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藤田藤太郎 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

藤田藤太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(参)
466位
委員会発言歴代TOP50(参)
36位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
111位
委員会発言(議会)歴代TOP100
66位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
35位

4期委員会発言TOP25
17位
4期委員会出席(無役)TOP50
34位
4期委員会発言(非役職)TOP25
16位
4期各種会議出席TOP10
10位
4期各種会議出席(無役)TOP20
15位
4期各種会議発言(議会)TOP10
9位
5期委員会出席TOP50
42位
5期委員会発言TOP10
10位
5期委員会出席(幹部)TOP25
22位
5期委員会発言(非役職)TOP10
10位
5期各種会議発言TOP20
16位
5期各種会議発言(非役職)TOP20
17位
6期委員会発言TOP25
13位
6期委員会出席(幹部)TOP10
9位
6期委員会発言(議会)TOP10
3位
6期委員会発言(非役職)TOP25
15位
6期各種会議出席TOP20
16位
6期各種会議出席(幹部)TOP5
4位
7期委員会発言TOP10
9位
7期委員会出席(幹部)TOP25
18位
7期委員会発言(議会)TOP10
2位
7期委員会発言(非役職)TOP10
9位

このページでは藤田藤太郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。藤田藤太郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

4期(1956/07/08〜)

第25回国会 社会労働委員会 第5号(1956/11/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は千葉新聞の争議について当局に質問をいたしたいと思います。  まず第一に、今月の初めから三十七名の首切りの問題をめぐって争議が行われ、その中にはいろいろ協約違反の問題や、暴力行為の問題や、いろいろの問題が起きていると聞いておるわけです。そこで当局から千葉新聞の争議というのは、どうなっているかということの一応経過を御説明を願いたい。
【次の発言】 今概略をお聞きしたんですが、会社側は十二月二日株主総会を開いて解散を云々ということがいわれております。ところが、元来この千葉新聞と組合との間には、労働協約が昨年の十二月締結されて、その中では、いろいろな条項がありますけれども、何といい……

第25回国会 社会労働委員会 第7号(1956/11/28、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度政府の出された電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案、この法律案は私が言うまでもなく、三年前の八月の政府の説明を見ますと、電産、炭労の争議を規制する、要するに、不当に権利を剥奪する、われわれから言わしむれば、そういう法律であると理解をいたしております。そういうものである限りにおいて、われわれといたしましては、一方的に労働者のスト権を剥奪する、要するに、スト規制に対しては、われわれも反対いたしましたし、また、国民の多くの世論も、この憲法違反の疑いがあるという建前、もっと具体的には、労使のバランスを、こういうものによってアンバランスにするという建前から、……

第25回国会 社会労働委員会 第8号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は労働行政について二、三質問してみたいと思うのであります。  このスト規制法が三年前に時限立法として成立いたしまして、その後労使の関係がどうなっておるか。労働者の争議権、罷業権あることによって、労使関係というものが、労働組合法の第一条を出発点として、労働組合法に書かれているバランスがとられて、対等の立場、で問題を解決する、こういう格好になっておるのでありますけれども、労働者のバランスをとるべき争議権というものがたな上げされて、そうして三年間今日まで自分の力というものをとられてしまって今日まできておるのであります。その後の鳩山総理大臣に聞きたいのでありますけれども、たとえば電気……

第25回国会 社会労働委員会 第11号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 千葉新聞のことについてまず最初に少し聞いてみたいと思うのです。この前も労働協約を踏みにじって解雇の問題が出てきた、そういうところから協約で平和条項がありながら、これに対しまして片方はロックアウトという状態に入った、三十七名の首切りをめぐって争議が続けられて参りました。ところが今の報告を聞いてみますと会社は解散をした、解散をしてしまった。今日の状態では地労委も手を引いてしまっている、こういう状態、一部では擬装解散じゃないか、こういうことも言われている。いずれにいたしましてもここで働いている百名近くの人の生活というものは今日会社解散という会社側の都合で四万部から出ておった県民の新聞……

第25回国会 社会労働委員会 第13号(1956/12/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 駐留軍の労働者の給与の問題、それから解雇をめぐっての問題、いろいろ問題は調達庁に非常に関係があるわけであります。この問題を追及していきますと、何といいましても、このような所沢の問題、その他自動車修理を主にしているのですけれども、ここで起きている問題は間接雇用ではありますけれども、肝心の使っている軍当局の無計画な点やそういう点が解雇の問題の主体をなしているという工合に受け取れるわけなんですけれども、何といっても年末を控えて次から次へと勝手に首が切られるという根本的な問題について、調達庁はどういう工合に今までこの問題について取り組んでこられたかということをまず第一にお聞きしたいので……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1957/06/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度の、第十六次中共地区引き揚げ事情の調査に関しまして、小西英雄、高良とみ君とともに舞鶴までお迎えに行って参りましたので、その概略を御報告いたしたいと思います。  引揚船は興安丸であります。興安丸は五月九日舞鶴を出港いたしまして、十四日塘沽に入り、十九日同港を出発して、二十三日に舞鶴に帰る予定であったのでありますが、塘沽の到着後、華商家族の乗船をめぐって、日本側と中共側の交渉が難航したため、出港の予定が一日おくれて、舞鶴入港も二十四日になったのであります。航海は非常に平穏であったようでありますが、途中麻疹が集団的に発生いたしまして、福岡海上保安部巡視船くさかきから医療品を受けて……

第26回国会 社会労働委員会 第2号(1957/02/08、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 特別失業対策事業の問題について、どういう状態でやっておられるか少しお聞きしたいのです。
【次の発言】 今の特別失対事業というのは、国家が経費をもってやるという建前になっているのでしょう。地方負担じゃなしに国家が直接……。
【次の発言】 第二番目にお尋ねしたいのですが、経済の発展によって民間需要、要するに求職、就労の拡大というものを見込んで失業対策費の問題が削減されておると思うのですけれども、こういう昨年度の民間の就労の状況、どういうものを基礎にしてこういう立て方をされたかということをお聞きしたいのです。まあわれわれから考えてみますと、決して失業者が減っているという状態じゃなしに……

第26回国会 社会労働委員会 第3号(1957/02/09、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 少しお尋ねをしたいと思うのです。まず第一に、今の中西労政局長から説明があったのですけれども、あくまで教育指針の立場から出した、こういう工合に言われたのですけれども、この内容をずっと見てみますと、法の解釈、法解釈の断定的な問題に非常に多岐にわたって入っている。元来労使関係というのはやっぱり日本では具体的には十年の歴史でありますが、十年の歴史の中でいろいろの問題が過去において、戦後あったでございましょうが、その中から労使の慣行というものが作り上げられていく。むろん労組法、労調法という労働法の建前によってこの労使の慣行というものが作り上げられてきたというのに、そういう実態というものを……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1957/08/09、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度の西九州の被害なんですが、私は根本の問題を一つただして、それからお聞きしたいと思うのです。諌早を中心にして、七百ミリから島原にかけて八百ミリという雨が短時日のうちに降った。だからこの対策そのものは、厚生省の関係する対策というものは今、次官からお聞きをしたのですが、総合的な災害対策というのには、たとえば一定の地方に雨量がどれくらい降ったらどれくらいの水が出てどうなるというような事前対策というものが必要じゃなかろうか、こういう統計や必要手段というものが私はあるはずだと思うのです。これをまずお聞かせ願いたい。平生二百ミリ、三百ミリというものが、たとえば時間を長くして降った場合には……

第26回国会 社会労働委員会 第4号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 中西労政局長、まあ大臣も同意されたのですけれども、従来出しておった行政解釈の基底をなしている精神、具体的な事例で適法か違法かを明確にする、こういう形であるべき姿というものを出した、それは単なる教育指針じゃなしに、通牒という拘束の問題が現われている。そこで問題になるのだが、労働組合と使用者との間というものはあらゆる問題、ここで特に労働三権が問題になってきて、主として労働委員会というものが中心になって具体的な問題が処理される、また、労働関係の解釈というものを最終的には裁判所で結論される、こういう事例なんだが、そういう事例の中で適法、違法を明確にし、あるべき姿を出すのだといわれておる……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1957/08/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 状況について御報告を申し上げます。  今度の引き揚げは、第十二次ソ連地区引揚者実情調査たのめに、野本、藤田が当委員会を代表いたしまして、参議院を代表いたしまして、鶴舞に派遣されました。  今般の引き揚げは樺太の真岡からでありまして、興安丸は七月二十九日午前十時、真岡を出港し、八月一日午前七時五十分、予定よりやや早く舞鶴に入港いたしました。私どもは、まず、援護局におきまして、援護局長より今般の引き揚げの概況につきまして説明を聴取した後、ランチにて興安丸を訪問し、無事輸送の大任を果されました船長以下船員の労苦に対し謝意を表した後、野本委員が、参議院を代表いたしまして、引揚者の人々に……

第26回国会 社会労働委員会 第5号(1957/03/05、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私もいろいろ質問したいことがあるのですけれども、しかし、この質疑を続けて参りますと、いろいろ重要な問題がある。特に二十六条の問題で、交付金の関係はどうなっておるかという問題になってくるとわからない。二十五年以来条文があっても空文にひとしいというような答弁があり、先ほど山下委員もいろいろ言われたように、なかなか納得いかない面がたくさん出てくる。私は当初から厚生大臣が出席されて、この委員会に参加されるということを期待しておった。この法律を軽々しく思っておるわけではないでしょうが、何といっても、これを審議いたしますと、重要な問題をたくさん含んでいる。私はこういう建前からいって、ぜひ厚……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第5号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して、今の大臣の失業対策の問題を聞いておりますと、第一に、地方的な盛り上りにおいて足りない面を政府がやる。こういう御発言がありました。しかし、今度の六万六千プラス空軍関係の四千幾らで大体七万をこえる失業者が予想されている。特に駐留軍労務者というのは政府と雇用関係を持っている。こういう歴史の中から見て、私はそれじゃ今までの駐留軍労務者の削減されていった方々のめんどうを政府は見てきているかどうか、ここに私は第一の問題があると思う。今問題が起きてきて、地方が自主的にやって、その足らざる面を政府が援助すると言われるが、それが政府全体の方針なのか。労働大臣は労働者保護という立……

第26回国会 社会労働委員会 第6号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣にお尋ねをしたいのですが、八章の雑則二十六条の補助規定ですね、これはこの前からお聞きしていると、二十五年以後は地方交付税交付金でやっている。山下参員の質問を聞いておりますと、地方交付税交付金の使い方、具体的な運営については、どうもわれわれが納得いかない、根本的にはこういう地方交付税交付金制度というものがより活用され、意義あるものとして指導され、そして動くようにされるのは、厚生省の私は役割だと思うのです。こういうことがやはり重大な問題としてここに掲げられておりながら、二十五年から今年までこういう交付金の状態にある。私は先ほどから山下委員の質問を開き、また、いろいろ調査され……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1957/09/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣は見えていないようですが、入院患者特別実態調査というものを最近おやりになっているようですけれども、この内容を見てみますと、非常に深く個人の私事まで入っておられるような気がするのです。たとえばこうあげてみますと、いろいろの問題が出て参ります。たとえば警察との協力の問題、または信書を開封する―信書に対してまで厚生省の監督行政を伸ばしていくというようなこと、こういういろいろの問題が出てくるのですけれども、このような調査はどういう意図でおやりになっておるか。それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私がもらった……調べました調査表というものを見てみますと、その中にたとえ……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第7号(1957/10/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 具体的に静岡市の理事者が勝手に組合を動かし、いろいろの暴言を吐いたり、そして市長の命令によって組合をつぶしていく。先ほどからお話を聞いていると、公務員課長ですか、その運営のよろしきを得ればそんなことがないのだということで、五十六条では不利益な取扱いをしちやいかぬということは明確になっている。この条文からいっても、間違った行為というものはやはり是正されなければならぬというのが社会の仕組みだと私は思うのです。この法律のこまかしい条文があるなしの議論じゃなしに、そういう生きた社会における間違った行為というものは是正していかなければいかぬというのが私は根本の問題だと思うのです。だから労……

第26回国会 社会労働委員会 第8号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して……。労働大臣は先ほどから仲裁裁定は尊重すということを言っておられる。  私はまず第一に聞きたいことは、仲裁という概念ですね、仲裁という概念は、私はこれは国際共通だと思うのです。仲裁裁定に従うというのは、これは国際概念において両方が、この法律の三十五条にも原文に書いてあるように、これは、その概念は生かされていることだと私は思う。当然それは尊重するせぬ、それはともかくとして、これに従うというのがこれが仲裁の概念だと思う。労働大臣は尊重すると言われますけれども、その点はどういう工合にお考えですか。私はその中であとに資金上云々ということが書いてありますが、このことの理……

第26回国会 社会労働委員会 第9号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一つ、二つ聞いておきたいのですけれども、まず第一点として聞きたいのは、医師が非常に不足している。特にお医者さんが、特に北海道から東北、北陸、山陰方面にいくと、国立療養所なんかですと、五〇%にも達していない、こういうところが統計のあれに出てくるわけです。こういうところについて厚生省はどういう対策をお立てになるか、ちょっと聞いておきたい。
【次の発言】 たとえば一つの例を取り上げてみますと、富山県の北陸荘ですか、ここでは医師の定員が十三名だと、それが八人お医者さんがおられる、その八人のうち四名は結核療養所だから結核の疾患のお医者さんがその千分の四名、そういう状態である、そういう……

第26回国会 社会労働委員会 第17号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 時間がありませんので、問題点だけを五点ほどお伺いしたいと思います。  私は社会保障制度の問題について、第一点として質問したいと思います。社会保障制度の概念は、その国の病弱や貧困に対して、近代国家においては、個人の責任ではなく、社会の責任の中で守っていく精神であって、同時にまた、その社会保障制度の施策は慈善や恩恵でないと私は思うのでありますが、大臣の所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 この社会保障制度の問題についてはいろいろ問題を残しておるのでありますけれども、時間がありませんので、深くお問いできないことを残念とするものであります。日本の国が入っておりまするたとえばILO……

第26回国会 社会労働委員会 第18号(1957/03/31、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 まず第一に質問したいのでございますけれども、今度の保険金の給付の問題について、前は百四十円、九十円というのを二百円、百四十円ということにして、その条件といたしまして、この二百八十円以上が二百円支給ということになっている。そうすると、六大都市なんかは二百八十円以上になると思いますけれども、二、三十円という少しの違いでその二百円を受けられないで、百四十円になってしまう、こういう問題が具体的な問題として出てくるわけなんです。そういう点についてまず第一にお聞かせ願いたいと思います。こういう工合に不合理性というものが出てくるのだけれども、そこらあたりは労働省はどういう工合に見ておられるか……

第26回国会 社会労働委員会 第20号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 大臣にお尋ねしますけれども、保健所の職員、要するに、職種別充足状況調というのが最後のところに出されておるわけです。これを一見ますと、平均して六九%、大体六〇%から五〇%そこらの、定員に対する現員が、非常に少いわけです。掲げられておる趣旨そのものについては、それだけの補助をやってこれをふやそうという趣旨はわかるのですけれども、しかし、根本的に何がこれ原因しているか、それが明確にならないと、せっかくおやりになろうとしておることが生きないのじゃないかと私は思うので、その点に、たとえば給与の問題、それから医師その他の人々の給与にプラスして、たとえば身分、環境とかいろいろ問題が私はあると……

第26回国会 社会労働委員会 第21号(1957/04/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はこの予算の問題で少し聞いておきたいと思うのです。  今度の厚生省の予算を見ますと、母子福祉貸付金は一億四千万ふえた、これは二分の一から三分の二にふえた額だと私は思うのです。そこで今お話を聞いていると、たとえば年金の問題、もっと突っ込んで言えば、政府がいつも言っておられる社会保障の確立の方向の中で、この母子福祉、寡婦の問題を取り上げていかなければならない。その社会保障に対する考え方、先日も大臣が明確に確認しておられたように、慈善や恩恵ということでなしに、貧困や病弱を社会の仕組みで直していくのだという社会保障の原則を確認しておったと思う。それに関係しますと、年金の問題や、全体の……

第26回国会 社会労働委員会 第22号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 当委員会の決定に基きまして、厚生及び労働行政の地方実情調査のため、谷口委員、草葉委員、藤田の五名が、去る二月十一日から十七日まで七日間、兵庫、岡山、広島の三県下を視察いたしましたが、各県庁、労働基準局及び婦人少年室において詳細な説明及び要望等を聴取いたしました後、各地の施設、工場等を視察いたしたのであります。すなわち、兵庫県においては明石市立保育所、国立光明寮、神戸市塵芥焼却場、岡山県においては私立光輪保育所、岡山市内の失業対策事業現場、岡山保健所、倉敷レーヨン株式会社岡山工場、岡山労災病院、結核患者後保護指導所、早島国立療養所、広島県においては私立ゆりかご保育所、広島原爆病院……

第26回国会 社会労働委員会 第23号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の問題に関連して局長にお尋ねしたい。どうも聞いておりますと、先ほど山本委員から……、問題の事件が起ってから八時、十時半、十一時という段階で報告書が作られているのですが、私も炭鉱へ入ってみまして、炭鉱の、いろいろ雑多ですから私の認識は十分ではありませんが、切羽と坑道との関係の認識ぐらいは私は持っているのです。そこで問題は、どうもわからないのは、スイッチを入れたら火が出たから逃げたという。そこで鉱夫の監督といいますか、その作業の指導をしているといいますか、そういう人が、この個所々々の責任者としているはずだと私は思う。そこでそういう人が、たとえば三十人いるとか二十人いるという、この……

第26回国会 社会労働委員会 第26号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この旅館の直接じゃないけれども、旅館営業に四つの段階がありますけれども、この段階における従業員の問題というものが、何と言っても置き去りにされているような気がするのです。で、たとえば私らの調べたところによると、旅館――一流の旅館と言われているところでも不確定賃金の状態に置かれている。で、その不確定賃金が、たとえば固定給が二千円とか、いいところで三千円、全然固定給のないという状態もある。それではそういう状態の――よくはやる旅館ならいいのだが、はやらない旅館になってくると、ほんとうにひどい生活をして、公述のときにもありましたけれども、従業員をたくさん使いながら、従業員の寝泊る寝室とい……

第26回国会 社会労働委員会 第27号(1957/04/27、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 特に私は、警察関係、また、自治庁の関係、文部省の関係、いろいろと関係が深いのでありますけれども、佐賀県教組の十一名検束、休暇の問題をめぐって重大な問題が起きているわけです。きょうは労働省から次官が見えておりますから、この問題について少し聞いてみたいと思うのです。この発端をなすものは、何といっても佐賀県の教員、職員その他佐賀県に勤めておられる人々の佐賀県の行政上からきた問題が根本の発端をなしている。地財法の適用に当って、教員だけをみましても四百八名ですか、三十一年の三月に教員が四百人名、警察が十七名、県の職員が二百二十五名、その他臨時雇多数という工合にして整理がされているわけです……

第26回国会 社会労働委員会 第28号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も労働大臣に一つ聞いておきたい。労働大臣は、片岡委員が質問したのに、四十人、三十一人、十八人、これは言ったか言わぬかわからぬような答弁で、炉辺談話と言いますか、雑談の中に出たというが、今の答弁を聞いていると、全逓、全電通には三人という問題が出てくる。それじゃ裏付けは四つの段階で数字もはっきり言ったということが裏付けされてくる。これはここで言っておる。これは新聞の発表で、大臣はいろいろな角度からこの問題は雑談だと言っておりますけれども、政府の態度として発表されておる。今話を聞いておると、先日の石田官房長官の話では、当局が、公社が責任を持つものだと言っておる。大臣も今ここではそう……

第26回国会 社会労働委員会 第29号(1957/05/08、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して……。今の労災保険の四十九億出資というのは、どの会計からどこへ行ったのか、そこのところの関係を明らかにしてほしいと思います。年々どうなっておるか……。
【次の発言】 四十九億というのは、労災保険の特別会計からその施設その他に出した金でしょう。そういうことでしょう。それで問題は、先ほど次官が盛んに言われるように、政府から労災保険に金を出しているというのは、どういう格好で出しているか、それを聞きたい。

第26回国会 社会労働委員会 第30号(1957/05/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 長野さんにお尋ねしたいのですが、長野さんは先ほどの公述の中で、商人がマージンを二〇%か三〇%とって、これしか……生協や購買会、生協の問題については中林さんからいろいろお話を聞きましたが、それより二%安く売っていく、消費者の立場になったら一般市価より二〇%も安ければ、たとえ一〇%安くても消費者の立場になれば安いものを買って生活したい心理がこれはもう共通だと思うのです、だれの家庭でも。そこで長野さんは消費者に対するサービスや社会保障の問題も少しつけられたと思うのです。私の聞き違いならこれは別でございます。だからそういう具体的な商品販売について、消費者の生活についてどうしたらいいかと……

第26回国会 社会労働委員会 第31号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は先ほどから労働大臣の答弁を聞いていると、労働省の所管業務というものはどういうものかということを私は疑いたくなる。仲裁委員会、公共企業体仲裁委員会、調停委員会も労働省の所管である、労働者の保護や労働者に対するサービス、あらゆる労働関係の実態というものを労働省はよく把握して、その立場から労働行政というものは行われるべきだと私は思う。今きわめて深刻な争議状態を生み出すような重大な問題があるのに、労働省は知らなんだというような、調査もしていないような、実態をつかんでいないというような答弁のあり方じゃ、われわれはこれは聞いても納得できませんよ。だからもう少しだな、労働行政の立場か円明……

第26回国会 社会労働委員会 第32号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 提案者にお尋ねをしたいのですけれども、この引揚者給付金等支給法案の第五条に、五十才以上から三十才、十八、十八才未満という工合に分けられておるのですけれども、これは、たとえば生活の面とか、どういうものを基準にしてこういう段階をおつけになったのか、そういう点をお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 そういう御意見を聞きますと、生活単位というのは、それは十八才と三十才とは違う。しかし、二十五、六以上になれば、一個の独立した生計を立てるというのは、これは今日の常識だと思うんです。そこらあたりが三十才から五十才、五十才以上、十八才、三十才というような段階がついておるので、その点が少……

第26回国会 社会労働委員会 第33号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は総理に二、三の点について伺いたいのであります。  まず第一点に伺いたいのは、今も片岡委員の、今後の岸内閣の労働行政についてのお話がありました。私は一方から見れば、公社に自主的にあらゆる権限をまかしていきたいというのが、今まで労働大臣その他の大臣からお聞きをしておるわけであります。そこで私は見まするに、その三公社五現業の労働者は、争議権というものを禁止されておる。片方には一切の経営の権限がまかされておって、公労法というものができて、そうしてそこで仲裁裁定という形の中で給与の問題が決定され、団体交渉というものによって身分、労働条件の確定がされるということであります。問題は、私は……

第26回国会 社会労働委員会 第34号(1957/05/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今関係の方が見えるんですけれども、次官がおいでになりますから、厚生行政一般についてお聞きしたい。この前、この国会が始まって始めの方だったと思いますけれども、療養所の給食費と扶助料の問題について医務局長ですか、現在の九十四円十銭の問題について、これではわれわれとしても満足なものではない、だから何とか積極的に考えますというお話があったのです。だからその後、やはり現実的にはこの問題が今の状態のままであるわけなんですか。どういう工合に厚生省としてはこの問題をお考えになってきたか、この点をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 私は厚生大臣、次官どちらかそのときの記憶はちょっとつまび……

第26回国会 社会労働委員会 第35号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま山下委員並びに榊原委員から出されました修正案並びに修正案を除く原案に賛成の討論をいたします。いろいろ環境衛生に関する今度の法律案に当りましては、何といってもわれわれが考えますのは、まず第一点に、生活協同組合、これに準ずるこの修正案にあります、このような問題が、どうしても今の法律の中でもこのような処置が講じられなければならない、また、昨日の合同審査になりました食肉販売、氷雪販売の面でも、料金並びに価格の規制、要するにアウトサイダーにまで影響いたしまするこの規制の制限の撤廃でございます。それから五大都市、これは自治法で十六項目にわたってきめ……

第26回国会 社会労働委員会 第36号(1957/05/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この適用者は何人くらいありますか。
【次の発言】 この法案の内容を見てみますと、まず第一に、労働者災害の労災保険というのがありますが、この災害者の治療保護に関する労災病院の問題、それから総合の職業訓練の問題、二つともこの法案に含まれているものは労働者保護をやる建前のものが主たる内容だと考えます。そこで、私のお尋ねしたいことは、労災病院の経営業務というものを一つとり上げてみましても、いかにこれが今の労災保険の建前、労働者業務上の災害によって起きた労働者の災難をいかにして治療し給付をするかというところに、より一そうの労働行政の立場から、社会保障の立場からいたしましても、これはやって……

第27回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1957/12/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の丸東会社の経過については、今までにおいて一応お聞きしたのですけれども、私は、ここで主として労働問題を中心に取り上げていきたい。この問題を取り上げて参りますと、この会社の経理というものがどうしても明らかにならないと、なかなか納得いかないと思います。そういう建前で、今最終的におっしゃった、委託者、労働者の賃金を優先的に取扱う。で、問題は八月二十日から経過を経て、九月の二十日に取消命令で、むしろこの会社は解放の状態にある。そこで働いてた人は、今九月以後の給料、または予告手当、退職金というような給与関係はそのままの状態に羅かれて、非常に不安定な状態に置かれている。だから、ここで第一……

第27回国会 社会労働委員会 第2号(1957/11/02、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今高野委員や山本委員から詳しく事を分けて、今のお話がこういう工合に進んできて、そこでどうなんですか、両方ともの見解、二人とも大臣の代理としてきょうおいでになっておるのですから、ここで幾日までにやろうということに相談してお話になって、われわれに返事してもらえれば一番はっきりする……。

第27回国会 社会労働委員会 第3号(1957/11/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 水津さんにお尋ねをしたいのですけれども、水津さんは冒頭に、鉄鋼業者の当事者でないような印象のお言葉を言われ、そうしてまああとでは今の状態についてお話になったのですが、この鉄鋼連盟常務理事、鉄鋼連盟の中の労働局長ですから、きょうは鉄鋼連盟を代表しておいでになったと思うのですが、その点はどうなんでございましょうか。
【次の発言】 そうなりますと、今度の争議の問題は、個々の会社だということですか。
【次の発言】 しかし、今の争議を私たちが見てみますと、鉄鋼の労働者は同じ、利害共通な立場に立って一緒にこの問題を解決しようとしておる、鉄鋼連盟自身としても、私はこの問題については軌を一にし……

第27回国会 社会労働委員会 第4号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は国民健康保険の問題について少し聞きたいと思うのです。担当はどこでございましょうか。
【次の発言】 国民健康保険は今度改正案を出されておりますし、私も国民健康保険、政府が盛んに皆保険と言いますから、実際にこれは名実ともに皆保険をやってもらいたいと思ってだいぶ回って参りました。ところが、なかなか今の国民健康保険の会計といいますか、やっている実態というものはやはり苦しいもので、市町村財政が非常に多額な負担をしておる模範的だといわれるところへ行ってみると、なるほどその面は黒のような格好ですけれども、診療所その他に非常にたくさんの出費をやって、これが町村財政にかかっている、こういうこ……

第27回国会 社会労働委員会 第5号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今説明をされたのでは十分に質問が尽きていないと思いますけれども、まずそれをお断わりしまして、一、二問題点を質問をしてみたいと思うのです。  第二の一、二ですね。失業対策事業の拡充ということで、昨年より非常に努力をして対策を立てようとしておられることについては、敬意を表するものでありますが、労働大臣はこの前の、九月でしたか、経済政策を立てるにも、労働者の保護という問題を中心に経済政策を立てなければならぬ、これは信念としてやり遂げるのだということを言われた。今の統計ですが、労働力調査なんかに出てくる要するに完全失業、顕在失業者といわれるのは五十万の先、六十万というところだと思……

第28回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1958/05/31、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。通産省に図面がない。そういう話があって、通産省自身も図面のないことは認めておられるという工合に、私はこの質疑の中で感じました。それじゃあらゆる方法をもってその図面を調べる、主として申請権者の図面が中心になってやっているようであります。しかし、結果論として、その図面の判定が正しかったか正しくなかったかという問題すら、鉱山保安局で今論議になっておるという状態を私は感じるわけです。それで、東中鶴から、今日まだあらためて二十九人もこういう事故が起きておる。五十メートルのやつを二百メートルにするのだとおっしゃってますけれども、その確証は何によって求めるかという基礎的な図面という……

第28回国会 社会労働委員会 第2号(1957/12/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 横田さんにお尋ねをしたいのですけれども、爆発をしたときのガス量というものは大体どれくらいに判断されますか、これは推定になると思いますけれども。
【次の発言】 局長にお尋ねしたいのですが、今日までの例として、ガス爆発した例は、ガス量は大体どれくらいのところですか。
【次の発言】 もう一つお尋ねをしたい。会社は、ずっとあらゆる個所でのガス測定というものが一番最高で〇・六ですか、おっしゃっているのです。そうすると、一%にもならないという状況でありながら、今のお話を聞くと、五%以上くらいが大体の常識だと言われておるが、そういうことになってくると、この爆発は何でしたかということは、私らは……

第28回国会 社会労働委員会 第3号(1958/02/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この質問に入るまでに、一、二事務的なやつを先に質問したいと思うのです。  特別会計の分ですけれども、厚生保険の標準報酬が、一万二千六百五十九円が、今年度一万三千百二十円になっておるんですが、ところが、あとの方へ行くと、厚生年金の標準報酬が減っておるんじゃないか。これはどういう勘定で違ってしまったか、そこのところを先に一つ。  それから、もう一つは、日雇健康保険の段階を四百円からどこで切ったか、それも一つ知らせて下さい。
【次の発言】 日雇いの段階をおっしゃいましたね。あれは四百円と……。
【次の発言】 はい、わかりました。  それでは、大臣にお尋ねしたいのですけれども、最……

第28回国会 社会労働委員会 第4号(1958/02/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は資料の要求をしておきたいと思います。第一に、国民健康保険の実態が明瞭になるような資料をいただきたい。国民健康保険の改正案が出るようですし、で、皆保険の関係で非常に重要でありますから、これに今の国民健康保険の実態というものを、われわれにわかるような資料をいただきたい。  それから第二に、国民年金制度の検討中だと聞いておりますので、たとえば社会保障制度審議会に提出されているような一切の資料、それから五人委員会に出しているような資料、内外ともに国民年金に関係した資料をいただきたい。  それからもう一つは、生活保護の関係ですね、生活保護の関係の実態全部というのはむずかしいけれども、……

第28回国会 社会労働委員会 第5号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 午前中に、労働大臣臣から予算の説明がありましたので、この説明の中には、いろいろ、最賃とか労働協会とか、いろいろ含んでいますけれども、これは法案がありますから、別に譲りまして一般的な予算案をめぐる問題について、少しお伺いをしたいのでございます。  まず、第一に聞きたいことは、午前中に山下委員からの質問があって、現状把握についていろいろお話がありまして、私は、予算要求と決定予算という関係について、よう追及したくはございませんけれども、しかし、予算要求をされたときにも、私は、大臣に、あの当時の見方の現状について意見を述べたと思う。大臣はいろいろと、午前中の話を聞いていると、いかにも好……

第28回国会 社会労働委員会 第6号(1958/02/14、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは、都合で労働大臣がお見えにならないのですけれども、きのうの雇用問題の、要するに何とか係数といいました、限界雇用係数ですか、その何を出すという、限界雇用係数のシステムを出すということでしたから、私も質問をひかえておったのですけれども、きょうは、いただけるんですね。
【次の発言】 きょうできないのですか。いつできるのです。
【次の発言】 非常にこれは残念なんですが、これがやはり予算の根本をなすものだと思うのです。で、私はやっぱり、きのうの分類からいっても、どういたしましても、その帳面づらだけ合わして、私たちの理解しないような、四十五万というような数字を出して、そして十万くら……

第28回国会 社会労働委員会 第8号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この前の委員会で・駐留軍関係の問題で、労働省の所管局長にお聞きしたのですが、きょうはちょうど見えておりますので、私もうちょっと聞いておきたい。いろいろたくさん問題がありますけれども、緊急の問題として、新労働契約ができてから二、三ヵ月しかたっていないのに、駐留軍自身が勝手に民間に払い下げて請負に出す。それから首切りが出る。そこで、労働省も、これは困る、それで、調達庁も困るという建前で、合同委員会でがんばっておられるという御返答があったのです。それで私は、今の話の根本になるものは、政府自身が責任を持って、調達庁長官が、困る、こういうことは日米関係でよろしくないということをはっきり、……

第28回国会 社会労働委員会 第9号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して……。さっき次官のお話の中で、要するに労務者の人に働いてもらいたい、こういうお話がありました。ところが、問題になってくる第一の問題は、PWとの関係だと思うのです。そのPWの八割を策定するときに、時間的なズレを持っている。労働力の対価としての賃金というものは、市場の中で、労働力に応じて高くなる場合がある。今日は、低くすれば食えませんから、むしろ高くなるのが現実なんです。その中でPWの策定というものは、時期的に相当ズレていると思うのです。ところが、失対事業の労務者には、そのズレているPWの八割というものを対象にして賃金をきめられている。これが一つの問題だと思う。  ……

第28回国会 社会労働委員会 第10号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生大臣に聞きたいのですが、内閣の一員として厚生大臣はおられる。岸さんは、盛んに貧乏を追放すると言っている。厚生白書を見ると、千百十三万のボーダーラインがおる。一番肝心なものは、年金制度と医療制度の確立じゃないか。これをやらない限り、貧乏もなくならぬし、生活に苦しんでいる人は解消しないのじゃないか。宣伝だけで事を終って、具体的に厚生行政でこの問題を取り上げていくという構えがない。今は審議会にかけている、こういうことをおっしゃいますけれども、実際にもっと積極性がなければ、私はこういうことはできないと思うのです。私も、先日この委員会で、年金の問題の資料を要求いたしました。もら……

第28回国会 社会労働委員会 第11号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ILOの関係については、少しこの前にもお聞きしたのですけれども、きょうはILOと日本との関係、それからILO機関の問題、政府との関係、こういう点についてお聞きをしてみたいと思うのです。  第一にお聞きしたいことは、今の一LOと日本との関係については、今年は四十一回の総会をやるというほど、非常に歴史的な意義をもち貢献を世界にしてきたと思うのです。そこでILOの規律をつけるのは、何と言っても憲章と一九四四年のフィデルアィア宣言だと思います。その憲章や宣言を読んでみると、加盟国には相当な義務と責任が課せられておるように思うのです。そういう立場から、このILOの条約、勧告、決議という段……

第28回国会 社会労働委員会 第12号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私、さっきホテルの問題が出ましたから、ホテルの問題について一言伺っておきたいのですけれども、旅館の問題は別にしまして、日本のホテルというのは、少し高過ぎやせぬかということです。それからもう一つ、外国の旅行者が日本へ来て困るのは、どうも日本はアジア一の工業国であり、欧洲並みに進んでいる国でありながら、もう旅館という問題になってくるとアジア並みじゃと、この感じですね。私も、欧州やアジアの一部を回ってきましたけれども、これはほんとうにアジア並みなんです。ものすごく金を取る。で、会議をやるとか、ちょっと外国から日本に来たって、少ししたホテルへ泊れば、もう十ドル以下で泊れるところはない。……

第28回国会 社会労働委員会 第13号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは、委員長、通産省の方は見えませんか。
【次の発言】 労働省にお尋ねをしたいのですが、いろいろあとで、通産省、国鉄との関係についてお尋ねしたいことがありますけれども、今まだ見えませんので、この前の委員会で御説明になった国際労働条約八十七号、これは公労法の四条三号に関係して、今の国鉄機労の状態が生まれた。団結権の自由というものは、国際条約としてこれは常識なのですが、これは、いまだに八十七号は批准されていないので、問題をかもしているわけです。八十七号の問題は、政府は批准してないけれども、九十八号の方は批准しているのですね。この九十八号の生まれてきた、要するにILOの一九四九年……

第28回国会 社会労働委員会 第14号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度の身体障害者福祉法の一部を改正する法律案につきましては、この非常にたくさんの中で十分な手当はされていないのでございますけれども、とにかくといたしまして、民生委員の協力を得て、そうして民間にもこの気の毒な人を収容する手はずをきめる法律案だとわれわれは考えて、この法の趣旨には賛成いたしたいと思います。ただこの法案は、一方において民間の委託という格好で幅を広げていくのでありますけれども、本来何といっても公的施設が拡大されて、そこにより多く収容されるという建前、これが本来の姿であろうかと思いますので、そういう建前に立ちまして、日本社会党といたしましてはこの法案に賛成いたしたいと思い……

第28回国会 社会労働委員会 第15号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働大臣に、先日ILOの理事会のいろいろなことが論議されたようでございますから、これに関連して、国際労働機関の憲章の問題とフィラデルフィア宣言の問題について、原則的な問題についてまずお伺いしたいと思うのです。  国際労働憲章の前文というのが一番大事な、憲章の柱だと私は思うのです。「世界の永続する平和は、社会正義を基礎としてのみ確立することができるから、」という書き出しで、いろいろのことがうたわれております。しかし、いろいろのことをうたわれておりますけれども、私たちは、先日のILOの理事会との関連から参りますと、ここに結社の自由の原則という問題がまず出てこようと思うのです。……

第28回国会 社会労働委員会 第16号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も、一、二点伺っておきたいと思うのですが、第一の点は、結核回復者後保護施設、アフター・ケアですね。結核回復者に対する作業療法やアフター・ケアの処置があるわけですけれども、ここで、民間の方もいて、事業としてここにも委託するような形で今度改正が出ておるわけです。私たちが現地視察をしたときに、アフター・ケアの問題なんですが、アフター・ケアの一年間というのは、少し無理があるような気がわれわれが現地を見ましてするわけです。今、まあ一年間に限られておるのですけれども、ちょっと作業を身につけかけたら、期限が来てしまうということで、その点について、厚生省はどういう工合にお考えになっております……

第28回国会 社会労働委員会 第17号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この前の委員会に特に摘出したのは、今の労働問題懇談会のILO批准をめぐり、要するに、検討をする小委員会の方々に来ていただきたいということ、もう一つの問題は、三月十一日から十五日開かれましたILOの理事会の決定の問題をめぐって、政府から答弁をいただくことになっているのですが、大臣がお見えにならないので、この質疑はちょっと進めにくいのですけれども、いずれ大臣から聞くといたしまして、労働省の方として、この飼手参事官からの報告を受けられたと思いますから、その報告を一つきょう聞かせておいていただきたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、結社の自由条約八十七号、それから最賃のやつを第……

第28回国会 社会労働委員会 第18号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この前ちょっと欠席いたしましたので、重複するかもわかりませんが、お許しを願いたいと思います。  第二条で眼球を摘出する。で、私の聞いている範囲では、眼球を摘出しなくても、角膜だけ、たとえば日日生きている人の三分の一くらい角膜を取って、そうして移植してやることが可能だというお話を聞いておるわけです。そこで、それはこの第七条の「業」という問題が出てきたのじゃないかと思うのですがね。先ほどから聞いていると、業は成り立たないというお話があります。しかし、現実の問題として、生命を保って生活をしている者の三分の一の角膜を取って他の人が救われる。その場合に、十万円も二十万円もするという……

第28回国会 社会労働委員会 第19号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 先ほど三城さんはああいう御意見だったと思いますけれども、一般的な一、二、三の問題で政府側からお述べになりましたから、質問に応じて御意見を伺うにしても、四、五の問題その他についてはどうですか。全部原口さんにやっていただくならやっていただくし、そういう工合にして、一応述べていただいてからの方がいいと思いますが、どうでしょう。
【次の発言】 私は、飼手さんにお尋ねをしたいと思うのです。政府の予算ですね。ILOの分担金は、正確に幾らお出しになっておりますか。
【次の発言】 そこでいろいろのことが述べられまして、総じて言えることは、五千二百万円という非常に多額な分担金を日本は受け持ってい……

第28回国会 社会労働委員会 第21号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私たちは、法案審議の関係上、総理大臣以下内閣の最高責任者並びにその関係の各省の責任者に来ていただいて、法案の審議をするということに各委員会もやられていることだし、国会の審議においては、これは当然行うべきことだ。そういう立場から考えますときに、総理大臣、外務大臣を今日出席してもらうということは、相当前からこれは理事を通じ、また、この席上でもお願いしているわけであります。だから、こういうことで、今後われわれが、次の委員会にはこういう形で出ていただきたい、出てもらうというときには、こういう格好ですっぽらかされるということは、私たちは、非常にこれは重大な問題だと思う。委員長としては、今……

第28回国会 社会労働委員会 第23号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 僕は、今の質問に関連して、無免許あんまというものを厚生省はつかんでおられるのか。どうも私は疑問に思うのですよ。それで、私の知っている範囲では、五人とか十人とか置いておられて、それでぽっと出てきて、少しもみ方を覚えれば十人置いておる所でも、免許を持っておるあんまさんはほとんどおらぬ。主人が免許を持って、十人とか八人おる人で、免許を持っておる人は一人もおらぬ。これが現状ですよ。それなら、学校があるのだから、学校へやっておるかというと、学校へもやってないで、それで免許もない。これが普通ですよ。あなたは調べて厳重に厳重にと言うけれども、どこを厳重にしているのか。東京のを調べてみなさいよ……

第28回国会 社会労働委員会 第24号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一、二点聞いておきたいんですが、まずその第一点は、今度の改正案を見ますと、保健所というのが非常に大きなウエートになっていると思うんです。ところが、私の知っている範囲内で保健所を見てみますと、この問題ばかりじゃなしに、保健所というものは、今の厚生行政のほんとうの玄関口だと私は思うんです。その保健所というものがどういう実態にあるかという問題です。私は少し調べて見たんですが、これは局長からでも実態を教えてもらいたいと思うんですけれども、医者の配置ができていない所がある。看護婦のいないのもあるということまで私は聞きます。これが実態なんだ、これは医者の配置ができていない所はあるでしょ……

第28回国会 社会労働委員会 第25号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは、予定された外務大臣、通産次官がお見えになりませんから、国鉄からおいでいただきましたから、国鉄の小倉副総裁、職員局長に質疑を行いたいと思います。  私は、この前の三月十三日の吾孫子常務理事との間に、今の公労法四十三条、ILOの八十七号団結権の自由の条約、この関係につきまして質疑を行いまして、今日、これに関連して問題の起きております機関車労組の問題について質疑を行ったのでございます。労働省並びに国鉄当局との質疑の中で、だんだんとこの問題が明らかになって参ったのでございますが、公労法上の組合であるけれども、適格条件云々ということになっておる。しかし、当局と組合の間を見てみる……

第28回国会 社会労働委員会 第26号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。一言だけ。私は、その熱情を持っているという、不治の病気であり、災害であり、内容をよくして、何とかしたいという気持を持っていると、先ほどから私はこう聞いておりますと、どうも十分に理解ができないのは、三年前にできて、付帯決議もあって、必要だということを今基準局長がここでおっしゃるなら、なぜ三年の間に、必要な分の労働省は改正案をお出しにならなかったか、いまだに審議会で結論が出ないというようなことで三年の間、それは私は、もっとも、むずかしいと言われればそうかもしれませんけれども、こういう具体的な問題だから、そう三年もかかって結論が出ないという問題じゃないと思う。それをここでは答弁……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/04/21、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、まず第一に、松岡さんに質問したいのですけれども、三十五条の二項ですね。「労働大臣は、この法律の適正な施行を確保するため特に必要があると認めるときは、協会に対して、その業務に関し監督上必要な命令をすることができる。」あとは自主性云々と書いてありますけれども、しかし、この人事の問題にしましても、それから続いて業務の問題についても、その時の権力といいますか、政治的な支配というものがこういうところに現われてくると思うのですけれども、今までに、これに類似したようなもので、先ほど野村先生は一つの例をおあげになりましたけれども、何か体験された例がございましたら、お話しをいただきたいと思……

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 そうすると何ですか、二十八年以前に帰ってきて、今日まで試験を受けたところが不合格者がまだ相当残っていて、千幾らとおっしゃいましたね、何人残っているのですか。
【次の発言】 この今の法律で試験を受けさそうとするのは二百二十七名と十六名ということになりますね。そこで二十八年といいいすと今三十三年ですから、日本に帰ってきたのは五年前ですけれども、その方々は今何をやっておるのかということ、それが一つ。  もう一つは、おそらく医者の仕事をやっておられないと思うんだけれども、そういう場合に、お医者さんが五年もあけられて、試験を通ったからといって、実際の学問的は別といたしまして、臨床その他の……

第28回国会 社会労働委員会 第29号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  女子及び年少者につきましては、その健康に有害であることにかんがみ、いわゆる深夜の作業が原則として禁止されておりますことは、すでに御承知の通りであります。しかして、いわゆる交替制によって労働させる事業につきましては、深夜業の禁止の原則に対する除外例が認められているのであります。すなわち、これらの事業につきましては、深夜開始の時刻十時をこえて三十分間労働させ、または深夜終了時刻六時三十分前から労働させることが認められているのであります。  しかしながら、深夜業の禁止の原則に対しまして、このよ……

第28回国会 社会労働委員会 第30号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 一つだけちょっと、特定賃金月額というものはどういうものかということを一つ教えていただきたい。

第29回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1958/08/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと、さっきの問題に関連して一言だけ。  その原爆医療法は、原爆援護法という問題が世間で叫ばれているように、非常に問題のあることを私は繰り返して申しません、山下委員が言われたから。ただ、先ほどちょうどお述べになりました、空からの被害であるとか、鮮魚の被害であるとか、放射能の関係なんだと思うのです。平和利用の関係についても、被害の問題が述べられたのです。平和利用から来る問題は、建設的な問題として皆さんが御努力されていると思うのですが、問題は、今世間で叫ばれて、われわれ自身も非常に問題にしていることは、厚生省自身はどういうふうにお考えになっているか。結局原水爆の要するに実験、そ……

第29回国会 社会労働委員会 第3号(1958/06/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今、労働大臣の所信の表明がございました。私は、二、三の点について質問をしたいと思うのです。  まず第一に承わりたいことは、日本の労働行政というのは、今日の行政の立場から見ても、基準行政、または職安行政、社会保障行政、要するに社会保障制度、こういうものを中心に、どうして盛り上げていくかというところに労働行政の本質があると私は考えておる。ところが、どうも大臣がおかわりになるときの発言やその他を聞いておりますと、何か労使の問題に労働行政の中心が置かれて、労使の関係がどうだとか、労働運動がどうだとかというところに労働行政の主点がおかれているような気でおるわけです。私は、こういうことは間……

第29回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1958/08/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今の日本の不況下における失業者の増大、この問題は、政府でもいろいろと対策についてお考えになっているものと思うのであります。この、今の失業の状況と今後の見通しについて、まず第一に承わりたいと思います。
【次の発言】 私はこの前の委員会で、今の失業者――顕在失業者や潜在失業者の把握の状態というものが労働力調査というもの一本にきめられているところに問題があるのじゃないかということを私は提起したと思う。その労働力調査や、または労働経済指標から出てくる数字を見てみましても、毎月十六万、十九万、十七万、初回の受給者があり、現在失業保険をもらっている人がことしに入ってから四十六万ぐらい……

第29回国会 社会労働委員会 第7号(1958/07/05、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 僕は関連して一つ。この前の江口炭鉱の災害が起きたときに、小岩井保安局長から、今の中小企業の炭鉱がどういう工合に動いておるかということは、質疑の中で非常に明らかになりました、自分の利益というものを中心にして、災害を防ぐというような問題について心がされていないのです。そこで論議になって小岩井局長は、今度の国会中に法律改正の要綱を明確にする、こういうことを約束された。それは出ていないじゃないですか、きょう。きょうお話を聞くと、一、二、三と分けられて、たとえば作業中でも危険なときには作業を中止する。五十メートルのやつは二百メートルにする。掘進をしているときにマイトの穴の水が出たようなと……

第30回国会 社会労働委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の山下さんの御発言に対して、ちょっと大臣の声が小さくて聞えなかったのですが、これは資料が出るというのは、国民年金の資料もきょう出すということですか。
【次の発言】 先の社会局長の具体的な処置の中で、アメリカの何とかいう団体からミルクやその他が来た、救援された。これは国境を越えて非常にありがたいことだと私は思います。思いますけれども、社会局長の報告を聞いていると、具体的に物資はそれだけで、日本の政府が、被災された住民に、たとえば医療の問題とか食糧の問題とか、その他健康上の問題とか、いろいろの具体的な問題はどうやられたか、やっておいでになっているのか、そういうことの報告がないと思……

第30回国会 社会労働委員会 第3号(1958/10/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと私からだを悪くして、声を悪くしておりますけれども、今言われた中で、これは具体的にはあとで聞きたいと思うのですけれども、たとえば完全雇用への道を云々とか、それからまた、失業対策ですね、学校卒業者には完全就職をはかって参りたいと、こういうことを言われておるのですけれども、具体的にどう考えておりますか。これは来年度の予算に関係がしてくると思うのです。現状の問題についてどういう具体策をお持ちであるかという説明がなければ僕ら聞いておって理解ができない、これが一つ。  それから公共事業費の繰り上げを実施して云々、経済効果とありますけれども、公共事業費の繰り上げそのものは、経済的な回……

第30回国会 社会労働委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 年金に入る前に、今の御発言の第一次の水害対策、要するに、今の大臣の発言の第一回の問題について、この懇談会ですか、審議会ですか、お作りになったという災害対策、要するに、この府県の災害対策が、要するに緊急な指定がされるのは一週間か長くて三週間ぐらい、その期間が切れたあとの処置というものが、どうもどの災害の現地を見ても問題になっておる。この問題は、ぜひ切れたあとの生活の問題や更生の問題や、それから、そういう問題の切れたあとの一定期間どう援護していくか、こういう点を特に私はその懇談会か審議会か知りませんが、そこで検討してもらいたい。これはもう非常に重要な問題ですから、それだけをぜひ要望……

第30回国会 社会労働委員会 第5号(1958/10/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 僕は、長官がお帰りになるから、一言だけ聞いておきたい。  長官は先ほどからの答弁の中で、争議については直接介入しないと、だから、労使の間の問題だからまあ多少という表現であったかどうか知らないけれども、とにかく争議が解決するというところにこの問題の焦点があるのだから、できるだけこれに介入しないというお話があった。私はその立場だと思う。ところが、だんだんあとの方を聞いておると、何だかもっと強い取締りをしなければならぬというようなニュアンスの多少あるお言葉があった。それじゃ、労使が争議をやって、具体的な事例は二十九件、五十三人という送検事案があり、八十四件という工合に調査されている問……

第30回国会 社会労働委員会 第6号(1958/10/28、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の話を聞いておると、水の方から来たということが推定されて調査されたけれども、水道からじゃない。食べ物の方の問題は科学的に、客観的にその病気になったもと等疑う必要はないのですか。
【次の発言】 僕はよくたくさん伝染していくことがわからないのでございますけれども、たとえば赤痢菌というようなものがどこから入り、だれかのいたずらによってたとえば水系から流れてくる、こういうことはまあ過去の例もあるでしょうけれども、想像されるのですか。
【次の発言】 鰯ケ島、小川新地ですか、それ以外のところも、二十六日の台風のときには水が入ったのですか。

第30回国会 社会労働委員会 第7号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はきょうは、日雇労働者の失業対策、具体的な対策の問題、それから日雇い労働者の生活の問題、これを中心に質疑をしたいと思うのです。  まず第一に、今度政府が日雇い労働者、職安労働者を来年度どうやっていくかという計画を立てておられるようですから、この説明をまず第一にしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 この就労日数をふやすことによって、四万というのは、どういうことですか。
【次の発言】 そうすると、実際は三十万人、対象人口は三十万人ということになるわけですか。
【次の発言】 ちょっとそこのところがわかりにくいのですけれども、昨年の二十一日就労という予算で今年の予算額を当って……

第31回国会 議院運営委員会 第22号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今、先生のお話を聞いていると、若々しい、注意が足らぬ、こういう御意見というものは、違憲かどうかという論理的な見解の問題から出てくる論理だと思うのです。経験の深い先生ですから、おのおののそういうものの見方をお持ちになることは、私は先生の権威だと思いますけれども、法律的な処理を担当されている裁判官というものは、やはり国の仕組みの中で研さんを経て、国がそれを裁判官として認めて、その職をおとりになっているという立場におられるということになると、私は、その違憲かどうかということは見解の相違で、それをおっかぶせて、甲羅が足りぬとか、安月給取りだから安物はろくなことができぬ、まあ先生のお気持……

第31回国会 社会労働委員会 第3号(1958/12/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 そこで、私は今の年末一時金の問題は、今局長の言れるように一昨日からやっていられる、この問題は何らか努力されているのだから済むでしょう。しかし、今までの全体の問題が、今の生産にまで影響しているようなこの事態というもの、団体交渉拒否によってやられている年末一瞬金の問題は、問題が解決するとしても、全体の問題の団体交渉の拒否ということについては公労委が今やっているというのだから、公労委をして御努力をお願いしたいと思うけれども、一般的な問題、団体交渉拒否の問題について正常な形に乗せていく。それがためのおそらく公労委に対する叱咤激励が足らぬ。だから、一般問題ももっと叱咤激励して、正常な形に……

第31回国会 社会労働委員会 第5号(1958/12/22、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私ども別に御質問したいのですが、今のに関連して、今の問題から入りたいと思いますけれども、政府管掌の健康保険の補助金ですね、私は非常に信義上の問題があると思います。なぜかというと、健康保険法の改正のときに、患者には入院料、初診料をとるという一部負担をさしておいて、そうして黒字になったからといって政府の約束、一部負担をして下さい、そのかわりに政府管掌の健康保険には三十億ずつ出すのだ、こういうことを今大臣は議事録に載っているからと言われたけれども、明確にそれは発言され、明確に議事録に載っている。それをすぱっととってしまって、これほど国民に信義を裏切った問題は私はないと思います。これは……

第31回国会 社会労働委員会 第6号(1958/12/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 第七十五条の問題でありますけれども、「都道府県及び市町村は、国民健康保険事業に要する費用に対し、補助金を交付し、又は貸付金を貸し付けることができる。」と、こうなっておるんです。しかし、今日までの状態を見ますと、国保法の施行をしているところは、各市町村が相当な費用を負担して、たとえば診療所をこしらえるとか、施設のためには相当な負担をしてやっていると思うのです。この負担をしてやつているときの、この事業投資といいますか、そういうものに対する国の補助とか、まあ起債の問題とか、そういうのはどういう工合に取り扱っているか、ちょっとお聞きしたい。

第31回国会 社会労働委員会 第10号(1959/02/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  公共企業体等すなわちいわゆる三公社五現業及び地方公営企業につきましては、その職員が職員の組合を組織する場合において、組合の役員及び組合員の資格が法律で制限されておりますことは、すでに御承知の通りであります。すなわち、公共企業体等労働関係法第四条第三項は、公共企業体等の職員でなければ、その公共企業体等の職員の組合の組合員またはその役員となることができないものとし、また、地方公営企業労働関係法第五条第三項は、地方公営企業の職員でなければ、その地方公営企業の職員……

第31回国会 社会労働委員会 第12号(1959/03/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 健康保険のことですが、いいですね、一言これに関連して。
【次の発言】 政府管掌の健康保険で、最近家族が五人とか三人とかあると、二人までは入れけ、やるけれども、あとの二人はいかぬとか何とかいう、そういう制限をしているというから、厚生省、私はどうなのかと聞きたい。これは宿題にしておきますから、健康保険組合で家族の多いやつだけはれろと、保険経済の面から。こういうことがどこの法律に書いてあるかと僕は思うのだが。
【次の発言】 保険局長さん、この次でよろしいから。京都でそういうことで制限をしているという例がたくさんあるそうだ。だから、これはよく調べて今度返事をしてもらいたい。今のちょうど……

第31回国会 社会労働委員会 第13号(1959/03/05、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 労働情勢一般について、きょうは小柳君が質問いたしますので、今何ですが、三十四年度の今度の雇用計画をどう立てられるか、労働力配置をどういう工合に見ておられるか、こういう点を一つ私は節一番に質問をしたいのです。労働大臣から御意見を承わりたい。
【次の発言】 今年度の経済の伸びを五・五%に置く、財政投融資や公共事業の拡大によって、一応のメドを七十四万人程度雇用をやる、ところが実態はどうかというと、今年度の学卒の就職困難は私が申し上げるまでもないと思います。昨年からこの労働力配置の問題についてはいろいろ議論をいたして参りました。しかし、労働省は、大臣がごあいさつをされた中にも述べられて……

第31回国会 社会労働委員会 第14号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま提案理由の事務的な説明も終ったのでありますけれども、しかし、最低賃金法は、世界をながめてみましても、今日、四十九カ国が最低賃金制を、これは法律できめて実施しているというのが現状であります。そういう意味からいきまして、最低賃金制そのものをこしらえるということは、むしろおそい段階だと私たちは考えております。問題は最低賃金制をこしらえるということは、何といっても低所得労働者の生活を守る、ことに労働者の保護をして、いろいろの経済の面、その他の面にそれが繁栄の道をたどうしていくという、これは大きい意味におきまして、そういうりっぱなものを作らなければならぬと私たちは考えております。……

第31回国会 社会労働委員会 第15号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も今の説明ではどういう活動をしておられるかということがよくわからぬ。少くとも政府の補助が一千五百万円も出てそうして経理の内容がここでわれわれが聞いてもわからぬ。どういう作業をしてどういうところにどういう金を使ってということもよくわからぬ。私は援護措置をやるのだからたくさんな金が要ると思うのです。たくさんの金は堂々と要求されたらいいと思う。しかし、今のような国費を使う上において、それがこういう状態じゃ国民は納得しませんよ、ほんとうに。私もそれだけ言っておきます。もう言いませんがね。これじゃ国民は納得しません。今のような答弁を速記録で国民が見たら納得しませんよ、実際。あなたの方の……

第31回国会 社会労働委員会 第17号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 カリエスの養護の法律でございますから、私も趣旨は非常にいいと思うのですが、ただ衆議院のにありますように、結核にかかっておる児童にも拡大ということが出ておるのですけれども、小児麻痺とか精神薄弱者の問題はありましたけれども、小児麻痺はどういう手当がされておりますか、ちょっと参考までに聞かしていただきたい。
【次の発言】 国の補助、保護している基準を、また違ったときに聞いたらいいのですが、ちょっとこの法案に関連しますから、どういう工合に援護、具体的な補助というものを小児麻痺の方たちにしておられるか、ちょっと参考までに聞いておきたい。

第31回国会 社会労働委員会 第19号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して。二十六号条約の三条の(1)にいうところの概念と、今あなたのおっしゃった説明と、どういう工合に理解するのですか。
【次の発言】 その四つの法案の、これはどうせあとで審議することになりますけれども、(1)は省略しましょう、長いですから。(2)は「関係ある使用者及労働者は、当該国の法令又は規則に依り定めらるべき方法及範囲に於て、尚如何なる場合に於ても同一の員数に依り且同等の条件に於て、該制度の運用に之を参与せしむべし。」ということは、労使対等の賃金をきめるという建前をこの(2)項で貫いている。それとあなたの四つの方式というものの出発点のおもなるもの、たとえば労組法の……

第31回国会 社会労働委員会 第21号(1959/03/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今度の政府の年金法案に対して質問をいたしいと思います。  今度政府がお出しになりました年金の案を見てみますと、一つの面からいきまして、どうもわれわれは国民年金をやるのだという国民への訴えと内容を見てみますと、この年金そのものが、たとえば額におきましても、それから今後積み立てる年金の制度の中からくる最終的な額におきましても、これがほんとうに今日世界で行われている年金制度としての問題とあわせ見まするときに、非常にかけ離れていると思うのであります。で、本来、今、近代国家のコースとして各国が行わなければならぬことは、やはり一つの面では国民がみんなが楽しめる生活をしていごう、その方……

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと今聞いておりますと、大臣は労使問題に介入しないという建前をとっておる、こうおっしゃる。このILOの八十七号条約批准の問題が積極的に出て参りましたのは二十八国会からだと言っていいと思います。それではこの二十八国会では、政府はどういう意思を国民に訴えたかというと、早くわれわれが批准せよという要求に対して、労働問題懇談会の結論に従いますということを国民に訴えているわけです。今の倉石労働大臣にかわってからでも、それは確認されていることであります。大臣一人が行政をやるんじゃなしに、大臣のもとにはいろいろとその道に堪能な行政官というのがたくさんおいでになる。だから、八十七号というも……

第31回国会 社会労働委員会 第23号(1959/03/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今労働大臣のお話を聞いておりますと、批准はする、そして諸般の準備を急いでおる、こういうお話であります。しかし、この前のこの委員会でどういうことを言われたかというと、急いでおるということで、それじゃこの国会中にやるのかどうかということになると、できる限り努力をすると、こういうお話でございました。ところが、どうでございましょうか、次の小柳君の質疑の中で、今の結社の自由と団結権の擁護のこの大精神を認めると言いながら、全逓の問題云々ということによって批准の可否をきめるというところまで発言があったと私は記憶する。労使の問題について介入しない、正常な云々というお話が出て参りますけれども、結……

第31回国会 社会労働委員会 第24号(1959/04/01、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、ちょっと関連して申し上げるのですが、先ほど光村君も質問されたが、全逓の幹部は今解雇が正当であるか無効であるかという裁判中である、全逓の立場からすれば解雇される理由はない、そういう立場から、まだ第一審の中において係争中である、そういう状態の中であるのに、今のような憲法やその他外国の慣習、それから常識から言っても、そういう結社の自由、団結権擁護の問題について労懇の結論に従ってやるべきだという論争の中から、政府は往々法律があるのだから云々ということで問題が提起されて参りました。ところがそこに出て参りました砂川事件の今度の東京地裁の裁判の問題、第一審で明確に、憲法の九条からくる今……

第31回国会 社会労働委員会 第25号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました栄養士法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  まず第一の改正点は、現在栄養士の養成施設における養成期間の二年を三年とすることであります。これは、現在の二年間におきまして、合計二千四百時間を修習させているのでございますが、現在社会が要求している栄養士としての業務を遂行する上におきましては、なお不十分となりまして、いま少し教育を必要とするものと考えられますので、養成期間二年を三年に延長し、一般教養、栄養関係課目等を増加いたしまして、十分役立つ栄養士を養成し、もって社会の要求にこたえようとするためでございます。  第二の改……

第31回国会 社会労働委員会 第26号(1959/04/08、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は岸総理に、今度の法案に関連して、社会保障施策の基本的な問題をお尋ねしておきたいと思います。  第一に、厚生大臣、大蔵大臣とも質疑をしたのでありますけれども、今度の年金法案は非常にたくさんの問題を含んでいると思います。なぜかと申し上げますと、一般的に外国で行われている社会保障、特に年金の問題につきましては、老後の生活をやはり具体的に保障するというような形でその制度ができてきておると思います。今度の法案を見ますと、無拠出の年金が今年から行われ、拠出制度の年金が三十六年度から行われるということになっておるわけでございますけれども、元来社会保障制度というのは、大筋をいって、年金制度……

第31回国会 社会労働委員会 第27号(1959/04/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はこの中小企業退職金共済法案は、衆議院の段階でいろいろと休会になる前に審議があったわけですけれども、私はこの際政府のお考えになっていることを聞いておきたいと思います。  第一は、退職金制度というのは、今日まで行われてきた概念は、一つの点は賃金のあと払い、もう一つの点は報償的な意味が含んでいるという工合に、通念的に解釈されておったと思います。しかし、問題は、今国の年金制度そのものが完備してないから何らかの形でそこで退職金というものが、個個の民間企業その他で退職金という規定を設けて、実質的には老後の生活保障をしていくというものを中心にして退職金というものが生まれてきたと思います。……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 社会労働委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一言お聞きをしておきたいのですが、松野さんはそういうことはないと思うのですけれども、前段に少し労働運動の問題について触れられている。しかし、私はやはりいつもここで言っているのですが、労働省というものは、今大臣が言われたように、たとえば職安行政であるとか、保険行政であるとか、労働者保護の安全、災害行政、こういうふうにやっぱり行政というものが先行してこなければならない。たとえば一つの問題を取り上げて、あとの方で雇用問題は今までの対策とか突っ込んで経済の面から雇用の問題を考えるとおっしゃっているのですから、これを一つお聞きしたいと思うのですが、だから労働運動というものは一つのルー……

第32回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して。今お聞きいたしまして大体わかりましたが、二つだけ教えていただきたいと思います。科学雑誌とかその他に出てくる放射能の灰といいますか、そういうものが空中を気流に乗って地球のぐるりを回るというような、絵や雑誌の解説が出ているわけです。だから、そういうものが気象庁や海上保安庁その他で明確になれば、大体どこで実験されたものがどういう経路を経でどこに濃度のものが落ちてくるか。たとえば雨になるとかいうことが、簡単にわかるかどうか、これに基いて対策、研究をされているのかどうかということを、一つ聞きたい。  もう一つは、もっと単純なんですが、国際地球観測年の調査にお行きになった……

第32回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1959/08/11、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 時間がありませんので、私も端折って質問をいたしたいと思います。これは法務省にお聞きします。  この事件については御存じだと思うのですが、政令二百一号違反として、京都交通、京都の市電の従業員が休暇闘争をやった。で、その処罰、行政処分を受けた中のある人が二百一号違反として刑事問題として京都の地方裁判所において裁判が行われたのですけれども、免訴になっている。それが高裁に行き、原審が棄却されて、あらためて裁判をやれ、最高裁に行ってもそういう結果がでているわけです。問題は、労働省にも非常に関係があると思いますけれども、国鉄を初めとする公共企業体等労働関係法というものができて、これには昭和……

第32回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1959/09/08、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の厚生年金とそれから拠出制の国民年金との関係のお話があったわけですけれども、問題は三十六年度から実施するという拠出制の年金の方法ですね。で今のような格好のことで、具体的に国民の協力を得なければならぬ。それには国民年金というものを国民が理解しなければならぬ。そういう格好の中において、そういうのんびりしたことでいいんですかね。私どもそういう印象を受けたのですが。
【次の発言】 その残された宿題にはたくさんの問題があると思います。ここで議論いたしましたように。私は深くは触れませんけれども、しかし、どうも無拠出の年金の徹底の問題、あわせて拠出制の年金の問題について、無拠出の問題が手が……

第32回国会 社会労働委員会 閉会後第5号(1959/09/09、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 組合専従制限の問題について、先ほどから労働大臣の意見を聞いておりますと、阿具根君の質問に対してまず第一に、職員の中から選ぶんだ、こういう答弁があった。これは公務員法の九十八条ですか、団結権と交渉権というものを持っておる。だから、職員の中で自由に選べということを法律できめられて、そういう格好になっておる。それで、そこへ年限制限とか自由に法律で組合の代表を選べということをきめておきながら制限を講じるということはどこから出てくるか、私はそこに大きな疑問を持つんです、お話を聞いて。今、労働大臣は、組合が自由に選ぶということに、それはいいのだと言いながら疑問があるんだということをここで話……

第32回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1959/10/01、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 労働大臣のお話を聞くのですけれども、要綱を書いたやつはもらえぬですか。
【次の発言】 私は二、三お聞きしたいと思うのです。大臣の今の発言の中に雇用失業、要するに雇用の条件は回復の道に歩んでいる、こういう工合におっしゃいました。それで不完全就労者が多い、中小企業労働者の状態、結局日本の今の政府のやっている経済計画に沿ってやるのだと、こういうお話で、それで最後に技術者が足らぬ、で技術訓練と検定をやって高めていく、こういうお話で第一点のお話がございました。しかし、問題は技術者の訓練をして機能を高めることは必要でございます。これは必要なことでございますけれども、問題は今の失業者をどうす……

第33回国会 社会労働委員会 第2号(1959/11/18、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一、二点質問をしたいのですけれども、今言われる家内労働法というのは、調査会を作られていつ時分結論を出す予定にされておるのか。もう一つは、家内労働の調査会にどういう構想を注文されておるのか、それをやっておられるかやっておられないか。この二点を先に聞きたい。
【次の発言】 私は今の婦人局長の、どういう工合に把握されているか、それからどう今後この問題と最近の関係において、という問題を少しお聞きしたがったのですけれども、――御意見がありますから、だから私のお開きしたいのは、ベンゾールの被害を受けておるのは全国的にどれくらい把握されているか。被害を受けているか。先日も私はラジオの録音……

第33回国会 社会労働委員会 第7号(1959/12/08、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は二、三点質問をして理解を深めたいと思うのですが、第一点は、厚生省は、衆議院、参議院の社会労働委員会というのは厚生行政についていろいろの角度から検討をし、そして国民生活を守っていく役割を持っている。ただそういう建前からいってですね、来年度、三十五年度予算を作るという、厚生省自身がお作りになって、そして国会できめる予算のと下ごしらえをするには、来年度はどういう構想で厚生行政をやっていくかという、私はこういう問題にはこのような予算が必要だと、こういうものが私はここへ出されて、そしてわれわれ委員がよく知って、そしてその上でいろいろの問題を検討するというのが私は今まで出てきた慣例だと……

第33回国会 社会労働委員会 第8号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この炭鉱離職者臨時措置法案の内容を昨日から承ってみますと、石炭の買い上げ法案、あれに付随した二万一千を対象にした、こういう工合に承るわけでございますけれども、しかし、石炭の離職者を、全体の離職者をこう見てみますと、石炭の各府県の出している資料を見ても十一万四千百人もおる。で、きのうはこの数字が違いましたけれども、阿部委員の質問で、六万幾らの離職者かというと、やっぱり離職者という、こういうお話がございました。で、府県の資料を見ると、十一万四千百人という数字になっているわけです。ですから、この二万一千人に対する手当として今度の法律ができた。しかし、労働者が就職しようとする希望……

第33回国会 社会労働委員会 第9号(1959/12/11、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の大臣の御意見として罰則を受けるという思想が問題なのである。私はこの思想はうなづけると思う。しかし、今阿具根君の指摘していることは、一般的な罰則に対するかまえ方の問題だと思うのですよ。一般人が感じているかまえ方の問題だと思う。それは何で処理されているかというと額で処理されている。個人も法人も同じです。しかし、たとえば、基準監督行政でたくさんな違反行為がある。まあ伝えられるところによれば三十万件、四十万件もある。五年に一ぺんしか監督ができぬ状態にある。そういう違反行為自体が通常のことだという感じの中で世の中が動いていると見てそれでは、罰則を受けたという感じは、何をもって処理する……

第33回国会 社会労働委員会 第11号(1959/12/16、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、日本社会党を代表して賛成の付論を行なう旨であります。二、三この質疑を通じましてありました問題点をここで申し述べたいと思います。  炭鉱の離職者は、その数とともに生活の極端なる低下のため、きわめて憂慮すべき状態にあり、今や社会問題となり、生活保護者は激増し、児童は学校の弁当さえ持って行けない状態にあります。緊急にこの対策を講ずべきであり、この法案の提出を見たものでありますが、この現実は、政府の石炭政策の誤りにその原因があり、しかも、これを裏づけるがごとく当法案は昭和三十年九月一日以降の適用となっています。それは石炭合理化法案の実施された日から起算されているのであります。これ……

第33回国会 社会労働委員会 第12号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 丸山長官にお聞きしたいのですが、駐留軍の労務者の今日の離職状態というものがどういう工合に動いているか。それから今後の見通し、あわせて米軍の引き揚げ状態、こういうのをまず先にお聞きしたいのです。
【次の発言】 現在、本年の九月きりで六千三百人、昨年が二万七千人、そうすると、今年の九月きり以降には何人駐留軍の労務者はおられるのですか。
【次の発言】 今までの離職者の対策ですね。一つとしては失業対策が出てきていると思うのです。失業対策でその対策を立てられた就労の状況、ここ三、四年の、四年くらい前から今日までの状況を一つお話を願いたいと思うのです。昨年、一昨年ですか、追浜の問題がありま……

第33回国会 社会労働委員会 第13号(1959/12/22、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 洗たく、クリーニング業の環境衛生法によってできた組合の組織率、これは長谷川さん、御存じでしたら。また、承りたいと思いますが、アウトサイダーがどういう状態にあるか、おわかりの点、お知らせを願いたい、厚生省の方。
【次の発言】 できていることは私も知っているんですけれども、何%ぐらいの組織率にあるかということです。
【次の発言】 その一〇%というのはアウトサイダーで、そのアウトサイダーというのはどういう業者なのか。たとえば、業の、要するに、まあ小さい業者なのか、または、いろいろ意見があって、大きい業者を含めてアウトサイダーになっているのか。そういう内容をお聞かせ願いたい。

第33回国会 社会労働委員会 第14号(1959/12/24、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一つお聞きしたいのですが、今までここ三年ほどの間に、炭鉱爆発や浸水の問題が論議されました。一つは浸水からくる被害を見ますと、これもまた旧坑の水が侵入した。そのときには監督官が前日か前々日かに現場に行って見てもわからない。旧坑の図面というものがはっきりしていないので、出水を来たすという事故がある。非常にたくさんの被害がある。それからもう一つの面を見ると、電灯のスイッチの開閉によって、そのスパークで爆発をする。その払いの中で正常〇・五以下というのであったけれども、その場合にくぼみのところにガスがたまっておったことがわからなかった、そういうものによって爆発したのじゃなかろうかと、……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第2号(1959/10/31、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、内容についてはあらためて御質問いたしますけれども、資料について、こういう工合に理解したらいいかどうかということをお聞きしたい。二ページの――一ページから始まるわけでございますけれども、「台風第十五号による農林水産関係の被害の概況について御説明いたします。」、この中で、その次に、「農林水産業施設の被害について申しあげますと、関係府県からの報告によりますればその被害総額は三百七十六億円となっております。」、それがあとに、「なお、本年は御存じの通り六月までは比較的災害が少なかったのでありますが、七月に入りますと局地的豪雨があり、」から始まって、次の三ページの、「被害総額は七百九……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第3号(1959/11/04、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 災害救助法適用市町村という一覧表がございます。この一覧表を見ますと、当時新聞その他で私たちが知った市町村で入っていないところがある。これは、厚生省から行って、各県庁で災害救助法適用市町村に一応して、それから監査か何かして変わったということであるのか、県庁の申告通りなのか、ちょっと一つ……。
【次の発言】 私は今の局長の話を聞いておりますと、非常にどうもあいまいなんです。一つは、米田委員の質問に対して、できるようであるような言い方、できないような言い方、また草葉委員の発言に対しても、そういう人を保護するという問題、災害の救助をするという今日の事態に合ってやつているような言い方をさ……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第4号(1959/11/05、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 これは非常に幼稚な質問ですけれども、各府県商工関係被害及び中小企業被害状況という、こういう表をいただきましたが、きょう三重県から表が来て、商工関係が二百五十三億、通産省の調べでは百三十億、これはどういう工合になっておりますか、ちょっと説明をいただきたい。
【次の発言】 三重県の資料です。
【次の発言】 今の、賃金が払えないという推定のもとに保険料を支払うというのは、期限はどれくらいですか。それが一つです。  それからこの財源は、今の保険の経済の中からまかなうのかということ、これが二番目です。  それから今おっしゃったのですけれども、工場が閉鎖されて失業者が出た場合に、新たに一定……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第6号(1959/11/09、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 知事が指定いたしまする特別被害農業者地域ですね、これは市町村の合併促進が行われているのですが、新市町村ですか、旧市町村ですか、これを一つお答え下さい。
【次の発言】 旧市町村の全部または一部ということはよくわからぬのですけれども、たとえば千戸あったところで、五〇%以上のところが百戸以上なければ地域にならないから六分五厘ということになるのですが、そうすると一部というのは何をさすのか、そこをもら少し説明していただきたい。
【次の発言】 それでは確認をしたいのですが、たとえば村にしましょう。そこで千戸ある。その中で百戸か百五十戸くらいの大字が七つ八つある。そうすると七つ八つあるその大……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第7号(1959/11/10、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 失業対策事業の具体的な範囲や、それから人員把握の問題は、この前資料をいただいたあれだけじゃちょっとつかみにくいわけです。それはいつ時分できますか。
【次の発言】 その政令というのは、この法律審議のときに出してもらえますか。
【次の発言】 そこで、この二十八災と同じように、労務費の五分の四、資材費の二分の一、事務費の五分の四というふうに今度の法改正でなっている。今高額補助で労務費その他の五分の四の施策をおやりになっているわけです。これは非常に地方の財源を助けていると思います。しかし今度の災害は一般のそれと違って非常に地方財源が災害のために逼迫している。非常にたくさんの被害を受けて……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第8号(1959/11/11、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今、官房長官のお話を聞いておりますと、十三日には審議できるというこういう形で、政令の提出の問題も一応の結論を出す、こういうお話でございます。私たちはこの予備審査をずっとやっているのですけれども、今の問題がきまらないと、法律案自身の政令にゆだねるというその政令の内容というものがわからないのですね。そういうことでは、私はなかなか審議の、問題の核心をつかむことが困難だと思う。ですから、この十三日から具体的にそういうものが出てきて、それが各法律案との関連において、具体的に核心に触れた審議ができるということでございまして、その間の議事運営について、委員長理事間で一つ考えてもらいたい。きよ……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第9号(1959/11/12、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は一点だけお伺いしたいのですけれども、三条の前の方はよくわかるのですけれども、その「都道府県が十分の九」というところから最後の全額補助をするというところがどうもこの文章ではなかなかわかりにくいわけです。農林省の法律用語かしりませんが、ちょっとそこのところを具体的に説明していただけませんか。
【次の発言】 そういうふうにこれは理解できますか。うしろの方の文章で、都道府県が十分の九、カッコして同号に掲げる事業に要する経費は客土の問題をさしているのだと思うのですけれども、こういう率で補助をする場合には、そのこえる部分の補助に要する経費を除いた経費、カッコして、全部を補助するというの……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第10号(1959/11/13、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私一つ確認をしたいんですけれども、第一点は、第二条の工事の三万円以上十万円未満のものもありますけれども、三万円以下のまあこれは小災害、三万円を切っておる、三万円以下のいろいろの災害があった場合に、国がどういう対策を――交付税か何かで市町村のめんどうをどういう格好で見るのか、これが一つです。  もう一つは、第二条の三八・二%というんだが、政令に定める激甚地は三分の二をやるということで六六・七%になると思うんですが、それと合わせて二八・五%の交付税があるから、九五%になると、こういうお話だったと理解しているんです。そこでそれはまあ一般的な問題、二八・五%は一般的な問題ですけれども、……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第11号(1959/11/16、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も関連なんですが、今大蔵大臣の御発言を聞いておりますと、ことしの災害の特異性というものを述べられ、そして市町村の対策に不公正を来たさないようにする、こういうお話がありました。これは今公共土木、農林、湛水というものの激甚地の発表があった。それにつけ加えて、公立文教とか、災害救助法とか、除塩とか、まだ一、二言われたと思いますが、そういうものも激甚地の指定をするのだ、こういうお話がありました――と認識するのですが、間違っておるかどうか、それをはっきりしてほしいと思う。それから激甚地の問題が残されておるということになりますれば、こういう市町村が総合的に激甚地の対象になる、こういうもの……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第12号(1959/11/17、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 これはいつ出せるのですか。
【次の発言】 きのうのお約束では、厚生省は全部お出しになるということではなかったのですか。官房長官からそういうお話があったと思いますが。
【次の発言】 きょう中に出す……
【次の発言】 ちょっと入る前に。厚生省は二つの政令をきょうお持ちになって、われわれもこれからもらおうと思うのですが、あとの三つはきょう出すというのでありますから、五つあるわけですから、順次この審議に間に合うように政令が出てくるわけですね。そういうことを一つ確認しておいて下さい。
【次の発言】 政令が出ておりませんよ。
【次の発言】 順番に聞いていこうと思うのです。この表の順番からい……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第13号(1959/11/18、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 そこで問題は、この第二条の「風水書であって政令で定める地域に」政令で定めるというのは、この政令の第二条の「産業労働者が多い都道府県で災害により滅失した住宅の戸数が三千戸以上のものとする。」と、こういう工合に政令で出ているわけです。そうすると三千戸以上滅失していなければこういう適用がないということが一つ大きな問題になってきます。  それからまた、今質疑がありましたように、ここでは滅失と書いてあるが、はなはだしい損害の尺度はどこへ持っていくか。
【次の発言】 そうしますと、今までのところはよくわかりませんけれども、私もしろうとですからわからぬけれども、しかし府県で三千戸以上滅失した……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第14号(1959/11/19、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょうど今湛水の問題が出ましたから、この湛水の概念に  ついて、適用についてお尋ねをしておきたいと思うのです。湛水という言葉が今度のなにで使われておりますけれども、冠水という言葉が今まで使われている。だからどういう工合にその概念を……、今度の水害で水につかったところを全部湛水ということに理解していいのか、これが一つです。  それからもう一つは、二回、三回と浸水をしているわけですけれども、これは八月で一三日なら三日、四日なら四日、九月で四日なら四日、五日というものは、合計した日数になるのかどうか、この点も今の関連ににおいてちょっと尋ねておきたい。

第33回国会 風水害対策特別委員会 第15号(1959/11/20、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の森委員のに関連しての御質問ですけれども、今度の融資のときに中小企業金融公庫の市中銀行を通じての保証、要するに危険度は普通は八〇%、それを今度は六〇%ですか。
【次の発言】 そうなりますと、これは今の現状はどうかというと、中小企業金融公庫が直接需要者に貸す場合、ただ貸す場合の例があったらあけて下さい。ちょっとそれを先にやって下さい、
【次の発言】 私のお尋ねしているのは、中小企業金融公庫から個々の業者に直接貸しというのは、業種別組合とか、そういう形で直接貸しをおやりになっているところがありますりかということを聞いているのです。

第33回国会 風水害対策特別委員会 第16号(1959/11/24、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この国民健康保険事業に対する補助に関する特別措置法の関係ですけれども、ちょっと一、二聞いておきたい。  特別国民健康保険の関係は、ここでは出ていないのですが、どういうことになるのですか。
【次の発言】 特別国民健康保険は二割の補助、五分の調整金ということになっておる。今、積立金をするようになっておるとおつしゃいますけれども、給付内容が、おのずからその組合でいいものをやっている。そうすると、法律できまった二割という国軍補助はおやりになっておるのですか。
【次の発言】 法律で二割ときめておいて、そうしてその給付内容をセレクションして、ある一定のところを押えて二割でやる、これじゃ少し……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第19号(1959/11/27、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、できるだけ重複しないように御質問をしたいと思います。  まず第一に取り上げたいのは、今度の災害が起きました――暴風が来て非常に大きな被害を受けている原因は何かというと、防潮堤と河川だと私は思います。今度防潮堤の問題については、今、栗山委員の質問の中で一貫して規格をきめて、少々の津波が来てもこたえられるような一貫した計画で建設をするという工合に私は承りました。問題は河川改修の問題も同じように重要な問題だと思います。それで、近畿、中部の河川を見てみますと、一部は改修ができている、ところが橋をかける所を川を狭めておるとか、または川の中に植林があるとか、島がそのままに置いてあると……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第20号(1959/11/30、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生、労働小委員会における審議の概況について御報告いたします。  本小委員会は、十一月二十八日に開かれ、内閣提出の昭和三十四年七月及び八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた地域における公衆衛生の保持に関する特別措置法案外八件について審査を行ないました。  まず、厚生省関係について申し上げます。厚生省関係の七法案につきまして順次質疑を行ないましたが、おもなる問答は次の通りであります。  公衆衛生の保持に関する特別措置法案に関し、簡易水道の復旧について、「災害によって根こそぎにやられ、財政的に行き詰まっている町村に対して二分の一の補助は少な過ぎる、二分の一以上三分の二程度を……

第34回国会 社会労働委員会 第2号(1960/02/03、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生省の方ですね、これ継続審査とか、いつ提出するかという、それをちょっと聞いておきましょうか、提出時期を。
【次の発言】 順番に……。
【次の発言】 今国会未定……。

第34回国会 社会労働委員会 第5号(1960/02/16、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと私関連して一言。  今の小柳君の、雇用は拡大されるであろうという点ですね、きょうでなくてもいいですから、少しお聞かせを願いたいと思うのですが。たとえば、経済成長率が三十四年度の実績見通しで一三%、公共事業生産で二七%ということです。しかし、収入の面から見ますと、法人が四五%収入がふえて自営業は九%ですか。それから、勤労所得は一一%ということになっておるわけです。これが三十五年度で、設備の拡大が、三五%上半期だけで経済企画の何では見込まれておるわけですけれども、片一方で四五%も収入が法人がふえる。二七%が公共事業生産ですね。経済成長が一三%もしておっても雇用はあまり伸びて……

第34回国会 社会労働委員会 第6号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、災害救助法の問題で厚生大臣にお尋ねをしたいのです。  災害救助法は、この前の災害救助特別委員会のときに災害救助の基本方針を立てて、できたら今国会に出す、こういうお話だったと思うのですけれども、きのうの質疑、きょうの新聞あたりを見ておると、その点がもう一つはっきりしていないようですが、これを一つはっきり承りたい。
【次の発言】 そこで災害救助法――今度基本法を作っていただく前の問題として、たとえば東海地方に起きたああいう長期冠水というような形の災害に対して、相当な期間救助法が発動されていたことは事実でございます。しかし、たとえば災害救助法に入らないような資材の調達、設備の建……

第34回国会 社会労働委員会 第8号(1960/02/25、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今のお話の中で、メーカーの生産過剰のときに公取として、過剰によって不況になった場合云々、または過剰生産で一番混乱したときでも、こういう二つのときが考えられる。こういうことをおっしゃいました。内容については厚生省に聞きまするけれども、新聞その他に書いているところによると、大体ここに額を書いているところでは、一カ月百十億ぐらいの生産をして、流通過程に乗っているのが七十億ぐらい、四十億ぐらいが裏口で流れている。こういうふうに書いておりますが、まあ真偽のほどはよく私もしろうとでわかりませんが、問題は、今の高野委員の言われるように、その薬の販売をやっている方々がメーカーから何割という公定……

第34回国会 社会労働委員会 第9号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は保安局長に二つの点をこの際お伺いしておきたい。  一つの点は、鉱山災害を見てみますと、ガスの爆発、出水、こういう関係で、たとえば旧坑に関係したものが非常に、今度の夕張はそうではありませんけれども、多くあります。だから、旧坑の見取図がないからとか、そういう理由で何とかするということをおっしゃっていたのですが、現在どういう工合に動いているかということが一つつ、対策をどう立てておられるか、旧坑を的確につかんで災害の対策にするという……。  もう一つの問題は、今私は専門家でありませんからよくわからないのですけれども、事故が起きてから一カ月もたってまだ調査ができていない、最近になって……

第34回国会 社会労働委員会 第10号(1960/03/03、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。ちょっと今話を聞いていると、私は理解ができないんですがね。今の百葉の端に、医療を受けるから受益負担だ、この前のこの法律の一部改正のときに大問題になった。これが今局長の口の端から出てきたわけです。問題は、三十二年まではこの料率の操作によって健康保険は、本人は無料、家族は五割給付、この家族の五割給付を、本来なら一〇〇%にしていこうというところに私は医療給付の根源がある。国民健康保険でもそうです。無理をして東京都は七割九分までやる。国民の願っていることは、保険制度ならば、一応これを認めるとして、能力に応じて保険料を支払えば、病気になったときに、また健康の保持のためにはその制度で……

第34回国会 社会労働委員会 第11号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、きょうは今年度の労働雇用の見通しについて、大臣、経企長官を初めとして質疑を行ないたいと思っておりますが、いずれ大臣が見えると思いますから、きょうはそれに入るまで局長からいろいろ具体的なお話をお伺いしたいと思います。  まず第一点にお聞きしたいのは、三十五年度の経済見通しと経済運営の基本的態度という経済企画庁から出しておりまするこの資料というのは、労働省は作成にあたってどの程度参画しておられたのか、大臣でなければわからなければ聞きませんが、当局としてはこの作成にどういう工合に参加されたかお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、この企画に参加されていたのでございま……

第34回国会 社会労働委員会 第13号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 基準局長にちょっとお伺いしたいのですが、家内労働者の取り扱いについてどういう見解を持っていられますかということをお聞きしたいのです。
【次の発言】 家内労働者の実態は今調査中だとおっしゃるのであるから、それはそれで、うんと早く作業していただきたいと思うのですけれども、家内労働者が今までもそうですが、今日も非常に困っているのは、問屋との間にあてがい扶持で、内職という一つのそういう方々もございますけれども、家内労働者というのは、たとえば京都の西陣あたりのところから一つ下がって、くつ、鼻緒、袋物という二段目の段階、そこらにおられる方々は、ある一定限度から上がり切れない、そして補助者を……

第34回国会 社会労働委員会 第14号(1960/03/17、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 都会の中では野犬というのは割に少ないのですね。それがいなかへ行きますと、野犬というものがよく歩くわけです。それがどうも最近数が多くなったか、めんどうを見る人が少なくなったというか、それは人が管理をしないと、すぐそういう狂暴性というものが生まれてきて、そういう中から不衛生というか、そういうところから狂犬の問題が出てくる。だから野犬を徹底的に撲滅するとしても、嗜好で犬を飼うわけですから、どの程度嗜好を制限するかということはむずかしい問題であると思うけれども、こういう点は保健所が人を雇ってそしてやらせていると思うがその点うまくいかないようですが、どういう措置をとっておられるか、この際……

第34回国会 社会労働委員会 第15号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 失業保険の改正、これは日雇保険、船員保険に関係してくるわけですけれども、今度一番先に関連があるのは、保険の積立金がふえて、政府の負担を少なくする、こういうのが最初の出発点で、それからそれと見合って保険料率も下げよう、こういうことになっているわけですけれども、しかし、私は失業保険がなぜこれが必要なのか、ここの問題に触れなければならぬと思うんです。失業者の生活を守っていく、みんなが生活の不安のない、そういう世の中を作っていこうとしてこの失業保険というものができたと、私はそういう工合に認識をしている。ですから、問題は、今日の、たとえば五十万なら五十万失業者がいる、こういうことが労働力……

第34回国会 社会労働委員会 第16号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して。今の坂本君の聞いているのは、職安に求職してくる人の数、それから適格をパスした数、失業しているからそこへ現われてくるのだけれども、総理府統計局の完全失業者という格好で五十五万、六万と出ているのと内容はどうかと、こういうことを聞いているんですよ。
【次の発言】 調査と実績との基礎が違うのだから関連がない、それはその通りだと思うんです。しかし、労働力の配置ですね、失業をいかにしてなくしていくかという労働行政の面から見て、職安の窓口に出てくるものと労働力調査で現われてくるものの問題の関係、内容というものを分析して、日本の失業という関係をなぜ労働省というものは検討されな……

第34回国会 社会労働委員会 第17号(1960/03/26、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は厚生大臣にお聞きしたいのですけれども、先ほどから出てくる日雇健康保険というものが、他の保険との関係において問題がたくさんあるわけです。で、将来といいますか、厚生省が、たとえば年金の問題、それから医療制度の問題を、大筋としてどういう工合に持っていこうとしているのか、そこらあたりがはっきりしていないから、今の混乱も出てきているように私は思うのです。たとえば日雇者年金という雇われているものの年金というもので、今高いところでは、たとえば公社あたりを見てみると、年間十七万円という平均で年金が支払われている。生活を守っていくという方向が出ている。私のこれから少し聞きたいと思うことだけれ……

第34回国会 社会労働委員会 第18号(1960/03/28、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 私も厚生年金の問題について二、三質問をいたしたいと思います。今小柳委員の質問いたしました将来の展望の問題が話されましたが、今御承知の通り、共済年金、厚生年金、それから今度の国民年金というのがございます。大筋だけです、こまかいのはたくさんある。問題はその年金の将来をどう考えているか、ただ、現状のままの数理計算で八十五年までえらい詳しい数字をお聞きしたんでございますけれども、何と言っても社会保障の――、所得保障、冨の再配分、社会保障の原則である……。日本の経済が発展していく中で、今のような厚生年金でよいということは、あなたも考えておられないと思……

第34回国会 社会労働委員会 第19号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は厚生省にお聞きしたいのです。今中原部長が言われたような歴史が優生保護の歴史の概念、これは全部と言えるかどうか知りませんけれども、非常に問題点をつかれていると思うのです。厚生省は行政をおやりになるのだから、なぜそういう問題点を研究されたり、つまびらかにしてさっきからお答えにならないかということを私は不思議に思うわけです。これが一つです。それは、私はなぜそういうことを言うかというと、やはり四号の経済的な理由によって法で保護する。これはお医者さんの玄関に行きますと、何でもかんでも、それじゃまあ都合が悪いと言えば自由に処理をするという格好じゃないか。だから、今日妊娠中絶二百万とか二……

第34回国会 社会労働委員会 第20号(1960/03/30、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働大臣にこの際、質問しておきたいと思うのです。今度の三池の争議の起きた問題については、政府全体として対処すると、しかし、問題が労働争議であるのだから、労働問題としての正常な形に返したいという気持なんだということをおっしゃっておりながら、片方でたとえば唯一の調整機関である労働委員会に対して何も言ってないんだということになりますと、どうなるのですかね。私は政府が労働争議に介入せよとは言いません。介入せよとは言いませんけれども、労働争議を調整するものとして法律できめて労働委員会がある。これはまあ二府県以上にまたがるから、中労委の管轄になると思うのだけれども、中労委の会長以下が……

第34回国会 社会労働委員会 第22号(1960/04/01、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 事務的ですが、三月の何日から始まったのですか。
【次の発言】 これはね、これが一たびじゃない、何回もこういう状態が沖縄の海域、台湾の海域または日本の海域でそういうことがあるときには禁止――危険だから漁民は出ちゃいかぬということは体裁のいい禁止なんです。問題は、日本の漁民、日本の九千万の人口というものの死活問題ということになるわけですから、外務省としては、太平洋の百七十五度線から東側はアメリカ、カナダ、日本との漁業協定で日本の漁船が入ってはいかぬというふうになっていますね、そういうことですか。
【次の発言】 あなたは安全保障課長であって、そういうことはわからぬというのは、これはど……

第34回国会 社会労働委員会 第23号(1960/04/07、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 機械……。
【次の発言】 資金需要見込額調と書いてあるのに、過去一年間とは、どこに書いてあるのですか。今おっしゃった説明の、額だけ書いてあるのは、これは……。

第34回国会 社会労働委員会 第24号(1960/04/13、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、身体障害者雇用促進法という今度の法律が出て、今、開会前に、坂本委員から身体障害者を雇用するにはどうすればいいかという、この前提案した問題の説明がありましたが、ただしかし、雇用という問題は、雇用、就労をさせていくという行政的な意欲、こういうものが就労の場を作るというこの政策と申しましょうか、また、雇っている使用者においても、人権尊重というような格好のものが、今日世界の流れだと思うのです。そういう中から、たとえば雇用と、雇用している者の労働者の生活維持、こういう工合に考えてこなければ、単に身体障害者だけのこの問題、この法案自身が手ぬるいのでありまするが、全体の雇用促進というこ……

第34回国会 社会労働委員会 第25号(1960/04/14、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、京都の養老院、同和園の最近インフルエンザというのですか、感冒のために非常にたくさんな人が死んだ。四月十日までに二百三十人のうち三十五名死んでいるわけです。ですからやむを得ぬ事情でおなくなりになったということであるのでしょうけれども、しかし、老後をこういう養老院で療養して、余生を送っている方々に対して、もう少し親切に、この感冒にかかったときに扱いができなかったということを、私はしろうと考えでそう思うわけです。一つの面は、厚生省も御存じの通り、新聞その他で非常に大きく取り上げているわけです。私の調べたところによると、これは社会福祉法人であり、一般的にはよい施設だといわれておる……

第34回国会 社会労働委員会 第26号(1960/04/21、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 三十三年度は、国庫貸付のワクは何ぼになっておるのです。

第34回国会 社会労働委員会 第27号(1960/04/26、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、通産省の鉱山保安局長にお尋ねしたいのですが、鉱山保安法の第一条には「鉱山労働者に対する危害を防止するとともに鉱害を防止し、鉱物資源の合理的開発を図ることを目的とする。」という大原則がここにうたわれておるわけです。ところが、今度の三池争議の関係ですが、その石炭を運ぶバケットというのですかね、あれで人を運んでおるということなんです。それで私らは、どうしてもよくわからぬのだが、もしも危険な状態が生じたらどういう責任を通産省はおとりになるのか。それからまた、石炭鉱山保安規則の中でこの保安規程について定めなければならぬという、どういう定めがしてあるのかどうか。ああいう場合に、今度の……

第34回国会 社会労働委員会 第28号(1960/04/27、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 そこだけちょっと質問さして下さい、今のお話のところだけちょっと理解するために。  薬局の数が二万七百三十四と書いて、その次に二万七百三十七と書いてある。これは数字のどこか間違いだと思うが、その次の欄の全品目販売業という今御説明があったが、薬局と全品目販売業の関係がよくわからないのですが、全品目販売業の中には製造業も入っておると、こうおっしゃったが、薬局とこれとの関係をもう一ぺん説明して下さい。
【次の発言】 それじゃ私も資料を一つ。今の一号、二号、三号、四号とありますその歴史的な業種が、どういう格好で出てきたかということと、その一号、二号、三号、四号というのは、どういうものと併……

第34回国会 社会労働委員会 第29号(1960/04/28、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も今の登録とは違うのですがね、適正配置の問題に含んで関連ですが、この薬事法の目的ですね、法の目的は、現行の薬事法が「薬事を規整し、これが適正を図ることを目的とする。」今度の法律は「医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療用具に関する事項を規制し、その適正をはかることを目的とする。」ということで、二条にどういうものだということが書かれておるわけです。そうしてきのうからのまた憲法の論議になるのですが、二十二条の居住権、職業の選択の自由ということで、「公共の福祉に反しない限り、」というところから六条の問題がきのう高野委員から言われたのですが、問題は、私はやはり人間の生存権に関係するのが医……

第34回国会 社会労働委員会 第30号(1960/05/09、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。この問題はそういう事情でありますから、私たちも趣旨は賛成です。ただ厚生省の援護局に私は申し上げておきたいのですが、この外地の引き揚げとあわせて軍人援護の問題で非常に法律に照らしてむずかしいようなケースかたくさん今日あるわけです。ところが、そういう資料を、私も昨年ある人の問題で調査をしてみたいと思って調査をしたのですけれども、そういう資料の整備とか管理とか、そういう点が非常におろそかなような気が私はするわけです。厚生省の行政機構の中でりっぱにおやりになっているのかどうかということを疑わざるを得ないような調査機構が一面にあるわけで、私はあれでいいのかどうか。もう十四年もたって……

第34回国会 社会労働委員会 第31号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと参考までに申し上げておきます。特例販売業の、私質問しながらちょっと調べてみたのですが、販売品目が二千百九十四品目、特例販売業で売っている。それで目薬にしても二十九品目、胃腸薬は百六十六品目、それからまだたくさんある。皮膚病の薬、皮膚剤百八十六品目、数の多いものだけでいくと外傷薬が六十一、耳鼻剤が十三品目、鎮静剤が七十七品目という工合にして二千百九十四品目ある。厚生省が許可しておるのだから御存じのはずです。その内容を見てみると、私は薬についてはあまり専門家じゃないからよくわかりませんが、こういうものまで売っているのかという品目が出ている、これが一つ。もう一つは、各府県で薬……

第34回国会 社会労働委員会 第32号(1960/05/12、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それではさっきの答弁ではなしに、あらためて検討してお答えを願う、こういうことですね。
【次の発言】 関連。私は先ほどから聞いていると、中村さん、職員局長のお話では、もうそういうことはないと、こうおっしゃるわけですが、たとえば今おっしゃったのについて、私のところへきている資料の一、二をそれじゃ参考までに申し上げてみたいと思います。今の組合の大会に三人出て減給になったという方ですね。西谷、田中、斎藤、この例を見てみますと、平生は一括して組合の大会のときには非番者扱いとしてやっている。ところが、このときには八時交代のところを、七時四十分に相手の交代番が来て交代して、そこで事務が完了し……

第34回国会 社会労働委員会 第33号(1960/05/17、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、坂本委員が先ほどから言っておった問題と関連して、大臣の答弁、保険課長の答弁と関連して、私はあれでいいのかと明確に一つしておきたい。その問題は、無医地区を解消するという問題については、努力を、一方において市町村の協力を得てやる。巡回並びに定期的な診療所を起こしてそれに当たっていく。または緊急医薬というものを持って、保険給付としてでなくて保健施設としてやっていく、こういうお話がありました。ところが、たくさんの無医地区の解消は、今の坂本委員が言ったような構想で順次計画的にやってもらわなくちゃなりません。無薬局地区もその通りであります。しかし、本年から皆保険が行なわれる。保険料は……

第34回国会 社会労働委員会 第34号(1960/05/19、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 その前に、医療法の参考資料に、日本の医療問題の膨大な非常にいい資料を出しておるのに、これをなぜ出さぬのですか。
【次の発言】 ちょっと、それは厚生大臣は厚生省の立場でやると言われるけれども、こういう状態の中で一日も早く推進しようというわれわれの考え、これは野党も与党もないと思う。そういうことはいつじゅうにどうするという、この委員会にどういう格好でやるかということを了解を得て、そうして実際に委員会で意見を聞いて、どういう工合に実施するかという問題は、もう少し具体的に言ってもらわなければそれは困る。

第35回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1960/08/11、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、中山大臣が今までの経験を生かしてよりよい厚生行政をやっていただけるものと期待しておるのであります。そこで私は一、二点だけお伺いしておきたい。  今盛んに真心の政治をやる、そういう意味できょうのごあいさつの中で社会保障の二つの柱を立てて、年金と医療制度の問題をお話になりました。私も社会保障の柱は年金と医療制度が中心になって進んでいくものだとこう思っております。そこで、私は真心をもって今度の拠出年金をおやりになるのですから、一つ遠慮なしにやっていただきたい、ここで祝いているようにいろいろ意見があるから改善をすることはもちろんである。その立場から検討していく、こういうことになり……

第35回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1960/09/07、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はきょうは災害の問題についてお伺いしたいのでありますが、その前に一言だけ大臣にお伺いしておきたいと思います。  その第一点は、大臣が御就任なさってから当時の勢いと、今日の政治的立場と申しましょうか、厚生行政の面ではだんだんとあとずさりをしておるような感じをわれわれは受けます。八月十一日の委員会においても、いろいろの議論がされました。ところが、問題はいろいろ新政策の中で理屈はついておりますけれども、政府自身としても社会保障、公共投資、減税という三本の柱で新しい内閣の行政をやろうとしておりながら、厚生行政があとずさりをしている。私は非常にこれは残念だと思う。予算上の財源の問題に問……

第35回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1960/10/14、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も関連して一言、今の問題を。第一点は、二年前に九州の、名前は忘れましたが、籾井炭鉱であったか、名前は忘れましたが、古洞から出水事故があった。この古洞からの出水事故について、いろいろその当時のいきさつがありましたからそれには触れませんが、ただ、そういう工合に九州の筑豊炭田地帯には古洞がたくさんある一つの理由は、戦時中に戦災で焼けたという理由。早く調査しなければならぬというので、今の石炭局長は二年前からおやりになって――私ちょっと失礼ですが、記憶がないのですが、そのときに、この委員会だったと記憶しますが、年々相当な、あの当時は最低五千万円という発言があったと記憶するのです。二年ぐ……

第36回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1960/11/28、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、午前中のその質疑を聞いておって非常に理解できないような面がある。一つの問題は、病院それから診療所、これは人命を預かる業務です。特に日本は皆保険、皆医療に進もう、国民の健康の保持のために政府もたびたび国民に訴えられて努力をされておる。問題は、私はそういう皆保険、皆医療をやっていこうというのなら、私は最大な条件をそろえていくというのが私は厚生行政だと思うのですね。それでいって、午前中の質疑を聞いておったら、賃金や待遇が悪い。しかし、まとまったそこで働いている人がどうなっておるかという問題について把握がない。そうして争議が起きればあれは労働省の問題だ、今労働政務次官から労使調整……

第37回国会 社会労働委員会 第2号(1960/12/15、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、きょうは時間があまりないわけでありますけれども、駐留軍関係の問題点については二点だけお伺いしたい。  第一点は、今駐留軍の離職計画を見ますと、来年の六月までに大体四千人の人が離職、人員整理をされることになって、それに追っかけてアメリカのドル節約と申しましょうか、こういうことでどれだけの離職者が出るか、これにつけ加えて見当がつかないわけであります。昨日も三千四百九十なんぼですか、そのほか横須賀では三百十八人の解雇申し出があったという、こういう工合にしてどういう影響があり、どういうことになってくるか、それからまた、その関係について調進庁、政府はどのようなコントロールを軍との間……

第37回国会 社会労働委員会 第3号(1960/12/20、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 説明をしていただくのは補正予算と来年度の予算区要求ですか。資料を配っていないが、どういうおつもりなんですか。
【次の発言】 一応理解するために、少し補足説明をお願いしたいと思うのです。日雇労務者期末手当の補正予算の十・五日分一億一千三百万円というのは何人ですか、それは。
【次の発言】 じゃあとで。それから次は、雇用促進公団の、具体的にはどういう工合に会計関係がなるのか。もう少し詳しく説明してほしい。
【次の発言】 重ねて一つ、お伺いするために。六百二十六億というのを基金にして、その利息を使う。それと、十一億か十二億になる石炭事業団の金とを合わせて使う、その使う金が二十一億五千四……

第37回国会 社会労働委員会 第4号(1960/12/22、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は、今の局長のお話を聞いておって、日赤というものが長い問――このストが起きたから云々という問題ではないと思う。日赤が長い間運営してきた、そして初めてわれわれが呼んでみたら、そういう内容であった。だから、日赤の機構というものは政府が監督をし、場合によっては日赤を育てていくという行政上の責任が厚生省にある、こういう建前というものが初めて明らかになったのだが、今まで厚生省はこれに関して何もしておられなかった。それで、こういう問題が出てきて、私はあなたの口裏を聞いていると、厚生省としては事なかれ主義で、熱意を持ってこの日赤の機構やその他について飛び込もうというかまえがちっともあ……

第38回国会 社会労働委員会 第2号(1961/02/07、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと途中だけれども、これは給与平均、何ぼになります。
【次の発言】 今年はだいぶ詳しく書いてもらって、なかなかよくわかったんですが、頭の中で整理したいような分がだいぶあるので、できれば今説明されたようなものにもう少し、たとえば給与の何パーセントというものが現状からどうなるのだというようなことを、プリントでもいいから出してもらえるかどうか。全般についてですね。そうすればなお理解ができる。それならもうここでこの問題を質問する必要はないと思う。問題をむしろ審議するという格好に入れる。そうしていただけばここでもう私は質問しません。

第38回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1961/07/15、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、一つは仮設住宅というものをどういう工合に建てたか、その仮設住宅が被害者の需要にどれだけ量として満たしたか、比率ですね、その点が一つ。  それからもう一つは、屋内の堆積土砂の問題がこの前から問題になっているんだが、今度はここで太宰局長や大臣が答弁しているように、家の中に入った堆積土砂は、全額災害救助でやるということになっておるのだが、これはどういう措置をとられたか、一つも出ていないが、この二点を伺いたい。
【次の発言】 仮設住宅の問題は、今避難所から順次必要に応じてということであって、基準があるけれども、できるだけのことをしたい、それで今の時点としてはわかりました。  堆積……

第38回国会 社会労働委員会 第3号(1961/02/09、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も関連してお尋ねをしたいのですが、まず第一に、身体障害者の審議会というのはいつできて、そうしてどういう人が委員になって、そうしてどういう活動をしているのか、これを先にお伺いしておきます。
【次の発言】 そこで問題になるのは、今一般的にはあんま、マッサージとか、身体障害者になった人がそういうところに入っておられるのが多いのですけれども、しかし、それとてもなかなか問題を残しているという格好だと思うのです。だから、具体的に今行なわれている――やはり一番先にこの法律ができて、官庁、民間に二月末までに計画ができて、今加藤さんのおっしゃったように、三十六年中に今の計画を実施するように努力……

第38回国会 社会労働委員会 第4号(1961/02/14、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の総医療費に占める薬剤関係、薬価の問題ですが、そうすると、日本の医薬製造の量、皆保険になったときにどういう工合に医薬製造等の関係がなっていくか。それから医薬製造は国内消費と要するに輸出貿易に回る面とがあるわけですから、私らの聞いておる分では、今の総医療費の二〇%、来年から皆保険になることですから、四千億としても八百億になるわけですから、今の日本の薬品生産というものは千三、四百億ということになっておるのですが、その関係はどういうふうになっておるのか、そこのところを少し私は関連して聞いておきたいと思います。
【次の発言】 皆保険ですよ、今のような状態ではないですよ。皆保険の中にお……

第38回国会 社会労働委員会 第6号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 七日のときにはそうむずかしい資料を要求したのじゃないんですよ。予算のずっと出てくるベース・アップだとか、事務費の問題だとか、いろいろ全般にわたってわれわれがちょっと聞いてもわからぬ問題は、それを積算の基礎、どういうところからこうなったということを詳しいことを十四日までに出してもらえぬか。そうしたら、そういう工合に全体について努力をいたしましょうと、ここで皆さんおいでになったとき約束された。それが一つも出てきていないのだよ。だから私は不親切だと思う。当然なことですよ。これは私や社会党だけが言っているのじゃない。皆さんがそうおっしゃってそれで気持よくここで約束した。それが二十一日ま……

第38回国会 社会労働委員会 第7号(1961/02/23、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今お話がありましたように、時間がないので、問題点だけ、その時間の範囲内で質問いたしますから、大臣にも御協力願いたいと思います。  それでお聞きしたいのは二点。一つは、労働時間の短縮の問題その他について。それからもう一つの問題は、失対労務者賃金その他についてお聞きをしたいと思うのです。  まず第一にお聞きしたいことは、それでは失対賃金の問題から概念だけ一つ聞いて、いずれあとで詳しく聞くことになると思いますが、今度の労働省の失対賃金を大蔵省に要求されたときに、生活保護法との関係のバランスをどういう工合に考慮されて要求されたか、これが一つ。  それからその結果として現われてきて……

第38回国会 社会労働委員会 第8号(1961/02/28、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はちょっと、大臣が答えられる前に一言申し上げたいのだが、三週間前に予算説明がありました、この月の初めに。そのときにみなの委員が医療問題を初めとして、この具体的なことしの会計は割に親切にしてもらったことは非常にいいことである。しかし、その予算全般についての積算の基礎がどういうところからこういう結果が出てきているかという資料を、一つこまかしいものを出してもらおうじゃないか、厚生省は来週のちょうど一週間日のその次の週までに出せないかどうかという話、それじゃ、できるだけそういう工合に努力をいたしましょう、医療費の問題については少し無理があるけれども努力いたしますという話であったんです……

第38回国会 社会労働委員会 第9号(1961/03/02、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この国会が始まってから予想される法案としては、雇用促進事業団という法案が予定されて、雇用促進のための関係した法案が出るのですけれども、しかし、今の雇用失業関係がどうなっているか、そういうものの具体的な把握を少ししておきたい。ですから、専門的にどういう今状態にあって、どういう工合に動いていくかというものを含めて一つ御説明を願いたい。
【次の発言】 いや、あなたから聞くのは、そういう概念じゃなしに数字ですよ。そういう概念はまた大臣その他から聞きますから、どういう工合に数字が動いていくか、それをちょっと聞かして下さい。資料はないですか。

第38回国会 社会労働委員会 第11号(1961/03/14、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今度の法律は増額しようということで趣旨は非常にいいのですが、問題は、この法律に照らしてみて、たくさんな人がこの資金をもって修学資金とか生業資金とか、いろいろ項目がたくさんありますが、貸付不承認というような率が相当あるわけです。貸付不承認、それからちょっと不思議に思うのは、貸付をして決定をしてから、またその出したものとの比率がちょっと出ておるように思うのですが、そこらあたりのことをもう少し具体的に説明していただけませんか。
【次の発言】 三十五ページの「貸付不承認理由別調」の中で、生業というのは一番大きなランクになっておるんです。それでずっと続いて、生活のところにも修学のと……

第38回国会 社会労働委員会 第12号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、問題点としてはたくさんあるのですけれども、きょうは職安局長見えていないのですか。
【次の発言】 それでは三つ問題をきょうはお聞きしておきます。ニトログリコールの問題と、それから炭鉱災害――炭鉱災害はあとでやりますから、その前に労災の打ち切り補償の問題と、それからあとは失対賃金の問題とを少し聞きたいと思います。職安局長お見えになっておられませんから、ニトログリコールのあれは、基準局ですね。それでは、基準局長にニトログリコールの理解というのは、今の学問的にはどういう工合に考えておられるのですか。まずそこから始めていただきたい。

第38回国会 社会労働委員会 第13号(1961/03/22、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一言言いたい。厚生省は非常に力があるのです、大臣が。日本の厚生行政、保健行政には私はもっともっと熱意を入れたら、今ここでうかうかとようわからぬような返事になるけれども、もっと的確にぴしゃぴしゃと僕は返事ができると思う。どこで遠慮してそんな医療行政について監督的といいますか、国民保険を守るために、雑な言葉で言うとサボっておられるかと私は言いたくなる。一番何じゃないですか、大蔵省に予算を要求されるときの熱意と、そしてそれが予算で削られたらいかにもそれが合理的なような説明をされるけれども、私は、もっと正直に厚生省の熱意はこうなんだ、こういうつもりでやっているのだけれども、残念なが……

第38回国会 社会労働委員会 第14号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 保安局長はNHKの十六日の午後十時十分から三十分までの炭鉱災害についての放送をお聞きになりましたか。
【次の発言】 保安局ではこの実態をとらえていますか。
【次の発言】 保安局長は、坑内保安について監督するのに何の障害もない状態で監督行政をやっておる、こうおっしゃった。この二十分間のラジオ放送を私は聞きました。どういうことが言われておるか、現地のおのおのの各層の人が。私はもう一ぺん聞いてもらいたいと思う。たとえば記者がマイクを向ける、そうすると、炭鉱に働いている御主人が実はと言い出すと、奥さんがうしろからあなたは何を言うのですかと言ってとめる、こういう事態があります。それからそ……

第38回国会 社会労働委員会 第15号(1961/03/25、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、全社連と船員中央病院の方にまず最初にお伺いしたいことは、きょう私たちが三つの連合会病院経営について実態をよく知りたいと、それからこれが政府、法律の関係でどういう工合に運営されておるかというものを含めてよく知りたい、それからまた、今病院の争議が行なわれておりますから、その立場から見ても実態をよく知りたい、こういうことでおいでいただいてお聞かせいただいたわけですが、今お話のあったような資料がないわけです。これはまあ日赤についてはこの前のときから出していただいて、今度お出しいただいたのだが、まだこれで全部を尽くしているといえるかどうか、今すぐ見せてもらったわけなんですが、いろい……

第38回国会 社会労働委員会 第16号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度出された医療金融公庫法の一部を改正する法律案については、厚生省がこれだけ原資をふやして、いろいろの角度から努力されるようですから、私たちはこれに対してあまり文句はないわけです。ただ、この前の医療金融公庫法案をきめるときに、いろいろ問題があった、問題があったのをどう解消されたか、資料が一つも出ていないですね。今どういう工合にやっているかということの資料が出ていない、今配っておられるのがそうですか、もっと早く配って、そうして、やはり理解を深めるのでなければ、今質問を始めたら配ってくるというようなことじゃけしからぬじゃないかな。

第38回国会 社会労働委員会 第18号(1961/04/04、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 公衆衛生局長はまだ来ていないのですが、大臣に決意のほどだけを一つ聞いておいて、あとから衛生局長にお聞きしたいと思うのです。  小児麻痺の対策として、国内でワクチンを製造されて、ことしの計画は一人残らず手当をしようということで出発されたと思うのです。ところが、なかなか、いろいろの面から聞くと、たとえば注射液が間に合わぬ。そのために輸入の問題が新聞あたりにちょこちょこ出る。だから、私は詳しいことは局長に聞きますけれども、今皆さんの陳情や、国民の各所で起きてくる対策として、いろいろワクの問題は今後議論になりますが、とにかく厚生省としては、薬が間に合わぬから、あとにこの問題は延ばす、や……

第38回国会 社会労働委員会 第19号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は、今御議論を聞いておって思い出したのですがね、病院に入院の場合、同種の労災患者と、それから健保の患者と国保患者という工合に同じ条件のもとにおける入院費用について差がないのかどうか。今私の記憶では、二十三年から二十五年、二十八年ころまでの労災患者の扱いというものは完全看護の面から言っても、相当の開きがあったと記憶――労災患者に対する扱いというものは労災協会が運営をしておったときには開きがあったと記憶しているのです。それが今は健康保険の甲表一本だというのをさっきから聞いていると、少しそういう点がどうなのかという疑問を持ってきたわけです。ちょっとお伺いしておきます。

第38回国会 社会労働委員会 第21号(1961/04/13、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今度の改正案の具体的な内容に入る前に、少し失業保険全体の問題についてお聞きをしたいと思うのです。  まず第一の問題は、財政の問題ですけれども、政府は法律の定めによって云々ということから、失業保険の給付金の三分の一を四分の一に削減をされたわけです。それはまあ済んだことなんで、私たちは、社会党としては三分の一政府負担をすべきだという主張をいたしておるのです。しかし、その問題は、この失業保険料とそれから政府の一般繰り入れする四分の一財源との関係なんです。それで失業給付金は四百九億五千八百万円ですが、この四分の一が政府負担ということになるわけです。そこで保険料としては、ことし予定……

第38回国会 社会労働委員会 第22号(1961/04/18、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の命令入所治療、それから費用の関連、今のお話の少し前のですがね、今度の三十五条の条文を読んでみますと、前段はまずまずなんですが、二項に行きますと、「民法第八百七十七条第一項に定める扶養義務者が前項の費用の全部若しくは一部を負担することができると認められるときは、同項の規定にかかわらず、その限度において、同項の規定による負担をすることを要しない。」片一方では命令をしておいて、命令、強制入所をやっておいて、そうして扶養義務者が「全部若しくは一部を負担すること」云々と。全額負担資力があれば、負担さして、国は何にも見ないのだというところあたりの関係は、どうなるのですかね。これは少し問……

第38回国会 社会労働委員会 第23号(1961/04/20、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、きょうは、労働大臣に質問をしようと思っていたんですけれども、大臣が見えませんから、もう少し具体的な問題で局長にお聞きしておきたいと思うんです。  第一の問題は、ことしの春の賃上げなんかを見てますと、どうも、今までの歴史を少し言うと、新しい機械化産業、主として生産力を独占している会社、大手メーカーというようなところがたとえば一〇賃金を上げると、中小その他は八とか五とか三ぐらい、またはゼロというような格好で今日まで来ておる。ところが、一昨年から日本の生産力、経済が非常な速度で伸びて参りますと、今度は大手筋の賃上げというものが少ない状態で、むしろ中小メーカーの方がことしの春の賃……

第38回国会 社会労働委員会 第25号(1961/04/26、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、自治大臣にこの際聞いておきたいんですけれども、地方自治体の給与に段階が非常にたくさんある。それからこれは退職金をやる分の法案ですが、退職金、年金、こういうものについても非常に高低の差があると思う、高い低いがあるんです。その中でこれは十年以下でやめる人というのは――この保護施設におられる人というのは、一般の会社と違った状態におられるわけですから、あとは厚生大臣に聞きますけれども、だから自己の都合というても、むしろ社会福祉的な格好で、結婚前の女性が非常に重要な役割を占めておる場合が多いと思うんですね。だから、そういうところを、こういう格好で百分の六十ということで扱っておるわけ……

第38回国会 社会労働委員会 第27号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 経済企画庁の方見えてますか。
【次の発言】 雇用促進事業団が今度提案されているわけでありまして、この雇用促進ということより、むしろ完全雇用をどう進めるかということについては、これはもう政府ばかりでなしに、われわれ国会にとっても非常に重要なことだと、こういう認識に立って、この雇用促進、完全雇用の方向というものを私はきめなければならぬ、こういう工合に思っております。そういう意味で、この雇用促進事業団の目的というところに書いてあることを見ますと、よいことが書いてあります。書いてありまするが、私は雇用促進の大きな柱というのは、完全雇用を達成し、そして経済繁栄と福祉国家を達成するんだ、そ……

第38回国会 社会労働委員会 第29号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 このあん摩師、はり師、きゅう師、柔道整復師のこの法案を読んでみますと、医業類似行為の療術師といわれている人をこの前、三年前に延長をしたわけです。この審議のときを振り返ってみますと、私は、昭和二十三年登録してこの類似行為の中に行なわれておるのですが、この四つの試験を受けてという導きにはなっている。しかし、まあ相当な技術を持ってやっておられるので、三年間延長しようという、しかし、ここでやはり一応問題になったのは、私はあん摩とか営業をやっている方々がたくさんの人をかかえて、免許のない人の方がむしろ営業量は多いんじゃないか、これを取り締まるという厚生省は約束をあのときに明確に、なくなら……

第38回国会 社会労働委員会 第30号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、国民健康保険の今度の改正点があまりにもワクが狭過ぎるし、そして厚生省自身は、国民皆保険というものをどう見ておられるか、私は非常に疑問でならぬのです。この予算作成にあたりまして、今の地方自治体の国保に対する国庫負担の要求、それから被保険者の非常に苦しい状態、これは私はやはり市町村単位で国保をやっていますから、だから、市町村の長としては自分の自治体の財政も苦しい。しかし、それとあわせて住民の所得の多い人はいいけれども、所得の少ない人の現状は見ていられない、こういう立場から、全国市町村長会、議会において少なくとも四割ぐらい上げてくれなければ今の負担に、四割ぐらいの国庫負担をして……

第38回国会 社会労働委員会 第31号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今、徳永委員からいろいろと今の援護法からくる不公平な面ですね。それからもう一つ手が差し伸べられていない問題について触れられました。私は、そういう実情が非常にたくさんある、こういう問題について、やはり厚生省は真剣に取り組んでいただくことをお願いしておきます。  最後に言われておった未解決の問題を一つ取り上げてみても、私の知っているのに、満州から病気になって送られて来て、内地で戦病死をした。町をあげて、市をあげて公葬が行なわれた。しかし、将校だからいかぬというので、これは何の対象にもならぬということで、もめた。そういう人の事情を聞きますと、公葬をやってもらった、町をあげて、村をあげ……

第38回国会 社会労働委員会 第32号(1961/05/31、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今小柳委員が質問したのを、ちょっと私おくれて来たのでよくわからないけれども、続いて小柳委員がやられるので、調達庁や総務長官が来られるまで、それでは私一、二点聞きたい。  第一点が、駐留軍の雇用関係は調達庁が責任を持って、もう一つ上にいけば日米合同委員会になっていくわけだけれども、しかし、雇用の関係については調達庁みずからやれないので労働省がこれは担当するわけです。だから、いつも報告を聞いていると、離職者が出たけれどもどこへ行ったかわからぬと言う。さっきも質問がありましたが、そういうケースが非常に多い。だから、政府が責任を持ちながらなぜそういうことになるかというと、やっぱり離職対……

第38回国会 社会労働委員会 第33号(1961/06/02、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 小児麻痺の問題は、今日まで何回もやって参ったところでありますけれども、実際にことし施行されたソークワクチンの実施状況、要するに何月から何月に幾らやったという問題、それから今後の見通し、それと、それからもう一つは、生ワクチンの試験検査の状況と、それから試験的に九州に生ワクチンを実施されている状況と、それから将来の生ワクチンについての考え方、それから三番目は、今の小児麻痺患者の罹患の推移ですね、これを一つ詳しく言ってもらいたいと思います。そして、その上に立って質問をしたいと思います。資料はないのですか。
【次の発言】 きのうやるという連絡があったでしょう。

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、どうも大臣もおいでになって聞いていただきたいことなんですが、問題はこういうところにあるのだと思うのです。小山さんは、年金をよく努力しておることについては私は敬意を表する。しかし、私は、今坂本さんの言われたように、郵便貯金、簡易保険、これはやはりよく出てくる利回りの高いこと、利益がより拡大するという目的を持っている貯蓄です。これが資金運用部の中へ入れられて、もう一つは今年金並びに失業保険の積立金が今年中に千百億円になる。三十五年度九百四十四億円の積み立てのうち八百五十億が資金運用部の中にそのままいっている厚生年金の積立金が五千四百億円ぐらいある。こういう金をそれではどこが使……

第38回国会 予算委員会 第13号(1961/03/13、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はこのたび出されました所得倍増計画の中の雇用問題について御質問を申し上げたいと思うのであります。で、池田総理は国民福祉が先であるということをいっておられる、またこれを計画された迫水企画庁長官もそういう意味のことをいっておられるわけであります。ところがこの計画を見てみてもいつの時期には第一次、第二次、第三次という工合に、そのプランはありますけれども、どうして雇用をこういう工合に進めていくかという具体的なものは一つもない、どうしてこういう工合にして完全雇用を進めていくかということについて池田総理の御意見を聞きたい。
【次の発言】 今石田大臣は、殺到率その他を言われましたけれども、……

第38回国会 予算委員会 第29号(1961/05/29、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、第一番の問題といたしまして、今日の日本の経済の動きを見ていますと、非常に設備投資というのが急速度に拡大をされているわけであります。それから、これはまあ生産拡大というものにつながってくるわけでございますけれども、このままで行きますと、結局、生産に需要というものがマッチをしませんから、どうしてもことしから来年にかけて、結局過剰生産ということになりはせぬか、こういう心配をしているわけであります。ちょうど企画庁から出された倍増計画の中の三十五年度の数字がここに出ておりますけれども、三十五年度総生産十三兆とされたのが、二千七百三十四億生産では上回っております。しかし、その中で伸びて……

第39回国会 災害対策特別委員会 第3号(1961/10/20、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この第二室戸台風は、個人の住宅災害というのが非常に大きいのですね。だから、ここに出てくる問題は、個人の住宅災害に対する措置がないわけなんですが、おおむねどのような被害を受けているかという調査の資料を出していただきたい。これは住宅ですから建設省ですね。各戸はありましても七十メートルから八十メートルの風の通った所は、ほとんど家を順番につぶさなければ住めないというような状況になっている所が多い、そういうのは、個人ですから調査に出てこないわけですから、こういう所はできる限りつぶさに調査をしていただいて出していただきたい。
【次の発言】 もう一つ追加して……。運輸省から――気象の関係は運……

第39回国会 災害対策特別委員会 第6号(1961/10/27、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣が見えないので施設課長ですが、今の仮設住宅のことですね、たとえばそれが農家だったら農家のつぶれた所に、仮設住宅を個々に建てるという方法はとってないのでしょう。集団的にどこかの候補地とか、どこかというしばりがあるわけでしょう。
【次の発言】 そうしますと、これは仮設住宅は期限が二年でしたね。あと払い下げるという措置をとっていますが、今町村が具体的に困っているのは建てる場所がないということで困っているというのが事実じゃないかと私は思うのです。だから個々の災害を受けた家が倒れたらそれは百分の三十、まあ最近はもっと幅を広げていいというのですが、自分の家の倒れたあとに建ててくれる……

第39回国会 災害対策特別委員会 第7号(1961/10/28、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この気象の関係の問題について運輸省、気象庁の長官にお尋ねをしたい。先日、私が要求いたしました資料をここへいただいたのでございます。大体、最大瞬間風速と最大風速統計が全国的にこう出ているわけでありますから、これはこれで正確なものだと私は理解をするわけであります。問題は、私は、たとえば建物の場合ですね、これは建設関係の立場からおやりになるのかどうかわかりませんけれども、私は気象の関係であると思ってお尋ねするわけですけれども、たとえば木造建築の場合、どの程度の風が吹いたら倒れるか、これはなかなかはかるのがむずかしければ、たとえば鉄塔なんか、東京タワーは何メートルの風に耐え得るか……

第39回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1961/11/01、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとひとつ。  私はまあきょうは質疑をやりませんし、ただ、この前の国会で労働省の関係というのをほとんどやっていないのですよ。労働省の労働行政、雇用という問題は、今一番大事なときなんですが、やっていないのですね。これもやむを得ませんから、きょうはやりませんが、資料を要求しておりますが、まだ知らぬ顔をしているので、これは雇用の状況であるとか、もうあらゆる詳しい資料を至急にとにかく取り寄せていただきたい。厳重に要請をしてもらいたい。それでないとこのまままた同じ状態になります。で、厚生省の関係は大体資料が参っておりますから、資料を見れば、厚生行政の関係というのは大体わかるようになっ……

第39回国会 社会労働委員会 第2号(1961/10/04、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 大臣が出ていかれるようですけれども、みんな社会保障の心がまえの問題について、たくさん大臣にお聞きしたいと思っているのですから、ぜひ、ひとつこういうことでなしに、今後はぴしっと週に二回なら二回、朝から晩まで詰めて、行政の問題を明らかにして、より日本の社会保障を進めるというかまえで今後出てきていただきたいということをお願いしておきます。
【次の発言】 私は、きょうはもう質問はいたしませんが、次官にお願いしておきたいのです。まあ今までの次官はみな努力をしていただきましたが、実際問題としてですね。今までの慣例といいますか、流れというものを見ますと、どうもその行政の責任はむろん大臣にあり……

第39回国会 社会労働委員会 第3号(1961/10/05、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 労働省にお尋ねをしたいのですが、駐留軍の、特に福岡県の空軍関係なんですが、駐留軍労務者の――四十時間に短縮するということで賃金の二〇%を切り下げ、そうして駐留軍労組では、何とか――賃金か二〇%も切り下げられるというので問題にしていることはもう御存じの通りであります。昨日、直接、軍と調達庁との間に話しがどういう工合にできたか、労働省の方としてどういう工合につかんでおられるか、聞きたいと思います。局長でけっこうですから。
【次の発言】 問題は、労働時間が短縮されるということは私はいいことだと思うのです。四十八時間を四十時間にするということはいいことだけれども、二〇%も賃金を引き下げ……

第39回国会 社会労働委員会 第4号(1961/10/10、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、灘尾厚生大臣が今までの厚生行政の経験者として大臣を担当していただくことになったわけですから、その意味では他の方々より造詣の深いお方であると期待しているわけであります。そこできょうお聞きをしたいことは、日本の社会保障制度を今後どう持っていくか、このことは私は非常に重大なことだと思うのです。社会保障制度という格好が、順次、医療、年金、福祉という工合に、社会がいろいろのそういうことを守っていくという方針や規律というものが出発して参った。しかし、これはなかなかまだまだ日本の社会保障制度の水準というのは、比べるとすれば、外国の進んだ国と比べることがまず出てくるわけですけれども、しか……

第39回国会 社会労働委員会 第5号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 そのときに、特に何をやってもらいたいということを、きちんと、端的にここで御要望いただく。
【次の発言】 今、相馬委員の意見がありましたが、これは労働省や厚生省はみっちり勉強して、実情に即してうまくやるように委員会でひとつやりましょう。そんなことがあって実態と合わぬような行政が行なわれているようならとんでもないことだから、法の内容自身をよくしなければいかぬし、内容はだからそういうことで、各参考人の方々によい機会ですから、できるだけ時間をとって聞かしてもらうということでどうなんでしょうかね。
【次の発言】 私は、きょう皆さん方の御意見をお聞きしたのでありますけれども、主として職につ……

第39回国会 社会労働委員会 第7号(1961/10/24、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとわからぬところもう一ぺん言ってくれませんか、最後の金額幾らになりますか、金額と世帯人員。
【次の発言】 それからもう一つ、今のところで、五十万程度と書いてあるが、五十万程度という条件はなかったように思うのですが……。
【次の発言】 総体的に理解するためにちょっとお聞きしておきたい、いいですか。どうも理解が十分ちょっといきませんが、保険局長は一般の年金の投融資の複利がなんぼにしているか、それが六分五厘ということになっているのだと思うのだけれども、担保を取る、担保を取った場合に最終の危険負担は市中銀行にまかすわけだから、その場合にどれだけの危険最終負担をどこが持つか、六分五……

第39回国会 社会労働委員会 第8号(1961/10/26、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。日米合同委員会の正式メンバー、それと事務局交渉、これ、ちょっと聞かせていただきたい。
【次の発言】 相手は。
【次の発言】 これは日本語でいうと……。
【次の発言】 いやいや、機構上の役割、アメリカ軍の機構上の役割は店…。
【次の発言】 それは何か兼職持ってないで、これだけの事務局だけに来ているわけですね。責任者はアメリカ局長ですか。
【次の発言】 だから、委員会の座長はアメリカ局長と向こう側と交代でやるわけ……。
【次の発言】 先日、私は予算委員会でこの問題を聞いたんですが、十月一日に直用を政府雇用に切りかえるということを言いながら、もさもさしていまだにできていない、十……

第39回国会 社会労働委員会 第9号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それでは私も、具体的な問題に入っておりますから、具体的な問題で一、二お伺いをしたいと思う。  第一の問題は、障害福祉年金の対象になる身体障害者は、私の推定では、十分な把握はできませんが、肢体不自由者が大体六十五万から八十万、それから盲人が二十万、それからろうあというのが十万、こういうことになっていると思うのです。これは間違いがありましたら指摘していただきたいと思うのですが、その三つの身体障害者の中で、福祉年金がどれだけ対象になっているか。今一級、二級だが、三級までふやせばどれだけ対象になるか。それから、その身体障害者が非常に今生活上お困りになっていると思うのです。これに対して厚……

第39回国会 社会労働委員会 第10号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 大臣に私は承っておきたいんですが、国民年金の問題で一つだけ、もう時間も何ですから……。この拠出年金に未加入の人がだいぶあるようです。七月末二百十五万人ということを聞いている、正確かどうかわかりませんが、年金の問題は未加入ですから、といって、福祉年金は支給しないこのような人々に福祉年金の問題は考えてやってもいいんじゃないか、考えるということでいいのじゃないか。今話したような福祉年金、母子年金そのほかあるわけですけれども、福祉年金の問題は、私はこの拠出制であるなしにかかわらず、社会が保障するという建前に立って、これは共済制度のような格好の年金制ですけれども、福祉年金は、これは別個に……

第39回国会 予算委員会 第7号(1961/10/19、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、駐留軍労務者のことについて、まず最初にお聞きをしたい。外務大臣にお聞きをしたいんでございまするが、この駐留軍の労務者の直用労務者を、日米合同委員会で十月には政府雇用――間接雇用に全部切りかえるということになって、ところが、それがいまだに実現されていない。どういう事情か。外務大臣は合同委員会の首席代表でありまするから、どういう事情であるか、いつこれが実現するか、聞きたい。
【次の発言】 具体的には、経過を見ますと、十月一日に調達庁長官と在日米軍司令官との間に調印が行なわれて、十月一日から切りかえるということになっておるようであります。担当大臣は防衛庁長官でありますから、この……

第39回国会 予算委員会 第8号(1961/10/20、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は今労働大臣のお話、厚生大臣のお話を聞いておるわけですけれども、失対賃金が昔と違って、この会議でもお話がありましたが、だんだんと労働の密度が高くなり、そして失対労務者自身が社会に貢献するという状態の中で全部が一生懸命に働きたいという態勢になっておる。それでいて小柳委員からいわれましたように、生活保護より安い、こういう状態、それを生活保護だけは五%上げて失対事業はそのままにしておる、それも一二・五日の稼働である、職安の窓口はたくさんの失業者が何とか失対事業をやらしてもらいたいといって押しかけてくる、これについてもきびしい資格審査をやって受け付けない。たとえば農家で少し二反……

第40回国会 社会労働委員会 第2号(1961/12/12、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この前の臨時国会で労働行政のことが十分に論議をする時間がなかったといいますか、法案もありませんでしたから、労働行政の問題についてわれわれ把握することができてたいのでありまして、きょうはひとつ今労働行政がどう動いているかということについて、全般的に問題を出しますから、順番にひとつ今年の状況と来年予算をどう取って、どういう工合にやるのだということについてお答えを願って、そしてそれを中心にわからない点だけをひとつ質疑をしたい、こういう工合に思うわけであります。  そこで、今、小柳委員からお話のありました石炭の問題でございます。これは何といっても石炭の総合対策、エネルギーの総合対……

第40回国会 社会労働委員会 第6号(1962/02/08、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、大臣が見えるまでに、今のその労働行政の事務的な面を先に聞いておきたいと思うのです。で、一つの問題は、きょう一ぺんに全部聞くわけにいきませんが、きょうお聞きしたいことの一つの問題は、雇用の問題がどういう推移にあるかということです。それから最低賃金、これは基準局からはまだ見えておらないですね。これは無理ならいずれ別に聞きますが、だから雇用の問題がどういっているか。しかし、それは最低賃金といわなくとも、生活に関係なくして雇用の問題というものはあり得ないのですから、その推移の上でどう動いているか。それから、学卒と中高年の関係、それから臨時工、社外工がどういう状態に進んでいるか、こ……

第40回国会 社会労働委員会 第8号(1962/02/20、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと今のに関連して。  政府管掌の健保が九百万ある……。
【次の発言】 組合管掌が九百万……。
【次の発言】 家族も含めて……。
【次の発言】 千三百万ほどになっているのだが。
【次の発言】 公衆衛生局長も薬務局長もそうですが、私はこの急性灰白髄炎の議論は昨年非常にやったのです。そして生ワクが今の公衆衛生局長の話を聞くと、九〇%の効果があるというお話ですけれども、いずれにしたってソークより非常に効果がある。そしてまた注射じゃないので、これは飲むのですから、特に小さい子たちにとっては最もいい治療の方法だとわれわれも喜んでおるわけです。問題は、昨年千三百万人分輸入した。今年もこ……

第40回国会 社会労働委員会 第9号(1962/02/22、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働者の災害問題について、一つは皆さん方行政庁でおやりになっておるのですから、これからすぐ実態の報告を願って把握をしたい、あわせてその対策をどういう工合に進められておるかということをお聞きしたいわけであります。この労働者の災害については、労災法に規定されておる労働者の災害対策、それから地下労働については鉱山保安局長の管轄、それから海上の問題または陸上交通の問題、この中で労働者がどういう災害を受けておるか、この対策がどうなっておるか。特に海上の災害の問題については、坂本委員が、あとから海上労働者の問題で質疑がありますので、私は割愛をいたしますが、まず基準局長、それから鉱山保……

第40回国会 社会労働委員会 第12号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は舟橋さんに一つお尋ねをしたいのですが、まあ私の理解が間違っておれば御指摘をいただきたいと思うのです。  今、舟橋さんは、日本のエネルギー資源開発、将来のエネルギー対策として五千五百万トンというワクをはずして、そうして今の鉱区の問題もありますけれども、これも含めて、首切りを食いとめると同時に、日本の産業発展の中のエネルギーの役割を果たすべきだという御意見がありました。私もそういう考え方を持っておるものでありますが、ただ歴史を振り返ってみて、もう少しその歴史的なものを明らかにしていただきたいと私は思う。それはなぜかというと、ちょうど日本が機械化に入って参りましたのは二十七、八年……

第40回国会 社会労働委員会 第20号(1962/04/17、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、事務的な面から少しお尋ねをしたいんですけれども、第一点は、今日の年金の加入率は、大体どういうことになっておるか、こういうことですね。これが一つ。  それから、その次には、年金の積立金の会計はどういう状態になっているかということ。  それから、その次は、ことしの状態の見通しですね。加入の見通しと、それから、積立金が幾らぐらいになるかということ。  それから、その積立金の二割五分――国民年金と厚生年金の二割五分を福祉関係に融資をやろうというんだが、それは実際にどういうところに融資されるのか、その内容の問題ですね。まずそれだけを先に。

第40回国会 社会労働委員会 第21号(1962/04/19、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も、徳永委員がいろいろ御質問されました関連事項を二、三質問したいと思うのです。一つの問題は恩給の問題なんです。これはやはり軍人の生活、遺族の生活の問題、本人の生活の問題、その当時きまっておった支給において、そしてそれが年数がたってくる。それで当時においては、一応何らか生活ができる道を開こう、十分にできるできないにしても、一応開こうということになっておったとすれば、社会が進歩していく、そうすると、それに応じて生活の手段が上がってくるということになりますと、やはり恩給の対象になるものは、いつの期限からどうのこうのということでなしに、一応その機構が存続している限り、現状の経済状態の……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/03/10、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、一番最初に総理並びに関係閣僚にお尋ねしたいことは、ILOの問題でございます。  御承知のとおりILOの歴史は、私が申し上げるまでもなしに、一九一九年にでき、五一年に日本は再加盟をしている。ILOの憲章は非常に大きな意義を持っております。特に一九四四年のフィラデルフィア宣言において、今後の問題について大いにやっていこうじゃないかという決意を宣言をして、これを含めて、日本はこのILOに再加盟を非常に熱心にされ、そして常任理事国になられた。ところが、とのILOのきめておりまする条約勧告決議、この精神に沿おうという努力が政府には足らない、私はそう思うのでございます。きのうからきょ……

第40回国会 予算委員会 第23号(1962/03/31、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。すみやかに国会に提案するということは、この月の十日の日の私の質問のときにそういう答弁をなさった。それでもう三月も一ぱいになる、会期は五月七日。そういう事態の中で、まだすみやかに提案をしたいのだ、いろいろ準備をしているのだ、これはすみやかということの理屈にならぬと思うのです。ILOの理事会に十回もすみやかに批准をいたしたいと言って、今度は十一回目の理事会に、すみやかに批准の手続をとりたいと思いますと言うのと同じことだ。そういうことですみやかにという言葉が使えるものかどうか私はよくわからぬ。これはどうなんです。すみやかというのはそういう工合に使うのですか、まずそれを聞きたい。


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1962/09/20、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、委員長にまずお尋ねしたいのですけれども、大臣は見えますか。
【次の発言】 それでは、大臣に質問する部分を残しまして、今事務的に出て参りました問題をお尋ねしたいと思うのです。  第一にお尋ねしたいのは、順番にいきますから、またその項について御質問があると思いますから、そういうつもりでお答えを願いたいと思います。  生活保護費の二一・三五%引き上げということになっておるわけでございますけれども、私は、今の国民生活の――先日も厚生省が新聞で発表されておりますように、国民栄養度が非常に低下したという工合に厚生省は見ていられるという工合に新聞で発表されておるわけでありますが、そうい……

第41回国会 社会労働委員会 第2号(1962/08/21、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生大臣に、今後厚生行政を積極的に進めていただくということになりまして、どうぞひとつがんばってやっていただきたいと冒頭にお願いをしたいわけでございます。  大臣も、厚生大臣として厚生行政を担当される前から、この所信にも片りんが出ておりますけれども、経済の進みと、それから低所得者や社会保障が、いかに経済自身にとって重要な役割を持つかということが所信の中にも少し述べられているように、今の日本の社会保障制度というのはほんとに力を入れて、生産がこれだけ伸びる、経済がこれだけ伸びると言われるのでありますから、これに応じて低所得者、低生活水準の方々をどうして引き上げていくかという問題……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1962/09/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  労働情勢に関する調査の一環として、労働省関係昭和三十八年度予算に関する件を議題にいたします。  まず、労働省当局から説明を求めます。
【次の発言】 本議題に対する質疑は午後に譲りたいと思いますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 さよう決定いたします。
【次の発言】 次の議題は、水俣労働問題について議題といたしたいと思います。よろしゅうございますか。
【次の発言】 質疑のある方は順次お願いいたします。
【次の発言】 この際、委員の異動についてお知らせいたします。  本日、杉山善太郎君が委員を辞任せられまして、その補欠……

第41回国会 社会労働委員会 第3号(1962/08/23、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働大臣の今所信をお伺いしまして、非常に熱意を持って労働行政を進めていこうというお気持がうかがわれまして、非常に喜んでいるわけでございます。今申されましたこの所信の中で、私は二、三お伺いをしておきたいと思うのでございます。  第一の問題点は、「国民経済の安定成長に即応して、経済諸施策全体との調和を保ちながら」云々ということが言われております。私は、これが一番労働問題としては大事な問題だと考えているわけでございます。今日の日本の経済は、急角度に生産力は成長したといいますけれども、自由主義、自由経済の放任された設備拡大によって、各産業が、むしろ資金難で困難な状態に陥っておる、……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1962/10/10、6期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員派遣報告の件を議題にいたします。  先般、厚生及び労働行政実施状況調査のため、委員派遣を行なったのでありますが、これより派遣委員から御報告を聴取いたします。  まず、第一班の福岡、熊本、鹿児島について、鹿島、藤田両氏より御報告願います。
【次の発言】 ありがとうございました。  引き続いて、第二班、兵庫県、大阪府、奈良県、和歌山県、委員は竹中委員、柳岡委員、亀田委員より御報告をお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。  いろいろ御調査に基づく御質疑もあることと存じますが、具体的な問題につきましては、厚……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1962/10/11、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も、大正炭鉱の問題で、大臣の所見、通産省の御見解、御意見を承っておきたいと思います。  私は、争議というものは、おのおのの地方の実情、その他問題があるから争いがあるわけですけれども、しかし、大正炭鉱の問題ほど、みんながあの経営者に対する一たとえば労働委員会の三者が一致して経営者に対する怒りを持っておる。そういう争議、労使間というものは、私は見たことがない。そうして何か通産省の融資が云々と言うてみたり、それから約束を果たすための三千万円の頭金の問題についても、いろいろ何やかやと経過をずっと見てみますと、一回ごとに言い方が変わってきて、それで結局その場のがれで今日までずるずるとき……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第5号(1962/11/12、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 青木先生にひとつお伺いしたいのですが、今、丸茂委員からのお尋ねで非常にわかったわけでありますけれども、今、厚生省は、三カ月収容という格好で繰り返してまず第一歩を踏むわけですが、私たちは専門家の皆さん方の御意見を聞くと、三カ月ではとてもなおらぬ。まあ禁断症状というものはとれているとしても、なおるというような概念にはちょっと入ってこないのじゃないか。九州の専門家の方々は、一年以上は必要だというようなお話がございました。しかし、本人の今の生活環境やその他で、努力によって禁断症状がなくなれば、それに再び入らないということで持続していけばいい方向にいくような、たとえば癖をなくするというよ……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1962/11/13、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 労働省は、今度、失業対策制度の刷新改善に関する構想というものを雇用審議会に諮問されておるようでありますけれども、この内容について少し御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この雇用審議会に諮問された内容について、いろいろの問題点が指摘をされているわけでございますけれども、たとえばここに出て参りまする、今あなたの言われたのは、中高年令層が失対事業に流れるから、これを事前に食いとめて、職業訓練や就職をやるのだということを前提にして、そして一般失対と福祉失対というのですか、そういう格好でやっておられ、基本的には、通常雇用への復帰促進ということをここで述べられておるわけですけれども……

第41回国会 社会労働委員会 第8号(1962/09/02、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生大臣にお尋ねをしたいのでございます。  今日、厚生省に、医療関係として医療審議会というのがございます。ところが、私の知る限りにおきましては、任期が切れて、これがその活動をしていないというように聞くわけであります。ですから、医療審議会は前の委員の任期が切れておるなら、即日ひとつ委員を任命して、これが活動を開始するようにしてもらいたい。こう思うわけでございますけれども、厚生大臣の御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 速急に任命するということですか。
【次の発言】 次は、医療機関整備審議会というのが各都道府県にございます。この審議会というものは非常に私は重要な役割を持……

第42回国会 社会労働委員会 第2号(1962/12/13、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとそれに関連して、私は、今の日米合同賃金調査ですか、それの話を聞いていると、その専門家を派遣するということを言われた。具体的に専門家を派遣して、双方がどういう格好をして賃金の調査をやるか、四項目の中に、規模別とか企業別の賃金は調査しないという前提が出ているようですけれども、具体的にそれじゃどういうスケジュールでどういう調査のやり方をやるか、それをひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、その目的とされているのは、貿易の障害になっている現状の賃金、そこへしぼって賃金調査をやるということですか。そう理解していいですね。

第43回国会 災害対策特別委員会 第3号(1963/02/11、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、本部長の努力をされて参りました点、もう一段とひとつがんばっていただきたいという意味でお願いをしたい。少し豪雪の時期がおくれたのですが、山陰方面の雪の量というのは、北陸方面に劣らない量が降っているわけです。国鉄は通りましたけれども、その他の要するに地帯というものは、ほとんど孤立地帯がいまだに多い。ところが、その対策が、何といっても、今自衛隊のお話が出ましたけれども、二、三日前にようやく少数の自衛隊が派遣されているという程度であって、ほとんど孤立地帯の対策というものがおくれているというのが私は現状だと思うのです。それから、岩間委員からのお話がありましたが、この除雪についても、……

第43回国会 災害対策特別委員会 第4号(1963/02/26、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一つ関連して。今の藤野委員から発言された堆積土砂排除、具体的には何回もの風水害で道路、農地、今日では屋内の堆積土砂排除という災害救助法の問題にまで国の対策、措置というものが延長して当然のことだと私は思うわけですが、それが、風水害のときにはそういう格好で処置がされてきておる。「雪」という、または「豪雪」という字が入っていないからというところで、ここで対策に対して住民の不安がある。われわれも不安がある。今、長官のおっしゃったようにやるのだ、だから法の適用で都合が悪ければ法をそういう格好で変えるという方針を気持の上でもって進めようというのでありますから、私は百般の信頼をしたいと思……

第43回国会 災害対策特別委員会 第5号(1963/03/01、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。できるだけ協力するということですけれども、雪害のために長期に休んだ者については、失業保険の適用はやっているわけでしょう。
【次の発言】 だから、休業をして賃金をもらっている――休業によって六〇%もらっている者についてはいいが、一銭も払えない者については、失業対策事業をやるとか、そうでなければ、休業補償をやったような、失業保険の解釈を広めて、その人の生活を維持するとかいうことは、やはりやらなければ、雪があってどうにもならぬじゃないですか、その措置は講じていないのですか。
【次の発言】 私の言っているのは、給与をもらっているという人、それから休業補償をもらっている、そういう人……

第43回国会 社会労働委員会 第2号(1963/02/05、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は厚生省にお願いしておきますが、水俣の水俣病の病源は、大体よい状態だと言われているけれども、実際上は、どうもやっぱり被害者が出ているように私は聞いておる。ひとつ来週の火曜日、厚生関係でこれがありますから、そのときまでに具体的に調べて、最近の調べた状況をここで御報告願いたい。これに関係して、お願いしておきます。

第43回国会 社会労働委員会 第4号(1963/02/19、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 水俣病の問題について御質問を申し上げたい。  二月十八日、きのうの朝日新聞に、今までわれわれが頭を悩ましておりました水俣病というのが、熊本大学の入鹿山教授の発表で、水俣工場の泥の中からメチル水銀化合物を検出した、であるから、水俣病の原因というのは、やはりその有機水銀の廃液が問題だということを、大きく見出しできのうの新聞に出しているわけです。私は、この水俣病というのについては、いろいろと今日まで心配して参りました。昨年の十月に現地へ参りまして、これはまあ目的が違いまして、争議の調査を中心にして参ったわけでありますから、この問題に触れなかった。ただ、水俣病を非公式に聞いたところによ……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/21、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは三十八年度の予算についての質問をしたい、こういうことを予定しておったのでありますが、労働大臣の都合で、十一時過ぎまでしか時間がないようでございますから、大臣のおいでになる間、新しい労働行政についての御意見がございます。ですからこの点について二、三承わりたい、こう思うわけでございます。  この大臣のごあいさつの中にいろいろと御意見がございますけれども、何といっても、完全雇用の達成と労働条件の向上という項目で申し上げれば、二つにしぼることができると思うわけでございます。そして、今度の予算を見てみますと、いろいろな面が盛られております。しかし、今日まで労働省が言われて参りまし……

第43回国会 社会労働委員会 第6号(1963/02/28、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 支払基金の理事長に御質問を申し上げたいと思うわけですが、基金という特殊な、特に国民健康の上において重要な役割を持っておられるこの基金の医療保険費の精算業務という形でございまするが、どうも私の耳に入ってくるところによりますと、そこの職員の皆さん方は、仕事は毎年増強をしていく、しかし、その給与、労働条件の問題については、どうも自分たちの働いている相手方の使用者側との要求や話し合いについてもうまくいっていないし、そして、何か私たちの使用者の上に政府がおって、その関係において、どうもぴったりと私たちの使われている、要するに使用者と労働者という関係がうまくいっていない。賃金、労働条件その……

第43回国会 社会労働委員会 第8号(1963/03/07、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 大臣がほかの委員会においでになられるようですから、一言だけ大臣に質問をしておきたいと思うのです。  それは公労協の賃金問題なんです。私は、一昨日予算委員会で、この問題の早期解決をするように提起をいたしているところでありますけれどもきょうから調停に入る。組合側の、仲裁によって早期解決してもらいたいというこの願いとは別に、調停でぼちぼちやっていくということになりますと、この問題は非常に長引くのではないか。それから、本来の自主交渉によって、この積み上げで問題解決をするというこの熱意や実際行動とは、私がどうも伺っているところによりますと、政府の意図と当局側の意図は少し食い違っておるよう……

第43回国会 社会労働委員会 第9号(1963/03/12、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生大臣と、それから日赤の代表の方にお尋ねをしたい。  今、藤原委員のお話を聞いておりますと、どうも外事部長は、明らかにはっきりときょうお答えになりましたが、日赤というものは援護任務、救護任務というものと、それから国内にたくさん病院を持っておられる、二つの業務をおやりになっているわけでございます。ただ、私たちが心配をいたしますのは、日赤の活動については、国の援護、補助、監督、こういうことが日赤法にきめられておるわけですけれども、どうも日赤はいつもいろいろ問題を起こす。病院の経営を中心にいたしまして、たとえば労働問題にいたしましてもそうでございますけれども、この当委員会にお……

第43回国会 社会労働委員会 第10号(1963/03/14、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、通産省の鉱山局の大木さんにお尋ねをしたいのですけれども、今日まで非鉄金属鉱業は、貿易自由化から非常に困難な状態になっているということについて、通産省はどういう手を打たれたかということが一つです。  それから、もう一つは、自由化そのものからくる含有量その他精製作業その他に関係してくるんだと思うのですけれども、そういう実態を、亜鉛とか銅とか、そういうものをあげて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この問題の根源は貿易自由化から始まっているということ、それから、もう一面から見ると、機械化が進んだためだと私は思う。要するに、生産費が、国際的に機械化の進んだことによってコス……

第43回国会 社会労働委員会 第11号(1963/03/19、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は最後にひとつ、内容は非常にたくさんあるわけですが、大臣の御所見を伺っておきたいと思うのです。  第一は、衆議院で附帯決議されたことは、私どもも、これは附帯決議をしようという考え方を持っておりましたが、ここで明確にありますので、私たちは、この附帯決議のまず実施を、大臣は確約をいただきたいのです。これが一つ。それから次は、この資金が年年減っていく、これがやはり附帯決議に出てきている。運用の面、手続の面の繁雑さ、こういうことを附帯決議で言わざるを得ないのではないかというところにきているということも、特別な配慮をしていただきたいということが一つ。それから問題は、ここの予算書の歳入歳……

第43回国会 社会労働委員会 第13号(1963/03/28、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。私は、さっき厚生大臣が発言なさったときに関連をして発言をしようと思ったのですが、その柳岡委員の御質問に対して、社会保障的なものではない、戦争の犠牲者、未亡人に対する慰謝である、こういう工合に大臣はおっしゃった。社会保障に対する将来のあり方というものは、私はここで議論をいたしませんけれども、しかし、戦争犠牲者、特に未亡人に対する慰謝ということであれば、私は、この法律はもっと端的に摘出しなければいかぬのじゃないかという気がいたします。一つの面では、四月一日以降は、本人がたとえば亡くなったときには、相続受継の問題は、権利として民法の相続権につながっていくということになると、……

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/03/30、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生大臣に質問を申し上げます。  国民健康保険というのは、何としても私たちの社会保障の柱でございます。一つは国民年金、それから一つは国民健康保険。国民の皆保険制度の何としても底上げと申しましようか、国民の全体のレベルを上げるための私は重要な施策であると思うのであります。で、そういうことでございますから、この国民健康保険の問題については、国民の皆さん、特に住民福祉を中心とする地方自治体の行政にたずさわっている方々については、非常に関心の深いものでございます。  そこで予算書を見ますと、ことしは四千五百三十四万三千というのが今年の国民健康保険加入者の予想でございます。政府は今……

第43回国会 社会労働委員会 第15号(1963/05/14、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今の報告を聞いておりまして、どうも新聞に伝えられている問題とだいぶ食い違いがあるような気がするわけです。一つの問題は、あなたの報告されたように九日の日から下痢が始まった。十日、十一日、確定したのが十二日の夜の九時半ごろ、これだけ相当な期間があるわけです。そうして新聞その他でいわれているところによると、日本固有のため置き便所か水洗便所かということも議論になった。ため置き便所だったらそこだけやったらいいんだということがいわれているのと、いや、水洗便所を使用したのだといわれている記事が出ておるわけです。ため置きならばそれで消毒はすぐ済むわけですけれども、水洗便所なら、その三日間……

第43回国会 社会労働委員会 第16号(1963/05/16、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それじゃちょうど大臣も職安局長もお見えになっておりますので――どうも失礼しました。職安関係の人が来ていないのですね。大臣にちょっとお聞きしておきたいと思います。  最近の雇用情勢というものがどういう工合になっているかということですね。まあ私はきょうはそのことだけ少し聞いておきたかったのですが。おいでになっておらないようでありますので、あまり詳しくやれませんが、やはり国内の情勢を見るというと、依然として学卒なんかの雇用は進んでおりますけれども、不安定な雇用条件というものはやはり存続しているわけですね。家内労働法ができて、そして家内労働者の援護の問題でやらなければならぬことは、今調……

第43回国会 社会労働委員会 第17号(1963/05/21、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました清掃法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。  最近、都市の清掃事業は、人口の都市集中生活用式の変化、農村における肥料利用の変遷などにもかかわらず、これに対応して改善が行なわれていないために、ひどい手詰まりにおちいっております。たとえば、ごみや屎尿の収集は、全人口の三分の一しか対象とされておりませんが、その収集対象地域においても、作業人員、作業用器材、終未処理場が決定的に不足しており、収集が極度におくれ、そのために路傍や空地には捨てごみが山積され、河川には屎尿が流されて、住民の生活や健康に重大な悪影響を及ぼしている……

第43回国会 社会労働委員会 第19号(1963/05/28、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それじゃ、大臣に御質問を申し上げたいと思うのです。  生活環境施設整備緊急措置法案というのをお出しになったのでございますけれども、これは五カ年計画をやる、この五カ年計画は閣議で行なう、だから、閣議で決定されなければこの法案の実体というものはわからないわけでありますけれども、しかし、このような五カ年計画で環境整備をやろうというのでありますから、厚生省並びに建設省においては、一定の屎尿、ごみ、下水、終末処理という四つの問題の構想を持ってこの法案を出されたと思うわけであります。先日から、この問題をめぐって、衆議院、参議院の本会議でやりましたけれども、何かこう総理や大蔵大臣、建設大臣、……

第43回国会 社会労働委員会 第20号(1963/05/30、6期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  じん肺法の一部を改正する法律案、労働基準法の一部を改正する法律案及び炭鉱労働者遺族補償特例法案を一括して議題といたします。  まず、発議者から提案理由の説明を求めます。阿具根登君。
【次の発言】 本日は、本案の提案理由の聴取のみにとどめます。  ちょっと速記をとめて。   〔理事藤田藤太郎君退席、理事阿具   根登君着席〕
【次の発言】 私は、労働大臣に御質問をいたしたいと思うわけであります。この本法案によって事業団ができるわけでありますけれども、この目的の項を見ますと、「労働災害防止対策の推進を図り、もって労働災害を防止……

第43回国会 社会労働委員会 第22号(1963/06/11、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。この前も私はそこのところがよくわからぬのですが、九千九百七十六万人の四十二年の推定人口のうちで、八千万人の分だけやるということなんです。  そこで、あなたのあとのまた答弁を聞くと、その内訳らしいことをおっしゃる。水洗便所は千八百万人、屎尿は三千万人、ごみは五千五百万人と、こうおっしゃる。それで、八千万人というのは何を計算するのかということが私はわからなくなってくるわけなんです。八千万人というのは、この四つの五ヵ年計画、ごみと屎尿、屎尿の問題は水洗便所を意味しているのか、くみ取りだけを意味しているのかよくわかりませんが、このごみと屎尿と下水と終末処理という四つのものは、八千……

第43回国会 社会労働委員会 第23号(1963/06/13、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はちょっと基本的なことを、大臣がおいでですから聞いておきたいと思います。  この法律案による団体、災害防止団体というものが、まあ外国の例が、三つ、四つ出ていますけれども、カナダのスタイルと大体同じようなスタイルだと私は理解をいたします。  そこで少し原則にかえって、私は形式の上では、今労働省から説明がありました、労働省は災害に対する監督をやる、そしてこの団体はそれを指導―むしろ災害防止のための促進をする。私は、その形式的な流れについてはわからぬでもないのです。しかし私の懸念するのは、人を雇うという心がまえだと、使用者の心から私は始まると思うのです。この前も少し議論をしたことが……

第43回国会 社会労働委員会 第25号(1963/06/20、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと私、関連して。  どうも五十嵐局長の話を聞いていると、九千九百七十六万人の中で、八千万人を五年間で処理をするという内容がどうもよくわからない、聞くたんびに。もう少しはっきり――今これを聞いていると、屎尿消化槽と終末処理を含めて八千万というようなことにどうもなりそうな話が出てくるのだけれども、それじゃごみはどうなるというようなこと、ひとつ八千万人を対象にするということなら、ごみはどうするんだ、屎尿処理、終末処理の問題はどうするんだ、それから下水道の整備はどれだけやるんだ、それから水洗便所はどれだけとにかく五カ年間でやるのだということを明らかにひとつしてもらわないと、どうも……

第43回国会 社会労働委員会 第26号(1963/06/25、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣にちょっと今の藤原委員との関連において質問をしておきたいと思うのです。基本的な問題で、藤原委員が一番初めに触れました、国民全体としての老人に対する敬愛という問題が出ておる。どうも慈善や恩恵というにおいが――そういう観念を頭に入れてこういうものを作ったのではないか。質疑を聞いていますと、どうも年寄りは憎まれるとか、どうもいやがられるというような質疑があったことは、非常に私は残念だと思っているのですけれども、そういう質疑があったわけです。私もだんだん聞いていると、「収容」という言葉が出てきたり、それから、老人の日というけれども、言うだけの日になってしまったり、成人の日という……

第43回国会 社会労働委員会 第27号(1963/07/06、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 国民年金法及び児童扶養手当法の一部を改正する法律案というのは、住民主権憲法のもとにおける所得保障の柱になるものだと思う。そういう重要法案が最終日に残ったということで、非常に私は残念に思うわけです。これは何としてもこのような所得保障を高めない限り、日本の経済も発展をしない、こういう重要な役割を持っている法案だと私は思います。三十四年、また、拠出制は三十六年から実施されて今日まできているわけでありますけれども、私は、何としても、厚生省は国民貧困と貧乏をなくする、その一つの柱が所得保障であり、次が医療保障であり、それから児童を社会が養育するという、この三つの柱の二つまでこれの法案にな……

第43回国会 予算委員会 第4号(1963/02/15、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。ただいま池田さんのお話があったわけですが、池田さんは去年欧州に行ってこられたのですから、欧州の今日までの状態というのはよく見聞を深めてこられたと私は思うのです。しかし、欧州の最近十年間ぐらいの経済の動向を見ておりますと、生産性の上昇、それから賃金の上昇を同じにして、物価を横ばいにするというのを大原則にして、OECから出発してEECに発展し、イタリアはヴァノーニ計画によって、西ドイツに次ぐ二番目の経済国になってきたわけです。今の、池田さんの言う理屈は少し私は違うように思うのです。それじゃ、日本の生産性と賃金の上昇を見てみると、三十年をたとえば一〇〇にして、生産性は一六〇……

第43回国会 予算委員会 第6号(1963/03/05、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は第一に日本の……。ちょっと委員長、企画庁長官見えてないですね。
【次の発言】 ちょっと総理にみなお答え願うのは、企画庁長官も来ておらぬと工合が悪い。
【次の発言】 私は経済の問題の質問から始めたいと思うのですが、通産大臣が衆議院に行っておられて非常に残念なので、できるだけ早く来ていただくことをお願いしておきたいと思います。  経済の発展を池田総理は今日まで謳歌してこられたわけでありますけれども、しかし、経済の発展というのは、私は需要と供給のバランスがとられて発展していくというところに基本があると、こう思うわけです。ところが、今日の経済の発展を見ておりますと、生産力、設備拡大……

第43回国会 予算委員会 第16号(1963/03/20、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、水資源利用の問題について、きょうはお聞きをしたいと思うのです。日本は雨量に恵まれた国でございます。年間に降雨量は六千億トンと政府の報告を見ると出ているわけでございます。ところが今日、水の不足というのは、上水道、工業用水、それからまたは環境衛生の立場から、市内の河川の浄水の問題、非常に水不足というものは、私は深刻だと思うのです。特に大都市中心に水の不足というものは、非常に深刻なものがあると思います。東京都の今日の水の状態をみますと、貯水量は、需要量を七割五分ぐらいに制限をいたしておりますけれども、それでいって二カ月足らずしかない。雨が降れば満たしてくれるという、自然の願いを……

第44回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1963/11/14、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、いま阿具根委員が質問いたしましたそれに続いて、私も一言二言申し上げたいと思います。  まず、第一に申し上げたいことは、災害対策、人命尊重、国民が主権者である新しい近代国家が日本の姿だと思うのです。いま阿具根委員が申されたように、それがいま西ドイツでやられていることが国民主権の憲法の中における政治の常識なんです。日本はどうでございます。私は通産省のほうにもお聞きしたいのですけれども、災害の起こるたびにここで取り上げて、人命尊重、事後処理ということを議論してまいりました。しかし、あとすぼみで、あとがどうなったか少しもわからぬ。ガス爆発、水没しかりでございます。そうでありますか……

第45回国会 社会労働委員会 第2号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この法案は前の国会で議論をいたした法案でございます。しかし、衆議院で廃案になり、今度またあらためてこの審議が行なわれるということでございますが、できるだけ重複を避けて、私は問題点だけをお尋ねしておきたい、こう思うわけでございます。  本来、生活環境施設整備ということについては、非常に国民生活にとって重要な課題でございます。この法律が動いて、そして計画が順次国民の期待に沿って進められていく、あわせて、私は、今日の清掃法の改正というものも、これと競争と申しましょうか、相ともに前進をさせなければ実効の上がらない問題だと、こういうぐあいに認識をいたしております。  そこで、私は、まず厚……

第45回国会 予算委員会 第3号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。いま追認していなかったということは手落ちであったということを率直に述べられました。私はこの問題を言いたかったわけであります。いまの鉱山保安法で、坑内の、ガスについては、どれだけの濃度までは作業できるけれども、それ以上のときは作業させない。そうして坑内の安全を守っておるわけです。四月に、炭じんがあり、濃度が濃くなって危険だからこれを除去しなさい――そうしてあとで確認をしていない、これはもってのほかの監督行為だと私は思う。何のために法律ができたか。一応、今日までの危険をなくするために、濃度の問題や、危険のない安全性の問題がちゃんと法律にある。これを守らなかった事業家も悪いけれ……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1964/06/27、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  六月二十六日、高野一夫君が委員を辞任され、その補欠として草葉隆圓君が選任されました。六月二十七日、草葉隆圓君が委員を辞任され、その補欠として田中清一君が選任されました。
【次の発言】 本日は調査案件をやる予定でございましたが、何といっても、きのう国会が終わったところなので、きょうは調査の件は省略してよろしゅうございますか。
【次の発言】 それでは、本日はこれで散会いたします。   午前十一時八分散会

第46回国会 社会労働委員会 第2号(1964/01/28、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 このいま予定されている法案のほかにも、前国会から継続して出てくる清掃法の問題やその他があると思うのですね。そこで、あとの法案のことについてはいま議論をいたしませんけれども、この法案に対しては、できだるけ、詳しい説明書をつけて、そして状態その他の資料を十分につけてひとつ出してもらいたい。こっちで委員会で問題になってから、資料が時間がかかってから出てくるというようなことのないように、去年からこしらえられた法案ですから、そういう準備だけは十分にして、ひとつ法律が出てくれば、われわれのほうでそれを見れば多少その沿革がわかるような仕組みで法律案を提案してもらいたい、これをお願いしておきた……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1964/07/31、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  理事の補欠互選に関する件を議題に供します。  去る六月二十六日の高野一夫君の委員辞任に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選挙を行ないたいと思います。互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に鹿島俊雄君を指名いたします。
【次の発言】 もう一つおはかりいたします。  参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。  上水道問題に関する件について意見を聴取し、質疑するために、八月一日の委員会に、東京都水……

第46回国会 社会労働委員会 第3号(1964/01/30、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いずれこれは審議されると思いますが、一言だけ聞いておきたいのですが、三五ページの職員管理対策の強化、それから三六ページの政府職員等失業者退職手当、片一方は、九千四百万、片一方は二億四千万、これは特別会計でもないのに、何でこんなものをここに掲げにやいかぬかということ。国家公務員の年金だとか、一般給与の中に入っていなきゃならぬものを、これだけ何で摘出したのか。
【次の発言】 季節労働者のやつは、農林省、林野庁から金を出して職安の会計へ入れて、職安で先に出しておいて補てんするということでしょう。それはわかっておるのです。わかっておるのだけれども、なぜ、それでも足らぬから差額をここに書……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1964/08/01、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) それでは、ただいまから開会いたします。  社会保障制度に関する調査を議題といたします。質疑のある方は、順次御発言を願います。  第一に、災害問題に関する件を議題にいたします。
【次の発言】 国民健康保険の問題についての答弁が明らかになっていない。だれから答えますか。保険局長は見えていないが――それじゃ災害問題に関する件の質疑はこの程度で終わりたいと思いますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 それじゃ、第二の問題として、輸血問題に関する件を議題にいたします。
【次の発言】 それじゃ私から大臣に、いまのおことばで、えてして並行していくと権利問題というものが行政の中……

第46回国会 社会労働委員会 第4号(1964/02/13、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働行政一般について大臣に御質問を申し上げたいと思うわけです。  労働行政一般といいましても、非常に多岐にまたがっておりますので、私は、本日は雇用就労、それから労働者の生活問題を中心に、どう動いているか、労働省が把握しておられる問題をもう少し詳しく御報告願って、これを中心にきょうは質疑を行ないたいと思うのでございます。ですから、今日の雇用問題がどう動いておるかということ、それから労働者の生活がどうなっているか、これに関連をいたしまして、農業労働者の就労が非常に最近ウエートが大きくなってきているわけですが、この農業労働力の移動、それから受け入れ態勢がどういうぐあいに動こうと……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1964/09/10、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  委員の異動について報告いたします。八月十五日、高橋進太郎君が委員を辞任され、その補欠として田中清一君が選任され、八月十九日、徳永正利君が委員を辞任され、その補欠として竹中恒夫君が選任されました。また、九月七日、田中清一君が委員を辞任され、その補欠として川野三暁君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。  社会保障制度に関する調査のため、社会保険病院松籟荘の運営に関する件について意見を聴取し、質疑するため、本日の委員会に、社団法人全国社会保険協会連合会理事長曽我梶松君を参考人として出席要求い……

第46回国会 社会労働委員会 第5号(1964/02/18、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は、きのうちょっと京都から来るときに、いま出ている週刊雑誌を買うたのです、週刊新潮でしたか。六ページにわたって非常にこまかしく書いてある。ああいうように雑誌にこまかく書いてあるのに、厚生省といまの藤原さんの質疑を聞いていると、厚生省の方はよくご存じないような感じなんですね。私も案外知らぬもんだから、あれを読んでわかったんだが、その中で多少おもしろおかしくというのでもないでしょうけれども、いまの法規では取り締まりのしようがないんだというようなことを関係者がそこで述べていることも入っているのですね。だから、私は、そこらあたりがいろいろ実態が世間にわかることはいいと思うけれど……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第5号(1964/09/30、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る九月十七日、徳永正利君が委員を辞任され、その補欠として紅露みつ君が選任されました。
【次の発言】 労働問題に関する調査中、まず、昭和四十年度労働省関係予算に関する件を議題といたします。  政府の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本件に対し質疑のある方は、順次御発言を願います――ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。  別に御発言がございませんければ、本件に関する調査は、本日のところはこの程度にとどめておきます。  委員長から、労働省にお願いというか、希望を申し上げたいのでご……

第46回国会 社会労働委員会 第6号(1964/02/20、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働大臣にまず最初にお尋ねをしたいのであります。この前のときに雇用問題についてお尋ねをいたしました。きょうは、この雇用問題の現状がどうなっているかという具体的な問題で少しお尋ねをしたいわけでございます。その前に、私は労働大臣にお尋ねをしたいのでありますが、その第一点は、今度の三十九年度の予算書を見ますと、失業保険会計から百十五億九千万という膨大な資金がこの行政の中につぎ込まれているわけでございます。私はいままでも議論をしてまいりましたけれども、失業保険の本来の姿というのはどういうものなのか、これは私は、失業者を救済するという立場からこの失業保険の保障の会計がこしらえてある……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1964/10/01、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  社会保障制度に関する調査中、まず、昭和四十年度厚生省関係予算に関する件を議題といたします。政府の説明を聴取いたします。戸沢会計課長。
【次の発言】 本件に対し、質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 いまの発言のとおりだと思うのです。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 それでは九日に、この問題を特に取り上げて議論するわけでは予定をしておりませんけれども、この次は九日に委員会がありますから、それまでに何とか出してもらいたい。よろしゅうございますか。

第46回国会 社会労働委員会 第7号(1964/02/25、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 第二班について簡単に御報告申し上げます。  徳永理事及び私の二名は、当委員会の決定に基づきまして、去る二月五日から八日までの四日間、滋賀県及び大阪府を視察いたしましたが、特に私どもは国民健康保険の実施状況、生活環境施設の整備状況、重度心身障害児対策の実情、労働災害防止施策の実情及びその他最近の雇用、失業情勢等、厚生、労働行政の当面の問題に焦点を合わせ、地方の現状を見てまいったのであります。  まず、滋賀県におきましては、県庁において県当局及び労働基準局長等からおのおの所管事項に関する説明を受けた後、重度心身障害児療養施設であるびわこ学園及び琵琶湖大橋の建設現場を視察、また、大阪……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第7号(1964/10/09、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  社会保障制度に関する調査中、まず、食中毒問題に関する件を議題といたします。  質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言がなければ、本件に関する質疑は、本日のところこの程度にとどめておきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、医療費問題に関する件を議題にいたします。質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。委員外議員高野一夫君から発言を求められておりますが、これを許可することに御異議ございませんか。

第46回国会 社会労働委員会 第8号(1964/02/27、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は、いま大臣が給与の担当責任者であり、それから施設庁長官が直接衝に当たっおられるわけですが、三月一ばいでいまのお話では六千人首を切られる、どうもそういう予想がされるようですが、もうあと一カ月しかないのですね。これは全部政府雇用ですから、自動的に政府関係機関にそのまま就職をさすという腹づもりがあるからゆっくりされておるのですか。そうでなければ、一カ月先に首を切られたらどうなるかという問題がいまじぶんになってきまっていないということで、いま探っているという状態で労働者はどうなる。いままでの質疑を聞いていると、私はそういう感じを受けるわけなんですが、どういうわけですか。前段か……

第46回国会 社会労働委員会 閉会後第8号(1964/11/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  理事の辞任に関する件を議題といたします。亀井光君から、都合により、理事を辞任したい旨の申し出がございましたが、これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  つきましては、直ちにその補欠選挙を行ないたいと存じます。互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、理事に丸茂重貞君を指名いたします。  別に御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。    午前十時十六分散会

第46回国会 社会労働委員会 第9号(1964/03/03、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 免疫とおっしゃるのですね。免疫の根源はこの前資料など読んで、非衛生的な面も通じて、免疫になったとおっしゃるんですけれども、私は学者じゃないので、そういうことはよくわからないが、免疫の期間というものは大体どのくらいか。一ぺん免疫になったら一生免疫になるのか。そういうことなら、三十五年、六年のあの盛期に、相当年の多い日本人がかかっておるわけですから、そうも言えないと思うのです。その原理をひとつ聞かしていただきたい。文化的になったら云々というお話でありましたが、この前資料によると、アメリカでは一才から四十何才まで同じような率で罹病率があるわけですから、免疫というのはどれだけの効力があ……

第46回国会 社会労働委員会 第10号(1964/03/05、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 じゃ私は、この答申案についての質疑はあったと思うのですけれども、港湾労働者の環境が、だんだん一方においては機械化をしていっている。それから一方においては、経済の変動や、それから輸出入の関係で周期的に変動がある。ですから、特にまあ一番下のほうの手配師の支配といいますか、手配師によって振り回されているというところがあるわけでありますから、そこらあたりの動態は最近どうなっているかということを、ひとつこの際、私聞いておきたいと思うのですが、各主要港の常雇い、それから日雇いその他の動向がどうなっているか。それから港湾荷役もだんだん機械化していっているわけですから、機械化の関係によって、港……

第46回国会 社会労働委員会 第11号(1964/03/10、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いま小児麻痺の問題は、三十六年をピークにして、ソークワクチンからセービンワクチンに研究処置が講じられて、だんだんその罹災者が減ってきていることについてはいいことでありますが、しかし、日本がソークワクチンの製造から生ワクチンに、セービンワクチンの製造に踏み切った。この前のこの委員会の議論は、その免疫性の問題、これがこの前の議論で、きょうの議題として学術的に説明すると、その次の問題は、日本でできたセービンワクチンの安全性の問題、この問題について、きょうはその免疫の問題から安全性の問題、ここに入っていかなきゃならぬと私は思うのであります。  第一は、その免疫性の学術的な証明をきょうは……

第46回国会 社会労働委員会 第12号(1964/03/12、6期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  労働災害の防止に関する法律案を議題といたします。  政府より本案に対する提案理由の説明を聴取いたします。大橋労働大臣。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の説明の聴取のみにとどめておきます。  ちょっと速記とめて。
【次の発言】 それじゃ速記を起こして。  国有林労働者の雇用の安定に関する法律案を議題といたします。  発議者柳岡秋夫君より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  本日は、本案に対する提案理由の説明聴取のみにとどめておきます。

第46回国会 社会労働委員会 第13号(1964/03/17、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは大臣がお見えになってないで、次官においでいただいておりますから、次官を中心に、環境衛生局長に環境衛生の清掃法の問題についてお聞きしたいと思うのです。  この清掃法の問題については、この前の臨時国会におきまして生活環境施設整備緊急措置法をこの委員会で決定するときに、清掃法はこの国会に出す、こういうお約束をいただいているわけでございますが、まだ頭を出してこないのであります。これはどういうことになっておるのかということをお聞きしたいのであります。順次お聞きしますが、まずそれから。
【次の発言】 できるだけ早い機会と言いましても、もう国会が始まっていて、三月を過ぎると百五十日の……

第46回国会 社会労働委員会 第14号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 労働省に私も関連してお尋ねしたいのでありますが、労働災害の問題は、私は根本的な心がまえをきめなければならぬときにきていると思うのです。ですから、労働省としては、聞くところによると、労働基準審議会に案をおかけになったということを聞いておるが、どういう点とどういう点を審議してもらいたいという、労働災害防止のその考え方の案を出されたのですから、その考え方の案をひとつわれわれにお示しを願いたい、こう思うわけであります。都合が悪ければ都合の悪い理由を御説明いただきたい。基本的にどう進めていくかということが明らかにならないと、労働災害の問題はなかなかむずかしい、端々の問題を議論しても、これ……

第46回国会 社会労働委員会 第15号(1964/03/24、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この際、本案に対する附帯決議案を提案いたしたいと思います。  まず、案文を朗読をいたします。     附帯決議案  一、経口生ポリオワクチンの投与に当っては基準を設け、投与しても健康上支障のないよう医師をして万全を期せしめること。  一、経口生ポリオワクチン投与後の事態を把握し、調査研究するとともに、特に、副作用等の起きた場合は、万全の措置を講ずること。  一、経口生ポリオワクチン予防接種の費用については、国民の負担がかからないよう努力すること。   右決議する。  以上でございます。

第46回国会 社会労働委員会 第16号(1964/03/26、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いま柳岡委員の議論されることは非常に大事なことだと私は思うのです。そこで、この法律に基づいて見ますと、「会長は、会務を総理し、審査会を代表する。」ということで、この審査会そのものはどういう性格を持っているのかということですね。これは単なる諮問機関なのか、行政委員会的性質を持って、みずからの権限で行なうことになっているのかどうかということが一つです。  それから、何といっても、審査を決定したら、労働大臣の直轄にあることは、これは労働省の行政の中の一つであることは事実ですけれども、そういうことになってきて、特にこれは独立した性格でものごとを行なう形でなければ私はいけないのではないか……

第46回国会 社会労働委員会 第17号(1964/03/31、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ぼくはいまのに関連してお尋ねしたいのですけれども、いま言われた韓国人の国籍その他の国籍で、どこでどういう手続で――六十五万の朝鮮人が大体八万ほど帰られて、まだ五十七万おられる。じゃあ、この人は韓国人、この人はその他というのは北朝鮮をさすのだと思いますが、どういうかっこうでそれを認定をしたりしているのか、そこのところをちょっと聞きたい。
【次の発言】 そうしますと、私は、朝鮮人を含めて、外国人というのは、魚油保護ばかりでなしに、健康保険、国保の問題もありますし、まああなたに直接関係ないかもしれませんけれども、たとえば厚生年金、失業保険、そういうものもございます。いま厚生省としては……

第46回国会 社会労働委員会 第18号(1964/04/02、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。これは総訓は雇用促進事業団ですね、雇用促進事業団は独立しての権限で業務をやっているわけでございましょう。だから、労働省は、そういういまお話があったような、あなたの見解で不当であったかなかったかというようなことまで干渉したりしているのですか。労働行政で、雇用促進事業団の独立した業務に対して、そこまで労働省は干渉をしているのですか。雇用促進事業団は、みずから労働三法に従って労働者が守られて、そうして業が成り立っているということなんでありますけれども、何か聞いていると、一から十まで労働行政の中で、どうも業の端まで監督し、干渉しているような印象を私は横から聞いていて受けるので……

第46回国会 社会労働委員会 第19号(1964/04/07、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いま麻薬の問題は非常にやかましいときだが、量が減ったり違反が減ったとは考えられない。最近の麻薬の入ってくる道しるべ、それから、どういうルートで麻薬が国内に入ってくるか、そうして売買されているか、そういう大筋の一つのルートと現実の問題をひとつ話をしていただきたい。
【次の発言】 私は、麻薬の問題で前々から心配しておったのは、麻薬というのは、主として暴力団を中心としたルートから入っているというのが問題点でありました。だから、主としてこの麻薬事件の発生については、不良環境地帯を中心に行なわれている。だんだんと取り締まりも強化されてきて、みんなの協力もあって、そういう所で具象的な事犯が……

第46回国会 社会労働委員会 第20号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一、二点お聞きしておきたいと思う。万仲理事長にまずお聞きしたいのですが、訓練所の業務が終わって、夜の宿直、それから、休みの日の日直というかっこうになって、日直とか宿直というのは業務の延長だと私は理解をしているわけです。その業務に関連して問い合わせとかなんとかあった場合に受け答えるために日直宿直がおる。これは政府機関であろうと民間の事業であろうと、そういう処置が業務の延長処理として行なわれていることだと私は思う。そこで、総合訓練所は、この前、労働大臣とも少し質疑をしたのですが、大きいところでは守衛というようなかっこうで、その事業、敷地、財産管理体制というものが明確になっておる……

第46回国会 社会労働委員会 第22号(1964/04/21、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 先日、阿具根委員の質問に対して、水俣のあの被害については、いままでの法律では適用する法律かないのだというようなお話があったそうでございますけれども、今度の法律改正でそれが取り締まれるということのようですが、どの条文に該当するわけですか。
【次の発言】 いままでは大臣、できなかったけれども、今度はできる。私はそこらの話がおかしいと思うのでのです、第一。それは明確にひとつしていただきたい。
【次の発言】 そそは何条ですか。
【次の発言】 その法律事項の問題で明確にするということですが、私は、水俣に行って見ますと、やはりあの廃液で人畜に被害があるということを向こうの土地の人はみんな言……

第46回国会 社会労働委員会 第23号(1964/04/23、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、ちょうど大臣が時間がないようですから、いずれ引き続いてこの問題は質疑をいたしたいと思いますが、きょうは国保の問題について大臣の所信を、時間は短いですけれども、伺っておきたい、こう思うのです。  この国保の問題は、世帯主が七割、二〇%分の四分の三支給ということになっおって、家族は五割給付でございます。しかし、その国保の主体が市町村になっておるわけでありますけれども、市町村が非常に大きな赤字を出している。たとえば例を申し上げますと、東京都は昨年度十八億円、大阪が十一億円だとたしか思います。累積した赤字をこれに加えますとたいへんなことでございまして、各市町村でこの国保の赤字を一……

第46回国会 社会労働委員会 第24号(1964/05/07、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、郵政の金沢郵政局管内の問題について、不当労働行為だと私は思うんですが、この問題について少しお聞きをしたいと思うのであります。  第一にお聞きしたいことは、郵政局と特定郵便局との関係がどうなっているか、それから、特定郵便局長というのはどういう資格においでになるか、そういう点をまずお聞きしたいんです。
【次の発言】 まあ特定局というのは、私たちの理解では、いまはどうなっているかよくわかりませんが、家屋を貸して、昔は一定の国税を納め、資産のある人を特定局長にし、委託業務のようなことをやっておられた。いまはそうでなしに、家屋の借り上げの問題は続いておるでしょうけれども、しかし、局……

第46回国会 社会労働委員会 第28号(1964/05/28、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょう労働省からもらいました「対資本限界雇用係数表」がありますが、この点をひとつ御説明いただけませんか。
【次の発言】 そこで、機械化の進歩というのは、化学産業を先頭に、非常に進んでいるわけです。それで、まあ手工業に類したところは、わりに投資額に応じて収容人数が多いわけですね。ところが、昭和三十五年と六年の表を見ても、非常に大きな差があります。まあ化学工業で昭和三十六年を見ると、大体二千六、七百万円で一人の就労の場ができていくというのがこれによって明らかなんです。で、たとえば家具とか、そういう手工業的なところは百万円とか、身の回り品、裁縫とか、そういうところは五十万とかいうのが……

第46回国会 社会労働委員会 第30号(1964/06/04、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  この際、一言あいさつを申し上げます。  このたび、皆さま方の御推挙により、本委員会の委員長に選任されましたが、もとより非才なものでございますので、いろいろと御迷惑をおかけすることもあろうかと存じます。幸い委員各位におかれましては、御経験、御造詣の深い方々ばかりでございますので、御鞭撻、御協力を賜わり、真に公正、かつ、民主的な本委員会の運営をはかり、負託されましたその職責を十分に果たしたいと念願いたしております。何とぞ未熟な私に対しまして、皆さま方の御支援、御協力を賜わりますよう、重ねてお願い申し上げてごあいさつにかえる次……

第46回国会 社会労働委員会 第31号(1964/06/09、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。六月四日、鈴木強君が委員を辞任され、その補欠に久保等君が選任されました。六月八日、久保等君が委員を辞任され、その補欠に鈴木強君が選任されました。六月九日、鈴木強君が委員を辞任され、その補欠に横川正市君が選任されました。
【次の発言】 母子福祉法案(閣法第九四号)、母性の保健及び母子世帯の福祉に関する法律案(衆第一八号)、母性福祉保障法案(衆第五二号)を一括議題といたします。  右三案に対し、御質疑のある方は、どうぞ順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。

第46回国会 社会労働委員会 第32号(1964/06/11、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  労働災害の防止に関する法律案(閣法第六号)を議題にいたします。  これより質疑に入ります。質疑のある方は、どうぞ順次御発言を願います。
【次の発言】 それでは、他に御発言がなければ、本案に対する質疑は、本日のところ、この程度にとどめておきます。  これにて休憩いたします。午後は一時半から再開をいたします。    午後零時十八分休憩
【次の発言】 ただいまより、午前に引き続き、社会労働委員会を開会いたします。  労働問題に関する調査を議題といたします。  質疑の通告がございますので、順次これを許します。柳岡君。

第46回国会 社会労働委員会 第33号(1964/06/16、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。六月十二日、横川正市君、阿具根登君が委員を辞任され、その補欠に鈴木強君、中田吉雄君が選任されました。六月十三日、中田吉雄君が委員を辞任され、その補欠に阿具根登君が選任されました。
【次の発言】 環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案、クリーニング業法の一部を改正する法律案、公衆浴場法の一部を改正する法律案、あん摩師、はり師、きゅう師及び柔道整復師法等の一部を改正する法律案を一括議題といたします。  まず、以上四件に対する提案理由を、衆議院社会労働委員長代理理事小沢辰男君から……

第46回国会 社会労働委員会 第34号(1964/06/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会をいたします。  環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案に対し、質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは、これにより討論に入ります。御意見のある方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 委員の異動についてお知らせいたします。  本日、山下春江君及び山本杉君が委員を辞任され、その補欠に剱木亨弘君及び大谷藤之助君が選任されました。

第46回国会 社会労働委員会 第35号(1964/06/25、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会をいたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  本日、劔木君及び大谷君が委員を辞任され、その補欠に山本君及び山下君が選任されました。
【次の発言】 厚生年金保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 船員保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の聴取のみにとどめておきます。

第46回国会 社会労働委員会 第36号(1964/06/26、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会をいたします。  参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。  公共企業体等労働委員会の仲裁裁定に関する件調査のため、公共企業体等労働委員会の委員を参考人として出席要求いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。なお、参考人の人選等については、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう計らいたいと思います。
【次の発言】 社会保障制度に関する調査を議題といたします。  輸血問題について質疑の通告がございますので、これを許します。藤原委員。

第47回国会 社会労働委員会 第1号(1964/11/09、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。  本委員会といたしましては、今期国会開会中、社会保障制度に関する調査並びに労働問題に関する調査を行なうこととし、その旨の調査承認要求書を、本院規則第七十四条の三により、議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  別に御発言がなければ、本日はこれにて散会いたします。   ……

第47回国会 社会労働委員会 第2号(1964/12/03、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  まず、社会保障制度に関する調査を議題といたします。  厚生大臣より、厚生行政の基本方針についての所信を聴取いたします。神田厚生大臣。
【次の発言】 本件に関し、質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 本件に関する質疑は、本日はこの程度にとどめたいと思います。よろしゅうございますか。
【次の発言】 この際、厚生政務次官より発言を求められておりますので、これを許します。徳永厚生政務次官。
【次の発言】 次に、労働問題に関する調査を議題といたします。  まず、労働大臣より、労働行政の基本方針についての所信を聴取いたします。石田労……

第47回国会 社会労働委員会 第3号(1964/12/17、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  十二月十五日、木村睦男君が委員に選任されました。十二月十二日、丸茂重貞君が委員を辞任され、その補欠として古池信三君が選任され、また、十二月十六日、古池信三君が本委員を辞任され、その補欠として上林忠次君が選任されました。本日、上林忠治君が委員を辞任され、その補欠として丸茂重貞君が選任されました。
【次の発言】 委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっております。  つきましては、直ちにその補欠五選を行ないたいと存じます。互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御……

第47回国会 社会労働委員会 第4号(1964/12/18、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  継続審査要求についておはかりいたします。  国有林労働者の雇用の安定に関する法律案(第四十六回国会参第一〇号)、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案(四十六回国会参第一四号)につきましては、閉会中もなお審査を継続することにし、本院規則第五十三条により、継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御典儀ないものと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第48回国会 社会労働委員会 第1号(1964/12/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。  本委員会といたしましては、今期国会開会中、社会保障に関する調査及び労働問題に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を本院規則第七十四条の三により、議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたし……

第48回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1965/07/10、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ぼくは、きょう大臣が初めてお見えになったのですから、あまり理屈は申し上げたくないのでありますが、私は、大臣は初めて来られて、鋭意勉強中だと思いますし、大臣自身にあまり言いたくありません。今後ともに、この社会労働委員会は、社会保障の問題をどう高め、そして充実していくかということがこの社会労働委員会の重要な任務だと、私はそう思うわけであります。残念ながら、大臣のごあいさつをいまお聞きしまして、具体的な厚生行政のお話がありましたけれども、日本の社会保障をどう高めていくか、どう取り組んでいくかというごあいさつがなかったように、私の聞き間違いか知りませんけれども、なかったように思うのです……

第48回国会 社会労働委員会 第2号(1965/02/02、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。一月二十一日、柳岡秋夫君が委員を辞任され、その補欠として小柳勇君が選任されました。一月二十九日、山下春江君が委員を辞任され、その補欠として館哲二君が選任されました。
【次の発言】 派遣委員の報告に関する件を議題といたします。  先般の当委員会の行ないました厚生及び労働行政実施状況調査のための委員派遣について、派遣委員から御報告をお願いいたします。藤原道子君。
【次の発言】 ありがとうございました。ただいまの報告に対しての質疑は後日に譲り、本日は……。

第48回国会 社会労働委員会 第3号(1965/02/24、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  連合審査会に関する件についておはかりいたします。夕張炭鉱の爆発事故について石炭対策特別委員会に連合審査の開会を申し入れることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  なお、連合審査会開会の時刻は、石炭対策特別委員会の都合によって一緒にやりたいと思います。さよう御了承願います。御異議ございませんか。
【次の発言】 さよう決定いたします。
【次の発言】 委員の異動についてお知らせいたします。去る二月十五日、鈴木強君が委員を辞任され、その補欠として久保等君が選任されました。また二十三日、小平芳平君……

第48回国会 社会労働委員会 第4号(1965/03/09、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。二月二十四日、石田次男君が委員を辞任され、その補欠として小平芳平君が選任され、二月二十五日丸茂重貞君が委員を辞任され、その補欠として村上春藏君が選任され、また、二十六日、村上春藏君が委員を辞任され、その補欠として丸茂重貞君が選任されました。
【次の発言】 委員の異動に伴い、理事が二名欠員となっております。  つきましては、その補欠互選を行ないたいと存じますが、互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第48回国会 社会労働委員会 第5号(1965/03/11、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。三月十日、久保等君が委員を辞任され、その補欠として柳岡秋夫君が選任されました。
【次の発言】 労働問題に関する調査を議題といたします。  まず、労働大臣より、労働行政の基本方針について所信を聴取いたします。石田労働大臣。
【次の発言】 次に、電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律を廃止する法律案を議題といたします。  まず、発議者から提案理由の説明を聴取いたします。藤田進君。
【次の発言】 本日は、本法律案に対する提案理由の説明聴取のみにとどめておきます。

第48回国会 社会労働委員会 第6号(1965/03/16、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。去る三月十二日、竹中恒夫君が委員を辞任され、その補欠として古池信三君が選任され、また、三月十五日、古池信三君が委員を辞任され、その補欠として杉原荒太君が選任されました。
【次の発言】 社会保障制度に関する調査中、厚生行政の基本方針に関する件及び昭和四十年度厚生省関係予算に関する件を議題といたします。  質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけてください。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。

第48回国会 社会労働委員会 第7号(1965/03/18、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案を議題といたします。提出者衆議院議員河野正君より本案に対する提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 次に、港湾労働法案を議題といたします。政府より本案に対する提案理由の説明を聴取いたします。石田労働大臣。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 次に、労働問題に関する調査を行ないます。  労働行政の基本方針に関する件及び昭和四十年度労働省関係予算に関する件を議題といたします……

第48回国会 社会労働委員会 第8号(1965/03/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。三月二十二日、柳岡秋夫君が委員を辞任され、その補欠として久保等君が選任されました。
【次の発言】 理学療法士及び作業療法士法案を議題といたします。  まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。榊田厚生大臣。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の説明聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 清掃法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。神田厚生大臣。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の説明聴取のみにとどめておきます。

第48回国会 社会労働委員会 第9号(1965/03/25、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。三月二十四日、久保等君が委員を辞任され、その補欠として鈴木強君が選任されました。
【次の発言】 駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、発議者衆議院議員田口誠治君より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本日は、提案理由の説明聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 労働問題に関する調査を議題といたします。  労働行政の基本方針に関する件及び昭和四十年度労働省関係予算に関する件について調査を進めます。  御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。

第48回国会 社会労働委員会 第10号(1965/03/30、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから開会いたします。  医療金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府より提案理由の説明を聴取いたします。徳永厚生政務次官。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 清掃法の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより質疑に入ります。御質疑のある方は、順次御発言願います。  ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 私もちょっと聞いていまして、少しそこのところがあいまいじゃないですか。……

第48回国会 社会労働委員会 第11号(1965/04/08、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。四月五日、久保等君が委員を辞任され、その補欠として鈴木強君が選任されました。
【次の発言】 労働問題に関する調査中、労働行政の基本方針に関する件及び昭和四十年度労働省関係予算に関する件を議題といたします。  本件に対し、質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっといまの点について。  この間新聞でいまの大臣の発言を私は拝見をしたのですけれども、山陽特殊製鋼で、私の知っている会社は売り掛け金がその会社の資本金の二倍あって、むろん無担保ですね、だから、いまの担保と無担保の関係の処理につ……

第48回国会 社会労働委員会 第12号(1965/04/09、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。本日、杉原荒太君が委員を辞任され、その補欠として竹中恒夫君が選任されました。
【次の発言】 委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。  日鉄鉱業伊王島鉱業所爆発事故に関する調査のため、委員派遣を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員の人選、派遣地、派遣期間等は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、本院規則百八十条の二により……

第48回国会 社会労働委員会 第13号(1965/04/13、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  優生保護法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、発議者、参議院議員丸茂重貞君より、本案に対する提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の説明の聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 医療法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、発議者、参議院議員草葉隆圓君より、本案に対する提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の説明聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 次に、戦傷病者特別援護法の一部を改正する法律案、戦没者等の遺族に対する特別弔……

第48回国会 社会労働委員会 第14号(1965/04/22、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。四月十四日、鈴木万平君が委員を辞任され、その補欠として佐藤芳男君が選任されました。
【次の発言】 労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府より本案に対する提案の理由の説明を聴取いたします。石田労働大臣。
【次の発言】 本日は、本案に対する提案理由の説明聴取のみにとどめておきます。
【次の発言】 次に、公共企業体等の労働者の労働基本権の確保及び回復のために公共企業体等労働係法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず 発議者の参議院議員小柳勇君より、本案に……

第48回国会 社会労働委員会 第15号(1965/04/27、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。四月二十四日、八木一郎君が委員を辞任され、その補欠として佐藤芳男君が選任されました。四月二十六日、鈴木強君が委員を辞任され、その補欠として久保寺君が選任されました。
【次の発言】 連合審査会に関する件についておはかりいたします。  港湾労働法案について運輸委員会からの連合審査会開会の申し入れがありました。これを受諾することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定します。なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございません……

第48回国会 社会労働委員会 第16号(1965/05/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。四月二十八日、浅井亨君が委員を辞任され、その補欠として小平芳平君が選任されました。
【次の発言】 港湾労働法案を議題といたします。  前回に引き続き、質疑を行ないます。質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 警察庁のほうは関根捜査第二課長です。
【次の発言】 私も一つ質問をしたいんですが、佐藤港湾局長に質問したいんですけれども、日本の船員が外国の船に乗りましたら外国の賃金をもらいますね。外国のオーバータイムは五〇%ですね、割……

第48回国会 社会労働委員会 第17号(1965/05/11、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまより開会いたします。  委員の異動について報告をいたします。五月八日、日高広為君、斎藤昇君が委員を辞任され、その補欠として館哲二君、山本杉君が選任されました。また、五月十日、鈴木強君が委員を辞任され、その補欠として久保等君が選任されました。
【次の発言】 厚生年金保険法の一部を改正する法律案(閣法第二号、衆議院送付)及び船員保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から、両案に対する提案理由の説明を順次聴取いたします。神田厚生大臣。
【次の発言】 次に、両衆議院送付案中、修正にかかる部分につき、修正案の提出者、衆議院社会労働委員長松澤雄藏君……

第48回国会 社会労働委員会 第18号(1965/05/13、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、最近の雇用就労の問題についてどうなっているかということについてお尋ねをしたいと思います。大臣がいまおいでになりませんから、職安局長から……。  一つの問題は、年齢別の就職状況、それから、それに応じて殺到率、それから産業別の就職状況。もう一つのこれに関連した問題として、就職と離職の状況、相当高い数字が離職に出ていますが、この原因は何に起因をしているか。それから、これに関連して定年制の問題、定年制については表が出ていますが、定年制で会社を首切られた人のあとの生活状況、これは中高年労働対策とあわせてこの問題のお答えを願いたい、こう思います。

第48回国会 社会労働委員会 第19号(1965/05/17、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。ぼくはね、皆保険なんですからね、皆保険を打ち出されて、医療機関をどう整備するかという、ここにこの医療公庫の重要な意義が私はあると思うんです。ですから、いまのような答弁じゃ、なかなかその医療金融公庫の本来の姿というのは出てこないと思うんです。現在ある医療機関の整備、これは必要です。しかし、無医地区や無医地区にひとしいところにどう医療機関を建設していくか、この整備がこの計画の柱になっていなければ、特に医療機関だけ公庫をつくっていままで六百億も貸し出して、ことしは百七十億も貸し出すわけですから、その皆保険体制への私はこれは柱だとお考えにならなければ、その既成の整備でいろいろとお……

第48回国会 社会労働委員会 第20号(1965/05/18、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、昨日、所得保障の問題について少しお尋ねをしたわけでございます。昨日の質疑したことと重複するようなことのないようにしたいと思うのでありまするが、特に来年度改正されるという政府側のいまの大まかな意思、それから、この国会が終わってから具体的に取りかかるのだということはわかったのであります。そこで、私はこの件に関して希望を申し上げておきたいと思うのでございます。  その第一といたしましては、何としても、昨日も申し上げましたように、大蔵省が最低免税点をきめて最低生活費というものをきめております。それとあわせて、労働科学研究所と国民生活研究所あたりで出している最低生存費、これの問題が……

第48回国会 社会労働委員会 第21号(1965/05/19、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 労災補償というのは、きのうから私は質問をしてまいりましたが、昨日から新しい省令というものをお出しになって、これを少し読ましていただいたわけでありますけれども、計画の前進の方向が出ているわけですが、もう少しきめのこまかいものでないと、なかなかこれだけでは身につかないのではないか、私はそう思うのです。これは概念は少し変えてありますけれども、個々の具体的な指示というものが欠けているのじゃないか、私はそう思うのでありますが、これは、この基準を労働災害防止部会で審議され、基準審議会で確認されたものがつけ加わるともう少し具体的なものになるのかどうか、その辺が、審議会ののところは技術的な法改……

第48回国会 社会労働委員会 第22号(1965/05/25、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、一言、労働大臣に質問と要望を申し上げておきたいと思うわけであります。  何といっても、この前の質疑において、労働災害をなくしていこうと労働省がいろいろ努力されていることについては、これは大いに進めていただくことだと私は思うのであります。しかし、なお一段とここで労災予防施策を進めていただく中で、いろいろまた意見が出てきているわけでありますけれども、私は、やはり労働災害というのは、国の法規にきめられている安全衛生の設備、行政指導、社会から負託された、災害者を出さないという社会連帯の上に立ってこの施策を進めて、災害者を少なくしようとするのには、何よりも労使の理解を深めることが必……

第48回国会 社会労働委員会 第23号(1965/06/01、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 時間もありませんし、この厚生年金保険法案についてはいろいろと審議されてまいりましたので、問題点だけを二、三質問をしておきたいと思います。  一つの問題は、所得保障という認識が、厚生年金ができたときと違って、今日では、非常に経済発展、国民生活全体の重要な要素に所得保障がなっていると思います。ですから、何としても、最低生存費がいま幾ら必要なんだ、最低の生存費の上に、より再生産に対する生活が満たせるような所得保障という問題を考える時期にきております。これが経済からいえば消費の面の重要な要素になって、生産と消費の経済的発展という要素のことも考えながら所得保障の問題は世界じゅうの国が努力……


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1965/08/12、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと一言。来年度の予算時期が近づいて、大臣にちょっと水道の水の問題が出たから尋ねておきたいと思ったんですけれども、大臣が出てないが、私は、いまのいろいろのお話がありました、東京の水資源計画のお話がありましたが、簡易水道は四分の一から四割まで条件の悪いところは補助しよう、しかし、人口が今日の合併した市町村になってくると一万以上なんですね、みんな。そうなると簡易水道の適用にはならぬ、上水道をやるわけです。これは人間の一番最初の必要物ですから、水道の問題は各市町村で非常に熱心なんです。また、やらなければならぬことなんだが、上水道に関しては一文の補助金も何にもない。これでは私は内容……

第49回国会 社会労働委員会 第2号(1965/08/05、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 大臣に新任されまして、これから厚生行政、社会保障行政を進めていただくわけでありますから、私は、社会保障を含む厚生行政というのは、いまの日本の国にとって、あらゆる面に関係して、一番重要な役所だと、こう理解をいたしております。経済がここで目ざましく成長をしたとおっしゃっているわけでありますけれども、それなら、その生産機関というものは、国民や人間の幸福のために生産を高めるのでありますから、その高めるために工場をつくって、そのつくった工場が四割も五割もとまっているということは、これは政治がさかさまだと私は思うのです。ですから、いま経済のひずみということばがよく政府から出るわけであります……

第49回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1965/09/30、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それじゃ、ひとつ……。公務員の給与が人事院勧告できめられている、そうして地方公務員のほうも、この公務員勧告に準じて今日まできめられてきたことが慣習になってきているわけであります。昨年は六人の委員会で、内閣の中でこの問題と取り組んでおられたわけでありますが、今年は総務長官が兼ねられるので、五人委員会になった。この五人委員会で人事院勧告を公務員給与として確立する、その対策をお立てになっていると思うのであります。ですから、この五人委員会のメンバーは、労働大臣一人しか見えてないわけであります。で、私は労働大臣にお尋ねをしたいわけでありますが、その人事院勧告が、八月十三日に、本年の五月か……

第49回国会 社会労働委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私もちょっとおくれて参りましたが、二、三点関連して聞いておきたいと思うのです。  私は、第一に問題にしたいことは、いまちょっと予算委員会において触れたのでありますが、まず炭鉱の事故というのは、ガス爆発ばかりじゃなく、水没事故もある。保安局長、よく聞いてくださいよ。水没事故の大きな原因は何かというと、空洞の所在が明らかでない、豊州炭鉱のように、川の底一メートルのところに水が入って七十人近く死んだ。その他ハッパを入れ、ドリルを入れて穴をあけて空洞から水が入って事故が発生した、そういうことが明らかになっておるのに、空洞の地図もできないということ、どの原因で起こって、これがだれの責任だ……

第49回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1965/10/01、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この際、大臣に承っておきたいと私は思うわけであります。まあ今日要求された項目は、これは要求でありますから、これから大蔵省と全体の予算の間で折衝されることであろうと思うわけであります。しかし、いろいろの角度から新しいニュアンスを出して努力をされていることは、私たちとしても厚生省の努力を多とするわけであります。しかし、私は、大臣に根本的なことを一つ聞いておきたいと思うのです。これから社会保障を進めるというこの概念なんです。社会保障をどの省がそれじゃあ進めるか。私は、今日のような経済機構の中では、社会保障を非常な努力で拡大せなければいけぬのではないか、これは世界でも言われているし、た……

第49回国会 社会労働委員会 第4号(1965/08/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。私は、一言関連して申し上げます。二十一条の四項の条項については、都道府県知事または政令市長が直接実施する場合には徴収しないという確認をされた。それから、その時期はやはりいろいろあるわけですから、次の国会にはこれを改正するということを明確にしておいてもらわないと、将来近いということでは私は明確にならないと思うのです。それは明確にしておいてもらいたい。

第49回国会 予算委員会 第2号(1965/08/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はまず細川大臣に質問をしたいのでございます。  佐藤総理は、池田内閣から自民党内の内閣を引き継がれたわけでありますけれども、当初池田内閣の施策、制作を踏襲してやるのだと、こういうぐあいにおっしゃったと私は記憶をいたしておるわけでございます。ところが、今日のような経済事態になり、後ほど申し上げますけれども、政府は、いま不況とは何か――不況なんだという議論がありましたが、この事態に立っても、やはり池田内閣の倍増計画、高度経済成長制作を踏襲して続けていくという点については、先ほどからの質問でいろいろおっしゃっておるのですけれども、よくわからぬわけです。だから、その池田内閣から引き継……

第49回国会 予算委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょう出されたこの操業度の調査というのは、これはあとのほうに出ておりますけれども、まだ十分といえないと思うのです。これはまあ引き続き資料を出していただくということにして、私は藤山長官とそれから通産大臣に御質問したいと思うのです。  きのうのお話でありますと、貿易は順調に伸びていると、こうおっしゃるわけであります。しかし、私はこれだけのたくさんの設備拡大をやって生産力をつくりながら、これくらいの操業しかしていないということになると、日本のいまの生産力からいったら、もっともっとたくさんな貿易ができるはずだと私は思うのであります。ところが、残念ながら、輸入をする条件がない。だから輸出……

第50回国会 社会労働委員会 第2号(1965/10/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生省のいままでの大臣以下の答弁を聞いておりますと、どうもちょっとそこらあたりの納得がいきにくい。結核というのは、一八七〇年ですか、に病原がわかった。それから、たとえば心臓病や血管からくる病原もある程度つかめる。ガンだけはつかめない。ガンの病理学的な研究というものをもって、私は、ガンの病原というものがどこにあるか、たとえば一カ所にできるわけじゃない。胃にもできれば肺にもできる。食道にもできる、子宮にもできる、身体のあらゆるところにガンが出てくる。だから、細胞的にしろうとに説明すると、キノコの根のようなものがその抵抗力に応じてそこから発達をしてきて、それをガンというのだとい……

第50回国会 社会労働委員会 第3号(1965/10/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私、今井先生にお伺いをしたいのでありまするが、ここに朝日新聞の発行した「ガンのすべて」というのが詳しくいろいろの面で解説しておられるわけであります。そこで、ガンとはいかなるものかということが、先生のお話を聞いておりましても、根本原因がまだつかめないというお話でございます。おいおい研究をしていただいているわけでありまするが、たとえばこの朝日新聞社の「ガンは遺伝するか」、「ガンのできる原因」と、こう二つに分けて解説がしてあるわけであります。そうして、その「ガンは遺伝するか」という項の中で、ガンは遺伝をせない、しかし、ガンを受け入れる体質の問題は遺伝するかもわからない、こういう書き方……

第50回国会 社会労働委員会 第5号(1965/11/02、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 吉田先生にお尋ねしたいわけでありますが、病原体と申しましょうか、病原体がまだわからないから、それが早くわかってその病原体の対策、そこからやってもらいたいという一般の意見がある、こういうことは困るとおっしゃいました。だから、そこのところをもう少し――先生の話を聞いておって、ガン細胞が発達していくというかっこう、その少しわかったものといたしましては、ガン細胞が発達していくところで食いとめることができないか、また、発達していくものを押えることができないかという、そうなってくると、できてきたものの治療――臨床の面から治療をしていただいて、早期発見その他の問題で御努力願っているわけですけ……

第51回国会 社会労働委員会 第1号(1965/12/20、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、ただいま議題となりました駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を行ないます。  御承知のように、駐留軍労働者はきわめて雇用の不安定な立場におかれております。一昨年、日米共同声明によって、米国の軍事費削減戦略変更のために六千人の労働者が解雇されました。さらに本年度もキャンプ王子、横浜教育隊等の任務終了による閉鎖、並びに全国各基地においても約千五百名の人員整理が予定され、来春には所沢兵站廠を相模原に統合するため、多数の過剰人員が整理されるという緊急事態が予想されております。このような解雇の状況のなかで政府は、昨年六月の閣議において、これらの離職者に……

第51回国会 社会労働委員会 第2号(1965/12/28、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。そのいまの自治省の考え方と労働大臣にも私はいまの点について御質問をしたい。というのは、その不利益な取り扱い、不当な処分行為を受ける、これは労組法では五条と七条で不当労働行為について明確に個人の救済、五条のただし書きでそうなっておる。公務員や地方公務員ではそういう明確なものがない。たとえば公務員法によったら、いま公平委員会に流れていく。いまのお話でその行政指導をしたいというのは、どういう法律の根拠によって個人の救済というものがどうなるのだということが議論されないと、行政指導のあいまいな形で個人の救済というものが裁判所に流れていって、裁判所の結審を得なければならぬという、……

第51回国会 社会労働委員会 第3号(1966/01/18、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この際、明確にしておきたいのであります。  一つの問題は、一昨年つくりました療術師に関する特例の運用についてでございます。この法律は非常に歴史が長うございまして、そして三年三年で刻んできたのでありまして、本来いえば、この特例の法律は廃止しようという意見が強かったのでありますけれども、しかし、長年個人として労苦をされておいでになりました昭和二十三年までの療術師、この方だけを特例法をつくって終生認めようというのがあの法律をつくった趣旨であったと私は理解をいたしております。いろいろあんま師その他の関係がありまして、特別にあんま、マッサージまたは指圧という、国家試験によって資格を……

第51回国会 社会労働委員会 第4号(1966/02/03、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して私も一言申し上げて聞いておきたいのです。いま佐野、亀田両委員から言われたから、あまり長くは言いません。ただ、私は、十三日にあって、十五日に現地を見せてもらった。そしてロックアウトから食堂や組合事務所ははずしていると会社はおっしゃるのですけれども、その門から組合事務所に入れるような条件が門の外から見てありません。そして私は行って、ロックアウトからはずしているという場所を見せてもらいたい。警察の刑事の人も中においでになったのであります。それは見てもらいましょうということなのに、暴力団というのか、警備員というのか、ぼくは知りませんけれども、青竹を振り上げて、だれが許しても、わ……

第51回国会 社会労働委員会 第5号(1966/02/17、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 よく事情がわからぬのですけれども、港に着いている船の中でどういう油が爆発したのか。それから、その爆発した状態はどういうかっこうのものか、一人逃げたというんですが、そういうものなのか、一挙に爆発したのか、何か煙が出て逃げたのか、そこらあたりの事情。それから、何か石川島重工業何とかおっしゃったが、よく聞こえなかったんですが、その会社から下がっていって、明星工業の従業員だと、こういうわけですが、労災保険の手続はどういうぐあいになるのか。労災保険にかかっているのか、そこらのそういう下請、下請、下請というようなかっこうの――新聞に出ているのを見ると、大阪府、それから神奈川県、そこらの人夫……

第51回国会 社会労働委員会 第6号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いまの会計課長にお願いしておきたいのですが、質問はきょうはいたしませんが、失業保険の財政と会計状況を詳しくひとつ資料で出していただきたい。もう少しくだいて言いますと、ここに収入と支出とあるわけです。積み立て金がどういう運営をされているか。要するに資金運用部資金に入って、それでその金の操作は、失業保険金というのは双方から出して積み立てているわけですから、長期な複利は無理でしょうけれども、複利運営がされておると私は思うのです。だから、その複利運営から出てくる財政上の経過はどうなっているのか、今年、一つの紙にまとめて、そしてどういう内容のものにその失業保険の金を使っているか。聞くとこ……

第51回国会 社会労働委員会 第9号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、二、三の点について労働大臣の所見を伺っておきたい、こう思うわけです。  第一番の問題は、雇用、失業の問題でございます。昨年の暮れの国会、それから、八月の臨時国会を通じて、労働大臣は、予算委員会の発言を見ましても、非常に楽観的なお話がありました。私は、この春になってそんな楽観は許せないぞという意見を吐いておりましたが、先日の国内の経済情勢の報告を見ますと、雇用関係は労働省が把握されるのでありますから、三十人以上の毎勤統計のべースになってくるところだと思いますけれども、非常な角度で雇用労働者は下りカーブをたどっております。私はいつも申し上げるわけでありますけれども、雇用関係と……

第51回国会 社会労働委員会 第11号(1966/04/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、大臣にまずお伺いをしたいのでありますが、健康保険の問題については、昨年から非常に議論のあったところでございます。私たちが感ずることは、政府の社会保障に対する考え方自身が、どうも国民の感情とちぐはぐではないか、これが一つであります。  それから、いま社会保障の果たしている役割りというのは、単に慈善や恩恵という段階を過ぎて、経済繁栄と申しましょうか、経済の一要因として社会保障、特に所得保障の問題が中心でありますが、医療保障の問題もそうでありますが、そういうとらえ方をするようになってきたと私は思うのであります。そういう観点からまいりますと、一番最初出された健康保険法改正に対する……

第51回国会 社会労働委員会 第14号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して一言。いま国保財政の健全化というお話が出たから聞いておきたいのですが、私は、地方の国保の保険料が四十年度で六割も値上がりをした、そしてその六割も値上げしなければならぬ根拠、そしてなぜこんなにやらなくちゃならぬのだという疑問点は厚生省に出てこなかったか。単に値上げして健全化、要するに保険者、被保険者に負担をさせての健全化、これは一番やさしい行政だと私は思う。しかし、二年間に六割も値上げをさせておいて健全化というようなことは、私は言えた義理じゃないと思う。物価の値上がりで困っていますよ、国民は。しかし、国保の保険料だけで六割も二年間で値上げをするという、こんなことを……

第51回国会 社会労働委員会 第15号(1966/05/12、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、通産省の方にちょっと質問を、この際、小柳委員からお話のありましたのに関連して、一言尋ねておきたいと思うのです。  セメントの需要というのは、問題は需要と供給ですから、操業の問題に関係してくる。これが唯一の赤字になり、そうして今度のような争議になってきている。その根本は、私は設備投資の行き過ぎだと思うのです。四十年の十月現在で、セメントは五十何%ぐらいしか操業していない。値段を持ち直したとあっさりおっしゃるけれども、これは不況カルテルで価格維持しているから値段が維持されている。そしてそのものを中心にして経営を立て直していこう。だから、そこへ大きいひもをつけて、抵抗のない労働……

第51回国会 社会労働委員会 第16号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、小野田セメントの首切り問題について、この前の委員会に引き続いて質問をしたいと思います。  一番最初に、この前ここで論議をいたしましたし、その争議は相当経過を経ておりますから、この前の委員会以後、小野田の労使間争議の問題はどう動いているか、これは労働省からひとつ承りたい、こう思います。
【次の発言】 この争議の要因、要するにこの争議が会社経営上の問題になって、そして首切りの問題まで発展をしたわけでありますが、私は、このような経済全体からして経営の失敗をしたものは労働者の犠牲によって処理をする、こういう傾向というものは私は許せないことだと思うのであります。で、最近における繊維……

第51回国会 社会労働委員会 第17号(1966/05/31、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この委員会で医療行政の問題、社会保障の柱としての医療保障の問題が、非常にいろいろの角度から、法律もたくさん出ておりますし、議論されているわけでありますけれども、薬の問題というのがどうも国民の納得がいくように動いていないように思うわけでございます。で、一昨日の放送討論会といいますか、聞いておりますと、国民の一人一人が、いまの薬、それから薬価、これについて非常な疑問を持っている。ことに私はあのテレビを見ましてそういう感じを受けました。それは何が原因をしておるかといえば、医療制度というのは保険制度で、その技術をやる医者の立場、それから、保険に加入しておる被保険者は、やはりその制……

第51回国会 社会労働委員会 第18号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 林野庁長官お見えになっておりますか。林野庁の季節労働の問題については、参議院の社会労働委員会でもいままでに何回もみんな検討してきた問題でございます。今日まで林野庁長官といたされてもいろいろと努力をされて、何とか常用雇用の方向にしたいというぐあいの発言があったと私は記憶するものでございます。ところが、この問題がいまだに十分に実現をされていないという感じでございます。この出かせぎ問題と関係をして、そして失業保険、これは農林省が保険料を出されるのでありますけれども、六カ月、八カ月の間国家事業に従事し、身分は国家公務員である労働者をこういう形でやっておっていいのかどうか。問題は、冬季に……

第51回国会 社会労働委員会 第19号(1966/06/07、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それじゃ、ちょっと時間がありますので、私は医務局長にお尋ねをしたい。看護婦不足がいま問題なんですけれども、正看護婦と准看護婦の資格、それから作業内容の区別はどうなっておるのかということをお聞きしたい。
【次の発言】 看護婦の補助的地位にあるのが准看護婦だ、こうおっしゃる。そうすると、婦、私は正看護婦と呼んでいるわけですが、看護婦さんが一つの病院で三十人なら三十人、四十人なら四十人、正看護婦だけがおるところと、それから、正看護婦が一人で、准看が三十人、四十人おるというようなことで、いわゆる作業任務というものはそれでいいのですか。看護婦一人に対して准看護婦何人というような規定はない……

第51回国会 社会労働委員会 第20号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとお尋ね申し上げておきたいと思うのです。現在で一症度から五症度までの人が二百三十六人、リハビリテーション、それから一般通院、職場復帰と、八百八名の人が出てきておるわけでありますが、私も入院治療されている方々を児舞いにずっと参りましたが、労働災害が起きて、そして災害の問題についてはあまり深くここで触ればいたしませんけれども、会社といたしましても、あのようにどうも精神、神経が麻痺してしまって、そして加療されている。家族の人がみなついていかなければ、患者を見守ってやらなければ何をやるかわからぬというような状態、だんだん少しずつはよくなって退院、そして現職に復帰された人があるわけ……

第51回国会 社会労働委員会 第21号(1966/06/21、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  児童扶養手当法の一部を改正する法律案を議題といたします。  前回に引き続き、本案に対する質疑を行ないます。御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめておきます。午後は一時三十分から再開をいたします。  暫時休憩をいたします。    午後零時三十一分休憩
【次の発言】 私も一つ二つお伺いをしておきたいと思うのですが、重度精神薄弱児扶養手当が一人に月千円、今度上がって千四百円、そして他の関係について聞いておきたいのですが、重度精神薄弱児の手当法で……

第51回国会 社会労働委員会 第22号(1966/06/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 林野庁長官がお見えになっていることと思いますが、六月の二日に、国有林労働者、または営林、それから林野事業の今後のあり方について御質問を申し上げした。その内容とするところは、六カ月から九カ月の間における季節労働者三万三千人、これは一般民間労働者における失業保険との関係にあって、そして六カ月から九カ月まで働いた人はそのまま失業保険をもらう。あとで農林省が補給するわけでありますけれども、そういう不完全な雇用状態が続いて、国の施策としても労働行政としても、また、そこで働いている労働者の皆さんについても、こんな不安定な状態というものは、国家事業としては一日も早く解消しなければならぬ。です……

第51回国会 社会労働委員会 第23号(1966/06/25、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  内閣提出の戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、及び、戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法案を議題といたします。  まず、政府から両案に対する提案理由の説明を聴取いたします。鈴木厚生大臣。
【次の発言】 次に、両案に対する衆議院における修正点について、修正案提出者、衆議院議員小沢辰男君より説明を聴取いたします。衆議院議員小沢辰男君。
【次の発言】 ありがとうございました。  続けてやってください。
【次の発言】 ありがとうございました。  右両案に対する審査は、一応この程度にとどめておきます。

第51回国会 社会労働委員会 第24号(1966/06/27、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連。それは、あなた、答弁が不親切だとぼくは思うのです。大橋さんの質問されていることは、四十兆も資金が積み立てられる。毎年度の貸し出しだけは資金運用部で財政投融資でやっているけれども、全体の華金は五分五厘なら五分充填で複利計算して保険財政をやっているわけなんだけれども、そういうものをどういう方向で、その全体の資金を一年ごとじゃなしに、全体の資金を計画的に使っていくかということを明確にしなさいというのか質問ですよ。それをよくわかりませんというようなことじゃどうにもならぬし、この際、私はもう一つ質問をしておきたいけれども、厚生年金や国民年金の積み立て金だけは大蔵省がやってい……

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私はいまの人事院の果たす機能について、いかにあるべきかという問題について総理と労働大臣に質問をしたいと思うのであります。一九一九年にILOができて、そうして一九三八年に脱退して、そうして改めて五一年に加盟した。日本は今日常任理事国としてこのILO十二カ国の中の一つの柱となっている。ILOがいつも唱えているように、労働者を保護する。そうしてもっと極端な言い方をすれば、労働を通じて生産が上がって人類の幸福に達する。先日批准された結社の自由、団結権の擁護の条約もその一つであります。団体交渉を守る九十八号条約も労使間の問題の一つであります。問題は、世界のあらゆるところの貧乏が世界……

第52回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1966/08/29、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働大臣に所見を承りたいと思うのであります。大臣は就任早々でありますから、これから、いまごあいさつがありましたように、いろいろの面で勉強して人間尊重の労働政策を立てると、こうおっしゃったわけでありますから、これはひとつ大いに期待をしてみたいと思います。  そこで、私は、いま来年度の予算の編成の準備段階だと思うわけであります。ですから、この予算の主目標をどこに置いて予算折衝をおやりになっているか、このことについては少し関係者からお聞かせをいただきたいと私は思うわけであります。何といっても、いま大臣のあいさつにありましたように、労働力が不足しているというお話でございましたが、……

第52回国会 社会労働委員会 第2号(1966/07/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 来年度の予算の準備の段階に入っていると思うわけでありますが、本国会で十分に一般行政について議論がされておりませんし、また、あったとしても、来年度の問題について一、二見解を伺いたいし、努力をしていただきたい、この点について御質問申し上げたいと思います。  一つは、施設職員の給与の問題であります。これはいままで努力をしていただいたのでありますけれども、いまだ三〇%という――さきに灘尾大臣のときに本会議で、公務員給与と同じにするということを約束になっているのでありますけれども、これがおくれている。これはひとつ来年度の予算でぜひ厚生省が努力をしていただきたいということが第一点であります……

第52回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1966/10/14、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いま私は、看護婦不足の問題を通じて名古屋の看護婦養成所の問題が出てきておるわけで、これはもう大臣、医務局長もこれは御存じだと思うのであります。引き受けるという条件のもとに養成所の認可をしておいて、いまになってからいまのようなかっこうで当事者同士云々というようなことではないのです。いま自由診療というのはないので、いずれかの健保に入って、皆保険体制なんですね。だから都道府県に、委託行政であっても、そのしん柱になる医療行政というものはやっぱり厚生大臣が指導しておやりになる。三万何千も看護婦が足らぬとここでおっしゃっているのです、医務局長自身が。それで、趣旨はそういう意味で認可をされた……

第52回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1966/10/24、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、いま水俣病と称される被害が各所に出ておると思うのです。水俣病は一応対策が立ったといわれておるけれども、現地の事情は全部が解消したという事情にないと私は聞いておりますから、厚生省、通産省でこれはぜひそのあとを調べていただきたいということをお願いしたいと思う。  もう一つは、倉敷の水島新産都市の三菱のコンビナートと記憶しますが、会社へ行って説明を受けると、公式上は公害を受けないような説明をされるのでありますけれども、実際には沿岸の魚が全部死んで、漁村が困る、補償せい、しないということですったもんだの末に千五百万円補償したとかなんとかいうことになっておるわけでありますけれども、……

第52回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1966/11/08、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私もひとつ、まあ質問というよりか、いまのお話にあった会員が保険協会は千名だ、あなたは数十名だと、私はそこにも問題があると思います、同じ名古屋にお住みになっておる方々ですから。先ほどの話の中に、会長は代議員会の決定手続だと、こうおっしゃいましたけれども、代議員会の議事録をいまだに代議員であり、会員である人に配付してないというお話がありました。私はこれをここで洗ってどうこうということをしたくないのですが、なぜそんな不信感が出てくるのか、私はそこだと思うのです。保険医協会は、私の理解していることでは、昭和三十六年から皆保険になりました。しかし、国民の保険行政、医療、生命を守るために保……

第52回国会 社会労働委員会 閉会後第5号(1966/11/16、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。いまの高山さんの議論は私は非常に大事だと思う。だから日本の産業は大なり小なり、片や公正取引委員会の独占行為禁止というたてまえがある、過剰設備の上に操短をやる、通産省は産業調整ということをやる、結局価格カルテルになっていく。いまの繊維の話を聞くと、だいぶ様相が違いますけれども、あらゆる産業がそういうことになって、そうして結局いまの設備合理化によるこの二つを寄せたものが生産力拡大になっていくというのが通産省の方針です。だから、その生産だけを頭に入れて、そこで働いている労働者のことというものがあらゆる産業で一切忘れられているというのが今日の事態だと私は思う。ですから、私はここで……

第52回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1966/11/25、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は平田先生にお尋ねをしたいのでございます。いま勝木先生のおいでになるときにやればよかったのですけれども、専門的に御研究をしていただいて、専門的に治療をしていただいて今日までいろいろのデータまでつくっていただいて、今後の動向について御努力をしていただいているわけで、私はほんとうに心から感謝をいたしたいと存じます。  そこで、私たちは、厚生行政、リハビリテーション、あらゆる人間をどう守っていくか、保健の問題、病気になったときの問題、こういうぐあいに災害を受けた人の治癒、完全に治療していくための皆さん方によっての努力の問題がしていただいているわけでございまするが、この一酸化炭素中毒……

第55回国会 社会労働委員会 第2号(1967/03/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、いま国民に一番不安を与えている豚コレラといいますか――の問題について質問をしたいと思うのです。  私は、日本の今日の薬事法からいっても、食品衛生法からまいりましても、今度国民が騒いでいる、または不安のどん底におとしいれられている問題を厚生省や農林省がいままで何の処置もしてなかったというところに第一の問題があると思うわけでございます。国民の側からいったら、豚肉にいたしましても、その他の獣肉は、国の定めたと殺所を通じて食肉としてお店に販売される。で、衛生的にも完全に整備されたものを買って生活をしているというぐあいに思っておったと思うのであります。ところが、今度のかような血清豚……

第55回国会 社会労働委員会 第3号(1967/04/17、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣に、私は、大臣としての基本的なお考えをお聞きしたいと、こう思うのです。いま所信の表明の中で、総合的な体系整備をやる、それから、「社会経済の発展に即応し、立ちおくれることのないような施策の拡充に格段の努力を払う」というお話がございました。私は、まあ非常にけっこうなお話だと思うわけでございます。ただ、しかし、予算に出てきているものと日本の経済体制との関係について厚生大臣はどうお考えになっているか。今日の経済は、倍増計画、中期経済計画、新しい経済計画というぐあいに、国民には三段階で政府は経済計画を発表されております。しかし、今日は、機械化生産によって、生産力が昭和三十六年を基……

第55回国会 社会労働委員会 第4号(1967/04/18、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは関係者が見えておりますか、三公社五現業は。
【次の発言】 まず、第一に、大臣がお見えになっておりませんから、いずれ大臣がお見えになったら大臣に質問したいと思いますが、大臣にかわって労働省から、今日の春の賃上げ状況はどうなっているか、御説明を願いたい。
【次の発言】 今度の問題についての考え方は大臣から承りたいと思う。ただ、私は、きょう三公社五現業の皆さんに御苦労願ったわけでありますけれども、私たちの労働法体系というのは、賃金、労働条件は労使対等でそれをきめる。本来から言えば、賃金、労働条件というのは、その事業、また、職場で働いている労使の中できめられることが、これは日本……

第55回国会 社会労働委員会 第5号(1967/05/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、おもに児童保育の問題について、今年度予算の関係でお尋ねしておきたいと思うのです。大臣はきょうはお見えになっていないですから、政務次官に一言だけ私はお尋ねしておきたい。といいますのは、予算書というものがこうして出されております。見てくださいよ。予算書が出されて、予算説明をひもといてみると、具体的にそれじゃこのことの内容はどうなっている、どういうぐあいにやっていくのだということが、私はこの予算書だけではなかなかわからぬ。厚生省はこういう冊子で出すときにこの程度だというなら、追っかけて専門的な説明書を各委員に出してもらう。専門的な説明書――今度の予算でどういうぐあいに推進してい……

第55回国会 社会労働委員会 第6号(1967/05/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は井上さんに一言だけ聞きたいんですが、八千二百五十五億の収入見込みで、八%見込みですかの計画を立てた。そして項目的に計画予算が立てられた。平生の年は五、六%だから、この八%の計画を立てるのになかなかむずかしい、それだから工事やなんか分けて財源がなかなか稔出されない、見込みがつかないからいまのところはできない。それじゃあ予算を立てるというのは、国鉄当局はほうっといて予算が立ったんでしょうか、これが一つ第一に聞きたい点です。それから、物価がこれだけ上昇して業績があがっているのに、それでは労働者の、働いている人の労働再生産ということの面から見ても、労働者の生活維持というものを考えな……

第55回国会 社会労働委員会 第7号(1967/05/16、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度に関する調査を議題とし、質疑を行ないます。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 厚生大臣いいですか、根本の考え方について質問があったように思うのでありますが。
【次の発言】 ちょっと私からいまの質問者の気持ちを申し上げたいと思います。  昭和三十九年に、参議院は、全会一致で援護措置をしなさいという院の決議をしているわけですね。それが二月ですから、もう三年半もたつわけです。そこで、いま大臣のおっしゃったことをずっと私聞いておりまして、あなたは、原爆でいま医療を受けておる人は病気だから、病気の手当……

第55回国会 社会労働委員会 第8号(1967/05/18、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は大臣に質問を一、二しておきたいと思うのです。予算委員会がありますから、そちらへ行ってもらうことになると思いますが、私は、あとの具体的なことは次官以下の方に御質問申し上げますが、いまの雇用促進事業団法の一部改正の中に身体障害者の問題が少し頭を出してきております。私は、このことはこれといたしまして、身体障害者というのが、戦傷病者以外に、普通の身体障害者が百万から、子供を入れて百十万ぐらいいる。その身体障害者の援護措置というのが、これは労働省ばかりではありませんが、厚生省との関係においても非常におくれておる。そこで、厚生省は厚生省の福祉関係の措置リバビリテーションの措置が進んでい……

第55回国会 社会労働委員会 第9号(1967/05/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連で。それは単にあれですか、ここの食品衛生法の二十五条に、五十名以内の委員を置いて、そうして調査会に委員の互選により委員長を置く、それから、場合によっては臨時委員を置くという、こういうことで、いつも厚生省の中に調査会のメンバーは定着しているんでしょう。事が起きたときだけに選ぶ委員じゃないんでしょう。委員長まで置くと調査会の法律にはきちっと書いてあるんだから、事件が起きて、報告するときだけ委員の名前を発表するんじゃなしに、その食品衛生調査会のメンバーというのは固定されて、特別な案件の場合に臨時委員をつけ加えるという運営でしょう。そんなことはここで議論することなしに、委員はこれだ……

第55回国会 社会労働委員会 第12号(1967/06/06、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は聞いていまして、大臣に聞いてもらいたいのだが、どうもちょっと疑問に思ってきたのは、国立病院というものは将来発展さしていこうとしておられるのか縮小していこうとしておられるのか、そこらあたりがちょっとわからない。たとえば負債がいま聞いていると百四十億とかある。私が聞いているのは二百何ぼもあるというようなお話を聞いているのですが、いま医務局長の言われたのが事実としたら百四十億、ことしを含めて。それじゃ国立で国民の保健を守り、疾病をなおすという、この目的で国立病院というものが、むしろあなた言われたように、その基幹、センター、健康保険の総合病院がセンター的役割りを持って、地域の基幹的……

第55回国会 社会労働委員会 第13号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 社会労働委員会において、特に労働問題に関しましては、一九一九年にできたILO、日本は今日常任理事国でありますが、ILOには百十幾つという条約が結ばれて、特に常任理事国である加盟国が率先して批准し、その条約を実現していくというたてまえで成り立っているのがILOだと、私はそう思いますので、このILO問題について今日までしばらく問題を明らかにしなかったので、この国会ではILO問題と日本の労使関係、労働保護問題を明らかにしていかなければならぬ、こう思っているわけですが、きょうは大臣がお忙しいようでありますので、この次の労働関係の委員会から具体的に質問や議論をしたい、こう思うわけでありま……

第55回国会 社会労働委員会 第14号(1967/06/13、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとどうもいまの話は私はわかりにくいのですがね。厚生行政の中で、厚生年金に金があるというのはどういうことなんです。国有財産をつくるのに、厚生年金の積み立てばあります。しかし、それは二割五分できちっとして、そしてあとは資金部の運用資金に入れ、もっと還元融資をせよといっているのにしない。ことしは年間五千億以上積み立てられて、そしてその二割五分だけは福祉融資にするということで資金部で統轄をしているのでしょう。それは積み立てするという一つの人格に対する融資で、社会に対する還元融資によって福祉行政を進めようということなんでしょう。それを厚生年金だから金がある、国立病院じゃから金がない……

第55回国会 社会労働委員会 第16号(1967/06/20、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はどうもしろうとでよくわからないのですけれども、いま大橋さんの質問を聞いて、御家族の皆さんのお話を聞いていると、私はちょうど昭和三十五年、六年、七年当時のポリオの問題と同じような感じを受けるわけです。それで、この病気はいつじぶんから始まってきたのか、それから、各国でこの病気対策をどうやってきているのか、そういったところを私はちょっと聞かしてもらいたい。私はあの当時のことを思い起こすのでありますけれども、その対策がないではないというかっこうでソークワクチンが出てきた。それからセービンに移っていくのでありますけれども、結局その米英が共同研究した薬があるのだと、最後にはなって、ここ……

第55回国会 社会労働委員会 第17号(1967/06/22、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この事業団の事業内容について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 せっかくもらったんですが、これはいま有馬局長が題目だけおっしゃったわけですが、この資料の順にもうちょっと詳しゅうやってもらえぬでしょうか。
【次の発言】 お尋ねしたいのですが、今度の法改正については、非常に簡単な問題なんであります。これは法律はこれだけじゃということをおっしゃると思うのですが、問題は、雇用促進という大前提のもとにこの事業団が成り立っているわけであります。ですから、そのいまの雇用促進のいろいろの手当て、方策というものは、大きく言えば国の経済政策にあります。雇用促進事業団はいまのような体系の中で……

第55回国会 社会労働委員会 第18号(1967/06/27、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は大臣に申し上げておきたいと思うのですが、一つは職員の給与の問題です。で、私の推察によると、いま公務員との差が三〇%くらいあると推察をしておる。これは昭和三十六年に灘尾大臣のときに本会議で公務員並みにするという誓約があるわけです。当時甲、乙、丙とあったのを、丙をなくして甲、乙にした。そして五回ほど特別なアップをした。しかし、特別なアップの最後の段階で、いま施設職員の給与について質疑がありましたが、あの国会の本会議で約束したことは少し最近緩慢になっているのではないか、私はそう思います。ですから、柳岡委員の、三割もやめていくというのもそこが根本の原因だろうと、こう思うのです。これ……

第55回国会 社会労働委員会 第19号(1967/06/29、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました炭鉱労働者の一酸化炭素中毒症に関する特別措置法案の提案理由と、その内容について説明いたします。  去る昭和三十八年十一月九日、三池炭鉱における炭じん爆発は炭鉱合理化政策の途上に発生した悲惨な労働災害でありました。日本一の優良鉱といわれた三池三川坑の入気口よりわずか千メートルの地点で大爆発を起こし、大量の一酸化炭素ガスを発生し、これが三川坑の全坑内、各切り羽に侵入充満して、坑内の労働者は一瞬にして倒れ、四百五十八名の犠牲者と八百名にのぼる一酸化炭素中毒患者を出すという大災害となったのであります。  また、昭和四十年二月二十二日には、三井三池に劣らない優良鉱……

第55回国会 社会労働委員会 第21号(1967/07/06、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、まず第一に、ガス爆発による犠牲者というのは、非常に多大な、たくさんな人がお気の毒な状態に置かれているわけであります。皆さん御承知だと思いますけれども、三十八年には三池三川鉱で四百五十八人の死亡者、八百名にのぼる一酸化炭素中毒者。これが四十年には北海道の夕張鉱において六十一名の死亡者、二十名の中毒患者。それから、四月九日には伊王島で三十名の死亡で、十四名の重軽傷。六月一日に山野炭鉱で二百三十七名の死亡者があって、二十名の中毒者。四十一年には住友本別で十六名の死亡者に、五名の重傷者が出ている。私らから考えたら、こういうガス爆発というのは規定があって、何%以上あれば作業を停止し……

第55回国会 社会労働委員会 第22号(1967/07/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この援護処置は非常に多岐にわたって戦争のあと始末を、それだけというわけにはいかぬでしょうけれども、大体そのものを中心にして援護処置というものが行なわれてきておる。厚生省が中心になってむしろ行なわれてきた。最近、この援護処置が始まってから、やはりいままで援護処置の行なわれてなかったいろいろの問題がまだ皆さんで思い出しながら、周囲の生活を見ながら、何とかあの方も漏れておるからしてあげなければならぬというようなことは、厚生省も一般国民も気をつけてきているところだと思うのです。これはおのずから時代に沿って援護をする限度というものが生まれてきながら処理されてきた、私はそう思っている。とこ……

第55回国会 社会労働委員会 第24号(1967/07/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、自民、社会、公明、民社各派の共同提案にかかる炭鉱災害による一酸化炭素中毒症に関する特別措置法案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。  修正点の第一は、使用者に対し一酸化炭素中毒症にかかった被災労働者の労働条件について、一酸化炭素中毒にかかったことを理由にして一切差別的な取り扱いをしてはならない旨を義務づけることとしたことであります。  第二は、使用者に対し、専門の医師の健康診断の結果に基づき、被災労働者の被害防止または健康保持のため、必要があるときは、労働者の実情を考慮して、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮等の処置を講ずるべき旨を義務づけることとしたことで……

第56回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1967/09/07、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、総務長官に、関連して一言。  労働大臣にも御見解を承りたいと思うのですが、いま国家公務員は、国民に対する、主権在民国家の奉仕者である、このことを強調されました。しかし、行政国家権力の執行者である。いまの佐藤内閣のきめた行政上の執行権を執行をする役割りにあるわけですね。そうしてその公務員が、いま小柳委員の質疑の中にありましたが、その使用者というか、むしろ国家権力執行の補助者としての公務員というものは、私は国家形成の中における一番重要な位置にある。あわせて、それが国家機構の中における奉仕者としての任務を持っておる。新しい民主国家、民主社会を実現するための公務員の役割りというも……

第56回国会 社会労働委員会 第2号(1967/08/08、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今度の健保改正案について、非常にたくさんな問題を国民生活の中に持っているわけでございます。まず、私が第一に聞きたいのは、日本の社会保障制度をどう進めていこうと政府はしておいでになるのかということでございます。私が経企庁長官も来ていただいたのはこのことなんであります。いろいろと具体的にあとからお聞きしますが、まず、日本の社会保障というのは、日本経済の発展のためにも、外国との貿易のためにも、それから、また、主権在民の国家体系においても、富の再配分、主権者が第一に守られるという立場を非常に含んだものでなくてはならないと私は思っているわけでありますが、経企庁長官と厚生大臣は、この……

第56回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1967/10/05、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 給与関係の七大臣、いま三人お見えになっていますが、関係省の方はお見えになっているんでしょうか。――それじゃ、給与担当大臣の総務長官にお尋ねをいたしますが、人事院勧告が八月に出て、そして五月からの実施というものを人事院が勧告をされているわけであります。われわれは、先月は七日の日に委員会を開きまして、小柳委員から、完全に誠意を込めて実施すべきだということをここで質疑をされました。ところが、十月に入った今日まで、国家公務員、地方公務員の給与の問題についてまだ明らかになっていない。これは非常に重大な問題だと私は思っております。民間の給与を参考にしてきめるということで人事院並びにこのスケ……

第56回国会 社会労働委員会 第3号(1967/08/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、昨日基本的問題の質疑をいたしました。その最後に申し上げましたことは、厚生省、厚生大臣として、社会保障制度審議会の答申や、それから、また、昨年総理大臣以下が制度審議会と懇談をして、四十二年度の予算は一兆円に上げてもらいたい、そうでなければ十年前の先進国の社会保障制度にはとてもならぬ、こういうことを申し入れたのに対して、厚生大臣の言を聞けば、保険の赤字には一生懸命やっておったのだと。まあ正直な答えか知りませんけれども、これだけではどうにもならぬじゃないか、どう答えてくれるかということが一つでありました。  それから、二番目の問題は、昭和三十二年の健保法改正のときに約束された年……

第56回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1967/11/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 第二班は、藤田、植木両理事が、十月二十六日から三日間にわたって、兵庫県及び大阪府を視察いたしました。  今回の視察においては、両府県のそれぞれに特有な事情を調査することにつとめました。  まず、兵庫県においては、神戸港を擁して、年間三千件をこえる港湾労働災害件数がここ数年横ばい状態を続けており、さらに山陽新幹線建設工事の本格化を控えているため、関係行政当局は労働災害防止対策に腐心しておりました。  次に、大阪府が直面している問題としては、万国博覧会の会場建設事業があり、約四万人の労働者を府外から導入する必要に迫られております。さらに、大阪府特有の愛隣地区すなわち旧釜ケ崎地区の対……

第56回国会 社会労働委員会 第4号(1967/08/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いまの大蔵大臣の話を聞いていると、どうも私は意外に思いましたね。また、この委員会は、きょうは三日目なんですが、あなたここにおいでになったら、ここでどういうことが問題になったかぐらいのことはちゃんと事前に聞いてくるべきじゃないですか。ぱっと飛び込んできて好きかってなことをいまおっしゃった。そうじゃありませんか、あなた。たとえば社会保障制度審議会のこと、三十七年の勧告と、去年大蔵大臣、総理大臣が出席した四十一年度の勧告は、なるほど低所得者、それから順番にやりなさいという社会保障の問題を提起しました。七千何百億も負担しているから云々というようなことじゃなしに、ことしの予算を一兆円にし……

第56回国会 社会労働委員会 第6号(1967/08/15、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いまの小柳君との間の関係のものは資料で出してください。
【次の発言】 いまの七十条ノ三が、昭和三十二年のときに、中小企業を主体にした政府管掌保険ということでできた。そのときの政府の約束は何であったかといえば、赤字が出ても困らないように毎年三十億ずつ積み立てて、大蔵大臣も厚生大臣も、社会保障確立のために、医療保障確立のためにこれを続けていくという確約をされてこの法律ができた。あなたの話もそれに似たような話をするのでありますけれども、それが十億になったり五億になったりして今日まで来ておるわけです。それは少し話が合わぬじゃないですか。法律を入れた趣旨はおっしゃるとおり、趣旨はそのとお……

第56回国会 社会労働委員会 第7号(1967/08/16、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ありがとうございました。
【次の発言】 次に、加藤参考人にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、桑原参考人にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、松本参考人にお願いをいたします。
【次の発言】 どうも参考人の皆さん、ありがとうございました。  以上で参考人各位の御意見の開陳を終わります。  それでは、これより参考人に対する質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 委員長として申し上げます。  この委員会は、委員長理事打合会において発言順序をきめ、そうして円満に……

第57回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第2号(1967/12/15、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 参考人の皆さん御苦労さんでございます。せっかくいろいろな角度から御研さんをいただいているわけですが、私ちょっと二、三お聞きしておきたいと思います。  小林先生のお話の中に、それから萩野先生の中にも出てきたわけですが、カドミウム、亜鉛、鉛が入っている、水の中に。そういうものがどろ土の中にあって、一緒に流れている。いま摘出されているのはカドミウムでありますけれども、これが人体に及ぼす影響、いまのイタイイタイ病に及ぼす影響というものを御研究なさっておったら、時間がありませんから書類でひとつお知らせをいただきたい、こう思うわけであります。  それから、この種の公害というものは、いま萩野……

第57回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第3号(1967/12/22、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は話を聞いておって、公害基本法というものはどういう趣旨でできたのかということがだんだんわからなくなってきておる。局長は、どこが原因でこの大牟田川の公害が起きている、根元はわかっていますと、こうおっしゃる。当然、法律できめているように、対策をしなければならぬわけです。しかし、公害基本法で公害対策会議、それも総理大臣を長として各閣僚の会議が行なわれ、それを中心にいろいろの対策を立てるという、今日の日本において必要な限界において公害基本法というものができた。私は内容についてはもっと注文がありますけれども、それはおきましょう。そういう事実問題がわかっておるのに、なぜそれができな……

第57回国会 社会労働委員会 第2号(1967/12/12、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと一言……。私は、保育所の問題は、この前、相当長い時間をかけて保育所の整備の問題を申し上げたんです。ただ、この予算要求書にも出ているわけだけれども、「保育所施設整備費補助金」という中で、二分の一の補助をするということにして、新設四百カ所、増築五十カ所、改築五十カ所ということになっているわけです。それで、九十人以上は百万円、九十人以下は七十万円と。全く看板に偽りあり。いま、義務教育が大体中学までやれるようになって、幼稚園とそれから保育所の統合というか整理というか、そういうものをやらなけりゃならぬ重大課題がある。保育所のあとの運営維持費の問題についてはお考えになっておるようだ……

第57回国会 社会労働委員会 第3号(1967/12/14、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、本日、福島交通の事態について問題を明らかにしたい、そして、いま不正常な状態にあるのを正常な形にみんなでしなければならないのではないか、こういう立場から運輸省と労働省に質問をしたいのであります。  運輸省は、直接の業務の監督官庁の立場から、福島交通に対してはいろいろの角度からタッチしておいでになったと思うのでありますから、前段はひとつ運輸省から……。  十一月の十二日、公益事業である県民の足を守っている福島交通が、休業をする、そうして全員解雇して会社を解散すると。公益事業たるバス事業、鉄道事業が、そんなことができるのか。しかし、どたんばまでその問題でもみ抜いた。最後は、十二……

第57回国会 社会労働委員会 第4号(1967/12/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 若松さん、結核予防の処理費というのは、できてから何年になりますか。菌を口から出したりするものを市町村との関係で処理をしよう。あの当初、結核菌というものは遺伝でない、そうして処置をしたら日本の国民の中から結核をなくすることができるという、非常に大きな構想で結核予防法というものを前進させたものだと思うんですね。それで、いろいろの角度から結核の撲滅のために努力をされてきている。されてきていると思いますけれども、まだ結核は依然として――あの当時の構想では、一年目は六百億要ったら、次の年は三百億で事済むんだ、あとは百五十億というぐあいに、むしろ生産的な処置だから、大蔵省も賛成をして、やろ……

第57回国会 社会労働委員会 第5号(1967/12/21、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 参考人の平子先生にちょっとお尋ねをしたいと思います。  一番あとからですが、二十日の日に、きのうです、力徳副委員長と会社は地労委の会長のあっせんで会うということであったのでありますけれども、どうもそれも実現しなかったといろぐあいに受け取っていいんですか。
【次の発言】 そこで、懲罰委員会のところでも一つ聞きたいのですが、初め、懲罰委員会をやって結論を出したけれども、社長が反対をして今度出てきた。このときには強行採決には組合は従わないということであったのでありますけれども、それでよろしいということで進んできて、懲罰委員会できめたが組合は従わぬといって首切りを始めた。このときの議題……

第58回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第1号(1967/12/27、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。

第58回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第4号(1968/03/13、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連質問。いまのような話なんですけれども、私は公害基本法を立法した基本精神というものはどこにあるのか。何といっても私は人間の生命、健康というものを第一義に置いて、他の各省においてその第一義を守っていくために公害基本法というものができたと思う。きょうは厚生大臣が見えてないわけですが、主権在民国家における人間の生命というものの保持、健康保持というたてまえに立って、自動車産業であろうと、通産の工業であろうと、いろいろのところでそれに焦点を合わせて、公害防止対策をきめていくということにならないのか、自分の主管庁だけの一般論としての公害対策ということだけでは、まず私は少し公害とい……

第58回国会 社会労働委員会 第7号(1968/04/02、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 日野原参考人にお伺いをしますが、私は専門家じゃありませんから、しろうとくさい質問だと御了承いただいた上でお答えを願いたいと思います。  昭和二十一年まではインターン制度がございませんでした。それでお医者さんが国民の生命、健康を守ってきた。それで、インターン制度が行なわれたけれども、先生は、不十分であったから成功しなかったと、こうおっしゃった。しかし、そこから先なんでありますが、二年間の研修を――二年間とはおっしゃらないにしても、研修を必要とするんだと、こう言う。そうすると、医学を長い間学校で習ってきて、そして昭和二十一年前のお医者さんはそれで診断から何から担当された、若い人はた……

第58回国会 社会労働委員会 第9号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 二、三点お伺いをしておきたいと、こう思うわけであります。  社会福祉施設については、昭和三十八年から四十二年までに、いろいろの角度から、古いものは建て直す、そうして利子補給をする、そういう形でこられたことはいいことだと思うのです。ただ、父兄の側でわからないことは、一つは料金の問題についてだいぶ意見がある。ですから、たとえば保育園の問題についてみても、この料金について標準料金かなにかというようなものをつくって、その事業ごとに格差があったりなにかしないような方法の指導は今後どうされていくのか。たくさんの施設があるわけでありますけれども、生活保護法に関係する人は統一していましょうけれ……

第58回国会 社会労働委員会 第11号(1968/05/07、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一言言っておきたい。  いまの失業保険、労災保険、全部一本の保険として船員保険というものはあると思うんですね。そうすると、ほとんどの陸上勤務は労働省で扱っておる。船員に関するだけは厚生省の一本の保険になる。たとえば労災保険のようなものをとってみると、業者が個々に補償をするというのを、全体の労災保険というかっこうでいまメリット制になっておりますけれども、やっぱりそういう趣旨で労災の補償なんというものが貫かれる。失業保険にしても、先ほどから御答弁がありましたけれども、三カ月から始まって六カ月ですか、陸上の勤務の失業保険金が支給される。そういう別個の運営の中でいろいろ問題が出てき……

第58回国会 社会労働委員会 第12号(1968/05/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、皆さんの各党各派の御承認を得ましてただいま議決いたしました医師法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案を提出いたします。  原案を朗読して提案にかえます。    医師法の一部を改正する法律案に対する附    帯決議(案)  国民の生命健康の保持を預る医師の職責の重要性にかんがみ、国は、その養成のための医学教育はもちろん、医師となってからの医学研修についても、特段の配慮を払う責務を有すべきである。よって政府は、とくに次の諸点について、解決を急ぐべきである。  一、医師免許取得後における臨床研修の実をあげるための教育病院の整備及び指導体制の充実をはかること。  二、研修中の……

第58回国会 社会労働委員会 第14号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、政府案に対して、労働大臣に若干の質問をしたいと思います。  今度出された最低賃金法改正案は、いわゆる業者間協定の九条、十条の事項について廃止をする。方向としては一応われわれも了解するところでありますけれども、問題は、最低賃金というものは経済、国民生活の中でいかなる意義を持っておるのかということがこの提案説明では十分にくみとることができないわけであります。九条、十条関係では、この法律が成立いたしますと二年間は要するに最低賃金が有効である、そういうことをおっしゃっているわけでありますけれども、いまの日本の経済下においてただ形式を並べたという提案にすぎないと、私はそういう感じを……



各種会議発言一覧

4期(1956/07/08〜)

第25回国会 社会労働・商工委員会連合審査会 第1号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 先ほどの労働大臣との質疑の中で、法務大臣の答弁を得なければならない問題が残っております。法務との連合審査が、法務大臣に出ていただくというようなことを御考慮願いたいと思います。

第25回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は小川公述人に質問したいのですが、この法律が三年前に論議されたときに、あの労働者の権利を一方的に取り上げて、労使のバランスについて、経営者に対して労働組合を守るために措置をして、早急にやるべきだということが保守党の議員の中でも盛んに言われておった。ところが、今日まで提案者の政府との質疑の中でこの問題が具体的になってきておりませんが、たとえば、先ほど小川公述人があげられたように、労働協約や退職金や賃金の面で非常に力をもがれた組合として、そうしてその経営者との交渉の中で現われてきている二、三の報告を受けただけで非常に……、一つの例をとってみますと、退職金にいたしましても、あの当時……

第25回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1956/12/01、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は飯田公述人に少しお尋ねをしてみたいと思うのです。飯田さんは先ほどの公述のときにこういうことを言われた。電源開発は必要だということ、それは私も電源開発には、何としても電源開発をやることには私は賛成です。しかし、その基礎に立っておられるあとの言葉をお聞きしますと、九分割の会社によってこれをやって、大いにやってもらいたいのだということに続いて、そのあとにはどういうことが続くかというと、次には単なる会社の商品でない、公共的なものなんだだから、そういうことをあとで強調されるのを見ると、どうも九分割の会社でやるということしか、むしろあの九電力会社になるときに、国営とか国家管理的な要素に……

第26回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 清水さんに質問をしたいのです。清水先生は労災協会の会長であり、労働者災害保険の中心的な役割をしてこられたりっぱな方だと私は思うのですが、そこでお尋ねしたいのですが、今お話の中に、入院している者と入院していない者とが不公平になる、そういうことからいってもこの入院の一部負担というのは必要なんだ、むしろ永久にということを言われました。私はそういうお考えの基礎にどういうものがあるのかということをお聞かせ願いたいのであります。私は何といっても、今日の貧困や病弱というものが、個人の責任やその他で生まれているとは思わないのであります。社会が進むに応じて個人の責任じゃなしに、社会の仕組みの中か……

第28回国会 法務・社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/04/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、同僚議員が相当いろいろなことを質疑されましたから、できるだけ重複しない角度から、二、三聞いてみたいと思います。  今問題になっておりまする二百八条ノ二の問題は、これは労働運動に適用はしないのだと、こういうことを明確におっしゃったと思う。ただ、われわれが心配するのは、暴力行為取締法のとき、大正十五年のときにもそういうことが言われておりながら、現実の問題としては、その暴力行為取締法によって、大衆運動というものが対象として置かれておるところに、われわれの心配が一つここに出てくる。そういう角度から、今、片岡委員が相当質疑をされましたから、そのところをもう一、二点聞いておきたいので……

第29回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 閉会後第1号(1958/08/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから、国際労働条約批准等に関する小委員会を開会いたします。  本日は、国際労働条約批准等に関する調査上の参考に資するため、特に参考人の御出席を願い、御意見を拝聴することになっております。  参考人の各位には、酷暑の折柄、しかもお忙しいところ御出席いただきまして、まことにありがとうございました。本小委員会においては、目下社会労働委員会からの要請により、本問題について調査中でございますが、その参考に資するため、各位の御出席をお願いして、御意見を拝聴いたすことになりました。その具体的な事項については、あらかじめお手元に御送付申し上げておきました通りでございますが、時……

第31回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1959/03/20、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 友光さんにお尋ねしたいのですけれども、友光さんのお話を聞きますると、いろいろの統計をお示しいただきましたが、結局、賃金決定方式では業者間協定はそうよいと思わない。できれば取った方がよい、こういうお説があったのですが、あとの方では、審議会や行政官庁が賃金をきめるのに、何にもないよりか便利だから、便宜的な面からこれを使ったらいいというようなお話がありました。この案自体は理想的なものとは考えない。順次改正を求めていくべきじゃないか。固定した賃金も、停滞しているのじやなしに、どんどん上げていくという努力がなされなければならないのじゃないかと、こういうお話があったのですが、そうして最後に……

第31回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1959/04/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとおくれて参りまして……。今社会保障のお話が出ましたけれども、社会保障の柱になるのは、老齢用語年金医療制度の問題が何といっても中心になると思うのでありますけれども、その中の年金に対する問題については、坂本君が質問しましたから私は避けますけれども、問題は、むろん社会保障の面からと賃金保障の面からと、そういう形の中で国民の生活水準というものを守っていくというか、それが経済の面では購買力というような格好、また、全体としては経済繁栄というような形になっていく、こういうものとの関係についての御意見がありましたら一つ。
【次の発言】 私は、一楽さんにお尋ねをしたいんですが、まず第一に……

第31回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 第1号(1959/02/09、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) それでは、国際労働条約批准等に関する小委員会を開会いたしたいと思います。  国際労働条約批准等に関する小委員会の任務は、非常に多くのものを――条約、勧告、決議という工合いに、多くの検討しなければならない仕事があると思います。で、本日は皆さんの御了解をいただきまして、労働省から、宮本国際労働課長、澁谷官房長に来ていただいて、ILOそのもののおい立ち、状況、その他についてまず説明をいただいて、その後いろいろと今後の運営について議事を進めていただきたいと思うのですが、皆さん方にお諮りいたしたいと思います。よろしゅうございますか。

第31回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 第2号(1959/03/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) それでは国際労働条約批准等に関する小委員会を開会いたします。  ILO条約批准等に関する関係各省の資料が提出されましたので、お手元に配付いたしました。これに対して、各省からの要点を聴取いたしたいと存じます。御説明を願います。きょうは、労働省から澁谷官房長、松永会計課長、それから運輸省か土井船員局長、厚生省から今村保険局庶務課長、外務省はまだ見えておりませんが、おっつけ見えると思います。どちらからやっていただきましょうか……。労働省からこの資料の順に基いて説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  それでは次は、運輸省の土井船員局長から……


5期(1959/06/02〜)

第33回国会 社会労働・商工委員会連合審査会 第1号(1959/12/09、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は今の労働大臣と栗山委員の発言の中で建設業に対する労務者の吸収の問題を弄われたが、たしか公共事業に占める建設土木については、労務者の六〇%を吸収するということが法律の建前になっていると思うのですが、実態はどういうふうになっておりますか。今の言われた数字と見合って一つ。
【次の発言】 私の把握しているところでは、一〇%もいっているかいないかという工合に私は判断しているのですが、今いわれた実態の資料をぜひ出してもらいたい。
【次の発言】 それで地域別事業別の資料をいただけますね。

第33回国会 風水害対策特別委員会厚生、労働小委員会 第1号(1959/11/28、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) それでは、ただいまから厚生、労働小委員会を開会いたします。  労働省関係の法案、閣法第十四号及び閣法第十五号を議題といたします。  まず、閣法第十五号、昭和三十四年七月及び八月の水害並びに同年八月及び九月の風水害に関する失業保険特例法案の衆議院における修正について、政府当局から説明を聴収いたします。御説明を願います。
【次の発言】 それでは閣法十四月及び十五号の二法案について御質疑を願います。
【次の発言】 関連して。労働省にお尋ねしますけれども、今の失業保険金の積立金というのは幾らかということが一つ。  それから今十七億と四億――二十一億予備金からお出しになるという……

第38回国会 建設、地方行政、社会労働、農林水産、運輸委員会連合審査会 閉会後第1号(1961/08/01、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、だいぶおそくなりましたので、厚生省に三つの質問をしたいと思います。  その一つは、この災害が起きまして、先ほどから各委員の質疑の中で、伊勢湾台風のときと同じような法を作って災害を救助するということが、質疑の中で大体官房長官の口から明らかになったように認識をいたします。だから、それはぜひ実行してもらいたいことですが、その上に立って、私は今度の災害について、三つの問題をお尋ねしたいのです。  一つは仮設住宅でございます。この仮設住宅というのは全壊、全焼の三〇%ということになっているわけですけれども、実際の実情については、何といっても地域が困るので、いろいろの面からこの基準を引……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1961/03/27、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 分科会が終わるまでじゃなしに、この総理府と内閣の関係はきょうやることになっておるのです。だから、今直ちにできるだけの資料をそろえてもらって、残った分は残った分として、四日間のうち、いずれかの日を設定してやるにしても、今これからやろうという資料は、これは五項目、大まかに並べて五項目の大体概要がわかる資料は今ここに出してもらいたい、それから説明もしてもらって、そうして審議をするということがいいのじゃないですかね。
【次の発言】 私も昨年北海道へ行って参りましたが、問題は、私は、大まかに見て二つほどあるじゃないかと  いう気がいたしました。これだけの予算を取っておられるのだが、道路は……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 これは横山さんが、この前社労委員会で議論されて、政府は約束をされた問題。きょう質疑を聞いていると、ちょうどこの前と同じような状態で医務局長以下質問に答えられているんですね。その助産婦が五十八才で、もう一年に何ぼ養成しても百人ぐらいしかないという状態で、病院の入院というものも、病院ができましたからありますけれども、病院へ行けば金が相当かかる、病院に行けない人が相当おる。たとえばさっき医務局長も言われたが、一人その助産婦がある地域でなくなられたら、もう補充のしょうがないという状態であるということは、この前にるる一時間も一時間半もかかって、内容について質疑があったんですよ、厚生省との……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それじゃ、私、労働大臣は社労に来てもらってこまかいことをたくさんやりたいのですが、きょうは、少し具体的な問題をちょっと聞いておきたいと思うんです。一つは、失業事業保険、それから失対労務者の関係が一つ、その次は労災の関係、それから基準法の関係、ニトログリコールを中心にしたこと、これをお聞きしたいと思います。  何か堀さんが一時過ぎから用事があるそうですから、失対の方から一つお聞きしたいと思います。失対賃金は、私はきょう大臣からお聞きしたいことは、労働省の要求が二七・五%、それから生活保護が二六%の要求であった。生活保護が一八%上がって、それから失対賃金が一五・六%上がった。そうす……

第39回国会 建設、地方行政、社会労働、農林水産、商工委員会連合審査会 第1号(1961/10/27、5期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この法律ができますと、工業用水――大都市または都市の工業用水を初めといたしまして、水が高度に利用される、またしよう、というのが、この法律の中心をなしておるものと思うのであります。しかし、この法律が今日まで来るのには、たとえば水利権の問題や治山治水の関係の問題、要するに、その河川の沿線の住民の問題、そういうことで、この法律が、実際に水だけは都市に利用するけれども、そこらの手当が十分にできるのかどうか、こういう心配をいたしておるわけでございます。  そういう立場から二、三質問をしたいと思うのでありまするが、一番最初に、この法律ができたときに、知事会と申しましょうか、知事の皆さ……


6期(1962/07/01〜)

第43回国会 社会労働、建設委員会連合審査会 第1号(1963/06/04、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 一言建設省の方にこの際お尋ねをしておきたい。  この四つの閣議決定がされるわけですけれども、厚生省の話を聞くと、四十二年の人口が九千九百七十六万、それから、その中で四十二年が八千万人分対策を完了するということになっています。そうなると、建設省にいずれまた来ていただいてやりますけれども、今の関連で、一言さっきそういうお話がありましたから、建設省がこういうものに対する具体的な計画がちゃんとあるわけでしょうね。
【次の発言】 それじゃ、きょうはもうやめますけれども、あなたは、これはどうも市街地のことだけしか関係がないようですけれども、しかし、九千九百七十六万の人口の中の八千万人までは……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1963/03/26、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して。私は今、林さんが看護婦の不足の問題、給与の問題に触れられておるわけですけれども、先ほどから議論されている看護婦さん自身の待遇が悪いということ、そして仕事は非常に深刻だということ、そこで、資格を持っていても看護婦の業務につかない人々がだんだんふえてきて看護婦の不足という問題が起きてきております。さらに私はもう一つあるのではないかと思うのです。それは何かというと、私はやはり看護婦自身の人格尊重だと思うのです。人権を尊重するということが看護婦に対して足らぬのではないか。たとえば看護婦、准看護婦、お手伝いというような三段階で医療業務に担当させている。出発は徒弟のような……

第46回国会 社会労働委員懇談会 第1号(1964/02/27、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も青木大使にお尋ねをしたいわけでございます。いまガットの関係、それからOECDの関係のお話がありましたが、私は、欧州が今日近代化の中心勢力になっていると思う。この欧州が近代化の中心勢力になっている母体とは何か。その母体とは、住民主権の国家体系における基本的人権の尊重という立場から、国が栄えている、そういう意味で、この問題が経済交流の中にも深く入ってくるという、単に欧州だけが発展するんじゃなしに、世界全体が発展していくというILOの宣言にも、いずれかにおける貧困は全体の繁栄の障害になるというフィラデルフィアの宣言にもあるとおりなんでありまして、そこらあたりが、やはりいま、青木大……

第48回国会 社会労働、運輸委員会連合審査会 第1号(1965/05/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) これより社会労働・運輸委員会連合審査会を開会いたします。先例によりまして、私が連合審査会の委員長の職をつとめます。  議事に先立ち、本日の連合審査会の運営につきまして、社会労働、運輸両委員会の委員長及び理事打合会で決定いたしましたことを御報告申し上げます。  本日は、まず、労働大臣より提案理由の説明を聴取した後、質疑に入りたいと存じます。質疑は、運輸委員の方を優先して行なうことになりました。ただいまのところ、質疑を希望されておる方は、運輸委員では吉田理事、相澤、小酒井、浅井の各委員、社会労働委員では杉山理事、小柳委員でございます。連合審査会は一応午前中に終了したいと存……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1965/03/27、6期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は時間がありませんので、三点について大臣の御所見を承りたいと思います。  一つは、社会保障はどうあるべきかという問題について意見を伺いたいのでございます。本来、社会保障とは、口では言いやすいのでありますけれども、なかなか実際は進んでいないわけであります。今度の政府の中期経済計画によって、いまの現状で、三十八年現在でどれだけのものができるかという外国の統計で計数を書いていますが、そこには日本の社会保障費というのは、国民所得の八%が妥当だということが書いてあります。これは国民に知らしめる唯一な政府の計画でありますから、それと現実行なわれている社会保障と国民所得の比率というものはだ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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