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山田節男 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

山田節男[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは山田節男参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山田節男参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 皇室経済法施行法案特別委員会 第2号(1947/08/20、1期、日本社会党)

○山田節男君 今頂いた資料、宮内府の方がいらつしやるのだつたら、ちよつと伺いたいのですが、第二表の……これは舊皇室財産處理に關する調書第二表が數字的におかしいのですが、お分りの方がいませんか。第二表の土地に關する坪と町との通算、これがどういうふうになつておるのか、ちよつとこの数字だけでは合わないのですがね。
【次の発言】 いやそうすると合わないのですがね。総計で二、七四六町一八〇九となつておりますね、これは合いませんよ。
【次の発言】 ちよつと一つ精算して坪なら、坪とはつきりしておいた方がいいですね。
【次の発言】 今の御説明に關連してですが、そういつたように前に天皇からそういう御下賜金を賜わ……

第1回国会 皇室経済法施行法案特別委員会 第3号(1947/08/27、1期、日本社会党)

○山田節男君 今度出された皇室經濟法施行法案が實施されますと、當然法律第七十一號の皇室經濟法の施行に關する法律が廢止されると思いますが、第二條のいわゆる内廷費、これは「物價の變動その他の事由により、前項に定める額が、不適當と認められるに至つたときは、速かにその額の變更について、法律改正の手續をとらなければならない。」こういうのがありますが、この施行法が通りましても今日の經濟状態から見て、これは内廷費ばかりでなく皇族費、宮廷費は、宮内府の方の費用は費加豫算かも知れませんが、その他のものは今度どういうふうに……法律第七十一號の第二條に注意してあるのですが、いわゆる物價の變動によつて……。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1947/08/09、1期、日本社会党)

○山田節男君 今のこれは、感謝となにが一緒になつているので、そうすると最初の方では、許す限りの寛大な處置を受けていると言い、その次には又、食うにも困る、着のみ着のままだ、年内にかえしてくれというようになつているのですが、これを感謝と別文にしたらどうでしようか。ちよつとおかしいのです。片つ方では、非常に寛大にしていると言いながら、その後で着みの着のままだ、こういうようなことが言い現してあるのですけれども……。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1947/08/21、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の北條君の言われたことに私も賛成であります。というのはこの會として引揚者、それから復員者も同様でありますが、この問題は非常に多岐多端に亙つておりますので、例えば在外に残しました財産とか、或いは身分上の問題とか、海外引揚者に関してでありますが、そういつたようなものの外部的は小委員會みたようなもの、それからここにも一つ書いてありますが、海外引揚者と復員者の生活實態調査、こういうことになれば、これも必ず小委員會は是非この委員會に置く必要がある。その小委員會は今の北條君の言われたそういう條件の下に私は北條委員のお話に同意するものであります。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1947/08/30、1期、日本社会党)

○山田節男君 只今の委員長の御提案でありますが、これはこの引揚復員者の問題の特別委員會というのは、今日なかなか容易に引揚復員の見透しが分らない。そういつたような客觀情勢の見透しと、それから今日我々が受けております請願、陳情、これ等の處理も、これも今日ありますものだけで終るものではない。続々と復員問題或いは引揚者問題があります限り、これは繼續するものと思います。從いまして、本特別委員會は單なる法案の審査、特別に審査するための特別委員會というような極く簡單な特別委員會じやない。即ち今日復員廳、こういうものが存在する必要がある間は、この衆参両院におきまする引揚者、復員に關する特別委員會はこれは當然あ……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1947/10/16、1期、日本社会党)

○山田節男君 若し時間がございませんようでしたならば、第一小委員会の報告をしたいと思います。  本特別委員会の第一小委員会に付託されました請願並びに陳情の審議の経過並にその結果について本特別委員会に簡單に御報告申上げたいと思います。この第一小委員会におきましては付託された請願並に陳情の内容が大体三つに分けられる。即ち更生、それから引揚促進、それから住宅問題に分れますので、この三つの部門に大体請願、陳情を整理いたしまして、そうしてその部門には各々担任者を置いて頂きまして、そうして去る十月二日、三日、七日、十五日と四囘に亘りまして、付託されました陳情並に請願の審議をいたしたのでありまするが、その中……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第14号(1947/12/09、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の田村委員の仰しやつたことに私は全面的に贊成いたします。先程島委員から、正午の議員總會におきまする本特別委員會に關する論議の経過並びに結果を御報告になりましたのでありますが、私はちようど最後の場面に外出先から歸つて参りまして、中平委員が非常に興奮して本問題の論議についての御話がありましたので、私は先程島委員がいわれたように、この特別委員會というものは、成る程會期毎に新らしくするということは、これは止むを得ないことであるけれども、これを更にどうするかという問題で、第二囘會が明日から發足されるわけでありますが、それで時間的にこれが切れるということは非常に不利である。それからさつき島……

第1回国会 労働委員会 第4号(1947/09/17、1期、日本社会党)

○山田節男君 これは總側の第一條から第五條までのこのバランスの問題ですが、第一條にはいわゆる職業安定の法律の目的ということを謳つておりますが、これはやはり憲法の第二十五條には、いわゆる國民は健康にして文化的な最低限度を保障してある。それから基準法の第一條に、例の勞働條件は、あくまで人たるに値する生活を保障するものでなければならん。そういうことを謳つておる。そうしてこの總則の第二條には、いはゆる憲法の二十二條でありましたか、いわゆる職業の選擇の自由ということを謳つてある。そういうことを見ますと、やはりこの第一條の中か、或いは更に第一條に、いわゆるこの職業安定のために行う職業紹介ということは、結局……

第1回国会 労働委員会 第5号(1947/09/18、1期、日本社会党)

○山田節男君 職業安定事業の行政機關の問題でございますが、この前に頂いた資料によると、全國で公共職業安定所が四百五十五ヶ所、それから公共勞働安定所が八十九ヶ所、合計五百四十四ヶ所になつておりまするが、例えば私廣島でありますが、廣島を見ましても十三ケ所、これを見ましても御承知のように職業安定所は失業保險に關連して、殊に日本は山國でありまして、この安定所の分布しておる状況から見ますると、例えば失業者が失業保險の給付を受けるとか、或いは失業保險の證明を受けるために行きますのに非常に遠距離になつておる、殊に廣島の場合を見ますると、場所によつたらば汽車賃が今日片道十圓、十五圓もかかるのじやないか、こうい……

第1回国会 労働委員会 第6号(1947/09/20、1期、日本社会党)

○山田節男君 この第九條を適用の公共職業安定所の職員の問題でありますが、これは今度議會に出されておる國家公務員法、これはまだ法律になりませんけれども、七十五條、七十八條、いわゆる休職という場合特例として、心身障害、長期の休養を要する。或いは刑事事件に關し起訴された場合、こういつたように今度できる國家公務員法というものは可なり廣くそれが決つておるようであります。この點をどういうように適用せられるかということ。それから私これは過日横濱に行つて痛切に感じたのでありまするが、職業安定所の人員、スタツフの中で非常に囑託が多い。本官が少くて囑託が非常に多い。私は實はこれはなにか特殊の技術家を囑託にしておる……

第1回国会 労働委員会 第11号(1947/10/10、1期、日本社会党)

○山田節男君 今囘初めてこういつたような失業保險法案が上程されて、これは日本としては非常な冒險をおかすことを意味するのでありますが、その中でこの失業問題は、殊に差迫つた大量の失業ということを控えておりまして、この殴米諸國が、平常時の経済下における失業対策、從つてそれとしての失業保險、それから日本のような非常にアブノーマルな経済情勢においての失業対策ということと、それからもう一つ、社会保障的な観念から見て社会保險の観点からこの失業保險を見て行く、大体こういうふうに見て行く必要があるのではないか。私はそういう前提から、以後御質問申上げる。  第三條でありますが、第三條の失業の定義でありますが、「被……

第1回国会 労働委員会 第14号(1947/10/16、1期、日本社会党)

○山田節男君 今末弘博士のおつしやつた通り、労働委員会の過去一年有余に亘る実績から見てのいろいろのお話がありましたが、これは労働組合法も近く訂正しなくちやならんという個所が多々あります。そういうことから考えまして、やはり労働委員会も変えなくちやならんことは我々も考えておるのでありますが、只今の労働委員会というものが非常に弱い。從つて何と言いますか、不正労働慣行の摘発という方面にも、これがどうも我々が予期したほどの十分な実績が挙つておらない。それにはいろいろ事由があるだろうと思いますけれども、只今おつしやつたような委員会の機構を動かすための諸種の障害、例えば委員会の手当が少い、職員の優秀な者が少……

第1回国会 労働委員会 第15号(1947/10/20、1期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと政府委員にお尋ねしたいのですが、これちちよつと全般的になるかも知れませんが、この失業手当と生活保護法の居宅救護、これの関連をどうするかということなんですが、失業手当法案の中の項で、例えば居宅と生活保護法の居宅救護を受けておる、それとかち合う場合にどうするかということですね。これに対する何か御意見があれば聽きたいのですが……。
【次の発言】 今のこの手当法案第七條には、これはいわゆる失業保險とは違いまして、待期期間が三十日になつている、そういう場合には勿論何らかの退職手当、その他のことを見越してのことだろうと思いますが、併しこれだけの被保險者の中で、失業した場合に三十日間の……

第1回国会 労働委員会 第21号(1947/11/18、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の穗積委員の御質問並びに労働大臣の御回答、私は諒とするものでありますが、勿論今回審議されております失業保險法案、殊に失業手当法案というものは、これは只今大臣からの御説明のような事情の下に、又財政上の事情と、一般産業に現在從事しておる者を被保險者の対象とした、この点は十分我々として了承するのであります。尚只今大臣からのお言葉で、生活保護法により途がある、併し海外から復員し或いは引揚げた、そういう人々に対してはなにか特別の法でも設くべきじやないかということを個人としてお考えになつておるということを承つて、私共は非常に感謝するのでありますが、一体、失業保險というものは今回日本では最初……

第1回国会 労働委員会 第22号(1947/11/22、1期、日本社会党)

○山田節男君 基準法で婦人並びに年少者の保護が実施されますが、これにつきましてはいわゆる年齢、殊に年少者の就業年齢の制限が、現在働いておる者に対しても適用されるわけでありますが、現在基準法によつては働けなくなるそういう婦人、あるいは殊に年少者に対する教育、殊に技能的な教育、それから生活上のための職業の斡旋、こういうことについて、何か具体的な案があるかどうか質問いたします。
【次の発言】 殊に婦人年少者の労働保護ができますと、やはり地方自治体の、特に教育方面、これとやはり密接な何と申しますが、諮問委員会と申しますか、そういつたような委員会式のものを作つて、そうして、地方にある労働基準局、それから……

第1回国会 労働委員会 第23号(1947/11/27、1期、日本社会党)

○山田節男君 今岩間委員の言われる確認ということはどうかと思いますが、特に今度の國会法、参議院規則によつて、この常任委員会に付託された陳情並びに請願については、本会議にかけ更にそれを内閣に送付するを要するということに決議したものについては、これは次の國会において、政府はこれに対しての施策処置について報告しなくちやならんという義務が負わされておるし、それから今岩間委員の言われるように、この常任委員会として、そういう請願や陳情をただここをパスさせるだけのものでなくて、この問題については、委員会としてはこれは確認じやなくて、これに対していろいろな立法的なことまでも考えなくちやならんという責任を背負う……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1947/12/11、1期、日本社会党)

○山田節男君 只今私は理事に御推薦頂きましたけれども、すでに中平委員長は社会党に属しておつて委員長に選挙せられておるのでありまするが、そういたしますると、同じ会派から委員長並びに理事を出すということは慣例にも悖るんじやないかと思いますが、この点は私は理事は辞任さして頂いた方が他の慣例にも即應するのじやないかと思いますから、そういうふうにさして頂きたいと思います。
【次の発言】 併し緑風会の場合は人数が多いのです。例えばこの場合においても九名、社会党は五名、こういうようになつておるのでありまして、緑風会と社会党では数においてちよつと違うと思います。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/01/29、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の淺岡委員、それから北條委員、岡元委員のお話に関連しているのでありますが、固よりこれは北海道が主たる開拓の宝庫であることはこれは万人の認めるところであります。それで木下委員がそういう提案をされたということは恐らく多分にこういう点から、殊に樺太、千島からの無縁故の帰還者、引揚者が多いためにそういう案が出たのであろうと思いますが、勿論農林常任委員会にこちらが諮るということは順としては当然であると思いますが、併し満洲の開拓引揚者で、すでに開拓者の自興会というものを作つて或る程度の経済的な政府の援助を得て、而も成功しておる状態でありますが、そういうようなことから主として在外同胞の引揚者……

第2回国会 財政及び金融委員会 第5号(1948/02/04、1期、日本社会党)

○山田節男君 只今石炭のお話でありましたが、結局現在石炭業への融資額は百四十六億という御調査でございます。而して價格改訂のずれは三十二億ぐらいある。そうすると赤字運轉資金の三十二億いくらかが回收になるだけで、百十何億はいわゆる固定貸しになるかと思いますが、この上に増資の分で余程石炭の方へ又融通せられるのだろうと思います。そうすると随分尨大な額が石炭業へ入つていくと思うのでありまして、丁度戰時中の航空機工業へ貸したと同じような結果を來たすのじやないかと思います。成る程石炭は重要には違いないが、或る程度その辺の目度も附けていかなければならん。重点産業であるからいくらでも出すというお積りであるか、石……

第2回国会 労働委員会 第1号(1948/01/27、1期、日本社会党)

○山田節男君  今ちよつと終り方を聞いて、前半を拝聽しなかつたので、或いは質問がちよつと見当を外れておるか知れませんが……ちよつと速記を止めて下さい。

第2回国会 労働委員会 第3号(1948/04/27、1期、日本社会党)

○山田節男君 衆議院でも問題になつたように思うのですが、夏時刻法の法文として體裁ですが、こういう例は今まで政府で出したことがありますか。
【次の発言】 この法案を作る上において、いろいろ研究されたことと思うのですがこ、れは私、イギリスの例しか知りませんが、大體サンマー・タイムというのは、勿論イギリスの緯度關係は違います。北緯五十度、ロンドンでは、北緯五十一度と記憶しておりますが、イギリスでは降誕祭のあけた何番目かのやはり火曜日か、土曜日に換えて、そうしてサンマー・タイムの濟むのが、いわゆる何といいますか、ホイツトサンタイド、日本でいうとお盆に當るようなものだと思いますが、それが終ると同時にサン……

第2回国会 労働委員会 第4号(1948/04/28、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の松永政務次官の御説明で趣旨は分りますが、大體サンマー・タイム、デーライト・セーヴイングということをやるのは、この法案の提出の理由にありましたように、日光を十分の利用して保健の増進、又他面燃料の節約というようなことが言われたのでありますが、一体サンマー・タイムというものは、これは勿論健康にいいということはそうでありますが、一面におきましては燃料、例えば煖房とか、或いは燈明に使います燃料を節約する、これと勞働におきましては、勞働能率を上げるということが主たる問題であつたのであります。これは一九〇七年に、イギリスにおきましてそういうような運動が起きて、一九十六年に立法化するまでの經……

第2回国会 労働委員会 第6号(1948/05/20、1期、日本社会党)

○山田節男君 この職業安定法の第十二條の職業安定委員の旅費の規定は、實は法案の原案になかつたのでありますが、これは私實は修正申上げてこれを挿入したわけでありますが、趣旨といいますのは、今政府委員の御説明によりますと、元來私の修正意見を申上げた理由は飽くまで實費制度である。これは外國の例によつても、段にこの例を採りまましたのはイギリス竝びにアメリカの例でありまするが、旅費が、今の話によりますと、要するにこれは實費計算ということが本旨であります。殊にこの中央職業安定委員會の委員は別といたしまして、地方の名縣單位、或いは縣の中に更に特殊の職業安定委員會ができた場合には、これは地理的に申しましても、日……

第2回国会 労働委員会 第7号(1948/05/25、1期、日本社会党)

○山田節男君 只今の栗山委員の御質問と多少重複するかも知れませんが、加藤勞働大臣に伺います。紛爭處理機關の問題について、昨今これは、殊に炭鑛、金屬その他重要産業において、そういうことが大きく起つて來るということは、私は日本の團體協約の一進歩である、こういうふうに私は解釋しております。只今商工大臣、それから加藤勞働大臣の御説明の通りに、政府がその態度を取りますならば、これは私は非常に慶賀すべきだと思います。殊に日本としましては、經濟の再建復興ということと、それから近來問題になつております外資導入、こういう方面から考えて見ますと、日本の勞働状態が安定しないということが、何よりも一つの不利な條件を來……

第2回国会 労働委員会 第11号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○山田節男君 この職業安定法案の修正、四十九條に関する問題でありますが、ここに姫井委員の修正案も出ておりますが、実は前回欠席いたしましたので、質問が或いは重複するかも知れませんが、若しそうでしたならば御返答は速記によつて伺うことにいたします。  この労働ボスの排撃、この趣旨は、四十九條の第二項になるべき條項で、いわゆる立入調査ということで可なり徹底しておりますが、ここで問題になるのは、御存じのように今日日本は占領軍政下におきまして、占領軍に可なり多数の日傭労働者を使用されております。そうしてその中でいわゆる直傭、LRと申しますか、政府直傭の日傭労働者におきましては職業安定所、或いは労働安定所を……

第2回国会 労働委員会 第12号(1948/06/24、1期、日本社会党)

○山田節男君 遅れて参りまして質問が重複するかも知れませんが、この労災法の実際の適用部面におきまして、殊にこの公傷と、それからその場合の取扱いについて、健康保險と非常に重複しておるのです。この点について労災保險の取扱い方において、健康保險の部面とどのくらいダブつておるか、こういう点が分つておれば御説明願いたいと思います。
【次の発言】 実際問題として、健康保險の被保險者が、この災害保險によつていわゆる公傷として受ける、こういう手続はもう開かれておる筈でありまして、ここにありますいろいろな事業場の総数、それから補償費の総額と出ておりますが、実際の健康保險による被保險者が大きな傷でない場合、ちよつ……

第2回国会 労働委員会 第13号(1948/06/25、1期、日本社会党)

○山田節男君 職業安定法の一部改正の名として出ておりまする重要なポイントの第二でありますが、四十九條の改正、それから附則、これはもう最初からこの予備審査におきまして、大臣にも再三御質問申上げて意見を述べたのでありますが、この職業安定法を第一國会において審議するに当りまして、当時の米窪労働大臣からも、職業安定法は飽くまでこれはサービス法である。即ち職業安定法の第一條にあるように、いわゆる産業に労働力を充足することを建前とし、そして又適当な能力のある者に対しては適当な職に就かしめ、いわゆる職業の安定を期するのだ、これが職業安定法の根本である、眼目であるというように謳われてもおりまするし、又米窪大臣……

第2回国会 労働委員会 第16号(1948/07/05、1期、日本社会党)

○山田節男君 会社と日映演との團体協約は本年三月三十一日に全く無効になつたと、会社側が言つておるようでありますが、その根拠はどこにありますか。

第3回国会 人事委員会 第5号(1948/11/27、1期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) これはこの問題でもございませんけれども、幸い大藏大臣がお見えになつておるので、差迫つた問題として一つお伺いしたいのでございますが、実は北海道の全官公におきましては、この夏以來越冬のための燃料、暖房用のために、荷主政府に対してお願をいたしております。第一回は確か八月だつたと思いますが、これは非常な無理をしてやつております。ところが第二回はなつておりません。実は先月の初旬でございますが、参議院の労働委員会を開きまして、政府を呼んで、そうしていろいろとその策を練つて頂いたのでございます。ところがすでにこれから十二月にならんとしておるのに御承知のようなことでありましで、実は……

第3回国会 労働委員会 第1号(1948/10/15、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今より労働委員会を開会いたします。開芸に先立ちまして、委員長に選任されました私から一言御挨拶申上げたいと存じます。日本社会党所属、山田は今回本参議院の労働常任委員長の重責に任命いたされました。誠に浅学非才でございまして、今日殊に労働問題があらゆる分野におきまして重大性を帯びております折柄、果してその重任に耐え得るかどうか、誠に自分自身疑つており次第でございますけれども、幸い今回の労働委員になつて下さいました皆樣方は、いずれも我が國におきまする單に労働界のみならず、この日本におとまして最も秀でた、且つ又有能なる方々が委員になつておいでになることでございますので、……

第3回国会 労働委員会 第2号(1948/11/09、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から労働委員会を開催致します。  本日の議題といたしましては、第1に人事委員会との連合委員会の問題でございます。明日國家公務員法の改正法案が人事委員会に付託されると言うことに決定いたしておりまするので、実は人事委員長と今朝打合せしたこところ、人事委員会におきましては、國家公務員法改正法案が付託されますと同時に、労働委員会の方に連合委員会を開きたいと、こういう申込みをされるそうでございます。よつて本委員会としまして、この人事委員会と連合委員会を開くと言うことにつきまして、人事委員会の委員長のお申込みに対しまして当初労働委員長から受諾をいたしますることが必要にな……

第3回国会 労働委員会 第3号(1948/11/16、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。本日の議題は、第一に今回本委員会に付託になりました公共企業体労働関係法案でございますが、それに関連いたしまして、日本國有鉄道法案並びに日本專賣公社法案が出ておりますので、それと併せて御説明したいと思います。運輸大臣がおいでになりますので、最初に運輸大臣から、日本國有鉄道法案の提案の理由を御説明いたします。
【次の発言】 只今の運輸大臣の、日本國有鉄道法案の提案理由の御説明に対しまして質疑に入ります。御質問の方はございませんでしようか。……ないと認めます。  続きまして、日本專賣公社法案につきまして、その提案理由の説明を大藏省專賣局長官……

第3回国会 労働委員会 第4号(1948/11/20、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。最初の議題といたしましては、今回政府からの本委員会に提出されました職業安定委員会委員の旅費支給額改訂に関し、議決を求める件について、この件につきまして竹下労働事務次官のご説明を願います。
【次の発言】 只今の竹下政務次官の提出理由のご説明に対して、まだ附加える問題がありますか。……職業安定局長から、この内容についてご説明をいたします。
【次の発言】 只今の竹下政務次官並びに斎藤政府委員からの本案に対する御説明に対しまして、御質疑はございませんでしようか。
【次の発言】 私から御質問しますが、特別地区職業安定委員会は全國に何ケ所あります……

第3回国会 労働委員会 第5号(1948/11/24、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から労働委員会を開会いたします。最初に本委員会に付託されました公共企業対労働関係法案の中、訂正された箇所がございまするが、尚その後に入つた法案中に多少の誤りのプリントがございまして、訂正したいということでございますから、先ず訂正並びに正誤につきまして政府委員の御説明を願います。
【次の発言】 速記を止めて。    午前十一時四分速記中止
【次の発言】 速記を始めまして、それでは今日はこの程度にて散会いたします。    午前十一時五十九分散会  出席者は左の通り。    委員長     山田 節男君    理事            平野善治郎君       ……

第3回国会 労働委員会 第6号(1948/11/25、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から労働委員会を開会いたします。本委員会に付託されておりまする公共企業体労働関係法案、これは前の委員会において政府委員から御説明申上げましたように、相当訂正の箇所もございます。本日は本法案につきまして政府側の逐條説明を求むることといたします。
【次の発言】 明日、明後日は公聴会がございますから、今日中にも説明は終わりたいと思いますから、違つた点だけを賀來政府委員より御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それでは今日はこの程度にて散会いたします。    午後四時一分散会  出席者は左の通り。    委員長     山田 節男君    理事         ……

第3回国会 労働委員会 第7号(1948/11/26、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) では只今より公聽会を開会いたします。  会議に先立ちまして、公述人の方々が御多忙の折から本労働委員会のためにわざわざ御出席頂きましたことに対して、委員長として厚くお礼を申し上げます。  公聽会の案件は、公共企業体労働関係法案についてというのでありまするが、時間の関係上各公述人の方の公述時間は各十五分にいたしたいと存じます。そうして各公述人の方に対しまする質疑應答は午前の部と、午後の部との二回に分ちまして、一括して御質疑應答を願いたいと存じます。質疑應答ともに各五分間と制限いたしまするから、さよう御了承をお願いいたします。折角御多忙中わざわざ御出席を願いましたにも拘わらず……

第3回国会 労働委員会 第8号(1948/11/27、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会の公聽会第二日を開会いたします。公述員の方々は御多忙中にも拘わらず、わざわざ公述のために御來会を辱しういたしまして、感謝に堪えません。本日の公聽会の問題は、今回國会に提案されました、公共企業体労働関係法案でございます。参議院規則第六十八條によりますると、公述人の公述は、問題の範囲を超えないこと、それから不穏の言動がないことと言うことになつておりますので、その旨を御了承をお願いいたします。尚時間の関係上、公述して頂く方々に対しまして、お一人に対しまして十五分間ということになつておりますので、これ亦御了承を願います。尚公述が終わりました後に、一括して労働委……

第3回国会 労働委員会 第9号(1948/11/28、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。  先ず最初に本委員会に受理されました陳情が一件ございますので、これの御審議をお願いいたすことにいたします。  この陳情五十一号は労働基準法適用猶予並びに緩和に関する陳情、東京都中央区日本橋本町一ノ二ノ二、社團法人東京実連協会会長中野金次郎氏の名義で出ております。その陳情の理由を朗読いたします。
【次の発言】 只今朗読いたしましたような趣旨で本陳情が本委員会に提出せられておるのでございます。この陳情に関しまして、御審議願いたいと存じます。
【次の発言】 只今の竹下政府委員の御説明に対しまして、御質疑はございませんでしようか。

第3回国会 労働委員会 第10号(1948/11/29、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から昨日に引続きまして、公共企業体労働関係法案の逐條審議、質疑を開始いたします。昨日は第二章まで参りましたので、本日は第三章第八條から始めたいと思います。まず最初に第三章の八條から十六條まで範囲を限りまして、質疑いたすことといたします。
【次の発言】 今の十七條の……、原委員の質問されたことについてでありますが、この第十八條、いわゆる罰則としての、「法律によつて有する一切の権利を失い且つ解雇されるものとする。」これが一つの、第十七條の一項の罰則と了解するのでありますが、こういつたような公社の從業員として、今御説明になりましたが、労働組合に近い團体に準ずるもの……

第3回国会 労働委員会 第11号(1948/11/30、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) では只今より労働委員会を開催いたします。只今衆議院より職業安定法第十二條第十一項の規定に基き、職業安定委員会委員の旅費支給額改訂に関し議決を求めるの件が送付され、本付託になりました。職業安定法第十二條第十一項の規定に基き、職業安定委員会委員の旅費支給額改訂に関し議決を求めるの件につきましては、御質疑はございませんか……別に御質疑もないようでございまするから、討論に入りますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは只今の門屋委員の御動議に賛成のようでありますから、討論終局の動議が門屋委員より提出されましたが、討論は終局したものとみなして御異議ございませんか。

第4回国会 議院運営委員会 第7号(1948/12/12、1期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) 実は昨日議院運営委員会に列席しまして、議員派遣のことでございますが、この内容はここにも示してございまする通り、当面の最も急ぐ問題としましては失業保險のこの行政状況でございます。これは例えば一例をとりますと、東京におきましては大体月三千万円の失業保險の積立があるのでありまするが、実際の給付は四万円というような状況でございます。経営者側におきましてはこの保險料は非常に高いということで、その支拂にも非常に困つておる。それから被保險者が失業いたしまして、この保險給付を受ける事実が発生いたしましても、どうもその金が簡易に迅速に受けられないという非難がごうごうといたしております……

第4回国会 労働委員会 第1号(1948/12/06、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から労働委員会を開会いたします。  議題の第一といたしましては、昭和二十三年十一月以降の政府職員の俸給等に関する法律案、これが大藏委員会の方へ付託されましたにつきまして、人事、労働、大藏三委員会が連合委員会を開催したいという大藏委員長からの申入れがございましたのですが、この連合委員会に当労働委員会が参加することについて御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めまして、本日午後一時からの連合委員会に労働委員は参加することにいたします。  次の議題は、本國会における調査承認要求の件に関する件でございます。柴田專門員から御説明を願い……

第4回国会 労働委員会 第2号(1948/12/07、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から労働委員会を開会いたします。公共企業体労働関係法の提案理由、それから本付託案の掻い摘んでの御説明は昨日の労働委員会で済みましたので、本日は逐條説明、それから尚前國会の案と異なつた箇所があるそうでありまするから、その点を併せて政府委員から御説明願うことにいたします。
【次の発言】 次に本法案の逐條説明をお願いする順序になつておりまするが、政府の方から今回提出されました、公共企業体労働関係法案の逐條説明の訓細が出ておりまするしいたしまするので、逐條説明は省略いたしまして、逐條審議に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。

第4回国会 労働委員会 第3号(1948/12/08、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。昨日に引續きまして逐條審議に入れます。第四章の十七條、十八條に関して御質疑ございませんか。ちよつと私からお伺いしますが、十八條の規定は労働組合法の第一條第二項の規定に相当するものじやないかと考えるのでありますが、この十七條に違反した行爲は全部本刑法によつて処罰するというのでありますか、一般刑法によつて処罰するということの、その限界を一つ示して頂きたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今の一般刑法はそういう趣意で適用されるとして、例えば軽犯罪法ですね、軽犯罪の程度のものも一般刑法の適用範囲としてやはり中に入るというのでありますか……

第4回国会 労働委員会 第4号(1948/12/10、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。公共企業体労働関係法案の逐條審議も一先ず終了いたしましたので、本日各委員において修正意見をお持ちの方は御提出願いたいということをかねて申上げて置いたのでありますが、本日修正意見をお持ちの方の案を議題といたしたいと思います。修正意見をお持ちの方はございますか。
【次の発言】 一緒にお願いします。
【次の発言】 速記を止めて……。    午後零時十五分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。本日の午後の衆議院の本会議で、公共企業体労働関係法が本会議に上程されるそうでございますが、本付託になる筈でございますから、午後又労働委員会を開会い……

第4回国会 労働委員会 第5号(1948/12/12、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。内閣提出によりまする公共企業体労働関係法案は、昨十一日衆議院より送付され、本付託になりました。本法案につきまして御質疑はございませんか。
【次の発言】 只今の門屋委員の御発言に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは、只今門屋委員のおつしやいましたように、從來重ね重ねの委員会におきまして、質疑應答は重ねて來ているのでありますが、別に御質疑はございませんければ、討論に入りたいと存じまするが、御異議ございませんですか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めまして、これより討論に入ります。御意見のおあり……

第5回国会 議院運営委員会 第24号(1949/05/02、1期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) それではちよつと経過を御報告申上げます。実は過日労働委員会で近く労働関係調整法の一部を改正する法律案が出るという話が確定的になつたということを衆議院の方から聞きましたので、一應委員会に付託される前に公聽会を開くかどうかということはどうもいけないというので、実は本日労働委員会を開きまして議院での規定を待つてというようにいたしたような次第であります。やはり問題の重要性から見て公聽会を是非開くべきだ、こういうように委員会の意向が一致しております。若し只今の御意見がありましたように、六日の本会議に上程されて、この提案理由の説明と一般質問ということになりますと、手続上から申し……

第5回国会 労働委員会 第1号(1949/03/26、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今より労働委員会を開催いたします。  先ず第一に、今回政府から提案になりました公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案、これにつきまして政府委員より提案の理由の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 只今宿谷政務次官から提案理由の御説明がございましたが、この只今の御説明に対して何か御質疑ございませんか。つきましてはこの法律が四月一日から施行されるという建前になつておりますけれども、六月一日までに延期するのでございますから、本日衆議院で午後この審査がございまして、午後参議院の方に本付託になる予定でございます。つきましては來週の本会議にこれを提出する都合もございますの……

第5回国会 労働委員会 第2号(1949/03/29、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。今次國会に提案されました「公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案」につきまして、去る二十六日労働委員会を開催いたしまして、その提案理由につきまして、宿谷政府委員より御説明がございまして、質疑応答をいたしまして、よく審査をいたしたわけでありまするが、昨二十八日衆議院から本件が送付されまして、本付託となりました。この「公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案」につきまして、御質疑ございませんか。……別に御質疑もないようでございますから、討論に入りますが、御異議ございませんか。

第5回国会 労働委員会 第3号(1949/03/31、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開催いたします。  過日の労働委員会で今回労働委員会から視察いたしました調査報告に基きまして、政府委員に質問をいたしたのでありますが、その際労働者災害補償保險の事業の概況、それから失業保險の事業の概況、これが残つておりましたので、本日政府委員が見えておりますので、先ず労働者災害補償保險事業の概況について寺本労働基準監督局長から御説明願うことにいたします。
【次の発言】 只今の寺本政府委員からの説明に対して御質疑ございませんですか。
【次の発言】 事業の收支状況を見ると、二億円千二百八十万ですか黒字になつておるようですが、相当各府縣に対して赤字を予想さ……

第5回国会 労働委員会 第4号(1949/04/06、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。先ず最初に今回四月四日付をもちまして、共産党の中野重治君が労働委員に選任されました。御紹介申上げます。どうぞよろしくお願いします。続きまして本日の議題になつております一般労働問題調査におきまして、大阪の大和製鋼株式会社並びにヤマサ農機具株式会社、この生産管理につきまして大阪地方裁判所におきまして、合法化と申上げたら語弊があるかもしれませんけれども、これに対する判決が降りておりますので、これに対しまして法務廳の檢務局長の高橋さんがお見えになつておりますので、この両会社の生産管理に関する判決の経緯について御説明を願うことといたします。

第5回国会 労働委員会 第5号(1949/04/23、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員会長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。本日の議題となつております労働省提出の三つの法案がございまするが、それに対しまして、鈴木労働大臣から提案理由の説明がございまするが、その前に今回労働委員会の方で專門員として任命されました者二名、それから調査員一名が今日から本委員会に出席しておりますので御紹介申上げます。ここにおられますのが磯部巖君、それから労働省から來られた鈴木僊吉君、それから大輪調査員、それから調査主事も御紹介申上げます。町田正利君、高池忠和君、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは政府からの提案に係りまする三法案につきまして、鈴木労働大臣から御説明願います……

第5回国会 労働委員会 第6号(1949/04/25、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。前回に鈴木労働大臣から、今回労働省から提案になりました職業安定法の一部を改正する法律案、それから緊急失業対策法案、並びに失業保險法の一部を改正する法律案の三案が提出されまして、その総括的提案理由の説明をして頂いたのでありますが、これに対しまして更に各委員から総括的な質問をしたいというような御希望がございましたので、これより、只今提案されました三案に対する総括的質問を始めることといたします。御質疑のある方は……。
【次の発言】 ほかに御質問ございませんですか。私から一つ御質問したいのですが、今の門屋委員の御質問に関連してですが、少なくと……

第5回国会 労働委員会 第7号(1949/04/26、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今より労働委員会を開会いたします。昨日に引き続きまして失業保險法の一部を改正する法律案、職業安定法の一部を改正する法律案、緊急失業対策法案及び昨二十五日労働委員会に予備付託となりました労働者災害補償保險法の一部を改正する法律案につきまして、併せて御審議を願いたいと思います。ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 鈴木労働大臣にちよつと伺いますが、委員会としても、公聽会その他の準備の都合もあるわけですが、労働組合法改正案、労働関係調整法の改正案が本國会中に出るのか、出るとすればいつ頃出るのか、その点委員会の方にお示し願いたいと思います。

第5回国会 労働委員会 第8号(1949/04/27、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。この政府提案にかかります失業対策に関する三法案並びに一昨日提案されました労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案、これに対しまして総括的な質問を続行いたすのでありますが、それに先だちまして、一昨日提案になりまして、労働大臣より昨日提案理由の説明がありました労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案の逐條説明をして頂きまして、その後に只今お見えになつておる稲垣商工大臣から、総括的質問に対する御回答をお願いすることにいたします。実は寺本政府委員がアメリカに参つておりますので、本日は池邊労災補償課長を説明員として、逐條説明をお願いすること……

第5回国会 労働委員会 第9号(1949/05/07、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。先程お諮りいたしました公聽会の開催の件でございますが、公聽会の問題といたしましては、労働組合法案及び労働関係調整法の一部を改正する法律案について、公聽会を來たる五月十二日に開催する。そういうことにいたしまして参議院規則第六十二條第二項によりまして議長に要求書を出すことに御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないものと認めまして、さよう取計らいいたします。
【次の発言】 それでは続きまして緊急失業対策法案、これに対しまする一般質疑はまだ終了しておりませんので、本日これを続行いたします。それで先般労働省、安本それから商工省から、これに……

第5回国会 労働委員会 第10号(1949/05/09、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今より労働委員会を開会いたします。  先ず職業安定法の一部を改正する法律案を議題といたします。本法案についた何か御質疑はございませんか。速記を止めて……    午前十時四十六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……
【次の発言】 ほかに第三章について御質問ございませんか。
【次の発言】 他に御質問ございませんか。  次いで第四章の第四十八條から第六十五條までの間に御質疑ありませんか……。別に御発言もございませんようですから、質疑は一應終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。

第5回国会 労働委員会 第11号(1949/05/10、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。本委員会に付託になりました公共企業体労働関係法の施行に関する法律案、これを問題に供します。先ず本法案に対する政府の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 それでは、続いて政府委員より逐條説明をお願いいたします。
【次の発言】 本案に対しまして御質疑がございましたらどうぞお願いいたします。
【次の発言】 外に御質問ございませんか。別に御発言もないようでございますから、次に移ります。
【次の発言】 昨日問題となりました労災保險の第三十二條の延滯金の問題に関しまして大藏大臣の出席を求めておりますが、今閣議中でありまして、閣議の済み次第こち……

第5回国会 労働委員会 第12号(1949/05/12、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。本日は労働組合法案並びに労働関係調整法改正法案に対します公聽会を開会いたします。公述人は十二名の方にお願いしておりますので、午前中四名、午後八名ということになつておりまして、公述人一人に二十分間割当てまして、午前の部と午後の部の公述が一應済みました後、午前は午前の部の公述が済みました後に、質問をいたすことになつておりますから、さよう御承了願います。尚、公述人の方々には御多忙中に拘わらずおいで下さいまして、誠に感謝いたす次第でございます。平素の御研究並びに御経驗の御蘊蓄を傾けられまして、我々委員会のためによき御参考を賜わらんことをお願い……

第5回国会 労働委員会 第13号(1949/05/14、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。先ず本委員会に本付託となりました公共企業体労働関係法の施行に関する法律案について御審議をお願いいたします。この法案につきましては、質疑の段階まで入りまして、本付託になるまで中止したような次第でありますので、質疑の続行をお願いいたします。
【次の発言】 只今原委員からの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは討論に入ります。討論なさるお方は先ず賛否を明らかにして討論をお願いいたします。
【次の発言】 外に御発言はございませんか……、他に御討論ないものと認めて御異議ございませんか。

第5回国会 労働委員会 第14号(1949/05/16、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。本日より一般質疑を開始するわけでございまするが、前回において約束申上げだ吉田総理の御出席は止むを得ん事情で今日時間がないそうでありますので、明日の労働委員会に必ず出るとのことであります。本日は鈴木労働大臣並びに各政府委員が参つておられまするので、労働組合法、労働関係調整法の一部を改正する法律案につきまして、一般質疑をいたしたいと存じます。  私から質問しますが、第一條の第二項にある刑法上の免責の規定ですが、これはピケツチングの場合にこれを持つて行くというような程度に、例えば人身の行動の束縛というようなものまでこれに適用されるのかどうか……

第5回国会 労働委員会 第15号(1949/05/17、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより委員会を開会いたします。労働組合法案及び労働関係調整法の一部を改正する法律案に対する質疑を続行いたします。ちよつと速記を止めて。……。
【次の発言】 速記を初めて……。
【次の発言】 吉田総理はお急ぎになつているのですが、御質問がございましたら極く簡單にお願いいたします。
【次の発言】 総理大臣お忙しいですから……。もう一つですか。
【次の発言】 二十五分までということにお願いしておりますから。
【次の発言】 断られました。
【次の発言】 諮ろうとしたときに帰られたのです。
【次の発言】 予告していない。

第5回国会 労働委員会 第16号(1949/05/18、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより委員会を開きます。前日に引続きまして、質議を続行いたします。質議は関係各省ごとにまとめて各逐條に審議した方がよろしいと存じますが、さようにして御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 一章なら一章としまして逐條御審議を願つて御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは念のため一條ずつ專門員をして朗読させまして……。
【次の発言】 それでは第一條よりお願いいたします。
【次の発言】 只今原委員からの提案もございますが、すでに時間が五時近くなつております。如何でございましよう。一応第一條の質疑は終了したものと認めて差支ありませんか。

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/19、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。昨日に引続きまして、第一章の第一條の質疑はまだ残つているように伺いますので、一章の一條について御質問願います。
【次の発言】 他に御発言ございませんか。別に御発言ないようでありますので、次に第二條を議題に供します。
【次の発言】 午前に引続き開会いたします。速記を止めて下さい。    午後二時六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。それでは今日はこの程度にて散会いたします。    午後五時散会  出席者は左の通り    委員長     山田 節男君    理事            一松 政二君            平野善治……

第5回国会 労働委員会 第18号(1949/05/20、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 二十三條につきまして、他に御質問ございませんですか。  次に第二十四條。
【次の発言】 それでは続きまして第二十五條を議題といたします。……第二十五條別にございませんければ、第二十六條をお願いいたします。……続いて第二十七條を議題に供します。
【次の発言】 二十七條は別に御質問がないようでありますが、時間も過ぎましたし、実は昨程もちよつといろいろお話もありましたが、次に第五章罰則と附則を残すのみでありますが、もう十分ばかり御辛抱願つて、この質疑だけ午前中に終えておきたいと思いますが御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは第五章の罰則規定二十八條から三十三條まで一括し……

第5回国会 労働委員会 第19号(1949/05/21、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。労働組合法案及び労働関係調整法の一部を改正する法律案に対しまする質疑は、終局をいたしましたので、これより討論に入ります。労働組合法案及び労働関係調整法の一部を改正する法律案について御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。尚御意見のある方は討論の段階にお述べ願います。討論の時間につきましては、両案を通じて各委員割当十分以内といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めこれより御意見のある方は漸次御発言を願います。
【次の発言】 すでに二分超過いたしました。制限時間十分であります。

第7回国会 外務委員会 第6号(1950/03/09、1期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) これは非常に素人のような質問ですが、従来の外交史で連合国と、日本のような場合アメリカと講和條約というものを、複数ですね、相手が二つ以上になるというそういう例はありますか。
【次の発言】 それは今の日本の場合が、まあ例えば置かれておる條件ですね。アメリカと單独條約、而も変則的な講和條約によつて、例えばソ連やこういうものと條約をやる、そういう可能性がないこともないと思いますが、そういう例は今までないのですか。ヴエルサーイユ條約なんかそういう意味で複数の平和條約もあると……。
【次の発言】 そうです。

第7回国会 議院運営委員会 第57号(1950/04/08、1期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) お許しを得まして、請願の取扱を御説明申上げます。実は先程請願課長からも御説明があつたと思いますが、この請願は要するに町議会解散に関する投票に関する請願ということになつております。町議会が今広島県選挙管理委員会、それから広島県忠海町選挙管理委員会、それから広島高等裁判所に今提訴されているのであります。それでこの提訴しておりますると同時に、町議会解散に関する提訴の費用を、町会議員個人として負担するのか、或いは町会がこれを負担するのかということは、地方自治法によつてはつきりいたしません。それで地方自治庁の解釈は、最初はこれは町会の負担にすると言つたのですが、ところが法務庁……

第7回国会 地方行政委員会 第18号(1950/03/07、1期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) 実は歯を抜いたばかりで、非常に言語が不明瞭と思いますが、その点御了承願います。実は本件に関しましては、地方行政委員会に請願書提出の手続をしておりまするが、その中で緊急を要しまする点につきまして、御質問申上げたいと思うのでございます。  実はこの請願書を出しましたのは、広島県豊田郡忠海町の問題でありまして、一昨年の十二月二十日に地方自治法第七十六條によりまして、町議会解散の請求書が提出されまして、昨年の二月一日に、地方行政法第七十六條第三項によりまして、投票をいたした結果、町議会でのその解散に賛成する者が過半数になりましたので、町議会は解散と決定したのでございまするが……

第7回国会 労働委員会 第1号(1949/12/16、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。開会に先だちまして一応委員の皆様方にご了解を求めたいのですが、実は本日公共企業体労働関係法に基きまする仲裁委員会の制定について、本日仲裁委員長の末弘嚴太郎君を招待いたしまして喚問いたすことになつております。実は昨日労働委員会で正式にご承認を求める筈でありましたけれども、時日が非常に切迫いたしました関係上、委員会の正式承認なくして今日末弘承認を招いたわけでございまして、この件につきまして委員の各位の承認を求めたいと存じまするが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。而して本日の労働委員会におきまして、先程申上げまし……

第7回国会 労働委員会 第2号(1949/12/21、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今より労働委員会を開会いたします。今回政府から提案されました公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会の議決を求める件、この案件が運輸委員会に付託されることになりました。運輸委員長より当労働委員会に対しまして、連合委員会を成立せしめて合同審査をいたしたいという申出でがございましたが、この申出でを承認いたしますことに御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めまして、その旨を運輸委員長に伝達いたします。  尚、只今運輸委員会の方で審査の日時を相談しておられるそうでありまするが、いずれ運輸委員会の開かれる時期をひとしくいたしまして連合委員会……

第7回国会 労働委員会 第3号(1950/02/02、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。本日は一般労働問題が議題でありまして、労働省の二十五年度の予算につきまして御説明願います。最初新谷政務次官から一般的な御説明を願いまして、次いで各関係局の説明を各局長から概略御説明があると思います。
【次の発言】 一応ともかくそうしまして、加賀山総裁が、今朝の申込みで十二時までに必ず来る、こういう連絡があつたんです。まだ見えておりませんから、それまで……。
【次の発言】 まだ来ておりませんから、労働省の方で先にやつて貰つて……。
【次の発言】 現在来ておりませんから、見えたら何して……それまで時間の関係もありますし、労働省の方の説明を……

第7回国会 労働委員会 第4号(1950/02/07、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から労働委員会を開会いたします。前回に引続きまして、二十五年度の労働省の予算につきまして、各関係局長から、その所管関係の予算につきまして説明を求めることにいたします。
【次の発言】 只今の労政局長の二十五年度予算に関する説明につきまして、御質問ございませんか。
【次の発言】 お見えになつておる方が七名ありましたので始めたのですが……
【次の発言】 民主自由党の諸君に言つたのですが、田口君がおられない。森田君も……
【次の発言】 川上氏が故郷に帰つておつて、高良氏が印度に行つており、田口氏がおらない。これは再三呼びに行つたけれども登院していないのですよ。

第7回国会 労働委員会 第5号(1950/02/16、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) これより労働委員会を開会いたします。  労働委員の方の変更がございましたので、御紹介申上げます。田口政五郎君、それから森田豊壽君が辞任になりまして、それから新らしく城義臣君、一松政二君、それから小串清一君、それから無所属懇談会は水橋委員、諸派の平野成子君が辞任されまして鈴木君が新らしく委員になられました。御報告申上げます。  それで本委員会の理事でありました民主自由党の田口政五郎君が御辞任になりましたので、現在本委員会に割当てられた理事の数が一名欠員になつたわけであります。参議院規則第三十條によりまして理事の補欠互選を行いたいと存じますが、互選の方法は如何ように取計らい……

第7回国会 労働委員会 第7号(1950/03/17、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今より労働委員会の公聽会を開会いたします。過日本委員会に付託になりました夏時刻法の一部を改正する法律案、この法案に対しまする予備審査の参考のために、公聽会を開催することに相成りました。本日は御多忙中に拘らず、公述人の皆さんが御列席下さいまして有難く御礼申上げます。  尚公述人の方々に御注意申上げたいのですが、時間が制約されておりますので、公述人各位は一名十分間割当てであります。その範囲で簡潔に一つ公述して頂ければ結構だと思います。尚公述された方に対する各委員からの質問は、各公述人が意見を述べられました直後に御質問願う。かようにいたしたいと存じます。尚公述人に御注意申上……

第7回国会 労働委員会 第11号(1950/05/01、1期、日本社会党)

○山田節男君 今労働大臣から本法案に対する提案の理由の御説明があつたわけでありますが、実はこの法案ができる前に、これは確か一月にスキャッピンが出たようでありました。このスキャッピンが出ました後に、これは労働大臣御自身に私お話を申上げたことがあるし、又尚田官房長官にも御意見を聞き、又経過を聞いたのでありますが、何でも次官会議、それから閣議をも通つた、即ち一般職種別賃金に関する法律というものを本国会に提出するというように私聞いておつたのでありますが、今日こういつたように法案が出されましたことを実は意外に思つておるのですが、できれば労働大臣からこういう事態になつた経過について、一つ御説明を願いたい。


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 厚生委員会 第8号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) 只今この席を拝借しまして御質問申上げたいことにつきまして、丁度厚生大臣が席を立たれましたので、途中捉えて大臣に対しては一応私の今質問する要項を申上げて置いたわけであります。午後衆議院の厚生委員会では、大臣並びにこの質問に関係する厚生省の関係公務員を招致して質問するということになつております。実は今委員長が申されましたように、私が今質問申上げたいと存じますことは、この皇居前、二重橋前の広場の保存問題であります。この問題につきましては、すでに衆参両議員が主体になりまして、皇居前保存協会というのがございます。そしてすでにこれの全国的な運動をいたしておるわけであります。尚も……

第8回国会 電気通信委員会 閉会後第2号(1950/09/21、2期、日本社会党)

○山田節男君 本体会中の電気通信委員会の派遣視察につきまして、第一班は北海道に参りました。平林議員と私並びに柏原専門員、電気通信事務官の吉田君と四名で、去る九月一日から四日まで四日間の日程を以て参りました。その視察調査の概要を御報告申上げます。期間が非常に制限されております関係上、北海道の全土に亘つて視察することは不可能でありました。勢い重点的な視察しかできなかつたわけでありまするが、札幌におきましては電気通信省、電波監理委員会の出店と申しますか、札幌の電波監理局、電気通信局等主として札幌、室蘭、函館等の主要施設を一、二、尚又九月四日には札幌におきまして電気通信省関係並びに電波庁関係の利用者の……

第8回国会 電気通信委員会 第3号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○山田節男君 先程、水橋君の御質問がありましたが、大体電波管理委員会の答弁があり、又放送協会の幹部の御回答で分つたのですが、この要請があつたのはスキヤツピンであるか、要請であるか、命令であるか、という問題でありますが、これは非常に重要なことだと思います。スキヤツピンであれば、いわゆるこれは覚書以上の命令、ディレクターである。そこの問題とこれはさつき水橋君の言われたこと、これは私も電波管理委員会に質問した点で同じであります。もう一つお伺いしたいことは、放送協会としては施設について管理者であるという立場から、若し第四ですかAFRSについて第四の放送をやるということになつたならば、施設費は最小限度ど……

第8回国会 電気通信委員会 閉会後第4号(1950/11/01、2期、日本社会党)

○山田節男君 今案は新谷、鈴木両委員からお話がありましたが、これはまあ專門家であり、又妙に我田引水のような工合に関係官庁がとられるかも知れませんが、全然この方に関係のない、本当に無智な人間としてお願いし、意見を聞きたいと思います。これは私はこの第八……今年度初めて電気通信省になつて、いよいよ初めから電気通信を勉強してみたわけですが、これはもう今新谷、それから鈴木両委員が言われたように、これは私は全く同感です。殊に補正予算、それから二十六年度の予算案を見て、非常に私は実にびつくりしておるのです。これについては主管大臣の田村議員が、重々折衝された結果、こういうことになつたのだろうと了承します。それ……

第8回国会 電気通信委員会 閉会後第5号(1950/11/11、2期、日本社会党)

○山田節男君 今ここに書いてある專門委員会の参考の中に、水産庁でやつている漁業組合無線法案、それから漁業無線施設組合法案、これを水産庁のほうでお手許にあれば、審議の便利になりますから頂きたいのですが、お願いできますか。
【次の発言】 それではこの点は今日は間に合わないと思いますから、今日水産庁のほうから出ております漁業無線施設組合法案と、漁業組合無線法案、この骨子だけでいいから、ちよつと口頭で説明願いたいと思います。そうしないと審議をやるにも話ができませんから、簡單に骨子だけ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ちよつと今水橋委員の御質問の点に対して、電波監理委員会の説明があるのに対して、……

第8回国会 電気通信委員会 閉会後第6号(1950/11/17、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の橋本委員の発言ですがね、そういうことを言つていると言われますが、現に鈴木委員はそれを新聞で見ておるし、新聞の記事はこの委員会に参考に出されているわけです。それでその内容には水産庁の説明員が了承しておるわけですからかれこれ言う筋合ではないと思います。そういうことは委員会として馬鹿をみたことになる。結局議事進行ですから水橋君の言われる点、もうすでに四日五日ぐらい前から出ておる。長官から課長までそういう重大な用件があつて出て来ないということは、常識的に考えられないのです。どうしても万障繰合せて出なければならん。それが長官から課長まで来ないというのはこれは常識外れのことで、そういう点……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第5号(1950/10/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 一緒にやつて下さい。
【次の発言】 ちよつと大臣にお聞きしたいのですが、今電力局長から説明のあつた見返資金の融通資金が少いために建設工事が非常に困難になつておる、而も第三・四半期以後は非常に困るという説明があつたわけですが、これは参議院の電力特別委員会が去る九月十四日に経済科学局のケネディ氏に会つた際にはつきりしたことは、要するに電力の再編成が完了するまでは見返資金の問題は現実の問題にならんということをはつきり言われておる。そうすると今こうして示された政府の毎編成の方はこれがまあ国会でいつできるかという問題になる。ところが見渡したところ今臨時国会が早急に開かれるという意思も政府に……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1950/10/24、2期、日本社会党)

○山田節君 いろいろ論議がありますが、さつき委員長が一応整理上言われた一と二ですね。この電力問題に関する調査案の一と二の問題ですが、一の中で「電気事業再編成を繞る各界の  動き、」成るほどこの(イ)(ロ)(ハ)に書いてあるので一応盡きるというように理事会では思われたんでありましようけれども、この電気事業再編成問題が起きてから電産労組が可なり大きな動きをしているわけです。然るにこの中に電産労組はこれは入つていないのでありますが、私としてはこれは当然入れられるべきじやないかと思いますが、先ず理事会で特に省いた人という理由があればその理由をお伺いしたい。それから今中川、石原その他の委員から経費の問題……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第8号(1950/11/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 これは委員会を懇談会の問題にして貰つてもいいのですが、幸い只今証人もおられますから、お願いしたいことが一つあります。それはこの日発の正副総裁の辞職勧告の問題について、九月五日の夕方に日発の本社のほうへ電話をかけた朝日の記者ですね、政治部と経済部の記者、それから明日……、そうして来たのが経済部の記者だということを副総裁は言つておりますが、これを一つ究明して置きたい。若しここに新聞社の人が来ておれば、そういう者がここにいるかどうか、ちよつと会つて見て貰いたい。これは一つ朝日の新聞記者がそういう電話をかけたか、それから櫻井副総裁に会つたのか、これは一つ是非究明して貰いたい。そうしてこれ……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第9号(1950/11/19、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の古池委員の永山官房長に対する御質問ですが、それに先だつて今この議題になつたメモランダムの撤回の問題、この経過がどうもはつきりしないからこういうことになつた。幸い今渉外課長の池尾君がこちらに見えておるのですから、このメモランダムを撤回したその経過を、一応一つありのままを事務的に折衝したことを一つ聞いた上で、証言を求めた上で、今の古池君の質問に対する永山官房長の返答をお願いしてもいいのじやないか、さようにお願いします。
【次の発言】 渉外課長に聞きますが、このメモランダムを返せというヴエルテイー次長から電話があつて、そのことは永山官房長にそのことを伝えただけで、稻垣君ですか、大臣……

第8回国会 予算委員会 閉会後第1号(1950/10/05、2期、日本社会党)

○山田節男君 この歳出の第一にある失業救済事業費ですが、この二十五年度の四十億を第一、第二、第三四半期ですね、これはどういうように割当てておるか。その数字をお示し願いたい。
【次の発言】 もう一つ、この歳出の雑件の中で旧陸海軍の共済組合の年金引上ですね。これは総額において幾ら計上しておられるか。それから現行の年金の平均に対してどのくらい上るのか、これをちよつと知りたいのですが……
【次の発言】 そうすると、この一億二百万円というものは今度の補正予算は一月から拂うのですか。一月から増額されることになるのですか。
【次の発言】 さつきも山本委員からも質問があつたのですが、歳出の貿易特別会計予算四十……

第8回国会 労働委員会 第2号(1950/07/22、2期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) ちよつと労働大臣に御質問申上げたいのですが、御承知のようにこの占領軍政下に全国二十四万に余る進駐軍の要員がいるわけでありますが、この中にはもとより陸上勤務が大部分でありますが、海上の勤務者もあるわけです。この朝鮮戦争が勃発しまして以来、この進駐軍の要員に対しましてはいろいろの意味で非常な、何と申しますか、アブノーマルな状態が出て参りました。一面においては非常に労働力の強化ということが激烈になりますと共に、精神的或いは身柄の拘束、例えば從来八時間勤務であつたものが、二十四時間三交代が二交代になり、更に二十四時間勤務、而も身柄を拘束されるというような事態が全国相当多方面……

第9回国会 電気通信委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○山田節男君 漁業無線の問題はかねてもうすでに長い間問題になつているのだが、さつき平林君から話されたように、電波の三法というものができておる。而も六月一日からこれが実施されておるのであります。これまでにこの間水曜庁から受けた水産電気通信審議会の報告書を拜見しましたが、問題はこういつたような電波に関する憲法ができた以上、別に法律を以て定めるということは、これは今日のいわゆる民主的國会においては許されない。当然一つの法律にまとめて……、これは関係当局も強い意思を発表されておるのですが、従来そういうことは第八國会でも問題になつたことで、別に法律を定めるということは許さない。そういうような枠があるし、……

第9回国会 予算委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○山田節男君 我々にとつても電力問題に関しては日曜日にやつた例もあるので、だから午前、午後やれば日曜はやらなくてもいいし……。
【次の発言】 大体今の持つているプログラムで八日まで日曜を除けてできるという工作ができれば、一般質問と関係なくできるというようになれば……。

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○山田節男君 シヤウプ博士に出した資料ですね。できれば私は向うへ出した英文のを資料として頂きたいと思います。
【次の発言】 只今のは念のために言つて置きますが、英文をあえて請求した理由は、過去の八國会でとにかく我我に日本語で示すのと、実際関係当局のと、この誤訳というよりも、表現が違うことが多いのです。ですからそういう意味で確かめたいために請求したのです。何もその英文を出すというのは今度初めてじやなくて、英文を関係当局に出した意思を確かめたいのです。これは是非そういう意味を汲んで頂いて……、全部に英文を配つてくれとは申しません。少くとも私に関係する限りはそういうふうに願いたいということを申上げて……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○山田節男君 この失業対策費の追加予算の中で、失業保險費に必要な経費の増加として十二億三千五百万円要求してあるのですが、これは私は大臣にちよつとお聞きしたいのですが、この失業保險の給付というものが、近来、殊にこの中小工業者の中でかなり濫用されておるのではないか、その一つとしては、中小工業者がどうしても経営がやつて行かれない、そういう場合に、従業員が失業保險にかかつているのを幸いに、解雇する。それから最近我我の実際見た例でありますと、某造船会社のごときは、四百名に余る従業員を、失業保險にかかつているのに、全員解雇してしまう、こういうような、中小工業者が一つの整理、それから退職手当の支拂の延期、或……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○山田節男君 関連して……。先ほどの羽生君並びに佐多君の質問に関連して重複しておりまするが、併しはつきりさして頂きたい点を三つ、三つ質問申上げます。御承知のように朝鮮動乱が起きて以来、日本人を戰争遂行のために使うとか、或いは日本を再武装しようというようなことが外国の新聞雑誌等に出まして、総理としても今まで日本の憲法の建前上、再武装は絶対にしない、又朝鮮の動乱に日本人が利用されるということも好まないということを再三御声明になつておるわけでありますが、ところが極く最近の朝鮮の状態はああいうように中共がどんどんと進んで参りますと、もうすでに京城へも百キロほどに迫つて来るのではないかというような状態に……

第10回国会 電気通信委員会 閉会後第2号(1951/07/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 今佐藤新電気通信大臣から、今後の施政方針についての根本的な御説明があつたわけですが、今の御説明はまあ大体了承いたしましたが、今月の二十五、二十六日のニツポン・タイムスに佐藤新大臣が電話事業の将来についてかなりはつきりした御計画を述べております。二十五日付のニッポン・タイムスを見ると、一つの電話会社、電話の公社を設立する法案を準備しておるということがかなり詳しく出ておるのであります。それから二十六日のニッポン・タイムスには、名古屋での佐藤大臣談として出ておるところによると、外資を導入して大体一千億くらいの公社にしたい、こういうような談が載つておるわけであります。今の大臣の今後の施政……

第10回国会 電気通信委員会 閉会後第3号(1951/08/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の電波監理委員会の報告された以外の問題ですが、電波監理委員会ですね、近く電波のアロケーシヨンの会議が開かれますが、これは私技術的のことはよく知らないのですが、今までのアロケーシヨンというものを議題にしないで新規にアロケーシヨンをきめるのか、或いは日本が今占領下にあつてのアロケーシヨンを土台として、幾ら殖やすかというようなアロケーシヨンになるのか。議題が何かわかつていればちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると今勿論そういう新らしいアロケーシヨンを考えるということになれば、ソ連やその衛星国家群が入らないといけない、勿論ソ連並びに衛星国家が入つてやるんですか。

第10回国会 電気通信委員会 第5号(1951/03/02、2期、日本社会党)

○山田節男君 この事業費支出の、放送局の要員関係の問題ですが、その中で給与ベースは前年度のベースを踏襲して今年度、二十六年度にはそのままで行く、こういうことになつておりますが、従来放送局関係の要員の給与ベースは、他より高い、委員長の御説明として、ベース一万二千円、こうなつて、おりますが、朝鮮動乱以来非常に物価が四割以上も上つて来ているわけですが、この二十六年度でベースの問題に対する見込を全然必要なしと見た、何か根本的理由があるかどうかということをお聞きしたいのです。これは監理委員会で調査なさらなかつたですか、給与ベースの問題で……。
【次の発言】 そうすると、やはり現在の放送局の要員の給与が、……

第10回国会 電気通信委員会 第8号(1951/03/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は日本社会党を代表いたしまして本委員会に提出された放送法第三十七條第二項によつて電波監理委員会の意見書を付して出されました日本放送協会の昭和二十六年度収支予算事業計画並びに資金計画案に対して以下述べます希望條件を付して賛成をするものであります。  今回本委員会に出されました日本放送協会の二十六年度の収支予算事業計画並びに資金計画を検討いたしますというと、昨年度に比しまして十六億五千万円収入におきましては増加し、又支出に対しましては十七億七千万円というものが増加しております。その増加の根本原因は、従来の受信契約者の受信料三十五円を四割値上げいたしまして五十円にいたすことを前提とし……

第10回国会 電気通信委員会 第9号(1951/03/20、2期、日本社会党)

○山田節男君 この裝置料が千五百円から四千円と、一躍三倍にもなるわけですが、今の物価から言えば必ずしも高いとは思えないのですが、裝置料を四千円に引上げた場合に、今言つておられたいろいろな部分品的なものが現在の物価が上り、又今後ますますこういう電話裝置料に使うような主要部品が値上りするだろうと思うのですが、部品的に言つて四千円ならば足りるという確信があるから四千円にされたのですか。それとも部品等から言えば四千円では足らないという意味ですか。四千円あればもう十分だという意味ですか、この点を一つ……。
【次の発言】 この電信、電話料を上げるということは、これは私は現在の物価から言えば当然のことであつ……

第10回国会 電気通信委員会 第11号(1951/03/26、2期、日本社会党)

○山田節男君 この有線放送業務の運用の規正に関する法律案ですね。これについて、技術的な面について電波監理庁のかたに確かめて見たいと思うのですが、この法案によりますと、第二條で有線放送の定義がしてあるわけです。第一号、第二号、第三号の中に、テレビジヨンの有線放送のことが書いてありますのは、これはテレビジヨンの有線放送、今ラジオで問題になつておる共同聴取と同じように、テレビジヨンの放送局からそれを親受信機が受けて、そうして今共同聽取でやつておるような單にスピーカーだけをつけて音響を聽くというように、そういう映像がスピーカーのような簡單なものでレシーヴできるものかどうか、技術的にこれを確認したいと思……

第10回国会 電気通信委員会 第12号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと網島局長に聞くのですが、労働省の労働基準局では、いろいろの起重機だとか或いはボイラーとかいうものをテストして、そうして何といいますか、その試験料というか、そういうものを査定した手数料を取つているのですが、電波管理委員会としては、例えばラヂオ共同聽取の親受信機が一定の基準に適つているかどうかというようなことを検査して証明書を与える。そういうことになれば一定の手数料を取る。こういう例はほかにはないですね、電波管理委員会の管内の仕事で。
【次の発言】 それは何ですか、この法律によつて、政令或いは規則というものがあれば手数料は取れるわけですか、それとも普通の無線とは違つてラヂオ共……

第10回国会 電気通信委員会 第13号(1951/03/30、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は日本社会党を代表いたしまして、意見を申上げます。先ずこの議題になつております有線放送業務の運用の規正に関する法律案、これに対しましては、左の修正を条件として賛成するものであります。  修正箇所は本案の第二条中「、又は観覧され」、それから同条第二号中「又は影像」を、同条第三号中「若しくは影像」を削る。即ちテレヴイジヨンに関する有線放送は削除するということにいたしたいと思います。  次に、第十条第二号、これを次のように改め、同条第三号を削りまして、第四号を第三号とし、以下順次一号ずつ繰上げる。それは「二、一の構内(その構内が二以上の者の占有に属している場合においては、同一の者の占……

第10回国会 電気通信委員会 第15号(1951/05/15、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の民間放送が始まつて並四球くらいのものではなかなか混同して聞けない。これに対して受信機をよくするということについては、具体的にはどういうことを考えておられるのですか。
【次の発言】 聞えるのですね。
【次の発言】 それからもう一つ、これは新聞で見たのですが、放送局で、あすこで放送した演劇なんかを出版する場合に二割ピン撥ねをやると、一般の民間放送も将来この民間放送でそういつた演劇なんかやつた場合も、やはり同じような方針でこれを取るようになるので、何か作家か何かで非常に抗議を申込んでいるようなことを聞いたんですが、これは今までNHKでそういうことをやつておつたことを監理委員会として……

第10回国会 電気通信委員会 第17号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○山田節男君 料金問題に関連して一つ質問しますが、昨日国際放送電報の状況を見せて頂いたのですが、そのときの一カ月の各通信社からの手数料として出すものが総計八十万円で、経費は約七千万円かかると、こういうお話だつたのですが、今度料金の改正で案が出ているわけですが、この山下通信監がさつき、こういうようにペイしないものは宿命であるということを言われましたが、この事業は曾つて国際電気或いは同盟通信等がやつておつたように了解するのですが、その当時やはりペイしないで国庫から若干の補助があつてやつておつたのかどうか。例えば昭和十年の料金が出ておりますが、その当時の物価から言いましてこの料金で収支償つておつたか……

第10回国会 電気通信委員会 第20号(1951/05/30、2期、日本社会党)

○山田節男君 今大臣からの法案の提案理由の説明があつたわけですが、一応電話設備費負担臨時措置法案を逐条的に当局から説明して頂いて、そうして逐条審議に入るように議事進行をお願いいたします。
【次の発言】 これは今の大臣並びに説明員から御説明を聞いたわけです  が、なお私は勉強するひまがなかつた  ので、ここに山下人事官が見えておるようですが、通産省の電話設備費負担臨時措置法はこれを明日に廻して、本法案の審議は一つ明日にお願いした  い、かように考えるのでありますが……。
【次の発言】 これは意見を加えて質問と意求を私申上げて置きたいと思いますが、先ほど来山下人事官のいろいろ説明が、希望があつたわ……

第10回国会 電気通信委員会 第21号(1951/05/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 大蔵大臣は今日見えませんか。
【次の発言】 それでは私まだ三、四の質問がありますが、それでは明日午後でもやつて頂いて、私今鈴木委員の言われた最後の質問に関連してこれだけ一つ質問いたしたいと思います。今鈴木委員が言われたこの負担金三万円という問題ですが、これは受益者負担という立場でもないようだし、そうかといつて一定の支払能力がなくては電話申込ができない、こういうことになるのですが、今まで、例えばこの特別開通制度ですか、大正十一年から昭和二十一年までこれは最も長く採用されておつた制度ですが、これから見ても昭和二十一年に、例えば一級局九百円、共同の場合に六百円、こういうことになつておる……

第10回国会 電気通信委員会 第22号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○山田節男君 私本委員会で議題になつておりまする電話設備費負担臨時措置法案の審議に当りまして、私は大蔵大臣に大蔵大臣としての所信なり、又御意見を一つお伺いしたいと思うのであります。御承知のように終戰後におきまして、戰災によつた電話の燒失は莫大なものがありまして、而もそれが遅々としてはかどらない、殊に新規の電話の加入者は只今非常な需要に上つておるわけであります。そこで本参議院といたしましても、電話の復旧、増設については非常にその需要が苛列な点を見て、参議院としても、これは一つの電話の復興促進ということについては二回も決議案を上程して、而も本会を通つております。こういうわけで電話の復旧増設というこ……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第2号(1951/01/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 今いろいろ財産の問題についての御説明があつたわけですが、将来生まれる九配電会社の首脳部とか、重役、殊に社長ですね、社長或いは会長といつたような、実際にできる新らしい九会社の重役、殊に社長に対しての、公益事業委員会の方針が何かあればお伺いしたい。
【次の発言】 役員の中でも特に監事といいますか、監査役といいますか、オーデイターの役になるもの、これは先ほどおつしやつたような、自発の財産の分配ということがたとえ完了しましても、その後における九会社の運営上、私はオーデイターの役目といいますか、非常に私は重要だろうと思います。従つて公益事業委員会として、殊にこういう整理によつて分割される各……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第7号(1951/07/17、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと岩木君の関連質問を……。
【次の発言】 さつきの岩木君の問題は重要なことだと思うのですが、それに対して川上第三部長は何ら話がない、で今も問題になつておりますように、公益事業委員会が電力の値段をきめるという権限がある、その権限については第十国会のこの委員会で、松永委員長代理並びに物価庁の人も来ておつたと思いますが、非常に論争されたのでありますが、併し今ちよつと川上第三部長の話を聞くと、政府内、即ち公益事業委員会は飽くまで物価庁と誠意をもつて相談する、これは我々もこの委員会で聞いたのであります。ところがさつきの岩木君の言われることは、若し不幸にしてこれが四割、五割、物価庁は二……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第8号(1951/07/18、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと議事進行について、先ほど委員長から照会された公益事業委員会の権限に関する参議院の法制局の見解ですね。この最後の内閣総理大臣が公益事業委員会に対して注意し或いは取消し得る権限があるか否かということについては事重大であるから研究する、で後刻報告するということを言われましたが、その後刻が今日の後刻であるのか明日の後刻であるのか、今の岩木委員と周東国務大臣との質疑応答は、私はやはり今の法律的な解釈がはつきりしないのでは議事は進行しないと思うのです。ですから後刻というのが今日できるのであつたならば、できればこの委員会が開会中にその結果をここに持つて来て見れば、周東国務大臣に対する質……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第13号(1951/03/29、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の議題になつておる大淀川の発電所の復元ですね、これは非常にこの請願があつて、例えば高知県或いは愛媛県、四国地帯、私はこの陳情の理由は十分あると思うのです。但しこうしてこの公益事業委員会というものができまして、電力再編成というものに対しては公共事業令によつて公益事業委員会があの第一に示された指示によつて、本委員会としては例えばこういうような大淀川の発電所の復元水力については勿論異論はないわけですけれども、ただ電化に対してこれは全国で以てこういうふうにした陳情が相当来ておる。これを全部許すことが公益事業委員会において妥当であると見るかどうか、これは今日公益事業委員会というものが、こ……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第15号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○山田節男君 今のGHQのメモランダムをお読みになつたのですね、これは何も速記中止にする必要がないと思います。これは全文メモランダムになつておる以上は速記をとめる必要はないと思います。これは是非議事録に載せて頂きたいと思います。
【次の発言】 今郡政務次官の発言の中に、電気、ガス料金の価格の決定は共管にしたい。いわゆるジヨイント・ジユリスデイクシヨンにしたいという御意見でした。これについては私は外国の例は知りませんが、アメリカのいわゆるボード・オブ・プライス、これはどういうふうにやつておるか、それからこれは今松永委員長代理からも御発言がありましたが、協議をするということと共同管轄とは違うのです……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第18号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○山田節男君 この二十六年度以降の産業別の需用の想定値について質問したいのですが、先ほど技術長からの説明によると、大体二十六年、今年度をピークとして、あとの四年間には次第に下つて来ているというフイギユアが出ておるわけですね。ところがこのちよつと先の平井技術長も触れられたが、今この日本の経済のいわゆる自立経済を建設をする建前を、これは純粋な、そういう国内的なものだけで立てられたものだと言われるのですが、来たるべき講和条約後において日米の共同防衛協定或いは経済協定というものができて来れば、当然この日本が下請工場と申しますか、経済協力の立場から言つても、かなり広汎なものが日本に発註せられる。或いはア……

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと私から議事進行で申上げますが、実は予算の審議が来る一カ月間行われるわけであります。昨日から始まるべき予算の審議が外務省の国際情勢説明が昨日都合でできないというので今日に延びて、今日午前から始めたわけであります。先ほど木村委員も言われ、佐多委員も言われましたが、二十六年度の予算の審議の根本なるものは、何と言つたつてやはり今我々が当面しておる国際情勢、講和條約を当面に控えてどうなるか。その見通しが立たない限りにおいては予算の審議ができない。そういう意味でまあ佐多委員が言われたわけでありますが、これは委員長に一つお聴きしたいのでありますが、今まで草葉政務次官からいろいろ応答があ……

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/08、2期、日本社会党)

○山田節男君 大臣は、通商大臣は出席できますか。
【次の発言】 今日は公益事業委員会の委員は見えていますか。
【次の発言】 これはいずれ電力特別委員会で詳しく質問する機会があると思いますが、緊急を要する二、三の点を質問したいと存じます。  その第一は、来るべき九つの新らしい会社と、それに分割合併される日発会社との株の比率をもうすでに決めているのかどうか。その比率が若しわかつておればそれを知らして頂きたい。それからもう一つは、電源の帰属の問題であります。新聞で見ると何か電源帰属が決定されたように出ておりますが、私昨日福島県の方へ行つていろいろ事情を聞いて見ると、猪苗代湖の只見川と思いますが、その……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の加藤委員の質問に関連してでありますが、例えば私、廣島県ですが、広島で酪農を非常に奨励している。或る郡で乳牛七百頭以上に達した。ところがこの牛乳が生産過剩になつて、一合について三円五十銭から三円になつて来た、こういうことになつて、もう二進も三進も行かない。そこで協同組合がチーズでも作ろうか、チーズを作つても、すでに製品で例えば森永とか、明治とか、雪印というので、競争できない。ところで練乳にすれば、多少値段がよく売れるというので、砂糖を食糧庁のほうへ要求したわけなんです。ところがそういう生産過剩になつておる牛乳を練乳に処理するだけの砂糖の割当がなかなかむずかしいのです。要求の三分……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、日本社会党)

○山田節男君 この住宅金融公庫の貸出についてですが、さつき御答弁によると申込が非常に多、むしろこの使用すべき金融公庫の資金をオーバーしておるというお話でありますが、私ここに資料を持つて来ておりませんが、とにかく結果においては申込者の数の何割か、ごく小さい数字しか実際貸出を受けてないというように私は聞いておるのですが、一体どうしてそういう実際借りられる人が少いのか、貸出申込者を今度審査する場合に、どういう点が一番先に落第する点なのか、それを一つお聞きしたい。
【次の発言】 今の御説明で大体わかるのですが、その今の七万何ぼのうちで六万何ぼ、極めて小部分のものが貸付を受けられないということになるので……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/19、2期、日本社会党)

○山田節男君 まだ婦人少年局の説明がありますが……。
【次の発言】 今のに関連してですね。今波多野委員の質問に対しての政務次官や会計課長の御答弁ですが、例えばこの費目で地方平衡交付金のうち、例えば割当になつておる労政局関係ですね。職安関係も二百五万五千円あるけれども、大体労政関係並びに地方労働委員会の手当なり、従来各県によつて非常にまちまちになつておる。今のような工合にして地方交付金を割当てると委員の手当なんか大体労働省なり、労働省労政局で以て一つの標準を、基準を示して支出するように私は指令すべきじやないかと思うのです。ですから今のような工合になつて労政局関係が、一体地方にこれだけの労働関係に……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の波多野委員の質問に関連してでありますが、この八名の共産党員の逮捕ができない、これはもう検察庁或いほ警察のほうで全力を盡しておられることは十分わかるのでありますが、併しすでにもう半歳を経てなお今日跡方もわからないというような、こういつた法務府の管下にある警察網を以てしてということは、吉田総理が曾つて参議院の本会議において治安において心配することはないということと全然違う そこでさつき法務総裁から言われた地方警察職員の教養訓練ということに対して二千万円計上しておりますが、非常に今の法務府管下にある検察、警察の間に、若しそういつたような非常な労力と金をかけながら、今日に至るまで跡方……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○山田節男君 対日講和に関しまして、ダレス特使が日本に見えまして、吉田首相は幾たびとなく会談をされたわけでありますが、その結果をステートメントにし、或いは本院の本会議において御報告になり、又それに対する緊急質問等がありまして、大体全貌がわかつたようにも思われるのでありますけれども、何分この問題は全国民が非常な関心を持つておりますので、今までの吉田総理の御答弁によつては、どうもはつきりしないという点があるというので、いろいろ国民の間にも臆測が進められている。然るにダレス大使が日本を去られまして、フイリピン、濠洲に行かれまして、ニユージーランド、濠洲等と会談される結果が、日本のほうに情報がもたらさ……

第10回国会 予算委員会 第26号(1951/03/13、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は特需問題について通産大臣に一つ質問申上げたいと思います。集は私は今朝横浜のJ・L・C、アメリカの兵站本部の出張所になつておるJ・L・Cの調達部長のスコット大佐に会いました。いろいろ一時間ばかり会談してこれは容易ならざる問題じやないかということを言いましたので、あえて通産大臣に御意見を伺うのであります。と申しますのは、朝鮮事変以来ダラー・コントラクトと申しまして、いわゆる現地のダラーで支弁する特別調達が日本に非常に殖えておる。過日土蔵大臣の言明によつても昨年六、七月頃から今年二月までにすでに数億ドルに及んでおるというのであります。そうしてこの特需は大体二つに分けられると思うので……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、日本社会党)

○山田節男君 私はもう一つ委員会に呼ばれておりますので、今回問題は極めて極限して、又後日の機会に御質問したいと思いますが、今私が御質問申上げたいと思いますことは、この朝鮮事変以来、例の特需、スペツシヤル・デイマンドということを言つておりますが、向うさんで言えばダラー・コントラクト、いわゆる外貨で日本のいろいろ軍需的な生産修理それからサービス、役務等に拂うというこの金は非常に莫大なものでありまして、いわゆる特需景気と言われておる。それによつて起きている労働問題に対しまして、労働大臣の所見をお伺いしたいと思うのでありますが、昨日も通産大臣にこの問題について專ら産業方面の質問をしたのでありますが、通……

第10回国会 予算委員会 第29号(1951/03/17、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は大蔵大臣並びに運輸大臣……、運輸次官見えていますか。
【次の発言】 国有財産の問題について質問申上げたいと思います。御承知のように昨年の六月に旧軍港の転換法が制定されまして、爾来この四軍港の平和産業都市としての転換について政府もこれに対していろいろ助力を仰いでおるわけであります。昨年末並びに今年の正月に舞鶴、佐世保、呉等の転換状況の実際を見たのでありますが、その結果これは大蔵大臣並びに会計検査院、それから運輸大臣、いろいろ質問をして所見を質さなくちやならんような事実がありますので、こういう点を中心として質問いたしたいと思います。  御承知のように何故旧軍港の転換法のようなもの……

第10回国会 予算委員会 第32号(1951/03/26、2期、日本社会党)

○山田節男君 一点でいいのですがね、それでは大蔵大臣が退席されますから、大蔵大臣に関係した問題と労働大臣に一点。先ず大蔵大臣にお伺いいたします。実はこの進駐軍の要員に対する失業保險を支給してもらいたいという請願が参議院に出されまして、労働委員会で採択され、今日本会議で委員長報告が終えたわけでありますが、この第四分科会でも申上げましたのですが、大臣いらつしやらなかつたのですが、進駐車の労務者を失業保險にかけるということは、これはもう講和條約が締結された場合には全員失業するからして、まあ二十数万という者が一時に失業したような場合には、全部失業保險分を支給しなくちやならんということになると、これはも……

第10回国会 予算委員会 第34号(1951/03/30、2期、日本社会党)

○山田節男君 これは非常に素人のような質問になると思うのですが、大蔵大臣にお尋ねいたしたい。  日本開発銀行が今度立てられて復興金融金庫が今度廃止されるわけでありますが、経済の再建、産業の復興ということになれば、すでに日本興業銀行あり、勧業銀行がある。それから復興金融金庫も現在あるのですが、それを何を以て日本開発銀行というものを見返資金百億円を出して作る必要があるのか。勿論必要があるからできるのだと思いますが、これができた後に復興金融金庫はなくなりますが、勧業銀行、興業銀行というものはあるのです。日本開発銀行としてのそういう長期金融の何か特殊の性格といいますか、特徴はどういつたような業務が本当……

第10回国会 予算委員会 第35号(1951/03/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 只今上程されておりまする昭和二十六年度の政府関係機関予算補正(機第一号)によつて日本開発銀行を設立せしめまする本案に対して日本社会党は賛成いたします。以下、賛成でございまするが、我々の条件乃至希望を申述べたいと思います。  先ほど木村委員からも御指摘になつたのでありまするが、かような重要な法案を会期追つた最後の日に出されたということは、我々国会といたしまして、国会を軽視するということについては、嚴に私どもは戒告したいのであります。聞くところによるとこの法案については、過去数カ月間に亘つて大蔵省当局は関係当局と折衝審議したということであります。然るに国会、僅か二日においてかような法……

第10回国会 労働委員会 第10号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) 只今議題になつておりまする請願に関しまして、紹介議員として原委員から極めて懇切丁寧な御説明があつたわけでありますが、なお私は請願人の代表としまして、今原委員から御紹介して頂いた点に若干補足して各委員にお願いしたいと思うのであります。  実はここにも書いてありまするように、今日終りまするように、今日終戰処理費によつて、いわゆる進駐軍の用員として働いておる者が約二十六万ぐらいあります。なお昨年の朝鮮事変勃発以来、いわゆるこれは、ドル払いの、いわゆる特需による進駐軍の労務者が、これは的確な数字がまだわかりません、昨日予算委員会で労働省の政府委員に聞いたんでありますけれども……

第12回国会 電気通信委員会 第3号(1951/10/25、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は昨日ちよつと所用があつて電気通信委員会に出席しませんので、恐らく大臣並びに関係諸官から提案理由の説明並びに質疑応答を重ねられたことであろうと私想像しております。実は今回我々アメリカへ行つて電気通信事業、殊に電信電話その他の電気通信をまあ相当詳しく視察したわけであります。それについてまだ資料も部分的にしか手許に届いておりません。抜萃したものは若干抽象的な範囲で持つておりますが、そういうわけで実は我々としては、殊に電信電話の問題について今後どうするかという基本的な問題について相当研究して我々三人の電気通信委員は帰つたわけであります。まだ帰つて来て国会に提出するべきレポートの作成が……

第12回国会 電気通信委員会 第4号(1951/10/26、2期、日本社会党)

○山田節男君 今議題になつておりますこの電信電話料の改正に関する法律案の審議の過程でありますが、テレヴイジヨンの放送問題が今問題になつておるということで、我々アメリカにおりまするときに聞きました、いろいろと実際のテレヴイジヨン業者或いはFCCの率直な意見の忠告を受けた点もありますので、特に途中でありますけれども、テレヴィジヨンに関する問題について電波監理委員会に質問することを許して頂きたいと思います。
【次の発言】 今回電気通信常任委員会のほうの委員の三名が、電気通信事業一般の視察のために向うへ参りまして、そうして九月のたしか中旬であつたと思いますが、アメリカのニユーヨーク・タイムズのほうで、……

第12回国会 電気通信委員会 第5号(1951/10/27、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は後から来て、各参考人の御意見を殆んど聞き得なかつたのですが、東京証券の小林参考人にお伺いしたいのですが、証券業者は殊に長距離電話、それから電報の使用される量が多いのではないか。まあこういうふうに思うのですが、実際業者の中で電報の往復のためにテレタイプを持つておる人が何人ぐらいあるか。それを一つお聞きしたい。
【次の発言】 一人もありませんか。
【次の発言】 大阪には。
【次の発言】 それは今までどうしてテレタイプを使用しなかつたのですか。
【次の発言】 経費だけでやり得なかつたのですか。
【次の発言】 そうですか。それから長距離電話を使うことが勿論多いことはこれは常識ですが、……

第12回国会 電気通信委員会 第7号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の新谷君の質問、これは注意ですが、テレビジヨンの標準、スタンダードについてすでにこの電波監理委員会は関係当局へ出しておられるのですか。
【次の発言】 これは私前回にも新谷君の言われたようなことを言つて重ね重ね注意しておいたのですが、テレビジヨンのスタンダードはいそう軽々のものではない。先ほども申しましたようにニユーヨークのエレクロニツクという雑誌のミスター・フインクというのはこれはアメリカにおける世界的なテレビジヨンのスタンダードの権威者でありますが、丁度私はジユネーヴの大会に行つて帰つて来て二時間ばかり会つて見ました。会いました際に本をくれた。資料をくれた。ゲージをきめると国……

第12回国会 電気通信委員会 第8号(1951/11/07、2期、日本社会党)

○山田節男君 これは前回の委員会で申上げておるように、テレビジヨンの問題については一応今までの質疑、政府委員からの応答を、御破算と言つちやなんですが、一応これは過去のこととして、もつと根本的に一つ審議しよう、こういう意見を申上げてありますので、委員長においてもさように取計らわれることと了解しております。標準方式に入る前に、いろいろ聞くべき問題があると思います。例えばこの将来テレビジヨンの放送を行われる場合に、一体今アメリカでやつているのは、テレビジヨンの中継をコアクシアル・ケーブル並びにマイクロ・ウエーヴによるラジオリレーでやつているのです。こういうものに対する電通省は根本方針をどうするのか、……

第12回国会 電気通信委員会 第9号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○山田節男君 実は本委員会の寺尾、新谷並びに私、それから衆議院の關内正一代議士、長谷川代議士の五名がアメリカ政府の招待によりまして、電通事業の視察のため、去る八月十五日東京を出発しまして、先月二十一日に羽田に到着するまで、約二カ月余に亘りまして電通事業全般を視察したのであります。最初にワシントンのDCのフエデラル・コミユニケーシヨンズ・コミツシヨン、連邦通信委員会と申しますか、そこに参りまして、主としてFCCの厄介になつて、アメリカの電気通信全般を見学したのであります。ワシントンにおきましては、一週間のいわゆるオリエンテーシヨン・コースと申しまして、アメリカ一般事情に通ずる諸般の教育がありまし……

第12回国会 電気通信委員会 第10号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○山田節男君 長谷長官が、さつきヨーロツパで主として標準的に使つているのは六百二十五アドラインですね、これはCCIRとありますが、これは何か六百二十五というのは国際標準か何かの中に規定されているものですか。
【次の発言】 このCCIRというのは、国際連合の中の国際電気通信委員会ですか。
【次の発言】 今新谷君の言われた質問、これは最も重要ですから、これは一応電波監理委員会の標準方式の試案を立てられて、而も関係当局の〇・Kももらつておる。我々の留守の間の出来事であつて、その経過も知りません。今新谷右の言われたような、そういう時期の問題もありますが、私昨日も申上げましたようにこの標準方式の問題は、……

第12回国会 電気通信委員会 第11号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○山田節男君 その前に電波監理委員会から標準方式試案を発表されると、これは我々の委員会として非常に結構なことで、やがてその案を聞きたいのですが、その前に、一体こういう電波、殊にいろいろ割当という問題につきまして将卒航空、それから海運、陸上の交通機関、それから通信、こういうようなものがどんどん講和條約批准後には自由な立場になればますますこれは拡張され発達するだろうといことを予想しておるわけですが、電波監理委員会として一体電波の周波番数といいますか、スペクトラムといいますか、この割当を大体どういうように割当をするという基本的なプランができておるのかとうか。これはここで御説明願わなくてもよろしうござ……

第12回国会 電気通信委員会 第12号(1951/11/17、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 標準方式の説明を電波監理委員会から伺う前に一応私確認しておきたいことがあるのです。と申しますのはこのテレビジヨンの根本問題の標準方式の試案を電波監理委員会で出すその前に、私は電波監理当局の意向を伺う前に一応確認しておきたい。それは前の一回か二回の委員会で今日のいわゆる電波三法で電波監理委員会が一応この電波、無線に関するために特別に作られた委員会としてそのテレビジヨンの所管の問題になると、これはもう異議はないのです。ところがこのテレビジヨンという問題は、これは単なる技術上の問題だけでない。このテレビジヨンが、それによつて起るだろういろいろな問題があること何遍も申上げた。そこで私はこ……

第12回国会 電気通信委員会 第13号(1951/11/21、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 今問題になつておりますテレビジヨンの標準方式については、極く最初からの経過並びに電波監理委員会のこれに対する態度を詳しく聞いたわけであります。成るほど富安委員長が言われるごとく、テレビジヨンの標準方式を速急にきめる必要があるという理由にも一部の理由はある。ただ私が第一に了承しかねる点は、発表されたテレビジヨン方式の試案が一〇〇%か九〇%か知りませんが、とにかく主要なる技術的レベルにおいてはアメリカのスタンダードとは全く符合しておる、ここなんです。これは私は何もアメリカに一辺倒式標準方式をきめるといけないというそういう極めて偏つた意見ではありません。我々調べている範囲でも、又電波監……

第12回国会 電気通信委員会 第14号(1951/11/29、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 まあ今岡崎官房長官と新谷君の問答を聞いてみますと、私はどういうわけで官房長官を呼んだのか知らないが、内閣の番頭ということで呼んだんじやないかと思いますが、これはあなたも戦後不幸にしてアメリカベおいでになつていない。殊にアメリカのテレビジヨン産業の実際を知らんので、抽象的なことしか言えないのは仕方がない。私は官房長官、これは番頭で、そういう問題であなたに責任があるというようなことは言えるわけでないし、これは大蔵大臣或いは総理大臣、或いは電通大臣、郵政大臣並びに電波監理委員会と話すべき問題である、私はあなたに専門的なことを聞いても無理な話だと思います。あえてそういう新谷君との問答のよ……

第12回国会 予算委員会 第16号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○山田節男君 深川委員の問題に対する第一の点、只今岩間委員からも御質問ありましたが、今お話の、文相が言われた道徳綱領といいますか、これは今起草されているということでありますが、これが完成した後には公聽会を開くようなことになるのか、或いはそれともこれはそういうことをしないで文部省発行として出されるのか、或いは個人天野としてお出しになるのか、この点についてお伺いいたします。
【次の発言】 これは時期ははつきり申上げませんが、曾つて文部省が民主主義読本というものを出しておる、今日の世界のいわゆる民主国家におきまして、どこの文部省、どこの国の文部省を見ましても、政府がそういつたようなものをオーソライズ……

第12回国会 予算委員会 第21号(1951/11/22、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 大変時間が短かくつまつておるようでありますので、極めて要約して御質問いたします。先ず私の質問は終戰処理費に関する問題でありますが、今日もこの問題については佐多委員、岩木委員、矢嶋委員からいろいろ質問がありまして、なお大蔵大臣並びに特調の関係のかたから明らかにして頂きましたが、質問いたしたいと思います。御承知のようにこの終戰以来、終戰処理費によつていろいろなことを日本政府に義務付けられておるのでありますが、私は労務問題に限定して質問いたしたいと思います。御承知のように今年五月の二十六旧の司令部の覚書によりまして、七月一日から米軍の労務関係の労務者の労務費を全額負担するということにな……

第13回国会 電気通信委員会 第1号(1951/12/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 靱次官にお尋ねするのですが、この間新聞で電信電話の電通の業務を公社にするとかいうような記事が載つていたのですが、マイクロウエーヴの中継ですね、これは来年度あたりから即刻工事実行に着手されるのですか。
【次の発言】 今の次官の御答弁ではマイクロウエーヴの中継を実地研究中だというお話ですが、もうマイクロウエーヴの中継が電話の何が非常に易くそれから多量にできる、これは今日調査しなくてもいいのです。現益アメリカで実用化しておるのです。問題は実施をどうするかということです。殊に今日の東京大阪間、この電話のサービスを改善するためにこのマイクロウエーヴの中継が必要たということはこれは絶対的なも……

第13回国会 電気通信委員会 第3号(1952/02/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 委員長、ちよつとその前に発言さして頂きたいと思います。  実は私電通委員の諸君に一応弁明といいますか、私の考え方を、理事としての立場について一応御了解を求めたいと思います。というのは、実は電通委員会がもう暫らく開催されておらないので、私理事として、尾崎理事は家庭の事情でお見えになつておりませんで実は困つておるところです。ところが電通省の汚職事件の発表等で延びておる。先週の金曜日に、十五日に電通委員会を開催して頂くように鈴木委員長にも了承を得て、そういうことになつておつたのです。ところが十三日の朝、寺尾委員がお見えになりまして、どうもあの汚職事件等いろいろな問題があるので、今週中だ……

第13回国会 電気通信委員会 第4号(1952/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日丁度あの委員会の散会になる前に、水橋委員の発言のあとに私発言して申上げた通りに、昨日の委員会においては、今回電波監理委員会が決定したテレビジヨンの標準方式このものに対して、相当まあ我々として、電波監理委員会が行政的にやつたことに対して異議を差し挟んでおるのじやないので、先国会からのもう幾度もこの委員会で言われた電波監理委員会に対する要請、この問題が何ら容れられなくて、而もああいうように早々の間に、而も電波監理委員会で全会一致を以てテレビジヨンの標準方式を決定したと、でこれは私冒頭に質問申上げたように、網島委員長に対してたとえ暫らく不在であつたにしろ、その当時のことは岡咲副委員……

第13回国会 電気通信委員会 第5号(1952/02/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日の委員会の終りの段階で佐多委員から、今回電波監理委員会で決定されたテレビジヨンの標準方式に関する内容に入つての質疑を始められたのですが、時間の関係上今日に延ばされたわけでありますが、その佐多君の提案された内容の質疑に入る前に、私もう一つ確かめておきたいことがあるのです。と申しますの、今回のこのテレビジヨンの標準方式の決定のために公聴会を開かれて、審理官の調書並びに意見書に基いて極めて慎重な審議の結果、さように決定したと、こういう網島委員長並びに岡咲副委員長の昨日の御説明でありました。そこで今回の標準方式を決定するために準拠された法律は、例の電波法の第八十三条の第二項というよう……

第13回国会 電気通信委員会 第6号(1952/02/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日我々の手許に配られた今回の白黒式テレビジヨン放送に関する送信の標準方式決定書一第一は別として、別冊にある事実及び理由というものを、電波監理委員のほうから一応この内容をもう少し敷衍して調書に記されている点を参考としてもう少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今網島委員長からのこの標準方式決定についての事実及び理由についての御説明があつたわけでありますが、大体我々の手許に配られた調書、それから審理官の意見書、これを再三熟読しまして、そうして昨日夕方配られた標準方式決定に関する電波監理委員会のこの理由書を読んでみて、如何に公平にみても、どうもこの聴聞会の調書、それから審理官……

第13回国会 電気通信委員会 第8号(1952/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は先ず最初に八木証人から御意見を伺いたいと思います。先ほど来いろいろ補足的な御説明があり、私もこの調書を再三熟読したわけであります。八木証人は、この調書で六メガサイクルのFCバンドがもう絶対的なものだ、十分な説明ができているとおつしやる。で私は我々に聽聞会に関する資料として出されたものを再三読んでみて、少くともこの標準方式の事案は、電波監理委員会が相当研究して出したものである。そうすれば委員会はその責任者としてあの事案の理由書にもございますが、もつとこの六メガサイクルがなぜいいんだということの科学的な説明が足りません。私が見ても足りません。で今八木さんは、もうこれで言い盡してあ……

第13回国会 電気通信委員会 第9号(1952/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 清水証人は、技術家であられるかどうか存じませんが、電波監理委員会の聽聞会による調書、審理官の意見書に基いて決定したテレビジヨンのスタンダードは完璧であるという言葉を言つておられる。なお一昨日八木証人がここで証言されたことについて、全く同感であるから今更言う必要はない。これは意味はわかるのですが、六メガ、七メガ、これも御承知のように世界には四つのスタンダードがあるわけで、電波監理委員会の聽聞会における説明を我々読んで見て、どうもなぜ六メガがいいのだ、なぜ七メガがいけないのだということが技術的な釈明が一つもないのです。それがこの間の八木証人の御意見を聞いても、これも技術的な証言が一つ……

第13回国会 電気通信委員会 第10号(1952/03/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日は電波監理委員会の抜山委員に御質問申上げたいのですが、これは電波監理委員会の構成メンバーとしての抜山委員、これはまあ電波監理委員長も技術家でありますが、主として今日は抜山委員のお考え、技術的の御意見をお伺いしたいと思います。  先ず第一に、過日聽聞会が開かれたその調書ができ、審理官の意見書が出され、それに基いて電波監理委員会としてテレビジヨンの標準方式を決定発表したわけであります。当委員会として、すでに過去二回に亘つて利害関係者といいますか、技術方面の権威者を招いて聽聞会に出された事案に対する意見を重ねて当委員会で聞いたわけであります。殊に私としては、この今回のテレビジヨン標……

第13回国会 電気通信委員会 第11号(1952/03/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと止むを得ない事情で外出しておりまして、実は審理官に私二、三重要な質問を持つておるわけでありますが、私予算委員会で総理大臣に質問通告をしておつて、もう順序が、二十分くらいしかないという通告を受けましたので、本日は審理官への質問はそういう工合で打切つて頂いて、次回において柴橋審理官に御質問申上げたいと思います。  それからこれは盛んに今日いろいろ質問の形式で何か御意見が出されたかも知れませんが、この間の、この前の委員会で、日本のテレビジヨンというものに対して一体どういうポリシーをとるのか。アメリカと全然同じスタンダードをとつたということに対して、電波監理委員会としての根本的な……

第13回国会 電気通信委員会 第12号(1952/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日は過日催されたテレビジヨンの標準方式に関する聴聞会の結果できた調書並びに審理官の意見書について若干の質問をしたいと思いますが、その前に網島電波監理委員長の所見を伺つておいて、そうして審理官の御説明を伺いたいと思います。  この電波法の第八十七條によりますと、「聴聞は、電波監理委員会が事案を指定して指名する審理官が主宰する。」と、これによつてこのテレビジヨンの標準方式に関する聴聞が行われておるものと了解するのでありますが、その次に「但し、事案が特に重要である場合において電波監理委員会が聴聞を主宰すべき委員を指名したときは、この限りではない。」でこの電波行政の立場から見て、この特……

第13回国会 電気通信委員会 第13号(1952/03/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この日本放送協会が昭和二十七年度の予算を編成するに当つて非常な特異性のあることはこれは御承知の通りであります。過去六年間この予算は占領軍政下にあつたという特殊の事情、それから主体的のほうから言えば今年から例の商業放送が開始された、それから二十七年度の予算中に或いは実現するかも知れないテレビジヨンの放送、それから平和條約発効後における日本が独立国としての放送のポリシイ、これは当然予算編成に当つて当事者は深く考慮になつて組まれたものであろうと思う。ところでその第一の昨年の秋以来開始された商業放送が漸次放送局の数も殖えて来る、こういう状態において例えば放送の一番重要な放送番組の問題につ……

第13回国会 電気通信委員会 第14号(1952/03/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私からも、極く断片的なお尋ねをいたします。第一には、この建設関係ですか、公共放送として、このNHKが全国の放送網を一日も早く完成されることは、公共放送としての任務、それから一般聽取者の便宜のために、これは当然やることなんです。ところがもうすでに、NHKが開設以来三十年の歴史を経ておるにかかわらず、依然として毎年この放送施設の建設或いは放送施設の改善関係という予算を計上しておられるわけですが、依然として全国に、このブランケツト・エリアと言いますか、地理上の関係等で聽取できない、又非常に何と言いますか、雑音が入つて聞えない、こういう地帶がまだ相当あるわけであります。これは実に公共企業……

第13回国会 電気通信委員会 第15号(1952/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 日本放送協会の昭和二十七年度收支予算、事業計画及び資金計画に関する承認の件に関しまして、日本社会党はこれに承認をいたすものであります。来年度の日本放送協会の收支予算、事業計画並びに資金計画の概要を見、更に電波監理委員会のこれに対する意見書を拝見いたしたのでありますが、日本放送協会としましては、来年度の予算を立て、又これに伴い諸種の事業計画をなし、又これに所要の資金に対する計画をいたしておる計画を見ますると、来年度は従来の日本放送協会とは異つた主体條件にあるということを十分意識して予算編成されたことと了承するのであります。申すまでもなく、昨年度以来商業放送が開始され、又近く講和條約……

第13回国会 電気通信委員会 第16号(1952/04/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これはもう随分前の私通信委員会で御質問且つ御依頼しておつたのですが、この行政協定がああいうように取極が成立して、で行政協定の第三條の第二項ですか、電気通信に関してのああいう取極ができておるわけですが、それに対して大体どういつたような政府は計画で行くのかということを実は御報告を求めた。ところが今日まで電通省も電波監理委員会も何らこの委員会で説明されていない。今日突然こういう法案を出されたわけです。今網島委員長から電波監理委員会に関する限りの分科会の活動機能をお話になつたのですが、この分科会でコンミユニケーシヨン・サブコミツテイ、いわゆるここで私はこの問題をすべて扱われるのじやないか……

第13回国会 電気通信委員会 第17号(1952/04/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 いいですよ。
【次の発言】 文句ですがね。放送事業、放送事業ということは、将来テレビジヨンもできるものと見なければならん、これが民間放送になるか、国営になるかわかりませんが、これはラジオ放送と、それからテレビジヨン放送ですか、そのほかにもあるかどうか私知りませんが、放送という中に、ラジオ放送とテレビジヨン放送が含まれればいいですがね。字句の点において、将来更に又加えるとか、訂正する必要がないように、若しテレビジヨンも含まれるような意味に修正されれば将来変える必要がないからいいのじやないかと思います。
【次の発言】 含まれればいいでしよ、法理的に。

第13回国会 電気通信委員会 第18号(1952/04/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと電通省の山下通信監にお聞きしたいのですが、この行政協定の実施に伴う電信電話料金の特例に関してですが、この電信、電話料金法に特例を設けた場合に、従来の官庁等の専用として「警察事務、消防事務、刑事訴訟事務及び日本国有鉄道の鉄道事業の用に供するものに限る。」、こういうふうになつておつたわけですが、今度の改正法案によると、国家地方警察、自治体警察、それから消防組織法に基く消防、これだけは特権に浴するが、刑事訴訟事務や日本国有鉄道の鉄道事業の用に供する電信電話料金というものは何ら恩恵に浴さないというようなことになるのですが、これは何か特別の理由があつてこういうことになるのですか、こ……

第13回国会 電気通信委員会 第19号(1952/05/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 国際電信電話株式会社の法案についてでありますが、これはまあ訳せばインターナシヨナル・テレグラフ・アンド・テレホン・カンパニーですか、ということになるのですが、佐藤大臣のほうにもアメリカのITTから、この国際電信電話株式会社の名称について抗議を申込んである。それで実は副会長で太平洋地域の主任をやつておるミスター・フランリーから、できればこういう国際的な業務である性質から見てITTということと非常に混同されるような名称は避けてもらいたい。こういう趣旨のプロテストは佐藤榮作君のところに行つておるはずであります。この法案をこうして出されて見ると、やはり依然として国際電信電話株式会社という……

第13回国会 電気通信委員会 第20号(1952/05/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは今日はこの間の聴聞会の経過報告だから、ここで質問しません。質問することがありますけれども質問しませんが、先に新谷君が注意を喚起したようなことは是非守つてもらいたい。それから現在政府案によると、電波監理委員会が今度組織替になるという案が今出ておるわけですね。今の政府の目論んでおるような電波行政の組織などということになると、テレビジヨンというものの標準方式が大体現在できまつたとした場合、次の最も重要な問題は経営ですね、民営か、公共放送か、商業放送か、これはもう一官庁でやるような問題ではない。それから、例えば郵政省の一外局か何かになつて審議会が設けられたということになつても、あの……

第13回国会 電気通信委員会 第21号(1952/05/19、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(山田節男君) 今日本電信電話公社法案の説明を聞いたわけでありますが、資料に関して何か更に御注文ありませんか。  第五條ですね、第五條の電気通信事業特別会計、この今度公社に換える場合に七月一日実施ならば数字的な検討並びに計算ができていると思うのですが、その資料を一つ頂きたいのですが。
【次の発言】 今日は説明を聞きまして今あなたのおつしやつた程度でよろしうございますので、資料をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 大体のメドさえわかればそれでいいから、各委員に是非一つ頂きたいと思います。
【次の発言】 今の逐條説明ですが、附則の第四項、第五項、それから第六項ですね、これ、もう少し立……

第13回国会 電気通信委員会 第23号(1952/05/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 実はこの法案の総括的質問には保利官房長官の出席を求めたのでありますが、保利官房長官は今日御都合が悪くてお見えになりませんので、この点も一つ大臣と保利官房長、電波監理委員会の委員長、三者の立会の上で御質問申上げたいということを保留しておきます。で大体電気通信に関する今回の法案を提出の運びに至つたことは、一つには吉田内閣の行政の簡素化、それからもう一つはこれは年来の電信電話の改善と言いますか、能率化ということについてのお考えも数次に互つて決議まで出している。こういうような必要からこの法案ができ上つたものと思うのであります。そこで私先ず第一にお伺いしたいことは、佐藤大臣が昨年の夏の電通……

第13回国会 電気通信委員会 第25号(1952/05/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今水橋君の言われた問題、これは委員長としてのお答えは私諒とする事情があると思うのですが、なお野田建設大臣が見えてから、私は一緒に一つ御回答願いたい。この質問は後ほどまで保留します。  別個の問題で、今月一ぱいで電波監理委員会の委員の一名はもう任期が満了する。そうすると、もう電波監理委員会の上村委員ですか、まだこれは補充ができてないのですか。これは委員長一名、委員六名という構成から来る人数が減つて来ているわけです。この法律によつて七月一日から行政機構が改革されるにしても、まだ一ヵ月というものの空白の期間がある。この期間をどういうふうにしてやるのか、委員長としての構想を、それをお聞き……

第13回国会 電気通信委員会 第26号(1952/05/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 古川教授にこれは一つ非常にアカデミツクな質問でありますが、一体今度行政組織を簡素化する、飽くまで合理的にやる、能率化をやる、而も民主主義の原則に則つてやつた。こういうことを大臣が説明されておるわけです。これをもつと経済民主主義というのをアカデミツクと言いますか、経営学的にこれを考えると、殊にこういつたサービス産業、これは国鉄も然りですが、こういうような厖大な資本、施設、人員、而もこの事業がサービス産業である、こういう場合にやはり経営者が経営の部面、例えば経営委員会に従業員の、職員の代表を参加させる。今あなたは経営委員の増員、それから理事のことについても触れられておるようですが、こ……

第13回国会 電気通信委員会 第27号(1952/05/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは総括質問の継続として発言をいたします。この日本電信電話公社と国際電信電話株式会社、両法案の総括的な質問の一環として御質問するのでありますが、今回の国営電信電話事業を、国内の電信電話は公社にし、それから国際の電信電話業務は民間経営にする、この従来の国営電気通信事業を分断するということについては、これはいわゆる政府としては通信の根本的な国策に則つてやられたことは勿論でありますが、現内閣が行政組織の簡素化、又合理的、能率的に運営する、而もそれを民主主義の原則に則つてやるという立場から来れば、これは私は勿論通信国策の根本原則に立つてやらなくてはいけないと思う。ところがそういうような……

第13回国会 電気通信委員会 第29号(1952/05/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の中山さんの日銀の政策委員として全国的に御覧になつて、いわゆる資金の借入れということは非常にむずかしいだろう。殊に民間資金というものは鉄鋼業とか、或いは電源開発とかいろいろなものがあつて、それが枯渇しておるということは、これは私も大体そういうような見通しが持てるわけでありますが、日本電信電話公社、これはいわゆる御承知の通り非常に厖大な資本でありまして、法案によるといわゆる、狭義資本で設立するということを申しておるのですが、それにしましても評価の価格はどうなるかわかりませんが、昨年の八月に佐藤電通大臣が言明したところでも、およそ三億七千万ドルくらいの価値があるということを言つてお……

第13回国会 電気通信委員会 第32号(1952/06/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この改正法案を立案するに当つてこれは常識的に考えなくちやならないことは先ず第一には標準方式の問題、これは今電波監理委員会の最後の聴聞会で調書、意見書が発表され、電波監理委員会の決定を今待つておるわけです。その第二の問題としては、やはり一体テレビジヨンの経営形態をどうするか、具体的に言えば公共放送か商業放送かということになる。そういつたような場合に、日本のような小さい国でこれは公共放送だけにする場合、或いは民間放送にする場合、或いは公共それから民間の両方の建前で行く場合、この三つのあり方があると思うんです。今回この三十二條の日本放送協会もテレビジヨンの放送をなし得る、この御趣旨はわ……

第13回国会 電気通信委員会 第33号(1952/06/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この第一條の目的のところで、これはもとより今後制定されるであろう公衆電気通信営業法、これに基いてやるということになるのですが、大体この公衆電気通信営業法の公社に関する限りの関係のある事項を、これは資料として出してもらえればなお結構ですが、そうでなかつたら、今日できればそのポンイトだけでも、一つ概要、今案になつている公衆電気通信営業法ですね、例えば第一章の総則に関する限りの逐條的でもいいから、関連した点をちよつと説明して頂くといいと思うのです。
【次の発言】 すると今の次官のおつしやつたことは、結局現在この公社の基本法は電信法であり、或いはその他の関連規則である。そうするとこの公衆……

第13回国会 電気通信委員会 第34号(1952/06/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 前回佐藤大臣の出席なくして、第一章総則の逐条質疑をやつたわけでありますが、これはいずれ第二章、第三章の質疑を終つて、私は第一章の総則を併せて大臣に御質問申上げたい、で、順序としてここに第二章の経営委員会に入つておりますので、経営委員会に関して質問を申上げたいと思うのですが、第一に、第十条に経営委員会の性格機能が謳われているわけでありますが、これは専売公社或いは日本国有鉄道公社並びに日本放送協会も法規によつて経営委員会制度というものを定義付けているわけでありますが、この公社法案の第十条に規定する経営委員会機能と言いますか、これが非常に狭い、而も漠然としている。で、なぜこういうように……

第13回国会 電気通信委員会 第35号(1952/06/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この放送法の一部を改正する法律案について提案者からの詳細な御説明があつたわけでありますが、なおこれについて電波監理委員会網島委員長にも御質問申上げたのでありますが、私しつこいようですけれども、もう一遍これを確かめておきたいと思いますから、重複しておりますけれども、電波監理委員会の所信を伺つておきたいと思うのであります。というのは前回にも申上げたように、すでに半年或いはもう一年前にテレビジヨンの放送の申請が出ておるわけです。すでに二回に亘り極めて愼重にテレビジヨンの標準方式に関する聽聞会まで開かれた。これは電波監理委員会当局としては、ああいつたように三つか四つのテレビジヨンの放送の……

第13回国会 電気通信委員会 第36号(1952/06/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この今の小笠原委員に対する網島委員長の御答弁ですが、私は、これはもう先日来橋本議員並びに井手議員から非常に懇切な提案の趣旨の御説明を聞いて、又プリン十にしてある放送法一部改正法案の提案の理由を見ても、これはただ経営形態で民間放送か公共放送か、これは全然きまつていない。この放送法の改正提案理由書に書いてありますように、民間テレビジョンの放送会社の申請も出ておる。NHKも出しておる。ところが、NHKはこの放送法によつて、例の三十二條の一項によつて標準の、これはもう明らかにラジオの放送だけしか認めていない。そこで審査する場合に、民間放送の申請も、日本放送協会の申請も、同じコンディション……

第13回国会 電気通信委員会 第37号(1952/06/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 それはですね、こうしてもうこつちの大体二十日までの会期としての日程きまつているわけですね。
【次の発言】 日程が支障なく進捗するというスケジユールが委員長のほうできまればそれはいいと思うのですが、大臣の説明ならば、委員外の発言として所管大臣に質問できるのですから、どうですか、私別に反対するわけじやありませんけれども、まだ公社法にしても逐条審議が済んでいないような現状で、委員長から向うの委員長に、こつちの審査の過程を説明されて、成るべくこちらの審査が邪魔にならないように、これも中断すると非常に質問がまとまらないのです。私はできれば委員長が大蔵委員長と話されて、こつちのスケジユールに……

第13回国会 電気通信委員会 第38号(1952/06/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと議事進行について、実は今日私は第三章の役員について大臣に質問したいと思つたのですが、まだお見えにならない。私四時半から中央労働委員会に呼ばれておりますので、大臣に対する、第三章の役員についての大臣に対する質問を明日に保留して頂いて、なお小笠原委員の質問を続行して……私待つてても大臣おいでになりませんから明日にしたいと思います。

第13回国会 電気通信委員会 第39号(1952/06/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 六十一条のちよつと質問が出たのですが、関連質問として六十条原案の国庫納付金制度というものをお聞きします。建前から言えば損失の補填に充てる、なお残余があつた場合にはあらかじめ予算で定めるところによつて国庫に納付する、これは私どうも公社法案を、公社いわゆるパブリツク・コーポレーシヨンという本質から見て、いわゆるニユアンスがどうもぴつたり来ない。その一つがやはりこの六十一条の国庫納付金制度です。これは言うまでもなくなぜ国営のものを公社に移すか、その根本はやはり何といつても第一には財政の自主性を持たす、一つのインタープライス企業として行く、殊に電信電話、殊に電話を公社にするということはも……

第13回国会 電気通信委員会 第40号(1952/06/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 冒頭に言われたこの接収と言いますか、吸収する、国際電気通信会社並びに国際電信電話建設会社ですか、この評価に対してはタッチしてはならん、あのスキヤツピンを見ますと、この鑑定評価については企業再建整備法によるべし、並びにあのポツダム勅令によるべしということが書いてある。企業再建整備法というものによれば時価でやることになつておる。然るにこの会社からの請願、この間の陳情を見ますと、帳簿価格でやつておる、而もこれは非常にいい会社で利益はたくさんあつて配当は制限されておるから、思い切り帳簿価格は低いわけです、減価償却が非常に多いから。ですからそのメモランダムについて言えば、時価でやるべきもの……

第13回国会 電気通信委員会 第41号(1952/06/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 大臣が見えるまで、他の政府委員に対して質問を申上げたいと思います。第四章の財務、会計に関する例の第四十条の予算の弾力性の問題ですが、この間新谷委員から縷々質問があつたごとく、私も拝聴したわけですが、なお私重ねてお聞きしたいことは、この予算の弾力性を持たす、他の公社では、例えば国鉄、鉄道公社ではこういう制度がない。今回電信電話公社で予算の弾力性を持たしたということは、これはやはり企業体としての一つの自主性を持たす意味で、私は趣旨はいいと思うのです。ただその間私なお明らかにしておきたいと思いますことは、この予算の弾力性を持たせるという第四十条の規定ですね。例えば予備費の問題です。予備……

第13回国会 電気通信委員会 第42号(1952/06/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 さつきの小笠原さんの質問に関連してですが、この新株の発行、新株の発行は、これも新らしい商法によると、やはり定款変更じやないのであります。定款に書いてある場合にはそれでよろしい、書いてない場合には取締役会で以てこれは決定できるわけであります。問題は、そういう定款の変更じやない、又取締役会できめるようなものすらも郵政大臣の認可を経なくちやならない、これはこの法律全体が、この法案全体がもうこれほどにがんじがらめにして、果して株式会社と言えるかどうか、何を以て公社にせずに民間会社にするかという、全般的に言えばそうです。その一部がここに現われているのです。花岡政府委員の御答弁だと、新株とい……

第13回国会 電気通信委員会 第43号(1952/06/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この国際電信電話株式会社法案を逐条的に細かい技術的な点を念のため明らかにしておきたいと思います。  この第二条の国際電信電話株式会社の業務の規定ですが、第二条の場合は、公社のほうの第三条とは違つて、非常に簡単で、この業務の内容が明示してない。その理由は、どういうわけでこういうふうにしたのか、定款によつて明らかにしても、法案で業務の方法を明らかにすべきものじやないか。その理由と、それからこの会社はもう民営会社であるから、以前のように、自由に、例えば機器、資材製造部門、それからまあ研究、こういつたものができるという意味なのかどうか。この法案を作られたその意図をお伺いしたいと思います。

第13回国会 電気通信委員会 第46号(1952/06/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 日本電信電話公社法案、それから国際電信電話株式会社法案の逐条の審議の過程を済んだのでありますが、なお大臣もお見えになつておりますからやや総括的な質問になりますけれどもお許し願つて、大臣の所見を重ねて確かめておきたいと存じます。  第一の問題はこれも総括質問のときにもちよつと触れたのですが、御承知のように戦後の破壊焼失した電話施設の復旧と、それから新らしく電話を増設するということにつきましては、かねて政府も心配し、国会も再度に亘つて決議をしておるようなわけであります。それで今回この国内の電気通信が公社になるということになる根本の理由の一つも、やはり国会が希望し、政府が今日まで努力し……

第13回国会 電気通信委員会 第47号(1952/06/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これ一問だけ一つ大臣、次官もおられまするから、中尾政府委員もおられますから、御質問するのですが、この前に公社の機構の構想について何か案を持つておられるのを見せてくれと言つたところが、過日ここで簡単なものがあるということだつたのですが、私が知りたいのは、いわゆる公社には経営委員会があつて、総裁副総裁を含む経営委員会があつて、これがいわゆるボード・オブ・デレクタース、それからこれには理事というものが原案では五人以上置く、そうすると、この理事はやはりまあデレクターである。ですからこのボード・オブー・デレクタースに、重役会に相当するものが経営委員会であつて、そうして理事会というものはここ……

第13回国会 電気通信委員会 第48号(1952/07/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと質問があります。この今の新谷委員の修正案の第一條第二條中の「国際電気通信事業」を「国際公衆電気通信事業」に改める、この公衆電気通信、いわゆるコモン・キヤリア等の事業を行う、こういう意味と解するのですが、例えばラジオとか或いはテレビジヨンの将来の中継をやるという場合に、ラジオ及びテレビジヨンをいわゆるコモン・キヤリアとして見得るのか、それも含まれるのかどうか、この点を伺いたい。この修正の意味ですね
【次の発言】 今のこの国際の、海外からのテレビジヨン、それからラジオの中継が公衆通信、即ちコモン・キャリアとしてそういうふうに解し得るというこの定義が正確ならば私は今の修正された……

第13回国会 電気通信委員会 第49号(1952/07/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 電波監理委員会にちよつと質問したいのですが、今参考人二人のお述べになつた中でオートアラームに関する問題ですが、オートアラームというものは、勿論電波科学が非常に発達したから、殆んど完全なものができておるだろうと思うのですが、果してこれが絶対信頼し得べき程度までオートアラームが発達しているのか。殊に日本の現在のメーカーがそういう完全なものを作り得るかどうか、これを一つお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、今の長谷長官の御説明だと、オートアラームにはまだ絶対的な信頼性を持つていない。従つてそこに通信士と義務的に受信機というものを併用する。こう言つておられるのですが、さつき山縣参考人……

第13回国会 電気通信委員会 第52号(1952/07/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 衆議院が法案を可決して、当委員会に正式に付託された場合でも継続審査ができるよう願います。

第13回国会 電気通信委員会 第53号(1952/07/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 テレビジヨンの申請問題に入る前にその前提といつてはおかしいですけれども、関係電波監理委員会で第二回の公聴会を開いてテレビジヨンの標準方式が決定されたわけであります。私は非常に厖大な調書はこれは全読をいたしておりません。それからあの決定書によると当分六メガの周波帯幅でやる。併し七メガがいいということになつたならば七メガを採用するかも知れない。こういうように結論されておるように私聞くんですが、若しそうだとすれば、現在決定された標準方式というものは、或る一定の期間、欧米において若しこのメガサイクルについて、六メガより七メガがいいという場合には変える。いわゆる六メガは暫定的のものである。……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日の日本経済の見通し、二十七年度の経済の見通しについて私重大な一つの落度があるのじやないかと思う。それには何ら触れておりませんから、私は注意を喚起すると同時に資料を一つ出してもらいたいし、それから又責任ある立場の人が一つその方針を究明して頂きたいと思います。これは要するに賠償の問題であります。御承知のようにもうすでにインドネシアとは賠償問題について原則的な一つの了解ができておる。それからフイリピンにおきましても、八十億ドルという賠償の目安を出して、而も向う側としては條約の批准前にその一割の八億ドルくらいの賠償を完了しろと言つている。その後にはビルマとか、インドシナ、或いはオラン……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の問題に関連してですがね。身体障害者職業補導所に必要な経費として、二十六年度に比べて二十七年度は約倍額になつているわけですが、これには何か根本的な政策の変更があつてこんなに殖えたのかということをお伺いしたい。それからこの身体障害者の中には相当戰争犠牲者と言いますか、戰争を直接の原因としての身体障害者が相当あるのでありますが、講和條約が発効して、日本が独立国になつた後には、恐らく来年度の春からはこういつたような、戰争のために身体障害者となつたこういう人に対しては、特別なということもないけれども、職業補導についても或特殊な、特別な施設のようなことを考えておられるかどうか、この点をお……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 さつきの各委員の御質問と関連しておるのでありますが、どうも私は国家警察は組織の部面からいつてもさつきいろいろ指摘があつたように、犯罪の検挙数が昨年度においては七〇%、昭和九年の九〇%を目的にして進んでおる、こう言われるが、これには何といつても今日国家警察の活動が鈍いというか、検挙数が七〇%に上昇したと言いますけれども、その重大な犯罪が検挙されなくてはこの数字は何もいい数字じやない、そこでこれは極端に言えば、私はどうも日本の国家警察は昔の消防でいえば「まとい」、簿記はいわゆる大福帳を使つている。人間の質なり、或いは施設から言つてもやはり旧態依然たるものがある。殊に欧米を実際に見て、……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/03/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 時間が非常に制約されておりますから、簡潔にイエスかノーかの程度で私は今回は満足いたします。なお昨日私は委員会に出席しておりませんでしたので、若し私の質問が重複いたしましたならばこれはお答えにならなくてもよろしうございます。  第一にこの講和條約が近く発効すると予期いたしておりますが、その後において中共とそれからソヴイエトとの対関係は一体どういうようになるのか。総理大臣として講和條約発効後における中共、ソ連との国際関係をどういうようにおきめになるおつもりであられるか。又現在それについての何かの交渉を直接或いは間接におやりになつておるか。この点をお伺いしたいと存じます。

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 時間がありませんから極く簡單にしますが、今の神川教授の国際情勢の分析、これは非常に常識的な御解釈であります。併しそれだけではない。その点にいろいろ私は御質問もありますが、もういたしませんが、要するに我々は今日参考人を呼んで諸賢の意見を聞くということは、現在日本の今持つている憲法が、殊に第九條において自衛権に関して戰力、軍備などが問題になつているから御意見を伺つた。これはまあ常識的になりますけれども、とにかく戰力を日本は、第九條があるにかかわらず、自衛のための戰力は持ち得るという解釈、それはでき得ないというのが今日ここで論争になつており、そうして私お伺いしたいのは、我々は立法者とし……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/03/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 議事進行について。
【次の発言】 中田委員から非常にこれは重要な質問をしておられるのですが、御承知のようにもう一般質疑が日曜を含めて今日を含めて五日しかないわけです。相当各省の数字的な内容に亘つて入る時期じやないかと思うのです。そこで中田委員のおつしやることは基本問題ですけれども、今日まで相当やつたのでもありますし、それから例えば警察予備隊とか、各項目に入つて部分的にやるというふうにしないと、こうしてもう第一国会以来の異例として、分科会も今回は設けないのじやないか、こういう事態も見えておりますから、一つ委員長のほうでもう少し各省の数字の上の検討、こういうようなことに時間ができるよ……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 岡田君の質問に関連して……。
【次の発言】 今の岡田君の防衛分担金の支出についてですが、この間新聞では日本から出す金を向うが一応受取つて、そうして向うで一応支出官(コムプトローラー)が支出を決定する。で今予備作業班の首班ウイリアムズ代将がコンプトローラーとしてやるのじやないと、あの人の気持からすると、やはり防衛分担金は双方一応プールしておいてコンプトローラーとして向うの人が支出することになる。主たる支出官はアメリカで日本はただそれに対して補助的に支出に参與するに過ぎないということになるのかどうか。これは大蔵大臣或いは岡崎国務大臣にちよつとお伺いしたい。

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/03/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 本国会の開会の劈頭におきまして、吉田総理は施政演説の中で、一昨年以来の、殊に昨年の春以来の経済的な発展につきまして、非常にまあ楽観的な、自信のある演説をなさつたのでありますが、それと同時に、大蔵大臣並びに周東長官もこれを裏打ちするかのごとく極めて楽観的な、又一面において自信のある施政の御演説があつたわけですが、それに基いて立てられました来たる昭和二十七年度の予算案を本委員会において検討いたしたのでありまするが、その後国際情勢等の変革、変動と申しまするか、急激なものがございます。例えば貿易の見通しでございます、総理並びに周東安本長官の御演説では、将来の貿易は極めて朗らかなお見込であ……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第2号(1953/03/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の小笠原君の質問に関連してですが、この憲法第五十四条第二項、やはり国に緊急の必要がある場合にこれは緊急集会を開くので、そうして緊急集会でなした措置は、これは飽くまでも臨時的なものであります。次の国会において十日以内においてこれを衆議院が否決する場合は効力を失うという、そういうことがちやんと明記してありまして、今日まで参議院として緊急集会は第二回目なのです。第一回目はこれは御承知のように昨年あつたのですが、今度のようにこういう法律の施行の期限の問題にしても非常に多岐多般に亘つたものなんです。今小笠原君が指摘されたような、今問題になつておる租税特別措置法ですか、第二十六条の第一項の……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第3号(1953/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となつておりまする期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案に対して賛成の意を表するものであります。  昨日質疑におきまして、各委員からの御意見等を総合して見ましても、この法案の出し方、又法案の内容等におきましては遺憾なものが非常に多いのであります。御承知のように本案はこの憲法第五十四条第二項によりまする緊急集会の本質は、飽くまで国のために緊急の要がある場合、而してこの緊急集会でとるべき措置は飽くまでこれは臨時的なものであります。かような憲法の解釈からいたしましても、この議題となつておる法案に対しましては、幾多の疑……

第15回国会 電気通信委員会 第1号(1952/11/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私はこの機会に郵政省の当局の一応見解を承わつておきたいことがあるのですが、それは去る九月の末に招集されまして、十月の上旬から開催されておる、俗にITUと言われている国際電気通信連合会の全権会議の件であります。この国際通信全権会議は、これはもう御承知のように、去る一九四七年アメリカのアトランテイツクシテイーで開催されました。毎五年目に開催されるこれは国際的通信の重要な国際会議であります。このことについては、実は昨年夏、衆議院二名、参議院三名の電気通信委員がアメリカに参りまして、いろいろ電気通信の問題を見学したわけでありますが、その節、国務省の国際電気通信部の主任、最高顧問をやつてお……

第15回国会 電気通信委員会 第2号(1952/11/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の御説明にあつた例の電々公社のベース・アツプの問題です。これは我々のほうへも再三再四いろいろ何しておりますが、ただこの際大臣並びに公社の総裁、副総裁がおられますので質問いたすのですが、こういつたようなベース・アツプの問題を、政府としてはやはり二千円という一般公務員と同じように扱いたいと、こういうことを言つておられるのですが、これは我々もう法律を作つてまだ三カ月くらいしかたつておりませんが、大体この電々公社法を作る場合に、給与総額の問題、何とか国鉄或いは専売公社がやつておるような、給与面において余り固い枠を設けない、いわゆる何と言いますか、高能率、高賃金ということを言つておられる……

第15回国会 電気通信委員会 第4号(1952/12/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは詳しくやると長くなるだろうし、公聽会もあつたり、いろんないきさつがあつたろうと思う。若しできれば前の電波監理委員会での議事録があると思います。これは長谷長官のところで編纂されておられると思います。この点は報告を受けると同時に、そういう電波監理委員会の去る一月の例のスタンダードの、標準方式の公聽会が済んでから以後の免許に関しての電波監理委員会の御質疑の経過、我々は部分的なものはそれを聞いていますが、長谷長官としても当時は長官として電波監理委員会に参加されない部面もあるのじやないか、こういうものは勿論当時の長谷長官としても御存じないだろと思います。そういうものが記録があれば、当……

第15回国会 電気通信委員会 第5号(1952/12/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 NHKの本年度の追加予算、それから事業計画、これは郵政関係の方面でやはり政府のテレビジヨン国策を将来どうするか。これは過日前委員会において政務次官がおられまして聞いたのですが、なおこの際この議題に入る前にはつきりしておきたいと思うところを少し具体的に御質問を申上げます。これは前に大臣も説明されたが、電波監理委員会、総理庁の直轄の電波監理委員会がきめたこと、これはもう政府の施策としてきまつたたわけだ。而も前に仮免許された全国テレビ放送網株式会社、これは全国のネツト・ワークを持つという立場になつておつて、而も民間放送でやるということがきまつておつて、そうして公共放送のテレビジヨンもこ……

第15回国会 電気通信委員会 第6号(1952/12/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは大臣がおられませんから、平井次官に一応私はお願いになるけれども、大体今回の電電公社の調停案については、時期的に言えば、最初には梶井総裁は極めて妥当なものだ、極めてリーズナブルなものである、こういうことを言つておる、そうして時間的に言えば、その後になつて、どうも予算上資金上むずかしい、その間の、なぜ総裁が最初にはこの調停案は極めて妥当なものである、リーズナブルなものであると言つて、そうしてあとになつて、どうも予算上資金上できない、そこで、前に私は大臣にも質問したが、一般公務員並みにこれはしたほうがいい、こういうような結果になつた。そこで昨日改進党、それから社会党の左派と右派、……

第15回国会 電気通信委員会 第7号(1952/12/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日は郵政大臣がお見えになりませんから、事務的な方面だけ二、三御質問申上げたいと思います。先ず第一に、この事業計画によりますと、テレビジヨンの視聴料を月額二百円と、過日郵政大臣からも、これは世界各国の情勢、日本の現在の物価指数からラジオの聴取料の四倍にして二百円、この点は妥当だという郵政大臣の御説明があつたわけですが、NHKの責任者にお聞きしたいことは、この二百円というものは、ただテレビジヨンだけの視聴料であるか、或いはラジオも聞き、テレビジヨンも聞くという、併用ですね。ラジオと併用してこれを視聴し、或いは聞く場合にも月額二百円なのか、この御方針を第一に伺いたいと思います。

第15回国会 電気通信委員会 第10号(1953/02/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の平井政務次官の御説明の中の、去年の十月から始まつたITU、国際電気通信連合の会議の状況ですが、これは衆参両院とも電通委員会において非常に心配して、衆参両院の電通委員会の名前で電報まで打つて激励したわけでありますが、花岡全権以下非常に健闘を願つたというのですが、その結果は必ずしも意のごとくでなかつた、それもいろいろな事情があるだろうと思うのでありますが、今後のこともありますので、花岡全権がお見えになつておれば、極く簡単でいいですから、そのときの主として動きといいますか、結果はここにありますけれども、この点一つ我々に御説明して頂けませんでしようか、どうでしようか。

第15回国会 電気通信委員会 第12号(1953/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の池田さんと森課長さんのお話を聞くと、大体今テレビジヨンのメーカーと言いますか、五十数社もあるというのですが、そのうちでまあ主なものは十八社というのですが、将来殊に日本のように成るべく経済的に受像機を販売し、又維持する場合にもこれはまあ経済的にもあるし、非常に便利なものでが、やはり部分品というものを又相当各社、十八社なら十八社がオーソライズされた、少くともメーカーは規格をやはり統一する必要があるのじやないか、これはまあ通産省なり或いは研究会としてそういうことを実際問題としてこれからまあ量産に入る前に、そういうことを政府なり或いは研究会として研究して、そういうようなお考えをお持ち……

第15回国会 電気通信委員会 第13号(1953/02/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと関連して……これは郵政大臣に御質問するのですが、今の鈴木委員の言われた大電力の周辺の放送局の問題が今提起されたわけですが、その前に一体郵政省としてこのラジオに使う何と言うか、パワー、出力ですね。大電力主義で大電力百キロワット、五十キロワット、こういつたようなものを許すということが方針なんですか。今の大電力問題が起きたということは、これは私は少くともアメリカ、ヨーロツパの五波行政を見て、例えば船が救難のための信号をする場合、或いはラジオ、電報、通信、電話、こういうような場合のほかはラジオ放送のためには最小限度、必要最小限度のパワーを以つてやるべきだ、これは今日の電波行政の原……

第15回国会 電気通信委員会 第15号(1953/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(山田節男君) それでは只今より電気通信委員会を開会いたします。  国際電信電話株式会社法を廃止する法律案を議題といたします。先ず提案者から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 只今提案者からの提案理由の説明があつたわけでありますが、本日は提案者の理由説明だけで、質疑は後日にいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは今日は提案理由の説明を聞くのみといたしまして、本日の委員会はこれを以て閉会いたします。    午後二時五十九分散会

第15回国会 電気通信委員会 第17号(1953/03/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の文部省の教育放送というやつですね、これは何ですか、全国の放送網でやるという気持ですか。例えば東京都内だけでやる文部省の放送ですか、どういう計画ですか。
【次の発言】 今の一つの官庁が、殊に放送内容と非常に密接な関係のある文部省が、この教育に関しての放送を自主的なものを組んでやるということは、今の放送法、それから公共放送というものがあつて、全国のネット・ワーク・プランというものがあるわけですね。そういう建前に率いて、そういう官庁が而も教育的な放送といいますが、そういうことをするならば、NHKの放送がすでに申しました使命はそこにある。非常にそれは文部省としてNHKのプログラムの編……

第15回国会 電気通信委員会 第18号(1953/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 このNHKの二十八年度の収支予算事業計画の審査に当つて一応郵政大臣の御方針を伺つておきたいと思うのです。昨日も問題になつたのですが、大電力周辺の放送局の再免許、これは直接我々の受取る陳情、請願は大阪電力周辺の五つばかりの放送局、この廃止について非常に痛切な陳情を受けているわけです。で、五月に再免許することになつて周波数の割当の調整をせられるという方針だということは電波監理局長の昨日の説明でわかつた。これは大臣も御存じのように今日まで地区別の放送というものは実際的には相当の効用があるわけです。ただ今日の放送局の開設基準規則によりますと、これに抵触するのではないかという疑問が今出てい……

第15回国会 電気通信委員会 第19号(1953/03/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして本放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求める件につきまして、承認を与えるものであります。  今回出されました明年度の、NHKの昭和二十八年度の収支予算、事業計画及び資金計画に対しましては、すでに詳細なる審査を経て、政府並びにNHK当局の意向を確かめたわけでありますが、この予算に盛られておる明年度のNHKの事業計画は、テレビジヨンの本放送を開始するということにおきまして、まさに画期的な予算であると思うのであります。テレビジヨンはもとより日本におきまして最初のこれは試みでありまして、将来の健全なる発展も一にかかつてこの日本放送協会の……

第15回国会 予算委員会 第6号(1952/12/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 人事院のほうに質問していいのですね。ベース問題を……。
【次の発言】 さつき人事院の今回のベースの勧告案を出す一つの基礎案として、人事院ではいわゆるマーケツト・バスケツトでなくて、さつき説明があつたように、ちよつと風変りなマーケツト・バスケツトの線で四千七百何ぼを出しております。そうしていわゆる我々が言うマーケツト・バスケツトの計算でやれば、今出された単身者に対する四千六百何ぼというものは正確な数字でなくてもいいですが、何%殖えるか、減るか、この点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いわゆる厳密の意味におけるマーケツト・バスケツトということは言えないわけで……

第15回国会 予算委員会 第8号(1952/12/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨年度の輸入、輸出、それから今年度の十月までの輸出、輸入ですね、大体今の説明でわかつたのですが、新聞で来年度の輸出計画というものを立つているやにちよつと見たのですが、而もそれは今年よりも更に減る。今の御説明に関連して来年度の輸出計画というものがあるなら、極く概略でいいのですから御説明願いたいと思います。もう一つは、これは局長としてはちよつと答えにくいかも知れませんが、さつき言われたように、今日の貿易の現状が、買つてくれなくては買わない、こういう情勢になりつつある。ところが今日本の状態は、例えばアメリカから全輸入の四二%を輸入している。併しアメリカに出すものは非常に少い。この点が日……

第15回国会 予算委員会 第10号(1952/12/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは大体今茨城県知事の言われたことは、知事会議等で問題になつておる結論がそういうふうに言われたと思うのでありますが、これは我々今後補正予算審議の過程において政府の責任者を呼んでいろいろ今述べられた点を質したいと思つておりますが、その最近の知事会議の結論と申しますか、こういつたような今日の地方税或いは財政制度の根本的な欠陥に対して政府当局にいろいろと申込をされておると思いますが、極く最近にこの地方財政の非常な逼迫、困難な状況について申出されて政府当局はどういつたようなことを知事さんのほうに申しておりますか、どういう言明をしておりますか、極く簡単でよろしいですからお聞きしたいと思い……

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 現地調査第二班の調査の結果を御報告申上げます。  第二班は、中川委員と私、並びに湯本調査員が随行いたしまして、去る十一月十六日から二十二日までに至る一週間福井県、富山県、及び新潟県の三県に参りまして、地方自治団体としてはこれらの各員庁及び小松市の四団体、代表的な工場としましては福井精錬加工株式会社、小松製作所小松工場、倉敷レイヨン冨山工場、広貫堂製薬会社並びに日本瓦斯化学工業新潟工場の六工場、又公共事業の現地といたしましては、富山県の流水客土並びに新潟県の三面川総合開発事業、新潟港等の各所において最近におきまする国民経済の動向をつぶさに調査して参つたのでありまするが、ここには特に……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 決算委員会 第2号(1953/06/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この問題について、前国会の決算委員会が実地検証をやるか、或いは参考人でも呼んで、この問題に対する内情を究明した事実があるのかどうか、お伺いしたい。

第16回国会 決算委員会 第3号(1953/06/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは建設省とそれから都の建設局長にお伺いいたしますが、大体この土地を貸付ける條件として建設省は仮の建築で、木造建築でいい、それから四カ年でそれ以上の契約の更新はしない、こういう條件で貸付けることについて、東京都においてはあそこは防火地区であるがために鉄骨でなくちやいかん、不燃性でなくちやいかんというので、建設省の趣意に従つて組立式の移動と言いますか、解体できる鉄骨の建物にした、こういうようなことになつております。この仕事の性質上あそこをコンクリートで固め、それから或いはガソリンの地下タンクを造るということは、これはその事業の性質から当然のことなのであり、従つて建設省の趣旨に従つ……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 いや、今の建設局長の言葉ですがね、この間も前の会で言つたように、この土地をエンパイヤ・モーター・カンパニーに渡す代として、建設省のほうにおいては麻布三連隊のほうにこの土地を用意しておきました、こういう話でありました。前回に私申上げましたように、東京都としてそのプランがあるならば、いまの問題になつた点は、ここは緑地帯にして置こう、小公園にして置こうという案になつておるからこそ、昭和二十七年の六月の十二日に明渡し要求をやつておるわけです。これは明らかに東京都としてはこれは飽くまでも元来の使途に使うつもりであつた。そうすると、都とすれば今の都市計画において、東京は非常に緑地帯が少いとき……

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今吉岡参考人からの御説明になつた資料を今頂いて見ておりますが、全部読み過してありませんが、それについて見ると、ガソリン・スタンド、給油所は最初許可願いが出された六百五十坪の境界の外にあるわけですね。
【次の発言】 それはなんですか、許可願いを出すという、GHQのほうの科学局ですか。これに対しては向うは接収地用に、あなたのほうの申請されておる、許可される土地以外にそのタンクがかかるということは、GHQ当局がこれを許可したわけですか。許可した上でそれをお作りになつたのですか。
【次の発言】 これはGHQ当局が境界外に跨るということはもう承認したと、ところがその後の事態を見ましても、や……

第16回国会 決算委員会 第7号(1953/07/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私今日まだ十分これを準備しておりませんので、質問申上げるまでに頭の整理ができていないのですが、次回に譲つて頂きたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第11号(1953/07/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の会計検査院長の御発言大体了承いたしましたが、先ほど言われた目下調査中の第六管区以外の第二管区、第八管区、こういつたようなものもまとめて報告書は本委員会に他日提出願えるのですか。
【次の発言】 了承しました。

第16回国会 決算委員会 第12号(1953/07/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今委員長の言葉に、大蔵大臣並びに建設大臣というお話がありましたが、この問題の起きた最末端は東京都なんです。ですから大蔵大臣、それから建設大臣と同じように東京都知事にも私は要望をされるべき筋合のものだと思う。
【次の発言】 これはああいう管財局の普通財産になつて、それから関東管財局に移転して、そうして公園に復元するということ、そういうことの最大の根拠は、委員長の今要望事項の説明の中にもあるように、エンパイヤ・モータースは東京都から一時使用許可を受けている、東京都としてはこれはただ一時使用の許可は公法上の行政措置だ、訴訟の対象にならない、東京都がちやんとこういう免許をちやんと出してい……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第3号(1953/09/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の永井委員の質問に関連してでありますが、これはもう永井委員が指摘された通りに、結局当面の問題は、政府がこの特別措置法を裏付ける予算の処置をどうするかということにかかつていると思う。こうして今罹災地の者が家を失い、土地を失つて、明日にも困る。一昨日各班の報告を聞きましても、又緒方副総理も親しく罹災地を御覧になつた。この惨を極めたものを、これを一時も早く復活しなくちやならんということは、これはもう政府、国会の最高の今任務である。そこで私は今永井君の質問に関連してお伺いいたしますが、これは我々が今見た資料で判断いたしましても、大体六月、七月、八月にこうむつた水害による損害というものは……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第5号(1953/07/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 関連して、今阿具根君の御意見ですが、行政府が二十億出すか出さんかという問題よりも、私はこの委員会が設立されて委員となつて会日まで数回の委員会を開いて、未だに略中模索のような恰好になつておる。なぜかといえば、要するに我々は国権の最高府なんです。我々が取扱うべきものは、先ず第一に立法措置を如何にすべきか、第二は予算措置をどうするか、これは緊急融資を含めての立法措置に関連して、私は問題はこの二つしかないと思う。ところがこの委員会を開いても総理大臣も来ない。副総理も古私の知つておる限りは一回しか出ない。来たのは、今日も内閣の副官房長官一人だ。こういうふうなことでは、少くとも国権の最高の立……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第7号(1953/09/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の三浦委員の質問は実は私も聞きたいと思うのですが、要するにこの六、七月の水害に対する緊急措置として特別法を作つたのは、我々法を作る者としてはやはり地域を主体にした。ところが途中からこういう地方鉄道、軌道並にバス企業体を主にした。これは当時壷井官房長が来られて、植竹委員がおられて、これは我我が並行してやるいわゆる地域というものをどうするか、地域別に我々はこれを議院からも付討されて、そうしてそれを対象としてこの法を作つた。ところが途中で運輸省からこういう地方の鉄道、バスというものについて事業体というものを持つて来た場合に、これは私は速記を御覧になればわかると思うが、飽くまで七月、八……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第8号(1953/07/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 国鉄のほうに、これは運輸省でもよろしうございますが、若し私の質問が重複しておつたならば、これは返答に及びません。今回の九州ですか、西日本の水害による国鉄の損傷の額はこれは莫大なものがあろうと思いますが、公社として国鉄が、これは予算も始まつておるわけでありますが、特に予算で賄えない、或いは予備費で賄えないものは、これは予算的にどういう措置をする方針なのか、それがきまつておればちよつとお知らせ頂きたいと思います。
【次の発言】 損害五十億円として自己資金でどのくらい賄い行るか、賄えないものは公債或いは政府からの借入資金、これが大体現在運輸省として国鉄に、そういう足りない金でどうしても……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第11号(1953/07/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは田中官房副長官に質問してみたところで、もう我々はそんなことはわかつておる話で、要点は、私の聞いたところでは、大野国務相は十九日、明日もう向うへ帰るということを言つておる。明日日曜です。それで私はこの間緊急質問で、一体このような特別立法措置、財政的にいえば予算措置もしなければならんような大きなものを抱えて、一体これは一人帰つて一人で仕事ができる自信があるかと、これは大野国務相は肚を叩いて、自信を持つておると言つておつたが、少くともこうして権威ある参議院の特別委員会が設けられて、過去十数回に亘つて熱心な各委員からの質疑応答があつて、そうしていろいろ案も御意見ももうまとまつておる……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第12号(1953/07/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは先ほど委員長も伺つたように大野国務相非常にお忙がしいのですが、今日各小委員会の委員長の報告があつたように、大体本委員会としては、もう財政措置、それから立法措置のための結論は出ておるわけです。そこで今大野国務相が明日又福岡のほうにお立ちになるというのでありますが、大野国務相が本会議で御報告になつた現地の切なる要望事項がございます。即ち、地方財政法の改正までしなくちやいかんのではないか、災害救助法の国庫負担の限度の拡大であるとか、或いは熊本の泥土の排除の問題、特に営農資金の問題、中小工業の金融問題、こういつたようなものにも本委員会でも触れて、立法措置とかいろいろなことが出ておる……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第12号(1953/10/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私、途中から来たので、その前に或いは質問があつたかも知れませんが、今の永岡、井上両委員の質問を聞いておりますと、これは主客顛倒しているのじやないか。というのは、大体この法律を作る発端が、例の台風第二号の問題、そうして六月、七月の問題が起きた。併しながら台風第二号はこれは一応切離して、専ら六月、七月という、この異常中の異常の災害、いわゆる関東の大震災に次ぐこれは大災害、そこにこういう特別立法措置の必要がこの対策委員会のいろいろまあ協議の結果生れたわけなんです。法律は飽くまでこれは適用するというので、こうして今政令についても政府と衆参両院の緊急対策委員会が協議している。その立場からす……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第13号(1953/10/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この文部省で指令しておる公立学校教育施設と私立学校施設の災害復旧の国庫負担、それから補助額の施行令というような案が出ておりますが、今日は新谷委員が見えておりませんから私むしろ新谷委員の代理のようになりますが、昨日、一昨日新谷君の話を聞いて、そういう所もあり得るか、殊に今町和歌山それから奈良県の山間部で、これは我々ちよつとそういうものもあるかなと思つたのですが、生徒が百人以下の例えば六十人、八十人というような所があるらしいのです。そうすると文部省の公立学校教育施設災害復旧それから私立学校の教育施設の第三条ですが、児童数に対して別表の第一に一人について五千円というような率が出ておる。……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第14号(1953/10/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 去る十月十四日より二十一日までの八日間に亘りまして、第一班として矢嶋委員長、藤野委員、藤野委員は途中井上委員と交代いたしました、並びに私の三名が、長野、冨山、岐阜、愛知、静岡の各県下における第十三号台風被害の状況の調査をいたしました結果を簡単に御報告申上げます。  先ず十五日長野県に参り、県当局の説明を聴取して後、被害の最も多い南安曇及び北安曇両部の現地を視察いたしました。第十三号台風による本県の被害は、すべて二百ミリ内外の豪雨による河川堤防の決壊その他によるものでありまして、特に穂高川、中房川、乳川等、数十ヵ所の破堤を見て、小範囲ながら総額二十三億八千余万円の被害を生じておりま……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第16号(1953/10/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今朝建設、文部、厚生、労働、地方行政に関する小委員会を開会いたしまして、松岡委員、永岡委員、寺本委員、田中委員、三浦委員並びに藤田委員のかたがたに御参集願いまして、昨日小委員会に付託されました法律改正案に対する論議を御協議を願つた点について、経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず第一に、このたい積土砂の排除に関する特別措置法の一部を改正する法律案でございまして、これは只今制定されておる本法の第十条に第二項として加える事項でございますが、これは本法によりますると、例えば港湾の堆積排土等によりましても、地方自治体が国庫の全額の補助を受けないで、その一部、即ちこの場合におきましては……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第17号(1953/07/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 農地局長にお聞きしますが、先ほどの補助率の増額の場合ですが、今の御答弁は若しこれを、現在被害が甚大である、異常な被害をこうむつた場合には十分の九を出しておる、ここに示してあるように、十分の八とか十分の九とかいうことになると、先ほど言われましたように、現在では一体被害を二割を見てあとの八割を査定するという話ですが、而もそれは人件費とかいろいろな関係、定員の関係でできないということになると、県市町村に任したほうがいいということを言われましたが、現在はもう全然それはやつておられないのですか。県にこのことの査定を委譲するということは全然ないのですか。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第20号(1953/07/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 それでは小委員会の建設の部面だけの御報告を申上げます。これはお手許にあるように建設関係の衆参両院の対照表でございますが、これを以ちまして衆参両院の小委員会の打合会の結果、いろいろ閣議の事項できまつたこともありまするし、保留された事項がありますから簡略に御報告申上げます。  先ず第一に公共土木施設の災害復旧事業の問題でありますが、これは参議院の現行法通りに対しまして、衆議院のほうではこれは例のスライド・システムを採用してやる、これは参議院の小委員会でも衆議院の案を通すことになりましてスライド制をやる。ただその負担率をどうするかという問題については衆議院のほうでA、B、Cの三つの案が……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第21号(1953/07/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日の衆議院における特別対策委員会との打合会によりまして、建設関係の結論を報告いたします。  昨日午前御報告申上げましたように、衆議院と参議院の意見の異なる点、この調整をいたすべく、昨日衆参両議院の委員長、理事、小委員長が集まつたのでありますが、建設関係に関しまする結論を御報告いたします。  先ず第一に問題になりました公共土木施設災害復旧の問題でありますが、これは衆議院の案に参議院が賛同をするということになりまして、これはいわゆるスライデイング・システム、そうしてその補助額はA、B、C案の三案のうちB案をとるということで確定いたしました。  次は単独工事の制限を緩和するか否かとい……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第23号(1953/08/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 赤澤小委員長からしてもらうべき筋合いですが、若上赤澤小委員長が御都合が悪ければ、運輸省から今の関係の説明員が来ているようですから、赤澤委員長に質問しなくても、運輸省関係に、この問題について質問するということができるならば御退場願つていいです。
【次の発言】 運輸省のかたにお聞きいたしますが、今度の災害によつて補助をしなくちやならんという対象には私鉄軌道の会社、それからバス会社、この中でまあ軽うじて収支が償つて、まあ無配にしても収支を償つているものが何会社あるのか。それから配当したものはどのくらい配当した会社があるのか。その点を一つお示しを願いたいと思います。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この今可決されました附帯決議につきましては、衆議院とのあらかじめ了解があるわけですか。それとも参議院としてここで初めてこの附帯決議をこの法案に付けて出して向うに今から了承を求めるのか。或いは事前に了解がすでにできているのか。この点を一つお尋ねいたします。
【次の発言】 了解。
【次の発言】 本件に関しましては、すでに当委員会並びに本日午後行われました衆議院との常任委員長、小委員長並びに理事等の打合会におきまして、すでに質疑並びに討論は尽きたものと考えます。よつて本案に関しましては質疑並びに討論を省略されんことの動議を提出いたします。

第16回国会 電気通信委員会 閉会後第1号(1953/10/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 大体第一班の報告は委員長が報告された通りでありますが、なお一、二補足いたします。  第一の問題は民間放送の問題でありますが、殊に新潟、信越、富山、金沢の民間放送局を見たときに、このスポンサーと放送時間と、それから経営、これを比較して見た場合に、殊に新潟の場合においてスポンサーが、保全経済会のスポンサーが非常に金放れがいい、もうエア・タイムも次々と買つてしまつて非常にこのために助かつている、こういう話がある。そこで私はラジオ新潟の責任者にこのラジオのスポンサー、番組を編成するに当つても、民間放送は成るほど商業放送ではあるけれども、少くとも保全経済会とでうような政府が正当に認められな……

第16回国会 電気通信委員会 第2号(1953/05/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今回新任された郵政大臣から、殊に電通委員会の所管の放送事業、それから電信電話事業についての御所見を承わつたわけでありますが、非常な決意をされておるということがわかりましたし、又これも御存じだろうと思いますが、衆議院参議院両院とも、殊に電信電話の問題については、すでに数回に亘つて決議をいたしたというようないきさつもありますので、塚田新大臣としてはその決意のほどが十分わかるのであります。何と申しても今大臣の御説明もありましたように、電信電話事業、殊に電話事業の問題は、これはもう国会としてもどうしても何とかしなければならんという土壇場に来ているのじやないか。国会はすでに決議を以て再三に……

第16回国会 電気通信委員会 第3号(1953/06/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 公衆電気通信法で今度料金が引上げになるというようなことを新聞で聞いておりますが、そういうことになれば、前の一割引上げですか、一割五分ですか、今度二割五分かの引上げになれば、その具体的な根拠、これを数字で一つお示し願いたい、そういう資料を次回までに一つ……。
【次の発言】 さつき私お願いした資料の、土五%増収を図るという内訳がここに出ているのですが、この数字はわかつておりますが、それによつて電話施設その他の施設の改善といいますか、そういう案ですね、これによつて賄うという、借上げによつて新らしく充実するというか、拡充するというか、そういう部面の数字なり項目をお示し願えれば結構だと思い……

第16回国会 電気通信委員会 第7号(1953/07/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 先ず内国電報の料金ですがね、今度十字を六十円にして十円値上げすると。そうするとこれやつて大体何ですか、二十八年度以降の赤字は補填できるという意味ですか、今度の五十円を六十円に値上して。
【次の発言】 この十字を六十円で、五十円を二割上げたということになるのですが、こういう見方をしないで、最低料金が、曾つてもあつたように、十五字まで三十円ですから、十五字、十字でなくて十五字を単位として最低限度十五字の料金を取る。十五字まで打てば六十円だと、こういうようなやり方をした計算をするときに、料金の値上げ問題でそういう研究をしてみたことがありますかね、十字の電報数が全体のどのくらい占めるか………

第16回国会 電気通信委員会 第8号(1953/07/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日わざわざ郵政大臣並びに電波監理局長の御出席を願つて御質問申上げたいことは、これは放送法の一部改正については、明後日ですか、委員会で提案理由の説明があり又その質疑が行われるそうでありますから、直接放送については御質問申上げませんが、大体電波行政を今後どういうふうにやるのだという政府の政策と申しますか、こういう点について大臣にお聞きし、又技術的の部面は長谷監理局長にお聞きしたいと思います。  先ず第一に、去る五月ですか周波数の再編成がありまして、大体その割当がきまつたわけであります。なお今後放送局の開設の申請が出ておる。そうすれば大体全国に三十以上のラジオ放送局ができるわけです。……

第16回国会 電気通信委員会 第9号(1953/07/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 古川さんにお聞きしますが、古川教授の言われた中に、こういう公共企業体の施設の改善、拡張に要する資金の調達についてでありますが、こういつたような商業資本とは違つて、固定資本になりますと非常に厖大なものでありまして、こういう場合には、経営学から言えば、資本の回転率ということは、まあこれはないことはないけれども、さつき先生のおつしやつた自己資金の調達という面から見て、スピードを早めることが非常にいいんじやないかと、こうおつしやつたのですが、このスピードを高めるということは、今割合に低いと言われる減価償却率を高めて、そうしてそれを自己資金に調達するという意味でおつしやつたのですか。そのス……

第16回国会 電気通信委員会 第10号(1953/07/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今議題になつた放送法の一部改正の法律案に関する資料は、私まだ調べておりませんから、次の会で又要求するかも知れませんが、公衆電気通信法案の審議のための資料を一つお願いしたいのです。それは一つは、昭和二十三年にPBXを電通省に独占的にやれという覚書のコピーを頂きたいということと、それからもう一つは、昨年の八月一日電電公社が公社になりまして、まだこれは満一年になりませんが、発足して六カ月間でもいいですから、これは勿論決算はできておらんと思いますが、何といいますか、六カ月間でもよろしいから大体電電公社の発足以来の経営形態といいますか、数字的に予算の処理の経過、それから事業、こういつたもの……

第16回国会 電気通信委員会 第11号(1953/07/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 お急ぎのようですから、今NHK関係の参考人への質問だけを聞いてよろしうございますか、お急ぎだつたら。
【次の発言】 この放送法の一部改正法案が出まして、大臣の提案理由の説明を聞きまして、まだ所管大臣への質疑を始める前に関係の当事者の今御意見を伺つておりまして、むしろ異例でありますが、併しこれは公聴会と同じような価値を持つて一応今御意見を承わつておるわけでありますが、今大体NHKの経営委員長並びに会長の御意見並びに御希望等で全貌はわかつたわけでありますが、なお今回政府がどういう理由でこういう法案を出したかと、過日の塚田郵政大臣の説明につきまして、政府の意向を確かめなければわかりませ……

第16回国会 電気通信委員会 第14号(1953/07/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 このPBXを政府、当時の電通省にPBXの独占化といいますか、これをやるために一九四七年三月二十五日の連合軍総司令部のメモランダムについてでありますが、このいきさつは大体国際電気通信株式会社及びその従属会社に関する覚書としての指令でありますが、これを私お伺いする前に、日本電信電話工事株式会社と日本電話設備会社、これは国際電気通信株式会社の従属会社なのか、或いはそうでなくて従来独立してあつたものか、この日本電信電話工事会社と電話設備会社、これはどういうものか、ちよつと御説明願いたい。
【次の発言】 この日本電信電話工事株式会社、それから日本電話設備株式会社、これはいずれも戦後PBXの……

第16回国会 電気通信委員会 第15号(1953/07/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の新谷委員の質問に対する御答弁で大体わかるのですが、私もう一遍この修正案に対する根本的態度というものをはつきりしておいてもらいたいと思うのです。というのは、殊に橋本君は電電公社法を作るについても非常な努力をして頂いて、従来の公社即ち国鉄とか専売公社よりも非常に伸縮性を持つた自主的な経営を建前に行つたわけですね。従つて公社としては、国鉄とか専売公社に比べれば、そういう意味においては最も合理的な、最も能率的な、殊に電話サービスという国会の衆参両院の決議を数回まで経ておるという重大な使命を持つておる純然たる公社の建前でやらなきやならん、こういう法律を作つたわけです。作つて、今回こうし……

第16回国会 電気通信委員会 第16号(1953/07/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これはまあ大臣、それから愛知政務次官、それから電電公社の最高幹部が来ておられますからちよつと確めておきたいのですが、最初政府が出しました二割五分値上案によつての資金計画、收支見積りを作つておるわけです。それで初年度におきまして七十五億というものを公募公債にするか、或いは政府からの借入金としまして七十五億円見積つておるわけです。先ほど津島委員からの大臣に対する質問、それから今石田理財局長のお話を聞きますと、結局郵政大臣としては、この二割五分電話料金を値上げすればもう政府の借入金の必要はない、七十五億というものはこれは案としては政府の借入金乃至公募債券ということを言つておるが、この七……

第16回国会 電気通信委員会 第17号(1953/07/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 関連質問ですが、昨日も質問したのですが、今回の二割の値上げで、百億の公募社債、併し百億の公募社債は無理でもあるし、二十五億は政府のほうで何とかしましよう。これは政府で私は引受けるものと了解しておるのですが、それにしても、七十五億ほどある。それで、昨日愛知政務次官が言われたように、七十五億の電信電話債券を市場に出して、これはシンジケートが受入れるかどうか。たとえ受入れても、これは時期が二十八年度第一四半期を過ぎちやつて、而も最悪な年末にかけて消化し得るか。昨年度、二十七年度の電電公社の二十億の社債も、これは実際上におきましては、マーケットで募集しておるのではないですね。二十億の中で……

第16回国会 電気通信委員会 第18号(1953/07/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は日本社会党第二控室並びに第四控室を代表いたしまして討論をいたします。  只今小林委員から上程されました修正案に対して賛成であり、衆議院送付の原案に対しまして反対であります。  以下苦干その理由を説明申上げたいと存じます。  顧みまするのに、日本の電信電話事業は、殊に終戦後甚大なる損害をこうむりまして、その施設の復旧改善を要しますると同時に、電話サービスの改善につきましては、国会におきましても異常な関心を以ちまして、すでに二回に亘る決議文を上提し、これを可決、満場一致を以ちまして可決いたしましたことは御承知の通りであります。で、この国民の切実なる要求に応えんがために、昨年の八月……

第17回国会 電気通信委員会 閉会後第1号(1953/11/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 僕はもつと根本問題としてちよつと今井委員長の御所見を伺いたいが、実はこの公共企業体等労働関係法を二十三年に私が労働委員長として立法の任に当つた責任者として特にお伺いしたいと思うが、当時今井君は大蔵省の給与局長をしておつた。この立法についても相当いろいろ御意見を伺つて作つたのですが、爾来もうすでに足掛け五年たつて、毎年仲裁裁定というものが労働争議の、むしろこれは何といいますか、突破口になつておる。立法の趣旨に反した形になつておる。この種の、悪く言えば仲裁委員会はもうまるでトラブル・メーカーのように言う人もあるが、併し私は立法者の立場から、いろいろ五カ年間の仲裁裁定の扱いの政府、それ……

第17回国会 電気通信委員会 閉会後第2号(1953/11/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この組合のほうの戦前の賃金復旧の問題について、全電通のほうではいわゆるラスパイレス方式をとつておるわけですね、それから経営者のほうではフイツシヤー方式を採用しておる。今頂いた全電通の書類を見ると、これはラスパイレス方式が最も広く採用されている云々と書いてあるのですが、これはどうですか、経営者とそれから組合側に戦前の賃金復旧の算定方法で二つに別れたというのでね。これはここに経営者の代表者もおられるが、組合がその方式をとられたということは、単なる他の組合がより多く採用しているから、そういう意味でとられたのか。或いは電電公社の実態から見て最も公平だという見地からとられるのか。それからも……

第17回国会 風水害緊急対策特別委員会 第7号(1953/11/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 社会党第二控室は議員総会に間に合ませんので役員会に相談して、そうして私のほうの議運委員も出て発言して、こんなことを約束いたしましたが、それは衆議院のほうで今委員長が言われたような理由で継続審議されるならば、社会党第二控室としてはやはり第二院としてそれをウオツチする意味で継続審査すべきものだと、かように決定いたしました。

第18回国会 決算委員会 第1号(1953/12/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の小林委員の報告に関連して、例えば札幌の例ですね、一億円というものは実際はこれによると全部業者が負担した、そうしてその業者がここで営業する場合には売上げの千分の十を、寄付した者が千分の十も払つておるわけですか。
【次の発言】 誰がですか。
【次の発言】 だから結局そこに出店して営業する者が一億円というものを分担するのだから、営業者がまあ出資するということになるんですね。
【次の発言】 結論的に言えば、今小林君の言われたことに私も全面的に賛成です。更に理由を敷衍すれば、衆議院だけの調査、或いは衆議院の決算委員会の意見というものでは、完全な国会の意思ではないわけなんだ。少くとも国鉄……

第18回国会 決算委員会 第2号(1953/12/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私遅れて来て、或いは質問が重複している点があるかも知れませんが、あればその点は省略して頂きたいと思いますが、この郵便逓送会社というものは何か法的根拠があるのか。或いは単なる株式会社として発足し、そして営業を進めているのか。この点をちよつと先ずお伺いいたしたいのです。
【次の発言】 これは終戦後、殊に混乱時代において相当な役目を果したということはわかるのですが、こうした日本郵便逓送株式会社、この問題については殊に公正取引委員会ができて、独占禁止法という見地から検討もなされ、又郵政省としてもこの問題の性質上そういう観点からの考慮をした、やはり研究されたことはありますか。

第18回国会 決算委員会 第3号(1953/12/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 さつきの小林委員の質問に関連して、国鉄の副総裁にお尋ねするのですが、さつき副総裁の説明によると、東京の鉄道監理局ですか、総管理人の欠員があつたためにこれを契機に人事異動をしたというようなことを言われましたが、我々参議院から見れば、鉄道会館のほうはなぜ加賀山君がやめた、なぜ立花君がやめた、殆んど期を同じくしてやつておるのです。そういうことを見れば、衆議院でああいうことをされたためにとにかく人事の異動をやつた、若し実際国鉄が責任を持つて将来……、民衆駅という名前も非常に私は問題があると思うが、そういつたものをやるならば、最初手をつけた責任者をむしろ元のポストに置いて責任を持つてやらせ……

第18回国会 電気通信委員会 第2号(1953/12/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今回の三公社その他現業の仲裁裁定の問題について、今国民の利害に非常に不満を与えておるのは、国鉄公社と電信電話公社の三割賜暇、この問題でありますが、先ほど靱副総裁は、これに対してできるだけの支障のないように努力をしておる、こうおつしやるのですが、国鉄は現にああいつたような、幹線の列車遅延その他運行不能、こういうような状態で、昨日でしたが長崎総裁は、労組がかような態度に出る以上は、公社としては実力行使に訴えなくちやならん。こういうことを言明しておるわけです。それで電電公社としては、今靱総裁の言われたことは、これは消極的部面であります。一体この仲裁裁定で起きている事態をどう拾収するかと……

第18回国会 電気通信委員会 第3号(1953/12/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 仲裁裁定の実施に関して遺憾ながら争議に入つて、すでに三公社の一つとしての電電公社も、過日来まあ合法線上での最大限度の線を出して一つの仲裁裁定実施の圧力を加えておるわけですが、このことについては、本委員会でも一昨日も大臣を呼んでいろいろ話を聞いたのですが、大体電電の代表者が電電公社の当局、或いは郵政大臣、或いは大蔵大臣等に若し折衝して、おられれば、大蔵省に関しても大体電電公社側からやつている交渉の経過を一応一つ我々に簡明に御報告願いたいと思います。
【次の発言】 その電電公社との団体交渉の問題ですが、今停滞の形にあると、そうすると私さつき御質問申上げたように、この主管大臣は郵政大臣……

第18回国会 電気通信委員会 第4号(1953/12/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今の小林委員の修正動議に賛成するものであります。  その理由は、そもそも公共企業体等労働関係法を昭和二十三年第三国会におきまして制定いたしまして根本の趣旨は、公共企業体の本質に鑑みまして、即ちこの公共企業体の事業は国民の経済の福祉に重大な関係を持つておりまするが故に、公共企業体の従業員の労働条件によつて起りまする苦情並びに紛争に対しましては、できるだけ平和的に、友好的にこれを調整するという一つの団体交渉の慣行を作るために本法律を作つたのであります。でありまするから、この公共企業等労働関係法の中におきましては、特に従業員の争議行為を禁止い……

第18回国会 労働委員会 第1号(1953/12/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(山田節男君) 委員長のお許しを得まして、折角福島調達庁長官、それから労働省の政府委員が見えておりますから、簡単に御質問申上げたいと思います。  それは御承知のように呉、それから山口県の岩国を主点とする英連邦軍の駐屯に伴う駐屯軍の従業員の問題であります。これは一昨年の七月だつたと思いますが、これが直接雇用に転換しまして、金は勿論向うで出すのであるから直接雇用だと……、その間労働組合或いは政府当局も非常に努力してもらつたのですが、とにかく御承知の通り直接雇用で今日に至つております。そこでいよいよ国連協定が近く結ばれるという段階になりまして、接収地の解除の問題、それから労務の管理方式の……

第19回国会 決算委員会 第3号(1954/02/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 農林省は建設省と共に政府の部内では、最も予算的に言つて、相当建設関係の金を使い、又資材を使用するのですが、こういつたような不当な支出が行われないために、従来も相当な力を入れておられたということは認められておるわけです。これは単に農林省だけでなく、他の官庁におきましても、殊に終戦後非常に批難事項が多いと思う次第です。一方においては戦後における一般の風潮かとも思いますが、何といいますか非常にモラル・スタンダードが下つているから、こういうことが行われるので、反対にこういうことができないような監督或いは会計、殊に伝票、こういう組織が不完全ではありませんか、私、欧米の建設関係の一部を見まし……

第19回国会 決算委員会 第4号(1954/02/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この七百八十九号の旭川営林局管内の奥士別の営林署、この問題とちよつと離れますが、上川から層雲峡のほうへ行くところに林野関係の軽便鉄道が敷かれておりますね、そうして同時にあれは層雲峡へ行くバスが通るかなりの道があるわけです。私一昨年北海道へ行つたときに、立派なトラツクで以て木材を運んで来る。もう殆んど材木の運搬はトラツクに依存して、軽便鉄道は全然使用していない。私どもちよつと見ても、週に一回ぐらいは通るか知らんけれども、全然使用していない。道路は非常に破損される。上川の村長の陳情を受けるくらい道路に対する費用が足らない、観光道路であり……、而も殆んど営林関係のトラツクです。私も数回……

第19回国会 決算委員会 閉会後第4号(1954/09/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 清水元会計課長は懲戒戒告となつておりますが、本人の申出によつて待命を承認したのですから、結局本件の解決といいますか、責任をとらすために清水会計課長を待命にした。こういうことは他の一般会計を扱う官庁の……、従来政府が、予算の不正な行為或いは批難に値する行為に対しての行政罰というものは、本委員会においてどうも軽過ぎるのじやないか、例えば懲戒であるとか或いは厳重なる注意、だとか戒告だとか、こういう程度で済まされて、而も本件以上の多額の金であつた場合でも大体その程度で済ましている。本件におきましては百万円足らずの金ですが、これは結果において、申出によつて待命を承諾した、そういうことであり……

第19回国会 決算委員会 第5号(1954/02/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 先ほどここへ新聞記者が二人ばかり来まして、今理事会で何をやつているのだ、結論はどうなりそうだという質問を受けたわけなんです。これはまあ新聞記者として、当然今日の決算委員会で今議案になつているものについてどういう態度を決するか、これはもう新聞記者も非常に注意しておるわけであります。で、今の理事会の申合せをそこに文書として読まれたわけですが、併しその文理解釈としても、精神解釈としても、これは如何ようにも解釈できる。悪く解釈すれば、これはもう参議院も特別扱いをする、衆議院のように。えて今日のジャーナリズムはそういうふうにとりたがる。ですから、新聞記者が私どものほうに来て、先ほど来こんな……

第19回国会 決算委員会 閉会後第5号(1954/09/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の八木委員の質問に関連して更に質問をしたいと思うのですが、昨日ちよつと検査院長の説明によると、先ほど八木委員の言われた会計検査院の外米買付に関する調査の費用を出すことを断わられたということを明言しておるわけであります。今主計局次長のお話を聞くと、会計検査院の予算を出せば外貨を割当ててやれるかも知れんというような御説明なんですが、これ又先ほど八木委員が言われたように一千三百名、一般予算三億二千万円という極めて僅少な予算であつて、我々決算委員会としても、更に決算能力を強化拡充しようという建前からいつてもこの予算じや賄えない。そこでこれは私は再三この本委員会で述べたのですが、私は昨年……

第19回国会 決算委員会 第6号(1954/02/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは政府委員は出席されるのですか。長官か或いは農林大臣……。
【次の発言】 質問がありますが、私はやはり食糧庁の長官が来られてから質問したいと思います。
【次の発言】 じや説明員としての一応回答を求めて私は質問いたします。このタイに止まらず、大体多量に主食殊に米を輸入する場合の国に対しては、食糧庁は、その購入契約については、農林省食糧庁の関係の公務員が、その国へ行つていろいろ調査し、又契約に対しても監督するようになつているのですか。
【次の発言】 今七百七十二号で指摘されている不当事項の場合、即ちタイ国から約三十万トンの米、価格において百四十六億円という、こういう大きな購入契約……

第19回国会 決算委員会 第7号(1954/02/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと関連して。その前に、人文科学関係の図書というのは、入札する場合に、これこれの本を買うというリストがあれば、各書籍については定価があるわけです。これはアメリカで言えば、卸売と、それから卸売から小売に行くのと、コミツシヨンがあるわけですね。殊にアメリカの場合はマージンが大きくて、例えば今年の三月に第一版が出て、九月に第二版が出れば、第一版はもう殆んど古本屋へ行つて買うのと同じである。例えば一九五四年版にしても、殊にアメリカはその点が非常に激しくて、マージンが非常に多いわけです。だから、この二十万ドルというと、三百六十円にして七千二百万円だから、これだけの人文科学の本を買うとい……

第19回国会 決算委員会 閉会後第8号(1954/09/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日緒方副総理に対して、吉田首相の外遊について各方面から御質問がありましたのですが、私はなおその点に附加して二つばかり御質問を申上げたい。  第一は、吉田総理が第十九国会を終つて早々外遊される、そうしてアメリカ、カナダ、ヨーロツパの諸国を廻られることになつたのですが、吉田総理は向うから、一つ是非来てくれという招待がワシントン或いはカナダ、更にヨーロツパ諸国からあつたのかどうか、招待されてそれで行かれるのか、或いはちよつと親善に行きたいと自発的にこちらからお見えになるのか、その点を一つお伺いしたい。
【次の発言】 丁度五月の下旬から六月の中旬までに、エチオピアの皇帝、それからトルコ……

第19回国会 決算委員会 第9号(1954/02/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 もう一遍確認しておきたいのですが、今の説明によつて食糧麻袋株式会社の役員の中で、農林省の出身者は笹山、阪本、水川、曾我、金城、この五人だけですか。
【次の発言】 ちよつと関連して。この二十六年度の七百七十四号の場合の麻袋の購入は、入札とも、それから随意契約とも書いてないのですが、これはどちらですか。
【次の発言】 政府が購入する場合に随意契約ということなら、これは少くとも会計検査院の了解がなくては、これは随意契約できないのじやないのですか。その間の事情はどうなつておりますか。随意契約を許したということは……、随意契約で購入したということまは…。

第19回国会 決算委員会 第10号(1954/03/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 只今御指摘の八百三十九号から四十一号は、要するに災害復旧工事に名をかりて不当な処置をしていることを指摘されているわけですが、二十七年度の会計検査の報告を見まして、千五百二十号で、運輸省の工事の中で、必要のない工事を施行している。これは青森港の第三号燈浮標の災害復旧工事という問題については同じようなことが会計検査院から指摘されておるわけであります。こういつたように、今次長が非常にこんなことは繰返しません。こう言つておられるが、二十六年度において三件、二十七年度においても、これに類似したような、又見方によればもつと狭い一端も、青森港の第三号燈の浮標を完成しておきながら、今度災害復旧費……

第19回国会 決算委員会 閉会後第11号(1954/10/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この今指摘されておる自衛隊の物品の購入に対する不当批難事項の指摘されておる点について感じますことは、自衛隊として大体これほどの多量のものを購入しなくもやならんということは、これはもう当然のことであつてただこれを如何に計画的に又経済的に購入するか、その所管は例えば調達局であるとか、とにかく調達に関する専門の部局があるだろうと私は思うのですが、 と同時に、今二十五で指摘されておるような機宜の処置をとらない――これはむしろ補給に関する問題でありまして、補給に対する計画性のないところに、こういう事態が起きて来るのだ。そういたしますと、やはりあれほど多額な物件を購入しなくちやならんという建……

第19回国会 決算委員会 第12号(1954/03/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 会計検査院が本委員会に、国会に報告している昭和二十六年度の不正行為の中で八百八十八から九百五号までについて、会計検査院のほうから御説があつたのですが、この大体根本原因は、比較的小さい郵便局であるが故に、こういう犯罪が起り易いのだという総論的な批評があつたのですが、この中で特定郵便局長が四名いるわけです。そうして特定郵便局長は、殊にその点において、金額の点において、大きな金を不正行為によつて行つているわけですが、その中で小石川局長の例を見ると、九十二万四千何がしの不正行為に対して五百円の回収しかしていない。それから九百一号の高知の江ノロ郵便局長三百七十五万に対して建か四十八万円しか……

第19回国会 決算委員会 閉会後第12号(1954/10/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この問題と直接関係があるとは思いませんが、併し私はあるように解釈しておるのですが、日本は平和条約が発効してすでに二年半になつた。独立国家となると同時に、これは業務が縮小したというだけでなく、調達庁の任務が占領軍政下における場合と、独立国家になつて日米行政協定に基いての調達庁という政府機関としては、本質的に相当私は相違があると思う。そこでまあこれは一般の調達、向うのいわゆるPD、プロキユアメント・デイマンドによつて調達庁が調達の実施に当るのでありますから、一般的ないわゆる需品、向うからの何と言いますか、調達要求に関する基本的な契約というものは、これは勿論あるわけです。同時に労務に関……

第19回国会 決算委員会 第13号(1954/03/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今東委員の言われた郵便専用車、郵便の逓送を民間業者にやらせるということを、まあ質問応答がありましたですね。これは衆議院に附帯決議がついて、例の契約の公開についての法律が審議されたときに、附帯決裁がついたということも知つているわけなんですが、これは前にも私は大臣じやないけれども、他の局長に話したと思うのですけれども、やはりさつき東委員の言われたように、これは勿論利害得失があつて、民間でやる場合の長所も、これはあると思うのです。併しもうこれは日本でも次第に自動車の交通量が殖えている、そういう路線が非常に殖えている、これは事実です。そういうことになつて来れば、これはやはりそういう路線の……

第19回国会 決算委員会 閉会後第13号(1954/11/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この根本問題として、こうしたような二十六、二十七年に亙つてイランの大麦買付けについてこういつたような非常に国損を生じておる。これはもうイランから輸入した大麦ばかりでなくて、米の場合には二十六年、二十七年、又二十八年度と黄変米、主食である米の購入においても莫大な国損を生じておる。今前谷長官と委員とのいろいろ応答を聞いておりますと、これは事実の一つの現象、こうして現われた結果を論議しておるわけで、責任の帰趨を誰にしても、そういう人は今日その衝に当つておらん。これは私はもう農林省として、殊に食糧庁として考えなくちやならんことは、こうして毎年主食の輸入に関して莫大な国損を来たすという、現……

第19回国会 決算委員会 第14号(1954/03/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日もと食糧庁長官の安孫子君、それから細田参考人からいろいろ事情を伺つて、なお、会計検査院の小峰第三局長の説明等を聞いて、結局どうも我々はこの問題について、二十六年度の決算報告にある今議案になつておる七百七十四号の麻袋を購入したということの事情が、先ほど来の各委員からの御発言があつたように、どうもジヤステイフアイできない。尤もだという納得が行かない、これは非常に残念です。これは私結論から言いますが、従来食糧庁は食糧管理特別会計で、毎年一千五百億以上、二千億近くの金を使つておる。これは国会におきましても、食糧に関する特別会計は一つの伏魔殿であるということが言われておる。その例として……

第19回国会 決算委員会 閉会後第14号(1954/11/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 会計検査院の検査報告とはちよつと問題がずれるのですが、砂糖の輸入問題です。これは通産省のほうで外貨の割当、或いは輸入の、ほかの手続についても、通産省の所管になるのじやないかと思うのですが、砂糖が、現地の買入価格と、原糖を内地で精糖して、精製して売り出す小売価格の間に、余りに値開きがあるということをしばしば聞くのであります。これもつい一カ月前に日本タイムスの投書欄に、再三に亘つて非常に詳しい、何と言いますか、相当事情に通じたような日本人或いは外人の投書があつたのですが、砂糖の小売値段が高いということは、すでに主婦連合会等においても、値下げ陳情などやつておるわけです。砂糖の現地での輸……

第19回国会 決算委員会 閉会後第15号(1954/11/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この六百号の案件の説明ですが、成るほどその当時の申しわけされる事情が、囚人を使つておつたとか、或いは世情が不安定であつたとか、或いは保管をする場所が一坪半しかなかつたから、小間切れ的に買つた。而もそれを高く買つたと、こう言われるのですが、少くともこれだけの工事になつて、千三百五十箱近くのものが要ると、これはまあ工事の規模から言えば当然予想されるわけです。今あなたのお話を聞くと、全く国民の税金を使ういわゆる行政府として、如何に経済的にやるかということを考えていない。そういつた面の弁明は一つもない。ただこれは申しわけに過ぎない。併し今あなたの言われたような条件は、それは囚人を使つてい……

第19回国会 決算委員会 閉会後第16号(1954/11/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この批難事項の第五十九号の自動車に対する関税の問題で、これは通産省との関連があることになりますが、これは一応関税当局にお伺いしたいのです。例の安全保障条約に基く行政協定の中に駐留軍の軍人軍属並びにその家族に対する関税の特別扱いがあるわけですが、それを巧みに利用して、自動車のみならず他の物資もそうだろうと思うのですが、殊に自動車が、何といいますか、行政協定の関税に関する条項の抜け穴といいますか、ループ・ホールを利用して、二十八年度中においても少くとも一千五百台以上の自動車が輸入されておる、こういうことを日本タイムズで曾つて見たことがあるのですが、これは関税当局として、現在の行政協定……

第19回国会 決算委員会 第17号(1954/04/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 大蔵省にちよつと聞くのですが、この二十八年度の一般会計から災害対策予備金を約百二十億、百十億円ばかりやつておるのですが、これは昨年の六月、七月、それから九月の初めに第十三号台風、それから国会でも言われている問題だと思いますが、これは御承知のように、六月、七月の西の水害が起きて国会に特別委員会ができて、大野国務大臣が西日本、九州のほうに水害対策本部を設け、それから内閣の中にも特に緒方副総理が本部長官となつて、水害対策本部というものを作つたのであります。この人件費というものは相当なものだと思います。大野伴睦氏のごときは向うに随分長くおつて、又更に一応こちらへ帰つて又向うへ行かれたので……

第19回国会 決算委員会 閉会後第17号(1954/11/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この五百二十六から五百三十二まで、ここに挙げられておる、「補助対象工事の実費が補助基本額に達しない」という例がここに掲げてあるわけですが、この差額は文部省のほうでこれを回収したのですか。
【次の発言】 回収したのですか。
【次の発言】 この二十七年度以降においては、教育委員会の、都道府県の教育委員会の権限を明記して、責任の所在を明らかにしたと言つてありますが、都道府県の教育委員は、これは各都道府県の選挙でやられるものであつて、飽くまでこれは地方自治体の教育委員である。そういつたような都道府県の教育委員会に査定、工事の費用の算定、それから成功認定、それからこれは私推察するのですが、……

第19回国会 決算委員会 第18号(1954/04/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 基準監督局の誰か来ておりますか、基準監督局の課長来ておるんじやない。
【次の発言】 委員長、これは各省の会計検査院の報告に基く決算報告の検査の審査のあとは、少くもさつき委員長の言われたように大臣が出て、少くとも本委員会で、我々がこの政治的な批判をし、将来過ちを犯さない、再び繰返さんために、我々として審査の結果は、これは大臣乃至次官に直接言うほうがいいんじやないか、本委員会の職務としましていいんじやないかと思います。今日見えておりませんから、職業安定局長もいませんから、見えているかたにちよつとお聞きしたいのですが、この労働基準局の行政の全般の通弊といいますか、これは丁度職業安定法が……

第19回国会 決算委員会 閉会後第18号(1954/11/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 通産省のほうも一応弁明が出ておりますが、なお、只今の会計検査院の報告に対して説明があればしてもらつて、それから質問に移つて頂きたいと思います。
【次の発言】 この千五百十五号の批難事項、ホテルに関する問題ですが、昭和二十五年の四月に民営に切替えになつて以来満四年半を経ておるわけですが、で、今の通産省から出されておる二十七年度の歳入歳出決算検査報告に関し国会に対する説明書、その説明書の中に未だにまだ、例えば有益費を評価して処置するという措置がとれていないやに説明になつているんですが、今日までどういう状態になつておるか、その点を一つ伺いたい。

第19回国会 決算委員会 第19号(1954/04/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 さつき大倉委員から質問された事項を繰返すようでありますが、副総理の見解をもう一遍明らかにしておきたいと思います。本決算委員会で昭和二十六年度の会計検査院からの決算報告書を審議しておるわけでありますが、その審議の過程においていろいろ発見し、又更に続いて提出されました二十七年度の決算の検査報告書を見ましても、累年予算の執行に際しての不正な行為が激増と申しますか、累増の傾向にある。このことは我々としましても非常に遺憾なことであります。而うして終戦後年を経るに従つて、こういう予算の執行が杜撰になるのみならず、不正な支出をされているということは、これは国民としても全く堪えがたいことでありま……

第19回国会 決算委員会 閉会後第19号(1954/11/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ここの二十七年度の決算報告に出ている前後が、海上保安庁の経理が誠に紊乱を極めておる、海上保安庁の会計は伏魔殿だ、こういうような世評があつたところです。これは海上保安庁の会計検査について、会計検査院がそれを全部検査したのかどうかわかりませんが、ああいつたような、恰も伏魔殿であるかのごとき印象を与えたということは、これは誠に我々としても遺憾なことであります。ああいつたように、管区が全国的に散らばつておつて、相当の人員が配置されておる。従つていろいろな物資が要るわけです。そういつたような調達部面で、何と申しますか、本部のほうで一元的にもつと秩序正しくやらないところに、その人員の不足なも……

第19回国会 決算委員会 第20号(1954/04/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この千百六十四号から千百六十七号に挙げられております不正行為ですが、この専売公社はたばことか、塩、樟脳というような物品を扱うのですが、ここに四点だけ会計検査院の検査の結果として不正行為を列記されておるわけですが、これは大体本社のほうで年間、例えば昨年度、この二十六年度でもよろしゆうございますが、二十六年度の一年間において、本社で例えば検査した結果どのくらいあるか。各専売支局といいますか、専売局で摘発されたような不正事項、例えば製造たばこ、ここに挙げられている製造たばこ、或いは塩、これは一種の窃盗ですが、これが一体どのくらい件数があつて、金額にしてどのくらいあるか、二十六年を例にと……

第19回国会 決算委員会 閉会後第20号(1954/11/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この二十七年度の決算をみると、塩事業の会計ですが、約七億の欠損状態が出ておるわけですが、この欠損の主な理由、どうしてこういう欠損が出るのか。その原因を一つ伺いたい。
【次の発言】 二十七年度においては日本の船舶も余り使えなかつたかも知れないと思いますけれども、今日では船舶も相当あるわけですから、輸入先地へも船舶が相当行つておるのじやないかと思いますが、二十八年度以降においてはこれほどの欠損は塩事業に関しては出ていないと思うのですが。
【次の発言】 日本の製塩は、湿気が多いのと、その他の事情で、製塩事業が非常にコストが高いということは、これはわかるのですが、併しこうして消費量の三分……

第19回国会 決算委員会 閉会後第21号(1954/11/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 先ず最初に総括的な質問をいたしたいと思うのですが、午前中会計検査院当局からここに千七百八十一号から千八百三号までの不当事項についての説明があつたわけです。我々今日まで政府の各省、それから政府諸機関の決算報告をいろいろ審査したのですが、日本国有鉄道の場合、これは数は二十数件で、誠に数は少いのでありますが、会計検査院の説明を聞きましても、非常に我々遺憾に堪えないことは、余りにどうも非常識と言いますか、我々としてどうも何と言いますか、非常識といつちや失礼かも知れんけれども、余りにこの事項が正規の、正当な管理をされてれば、こういうことは起り得ないんじやないかというものが起きているというよ……

第19回国会 決算委員会 閉会後第22号(1954/11/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の委員長の御発言異議ありませんが、この際ちよつと飯島君の御報告に関連して、前谷長官がお見えになつておるからちよつと質問しておきたいのです。
【次の発言】 はい、了解いたします。

第19回国会 決算委員会 閉会後第23号(1954/11/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 大丸の営業時間の問題について、通産省とそれから国鉄との見解といいますか、意見が違うように聞くのですが、この点についてどうでか。
【次の発言】 これは今日の世界の通勢からして、いわゆるシヨツプ・クロージング・アクトといいますか、商店が、日曜は勿論ですけれども、普通のウイーク・デーでも大体六時なら六時或いは五時半に閉鎖するのが今日の世界の通勢になつております。而もああいつた中央ステーシヨンの中に、構内といいますか、ああいうデパートがあるということは、これは世界でも例のない話で、私寡聞にして他の例を知りませんが、ああいう広場の狭いところで、而も経営者としてはあそこを一つ見込んで、相当な……

第19回国会 決算委員会 第24号(1954/04/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと質問するのですがね。この今の議題になつておるのは二十六年度の一般会計、特別会計それから政府関係機関の決算の承認であるか、或いは会計検査院の決算の検査報告を承認するのか。どつちが只今議題になつているのか、今谷口委員の御討論を聞いてちよつと議題がはつきりしないような疑いがあるのですが、もう一度今議題になつておる点を明らかにして頂きたい。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 只今議題となつております昭和二十六年度の一般会計歳入歳出決算並びに同年特別会計歳入歳出決算、同じく同年政府関係機関歳入歳出決算、これに関しまして承認を与えることに反対であります。  以下理由を若干述……

第19回国会 決算委員会 閉会後第24号(1954/11/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 只今議題になつておりまする昭和二十七年度の一般会計歳入歳出決算、昭和二十七年度特別会計歳入歳出決算並びに昭和二十七年度政府関係機関決算報告書承認を求むる件に関しまして、私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、以下述べまする意見を付しまして賛成をいたすものであります。  先ず本決算委員会におきまして、過去半歳以上に亘りまして審議の経過並びに結果、只今委員長からの御報告もありましたが、これを総括的に申しますならば、この決算報告に基きまして私どもの審査の結果の印象といたしましては、会計の政府機関並びに政府関係機関の予算の執行状態というものは、非常に乱脈を極めておるという結論をせざるを……

第19回国会 決算委員会 第25号(1954/04/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今天坊副総裁から、民衆駅等の運営委員会の答申案を御説明になつたのですが、本委員会として、私もそのことで特に申上げたのでありますが、今言つたように、こういつたような現存の民衆駅が、各個別に当つてみるというと、その民衆駅が各個別に異なつた内容を持つておる。まあ資金関係、それから或いは所有関係、即ち権利関係、こういうものが非常にまちまちになつておるからして、少くとも国有財産である公社の所有になつております。これは公物に違いないのすから、従つてそういう権利関係というものが非常に不明確な点が多い。而もまちまちになつておる。であるから、そういうものをひつくるめて、共通の一つのスタンダードとい……

第19回国会 決算委員会 第26号(1954/05/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の鉄道会館の地下二階地上十二階というのをその七階で打切るのだと、我々が見学に行つたときの専務伊藤滋君の説によると、それは許可を得ておる。そして建築物の基礎は、先ほど答弁があつたように十二階の耐震、耐風の、基礎工事を十分やつておるという説明があつたのです。それでなお耐震、耐風の十二階の建物は日本で初めての高い建物だが、自信があるのか、技術的にそれは絶対自信があるのかと言つたところが、それは非常に新しい建築のやり方だ、我々が見ればわかるのですが、鉄骨は大きい瞥沢な鉄骨を使つてある。コンクリートを薄くすることによつていわゆる新しい建築法と言うか、何と言いますか、非常に抵抗性があつて、……

第19回国会 決算委員会 第27号(1954/05/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の重点主義ということは私も議事進行から言えば勿論異議がありません。日にちもないことですから、止むを得ないことだと思いますが、ただこうして決算の検査報告は、政府の行政、それから特別会計、それから政府関係の諸機関の決算、こういう三つの厖大なものが出ているわけです。決算委員会としては、要するに政府がこの二十七年度に予算を執行したことについての、我々が検査に基いて審査をしているわけですから、重点主義は勿論これは止むを得ないと思いますが、その結果これを承認するか否かということについては、その重点的にやつたことは、政府のやつた予算執行全般に亘る承認事項になるということになるのでありますから……

第19回国会 決算委員会 第29号(1954/05/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 一点だけ、これは佐藤院長がお見えになつておるので私御質問申上げるのですが、この私の質問申上げる事項は、実は決算委員の同僚諸君に一応お諮りして、決算委員会の意見として申上げておいたほうがいいのじやないかと思つたのですが、ちよつと私他の委員会に出ておりますので、余裕がないので、私個人の資格で質問をいたします。  この我々がこの二十六年度、二十七年度の検査院検査報告を審議していろいろ問題があるわけですが、その中でこの農林省の食管特別会計、これは国費を使う費目としましては恐らく最大の費目である。年間、二十九年度の緊縮予算におきましても約一千六百億円というものが食管会計、而もそれは殆んど全……

第19回国会 決算委員会 第30号(1954/05/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今補償費の問題ですが、電電公社の使う専用建物の四億五千万円、そうして工事をするのは公共建物会社のほうは電電公社から四億五千万円でやれという、いわゆる全部請負であつて何と言いますか、こういう特殊の建物だから、公社の専用分についてはいろいろな注文がある。これは設計にして一時全部請負わすということも一つの方法ですが、電電公社としてはむしろそれは実費計算と言いますか、単独で、自己負担でやるのじやないが、併し公社の使う建物であり、いろいろな意味から請負でやればとかくまあ何と言いますか、手を抜くとか、そういう憂いがあるから、実費と請負と兼ね合せてやつたほうがいいのじやないか、そういうことも考……

第19回国会 決算委員会 第31号(1954/05/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私ちよつと電通委員会に行きましたので、質問が或いは重複するかも知れませんが、重複しておりましたら御答弁の必要はありません。  過日、前回の委員会で問題になりました三ノ宮の電話局の建設に関しての公共建物建築株式会社ですか、公共建物株式会社、あそこの協定の部面で問題になつた例の補償の問題、これについて会計検査院の御見解の説明があつたのですが、この件について、私もこれはどうも公社という建前から、而も今後こういう類型の協定書が結ばれるということになる可能性が多いということになれば、これは何とかやはり形式上のみならず、内容上においてもこれは一つの基準、標準となるものでありますから、何かこれ……

第19回国会 決算委員会 第32号(1954/05/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 基本的の問題ですから……、今の郵務局次長の話を聞くと、一体この問題になつている郵便逓送の問題は、昨年の四月の即ち第十五国会で郵便物運送委託法の一部改正法案が出たときに、これは衆参両議院ともこの法案を通過する場合に五項目に亙る附帯決議というものが国会の意思として付けられておるわけであります。その間約一カ年間郵政省当局としては国会の附帯決議に基いてこれらの郵便物の逓送業務に携わるものに対しての監督なり、或いは殊に委託業務はできるだけ縮小して行け、こういう一致した衆参両議院の固い意味の附帯決議が通過しているわけなんです。今の郵務局次長の御答弁を聞くと、最近の貸借対照表或いは経理内容に亙……

第19回国会 電気通信委員会 第2号(1953/12/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 テレビジヨンを含めたエレクトロニツクス工業の対策要綱の中に、先ほど説明があつたように、日本は非常に技術、資材等において遅れており不便である、それで当面の問題としては、やはり特許の問題、パテントの問題が一番重要じやないかと思う。で、先ほどの説明によると、パテントについて、外資審議会において、その審議によつてパテントの購入といいますか、きめるということになつているんですが、これは一昨年、RCA、ウエステイング・ハウス、その他電信電話会社のパテント関係の問題が論議されたときに、アメリカではこの業者すべてが日本に対しては、特にパテントについては非常に犠牲的な気持を持つておられる。で、これ……

第19回国会 電気通信委員会 閉会後第2号(1954/09/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は電波行政、この放送を含めて、実は大臣に出て頂いて、これは吉田内閣の政策としての応答でないと意味をなさぬのであります。そういう問題について今左藤、新谷両君から御質問があつた点ももつと突き進んで内閣の意向を聞きたいと思うのでありますが、これは後日塚田大臣に出て頂きまして質問さして頂くということにして、主として技術的な面についてお伺いいたしたいと思うのでありますが、第一に、この私設無線局を日本電電公社のほうへ吸収するという問題があつたわけであります。それでこの経過、結論を私は詳しくしないのですが、少くともこの公衆電気通信というものは日本電電公社、国際電電株式会社、この両者がもう独占……

第19回国会 電気通信委員会 第3号(1954/01/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは大臣今日余り準備をしていらつしやらんというのですが、併しまあ大体実際上交渉願つた点で御報告願える点を御説明願えればいいと思うので、第一に電電公社の、ここにも大臣の説明に書いてあるように、今年度の超均衡予算で以て非常な圧縮予算を出した。従つて電電公社が昨年、一昨年ですか創設する場合に第一回の五カ年計画を持つておるわけです。これを見ると多少外国資金の借入等から非常な制約を受けまして内部資金も入るというように御報告になつているのですが、これは電電公社の当局者もおられますが、大臣として大蔵省に対して五カ年計画遂行、今度第三年度になるわけですか、に対して、どういういきさつでこういうこ……

第19回国会 電気通信委員会 閉会後第3号(1954/10/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これはまあ大臣にお伺いすることじやないのですが、委員長、放送法ですが、私のこの前大臣がお見えにならぬので質問を保留した例の私設無線局吸収問題について長谷局長に、事務当局に一応質問をしましたが、大臣に対する質問は保留しておるわけですから、その問題からの質問を許して頂きたい、よろしうございますか。
【次の発言】 過日の電気通信委員会で、郵政当局においても長い間の懸案になつている例の日本電電公社が申出ている私設無線局の吸収問題これについての経過並びに政府の方針については、大体のところは長谷電波監理局長からお開きしておるのですが、なお郵政大臣としてこの問題の重要性に鑑みて、政府としての今……

第19回国会 電気通信委員会 第4号(1954/02/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 質疑もありますけれども、この間梶井総裁が欧米をお廻りになつて、御報告を受けるというような、御報告を受けるというよりか、お話を聞くというふうに了解しておるのですが、それは又別におやりになるのですか。若し梶井総裁が準備していらつしやらなければ、今言われたように議事進行をして頂きます。
【次の発言】 これは私は素人ですから質問するのですが、今梶井総裁のおつしやるお話によると、大体今日の世界の電話はクロスバー・システムに移行しつつある、こういうように私は伺つたのですが、日本でこれは現在ステツプ・バイ・ステツプ・システムをこのクロスバーに移行する場合に、そういう構想を持つておられるものとし……

第19回国会 電気通信委員会 閉会後第4号(1954/10/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日塚田郵政大臣に、長い間懸案になつておりますところの私設無線局の吸収ということについて日本電電公社のほうから郵政省の当局に或る種の申入れがある、これに対する政府の所信を塚田郵政大臣にお伺いしたわけでありますが、今日は電電公社の総裁もお見えになつておりますから、実は我々この電気通信委員会の席上において、電電公社が、私設無線局による専用線、そういうものの開設がどんどん殖えるということは、公衆通信の独占体としての電電公社としても非常に困る点があるだろう、そういう点で政府当局に申入れがあつたと思うのですが、我々一個の委員としましては、正式にどういうような申入れで、どういう事情で郵政当局……

第19回国会 電気通信委員会 閉会後第5号(1954/10/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これはまあ電電公社のほうからの御回答を得たいと思いますが、例の現在の電話のステップ・バイ・ステップ・システムについて、クロスバー・システムの普及といいますか、将来電話サービスの改善の一つとしてクロスバー・システムを採用する。昨年来、総裁初め指導部の間でいろいろ計画を、すでに高崎でクロスバーのシステムの試験をやるというようなお話を聞いたのですが、その後クロスバー・システムがどういう階段に来ておるか、簡単に御説明頂ければ結構だと思います。  なお、現在のクロスバー・システムというものが若しできないとすれば、将来日本の電話というものは、やはりステップ・バイ・ステップで行こうという御意見……

第19回国会 電気通信委員会 第6号(1954/03/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この周波数の割当政策について実は大臣、それから監理局長、それから電波監理審議会の責任者に逐一質問したいと思つておりましたが、今電波監理局長がお見えになりましたので、先ず電波監理局長に具体的な御質問を申上げて、なお、大臣がお見えになつたならば政策に関しての質問をいたしたいと思います。  先ず第一に周波数の問題でありますが、第二次世界大戦後、殊に日本が独立国となりまして以来、日本の放送の方面におきましては、公共放送のほかに民間放送が非常な勢を以て発達して来て、テレビジヨンにおきましても公共、民間放送があり、放送方面におきますると同じような傾向が他の方面でも非常に顕著な発達をいたしてお……

第19回国会 電気通信委員会 閉会後第6号(1954/11/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 只今の二十九年度の予算の進行経過の報告を伺つたのですが、公社になつて以来の電話の架設の拡充強化、それからマイクロ・ウェーブの中継局の設置その他全般的な一つの年度計画を持つておられるのですが、只今の御説明による予算の進行程度は、公社が持つておられる年度プランというものに対して、大体十一月現在として、どのくらいのパーセンテージが進行しておるのか、今言われたように募債等が意のごとくならん、これはデフレの影響等もありましようけれども、物価は横ばいになつておるように私は思うのですが、大体今の御説明の予算の進行程度が、五カ年計画に対比して、百パーセントのものに対して大体どのくらい来年の三月末……

第19回国会 電気通信委員会 第7号(1954/03/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 郵政省に願いしておきたいことは、NHKの人件費ですね、これは三年間の人件費と全体の費用の比率ですね、この人件費の内容、これは職階別になつてもいいのですが、それと、できればこれはNHKにあるのじやないかと思うのですが、他の新聞、それから民放の関係の給与関係の対照したものが、今度の値上げの問題で相当詳細なお調べができておるのじやないかと思うのですが、この点は若しできていればできるだけ他の類似団体の給与の関係、それからできれば人件費、或いは広く言えば給与総額の全体に占める。パーセンテージを伺えれば、そういうものを一つ御提出願います。

第19回国会 電気通信委員会 第8号(1954/03/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 徳川さんに民間放送のまあ責任者としてお伺いしたいことは、さつき出演者の謝金を今年度NHKにおいて二五%上げる、そうしてNHKのほうで落語家の専属をやれば、ラジオ東京も五名かの落語専属家を置いた、これは若しおわかりになればNCBの出演者の謝礼ですね、これが全体のどのくらいの。パーセントを占めておるか、パーセンテージだけでもおわかりになりませんか、二十七年、二十八年くらい。今年度はまだ完了しませんが、大体NCBが出演者の謝礼としてお支払になるものが全体の費用の何パーセントくらいかかつているかということはおわかりになりませんか。

第19回国会 電気通信委員会 第10号(1954/03/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日私欠席しましたので質問の順序が重複してもいけないと思うのですが、今日の質疑はどういう事項に入る予定ですか。
【次の発言】 今日はどういう、この提出されている議案についての質疑応答をしたらいいですか。
【次の発言】 今の新谷委員の質問ですね、こういうことなんですよ。現在放送法からしても、NHKは最大限度普及しなくちやならん、いわゆるブランケツト・エリアを一日も早くなくさなくちやならん、然るに現在三十六万世帯以上のものがラジオを十分はつきり聞えないという数字が現われているのですね。ですから郵政省として、すでにNHKが約三十年の歴史を持つて、この小さい島ですよ、如何に山が多いとは言……

第19回国会 電気通信委員会 第11号(1954/03/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日の電通委員会で新谷委員からの質問で郵政大臣と応答を重ねたわけでありますが、標準放送の難聴地域を改善するという件についてでありますが、今ここに提出されておるこの資料を見ますと、その難聴地域の改善計画によると、総計費において十四億六千六百何がし、これに対する維持費が二億七千三百五十八万円になつていますが、昨日もいろいろ大臣からの、或いは電波監理局長からの説明と回答を聞きましても、又新谷委員並びに津島委員の質問の趣旨から申しましても、やはり日本放送協会としたならば、サ―ビスを改善することが第一でなくちやならんことは勿論でありまして今の御説明を聞いても、そういう方面に大体この予算の重……

第19回国会 電気通信委員会 第14号(1954/03/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私ちよつと欠席いたしましたので、私の質問が、他の委員がすでになされた質問と重複しておりましたらば、御回答に及ばないことですが、二、三質問いたしたいと思います。  過日、これは新谷委員からお話がありまして、或いは回答があつたかも知れませんが、この難聴地区の解消に対するNHKの計画でありますが、この間私ちよつと岡部参考人からお聞きしたときに、それは二十九年度においては、放送設備建設改修費の五億五千万から出すことになるというようなお話を聞いたんですが、この放送設備の建設改修費というものは、この中に相当説明があつて、果して難聴地区の解消のための施設の改善或いは新らしい放送局を、或いは中継……

第19回国会 電気通信委員会 第16号(1954/04/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは大沢局長にちよつとお尋ねするんですが、会計検査院として二十七年度の決算を検査されて、たしか不当事項、批難事項があつたように思うのですが、今の新谷委員の、質問に関連してこの法律上の公社ではありませんが、公益法人であつて一つのパブリツク・コーポレーシヨンと考えていいわけです。会計検査院として決算を検査される場合に、今の新谷委員の言われたようなことをどう考えるか。これを郵政省のむしろ決算が、やはりこういう公益法人或いは公社の経理に対しては、これは各官庁と違うが、併し会計検査院としても一つの標準がなくちやいかんと思うのですが、この点について会計検査院はどういう考えを持つているか。そ……

第19回国会 電気通信委員会 第19号(1954/05/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 まあこの古い法律の廃止ですがね、これは料金に関しているのだから、少くとも昨年の公衆電気通信法の審議された場合に、こういう問題は出なくちやならんわけなんだ。ですからこの法律がもう明らかに、何といいますか、盲腸みたいな存在であつて、実際上の効力はない。併し今これを整理しなくちやならんということになれば、この電信電話料金法ですか、これもかなり古いというようなこと、これも昨年公衆電気通信法ができることによつて、この明治二十三年からの古いものがなくなつちやつたわけですね。当然そのときにもうこの問題も併せてこれは郵政省として出すべきものじやないか。そのとき出ないで、今突然として、ついでという……

第19回国会 電気通信委員会 第20号(1954/05/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私のお尋ねしようとする点は、これは決算に直接関係ありすせんが、例のNHKがテレビジヨンの放送をするに際して、このラジオの経理とそれからテレビジヨンの経理とは弁別してやるべしと、こういう国会の意向もあり、又実際上そういうようにやつておられるのでありますが、二十七年度の決算ではこれは正式放送始まつて時日もたつておりませんし、予算の執行上から見て、もとよりラジオとそれからテレビジヨンとを比較してみて我々の意図しておるテレビジヨンとラジオとの経理を弁別するということについての推測をすることは少し時期が早過ぎると思いますが、併し我々の、国会としてラジオとテレビジヨンとの経理を別にすべしとい……

第19回国会 電気通信委員会 第22号(1954/05/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これはまあ毎日は初めて見たのですが、ニッポン・タイムスで一週間ほど前出て、私は聞きたいと思つておつたのですが、警察で傍受したと言つておるのですが、而も附近の警察署で傍受したという、そうするとあそこだと、目黒の警察、それから交番所が、古い駐在所が一カ所ある。警察で傍受しておつた。そうして会話は全一部レコードに取つてあつたということを、出発の間際、一、二二カ月前になつて、そういうことが発見されたのだというように書いてある。これは目黒、或いはほかに最寄の警察があるかも知れないが、そこを十分調査して、警察の側で傍受したということは絶対ないということを確信を持つて言えるのかどうか、この点一……

第20回国会 決算委員会 第1号(1954/12/04、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から第一回決算委員会を開会いたします。  本日は理事の補欠互選について先ずお諮り申上げます。  今国会初めに大分委員のかたに異動がございましたので、それに伴いまして、只今理事に五名の欠員ができておるのでございます。その補欠互選をいたしたいと存じますが、先例によりまして、成規の手続は省略いたしまして、委員長から指名選任することにいたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは委員長から大倉精一君、菊田七平君、石川清一君をそれぞれ理事に補欠選任いたします。  ほかに御発言がないようでありますならば、本日はこれにて散会……

第20回国会 電気通信委員会 第1号(1954/12/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは塚田大臣にお聞きするのですが、まあさつき言つたような防衛庁関係のマイクロウエーブの設置云々という問題が巷間に伝えられておることは事実です。そのことについて、約二カ月前にこの問題を当委員会で議せられたときに、電波法の第四条第二項の解釈問題、このときに当委員会において我々法律を作つたものと塚田大臣の解釈、見解と多少違つておつた。これを文書で一つ出して頂く、出しますということになつて、もう荏苒二カ月も経過してれるのですが、その経過ですね、今日お出しになれるのか、出せないのか、この点について一応大臣の、もう二カ月有余に亙つておるのですから、一応大臣の見解を、ここで法的、最後的の見解……

第20回国会 電気通信委員会 第2号(1954/12/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 塚田郵政大臣にもう一度御質問申上げるのですが、例の電波法第四条第二項の解釈について、ここで前回、前々回でしたか、資料を出すとおつしやつたときのあの大臣の御意見が、内閣の法制局では正しいというのではないけれども、そういうふうにも解釈ができるというような御説明であつたのですが、併しながらやはり法制局の長官が一緒に来て説明しないと非常にわかりにくいということを昨日おつしやつたのですが、 そのことは、これは私は少くとも法制局としては、決して法律を曲解するとか、牽強附会のためということではないと思うのですが、そういう極めて難解な、大臣がお読みになつてもわからないような説明かあつたということ……

第20回国会 電気通信委員会 第3号(1954/12/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私遅刻をして参りまして、すでに郵政大臣からこの御決議に対する御所見といいますか、決意のほどを述べられたと思いますが、我々はすでに二カ月以前から御要求申上げておる電波法第四条第二項に対する解釈、次に文書による解釈の提出を待たないでこういう決議をしたわけです。あの決議の中には、これは衆参共に電通委員会において、電波法第四条第二項というものは、大臣が、ほかにも解釈し得るのじやないか、それについて肯定するがごとき内閣の法制局の解釈があつた、かようにここで御報告になつているわけです。併し過日の衆参両院におきまする決議は、もう大臣のおつしやつた他の法律解釈によるということは、立法精神に反する……

第21回国会 決算委員会 第1号(1954/12/13、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から第一回決算委員会を開会いたします。  本日は調査承認要求についてお諮りいたしたいと思いますが、本件につきましては前回通り、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査承認要求書を提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議ないものといたしまして、委員長のほうにおいてさよう取計らうことにいたします。要求書の内容につきましては、これも前国会通りにいたしまして、手続その他委員長においてお取計らいをいたすことにいたしたいと存じます。  何かほかに委員におかれて御発言ございませんか。  ほかに御発言ないようでございまするから、委……

第21回国会 決算委員会 第2号(1955/01/21、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二回決算委員会を開会いたします。本日は国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査といたしまして、黄変米に関する件、国鉄民衆駅に関する件を議題といたします。これら二件につきましては、いずれも第十九国会閉会中継続審査として審議して参ったところでありますが、外米買付状況並びに買付の方法、民衆駅の契約に付随する諸問題等につきましては、なお調査の必要を認め、調査事件として今後に残されたところのものでございます。  初めに黄変米に関する件を議題といたします。本日はかねて当委員会においてその必要を認め、種々実現に努力いたしました外米買付に関連する検査院の海外出張官が帰……

第21回国会 決算委員会 第3号(1955/01/24、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今から第三回決算委員会を開会いたします。  本日はまず昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同政府関係機関決算報告書を議題といたします。  これら決算三件につきましては、一昨二十二日本院に提出され、同日当委員会に付託せられたものでございます。それではまず政府から説明を求めます。大蔵政務次官遠藤三郎君。
【次の発言】 ちょっと各委員諸君に御報告申し上げます。  ただいま本会議は休憩となりました。  それでは続いて二十八年度決算検査報告につきまして、会計検査院から概要の説明を願います。
【次の発言】 以上二十八年度の決算の説明並びに検査報告の概要を聴……

第21回国会 電気通信委員会 第1号(1954/12/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは武知郵政大臣に就任早々お伺いするのですが、あなたが塚田郵政大臣と事務を引継ぎされたときにいろいろ重要事項が説明されたと思うのですが、その中に衆参両院の電通委員会で問題になり、決議文までも出さざるを得なかつた事情にある某民間会社によるマイクロウエーブの施設ですね、このことについて、何か塚田前大臣から武知郵政大臣に事務引継ぎがありましたか。
【次の発言】 実は丁度吉田内閣が壊滅する直前委員会が開かれました。丁度補正予算の審議等、塚田大臣に当委員会に出てもらつて実は質疑応答の半ばにして遂に総辞職になつたわけであります。今大臣が御報告になつたのが真相であつて、塚田前大臣が極めて正し……

第21回国会 労働委員会 第1号(1954/12/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 明日、例の駐留軍の不当労働行為に関する問題、若し明日の午後ということになれば、これは時間的に参考人を呼ぶということはむずかしいかも知れませんが、一人は東京都内、一人は青森県の大三沢の米軍基地の湯川某ですか、若しこの委員会で御了承頂ければ、青森県の方が間に合わなければ、東京都内の当事者ぐらいは、一つ呼んで頂いたらどうかと思うのです。この点一つお諮り願つて……
【次の発言】 お願いします。

第22回国会 決算委員会 第1号(1955/03/25、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) それではただいまから第一回の決算委員会を開会いたします。  速記をちょっとやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。  それではただいまから本委員会の理事の互選を行いたいと存じますが、理事の数、それから選任の方法等につきまして、皆様の御意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 ただいま青柳君から提出されました御動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは本委員会の理事の数は六名と決定いたしまして、その選任につきましては、私から御指名申し上げます。  青柳秀夫君、谷口弥三郎君、野本品吉君、岡三郎君、中川幸平君、石川清一君、以上六名の方……

第22回国会 決算委員会 第2号(1955/03/30、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまより、第二回決算委員会を開会いたします。  まず本委員会におきまして今後の審議をどういうふうに運ぶかということについてお諮り申し上げたいと存じます。すでにお手許に届けてありますように昭和二十八年度の決算検査報告もございまするし、またこれに対しまする政府の説明書も本日お配りいたしておるのでありまするが、過去の決算委員会の審議の経験から見まして、なるべく会期中有効に審議をいたしたいと考えまして、去る二十八日に理事会を開会いたしまして、いろいろ御審議願つたのでございまするが、本日は本委員会におきまして、まず今後の審議の方針をどういうようにきめるかということについて、御……

第22回国会 決算委員会 閉会後第2号(1955/10/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(山田節男君) この民衆駅の問題については、当委員会も相当な関心を示して、なお今日継続審議になっておるわけですが、国鉄の方でこの民衆駅の運営委員会を作られたわけなんですが、今回こういったような新宿という帝都の現在並びに将来においても最も交通上重要な一角に、こういう民衆駅というものを建設するということについては、これは都市の、首都建設委員会というもの、運輸省の交通政策というもの、それから新宿区なら新宿区としてのいろいろなものもあるだろうと思うのですが、そういったようなものの総合的にいろいろな意見を開いて、ことに将来の首都交通、交通政策という立場から考えて、単なる国鉄だけの問題ではない……

第22回国会 決算委員会 第3号(1955/05/10、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) では、ただいまより決算委員会を開会いたします。議題に入ります前に、皆様にお知らせ申し上げたいことがございます。かねて、懸案になっておりました外米の陸揚げ状況視察に関する件でございますが、別に日程を差し上げましたように、明日東京の芝浦港にタイ米を約一万トン積載して入港する船がございますので、この機会に一つわれわれ視察いたしたいと思うのでありますが、日程にありますように、明日十二時半、玄関を出発しまして、大体、午後五時に終了するような日程になっておるのでございますが、皆様の御参加をお願い申し上げます。なお、御出席願える方は、事務局の力に本日中に御連絡願いたいと存じます。  ……

第22回国会 決算委員会 第4号(1955/05/16、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) 只今より決算委員会を開会いたします。  本日は、前回の委員会におきまして二十八年度決算につきまして総括的な質問を大蔵省当局にいたしたのでありますが、前回は正示主計局次長にいろいろ詳しい点について御質問が行なわれたわけでありますが、本日は大蔵大臣に御出席願いまして、大臣のこの二十八年度の決算に対しまするいろいろな総衆的な御質問を残されておるわけでありますから、一萬田大臣に御質問願いたいと存じます。  なお、大蔵大臣に申し上げますが、前回の当委員会におきましては一般会計予算の翌年度への繰越金の問題、これが約一千二百億円余りあるわけであります。これに対するいろいろな理由もあり……

第22回国会 決算委員会 第5号(1955/05/18、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第五回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算、昭和二十八年度政府関係機関決算報告書を議題といたします。  本日は調達庁の部と北海道開発庁の部を審議することにいたします。調達庁の部から審議いたします。まず調達庁担当大臣の西田隆男君から御説明をお願いいたします。
【次の発言】 次に会計検査院の説明をしていただきたいのでありますが、西田労働大臣はちょっと病院のほうへも行きたいので退席したいという御希望がございますので、西田国務大臣に対する御質疑があれば、この際お願いいたします。

第22回国会 決算委員会 第6号(1955/05/20、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) それではただいまより第六回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算並びに昭和二十八年度政府関係機関決算報告書を議題といたします。  本日は大蔵省所管の租税関係の部と自治庁の部とを審議いたします。まず租税関係の部の質疑を行ないますが、平田国税庁長官から御説明を求めます。
【次の発言】 次に会計検査院側の説明を求めます。
【次の発言】 ただいま国税庁関係につきまして平田長官並びに会計検査院の説明を求めたので御質疑願うわけでありますが、川島自治庁長官がお見えになりましたので、案件は一件しかございませんので、途中であ……

第22回国会 決算委員会 第7号(1955/05/23、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第七回決算委員会を開会いたします。  議題に入る前にお諮りしたいことがあります。今回会計検査院法の一部を改正する法律案が五月十八日に内閣委員会に付託されました。本法律案は、当決算委員会におきましても、非常に関心を持つ法律案でございますので、いかようにこれを取り計らったらよろしいかお諮りいたします。  これは例によりますと、もしこの法案に対しまして、内閣委員会と連合審査会を催したいという御希望があれば、内閣委員長に申し込みをしなくてはならぬわけです。法案の内容につきましては、前回にもちょっと御説明申し上げたと思いますが、定員の増加、それから検査事項の、すなわち……

第22回国会 決算委員会 第8号(1955/05/25、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第八回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、同じく特別会計歳入歳出決算、同じく政府関係機関決算報告書を議題といたします。  前回に引き続きまして、保安庁の部を審議いたします。ただいま防衛庁よりは杉原長官、壇原次長、石原経理局長、久保装備局長並びに木村営繕局長が見えております。なお会計検査院側は上村検査第二局長が見えております。  杉原長官は、衆議院の予算委員会の方へ招かれておられまするので、途中で退席を要求されております。従いまして総括的な質疑のおありの方は、まず杉原長官に御質疑のおありになる方からお始め願いたいと存じます。それ……

第22回国会 決算委員会 第9号(1955/05/27、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第九国決算委員会を開会いたします。  本日、理事会を開きてましたので、その結果を御報告申し上げまして御了解を得たいと存じます。  理事会の議題となりました第一の点は、水曜日に決算委員会を従前のごとく開くかどうかという問題でございますが、過日議運におきまして、水曜日の午後は原則として休む、あらゆる常任委員会の開会をしないという実は申し合せがございましたので、それに基きまして、議運におきまして、水曜日の午後開催の件については再考を求めてきたわけであります。理事会には佐藤委員部第一課長も呼びまして、いろいろ御審議願ったのでありまするが、やがて法案が各常任委員会に続……

第22回国会 決算委員会 第10号(1955/05/30、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) では本件につきまして大蔵省側から説明を求めます。福田資金課長。
【次の発言】 御質疑のおありの方はお願いいたします。  委員長から会計検査院の方へちょっとお尋ねいたしますが、今ここに参考として出されている、大蔵省理財局長からお答えしたことに対して、昭和三十年四月十三日に、報告といいますか、通牒が出されているわけですが、この改善された点は、会計査査院の御意見によって、そういうように変えたのか、その一点と、それから今、福田課長からいろいろ技術的な困難な点を述べられたわけです。会計検査院として、会計監督上、あるいは会計学の方面からみて、こういうふうにしたらいいのじゃないかとい……

第22回国会 決算委員会 第11号(1955/06/01、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十一回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決第、同じく特別会計歳入歳出決算、同じく政府関係機関決算報告書を議題といたします。  本日は厚生省所管の部を審議いたします。厚生省からは、川崎厚生大臣のほか、山口公衆衛生局長、安田社会局長、曽田医務局長、堀岡会計課長、なお、会計検査院側からは上村検査第二局長が見えております。  まず川崎厚生大臣に御説明をお願いいたします。
【次の発言】 川崎厚生大臣は衆議院の予算委員会の方へもおいでにならなくちゃならぬそうでありますから、まず厚生大臣に御質問のある方は御質問をお願いいたします。  委員長か……

第22回国会 決算委員会 第12号(1955/06/06、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十二回決算委員会を開会いたします。  議題に入る前に、本日理事会におきまして御協議願った結果を御報告申し上げます。  先ず第一に、決算委員会の開催期日の問題でありますが、従来月、水、金としておりましたが、本会議も将来予定通りに開かれるということも想像できますので、水曜日は当分休みまして、その代り木曜日に、ですから月、木、金と、このように三回やはり従来と同じように開く、かようにいたしたらどうかということに理事会は決定いたしました。  それから、来たる木曜日には、先ほど申し上げましたように決算委員会の定例日でざざいますが、この日は内閣委員会と会計検査院法の一部……

第22回国会 決算委員会 第13号(1955/06/07、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまより第十三回決算委員会を開会いたします。昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算、昭和二十八年度政府関係機関決算報を議題といたします。本日は農林省所管のうち、食糧管理特別会計を審議いたします。会計検査院の検査報告批難事項は千八百五十号から千八百六十四号まででございます。本日は河野農林大臣、清井食糧庁長官、伊達監査課長、桑原業務第二部長、会計検査院側からは小峰検査第三局長並びに吉田農林検査第一課長がお見えになっております。大臣は衆議院の予算委員会で非常に御多忙であられるのを、特に御臨席願つて、時間は大体二十分以内と、こういう御注文でお……

第22回国会 決算委員会 第14号(1955/06/10、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十四回決算委員会を開会いたします。  議題に入る前に理事会の協議の結果を御報告申し上げてお諮りいたします。第一に防衛庁の視察の件でございますが、過日防衛庁の本庁並びに練馬の陸上自衛隊を視察いたしましたが、横須賀の海上自衛隊の視察が残っておるわけでございますが、防衛庁から送って参りましたスケジュールによりますと、朝九時半から出て、夕方の五時東京着という実は日程を作って参っておりますが、各位に諮りましたところ、のちほどこれはお諮りいたしますが、農林省、建設省の架空二重査定工事の補助金関係の参考人を呼ぼうということもございますので、むしろその方を先にして、海上自……

第22回国会 決算委員会 第15号(1955/06/13、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十五回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十八年度政府関係機関決算報告書  を議題といたします。  本日は運輸省所管の部を審議いたします。検査報告批難事項は第一千八百九十八号から第一千九百九十六号までであります。  ただいま出席の方は、運輸大臣三木君、大臣官房会計課長梶本君、考査室長多田寿夫君、海運局長粟沢一男君、船舶局長甘利昂一君、港湾局長黒田静夫君、海上保安庁長官島居辰次郎君、会計検査院よりは小峰第三検査局長がお見えになっております。まず運輸大臣より説明を求めます。

第22回国会 決算委員会 第16号(1955/06/16、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十六回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  並びに昭和二十八年度政府関係機関決算報告書 を議題といたします。  本日は郵政省所管の部と、労働省所管の部を審議いたします。  まず郵政省の部から審議いたします。検査報告批難事項は、第千九百九十七号から第二千十五号まででございます。郵政省の方からは、松田大臣が、後刻約三十分ぐらいしてこちらへ見えるそうであります。ただいま見えておりまするのが、向って左から西村資材部長、青木監察局長、小野貯金局長、八藤経理局長、四名が見えております。会計検査院側は……

第22回国会 決算委員会 第17号(1955/06/17、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十七回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度決算中、公共事業に対する国庫補助(負担金の経理)に関する件に関しましては、架空工事及び二重査定工事につきまして、農林省関係三件、建設省関係二件、運輸省関係一件を選びまして、町村長及び県の担当部長を参考人として出席を求め、意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  また参考人の人選その他の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よってさよう決定いたします。

第22回国会 決算委員会 第18号(1955/06/20、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十八回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算並びに昭和二十八年度政府関係機関決算報告書を議題といたします。本日は日本専売公社並びに日本国有鉄道の部を審議いたします。  まず日本専売公社の部から始めます。批難事項は第二千二百六号から第二千二百九号までであります。  なお、本日は日本専売公社から入間野専売公社総裁、内藤審査部長、西山生産部長、石田販売部長、大谷醜業課長、高村需給課長が見えております。なお検査院側は大沢検査第四局長が見えておりますが、まず日本専売公社入間野総裁から説明を求めます。

第22回国会 決算委員会 第19号(1955/06/23、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第十九回決算委員会を開会いたします。  議事に入る前に、理事会の申合せ事項を御報告申し上げて御了解を得たいと存じます。  別紙差し上げておりますが、第一には来る月曜日に、六月二十七日に参考人を呼ぶ件でありますが、農林省、建設省、運輸省、計七件になっております。その中で和歌山県の御坊市の市長が、都合がありまして三十日の朝でないと東京に出向できないから、こういう連絡が昨日ありましたので、これは事態やむなしと見まして三十日に出頭を願うことにいたしまして、他の六件に関しましてはそれぞれお呼びした方が見えることになっております。それから当日は加うるに、関係政府委員、検……

第22回国会 決算委員会 第20号(1955/06/24、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十八年度政府関係機関決算報告書  を議題といたします。  本日は日本電信電話公社の部を審議いたすことになっておりますが、その前に、地方公共団体が国庫補助金、負担金を不当に申請した場合の刑法上の解釈問題について審議いたしたいと存じます。まず奥野参議院法制局長に説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの奥野法制局長の御説明に対して御質疑のある方は御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 ほかに御質疑ございませんか――ではただいま承わった奥の法……

第22回国会 決算委員会 第21号(1955/06/27、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十一回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算、同じく昭和二十八年度政府関係機関決算報告書を議題といたします。本日は公報にも記載してありますように、公共事業に対する国庫補助金、国庫負担金の経理に関し、参考人から意見を聴取することになっております。まず、参考人としてお呼びした皆さんに対して、委員長から本委員会にかわりましてごあいさつ申し上げたいと存じます。  時節柄非常に御多端な折柄にかかわらず、しかも遠路大へん御迷惑とは存じましたけれども、本委員会の招待に快く応じて今日御出席下さったことに対し……

第22回国会 決算委員会 第22号(1955/06/28、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十二回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計予備費使用総調書(その2)  昭和二十八印度一般会計災害対策予備費使用総調書(その2)  昭和二十八年度特別会計予備費使用総調書(その2)  昭和二十八年度特別会計予算総則第十条に基く使用総調書  昭和二十九年度一般会計予備費使用総調書  昭和二十九年度特別会計予備費使用総調書  昭和二十九年度特別会計予算総則第八条に基く使用総調書  昭和二十九年度特別会計予算総則第九条に基く総調書  以上八件並びに昭和二十九年度一般会計国庫債務負担行為総調書を一括して議題といたします。政府委員として正示大蔵省……

第22回国会 決算委員会 第23号(1955/06/30、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十三回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算並びに昭和二十八年度政府関係機関決算報告書  を議題といたします。  本日は去る六月二十七日の委員会に引き続き公共事業に対する国庫補助金、国庫負担金の経理に関し参考人から説明を聴取いたします。本日参考人として御出席の方は、和歌山県農地部長小川文良君並びに同県御坊市長管原清六君であります。なお、農林省からは、武田会計課長、桜井建設部長、大塚災害復旧課長が見えております。なお、会計検査院側は小峰検査第三局長が間もなく出席することになっております。 ……

第22回国会 決算委員会 第24号(1955/07/04、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十四回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十八年度政府関係機関決算報告書  を議題といたします。  本日は通産省の所管の部を審議いたします。検査報告批難事項は第一千八百八十一号から第一千八百九十七号までであります。  本日御出席の方は石橋通産大臣のほか、出雲井会計課長、岩武官房長、鈴木重工業局長、成田工業技術院会計課長、徳永企業局長、秋山中小企業庁振興部長、菊地アルコール事業長、会計検査院側からは上村検査第二局長が出席いたしております。  まず石橋通産大臣の説明を求めます。

第22回国会 決算委員会 第25号(1955/07/07、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十五回決算委員会を開会いたします。  まず本日の理事会で申し合せました事項を御報告いたします。  今朝内閣委員会との連合審査会がございまして、今内閣委員会に付託されておりまする会計検査院法の一部を改正する法律案、これにつきまして今朝本決算委員会からの質疑が行われたのでありまするが、私の方から内閣委員長の方へ申し入れをいたしまして、もしこの会計検査院法の一部を改正する法律案に対して決算委員会として申し入れ事項があった場合には、これを決算委員長から内閣委員長に申し入れをするということにいたしまして、内閣委員会の審議の都合がございますので、今日の午後の間に一つ……

第22回国会 決算委員会 第26号(1955/07/08、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十六回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十八年度政府関係機関決算報告書を議題といたします。  本日は国庫補助金、国庫負担金の経理に関する件を議題といたします。  ただいま御出席の方は、鳩山内閣総理大臣、花村法務大臣、一萬田大蔵大臣、竹山建設大臣。なお、河野農林大臣と川島自治庁長官は後刻お見えになることになっております。会計検査院長東谷君、それから大蔵省主計局長森永貞一郎君、法務省刑事局長井本臺吉君。今川島自治庁長官がお見えになりました。なお、参議院の法制局長、大蔵省主計局次長……

第22回国会 決算委員会 第27号(1955/07/11、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十七回決算委員会を開会いたします。  議事に入る前に本日の理事会におきましてお諮り申し上げた事件について御報告申し上げます。  第一には当委員会の今後の日程の問題でございます。本日は保安庁、ただいまの防衛庁関係を審議いたします。それから十二日の火曜日は農林省関係、それから十五日の金曜日の午後一時から日本開発銀行並びに厚生省の部を審議して頂きまして、それから来週の月曜日の十八日午後一時から国鉄関係を審議いたすことにいたします。それから各省の警告決議、審査報告書の議決でございますが、これを十九日を二十一日の木曜日に繰り延べまして、各省に対する警告決議及び審査……

第22回国会 決算委員会 第28号(1955/07/12、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは、ただいまから第二十八回決算委員会を開会いたします。  二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十八年度政府関係機関決算報告書を議題といたします。  本日は農林省所管の部を審議いたします。検査批難事項は、第九百三十号から第千八百八十号までであります。この件につきましては、前回におきまして一応質疑終了ということになっておりますが、なお、本日あらためて残った問題についての御質疑をお願いいたしたいと存じます。なお、本日出席の政府委員は、向って右から、農林省の武田会計課長、小倉改良局長、渡部農地局長、清井食糧庁長官、大坪農林経済町長……

第22回国会 決算委員会 第29号(1955/07/15、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第二十九回決算委員会を開会いたします。  まず委員会の議事に入る前に今後の当委員会におきまする決算審査の取扱いについて御協議申し上げたいと思います。  実は前回の委員会でお諮りしました今国会中に各省の、あるいは特別会計、政府関係機関の決算報告の審査の報告をすべきかどうか、理事会にお諮りいたしまして、本委員会にお諮りしたんでありますが、そのときに多少御意見のある方もございました中に、ごもっともなような点もありますので、あらためて当委員会に懇談して御相談申し上げよう、こういうことになっておりましたのであります。その前に一つ今後の日程でございますが、きょうが十五日……

第22回国会 決算委員会 第30号(1955/07/18、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第三十回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十八年度政府関係機関決算報告書  を議題といたします。  本日は前回に続きまして、日本国有鉄道の部を審議いたします。なお、検査報告批難事項は第二千二百十号から第二千二百三十四号まででございます。本日、国鉄当局からは十河総裁、石井経理局長、唐澤営業局長、佐藤施設局長、小林資材局長、篠原臨時財産監理部長並びに総裁室鵜澤法務課長が見えております。なお、会計検査院側からは大澤検査第四局長、大蔵省は柳澤主計局司計課長が出席されております。

第22回国会 決算委員会 第31号(1955/07/21、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第三十一回決算委員会を開会いたします。  先ほど懇談会で申し上げましたように、明二十二日午後一時から大蔵、決算連合審査会に参加いたしまして、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律案を審議いたすことになっておりますので、御出席をお願いいたします。  まず、昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  並びに昭和二十八年度政府関係機関決算報告書 を議題といたします。  本日は保安庁の部を審議いたします。批難事項として検査報告書に載っておりますのは、第十八号から第四十七号まででございます。本日防衛庁から御出席の方々は、増原次長、……

第22回国会 決算委員会 第32号(1955/07/26、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第三十二回決算委員会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算  並びに昭和二十八年度政府関係機関決算報告書  を議題といたします。  前回までに質疑をいたしまして、質疑は一応終了したのでありますが、委員懇談会並びに理事会におはかりいたしました結果、審議の締めくくりといたしまして当委員会として、ただいまお手元に配付しました案のような警告決議を行い、政府の反省と自粛を促そうということに相成ったのであります。この警告決議案に御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議はないものと認めて、さよう決定いたしました……

第22回国会 決算委員会 第33号(1955/07/28、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第三十三回決算委員会を開会いたします。  お諮りいたしますが、国家財政の経理及び固有財産の管理に関する調査を従来より調査して参りましたが、会期も切迫し、調査を行うことは困難となりましたので、本院規則第五十三条によりまして、継続調査要求書を議長に提出一いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。  なお、要求書の内容及びその手続等に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よってさよう決定いたしました。

第22回国会 決算委員会 第34号(1955/07/30、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長(山田節男君) ただいまから第三十四回決算委員会を開会いたします。国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。まず第一に、来たる休会中における委員派遣の問題でございますが、予算とにらみ合せまして五班の行く場所を研究いたしまして、五班編成をしてみたのですが、予算の関係でそのうち四班行く。決算委員会は特に人数が多いからというので、第一班、第二班が三人ずつ、第三班と第五班が二名ずつ、第一班が中部、近畿、第二班が中国、四国、第三班が九州、第五班が北海道になっておるのであります。そこでいろいろ御希望の班を御指定願ったわけでございますが、一応ここへ行くように、行きたいという希望……

第22回国会 文教委員会 第4号(1955/05/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今回の紫雲丸の惨事に関連して、今日各委員から修学旅行の問題についていろいろ御意見があったのですが、先ほど松原委員それから矢嶋委員からも、この修学旅行の根本問題について禁止すべきじゃないかという、あるいはそういうことを考えるのは愚である、こういう御意見があったように拝聴したのですが、私は長くヨーロッパにおった者として、私自身も小学校、中学校の修学旅行の非常に楽しい思い出を今もって非常に価値あるものだとはもちろん思うのですが、しかし文部省として小学校、中学校の、いわゆる修学旅行に汽車、船等を利用するのに二日、少くとも三日以上の修学旅行は考えるべきじゃないか、ことにヨーロッパ、アメリカ……

第22回国会 文教委員会 第8号(1955/05/31、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の山内次長からのお話を聞くと、行政協定によって設けられておる合同委員会、即ちジョイント・コミッティーのいろいろ意見を交換し、日本側の要求があった場合、これに対して一つの議事録と言いますか、ミニュート・ブックがない、メモ程度のものだ、これはちょっと私は常識をはずれていると思うのです。御承知のように日米安全保障条約に基く、またこれを裏づけておる日米行政協定の少くとも最高の合同委員会で日米の代表がいろいろ苦情処理機関とし、あるいは調整機関としておるものに議事録がないということは、これは私は非常に手落ちだと思うのです。ことに重要なそういう基地問題とか、そういう不動産、土地の接収、ことに……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 先ほど義務教育学校で百二十万坪、高等学校で三十万坪危険校舎があると、この危険校舎と見なすのは大体五千点以上だというのですが、これは、文部省で実施調査して、その中で何%ぐらいあるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それは何%ですか。たとえば坪数でもって、百五十坪に対して実地査定が何%ですか。
【次の発言】 今小林局長の御答弁を聞いても、大体危険校舎と見なすべきもののほとんどこれは八〇%というものは机上査定での危険校舎と見なしておると見て差しつかえないのじゃないかと思います。そこで、いわゆる危険校舎に対しましては、今言ったように、国庫の補助金を出しておられるわけです。で、私……

第22回国会 文教委員会 第24号(1955/07/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ただいま議題となっておりまする公立小学校不、正常授業解消促進臨時措置法案に対しまして、私は日本社会党第二控室を代表して賛意を表するものであります。  本法律案は従来ならば地方の自治体、公共団体のみずからの手をもってこの問題を解消する努力をいたすのが当然でありまするけれども、地方財政の逼迫並びにことに都市におきまする人口の集中の傾向がはなはだしいというような事態からいたしまして、地方公共団体みずからの手をもってこれを解消し得るということはとうていできない。これがために今回これを法制化いたしまして、国庫補助によって解消しようという趣旨であります。私はこの点につきまして、この法の趣旨に……

第23回国会 決算委員会 第2号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○山田節男君 これは四百六十ページくらいで、通読をまだしておりませんが、今の監察部長の概略な説明を聞いて、あるいは報告書の中に漏れているのじゃないかという点についてただしますが、まず第一に国鉄の経営の根本としていわゆる収入源である路線、御承知のようにもう今日の路線は非常にバス、国鉄経営のバスあるいは民間経営のバスが発達して、それと競争するようになっちゃって、鉄道線の収入が非常に下っているというのが一般的傾向じゃないか、その点も、いわゆる現在の国鉄の経営している鉄道路線、これを再配置ということはできないけれども、これをやはり改廃するというようなことによってもう少し経営の合理化をする方法があるんじ……

第23回国会 決算委員会 第3号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○山田節男君 今の吉野運輸大臣の御所見わかるのですが、三木運輸大臣のときに、就任早々国鉄の制度の整理といいますか、それから能率の増進、こういったような方面に非常な御注意を持たれて、たとえば三木運輸大臣の肝いりで何か経営調査会を作られた、これはもうすでに設立されてから相当の月日がたっているわけです。今どういうような過程にあるか、この経営調査会がどういう段階にあるかということをちょっと……。
【次の発言】 それから今回国鉄の経理等について行政管理庁から勧告案が出ておるわけです。それに対して国鉄当局も、反駁といいますか、をやられておるわけです。運輸大臣としては今お話を聞くと、そういうところもあるか、……

第23回国会 逓信委員会 第2号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○山田節男君 私もこの委員会にすっかりごぶさたしておって、特に二十二臨時国会で問題になっている日本電電公社法の一部改正法案ですね。この審議には私直接携わっておりません。速記録を見て審議の状況を拝察しているわけです。これは村上大臣にちょっとお聞きしますが、鳩山第三次内閣は新内閣であって、第二次内閣のときの松田郵政大臣がどういうことを言ったか、これは私よく知りませんけれども、今のあなたの希望というか、ということは、いわゆる鳩山第三次内閣の大臣としての御発言だろうと思いますが、それに違いないですか。
【次の発言】 そうすると、第二次鳩山内閣の松田郵政大臣があなたにこの点についてどういう事務引き継ぎを……

第23回国会 逓信委員会 第4号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○山田節男君 本件について当面直接問題になる国有財産として、管財局の方で国有財産として取り扱っておる国際電信電話株式会社の株券の問題について、この本件が衆議院において上程され、そして今日に至るまでの間におけるこの株券に対して大蔵省としてどういう処置をとり、また衆議院から、あるいは郵政省の方からどういうふうな申し入れがあったか。その経過を詳細に一つ報告してもらいたい。
【次の発言】 これは正示君が管財局長に就任されて以後のことを伺ったのですが、その前の窪谷君が管財局長をしておられたときに、大体この問題を衆議院の方で議員立法として、その出す事前に窪谷管財局長に対して、こういう法律できめられている株……

第23回国会 逓信委員会 第5号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○山田節男君 ただいまの大蔵大臣の御答弁で、ただいま津島委員からの御質問に対して、この質問は実行するとこういう御答弁があったのですね。これに違いありませんね。それで昨日正示管財局長から、株の処分に対してここで質問があった際に、今年度の予算支出においてこの株の処分の金を支出するようになってない、それでは予備金でやったらどうか、予備金も非常に寡少であって余裕がないと、こういう話なんです。そこで今津島委員の言われたことは、一体今予算上これが支出が不可能であれば、また予備金も不可能であれば、補正予算を組むかあるいは他の方法がありはしないかと、こういうのできのう質問が終ったわけなのです。そこできょう大臣……

第24回国会 決算委員会 第4号(1956/02/16、3期、日本社会党)

○山田節男君 今五名の証人申請をしておられるというが、その五名はだれだれですか。
【次の発言】 この虎の門の借地権については、これは足かけ四年前に当委員会で当時のニュー・エンパイア・モーター会社の責任者、それから都の建築局長、その他大蔵省の当時の阪田管財局長、かなり広範な参考人を呼んで本決算委員会で詳細調べが出ているわけです。それであなたも御承知だと思うのですが、大体国有財産の今日非常にあいまいな……、また一方から土地を使用する者からいえば、一応合法的な措置をとられておるわけなんです。そこに本決算委員会として、当時の大蔵大臣、それから管財局長、それから都の関係職員、こういう人を呼んだのです。今……

第24回国会 決算委員会 第9号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○山田節男君 まあ各委員からいろいろ御質疑があり、それぞれ当局の答弁があったのですが、私一つ確認をしておきたいことは、この問題になった会計検査院の事務総長名の自粛の通牒ですが、これを出された動機は会計検査院の先ほど言われた内部監査というのですか、監査の結果、どうも年々というか、そういった検査事務官の中で今通牒によって示されているような自粛の要綱に相当するようなものが年々ふえる、あるいは絶えないというような意味から、ああいう事務総長名の自粛の通牒を出されたのかどうか、この点もう一ぺん一つお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 先ほど大倉委員からも質疑があったのですが、会計検査の事務官が出張……

第24回国会 決算委員会 第12号(1956/04/04、3期、日本社会党)

○山田節男君 私は開発銀行の方へちょっとお伺いいたしますが、今、白川君の質問並びに意見があったのですが、先ほど小林総裁の御意見によると、この二十九年の決算報告の第二千二百四十六号におきまして、不当貸付として、批難事項としてあげられておるのでありますが、こういう類似のものはたくさんあるというようなお話だったと思います。率直のところ、ただいま白川君の会計検査院当局に対する質問応答を見て、この批難事項としてあげられている開発銀行の不当貸付、二千二百四十六号に対して、これはどうもあれですか、やはり不当……、一つの批難事項に値するというように率直にお考えになるかどうか、この点一つお伺いいたしたいと思いま……

第24回国会 決算委員会 第19号(1956/05/26、3期、日本社会党)

○山田節男君 これはさっき久保君の質問に関連してですが、ここに出されている土地建物交換調、これは私はちょっと不動産売買の専門家じゃないが、これを見て、どうも数字上の遊戯というか、ことさら数字を合わせるように、バランスを十万円ぐらいに作ったような、これは直観的に思うのですが、これは誤りかもしれません。そこでさっきの久保委員の質問に対して佐藤局長は、不動産管理、売買、それから交換については、あくまでもビジネスだ、きわめて厳正にやる、こう言われた、ところが今の山崎説明員の話を聞くと、退職してから二カ月の期間はおいてやろう、しかし事実は四カ月も半年も、一年もいる、そこが非常に矛盾するのです。これはやは……

第24回国会 逓信委員会 第2号(1956/02/03、3期、日本社会党)

○山田節男君 この成績を見ると、全くわれわれ予想外な価格で売れているわけですが、まず第一に大株、多数の株を買った日興証券、それから野村証券、それから大和証券、こういう証券会社の買った株は、証券会社自体が買ったのか、あるいは委託で買ったのか、その真の株主になるべき人の、何か行く先がわかれば一つ知らしていただきたいと思います。
【次の発言】 これは前国会の委員会でこの株式を本委員会で売るべしという趣旨に従って売却することになったときの正示管財局長の見通しとして、大体証券市場が今好況にある、今大体この線だろう、こういう自信のあるお言葉があったわけであります。実際こうしてかみ合せて見るというと、申し込……

第24回国会 逓信委員会 第4号(1956/02/14、3期、日本社会党)

○山田節男君 今問題のあるお年玉はがきですが、この金をどうするかという問題について、法案を出されるというのですが、これは多少意見もまじりますが、これは従来の金の使い道は、今郵務局長の言われたような内容だと私は知っているわけです。ああいう一年に一度お年玉はがきというものを出して、今年のごとく六億円以上の金が集まる、これの使い方ですね。今も問題になっておるように、これも一つの助成金として補助金的に使うのがいいか、そうでなくてとにかくせっかくあれだけのまとまった金が入るならば、もっと一つか二つまとまった仕事を計画的にやる。これは私たとえば戦後の西ドイツ、ポーランド、この間ソ連に行ったが、ソ連も富くじ……

第24回国会 逓信委員会 第5号(1956/02/21、3期、日本社会党)

○山田節男君 これは大臣に対する質問ですが、これは電波監理、電電公社がおられるから、その方からもお答えいただけると思いますが実は呉を中心とします国連軍が撤退することになりましたが、いろいろな問題が起きておるわけです。昨日の緊急質問で時間がなかったので十分できなかったのですが、国連軍がいわゆる国連協定によって日米行政協定とほとんど同じような地理関係で日本に駐留しておったわけです。そうするとその国連協定の中には、やはり日米行政協定と同じように現地通信に関する日本政府と国連軍との合意があるわけです。そこでいよいよ撤退をするということが決定いたしたのですが、これは国連軍が呉、岩国あるいは東京と、駐屯地……

第24回国会 逓信委員会 第6号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○山田節男君 村上郵政大臣にちょっと御質問をするのですが、これは私、実は前々国会でこの審議をされたときは委員でなかったのです。いろいろ速記録なんかを見まして大体承知しておるのですが、大臣も御就任後そういうものも責任上十分読まれたことと思うのですが、それで、これは御承知のように、この法案が第一案から第五案までぐるぐる変ったということ、本院に出されるまで……。その過程も私はよく御存じだろうと思う。それで何といいますか、本委員会としてはいまだかつてない超党派で出たものを、これをやっておったものが、甲論乙駁で二回も継続審議になった。そのあとあなたが郵政大臣につかれて、そこでいろいろな法案が出て、これは……

第24回国会 逓信委員会 第8号(1956/03/13、3期、日本社会党)

○山田節男君 これは私前回欠席しておりますので、あるいは質問が重複しておった場合には、あえて御答弁を求めません。後日速記で見ますからそのおつもりで御答弁を願いたいと思います。  第一は、去る三月七日に、衆議院の逓信委員会の付帯決議の中にも述べられておるように、電話設備費負担臨時措置法というのは立法以来時限立法です。従ってこれは一つの臨時の制度であります。そこに時限立法にするという目的があるのだと思います。で、衆議院の付帯決議を見ましても、ここに書いてあるように、「電話加入申込者等受益者の負担にまつことは、事業の公共的性格からいって、努めて避けなければならない。」これは私はこの付帯決議は非常に正……

第24回国会 逓信委員会 第10号(1956/03/20、3期、日本社会党)

○山田節男君 ちょっと議事進行ですが、この法案について衆議院から三月七日付の付帯決議がついているのですが、これはやはり衆議院送付のこの法案に付帯決議がついていれば、これは従来の参議院の議事規則によればこれは一応どう扱うかということを何しないと、今の反対討論、賛成討論の中に、今聞いてみるとその趣旨は入っているようだが、討論と付帯決議とはおのずから違うのでありまして、その取扱いをどうするかということを、一応やはり採決に入る前にきめておかないと、やはり、これはまずいのじゃないのかと思います。これをちょっと研究してもらいたい。

第24回国会 逓信委員会 第11号(1956/03/22、3期、日本社会党)

○山田節男君 今の久保委員の質問に対する濱田監理局長の答弁ですが、予備金の本質からいって、今監理局長は、経済事情の変化があった場合ということを言われるのですが、それはたとえばなんですか、インフレーション、極度のインフレーションが起きて、現在の給与ではどうしてもいけない、こういう場合には予備金を使用し得るというのか。これは御承知のように電電公社法を作ったときに、給与総額の伸縮性を持たすということ、非常にこれは問題となったのです。当委員会としては、経済上の激変があった場合には、給与総額に対して伸縮性を持たせろという一項を持たせた。これは予算問題とは別として、給与という問題でやったのです。今の濱田局……

第24回国会 逓信委員会 第16号(1956/05/10、3期、日本社会党)

○山田節男君 あの株は一株千株券になっておりますか。
【次の発言】 そうすると、千株券とか五百株券というものは、全体の率からきわめて少いわけですね。
【次の発言】 今の津島委員の質問に関連しますが、大体大蔵省が株券を処分したときも、結局大半は、大半というか、最大多数というものは証券業者が一応これを落札するという結果になるだろうと思うのですが、そこで株の細分化、一株券、十株券が多ければ私闘間ないと思いますが、大蔵省が先般売却したときに質問したのですが、今回電電公社が売り出されても、額面を割るということは、これは絶対にない。大蔵省が売った場合に平均価格がたしか六百二円か三円だったと思いますが、少く……

第24回国会 逓信委員会 第17号(1956/05/15、3期、日本社会党)

○山田節男君 きょうは大臣並びに電波監理局長が所用のため出席をされておらないわけですが、実は今、質問通告もいたしましたように、来たる六月に実現さるべき標準放送並びにテレビジョンの周波数の再編成に際しての郵政省当局の根本的な方針といいますか、態度を、周波数割当に対する態度というものを承わりたいと思うのです。今も各委員からあまり技術的のことにわたってはという意見もあったようです。ごもっともな話でありますから、しかもきょう、あす、これに関して公聴会も開かれておるというようなことで、公聴会の結論によっては、政府のまた根本的方針が若干変るということもこれは予期されますが、今日まで政府が標準放送の周波数の……

第24回国会 逓信委員会 第18号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○山田節男君 今の説明ですと、電話の加入権は担保にできるということになっているのですか。中小企業の特別の場合には慎重考慮して決定するということですが、それは現行法でできるのですか。
【次の発言】 そうすると、現行法ではできないから、そういう中小企業者の金融に特に必要なものの一つの何といいますか、カテゴリーを作って、そしてこれを担保にできると、そういうふうにするという御趣旨ですか、今の御答弁は……。
【次の発言】 それは、これをわれわれ採択するか否決するかという問題で、今の答弁だとどうもはっきりしないんですがね。おそらくこの願意は、さっき説明があったように、明らかに中小企業者の金融のためにやりた……

第24回国会 逓信委員会 第19号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○山田節男君 本件に関して今久保、新谷両君の発言がありましたが、私も賛成です。ただこれは標準放送の場合に、ああして周波数の割当の免許ということの政府の方針が何というか、今、新谷君が言われたように、周波数の割当なんかも無計画とは言わないが、非常に今回でもいろいろ苦労されたと思うのですが、テレビジョンに関しましては、ことに民間放送ということについては、民間のテレビの放送の周波数の割当は、よほど慎重にやってもらわなければならぬ。ことにこれは私から申し上げると、全国のネットワークができるテレビジョン、具体的に言えばNHKのようなこういう公共的なものをまず第一番にやりたい、それからテレビジョンの場合は東……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 社会労働委員会 第13号(1956/12/12、4期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) それでは簡単に今の藤田君の質問に関連して、きょうは大臣も見えておりませんし、外務省関係が見えておらないようであります。ただ労働省の中西君が見えておるし、これは政府委員であるから……。で、この今の藤田君の質問、これは古い問題であって、結局結論をどうするか。これは一つの占領軍政下の宿命的な所産であって、今、特需課長が言われるようにいかんともしがたいと言われるが、これは私はむしろ労働省は雇用安定という意味からこれは強く主張せにゃならぬじゃないか。そこで今特需課長がむしろお教えを請いたいというような答弁ですが、幸い外務省が委員になっておる日米合同委員会の例の調達調整委員会の……

第25回国会 逓信委員会 第2号(1956/11/26、4期、日本社会党)

○山田節男君 何か、今大臣が退席されるというのですが、こう広範な所管事項に対する報告があったんですが、これに対する質問は、きょうは時間がなければ、よろしいですけれども、次回からやっぱり各論的に、各所管別の質問は大胆にしなくちゃならぬ質問が相当あると思うのです。ですから、そのことを条件として、私きょうは退席を了承します。
【次の発言】 これは大臣に質問したいと思いましたけれども、きょう電波監理局長がおられますから、電波監理局長の郵政相代理の御意見を伺いたいのですが、テレビジョンの放送についてですけれども、ここに大臣が報告されたように周波数の割当計画も鋭意考えておるのだと、この大体テレビジョンの免……

第25回国会 逓信委員会 第3号(1956/11/28、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連して。今の組合側の全逓とか郵政とか、電気通信関係のいろいろ質問を聞いて私は感ずるんですが、占領軍政下、ちょうど私は労働委員長をやっているときに、公共企業体等労働関係法を作って、この問題の審議をはかって、これはGHQとの、ことに参議院の労働委員会と、それからGHQの経済科学局と労働課の連中と折衝した結果、こういう公共企業体の従事員は、何といいますか、公務員的な性格を持っている、そういう性質からいっても、これは労働争議というものを極力これを減らしていかなくちゃいかぬ、そういうようなことでああいう公共企業体の労働組合、官公労に対しては、労働組合の正規の権利を与えない、そのかわりああ……

第25回国会 逓信委員会 第5号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○山田節男君 大臣の、今の新谷君の質問に関する郵政大臣の答弁に関して、まず最初に伺いたい。ラジオとテレビの兼営について、これは新谷君の言われたように、テレビジョンの開始が問題になったときに、本委員会としては、多年テレビジョンの研究も実験もやり、放送に関する経験をもっているNHK、公共放送の建前で、テレビジョンの放送をやれというのが本委員会の一致した意見だった。公聴会も開いたし、電波監理委員会の公聴会も、これはわれわれ新谷君と一緒にアメリカから帰ってきて、そんなに標準方式を簡単にしてはいけないということで、当時の富安電波監理委員長を叱咤して、あらためて同年一月から二週間にわたって膨大な公聴会をや……

第25回国会 逓信委員会 第8号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 それに関連して。次官からの答弁はいいのですが、ちょっと私、電電公社の責任者にちょっとお聞きしたい。その今のオートメーションと生産性向上といいますか、能率化ですね、この問題は、これは電電公社が発足して、もう第一次五ヵ年計画の間に異常な発達をしておりますが、少くとも第二次の五ヵ年計画には、これはもう言うまでもなく、ことに通信事業のオートメーション化ということは、これは急速なテンポで完成しなくちゃならぬ、これは絶対的な一つの課題になっておるわけですが、そうするということは、今も指摘されたように、いわゆる従業員の配慮といいますか、不要な労働人員ができるし、これは必然的な趨勢だろうと思うの……

第25回国会 予算委員会 第3号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○山田節男君 ただいま八木委員の御質問に関連して曾祢君からの御質問があったのでありますが、これは私は、昨年の九月二十一日にクレムリンで訪ソ議員が、これは自由民主党、社会党、共産党、労農党全会派を代表する衆参両院議員が集まってこの問題を話しましたときに、これはちょうど九月の十八日に松本君がロンドンにおられて、交渉を一時打ち切るということに決定した三日あとでございます。この問題をわれわれが提起しましたときに、フルシチョフ共産党第一書記が、歯舞、色丹は、これは日本の国民の感情から見てもほしがることはもっともと思うからこれは返す、日ソ国交が回復すればこれはすぐ返す、こういうことを育ったのであります。そ……

第25回国会 予算委員会 第4号(1956/12/12、4期、日本社会党)

○山田節男君 きょうは厚生大臣の出席を求めておりましたが、厚生大臣御用があっておいでにならないそうですが、大蔵大臣と厚生大臣に質疑をいたしたいのですが、厚生大臣がおられないと、ちょっと私は大蔵大臣だけの回答では全貌がきわめられないから、実は今議事進行で、天田委員から今後どうするか、もし厚生大臣がおみえになって、一つ大蔵大臣、労働大臣等に合せて質問いたしたいと思います。
【次の発言】 今申し上げたように、厚生大臣、労働大臣、大蔵大臣三者いられないと、私の質問の主題は健康保険の問題です。もし次回開かれれば、大臣がおみえになればそのとき質問さしていただくということで、私は、今日は大蔵大臣のみへは質問……

第26回国会 逓信委員会 第2号(1957/02/07、4期、日本社会党)

○山田節男君 私は、松平、宮田両委員とともに一月九日から同十六日に至る八日間、福岡、熊本、大分の各県における逓信関係の行政並びに事業の運営状況を視察いたしましたので、その概況を御報告いたします。  まず、郵便関係についてでありますが、昨年九月までの町村合併に伴いまして集配事務の統廃合を必要とする局は二百三十局に上り、さらに今後合併予定のものを加えますと三百四十一局の多数に達するのであります。しかして昨年末までに統廃合を実施した局数は八局にすぎません。既存施設の統廃合に関しては、困難なる現地事情のあることは丁とするところでありますが、誤配、遅配、遅達等、郵便利用上の欠陥はすみやかに除去せられなけ……

第26回国会 逓信委員会 閉会後第2号(1957/06/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 資料に関してですが、郵政省にちょっとお伺いしますが、郵政事業はもう世界で民営のものはないわけです。公社経営になってほとんど全部が公営になっているわけです。主要な国家、たとえばヨーロッパでイギリス、ドイツ、フランス、オランダ、スイス、それからアメリカ――北米ですね、この程度で郵政事業で現業官庁のこういったような養老年金制度という事業に関する何か資料があれば、従来できているものがあれば非常にけっこうだと思いますが、なければ、一つ何かポイントになるもので拝借できるものがあるかどうか、との点一つお伺いいたしたい。
【次の発言】 すると、従来郵政省の現業職員、それから公務員に対しては、恩給……

第26回国会 逓信委員会 閉会後第3号(1957/06/12、4期、日本社会党)

○山田節男君 本件に関する内容を持った問題は、これはおそらく昭和二十八年ごろだったと私、思います。オート・アラームの問題で、当時の電気通信委員会で論議したことがあるわけです。その後、無線機器が非常に発達したということは認めるものでありますが、最初に公述された米田参考人にお伺いするのですが、この問題は従来船主協会としては政府に――今日は郵政省の電波監理局がやってるわけですが、船主協会としては従来政府に対していろいろ強く、今あなたがおっしゃったことを申し出をしておられるだろうと思うのですが、しかるに、政府がこれを了承しないので、こういう議員立法になったのじゃないかと思うのですが、一体政府はどういう……

第26回国会 逓信委員会 第4号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○山田節男君 このNHKの三十二年度の予算案について今説明があり、また数字的な要綱が示されているわけですが、これは審議の過程においていろいろ資料を各委員から提出を要求されるだろうと思うのですが、大体今ここに出ている資料以外に、今前田委員の言われたような問題にも関連し、その他こちらから要求しなくても、これは一年を通じこの予算審議ですから、具体的に数字以外のものも資料をむしろNHKから積極的に、自発的に当委員会審議の過程に拠出していただくように、委員長からNHKの方に御要求願いたい。
【次の発言】 今のよろしゅうございますか。  私は、実は今問題になっておるテレビジョン放送用の周波数の割当計画の基……

第26回国会 逓信委員会 閉会後第4号(1957/07/23、4期、日本社会党)

○山田節男君 これはきょう新大臣、新政務次官のごあいさつ、顔合せというのでお集め願ったのだと思いますが、一、二新大臣にこの際御質問申し上げたいと思います。  第一には、今大臣も御就任早々いろいろ御研究になっておるだろうと思いますが、例のテレビジョンの放送用の周波数の割当計画に対する基本方針、これは昨年村上前々郵政大臣が御在任当時に、昨年の一月に第一次のテレビジョン放送用の周波数の割当計画の基本方針を定められた。ところが、昨年十二月の下旬に、鳩山内閣が下野される直前に、これが電波監理審議会に出されたところが、内閣がかわりますので、電波監理議会としては、一応これを郵政省に返上したという話を聞いてお……

第26回国会 逓信委員会 第5号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○山田節男君 少し質問が各論から総括論に入りましたが、私はやはり全般的問題から承わりたいと思うのです。今永田会長もNHKの会長になられてすでに半カ年になっているわけですが、その間、海外に行かれて、欧米の放送事業もつぶさに調査して帰ってきておられるのです。今回の永田会長就任第一回の三十二年度の予算案を、最高の経営委員会を経てここにお出しになり、相当われわれとしては期待しておるわけです。と申しますのは、このNHKは御承知のように三十年の歴史を持っている。約九千人の職員を持ち、しかも、その職員は今日、日本における放送事業の最も練達であるスタッフを持っておられる。しかも、経営委員会については、メンバー……

第26回国会 逓信委員会 閉会後第6号(1957/10/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の鈴木君 の質問に関連して一応御質問申し上げたいと思うのですが、過日ロスアンゼルスに電電公社、それから国際電電会社の生産性向上視察の一行が来ておりまして、まだサンフランシスコへ着いて一週間足らずの間に、サンフランシスコとそれからロスアンゼルスの電話会社の視察をやった。四日目に私は会ったのですが、君たちは一体どういうふうにこれを感じているか。ところが、これはお話になりません。とにかく非常なこれはオートメーション化です。これは私たちも今度は施設は見ませんでしたが、この前行ったときに見ても、ことに電信電話サービス業というもののオートメーション化、これはことに電子科学――エレクトロニク……

第26回国会 逓信委員会 第8号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○山田節男君 君今の新谷君の質問に関連してですが、これはちょっと私の申し上げることは鈴木君の意見と少し違うのですが、大体欧州総局それからアメリカ総局を作った当時、われわれ委員をしておりましたが、これは相当必要であったに違いないけれども、その動機というものは、私は多少この人事上の関係とか何かで、ああいうものを始めたのじゃないか、これは私の憶測ですよ。こうして百六十億足らずの年間予算において、たとえ一億足らずの、八千八百万円にしても、これはもう少しやり方があるのじゃないか。現に私はロンドンにも行き、アメリカのニューヨーク、ワシントン、パリ、こういう所へ行って見ますと、それぞれの中央放送局、たとえば……

第26回国会 逓信委員会 第9号(1957/03/20、4期、日本社会党)

○山田節男君 今までこれがあまり問題にならなかったということは、私は今持ってこないのですが、放送法の制定当時、議事録を見ればこれは重要な条項ですからいろいろ議論があったと思います。これは私の記憶する範囲では、要するに戦前からNHKの仕事としてやっておって政府は補助金として出しておった。ところが今度こういう法案ができて後も、今日までわれわれは増額しろということは言ってきた。もう少し金をふやせということを言ってきた。今度これだけ出ましたけれども、何年も郵政大臣はふやすふやすと言ってわずかしかふやさぬ。ですからこれはやはり今まで問題にならなかったことは、NHKの自体の仕事として国際放送をやっておった……

第26回国会 逓信委員会 第10号(1957/04/01、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の新谷君の発言に関してですが、私は新谷君と二十六年にアメリカに行ったのですが、それから十三国会に、今新谷君が言われたように、オートアラームの問題をどうするかということで――当時長谷君が電波監理局長をしておったと思います。その当時、海員組合の方からたしか、公聴会ではなかったが、代表者をここに呼んで、反対するという意見を聞いたことがある。  そのときに、長谷君の説明があったときに、当時、昭和二十七年だったと思います。私たちがアメリカに行ったのは昭和二十六年で、終戦後しばらく日本には外航船はなかった。ところが、ようやく二十五年に三井船舶のニューヨーク航路が始まった。ところが、パナマは……

第26回国会 逓信委員会 第12号(1957/04/09、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の鈴木君の質問に関連してですが、こういう見解は――大臣がもし御答弁できなければ松田監理官でもいいし、梶井総裁でもいいけれども、今鈴木君の言うことを裏からいえば、いわゆる公衆電気通信法の第一条、第二条、この第二条ですが、この公衆電気通信役務、これは英語でコンモン・キャリア、これが第一条、第二条にうたってあるのです。公衆電気通信役務とは何であるか、「電気通信設備を用いて他人の通信を媒介し、その他電気通信設備を他人の通信の用に供すること。」、しかも、一条によって公社あるいは国際電電株式会社は、これには「合理的」となっております。これは国際的には公平にして妥当な料金で料金を取って通信の……

第26回国会 逓信委員会 第13号(1957/04/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 三十年度の業務報告書を見ての印象と申しますか、所感を申し上げたいのですが、御承知のように民間ラジオ放送、テレビ放送が非常に発達してきて第二年度、三年度に入っている三十年度のNHKの事業の概観を見て、私はやはり公共放送の建前として教育・教養の方に非常に重点を置かれておるということは、これは私は了とするのみならず、非常な努力が払われておるということを十分認識するものですが、従来民間放送の発達の状況を見ますと、東京市内において今日民間放送が短波放送を入れて五つある。そのプログラムを見ただけでも、かなり同類同系のプログラムが多いわけなんです。ただ、これをいかに公共放送らしくするかというこ……

第26回国会 逓信委員会 第14号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○山田節男君 鈴木君の第一質問に関連して。これは政務次官として御答弁できる範囲でいいのですが、先ほどの鈴木委員からのお話があったように、岸内閣がいわゆる国民に対する広報活動として、商業放送だけを利用する、しかも、年間約五千万円の国費を使う、これは私は政治的に考えて、これは邪推かもしれませんが、商業放送であればもちろん有料であって、やはり金を払わなくちゃいかぬ。ところが、現行の放送法によりますと―これはNHKの放送法といってもいいくらいでありますが、しかし、その中にいわゆる政見の放送ですね、これは選挙の場合、これはもちろん両方とも無料である。これは政見の放送は、NHK当事者としてはあくまでも公平……

第26回国会 逓信委員会 第15号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○山田節男君 これは官房長官にあらかじめ私の質問の要旨をお諮り願っておけばよかったかと思いますが、そういうようなことがなかったように了解しますが、まあ石田官房長官のおやりになっていることですから、一つ率直に御意見を承わりたい。  それは、石橋内閣が成立しまして石田氏が官房長官になられた。たしかその直後といいますか、石橋内閣に続いて岸内閣になっても石田さんは官房長官という地位にあられる。それで今度政府の、内閣の一種の広報活動にラジオ・テレビジョンの放送を利用しよう、こういう思いつきになっておる。そうして同時に、内閣にその広報に関する参与といいますか、そういうのをそろえられた。これは私は新しいやり……

第26回国会 逓信委員会 第17号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○山田節男君 これは大臣のおられるときにやろうと思ったのですが、これはまた別にします。大体この法案を作ったときの郵政省の心がまえについて、若干質問いたしたいと思います。この法案について、さっき手島君も言われたようですが、従来の公衆通信役務という観念からすれば、これは全くの一つの革命なのです。単なる有線放送電話というような簡単な法律だけで済ませる問題ではないと思う。そこで、この法律ができた由来と申しますか、理由が、電話の普及が遅々として進まない、しかしながら、通信業務の非常な要求が切実なものがある。いわゆる今日の有線放送電話というのは、必要が生んだ発明である。これを押えるというわけにいかない。で……

第26回国会 逓信委員会 第18号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○山田節男君 ただいま郵政大臣の御答弁で、大体本法案の公職選挙法に関する解釈は了承できたわけでありますので、ただいまの大臣の御答弁で了承いたします。しかも、昨日郵政省の当局から、自治庁の方でもこの問題については、今大臣の御答弁のことについては、了解済みということでありますので、ただいまの大臣の御答弁で了承いたしますが、公職選挙法第五十一条の問題は、今御答弁の通りに解釈適用きるべきものと思います。なお、昨日も申し上げた通りに、現在までは、この有線放送はこれは別問題でありますけれども、電話等についても、地方公共団体の選挙の場合に、ある団体は許可をし、ある団体は許さないという、何と申しますか、一致し……

第26回国会 逓信委員会 第20号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○山田節男君 これは、ちょっと質疑しながらこういうことを聞くのは、ちょっと前後した質問でありますが、郵政省の当局にちょっと私聞きたいのですが、この提案理由の説明の中に書いてあるように、現在約二十六万名の職員の中で、十二万名は任官者で恩給法による、他の十四万名が共済組合法による、二本建になっておる。そうして一方においては、国家公務員共済組合法による共済組合がある、そうして今度ここに提案されたような郵政事業職員等共済組合法案というものを出されて、一面からいえば、これは非常に屋上屋を重ねるという感じがするのですけれども。それから今るる説明があったように、すでに公共企業体職員等の共済組合法が出ているわ……

第26回国会 逓信委員会 第21号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○山田節男君 本院の逓信委員会としましては、第二十六国会の最終でありますので、大臣の所管事項の一つについて、私、きわめて簡単な御質問を申し上げたいと思います。  これは、過日本院の予算委員会で郵政大臣並びに岸総理に御質問を申し上げた件でありますが、本年の一月二十一日に、平井郵政大臣はテレビジョン放送用の周波数の割当計画の基本方針、これを修正されまして、電波監理審議会に諮問を発せられたわけです。自来すでに半歳になんなんとする。それについての郵政大臣の御所信はすでに予算委員会で承わったところであります。で、きわめて私らとしてけっこうな御所信だと思うのです。しかし、私どもがこれを憂えます点は、大臣も……

第26回国会 予算委員会 閉会後第1号(1957/10/31、4期、日本社会党)

○山田節男君 第三班の御報告を申し上げます。  第三班は、北村議員、関根議員及び私の三委員でありましたが、六月二十五日から七日間にわたり青森、秋田、新潟の三県について、地方財政及び公共事業の現状並びに各関係鉄道監理局管内の輸送状況を調査いたしましたほか、青森県においては、農業及び林檎試験場並びに酪農関係事業、秋田県においては、八郎潟干拓及び秋田港改修事業、帝国石油八橋油田開発事業、新潟県においては、佐渡離島振興対策事業、新潟港改修及び海岸侵蝕対策並びに旧信濃川改修事業及び新郷川用水事業等の実情について現地調査いたしましたが、以下、その概要について御報告申し上げます。  まず、地方財政状況につき……

第26回国会 予算委員会 第17号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○山田節男君 私は岸総理兼外相に御質問申し上げたいと思いますが、質問の点は、国連に対する対策としての一、二の質問を申し上げたいと思いますが、その前に前提として、岸外務大臣は石橋内閣が成立いたしましたときに外相として御就任になった。しこうして岸内閣ができまするや、岸さんは総理大臣として外相をも兼ねておられる。これは以後の私の質問に関連いたしますから、一応最初に確かめたいと存ずるのでありますが、なるほどヨーロッパの、これはまあ二流、三流の国でありまするが、総理が外相を兼ねるということは、これは決して異例ではございません。総理は承わるところによると、国会が済めばワシントンへいらっしゃる、なおまた、東……

第27回国会 逓信委員会 第1号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○山田節男君 ちょっと人事問題について関連質問したいと思ったのですが……。
【次の発言】 この人事問題についてでありますが、郵政大臣がもうすでに高級人事を決定されて、とやかく言う、そういうつもりで私は申し上げるのじゃない。今まで私過去十年間、少くとも大臣が、政府の高級人事の決定について批判したことは私は一度もありません。そういうことを申し上げるのじゃないのですが、ここで大臣が御報告になったように、今回の国際郵便連合会議ですか、これは非常に重要な会議だった。私は、過去松井君が何度も会議に出られて非常にポピュラーになっておるということは、これは私仄聞しておりました。ところが、今回こうしてみると常任……

第27回国会 逓信委員会 第5号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○山田節男君 実は、私は電気通信、電波関係について若干の質問をいたしたいのでありますが、過日大臣が所管事項の説明をここでされて、承わったのでありますが、それを中心として若干の質問をいたしたいと思いますが、その前に、先般の当委員会で国際電電の株を六十六万株郵政省の共済組合が持っておる、このことについて大臣は御存じなかったように私は承わっておりますが、このいきさつについては、もう大臣御承知のことだろうと思う。これは当時の大臣は村上郵政大臣でありましたが、これは本委員会で非常に問題になった。議員立法による株の所持ということで非常にこれは当委員会としては問題になった案件であります。それでこれが、電電公……

第27回国会 逓信委員会 第6号(1957/11/14、4期、日本社会党)

○山田節男君 大臣は時間をあまりお持ちにならないようですから、簡単に御説明願えればけっこうですが、この間の大臣の所管事項の説明資料に関しての質問として御答弁をお願いしたいのでございますが、御承知のようにNHK、民間放送がラジオにおいても、テレビにおいてもほとんど数においては相ひとしいくらいの数になってきた。将来番組というものを公共放送と民間放送とどうするか、これは各国で問題になっておるわけです。そこで、公共放送は教育的な放送をやればいいのだ、教育、教養をやればいいのだ、商業放送はいわゆる商業放送であるからして、娯楽だけやればいいのだ、こういうきわめて従来の素朴なプログラムのでき方というものが日……

第27回国会 予算委員会 第2号(1957/11/08、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連質問。さっきの曾祢君の対中共貿易問題に対する御質問に関連して質問いたしたいと思いますが、先ほど総理の御答弁によると、今回の対中共貿易の協定が失敗に終った根本的のものは指紋の問題である、あるいは代表部員の人数、その他代表部の治外特権の問題で失敗してしまった、こういうふうに私は伺ったのであります。しかし、私は今回のこの対中共貿易問題の失敗した根本的な背景をなしているものは、これは先般、岸総理がアメリカへいらっしゃって、これはわれわれもその当時非常にこれを憤慨したのでありますが、少くとも日本の総理としてきわめて不用意な、中共を刺激するような発言があった、これが私は今回の協定の行き詰……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 今日政府が速急解決しなくちゃならない当面の労働問題たくさんございまするけれども、私はその一部と申しまするか、駐留軍関係の労務対策について若干御質問を申し上げたいと存じます。この駐留軍の労務者の対策につきましては、一昨年英連邦軍を主体としまする国連軍が撤退をいたしまして、それがために一万数千名の離職者、失業者が出ました。当時鳩山内閣でございましたが、内閣に駐留軍労務者特需等の連絡協議会というものを作られまして、関係各省の責任者をもってこれを組織いたしまして、具体的な対策ができたわけでございます。それから自乗すでに二年有半たっているわけでございますが、この連絡協議会、連絡会議の性格か……

第28回国会 逓信委員会 第3号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○山田節男君 過日本委員会での郵政大臣の所信の説明につきまして御質問いたしますが、まず第一に、過般われわれにもこの放送法の一部改正に関する要綱をお示し願ったのでありますが、これは、法案が出された後にいろいろ審議する順序になると思いますが、過日の郵政大臣の御説明に関連して、放送法の一部改正について若干御質問を申し上げたいと思います。  御承知のようにNHKもすでに来年度の予算の編成ということについて、もう着手もしているでありましょうし、結論も出ているのかもしれませんけれども、過般大臣の説明では、聴取料の値上げをする、これはテレビの予備免許を受けた施設の準備あるいはラジオの施設の改善と、こういう方……

第28回国会 逓信委員会 第4号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の郵便法による罰則はどういう程度のものですか。
【次の発言】 さっきのポストに放火し、信書を焼失した場合の罰則ですね、郵便法の罰則をちょっと伺いたい。
【次の発言】 罰則は。
【次の発言】 刑量はどうですか、罰金刑か体刑かそれを聞いておるのです。
【次の発言】 このポストに放火するという事件は、われわれ過般大阪の方に視察に行った場合に、郵政局長の方からそういう報告を受けておる。こういったような公共物の棄損ということは、これは何とも許すべからざる罪なんです。ことに信書を寄託されておる郵政省としては、ポストの放火とかあるいは信書が焼失されるということに対しては、これはなるほど今聞き……

第28回国会 逓信委員会 第8号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の説明に対しての、これは質問というよりかちょっと意見を伺うのですがね、この予算はもちろん最近お作りになったのでしょうがね、御承知のように放送法の一部改正法案が今上程されておるわけです。それによりますと、これは予算的処置としては多くの金じゃないと思いますが、たとえばこの送放受信の技術者の養成であるとか、あるいは放送番組を商業放送に提供する、あるいは番組編成の資料をNHKが要求があったら提供をしなくちゃならぬ、こういう方面についての予算は、今回のこの放送法の改正法案が通過すれば、NHKにまあ新しい任務が課せられる、そういったような、これは金額に少いかもしれませんけれども、これに対す……

第28回国会 逓信委員会 第9号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○山田節男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、以下述べまする条件を郵政大臣が早急に実現されるということを希望いたしまして、賛成いたします。  本委員会でこの議案につきましてはるる大臣の説明があり、各委員の質問もございました。今回の二十五万円に保険金の最高制限額を上げるこのいきさつにつきましても、郵政大臣からるる御説明を受けたのでありまするが、この議案は、従来ほとんど毎通常国会、最高制限額を上げるという修正案が出るのであります。これはもうすでに論議の必要はございませんが、その理由は、この委員会でいろいろ明らかにされましたように、必ずしも民業を圧迫する、あるいは金融界の一部の人人からこれに強い……

第28回国会 逓信委員会 第10号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の国際放送の問題ですが、あなたはこの三十五条のことだけをおっしゃいますが、たしか三十三条に、郵政大臣は、放送区域、それから放送事項を命令する、そういうことに対応しての三十五条であるということは疑いがない。それからもう一つは、政府がどうもその点に認識不足かと思うことは、この放送法が二十五年の六月に制定されて、従来の社団法人のNHKがこの放送法に基く一つの法人になった。ですから実質においては公社なんです。ですから、その公社という建前に立って国際放送を郵政大臣の命令のもとにやる、それから費用も国が負担する、これはたとえば外国の例を出しますが、イギリスの場合、やはり国家交付金という、グ……

第28回国会 逓信委員会 第11号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○山田節男君 このNHKの三十三年度の予算案それから事業資金計画について、一応郵政大臣に御質問申し上げたいと思いますが、この三十三年度の予算案は、これはテレビの予備免許が確認され、いよいよ公共放送の建前から申しても、三十三年度から少くとも三年間の間に、放送法の使命を達するために、全国的な一つのネットワークを完成しようということは、これは放送法によるNHKの絶対の義務になっております。そういう意味から申しますと、三十三年度のNHKの予算というものは、これはまさに画期的なものであって、従って所要の資金が非常に多いわけです。そこで郵政大臣が、かねてNHKの要望をしておった受信料の値上げについて心配さ……

第28回国会 逓信委員会 第12号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○山田節男君 前会の委員会で郵政大臣が御退席になったので、その続きとして二、三御質問申し上げます。  この三十三年度のNHKの予算の内容並びに郵政大臣の意見書につきまして、これをずっと一読しての感じですが、この間濱田電波監理局長に質問したのですが、NHKもFM放送を主要な地域に設置して、行く行くは全国の八〇%までカバーするものにする。これは公共放送の立場といたしましてFM放送もやりたいことは、これはもちろんわかるのですけれども、一方民間放送においてもやはりFM放送の申請をしておるように私は伺うのです。こうなりますと、やはり日本の将来はFM放送を公共、民間両事業形態でやるとか、民間放送も全国のネ……

第28回国会 逓信委員会 第13号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○山田節男君 このNHKの三十三年度の予算、事業計画並びに資金計画を郵政大臣の意見書を付して本委員会に提出されておるでありますが、今回の三十三年度のNHK予算は、これはどの方面から考えてみても非常時予算であり、また、このことに関しては責任は郵政省といえども免れないと思うのでありますが、本日はこの放送法に基いてNHKの経営の重要な施策の議決機関であり、同時にまた業務運営の指導統制の機関として最も重責を負っておられる経営委員の少くとも責任者に参考人として出ていただいて二、三質問を試みたいと思ったのでありますが、阿部委員長が御不快でふしておられるというので、急遽今日仙台から遠藤委員長職務代理に出向し……

第28回国会 逓信委員会 第14号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の委員長の言われたこと了承いたしますが、この衆議院の申入書を見ますと、テレビジョンにつきましてはただ時限的に三十三年六月三十日、十四インチ以下を一割七分にする、これをただ時限をつけないということ、それからラジオについては五球を七球以下にする、こういう内容になっておるのでありますが、過日の本会議での放送法の一部改正に関しての質問に対して、大蔵大臣が物品税全般にわたって再検討を今する、もちろんテレビジョン、ラジオについてもそういう今の趣旨で検討する、こう言っているのですね、そういたしますと、衆議院のようなただ十四インチ以下のテレビジョンに対して今年の六月三十日、こういう時限をただ七……

第28回国会 逓信委員会 第16号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○山田節男君 今、議題になりました放送法の一部改正案につきましては、これは過日本会議でも質問があったように、また、放送法の一部改正の内容からいっても、これは国民一般の利害から見て非常に重大な問題でありますから、この議題については、一つ予備審査をする前に、公聴会か、あるいは参考人を呼んで、一般の国民の世論を当委員会で聞くということが重要だと思うのです。この点を一つお諮り願いたいと思うのです。
【次の発言】 公聴会がいいか、あるいは参考人でいいかということを一つおきめ願って、それでやはりこれは慣例によりますと、本議題について賛成、反対、そういうものを大体こっちが目安をつけて呼ぶ人選の問題もあるわけ……

第28回国会 逓信委員会 第18号(1958/04/09、4期、日本社会党)

○山田節男君 大臣の在席の時間が制限されておりますから、大臣に対する質問も一、三ありますけれども、時間の制約もあることでありますから、ごく簡単に、第一点だけお伺いしておきたいと思います。それは、今回の政府提案の電波法の一部を改正する法律案、この内容を見ますると、大体、免許、検査、手数料、この三つにしぼっておられるわけでありますが、申すまでもなく、昭和二十五年に本法ができまして以来、大臣も言っておられるごとく、非常に無線局の数もふえ、また、技術も発達しまして、それが一つの原因となって、今回の政府の改正案が出たわけであります。しかし、私らから見れば、放送法に対しての一部改正法案についても同じような……

第28回国会 逓信委員会 第19号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○山田節男君 先ほど鈴木委員の質問があって、あるいは大臣そのほか政府委員の御答弁で重複しておったら、もうこれは議事録であとで拝見しますから御答弁の必要はありませんが、先ほど鈴木委員から質問のあった例の第百四条の二の問題、先ほど大臣の答弁あるいは説明員の答弁がありましたが、この第百四条の二の「予備免許、免許又は許可」は無線放送局を含むことなんですか。
【次の発言】 そうしますと、郵政省に、ことに大臣の諮問機関として電波監理審議会というものがあって、これは単に技術的のみの審議じゃないので、放送法の定むる電波を最も能率的に、しかも公共の福祉に適合するようにこれを審議するわけです。ですから、大体大臣の……

第28回国会 逓信委員会 第21号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○山田節男君 午前中の当委員会におきまして、鈴木委員の質問に対し、電電公社梶井総裁の答弁中には不穏当と思える点があると思います。委員長におかれては、これを十分調査されて次回の委員会の劈頭にその適当な措置をとられんことをお願いいたします。  それで一言、私申し上げますが、この不穏当と見られる発言ということは、単なる一議員あるいは一党派に対する答弁でなくて、当委員会全体に対する一つの尊厳を汚すという意味において、私はこの件を特に委員長に強くお願い申し上げておきます。

第28回国会 逓信委員会 第22号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○山田節男君 ただいま議題とされております公衆電気通信法の一部改正法案について、その根本問題について、郵政大臣に二、三御質問申し上げたいと思います。昨年の六月に有線放送電話法が公布されました。これは農林省の管轄になりますが、農山漁村におけるいわゆる農事放送施設の設置政策として有線放送電話の普及について非常な努力を払っておるのであります。今回出された公衆電気通信法の一部改正法中のいわゆる地域団体加入電話、この必要性は有線放送電話法の第四条に並べてあると同じ内容、すなわち有線電話設備をすることが著しく不便な所、そういう所にこの団体加入電話を設置し、その区域は郵政大臣がきめる、こういうことになってお……

第28回国会 逓信委員会 第23号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○山田節男君 この公衆電気通信法の一部改正について、昨日、大臣並びに関係者に質疑を重ねたんですが、結論的に申しますと、この改正案のねらっておる地域団体加入電話、これは趣旨は大へんに私けっこうだと思う。ただ、昨日私、大臣にも御質問申し上げましたが、公衆電気通信法の第一条に示してある、いわゆる国内の電信電話は、電電公社に独占企業として経営させる、そこへ、この法の修正によって何と申しますか、地域加入電話をなしますと、一種のPBX、交換電話、それに共同電話と混合した一種の変形的な電話加入制度というものが認められるわけです。これは厳密にいいますと、この公衆電気通信法の精神、これは必要やむを得なかったとは……

第28回国会 逓信委員会 第24号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○山田節男君 先ほど来光村あるいは久保委員から質問がありましたのですが、私が今大臣に御質問申し上げて、もし重複しておりましたら、時間の関係上御答弁要りません。  まず第一に、今回の電電公社の監事制度を設けるという理由が、電電公社が今度第二次五カ年計画をやる、今膨大な仕事をやるのであるから監事制度を設ける、こういう大臣の御説明があるわけです、提案の理由として。そういたしますと、昭和二十八年に電電公社が発足して、今日まで満五カ年間これだけの膨大な仕事を行なってきて、しかも、会計検査院からも批難事項として指摘されたものが実はありましたけれども、しかし、その質においては、そうは悪質な批難事項というもの……

第29回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1958/07/09、4期、日本社会党)

○山田節男君 この今問題になっておる三つのものは、みな宿舎なんですね。宿舎ですから移転する代替物ができれば、その建設も別段私は時間をとるものじゃないと思う。で、これはまあいろいろ委員の申されたように、昨年、院議で決議をして、政府を督励して、もうすでに一年になんなんとしておる今、丸山長官の言うように、これは事務折衝でやった。私もうこれは再来年の列国議会同盟があるなしにかかわらず、新憲法下の国会の議事堂の周辺に、今なお占領時代の遺跡をとどめておる、こういうものをとどめておるということは許すべからざることなのである。それで、一つの院として決議したわけだ、これは私は余段になりますが、たとえばボンなんか……

第29回国会 議院運営委員会 閉会後第2号(1958/08/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 今の建設省の答弁ですけれども、ボイラー、暖房の施設は、今度代替建物を作った場合のスペースとか、その建物の機構がわかっているのだから、現在のボイラーとか、暖房施設で間に合うかどうか、これは私は専門家ならばわかると思うのです。だからアメリカさんの方でこれでいいと言えば、それで最上の条件で予定通り三月一ぱいにはできると、そういう点は何もアメリカに、こっちが代替建物を早くやれば早く向うに使わせられるのだから、その根本的な条件をもう少し、向うさんの意見ばかり聞かないで、あなたの方でも、技術家であれば、常識として代替の建物と現在の施設を見て、これは破損しておれば別問題だが、動いておるのだから……

第29回国会 逓信委員会 第2号(1958/06/20、4期、日本社会党)

○山田節男君 私は郵政大臣にこの際御質問申し上げたいと思いますが、ただいま郵政大臣から所管事項の説明をいただいたのでありますが、これは現状の報告でありて、今回の第三次岸内閣において郵政大臣の職を持たれる寺尾郵政大臣として、前大臣の田中大臣のとっておられた第二次岸内閣の郵政大臣としての郵政事業に関する方針、これはおそらく主要な点については、事務引き継ぎをされておるだろうと思う。そこで、これはせんじ詰めれば、寺尾郵政大臣の今後所管事項の将来の方針をどうするものであるかということのあらかたの筋道は、もうすでにお立てになっておるのじゃないか、これは本日とは私申しませんけれども、ことに、こういう重要複雑……

第29回国会 逓信委員会 閉会後第2号(1958/08/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 政府委員に、さっき委員長から議題にされたカラー・テレビジョンのモスクワ会議における結論といいますか、これをわれわれに明確に資料になるような意味の何か御報告を願いたいと思うのですが。それからFMの放送問題については、政務次官から御答弁をいただきます。
【次の発言】 これはなんですか、標準方式の中で走査線とかそれから六メガ、七メガというメガ、それはしばしば、VHF、UHF、その利害得失ということについては議題になって論議されたわけでありますか。
【次の発言】 これは電波監理局次長やあるいは廣瀬政務次官がおられますが、大臣が見えればなおさらいいのですが、御承知のように今、政府としては、……

第29回国会 逓信委員会 第3号(1958/06/26、4期、日本社会党)

○山田節男君 時間が大へんおそくなりましたが、委員会もこれからあまり開く機会もちょっとないと思いますので、ちょっと二つだけお聞きしておきたい。濱田電波監理局長にお伺いしたいんですが、過日のカラー・テレビジョンの標準方式に関するモスコー会議の結論ですね。結論だけ一つ簡単にお伺いいたします。
【次の発言】 郵政大臣に、これは先ほど来、鈴木、それから光村君の質問に対する答弁があったのですが、日の浅い大臣が、これから御勉強になるということは、私はもっともだと思うんです。今、電波監理局長の御答弁にあるように、カラー・テレビジョンの方式については、まだ決定的な結論が出ていないわけです。しかるに政府は、現在……

第29回国会 逓信委員会 第5号(1958/07/01、4期、日本社会党)

○山田節男君 この問題についてもうすでに一時間時間がたっているのですが、この問題は今日委員会で採決しようということは、これはもう委員長理事打合会で与党野党の意見があくまで平行線で一致しない。それはこちらは党の問題として、党の国会対策できめたものが聞かれないということになれば、これは与党野党の国会対策委員長の話し合いになる。それで解決するほか道はないわけです。これは委員長理事打合会で何回も申し上げたように、あなたの方の国会対策委員会で参考人を呼ぶべきではない、こういうことになるならば、両党の国会対策委員会で話をきめよう、これよりほか道がないわけです。さっき委員長がおっしゃったように、参議院の常任……

第29回国会 逓信委員会 第6号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○山田節男君 大臣に私質問申し上げたいのですが、この間の大臣御就任早々の当委員会で、私はテレビジョンの問題について御希望を申し上げておる。ところが御承知のように、国会も間もなく終りますし、閉会中の審査ということもありますが、以下御質問申し上げたいことについては、閉会中に事態がより悪くなるという懸念もありますので、本日わざわざおいで願って御質問申し上げるわけです。それは、大臣が今後の政策をおきめになる上について、前大臣、あるいは前々大臣の政策を受け継がれていくのですが、特に注意をしていただきたいという点を私は申し上げた。で、それが遺憾ながらどうも政府の思うようになっていないという事実がありますの……

第30回国会 逓信委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○山田節男君 今、森中君からいろいろ質問があるわけですが、大臣の今の御答弁のお気持もわかるわけです。まあ森中君の質問の要旨は、必ずしもその経過をここで逐一報告しろと、こういうんじゃないと思います。私は今日ここで新総裁、副総裁がお見えになって、われわれに紹介を受け、なお郵政大臣もおられるんでありますから、森中君の質問の件につきまして、まあ結論と申しますか、私は一言申し上げたい。  大体、戦後、鉄道、専売、それから電信電話事業、従来の国営をもっと民主的に国民に対するサービス業として、これをいかなる企業形態で経営するのがいいかということが、これは大きな問題になったわけです。で、寺尾郵政大臣も、またこ……

第30回国会 逓信委員会 第3号(1958/10/16、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連して……。  今の、岩田君の答弁ですが、横田君がおられたかどうか、バンコックに海外駐在官を置くという前に、これは総裁に、直接聞いたし、アメリカでも、聞いたのですが、そのアメリカが、何か公社の方で一つ東南アジア、特にフィリッピンからヴェトナム、それからタイああいう方面に通信設備、ことにマイクロウエーブ、こういうものを一つやってくれないかということの話があって、そこで公社として公社法の建前上、できるかどうかということが、いろいろ議論されて、たしかそのときに公社で海外何とか経営調査室か何かできたんじゃないですか。そういったものができたように私の手元に配られてそして人員の配置がきめら……

第30回国会 逓信委員会 第5号(1958/10/28、4期、日本社会党)

○山田節男君 この三十一年度のNHKの決算について、郵政省の当局は、あらかじめ本委員会に出す前に検討されたと思うのですが、郵政大臣のこの決算に対する御意見はどうなんですか。
【次の発言】 これはNHKの副会長にお聞きしますが、支出の部面の業務費の八億何千万、これは、いわゆるラジオ、テレビジョンの加入者、いわゆるNHKとの契約の開拓のために使う金が相当あると思うのです。大体この業務の中で、そのためにいわゆる加入者の開拓、それからいわゆる受信料の徴収、それに対する費用は一体どのくらい要っているか、この業務費の八億何ぼの中で、これがわかれば一つ数字を示してもらいたい。

第30回国会 逓信委員会 第6号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○山田節男君 小松さんは、非常に謙遜して公述されたわけですが、あなたの御意見は、放送法の改正案に、今度出しております番組審議会、NHK、公共放送、それから商業放送の番組審議会は、法制化しなくてもいい、あくまでも自主的に、特にプレスコードとか、そういうようなもので、道義的に慎しんで、わざわざ法制化する必要はない、こういう御意見でしょうか。
【次の発言】 小松さんは、NHKの国際番組審議会の委員をしていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 これは、小松さんは非常に国際人であって、そういうようなわけで、NHKが、あなたを国際放送の審議会の委員にお願いしておるのだろうと思うのですね。これは、NHKの……

第31回国会 逓信委員会 第2号(1958/12/16、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連して。これは横田副総裁が御就任のときに総裁と並べて私は意見を申し上げたのですが、今の鈴木君のるる質問に対して副総裁、その他各諸君の答弁を聞いて、私が感じますことは、この電信電話事業というようなのは、御承知のように科学技術が非常なテンポで発達して進歩するのですけれども、今後の電電公社の経営をいかに流線型化するかということ、私はあなたの就任のあいさつの劈頭において、いわゆるこれだけの膨大なオーガニゼーヨンを動かすにはオペレーション・リサーチを考える、こういうことを言っている。その間、内容をよく知りませんが、第二次五カ年計画を大修正しなければならぬということなんですね。これは私から……

第31回国会 逓信委員会 第3号(1958/12/18、4期、日本社会党)

○山田節男君 まず第一に、カラーテレビジョンの問題ですが、本件に関しましては、郵政大臣並びに電波監理局長から、しばしば政府の意向を表明されている。すなわち、カラーテレビジョンは技術的に、あるいは標準方式の決定等から見ても時期尚早である、この政府の態度は、まことに私たちもその妥当なことと信頼しているわけでありますが、御承知のように、政府がカラーテレビジョンの実験放送を公共放送であるNHKと、民間放送のNTVに許しておる。そうしておる現状において、片一方、民間放送に許されたカラーテレビジョンの実験放送というものは、しばしば新聞あるいはわれわれ国会議員に頒布されたパンフレット等を見ましても、一日もす……

第31回国会 逓信委員会 第4号(1959/02/06、4期、日本社会党)

○山田節男君 ちょっとその前に委員長の方に……。この今の大臣の御説明だと、NHKの予算案はできるだけ早い機会に提出すると、こういうお話なんですが、これがあまりおくれると、これは予算委員会も、もう少くとも中旬には参議院も始まるわけですから、ですから、NHKの予算案をできるだけ早く出す。だから、お見通しは大体いつごろになっているのか、それを一つ郵政大臣にお聞き願って、大体の予定を一つ立てていただきたい。
【次の発言】 さっきの質問に関連してですが、NHKの予算案を月の半ばごろまでに出すという御意見ですが、これはもうぜひその期日を守っていただきたいと思うのです。で、大体NHKの三十四年度の予算案には……

第31回国会 逓信委員会 第5号(1959/02/10、4期、日本社会党)

○山田節男君 過日の郵政大臣の所管の事業に関する報告の中で、国際電電に対する事業報告がなかったのですが、これは私は、何ら報告する事項がなかったからそうなんじゃないかと思うのですが、従来の慣例となっておりますし、事業状況がどうなっておるかということを、する必要がないからなさらなかったのかどうか、この点を承わつておきたいと思います。
【次の発言】 これは、大臣からの御報告がありますように、ソ連、マニラ、豪州、その他の国と直接の無線電信電話、それから模写電送、テレックス等も開局されたのでありますから、この点はやはり、これは一株式会社でありまするけれども、やはり郵政大臣の管轄にある会社として、そういう……

第31回国会 逓信委員会 第6号(1959/02/17、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連して、ちょっと今の問題……。  今の新谷君の質問に対する、まあ大臣の御答弁ですが、一体今、吉田内閣から岸内閣になって、教育放送を商業放送にも許す。これはたしか、前大臣の田中角榮君のときだったと思いますが、教育放送の一体、定義はどうするのだ、ことに商業放送に教育放送を許す、それには、教育番組が何%、教養方面的なものが何%、こういうような比率を具体的に数字で現わしているのですね。  これは、もう申すまでもなく、アメリカの局においても、非常に商業放送の発達したところでも、教育放送は、もう非商業的なんだ云々、という建前で、商業放送ではない。であるがゆえに、ある特殊のものは、まあいわゆ……

第31回国会 逓信委員会 第7号(1959/02/26、4期、日本社会党)

○山田節男君 この法律の根本問題に対する幾らかの問題がありますが、これはまた機会を得て、後日また質問をいたしたいと思います。  ただ、もう一つの根本問題として、御承知のように、この放送法、電波法に関する行政官庁として、昭和二十五年に電波監理委員会を作って、そうして一応総理府の外局というような立場において、そうして電波監理行政をやらせると、こういう建前になっておったのでありますが、その後、組織法の改正によって、電波監理行政が郵政大臣の一内局になった。で、このいきさつは、どうもその電波監理行政は、日本においては、こういう立法、行政、司法というきわめて広範な、しかも重要なことを扱うものとして、日本に……

第31回国会 逓信委員会 第8号(1959/02/27、4期、日本社会党)

○山田節男君 ちょっと今のに関連して。私も実は同じ質問をする予定になっておったので、時間の経済上ちょっと関連質問をしますが、今の番組審議機関を法制化する、そうしてその機関には一つの批判機関としての権能を持たせる、こういう建前になっておりますが、およそ番組という放送の最も重要な問題について法制化した機関がある以上は、これはただ批判するというだけでいいのかどうか。法制化された以上はこれを少くとも是正する。これはおそらく立案者の建前としては、あくまで民間放送なら民間放送の自主性を保とう、これは非常にいい意図だと私は思うのです。ところがこれからいよいよテレビが非常にふえまして、さなきだにスポンサーが競……

第31回国会 逓信委員会 第9号(1959/03/03、4期、日本社会党)

○山田節男君 これは主として私御手洗さん、それから朝日新聞の熊本さんの御意見を聞きたいのですが、他の高田、金丸両氏にもお伺いしたいと思うのですが、この今、民間の放送、特にラジオ、テレビジョンが今春以来非常にふえた。ことに民間放送界ではラジオ、それからテレビが論説を持つべきだ、論説ですね、いわゆるリーディング・アーティクル、そういう意見があるわけです。これは御承知のように放送法の第一条で放送自由の、放送における表現の自由というものは不偏不党でなくちゃいかぬから、こういう憲法があるわけですね。これは御承知のように戦後においての新聞はさほどでもありませんが、しかし戦前におきまして数多くの新聞があって……

第31回国会 逓信委員会 第11号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○山田節男君 ただいま議題になっておりますこの放送法の一部改正法案でありますが、これは総理も御承知のように、従来日本は公共放送一点張りであったわけでありますが、終戦後民間放送本許すということになりまして、昭和二十六年以来この民間放送というものが事業経営といたしまして非常な発達をいたしました。今日は公共放送のラジオが二百九局に対して民間放送は百一局。さらにまたテレビジョンにおきましても、これまた民間放送が始まりまして、この四月から発足すべく現在予備免許を与えられているテレビ放送局、これもまたNHKが三十八局、民間放送におきましても四十六局というものが実は発足するわけであります。総理御承知のように……

第31回国会 逓信委員会 第12号(1959/03/11、4期、日本社会党)

○山田節男君 この例の資料提供ですね。これについて、本案、放送法の一部改正法案の要綱がたしか村上郵政大臣以来われわれの方に来ています。おそらく、今回加えて六回か七回になります。その中で二番目だったかと記憶しておりますが、今なにを持っておりませんが、例の立ち入り調査ということが明らかにうたってあったわけです。これがだんだん変化してきて、衆議院では、業務報告を求めるのが資料提供ということになった。この一事をもちましても、これは私、鈴木君とそういう結果から同じような印象を得ているのであって、これは非常に私も不満です。なぜかと申しますと、一体、放送協会、NHKは、法律に基いての、これは一種の公共企業体……

第31回国会 逓信委員会 第13号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○山田節男君 ちょっと関連。  今の問題ですね、これも私もちょっと質問をしようと思っておったのですが、重大な問題だと思うのですよ。放送法には、この放送の表現の自由と、それから第三条によって、法律に基かなければ番組が干渉を受けない、こういうことになっている。で、そういたしますと、今、森中君が、言ったように、非常事態になりましても、政府はいわゆる国策の線――国際放送はこれはできないことなんですね。もしやるのならば、放送法の中に、たとえば非常時の場合には政府がこれを使用し得る、こういう明文がない限りにおいては、今大臣がおっしゃった通り、たとえば岸内閣が非常時態を宣言しても、これを政府の、内閣が自分の……

第31回国会 逓信委員会 第19号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○山田節男君 私、今回まで予算委員会の関係上欠席しておりますので、もし私の質問が全委員の質問と重複した場合には御注意願って、時間の制約上協力したいと思いますから、さようお願いします。  今回のNHKの五カ年計画、昨年度始まった五カ年計画についての初年度の予算が、八十五円に値上げするという予想が実現できなかったために、非常な無理な収支予算を組まれた。少くとも三十億に上る赤字財政になっておる。そして今回第二年度に当って収支予算を組まれ、そして八十五円の値上げをしなければ、もう危機を越えることができない、こういう絶体絶命の状態におかれて、今度の予算案を国会に出されたわけであります。大臣のそれに対する……

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/03/16、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連。今の矢嶋君の関連質問に対しての藤山外務大臣の御答弁ですが、衆議院の方では、もう委員会を開いていないということですが、先ほど千田君の言われたように、昨日周恩来首相が社会党の代表団にああいったことを申した。すなわち、岸政府はもう相手にせず、政府と外交は切り離すことはできない、こういうことを言っておる。一面におきましては、この貿易というものは日本としてはもうこれは今日ほっておくわけにいかない。これはきょう正確な数字を申し上げることはできませんが、十日ほど前に、一九五八年度、昨年からことしにかけまして、フランスが約三百五十億Zフン、日本で申すと約一億ドル、それから西ドイツ、もちろん……

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連。千葉君の持ち時間がなくなりましたので、関連質問として私最後に、私として最後に質問したいと思いますが、少し話が長くなりますけれども、どうも私は頭があまりよくないものでございますけれども、一昨日、ことに今日の岸総理並びに岸総理に対して陰の声を放送している林法制局長官、これは憲法学者としてどのくらいの権威があるかしれませんけれども、私はむしろ林法制局長官の頭を疑いたくなる。そこで私は、この憲法の制定の経過について、やや私の経験がございますので、これは岸総理なり林法制局長官に特によく聞いてもらいたい。  それは、昭和二十一年の、たしか七月の終りか八月だったと思いますが、今の国際連合……

第31回国会 予算委員会 第15号(1959/03/20、4期、日本社会党)

○山田節男君 大蔵大臣どうしましたか。
【次の発言】 大蔵大臣を申し込んだ。
【次の発言】 事務局にも言ったし、大臣にも言ったのですよ。
【次の発言】 私は、電電公社の電話の拡充につきまして本委員会で質問をいたしたい。  くしくも、この私が今質問申し上げる案件につきましては、電電公社を作りました昭和二十七年、公衆電気通信法を作りました二十八年当時は、佐藤大蔵大臣は電気通信大臣でありました。また、電電公社を作る動機となりました、寺尾郵政大臣は、これまた官営の電信電話事業を公社化するためにアメリカにいらっしゃった方で、現在郵政大臣、なお、公社発足当時から経営委員長であられた大橋八郎君も現在電電公社……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 逓信委員会 閉会後第3号(1959/09/10、5期、日本社会党)

○山田節男君 本日は郵政大臣の出席を求めてカラーテレビの問題について質疑いたしたいと思いましたが、大臣が午後にならぬとお見えにならぬそうでありますから、とりあえずカラーテレビの技術面について若干質問して、大臣がお見えになったその上であわせてこの問題について質問いたしたいと思います。そういうことを一応御了承願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま政府としては電波監理局長がお見えになっておるわけでありますが、これは電波監理局長まだ御就任の前のことでありましたけれども、技術面について十分御存じのことと思いますが、去る三十二年の十二月にカラー・テレビジョンの実験放送の許可があったのです。それは対象……

第33回国会 逓信委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○山田節男君 関連質問。今アラブ連合のテレビ放送の落札の問題が出ましたけれども、実は私は先月の二十三日にベネズエラのカラカスで日本の経済コミッション、それからブラジルの移民三十周年に業者代表というか、日本電気会社貿易部長の増島君とたまたま一緒になって、ベネズエラの政府は今電話施設の全国的な改装をやろうとしておる。そのときにたまたまこのRCAと日本の業者がアラブのテレビ放送網の落札の問題について、価格では第一の入札だったけれども、RCAに取られた。これは相当厳密に調査しておったし、私も調査しましたが、これは今政務次官の言われたように延べ払いとか、あるいは借款とか、こういう問題がもちろんあります。……

第34回国会 逓信委員会 第4号(1960/03/08、5期、民主社会党)

○山田節男君 関連質問。さっきの質問の中で、全国にある特定局と、それから普通局とのいわゆる私有といいますか、賃借しているものが、特定局とそれから普通局で、何件くらいあるのですか。
【次の発言】 特定局の場合も、そうですけれども、この普通局の場合、特に大きな町あるいは市等にも、私有の家屋を局舎に変えて、しかも長く使っているのですね。これは賃貸借権の価額が非常に低いということを至るところで聞くのですね。  これは全国的にあるいは地域的に分けて、その地域々々の妥当な家賃、これを評価する何か特別の委員会か、あるいはそれは尺度があるのですか。
【次の発言】 特定局の場合は、家賃というのは、どういうように……

第34回国会 逓信委員会 第7号(1960/03/17、5期、民主社会党)

○山田節男君 今、鈴木君の質問に対しての古野さんのいろいろ八年間の御経験からの御意見ですが、これは私この公社法を作った一人であり、並びに公社法のためにアメリカの実際のこういう大きなものの一つの経営機構の問題について相当実地に見まして、当時GHQの方もこれはよかろう、GHQがサゼッションして作った国鉄公社、それから専売公社――実はこの法律の大体眼目ができたときに国鉄はどうもうまくいかぬ、それで専売公社の秋山総裁にここへ来てもらいまして、一体この公社経営の一番隘路はどこにあるか、いわゆる国営じゃいけない、しかし民営でもいけない、そこでいわゆるパブリック・コーポレーションという一つの公社経営組織をこ……

第34回国会 逓信委員会 第8号(1960/03/22、5期、民主社会党)

○山田節男君 前回の逓信委員会で植竹郵政大臣にカラーテレビジョンの問題についていろいろ御質問申し上げたのですが、実は過日の委員会で、たしか十七日だったと思いますが、私は大臣にこの委員会で、これは私が当日主として質問を申し上げたのですが、おそらく、他の委員もそうだろうと思うのです。カラーテレビジョンを本放送するかどうか、それの予備行動として、電波監理審議会に諮問するかどうか、これはまことに重大なることであるから、私はまだ質問も完了しておりませんので、この質問が済んでから、郵政大臣並びに岸内閣は十分一つお考え願って慎重にやってもらいたい。それに対して植竹郵政大臣も、慎重を期してやる、こういう御発露……

第34回国会 逓信委員会 第9号(1960/03/25、5期、民主社会党)

○山田節男君 議事進行。今、電信電話の話ですが、この間NHKの予算をやって、カラーテレビの問題に関して、何かたださわればいいということだけでは審議できないと思う。どういう経過でそういうことになるのか、順序として……。
【次の発言】 この間、委員長なり理事の皆さんも、御承知の通りの経過で、一体カラーテレビジョンの問題について、こういう根本的な問題を片づけないでおいて、そしてこの法案をとにかく毎日々々、ただ一部分だけずつやって進行するということは、これは私ちょっと審議の方法としておかしいと思うのですね。そういうことなら、なぜ大臣がもっとこの委員会の審議を正常化するような答弁をしないかということです……

第34回国会 逓信委員会 第10号(1960/03/29、5期、民主社会党)

○山田節男君 ただいま植竹郵政大臣のお話は、過日の私の質問に対する、すなわち三月十七日の質疑に対する大臣の御答弁としては、ポイントがはずれていると思うのです。なるほど、それは電波監理審議会に諮問し、従って、同時にそれは聴聞会にもかける、これは当然の手続であって、いわゆる慎重にやるという、これは法規上の手続であって、私の質問した点は、そこに重点があるのじゃないのです。今の大臣のおっしゃったことは、当然手続上しなくちゃならぬ問題です。その前の時点においての本委員会における質疑応答あるいは大臣の御答弁等によって、こういう非常に不可解な大臣の行政的な行動に対しわれわれは疑念を持っているわけです。ですか……

第34回国会 逓信委員会 第11号(1960/03/30、5期、民主社会党)

○山田節男君 前回に引き続いて若干三十五年度のNHK予算について質問いたしたいと思います。  その第一は、予算総則に関する問題でありますが、予算総則の第四条の問題でありますが、これは御承知のように、従来このNHKの放送におきまして、ラジオ経済と、それからテレビジョンの経済は収支別個にすると、当時本委員会において――ラジオ経済とテレビジョン経済を別個にするという建前は今日もなおその意義が残っておると思うのです。しかるに三十五年度の予算総則におきましては、いわゆる「ラジオとテレビジョンとの間においては、彼此流用することができない。」、この条項を特に削除した理由について、これは特に郵政大臣がこれに対……

第34回国会 逓信委員会 第16号(1960/04/13、5期、民主社会党)

○山田節男君 今の鈴木君の質問のあった伝送方式の問題ですが、第二次五カ年計画でいわゆる有線、無線、無線でいえば昔のマイクロウエーブ、これは少なくとも市外通話ですね、ただし、今あなたのおっしゃったように、たとえば東京―大阪間というような中間に大都市のたくさんあるところは、これは中間都市はもちろんこれは同軸ケーブルでやるべきだと思います。しかし今一番問題になっているのは、合併町村の問題ですね、これはなぜなかなか険路が打開されないかというと、結局ケーブルであるがゆえにそうなってくる。ですから、これをむしろ僕は、伝送方式としたならば無線方式にした方がいいのじゃないか、いわゆる中近距離のマイクロウエーブ……

第34回国会 逓信委員会 第17号(1960/04/14、5期、民主社会党)

○山田節男君 私はきょうは、この問題になっております、電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律案と、これに関連しまする今回、電電公社が発表しておりまする第二次の五カ年計画の拡大修正計画、これについて若干質問いたしたいと思います。  これはまず、総裁それから並びに郵政大臣にお伺いするのですが、この公社ができまして、昭和二十八年の八月に第一次の五カ年計画を立てたときと、さらに三十三年度から第二次五カ年計画を立て、さらに第二次計画の第三年度の、すなわち昭和三十五年度からの拡大修正計画、この三つを比較してみた場合に、もちろん昭和二十八年の八月の第一次五カ年計画当時、独立国――平和条約が締結された……

第34回国会 逓信委員会 第18号(1960/04/19、5期、民主社会党)

○山田節男君 今回出されたこの法案に関連する、裏づけをする電電公社の第二次五カ年計画の三十五年度以降三カ年の計画の修正拡大計画について、資金計画について、外資三カ年三百億円予定しているわけであります。初年度、三十五年度において百億円の外資を予定しているのですが、外債あるいは借款等によって、これを融通し得る目安があるのかどうか。  昨年の秋、一応お話を聞きますと、あなたもニューヨークへ行かれて、電電公社の外債、借款が、とにかく見込みがないというようなことを聞いたのですが、こうして三カ年間三百億円、約九千万ドル外資の導入ということを資金計画としてもっている。この見通しは、どうですか、少なくとも今年……

第34回国会 逓信委員会 第20号(1960/05/17、5期、民主社会党)

○山田節男君 今回この電電公社法の一部改正によってこの外貨の電信電話債券の発行をする、これについて郵政大臣の許可なくしてやりたい、こういう建前の法律改正と了解するのですが、まず私お伺いしたいのは、第一次五カ年計画、その場合も外資を導入することはうたわれておったわけです。そのために前梶井総裁は、数回にわたって外国に行かれた。たとえばワシントンにおいてあるシンジケート団等とも話をされたということを、私も現地に行って聞いております。で、かなり見込みのある――私はシンジケートの人に会ったときに、この日本の電信電話公社は非常に経営状態がいい、将来の見込みも非常にブライトだ、こういう意味から、投資について……

第35回国会 逓信委員会 閉会後第2号(1960/08/31、5期、民主社会党)

○山田節男君 今の鈴木君の発言に関連してですけれども、カラーテレビの問題ですが、先ほど来、るる鈴木郵政大臣からも御答弁がありますが、これはもとより自民党の岸内閣が倒れて池田内閣が成立したわけですけれども、昨今、ずっと新聞を見ていると、池田内閣の方針というものは、前岸内閣の方策を見れば、むしろ裏をいくのじゃないか、裏をいくというと語弊がありますが、とにかく岸内閣のすべての方針に対して再検討を加える、そのことはおそらく閣議においても、いろいろ議論があったと思う。  そこで、鈴木大臣が前植竹郵政大臣から事務を引き継ぎなされて、ことにこのカラーテレビの問題は、これは単なる一参議院の常任委員会の問題じゃ……

第37回国会 逓信委員会 第2号(1960/12/15、5期、民主社会党)

○山田節男君 これは電電公社に質問いたしますが、もう昭和三十六年度の予算編成について、一応作業をしておられると思うのですが、三十三年度から始まった第二次五カ年計画、それを三十五年度以降二カ年間のまた拡大計画というものを作ったわけです。これが私は進捗状況については、先ほど総裁から御説明、御報告があったので了解しますが、御承知の通り経済成長率が昨年はピークで、予想外の一五%以上の成長率を示した。今年度も少なくとも一一%は下らないだろうという見通しができています。不幸にして日本はそういう計画経済というものがありませんから、電話は電信市話の建前で公社だけでやる、こういうまちまちのやり方で国策が行なわれ……

第38回国会 決算委員会 第2号(1961/02/06、5期、民主社会党)

○山田節男君 私も関連質問したいと思いますが、先ほど運転局長あるいは施設局長の答弁、それから武内委員、大倉委員の質問に対する報告を受けまして、今回の未曾有の豪雪による数万人に及ぶ乗客の迷惑並びに数億の国鉄の損失を来たしたこの事実について、いろいろ答弁を伺ってみると、これは未曾有の豪雪であった。これは間違いないことです。しかし、雪は地震とか洪水とは違うのです。たとえば洪水による損害だったら建設省の責任もあるでしょう。しかし、雪というものは、一時間で数メートルも積もるものではない、なだれ以外においては、そういう異常な積雪になることはないと思うのです。先ほど武内委員の質問によると、正月の元日に新潟市……

第38回国会 決算委員会 第3号(1961/02/08、5期、民主社会党)

○山田節男君 私、幸い西村長官がお見えになっておりますから、総括的な質問を二、三いたしたいと思います。  実はこの平和条約ができまして、警察予備隊が自衛隊に変わって早々、まあ昭和二十七、八年の間は、自衛隊の創設といいますか、拡張のために会計が非常にずさんであった。当時参議院の決算委員会におきましても、各省のうちで、防衛庁が一番会計検査院の批難事項、不当事項が多かった。この事実から見まして、私は三十三年度の決算を見まして、防衛庁のいゆわる業務監査というものが相当改善されているということは、これは認めます。  ただしかし、三十三年度の決算においても、報告を見ましても、なお億に余る金額の不当な支出と……

第38回国会 決算委員会 第5号(1961/02/15、5期、民主社会党)

○山田節男君 先ほど来大倉委員と木下委員の質問に対する防衛庁の御答弁を拝聴しまして、国民のだれしも今日非常に不安に思っていることは、いわゆる近代戦、これは局地的戦争あるいは全面的戦争の場合に、日米安保条約のもとにおいて日本がどういう役目をやるのか、これは戦略的に考えまして、いわゆる直接侵略でわが国土に敵が侵略した場合にどうするか、こういう今の両委員の不安はこれは国民ひとしく持っておることだと思うのです。そこで先ほど来飛行機の問題あるいは特車の問題についての防衛庁側の御説明を聞きますと、やはり私ども一番感じることは、日米安保条約のもとにおける自衛隊の役目、それから、自主的に日本国内における直接、……

第38回国会 決算委員会 第6号(1961/02/20、5期、民主社会党)

○山田節男君 本件に関して、会計検査院の方にちょっと質問したいのですが、先ほどこの三十三年度の農林省関係の会計検査の要綱を調べると、各特別会計を合わせて実際の調査件数というものがいずれも一〇%、一割以下になっている。  御承知のように農林、建設省は、現場といいますか、所管の会計が、一般会計、特別会計にわたる非常に多額な金額を要するものとして、会計検査院としても、少なくともこの建設、農林の両省に対しては会計検査の現場といいますか、検査個所をできるだけふやすということは、従来きびしく会計検査院に要求している。それがために要員を可能な限りにおいて最大限度にふやせ、これも、われわれの希望した通じゃない……

第38回国会 決算委員会 第9号(1961/03/01、5期、民主社会党)

○山田節男君 ただいまの阿部委員の質問に関連して私も若干質問いたしたいと思いますが、まず第一に、通産省は通商貿易の調査あるいはその振興のために、これは主として情報収集ということになるかもしれませんが、在外公館――大公使館、領事館等に通産省の事務官あるいは技官等が何名合計出ておるか、これをまずお伺いしたい。たとえばリオデジャネイロのブラジル大使館には通商関係の参事官が何名おるのですか、配置の国だけでもよろしゅうございます。
【次の発言】 この従来あった海外貿易振興会を解消して、一昨々年ですか、日本貿易振興会ができたわけですけれども、先ほど来阿部委員からの質問並びに政府当局の答弁を見ますと、どうも……

第38回国会 決算委員会 第11号(1961/03/20、5期、民主社会党)

○山田節男君 先ほどこれは相澤君からも若干触れられた問題ですが、毎年この会計検査院の決算報告の中で、特に郵政省関係の決算報告でやはり一番特徴的なのは、何といっても特定郵便局の不正行為が非常に多いということ、先ほど会計検査院からも説明があり、また郵政省当局からお話がありましたが、特定郵便局制度というものに対するこれは私は官房長は長く監察局長をやられているし、並びに荘局長にしても現在の特定郵便局制度と会計監査、業務監査という点について、これは白書くらい作るべきだと思う。一体特定郵便局制度で、いろいろな従来の封建的というか、そういうりっぱな人を人選されているにもかかわらず、依然として不正行為が絶えな……

第38回国会 決算委員会 第14号(1961/03/29、5期、民主社会党)

○山田節男君 失業保険の特別会計について一つ質問いたしたいと思う。この失業保険法を作るときに、われわれ立法者の立場で一番おそれたことは、失業ということ自体の定義と、それから第二は失業保険の給付の問題これによって幾多の不正な事件が起こりやすい、いわくがあり、また諸外国のそういう方面に対して失業保険の実施にあたって一番困ってるところなので、そこに法的措置をどういうふうにするかということに、この法律を作る場合に非常に実はわれわれ苦労しまして、諸外国の立法例等調査して、当時占領軍政下にありましたので、占領軍政、GHQの方面と、実はこの案をまとめてこういう法律になったのですが、これが実施以来、毎年会計検……

第38回国会 決算委員会 第15号(1961/04/03、5期、民主社会党)

○山田節男君 ちょっと関連して。まあ私フランス、イタリーそれからオーストリア、私の知る限りにおいてはこういう国はたばこは専売なのですが、一体たばこを政府が専売しているところで、そういうふうに民間のところが包装を解いて、自分の広告のために包装する例がありますか。これを一つちょっと。
【次の発言】 これはたばこは民間経営のところでも、そういうたばこを、たとえば日本におけるように、ある会社の創立記念日であるとかあるいは待合、料理店等で勝手な包装をしてやるということは、これは私の知る限りにおいては民営のたばこの国においてもありませんよ。というのは、少なくともあれほど大量生産して、そうしてことに政府の専……

第38回国会 決算委員会 第16号(1961/04/05、5期、民主社会党)

○山田節男君 この不正事項として指摘されている三百五十五号、この電話料金の不収納となっていますね。この電話の場合は加入者――電話の使用者について月末に請求書が来て、何番へかけた、あるいは市内ならば何回かけたというのが来るでしょうが、この電話料金の場合どうでしょう。たとえば問題になっている筑後電話局で電話を何回、たとえば大阪へかけたり下関へかけたりという、そういったようなものは、たとえば下関あるいは大阪で、筑後電報局で扱ったものは、そういうところにやはり筑後からの何通話であるかというようなそれは記録があるのじゃないですか。ですから今私のお伺いしたいのは、かりにこの筑後の郵便局でそういう不正な吏員……

第38回国会 決算委員会 第25号(1961/05/15、5期、民主社会党)

○山田節男君 三十四年度の会計検査院長の報告についてちょっと質問があります。項目じゃありません、内容について。
【次の発言】 いや、この報告について……。
【次の発言】 この報告の内容について……。
【次の発言】 きょうの総括的な説明内容の一部に対する質問です。今やった方が適切だと思うのです。一点だけです。
【次の発言】 ただいまの昭和三十四年度の会計検査院の決算総括的報告に対しまして、院長にちょっと質問いたしたいことがあるのです。国会、特にこの参議院の決算委員会におきましてイニシアチブをとって補助金の適正化に関する法律を作ったわけです。これはもとよりこの補助金の、今会計検査院長の説明されたよ……

第38回国会 決算委員会 第28号(1961/05/22、5期、民主社会党)

○山田節男君 今相澤委員の御発言は、横須賀の追浜地区の問題です。過日、この旧軍港平和産業都市転換法の成果がどうなっているか、国が協力して産業都市にしなくちゃならぬというこの法律が満十二年をたって参りまして、今の相澤委員の言われるのは、これは大臣、御存じかどうか知りませんが、追浜地区の元海軍飛行場を含めまして、約五十万坪ございます。そして今のお話のように、その中で三万七千坪、とっ先のところを、今アメリカ軍がそれだけを基地として保有している。あとは、日産自動車が大建築をしている、その他数十社が、すでにそこに入っている。ちょうどその一角の五十万坪の中の三万七千坪というものを、米軍が今日では陸揚げに利……

第38回国会 決算委員会 第32号(1961/06/07、5期、民主社会党)

○山田節男君 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十三年度一般会計歳入歳出決算、昭和三十三年度特別会計歳入歳出決算、昭和三十三年度国税収納金整理資金受払計算書並びに昭和三十三年度政府関係機関決算書、以上の審査に関しましての本院の決算委員会といたしまして、この事案に、以下述べまする希望を付しまして賛成をいたすものであります。  元来、この検査院の毎年度政府並びに特別会計機関の決算を私どもが審査するにあたりまして、まず感じますることは、今日日本の公務員のいわゆる公金、パブリック・マネーというものに対する観念がきわめて希薄であるということであります。たとえば英国のごと……

第38回国会 逓信委員会 第2号(1961/02/07、5期、民主社会党)

○山田節男君 いずれ詳しいことは委員会で逐次御質問申し上げますが、きょうの大臣からの御説明の中で、特に私承りたいと思うのは、中共と日本との郵便問題、池田内閣は、日中貿易もやはり積み上げ式に漸次これを発展せしめたい。気象並びに郵便につきましては、これを実行する場面として、なるべく早く始めたい。ことに、近来貿易問題で民間の団体等も郵便に非常に困っているわけです。これはたとえ正規の国交回復をしなくても、事実上日中貿易の促進ということは、これはわが国としても重大な問題ですから、これに付随する郵便電信だけは、向こうの相手がどうあろうと、こちらの方でも困っているのですから、日本政府としても、向こうに正式に……

第38回国会 逓信委員会 第5号(1961/02/21、5期、民主社会党)

○山田節男君 今の台湾政府、蒋介石に対する、カラーテレビジョンの放送についての正力読売新聞社主の申し入れですね、これはなるほど川島代議士一行が台湾に行かれて、そうしてそれに託して川島君から、日本の政府なり外務省を通じて正式に申し入れがあれば、技術援助、場合によっては一億ないし二億の資金を出してもいい、こういう申し入れをしているわけですね。そこで今、先ほど鈴木君の発言の中にもありましたが、これは台湾と中共、今日まあ二つの中国になっているのですから、それでカラーテレビも、ただ単に一つのコマーシャルなビジネスとして、これは台湾国営にするかどうかはいざ知らず、正力さんとしては単なる好意をもって、台湾に……

第38回国会 逓信委員会 第10号(1961/03/16、5期、民主社会党)

○山田節男君 きょう午後、本委員会で、郵政省の要員が、電電公社の方の要員に配置転換されるということについての、各委員からの質問並びに政府当局の応答等を見まして、私痛感しますことは、根本的な問題に対する把握がない、これはむしろ政府当局がないのではないか。御承知のように近代産業、ことに今度の第二次大戦以後における技術革新の著しい進歩というものが、産業の合理化並びにオートメーション化、これはもう必然です。  ことに今日日本も、おそまきながら、民間産業におきましては、オートメーション化並びに合理化というものが非常に急速に普及しつつある。従って、政府の関係する三公社五現業というものも、これは当然、この合……

第38回国会 逓信委員会 第11号(1961/03/22、5期、民主社会党)

○山田節男君 この案件につきまして、ただいま私の質問いたしたいという点につきましては、前回、森中委員からも若干触れておりましたが、なお私から重ねて大臣並びに関係政府委員に質問を申し上げたいと思います。  その第一は、御承知のように簡易生命保険制度が大正五年にできまして、もうすでに四十五年、約半世紀経過しているわけですが、大体この簡易生命保険ができました当時の状況から見ましても、そのころにおきましては、やはり社会政策といいますか、今日でいういわゆる社会福祉的の事業がきわめて欧米諸国に比べると幼稚であった。この時代においてこの簡易生命保険制度が設けられたということは、これはその法律の第一条にもあり……

第38回国会 逓信委員会 第12号(1961/03/23、5期、民主社会党)

○山田節男君 ちょっと資料のことについて。これはNHKの予算の編成が非常におくれたからという理由もありましょうけれども、この予算に対する資料が例年になく非常に簡単なんですね。もう少し収支事業計画を詳しく書いたものの資料を一つお願いしたいと思います。  それからもう一つは、毎年この予算に関して難聴地区の解消ということが言われておるわけです。これを見ても第一放送は九九・七%、それから第二放送でも今度九六%になっている。毎年この難聴地区の解消が予算に出るわけですね、金額は出ておりませんが。これは一つにはNHKの根本的な早期の難聴地区の解消、これはすでに七、八年以来毎年難聴地区解消、難聴地区解消と言わ……

第38回国会 逓信委員会 第13号(1961/03/24、5期、民主社会党)

○山田節男君 ただいま議題になっておるNHKの三十六年度の収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、私は大臣がお見えになりませんから、阿部会長に主として御質問申し上げたいのであります。  過日NHKの三十六周年記念が盛大に行なわれたわけでありますけれども、私この議案を見まして、かつ三十六年のNHKの歴史の中において、何と申しますか、一面においてはNHKの一つの転換期を示しておる、それは転換期と申しますのも、見ようによってはこのままでいけばNHKがもう財政的に行き詰まるのじゃないか、従って五カ年計画の第四年度に入りまして、はたして所期の目的を達せるかどうか、これは私は非常にこの議案を見、またこ……

第38回国会 逓信委員会 第14号(1961/03/28、5期、民主社会党)

○山田節男君 これは委員長にお願いするのですが、郵政大臣がお見えになって、NHKの代表の方とあわせて詳しい御質問を申し上げる部分を省きまして、以外の質問をしたいと思うのです。  実は三十三年から第一次五カ年計画をお立てになって、三十六年度で第四年度になるわけですが、それに関していろいろ御質問申し上げたいのですが、まず第一に、FMの放送計画ですね。第一次五カ年計画から少なくとも三十五年度の三年間、第一次計画のプランでお示しになった程度でどのくらい今進捗しているのか、これを一つ承りたいのです。
【次の発言】 これは計画によりますと、少なくとも三十五年度ではFM放送の受信者が十万世帯ある。三十六年度……

第38回国会 逓信委員会 第15号(1961/03/29、5期、民主社会党)

○山田節男君 ただいま議題となっております放送法第三十七条第二項の規定に基づき、国会の承認を求めるの件につきまして、私は民主社会党を代表し、以下簡単に述べまする希望を、NHK並びに郵政省協力のもとに、確実に実現されることを条件として、賛成の意を表するものであります。  このNHKの三十六年度の収支予算、事業計画並びに資金計画を拝見して、まず第一に感じますることは、昭和三十三年度、明日のNHKとして、はなばなしくスタートいたしました第一次五カ年計画と、この三十六年度の収支予算、事業計画、資金計画を見まするというと、まことに私は憂えざるを得ない状態であることを率直に申し上げなくてはなりません。と申……

第38回国会 逓信委員会 第17号(1961/04/11、5期、民主社会党)

○山田節男君 この郵便為替法の一部改正法律案が出たわけですが、まず第一にお伺いしたいのは、今回定額小為替という制度を設けられて、三千円以下の金額を扱う。これは普通為替、電信為替――これはスピードの問題ですが、普通為替以外に定額小為替制度を設けられた根本的な御趣旨はどこにあるかを伺いしたい。
【次の発言】 まあ改正案によりますと、普通為替の場合は、千円以下の場合四十円。それから千円から三千円の間――三千円以下が五十円。定額小為替の場合は、千円から三段階に小きざみにされて十円、二十円、三十円となっている。  今の大塚局長のおっしゃったことはわかるのですけれども、実際、片一方においては普通為替の千円……

第38回国会 逓信委員会 第18号(1961/04/13、5期、民主社会党)

○山田節男君 この今回の郵便振替貯金法の改正の中で、NHKの受信料の取り扱い問題ですが、ただいまの野上君の質問に対して、現在NHKの受信料を年間四万件ぐらい扱っている。総額の金がどのくらいになるか、それからNHKの受信料を特定郵便局で取り扱っていると思うのですが、特定郵便局で、NHKのテレビ、ラジオの受信料として取り扱っておる、件数はいいのですが、総額は、どのくらいの金額に上っているか、最近の集計があれば、お示し願いたいと思います。
【次の発言】 NHKの報告によりますと、大体三十四年度は、ラジオとテレビとの受信料の総収入が三百八十億円くらいで、その六割は郵政省関係で集納しておることになってお……

第38回国会 逓信委員会 第21号(1961/04/28、5期、民主社会党)

○山田節男君 昨日手島委員から、本問題に対するきわめて示唆に富む御質問があったのですが、私の質問も、若干手島委員の御質問に重複するかもしれませんけれども、別個の角度から見た質問として御答弁願いたいと思います。  実は、ちょうどこの国会で郵便法の一部を改正する法律案、ことに郵便業務に関する料金の改正問題が議せられているさなかにおきまして、これと時を同じくいたしましてアメリカの下院においても、郵便料金の引き上げ問題が目下討論中であるという、きわめて偶然なことでありますが、アメリカにおける問題になっている郵便料金の引き上げ問題の論議をも実は中心にしまして、大臣の御所見を伺いたいと思うのでございます。……

第38回国会 逓信委員会 第23号(1961/05/11、5期、民主社会党)

○山田節男君 私は田島教授にちょっと伺いたいのですが、これはちょうど、本国会で郵便料金の値上げをわれわれが審議しておると同時に、ワシントンでも郵便料金の値上げをやっておるわけです。アメリカでも、過去三回、第一種、第二種を含めて、郵便料金の値上げは、いつも下院の反対によってその法案が通らない。ところが、今回出しておる内容を見ますと、やはり第一種、第二種、第三種、それから第五種――日本で言えばそれに相当するもの、並びに直接国会の承認を得ないで――向こうは御承知のように国営でありますから、国会の承認を得ないで値上げできる部分を値上げすることを含めて今やっておるわけです。  さっきあなたの言われた、郵……

第38回国会 逓信委員会 第24号(1961/05/12、5期、民主社会党)

○山田節男君 昨日私らの手元に届きました「郵政事業長期計画」、この内容を見まして、実は私意外に思いましたことは、大体今回の郵政事業の諸般の、たとえば郵便料金、それから為替貯金の手数料、それから簡易保険、郵便貯金の保険額の増加、こういったようなかなり郵政興業としての画期的な今回の措置をとられるのですから、この長期計画はむしろ初めからわれわれに示されるべき問題で、非常に末期になってこういうものが出たということは、どうも私、よくわからない。この間の事情はどういう事情があったのか、これはこれからの私の質問に関連がございますので、その事情を大臣から承りたいと思います。

第38回国会 逓信委員会 第28号(1961/06/01、5期、民主社会党)

○山田節男君 私は、この質問をする資料、質問の資料として一つ電電公社の方へお願いしたい。  それは、第一には、この法律改正によって、電話の料金体系を変えることによって年間大体三十億円の減収になるという根拠ですね、これに対する資料。  それから、この料金体系の改正とこの全国の自勤即時通話にする改正のこの法案が通って、明年から、三十七年度から始まって、大体百パーセント近くの日勤即時通話方式になるのはどのくらいなめどを持っておるのか。  それから次には、この料金の算定基準の問題ですが、これについて二つあるわけですが、この従来の市外通話料金の算定基準になる距離のはかり方、これは今までは各電話局間の距離……

第38回国会 逓信委員会 第31号(1961/06/06、5期、民主社会党)

○山田節男君 今回の公衆電気通信法の一部改正によりまして、電電公社の電話料金の、料金体系の一種の革命的な合理化を行なうというこの法案でありますが、まず総括的な質問を総裁と、それから郵政大臣にお伺いしたいと思うのです。  まず第一に、今回の料金体系の合理化と申しますか、これにつきましては、過般電信電話料金調査会の答申に基づいて、この法案を作られたように了解するのでありますが、従来、電電公社が扱っておる電話並びに電信――電話はこれは幸いにしてと申しますか、当局の非常に熱心な合理的な計画が着々進められまして、収入の点においても相当増大しておる。しかし他方、電信は年々赤字を重ねておるという状況である。……

第38回国会 予算委員会 第9号(1961/03/07、5期、民主社会党)

○山田節男君 最初に、私ちょっと政府閣僚の皆さまにお願い申し上げたいと思いますことは、わが党に割り当てられております質問時間が非常に制約されておりますので、質問者はしかも二名でございますので、短時間の間に、かなり多岐にわたった質問を申し上げますので、関係諸大臣の御列席が十分でないと時間をとりますので、能率上この点を特に申し上げておきます。  まず最初に、私は昨日の羽生並びに杉原両委員から御質問がありました国連中心主義の外交について、若干質問いたしたいと思います。  池田内閣が第一次内閣ができまして以来、外交方針は、自由国家群の一員として、あくまでこの国連中心の平和外交を推進していく、こういうこ……

第39回国会 決算委員会 閉会後第1号(1961/12/01、5期、民主社会党)

○山田節男君 ちょっと関連質問。  最後の大森君の質問に関して、公序良俗に反するといいますか、残虐であるとかわいせつであるとか、こういった通念は、いわば時代によって非常に違ってくるんですね。これが、何といいますか、裸体写真であるとか、あるいは接吻をカットする、これは一昔前にあったわけです。そういうふうに時代によって、趣味といいますか、そういうものになれっこになってしまって、そう今心配されるほどの、公序良俗に反するというようなことは、これは妥当であるかどうか。それからもう一つは、私も「夜と霧」を見ましたし、現地にも行って見ましたが、あのドキュメンタリーなフィルムの編成というものは、いわば独裁政治……

第39回国会 逓信委員会 第2号(1961/10/03、5期、民主社会党)

○山田節男君 私は、鈴木委員長並びに鈴木強委員とともに、去る七月十七日から六日間、中国及び四国地方における逓信関係業務の運営状況を視察して参りましたが、その詳細は、委員長のお許しを得て、速記録にとどめたいと存じますので、御了承をお願いいたします。  右簡単ながら御報告をいたします。

第39回国会 逓信委員会 第7号(1961/10/19、5期、民主社会党)

○山田節男君 過日迫水郵政大臣から所管事項の一般説明があったのでございますが、その中で、あるいはその所管事項に触れておられませんけれども、今日の時点並びに将来、ことに電波行政、公衆通信の立場から重要と思われる二、三の点について御質問申し上げたいと思います。  まず第一に、御承知のように、放送法を改正いたしました際に、放送の番組の問題についてある程度の規制を加えるという必要を認めましたけれども、表現の自由という立場を守るために、あくまで自主的に番組の編成については自粛しよう、そのための法律を作ったわけです。自来、民間放送の番組の趨勢を見ますというと、間々放送番組に対しての、ことに道徳的方面から見……

第39回国会 逓信委員会 第10号(1961/10/31、5期、民主社会党)

○山田節男君 六月から、これはことにお盆前に繰り上げて実施したわけですね。このダイレクトメール、それから書箱・雑誌ですね、こういったものが、郵務局として全国的に収入といいますか、取り扱い量というのですか、それの増減ですね、ふえているのか減っいるのか、この料金値上げの結果。これがわかればちょっとお示し願いたいのですが。
【次の発言】 今の郵務局長の答弁によると、第一種はふえた。これはもちろん書留、速達を含めての意味じゃないかと思うのです。ダイレクトメールの場合は、いわゆる消費ブームで、かなりPRするための大型の重量の重いものがたくさん出された。これは私は、一方においては郵便の遅配の原因にもなるし……

第40回国会 決算委員会 第4号(1962/03/16、5期、民主社会党)

○山田節男君 小柳委員の御発言、私はもっともだと思いますが、今委員長から委員長理事打合会の報告がありました。少なくとも、昭和三十五年度の決算報告に対する総括質問だということになっているのですから、総理が四月にならなければ出られない――しかしきょうがいわゆる総括質問の第一日に来たるわけですね。ですから、総理がきょう出られないということは、これはやむを得ません。しかしながら、ことに参議院の決算委員会の従来の伝統として、少なくとも、総括質問と、それから締めくくりの場合は、これは総理は出席すべし。吉田内閣の時代でも、鳩山内閣の時代でも、ちゃんと総理大臣以下現われてやっているわけです。ことに、第二院の参……

第40回国会 逓信委員会 第3号(1962/02/08、5期、民主社会党)

○山田節男君 前回の委員会で郵政大臣から所管事項についての説明がありましたことに関して、特に電波行政に関する二、三の御質問をいたしたいと存じます。  第一は、今年の六月が、テレビ放送並びに標準放送の免許の更新する時期になっておるというふうに私了承するのでありますが、日本の放送法の中には、もちろん放送の表現の自由、それから番組編成の自由ということ、これははっきり明記してあるのでございますけれども、ことに民間放送のテレビ、それからラジオ放送等を見ますと、過般放送法の一部改正によって、番組の粛正、番組編成の自粛ということにつきまして、ある程度の規制を加えたのでありますが、今日まで政府が取り上げた、た……

第40回国会 逓信委員会 第12号(1962/03/13、5期、民主社会党)

○山田節男君 今の町上委員に対する宇宙通信の周波数の問題ですが、先ほどNHKの溝上副会長の答弁されたことが実態だと思うのです。しかし一九六〇年の五月にエコー第一号を打ち上げて、実際私見たのですが、アメリカ、カナダ、イギリス、それから西ドイツ、これは協定でもってテストをやっておるのですね。ところが一九六二年の五月以降にエコー第二号を打ち上げる。そうなると、今度エコー第二号はもっと遠方へ打ち上げるから、そうすると、東京でも当然今度は地球全面にくるリレーというのは、中継の実験ができるわけですね。だから、テストに参加する国の協定によって、この周波数はあくまで実験のものであるということでやるように了解し……

第40回国会 逓信委員会 第13号(1962/03/15、5期、民主社会党)

○山田節男君 関連質問にもなりますし、あわせてNHKの三十七年度の会計予算に盛られた計画について若干の質問をしたいと思います。  今ちょうどカラー・テレビジョンの問題が提起されておりましたが、今田辺さんの言われたこと、また委員諸君の質問されたこと、もう一つ前の次元において特にNHKはカラー・テレビジョンにおいて考える必要があるのじゃないか。と申しますのは、田辺さんいろいろ言われたが、カラー・テレビジョンは御承知のようにCBS方式でやっておる。それから今度、今やっているRCA式がいわゆるコンパティブルだということで、これがいわゆるRCA、FCCがCBSのかわりに今度はRCA式をオーソライズしたわ……

第40回国会 逓信委員会 第15号(1962/03/22、5期、民主社会党)

○山田節男君 ちょっと一、二……。これはもし他の委員の諸君からの御質問で答弁済みでしたら御答弁していただかなくてもよろしゅうございますから、そのおつもりでひとつ御答弁願います。で、第一に、今回こうして簡易生命保険並びに郵便年金の加入者の福祉施設である保険診療所、加入者ホーム、保養センター、これをもっと効率を上げて運営するために事業団をお作りになる、この趣旨は非常に私いいと思うのです。いいと思いますが、まず第一にお伺いしたいことは、御承知のように厚生省はもとよりのこと、その他の各省団体におきましても、従来福祉施設としてもかなり施設を持っているわけです。この場合におきましては、この簡易生命保険並び……

第40回国会 逓信委員会 第18号(1962/04/03、5期、民主社会党)

○山田節男君 気象庁の長官が見えておるので、ちょっと関連質問的にお伺いしたいと思うんですが、海洋気象、それから航空気象、それから人工衛生による気象観測、現在の気象庁として、たとえば今問題になっておる海上の海難の予防という意味から、あなたのほうからデータを送られて通報される作業において、この海洋と、それから航空気象と、それから宇宙といいますか、たとえばアメリカがタイロスを発射して現にかなり詳細な宇宙圏における気象観測データを集めておるわけです。  気象庁としては、そういったような国際の協定もありましょうし、そういう宇宙とそれから航空と海洋と総合した結果、一つの判断といいますか、気象の警報を出すべ……

第40回国会 逓信委員会 第21号(1962/04/12、5期、民主社会党)

○山田節男君 きょう質問しまするについては、運輸大臣、郵政大臣それから気象庁の長官、その他政府委員の御出席をお願いしたのでありますが、順序としては運輸大臣の出席を待ってしたほうがいいと思いますけれども、時間の都合上、郵政大臣並びに気象庁の長官も御都合があるそうでございますので、多少質問が前後しまするけれども、郵政大臣並びに気象庁の長官の御便宜のために、順序を変更いたしまして質問いたしたいと思います。なお、質問の前にちょっとお断わり申し上げたいことは、私やはり個人的事情で近来委員会にとかく欠席がちでありまして、ただいま上程になっておる電波法の一部改正案についての各委員の質問もすでに十分尽くされて……

第40回国会 逓信委員会 第23号(1962/04/24、5期、民主社会党)

○山田節男君 ただいま議題となっております電波法の一部を改正する法律案に対しまして、私は民主社会党を代表し、以下述べます理由によりまして反対の意を表明するものであります。  本法案は、海運企業の現状及び最近における無線機器の性能の向上にかんがみて、一定の船舶の船舶無線電信局の運用義務時間を短縮する等の必要があるとの理由より提案されておりますが、これがはなはだしく現状と背反したものであることをまず申し上げたい。  定員を削減して運用業務時間を短縮させるとすれば、船舶局の執務時間が全部一定の時間になり、その時間に通信が集中することになりますので、混信が増大、通信不可能な場合が頻発することは明らかで……

第40回国会 予算委員会 第5号(1962/03/05、5期、民主社会党)

○山田節男君 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十七年度の一般会計予算につきまして総括質問をいたしたいと思いまするが、自民、社会党の諸君におきましては、問題を局限して深く掘り下げられましたが、私は各大臣お見えになっておりまするし、なるべくトピックを多くいたしまして、この議題になっている三十七年度の一般会計予算の問題点というものをただしたいと思うのであります。  まず第一に、これは総理にお伺い申し上げたいのでありまするが、御承知のように昨年の上半期におきまして、池田総理が積極的ないわゆる経済政策と申しますか、とってこられましたのが、やや足踏みになったのであります……



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 決算・労働連合委員会 第2号(1947/08/13、1期、日本社会党)

○山田節男君 時間が超過しておりますので、極く簡單に申上げますが、今回勞働省ができたということは、これは日本の文化水準を高めたものとして誠に慶賀に堪えないのでありますが、この勞働省の勞働行政ということにつきましては、これは相手が單なる勞働階級であるというばかりでなくて、この行政は最も民主的でなくてはいけない、先程山下委員から成るべく勞働組合出身の者を登用しろという意見がありましたが、これは又一面におきましては、勞働行政というものは末端まで行く、勞働組合の出身者だからといつて、必ずしも、そればかりではいけない、やはり行政そのものが從來の官廳の行政に比較しまして、これが末端まで行く、そうして又何と……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第1号(1947/09/19、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から、海外在外同胞引揚問題に關する特別委員會の第一小委員會を開會いたします。  本第一小委員會に付託されました請願それから陳情でございまするが、請願は合せて六件、それから陳情の方は三十一件、請願陳情合計三十七件ございます。尚この請願竝に陳情を分類いたしますと、大體厚生、引揚促進、それから第三には住宅、これに分類せられるような次第でありますので、今回決められました第一小委員の十四名、委員長を除きました十三名、この委員の方々を三つの部門に分けて、一つ御分擔を願つて審査審議して頂きたいと存ずる次第であります。それにつきましては、この厚生、それから引揚促進、それから……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第2号(1947/10/02、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 大変お待たせいたしました。それでは只今から在外同胞引揚問題に関する特別委員会第一小委員会を開催いたします。  先ず付託されました請願の審査から始めたいと存じますが、公報に御紹介してあります請願、九月十八日現在で六件付託されておりますので、この六件の請願を、この順序に從いまして審査いたしたいと思います。それにつきましては各請願の紹介者がございまするので、紹介者から御説明をお願いしたいと思います。北條君がお見えになつておりませんが、星野さんどうでしよう。
【次の発言】 それでは請願第百五号の海外引揚者の住宅問題に関する請願、北條君が今おいでになりませんので、星野委員から御説……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第3号(1947/10/03、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) 大変お待たせいたしました。これから在外同胞引揚問題に関する特別委員会の第一小委員会を開会いたします。先ず開会に当りまして、昨日の第一小委員会におきまして、御採決願つた請願四件に対しまする意見書の案ができておりまするので、これを一應御披露申上げて御採択を願いたいと思います。只今から読み上げます。請願第五号に関する意見書案でございます。     意見書案   在外同胞引揚促進及び引揚者の援護更生に関する請願   請願者 東京都中央区日本橋江戸橋一丁目十五番地 財團法人満蒙同胞援護会会長 小日山直登君提出  右の請願は、引揚者問題全般の解決は單なる各省各局の部分的、事務処理に……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第4号(1947/10/15、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(山田節男君) それでは只今から在外同胞引揚問題に関する特別委員会の第一小委員会を開会いたします。前囘の本委員会において御採択願つた請願並びに陳情に対しまする意見書案を御審議願うことにいたします。  先ず請願第七号意見書案でございまするが、一應朗読いたしますからお聞取り願います。    意見書案  ソ連軍管下の未復員軍人帰還促進に関する請願   請願者 北海道後志國余市郡大江村大字仁木村 杢保彌代吉提出  右の請願はソ連軍管下未復員者の家族の窮状は、もはや遷延を許さなくなつているので、これら未復員者の送還をすみやかに完了するよう配慮されたいとの趣旨であつて、参議院は、願意の大体は妥当な……

第2回国会 外務・通信連合委員会 第1号(1948/06/28、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の岡田委員の質問に実は重複しますが、これは今のアメリカのトラスト・フアンドで出すということでありますが、今、日本の通貨がいわゆるエクスチエーンジ・レートに出ておらんのでありますが、この郵便の規定、そういつたようなものがこの條約で日本の通貨がそのままで実行できるものですか。
【次の発言】 それからこの万國郵便連合の第一條の第二項にある、……これは國際連合と第二條の國際連合と関係を有するというのは、具体的に言つてどういう関係ですか。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会請願及び陳情に関する小委員会 閉会後第1号(1948/08/27、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長代理(山田節男君) それではこれより在外同胞引揚に関する特別委員会を開会いたしますが、定員に達しませんので、正式の委員会とすることができませんので請願陳情に関する小委員会として開会いたしたいと思います。御承知のようにこの七月十日以來舞鶴、それから函館或いは佐世保におのおの委員の方が引揚等に関する援護の実情を御調査になりましたのですが、その結果緊急に施策を要する点も多々あると存じまして、それが検討をすることと、それから過般第二國会におきまして通過しました審議会の点について、その他定着援護などに関しまして緊急に対策を要するという点について御審議願いたいために、本日御参集願つたわけでございま……

第2回国会 財政及び金融・労働連合委員会 第3号(1948/05/24、1期、日本社会党)

○山田節男君 國家公務員法の給與準則としては、給與を成るべく簡素化する。從來の家族手當とか、その他の手當を成るべく俸給一點張りでやる、こういうように我々國家公務員法で了解しておるのでありますが、今度の暫定的な新給與の實施に關する法律案によりますと、扶養手當が入つておるのですが、この扶養手當はやはり七月一日までの期間、これが效力を失するまではこれを置くが、將來は、その以後においては、扶養手當はあるべきものじやないと思いますが、扶養手當をこれに入れたということは、何れ團體交渉の結果こうなつただろうと思いますが、これに對して政府はどういうような初めから態度であつたかということを、ちよつと伺いたいので……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第1号(1948/11/11、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の原、羽仁、木下委員の御意見、私はこれに賛成であります。私は別の問題としまして、幸いここに山下政府委員が見えておりますので、この提案の理由の説明に対して質したいのですが、これは新聞に……今日は新聞を持つて参りませんでしたけれども、新聞にこのマ書簡に基いて発せられたポツダム政令二百一号、又それに基く今回の公務員法の改正案が政府の手によつて作られたということになつたにつきまして、御承知のように対日理事会、それからワシントンにおける極東委員会、殊にソ連の代表者からこれは極東委員会で決めた対日労働組合原則の十六ヶ條、これにも違反するのじやないかというような議論もありました。それからイギ……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第2号(1948/11/12、1期、日本社会党)

○山田節男君 昨日山下委員に答弁をお願いしたのでありますが、結局具体的な返答がなくて済んだようないきさつがありますので、幸い淺井委員長がおいでになつているので、昨日山下委員にお願いした質問を繰返して淺井委員長に答弁を求めます。昨日山下委員に申上げた私の質問の要旨は、これは十月二十七日付の朝日新聞でありますが、アメリカの陸軍省、國務省、労働省三省で、今度マツカーサー書簡に基く政令と國家公務員法の改正によつて、官公廳從業員の團体交渉権を認めない、禁止する。これは余りに嚴格じやないかというようなことで、緩和するような意思があるやに新聞が傳えております。尚又極東委員会、更に対日理事会においても、新聞に……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第3号(1948/11/13、1期、日本社会党)

○山田節男君 大変又時間が経過いたしましたが、ちよつと速記を止めて………。

第3回国会 人事・労働連合委員会 第4号(1948/11/15、1期、日本社会党)

○山田節男君 今上野委員は生活給だという御説明ですが、この間臨事人事委員会から勧告案として出された六千三百七円ベース、これが、今日の財政上どうしても六千三百七円ベースが保てない。今言われたところの四級一号二千四百七十円、このべースではどうしても補正予算が組めない。財政上の都合で捻出できないということになつた場合にはこれを更に四千三百七円にするか、そういつたように下げなければならんといつたようなべースはやはりこれは臨時人事委員会で決めるのか、或いは予算に睨み合せて、財源に睨み合せてその額を決めるのか、その点を一つお伺いしたいと思います。

第3回国会 人事・労働連合委員会 第5号(1948/11/17、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長代理(山田節男君) 只今から人事、労働連合委員会を開会いたします。本日は中井委員長がちよつとお差支がございまして、労働委員長である私が代行いたします。  國家公務員法の改正案に対しましては、過日政府委員から説明がございましたが、労働委員会の方では、公共企業体労働関係法案がすでに付託になつておるようなわけであります。実は今日はこの改正案の中で、労働関係の分を政府委員から御説明を願つて、そうしてその後におきましては、労働委員会はもつぱら公共企業体労働関係法の審議に当る。又必要に應じて人事委員会と連合してやる。その間人事委員会においては、この改正案に対する審議を進めて行かれる。そういうふうに……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第6号(1948/11/19、1期、日本社会党)

○山田節男君 國家公務員法は、第一回の國会審議のときにおいても、法案そのものが他の諸法案に比べて非常に特殊の形態を取つたということで、國会の審議に際しても困つた実例があるのでありますが、更に今度の改正案を出したについても、やはり第一國会にて、現行の國家公務員法を審議したと同じような我々は審議の困難にぶつかつておるわけであります。逐條を重ねて行く程に、そういう個所が非常に沢山出て参る、そのようなことからして、過日淺井人事委員長から秘密会においてこの改正案の草案の作成に際しての事情を聽取したのでありますが、この公務員法が目的とするところは、日本の官僚の民主化である、それは非常に美しい言葉であります……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第8号(1948/11/24、1期、日本社会党)

○山田節男君 私は、法務総裁及び法制局長官にちよつと聞きたいのですが、公務員法案のこの第百九條と百十條の罰則規定ですが、これは先程來法務総裁から御説明があり、人事院をして非常に独立性を付するというこの意味は分るのでありますが、この第百九條、第百十條の罰則というものは、大体公務員の方の立場から言えば、若し官廳の從業員がこの禁止に違反したということになれば、その最高の罰は、懲戒として免職と、それから民法上の賠償、こういうことが多少できると思うのですが、ところがこの百九條、百十條は、三年以下の懲役、又は一万円以下の罰金に処せられる。その第一項によると「人格が高潔で、民主的な統治組織と成積本暁の原則に……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第9号(1948/11/25、1期、日本社会党)

○山田節男君 今の田村委員の御質問に対する御返答ですが、二十八條の現行法を考えた場合に、この間十一月十一日でしたか人事委員会が出した六千三百七円ベース、これは勧告という形で内閣の方に出した。そうするとこれは更に私は若し人事委員会のレコメンデイーシヨンが内閣に蹴られた場合はどうするかという私の質問に対して、淺井人事委員長は、それは國会の方に改めて提出します、こういうふうな回答があつたように記憶するのでありますが、これは殊に今度の改正法の第二十八條に関連して今六千三百円ベースのレコメンデイーシヨンを若し内閣が退けた場合は、これは人事院としては一体それをどこに持つて行くのか、その問題とそれから七十七……

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第5号(1948/12/21、1期、日本社会党)

○山田節男君 この一般職にある者の寒冷地手当或いは煖房手当、石炭手当、これは出るというふうに聞いておりますが、進駐軍の労務省はどういうふうになるのでありますか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 今の上野人事委員の言葉は非常に私は遺憾に思うのですが、これは第三國会としては、例の十月九日の人事院の勧告案、あのときにあなたはここで一千二百五十円の家族手当というものは……、從來の二百二十五円これは非常に、突飛に安かつた。であるからこれは非常に科学的、合理的に計算されたものであり、一千二百五十円は決して高いものではないと、非常にその合法性、合理性をあなたはこの席で主張しておられた。ところが今その半……

第5回国会 内閣・労働連合委員会 第1号(1949/05/14、1期、日本社会党)

○山田節男君 ここに出されました行政立法は今回の経済九原則の実行ということに私は起因していると思いますが、今回のこの行政整理に絡んでこの参議院の労働委員会にとつて、殊に労働省の行政機構の縮小という点については各方面から陳情、請願、懇請或いは要望という形で可なり多数な一般からの輿論の反映を受けたのでありますが、この結果を見ますと、もとより我々としては、殊に労働委員会としては、労働省はまだ新店であつてすべての点において他の官廳に比べると非常に不十分な点が多いのであるから、現在の労働省を少くとも最低限度に守りたい。例えば婦人少年局、或いはここに問題になつております労働統計調査局、これについても請願、……


2期(1950/06/04〜)

第13回国会 内閣・郵政・電気通信連合委員会 第2号(1952/05/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の新谷君の質問に関連してですが。
【次の発言】 今の大野事務次官の御答弁と実際この法案とを見ますと、ちよつと私おかしいと思う。というのは、大体今度電波監理委員会を解消して、電波監理審議会というものを郵政省の而も大臣の一諮問機関にする。そこにこの電波行政の本質と、いわゆる民主的に公平に国民の福利のために放送或いは電波の割当をやると、この公共性というものが、もう無理やりにこの大臣の諮問機関にしたということに無理がある。例えばさつき大野事務次官の説明がありましたが、この電波監理審議会に行政処分の異議を申立てた、この異議を申立てて来た場合に電波監理審議会がいわゆる聴聞会を開き、そうして……

第13回国会 内閣・郵政・電気通信連合委員会 第3号(1952/06/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これで今日最後の連合委員会になるのですか。
【次の発言】 私は過日電気通信委員会で野田大臣には郵政省の設置法の一部改正についてかなり詳しく御質問申上げたのであります。過日本連合委員会で佐藤大臣並びに網島電波監理委員長の出席の前で御質問したのでありますが、今日が最後の連合委員会ということでありますから、多少重複いたしますが、私は重ねて野田大臣に行政管理庁長官としての御意見を伺つておきたいと思います。と申しますのは、この電波監理委員会の郵政大臣の諮問機関という問題であります。そのそうすることの極めて不合理であり、不能率であり、又不公平であるということは詳細大臣に申上げておるから、この……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会・建設連合委員会 第1号(1953/07/31、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 只今議題となりました昭和二十八年六月及び七月の大水害による災害地域内のたい積土砂の排除に関する特別措置法案の提案理由を御説明申上げます。  本年六月及び七月に亘りまして停滞する梅雨前線のもたらした降雨のため九州、南近畿その他の地方に大災害の起つたことはすでに皆様よく御承知のことと存じます。特にここの地域においては河川の欠壊及び土砂の崩壊により異常に多量の土砂が市街地、農地等に流入し、たい積している状態であります。これらの土砂の排除につきましてはすでにそれぞれ地方当局等によつて各方の器材、人員を動員して日夜努力が続けられておりますが、地方当局の財政力、各個人の資力にもおのずから限度……

第19回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第1号(1954/02/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 小峰第三局長にちよつと質問するのですが、只今の農林、建設、運輸、この二十六年度並びに二十七年度のいろいろ検査された結果を述べられたのですが、これは我々が大体予想しておつた以上に乱脈を極めております。まあ一事が万事であつて、これを押して行けば、政府の各省の行政部門に亙る支出というものが、如何に無駄なことが多いかということがわかるのであります。  そこで会計検査院として、こういつたような批難事項が殖えないように、これはまあ先ず第一に各官庁の会計の、何と言いますか、扱い方、それから現品の扱い方、それから現地検査のやり方、こういうようなものを大体政府の各省、各エイジェンシーがやるものに対……

第19回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第3号(1954/02/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは今港湾局管理課長、それから会計検査院の第三局長、両方の立場からいろいろ御意見を聞いたのですが、二十六年度が然り、二十七年度の会計検査院の決算の検査報告を見ても、やはりこの補助金に関する不当事実と言いますか、減つていない、で先ほど管理課長がいろいろ言つておられましたが、昨年ですね、二十八年度の六月七月に非常な風水害が西日本、近畿、その他の地方にもあつたのでありますが、昨年のように非常な、殊に港湾に関して災害がひどかつた、従つて支出する額も相当多いし、たしかこの風水害に対する、台風十三号を含めてですが、たしか運輸省関係の特別措置法もあつたように思うのですが、運輸省としてはこうい……

第19回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第4号(1954/03/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 次回の小委員会で、予算委員会で忙しいと思いますが保利農林大臣を短時間でもいいですから呼んでもらいたい。

第19回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第5号(1954/03/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この決算小委員会で補助金に関する審査をしてる途中でありまするが、私はこの際会計検査院長にこの審査に関連して若干御質問申上げたいと存じます。  大体決算委員会、殊に本小委員会が取扱つている補助金の決算に対する会計検査院の報告に基いて、いろいろ説明を聞き、又その関係当局者の責任者からいろいろ説明を聞いているわけですが、どうも我々として殊に国会における決算委員として不信といつちやおかしいですけれども、この決算に対する一つの国の行為といいますか、並びにこれに協力する国会の、殊に決算委員会の関係、或いは立場といつたものが、実際問題として不可解な点がありますので、この点を一つ院長から責任ある……

第19回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第7号(1954/03/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 会計検査院の第二局長にちよつとお伺いするのですが、この二十七年度の一般会計からの補助金ですね、この二十六件まあ指摘されておるのですが、二十八年度の殊に昨年の六月、七月の例の風水害、台風十三号を入れての国会でいろいろな特別措置法を作つたのですが、この中でたしか文部省関係の特別措置法があつたのですが、どうですか、今二十八年度の少くとも風水害による補助金の会計検査ですね、やつておられますか。
【次の発言】 そうすると、まあ二十七年度はこの災害復旧に対する補助金の経理当を得ないもの二十六件あるわけですが、現在では特別措置法による政令に定めた都道府県は会計検査院はまだ調べておらないというの……

第19回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第10号(1954/04/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この二十六年度についての建設省の補助金関係の今説明が会計検査院それから建設省からあつたわけですが、二十七年を見ると、やはり補助金関係に対する批難事項が殖えておるとも減つていない。更に昨年の六月、七月以来水害、而もこれは異常な水害であり、又九月の初めには第十三号台風があつて、これも建設省関係は厖大な災害復旧事業を処理しなければならんわけです。我々最近殊に西日本、それから近畿、中部等から昨年の六月、七月の水害の救済のための参議院、衆議院の特別委員であつた人々に対して、かなり強い請願、陳情を寄せられておるわけであります。というのは地元からの陳情の共通点を申せば、昨年の六月、七月のあの水……

第19回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第11号(1954/04/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これはまあ補助金制度そのものが、我々がこうしていろいろと調べて参りまして、まあ実に今日の、何と申しますか、大きく言えばもう地方行政の政治道徳の頽廃、それの一つの大きな原因になるように思うのですが、併しまあこれは今日の行政組織から言えば、補助金制度、いわゆる国庫から地方の公共団体に補助金を与えることは、これは甚だ私は必要だと思うのですが、今のようにこの会計検査院も言われましたが、現に昨年の七月に会計検査院長が建設大臣に宛てての、今問題になつているこの国庫が負担する工事の査定の問題、それからこの支出負担行為をする者の職責、それから成功認定、これらについての非常に不完全な点を指摘されて……

第19回国会 建設・水産連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 関連して。今の秋山委員の言われた質問に関連してですがね。先ほどの下田条約局長、それから調達庁の山内総務部長の御説明によると、今議題になつている法案は国連の協定が日本の政府によつて受諾されて、いわゆる批准行為が済んで効力が発生した後にこれによるいろいろな補償問題を実施して、それまではいわゆる平和条約が発効後国連協定の効力が発効するまでの間のものは全部見舞金で処理する、こういう説明であつたように私は了解しております。然るに今附則のほうでは特別損失の補償に関しては安全保障条約の効力発生のひ以後過去に遡及しているわけです。然るに漁船の操業禁止等によつて起る補償については国連協定の効力が発……

第22回国会 大蔵・決算委員会連合審査会 第1号(1955/07/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 実は本法案が出されまして、参議院の決算委員会としては、これはもうわれわれ待望久しきものであった。超党派でもって一日も早く通したい、当大蔵委員会におきましても、この法律案はもう超党派で一日も早く通すことにしたいということで、一昨日青木委員長と私とが衆議院の大蔵委員長のところへ参りまして、この法案を一日もすみやかに通されたいと、今、岡委員の言われたような意を体しまして強く要請いたしました。さらにまた各政党から衆議院の政調会、政策審議会、国会対策委員会を通じて、実は各会派別に講じて参っておるというような実情であります。それから今、岡委員の御意見がありましたが、こういうような事情もありま……

第24回国会 地方行政・逓信・建設委員会連合審査会 第1号(1956/04/10、3期、日本社会党)

○山田節男君 ちょっと最後に。さっきから政務次官や草野政府委員からの話を聞いて、この電電公社の問題ですが、三公社の問題の中で電電公社は最後に、昭和二十七年の国会で私たちは立法に携わったわけですが、その前に私たちアメリカに行って、パブリック・コーポレーション、いわゆる公社ですね。コーポレーションでなく、パブリック・コーポレーション、それからパブリック・ユーティリティということ、これを私はカリフォルニアの公社法、カリフォルニア州の公社法をモデルにとったのです。そこでこの電電公社法を作る場合に、原案は納付金制度があったわけです。国鉄にもあるわけです。それで公社の本質、経営の本質からいって、そういう納……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○山田節男君 関連して……。宮内庁長官は見えておりますか。
【次の発言】 今の天田委員の質問に関連してですが、皇室、三宮家に対して八百五十五万円、天田委員も言われたように、これを三つで三分配してみてもきわめて額が多いとはいえない。今天田委員の質問に対する応答によってわかるように、非常に宮家としては苦しいのじゃないか。しかもこの宮様は、三宮家とも今日唯一の皇族だというので、外交あるいは社交関係で相当いろいろなところに引っ張り出される。今日皇族としてそういう方面にできるだけ出られるということは、これは非常にいいことだと私は思う。これは話はこまかくなりますけれども、たとえば妃殿下のごときは、やはり女……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○山田節男君 きょうの資料の説明以外の問題にちょっと御答弁できれば願いたいと思います。今朝の新聞にも出ておりましたが、裁判官の給与が一般公務員に比較して低いというようなことについて、何か大阪だったかどこかでそういう要望書か抗議書か知らぬけれども提出したことを聞いたのですが、前にもそういうようなことを私ちょっと聞いたのですが、申すまでもなく裁判官は独立の地位を保って公平な裁判をすることになれば、少くとも一般公務員程度の地位の保障と同時に給与の保障をすべきものじゃないか。これは新聞に報道されたようなことが果して事実かどうか。そうであるとすれば三十二年度の予算はこうして計上してあるのですが、もしその……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1957/03/31、4期、日本社会党)

○山田節男君 この年度の科学技術庁の諸般の計上されておる予算を見て二、三質問したいと思うのですが、まず第一に、この科学技術庁を組織して以来、何といっても科学技術の非常なテンポをもって発達していることは、これは申すまでもないことであります。ことに終戦後、日本は約十年間、もっと過去にさかのぼれば、一九三五年、国際連盟を脱退して以来、日本が国際社会からシャット・アウトされたようなときがある。それをまあ今日最もおくれている科学技術を、一日も早く諸外国のレベルに到達しようというのが、この組織を作ったまあ第一の私はこれは目的だと思うのです。そこで、もとよりこの基本的な科学技術の研究、あるいはその研究をする……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1959/03/23、4期、日本社会党)

○山田節男君 私も二、三御質問申し上げたいと思いますが、まず第一に、カモ猟の猟場は、これは皇室でお持ちになっているのか、あるいは国有財産になっているのか、どちらですか。
【次の発言】 そうすると、カモ猟で、たとえば外国の使臣あるいは閣僚等をお呼びになることは、これは宮廷の方の一つの交際といいますか、そういうような費用でまかなわれるわけですね。ですから、国有財産を皇室用財産として利用しているわけですから、国に何も使用料を払っているわけではないですね。その二点を一つ。
【次の発言】 かも猟は、これは世界各国にもない非常にユニークなものがと思うのです。そういう意味で、かも猟に特に外交団あるいは外国か……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/03/24、4期、日本社会党)

○山田節男君 この会計検査院の来年度の予算は、今年度に比較して約四千万円の増加でありますが、これは、一般の各省の来年度の予算の増加額等の比率からいって非常に少いわけです。非常に謙遜な予算だと思うのですが、これは前にも参議院の決算委員会でしばしば問題にした点なんですけれども、これは、ことに農林省建設省は、検査官の数、旅費の制限というようなことで、検査件数が全体の一〇%か一五%というように聞いている。この予算で、ことに建設省、農林省というような方面の検査件数が十分に行われ得るものかどうか、その点をまずお伺いしたい。
【次の発言】 これはかつて参議院の決算委員会で特にやかましく言って、監察機構を各省……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1959/03/25、4期、日本社会党)

○山田節男君 総理府関係、それから内閣関係を質問したいと思います。  総理府関係の予算の中で、放送等実施委託費という七千六百万円余り、この内容をちょっと御説明願いたい。
【次の発言】 これは、前からずっとやっておるのですが、この標準放送四百五十万円、それからテレビ二千万円、これは、主として民間放送にスポンサーとして時間を買ってやられるわけですが、ごく大まかでいいから、三十三年度でもいいし、大体種別にして、民間放送の、一番たくさん使われる民間放送会社とか、それから放送の内容ですね、これはもう概略の種別でよろしゅうございますから、ちょっと御説明願いたい。


5期(1959/06/02〜)

第38回国会 決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会 閉会後第1号(1961/09/05、5期、民主社会党)

○山田節男君 この会計検査院と、それから国会との関係は、ことに新しい憲法のもとでは、従来の天皇の直属機関であった会計検査院が、今度は、主権在民のいわゆる議会政治ということになれば、国会が最高の、いわゆる何といいますか、行政、司法、立法と三権分立であるから、国権の最高の府として権威を持つという立場できますると、勢い従来の会計検査院の天皇の直属機関ということは、これはもう意義がなくなってきた。そこで新しく制定されたこの会計検査院法によれば、これはあくまで国民のための血税が、いかに行政上使われたか、またこれを正しく使用されることを財政監督するという新しい使命を持つということははっきりしておることなん……

第38回国会 決算委員会虎の門公園地に関する小委員会 第1号(1961/05/29、5期、民主社会党)

○山田節男君 前回、この虎の門の公園の国有財産に関する参議院の決算委員会の決議を体して、訴訟を行なって いると、これは事実でございます。これはすでに三年か四年経過しておる。これは大蔵省の国有財産の問題ですけれども、訴訟上は法務省が原告に立って、国として訴訟を起こしているのですから。法務省が原告となって訴訟しているわけですね。ですからその後の経過を、むしろ僕は、これはもちろん大蔵省も関係ありますけれども、法務省が原告となっております、それで原告の経過を聞けば……。一応大蔵省の管理ですが、その後の経過をまず聴取する必要があるのじゃないですか、原告から。同時にこれは原告、被告と、被告はすなわちニュー……

第38回国会 決算委員会虎の門公園地に関する小委員会 閉会後第1号(1961/09/04、5期、民主社会党)

○山田節男君 さっきの相澤委員との質問と重複する点がありますけれども、なお私もう一度再確認をしておきたいと思うのですが、本件が、大蔵省のかわりに法務省がその代理として原告になって訴訟を提起したわけですが、その間、中間的に本委員会がこの訴訟の案件が国が勝つかあるいは被告が勝つか、どういうような見通しが立つかということを確かめたことがあるのですが、そのときに訟務局長としては勝てる自信がある、これは訴訟を提起してたしか三年くらいたってからのちだったと思うのですが、しかし、それからまあ五年もたって裁判所が証人あるいは参考人等を呼んで詳細に審理した結果、いわゆるこの職権による和解を提案したわけですが、先……

第38回国会 決算委員会虎の門公園地に関する小委員会 第2号(1961/05/30、5期、民主社会党)

○山田節男君 今の濱本訟務局長の御答弁ですけれども、国、すなわち大蔵省の代理として原告になっているのです、原告と。そうすると、こういう職権による和解の勧告があった場合に、これまでも何回かこうして裁判でいろいろ証人あるいは証拠があって判断されて、訟務局長としてはこういう裁判所の和解勧告に対して、その今までの審理の経過からして応ずべきものだというようにお考えになるのかどうか。その判断はやはり原告としてあなたの方でやはり判断されるでしょう。
【次の発言】 そのことはやはりまあ訴訟代理人という地位ではあるが、今までのあなたの、裁判でのいわゆる審理の経過から見て、これはもう強制職権による和解に応ずべきも……

第38回国会 決算委員会虎の門公園地に関する小委員会 第3号(1961/06/01、5期、民主社会党)

○山田節男君 会社側として、被告としての今の虎の門の公園の使用地に対する、いわゆる借地法による土地借地権が成立しているということですね。先ほども吉岡参考人から答弁があったように、通算五百万円の金を東京都に払っておる。しかも受け取りがある。しかしそのことは、表面上はこれはこの宅地を使用するための借地権利といいますか、敷金とか、そういうような性質のことは明記してあるのですか、ないのでしょうか。その当時の金を授受する際に、これは借地権ですぞというように明瞭に意思表示をして、また東京都もそのつもりで金を受け取ったのか……。
【次の発言】 これは本議案が当決算委員会で審査されたときに、吉岡参考人も来ても……

第40回国会 決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会 第1号(1962/03/13、5期、民主社会党)

○山田節男君 私は実は、この決算審査方針に対する試案を提出するべくお約束申し上げたのでありますが、非常に繁忙をきわめておりますので、出す余裕がございませんでした。で、ただいま佐藤並びに大森両委員の決算審査に対する問題点の御説明があったのでありますが、私は、第一に、従来の経験から見まして、これは一つの憲法上の問題なり、あるいは国会法の問題なり、根本的の問題になるかもしらぬけれども、予算が衆議院において先議権を持つということに対比して、決算は第二院である参議院が先権を持つべきである。これは従来かなり問題になったこともありますけれども、私は、そういう意味から、決算並びに外交問題は参議院において第二院……

第40回国会 決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会 第3号(1962/04/24、5期、民主社会党)

○山田節男君 ただいま出されている決算の審査方針の案ですが、内容は私大体賛成です。ただ、こういう審査の方針を、当小委員会で回を重ねていろいろ審議された結果、こういう方針ができましたからには、将来、この参議院の決算委員会は、この審査方針をあくまで土台として、基本方針としてやるんだということを、決算の審査はこの方針によるんだということを、何と申しますか、将来の決算委員会の審議をこの方針が拘束するという、ある程度の申し合わせといいますか、これを本委員会において――本親委員会においてこの方針を議決と申しますか、承認された以上は、今後はこの方針にのっとってやるということを強く本委員会で承認されるような手……


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データ更新日:2022/12/09

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