生産物を上げられると困る。ただ、今のお話のように、大して影響はないものも、運賃が値上がったということに対して、それに……

第33回国会 農林水産委員会 第11号(1959/12/03、5期、無所属クラブ)

○千田正君 漁港部長並びに水産庁長官おいでになっておるからお伺いするのですが、このたびの災害予算のために、三十四年度本年度の一般既定予算もある程度調整された、そのうち全予算で、農林省ばかりでなく、各省予算の六十九億円を含む予算を一応たな上げして、災害予算の方に振り向けておる。農林省としては大体三十数億だと思いますが、そのうち水産庁関係の予算の減ぜられた分はどれだけあるのですか、ことに漁港予算については。
【次の発言】 これはもう三十五年度の予算、今度の予算はもうすでに要求されておるでしょうが、それはそれとして別に減額された分は来年度予算にプラスすることになっておりますか。それともこれはそのまま……

第33回国会 農林水産委員会 第13号(1959/12/15、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。さっきから片岡委員の御質問伺っておりますが、先般来の片岡委員からの質問の内容によると、年々いろんないわゆる災害が起こる、その起こる原因は何ですか。さっきからお話を伺っていると、漂砂あるいは流砂、そういうものが滞留して、そのために水深がだんだん浅くなる、そういうために起こるような災害なのか、その点は何が一体そういう原因なのか、はっきり……。私は、水産庁とそれから今建設省の治水課長が言っておるような、洪水の流量の調節だけがあなた方の仕事ではない。建設省としては国の全般のことを考えなくちゃならない。何がそういう原因なのかということをここではっきり、そういう対処する方針を片岡委員……

第33回国会 農林水産委員会 第19号(1959/12/24、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今、戸叶委員の質問に対して、あなたは、三万俵という問題ははなはだ不確定であるから取り消してもよろしいというようなお話でありましたが、これは非常に重大な問題でありまして、ここであなたが御証言になっているということ、並びに横浜生糸取引所の理事長として、その点ははっきりしなければならない。ということは、そういう不確定なことにおいて天下の取引所が思惑の商売をやっているとわれわれは信じたくないのです。もしあなたが今、言っているようなことであったならば――新聞紙上の発表だけで取引所が動いているということであったら、あなた方の信用に関しますよ。どうなんですか、その三万俵というのは。はっ……

第33回国会 農林水産委員会 第20号(1959/12/25、5期、無所属クラブ)

○千田正君 繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案がただいま上程されておりまするが、こういう法案が出なくちゃならなかった、こういうことは、まことに私は残念に思うのであります。しかしながら、われわれ農水委員会の一員として、私はもしこの法案が出なかったらどうなったかということを逆に考えまするというと、国際的な生糸並びにこれを中心とした思惑投書等が盛んに行なわれる結果が、そのしわ寄せが、農民あるいは中小企業者に押し寄せてくる。その大体の問題としましては、すでに皆さん御承知の通り、繭糸価格安定法ができでておるにもかかわりませず、現在あのような取引が行なわれて何かをもってこれを一応押え、……

第33回国会 予算委員会 第2号(1959/10/31、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま大蔵大臣からの御説明のうち、第一ページの高潮対策に対しまして大蔵大臣は六十二億円という御説明でありましたが、われわれの資料は、さらにこれを訂正して六十一億円となっておりますので、このへんがいずれが正しいか、委員長から一応大蔵大臣にお伺いしていただきたい。

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/16、5期、無所属クラブ)

○千田正君 たった一点だけ聞きます。
【次の発言】 条約局長のあれについてちょっと関連して聞きたい。確かめておきたいと思うのです。  条約局長の今のお答えは、当時の公文、スエーデンの大使か公使か知らぬが、公文というものも、むしろ政府に情報を入れた程度のことであって、政府それ自体がそれを宣言文と解釈したかどうか、これは非常に疑問であります、そういう態度は。外務省としては、そういう点をはっきりしてもらいたい。

第33回国会 予算委員会 第4号(1959/11/17、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連質問。ただいまの気象庁のお話は、はなはだわれわれは納得できない。それは定点観測は戦後においてもアメリカと共同のもとに日本の海洋に二点置いてあった。現在は一点でありますが、その一点のうち北海道の東南地区にあったところの定点観測というのは、アメリカとの協議の上にやめてしまった。日本が財政的な事情のもとにやめた。やめた結果どういう問題が起きたかというと、洞爺丸の遭難事件が起きた。そのときでさえも、識者はあの日定点観測があったならば、ああいうような不幸な事態は起きなかったであろうということを強く主張しておる、こういう点について運輸省はどういうふうに考えておりますか。財政が十分あって、そ……

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/18、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私はまず第一に、総理大臣にお伺いいたします。  きょうの委員会の劈頭、このような問題で紛糾するということは、私は政府の内部におけるこの日米安保改定問題に対する統一した見解がコンクリートになっておらないのじゃないかということと、きのうから本日にかけての各新聞社に発表しました七役会議の意見というものは、これはやはり政党の総裁として、総理大臣は非常に重大に考えてもらいたい。与党と政府との間に、完全な一致の意見もみないままに、この予算委員会等において重大なる発言をされるということは、非常に国民に誤解を生ずる、こういう点につきまして総理大臣の御見解をはっきりしていただきたい。

第33回国会 予算委員会 第7号(1959/11/20、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、まず第一に、大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思います。幸いにきょう農林大臣、建設大臣がおみえになっておりますから、関連してお尋ねしたいのですが、われわれの手元に届いておりますところの資料によりますると、今回の補正予算における既定経費の節約額調というのが届いております。これを見ますると、六十九億という膨大な額が節約されておる。しかも、現業であるところの、特に建設省あるいは農林省、こういう面におけるところの予算が相当大幅に節約されておるということは、われわれが非常に危惧をぜざるを得ないのは、現在工事施行中のものがある程度ペンディングになるか、あるいは来年度予算においてこれを含んださら……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/25、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、ただいま議題となりました昭和三十四年度予算補正三案に対しまして、無所属クラブを代表して、多くの不満を残しつつも、年末と寒さに向い苦しみつつある罹災者並びに炭鉱離職者に思いをいたして、賛成を表明し、若干の点について希望意見を付して、ごく簡単に賛成討論を行わんとするものであります。  史上空前の惨事といわれた伊勢湾台風の襲来による被害の大きかったことは、さなきだに、台風常襲地帯として例年の合風による波害にもあきらめを伴い、ややなれていたかのごとき観を呈しつつあった政府には大きな衝撃を与え、臨時国会の召集と補正子算の提出を見ることになったのでありますが、そうしてまた、多くの国民とと……

第34回国会 農林水産委員会 第4号(1960/02/11、5期、無所属クラブ)

○千田正君 経済局長に伺いたいのですが、今正誤表といったお話があったのですが、正誤表はわれわれに配っておりますか。
【次の発言】 時間もございませんから、簡単に、経済局長、東委員にお答えすると同時に答えて下さい。これは今のお話は、これは大臣に向かって私はお尋ねしたいのですけれども、自由貿易化とともに、農林省自体の立場から見れば、むしろ農林省自体の対策としては、統制的な施策をやらなかったならば、農村の保護はできないのじゃないか。私はそう思うのですよ。だから農林省の立場は、農民の保護政策をやるか、あるいは通産省行政のやる貿易自由化というものの波及によって、農林省としては新たな根本政策を立てなければ……

第34回国会 農林水産委員会 第6号(1960/02/16、5期、無所属クラブ)

○千田正君 長官が出る前に特にお尋ねしたいのは、今、問題になっておりますところの日ソ漁業問題で、ことしはおそらく昨年のような八万五千トンという漁獲量が確保できるということはだれしも確認できそうもないと思います。そこで、現在も独航船の数を減らしてそれを片方のカツオ、マグロその他に回すというような問題が起きておるのだが、これさえもいまだ確たる方針が定まっておらないように見えますが、この点を一点お伺いしたいということと、それから昨年のような漁獲量がどうしても日ソ間において解決が見得ないような場合においては、相当のこれは減船を覚悟しなければならない。そういう場合に起きるところの、予想されるところの沿岸……

第34回国会 農林水産委員会 第8号(1960/02/23、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、大臣に伺いたいのは一自由貿易に関する問題と、もう一つは韓国間の問題です。  先般来、新聞で私が承知したのは、最近李承晩が、大統領選挙に際しての一つの選挙対策かどうか知らぬけれども、韓国産米を日本側に売りつける、日本側が米を買ったならば今まで抑留しておった漁夫を帰すと、こういうようなことを放送している。大体、数において三万トン、こういうことを言っているのですが、三万トンで現在長い間抑留されているところの漁民が帰されるということであれば、これはまあ金だけの問題にすればそう高い犠牲でないと思いますけれども、こういう問題が今後どういうふうにいくかということ。さらに、最近ひんぴんとして……

第34回国会 農林水産委員会 第10号(1960/03/01、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の東委員の質問に対するお答えを聞いていると、業種別に加入しているのは、今度は地区別のやつにはダブって加入することはいけないわけですか。

第34回国会 農林水産委員会 第18号(1960/03/25、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今、運輸省から説明がありましたが、私、ちょっと六カ月延ばしたと――磯崎さんなんか、にがい顔をしているようですけれども、国会が六カ月の間ずっと開いておればいいけれども、どうも休会になるおそれがあるので、それでかりに六カ月済んでから突如として国鉄本来の伝家の宝刀を抜いたんじゃ困るのであって、大体の見当がつかれたならば、農水委員会等に一応前もって御報告をいただくなり、御協議をいただくということを一つこの際念を押して、私はほかに会議を控えておりますから、一応その点の御意見を伺いたいと思います。

第34回国会 農林水産委員会 第20号(1960/03/30、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今度の法案の趣旨は、短期融資と中期融資と、大体両方あわせまして一億というように私は承知しておるのですが、その程度で全国におけるところの開拓者の中期及び短期の融資の効果が十分上がるかどうか、非常に私は疑問に思うのですが、この点一点と、それから、しょっちゅう、災害等におけるところの融資をせっかく政府が見ましても、現地におきましては、たび重なるところのいわゆる借金のために、前の借金を返さなければ、せっかくの融資も借りられない、こういう事態が現地においてはたびたび生じておるのでありまして、その点はどの程度まで緩和されるのか、この法案によって。私はもう少し多くの金融措置を必要とするんじゃない……

第34回国会 農林水産委員会 第22号(1960/04/05、5期、無所属クラブ)

○千田正君 調整局長並びに倉八次長にお伺いするのですが、この自由化にあたって、当然輸入の増加と、国内の生産コストがある程度低下すると思いますが、これによって輸出が伸びると、そういう意味においての自由化を叫んでおられるようですが、そうした場合に、輸入の増加がどれくらい見られるかということと、輸出がどれくらい増加するか、このバランスはどのくらいに見ておられるわけなんですか。
【次の発言】 御説明はわかりましたが、特に私は、農林水産のうち、さっきはいろいろ酪農製品に対しての御説明がありましたが、私は一歩を変えまして、水産の問題にしましても、たとえばフィッシュ・ミールの問題にしますというと、現在フィッ……

第34回国会 農林水産委員会 第23号(1960/04/07、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、ただいままでの東委員の御質問に対する農林大臣のお答えを聞いておりますと、漁業に限ってだけ大臣はいわゆる代表としての権限をまかされておる。私の方から考えますと、この北方における漁業は即日本の権益を代表しておるものである。今日、日本は防衛であるとか、あるいは軍備とか、そういう再軍備というような問題はこれはもう問題外でありますから、軍事的基地とか、そういう問題は問題にする必要はない。日本の今日における権益といいますれば即産業の権益である。産業の権益であるとするならば、北洋における漁業というものは、日本の最大の権益を守るという意味におけるところの、あなたはこのための代表として行かなけ……

第34回国会 農林水産委員会 第24号(1960/04/14、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、この漁業協同組合整備促進法のうち、衆議院でこの間附帯決議を出してきているようでありますが、私もこの点について長官に一応聞きたいと思うのです。それは今度国の貸付金が一億円、それから出資金約一億五千万、合わせて二億五千万円でありますが、その運用利子としては、平年度が一千五百万円程度だとすれば、整備対象になるところの組合が相当多いということと、大体欠損金が総額において三十七億円をオーバーする。そうだとすると、これだけの金では所期の整備の目的が達成されないじゃないか、衆議院の附帯決議の内容を見るというと、これを来年度から、政府の資金に対する貸付額を増加しろというような意味のことを書い……

第34回国会 農林水産委員会 第27号(1960/04/21、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただ一点だけ……。政務次官でも農地局長でもいいのですが、今度三法案を提案されておりますが、この終戦後に入った引揚者や、あるいは復員者その他の大部分がそういう人たちなのですが、先般からいろいろ御説明のある通り、債務の重なっておるという点が非常に大きな難点になっておるわけで、ある程度の時点を一つの段階としてそれ以前のものは一括して一応のたな上げといっては語弊がありますが、ほんとうに返済ができる程度まで一括してめんどうを見るというような方法が考えられないだろうか、こういう点ですね、これは内容を見ると幾段階にも債務が分かれているわけですよ。それを検討していくというと膨大なものになる。だから……

第34回国会 農林水産委員会 第29号(1960/04/28、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま小笠原委員の御質問に対するお答えを伺っておりますと、この間も私雑談の中で聞いておったのですが、農林省は今やっておるパイロット・フアームが、あなた方にとってはお得意のように、これで農林省の開拓行政はうまくいっておると、北海道の上北へ行ってみても、これが見本だというふうに見せられるのですが、一方において戦後に入った開拓者諸君のあのみじめさを見るというと、これはちっとも農林省のお得意になるべきものじゃないのだね。一方ではいかにもよくできておるように見えるけれども、一方では非常に悲惨であってプラス、マイナスしたらゼロなんです。農林省の政策は、そんなことでは、せっかく国の金を使ってや……

第34回国会 農林水産委員会 第30号(1960/05/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今、長官の御説明によって大体わかりますが、いつも最終的な問題になりますと、禁止区域をある程度容認するか、あるいは漁獲量をある程度向こうの言いなりになるか、どっちかという問題に追い詰められてくる。本年もそういう状況に立ち至ってきているのですが、ただいま御説明のあったようないわゆる四十五度から南の方へたれ下がったところを一応切る、切って今のじぐざぐ行進のような箱型になった点ですね、これも全然日本側が主張するように認めないという場合を想像した場合において、漁獲量に対してある程度こっちの要望の通り、向こうが折れて出るかどうかということはわれわれは非常に疑問に思うのです。この点をどういうふう……

第34回国会 農林水産委員会 第31号(1960/05/17、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今の東君の質問、櫻井委員の質問にも関連しますが、認定基準のうちに病害虫防除その他の管理作業というものが出ておりますが、このうちさっきの東君の質問に対してお答えがありましたが、乾燥場あるいは冷凍設備等、出荷に至るまでの貯蔵設備に対しても、この資金の貸付の対象とするかどうか、この問題を一つ伺いたいという点と。もう一つは、これは植栽を中心に考えておられるようでありますが、一面において従来の風水害あるいは凍霜害等によっていためつけられる果樹の損害は相当多いのであって、この場合における災害の復興に対する補償対象と、今度の果樹農業振興資金の対象との関連はどういうふうに考えておられるか。たとえば……

第34回国会 農林水産委員会 第32号(1960/05/19、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今、秋山委員の質問に対しての政務次官のお答えは、これは重大な問題であります。ということは、あなた方は、政務次官の任期は何年いるかしらぬけれども、また大臣も何年いるかわからぬけれども、せいぜい一年か二年ですよ。ところが、こういう問題は、従来何回となく起きておる。当農林水産委員会におきましては、この間の横浜の沖合いの埋め立てについても、どうにもならなくなって、あなたのおっしゃるような学識経験者だとか、知事だとか、市長だとか、そういう者が入ってやっても、実害を受ける零細漁民は承知できない。この国会に訴えられて、そうして当委員会が中に入って調整して、ようやく埋め立ての効果が徐々に……

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/18、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連質問。ただいま小林委員の質問に対して、農林大臣からオットセイの条約等に対する将来の改変の問題が出ておりますが、一応農林大臣にお伺いしますが、最近の国際的なデータから見ますると、オットセイの繁殖状態は大体三百万頭、これが毎年三陸の沿岸から北海道にかけて、現在ソ連が禁止を要望しておるところのアリューシャン南東に対して進んでいっております。そういうことになりますというと、日本の漁獲などよりも、先ほど小林委員が質問したように、大体一日一頭で一貫目ぐらいのサケ、マスあるいはイワシ等を食べているということ、毎日三百万貫というものが三陸からアリューシャンにかけて、北洋に向かって荒らされている……

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/03/04、5期、無所属クラブ)

○千田正君 さっき委員長から、理事会のまとまった結果によってこの問題は解決しようということをおっしゃられましたけれども、これは明日……、現実においてはただいま木村委員が質問されようとしていること、木村委員としてはそういう資料がなければ質問できない、こういう社会党さんの方の非常な要求のようであります。時間もそれに十二時になっている、こういうことで堂々めぐりにお互い議論しておっても結論がつかないじゃないですか。それで一たん休憩されて、理事会を招集して、今後の運営をどうするかということを決定される。あるいは政府に要求するものは要求する、そういう角度に立って休憩されてはいかがですか。私は休憩の要求を申……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/03/08、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、主として現在問題になっておりますところの安保条約の改正について、一、二総理大臣並びに外務大臣の御所信を承りたいと思うのであります。  一月の十九日に総理並びに外相はアメリカにおもむいて調印をなさりましたが、同時にこの問題は、世界の各国においていろいろな批判を生んでおる。ソ連や中共の批判はこれはまた別といたしまして、私の手に入りましたいわゆる新聞等に通じて見ましたときに、英国のタイムスあるいはデーリー・テレグラフが、日本の結ぶ新条約は日本の外交上また軍事上の同盟関係に何一つ変化をもたらすものではないということを書いておるのであります。われわれ国民としましては、総理が何回となくわ……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/03/09、5期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。ただいま小林君の質問に対して政府の統一見解のお答えが小林君の質問に対するお答えにならない。どうも自分の質問に対しては十分な答えじゃない、こう言うし、一方においては十分答えたつもりであるらしいのですが、これでは堂々めぐりですから、政府の方でもそれこそ事前協議いたしまして、見解を統一してやられるように休憩なり、あるいは明日やられるなり、理事の諸君かなにか相談して考えていただきたい。そういうようにしていただきたいと私は思います。

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/03/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。防衛庁長官、ちょっと待って下さい。私が一昨日の竹島の問題の質問に対しまして、長官のお答えになったのは、確かに武力侵略である、こう断言されておったんです。でありますから、今の問題を明快に、おとといの私に対する答弁と今日の答弁との間をはっきりしていただきたいと思います。

第34回国会 予算委員会 第13号(1960/03/11、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいまの村山委員の質問に対して、運輸大臣から丁寧な御答弁がありましたが、そのうち東北本線、常磐線、これに対する複線の計画と電化の問題がお答えがあったのですが、複線を先にやるのか同時に電化をやるのか、この辺が明確じゃありません。それで、複線化はいつまでにこれは完成する、電化はいつまでに完成すると、この点を明確にお答えを願いたいと思います。

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/03/12、5期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。  きょうは昨日の打ち合せにおいては十時かっきりというわけで、全員そろっているのに委員長がおくれたので、一応開会に際しまして一つ陳弁して下さい。非常に理想的にいきませんよ。

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/19、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。文部大臣にお伺いをいたしますが、今の市川委員の御質問に関連しましてお尋ねするのでありますが、あなたが法務大臣に就任される前の問題だと思いますが、先般の参議院の選挙等において各地方において非常に残念な問題が方々に起きておる。それは、戦争前の政党政治における弾圧あるいはその他の圧迫等の時代と違って、今日においては民主政治だということを岸首相はいつでも言っておりますが、最近の選挙の前には、大体判事、検事等の異動が盛んに行なわれる。今度の選挙を通じてわれわれが感じましたことは、選挙違反の疑いがある者を検察当局が取り調べる。取り調べる起訴、不起訴かのまさにあぶないせとぎわにきたとき……

第34回国会 予算委員会 第19号(1960/03/22、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま委員長から午前中の当委員会の問題について一応の遺憾の釈明がありましたが、私は外務大臣に特にお伺いしたいのは、本日午前中当委員会に御出席になって、私の質問並びに他の同僚諸君の質問にお答えできるものだと思って午前十時かっきりにここに来ておったのでありますが、外務大臣がお見えにならない。しかも衆議院の方においても長い間大臣は御発言がなかったようであります。一体外務大臣として予算委員会の審議というものと、現在問題になっておりますところの安保特別委員会との問題並びに参議院、衆議院という関係の問題からして、あなたの出席が非常な影響を及ぼしてきているということを私どもは痛感するのでありま……

第34回国会 予算委員会 第21号(1960/03/29、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連。ただいま西田委員の質問に対してのお答えに関連いたしましてお尋ねいたしますが、禁止区域の問題につきましては、先般西村水産庁長官は当委員会の席上におきまして、絶対ソ連側の禁止区域の要請に対しては反対である。日本側としては、それに対しては応諾できない、こういうことを言明されておりましたが、農林大臣も同様のお考えであるかどうか、この一点。それから歯舞、色丹が日本の領土であるという概念のもとに立ちました場合、領海問題というものが当然それに伴ってくる。で、領海というものの考え方並びにそれに伴う、領海に付属するところの近海漁業あるいはカニ漁業等に対する問題に対して、日本側はどういう見解を今……

第34回国会 予算委員会 第22号(1960/03/30、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今総理大臣は第三の暴力に対する問題についてお答えがありましたが、総理大臣は、岸内閣の使命というものは三悪追放である、しかもそのうちの一つとしての暴力はあくまで徹底的に追放しなければならないということをしばしば国民に向かって声明されております。今度の三池炭坑を中心にして起きたこの不祥事は、労働組合同士の問題ではなくして、逆に第三の暴力がその間に入ってきて、そうして殺人事件まで起きておる。こういう問題は私はただ等閑に付すべき問題ではなく、一片の声明において行なうべき問題ではなく、厳重にそれこそ処分しなければならないと私は考えます。その点において、もう一度明確に総理大臣の所信を……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1960/07/23、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと待って下さい。それに入る前に、先国会におきまして会期の延長がなされておるのでありますが、われわれとしては会期の延長を認めない方針をとっておった。その間に農林委員会は継続されて単独審議されたようなことであります。また法案もかかっておる。そういう事情のもとに、われわれが知らない面において単独通過した農林関係の法案等に対して多少疑義のある点もありますし、また補足説明を求める点もあると思うのです。こういう問題につきましては、本日は別としまして、次の機会にあらためてこの問題に対しての質疑その他について一つお考えおき願いたいと思うのです。新委員長、旧委員長とも自民党の方でもありますし、……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1960/08/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 前国会はわれわれが会期延長を認めないという立場をとっておった関係上、委員としましては当然われわれ出席しなかったのでありますが、その間に開拓三法が一応当委員会を通過して本会議も通過したという、いわゆる単独審議のもとに通過したのであります。そこで、この開拓三法を通すに際しまして従来もわれわれはその前に一応の審議には参加しておりましたから、大体の考えはよくわかっておりますけれども、これに対して政府の所信をただしたいのは、これに盛ったところの予算のべースはわずかに一億円、この程度で、今まで幾多の問題をはらんだところの開拓営農に対しましての十分なる効果を発生し得るかどうか、はなはだ疑問なので……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1960/09/07、5期、無所属クラブ)

○千田正君 簡単に聞きますが、今のビート産業と自由貿易化の問題ですが、農林当局はおそらく砂糖に関する限りは高関税をかけて、そうしてビート産業を守る、こういう御趣旨のように考えておったのですけれども、いつまでそれが続くか、たとえば通商協定等におけるガットとの問題、それの振り合いにおいてどこまでそれを続けるかということを非常に私は杞憂をもって考えておる。農林大臣のお考えとしましては、このビート産業を守るために、自由貿易化と砂糖の輸入の問題との関連した考え方の調整をどうするか、こういう根本的な問題について簡単でよろしゅうございますから、重点的にお話をしてもらいたい。もう一つは、現在台湾その他からの砂……

第36回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1960/10/25、5期、無所属クラブ)

○千田正君 これは貿易の自由化等に影響されるのではないかという点です。それから国内におけるいろいろな製造分野の間に今後において摩擦を生じないかという、その点はどうですか。
【次の発言】 私もそういう点をおそれるのでありまして、そういう場合においても、このブドウ糖の育成強化、そういう意味において保護政策を断行するという御趣旨でございますか、どうでございますか。

第36回国会 農林水産委員会 第2号(1960/10/21、5期、無所属クラブ)

○千田正君 水産庁長官が見えませんから次長にお伺いしますが、最近サンマの漁業が非常に従来に比しまして不漁である、そういうので、特にサンマ漁業に従事するものは大きい漁業者じゃなくて、むしろ中小の漁業者であって、この不漁ということになりますというと、特に北海道、三陸沿岸等の漁村に与えるところの影響は非常に大きい。これに対する何か措置をとっておられるのか、あるいはこの見通し等につきまして、ただいまおそらく魚群は三陸沖の、金華山沖合い等に集中しているところだろうと思いますが、もう間もなく漁期が切れてしまう現段階において、十分なる漁獲が見られない、こういうことを考えまするというと、非常に憂うべき状態にな……

第36回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1960/11/30、5期、無所属クラブ)

○千田正君 端的に一点だけ聞きたいのですが、予算の、来年度予算を作成する前に私は伺っておきたいのですが、このように国内産米が非常に好成績だ、それに伴って外米の輸入の問題が当然必要じゃなくなってくる。しかし、実際から言えば通産省としては貿易上の関係上ある程度の輸入をしたい。こういう要望をしておるようでありますが、この点においては政府間において、通産省と農林省の間において外米輸入の点においては調整されておるのかどうか、その点を一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 長官の言うことはよくわかりますが、実際国際貿易の立場、日本のいわゆる現池田内閣の方針として東南アジア、あるいはその他に対する貿易政……

第36回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1960/12/01、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今のお話にありましたマイロというのですね、これはどういうあれですか。価格はどんなものですか。

第37回国会 農林水産委員会 第3号(1960/12/20、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私、今途中からきて拝聴しているのですが、水質汚濁の問題はすでに農林水産、あるいは水産委員会当初から取り上げてきて十数年になる。未だ解決の曙光さえ見えない。実はこういうことはどういうことだということを、もう少し再検討したいと思うのですが、今のお話を聞いていると、何年河清を打つかというようなことになってしまう。私どもは当初当農林水産委員会におきまして、水質汚濁防止法案ができた場合においては、最終的な判定というものを、セクショナリズム的な問題で解決をおくらせてはいけない。だから国家において最高機関であるところの判定機関を設けて即座にそれを判定しつつ、一方においては防止する方法を考えろとい……

第37回国会 予算委員会 第3号(1960/12/19、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。羽生委員の質問のお答について、もう一ぺん私はお聞きしたいと思いますのは、ただいま羽生委員が言っておるように、一九六一年、来年は非常に国際的に、東洋を舞台とした大きな転換があると予想されることは、先般も羽生委員も言っておる通りでありますが、国連におけるところの情勢が変わってくる。たとえばケネディ・アメリカ大統領がすでに国連に対する大使の変更を意図して新たなる大使の任命をされようとしておる。同時に、国連におけるところの中共問題というものは重大なる一九六一年におけるところの課題であるということを考えますときに、日本政府としては当然これに対処する方針を立てなければならない。私は、……

第38回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1961/06/30、5期、無所属クラブ)

○千田正君 三十八国会の終わりごろになって、突如として、青森、岩手両県下に特殊なフェーン災害によるところのいろいろな問題が起きたのでありますが、これに対して各省に関係する問題がありますけれども、私は特に農林水産に関する問題についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。特に災害のひどかったのは、林業問題、開拓地の問題、零細漁民の漁船の損失その他に対する問題でありますが、詳しいことはおそらく被害県からすでに農林省当局に請願、陳情がされておりますと思いますので、これに対する対策をどういうふうにやっておられるか。これを私は時間がないから簡潔にお尋ねしますから、お答えは十分にお答えをしていただきたい。 ……

第38回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1961/07/01、5期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題は十何年やっておるのにまだ結論を出せないというのはどういうことかね。もうこの質水汚濁の問題は、部長がまだ課長にもならないときから取り上げて、当委員会で取り上げてやっておるのだが、今日に至ってもまだ結論が出ないということは、あなた方勉強しないということじゃないでしょうが、水産庁としては、ことに零細漁民を守る立場から、真剣に取り上げなければならない問題だと思う。いつ結論を出すのですか。もう十数年になっておりますよ、この水質汚濁の問題は。それにもかかわらず、今日に至ってもまだ結論の緒論さえも出ないというととはどういうことですか。誠意がないといえば誠意がないといえるし、真剣味がない……

第38回国会 農林水産委員会 第3号(1961/02/09、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今、秋山委員の質問に対して長官もお答えになっておりますが、私も秋山委員と同様にここへこういう勘定を持ってきたということに対しては、はなはだ納得がいかないのであります。大体食糧会計のこの勘定の中に、これを調整すると称しても、水産の方においては一方魚価安定策というものをきめようという農林省の一つの施策として考えておる最中に、片方の畜産関係からは安い飼料を入れてそうして食糧関係の食管会計の赤字をある程度調整していこう、これは全然異なった勘定の行き方をやっておる、こういうことはおそらく水産庁と畜産局との意見が相対立してどうにも調整がつかぬから食管会計にこれを取り扱ったかの感があるのです。幸……

第38回国会 農林水産委員会 第4号(1961/02/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 きのう食糧特例会計の問題でここでも論議されたのでありますが、きょうの水産庁長官からの御説明でありますと、漁価安定政策の一環としましてフィッシュ・ミールの問題がある。それからいろいろ農林省の一つの対策としまして、あるいは畜産行政の方にある程度転換する問題等の農業政策が出てくる。そのときにこの飼料の問題を中心としましてフィッシュ・ミールの輸入の問題、それから生産の方の部門、いわゆる水産庁が担当しておりますところの水産物加工製品に対する調整の問題からしまして非常に疑義を持つ者がおられる。食糧特別会計で魚かすを輸入して、その輸入した魚かすの利益差というものを、それを食管会計の方の赤字補てん……

第38回国会 農林水産委員会 第5号(1961/02/14、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私はまず農林大臣にお伺いしたいのは、今度の池田内閣の方針として所得倍増計画、これは前々からすでに発表しておられる通りですが、ただこれは農民に及ぼす影響という点につきましてお伺いしたいのであります。特に農林省の所管でありますところの食糧特別会計に及ぼす影響、三十六年度の予算の編成にあたりましては、産米の買付に対しては、一応は三十五年の方式をとって大体三千八百万石、価格としましては百五十キロ当たり一万四百五円、こういう予算の計上をしておりますが、最近の状況を見ますというと、いろいろなものが値上がりしてきておる。たとえば輸送費の問題にしましても、あるいはおそらく三十六年度の産米を買い付け……

第38回国会 農林水産委員会 第6号(1961/02/15、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今、石谷委員の質問に対するお答えの中にも、ちょっともう少し詳しく聞きたい点がありますのは、林業経営安定資金の創設に対してその対象となるものをもう少し詳しくお答えを願いたいと思います。林業経営安定資金の対象とは何かということです。大体どれだけの程度のことでどういうふうにやるのが、構想だけでよろしいから、もっとはっきりしてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 対象となる所有山林の面積あるいは植林の石数といいますか、植林の数量というものに限定したものがあると思いますが、それはどういうふうなものを対象としておられますか。

第38回国会 農林水産委員会 第8号(1961/02/21、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。たまたま三重県の問題のお話しでありますが、この問題は、大臣がかつて経審の長官になられた、国務大臣になられた、あるいは農林大臣になられた当時からこの水質汚濁の問題はすでにもうあるのですよ。十何年も経て今日まで解決しておらない先般も当委員会は水産庁を呼んで、たまたま水産庁長官がおらないので次長が来られまして、関係官庁の通産省その他の方々が見えられましたけれども、一つもまとまった結論が出てこない。これは今も大臣がお答えになったように、だれが加害者かわからないじゃないかというような問題が出てくる。分析の問題におきましても、たとえば工場側の分析から被害を受けた方の分析と、中に立ち会……

第38回国会 農林水産委員会 第10号(1961/02/28、5期、無所属クラブ)

○千田正君 この官行造林の面ですが、終戦後において、各自治団体が、中学校や高等学校あるいは小学校等の増築とか、あるいは町村の合併等によって、官行造林の伐採、売却等をやったあとの、続いてそれを造林、植林等は全部やっておるのですか、それとも多少やらないで、そのままになっておるものがあるのじゃないかと思うのですが、どうなんですか。
【次の発言】 小さいところは別として、相当広範囲のところで最近に処分したところのものは、多少その跡始末の造植がやりかねておるところもあるのじゃないかと思うものですが、これか三十六年度から公団に切りかえるというと、引き続きそういうのは公団としてやらせる、またそういうふうに指……

第38回国会 農林水産委員会 第12号(1961/03/03、5期、無所属クラブ)

○千田正君 六の農村工業指等所を廃止する、これは従来どういう農村工業の指導をやっておったのですか。
【次の発言】 終戦後、当時農村工業、農村におけるいろいろな中小企業の育成強化という意味で、農林省が農村加工に対して農村工業を指導しておったわけですね。それを今おっしゃるような、食料品の方に重点を置くと。ちょうど林野庁長官おりますから聞きますが、山村地帯におけるところの方においても、相当農林省の農村工業の指導に基づいて小さい工業が起きているわけです。山村地帯には木材工業とか、そういう箱材を作るとか、板材を作るとか、いろいろな小さな工業が農林省の農村工業の指導のもとにできておった。今の話によるという……

第38回国会 農林水産委員会 第14号(1961/03/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと伺いますが、今度の対策について、従来入植しておって、そして不振地区になった地区に対して、開拓の対象を、水田からあるいは畑地、畑地のうちでも果樹その他に切りかえていこうという、そういう新しい振興計画を立てた場合において、旧債と、新しく切りかえていく面に対する資金との切りかえ等に対しては、大体のそういうふうな農家が全国でどれくらいありますか。
【次の発言】 その借りかえですね。旧債の借りかえの場合、旧債にはいろいろな種類がありましたね。たとえば冷害に対する場合もあったし、それから当初入植の場合もあるし、いろいろなものがあったが、一括してさっきおっしゃったような五年据え置き、十五……

第38回国会 農林水産委員会 第18号(1961/03/22、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私はさっきから各先輩、同僚諸君の賛成演説を拝聴しておるというと、どうも一この法案が、あまり賛成したくない法案のように考えるのです。衆議院が通過したからといって、何も参議院でこれを無修正で通さなければならないという理由はないのであって、むしろ十分に検討して、修正すべきものは参議院の農林委員会の権威をもって修正してしかるべきものと私は思う。委員長に特に頼んでおきたいのは、こういう、何だか聞いていると、あってもなくてもいいような法案じゃないかというふうにも考えられる。こういう問題は、やはりわれわれの権威のためにも、修正すべきものはどんどん修正していいのではないか、こういうふうに考える。 ……

第38回国会 農林水産委員会 第23号(1961/03/31、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま提案の決議案に対しては全面的に賛成でありますが、ただ一曹、私は政府に苦言を呈したいと思います。  ややもすると、決議案等しばしば行ないますけれども、それが死文化してしまう場合が多い。われわれは真剣にここで討議して、そうして政府に対して万全の策を講ずるように決議をするのでありまするが、実際は、それは単なる委員会のアクセサリーのような結果になって、死文化されるおそれがある。そういうことのないように、これは特に注文するのでありますが、なお、決議案の中の後段の「農業団体において放出を受けた余剰麦については、その放出の趣旨にかんがみ、緊急飼料として使用され、いやしくもその目的に離反す……

第38回国会 農林水産委員会 第24号(1961/04/03、5期、無所属クラブ)

○千田正君 同僚委員からも、これからまた御質問があると思います。先般も同僚の北村委員から農林関係の問題をだいぶお開きになっておりますので、私は端的に重要な二点だけをお尋ねしたいのであります。一つは、新線建設に関し、一つは農林水産の中の水産の立場からの運賃についてお尋ねいたします。  まず第一に、今度運賃の改訂の基礎になるべき一つの問題として、ただいまも御質問がありましたが、工場建設設費等がその計算の一部をなすということから考えて、新線の建設という問題がしばしば問題になります。この問題は、国有鉄道がいわゆる公共の福祉のための立場を考えますれば、たといそれは十分に採算がとれなくても、国民の福祉のた……

第38回国会 農林水産委員会 第26号(1961/04/06、5期、無所属クラブ)

○千田正君 漁業権の問題で、過去においていろいろ問題が起きて、それを調整したもの、あるいはペンディングになっているようなもの、今度のあれに参考になるようなものがありましたらいただきたい。
【次の発言】 モデル的なもの、重点的なものでけっこうですから……。

第38回国会 農林水産委員会 第30号(1961/04/14、5期、無所属クラブ)

○千田正君 この漁業権存続期間の特例法に対しまして、まず私はお尋ねいたしたいのは、漁業制度調査会が三十三年の六月、第二十八国会に提案された際に、私の質問に対しまして政府委員の説明では、昭和三十六年の漁業権の一斉切りかえに間に合わせるため漁業制度調査会を設ける、こういうことを言明されたわけであります。にもかかわらず、今日になってさらに二年延長せざるを得ないという状況に立ち至った理由は、どういう理由ですか。
【次の発言】 当時からすでに三年もかかってようやく去る望月答申があったなどということは、どうもわれわれはふに落ちない。しかもさらに三年延長しての一体この結果を見るということになると、何か特に優……

第38回国会 農林水産委員会 第31号(1961/04/18、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっとお伺いしますが、ただいま提案された沿岸漁業振興法の予備審査のために付託されて御説明を承りましたが、聞くところによると、政府においても沿岸漁業振興法を提案するやの話があるのですが、これが委員長としては、政府がもし提案するとすれば、両方ともわれわれは審査しなければならないと思うのですが、その間の事情はどういうふうになっておりますか。全然政府が提案の見込みがないとするならば、これを先議で十分に審議する必要があると思うのですが、その点はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 私の調査するところによりますると、あまり近いうちには提案しそうにもないようにわれわれは考えるのですが……

第38回国会 農林水産委員会 第36号(1961/04/26、5期、無所属クラブ)

○千田正君 漁業権の発動の、施行の期日の点でありますが、五月一日からというふうになっておりますけれども、この審議の状況によりますというと、五月一日ということははなはだ確定した期日と思われなくなってきておる。こういうふうに審議が延びてきて、しかも衆議院の方において、あの通り農業基本法が出ておる最中でもありますので、この漁業権の問題等は、どうもなおざりにされている感がありますので、この特例法につきましても五月一日ということを、この法案の通り実行できないんじゃないか、私はそう思うのでありますが、この点政府の意向をただしたいと思います。
【次の発言】 今水産庁の高橋次長さんからそういうお答えをいただい……

第38回国会 農林水産委員会 第37号(1961/04/27、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私はまず政府提案による漁業生産調整組合法案と魚価安定法案の両案を対象としてお尋ねをいたしますが、政府案によれば、十カ年計画を所得倍増計画とあわせて計画するという御発表のようであります。従ってこの十カ年の生産計画はどういうふうな見通しを立てて政府として考えておられるか、その点を聞きたい。
【次の発言】 ただいま総額を申し述べられましたが、それは生産の額でありまして、生産の額は、それは年によっていろいろ違うのでありますが、生産量としてはどういうような量を見込んでおりますか。
【次の発言】 ただいま次長から御説明があったように、政府の考え方としましては、十カ年後には四十五年度には生産総量……

第38回国会 農林水産委員会 第40号(1961/05/10、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は先ほど社会党の江田委員と池田総理との間の質疑応答を聞いておりまして、いろいろその点において感を深くしたのでありますが、今度の農業基本法が国会に上程されると同時に、あらゆる面において、おそらく農林省並びに政府当局も与党の自由党の諸君もPRしたと思うのでありますが、現実の問題としましては、われわれは農村に入っていって、一体農業基本法というのはどういうものなのか、一体われわれにはどういう利益をもたらすのか、どういうところが改定されるのか。非常に不安な点を持っておって、現実にははたして現在われわれが審議しておるところの農業基本法というものはどんなものであるかということを理解しておるとこ……

第38回国会 農林水産委員会 第44号(1961/05/17、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の東君の質問に対して、農林大臣からお答えがありましたが、これほど漁業の問題が、北洋漁業の問題がせっぱ詰まってきても、世論が十分沸かないというのはどういうことかということを、私は非常に心配するのです。ということは、ややもするというと、北洋漁業は資本漁業が多く、資本漁業の傘下の独航船等がやる仕事であるから、零細漁民と関係がないのだ、こういうような考え方を持っておる人がある。ところが、現実の問題はそうではなくて、向こうを締め出しを食うというと、必然的に沿岸漁業あるいは零細漁民の方に影響を及ぼしてくるわけであります。また、これは単なる資本漁業のみならず、日本の北洋におけるところ……

第38回国会 農林水産委員会 第47号(1961/05/23、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私からまず質問いたしますが、三章の中の十三条の点をちょっと聞きたいと思います。これは、ここに書かれておりますところのいわゆる農産物の貿易、外国から入ってくる輸入品に対しては、国内の農業を保護する上から、関税の調整あるいは輸入の制限等をもって国内の農業を保護する、まことにけっこうなことでありますが、ただ今日に至っては、日本は一人で貿易するわけにいかないのでありまして、いわゆるガットに加入しておる国としての処置がなされなければならない。ガット加入という問題と、この十三条によるというと、日本だけで保護政策をやる場合には、関税の調整や、あるいは場合によっては輸入を制限するということが強行で……

第38回国会 農林水産委員会 第48号(1961/05/26、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連もありますし、私も質問したいのですけれども、しかし時間の関係があるのですが、一体今の韓国ノリの問題については、時間をどれくらい取っておりますか。これを根本的に議論するというと、半日ぐらいやりますよ。
【次の発言】 ちょっとつけ加えて水産庁長官に要望する点があります。ただいまの漁業権存続期間特例法が通過いたしましたが、私はこれに付随いたしまして要望を申し上げたいということは、一方においては、農業基本法案をただいまわれわれが審議中であります。真剣に審議しておるのですが、一方においては、これに見合うような漁業の問題、いわゆる漁業基本法とも申すべきところの沿岸漁業振興法案が、いまだ政府……

第38回国会 農林水産委員会 第51号(1961/05/30、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今、東委員のお尋ねに対して大臣からお答えがありましたうち、社会教育の面において、特にそれが補助教育として非常に農村の場合は必要じゃないか、私はそう思います。それで青年学級、婦人学級というものが最近農村の社会教育の上に設けられて、そうして青年や婦人の自主性に基づいてある程度の指導をしておりますけれども、現実の問題としては非常に余裕がない。時間的余裕がないということと、せっかくわいたそうした勉強しようとする意欲に対する一つの水を向けるための、予算その他の面において十分じゃないために、あるいは講師を呼ぶとか、あるいはいろいろのものを見せるとかいうような、そういう面において予算が……

第38回国会 農林水産委員会 第52号(1961/05/31、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私が総理にお尋ねいたしますのは、先般もお尋ねはいたしましたけれども、今日に至る間において、各地方に農民の声を実際に聞いて参りましたので、その聞いた農民の声のうちに集約いたしまて、われわれもふに落ちない点もありますので、その点をお尋ねをいたします。この農業基本法の前文にありますところのこの対象として、日本の海岸におけるところの沿岸漁民、御承知の通り、沿岸漁民のほとんど大部分は農漁民であります。農地をいささか所有し、かつまた零細なる漁業をやっておる、この沿岸漁民に対する対策、並びに山岳地帯におきましてはほとんど大部分は、私の県などは、国有林が大部分であります。さらに大きな山林の地主、農……

第38回国会 農林水産委員会 第56号(1961/06/07、5期、無所属クラブ)

○千田正君 この近代化の問題は、他産業との格差をなくすというのが、いわゆる農業基本法の原則なわけでありますから、それに付随してくるところの近代化資金助成法案と私は考えておるわけでございます。それで局長に伺いますが、他産業で、こうした意味合いの助成が出ている産業は何かということと、そういう方面に出しているところの金利は、これと同じように七分五厘でいっておるかどうか。どれとどれがそれに該当しているものだということを伺いたいのです。
【次の発言】 説明はそういうことになるのでしょうが、しかしこれは単独立法ではなくて、農業基本法という本来のいわゆる憲章みたいなものを今度通過させて、その農業基本法に基づ……

第38回国会 予算委員会 第5号(1961/02/17、5期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日、同僚委員の木村委員から、いろいろ補正予算の疑義をただしておられましたが、私も多少それに関連しまして、総理大臣並びに大蔵大臣にお伺いいたしたいのであります。  一千億減税は池田内閣の国民に公約いたしました金科玉条でありますが、しかし、新たにガソリン税の増税が現われたりしまして、正味の減税は三十六年度の場合はわずかに六百二十一億円、地方税を加えても七百億円程度にしかならないのであります。総選挙の際は、国税、地方税合計で初年度から千億減税を実施するような気がまえを見せておりましたにもかかわらず、大蔵省原案の七百八十八億円に比べても、なお百六十七億円も少ないような見積りの仕方をしたと……

第38回国会 予算委員会 第9号(1961/03/07、5期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行。二、三分ここで休憩して、委員長の席のところに理事の諸君だけ集まっていただいて取り扱いについてやっていただきたい。その方が早いんじゃないですか。

第38回国会 予算委員会 第15号(1961/03/15、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、まず最初に外務大臣にお伺いいたしたいのですが、昨日、政府の関係閣僚懇談会におきまして、ガリオア、エロアの対米債務返済の交渉開始を申し入れることにしたということを記者会見において御発表になっておるようであります。そこで、このガリオア、エロアの返済という問題になりますると、大体これは先般来衆議院の予算委員会、あるいは当参議院の予算委員会等におきまして、相当論議されておった問題であって、この債務ということは、池田総理は債務ということを決定しておる。ただ、全部が債務であるかどうかというところに非常にわれわれは疑問に思っておるのでありまして、とにかく、いつからこの問題について交渉するの……

第38回国会 予算委員会 第17号(1961/03/20、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいまの森中委員の御質問に対して、中川局長からお答えがあったようでありますが、現在アメリカが管理しておりまするところの日本の国有財産の管理のうちに、払い下げ、あるいはその使途を変更するというような場合において、日本側に協議しておるというようなお話でありましたが、実際事前において協議されておるのか、あるいは事後において、その払い下げ等のことを実行したというようなことに対してのレポート等が日本側に送付されておって日本側がそれを承知しておる、こういうふうな場合は過去においてはあったかどうか、日本は単なる潜在主権だけを所有しておるだけであって、その管理権はアメリカに移譲しておる……

第38回国会 予算委員会 第19号(1961/03/23、5期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。今朝の理事会におきましては、予定のように予算委員会の進行は進みそうもないから、時間を厳守しようと、こういうお約束であったはずであります。しかるに、ただいま一時二十分からの再開におくるること五十分、こういうことでは、この予算委員会の進行の上からいって、十分なる所期の目的は達し得られないのじゃないか。少なくとも与党の諸君は、今日ここに欠席あるいはすぐには出席できなかったならば、差し繰り合って、あるいは委員の差しかえをしてでもこの委員会の運営をやるべきであって、今日のように重大な時期に五十分もおくれて出席するというようなことであっては、はなはだ私は遺憾に思うのであります……

第38回国会 予算委員会 第20号(1961/03/24、5期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行。どうもさっきからの政府の答弁を聞いていると、答弁が閣内不統一で、どれが一体池田内閣のほんとうの御答弁なのか、おそらく質問者も迷っていると思います。かりに、今の官房長官の答弁のようだとするというと、参議院で修正でもしない限りにおいては、この水資源の問題はどうにもならない、あるいは補正でも組まなければどうにもならない。こういうようなことでは、審議が継続できないのでありまして、その点を政府一側からはっきり聞いて、統一した見解を答弁として求めているのでありますから、統一した見解を述べてもらいたい。(「委員長、運輸大臣どうした。」と呼ぶ者あり)

第38回国会 予算委員会 第28号(1961/05/27、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま阿具根委員の質問に対する総理大臣のお答えは、どうもわれわれは、一国の首相として池田首相を非常に信頼しておる立場からいくと、はなはだ解せないと思う。少なくとも一国の国の繁栄というもの、あるいは国民の道徳というものを常に口にしているところの政府の代表者の言葉としては、はなはだわれわれは国民の一人として遺憾に思うわけであります。やはり真剣にそういうことはこうあるべきだという指導方針をはっきりと国民に訴えて、そうして悪の根源をなくすることこそ、首相としての責任ではないか、使命ではないかと私は考えますので、もう一度池田総理大臣の明確なお答えをいただきたいと思います。

第38回国会 予算委員会 第29号(1961/05/29、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私はただいま議題となりました昭和三十六年度特別会計予算補正(特第1号)ほか一件に対し、きわめて簡単でありまするが、若干の希望意見を付して賛成いたすものであります。  今次補正予算は、その内容として去る三月二十七日の公共企業体等労働委員会の賃金に関する裁定を実施するために必要とする補正を行なわんとするものでありますが、私どもとしては、争議権の認められていない公企体職員の賃金問題について、全労委の裁定の尊重と実施について、よき慣行を確立しようとする政府の労苦をこの際多とするものであります。  なお加えて、今回のみにとどまらず、今後もまたこの種の問題に対する政府の熱意ある労使関係の正常化……

第39回国会 農林水産委員会 第2号(1961/10/05、5期、無所属クラブ)

○千田正君 午前中からいろいろ同僚委員からお尋ねがありましたが、私は農業基本法を実施するにあたりまして、土地の問題ですね、土地をある程度農民に持たせなければいけないという、この土地の問題についてちょっとお伺いしたいのですが、それと、だんだん離農者がふえてくる、農林省当局の考えから申しますというと、自然的に離農をしていく人たち、早い話が今までお話のありましたように若い者はどんどん都会に出ていく、そういう自然に都会に出ていく者と、それからどうしても基本法に基づいて相当の反別を持たせなければいけないという考えで、今後実行しようとする農業基本法の立場というものを考えた場合に、自然に離農する者と離農させ……

第39回国会 農林水産委員会 第12号(1961/10/28、5期、無所属クラブ)

○千田正君 市場問題は長い間の論争を繰り返していますが、私はそばで聞いておって、ただ一点、今まで長い間の歴史があるにかかわらず、一つ骨が抜けておる九じゃないかという点が一つあるんです。それは取引の公正を期するためにいろいろな問題が起きてくるんであって、同時に現在の資本主義の組織の中においては金融機関という裏づけ――取引を行なうためには何かしら公的な金融機関が裏づけにない限りにおいてはそういういろいろな問題が起きてくるんではないか。そこで築地の市場にしましても、あるいは神田の市場にしましても特殊の公的な金融機関が設置されていないじゃないか。今まで、過去においてはそういうために金融の問題で、しょっ……

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/18、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、主として、最初に外交問題について外務大臣にお聞きいたしたいのであります。それは、先般九月三十日本会議におきまして、フルシチョフ・ソ連首相から池田首相あての、日本政府あての返書に基づいて私がお尋ねしたのに対する池田総理の答えが、ソ連側としては不満足であるということを重ねて抗議的な声明をしておるのであります。私がお伺いしたいのは、特に、ほんとうは総理大臣がおられればなおけっこうなのでありますけれども、特に外務大臣に外交を担当する責任者としてのお答えをいただきたいのは、世界の歴史の上で国論の統一のないところに外交の成果が上がったためしはないのであります。これは先日も外務大臣がそう仰……

第39回国会 予算委員会 第8号(1961/10/20、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと待って下さい。一体今までのあれは……、十二時近くになってなお石田君の質問が二十五分であるから一時間を要する。そういう問題については理事間で十分お諮りになったのですか。そういうことなしに……。
【次の発言】 どの理事が、だれでしょう。
【次の発言】 私は無所属クラブを代表しておる理事なんです。代表者間の何らそういう了解もなしに勝手なことをやっては困る。そういうことで議事運営がスムーズにいくと思っておりますか。
【次の発言】 委員長はそういうお考えであっても、私は理事としてそういうことを聞いていないのですよ。ですから、やはり理事としては理事間の協力を得ようとするような場合に一応……

第40回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第2号(1962/02/02、5期、無所属クラブ)

○千田正君 総務長官から御説明いただいたのですが、われわれはオリンピック招致に対して非常に賛意を表しているのですが、この主催の中核体は何かということなんです。組織委員会が主体になって、東京都において開催する。それに対して国は協力するというふうに私どもは承知しているのですが、国民の大部分はそういうふうに承知しているかどうか、非常に疑問な点がある。ということは、先般来東京都において、競技場をいずこにするかというような問題のときは、どうも政府側は少し冷淡なようなわれわれは感じがした。そこで、一体主催の中核は何かということ、国は一体どれだけの責任をもってこれに対して協力するのかということと、東京都と国……

第40回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第3号(1962/02/28、5期、無所属クラブ)

○千田正君 僕は時間がないから簡単に質問いたします。さっきから伺っておるというと、議員のほうは大いに金を出してやれと――さっぱり燃え上がらぬじゃないか。これは総務長官からお伺いしますが、文部次官もよく知りておるのだ。われわれ学生時代のスポーツというものは、金が足りないときは自分でローラーを引いたり何かしてやったことがあるのだが、そういう燃え上がる力がないというと、金を出せないのじゃないか。東京都の高等学校、あるいは大学の運動部の選手なり何なりが、みんなで一生懸命地ならしぐらいするくらいの気魄を持たなければ、オリンピックなんて持ってきたって意味ないですよ。そういうようなことも一体精神作興の意味か……

第40回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第5号(1962/04/03、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今内村委員のお尋ねと関連しまして、ひとつ同時に答えていただきたいと思います。  総務長官は今度のオリンピックの問題の総元締めという意味において私はお尋ねするのですが、先ほどから内村委員が今までの経過を述べられて御質問になっておると思う。同時に根本の問題として、オリンピックそのものを日本が東京都において主催すると、こういうことになったのに対して、政府の根本的な考えですね。私が池田総理に質問したときは、全力をあげて恥ずかしくないところのオリンピックとして、日本のいわゆる国威の発揚でもあるし、あるいは国際的にも恥ずかしくない競技をやってもらいたいと、こういう御答弁があったのです……

第40回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1962/06/01、5期、無所属クラブ)

○千田正君 大臣がおいでになって非常な御苦心をされたことは、よく新聞その他の情報で存じておりますが、ただいまの御報告の中で、私は二、三点お尋ねしたいと思います。  それは、来年はどうやら多少一割くらい増して取れるような了解をつけていただいたという点。第二の問題点として資源の保護ということは、これは国際的漁業の立場から当然お互いの信頼のもとにやらなくちゃならないことだと思いますが、わがほうの漁獲量に対するそういう面におけるところの取り締まりという点と、ソ連のほうに対する実態の取り締まり状況は、こちらからも行ってそういう取り締まりに参加できるのかどうか、その点はどういうふうになっておりますか。  ……

第40回国会 農林水産委員会 第4号(1962/02/06、5期、無所属クラブ)

○千田正君 二点だけ伺りておきたいと思います。今度の改正案では、開拓関係に対するものが補助対策から除外していると思われるのですが、さっきの農地局長のお話しのように、それはかっての法のほうで十分見られるという観点で、こういうふうにしておられるのですか、どうなのですか。
【次の発言】 水産庁の方が見えておりませんけれども、一括して農林水産の問題として伺っていいですね。小型漁船で同じような点があるんですが、小型漁船のほうに対する措置も、今の農地局長のおっしゃるように調査の結果から見ると、小型漁船に対しては補助の対象になるような被害がなかったと、こういう観点でこのなには出しておられるのかこういうわけで……

第40回国会 農林水産委員会 第5号(1962/02/08、5期、無所属クラブ)

○千田正君 時間も少ないようでありますから、重点的にお伺いいたしますが、私のお尋ねしたいのは、昨年池田内閣が内閣を改造して以来、所得倍増計画等でいろいろ論議の中心になったが、農業関係においては農業基本法に対しても、またあらゆる面に対して、積極的な施策を急に迫られておるというふうに私は考えるのであります。それは何かというと、御承知のとおりのヨーロッパ共同市場のEECの問題、これに伴って自由貿易というような問題が台頭してきまするというと、ゆっくりかまえて、腰を落ちつけてというふうに考えておるひまがないじゃないか。割合にわれわれは農業や農林水産等を考えていく場合に、長期における計画をもってそうして十……

第40回国会 農林水産委員会 第9号(1962/02/22、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっとテンサイ問題で聞きたいのですが、自由貿易になった場合、テンサイに対する影響は相当あるのじゃないですか。その点はどういう工合にごらんになっておりますか。
【次の発言】 影響はおそらくないということは言えないと思います。相当これはやはり共同市場との関連からいって、今、極東の経済機構の改造というような問題も相当称えられておる今日ですから、自由貿易というものを、やむなくわれわれはやらなくちゃならないということになってくると、一番しわ寄せになるという、こういう問題が出てくると思うのです。ある程度の保護政策というものは考えておく必要がないだろうか。これは今の御説明の点はわれわれも大いに……

第40回国会 農林水産委員会 第11号(1962/03/01、5期、無所属クラブ)

○千田正君 話は実際うまい話が出ているのですが、前はこれはわれわれの地方では、産馬奨励あるいは軍馬の奨励という意味で、地方競馬を行なっておったわけですが、今は軍馬もなければ、馬の生産はだんだん衰えてきております。だから、こういう問題が出てくるのも当然だろうと思いますがね。しかしまた、今小笠原さんの言うように、畜産組合が主体になってやっているでしょう。だからこういうものの収益を、酪農の面において、たとえば牛なら牛の生産というようなものに、改良するというような意味で、農林省のいわゆる馬から牛へと切りかえていく政策に、これを役立たしめるような大綱をここへ入れなければ、今小笠原君の言うような問題が起き……

第40回国会 農林水産委員会 第14号(1962/03/08、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今、小笠原委員の質問のうちで、一番重大な点が、終戦処理の関係があるのですね。これは当時、外地から引き揚げてきた開拓、あるいはその他に従事していた人たち及びその他の引揚者を含んで、戦災者を含んで、そうして全国の都道府県のうちに、原野の開拓すべきところに、終戦処理の一環として農林省とも協議の上に開拓地に入植させた、こういう点が一つ大きな根本問題が横たわっておるわけです。そういう点はもちろん、当然農林省としては、農林省自体だけの問題でなく、国全体の問題として考えなくちゃならないという一点があるということ、私はそういう議論は時間もありませんからあらためて伺いますが、現実の問題として今度のこ……

第40回国会 農林水産委員会 第19号(1962/03/23、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連。今の小造林ですね。それは五町歩以下は対象としていないじゃないですか。今まで大体の標準は何町歩を小造林としたのですか。
【次の発言】 この前昨年質問したときは、五町歩以下に対しては考えておらない。現実に五町歩以下に対しては、融資あるいは補助をやっておりますか。
【次の発言】 私の村などでは五町歩以下ばかりなんです。それでかって借りたということもないし、借りようとしてもなかなか貸さないのです、現実には。そういうネックがどこにあるかということを研究しておられますか。
【次の発言】 この際ですから、そういうことに対してのPRがすこぶる足らないと私は思います。もう少しこういう法案が改正……

第40回国会 農林水産委員会 第20号(1962/03/27、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま長官から今までの経過をお伺いしたのでありますが、実を言うと、ほんとうは、河野農林大臣でもいらしておられれば私は河野さんにお伺いしたいのですが、母船の数をふやしたのは、たしかこの前河野農林大臣が農林大臣に就任した際に、北洋漁業の問題に対しては、ある程度拡張して母船の数をふやした。ほんとうから言うと、いうとその際、日ソ漁業間の条約の変異によっては減船せざるを得ないことがあるだろうということを、業者との間に十分な了解を取りつけてのあの際の増船であったかどうか、この点はどういうことだったのですか。
【次の発言】 私はそういう簡単なことにとっていないのです。あのときのあれは、北洋とい……

第40回国会 農林水産委員会 第21号(1962/03/29、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。これは、長官は今まで農地局長をおやりになっておられたからよくわかるんだろうと思うのですが、農民の場合のいわゆる土地所有権と同じような意味において、零細漁民にとっては唯一のすがりどころなわけですよ。それを五年にしなければならないという根本理由は何なんですか。ここに書いている理由だけでは私は納得いかない。しかも、これを中心にして最近、この間もお話ししましたように、都市の近傍の沿岸が、最近埋立が盛んになってきておる。あるいは近代化学工業その他の拡張によって、汚濁、汚水問題等が非常に世間を騒がしてきている。そのたんびにその対象になるのは零細漁民である、ノリ。カキ等をやっている漁民……

第40回国会 農林水産委員会 第24号(1962/04/05、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと一問だけ聞きたいのですが、現在指定を受けている市町村については附則第七条におきまして昭和四十年三月三十一日までは、競馬を行なうことができると規定してありますが、この以後においては従来やっておった市町村を再調査あるいは慎重に調査した上で存続の有無を定めるという意図でありますか。全然やめさせるという意図ではないだろうと思いますが、この前段にありますところの災害等の復旧等に関して百三十五市町村ですか、現在あるのは。そのうち整理をしようというのですが、たとえば馬産地でありますところのかつての北海道であるとか、東北では岩手県というようなところは、県庁所在地あるいは馬産の最も振興してお……

第40回国会 農林水産委員会 第25号(1962/04/06、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、特に政府に要請しておきたい点は、ただいま清澤委員からも述べられたように、射幸心を助長するような競馬であったならば、これは当然政府としては十分に制限しなきやならない。ただ、私はここに申し上げるのは、従来馬産地であった東北地方であるとかあるいは北海道、あるいは九州にもありますが、そういうところでは、長年の間競馬をもって馬産の振興の一つとして考えており、またそれを中心とした中小企業の町等は、そういう一年に三回か四回の祭典的な催しに対して、中小企業の商店あるいたその他の者も、これによって臨時の収入に潤う。それがここに中止をされようというようなことになれば、やはり相当の打撃をこうむる。……

第40回国会 農林水産委員会 第33号(1962/04/26、5期、無所属クラブ)

○千田正君 私はこのたび河野農林大臣がソ連においでになるということに対して、非常に御苦労さまであると思います。そこで特に私はお伺いしたいのは、最近非常に領海の問題が中心になっております。今度農林大臣が向こうへ行かれた場合において、この問の新聞で私は見ただけでありますけれども、領海の問題をはっきりしなければならないじゃないか。およそ日ソ漁業の問題については、領海の問題をはっきりしておらないと、そうしてまた公海におけるところの操業に対してのみ規制をしたり、禁止をしたり、あるいはいろんな問題が起きてきている。そこで、領海の問題についての河野さんの御意見を承っておきたいと思うのです。今年の三月でしたか……

第40回国会 農林水産委員会 第37号(1962/05/04、5期、無所属クラブ)

○千田正君 農地法の一部を改正する法律案及び農業協同組合法の一部を改正する法律案、この二案が当委員会に議題になってかけられてから、審議期間がきわめて短い、もう一つは第一番に考えなければならないのは、農業基本法が通ってからすでに半年以上たっていて、こういう農業の格差を是正する、あるいは国際農業との問の関連において日本の経済の成長のための基礎産業である農業の基本法がこういう跛行的な状況にあってはならないという観点からいいまするというと、農業基本法そのものに対しても十分ではなかった、さらにまた、ただいままで審議した過程におきましても、いろいろのまだまだ考えなきゃならぬ点がたくさんあると思うのでありま……

第40回国会 予算委員会 第6号(1962/03/06、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今まで同僚木村君の非常にいい御質問がありましたが、私は角度を変えまして、別な経済外交その他についてお尋ねしたいと思います。  まず最初に伺いたいのは、国会議員の身分の保護の問題についてであります。これは経済問題とは関係ありませんけれども、国会議員の身分の保護についてお伺いしたいのであります。日本の憲法は、国会議員であるとなしにかかわらず、政府は十分にそのことは保護しなければならないことが規定されておりまするが、特に私がお伺いしたいのは、われわれの、同僚議員であるところの辻政信君が昨年の四月旅行したきり行方不明になっておる。この問題は、ひとり辻君の問題のみならず、われわれとしては、国……

第40回国会 予算委員会 第7号(1962/03/07、5期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行。先ほど理事会できめたのは、四時半から質問を続行するということでありましたが、ただいまの総理大臣の御発言あるいは野党の諸君のいろいろ疑義をただした点において、混迷を続けると思いますので、暫時休憩して、委員長のもとで質問を続行するかしないかということについてお諮りを願いたい。

第40回国会 予算委員会 第22号(1962/03/30、5期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長、議事運営について一応お伺いいたします。  ただいま共産党の岩間君から議事運営について質問がありましたし、その後委員長から申し渡しがありましたが、ただいまの私に対する御指名は、委員長の職権で御指名になったとすれば、私は従わざるを得ないのでありますが、いかがでございますか。
【次の発言】 ただいま私は、参議院の議員として、また予算委員会の委員としまして、野党第一党の社会党の諸君が出席していないのにもかかわらず、委員長の御指名によって質問をしなくてはならないということは、まことに私も遺憾でありまするが、委員長の命令に従うのが議員の立場でありますから、これからお尋ねをいたします。 ……



各種会議発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 決算・労働連合委員会 第7号(1947/10/08、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程の山下委員からの御質問の中の人事官の任命について、衆議院が同意し、参議院が同意しない場合においては、日本國憲法の第六十七條第二項の場合により、衆議院の同意を以て兩院の同意とするという問題について、政府當局の御説明によるというと、會計檢査院の案をそのまま移し植えてやつておるという御説明でありますが、この度の國家公務員法案におけるところの人事院は、未だ曾て日本の行政機構になかつたところの最初の重大なる機構なるが故に、特に愼重に審議して頂きたいという點は、最も重要なるところの人事官の任命については、或意味においては政黨色をも織り込んであるというところに、私は今度人事官の任命に對する矛……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第9号(1947/10/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私の質問は、罰則の條項の第百八條には、「第三十九條の規定による禁止に違反した者は、」云々と書いてありますが、この際この規定の中に、轉職ということを理由としまして、從來例えば嘗ての政党華やかなりし頃に、樺太の山林拂下事件のような、一営林局長若しくは課長が轉任に際して、一つの党の利益のために山林の拂下をやつたというような忌わしいところの涜職罪が、しばしば嘗ての政治史上に見受けられたのでありますが、この点の罰則に対して今度の公務員法案の中に織り込んでおられますかどうか、この点を一つお伺いいたしたい。

第1回国会 決算委員会決算審査方針に関する小委員会 第1号(1947/08/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程も大分疑義があるように考えますが、決算及び國有財産の審査方針に関する例の内、決算の審査方針の中に第一から第五までありますが、第一の「政府の措置が不当なりと認むるもの」。それから第三の「政府の措置適切ならざるものと認むるもの」。第二この「政府の措置穏当を欠くを以て特に將來の注意を促すべきものと認む」。第四の「政府に対し將來の注意を促すべきものと認むるもの」。この三についても我々は非常に疑義を持つのでありますが、將來新らしい國会においてこの面をどういうふうに取上げていつたらいいかということを一應研究して見たいと思いますが、いかがでございますか。これは等差を付けたということはあれでご……

第1回国会 決算委員会第二分科会 第3号(1947/10/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の專門委員の懇談的なお話の中に、運輸省の厚生關経の面として、只今も農村その他から耕地を借りて、實際において農耕その他のことを續けてやつておるようでありますが、この點の面において豫算及び決算の面に現れて來るところに對しての運輸省からの確たる報告が十分になつてないようでありますので、この邊の點を伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つ運輸省の御當局にお伺いしたい點は、この檢査院の報告の三十六頁における第六項目で、運輸省で支出したところの東京鐵道局において買入れた蒲團生地竝びに暗幕用の生地として買入れたところの木綿の黒朱子の生地に對する納入の状況においては、鴨論當時空襲の最も劇甚……

第1回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第2号(1947/10/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 住宅問題こそ厚生委員会としては最大且つ最も重要なるところの問題であると思いますが、今日までこうした重大問題が延ばされておつたということに対しては誠に我々は遺憾と思いますので、幸いに今日から小委員会が発足しますので、できるだけ早急にこの問題を討議しまして、政府の実施方に対して我々が協力して行きたいと思います。つきましては後程政府委員の御説明があるようでありまするけれども、この小委員会の運営方法といたしましては、政府のこの方針を伺つた後にやりまするか、それとも多少でも今の内に意見を交換しまして政府委員が來てから、その説明を聽いて更に質疑應答を重ねて行くか、どちらをお採りになりますか。

第1回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第3号(1947/10/18、1期、無所属懇談会)

○千田正君 遅れて來て或いはすでに御答弁をお願いできたことだろうと思いますが、戰時中の地木社その他が伐採しましたところの木材が、相当各縣にそのまま山中に捨て置かれておる数は、木材関係の人の大体の調査から言えば約二千万石と称せられておりますが、安本は資材の関係においては、恐らく國内における一切の資材を取扱つておる関係から、この木材の件については十分御檢討のことと思いますが、この面も住宅面に適用するという案をお立てになつておられますか。或いはこうした木材が年々腐つて行くのですが、そういう方面を合理的に動かすというような実施案をお持ちであるかどうかということをお伺いしたいと思います。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第2号(1947/10/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 從來住宅問題のみに拘わらず、海外引揚者の厚生施設その他の問題については、再三再四終戰後各團体から幾度となく政府当局に要請されておりますけれども、いまだその要請の百分の一をも達成していないという実情であることは皆さん御承知の通りであります。  本年の國会の第一囘におきまして、片山首相の施政方針に対しまして、私の質問演説の中においても、日本の民主主義の政治を徹底するためにはこうした海外引揚者であるとか、戰災者であるとか、復員者であるとかいう、いわゆる戰争の犠牲者の根本的な生活の水準を定めて行かない限りにおいては。日本の民主主義政治は徹底しないことを再三繰り返して私から要請しておりました……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第3号(1947/10/03、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の中平委員の御質問に附随しまして、私からも特にお願いしたい点があるのであります。それは、今次水害におきまして災害者が五千円の預金を引出せる。ところが、引揚者並びに戰災者が今度の水害地に住んでおりまして、戰爭の災害を受けた外に更に今度の水害を受けておる。こういう人が相当多数に上つております。殊に関東地区におきましては、東北は勿論でありまするが、相当の数に上つておりますので、元々引揚者のように外地から一文も持たずに來て、在外資産の補償も得られないで、明日をいかにして食うべきかという現駄にあつた。そこへ又再びごの天災地変によるところの水害を受けて、起ち上る勇氣もなく、それこそ農民と又……

第1回国会 水産委員会水産庁設置に関する小委員会 第5号(1947/08/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 水産省設置を打切つて水産廳とするという面におきまして、參議院としましては、そこに新らしい意味の水産廳を設置するに對して、參議院獨得の今までの水産省という理想的案を持つておつたのが、このたびの實際の面において實現困難であるから、水産廳に持つて行こう、これは非常に結構だが、その面において新らしい構想を、なにか委員長として考えておられますか。
【次の発言】 重ねて質問いたしますが、先般來水産局がこういうような構想でやつて行きたいという請願を我々に提出しました。それに對して參議院としましては積極的な方向に行くべく示唆したのでありますが、その意味において今度の水産廳設置案なるものが、大體過般……

第1回国会 水産委員会水産物集出荷及び配給制度に関する小委員会 第2号(1947/08/23、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは參議院の水産常任委員會におきましては、現下の緊急問題たる食糧對策について我が水産常任委員會として水産物集出荷及び配給制度に關する小委員會を設けまして、現地調査に當ることになりまして十四名を二班に分ちまして、第一班は東北、北海道、第二班は關西、九州と、各七名宛が八月六日に出發をしまして、それぞれ現地調査に參つたわけであります。酷暑の中、各委員が限られた時間の中で百十%以上の調査をしたことと、我々は思つておりますが、同時に各現地の機關竝びに業者、漁民の人たちの熱心なる協力を得まして、相當の成果を得て參りました。詳しいことは各班長から御報告を申上げることにいたしまして、……

第2回国会 決算・国土計画連合委員会 第1号(1948/06/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今原口委員の御質問に対して大臣の御答弁も承わりましたが、これは私も第一回國会の施政方針演説に対しましても、第一の質問として建設省設置法案なるものに対して第一声を學げたわけであります。当時の片山首相は我々の要求するところの建設省というもの、即ち建設省という面においては、総合的な日本の復興に対するところの大きな役割を特つところの省を設けたいという答えでありました。先程大臣の御説明によつて、なかなか容易じやないんだが、どうやら一歩前進だからこれを承認して欲しいという御要望でありましたが、特に私はお願いしたいのは、ここに建設省所管事項区分の中の、厚生省関係の國立公園の施設の問題は、施設は……

第2回国会 決算・商業・鉱工業連合委員会 第1号(1948/03/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程田村委員の御質問に対して、大臣並びに政府委員からの御答弁がありましたが、この中小企業廳設置法案の中小企業対策の最も重要なるところの一面が、この設置法案の中に抜けておると私は考えております。これは中小企業の対象となるべきものの限界がちつともはつきりしていない。先程は具体的な問題でなく抽象的なお話だけでありまして、大体先程の大臣の御説明の中には、從業者百五十名以内のものが日本においては非常に多い、その辺を対象にすべきじやないかというお話と、政府当局の立場からいえば、從來の商工省における仕事からいえば、中小企業対策の金融関係の問題を大体拡充して行く、大体という概要だけのことであつて、……

第2回国会 決算委員会第二分科会 閉会後第1号(1948/10/07、1期、無所属懇談会)

○千田正君 運輸省の分に対しましては後廻しにしたらどうですか。
【次の発言】 それでは次は遞信省の部分でよろしいですか。
【次の発言】 遞信省の分としましてちよつと伺いたいと思いますが、一四八頁の「不当と認めた事項」の中の「予算を流用して給與の増加を図るなど措置当を得ないもの」、その中遞信省回線統制本部で同省総務局から資金の前渡を受け、昭和二十一年十二月から二十二年三月までの間に、支拂つた事務費、或いはその中に同部の職員に対する報勞金、又は宴会費、こういうものが当を得ないで支出されておりまするが、この点につきましてのその後の取扱いに対して遞信省からのお答えを頂きたいと思います。

第2回国会 決算委員会特殊物件小委員会 閉会後第1号(1948/09/20、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今より決算委員会の特殊物件小委員会を開催いたします。今期休会中に各委員の皆樣方が酷熱の間を懸命に御調査下さつたことに対しまして、誠に御苦労樣でした。厚く御礼申上げます。つきましては第三國会も間もなく開催されると思いますので、その前に一応皆樣方の調査の御報告並びに御意見を伺つて置きまして、第三國会においてどういうふうに進むかという点におきましても、お打合せを願いたいと思います。関西班、関東班に分れておるのでありますが、関東班の方の岩崎君から簡單に御報告願います。
【次の発言】 関西班は山下さんがお見えになりませんので、吉川さんからお願いします。

第2回国会 決算委員会特殊物件小委員会 閉会後第2号(1948/10/06、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは決算委員会の特殊物件小委員会を開催いたします。第二國会の終りにおきまして決算委員会で特殊物件の小委員会を設けることになりまして、この休会中それぞれ特殊物件の調査をして頂くことになりましたのですが、非常に皆さんの御繁忙中のところでありましたけれども、特に関東、関西と分ちまして、関東の方は七月の二十六日から三日間、岩崎、中川、北村委員に森專門調査員、吉原、立原の主事が随行しまして埼玉を振出しに調査したわけでありますが、栃木の方は八月の二十三日から三日間、埼玉は七月の二十六日から三日間、非常な成果を挙げて來られたことを、先般の九月の二十日の打合会の席上で概略の御報告を頂……

第2回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第1号(1948/03/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 動議を提出いたします。選擧は投票を省略し、選擧監理者において、正委員長は從前通りに、副委員長に三木治朗君を指名されんことの動議を提出いたします。


2期(1950/06/04〜)

第10回国会 建設・厚生・在外同胞引揚問題に関する特別委員会連合委員会 第1号(1951/05/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は在外同胞に関する特別委員会の委員長といたしまして、只今山下厚生委員長のおつしやる通り、我々引揚同胞に関する特別委員会もこのたびの只今議題となつておりまするところの公営住宅問題に対しまして合同審査の委員会を開いて頂きましたことに対しまして、深く感謝を申上げる次第であります。  一点私から特に発議者にお尋ねいたしたい問題は、この中に引揚の住宅の問題も含んでおられるかどうかという点であります。なぜかと申しまするというと、終戦と同時に抑留されておる海外の同胞、殊に無縁故者、日本の国内に縁故を持たないところの引揚の人たちが相当の数に上つており、且つ又未だ帰つて来ない数も相当多数に上つてお……

第10回国会 水産・外務連合委員会 第1号(1951/03/06、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今委員長の御説明の中に、拿捕された船舶に対しての言い分というお言葉の中に、中国ではという言葉がありましたが、中国人民共和政府の言い分でありまするか、それとも台湾に現在亡命しておるところの中国側の言い分でありまするか、その点を明瞭に御返事願いたい。
【次の発言】 山本証人にお伺いしますが、あなたが拿捕された当日、農林省の監視船若しくは海上保安庁の監視船或いは哨戒船ですか、そういう船に漕遇しましたかどうか、その点をお願いいたします。
【次の発言】 続いてお尋ねいたしますが、過去一カ年の間、あなたは何回この東支那海において、あなたがたの船が操業いたしましたか。

第10回国会 内閣・地方行政・農林・水産・建設連合委員会 第1号(1951/05/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 先ほどから社会党のかたから議事進行についていろいろ御発言がありましたが、私はこの際、内閣委員会で先般三カ月もかかつて水産省設置法案を御審議なされたようでありまして、なお且つ継続審査ということに延ばされたようでありますが、北海道開発法の一部を改正する法律案が只今我々の審議の議題に上つておるのであります。水産庁の問題さえも三カ月もかかつてなお審議ができない。まして北海道開発法の一部の改正法案なんというものはただここ二日や三日でやれるというようなことは、恐らく委員長も内閣委員の諸君も考えておられないと、かように考えますので、直ちにこの連合委員会の運行に諮つて頂きたい、入つて頂きたい、かよ……

第10回国会 農林・水産連合委員会 第1号(1951/03/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつきから農林当局のお話を承わつておると、まるで農林省の関係の人が魚の一匹も食わんように、魚がまるで要らんように聞えるのですが、これが食膳に上つたときには、一番上品な刺身を喰べておる皆様がたが魚の問題、こういう問題になるというと、誠に冷淡なのは甚だけしからんと思います。私の要求したいのは、先ほどからすでに同僚議員から申上げておると思いますので、特にお願いしたいのは、例えば水産業においても、さつき次長から話がありましたが、漁港を主体にして取上げておるようでありますが、そのほかにこの蛋白資源の確保のために、林業と同じように、例えば孵化場、林業で言えばいわゆる補育であるとか、補植であると……

第13回国会 外務・水産連合委員会 第2号(1952/06/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 外務大臣に先ず第一にお尋ねいたしたいことは、この漁業条約は被占領時代におけるところのマツカーサー・ラインが独立と同時に撤廃される、その撤廃された後においてアメリカ並びにカナダがこのマ・ラインの代替としてのやはり仮案としてのいわゆる漁業条約を結ぼうとした節があるのではないかというふうに考えられる点もありまするが、その点につきまして外務大臣としてのお考えはどういうふうに考えておられるか、先ず第一点伺いたいと思います。
【次の発言】 然らば私が考えるのは日本の漁船が現在このたびの条約によつて布かれたところの範囲のうちに操業して行つて果してアメリカなりカナダのいわゆる漁獲資源に対して、漁業……

第13回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1952/05/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今の同僚の秋山委員からの御質問に続いて、私は、同じようなことでありますが、もつと詳しくお尋ねしたいと思います。それは巻間伝えられるところによるというと、自由党の幹部であるところの大野伴睦氏が明治大学の出身の代表として、特に明治大学の敷地として希望しておる。而もこの点について、池田大蔵大臣に強硬に談判して、どうにか話がつきつつあるということを承わつておるのであります。殊にこの点につきましては、文部大臣にお願いすると同時に、お伺いするのでありますが、つまり国立大学において、現在の水産大学のような、誠に教育の施設としてかくも不適当な立場にあるものを除外してでも、私立大学を保護しなければ……

第15回国会 水産・農林連合委員会 第1号(1953/03/09、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長代理(千田正君) 只今より水産、農林連合委員会を開会いたします。本日秋山水産委員長が所用のため出席できませんので、先例によりまして私が本連合委員会の委員長をさして頂きますが、何とぞ御協力をお願いいたします。  それでは本日の議題は公報に掲載の通り、日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案でございます。出席されております政府のかたがたは、農林省関係は農地局和栗入植課長、農地課安藤事務官、水産庁は清井長官、岡井次長、特別調達庁は不動産部長の川田君でございます。どうぞ皆様からこれから御質疑を一つお始めを願います。

第15回国会 水産・法務・外務連合委員会 第1号(1953/02/23、2期、第一クラブ)

○千田正君 議事進行について。これは重大な問題でありますが、先ほど委員長が冒頭に外務大臣、農林大臣、或いは法務大臣の出席を申されておりましたが、見るところ見えておりませんのですが、どういうふうになつておりますか、出席するのですか。
【次の発言】 我々が本日この会議を持つておるということは、政府の責任ある答弁を一応聞きたいから我々は要望しておるのでありますから、特に各大臣の出席を更に求めます。
【次の発言】 第二大邦丸の切手君に伺いますが、先ほどの証言の中に停止命令をせずにいきなり発砲して来た、これは止れとも何も言わずに直ちに発砲して来たのでありますか。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 議院運営・建設連合委員会 第1号(1953/07/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。  只今、この法案が提出されて審議に当りまして、この法案が提出されるに当つて最も影響を及ぼす砂防協会の立場から、赤木委員から縷々立場の説明がありました。又衆議院の今村委員長からの、これに対するお答えもありましたので、この際赤木委員の立場の説明は、十分我々も了承できるのであります。現実に今日の議案がかかつたこの場合におきましては、この法案を如何に審議するかという点につきまして、各委員にお諮りを願つて、議事を進めて頂きたいと思います。
【次の発言】 私は、ストップと言つたわけじやないのですが、先ほど赤木委員から、非常にこの法案が出ると、赤木委員の関係しているところの砂……

第16回国会 厚生・中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会連合委員会 第2号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 あなたは今南方の者は終戦後において帰還し得られるにもかかわらず、その本人の希望によつて残留してれるからこれに当て嵌まらない。但し軍人、軍属の場合、その帰つて来た場合にはこれで扱う、こういうことですか。それからもう一つ、戦死したか何だかわからない、不明の者はあなたがたのほうとしては戦死者として処理しておりますか。
【次の発言】 いやしくも未帰還者留守家族等援護法という名を掲げて表題にしておる限りにおいては、少くとも第二條一項二号に掲げておるような「未復員者以外の者であつて、」というあとにいわゆる地域を指定すということは、私はこれはこの法案の本旨に鑑みる場合賛成できない。少くとも戦争は……

第16回国会 水産・農林連合委員会 第1号(1953/07/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の清澤委員の御質問に附随して聞きたいのですが、第一条の「従来適法に農業、林業、漁業又は政令で定めるその他の事業を営んでいた者がその事業の経営上損失をこうむつたとき」というのがありますが、只今清澤委員の御質問の通り、この法案を出す際に、農業の経営者というものを、いわゆるこの法案の対象になるものが地主、いわゆる土地の所有権者並びに耕作権を所有して、いわゆる農業を経営しているものと、いずれを対象にしてあなたがたがこの法案を作られたのか、その点を明確にして頂きたいと思います。
【次の発言】 そうしますというと、只今の清澤委員から御質疑があつた問題は、当然耕作権者に、いわゆる艘業、事業経……

第16回国会 水産・農林連合委員会 第2号(1953/08/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。只今委員長がお諮りになられました、本会議に独占禁止法案が上程されており、採決も迫つておると、そこで若し農林委員のかたがたに御質疑がございますならば、又採決後再開されまして続行して頂くということにして、お諮りを願いたいと思います。

第19回国会 建設・水産連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今委員長からのお話によるというと、すでに建設委員会においては提案の理由の説明も聞かれ、或いは必要なる資料の提出も求めておられるようであります。私は本法案の審議に先立つて特に聞きたいのは、一体この法律は何に基礎を置いて出されたのか、根本の問題ですね。例えば一九五一年の九月八日におけるところの吉田総理大臣とアチソン国務長官との間に交換された交換文書に基いてこの法案が出されておるのか。それともその後におけるところの日米協定におけるところの附属的な一つの国連軍との交渉の案件として出されておるのか。そういう根本的理由なしに我々はこの質疑をするわけには行かんのでありまして、それははつきり当該行……

第19回国会 建設・水産連合委員会 第2号(1954/05/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今イン・アンド・アバウトですね、この問題はあなたのほうのイン・アンド・アバウトンいうことは附近と解釈しても、それはどういうことを言うのですか。日本の領土に接近したいわゆる場所とこういうことにすれば、今の秋山委員の質問のような非常に解釈が断定を下すのに迷わざるを得なくなつて来る。例えば沖繩或いは小笠原島であるとか、こういうようなところに米軍の艦隊の配置があつて、そして日本の近海において演習された場合における損害とか、そういう問題が起きて来る。そのイン・アンド・アバウトの解釈はあなたのほうはどういうふうに解釈しているのですか。

第19回国会 厚生・外務・文部・水産連合委員会 第1号(1954/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほど私遅れて参りましたので、どの先生にお伺いするのが適当かということはわかりませんけれども、中泉先生お話だけ聞いておりましたので、中泉先生にお伺いするのですが、放射能の滲透度ですね。この間の灰の程度であつた場合に、例えば遮蔽物である漁船でありますると、木造船或いは鉄船、或いはその表面に塗料を塗つておつた場合とか、塗つておらなかつた場合、そういうときにおけるところの放射能の滲透度がおわかりにならなかつたでしようか。それは非常に最近又アメリカ側から禁止区域を拡大されまして、この六月三十日までは非常に大きい範囲の禁止区域が通告されてあるのです。で、漁船が今後出漁しましても、そういう面も……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1954/03/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は只今議題となりました正副主査の互選は、成規の手続を省略して、管理者において指名せられんことの動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 今田村委員から非常に必要な点をおつしやられておるようですが、経済審議庁の最近のあり方は当時の、いわゆる安本のときとは大分性格が違つておるという点は我々も認めるけれども、非常に総合的な最後の断を下す点において各省のいわゆるセクシヨナリズムを或る程度抑えなければならないにもかかわらず抑え得ない。早い話が国土計画におけるダムの問題にしましても、各省がアロケーシヨンの問題、そういう問題に対してもまちまちのいわゆる見方をしておる。大蔵省……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1954/03/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 農林大臣にお伺いしますが、先般MSAの関係から輸入いたしましたところのアメリカからの小麦粉が千葉県の沖合で座礁して、そうして五千トンというおびただしい小麦粉が海中に放出されて、その引揚作業をやつている。この損害は一体日本側がしようのですか、それともアメリカ側がしようのですか。又仮にそのうち引揚げたものは一体日本の食糧として適当であるかどうか。聞くところによると、これは全然食糧には役に立たない、むしろもうにわとりか或いは家畜の餌にしかならないんだ、こういうものの代価はどういうふうにして一体支払うのか、或いは支払わなくても済むのか、こういう点はどういうふうにお考えですか。

第22回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは、外務大臣、あるいは農林大臣でもいいのですが、この余剰農産物の買い付けに際して、海上運賃ですね、灘上輸送運賃は、これは協定によると五〇%アメリカ側が引き受けるということになっておるんですが、アメリカの国旗を掲げて運送する船舶に対しては五〇%は引き受けると、海上運賃及び海上運賃に対する海上保険料、こういうものは一体どういうふうに今後やるつもりですか。それは大変に輸入額に対して影響するのであります。  もう一つこれは農林大臣に聞いておきたいんですが、昨年千葉県の銚子沖で、アメリカ側の輸入小麦の船舶が暗礁に乗り上げて坐礁した。そうして小麦がほとんど流失しまして、非常な損害をこれは受……

第22回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第2号(1955/07/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省にお尋ねいたしますが、今度のこの会社ができましたその重点は、この間からの御説明によりますと、大体中南米のように考えられるのでありますが、それとともに東部、東南アジア、あるいはその他の国に対してもこの会社の機構を伸ばしていこうという、こういう観点を持っておられるかどうか、こういう一点と、もう一つは、御承知の通り、アマゾン流域などはそう開拓するといっても、日本人が行っても、先ほどの戸叶君やあるいは江田君が言ったように、そう簡単には参りません。これはよほどしっかりやらないというととんでもないことになってしまう。これはよほど腹を入れて考えておられると思うが、もう一つことに考えていただ……

第22回国会 内閣・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは大臣に対して質問することかもしれません。いやしくも民主党内閣を代表して、ことに農林省を代表してこられているから、政務次官お二人が……、経済六ヵ年計画を立てて日本の経済の確立をするということを国民に公約してあなた方は出てきた。今だんだんお話を聞いておるというと、この日本の基礎産業であるところの農林や水産等に対するところの統計調査等が、ほとんど完璧に近いようなことを言っておられるようですがわれわれから見ればまことにお粗末至極だと思う。およそあなた方外国に行っていらして御存じかもしれません日本の統計調査ほど不備なものはないし、これほどお粗末なものはない。だからお粗末な上に立てられた……

第22回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは大蔵省と専売公社に聞きたいのですが、塩の問題でありますが、ここに四十二ページに上っているのは、数量は内地の塩が四十八万トン、輸入塩が百九十五万トン買入れというわけですが、輸入塩を百九十五万トン買い入れるだけの金があればむしろ内地塩を、多少高くついても内地塩の製塩に対して、今でもあなたがた補助金を出しておりますけれども、助成金を出しておりますけれども、日本の自主的な立場から言えば、多少高くなってもいいから、日本でできたもので日本の国民生活をうるおすような方法を考えた方がいいのではないか、われわれはそういうふうに考える。これは仏領インドシナとかあるいはタイとかビルマとか、ああいう……

第22回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 吉田委員の質問に対するお答えがちょっとぼけておるのじゃないのですか、ちょっとはずれておるのじゃないですか。私も同じようなことをお聞きしたいのですが、先ほどの御説明の中に、終戦後、こうした国の税金が適正に使われていないものが年々激増してきております。御承知の通り、あなたの方から決算委員会等に提出されておるところの各省の批難事項も毎年激増してきておる、そこでそれをどうかして、何とかそういうことはあまりないようにというのが、今のあなたの御説明のように、われわれも国会議員の一人として、国の税金は適正に使われるように、できればそうした犯罪者がないようにというのはお互いに望むところなんです。と……

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 一点だけ。領空の範囲ですが、領土並びに領海、領空を認めているのは今までの国際法の通念でありますが、領空はどこまでかという限界がはっきりしていないと私は思う。たとえばある学者は成層圏までをもってその国の領空として認めようという説、成層圏の上まで無限であるという説と、こうありますが、安井教授のお考えはどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 今小西委員の御質問に関連しますが、ただいま田村先生のお話ではきまっていないと、こういう御理論のようでありますが、国連憲章そのものは戦争を否定するための、いわゆる制限し、あるいは友愛によってこれをお互いに制御していこうという戦争だけの目……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1956/03/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨年度の予算のうち、災害等によって予備金の支出、あるいは補正予算等によって追加された分はどのくらいありますか。
【次の発言】 実はどうしてこういうことを聞くかといいますと、昨年の予算委員会において、昭和三十年度の予算を決定する際に、鳩山首相は、補正予算等は災害以外には絶対組まぬということを言明しておられたわけであります。ところが途中において、御承知の通り災害が頻発してきて、補正予算を組まなくてはならなかった事情があったわけでありまして、三十一年度の補正予算を編成するに当りまして、少くとも過去三年ぐらいに、一般的にきめた以外に勃発する災害、予測し得べからざる災害が当然起きてくることを……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1956/03/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま北委員のお尋ねに対して官房長のお話は雑穀類は農業の主たる生産物ではないから、農林省当局としてはあまり重点を置いて考えてないというふうなお答えのようにわれわれは聞いたのですが、しかしこれは非常にミステークだと思いますね。これは水稲を中心とした、あるいは陸稲を中心とした米作地帯というものは別としまして、北海道であるとか東北であるとか、あるいは長野とか、ああいうような山岳地帯、もしくは水田に適さないところの主たる作物というものはやはり雑穀に依存しなければならない。これは当然あなた方常にお考えになっておることであって、そうしてその雑穀に依存しなければならないとするならば、……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まず第一に国際緊張の折から、特に東アの状況下におきまして、総理大臣並びに三全権が努力を払われたことに対して敬意を表する次第であります。ただこの際共同宣言が批准されるに当りまして、私は特にこれによって生ずるところの結果、影響等を考えまして、二、三の疑義がありますのでお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、これは一昨日でしたか、当外務委員会において曾祢議員からのお尋ねに対しまして、外務大臣からお答えがあったわけであります。そのお答えのうちに、ソ連がサンフランシスコ条約に参加しておらないから、日ソ間の領土問題等においては日ソの間にだけとりきめることができると思う、そういう意味において……

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第2号(1956/12/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日外務大臣に質問しまして、外務当局からのお答えがありましたが、この際、農林大臣からはっきりしていただきたい点があるのであります。それは各締約国の領域内における漁業の規則措置に関する交換公文が途中において引っ込められた。当初これは相当われわれとしましては、領海の問題あるいは距岸の問題を通じまして、特に魚族、魚種の資源保護という問題を原則として、このたびの日ソ間の漁業条約がきめられているという点から考えまして、この各条約国内の領域内における漁業の制限、不制限という問題に対しての問題は、相当重要視しなければならない問題であります。それが途中において引っ込められたという点に、いささか私は……

第26回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/05/15、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました北太平洋のおっとせいの保存に関する暫定条約の批准に関しまして、総理大臣並びに兼任の外務大臣としての岸総理にお伺いいたしたいのであります。  このオットセイの条約は、戦後顧みますと、われわれとしては非常に遺憾な点があったということは、御承知の通り、オットセイ条約は明治四十四年に日米英露の四ヵ国条約があって、そうして十五カ年間の一応の基準のもとに条約が結ばれておったのであります。昭和十五年において日本側においてこれを破棄して、そして戦争中はこれに従事しておったところの漁民はほとんど総力をあげて戦争に協力しておる。終戦後になってからさらにマッカーサー元帥のもとに米……

第26回国会 社会労働・農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/05/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。時間もだいぶ過ぎましたし、午後に継続されるとするならば休憩されるかどうか、両委員長において御相談の上、各委員にお諮りを願いたいと思います。

第26回国会 社会労働・農林水産委員会連合審査会 第2号(1957/05/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日以来の連合委員会におきまして、政府当局のお答えは、非常にわれわれの納得いかない点が多々あるのであります。それはこの法案を通じまして、非常に農林省の考え方、厚生省の考え方、厚生省の中でも社会局あるいは公衆衛生局との間の考え方も多少の差がある。私は衆議院の諸君に対してはまことに遺憾の意を表せざるを得ないのであります。もちろん衆議院の諸君が熱意をもってこの法案を通過してきたことは認めますけれども、早々の間においてきめられたような感を深くするのでありまして、他院のことをかれこれ言うのは私は差し控えますが、参議院のあるゆえんのものは、衆議院において通過しました法案としましても、国民の預託……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1957/03/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の小林委員の質問に関連するのですが、今年は豊漁年であるかということは、これは科学的なあれだけでは決定できないのじゃなかろうか、実際とってみなければ話にならない。要するに推定として今年は豊漁年であるというような推定のことしか、そういう話はできないのでありまして、もちろん、そういう余裕は残しておるとは思いますけれども、豊漁年であるかどうかという問題は、将来に残される問題ではありませんか。その点はどうなんですか。
【次の発言】 ソ連側のこれはいやがらせかもしれないけれども、日本側はどうもわれわれの方にばかり問題を持ってくるが、アメリカやカナダの方にはちっとも話を向けないじゃな……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/03/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 建設大臣に質問いたしますが、災害復旧の問題ですがね、災害復旧が法律できめられており、三、五、二の割合で三カ年かからなければ復旧しない。しかしながらその復旧の途上において再び災害を受けておる。こういうことはよく九州、東北各地に行われておりますが、それであの法律の改正とする必要があるのじゃないかとわれわれは思うのですが、たとえば三年かからなければ洪水の跡始末ができない。こんなことでは話にならぬのであって、その間にまた災害が起る。前の災害とあとの災害を加えるというと、六年たたなければ災害の復旧ができない。こういうことであっては私は日本の建設というものは決して進んでおらないのじゃないか、大……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1957/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 青函連絡船に――今はどうかわかりませんが、乗った場合において、寝台券の分はもちろん支払わなければならないが、前は列車とは別な料金を徴収したのではなかったですか。
【次の発言】 別建……。
【次の発言】 前は北海道選出の国会議員は無料で内地から旅行する。同じ国会議員でも北海道出身でない者は一応の運賃を取り立てられた私は経験があるのですが、今はそういうことはありませんか。
【次の発言】 四国航路ですが、いろいろな事故があったのちにおいて、船舶の改造が当然なされるものと思っておるのですが、いわゆる瀬戸内を航行するために普通の外洋航行の船舶とは違った内部構造、あるいはたとえば船底が大洋を航……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1958/03/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 何時までの予定ですか。
【次の発言】 農林委員会で大部分のことはお尋ねしますから、簡単に私は三点ばかり伺っておきたい。とにかく皆様御勉強なすって、お疲れのようでもあるから、簡単にお尋ねします。それはただいま鈴木委員から御質問のあった海外移住問題について、私もこれは非常に農林省の今度の予算は、私ども日本の人口問題と関連して、どうしても農業移民その他海外移住というものは、日本の国策として、出さなければならない、こういう観点から考えた場合に、一万人を目標とした今度の予算処置というものは、私は非常に不満である。しかも、一万人だというと、一人一万円ぐらいにしか相当しない、外務省は大体十億を組……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1958/03/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 先般理事会で話し合いがありまして、他の分科会の諸君でも必要なときは質問したいという要望があった場合、それをお諮りして了解を得ればお許し願いたいということで犬体御了承を得たようでしたが、たかし、やはり時間が非常に限られておりまずから、この当委員会の委員の方々の御質疑に差しつかえない程度の時間で皆さんにお諮りの上お許しになったらいいと思います。
【次の発言】 運輸大臣に特にお伺いしたいのは、運輸行政のうちの国鉄に関する問題ですが、国鉄は御承知の通り、独立採算制でありますから、できるだけ採算のとれるところに重点を置いていろいろな施設、設備の改善をやっているし、そういう予算も組む。しかしな……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今のお答えはちょっと私は不思議に思うのですが、これはあの災害復旧法ができる当時三十年まで、それ以前に一応過年度災害はもう復旧するという目標のもとにあの法律はできた。そういう論争をしたはずですよ。大体のところは二十九年くらいまでの分は一応ケリがつく。今後の災害に対しては二・五・三の比率でもっていこうじゃないかというのが、大体あのときの立案の趣旨じゃないかと思います。そうすると過年度の一十八年や二十九年がまだもたもたしている、というのはどうかと思うのですが、どれくらい残っているのですか。
【次の発言】 あなたは財政上の考え方だというけれども、過年度災害が完成しないうちにまた災……

第31回国会 商工・農林水産・建設委員会連合審査会 第1号(1958/12/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まずこれを立案しましたところの経済企画庁三木長官にお伺いいたします。公共用水域の水質の保全に関する法律案と、表題は非常に広い意味におけるところの表題でありまして、内容を検討しますというと、これは逆に近代産業と、それから原始産業の間に終始起るところの紛争を解決する一つの基本法を作りたい、そこに狙いがあるようにわれわれは考えております。ところが今も問題になりました、船舶の航行によって投棄、廃棄された廃油の問題、こういう問題は除去――この問題には触れていないで、水質の汚濁をある程度防止するということでありますけれども、やはり産業面の紛争を解決するとともに、国民の公衆衛生という面も含んで考……

第31回国会 予算委員会公聴会 第1号(1959/03/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまお話を、承わっておりましたところが、今年度の予算は昨年より多少ふえたから、やや賛成であるというように私は承わったのですが、私は長い間、農林委員をやっておりまして、その観点から申しますと、農林漁業のような基本といいますか、いわゆる日本の産業としましては基礎産業として取り扱われていたこうした農業あるいは林業、漁業等の予算が一般予算の歳入に比較しまして、昨年よりむしろ率からいえば低い、ほかの予算に比較しますと遅々としてお粗末であるという観点に私は立ってるのであります。先ほどからお述べになりました農業の基本政策に対しましても、農林省は昨年以来、農林白書等によって新たなる観点に立って……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1959/03/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。一緒にお答え願います。ただいま鈴木委員の御質疑ごもっともでありまして、この財政流融資の行方とその対策の問題ですが、零細な人たちの保険料、その他の集まった金がやはり国民のもとに返る、いう、還元して、そうして国民の福祉なり、あるいは産業施設なりという十分に見られなかった方にこれは行き届くような方法の財政投融資があればわれわれは大いに賛成をするのですが、たまたまそれが場合によっては政略的な財政投融資になってみたり、正し、方向に行かないんじゃないかというとそれもあるのです。この際、財政投融資の主たる一体対象は何かということを鈴木委員の御質疑に関連しまして泊からもお尋ねいたしますか……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1959/03/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して……。今のお話だと、実態を見てやるということですが、法人というものは名ばかりであって、いわゆる法的なものに何も価値ないということになりますか、実態を見るという場合のあれは。
【次の発言】 どうも法的に考えてみますと、たといそれは非常に小さいものであっても、法人として届出をしてあれば、法人としての解釈をすべきで、たとえば、今お話のあったところの果樹園、果樹園といいましても、一町ぐらいの果樹園のほかに、あとは水田を持っておる、あるいは何かの耕地を多少持っておって、とてもこれはあれしたのでは、零細農家だから、かなわないから、家内全部がそろって一応法人とての形式だけは整えて、そうし……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 時間がだいぶ経過しておりますので、簡単明瞭で、しかも重点的に一つお伺いします。それは先般、北村委員並びに私の関連質問で、予算委員会におきまして開拓に対する質問があったのですが、そのときの農地局長の御答弁の中には、さらに来年度は三千万円追加して開拓行政の万遺漏なきを期すと、こういうお答えがあったのでありますが、その後に、例をいいますというと岩手県の岩手山ろくの開拓民の諸君は春肥の手当が全然できない。しかも、自殺者ができておる。それは春の肥料がどうしても手に入らない。同時に、債権の取り立てその他によって、農林中金あるいはその他からはもう牛を売ってでも支払えと、こういうような強硬な手段の……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1959/03/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 時間がありませんから、私としましては一点だけお伺いします。運輸省並びに国鉄にお伺いするのですが、国鉄としましては、大体東海道線に重点を置いての予算を組んでおるわけですが、その他の新線に対する要望がどれだけあって、来年はどれだけ着工するという予定になっておりますか、その点を伺いたい。
【次の発言】 私は、従来こういう問題について運輸大臣がかわるたびに要望しておったのでありますが、今度は実力者である永野運輸大臣がおられるので、この際画期的な考え方をしてもらいたい。ということは、鉄道は言うまでもなく、先ほどからお話のあった通り独立採算制をとっておる。名前は国有鉄道であるが、われわれ国民か……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1960/03/23、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の事業費の中に繰り込まれた今度の公務員の分は、地方財政の負担にはなりませんか、地方財政との関連はどうですか。
【次の発言】 それで非常に僕はこの点が相当の問題でありまして、たとえば、今までは所長さんや課長さんの分は国の方でやってもらっておった、ところが今度は事業費の中に所長さん課長さんの分まである程度出さなければならない、地方財政の負担になるし、そうなるというと、事業そのものの、プロパーの事業量というものは、いわゆる政府が言うような大きな面からは変わりがないとしましても、内容において、事業量というものは、一般国民が考えているような事業量じゃない、厳密に言えば。そういうふ……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1960/03/25、5期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま鈴木委員の質問に関連しまして、林野庁どなたか見えておりますか。
【次の発言】 最近、たとえばイタチ、テン、そういうのが盛んに捕獲されて、皮になって輸出されたりあるいは売られたりしておりますが、そういう乱獲がたたってネズミが相当ふえておる。そういう間接的な問題がやはり今の鈴木委員の質問に関連してあると思うのですが、ああしたものの保護対策とか、あるいは今まで保護対策をしていないとすれば、それを保護の中に入れるかどうかという問題も研究しておられると思いますが、その点はどうなんですか。
【次の発言】 私は大臣にお伺いすると同時に、畜産局長と水産庁の方から伺いたいのですが、先ほど大臣……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1960/03/26、5期、無所属クラブ)

○千田正君 今、大臣が鈴木委員の御質問にお答えなさいましたが、領空の問題と航空機の発達に従って航空路というのですか、相当これは陸上の交通と同じようないろいろな問題が起きてくると思いますが、航空管制とか、あるいは航空監察という問題は、やはり日本としても確立しなければならない、今、大臣がそういう意味のお答えはしておりましたが、これは実際に、いつごろ運輸省としてはそういう制度を確立する法案なり何なり出すというお考えを持っておられますか。
【次の発言】 ちょっともう一点だけ。夜間と昼間とそれから高度と速力と、この問題に対して民間の飛行機に対する規制とそれから自衛隊機との間に調整する何かの打ち合わせが現……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1960/03/28、5期、無所属クラブ)【議会役職】

○副主査(千田正君) ただいまの大臣の御説明に対して御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 永岡委員に申し上げます。ただいま大蔵省の谷川主計官が見えましたから、もし御質問がありましたら。

第38回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1961/03/27、5期、無所属クラブ)

○千田正君 関連。先般も予算委員会で農林大臣にお尋ねしたのでありますが、近代化資金が、たとえ利子補給しましても七分五厘というのは、ちょっと農業のような原始産業、基礎産業に対する、しかも長期にわたって必要とする金に対する七分五厘というものは、ちょっと高過ぎるのじゃないか。どう考えてもそう思うのですが、もう少し安い方法はないか。大臣はもっと考える必要があるのじゃありませんか、この点は……。
【次の発言】 もう一つ。さっき森委員のお尋ねのうちにありました、今度協同組合をある程度統合する、今度の法案の中に協同組合に対する課税の問題が起きておるのですね。従来非課税であった農業協同組合等に対して課税すると……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1961/03/28、5期、無所属クラブ)【議会役職】

○副主査(千田正君) 森さん、荒巻官房長が見えておりますから……。
【次の発言】 一点だけお尋ねいたします。  それは、一つは、国際電信電話の方の加入に対して、だいぶ今までは窮屈であったわけです。最近はどうなんですか、ほとんど要望者の満足すべき状態にありますか、国際電話の問題は。
【次の発言】 もう一点。大橋総裁もお見えになっておられますからお伺いしますが、これは日本、ことに東京が世界の国際都市になった今日において、これは電信電話ばかりではなく、電灯の方も同じなんですが、施設の面において、電柱が非常に乱立しているような状況は、決して文化都市としての面からいってあまり感心しないのじゃないか。むし……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1961/03/29、5期、無所属クラブ)【議会役職】

○副主査(千田正君) ちょっと速記をとめて。

第40回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1962/03/27、5期、無所属クラブ)

○千田正君 きわめて時間がないのは残念ですが、きょうは運輸大臣、総理大臣になったつもりで、政府代表のつもりで、私は運輸行政の根本を聞くのですが、おそらく前に戸叶君もお尋ねしたろうと思いますが、国有鉄道の本質は私が申し上げるまでもないのですが、新幹線の建設等に対して非常に遅遅として進まない、私の考えるには、何回も分科会をやるたびに主張しているのですけれども、国鉄は従来のとおりのいわゆる独立採算制というものをとられるならば、幾らたっても赤字の解消はできない、そこで幹線の建設の予算は、国の予算からまるがかえで出してやって運営を国鉄にまかせるというような方途をとらなければ、おそらくいつまでたっても予期……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1962/03/28、5期、無所属クラブ)

○千田正君 郵政大臣にお尋ねいたします。第一点は、どうも郵政事業は、特に国民に対するところの奉仕に徹底しなければならないと私は思うのでありますが、最近、労働攻勢というような問題と相からんで、郵便物の遅配、昨年末、また最近、本日等の情勢からいうと、賃金闘争の春闘というようなことで、われわれ国民としましては、この郵政業務が円滑にいって、われわれの求めるように迅速に郵便物の配達、あるいは電報、あるいは電話のサービスが十分に国民の期待に沿うような方向に向かってやっていただきたいというのは切実なる国民の要望でありますが、どうも最近の情勢ははなはだ芳ばしくない。きのう、きょうのこの労働賃金闘争におけるとこ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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