このページでは安井謙参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。安井謙参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○安井謙君 今の、二十五年度の補正予算はどうするか分らないというお話ですが、二十六年度の只今の閣議決定の予算には入つておりますか、入つておりませんか。
【次の発言】 いま一つ、それから附則でこの改正規定は二十五年十月一日から適用するというふうになつておりますが、そうすると、これは否応なしに要るわけですね。
【次の発言】 十月一日から施行されることになるのですか、どうですか。
【次の発言】 政府として原案提出個所と大蔵省と又多少気持の上に行違いがあると思いますが、今まで、どれも議員の皆さんのおつしやつたような趣旨で、私はこの單価の改正法律案の採決をしたいと思います。
○安井謙君 昨日、例の寄附金の強制徴収はやらないというお話があつたのですが、あれは大体目安をどのくらいな、免除というか、負担減になる見当でしようか。
【次の発言】 そうしますと、現行のままでやれば、今年は千八百億ぐらいになる、大体の見積りですが、税収高はこれに寄附金があれば、現行のままで行けば二千百億ぐらいになると考えてよろしいのですか。
【次の発言】 もう一つちよつと……、そういたしますと、予算に計上した寄附金と計上しない寄附金というふうに分れておつたと思うのです。この今度徴収しないという方は大体どちら側を指すのですか。
○安井謙君 先程西郷委員からもお話があつたのでございますが、地方財政委員会と大蔵省から出している資料は相当厖大なものであるし、相当な検討も加えられておる、同時に又出す立場が非常に違つておりますし、取り方も非常に違つておる、これを更に事務的に検討されることは非常に結構だと思いますが、問題はむしろ両方の事務当局を抑えて、両大臣の折衝で決まるような段階に来ておるのではないかと思いますし、すでに閣議で一応決まつた事項であると思いますので、一つこの際地方の要望に応えられまして、国務大臣が更に政治的な解決にむしろ重点を置いて頂きたい、こう希望するものであります。同時にこういつた真正面から対立した資料が出さ……
○安井謙君 今の遊興飲食税でございますが、やはり率が高いと思う。実際問題としては率が高いために非常に不公平な徴收が行われるということがある。それはそれとしまして、私ちよつと資料のことで一つお伺いしたいのであります。参考計数資料の(2)で、五ページに、昭和二十五年度と昭和二十四年度の予算の増減比較表が出ております。その「経常的経費」の「その地経費」の中で、特に五百四十億殖えておる。給與費の方では逆に減つておるのですが、これは何か特に見込まれるようなあれがあるのですか。
【次の発言】 そうしますと、五百四十億のうち三百億程度はいわば寄附金で賄われておるものを計上しておるという数字上のやりくりになる……
○安井謙君 只今の御説明の中で、この生活保護の関係は今金額が出ましたが、国の持つておる総額ですね、その他厚生省所管の厚生省の予算の総額について、地方へ分轄して補助金としてやるといいますか、いわゆる総額は分りましようか、大体大きな部門でですね、
【次の発言】 水道行政はやはりまだ国が相当監督しなきやいかんですか、それが一つと麻薬行政はこれで行くと国の行政になつておるのですが、実際都なんかは都にも麻薬係のようなものを置いて、これが特殊の司法権を持つて動いておる。恐らく特別の行政官で司法権を持つておるのは麻薬関係だけだと思いますが、これはいろいろな弊害もあるのじやないかと思いますし、あれは警察へ統轄……
○安井委員 ちよつと伺いますが、只今固定資産税の倍率の問題についてお触れになつたようでありますが、あれにつきまして、もうちよつと具体的な御意見を聞かして頂ければ……将来低減か低下というようなお言葉もあつたように思いますが。
【次の発言】 ちよつと伺いますが、今の固定資産税、いや事業税の現行が中小企業者には負担過重になつておるというのはその通りだと思いますが、その点につきまして新らしい附加価値税がむしろ考え方としてはこれを非常に大きく是正して行くと思われるのでありますが、比較対照してどう考えられるか。
【次の発言】 そういたしますと、方法として適宜な方法が取れるような附加価値税を採用した方がよろ……
○安井謙君 どうも今日はいろいろ「こんにやく」問答みたいなことになつて結論が出ないと思うのですが、私はまあ地方財政の今の規模の計数整理については、非常に複雑な一万幾らの何ですか、これは水掛け論にどうしてもなると思う。従つて追加をどの程度の腰だめで見るかということになると思うのですが、最低線見るとして、一応給與アツプの給與ベースの関係の百四十億ですか、最低に見てもがこの程度のものがあるだろうと思うし、又主計局長のお考えでは二百億程度のものを追加として見られるかも知れんというようなお考え方ですが、それについて地方財源の節約がどの程度できるかという考え方なんです。まあ大蔵省の方では今度の補正予算で約……
○安井謙君 お尋ねしますが、附加価値税を延期されまして、事業税がここ二年ばかり暫定的に行われるわけであります。そうなりますと、附加価値税の中に、第三庫事業税を……今度計上されております費目の中に、從来の第一種事業税というものが相当二、三種組入れられてあると思います。新聞事業その他で、これを事業税の暫定的な事項の中に、この附加価値税の精神を活かすという意味で、第二種にするなり、何なりという措置をおとりになるおつもりはありませんでしようか。
○安井謙君 七十九條の検査と質問に絡む罰則ですけれども、普通まあ刑事が家宅捜索にしても令状かなんか持つて来るし、或いは質問に対しては黙秘権というものが今日あるわけですが、その点は税務官吏だけが特別な権利を許されるのですか。その点がはつきりしませんが。
【次の発言】 今の質問に答えない者もこれはやはり適用するですか、黙秘権との関係。
【次の発言】 先程の高橋君の御質問と関連するのですが、具体的に言いますと、遊興飲食税は都道府県で以て、例えば一〇〇%を五〇%にしても構わないのですか。
【次の発言】 今の解釈によれば下していいが、実際はまあ殆んど下してないということで、これはまあ自治庁の方で下すこと……
○安井謙君 ちよつと関連して、……今うちの党から本会議の採決があるから出てくれ、こういうことなのでございますが、さつきそんな関係で出てくれというので出ておつたのですが、どうでございましようか、皆様の御関係は……。
【次の発言】 大分いろいろと熱心な議論で時間も非常に延長しておると思いますが、今の牧野博士の御意見聴くのは非常に結構ですが、そこらの時間の按配を委員長のほうでお取計いを願いたい。
○安井謙君 極く簡單でありますが、一言、昨日の東京新聞でございましたか、例の地方財源のやり繰りの問題につきまして、どうも地方団体の道楽息子が親の臍繰金を搾ろうといろいろあの手この手の冷かしで、冷かしだと思えばそれまでなのです。この問題は十数回この委員会でもいろいろやつておりますように非常に深刻な問題だと思います。臍繰だとか脛噛りのような程度の問題で片付く問題じやないと思います。幸いに今日は内閣の大番頭たる岡崎官房長官、それから大蔵政務次官が見えておられますから、今後とも御善処の程是非お願いいたしたいと思います。
【次の発言】 いろいろ御問答があつたようでありますが、私は先程から岩木委員がいろい……
○安井謙君 今の問題に関連いたしまして……、この第二項の二十五年度における過年度分の調定分及び滯納繰越分云々というこの合計は大体見当でどのくらいになるのですか。
【次の発言】 償却資産の概念なんですが、これは固定資産の中の償却を認められておる資産という意味だろうと思うのですが、家屋については、償却を認めないという建前になつておりますか。
【次の発言】 事業用の家屋は勿論償却を認められるわけですか。
【次の発言】 それから続いてあれですが、今の償却資産の範囲が工具備品までということになつておりますが、備品というと、何か基準があるのですか。どうかするとこれは消耗品とすれすれのところにまで行くと思う……
○安井謙君 消防総監が御臨席のようですからちよつとお伺いしたいのですが、消防用水その他の施設というものは具体的にプランが立つておるのでございますか、それで何かこういつた施設だというものが出ておるのですか。
【次の発言】 通信施設の方は火災報知機だけですか、それとも警察電話のような、そういつた特殊な施設でも持つようなことがありますかまる。
【次の発言】 今のに関連して、成る程火災報知機も非常に大事だということはよく分つたのですが、我々公共事業費に入れるという観念からすると、どうも、もつと大きな根本的な施設、そういつたもの、或いは貯水槽にしても相当大きなものでないと、議論が外れるような何が強いんで……
○安井謙君 今小笠原さんから御発言ありましたが、それ程議運の決議を非常に尊重なさるのであれば、明日の一時というような話に一応決まつておつたのです。それをひつくり返えすということになるわけです。その点では……。
○安井謙君 先月の末か、この委員会で以て今の平衡交付金に関する要望事項を決議いたしましたそれ以後の、地方財政委員会として、委員会というより、委員長として、具体的にどういう経過を辿つて今度のこの意見書が出るようになつたか、具体的に御活動の経過をちよつと伺いたいと思います。それと自治庁との連絡はどういうふうなことになつておりますか。
【次の発言】 具体的に伺いたいと申しますのは、非常に最近この意見書が出たような感じで、遅いような感じがするんでございます、大変失礼ですけれども……。
【次の発言】 今のお話ですが、この意見書はいつの日附で御提出になつたでございましようか。
○安井謙君 先ほど地方財政といろいろ関連して質問がありましたが、国の方でも二百七十億からの追加がある。地方でも災害救助費の引上等でどうしても相当額あると思うのです。国の方ではこれを財源を出して一つ賄う、殊に給與なんかは大部分を節約で賄うというような考えで、これは、尤もなんですが、財政委員会あたりでも、殊に地方では財源の捻出がむずかしい。この表でも分りますように、国の方じやいわば三百億からの財源が大部分機械的に自然減というようなものから出て来ておるというような実情から見まして、この際地方財政平衡交付金を全然見ないという建前はどうもちと片手落じやないかという気がするのでございますが、どうでしよう。
○安井謙君 この何のほうは、経費のほうは出ておると思いますが、收入はどうですか。收入の面から見まして、財政收入のほうですね。これは今の経費のほうでこういつた数字を要するというのですが、收入のほうから見ると、これをカバーする何かありませんか。
【次の発言】 税收入のほうは大体どんな見当ですか、本年度の決算の見込に比べまして……。
【次の発言】 昨日の大蔵省の説明では、雑收入が百六十億ぐらいのものが……決算で六百億ぐらい、そのうち二百億ぐらいのものは何かでカバーできるのじやないか。これは前から両方の論争になつておる。少し的確な数字を……、こうこういう経過だから、これが財源にならないというはつきりし……
○安井謙君 今年の補正予算で、二十億ばかり引揚げ予算が削減されておりますね、これはどういつた内容になつておりますか
【次の発言】 これは計算上出たんですか。引揚げ事務をやつて行くのに支障はありませんか。それと先ほどの千田委員、鈴木委員の御趣旨にもあつたように思うのですが、そういつた財源が出るならば、今年の引揚げ問題でももつとやりたいもの、或いはもつと政治力を持つて流用なり、補正追加なりができなかつたかという気がしますが、実は我々といたしましても、御説の通り引揚者の、仮に住宅問題を一つとりましても、相当の予算を要求したのでございますが、最後の査定で、先ほど申上げましたように一億五千万円程度に削減……
○安井謙君 今中田委員の御提案の大蔵省の資料と言われますのは、大蔵省当局は大体完全な資料はないんだと言明しておるので、恐らくないだろうと思います。あの主査や担当者が一名や二名で調べておる資料ですから、結局こちらから出し合つた資料を向うは腰だめに、これだけ大きい予算だから最後には厳密な資料の検討もなしにきめてしまつたことに、結論的にはなつておると思うので、その資料を取寄せて、もう一回ここでこね合わすということは非常に時間と手間をとる割合に効果がないのではないかと思うのでございます。
○安井謙君 先ほどの岩木さんのお話と同じあの決議は、たしか地財委が要求書を出す前に委員会でやりました。それによつて、いろいろな動きがあり、政府も全然駄目だと言つておつたものがあすこまで、一応よい悪いは別にして行つたという結論が出たわけですが、一つ小笠原委員の御提案の趣旨は非常に結構だと思うのですし、その点はよいが、具体的にどういう内容を以て扱うかということについては、自由党としては少し考えなければいかん、内容ができて来ると思うのです。ここで直ぐどう行くかということは決めるのを保留して頂きたいと思います。
○安井謙君 質疑に入ります前に、若しできますなら、國家公務員法との相違の主な点とか、政令二百一号と今度変つて来た点について、重要な点だけでも御説明願いたいと思います。
○安井謙君 今の関連ですが、非常勤、臨時職員というような制度がありますが、これは大体特別職に入りますか。
【次の発言】 今のはそういう意味ではないのであります、中田委員の質問と同じようなのですが、特別の庁なんか、特別のようなもので非常勤務の臨時職員という制度で採用する場合が今あると思います。これは数は多いものではないと思いますが、そういう人の取扱は特別職ではなかろうかと思います。
○安井謙君 今伺いました政治活動の地域的な制限ということですが、政治活動を禁止した動機は私の推測するところでは二つあると思う。 一つは政党が行政機関の公務員に対する影響を排除するために、もう一つは何と言いましても日本なんかでは公務員と言いますが、役人が民間に與える影響が非常に強いという二つの面からであります。今先生がおつしやいました地域外の活動はいいじやないかとおつしやいます御意見は、むしろ行政官が民間に與える影響を考慮した場合にはそれで結構だと思うのでございます。政党の影響力が行政機構の末端まで及ぶということは非常に疑問があるという意味からは、その地域外の活動については相当考慮せられる必要……
○安井謙君 今の千円ペースの計算方法ですが、これを各省が、大蔵省が査定しておる場合は、そちらの計算方法を取つておりますが、その人数に掛ける手渡しの千円で行くのか、階級別にウエイトをつけた計算で行くのか、それは御存じないのですか。
○安井謙君 政令二百一号に比べまして、今度のはどういつた点がいかんというお考えですか。
【次の発言】 只今のお話で、任用関係者と雇用関係者とを区別して扱うほうが妥当であろうというお話があつたのですが、その場合、政治活動の問題と労働條件の問題があると思いますが、それはどちらのほうに重点を置いてお考えになりますか。
○安井謙君 只今の吉川さんの御質問に関連しておるのでありますが、今後選挙期日を延期するという趣旨がいろいろな地方行政の事務上の面から来ているということに相成りますと、知事の選挙が約一月延びて、その間約二ヶ月間のブランクがあるということになるのでありますが、これは公職選挙法によりましても、知事その他は現職のまま選挙ができるというような解釈になつておると思うのです。事務上の都合で延ばすならば、ついでに知事の任期もその立候補までは延ばすというようなことは考えられませんものかどうかという点についてお尋ねいたします。
○安井謙君 これは採択しても特別支障があるようにも思われないですが、如何ですか。
○安井謙君 いろいろお話伺いたいのですが、時間もかかるでしようから極く簡單に今のアルファ、ベーターの問題なのですが、大蔵省の言い分の一つに、地方財政は既定、予算をそのまま要るとして全体の再検討は怠つておる、追加だけを要求しておるというまあ言い分が一つある。それから國のほうの財政は、全体をいじつた上での御議論で、追加だけを議論するのは、どうしても議論の的がはずれるというのが一つ。それに対して私考えているのが例の紐付きの問題ですが、これは九億、七億、四億は紐付きじやないと、全体として考えるべきだろうというように訂正されたように思うのでありますが、それはそれとして、今後平衡交付金のありかたとして、紐……
○安井謙君 大変素人くさい質問なんですが、この審査はどういう点が審査されるのですか、要するにレートの問題が一つと、あとは十三万八千件については、恐らく受取リストというものは皆あるんだろうと思う。そのために非常に個々の審査で時間がかかるようには考えられないのですが、その点はどうなんでしよう。
【次の発言】 それでは十三万八千件の中にそういう非常に判定に苦しむものがたくさんあるのですか。
【次の発言】 十三万八千件という受取りがあるというわけではないですか。
【次の発言】 もう一つ技術的なことですが、最近になつて届出をして、あるとから証明書のようなものをとつておられるのですね。
○安井謙君 これは先ほどからいろいろ議論が出ておるようですが、本日決定して、でき得れば本会議に提出することも一応ここの委員会で決定して頂きたい。
○安井謙君 今の御提案御尤もなようにも思いますけれども、すらつと読めば「平和的に解決する最後の途である」というように言つて、そう響きも悪くないと思いますから、原案通り御採決になつていいと思います。
○安井謙君 私一言、今度の問題は、ありていに申しまして、どうもあの大会よりもそのあとの政府とのやりとりにおいて、大会幹部が、非常に政府に冷淡に扱われたと言いますか、不親切に扱われた、こういつた感じが発端になつたように思つておるのでありますが、幸いにしまして厚生大臣初め、外務省政務次官或いは引揚委員長の努力で格別の不詳事がなくて済みましたことは非常に結構と思います。今後にいろいろ問題もあるかと思いますが、折角政府の御努力を要請する次第であります。 それから一点だけお伺いしたのは、ポツダム宣言というやつが今度講和條約ができますとどういう法的な取扱になりますか。若し政府のほうで御見解でもありました……
○安井謙君 委員長、議事進行でちよつと。今も岩本委員から地方財政と警察の問題も出たようであります。今日何か警視庁のほうからもこの警察費の起債問題について陳情の説明に見えておるようであります。適当な機会でこれをお取上げになつて……。
○安井謙君 さつき住本さんの言われました政治的な扱いに過ぎるとおつしやる意味は、この法案自体の内容がそういう考慮で図られておるという………、それともこの扱いの衆議院なり参議院なり、或いは各党派の闇取引………。
○安井謙君 今の委員長の御発言に異議ないのでありますが、その過程において、若し予算折衝の中途であると思いますので、必要ならいつでも委員会を開いて頂いて更に推進するというようなことがあればやつて頂きたいと思います。
○安井謙君 本員は六月十八日から二十四日まで七日間、石川委員及び福永専門員と一緒に愛媛、広島両県下を視察調査したのであります。具体的な内容としましては速記録で御覧頂きたいと思います。
○安井謙君 地方自治法第百五十八條の事務の分掌規定に基く件であります。都道府県に部の設定が掲げられておりますが、そのうちに、必要に応じて農林又は林務部を置くことができるということになつております。農林又は林務部を置いた場合に、商工部は置くことができない。商工部を置く場合は、農林又は林務部を置くことができないという規定になつておりますが、この農林を置いた場合に商工に関する事務は、一体どこでやることになるかということについてお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 そういうわけです。
【次の発言】 その場合、この農林又は林務部とあるのですが、これは農林部と林務部を併置することは勿論できないわけです……
○安井謙君 関連して……小笠原委員からいろいろ突込んだ御質問がありますし、これは地方財政の問題としても当然非常に重要な問題だと思いますが、先ほどの財政委員長のほうからの御答弁によつて千二百億の中には一応計上してある、そうすると今百九億の差がある、この問題が全体としては今後恐らく当委員会の問題になる、今ここで文教費だけの一億四千万円をどういう気持か、どうだというようなことをやつてもこれはちよつと際限がないと思いますから、全体としての問題に移つて頂いたらどうかという気がします。
○安井謙君 西郷委員の御質問に関連してですが、この地方債の増加分は地財委としてはあれですか、自信がおありなんですか。
【次の発言】 そうしますと、地方債のほうも百八十五億ぐらいありますし、もう一つの雑収入ですが、いろいろ今までも、去年からも議論されているようですが、これはどうですか、もつと具体的に項目を並べまして、大蔵省の見解とその項目で違うのだという比較表はできないものですか、いつもこれは、収入は殖えるが、支出が伴うのだというような、見かたの相違のような議論になつているのですが、もつとこの項目で大蔵省はこう見ておる、これに対してはこういう支出があるというような比較表のようなものが、具体的に二……
○安井謙君 私はむずかしく言わないで、具体的にこう普通解釈されておると思います。候補者がトラツクを一台使いますね。これは費用に加算されるのだ。それから候補者がこの乗用車で、いろいろ必要なところを走り廻る乗用車一台、これにはかからない、こういうように従来解釈されておつたのですが、かように解釈していいのですか、具体的な問題としては……。
【次の発言】 そうしますと、乗用車を候補者が使わないで、トラツクならトラツクに乗つて歩くという場合には、そのトラツクをそれとみなして、費用に加算しないという解釈が出て来ますか。
【次の発言】 あれも費用がかかりませんか。
○安井謙君 そんな注文をつけては甚だ恐縮ですが、頭のいいところで成るべく能率を上げるというわけに行きませんですか。
○安井謙君 先ほどの吉川委員の御質問に関連して一つ、国策審議委員の中に戦犯者がいるというようなお話でしたが、戦犯者と公職追放者は同じ意味に解釈してよろしいのかどうかを念のためにお伺いしておきたい。
【次の発言】 戦犯者ではないという御意思はよくわかりました。じやよく一つ速記録を御訂正でもなさるといいと思います。
【次の発言】 それは結構。それに関連して委員の皆さんの非常に御熱心な御質問と、当局の懇切丁寧な御答弁で、非常に大綱的な問題は進捗したかと思うのでありますが、私も今日の法務総裁の御答弁に関連しまして、一二念のためにお伺いしたいと思つておりますが、警察制度の、今日国警と自警の問題が、運営の……
○安井謙君 只今までいろいろと各委員のかたからこの問題の扱い方について非常に重要な提案がなされておる。これも内容からいえば非常に御尤もの御議論があると思いますが、これは委員会自体の運行の問題であろう、本日のこの委員会は、政府に対する質問をする趣旨でもあつたのでありますし、又いろいろな時間の関係もあると思いますから、いま少しこの関係は委員自体で検討する余裕を與えて頂きまして、本会は休憩することに賛成いたします。
○安井謙君 自警連、自公連のかたから現状に対するいろいろ御批判があつて大変参考になつたと思います。まあ新らしい制度でいろいろ欠陷があると思いますが、その欠陷を最善のものにするか、しないかは別といたしまして、今日の欠陷を差当り間に合せるという意味でこの改正案に対して採るか採らないかという結論だけちよつと……。お三人のお方にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いろいろ御批判や実際のお立場からの改正案というものがおありだろうと思うのでありますが、現在でもそれはいろんな欠陷も持つている、その場合に、今回提出されておりますこの改正案は、やつたほうが便利であるかどうか、従来のいきさつとか、そういつたも……
○安井謙君 相馬君の御発言に異議ありませんが、若し延長になつた場合、ぎりぎりまでだらだらやるのもどうかと思いますので、この段取りだけは一つ今日なり明日なり至急つけて頂きたいと思います。
○安井謙君 第一項と第四項の場合にこの公安委員会と知事の意見が対立した場合はどうなりますかということと、もう一つ第三項は、これはこの場合に都道府県の公安委員会の運営管理に服するものが実際上は警察長と警察隊長と二人あるわけですが、やはり実際の運営については警察隊長の下へ付くということになるのですか、どうでしようか。その二点を一つ。
【次の発言】 そうしますと、この知事が公安委員会に要求することができるという意味は、当然要求すれば公安委員会は発動するとこう解釈していいわけですか。
【次の発言】 市町村公安委員会が他の市町村公安委員会へ援助を要請する場合に国家地方警察へ連絡すると、今度は国家地方警察……
○安井謙君 今小笠原君から突然動議が出ましたが、今日は大体警察法をどうするかということが第一の眼目の案でなければならんと思うのです。これに対する委員長のお取計らいを先ず……、それから今の御提案についてはこれは御批判としてはいろいろなことがあると思います。飽くまで我が党としては自由討議になつております。この委員会だけでこの問題だけを特に取上げて形の上にきめることには反対なんであります。
○安井謙君 只今の岩木君の御動議に賛成いたします。
○安井謙君 先ほどお話の間接税の関係の問題ですが、私どもこの間接税というのは、現在でもまだ戰争中の名残りを大分とどめております。賛沢品であるとか、不急品であるといつたような観点からの課税率の高いものがまだ相当あると思います。そういう意味から今予算と現実が遊離するとか、物価高、その他で財政收入を別に求めるといつたような、必然的にそういう方向に今後は流れていいという考え方は、多少どうかと思うのであります。同時に歳入と歳出の問題につきましても、現在の税率のままでやはり増收ということも考えられましようし、又はかに操作の方法もあるのじやなかろうか。そうしますと、間接税に当然逃げて行くという考え方は、或い……
○安井謙君 今の御趣旨よくわかると思いますが、差当り一年やつたあとの処置ですね、それを何とか改めて善処するといつたようなことを法律に盛る方法がありますか。これは口約束だけということか、それとも法律にそういつた趣旨を盛り得る方法になりましようか。
【次の発言】 ただまあ今お話がありましたように、無制限に無期限にやるということついては多少いろいろな問題があるかと思いますので、その考え方自体はまあ妥当だと思うのです。一方実際からいつて二年たつてもうあと一年、二年という場合の問題を非常にこの不安な状態に置いておくというのもどうかと思うので、それに対する何か患者に安心を与えられ得るような措置といいますか……
○安井謙君 今委員長のお話、いろいろ委員会として根本的に考えなきやいかぬ問題があると思いますが、私技術的な点だけ一、二ちよつとお伺いいたします。この日本銀行券が満州、関東州にはレートに載つていないのはどういうわけですか、それを一つ……。
【次の発言】 相当流通しておりましたが、同じ関東州で日本銀行券が当時終戦後…。だからこれは全然抜きにするのは実際上はおかしいのじやないかと思うのですが、これはもう一度御調査願いたいと思います。これは素人のあれなんですが、これを見ますと、例えば朝鮮銀行券の当時一円五十銭が日本券で言う一円に当るという表示なんですね。
○安井謙君 私は結論は加藤君の意見に賛成なのでありますが、今小笠原君や或いは兼岩君からいろいろな質問や行届いた注意があつたように、今どの党をあの順位から落すというのもちよつと際立ちますので、私は四番目にどの党を入れてもらうかをここできめて頂いて、そうしてその平和と安保の特別委員会に当選した会派は、その四つのうちから抜けるということをきめて頂けばその形としてはいいのじやないかと思います。
○安井謙君 いろいろ御議論が出ましたが、私はその労働問題解決の方途として出たものは、裁定自身がすでに裏付けしたので、これが国鉄で呑めるかどうかというのが国会にかけるゆえんであると思いますが、これが議論の分れるところでありますので、一つ小笠原君の御提案を採決して頂いたらどうかと思います。
○安井謙君 只今の鈴木委員の御提案がありました。前例的にどういう扱をしたらいいかという点について……。
○安井謙君 今原さんの御提案がありましたから、委員長から事情を承わるということは、委員会の意向を承わるということにまあなると思いますので、それにはやはりまあ委員会にこれを話して頂いた結果を承わるということがいいと思いますし、小笠原さんもさつき言われたように、審議権尊重に関する何を欠くし、委員会がほかにないというお話ですが、これは何と言つても食管法には違いないのだから、これは一応委員会に諮つて頂くということに一つ御賛成願えませんか。
○安井謙君 内閣委員長に非常に御尤もなお話を伺つたのでございますが、まあ考え方によつては大事をとつていらつしやるようにも思いますが、この委員会自体としては二十二、三日頃というようなお話合はまだ出てはいないのでございましようか。
【次の発言】 ああそうですか。
【次の発言】 小笠原さんから非常に御親切な提案があつたようであります。又御尤もなように思います。委員長を結集して打合会をやつて行くことは何はともあれやつて頂いて、その上で又議運を開いてやつて頂くことに賛成をしたいと思います。
○安井謙君 いろいろ御質問があつたのですが、自由党としても御趣旨に副つてできるだけの努力をしております。ただ御存じの通り会期が切迫しておりまして、いろいろな手違いで、どういう行違いがあるとも限らないのでありますから、その党はあらかじめできるだけの努力はいたしておりますから、御了承願いたいと思います。そういう意味で……。
【次の発言】 今の事務総長からの御報告によつて、大体の状況はもう判断できました。そうしてそれはさつき小笠原君も言われておるような事情にあるということは、これはもう常識上はつきりしております。ただ与党としても、いろいろ政府との相談もありましようから、今ここできめるとかということは……
○安井謙君 御尤もな話ですが、それは問題は違うのですから、その通りだと思いますが、まあ質問をやつて決議案が出たということで、まあきちつとそれに賛成ということに行つても実態はおかしくないものだと思いますが、でき得れば賛成演説というのを省略して行くようになればという希望を持つのですが、お諮り願いたいと存じます。
○安井謙君 御両者の御趣旨は一致しておると思いますから、言葉の上の議論はあれといたしまして、関係委員長の間で円満に取り計らつてきめてもらうということに願いたいと思います。
【次の発言】 自由党といたしましては、只今いろいろな御発言もありましたし、さつき原さんが自由党も含めた全党派が二日で一つできるだけ進めて行こうじやないかという御趣旨でありますから、党の決議とは違いますが、我々としてはここで御了承いたしまして、できるだけやりたいと思います。(「よいよい」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 時間がないので簡單に伺いますが、今度廃止になりました警察の定員配置はどうなるのでありますか。今の五%の削減と関連して、それ以外にも定員自体が動かされるようなことになるのかどうか伺いたいのが一つと、それから先ほど警察廃止の問題でいろいろ議論がありましたが、今度移管された最大原因は、何といつても財政的に弱いということが一番の原因であろうと思うのであります。私は警視総監に伺いたいのは、この自治体警察というものは非常に政府その他の機関との折衝と言いますか、いろいろと行政事務を解決して行く上に非常に組織的に力が弱い、都道府県は都道府県で相当政府との折衝の機関を持つておるし、自治庁というお世話……
○安井謙君 簡素化本部の何というのですか、性格といいますか、これは政府が地方公共団体に対してどういう関係になつておるのか、ちよつと伺いたい。
【次の発言】 やはり新聞でちよつと見たんでございますが、勧告権を法律化するとかなんとかいうようなことも出ておつたようですが、その関係はどうなりますか。そういう御意見があるかないか。
【次の発言】 それから簡素化本部の本来の仕事は、行政事務の簡素化にあるのだろうと思うのでありますが、この簡素化が成案を直ちに得なかつた場合に、今政府がやつておりますような天引的に人件費、或いは物件費の節約のようなものをも含んで、ここで具体案をおやりになるおつもりがありますかど……
○安井謙君 今高橋委員の質問に関係するわけですが、百八十億ほどの短期融資というのはこれは平衡交付金なり起債を引当にしたものであるということになると、まあ今後の短期融資というものはそれ以外のもの、何らかの形において来年度それを処理されるというものでやられるお見込みだろうと思うのです。例えば今年の起債を三十億前に食い込んだというのもあれも短期起債の形でやつたのではなかつたかと思うのですが、長起債を食うという……食うのは形は或いは短期起債の形で昨年中に処理されたのじやなかつたかと思うのですが、来年度の何らかの形というものは大体の目標はどういうことになるのですか。今までの慣例でやはりその短期起債が来年……
○安井謙君 銀行局長にちよつとお伺いします。先ほど岩木議員の短期融資の銀行融資の御質問と関連してですが、これを公共事業引当の長期融資の民間融資という点についてはどうお考えになりますか。もう一回申しますと、公共事業費を引当にして今短期融資の問題が質問になつたようですが、そうでなくて長期の普通の起債を民間から求めるという点について。
【次の発言】 実際上は資金規正や何かで非常にやりにくいということの通則になつているようですが、事実地方公共団体がやつている例もないのでありますがやればできるということですか。
【次の発言】 今の意味は起債の地財委がきめました枠外にはみ出ていないもの、こういう意味なんで……
○安井謙君 自由党の立場も決して便乘してどうというのではありません。もうはつきりしております。岩木さんの御希望を十分承わつておきます。つきましては、この決議案をどなたにやつて頂くかということと、それからいつごろ大体やつて頂きますか、我々会派のほうの相談の都合もありますが、これをおきめ願いたいと思います。
【次の発言】 私は相馬君のおつしやるのは御尤もと思いますが、ともかくこの本文に関する限り全会一致で、代表して西郷委員長にやつて頂くのでありますから、これに対して我々は賛意を起立して表するということで、各会派の演説はこの際省略して頂いても趣旨は貫徹するのではないかと思うのでございますが、お諮り願……
○安井謙君 先ほど港湾関係の府県の職員が市に編入されました場合の何を給与についてお話があつたようですが、もうちよつと具体的にお話願いたい。
【次の発言】 その具体的な実例が、その資料か何か……。
【次の発言】 その資料を一つ是非出して頂くように委員長のほうで御手配願いたい。
○安井謙君 只今の小笠原委員の御意見は誠に御尤もだと思うので賛成したいと思います。それから地方税法の一部改正に関する、理事会において何か方針でおきまりになつたことがあれば具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今小笠原君から御質問がありましたように、法案が非常に参議院で正式審議が遅れたことは非常に遺憾なんでありますが、ほかに官房長官談として新聞に出たような多少行き違いがあつたことがある。これも非常に遺憾だと思いますが、この取扱について、この法案自身を、今御説明を伺つてみますと、どうも今国会中にできれば我々は審議したいという感じを今持つたわけなんです。そういうような運びになるかどうかを……
○安井謙君 只今の評価ですが、実際田舎に行きますと二千倍、三千倍というものが相当あるのですが、一つは家屋不足を補うために止むを得ず意識的に上げなければならんというようなやり方をやつておる場所が視察して見てあつたのでありますが、あの指令はどういうような指令を出されましたか、それについては……。
【次の発言】 今の評価を適正にさせるような措置を指示されておるということと、又評価した結果が二倍とか三倍或いはひどいのは四倍というのが出た場合には、二倍の限度で貸せというような具体的な指示をされておつたように伺つたのですが、その点はどうですか。
【次の発言】 二倍を超える場合は二倍を限度にしろという趣旨で……
○安井謙君 今の小笠原さん、中田さんの、いろいろ我々の関係している官庁について事務がスムースに運ぶようにしたいという御趣旨には全く賛成なんであります。ただ最近内閣委員会で取上げております定員法の問題に各委員会からいろいろ意見が具申されているようでありますが、私はこれは個人としての考えなんですが、定員法自体の問題は、これは内閣の行政機構の問題として所管の箇所がある。各官庁の出先のような形でこの常任委員会がいろいろ働くというような形になるのは多少どうかという気が実は一つしておりますのと、それからでき得る限りそういつた人員の整理というものは、若し事務に何とかやり繰りがつくならば、これは国民の税金の関……
○安井謙君 今原さんもおつしやつたけれども、小笠原さんもおつしやつたように、運営委員会というものが各派交渉会の性質を持つておるものであるという実際上の理窟はこれは一面理窟があると思う。我々はこれを運営して行きました経験から照らしまして、交渉団体というものがただの二人でも三人でもあつて、その中で果して議会運営というものが円滑に行くかどうかということにかねがね疑問を持つておつたのです。たまたま社会党の分裂があつたために、そういう数字的な修正をする機会ができたものでありますから、これは正しい国会法の四十六条の規則をここでもう一回改めて提唱して頂きたいという一つの強い主張です。同時にそういう各派交渉会……
○安井謙君 ちよつと懇談にして……。
○安井謙君 今、言われたように二番目、三番目が誰になるかということは実際問題としてからんで来るものだから、どうしてもこじれるのですよ。與党だから最後の尻に廻して行くという附帶條件附でなくて、フランクにやるなら、これは質問の常識として野党の第一党に願い、又これを決定頂くということは、皆様の御意向が非常に強ければこれも自由党として止むを得ないのじやないか。この前の決定と言いますか、申合せもありますから、そういう意味で是非はつきりしておいたらいいのじやないかと思います。
○安井謙君 社会党第二のかたにお伺いしたいのですが、これで一のほうは撤回になつておやりにならないというわけですね。第二の堂森さんのほうはまだおやりになる御希望のように伺いますが……。
【次の発言】 皆さんのおつしやることは非常に御尤もだと思うのですが、社会党さん初め皆さんも一つ考えて頂きたいのは、今まで非常にこういつたものの人事について枠が非常にやかましいためにあたら恰好の適材を運用しにくい面が非常にあつた事実がある。例えば公安委員なんかの例をとつても、小笠原君は地方行政のエキスパートなんで公安委員が非常に不活発であるという批評も常に出るのだが、それも或いは学校であるとか前歴であるとかといつた……
○安井謙君 赤木委員の御意見に自由党は全面的に賛成いたします。広く人材を採るという意味からここでもう御採決願いたいと思います。
○安井謙君 それはまあ今いろいろ議論の出た問題とも関連するわけですが、こうして題名を見ると、皆それぞれ緊急であると思われることには間違いないかも知れませんが、いわば二つの会派でこの質疑が全部独占されておるような形になつておりますし、問題によつてはテーマが二つダブついておるというようなこともありますので、もう少し緊急質問を緊急質問らしくさせるために、多少御提案の会派で整理するようなことを考えて頂くわけに行かないかどうか、お諮りを願いたいと思います。
【次の発言】 関連して、この件名の扱いも含めてこの次までに持越す、これはこのままでですか。
○安井謙君 先ほど小笠原君から御説明がありましたように、あのときの自由党の決算委員としては、証人の信憑性に対する非常に大きな疑問を持つたので、いろいろと抗議を申立てた。併しそれが容れられなかつたので、それじやもう一回我々としては我々の会派としての態度を決定するために一応席を立つたわけであります。その結果が今言われましたような定足数不足を来して、会議の運行が不可能になるというような結果に相成つたことは、甚だ遺憾であります。併し自由党としましても、そのためにそういう作為のようなものが行われるということであつては、これは議院の運営上面白くないということで、この問題は協議の結果、そういうことは採決でや……
○安井謙君 先ほど小笠原君から非常に情理を盡したお話があつたように思うのでありますが、私どもは須藤さんの言われる問題の緊急性如何という問題は、これは確かに重点だと思いますが、併しこれも考え方なんで、これは重点だ、これは重点でなかろうという議論をして行けば、これはまあ際限のないことで、おのずから常識でこれは落着くところへ落着くべきじやないかと思うのです。その意味から、やはり三名の議席を持つておられるかたが続けて二人まで、而もこの題目から言うなら、相当いろいろと疑問を持たせるこの題目以外の内容にむしろ関連があるというような、多少デイスカスする余地のある問題をここに突如出して来て議論されておるのであ……
○安井謙君 いろいろ御議論ありましたが、今の質問の要旨は二点にあると思うのです。犯罪面に関するものと、それに繋がる政治面と言いますか、行政協定面に繋がるものをこれに関連してやりたい。前者の犯罪面については一応撤回と言いますか、というように承わつたのですが、行政協定の問題につきましては、この前の一昨日の国会で各派が代表して、今相馬君が申されましたように、それぞれの問題に触れて代表質問もあつた際でありますから、いま暫らく時期を、これはもう少し成り行きを見た上で質問なさるというふうに一つ共産党もおきめ願いたい。又一昨日そういうような問題でいろいろ議論があつて採決もあつたのであります。今これを岩間君に……
○安井謙君 問題は衆議院が本日やるということは、調印があれば今日は定例日だから政府としては今日やることになると思うから、衆議院が今日やつた場合に参議院はそのまま放つたらかして明日に延ばしていいかどうかという政府としては誠意を以て相談に来た問題を、委員長も取次がれてそれを各派に諮られたので、問題の本質は、衆議院が今日やらないというならばこれは蒸返して明日に又やるという問題もありましようが、まあ衆議院がやるなら日を変えてはまずかろうということが本質で、話の要点であつて、その場の言葉のやりとりがこれほど大きく問題になるなどということは不思議です。当然一時に衆議院でやるならば参議院も黙つておくわけには……
○安井謙君 それは今の予算委員会の予定があるのだから、そのほうの繰合せがつかなければどうにもならんというような御返事があるのだから、それをあとできめるのなら、本会議に呼ぶなら呼ぶということをきめれば、予算委員会と一応内交渉しなければいかんからというだけの意味だと思います。
【次の発言】 堀さんが予算委員会なんかで政府の答弁がまちまちだと言われましたが、承認を得べきものであるかどうかということについては、政府の見解は本会議の質問答弁で一応盡きておると思うのです。但しそれを受取られる受取られないはこれは又別なんです。併しそれも余りはつきりしてない点もあるから、もう一回改めてここで伺いたいとおつしや……
○安井謙君 ちよつと中村君の提案に対して、私、最後に念のために伺いますが、官房長官が政府を代表してされた答弁が食い違つておるという中村さんのお話がございましたが、念のために簡單に伺います。その上で中村さんの提案について私どもの意見をあれしたいと思います。 中村さんの問われたのは、今回の行政協定は、憲法第七十三條三号に言う條約であるかどうかという質問に対して、官房長官は、今回の行政協定そのものは七十三條三号による條約、即ち事前又は事後に国会の承認を要するという性質の條約には該当しない。なぜならば、それは婆全保障條約の三條にすでに承認を得た範囲内の取極であるからである。但し抽象的に言つてこの国際……
○安井謙君 羽仁さんの行政協定に関する質問というお話でございますが、これはこの前の本会議で総括的に質問をやつたわけなんです。従つて若し更に細部に亘つての御質問であるならば、一つ委員会にお委かせ願うのがこれは普通であろうと思うのです。
【次の発言】 それは確かに緊急性の問題、緊急質問の取扱の方針の問題は御尤もだと思います。時間を取るという関係から議論を余りしたくないというのもよくわかるのであります。併し緊急性のある質問でも留保になつた例もたくさんあります。或いは又情勢の変化で撤回になつたこともたくさんあるのでありまして、今のように一定の常識から考えて枠外に理屈をつけて出て行くということになれば、……
○安井謙君 いや、もう御趣旨はよくわかるので、こだわりたくないのですが、ただあの経緯を、実は先週の金曜日にでも、土曜日にでも予算委員会を開いて、総理は早速いろいろとあれしたいという話だつたのが、予算委員会で非常に愼重を期して、月曜日まで持越すという野党の御主張のように今になつて来ておるわけで、それを今日おやりになるというのは、私は何か混乱を招くという感じが非常に強いので、できればその予算委員会で一応結論が出たあとで、勿論これは当然御質問になるべき性質のものだと思いますが、時期を見てやつて頂くということのほうが、僕は野党と予算委員会でのいろいろなこの打合せの進行から言つて、理窟が合つておると思う……
○安井謙君 今のいろいろお話があつたのですが、この問題をどう議運で取扱うかというのは各会派のいろんな立場もあるので、もつと皆さんのそろつたとき、或いは会派の意見のまとまつたときに次回にでも改めて日にちをきめてもらつて……。事のついでに出たような感じにもなるので、今朝ちよつと議論はありましたが、どうでしよう。
【次の発言】 それを進めるのをまあ今日いきなりやるか、こんな重要問題だから改めて一ぺんよく事前に日どりでもきめて扱うなら扱うということにやつちやどうかと思います。こう思うのですが、これも動議です。
【次の発言】 ちよつと懇談会をやつてはいかがでございますか。
○安井謙君 総長の報告があつたのですが、昨日の議運の申合せとどういう関連を持たれておるのですか。それはそれとして採決される予定であろうかと思うのですが、それを一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 その御趣旨に同じことですから別に反対するわけじやない。ただ決議として昨日の議運でここで一応決定をみるということをきめておりますから、その手続をふんでこれを決定して頂きたい、こういうことであります。
○安井謙君 理由書は普通そうやるものですか。
【次の発言】 ずつと慣習上やつているのですか。
【次の発言】 慣行上やつてない……、僕もちよつとおかしいと思つたのだが、今までそういつたことをやつてないものならどうですか。どうせ趣旨弁明演説があるのだし、それだけ配られるというのも、それこそ又新らしい慣行を作るようになりますから……。
○安井謙君 原則は私大体結構だと思います。ただ特殊の事情でも起つたような場合には、一応きめておいても、議長の何で召集して頂くこともあり得るということは含みにしておいて頂きたい。
○安井謙君 それから三つの緊急質問でありますが、これは社会党第二は保留するというお話でありまして、第一の椿君と第二の須藤五郎君、これは内容がいずれも異つた問題であるという見解から二つを認めることにいたしたいと思います。
○安井謙君 矢嶋さんのお話ですがね、本会議で十分な審議を盡すという趣旨でこの法案を本会議にかけるというのじや、これは従来の参議院の慣習やいろいろなものから見ていささかこれは異なつて来る。それで中村さんに伺いたいのですが、これは非常に社会的にも重要問題であるから、一つ政府で全議員に徹底するような説明をしてもらうとして、これに我が党も応じたわけです。趣旨は、成るべく全議員に徹底するようなそういう説明をしてもらうということは、恐らく提案理由の趣旨であつたろうと思う。それに対して私非常に説明の不十分な点を質すという意味において、代表的な質問をやることを一つ認める、こういうこれはまあ補足的な御要求なんで……
○安井謙君 小酒井さん、この前のあれは何だつたか、やはりそういう緊急質問が、そのときに政府から話すなら聞いて、その上御質疑があればやろうということに社会党のほうでは大体……(「あれはもく星号だよ」と呼ぶ者あり)もく屋号のときでしたね。その形式のほうがいいのじやないですか。いいだろうと思うのですが、どうでしよう。まあ政府からの発言がないというようなことならそれは緊急質問をやるということにもなると思いますが、あれば、そいつを聞いて行くというのがいいのじやないかと思うのですが、この前はそれで行つたのです。
○安井謙君 それは十分か二十分何かの関係で遅れる……。
○安井謙君 前例によつて十五分。
【次の発言】 先ほどいろいろお話があつたので、これは緊急質問の性格を生かしながら、木村法務総裁の報告のあとでするということのように最初あつたと思うのです。これはそういうお話のように生かせば、四人の緊急質問の扱いと同じようにして、時間的には緊急質問と同じような時間制限も行なつてはどうかと、こう思います。
【次の発言】 委員長はどういうような……。通告順ですか、中村さんの言われるのは……。
【次の発言】 與党が一番あとというのは、その前はどうなのですか。
【次の発言】 それは與党、野党の交替でしよう。
【次の発言】 どうして……。
○安井謙君 それは一般論で、この問題についての一般論では、兼岩君と小笠原君の言われる意味もあると思うのです。何もしぼるのが権威を高めるゆえんじやないというような議論も、一般的にやるならば又蒸し返しはできるかと思うが、さつきも出たように、緊急品質問は同一質問に対して重ねないという原則をとにかく立ててあるのですから、その点については、先ほどは小笠原君は大分ゆとりのある答弁をしておられたように僕は思つて、多少救いが出たのじやなかろうかと思つておつたのですがね。
【次の発言】 相談することは私は結構です。ただ兼岩君が言われるように、大上段に振かぶつて何でもやつたらいいのだということでは、これは私は困る……
○安井謙君 それは併しね、その原則はきまつているやつを原則以外に出しているから、ああいうふうになつたんじやないですか。而もあいつはテスト・ケースとして、非常にだれて殆んど聞く人もいない。だから、これは改めてあのテスト・ケースを実験台として、はつきりしたものをきめることにいたしましよう。
○安井謙君 今の相馬さんの話もあつたように、会期が詰つて、委員会で議員派遣の希望が出て来る状況というものは、これはいわゆる議運の、全体問題として一応問題にする必要があると思うのです。これはどういう形でやるふ、今出ましたように来国会ということになれば、一番無難でしようけれども、併し実際問題としては今が一番会期の詰つているときなので、次々こういう前例にならつたものが、どんどん出て来るという形になると、これは議運として、そのまま黙認するのはどうかと思いますので、何か適当な対策と言いますか、先ほど御質問もありましたように、将来の見通しなんかについて委員長のほうで、できれば各委員長に、そういつた議運の希……
○安井謙君 小笠原君の言うのはその通りの筋だと思うのですが、それから労働委員会から出された説明も私として一応事実である。今日は、私は、労働委員ですしするから、この問題に関して、私は発言したくなかつたのですが、ただ会期が迫つて来ておるという、こういう問題が出て、それに而も会期中で……、一般常識ではその形式だけで割切れない問題がどうしても残つておることは、これは常識上事実なんです。そこはただむやみに引延ばしによつて、うやむやにしようと思つておるのではなくて、日限を切つて本月中なり、或いは明日くらいまでに一つおきめ願いたいという点は御了承願いたい。
○安井謙君 私はこれは、緊急質問という意味なんですが、これは株主権行使に絡んだ非常に技術的な、而も一部分の問題でございますので、これは一つ、委員会で御審議を願うというようにお運び願いたいと思います。
【次の発言】 矢嶋さんのおつしやる通りで、御尤もだと思いますが、私はこの国会というものは、講和後のいろいろな問題も含んだために特殊な扱いも、ときに必要じやないかと思います。併し本質としては、あなた方のおつしやるようなことは、当然のことですから、與党としてもできるだけ、それは愼重に考えておきたいと思います。
○安井謙君 私は今の栗山君の緊急質問そのものをどうだこうだと言つておるのとは違うので、これは今菊川君の言われるように、与党の加藤君の提案なり何なりに、或る程度応じられるというお話なら、別に異議はありませんが、私が考えているのは、緊急質問は当日すぐやれ、而も関係大臣を直ちに招集しろと言われましても、実際問題について困る場合が非常に多いので、その扱いについてお考えを願いたいというのが一つ。それから緊急質問のときに或いはそういう大臣を集めたりなんかするために、非常に時間的に手間取る。その結果緊急質問が非常に長くなるために、いろいろ予定を持つておられる人が議席を去られて、そこで肝腎の法案の審議の際に人……
○安井謙君 御親切な御注意よくわかりましたが、併し二十日の会期というのは、我々としては正直な話会期中ででき上るように最善の努力をやつて、いけなければ仕方がないのだが、いずれにしろ予定されたやつは委員会で……。(「裸になれ」と呼ぶ者あり)裸になつておるのだ。これ以上裸になつたら……。併し一応予定されておるのですから、破防法のやつは委員会で前から……。一つ、今日上れば明日開くということだけは、御了承願いたいと思うのです。
○安井謙君 私、委員長懇談会の結果を聞くことに賛成するのであります。今相馬さんの言われる、会期を延長するかどうかの態度をきめてから聞くべきであるというのも、一理あるかと思いますが、とにかく懇談会があつたの、ですから、その実情を聞いた上で、我々はそれを有力な参考意見として、会期の問題もあとで論議して頂きたいという希望を持つております。この際聞かして頂きたいと思います。
【次の発言】 私は加藤君の御意見に賛成するのでありますが、小笠原君が言われました六月二十日までに会期は終るべきものであるという議決をこの前の再延長の際したことも事実であります。又その間に我々自身もこれを極力解決すべく努力して来たの……
○安井謙君 議事進行について……。この再々会期延長以来の、十日余りの経過につきまして、今ここで議論が出て参りますれば、恐らく千万言を費しても議論は盡きないと思う。いろいろ各派のお立場もあり、御主張もあることは、十分わかつておりますが、先ほど兼岩君の御質問に答えられました議長の御心境、今後の会派運営についてこの御心境というものもございますし、我々はこの限られた時間におきましては、可否を直ちに一応この会期の問題についてきめまして、今後の運営についてできる限り皆様と隔意のないお話を進められるようにお取計いを願います。(「反対」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 僕は皆さんに諮りますが、もう十一時になつております。(「それは時計が廻つておるから仕方ない」と呼ぶ者あり)昨日きまつて政府の責任者に念を押すということだけで、ともかく今日出られないということは、これは昨日了承が済んだはずです。併しその内容については菊川君の(「内容を何も聞いてない」と呼ぶ者あり)政府の責任者が来て出られない理由をお話になつたとか、これが政府のそういう真意だということを、そこまで突き詰めた議論は出てなくて了承したんだ。そういうような約束、結果になつておるんだということでやつたんだ。それ以上議論しないで早くやろうよ。
○安井謙君 今鈴木さんの言葉で、与党の問題が出たから言いますが、討論はしませんが、あの土曜日の出席云々のときは、岡崎外務大臣が見えまして、金曜日はいろいろ役があるのを繰延べて、土曜日に廻しておるんで出席しにくいと思うがという話があつたときに、土曜日ならいいじやないかというのが期せずして野党の皆さんから出た。あのときは、そこまでつきつめた話はなくて、土曜日はそれでは仕方がありませんという話であつた。そういうことで、こいつをむし返すつもりはありませんが、長官も今のようにして、今後一つ大いに気を付けて進言も十分やろう。こうおつしやつておるんですから、ここらで一つ切上げてくれませんか。
○安井謙君 今日の本会議の様子を見て、やれるようならば、私は今日の午後、若しできればやつたらばと思います。明日は土曜日だし……。それは一つ、委員長に御一任しますから。
○安井謙君 私も、大体菊川君の御意見に同調いたしまして、賛成いたしたいと思います。
○安井謙君 矢嶋さんから、非常に突つ込んだお話がありましたので、私のほうもざつくばらんにお話申上げます。先ほど兼岩さんと小笠原さんの論争の間にも、自由党自体に対しても、これをやつたほうがいいという意見があつたのでありますが、デリケートな問題ですが、ざつくばらんに申上げましたところが、この委員会の再編の一部について、自由党或いはその他についても或る程度の反対があることは事実であります。我々自身、この根本にこの国会法を改正するということと、更にこういう委員会を持つということを正式に機関に諮つて承認を得ております。そこまでの手続は責任を持つてやつておりますが「一部そういう問題があることは事実でありま……
○安井謙君 いろいろ野党のおかたからお話がありましたし、重々御尤の点もたくさんあると思いますが、先ほどから各派の代表のかたも短時間に質問なり討論について一応打切ろうと思うから、余り長くおつしやらないというお話もありました際でもありますし、衆議院でもいろいろな御事情で急いでおられるようでもありますから、簡単に委員長報告を終えまして、そうしてこの可否を問う採決をせられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 国会法の改正の問題につきましてはいろいろ複雑だろう思いますので、この延長の可否をきめたあとで一応御相談なりお話合いをしたいと思います。
○安井謙君 相馬君から、原さんの発言を御要求になつたようです。小笠原君から先ほど、あの委員会をやつたことについては、或る党派の圧力もあつたのじやないかという問題にまで及んでおります。事いささかデリケートな面があるようであります。又一般論か抽象論かわからないような御質問の意図もあるようであります。一般的な場合、昨日の場合、いろいろあるようでありますから、これは委員長の御列席の上で、原さんからお話を伺つて、そうして委員長からも、いろいろその間の事情を聞いて頂いて、それから質問として、私は今小笠原さんの話がありましたが、こういう場合、こういう場合、これはどうするかという一般論の問題は、できるだけ、時……
○安井謙君 一つ二つ簡單なことでありますが、今の堀木さんのお尋ねと多少関連いたしますが、進駐軍関係の労務者の充足のための予算の想定というやつはこれは講和後も進駐中も大体同じような想定で組まれているわけですか。
【次の発言】 そうすると、講和後も大体余り大きく変つて来ないということになるという意味ですか、実際問題としても……。
【次の発言】 もう一つ、労働基準局の予算がまあ非常に減つているようですが、これはただ人員の減少に伴う程度のものですか、それとも相当機構上の改正もやられたというようなことになるのですか。
【次の発言】 人件費だけですか夫
○安井謙君 ちよつと今の地方起債の関係を具体的に言うとどうなりますか、今7の政府のお話で……。
○安井謙君 一応尤もな御意見だと思いますが、御承知のように非常に迫つた日程を合理的に組んでいることでありますし、でき得る限り総理の出席は、与党の人としても努力している際でもありますから、その事情を汲んで頂いて、折角労働大臣以下関係官も見えているのでありますから、この審議だけは一つお進め頂きたい。これは是非お願いいたしたいと思います。まあ余り四角張らんで、これだけはおつしやる言葉は御無理はない節もあると思いますが、まあ一つやつて下さい。
○安井謙君 その委員長のおつしやるのは非常に実情から大体御尤もだと思いますが、一応会期というやつが二十日というものがありますので、この会期に合わせた進行を多少御無理でも一遍お組合せを願いたい、こう思う次第であります。
【次の発言】 非常に委員長の御苦心のあるところもわかりますし、菊川さんの非常に御熱心な審議の御提案も感謝いたしますが、ただ二十日と一応なつておるのですから、二十日にそれじやこの法案をどうするのかという結論を出すだけの余裕を半日とか一日持つて頂きたい。そのために十九日一ぱいで一応第一読会というか、概括の審議を終えるという日程を一つ無理でも何とかお考え頂きたい。そういうことによりまし……
○安井謙君 別にありません。
○安井謙君 本員も自由党を代表いたしまして、今度提出されました共同修正案のそれぞれの点に賛成いたしますと共に、修正点を除きました原案に賛意を表するものであります。極く簡単に理由を述べますと、まあ本案の修正案につきましては、ありのままに申上げますと、恐らく政府当局にも若干の御不満があつたであろうということを我々は察知いたしておるのであります。併し修正の全体の点につきましては、殆んどが技術面、いわゆる運用面において、実際上の手続その他で修正を加えられましたものでありまして、本法提案の本来の精神を曲げていないという点から、我々は小異を捨てて大同につくという観点から賛成するものであります。 なお只今……
○安井謙君 関連して、御一緒に御答弁願いたい。小笠原君の質問に関連するのですが、私は今解釈したのは、政府の十五国会云々の御答弁は、経過を御説明になつたのであろうと思つたのです。そこで又これは外局を内局に変える云々というようなことは、この中国引揚が起つておる際非常に煩雑になるから、この際とにかく根本的な策が次の国会で行われるまでこれを延期しいうというふうに解釈したのでありますが、どうでありますか。
○安井謙君 今の小笠原君の御議論は、御批判としては当然のことです。筋道として当然出る御質問ですが、これは衆議院の内部だけの問題で、事務総長のお話があつたように、こちらが受取るのは、事務総長が正式に受取つておるということで、それじやそういう慣行は、参議院の中にも今後持ち込むかどうか。これは参議院自体の別個の問題というように分けて、この際御了解願えるように行かないものかと思うのですが。
【次の発言】 御批判としては、御尤もなんですが…。
【次の発言】 批判……。ただ正式の手続という場合は、国会法で言う手続が成規の手続、衆議院の内部規則として、そういう規則があることは事実なんだから、それに対する小笠……
○安井謙君 今の御趣旨で結構なんですが、まあ、四日、五日は、衆議院でどうせごたごたするとすれば、五日にやつたつてしようがないのじやないか。
【次の発言】 御尤もだと思いますが、簡単に言つて、議場外の示威運動に対して議院の内部からこうした態度をとるというのは、これは常識上余り好ましくないということは、これは各派の立場としてどうだ、こうだということ以前に言えると思う。議長のお考えと同じで。その場合に、今自発的にやらないようにして頂くのが一番いいのじやないか。それでもやられるという場合には、これは議院の品位を傷つけるという場合には、相当はつきりした態度をとつて制止して頂きたいという希望を、私どもは持……
○安井謙君 今の議事部長の説明もあつたのだから、結局慣例として、引継ぎ事項として本案は出した。併し正直に官房長官の話では、全体に対する態度はまだ政府は来週まできまらないのだということなんだから、この法案の内容を如何に扱うかということは、これは当該委員会が、それは政府との話も聞いた上できめて頂きたいということで、一つ御了承頂きたいと思う。
【次の発言】 それは、御納得が行くように答弁を伺われるのは結構なんだが、ただ内容をどう扱うか云々という問題になつて来ると、これは当該委員会と議運との関係は、さつき木村君も言つた通りかなりデリケートな問題が事実あると思うのです。今の官房長官は正直、こう言つては何……
○安井謙君 今の小笠原君の質問は、国会において、いろいろ運営上それに基いてやつたことが、支障ができるという意見が出て来れば、又それによつて考えることがあり得るというゆとりを残されたことである。 今、草葉さんからの提案された意味は、丁度この改選期を控えて一番公平な立場で、こういうとりきめができるという時期である。これは年来の懸案でもあつたし、この際一つはつきりと多数の意思できめて頂きたいという意味で、杉山君の意見に賛成いたします。(「賛成」「多数にならない」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 労働委員会の派遣のことですが、相馬さんのおつしやるように八日に再検討して頂くことは結構であります。ただ事情は、今の予算の関係上どうしてもあれだけの日数と人員以上のものが組めない、併し参加者はどうしても必要上行きたいということで機械的に組まれたものでありますから、若し、労働委員会とよく相談いたしますが、その結果どうしても事情止むを得ない場合には一つ御了承願いたいと思います。(「了解」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 結構ですが、その保留して御研究になるという何か具体的なあれがあれば、ちよつと伺つておきたい。
○安井謙君 ちよつと関連して……。今小笠原君の言われておる原則論は、これは政府も認めておるし、我々も尤もだと思う。で問題は、中一日を置くかどうかという問題。これは我々の間でも何回か前例があつたように記憶しておる。原則論がいかんというものなら原則論としては全く賛成だ。問題は中一日を置くかどうかという問題である。これまで前例がなかつたというなら問題だが、従来の前例について、具体的にちよつと若し実例がわかつておるならば、やつてもらつておいたほうが議論も楽になるのじやないかと思うのだが……。
【次の発言】 議論じやなく質問でしようが、質問のデーターとして今までの実例を、できれば事務総長から……。
○安井謙君 御趣旨は結構ですが、別に月曜日に案件はありませんか。
【次の発言】 今日の公報で見ると、委員会を午前中に開いておるところが相当あると思いますが、本会議のある日は、一つ午後から開くように、委員長から各委員長へ御通達を願いたいと思います。
○安井謙君 一応懇談してもいいではないか……。
○安井謙君 事務上の都合で、純事務的に分けられた趣旨だろうと思いますが……。
【次の発言】 第一部と第二部のウエイトが、恐しく違い過ぎるような気がしますが、これはどういうわけですか。
○安井謙君 これは、この前も問題になつたのですが、委員会でやるといういうわけには行きませんか。
【次の発言】 緑風会は如何ですか。
【次の発言】 小笠原君の意見に賛成です。
○安井謙君 二十一日に一応予定するということは、まあ我々も別に異議がないのですけれども、今のように議案の内容の問題もあり、又各党の大会と言つた問題や何かにぶつかつたりすると、そこを一両日の問題は、もう少し間際になつて議運なり何なりへお諮りするということにして頂きたいと、こう思います。一応二十一日ということにしておきまして、その前後に議運なり何なりで、もう一回確定したものについてやる……。
○安井謙君 一応水曜日に。
○安井謙君 それは木村君がさつき提案したのは、一つのとに角、問題にするしないにかかわらず、新しい事態が一応あつたから提案したのであるし、その問題と関連して、今草葉君の答弁もあつたのです。そういう問題は、理事会の決定通りの事情とも違つた要素もあつたというようなこともあるのだから、この際一応、官房長官の話を聞くということは、これは皆さん認めてもらつていいのじやないかと思います。
○安井謙君 椿委員長が、ちよつと所用で出張しておられて、十日頃まで帰つて来られない。それから公聴会が先になるからというので、事前に委員長とも打合わした上で御了承を願つておる次第でありますから、よろしく……。
○安井謙君 今いろいろお話伺つて事情誠によくわかるところもあるのですが、今度の要求自体も相当大幅なものだと第三者としても考えられるのですね。従つて両方で非常に強く突張り合つている結果がこの第三者が非常に困るという状態なので、今のお話じや連盟側が非常に頑迷固陋だという、その点もあるのでしよう。同時に今組合で要求されている態度というものもこれは余地はないのですか。もつと今のここまで来た社会情勢というものを考えて。
【次の発言】 それで今のそういう関係で第三者の影響を考慮されるということで、こういう具体的対策は連盟も一応折れるものもあるし、回答も二、三やつておるというようなことに対して組合測としての……
○安井謙君 今早川さんのお話の、まあ能率増進の問題なんでございますが、この前組合のほうから伺つたところによりますと、この能率増進は企業努力でなくて、勤労努力によるものが大部分であるというような見方をされておつたようです。まあそれに対してもうちよつと具体的に能率増進の何割ぐらいは企業努力によると、こう言えるかどうかといつたようなお話が伺えれば……能率増進によつて標準作業量を変えなければ、自然賃金の実質上昇もあるんだと思いますが、それはどの程度に上つて曲るか、その点をお伺いできればいいと思います。
【次の発言】 村木さんは今ネツトの利益が五十円だというお話ですが、それは金利や何は含んでのことですか……
○安井謙君 ちよつと伺います。今の調停案をお出しになる前に、その期限とか予算編成の時期というようなものについて、委員会として御折衝なすつておるわけですか。
○安井謙君 簡単に一、二点政府委員にお伺いしたいのですが、これは政府委員にお伺いしていいかどうか……、この斡旋案が出されましてそれの前後における中労委なり政府のとられた態度について、いろいろ御批判があろうと思いますが、その御批判は別にして、結局斡旋案を一方が呑まなかつたことによつて、緊急調整の措置をとらざるを得なかつた、これはそこまでしか今の新らしい労調法で途がなかつたかどうか、或いは又そういう途がなかつたとすれば、もう少しこうやつて行つたほうがいいのじやなかろうかといつたような法的な感想なりお考えが若し承われれば、簡単でいいのですが承わりたい。
○理事(安井謙君) 只今から労働委員会を開会いたします。
本日は都合によりまして委員長が出席いたしませんので、委員長の委託により私が委員長の職務を代理させて頂きますからよろしくお願いいたします。
ではこれより電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案につきまして、本法律案の取扱い方法等当面の措置に関しまして協議したいと思います。
速記をとめて下さい。
午前十一時八分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。
それでは懇談中におきまして協議決定頂きましたように、本法律案につきましては公聴会を開催することといたし、なお本法律案の審査のため議員派遣要求書を提出することに……
○安井謙君 それじや逆だろう。
○政府委員(安井謙君) 私から……。
【次の発言】 いや、議事進行じやないのですが、大臣の答弁を補足してちよつと私から御説明を……。
【次の発言】 いや、今までの答弁について補足して御説明したいと思うのですが、お許しがなければ……。
【次の発言】 これは補足的な答弁になると思いますが、私はまあ江田さんにこれは釈迦に説法のようなことでどうかと思うのですが、ストライキというやつは元来が労使双方の紛争を解決する手段として労使双方の犠牲において解決をするというのが本来の建前であろうと思うのです。それに対してあの電産ストの場合には労使双方における犠牲というものは非常に僅少である、而も第三者に与える影響と……
○政府委員(安井謙君) 田畑さんのお説の通りに全く私ども同意見なんでございます。これはお話の通り参議院におきまして自由党も入りました共同提案で出ております。衆議院でいろいろな御都合で審議が延びておる間に流産になつておりますので、労働省といたしましては、是非ともこれが実現して福祉に寄与したいという考えでおります。
○政府委員(安井謙君) 只今塚田郵政大臣からいろいろ具体的にお答えがあつた経過と大きな変りはないのであります。調停が成立いたしまして、何とか実現することが望ましいと考えており、でき得る限り御協力申上げる考えであります。
○説明員(安井謙君) お答え申上げます。第一点の郵政職員の給与問題につきましては、各方面のいろいろ御心配を頂いておりましたが、両者の団体交渉が妥結いたしまして、これは今日問題を残しておらないように伺つております。 第二点の日雇労務者の賃金ベースの問題につきましては、これは今日お手許に書類を差上げたかと思つておりますが、予算措置ができませんために、これを正式に幾ら幾らにするという正式の交渉ができないことは大変残念でございますので、実際上の措置といたしましては、これを約一割方平均賃金を上げるという措置をとりまして、九月十六日以降実施いたすように取り運ぶことに相成つておる次第でございます。 それ……
○説明員(安井謙君) 実は前側の委員会でいろいろと労働省の予算について御質問なり御厚意のある御鞭撻がございまして、事務当局からもいろいろな説明を申上げたと思うのでございますが、それにつきまして更に資料の御注文がございましたので、事務当局或いは労働省としてでき得る限りの資料を作りまして、只今お手許へ差上げております。この内容につきましては一つ事務当局のほうからお聞き取りを願いたいと思います。
【次の発言】 今の業務量に比例した場合に、どうなるかというお尋ねでございますが、この点につきましては、旅費にしろ、いろいろな物件費にしろ殖えておるということも考えられませんので、ちよつとこれは直ちにどの程度……
○説明員(安井謙君) 只今伺いました愛知県、富山県の台風被害の実情について十分拝承したわけであります。先ほどお話もございましたように、六月末の九州地方における水害に対しましては、金融公庫の融資或いは失対費の特別措置といつたような具体的な手を打つているわけであります。更に愛知県、富山県につきましては、只今実情を調査いたしまして、これに準じた扱いのできるように最善の努力をいたしたい、こう考えております。
【次の発言】 只今具体的な数字の御要求がありましたようでございますが、まだ具体的にどうするという決定まで至つておりません。お申出の通りにできますかどうか疑問だと存じますが、大体九州の実情に準じたも……
○政府委員(安井謙君) 先ほどのお話のように、只今の賃金が決して十分なものじやない、大変に不足なものであろうということはわかつております。併しまあ何分にもこれは国費から出る、租税から出るものでございまするし、又今の識別の賃金表が確定いたしませんと、これによつてどの程度のものが適当であろうという結論は今のところ下せないという実情なんであります。ただいろいろな御趣旨をよく伺いまして、この表ができ次第、できる限り御希望に副い得るように最大の努力をいたしたいと思います。
【次の発言】 御存じの通りにこの日雇労務者の賃金は、その職種の受けるべき賃金額の九割ということに相成つておる次第でございます。これに……
○政府委員(安井謙君) 前回の委員会に引続きまして、今回の日雇労務者のことで当委員会で要望事項の申入があることを伺いました。国会の決議の前提としての委員会の申入でございますから、政府といたしましては御趣旨のほどを十分に勘案して、でき得るものについては極力副いますように努力をいたすつもりであります。ただ、従来政府が考えておりまする考え方から申しまするならば、日雇失業者の問題と申しますものは、飽くまでこれは正常な雇用契約とはやはり質的に違つておるものだという見解は従来と変りなくとつておりますることは事実なのでございます。併し御趣旨の点につきましては、十分関係方面とも連絡いたしまして善処して行きたい……
○政府委員(安井謙君) 労働金庫法案が通過いたしましたら、その法律の精神に則りまして政府もできるだけ運用に遺憾なきを期したいと思つております。
○政府委員(安井謙君) 伊能さんの御質問にお答えいたします。本来大臣が参つてお答えするはずでございますが、只今ちよつと医者に参つておりまして、帰り次第又御疑問の点についてはお答え申上げますが、代つて御答弁申上げます。 今度の法案は、御存じの通り昨年の電産及び石炭と非常に苦い経験に鑑みまして、これが直接の動機になつて出したわけであります。更にその法律を出しました根拠はどうかというお尋ねでございますが、これは第二條に言つておりますいわゆるスイツチ・オフの行為については、これは明らかに従来とも違法であるという解釈が成立つておつたわけであります。更に新しく発電所、変電所の職場放棄、そういつた問題につ……
○政府委員(安井謙君) そこの御事情をちよつと御説明申上げます。昨日来通産大臣、法務大臣の出席の御要求がありましたことは私どもよく存じておりまして、あらゆる手を尽して本日の出席を求めておつたのであります。先ほど非公式にお話があつたかも知れませんが、通産大臣は四十度の熱を出しており、法務大臣は昨日来めまいがして、目下医者を呼んで注射中であり、どうしても本日の出席は不可能であるということであります。それで、いろいろ様子を伺つてみますところ、明日の朝から無理をしても何とか出て来られるのじやないかという事情にはございます。で、なお正式に政府の責任者からこの点についてのいろいろな事情を聞きたいという委員……
○政府委員(安井謙君) お答え申上げます。只今お話の一条二項で違法性が阻却されるという範囲が規定されまして、その阻却されない場合には、これはそれぞれの鉱山保安法、或いは公共事業令に設けておりまする罰則の箇条になります。それから又民法或いは刑法上の刑罰を受けるのも、この法律の性格上止むを得ないかと存じます。
【次の発言】 これはやはりその個々のクースによりまして、それぞれその法に従つて判断されるものであると思うわけです。
【次の発言】 只今のお話は、三条が恐らく鉱山保安法よりはもつと広い解釈ができるというお話だと思いますが、この法律の精神は逆でございまして、鉱山保安法の場合に、特にこの三条で謳つ……
○政府委員(安井謙君) 先ほど、前回の委員会でも申上げました通り、七月中に調査の結果を出しまして、八月中いろいろ検討いたし九月から実施のつもりで予定を進めておりまするが、詳細のことにつきましては、関係係官から御説明させたいと思います。
【次の発言】 政府といたしましては、先ほどいろいろ御答弁申上げました通りに、国できめられました事柄については、これはストライキとか、争議の対象にはならない、団体交渉の対象にはならない。それ以外の問題では、地方でそれぞれ御交渉の結果おきめ頂くわけでありまして、一応実情は明白であろうと存じておりますが、更に無論問題があつて、委員会なり、議会でお取りきめを頂くなら、そ……
○政府委員(安井謙君) 只今上條委員の御指摘になりました近江絹糸の問題は、従来とも当委員会でしばしば問題になつておる点であります。労働省にもご注意もあり、いろいろとそういつた行過ぎのないように今までも十分注意を払つておる問題であります。御指摘の通りに労働基準法について女子の深夜業でありますとか、或いは労働安全衛生規則、寄宿舎の規則といつたような点で違反事項があつたことも事実でございます。又不当労働行為と目さるべきものもあつたことも事実でございます。これに対しましては、労働省としても十分な監督と勧告をやつておる次第でございます。 更に最近役員の選挙につきまして十一名の立候補者が辞退をしたという……
○説明員(安井謙君) まあ文字通り遵法闘争でございます限り、これをとやかく言う筋のものじやないと思いますが、これに伴いましていろいろ派生的な問題が起きますとこれについては深甚の考慮をいたさなければいかんのじやないかと思つておる次第でございます。
【次の発言】 いろいろ見方によりましてむずかしい問題もあろうかと存ずるのでございますが、先ほど通産大臣の御答弁にもありましたように、先ず財政全般の問題から政府といたしましては、まあこれがぎりぎりの措置であるという方針を決定いたしておる次第でございます。労働省としましても裁定の精神はでき得る限りに生かしたいということで今日まで参つておる次第であります。全……
○政府委員(安井謙君) 大臣がおりませんので、大変失礼ですが、代つてお答え申上げます。あらかじめ仲裁裁定を予定して予算を組むということは、これは恐らく不可能だろうと存ずるのでありますが、大体仲裁裁定は、三十五条で言つております通りに、最後的決定として極力尊重しなくちやいかんということも事実でございますので、これと予算との関係とを如何にして噛み合し得るかということにつきまして、十分関係の各省で研究中の次第でございます。ただ政府といたしましては、国会開会開会後五日以内に取りあえずこの裁定案を国会へ提出する義務がございますので、差当り出して御検討を願つている次第でございます。
○政府委員(安井謙君) 大臣が今日どうしても外されませんので、ちよつと代つて御答弁申上げます。 先ほど委員長のおつしやいました今後の貿易或いは特需の見通しについてはどうだというお考につきましては、これは改めまして通産省からも御説明を申上げることに相成るかと思いますが、政府としては、大体の見通しとしては、只今委員長のおつしやつたような方向にある。ただ内容の切換えと申しますか、転換が行われておるので、こういつた事態が起つて来ておるように考えております。なお対策といたしましては、これは具体的な労働省のほうの労働対策としましては、いわゆる今度馘首されます人たちはいずれも失業保険の給付を受けております……
○政府委員(安井謙君) 只今の佐多委員の御質問に関連してちよつとお答えしたいと思いますが、失業対策連絡協議会は今のような恰好で非常に不活溌になつておりますが、実はこの問題が起りましたので、前回の委員会でもお話もあつたのですが、関係各省のこの連絡協議会というやつを持ちまして、これは非常に深い関連を持つて今日まで進めておる次第でございます。更に併し、それだけでは非常に制度としても弱いものでございますから、更に必要ならば官制にまでしたほうがよかろうかどうかといつたような点をも今よりより協議中でございますので、是非御趣旨に副いたいと存じます。
○政府委員(安井謙君) 先ほど菊川さんからもいろいろ公労法の根本問題について御質疑があつたようでございますし、又成瀬さんからもお話がありまして、公労法自体についての御批評はこの際いろいろ頂きまして、又十分考慮したいと思います。現行あります今日の法律は、とにかくでき得る限り政府も仲裁裁定を尊重しなければいかんという精神を三十五条で謳つております。併しこれは予算上質金上呑めない場合にはこれは議会にその意思を問え、こういう両建になつておるものと解釈しております。
【次の発言】 三十五条の最終的決定として尊重して行かなければならないことはよくわかつておりますが、仲裁裁定自体が必ずしもベース・アツプ一方……
○政府委員(安井謙君) 只今大臣が参りまして、又十分御説明すると存じますが、時間の関係もございましようし、一応経過を事務的に御説明申上げます。一昨日の労働委員会におきまして、仲裁裁定に対しまする各八企業体に対するそれぞれの議決が行われた次第であります。その議決はいずれも労働委員会で一昨日の夜十一時頃行われたわけでありまして、恐らく本日の本会議を通過して直ちにこちらへ回付されると存じますが、事前に事情を御説明申上げますと、企業体の仲裁裁定そのものにつきましては、実施の時期を一月以降にこれを実施する、こういうふうにそれぞれの八企業体が決定をいたした次第でございます。なおそれに伴いまして、別個に労働……
○政府委員(安井謙君) 山田委員にお答え申上げますが、誠に御尤もなお話でございまして、過般来労働省もいろいろ実情について陳情も頂いております。又御趣旨の線に沿つてて推進もしておる次第であります。外務省、大蔵省もその趣旨につきましてはほぼ了解の域に達しておるような状況でございます。何分予算措置を伴う面があつたりいたしまして、手続としまして、今直ちに実施するというところまで行つておらない次第でございます。併しでき得る限り労働省としましても、今後推進いたしまして、御趣旨に副うように努力いたしたいと思つております。 なお、その他の点につきまして福島長官から申上げます。
○政府委員(安井謙君) 市川さんにお答え申上げますが、先ほども御指摘になりましたこの婦人の人身売買、殊に年少婦女子の人身売買につきましては、労働省も非常に大きな関心を持つて、いろいろそれぞれの専門部局で検討いたしておる次第であります。その対策の一環といたしまして、そういつた事情にある、境遇の子女を対象にいたしましてそういつた売買を免れる一つの方法として、一定の資金を貸付けるような機関を設けて、これが救済を講じてはどうかということを目下労働省内部でも鋭意研究いたしております、まだいろいろな金融操作の面、技術的な面或いは資金、予算の面から、結論にまで到達しておりませんが、御指摘のようなものを今後と……
○政府委員(安井謙君) 吉田委員にお答え申上げます。日雇労働者の実情が相当恒久化しておる。で臨時立法のような形のままではいかんのじやないかというかねてからの御質疑なり御要望があつたことはよく存じておりまして、事実そういつた傾向があることを政府もよく存じておる次第でありますが、事柄の本質自体は、やはり国家が公共事業費その他で職業を斡旋できない、止むを得ない失業の皆さんに対して、失業対策費でこれを救済するという失対自体には変りはないのでございます。併し、でありまするから、でき得る限りその他の恒久的な事業に吸収されることを最善の努力目的にいたすべきではありますが、只今言われましたようないろいろな実情……
○政府委員(安井謙君) 労働省の所管にかかわります関係職員の不正事件につきまして、政府の処置に対して当委員会のいろいろな御質問に対して労働省の実は幹部が手違いから出席をいたしませんで、相当委員の各位に御迷惑をかけましたことを改めてお詫び申上げる次第であります。 この事件の内容につきましては、私どももかねがねぞれ聞いておりました次第でございます。本日も又いろいろと御質問なり或いは又将来に対する御意見も伺つた次第でありまして、これも当委員会の御意向のあるところは、先ほど関係の政府説明員からもよく伺つておりまして、万遺漏なきを期したいと考えておる次第であります。 御存じの通り、労働省は比較的こう……
○安井謙君 いつに比べてですか。
○安井謙君 極く簡単に大蔵大臣にお伺いします。今の政府がいろいろと地方税の国営移管を意図なさつていらつしやるのですが、それは各地方の財源の偏在を正すという意味からすれば一応御尤な面もあると思うのですが、これを強行されることについて、やはり地方自治体と申しますか、地方制度の本質から見て、中央集権的に税金を集められるということはどうかと思われる節も相当あろうと思う。今後の御方針は大体どのような線でおやりになるつもりであるか。
【次の発言】 その意味はよくわかるのですが、財源の調整をやられると同時に、地方自治の精神から申しますならば、中央、地方の特殊性を活かし、或いは地方の財源事情についてそれぞれき……
○安井謙君 ちよつと関連して。個々の場合という場合ですが、何か大蔵省あたりで具体的に考えられておるような場合がありますか。
【次の発言】 今これに関連してであろうと思うのですが、衆議院でも附帯決議もつけておりますが、附帯決議の内容については、大蔵省としてどういうようにお考えになつておりますか。
【次の発言】 今お話の通り、満鉄会も非常に質問の重要な目標の一つなんですが、これは、そういうような場合、法人組織というものでなければ、これは原則は許されないというつもりでおるのですか。
【次の発言】 御尤もなんですが、御存じの通りに、ああいつた処理は、非常に人手を食うし、又かなり熱心な団体でなければ、な……
○説明員(安井謙君) 藤田委員にお答え申上げます。お話の通りに一般の緊縮財政によりまする雇用関係の悪化、殊に、この石炭の不況、計画造船の遅延、鉄鋼或いは繊維関係の不振といつたようなものから、雇用状況がかなり悪化しておることは事実でございます。これは極く簡単に状況を申上げますと、大体今年のこの雇用指数から見ますと、本年一月に一〇五でございましたものが、総合的には雇用指数は必ずしも下つておらんのでありまして一〇一くらいに上つておりますが、鉱業方面では九〇でございましたのが八七・五に下つて、完全失業者の動向から申しますと今年一月に三十九万人おりましたものが、本年五月末では五十八万人になつておる。或い……
○政府委員(安井謙君) 労働省の関係一の整理につきまして概略の御説明を申上げます。 今回の人員整理におきまして、労働省の整理数は一般会計におきまして一万五千四百二十一名のうち六百六十八人でございます。お手許へ資料を差上あげてあると存じますが、一般会計と特別会計とに中味は分れておつたのでございますが、内部部局では大臣官房のほうが四百四十八名のうち改正後の定員が四百五名となりまして差引減が四十三名ということに相成つております。これに対しまして現在実員は四百四十名でございます。 それから次は労政局でございますが、合計七十八名に対しまして改正後の定員は七十三名で差引五名の減員ということになつており……
○政府委員(安井謙君) 相馬委員にお答え申上げますが、今後の緊縮予算の発展に伴う雇用関係、或いは職業安定関係の施策如何という御質問であつたと存じますが、我々もこの緊縮予算を実施いたしますについて、相当な雇用面における失業者の増大もあるということを考えまして、予算の面におきましては失業救済費に若干の、今年度の緊縮にかかわりませず、失業面には若干のこの予算の増額を見込んでおる次第でございます。大体の二十八年度の傾向から二十九年度について申上げますと、大体二十八年の二月、三月が失業者群としてはピークでございまして、五十万から六十万の完全失業者を出しておつた次第でございます。これが駐留軍の首切りの問題……
○政府委員(安井謙君) お答え申上げます。三公社五現業の公労法適用の企業体におきましては、これは当然こういつた不払という問題は起り得ない。あればそれは監督官の摘発その他の適当な処置がとられる、こう心得ております。
○説明員(安井謙君) ちよつと始まる前に委員長にお伺いいたしますが、私ども本日は大臣の出席を求められておりますが、委員会の出席が閣議のため遅れておりまして、それで終りますれば、直ちに参つて御説明をいたします。
先ほどちよつと伺つておりましたが、本日政府の出席は、これは国会の成規の手続きによる委員会に出席を要求されたものと心得て御答弁申上げてよろしうございますか。
【次の発言】 それでよろしうございますね。
失業対策の問題についてでありまして、特に日雇労務者の夏季手当をどうするかという問題についての政府の態度或いは最近の経過というものについての御質問でございますが、従来から日雇労務者に対する……
○政府委員(安井謙君) けい肺病院の北海道のお尋ねでございますが、けい肺病院北海道につきましては、二十八年度の方針としまして、岩見沢、美唄と両方に設置をするというふうに方針が決定いたした次第で、予算の関係が二十八年度におきましては美唄のほうへ廻しまして、二十九年度から岩見沢と両者でこれを配分してやつて行く、こういうふうな方針で進んでおるのであります。(一おかしいな」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 予算措置の数字は幾らでございましたか。委員長(栗山良夫君)美唄一億三千六百万、岩見沢一億一千四百万。
【次の発言】 今吉田委員から御指摘の通り、それは言葉が大変足りませんので、美唄に作ると、それから岩見……
○説明員(安井謙君) 最近における雇用状況の全般について概括的に御説明申上げます。 政府は前国会におきまして、失業情勢をほぼ保合と楽観しておつたのでありませんが、失業者の発生がまあ最近の状況ではやや増長傾向を示しておるようでございまして、二十九年度における失業情勢を見ますと、必ずしもこれを楽観し得るというような、手放しで楽観し得るというふうな状況にもなかろうかと存ずる次第でございます。 で、御存じの通りに予算編成に当りましてもそういつた情勢を予測しまして、窮屈な国家財政にもかかわらず、失業保険におきましては二割増、それから失業対策事業費としましては人員においても五%、費用におきましては一割……
○政府委員(安井謙君) 労賃の面についてお答え申上げますが、国民経済の比率を占める労賃が非常に重過ぎるか或いはまだ安過ぎるかという点では、いろいろ御議論があるかと存じますが、これは前回におきまして労働大臣も御答弁申上げましたように、国民所得の中に占める勤労所得の比率が四八%を超えておる、人員の割合では勤労者は国民全体の三七%であるというような現状から見まして、労賃が今日の国民経済から見れば限界点に来ているであろうというような推測は、我々は一応立てておるわけであります。今後の労賃の上り下りその他の問題につきましては、主として労働の生産性と結び付けて考えて行きたい、かように考えております。
○政府委員(安井謙君) 職業安定と申しますか、職業紹介につきましてボスの介入を排除するという精神は今後とも十分守つて行きたいと思つておる次第でありますが、まあ港湾労務につきましていろいろ特殊の事情、条件といつたようなものがあることも御承知の通りでありますし、その精神とするところは、今のボスの支配とか或いは中間搾取のないような機構を今後とも進めて行く予定であります。更に個々の具体的なこの規則の改正云々の問題につきましては、只今安定局長が参ると思いますから御返事申上げたいと思います。
【次の発言】 いろいろな問題がありますので研究はいたしておりますが、今これを直ちに改正するということで、ここで改正……
○政府委員(安井謙君) 只今委員長からお話のございました労働基準法施行規則及び女子年少者労働基準規則の改正に関しまして、一応の労働省といたしまして事務的な試案を作りまして、これを中央労働基準審議会の御意見を伺つたわけでございます。御承知の通りの答申案が出ました。この中には相当数三者の御意見一致して政府の試案に対して御賛成を表せられておる向きも相当多数ございます。又一部にはまだ御議論のある点もあるように見受けております。この答申案の意見につきましては、今後労働省といたしましても十分慎重に検討いたしまして、今後の結論を出したいと思つております。只今のところまだこの答申案をそれじやどういうふうに扱う……
○政府委員(安井謙君) 電産の賃金争議の経過につきまして、只今委員長から大体の経過についてのお話があつたようでございますが、政府としまして、その経過並びに今後の見通しにつきまして一応御報告申上げたいと思います。 御承知の通り、三月十八日に中央労働委員会は電産労組及び中部を除く企業別労組に対しまして、本年四月以降新賃金として原資の六%の定期昇給制度、一時金五千円の支給の調停案を提出したわけであります。これに対しまして、組合側は関西電力労組が三月三十日に拒否の回答を行なつたほかは、各労組とも調停案を受諾いたしました。電産労組は四月十四日受諾の回答を行なつた次第であります。経営者側といたしましては……
○政府委員(安井謙君) 吉田委員の御指摘の通りに今日の緊縮財政に伴ういろんな労働、失業問題、これらは非常に重要な問題でございまして、労働省といたしましてもいろんな方面から調査も進め、対策を練つておる次第であります。併し只今のところ前側の石炭問題或いは今回の造船問題につきましていろいろ御説明ありましたように、まあ石炭の問題の場合にはこれは重油の対策、それから値下りを見越しての買控えといつたような時期的な問題が非常に出ておりまして、実態以上に憂慮されておる向きもあるのじやなかろうかというふうなこともございます。 それから造船関係にいたしましても、こういつた数字が出るのでございまするが、これも今の……
○政府委員(安井謙君) あの当時持永委員は御存じの通りに政調会の労働対策部長でございまして、最も重要な関係者で、その関係者を中心にしました取急いだ、まあ懇談会のような形式で政調会の中で議論がなされた次第である。従いましてその後の経過で会長以下正式の役員で構成されました審議会の形式上の結論というものはまだ得ていません。併し方向としましては、大体そういつた責任者が出て、その方向で進めておるというような事情であろうと思います。
【次の発言】 やはり政府のほうで事務的な法案と待ちまして形式的なものは決定するような形に、まあ原案にぶつつけましてそうしてそれで決定するということになろうかと思いますが、内容……
○安井謙君 今のお話で大体わかつたんですが、そうすると、警察費の赤字というやつは幾らになるのですか。今の四十億の中で。
【次の発言】 そうすると、三十億というものは今度の恒常的なものとなつて来る、こう考えていいのですか。
【次の発言】 そうすると、実は地方のほうでは、交付税なり譲与税というものは財政一般の赤字を補填すべきものとみる性質のものである。警察費の額というやつは、これは特別の制度改正により生じた特殊のものであつて、これはこれとして一本の項目ではつきり見るべきではないかという議論を立てておるのですが、同時に他の赤字も相当実は考えてくれと、こういう要求になるのだと思うのですが、こいつが一般……
○安井謙君 異議はありませんが、附則なんかでそういうことを取りきめるということは、なんですか、法律上別に問題になるようなことはないのですか、当委員会の立場として……。
【次の発言】 お急ぎのようでありますから極く簡単に伺いますが、先ほど勤労所得税はちょっと苛酷に失するようだという大臣の御感想でありますが、これは結局まあ減税をやるというお気持でしよう。事務当局の話では、今年でもう自然増は先だつての補正予算で取つた以上の財源は見込まないというようなことになっている。今の豊田さんの質問のような点も併せていろいろ新考案をお考えになるということになりますと、どうしてもどこか新らしい税源を見付けなければい……
○安井謙君 関連質問。今の秋山委員から法定外課税の問題が出たので、ちょっと関連してお伺いしたい。今年のようにたとえば農作物が非常に豊作で、農民とか地方民の経済状況が比較的よくなっておるにもかかわらず、地方自治機関の方は依然として赤字で、私は税制自体が非常にむりになっておると思う。地方税の体系自体が。そこでその穴埋めに今のような制限外課税のような問題が起きてくるんじゃないかと思うのですが、放置しておくと地方がそれぞれまちまちになるし、今秋山委員の言われるような欠陥も出てくると思いますので、私はそういった地方の経済状況にマッチした地方税の増減というか、伸縮のできるような点をもう少し根本的に考えてい……
○安井謙君 今の小林君の質問にちょっと関連して警察庁にお伺いしたいのですが、選挙法が非常に最近ひんぴんとして変るというようなことで、取締官のほうからいっても、いわゆる戸別訪問とか買収とかいったような問題については、これはまあ従来と同じような観念でやる。いわゆる形式犯といいますか、名刺を使っていくというようなものについては、かなり解釈がまちまちになって、実際の取締り上その地区で解釈が違ってくるとか、あるいはそごを来たすといったような事例はあったように思いますが、その点はどうですか。
【次の発言】 実際の問題として、同じ選挙区の中で、警察の管轄の違いによって、解釈が異なる。また、あるいは明らかなる……
○安井謙君 今、森下委員、石村委員からいろいろお話があったので、私は蛇足の程度ですが、実は、この法律案を出す趣旨は申すまでもなく、なるべく適正な税率と公正な徴税ということを目標にして議員提出案が成立したわけです。しかし、実際にはこれが業界に与えた衝激というものは、われわれの予想以上に非常に手ひどいものであることは事実であるのです。これについて自治庁事務当局とも業界の実情をよく打ち合せた上、かなり誤解のある点は取りのけられたし、相当な程度の了解点までいっていると思いますが、まだ実際問題として業界自体が非常に気持よく納得していない部分も相当あることは事実です。一例をあげますと、風俗営業といっても、……
○安井謙君 自動車の許可の問題が大分あったようですが、私は許可の問題でなく、今動いている自動車の交通整理については、警察庁長官がおられますからついでに聞いておきたいと思います。非常に駐車場その他混乱していると思うのでありますが、いろいろ民間やその他で駐車場を置くとかという案が出ているようでありますが、なかなか具体的にはかどらない。それでもう少し警察庁と自治体というものが積極的に駐車その他の問題について方策を立てるようなお考えはありませんか。簡単に言うと、置場所がめちゃくちゃになって交通上も非常に混乱しておるが、どうだろうか。
【次の発言】 大ビルが建った場合の駐車場については、今ビル自体が相当……
○安井謙君 今の見込み違いということなんですが、その見込み違いがどういうふうな基礎数字になっておるのか、あるいは税率が低くなったか、こういうことに対する具体的な資料は出ておりますか。
【次の発言】 そうすると、税率の下ったのに比べれば収入は減つていないというわけですね。比例してそれ以下に収入が減つておるというわけじゃないというわけですね。
【次の発言】 そういった今の入場料金がどの程度に下ったか、そういったより正確な数字というものはデータがありますか、できますか。極端に言えば徴収率がどうであったかということにもなる、それはむずかしいかな。
○安井謙君 深川委員の御質問は非常に重大な問題で、広範な問題を含んでおりますので、今警察庁長官一人のところでやってもなかなか解決はつかんと思いますから、これは重大問題でありますから、あらためて一つ関係当局を呼んだ上で御質問をやっていただくように取り計らっていただきたいと思います。なお、今日の日程には相当議案や法律の審議があると思います。これは与党であるおたくの議員から出された法律案もあると思うので、この委員会の運営をなるべく順調にやっていただいたらどうかと思います。
【次の発言】 提案者に伺いますが、いまのようた警察庁の御説明の通り、賞品を出すとか、あるいはそういった射幸心をそそる行為のある営……
○安井謙君 それは違うよ、ページが少し。
○安井謙君 今のお話でありますと、一般の税率が下ったからして、そういう面から大して影響がないので、これを第一種から落した、こういうようなお話であったようですが、しかし、これは第一種からほかの方の種類の方面にクリーニング業を転換させるということは税率云々の問題ではなくして、そのものの事業内容について私は理由があるので、そういうふうに外したものだと、それを税率のみでもって大した影響がないから、もとの方に戻すということはちょっと受け取れないような感じがするのですが、その点について。
【次の発言】 この特別所得税に移したという理由は、業界の性格から言って正しいことじゃない、当時の税率の適用から見て移し……
○安井謙君 今までいろいろ御質問がありましたが、私は簡単にお伺いしたいと思うのですが、今までおっしゃった大蔵大臣の地方の赤字対策としては、これは地方の財政をもっとなにする、これはおっしゃる通りだろうと思います。さしあたってしかし本年度の問題としては、どうしてもやっていけないなにがある、ほんとうに自治団体として苦労しておって、見るに忍びない団体がある。そこで団体として、再建整備法が一日でも早く通ってくれれば、これをかたにでもして、また当面の糊塗策を講じようと思っておる団体もある。これを混同して考えることはおかしいと思う。少くとも当面の問題に対しては、先ほど小林さんも言われましたが、何か政府として……
○安井謙君 その一般財源では今言われたような、お話のようなところからやられても、これはやはり起債の幅で増減されると解釈すべきじゃないのですか。それともう一つ七十三億ということしの金はこれはある程度確定したもの、動かない金額ですか。これも税収によって動く金額じゃないのですか。
○安井謙君 私は自由党を代表いたしまして、衆議院から送付せられました昭和三十年度予算三案に対し賛成の意を表するものであります。 本案は、申すまでもなく衆議院において政府原案を民自両党で修正し可決の上本院に送付されたものでありますが、本案の本質に融れる都合上、まず初めに民自両党の修正前の政府原案について一言いたしたいと思います。 鳩山内閣が成立いたしまして以来、政府与党はさまざまな公約を掲げてその実行を国民に約束いたしました。その結果として過般の総選挙を経て、第二次鳩山内閣が成立したわけでございますが、さてその公約が予算案にいかに盛られたかと申しますと、これは一兆億のワク、均衡予算という原則……
○安井謙君 私と秋山委員と二人で山形県大高根の警備警察の事件調査に参りましたので、その概略を御報告いたします。われわれは十月二十一日より二十三日まで三日間にわたり、警備警察に関し、九月十七、十八両日山形県大高根基地測量の際惹起した警察と地元側との衝突事件の実情を調査して、警察行政の改革に資する目的をもって現地に派遣されたのであります。以下その概要を御報告いたします。調査の方法としましては、十月二十二日村山市役所戸沢支所におきまして、当局側は古城警察本部長以下関係警察官、仙台調達局石川不動産部長、県、市側、華山副知事、伊藤村山市長、地元側、白鳥更生同志会長細谷富士郎、大高根軍事基地反対共闘委事務……
○安井謙君 さっきの木村君の質問に関連しまして一言伺いたいのですが、例の〇・二五を地方が支給しなければならぬ場合には、節約はやれるだけやれ、しかし足らない場合の短期融資の措置をとられるというお話ですが、これは年内に全部を片づけられるつもりですかどうですか。たとえば幾百幾千ある公共団体に、一々年末にこの措置ができるとも思えない。そこでさしあたっては節約以外の流用財源のようなものも認めて措置をしておいて、いわゆる短期融資というものは来年の一月以降に入ってもその措置を財政当局は認めるという行き方でお考えになっているのか、それとも全部そういった短期融資の措置は、折衝をやって、年内にすべて片づけてしまう……
○安井謙君 今の小林委員の場合に関連して、法律が強制していないという意味だったが、大体において、これは常識的にいって、特別会計を設けて、家賃に転嫁するという建前になる可能性が非常に強いのだ、あの転嫁は、法律で転嫁することが認められておるのであるか。精神からいってどういうものですか。転嫁するということは。
【次の発言】 今の、当然そういう固定資産税というやつを、コストがかかることによって、コスト計算上、これを家賃へ転嫁していくということは当然のこととして考えられるのですかね。これは一般にいって、鉄道なんかにつきましても、それだから運賃を上げるのだということを当然言えるというふうに解釈できるもので……
○安井謙君 今のに関連しまして、これは法案が来るのが非常におくれたのだから、委員会として政府の希望通りに沿えるかどうか、これは問題があろうと思いますが、しかし、何せ年度に入って、実施が迫られておる内容でもあるし、政府の仕上げの期日に対する希望なり、あるいは委員の大体の意向なり段取りがもしお話し合いがつくようなら、予定というか、日程表のようなものを、大体のスケジュールをきめていただければ好都合じゃないかという気もするのですが、あわせて、これはどういうふうになるかわからぬが、お諮り願いたいと思います。
○安井謙君 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題になっております補正三案に対して賛成をいたすものであります。 今回の予算補正の眼目をなすものは、さきの臨時国会において決定せられました昭和三十年度の地方財政の赤字処理に関連する予算措置であります。 さきの臨時国会において地方財政の赤字処理が問題とされました際、私どもは地方財政を将来にわたって堅実な華盤の上に置くためには、地方制度全般にわたる再検討をなし、抜本的な対策を講じなければならない点を指摘いたしましたが、短時日の間にこれらの対策を樹立することはできないから、その解決を将来に譲って、さしあたり昭和三十年度の赤字について応急の措置……
○安井謙君 私は自由民主党を代表いたしまして、政府提出の昭和三十一年度予算三葉に対し賛成の意を表するものであります。以下、簡単に理由を申し述べます。 本予算は、申すまでもなく、第三次鳩山内閣の手になったものでありますが、今日日本経済界の現状を見まするに、過去二年間にわたる健全財政政策の効果はようやく現われ、物価は安定し、生産は拡張し、貿易は伸び、金融は緩和し、雇用関係も漸次改善に導かれつつあります。この経済的好転の好条件を背景にする一方、年来の懸案である保守合同による自由民主党の新政策を強力かつ合理的に盛り込んだものであります。 本予算につきまして、第一にあげられる特徴は、予算編成の過程を……
○安井謙君 それで趣旨はけっこうですが、一日は午前中に切り上げるというお話し合いに理事会でなっておると思いますので、これは念のために速記に入れておいていただきたいと思います。
【次の発言】 それから理事会で先ほど申し合せました今後の審議日程についての、これはもう非公式でもいいのですが、委員長から一つ大体お諮りを願って、申し合せたことについては御了解を得ておると思いますので……。
○安井謙君 私の方は別に格別質疑もないので、討論を省略したいと思いますが、社会党その他の……。
【次の発言】 関連して……、委員長の御釈明で了承しまして、その通り進めたいと思うのですが、今の山下君の御意見通り、採決のときには大臣がお差しつかえならば政務次官でも顔をお出しになるというのは、これはどこで見ても当りまえのことなので、その点はあわせて今後一つ十分お願いいたしたいと思います。(「その通り」「同感」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 それで異議ないのですが、特に健康保険の問題につきましては、社会党さんの方からも二つの案がそれぞれ出ておるようであります。それから自民党も最近これに対する態度を決定をするという段階に来ておるようで、政府も一体どういうふうに取り扱うのか、これは非常に大事な問題であるし、そのいろいろな関係を総合的によく相談をした上で扱うべきであると思います。あとの理事会ででも十分一つ御相談を願いたいと思います。
○安井謙君 お話の都合ですから一緒にやることはけっこうですが、時間もだいぶたっていますから、一つなるべく簡略にお願いしたいと思います。厚生省の関係もまた残っておると思うので……。
【次の発言】 理事会で一ぺん相談しましよう。
【次の発言】 片岡さんのせっかくのお話しではありますけれども、まあだいぶ前から計画もあるし、厚生大臣も忙しいところ来ておられるのですから、もう少し続けまして……。大体私は、これはまあ提案者から伺えばいい筋のもので、政府から伺うことはごく参考程度以上に出るのは、少々質問の逸脱になるだろうというような気がしておるのですが、まあそれはしかし関係のあることを言っちゃいかぬというこ……
○安井謙君 ただいま労働大臣から、本議決案の内容について詳しく御説明をいただいたわけでありますが、私基本的な問題について二、三の御質問をしたいと思う次第であります。 第一に伺いたいことは、本案は三年間の時限立法になって、三年間を経過したので、その処置を院議に問うという形で政府からお出しになった。これは法律によってお出しになったのでありまするが、その最初は、この委員会における審査省略ということを政府としては御要求になったように伺いますが、それが衆議院との関係でいろいろ議長のあっせんもあって、これを常道の委員会へ移すというふうに中途で御方針をお変えになったように伺っておりますが、これにつきまして……
○安井謙君 議事進行について。非難に専門的な御質問もあるようにわれわれは思うので、労働大臣も出ておられるので、この労働大臣で専門的な分については御答弁もお認めになるように諮っていただきたいと思うのですが。
【次の発言】 発言を許されましたので……。
今委員長が速記を調べると言って読み上げられたのでありますが、あの速記はまだ前後が非常に十分でないと思う。(「その通り」と呼ぶ者あり)だからその速記自身については、ことに後段の点においては非常に欠けておると思うので、これはもっと速記の整備をやって、これは改めて問題にしていただきたい。(「続行しろ、それじゃ」と呼ぶ者あり)
それからもう一つは、きょ……
○安井謙君 十二月三日午前十時からの開会に異議はありませんが、大体、これは理事会の申し合わせによりまして、午前中をもって打ち切りということのお話もあることも、念のためにつけ加えておきます。
○安井謙君 議事進行。健康保険法にお入りになるようなお話で、まあそれもきょうは若干それは入ることはやむを得ないけれども、午前中の商工との連合委員会で何か、社労の委員から、まだ御質問が残っておるような言い回しもあった。幸いきょうはいろいろと取りまぜてやる委員会でもありますので、これを一つできるだけお計らい願いたい。通産大臣は見えますので、一つその点をあわせてお取り計らい願うように御配慮願います。
【次の発言】 それは委員長はそう計らいたいというお話のようでしたから、私発言を求めて、幸いにも午後の委員会があるのだから、一つ午後に計らうように考えてほしいと言ったら、社会党の席の方から、賛成という声も……
○安井謙君 議事進行ですが、本件の審議につきましては、一つ午前中くらいで質疑を打ち切って、午後三時から討論採決に入る、こういうような段取りをつけていただきたいと思います。 (「賛成」「異議なし」「委員長、委員長」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 中田君からさっき災害対策の資料について委員長にさらに要求があったのですが、あれはどっちでまとめてくれますか。一体、審議室がやってくれるのか、自治庁がやってくれるのか。というのは、今の出ている資料はいろいろ各省別に出ているのだが、もうちょっと総合的に、財政的な見地で一覧表というのか、総括したようなものをほしいと思うのだが、まだそれは数字的に固まっていないものがたくさんあろうと思います。緊急的に今までこういうものをやった、あるいは年度内にこういうものをやる、それから恒久対策としてはこうだというような、各省を総合してのちょっと一覧表的なものを、今までの資料をさらにコンクリートに総合したと……
○安井謙君 内容じゃないのですが、少数意見というのはどの程度の人が支持したのですか。ちょっとその仕組みだけ。
【次の発言】 これは国会議員は入っておらぬわけですか。
【次の発言】 それは二十二人の……。
○安井謙君 いろいろお話がありましたが、すでに社会党さんは、岡田宗司君が関係大臣の出席を要求して、質問通告をして見えておるのであります。ということは三十二年度の、おっしゃる通りに予算の総括質問をやろうという御意思であろうと思います。この点については理事会できまっておるのでありますから、ぜひ規定通り御進行願いたい。(「理事会を開いてね、そうすれば話が早くきまる」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 本日のスケジュールはすでにきまっておりますし、佐多委員もお待ちかねのようでありますし、関係大臣が見えております。今の社会党の御発言については追ってその趣旨をできるだけ尊重して、できるだけ協力するようにあとで御相談するようにお願いしたい。
【次の発言】 質問者の時間は何分残っておりますか。
○安井謙君 それは、その資料のあるなしという程度は、非常に主観の相違でありますし、相当確信を持って答弁をしておるのでありますから、これはこのまま既定通り続けていただきたいと、こう思います。(「東北の赤字がどこに採算漏れがあるかということは基本の重要な問題じゃないか」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 私、運輸大臣にまず御質問をいたしたいと思うのでありますが、運輸省では今般運賃の値上げというようなことをやられまして、国民の生活権が大いに影響があると同時に、一面運輸行政の面で、あるいは鉄道の方面から国民に大いにサービスをやるんだ、こういう御方針のように伺っております。一方国鉄従事員の勤務状況というものについて考えますと、私どもは必ずしも納得のいかない点がたくさんあるのであります。特にいわゆる定時退庁であるとか、あるいは順法闘争その他に名をかりまして、定期的に官公労、あるいは公共企業体の従事員がいろいろなサボ類似行為、あるいはスト類似行為というものをやっておる向きがあります。これにつ……
○理事(安井謙君) ただいまより委員会を再開いたします。
○安井謙君 私は自由民主党を代表いたしまして、昭和三十二年度一般会計予算ほか二案に対しまして賛成の意を表明するものであります。 御承知の通り、三十二年度一般会計予算は一兆一千三百七十四億円というかつてない規模のものになりましたが、この予算規模はわが国経済の目ざましい発展に即応したいわゆる拡大均衡予算であると申すことができます。ここ一両年の日本の経済の発展はまさに脅威的であります。それは三十一年度鉱工業生産が前年に比し二一%の増、輸出が二〇%の増という数字に如実に示されております。かくして三十二年度において国の財政もまた二千億の自然増収を予想せられるに至ったのであります。 この二千億をわが党……
○安井謙君 私は、時間の関係もあり、ますので、今度出されました補正予算に直接関連のあるものだけ二、三の御質問をいたしたい、こう思う次第であります。 第一に、岸総理にお尋ねしたいのでありますが、岸内閣は、成立以来、労働問題の処理につきましては、非常に合理的と申しますか、いわゆる信頼のある態度をもって労使の関係に臨まれておる。そうして、労使が協調をしてよき労働慣行を作るということの努力をされておることは私は非常にけっこうだと思う。従いまして、そのことの現われが、たとえば裁定問題の起きましたに際しましても、政府はいち早く裁定は尊重する、いな、言葉で言えば、実施するといったような言葉で裁定がきまる前……
○安井謙君 藤林先生に大へんお忙しいところを早朝からお願いいたしまして、まことに恐縮に存じておる次第でございます。なお、われわれは、この今度の賃金問題を通じまして、先生初め仲裁委員の方がいろいろと非常に御苦心なすった結論をお出しになりました過程を伺っておりまして、非常に感謝をしておる次第でございます。 それで私は、実は先だっての衆議院におきましての社会労働委員会、あるいは予算委員会等の速記も十分拝読さしていただいております。またただいまでは、社会党からのいろいろな御質問もありましたので、私、大体今度の裁定書の意味しておりますものにつきましては、概念は理解できておるつもりでおります。今度確認を……
○委員長(安井謙君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
一言委員長のあいさつを申し上げます。
今回、はからずも議院運営委員長の大任を命ぜられまして、もとより非才でございますが、委員の皆さんの御指導と御鞭撻を得まして円満な議事の運営に努力いたしたいと思います。何分ともよろしく御指導をお願いいたします。(拍手)
石原前委員長の退任のごあいさつをお願いいたします。
【次の発言】 事務総長から新任のごあいさつがあります。
【次の発言】 次に、本委員会の委員に異動がございましたので、御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選の件につきまして御報告を申し上げます。
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開きます。
第一に、議員中山壽彦君が逝去されたことにつきまして、事務総長から御報告があります。
【次の発言】 以上の通りでありますが、弔慰金及び哀悼演説の件につきまして、総長の説明通り承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 さよう決定いたします。
なお、参議院の予備金の支出報告に関する件でありますが、これは国会予備金に関する法律の規定に基き、個別的に本委員会において承認したものをまとめて、通常国会の初めに議院運営委員長から院に報告し、その承諾を求めることになっておりますので、お手元の資料の内容によりまして、明日の本会議において私……
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開きます。
調査承認要求の取扱いに関する件、委員部長から報告いたさせます。
【次の発言】 本要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さように決定いたします。
【次の発言】 次に、内閣から、日本銀行政策委員会委員ほか九件の人事案件が提出されております。
時間の関係もございますので、本日は説明を聞くにとどめ、審議決定は次回に譲りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、便宜、一括議題とし、順次、政府側から御説明を願います。
中央更生保護審査会委……
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開きます。
本日、調査承認を求める案件が出ております。委員部長から報告させます。
【次の発言】 本要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日は簡単でありまして、これだけであります。
それから念のために申し上げますが、せんだって説明を聴取しております人事案件につきまして、明日の委員会で、もし御質疑があるようでしたら政府側から聴取したいと思いますので、そのおつもりで御出席願いたいと思います。
それでは、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十五分散会
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。
調査承認要求の件がございます。
【次の発言】 本要求に関し承認を与えることに御異議ございまんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決します。
【次の発言】 さきに政府側から説明を聴取いたしました人事案件につき、順次質疑を行いたいと思いますが、その前に一件追加がございます。
昨日、新たに提出されました人事案件として、海外移住審議会委員の任命に関する国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件を議題といたします。
政府側から御説明を願います。
【次の発言】 今御報告の通りでありますが、本件に関して御質疑のある方は順次……
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。
虚礼廃止の申し合せに関する件を議題に供します。
理事会におきまして協議いたしました結果、年末年始を控えて、例年通り虚礼にわたる年賀状その他を取りやめるごとについて申し合せを行うこととし、その内容を次の通りとすることに意見が一致いたしました。内容の案文を朗読いたします。
【次の発言】 実は少し早過ぎるかとも思いましたが、あまりおそくなりまして、準備が済んでしまっても手おくれだと思いまして、早目にきめたいと思った次第でございます。
特に御発言がなければ、ただいま朗読通りの申し合せを行うことに決定いたしたいと思いますが、御異議……
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。
調査承認要求の案件が参っておりますので、議題に供します。
【次の発言】 本件に対して承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案、国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案、両案を一括して議題といたします。
前例によりまして、便宜、事務総長から御説明を願います。
【次の発言】 質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 別に御発言がなければ、質疑は終了したものと認めて討論に入りま……
○委員長(安井謙君) これより議院運営委員会を開きます。
会期延長に関する件を議題にいたします。
議長から発言を求められております。
【次の発言】 これにつきまして御質疑、御意見等のある方は順次御発言を願います。
別に御発言がなければ、会期を二日間延長することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。
本日の議運は、これにて休憩いたすことにいたします。
午前十時十二分休憩
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。
継続審査要求に関する件を議題に供します。
議院運営委員会は、従来通り、本委員会として議院及び国立国会図書館の運営に関する件について、継続審査を要求することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
【次の発言】 次に、各委員会提出の継続審査要求及び継続調査要求の扱いに関する件を議題にいたします。
【次の発言】 ただいま御説明ありました継続審査要求及び継続調査要求を認めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開きます。
調査承認要求の取扱いに関しまして、委員部長の御報告を願います。
【次の発言】 本要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、オーストラリア国会議員団の来訪に関する件を議題に供します。
事務総長から御説明いたします。
【次の発言】 別に御発言もなければ、ただいまの報告を了承することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
議員小滝彬君の逝去に関する件につきまして、事務総長から報告いたさせます。
【次の発言】 以上の通りでありますが、弔慰金の件につきましては、ただいま御説明の通りに承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
【次の発言】 次に、永年在職議員表彰に関する件を議題にいたします。
今般、議員石坂豊一君は、国会議員として、在職期間二十五年に達せられましたので、理事会におきまして、前回、すなわち第二十四国会の例にならい、お手元に配付してあります案文により、院議をもって表彰することとし、全議員の醸出により……
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開きます。
本委員会の委員に異動がありましたので、御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、議院運営小委員及び同予備員選任の件についてお諮りいたします。
本委員会の決定に基き、水冷委員はその総数を十五名とし、これを本委員会を構成する会派に対し、その委員数に按分して割り当て、また予備員は、小委員の割当数が二名以上の会派は二名、一名の会派は一名を推薦するごとになっております。
先例によりまして、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま御報告の通り決することに御異議ございませんか。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開会いたします。
本委員会の委員に異動がありましたので御報告いたします。
【次の発言】 以上御承認いただくことに御異議ございませんか。
【次の発言】 次に、豪州国会議員団の接伴のための委員派遣についてお諮りいたします。
今回参衆両院議長の招待に応じて来日されるオーストラリア連邦の国会議員団に対し、両院の議院運営委員会の委員長、庶務関係小委員長及び理事が接伴に当ることは、先の本委員会において御報告の上御了承を得ましたので、その後理事会において協議いたしました結果、豪州国会議員団の日本滞在中、これに同行するため、関東地区並びに中部、関西地区に接伴委員たる理……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開会いたします。
まず、常任委員長の辞任及び補欠に関する件についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいま御報告の通りでありますが、その通りに決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、御承認いただいたことといたします。
【次の発言】 次に、官房長官が発言を求めておられますので、この際、許したいと思います。
【次の発言】 以上、官房長官の御報告の通りでありますが、特に御質疑がなければ、了承したいと思います。
【次の発言】 よく心得ました。
それでは官房長官の御発言も御了承あったものと認めます。
○委員長(安井謙君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
議院運営小委員及び同予備員の辞任及び補欠に関する件。委員部長から報告させます。
【次の発言】 ただいまの報告の通りで御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
【次の発言】 内閣から、人事宮の任命同意に関する件、外七件の人事案件が提出されております。
時間の関係もございますので、本日は説明を聞き、御質疑を願うことにして、決定は次回に譲りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
それでは、これより順次議題といたします。
人事官の任命同意に関する件。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
常任委員長の辞任及び補欠に関する件につきまして、事務総長から報告をいたさせます。
【次の発言】 ただいま報告の通りに決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
では、本日の議院運営委員会は一応休憩にいたしておきますが、特別の必要がなければ、本会議終了後に散会することにいたします。
では、休憩いたします。
午前十時三十五分休憩
[休憩後開会に至らなかった〕
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
けさ、政府の方から持ってこられましたと言いますか、提案がありました予算案の正誤の関係について、社会党から質問があるそうでありますから、それを議題といたします。
【次の発言】 委員長、今あれしましたが、その前に、本委員会の委員の異動がありましたので、それを報告いたします。
【次の発言】 別に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 理事の補欠互選の件及び議院運営小委員及び同予備員選任の件について御報告いたします。
【次の発言】 ただいま御報告の通り決することに御異議ございませんか。
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開会いたします。 実は、一昨日と本日の理事会におきまして、大体今後の議院運営委員会の運営の方針について各派の御協議を願ったわけですが、委員会といたしましては、さしあたりの問題になっております案件が三件ございます。一件は、前回の委員会で御議論になりましたせんだっての予算案の正誤に関する手続き上の問題につきまして、まだ完全な了解に達しなかったのであります。本日は、官房長官のほかに大蔵大臣及び政務次官、事務当局も列席いたさせまして、御疑念の点、御質疑の点がありましたら、十分聞きたいと、こう思っております。 第二件は、これも再三問題になっております人事……
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開会いたします。
まず、先般来問題となっておりました昭和三十三年度特別会計予算参照書中の正誤の問題につきましては、理事会において種々検討いたしました結果、この際、政府は本委員会の論議にかんがみ、いかなる所見を有せられるか、また、今後この種の問題を生じた場合、いかなる手続をされるお考えであるかをただした上、本委員会として、これを了承するかどうかを決することに意見が一致いたしました。御異議がなければ、これより官房長官の発言を求めます。
【次の発言】 本問題に関しまする政府の所見は、ただいまお聞き及びの通りでございますが、本委員会といたしましては、これ……
○委員長(安井謙君) それでは委員会を開きます。
調査承認要求の取扱いに関しまして、委員部長から報告いたさせます。
【次の発言】 本要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、決定いたします。
【次の発言】 次に、本会議における議案の趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題にいたします。
理事会におきまして協議いたしました結果、防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、本会議においてその趣旨の説明を聴取し、なお、質疑については、社会党に対して二十分を割り当てることに意見が一致いたしました。
理事会の申し合せ通りと……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開会いたします。
第一に、原子力委員会委員の任命同意に関する件を議題に供します。藤原総理府総務副長官から御説明を願います。
【次の発言】 ただいま御説明の通りでございますが、御質疑のある方は順次御発言を願います。
特に御質疑がございませんければ、本件は一たん各会派にお持ち帰りの上、次回に決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、社会保障制度審議会委員の推薦に関する件。
事務総長に報告させます。
【次の発言】 ただいま御説明の通りであります。
これは会派内部の推薦による……
○委員長(安井謙君) 議会運営委員会を開きます。
委員派遣承認要求書が出ております。委員部長から説明いたさせます。
【次の発言】 本要求に対し、承認を与えることに御異議ございまんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
【次の発言】 次に、原子力委員会委員の任命同意に関する件につきましてお諮りいたします。
本件は、前回、政府側から説明を聞いた後に、各派にお持ち帰りを願ったのでありますが、別に御発言もなければ、これより決定をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは菊池正君の任命につき、同意を与えることに御異議ないものと認めまして、さよう決定いたします。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開会いたします。
横山大觀横山秀麿君が逝去されましたことにつき、弔詞を贈呈いたしたいと存じます。
御承知のように、横山大觀画伯は、去る二十六日逝去せられたのでありますが、理事会において協議いたしました結果、同画伯が、生前、日本文化のため尽された功績にかんがみ、この際、院議をもって弔詞を呈することに意見が一致いたしました。
御異議がなければ、弔詞の案文を朗読いたします。
【次の発言】 ただいま朗読した通りの弔詞を贈呈することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、さよう決定いたします。
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
議題といたしまして、本会議における議案の趣旨説明及び質疑に関する件を議題に供します。
理事会におきまして協議いたしました結果、恩給法等の一部を改正する法律案については、本会議においてその趣旨の説明を聴取し、なお、次の要領によって質疑を行うことに意見が一致いたしました。すなわち時間は一人二十分以内、人数は二人、順序は大会派順、二人というのは自由民主党、社会党であります。
以上の通り申し合せいたしましたが、理事会の申し合せ通り決定することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
別に御発言もなけ……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
議院運営小委員及び庶務関係小委員の補欠選任の件につきまして、委員部長から報告させます。
【次の発言】 ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、参議院予備金支出に関する件について、事務総長から説明いたさせます。
【次の発言】 本件に承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、議案の修正承諾に関する件を議題に供します。
事務総長から説明を求めます。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
本会議における議案の趣旨説明並びに質疑に関する件を議題に供します。
理事会において協議いたしました結果、放送法の一部を改正する法律案については、次の金曜日の本会議において、その趣旨の説明を聴取し、なお、次の要領によって質疑を行うことに意見が一致いたしました。
すなわち時間は、自民党、社会党各二十分以内。人数は各派一人。順序は大会派順。
以上でございますが、理事会の申し合せの通り決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
議運は、これで暫時休憩いたしまして、本会議終了後、特別の問題が……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
職員の人事に関する件につきまして、事務総長から報告がございます。
【次の発言】 本件を承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして承認いたします。
【次の発言】 それから次に、実は先般来、政府委員の任命承認に関する件が理事会でいろいろ議題になつておりまして、政府委員の任命の承認につきましては、本来、議長の権限、職権で当然きまるべきものでありますが、特別の場合には、その補佐機関として理事会が一応検討することになつております。これにつきまして、この承認案件そのものと言いますより、政府が政府委員を任命するために承認を求……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
日ソ漁業問題交渉における日本政府代表の任命につき、外務公務員法第八条第三項の規定による議決に関する件を議題に供します。
【次の発言】 別に御発言もなければ、衆議院議員高碕達之助君を日本政府代表に任命することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、新しい記録部長が任命されましたので、その御紹介をいたします。
【次の発言】 これにて暫時休憩いたしまして、本会議終了後、格別の事態がございませんければ、そのまま散会といたします。
それでは休憩いたします。
午前十時十五分休憩
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
議院運営小委員及び庶務関係小委員の補欠選任の件を議題に供します。
委員部長から報告いたさせます。
【次の発言】 ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求の取扱いに関する件につきまして、委員部長から報告いたさせます。
【次の発言】 本件につきましては、原則として、国会の開会中でありますし、議論もあるところでございましょうが、この委員派遣の目的が公聴会形式のものであるということ、休暇を連日控えまして、その休暇を利用してやるということと、調査の必要……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
裁判官訴追委員会事務局職員の辞任に関する件を議題にいたします。
事務総長から説明申し上げます。
【次の発言】 本件を承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。
【次の発言】 お聞きの通りでございますので、委員長からも、そういう点は政府の反省を促すことといたしまして、御了承をお願いいたします。
【次の発言】 次に、決議案の委員会審査省略要求に関する件を議題にいたします。
事務総長から報告をさせます。
【次の発言】 委員長から申し上げます。実は昨日、この決議案の審査省略要求が、午前の理事……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
委員の異動がありましたから御報告を願います。
【次の発言】 緊急質問の取扱いに関する件につきまして、事務総長から御報告願います。
【次の発言】 以上の通り緊急質問を行うことに御異議ございませんか。
【次の発言】 さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、公正取引委員会委員長の任命につき本院の同意を求めるの件を議題に供します。
藤原総理府総務副長官の説明を求めます。
【次の発言】 以上の通りでございますが、御質疑がありますれば、御発言願います。
【次の発言】 関連して何か島村君から質問があるように伺ったのです。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
昨日に引き続きまして、公正取引委員会委員長の任命同意に関する件を議題に供します。
御質疑のある方は御発言を願います。本日は、官房長官と藤原総務副長官と二人お見えになっております。
【次の発言】 一応この問題を解決しまして、後に、関連して一つ御発言を願います。
【次の発言】 申し上げます。阿部委員の今の御意見につきまして、委員長も十分今後考えまして取り計らうことにしたいと思います。
なお、本件の取扱いにつきましては、先日申し上げましたように、異例の措置として、これを早急に手続をとらざるを得なかったというような事情もありますことを、御了承願い……
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
念のために申し上げますが、本日は三十二年度の最終日でございます。議院運営委員会も、暫時、議題が終りまして、休憩をいたし、さらに本会議中、休憩をいたしまして、日程以外に、本日上ってきたものについて、緊急上程で処理するような運びにいたしたいと思いますから、御了承願います。
【次の発言】 議院法制局法等の一部を改正する法律案を議題に供します。
便宜、事務総長より説明を願います。
【次の発言】 御質疑ございますか。
【次の発言】 御了承いただいたものと認めます。
別に御発言もなければ、質疑は……。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
緊急質問の取扱いに関する件を議題といたします。
【次の発言】 以上の通り緊急質問を行うことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、昭和三十三年度常任委員会関係経費の割当に関する件について、まず、庶務関係小委員長から御報北吉を願います。
【次の発言】 ただいまの御報告の通り承認することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さように決定いたします。
暫時休憩にいたします。か、本会議終了後、特別のことがなければ、そのまま散会といたします。
それでは休憩いたしま……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 委員長から一言申し上げますが、実は、かねて当委員会の理事会におきまして、衆議院の解散の期日その他に関係して、会期も末期に近づいた参議院のこの議事の進め方、それらについて、しばしば協議が行われておったのでありますが、これに関連して、岸総理に特に一度御出席を願って、当委員会で政府の所信その他について、ぜひお聞きしたい、こういう御要望がありまして、今日御出席を願ったわけであります。あらかじめ、時間等につきましては、理事会で申し合せをいたしまして、実はあちらこちらの委員会で非常に御多忙であったのですが、多少無理をお願いしておる関係もありまして、おおむ……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
まず、議院運営小委員補欠選任の件と庶務関係小委員補欠選任の件。
以上、二件を一括して議題といたします。
【次の発言】 ただいまの報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求の取扱いに関する件を議題に供します。
委員部長から報告を求めます。
【次の発言】 本件につきましては、原則として国会開会中のことであり、御論議があることと存じますが、休日を利用してのことであり、あるいは調査の必要性等から見て、これは特に理事会におきましても、前例としない、今……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
第一に、衆議院回付案の取扱いに関する件につきまして、事務総長から報告を徴します。
【次の発言】 回付案に同意することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、決議案の委員会審査省略要求の取扱いに関する件を議題にいたします。
【次の発言】 本決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、国会法等の一部を改正する法律案を議題といたします。――別に御発言もなければ、質疑は終局したものと認め、これ……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
決議案の委員会審査省略要求の取扱いに関する件を議題に供します。
事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 本決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 暫時、休憩いたします。
午前十時二十五分休憩
【次の発言】 委員会を再開いたします。
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。
便宜、事務総長より説明を求めます。
【次の発言】 質疑を願います。
別に御発言もなければ、質疑は終局したものと認め、これより討論に入りま……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
裁判官訴追委員会事務局長の任命に関する件につきまして、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 本件を承認することに御異議ございませんか……。
【次の発言】 ただいま椿君の言われましたような問題が確かにあったと思いますし、まあそのことがあって、事務局長も更迭されるということになったものと思います。それにつきましては、各会派から選ばれております訴追委員も、それぞれの点について十分御検討の結果、今度のこういうようなことになっていると思います。なお、もし必要なら、幸いこの席には委員の一人であられる柴谷さんもおられるようでありますから、もしその方の……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
衆議院回付案の取扱いに関する件を議題に供します。
事務総長より報告を求めます。
【次の発言】 本日ではなくて、直ちに今すぐ本会議には……。
【次の発言】 先ほど事務総長から説明もありました通り、これの態度を決定するには、しばらく協議を要すると思いますので、直ちに上程することは差し控えたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 では、さよういたします。
議運は一応休憩いたしますが、念のために、本会議日程終了後も暫時休憩をして、状況待ちをいたしたいと思います。
暫時休憩いたします。
午前十時二十七分休憩
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
継続審査要求に関する件を議題といたします。
本委員会といたしまして、従来の例により、議院及び国立国会図書館の運営に関する件について継続審査要求書を議長に提出することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、各委員会提出の継続審査要求及び継続調査要求の取扱いに関する件を議題にいたします。
委員部長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいま委員部長の説明の通りでありますが、継続審査及び調査要求を承認することに御異議ありませんか。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
常任委員長の辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
事務総長から報告を求めます。
【次の発言】 ただいまの御報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。
【次の発言】 次に、議事協議員の選任に関し、お諮りをいたします。
議事協議会要綱によりますと「議事協議員の数は、九人とし、毎会期の始めに議院運営委員中から選任する。」となっておりまするが、理事会におきまして、その構成につきましては、本委員会を構成する会派に対し、その委員数により按分して割り当てる、すなわち、自由民主党五、社会……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 本日は議題が二つございまして、書院周辺の整備に関する件を一つ御検討願いたいと思います。もう一つは、国立国会図書館の運営に関する件について御検討いただくということを予定しております。 先に、議院周辺の整備に関する件を議題にいたします。 御承知の通りに、本件につきましては、昨年五月十三日に、本委員会におきまして、議院周辺の駐留軍施設移転に関する決議を行い、関係方面に送付をいたし、その後、予算の折衝の過程等におきまして、本問題の解決、ことにジェファーソン・ハイツの問題等につきまして、強く要望するとともに、その解決措置に努力をいたして参りました。……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
今期国会の会期に関する件を議題に供します。
【次の発言】 小林理事及び阿部委員からのいろいろ御発言がありましたし、国会召集の当日、まず当初に議長、副議長を選挙して選任して、それから一般の議事に入るというのは、これはまあ常識だとわれわれは心得ております。それに対して異例の措置がとられた、とられたこと自体は、衆議院としてはこれは院の議決をもってやられたことでありますから、これを今ここで違法であるとか何であるという議論はちょっとできないと思います。従いまして、しかしそういった運営上の慣習につきましては、今後、参議院としてはどうすべきかという問題につ……
○委員長(安井謙君) これより議院運営委員会を開きます。 本日、御審議をいただく案件は、議院周辺の整備に関する件でございます。 本件につきましては、去る七月九日の委員会におきまして、丸山調達庁長官から、昨年の本委員会の決議以後の経過について説明を聞き、質疑を行なったのでありますが、その際、各委員から、駐留軍施設のうち特にジェファーソン施設の早期移転につきまして強い要望があり、本日、再度、長官の御出席を願っております。なお、丸山長官のほかに、建設省側から櫻井営繕局長が出席をしております。 それでは、その後の進捗状態について丸山長官から御説明を願います。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
調査承認要求の取扱いに関する件を議題に供します。
【次の発言】 本要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求の取扱いに関する件を議題といたします。
【次の発言】 本件に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたしますが、本会議終了後、格別の事柄がなければ、そのまま散会といたします。
それでは休憩いたします。
午後四時五十三分休憩
○委員長(安井謙君) これより委員会を開会いたします。
本日の審議を願う案件は、臨時国会の召集に関する問題でございます。
臨時国会の召集期日につきましては、先般、政府、与党におきまして、九月二十九日と決定した旨報道されたのでありますが、本日、官房長官の御出席を願いましたので、召集期日につきまして御説明を願うとともに、あわせて臨時国会に提出を予定される案件につきまして、概略御説明を願い、質疑を行うことにいたしたいと思います。
それでは官房長官から御説明を願います。
【次の発言】 それでは概略の御説明を願って、あとで、まとまりましたら刷りものにでもしてお届け願うということにして、大体の御予定……
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
副議長寺尾豊君が、去る十二日、国務大臣に就任をされ、その地位を失われたので御報告をいたします。
なお、後任の選挙等につきましては、後刻開かれる予定の議事協議会において御決定を願うことになろうかと思います。
【次の発言】 御承知のように、国会役員は他の公職を兼務することができないという国会法の規定もあります。そこで、他の役員すなわち国務大臣に認証されましたために、自然その地位は消滅したものというふうに考えておる次第であります。まあそういうことであります。
【次の発言】 お答えいたします。小林君の御発言、非常にごもっともなお話であると思……
○委員長(安井謙君) それでは、議院運営委員会を開きます。 議事に移りたいと思いますが、実は派遣議員の報告を求めることになっておりまして、報告の方がちょっと時間的に非常に急がれますので、順序を逆にいたしまして、野溝勝君から報告を承わりたいと思います。 先般国会議員の相互招待によるブラジル訪問を兼ねて、列国議会同盟会議出席のため、伊能繁次郎君、斎藤昇君、小林孝平君、島清君、奥むめお君が、またこれも相互招待による豪州訪問に野溝勝君、千田正君が、それぞれ本院の代表として派遣せられ、長期間にわたる調査、視察の後、無事御帰朝に相なった次第でありまして、ブラジル、豪州両国との親善はもとより、今後のわが……
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
調査承認要求の取扱いに関する件を議題にいたします。
委員部長の報告を求めます。
【次の発言】 本件に関し、承認を与えることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めて、さよう決定をいたします。
【次の発言】 それでは官房長官が見えましたので、先般、岸内閣成立とともに新任されました赤城内閣官房長官から発言を求められておりますので、この際これを許します。
【次の発言】 それでは、引き続いて今期国会における内閣の議案提出予定等につきまして御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ほかに御発言がなければ、本件は一応この程度にと……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
本委員会の委員に異動がありましたので報告いたします。
【次の発言】 次に、理事補欠互選の件についてお諮りいたします。
佐野理事の委員辞任に伴い理事に一名欠員を生じましたので、その補欠を互選いたしたいと思います。先例により会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、理事協議員の補欠選任に関する件、庶務関係小委員の補欠選定に関する件を一括議題にいたします。
先例により会派推薦者の氏名を報告いたします。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会
を開きます。
国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件を議題にいたします。
米価審議会委員任命について政府より説明を求めます。
【次の発言】 御質疑がおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 別に御発言もなければ、衆議院議員寺島隆太郎君、成田知巳君、日野吉夫君、平野三郎君、松澤雄藏君及び参議院議員鈴木万平君が米価審議会委員に就任することができる旨議決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 なお、過般来、問題になっております電波監理審議会委員、日本電信電話公社経営委員会委員……
○委員長(安井謙君) これより議院運営委員会を開きます。
ちょっと出席者の都合もありますので、国立国会図書館の経過報告に関する件を最初に議題といたします。
国立国会図書館法第十一条の規定によりますと、両議院の議院運営委員会は、図書館の経過に関する館長の報告、図書館の管理上館長の定める諸規程、図書館の予算及びその他の事務について審査し、議院運営委員長は、その結果をその議院に報告することになっておりますが、これより審査をいたしますのは、右のうちの図書館の経過に関する館長の報告についてであります。
館長より御報告を願います。
【次の発言】 何か御質疑がありましたらお願いいたします。――ほかに御……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 まず、前回の議院運営委員会で議題になりました国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(肥料審議会委員)を議題といたします。本件につきましては、前回の委員会におきまして、衆議院、参議院の議員割り振り問題に関しまして、各会派の委員からもそれぞれ御意見の御開陳がございました。これにつきまして、政府の官房長官及び経企の政務次官から、今回は特にこういうことで御承認をお願いしておるが、将来の問題につきましては、各委員の御発言を十分考慮して措置したい旨の御答弁もあったようでございまするので、これを了といたしまして承認することにいたしたいと思いますが、……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員を開きます。
まず、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(蚕糸業振興審議会委員)を議題といたします。
これは、前回御質問もあったようでありますし、特に御質問がなければ、この際きめたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは別に御発言もなければ、衆議院議員小淵光平君、吉川久衛君、栗原俊夫君、助川良平君、松平忠久君が蚕糸業振興審議会委員に就任することができる旨議決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、これも前回の委員会におきまして御要望のありました政府の各……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
実は、先ほどの理事会におきまして、昨日、自由民主党から提案されました動議を中心に議院運営委員会で検討を加えたい、こういう会派の御要望がありましたので、議院運営委員会を開いたわけでございます。動議を念のために読みますと、
文教委員会において審査中の市町
村立学校職員給与負担法の一部を改
正する法律案について、速かに文教委
員長の中間報告を求めることの動議剱木君外一名の発議で出ている次第でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
小林君からおしかりをいただいたわけでありますが、私は国会の運営正常化につきまして、熱意を持っておりま……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
まず、会期延長に関する件を議題といたします。
事務総長から御報告願います。
【次の発言】 ただいま総長から御報告の通りでございます。
【次の発言】 今の椿君が言われるのは、そうすると、会期延長の問題は、いましばらく見送って……。
【次の発言】 出して、その結果進めるべきものはそれぞれの議案を進めるごとにしようと、こういうことですか。
【次の発言】 申し上げます。実は、阿部君や椿君の御意見も非常にごもっともだと思うし、もっとはっきり申し上げますと、理事会におきましても、いろいろそういった議論も出ておりましたが、たまたま、かなり懸案になっている……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
まず、運輸審議会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
まず、政府より説明を聴取します。
【次の発言】 委員長からちょっと伺いますが、小林君の御質問は、今回立候補を断念せられた理由についてもう一回調べてほしい、こういう御要望でございますか。
【次の発言】 念のために伺っておきますが、青柳君はもう前から代議士ではないのでしょう。今回特にやめたというような事情ではなかったと思います。そうすると、御質問は、誤解されているのじゃないかと思います。
それじゃ、いろいろと御質疑もあるようでありまするから、運輸審議会の委員の任命等に関する件につき……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
議員山本經勝君が、本日、逝去されました。
事務総長から報告を求めます。
【次の発言】 弔詞及び哀悼演説に関しまして、ただいまの報告の通り承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、予備金支出承認に関する件を議題といたします。
事務総長から報告を求めます。
【次の発言】 ただいま弔慰金につきまして、御報告の通りでありまするが、承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
○委員長(安井謙君) それでは委員会を開会いたします。
まず、常任委員長の補欠選任に関する件を議題といたします。事務総長から報告いたします。
【次の発言】 ただいまの報告の通りに決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、今期国会の会期に関する件を議題といたします。事務総長から常任委員長懇談会の経過等について報告いたします。
【次の発言】 以上の報告の通りでありまするが、会期につきまして、その取扱い等について御意見があれば承わります。
【次の発言】 特に御発言もなければ、今期国会の会期を四十日間とすることに決定いたしたい……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 国務大臣の演説に対する質疑に関する件を議題といたします。 国務大臣の演説につきましては、すでに御承知のごとく、内閣総理大臣及び外務大臣の演説が本日午後一時より衆議院において、引き続き午後二時から本院において行われ、その後、衆議院において第一陣の質問が行われることと相なっておりますが、本院における質疑につきまして、過般来、理事会におきまして慎重に協議をいたしましたところ、次の要領によって質疑を行うことに意見が一致いたしました。 すなわち、時間は自由民主党三十分、日本社会党六十分、緑風会二十分、小会派三派のうち日本共産党十分。人数は自由民主党……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
本日は、特に官房長官の御出席を願っておりますので、まず昨日の閣議において決定されました大蔵大臣の海外出張の件につきまして、説明を願うことにいたしたいと思います。
【次の発言】 以上の通りでございますが、特に御質問がありますればお願いいたします。なお、この委員会には大蔵政務次官の佐野君も参っておりますので、事務的質問があれば願います。
【次の発言】 小林君にちょっと申し上げますが、まあ国会の期間中、国務大臣が海外に出られて国会を留守にされるということにつきましては、今、小林君の御指摘のような御疑問も出てくることも当然だろうと思います。それにつき……
○委員長(安井謙君) これより議院運営委員会を開会いたします。
本日は、まず昨日に引き続いて、大蔵大臣の海外出張の件について御審議を願うことにしておるわけであります。昨日の官房長官の御答弁中、若干不明な点もありましたので、特に大蔵大臣の御出席を願っておるわけであります。順次御質疑を願います。
【次の発言】 官房長官、今の点につきまして……。
【次の発言】 本会議の予定もございますので、簡単に願います。
【次の発言】 ほかに格別御質疑はございませんか。――それではこの問題はこの程度にいたしまして、御了承いただくことにしておきます。
それでは自余の案件につきましては、本会議の都合もありますので……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 本会議における議案の趣旨説明聴取に関する件を議題といたします。去る三十日内閣から送付されました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その内容の重要性にかんがみ、理事会において協議の結果、明後八日の本会議において、国会法第五十六条の二の規定に基き趣旨説明を聴取することとし、なお、次の要領によって質疑を行うことに意見が一致いたしました。時間は自民党、社会党各二十分、緑風会十五分“無所属クラブ十分、人数は各会派とも一名、順序は大会派順、日取りは説明当日、以上でありますが、理事会申し合せの通り決することに御異……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
本日予定されておりました審議案件につきましては、都合で次回の委員会に延ばしたいと思います。
【次の発言】 次に、本会議における議案の趣旨説明聴取に関する件を議題といたします。
去る一日、内閣から送付されました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、理事会において協議の結果特に国会法第五十六条の二の規定により、十日の本会議において議案の趣旨説明を聴取することとし、なお次の要領により質疑を行うことに意見が一致いたしました。すなわち、時間は、自民党、社会党各二十分、緑風会十五分、人数は各会派一名、順序は大会派順、以上の通りでありますが、右申……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 去る八日の本委員会におきまして、公職選挙法の一部を改正する法律案の趣旨説明を十日の本会議において聴取し、引き続き質疑を行う旨、決定を願ったのでありますが、御承知のごとく、衆議院における警察官職務執行法改正案の取扱いをめぐる紛糾の影響もあり、十日の本会議は開会に至らなかった次第であります。従いまして、本会議定例日である本日の議事日程に引き続き掲載されております。本日の会議につきましては、今朝来、理事会におきまして慎重に協議を重ねておる次第でありますが、現段階におきましては、いまだ結論を得るに至っておりません。なお、協議中に、警察官職務執行法改正……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 まず最初に、公職選挙法の一部を改正する法律案の趣旨説明聴取に関する件について御報告いたしておきます。 本件につきましては、去る八日の本委員会におきまして、十日金曜日の本会議において説明を聴取することに決定いたしましたところ、衆議院における警察官職務執行法の一部を改正する法律案の取扱いをめぐる紛糾等のため、当日の本会議が開会されず、次回の定例日すなわち十三日の議事日程に掲載されましたことは、前回の委員会に報告し、御了承願った通りであります。その後、十三日及び十五日の本会議は、いずれも同様の理由により開会されませんでしたが、ようやく国会運営正常……
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。
本会議における議案の趣旨説明に対する質疑に関する件を議題といたします。
前回の議院運営委員会において、趣旨説明を聴取することに決定をいたしております警察官の職務執行法の一部を改正する法律案につきまして、理事会において協議いたしましたところ、次の要領によって質疑を行うことに意見が一致いたしました。すなわち、その時間は、自由民主党、社会党各二十分、緑風会十五分、人数は各会派一名、順序は大会派順、以上でありますが、理事会の申し合せ通り決することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開会いたします。
理事の補欠互選に関する件及び議事協議員の補欠選任に関する件を一括議題といたします。
去る十三日、島村理事の委員辞任に伴い、理事及び議事協議員にそれぞれ欠員を生じておりまするので、この際、その補欠互選及び補欠選任を行いたいと思います。先例により、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通りに決することに御異議ありませんか。
【次の発言】 では、さように決します。
【次の発言】 公聴会開会承認要求の取扱いに関する件を議題といたします。
【次の発言】 ただいま報告の通りでありますが、本要求に対し承認を与えることに……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
請願の受理締め切り期日に関する件を議題といたします。事務次長から説明をいたします。
【次の発言】 ただいま説明の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 なお、正式の議題じゃございませんが、本日、西独国会議員団が当国会を訪問する予定になっております。その次第につきまして、総長から一応お諮りして御了承を得ておきたいと思います。
【次の発言】 以上の通りであります。
ほかに御発言もなければ、議院運営委員会を暫時休憩ということにしまして、本会議後特別の案件がなければ、そのまま散会……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開会いたします。
議員井村徳二君が去る二十七日逝去されましたことにつきまして、事務総長から報告を求めます。
【次の発言】 以上の通りでありますが、弔詞及び哀悼演説につきましては、ただいま報告の通りとし、予備金支出の件につきましては、これを承認することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、元衆議院議長岡田忠彦君に対する弔詞贈呈に関する件についてお諮りをいたします。
【次の発言】 以上の通りでありますが、本件について、ただいま報告の通り決することに御異議ありませんか。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 まず最初に、先般欧米各国の議院運営の実情等調査のため、山本米治君、松平勇雄君、横山フク君、中田吉雄君、安部キミ子君が派遣せられたのでありますが、長期間にわたる調査、視察の成果は、今後の議院運営に資するところ多大なものありと存じまして、理事会におきまして、特に本委員会において御報告を願うことにいたしております。 なお、本日御出席を願っておる山本米治君は、委員外議員でございますが、特にこの席で御発言を願うことに委員諸君の御了承を願いたいと存じます。 それでは山本君の御報告を願います。
○委員長(安井謙君) ただいまより議院運営委員会を開きます。
会期延長に関する件を議題といたします。議長から報告がございます。
【次の発言】 ただいま赤城官房長官の御出席を願っておりますが、本件について、御質疑なり御意見のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 見えています。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 お答えいたします。
議長のお気持に沿って議院運営委員会を運営していきたいと思います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 ちょっと矢嶋君に委員長から申し上げます。今、総理の出席が社会党から非常に強く要望されておりますこ……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 委員長から一言申し上げますが、先般来の警職法をめぐる審議の紛糾によりまして、参議院も議会の正常運営をいたすことができなかったことは、まことに遺憾であります。実は当委員会といたしましては、委員長、理事等の打合会を開く予定で連日手配をいたしたのでありますが、これも社会党の方からの正式の御参加を得ることができなくて、懇談に終始したというような経過でありまして、一昨日の二十二日に、自民党と社会党との両党首が会談をされまして、今後の両院の運営についての申し合せをされた次第であります。それによりまして、一応両院とも正常ルートで開けるというような機運ができ……
○委員長(安井謙君) それでは委員会を開会いたします。
本委員会の委員に異動がありましたので、報告をいたします。委員部長の報告を求めます。
【次の発言】 以上の通りでございます。
【次の発言】 次に理事の補欠互選に関する件を議題といたします。
去る十一月七日島村軍次君の委員辞任に伴い、理事が一名欠員になっておりますので、この際その補欠を互選いたしたいと思います。先例により割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいまの報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
委員の異動がありましたので御報告をいたします。
【次の発言】 以上の通りでございます。
【次の発言】 それでは理事の辞任に関しお諮りをいたします。小酒井義男君から都合により理事を辞任したい旨の申し出がありました。右申し出通り理事の辞任を許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって許可することに決しました。
つきましては、直ちにその補欠を互選いたしたいと存じますが、先例により割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通りに決することに御異議ございませんか。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
常任委員長の辞任及び補欠に関する件についてお諮りをいたします。
【次の発言】 ただいまの報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に議事協議員の辞任に関してお諮りいたします。
小酒井義男君から、都合により議事協議員を辞任したい旨の申し出がございました。右申し出の通り辞任を許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって辞任を許可することに決しました。
つきましては、直ちにその補欠を選任いたしたいと思います。先例により割当会派……
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開会いたします。
議員西川彌平治君が逝去されましたことにつきまして、事務総長から報告がございます。
【次の発言】 以上の通りでありますが、弔詞及び哀悼演説につきましては、ただいま報告の通りとし、予備金支出の件につきましても、これを承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、人事案件を逐次議題とし、御審議を願います。
まず国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(国立近代美術館評議員会評議員)を議題といたします。
質疑のある方は御発言を願います。なお高見文部政務次官、福田社……
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
まず、国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
便宜、事務総長から御説明願います。
【次の発言】 以上の通りでございますが、これについて御質疑のある方は御発言を願います。――別に御発言もなければ、これより討論に入ります。御意見のおありの方は、賛否を明らかにして討論を願います。――特にございませんようでございますから、採決に入ります。
国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の御挙手を願います。
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。
かねて、国民健康保険法案の取扱いをめぐりまして、橋本厚生大臣の発言に関し、議院運営の立場からその真意をただしたい旨の要求があり、その取扱いを種々相談をしておったのでございますが、先ほどの理事会におきまして、一応御出席を願って、御意見を伺い、あるいは質疑をする、こういうことにきまりましたので、厚生大臣の御出席を願ったわけであります。本件を中心に御質疑なり御議論を願います。
【次の発言】 大体質疑も尽きたようでありますから、ほかに御発言もなければ、この程度にいたしたいと思います。
なお、本日は他に御審議を願う案件はございませんが、本会議の関係も……
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。
議員吉田萬次君が逝去せられましたことにつきまして、事務総長から報告がございます。
【次の発言】 以上の通りでありますが、弔詞及び哀悼演説の件につきまして、ただいま報告の通り決することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
なおこの際、各位の御了承を願つておきたいことがございますので、御報告いたします。
昨日の理事会におきまして、議員が逝去されました場合の議事を厳粛に取り扱い、特に哀悼の意を表する意味におきまして、本会議において議長が弔詞を朗読されます際、全議員が起立することに意見が一致い……
○委員長(安井謙君) では、これから議院運営委員会を開きます。 まず、参議院、国立国会図書館、裁判官訴追委員会及び裁判官弾劾裁判所の昭和三十四年度予定経費要求に関する件を議題といたします。 本件につきましては、昨年以来、理事会、庶務関係小委員会の合同の会議におきまして、種々協議を行なって参つたのでありますが、この際、便宜、私からその経過並びに結果について御報告をいたしたいと存じます。詳細はお手元の資料によって御承知を願うことといたし、そのおもなものについて申し上げます。 まず、本院の予定経費でありますが、その要求総額は十五億二千四百三十七万九千円であります。これを前年度予算額に比較いたし……
○委員長(安井謙君) それでは議院運営委員会を開会いたします。
まず、議員文教委員長竹中勝男君が逝去されましたことにつきまして、事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 以上の通りでありますが、弔詞及び哀悼演説の件につき、ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。
なお、念のため申し上げますが、本会議におきまして、議長が弔詞を朗読されます際は、全員御起立を願うことになっておりますので、御了承を願います。
【次の発言】 次に、国務大臣の演説に対する質疑に関する件について御報告をいたしておきます。
本件につきましては、前……
○安井謙君 一年有余、皆様の御援助によりまして、大過なく過ごさせていただきまして、厚く御礼を申し上げます。お役ごめんになりましたが、いずれまた皆様から、いつもお世話になるような仕事もやることになっておりますので、今後とも一つよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
○国務大臣(安井謙君) 島根県の問題を中心にいたしまして、特に警察の綱紀の粛正と申しますか、そういった問題の解決についてどういう考え方をしておるか、という矢嶋委員のお問いにお答えいたしたいと思います。当然この警察だけじゃございませんが、綱紀の粛正といったような問題は大事なことは申すまでもございませんし、また特にいろいろな犯罪を取り締まる面の当面の責任者である警察職員が、そういった問題で特に厳粛であらなきゃならぬことは申すまでもないと思います。島根の事件につきましては、先般問題になりまして以来、本庁におきましても鋭意捜査中でございますが、何分資料が手元にございませんために、まだ十分な資料が行き届……
○国務大臣(安井謙君) このたび自治大臣と国家公安委員会委員長を拝命いたした次第でございます。浅学非才でございます。また、地方行政の問題につきまして非常に知識も浅い点も多かろうと存じます。どうか一つ委員長初め皆さんの御支援、御鞭撻、御指導をお願いする次第でございます。(拍手)
【次の発言】 提案理由の説明をいたします。
昭和三十五年五月のチリ地震津波による災害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由の説明をいたします。
ただいま議題となりました昭和三十五年五月のチリ地震津波による災害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律の一部を改正する法律案の提案……
○国務大臣(安井謙君) 鍋島委員の御質問は非常にごもっともな点も多々あると思うのであります。交付税の性格は、その年度に配付をすべきものであるという原則論は、私どももこれは承服せざるを得ない。しかし、同時に、これを繰り越しちゃいかぬということにもなっていないように存じております。そこで、まあしかし、そんな繰り越すほどの財源の余裕があるのか、あるいは繰り越すことによって地方の団体を信用しないことになりゃしないかというお問いでございますが、この点につきましては、信用しないとかするとかいう問題より、今も局長が説明いたしましたように、今度の画期的な給与の改正による増額分は、これはまあ基準財政需要の算定ま……
○国務大臣(安井謙君) 固定資産税のことについてお尋ねがあったようでありますから、簡単にお答えしておきます。これは地方税法にきまっておりまして、三年ごとに固定資産税の改定をやる、ことしその年度にあたっておりますが、ごく非常に最低の土地についての固定資産の評価がえの基準を今市町村に示しておるわけでありまして、特別に施設について格別の措置をやるということは特に考えておりませんが、農家につきましては、農家の建物につきましては、これはその利用度とか、あるいは床面積とか、そういった利用度の非常に低いという点について、むしろ軽減措置を考えるのが至当じゃないかと思って、これについては行政措置を考えておる次第……
○国務大臣(安井謙君) お答えいたします。昭和三十三年の五月に行なわれました総選挙の違反事犯につきましては、目下逮捕状を出して手配中のもの五名がまだ未逮捕の状況にございます。
【次の発言】 五名のうちの現在世間で問題になっておりますものは、椎名候補の出納責任者松川昌蔵ほか妻、二人の逃走中の問題でございます。
【次の発言】 私が、昭和三十三年の衆議院選挙の応援のために、嫌疑をこうむりましてお手数をかけましたことは、非常に不徳のいたすところであったと思います。まことにざんきにたえません。しかし公判の結果につきましては、明らかにこれは証拠不十分とか、情状酌量の余地ありというような意味ではなくて、検察……
○国務大臣(安井謙君) 大蔵省から圧力を受けて自治省が繰り越しをやったんじゃないかというお問いのようでございますのでお答えいたしますが、これは、そのようなことは絶対にございません。ただ、おっしゃる通り、ことしの交付税でございまするから、ことしじゅうに配るのが法律上も当然のことでございます。しかし、何分年度も迫っております。今のような基準算定の変更を行ないますのには、給与改正というアイテム以外には、ちょっと見当たりませんので、この際に、さらに来年度の計画に残額を織り込んで、より公平な基準配分をきめた方が合理的であるという結論から、かような措置をいたしたわけでございます。
○国務大臣(安井謙君) 私どもといたしましても、この法律の趣旨は非常にけっこうなことだと思います。今の厚生大臣のお話で、十分であるかないか、いろいろ議論はありましょうが、これはぜひ実現した方がいいと基本的に考えるわけでございます。従いまして、地方団体におきましても、都道府県でもでき得る限りの援助はすべきであると心得ております。しかし、御承知の通り、自治体に対しまして幾ら出せという命令を自治省で出すわけには参りません。自治省としては、これに対して大体国が考えておると同じような程度で措置し得るような処置を今後三十七年度の予算でとっていきたいと思う次第であります。
○国務大臣(安井謙君) 三十八国会の再開を迎えまして、また地方行財政一般につきまして、いろいろと御審議を賜わる問題が非常に多いと存じます。また消防あるいは、選挙関係につきましても、いずれいろいろ御検討を賜わることと相なろうと思います。警察につきましては、提出予定法案としては、ただいまのところ確定したものはございません。いずれまた、これもいろいろ御相談いたさなければならぬような問題があろうと思います。本日は、とりあえず奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案、公営企業金融公庫法の一部を改正する法律案の二案の提案理由の説明を申し上げまして、さらに自治省関係の法案について、事務当局から状況の御報……
○国務大臣(安井謙君) 本日の地方行政委員会に出席をいたしておりませんで、いろいろ審議の進行上御迷惑をかけました点を一つ深くおわび申し上げます、実は委員会のあることは存じておりましたが、直接私の方に関係があるかないか、もし直ちに出なくてもいいような状態ならば、その前にちょっと約束しておってほかに出かける先があったものですから、十一時ごろに帰って間に合うだろうと思いまして、そういうことで、私は秘書官と打ち合わせをしてちょっと出かけておったわけであります。十一時過ぎに帰って参りまして、いつでも出ようかと思っていたところ、今ちょうど審議中だから、もうちょっと様子を見たらよかろうというようなことで待っ……
○国務大臣(安井謙君) 今回提案いたしました消防組織法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要について御説明いたします。 消防組織法は、国、都道府県及び市町村の消防に関する組織、機能について定めたものでありますが、最近の消防行政の推移に応じ、その一層の進展をはかるため、若干の規定について改善、整備を行なうこととし、ここに改正案を提出した次第であります。 第一は、消防庁の組織を整備し、所管の事務のより能率的な処理をはかるため、消防庁長官を助け、庁務を整理する職として、次長一人を置くこととしたものであります。 第二は、消防庁及び都道府県の所掌事務に関する規定の整備で……
○国務大臣(安井謙君) 新市町村建設促進法の一部を改正する法律案の提案理由の説明をいたします。 提案の理由及びその内容の概略を申し上げますが、昭和二十八年十月、町村合併促進法が施行され、全国的に町村合併が進められましてから今日まで満七年余を経過いたしたのでありますが、幸いにして一般の理解と協力により、きわめて顕著な成果を上げることができたのであります。昭和二十八年九月末日、当時、約九千九百を数えた全国の市町村が、本年二月一日現在では、約三千五百市町村と、おおむね三分の一に減少し、町村合併によって約二千四百の新市町村の誕生を見るに至ったのであります。町村合併によって減少した町村の数は六千六百余……
○国務大臣(安井謙君) 地方の開発につきましては、今お話のように、自治省が考えておる考え方、建設省が考えておる考え方、あるいは通産省、企画庁と、それぞれ自分の主管事項に対する考え方があるわけでございます。いずれこれは法律で一本にしまして、扱い方というようなものは一本になるべき性格のもので、その作業を今進められておるわけであります。ただ、とりあえず地方開発をなるべく早く調査もし、手をつけなければいかぬじゃないかということで、ことしの予算に、建設省、自治省、別々に調査費がついておる。従いまして、とりあえずその調査費の精神に基づいて調査すべき個所を一応それぞれ想定しておるというわけであります。いずれ……
○国務大臣(安井謙君) 今だんだんお話を伺っておりまして、御質問の中にも非常にごもっともで、お話の通りであるとすれば、非常にごもっともな点もあるように承っておるわけであります。しかし、どうも統計的な数字で当局が今まで当たっておりました限りでは、全体としてそう不合理をこの二、三の町村に与えるような措置をしておるというふうには受け取ってないようでございますが、その点は今の西郷さんの御指摘もあります通り、実態をもう少しよく調べて、私は人員の、これはざっくばらんな話が、人員が一体町の全体の行政事務に対して妥当なものであるかどうかといった点もあるかと思います。あるいはまた特殊の例が、特殊の事情によって雇……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました市町村職員共済組合法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。この法律案は、国家公務員共済組合法及び健康保険法の短期給付制度との均衡上、市町村職員共済組合法にも法定の短期給付のほかに附加給付の制度を設けるとともに、分べんに関する給付について最低保障の制度を設けるために必要な改正を行ない、また、現行の市町村職員共済組合法における短期給付に関する市町村の負担金についての特例措置の期限を一年間延期しようとするものであります。以下改正点の概要について、順次御説明申し上げます。 第一は、市町村職員共済組合法に新たに附加給付を設けるこ……
○国務大運(安井謙君) ただいま議題となりました地方交付税法及び地方財政法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 (一) 明年度は、新道路整備五カ年計画に基づく、道路整備事業を初めとする各種公共事業や社会保障制度の拡充に伴う地方団体の所要経費をまかなうための財源及び昨年十月から実施された地方公務員の給与改定の平年度化等により増加する給与費に対応する財源を関係地方団体に付与する必要があります。 また、明年度は、国税三税の大幅な増加や本年度からの二百余億円の繰り越しによって地方交付税の総額も相当多額の増加となりますので、この際、関係基準財政需要額を増額して将来にわた……
○国務大臣(安井謙君) お話のようにまあ議員立法として、警官等に協力したために、非常な被害をこうむった場合の補償制度について、いろいろな御発議をいただいておるわけでありますが、今鈴木さんの御質問のように、これは警官に協力した場合に限りません、消防の関係もありましょうし、また、その他の関係もあろうと思います。私ども、この法案自身は非常にけっこうなものだと思っておりますが、さらにそういった精神のもとに、絶対的なものをもう少し検討いたしまして、また、そろえるべきものがあれば標準をそろえて法律にするなり、あるいは規則にするといったような準備をさらに進めたいと思っております。
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました地方公営企業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地方公共団体が経営いたしております水道事業、交通事業、電気事業、病院事業等のいわゆる公営企業は四千をこえておりまして、そのうち、地方公営企業法が適用されております事業数は、昭和三十四年度末で三百四十四でありますが、三十六年度中には六百をこえる見込みであります。 これら公営企業の進展に即応いたしまして、公営企業の基礎を強くするために、地方公共団体において、その特別会計に出資する道を開く必要がありますとともに、公営企業を経営いたします一部事務組合……
○国務大臣(安井謙君) 昭和三十六年度の予算編成をいたしますにつきまして、大蔵省が基本的に考えましたものの一つは、地方自治体同士で財源調整ができるものはしたいという考え方が一つあったわけでございます。これにつきまして、まあ自治省の考え方としては、なるほど地方団体間にある程度の格差がある、あるいは交付税の不交付団体になっておるようなものについて相当な財政収入の伸びがあることは認めるが、しかしそれはその自治体自体の内容から見ると、決してそれが十分なものじゃないし、ことに内部で財政調整をやるという考え方は賛成できないという趣旨、建前をとっておったのであります。この点につきましては、予算の編成において……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題になりました地方自治法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地方自治法は、昭和二十二年に制定されましてからすでに累次にわたる改正を重ねておりますが、今回は、地方行政の合理化及び簡素化に資する見地から、必要最小限度の改正を行なうこととしたものであります。すなわち、公有水面埋立地の所属をめぐり、関係市町村間に紛争があるため所属未定地の編入処分ができないでいる例がありますので、公有水面のみにかかる市町村の境界を定める手続を簡素化し、公有水面埋め立ての竣工前に、すなわち当該地域が公有水面である間に問題の解決をはかるよ……
○国務大臣(安井謙君) だんだんお話を伺っておりますが、今の現状における要点は、今、税務局長申し上げましたように、納税者あるいは徴収者双方とも、今の制度の方がより能率的であり、また便利であるというような点から採用されておる列もございます。これに対して若干の報奨制度を認めるべきじゃないかという御議論については、十分これは検討する余地があると存じますが、今申し上げましたように、全体の財政の事情、徴税の実態あるいはこの制度そのものが両者の便宜というような点からも生まれておるというような実態から、今直ちにそういう制度をここで変えるという意思はないわけでございます、しかし、確かにそれは御議論として拝聴に……
○国務大臣(安井謙君) 税外負担というものは、合理的でないものについては、これを全部一つやめてもらうような措置を財政的にも十分強化していきたいということが進めておる次第でありまして、でき得る限り、そういったものを絶滅を期したい。ただ、この寄付行為につきましても、中にはいろいろな事情から、これは一種の受益者負担というような意味でやむを得ない場合も今でも残っておるかもしれませんが、今お話のような趣旨のものについては、これはもう極力なくするように強く進めていきたいと思います。
【次の発言】 政令で禁止をいたしておるものにつきましては、お話の通りに、これを実施をするということでやっております。
○国務大臣(安井謙君) 今、相馬委員から御指摘の桑絹村の合併問題と申しますのは、茨城県の結城市と栃木県の桑絹村との合併問題が起こっておりまして、年来これがまだ解決を見ない状況にあるわけであります。最近に至りまして、これに対してこの合併問題に対する調停委員会の調停案なるものが提出されまして、一部の地域を指定して茨城県の結城市と合併してはいかがという調停案が出たわけでございますが、これは栃木県側が受け入れるところと相なりませんので、どうも調停案そのものは調停不成立という成り行きに相なっておるわけであります。そうしまして、この合併に関しまする法律がこの六月二十九日でもって期限切れになるというような関……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました選挙制度審議会設置法案につきまして、提案理由とその内容の概略を御説明申し上げます。 選挙が民主政治の基盤をなすものである以上、選挙の公明化を期して参ることは、わが国民主政治の進展のために、常に変わることのない課題であると考えられます。このような見地から、選挙制度は、創設以来幾多の改革を経て現在に至っているのでありますが、最近における数字の選挙の実情を顧みますとき、現行制度の全般にわたって再検討を加え、もって党派をこえ、国民全体の協力を得て、理想選挙の実現を期して参る必要が痛感され、世論もまた強くこれを待望しているものと思われるのであります。 ……
○国務大臣(安井謙君) 今、だんだん松永さんらのお話の検定の問題につきましては、規格だけはきめて、できるだけ善処いたそうというふうに努めてはおりますが、何分人手不足といったようなことから、非常に不十分な点があることは、今、小林委員御指摘の通りでございます。私ども、今のようなお話を承れば、なおさら今後一つ検討いたしまして、こういった点で万全を期するように努力したいと思っております。
【次の発言】 今のお話はもうまことにごもっともなことでございますし、事人命に非常に関係のあることですし、今後早急に一つ検討いたしまして、何か具体的にいたしたいと考えております。
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました銃砲刀剣類等所持取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 銃砲刀剣類等は、その性質上人を殺傷する機能があり、往々にして犯罪の用に供される危険性がありますので、過去におきましても、危害防止の観点から、銃砲刀剣類等について、事態に即して必要な法的規制が講ぜられて参ったのであります。 ところが、遺憾ながら、最近において銃砲刀剣類または危険な刃物を用いて暴力犯罪を犯す傾向が高まって参り、社会不安を引き起こしていると見受けられるのであります。政府におきましても、さきに暴力犯罪防止対策要綱を定めて、暴力犯罪……
○国務大臣(安井謙君) 今鈴木さんの御指摘になりました公営の問題あるいは罰則の強化、具体的にうたってあるじゃないかというお話は一応その通りでございますが、先ほど総理からもお話しになりましたように、たとえば公営の問題と申しましても、例をあげますと、同じ区内で定員の数倍にわたる、いい例かどうかわかりませんが、泡沫候補といわれておるような人が立っておる区を、これを今ここであげられておる程度のことで公営をやった場合に、はたして平等ないい公営の精神に合うかどうかといった点等については、相当まだ研究の余地が残っておるように思います。また刑罰の強化等につきましても、なるほど刑罰を強化するということは必要であ……
○国務大臣(安井謙君) この法律案につきましては、政府におきましても、予算の執行等につき格別の異議はございません。
○国務大臣(安井謙君) 慎重を期するといいますか、この法文全体が犯罪を予防するための行政措置というような考えでできております。従いまして、警察官がこれを行動します場合に、まず、そういう大前提でものを考える、ただ今までのたとえば警職法等である程度これに似通った規定はありますが、非常に現在の青少年が、ことに凶器を持ってやる犯罪というようなものに対して、特に注意を喚起し、そうして警察官のできる限界というものも必ずしも明確でないというようなことから、この法律ができたわけでありますので、そういう意味では十分警察官にこの法の精神というものを納得させることによって、私どもいわゆる行き過ぎというようなものも起……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました自治省設置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 地方財務会計制度調査会は、昭和三十四年十月設置以来、二十回に近い会合を重ね、数回の実態調査をも行なって、熱心に調査審議を続けて参りましたが、何分現行地方財務会計制度は明治以来の制度でございまして、根本的な検討を要する点が多く、地方公共団体の多様な実態を十分に把握した上で結論を出す必要があり、そのためには、なお相当の時日を要するのであります。これがため、自治省設置法の一部を改正し、地方財務会計制度調査会の設置期限を明年三月末日まで一年間延期しようとするものであります。 以上が、……
○国務大臣(安井謙君) 地方財務会計制度調査会につきましては、三十四年の十月に発足をいたしまして、地方の会計制度につきまして、あらゆる角度から一つ検討して、新しい世界の大勢に対応しようという意味で検討願っておるわけであります。内容といたしましては、会計年度あるいは歳入歳出の表わし方、金庫の制度、予算制度の立て方、これは現金主義あるいは企業体における複式簿記の適用の方法、繰越費、継続費、あるいは財産の管理、公有林、公共物等に関する規定、物品の管理、契約の方法及びその規制、財務会計の処理機構、こういったようなものを中心に、全面的な地方の財務会計制度の検討を願っているわけでありますが、何分複雑な団体……
○国務大臣(安井謙君) 大へんごもっともな仰せかと思うのでありますが、実はまあやります際には、そういう際にはそういうような予定でおおむねできようかと思ってかかったのでありますが、手にかけてみますと、存外に複雑多岐にわたっているということによりまして、趣旨はもう一年御延期を願いたい、こういう趣旨でございます。その理由が、当初出したときと重複しているということはごもっともかと存じますが、現在におきましてもそういったような状況にあるわけでありまして、この理由が消えたわけでもないので、再度そういう理由でお願いをいたしておりますことと、さらに、しかし今度は複雑多岐だということだけでは困りますので、おおよ……
○国務大臣(安井謙君) この部落有林等を個々の人に払い下げていったらいいじゃないかという趣旨の答申があることは私も一応存じておりますが、この地方自治体あるいは公共団体がその共有の林野をできる限り有効に育成をして造林をしていくということは、結局そこの住民の全体のためにもなることが多いと思いますので、払い下げをしちゃいかぬという意味じゃございませんが、するのについては十分そのケースについて検討した上で、むやみに個人の私有に帰することはどうかと思っております。
【次の発言】 今申し上げました趣旨につきましては農林大臣とも了解を得ております。
○国務大臣(安井謙君) 農業基本法を実効あらしめますためには、どうしても地方自治体が非常に積極的な協力をしなければならぬと思っています。国の施策に準じて地方で持つべき分担をきめまして、十分の協力をいたしたいと、いたすように措置をしたいと考えております。
【次の発言】 自治体がこの法案の施行について完全な協力をいたすということは、ただいま申し上げた通りでありますが、この法律は今の政府のやるべき義務を一応規定しておるのであります。自治体はその精神に沿ってこれを十分活用するのでありまして、ここで格別言葉を、自治体自体の義務をここで負わなくても、当然これは準じて行なわれるものであろうと思っています。
○国務大臣(安井謙君) 都下北多摩郡の小平に、朝鮮大学と称する共産主義を教育する学校がございます。これは昭和三十四年六月に北区から移って参ったものでございまして、四年制の学校でございます。
【次の発言】 昭和三十二年から防衛庁があそこヘミサイルの試射場を設置する計画を立てておりまして、それが三十四年に島の地元の村会で受け入れ態勢が決定いたしましたが、これに対する反対派がございまして、終始、今反対派と賛成派との抗争が繰り返されておる実情でございます。詳しい状況につきましては、警察庁長官から申し上げます。
【次の発言】 お話の通り、村の問題でございますから、この村の問題に実力をもって外部から入って……
○国務大臣(安井謙君) お話の通りでございまして、今総理のお話の通りに、そういう暴力の起こる素地をなくするということに万全を尽くすべきでございますが、さしあたりまして、当分緊張を予想せられる周辺に対しまして――周辺と申しますか、個人の個々の方々に対しまして、できるだけ警戒を厳にいたすことも当面の任務かと思ってやっておる次第でありまして、必要がなくなり次第徐々にこれはなくしていきたいと思っております。
【次の発言】 お話の通り、交通の混雑、交通事故の激増というものは非常に憂慮すべき状態でございまして、今おあげになりました数字の通りの実績を三十五年度は示しておるわけであります。そこで政府の方では、……
○国務大臣(安井謙君) お話の地域格差をなくするということは、どうしても緊急の必要なる仕事だと思います。それにつきまして、政府がそれぞれの面からこの目的のために施策を進めているというのが現状でございまして、自治省といたしましては、国と地方団体とがほんとうに協力できる態勢というものを目標に、今の基幹都市の構想を進めているわけであります。むろん、これをやりまするに際しましては、各省と十分な調査研究の機関を通じまして協調もし、協定もしなければなるまい。また、具体的なさしあたりの問題につきましては、今御指摘の問題でございますが、たとえば地方の公共事業で、後進地域に対しましては国の補助率のかさ上げをやる……
○国務大臣(安井謙君) 地方格差の縮小につきましては、それぞれの部門でいろいろ骨格のある案を考えている形でございますが、自治省といたしましては、今の基幹都市の地方の都市を中心に、その周辺一帯を総合的に開発を促進していこうと、こういうことで、各省との関連部分につきましては十分な連携をとりまして、調節をやりながら進めていくつもりであります。
【次の発言】 住民税で農家の専従控除を認めるかどうか、こういうお話でございますが、国税の減税に伴いまして、でき得る限り地方税も減税をやる建前でやっておりますが、現在の地方の財政状況から申しますと、国税に比例したような減税は非常に困難な状況でございます。また、住……
○国務大臣(安井謙君) 三十五年度と六年度を比べまして、地方費におきまして三百八十八億、国費におきましては五百九十九億、合計九百八十七億の増加になっております。
【次の発言】 対策と申しますと、消化を助けるとかそういったものでございますか。
【次の発言】 財政上の対策といたしましては、ことしは交付税につきましても、あるいは一般税収につきましても、本年と比べまして相当な増額を期待しております。これはそれぞれ所要の財政措置ができるつもりでおります。なお、特に単独事業あるいは従来の規模是正といったようなもので、自治体自身で相当財源を与えてこれを促進させるといったような方法も考えております。
○国務大臣(安井謙君) 地方税と中小企業の関係についてお答え申し上げます。大体、中小企業に対しましては、主としてできる限り事業税、地方税を減少したいという線で進んでおりますが、地方税の現状から、思うように十分はいっておらぬことは御存じの通りであります。しかし、大体事業税におきましては毎年機会あるごとに減税をやってきております。なお、ことしも例のいわゆる専従者の白色申告者に対する拡充を認める、あるいは耐用年数に比例して減税するといったようなことから、約百億程度の事業税全体の減税を見込んでおります。また、そのほかにも住民税あるいは固定資産税等にも、それぞれ耐用年数等の影響によって減税がなされること……
○国務大臣(安井謙君) 交通問題が特に東京都あるいは大阪で非常な重要な問題になっておることは、御指摘の通りでございます。しかし、これは御承知のように、国が、今建設省あるいは首都圏整備委員会等が中心になりまして道路その他の施設をやりますので、東京都自体が自分の事業計画としてやる部面、両方相待って今解決をはかっておるわけでございます。大体、東京都といたしましては、一般会計におきまして三百二十五億程度の予算を三十六年度計上いたして、また交通そのものにも百二十一億程度を計上してやっておる次第でございます。これは自治省では、それぞれの各政府機関あるいは自治体自体がやります仕事をできるだけやりやすくやらせ……
○国務大臣(安井謙君) この山林の経営に関しまして特別の協約を結んだという事項につきまして、ちょっとまだよく聞いておりませんが、ただ今後のいろいろな山林経営のための起債等の割当、あるいは融資等の問題につきましては、農林省といろいろ折衝中でございます。
【次の発言】 今事務当局からお話しありましたように、事務的な問題として若干の折衝はあったようでございますが、私まだ伺っておりません。もし何でしたら、あとで資料でもそろえて御報告いたします。
○国務大臣(安井謙君) 御指摘のように、神社、仏閣あるいはお祭等に際しまして、寄付行為が日本の慣習としてあることは事実でございます。まあこれは非常に和気あいあいたる気持の上で、自然に行なわれておりますることには、必ずしもかれこれ言う筋じゃない面もあろうかと思います。お話のような強制になったり、出さなければおみこしをかつぎ込むといったような暴力にわたる、あるいは暴力の気配の感じられるといったようなのにつきましては、従来も相当取り締まりをやっておりましたが、今後も十分に取り締まりまして、いやしくもそういったことのないように気をつけたいと思います。
○国務大臣(安井謙君) お話の通り都会地と僻陬地とでは、いろいろと教育の形態、あり方等について相当な差があるということは事実であろうかと思いますが、しかし、それにいたしましても、これは社会的にも全体の環境の相違というものがあるので、むしろ教育そのものにつきましては、比較的差が少ないのじゃなかろうか。いろいろな外形的な問題とか、そういうことにつきましては確かに私は御指摘のようなものがあろうかと思います。そこで、まあ教育費につきましては交付税の配付といったような面でも非常に留意をいたしておりますが、この僻陬地に毛、十分なものも十分でないものも、でき得る限りのものがいくような配慮をしつつ配分の計算基……
○国務大臣(安井謙君) 数字のこまかい一個々々のやつにつきましては、これは、事務的にお答えする以外に仕方がないと思います。
住民税につきましては、一般的には増減なしという建前で今度の税制は立っております。ただ、一般の勤労者層に対しましては、一万円の基礎控除というものを設けております。なお、事業税につきましては、白色の専従者申告、これにタイアップいたしまして、青色申告の心従者にも五万円の基礎控除をやる、こういうふうにいたしております。
【次の発言】 都道府県の住民税につきましては、十八億、平年度において減税になります。事業税につきましては、二十一億の減税になります。娯楽施設利用税につきましては……
○国務大臣(安井謙君) 先週の土曜日にそういった記事が一部載っておったようでございまするが、警察庁といたしましては、格別あの記事のように、クーデターによる政治亡命者を特別に受け入れるというような協議をいたしたことは何もないのであります。ただ実態が、ことしになりましてから相当密入国者がふえてきておる。それへたまたまそういったクーデターのようなものがあったものでありまするから、あるいは政治亡命といったような名乗りをあげるような人でもあった場合に、何か特別注意するようなことでもあるかどうかということを、事務的に関係機関と打ち合わせをした、そういう事実だけでございます。そのために特に態度を従来と変えた……
○国務大臣(安井謙君) 三十六年度政府で組んでおります予算は三億円でございまして、三十五年度は、これが昨年は総選挙がありましたが、一億三千万円、従いまして相当大幅な増額をしておりまして、これを内訳で申し上げますと、三十五年度は地方団体に対する配付が八千六百万円であったものを一億九千万円、公明選挙の推進のための費用が三千四百八十万円であったものを五千万円、一般の放送あるいはマスコミ等を利用して啓蒙運動をする費用が、従来三十五年度が五百万円であったものを五千万円、自治省本省でいろいろな企画をやるために使いますものが、昨年度は四百三十万円であったものが一千万円というふうに区分けをしておりますほかに、……
○国務大臣(安井謙君) 地方公務員の給与につきましては、御承知のように、それぞれの団体の条例で現実にはきめるわけでございます。しかし、この給与のバランスをとるという意味から、自治省といたしましては大体国家公務員の基準を示しまして地方財政計画にこれを織り込んで、それぞれ通達をいたしておるわけでございます。その方の単価を申し上げますと、基本給月額におきまして、義務教育職員が二万七千八百四十五円、警察職員が二万五千百三十四円、一般職員が都道府県二万四千八百八十九円、市町村が二万一千七百五十九円、これを基準に地方財政計画に織り込んでおるわけであります。
○国務大臣(安井謙君) 軍港を初め基地の施設のあります点を総括いたしまして、そういったものに対して、基地の交付金を十億出しておりますことは、お話のとおりでございます。この十億円が多い、少ないという点については、いろいろ御議論があろうと思うのであります。今お話のように、実はこの正確なものさしがはめようがないのであります。
しかし私どもは、そういうような施設があることによって、いろいろと事情もあることでありますし、できるだけはふやしたいという努力はいたしておりますが、今のところ、十億に固定をされておるような状況であります。
【次の発言】 今の基地交付金でございますが、今お話のとおり、なかなかこの……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました昭和三十六年五月の風害若しくは水害、同年六月の水害、同年七月、八月及び九月の水害若しくは風水害又は同年八月の北美濃地震による災害を受けた地方公共団体の起債の特例等に関する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 本年の水害等による被害が甚大な点にかんがみ、おおむね昭和三十四年の水害または風水害の場合に準じて、国において、特例措置を講ずる必要があるのでありまして、その一環としてこの法律案は、本年五月の風害もしくは水害、同年六月の水害、同年七月、八月及び九月の水害もしくは風水害または同年八月の北美濃地震による災害を受けた地方公共団体に対し、……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました昭和三十六年五月の風害若しくは水害、同年六月の水害、同年七月、八月及び九月の水害若しくは風水害又は同年八月の北美濃地震による災害を受けた地方公共団体の起債の特例等に関する法律案及び理由中修正案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 さきに提出いたしました法律案におきましては、本年の災害を受けた地方公共団体に対し、地方債の発行の特例を認め、さらに農地等の小災害復旧事業にかかる地方債について国が元利補給を行なうことと定めておりますが、その後の災害の発生状況にかんがみまして、十月上旬の水害につきましてもこれらの特例を適用するとともに、本年の災害を……
○国務大臣(安井謙君) 昨日一日、産炭地を吉田委員と御一緒の形になって回ったわけでありまして、その際、いろいろ要望もあり陳情もございました。 それにつきまして、私はこれは石炭政策が変わったために、いろいろな離職者が出ておるのだから、広い意味で、政府の責任という意味で十分とるつもりでやらなければならぬ、同時に、しかし自治体の制度でもございますし、地方自治体そのものが、県なり市町村というものが、積極的にさらに立ち上がりの具体策を考えてもらわなければいかぬ、また経営者も、関連産業も、あるいは従業員も一緒になって考えていただかなければならぬという趣旨のお話を申し上げてきたのであります。 具体的な件……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題になりました地方自治法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地方自治法は、昭和二十二年に制定されましてからすでに累次にわたる改正を重ねておりますが、今回は、地方行政の合理化及び簡素化に資する見地から、必要最小限度の改正を行なうこととしたものであります。すなわち公有水面埋立地の所属をめぐり、関係市町村間に紛争があるため、所属未定地の編入処分ができないでいる例がありますので、公有水面のみにかかる市町村の境界を定める手続を簡素化し、公有水面埋め立ての竣工前に、すなわち、当該地域が公有水面である間に問題の解決をはかる……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました災害対策基本法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 わが国は世界に例を見ない災害国でありまして、連年各種の災害が頻発し、甚大な被害を繰り返してきているのであります。これを克服することは、国をあげての最も重要な問題の一つであると言わなければなりません。したがいまして、この頻発する災害に対し、これを未然に予防し、災害に臨んでは警戒、防御、応急救助等の策を講じて被害を防止し、またはこれを最小限度にとどめ、また不幸にして被害が発生したときは、そのすみやかな復興をはかり、民生を安定するために必要なあらゆる施策を適切に講ずること……
○国務大臣(安井謙君) ちょっと……
【次の発言】 今年度ですか。
【次の発言】 お話のような物価値上がりによるいろいろな公共事業の推進が相当障害があることも事実でございます。建物関係の中でも、学校と住宅については、御承知のとおりのような措置をとりましたが、将来予算を組むというような建前からは、その他の面につきましても、できるだけ十分に、ひとつ合理的に単価も構成するように強く押したいと思っております。
【次の発言】 できるだけ……。
【次の発言】 今、来年度におきます重要施策ということになりますと、いろいろな段階も経なければなりませんし、また取り上げ方によって非常に具体的なもの、あるいは大きな……
○国務大臣(安井謙君) 今度、出しておりますこの法律案は、確かに小林委員のお話のように抽象的な面がかなりあると存じます。と申しますのは、題名にもうたってあります基本法という形をとりまして、個々の必要な具体的な措置あるいは個別の法律につきましては、この基本法をもとにして、あらためて急に作成をしなきゃならぬという義務づけの法律にもなっておるわけでありまして、大体この法律の考え方といたしましては、今まで防災に関係しまして、各省あるいは関係機関、地方、中央を問わず、それぞれ関係部門が非常にたくさんありまして、法律にしましても、関係法令が百五十以上もあるというようなことで、それぞれがそれぞれに必要な面を……
○国務大臣(安井謙君) 衆議院におきまして、法案の一部を御修正をいただいたわけでありますが、院議で決定をいたしました以上、この内容につきまして、私どもはその実現をはかるように努力をしていきたいと思います。別に格別の異議はないと心得ております。
【次の発言】 非常災害と申しますと、具体的に例をあげますと、伊勢湾台風であるとか、第二室戸台風というような相当大きな影響を国民に与える災害をおおむねさしておるつもりでございます。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 災害対策あるいは防災の責任省といたしましては、政府の各機構をあげて、あげてと申しますか、それぞれに責任部門を持っておるわけでご……
○国務大臣(安井謙君) これは、内閣総理大臣を責任者にいたしまして、関係機関の長が集まって例の防災に対する基本計画を練るという性格のものでございまして、形式的に言いますと、政府の附属機関といったような形のものになろうかと思います。
【次の発言】 災害に対する機関といたしまして、御承知のとおり、現在各省それぞれの分野において法律もあり、制度もあり、受け持っておるわけでございますが、災害そのものを対象にした総合的な機関を設置することが、今後の災害対策を強力に進めていく上から必要じゃないかという観点から、この防災会議を考えたわけであります。その際に、いわゆる完全な行政官庁として防災庁であるとか、ある……
○国務大臣(安井謙君) 災害対策基本法に対しまして、会期の関係から非常に短い日数にもかかわりませず、非常に建設的な御質問かつ御意見等を承りまして、今後この法案の運営上非常に稗益するところが多かったと思っております。 なお、ただいま決議されました附帯決議の事項に関しまして、基本計画の具体化、あるいは法律実施に伴う予算定員の確保、または激甚災害に対する恒久立法化、気象観測の能率化、災害民間あるいは個人に対する救助、いずれも非常にごもっともな御指摘だと存じまして、この御趣旨に沿って今後十分の努力をいたす所存でございます。
○国務大臣(安井謙君) 単価の値上がりにつきましては、今の公共事業費関係については、建設省でそれぞれ規定の単価値上がりの作業をされたわけであります。これ及び災害対策費と合わせまして、これは地方財政の起債面で百十一億を今度の予算で計上いたしておるわけでございます。なお、人件費あるいは生活保護費の関係につきましては、これも同様に計算をいたしまして、今の地方交付税の二百十三億で十分まかない得る予定でございます。
【次の発言】 起債のワクを広げることによりまして、災害対策費とそれから公共事業の住宅と学校関係の地方の負担を補強すると申しまして内訳を申しませんでしたが、災害対策が九十億、それからその他の値……
○国務大臣(安井謙君) 今、法制局長官からもお答えがあったのでございますが、国後、択捉、歯舞、色丹につきましては、行政が現実に及んでおりません。したがいまして行政上の経費を地方交付税等の形で配付するということは現在いたしておりません。ただし歯舞だけはちょっと特殊な事情にございまして、御承知かと思いますが、歯舞は、北海道のあの突端の花咲半島の歯舞村と歯舞列島とは一緒になっております。したがいまして歯舞村が根室市と合併いたしました際に、この五つの島も同様に合併をしておるものという解釈のもとに、北海道に対する基準財政需要額の際には、地域を計算上に入れておる次第でございます。
○国務大臣(安井謙君) 石炭対策につきましては、今、種々御問答がありましたし、また、自治省としましては、地方団体が政府の進めておる政策に順応いたしましてできるように、行政のやりくりができる、あるいは地方団体固有の財政を保持できるように、できるだけ配慮をいたしたい。たとえば、三十五年の例といたしましては、鉱害対策費、あるいは緊急、就労対策費、また失業対策、あるいは鉱産税の減収補てん、生活保護費、こういったものに対しまして、それぞれ特別交付税を配付いたしております。なお、起債につきましても同様に、起債ワクを拡張して財政補てんをしておるわけであります。今後新しく特別交付税としては約八億程度のものを、……
○国務大臣(安井謙君) 自治省といたしましては、建設、大蔵の協定できめましたいわゆる政府の単価値上がりの線でございまして、国の補助費も当然ふえます。その不足の額につきましては、起債、あるいはその団体の自然増を見込んで処置をさせるということに一般的にいたしております。個々の状況につきましては、もう少し経過を見まして、さらに必要なものが、どうしてもやむを得ないという状況があれば、特別交付税等で今後考えていきたい、こう思っております。
【次の発言】 自治省といたしましては、先ほどのように政府できめました単価に従ってそれぞれの財政措置を一般的にやる、こういう建前をとっておりまして、現在のところ、まだ地……
○国務大臣(安井謙君) 災害復旧の地方負担につきましては、起債あるいは特別交付税というようなものでできるだけの措置をするようにいたしております。それから、非常災害、緊急災害に対する治安出動といったようなものについては、今度の災害対策基本法ではそれは含めておりません。一般の行政的な措置を総理にゆだねるという規定はあります。治安関係につきましては、警察法あるいは自衛隊法にまかせております。
【次の発言】 地方公務員の給与につきましては、御承知のとおり国の公務員に準じてこれを行なうという建前になっておりますので、自治省もそれに合うような措置をしておるわけでございます。今回の十月からのベース・アップに……
○国務大臣(安井謙君) 清掃関係につきましての基準財政需要額は、標準十万都市で三十五年は千三百万円程度に見ておりましたが、三十六年度は千六百万円程に見込んでおります。
【次の発言】 くみ取り人夫が八人であったものを五割増しの十二人に見ておりますが、必ずしもこれで十分であるとは思っておりません。
【次の発言】 私の言っておりますのは、今の直接にかかっている人員のことを言っているので、これはそんな七十人と十二人の違いというような、省の間で格差の出ている問題じゃないと思っております。むろん十分じゃないかもしれませんが、おそらく厚生省で、それぞれのいろいろな係りの計算の基準の取り方が違って何か話してお……
○国務大臣(安井謙君) わが国の交通事情はまことに容易ならざる様相を呈しております。ことに交通事故の続発等、都市における交通の混雑の慢性化は、社会的に見ましてもまことに重大な問題と考えております。このとき、本委員会におかれまして都市交通の逼迫打開に関する決議を議決されましたことは、まことに時宜を得たものでありまして、深く敬意を表する次第であります。私は国家公安委員会委員長といたしまして、交通事故の防止、交通の円滑な確保につきましては深い責任を痛感しているのでありまして、今後とも都道府県警察における交通取り締まり強化さらに諸施設の整備を推進いたしまして、交通の円滑化、事故防止に最善の努力を払うつ……
○国務大臣(安井謙君) 競輪につきましてはいろいろな御批判もあるところでございます。岡さんのようなお見方もある程度できょうかと思いますが、何分長い間の慣習として、この地方自治体が相当な財源を仰いで今日まできておりますし、いろんな従来の慣習もあります。また現実にまだ相当部分その財政に負っておるという問題もございますので、これを今にわかに取りやめるということはいささか困難だ。自治体において、もう自分のほうじゃこのような計算で財政状況立っていくからよろしいというふうな決定をいたす場合には、それはもう喜んでやめてもらう、こういうふうに考えております。
○国務大臣(安井謙君) また通常国会に入りましていろいろ当省で持っておりまする予算、地方税法その他法律案につきましても格別の御審議を賜わることと存じます。 大体、三十七年度につきましては、従来自治庁がとっておりました基本的な方向、すなわち、地方自治の行財政水準を向上する、特にこのおくれた地域に対する開発を促進するというものを基本線にいたして考えておりまして、予算等におきましても、今後さらにおくれた地域の開発につきましては、法律案としては、新産業都市促進法案といったようなものも提案いたすことによりまして、それぞれ地方の自治体の開発、ことに中心都市の開発といったものを進めて参りますとともに、さら……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました警察法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。 この法律案は、警察庁の内部部局として新たに交通局を設置すること及び警察庁の職員の定員を改めることをその内容としております。 まず、警察庁に交通局を設置することについて御説明申し上げます。 現在、警察庁においては、交通警察に関する事務は、保安局がその所掌事務の一部として運営しており、現下の交通事情に対処し得る組織体制とは申せない状況であります。すなわち、保安局は、交通警察に関する事務のほかに、一般防犯、青少年問題、麻薬事案、危険物の規制、警衛、警護、外勤……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました銃砲刀剣類等所持取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 銃砲刀剣類等は、その性質上人を殺傷する機能があり、往々にして犯罪の用に供される危険性がありますので、過去におきましても、危害防止の観点から、銃砲刀剣類等について、事態に即して必要な法的規制が講ぜられて参ったのであります。 ところが、遺憾ながら、最近において、銃砲刀剣類または危険な刃物を用いて暴力犯罪を犯す傾向が高まって参り、社会不安を引き起こしていると見受けられるのであります。 政府におきましても、暴力犯罪の根絶のため、総合的な施策を推……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました市の合併の特例に関する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。 社会、経済、文化の発展に伴い、相隣接する数個の市の地域が一つの都市地域を形成しつつある場合におきましては、関係地域の行政を総合的かつ計画的に行ない、地方自治の基盤を強化し、地域住民の福祉を増進するために、関係市の合併をすることが望ましい場合が少なくないのであります。たまたま、北九州五市におきまして合併問題が長い間の懸案でありましたが、今日関係地方公共団体の間において、合併の機運が盛り上がってきましたので、政府としては、その合併が円滑に実現するようにい……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました質屋営業法及び古物営業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 現行質屋営業法は昭和二十五年五月に、古物営業法は昭和二十四年五月に、制定されたものでありまして、いずれも、営業における物品の取り扱いを公正にして、盗品の流れを阻止するとともに、その発見を容易にし、もって利用者、被害者等の保護をはかり、同時に、犯罪の防止を効果的ならしめることを目的としているものであります。以来、今日まで十数年を経過したのでありますが、御承知のように、これら営業法制定当時における社会的経済的諸事情と今日におけるそれとの間には……
○国務大臣(安井謙君) 津島委員の御質問の御趣旨は、私まことにごもっともだと存じます。それは事務当局からも御答弁申し上げたと思いますが、たしかこの交通問題に関する警官の増員配置を計画的に将来もやっていかなければならないという点につきましては、十分警察でも考えておるし、国家公安委員会としても全体の配置について考えるべきだというので検討いたしております。従来の実績を申し上げますと、過去二万人三十六年度まででふえました分につきましては、四千人を交通警官に充てる、さらに三十七年度につきましては、そういった増員に対する装備や全体の計画を十分にいたしまして、これから将来の対策を練るということにしております……
○国務大臣(安井謙君) お話しのとおりでありまして、まず第一に、ちょっと所用のために当委員会へおくれて参りまして、委員長からもおしかりをいただきまして、まことに恐縮に存じます。大いに気をつけるつもりでおります。 なお、この問題につきましては、御説のように、やる事柄は非常に事務的で、じみのような仕事でありますが、都市のあり方というものから考えますと、社会的にも非常に問題が多い制度であろうと思います。今までもかって相当そういった行政機関の事情に明るかったというような人でさえ、この方法について誤解をされまして、大新聞、大雑誌で反対を述べられておったような方もございます。そういったような意味で、かな……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案について、その提案理由とその内容の概略を御説明申し上げます。 申すまでもなく、民主政治の健全な発展を期するためには、選挙が公明かつ適正に行なわれることがきわめて肝要であります。この見地から、政府はかねてから公明選挙運動の推進に意を用いているところでありますが、なお、選挙に関する諸制度についても改善整備を行なう必要があると考えられますので、第三十八国会において制定された選挙制度審議会設置法に基づき、昨年六月選挙制度審議会を設置し、選挙の公明化をはかるための方策について御審議を願ったのであります。同審議会は、自来半年……
○国務大臣(安井謙君) まことにごもっともな仰せでございまして、ことしはモデル・ケースで、三十七年度は非常に限定された予算にもなっておりますが、この大都市中心につきましては、積極的に自分のほうの経費というものでもやっていこうという気がまえも相当できておりますので、これは今の予定の計画よりは相当促進はし得るものと思っておりますし、また促進をやらせたいと思います。 なお、オリンピックはともかくといたしましても、そういった今お話しのような、町名を明らかにするといったような方法は、これは別個に検討しまして、できるだけ今の御趣旨に沿えるように、ひとつ具体的に検討していきたいと思っております。
○国務大臣(安井謙君) この地方の団体の間の税源配分、あるいは国と地方団体との間の税源配分、こういう問題につきましては、かねがね自治省としてもでき得る限りバランスをとり、安定化という方向へ進めて参っておるわけであります。今回の地方税法の改正につきましても、御承知のとおり、国の税源の一部移管をやりまして、金額にいたしまして二百億以上のものを一応移管する。なおそれに伴いまして、入場譲与税のほうは譲与税制度を廃止することになりまして、これは百七十億減るのじゃないかという計算上の問題は出ますが、これは、御承知のとおりに、入場譲与税自体がまあ当然減税を約束されておるような宿命にある税金でもございますし、……
○国務大臣(安井謙君) 私も大蔵大臣のお考えと大体似たようなものでありますが、しかし、今秋山さんの御指摘のように、税制調査会が何といっても国税を主体に考えられる傾向が強いという点は、いささか認めざるを得ないという感じがいたしております。しかし、その間の調節は、相当今度の審議の過程等にも現われております。今大蔵大臣のお話のように、それぞれ必要な手段を講ずることによって、税の問題については今後も大いに御活躍を願うということになるのじゃないかと思います。
【次の発言】 この地方財政のいろんな根本的な改正といいますか、調節につきましては、これは税だけの面でも考えられません。一般の財政の問題あるいは事務……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました地方公務員共済組合法案につきまして提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 御承知のとおり国家公務員の退職年金制度は、すでに三年前からいわゆる恩給制度を共済制度に切りかえ、その給付内容を改善し、官吏及び雇用人を通ずる統一された退職年金制度として実施されているのでありますが、地方公務員につきましては、依然として、恩給方式によるもの、共済方式によるもの等、地方公共団体により、また、公務員の職種、身分により、その適用される制度が複雑不統一であり、かつ、その給付内容も国の新制度に比して低く、改善を要する点が少なくないのであります。 政府としては、……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました災害対策基本法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、災害対策基本法の施行に備え、同法及び関係法律について必要な規定の整備を行なおうとするものであります。 第一は、災害対策基本法の一部改正であります。 まず、災害緊急事態に関する規定を整備することであります。 これらの規定は、さきの第三十九回臨時国会において、「審議の日時も不足であり、重大な規定であるので、次の通常国会の検討に待つ」ということで削除されたものでありますが、当時述べられた意見等を参酌し、さらに慎重に検討いたしまし……
○国務大臣(安井謙君) 非常にごもっともなお話だと思います。自治省は今まで断片的には部分的な調査はいたしておりますが、計画的に総合的にやっていなかったことは御指摘のとおりでありまして、今回は計画を立てまして、近く総合的に全体計画のもとに調査を始めていこう、こういうふうに考えておるわけであります。
【次の発言】 この法案は今度新しく出しまして、各省でもそれぞれ考えております僻地対策、そういうものを総合して、それに対する全体的な財政の裏づけ、あるいはそれぞれの所管の施策の推進をはかろうというのが目的でございまして、辺地という観念でこれを出しておるわけでありますが、今、矢嶋さんの御指摘のように、もっ……
○国務大臣(安井謙君) 恩給制度を共済組合制度に切りかえるということについて、それぞれの機関から勧告が出ていることは御指摘のとおりでございます。いずれもその趣旨は、従来一方的な、国の何といいますか、恵与といいますか、恵みといいますか、もっと古い観念でいえば、天皇からのお与え下さる式の恩給という観念とはいささか変わって参りまして、これはお互いに機関同士が相互補助といいますか、相互保険といったような観点に立って、一定の計算のもとに、老後を保障するという趣旨で、これは移り変わったものだ、また、われわれもそういう意味から、広い意味の社会保障制度、その中では、保険制度を主体にしたものというふうに考えてお……
○国務大臣(安井謙君) 資金の運用につきましては、ちょっとおほめにあずかったようでありますが、大体におきまして国に関係のある部分以外は、各地方の団体にこれをまかせ、しかも、その目的は組合員の福祉向上、それから地方の行政目的に沿うような運営をする、したがいまして、それはバランスをとりまして、一方へ偏する、あるいわ危険投資のないように十分検討してこれは常にやっていきたい、こう思います。
【次の発言】 この前も申し上げましたように市長、町長というようなものは、従来の慣習もございましたし、普通の公務員と違った扱いをして特別な規定を置いておるわけであります。それからなお、イギリスやフランスの例、恩給制度……
○国務大臣(安井謙君) 関係団体の意見をどのように聞いたかというお話でございますが、御承知のように、この法案が提出になりますまでには、両三年の時日も経過しております。これを作るにつきまして、その当時から種々関係団体の御意見をちょうだいし、また陳情もいろいろ伺っておるわけであります。まあ最後には、できるだけこういった問題を――しかし、関係団体のこの陳情をそのまま政府案にして、国会に出す前にこうきまったという返事を正式にするわけには参りません。したがいまして、法律案として出すについては、さらにこれは党に対する御回答といいますか、折衝ということへ最後は残して、その過程において、関係団体の御意向はでき……
○国務大臣(安井謙君) 今のような点も私ども一応考慮の中には入れておったと思いますが、この若年停止という問題自体が、国との関連もありますので、そういったような点もとりあえず採用しなければならないということで一応取り上げておるわけであります。
【次の発言】 定年制とか待命制度といったようなものは、これは私ども別個の問題として今後検討はしなければならぬと思っておりますが、今どういうふうにやるかという結論は何にも出しておらぬわけです。
【次の発言】 本案とは何らそういう問題は直接関係を持っておりません。
【次の発言】 定年制とか待命といったような特殊のケースであろうと思いますが、そういう制度は地方公……
○国務大臣(安井謙君) 具体的には、いろいろなやり方があろうかと思いますが、要するに、要は選挙管理委員会が、公明選挙運動を推進する有力な機構の一つでもありますので、これを通じて、根本的には公明化の運動を推進をしていただく。しかし、その中でも特にこの買収、供応のような、悪質なものについては、注意を喚起して、これの絶滅を期するということに、重点をおいていきたいというふうに考えているわけであります。
【次の発言】 選挙の公明化ということは言うべくしてなかなかむずかしい問題であるということは説のとおりであろうと思います。まあよく言われておりますように、イギリス等でも相当な年月をかけて今日のような選挙に……
○国務大臣(安井謙君) この法案は、御承知のとおり、北九州五市というものの合併が直接の動機になって、立案の動機になったことは御承知のとおりだと思います。しかし、その後適用する範囲というようなものにつきましても、もっと広く考えるべきであるというような、また、衆議院におかれましても、より高度な観点から種々の御修正をいただきましたので、その修正の精神に沿って私どもは十分、もしこれがきまれば運営をいたしていきたいと思っております。今御指摘のような点は、修正案提出者のお話のとおりであろうと思っております。
【次の発言】 地方自治法の一部を改正する法律案に対する附帯決議が今当委員会で御決定になりましたが、……
○国務大臣(安井謙君) 交通取り締まり警官の陣容整備につきましては、前回もいろいろ御注意がありまして、仰せのとおりだと思って種々検討を進めて、また必要な措置をとっておるわけでありまして、基本的には、御承知のとおり、一万人増員計画のうちの四千人をこれへ振り当てるという計画は、もう実施の段階へ入っておるわけであります。なお、現在、時間規制等の関係で、特に夜間等に特別な配慮を払わなきゃならない、こういうお話も十分ごもっともだと存じまして、これには、できるだけ現在、配置転換等によってその所要の人員を補充をいたしております。しかし、全体から申しまして交通関係の職員が手不足であるということは、前々からお話……
○国務大臣(安井謙君) 公選法は、私どもの扱いといたしましても、政府といたしましても、最も重要な法案中の最重要な法案といたしまして、あらゆる時間をさいて当委員会に出席しておるべきものであると心得ておったわけでございます。けさ、いろいろ打ち合わせいたしましたところが、衆議院のほうとの打ち合わせで、ちょうど共済年金制度が衆議院で連合審査になっていて、ちょっとの時間でいいから、そちらが今の補足説明あるいは修正の提案理由の説明の間は、いいというふうに何か私のほうへの連絡がございまして、私はその間だけは、向こうの衆議院のほうの連合委員会へ出ておるようにという話で実は伺っておったのであります。今こちらで御……
○国務大臣(安井謙君) 現実において、地域的に見て格差が相当あることは事実でございますから、そこで、御承知のように、地方税改正の際にも、この住民税の徴収率というものを変えることによって相当バランスさせるという点を今度は留意したわけでございます。その他の方法についても、今後地方税の改正の際には、例のたばこの配分にしましても、それぞれ相当今度は財源配分については留意をしたわけでございます。しかし、これはいわば消極的な方面なんであります。これだけで決して地域格差がなくなるとは思えない。したがって、今のようなこういった法案あるいは低開発地域の工業開発といったようなものをにらみ合わせまして、さらに積極的……
○国務大臣(安井謙君) 衆議院におきまして若干の部分について法文の解釈をさらに明確化する必要上、字句修正といった趣旨のものが一部行なわれました。 それから一点は政府提案の趣旨と違っていわゆる平曲運動の演説会を全面的に現行法どおりに禁止をするというのと二つございまして、この字句修正によって法文を明確にするという点は、そういうふうに議院の意思が決定されたのでございまするから、私どもはその御趣旨に沿って十分この法の運用も考えていきたいと思っております。 なお、事前運助禁止につきましては、御承知のように、質疑の過程におきまして、審議の過程におきまして、与野党ともこれはまだ現時点では非常に弊害が多い……
○国務大臣(安井謙君) 大体衆議院の修正点につきましては、今、総理がお答えになったとおりに私どもも考えておりまして、一点を除きまして、あとの三点は、法案の精神をより明確化するということであろうと思います。これにつきましては、私ども格別にもう異議はありませんし、また、これを執行する上から、むしろ明確になった点はやりやすいというふうに考えております。
【次の発言】 法定選挙費につきましては、お話のとおり、現実に即さない面が相当あるのじゃないかということが、審議会におきましても始終御検討になりまして、その結果として、もっと合理的に当然要るべきものは計上すべきものじゃないかというような御意見から、大体……
○国務大臣(安井謙君) 親族条項の適用につきましては、総理もおっしゃるとおり、私は相当にこれは慎重に考えなければならないという考え方で種々検討したわけでありまして、意思を通ずるというのは、これは最初からだれが考えても当然の前提であろうと思います。全然知らないでやられたもので、候補者がそれを責任を負わなければならないということは、これは無理だと思います。その上で、しかし、そう条件をしぼる際に、同居というものは、あるいは入れなければいかぬのじゃないかという趣旨をいったのだろうと思いまして、当時の発言は、よく覚えてはおりませんが、そういう趣旨で私ども考えております。
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました自治省設置法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 この法律案は、自治省に置かれている参与を二人増員すること及び職員の定員を三十三人増加することの必要がありますので、所要の改正を行なおうとするものであります。 参与につきましては、その定員が現在十人でありまして、地方公共団体の長及び会議の議長の全国的連合組織の代表者六人及び学識経験者四人をもってこれに充て、重要な省務に関して必要のつど意見をお聞きしているところでありますが、最近における国及び地方を通ずる長期経済計画に関連する地方行政の進展に伴い、この方面の専門家を……
○国務大臣(安井謙君) お話のように、参与制については自治大臣の諮問機関としまして、自治行政全般にわたってのいろいろ御意見を徴するという制度になっております。これは御承知の地方行政という部門がいろいろ複雑でございます。また、いろいろな財政問題等につきましても特別の知識を必要とする面もあるというようなことから、ぜひ必要な機関だと思っております。しかし、御指摘のように、その手当等もまことに僅少でありまして、そういう待遇といったようなことも、なかなか思うにまかせない状況であることは御指摘のとおりでございます。私ども何とかもうちょっとそういったものをしっかりした形にいたしまして、名実ともにそろったもの……
○国務大臣(安井謙君) 田川、大牟田につきましては、石炭の影響を伴っている団体の行なう財政的な影響は相当こうむっていると思いますが、その具体的な数字につきましては事務当局から……。
【次の発言】 石炭事情の変化に伴いましての直接の対策につきましては、今総理初め各関係の大臣から御答弁のとおり、それぞれやるわけでございます。自治省自身がそれを取り上げてどうこうというわけには参りません。しかし、その影響が地方団体の財政的なものに相当大きく響いて参ります。これは主として失業対策、生活保護あるいは鉱産税の減少、こういったものがございます。これにつきましては、一応は年度当初に交付税の計算に入れまして、経費……
○国務大臣(安井謙君) 都市交通の混雑、それから全国的な事故の増発というものは、政府としましても、これは見ておれないというようなことから、関係閣僚間で種々の討議をしながら対策を進めているわけであります。 取り締まり方面の側から申しますと、まず第一に交通の規制を――規制といいますか、交通の秩序を立てるということから、一方交通あるいは右折禁止というものを徹底的にやることによりまして整理する。次に悪質運転者の排除あるいは事故を起こした運転者を徹底的に取り締まる、これを非常に強化してやりたい。またさらに、それで足りない分につきましては、一種の車種別による時間の制限といったようなこと、あるいは車体が野……
○国務大臣(安井謙君) いわゆる三無事件につきましては、今総理のお話しのとおり、昨年の秋ごろから、この日本の国情に対して、特に共産主義革命に対する危惧を持った一部の人が、それに対する政府の施策に不満を感じて、現政府を転覆して強力な反共政府を作るという意図のもとに計画を進めておったわけでございます。これは事前にその情報をキャッチいたしまして、昨年の十二月十二日にその一味を逮捕し、現在、二十二名を取り調べました結果、十三名が起訴されておる次第でございます。
【次の発言】 左翼クーデターがあるというような計画につきましては、政府は全然こういったものを探知しておりません。この三無事件の起こった基礎には……
○国務大臣(安井謙君) お答えします。地域格差の解消につきましては、政府はずっと格差の解消という問題について具体的に今までも取り上げてきております。御承知のとおり三十六年度の予算におきましても、公共事業費に関して財政力の弱い府県については補助率のかさ上げをやっておる。これによりまして、三十七年度の予算は、いわゆる補助事業につきまして、約百二億、直轄事業につきましても八十億といったような従来より補助額の増加をいたしております。さらに今の新産業都市促進計画におきましても、各地域の中心となるべき都市を中心に総合的な開発計画を進める。さらに工業開発につきましても、それぞれの地域が――小都市において――……
○国務大臣(安井謙君) 選挙制度審議会を設置いたしますに際しましては、従来選挙制度調査会等の答申のいきさつもございますので、特に念入りに学識経験者にお願いをいたしまして、早急に検討すべき事柄、すなわち選挙及び投票の制度、定員のアンバランスの是正、区画の問題、さらに公明選挙、こういったものにつきまして御答申を願い、その結果を政府は尊重して措置をする。こういうことを提案理由に述べておるつもりでございます。
【次の発言】 ちょっと補足して申し上げますが、矢嶋さんちょっと誤解があるのじゃないかと思うのですが、候補者の身がわりのよ、うな形で、重要な役割をしている者ならば、これは親戚であろうが、肉親であろ……
○国務大臣(安井謙君) 高等学校の急増対策につきましては、総理初め、関係閣僚から御答弁あったよしでございますが、これは大体、ことしの計画でやっていけば、やっていけるものだと心得ております。 と申しますのは、御承知のように、国の補助、起債、そのほかは普通交付税になっております。普通交付税について、おそらくこれは、どうせ同じ額のものをやりくりするのだから、そちらのほうにとれば、ほかのほうが足りなくなるのじゃないかという御心配かと思いますが、そのことにつきましては、ことしは例の公債の繰り上げ償還といったような財源を三十六年度みておりました百六十億といったようなものを、ことしはとりやめまして、そうい……
○国務大臣(安井謙君) 緑のおばさん、あるいは黄色いママというのは、これは都道府県がそれぞれ自主的に交通整理に当てるために採用している制度でございます。数年来これをやっておりまして、いろいろそういった御批判もあろうと思いますが、非常に成績は上げていると思います。そこで、今全国で千六百人ぐらいおりますが、ただ、服装であるとか、あるいは訓練の仕方といったようなことは、これからもさらに改良してやっていきたいと思っておりまして、今急にこれをやめるつもりはございませんし、また自衛隊をそういうものに直接使うということは、自治体としても、警察としても、いかがなものであろうと思います。そのつもりはございません……
○国務大臣(安井謙君) 御説のとおりでございまして、大衆の庶民住宅につきましては、できるだけそういった税制の面からもめんどうを見るべきものだと思います。大蔵大臣も、先ほどお話がありましたように、いろいろな方面から免税、減税措置をやっております。地方税のほうでは例の不動産取得税は、新しい住宅を取得する場合、建てた場合、百万円以下のものについては、これは免税する。土地については、さらに六十万以内のものについても免税する、あるいは固定資産税につきましては、二十坪くらいが標準でございますので、それ以内のものであれば、十五坪の半分に当たる分はこれも固定資産税を免税する、こういった措置をやっておるわけであ……
○国務大臣(安井謙君) 車種別規制といわれているものにつきましての、この直接の責任は御承知のとおり地方の公安委員会でございます。東京都で申し上げますれば、東京都の公安委員会が実施の、あるいは決定の責任機関でございます。しかしながら、国家公安委員会、あるいは警察庁といたしましても、それが及ぼす全体の影響というようなものから一様に深い関心を持って、いろいろ相談を受け、また指導もいたしているというような格好でございます。 それで、かねて一試案として発表されましたものは、これは一つのひな形でございます。これを中心にして各関係方面からいろいろな御意見を徴して、そうしてできるだけいいものにして、必要の最……
○国務大臣(安井謙君) 高校急増に対する財源措置のいきさつにつきましては、今の文部大臣のお話のとおりでございます。そこでこれは、この高校の急増というのが都道府県――地方が本来設置の責任を負うべきものになっておるという建前から、結論としては地方財政面でこれをやっていくというような計画を立てたわけであります。全体の計画から申しまするならば、ただいまのところ、こういった文部省の立てられました高校急増対策に対する財源措置は、これは十分に可能であるというふうに私どもは計数的に毛確信を持っております。ただ、個々の県につきましては、それぞれ財政事情が異なります。これにつきまして、今の百五十四億円についても九……
○国務大臣(安井謙君) ちょっとさきに岩間さんが、年収五十万円で五人世帯という者の所得税と減税のかね合いにつきまして何かお話がありましだが、私どもの計算によりますと、年収五十万円でございますと、所得税におきましては、三千四百七十七円減になりまして、いわゆる府県民税に当たる住民税の増が九百九十一円、差し引き二千四百八十六円の減税になります。こういうような計算になりますので、先ほどのは何かのお間違いではないかと思います。 なお、いわゆる所得税と住民税とのなにを切り離しをやったということは、これは三十七年度から実施いたしますが、そのために住民税の側だけがふえるというものにつきましては、これは税額控……
○国務大臣(安井謙君) お答えいたしますが、地方の格差をできるだけ解消いたして、国土全般が均衡できるだけの経済的、社会的の発展を遂げたい、こういう方針のもとにいろいろ政府は方策を立てておるわけでございます。今御指摘の地方の基幹都市と申しますか、形は、法律名では新産業都市進促法という形で出ておりますが、これらにつきましては、私ども大体三段階くらいのものを考えております。いわゆるそういった地方の中心都市を中心にした大きな開発計画、さらに中小都市を中心にした工場の誘致等による開発、さらにもう一つ、アウトサイダーと申しますか、僻地とか、離島とかいったようなところに対する開発の三段階に分けておるわけでご……
○国務大臣(安井謙君) 地方行政の制度そのものにつきましては、御承知のとおり、今、地方制度調査会というものがございまして、またその本来のあり方と今後の事務配分その他についても目下諮問をいたして、この答申をお願いしている最中でございますから、おそらく今度できる行政委員会は、この全般に重複したような御審議ではなかろうという感じもいたします。しかし、国と地方との関係は非常に密接な面がありますから、おのずからこの地方制度の実態へ触れてこられる面もあるのじゃないかというふうに考えております。 なお、かつて道州制というものの答申があったことは御指摘のとおりでありますが、あの際の道州制というものに対する考……
○国務大臣(安井謙君) この前も申し上げましたように、府県別の調査というものは、今まだ減税あるいは交付税の配分等できておらぬわけでありますが、ただ、これを今全体の格差の問題にからんで考えますと、大体府県をABCDと四つのクラスに分けて考えますと、いわゆる基準財政需要額というものは、やはりDという一番低い階層のほうが需要額はふえている。だんだん上にいくに従って減っていく、大体平均しまして二〇%前後の基準財政需要額の増になりますが、その二〇%を前後してDからAまで逆に低い水準のほうが需要額がふえておる。したがって、これに対する財源手当でございますが、大体交付税が八百十億ですか、これがふえます。それ……
○国務大臣(安井謙君) 地方財源と国の財源との調節は、いわゆる所得税の一部を地方住民税に移したということだけじゃない。御承知のとおりに、総合的に考えまして、やったわけであります。
【次の発言】 これはそれぞれの階層のそれぞれの、税率の額というものがありますから、大体平均して考える以外にしようがないのです。おおむね四分の一程度のものを所得税からなにへ移すという考え方、四分の一ないし三分の一、その間を住民税に移すというような考え方で組まれていると思うのです。
【次の発言】 事務当局から説明いたさせます。
【次の発言】 もう一つ前の、今の段階の二千万円とか三千万円、独身者その他につきまして両方とも下……
○安井謙君 ちょっと関連。原価というとどこまで入るのですか。その償却金利までは入れた観念で見るのですか、公営企業の場合。
○安井謙君 ちょっとすみませんが、議事進行で一言。 光村名委員長のあと、また占部委員長を迎えまして、われわれ大いに張り切っておるわけですが、私初めて臨時の理事で雇われたから言うわけじゃないんですが、この委員会をいろいろ見ておりますと、非常に重要な法案であるにかかわらず、なかなか審議日程にのらないといったようなものも実はあるように思う。ことに先月の七日に回付された法案で、まだ大臣の趣旨説明も聞いていない。これは私は、参議院の常任委員会の運営の問題として非常に遺憾なことじゃないかと思いますので、これはしかるべく、新委員長ができ、また、理事さんもそろわれたところで、一ぺん早急に今後の運び方について……
○委員長(安井謙君) ちょっとごあいさつ申し上げますが、いまはからずも委員長の御指名をいただきまして、たいへん浅学非才でございますが、委員の皆さまの御協力によりまして、この特別委員会の成果をぜひあげたいと思っております。何ぶんともよろしく御指導をお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 そそれでは引き続きまして理事の互選を行ないます。
本委員会の理事は五名でございます。互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
それでは、理事に亀井光君、草葉隆圓君、竹中恒夫君、小林武君及び横川正市君を指名いた……
○委員長(安井謙君) ただいまから国際労働条約第八十百号等特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨四月二十一日、加賀山之雄君及び吉江勝保君が委員を辞任され、その補欠として二木謙吾君及び日高広為君が委員に選任されました。
以上でございます。
【次の発言】 それでは、結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案、地方公務員法の一部を改正する法律案、以上の五案件を一括して議題とし、関係各大臣より……
○委員長(安井謙君) ただいまより、国際労働条約第八十七号等特別委員会を開会いたします。
結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案及び地方公務員法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告がございますので、これより順次発言を許します。岡田宗司君。
【次の発言】 ちょっと途中ですが、委員の異動がありましたので、御報告をいたします。
草葉隆圓君、鈴木恭一君及び山崎斉君が委員を辞任せ……
○委員長(安井謙君) ただいまより、国際労働条約第八十七号等特別委員会を開催いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨五月六日、紅露みつ君、森八三一君及び佐野廣君が委員を辞任され、その補欠として、山崎斉君、草葉隆圓君及び鈴木恭一君が委員に選任されました。
以上でございます。
【次の発言】 次に、理事の補欠選挙の件につき、おはかりをいたします。委員の異動によりまして、現在理事が一名欠員になっておりますので、その補欠互選を行ないたいと存じます。
互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(安井謙君) ただいまより、国際労働条約第八十七号等特別委員会を開会いたします。
それでは、結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案及び地方公務員法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。
質疑の通告がございますので、順次発言を許します。小林武君。
【次の発言】 ちょっと小林君、文部大臣もう間もなく来るのですが、ちょっといまおくれておりますが。
【次の発言】 文部省の政府委員に……。
○委員長(安井謙君) ただいまより、国際労働条約第八十七号等特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨五月十一日、吉田忠三郎君が委員を辞任し、その補欠として占部秀男君が委員に選任されました。
また、本日、長谷川仁君が委員を辞任し、その補欠として和田鶴一君が委員に選任されました。
以上でございます。
【次の発言】 それでは、結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案、地方公務員法の一部を改……
○委員長(安井謙君) ただいまから、国際労働条約第八十七号等特別委員会を開会いたします。
それでは、結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案及び地方公務員法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。
質疑の通告がございますので、順次発言を許します。田畑金光君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。午後は一時再開いたします。
午後零時六分休憩
【次の発言】 ただいまから国際労働条約第八十七号等特別委員会を開会いた……
○国務大臣(安井謙君) 総理が沖繩へおいでになってのいろいろな御発言につきましては、いま外務大臣が御答弁されたと同じような趣旨のものであり、私も同様に考えておるわけであります。要するに、本土と沖繩というものは、従来日本のものであるし、また同じ日本人九十何万人の人が住んでおる。どうしてもこれはわれわれの悲願として、将来帰したい、帰ってもらいたい。同時に、その間に、ひとつ日本と沖繩ができるだけ一体化であるような強い政策を打ち出していく、こういうようなふうに総理も話されましたし、また、そういう強い気持ちで行ってこられたと思っておる次第であります。
○国務大臣(安井謙君) 総理府総務長官を仰せつかりました安井でございます。
きょうも当委員会へ最初から出席すべきでございますが、御承知のとおり予算委員会がございまして、全員閣僚並ばなければいかぬという申し合わせのようでございます。そちらへ行っておりまして、おくれまして申しわけございません。
いま一通り副長官から御説明申し上げました。私どももこの災害復旧の問題に関しましては、総括的な立場にあるものとして、今後もできるだけの努力を進めていくつもりでございます。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの御決議に対しましては、政府といたしまして、十分にその御趣旨を尊重して善処をいたしたい……
○国務大臣(安井謙君) 総務長官を仰せつかりました安井でございます。いろいろお世話になりますが、よろしくお願いいたします。 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 本改正案は、最近における会社規模の拡大に伴い、会社の株式保有及び役員兼任に関する規定を整備するとともに、公正取引委員会の事務局の機構を拡充し、定員を増加しようとするものであります。 その内容は、第一に、金融業以外の事業を営む国内の会社で、その総資産が一億円をこえるものについて、株式所有報告書の提出義務を課しているのを、総資産五億円をこえるものに改め、第……
○国務大臣(安井謙君) 近藤委員のお話のとおり、私どもはこの独占禁止法というものが経済のルールを守っていき、消費者の立場を守っていくという立場から非常に厳に守られなきやならぬものだと心得、その運用もやっておる次第であります。ただ、経済界の実情上、ただいま御指摘のような事例もあったことは確かであります。それに対する法律的な解釈等につきまして、政府委員から御答弁させたいと思います。
【次の発言】 ただいまお話しの、勧告操短以外に不況を切り抜ける方法がもっと積極的にあるはずじゃないか、こういうお話、私も非常にごもつともだと思います。これは金融の方面あるいは合理化の方面その他から、積極的にそういった経……
○国務大臣(安井謙君) 実は、私、今度総務長官を拝命いたしましてから、格別当委員会にはお世話になるわけでございます。予算委員会等の関係から、まだ当委員会でごあいさつを正式にしておりません。その点につきましてたいへんおくれましたことを申しわけなく思います。今後もひとついろいろの点でよろしく御叱正を賜わりたい。一言ごあいさつにかえる次第でございます。 いま山本さんから御質疑の、人事院勧告を政府は尊重するか、こういう御質問でございます。私ども、それは従来ともそうでございますが、今回も特に人事院勧告につきましてはぜひこれを尊重していきたい。勧告そのものについていろいろな御批判もあるかもしれませんが、……
○国務大臣(安井謙君) お答えいたします。 人事院の公務員給与に関する勧告が八月に出たわけでございまして、これに対しまして政府としては、例年の例に従いまして関係閣僚の会議をやり、これで大きな方向を決定をいたしたい、こういうことで進んでおるわけでございまして、関係閣僚会議は九月十七日に第一回目をいたしたわけで、出席閣僚は、大蔵大臣、自治大臣、労働大臣、それに私に官房長官というような形でございます。なお、大蔵大臣が二十日ごろに外国へ出張するというような事情もございまして、一回目ではまだ十分な検討がなされていない、帰ってまいりましたら早々さらに二回目を開いてこの取り扱いを進める決心でございます。
○国務大臣(安井謙君) 沖繩の援助につきましては、目下いろいろと検討中でございますが、確定的な問題は、何と申しましても、御承知のように日米協議委員会を通らなければきまらぬわけです。ただ教育問題その他社会福祉問題につきましても、できるだけ援助をふやしていきたいということで検討中でございます。
【次の発言】 いろいろな形で陳情が出ておりますが、大体八十億ないし九十億程度をできればほしいというような全体としての要望だと思っております。
【次の発言】 いま文部大臣お話しの、たとえば本土並みの義務教育費を半額の国庫負担をした場合には一十五億前後のものである、あるいは教科書の無償配付を全面的にやった場合に……
○国務大臣(安井謙君) 初めて御答弁いたしますが、重複したこともあるし、いままでいろいろと話し済みだと思います。われわれ、今度の遭難にあたりまして、救助を中心とした対策本部をつくりまして、その善後策の処置に全力を尽くしてまいった次第でございます。しかし、その過程におきまして、いま御指摘のように気象通報等が現状のままで決して安全だといいますか、満足だという状況でないということは、いろいろの方面から指摘も出ております。したがって、そういう方面につきましては、今後さらにそれぞれの官庁と相談をいたしまして、より強いより有効な通報施設あるいはそのあり方、また必要に応じては米側と交渉をやるというようなこと……
○国務大臣(安井謙君) 松代の地震の予知を中心にしまして、この委員会で非常に御熱心な御審議を賜わりまして、政府といたしましても最高の努力をやっておるつもりでございますが、いろいろまたやり方等について御指摘をいただきましたことをありがたく存じております。また、今後も万遺漏のないように、いまの決議の御趣旨に沿って今後も措置をいたしたい。防災会議の事務局長として、また総務長官としてお答えをいたします。
○国務大臣(安井謙君) 琉球政府あるいは自治体の関係の自治権の拡充ということは、御承知のアメリカが施政権を沖繩に持っておる関係もありますが、できるだけ民生関係のものについてはこれを権限を委譲して、住民の意思によって運営されるほうが好ましいであろう、こういう申し入れをかねがね政府としてはやっておるわけでございまして、今回の日米協議委員会におきましても、そういったトップ会談――佐藤・ジョンソン会談等でもその問題を確認されておることだから、将来もそういう民生関係についてはできる限りやっていこうという向こう側の方針を披瀝したわけでありまして、私どもも、これは当然のこととして今後も推進をしていきたい。従……
○国務大臣(安井謙君) 沖縄の日本政府の財政援助につきましては、御承知のとおり、日米協議委員会で決定を見ましたものを、それぞれの年度で支払をいたしておるわけでございます。昭和四十年度は二十八億六千五百三十六万円、昭和四十一年度は五十八億九十七万一千円こういうふうに相なっております。その内訳といたしまして、沖縄政府へ直接に援助費を出して、政府でいろいろな各種の施設に使うという分が、昭和四十年度では二十三億五千三百八十三万二千円、昭和四十一年度は四十八億三千百十七万円こういうふうに相なっております。先ほど申しました総額との差額につきましては、これは日本政府自身がいろいろな施設やあるいは資材の何とい……
○国務大臣(安井謙君) いま大森さんとのるる問答を承っておりまして、おっしゃるごとく、この政府の行政責任において当然なすべき、また予算を組んでやるべき仕事が、民間からの寄付金等でまかなわれるというような事実があるとすれば、これは非常に遺憾なことでございます。万難を排してこういうものは絶対にやめなきゃなるまいと思っております。ただ、いま伺っております問答だけでは、まだ私どもどの程度の真実性のあるものかについての事実の確認がございませんので、現実の事柄自体についてはとやかくちょっといま申し上げかねると思います。事実上、政府がいろいろと行政施策をやりますにも、民間がこれに協力をして、そうしてそれを周……
○国務大臣(安井謙君) これは、お説のような点がございますので、総理大臣の手元で実施にあたりましては調整をする、こういうことになっております。
【次の発言】 ただいま御決定になりました附帯決議の趣旨につきましては、政府といたしまして、十分に尊重をしてまいりたいと存じております。
○国務大臣(安井謙君) お話のとおりに、この公害対策と申しますと、各部門にわたっておりまして、どこかの省でこれを一つにとりまとめるということは非常に困難だと思います。御承知のとおり、大気汚染につきましては厚生、運輸、あるいは水質汚濁につきましては、これはまた経済企画庁、運輸、厚生、また地盤沈下については通産、建設、騒音については通産、運輸、建設、警察、その他評験研究調査の機関としては、科学技術庁その他で、それぞれの部門を担当してやっておるような次第でございまして、どこが主管に相なるかということになりますと、それぞれの専門部門に責任をもって御検討なり施策を願うという形になっておりますので、なかな……
○国務大臣(安井謙君) 前回の特別委員会で、公害対策につきまして非常に強い御示唆や御質問、あるいは御参考になる御意見もありましたので、それに刺激されたと言っちゃあれでございますが、そういう意味も多分にありまして、実は昨日、政府において正式に設けられております公害対策推進連絡会議というものを開催いたしたわけでございます。これは、会長が総理府総務長官になっております。あと、関係各省の次官をもって組織されておる正規の会議でございます。 そこで、昨日は、まず第一に、せんだって問題になっております、公害対策に対する総合調整の機関というものはどうあるべきか、いまのままじゃ弱いんじゃないかというような御指……
○国務大臣(安井謙君) 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 本改正案は、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律等の運用を強化するため、公正取引委員会の事務局の機構を拡充し、定員を増加しようとするものであり、その内容は、第一に、公正取引委員会事務局に、地方支分部局として新たに広島地方事務所を設置し、第二に、公正取引委員会事務局の定員二百七十七人を三百七人に改めようとするものであります。 これらは、第四十八国会において下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、第四十九国会において私的独占の禁止及び公正取……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 本年八月一三日、一般職の国家公務員の給与について、指定職俸給表(甲)を除く全俸給表を改定し、期末手当及び通勤手当を改定すること等を内容とする人事院勧告がなされたのでありますが、政府といたしましてその内容を慎重に検討した結果、本年九月一日から人事院勧告どおりこれを実施することが適当であり、また、扶養手当等の支給方法に関する制度の合理化をあわせて行なうことが適当であると認めましたので、この際、一般職の職員の給与に関する法律(昭和二十五……
○国務大臣(安井謙君) たびたび、政府は勧告を尊重しないじゃないかというおしかりを受けておりますし、一面、そういうおしかりを受けてもやむを得ないという結論になってまことに申しわけないと思っておりますが、政府自身としては、これはもう人事院の勧告に関する限り、でき得る限り、内容、期日ともに、これは完全実施をいたしたいという気持ちは非常に強いものを持っておることは間違いないわけでございます。ただ、いろんな財源上の関係から、なかなか思うようにいかない。昭和三十四年までは、御承知のとおり、期日が大体において明示してなかった。そのためかどうかは別にいたしまして、大体実施時期は一月であるとか、あるいははなは……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました総理府設置法及び青少年問題協議会設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 第一は、総理府設置法の一部改正であります。 まず、青少年局の設置でありますが、国の次代をになう青少年を健全に育成することは、きわめて重要な課題であることは申し上げるまでもないところであり、政府といたしましても青少年対策を重要施策の一つとして取り上げているところであります。 青少年行政は、きわめて広範な分野にわたり、多くの省庁が所管いたしておりますので、青少年行政を強力に推進するためには、特にその総合性と一貫性が要請されるところで……
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 本年二月二日付をもって人事院から国家公務員法第二十三条の規定に基づき、国会及び内閣に対して、先般の労働者災害補償保険法の改正と対応して、国家公務員災害補償法の一部を改正する必要がある旨の意見の申し出があったのでありますが、この申し出に基づき、国家公務員災害補償制度について、年金たる補償の範囲を拡大し、その他補償内容の改善を行なう等の必要があるのであります。これが、この法律案を提出する理由であります。 次に、その内容につきまして概略御説明申……
○国務大臣(安井謙君) 同和地区における就職状態と、こう申しましても、これは格別規則とか、あるいは法律やそういうものでむろん区別があるわけではございません。結局、特定の集団を組んでおられまして、組んでおりますというか、集団的に部落が形成されておるというのが今日の状況でございまして、それも、平均いたしますと、あまり多い数じゃなくて、数十戸中心ぐらいな部落がそれぞれ散在をしておるという状況でございますが、いろんな長年の慣習上、環境の衛生状況もあまりよろしくない、あるいは職業についておる状況も必ずしもいい状況にないという、社会的な自然の条件がそういうふうな形に置かれておるということであろうかと思いま……
○国務大臣(安井謙君) お話しのように、二月一日から労災保険法は実施になっております。それを受けて人事院からの意見の申し出がありまして、私ども国家公務員法の労災補償をいま御審議願っているわけですが、大体いまの国のほうの公務員の給与というのは、やはり民間の給与やその他の条件に合わせて若干おくれることは、私ども、いつもやむを得ない、それを例にしてできるだけそれに近づけるということでございますから、手続上若干おくれることはやむを得ないんじゃないかとも思います。できるだけひとつ御審議をいただきまして早く実施に移したい、こう考えております。
【次の発言】 この遺族の範囲あるいはいまの一時金の支給の限度と……
○国務大臣(安井謙君) 前回も御答弁申し上げたかと思いますが、まあ恩給等につきましても、いまこの原則的に人事院総裁の言われましたような態度で臨んでおりますが、これを機械的なスライドとするにはもう少し検討する余地があると思います。いまの人事院総裁のお話のような精神で、運営はできるだけやっていきたいと思いますが、いまのところ規定化をしていないわけであります。
【次の発言】 お話のように、恩給のほうでそういうふうな制度をとります場合は、当然これは並行してやるようになると思っております。
【次の発言】 大体実施の具体化につきましては、人事院にそれぞれ御検討願ってやっていくというたてまえにいたしておりま……
○国務大臣(安井謙君) お話のとおり、白ろう病はだいぶ前からいろいろ私ども話にも伺っておったわけであります。人事院でいろいろな角度から検討を進められておりますが、思うように簡単にきまらなかったということは残念といいますか、遺憾だと思います。今後もひとつよく協議しまして、できるだけ督促したいと思っております。
【次の発言】 非常に具体的な個々の問題につきましては、また政府委員から御答弁するかと思いますが、主として例の一時金の支給の額でございます。これは御承知のように、労災保険法では四百日と言っておりますものを、千日以内に人事院がその状況によって定める額、こういうことにしております。
○国務大臣(安井謙君) 例の調整規定につきましては、いま御指摘のように、中身がどうもはっきりしておらぬじゃないか、これじゃあまり実際効果ないじゃないかという御指摘も私ごもっともな点があろうかと思います。ただしかし、これを法文化をして、とにかく今後調整をしていくんだという方針を法律の中で明らかにしたという点では従来に比べで少なくとも数歩前進だと思っております。なお、中身の点につきましては、これは今度できます審議会で十分ひとつ御検討願って、それで具体的な肉づけをしていきたい、こう思っております。
【次の発言】 いまも申し上げましたように、これはまあ内容を十分に盛っておりませんが、それじゃ将来総理府……
○国務大臣(安井謙君) 満・日と申しますか、具体的に申せば満鉄社員であった者が終戦後日本に帰ってきて国鉄というようなものにつとめ、あるいはその他の国の機関につとめた場合に、従来満鉄は会社でございますので、そういうような趣旨から恩給年限に本質的には加算されてなかった。しかし、これは満鉄会社というようなものの性格上、これは国の機関にほとんど準ずべきものじゃないかという御意見も非常に強くございまして、長い間向こうでそういう国策機関に働いておった人がさらにこちらで国の機関で働かれたという場合については、少なくともその恩給年限に達する不足部分はその在満期間を通じて加算を認めようじゃないかということに相な……
○国務大臣(安井謙君) いま日・満・日とあるいは日・満という関係と満・日の場合の通算関係については、これは法規的に不均衡是正がされるべきであるという伊藤先生の強い御主張は十分に拝聴をいたしておるわけであります。私どもこの問題につきまして、ただいままでしばしば御答弁も申し上げたような次第でありまして、十分に考えなければならぬと思いますので、これはひとつ先ほども申し上げましたように、でき得る限り均衡な是正がはかられるように、今後できております恩給審議会等を通じまして私たちも努力をいたしていきたいと思っております。同時にまた、その際に、たとえば満・日が日・満同様に通用されるということになりますと、こ……
○国務大臣(安井謙君) ただいま全会一致で御決定になりました附帯決議案につきましては、政府としましてその趣旨の点について十分検討を重ね、善処をいたしたいと思います。
○国務大臣(安井謙君) ただいま議題となりました国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び概要を御説明いたします。 国民の祝日に関する法律は、昭和二十三年の第二回国会において制定されたものであります。当時の国会における審議の過程において、将来なお祝日の増加が予想されていたところでありますが、国民の間に現行の祝日のほかに幾つか祝日にふさわしい日を加えたいという要望があり、国会におきましても御承知のとおり、国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案が、昭和三十二年の第二十六回国会以降昭和三十九年の第四十六回国会までに、議員提案として七回提出されましたほか継続審……
○国務大臣(安井謙君) 日本の建国がいつであるということを、歴史学的にあるいは実証的にこれをきめた定説というものは私は必ずしもなかろうかと思います。しかし、日本の古代歴史書として現在随一のものと言われている日本書紀によりますと、これは神武天皇即位の日が建国の始まりであるというようになると思います。
【次の発言】 これは二千何百年あるいは、二千年等の昔にさかのぼる問題でございまするから、歴史学上あるいは考古学上、科学的に実証する日というものは、なかなか学問的にはつかみにくい、しかし、日本の古代史の聖典である日本書紀あるいは古事記というものを参考にいたしました場合に、私どもは、日本建国の日を象徴的……
○国務大臣(安井謙君) 休日と申しますと、それぞれの記念すべき日を記念いたしまして、そうして国民がその日一日は、全体として支障ない限り、仕事を休むという日を政府みずからこれはきめるわけであります。国民の意思でかってに休まれるというようなことでなくて、政府が、これはお休みくださいというふうにきめるものと解釈願えればいいと思います。
【次の発言】 まあ休日という日から見れば、大体年間を通して平均化されたほうが、より国民の生活にふさわしいじゃないかという御説は、私ごもっともだと思います。今後もまあそういう点についてはできるだけ配慮をしたほうがいいと思います。ただ、休日は祝祭日、祝日とからんでおる問題……
○国務大臣(安井謙君) 実は、総理府と申しますか、総理官邸の下のほうへ何だかトルコぶろの請願が――請願といいますか、申し出が出ておるということを伺いまして、どうも場所柄といい、たいへん好ましくないと思いまして、それぞれ関係当局と連絡をいたしまして、これは法律的になかなか規制するわけに現行法ではまいらぬようでございますが、でき得ればひとつ自主的にそういったものでないように、あるいはどうしてもできるということになれば、世間でいういかがわしい風評の立つような営業のしかたでないようにということを、それぞれの関係当局を通していまも折衝中でございます。
○国務大臣(安井謙君) 人事院というものの存在は、公務員のいわゆる労働関係の保障をするために置かれておるということには一向変わりはなかろうと思います。私が申し上げましたのは、人事院の勧告というものは、御承知のとおりに、国会及び政府に対して、人事院の公務員の給与ベースについての見解を勧告するものである。それに対して法律的な義務づけを政府が制約されておるもんじゃありません。しかしながら、そういうものがあるなしにかかわらず、そういう公務員関係の地位を人事院が保障するというたてまえから勧告をしておるのでございまするから、そういう法的義務があるなしにかかわらず、そのたてまえを十二分に尊重をして処理すべき……
○国務大臣(安井謙君) 沖繩の船舶に対して日本の国旗が掲げられない、これはまことに私どもも残念だと思っておりますが、御承知のとおり日本の船舶法がいま向こうに適用できないという状況のもとに、国際旗を掲げる、こういうことに相なっております。
また、御指摘の渡航問題というようなものにつきましても、簡易化ということがどうしても必要であるということで、目下鋭意交渉をいたしております。相当な成果が近くに得られるんじゃなかろうかと考えております。
【次の発言】 私からできれば……。
【次の発言】 いや、かわって私が言うんです。
【次の発言】 来年度につきましては、まだアメリカはきめておらぬようでございます……
○国務大臣(安井謙君) 昨年八月、総理が沖繩に行かれましたときに、先島にテレビの施設を設置するという約束をされました。それ以来、鋭意準備は進めております。来年度の予算にも、もう一部を計上いたしまして……。
【次の発言】 金額の計上は二億一千万円でございますが、来年度じゆうにも手配の三分の二ぐらいはできる。いわゆる債務負担行為ということでやりまして、少なくとも、来年六月ぐらいから試験放送もでき、来年いっぱいぐらいには実現をするという運びで進めております。
【次の発言】 いま、沖繩の放送につきましては、やはり沖繩籍を持っておる法人にやらせるというたてまえに沖繩自身の政府の法律がなっておりますので、……
○国務大臣(安井謙君) 通勤手当につきましては、先般の人事院勧告によりましても、これを九百円から千百円に上げまして、また最高は千五百円までに上げたことは御承知のとおりであります。さらに、これがどういうふうに今後影響してくるか、これは人事院でよくまた実態調査をいたしまして、それにふさわしい処置をとることになろうかと思います。
○国務大臣(安井謙君) 職務服務宣誓につきましては、御承知のとおり、先般のこの八十七号条約の改定の際、人事院の一部から総理府に人事業務の一部が移ってまいりました。その際に、これは二月十八日までに政令をもってそれぞれの手続をきめるという一環の仕事がありまして、その中で服務宣誓につきましても政令を出したわけです。今度のものは、従来のものに比べまして、従来の宣誓はどうも形容詞が多過ぎるし、そのものずばりでないというような批判もございましたので、今度は新しく簡単直截な宣誓書にいたしたわけでございます。ことに、いま御指摘の職務上の仕事については、これは上司の命令に従う、これは国家公務員法でもきめておりま……
○国務大臣(安井謙君) 人事院勧告の時期につきましては、御承知のとおり、これが年度半ばになりますために、いろいろ予算編成上の難点がございまして、これをもっとスムーズにやる方法はないか。これは各国会でもいろいろ御議論ございます。また、政府部内でもいろいろと検討いたし、人事院とも相談をして各種の案を検討中でございます。いずれもまだ、これならすっきりいけるという案がございませんので、鋭意これを、なるべく早く結論を得るべく、目下検討を進めておる最中でございます。
【次の発言】 自由民主党で一試案として出されておりますいわゆる吉武試案たるものは、これは調査の時点を八月に置いて勧告の時期を十一月にする、そ……
○国務大臣(安井謙君) 御承知のとおり公務員制度審議会は、十月一日に第一回目を発足いたしまして、その後非常に熱心に御検討を願っておるわけで、私どもはこれが六月十四日に間に合うように、何らかの結論をいただくことをいまでも期待いたしております。
【次の発言】 まあ政府としましては、これは六月十四日に条約発効のときには国内法もあわせて施行するのでなければ困るというたてまえをとっておるわけでございますが、まだこれは三ヵ月ございますので、いま非常に熱心に御検討の最中でございまするから、また答申の際にもあの部分、いわゆる延期された部分については早急の御答申を願うということを総理からも正式に諮問してあります……
○国務大臣(安井謙君) これは三億でございますか。二億九千……。
【次の発言】 褒賞品製造費、あれは憲法の七条によりまする栄典の授与という項につきまして、これをやりますための勲章の製造費、それから褒賞状の製造費、これでございます。
【次の発言】 広報委託費でありますか、広報委託費と申しますのは、ラジオ、テレビ及び新聞等を通じまして、政府の施策を広報する費用でございまして、大体におきまして四十一年度はラジオが六千五百万円、テレビが二億四千八百万円、そのほか新聞が七千八百万円、大体そういう内訳になっております。
【次の発言】 テレビにつきましては、ほとんど全国のテレビ局を網羅しておりますが、主とし……
○国務大臣(安井謙君) 第一の家庭生活問題審議会の運営がどうなっておるかというお尋ねでございますが、これは昨年御承知のとおり九月に発足をいたしまして、都立大学の磯村教授が会長になられまして、鋭意いま御審議を願っておるわけです。これは新しい時代の家庭全般のあり方、社会との結びつきというものについての御検討をいただいておるわけでございますが、いまこの家庭問題に対するアンケートを出しておられるようでありまして、これが三月中に集計されまして、四月に整理をした上で、来年の四十二年の三月末までにこの答申をいただく、こういう手順で進んでおります。 それから総理府関係のいろんな国民会議といったようなものにつ……
○国務大臣(安井謙君) お尋ねの、昨年度の国勢調査の結果で出ておりますのは、全国で申しますと、昭和四十年度が三十年度に比べまして四百八十五万六千四百六十人の増ということに相なりました。全体から、比率で申せば五・二%ということでございます。一番大きな増加率を示しておりますのは、関東ブロックでございまして、これが一三・九%の増、近畿地方が一二・四%の増、その次が東海地方でございまして八・三%、それから北海道が二・七%、それ以外はブロックとしては減っておりまして、一番減っておりますのが東北の四・五%の減、それから九州の四・一%、四国の三・六%、北陸の一・一%、中国の一%の減ということで、これを県別に……
○国務大臣(安井謙君) 来年度の予算で三十名増員ということは、いまの政府の予算編成のたてまえから見れば、相当思い切った措置をとったと思っております。しかし、いまの委員長のお話のように、現在まだ不十分であるという点は私どもよく認めております。漸次これは補充していきたいと思います。
○国務大臣(安井謙君) 沖繩につきましては、御承知と思いますが、平和条約の三条によりまして、沖繩の地位全体についての施政権は全部アメリカ側に一任をするという取りきめに相なっておるわけであります。それじゃ、沖繩という国は一体日本国籍なのか、日本の領土じゃないのかということになりますと、これは潜在的には日本の憲法の及ぶべき筋合いのものである。それから、日本の領土であることは間違いない。日本人であることも間違いない。そういう意味から、いま対外的には日本人としての国籍を旅券等では扱っておるというふうに相なっております。しかし、施政権全部について、これはアメリカ側が全部一括して持っておるわけでありまする……
○国務大臣(安井謙君) 連絡会議のほうは、これは前長官、臼井長官のころに市川先生からもいろいろ御進言があったというふうに思っております。婦人問題は各省に関係がございます。それの連絡調整の仕事でございますから、これは着実に各関係省の機関を集めてやっておるような次第でございます。 なお、家庭生活問題審議会のほうもお問いでございましたか。――審議会のほうにつきましては、昨年九月から磯村教授が会長になられまして、いま鋭意家庭婦人の問題についての御審議を願っている。これは、いま世論調査を終わりまして、そうして、いずれ近く答申をいただく。それによって、さらに政府は積極化してやるという予定にしております。……
○安井謙君 御趣旨よく承っておきます。
○副議長(安井謙君) はからずも副議長に選任をされましたが、新参者ですからよろしくお願いいたします。 また特に、いまの議長の意思を体しまして公正無私、そうして議長の補佐役であることに徹しようと思っております。どうか皆さんの御指導と御鞭撻をお願いいたします。(拍手)
○副議長(安井謙君) ただいま委員長から発言がありましたが、去る六日の本会議で多田議員の質問の際、誤って発言時間の超過を注意し、御迷惑をかけましたことは、まことに遺憾であります。今後再びこのようなことがないように留意し、厳正に議会運営に当たる所存でありますので、何とぞ御了承をお願いいたします。
○副議長(安井謙君) 過般のNHK座談会に出席し発言しましたことが、党代表のごとき誤解を与えましたことを遺憾に存じます。今後かかる誤解を招かざるよう十分注意いたします。
○副議長(安井謙君) 議長、のどが痛いと言われておりますので、その間のいきさつをもうちょっと詳しく御説明いたしますが、もうすでに一週間以上前から、議長は、議運の委員長及び副議長を呼ばれまして、どうも今回の臨時国会で参議院で質疑が行なわれないというような事態がもしあるとするならば、これは非常に遺憾だ、それぞれの機関を通じて衆議院側、あるいは党へ十分な申し入れをするように、こういう御下命がありまして、その意思を、それぞれの機関を通じてやっておるわけであります。相手方からは、それはごもっとも、できるだけそういうふうに計らおう、こういう返事をもらっておるわけであります。それ以上、だめの押しようがないわ……
○団長(安井謙君) これより参議院沖繩公聴会を開会いたします。 私、派遣議員団の団長で、本日の会議を主宰いたします安井謙でございます。よろしくお願い申し上げます。参議院におきましては、目下沖繩返還協定並びに沖繩の復帰に伴う関係国内法案を審査中でございますが、これら諸案件について直接現地の方々の御意見を承るために、御当地にわれわれ議員団一行が派遣された次第でございます。 本日のこの会議の開催にあたり、諸事御配慮を賜りました立法院並びに行政府そのほか関係各位に対し、派遣議員を代表して厚く御礼を申し上げます。 本公聴会の問題は、さきに御案内申し上げましたとおり、沖繩返還協定、すなわち 琉球諸……
○委員長(安井謙君) ただいま皆さまの御推挙によりまして、この重要な委員会の委員長を仰せつかることに相なりました。たいへん責任が重大だと思っております。微力でありますが、誠心誠意、ひとつこの委員会の円滑な運営を心がけたいと思っております。
どうか、委員各位の皆さまの十分な御叱正、御協力を心からお願いいたしましてごあいさつにかえます。ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 それでは、これより理事の選任を行ないます。
本特別委員会の理事の数は九名でございます。理事の選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議こざいませんか。
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会を開会いたします。 委員の異動につきまして報告いたします。 十一月十七日稲嶺一郎君が辞任せられ、その補欠として高橋邦雄君が選任せられました。 次いで、同月二十四日中村正雄君、阿具根登君が委員を辞任され、その補欠として柴田利右エ門君、大矢正君が選任され、同じく二十六日三木忠雄君が委員を辞任され、その補欠として中尾辰義君が選任されました。 また、十二月一日山田勇君が委員を辞任され、その補欠として青島幸男君が選任され、また、本日中村波男君が委員を辞任され、その補欠として村田秀三君が選任されました。
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会を開会いたします。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
前回に続き、質疑を行ないます。
塚田十一郎君。(拍手)
【次の発言】 以上で塚田君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 この際、委員の異動について報告いたします。
本日村田秀三君が委員を辞任され、その補欠として中村波男君が選任されました。
【次の発言】 次に、春日正一君の質疑を行ないます。
春日正一君。(拍手)
【次の発言】 春日君、時間がだいぶん超過いたしましたから……。
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について報告いたします。
本日青島幸男君が委員を辞任され、その補欠として山田勇君が選任されました。
【次の発言】 公聴会の開会承認要求に関する件についておはかりいたします。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定について承認を求めるの件審査のため、十二月二十日午前十時から公聴会を開会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
つきましては、公聴会の問題、公述人の数及び選定等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、……
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告します。
去る十三日山田勇君が委員を辞任され、その補欠として青島幸男君が選任されました。
【次の発言】 理事の辞任についておはかりいたします。
星野力君から、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
本日松本賢一君、江藤智君、永野鎮雄君が委員を辞任され、その補欠として小野明君、塩見俊二君、橋本繁蔵君が選任されました。
【次の発言】 琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
前回に引き続き、質疑を行ないます。
柴田利右エ門君。
【次の発言】 以上で柴田君の質疑は終わりました。
【次の発言】 次に、星野力君の質疑を行ないます。
星野力君。
【次の発言】 以上で星野君の質疑は終わりました。
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
本日、青島幸男君が委員を辞任せられ、その補欠として野末和彦君が選任されました。
【次の発言】 琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
前回に続き質疑を行ないます。
加藤シヅエ君。
【次の発言】 以上で加藤君の質疑は終わりました。
【次の発言】 次に森元治郎君の質疑を行ないます。
森元治郎君。(拍手)
【次の発言】 時間が……。
【次の発言】 以上で森君の質疑は終わりました。
午前からの質疑はこの程度……
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る十二月十七日野末和彦君が委員を辞任され、その補欠として青島幸男君が選任され、同月二十日柴田利右エ門君が委員を辞任され、その補欠として木島則夫君が選任されました。
次いで昨二十一日青島幸男君、木島則夫君が委員を辞任され、その補欠として山田勇君、中村利次君が選任されました。
本日小野明君が委員を辞任され、その補欠として松本賢一君が選任されました。
【次の発言】 琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
……
○団長(安井謙君) これより参議院沖繩公聴会を開会いたします。 私、派遣議員団の団長で、本日の会議を主宰いたします安井謙でございます。よろしくお願い申し上げます。参議院におきましては、目下沖繩返還協定並びに沖繩の復帰に伴う関係国内法案を審査中でございますが、これら諸案件について直接現地の方々の御意見を承るために、御当地にわれわれ議員団一行が派遣された次第でございます。 本日のこの会議の開催にあたり、諸事御配慮を賜りました立法院並びに行政府そのほか関係各位に対し、派遣議員を代表して厚く御札を申し上げます。 本公聴会の問題は、さきに御案内申し上げましたとおり、沖繩返還協定、すなわち 琉球諸……
○議長(安井謙君) 今般議長に就任いたしました。本会議では簡単なごあいさつをいたしましたが、何分とも未熟者でございます。議長の行動は、議運の皆さんと一心同体だと、こういう気持ちでやら世ていただきたいと思います。今後ともひとつよろしく御協力、御指導をお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 先ほどの委員会でもちょっとごあいさつをいたしましたが、今度新しく先ほどの本会議におきまして常任委員長の決定、さらに常任委員の異動もございましたようでありますので、重ねてごあいさつ申し上げますが、何と申しましても、国会の運営は議院運営委員会の皆さんのお力にもっぱらまたなければならないと思っております。私ども、副……
○安井謙君 一点だけお伺いしたいのですが、前の地方行政委員会のときにも、若し止めたならば補償がどうなるかという問題について同僚委員の質問があつたんですが、止める意思はないから、この問題は考えていないというお話ですが、まあ建前として或いは相当な施設費は実際問題としてわかつていると思いますが、止める止めないに拘わらず、建前としてこれは廃止になつた場合はどうすべきものであるかという点についてのお考えをお伺いしたいのと、大体において施設費はどのくらいな総額にまで上つておるのでありましようか。若しお分りになりましたら参考までに……。 それからもう一つは、主催団体が地方自治体であつたり、振興会或いは政府……
○安井謙君 私はこの競輪のようなものの実施を自治団体がやるのが果していいかどうか、むしろ民間の団体にやらせてこれを自治体或は政府が厳重な監督をやるという立場に立つた方がいいんじやなかろうかという考を一つ持つのであります。同時にこの競輪の実施体がまあ戰災都市を主体にしておるのであります。先程も御質問がありましたようにいろいろ不公平もある。この都市はやつてもこの都市はできないという問題もどうしても付きまとうのであります。若し公共団体がやるならばこれは都道府県とか六大都市というようなものにしまして、その上りは公平に一つ均等に分けるというようなお考えをお持ちになつておられるかどうか、この点一つお聞きし……
○安井謙君 今のに関連して、今のお答えで行く考え方と正反対の行き方があるのですね。というのは個々のケースについてはこれは言い分がいろいろあつてなかなか結論が出ないから、差額もそうべらぼうなものじやないという場合に、最後にあの雑收入で結論が若しつくならば、あれで解決し得る数字なんですね。百何十億からの違いがあるから、だからあれで勝負をつけるというか、それとも結論を出すということで行くか。それともそうじやなくて今小笠原委員の言つたように全体をチエツクして行くのかということで、ちよつと変つて来るのじやないかと思うのですがね。
○委員長代理(安井謙君) 山本事務官、小笠原委員と西郷委員の御質問に対して一つ御説明願います。
【次の発言】 いろいろ資料の御注文もあつたようですが、私も一つ二つお願いしたいのは、二十五年度の補正の推定といいますか、大蔵省との比較表はできますか。
【次の発言】 それをぜひ……。今一つ、いろいろ問題になるのですが、市町村分と都道府県分と一本にしていつも問題にしているのですが、これを二つに分けて比較表というものはできますか。非常に性質が違うと思いますが……。大蔵省でも大体分けて資料を作つておると思う。地財委としてはやはりその基礎を分けなければ議論にならないと思うのですが、そうして欲しいと思いますが……
○安井謙君 歳入の線に沿つて今の資料を聴取しながら、歳入だけ説明を聞いたらどうですか。
【次の発言】 関連して。その点は私昨日も大事だと思つたので、二十五年度に対する大蔵省と地財委の補正の比較表を出して頂きたい。これによつてこの三百七十億円の検討はできるわけです。だからそれが出てからやつてもらつた方が非常に親切だと思うのです。できれば今の話で歳入を一遍ずつと説明して頂いてはどうかと思うのです。
【次の発言】 三百七十億というやつは、これは見方の違いなんだな。地財委と大蔵省、その比較表が出ると非常に工合がいいのですが、大蔵省は出しておるわけなんです。二十五年度の基礎はこうだから、それに対して地財……
○安井謙君 西郷委員の御質問に関連して二つばかり御尋ねしたいのですが、結局繰越金が三百七十億出ておる。この繰越金の性質がこういう公共団体の財政収支であるから、当然これはこういつた程度のものは出る、一種のいわゆる繰越金であつて剰余金でないという考え方になるのか。飽くまでもこれは剰余金であるという考え方をなされるのかということを一つお伺いしたいのです。それに関連しまして、二十五年度の当初推計ではこれは四百九十五億という繰越の見込がある。これに対して非常に足りないということでいろいろな手当をしたあげくが繰越金が三百七十億になつた。百億減つておるわけです。そこにすでにこの二十五年度に対する手当が十分な……
○安井謙君 今の委員長のお話に関連しておるのですが、結局先ほどから何回も言われるように、繰越金の三百七十億の問題をどう見るかということが一つ、これについて地財委と大蔵省側の意見を計数的に整えて頂きたい。これは雑収入の問題になると思う。それが一つと、今の平衡交付金の配分が市町村に比較的厚いという見解をとつておられるのだが、これも地財委から具体的なデータを出して、この程度は止むを得ない、これは必ずしも我々厚いとは思わない、二対一の割合で行つているのだから厚いと思わないが、併しこれも水掛論になつているのですから、こういう市町村にはこの程度当然だというデータを具体的に出して頂きたいということ。それから……
○安井謙君 起債のことについてちよつとお伺いしたいのですが、先ほど国庫課長が今赤字財政補填のための起債には相当の制限を加える、これは御尤もだと思いますが、公営企業体についてはどうですか。その起債については同じようにお考えになつておりますか。
【次の発言】 その拡張の限度についてはいろいろありましようけれども、まあ相違は認められる。そういうことになると、今の起債を、地方起債を全部預金の枠に閉じ込めてしまわないで、民間の資金も動員する、そういうことによつてまあ産業資金並に取扱うという方向をとるお気持はありませんか。
【次の発言】 それじやその実施するについて、その範囲については非常に困難があるとい……
○安井謙君 今畜犬法案について小笠原委員からいろいろの御批判があつて、このことは喜々御尤もだと思うのであります。私は考え方によつては、この法案の本質はこれはこの種の競技の中では一番本格的なものであろうというので必ずしも道義的な立場から反対しようと思いませんが、一体ごういつた種類の法案がいろいろ出て来る弊害というのはやり方にあると、経理につきましても一つの大きな弊害の原因は、とにかくやたらに雨後の筍のごとく濫出したというところに一つあろうかと思うのであります。これはどういつた程度にそういう点を御考慮になつておりますか。それから更に今日の時勢からという批判も相当厳しいものが当然あるのであります。そ……
○政府委員(安井謙君) 御存じの通り労働省が直接関係いたしますのは民間の給与及びこの三公社五現業といつたようなものでございますが、私どもの考え方といたしましては、給与というものは働きに応じたものが原則であることは当然であろうと存じておるのでございます。ただこれが戦後の過渡期と申しますか、インフレ時代のいろんな影響もございまして、いろいろ複雑な形をとつて来ておる。今日の実情に十分適さない面もあるように考えられておる次第でございます。田村委員のおつしやるような御趣旨は私ども非常に御尤もだと考えております。ただ現実といたしまして国家公務員やその他につきましては、まだそれぞれ技術的或いは内容的に検討の……
○政府委員(安井謙君) 栗山委員から労働大臣の御出席に対する御要望がありましたことは私ども労働省として十分承知しておりました。できればなんとか出席いたしたいと考えたのでございますが、御承知の通りに警察法の関係で衆議院のほうの委員会でのつぴきならん関係で今出席されております。できますれば政務次官代つて御答弁申上げたいと思いますので、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 手がすきますれば、と申しますと大変あれでございますが、前々から地方行政委員会のはうで要求されて、出席の予定をいたしておるものでございますから、只今栗山委員長の言われるようにちよつとでも挨拶に出て来て、事情を述べたらよかろうとい……
○安井謙君 今の図書館で資料購入費、図書購入費はこのうちどのくらいになっておりますか。ちょっと念のために、この内訳を職員の俸給からちょっと言ってみていただきたい。
【次の発言】 資料購入費というのが百八十一万五千円でございますか。
【次の発言】 図書購入費千六百万円……。
【次の発言】 そうすると、この総予算の三億七百九十八万円のうちで、資料と図書の購入費というものは一割にも満たない、五%ぐらいのものなんですね。
【次の発言】 これは国会図書館という特殊の資料作成とか、いろいろな職員の働く分野が多いとは思うのですが、それにしても全体の比率で、こういった資料の購入費というか、図書の購入費があまり……
○副主査(安井謙君) 主査の中山君が本日ちょっと所用で出張しておりますので、しばらくかわって私がいたします。 審査に入ります前に、議事の進め方につきましてお諮りをいたします。当分科会は、昭和三十一年度の一般会計予算、同特別会計予算及び政府関係機関予算中、法務省、文部省、厚生省及び労働省の所管について審査をいたすわけでありますが、委員長及び理事打合会の申し合せによりまして、本日より三日間行うことになっておりますので、この点あらかじめお含みの上御審議をお願いしたいと思います。 また本日は、このうち厚生省及び労働省所管につきまして審査をお願いし、明二十日に労働省所管を、二十二日は文部省所管につき……
○安井謙君 議事進行……連合審査の時間は午前中で切り上げるということに理事会で決定されておる。で、相当時間も超過しておりますから、一つ適当に委員長は切り上げるように希望いたします。
【次の発言】 今の栗山君や田畑君の御要求がありましたですが、幸いきょう午後から社労の委員会もあるようですから、もしそこで運べるような点があれば一つそういうふうに運ぶように、あわせてお取り計らい願います。
○安井謙君 野村先生にちょっと簡単にお伺いをいたしますが、石炭鉱山の保安、あれはいかなる場合でも一応保護しなければならない。しかしそれについては鉱山保安法なりなんなりを明確にすればそれで事足りるので、ストライキの手段、方法を規制するという側からこれをやる必要はないと、こういうような御見解であったかと思うのでございますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますと、鉱山の保安を――非常に問題を単純にしまして、いろいろな付帯的な問題は起るでしょうが、鉱山の保安を維持するということは、これはもう労働者側も使用海側も、両方に課せられた一様の義務である。で、方法がこのストライキの規制という方法……
○主査代理(安井謙君) 順次御質疑を願います。
【次の発言】 岡田君、まだ相当ありましょうか、海野さんも……。
【次の発言】 海野君、やられるのはけっこうですが、まだほかの人があるようですから、お含みの上で。
○国務大臣(安井謙君) 簡単にやります。三十六年梅雨前線豪雨による被害者発生状況につきましては、六月二十四日から七月五日にわたる期間、台風六号の影響によりまして、四国、近畿、中部、関東、東北等、四十四都府県にわたって被害が生じたものでございまして、この人的被害につきましては死者三百二名、行方不明者五十五名、負傷者千三百二十名、罹災世帯八万三千世帯、罹災者約三十七万五千名、家屋全半壊、流失約三千五百棟、床上浸水約七万三千棟、床下浸水三十四万一千棟、こういったような状況になっております。これに対しまして出動警官は延べにいたしまして八万一千三百五十九人が出動いたしております。なお消防関係で四十四万四……
○国務大臣(安井謙君) 雪害に対しましても、まあそのほかの災害に対しましても同様でございますが、直接今のこの減税を地方税でやるという点につきましては、これは地方の自治団体にまかせてあるという建前で考えております。従いまして、国が、直ちに政府でそれを補給するという形にはなっておらないのであります。
【次の発言】 先ほど事務局からお話し申し上げましたように、積雪地帯の家屋についてはいろいろの配慮はいたしておりますが、あるいは御指摘のような不十分な点もあろうかと思います。一年かかりまして、今後根本的に固定資産税のいろいろな評価がえをやります際に、今のような御趣旨は十分心得てやりたいと思っております。
○国務大臣(安井謙君) 事件の経過、内容等につきましては、ただいま警備局長から御説明申し上げた通りでございます。私どもこの事件に対しましては、いかような事情がありましょうとも、まことに遺憾だと存じております。ただ、手続上どうだというお問い合わせに対しましては、当時の状況から見まして、ただいま御説明を申し上げました通りに、格別の手落ちはなかった。ただ、結果から見ればいろいろの御批評もこれは生まれるであろう。また御批評に対しても十分反省しなければならないことと考えております。 責任問題そのものにつきましては、国家公安委員会が最終的に結論を出すということに相なるわけでございます。ただいまのところ、……
○国務大臣(安井謙君) 自治省関係の昭和三十六年度歳入歳出予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。 昭和三十六年度の自治省所管の一般会計予算は、歳入二千五百余万円、歳出三千六百十八億四千八百余万円であります。歳出予算では、前年度の第二次補正後の予算額三千三百六十九億九千八百余万円に対し、二百四十八億四千九百余万円の増額となっており、前年度の当初予算額二千九百十八億三千九百余万円に対し、七百億八百余万円の増額となっております。 自治省所管歳出予算に計上いたしましたものは、自治本省及び消防庁の事務執行に必要な経費でありますが、以下そのおもなるものにつきまして御説明申し上げます。 第一……
○国務大臣(安井謙君) 自治省関係の昭和三十七年度歳入歳出予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。 昭和三十七年度の自治省所管一般会計予算は、歳入三千四百余万円、歳出四千五百六十七億二千七百余万円であります。 歳出予算では、前年度の当初予算額三千六百十八億四千八百余万円に対し、九百四十八億七千九百余万円の増額となっております。前年度の第一次補正後の予算額三千八百三十一億六千百余万円に対し七百三十五億六千六百余万円の増額となっております。 自治省所管歳出予算に計上いたしましたものは、自治本省及び消防庁の所管事務の執行に必要な経費でありますが、以下そのおもなるものにつきましてその大要……
○国務大臣(安井謙君) ちょっと具体的に特連局長から。
【次の発言】 いま局長から御答弁いたしましたように、まだ未解決であることははなはだ遺憾でございます。今後もこれはインドネシア側に対して十分その結論を得るように、これからも努力を続けていきたいと思っております。
【次の発言】 これはやはりいま外交保護権は琉球人についてはアメリカ側が持っておるわけでございます。アメリカを通しての請求が第一義的に行なわれる。しかし、同じ日本人であることは間違いございません。そういう意味から、日本側としては、日本人の立場でこれをやはり促進するように今後も努力していきます。
○国務大臣(安井謙君) ただいま三十九年度、四十年度の比較の数字をおあげになりましたのですが、いまとりあえず手元にございますのが四十と四十一年度の比較で、あと後ほど数字で申し上げますが、御承知のように、広報室の仕事は、政府のあらゆる具体的な行政政策を国民に知っていただくということで、雑誌、パンフレット及び新聞、それからラジオ、テレビ、こういうものを使用しての宣伝広報費でございまして、仕事がふえますにつれまして、毎年ある程度ずつ予算がふえていっておる。おもなふえ方は、しかし大体は新聞等あるいはテレビ等でございまして、たとえば、ことしの四十年度と四十一年度を比較いたしますと、四十年度の当初予算が六……
○委員長(安井謙君) ただいまから沖繩返還協定特別委員会公聴会を開会いたします。 本日は、琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、午前四名、午後六名の公述人の方々から御意見を伺います。 この際、公述人の方々に一言あいさつを申し上げます。 本日は御多忙中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。皆さま方から忌憚のない御意見を拝聴し、今後の本件審査の参考にいたしたいと存じます。 なお、本日委員会が、公聴会を東京及び福岡で同時に二カ所開いております関係で、委員の出席の数が、両方にまたがっておりますので、全部満員で……
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