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田畑金光 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

田畑金光[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは田畑金光参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田畑金光参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1953/10/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 副総理にお尋ねいたします。  先ほどのお話の中で災害の予算のほかに、どうしても臨時国会に出さねばならん大きな二つの法律がある。こういうようなお話があつたわけです。臨時国会で取上げられる一つの問題としては、奄美大島復帰受入れの体制等も当然に予測されていたわけでありますが、この点は臨時国会において法律的な措置をすれば受入れることができるようになつているのかどうか。この点について一つお尋ねいたします。
【次の発言】 そういたしますと、先般ダレス国務長官の声明に基いて奄美大島グループの復帰というのは、国民一般が近い将来にある。こう信頼しているわけであります。新聞等の報道でも十一月一日受入……

第16回国会 議院運営委員会 第9号(1953/06/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 官房長官にお尋ねいたしますが、さつきから各界々々ということを申しておられますが、各界というのはどういうものか、一つ政府の考えておる各界を御説明頂きたいと思います。
【次の発言】 それは、例えば今問題になつておる銀行の親方、それは勿論金融の面から言うと、丁度各界に関連、関係を持つかも知れないけれども、そういうふうに折角議院の議決を以て委員に任命されても、出て来ないようなものは、一体それが何の役に立つか。いやしくも各界というのは単なる金融界だけじやなく、或いは官僚の世界だけじやないと思う。例えば労働界もあるし、各種の階層があるわけです。そういうような国民各層の中から広く代表を委嘱して……

第16回国会 議院運営委員会 第25号(1953/07/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(田畑金光君) 私もこの間の二十二日の委員会に出ていなかつたのですが、先ほど経過を聞きましたが、その経過によりますと、右派社会党としては二十二日の当日、副総理でも出席するならやつてもよろしいという態度で出たわけですが、他会派のほうからいろいろお話があつたわけです。それから左派社会党のほうからも、総理の出席の下にやるというようなものもあつたので、一つ二十二日の本会議における緊急質問はやめて、二十四日、本日に延ばしてもらいたい。問題は両派の順序を、どの派が先にするかということについてお互いに話合つて本日の委員会に臨んで来てもらいたい。こういうような経過であることを承つておるわけです。 ……

第16回国会 労働委員会 第2号(1953/05/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと基準局長に尋ねますが、これは先ほど労働大臣の挨拶がありまして私ちよつと中座しましたので、最後まで聞くことができなかつたのですが、ただ根本的な考え方としては、先ほどのお話は、要するに公共の福祉と争議権の調整を図つて行く、そうして前国会において問題になつたスト規制法案については改めて新しく提案するであろうということを意味し、もう一つの問題といたしましては、労働基準法については飽くまでもこれを尊重して行く、こういうようなお話があつたわけですが、ただ私の見るところでは、従来の吉田内閣のとつて来た政策のあとを振返つて見ると、朝に一城を抜き、夕に一城を抜いて、だんだんだんだん労働券業……

第16回国会 労働委員会 第3号(1953/06/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 今までの質問に対する労働省側の答弁によりますと、単なる事件の経過を報告したと、単に事実を羅列掲載しているに過ぎないという印象を受けるわけであります。すでにこの報告された事項を前後判読いたしましても、労働省側の答弁というものは、当然に結論として出すべきことすらも平面的な言い逃れで態度を明らかにしていない、こういう感を深くするわけであります。従いましてこのケースというものは、単に日産化学の一会社、工場における問題じやなくして、今日の労働運動全体に対する問題であり、又労働省側の考え方というものは、労働運動全体に対する無方針というか、或いは殊更に事実を曲げて解釈する態度を我々は印象として……

第16回国会 労働委員会 第4号(1953/06/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 今井上君からいろいろ出されておるこの問題については、理事会においても十分にこれは討議されたことと記憶いたしております。殊に我々といたしましては、発砲事件をめぐる実情の調査というものは、少くとも現地において行わなければならん、こういうような主張を強くしたわけでありますけれども、現地において調査する、こういうことになつて来ると、現在の争議が未解決の段階であるし、従つて現地において関係者から事実を聴取することであつても、争議に影響を及ぼすであろう、従つて争議に影響するようなあり方で労働委員会が調査をするということはまずいのじやないか、こういうような御意見もありまして、殊にこの御意見は、……

第16回国会 労働委員会 第5号(1953/06/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 赤羽工場の方にお尋ねしたいのですが、先ほどの御説明で、会社の運営については軍との私契約によつてやつておられる、こういうような御説明があつたわけであります。併しその私契約の内容の中に労働関係事項を契約条項として協議し挙げられておる、こういう御説明があつたわけでありますが、それは間違いありませんですね。
【次の発言】 契約条項の中に人事条項というか、労働関係問題等も入つているわけですね。
【次の発言】 雇用関係というよりも、先ほどのあなたの御説明の中には、会社の運営については私契約によつてやつておられるわけでしよう、軍との……。

第16回国会 労働委員会 第6号(1953/06/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 今の点でお伺いしたいのですが、今のお話で、はつきりと聞き取れないのです。現在一カ月ごとに延長しているという労務基本契約は、いつ締結されて、いつから実施されておるのが、更に問題は、この基本契約というものは調達庁長官とアメリカの契約官との契約という形になつて実施されておるようですが、その基本契約の中に含まれておる諸般の事項というものは、行政協定の第十二条第四項とか、或いは第十六条等に触れて来ると思うのです。従つてそれは日米合同委員会においてはどういう形で審議されて来たのか、或いは審議されないで、合同委員会とは全然無関係で契約は締結されて来ておるのかどうか、更に又今お話の、実は契約々々……

第16回国会 労働委員会 第7号(1953/07/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 外務大臣にお尋ねしたいのですが、先ほど来論議されておる問題は、要するに私契約が国内法に優先しておる形が労働関係の中に現れておる結果に帰すると思うのであります。アメリカの国内法が日本の国内法に優先して、そうしてこういう環境においてこれが強行されておる。こういうところに問題があると思うわけであります。従いまして遡つて参りますならばこの問題は行政協定の問題になつて来るのじやないかと、こう思うわけであります。御承知のように行政協定によりますると、軍人、軍属、家族も日本の裁判の管轄権がない、司法権はこれらの者に及ばないわけであります。問題は裁判管轄権の有無という問題よりも裁判管轄権がないと……

第16回国会 労働委員会 第8号(1953/07/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 そうしますと今の点でありますが、労働省といたしましても、要するに生活保護法の政府扶助を受ける者は、法の建前から申しますると、先ほど日雇労働者のほうから発言がありましたように、法の表面的な解釈或いは支給基準によるならば、例えば一世帯五人を基準とする場合に、現在の失対事業における労働賃金よりも保護法の適用を受けた場合の扶助率が高いというこの数字そのものについてはお認めになりますか。
【次の発言】 家族数が多い場合は当然にそういうようなことがあり得るでしようけれども、現在家族数を同一基準に置いて、生活保護法によつて扶助を受ける被扶助者の受ける額と失業労働者の場合に、原則として統計資料に……

第16回国会 労働委員会 第11号(1953/07/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 結局質疑の中からそのものが出て来ますので、我々は要望したいのです。主として労働省でございますが、その考えで質問するわけです。  この六項目について今まで労働省の御説明を聞きましたが、五項目を除くその他は、すでに国の予算の範囲内において処理できることだし、まあ或る意味においてはこういう災害が起きたならば当然やるべきだと、こう思うのです。従つて今回の災害を目の前において、労働省として災害の特別対策をやつておるかどうか、或いはやる意思があるかどうかということは、一に第五項目に私はかかつて来ておるのではないかと、こう思うのです。そこでお尋ねいたしますが、先ほど斎藤次官或いは亀井政府委員は……

第16回国会 労働委員会 第12号(1953/07/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 それでは提案理由の説明を申上げます。  只今議題となりました労働金庫法案の提案理由を御説明いたします。  我が国におけるいわゆる労働金庫は、昭和二十五年に岡山県において岡山県勤労者信用協同組合として設立されて以来、各地においてこれに倣うもの多く、今日では北海道、東京、神奈川、大阪、兵庫等すでに二十九の都道府県においてその設立をみておるのであります。  これらの労働金庫は、労働組合、消費生活協同組合、その他労働者の団体を主たる構成員とする協同組織の形態をとり、その事業は、一方においてそれら労働者を中心に組織する団体の資金及びその団体の構成員たる労働者の手持金を広汎に吸収し、他方にお……

第16回国会 労働委員会 第14号(1953/07/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 先ほど来宮澤君からいろいろ御発言がありましたのですが、私聞いておりましてね、ちよつと問題が小さ過ぎやせんかというような感じを持つのです。ただ併し御質問の趣旨は、或いはこの委員会の運営についての根本的な本質にかかわると、こういうような趣旨で御質問なさつておるかも知れませんが、ただ私がさつきから、今朝ほどの井上君の質問に対してこれを取上げなかつたということは、非常に必要以上に神経質にこれを考えられておるように感じます。私もそういう考え方で井上君が発言を求めた、私があとから発言を求めて、私に指した。こういうようなことが、委員長の議事運営についての何か事をかまえた故意の措置であるというよ……

第16回国会 労働委員会 第15号(1953/07/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 今の報告の中で、ただ一つだけ十九日の懇談会の節、質疑応答の中で、当日の使用者側代表として石炭鉱業連盟の松本専務理事と労働者側の常炭連の会長をしている武藤武雄君、この二人の応答が出ておりますので、その一点だけ補足させて頂きたいと思います。それは松本専務理事は、この法案が出た以上、若し今国会においてこの法律制定ができなかつたとすれば、労働者に保安放棄の闘争も合法であるという印象を与えて、今後の労使関係においてまずい結果を招来する、こういうような趣旨の発言があつたわけであります。で武藤武雄君からは昨年の争議の際における実情の報告がなされましたが、それはこういう報告であります。労働者側が……

第16回国会 労働委員会 第16号(1953/07/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと別所さんにお尋ねしたいのですが、これは先ほど吉田君から質問になりました第一点ですね。問題は緊急調整の問題について、先ほど来、組合の人だから緊急調整を発動することによつても賄えるのじやないか、こういうことをまあお尋ねがあつたと思います。それに対して別所さんは、曾つて反対し、今ではそれで賄えるということは賛成しておるのだというような御説明があつたと思いますが、併しこの緊急調整で賄えるということと、この法そのものに賛成するというとことは別個ではないかと私は考えております。と申しますのは、一旦法律として議会において通りました以上は、この法律をたとえ現在においてこれを撤回したい、或……

第16回国会 労働委員会 第18号(1953/07/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 今吉田君からいろいろ資料の要求がありましたが、大体それで提出されるものならば、実態はつかめると思うのですが、今の中でちよつと私聞いていて、これはどうしてもと思うものが二、三ありますので、ちよつと要望申上げたいのですが、特にこれは石炭関係ですが、昭和二十四年以降の出炭、送炭、貯炭、これは殊に私は最近の六月末までのやつがほしいのです。出炭、送炭、貯炭の状況、並びにこの石炭がどういうようなふうに産業別に日本の石炭というものが使われているかというような問題、更に御承知のごとく石炭産業に投資されておる毎年の融資額というか、このような点も同時に一つ出してもらいたい。それから殊にこれもやはり二……

第16回国会 労働委員会 第19号(1953/07/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと関連してお尋ねしておきたいと思うのでありまするが、先ほど齋藤次官の答弁に関連いたしまして、このスト規制法案というものは当初から労働省の事務当局において立案された案であつて、事務当局としては参議院の労働委員会の専門委員等から出された資料等は全然関知をしていない、こういうような趣旨の答弁がなされたわけであります。火のないところに煙は立たないのであつて、当時の新聞紙の伝えるところ等が何ら無根であるということは、我々今日の新聞に関する常識からしても妥当でないと考えているわけであります。時の官僚というものは常に残念ながら権力者の走狗に過ぎないのであつて、みずから意図するところが如何……

第16回国会 労働委員会 第20号(1953/07/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 昨日来、今朝に亘る労働大臣の御答弁を聞いておりますると、御答弁が終始ぐらぐらいたしておりまして、我々としてはいずれの方針が吉田内閣の労働方針であるかということを窺い知ることができないのであります。いやしくも国務大臣として吉田内閣の労働施策を担当しておるとするならば、小坂労働大臣は一貫した明確な方針を明らかにして進めて頂きたいと思うのであります。ただ残念なことには、こう見ておりますると、うしろのほうから、横のほうからの書類によつてしよつちゆう御答弁が狂つていて、我々といたしましてはどう捕捉し、どう理解していいか困るのであります。この際齋藤次官も十分に注意されて、こういう貴重な時間に……

第16回国会 労働委員会 第21号(1953/07/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 これは、やはり只今安井政務次官からのお話もありましたが、内閣の当面の責任のかたから明確に御答弁をお願いしたいと考えております。同時に、念のために我々として申上げておかねばならんことは、先ほどの委員長理事打合せ会においても、只今の委員長報告の中にもありましたように、これからの質問というものは、期間から申しましても非常に重大な質問になつて参りますので、関係大臣の出席を願わなければ質問をしようにもできない点が多々あるわけであります。労働大臣に質問しただけでは、電気の問題にいたしましても、石炭の問題にいたしましても、どうしても所管大臣にお尋ねしなければならん問題があるわけであります。従つ……

第16回国会 労働委員会 第22号(1953/07/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 総理大臣は出席するかしないかまだ不明のようであるようですが、理由も明確に説明になつておりませんが、どういう事情ですか。
【次の発言】 通商産業大臣は昨日も質疑の半ばにして退席されて、我々としても質問しようと思う事項も質問できなかつたわけです。本日の十時から出席する、こういうわけで一応昨日の退席は我々としても認めざるを得なくて質問も留保して参つたわけですが、本日は午前中三十分ということでは、とても我々の質問に答えることはできないと思います。引続き午後に出席できるかどうか、これを明確に確かめて頂きたいと思います。  更に本日は、昨日の委員長、理事打合会並びに本委員会において委員長の報……

第16回国会 労働委員会 第24号(1953/07/31、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(田畑金光君) ちよつとこの際安井政務次官にお尋ねしておきたいと思うのですがね。先般の労働委員会で、この自由労働者組合の諸君から、賃金引上の要請が出たわけです。そのとき労働省のほうといたしましては、目下慎重に検討中というようなお話がありまして、その際PWの調査ができ上つたならば、できるだけ早い機会に、この資料に基いて自由労務者の賃金についても協力したい、こういうお話があつたわけですがね。その後の経過について、この際一つ御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、九月からは大体実施できるように当局としても調査を進めておられると、こういうような状況ですか。

第16回国会 労働委員会 第26号(1953/08/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 それではこの間上條委員から質問が継続されておりましたが、私から二、三労働大臣並びに所管大臣に対して質問したいと思います。  先ず第一にお尋ねいたしたいことは、今回のスト規制法案というものが昨年の炭労と電産のストの経験に鑑みて提案されたわけであります。そこで私の第一にお尋ねいたしたいことは、昨年の争議のあとを振り返つてみたときに、一体政府はあの両争議に対してどういう対策を持つて臨んで来られたかということを第一にお伺いしておきます。
【次の発言】 只今労働大臣からお話がありましたが、私のお尋ねしたい第一点は、今労働大臣のお話によりますると、政府としてはできるだけ本争議が早期に解決でき……

第16回国会 労働委員会 第29号(1953/08/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 石炭局長にちよつとお尋ねしたいと思うのですけれども、先ほどのお二人のお話を承わりましても、輸入炭、重油の無関税輸入というようなことは、相当現在の国内の石炭市場を圧迫しておると思いますが、こういうような点について政府はどういう手を打つておられるのか、本日どの新聞でありましたか、重油の輸入等については更に十月から十二月までの外貨割当等をやつて、全然制限する意思はない、政策面においても現われていない、こういうような点をどうお考えになつておるのか、これが一つであります。  それから第二の点といたしましては、いわゆる純粋の意味の石炭企業の合理化という点について、相当に政府資金を投下する問題……

第17回国会 地方行政委員会 第4号(1953/11/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと話が元に戻りますが、奄美大島の問題で……。私実は今回党代表で奄美大島を一週間くらい視察して昨夜戻つて来たわけでありますが、現地に参りまして見ました実情というものは、想像以上のものがあるわけで、あります。教育施設の荒廃、或いは行財政の混乱、生活の困窮、そして又非常に民心が動揺しております。これらを通じて私の感じましたことは、ダレス声明が出されまして、十一月一日には復帰になるのだ、こういう前提の下に琉球政府も予算措置をやる、又その前提の下に鹿児島県を中心として奄美大島の復興計画を推進する、こうして進められていたわけであります。ところが十一月の一日が延びて、更に十二月の一日にな……

第17回国会 地方行政委員会 第5号(1953/11/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 副総理に二、三の点についてお尋ねしておきたいと思いまするが、私今回日本社会党を代表して奄美大島の現地を視察し、並びに八年間の長い間民族的な悲劇を嘗めた現地の人がたの激励をやつて来たわけであります。そういう点におきましては、少くとも政府当局より真剣であり、誠意をもつておるつもりでおります。十月五日の参議院議院運営委員会におきまして、私自身が副総理に対しまして、今の臨時国会においては奄美大島の問題についての受入れの法律等が提案されるのかどうか。この質問に対しまして、初めて政府当局といたしましても、この臨時国会に奄美大島の問題も立法措置をやろうと考えておる、こういうような御答弁があつた……

第17回国会 労働委員会 第3号(1953/11/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 福島長官の御説明で、ちよつと不可解な点があるのですが、予算削減が三一%なされた。三分の一ですね。それは非常に大きな予算削減だとこう見られる。仮にそれが事実であるとした場合に、駐留軍労務者が三%の人員整理で済んだということは、お話のようにアメリカ側も相当誠意を以てやつたということはその数字からいうと確かに言えるのですが、ところが三%の節減では年約十六億に過ぎない。然らばその他三一%の予算削減において何を削つたか、この点についてはお話を承わりますと、アメリカ側の軍人軍属等の整理、日本人労務者一人と約五倍も高い費用のかかるアメリカ側の軍人軍属の整理を以て充当したのだ。このようなお話であ……

第18回国会 議院運営委員会 第1号(1953/11/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 只今の理事会というと、いつの理事会ですか。
【次の発言】 これはやつぱり常識から言つても、野党が先陣に立つて質問を展開するのが礼儀だと思いますのでやつぱり野党を先ず先陣として、準与党的な緑風会等は野党のあとにやるのがこれは順序だと、こう思いますので、先例はどうか知らんが、爾後そのようなふうに運営してもらわなくちや困ると、私はこう考えるので、一応意見を申述べておきます。

第18回国会 労働委員会 第2号(1953/12/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 若干只今の議題とはそれるかも知れませんが、この際は関連をしますので安井政務次官にお尋ねしてみたいと思います。  今伝うるころによりますると、臨時行政改革本部ができて、塚田行政管理庁長官が中心となつて各省の機構改革に乗り出しておるそうであります。恐らく労働省等においてもそれぞれ検討されておるものと思うわけですが、いつの機構改革の場合でも問題になつて来るのは婦人少年局、或いは各府県における婦人少年室の問題になるわけです。一体今回の行政改革に関連して労働省の機構一般についてどういう角度から検討をなされておるのか。又これに対して労働省当局としてはどういう態度を以て臨んでおられるのか、先ず……

第18回国会 労働委員会 第3号(1953/12/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 二、三ちよつとお尋ねしたいのですが、P・Wの計数が一応整理がなれば、それに応じて日雇労務者の賃金についても考慮を払つて参りたい、その財源が今回の八千万、こういうことになつておるのです、一体現在の平均ベース二百七十五円から、あの八千万の財源を運用すれば、どの程度に上げられるのか、又それはいつ頃から実施しようとするのか、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 何と言いますか、今の答弁間違つていたんですか。
【次の発言】 それじや一つ局長からもう少ししつかりとした数字の根拠に基いた今後の見通しについて御答弁を願います。

第19回国会 議院運営委員会 第1号(1953/12/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 この際官房長官に一つお尋ねいたしておきたいと思うのですが、これは、本日の或るところの話によりますると、この奄美大島の年内返還の問題が、たしか外務大臣も参議院の地方行政委員会において本月の二十日、こういうような答弁があつたと聞いておりまするが、本年も又不可能になつて来年になりそうだ、こういうようなことを聞いておるわけでございます。非常に重大な問題でありまするので、この際、この問題についてどのような外交交渉が行われ、現在どういう段階に来ているのか、外務大臣の明言されたように、十二月二十日に予定された通りに返還になるものかどうか、その辺の事情を一つ御説明願いたいと思います。

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第5号(1954/10/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 松岡さんの当初のお託の通り、江田委員の意見に必ずしも反対ではないのだというようなお話でありますが、私もその通り、一つ自由党としてもこの問題についてはこだわらないで、先ほどの提案に賛成願いたいと思つております。各委員会が、それぞれこの災害に関しまして調査されておることは事実でありまして、当然その委員会においては、その委員会の立場において災害に対する具体的な対策、政府に対する施策の要望等がなされることと考えております。併しいずれにいたしましても、こういう大きな災害が起きましたし、或いは又洞爺丸のようなああいう悲惨な事件も起きておるのでありまして、これらの問題の解決は、やはり臨時国会を……

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第6号(1954/10/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私の質問したいと思いました点は、只今の小林委員の御意見と同じでありまして、先ほど来速かにと、こういうような御答弁でありますが、遅くとも十一月中に開かれなければ無意味だと考えるわけであります。  そこでそれと相関連してお尋ねしたいことは、吉田総理が十一月の十四日に予定通り帰つて来る。ところが羽田の飛行場に降りてみると、足場がなくなつてしまつた。今の政治的な情勢では、保守党の再編成の問題で、いろいろな条件が予測されるわけであります。先般これは新聞で見たのでありますが、国会の解散というものは、我々は憲法六十九条によるのが原則であり、又第七条によつて内閣の解散権も当然これは考えるわけです……

第19回国会 議院運営委員会 第7号(1954/01/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと私、議長にお尋ねしたいと思うのですが、議長は、昨日の首相の答弁を速記録を見て、わからない。答弁としてはつきり内容がわからない。適当でないと思う。こういうような趣旨で総理に申出られたと考えております。然るところ、先ほど議長が一応前置きとして答弁なされましたが、これではわからないという点においては、毫末も前と変りないと思います。一体昨日の質問に対する答弁として、その内容が不明である。こういうことで、適当でないとして申出られだとすると、議長の意図されたことと本日の総理の答弁された内容とは、非常に私は食い違つておる。解決がされていない。こう私は受取るわけであります。議長としても、……

第19回国会 議院運営委員会 第9号(1954/02/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 結論として、理事会に又本件を移して運営その他について相談して行こうとすることは、我が会派も同感でありますが、ただ問題は時期の問題もありまするし、それを、今までのようにのんべんだらりと理事会で審議に暮れるというようなことでは許されない。こう考えております。先ほどの提案者の矢嶋委員の説明と、杉山委員の考え方の間には、思想的に若干食い違いができておりますけれども、我が会派といたしましても、今論議されておる綱紀粛正特別委員会というようなものは、単に当面の問題でなくして、例えば現在五党の幹事長或いは書記長、国会対策委員長の会談において、国会の自粛というような問題が取上げられておりまするが、……

第19回国会 議院運営委員会 第25号(1954/03/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 理事会では、今説明されたような経過を経て、明日本会議において防衛庁設置法案、自衛隊法案等についての質疑をやることになつたようでありますが、今日まで延びて参りましたのは、総理の出席を求めて、総理の出席の下に、この重要法案を審議しようということで延びて来たことは御承知の通りであります。只今の御説明によりますと、委員会には必ず総理の出席を求める、与党としてもこれは努力すると、こういうわけでありまするが、従来とも委員会等に総理の出席を求めても、殆んどの委員会においては、出席せずという態度になつて来ておるわけであります。当然委員長のお話のように、国会法七十一条によれば、出席を求められた総理……

第19回国会 議院運営委員会 第34号(1954/03/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私一、二副総理にお尋ねしておきたいと思うのですが、先ほど委員長の発言もありましたが、今日のこの議事の渋滞というのは、政府の怠慢であり、与党の委員の無力の結果だと、こう考えているわけです。私は二十六日の議運の理事会に出ておりましたが、その当日の加藤君の発言では、二十九日の本会議、予算委員会には、総理は担架に乗せてもつれて来ると。こういうようなわけで、実は補正予算に関する限りは、土曜日でも本会議を開いて処理してもらいたいというような申入れがあつたわけであります。そういうようなことが全然なされていない。殆んどそのような紳士的な協定というものが踏みにじられている。こういうことになつている……

第19回国会 議院運営委員会 第43号(1954/04/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 官房長官に二、三お尋ねしておきたいと思いますが、参議院に対する逮捕許諾の要求は、初めて、この国会におきましては初めてでありまするが、すでに政府に対しましては、いわゆる逮捕許諾の第四号になろうと思います。つきましては第一号の有田二郎君の逮捕の許諾の要求に対しまして政府のとられた措置と、更に第二号としての藤田義光君に対する逮捕要求に対する政府のとられた措置、これにつきまして、まずお尋ねいたします。
【次の発言】 私のお尋ねしていることは、政府に対して逮捕許諾の要求が来てから閣議において処理されて、衆議院に廻されて、それが衆議院において決定された。これが一体その前後、有田君の場合が何日……

第19回国会 議院運営委員会 第44号(1954/04/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと二、三この事実関係についてお尋ねしたいと思うのでありますが、三盃一太郎氏が、四月六日起訴され、小山朝光氏が二十五日に起訴をされた。こういうような先ほどの説明でありましたが、この三盃、小山の両氏は、まだ釈放されていないのか、なお勾留中なのかどうか、この点お尋ねいたします。
【次の発言】 更にそういたしますと、三盃並びに小山の両氏の勾留の期間というものは、いつ頃終る予定なのか、これについてお尋ねします。
【次の発言】 そういたしますと、まか五月の何日ということになつて参りますならば、先ほど来質問されておりまする加藤君の場合に、四月の一日或いは三日の二回に亘つて、数時間の取調べ……

第19回国会 議院運営委員会 第57号(1954/05/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私は、先ほどの松岡委員の発言が前半において、それが事実であるとしますならば、これは考え直さなければならない問題だと思うわけであります。と申しますのは、松岡委員の発言によりますというと、従来ともしばしばこういう議案が衆議院においては行われたのであつて、今回初めてこのような暴挙がなされたのではない。こういうような発言があつたわけであります。先ほどの議長の報告を承りますると、将来今回のようなことが前例とならぬように衆議院議長も遺憾の意を表明しておるというような発言があつたわけでありまするが、そういたしまするというと、松岡委員の発言を前提としますならば、従来しばしば繰返された前例に対しま……

第19回国会 議院運営委員会 第65号(1954/05/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 二、三与党の松岡委員にお尋ねしたいと思いますが、先ほどの藤岡委員の質問に対して松岡委員のお答えを聞いておりますと、去る八日に会期を二週間延長したときの答弁と全く同様に聞えるわけであります。五月八日に二週間の会期を延長することに対して政府与党が相談した際に、小出しの会期延長では却つて両院においても揉める心配もあるから、この際法案の状況にも鑑みて、長期の会期延長を図ろうというわけで二週間の会期延長がなされているということを聞いているし、又事実そのような趣旨に出ておると我々も見たわけであります。その際に松岡委員は、与党を代表いたしまして、二週間あれば大体重要法案は審議完了するという見通……

第19回国会 水産委員会 閉会後第9号(1954/09/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 森崎委員の質問に関連いたしますけれども、新聞の伝うるところによれば、ビキニの補償については大体八十万ドル乃至百万ドル前後に落着くように見受けるわけであります。殊に政府当局の最後の外交折衝の解決点もその辺にあるかのごとき我々は印象を受けておるわけであります。併しながらこの金額は先ほど委員長指摘の通り、現在政府当局からアメリカ側に通報されておるという損害の二十五億に比較いたしますと、余りにも少額に過ぎるわけであります。そういたしますならば、仮に百万ドルといたしましても、第五福龍丸の関係者、或いは直接まぐろを廃棄したというような直接損害を対象にして考えておるのかどうかというようにも見受……

第19回国会 内閣委員会 第50号(1954/06/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私一、二点お尋ねしたいわけでありますが、世論調査という言葉で先ほど来論議されておりますが、総理府設置法によりますると、第十条、総理府附属機関として国立世論調査所、或いは又十四条を見ましても見出しといたしまして国立世論調査所という言葉が使われておるわけであります。そこで私はそもそも現内閣の世論というものはどういうように解釈しておられるのか、或いは世論というものをどの程度取上げ或いは尊重されておるのか、この基本的な問題についてお尋ねしたいと考えるわけであります。国立世論調査所がそもそもその目的といたしましては、世論に基く政策の樹立及び行政の運営に資する目的で世論の調査を実施すると、こ……

第19回国会 労働委員会 閉会後第1号(1954/07/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 労働大臣の御答弁に若干不満を感ずるわけでありますが、先ほどの赤松さんの御質問の趣旨に明確なお答えがないと考えておるわけであります。勿論この争議を契機といたしまして、近江絹糸のような大企業の職場が近代化されて、労使関係が正常な一般的な健全な水準に達するように努力することは当然のことだと考えるわけであります。同時に又この争議を契機といたしまして、飽くまでも企業自体の健全な発展を願うことは、誰しも同様のことでありまして、この争議を機会として或いは企業自体の存続を危うくするような行動とか考え方、こういうようなものは全然ないと思うのであります。  問題は終戦後のこの長い間、而も民主化された……

第19回国会 労働委員会 第2号(1954/02/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 大臣に二、三お尋ねいたしたいと思うのですが、只今の御説明で、今年度の労働大臣のとろうとする方針の外貌について把握できたわけでありますが、全般的に判断いたしましたときに、今年度の均衡予算の実施、或いは金融の引締め、財政投資の削減、こういろような経済全体の動きから判断いたしましたときに、当然出て来る問題というものは、こういう緊縮予算の実施に伴うてどういうところに一番犠牲がしわ寄ぜされて来るか、こういう問題になつて来ようと思うわけであります。従つて、例えば社会保障制度をどの程度維持或いは強化して行こうとするのか。殊に雇用量の問題とか、失業対策の問題とか、或いは国民生活に直接影響する食糧……

第19回国会 労働委員会 閉会後第2号(1954/07/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私一つ今日の本論である石炭と造船問題について質問し、それから失業対策の問題についてもう少し根本的な問題の点を二、三お尋ねしたいと考えるわけであります。政務次官どうされたのですか、古池通産政務次官は……
【次の発言】 それでは質問を継続します。失業対策の問題についてお尋ねしたいわけでありますが、労働省提出の先ほど説明されました資料を見ますると、先般昭和二十八年度の労働白書等にも示めされてありまするが、労働力の面における就業者の数も四千万に達しておるとか、或いは名目賃金も実質賃金もそれぞれ向上しておるとか、或いは雇用量も前年よりも上昇しておるとか、非常に楽観的な資料になつておるわけで……

第19回国会 労働委員会 閉会後第3号(1954/08/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 長官のほうからの御答弁によりまして、北海道地区或いはその他の駐留軍労務者の失業問題について調達庁としてのやつておられる分野については御説明がありましたが、これは失業者として出て来た以上は、労働省の所管として当然取上げて行く何らかの具体的な施策があるものと思うわけであります。併し又調達庁としては、折角その所管の中から出て来た失業者でありまするが故に、そういう観点から労働省のやつておられる所管の中にも成る程度人つて行かれることは又当然のことと思うわけですが、そういうような点について労働者の御意見を、駐留軍労務者に関する失業問題についてのみお尋ねしておきたいと思います。  それからもう……

第19回国会 労働委員会 閉会後第4号(1954/08/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 簡潔に御質問申上げたいと思いますが、只今の吉田君の御質問に対する御答弁で、新経済政策の政府の考え方というものについて一応了解がついたわけでありますが、同じ政府の下でデフレ政策をやり、而も又同じ政府の下で新経済政策が出て来ること自体我々としては奇異な感じを持つわけであります。併し只今の御答弁によりますと、日本の経済の自立を貿易振興という点を中心として進めて行こうとする、構想については我々としても了解ができるわけであります。そこで当面の問題といたしまして日本の経済規模というものが実力以上に膨脹した。従つてこれを日本の国力に相応した経済基盤に建て直すという考え方で経済施策が進められてい……

第19回国会 労働委員会 閉会後第5号(1954/09/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 只今までの質疑応答でおおよそ了解つくわけでありますが、改めて二、三の点に関しお伺いしたいと思います。  只今の吉田君の質問に対する労働大臣の態度というものが、事務当局の意見を聞くことは勿論でありますが、労働団体その他の世論にも耳を傾けて、この構想の具体化については考えて行きたい、こういう態度でありました。更に又先ほどの御答弁の中には自由党というような考え方でなく、日本の将来ということを考えて、如何にすれば日本が経済的にも自立し得るかという観点から淡々たる気持で対処して行きたい、誠に結構な態度だと思つて敬服に値しますが、そういたしますならば淡々として世論に耳を傾けられる、こういうこ……

第19回国会 労働委員会 第6号(1954/02/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(田畑金光君) 話は変りますが、二、三失業対策の問題についてお尋ねいたしたいと思います。  本年度の予算が昨年度より約十億殖えて百十一億になつておりますが、本年度の国家予算の性格からいたしますると、相当に失業者等が予測されるわけなんです。この際飽くまでも失業対策事業はこの百十一億の当初予算の枠内で年間処理して行こうとする方針であるかどうか、先ず第一にこの点をお尋ねいたします。
【次の発言】 大体賄えるのじやないかという予測の下にこの予算を提案されたわけですが、仮に一年間のデフレ予算の実施の結果、或いは財政投資の削減の結果、相当に中小企業等が倒産するということも予測されるわけです。そ……

第19回国会 労働委員会 第7号(1954/02/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 只今の参考人を呼ぶか呼ばんかという、まあ呼ぶという動議の提案でありますが、私もこの問題について、特に労働大臣の賃金カツトの問題ということについては、法律的にも相当にまあ問題があるのじやないかと、こう考えるわけなんです。同時に又今後の労働運動の全般に対しましても相当な影響のある重大な問題だと、こう考えます。従つてこれにつきましては労働法学者というか、それぞれの専門の法律学者の御意見を我々としても承わりたいとかねがね思つておりますので、適当な機会にそのような処理をお願いしたいと、こう思つております。  同時に又、今職業安定法の施行規則に伴う問題についても、先般の労働委員会でいろいろ質……

第19回国会 労働委員会 第8号(1954/03/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 関連しますけれども、先ほどから説明を聞いておりましても、はつきり呑込めない点があるのです。それは区別の中には作業員、それから現業員、それから請負業者と、こう三つの区別があることもわかつたわけですが、この作業員と申しまするのは、いわゆる会社と正常な雇用関係で継続的な会社の作業に従事するものだと解釈しますが、そうであるのかどうか。それから現業員も、承つておりますると、作業員的な性格を持つものと、それから日で雇い入れられるような日雇労務者的な性格を持つものと二つが内容としてあるような説明があつたわけであります。そうしますと、この現業員というのは会社と正常な雇用関係というものはないのか、……

第19回国会 労働委員会 閉会後第8号(1954/10/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 只今の説明の中で二、三ちよつとお尋ねしておきたいと思うのですが、軍の主張は、只今次長の説明にもありましたように、日本側の立場から見ますと非常に不合理な感じを持つわけです。これはアメリカの場合にはそういう労働慣行というか、これは法律上、制度上、失業保険、退職手当の関係については軍側の主張というものが労務慣行として確立されておるのかどうか、この点について一つお伺いしたい。
【次の発言】 只今の労働大臣のピケの合法性の問題についての措置、それから今お聞きしますると三時から警察がこれに介入する、こういうような話を聞きましてどうも緊迫感を感じさせるような感がするわけであります。政府が法の解……

第19回国会 労働委員会 第9号(1954/03/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 まあ今初めてお聞きいたしましたが、動議の趣旨が、国鉄の昨年末における解雇の問題のようでありますので、我々としても殊に労働委員会における一員として深くこれは関心を持つておる者であります。吉田君の提議の通りに当局と国鉄労働組合の関係の両者を呼んでその実情を調査し並びに経過を聴取しようということでありますならば、私もその動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は先ほどの吉田君の決議案を採択してくれという動議に対しては賛成の意思を表明します。今井上委員から発言がありましたが、労働大臣の発言の当、不当、或いは合法か違法かというような問題については、我々自身としても研究すべきである、こういう……

第19回国会 労働委員会 閉会後第9号(1954/10/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 労働大臣にお尋ねしたいのですが、只今阿具根君からも質問かありましたように、先ほど安定局長の説明を承わりまして、政府の考えかたというものが、前の委員会の当時におけるそれと殆んど変らないのです。我々も毎月委員会を開きまして、その度毎に質問をやつておりますが、質問をやることがどうも勇気をそがれるような感じをするほど事態は少しも改められていないような印象を受けるわけなんです。問題はなるほど安定局長の説明によりまして、当初十六万三千人の枠が十七万五千名に広げられたこのことは、たしかに大きな進歩だと考えます。併し先ほどの説明にもありましたように、八月末の完全失業者七十一万、失業保険金の受給者……

第19回国会 労働委員会 第10号(1954/03/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 この間の外務委員会と労働委員会との連合委員会における審議振りを見ましたとき、労働省のほうから関係官が誰も出席していなかつたということは、あの条約についての実質的な審議について非常に欠くるところがあつたような印象を受けたのであります。で私といたしましても、先ほどの寺本委員並びに吉田委員の御提案の通りに、飽くまでもやはりその条約或いは勧告の内容の個々に応じて、どの委員会が実質的に審議するか、こういう工合に持つて行つてもらいたいと思うのであります。従いましてこの点は国会法等の議案の付託の問題等にも関連すると思いますので、適当な機関を通じて一つこの取扱い方が十分に、只今御両所の説明の趣旨……

第19回国会 労働委員会 第11号(1954/03/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 労働大臣の先ほどの委員長の発言に対する答弁と申しますか、非常にこれはこの委員会における、この問題に対しての処理について忠実を欠くような感じを持たされたわけであります。只今読み上げましたのは、左派社会党からの申入れに対してれその当時における労働大臣としての或いは政府としての態度の表明だつたと考えておるわけであります。問題はその申入書にありまするごとく、労働大臣が二月の十六日に田村文吉君の質問に対してお答えになつたことが、これは人の言う客観的な情勢においてノー・ワーク、ノー・ペイの原則を確定されることが、少くとも実質面において妥当かどうか、それが労使関係の問題に対して少くとも忠実であ……

第19回国会 労働委員会 閉会後第11号(1954/11/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 あと事務的の問題は当局にお尋ねすることにいたしまして、石炭問題について二、三お尋ねしておきたいと思うのです。  只今労働大臣の御説明によりますると、次の国会に具体的な法案提出の用意がある、こういうようなお話があつたわけであります。先般もこれはさる新聞で発表されたわけでありますが、政府与党といたしましては、鉄鋼、石炭のてこ入れについて緊急対策が通産当局と自由党の政務調査会との間に意見の一致を見た、こういう記事が出ていたわけであります。その中で石炭鉱業については、例えば開発銀行の融資の元利、返済について一定期間棚上げするとか、或いは現行の九分乃至九分五厘の利府を五分乃至、五分五厘に引……

第19回国会 労働委員会 第12号(1954/03/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 中西労政局長に労働金庫の件で二、三御質問いたしたいと思います。  先ず第一にお尋ねしたいことは、労働金庫の検査の件でありますが、すでに東京労働金庫等は検査が終了し、追つて他の労働金庫にも実施されるということも聞いております。それに関しまして、この際当局の方針を明らかにして頂きたいと思うことは、労働金庫法の九十七条によりますと、銀行法の二十条二十一条の場合は大蔵大臣、労働大臣はそれぞれ単独にその権限を行使することができる、こう明確に謳われておりますので、両省がそれぞれの立場において検査を行使することも法律上は、これは当然の措置だと、こう考えまするが、併し検査を受ける労働金庫の立場か……

第19回国会 労働委員会 閉会後第12号(1954/11/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 時間がありませんので簡単にお尋ねいたしますが、この通牒は、先ほどのお話のよりますると、折角出た通牒であるから、警察権力がもう少し強くこの通牒に基いて行動することを期待する、こういうような趣旨の話があつた、こう思いますが、この通牒は警察権行使の一つの基盤を示すのに大きな役割を果すものとお考えになるかどうか、この点が一点。  第二の点は、労働省の考え方といたしましては、この通牒に基いて健全な労働運動のあり方、或いは争議に伴う実力行使の防止について一つのよりどころを示そう、こういう趣旨で発せられたというわけでありまするが、この通牒はそういうような機能を期待できるものかどうか、この点が第……

第19回国会 労働委員会 第13号(1954/03/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 関連して長崎総裁にお尋ねいたしますが、この公労法の制定されたいきさつを考えてみますると、公社職員が今まで持つておりました争議権を剥奪されて、団結権と団体交渉権のみに組合運動が拘束されて参つた。従つて国家はその補充として、或いは或る意見においてはそれを補充するという考え方からして第三十五条の仲裁裁定の問題が出て参つたと思います。この点は総裁も御了解願えると、こう思うわけであります。従いまして公社における労使の公平な原則、法益均衡の原則、こういう建前からいたしますならば、仲裁裁定というものが忠実に実行される、この前提がなければならないと考えております。然るに先ほどの矢上中間委員の説明……

第19回国会 労働委員会 閉会後第13号(1954/11/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 中島参考人にお伺いしたいのでありますが、通達の可否についてという段階で、先ほど野村教授からも指摘されたわけでありますが、まあ裁判上は勿論、こういう行政解釈等には何らとらわれない、もうそれはその通りだと思います。立法府としては、若しこういうことが悪ければ、新らしい法律を作つてそれを改正すればよろしいじやないか、こういうようなお話であります。併し今日の三権分立と申しましても、御承知のように議院内閣制でありまするし、行政府がこういう解釈を出すということは、当然立法府における政治勢力を背景として密接な関係があるわけであります。むしろ場合によつては、立法府における法律として制定することが輿……

第19回国会 労働委員会 第14号(1954/03/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 今の問題とちよつと離れますが、労政局長と基準局長がおられますので一つお尋ねしておきたいと思うのですが、今回御承知のように行政機関職員定員法の一部改正がなされまして同法の第二条によつて各行政機関の新定員が定められたわけであります。で、この改正法を施行する場合に、労働省の各部局の定員とこれに基いて今後の事務執行をやる上におきましてどういうような影響がもたらされるか、この点について一応承わりたいと思います。
【次の発言】 労政局長の御答弁によりますと、殆んど従前と変りがないと、こういうようなお話でありますが、殆んど変りがないということは現定員に対しまして整理される人員というものは殆んど……

第19回国会 労働委員会 閉会後第14号(1954/11/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 具体的にお尋ねしたいと思いますが、十六国会の節に、愛知通産大臣、佐久石炭局長からお聞きしました石炭対策と、本日お聞きしまする対策との間には、何一つ目新らしいものも見出すことができないんです。冬場に入れば石炭の市場も石炭の業界もよくなるかと思つておりますると、ますます悪くなつて行くばかりであります。一体政府の石炭施策というものがどういうようになつておるかということは、この現実の面がはつきり証明しておるのであつて、何をこの大事な時機におやりになつて来たか、我々は誠に寒心に堪えません。  先ず第一にお尋ねいたしたいことは、先ほど来重油の輸入の制限、こういうことも言つておられますが、例え……

第19回国会 労働委員会 第17号(1954/04/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 労働省に一つお尋ねいたしますが、近江絹糸の問題は今までの労働委員会におきまして再三取上げられて当局の答弁も常に中途半端に終つている感じであります。お尋ねいたしたいことは、近江絹糸工場の現在の内部の情勢というものは実に悪徳極まる経営者の典型的な見本だと私は量るわけであります。宗教は阿片なりと言われておりますが、そういう考え方からすると、近江絹糸の場合における仏教を強制的に各従業員に信仰させている。これは戦争中における時の軍部を中心とするあの軍事国家が神道を無理矢理に信仰さして、そうして精神動員をやつたと丁度同じような形が近江絹糸の工場の中で根強く残つている、こういうことであります。……

第19回国会 労働委員会 第21号(1954/05/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 そうしまずと、基準審議会の答申案が出されて、意見の一致を見たものはそれを尊重されること、これは当然だと思いますが、三者の意見がそれぞれ食い違つた場合には公益側の意見を尊重されるということも又これ当然のことだと思うのですが、併しまあこの当然の措置をおとりになる御意思があるかどうかという問題ですね。  もう一つの点は、一体労働省としましてはこの答申案が出されて、先ほど説明された通りの結果になつておるわけですが、これらの答申案を見られ、或いは公聴会等をお開きになつてその御意見等お聞きになつて、今後労働省としてはこれらの上に立つていつ頃この規則の改正ということを実際におやりになる御予定な……

第19回国会 労働委員会 第22号(1954/05/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと委員長にお尋ねいたしますが、本日の労働委員会には小坂労働大臣の出席を要求されていたわけなんですか。
【次の発言】 じや、その要求に対しまして、労働大臣が出席しないことに関してどういうような回答があつたわけなんでしよう。
【次の発言】 安井政務次官にお尋ねいたしますが、警察法の改正案が本日から参議院に廻つて来ます。地方行政委員会は会期末までこの法案をめぐつて大変多忙になると思います。従つて国警担当の小坂国務大臣も地方行政委員会に引張られる率が多くなるということは予測されますけれども、本来は小坂氏は労働大臣であり、労働行政の担当責任者と考えるわけであります。先ほど雑談の中に出……

第19回国会 労働委員会 第25号(1954/05/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちよつと関連しまして、今の西村政務次官の御答弁を承わつておりますると、世上新聞等で伝えられておる市中銀行からの融資の問題も話合いがついたような印象を受けるわけであります。六月上旬には計画造船についても出したい。こういうようなお話でありまするが、六月上旬と申しますともう間もなく来るわけであります。若し御説明のように、十次計画造船が軌道に乗るといたしますならば、我々の心配をしておる労働面から見た雇用政策の問題も解決されるだろうと、こう見るわけであります。雇用問題に関しまして労使の手に移るというときはすでにこれは第二、第三の問題でありまして、その前の失業者を防止し、雇用量の維持拡大を図……

第19回国会 労働委員会 第26号(1954/05/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 政務次官にお尋ねいたしますが、先ほどの労働大臣の所信の表明を読んでみますると、こういうことが書いてあるわけであります。「けい肺対策審議会におきましては目下予防、診断、更生対策、粉塵恕限度の各専門部会を設け、回を重ねて慎重な調査検討を行なつているのでありまして、更にその審議を促進し、速かに結論が得られまするよう督励いたすつもりでありまするが、その結論を速かに得ることが困難な場合におきましては、政府としましても諸般の意向を参酌し、速かに立法措置について善処いたしたいと考えております。」、これを読みますと、政府のほうといたしましても、少くとも労働省といたしましては、最近のうちに諸般の情……

第19回国会 労働委員会 第28号(1954/05/31、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 昨年の第十六国会におきまして駐留軍労務者の雇用関係につきましては、本委員会において相当真剣に取上げられて、当局にその方針等を質して参つたわけでありますが、労務基本契約に関しましては、御承知のように占領下に締結された労務基本契約がそのまま六カ月ごとの更新で今日まで継続されて参つたわけであります。この基本契約改訂に関しましては、昨年の八月に駐留軍関係の労務者は四十八時間のゼネストをやりまして促進を図つて参つたわけであります。その後只今の説明の通りに、客観的な情勢に刺激されて、当局としても日米労務基本契約の改訂については非常に誠意が認められたと申しますか、熱意を帯びた態度で促進を図つて……

第21回国会 労働委員会 第1号(1954/12/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 二、三御質問したいのですが、運輸省或いは陸運局にお尋ねしたいと思いますが、やはり事故発生の原因をなくする第一の問題は、経済的な要因であるということも只今までの質疑応答でよく了承されたわけであります。輸送力の需給アンバランスというものが最大の問題であろうと考えるわけであります。併しハイヤー・タクシー業現在のような集中的な傾向がみられるというのも、我々は日本の社会的経済的な諸条件の一つの現れだと、こう見るわけであります。監督官庁としまして、道路運送法によりますると、一般自動車運送事業の免許に関しまして条件があるわけであります。それは第六条をみますると「当該事業の開始が輸送需要に対し適……

第21回国会 労働委員会 第2号(1954/12/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私は別にありませんが、ただ私希望として申上げたいことは、十五日の日にハイヤー、タクシー業者並びに労働組合の代表を呼んでいろいろ参考意見を述べてもらつたわけですが、今最大の、我々一般市民の立場から申上げる問題としては、事故発生の原因というものは経済的の問題が中心になつているということを強く認識されたわけであります。この事故発生の原因というものは、お話のように交通行政の面と労働行政の面が並行的に進まなければならん、こう考えるわけです。  従いまして基準局長に要望として申上げておきたいことは、労働行政の面から見ましたときに、先ほど阿具根君からも指摘されておりましたが、一番問題として出て……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1955/09/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちょっと関連しまして。先ほど加瀬君からの質問の中にあった点でありますが、重光外務大臣はこれに対する説明を忘れていろわけです。と申しますのは、あなたが渡米された最大の日的の防衛力増強の問題、これに伴う日米安保条約を双務的な条約に持っていこうとする問題が中心問題であったと考えます。同時に、この日米、安保条約、行政協定に伴うて、今起きている国民の感情を最も刺激している基地問題、この問題については渡米に当っては十分向うとも話し合いをして参りたい、こういうことをこの委員会においても外務大臣は言明されているわけなんです。ところが、この問題に関しまして何らの報告がなされていない。そうしますと、……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1955/09/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 若松さんに一つだけお伺いしたいのですが、ただいまのお話しを承わりますと、前回までの拡張の節にも土地を取られていない、今回も幸いに買収の対象になっていない、こういうような立場であるわけであります。先ほど声明書を出されたということでありますが、その声明書の内容も、そういうような問題は関係住民の自発的の意思にまかした方が円満に解決ができるであろう、第三者の介入等は排除しなくちゃならぬ、こういうお話しがあったわけであります。関係住民と申しますと、お話しの筋から察しられますることは、土地をとられる人とか、立ちのきを命ぜられる人とか、あるいは今回の収用に伴って利害関係を強く持たれる方々と、こ……

第22回国会 内閣委員会 第9号(1955/06/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 先般来、総理府恩給局職員組合と当局との間に給与、身分保障、休日休暇等の勤務条件、あるいは福祉活動等について、五月七日以降再再交渉が持たれ、前後八回に及ぶ団体交渉が行われたにかかわらず、今日なお解決の曙光を見出すことができないで、その間警察権の介入等もあったと聞いておるわけであります。恩給業務の停滞は一日もゆるがせのできないようなときに、こういう事態が発生し、また今なお継続しておるということはまことに遺憾であると考えております。この紛議の状態については、おそらく各員とも十分経過内容等について御存じでないと考えまするから、この機会に恩給局長より、この紛議の経過と交渉の内容あるいは今後……

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ただいま参考人の高田君からの説明をお聞きになって、問題の所在は大久保国務大臣もおわかりかと思いますが、本内閣委員会におきましては、前回において恩給局長よりの説明を受けまして、現在の恩給局に今起きておりまする当局と職員組合との紛議の問題について説明を受けたわけであります。で、この問題はだんだん究明して参りますると、常勤的非常勤職員のいわゆる臨時職員の問題、さらに発展いたしますると、制度の問題、機構の問題にさかのぼって参るわけであります。そこでこれらの問題については、おいおい政府の所信を承わって参りたいと思いまするが、当面、今お聞きの通り、紛議の状態が続けられておるわけであります。と……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 せっかく移民局を独立されまして、移民政策を極積的に進められようとする以上は、当然政府においても、移民政策あるいは計画的な年次計画、こういうようなものがあるものと考えるわけであります。先ほど矢口参事官のお話を承わっておりますると、明治四十一年からやっていて、今日送金その他を入れて十六万人前後の扶養能力しかないという移民の政策であっては、これは私たちの今日考えておる大きな人口問題解決の積極的施策としての移民政策とはほど遠いものと見るわけであります。従来は欧米局の一つの課で取扱った事務が、今回独立の局になっておられようとする以上は、当然政府としても積極的な移民計画というものがあると考え……

第22回国会 内閣委員会 第14号(1955/06/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 労働大臣が見えておりますので、ここに労働大臣は、石炭関係の企業にも関係しておられまするから、この際お尋ねしておくわけですが、石炭鉱業合理化臨時措置法が実施されますると、相当数の失業者の問題を処理しなければならぬと思っております。この問題は後刻承わることにいたしまして、今二十二国会における重要法案の中にこの合理化法案は入っておると考えております。ところが会期は今月の末終ることになっておるわけですが、政府としては、この法律案の取扱いをどう考えておられるか。取扱いというよりも、議会における審議の状況が、今衆議院の方の商工委員会に移っておるかどうか、もちろん付託にはなっておると思いますが……

第22回国会 内閣委員会 第15号(1955/06/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 時間もありませんので、私ただいまの議題となっている行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の全般的な質問についてはこの次の機会に伺いたいと思いまするが、ただ、長官の答弁を承わりましていささか疑問に思う点は、たとえば、行政機構の改革の問題については、行政審議会がせっかく検討しているので、この結論を待って善処をしていきたいという御答弁でありまするし、あるいはまた、今問題となっておりまする常勤的非常勤職員、あるいは常勤労務者、公務員制度の問題については公務員制度調査会の答申を待って善処して参りたい、こういう御答弁であるわけであります。あげて行政審議会や公務員制度調査会にすべての責任をゆ……

第22回国会 内閣委員会 第16号(1955/06/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私、海外移住審議会の問題でお尋ねしたいと思うのですが、先般来外務省設置法の一部改正法に基いて、移住局が新たに設置されて、政府は積極的な移民政策を推進するという方針を確立されたわけであります。海外移住帯議会が設置されるとしますると、むしろ外務省の付属機関として設置されて、移住局の機能を強化充実するというようなことが考えられるわけでありますが、これが内閣に付属機関として設置されたという点は、どういう構想のもとに措置されたのであるか、その辺の事情を御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 御趣旨のほどはよくわかりますが、外務省に設置すると、広い視野に立ち、総合的な観点に立って、移住政……

第22回国会 内閣委員会 第18号(1955/06/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 それでは一、二の点だけ、今の長官の答弁で疑問な点がありますので、それはこの間も私若干お尋ねしたわけですが、長官としては、現内閣は行政機構の改革には手を染めないという方針の御説明がなされているわけであります。吉田内閣の折に、いわゆる行政制度調査会を設置されまして、長い間の研究の結果、同調査会から行政機構の改革について答申がなされているはずでります。同時にその答申の中には、中央の行政機構と合せて、地方の政府の出先機関についても大幅に簡素合理化すべきであるという趣旨の答申がなされております。ところが現内閣は、行政機構の改革については手を触れないで、その都度定員法の改正等をもってつじつま……

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 大久保国務大臣にお尋ねいたしますが、公務員制度調査会が昨年の六月吉田内閣のときに設立されまして、現内閣に引き続き諸般の公務員制度に関しまして調査を進めておるわけであります。この間、川島長官にお尋ねいたしましたが、大久保国務大臣の担当事項でもありますので、本日まで答弁が保留されていたわけであります。お尋ねしたいことは、前内閣においても、すみやかに公務員制度調査会の答申を待って、公務員制度に関するたとえば法律体系の整備、あるいは公務員の労働関係の法律上の取扱いについて結論を得たいという答弁がなされていたわけであります。ところがこれを引き継がれました現内閣におきましても、いまだ調査会か……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 ちょっと関連して岡部さんにお尋ねいたしますが、先ほどの千葉委員からの質問に対して、指名退職制度の運用について閣議の申し合せかしらぬが、六月中にさかのぼって処理するような措置をとった、こういう話でありまするが、私いささか疑問に感じたわけであります。と申しますのは、この定員法を本日中にあげてもらわなければいろいろな面に支障が出てくる、こういうような話で、われわれも一生懸命に遅くまで審議をして努力をして参ったわけでありますが、ところがこの法律案は七月一日からどうしても施行しなければならぬので、そういう意味でわれわれも協力しなければならぬという気持で今日まで来たわけです。ところが、法律は……

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 一つだけ。先ほど松浦委員、木下委員から質問がありまして、政務次官の答弁で大よそ了解できたわけですが、念のためにもう一度お尋ねしておきたいと思うのですが、例のつき添い婦の問題です。四千二百名と聞いておりますが、厚生省の調査では、三千六百名になっておるということです。それでお話によりますると、資格のある者は、補助員なら補助員にこれを切りかえて行くという考え方である、ただ資格のない者については、他の職業にあっせんをするという考え方である。時期については、来年の三月あたりを一応目途にしておるが、しかし必ずしも、三月になったら全部首を切るわけじゃないんだというような御説明のように承わりまし……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 大蔵大臣に一、二お尋ねいたしたいのですが、実は六月の二十三日、衆議院において、同じく六月の二十九日に参議院におきまして、在外資産処理促進に関する決議案が満場一致をもって可決され、政府はこれに対しまして慎重に院の決議を尊重して検討されるという発言がなされたわけであります。この内閣委員会におきましても、外務大臣並びに外務政務次官の出席を求めまして、この問題に関し政府の所信並びに外務省の方針を承わったわけであります。その答弁によりますると、今後とも外交折衝によって在外資産の返還に努力をするが、しかしその結果は必ずしも予断を許されない情勢に相手国によってはあり得るということであります。た……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 最初に立川基地の砂川町における先ほどの説明でなかったわけですが、警察官の介入というようなお話があったらと思いますが、その辺の事情を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 まず第一にお尋ねしたいことは、最近飛行場の拡張、あるいは基地の新設、拡張について、近来において世論がこれを反対するという空気が出ているわけであります。今の国際的な情勢から見ましても、またアジアの動きから見ましても、われわれとしては平和の方向に進みつつあるという今日の事態において、ことに日本だけが非常に最近基地の拡張をめぐり、あるいは血の雨を降らすかもしれない、こういう情勢を見ますと、まことに情なく考えるわけ……

第22回国会 内閣委員会 第28号(1955/07/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 通商産業省の附属機関として見ますると、顧問会議以下十七くらい各種の審議会が設置されているわけですが、まことに広範な事務を担当しておられる通商産業省としては当然のことかもしれませんが、この顧問会議以下各種の審議会というのは一体どの程度活用されておられるのか、それぞれの部門別の審議機関のようでありますが、この審議機関の諮問答申等に対しまして、施策の上にどう取り上げておられるか、まず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 その中でたとえば地下資源開発審議会というものがあるわけであります。これは石油及び可燃性天然ガス資源を除いたその他の地下資源に関する事項の調査審議、あるいは諮問に応ず……

第22回国会 内閣委員会 第31号(1955/07/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 私まず第一にお尋ねしたいことは、非常に恩給法というのは私自身不勉強で、実はゆうべ恩給法関係法令集というのを読んでみたのです。しかしこれを読んでみてもなかなか非常に広範であるし、複雑であって読み通せないわけであります。こう重要な法律がこのように乱雑な形と申しますか、次から次に附則法律で重ねて行きますと、いよいよもって恩給というものが一体何であるかということの核心をつかむことがむずかしいのじゃないかと、こう私は考えるわけであります。担当大臣であるただいま大久保国務大臣のお話を伺っておりますると、仮定俸給年額について大久保大臣も御自信がなさそうであります。まあとにかくそういうことでやっ……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 この問題の質問に関連するわけですが、通産大臣にお尋ねいたしたいことは、昨日衆議院で政府提案にかかる石炭鉱業合理化臨時措置法が通りまして、参議院に送付されるわけであります。この法律が国会で成立したといたしましても、実施については、あるいは政令、省令等の手続を経て発足することになるのであろうと見るわけであります。本法律の附則によりましても、「公布の日から起算して二月をこえない範囲内で政令で定める日から施行する。」と、こういうことになって参ります。一体いつごろまでこれを発足させる御方針であるのか。ことにこの法律の重要な内容である炭鉱整備事業団、あるいは石炭鉱業審議会の発足等はこの法律の……

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 この間大体一般的に問題については御質問をいたしてありますので、本日その他の問題について若干質問を続けたいと思います。  その第一は加算の問題ですが、すでに野本委員からも質問がなされましたので、重複するかもしれませんが、私欠席していた関係上、いま一度お尋ねしておきたいと思います。民団の修正案によりまして、本年度二十四億六千万の増額になったわけですが、うち七千万が加算調査事務費として計上されているわけであります。高橋衆議院議員の御説明は、たしか加算については調査をするということで、将来これを取り上げるかどうかということはまだ明確でないというような趣旨の御答弁であったかと思いまするが、……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 関連いたしまするが、新聞の伝うるところによりますると、重光外務大臣は渡米をされるそうでありまするが、いつごろ渡米なされる御予定であるか、また単に米国のみであるのか、今、菊川君のお話にもありましたように、その他の外国にも行かれるのか、どういう任務をお持ちでおいでになるのか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 時期については、まだ正規の閣議でお話なさったとか、きめたとかいうまでに至っていないかもしれませんが、この国会が終りましたら間もなく出発されるように承わっておりまするが、そのような時期をお選びなされるわけでありますか。

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 まず第一にお伺いいたしたいことは、観光事業を機構の強化によりまして拡充して行かれようとする今回の一部改正法律案については、われわれも趣旨を了承するのでありますが、その説明の中で、フランスやイタリア、ベルギー、ギリシャ等、欧州の観光国では、戦後観光行政をつかさどる独立の省を設けて、あるいは観光局を置いて、観光行政。強力な推進をはかっている、こういうような御説明があったわけであります。私この観光事業というものは一つの平和のシンボルであり、国際親善の一翼をになう機関であると考えておりますので、欧州先進国において独立の省を設けて観光行政をやらせておるということに対し、非常にうらやましい気……

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 重光外務大臣は、昨日の吉田委員の本会議における質問に対しまして、新聞の報道が重大であるから真相をきわめるために米国の大使館に問い合せをやっておる、このような趣旨の答弁がなされております。ところが本日の新聞によりますと、米極東軍司令部スポークスマンは、二十九日夜「原爆ロケット砲部隊を日本に派遣することについては鳩山首相は米国から通告されていないと述べたが、事実はすでに日本政府に通告ずみである。ただしこの通告を受取ったのが日本政府のどの省であるか、またいつ通告が行われたかはいまはいえない。それは日本政府側が知っているはずだ」このように確言したと申しておるわけであります。先般来重光外務……

第23回国会 内閣委員会 第2号(1955/12/08、3期、日本社会党)

○田畑金光君 十二月の五日の朝かと思いますが、田中副官房長官から官公労の代表を呼んで、いわゆる警告文なるものが手渡されているわけであります。それを読んで見ますると、たとえば第一項に、最近官公庁の職員団体は期末手当増額その他待遇改善要求実現のため、いわゆる実力行使を実施しているが、その状況まことに遺憾にたえないものがある。もしかような行動が今後も持続せられるならば、政府としても法に照らし断固たる措置を取らざるを得ない、以下五項目にわたっておりますが、新聞で拝見いたしましたところ、次官会議の申し合せのように聞いておるわけであります。しかし官房副長官からこれが発せられた以上は、閣議においても審議され……

第23回国会 内閣委員会 第4号(1955/12/12、3期、日本社会党)

○田畑金光君 政務次官にお尋ねしますが、今まで行政審議会の委員の構成が片寄っていたので、今度は大きな行政機構の改革等も顧慮して五名をふやしたい、こういう御答弁ですが、政府の今予定しておられる行政機構の改革構想というものがどの程度に固まっておるのか、ことに臨時国会にこの行政管理庁設置法の一部改正法律案が出されたという事情は、政府として次の通常国会には機構改革の具体的の法案を出す意向のように聞いておるわけであります。そういう意味で河野農林大臣のような党の実力者というのか、心臓の強い方が長官にすわられたわけですが、どの程度に構想がまとまっておるのか、お聞かせを願いたいと思います。

第23回国会 内閣委員会 第5号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○田畑金光君 自治庁長官が見えておられますので、若干質問してみたいと思います。  一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に関連してお尋ねするわけでありますが、いろいろ問題となり、また政府部内においても議会においても問題とされておりました公務員の年末手当については、人事院の勧告に基いて勤勉手当を入れて一・五カ月分の措置をとることになったわけであります。それに関連いたしまして、十二月七日の閣議決定によります国家公務員に対する年末手当の増額支給についての内容によりますると、国家公務員に対する手当支給の財源措置等について、また政府関係機関職員に対する手当支給の財源措置について一応の方針が……

第23回国会 内閣委員会 第6号(1955/12/14、3期、日本社会党)

○田畑金光君 政務次官からこの間の委員会での質問に対する御答弁を通じまして、この法案の趣旨については大体内容を理解することができたわけでありますが、この機会にさらに河野担当国務大臣にお尋ねしたいと思うわけであります。  その第一の点は、今度のこの改正法案の中には二つの内容が含まれておりますが、その一つの行政審議会の委員を従来十五名であったのを五名増員するということになったわけであります。その理由を承わりますると、今までの委員の構成が非常に片寄っていた。そこで委員の構成をさらに権威あるものにして、当面する行政機構改革の問題等に対し、しかるべき答申を政府としては期待をしておる、まあこういうような趣……

第23回国会 内閣委員会 第7号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○田畑金光君 ちょっと簡単に質問……。
【次の発言】 僕はさっきから言っているじゃないか。
【次の発言】 あんたに了解を求めただろう、簡単に質問をするということで……。
【次の発言】 意見を聞いたらどうだ。
【次の発言】 では委員長からの申し入れもありますから、私簡潔に……。先ほどの菊川君の質問に関連して、まず修正案を出された島村委員にお尋ねしたいと思います。緑風会は参議院の良心と言われ、また二院制度において参議院の院の権威を添えているものは緑風会の存在であるとも言われておるわけであります。ところが今回の突如として出された緑風会の修正案というものは、どうも筋が通らぬ感じを持つわけです。もしあな……

第23回国会 内閣委員会 第8号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○田畑金光君 第八条の機関であるということは、昨日の政府の答弁で曲り曲ってようやくそこに落ちついたわけなんです。それでまあ第八条の機関であるとしても、まあこの「(諮問的又は調査的なもの等第三条に規定する委員会以外のものを云う。)」、この「等」の中に含まれるであろうというようなお話であったわけであります。そうしますと、まあ諮問機関でもない、さればといって諮問機関であるとも言えない。法制局長宮の御答弁によっても第八条に当るものであると言われまするが、第八条のどういうものに当るのか、どういうように呼べばいいのか、一つその点をさらに御説明願いたいと思います。

第24回国会 議院運営委員会 閉会後第5号(1956/10/22、3期、日本社会党)

○田畑金光君 ちょっと一つだけ。  先ほど官房長官の御答弁を伺っておりますと、臨時国会を開く日取りは、大体予定されておるようでありますが、会期の問題について、どの程度の会期を予定されておるのか不明確のようでありました。通常国会が十二月二十日以降に開かれるとしますと、当然臨時国会の会期の問題も予測はつきますが、しかし臨時国会で取り上げられる政府の考えておられる条約、法案についても、日ソ共同宣言あるいは議定書については、はっきりしているが、その他の法案については、まだ準備中である。こういうわけで、会期については、非常に不明確であります。で、私のお尋ねしたいことは、次の通常国会の会期という関係も、当……

第24回国会 議院運営委員会 閉会後第6号(1956/11/10、3期、日本社会党)

○田畑金光君 新聞で見ますと、臨時国会を開かれると総理は所信表明の演説をなされると承わっておりますが、所信表明というのはどういうことですか、官房長官に承わります。
【次の発言】 所信を明らかにするということは、まあ読んで字のごとくでありますが、今までいやしくも総理大臣が国会の冒頭において演説をなされるのに、所信表明というのはあまり聞いた覚えがないんですが、ことに今回は政局の転換等が伝えられるときです。一体これはどういうわけで施政方針演説とか、こういうことにならないのか、その違いを一つ聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 年度予算の提案等に伴って政府の万般の施策について演説するとき施政方……

第24回国会 議院運営委員会 第18号(1956/02/20、3期、日本社会党)

○田畑金光君 寺本さんのお話お聞きしますると、ごもっともな点も多々お聞きするわけですが、ただ私たちが疑問に思うことは、今の御説明でも、従来の建前が非常に望ましいあり方であるということはお認めになっているようであります。ただしかし、実際の現在の常任委員会における委員の出席率その他からやむを得ないで、常任委員会制度の建前は崩さぬが、原則と現実との調整をはかるという意味において、従来の慣行をこの際一応たな上げにしよう、こういうふうな御説明のようであります。  そこでわれわれとして考えることは、従来の建前が常任委員会制度として望ましいということでありますならば、あくまでもその望ましい慣行を維持すること……

第24回国会 内閣委員会 第6号(1956/02/16、3期、日本社会党)

○田畑金光君 二、三官房長官にお尋ねしますが、二月八日に自民党が異例の声明書を発表したわけであります。当日自民党としては治安対策について緊急総務会を開き、政府側から倉石労相、牧野法相、清瀬文相、大麻国家公安委員長、船田防衛庁長官、根本官房長官ら関係閣僚の出席を求め、政府側の対策を聞き、具体的な対策については政府に一任するという態度をきめたようでありますが、とにかく自民党として声明書が出されているわけであります。政党内閣の建前上この声明書の趣旨は政府としても十分意思疎通をはかってなされたものと考えますが、政府としては自民党の声明に基いて今回の労働組合の春季闘争に対し対処されようとする御方針である……

第24回国会 内閣委員会 第9号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○田畑金光君 保岡局長の今の御答弁ですが、まだ実際に支出がないので検査する段階には至っていない、こういうお話であるわけであります。しかし、もうすでに会計検査院はこの防衛関係の支出金、あるいはまた防衛庁の経費についてしばしば検査をし、その検査の意見というものが報告されているわけであります。すなわちその報告によると、一番不当あるいは不正な支出が多いのもこの防衛関係費であり、防衛支出金であることは明らかにされているわけであります。そこで、どういうわけでそれじゃこういう防衛関係費に不正不当の支出が多いのかということになって参りますると、私は先ほど来の質疑応答を通じ明らかにされてきたように、膨大な国の予……

第24回国会 内閣委員会 第10号(1956/03/01、3期、日本社会党)

○田畑金光君 今資料をいただいたので目を通しておりませんが、まず最初にお尋ねしたいことは、今回の審議会設置に対しまして、一応予算が五十三万七千円という少額の予算にとどまっておるわけであります。しかしこの売春問題は、単に法務省とかいうだけの問題ではなく、厚生省あるいは労働省その他諸般にわたって、それぞれの対策を樹立、推進することが必要かと考えまするが、一体本年度の予算に対しましてどの程度の予算要求をなされ、それが各省別にどの程度になっておるのか、まずその点をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 御趣旨はよくわかりますが、必要なのは来年度予算でやるといたしましても、当面審議会が設置されてその……

第24回国会 内閣委員会 第11号(1956/03/06、3期、日本社会党)

○田畑金光君 関連して。今の質問の中で憲法第九条の問題、すなわち交戦権の問題について質問がなされたわけでありまするが、長官の答弁は憲法第九条を私も承知しております、了解しておりますと、これでは答弁にならぬと思うのです。質問者は交戦権を認めるのか、認めないのかという質問であったわけですが、長官の答弁は私も憲法第九条は理解しております。一体何を理解しておるのか、それはさっぱり答弁になっておりませんが、どのように理解しておるのか。交戦権というものはないとお認めなさっておるのか、あるいは交戦権はあると認めておられるのか、具体的に説明願わぬと、まことにどうも不得要領な答弁だろうと思います。

第24回国会 内閣委員会 第14号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○田畑金光君 まず第一に私は総理にお尋ねしたいのでありますが、この国会になりましてからも再々、総理大臣は自衛権問題を中心とする質問に対しまして失言の繰り返しをやっておるわけであります。一月の三十一日、参議院の本会議においては、軍隊を持てない憲法には反対である、こういうことを言われて、わが党から戒告決議案も出されたわけでありまするが、諸般の情勢を考え、罪一等を減じて釈明ということになったわけであります。ところがさらに二月二十九日の参議院予算委員会においては、他国から侵略を受けた場合、敵基地を攻撃できる、こういう発言がなされて、ついに総理も出席されてよくおわかりのように、破れたけれども戒告決議案と……

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/03/16、3期、日本社会党)

○田畑金光君 総裁の御答弁でわかりましたが、今お話の適切な時期に、適切な方法によって処理されると、こういう御方針でありますが、もうすでに三公社、五現業の調停案が出そろって、政府としてもこれを大体尊重する。当局にもそういうような指導をなそうという腹のように聞いておるわけでありまするが、ことに問題となっておりまする一時金の問題は、年度内に支給されるべきことと、予算の点から申しても補正予算という問題も出てこようと考えるわけであります。そういうような点から申しますると、その適切な時期という点が非常に関心事になるわけでありまするが、それについてどういうような御方針でおられるのか承わりたいと思います。

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/20、3期、日本社会党)

○田畑金光君 大臣に二、三の点についてお尋ねしたいと思いますが、今度できる科学技術庁を担当される国務大臣でもありまするし、また原子力委員会の委員長でもあられる国務大臣でありまするから、ある意味におきましては科学技術行政の最高の地位にあるわけであります。ただ科学と申しましても、今論議されている科学は、主として自然科学の部門になっておるわけでありまするが、科学技術の総合的な発展のためには、同時に人文科学の面も尊重し、これが発展を期さなければならぬ、こう考えるわけであります。まさに自然科学と人文科学の両者が総合統一された発展を確立することによって、日本のいわゆる文化水準の向上、あるいは国民生活の引き……

第24回国会 内閣委員会 第17号(1956/03/22、3期、日本社会党)

○田畑金光君 人事院総裁に給与問題をお尋ねする前に少しくお聞きしたいことがありますが、一昨日私は人事院総裁にお会いしたいと政府委員室を通じ申し入れておきましたが、連絡がありましたかどうか。
【次の発言】 国会を出てから三十分後にあなたに連絡をとったわけですが、政府委員室の話しでは本院に帰ったというので、本院とはどこだと聞くと人事院だと、人事院に連絡してもあなたの所在はわからない。国会かあり重要なこの時期において人事院総裁の所在がわからぬということは納得いかぬわけですが、どういうことで所在をくらましたのですか。
【次の発言】 あなたの所在というものは何ですか、はっきり、たとえば人事院の管理局ある……

第24回国会 内閣委員会 第20号(1956/03/29、3期、日本社会党)

○田畑金光君 ただいまの町間に関連いたしますが、行政審議会の委員の入れかえ、あるいは増員して、政府としては三大政策の一つとして、行政機構の改革の問題と本格的に取り組んでこられたわけであります。二十三国会の折にも、本委員会において、河野担当大臣にこの点をお尋ねしたところが、機構改革は必ず断行する、ただしかし、今度行われる機構改革は行政整理を前提とするものではない、行政審議会の答申が得られたならば――政府としてはもちろん行政審議会の答申がずみやかに得られるように努力をするが、その等申が得られたならば、おそくも二月中には行政機構改革について国会に法案を出したい、出す予定で仕事を進めていくというような……

第24回国会 内閣委員会 第21号(1956/03/30、3期、日本社会党)

○田畑金光君 大臣に一、二の点についてお尋ねいたしたいのですが、それはこの改正法案の提案理由によりますと、改正の第二点として保険局に新たに次長制をとることにされたのでありますが、その理由の中に、その説明の中に、政府としては昭和三十五年度を目途として全国民に医療保険を普及させる決意を固めておるので、社会保険の整備について保険局を中心とし格段の積極的な施策を講ずることとされているようであります。昭和三十五年度を目途として全国民に医療保険の普及徹底をはかられるということが、これはわれわれ社会保障制度の強化を期待する者としてまた国民皆保険、医療保険をすべての国民に普及するという点において、国民全体の要……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/04/03、3期、日本社会党)

○田畑金光君 資料の点は、今要望されたように、幾つか出していただいて、それを拝見してまた御質問いたしますが、先般労働省の方として出された、労働保険審査官及び労働保険審査会法案というのが、もうすでに衆議院を通って、こちらに回ってきておりますが、これとの関連でお尋ねしたいと思います。  それは、ただいまの労災補償部の所管する労災保険関係のこの労災保険、府県にある審査会の廃止をして、これを中央に統一しようという考え方でありますが、この点いろいろ議論が分れると、こう考えるわけであります。労災保険審査会が、府県の労働基準局から廃止されて、府県には労働保険審査官が置かれる、こういうことになってくるわけです……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/04/12、3期、日本社会党)

○田畑金光君 大臣にお尋ねいたしますが、防衛庁の機構の問題についてまず第一に所見を承わりたいと思います。と申しますことは、防衛庁の職員も今回の法律一部改正によって、定員が二十一万五千人に上り、三十年度の定員に比べますと、二万九千百九十三名の増員ということになるわけであります。防衛庁という非常に複雑な組織、膨大な職員、また国の予算の中でも大きな予算を食う機関が、国家行政組織法の中で総理府の外局という地位にあるということは非常におかしい、実情に即しない感じを持つわけであります。この間の長官の答弁を承わりましたが、昭和三十五年度、すなわち防衛六ヵ年計画等が終る年になりますと、陸海空軍ともさらに大きな……

第24回国会 内閣委員会 第27号(1956/04/13、3期、日本社会党)

○田畑金光君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する、法律案に対し、反対の意思を表明するものであります。  本法律案によりまして明らかな通り、防衛庁職員の定員は二十二万五千名となり、三十年度定員に比べますと、一万九千百九十三人の増員であります。この一万九千百九十三人の増員のうち、自衛官の増員分は二万七千四百十三名、非自衛官の増員分は千七百八十名であります。かくして陸上自衛官の定員増は一万名として、一混成団と特科三個大隊の新設を行い、また海上自衛官は約三千六百名の増員を行なって、艦艇の増強に充て、航空自衛隊にあって……

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/24、3期、日本社会党)

○田畑金光君 先ほど吉田君の話によって私初めて承知したわけでありますが、清本委員長がA級戦犯であるということは、意外な話を聞いたわけであります。かつてのA級戦犯のその人のもとにおいて、今日国民の注目しておる憲法調査会の問題を取り扱うということは、まことに私たちは遺憾に考えます。しかしあなたも選挙によって出てこられたわけだし、そういう国民感情があってあなたも出てこられたわけであるから、これはやむを得ないと思うけれども、しかしA級戦犯の焼き印を押されたということはよく考えていただきたいと思います。私はこれは憲法の問題の際に考えてまた質問もしたいと思っている一わけですが、どうも今日の憲法をかつての戦……

第24回国会 内閣委員会 第33号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○田畑金光君 質問に入るのです。鳩山総理に私は憲法調査会法案のこの提案理由説明を中心としてお尋ねいたしたいと思いまするが、法律の細目にわたることでもありませんので、一つ鳩山総理の率直な御答弁を願いたいと思っております。林法制局長官等、よけいなことをあまり授けぬように一つあらかじめ要望しておきます。(笑声)この説明書によりますと、今回政府において憲法調査会を設置されるに至りました原因は、要するに現行憲法が自主的に制定された憲法でないということと、また今日までの九ヵ年における憲法実施の経験にかんがみまして、いろいろ検討しなければならぬ段階に来ておる、こういうような立場において今回の調査会設置に至っ……

第24回国会 内閣委員会 第36号(1956/05/02、3期、日本社会党)

○田畑金光君 質問に入る前に、ただいま吉田君からも強く希望が述べられましたが、本日の理事会等で公聴会等の開催をすみやかに準備せられて、広く憲法調査の問題に関し学識経験者等の意見を聴取せられるように理事会において取り計らわれるよう強く希望申し上げておきます。  それでは提案者にお尋ねいたしたいのでありますが、先般資料として自由民主党の憲法調査特別委員会が取り上げておる問題についての資料がわれわれの手元に配付になったわけであります。この資料をもとにしまして若干お尋ねいたしたいと思いますが、まず最初にこの自由民主党の中に持たれております憲法調査会、これはどういう構成、性格あるいは任務をもって作られて……

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/05/07、3期、日本社会党)

○田畑金光君 田上先生に一、二お尋ねいたしますが、ただいまの御説明で大体理解できました。最初の先生のお話しの中に、要するに現行憲法は国民の制定した憲法である。同時にまた国民の立場において当然改正ということも可能である。問題は憲法改正について改正すべき時期か、どうであるかという政治的な判断というものが大きな作用をもつのである、こういうふうなお話しもあったわけであります。それで憲法学者としての先生にお尋ねすることは、今憲法改正の問題がいろいろいろんな角度から論議されておりますが、今日の情勢において憲法を改正する、あるいは改正問題を取り上げる、このことは時期として妥当であるかどうか、この点について先……

第24回国会 内閣委員会 第40号(1956/05/09、3期、日本社会党)

○田畑金光君 吉野さんと山崎さんにお尋ねいたしますが、自民党の調査費料を拝見いたしまして、天皇の地位についていろいろ再検討される意向を明らかにされておるわけであります。これに関連いたしましてお尋ねいたしたいことは、御承知のように明治憲法の時代においては大日本帝国憲法と皇室典範というものが日本の成文憲法をなしていたわけであります。ところが新憲法のもとにおいては、こういう成文憲法の二元性といものをやめて、一元性を確立しておるわけであります。明治憲法時代になぜ皇室典範というものを成文憲法の中に入れたかということは、いうまでもなく、皇室に関する事柄については議会のコントロールの外に置こうという現われで……

第24回国会 内閣委員会 第44号(1956/05/16、3期、日本社会党)

○田畑金光君 二、三提案者にお尋ねいたしますが、ただいままでの経過について御報告がありましたので、よく了解できましたが、ただこの法律案の目的とする、国務大臣の職責の重要性にかんがみ、私企業との一切の関係を断って、世上の疑惑を一掃し、行動の公正を期するということは、単に国務大臣のみでなく、この法律の趣旨とするところは、たとえば十九国会における造船疑獄、汚職事件に見られますように、政党全体の綱紀の粛正と申しますか、要するに政党の品位と権威を維持する、こういうような精神から出ておるものと考えるわけであります。ことに政府要路の大宮等において、いろいろ今日まで世の指弾あるいは疑惑を受けること等がありまし……

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○田畑金光君 今、江田君から強く要望がありましたように、鳩山総理も率直にお答え願いたいと考えます。  臨時教育制度審議会設置法案を通じて私たちが憂えますことは、政治と教育の関係がどうなければならないか、この問題であろうと思います。戦争前の日本の政治のもとにおける教育、政治と教育の関係、あるいは戦争のさなかにおける教育も、すべてのものが、政治のもとに奉仕したというあのあやまれる歴史を反省いたしましたとき、新しい日本において最も大事な問題は、政治と教育の関係がどうあるべきかという問題だと考えますが、この点に関しまして総理の御見解を承わりたいと思います。

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○田畑金光君 松浦君からの今のような発言がありまして、あと十分ぐらい残っておるが、この次の機会に継続したいというようなお話があるわけですが、先ほど委員会の始まる前のお互いの相談では、松浦君の質問できょうは、総理大臣に対する質問は午後に回そう、こういうことになっております。特に日比賠償協定の問題が本会議に上程されるといたしますと、これは全体の委員の出席が必要となって参りますので、そういうような関係もあって、松浦君の質問で一応午前の審議を終ろうということになっておりますから、本人からそういった要望があったら、この際、わずか十分でありますから、あとの機会に譲って、ベルが鳴っておりますから、この辺で午……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○田畑金光君 大臣にお伺いいたしますが、国防会議の構成の問題で最初にお尋ねしたいことは、当初、二十二国会に当時の内閣が提案されました国防会議の構成については民間人を五名以内入れる、こういうことになっていたわけであります。今国会になりまして、この法律案が出されるまでにもいろいろ与党あるいは閣内において入れるべきである、あるいははずすべきである等々の議論が繰り返されて参ったわけです。たとえば二月十日に与党の岸幹事長、石井総務会長、芦田均、木村篤太郎、根本官房長官、こういう方々が相談されたときには、民間人を加えないで、二十二国会の衆議院修正案でいくことが決定になった。ところがその後、自民党の政調会の……

第24回国会 内閣委員会 第49号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○田畑金光君 今の資料のことですが、きょうの新聞に載っていたものは、長期防衛生産計画について、近く国防会議が発足するならば、これに提出する資料として防衛庁の方として検討を進めておる、こういうような新聞記事だったと思うのですが、大臣の御答弁によると、あれは自民党の国防部会の方でやっておることで、防衛庁としては直接関係ないのだ、こういうお話ですが、それで間違いありませんか。
【次の発言】 防衛庁としても防衛六カ年計画を持っておられるのだから、当然防衛生産計画というものも持っておられるはずでありまするし、従いまして、防衛庁として検討されておられる案についても参考のために出していただきたい、こう思うの……

第24回国会 内閣委員会 第51号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○田畑金光君 この間も松浦君のあれでも、長官が出席しなければ質問ができないというのがあったでしょう。これは前の国会のときでも、この内閣委員会が国防会議法案を審議したときに、長官だけでなく、企画庁長官も、それから外務大臣も出てもらって何した。近く外務大臣も出てもらわなくちゃ質問できない点もあるだろうから、きょうはすみやかに委員長、手配して下さい。
【次の発言】 先ほどの御答弁で、大体清瀬文相のお考え方は了承できましたが、この臨時教育制度審議会設置法案ですが、どうしてもこの国会で通したいという気持なんですか、それとも、この法律案は大事な法律案であるが、ゆっくり一つ審議してもらおう、こういう法律案な……

第24回国会 内閣委員会 第52号(1956/05/25、3期、日本社会党)

○田畑金光君 防衛庁長官に最初お尋ねいたしますが、今日、毎日新聞を読みますと、また防衛庁らしい出来事が起きておるわけです。アメリカから譲り受けた砲弾が管理の不十分のために三年分も腐らして物の用にも立たなくなった。百五十億に上る損失をこうむっておる、こういう新聞記事が出ているわけです。中古エンジンの問題がまだおさまらないさなかにこういう大きな問題が次から次に出てくるということは、これは防衛庁のどこかに根本的な欠陥があると言わざるを得ません。この点につきまして、この問題の内容と、防衛当局がどのような対策をとろうとされておるのか、一つ大臣から承わりたいと思います。

第24回国会 内閣委員会 第54号(1956/05/28、3期、日本社会党)

○田畑金光君 繊維製品検査所川俣支所を本所に昇格となっておりますが、これは今までどういうわけでこういうような形で放任されていたわけですか。説明によると、全国八カ所の検査所があって、福井、金沢に次いで第三位の生産量、絹織物、軽目羽二重等の産地であるようですが、どういうわけでこれが今日まで放任されていたわけですか。
【次の発言】 加工問題にもこれは問題があるんじゃないですか。加工の工場等について、これは金沢と川俣との関係はどうなんでしょうか。別に関係がないのですか。
【次の発言】 先ほどの通産大臣の答弁でもう少しお尋ねしておきたいと、こう思うのですが、政府で、これは防衛産業に、兵器産業に関連しての……

第24回国会 内閣委員会 第55号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○田畑金光君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されております内閣委員長青木一男君の不信任案動議の趣旨説明をいたします。  二十四国会以来、本内閣委員会は前小柳委員長のもとに法案審議の促進をはかって参ったわけです。参議院の良識と権威を発輝いたしまして、この委員会が円滑に運営されてきたことは議事録等によっても明らかであるわけであります。ことに問題の多いと見られております防衛二法案についても、四月十三日には円満に採決を終了して参ったわけであります。委員会の連帯がうまく行くかどうかということは、もちろん法案の内容にもよることでありまするが、より大きくは委員長にその人を得るかどうか、これが……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 社会労働委員会 第7号(1956/11/28、4期、日本社会党)

○田畑金光君 鳩山総理に二、三お尋ねいたしますが、ただいままでの答弁をお聞きいたしまして、まことにたよりないという感じを強くするわけです。従いまして、私の質問申し上げる点は、総理の率直な気持をお伺いすることで十分でありまするから、法制局長官その他の助言を必要としないことを申し上げておきます。  まず第一にお尋ねいたしたいことは、去る二十四国会におきまして、鳩山内閣は憲法調査会法案を出してこられたわけであります。すなわち、現行憲法が昭和二十一年の占領初期において、連合国最高司令官の要請に基き短期間に立案、制定せられて、国民の自由に表明された意思に基いたものでないということ、あるいはまた、過去九年……

第25回国会 社会労働委員会 第8号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○田畑金光君 昨日来労働大臣の答弁を聞いておりますと、よき労働慣行が生まれたときにはこういう法律案についてはない方が当然政府として考えておる態度である、こういうような話がありましたが、労働慣行と申しますと、労働大臣の考えておられるいわゆるこの法律を必要としないという労働慣行というものは、どういう内容のものをさしておるのか。特に昨日来の答弁においては、いろいろヨーロッパ諸国の労働事情等も調査をなさり、また、この法施行後の国内における労働運動の発展推移等もよく見きわめられて、今回のさらに決議案を求められたようでありまするが、大臣のいわゆる労働慣行というのは、どういう内容であるのか、一つ教えていただ……

第25回国会 内閣委員会 第2号(1956/11/22、4期、日本社会党)

○田畑金光君 人事院総裁の先ほど来の答弁を聞いておりますと、どこに本心があるのか、判断するのに非常に苦しむわけです。あなたの答弁を聞いておりますと、来年とか再来年とかいうことは常識の判断に待てばわかるだろうというような趣旨でありますが、私たちは常識で判断しますと、あなたの報告、勧告というものは、決して来年や再来年を期待しているとは考えないのです。しかもこの勧告が出たのが七月の十六日であるといたしますならば、当然あたなの考えの中には、本年度の財政措置を期待し、また強く要請しておると考えるわけです。そのことをあなたは常識で判断すればわかるじゃないか、こう言われておると思うのです。もしそうであるとす……

第26回国会 議院運営委員会 第3号(1957/01/29、4期、日本社会党)

○田畑金光君 三十二年度の本予算については、すでに閣議決定されたということをわれわれも新聞で承知しておりますが、補正予算についてはどういうことになっておるのか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 二日の日に予算を国会に出されるという先ほどの答弁でありますが、それは補正予算も同時に二日に出されるというのであるのか、あるいはまた補正予算はまだ閣議決定していないといたしますと、いつごろまでに閣議決定を経て国会に出されるというのか、政府の方針を詳しく述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 できるだけ早くということではいささか……、三十二年度の予算の提出も二日ということにはっきりきまっておりま……

第26回国会 議院運営委員会 閉会後第3号(1957/09/10、4期、日本社会党)

○田畑金光君 短期の国会を希望されておるというお話でありますが、そうしてまた法律案等についても、輸出振興特別措置法案等を臨時国会でぜひとも政府としては通したい、こういうような御意向のようでありますが、そうしますと、今度の臨時国会で政府の提案される問題は、たとえば岸総理が外務大臣として東南アジア、あるいはアメリカを旅行してこられましたが、こういう外交の報告、あいはまた経済危機突破の総合政策を練っておられますが、そういう政府のとられようとする緊急政策の報告、こういうようなことが今度の臨時国会に対する政府の主たる提案の内容であるのかどうか、あるいはまた、国会が終りましてから、すでにいろいろな面におい……

第26回国会 議院運営委員会 閉会後第4号(1957/10/30、4期、日本社会党)

○田畑金光君 官房長官の先ほどの御説明を承わりますと、社会党の要請に応じ、また当面の案件を審議する、そういう使命、性格を持った臨時国会というお話でありますが、臨時国会の早期開会については、社会党としては、この七月以来、成規の手続をとって、しばしば政府に、衆参両院ともに申し入れておるわけであります。官房長官も御承知だと思いますが、国会が開かれないがゆえに、社会党といたしましては、外交、政治、経済、労働、文教各般にわたって、公開質問書の形で、国民にかわって、聞かんとすることを質問の形をもって提出しておるわけであります。当然、今度の国会等におきましては、社会党の要請に応じて開かれたとするならば、こう……

第26回国会 議院運営委員会 第11号(1957/02/14、4期、日本社会党)

○田畑金光君 二、三についてお伺いしたいと思いますが、最初は、この法案であります。提出される予定の法案でありますが、この調べの注から見ますと、「若干の件数の増減及び件名の変更等がありうる。」、こう書いてあるわけでありまして、いわゆる伝えられております教科書法案とか、あるいは秘密保護法案とか、防衛秘密保護法案とかいうような、重要なと目される法律案は出ていないわけでありまして、こういう世論の注目しているような法案等々というものは、若干の件数の増減等々の中には予定されていないものと考えますけれども、今後の国会審議の状況等によっては、また法律案等が出てくるようなことも政府としては考えておられるのか。こ……

第26回国会 議院運営委員会 第15号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○田畑金光君 今の質問に引き続いてお尋ねしますけれども、先ほど事務総長から、特にジェファーソン・ハイツは駐留前の敷地利用から見ても、これは国会で、今後、国会センターとして利用するということは当然の要請になってくると考えるわけですが、国会でこれを利用しよう、こういう意思がはっきりと長官を通じて施設委員会等において相手側に伝えられておるのかどうか。国会の必要であるという意思表示があるにかかわらず、なおかつ入っておる兵隊諸君の通勤その他から、不便のたあにほかの場所に移転はできないと言っておるのかどうか、長官としてはどの程度の熱意をもって努力されてきているのか、先ほど来の答弁を伺っておると、われわれは……

第26回国会 内閣委員会 第2号(1957/01/21、4期、日本社会党)

○田畑金光君 この宮廷費の中の各所修繕一億一千九十五万三千円となっておりますが、相当額の修繕費が計上されているわけで、大きなものはどういう内容なのですか。
【次の発言】 そういうものを入れても、これは一億三千九十五万という額には、今のお話の内容ではなりませんが、とにかく戦災で皇居内が焼けて、いろいろ外国の国賓を接見する等については支障があるというようなことも承わっておるわけです。新しく宮殿を新営するというようなこともときどき聞くわけでありますが、こういう点についてはどうなんですか。宮内庁としてはそのような計画寺もそろそろ実行に移したいというような気持でもおありになっておるのですか。それとも、あ……

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/07、4期、日本社会党)

○田畑金光君 それでは私から第二班の調査報告をいたします。  内閣委員会の決定に基きまして一月二十三日より同月二十九日までの一週間、大谷、八木、田畑の三委員は大阪、兵庫及び鳥取各府県下の飛行場、基地、その他国の出先機関の行政運営の実情を調査して参りました。この視察には正式の派遣委員ではございませんが、大阪調達局では亀田委員長が、また伊丹飛行場では亀田委員長と荒木委員が参加せられました。  視察先は大阪府庁、大阪管区監察局、大阪調達局、伊丹飛行場、自衛隊第三管区総監部及び美保飛行場でありまして、なおこの機会を利用いたしまして防衛産業工場視察の意味におきまして、神戸製鋼所神戸工場及び新三菱重工業神……

第26回国会 内閣委員会 第4号(1957/02/12、4期、日本社会党)

○田畑金光君 法務大臣が出席されましたので、お尋ねしたいと思いますが、七日のこの委員会で、その当時の捜査の状況に基き、いろいろ大臣にお尋ねしたわけでありますが、二月八日の朝、閣議を開かれまして、政府としましても、との問題について相当熱心な意見の交換がなされたことを新聞を通じて承知したわけであります。政府がこの問題に初めて閣議等を開かれて討議をされたということは、国会において問題が取り上げられて、また、世論がこの問題の処理いかんということを注目して、初めて取り上げられたような感がするわけで、それまでの政府の態度については、まことに遺憾であると、とう考えるわけであります。お尋ねしたいことは、八日の……

第26回国会 内閣委員会 第5号(1957/03/05、4期、日本社会党)

○田畑金光君 増原次長からお話承わりますと、この事故の原因は、飛行機のエンジンその他の故障によるものではないようにお聞きしたわけであります。ことに私自身といたしましても、一月二十七日に、内閣委員会で美保航空基地を視察いたしました折に、伊丹の飛行場からこの美保飛行場の間を、C46に乗って現地を見て参りました関係上、特に今回の事件というものは非常に遺憾しごくに考えられるわけでありますが、先ほどのお話を承わりますと、事故の原因というものは、むしろ当時の天候等に原因するようにお聞きしたわけであります。非常に視界がきかなかったこと、あるいは雲が多かったこと、驟雨があったこと等、こういうようなところに原因……

第26回国会 内閣委員会 第6号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○田畑金光君 ただいまの伊藤委員の質問に対しまして、大臣から御答弁になりましたが、特に伊藤委員の念を押された点について、何一つ、日本政府としても、具体的な手段方法を講じていないと判断せざるを得ないのです。と申しますのは、その後の事件の頻発というものは各地に見受けられるわけでありますが、たまたまきょうの日本経済新聞を見ますと、福岡で起きた事件でありますけれども、米兵になぐり殺された。この記事は見られたと思うのですが、二月二十六日の夜、福岡市で人夫をしておる秋田国広さんという人が、同市の鹿児島本線踏切付近で、こん棒のようなものでなぐられ、頭蓋骨骨折で死んでいた。ちょうどまた、同じ夜に、女給の林百合……

第26回国会 内閣委員会 第7号(1957/03/08、4期、日本社会党)

○田畑金光君 小滝長官にお尋ねいたしますが、この事件について長官としてはどういうようにお考えになっておられますか。
【次の発言】 今、加藤局長から報告がありましたが、報告を聞いて感じましたことは、まことにこれは今の戦後の日本の社会のもとで、しかもいろいろ憲法論議等もかわされて、その中から現実に出てきておる事例等の中でこのような事態がまさかあるとはわれわれも想像していなかったわけです。特にこの犠牲者の二人の最後の終末の状態を聞いておりますと、ジープに乗せられていた、そうして統制点の前に来るとおろして同僚から支えられてあるいは引っ張られて、また統制点を出るとジープに乗せて目的地に向った、まあこれあ……

第26回国会 内閣委員会 第8号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○田畑金光君 じゃ簡単に二、三質問申し上げたいと思いますが、政務次官に一つ。今までの質疑応答で大体出てきましたが、今回できる雇用審議会というものは、内閣がかわったので、従来の失業対策審議会というものが名前を変えて、衣がえをして提案されてきたと私は見るわけなんです。それは内閣官房に置くとか、あるいは委員の数をとくに専門委員の数をふやすとか等々ありますけれども、従来見ておりますと、内閣がかわれば必ず前内閣のもとに置かれたこの種の委員会、審議会というものが衣がえをして新しく登場してくるわけなんです。その実は内容において別段大きく変ったものもないわけなんですが、にもかかわらず内閣がかわると新しい審議会……

第26回国会 内閣委員会 第9号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○田畑金光君 処分について当局のなされた処置の報告がありましたが、三月八日本内閣委員会におきまして、責任問題あるいは処分について質したわけであります。その節当局といたしましてはすみやかに責任の所在を明らかにいたしたい。こういう御答弁がありまして、私たちもその結果を新聞等を通じて明らかにされることを待っておりましたが、内閣委員会の翌日、ある新聞で大きく処分問題の内容について報道があったわけです、ところがその後三月十二日の夕刊紙に違った処分の報道がなされたわけですが、このような重大な問題が事前に漏れたというか報道された。しかも内容等が大きく違っているわけです。この点のいきさつをまず伺っておきたいと……

第26回国会 内閣委員会 第10号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○田畑金光君 大臣がお見えになりましたので、雇用審議会設置法に関して、二、三お尋ねしたいと思いますが、従来内閣には、失業対策審議会というものが設置されていたわけであります。それが今回、失業対策よりも、さらに積極的に、完全雇用の達成を施策の目標とされて、この問題解決のために、雇用審議会を設けられたと、こういうことになっておるわけでありますが、失業対策審議会も、今日までいろいろ、諮問に対する答申あるいは意見書等をみずから出しておられますが、従来の失業対策審議会も、それぞれの時代、時期あるいは経済条件あるいは労働力市場等の実情に即して、答申をなされて参ったわけであります。あるいは意見書等も出してこら……

第26回国会 内閣委員会 第11号(1957/03/22、4期、日本社会党)

○田畑金光君 大臣にお尋ねいたしますが、失業対策審議会が衣がえをして、雇用審議会設置法案として出てきたわけであります。失業対策審議会も、過去幾たびか答申あるいは意見書を出して、政府も、これに基きそれぞれ施策を行なってこられたわけであります。今回政府は、完全雇用という政策の建前からいって、より積極的な活動を期待されて、雇用審議会を設置されたわけでありますが、労働大臣としては、審議会の今後委員の構成等についてどう考えておられるか。これは、従来の失業対策審議会の委員の名簿を資料で拝見いたしましたが、三十名であります。今度の雇用審議会も、同じく三十名になっておりますが、従来の失業対策審議会の委員の名簿……

第26回国会 内閣委員会 第12号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○田畑金光君 一、二お尋ねしたいのですが、今のアジア局の問題に関連しまして、私、去年東南アジアを回ってきて痛切に感じたことは、今の日本の外交の重点というのが、相変らずアジアではなくしてヨーロッパあるいはアメリカに重点が置かれておる。たとえば大使館等を見ましても、十名内外の貧弱な陣容を持っておるにすぎない。またいろいろ予算の令達等を見ましても、まことに貧弱な予算しか令達をされていない。特に東南アジアは重点を置くと言われておりながら、実際そういう出先機関の人的構成あるいは予算の面から見ても、第二位、第三位に置かれておる。こういうことを私は痛切に感じたわけです。ことに御存じのように、東南アジアという……

第26回国会 内閣委員会 第13号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○田畑金光君 なるべく簡単にやります。大臣に、大きな点だけ二、三お尋ねしておきたいと思いますが、今度、この設置法改正案によりますと、大臣官房に官房長を置かれる。その理由は、社会保障制度の仕事が非常に広範多岐にわたってきますので、部内部外に対して調整をはかられるために官房長を置かれるという趣旨になっておりますが、本日の新聞を拝見しますと、昨日、与党の党幹部と、それから与党の政調審議会との間に、軍人恩給引き上げの問題については、臨時に恩給制度調査会を設けて、三十三年の一月一日実施を目途として作業を進められる。おそくとも三十四年には完全実施を目標にして調査会の調査を進められる。こういう決定がなされた……

第26回国会 内閣委員会 第15号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○田畑金光君 大臣にお尋ねいたしますが、現内閣としては、行政審議会に対して、行政制度あるいは行政運営に関する重要事項等に関し諮問されるというような御方針はありますかどうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 大へんたよりのない御答弁でありますが、先ほど来の森中委員その他の質問に対するお答えでは、政府としては、公務員制度全般に関する問題の解決を、一つ一つ進めて参りたい、このようなお話であるわけであります。もしそうであるといたしまするならば、そういう重要なる事項等については、それは公務員制度だけでなく、行政機構の問題、行政制度一般の問題にわたるわけでありますが、行政審議会というのは当然存置されておる……

第26回国会 内閣委員会 第16号(1957/04/03、4期、日本社会党)

○田畑金光君 定員法によりますと、外務省の方は今度三十六名ふえることになっておるわけです。そのふえる理由は、在外公館の新設及び増強に伴う増が四十九名、一般行政事務の運営合理化に伴う減十三名、差し引き三十六名ふえる。そのふえる三十六名のうち、十八名は各関係者からの振りかえ充当になっているわけですが、その内訳をさらに読みますと、警察庁一、防衛庁二、科学技術庁一、法務省一、大蔵省三、農林省二、通産省五、運輸省一、労働省一、建設省一、こうなっておるわけですが、この十八名の人方について、どういう配置にこれは外務省としてなさるのか。おそらく在外公館等に配属されると思うのですが、その仕事の割り振り、配置です……

第26回国会 内閣委員会 第17号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○田畑金光君 大蔵省の森永主計局長にお尋ねいたしますが、行政機関職員定員法の問題で、この数年来問題になっておるのは、定員法の外にある常勤労務者、並びに非常勤労務者の問題であるわけです。資料によりますと、現在の常勤労務者というのが六万六百三十一名に上り、あるいは非常勤職員になってきますと、五十四万八千九百六十名に上っておるわけです。今回定員法の改正によりまして、行政機関職員定員法の第二条に基く定員というものは、六十四万三千九百七十四名、ちょうど同じ程度の常勤労務者、非党勤労務者というのがいるわけです。このことは、必要だからしてこれだけの定員外の職員を置いておるわけであって、しかも、しさいに検討し……

第26回国会 内閣委員会 第18号(1957/04/05、4期、日本社会党)

○田畑金光君 私は、よくこの法律の内容をわかりませんが、この暫定措置法の適用される対象人員というものは一体幾らくらいいるのか。この法律の第一条を読んでみますと、第二項に「恩給法の規定による恩給、国家公務員共済組合法の規定による退職給付、この法律の規定による退職手当及びこれらに準ずる退職給付を総合する新たな恒久的退職給与制度が制定実施されるまで、その効力をもつものとする。」こうなっておりますが、その後公共企業体職員には同職員共済組合法ができているわけですが、この暫定措置法の取扱いを受ける対象人員といちのは幾らくらいいるものですか。
【次の発言】 そうしますと、なんですか、今あげられた公社関係ある……

第26回国会 内閣委員会 第19号(1957/04/09、4期、日本社会党)

○田畑金光君 給与担当の国務大臣にお尋ねいたしますが、今回政府は、一般職の職員給与に関する法律の改正案を出しておるわけでありますが、これは、昨年十一月の公務員制度の改革に関する公務員制度調査会の答申に基いて、その中の給与関係のみをまた提案しておるということだと見るわけであります。給与体系の是正、あるいは地域給の廃止をして今回暫定手当に持っていく等の方針を出したわけでありますが、今後この公務員制度全般について、具体的にどういう改革を考えておられるのか、政府の方針を承わっておきたいと思います。
【次の発言】 人事院の勧告に基いて出されたのが今度の給与体系の改正であるようでありますが、それと関連して……

第26回国会 内閣委員会 第21号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○田畑金光君 今回の関係法改正で、海上自衛隊あるいは航空自衛隊の増員が主として行われて、陸上自衛隊については定員の増強がなされていないわけです。この点は年度内の特殊的な情勢からこういうことになつたものと考えますが、それとも昭和三十三年度以降についても御方針としては、海上あるいは航空自衛隊の増強に重点をおくのであるのかどうか、この点をまず伺つておきたいと思います。
【次の発言】 本年度の事情はよくわかりましたが、そうしますと来年度以降は陸上についてももう少し増強していきたい。こういうことになって参りますと、当然予算規模等についても、防衛関係予算の増額ということが予測されると思うのです。本年度は国……

第26回国会 内閣委員会 第23号(1957/04/19、4期、日本社会党)

○田畑金光君 岸総理に、防衛問題についてお尋ねいたしたいと思いますが、その前に、今回国会が終了すると、東南アジアを訪問され、引き続き米国に行かれる。特に今回訪問される諸国は、AAグループの主流をなすコロンボ・ブラン傘下の諸国でありますが、このことは、自主外交を進める上からいって、大いに歓迎すべきことであり、また、われわれも賛意を表したいと考えております。しかし、今回の総理の訪問が、どういう目的で東南アジアを行かれるのか、明確でないわけです。特に本朝、毎日新聞の伝うるところによると、吉田元総理一行が総理の行かれる前に東南アジアを旅行され、あるいはアメリカに行かれるというわけです。吉田元総理という……

第26回国会 内閣委員会 第26号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○田畑金光君 関連して。  岸総理がたびたび国会で、あるいは委員会で答弁されておる中で、原子兵器は持ち込まない、あるいは原子力部隊の駐留は、申し入れがあっても断わる、こういうようなことをよく言われておりますが、あの中にある、原子兵器は持ち込まないという場合の原子兵器の中に、核兵器というものは含まれているのか含まれないのか、同じなのかどうか、それを教えていただきたいと思うんです。
【次の発言】 そうしますと、原子兵器を持ち込まないという中には、原子核兵器は入らないのだと、こういう解釈なんですか。
【次の発言】 そうしますと、原子核兵器というものは持ち込む、あるいは今後とも持ち込むことがあり得るの……

第26回国会 内閣委員会 第28号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○田畑金光君 岸総理の先ほど来の答弁を承わりまして感じたわけでありますが、憲法の解釈についても相当また発展して参ったわけであります。その点については後刻伺うことにいたしまして、近く東南アジアを訪問する、あるいは米国に行かれる、これに関連いたしまして、昨日もアメリカの方から三月の参議院の原水爆禁止に関する決議案に対しまして、回答が参っておるわけであります。すなわちその内容は、アメリカは一切の核兵器実験を制限し、これを全廃することの努力を続けているが、核兵器の統制及び処理に関する有効な取りきめがきまるまでは、自由世界の安全保障のために実験禁止するわけには行かぬ、こういう態度でいるわけであります。こ……

第26回国会 内閣委員会 第35号(1957/05/16、4期、日本社会党)

○田畑金光君 ただいま議題となりました恩給法第十一条第一項等の金融機関を定める法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  恩給法による恩給、戦傷病者戦没者遺族等援護法による遺族年金等につきましては、これが受給権者の生活の保障を目的とするものであることにかんがみまして、その権利を譲渡しまたは担保に供することが原則として認められず、ただ、国民金融公庫に対してのみ、これを担保に供することが法律上認められていることは、すでに御承知の通りでございます。  労働金庫は、労働者の福利共済活動を促進し、その経済的地位の向上をはかるため、昭和二十五年岡山県に勤労者信用協同組合として初めて発足した……

第27回国会 内閣委員会 第2号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○田畑金光君 関連して。今の亀田君の質問に関連いたしますが、安全保障に関する日米委員会設置に伴って、両国政府の間で交換公文が出ておるわけです。特に今後の日米委員会の運営に当ってそのおもな一つの問題が、米国によるその軍隊の日本における配備及び使用についてであって、これが原則的に取り上げられることになっているわけです。しかもまた日米共同宣言の主要な、岸総理が今回渡米されて持ち帰られたおみやげの重要な内容が、この点にあるわけですが、それでこの委員会発足後は、今亀田委員から質問がありましたように、米国による軍隊の移動とかあるいは配備とか使用とか、こういう問題は当然日本政府と話し合いをする、日本政府とい……

第27回国会 内閣委員会 第6号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○田畑金光君 関連して。過去数年の実績から、この程度は出るというお話があったわけですが、過去数年というと、どの年度ごろからかわかりませんけれども、その過去数年間を決算してみた実績がこう出た、これを一つ明日出していただきたい。もうすでにこの点は、お話のように、すぐにでも出せると思いますので、まず第一に、過去数年間の今言ったような点から見て、どの程度人件費等の剰余がそれぞれの年にあったか、これを明日一つ出していただくことと、それから、数字で常にものをしゃべり、答えておられる大蔵省が、今回のような場合に、少くとも各省庁の人件費の剰余の見通し等を数字の上で把握しないで、こういう仕事をやられるということ……

第27回国会 内閣委員会 第9号(1957/11/14、4期、日本社会党)

○田畑金光君 今の質問に関連して簡単に一、二お尋ねいたしますが、国家公務員の場合は大蔵省の方で人件費の予算不用見込額を調査して、不用見込顧の中から〇・一五の主要財源は捻出できるという見通しの上に立って既定経費の予算内で処理したわけですが、先ほどの御答弁を承わっておりますと、地方公務員についても既定予算のワク内の運用で支出可能である、こういう御答弁でありますが、これは具体的にそれぞれの県について調査の上、そういう御答弁をなさっておられるのかどうか、その点。
【次の発言】 昨日の自治庁長官の御答弁で、特に赤字団体でなお現在の段階でも窮屈であると見られるのは徳島、佐賀の両県である、こういうようなお話……

第28回国会 内閣委員会 第1号(1957/12/20、4期、日本社会党)

○田畑金光君 内閣委員会の決定に基きまして、上原、田畑の、両委員は、十二月十日より同月十四日までの五日間、新潟県、長野県に出張し、国の出先機関の行政運営の実情を調査して参りました。  視察先は、新潟地方行政監察局、新潟食糧事務所、新潟調達事務所、運輸省第一港湾建設局、第九管区海上保安本部、新潟県庁、長野郵政局、長野営林局でありまして、今回の出張の目的は主として、定員法上外のいわゆる定員外職員、すなわち常勤職員及び常勤的非常勤職員等の実態の調査であります。  以下、その経過について簡単に御報告いたしたいと思います。詳細につきましては、ここに口頭報告を省略し、別に文書として提出して、記録に掲載いた……

第28回国会 内閣委員会 第9号(1958/03/07、4期、日本社会党)

○田畑金光君 先ほどの質問の中にもありましたし、今齋藤官房長御の答弁の中にもありましたが、通商局の仕事が非常にふえてきて、まあ貿易管理業務とかあるいは通商振興の事務が非常に多くなってきた。まあそういう通商局の仕事がふえていくという見通しのもとに、局長の下に次長二名制をとられた、こう見るわけで、次長二名を置かれたということは、すでに今日の業務の非常にふえてくることを予測されてやられたものと判断するわけでありますが、今日貿易振興関係の業務だけを新しく振興部を設けて処理をさしていく、これも、まあ現在の窮余の策としてはやむを得ない手段であるかもしれませんが、どうも今後の見通しの上に立ったときに、これは……

第28回国会 内閣委員会 第10号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○田畑金光君 資料をいただきましたので、この間質問していた事項については大体了解できるわけでありますが、これに関連いたしまして、まず二、三、政務次官にお尋ねしたいと思いますが、今回協定の締結を見ました第四次日中貿易協定の問題ですが、この民間代表部の設置に関連して、中共側は、池田団長の話によると、二十名前後の構成委員だと、こういうお話でありますが、当然これは、日本側といたしましても、この構成が具体的に実現するものと考えます。お尋ねしたいことは、特に政府あるいは通産省等は、今回の協定の実行に当って、どういう関係を持たれることになるのか。純然たる民間団体の手による協定とは申しながら、いろいろ今後の通……

第28回国会 内閣委員会 第11号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○田畑金光君 この間の委員会で、私、外務省の関係者に出席するように要求していたわけですが、コロンボ・プランの問題で外務省に質問したい、こう思っていたわけですが、本日出席がないのは遺憾で、この次の委員会には必ず委員長の方から連絡をとられて、出席するように要求しておいてもらいたいと思います。  それからもう一つ、これは通産当局にお願いしたいことは、この外国意匠の盗用防止措置についてという資料をいただいたわけですが、この中で品目別に今日までの該当件数が出ておるわけですけれども、もう少し繊維関係、雑貨関係、軽機械関係等々、あるいは仕向け地別に分類されておりますが、内容をもう少し一つ掘り下げて、どういう……

第28回国会 内閣委員会 第12号(1958/03/14、4期、日本社会党)

○田畑金光君 昨日、資料の要求をしておきましたが、資料が今手元に届いておりませんので、どうなっておるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いつごろまでに出していただけますか。
【次の発言】 その資料によりまして質問をしたいと思っておりましたが、また資料があらためて出ましたときに、資料に基く質問は行うことにいたしまして、本日は、設置法一部改正法案の提案理由の説明の中に述べられておりまして、あるいは先般来質問も相当になされて参りましたので、重複する面もあるかもしれませんが、最初にお尋ねしたいことは、意匠に関する奨励事務は従来特許庁でやっていたが、最近輸出品の意匠の改善及び外国品の意匠の盗用……

第28回国会 内閣委員会 第13号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○田畑金光君 通産省設置法の一部を改正する法律案に関連して、この間通産政務次官に質問いたしましたが、その中でコロンボ・プランの問題に関し、外務省に質問した方が適当であろうとして、答弁の留保になっておる事項について、外務政務次官にお尋ねしたいと思います。  それは、東南アジア諸国との親善関係の増進、特にこれら諸国との経済外交を進めるということは、現内閣の外交方針の二本の柱の一つになっておるわけであります。特に、昨年の夏岸総理が東南アジア地域を訪問された際に、いわゆる東南アジアの経済開発基金構想を発表されて、これがいろいろな反響を巻き起したわけでありますが、ついこの商もアジア太平洋地域の公館長会議……

第28回国会 内閣委員会 第18号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○田畑金光君 関連で、ちょっと一言だけ。  ただいまの矢嶋委員からの質問に関連して、お尋ねしておきたいと思うのですが、矢嶋委員の質問の中に、まあ私初めて承わったわけですが、予算委員会の審議の途上、三笠宮の紀元節に関する発言というものは政治的なにおいがあるので、こういうような発言については自重されることを希望する、こういう長官の御意向であったということを、まあ今初めて承わったわけでありますが、長官としては今でもさようにお考えになっておられるのか、これを承わりたいと思います。
【次の発言】 今の前段の御答弁の中にありましたように、三笠宮のあの発言というものは、どこまでも学問上の発言であるとわれわれ……

第28回国会 内閣委員会 第21号(1958/04/04、4期、日本社会党)

○田畑金光君 それに関連してお尋ねしますが、瓜生次長がかつてこの皇太子の結婚は私事か公事かということで、公事だという、これは公事に属する事項だと、こういうようにお話しになっておりますが、これはどういう理由でそういうことになるのでしょうか。
【次の発言】 今のお話を承わりますと、まあ天皇の地位を継ぐ身分と地位を持っておられる、そういう意味においては確かに公的な性格が見られると思いますけれども、ただ、御成婚式をあげるとか、そのお祝いの御宴を催すとか、こういうようなことは、これは皇太子なるがゆえにある行事ではなくて、結婚という事実に即して、皇太子であろうと民間人であろうと、常にそれはあり得ることだと……

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/04/08、4期、日本社会党)

○田畑金光君 前の委員会で千葉委員から資料の要求があって、本日資料の提出があったわけですが、この資料について、一つ、瓜生次長から、簡単でけっこうですが、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 説明はよくわかりましたが、旧皇族の方々でありますが、今皇室とどういうような関係を平常持っておられるのですか。もちろん、予算、費用の関係は、何も旧皇族との関係はないことはわかりますけれども、旧皇族の方々の生活の状況とか、あるいはまた皇室との関係は、現在どういうようになっておるのか、それを御説明願いたい。
【次の発言】 各宮家の財産の状況ですか、これは過般の資料でよくわかるわけでありますが、各宮家の私有財……

第28回国会 内閣委員会 第23号(1958/04/09、4期、日本社会党)

○田畑金光君 今回の二法律案の改正を見ますと、陸上自衛隊一万名増員を中心として、航空自衛隊の増強、あるいは海上自衛隊の充実、技術研究所の発展強化をはかって新兵器の研究、開発、利用に乗り出しておるわけであります。今回の政府提出の法律案を見ますと、この自衛隊増強計画は、世界の軍事情勢とか、政治情勢の動きとか、国内における世論の動向とか、わが国をめぐる内外の諸情勢等を全く無視した態度で終始しておると見受けるわけでありますが、政府の国防の基本方針あるいは長期防衛計画等は再検討の時期に来ておると考えるわけですが、この点について政府はどのように判断しておられるか、まず承わりたいと思います。

第28回国会 内閣委員会 第24号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○田畑金光君 最初に、今度の法律改正で自衛官の数もだいぶふえて、膨大な機構になってきたわけですが、予算の面から見ても、とにかく国の予算のうち一例以上を防衛庁の経費が占める、こういう膨大な機構になっているわけですが、この防衛庁設置法の第二条を見ますと、「総理府の外局として、防衛庁を置く。」、こういうことになっているわけです。外局でこれだけの膨大な機構というものは、防衛庁以外にこれはないわけですが、名は体を表わすで、この機構をさらに昇格させて省ぐらいにしようというような考え方等は持っていないのですか。
【次の発言】 今、長官のお話の中に、各国のという前置きがありましたが、たとえばイギリスとかアメリ……

第28回国会 内閣委員会 第26号(1958/04/14、4期、日本社会党)

○田畑金光君 大蔵省の方に資料の提出を求めますが、現在の資金運用部資金の実情、実態について、ありのままを一つ提出願いたいということと、資金運用部資金の原資、たとえば厚生年金保険の資金、あるいは郵便貯金とか簡保の資金、こういう原資別は、一つ内容の実情を詳しく提出願うことと同時に、また、たとえば厚生年金保険については現在の積立額が幾らにしり、それはどういう還元の運用等がなされておるのか、それは資金運用部貸金の内容すべてについてでありますから、すみやかに提出願いたいと考えます。
【次の発言】 時間がありませんので、本日は簡単に一、二の点を一つお尋ねしておいて、次の機会に譲りたいと思いますが、この法律……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○田畑金光君 その点で重ねて希望を申し上げておきますが、防衛二法案等のような重要な法律案でありますから、当然審議の初頭において、一般的な方針に関し総理みずから答えてもらうことが必要になったわけですけれども、若干時間的にずれたわけですが、当然十八日に最初に総理の出席を求めるわけで、中間的な段階における総理の出席ということになるわけですが、最終段階においては、法案の締めくくりという意味におきましても、当然岸総理の出席があってしかるべきだし、また委員長理事打合会においても、そのような御努力を願いたいと考えております。同時に、また十八日は私はまる一日を要求したいと、こう考えておるわけですが、委員長理事……

第28回国会 内閣委員会 第28号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○田畑金光君 外務大臣にお尋ねいたしますが、先ほど、日米安保委員会の中において、駐留軍労務者の問題に関し申し入れをなされたと。その内容についてはよく了承できるわけでありますが、今駐留軍労務者が約九万五、六千名いるわけであります。この労務者に対しましては、労働法の適用がどういうことになっているのか、それを一つお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今、外務大臣に私はお尋ねしたわけで、駐留軍労務者の問題で米軍側に申し入れをなされた。ところが、外務大臣は、この労務者についてどういう法律が適用されておるか、これも御存じなくして申し入れされたとするならば、まことにこれは不見識きわまりない話で、一体この労……

第28回国会 内閣委員会 第29号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○田畑金光君 各参考人に一つずつお尋ねしたいと思いますが、今村参考人にお尋ねしたいことは、今村さんの御意見を承わっておりますと、だんだん戦争というものが後退しつつある、こういう御所見のようであります。この点については、われわれも同意見でありますが、また、核兵器については、今村参考人としても保有すべきでない、こういうような御意見のように承わりましたが、さようであるかどうか。核兵器を保有しないとしますのは、それは政策的な意味で保有すべきにあらずという考えであるのか、それとも人道主義的な意味において核兵器は持つべきでないという見解をとっておられるのか、この点です。  それからもう一つ、今村参考人のお……

第28回国会 内閣委員会 第30号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○田畑金光君 今松長官にお尋ねいたしますが、この間衆議院の内閣委員会で、委員長質疑の形で長官から御答弁になっておられる問題点についてお尋ねをいたすわけでございますが、今回こういう形式をふまれたということは、どういう事情に基いてこういう形になったのか。内閣委員長が質問して、これに長官が答える珍しい形でありますが、このことは付帯決議と同じ趣旨の、あるいは同じ形を持つものと判断してよろしいのかどうか。まず、それを長官からお伺いいたします。
【次の発言】 これは、そうしますと、率直に申しますならば、付帯決議と同じ内容であり、また政府としてもそういうような趣旨で尊重して、今後の運営に資すると、こういうこ……

第28回国会 内閣委員会 第31号(1958/04/21、4期、日本社会党)

○田畑金光君 提案理由の説明のときにも申し上げましたが、御承知のように、現在、恩給あるいは遺族年金等を担保にして融資のできる金融機関は、唯一、国民金融公庫に限られておるわけであります。しかしながら、国民金融公庫におけるこれらの融資に充てる資金のワクというものは限られておりまして、これが需要に満足な貸し出しができない実情にあるわけであります。労働金庫の場合には、御承知のように、普通の金融機関が事業資金、生業資金を貸し出すに対しまして、あくまでも消費金融であり生活金融であるというところに特色があるわけでありますが、ことに、恩給担保金融、遺族年金の担保金融という金融の性格が、生活金融であり、労働金庫……

第28回国会 内閣委員会 第32号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○田畑金光君 建設省関係で、道路局に設けられる予定の管理部と建設部をやめて、次長一名で置きかえるというような修正をなされたわけでありますが、まだ政府当局には質問しておりませんので、どういうわけで管理部、建設部を設けるのですか、その辺の事情等も詳しく承知しておりませんが、衆議院の段階でこれをやめて次長一名をもって充当される、こういうようなことで、いろいろ修正の説明によりますと、道路拡充計画等について、特に道路局の帯びる今後の使命ということが重大になってきたので、管理部やあるいは建設部を設けた、こういうことになっておりますが、この事業の拡大に応じて衆議院の修正で処理されるというその理由ですかを、も……

第28回国会 内閣委員会 第33号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○田畑金光君 簡単に一、二点だけ承わっておきますが、昨日の総理の答弁によりますと、倍率については、もうこれから考えない、ただ給与のベースの不均衡等については今後とも検討を進めていく、加えていく、こういうお話があったわけですが、今回一万五千円ベースで是正をやっておるわけです。ところが、一般の公務員の給与ベースは今一万七千円台になっておると思いますが、結局、これは給与の内部の不均衡是正という名前で手直しというわけで、いわゆるベース・アップという形式を踏まないでやっておるわけです。こうしました場合、一体一万二千円ベースから一万五千円ベースにした、今度は一方においてすでに一万七千円ベースになっておるの……

第28回国会 内閣委員会 第34号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○田畑金光君 大へんお忙しいようでありますので、簡単に一、二お尋ねいたしますが、先ほど伊藤委員の質問に対しまして、要するに総理は常々、核兵器を持ち込まない、武装しない、こういうお話をなさっておるので制度化したらどうかという質問に対しまして、そういうことは私としては考えていない、私のこの考え方を国民は支持しておると思う。こういう趣旨の答弁がありましたが、しかしそれは国民一般として非常に不安に思っている問題であります。われわれといたしましては、しからば総理のその信念は、信念としてはけっこうでありまするが、安保条約に基く米軍の配備は日米行政協定できめるということになっておりますので、日米行政協定の中……

第28回国会 内閣委員会 第35号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○田畑金光君 一、三点お尋ねいたしますが、今度総選挙をやってみなければどういう内閣ができるかわかりませんけれども、おそらく藤山外相は、新たに議席を持たれて、今度は名実ともに政党人として再度外務大臣に留任されることも予測されるわけでありますが、この一年間の岸藤山外交の足跡を振り返ってみますと、いろいろアメリカあるいはヨーロッパの方にも、東南アジア諸国の方にも、しばしば旅行されて、親善関係を増進され、あるいは外交上の諸懸案を解決するために努力をして参ってこられましたが、特別国会等もいずれあるでしょうが、この夏あるいは秋にかけて、そういう意味の外交的な海外旅行等の計画を持っておられるのかどうか、これ……

第29回国会 商工委員会 第1号(1958/06/10、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨九日江田三郎君が辞任し、その補欠として私が委員に選任されました。また、本日近藤信一君が辞任し、その補欠として海野三朗君が選任されました。
【次の発言】 次に、調査承認要求の件についてお諮りいたします。  本委員会におきましては、第二十五回国会以来調査を続けて参っております経済の自立と発展に関する調査につきまして、本国会においても引き続き時宜に応じて調査を行うため、この際、前国会と同一の要領により、調査承認要求書を、議長あて提出することにいたしたいと存じますが、これに御異議ございません……

第29回国会 商工委員会 閉会後第1号(1958/07/09、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨八日青柳秀夫君が辞任し、その補欠として重宗雄三君が選任されました。  また、本日藤田進君が辞任し、その補欠として岡三郎君が選任されました。
【次の発言】 それでは、これより電力の需給及び電源開発について調査を進めたいと存じます。政府側より通商産業省官房長及び公益事業局長と経済企画庁総合計画局の長谷川参事官が出席されております。まず、公益事業局長より最近の電力需給状況及び電源開発計画について御説明を願います。
【次の発言】 以上で御説明を終りましたが、御質疑のある方は、順次御発言を願、います。 ……

第29回国会 商工委員会 第2号(1958/06/19、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  委員の異動について報告いたします。  去る十七日、小山邦太郎君が辞任し、その補欠として吉田萬次君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の辞任についてお諮りいたします。  本日相馬助治君から、都合により理事を辞任したい旨の申し出がありましたが、これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  つきましては直ちにその補欠互選を行いたいと存じます。この互選の方法は、成規の手続を省略して、便宜その指名を委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。

第29回国会 商工委員会 閉会後第2号(1958/08/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。先月十日天田勝正君が辞任し、その補欠として海野三朗君が、同月二十九日岡三郎君が辞任し、その補欠として天田勝正君が、本月一日椿繁夫君が辞任し、その補欠として吉田法晴君が、また同日大谷贇雄君が辞任し、その補欠として森田豊壽君、また本日吉田法晴君が辞任し、その補欠として椿繁夫君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 本日は公報でもお知らせいたしましたように、まず通商産業省関係次期国会提出予定法案について通産省当局から説明を聴取し、そのあとで現下の経済情勢と不況対策について審議いたしたいと存じます。  そ……

第29回国会 商工委員会 第3号(1958/06/24、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  速記をやめて。
【次の発言】 速記をつけて。  このまま三十分まで休憩いたします。    午前十一時十二分休憩
【次の発言】 それでは委員会を開きます。  一時まで委員会は休憩いたします。    午前十一時五十三分休憩
【次の発言】 それではこれより委員会を再開いたします。  本論に入る前に、私、一言大臣に特に要望申し上げておきますが、去る十九日の本委員会における大臣とのお約束で、当委員会は午前、午後予定をしていたわけです。ところが、衆議院の委員会に大臣が出席されて、しかもその間大島政務次官の連絡では、十一時半には出席されるというので……

第29回国会 商工委員会 閉会後第3号(1958/09/10、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。八月二十日藤田進君が辞任し、その補欠として島清君が選任されました。
【次の発言】 先ほど委員長及び理事打合会を開き協議いたしました結果、本日は公報でお知らせいたしましたように、まず派遣委員の報告を聴取し、引き続き科学技術振興に関する件及び水質汚濁防止に関する件を審議し、ついで十一時半から午後一時まで高碕通産大臣及び三木経済企画庁長官に対し経済不況対策、航空機工業政策、貿易対策等に関する質疑を行うことに決定いたしました。なお、質問の都合により二時以後も継続する予定でおります。  右のように取り運ぶ……

第29回国会 商工委員会 第4号(1958/06/26、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  先ほど委員長及び理事打合会を開き協議をいたしました結果、本日は、まず午前中経済企画庁関係について審議し、午後二時から科学技術庁関係の審議を行います。  なお、来週は七月一日火曜日に、繊維業及び石炭業の不況対策について調査を行い、また参考人からも意見を徴する予定でおります。二日には先日お知らせいたしましたように、千葉市の東京電力火力発電所及び川崎製鉄工場を視察する予定でおりますから、多数御参加願います。なお、三日以後の日程については、委員長において諸般の情勢に応じて企画することに御了承を得ました。  右のように、委員会を運営していく……

第29回国会 商工委員会 第5号(1958/07/01、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。本日、海野三朗君が辞任し、その補欠として藤田進君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の辞任の件をお諮りいたします。本日、高橋進太郎君から、都合により理事を辞任したい旨の申出がありました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。ついては、直ちに理事の補欠互選を行いたいと存じますが、互選の方法は、慣例によりその指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、私より小幡治和君を理事に指名いたしま……

第29回国会 商工委員会 第6号(1958/07/04、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本日佐野廣君が辞任し、その補欠として大谷贇雄君が選任されました。
【次の発言】 次に、お諮りいたしますが、経済の自立と発展に関する調査を従来行なって参りましたが、会期中に調査を完了することは困難でありますので、本院規則第五十三条によりまして、継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/07、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  まず、通商産業政策一般につき、調査を進めます。質疑の通告がございますので、これを許可いたします。
【次の発言】 先ほど阿部君の質問の中で、中小企業庁長官が見えましたので、一つ御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 それでは通商産業政策全般に関する高碕通産大臣に対する質疑はこれで終ります。
【次の発言】 これより第二十号日中貿易協定の実施促進に関する請願ほか五件の請願を議題といたします。速記をちょっとやめて。
【次の発言】 速記をつけて。  請願の審査に入りますが、一つ室長の方から読んで皆さん方の御審議を願いたいと思います。

第30回国会 商工委員会 第1号(1958/09/29、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十日、天田勝正君が辞任し、その補欠として相澤重明君が選任されました。また二十七日、森田豊壽君が辞任し、その補欠として大谷贇雄君が選任されました。
【次の発言】 次に、調査承認要求の件についてお諮りいたします。  本委員会におきましては、第二十五回国会以来調査を続けて参っております経済の自立と発展に関する調査につきまして、本国会におきましても、引き続き、時宜に応じ調査を行うため、この際、前国会と同一要領により、調査承認要求書を議長あて提出することにいたしたいと存じますが、これに御異議ござ……

第30回国会 商工委員会 第2号(1958/10/17、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  九月三十日亀田得治君が辞任し、その補欠として島清君が、西川彌平治君が辞任し、その補欠として西田隆男君が、また十月一日相澤重明君が辞任し、その補欠として天田勝正君が、また昨十六日重宗雄三君が辞任し、その補欠として上原正吉君が、また本日、高橋進太郎君が辞任し、その補欠として後藤義隆君が、小西英雄君が辞任し、その補欠として松野孝一君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選の件についてお諮りいたします。  去る七月八日青柳秀夫君が委員を辞任して以来理事に欠員を生じておりましたので、本日……

第30回国会 商工委員会 第3号(1958/10/22、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十一日、松野孝一君が辞任し、その補欠として小西英雄君が、後藤義隆君が辞任し、その補欠として高橋進太郎君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 先ほど委員長及び理事打合会を開き協議いたしました結果、本日は前回の委員会の要望に基き、繊維業界の不況対策についてお手元に配布いたしました印刷物に記載された人々から御意見を承わることにいたしたいと存じます。それでは日本紡績協会専務理事田和安夫君、日本化学繊維協会会長賀集益蔵君、全国繊維産業労働組合同盟会長滝田実君、全国繊維産業労働組合同盟綿紡部会会……

第30回国会 商工委員会 第4号(1958/10/23、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十二日大谷贇雄君が辞任し、その補欠として林屋亀次郎君が選任されました。
【次の発言】 本日はまず付託されておる法案について提案理由の説明を聴取し、その審議は後日に譲り、引き続き通商産業政策に関する件、及び経済計画に関する件について調査を進め質疑を行いたいと存じます。  それでは、これより工場排水等の規制に関する法律案について提案理由の説明を願います。
【次の発言】 それでは次に、水質汚濁防止法案について、提案理由の説明を願います。

第30回国会 商工委員会 第5号(1958/10/29、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。委員の異動について御報告いたします。去る二十四日、伊能繁次郎君、伊能芳雄君、山本利壽君、黒川武雄君が辞任し、その補欠として小沢久太郎君、吉田萬次君、西田隆男君、林屋亀次郎君がそれぞれ選任されました。また二十七日、西田隆男君が辞任し、その補欠として平井太郎君が、昨二十八日、平井太郎君が辞任し、その補欠として堀本宜実君が、林屋亀次郎君が辞任し、その補欠として大谷贇雄君がそれぞれ選任されました。また本日、古池信三君が辞任し、前田佳都男君が選任されました。
【次の発言】 本日は、まず調査事件について一般質問を行い、そのあとで鉱山保安法及び鉱業……

第30回国会 商工委員会 第6号(1958/10/30、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、前田佳都男君が辞任し、その補欠として、古池信三君が、また吉田萬次君が辞任し、その補欠として、西田隆男君が選任されました。
【次の発言】 次に、連合審査会についてお諮りいたします。  現在、外務委員会では、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、及び原子力の非軍事的利用に関……

第30回国会 商工委員会 第7号(1958/10/31、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  先ほど委員長及び理事打合会を開いて協議いたしました結果、来週は、会期も切迫しております関係上、定例品ではありませんが、十一月四日、火曜日、午後一時から委員会を開会いたしたいと存じますが、このように取り運ぶことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それでは、これより鉱山保安法の一部を改正する排律案及び鉱業法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  御質疑のある方は順次、御発言願います。
【次の発言】 それでは、本日の委員会はこれで散会いたします。    午後三時五……

第30回国会 商工委員会 第8号(1958/11/04、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員の異動について報告いたします。  十一月一日、後藤義隆君が辞任し、その補欠として大谷贇雄君が、斎藤昇君が辞任し、その補欠として西田隆男君が、江藤智君が辞任し、その補欠として小沢久太郎君が、また本日大谷贇雄君が辞任し、その補欠として三浦義男君がそれぞれ選任せられました。
【次の発言】 それではこれより鉱山保安法の一部を改正する法律案及び鉱業法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  御質疑のおありの方は、順次、御発言を願います。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。  本日天田勝正君が辞任し、そ……

第31回国会 商工委員会 第1号(1958/12/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、委員変更について御報告いたします。  去る十一月十三日、三浦義男君が辞任され、補欠として木島虎藏君が選任されました。
【次の発言】 この際、調査事件についてお諮りいたします。今国会におきましても、前国会同様経済の自立と発展に関する調査を行うため、本件に関する調査承認要求書を規則第七十四条の三により議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の案文の作成及び手続等は、委員長に御一任願います。  本日はこれをもって散会いたします。    午前十時……

第31回国会 商工委員会 第2号(1958/12/16、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開きます。  多年商工委員として活動なされた西川弥平治君が本日未明に御逝去になりました。つつしんで哀悼の意を表するとともに、御冥福を祈る次第であります。
【次の発言】 先ほど委員長及び理事打合会において協議いたしました結果について御報告いたします。  本日は公共用水域の水質の保全に関する法律案及び工場排水等の規制に関する法律案の説明を聞き、質疑を行います。  次に十八日午後一時より委員会を開き、右二法案の質疑及び軽機械の輸出の振興に関する法律案の説明を聴取いたします。なお、一般質問も行うことを申し合せました。  十九日に農林水産、建設との連合審査会、二十……

第31回国会 商工委員会 第3号(1958/12/18、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、連合審査会についてお諮りいたします。  さる十六日建設委員長より、また本日農林水産委員長より、それぞれ公共用水域の水賢の保全に関する法律案及び工場排水等の規制に関する法律案について、連合審査会を開かれたい旨の申し入れがありました、両委員長申し入れの通り、連合審査会を開くことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  なお、連合審査会は、日程表の通り明日午後一時より開会いたします。
【次の発言】 次に、軽機械の輸出の振興に関する法律案を議題といたします。  まず、提案理由の説明を願います。

第31回国会 商工委員会 第4号(1958/12/20、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。
【次の発言】 そこで、委員長からお諮りいたしますが、大臣から一応遺憾の意を表されたわけでございますけれども、大臣不在中のできごとでもありましたし、この際、特に松尾通商局長からも発言したいという申し入れもございますから、一応発言を許して、議事進行をはかりたいと思いますから、御了承を願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 この際、委員長からも一言申し上げたいと思います。  一昨日の委員会におきまして、政府委員の松尾通商局長が無断退席したために、一般質問を開始することができないで散会したことは、非常に遺憾なことだと……

第31回国会 商工委員会 第6号(1959/01/30、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) ただいまより商工委員会を開会いたします。  昨日の委員長及び理事打合会において決定いたしました事項については、お手元に印刷配付いたしておりますので、御了承願いたいと存じます。
【次の発言】 次に、委員の変更について御報告いたします。  加藤正人君、相馬助治君及び古池信三君が、それぞれ辞任され、岸良一君、阿具根登君及び鈴木万平君が、それぞれ補欠として選任されました。
【次の発言】 次に、理事補欠互選についてお諮りいたします。  先ほど御報告いたしました通り、理事相馬助治君の委員の辞任に伴って、理事が欠員となりました。  つきましては、この際、理事の補欠互選を行いたいと思い……

第31回国会 商工委員会 第7号(1959/02/10、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) ただいまより委員会を開会いたします。  本日の委員長及び理事打合会の結果について御報告いたします。  本日はまず、特許法関係六件及び工場立地調査法案について提案理由を聴取し、次いで一般質疑を行います。  次に、明十一日は特許関係法案の内容説明及びこれに対し一般質疑を行います。十二日は午前は軽機械法案の内容説明、続いてこれに対する質疑、午後は特許庁の視察を行います。十七日は特許法関係の質疑、以上を申し合せましたから御了承願います。  なお、沖縄の市町村代表より、琉球のパイン産業について陳情いたしたいとの申し出がございますから、本日の一般質疑の前に速記を中止して陳情を聴取い……

第31回国会 商工委員会 第8号(1959/02/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  本日は、特許法案、実用新案法案、意匠法案、特許法施行法案、実用新案法施行法案及び意匠法施行法案を一括して議題といたします。これより各法案の内容について御説明願います。
【次の発言】 この際委員の変更について御報告いたします。  本日、小沢久太郎君、鈴木万平君及び木島虎藏君が辞任され、近藤鶴代君、迫水久常君及び平島敏夫君が選任されました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。順次御発言願います。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 本日の委員会は、これで散会いたします。    午後四時四十九分散会

第31回国会 商工委員会 第9号(1959/02/17、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) ただいまより商工委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。  昨十六日、阿具根登君が辞任され、藤原道子君が選任されました。
【次の発言】 本日の委員長及び理事打合会の結果について御報告いたします。本日の委員会の、案件は一、商工組合中央金庫法の一部改正、及び中小企業信用保険公庫法の一部改正について提案理由の説明聴取、二、派遣議員の報告、三、特許法案その他工業所有権関係法案に対する質疑、四、燃料対策に対する阿部委員の質疑、以上でございます。
【次の発言】 参考人の出席要求についてお諮りいたします。  本件につきましては去る十二日の委員長及び理事打……

第31回国会 商工委員会 第10号(1959/02/18、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) ただいまより商工委員会を開会いたします。  特許法案ほか工業所有権関係法案か一括して議題といたします。  昨日に引き続き質疑を行います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 それでは速記を起して。
【次の発言】 まだ、ならぬそうです。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  本日の委員会はこれで散会いたします。    午後四時三十七分散会

第31回国会 商工委員会 第11号(1959/02/19、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  本日は、まず特許法等の一部を改正する法律案、商標法案、商標法施行法案、特許法等の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案を一括して議題といたします。  これより各法律案の提案理由の説明を願います。
【次の発言】 ただいま御説明のありました四法案に対する質疑は後日行うことにいたします。
【次の発言】 次に、工場立地の調査等に関する法律案を議題といたします。本案の内容について御説明願います。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。
【次の発言】 大臣は来週、この次の審議の際に出席願うことにしまして、とりあえず中川政務次官から……

第31回国会 商工委員会 第12号(1959/02/25、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。  去る二十一日、佐野廣君が選任されました。二十四日、小幡治和君が辞任され、仲原善一君が選任されました。また本日仲原善一君が辞任され、小幡治和君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事補欠互選についてお諮りいたします。  ただいま御報告いたしました通り、小幡君の委員の変更により、理事が欠員となりました。この際、補欠互選を行います。互選は、前例により委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、理事に小幡治和君を指名いたします。

第31回国会 商工委員会 第13号(1959/02/26、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。それでは、まず特許法案外九件を一推して議題といたします。  まず最初に、商標法案外三件の内容説明を求めます。
【次の発言】 これより前回に引き続き質疑を行います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。    午前十一時五十八分速記中止
【次の発言】 速記を起して。
【次の発言】 じゃ一時まで休憩いたします。    午後零時十七分休憩

第31回国会 商工委員会 第14号(1959/03/03、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、特許法案ほか九件を一括して議題といたします。  これより本案の取扱いについて協議をいたすため、懇談に入ります。    午前十一時三十二分懇談会に移る
【次の発言】 それでは懇談会を閉じます。午後二時まで休憩いたします。    午後一時二分休憩
【次の発言】 これより委員会を再開いたします。  工場立地の調査等に関する法律案を議題といたします。  本案は、去る二月二十六日質疑が終局いたしておりますので、これより本案の討論に入ることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、これより討論に入ります。御意見のある方は……

第31回国会 商工委員会 第15号(1959/03/05、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより委員会を開会いたします。  高碕通産大臣より発言を求められております。
【次の発言】 委員長からも強く申し上げておきますが、きのうのような事例はまことに遺憾に存ずるわけです。大臣、次官の発言で事情はよく了承できますけれども、今後は連絡等十分なされて、再び昨日のようなことのないように十分御留意願いたい、件に立ってやっているわけです。そうすると、法律の中身が変ってこなければならぬという筋合いになろうと思います。法律は全部同じで、年限だけ切るというのは、五年たったら経済状態がぐるりと引っ繰り返るとか、海外の貿易計画が五年後にぐるりと引っ繰り返るということになる。まあ五……

第31回国会 商工委員会 第16号(1959/03/10、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員の変更について御報告いたします。  去る六日島清君が辞任され、小酒井義男君が選任されました。また昨九日小酒井義男君が辞任され、島清君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事補欠互選についてお諮りいたします。ただいま御報告いたしました通り、島清君の委員変更により理事が欠員となりました。この際、理事の補欠互選を行います。互選は先例により委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、理事に島清君を指名いたします。
【次の発言】 本日の審査は、まず特許法案外九件に対し質疑を行なったのち、中小企……

第31回国会 商工委員会 第17号(1959/03/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  本日は、まず航空機工業振興法の一部を改正する法律案及びプラント類輸出促進臨時措置法案を一括して議題といたします。  これより両案の内容説明を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起して。  暫時休憩します。    午前十一時四十七分休憩
【次の発言】 これより委員会を再開いたします。  輸出品デザイン法案を議題といたします。本案は、本日衆議院の商工委員会において可決されたものであります。  これより提案理由の説明を願います。
【次の発言】 本案に対する質疑は後日に譲ります。

第31回国会 商工委員会 第20号(1959/03/18、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  軽機械の輸出の振興に関する法律案を議題といたします。  本日は、お手元に配付いたしております通り、四人の参考人より、本案に対する意見を聴取いたしたいと存じます。  参考人の方々には、御多忙の折、本委員会のためわざわざ御出席下さいましたことについて厚くお礼を申し上げます。御発言に当りましてはどうぞ忌揮のない御意見をお述べ願いたいと存じます。御発言は、一人十五分以内でお述べを願い、四人の方々の御発言が終った後、委員の方の質疑がある場合は、委員長の許可を得て御答弁願います。  それでは、まず、日本輸出双眼鏡工業組合理事長兼子忠男君にお願……

第31回国会 商工委員会 第21号(1959/03/19、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  本日の委員長理事の打合会の結果について御報告いたします。  本日は航空機工業振興法の一部を改正する法律案について採決を行い、ついで硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法の一部を改正する法律案の内容説明を聞き、質疑を行なつ先後、討論採決を行うことに決定いたしました。  次に来週は二十五日、二十六日の両日委員会を開き、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案、輸出品デザイン法案、軽機械の輸出の振興に関する法律案、繊維工業設備臨時措置法の一部を改正する法律案等を審査する予定 であります。

第31回国会 商工委員会 第22号(1959/03/25、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、核原料物質、核燃料特質又び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより本案の内容説明を求めます。
【次の発言】 これより本案の質疑に入ります。順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度で終ります。
【次の発言】 次に、輸出品デザイン法案を議題といたします。これより本案の概要説明を求めます。
【次の発言】 これより本案の質疑に入ります。御質疑のある方は順次御発言を願います。

第31回国会 商工委員会 第24号(1959/03/31、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。去る二十七日上原正吉君が辞任され、大内四郎君が選任されました。また、二十八日本内四郎君が辞任され、上原正吉君が選任されました。本日森田豊壽君が辞任し、最上英子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事補欠互選についてお諮りいたします。  ただいま報告いたしました通り、上原君の委員の異動によって理事が一名欠員となりましたので、この際、補欠互選を行います。互選は先例により委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、理事に上原正吉君を指名いたします。

第31回国会 商工委員会 第25号(1959/04/01、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  委員変更について、御報告いたします。  本日、岸良一君、小沢久太郎君が辞任され、奥むめお君、高野一夫君が選任されました。
【次の発言】 次に、ただいまお手元に配付いたしております通り、農林水産委員長より委員長あてに、小売商業特別措置法案について申し入れがなされておりますので、御報告いたします。
【次の発言】 次に、本日は午前中、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案について、提案理由の説明を聞き、午後一時より軽機械の輸出の振興に関する法律案、繊維工業設備臨時措置法の一部を改正する法律案、小売商業特別措置法案について審査を行……

第31回国会 商工委員会 第26号(1959/04/07、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。  去る二日松澤兼人君、堀本宜実君が辞任され、藤田進君、大谷藤之助君が選任されました。また六日、最上英子君、高野一夫君、大谷藤之助君が辞任され、森田豊壽君、小沢久太郎君、堀本宜実君が選任されました。本日、森田豊壽君、小沢久太郎君が辞任され、近藤鶴代君、大野木秀次郎君が選任されました。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起して。  軽機械の輸出の振興に関する法律案を議題といたします。  これより、前回に引き続き質疑を行います。質疑のある方は御発言を願います。


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 商工委員会 閉会後第2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○田畑金光君 今、問題に関連してお尋ねしますが、衆議院の委員会における速記録をちょっと見ましても、また本日の質問を聞いておりましても、事務局長の答弁と委員としての中村さんの答弁とは、ニュアンスというか、いささか違ったような印象を受けるわけです。  それは衆議院の場合においても、事務局長の答弁を見ますと、七月中旬ごろまでには審決が出るであろう、しかし当時の委員は、なるべく早く出したい、こういうような食い違いがあるわけです。ところが今の答弁を聞いておりましても、事務局長の答弁は、あと一、二回すれば審決が出されるであろう。ところが、中村さんの話は、もっとじっくり一つ慎重にやっていきたい、こういうよう……

第32回国会 商工委員会 閉会後第4号(1959/10/01、5期、日本社会党)

○田畑金光君 簡単に二、三質問いたしますが、阿部委員の質問で大体私の質問したいという事項も尽きておるわけですが、通産大臣の答弁をお聞きいたしますと、通常国会において政府側の答弁、あるいは臨時国会における政府側の答弁、また今日お聞きしまする問題に対する御答弁も同じところにとどまっておるようにお聞きするわけです。端的にお聞きいたしますが、すでに今大臣のお話の中にもありましたように、政府の、与党の政調会等においても石炭鉱業不況対策について具体的な案を一応まとめておるように新聞等で拝見いたしております。おそらくこの案は通産省の石炭局等で考えられておる案と大同小異であろうと、こう判断いたしますが、また御……

第33回国会 議院運営委員会 第4号(1959/10/30、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 一つ希望を申し上げておきますが、先ほどから手続についての実情というものが明らかにされたわけです。われわれとしては、この問題が言うなれば国民の非常な怒りを買っている問題だと見受けるわけです。もちろん現在は選挙責任者が逮捕されたという段階でございますが、この段階がやがて御本人の身辺に及ぶというようなこともこれは一つの常識として判断されるわけで、そういう時期に海外旅行という問題が起きたので、必要以上にこれは世間の疑惑を招き、またこの問題の処理いかんが非常に不安を招いているとみるわけです。議員の辞職勧告とか、あるいは自発的にやめてもらうとか、議員の身分に関する重要な問題でございますから、……

第33回国会 議院運営委員会 第10号(1959/11/30、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 今の質問にも関連して参りますが、二十七日といろ日は当初から数万の動員、あるいは十万といいあるいは八万といい、とにかくかって見ない動員がなされるであろう、こう新聞等でも伝えておりましたし、またもう一つ、国会においては、御承知のようにベトナム賠償協定の問題が二十六日の夜半から二十七日の早朝にかけて衆議院本会議に上程されていた、こういう時期でもあるし、今回のこのデモというものは相当な規模にわたり、あるいは不測の事態等がなきにしもあらずという予測は持たれていたわけです。ことに今回のデモ隊の、これは一部の人々の心理的な状態の中には、ベトナム審議における政府与党の多数決による横暴ということが……

第33回国会 議院運営委員会 第11号(1959/12/02、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 警視総監とだれが来ておられますか。
【次の発言】 これは御出席の二人で答弁できるかどうかわかりませんが、今回の無秩序きわまるデモの先頭に全学連の若い学生が立ったという事実に照らして、まずお尋ねしたいことは、この全学連の組織という実態について、全国的にあるいは地方的にいろいろ組織があると思いますが、その組織の実態がどのようになっておるのか、当局はどのように把握されておるのか、まず一つそれをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この組織は、あなた方のお調べでは、大学学生の中において組織がふえつつあるのか、あるいは現状に停滞しておるのか、あるいはそれとは逆に、行き過ぎた学生運動の反省……

第33回国会 議院運営委員会 第13号(1959/12/11、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 会期延長の点については、わが会派は反対でございます。いろいろ質問を申し上げても、答弁は期待されるような満足なものではないことは明確であるので、質問いたしませんが、なぜ私どもが反対するかという理由だけをつけ加えておきますと、先ほど来、社会党委員の方からお話がございましたが、今次国会の会期五十日というのは、与党も野党もお互いに認め合うてきめられた会期であるわけです。国会正常化というのは、やはり申し合わせ事項をお互いに守り尊重することだと思うわけで、会期というのは、やはり憲法あるいは国会法の建前からいうならば、各党が責任を持ってその会期の中においてすべての案件を終了し、また、どうしても……

第33回国会 議院運営委員会 第17号(1959/12/25、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 十一月二十七日の事件からこういう法律が出てきたということは、まことに残念だと考えています。あの事件については、われわれとしては、あれだけの事件を起こした以上、当然主宰者側においても責任の立場にある者は政治的な責任を感ずべきであるし、同時にまた、院の秩序保持の最高責任者である議長が政治的な責任を明らかにすることも、これは当然のことだと思うし、この責任が明らかにされるならば、法律問題は、第二、第三だと考えるわけです。しかるに、今日に至るまで政治的な責任が明らかにされていないということはまことに遺憾で、そのかわりにこのような法律が出たということは、国民大衆の権利をこれによって制限しよう……

第34回国会 社会労働委員会 第7号(1960/02/23、5期、民主社会党)

○田畑金光君 労働大臣にお尋ねいたしますが、二月十六日の本委員会においてILOの批准に対する政府の考え方をお尋ねしたわけでございますが、そのときの答弁と、二月十八日の予算委員会における社会党の永岡君から総理に対する質問、その答弁とはだいぶ違っているような感じを受けるわけで、予算委員会における総理の答弁を見ますと、四月の上旬にはILOの批准手続をとりたい、こういう答弁であるようでございますが、その後いろいろ市街も発展しつつあるようで、あらためてそれに対して労働大臣から提案に関しお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 四月の上旬をめどにして総理は提案をしたいと、こう言っておりますが、その点はどう……

第34回国会 社会労働委員会 第10号(1960/03/03、5期、民主社会党)

○田畑金光君 予算に関連して、私昭和三十二年の法律第百九号引揚者給付金等支給法についてお尋ねしたいと思っておりますが、大臣に一つ十分認識してもらって、厚生省並びに政府の方針を承りたいというのが質問の趣旨でございますけれども、本日の質問の内容については、政務次官から大臣に一つお伝え願いたいし、また適当な機会に大臣の見解、方針を承りたいと考えております。  最初数字的な問題になりますので、援護局長にお尋ねいたしますが、この法律に基づく引揚者給付金支給の事務処理状況は、どのように進捗しておるかということです。最近の、たとえば本年の一月末現在において、この法律に基づく認定人員は幾らに上り、国債の発行が……

第34回国会 社会労働委員会 第16号(1960/03/25、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間の関係もあるようでございますので、主として条文に即して質問を行ないたいと思いますが、初めに政務次官にお尋ねしたいのは、昨年の三十一国会に船員保険法等の一部を改正する法律案として四つの法案が一緒にまとめて国会に出されたわけでありますが、それが昨年の十二月にこれをばらばらにして与党が提出する形式をとったというこの間のお答えがあったわけです。こういうような取り扱いというものは、私たち今日まで国会におりましてあまり知らないわけでございますが、このような取り扱いの先例があったのかどうか、これをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 政党内閣の建前から申しましても、法案を出す前に当然……

第34回国会 社会労働委員会 第18号(1960/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私の質問しようと思っておりました点は、小柳並びに藤田委員からそれぞれ質問になったようで、私要点だけ簡潔に質問したいと思うんですが、まず第一に伺いたいのは、これはすでに質問あったかと思いますけれども、厚生省が厚生年金の積立金について自主的運用ということを強く主張されて、大蔵省等とも長らくの間にわたって折衝されておられるように聞いております。そこで自主運用の具体的な内容だけ、どういうような面に、厚生省が自主運用する場合にはこれを運用したいか、要点だけでよろしいので一つ大臣の方から簡単に御答弁願います。
【次の発言】 その程度の御答弁でございますれば、お聞きする必要も何もないわけで、新……

第34回国会 社会労働委員会 第22号(1960/04/01、5期、民主社会党)

○田畑金光君 きょう私は主として警察庁長官に二、三お尋ねしておきますが、時間も時間ですし、長官もからだをこわされておるようでございますから、心得て二、三の点だけをお尋ねしておきたいと思うのです。  私、二、三日前、現地を見まして、大牟田の町全体が、言うならば暴力の町と、ことに炭鉱社宅の中は歩いてみても、不穏な空気が流れておって、ことに住宅地区における新しい組合の家族たちは夜ももちろんおちおち眠れない、夜陰に乗じて逃げなければならない、こういうまことに悲惨な状態が出ておるわけです。これは労働争議とか労働運動の範疇をこえて、以前の人権の問題だと思うのです。人権の自由、人間の権利の問題だと、こう思う……

第35回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1960/09/07、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今の質問に関連して私お尋ねしたいのですが、もちろん私の質問も激励という意味ではありますが、ただ単に激励だけで事が済まされないような感じがするわけであります。  一、二の点をお尋ねしたいと思うのですが、先ほど来大臣の御答弁を聞いておりますと、就任当時と今日の心がまえ、決意は全然変わらない、それはその通りだと考えておりますが、しかし、池田内閣が組閣早々、ことに池田総理がたしか伊勢神宮参拝の旅先であったかと思いますが、その談話の中で、これからやる自分の仕事の一番中心は社会保障の確立である、こういうことを述べられたわけです。社会保障、減税、公共投資、こういうのがおそらく政治の中心であり、……

第37回国会 社会労働委員会 第2号(1960/12/15、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私、おくれまして聞き漏らした点もあるかと思うのですが、今の答弁で大体わかったような感じもしますが、はっきり申しますと、在日米軍当局から、日本政府あるいは調達庁に対して、例のドル防衛に伴う駐留軍労務者の問題等については、まだ何ら具体的な申し入れとか、話し合いとか、こういうことはないんだ、今のところ何も具体的な話し合いを受けていないんだ、こういうことなんですか。
【次の発言】 先ほど、実は私外務省のアメリカ局の安全保障課の方にちょっと連絡をとって聞いてみたんですが、実は外務省の方としても、この問題について具体的には何も聞いていないのだ、むしろ私の聞いたのは、ドル防衛と駐留軍労務者との……

第37回国会 社会労働委員会 第3号(1960/12/20、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連する意味ですが、時間の関係もあるので、簡単に二、三お尋ねしておきますが、次の通常国会に雇用促進公団法を出されるということは、しごくけっこうなことだと思うのですが、ただしかし、この法律を出すという、そもそもの初めが、今の石田労働大臣の就任前後から急速に盛り上がってきたと記憶いたしておりますが、説明を受けておりますと、労働福祉事業団の携わっていた職業訓練の分野と、それから炭鉱離職者の援護会の仕事を吸収して包括してやっていくのだという説明でございましたが、どうも少し感ずることは、思いつき、あるいは何というか、早く手柄を立てたい、こういうような印象がぬぐい切れないわけで、今までの福祉……

第37回国会 社会労働委員会 第4号(1960/12/22、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間の関係もありまするし、また、この問題については衆参両院の委員会で取り上げられておりますので、私こまかい点は省きまして、要点だけをお尋ねして御答弁を承りたいと思います。 十二月十二日に国会法七十四条により私の質問書を内閣に提出いたしまして、十二月十六日に答弁書が来ております。非常に簡単で理解するのには不十分であるわけです。そこで改めて口頭でお尋ねすることにいたしますが、豊州炭鉱のその後の遺体の収容作業はどういう進捗状況であるか。今後の見通しはどうであるか。また、相当長期にわたるということになりますると、費用の問題等についても相当な額に上るように聞いておりますが、当局としてはどう……

第38回国会 地方行政委員会 第23号(1961/05/23、5期、民主社会党)

○委員外議員(田畑金光君) ただいま議題となりました旧沖繩における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案について、その提案理由を御説明申上げます。  御承知の通り、敗戦の結果わが国は、サンフランシスコ条約第三条によって旧沖繩県に対する施政権をアメリカ合衆国の手にゆだねることに同意いたしました。以来今日まで十余年の間、わが国は旧沖繩県に対する領土権を持ちながら、それに対して施政権を行使することはもちろん、部分的にせよ国内法を適用することすらできない状態のまま今日に至っているのであります。  従って、旧沖繩県住民は、国籍上は日本人でありながら、日本人としての何らの特権も保護も与えられず、アメリカ……

第38回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1961/08/01、5期、民主社会党)

○田畑金光君 山陰班の報告を申し上げます。当委員会の御決定によりまして、吉江委員長をはじめ、大谷委員、田畑委員の三名は、去る七月二日より八日までの七日間、山陰地方並びに隠岐島に出張いたしました。視察先は、海上自衛隊舞鶴地方総監部、海上保安庁第八管区海上保安本部、鳥取県庁、鳥取行政監察局、島根県庁、島根行政監察局、航空自衛隊美保基地及び隠岐島における離島振興計画に基づく諸工事等でありまして、隠岐島と美保基地には、特別参加として石原委員が同行されました。  なお、島根県においては、たまたま七月四日同地方を襲った水害の被災地である出雲市、平田市、大社町の各市町村を訪れ、お見舞をいたして参りました。 ……

第38回国会 内閣委員会 第8号(1961/03/09、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連して。  今の問題に関連して公社の方にお尋ねしますが、私、実は説明を聞いておりませんので、正しく理解していないかもしれませんが、手元にある資料によりますと、「公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案に伴う該当人数及び所要経費」、この資料は国鉄その他から出てきた資料だと私は読んでおるわけでございますが、この資料によりますと、一番最後の項の四の「改正案による所要経費の負担方法」、この内容を読みますと、共済組合法施行前に、まあたとえば今回のような恩給法の改正に基づく軍人公務員としての在職年数を基礎年限に加える、こういうことから生ずる費用というものは、追加費用ということで公共……

第38回国会 内閣委員会 第11号(1961/03/23、5期、民主社会党)

○田畑金光君 簡単に二、三質問をしたいのですが、重複しているかもしれませんけれども。この法律を見ますと、一年延長ということなんですが、これは一年後には必ず役目を終わって廃止できるという見通しに立って出されておるのですか。
【次の発言】 地方財務会計制度の全般的な調査を進めておられるようですが、この調査の結果、これは法律制度の改正とか あるいは行政機構の改革とか、こういう問題等についても、これは当然影響するものだと考えておるのですが、そのようなものであるのかとうか、これを一つ承ります。
【次の発言】 行政改革等の問題は出てこないのですか。

第38回国会 内閣委員会 第12号(1961/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成し、また、修正部分を除く政府原案に賛成いたします。また、附帯決議についても賛成の意思を表明いたします。ことに附帯決議につきましては、先ほど来質疑応答中において明らかにされましたように、本年度はそれぞれの共済組合について再検討の時期に相当しておりまするがゆえに、財政の検討とあわせて、この附帯決議の趣旨をなるべく早い機会に実現するよう、政府並びに関係当局に強く要望して賛成の意思を表明いたします。

第38回国会 内閣委員会 第14号(1961/03/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私、二、三の点について質問したいと思うのですが、ごく簡単に御質問いたします。  最初に、この産業構造調査会を設けられるということで、貿易の自由化とともに激化する国際経済競争の中にあって、それに耐え得るような日本の産業構造の高度化をはかるということは、われわれとしても賛成でございますが、具体的にこれはどういうことを考えておられるのか、その点をまず承りたいと思います。
【次の発言】 産業構造の高度化といいますと、よく使われている言葉であり、また、わかったようなわからないような感じを持つわけでございますが、今の御答弁を承りましても、明確でないわけです。技術革新に伴って、企業の合理化とか……

第38回国会 内閣委員会 第15号(1961/04/04、5期、民主社会党)

○田畑金光君 海洋科学技術審議会の設置について、二、三お尋ねしたいと思うのですが、この提案理由を読みますと、「海洋は、国民生活、産業等に、気象その他を通じて、深い関連を持っておりますとともに、動植物、鉱物その他未開発の資源を豊富に包蔵いたしておりまして、近時、科学的、資源的あるいは国際的な観点から、その重要性をとみに増して参り、世界の各国とも、海洋の科学的究明と利用開発にその力を傾注している」と、非常に提案理由の説明としてはけっこうであり、また、大よそ考え方の方向についても理解できないでもございませんが、特に科学的、資源的あるいは国際的な観点から最近重要性が増してきたという、この点について、も……

第38回国会 内閣委員会 第21号(1961/04/25、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっとダブるかもしれませんが、この地域経済問題調査会とか、あるいは国民生活向上対策審議会の設置でございますが、これは国民所得倍増計画という広範な国民生活の問題とか、あるいは民間産業部門の今後の構造の問題とか、あるいは財政、金融、貿易、広範にわたって国民所得倍増計画というものができておるわけです。この計画書の内容を見ますと、産業の適正配置の問題であるとか、国民生活の消費水準の向上の問題であるとか、いろいろ政府の今後長期にわたる計画というものができているわけですが、今回企画庁の計画されておる審議会を設けるというねらいですね、この設置のねらい、これは先ほど申し上げた所得倍増計画にそれ……

第38回国会 内閣委員会 第24号(1961/05/09、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今、委員長の発言の中に、私のさっき申し上げたことを誤解されておると言っては何ですが、正しく理解されていないので釈明いたしますが、私の申し上げたことは、第一にやはり委員会の審議は理事会で相談をされてきめられておりましょうし、また、それに基づいて運営されるのが当然ですから、やはり正規のきめられた時間の中で、最大の能率を上げるように努力をしてもらいたい、こういうことを第一に申し上げたわけです。  さらに私の申し上げたことは、このようにおそくまで、しかも、今日の段階において、さながらもう会期の末が目前に迫ったような、こういう無理な審議を進められるということはどうかと思うので、そういうよう……

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/05/11、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、結論から言うと、動議を出されて、まあ動議は成立したでしょうが、その始末を今この時期においてはっきりされるということは反対ですね。ということは、まだそこまでこの議事進行の問題で明確な対決をつけるというようなことは、今後の議事進行の上においても、かえって私はプラスじゃなくてマイナスだと、こう判断するわけです。先ほど委員長の報告にありましたように、少なくともこれから報告をして、さらに質問をする、そのあとの取り扱いについては、確かに先ほどの理事打合会では結論は出ておりませんが、その段階において相談しようということは委員長から報告された通りです。そういう姿で話が済み、あるいはまたその……

第38回国会 内閣委員会 第26号(1961/05/16、5期、民主社会党)

○田畑金光君 二、三労働大臣に、また、こまかい点は関係局長にお尋ねしたいと思いますが、政府の国民所得倍増計画は、各般にわたって今後の見通し並びに計画を立てておるわけでございまして、雇用の近代化というところを見てみますと、「完全雇用の達成と豊かな生活の保障とは、近代国家に課せられた終局的な政策目標である。」、こう掲げております。そこで、わが国の労働力の過剰、あるいは不完全就業者の多数存在しておるという、この経済の後進性を解決することが計画の最終目標であるとうたっておるわけでございます。  そこで、まずお尋ねしたいことは、政府の所得倍増計画に対応する雇用計画、失業対策と申しますか、そういうものがあ……

第38回国会 内閣委員会 第27号(1961/05/18、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連でお尋ねしたいのですが。今の山本委員の質問に関連して、迫水長官の御答弁によりますと、石炭手当について国会の方にもそのような意思もあるようであるし、こういうようなお話でございましたが、そういう意思のそんたくによって人事院の勧告にない措置がとられているとするならば、私はこの法律には詳しくございませんが、今ちょっと読んだところでは、まあ薪炭手当についても石炭手当についても、とにかく額の多い少ないは別にして、増額措置がとられたわけですね。寒冷地手当そのものについて、これをそのままにしておくということも、これは矛盾をそのまま放任するという結果になろうと考えるわけです。現に毎日われわれの……

第38回国会 内閣委員会 第29号(1961/05/23、5期、民主社会党)

○田畑金光君 実は昨日、社会党の両理事から私の方には連絡があったわけですが、その話を承ると、私の質問の時間は金曜日ごろであろう、こういう話で、実は私もそのつもりで審議が進められるものだと、こう予期していたわけです。今お話もありましたが、質問の時間も、私自身、まだ総理に十五分間程度やったに過ぎないし、昨日与党の理事の各位にも、最後の締めくくりには一つ総理に出てもらって、あらためて総理に質問したい、こういうこともお話してあるわけです。衆議院の方ではどうなったか存じませんが、おそらく会期延長はきまったことでしょう、きまるでしょう。そうしますと、まだ相当の日数もありますし、衆議院におけるこの二法案の審……

第38回国会 内閣委員会 第31号(1961/05/30、5期、民主社会党)

○田畑金光君 長官にお尋ねしますが、新聞で拝見しますと、政府の第二次防衛力整備計画はあすの国防会議懇談会に提案されるというように聞いておるわけでございます。また、内容についてもしばしば新聞等で報道されて、大よそそうであろうということは推測できるわけですが、けさの朝日新聞初め、各新聞を見ますと、自民党国防部会で、防衛体制確立についての基本方針をきめて、これがやがて党のそれぞれの機関を通じて政府に反映させる、こういうようになるようです。政府の案を見ますと、比較的低姿勢だという見方もないでもありませんが、与党の内容を見ますと、本格的に防衛体制を確立する、こういう思想的な、あるいは政治的なと申しますか……

第38回国会 内閣委員会 第32号(1961/05/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 一、二お尋ねいたしますが、建設省に新たに建政局を設置する、さらにまた従来の計画局で取り扱っていた所掌事務の一部を建政局に移管するにあたって、従来の計画局の名称を都市局に改める、そういうのが政府の最初出しましたときの原案の建前でございましたが、衆議院から送付された修正案によりますと、建政局が計画局という名称に変更された、こういうことでございまして、どういういきさつで衆議院でこのような名称変更に及んだのか、その辺の事情を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 まあ新たに計画局を置く、あるいはまた都市局を設け、さらにまた関東地方建設局あるいは近畿地方建設局に用地部を新たに設置する……

第38回国会 予算委員会 第4号(1961/02/16、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は補正予算の点については、けさほど木村委員から詳細にわたり、政府の不手ぎわについて御意見、御質問がございましたが、全く同感でございまして、わが党といたしまして、今次の第二次補正予算については、さきの特別国会における大蔵大臣の答弁に照らしましても、明らかに食言であり、また財政法の建前から見ましても、こういう予算を組む必要はないという立場をとっておりまして、従って、この予算については政府に撤回を要求し、反対を強く表示するものであります。ただいまから質問することは、外交並びに内政の問題について、二、三お尋ねをしたいと思いますが、補正予算を組むなら、むしろこういう点に一つ予算を組んでも……

第38回国会 予算委員会 第22号(1961/03/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、ただいま上程されました炭鉱災害防止に関する決議案に対し、民主社会党を代表し賛成の意見を表明いたします。  昨年来の和次ぐ中小炭鉱における災害の頻発は、あらためて石炭帝業の置かれておる悲惨な現実、ことに中小炭鉱における保安問題の重要性を認識させるものであります。今日まで政府はともすれば生産よりも保安第一であることを述べ、保安優先主義を唱えて参りました。しかし現実の政府の政策の跡をふりかえってみますと、それは作往にして口頭禅に終わってきております。災害が起こり、世論の批判や非難をあびると、初めて当面の糊塗策に終始してきたのが今までの実情であったわけです。坑内保安の確保のために鉱……

第39回国会 商工委員会 第8号(1961/10/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、ただいま吉田委員から提案されました決議案に対し賛成の意思を表明いたします。  石炭産業の危機に対して当面とらるべき諸施策については、附帯決議の内容で尽くされておると思いまするが、要はこれらの決議案の内容を尊重されて、政府が強力に施策の面に反映されることを強く要望いたします。  ことに私は、附帯決議の中に一、二盛られていない点を申し上げたいと思いますが、当面政府は、国内炭については年間最低五千五百万トンの需給態勢を確立することについて十分顧慮していただきたいということです。次は、特に現行の石炭産業合理化五カ年計画については、最近の諸情勢の推移にかんがみて再検討されることを強く……

第39回国会 法務委員会 第8号(1961/10/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、提案者に、対して、まずこの法律の立法の経緯についてお尋ねしたいと考えますが、政治的暴力行為防止法案がなぜ提案されたかという経緯については、一応私なりに理解を持っておりますけれども、ただ、この種治安立法は、それを生み出す社会的なあるいは客観的な条件の成熟から生まれてきたということは、よく理解できますけれども、ただ、この種治安立法は、ときに国民の基本的権利に影響し、あるいはまた、労働運動とか大衆運動に対し、非常な運用によっては悪影響あるいは侵害をもたらす危険性があるわけでございます。ことに戦後の日本の社会の民主化の過程を振り返ってみますと、戦前戦後の日本の特殊な社会条件がそうさ……

第39回国会 法務委員会 第10号(1961/10/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、ただいま議題となりました政治的暴力行為防止法案の継続審議について、反対の意思を表明するものであります。  御承知のとおり、昨年の安保騒動以来、淺沼刺殺事件、嶋中事件と右翼テロの頻発を見ました。テロ行為によって、自己の政治上の主義主張に反対する者を殺傷することは、戦前の日本の最も忌むべき風潮でありましたが、これはまさに民主主義の敵であり、議会政治の根底をくつがえす行為であります。暴力から議会政治を守り、民主主義を擁護すべしというのは国民世論であります。現行法のもとにおいて、いわゆる黒幕とか、背後団体を規制することが困難であるとすれば、この際、法の整備を行な……

第40回国会 外務委員会 第18号(1962/04/26、5期、民主社会党)

○田畑金光君 限られた時間でありますので、私、昨日わが党の曾祢委員がガリオア・エロアの問題について質問したようでありますので、タイ特別円問題について政治論的な立場で総理に二、三お尋ねしたいと思うわけです。今回のタイ特別円の改訂問題は、率直に申しまして、これは国民の利益を無視し、国民感情に反したものであり、言うなれば、総理の独善的外交だと、こう考えるわけです。この協定が昭和三十年の八月に両国それぞれ憲法上の手続によって処理され、八月五日効力が発生しておるわけです。ところが、すでにその年の十二月にタイ国の外相が国連総会の帰り道日本に寄って、第二条はこれは無償供与なんだ、こういう話を申し入れたと言っ……

第40回国会 外務委員会 第21号(1962/05/02、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私ガリオア・エロアの問題について若干質問したいと思うのですが、まず最初に、ガリオア・エロアの問題は、法律の解釈とか適用という問題ではなくて、むしろ政治的解決の問題だ。すなわち政治的な観点からこの問題の処理が進められたものであるというふうに、私はこの条約の全般を読んで、あるいはまた国会における質疑応答を通じ見ているわけですが、そのように見てよろしいかどうか、この点ひとつまず外務大臣からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 したがって、戦後処理の問題で、解決の時期が来たから、日米交渉の結果こういう協定になったというわけですが、それはそのとおりだと思いますけれども、したがって、この……

第40回国会 外務委員会 第22号(1962/05/04、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表いたしまして、まず初めに、ただいま議題となりました日本国に対する戦後の経済援助の処理に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件について反対の意思を表明いたすものであります。  戦後のアメリカの対日援助、いわゆるガリオア・エロア問題は、いつかは解決しなければならない両国の間のかねての懸案でありましたが、元来この援助の性格そのものが法律的にあいまいな点が多く、公正、妥当な解決は容易でないと見られたのであります。すなわち、この援助は、占領地の秩序を維持し、住民を飢えから救う占領国の国際法上の当然の義務だから無償と見るべきなのか、それと……

第40回国会 商工委員会 閉会後第3号(1962/07/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は石炭局長にお尋ねしたいと思うのですが、その第一は、きのう連絡はとっておきましたが、七月の初めに御存じのように集中豪雨によって長崎県の北松浦地区一帯、特に江迎町並びに江迎地区の炭鉱等におきまして相当の被害が発生しておるわけでございます。今日、特にその中で江迎鉱業所の被害の状況と、さらにまた当面の復旧措置等について二、三お尋ねしたいと、こう考えております。  江迎鉱業所は、昭和十二年に開鉱して六百万トンの大きなボタ山があるわけです。これが今申し上げたように、集中豪雨の結果、くずれ出して、地すべりを起こして、約二百万トン近くが一時に流出してしまったわけです。その結果、炭住が百七十三……

第40回国会 商工委員会 第4号(1962/02/08、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間がございませんので、私きょうは、二、三の点だけひとつ。  先ほどの吉田君の質問に関連してお尋ねしてもよかったわけですが、質問と答弁の中で出て参りました石炭合理化五カ年計画、これは第一次五カ年計画といってもよろしいと思いますが、現在政府が進めておりますのは、第一次計画を進めているわけです。言うまでもなく、三十八年度までにコストを千二百円引き下げるという大前提のもとに、高能率の山を造成するとか、あるいはまた、流通面の合理化をはかるとか、いろいろな指導を進めておりまするが、先ほどの御答弁によりますと、新しい年度計画を立てられて、今その作業中である、こういう御答弁です。そういたします……

第40回国会 商工委員会 第6号(1962/02/22、5期、民主社会党)

○田畑金光君 若干私も質問したいんですが、この長期協定というのは国会の承認を経る必要なくして、政府の署名だけで、これはガットの事務局に委託するのですかどうですか知りませんが、行政府の署名だけで効力が発生するものであるのかどうか、まずそれをひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 それから中田委員から質問のございました点について、大臣の御答弁は率直そのものずばりと答えておられませんから、もう一度念のためにお尋ねいたしますが、もし今後の事態の推移によって、関税委員会が賦課金を課することが妥当であるという勧告を大統領に出した、それをかりに大統領がその勧告をいれた、こういう事態が発生したとするなら……

第40回国会 商工委員会 第7号(1962/02/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ほとんど吉田委員が、質問を各点に触れてやりましたので、関連して二、三の点をお尋ねしたいと思いますが、まず第一に、この調査の間に、先ほどお話がありましたように、特に低品位炭を使う火力発電所の現地の状況を視察して参りましたが、その節強く要望がありましたのは、建設資金に開発銀行の資金をもっと大幅に導入したいということです。若松の、これは脇田の火力発電所の視察の際に、関係者からの話によりますと、第一期工事として七万五千キロワットを二基作って、年間八十万トンの三千カロリー前後の石炭を消費するが、これによると、大体キロワット当たり三円二十銭のコストになるというようなお話で、さらに二期工事をや……

第40回国会 商工委員会 第8号(1962/03/01、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連して。ちょっと今の点、長官の御説明で、民間の出資が現在三十二億、三月末には十億増で四十三億になるというようなお話でしたが、組合の出資についてその内容をもっと、たとえばいろいろな組合がありますが、どういう組合が三十三億のうちどれくらい出しておるということもおわかりだと思いますが、ちょっと説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 今の組合員、商工中金の構成員である、たとえば中小企業協同組合とか、商工組合、商工組合連合会とか、いろいろありますのですが、こういう組合別の出資というのは、大よそおわかりだと、こう思うのですが、それを私お尋ねしているわけです。

第40回国会 商工委員会 第9号(1962/03/06、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ほとんど質問も尽くされておるようでございますので、むしろ整理するという意味で、二、三の点をお尋ねしたいと思うのですが、その前に、今吉田委員の質問に対して長官のほうから投資育成会社の構想ということが出ておりましたが、ことしもこれは大蔵省と下相談なされたと聞いておるわけです。したがって、中小企業庁としても相当構想が固まっておると、こう思いまするし、また、たしか日本商工会議所等からもわれわれのほうにもそのような印刷物等が配付されてきましたが、内容についてはあまり詳細にわたっていないので、どういう構想なのか理解ができなかったわけですが、この際ひとつその内容について御説明願いたいと思います……

第40回国会 商工委員会 第11号(1962/03/13、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと関連して。非常にけっこうなねらいですけれども、心配されることは北海道の地下資源開発という目的から出発したのが、北海道の中だけでは収支が償えないので道外に伸びていく。先ほどの大臣の答弁によりますと、全国をまたにかけてやるのだ、そうすると、九州まで行ってしまうのか、あるいはまた北海道だから東北を中心にやろうというのか。いずれにいたしましても、会社の規模と能力から見るなら、全国といっても、それは言葉であって、まあおもに北海道に近い東北を中心にしてやっていくのだろうと、こう思うのですが、一体その全国というのはどういう範囲を皆さんとしては考えておられるのか。さらにもう一つ疑問に感ず……

第40回国会 商工委員会 第13号(1962/03/20、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私、大臣並びに政府委員に対し、若干重複するかもしれませんが、二、三質問したいと思います。  第一に、私が川島長官にお尋ねしたいことは、北海道地下資源開発株式会社のそもそも生れた目的は、北海道における地下資源の開発という任務をもって発足をしたわけでございます。ところが、今回経理上の悪化等が、経営が困難になったということを主たる理由にして、今度は内地も含めて探鉱事業あるいは地質の調査、機械の貸付等々やることになったわけでございますが、こうなってきますと、この法律のできました当時と大きくその内容なり目的が変わってきたことになろうと見ております。これは質的に大きく変わったと判断してもよろ……

第40回国会 商工委員会 第15号(1962/03/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 二、三お尋ねしたいと思いますが、まず第一には、今度の法改正によりますと、商工組合の設立は、不況要件の存在を前提としなくてもできるようになっておるわけです。また合理化カルテルあるいはまた共同経済事業等々も行なえるようになっておるわけでございますが、そこで、最初にお尋ねしたいことは、不況カルテルを認める場合に、内容について見ますと、従前と同じように、一段階の制限行為、生産数量の制限とか、設備の制限等をやらなければ、価格の調整事業ができないというように、この点は従前と同じだと、こう思うのですが、二段階をとらなければまずいのかどうか、なるほど価格の協定でございますから、一般の消費者に非常……

第40回国会 商工委員会 第17号(1962/03/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連して一、二点だけ提案者にお伺いしておきたいと思いますが、きのうの新聞でしたか、藤山企画庁長官が閣議の席上で、予算を伴う議員立法が政府の知らないうちに院を通っておるというような事例があるので、今後与党と政府とが十分連絡をして慎重な取り扱いをしてもらいたい、こういうような何か閣議で希望意見が出されたというのです。まあその節あげられたのが実は豪雪地帯対策特別措置法案であるというようなことをいっておりますが、この法律については三党共同提案でありまするし、法律の重要性と、またおそきに失するぐらいその法律が必要であるということは、われわれも率直に認めますが、今政府との連絡について藤山さん……

第40回国会 商工委員会 第19号(1962/04/10、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと自治大臣に……
【次の発言】 ちょっと自治大臣に一、二お尋ねしたいと思いますが、今、岡委員の質問で自治大臣の考え方は一応わかりましたが、競輪の存廃についていろいろな意見があるわけで、こういう点も含めて昨年の七月公営競技調査会会長の長沼弘毅氏の名で政府に答申が出ておりますが、その答申を見ますと、前文の中で、「本調査会としては現行公営競技の存続を認め、少なくとも現状以上にこれを奨励しないことを基本的態度とし、その弊害を出来うる限り除去する方策を考慮した。」、この中では現行公営競技の存続ということを前提にして以下かくかくの施策を行なうべしと、こう出ておるわけです。この答申を尊重……

第40回国会 商工委員会 第20号(1962/04/12、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと一つだけ。
【次の発言】 この法案については、もう質疑がたいへん長くなったのでやめますけれども、直接の問題はないが、間接的な問題で一言だけ、ひとつ藤山長官にお尋ねしておきたいのですが、この間の八日ですか、池田総理が京都の知事選挙に応援に行かれて、福知山で新聞記者といろいろな問題について話をなされておるわけです。  その中で特に多くの新聞が社説にまで取り上げていろいろ批判を加えておりますので、しかもどの新聞を見ても、池田総理の話をなされたことと、また経済に対する見方とか、見通しとか、そういうことと、経済閣僚である佐藤通産相や藤山長官との考え方には、相当の開きがある。どちらか……

第40回国会 商工委員会 第23号(1962/04/18、5期、民主社会党)

○田畑金光君 まあ二、三簡単にお尋ねしたいと思うのですが、萩原会長が公述されるときおくれて参りまして全部の話は承っておりませんので、そのことはひとつお許し願いたいと思いますが、  まず第一にお尋ねしたいことは、四月五日の閣議決定と申しますか、政府の方針が、石炭に関する新政策が、炭労、全炭鉱に示されて、一応新たな、それを契機に政府の石炭政策が発足した、こういう形になっておるわけです。あの提示された政府案については、石炭協会、あるいは本日お見えになっておられる中小の団体である日本石炭鉱業連合会にはあらかじめ相談があったのか、なかったのか、経営者の皆さん方の御意見等をあらかじめ政府は聞いてあのような……

第40回国会 商工委員会 第24号(1962/04/19、5期、民主社会党)

○田畑金光君 昨日本委員会では、労使、あるいは地方団体の代表に来てもらって、石炭三法案についての意見をお聞きいたしたわけですが、その節、私、経営者の代表の方にお尋ねいたしました第一の点は、例の四月六日の閣議決定による新しい石炭政策について、これは経営者の皆さん方とも政府は話し合いをして発表したのかどうか、こういうことを尋ねたわけですが、これに対して日本石炭協会の萩原会長は、相談があったといえばあったような、なかったといえばなかったような、実際に正式の話し合いはなかった、しかし前からわれわれの考え方については政府に話をしてあるので、まあそういう意味からいうと、われわれの意向も入っておると思うのだ……

第40回国会 商工委員会 第25号(1962/04/24、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今の問題については大体質疑応答で問題の所在というものが理解できたと、こう思うのです。私はやはり閣議決定したとすれば、その影響するところはやはり国鉄にも影響があるということは当然承知の上で、運輸大臣並びに通産大臣あるいは閣議全体が処理されたものと、こう考えておるわけだが、聞いてみると、やはり国鉄は国鉄の立場においていろいろの問題があろうと、こう思うのです。そういう点は同時にやはりこれは運輸大臣においても通産大臣においても処理するなら処理する、そういうことがなければ、やはり国鉄は国鉄の立場においてかれこれ、独立採算その他の問題があろうし、そういう意味においては、私は今の常務の集中攻撃……

第40回国会 商工委員会 第28号(1962/04/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 二、三点だけひとつ。すわったままですがお尋ねしたいと思いますが、時間の関係もありますので、問題点だけをお尋ねしたいと思います。今までは石油行政の基本というと、外貨割当制度によって運営されてきたわけでございます。今回十月から自由化すると、いろんな問題が予測される。たとえばエネルギー懇談会の答申にもありましたように、国産原油とかアラビア石油あるいは北スマトラ石油等のこの特殊原油の問題とか、あるいは過当競争の問題、また少数資本によって国内市場が独占される問題、こういうようなことを防止するために、石油市場の秩序を確保するという角度から、今回の立法がなされたわけです。ところが、従来の外貨割……

第40回国会 内閣委員会 第32号(1962/05/07、5期、民主社会党)

○田畑金光君 まあ簡単に質問しますが、ただ私は、一言だけ質問しますけれども、その前に一言だけ申し上げておきたいことは、まことに遺憾なことだと思います。どういう取引、あるいはどういう話し合いでこういうようなことになってきておるか、私はよくは存じませんけれども、もっとお互い国会の審議というものを考えて、重要な法律案については十分審議を尽くすという、そういう配慮が必要だと、こう思う。まあ時間がないから申し上げませんけれども、ただ新聞によると、自社両党の会長会談ということだが、今回のこれは国会全体としてやはり話し合いをし、あるいは問題があるならお互いに究明する、こういう態度が必要だと、こう思うのです。……

第40回国会 予算委員会 第17号(1962/03/22、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は三十七年度の予算に関連して、政府に主として日韓交渉の問題と沖縄の新政策の展開に関連して、二、三の質問を行ないたいと思います。  まず最初に日韓問題についてお尋ねいたします。  三月十二日から五回にわたりました小坂外相、崔外務部長官の政治会談は簡単な声明を発表して、三月の十七日終了しております。共同声明によりますと、両外相の間で次期会談をなるべくすみやかに開くことの意見の一致を見て、同会談の具体的事項については後日協議の上発表する、こういう声明内容になっております。日韓会談の杉首席代表が二十日の日に新聞記者と会見いたしまして、もし韓国が要求するように、ソウルで会談を開くとするな……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 エネルギー対策特別委員会 第2号(1962/08/24、6期、民主社会党)

○田畑金光君 委員長、大臣どうしたんですか。
【次の発言】 時間も時間でありますので、二、三ひとつお尋ねしておきたいんですが、先ほど中野局長の説明によりますと、石炭鉱業調査団の答申は九月二十日ごろ草案が出るようなことを言っておりましたが、九月の下旬には調査団の答申は確実に出る見通しであるのかどうか。同時に、九月といいますと来年度の予算編成との関連もありますので、政府としても特に通産省としても来年度の予算関係ということも考慮されて、九月末なら十分間に合うという予測で調査団の答申については尊重されるものだとこう見ておりますが、この調査団の答申について通産大臣としてはどういう心がまえで臨まれるのか。……

第41回国会 エネルギー対策特別委員会 第3号(1962/08/29、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私、資料を正確に読んでおりませんので、後日詳細な質問はすることにして、二、三の点だけをまずお尋ねしておきたいと思います。  最初に、政務次官にお尋ねしたいことは、昨日通産大臣が新面記者との会見の中で、東北電力の料金値上げについては十月を目途にして引き上げの措置を講ずる考えだ、こういう新聞記事を見たわけです。また、同じく消費者米価についても、農林大臣は上げなければならぬ条件というのは、これこれあるのであって、これを据え置くという条件は何もないのだ、こういうお話も出ておるわけです。おそらく十月ないし十一月には、特に池田総理がヨーロッパに出発する前までには、私鉄、電力、消費者米価、いず……

第41回国会 内閣委員会 第11号(1962/09/02、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私しろうとで、したがって、質問が肯綮に当たらぬかもしれませんけれども、ひとついろいろ教えていただきたいと思いますので、質問をいたしますが、まず最初に、今回のこの設置法の改正法案については、農業基本法との関係で提案するに至った、こういうことを聞いておりまするが、そうでありましょうか。
【次の発言】 農業基本法と設置法と、どの部分がどのような関連を持っておるのか、具体的に御説明を願いたいと考えます。
【次の発言】 大臣も御承知のように、臨時行政調査会というものも内閣に置かれて、国の行政機構、行、財政制度全般についての検討が進められておるわけでございますが、そういう大きな機構全般の中で……

第41回国会 法務委員会 第4号(1962/08/30、6期、民主社会党)

○委員以外の議員(田畑金光君) 私は、提案理由の説明を申し上げたいと思いますが、最初に、会社の更正法の一部改正案の提案理由の説明を申し上げます。  ただいま議題となりました会社更生法の一部改正案の提案につきまして、その理由を説明いたします。  会社更生法は、窮境にあるが再建の見込みのある株式会社について、債権者、株主その他の利害関係人の利害を調整しながら、その事業の維持更生をはかることを目的としております。  本法におきましては、第百二条によって会社に対して更生手続開始前の原因に基づいて生じた財産上の請求権は、更生債権と規定しております。この更生債権のうちには、本法第百十九条によって、特に共益……

第41回国会 予算委員会 第2号(1962/08/27、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、外交案件について、まず最初に沖繩問題について、総理並びに外務大臣にお尋ねしたいと思います。  琉球が日本本土の一部であることを認める。自由世界の安全保障の考慮が、沖繩が完全に日本の主権のもとへ復帰する日を待望しておる。琉球諸島が日本の施政下に復帰することになる場合の困難を少なくするため、具体的措置を講ずる。これは、申すまでもなく、三月十九日の沖繩新政策に関する大統領声明の骨子であるわけでございます。これに対して、当時の官房長官でありました大平さんの名において政府は声明を発表されて、民生福祉、経済援助を含む各般の問題についての日米間の取りきめを作成するため、双方の準備が完了次……

第42回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1962/12/20、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、明日予算委員会で質問することになっておりますので、総括的な質問は明日の機会に譲りまして、二、三問題点だけをひとつお尋ねしてみたいと、こう考えております。  その第一に私がお尋ねしたいことは、需要の確保が昭和四十二年度に五千五百万トンと、こう一般にいわれておりますが、有澤調査団の報告によりますると、この総論を見まするならば、こういうことを書いておるわけですね。「本調査団は、もしこれらの施策が実行に移されるならば、五年後の昭和四十二年度に一おいて、実トン数で五千七百万トン、現状のカロリーべースで五千五百万トン強の精炭需要は十分確保されるものと考える、この数量の確保は、わが国エネ……

第42回国会 予算委員会 第4号(1962/12/21、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表いたしまして、主として石炭問題について政府の所信を承りたいと思います。  石炭調査団が約半歳にわたりまして現地調査を行ない、また、各方面の意見を聴取しながら客観的な資料に基づいて検討を続け、十月の十三日に政府に大綱の答申をいたしましたが、われわれといたしましては、私企業を前提とする今日の段階において、この答申の趣旨はやむを得ざるものありという立場をとっております。しかしながら、問題は、政府がこの答申を完全に実施して当面する石炭の隘路を打開するかどうかということだと考えております。そういう立場から、われわれは政府の考え方なり施策を強く監視していきたい、こう考え……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1963/03/12、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私も、大矢委員の質問に関連をしてお尋ねをしておきたいと思うのですけれども、その前に資料をもらったのを拝見しておりますが、石炭需給見通し、(イ)が石炭需給総括表、何が産業別消費内訳、これを見ますと、石炭の需給の推移というものがよくうかがえるわけで、これを見ただけでも、今後の石炭産業というものに対するいろいろな問題が提起されてくるわけですが、より正確に理解したいと思いますので、ここの表の問題点を局長からでいいですが、局長、ひとつ説明をしてくれませんか。あなたが見られて問題になるような、これが問題だという点をわかりやすく、ひとつ。

第43回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1963/03/22、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、電力用炭の問題について若干お尋ねをしたいと思うのですが、第一にお尋ねしたいのは、先ほども阿具根委員から質問がありまして、公益事業局の次長から答弁がございましたが、なお不明確な点がありますから、念を押したいと思います。  昨年ですね、昭和三十七年度の九電力会社が石炭を買ってくれたというか、引き受けてくれた量というのは幾らになっておるわけですか。
【次の発言】 その千七百万トンですが、どうなんですか、九電力が全部引き受けて、もう売買契約というか、引き渡しの終わったものが千七百万トンなのか、約束として引き受けるということだけに終わっているのが千七百万トンなのか。特にお尋ねしたいの……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1963/06/21、6期、民主社会党)

○田畑金光君 関連というようなことになりますが、一、二点だけお尋ねしますけれども、今、阿部委員の質問の中にありました第二会社、第三会社の問題ですが、調査団の答申の中にも、特に租鉱権会社を作るについては、非常に制約というか、必ず労働組合の同意を得てそういうような場合は作らなければならない、こういう強い制限の答申が出ておるわけですが、あの答申が出たあと、先ほどお話のような第二会社とか、あるいは系列会社とが、こういうものがどの程度設立されておるのか、できているのか、これはむしろ石炭局からお答え願ったほうがいいと思いますけれども、それをひとつ説明願いたいと思います。

第43回国会 石炭対策特別委員会 第12号(1963/07/06、6期、民主社会党)

○田畑金光君 簡潔にお尋ねしますから、答弁もひとつ簡潔に、要点だけお願いします。  第一に、合理化措置法の一部改正の中で、従来の標準炭価というのを基準炭価というものに変えるわけですが、どう違うのですか、内容は。
【次の発言】 その考え方をとれば、業界にとっては苦しくなるのか、窮屈になるのか、あるいは楽になるのか、むしろ窮屈になる面が多いやに感ずるのですけれども、どうでしょうか。
【次の発言】 すでに御承知のように、貯炭がふえてきたわけですね。業者貯炭も四百万トンをこしておる。さらに、電力会社の持っておる手持ち貯炭も四百万をこしておるというような状況で、しかも、夏場に入ってきたわけですね。聞くと……

第43回国会 内閣委員会 第6号(1963/02/27、6期、民主社会党)

○田畑金光君 人事院総裁にお尋ねいたしますが、人事院の勧告と、今度政府の出しました一般職の職員給与に関する法律の一部改正法案、その他の法律改正を比べてみたときに、人事院勧告の内容どおり実施したところと実施していない点があると思いますが、どういう点が実施されていないのか、これをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 五カ月間要するに人事院勧告がずれておるわけでございますが、この五カ月間のズレによって幾ら経費の面において公務員の諸君が損失を受けることになるのか。
【次の発言】 予算総額にして幾らになるのですか、総額。
【次の発言】 期末手当、勤勉手当についてはどういうことになりますか。

第43回国会 内閣委員会 第16号(1963/03/30、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私、前回の質問の内容を聞いておりませんので若干ダブルかもしれませんが、ただ一つだけお尋ねしたいことは、今度の改正の中には、臨時鉄道法制調査会というのが新設されるということになっておるようですが、これはどういう内容、どういう仕事を目的として作られるのか、ひとつ大臣からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 検討の対象になる現存の法律は、今お話しの鉄道営業法、それからその他の法律はどういう法律があるわけですか。
【次の発言】 鉄道営業法と地方鉄道法、その二つを中心に再検討する、こういうことですね。
【次の発言】 その調査会の構成ですが、先ほど民法、商法その他学識経験者等というお話で……

第43回国会 内閣委員会 第21号(1963/06/04、6期、民主社会党)

○田畑金光君 最初に、私総理府設置法等の改正に関連しながら、一部の問題をお尋ねしたいと思います。  最初に総務長官にお尋ねしたいのは、農地被買収者問題調査会というのが、同設置法が昨年の六月三十日に失効して廃止になったわけです。この調査会については、たしか二カ年の期間、法に基づいて諸活動を進めて内閣に対する答申等も出してきた経緯を持っておりますが、今回同調査会が失効して、総理府令の改正も一部なされているわけです。率直にこの際お尋ねしたいことは、同調査会の設置目的というものは達成できたのかどうか、また同調査会の昨年六月政府に出した答申というものについて政府はどのように評価されておられるのか、これを……

第43回国会 内閣委員会 第22号(1963/06/06、6期、民主社会党)

○田畑金光君 長官にお尋ねしたいことは、今石原委員からの質問に対しましてお答えになったわけですが、資料によりますと、先ほど来説明のありました公社、公団、公庫事業団等の種類が八十前後の種類と、こう聞いておるわけでありますが、その中で特に私が知りたいのは、現在いろいろ総裁とか、副総裁とか、理事とか、あるいはまた事業団等によっては理事長という名前ですが、高級官僚の天下り人事です。こういう公務員の天下りによってどの程度のポストが占められておるのか、まず、この点をひとつお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それは、そうしますと、約五〇%近く、半分近くがそうだということになりますが、先ほど質問の中にあり……

第43回国会 内閣委員会 第26号(1963/06/20、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私二、三大臣にお尋ねしたいと思うのですが、先ほど山本委員の質問に答えられて、公正取引委員長の俸給の問題についてお答えありましたが、前委員長も、現委員長も、さらにその前の委員長も、大蔵出身でした。大蔵省出身なるがゆえに自分たちの在任中の給与引き上げは遠慮してもらいたい、まあこういう非常にりっぱな心がまえを聞かされまして、われわれもりっぱな人柄だと大臣と同じように敬意を表するわけです。  同様に、私、今国民が非常に関心を持っておるのは、大臣もすでに御承知のように、この間、行政管理庁設置法の一部改正の際にも、この委員会でいろいろ取り上げられた問題ですが、いわゆる政府機関である公社、公団……

第43回国会 予算委員会 第4号(1963/02/15、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は三十七年度第二次予算補正に関連して、二、三の問題についてまずお尋ねしたいと思います。  最初防衛問題についてお尋ねいたしますが、一昨年七月池田総理渡米の際、米原子力潜水艦の日本寄港問題について池田・ケネディ会談においては、日本の国情にそぐわないから時期尚早としてたな上げされたと聞いております。しかるに今回のアメリカの要請に対し、政府は簡単に要請に応ずるという態度にきまったようでございますが、この急激な態度変更について、その事情を池田総理からまず承ります。
【次の発言】 昨年の八月、私がこの問題で当時の藤枝防衛庁長官にお尋ねいたしましたときに、長官は、一昨年、すなわち池田総理渡……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/03/13、6期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと関連して。今の質問に関連して念のためにお尋ねしておきたいのですが、長期協定の解釈の調整というか、解釈をめぐり日米の話し合いが進められておる。こういう外務大臣の御答弁でありますが、事実そのとおりだろうと思う。ただしかし、その解釈をめぐる日米の話し合いというものがいつまでもこういう形で続いていけるのかどうか。と申しますのは、御承知のように、第三条に基づいて市場撹乱という理由で輸入国が制限を申し入れてきた。そして関係国の間に話し合いがつかなければ、一定の期間の経過のあとには輸入国の意思に基づいて制限措置がとられることになっているわけです。しかし、これはアメリカの好意的な立場から……

第43回国会 予算委員会 第15号(1963/03/19、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、最初に外務大臣に対しまして、日韓交渉に臨む今後の政府の態度についてただしたいと思います。  軍政の失敗を自認いたしまして、大統領の出馬もみずから断念いたしました朴議長が、去る十六日再び四年の軍政を延長したことに関連しまして、今後政府は、日韓会談にどう対処されようとする御方針なのか。政府は韓国の政情不安については、民政移管を前にした陣痛の悩みである、こうして説明をされて、その前提の上に立って交渉を継続すると説明されてきましたが、その前提がくずれたわけでございます。その現実に際し、政府はどういう方針をもって今後臨まれようとするのか、それを承りたいと思います。

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/03/29、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の昭和三十八年度予算三案に対し、反対討論をいたすものであります。  私が政府案に反対する第一の理由は、政府案がよって立つところの基本政策は、今や政府みずからが改定しつつあり、したがって政府予算案も政府みずからが修正せねばならない情勢に立ち至っております。  政府は、すでに経済審議会を開いて、所得倍増計画の改定問題を持ち出しております。倍増計画は、経済成長率を年平均七・二%、最初の三年間は年平均九%と想定したにもかかわらず、三十六年度は実質一四%、三十七年度は実質四%という乱調子であります。また、消費者物価は三十六、七両年……

第43回国会 予算委員会 第20号(1963/06/10、6期、民主社会党)

○田畑金光君 時間の関係がありますので、私は二、三の問題について簡潔に総理にお尋ねしたいと思いますが、最初に新産業部市指定の問題について、この指定については昨年の十二月すでに基本方針を決定されて、本年二月以来、関係各県当局を経済企画庁を中心に各省に招いて、そして要請地の事情を調査して、事務的段階はすでに煮詰まっていると聞いていますが、この指定は今日、当面大きな政治問題になっておるわけでございますが、一月指定の予定が五月に延び、さらに今日では七月内閣改造前に指定をなされるということを私は新聞で承知いたしておりますが、指定の最終責任者であります池田総理は、七月指定に断行される決意であるかどうか、こ……

第43回国会 予算委員会 第21号(1963/06/11、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は最初に、防衛庁長官にお尋ねしたいと思います。  その第一は、バッジの機種選定の問題でありますが、この点については、すでに防衛庁においては長きにわたって検討を加えられております。いつごろ機種選定についての結論を出される予定であるか。
【次の発言】 当初防衛庁としては、四月末をめどに結論を出すつもりで作業を進めてこられたはずだが、五月に延び、さらに六月に延びたというのは、どういう事情でしょうか。
【次の発言】 六月中に必ず結論を出されるのですか。それともまた、六月が延びるということも考えられるわけですか。
【次の発言】 六月末に出されるというのは、これが十分技術的に、あるいはまた……

第44回国会 石炭対策特別委員会 第1号(1963/10/18、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、ただいまの大矢正君の動議に賛成いたします。

第44回国会 石炭対策特別委員会 閉会後第1号(1963/11/13、6期、民主社会党)

○田畑金光君 関連して。いまの大臣の御答弁は、われわれも不可解な感じを受けるわけですが、阿具根君の質問は、現実にこの鉱山保安法、あるいは保安規則に、炭じんの場合はかくかくの措置を講ずべしと明確になっておるわけです。散水するとか、あるいは岩粉をまくとか、いろいろな具体的の措置まで規則の中に事こまかに明示されておるわけです。われわれが見ましても、ああいう施設、設備においても全国第一といわれておる三池のこの三川鉱においてああいう事態が発生するとは想像もできなかったことであるわけです。しかし、現実に悲惨な事件が起きたということは、もはや動かすことのできない事実であるとするならば、だれかがこの問題につい……

第45回国会 予算委員会 第3号(1963/12/17、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、初めに総理に対しましてお尋ねしたいと思いますが、政府を初め政府の経済、金融、税制等の各諮問機関は、最近アフターケアということばを使います。これは日本語に訳しますと手直しとかひずみの是正とか、こう解すべきだと思いますが、また第二ラウンドということばを聞くのでありまするが、それはアフターケアと同じことを意味しておるのかどうか、まずそのことをお尋ねいたします。
【次の発言】 そういたしますと、第二ラウンドとして、これからは農業、中小企業、社会資本の充実に重点を指向すると政府は言っておられますが、第一ラウンドのひずみ、手直しが即農業、中小企業の近代化、社会資本の強化ということに理解……

第46回国会 商工委員会 閉会後第3号(1964/09/10、6期、民主社会党)

○田畑金光君 いまの藤田委員の質問に関連しまして通産大臣に、それから企画庁長官ということにもなりますが特に先ほど企画庁長官のお話の中で、どういう意味か知りませんが、七月は六月に比べて若干生産の伸びが落ちておる。また、コール市場の資金が一兆円あるいはその前後になっておるということ、ただし、コール市場の金利が三銭六厘ないし七厘、また、公定歩合を引き上げたが、金利は大体二銭二厘前後にきておる。これは経済の正常化、金融の正常化ということかどうか知りませんが、それに関連しまして、これは特に私は通産大臣にもお尋ねしたいのですが、そのように企画庁長官からお話がありますので、コール市場に資金が集まって、しかも……

第46回国会 商工委員会 第10号(1964/03/05、6期、民主社会党)

○田畑金光君 関連。大臣にいまの問題でお尋ねしたいんですけれども、四十二年度までに石炭の消費について、電力として二千五百五十万トン期待されていたわけで、政府としても、九電力で二千五百五十万トンの石炭消費という角度で努力されてきたと私は思うんですが、それが今回、いまお話にありますように、二百五十万トンは、電源開発が石炭専焼火力を持つということになるわけです。それはどういう事情でそうなったのかということですが、たとえば九電力で、といっても、その中の一部であるかもしれませんが、建設資金の面で制約があったのか、あるいはまた、電力の需給の面でそうなったのか、あるいはコストの面からそうせざるを得なくなった……

第46回国会 商工委員会 第13号(1964/03/17、6期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと関連して。勝間さんにいまの問題に関連してお尋ねするんですが、市川さんのお話によりますと、登録された業者が二百十三社かあるけれども、実際には百五十一社で、あとワクをもって、いま椿委員の質問のような趣旨で売り買いしておるというようなお話のように聞いたわけですけれども、そういう不健全な業者をなくするためにこの法律ができ、登録制度ができて、登録制度によって設備の改善とか品質の向上、こういうことをねらったのがこの法律の目的だと、こう思うのですが、いま言ったように、二百十三社、実際は百五十一社で、登録業者は二百十三になっているけれども、その実態が非常に不明朗な業者が存在するように聞い……

第46回国会 商工委員会 第15号(1964/03/24、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいまの改正法案並びに近藤委員提出の附帯決議に賛成の意を表します。  この際、一、二の希望を申し上げたいと思いますが、附帯決議の中にもありますように、本法律は立法の当時、いろんな経緯を経て五年の限時法として制定されたわけであります。さらにまた今回五年の延長がなされたわけでありますが、政府並びに行政当局においては、この法律の趣旨、目標、精神が、五年の時限内に十分達成できるよう、一そうの努力を払っていただきたいということです。  第二に希望申し上げることは、本法が中小企業団体法の補完法として成立を見ておるわけでありまするが、ことに調整事業活動につい……

第46回国会 商工委員会 第17号(1964/03/31、6期、民主社会党)

○田畑金光君 いまの点に関連して大臣にもう一つお伺いしたいんですが、石炭鉱業合理化事業団等は、これはある年限を前提として限って、いわゆる時限法として石炭政策の大きな変革に伴う事後処理の施策として、あるいは体質改善、そういう思想の上に立ってこれは考えておると思うのですが、どうなんですかその点は。しかしこういうように政府関係金融機関のごとく、これは長年にわたって国の中小企業施策の根底として進めていくという法律案並びに予算措置あるいは財政投融資措置、こういうことについては、いま大臣のお答えになったことと私は若干ニュアンスが違うような感じを持つわけですが、その点どうでしょうか。

第46回国会 商工委員会 第18号(1964/04/02、6期、民主社会党)

○田畑金光君 それに関連しまして、先ほど長官の説明されたいろいろな説明ですね、長くてどうも頭に残らないのですが、ひとつ書いたやつを出してくれませんか。書いたやつをなるべく早い機会に、ちょっと頭に残らぬから。

第46回国会 商工委員会 第19号(1964/04/07、6期、民主社会党)

○田畑金光君 大臣はもうけっこうですから、ひとつ長官に二、三お尋ねしたいと思うのですが、いま商店街の問題が出ましたので、若干商店街についてお尋ねしたいと思いますが、この近代化資金助成法の中で商店街育成強化のための高度化資金というのが新たに出ておりますが、この点は大いに賛成ですけれども、この商店街振興組合について政府としては基本的にこれを今後どのように助成していこうというお考えであるかどうか、これを伸ばしていこうというお考えであるのかどうか、これをまず政府の基本的な考え方についてお尋ねしたいと思うのです。
【次の発言】 特にお尋ねしたいのは、いまの商店街振興組合法の内容を見ますと、商店街組合をつ……

第46回国会 商工委員会 第21号(1964/04/14、6期、民主社会党)

○田畑金光君 すわったままでお尋ねしますが、このジェトロの通産省からいただいた資料を拝見いたしますと、いろいろジェトロの海外施設等が北米、中南米、欧州、東南アジア、中近東、アフリカその他等とできておりますが、いま阿部委員の質問にもお答えがあったようでありますが、この共産圏との貿易、これについてジェトロとしては今後どういう方針で臨んでいかれようとするのか。今後わが国の貿易の構造が、従来のアメリカあるいはヨーロッパEEC共同体だけでなくして、広くソ連並びに中共等共産圏との貿易の拡大というのが、国の今後の経済発展の角度から見ましても大切なことになっておるわけでありますが、こういう面について今後ジェト……

第46回国会 商工委員会 第26号(1964/05/07、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、大臣に経済外交という問題で二、三お尋ねしたいと、この思っておりましたが、大臣が見えるまで、これに関連して次長にお尋ねしたいと思うのです。  実は、これは古い話ですが、記録をゆうべ読んでみますと、昭和二十九年の第十九国会で取り上げられております米国の可燃性織物禁止法、この問題が当時国会で非常に重要な問題になったわけです。と申しますのは、この法律ができたことによって、御承知のように一定の可燃性織物あるいは衣料を米国内で製造、販売すること、または米国への輸入を禁止するということ、こういうことになったわけであります。ところが、この法律が米国の議会で成立したのが昭和二十八年六月三十日……

第46回国会 商工委員会 第33号(1964/06/09、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は民主社会党を代表して、本法案に賛成するとともに、大矢委員提出の附帯決議案に賛成いたします。  この法律案は、綿紡績を中心とする慢性操短体制を打確し、企業の創意を生かしながら、自由競争基盤を確立するため、過剰精紡機の凍結、廃棄を中心として、わが国繊維工業の再編成をねらいとするものであり、その方向はおおむね妥当なものと認めます。しかしながら、国内においていかに十分なる体制を整えても、一たん目を、わが国繊維工業を取り巻く諸情勢に転ずるとき、そこには容易ならぬ大きな壁が立ちはだかっております。すなわち、先進諸国の斜陽化せる繊維工業保護のための輸入制限強化への動きと、後進国の自給体制の……

第46回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1964/03/12、6期、民主社会党)

○田畑金光君 労働大臣に先ほどの予算の説明を聞いておりまして、いささか疑問に感じた点がありますので、一、二の点だけお尋ねしておきたいと思うのです。  その第一は、就職促進手当は、いままで最高四百五十円であったわけです。今回は、これは据え置かれたというような説明を承ったわけですが、これは聞き間違えなのかどうか、もう一度御説明をしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 聞き間違いでないとすれば、いささか矛盾を感ずるし、それでいいのかという疑問を持つのですが、失対事業の日雇い賃金についても九・七%でしたか、五百一円というように引き上げられたわけです。同じように、生活扶助費についても一三%引き上げ……

第46回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1964/05/08、6期、民主社会党)

○田畑金光君 すわったままで恐縮ですが、市長さんに簡潔にお尋ねしますが、振興事業団ができて、また産炭地域振興臨時措置法という法律ができてから、皆さんもそうだし、われわれも、相当疲弊していく産炭地域の経済的な維持発展というものについて相当期待していたわけなんですが、事業団ができて、さていよいよ北海道の支部その他もできたわけですが、実際やってみて、一体率直に言ってどういうように市長さん方としては受け取っておられるかというと、先ほども御説明のあったように、いろいろ相当に計画書が出て、出荷額がこうだとか、年度になればこうだとか、非常に大きなものが出ておりますが、事業団が発足して一昨年から仕事を始めてお……

第46回国会 内閣委員会 第43号(1964/06/26、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私、総理府設置法等の一部改正案の中で、一、二の点をお尋ねしたいと思いますが、初めは総務長官、それから次に経済企画庁関係で経済企画庁長官にお尋ねしたいと思っておりますので、適当な時間に経済企画庁の長官以下関係者に御出席いただきたいと思います。  最初に私総務長官にお尋ねしたいのは、在外財産問題審議会の問題について若干お尋ねをしたいと思います。これについては昨日来すでに二、三の委員から質問がございましたが、長官の御答弁の中でことばの表現が正確でない内容があったようにお聞きしたわけです。特に長官はその答弁の中で、政府としてはこの問題については一応処理済みであるという見解に立っておるが、……

第46回国会 予算委員会 閉会後第2号(1964/10/30、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、最初に政局問題についてお尋ねしたいと思いますが、官房長官から御答弁になりますか。
【次の発言】 池田総理が三選後わずか三カ月、病気のために退陣のやむなきに至られたことは、まことに遺憾に思います。しかし、内外の情勢のきびしいときに政治の空白を許してはならぬ、こういうことで辞任の意思を明らかにされたことは、政治家の出所進退としてまことにりっぱであったと敬意を表します。そこで、昨日官房長官からもお話がございましたように、与党の幹事長、副総裁を中心に後任総裁を選考中と聞いておりまするが、その際、次期内閣は池田内閣の延長である、政策においても人事においても動かさない、こういうことが伝……

第46回国会 予算委員会 第6号(1964/03/04、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、ILO、それから外交、さらに最後に若干経済問題についてお尋ねしたいと思いますが、最初にILO問題について、総理並びに労働大臣にお尋ねしたいと思います。  ILO案件が、法案提出後すでに二カ月を経ておる今日、一回の審議も行なわれない。放置されておる最大の原因は、政府、自民党内部の意見不統一にあるということは明らかでございますが、政府はどういう責任を感じておられるのか。ILO案件を審議の軌道に乗せるかぎを握るものは政府の腹一つです。政府は口を開けば、すでに原案を国会に提出しておることを理由に、みずからの責任はないかのごときことばを弄しておるが、現在の政党政治のもとでそのような議……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/06/05、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、本日は沖繩問題その他について質問をする予定でございますが、その前に、総理並びに外務大臣にお伺いしておきたいことは、先ほどのニュースによりますと、韓国においては、朴政権の片腕といわれ、また、先般成立いたしました新内閣の陰の実力者といわれ、また、日韓交渉における韓国側の事実上の推進者と目されてまいりました金鍾泌氏が辞表を提出し、朴大統領がこれを受理したというニュースを聞いたわけでございます。このことは、今後の日韓交渉に及ぼす影響もさることながら、韓国の今日の事態を見ましたときに、その影響するところ非常に大きいものがあると考えるわけでありまするが、このニュースについて、その真相を……

第47回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1964/12/14、6期、民主社会党)

○田畑金光君 一、二点だけお尋ねしておきますが、まず最初に保安局長にお尋ねすることは、いままでのこの臨時法律に基づいて廃山した山、それから生産数量等々についてお話がございましたが、今後この法律の適用を受ける該当炭鉱というのはおよそどのくらい見ておられるのか、さらにまた、その結果どの程度の生産数量に上る山が閉山になるのか、離職者数はどの程度を予測きれているか、また、当面来年度の予算編成に関連して、四十年度予算の中ではどの程度の山をこの法律に基づいて整理勧告される御予定であるのか、これを第一に承っておきたいと思います。  次に、まあ時間の関係もありますから、あわせて全部お尋ねしますが、大臣にお尋ね……

第47回国会 内閣委員会 第4号(1964/12/04、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は二点についてお尋ねしたいのですが、最初は入国管理事務所の問題でお尋ねし、次にはいま伊藤委員の御質問の公安調査庁関係について若干お尋ねしたいと思うのです。  最初にお尋ねしたいのは、今回のこの提案で、出張所を新しく三カ所設けることを提案しておりますが、この場所選定の基準はどういう点に置かれているのか、その点をまず最初にお尋ねします。
【次の発言】 御承知のとおり、経済発展とともに、特に臨海工業地帯というのが非常に盛んになってきたわけですが、たとえば昨年は新産都市の指定、十三カ所の指定などが行なわれて、この指定地域を見れば、多く臨海工業地域が中心となって指定を受けているわけです。……

第47回国会 内閣委員会 第6号(1964/12/16、6期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっといまの問題に関連して、いまの長官のお話を承りますと、一年間の定員の不補充という原則を立てられたようですが、そうしますと、来年局を設けるとか、あるいは部を新設するとか、あるいは新たな公団を設けるとか、こういうような面は、不補充の原則から見ても、また、したがって、積極的に定員をふやさぬというたてまえから見ても、一切局の新設、部の新設、あるいは公団の新設等は認めない、こういうことになるわけですね。特にこの点は過日行政管理庁長官の名において、ちょうど予算編成の時期でもあるから、そういうようなことは一切認めない、こういう方針を行政管理庁としてはとっていると新聞で拝見したのですけれど……

第47回国会 予算委員会 第3号(1964/12/09、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は民社党を代表いたしまして、最初に外交問題、次に内政問題について若干お伺いしたいと思います。  最初に、午前中いろいろ議論がありました中国問題について、佐藤総理並びに椎名外務大臣にお尋ねいたしますが、率直に申しまして、質疑応答を伺っておりましても、佐藤総理の中国問題に対する態度は、言葉は多いが、実体が何なのかということが明確につかむことができないわけです。ことに、衆議院においても、また本参議院におきましても、佐藤総理も外務大臣もよくよく、しばしばにわたりまして答弁を取り消しておられるわけであります。  まず、第一にお尋ねしたいのは、佐藤総理は、先般組閣されました直後の記者会見で……

第47回国会 予算委員会 第7号(1964/12/14、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私、限られた時間でありますので、内政問題について若干お尋ねしたいと思います。  最初に総理にお尋ねしたいことは、社会開発の問題であります。総理が政治のビジョンとして社会開発ということばを出されたことはまことに当を得ておる、こう考えます。今後われわれも大いに社会開発ということばを国民大衆に訴えなければなりませんが、しかし、正直に申しまして、なかなか理解しにくいことばであるわけです。そこで、社会開発の元祖である佐藤総理から、わかりいいようにひとつ御説明がいただきたいと思います。
【次の発言】 広義あるいは狭義に理解した場合はかくかくであるということ、われわれも理解できますが、社会開発……

第48回国会 国際労働条約第87号等特別委員会 第3号(1965/04/28、6期、民主社会党)

○田畑金光君 初めに総理にお尋ねいたしますが、いままでの質問とある程度重複するかもしれませんが、確認という意味で特に総理にお尋ねいたします。三党共同修正がしごくなごやかなうちに話し合いがついて、参議院に送付になった、こういうお話でありましたが、しごくなごやかでなかったところに、党共同修正という形にまで発展したわけです。ある面から見れば、問題点は一年後か一年半後に残したにすぎない、これに私は尽きると思うのです。したがって、私は、将来ともなごやかにいくかどうかということは、公所員制度各議会の答申を文字どおり――先ほど与党の藤枝議員は、文字どおり尊重してもらいたい、期待しておる、こういうお話でござい……

第48回国会 国際労働条約第87号等特別委員会 第7号(1965/05/13、6期、民主社会党)

○田畑金光君 初めに、労働大臣にこれは確認という意味でお尋ねいたしますが、今回の三党修正案によれば、公労法四条三項及び地公労法五条三項の改正は、公布後九十日以内に施行されることになっておりますが、このことは先日のドライヤー委員会の提案にもありますように、八十七号条約に直接関係のある問題であるため、条約の発効を待つまでもなく、すみやかに改正することになったものだと理解しておりますが、そのように理解してよろしいかどうか、この点確認しておきます。
【次の発言】 次に、公労法第四条第一項及び地公労法第五条第一項の改正も、同様に九十日以内に施行されることになるわけです。これもですね、ドライヤー委員会の提……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1965/03/03、6期、民主社会党)

○田畑金光君 一、二点確認というような気持ちでお尋ねしますが、結論的に申しますと、結局水没させてしまって、原因の究明は事実上これはできなくなった、こういうことだと思うのですね。参考人の先ほどの御答弁を聞いておりましても、水没させるということは、会社としてもこの際、原因をはっきり確かめて、二度とこういう事故を起こさぬような対策を講ずるためにもという気持ちからいうと残念であったというようなお話がありましたが、結局もう水没によって原因をはっきりさせるということが事実上だめになった、こう私たちは見るわけですが、その点どうでしょうか。それをはっきり承りたいと思うのです。二十五日のわれわれ現地調査において……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第14号(1965/04/13、6期、民主社会党)

○田畑金光君 この法案について、私、実はいままで委員会に出ていないので、あるいは若干重複するかもしれませんが、二、三お尋ねしておきます。  結局この法律の成立が若干おくれてきたわけで、さてこの法律が通ってから、施行については三カ月以内と、こうなっておりますが、最小限どの程度の準備期間があれば電力用炭販売株式会社の発足ができるのか、最小限努力すればどの程度で発足できるのか。また、それがためにはどのような準備などが必要であるのか。公益事業局と石炭局の話し合いもありましょうし、あるいは特に電力業界との、また、技術的な問題点についての話し合いも必要と思うのですが、そういうことを考えた場合に、どの程度の……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第15号(1965/04/22、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私はたくさん質問もありますが、時間もこういう時間であるし、先ほどの理事会の申し合わせを尊重して、二つの点だけお尋ねしておきたいと思います。  第一の質問といたしまして、問題点だけを申し上げますから、ひとつ大臣なり局長からお答え願いたいと思います。  第二次答申の趣旨は、企業経理の改善ということを強く取り上げております。そのためには炭価の引き上げ、利子補給措置、鉱害賠償の補助率の引き上げ、あるいは無利子の融資のワクの拡大、設備投資などについて、特に政府に勧告措置を講じておるわけです。そこでお尋ねしたいことは、いろいろ今度の予算措置を見ましても、政府は、この答申に基づきまして各種の措……

第48回国会 大蔵委員会 第11号(1965/03/11、6期、民主社会党)

○田畑金光君 きょうは時間もこういう時間ですから、そうやりませんが、先ほど来お答えを聞いておりまして非常にわれわれおかしく思うのは、たとえば山陽特殊鋼にしても、もうすでに二月には株が異常に下がったという現象、あるいはすでに去年の末かことしの初めの経済雑誌などにも山陽特殊鋼の危険信号というのはもう表になっていたわけですね。こういう問題について、これはどうなんですか。これは重工業局長に聞いておいたほうがいいと思うのですが、こういうような事態というものが予測されていたと思うのですが、ことに、あなたのお話を聞いてみましても、なぜこう倒産したかという一番大きなあれは、過剰設備投資と言われましたね。また、……

第48回国会 大蔵委員会 第12号(1965/03/12、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私、しろうとなんで、あまりわからぬのでお尋ねするのですが、今度三つの税務署を設ける、これで全国で五百七の税務署が全国にできると、こういうわけですか。  そこで、この税務署を新設するについては、地方自治法の百五十六条の第六項の規定に基づいて国会の承認事項だ、こういうことになっておるようですが、同時に、今回税務署をなくする、統合する、こういうこともあるわけですね。このあとの場合はこれはどういうことになるわけですか。要するに、国会の承認事項であるのかないのか、廃止するとかあるいは統合するとか、こういう場合です。
【次の発言】 統合するというような場合は、これは新設に相当するということで……

第48回国会 大蔵委員会 第14号(1965/03/18、6期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと、これは資料の要求ですが、さっきの国有財産のあの問題、ひとつ経過と現在問題になっている内容等について詳しく資料を出してくれませんか。ああいう問題は私は相当ころがっているように見ますので、また別の機会にひとつこれは質問したいと思っていますから、そのほかにも問題になっている国有財産払い下げのいろいろな問題があると思いますので、そういうのがあれば、ひとつついでに出してください。

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/23、6期、民主社会党)

○田畑金光君 木下先生に……………。これは直接、税と関連するというよりも、むしろ間接的に関連いたしますが、率直に、最近所得政策という問題が漸次取り上げられてきているわけです。時にこの間の生産性の十周年の総会等において、産業界、あるいは経済界と言ったらいいかもしれませんが、その代表等から、この問題もそろそろ検討の時期に入っておるというような意見等が述べられておるわけですね。昨日、経済審議会でしたか、佐藤総理がこの審議会の総会に出てあいさつをしておりますがね、その中等にも、生産性と賃金物価の問題等が言われておるわけですね。この問題の政府部内における議論のいきさつというのは、昨年来のことは御承知のと……

第48回国会 大蔵委員会 第17号(1965/03/24、6期、民主社会党)

○田畑金光君 物品税法について若干お尋ねしたいと思うのですが、先般予算委員会などにおいても、さらにまた一月の新聞記者会見でも、大蔵大臣は、将来直接税中心から間接税中心にだんだん移していく必要がある、まあ間接税が非常にいい、こういうようなことを漏らしておりましたし、また先般、取引高税の創設などについても、これは一番望ましい税金のあり方だというようなこと等を述べておるわけですが、これについて大蔵大臣が相当具体化しそうな、したいような意向を述べておりますが、事務当局としてこの趣旨に基づいてどんな作業を進めておられるのか、まずその辺から承りたいと、こう思うのです。

第48回国会 大蔵委員会 第18号(1965/03/25、6期、民主社会党)

○田畑金光君 お尋ねしたいのは、この世銀の借り入れ金、それから外債発行の問題についてお尋ねしたいと思いますが、この説明によりますと、予算総則で世銀の借款、外債発行ともに総額を示すだけにこれからとどめる、こういうことですね。まあ、だんだん事情を承りますと、市場の状況等から困難な要素があって、未確定な要素があって、あらかじめ計画を明示することがむずかしい、こういうようなことなんですが、それもわからないでもないですけれども、しかし、借り入れされる、あるいは外債を発行されるということですから、この借り入れの対象なりあるいはまた発行の銘柄等については、当然おおよその目算があってこれはなされると思うのです……

第48回国会 大蔵委員会 第19号(1965/03/26、6期、民主社会党)

○田畑金光君 大臣に最初に租税特別措置の問題で若干お尋ねしたいんですが、私も税調の答申を幾らか読んでみましたが、この答申によれば、昭和三十二年以来、租税特別措置は整理合理化の方向でいくようにと、こう書いてあるわけですね。先ほどのお話のように、この特別措置が経済の高度成長に寄与したということは私も認めるわけです。いろいろな特別償却制度とか、新しい技術の導入とか、企業の設備拡大について積極的な貢献をやっていること、また、新技術の導入や生産規模拡大によるいろいろな損失の危険の防止にあたって準備金、引き当て金その他の措置がとられている。こういう意味においては、特別措置の果たしてきた役割りもよくわかりま……

第48回国会 大蔵委員会 第20号(1965/03/30、6期、民主社会党)

○田畑金光君 関税局長にまずお尋ねしますが、関税の還付というのがありますね。それで、還付を受けておるのはどういう場合なのか。特に関税暫定措置法第七条の五、「電力業等用の重油に係る関税の還付」、この条文についてちょっと説明してくれませんか。
【次の発言】 この第七条の五の「電力業、鉄鋼製造業又は国産石炭の購入実績等を勘案して政令で定める事業を営む者のうち政令で定めるもの」、これは政令を見ればわかると思うのですが、「又は国産石炭の購入実績等を勘案して政令で定める事業を営む者」、これはどんなあれですか。
【次の発言】 その場合、これは還付というのは何%還付しておるわけですか。この七条の五に基づく還付……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/31、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、政府提出の所得税法案以下四法案に対し反対の意思を表明し、木村委員提出の所得税法案に対する修正案に賛成の意を表します。  昨年十二月の税制調査会の長期答申は、その骨子として、毎年自然増収の二〇%を減税に充てること、経済成長に伴い税負担が特に累進的に増加する所得税に重点を置いた軽減措置を行なうこと、資産所得を優遇する租税特別措置はできる限り廃止整理の方向で検討すること、を提案いたしております。  これを受けて、税制調査会はさらに昨年十二月十七日、昭和四十年度税制改正の答申を行なっておりますが、これは財源難の理由で長期答申より後退し、政府、大蔵省の意向を多分に……

第48回国会 大蔵委員会 第24号(1965/04/27、6期、民主社会党)

○田畑金光君 小竹教授にお尋ねしたいのですが、それは先ほど日本共同証券の三森社長のお話に関連いたしましてでありますが、先ほど三森社長のお話がありましたように、株式需給のバランスを確保するために、あるいは流通市場の沈滞をなくするために、昨年一月共同証券を設置されて過剰株式の凍結をはかられたわけです。さらにまた、本年に入りまして日本証券保有組合をつくられて、さらに多くの株式の凍結をはかられておるわけでありますが、まあかれこれ、先ほどのお話を承りましても、この二つの機関を入れますと、三千六百億円、約四千億円近くの株式の凍結をはかっておるわけですね。そこで、実は当時こういう掛買をやるのは、大蔵大臣なん……

第48回国会 大蔵委員会 第26号(1965/05/11、6期、民主社会党)

○田畑金光君 それでは、証券取引法の一部改正について若干お尋ねしますが、今回の改正は、証券業が国民経済的にも、また社会的にもきわめて公共性が高いので、大蔵大臣の監督権限を強化して、証券会社の信用の向上、投資者保護を一そう促進するためにこの法改正がとられたわけでありますが、この法律改正によって現在著しく不振あるいは低迷をきわめておる証券市場対策にどういう寄与をするのか、証券市場対策としてこの法律改正がどんな面に積極的な意義を持つのか、これをひとつ承りたいと思うんです。
【次の発言】 私のお尋ねしておることは、いまお話しのように、証券業者あるいは証券会社の体質改善、これが投資者の保護になり、また今……

第48回国会 大蔵委員会 第29号(1965/05/18、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表いたしまして、証券取引法の一部を改正する法律案並びに日高議員提出の附帯決議案に賛成の意を表します。  証券業は、国民経済的立場から見て、非常に重要な事業であるだけでなく、近年証券投資が普及するとともに、投資者層が広く一般大衆に拡大して、社会的にも著しく公共性の高い事業になっております。  しかるに、証券業が昭和二十三年に登録制を採用されて以来、業者の実態を見ますと、その存廃はまことに激しく、なかんずく、最近における株式不振の状況下、証券業者の経営はとみに悪化し、登録制のもとにあって好況期に急増した業者の廃業が続出するに至っております。  このような実情からし……

第48回国会 大蔵委員会 第30号(1965/05/25、6期、民主社会党)

○田畑金光君 関係大臣にお尋ねいたしますが、最初に特に私お願いしたいのは、答弁は、質問者に質問事項についてよく理解納得させるような、そういう答弁を願いたいと思っております。  先ほど来、答弁をお聞きいたしまして、この法案の提案された趣旨がさっぱりのみ込めない、このことです。この法律案の提案の政府説明を読みますと、結局、農地改革における農地被買収者の貢献を多とし心理的な影響を顧慮されてこの交付金法を提案された、こういうことになっておりますが、「貢献を多とする」、実はそのことば自体が私わからないのです。貢献を多とするというのは、よく労を多とするということばを世間で聞きますけれども、貢献を多とすると……

第48回国会 予算委員会 第8号(1965/03/10、6期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと関連。  関連でお尋ねしますが、最初に、総理はいまの問題について、向井委員の質問に対し、こういう暴力行為については新聞では読んでおるがというお話でございますが、私は、総理のこの問題に対する基本的な考え方を承っておきたいと思います。いま言われておるのは、労働運動の面における暴力行為の問題だと、こう見ております。労働運動というのは、本来私は人間性尊重の上に立つ運動である。いわば資本主義の矛盾を解決しようとして自然発生的に生まれてきたのが労働運動であるとするならば、それはあくまでも人権擁護の立場に立ち、人間性尊重に立ち、自由と人権の上に立ったのが労働組合運動であると私は考えてお……

第48回国会 予算委員会 第13号(1965/03/16、6期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、初めに大蔵大臣に山陽特殊製鋼の問題についてお尋ねしたいと思うのですが、山陽特殊製鋼の倒産は、設備投資の行き過ぎと販売競争の激化、業界の不振、特にワンマン社長の放漫経営による経理内容の悪化によるものと言われておりますが、特に問題なのは、同社がこの数期にわたる実質赤字にかかわらず、毎期相当額の利益金を計上して、一割ないし一割二分の配当をやってきた粉飾経理の問題であります。粉飾経理というのは、企業の公共性、社会性から見ても、投資者保護の立場から見ても許されないことだと見ておりまするが、これは証券取引法を所管しておられる大蔵大臣にも私は責任もあると考えております。  まず、この粉飾……



各種会議発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 地方行政・労働連合委員会 第1号(1953/06/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 一応休憩してから……。(「休憩々々」と呼ぶ者あり)

第16回国会 労働委員打合会 閉会後第1号(1953/10/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 全部終えてから……、そのほうがよろしいです。

第16回国会 労働委員打合会 閉会後第2号(1953/10/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 只今の寺本委員の御発言の中には賛成の点もありまするが、又私として考え方を若干異にする点もあるわけであります。それは昨日来この委員会で初めて岩屋炭鉱の問題を我々は承知したわけなんですが、ただ私たちの基本的な立場と申しますか、考え方としては従業員を一千名も使つている炭鉱、而も月産一万五千トン、これは相当の大きな炭鉱だと、こう見受けるわけであります。従つてこういう大きな炭鉱が先般の水没で廃鉱する、廃山する、こういうことは重大なやはり国の産業の問題だと思うのです。こういう大きな、少くとも炭鉱のレベルから申しますと大きな炭鉱だと考えられるこの大きな炭鉱を、廃山することも個々の企業者の自由で……

第19回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1954/03/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 今の点で一つ関連してお尋ねいたしますが、この条約に伴いILOの機関に労使の代表を送るというような問題ですが、只今国際労働課長の御説明によりますると、外務省と労働省とが相談してやるというような御説明ですが、こういうような場合は一体労働省が実際の例えば選出等については主管するのか、外務省がそれに助言を与えるという程度であるのか、どちらが主管になるのか、先ずそこを一つお伺いしておきます。
【次の発言】 只今の御答弁によりますると、条約としての取扱は外務省だが、労働問題の実質的な面については労働省が所管する、これはまあ当然のことだとこう思うのです。そういたしますると、先ほどの国際労働課長……

第19回国会 厚生・労働連合委員会 第1号(1954/05/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 関連いたしますけれども、只今厚生大臣の御答弁を承わつておりますと、諸外国の社会保障制度の趨勢等に鑑みて、この法律改正案を出されたということを承わりまして、その点に関する限りは至極く結構なことと、満足の意を表したいわけであります。ところが法案の内容を検討してみますと、政府の都合のよい点は取入れて、都合の悪い点は何ら顧慮されていないという憾みが多いわけであります。そこで一つ私お尋ねしたいことは、御承知のように我が国もILOに加盟してから両三年になろうといたしておりますが、一九五二年のILO第三十五回総会におきまして、社会保障の最低基準に関する条約が採択されておるわけであります。この条……

第19回国会 文部・労働連合委員会 第1号(1954/04/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○田畑金光君 関連いたしますが、公務員の政治活動に関して労働大臣並びにこれは文部大臣にもお尋ねしたいと思うわけでありますが、只今吉田君の質問しておつた公務員の政治活動の問題でありますけれども、公務員一般というのではなくして、今論議されておる問題は公立学校における教職員の政治活動の問題だと、こう見るわけであります。御承知のように国家公務員或いは地方公務員、即ち教職員を除くその他の一般地方公務員に関しましては、人事院規則或いは地方公務員法に基いて厳重なる政治活動の制限、むしろ禁止というような強い制約があるわけであります。併しこのような国家公務員その他の一般公務員に対する制約も戦後の傾向を振返つて見……

第24回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第2号(1956/04/04、3期、日本社会党)

○田畑金光君 三月の十九日に矢内原東大総長以下十名の諸先生方が文教政策の傾向に関する声明書を出されたわけであります。この声明書はまことに今日の政治に対する大きな警告であるとともに、国民に対し教育の向うべき方向を示したものとわれわれは非常な敬意を表する次第であります。この声明書が発せられまして以降、その後関西においても各大学の総長、学長各位の声明書となり、あるいは教育学界における批判となり、また都道府県の教育委員会あるいは市町村教育委員会の反対運動に転化して参ったわけであります。私たちは今日の政治並びに今日の政治のもとにおける教育の方向を考えましたときに、先ほど来先生のお話のように、まことは憂慮……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 社会労働・商工委員会連合審査会 第1号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○田畑金光君 ただいまの発言と同様な趣旨になりますけれども、本日は連合審査会でありましたので、社労委員としてわれわれは慎しんでいたわけであります。大いに通産大臣に、特に通産行政と本法との関連においてお尋ねしたい問題点が多々ありますので、せっかく商工委員の各位からも、もう一度連合審査をという御要望もありますが、これは社労の理事会等で十分御審議願うことといたしまして、とにかく通産大臣の御出席を求めて、この法案についての審議を進めたいと思いますので、委員長において、しかるべく進められることを強く要望申し上げておきます。

第25回国会 社会労働・法務委員会連合審査会 第1号(1956/12/01、4期、日本社会党)

○田畑金光君 牧野大臣に一、二の点についてお尋ねいたしておきたいと思いますが、法律学徒であり、また法律哲学者でもあられる牧野大臣でありますから、少し憲法の公共の福祉の問題について、もう少し学究的な態度と内容をもって教えていただきたいと考えるわけです。  先ほど大臣は、所有権は義務づけられておる、公益は私益に先んずる、ワイマール憲法以降の新しい法律思想の展開についてお話しがあったわけであります。また民法第一条について指摘されましたので、私も初めて民法の第一条を読んでみましたが、確かにこの第一条については傾聴すべき内容が含まれておるわけです。「私権ハ公共ノ福祉ニ遵フ」、「権利ノ行使及ヒ義務ノ履行ハ……

第25回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○田畑金光君 労働大臣は閣議が済んだら出席されるというわけですか。閣議は何時ごろまでに大体終了する予定なのか。――特に私こう申しますのは、せっかく皆さんもおいでになっておりますし、皆さん方の声は特に政府当局、労働大臣に、関係者に聞いてもらう内容の話だと思いますので、本日から明日にわたり公聴会が開かれるわけですが、労働大臣は少くとも公聴会を通じて出席を願う、このことをはっきり一つ委員長から要請されて、善処をしていただきたいと、こう思うのです。
【次の発言】 沢田さんにはいろいろ質問がありますが、時間の関係もあるようですから、一、二にとどめますけれども、先ほどの公述の中で、お話の中に、東大の有泉教……

第25回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1956/12/01、4期、日本社会党)

○田畑金光君 松尾さんにお尋ねしたいと思いますが、先ほど高島炭鉱における保安放棄の問題について荒筋の説明がありましたが、もう少し当時の模様等について報告を願いたいと思います。
【次の発言】 よくわかりましたが、それで大槻さんにお尋ねしたいと思いますけれども、先ほどの公述は一般論としていろいろな角度から取り上げられておられたわけであります。一般論もけだし尊重しなければならぬと思いますけれども、やはり私はその一般論としては具体的な事実というものが大事じゃなかろうかと思うわけなんです。この法律案を延長するについては、具体的に法律を延長しなければならぬような、過去において具体的な事例が発生したのかどう……

第29回国会 大蔵・商工委員会連合審査会 第1号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○田畑金光君 商工委員会では、先の国会に日本貿易振興会法案及び中小企業信用保険公庫法案を審議いたしましたが、この二つの法案は、ただいま議題となっております法律案と密接な関係があるわけでございます。その他この法案に盛られておりまする経済基盤の強化の問題といい、あるいは東南アジア開発協力の問題といい、すべて商工委員会といたしまして強い関心を持って調査を進めてきた問題でございます。そこで本日は連合審査をお願いしたわけでございまして、私はまず本法律案の問題点について二、三お尋ねをしたいと考えるわけでございます。すでに衆議院の関係委員会におきましても、また参議院の当大蔵委員会等におきまして、しばしば質問……

第31回国会 商工・農林水産・建設委員会連合審査会 第1号(1958/12/19、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(田畑金光君) これより商工・農林水産・建設連合審査会を開会いたします。先例によりまして私が連合審査会の委員長の職を務めさせていただきます。  それでは公共用水域の水質の保全に関する法律案及び工場排水等の規制に関する法律案を一括して議題といたします。  両案は昨日衆議院において修正議決され、本院に送付され、商工委員会に付託されました。つきましては、この際、修正点につきまして説明を聴取いたします。
【次の発言】 これより御質疑のある方は、順次、御発言願います。なお修正案提出者に御質疑のある方は、先に御発言を願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっとあらかじめ委員各位の御了解を願っておき……


5期(1959/06/02〜)

第33回国会 社会労働・商工委員会連合審査会 第1号(1959/12/09、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 重複するかもしれませんが、数点についてお尋ねしたいと思います。  この法律案を読みまして、実は一番最後を見ますと五年という時限立法になっておりますが、これは五年の後にはこの法律の意図する目的が達成されるという予測のもとに立てられているとこう見ているわけですが、一応なぜ五年という期限でこの法律を考えられたか、その辺の事情を少し説明してもらいたい。
【次の発言】 お話の中に出たように、合理化法が実施されてからもうすでに四年たっている。この間、今大臣のお話によります、今まで四年間のやつをこれから五年間に処理しようというようなお話ですが、実際四年間に現実に石炭合理化によって出てきた失業者……

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第2号(1960/02/25、5期、民主社会党)

○田畑金光君 提案者に主としてお尋ねいたしますが、この法律案を読みまして、なかなか理解しにくいので、簡潔に、この法律の目的は何を意図されておるか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 審議権の公正な行使ということですが、議員の持つ固有の権限であると素朴的に理解はできますが、審議権というのは一体どういう内合を含んでいるのか、明確にしていきたいと思います。
【次の発言】 私の質問しているのは、他から妨害されたり云々ということではなくして、審議権というものの内容あるいは範囲はどんなことを指しておられるのか、これを承っておるんです。
【次の発言】 ばく然としておりますが、審議権をたとえば放棄すると……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1961/03/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は質問する予定じゃなかったのですけれども、一つ参考までに伺っておきたいのですけれども、先ほど辻さんの質問なさった石油精製会社の一覧表、ドルの割当、これについて過去三年の実績によって、その算出方法等については全会社に提示している、公開している、こういう説明があったわけですが、その過去三年の実績によるというのは、どういう方法で算出しておるのか、それを一つ参考までに教えてもらいたいと思うのですが。
【次の発言】 その際、この製油能力なんという施設、設備等については全然考慮していないで、先ほどの三つの要素によって割り当てられておる、こういうことなんですか。

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 先ほどこの新しい防衛年鑑をいただいたわけですが、この防衛年鑑は防衛庁の中で出しておられるのですか。
【次の発言】 この防衛年鑑刊行会というのは、防衛庁とどういうふうな関係になっておるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、防衛庁はこの年鑑については何ら関係がないんだ、こういうようなことですか。
【次の発言】 これをいただきまして、非常に内容も今お話のように豊富でもあるし、いろんな問題について詳細に編集されておりますので、これは非常に勉強するのに値する本だとこう判断したわけですが、私はいいとか悪いとか言っているわけじゃございませんが、この中に、一番初めに防衛研修所の佐伯さんが「日……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/30、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は日韓問題、請求権の問題、在外財産の問題について若干お尋ねしたいと思うんですが、三月九日の日に、野党側の強い要求で、例の日韓請求権問題に関する米国務省の口上書及びこれに関連する当時の日韓合意議事録が公表されたわけですが、その後、日韓予備会談の進行状況についてどうなっているか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 その後、李ラインの中で、この交渉が始まってから漁船の拿捕とか船員の抑留とか、こういうようなことはあるのかないのか教えてもらいたいと思います。
【次の発言】 秋田丸が拿捕され、船員十名が抑留されているわけですが、これについては話し合いはどうなっておるのか、釈放される見通……

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/03/15、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今、私の質問したいと思ったのもその所得政策と価格政策の関係であったわけですが、今の御説明でよくわかりました。ただ、さらに、どういうことになりますか、結局今のような政府の価格政策をとっておりますと、ますます過剰傾向にある米麦の生産に重点が移って、国民の食生活の消費構造の改革からくる、たとえば畜産とか果樹、園芸、蔬菜、こういう面の生産を上げるということは今の価格政策のもとでは、政府のとっておる弾力性のない価格政策のもとではできないと、こう私たちは見ておるわけです。したがいまして、ここで考えられますことは、当然米麦の価格制度とともに、先ほど先生もお話しになりましたこの食管制度そのものに……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1962/03/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間の関係もありますので、ひとつ二、三点だけお尋ねしたいと思いますが、まず最初に、二月一日の発行で、「政府の窓」で、藤枝防衛庁長官が細川隆元氏と対談をしておられまして、いろいろ抱負経綸を述べておられますが、その中で、特に今後防衛産業の育成発展に留意して参りたいというようなお話がございますが、長官にひとつ防衛産業育成論を承っておきたいと思います。
【次の発言】 まあ、かりに三十六年度、あるいは三十五年度でもけっこうですが、今御答弁になりましたように、国民総生産の中で、防衛庁関係の発注、あるいは生産というものがどの程度の比率に上っておるのか、航空機を別にしたら非常に少なくて話にならぬ……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 最初にお尋ねしたいことは、国会に対する予算説明の第七に、「国際協力に必要な経費」として二億四千四百八十四万円、それからからもう一つは第十一に、「国際分担金等の支払に必要な経費」として二十三億千五百五万四千円と、二つの項に分かれておりますが、国際連合に対する負担金とか、あるいは国連の諸機関に対する分担金、拠出金、これはこの二つの項目のどれに入るわけですか。さらにまた、国連に対してわが国が負担しておる負担金ですか、これはどの程度なのか、これをひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 昭和三十五年ないし昭和三十六年の分担金と申しますと、具体的に金額にすれば三十五年は幾らになり、三……


6期(1962/07/01〜)

第44回国会 石炭対策特別委員会、社会労働、商工委員会連合審査会 閉会後第1号(1963/11/29、6期、民主社会党)

○田畑金光君 席をはずしたりしておりましたので若干重複する点もあるかもしれませんが、限られた時間でもありますので簡潔にお尋ねしたいと思います。  まず最初にお尋ねしたいのは、九州大学の山田穣教授を長とする政府任命の原因探究の調査団がすでに発足して二十日を経過いたしておりますが、現在、どういう程度の作業になっておるのか。と申しますのは、先般の石炭特別委員会におきましても、この種事故については、災害の原因探究のうちに、いつの間にかはっきりしないままに終わる危険が非常に強いので、この際、責任の所在の明確化とともに、その前提として災害の原因の追及をすみやかになさねばならない。これに対しまして、通産大臣……

第48回国会 石炭対策特別委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号(1965/02/24、6期、民主社会党)

○田畑金光君 大臣に私ひとつ常識的な立場で一、二お尋ねしておきたいと思うのですが、端的にひとつ大臣に承るわけですが、この種事件の責任というのは、一体だれが第一義的には責任を負うべき筋のものか。われわれも新聞でおおよそ炭じんガス爆発であるというようなこと、また、この辺の監督の今日までのあり方等についてもいろいろ新聞では見ておりまするが、これらをあれこれ勘案してみたときに、この種事故についての第一義的責任というのはだれが負わねばならぬのか、この点は大臣としてどのように感じておられるか、これを率直にひとつ承っておきたいと思う。
【次の発言】 私は、大臣のそのお気持ちは了とするし、また、そうでなければ……


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データ更新日:2022/12/09

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