国会議員白書トップ参議院議員荒木正三郎>委員会発言一覧(全期間)

荒木正三郎 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

荒木正三郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
204位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
186位

2期委員会発言TOP50
38位
2期委員会出席(無役)TOP50
43位
2期委員会発言(非役職)TOP50
33位
3期委員会発言TOP50
32位
3期委員会出席(幹部)TOP50
32位
3期委員会発言(非役職)TOP50
28位
5期委員会発言(非役職)TOP50
48位

このページでは荒木正三郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。荒木正三郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 文部委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 懇談会の節に、今日は特に文部大臣に出席をして貰つて、いろいろ質問をしたいというのが大体決まつたように思つておるのですが、今日は見えていないように思うのですが……。
【次の発言】 免許法に伴う認定講習の件について、大臣に二、三お尋ねいたしたいと思います。  四月頃から認定講習が行われておるのですが、私共の聞いておるいろいろの情報では、この認定講習が実施されたために、学校の教育に非常な悪い影響を與えておるということを聞いておるわけです。というのはまあ主として土曜日曜或いはその他の日にこの講習が行われておる。而も相当多数の教員がこれに参加しなければならないというようなことから、平素の……

第8回国会 文部委員会 閉会後第1号(1950/09/19、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この問題はまだ後で説明がありますね。

第8回国会 文部委員会 閉会後第2号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 第八臨時国会の文部委員会において、大臣が文教政策として努力点をお挙げになつたのは只今もお話になりましたけれども、第一義務教育に力を入れて打きたい、第二番目には育英事業の拡充を図つて行きたい、第三番目には学術の振興に努力したい、こういうお話であつたわけであります。そうして昨日来年度の予算査定の内容を大体説明を聞いたわけなんですが、そのうち育英事業と学術の振興については予算的に増額の方向に向いておりまして、御苦心の程を十分推し測ることができると思うのですが、義務教育の面における特に六三建築の両においては、四十五億という数字を以てしては、これに十分な力を入れておるということは言えない……

第8回国会 文部委員会 閉会後第3号(1950/10/02、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この復旧対策については大体構想ができておると思うのですが、従つて文部省の復興対策ということを一応聞いてそれから御質問をしたい、或いは要望したい、かように考えます。
【次の発言】 今の私立学校に五〇%国庫補助をする、あとの五〇%はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 ちよつと二三質問をいたしますが、只今説明になつたのは文部省としての考えに止まつておるのか。或いはこの考えが政府としても了承してそうして関係方面と折衝しているのか。その点を明らかにして貰いたいと、かように思うのです。例えば今聴きますと、私立学校に対しまして五〇%の国庫補助をしたい、こういう考えであるというお話であ……

第8回国会 文部委員会 第4号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先程の教職員の選挙活動の調査の問題は、私も重要な意味を持つておる調査であると思いますので、荷二三の点をはつきりして置きたいと思う点がありますので質問いたします。これは(「文書で貰えよ」と呼ぶ者あり)この問題に対する質問は留保いたしますが、今日は二三の点を明らかにいたして置きたいと思います。  第一は文部省に調査を依頼したということでございますが、これは閣議の決定によつてなされたものであるかどうかということが第二点でございます。  次に文部省はこれを調査せられたということでありますが、文部大臣名を以て調査せられたのかどうかということが第二点でございます。  次に内容でございますが……

第8回国会 文部委員会 閉会後第4号(1950/10/03、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 それはまちまちなんですよ、三日もあるし四日もあるし……。
【次の発言】 では失礼いたします。第三班は成瀬委員と私で、島根県それから島根県それから兵庫県を視察したのでございますが、その視察の結果につきましては、ここに可なり詳細な文書にいたしておりますので、これをあとで提出したいと考えております。従つてここでは極く概要だけを申上げて報告に代えたいと思います。  先ず六・三の問題でございますが、その前に私どもの視察の態度といたしましては、できるだけ現地に参りまして、そうして現地の方々の各方面の意望なり要望なりをできるだけ多く聞きたい。こういうような考えで参りました。従つて当局の説明は……

第8回国会 文部委員会 第5号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 大臣にお尋ねをいたします。大臣名を以て日教組の委員長に宛てられた回答書の第二項に「次期国会を目途に免許法改正の目的を以て日教組を交えた法律改正委員会を速かに設け同法の全般的検討をする。」こういうことがあります。これに明らかなように免許法改正の目的を以て委員会を構成するのですから、大臣が免許法改正の意図があるということは私共明瞭にこれによつて掴むことができるわけです。先程からの答弁もさように私は解釈するわけなんですが、そこでお尋ねすることは、同法の全般的検討をするということでございまするが、すでにこれが発足しているかどうか、若し発足しておればどういう点が今日まで検討されたか、こう……

第8回国会 文部委員会 閉会後第7号(1950/10/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 少し質問したいことがあるのです。木村さんがするからその次に。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 質問を続行いたします。
【次の発言】 ちよつと黙つて下ざい。私は質問があるのですよ。
【次の発言】 質問する前に矢嶋さんのおつしやつたことは御尤もですけれども、やはり各人趣旨は共にあるのでありますけれども、それに沿うかどうかは私は分りませんけれども、私は二つ是非とも質問して置きたいと思うのでありますが、これは速記を中止して頂いても結構だと思います。それはこの免許法の原案をお作りになる際、そのときの経過についてお尋ねをするのであります。と申しますのは、この免許法をお作りになる場合に次……

第8回国会 文部委員会 閉会後第8号(1950/10/07、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 木下先生にお伺いいたしたいのですが先生の御意見では、教員の資格はできるだけ高い方がいい、できれば今の免許法よりも高いものに段々して行きたい、こういう御意見であつた。そういう考えから、今の免許法には御承知のように二ヶ年の短期大学を修了した者には小学校教員の免許状をや行ということがあるわけなんです。それから一年だけ修了しても仮免許状ですけれどもとにかく免許状を授與するということがあるわけです。先程から御意見では今の免許法にそういうものがあるわけですが、そういうことに対して一つどんなふうにお考えになつているか、お伺いいたしたいのですが。

第8回国会 文部委員会 閉会後第9号(1950/10/10、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この前の文部委員会で、年末手当の問題について文部大臣から御答弁があつたわけですが、文部大臣の答弁では地方公務員である教員の年末手当の財源については文部大臣と大蔵大臣とそれから岡野国務大臣三者で協議をして、その財源の捻出については考えることになつているその具体的な方法についてはまだ結論を得ていないという、こういうまあ御答弁であつたわけであります。併しこの問題は非常に重要な問題であつて若し財源措置がうまく行かなければ、教員の年末手当というものは非常に困難な事情に立ち至ることを虞れるわけです。それでどういうふうにその後経過がなつているか、文部当局にお伺いしたいと思います。

第8回国会 文部委員会 閉会後第12号(1950/11/17、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 一応説明をして頂きたいと思います。
【次の発言】 政務次官にちよつとお尋ねいたしたいのですが、地方財政の收入になる地方税の一千九百億円の七〇%というものを標準において地方の財政收入というものは考えられておるが、この際七〇%を確保できないという結果が起つた場合にその補填をどういうふうにして行くかということが問題になると思いますが、その場合にどういうふうな措置をとつておられるかということをお尋ねいたします。
【次の発言】 又重ねてお伺いしたいと思うのですが、地方財政の收入になるものは平衡交付金とそれから地方税の收入におると思うのです。平衡交付金と地方税の收入を見た上で地方自治体は予……

第8回国会 文部委員会 閉会後第13号(1950/11/18、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほど大臣は、国旗を掲げ、国歌を斉唱することに何の憚かりがあるか、こういう御意見でありましたのですが、私どもも国旗を掲げ、国歌を斉唱するということは望んでおるところであつて、ここには別に問題はないと思うのですが、ただ、今の時期において従来のものをそのまま用いるという点に問題があるのではないかというふうにまあ考えておるわけであります。国旗の問題については、これは別に差支えがあるというふうには考えたことはないわけなんですが、国歌のことになりますと、これが主権在民の新しい憲法の趣旨に反しておるかどうかということについて、十分な検討がなされなければならないということは感じておるわけなん……

第9回国会 文部委員会 第1号(1950/11/28、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 初めにやはり主計局次長にお尋ねいたしたいと思いますが、先程三十五億円の増額についての説明があつたわけなのですが、私が知りたいと思うところは、地方公務員の給與改善のための財源措置がなされておるかどうか、こういう点が主眼なのです。そういう主眼の上に立つてこの平衡交付金の増額の問題について少しくお尋ねをしたい、かように考えるわけであります。私の聞いておるところでは、平衡交付金の増額の件につきましては、地方における新たなる財源需要額として自治体の方から三百八十九億円の要求があつた、こういうふうに聞いておるわけであります。これに対しまして大蔵省としては大体二百六十七億円と算定をして、そう……

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私今の問題について地方自治庁長官として地方自治の面において責任を持つておられる長官に対して御質問したいのであります。今問題になつておる七億二千七百万円というのは、昨年末の年末手当について地方公務員である教職員に支給された金の半額でございます。当時は義務教育については半額國庫負担法というのがございました。当然政府はその法律によつて半額國庫負担しなければならない義務があるものと私は考えております。従つて当然あの年末に当りまして、この半額に当る七億二千七百万円は、義務教育費半額國庫負担法に基いて、当時すでに支出しなければならない義務があつたと考えておる。ところが予算手続上そのときに間……

第9回国会 文部委員会 第3号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 地財委の委員長にお尋ねをいたしますが、私のお伺いしたいという問題は、極く最近文部省と、人事院の間においてでき上りました教職員の級別推定表の問題でございます。私から申上げるまでもなくこの級別推定表の作製のよりどころは、一般職職員の給与に関する法律に準拠して人事院が作つたわけでございます。そうして人事院の通知を見ますと、十一月末を以てこの級別推定表によつて号俸の適正を図るべきである、但しそのうちには予算の範囲内においてという文字が入つております。私はこれにつきまして人事院の総裁にも会いましてどういう意味で予算の範囲内において実施するという言葉が挿入されておるのか、この理由についても……

第9回国会 文部委員会 第4号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私もこの問題については極めて知識が乏しいわけなんですけれども、今日曽つての商船学校を卒業せられたかたが見えて、いろいろお話を聞いて疑念に思つている点がありますので、二、三お伺いしたい、かように思います。私は商船学校を高等商船学校に変える、それから又運輸省所管を文部省所管に変えるということについて疑義を持つているのではないのです。そうでなしに、この高等商船学校に変えられて、この商船学校を卒業した人たちがどういう免許が與えられるかという点でございます。今の説明の中には甲二の免許状が與えられるような説明でありましたが、この点ちよつとあいまいでありましたので、きちつときまつているのかど……

第9回国会 文部委員会 第5号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほど運輸委員会のほうからいろいろ懸念されておる点について意見の開陳があつたわけでございます。その点は我々文部委員会の委員の諸氏の懸念しておつた問題でもあるわけでございます。従つてこの点が明らかになれば、この法律を成立せしめることに反対意見はなかつた。反対意見は今までなかつたように私は思うのです。それでまあ議事進行を兼ねるようで甚だ恐縮なんですが、その意向を明確に全員一致の形において、委員長報告において本会議でして頂いて、そうしてこの法律を成立せしめるというふうに運んで行つたらどうかというふうに私考えるのですが、ついては一応私どもが懸念いたしました点を多少今読上げまして、この点……

第10回国会 地方行政委員会 第16号(1951/02/21、2期、日本社会党)

○委員外議員(荒木正三郎君) それでは暫らく時間を拝借いたしまして一言申し上げたいと思います。実はこの問題につきましても文部委員会で非常に論議かございますが、その中心は、新らしく予算的措置をする必要があるのではないか、こういう見解です。併しこれに対しまして私どもは、そういう措置をする必要がないという考え方を持つておりますので、その点だけを御了解頂くために暫らく御説明を申上げたいと思います。  現在の小学校並びに中学校の予算編成の建前は、大体一学級五十名といたしまして、その一学級について小学校は一・五人、中学校は一・八人の定員と見て、平衡交付金の中に基礎計算としてこれが算定されておるのでございま……

第10回国会 文部委員会 閉会後第2号(1951/07/18、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 二、三の点についてお伺いしたいと思いますが、公務員の給与改善について最近の物価上昇の現状から見まして、近く改善の勧告があるものと期待しておるのですが、その大体の時期及びどの程度のベース・アツプを行う考えでおられるか、そういう点について先ずお知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 只今のお話ですと、大体時期は予算編成に間に合うような時期において勧告したい、こういうことであります。御尤もであると思いますが、大体予算編成は七月一ぱいにはいろいろ考慮されると思いますが、そういう関係から考えますと大体七月中に勧告がなされる、こういうふうに解して差支えございませんでしようか。それが一つ……

第10回国会 文部委員会 閉会後第3号(1951/07/19、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 では大臣に二、三お尋ねしたいと思いますが、その前に大臣の所見を伺いたいと、かように思うのでありますか、それはこの間の委員会におきまして、大臣は六三制の基本は変えないけれども、これに付随する問題については相当思い切つて改革したい、こういう発言があつたのであります。その際具体的にどういうことを考えておられるかということをお聞きしなかつたのでありますが、大体大臣もいろいろ具体的にお考えなつているだろうと思いますので、その後新聞などに大臣の所見が出ておりますが、そういう点について先ずお考えのところを私どもも聞きたい、かように考えておるわけであります。それからもう一つは、来年度の予算編成……

第10回国会 文部委員会 第5号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今日は若干の質問だけしておきたいと思います。第一の問題は教育公務員特例法の問題なのですが、これの母法は何であるかということですね。わかり切つた問題ですがおつしやつて頂きたいと思います。
【次の発言】 主としてですか。そうするとまだほかにありますか。
【次の発言】 私には今の御説明は少しおかしいと思うのです。国家公務員法の中に教育公務員の特殊性に鑑みて特例を設けることができる、こういう規定はあります。それから地方公務員法の中にもそういう規定があつて、併し教育基本法などには全然そういう規定がないわけでありまして、当然この特例法は一つは国家公務員法であり、一つは地方公務員法であると私……

第10回国会 文部委員会 閉会後第5号(1951/08/13、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今議事進行についてですが、内容についていろいろ質疑応答をやりますか。今の委員会でこの内容について質疑応答をやつて行きますか。
【次の発言】 ただ尋ねておきたいことが一点あるのですが、今これは説明されたことですが、これは文部省の省議として決定されているものですか、どうなんです、これは……。
【次の発言】 決定されておりますか。これだけを要求するということこ……。
【次の発言】 まだ、すると文部省案として決定されたものではないんですか。
【次の発言】 実は大蔵省とか地財委関係のかたも見えるというのですから、質問する場合に、これは文部省の要求としてきまつておるかおらんかわからん場合に……

第10回国会 文部委員会 第6号(1951/02/07、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 昨日の委員会で質問をいたしました問題でございますが、その第一は、教育公務員法という特別立法をするお考えがないかどうかという問題でございます。今度のこの教育公務員特例法は、国家公務員法並びに地方公務員法に基く特例でございますが、なお文部省政府委員の説明によりますと、教育基本法も間接的ではあるけれどもそれにも基いておる、こういうお話でございました。この際いろいろな母法からこういう特例が引出されて来たのでございますが、これを教育公務員法という一本の姿にすることによつてなお一層教育の実際に適した法律ができるのではないかというふうに私は考えておりますので、こういう点についてそういうお考え……

第10回国会 文部委員会 閉会後第6号(1951/08/14、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 本委員会におきまして、文部大臣が重ねて六・三堅持の堅い決意を表明せられましたことにつきましては、深い敬意を表するものでありまするが、この六・三教育の内容を充実して、今後なお教育の振興を図つて行くというためには、相当今後において教育財政の増額を図つて行かなければならない事情にあると私考えておるわけであります。ところが近く締結されるような情勢にある講和の問題と関連をして考えまするときに、講和條約の締結、或いは日米安全保障協定の締結、こういうことから再軍備の問題が現実的に考慮されておるというふうに私ども承り知をしておるのであります。日本の困難なる現在の財政事情におきまして、一方におい……

第10回国会 文部委員会 第7号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 只今本委員会に審議を付託されました議員提出にかかります公立学校の教育公務員と地方公共団体の議員との兼職についての臨時措置に関する法律案について発議者といたしまして提案理由を説明させて頂きたいと思います。  この法案の内容は先に政府より国会に提出されました、そして現在本委員会において審議中になつております教育公務員特例法の一部を改正する法律案の附則第四項に出ているものでございます。でこの法律案の内容は、「この法律施行の際現に公立学校の教育公務員で地方公共団体の議会の議員を兼ねている者は、地方自治法第九十二條第二項の規定にかかわらず、その議員の残任期間中、なお議員を兼ねることができ……

第10回国会 文部委員会 第8号(1951/02/12、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も第五条の改正につきましてはその理由を十分納得することのできない一人でありますが、特に局長の説明によりますと、今度改正する理由は、「現行規定が運用上疑義を招きやすく、実施上往々支障を生じますので」、こういう理由が挙げられておるわけです。運用上どういうような疑義があるのかという点について先ほどからの質疑応答を聞いておるのですが、その点がなお私には明確にならない。それから実施上往々支障が起るということについても、事件としては挙げられて大臣からも説明があつたのですがその詳細を聞かないと、実施上どういう支障がある、起つているのか、或いはこれは手続上まずかつたのじやないかというようなこ……

第10回国会 文部委員会 第9号(1951/02/14、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この條項に関連する事項になるかと思うのですが、現在教職員で学校に籍を置いておつて、而も教育委員会の事務局に勤務しておる、或いは市町村の自治体の学事関係に勤務しておるものが相当多数に上つておるわけであります。これは従来から問題になつておつたわけでございまして、そのために定員の少い学校においては相当多数の人が直接教育に携わらない、学校教育に携わらないでそういう事務をしておる。而も給與の面においても教員給がその方面に相当割かれておるということは、従来相当問題になつておつたわけです。こういうことはこの第二十一條の規定によつて行われておるのか、或いは他の規定によつて行われておるのか、或い……

第10回国会 文部委員会 第11号(1951/02/17、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 超過勤務の問題は随分久しい以前から問題になつておつたのですが、只今矢嶋委員からの質問によつて、文部省の考えが従来の考えと全然変つていない。そこで是非質問をしたいのですが、この前に京都市の教員組合が、京都の地方裁判所に訴訟を起しまして、時間外に勤務した場合には当然勤務手当が支拂われなければならない、こういう訴訟をした場合に、第一審においてその訴訟が認められておつたのであります。これに対して文部省はどういう見解をとつておられるか、お伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 今の問題の私の尋ねているのは、第一審において当然超過勤務を支拂うのが至当であるという判決に対して、文部省の……

第10回国会 文部委員会 第12号(1951/02/19、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 進藤氏にお尋ねをいしたいと思いますが、今度の審査は一カ年近く続いておつて、相当その法の運用上にも疑義があり、自治の上にも相当支障を来して困つていると、こういうお話がございましたが、現在東大で行われておる審査の問題は、いわゆるレッド・パージ、政治的な意図を以て鑛首が行われようとしておる、そういうところにこの審査が長びいている理由が相当あるのではないかと私は見ておるのですが、そういう点についてあなたの御見解を承わりたいと思います。
【次の発言】 それは私は審査の実際を見ておるわけではないのですが、併しいろいろ新聞紙上に伝えられたり、或いはその当時の情勢というものから見て、それは審査……

第10回国会 文部委員会 第13号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この前の本委員会におきまして文部大臣は教職員の待遇改善のためには別表を作成する考えである、こういう意向を明らかにせられたのでありますが、これはまあ文部大臣が意向を明らかにせられるまでもなく、昭和三十三年の一般公務員の給与に関する法律においてこのことが規定されているわけであります。続いて二十四年最近は昭和二十五年の十二月の一般公務員の給与に関する法律の中にもこのことがはつきりと規定されているわけであります。この別表の作成は国家公務員においては人事院がその衝に当られるものである、かように考えでおるのですが、この別表の作成が今日まだ実現をされておらないということにつきましては、私もそ……

第10回国会 文部委員会 第14号(1951/02/21、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 それはなおほかにも修正案というものがあるわけですから、若し修正案が御同意を得れば入れなければならん條項があると思いますから、それをも含める意味において御了解して頂ければ結構と思います。

第10回国会 文部委員会 第15号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 昨日の懇談会におきまして、私どもの考えておりまする修正案のうち、第十四條の教職員の結核療養期間を、現在二カ年のところを三カ年に延長したい、こういう問題につきまして、いろいろ当局の説明を求めたのでございますが、この間文部当局の説明については私十分了解しがたい点がありますので、本日改めて明らかにして頂きたい、こういう趣旨の下に若干の質問をいたしたいと思います。かように考えております。その前にお伺いしたいのは現在の結核休養者の予算的措置はどういうふうに立てられておるのか、一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今の内藤氏の御説明で私も十分了解するところがある……

第10回国会 文部委員会 第18号(1951/03/10、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 大学の地方移譲の問題ですが、一部に、大学の一部を地方に移譲したらどうか、こういう意見が出ておるものですから、これに対して文部省の見解を承わりたいと思います。
【次の発言】 この問題について何か閣議において協議せられたとか、そういう問題はございませんでしようか、政務次官に……。
【次の発言】 それからこの施設の充実と関係して、大学の統合の問題が出ておりますが、この問題はどの程度おやりになるのか、又その進捗状況というようなものについて概要を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、この問題はまだ進行中であつて、結論を得るまではまだ相当に時日がかかるという段階でありますか……

第10回国会 文部委員会 第20号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この法律の趣旨は、三分を一分に減額するというところにあると思うのですが、今まで三分というものを保証金として積立てて置く、こういう理由はどこにあつたのか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういう保証金を積立てて置く必要があつたのかどうかということです。
【次の発言】 今の問題に関係して、発行者にこういう保証金を積み立たせるということは、相当発行者に対する負担になると思うのですがね。これは一方で国定教科書として発行しておつた時分にいろいろ業者に対する恩典保護政策とか、それに関連してこういう措置がとられたのであつて、検定制度になつた今日なお保証金を積み立てなければならないとい……

第10回国会 文部委員会 第24号(1951/03/22、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 教育職員免許法の一部を改正する法律案のうちで御質問申上げたいのは附則第七項だけでございますが、この点について若干お尋ねしたいと思います。それは第七項におきまして、臨時免許状については、当分の間、都道府県の教育委員会規則又は都道府県規則でその有効期間を二年にすることができる。中のほうは省きましたが、この措置はいわば非常に実情に即した適切な措置である。かように考えておるわけでございますが、併し現在いろいろの実情を見ますると、特に北海道、或いは鹿児島県等におきましてはなかなか教員に志願する者が少くて、その採用に困つておるような実情であります。殆んど大部分が臨時免許状を持つておる程度の……

第10回国会 文部委員会 第25号(1951/03/23、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 発言中ですが……。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして堀越儀郎氏ほか四人のかたがたが発議されて出されました教育公務員特例法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成の意を表します。同時に加納金助氏ほか四氏の発議になる修正案に対しまして反対の意を表するものであります。  次に若干賛成の理由を申上げたいと、かように考えております。  先ず第十四條第一項に但書を附して「特に必要があると認めるときは、その休職の期間を満三年まで延長することができる」と、かように改正された趣旨は教職員のその地位の重要性を認め、教職員の保健を図らんとする趣旨に出でたものと解するからであります。申……

第10回国会 文部委員会 第29号(1951/03/28、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 国立学校設置法の一部を改正する法律案の附則第二項に関して、この附則第二項は「第三條の改正規定により廃止された学校の職員は、別に辞令を発せられないときは、昭和三十六年三月三十一日限り職員の身分を失うものとする。」こういう規定であります。ところがこれは制度の改廃によつて止むを得ない措置であるというふうに考えることは、余りにもこれらの学校に勤めておる教職員の身分を無視するものだと私は考えるのであります。こういう制度の改廃によつて起る犠牲を教職員のみに負わせるというようなことは当を失しておるものではないかと、かように考えておるわけであります。前の商船学校を文部省に移管いたしました際も、……

第10回国会 文部委員会 第30号(1951/03/29、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私の質問したいことは前者が大体御質問になりましたから、それは省略いたしますが、私の考えではこういう種類の年金に対しては税金をかけないようにするのがいいのではないか、こういうふうにまあ考えておるわけであります。それに対して文部省のほうではどういう考えであるかをお聞きしたいと思います。なお年金五十万円というのですが、現在の税率から言つて差引きされると手取りどれぐらいになるのか、ちよつとお聞かせ願いたいと思います。

第10回国会 文部委員会 第32号(1951/05/10、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この問題に関連して、只今高橋委員のほうから御質問になつた点について私も若干の疑義を持つておりますが、今説明を聞きましたけれども、少くともこの法律を成立せしめるということになれば、体系の上からはやはり対立、並立しておる、こういう形にならざるを得ないと思います。若し説明のごとくであれば、私は産業教育振興法というふうな名前であれば、それは学校教育法、社会教育法に則た、その範囲内における問題として解釈できると思うのです。けれどもそうでなしに、すでに御承知のように教育基本法があつて、その上に立つて学校教育法、それから社会教育法というものがあるわけです。それに更に産業教育法というものが追加……

第10回国会 文部委員会 第33号(1951/05/11、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私この提案を長野委員長から説明を聞いた際に、大体七カ年計画で二百億円ぐらいの予算を考えているのだ、これについては大蔵当局といろいろ話合いをして、そのくらいの金を出すことに了解ができているのだという説明があつたのであります。ところが先ほど聞くと、その点があいまいなんです。果して二百億という金を、或いは百億円になりますか、そのくらいの金を出す約束をしてあるのかないのか、明瞭に伺いたいと思うのです。
【次の発言】 私長野委員長にはつきりさしておきたいと思うのですが、この法案を出されるときに、大体そういう了解ができているのだ、こういうふうに聞いておるのです。私の聞き違いであるかも知れな……

第10回国会 文部委員会 第34号(1951/05/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 二、三の問題につきまして石田君にお尋ねしたい。その一つの問題は、先ほど実業科と申しますか、実業科の指導に適当な教員を得ることが困難な事情にある、こういうお話であつたようであります。これは待遇の問題と非常に深い関係があるというふうに思うのですが、適当な教員を得るためには、その他一般教養に従事している教員の待遇よりも一段上位の待遇を確保しなければならない、こういうような見解であるか。そういう点についてお伺いしたいと思います。なおこれに関連して、現在の実業科指導に当つておられる教員の待遇に、一般教養に従事しておる人の待遇とどういう関係にあるのか。そういう実情を併せてお話し願いたいと思……

第10回国会 文部委員会 第36号(1951/05/18、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も若干御質問を申上げたいと思うのであります。この産業教育法を成立せしめたいという御意思はよくわかるのですがそのために一応五百万円という相当な金額を見積られる、こういうことは余り私前例がないと思うのですが、そういうお考えになる場合に、五百万円くらいかかるであろう、こういうふうなお考えになつた事情を一応お聞かせ願いたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、この法案の達成のためには、目的の貫徹のためにはかなり輿論の喚起を必要とする。だから相当な金額が要る。こういうふうにお考えになつたわけですね。
【次の発言】 文部省の報告の中にも、啓蒙運動費としてこれが集められたように書いてあ……

第10回国会 文部委員会 第42号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 長野委員長に質問をいたしますが、第十八条でございますが、第十八条は提案者において当初考えられた考えと、ここに出ておるものとはかなりの開きがあるように聞いておるのですが、そうでございましようか。
【次の発言】 当初この委員会におきまして懇談会のときでございましたが、長野委員長から説明を聞いたときには、二分の一の補助をするというふうなお話がございました。併しここにはそういうふうに出ておりませんので、相当変つておると思うのです。で私の聞きたいことは、将来当初考えられたように機会があれば訂正したいという意思を持つておられるかどうか、そういう点を聞きたいと思います。

第12回国会 内閣委員会 第15号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 私も文部委員の一人として、若干文部省関係の行政整理の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。今度の文部省関係の行政整理の中には、教官の分として六百九十二名が上げられております。で、先ほどの政府側の説明を承わりますと、これは講座の整理をやつて、そうして教育に支障のない範囲で行うのである、まあこういう説明がございました。そういたしますと、今度の六百九十三名の教官の整理は講座の整理、統廃合ということが前提になつているように思うのですが、そういうふうに解釈して差支えないものかどうか、先ずお伺いしたいと思います。

第12回国会 文部委員会 第2号(1951/10/24、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 これは全般的な御質問で大臣にお伺いしたいのでありますが、補正予算の中では私ども重要な問題と考えておりましたのはやはり学校給食の問題でございます。それから行政整理の問題、それからベース・アツプの問題、それから平衡交付金の問題、この四つは補正予算に関係した問題として非常に重要な問題であるというふうに考えておつたのであります。幸い学校給食の問題については大臣の非常な御努力の結果であると思いますが、明年四月まで、大体現状において実旋できるということについては、非常に私はその御努力に対しまして厚く敬意を表する次第であります。  その次に行政整理の問題でございますが、ここにいわゆる大学関係……

第12回国会 文部委員会 第3号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私もこの前に行政整理の問題について、或いはベースアップの問題について大臣に質問をいたしました。今日も先ほどから御質問がありましたこの問題は非常に重要な問題でありますので、重ねて私は聞いてみたいと思うのです。国立学校の教職員の整理の問題については、来年はたしか新制大学は四年制が実施されるときになつていると思うのです。今年は三年まで来年初めて四年制が実施されるというふうに承知いたしているのですが、今度の行政整理についてはこのことも考慮した上でお考えになつておられるのか、その点を先ずお伺いしたい。
【次の発言】 そうすると、来年四年制になつても差支えないという目安を以て整理をされてい……

第12回国会 文部委員会 第5号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほどの荻田局長の話ですね、適正なべースに切下げて、それから今度べース・アツプをする、そういう勧告をする考えであるというお話があつたのですが、この点は非常に重要な問題だと思います。私も官房副長官に会つて、そうして閣議決定の内容を詳細に聞いたわけなんであります。ところが閣議決定では財源措置はしたけれども、給與の切替えの問題については何らの決定をしておらない。私どもは正式にそういう回答をとつている。地財委が、給與の切替えに当つて適正な価格に引き下げて、その上で切替えなければならんという勧告を出すところの権能があるかどうか、その点先ず伺いたいと思います。地財委にそういうものがあるかど……

第12回国会 文部委員会 第6号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今日は文部大臣並びに地財委それから官房長官の出席を要請しておいたのはベースアツプの問題なのですが、それはまあ地財委のかたが見えてその上で質問をいたしたいと、かように考えております。  その前に大臣の所見を質しておきたい問題があるわけなんです。それは教育費の確保に関する問題でありますが、従来義務教育費については半額国庫負担の制度があつて、これは私どもの見るところではかなり成績を挙げておる、こういうふうに考えておるのであります。ところが先年この制度が改められまして、平衡交付金制度が設定せられてその中において教育費が操作されるというふうになつたのでございますが、過去二カ年間の実情から……

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 一応政府側からも簡単に説明してもらいたい、どういうふうになつているのか……。
【次の発言】 地方公務員の給与の切替について特に教職員の給与の切替についてはどういうふうになつているか、簡単に一つ……。
【次の発言】 先ほど文部省のほうの説明を伺いますと、給与の切替えに当つては実際切下げなくてもやつて行ける、こういう御説明があつた。その理由としては、定員が二万人ほど不足しておる、その財源を充てることができるから給与の切下げはしなくても済むのだ、こういう説明があつたのです。ところがこの問題について教組のほうでは給与の切下げが行われない安心ができるかどうか。文部省のほうでは切下げなくて……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は閣議決定に関連をしまして若干質問をいたします。この閣議決定では国家公務員の給与と、それから地方公務員の給与の不均衡を調整する、こういうことが主眼になつているように思うのです。この質問は、私は剱木副長官か小野政務次官にお答え願いたいのであります。  先ず第一番に地方公務員の給与の問題については、地方公務員法の第二十四条に規定されております。その第三項に、「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない。」、即ち地方公務員の給与は国との関係、国家公務員との関係からもきめなければなりませんが、その地……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほどの説明では終戦処理事業費は七月から日米共同負担、而もそれが大体折半になつておる、こういうような御説明がありましたが、ここではそれに要る金額が百七十五億と、こういうふうに計上されておるのでありますが、七月から大体折半ということになれば、当初予算が一千億に近いのですから、減額はもう少し多くなるはずだと、こういうふうに思いますが、その点はどういうふうになつておりますか。

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、日本社会党第二控室(左))

○荒木正三郎君 初めに文部大臣に若干お尋ねをいたしたいのでありますが、学校給食の問題でございますが、つい二、三日前の本委員会におきまして大蔵大臣は、來年度の学校給食については国庫から補助しないという閣議の申合せをした、こういう説明があつたのでありますが、この際文部大臣は何らかの方法を研究して、学校給食は続けて行きたい、こういうふうな答弁もあつたのでありまするが、文部大臣の考えでありますと、国庫の補助をしないで、全額府県の負担において実行して行きたい、こういう考えであるのか、その点を明らかにして頂きたいと思います。
【次の発言】 そうすると何ですか、学校給食を來年度も継続してやつて行くという考え……

第13回国会 文部委員会 第1号(1951/12/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどの説明を聞いて確かめておきたいと思うのです。そうすると、今度は学校給食対象人員は五百五十万人でしよう。
【次の発言】 それに対して三十三億円の補助を出す、こういうことになるのですね、結果から見れば……。その三十三億の補助というのはパンの原料である小麦粉の大体購入費に対しての補助、実質的にはそうなるのですね。小麦粉で五百五十万人に対して無料でやろうとすると四十四億円要る、そのうち三十三億円補助する、こういうわけですね。ところが先ほどですね、話を聞いておると、まあ米を買う分をやめてそれを小麦粉でやろう、こういうのですね。そうすると何ですか、それだけ米が少くなるわけですから、米……

第13回国会 文部委員会 第3号(1952/02/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 育英資金の問題でちよつとお伺いしたいのですが、大学は、昨日の説明では千九百円ですね。高等学校は五百円ということになつておりますが、これを千九百円ときめた基ですね、それを伺いたいのです。
【次の発言】 私ちよつと聞いておるところでは、大体この育英資金で生活費のほうは余り考えていない、併し教科書とか授業料とか、大体そういうものがうまく行けるように考えて千九百円という金が出て来たのだと聞いておるのですが、それは嘘ですか。
【次の発言】 いや、それを私は聞いておるのですよ。その單価を、私は基礎を……。
【次の発言】 そうすると、現在は据置されているために、当初きめた考え方というものは崩……

第13回国会 文部委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今高田さんから御質問があつた問題に関連しているのですが、この間北陸地帯を文部委員会から派遣せられて視察したのであります。これは北陸地帯だけでなしに、東北、北海道も同じ条件にあると思う。で、その地方における雨天体操場の問題は、学校においても、地元においても非常に困つておるわけであります。そこでこの問題を解決する私は方法としては、文部省の考えを改める必要があるのじやないかと思います。それはどういう点かというと、雨天体操場というものを六三建築と切離して予算措置をしているというところにあるのじやないかと思います。これでは十分予算がとれないということはわかり切つた話である。屋内体操場は、……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/02/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどから局長さんの御説明を聞いておりますと、六千三百坪の校地がここに新たに都市計画によつて道路を付けるから、それによつてどうしても学校のほうでも若干の土地を提供してもらわなければうまく都市計画が行かない。まあこういうお話であるわけです。私もそれを聞いておつて、その限りにおいては御尤もなことであると思います。で、やはり道路をつけるということになれば、その周囲から土地を提供する、どうしてもそういうことがなければできないことですから、その点については私もよくわかるのですが、併し一方学校の立場に立つて、或いは父兄の立場に立つて考えた場合にですね、若干都の考えておられる点に食い違いがあ……

第13回国会 文部委員会 第15号(1952/03/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちよつと……。
【次の発言】 この接收校舍の解除の問題でありますが、これは私前の本会議の際にもどういうふうになるのかということにつきまして文部大臣に質問をしたわけなんであります。で、その際文部大臣は、教育機関の解除については自分もお願いをするつもりである、こういうようなお話であつたわけであります。その際に岡崎国務大臣も、講和が成立した場合には今の接收されている施設は一応返るのだ、それから対等の立場に立つて必要なるものをきめて行くのだ、こういうお話であつた。そこで当然今接收されている教育施設というものは一応解除されて日本側に返るのだと私は考えているわけなんです。その後どういう施設……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 前後二回に続いてお話を聞いたわけでありますが、その内容から伺いまして学問の自由、延いては学園の自治という問題の根本的な考え方に警視総監も、それから学長のほうも見解に大して相違がないと思います。ただ実際問題としてそれではこれをどうして守つて行くかという、実際の問題になると両者の間にかなり意見の相違があると思います。従つてこれを解決して置かないと、問題は今後に残るというふうに私は思うのであります。そういう立場から若干警視総監にお伺いしたいのですが、問題になると思われる点は五つ六つあるように思うのです。現在行なつている学内のパトロール、これについては余り大きな意見の違いはないように私……

第13回国会 文部委員会 第19号(1952/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 主として第五条に関係をしてお尋ねをいたしますが、この第五条の第一項に「振興会の資本金は、三億九千万円と第三項の規定により出資された債権の額に相当する額の合計額とする。」、そうして第二項には、これは政府が出資すると、こういうふうになつているのですが、今年の予算では一億五千万円が計上してあつたように思うのですが、あとの残額はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 これは前、これの提案説明があつたときは二億六千万円でしたか、今年の予算が……。それで残額は来年度の予算においてとるのだと、こういう説明を私聞いておつたのですが、それは間違いですか。

第13回国会 文部委員会 第20号(1952/03/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 附則について、教職員の身分は保障されていますか。
【次の発言】 私は只今議題になつておりまする本法案に対しまして希望を附して賛成をいたします。  希望の第一は、附則第二項の実施に当つては教員の身分保障について十分な措置を講じ、教壇上の不安を一掃すること。二、勤労学徒のための短期大学の設置は入学希望者の一部分を充たすに過ぎない状況であるので、将来勤労青年に教育の機会を与えることに一段の努力をされたい。以上であります。

第13回国会 文部委員会 第21号(1952/03/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私もこの問題に関連して疑問を持つておる。昨年度の教科書の給與については、義務教育無償の理想を実現する目的を持つて、そういう立場から教科書の給與がなされた。今年はそうでなしに国民としての自覚を深め、共に前途を祝うために教科書を給與される。ところが大臣の説明を聞いておると、別に考えが変つたわけではない、こういう説明なんです。ところが第一條の目的はすつかり違うわけなんです。義務教育無償の立場から教科書の給付ということが行われておらない、はつきりここに国民としての自覚、前途を祝うために給與する、すつかり目的が違うわけなんです。大臣はそれは個人的に考えは変えておらないとお話になつても、こ……

第13回国会 文部委員会 第27号(1952/04/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今日の議事について大体私の聞いておるのとちよつと違うのですが。
【次の発言】 議事の進行についてお伺いしたいが、やはりこういう提案は私は委員会が成立しているけれども員数が余りおらないのじやないかと思うのですがね。やはり大体委員が過半数集まつたところでやつて頂かないといけないと思います。その点お計らい願いたいと思うのです。
【次の発言】 前からそういうふうになつておるのですか。
【次の発言】 いや、結構です。
【次の発言】 入江人事官が見えるまで少し時間があるようですから、その間懇談会に暫らく移して頂きたいと思います。そうして懇談会で私ちよつとお諮りしたい問題がありますので、それ……

第13回国会 文部委員会 第28号(1952/04/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちよつとその問題に関連して一言だけ要望しておきたいと思います。今、政務次官のほうからそういう考えがあるということでしたが、矢嶋君の質問は、憲法の精神を再確認して、そうして日本の将来の方向というものを明確にして行く、そういう立場に立つて総理大臣並びに文部大臣が国民に呼びかけるべきではないか、こういうことであろうと思う。で、そういう内容がずれて来れば却て私は非常な弊害を持つて来るのではないかということを心配するのです。そういう点についてはどういうふうなお考えでしようか。

第13回国会 文部委員会 第29号(1952/05/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この第三條についての「昭和二十七年」を「昭和二十八年」に改める。このことについては格別に御説明がない。この刷物を見てもないわけです。それでこの意味をちよつとお伺いしたいのですが、私の了解しているところでは、市町村立学校職員の給与については市町村立学校の職員の給与に関する法律があるわけなんです。その法律に基いて市町村立学校の職員の給与は府県から出るということが規定されておるわけです。それから教育公務員特例法の中に、勤務その他の條件は都道府県の教育委員会が取扱うことが規定されておるわけであります。そういう二つの法律によつて、その法律が変らないのであるから、当然その趣旨に副うて教職員……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 二、三の問題についてお伺いしたいと思います。提案理由の中に今後の日本の経済自立の達成を図るために特に海運の進展を図らなければならん、そのために必要な施設と有能な船員の養成を図つて行かなければならない、こういう根本的な趣旨は私にもよく了解できるところであります。併しながら果して神戸商船大学に昇格することによつてこの目的を十分達成することができるかという問題になるとなお若干の疑問もないではございません。そういう点を多少お尋ねしたいと思います。先ず私はこの船員教育の責任の衝にある文部省の考えを聞いておきたいと思いますが、文部省のいわゆる船員教育の方針ですね、これはどういうふうに立てら……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今の報告を聞いておりますと、聞いても聞かなくてもよいというような、非常に抽象的な報告であると思います。先ほど特に委員長からも詳細な報告を求められておるわけです。従つて具体的な事実を報告して頂かなければ、私ども今後審議するというときに、審議のしようがないわけです。今委員長が書面によつてやつてもらいたいと申しましたが、私大賛成でございますが、その内容は具体的にやつてもらいたいことを特に要請しておきます。
【次の発言】 岩間さんの質問に関連をいたしまして一、二の問題についてお聞きしたいと思います。大体私の伺いたいと思う点は、先ほど来岩間君から質問がありましたので、省略をいたします。……

第13回国会 文部委員会 第37号(1952/05/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 岩間君から御報告がありましたので、私は重ねて申上げませんけれども、一言だけ申添えておきたいと思います。今報告がありましたように、六月十五日を目安といたしまして、新発田分校を新潟に統合する。そしてそのあとに警察予備隊を誘致する、こういうことなのでありますが、若し六月十五日というふうな期限を切つて、現在の考えを強行するならば、事態は私はかなり憂慮すべきものがあるということを感じました。その事情については岩間君から多分お話があつたろうと思いますので、私から申上げる必要はないと思うのでありますが、新発田市における市民の動向というものを私ども見た際に、その感を非常に深くいたしました。従つ……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も新発田分校の問題につきましては現地に調査をいたしました一人といたしまして、明らかにしておきたい点がございますので質問をいたします。先ずこの問題が文部委員会で取上げられて現地調査をすると決定されたどきの事情と、私どもが現地に参りまして実際の事情を聴取いたしましたその間に、私どもは東京で考えておつたよりも現地に参りまして問題の深刻さを痛感いたしたのでございます。私どもは調査に当りましては、学校当局或いは市当局のかたがたにもお会いをして事情を聴いたのでありまするが、それだけにとどまらず、或いは教官の人たち或いは学生の人たち或いは父兄、一般市民のかたがたにも多数お会いをいたしました……

第13回国会 文部委員会 第39号(1952/05/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めに警察予備隊のほうの江口さんにお伺いしたいと思います。丁度初めに先ほど陳情の際にちよつと私お尋ねをした中に含まれているのですが、当支部委員会としては地元からの請願を受けておるわけなんです。それは今年の二月十日付になつておるのですが、地元の意向としては分校を存置したい、こういう意向であるわけです。ところがここに新らしく警察予備隊を誘致したい、こういう考えも知事当局にはあるようであります。分校も存置したい、それから警察予備隊も誘致したい。ところが実際問題としてそういうことは両立できない事情にあると思いますが、それがこの問題を非常に紛糾さして来ている原因になつているのではないか、……

第13回国会 文部委員会 第42号(1952/06/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も新潟大学の分校統合の問題について大臣のお考えをこの際お聞きしておきたいと思うのですが、第九特別委員会の方針ですね、教育学部の分校は原則として統合すること。これについてはやはり大学の内容を充実するというような観点からこれを見るとき、私はうなずけるものがあるわけなのであります。従つて私は統合はいけない、こういう意見は持つておらないわけなんだ。ただ併し先ほど岩間君からもお話がありましたように、やはりこれについてはできるだけ財政的な裏付をして、そして本当に大学の充実が行われるように、こういうことは衷心より希望しているところであります。ただ、ここに新発田分校の統合問題については、私は……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/06/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も政務次官に質問をかねて要望したい。  それは矢嶋君からお話になつた点で盡きているわけなんですが、私からも組合が求めている大臣との面会ですね、これを政務次官から斡旋をして、そうして事態を速かに解決するようにいたしたい、こういう要望であります。なぜそういうことを言うかというと、昨日組合の代表五名の者と大臣とが会見をした。従つてそれで盡きていると、こういう政務次官の説明でありましたけれども、私はそうでないと思うのです。昨日組合代表五名と会見した際に、大臣からは教育委員会法等一部改正の法律案についての国会における審議の状況、そういう点については一言も触れられておらない。従つて私はそ……

第13回国会 文部委員会 第47号(1952/07/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 いろいろお尋ねしたいこともあるのですが、今日はこの附帯決議の問題について少しお尋ねを申上げておきたいと思うのですが、私どもの手許に廻つておりますものによりますと、衆議院の文部委員会では附帯決議を附してこの法案に賛成をするというふうになつておるわけであります。而もその附帯決議の内容は非常に重要な内容を含んでおると思いますので、提案者の御意向をお伺いしておきたいと、かように思うのです。  先ず第三項の「本法案の施行期日は政令で定めることになつているが、これを昭和二十八年度から実施すること。」、こういうふうに、文部委員会としては昭和二十八年度から実施すべきである、こういうお考えのよう……

第13回国会 文部委員会 第48号(1952/07/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も本日の本会議において矢嶋議員が質問をいたしました事柄に対する文部大臣の答弁は余りにも簡単にして質問に答える答弁とは受取りがたい、こういうふうに感じた一人でございます。(「同感」と呼ぶ者あり)私はあの矢嶋君の質問に対して文部大臣がどういう所見を持つておられるかということについては非常に深い関心を持つて本会議場に臨んだものでありまして、ところがこの答弁は非常に簡単と申しましようか、質問に答えておらないということを深く感じました。只今文部大臣は問題が細かいから一々答える必要はないと考えたと、こういうことでありますけれども、これは問題が細かいかどうかはこれは人々によつて判断が違うと……

第13回国会 文部委員会 第49号(1952/07/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 昨日文部省のほうには質問をいたしまして答弁を求めたのであります。その問題は義務教育費を算定する基準について質問をいたしたのでございますが、この問題につきましては地財委側の見解というものをこの際承わつておきたいと思います。即ちこの法案によりますと、二分の一は国庫が支出するということになつております。従つて残りの二分の一は地方で負担する、こういうことになつておるわけでありますが、地方で負担する二分の一の教育費については当然平衡交付金においてその財源が見られることになる、かように考えるのでありますが、その二分の一を平衡交付金で算定する場合、どういうふうにして算定をされるのか、この際伺……

第13回国会 文部委員会 第50号(1952/07/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は教育施設の問題と、それから伊丹飛行場の擴張の問題について外務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。初めに教育施設の問題でございますが、アメリカ駐留軍に対して提供する施設の中で、教育施設は除外されるものと我々は考えておるわけなんですが、現在政府はどういう態度でアメリカと折衝しておられるか、その点を先ず伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、現在なお相当の数に上る教育施設が接收をされておるわけです。こういう施設はそういたしますと、近い機会に解除になると、かように了承して差支えがないかどうか。
【次の発言】 私の考えでは、駐留軍に提供する施設について取極めが近く決定さ……

第13回国会 文部委員会 第52号(1952/07/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの義務教育費国庫負担法案に対する修正案を提案いたします。  なおこの修正案は高田なほ子氏、相馬助治氏、棚橋小虎氏、矢嶋三義氏、岩間正男氏の共同提案にかかるものでございます。初めに修正案の全文を朗読いたします。   義務教育費国庫負担法案の全部を次のように修正する。     教育費国庫負担法   (目的)  第一条 この法律は、学校教育について、その妥当な規模と内容とを保障し、併せて義務教育の無償の実現を期するため、国が必要な経費を負担することにより、教育の機会均等とその水準の維持向上とを図ることを目的とする。   (国の負担)  第二条 国は、毎年度、公立の小学校、中学校……

第13回国会 文部委員会 第53号(1952/07/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今矢嶋君から質問になつておる問題に関連しておるのですが、中央教育審議会委員選任の問題、これは私は相当不満です。そこで若干お聞きしておきたいのですが、地域別な考慮というのは全然払われていない。これは地域的考慮というものをそう重視する必要はありませんけれども、そのことは考慮の中に入れなければならん。日本の産業教育、産業の中心は必ずしも東京にはないわけです。ところがこの中にそういう教育の実際家の中からは関西からは一人も出ていない。これは文部政務次官にも言つて、文部政務次官はその点は十分考慮しますと、こういうことであつたから、私は実現されておると思つておつたのですが、何ら改善されておら……

第13回国会 文部委員会 第54号(1952/07/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 その前に私この間文部委員会の懇談会で少しお話をしておりましたが教育委員会法等の一部を改正する法律案、あの問題について御懇談をして頂きたいと思います。

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちよつと関連して……。今の学童給食の問題に関連して更にお尋ねをしたいと思うのですが、父兄の負担の半額ぐらいを国家が負担をして残りの半分を父兄が負担をする、そういうふうにしたいと、こういうまあお話であつたわけなんです。ところが私どもの聞いている範囲では大体従来通りに学童給食を実施するということになれば、九十五億円ぐらいの金が要る。これはまあ文部省あたりの説明を聞いておるとそういうふうになつておるのです。そうすると若し全額父兄が負担をするということになれば、九十五億ぐらい要るわけなんですが、その半額を国家が負担する、こういうことになれば、今お話になつた二十四億五千万円では少し少いの……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/03/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 時間の関係もありますので極く簡單に質問をいたしたいと思いますが、先ず外交に関係する問題でありますが、総理は年頭の施政演説におきまして「各連合国における平和條約の批准の状況は順調に進行している模様である」こういうふうに述べられておるのでありまするが、その後の事情を見ますとき必ずしもかような楽観的な事情ではないように私は思うのであります。特に最近新聞紙の報道などを見ましても肝腎のアメリカにおけるこの問題の取扱方はかなり遷延しているように思われるのであります。そこでお伺いいたしたいことは、この平和條約が、各国の批准が終つて効力がいつ頃一体発生するか。こういう見通しについて首相はどうい……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三君 吉田総理は、先ほどの発言の中において再軍備問題に関しまして次のように発言をしておられるのであります。即ち外国の事情が許し、我が国の経済力がそれに伴うときには再軍備をする考えである、その際には憲法を改正する、こういう発言をしておられるのでありまするが、これは我々にとつて極めて重大な問題と言わなければなりません。政府は従来しばしば国会においても、又国民に対しても、再軍備する意思はない、従つて憲法を改正する意思はないということをしばしば名言して来られたのであります。然るに予算審議をする本委員会において、外界の事情、経済力が許せば再軍備をするんだ、こういう見解を表明せられたことは、従来の……

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/03/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は主として教育に関係した問題についてお尋ねをいたしたいとかように考えているのでありまするが、その前に大蔵大臣に二、三の問題についてお伺いをいたします。  その一つの問題ま対日援助費の問題でありますが、大蔵大臣はしばしばこれは債務と心得ているということを言われているのでありまするが、本年度の予算におきましては平和回復善後処理費として百十億円組まれております。この中には賠償その他の費用も含まれている。こういう説明でありまして、その中に若干の対日援助費に対する返済の費用が含まれているような説明でありまするが、この問題は果して債務として返済する義務があるかどうかということは、この際明……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ず最初に行政協定の問題についてお伺いをいたしたいと思うのでありますが、この問題につきましては、予算審議の当初より国会の承認を必要とするのではないかということについて活発な質疑が行われて来たものであります。併しこれに対する首相並びに関係大臣の答弁には今以て私どもは納得の行かないものがあるのであります。政府の説明によりますると、行政協定は安保条約第三条に基く施行細則的なものであり、事務的な取極であるから国会の承認を必要としない、こういうことであります。併し行政協定が果して政府が言われるように單なる施行細則的な、或いは事務的なものであるかどうか。私どもは然らずと考えているのでありま……

第14回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1952/08/31、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほど菊川君から御提案になつて、大体御了承の御意見が多かつた思といますが、それは政府の緊急集会を求めた先ず説明を聞いて、それから緊急集会の運営について、いろいろ協議をして行きたい。こういうまあ菊川君の御提案であつたと思います。ですから、私は先ず政府の緊急集会を求めた考えについて、一応御説明を願つて、それから運営の段に入りまして、いろいろと各派の御意見を聞きたい。こういうような順序にして頂きたい。菊川さんの先ほどの提案は、こういう提案であつたと思います。
【次の発言】 時間的に申しましても、スムースに運ぶために矢嶋さんの御意見を採用して行けば、私は十分か十五分で済むと、こう思うの……

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今大臣から簡単な御説明があつたのですが、もう少し詳細にその経過なりいろいろ御説明を願つて、それから今日は質問に入るなら入つて頂きたいと思います。余り簡単であつて、もう少し我々としては聞きたいと思います。  それから私この際に外務委員会の運営について一つお願いしておきたいと思いますが、それは過般の施政演説におきまして、政府の外交方針が一応述べられたのでありますが、外務委員会としては、もう少し詳細な外交方針なり、或いは外交上の重要な問題についての経過等について御説明を願つて、そうして一応それに対する質疑をいたまして、それからいろいろこういう問題に入つて行く。そういう外交方針について……

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は在外同胞引揚の問題についてお尋ねをしたいのですが、特に中共治下に今なお残つている同胞の帰還の問題でございますが、新聞を見ますと、インド政府を仲介にして中共との話合いを進めておる。こういうふうに伝えられておつたのでありますが、この問題はその後どういう経緯をとつておるか御説明を願いたいと思うのです。と同時に、なぜ日本政府はこの問題について直接中共政府と連絡をとらないのか、そういう理由について説明を求めたいと考えます。
【次の発言】 そういたしますと、インド政府に斡旋を依頼した、その結果については、まだ今日のところわかつておらないようでありますが、直接連絡の問題でございますが、こ……

第15回国会 予算委員会 閉会後第2号(1953/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 政府は今回衆議院の解散を行なつたことにつきましては、私は先ほどの委員諸君と全く同感でございますが、この際官房長官にお伺いをしておきたいことは、この解散によりまして、かなり長期に亘つて政治的空白が起るものと考えます。で少くとも三カ月乃至四カ月に亘つて政治的空白が起るものと私えられますが、政府は解散に当つてこのようなことについて十分考慮せられたのか、その点を先ず伺いたい。
【次の発言】 私から申すまでもがく、現下の日本の事情というものは生やさしいものではないと思います。こういう国情に当つて相当長期に亘る曲治的空白が起るということは、日本にとつても、又国民にとつても、非常に不幸なこと……

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどの説明によりますと、地方公務員から国家公務員に切替える場合には、現員現給を確保することになつております、こういう説明があつたのでありますが、そこで果して現員現給を確保し得るだけの予算が組まれておるかどうか、こういう点が説明によつても、或いは私どもの手許に渡されている資料によつてもはつきりしないのでありますが、その点もう一度説明をして頂きたいと思います。
【次の発言】 今度のこの法律の施行に伴つて必要な予算をどうして算定されたかということになるわけなんですが、ここに出されている数字は、いわゆる定員定額によつて算出されて来ているものと思うのです。従つて実際の人員とか実際の給与……

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は……
【次の発言】 外交上の問題につきまして吉田総理にお尋ねいたしたいと考えております。先ず日米関係の問題でございますが、総理は施政演説におきまして、アメリカの新政権の出現によつて日米関係の将来に新らしい希望が持てる、こういう意味の演説をなすつておるのであります。これはトルーマン大統領時代の政権に比べて、アイゼンハワー元帥の政権のほうが日本の将来に新らしい希望がある、こういう意味であろうと思うのでありますが、私の考えでは、むしろ日米の関係は困難になるのではないかというふうに考えるのであります。その一つの問題といたしまして、日本の再軍備の問題を考えて見ましても、アイゼンハワー……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 文部委員会 閉会後第1号(1953/10/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 文部大臣が見えておりますので、十三号台風、これを昭和二十八年の六月及び七月の大水害による臨時措置法の中に含めるようなお考えであるかどうか、水害対策特別委員会では、今度は決議として政府に要望する、こういう態度をとつておりますが、従つて政府のほうでこれは処理される問題じやないか、政府の所見を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、十三号台風は特別措置法と同様な扱いを受ける、こういうふうに了承して大体間違いございませんか。
【次の発言】 それから予算の問題ですが、今度の第一次補正予算では三百億という、あれは十三号台風を含んでおると思うのですが、三百億の風水害予算が組ま……

第16回国会 文部委員会 閉会後第3号(1953/10/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連して、ちよつとお尋ねしたいのですが、この教職員の身許調査の問題ですが、これは大臣は全然知らないという答弁でございましたが、現に相当な数に上る調査が行われておるということは事実であります。これについては文部大臣に何らの連絡がないということは、私どもちよつと了解に苦しむところなんですがね。この間犬養法務大臣は、明らかに教職員に対して、特に特定の組合活動をしている人たちには、国警及び調査庁を通じて詳細に調査をしている、こういうことの話があつたのです。これらについて文部大臣に全然連絡がないということは我々ちよつと了解に苦しむところなんですが、どういう経緯になつているのか、……

第16回国会 文部委員会 第4号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの際委員長に文部委員会の運営について文部委員長の意見を伺つておきたいと思う。この前の理事の打合せ会におきまして今後の文部委員会の運営につきましては、文部省から提案する法案の説明を聞いて、そうして大体の見通しをつけて今後審議して行こう、こういうふうに協議いたしたと考えております。それから又当文部委員会としても私の意見としては当初に文部大臣の文教政策について一応の説明を聞いて、それで質疑を行なつて然る後法案の審議等に入つて行きたい、こういう希望も申述べたはずであります。併しこういうことについては何らお諮りにならないで、今日は早速この法案の提案理由説明になつておる、こういう文部……

第16回国会 文部委員会 第5号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先日の文部委員会におきまして大達文相の教育政策についてその基本的な問題について我々お聞きしたのでありまするが、それに関連をいたしまして二、三この際御質問を申上げたいと思います。その一つは道徳教育の振興の問題でございます。文相は道徳教育の振興の根本は愛国心である。而もこの愛国心を要請するために歴史教育、地理教育を復活しなければならん。こういう趣旨のことを述べておられるのでございますが、愛国心のことにつきましては、文相が、かつて軍国主義、帝国主義の華やかな時代に、当時の指導的な立場におられたかたでございます。こういう文相の口からこの問題が出ることについては、私ども相当関心を持つてお……

第16回国会 文部委員会 第7号(1953/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの法律に関係をいたしまして文部省の方針を一つ伺つておきたいと思うのです。従来文部省の方針としては、新たに七十二の国立大学ができて非常に数が殖えたわけです。そこで、その内容が充実しておらない。大学としての内容が整つておらないということで、できるだけ分校などを整理して、そうして内容の充実のために努力したい、こういうまあ方針であるということでしばしば伺つて来ておるわけなんです。今度の法案を見ると、短期大学を新たに設置する、これにも理由があると思うのですが、そうすれば従来まあ限られた予算といいますか、非常に貧弱な予算しか計上されておらなかつたのですが、大学の充実ということがおろそ……

第16回国会 文部委員会 第9号(1953/07/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この問題に関連してこの際お尋ねしておきたいのですが、大学の学生の授業・料の問題で、医学部、歯学部の学生に対する授業料ですね、どれはたしか昨年授業料の値上げがあつたと思うのです。で国立の教養学部から入つて来た者については従来の授業料でやろうと、併し私立学校のほうから入つて来た者については新らしい授業料でやると、そういうふうになつておつて、学生の間ではかなり不満があるようですが、これはまあ医学部、歯学部は特別な事情にあると思うので、額にしては大した問題でないと思いますが、何とか同様に考えてやることはできないでしようか。
【次の発言】 それでいいわけですが、いいほうに検討して頂いてお……

第16回国会 文部委員会 第12号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 欠席をいたしておりまして、或いはすでに質問があつて重複するような点があるかも知れませんが、簡単にお尋ねをいたしたいと思います。  その先ず第一は、免許法は非常に複雑で多岐に亘つておると思うのです。例えば小学校について考えてみてもなんですが、臨時免許状、それから仮免許状、一級免許状、二級免許状、その上に指導主事の免許状がありますし、校長免許状がある。或いは教育長の免許状がある。これが小学校にもあり、中学校にもあり、高等学校にもある。案に免許状の種類は、私はよく知りませんが、三十何種類になつておるのじやないかと思うのですよ。こういう複雑な免許制度が必要であるかどうか、私はこういう点……

第16回国会 文部委員会 第13号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今勤労青年教育振興法案の御審議を願いますに当り、発議者を代表いたしまして、私から本法案の立案の趣旨を御説明いたしますと共に、その内容の概略について申上げたいと存じます。  憲法及び教育基本法は、教育の機会均等という大原則を掲げておりますが、わが国の勤労青年の大部分にとりましては、現在、遺憾ながらこの原則は殆んど実質的には保障されておりません。  試みに昭和二十七年三月の義務教育修了者について申上げますと、総数百七十二万余名のもののうち、高等学校の通常課程へ進学いたした者は、三八%にとどまり、更に高等学校の定時制課程に進みましたもの十一%、高等学校通信教育をうけるもの、〇・二%……

第16回国会 文部委員会 第14号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 一緒に……。
【次の発言】 ちよつと関連して……。ちよつと今の問題は、今の義務教育国庫負担法の適用を妨げない、言い換えれば、義務教育費国庫負担法を適用しても行ける、こういう意味だろうと思うのですが、そこで義務教育費国庫負担法の内容は、御存じのように給与の問題と教材費の問題に限つて国庫補助をするということになつております。それから設備については、別に補助をするということはなかつたわけですが、で、教材費については二分の一というのでなくて、一部負担をするということになつておるんですが、実際に義務教育費国庫負担法を適用する場面が私はないように思うんですが、提案者のほうではどういうふうに……

第16回国会 文部委員会 第15号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 一括して……。
【次の発言】 この法案の第五条の二項に関係をいたしましてお尋ねをいたしますが、この第二項については、衆議院のほうで修正になつております「政令で定める」ところを「その教育を行うのに必要な最低限度の」というふりに修正になつておりますが、文部省のほうとしては「その教育を行うのに必要な最低限度の」とは、どの程度を考えておるかということについて一つお伺いしたいと思います。従来は生徒一人当り小学校が〇・七坪というような基準になつておつたのですが、これをやはり今後も最低基準として保つて行くのか、或いはこれは戦後の応急的なものであつて今日では最低基準以下のものであるというふうに……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 文部大臣にお伺いをいたしたいと思いますが、只今審議をいたしております理科教育振興法案の中には、理科教育を振興するために、小中高等学校の設備或いは教材について二分の一を補助しようという内容でございますが、これは勿論理科教育の重要性からこういうふうに考えられていると思うのですが、これと関連いたしまして、義務教育半額国庫負担法の問題になるわけですから、義務教育出額負担法では、設備については全然補助規定がないわけであります。そうして教材については二分の一という規定がなくて、その一部を負担すると、こういうふうになつているわけですが、先に審議いたしました図書館法についても、二分の一を補助し……

第16回国会 文部委員会 第18号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 関連して資料を要求しておきます。現在一万一千学級青年学級があるという説明ですが、その青年学級は、公民館で設置しているのはどれぐらいあるか、それから図書館で設置しているのはどれくらい、それから会社で設置しているのはどれくらいあるか、その資料を提出して頂きたい。

第16回国会 文部委員会 第19号(1953/08/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私少し体を痛めておりますので簡単に御質問申上げます。  私も提案者と同じように勤労青年の教育の振興の重要性を感じておる一人でございます。この点につきましては、提案者のお考えと全く同感でございますが、この勤労青年の教育の振興につきましてただ高等学校の定時制の教育、それから高等学校の通信教育だけではないと思うのですが、そのほかにも大学の夜間部或いは大学でやつておりまする通信教育等も考えられるというふうに私は考えるのでありまするが、そういう点についてこの法案は高等学校の定時制、それから高等学校の通信教育に限定してお考えになつておるようでありまするが、その点提案者の御意向を伺いたいと思……

第16回国会 文部委員会 第20号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 現在青少年の教育につきましては、学校教育法に則つて教育が行われておるのが我が国の現状でございます。勤労青年の教育に対しましても又学校教育法の枠内において行われておるのでございますが、今度提案されました青年学級振興法は、この学校教育法の枠の外において勤労青年の教育を行うことに相成るのでございまして、これは全く新らしい例を開くものだと解釈せざるを得ないわけでございます。で、そういう意味において、この法案を提出されるに当りまして、今後の教育の在り方について、文部大臣は我が国の青少年の教育については学校教育法の枠内では賄い切れないという観点に立つてこういう法案の提出を決意されたのか、或……

第16回国会 文部委員会 第22号(1953/08/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今調査の御報告を聞いたわけでありますが、問題はやはり期末手当を支払うようにするのにはどうしたらいいかという点にかかつていると思う。それでこれには文部省が一段と御尽力願うよりほかに道がないんじやないかと思うんですが、文部省としては何らかの見通しを以て自治庁なり、大蔵省はどうか知りませんが、大蔵省なり折衝して、又一面奈良県当局とも折衝して出すようにする道はないのでしようか。

第17回国会 文部委員会 閉会後第1号(1953/11/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 学校給食施設に対する補助ですが、これは冷害地の分として四千万円という説明ですが、水害地のほうはどういうことになりますか。
【次の発言】 そこで実際に冷害地或いは水害地の学童に学校給食をする場合ですね、それは学校単位に取上げられますか。
【次の発言】 それで、その取上げられる学校というのはどういう範囲まで取上げられますか。
【次の発言】 私のお尋ねしているのは、まあ水害を受けた被害の程度ですね、或いは冷害を受けた程度によつて支給されたりしなかつたりすると思うのですがね、その基準がどの辺に置かれているかということなんですが。

第17回国会 文部委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 来年度の予算に関係した問題でございますが、来年度の教職員の定数をどのように文部省としてはお考えになつておられるかという問題です。これについては或いは御存じだろうと思うのですが、前の十六国会の予算を審議しておる途中で、いわゆる三党協定というものが結ばれたのであります。三党協定の中にこれは教職員だけに限定したものではありませんが、国家公務員及び地方公務員の定数を削減するということが入つているわけです。これが自由党のほうでも了承されておるわけなんですが、これは結局政府も了承されている問題ではないかと思いますが、その中で外部に発表されませんでしたが、三党協定の中に義務教育関係の教職員の……

第17回国会 文部委員会 閉会後第2号(1953/11/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 地方公務員、特に地方公務員である教職員のベース・アツプの問題と、それから年末手当の問題について長官にお伺いしたいと思いますが、これの予算的措置は如何ようになつているか、一応御説明をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで新聞で報道されておるのですが、知事側の見解として報道されているところを見ると、地方にはそういう余裕がないというふうに発表されておるのですが、国のほうでは今お話のようにその必要な財源はあると、こういうことになるわけですが、地方の知事側のほうでは困難である。こういうふうに言つておるのですが、この間の事情はどういう行き違いによるものか、御説明を願いたい。

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今次の西日本の水害、それから十三号台風、なお東北、北海道方面の冷害、これは未曾有の災害ともいわれて、その影響は学校教育の面にも相当及んで来ておるわけなんですが、特にこれらの地域の学童の間においては欠食児童が著しく増加しておる、こういう事情もござまして、この問題につきまして先般文部省当局に対してこれが対策についていろいろお尋ねをいたしておつたわけでございますが、近くその対策が決定する、こういうお話でございました。今日はそのことについて文部省の対策をお聞きしたいと存じます。
【次の発言】 この前の説明では冷害地及び水害地を通じて小麦粉は無償で配給するようにしたいという考えで折衝して……

第17回国会 文部委員会 閉会後第3号(1953/11/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(荒木正三郎君) 只今から文部委員会を開会いたします。大達文部大臣が御出席になりましたので、御質疑を願いたいと思います。
【次の発言】 十二時というお話もございましたので、須藤君の関連質問をして頂いて、それで。
【次の発言】 それでは約束が十二時ということであつたのだから、これは仕様がないと思うのだ、次回にやつてもらいたい。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。  それじやこれで委員会は散会いたします。    午後零時二十七分散会

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/05/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 私は昨日質問したんですが、塚田長官がお見えになつておりませんでした。いま岡委員の質問に関連して一点だけ長官にお尋ねしておきたい。  それは教育委員の選挙をですね、半数ずつ選挙するか、或いは全員一挙に選挙するかという問題性ですね、それはそれぞれ利害得失があると思うのです。ただですね、従来は半数選挙で来ておつたと、ところが今日その半数選挙をやめて全員選挙にするというのには、私は従来のやり方が相当な弊害があつた、そうしてこれはどうしても改めなければならないという十分な理由があるのですね、なければそう濫りに変えるべきでないと思うのです。そこで、全員選挙にする理由はこの提案……

第19回国会 文部委員会 第1号(1953/12/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それについては、私の聞いているのでは、議運のほうで一般調査の議員派遣をしない、こういう決定をしておられるようですが、その点はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 これは私は議運のいわゆる議員出張の問題については、今日党に諮られましたその際に、私は念を押しておいたのです。まあ、一般調査ということであれば差支えがない。併し特殊な問題について調査をすることについて、これを制限する、具体的な問題について調査をすることを制限するということは、僕は含まれていないということで了承しておるわけです。従つて今度の問題は個々の具体的な問題であつて、そういう理由で調査することに反対だという……

第19回国会 文部委員会 閉会後第1号(1954/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めにお願いしておきたいのですが、節約を今度することになつておる費目ですね、それを一つ一覧表にして出してもらいたいと思います。只今簡単な説明があつたのですが、どういう費目についてどれだけの節約をするかという、一覧してわかるような刷り物を明日文部委員会に出してもらいたい。初めにこれをお願いしておきます。  そこで文部大臣に私お尋ねしたいのは、今度どうしても予算の節約をしなければならん、こういう事情になつて来ておるということなんですが、それはその原因は、遊興飲食税とか或いは入場税というものから来ておると思いますが、これはまあ政府の考えておるような、国会に提出した法律が成立しなかつた……

第19回国会 文部委員会 第2号(1953/12/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほど委員の間から質問がありましたが、御調査が十分でないということなんですが、私もこの査について重要な点が欠けておると思います。それは学校内部に起つているいろいろよくない事件を、それを取上げて教職員が問題にして、その結果がいろいろ教育委員会によつて措置されたということなんですが、この教職員が学校内部に起こつておるいろいろの不正事件と言いますか、そういうものを取上げた動機です。こういう点については全然触れていないわけなんです。私が一番心配している点は、これは学校だけでなしに各方面にいろいろ題があると思います。そういう問題を取上げて綱紀を粛正し、学校を改草して行こうと、こういうまあ……

第19回国会 文部委員会 閉会後第2号(1954/07/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 関連して一つ、文部省のほうで、只今高田委賞の御質問の中にあつたのですが、この法律の内容をできるだけ教職員に周知するような方法をとりたい、こういう大臣のお考えなんですが、私はこの法律はかなり研究を要すると思う。そういう意味で教職員がこの法案の内容を周知するということは非常に必要なことである。ところがその方法はよほど考慮を要する。例えばこの法律の専門家でない人が、例えば教育委員会とか、そういう系統でこの法案が解釈される、その解釈を推し拡げて行くということになると、私は弊害が起つて来ると思う。やはりこういう法律は純粋な法律的な立場に立つて公正な解釈をされるべきである。それを誤ればむし……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それは私はどなたも御多忙だと思うので、だから順序をつけないで一括してお尋ねする、そういうことにしたらいいじやないですか。
【次の発言】 今、高田なほ子君から教育の中立性の問題について大達文部大臣に質疑があり、ましたが、私もどうも文部大臣の御答弁を聞いてもよくわからない。そこでなお、お伺いいたしますが、教育の中立性ということはどういうことですか、教育に私は中立性はないと思うのです。併し、しばしばそういう言葉をお使いになるし、この通達にも教育の中立性が保持されていない事例の調査と、こういう見出しになつておるのですが、教育の中立性ということは私はないと思うのです。教育の基本法にも、教……

第19回国会 文部委員会 閉会後第3号(1954/08/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今劔水委員から詳細に報告がありましたので、私はそれで結構であると思うのです。ただ併しこの際視察に参加いたしました一人として申上げておきたい点は、この旭丘中学の問題であります。この問題につきましては文部省のほうでは割合に事態が静穏になつて大体解決しているというふうな意向が述べられたのでありますが、私はまあ剱木委員の報告にありましたように学校の教育という面については非常にうまく行つているように思います。併しその報告の中に指摘されましたようにですね、三教員の懲戒免職ということについてはなお人事委員会並びに裁判所において審理中でありますし、又現場の教職員もこの措置に対しては非常な不満……

第19回国会 文部委員会 第4号(1954/02/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の永井さんの質問に関連して大臣にお尋ねするのですが、大臣は、前にこの通牒について談話を発表しておられますが、その中に、これは教育委員会が報告しようと思えば報告してもいいし、報告する必要はないと拒否しようと思えば拒否してもいいと、こういう談話を発表しておることを私は聞いておるのですが、その点如何でしようか。
【次の発言】 そこで、永井さんから先ほどこの通牒について、文部省に権限があるかどうかということについて、詳しい御質疑があつたわけですが、そういたしますと、一つ疑念が起つて来るわけです。文部大臣は先ほどからこれは文部省の権限に基いて報告を求めた、だから法律の基礎の上に立つて報……

第19回国会 文部委員会 閉会後第4号(1954/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 文部委員会ですから、私は地方財政全般の問題についてお尋ねするということは少し差控えたいと思います。主として教育費の問題についてお尋ねします。これは地方財政が最近非常に困窮の状態にあるということは全般的な傾向じやないかと思うのです。その中にあつて、いろいろ御苦労なさつている点については、私どももよく了解しておるところでありますが、併し地方財政の困窮ということが教育費の面に相当しわ寄せされて来ている実情、これは見逃すことができないというふうに考えております。で、これにどう対処して行くかということについては、やはり根本的に地方財政の確立を図つて行くということ以外には私はないと思います……

第19回国会 文部委員会 閉会後第5号(1954/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 大阪市立大学の接収問題について外務省並びに文部省にお伺いしたいと思うのですが、一昨日の文部委員会で文部省側には大体質問をいたしまして、その結果本日外務省側からも出席をしてもらつてこの問題についての質疑を行う、こういうことになつておりましたので、私は主として外務省側に質問をしたいと思います。ただ私はこの問題は質問をして事終れり、こういうことではないわけでございまして、大体の経緯も知つておりますし、その経緯から考えましても問題はむしろ外務省なり文部省、特に政府においてこの問題解決に対する相当はつきりとした肚を固めてもらいたい、そういう気持を私は持つているわけであります。そういう意味……

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めに資料の問題についてお尋ねをいたしますが、たしかこの前の文部委員会で、義務教育費国庫負担制度の実施に伴う負担金として六百八十六億円計上されているわけです。この六百八十六億円の積算の基礎に関する資料の要求があつたと思うのですが、これは相馬君のほうからあつたと聞いておりますが、この資料はまだ私はもらつていないのですが…。
【次の発言】 従つて義務教育費関係についての質問はそれらの資料が出てからお尋ねをすることにして、今度は省略をいたします。  初めにお伺いしたいのは、従来公立学校の文教施設としては・七坪というものを基準において、そうして建築計画が進められて来ているわけです。今日……

第19回国会 文部委員会 閉会後第6号(1954/08/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先日官公労の発行いたしておりまする機関誌の中に掲載されておる吉田疑獄内閣を倒すというスローガンが、これが端なくも問題になつておる。文部大臣は、これは国家公務員法を準用する今度の法律に適用されるものである。今度の法律に違反しておるものである、こういう見解を表明されたわけであります。我々としてはこれについて非常な疑問を持つておるわけなんですが、その疑問を持つておる一、二の点についてこれをお尋ねをしたいと思います。今日はなおほか旨いろいろ質問したいことがありまして、この問題のために今日長時間をとるということは私のほうとしてもちよつとできがたい点かありまするので極く簡単にお尋ねしておき……

第19回国会 文部委員会 閉会後第7号(1954/08/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この答申に関連して二、三質問をいたします。  第一は、この答申は文部大臣が中教審に諮問をした結果出されたものかどうかということです。
【次の発言】 新聞の報道では、何か諮問されたように報道されておりましたから、お尋ねしたわけなんですが……、まあそういう具体的な諮問したことに対する答申ではないと、こういう御説明でありましたが、そこでこの答申に対する文部省の取扱いですね、これは文部省で近くこの答申について検討をされるようなお考えを持つておられるのか、その点を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 まだ答申が出たばかりでございまして、今御説明があつたように、文部省としても検討した上……

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/03/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も、補足というわけではありませんが、今へ田中さんがおつしやつた通りであつて、教育委員会それから学校長、そういう人たちの間で協議されて、結論として出たのは、私どもがよい悪いという問題じやありません、その人たちによつて協議されて、結論として出た結果は、この日記は学校で指導しない、こういうことである。学校で指導しないということであります。そこで教育委員会としては、新たに日記を買う者に対しては、この購入の代金を支払つてやる、こういうことであります。そこで教育委員会としても、この日記を回收しろ、その回収の代金を払う、こういう決定ではないわけであります。これはどう批判するかは別問題として……

第19回国会 文部委員会 閉会後第8号(1954/08/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 いろいろ御検討頂いて、ここに結論を得て、御報告願つたことについては、非常に敬意を表する次第でありますが、この小委員会の結論について、今後どういう取扱いをして行くかということについては、協議はございませんでしたか。
【次の発言】 私はこの報告書の内容については、それは希果したいことは幾らもあります。併し一挙に我々の希望している理想的な案を作るということは現実の問題としては困難であると思いますし、又この報告書は小委員全会一致の結論でもございますので、これについて更によりよい希望を申述べるということは、私は差控えたいと思つております。只今劔木さんがおつしやつた点でございますが、折角各……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 加賀山先生、木村先生、高田先生ですね、この問題について私が聞いておるところでは、必ずしも表現は一致していないように思うのです。かなり食い違いがあるように思うのですがね。高田委員は、国警隊長が法律を無視したような発言をした、こういうふうに言つておられるわけです。若しそういうことであれば、私はこれは重要な問題であると思います。それで、今永井委員が述べられたように、それは録音があるなら録音を一応聞いて、法律があつてもなくても私はやるんだと、こういうことが言われたとすれば、それはやつぱり看過できないと思うのですがね。
【次の発言】 加賀山先生にちよつとお伺いしたいのですが、いろいろ詳細……

第19回国会 文部委員会 閉会後第9号(1954/08/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 調達庁長官も見えておりますから、市立大学の問題について。
【次の発言】 なおこの問題については昨日の小委員会の報告を採択したわけですから、これを推進するために私はこの問題について文部委員会として協議決定しておく必要があると思う。そうしないと、これはまあ相当な予算を要する問題ですから、文部委員が全員一致で推進しなければならんと思うのです。そういうことについて文部委員として私も考えがありますから、各委員から意見を出してもらつて、そして今後の推進力について協議してもらいたい、こう思うのですが。
【次の発言】 大阪市立大学の接収解除の問題について外務政務次官もお見えになつておりますし、……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は第五条と、それから第九条に関連をいたしまして木下先生にお伺いしたいのです。この国立大学に附属して設けるところの教育施設又は研究施設は、これを改廃する場合には非常に慎重な考慮が払われなければならんと私は考えているわけであります。そのためには法律によつて国会の審議を経て、そういう教育施設或いは研究施設の存廃をするというのが、文部省令できめるよりはいいじやないかというふうに考えているわけなんです。こういう施設が文部省限りの見解でそのときどきに改廃される、こういうことになると、やはりこれらの研究機関が十分な機能を安心して果すことができないのじやないかというふうに考えるのですが、こう……

第19回国会 文部委員会 閉会後第10号(1954/09/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 若干質問したいのですが、いいですか。
【次の発言】 只今の説明を聞いておりますと、やはり前回までの折衝経過と殆ど変つていないように思うのですが、若干十月頃には何とかなるのじやないか、こういうのが六月頃に何とかなるのじやないか、こういうことなんですが、この何とかなるのじやないかということだけでは、どうも我々としては困るわけです。その点、質問というよりは私はこれだけの説明では当委員会としても、そうですかと言つて済ますことができないと思うのですがね。これは質問というわけではないが、そういう意味で私はもう少し当委員会としてこの問題について、協議してもらいたいと思うのですがね。

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 二、三の点についてお尋ねをしたいと思うのですが、その一つは国立学校の職員の定員を従来は法律できめておつたのを今度は政令できめる、こういうふうに改めることになつておりますが、先般来からいろいろその理由について説明を聞いておるのですが、法律で定めることがよくないという理由がよくわからない。この際一つ御説明を願いたい。
【次の発言】 技術的な理由によるものであるというふうな説明でありますけれども、法律で定めるということと、それから政令で定めるということとは私は技術的な問題ではないと思うのです。この国立学校の職員の定員をどのように確保するかということについては、やはり法律で定めたほうが……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 国立学校の予算の流用の問題について一昨日もお尋ねしたわけなんですが、今決算委員会で二十七年度の決算を審議されているわけなんですが、その中に大学院の特別研究生ですね、あれに充当されている予算が、その予算の二五%まで他に流用されているという事実があるわけなんですがね。これは文部省がそういうふうにやつているのですか。或いは大学側で勝手にそういうことをやつているのですか。
【次の発言】 私の尋ねているのは、そういうことを文部省がやつたのかどうかということ、それは事務職員の超過勤務に流用されている、あの決算報告書を見ると。そういうことは僕はよくないことだと思う。そういうことを文部省が認め……

第19回国会 文部委員会 閉会後第12号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 時間がありませんから簡単に……教員養成の問題です。これについてはいろいろの私は問題があると思うのです。文部省のいろいろ考え方というものを聞きたいと思つておるわけですが、新制大学の私は陥没地帯になつているのじやないかというふうに考えておるわけです。教授陣容の面からいつて、設備の面からいつて、大体昔の師範学校の域から余り出ていないのじやないかというような点があると思うのです。そういう点をどう改善して行くかという問題があると思うのです。それから教育学部で教員の賛成をやる、それから学芸大学でそういう養成をやる、こういうのを比較して、成果はどちらにあるか。それから将来そういう問題は従来通……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今度の法案によりますと、従来中学校においては一人当りの基準坪数が〇・七坪であつた。それが今回は一・〇八坪に引上げられることになつている。これは私は一歩前進であると思います。併し〇・七坪というのは余りにも教育の実態を無視した坪数であつたと思います。で、これはできるだけ早く解消して、そうして適正な基準にまで引上げる必要があるということはしばしば言われて来たところでありまして、その意味におきまして一・〇八坪に引上げられたということは一歩前進であると思うのですが、併しこれでもなお教育上相当な支障があると私どもは考えております。そういう意味で文部省では適正な基準にまで引上げて行くというこ……

第19回国会 文部委員会 閉会後第13号(1954/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどお話聞きましたように、学校給食問題についての報告ですね、これだけは受けておきたいと思います。
【次の発言】 私はやはり文部大臣から来年度の教育政策ですね、大まかなものでいいと思いますが、そういうものを先ず説明して、頂いて、そしてこれが予算化にどういうふうに努力されるかという点を聞きたいと思います。今の説明ですとね、どうもよくわからないのですよ。(「聞いても聞かなくても同じだ」と呼ぶ者あり)だからそういう点を私十分御説明願いたいと思うのですがね。
【次の発言】 学校給食の問題については全然触れておられないのですが、この問題についてはどうお考えですか。

第19回国会 文部委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの前の委員会で文部省に対して資料の要求をまあいたしておきました。今日その一つが出されておりますが、他の資料についてはなお送付されておらないのですが、これはどういうことになつていますか。私はかなり前にこの要求をしておいたのですが、この法案の審議に当つてもなお資料が提出されないのはどういうわけか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は資料を未だに御提出にならないのはどういうわけかということを質問しております。従つてこれは私の……。
【次の発言】 これは提出できないというお話ですが、それだけでは了解しかねると思います。従つてどういう理由でその出所等については提出できな……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連しまして、大臣にお尋ねいたします。今大臣がお話になつた文部省の流した文書について、日教組がこれを握りつぶすように指令を出している、こういうお話でございます。実はこのことを聞いたのは今初めてであります。従つてこれが事実かどうかということについては、私も後刻直接に調べたいと考えておりますが、ただ若干疑問に思う点は、文部省の通達というものは、私は教員組合の組織を通じては全然流れるものじやないと思います。これは教育委員会に宛てられたものであり、教育委員会に出された通達であると思うのですが、従つて教育委員会の系統を通じて流される性質のものだと思うのです。従つてこれが教員組合……

第19回国会 文部委員会 閉会後第15号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連してお尋ねいたしますが、教育二法案とそれから中教審の答申とは私ほかなり距りがあると思うのです。中教審の答申の内容と、政府が国会に出しました法案、その法案の内容と比較してみますと、かなり距りがある、こういう点中教審ではどういうふうにお考えになりましたか。
【次の発言】 かなりの距りはあるということはお認めになつたわけですか。
【次の発言】 そこで先ほど安部委員からも質問があつたのですが、中教審はいろいろの問題について答申をしておられる。併しその答申の内容が文部大臣によつて採択されない、或いはそれ以上に行過ぎた措置がとられるという場合が相当あるわけです。私はこの間答申……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は要望だけしておきます。いずれこの問題は理事会で協議せられることになりますので、その際に十分意見を述べたいと思いますが、ただ文部大臣はもう少し答弁を丁寧にやつてもらいたい。ただお答えられないというふうなことでは、今後審議が渋滞するということが予想されます。で、こういう態度は、私は文部大臣としてはとるべきでないと思うのです。ですから、この際文部大臣の私は反省を求めたいと思うのです。で、ここで反省を求めても大臣は答えられないと、こういう答弁が今あつたばかりでありまして、これ以上申上げませんが、これは理事会に譲ることにいたします。私はそれだけ申上げておきます。

第19回国会 文部委員会 閉会後第16号(1954/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今大阪市立大学の問題について委員長から報告を聞いたわけですが、本委員会が努力した結果かなり進展を見つつあるということは私非常に結構なことだと思うのです。けれどもこの間の委員会のときも我々の意見としてはあれで楽観するということはできん。そこで今後更に何らかの対策を講じて返還の時期を明確にするところまで努力したい、こういう御意見であつたわけです。従つてこの問題は明後日文部大臣が出席する場合、調達庁長官も出てもらつて今後の経緯を御説明願うと共に、更に委員会としてこの問題がもつとはつきり解決の途が付くように一つ具体的にどうするかということについて御検討を頂きたい。こういうふうに思うので……

第19回国会 文部委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 質問を通告をして発言するという方法はとつていないわけです。今私は加賀山さんが御質問なさることに反対するという意味ではありません。併し従来から、質問を通告して発言をするという方法をとつておりませんので、やはり従来通りやつて頂きたい。原則としてはやはりそういうふうにやつて頂かないと、今後通告をしなければ発言できないということになれば、これは理事会として打合せるか、又委員会としても打合せる、そうしなければ私は混乱が起ると思うのです。
【次の発言】 この前の文部委員会で大達文部大臣の答弁に関して、委員会としては紛糾をしたわけであります。それで剱木委員から動議が出まして、これを理事会で話……

第19回国会 文部委員会 閉会後第17号(1954/10/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それはここで休憩をして、昼食後に質疑をしたい、こういうふうにしたいと思います。
【次の発言】 私は瀬口さんにお尋ねしたい。お尋ねしたい要点は、昭和二十九年の二月十六日に法務それから文部、厚生の三省で協議をいたしまして、そうして或る決定線を出しております。このことについて瀬口さんの御見解を聞きたいと思います。特に瀬口さんはお医者さんでもありますので、その打合せ決定事項の第一項である厚生省としては、癩療養所附設の保育所に収容中の児童につき周到な健康管理を行なつているので、癩を他に感染させる虞れはないと認める、こういう結論を出しているわけなんです。この見解に対して瀬口さんはどういう見……

第19回国会 文部委員会 閉会後第18号(1954/10/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は三省の申合せ事項、これについて少しお尋ねをしたいのでありますが、厚生省の見解は、あの保育園においては適切な健康管理が行われている、従つてこの保育園の児童を一般の小学校に入れても、癩の伝染する慮れはない、こういうふうにはつきり認めておるわけであります。ところが昨日P・T・Aの会長なり反対派の人人は、十分な健康管理が行われているとは思わない。従つて癩の伝染する心配がある、そういうことで反対しているんだ、こういうふうに私は受取つたんです。そこであの厚生省の、十分な健康管理が行われているので心配がないということは、これは私は少くとも黒髪小学校の父兄には十分理解されておらない、こうい……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は初めに水上さんにお尋ねをしたいと思います。私の記憶ではたしか水上さんは京都の教員組合を結成せられるに当つて、その中心的な役割を果しておられんようであると思うのですが、私の記憶に間違いがあるかどうかお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 私も今ここにお見えになつて初めて思い出したのですが、私も日教組を作るために努力をいたした一人でありまして、この組合の結成によつて日本の教育をよくして行きたい、こういう念願においてその当時あなたとも話合をしたことを覚えております。従つて私はかなり民主主義或いは教育の民主化ということについてはかなり深いい理解を持つておられるようであるというふ……

第19回国会 文部委員会 閉会後第19号(1954/10/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 市立大学の問題について質問する前に、これは文部委員長に要望しておきたいと思うのですが、今度の文部委員会の議事の中には今陳情のありました朝鮮人学校の問題について今日までの経過について文部当局から一応の説明を聞くと、こういうことになつておつたと思います。従つて今日この点については一応の御説明を願いたい。このことを文部省のほうに一つ連絡して頂きたいと思います。
【次の発言】 それでは大阪市立大学の問題について次長に若干質問を申上げたいと思います。この市立大学の問題については先般来当委員会においても幾多の質疑をいたしております。従つて大体の経緯というものは我々も承知しておるわけです。又……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は二人の証人によつて文部省の出している資料が間違いであるということをはつきりいたしましたので、これ以上お尋ねする必要はないと思われるのでありますが、ただ念のために申上げたいと思うのですが、先ほどの質問を聞いていると、君が代は歌わなければならないものだ、これを歌わなかつたら偏向しているのだというふうな考えにとれるようなふうな質問の仕方であつて、私は非常に心外に思つております。文部省が通牒を出したということでありますが、この通牒自体についても私は問題にすべき点があると思います。(「その通り」と呼ぶ者あり)今日何人といえども式日に際しても、或いは卒業式においても、この歌を歌わなけれ……

第19回国会 文部委員会 閉会後第20号(1954/11/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それでは私から大阪市立大学の接収解除の問題について若干の質問をいたしたいと思います。この前の文部委員会でいろいろ現状について調達庁の次長から説明を伺つたわけでありますが、その後何らかの進展をしているかどうか、そういう点について御説明を願いたいと思うのです。  実は私先般極東軍司令部のスミス少将から大阪の市会議長に宛てられた文書を拝見したわけです。ところがその内容は我々の期待しておつたのに比べて非常に隔りがあるわけです。むしろ福島長官が当委員会において説明されたものよりは更にあいまいであるというような内容であつたわけです。と申しますのは、市立大学の接収解除については福島長官は大体……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/04/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の質疑は、私はかなり重要性を持つていると思います。それで剱木委員の質問に関連をして文部大臣にお尋ねしたいと思います。  先ず、文部大臣は、日教組の規約を御存じであるかどうか、お伺いしたいと思います。日本教職員組合は、その規約に基いて運営されているのであります。従つてその規約にも明らかな通り、日教組の組合員を統制するということは、大会の決定を経なければならないわけであります。今文部大臣は、日教組が主催した研究大会の決議、或いは決定が、結論が組合員を拘束すると、こういうふうな見解をとつておられるように私は聞きました。併しかようなことは日教組の規約から考えましても到底あり得ないこと……

第19回国会 文部委員会 閉会後第21号(1954/11/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 福島県の知事にお伺いしたいと思うんですが、いろいろ福島県の教育事情について御説明を頂いて有難うございました。その御説明の中に、四月以来の昇給昇格については完全に実施する、こういうお話がございました。それから只今木村君の御質問に対しては、関係の組合と今この実施について交渉をしている、こういうことでございましたが、完全に実施するということになれば、関係組合についても異存がないと思うんですが、何か問題点があるわけですか。
【次の発言】 厚生資金或いは貸付金というのはどういう内容のものなんでしようか。
【次の発言】 そういたしますと、厚生資金として曾つて教職員或いは地方公務員である県職……

第19回国会 文部委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も永井委員の質問に関連して若干お尋ねをいたします。  永井委員の質問の要旨は、一つの事例が偏向教育であるかどうかという判断が非常に困難であるということを私は言つておられるのだと思う。その意味において私もその感を持つているわけです。或る事例が甲という人にあつては偏向教育であると判断せられる、ところが同じ事例が乙という人にとつては偏向教育でないと判断せられるというようなことがあつては、この法の公正な運営はできないと私は思う。少くともこの偏向教育の教唆扇動をした場合は体刑を以て処罰せられる。これがこの法案なんです。従つて偏向教育ということとは的確にその判断をされなければならない。こ……

第19回国会 文部委員会 閉会後第22号(1954/11/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は第一点といたしまして、生活保護法の適用の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。この生活保護法及び教育扶助の適用が円滑に行われているかどうかという問題でございます。これにつきましては吉岡君からは否定が非常に厳重である。それから査定に一カ月も長期の期間がかかる。これでは実際の間に合わない、こういう意味の御説明がございました。これは私非常に意外に感じておる点でありますが、この前の文部委員会で草葉厚生大臣は特別の通達を出して査定については十分この現地の実情を勘案して、そして裕りのある態度で処理するように通達をしてある。それからこの法の適用についても、これは現地限りででき……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 関連して。国庫負担分の不足額ですね、これはいつ予算化されますか。
【次の発言】 今の御説明ですと、過年度支出をするためには何らかの法改正をする必要があるのじやないですか。
【次の発言】 この問題は文部省としては十分予想される点であると私は思うのですがね。若しその不足分を予算化する方法がなければお話のように三十年度の予算でみなければならん、こういうことになるわけであります。それでは地方として困るわけなんです。ですから今の大蔵大臣の指定する云々、そういう点は文部省としてももつと早く折衝をして決定しておくべき問題じやないですか。その点どういうことになつているのですが。

第19回国会 文部委員会 閉会後第23号(1954/11/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 学校給食の問題については、これは大臣質問に譲りたいと思います。それからその次の問題としては、二部授業の解消の問題、それから老朽校舎の改築の問題、それから屋内体操場の整備について、こういう施設関係の問題については、かなり矢嶋君から詳細な質問がございました。従つて重複を避けたいと考えまして、極く簡単に質問をいたします。  この二部教授の解消の問題は、特に大都市の岡に起つておる著しい問題であると思うのですが、これの対策は早急に実施する必要があるというふうに考えます。そういう意味合いで、先般来から当文部委員会に対してもいろいろの陳情がございました。それらの趣旨は起債によつて、少くとも来……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの際当委員会に緒方副総理が出席せられるように委員長において取計らわれることをお願いしたいのであります。特に私が本日の文部委員会に緒方副総理の出席を要求する理由について簡単に申上げたいと思います。それは新聞等の報道によりますと、汚職の問題に関連をいたしまして、検察庁としては自由党の幹事長である佐藤氏に対して逮捕許諾の請求をすることを決定したように伝えております。然るに犬養法務大臣はこの逮捕許諾の要請に承諾を与えない、与えていない。而もその理由とするところは今国会に政府が提案をいたしておりまする重要法案の審議と非常に深い関連があるかのように言われておるのであります。当文部委員……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は牧野先生にお伺いしたいと思います。二つの点について一つ御意見を伺いたいと思います。  その一つは、教育公務員特例法の一部を改正する法律案の中の第二十一条の三、この中に「公立学校の教育公務員の政治的行為の制限については、」云云とありまして、「国立僕校の教育公務員の例による。」とございます。これに関連をしまして解釈規定についてお伺いしたいのですが、それは教育基本法の第十条は、御承知の通り教育行政の項でございますが、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。」こうございます。この言葉は教育委員会法の第一条にもございます。「この法……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 僕は、連合委員会を一緒にやつてもいいと思います。まぜまぜに質問があるより了解を得ておいたらいいと思います。(「了解々々」と呼ぶ者あり)

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 我々がこの法案の審議に当りまして、吉田総理の出席を要請しておつたことは、これは今に始まつたことではございません。前にも申上げましたが、この法案が本会議に上程されました際に、我々といたしましては、吉田総理の出席を求めたのでございます。併しその際、吉田総理が所用のため出席できないということであつて、併しその際は、この法案が文部委員会において審議されているその途上において必ず出席するように努力するということは、与党の委員もひとしく述べられたところであつて、この点は文部委員会の理事会においても、前から川村委員長の善処を要望しておつたところであります。ところがこの最終段階に至りまして、大……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、只今加賀山、高橋、杉山三委員から提出された修正案に賛成をいたすと共に、残りの原案をも含めて賛成いたすものでございます。私はこの二つの法律が政府によつて提案されましたときに、この法律は類例のない悪法であるから、この法案を撤回するようにということを政府に申入れたこともあるのでございます。今以て政府提出の法案が極めて日本の教育界に暗い影を投ずる悪法外であるということは何ら所見を異にしておらないのであります。それはこの政府提出の法案が直接には教員の政治活動を封殺するというところにあることと、もう一つは教員の組合運動に対して重大な制限を加えようと……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 大臣は時間をせいておられるようでありますから、一、二お尋ねをしておきます。僻地教育の振興についてはいろいろ考えなければならん点があると思いますが、その中で僻地教育に対する理解を教育関係者が深めるということが私は大切なことではないか思うのです。私もたびたび僻地で教育に専心従事しておられるかたがたにもお会いしまして、如何に困難な事情の中にあつて教育愛に燃えて日々を努力しておられるかという場面に接しまして、非常に考えを新たにしておるものでありますが、併し割合に教育関係者の間には理解が薄いのじやないかというふうに考えるのです。その一つの例としては今年の春の人事異動におきまして、これは新……

第19回国会 文部委員会 第37号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は社会党第四控室を代表いたしまして、只今議題になつておりまする教育職員免許法及び関係法律の一部を改正する法律案について賛成の意見を述べます。この法律の改正は多年教職員の実務に従事している人たちの間において要望されておつた点がかなり実現されているように見るのであります。そうして我々から考えましても、現在の教育実情に副うように努めている点が認められます。そういうことでこの改正に賛成をいたすものであります。ただこの際皆さんの御了解を得て、附帯決議を附して賛成したいと思うのです。この附帯決議の内容は相馬委員、それから加賀山委員から質疑の段階において、若干修正をしたいというような意向も……

第19回国会 文部委員会 第38号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今議題となりました教育公務員特例法の一部を改正する法律案の提案の理由を説明申上げます。  本改正法案は教育公務員職務の特殊性に基いて、大学以外の公立学校の校長及び教員について、同一都道府県内におけるその異動を円滑にするため、条件付き任用に特例を設ける必要があると思いまして、これを提出いたしました。  なお附則の施行期日は可及的早急の必要がありますので、公布の日から施行することとし、又現在条件付き任用中の者に対する措置をも定めております。何とぞ慎重御審議の上、速かに御賛同下さいますよう、お願いいたします。
【次の発言】 私も二、三お尋ねをしておきたいと思うのですが、初めに法律の……

第20回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今から内閣委員会を開会いたします。  初めに人権委員会設置法案審査報告書につきましてお諮りいたします。  本件は去る十九回国会に亀田得治君ほか九名のかたの発議により本委員会に本付託となり、閉会中も継続して審査を行なつて来たのでありますが、未だその審査を完了するに至つておりませんので、本院規則第五十五条によりまして閉会中その審査を終らなかつた旨の報告書を議長に提出したいと存じます。一つ審査報告書の内容につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めましてさよう決定いたします。なお委員長に提出する報告書には多数意見……

第20回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今から内閣委員会を開きます。  本院規則第三十条の二によりまして理事の補欠を互選いたしたいと存じます。念のために本委員会の理事の数は三名の割当となつており、自由党より一名、民主党より一名、緑風会より一名ということになつておりますので、只今欠員となつております緑風会及び民主党よりの理事三名についての補欠を互選願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。互選の方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 長島君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは私から野本品吉君、鶴見祐輔君を理事に指名いたします……

第20回国会 内閣委員会 第3号(1954/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今から内閣委員会を開催いたします。  人権委員会設置法案につきましては、今期国会としてはその審査を行う機会がなく、審査を終了するに至らなかつたのでありますが、本件は人権の保障を一層確実にし、又人権侵犯事件の処理の公正を確保することを狙いとする重要な法律案であり、行政機構改革問題の一環としても慎重審議いたすべき事案でもありますので、衆議院解散のこともなく、次の通常国会に議案が継続することができまするならば、継続して行きたいと存じますので、本院規則第五十三条に基き、閉会中もこれが審査を行うため継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じます。御異議ございませんか。

第21回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/14、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) それでは只今から内閣委員会を開催いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。内閣委員会におきましては、従来行政機構の整備等に関する調査の名の下に、当委員会の所管事項となつておりまする一切の案件、即ち各行政機関及び恩給に関する各種の調査を続けて参つたのでありまして、第十九回国会の終りの本月七日の委員会におきましては、この行政機構の整備等に関する調査の継続調査の承認要求の件の決定がなされたのでありますが、会期が一日延長になりましたがために、結局継続調査は不成立に終るに至りましたので、今期国会において改めて行政機構の整備に関する調査の承認を求めることとし、本日……

第21回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/18、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今より開会いたします。  本委員会に付託になりました恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案を議題に供します。  先ず本法案に対する提案理由の説明を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  それでは本法案の従来の経過につきまして杉田専門員から説明をさせます。
【次の発言】 それでは御質疑がございましたら御質疑をお願いいたします。なお衆議院の内閣委員長の猪俣浩三君、それから内閣委員の平井義一君、それから政府委員としては恩給局審議課長の畠山一郎君と大蔵省主計局給与課長の岸本君が見えておりますから御質疑をお願いいたします。

第21回国会 内閣委員会 第3号(1955/01/24、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいまから内閣委員会を開催いたします。  労働大臣それから官房長官の出席を要求いたしておりましたが、衆議院の本会議が開かれている関係で出席が困難であるということでございます。ただいまは調達庁長官の福島慎太郎君それから行政管理庁の次長である山中君が御出席になっております。  質疑をお願いいたします。

第22回国会 内閣委員会 第14号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は今の問題に関連をしてお尋ねをしたいと思うのですが、航空自衛隊の増強計画ですね。先ほども質問がございましたが、しかしこれについては、あまりはっきりしたお話がなかったようでございますが、大体の計画を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私の質問に対して官房副長官が、不適当であるということであれば、これは防衛庁の方から説明していただきたいと思います。
【次の発言】 私は今日は主として飛行場の拡張の問題について質問したいと思います。それでこの質問が一応終ったらその問題に限って質問したいと思います。
【次の発言】 ただいま委員長からお話がありましたように、私は飛行場の拡張の問題に……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 先ほどの福島長官の御説明は、私は非常に重大な問題を含んでおると思います。福島長官の説明では、この基地拡張について、土地所有者が反対をしておっても、場合によっては土地収用法を適用して強制収用をする場合がある、こういう意味のことを言っておられるわけです。今日まで基地拡張についていろいろ問題がありましたけれども、私の承知しておるところでは、土地収用法を適用して基地拡張について強制収用をした例はないように思っておるわけなんです。そこでこの問題について政府の見解を明らかにしてもらいたいというふうに私は考えます。先ほど根本長官が繰り返し繰り返しおっしゃっている点は、地元民の理……

第22回国会 農林水産委員会 第1号(1955/03/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) それではただいまから農林水産委員会を開会いたします。  まず理事の五選を行います。先般各派の申し合せによりまして、理事の数は従来通り委員五名につき一名の割合で選任することになっておりますので、従って本委員会の理事は五名ということになりますが、本委員会の理事を五名とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  次に理事互選の方法でございますが、さきに理事の会派別割当につき各派の御協議もございましたので、便宜委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、これについて御異議ございませんか。

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいまから委員会を開きます。
【次の発言】 それでは質疑のある方は大臣が見えるまで御発言を願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっとお諮りいたしますが、農林大臣も見えましたので、官房長に対する質問はここで一つあと回しにいたしまして、大臣から昨日申し合せをいたしましたように、現内閣の農林水産行政について説明を聞く、そういうふうにいたしたいと思いますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 御異議がないようですから、農林大臣にお願いいたします。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  続いて大臣の方から、水産行政について説明がご……

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) それではただいまから委員会を開会いたします。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 田中君提出の申し入れについてお諮りをいたします。もし御意見がございましたらお述べを願いたいと思います。御異議がなければ決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 では決定をいたします。  それでは一時三十分まで休憩いたしまして、一時三十分から再開いたします。    午後零時四分休憩
【次の発言】 それではお待たせいたしました。ただいまから委員会を開会いたします。  官房長官が見えましたから、質疑のある方は御発言を願います……

第22回国会 農林水産委員会 第4号(1955/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいま政務次官から御説明のあった点については、後ほど印刷にして皆さんのお手元へ配付することといたします。質疑は後刻に譲ります。
【次の発言】 次に開拓融資保証法の一部を改正する法律案、これを議題にいたします。本法律案は、本十日、内閣から、閣法第二十九号をもって本院先議をもって提出せられ、直ちに当委員会に付託せられたものであります。まず提案理由の説明を聞くことにいたします。
【次の発言】 本法律案の審議は後日に譲りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 ではさようにいたします。
【次の発言】 次に日中漁業協定に関する件を議題にいたします。かねて問題になっ……

第22回国会 農林水産委員会 第5号(1955/05/12、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいまから農林水産委員会を開きます。初めにビキニ水爆補償金配分の件を議題にいたします。過日ビキニ水爆補償金七億二千万円の配分方法がようやく決定したようでありますから、本日この問題について政府当局から説明を聞き、御審議を願うことにいたします。
【次の発言】 ほかに御質問がございましたら御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。それでは暫時休憩いたします。    午前十一時二十八分休憩
【次の発言】 それでは午前に引き続きまして委員会を再会いたします。ちょっと速記をやめて下さい。

第22回国会 文教委員会 閉会後第2号(1955/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 僻地教育の問題につきましては休会中に特にこの問題に関して視察が行われまして、昨日は非常に詳細な報告を承わつたのでございます。私も僻地の実態について認識を新たにする機会を持つたわけですが、この問題につきましては昭和二十九年の五月二十日の当委員会におきまして僻地教育振興法案に対する付帯決議をいたしておるのでございます。この付帯決議につきましては文部当局においてもその後何らかの措置が講ぜられておると私は考えておるのであります。  そこでこの際付帯決議の内容について若干お尋ねをいたしておきます。それは付帯決議の第一項に「政府はへき地における教育の実情を正確に調査把握すると共に、中央教育……

第22回国会 文教委員会 閉会後第3号(1955/10/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちょっと関連して。簡単に、ほかの質問もあるようですからいたします。予算の流用の問題でありますが、稻田局長は、予算の流用はやむを得ない、あるいは差しつかえないと、こういう御意見のようでございますが、先ほどから吉田委員も指摘されますように、全費目にわたって予算の流用が行われておるということです。しかもその流用が非常に額が多いということ。これでは予算を何のために作っておるのかわからない、こういう感じが私もいたすのであります。従って、局長が答弁になりましたように、予算の流用は差しつかえない、こういうことで、私もがまんできないのであります。せっかく予算を作って、そうして執行する場合に、そ……

第22回国会 文教委員会 第8号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ただいまの説明を聞いておりまして、まだはっきりしておらない、解除の期待が非常に強く持たれるようになったという程度に聞いたわけでありますが、その軍の方から日本側に提示された軍の配置計画を変更するので接収解除を考慮するというのは、もう少し具体的に言ったらどういうふうに考慮されるのか、お話を願いたいと思います。その点についてアメリカ側と、もう少し立ち入った交渉をしておるのかしていないのか、そういう点の経過を少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私の聞きたいのはいつ解除するのか、その時期を私は明確にしてもらいたいというふうに考えておったわけです。またそういう時期にも達しておるの……

第22回国会 文教委員会 第10号(1955/06/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 長官には、市立大学の接収解除の問題についていろいろ御苦労をわずらわしまして、今日解除の見通しが大体明白になったようでございまして、この点いろいろ御努力に対しまして私はお礼を申し上げておきたいと思います。ただこの際ちょっとお尋ねをしたいのでありますが、あの市立大学の付近の民有地にかなりの建物が建っております。ああいう建物の処理といいますか、どういうふうになっておるのか、かなり大学の中まで入り込んでおります。あれがたんぼとか畑であれば、そういう影響はないと思いますが、建物が建っておりますから、ああいう建物はやはり民間の所有に移るのか、どういうふうなことになるのか、お聞きしておきたい……

第22回国会 文教委員会 第11号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この前の委員会で質問をしたのでありまするが、文化財関係の方が見えておりませんでしたので、今日あらためて質問をいたします。それは京都博物館の問題でございますが、昨年文部委員会から視察をいたしましたときに、私どもいろいろ実情を現地で聞いたのでありまするが、あそこの薄物館には非常に重要ないろいろの美術品その他が保存されておるようでございますが、建物が非常に古いために、火災の予防等については非常に不十分であるという点で保存上非常に心配をしておられました。それから建物も相当狭隘を感じておられるような実情でありまして、何とかいわゆる耐火耐震の建築をしてもらいたいということをおっしゃっておっ……

第22回国会 文教委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 先ほどから矢嶋委員のほうから質問がありましたが、大学に付置する研究所を設けるのと、それから独立した研究所、そういう形で設置するのとどちらのほうがいいかという問題ですね、御所見がありましたら聞かしていただきたい。
【次の発言】 学生の問題ですが、計画の書きものによると、大学院の学生を研究所に採用するというんですか、研究所で手伝いをさせるというふうになっているようですね。その場合は各大学の大学院の学生を東京へ連れて来るのか、あるいは東大の学生をそれに使うのか、その点はどういうふうにお考えになっていますか。
【次の発言】 今さき学生を使うのに、大学院に付置した方が便利で……

第22回国会 文教委員会 第14号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めにお尋ねを申し上げたい問題は、勤労青少年の教育の問題でございますが、この前の委員会で矢鳩君からもこの問題について大臣に質問があったのでありますが、私は最近この動労青少年の教育の問題を担当している方々に会いまして、その人たちの痛切な叫びといたしまして、どうしても国立大学に夜間学部を設置してもらいたい、現在も若干設置されておるわけでございますが、なおさらに設置してもらいたい、そういう要望が非常に強いのでございます。私も勤労青少年の教育の機会均等を実現するためにも、どうしてもそういう方針に沿うようにすべきではないかというふうな考えを持っているわけなんです。これに対しまして、松村文……

第22回国会 文教委員会 第15号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連して。脱脂粉乳の質の問題ですが、この余剰農産物の受け入れの交渉の途中において、脱脂粉乳は動物の飼料用として受け入れたいという話し合いがありました。ところが、結論としては動物の飼料用の脱脂粉乳というのは全然なくなって、そして学校給食用の脱脂粉乳一本になっております。そういう関連から見て、私は飼料用として日本が交渉しておった脱脂粉乳がそのまま給食用に使われるのじゃないかというふうに考えますが、このいきさつはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 そこでその質の問題について何らか保証があるのかという問題ですね、一がいに脱脂粉乳といってもいろいろあろうかと思います……

第22回国会 文教委員会 第16号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの前の文部委員会で調達庁長官から相当確信のある明るい見通しについて説明を受けました。その際に調達庁長官の努力に対しまして敬意を表しておったのであります。ところが最近新しい部隊が大体千二百名程度というふうに聞いておるのでありまするが、学校側から私は情報として受けたわけであります。こういう事態が起るということは私どもも予想しておらなかった、又学校当局も全然そういうことは予想しておらなかった。ところが突然、何の通知もなしにまたそういう部隊が入ってきたということで、非常に心配しているわけです。で、ただいま説明を聞きますと、政府にはほとんど連絡がなかった、連絡なしに部隊が入った、詳……

第22回国会 文教委員会 第17号(1955/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 義務教育国庫負担法に基く国の経費負担の算定基準に関連をしてお尋ねをしたいと思いますが、その一つはこの本年度の予算定員の問題ですが、政令三県の教職員の定員が昨年度に比べて二十四名しか増員になっておらないというようなことですね。ことしは総計小学校において七千名に近い定員増が見込まれておるわけですが、政令三県についてはわずかに二十四名しか定員増を見ていないということは私は常識的に判断してわかりにくいのです。というのは今年は小学校において五十万の児童加がある。それに伴って七千名の定員増を見ているわけなんです。しかし学童の増加が一番その率が多いのは政令三県ではないかと思うのですがね。とこ……

第22回国会 文教委員会 第18号(1955/07/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この質問商橋委員の質問に重複するかもしれないと思うのですが、今度年金の増額によってその増加する費用は共済組合が負担する、それからその費用は私立学校の振興会が助成すると、こういうふうになっておりますが、共済組合が負担する能力があるのかどうか、あるいはこれに対して新たに国庫補助という点についてどのような措置がなされているのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると振興会から共済組合に助成する金額は、この法改正によって起って来る増加する費用、それと同額を助成するのかどうか、その点をお伺いします。
【次の発言】 そうすると、この増加する費用は、実際は私立学校振興会がその……

第22回国会 文教委員会 第19号(1955/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それでは簡単に質問を申し上げます。私の質問の、要点は、この前の委員会の際にも自由党の木村委員から質問がありました教育財政に今後しわ寄せが起るのではないかという点でございます。この問題については自治庁長官は再三再四にわたりまして、そういう心配はないと、こういう答弁でございますが、しかしその答弁ではすぐに納得しがたいのであります。と申しますのは、先ほど長官もお認めになったように、現に給料の遅払いという問題がございます。先ほどは新潟県の例をあげられましたが、その他の京都府においても、あるいは佐賀県においても、こういう事例はございました。それから給与の遅払いだけでなしに、定期の昇給がス……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この養護学校を入れる問題については、私はおそらくどなたも異議がないと思うのです。ですからお諮りを願って決定をしていただきたい、かように考えます。
【次の発言】 私は第四条の問題について、昨日の懇談会においては意見の一致を見なかったわけです。しかし今朝来各委員の御努力によりまして、第四条の問題について意見の一致を見る段階に至っておると思うのです。そういう意味において、私はこの際木村委員の御発言を願うことが適当ではないかというふうに考えておるわけです。
【次の発言】 なお両派社会党から提案されている法案についても一、私はこの際高田委員から御発言を願うのが適当ではないかと思うのです。

第22回国会 文教委員会 第24号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 不正常授業を解消するためには、九万二千八百余坪の教室を建設し安ければならぬということになっております。これは何年計画でこれだけの坪数を建設するのであるという計画ですか。
【次の発言】 この点については、文部大臣としては、やはり三年計画くらいでやりたいというお考えですか。  あるいは衆議院の修正で相当坪数がふえたので、四年とかあるいは五年計画というふうな考えを持っておられるのか。その点伺っておきたい。
【次の発言】 それから先ほども御質問がございましたが、この九万二千八百坪、あるいは衆議院の修正によって大体十三万坪くらいにふえるのじゃないかというこの数字ですね、これは現在を基礎に……

第22回国会 文教委員会 第27号(1955/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は今読み上げられました県の名前ですね。これは視察する人の考えも若干考慮に入れて多少変更することを私は了承しておいていただいた方がいいのじゃないかと思うのですがね。
【次の発言】 私が申し上げておるのは、大体東北とか北陸とか北海道とか一つのブロックにおいて大体指定しておいて、これじゃ関東が一つも入ってないですよ。そういうことでなしに、やはり大体のブロックを三つぐらいに、東北とか関東とか関西とか分けておいて、その中でなお具体的に県名をきめていったらいいと思うのですが、これはやはり私は若干不公平だと思うのですよ、関東のような広いところが全然入っていないというのは。そういうつもりで言……

第23回国会 文教委員会 第2号(1955/12/07、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今の問題に関連いたしまして、文教関係費既定予算の中で、公立学校の施設費の分については、ただいまの質疑応答で明らかになりましたが、その他人件費を節約するとか、あるいは旅費を節約する、あるいは予算の流用をする、そういうことによって〇・二五の金を生み出したい、こういうことですが、これの概略説明の資料もいただいておりませんので、大体お話し願いたいと思います。それから追加しますが、地方公務員である教員に対しても、地方官庁に対してそういう国でとるような方法を指示しておるのかどうか、そういう点です。
【次の発言】 そうすると閣議決定は、どの程度の節約ができるかという数字というものが明らかにな……

第24回国会 文教委員会 第4号(1956/02/23、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今回の二個班に分かれての調査については私も非常に御苦労であったと感謝しております。しかしただいま矢嶋君からもお話があったように法案が出ていないのですから、法案が出ていない先に審議の参考にするために調査をするということは、私はほとんどが前例がないと思う。しかし、だからといって悪いとは決して言いません。それはまあ慎重を期する上にも慎重を期されて非常に結構であると思う。私も理事からその点連絡を受けておりましたから、その点については何も申し上げませんが、ただ法案が提出された際に、前に調査したのだからもうする必要はないと、そういう意味ではないと私は考えておるのです。その点は委員長も十分お……

第24回国会 文教委員会 第8号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 本日はへき地教育振興につきまして非常に有益な御意見を拝聴いたしまして感謝しておる次第であります。  ただ一、二お尋ねしたいと思うのですが、現在のへき地指定の問題です。へき地指定の問題については、皆さん、現状はうまくいっていない、ほとんどそういう御意見でございました。私もいろいろ調査いたしましてその感を同じくするものでございます。そこでどういうふうにすればこのへき地指定が合理化されるかという問題です。で、へき地教育振興法の中には社会的あるいは自然的、あるいは教育的諸条件を勘案して指定をしなければならぬというふうに書いてあるのです。非常に抽象的であって、これだけでは合理的な指定が行……

第24回国会 文教委員会 第13号(1956/03/29、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ちょっと委員長にお尋ねいたしますが、私も若干質問したい事項がありますが、続行せられますか、あるいは時間の関係であとにお回しになられますか、もし続行せられるようでしたら伺いたい。
【次の発言】 文部大臣並びに政務次官に二、三の問題についてお尋ねしたいと思うのですが、一つの問題は、この学校給食についての父兄負担の問題であります。私のところに渡されている資料によりますと、現在学校給食を受けておる小学校の児童の数が約六百万ということになっております。学校給食が実施されてから、相当な速度で普及して参ったと私も考えておるのですが、最近の事情を見ますと大体頭打ちになっているのじゃないかという……

第24回国会 文教委員会 第14号(1956/04/10、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 質問に入る前に資料を文部省に要求をいたしておきます。それは学芸大学を本年の二月卒業した者のうち、どれくらいの人数が就職をして、それからどれくらいの人数が就職できていないか、これは学芸大学及び大学の教育学部、それを学校別に資料を作成して、来週の火曜日に本委員会に提出してもらいたいということを要望しておきます。委員長においてしかるべくお取り計らいをお願いいたします。
【次の発言】 私一週間の期間を置いてあるのですよ。
【次の発言】 それでは地域給の問題について文部大臣に若干質問をいたします。この地域給の問題については、前に人事院から是正するようにという勧告があったはずであります。と……

第24回国会 文教委員会 第16号(1956/04/17、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 公務員の給与の問題に関して、先週の文部委員会で人事院の事務当局からもいろいろ説明を聞いたわけですが、なおきょうは淺井総裁も御出席になっておりますので、人事院の考え方についてお伺いをしておきたいと思います。先般国鉄職員等の公共企業体関係の職員に対しましては、調停案に基いて給与改善についてのいろいろ措置がなされたわけであります。ところが、公務員に対してはその後何らの措置がないわけでございます。このことにつきましては、淺井総裁もいろいろ御努力をなさっておるということは聞いておりますが、しかし、今日まで実現を見ていないわけであります。今後この問題に対して、人事院としては何らかの措置をと……

第24回国会 文教委員会 第18号(1956/04/24、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 湯山委員からいろいろ御質問がございましたが、今度の三公社五現業に対する調停案の実施に当って、公務員との間に不均衡は生じないかという問題であります。湯山委員からもいろいろ質問がありましたが、私はもう少し具体的にお尋ねをしたいと思います。従来この期末手当については公務員が一・七五支給されておったときに、三公社五現業の関係者はたしか一・五であったと思います。この問題について三公社五現業と、それから当局との間にこれは不均衡である、あるいは三公社五現業にとっては不利益な処遇であるというふうな問題について、当局と従来しばしば交渉されてきたその際に、当局の方はそれは不利益ではないのだというこ……

第24回国会 文教委員会 第19号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この日程表によりますと、総理大臣に対する質疑が、十一時半から十二時半まで一時間ということになっております。しかし、これでは私少いように思うんですが、総理に対する総括質問というものは、どういうふうに今後なお時間を取ってするようになっているのか、そういう点今の説明の中にございませんでしたが、とうてい一時間くらいで総理に対する質問は私はできないと思うのです。私の考えではやはり重要法案でもあり、しかもこの国会で重要法案といわれるのは、そう数はないわけです。一つの法案に一日ずつ出られても、そう大して日数は取られないわけです。これは私は三日も四日も出てもらいたいという要求はいたしません。た……

第24回国会 文教委員会 第20号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私はこの法案の内容に対する質問をする前に、若干この法案が国会に提出されるまでの経緯について、文部大臣にお伺いしておきたいと思うのですが、昨年の十一月に、自民党が結成されまして、その結成大会におきまして、教育委員会法の改廃ということが決定されたということを文部大臣から伺いましたことがございます。その席で私は文部大臣に対しまして、教育委員会法の改廃という内容がどういうものであるかということをお尋ねしたことがございます。それに対しまして、文部大臣は改廃というのは読んで字のごとしというそっけない答弁であって、文部大臣の所見というものは、全然その際発表されてなかったのであります。さらにお……

第24回国会 文教委員会 第21号(1956/04/28、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私からも二、三の問題につきまして総理大臣の見解を伺っておきたいと思います。  第一点は、鳩山内閣は占領政策の是正ということを強く主張されております。しかし占領政策の是正ということに対しまして、私は非常に大きな危惧を持っておるものでございます。政府が今日とっておられるいろいろの諸政策を見まするときに、それは民主主義とは逆行する、民主主義にブレーキをかける、こういう方向に進んでおるように感じられるのであります。そういう意味におきまして、私は占領政策の是正ということに対しまして、非常な危惧を持ってわるわけでございますが、特に教育の問題につきましては、私から申し上げるまでもなく、敗戦後……

第24回国会 文教委員会 第22号(1956/05/04、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいま委員長の方から、理事会の経過について御発表になりまして、委員長に一任してもらいたい、こういう御意見でございました。しかし、私どもは二、三の点についてなおお伺いしなければならない点が残っておるように考えます。そういう意味で、湯山委員から御提案になった懇談会を開いてもらいたい、こういう要請には応じてもらいたい、かように考える次第であります。なぜかと申しますと、委員長報告の中にもありましたが、自民党の方の主張は、公聴会を一日にするという御意見がございました。これは衆議院におきましても公聴会は二日開いておりますし、従来からこの法案は非常に重要な法案であるということは、お互いに十……

第24回国会 文教委員会 第23号(1956/05/07、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連して。ただいま安部委員からこの法案を撤回する意思がないかという質問に対して、撤回する意思はないという答弁がありました。この問題に関連をして、私は請願の問題を少しお尋ねしたいと思うのです。先ほど安部委員からもお話がありましたように、この法案に対しまして、非常に多数の方々の署名のある請願が国会に出されておる。私もそのことを承知いたしております。その数は七百二十万に達しておるというふうに聞いておるわけでございます。一つの法案に対しまして、かようにたくさんな人たちが国会に請願の手続をしたということは前例のないことであるというふうに私は考えておるのですが、大臣はどういうふうにお考えに……

第24回国会 文教委員会 第24号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 教育予算の二本立が地方行政の調和を著しく阻害しているという文部大臣の考え方、これは非常に重要な問題でありますので、この機会に私はもう少し掘り下げてお尋ねをしておきたいと思うのです。現行制度では、原案送付権というものが教育委員会に認められておるわけでございまして、この法律の規定に基いて二本立予算を提出するということは、私は当然のことであると思うのです。ただ、問題になるのは、この特権を濫用して、そのために地方の行政全般に悪影響を与えておるということであれば、これは相当考えなければならない問題であると思うのです。しかし、私どもが承知をしている限りにおきましては、また先ほど文部大臣が説……

第24回国会 文教委員会 第26号(1956/05/10、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連。ただいま問題になっているこの都道府県知事の公選制を続けていくのか、あるいは公選制をやめて他の方法で選ぶかどうか、この問題はこの法案の審議する上に非常に重要な問題になってくると思うのです。先ほどから文部大臣は公選制をやめる考えはないということをしばしば繰り返しておるわけであります。しかしそれだけで私どもは簡単に了承することはできないのであります。私どもは吉田内閣当時に、知事の公選をやめて、そうして政府の任命に切りかえたい、こういう主張が行われて、非常にこの問題を重視してきておるのであります。従ってそれ以来保守党の考え方について非常な注意を払ってきた問題であります。ところが現……

第24回国会 文教委員会 第27号(1956/05/15、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいま湯山委員から述べられたことは、私非常に重大な問題であると思うのです。  かりにも国会がこの法案を審議するに当りまして、各界の意見を聞き、慎重に審議する、そういう考えで公述人を国会に招いて、その御意見を聞いたのであります。  ところが、この公述に当りまして、公述人の意見が曲げられた、しかも文部省の力によって曲げられたということになれば、これは院の権威にも関する私は重大な問題であると思います。従って、この際私は文部大臣に質問をいたします。かような事実があったのかどうか、この点は明確に答えてもらいたいと思います。
【次の発言】 私は文部大臣に、文部大臣は公述人の意見を曲げたこ……

第24回国会 文教委員会 第28号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 初めに林先生にお伺いしたい点は、私公聴会の当日お尋ねしたいと思っておったのですが、時間の制約等がありまして、御意見をお伺いする機会を失ったような結果になりましたので、この際、一、二の点につきまして御所信を初めにお伺いしたいと思います。ただ私、二、三のほかの問題についてお伺いをする考えですが、これは決して他意があるわけではございませんので、やはり、ただいま文教委員会で審議いたしておりまする法案は、日本の教育のため非常に重大な内容を持っておると考えますので、やはりこの法案の審議を公正にいたしたい、十分な審議をいたしたいというふうな気持でございますので、その点はあらかじめ十分御了解を……

第24回国会 文教委員会 第29号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 清瀬文部大臣は、公選制を続けていったら政党人によって独占される、そういう心配があるので、むしろ任命制にした方がかえって政治的中立性を守ることができる、こういう意見をしばしば述べられておるのでありますが、これは私どもが指摘いたしましたように、また、ただいまも湯山委員からいろいろ指摘されましたように、任命制の方がかえって政治的偏向、政治的中立性を失う、そういうことを口をすっぱくするほど述べてきたのでありますが、私はこの際任命制の問題と教育の自主性の問題について少し大臣にお伺いしたいと思うのです。  この間から教育の自由ということが言われておりまして、この委員会でも教育の自由とは何ぞ……

第24回国会 文教委員会 第30号(1956/05/19、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 質疑に入る前に、若干委員長にお尋ねをしたいと思いますが、理事会は今後の審議日程に関しての問題について三つの意見があって、なお、意見の一致を見るに至らない、こういうお話しでございました。私はこれははなはだ遺憾なことであるというふうに考えておるわけなんです。当文部委員会としては、当初から委員長もしばしばおっしゃっておるように、円満に議事の進行をはかりたい、こういうお話しでございましたし、そういう線に沿うように委員長としても努力をしてこられたことを、私どもは了承しておるわけなんです。しかし、きのうもそういう報告があり、きょうもまたそういう報告がある。これでは今後委員会の運営が正常に行……

第24回国会 文教委員会 第31号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、こういうふうに理事から報告を受けております。それは、二十一日、二十二日と一般質疑を行う、それから逐条審議の日程については、二十一日か二十二日の理事会できめる、こういうふうに聞いているわけです。しかし、今委員長が報告されたのは、内容が私どもが了解している点と相当隔たりがあります。(「速記をとめてどうですか」と呼ぶ者あり)ちょっと待って下さい。速記をつけて……。
【次の発言】 それじゃ、私が聞いているのは間違いですか。二十一日、二十二日と一般質疑を行なって、逐条審議については二十一日か二十二日の理事会でその日取りをきめる、こういうふうにきまっているというふうに……。

第24回国会 文教委員会 第32号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私もこの際一点だけお尋ねをいたしておきます。先ほど文部大臣は昨日の拡大理事会において、松沢君がお話しになったことは、大体その通りであると思いますと、こういうお話がございました。これは加賀山委員長から拡大理事会の松沢君の話されたことをお聞きになったのですか、あるいはまたどなたかからお聞きになったか、はっきりしておきたいと思いますので、お尋ねをいたします。
【次の発言】 それでは田中委員の報告を聞いて松沢君の述べられたことが事実であるというふうに大臣もお考えになっておるということでありますが、そこで私は従来当委員会で大臣との質疑応答との間における、われわれと大臣との質疑に非常な食い……

第24回国会 文教委員会 第33号(1956/05/23、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 第一条を読みまして、私の一番強く感ずる点は、この法律を作る理由というのが明確でないという感じです。これは一般質問のときにも相当論議された点でありますが、そういう点で簡単にお尋ねいたします。それは現行法と比較対照いたしますと、非常に明瞭になるわけです。それからまた、他の法律と対照いたしましても、非常に明瞭であります。たとえば現行法では第一条に、この法律を作る理由というのが、明確になっております。読み上げますと、「この法律は、教育が不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきであるという自覚のもとに、公正な民意により、地方の実情に即した教育行政を行うため……

第24回国会 文教委員会 第34号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいまの湯山委員の質問に対して、委員長は先ほど法制局長官の出席を求めるように措置されたはずであります。従って午後の委員会は法制局長官の出席を求めて、この質疑を行うということは当然の措置であります。それを認める認めないという問題ではなしに、当然なことである。だからこの際、委員長はこういう問題について諮る必要はないのであって、委員長の責任として、このことはおきめになって、そうして休憩せらるべきである、かように思います。
【次の発言】 私はこの際、委員長に要請したいことがございます。それは昭和三十一年五月二十二日全国都道府県教育委員会委員協議会の総会が開かれました。この総会において……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 内閣委員会 第2号(1956/11/22、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいまの横川委員の御質問で、だいぶんはっきりしてきたのですが、この勧告は政府に対すると同時に、われわれ国会に対してもなされておるわけです。  そこでこの人事院の勧告をわれわれ受けて、できるだけ的確に人事院の意思というものを承知しておかなければならぬと考えておるわけです。そこで問題は、勧告がなるべくすみやかに実施されるように、国会及び内閣において適切な措置をとられたい。こういうのでありますが、やはり私も他の委員と同様に、非常に抽象的な表現であるということについて、十分人事院の意思というものをつかみにくいわけであります。われわれとしては、できればいつから実施してもらいたい、そうい……

第25回国会 内閣委員会 第4号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ついでに、アメリカの軍隊が駐もしておりますね。あれについての日米双方の負担額、来年度の防衛費ですね。日米双方の負担額。それについての説明をこの際してもらいたいと思います。
【次の発言】 防衛分担金です。
【次の発言】 今の問題ですね。予算がきまるまでに、アメリカと折衝してきめなければならないんじゃないですか。
【次の発言】 そうすると、これらの予算外経費については、アメリカと全然まだ折衝はしていないのですか。
【次の発言】 この問題に関連して。  公務員のベース改訂の問題ですが、今永岡委員からいろいろお話がございましたが、ただいまの答弁では、人事院の勧告を尊重するというお話であ……

第25回国会 内閣委員会 第5号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 予算のうちで特に私がお尋ねをしたいのは、この飛行場の拡張に対してどういう予算が考えられているかという問題であります。この問題については、できるだけ詳細に説明を求めたいと思うのですが、ます本年度の予算のうちどれぐらい使われたか、という点が第一点です。従って残りはどれぐらいであるのか、これを各飛行場別に一つ御説明を願いたい、ということが第一点です。  それから第二点は、昭和三十二年度においてどれどれの飛行場を拡張しようと考えているのか。これに要する予算はどの程度考えておられるのか。これも各飛行場別に一つ御説明を願いたい。一応そういう説明をお願いいたします。

第25回国会 内閣委員会 第8号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ちょっと、さっきの質問に関連して。財源の問題で、先ほど永岡さんからの質問に対して答弁があった。これは私は、はなはだ了解に苦しむのですが――というのは、財源はどうするのかという質問に対して、人件費等の節約によって捻出する、ところが、全額それで出ない場合はどうするのかということに対して、出なければしようがないんだというような意味の答弁があったように思うのですがね。この点もうちょっとはっきりしてもらいたい。
【次の発言】 いや、非常に私それは不可思議だと思うのですよ。というのは、今度の法律改正は、「第十九条の四第二項中「百分の二百」を「百分の二百三十」に改める」とあるでしょう。ですか……

第25回国会 内閣委員会 第10号(1956/12/13、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今附帯決議のお話が出ましたが、これは提案者にお伺いしたいのですが、衆議院の方で附帯決議をつけられた。私もこの内容は賛成なんですが、これを今回の法案には盛り込めなかったという点ですね。提案者の方は、次の国会へでもこれを法案として出すお考えのもとに、こういう附帯決議をつけておられのだというふうに私は了解するのですが、その点どういうお考えですか。
【次の発言】 この附帯決議の内容ですね。これを実際に行うということは、人事院の操作ではちょっとむずかしいのではないかと私は思うのですが、今のお話ですと、何か人事院の方で考慮されるような意味のように私伺ったのですが、人事院の方で操作できますか……

第26回国会 外務委員会 閉会後第3号(1957/10/16、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 時間がないようですから、私は、沖縄の教育権返還の問題について簡単にお尋ねをしておきたいと思います。  藤山外務大臣が先般アメリカを訪問された際に、沖縄の教育権返還の問題でもって話し合いがあったというふうに聞いておるわけです。ところがその際に、アメリカ側から言われた中に、返還できない理由として、日教組の活動が不満であるというふうなことがあげられたというふうに伝えられておるわけですが、これが事実であるかどうか、この際伺っておきたいのですが、事実であるとすれば、はなはだ了解しがたい気持を私は持っているわけであります。で、これはかなり強い誤解に基くものだ、こういうふうに考えているわけで……

第26回国会 決算委員会 第10号(1957/02/21、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいまの質問に関連して私もお尋ねしたいのですが、先ほど阿具根委員の質問に対して専売当局の答弁がありました。私はその答弁は非常に不満なんですが、答弁の内容は。繰り返すまでもないことですが、一般用といいますか、下級用のたばこの需要ですね。それを満たすのに生産が、それに応ずるだけの生産がないのだ、こういう話だった。現状はそういう現状であるとしても、これはやはり、それだけ下級たばこの需要が多ければ、専売公社としてはその需要に応ずるようにやはり生産をしていくべきだと思うのですね。ところが先ほどの説明では、なかなかそういうふうに切りかえることができないのだ、こういう説明だったのです。それ……

第26回国会 決算委員会 第11号(1957/02/22、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私はこの際、運輸大臣に若干お尋ねしたいのですが、先ほど運輸大臣は、民衆駅に対する御意見を若干お述べにたりました。その中に、その地方の交通経済等に稗益するならば、民衆駅を認めた方がいいのじゃないか、こういう御意見でございます。そこで池袋の問題と関連して見解をただしておきたいと思うのですが、これはあとで国鉄当局に対する質問との関連もあるので、ぜひ運輸大臣の御意見を伺っておきたいと思うのですが、池袋に百貨店を作る、そのことが、先ほどお述べになった、その地方の交通経済に稗益するかどうか、そういう点の見解を伺っておきたいと思います。

第26回国会 内閣委員会 第2号(1957/01/21、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この予算の執行について質問をいたしまが、この予算は大体皇室費とそれから総理府所管の費用と二つに分かれておるのですが、この予算の執行はどういう工合になっているんですか。総理府の所管の予算は宮内庁でやることははっきりしているんですが、その他の皇室費の予算の執行はやはり宮内庁でおやりになるのですか。
【次の発言】 私は事情をよく知りませんが、予算を総理府関係の所管とそういうふうにしないで、全部両方合せて宮内庁関係の予算として計上することはできないのですか。
【次の発言】 それで今、井上委員から質問があったのと同じような趣意なんですが、宮廷費のなかに諸謝金、六番目ですが、それから報償費……

第26回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1957/07/08、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も、長期防御計画に関して二、三お尋ねをしたいんですが、先ほど永岡委員から質問があったように、今度の、長期防衛計画は、岸首相がアメリカへ行くために早急に作られたものだと、どういうふうにわれわれまあ見ておるわけなんです。これは非常に、われわれ国会に議席を持っておる者として不満です。社会党は、しばしばこの院を通じて言っておったように、防衛計画というものが国会に示されないで、アメリカにその前に示されると、こういうやり方はいけないのだということをしばしばわれわれは言っておる。ところが今度は、この岸首相が渡米される前に、長らくこの国会が開かれておった。ところが、その国会に何ら示すことなく……

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/07、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 そのことに関連して。何メートルくらいのところから撃ったのですか。
【次の発言】 それは前から撃ったのですか、うしろから撃ったのですか。
【次の発言】 そうすると坂井さんが逃げて行くところをうしろから撃った、その距離は四、五間だと、こういうことになるのですか。
【次の発言】 今のお話では二発撃たれておるようですが、二発とも同一人が撃っておるわけですか。
【次の発言】 私はこれは新聞で見たのですが、第一騎兵連隊ですか、の司令官が何か談話を発表しておるように新聞記事に出ておりました。それによると、空に向けて撃ったのだというようなことが新聞に載っておりましたのですが、そういう発表があっ……

第26回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 長官の先ほどの説明は、日本が自衛力をだんだん増強していけば、その結果安保条約は当然廃止になる、これは安保条約締結当時の趣旨である、こういうふうに説明されたと思う。それからもう一つの表現を使われたのは、日本は独力で防衛できないのだ、だから安保条約によって共同で守っていくのだ。それから国際情勢の変化がない限り安保条約は廃止にならない、こういう表現をしておられる。これは若干取り方が違ってくると思うのですが、若干内容も異なってくると私は考えるのですが、長官はどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、各地の演説会で、政府並びに自民党の皆さんがおっしゃっていること……

第26回国会 内閣委員会 第6号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も非常に、今日はそのほかの法案説明もなさる予定のようですがね。今日は、大臣が出られるかどうか疑問に思っておったのです。少くとも提案理由の説明は、原則として大臣がすべきということは、これは常識ですよ。それはまあやむを得さる場合、それは、政務次官がかわっておやりになることについては、別に異議は申しませんが、しかし、そのほかにも今日は法案の説明があるようですがね。これ、大臣が出られるのかどうかですね。私は、やっぱりこの原則は、提案理由の説明というような重要な問題については、これは、委員会には、大臣が出席されて説明なさるのが私は当然だと思うのですがね。こういうことが確認されておって、……

第26回国会 内閣委員会 第22号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 資料要求の第一点は、今度の給与改訂によって予算がどれくらい必要になっているのか、これは百五十六億という予算は私はわかっています。国会に出されていますからね。私はもう少し原資を明確にしてもらいたいと思う。というのは、給与改訂前には本俸の平均が幾らであったのが、給与改訂後には本俸の平均が幾らになるのですか、それと同時に地域給ですね、地域給どういうふうに変つてくるのか、それからその他の諸手当もどういうふうに予算が見込まれているのか、これは国家公務員と、それから地方公務員のうちに義務教育の半額国庫負担分がありますから、それに区別をして予算原資を明示してもらいたいということが第一点です。……

第26回国会 内閣委員会 第23号(1957/04/19、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほど総理大臣は、安保条約並びに行政協定については、根本的に検討すべき段階に来ておる、そういうふうに考えておる、こういうお話でございましたが、これだけでは、岸総理が日本の安全保障の問題について、将来どういうふうな考え方で進もう、どういう考えを持っておられるのかということがはっきりしないわけであります。そこで私は、この問題に関連をして、もう少し具体的に総理の考えを述べていただくために質問をいたしたいと思います。安保条約の第四条には、国際連合によって国際の平和と安全を維持するために取りきめが行われた場合には、この安保条約の効力を失うという規定があります。それからもう一つは、あるいは……

第26回国会 内閣委員会 第24号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、淺井人事院総裁に一、二の点で御質問いたしたい。  その一つは、人事院の勧告がなされたのは昨年の七月のことでありますが、その後、相当民間においても、あるいは公務員と密接な関係にある三公社五現業の方面においても、かなりの給与の改訂が実施されているわけです。昨年七月の人事院の勧告のなされた主たる理由は、民間給与との開きが相当大きいということが一つ、それから、三公社五現業に比べても相当な開きがあると、こういうことを是正する必要があるということが主たる理由になっているわけなんです。そういう理由で勧告がなされて、給与の改訂を必要とするという趣旨のものであったわけです。ところが、その勧……

第26回国会 内閣委員会 第27号(1957/04/26、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 下級職員の昇給の問題ですね。今、松岡委員の質問に私関連してこの際尋ねておきたいと思うのですが、これはどの俸給表をとってみても言えることですが、かりに行政職俸給表第一表で見ますと八等級六千百円から出発した者は一万五千三百円が最高になっておるわけです。で、それが七等級に進むとしても最高は二万二千六百円、さらに六等級に進んでも最高は二万六千二百円。で、お尋ねしたいのは、六千百円から出発した者は、まじめに勤めておればだれでも六等級の二万六千二百円までいけるのかどうか。この六等級、七等級、八等級は係員の俸給表だろうと思うのですがね。果してみんないけるようになっておるのかどうか。これは先日……

第26回国会 内閣委員会 第31号(1957/05/11、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連。今の答弁少し私はおかしいと思う。先ほど伊藤君の質問で明らかになったのですが、技能労務者のうちで高度の技術を持っておる者、高い技術を必要とする者、それは行政職(一)を適用するということを今お話になったのですね。これは、衆議院でも論議されて、高度の技術を必要とする者については、技能労務者であっても、行政職俸給表の(一)を適用する、こういうことになると思う。そうすれば、行政職俸給表の(一)と(二)は、本質的に区分されない。そうでしょう。技能労務者であっても行政職俸給表(一)を適用される。こういうことになれば、その間、道が通じておるわけです。そうすれば、必ずしも二本にしなければな……

第29回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 資料要求をしておきたいのですが、大蔵省の方が見えておるかどうか知りませんが、国税の徴収について特に特別査察にかかった状況がわかるような資料をいただきたい。これは内容は昨年度でいいと思います。各国税庁で特別査察して、そうしてどの程度、いわゆる申告した税額はどのくらいか、それから査察にかかって徴収された税額はどのくらいか、国税局別に。それから資本別に出してもらいたい。それはこまかい資本別ではなく、大体五百万円以下なら五百万円以下、一千万円なら一千万円……。
【次の発言】 それで私がこの資料を要求しているのは、若干衆議院でも問題になっているのですが、この制度が中小企業の面にだけ向けら……

第29回国会 大蔵委員会 第8号(1958/07/05、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほど栗山委員から月曜日の大蔵委員会に総理大臣の出席の要求があったのです。それに対して委員長は善処いたしますというお話しがあった。しかし善処というだけでは、あるいは月曜日に総理大臣の出席ができないだろうという場合もあるわけです。そうすると、栗山委員の質問の内容は相当重要な問題でありますので、委員会の運営も、そのときになって総理大臣は出席できないということになれば、またもんちゃくが起りますから、善処するというだけではなしに、もう少しはっきりした形で、これをきめておいていただけば、何も大蔵大臣とのやりとりは必要ないと思うのです。ですからこの委員会で月曜日のこの法案の審議に当って、あ……

第31回国会 文教委員会 閉会後第2号(1959/06/20、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 資料要求をしておきたいのですが、その一つは、南極観測の問題ですが、ソ連とか、アメリカとか、主要な国家がどういう計画で南極観測をやっておるかということです。もうちょっと具体的に言うと、宇宙観測年というのをきめて、臨時的なある一定期間観測するという方針で出発した。それが恒久的な計画で進んでいるのじゃないかというふうに思うのです。そうすれば、日本はどうするかという問題が起ってくると思うのですが、そういう意味で、アメリカやソ連等主要国のそういう計画、どういうふうになっているのか聞きたい。その資料を一つ。  もう一点は、朝鮮人の子弟の就学状況ですね、これは文部省に資料はないかもしれません……

第31回国会 文教委員会 第4号(1958/12/22、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今の問題に関連して、ちょっと質問いたします。  私は特別に時間をとって質問をする予定であったのですが、今の長官の答弁では、非常に現地の実情とそごしているように私は思いますから、質問をいたします。  私は、二、三日高知に行って参りまして、けさ帰って来たのです。現地の実情を調査して帰って来たわけですが、現地はなかなか今もってこれは平静であるというふうなことで片づけることができない事情であるわけです。私は十九日の日にいわゆるあの問題を起した森地区へ参りまして、あそこの役場で父母の会の人々と一時間以上懇談をしましたが、これは私どもが行って懇談をしても、警察の護衛なしでは話ができない、こ……

第31回国会 予算委員会 第8号(1959/03/09、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、ILO条約八十七号、この批准に関連をしてきょうは質問をいたしたいと考えております。  一番初めにお尋ねしたい点は、昨年の十一月二十日に、ILOの理事会においては、結社の自由委員会の勧告を、全会一致で採択をいたしております。この問題について総理大臣の所見を伺いたいと考えておるわけですが、この理事会で採択をいたしました勧告の内容は数項目にわたっておりますが、その第一項は特に重要な問題であると考えられるわけであります。総理大臣も御承知の通り、第一項の内容は、日本の公労法が結社の自由の本質的な権利に介入するものである、そこで、これを日本政府に伝える、こういう内容のものであります。……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も防衛庁長官の答弁については非常に不満足であります。それで、関連して尋ねたいと思いまするが、先ほど防衛庁長官は、日本に駐留しているアメリカ軍の装備については、日本政府の関知するところではないと、こういうお話でありました。それから、山口、矢嶋委員の質問に対して、自本に駐留しているアメリカ軍が原水爆をかりに持ってきたとしても、これは憲法に抵触しないんだと、こういう答弁があったわけなのです。そこで、われわれが一番問題にしているのは、アメリカ市が原水爆を持ってきても差しつかえないと、そういう内容の日米安全保障条約というものを政府が結んでおる。これは国会も承認をしておるわけですが……、……

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、政府が憲法の解釈を非常に拡大して解釈している問題について初めに質問をいたします。  特に岸内閣になってから憲法の拡大解釈が非常にひどい状態になってきた。特に伊能防衛庁長官は、先日のこの委員会におきまして、小型の核兵器は持っても憲法違反にならないのだ、これは従来の政府が言っていない、そういうところまで発展をし解釈をしてきておる。ですから、私はこの際、憲法解釈がその時の政府の御都合によって、勝手に解釈されるというふうなことでは、これは日本の基本をきめた憲法でありますので、そういうことはよろしくないという考えを持っておるわけであります。憲法というものが、特に憲法解釈において拡大……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 文教委員会 閉会後第4号(1959/09/21、5期、日本社会党)

○荒木正三君 先ほど、両理事のこの問題についての意見を聞いておったのですが、若干誤解されるような面もありますので、その点だけ私はただしておく必要があると思う。  それは、国会が必要と認めた場合は、いかなる案件についてもこれを調査する権限は国会はあるわけです。これは地方行政に関する問題であっても、国会が必要と認めた場合、それを調査するその権限はあるわけであります。ところが、吉江さんの意見を聞いておると、そういう権限がないかのように私はまあ受け取ったわけです。それは議論の私は余地がないと思うのですよ。ただ問題になるのは、今の問題を国会で調査審議する必要があるかどうかという点について意見が分れるなら……

第32回国会 文教委員会 閉会後第5号(1959/10/10、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 十五日に水害の質疑をするわけですが、その当日までに、わかっている学校教育関係の被害状況及び文部省の大体の対策、そういうものを一つ資料として出していただきたいと思います。
【次の発言】 やむを得ないです。それから、この間、資料要求をしたのはどういうことになっておりますか。
【次の発言】 先ほど各氏から、この問題は放置できない、こういう御意見があったわけですから、そういう御意見が通るように、委員長理事打合会で具体的におきめ願えばいいのじゃないかと思います。

第32回国会 文教委員会 閉会後第6号(1959/10/15、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 時間もないようですから、簡単にお尋ねを申し上げたいと思います。  先ほどのお話の中にもありましたし、また、私どもの手元にお配りいただいておるこの書類も拝見いたしたのでありまするが、専従者の問題について、あるいはこれに関連をして重要な六つの点について、従来の解釈あるいは扱い方を相当大幅に変えていこうと、こういう御意思のあることがはっきりとたわけですが、まあ全体的な問題は差し控えまして、私は、この六つの問題について、十分教育委員会側のお考えを理解することができませんので、この機会にお尋ねをしたい、かように考えておるわけです。  その第一点は、この専従者の取扱いについて、従来は無給休……

第33回国会 文教委員会 第5号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は先ほど報告がありましたように、この愛知、それから三重、大阪等を調査したわけです。現地に参りまして痛切に感じた問題が若干ありますので、この際、文部省の方に質問をしたいと思います。このあと法案審議がありますから、私はこの質問をきょうは簡単にしておきます。  第一点は、学校給食に関係した問題ですが、この台風が九月二十六日にあった関係で、学校給食費をまだ徴収しておらぬ、月末に給食費を徴収する、そういう関係で、大体九月分の学校給食費が未徴収になっておるというのが被災地の現状です。ところが、これをどういうふうにして徴収するかということになると、その子供たちは被零を受けておることとて、と……

第33回国会 文教委員会 第6号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ちょっとあんたの問題に関連して一言だけ確かめておきたいのですが、大臣は五カ年計画で、父兄の負担を全部なくしたいのだ、こういうことを言われたのですね。
【次の発言】 豊瀬君の質問に対して、五カ年計画で父兄の負担をなくしたい、そういう方向に進むのだとおっしゃったのですね、そうじゃないですか。
【次の発言】 これは明確にしておきたいと思うのですがね。豊瀬委員の質問は学校安全会法について質問があった。そして父兄の負担、これが主になっている。それをどうするかというふうにおっしゃるのですが、大臣は漸次減らしていこうとおっしゃるのですが、今質問したら、全部なくするという答弁はしていない、抽象……

第33回国会 文教委員会 第7号(1959/12/03、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 資料要求をしたいのですがね、条例の内容をすぐ出してもらいたい、今あれば。なければ、でき次第出してもらいたい。
【次の発言】 岩間君の話に全く同意見です。私は大臣に質問いたします。  今の問題に関連してILO条約と、この岐阜県の条例の内答、これはILO条約に違反している、私はそういう見解をとっておる。その点について大臣にただします。このILO条約八十七号、これは非常に現下重大な問題になっております。政府も先般――私も予算委員会で質問したのですが、ILO条約八十七号は批准をする、こういう方針を政府として決定しておるわけです。ただ、全逓等の役員問題に関連してこの問題が解決しないのでま……

第33回国会 文教委員会 第8号(1959/12/08、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連して。私は文部省の答弁は非常にずさんだと思うのです。先ほどこの教育委員会の会議では教育長は出席しておるような報告のように私は聞いたのですがね。もし、これが事実に相違しておるということになれば、文部省は伺を調査していたかと言いたいところです。そこでこの教育委員会の会議で、十一月二十八日午後一時から開かれた教育委員会の会議にだれだれが出席したか、もう一ぺんはっきり言ってもらいたい。
【次の発言】 そうすると、教育長は出席をしていないということになるわけですね。
【次の発言】 これは、教育長が出席しているか、していないか非常に重要な問題です。これは新しい教育委員会法いわゆる名前は……

第33回国会 文教委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほどから野本委員、北畠委員から御質問がございまして、相当私も根拠のある賛同が行なわれたように考えます。やっぱりその趣旨とするところは、定時制高等学校教育の振興をはかるべきであるという点がその根本の考え方であるように受け取ったのでありますが、そういう点に立って考えた場合、私は文部大臣に一点伺いたい点があるのです。  従前は、定時制教育に従事する教職員に対しては十分の四の国庫補助があったわけです。それが臨時措置法によりまして、たしか明年の三月末まで停止するというふうになっておる。これは私は時制教育振興の立場から考えて非常に遺憾なことであったと思うのです。ただ、しかし、過去のことを……

第33回国会 文教委員会 第10号(1959/12/15、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今答弁してもらったらいいじゃないか。

第33回国会 文教委員会 第11号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 なかなかうまいこと調査しているようですが、やはりこういう重要な問題を決定する委員会の会議に……まだ県議会が開かれていないわけですよ。まあ、そうした時期において他の用事があっても、やはりそれを差し繰って出席するというのが、教育長の役目として私は当然のことではないかと思います。もっと私は忌憚なくいえば、今の報告はあとから作って、うまくつじつまを合わして答弁しているんじゃないか、そういう気がするわけなんです。これは押し問答になりますからなんですが、しかし、こういう重要な問題を協議する委員会に出席しなかったというふうなことは、これは職務怠慢だと思います。こういう点について非常に遺憾であ……

第33回国会 文教委員会 第12号(1959/12/24、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいま議題になっておりまする建国日を制定する請願の件でありますが、建国日の問題については、私ども社会党におきましても、従来慎重に検討をしてきた問題であります。特に、さきの国会で、議員立法という形で、二月十一日を建国記念日とするというような法律案が提案されたことがございます。その際に、社会党は、これに強く反対をいたしました。その理由は、詳しくは述べる必要はないと思うのでありまするが、二月十一日を日本の建国日とする歴史的な理由が存在しないということが一番大きな理由であったわけであります。そういう立場で、二月十一日を建国記念日にするということについては、皆さんも御承知の通り、社会党……

第34回国会 予算委員会 第9号(1960/03/07、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は外交問題、特に日中問題を中心にして政府の所信をただしたいと考えております。  この日中関係については、政府は従来静観するという態度をとって参りました。しかし今後もこの方針をとっていくということは、好ましくない問題であると思うのです。日中関係が現状でいいというならば、それは静観という態度もいいでしょう。しかし日中関係を改善したい、こういうことであればこの際静観の態度を検討する、改める必要があるのじゃないか、この点をまず総理にお伺いしたい。
【次の発言】 今のお話では、両国がお互いに双方の立場を理解する、これは当然必要なことであると思います。しかし、友好関係を立てていく、あるい……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 昨日台湾の帰属問題について、私から岸総理にその見解をただしたのであります。これについての答弁は、台湾の帰属は中国に帰属するという旨の答弁がございました。私はその意味において了承をいたしたのであります。ところが、その後この関連質問において、小林委員から、現に中国の中には二つの政権があるじゃないか、そのどちらをとっているのか、こういうふうな質問に対して岸総理は、中国と言うのは中華民国政府をさすのである、こういう答弁をせられたのであります。これはこういうふうに述べておられます。「日本としてはこの中国というものを代表する政府として中華民国政府というものを認めております。これと平和条約を……

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/03/14、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連。給与担当大臣と大蔵大臣に質問いたしますが、私の承知しておるところでは、一般職の職員の給与に関する法律、この法律は二十六国会で修正になりまして、この修正された暫定手当の問題については次のように規定されておると思うのです。「暫定手当は、昭和三十四年四月一日以降において、これを整理し、その一定の額を職員の俸給に繰り入れる措置をするようにするものとする。」、こういうふうに一般職の給与に関する法律が修正されて可決されておる。そうすれば、人事院の勧告を私は待つまでもないと思うのです、この問題は。法律によって昨年の四月一日以降において措置すべきことが決定されておるわけですから、当然政府……

第34回国会 予算委員会 第16号(1960/03/17、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連質問。……私はこの間経験したのですが、夜分、町の信号灯が全部消えている。非常に不思議に思って、そこの赤坂見附だけじゃないです。ずっと消えている。どういうわけで消えているかと、これは自動車の運転手に聞いたのですが、皇太子さんがお通りになるから信号を全部消しておるのだと、こういうのです。これはどういうわけか私は了解しにくい。そういう事実があったのかどうか。それは一再ならず、皇太子の行き、帰りを問わず、全部そういう信号を消しておる。そのために自動車運転が非常に混乱しておるということは事実ですが、特に夜分においてはこれは非常に困る。そういう点どういうふうになっているのか御説明を願い……

第34回国会 予算委員会 第19号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、ILO八十七号条約批准の問題について、労働大臣並びに自治庁長官、文部大臣に質問をいたします。  先般来からの岸総理並びに労働大臣の言明から考えて、四月上旬にILO条約批准の手続を国会にする、こういうふうに了解して間違いないですか。
【次の発言】 四月上旬というと、もう二週間足らず、非常に逼迫しておるわけですが、まだ目途ということでは、どういうことになるかわからないという不安が残っておると思うんですが、もう少しその点を明瞭にするわけにいかぬですか。
【次の発言】 新聞等を見ると、今労働大臣もおっしゃったように、政府部内の調整ということがなかなかはかどっていない、こういうふう……

第34回国会 予算委員会 第21号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連質問。三池に起こっておる問題は非常に重大であり、これは早急に解決に努力すべきであるというふうに考えられます。特に炭労はこれを中労委にあっせん申請をいたしております。これは労働組合の態度としては平和的にこの問題を処理しよう、こういう方針を決定しておるわけです。しかし、現地との間に若干の食い違いがあって、ああいう事態が起こったわけです。しかし、この事態は労使双方の間においてお互いに解決するように努力すべきことは言うまでもありませんけれども、この問題をやはり政治的に解決するように努力するという、解決のために配慮するということは政治家として私は当然の責任である、そういう政治的解決の……

第34回国会 予算委員会 第22号(1960/03/30、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連。三池問題について関連をしてお尋ねをいたします。きのう政府がとられた処置、平静な事態を招くために強制の労働就労を一時見合わす、そういうふうな意向を労使双方に伝えられた、こういう新聞記事があり、ただいまは総理大臣からそういうお話がありました。私はこの措置は賢明な措置であると率直に思います。しかし、問題は、今中労委がこの問題を平和的に解決したいという努力をしておりますので、新聞の報道では一日だけというふうに限定をして、そうして強制就労の問題を一日延期する、こういうような方針のようですが、それでは私は不十分である。やはり中労委が解決案を出すその時期までは少なくともそういう平静な事……

第38回国会 大蔵委員会 第6号(1961/02/24、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この法律によって地方公共団体に譲与する施設の内容ですね、具体的に説明して下さい。
【次の発言】 提案理由の説明では、これらの施設が相当老朽化している、そうして抜本的な修理を必要とする、こういう理由があるようですが、それは大体何ですか。どこの施設についても、そういうことが一般的に言えるわけですか。
【次の発言】 それで、あとの四%はどういう施設ですか。
【次の発言】 そうすると、今度譲与するそれらの施設は、現在無償で貸付を契約している物件というものと一致しますか。
【次の発言】 もう一点は、これを譲渡するについては若干の条件がついているのですね。営利を目的としたり、あるいは利益を……

第38回国会 大蔵委員会 第11号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 国鉄に対して私鉄あるいはバスとの関係についてちょっとお尋ねをしたいと思うのですが、私鉄の場合は最近車両が相当改善せられて、いわゆるロマンス・カー、実質的には汽車、国鉄の一等と何ら変わりがない、あるいはそれ以上の設備があるというふうな電車が走っておるわけですね。そういう私鉄に対しては、通行税というものは全然取っていない。国鉄の一等にだけ取るというのは、不均衡のように私は思うのですがね。そういう点はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 私、通行税というものがどういう理由で今日なお残っておるのかということがよくわからないのですがね。こういう税金があるから、いろいろ不合理が出てく……

第38回国会 大蔵委員会 第13号(1961/03/22、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も一点伺いたいんですが、いわゆる大衆消費といわれるようなもの、特に酒とかあるいはたばこ、こういう品物に対する関税は非常に高いんですが、従来も高かったわけですが、で、これは国内産業を保護助成する、そういう目的からこういう高い関税というものが従来からも行なわれたというふうに考えるのですが、一面消費者である国民の立場からすれば、非常に高いものを買わされておる。まあ不当という言葉が当たるかどうか知らないんですが、不当ともいえるほど高い値段で消費しなければならぬ。その原因が関税にあるというと、国民の負担は非常に重いということになるわけなんです。一方では、この高い関税によって国内の産業を……

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 このガリオア、エロアと産投会計との関係について一点だけ質問をしてみたいと思います。関係の……。
【次の発言】 従来、森林火災については国営保険でその損害を補償しよう、こういう制度があったわけでありますが、今回さらに気象災害についても保険の対象とする、この趣旨は私どもとしても賛成するのですが、この提案理由の中を見ると、相当財政的に、積立金も九億余りできて財政的にも非常に余裕ができている、こういうことがあげられておるわけでありまして、一体、森林火災の経理内容ですね、どういうふうになっているのか、年々どれぐらいの損害があって、それでこれに対する支払いはどの程度になっておるか、最近二、……

第38回国会 大蔵委員会 第17号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 初めに、緊急関税の問題について若干の質問をしたいと思いますが、この前の大蔵委員会で木村委員から若干の質問がありましたが、さらに私も若干の質問をしたいと思います。  第一点は、憲法八十四条の租税法定主義との関係の問題でありますが、関税率審議会の中にも、緊急関税の問題については憲法に抵触する、こういう意見が述べられておるということは聞いていたのであります。早稲田大学の時子山教授はやはり憲法に違反する、そういう意見を述べられておると聞いておるのですが、その違憲の、どういう点を、その御意見の大体の筋道、憲法に違反しているという、その点を伺いたいと思います。

第38回国会 大蔵委員会 第19号(1961/03/31、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいま議題になっております法人税法の一部を改正する法律案、所得税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、この三案に対しまして、社会党を代表いたしまして反対の意見を申し述べたいと思います。  池田内閣は、三十六年度予算において、減税問題、社会保障問題、公共投資の問題、これを重点施策として内外に明らかにしたのであります。今論議されている減税問題は、池田内閣の重点施策の最も重要な一つの政策であります。しかるに、本法案を通じまして検討いたしました結果、第一に指摘しなければならぬ点は、公約を完全に実施していないという点であります。過般の総選挙を通じて、いわゆる池……

第38回国会 大蔵委員会 第20号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この国民年金特別会計の内容でございますが、私どもの手元に配られている資料では、昭和八十年には三兆四千億、それから昭和九十年には三兆六千億をこえる積立金ができるというふうになっておる。これは非常に大きな金額になるわけですが、こういう金額の上からいっても、非常に膨大な金額になる。内容からいっても、国民の福祉に直接関係の深い会計である。で、こういう会計の取り扱いは、私は相当厳重にする必要があるというふうに考えるわけです。そういう意味からいって、この会計は厚生大臣の責任でやるようになっておるように思うんですが、さらにこれを強めて、国会の承認を得るというふうな特別な措置を考慮したらどうか……

第39回国会 災害対策特別委員会 第3号(1961/10/20、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 大阪市における地盤沈下の推移ですね、過去十年間の調査による――そういう資料を出していただきたい。

第39回国会 災害対策特別委員会 第5号(1961/10/26、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ちょっと関連して。先ほど椿委員の質問に対する大蔵大臣の答弁について私は十分理解できなかったので、ちょっと御質問をしたい。  今度の大阪の被害は高潮による被害、これが非常に多かったわけだ。そこで大蔵大臣はその対策を考える場合に、災害対策として考えない、一般の防災対策として考える、こういうお話であります。これは私はちょっと理解しにくいと思います。あの第二室戸台風の高潮によって大阪は甚大な被害を受けているわけなんです。したがって、当然これは災害対策として防潮堤の問題を考える必要がある。防潮堤が低かったためにああいう大きな災害を受けた。したがって、これは災害対策として、早急に、私は少な……

第39回国会 災害対策特別委員会 第6号(1961/10/27、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は通産大臣に質問したいと考えておった問題は、今お話しになった工業用水の問題に関連しているわけであります。したがって、赤閥委員、椿委員から質問があったので、大体それで尽きているように私は考えます。ただ赤間委員が要望としてお述べになった意見ですが、これは私は全く同感でございますので、この点をもう少し通産大臣に確かめたいと思うのです。いわゆる大阪の地盤沈下の問題、これは赤間委員も指摘されたように、国土保全の観点から考えると国が第一の責任を持つべき重要な問題であるというふうに考えるわけです。言うまでもないことですが、大阪は日本における最も重要な工業地帯であります。その工業地帯が年々著……

第39回国会 災害対策特別委員会 第7号(1961/10/28、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 大蔵大臣に高潮対策の問題について質問をいたします。  この問題については本委員会においても質問がありましたので、私からは簡単にお尋ねをしたいと思います。  第一は、高潮対策は関係するところが多方面にわたっておると思うのです。一つは建設省関係、あるいは通産省関係、そういうふうに各省間にまたがっている問題でございますので、この問題の対策を立てる場合にはどうしても一貫性を持った総合的な立場からこれを考えなければ、各省まちまちの対策では十分成果を上げることができない、かように私は考えるのです。建設大臣は、次の通常国会で地下水のくみ上げについて強力なる規制をする立法措置をしたい、こういう……

第39回国会 災害対策特別委員会 第8号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 時間がごくわずかしかございませんので、簡潔に要点だけを総理大臣に質問いたしたいと思います。  まず、第一の問題は、この法案を審議している最中に新しく災害が起こっておることは、総理大臣御承知のとおりでございます。二十六日から二十八日にかけて九州、四国、それから近畿に対して集中豪雨がございました。そのために相当大きな被害を出しておる。一昨日の本委員会におきましても、気象庁並びに警察庁当局から被害状況を聞いたのでございますが、今日まで判明している被害状況を見ましても、今審議している各地の被害状況に匹敵するものが非常に多いように感じられます。本来ならば本委員会で、あわせて審議すべき性質……

第40回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第1号(1962/01/24、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 委員長の互選につきましては、投票によらず、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。

第40回国会 大蔵委員会 第4号(1962/02/06、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほど木村委員の質問の答弁で、予約米の減税措置ですね、これは政策的な効果はなくなっている、こういうふうな答弁だったのですけれども、やはり相当供出意欲を刺激するという点では、効果がなくなっておるというのは言い過ぎじゃないですか。来年はそういう制度をやめたいと、こういうお話のように聞いたのですが、それは若干疑問があると思います。
【次の発言】 予約供出制度というものをとっている以上、やはりこういう制度は生きているのじゃないですかね。これをやめてもいいという考えの根本には、予約供出制度の問題を検討するというふうなことが含まれているのですか。

第40回国会 大蔵委員会 第5号(1962/02/08、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 若干、それじゃ私のほうから質問をいたします。この水島港を開港に指定すると。一つはその問題ですが、開港に指定する場合、大体、どういう条件がそろったらやるのか、そういう点をひとつお話し願いたいと思います。
【次の発言】 それで、水島港とともに、今年開港の問題で、そのほかにも秋田港等を開港にするかどうか、そういう点で論議があったように聞いておるわけですが、今の基準で行きますと、一年を通じて五千万円をこえる、あるいは十一隻をこえる、大体それくらいの基準で開港を指定しておるということになるわけですか。それと関連して、秋田港とかそのほかの港が開港にならなかった理由等も、御説明願いたいと思い……

第40回国会 大蔵委員会 第8号(1962/02/20、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ちょっと関連して。国連軍との協定ですね、朝鮮動乱はもう相当以前に……。実際しないのですね。それにもかかわらず、今日なおそういう協定が改廃されないで残っておるということは、非常に疑問に思うのですがね。これはどういう意味でなお残っておるのですか。これはまあ政治問題だから、政務次官に答えてもらうべき性質の問題かもしれないが、われわれは実に意外に感じておるわけですね。今ごろ国連軍との協定があって、そういう軍用機がその協定に基づいて甘木との行き来が行なわれておるというのは、こういうものは実際上必要がないならば、廃止すべき性質の協定じゃないですか。なお今日あるということは不思議にたえない。

第40回国会 大蔵委員会 第9号(1962/02/22、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 条約局長が見えていますから、若干質問したいと思いますが、鹿児島と沖縄の航空路ですね、現在のところ全日空が就航している、こういうふうに思うんですが、将来アメリカの航空会社が相互乗り入れによって、ここに定期便を開設したい、こういう場合はどういうことになるんですか。
【次の発言】 現在はそうなんでしょうが、将来アメリカのほうから沖縄と鹿児島に定期便を設置したい、こういう申し入れがないとは、保証できないと私は思うんですがね。そういう場合には、どういうふうになるのか。
【次の発言】 しかし、今定期航空路は、日本の民間の飛行機だけが沖縄との間に乗り入れしている。だから、アメリカ側からそうい……

第40回国会 大蔵委員会 第10号(1962/02/27、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今論議されている通達ですね、廃止するとか廃止しないとか……。それは参考資料として委員に配ってもらわぬと、僕ら聞いていてわからぬ。だから、この文書を配ってもらいたい。そうしないと、この質疑の何がよくわからないですよ。日本側が出した通達、これは削除すべきものだと、こういうふうに今……。
【次の発言】 それでは、その参考資料を出してもらわぬと、どうもよくわからぬ。
【次の発言】 それでもいいが、これだけ論議になっているものだから、内容をよく見ないと、これはわからない。
【次の発言】 ちょっと。答弁は、政府委員でなければ私は工合悪いと思う。特にこういう問題について説明員が答弁をするとい……

第40回国会 大蔵委員会 第11号(1962/03/01、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 資料要求ですが、産投会計に関連して、ガリオア、エロアの関係資料を出してもらいたい。これは衆議院の予算委員会でも出しておりますが、これを出してもらいたい。それから、もう一つは、租税特別措置法による減税の二十七年度の推定額、租税特別措置法の減税額の一覧表、これはできれば国税分と、今まで国税の分だけ出してもらったのですが、国税に見合う地方税の分も、この際調査して出してもらいたい。この二つの資料を要求しておきます。委員長のほうでひとつ取り計らいを願います。
【次の発言】 政府委員はどなた……。
【次の発言】 それでは、保険業法の一部を改正する法律案に関連して若干の質質問をいたします。 ……

第40回国会 大蔵委員会 第12号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 初めにお伺いいたしたい点は、今度の専売制度の廃止の問題ですが、これは三十五年、この調査会の答申といいますか、調査会の決定に基づいて今度のしょう脳専売制度の廃止、こういうふうなことになったのか、それを……。
【次の発言】 それで、この専売事業の意義がもうなくなっているという一番大きな理由は、どういうところにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、一つは何ですか、台湾というのがなくなった、そういうことが一つの理由ですか。
【次の発言】 そうすると、調査会の答申ですね、しょう脳専売事業はその意義を失っているというのは、一つは台湾を失ったということをさしておるのですか。

第40回国会 大蔵委員会 第13号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 質問の第一点は、非課税限度の三十万円を五十万円に上げるということに関係をしてお尋ねしたいのですが、結果からいえば、国民の貯金の状況なんですが、五十万円といえば、一体どの程度の階層が貯金をしておる現状であるのかどうか。私どもの見るところでは、これは相当高収入の人でないと、これだけの貯金ができないのじゃないか。いわゆる一般大衆といわれる人たちでは、これだけの貯金額に達していないのじゃないかというふうな見方をしておるわけです。ですから、もしそうであれば、これは金持ちを保護する法律になるわけです。ほんとうに大衆の利益になるのかどうか、そういう点が明らかにならないといけないと思って、この……

第40回国会 大蔵委員会 第14号(1962/03/13、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 やはり私も城戸さんにお伺いしておきたいと思いますが、へ、度の減税の趣旨は、われわれの考えているところでは、やはり大衆負担を軽減するという趣旨で間接税全般にわたって減税をしよう、こういう方向で改正案が出ているというふうに考えているわけです。この酒税のほう、それから物品税のほうは、先ほどのお話で、大体減税分は大衆負担の軽減に回す、こういうお話だったわけですところが、映画のほうはそのようでもあり、そうでもないようであり、ちょっとはっきりしない、こういうふうに受け取ったのですが、やはり須藤右のお話もあったように、税金というのは会社が負担をしているのじゃなしに、見る者、使う者が負担をして……

第40回国会 大蔵委員会 第15号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 きょうは、せっかく大蔵大臣がお見えですから、大蔵委員会で審議している大蔵関係の重要法案について若干質問したいと思いますが、その前に、少し国際収支の問題についてお尋ねしたいと思います。  従来、政府は、国際収支の均衡の回復、この問題については、大体秋ごろに国際収支の回復をはかる、こういうことをしばしば言明されてきたわけなんですが、最近の事情から考えると、なかなか政府の考えているようにうまくいくかどうか、相当疑問があるではないかというふうに考えるのですが、この点について大蔵大臣の所見をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 三十六年度の国際収支の問題ですが、今、総合収支については七……

第40回国会 大蔵委員会 第17号(1962/03/22、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今度のこの法の改正で、基礎控除を相当引き上げる、こういう措置をとろうとしているわけですが、その主たる理由ですね、これを説明してもらいたいと思います。
【次の発言】 それで、土地の高騰という問題ですが、昭和三十三年からことしにかけてどれぐらい騰貴しているかですね。
【次の発言】 農家の所有している土地の評価の仕方ですね、これはその土地から上がる収益というものが基礎になっているのですか、それともそのほかにどういうものが賃貸価格の評価の基礎になっていますか。
【次の発言】 そういうきめ方に私若干問題があるのじゃないかと思うのですがね。農家の所有している土地というものは、売買ということ……

第40回国会 大蔵委員会 第18号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 入場税法に関連して二、三質問したいと思いますが、この前に資料提出を要求しておいたのですがね。学校教員が引率した場合ですね、いわゆる衆議院の修正です。学校の教員が引率をして映画等を見た場合に、入場料金はどれくらいになっているのか、またどれくらいの人数が入っているのか、そういう資料を出してもらうように話をしておったのですが、それがまだ出ていないわけです。だから、説明でもいいです。まああれば、どれくらいの料金で入っているか。
【次の発言】 それで、与党の議員からこれをきょうじゅうに上げてほしいという強い要求があるのですよ。資料をあした、あさってということになれば、この法案をきょう上げ……

第40回国会 大蔵委員会 第19号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 午前中の質問に関連しているのですが、これは若干前に私も質問をしたのですが、国民所得に対する税負担の割合ですね、これはちょっと水かけ論のような格好になっているわけですが、しかし将来経済の成長につれて税負担の割合が増加するということはわかります、これはね。けれども、それでは増加する、どういう率で増加していくのかという点をはっきりさせておかないと、国民の税負担が非常に重くなってくるのじゃないかという心配があるわけです。それで、この資料は税制調査会が検討した際に使われておる資料ですが、昭和二十六年から昭和三十五年まで、この十年の国民所得の増加がどういう割合でふえているかという資料が出て……

第40回国会 大蔵委員会 第20号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今度の酒類の減税でどの程度減税になったのか、値段では出ているわけですね。特級酒については三十五円減税したとここに出ているわけです。一級酒については六十円の減税。これを率にすると幾ら減税してあるわけですか。
【次の発言】 いや、ちょっと途中ですが、それは今度の減税率ですね。そこで私がお尋ねしているのは、特級酒で八百三十五円でしょう、今まで。
【次の発言】 税を含めてですね。特級酒の値段は八百三十五円であったでしょう。その八百三十五円のうち、現行税率は四百八十八円ですね。それを改正案では四百五十三円にしたわけですね。減税額は三十五円、減税率は七・二%、こうなるんですが、私のお尋ねし……

第40回国会 大蔵委員会 第22号(1962/03/31、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 木村委員の質問に関連をしてお尋ねをするのですが、昨年の十一月十一日付で、日本税法学会から内閣総理大臣に対する意見書というものが出ておりますが、これは大蔵当局においても、この意見書については検討されたかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 読んだだけじゃなく、読んで、その意見書に対して政府としてどういう考えを持ったか。
【次の発言】 それでは、この意見書の冒頭に、国税通則法を制定するのにはもっと長年月の研究が必要である、ということが冒頭に出ておるわけです。その中に、スイス等の例をあげて、スイスでは十数年これが世間において発表されてから検討が加えられておる、なお今日決定を……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/04/02、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 問題が二つあるのですが、きのうの委員長報告ですね、これには私のほうに非常に大きな異論があるのです。これは大蔵委員だけじゃなく、社会党として異論がある。それは、委員長報告の内容についてはおまかせしているわけなんですが、通常の場合、法案の審議の重要な質疑については委員長報告の中にあるのが当然なんです。特にきのうの場合、税法関係の重要法案については、社会党が出席をしていないので、討論等も参加していないわけなんです。あれを聞くと、ほとんど審議されていない、何が審議されているのかわからない、こういう状態であり、私らも反対討論をしようと考えていたのですが、時間の関係もあって自発的に遠慮した……

第40回国会 大蔵委員会 第24号(1962/04/10、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 初めに、この日本輸出入銀行の概況ですね、銀行局長ですか、説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 今の説明で三十七年一月末の貸付金が千八百二十八億ということですが、これは現行法限度まで幾らぐらい残っているのですか。幾らぐらい差があるのですか。
【次の発言】 それで、昭和三十七年度はどれくらい資金需要の増加を見込んでおられるか、その見込みについて説明していただきたいと思いますが。
【次の発言】 そうすると、一月末の現在千八百二十八億円、それに今の説明の八百十億円増加する。それで結局二千六百億円、こういう予定ですか。

第40回国会 大蔵委員会 第25号(1962/04/12、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 外務省のほうにお伺いしたいのですが、最近フィリピンから帰って来た人の話によると、マニラ駐在の日本商社に対して一斉手入れがあったというふうに聞いておるのですが、この実情の説明ですね、これをまず承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明と、それから現地から帰って来た人の話とはだいぶ食い違っておるのですがね。相当激しい捜査を食っておるということで、マニラ駐在の日本商社の社員がその事務所に立ち寄ることが困難な状態にあったと、こういうふうに言っているのですがね、間違っていますか。
【次の発言】 フィリピン駐在の大使ですね、これは土屋さんですね。大使とフィリピンのまあ政府との関係が……

第40回国会 大蔵委員会 第26号(1962/04/17、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この現行の二十九条では、追加予算の場合と修正予算の場合を区別して規定いたしております。追加予算の場合は、予算作成後に生じた事由によって起こる。ところが、修正予算の場合は、現行法では予算の成立後の事由ということで修正予算が出せる、こう規定されておる。ところが、改正案ではそれを同一に規定する、こういうふうに変わってきておるのですが、そこでお尋ねいたしたい点は、現行法のその修正予算を提出する場合は、予算が成立した後でなければ修正予算が出せないと規定しておるのですね。これには何か特別な理由があるのかどうか、高大先生に御所見をお聞きしたいと思うのです。

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/04/19、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 外国の航空機で日本に乗り入れている国にどういうものがあるか、まず説明してもらいたいと思います。
【次の発言】 今度は逆に、日本の航空機が外国に行っている国をひとつ。
【次の発言】 それから、近く予定されている延長線、そういうものがわかっておれば……。
【次の発言】 今の説明でもわかるように、日本へ航空線を持っておるという外国の航空会社、これは相当数に上っておるわけですね。ところが、日本からこれらの諸外国に航空線を持っておるというのは非常に少ないわけですね。こういう事情で、相互主義によって非課税措置をするということになると、どういうことになりますか。日本は相当不利益をこうむるのじ……

第40回国会 大蔵委員会 第28号(1962/04/24、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今の木村委員の質問に関連するわけですが、午前中の亀田委員の質問並びにまあ政府側の答弁によって、まあ私が聞いておるところでは、脱税行為があったということは明白であると思うのです。脱税行為があったということは、これはさっきの答弁で私はっきりしていると思う。いわゆる工場を出る際にストッパーがついていない、ついていなかった、そういう事実があればこれは脱税行為である、そういう答弁があった。そうしてさらに、ストッパーがついておったかどうか今調査中であるけれども、しかし、今日までの調査ではストッパーがついていないものがあったという説明があった。そうすれば、どの程度ストッパーがついていなかった……

第40回国会 大蔵委員会 第29号(1962/04/26、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も、中共貿易問題が出たので、若干質問したいというふうに考えるのですけれども、財政法二十九条の問題について特に大臣に質問をする、そういう約束をしておる関係で、せっかくの中共貿易の質疑にちょっと水を入れるような格好になって実は恐縮しているのですが、約束は約束ですから、二十九条の問題について大蔵大臣に質問をいたします。中共貿易の問題については、この会期中にあらためてひとつ時間をとってやる、こういうふうにしてもらいたいというふうに考えるわけです。  そこで、私が大臣に質問したい点は二つあるわけですが、その一つは、二十九条の改正ですね、この問題を検討される場合に、今政府がとっている金融……

第40回国会 大蔵委員会 第30号(1962/04/27、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 大蔵大臣に若干質問したいと思いますが、実は私は、きょうは産投会計の審議に入る初日でもありますので総理大臣に出席を要求してお尋ねをしたいと思っておったことがあったのですが、それを大蔵大臣にお尋ねをすることにしたいと思います。  その第一点は、このガリオア、エロア、いわゆる対日援助の問題について、政府のほうでは、これは債務であるという見解で終始一貫し、今度協定を結んで国会の議決を求めておられる。しかし、野党である社会党、それから民社党、共産党をも含めて、これが債務であるかどうか、非常に疑念があるという見解をとっているわけなんです。国内問題と違って、いわゆる対外的な関係の問題でこうい……

第40回国会 大蔵委員会 第32号(1962/05/06、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今の問題、ガリオアとエロア、区別がないという外務省の答弁だったのですがね。かなりはっきりとした区別があるんじゃないですか。その具体的問題として、エロア物資として、いわゆる経済復興物資ですね、たとえば綿花、あるいは鉄鉱石。綿花の場合、いわゆるエロア援助としてアメリカの農務省がクレジットを設定して日本に相当量の綿花を入れた問題がありますね。そうしてこれについては、日本の輸出によって得た外貨、これで返済していくという事実がありますね。これは、明らかにこの綿花の輸入はエロアの援助である。ガリオアと区別できないとかあるいは一部だとかいう説明では、説明し切れないものがあると私は思うのですが……



各種会議発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 厚生・文部連合委員会 閉会後第1号(1950/11/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 中井証人にお尋ねを申上げたいと思います。池上の業者から建築の申請が都にありまして、この申請に対する認可、或いは許可については、証人は自分の考えで認可したと、こういうお話でありましたが、それに相違ございませんか。
【次の発言】 それはその認可の際に、先程証人もお話になりましたように、この建築については、或いは特飲街的な性質を帶びるかも知れないというような心配は自分もしておつた。こういうお話でございましたが、そういう心配をせられた際、これが将来教育上にどういう影響があるだろうかということについてお考えになつたでございましようか、どうでしたか。その点をお伺いしたいと思います。

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は大まかな問題について大臣にお尋ねをして、個々の問題について政府委員のかたに質問をいたしたい、かように考えております。今日文部大臣にお尋ねをしたいと思う問題については、先ず教育政策について関連した問題でございます。今度提出されておる地方公務員法及び前の義務教育国庫半額負担法の廃止等の一連の政策は、日本の教育水準をかねて文部大臣が向上のためにもつと努力したいと言つておられる考えとは逆行する虞れがあるのではないかということを私は心配しておるわけでございます。と申しますのは、この地方公務員法によつても、又その他教育委員会法によつても今後義務教育を担当しておる教職員は市町村の公務員に……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第4号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今日の質疑はこの辺で打切つて、予算委員会も大体打切つて散会したようですから、この辺で打切つて、明日十時から開くようにしたい、こういう動議を提出いたします。
【次の発言】 私が提出いたしました動議についてお諮りを願いたい。

第10回国会 厚生・労働連合委員会 第1号(1950/12/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先程申しましたように、事業主並びに婦人の被保險者、これらの証言が我々聞きたいのでありますが、厚生委員会としてどういうふうに、委員長はどういうお考えで三人だけの証人をお喚びになつたか、その点をお伺いしたいと思います。

第11回国会 文部・水産連合委員会 閉会後第2号(1951/09/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 只今両大臣から水産学校の問題については十分な熱意を持つて解決したい、こういう御意見をお聞きいたしまして、その誠意に対しまして十分了承するわけでございます。ただこの問題は相当久しい以前から問題になつておりまして、その際から、すでにその当初から早急に何とか解決したい、こういうまあ御答弁があつて、而も今日に至つておるわけでございますが、従つてこの際この解決のためにはなお具体的に積極的な御努力をされることを切望するわけでございます。それに当つて私はやはり文部大臣の見解を妥当だと考えておるものでありますが、というのは、この警察予備隊のために学校が接収されているということ自体が、これはやは……

第13回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今度の東大の問題は、先ほどからありましたように、学問の自由、或いは学園の自治という問題に非常に深い関係がある問題であると思います。その意味において私も重大な関心を持つておるものでありますが、先ほど学校当局のほうから御説明がありましたが、学内における秩序の維持、これは漸次改善をされて、非常に良好な状態に来ておる、こういうお話がございました。私もこの学校側の見解を十分理解することができますし、さようになつて来ておると思うのです。これに対しまして、警視総監はどういうふうな認識を持つておられるか、それをお伺いしたいと思います。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 人事・文部連合委員会 第1号(1953/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 議事進行について……。今日は特に文部委員会として連合審査を要求している理由は、言うまでもなく提案者に対していろいろお伺いしたい点があるのは当然でございますが、同時に文部大臣に対しても、この問題についてはいろいろ質疑をいたしたい。或いは人事院総裁に対してもお尋ねをしたい。こういうふうに考えておるわけであります。そういう点については如何ようになつているか。我々としては当然今日御出席あるものと考えておつたわけでありまするが、現在なお見えておらない。甚だ私ども今後質疑をして参ります上において不都合な点が起ると思いますが、こういう点、如何様になつているか、お伺いしたいと思います。

第16回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどの稲田局長の説明では私よくわからない点があるので、若干お尋ねをいたします。説明によると、水産学校の校舎の問題について、文部省の対策としては、品川旧海軍の学校の建物の一部を明渡してもらつて、そこに学生を収容する、こういうふうに説明されたのでありまするが、従来文部委員会でこの問題の処理についていろいろ審議して参りました点は、越中島にある旧の水産大挙を返還すべきである、こういう考え方に立つて従来とも強い要求をして来たと思うのです。そういうこととは全く無関係に対策が今日進められているのですが、この経緯がよくわからないのです旧の越中島の水産大学に復帰するということは、教育上何か、狭……

第19回国会 地方行政・文部連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めに伺つておきたい点は、この教育委員会の委員の選挙を二カ年延期するということがこの法案の骨子になつていると思うのですが、これは文部省側でそういう必要を認めて、そうしてこの法案を提出するに至つたのであるか、或いは自治庁のほうで検討されてこういうふうになつて来たのであるか、その点をはつきり伺つておきたいと思います。
【次の発言】 それで私は自治庁の見解を先ず伺つておきたいと思うのですが、それは地方教育委員会の制度の問題でありますが、現在は申すまでもなく都道府県を単位とした教育委員会と、それから市町村を単位とした教育委員会が設置されているわけであります。併しこの市町村単位に設置され……

第24回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第1号(1956/03/28、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は総理大臣にただいま議題になっている法案に対しまして若干の御質問を申し上げたいと思います。  その第一点は、今度政府の方で臨時教育制度審議会を設置したいということで法案を提出されておるわけですが、この教育制度の問題についてはすでに政府の方においては中央教育審議会が設置されておるわけでございます。さらにその中央教育審議会のほかに新らしく教育制度審議会を設ける理由、これがどらも提案理由の説明を読みましても明確でないわけです。なぜ新たに設ける必要があるかという点について総理大臣の見解というものをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは総理にお等ねをいたしますが、この中央教育……

第24回国会 文教・地方行政委員会連合審査会 第1号(1956/05/14、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 連合審査の申し入れに対しては、やはり先ほどから述べられたように、当委員会としても、その申し入れがあれば、すぐに受けるように、われわれとしては進めたい、こういうふうに考えていますので、大体この点は了解しておいた方がいいと思います。

第24回国会 文教委員会公聴会 第1号(1956/05/11、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 河原先生に若干お伺いをいたしたいと思います。  その第一点は、公選制廃止と任命制に関する問題であります。これは理念として論じた場合はいろいろ意見があるということですが、私は現状というものを考えて今任命制を実施するということが、何らの心配がない状態にあるのかどうか、そういう点について御意見を伺いたいと思うのですが、河原先生も御承知の通り、これを都道府県に例をとってみましても、現在の知事諸君はほとんどが大部分が政党人であるか、あるいは政党の背景を持っている人たちであります。それから都道府県の議会を見ましても、政党の分野というものが明白になっております。もっとさらに言えば、現状におい……

第24回国会 文教委員会公聴会 第2号(1956/05/12、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 若干お尋ねいたしたいと思いますが、地方自治を考える場合に、一体性ということを強く考える、非常に重く考える、こういう考えを推し進めて参りますると、先ほど友末さんがおっしゃったように、教育行政についても知事の手元に一本化する、私はこういう結論が出てくると思うのです。けれども、地方自治を考える場合に、一体性ということだけで判断していくということは、私は十分でないというふうに考えるのです。特に教育行政の問題につきましては、これは戦前のわれわれの経験が示しますように、相当政治勢力が教育界を支配した、こういう歴史を持っておるわけであります。そういう経験から考えて、教育行政は一般行政と分離す……


4期(1956/07/08〜)

第31回国会 文教委員会公聴会 第1号(1959/03/03、4期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連して。山本先生の説明をただいま聞いておったのですがね、どうも私にはちょっとわかりにくい点があるのです。それは吉江さんの質問の中に、社会教育事業団体でも、研究をやっている部門に対しては補助金を出してもいいのだというような意味に私はとったのですが、私の解釈では、社会教育学会のようなのは、はっきりと性格が研究団体ですよ、それ自体が。しかし、社会教育の事業をしている団体は、これは研究団体じゃないですよ。それは社会教育事業をするために研究するかもしれません。しかし、それは研究が目的でないのです。社会教育の事業をすることが目的なんです。こういうものに補助金を出すということは、かりに、そ……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会公聴会 第2号(1960/03/16、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 岩井さんに公務員の労働基本権に関する考え方をお尋ねしたいと思います。今もお話があったように、公務員の給与、これは適切に解決されておらないということは、私も前からよく感じておるところであります。で、一つの問題としては、人事院が本来の機能を発揮しておらないという点が、非常に大きな問題となると思います。そういう意味からいえば、人事院が本来の機能を発揮するというために、どういうふうにこの人事院の機能、機構というものを変えていかなければならぬかという問題が一つあると思う。しかし、私は、公務員のベース・アップが昭和二十九年以来放置されておるというその最大の理由は、やはり公務員の労働基本権が……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、初めに高等学校の問題について質問いたします。ことしの四月はこれは前例にない中学校では児童の増加、この事態は三年後には高等学校にやってくるということは自明の理であると思うのですが、そこで最初にお尋ねしたいのは、三年後にはどういう高等学校の入学希望者がふえていくか、そういう見込みですね、その点をお話し願いたいと思います。私がきょうここでこの問題を特に取り上げておる理由は、教員の養成の問題を一つ考えてみても、それから校舎の施設等を考てみても、すぐに間に合う問題ではないわけです。教員の養成一つ考えてみても、高等学校の教員の養成というものはそんなに来年すぐできるというふうな問題でな……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

荒木正三郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。