このページでは小平芳平参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小平芳平参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○小平芳平君 賛成です。
○小平芳平君 先日のこの委員会でもお話があったのでございますが、大工とか左官とか、そういう特殊技術者が非常に現地で足りなくて困っているのではないかということでございますが、今回の労働省のこの予算の中にそういう点が考えられておるかどうか。 それからもう一つ、先ほどの通産大臣のお話にあったのですが、工場は水に浸っていないのに労務者の住宅が水に浸っていて仕事ができないというような実情なのでございますが、そういう点について労務管理の上から工場で住宅を作る場合に、これを労働省の方で何か考えておられるかどうか、お伺いしたいと思います。
○小平芳平君 その失業対策事業に関する特別措置法案関係という、そういう関係の資料はこれ一枚じゃないですか、要するに経費が二億円かかるというだけ……。それでこちらの法案の方は、だいぶこう分厚くはなっておりますけれども、結局国が補助する労力費五分の四、資材費二分の一、事務費五分の四、それだけしか内容がわからないので、ただいまの藤田委員の御質問のような問題が当然起きてくると思いますが、もう少し具体的に資料を御提出願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど御説明があったか、あるいはなかったか、ちょっと聞き漏らしたかもしれないのですけれども、社会保障制度審議会からの答申がこの資料に載っておりますけれども……
○小平芳平君 だいぶ先ほどの質問の蒸し返しで恐縮でございますけれども、宗教法人の被害状況についてというこの資料が提出されまして、それに対する草葉委員の質問に対してのお答えが、宗教法人を、被害額が十一億にもなるのだから、少しめんどうを見てやるかのようなお答えがあったのでございますが、このことについて、大臣からはっきりお答え願いたいと思うのでございますが、宗教が国家で保護されてはならないとか、宗教が国家に保護されて堕落したというようなことはもちろん常識でございますし、また災害があった、裸になって民衆を救うべき宗教が、国教から保護してもらいたいというようなことも、常識で考えてもまことにおかしなことだ……
○小平芳平君 住宅の被害というのは、滅失四万五千、半壊十一万七千というふうな滅失と半壊になって被害状況が出ておりますけれども、たとえば十日とか二十日とか、そういう長い期間塩水につかっていたような住宅は、滅失の方に入っているのですか。半壊の方に入っているのですか。
【次の発言】 そうしますと、倒れなければ床上浸水の扱いになるわけですか。たとえば十日、二十日という長い同水につかっていますと、あとどのくらい持つかということはどうでしょうか。
【次の発言】 やはり半壊か床上浸水かはむずかしいところと思いますけれども、水につかってすぐ引いた所と、長い間水につかっていた所とは、相当区別して扱っていただかな……
○小平芳平君 台風が過ぎ去って二ヵ月になりますし、また補正予算も成立した今日でございますので、いかにして一日も早く民生を安定し、また生業に励まさせるようにするにはどうしていくか、そのような建設的な観点から二、三御質問を申し上げたいと思うのでございます。
岸総理大臣が、あの史上まれに見るような大災害にかかわらず、相当の措置が緊急に行なわれたということは十分に認められていると思います。とこのように御答弁になられました中部日本災害対策本部ですが、これは今日どのような活動をしているのでしょうか、この点についてまずお伺いいたします。
【次の発言】 そういたしますと、もう実際には活動していないのでござい……
○小平芳平君 救農土木事業の状況はおわかりですか。
【次の発言】 ちょっとよくわかりかねるのですが、耕地整理などをおやりになるわけですね。
○小平芳平君 大臣にお伺いしたいところだけ二つお伺いしたいのでありますが、その一つは、縦貫自動車道中央道の方の調査費用と、それから東海道の調査費用と両方の予算がついているようでございますが、それでこの前の縦貫自動車道建設審議会のときに、大臣から、今回の国会に予定路線の法案を提出して、今度国会で十分成立できるような目標で提出なさるということの答弁があったわけでございますが、この問題についてはずいぶん政治的とかあるいは利権と申しましょうか、そういうようなことでもやもやときめられたという印象を残さないように、すみやかに建設審議会なり、あるいはその議を経て、国会の公式な場で早く論議されるようにお取り計……
○小平芳平君 私、しろうとでよく見当がつかないから、簡単なことで、恐縮ですけれども、たとえば、一号線の場合ですが、六十九億、三十五年の予算でかけた場合に、どの辺まで伸びることができるということが今わかるですか。
【次の発言】 建設省の方から出ている、この首都高速道路公団の予算規模が百十一億四千万円というふうになっておりますが、先ほどの御説明の事業計画は、初めは百三億になるようにおっしゃっています。それから、あるいはまたあとでおっしゃったのは、八十二億になるようにおっしゃっているのですが、そういう点を、三十五年度の計画と、要すれば将来の計画も、もしわかっている分がありましたら、今御説明いただける……
○小平芳平君 こういうような場合ですね、今の同じ問題ですけれども、災害があって海岸堤防が切れた。それを復旧工事をするというのに、市の方でそのうちに埋め立て工事をするかもしれないから堤防復旧はちょっと待ってくれと、そうすると一致しないわけですね。要するにそういう場合にまた災害が起きてその市が全滅するような被害を受けた場合、どちらの責任になるのですか。
【次の発言】 そうしますと、先ほどのお話では、ずいぶん陳情とかたくさんくるから、その陳情の中から選んでいくというふうな意味のことをおっしゃったのですが、やはり陳情ももちろん聞きますでしょうが、建設大臣としての責任で相当動かれるわけですね。
○小平芳平君 三十四年度までは第二公営住宅で同じような仕事をやってきた、こういう御説明があったわけですが、そこで第三種公営住宅でやる場合と、それから今度改良住宅法でやる場合と違っている点をちょっと御説明願いたいと思う。たとえば国庫の補助の場合でも清掃費というようなものを新しく作るとか、あるいは用地費も、第二種公営住宅の場合の用地収用より、今度の改良法による場合は土地を収用するのがずいぶん楽になるように思いますけれども、そういう点とか、家賃とかそういう点を第二種公営住宅と対比しながら御説明願ったら、非常にわかりいいじゃないかと思いますから、お願いします。
○小平芳平君 この治山治水緊急措置法案、それからまた治水特別会計、この両法案が出されまして今審議中のわけですが、非常に災害を防止し、国土を関発し、また国土の保全を十分に期そうとするこの画期的な両法案が出されましたことは、建設大臣、それから建設省当局の非常な御努力の結果だと思います。 そこで、私が若干御質問いたしたい点でございますが、まず第一に、この緊急措置法案の目的でありますが、治山治水事業の緊急かつ計画的な実施を促進することによって国土の保全と開発をはかるという目的でありますが、従来も治山治水事業は緊急かつ計画的に行なわれてきたと思うわけでありますが、特にこの緊急措置法によってどういう点が……
○小平芳平君 関逃して。この二千戸は一つの地域が全部五十戸以上ですか。
【次の発言】 その二十万戸という資料は、どういうような計算からかちょっとわかりかねるのですけれども、大体五十戸以上という所は少ない。大てい二十戸とか三十戸とかそういう所が多いように思うのですけれども、二十万戸のうちで、先ほどの御答弁のように、六割程度はみんな五十戸以上の集団になりますか、その点どうでしよう。
○小平芳平君 やはりその川地問題ですけれども、今日までやってきておる公営住宅、あるいは公庫の住宅そのほか公団あるいは厚生年金用地住宅、いろいろあるわけですが、それは、みな用地の問題は、野放しの状態ですね。 たとえば公団が、予算があっても、用地がなければ、どうしようもない、別に、その用地費としては、もちろん公営住宅の場合見てはいるようですか、それは、ごくわずかなものであって、しかも用地が入手できなければどうしようもない、まことに公営住宅の場合でも、公団住宅の場合でも、用地の問題が野放しの状態、戦国時代のような状態にある、こういう実情でしょうか。
○小平芳平君 給与局長から先ほど御説明のあった点なんですが、人事院で給与をきめる場合に職務の何と責任によってきめるのですか。
【次の発言】 そこで職務の複雑、困難と責任で給与はきまるわけですが、今、問題にしている点は、建設省じや職務訓練を受けた人あるいは検定試験を受けて合格証明書をもらつたそういう人の給与が、合格証明書をもらつたからといって優遇されるかどうかという点が問題になっているわけです。そこで給与は確かに職務の複雑、困難と責任で、人事院の方でそこに非常に科学的な、合理的な職務内容に応ずる格つけがなされて、それはすでにもう体系が立てられて、できているわけです。ですから確かに今合格証明書をも……
○小平芳平君 昭和三十五年度予算案が審議されるようになりましてから、多くの時間が安保改定等の外交問題に費やされてきたわけでありますが、私は国内問題、特に国民生活の地域的な較差をどのように解消していくか、また国民各層の所得階層別の較差をどのように解消して経済の総合的な発展をはかっていくか、こういうような点について御質問いたしたいと思うのでございます。といいますのは、国民大衆が非常な関心を持って見詰めていることの一つに、はたして今年度の予算案によって大衆の生活がどの程度豊かになるかどうか、いわゆる食の面では買物かごの内容が豊かになるのかならないのか、衣類の面で、あるいは住宅の面で、はたして豊かにな……
○小平芳平君 私も、附帯決議を含めて賛成いたしたいと思います。ただ先ほど来も、たびたび問題になっておりますし、また各委員会でも、問題になっておることと思いますが、九州総合開発、北海道開発、東北開発、とにかく地域的な、そういうばらばらな計画であって、全国総合開発計価をやるやると言いながら、なかなかできない。どうか一つ、所得倍増計画以上の熱意をもって、国土総合開発計価に着手していただきたい。
○小平芳平君 住宅災害復旧対策のこの表ですけれども、災害公営住宅建設戸数、三十五年度建設戸数、三十六年度建設計画と、このチリ地震津波を受けた地方は、地形上やはり高潮とか津波に、いつも洗われる特別の地域だと思います。当然耐火建築で、しかもしっかりした鉄筋建築の耐火建築が建てられなければいけないと思うのです。ここにこの特例法の適用町村になっている宮城県志津川町という、この町の例ですけれども、学校も役場も木造で、鉄筋の建物は、銀行ただ一軒だけだというような話を聞いたのですが、そういう状態では、こういうように津波がきたような場合には、さらに災害が大きい。 そこでこの一千一戸の計画の中で、どの程度が耐……
○小平芳平君 先ほどの長官のお答えで、来年の三月くらいを目標にして総合開発計画をお立てになる、それは政府で盛んにおやりになっているところの所得倍増計画に匹敵するような国土の総合開発計画が近々のうちに作り上げられる、このように了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 それで総理大臣も非常に所得倍増計画、それに応ずる地域格差の解消ということに、大いに力を入れていかなければならないと言われていたし、また長官も、そのようにお答えになっていらっしゃるわけですが、そこで先ほどの田中一委員の御質問に対しては、あまりはっきりお答えがなかったように思ったのですが、そういうことを来年三月を目途に検討を始める……
○小平芳平君 初めに総理大臣にお伺いしたいのでありますが、わが国の経済にも、また国民生活にもいわゆる二重構造という格差が大きい、同じ産業の中でも、企業の規模別に見ても、いわゆる大企業と中小企業、あるいは大企業と零細企業というふうに非常に一人当たりの賃金にしても、労働生産性にしても大きな格差がある。また、産業別に見ても第一次産業と第二次産業というふうな格差が大きい。あるいは地域別に見ても、いわゆる低開発地域というような大きな格差が存在している。こういうことはわれわれが現実にも感ずることでありますし、また統計資料でも詳しくわかっているのであります。ところで、そういう格差を解消して国民全体が繁栄を満……
○小平芳平君 資料についてですが、三ページの不燃率ですね。ある程度の木造平屋建がなければ、用地の関係なんかで困るというふうな御説明が前にあったのですが、公営住宅の不燃率ですね。公営住宅の不燃率は、本来からいうと不燃建築がよろしいのだけれども、ある程度の木造も用地の関係なんかで必要がある。それからまた、三十六年度予算では全部不燃高層建築を要求する、そういう説明もあったのですが、前の委員会で。それで実際問題、今度の三十六年度予算のこの説明書では五八・五%になっているわけですが、三十五年度の分でもいいと思いますけれども、その都道府県別の不燃率を出していただきたいと思います。
○小平芳平君 私の質問は後日にいたしますから、簡単にちょっと一つだけお聞きしたいのですが、資材と労務費の値上がりが、現に公団住宅には入れてあるとおっしゃっているわけです。道路は、一つも見ていないとおっしゃているわけですね。それでは公団住宅には入れて、公営住宅にはどうかということも議論になるわけで、そういう点は後日にしまして、一つだけ、河川局の方は一二・九%という中身は、資材あるいは労務費の値上がりを見ての一二・九%なのか、それとも純粋の事業量の拡大なのか、その点いかがでしょう。
【次の発言】 それから三十五年度に比較して、労務費、資材費の値上がりを見込んでの金額になっておるかどうかということで……
○小平芳平君 前回に要求した資料と説明事項を先にやっていただきたいと思います。
○小平芳平君 サービス会社の点ですが、託児所三カ所、それから倉庫施設三百坪というのは、これはどこへ予定されるのでしょう。
【次の発言】 倉庫の方はどうですか。それからついでに、倉庫の方はどういうような利用価値があるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この託児所の方は意味がわかるような気がするのですけれでも、倉庫の場合は、一戸当たりの面積が小さいとか、あるいは最初入ったときよりも、世帯人員がふえてきたとか、要するにその住居そのものが狭いから。こういうことであって、それはむしろ公団がサービスで建ててやるべきじゃないですか。託児所とは少し性格が違う。託児所と倉庫施設と並べて出すのは、性格が……
○小平芳平君 私も、この付帯決議を付して本法案に賛成いたします。 ただいまの御意見で、ほとんど尽きているように思うのでありますが、第一の商店、事務所等の「用に供する施設の建設、賃貸その他の管理及び譲渡を行なうこと。」を、公団の業務として明定するという点でありますが、この点は、大いに推進していただきたい。それは都市計画の問題にしましても、道路の問題にしましても、あるいは公園その他住宅いずれにしましても、非常な用地難でありますから、大いに、げたばき住宅式のもので解決していく以外に方法がないと思います。この点は、大いに賛成なんであります。 それから次のサービス会社の点ですが、この点も、この付帯決……
○小平芳平君 道路が非常に悪くて、日本の国では特に大都市も悪いし、いなかも悪いし、非常に道路が悪い。満足な高速道路も一本もいまだにない。いろいろ原因はあったことと思いますが、どうしてもこの際道路を緊急に整備しなければならないという段階であることは、国民ひとしく待望している点でありますし、今回の道路整備緊急措置法を改正して大々的に道路を整備しようというこの案に対しては、だれしも大きな期待を持っているところと思います。ところで一番この際不安に思うことは、そういう五年間二兆一千億というような大きな将来の事業をここで策定していこうというときに、経済の見通しでありますね、いろいろ経済の長期見通しについて……
○小平芳平君 ただいまの説明で大体御説明なさいました部分はわかりましたのですが、(2)の施設建築敷地の共有持分の割合という項目ですが、この場合に、ある人が百五十坪の土地を持っていた、そこへこういうような地下一階、地上四階の建物ができた、そうしてこの建築された部分は譲り受け希望者にそれぞれ売り渡された、百五十坪の土地はまたもとの地主が譲り受ける、こういうことですか。
【次の発言】 そうすると、この百五十坪分の地代をどのように分担するかというような問題は起きないわけですね。たとえば、この四階建の中の一人がその土地を持っているような場合――ここにA、B、C、Dという四人の人が住んでいるとしますね、そ……
○小平芳平君 簡単に二、三お伺いいたしたい。 きょう午前中に参考人の意見をお聞きしまして、それからまたこの法律施行令第二次案というのをいただきまして、それでちょっと第七になりますが、第七の「共用部分の共有持分の割合は、その者が譲り受ける施設建築物の一部の床面積の施設建築の床面積に対する割合」云々となっておりますが、この場合はこういう量的なものだけでよろしいわけでしょうか。ただ床面積だけで、たとえば同じ一階の部屋をもっている人でも、表に面した部屋とか裏の部屋とか、そういうようなことは考慮に入れる場合がないでしょうか、その点いかがでしょうか。
○小平芳平君 本法案に付帯決議を含めて賛成いたします。公共施設の整備も市街地の改造も緊急を要する問題でありますから、一日も早くその目的を達成するよう本法が施行されていくことが、国民大多数の待望するところであると思います。 次に、本法の施行は、こまかい権利関係が入り乱れている市街地のことでありますから、付帯決議の第一、第二、第三、第四とも、十分配慮されていかなければならない。ただ道路ができればよろしいとか、高層建築ができさえずれば、あとは住民まかせと、強い者が得をする、弱い者が損をするような結果にならないような配慮が必要であると思います。 それから一つつけ加えさせていただきたいことは、住宅政……
○小平芳平君 この第三条、ちょっとお聞きしたいのですが、第三条で、関係市町村の申し出に基づき建設大臣が指定するという、その申し込みですが、きょういただいた資料のこの申し込みの件数、間口というこの申し込みが、今回の法律では第三条に規定されるこの「申出」になるわけですか。
【次の発言】 それで、この口数は違うと思いますが、三十五年度で、大体申し込みに対して決定が件数で三分の一、間口も三分の一くらいになっているようですが、その前の年度を三十四年、三十三年とずっとたどっていきますと、半分くらいの年もありますし、また、もっと申し込み数と決定数の接近している年もあるわけですが、三十六年度の新しい法律による……
○小平芳平君 住宅金融公庫の融資についてですが、この五十七条の国の補助は建築物に対する補助ではないというわけで、その建築物の費用は自己負担でやるものと、それから金融公庫の融資によるものと両方あるわけなんです。その大体の見通しはどのくらいですか。
【次の発言】 個人貸付の方と、この中高層融資の四十億程度のその申込者に対する当選率といいますか、それは個人の方がなかなか当選できないものか、それとも中高層融資の方が四十億程度ではなかなか当たらないものか、その点。
【次の発言】 もう一度最初にお尋ねしたことをお尋ねしたいのですが、防災建築街区に指定されて、そうして国並びに地方公共団体の補助を受けて土地が……
○小平芳平君 現行の土地収用法で公共用地の取得難が相当解決できるのではないか、というような相当強い意見があると思います。公共用地の取得難を何としても打開しなければならぬという点ではみんな一致しておると思いますけれども、はたしてこういうような意味の特別措置法がどの程度必要かと、疑問に思っている向きが相当多いと思うわけです。建設省として特別措置法によって新しくPRするとか、あるいは期間を短縮するとか、緊急裁決に持ち込むとか、そういう手を打つ今度の緊急措置法のほかに、起業者としてはどういう点をどういうふうに変えていかなければならないか、あるいは実際、官庁でどういう点をどういうふうに変えていかなければ……
○小平芳平君 今の二十メートル道路を作るという案のできたとき、それから修正案のできたときは何年ごろのことですか。
【次の発言】 それから昭和二十三年の最初の案はそれはもうずいぶん時代がかわっているのじゃないかと思いますがね、それを十八メートルに減らしたものを諮問中という、それはいつごろ結論が出る予定なんですか。
【次の発言】 私は、田上委員提案の付帯決議を付して原案に賛成の討論をいたします。
公共用地の取得難が公共事業の施行に大きな隘路となっていることは、すでに幾たびか指摘されてきた通りであります。こうした隘路を打開して、道路、ダム、駅前広場等々の建設、拡張等の事業が推進されていくことは、国……
○小平芳平君 本国会の予算委員会が開かれるようになりましてから、所得倍増計画、経済の高度成長、所得格差の是正等々の問題について、しばしば質疑が続けられて参ったのであります。私は昨年の三月と十二月の二回にわたって、当予算委員会で所得倍増計画、所得格差の問題について質問をいたしたのでありますが、その後いろいろと具体化されてきた問題も多いので、今回もまた所得格差の縮小、それを実現するための公共投資、総合計画等について御質問を続けたいのであります。 最初に池田総理大臣にお伺いいたしたいことは、所得倍増計画は、計画というよりも構想というふうに表現した方が妥当であるとか、あるいは国民の決意というものが大……
○小平芳平君 第二班として、私は後藤委員長とともに、去る十一月七日より四日間にわたり大分県下の集中豪雨の被害状況を調査して参りました。以下その概況を御報告申し上げます。 まず日程についてであります。七日の夜東京を出発し、翌八日は門司より国道十号線を下り、中津市より大分県に入り、杵築、安岐、武蔵など国東地区の現地を視察、翌九日は仏崎電車事故現場より県庁に立ち寄り、知事その他係官より被害概況の説明を聴取し、後、大野川をさかのぼり、大南、鶴崎、三市、野津から臼杵、津久見の各現地を視察、翌十日は佐伯市郊外を視察、各所において地元住民より災害状況の説明を聴取、あわせて幾多の要望事項を承ったのであります……
○小平芳平君 がけくずれや土砂崩壊などで災害を受けたのは、今度の梅雨前線豪雨だけでなしに、神奈川県でも横須賀あるいは横浜あたりでは再三にわたってこういう災害を繰り返してきているわけです。で、そのがけくずれの実際、家が崩壊したような跡を見ましても、まあ私どもしろうとが見ると、こんなところがと思うようなところがくずれていたり、かと思うと非常に危険だなと思うようなところでも、別にくずれてはいなかったりということがよくあるわけですけれども、そういう点、先ほどの岩沢先生の質問に対してお答えになっておられました、非常に科学的な基準があって、そういう点をほんとうに防げるものか、どうなんでしょう。
○小平芳平君 この宅地造成規制法によりまして、許可を受けて造成した宅地は相当安全なものであるはずですが、建設省のほうとしても、技術屋さんたちがいろいろ研究して、そうして許可の基準がきめられて、その許可を受けて造成した宅地だから、よほどの雨が降っても、あるいはその他の災害に際しても、相当な安全度があるというふうに考えていいと思うのです。それにもかかわらず、この法律によって許可を受けて造成したその宅地にも、第十六条の改善命令が出されるということがあり得ますか。
【次の発言】 その許可、不許可が決定される場合ですけれども、同じ条件の土地にありましても、建築する建築物によっても相当危険の度合いというも……
○小平芳平君 関連して。先日の委員会で、今の改善命令と罰則についてですが、何十年も安全に住んできたところで、そこで行政官庁ではそこは危険だから改善しなさいというと、ところが住んできた人は、いや、もう何十年も住んできたのだから大丈夫だという、そういうような場合はまず勧告をする、災害防止のため必要な措置を勧告する場合がある。それからその住んでいる人が自分でもなるほどこれは少し危険だと思う、だけれども金がなくてできない。そういうような場合には金融公庫の融資を大幅にふやしてやっていきたい。こういうようなことがあったわけですが、またきょうのお話ですと、限度をこえた改善をしなければならないような場合には公……
○小平芳平君 最近の新聞で「「環7」など六路線」「ついに用地強制収用」「東京都法の適用を申請」というような新聞記事があるわけですが、土地収用の伝家の宝刀、公共用地取得に関する特別措置法を初めて適用することになったというような記事でありますから、この点について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 東京の道路の問題、ここに限ってお答えいただけばいいと思いますが、東京の場合は道路の整備が非常におくれている。そのおくれている原因は、用地の取得難が大きな原因であるというふうに今まで説明されてきたわけですが、この強制収用まで持っていかざるを得ないというふうな、そういう問題もあるとは思いますけれども、……
○小平芳平君 住宅問題について非常な関心をみんな持っているのですが、先ほど来の内村委員の御質問に対する御答弁でわかりました点が多くありますから、ダブってお答えしていただかなくてけっこうですが、若干御質問いたしたいわけであります。 先国会で宅地造成等規制法というものを審議しましたときに、そのときにやはり宅地の問題は、ただ規制するだけで解決できるものではない、むしろ政府の総合政策、総合対策というものが立てられないことには解決できないではないかというような意見が述べられまして、その際、建設大臣からは、今日の段階においては宅地造成法というようなものを、この次の国会に出そうというように、検討中であると……
○小平芳平君 公団の問題について、先ほど来ずいぶんとお答えがありまして、私も一つ持っているわけでありますが、先ほどの御答弁以外のことは、ちょっとどうかと思いますので、この点はまた別の機会にいたしたいと思うわけです。
私が一点、お尋ねしたいと思いますことは、新道路整備五カ年計画を立てるときに、この阪神高速道路公団の阪神高速道路ということが、そのときの計画の予想の中へ入っておられたかどうか、この点をお尋ねしたい。
【次の発言】 で、その高速道路ができた場合に、接続点が非常に交通が詰まってくるんじゃないかということが予想されるんですが、大体、このどの部分が初めに営業が始められるか、それが何年ごろか……
○小平芳平君 先ほどの一番初めの御説明の中で、三十四年四月にこの法が施行せられて以来、新たに許可したものが二件あった。相当この制限に関する法律によって制限効果をあげているという御説明があったようにお聞きしているわけです。と同時にまたこちらのほうの工業従業員数の推移で見ると、三十五年度においても十万人から増加している。これは工場を制限しておるにもかかわらず十万人というたくさんの人が増加している。しかも工業労働者が増加をしておるというその原因はどの辺にあるのですか。
【次の発言】 ですから今回の改正によって十万人の増加は相当抑さえ得る、こういうことですね。
○小平芳平君 初めに、首都圏市街地開発区域整備法についてお伺いをしたいと思います。 この今回の市街地開発区域整備法の改正は、工業団地の造成ということが主眼点になっているようでありますが、この工業団地の造成についての改正を行なうに至った経過、それからこの市街地開発区域整備法が今日までどのように適用され、活用されてきたか、第一に、市街地開発区域の整備のために、事業計画に基づいて地方公共団体が実施する土地区画整理事業、工業用水道の布設その他の事業に対して、国が必要な資金の確保その他の援助に努めるというふうに第一になっております。 第二に、地方公共団体または日本住宅公団が一団地の宅地を造成する場合……
○小平芳平君 初めに大蔵大臣にお尋ねしたいのでありますが、日本経済の二重構造の解消とか、所得格差の是正とか、こういう問題については、幾度か論議を尽くされてきた点でございます。三十七年度予算を編成するにあたりましても、こういう点が大きく注目される一つの点であると思います。ところが、予算の内容を見ましても、またその後の経済情勢あるいは物価の動き、そういうような点に対する政府の対策から考えましても、かえって格差が拡大するのではないか、大衆の生活がかえって苦しくなる傾向になりはしないか。こういう点が非常におそれられているわけであります。予算編成の過程はもちろん、こういう点について、減税とか社会保障とか……
○小平芳平君 環境衛生を目的としたこうした法律に「営業の健全な経営」云々というような、非常な経済行為の面が強くなってくる改正になるようでありますが、その点についてのお考えを伺いたい。
【次の発言】 厚生大臣がその判断をなさる場合に、厚生大臣として、何か経済行為についての判断をこれからするという点についての矛盾はお感じになりませんか。
【次の発言】 この価格についても、たとえば独禁法ではずいぶんこまかい規定が設けられているようでございますが、今度の場合は厚生大臣の判断にまかされているように思いますが、そういう点、将来の運営面で問題が生じませんか。
○小平芳平君 最初に公職選挙法について御質問したいわけであります。先国会の幕切れのどたんばのあっという間に、公職選挙法の改正案が成立したわけであります。このときにはこの改正が骨抜きであるとか、そのやり方が慎重審議を尽くす建前であるにもかかわらず、あまりにも強行に通し過ぎたとか、いろいろ批判があったわけであります。それから参議院選挙を体験して、今回の参議院選挙の結果にもまた空前の違反が出た、このように批判されているわけであります。池田内閣総理大臣はこの際公職選挙法を再検討して、改正すべき点は改正し、また選挙制度審議会がただ、いまは任期切れになっているようでありますが、選挙制度審議会を発足させる予……
○小平芳平君 私は、公明会を代表して、ただいま議題となっております昭和三十七年度一般会計補正予算等の三案に反対の討論をいたすものであります。(拍手) 今回の補正予算は、公務員の給与改定にしても、石炭対策にしても、年末が押し迫り一日も早く解決していかなければならない問題であります。しかるに、国会における審議は、各方面の注視を集めていたにもかかわらず、国会正常化問題等について、長時間の論議を費さなければならないなど、非常に不満に思っているのであります。今後は、予算の審議には十分に審議を尽くせるよう努めなければならないと痛感をしているものであります。 さて公務員給与も石炭対策も、一日も早い施策が……
○小平芳平君 先ほどの質問の中に出てきた問題なんですが、この失業保険の給付の改善にあたって百二十円が百八十円に四割上昇したのだ、この辺で相当なものだ、あるいは扶養家族を持っている者もあるけれども、単身者もあるのだというような御答弁でありましたが、この失業保険の給付内容を改善しようという場合に、最低生活を保障していこうというような考えを持っていて改善しようとなさっていらっしゃるのか。それとも、最低生活保障ということを考慮には入れているけれども、なかなかそれには到達できないというのか、その辺についてお尋ねしたいと言いますのは、扶養加算というものが出てきているわけですが、扶養加算を含めた、つまり扶養……
○小平芳平君 私は、水資源の開発について御質問いたしたいと思います。初めに、総理大臣から、池田内閣の水資源開発に対する基本的な政策なり考え方についてお伺いをしたいのであります。 日本の国には水はたくさんあって、夏、から秋には台風で洪水になったり、あるいは冬でも、裏日本では豪雪の被害というような現状にあるわけであります。しかし、一方では、ことしの冬は、東京や神戸では飲料水にも困っている。減水とか断水というような状態にあるわけであります。そこで、工業用水の問題は、地盤沈下となって住民をおそれおののかしているという状態も見られているわけであります。政府としては、こういうような問題をもっぱら地方公共……
○小平芳平君 私は、公明会を代表して、ただいま議題となっております昭和三十七年度一般会計補正予算(第2号)外二件に対し、反対の討論をいたします。 今回の補正予算の内容のうち、的なものは別として、反対の理由を、以下簡単に申し述べます。 第一に、最近の予算編成に関してであります。最近は、毎年補正予算が組まれる、どうせ補正が組まれるならば、というわけで、財源の見積もりをほどほどにして、そのときのぶんどり合戦を押えているとさえ批判されているのであります。当初予算の編成は、歳入歳出とも、できるだけ正確にすることが望ましく、さらに予算編成はもっと明るみへ出して、国民の納得のできる形で行なわれなければな……
○小平芳平君 ですから、今の、長官にお尋ねしますが、結局十八億がもとだから農林大臣の名前が入ったわけしょう。あなたの答弁はそうじゃないですか。農林大臣がなぜ定款に名前を入れたかと言えば、十八億というものがあって、それが公益性が強いから名前を入れたとおっしゃったじゃないですか。もしそうならば、同じ例が、こういう例がある、ああいう例がある、だからこの場合も違法でもなければ、おかしいこともないというふうに説明して下さるとわかるのですがね。何かほかに例がありますか。
【次の発言】 ではほかに例はないのですね。公益性が強い、そういう団体はほかにはないのですか。
○小平芳平君 関連して。自治大臣から先ほど選挙の問題について御答弁ありましたですが、選挙の公明化また選挙法の改正という問題について、私たちも非常な関心を持っておるわけであります先ほど大臣の御答弁の中で悪質な選挙違反は厳重に取り締まる、軽いものはそのつど警告を発し、聞かないものは取り締まるというふうな御答弁がありましたですが、悪質なものは厳重に取り締まるということ、これはもちろんです。それからそのほかの形式的な違反などは、まず警告を発して、聞かなければ取り締まるというそういう方針は、何か捜査当局がそういう方針で自主的におやりになっていらっしゃるわけですか、それとも、大臣からそういう御指示があった……
○小平芳平君 第四分科会における審査の経過を御報告申し上げます。 本分科会は、昭和三十八年度予算三案中、労働、文部、厚生及び自治の各省所管予算を担当し、三月二十五、六の両日にわたり、関係各大臣から説明を聴き、質疑を重ね、慎重に審議を行ないました。以下、質疑のうちおもなるものについて、その概要を申し上げます。 まず、労働省所管についてでありますが、中小企業の労働対策をめぐって、政府は明年度の予算において、これまで閑却されがちだった中小企業の労働施策に相当力を入れた点は一応認めるが、まだ十分とは言えない。中小企業の場合、第一に困る問題は、賃金、福利施設ないし労働管理の面で大企業に比べ条件が悪い……
○小平芳平君 きょう、朝から、北村委員、郡委員の質問の中に、所得倍増計画あるいは経済成長率というような問題が出てきたわけであります。私は、昭和三十八年度予算が成立することによって、国民生活にどのような影響を受けるかという点を中心にいたしまして、所得倍増計画その他の点について初めにお尋ねしたいと思います。
初めに、経済成長の見通しについてですが、一月十八日の閣議決定の実質六%、名目八%というこれが今日の時点においてもそう大きな変動はないとお考えかどうか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 総理大臣にお伺いをしたいのですが、経済成長率というものを何%何%といって、この数年来のように、一〇数%……
○小平芳平君 私は、公明会を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十八年度一般会計予算等三案に対し、反対の討論をするものであります。 以下、反対の理由を簡単に申し上げます。 まず第一に、経済政策についてであります。日本経済が高度成長をとげてきたことは周知の事実であります。しかしながら、この高度成長の過程において、池田内閣のとってきた経済政策には、幾多の失敗があったのであります。昭和三十五年、六年と高度成長が続いたが、三十六年には国際収支の面からまず破たんを来たし、同年秋から引き締め政策をとらざるを得なくなったのであります。三十七年から八年にかけて、ようやく長い調整の過程を経て……
○小平芳平君 三年前に池田内閣が所得倍増計画を発表されまして、それ以来この委員会でも所得倍増計画を中心にしたいろいろの論議が重ねられてきたわけであります。最近特に問題とされていることは、消費者物価の上昇の対策、あるいは中小企業、農業等の低生産部門に対する対策、こういうことが問題になってきているわけであります。また、総理も、本会議で、農業、中小企業、サービス業の近代化については革新的な方策を講ずるとか、特に低生産部門の生産性の向上に努力するとか、このようにお述べになっていらっしゃるわけです。 私が総理にお聞きしたいことは、所得倍増計画がただ失敗であったか成功であったかということをお聞きしている……
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
六月二十六日、村尾重雄君、杉山善太郎君及び瀬谷秀行君が委員を辞任され、その補欠として向井長年君、佐多忠隆君及び久保等君が選任されました。
また、七月二十日、森部隆輔君が委員を辞任され、その補欠として佐野廣君が選任されました。
また、本日、久保勘一君、村山道雄君、佐多忠隆君が委員を辞任され、その補欠として野本品吉君、川野三暁君、杉山善太郎君が選任されました。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。
委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっております。つきましては、直ちにその補……
○委員長(小平芳平君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆さま方の御推挙によりまして委員長の重責をになうことになりましたが、まことに微力でございますので、皆さま方の一そうの御協力を賜わりますようお願いをいたします。
【次の発言】 吉田忠三郎君から、都合により理事を辞任いたしたい旨の申し出がございますが、これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
つきましては、直ちにその補欠互選を行ないたいと存じます。互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の変更について御報告いたします。
去る七月二十三日、野本品吉君、徳永正利君及び川野三暁君が辞任され、重政庸徳君、林田正治君及び村山道雄君が選任されました。
七月二十四日、杉山善太郎君が辞任され、佐多忠隆君が選任されました。
【次の発言】 先般、当委員会が行ないました委員派遣について、派遣委員から報告を願います。
まず、新潟・東北班の御報告を願います。藤野君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
次に、山陰班の御報告を願います。稲浦君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
一月二十三日、温水三郎君が委員を辞任され、その補欠として田中啓一君が選任されました。
また一月二十八日、占部秀男君が委員を辞任され、その補欠として藤田藤太郎君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、昭和三十八年度発生災害のその後の処理状況並びに東京湾等のノリの被害状況等について報告を聴取することといたします。
【次の発言】 次は、畑谷建設省河川局長。
【次の発言】 次は、柴田自治省財政局長。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の変更について御報告いたします。
去る八月十五日、山本利壽君が辞任され、その補欠として村山道雄君が選任されました。
九月十九日、重政庸徳君が辞任され、小林篤一君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する件を議題といたします。
まず、台風二十号による被害状況について説明を願います。警察庁から初めにお願いいたします。
【次の発言】 次に、農林省から御説明願います。
【次の発言】 次に、建設省からお願いいたします。
【次の発言】 最後に、国鉄関係の被害について、運輸省並びに国鉄から御説明願います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の変更について御報告いたします。
本日、佐多忠隆君が委員を辞任され、その補欠として、渡辺勘吉君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査として、東北地方の雪害に関する件を議題といたします。
まず、政府から被害状況を説明願います。警察庁後藤警備第二課長。
【次の発言】 御苦労さまでした。
次は、農林省松野政務次官。
【次の発言】 御苦労さまでした。
次は、建設省三橋道路局次長。
【次の発言】 御苦労さまでした。
ただいまの誤明に対し、御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十月一日、村山道雄君、石原幹市郎君、熊谷太三郎君及び佐多忠隆君が辞任され、その補欠として岡村文四郎君、日高広為君、西田信一君及び北村暢君がそれぞれ選任されました。
本日、久保等君が辞任され、佐多忠隆君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
先般本委員会が行ないました委員派遣について、派遣委員から報告を願います。
まず、北海道班の御報告を願います。西田君。
【次の発言】 ありがとうございます。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の変更について御報告いたします。
去る二月二十五日、米田正文君が委員を辞任され、その補欠として江藤智君が選任されました。
【次の発言】 派遣委員の報告に関する件を議題といたします。
先般当委員会が行ないました東北地方における雪害の実情調査のための委員派遣について、派遣委員から御報告願います。江藤智君。
【次の発言】 ただいまの御報告に対し、御質疑はございませんか。
【次の発言】 ほかに御発言もなければ、派遣委員の報告は、これをもって終了いたします。
【次の発言】 次に、東京湾等のノリの被害に関する件を議題といた……
○委員長(小平芳平君) ただいまから、災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、東北地方の雪害に関する件について御質疑のおありの方は順次御発言願います。
【次の発言】 現在出席しておりますのは、齋藤大蔵政務次官、農林省松野政務次官、農林省中西官房長、間もなく参りますのは、経済企画庁宮澤長官、自治省早川大臣、建設省河野建設大臣、運輸省綾部運輸大臣、総理府野田長官が見えるはずですが、ただいまちょうど衆議院の本会議中でして、本会議のほうに入っておられるそうですから、本会議のほうが終わり次第来ることになっております。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査として、東北地方等の霜害に関する件、九州、四国地方の長雨被害に関する件、新潟、長崎県下の地すべり被告に関する件及び東北地方の地震被害に関する件、以上を議題といたします。
ます、東北地方簿の霜害及び九州、四国地方の長雨被害について御報告願います。中西農林大臣官房長。
【次の発言】 御苦労さまでした。
次に、新潟、長崎県下の地すべり被害について御報告願います。畑谷河川局長。
【次の発言】 御苦労さまでした。
次に中西農林大臣官房長。
【次の発言】 御苦労さまでした。
次に東北地方の地震の被害……
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
五月二十五日、岩間正男君が委員を辞任され、その補欠として佐多忠隆君が選任されました。
五月二十六日、寺尾豊君、江藤智君が委員を辞任され、その補欠として石原幹市郎君、村山道雄君が選任されました。
六月二日、田中啓一君が委員を辞任され、その補欠として北口龍徳君が選任されました。
また本日、森部隆輔君が委員を辞任され、その補欠として野田俊作君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、凍霜害並びに長雨被害等のその後の状況並びに措置について……
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
六月六日町田俊作君が委員を辭任され、その補欠として森部隆輔君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査として、新潟地震に関する件を議題といたします。
まず、赤澤自治大臣から、被害状況等について御説明願います。
【次の発言】 御苦労さまでした。
ただいまの報告に対して御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 次に、河野非常災害対策本部長から、被害状況等について御説明願います。
【次の発言】 御質疑のおありの方は、順次御発言願います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。六月二十三日、佐多忠隆君が委員を辞任され、その補欠として杉山善太郎君が選任されました。また本日、藤田藤太郎君が委員を辞任され、その補欠として瀬谷英行君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査として、新潟地震に関する件を議題といたします。
まず、被害の概況並びに対策等について御説明願います。
【次の発言】 御苦労さまでした。
速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
それでは、御質疑のおありの方は順次御発言願います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
昭和三十九年四月から五月上旬までの長雨等についての天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の適用の特例に関する法律案を議題といたします。
まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。赤城農林大臣。
【次の発言】 本案に対し、質疑のおありの方は、順次、御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
ほかに御発言もなければ、質疑は尽きたものと認めて御異議ございません
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより討論に入ります。
御意見のある方は、……
○小平芳平君 先ほど来の水道局長のお答えにもありましたように、この水の問題に東京都民が脅かされ出したのは、何もきょうやきのう始まったわけじゃないわけです。で、制限給水ですか、給水制限が始まってからももう数年になる。で、去年の三十八年の二月の予算委員会で私が取り上げたときには、そのときにも、やはり去年の場合ですが、それこそもう空前の水飢饉になるのではないかというふうに去年の春はいわれていた。それで去年の夏はことしほど騒がれないで済んだわけですが、ことしはさっきの説明でも二十万世帯、十四万世帯というような断水区域ができている、こういう現状にあるわけですが、そこで、いまの状態というものが最悪の事態で……
○小平芳平君 たいへんに時間をお急ぎのようですから、まとめて御質問いたしますから、まとめて御回答願いたいと思います。 労働大臣の所信表明でも、完全雇用の達成、労働条件の向上ということを目標としておやりになるように掲げられております。ところが、実際には、先ほどの午前中の委員会の論議にもございましたように、中高年齢層の失業者の問題とか、再就職の困難な状況とか、炭鉱離職者その他の地域的失業者の大量失業だとか、いろいろ問題をかかえているわけであります。その上、また、ことしは、はたして経済界が上向いていくかどうか、一部中小企業の大量倒産のような不安もあらわれておりますが、労働大臣としては、こうした完全……
○小平芳平君 前回の委員会で、中高年齢層の失業者の再就職の問題、それから炭鉱離職者の方々の広域職業紹介による再就職の問題等について御質問したのですが、あいにく他の委員会との関係で、少しく結論のないままに終わった点がございますので、初めにこの点についてちょっとお尋ねしたいと思います。 それで、初めに住宅の問題ですが、大臣からも、また、局長さんからも、住宅は追い出すことはない、一年を越しても追い出すことはないし、また、一たん就職した会社をやめた場合でも、そのためにほかへ引っ越せということはない、公営住宅のワクがあって、その公営住宅のワクへおさまるように、配慮してあるから、そういう追い出すという心……
○小平芳平君 入管の方にお伺いしますが、先ほどのお話でも、入管としては、外国人の登録は、相手方の国籍がどらあろうと、そういうことは別に関係のないことであって、事務以外のことだというふうにおっしゃっておられましたのですが、そうすると、日本国の政府のどこかの役所でそういういう相手国の国籍を調べて正確に登録しているようなところがあるかどうか。それから、この法的地位の問題というようなことになった場合に、非常に親の代から日本の国に住んでいて、しかも、日本で教育を受け、日本語を話し、何ら変わりなく生活してきたのだけれども、終戦のときに外国人になったというような場合が多いのですね。ですから、そういうような人……
○小平芳平君 同じく、この資料を見ますと、事故の例がいろいろと出ておりますね。要するに、こういう事故を防いでいくための法律改正じゃないかと思うのですが、そうですか。いろいろと毒物、劇物の取り扱いを間違えたとか、あるいは運搬中ひっくり返ったとか、こういうことばではこの法律は範囲外かもしれませんけれども、こういういろいろな事故があるという資料が出ているのです。それから今度は、こちらのほうの改正点では、先ほど課長さんからも詳しく説明がありましたが、これこれしかじかのこういう改正をするのだというふうにもおっしゃっているのです。こういうふうに実際改正した場合には、そういう業者の人もまた実際の規制を受ける……
○小平芳平君 前回の委員会で私が質問したことに対して御答弁願いたい。
【次の発言】 その河川投入の問題はよくわかりましたが、この「事故の概要」という表がありますね。この「事故の概要」の、こういう事故が起きるから今回の改正が必要なんだという趣旨での御提案だと思うんです。ですから、この事故の中でも、輸送の途中、道路上で自動車が転覆したとか、あるいは農薬を飲んで自殺したとか・そういう点で今回の改正とは直接関係がないというような事故もこの中にあると思うんです。それから、また、今回の改正には直接関係がなくても、たとえば自殺の問題などは、睡眠薬遊びをやらせないような、あるいは販売業者のところで現状において……
○小平芳平君 簡単に一、二点お尋ねしたいのですが、いまの住宅のことですが、母子寮は、いま非常にぶっこわれそうで、まるっきりお話にならない。昼間行っても薄暗いような廊下であるとか、あるいは床が抜けていて、その抜けている床を補修するのに、わざわざつまずくように補修がしてあったり、そういうような非常に悪い母子寮が現にあるのですが、そういう点は、この第二種公営住宅の問題はわかりましたけれども、このことはあとでお尋ねしますが、その前に、現在の母子寮を建て直されるおつもりか、もっとどんどん積極的に建て直して、住みよい母子寮を建設していかれる予定か、それについてお尋ねしたい。
○小平芳平君 この環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律という、この法律の改正案がこの前の国会、昭和三十七年の国会のときにもこの改正案が提案されて、そのときにも私たち問題にしたわけですが、こうした衛生関係の立法の中に、どうしてことさらにこの法律だけ経済的な問題を取り入れてくるか。で、衛生関係は衛生関係だけで規定して、そうして料金なり、あるいは経営の問題は、別に経済立法として考えなきゃならないじゃないかということを主張したわけですが、これについていかがですか。
【次の発言】 今度の改正では、たとえば組合協約に関する交渉の応諾義務とか、あるいは厚生大臣があっせんまたは調停を行なうとか、そうしま……
○小平芳平君 私は公明会を代表いたしまして、主として国内問題で総理並びに関係大臣にお尋ねしたいのでありますが、その前に、すでにここでもうたびたび論議になったことではありますけれども、総理大臣のお考えを若干お伺いしたい点が二、三ありますので、それを先にお伺いしたいのであります。 初めに、日韓会談についてでありますが、けさの新聞では、きょうから閣僚会談が始まるということを報道されておりますが、総理大臣といたしまして、今国会でその問題を最終的に解決なさるというおつもりでかかっていらっしゃるか。また、交渉の妥結の見通し、また、今国会で最終的に結論を出すような見通しをお持ちかどうか。それについてお尋ね……
○小平芳平君 初めにILO八十七号条約の批准について総理にお尋ねします。 本条約の批准は、けさの委員会でもちょっとお話がありましたが、関係国内法の改正案とともに、衆議院の特別委員会で審議中のこともよく承知しております。延長国会の会期も、だんだんに迫ってきている今日、なお参議院へいつ回ってくるか見通しが立たない状況であります。三月の予算委員会の席上で、総理も労働大臣も、衆議院の審議が始まったならば、機会を見て政府の統一見解を発表することにもなろうというふうに答弁されておられましたが、私たちとしましては、衆議院に足場がないのでここでお尋ねするわけですが、総理としていっそのような見解なりあるいは与……
○小平芳平君 初めの「公園、広場、道路、河川、港湾その他の公共の場所を汚さないようにしなければならない。」また、これら公共の場所の管理者は、「その管理する場所の清潔を保つようにつとめなければならない。」こととする、こういう改正が行なわれるわけですが、そこで、こういう法律上の規定をすることによって、いままで以上の予算とか組織とか人員とか、そういうことを考えていらっしゃるわけですか。
【次の発言】 やはりそういうように法律上の責任を持つわけですから、したがって、管理者としては、予算の面でも人員の面でも、それ相応の体制をつくることが第一に必要であって、ただ、管理者はつとめなければならないというだけで……
○小平芳平君 開運。大蔵大臣、いまの鈴木委員の質問に、ただ上げた、上げたというお答えだけなさったのですが、いまの質問、鈴木委員が御指摘したとおりがよろしいのですか、その単価は、木造が幾ら、耐火建築が幾らというふうに。そうして、もしその鈴木委員の指摘したとおりの単価とすれば、木造と耐火建築の場合と、そういうような単価でよろしいわけですか。それを適正に引き上げたというふうにおっしゃったわけです。
○小平芳平君 初めに総理に、佐藤内閣の経済政策について若干お尋ねしたいのであります。この問題はいろいろな面でダブってまいる点もありますけれども、非常に国民全体が注目している問題でもありますので、あまり私としてはダブった面を申し上げませんけれども、ひとつ結論的にはっきりした面をお答え願いたいと思う次第でございます。 池田内閣が高度成長政策、こういう点を非常に看板にされてやったことについて、一方ではひずみを生じた、そこで、池田内閣時代に、すでにもうひずみを是正しようじゃないかということで、政府もその面のひずみ是正ということを打ち出されておられましたが、今回の佐藤内閣の総理大臣の施政方針演説をずっ……
○小平芳平君 予算委員会も、きょうが最終になる見通しでありますので、初めに総理から、今後の政局に臨む基本的な態度について二、三お尋ねしたいのであります。 初めに、今国会で、いろいろ法案あるいは条約の批准が停滞しているように感じられます。たとえば、ILOの条約批准、あるいはその他国民生活に直接関係する大事な法案が停滞しているように感じますが、総理としては、国会に提出してあるから国会自体でよろしく進めたらいいではないかという考え方も一つありますけれども、やはり国会の運営は一人や二人でやっているわけではないのでありますので、多数党の総裁としての、また政府の代表としての総理に、今後のそうした進め方に……
○小平芳平君 身体障害者の雇用促進、それから労働条件等についてお尋ねしたいのですが、この点についてもいろいろ労働省のほうであらかじめ資料をお願いしたり、また、できるかどうかお尋ねしたいこともあるのですが、どうもはっきりした資料についてのお答えもないままにきょうの質問になったわけですが、それで、最後にまたいろいろと資料についてもお願いしたいと思うのですが、まず最初にお尋ねしたいことは、申すまでもなく、高度経済成長をうたい、また、福祉国家をうたって政策を推進してきておる現状でありますから、したがって、身体障害者という一番弱い立場のこういう人たちに対してもいままでの考え以上の新しい政策のあり方という……
○小平芳平君 関連。この制度を変えたということですが、どうして急に制度を変えたのか。鈴木さんが指摘しているように、三月三十一日に予算が通ったとたんに変えたという、そのいろんな考え方のあることも、政府自体が制度を変えたということもいま御説明ありましたが、どうして急に変えたか、その辺の理由を鈴木さんが指摘しているように、金が足りないから変えたということだったら、そういうふうに御答弁願いたい。
【次の発言】 関連。いまの水道の問題ですが、前に東京都で非常に水がなくなって、それこそ空前の水の危機だというようなときが何回かあったわけです。そういうときにも、私はこの委員会でよく厚生大臣、大蔵大臣に質問した……
○小平芳平君 初めに外務大臣に、日本の移住政策について一点だけお尋ねいたしたいのです。 日本のいまの移住政策が非常に無責任な移住政策であったということが、つい最近二、三日前の新聞の夕刊の片すみでありますが、「夢破れ二家族帰る」、「ブラジルから農業移民」という見出しで出ております。このブラジルのプナウ移住地というところに昭和三十四年に十家族で農業移住をした。そのうちの二家族が、何とも募集要綱で内地で聞いていたことと現地の移住地の状況とは違い過ぎる、とてもこれではどうにもならないということで二家族が引き揚げ、それがまだ横浜港に入ったまま船の中にいる、そういうような状況がこの新聞に出ているわけであ……
○小平芳平君 私も、総理府に対して要求しておりませんでしたので、いろいろ申し上げませんけれども、あまりにも、要は政府が災害に対する一貫した対策というものがないので、いつもいつも災害の委員会のたびにいまのようなことが繰り返されている、これが現状ではないかと思うのですが、したがって、当委員会としても、また必ず基本問題についてやっていただきたいと私は念願しておるものです。 一つだけ総理府にお尋ねしますが、現に起きた災害に対してすら、いまのように資料の統一性もないという、こういう現状ですから、したがって――すでに中央防災会議がある。中央防災会議では防災基本計画を立てた。防災基本計画は、防災体制につい……
○小平芳平君 両省の説明を承っておると、結局、調査調査で、実際公害防止までいってないわけです。ですから、公害防止対策予算というよりも、公害防止調査予算みたいな現状にあるわけです。そこで、私がお尋ねしたいことは一つ二つだけにいたしますが、一つは、ばい煙等影響調査費ですね。昭和四十年度には一千百九十一万五千円、大阪、三重(四日市)では、成人、学童四千二百人調査したことになっておりますが、この結果は、いま御報告できますか。
【次の発言】 その二ないし三倍という……。簡単でけっこうですが、四千二百人のうち、どうなったかということを御報告願います。
○小平芳平君 私は、ただいま議題となりました身体障害者福祉法等の一部を改正する法律案の提案の理由について説明申し上げます。 戦後二十年を経て日本の現状を見ると、経済の高度成長や科学の進歩発進により、国民生活は大きく成長したが、その、反面、社会福祉は立ちおくれ、特に身体障害者に対する援護対策は顧みられないままになっているのであります。身体障害者福祉法が昭和二十四年に制定されましたが、当時は占領下という特殊な事情で、軍人軍属等の戦争による戦傷病者に対しては、特別に優遇する道はかたく禁じられていたため、現行の身体障害者の援護対策は不備の点が多いのであります。その後数次にわたる法の改正により、逐次内……
○小平芳平君 私は、労働委員会制度の問題についてあとで御質問したいと思っておりますが、いまの労働委員の給与の問題についてまた同じことが繰り返されるのは委員会の運営上ちょっとどうかと思いますので、特にお許しを得てお聞きしたいわけですが、自民党の亀井委員もいらっしゃるところでちょっと質問しにくいですけれども、いまの給与の問題は労政局長はあまりはっきり言わないし、大臣もあまりはっきりおっしゃらないのですが、結局地方の地労委の場合は、月額で会長が東京は九万円、大阪が七万円、あるいはさっきおっしゃった山梨が二万六千円ですね。ところが、中労委の場合は、さっき局長がおっしゃった四千五百円というのは日額であっ……
○小平芳平君 私は、医療制度について全くのしろうとでありますので、また、お医者さんにもほとんどあまりかかったことがないので、非常に門外漢でありますので、質問も聞きにくいかもしれませんが、若干質問したい点がございますので、御答弁願いたいと思います。 先ほど山崎委員から、医者に行った場合にこういうふうな料金で、どうも不可解だというような質問に対して、局長からは、それは自由診療だから別なんだ、こういう答弁で終わったわけですが、確かに自由診療ならば厚生省で基準をきめるべきものじゃないだろうと思います。けれども、いまここで国民は非常に、先ほど来各委員が御指摘のように、不況下でもあり、物価高でもあり、ま……
○小平芳平君 先ほど来いろいろ御質問がありまして、御答弁の過程で私またお尋ねしたいと思いますことは、第一に、失業保険の被保険者数を昭和三十五年以降くらいでお願いしたいと思います。
【次の発言】 予算上でけっこうだと思いますが、四十年、四十一年についてもおわかりでしたら。
【次の発言】 結局、森委員からもいろいろ御指一摘があった点は、こうした失業保険、特に日雇い労働者並びにその日雇いの失業保険を受ける人たちの労働条件というものが非常に悪い、また、雇用も不安定であるということが、言えるわけです。したがって、経済の成長に件って、経済の成長と雇用問題についても午前中もいろいろお話があったのでありますが……
○小平芳平君 いろいろと藤田委員との閥に質疑応答がありまして、いろいろ明らかにしていただいたわけでありますが、ちょっと私お聞きいたしたい点は、国庫補助を、いままでの厚生省の方針として、療養給付改善をした場合の財源は、四分の三は国庫補助をするから、残りの四分の一は当然料金改定なり、そういうことによってまかないなさいと、また、逆に言えば、保険料を改定をしなければ国庫補助は出せないというようないきさつになっていたのですか。
【次の発言】 ですから、したがって、ここで法律改正になって定率四割がきまっても、実際には四十三年一月一日から、ともかくそれまではこの法律改正によっても四割の国旗補助はもらえないと……
○小平芳平君 午前中もだいぶお話が出ておりました、名古屋市で注射液を間違って予防注射したというこの点について、防疫行政の問題点について若干お尋ねしたいと思います。 初めにお尋ねしたい点は、こうしたワクチンの保管の義務はどのようになっているかということであります。国民は強制的にワクチンの接種をさせられるのです。そうした強制される国民の側から見れば、安全を確保するための十分なる処置があらかじめきめられていなければ、国民の不安は増大し、節一に予防接種を積極的にしようということ自体がなくなってきはしないかということを感ずるわけです。確かにそうした注射液は冷蔵庫に保管されていた、看護婦さんが出す場合は……
○小平芳平君 私がお尋ねしたい点は、重度精薄扶養手当の問題と、それから児童扶養手当法との関係についてお尋ねしたかったわけですが、先ほどの森委員との質疑応答の中に、大臣から今後の基本的なお考えについての御答弁がありましたので、その点は私は了解いたしまして、それで、あと二、三の点を念のためにお尋ねしたいのですが、まず、第一に、私ども部外者であり、また、たいへん不勉強で申しわけないのですが、どうしてこういう児童扶養手当法と重度精神薄弱児扶養手当法という、非常に内容的に同じような性格に感じられるわけですが、先ほども大臣のお答えでは、これは根本的に違うものである、重度精薄のほうは介護手当的なものであり、……
○小平芳平君 私は、お尋ねしたいことは簡単なことですが、先ほどちょっとお尋ねがあったようでしたが、この戦傷病者あるいは戦没者の遺族という方々が、自分は戦傷病者、あるいは自分は戦没者の遺族であるというふうにしていろいろ手続をとっているのですが、やはりその立証の関係が困難な関係かなんかで、いまだにそういう認定を受けられない、もうそれこそ十何年にわたって何回も何回も手続を繰り返しているけれども、いまだに最終結論が出されないというような場面の人にぶつかったことがありますが、実際問題としてそういうような人がどのくらいいらっしゃるものか、あるいは最終的にそういう人を救う道はないものか、そういう点については……
○小平芳平君 この雇用問題が非常に重要な問題であるところから、私たちもいろいろ問題点を持っているわけでありますが、いろいろの関係で時間が非常に少ないそうでありますので、ごく大綱的な、基本的な考え方をお尋ねいたします。また、簡単に御答弁くださってけっこうでありますので、基本的なことをはっきりお答え願いたいと思います。 まず、最初に私がお尋ねしたい点は、雇用対策法をつくる場合は、人間性を中心とした雇用対策法というものを私たちは期待しておりました。この雇用対策法によって労働者の生活内容がどれだけ充実をしていき、どれだけ生活が向上していくか、しかも、産業経済計画の裏づけを持った経済の発展が労働者の生……
○小平芳平君 炭鉱離職者の方々のいろいろな問題点について、すでにもう質疑があったようでありますので、重複を避けまして、私として一点だけお尋ねしたい点は、この事業団の住宅についてですが、事業団住宅と、それから就職後の状況についてですが、非常に今後改正になりましても手当そのものも少ないわけですが、五百七十円では非常に少ないという点もしばしば問題にされてきたようでありますが、さて、今度就職した人は、ある程度職業が安定して、また、生活が安定しておられるかどうかという点について労働省として配慮していらっしゃるかどうか。特に私の聞いた範囲では、非常に低い賃金で、職場環境としても、名古屋の例でありましたが、……
○小平芳平君 初めに景気の問題について、総理に経済問題について御質問したいのであります。 いま景気の問題については、特に不況の克服ということが、これはもう国民の最大の願いであります。政府は公債発行、公共投資の拡大、繰り上げ等々の対策を打ち出しておりますが、はたして景気が回復するかどうかというような点について、国民は非常に不安に思っているわけであります。池田内閣の時代には、昭和三十五年十二月二十七日に所得倍増計画というのを閣議決定しまして、その当時の池田総理は、当予算委員会でも、国民総生産が十二兆六千億にもなっている、これを拡大して年平均成長率九%にもいくんだ、そうして向こう十カ年たてば所得が倍……
○小平芳平君 私は、おもに経済問題についてお尋ねをしたいと思います。
初めに、国債について大蔵大臣に若干お尋ねをしたいと思いますが、国債については、衆参両院の予算委員会においてもいろいろ論議がかわされてきておりますので、重複点は結論的にお答え願えればけっこうだと思いますので、よろしくお願いいたします。
初めに、大蔵大臣は本会議で答弁なさったときに、政府が借金しても国民に資産をお持ち願う、国債というものは政府が借金して国民に資産を持ってもらうことだ、このように答弁されておられましたが、これはどういう趣旨ですか。
【次の発言】 その点は、なぜ国債を発行するかという点については重々御説明を伺って……
○小平芳平君 関連。大蔵大臣、いつも国有財産の管理について用途指定を――売る場合にですね、用途指定を厳格にしてやっていきますということをよく大蔵大臣も言われておると思うのですが、それがいま鈴木さんが言われているように、用途指定をして売り払ったけれども、実際使うのは三分の二である、あと三分の一は変更して積極的にジェトロというものが名のりをあげてきた場合には、積極的に自分も考えてやるみたいにさっき言われましたけれども、そうすると、用途指定というものが何も意味がないようになりませんですか。
○小平芳平君 私は、公明党を代表いたしまして、総理並びに関係大臣に最後の締めくくり総括質問をいたします。 私のお尋ねいたしたい根本は、きょうから始まったこの昭和四十一年度において、国民がどれだけ明るい希望が持てるか、また、当面する内外の多くの問題、不安を克服して安定と成長を期待できるか、こういう点について質問したいわけであります。 初めに、外交について、もう特にきょうは朝から亀田委員の質問に対して、いろいろ総理からも、政府から御答弁があったわけでありますが、私たちといたしまして、政府の外交方針についてもいろいろ意見があり、また、不満も持っているわけであります。要するに、日本の政治のあり方、……
○小平芳平君 いま両委員から御質問のとおりに私もまた思っておるのですが、結局、何もやっていないわけじゃなくて、通産省としても、建設省としても、厚生省としても、農林省としても、やってはおります。やってはおりますが、公害対策の現状というものがなお調査研究の段階であって、実際に公害をどれだけ防止していくかというところに、なかなか進みがたいのが現状であって、調査研究からさらに公害を防止するところまでいっている施設等もありまするけれども、事業等もありますけれども、やはりもう一歩ここで進めなくちゃならないだろうというところから、厚生大臣は先ほど説明なさっていらっしゃるように、公害対策基本法というものが必要……
○小平芳平君 私がお尋ねしたい点は、赤痢やチフスの集団発生についてお尋ねしたいのであります。 最近は、今年に入ってから特に赤痢、チフス等が集団発生して、その発生の状況についてもしばしば報告されております。特に私は、ここでは時間も限られておりますので、私はいまここで一つの観点からお尋ねしたいのですが、それはこのような集団発生の状況についてまずお尋ねしたい点と、それから、特にきょう重点的にお聞きしたい点は、原因を追及していくということが非常に大事ではないかという点を取り上げていきたいと思うのです。たいてい、集団赤痢が発生、そうすると、その原因としては、新聞には、おそらく簡易水道が原因ではなかろう……
○小平芳平君 ただいま御発言のように、たいへんにおそくなっておりますので、私がお尋ねする点は、一つは基本的な問題と、もう一つは労働省の関係の住宅に関する問題ですが、一つは基本的な問題、もう一つは当面の問題というふうにお尋ねしたいのでありますから、根本的な問題については、今回は問題を提起したにとどめて、大臣からまた詳しく別の機会にお尋ねしたいと思いますが、当面する問題については、現に住宅に住んでいる人たちのたいへんに困っている問題がありますので、そういう点についてはできるだけの解決への努力をお願いしたいわけです。 まず一つ、労働者用の住宅をお建てになるということが、どういう意味でお建てになるか……
○小平芳平君 私がお尋ねしたい点は、身体障害者の問題について、初めに基本的な考え方について、政府の特に重点施策いかんについてお尋ねしたい。また、若干の具体的な問題についてもお尋ねしたいわけであります。 で、身体障害者の問題について、昭和四十二年度予算を編成するにあたって、厚生省の基本的な構想としまして、四十二年度の重点施策の中に身体障害者対策を厚生省としてお考えになっていらっしゃるかどうか。まあお聞きするところでは、老人問題は重点施策として取り上げているけれども、身体障害者問題は取り上げていないではないかというふうにもう言われますが、厚生省の基本的な考え方として、四十二年度予算を編成するにあ……
○小平芳平君 大臣に対する質問を、大臣の御都合で、二、三初めに聞きたいと思います。 公害基本法案が提出されたときに、参議院の本会議で総理大臣にも厚生大臣にもお尋ねしたわけですが、十七日に衆議院本会議を修正通過したという新しい今日の段階で、なお、大臣に二、三お尋ねしておきたいことがあるわけであります。 まず、先ほど来、戸田委員あるいは大倉委員からも指摘されておりましたが、「経済の健全な発展との調和」ですね。佐藤総理は、こうして公害を防止することとともに産業の発展が大事であると……。たとえば、四日市のような例を私があげたのに対して、そうした例をあげましても、全部工場をなくして昔のような状態に返……
○小平芳平君 きのう厚生大臣にお尋ねいたしました点でありますが、これは厚生大臣から非常にはっきりと言われた経済の健全な発展と調和の問題ですが、厚生省としては国民の健康保護を第一に考えていく。それでまた、公害の問題については因果関係を明らかにして、まず公害をなくすということを最重点にしてやっていくというふうな概略御答弁を伺ったわけであります。私が申し上げたい点も、大臣がおっしゃる点も大体同じだと思います。といいますのは、経済発展のほうを厚生省は一生懸命やる省でないのであって、また通産省、その他運輸省等は国民の健康の保護を一生懸命やる省でないのであって、これは当然厚生省としては大臣が御答弁くださっ……
○小平芳平君 大臣がお急ぎで、大臣に初めに質問しろという時間の御都合のようでありますので、私は、理容師、美容師の問題についてお尋ねしたいわけですが、まず、理容師、美容師の養成施設がある。それから、養成施設、いわゆる学校を出てから実地訓練をやり、試験を受け、免許をとり、そうして登録をする。こういう場合に、臨時行政調査会ですか、そちらのほうから理容師及び美容師、こうしたものを就業制限を緩和する、それから、資格の付与については規制の緩和をする、それから、登録についてはこれを廃止するというような意見が出されておりますが、厚生省当局としてももちろんいろいろ検討なさっていらっしゃることと思いますし、また、……
○小平芳平君 この雇用促進事業団の非常に大きく占める仕事としまして、やはり離職者用の宿舎の問題で先ほど藤田委員からいろいろ御質疑もあり、大臣からの御答弁もありましたが、この点について私も若干御質問したいと思う次第です。 まず、失業保険特別会計からのお金でこういうような宿舎を建てることについての問題点、そのような問題点については先ほどお話がありましたので、これを省きますけれども、ただ、大臣にお伺いしたい点は、結局建設省の住宅が、先ほどの御説明だと五カ年計画で公営住宅が五十二万戸、こちらのほうの移転宿舎は五万戸、さらに、また、融資を受けて会社の建てるのが六万戸、計十一万戸。ですから、そのほか公庫……
○小平芳平君 いま厚生大臣から、将来に対する、まあ重点的に社会福祉関係を政治の姿勢として推進していくという御答弁がございまして、私たちも心強く思うわけです。ただ、かつてやったような高度経済成長、経済が高度成長すれば、こうした恵まれない人たちも自然に上がってくるんだというような考えではなくて、やはりそこに経済成長とともに、また、社会開発、社会の発展をしていくという。この行き方がいま必要だというように私たちも考えるわけです。ところで、この競馬、競輪、それから競艇等について、柳岡委員からも、また、藤田委員からも指摘がありまして、大臣から御答弁がありましたのですが、まあ佐藤内閣として、経済社会の発展を……
○小平芳平君 ただいま議題となりました身体障害者福祉法等の一部を改正する法律案の提案の理由について説明申し上げます。 わが国の身体障害者に対する援護対策はきわめて不十分であり、特に最近における経済社会のめざましい発展を見るときに、身体障害者対策などは顧みられないままになってきたかの感さえあるのであります。その援護対策として、身体障害者福祉法が昭和二十四年に制定されましたが、当時は占領下という特殊な事情で、軍人、軍属等の戦争による戦傷病者に対しては、特別に優遇する道はかたく禁じられていたため、同法による身体障害者の援護対策はきわめて不備の点が多かったのであります。その後、数次にわたる法の改正に……
○小平芳平君 初めに雇用促進事業団についてですが、前回――今国会でも雇用促進事業団の一部改正が審議されたわけですが、で、労働省としては、この雇用促進事業団に対してどのくらいの重点を置いて今後やっていかれるか。で、その業務によっては、この前私が申し上げたことは、住宅についての建設省の住宅政策との関係についてでありましたが、この事業団そのものが業務を行なっていく上において、いろいろな面で、今回の場合は自営業の支度金制度の問題でありますが、このような制度が政府部内で重なって設けられていくという面が非常に多くなるんじゃないかと思うんですが、この雇用促進事業団自体はどういう面を重点にして今後運営をしてい……
○小平芳平君 いまの御答弁で私が御質問したいこともずっと出ておりますので、ダブっては申し上げませんが、治癒認定をめぐっていろいろと問題が起きているように聞いておりますが、この人たちの中毒患者の方々に対する労働条件、あるいは収入について、こういう点については先ほどの御答弁でよく承知いたしましたが、はたしてこの治癒認定というものをめぐっての問題点、また、現状、そういう点についてはいかがですか。
【次の発言】 したがいまして、その納得のいく、また、医学的な、客観的にこれでだいじょうぶという、そういう納得のいかれるような現状にあるかどうか、この点についてお尋ねをしているわけです。
○小平芳平君 藤原委員から非常に大事な点について質問がありましたが、やはり私も限られた時間でありますので、真剣に私たちは質問をし、また、御答弁もしていただかなくちゃならないと思います。ですから、最初に児童手当について藤原委員から御質問がありましたのに、非常にはっきりしないわけです、御答弁が。で、私もう一度申し上げます。 私のお聞きする観点は、予算委員会等でも、児童手当は昭和四十三年から実現するというような御答弁もあったかと思えば、ちょっと四十三年ではできないというようなことも言われたわけです。ところで、この今回の改正に関連してお尋ねする点は、大蔵大臣も総理大臣も厚生大臣も、現在いろいろな児童……
○小平芳平君 初めに、ケネディラウンドの五年ごしの交渉が妥結しまして、これについて外相から閣議に報告して了承されたと報道されておりますが、これについて外務大臣からその概要等について御報告願いたい。
【次の発言】 いま外務大臣御説明のように、大局的に見れば、また将来を考えれば、決してこれは日本にとって不利なものではない。というよりも、まず喜ぶべき結果であると、その点はそのように思いますが、そこでもって問題になります点を若干御質問いたしたいわけでありますが、一つは、米国が関税を引き下げますと、いわゆる開発途上の国から輸出する綿製品や雑貨などに日本製品が押される、競合した場合に日本製品のほうが不利に……
○小平芳平君 関連。総理大臣に伺いますが、鈴木厚生大臣のころから、児童手当は四十三年を目途に検討を進めるということは、もうしばしば答弁も発言もありましたように私は記憶をしておりますが、そこでまた、衆議院の予算委員会で、先ほど総理が読み上げられましたんですが、確かに鈴木前厚生大臣は四十三年ということも言ったし、また、総理も、そのときの御答弁では、四十三年を目途に各方面で検討をしている最中であるというふうに答えられまして、そのあと、四十三年から始めるという重大な総理の発言がありまして云々ということに対しても、別にそのとき否定もなさらなかったわけです。ですから、聞いている人たちは、なるほどいよいよ四……
○小平芳平君 朝からの委員会でありまするし、またたいへんに時間もおそくなりましたので、端的にお尋ねいたしたいと思いますので、御答弁のほうも端的にお答え願いたいと思う次第です。 まず、先ほど武内委員からも白井委員からも御質問のあった中央防災会議、また災害対策本部の問題ですけれども、これは二十八日の災害に、九月五日になってやっと対策本部がきまったと、で、防災会議を九月五日になってやっと開かれたというようなですね、まあのんびりしているといいますか、のろまといいますか、防災の意味にならないと思うのですね。ですから、いままでもこうした災害は何回か経験したことではあるし、また対策本部を設置したことも、も……
○小平芳平君 災害のつど、個人災害の問題について、政府はどう対処をするかという点についていろいろ論議されてきたわけでありますが、この前の委員会のとき、私はその点については総理府に対しての御質問はしなかったわけでありますが、大体県やあるいは市で見舞金を出した場合どうするかというようなことをお尋ねして終わったわけでありますが、これは新潟、山形地方の災害にしましても、結局農家の方が多い。その農家の方がお金を借りても、実際利息も払えないような現状にあるわけですが、それで個人災害に対してどのようにお考えか、これについてまずお伺いしたい。
【次の発言】 貸し付け金のほうは、これは限度額を引き上げてくださっ……
○小平芳平君 柳岡委員から指摘がありますように、まあ概算要求の段階ですから、そうこまかい政策的なことは御答弁願うのは無理かもしれませんけれども、要はこれから大蔵省と折衝の段階でも、これ以上に地域が拡大されるとか、これ以上に予算がふえるということはあまりないわけですね。ですから、いまここでもってどういう姿勢で取り組んでいくかということが非常に大事な問題だと思うのです。で、これも柳岡委員のおっしゃっているように、公害対策会議なり、あるいは公害対策審議会、これはいつお持ちになる予定か、これはいかがですか。
【次の発言】 こういう問題がその会議にかかるべき問題かどうか、ちょっとまあ私もよくわかりません……
○小平芳平君 今回の臨時特例法案については、すでに社会党の各委員の方といろいろ質疑応答がかわされておりますので、私としまして重複する点は避けてまいりますが、初めに基本的な問題、また、財政問題について、重複する点は御答弁はけっこうでありますが、特に国民の立場として、医療を受ける者の立場として重要な点について初めに若干お尋ねしたいわけであります。 今回の臨時国会に、前国会で審議未了で廃案になったものをすぐまた提案をしというような点については、私も前の質問者と同じ考えでありますが、その点については省略いたしまして、一つだけ厚生大臣にお尋ねいたしますことは、特別国会の終わり、あるいは、また、この臨時……
○小平芳平君 その違う点は、今回の特例法は赤字対策である、これはもう総理もおっしゃっておる。ところで、この赤字はどこからくる赤字かといえば、医療制度の欠陥からくる赤字ということがたくさん考えられる。とともに、また、これは審議会の答申でもいっているように、政府の過去の無為無策からくる赤字、それも考えられる。したがって、そうした赤字対策を、確かに国庫からもお金を出します、確かに国庫からお金は出しますが、この際、保険料率を上げて大衆の負担をふやし、特にまた、いまおっしゃっている意味は、患者に対して入院料、初診料の値上げ、特に薬代の二部を負担してもらうという、これはいままでにない制度を新しくつくること……
○小平芳平君 委員長。
【次の発言】 関連。資料をよく見ると言いましても、いま矢追委員が言っているように、きのうから要求していた問題でもあるし、また、こうした百万円、二百万円の違いで、ちょうど並行して二社がだんだん下げていくと、九回が九回とも並行してだんだん下げている、これははっきりしているんですから、なんだったらあるいはこれごらんになって答弁してくだすったらいかがでしょうか。こんな簡単な資料をそんな何日もかかって見なければ答弁できないような資料ではないだろうと私たちはしろうとながら思いますので、ただ資料を見て考えますというだけでは、議事進行上困ると思いますが、いかがでしょう。
○小平芳平君 まず、総理にお伺いしたいのでありますが、今回の補正予算が二千五百二十五億という史上空前の補正といわれておりますが、しかし既定経費の増額がほとんどであって、ここにすでに硬直化が目立っているわけであります。で、こうした硬直化の原因について、しばしばここでも論議されてきましたが、その最大の原因は、政府の予算編成時に圧力団体やあるいは人気とりの総花主義とか、官庁間のなわ張り争いとか、こういうことが原因になって、こうした放漫財政を続けてきたために、多額の赤字国債を発行するようになって、これが硬直化の最大の原因ではないか、このように考えますが、いかがでございますか。
○小平芳平君 長官の御趣旨はよくわかりましたですが、一局削減で、将来観光事業自体もっと伸ばす方向だという長官の説明があるわけですけれども、しかし、現実問題として局が部になるわけですね。それは将来大きな観光行政の一本化ということになれば、そうなれば確かにいま局が部になってもそれは一時的なことで、将来の一本化という線が、ほんとうにいま長官が答弁されたように進められていけば、大きな収穫だと思うんです。そこで観光局長としては、その見通しですね。特に一本化する場合に何省のどういうものが最も適当であると思われるか、これは行政管理庁のほうからも、政府委員でけっこうですが、御答弁願いたいと思います。
○小平芳平君 初めに伺いますことは、都市再開発法案がまだ成立していないのに、都市再開発法案の一部改正ということで向こうの都市計画法施行法案の中に盛り込まれている。こういうことは、たまに前例があるそうですけれども、非常におかしいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 その遺憾なことだと言われますけれども、これが両方とも一緒に同じように成立すればいいですけれども、それが成立しない場合にはまるっきり何を審議したか意味がないことになるわけですよ。ですから、こういうことは、都市計画――大体都市関係の法案かたくさんあって、しかもほかの省からもそれに関連するような法案が出てきている。まず法律がたくさんあ……
○小平芳平君 私は前回も質問をして、また今回質問を続けさせていただきますが、私はこの業界にしろうとなものですから、この前のようにいろいろな説明をされるとわからなくなってくる。ですから、率直に質問したことに答えていただきたい。これをまずお願いしておきます。 私はこの事業には全然しろうとで、何らタッチしておるわけではないのでありますが、昭和三十六年に市街地改造法が国会を通過するときに、私も建設委員で審議に当たり、それで国民大多数の待望するところであるというふうに賛成討論をしているわけです。それが七年過ぎた今日、これだけ私たちが待望するところと賛成してできたこの市街地改造法を、建設省として一体この……
○小平芳平君 厚生大臣、いまのこの被害老救済基金、それからまた紛争処理の問題ですが、厚生省としてはもう四十三年度予算要求のときに具体案を立てたわけですね。それでもうこの参議院の産業公害及び交通対策特別委員会――当委員会でそのときの坊厚生大臣また政府側が具体的に説明しているわけです。これはもうその企業に八分の五を持たせる、それでその八分の五持てといっても、中小企業をどうするかとか、そういうような具体的な質問に対して答弁をしているのです。それにもかかわらず、結局、新聞記事で見れば予算折衝の過程で大蔵省に削られたと、こういうわけでしょう。ですから、もしそうだとすれば、いま大臣が答弁なさったように早急……
○小平芳平君 きょう私が初めに御質問しますことは、自動車の教習所についての問題であります。
普通、文部省で学校という場合は、いろいろ文部省のほうで学校に対するいろんな意味での指導なり監督がなされていると思うんですが、文部省のほうではこの自動車教習所に対してはどういうような面を指導しておられますか。
【次の発言】 概括的に言うと、そういうことになると思いますが、いま振興課長さんの御説明で、自動車教習所の場合は、道路交通法の関係もあるので、そちらのほうの省から指導がなされているだろうと言われますが、いかがでしょうか、警察庁のほうは。
【次の発言】 実際は、指導員、それから検定員というのもあるので……
○小平芳平君 いまの御質問とそれからお答えで私は特にまた新しく問題にするようなこともないわけでございますけれども、最初の労働大臣の提案説明では、駐留軍関係離職者が今後ともなお相当数発生するものと予想されるというふうに説明をなさっておられるわけですが、防衛施設庁長官は特に相当数発生するようなふうには考えておらないように答弁されたわけですが、ここでもって、労働省の考えは、ベトナム和平の動き、あるいは先ほど言われたドル防衛、あるいは日本の国自体も財政の引き締め基調、そういうことを考慮に入れた上で相当数発生すると言われるのか、あるいは、そうした米国内の問題が発生する以前にこれを想定されたものか、その点……
○小平芳平君 ただいま議題となりました最低賃金法案につき 提案者を代表いたしまして、提案理由並びに内容の概要を御説明申し上げます。 申すまでもなく、国家が強制力をもって賃金の最低限を規定する労働者保護の立法、すなわち最低賃金制は、近代国家に不可欠の制度であります。ゆえに、ILO二十六号条約、最低賃金決定制度の設立に関する条約は、一九二八年のILO総会で採択されて以来、七十三カ国が批准を終了しております。わが国は先進工業国として大きな躍進を遂げながらいまだにこれが批准されないのは、政府の労働政策の重大な欠陥と言わざるを得ません。近代産業国家においては、いかなる労働者に対しても、労働者の最低生活……
○小平芳平君 専門家の大橋先生からいろいろ質問がありましたので、私のお尋ねする点はごく大まかな問題であります。
まず、現在、大学で、この研修制度が発端となって、卒業試験を拒否している、あるいは国家試験を拒否している、卒業はしたけれども試験は拒否している、こういう人たちがどのくらいあるか、一番新しい現状について御説明を願いたい。
【次の発言】 それで、先ほど御指摘があったように、医師の不足が現状であって、優秀なお医者さんがもっともっとどんどん輩出してもらわなければ国民医療の面から重大な問題になるという現状にあるときに、こうした授業も放棄する、あるいは国家試験も資格はあるけどれも受けない、こうい……
○小平芳平君 この清掃施設整備緊急措置法案でありますが、前に五カ年計画でやってきたわけですが、この五カ年計画をやったときの生活環境施設整備緊急措置法は廃止して、新しい五カ年計画で昭和四十二年から出発するというわけであります。ところが、一年ずれているわけですね。もうすでに四十三年である。したがって、この前の五カ年計画の成果はどういう成果をあげてこられたか。それを出発点として基本として新しい五カ年計画を立てられたと思いますが、一年ちょっとずれた点で御説明もしにくいかと思いますが、この際基本的なあり方についてお尋ねしたい。
【次の発言】 計画についてはいま御説明がありましたが、最初の五カ年計画と今度……
○小平芳平君 いま藤田先生からいろいろ御質問がありましたので、私のほうでもダブって御質問いたしませんので、また、御回答も、ダブって御回答はしてくださらなくてけっこうだと思います。 いま御質問のあった、最低賃金をきめる場合に、労働者の生計費、類似の労働者の賃金、通常の事業の賃金支払能力、こういうものが賃金決定の要素になるということであります。それで、事業の賃金支払能力というものは必要ないではないかということに対して、それはILOのこれこれという答弁があったわけですが、私も必要ないと思うんですが、それでなおかつ必要であるという御意見でしたが、地方で十六条の決定をされたものがありますですね。たとえ……
○小平芳平君 ただいま議題となりました児童手当法案につき、提案者を代表いたしまして提案理由並びに内容の概要を御説明申し上げます。 この児童手当法案は、国が児童について児童手当を支給することにより、児童の福祉を増進することを目的としております。児童の福祉を増進して、次代の社会をになう児童の心身ともに健全な成長を期することは、両親の責任であるとともに、また社会の重大な責任であります。すなわち、児童の扶養義務は、まずその両親にあることは永久に変わりませんが、ますます複雑化する近代社会においては、ただ両親にまかせておいただけでは児童福祉を完全に守っていくことは困難であります。ゆえに、一九五九年の国連……
○小平芳平君 あとで私質問させていただくことになっておりますが、ちょっと同じ問題ですから関連で。 いまの田中委員から指摘されているように、この国立療養所の広い土地を結局処分して建物を建てようというわけでしょう。いま名古屋市昭和区の梅森光風園というのがありますね。これは七階建てのりっぱなビルができておりますが、これはビルまでできるくらいですから相当前だと思うのですね。ちょっと私も記憶がないんですが、何年か前ですよ。ですから、それはいつ大蔵省へ移管したか、それを受け継いだ大蔵省はいつそれをどういう名目で売られたか、その点御答弁願いたい。
○小平芳平君 初めに、名古屋市西区押切町二の十八出口辰己君という人が六月五日に名古屋拘置所から出てきてすぐなくなったわけですが、まあ家族は拘置所の中で死んだんではないかということを言っているわけですが、法務省のほうからいただいた資料だと、タクシーの中で死んだというふうに警察からも報告があったと言われております。それで、拘置所の中のことについてはあらためてまたお尋ねすることにしまして、初めに、警察のほうにこの三日の日に連行されたわけですが、そうして本人の病気は解剖の結果はすい臓壊死となっておりますが、これはもう何年も前からすい臓が腐ってきていて、それで突発的に死んだので、脳溢血とか心臓麻痺とかと……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして一言ごあいさつ申し上げます。
このたび私、法務委員長に選任されました。微力ではございますが、練達たんのうな委員各位の御指導、御協力をいただきまして、円満なる当委員会の運営を行ないたいと存じます。何ぶんよろしくお願いいたします。
簡単ではございますが、これでごあいさつといたします。(拍手)
なお、北條前委員長より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
昨五月二十二日、鈴木万平君が委員を辞任され、その補欠として北畠教真君が委員に選任されました。
○小平芳平君 関連。いまの運輸大臣の御答弁で、研究をさらに進めている、この点は長野県の松代でずいぶん長い間にわたって非常に不安な思いをしたわけですが、そのときに、もっと予算があれば、より正確な予報ができるのだというようなことを聞いたこともありましたが、そういう点はどうかということ。 それから建設大臣に。一番不安なのはやはり住宅問題だと思うので、さしあたっていま大臣からは道路の復旧についてのお話がございましたが、住宅の復旧について、特にいますぐ耐震性の住宅をすべて建築するというわけにもまいらないかと思いますので、木造の場合だったらこういうようにすることがこういう効果があるということは、すでにこ……
○小平芳平君 関連。初め総理と運輸大臣からこの問題についての御答弁があったときに、総理は、日本通運というのは戦争中にできた統合された国策会社である、そういうことがいま頭の中にあって、今日の新しい姿を認識してかからなければならないような意味のことを総理は言われましたが、運輸大臣はまた誤解を受けるような事件が起きたとか、誤解を受けるような事業に手を出したとか、誤解を受けるようなというふうな答弁をしておられたわけです。けれども、ずっといま何時間にもわたる質疑応答を通じて、はたして総理が言うような戦争中の統合のその姿が現在の日通の姿、つまり新免業者の株を買い占めた、勧告をされて八年にもなるけれども、そ……
○小平芳平君 私は公明党を代表して、ただいま議題となっております昭和四十三年度暫定予算三案に反対の討論をいたすものであります。 本予算案の年度内不成立の発端は、倉石発言に対する総理の憲法姿勢の明確を欠いたことが最大の原因であります。国会空転の責任を明らかにせず、暫定予算にすりかえるということは、国民をしてますます政治不信を増大させることになるではありませんか。総理は、この責任を国民の前に明らかにする意思があるならば、内閣の総辞職をすべきであります。しかも、従来の暫定予算編成の過程とは、全く異なっているのであります。過去五回の場合は、終戦直後の占領下とか、あるいは衆議院の解散等によるものであり……
○小平芳平君 私は、初めに経済問題についてお尋ねをいたしますが、私がおもに質問いたしますことは、住宅、社会保障等でありますので、経済関係についても国民大衆の生活に特にこういう影響がある、こういう関係があるというような点について結論的にお述べ願えれば幸いだと思います。 初めに、宮澤長官から、経済社会発展計画は、去年は盛んにこのことについて言われましたが、ことしはだいぶ統計の上で数字も食い違ってきてもおりますが、また、政府としても積極的にこれをおっしゃらないようですが、これは練り直すおつもりなのか、続けていくおつもりなのか、いかがですか。
○小平芳平君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっております昭和四十三年度一般会計予算三案に対して、反対の意見を述べるものであります。 まず反対の第一は、予算の規模についてでありますが、政府は四十三年度予算編成方針では、抑制型予算を宣伝し、対前年度予算の伸び率、政府財貨サービスの伸び率、ともに経済成長率を下回るために抑制型予算と自画自賛しておりますが、国立療養所の経費や公共事業の繰り延べ分を調整した実質規模は一八%と、まことに高率であります。まさに景気刺激型であり、財政は景気調整機能を放棄し、そのしわ寄せはあげて金融政策に背負わされているのであります。一月の公定歩合の再引き上げはこのこ……
○小平芳平君 大臣の御都合もございますので、私もひとつごく概略だけの質問なんですけれども、一つは、先ほど来お話がありました公害病の認定ですが、イタイイタイ病は、大臣はじめ厚生省の認定を得まして、公害に関する救済、あるいは一方進んだ公害防止の上に大きな一つの時期を画したと思います。たいへん幼稚な質問ですけれども、そうした公害病として厚生省が認定する上に、一つは、先ほど来お話のような、科学技術庁ではどのような研究をして、どういう結論である、通産省がどういう研究をしている、そういうことはおかしいのであって、やはり、公害であるかないかという因果関係の究明というものは、これは純粋な学問的な問題であると思……
○小平芳平君 厚生大臣が四日市に行かれましたときに公害病患者の方をお見舞してくださったということで、そのときに厚生省としては公害対策として、いま四日市の公害病患者の方々が一番困っている問題は生活補償の問題、で、医療については市当局が予算を計上して、とにかく入院もし、また通院もしていらっしゃる数百人の方が現に公害病患者という指定を受けてやっているわけですが、しかし、この人たちの中には、入院はしているけれども、それじゃ生活ができないわけです。そこで夜は病院で治療を受け、昼間は働きに行くというような現状なんです。そこで大臣に訴えましたところ、大臣が、一つには苦情処理制度は必ず次の国会で整備するように……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつ申し上げます。私、前回に引き続きまして委員長に選任されました。微力でございますが、皆さまの御協力をいただきまして、円満な委員会の運営を行ないたいと存じます。よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
去る八月五日、小林武治君、鍋島直紹君、重宗雄三君、熊谷太三郎君、青田源太郎君が委員を辞任され、その補欠として宮崎正雄君、鬼丸勝之君、林田悠紀夫君、上田稔君、山本敬三郎君が委員に選任されました。
【次の発言】 理事の互選を行ないます。
本委員会の理事は四名でござい……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
昨日、井野碩哉君、田中茂穂君及び二宮文造君が委員を辞任され、その補欠として北畠教真君、長屋茂君及び黒柳明君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査として、検察行政の運営に関する件を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言願います。
【次の発言】 ただいまの点については、理事会で相談いたしたいと思います。
【次の発言】 ほかに御発言もなければ、本件につきましては本日はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時三分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨八月七日、迫水久常君、山田徹一君及び大倉精一君が委員を辞任され、その補欠として高橋雄之助君、黒柳明君及び瀬谷英行君が委員に選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を行ないます。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 本件の調査は本日はこの程度にいたします。
【次の発言】 次に、請願の審査を行ないます。
本日、当委員会に付託されました第三二号刑法の一部(姦淫罪)改正に関する請願外一件の……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
本日、黒柳君が委員を辞任され、その補欠として山田徹一君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠互選についておはかりいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、その補欠互選を行ないたいと存じます。
互選は、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、理事に山田徹一君を指名いたします。
【次の発言】 派遣委員の報告に関する件を議題といたします。
先日当委員会が行ないました、最近に……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に宮崎正雄君を指名いたします。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。
本委員会といたしましては、今期国会開会中、検察及び裁判の運営等に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を、本院規則第七十四条の三により、議長に提出いたしたいと存じますが、御異……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る十一日、熊谷太三郎君が委員を辞任され、その補欠として安井謙君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ほかに御発言もなければ、本件につきましては、本日はこの程度にとどめます。午後三時まで休憩いたします。
午後零時三分休憩
【次の発言】 ただいまから委員会を再開いたします。
この際、西郷法務大臣及び小澤政務次官から発言を求められております。これを許します。西郷法務大臣。
○小平芳平君 時間の関係で、二、三問しかできませんので……。
先ほど長官から、交通安全基本法案は近く提案するということでしたが、これはいつ国会に提出されますか、見通しとしては。
それからもう一つは、これは基本法ですので、やはり公害基本法の場合もそうでしたが、実施法といいますか、それを具体化した法案は、どの程度準備するつもりか。
以上二点につきまして。
【次の発言】 長官の所信表明では、「交通安全対策基本法を立案中であります。現在のところ、いまだ関係省庁間において意見が調整されていたい点が二、三残っております」というふうになっておりますが、それらの二、三の意見調整もすでに終わったということ……
○小平芳平君 いまの大臣の御熱意ですね。お聞きしておりますと、これは情報だけは確かにすみやかに収集できると。けれども、建設省のまあ現場の人が交通規制をできるというわけにいかないでしょう。あの大雪の日でも、警察官が一人で、この坂おりちゃいけないと言えば、それはどの車もおりれないですわねえ。それを建設省の人が、この坂おりちゃいけないとか、ここから上がっちゃいけないということは言えないわけでしょう。したがって、それほどの建設省の熱意というものが実際の効果をあげるかどうか、ほんとにそれが効果をあげるためには、やはり総理府なりあるいは警察庁なり、そういう方面と協力の上でやらないと実際の効果が出ないんじゃ……
○小平芳平君 療術につきまして保険で見てもらいたいという御趣旨の発言が、松倉さんからも小安さんからもあるわけですが、その実情については、まずお医者さんの側からはこの病気そのものがむずかしい病気であって、おそらく二人の博士がごらんになれば治癒にするかしないかさえも必ず意見が違うだろうとおっしゃるようなむずかしい症状、むずかしい病気だとわれわれしろうとながら思うわけです。そういうむずかしい病気で、しかも現に患者の方がどのように苦しい思いをしていらっしゃるか、病気そのものも苦しいし、また生活的にも困難におちいって非常な苦しみの中にいらっしゃるということはるるいま御説明があったのです。それに対して政府……
○小平芳平君 私は、提案者を代表し、ただいま議題となっております公害関係の三法案について、提案の理由を御説明申し上げます。 まず、「公害に係る健康上の被害に関する法律案」について申し上げます。 公害対策の要諦は、公害の発生を未然に防止することにあります。事前防止対策を完全に講ずるならば、公害病の発生もあり得ないのであります。しかし、政府がいままでとってきた公害対策は、経済発展を優先してきたために、事前防止策が立ちおくれ、不幸にして多数の公害病患者を発生せしむるに至ったのであります。すなわち、熊本県水俣、新潟県阿賀野川における有機水銀中毒病、富山におけるイタイイタイ病など、工場排水等が原因と……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
調査承認要求に関する件を議題といたします。
本委員会といたしましては、今期国会開会中、検察及び裁判の運営等に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を、本院規則第七十四条の三により、議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め。さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十一分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る一月二十九日、安井謙君及び鬼丸勝之君が委員を辞任され、その補欠として久次米健太郎君及び河口陽一君が、また、同月三十日、安田隆明君が委員を辞任され、その補欠として沢田一精君が、二月一日、近藤英一郎君が委員を辞任され、その補欠として安田隆明君が、また月十三日、沢田一精君が委員を辞任され、その補欠として堀本宜実君が、二月十八日、宮崎正雄君が委員を辞任され、その補欠として斎藤昇君が、それぞれ選任されました。また二月十九日、斎藤昇が委員を辞任されました。また二十日、安田隆明君が委員を辞任され、……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る十一日、林田悠紀夫君が委員を辞任され、その補欠として重宗雄三君が選任されました。
【次の発言】 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案及び犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案を便宜一括して議題といたします。
まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。西郷法務大臣。
【次の発言】 以上で説明は終了いたしました。
【次の発言】 まず、犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案について質疑を行ないます。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案及び犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案を便宜一括して議題といたします。
まず、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に対し御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 次に、犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案に対し、御質疑のおありの方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、二案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それではこれより討論に入ります。
まず、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
まず、警察庁刑事局長から、このたび犯人の逮捕をみた連続射殺事件について、その概要の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に対する質疑は本日はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時四十分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る九日、重宗雄三君が委員を辞任され、その補欠として和田鶴一君が選任されました。
また、昨十四日、占部秀男君が委員を辞任され、その補欠として松本英一君が選任されました。
【次の発言】 訴訟費用臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。西郷法務大臣。
【次の発言】 次に、この際、本案に対する衆議院における修正点について、修正案提出者衆議院議員大村襄治君から説明を聴取いたします。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る十六日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として占部秀男君が委員に選任されました。
【次の発言】 訴訟費用臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ほかに御発言もなければ、本案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめます。
本日は、これにて散会いたします。
午前十一時四十八分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る四月二十三日、秋山長造君が委員を辞任され、その補欠として成瀬幡治君が選任され、また、五月六日、和田鶴一君が委員を辞任され、その補欠として亀井善彰君が選任されました。また、本日、亀井善彰君が委員を辞任され、重宗雄三君が選任されました。
【次の発言】 訴訟費用臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い、理事が一名欠員になっておりますので、その補欠選任を行ないたいと存じます。選任につきましては、先例により委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に後藤義隆君を指名いたします。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 交通局長にちょっと一つお尋ねしますが、信号機をさえぎって見えなくするということは、これは何らかの違反行為の罪になると思うのですが、実際最近は街路樹で信号機が見えにくいところができてくると思うのです。それからもう一つ、街路樹ならともかく、今度は個人の庭木が道路へすっと出てきちゃって、それで信号機が見えなくなっちゃう。それは都内の荻窪の例ですけれども、……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十一日、大森創造君が委員を辞任され、その補欠として藤原道子君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に対する質疑は本日はこの程度にとどめます。
【次の発言】 この際、参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。
検察及び裁判の運営等に関する調査のうち、売春防止対策に関する件につき、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございません……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る十七日、藤原道子君が委員を辞任され、その補欠として大森創造君が選任されました。
また、昨二十五日、成瀬幡治君が委員を辞任され、その補欠として藤原道子君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
本日は、本調査のため、参考人として、全国婦人保護施設連合会事務局長山田弥平治氏、東京都婦人相談所長鈴木金作氏、及び東京都婦人相談担当職員兼松佐知子氏、以上三名の方に御出席をいただいております。
この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。参……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る六月二十七日、藤原道子君が委員を辞任され、その補欠として成瀬幡治君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 矯正局長にお尋ねしますが、この刑務所が市の中心部から郊外へよく移転しております。非常に都市計画等においては大きなプラスになっていると思うんですが、また職員のほうは、非常に遠距離になって、通勤・通学等に非常に不便なところもあるようです。
で、具体的に私一つ取り上げますのは静岡刑……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い、理事が一名欠員になっておりますので、この際、その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に山田徹一君を指名いたします。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。
今期国会におきましても、従来の例により、検察及び裁判の運営に関する調査を行なうことといたしまして、その旨の調査承認要求書を議長に提出いた……
○小平芳平君 私は、初めに厚生大臣に、生命と健康を守る政府の責任者の厚生大臣に二、三のお尋ねをいたしますが、初めに上水道の問題について具体的な問題点を一、二あげてお尋ねいたします。 けさの新聞では、島根で全国水道研究発表会というものが持たれている。この研究会では、水道管から亜鉛が検出されているという、 この島根県のほうで発表されるものとしては、五十倍という、水道法の基準の一PPMの五十倍の五〇PPM、あるいは二二・四PPM、あるいは三三PPMというものが検出されているということが発表される、ということが報道されております。そうしてこのいろいろな各方面の意見をずっと述べておられますが、五、六P……
○小平芳平君 厚生大臣は公害に対して非常に積極的な姿勢のようにいまお話をなすっておられますけれども、今回厚生省が発表されたカドミウム環境汚染要観察地域に関する云々というこの結論は、公害対策が非常に後退したのじゃないかということを各新聞とも一斉に取り上げておりますし、また大多数の国民が非常に不安に思っております。したがって、暫定基準で玄米で〇・四PPMであったのが、それがなぜ一PPMでよろしいのだというようなことを現段階で発表されたか、その点についてひとつ簡単でけっこうですから、お答え願いたい。
【次の発言】 私は初めから誤解していると言われますけれども、いま大臣のお述べになったことは事務当局か……
○小平芳平君 総務長官にお尋ねしますが、この田子の浦港の問題は六月十八日の本委員会で質問したわけですが、要するに、政府委員の御答弁はいままでの御答弁と同じで、水質基準を早急にきめますとかあるいは指定水域になっていないので行政指導もから振りに終わったとか、こういう政府委員の御答弁しかなかったわけです。で、そういうところに企画庁長官なり通産大臣なりが出てこられてそして責任ある御答弁をし、また対策を立てられていけばこんなにせっぱ詰まるまでいかないうちに何らかの方法が立てられたんではなかろうか。しかし、山中長官が公害担当大臣になられてこういうふうに御出席いただけることを私たちは非常に大きな前進であると……
○小平芳平君 次官が長々と読み上げられましたですけれどもね、要するに、小林教授の言っていることがわからない、わからないと言いますけれども、何がわからないのですか。その尿から排出されるカドミウムの量から厚生省は逆算したわけでしょう、結局。尿から排出される量が厚生省の言う量と、小林教授の言う量と違う、それだけのことじゃないですか。そうしてですよ、排出される量がたとえば、一日にどれだけのものを食べたら、一日どれだけのものを食べたからどれだけのカドミウムが排出されて、どれだけが蓄積されるかということが問題なんでしょう、結局。その場合に、厚生省の計算はただ一日の食べた量と、尿の検査しかしていないんですよ……
○小平芳平君 私は、きょうこの水質の問題をずっと質問する予定なのですが、ちょっと衆議院との関係でまだ政府の方がそろっていらっしゃらないようですので、先に農林省にお尋ねをいたします。 農林省にお尋ねしたい点は、港には危険物が非常に多いと、化学産業が発達して劇薬物や爆発物の取り扱いは増加するばかり、非常に危険物ラッシュの状態にある。それで、いまここで私が農林省にお尋ねする点は、輸入穀物等を検疫のために薫蒸をする。このときに、現在はメチルブロマイドというのを使っている。そのために、検疫ですからいろいろな虫、要するにばい菌、そういうものを完全に殺すということがまあ前提条件のようですが、そのために、危……
○小平芳平君 私は、長野県の諏訪湖の汚濁防止対策につきまして、これに関係しまして、一つは政治姿勢の問題、第二には周辺の中小企業の対策について、第三には同様な全国の湖沼の汚濁防止対策、こういうような点についてお尋ねを最初にいたしたいと思います。 初めに、自治大臣においでいただきましたので、自治大臣にお尋ねいたしたいことは、公害につきまして、県や市が資料を持っているけれども、なかなか発表しないこと、そしていよいよ新聞に出たりして、周辺の住民がいろいろ苦状を言い出して、どうにもこうにもならなくなってから、ようやく資料を発表するというようなケースが多かったわけです。この諏訪湖周辺の問題としましては、……
○小平芳平君 私は、きょうの委員会では産業公害以外のものもありますが、健康被害の対策について質問したい、このように思っております。
初めに、種痘など十二種類の予防接種の後遺症に対して国が補償するということで七月三十一日閣議了解があったというふうに報道されておりますが、その内容について御説明願いたい。
【次の発言】 年齢別の金額を述べてください。
【次の発言】 なかなか全部答えられないからこちらから言いますが、その一時金の場合、十八歳以上一級三百三十万、二級二百四十万、三級百六十万。十八歳未満一級二百七十万、二級二百万、三級百三十万、これでよろしいですか。
○小平芳平君 総理府にお尋ねいたしますが、公害紛争処理法案についてお尋ねしますが、これだけの大事な法案の質疑の時間が私は二十分と限られておりますので、ごく概要だけ御答弁願いたいと思います。 初めに、この第十条、「中央委員会に、」「専門調査員」「を置くことができる。」というふうになっておりますが、この中央委員会に置かれる専門調査員は、どういう性格のものであるか。そうして、地方には置かないかどうか。 それから中央委員会の委員の方も、専門調査員の方も、いずれも公害に対する専門家が委嘱されることと思いますが、その性格についてお尋ねしたい。 それから専門調査員は、要するに、諮問に答えるだけなのか、……
○小平芳平君 けさの各紙には、大気汚染防止法の政府案がまとまったという報道が出ておりますが、この大気汚染の問題について、私は、若干の具体的な例をあげて、通産省にお尋ねをいたしますので、この点についての大臣の御見解も、法改正のこの機会における、どんな問題かあるかということを指摘いたしまして、見解をお伺いしたいと、このように思います。 初めに、この日産化学富山工場というのがあります。この日産化学富山工場では、地元民が、非常に農産物被害が大きいというところから、非常に長年にわたって、会社側と交渉をしては補償をしてもらってきている。で、これらの点について、きのう通産省の関係課のほうから説明を聞きまし……
○小平芳平君 初めに厚生省にお尋ねしますが、救済法ができまして地域指定をし、また疾病指定をなさった四日市の場合ですけれども、地域指定と疾病指定をしたけれども、その地域以外に同じ公害病患者と指定された患者がいるわけですね、現実に。また将来もそういう人が出る可能性がないとは言えないわけです。そこでもって、この公害の救済法による地域指定、疾病指定というのはどういう段取りでおやりになったか、まずその御説明から……。
【次の発言】 私がお尋ねしている点はもう少し具体的な手続ですね。要するに、結果としては四日市の中で指定地域外に公害病患者に指定された人がいるわけですから、ですから、それはその地元の意見をよ……
○小平芳平君 今国会もあす一日でありますし、また、当委員会もきょうが最終のようでございますので、お許しを得まして、エチル水銀の規制について再度御質問いたしたいと思います。 エチル水銀の規制については、当委員会で再三質問いたしまして、政府当局の御見解もそのつど明らかにされておりました。ここで最終的にお尋ねいたします点は、やはり従来御答弁なさったエチル水銀を規制するという方針について、概括的にお尋ねしますのが第一点。 次には、規制の方法はどのようにお考えか。また、次に環境基準にどうそれを取り入れようとなさるか。次に、対象水域についての御検討をなさっていらっしゃるかどうか。対象水域がおよそきまっ……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
調査承認要求に関する件を議題といたします。
今期国会におきましても、従来の例により、検察及び裁判の運営等に関する調査を行なうことといたしまして、その旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。
検察及び裁判の運営等に関す……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、山田徹一君が委員を辞任され、その補欠として内田善利君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に対する質疑は、本日はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後四時四十七分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、藤田正明君が委員を辞任され、その補欠として小林国司君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員になっておりますので、この際その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に河口陽一君を指名いたします。
【次の発言】 次に、検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたしま……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、山田徹一君が委員を辞任され、その補欠として浅井亨君が選任されました。
また、本日、久次米健太郎君、松澤兼人君が委員を辞任され、その補欠として中村喜四郎君、阿具根登君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記とめて。
【次の発言】 速記起こして。
【次の発言】 ただいまの御要求に対しましては、本委員会終了後直ちに理事会を開いて協議したいと思います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、木島義夫君が委員を辞任され、その補欠として玉置猛夫君が選任されました。
【次の発言】 訴訟費用臨時措置法の一部を改正する法律案及び戸籍法の一部を改正する法律案を便宜一括して議題といたします。
まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。小林法務大臣。
【次の発言】 以上で説明は終了いたしました。
両案に対する自後の審査は後日に譲ります。
【次の発言】 次に、検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言願います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、西田信一君が委員を辞任され、その補欠として山崎竜男君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に山田徹一君を指名いたします。
【次の発言】 最高裁判所事務総長から発言を求められておりますので……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、玉置猛夫君が委員を辞任され、その補欠として木島義夫君が選任されました。
【次の発言】 戸籍法の一部を改正する法律案を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。??別に御意見もなければ、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、山田徹一君が委員を辞任され、その補欠として阿部憲一君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にこれを一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に阿部憲一君を指名いたします。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。小林法務大臣。
【次の発言】 以上で説明は終了いたしました。
これより質疑に入ります。御質疑のおありの方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に対する質疑は、本日はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時五十二分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、塩出啓典君が委員を辞任され、その補欠として山田徹一君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に対する質疑は本日はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時三十五分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。――別に御発言もなければ、本案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。――別に御意見もなければ、討論はないものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより採決に入ります。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を問題に供します。本案……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員になっておりますので、この際その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に河口陽一君を指名いたします。
【次の発言】 次に、検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
訴訟費用臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。――別に御意見もなければ、討論はないものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより採決に入ります。
訴訟費用臨時措置法の一部を改正する法律案を問題に供……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
沖繩の弁護士資格者等に対する本邦の弁護士資格等の付与に関する特別措置法案を議題といたします。
まず、政府から提案理由の説明を聴取いたします。小林法務大臣。
【次の発言】 次に、補足説明を聴取いたします。影山司法法制調査部長。
【次の発言】 以上で説明は終了いたしました。
本案に対する自後の審査は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時三十三分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員になっておりますので、この際その補欠選任を行ないたいと存じます。選任につきましては、先例により委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に河口陽一君を指名いたします。
【次の発言】 沖繩の弁護士資格者等に対する本邦の弁護士資格等の付与に関する特別措置法案を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、西村関一君が委員を辞任され、その補欠として亀田得治君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、この際その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に亀田得治君を指名いたします。
【次の発言】 裁判所法の一部を改正する法律案を議題といたします。
……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
裁判所法の一部を改正する法律案を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は本日はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十七分散会
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についておはかりいたします。
委員の異動に伴ない理事一名が欠員になっておりますので、この際、その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に亀田得治君を指名いたします。
【次の発言】 民事訴訟手続に関する条約等の実施に伴う民事訴訟手続の特例等に関する法律案及び航空機の強取等の処罰に関する法律案を便宜一括して議題といたします。
まず、政府から提案理由の説明を聴取い……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 裁判所法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、参考人として日本弁護士連合会臨時司法制度調査会意見対策委員会委員長鈴木匡君の御出席を願っております。 この際、委員会を代表いたしまして一言ごあいさつ申し上げます。参考人には御多忙のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。本日は、目下当委員会におきまして審査を進めております裁判所法の一部を改正する法律案について参考人の御意見を承り、本案審査の参考にいたしたいと存じております。何とぞ忌憚のない御意見をお述べくださるようお願い申し上げます。なお、議事の都合……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
民事訴訟手続に関する条約等の実施に伴う民事訴訟手続の特例等に関する法律案を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は終局したものと認めて御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、航空機の強取等の処罰に関する法律案を議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
裁判所法の一部を改正する法律案を議題といたします。
なお、この際、審査の都合上、第四二九三号の請願をあわせて議題といたします。
御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、裁判所法の一部を改正する法律案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
裁判所法の一部を改正する法律案について討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、討論は終局したものと認めて御異……
○小平芳平君 私は、基本法、それから基本法に関連する水質、大気汚染等について御質問する予定でありますが、その前に、山中長官が非常に御熱意をもって公害対策に取り組んでおられることを重々私も感じますが、一体、地方の実情はどういうふうなことが行なわれているかという点について、ひとつ、福島県磐梯町のことについて申し上げたい。そして厚生省に御質問をしたいわけです。 福島県磐梯町には、私たちが東北公害総点検として九月五日に参りまして、それでそのときの調査の採集した検体は岡山大学小林教授の手元で分析をしておりまして、十月十二日に第一回の分析発表をし、また、きょう第二回の分析結果が来ましたが、どうも県当局か……
○小平芳平君 初めに助川参考人にお尋ねいたしたいのですが、この十四法案の審議の過程でも、財政の裏づけはだいじょうぶなのかということが両院を通してしばしば出ているわけですが、その実情は先ほども一例をおあげになったような実情だと思います。で、特に私がいま下水道につきまして、要するに水質汚濁を防止すると、先ほど企業に対する規制のお話がるるございましたが、やはりもう一つの柱は下水道建設が進まないことには水質汚濁防止はとても達成できそうもないということだと思います。ところが、総理大臣はじめ各大臣、それはもう日本は下水道がおくれているんだと、これからは飛躍的に重点的に建設をするんだというふうに述べるわけで……
○小平芳平君 私が質問いたしますのは、時間も少ないので、簡単にお答え願いたいと思いますが、私ははたして公害が減ることが期待されるかどうかということについて、厚生大臣、総務長官にお尋ねをしたいのです。 厚生大臣は、従来の環境基準というものが、衆議院で御答弁なさっていらっしゃる中で、従来の環境基準を設定するにあたって、 人の健康保護と生活環境保全という二本立てで策定をしてきた。健康保護は厳密に、生活環境のほうは経済・産業との調和をはかり、ややゆるくしてきた、このようにお答えになっておりますが、これは従来環境基準がこのようにきめられてきたということを厚生大臣が述べられていることだと思うんですが、……
○小平芳平君 山中長官の質問だけ二十分やるようにということで、いま田中委員からも御指摘がございましたが、きのうの私の環境基準に対する地方の上乗せが、環境基準を地方が上乗せすることを政府が積極的に支持なさるかどうかという質問に対しまして、山中長官は、政策目標としての数値は別段差しつかえない、こういうようにお答えになっていらっしゃるんですが、内田厚生大臣は、それは環境基準というものは東京でも大阪でも京都でも同じものを全国きめるべきものであって、都道府県の知事が上乗せをするとか、自分の理想値をつくるべきではないと私は考えますと、このように厚生大臣はお答えになっていらっしゃるわけです。そういう点、いま……
○小平芳平君 関連して。 この問題は、自然水自体が汚染していく場合と、それから工場排水による汚染と、両方の場合があると思います。そうしてまた、担当する政府の窓口は、水道自体は厚生省であり、また今度は水質は企画庁であり、その辺の非常に複雑な点、実際問題、水道は地方団体がやっている。そういう点で、はたして安心して水を飲めるかどうかということを国民一人一人非常に神経質に考えるわけです。いま政務次官から多摩川の上水のストップしたのはカシンベック病の疑いが生じたからというお話がありましたが、実は私そのころ、あるお医者さんの話を聞いたときに、カシンベック病はもう発生しているというのですね。特に東京なら大……
○委員長(小平芳平君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
調査承認要求に関する件を議題といたします。本委員会は、今期国会におきましても検察及び裁判の運営等に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十一分散会
○小平芳平君 初めに自治省から、質問の通告をしておきましたところの三島市外五カ町村、この五カ町村は清水町、函南町、裾野町、伊豆長岡町、長泉町――三島市外五カ町村の箱根山組合という一部事務組合がありますが、この一部事務組合について、設立の目的あるいはその時期、そういう点を御答弁願います。
【次の発言】 そしてこの一部事務組合が管理している二十二万坪、この二十二万坪のうち六万坪は三島箱根観光開発株式会社というところでゴルフ場としてゴルフ場を経営しているということ、それから十六万坪、これを大体四百五十区画ぐらいに区画を区切りまして、そしてこの契約書によりまして、三十四年の契約は坪二円、それからその後……
○小平芳平君 何か厚生省の答弁を聞いていると、きわめてカドミウムというものに対する、あるいはイタイイタイ病というものに対する見解というか、姿勢というものに対して、私は大きな不安あるいは疑問を持つわけです。でいま具体的な一つの例をテーマとして、問題に対する質問を行ないたいと思いますが、その一つとして、長野の松代の日本電解工業という会社に関する公害を、厚生省と通産省はどのように把握しておられるか、最初に御答弁願いたい。
【次の発言】 橋本次官お聞き願いたいのですが、いま公害調査をやっていること、住民検診をやっていることは私も承知しておりますが、問題の第一点は、県の衛生部、それから労働基準監督署は、……
○小平芳平君 前回の委員会、また社労委員会でも私が問題にしました長野市松代のカドミウム工場についての問題を引き続き、その後のいろいろな調査の結果で新しい数値も出ましたので、それに比べて当局の対策が進んでおりませんので、この際、ひとつ関係各省の大きく前進した御答弁を期待して質問したいと思います。 まず第一に、土壌汚染についてお尋ねしますが、土壌汚染については従来も安中あるいは黒部等で植えつけしたたんぼをひっくり返したりしておるわけですが、そのようなたんぼあるいは畑の土壌汚染はどの程度のカドミウム汚染であったか。資料を参考までにお配りしてあるんですが、私たちがおもにこれは岡山大の小林研究室あるい……
○小平芳平君 関連。先ほどの政府次官の御答弁だと、隅田川のようなものはこの対象にならない、現状として。そうなりますと、田子の浦も悪臭防止法の対象にはならない。今後の運営の面においては他の法律と相まってこうした悪臭の防止、環境保全にはつとめることになるだろうけれども、現状としては、こうした田子の浦、あるいは洞海湾、あるいは隅田川、あるいは長野県の諏訪湖なんかもそうですが、そういう非常な悪臭を発生している、そして生活環境がはなはだしく破壊されているわけです、現状として。しかし、今回の悪臭防止法案ではいかようともしようがない、こういうことでございますか。
○小平芳平君 初めに労働省からお答え願いたいのですが、二月十二日の参議院予算委員会で、労働大臣がお答えになっていることは「カドミウムの災害の起こるような危険のあるものについては、全部これを労働災害で救う道を考えたいと、ただいま事務当局と打ち合わせをしたわけでございます。」と、こうなっておりますが、労働省のほうとしては、カドミウムによる健康被害者を労災適用するという方針は大臣からはっきり打ち出されておりますが、具体的な作業はどのように進んでおられるか、お尋ねしたい。
【次の発言】 そんな抽象的なことじゃなくて、実際にカドミウムの職場に何年か働いていて、からだが痛いという人が現実に出ているわけです……
○小平芳平君 通常国会開会間もないこの時期に、国会のルールの上からいろいろ問題もあったということを伺っておりますが、本日マグロ水銀汚染問題を議題としていただきましたことを深く感謝いたします。
このマグロ水銀汚染問題は、昨年十二月からすでに問題になっておるのですが、業界並びに一般市民に与える影響もきわめて大きいものがあると思います。その間、政府がどのようにアメリカあるいは西ドイツ等の情報をキャッチし、そうして政府がどのような対策をとってこられたか、概略かいつまんで簡単にお答えを願いたい。
【次の発言】 このマグロの水銀は自然のものであるか、それとも工場排水等によるそういう人為的な汚染なのか。そ……
○小平芳平君 私はカドミウムの公害についてずっと質問をするつもりでおりますが、きのうからのニュースで、東北線でもって機関士が酔っぱらっていて急行が衝突して、乗客ら三十二人が重軽傷を負ったというこの事故について、運輸大臣から御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 この運輸省あるいは国鉄としてのこうした安全思想ということをいま大臣は強調されましたが、健康管理、そういう点に抜けているところがあるのではないかという点、それからこの事故の起きたのが夜中の二時でありますが、朝の七時まで何ら手が打たれなかった。乗客たちは、まあけが人はおりませんかというようなことは聞きにきたそうでありますが、五時間もただ……
○小平芳平君 マグロの水銀につきまして、私が一月二十八日の本院の農林水産委員会で質問をいたしました。そのときには、私たちが党として分析を依頼した結果しか持っておりませんでしたから、したがって、マグロが〇・五PPM以上のものはアメリカ、カナダ、西ドイツ等で食用禁止にしたという段階において、なおかつマグロが安全ならば安全宣言を出すべきだということを私は厚生省並びに農林省に強く主張いたしました。それには何といってもこの調査が第一でありまして、ただ何となく昔から食べているから安全だと、世界のほかの国がどう言おうと日本だけは安全だというようなばく然としたことではなくて、厚生省なり、環境庁なり、農林省なり……
○小平芳平君 大石長官がたいへんに積極的な姿勢で公害地を視察され、あるいはきょうの内田委員の質問に対する御答弁でも、積極的に公害と取り組もうとなさっておられる点、私は、たいへんうれしく思います。 きょうは、わずか三十分の時間でありますので、長官におもに姿勢につきまして、具体的な問題を二、三取り上げながら公害に取り組む姿勢につきましてお尋ねをしたいと思います。 初めに、いま隠れ水俣についての質問がございましたが、これは阿賀野川流域においても毛髪の水銀蓄積の検査はやっているわけですから、発病者が何PPMから何PPMくらい、それから発病してない人がどのくらいという結果報告はもうとっくにされている……
○小平芳平君 私は、加藤委員長から御報告のありました群馬県及び長野県における調査の報告に対する質問をいたします。 各地元で提起された問題点がたくさんありまして、いずれも重要な問題でありますが、本日は、ごく限られた時間でありますので、限られた点について質問いたしまして、残りは別の機会に取り上げていきたいと思います。さしあたり、本日、この報告に対する質問が終わったあと、私に質問の機会を与えられておりますので、カドミウムによる健康被害、これは岐阜県神岡等を中心にした健康被害、安中も含みますが、質問をしたいと思います。 まず初めに、質問の第一点としまして、土壌汚染防止法による客土、この土壌汚染防止……
○小平芳平君 労働省にお尋ねいたしますが、最近の新聞でよく中高卒の新規採用が取り消しになったと、それでどこの会社がこれだけ取り消しになったということが報道されております。これはアメリカのドル防衛以前からすでにもう経済の先行き不安というようなところで、下請企業などで整理をし、あるいはもう長野県などの山間地ではすでに下請企業の零細企業は締めちゃったというようなところも出ておるわけですが、そういう点で最近の労働市場の動向についてどのように把握をしておられるか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 局長から深刻なものではないという結論をおっしゃる、それから大臣もいまのところ深刻な問題ではないと、まあ……
○小平芳平君 保険医の総辞退の問題につきまして、いろいろいまお話がありましたが、厚生大臣が就任以来たいへん御苦労なさっていらっしゃるという点についてはよく私も存じているつもりでございますが、先ほどの大臣の御答弁ですと、ある方から病院についての相談を受けた。まあいいから行ってみなさいと言ったら、その人が病院へ行ったらこれを持って会社へ行けと言われたというようなこと、あるいはお医者さんというものは、金がないから断わる、ある人からはとれるから、一万でも二万でもとればいいのだという、そういう傾向に実態はならざるを得ないかもしれませんが、しかし、実際問題、国民がいまどれほど困っているかということが毎日の……
○小平芳平君 いまの医療制度の問題で、またこの保険の一本化の問題ですが、両審議会からの答申は、社会保障制度審議会が九月十三日ですか、それから社会保険審議会が十月八日と、いずれも現在の組合健保とそれから国民保険というふうに二本立ての考え方で答申が出ていると思いますが、それでよろしいかどうか。 それからその中間において、九月二十日には厚生大臣の一本化方針というものが大きく新聞に報道されまして、そして千円未満の医療費は自己負担、そして制度は一本化があるべき姿だというふうな、まあ簡単にいいますとそういう報道が出たように記憶しておりますが、これらについてのお考えをお聞きしておきたい。
○小平芳平君 長官お忙しいところせっかくおいでいただいて、しかし限られた時間でございますので、二点だけお尋ねいたしたいと思います。 第一点としましては、公害病認定患者が五千七十七人になった。あるいは十月一カ月だけで川崎では五人の認定患者の方がなくなった。しかし、この公害認定患者はごく一部であって、われわれ国民全体が有毒ガスを吸い、有毒の粉じんを吸っているんじゃなかろうか、非常にこうした国民は公害に対する生命の危機感を感じております。けれども、私がいま指摘したい点は、第一には、従来の政府の政策が公害に対してあまりにも手ぬるかったではないか。それからもう一つの点は、私たちが直接実地調査をしました……
○小平芳平君 私は、塩化ビニール――PCBと普通報道されておりますが、PCBの汚染について最初質問したいと思います。
で、このPCBは、初め通産省のほうから、どの程度生産され、それがどういう用途に使われておるか、概略的な御説明をお願いいたします。
【次の発言】 その生産している会社名と、それから用途、おもな用途についてお尋ねしているのです。
【次の発言】 特に私たちが身近な問題としてこのPCBの汚染について提起されていることとしまして、ノーカーボン紙はどうなっておりますか。
【次の発言】 郵政省――来ておられますか。郵政省では、このノーカーボン紙が健康に有害だというところから引き上げた、引き……
○小平芳平君 きのう、筋無力症の友の会の方が厚生省に陳情に行かれたと思いますが、厚生省では筋無力症と言われても担当の局すらはっきりしないと、そして、この友の会の結成のときの新聞を見ましても、厚生省で尋ねたら、そんなのがあるんですかというような返事であったと、この筋無力症の病気の方々たちは、会長になられた武田さんが、すでに発病して十六年、そして、そのほかにも発病して十年クラスの人がたくさんいらっしゃる。こういう長い間全く原因不明、あるいはなおった人はいまだかって例がない。この友の会の方で軽症の人が一人なおったという話がありますが、まずまず一生涯つきまとった業病だというようなことで苦しんでいらっし……
○小平芳平君 この国鉄当局のマル生運動に対しての考え方でありますが、前回の運輸委員会との連合審査のときに私も発言いたしましたが、私自身として、機械化、近代化、生産性向上そのこと自体に頭から反対ということは考えておりません。それは、どこの企業でも産業でも、近代化し生産性を向上するというその基本線に異論はございません。ところが、国鉄当局がいままでやっていたマル生運動というこの運動は、非常に脱線し過ぎてしまって、生産性運動という本来の生産性運動、成果の配分あるいは雇用の拡大、そういうことは現在の国鉄としては期待できない。ただ現在の国鉄として期待できることは、労使の協議制であり、信頼を取り戻すことだと……
○小平芳平君 いまのサリドマイドの調査ですが、児童家庭局長からはこれこれしかじかの趣旨ですという御答弁がありましたが、なぜ薬務局がそこへ加わるわけですか。それからもう一つは、先天性四肢欠損ですか、先天性四肢欠損症の原因まで調査をなさっているわけですか。その二点。
【次の発言】 そうしますと、どういう調査をなさったか、それはちょっとわかりませんが、京都ではもう拒否するという新聞報道もありましたが、先天性四肢欠損症の児童の福祉のために政策を立てようという場合、なぜ薬務局が加わったわけですか。それがいかにも、いま藤原委員が指摘されているように裁判の和解のため、裁判の和解の下準備だということならばその……
○小平芳平君 私は、十一月三十日新潟港沖で起きたジュリアナ号の事故、このタンカーの事故によって油が大量に海に流れ出た。それに対して海上保安庁等が主体となって中和剤と称するものを大量に海に投入した。この中和剤の毒性について厚生省当局から御意見を伺いたいのです。ただ、海上保安庁と水産庁においで願っておりますが、海上保安庁からは最初にこの事実関係、それからまた、水産庁にも事実関係を述べていただきたいと思います。 まず海上保安庁から、一体どういうものをどれだけの量日本海に投入したのか。その化学成分、それから、生物に対する毒性、影響、あるいは今後の魚族に対する影響はどのような影響があると考えておられる……
○小平芳平君 私は、イタイイタイ病の救済について御質問をいたしますが、この点については、大石長官に直接陳情にも参りましてお話ししたこともございましたが、きょうは、きわめて私の時間が限られておりますので、ひとつ簡潔な御答弁をお願いしたいと思います。 第一に、大石長官が自然保護について積極的な姿勢をとられたとともに、また被害者救済についても積極的な姿勢をとられたことが昨年八月七日の環境庁事務次官の通知ということになってあらわれていると思います。しかしながら、実際問題、はたしてイタイイタイ病の救済が次官通知のように行政が動いているかどうか、こういう点について質問したわけであります。 そこで、事務……
○小平芳平君 通産省にお尋ねする問題かどうか、このPCBにつきまして、一月二十六日に、私が国会法第七十四条によって質問主意書を出したわけです。それに対して、二月一日に内閣総理大臣からの返事がきているんです、「(PCB)による環境汚染対策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。」ということで。 そしてこの第一に、現在までのPCBの国内における総生産量、総輸入量ということで、私のほうへきた返事によりますと、昭和二十九年に初めてわが国では二百トンのPCBが生産された、そしてずっと年々わが国の生産量は上がってきておりますが、昭和四十二年になって初めて六十トンが輸入された、こういうふうな答弁書が、内……
○小平芳平君 関連。それでは環境庁の政務次官に担当の官庁だからお伺いしますが、先ほどの渡良瀬川の鉱毒による農業被害の問題は、これは明治にさかのぼろうと大正にさかのぼろうと、それが足尾銅山による鉱毒被害の損害だということは、とっくにはっきりしているのだけれども、いろんな論争があるわけですが、その補償の責任は当然古河にあるわけでしょう。土呂久と同じだというけれども、土呂久の場合はすでに鉱業権を放棄しちゃっている。しかし足尾の場合には、いまだにそこで生産活動をやっているわけですから、これは土呂久とは全然違って、その農業被害に対する補償の責任は当然古河にある。これはよろしいですか。
○小平芳平君 先ほど、加藤委員長の御質問に対して大石長官から御答弁が一部ありましたのですが、日米渡り鳥条約調印のときの長官の談話の中に、ソ連とも中国ともアジア諸国とも、こうした条約締結を進めていきたいというふうな談話を拝見しておりました。また予算委員会等で長官から、そのつどの御答弁は私断片的ながら伺ってきたわけですが、今日、日ソ、日中、あるいは長官のあげられたアジア諸国とは、どのようなお話し合いが行なわれようとしているか、あるいは現に話し合いがなされているかどうか、このような点について初めにお伺いしたい。
【次の発言】 長官のそうした積極的な姿勢が、公害列島日本の汚名を幾分なりとも挽回していく……
○小平芳平君 田子の浦のヘドロ処理について、私が当委員会で、県が富士川の河川敷で処理しようというのに対して、それは環境庁として慎重に取り組んでいただかなくては困るということを、大石長官に対してもまた政務次官に対しても再三ここで質問したわけですが、その後の経過について、まず御報告をいただきたい。
【次の発言】 そういうことを言っていてはだめですよ、局長。見ていないでしょう、かわいてなんかいませんよ、全然。およそ九〇%が水だというものを搬出したわけでしょう、河川敷に。その河川敷で、かわかないですよ。専門家の話だと、いま現在で水分が八〇%くらいだろうということを工事事務所の事務所長なんか言っておりま……
○小平芳平君 私は、環境庁長官と、それから厚生大臣に御質問をいたしたい。二点ございますので、先に厚生大臣に御質問いたします。 いま、薬品公害あるいは食品公害、いろいろそうした医薬、農薬、殺虫剤、そういうものについての健康被害を受けたという訴えが私のほうへ参っております。また、新聞でもよく聞くところであります。ところが、一体そうした農薬なり医薬なりで健康被害を受けた人がどこへ相談に行ったらいいかというと、結局、メーカーに問い合わせるか、あるいは厚生省に行くかということになるわけです。ところが、メーカーへ行きますと、まあ大体、必ずというくらい言われることは、そういう農薬なり殺虫剤なり、医薬品とし……
○小平芳平君 私は、PCBによる食べものの汚染について、きょうは、ずっと質問する考えでおりましたが、けさ、PCB汚染の日本コンデンサ草津工場のヘドロから高い汚染が検出されたということが報道されておりますので、初めに、この点についての御報告をお願いしたい。
【次の発言】 そこで、問題なのは、PCBの汚染はこうしたコンデンサー工場等の排水の中あるいはその排水溝のヘドロからこうした高い濃度の汚染物質が検出されるのではないかということは、もうかねがね予想ついていたことなんです、お互いに。いまさら、三万二〇〇〇PPMがあまりにも高いのでしばらく伏せておいたとか、あるいは水を検査していたが水にはそれほどの……
○小平芳平君 佐藤総理にお尋ねいたしますが、いま御指摘がありましたように、また御答弁がありましたように、この佐藤内閣の失言、暴言、放言、これが連続をしてきた。いま国民が求めているものは物価の安定であり、福祉の充実であり、不況からの脱出であり、特に先ほど来厚生大臣からも労働大臣からも述べられる福祉の問題につきましては百円、二百円福祉年金が上がるか上がらないか。百円上がるか上がらないか、千円が千百円になるかならないか、あるいは難病の方々が一万円の毎月の医療費の負担が国庫負担になるかならないか、そういうことに重大な関心を持って期待もし、注目もしているのが現状でございます。にもかかわらず、なぜこうした……
○小平芳平君 私は労災補償についてお尋ねをいたしたいと思いますが、まず労働省のほうから労災補償につきまして私がいま具体的に取り上げる問題は、砒素鉱山における労災適用についてであります。この砒素鉱山は、御承知のように昭和二十年代、三十年代で廃山もしくは休山になっているところがほとんどであります。したがって、そういうその当時の従業員の方々にしてみれば、現在は廃山あるいは休山になった会社も、現実には会社のあるところもあるし、会社がもう解散してしまったというところもあるわけです。したがいまして、そうした十年前あるいは二十年前、そうした過去の従業員が実際に職場で災害を受けた、その受けた災害に対する補償の……
○小平芳平君 ただいま議題となりました社会保障基本法案について提案理由並びに内容の概要を申し上げます。 わが国の経済成長が年々増大していまや国民総生産では自由世界第二位に台頭して、日本経済は表面的には大型になり繁栄する経済社会を現出してきているが、しかし他面一人当たりの年間国民所得は第十三位という状態にあり、この大きな格差は歴代自民党内閣の責任であり、政治の貧困を如実に物語っているといえるのであります。 さらに、社会保障の問題については昭和三十七年八月の総理大臣の諮問機関である社会保障制度審議会は「社会保障制度の総合調整に関する基本方策についての答申および推進に関する勧告」を提出して昭和四……
○小平芳平君 先ほど審議官から、公害と同じような無過失賠償制度をつくったらどうかということに対しての審議官の御答弁は、公害罪ですね、公害罪については、野党三党の提案に対して、それは食品衛生の面でやるべきだということではずしたということを言っておられましたですが、ちょっとその辺の認識がはっきりしないわけですが、私たちとしては、一般の公害被害者と同じように、食品による被害者も公費による救済制度を立てるべきであると、ということは、前回の委員会でるる説明しましたから、略しますけれども、水俣病の被害者と、砒素ミルクあるいはカネミ油症の被害者とどこが違うか。加害企業は一社です。したがって、企業が責任をとる……
○小平芳平君 簡単に質問いたしますが、今回の厚生省から出された麻薬取締法の一部を改正する法律案、この参考資料には、麻薬取締官事務所定員、それが百六十人、沖繩支所設置に伴う新増として十人、合計百七十人、こういう簡単なものが提出されているだけなんですが、いま須原委員からいろいろ指摘された点を私がそう繰り返すまでもなく、きわめて大きな問題をかかえているわけです、現実には。したがって、定員が十人ふえるんだというような厚生省の取り組みで、はたして十分な効果が期待できるかどうかということを、私は非常に危惧する一人であります。 初めに厚生省に伺いますが、本土と沖繩に分けまして麻薬の入ってくるところはどこか……
○小平芳平君 私は、四十七年度予算が成立した段階で、なるべく早い機会に難病対策について政府の見解をただしたいと、このように考えておりました。
で、きょうたいへん時間が切迫しておりますが、わずかの時間でありますので、ひとつ厚生省当局並びに厚生大臣の率直な――簡単でけっこうですから、率直な御意見を承りたいと思います。
まず、この五億三千万というこの対策費が予算で成立をいたしたわけですが、具体的に厚生省はどのように出発をしようとしておられるか、その点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 要するに、この五億三千万円の政府原案のきまった段階で、特定疾患研究費補助として特定疾患は前年同様にスモン……
○小平芳平君 私もこの法案に対する質疑は次回に回されますので、従来私がこの委員会で提起した問題について、この法案との関連で三つの点を申し上げておきますので、次回までに整理してきていただいて御答弁を願いたい。 第一点は、先ほどの須原委員の質問に対する御答弁で、労災請求をする場合の業務上という立証がむずかしい、企業がむしろ業務外だというなら、企業が立証すべきではないかという須原委員の御意見に対して労働省からはそういうことはない、きわめてスムーズにいっているんだという御答弁がありましたが、私が前回、委員会で提起した島根県津和野町笹谷鉱山、その製錬所におられた方から手紙がきております。概略だけ申しま……
○小平芳平君 関連して。いまの扶養者の所得制限ですが、厚生省当局は福祉年金の扶養者の所得制限は来年から撤廃しますと、こういうふうに約束しているわけでしょう。しております。したがって、原爆の場合も、少なくとも扶養者の所得制限は来年は撤廃することに厚生省はきめて、要求すると、このように御答弁いただきたいと思いますが、いかがですか。
○小平芳平君 いまの三点につきましては、労働安全衛生法案の審議の過程でなお詳しくお尋ねしたいと思いますが、一点だけあらかじめお尋ねしておきたいと思いますのは、そうしますと、PCBの健康被害の報告、大阪府衛生研究所の報告は、労働省に実はあったと、したがって、大臣が予算委員会で、一切そうしたものはなかったと言ったことは間違いだったと、むしろ事務当局が大臣に対してうその報告をしてしまったということになりますか。
【次の発言】 それでは、いまの答弁は、大臣が答弁するよりも事務当局が大臣に報告を間違えていたということなんですから……。
それでは次に労働安全衛生法案についてお尋ねをいたしますが、まず大臣……
○小平芳平君 戦後の問題がいつ解決できるんだというような点について、各委員からすでに質問がありましたが、そうした基本的なことについての問題点、私は具体的に厚生省にお知らせしておいた、こういう問題がいまなお残っているのではないか、どう処理をするかということについて質問を進めてまいりたいと思います。
で、初めに、横須賀市に住んでおられる長岡俊夫さん、この例で考えましても、こうした戦後の問題が済んでいるどころではないということを非常に私は痛感しているわけですが、この点について厚生省のほうで調査をなさった結果をお知らせ願いたい。
【次の発言】 局長さん、そういうふうに丁寧な御答弁があればそれで私とし……
○小平芳平君 関連して。労政局長に伺いますが、労政局長、長年労働省にいまして、そういうように賃金紛争が起きた。で、労働組合があっせんを申請する。そこで、かたくなに経営者が、その根本的解決にならないとか、事情はほかにあるんだと言って、あっせんに入ろうとしないものに対して、とにかくあっせんに入るようにということを労働省は指導してきたわけでございますか。それは実際の紛争自体は労働委員会で事情聴取し、あっせん案を出し解決に向かうということが普通ですけれども、労働省としては労働行政、特に労政局の行政の大きな一つの柱として、そういうような紛争が生じた組合が申請をする。それをかたくなに経営者が拒否する。そう……
○小平芳平君 先ほど局長から、私たちとしまして、この老人医療費無料について原則的にはもとより賛成であります。ただ、との無料化する方法について、先ほど局長からは社会保障制度審議会の答申、それぞれの医療保険制度の中に公費を取り入れながら老人に対する給付率を高める方法が最も妥当であると提案したという、こういう社会保障制度審議会の答申のほうが今回のやり方よりも個人的に考えて自分はいいと思うと、こういうふうに局長が私見を述べておられましたが、この点について厚生大臣はどのように考えておられますか。
【次の発言】 まあそうしますと将来はその保険の十割給付として抜本改正と見合う制度にしていきたい。ところが、今……
○小平芳平君 それでは、時間も長くなりますので簡単に御質問いたしますので、要点だけお答えいただければたいへん幸いだと思います。 初めに、肥後参考人にお尋ねいたしたいと思いますことは、この肥後参考人の御意見といたしまして、現在における法改正には賛成であるということ。 それから、最後に、しかし、政府の反省を求めるような趣旨のことをちょっとつけ加えておられましたが、要は制度審議会あるいは保険審議会等の答申におきましても、公負担の一時の赤字対策ばかり繰り返していたのではだめだ。もっと基本的な保険の欠陥、保険制度の欠陥、医療制度の欠陥、これを直すことがきわめて急務の問題だということが答申されているわ……
○小平芳平君 昨年秋ごろの当委員会で、私はじん臓障害の問題を取り上げて政府のいろいろ見解をただし、また私の意見も述べて要請をいたしました。したがって、今回の法律改正は、その人工透折の公費負担、あるいは身障に認定する、そういう点については私は賛成であります。もちろん賛成でありますが、問題はその中身にあるというふうに考えます。したがって、この厚生省から初めに伺いたいことは、じん臓障害者の総数、それからじん臓障害者のじん臓をやまいとしてなくなる一年間の総数、死亡者数。それからその中で透折を現に受けている人の数。それから透折機の台数、そういうような点について最初にお答えいただきたい。
○小平芳平君 それでは、厚生大臣、いまの続きですが、社会保障制度審議会の答申、あるいは各新聞の社説等をごらんになっても、政府の健保改正というものは、収入をいかに確保するか、これだけがいつも政府の健保改正だったわけです。今回も、まさしく、いかにして収入を確保しようかというのが政府の取り組んでいる内容です。それではならない。収入面を検討するとともに、支出面の検討がともになされなければ、対策が十分とは言えないではないかという意味で、大臣が仰せの抜本改正あるいは医療基本法、それはむしろ今国会に政府が出された健保財政対策よりも先に、そういう支出面の対策、抜本、あるいは――政府が今回出されている抜本にして……
○小平芳平君 ただいまの上田委員の質問に関係しまして、最初に佐藤総理に伺いますが、この沖繩返還協定極秘文書の、そしてまた、国民の知る権利という、この問題が提起されて以来の佐藤総理の発言が非常に感情的であったり、あるいは思いつきであった点があったのではなかろうか。たとえば、挑戦があれば受けて立つとか、あるいは新聞倫理綱領を持ち出したり、あるいは機密保護法を云々というようなことを総理はみずから提起する、そして閣内からもそういうことは反対だというような意見も新聞に報道される、したがって、総理はそういうような、感情的になって問題の本質をずらしてしまうようなことなく、もっと総理は、ことばの上では国民の知……
○小平芳君 きのうに引き続きまして、きょうは、公害に取り組む基本的な政府の姿勢について質問を続けたいと思います。 私は、こうした公害罪あるいは無過失賠償責任、このような法律によって、公害がなくなるとか減っていくというような期待を前提にしているわけではありません。しかし、現実の政府の取り組む姿勢は、きのう私が具体的にあげた休廃止鉱山の公害の現状から見ても、きわめて深刻な状況にあること、もっと積極的な取り組みがなくてはならないこと、その点を強く指摘したいわけであります。 そこで、法務大臣と国家公安委員長と、それから厚生大臣、環境庁長官、通産大臣、この五人の大臣の方に、同じ質問をいたしますので最……
○小平芳平君 関連。 PCBの問題について、厚生大臣は心配ないとあっさりいま言われます。そこで特に大阪の衛研の数値が高いかのように児童家庭局長は言っております。そこで私は佐藤総理に、政府のPCBに取り組んできた姿勢を伺いたいのです。といいますのは、ことしの一月二十六日に私が国会法第七十四条によってPCBの国内総生産量、それから輸入量の質問をいたしました。それが佐藤総理大臣の名前で参議院議長あてに二月一日に総生産量及び総輸入量の返事がきております。ところが、この合計をしますと五万七千九百二十トンということになっております。けれども、どうもその後の調査によってこれはうそだと、数字が。こういうよう……
○小平芳平君 四日市の判決について最初に二、三伺いたいと思います。 この判決では「亜硫酸ガスは、ばいじん等の他物質と共存することによって、人体への影響力が相乗的に強められる。また硫酸ミストは、亜硫酸ガスに比べて人体への影響力がずっと大きい。」と、このように指摘をしております。ところで、企業の責任、国の責任についての質疑がありましたが、この亜硫酸ガスが人体に与える影響というものは、政府としても判決どおりに受けとめておられるかどうか、これが第一点。 もし、そのように亜硫酸ガスが健康に有害であるならば、現実問題、なおかつきのうもきょうもあしたも、依然として亜硫酸ガスが排出されているという事実、こ……
○小平芳平君 最初に私は農薬による被害者について質問したいのですが、農林省おりますか――。 いままで農薬による健康被害というものは、消費地でたいへん問題にされました。野菜、くだものなどから有毒の農薬が検出されたということで、消費地でたいへん問題になったわけですが、消費地でこれだけ問題になるならば、生産地において実際この農薬を使っておられる農家の方々には、さらに大きな被害が発生しているに違いない、専門家の方はみんなそういうふうに指摘をしておられました。それで農林省、それから環境庁にはあとで長官の御意見を承りたいわけですが、初めに農林省のほうから、現在使用中の農薬は無害なのかどうか、現在使用中の……
○小平芳平君 他の委員会で、私が食品中毒による被害者、あるいは薬品による被害者、こうした被害者を公害に準ずるというか、公害健康被害者の救済法が公害にはできておりますが、こうした食品の被害者、薬品の被害者についても同じような趣旨で救済制度を立ててほしいということを主張したのに対して、塩見厚生大臣が、四十八年の予算の編成期にも当たりますのでその線で編成作業を進めますという答弁があったわけですが、その後の経過について食品と薬品の両方について御説明をいただきたい。
【次の発言】 難病対策全体については後ほどまた私はあらためて質問をいたしますが、厚生省当局として、私がいま問題提起をしている食品中毒による……
○小平芳平君 初めに私は難病対策について伺います。 この点については前回の委員会でも特定疾患として国が一万円のお金を差し上げるというそのことについて尋ねたわけです。で、結局前回の委員会では入院者に限るという厚生省の意見と、また滝沢前局長の通院や在宅者も入れる方針だ、疾患次第によっては入れる方針だという意見と合わないままで終わってしまったのですが、その後厚生省は入院者に限るという決定をなされた、九月二十一日ですか、その辺のいきさつをお尋ねしたい。といいますことは、スモン、ベーチェット、筋無力症、このような病気の性格からして、入院といっても入る病院がないのですよ、この前も説明しましたようにですね……
○小平芳平君 それでは、時間もだいぶ長くなりますので、一問だけ簡単に御質問いたしたいと思います。 初めに小林先生に伺いたいと思いますが、先ほどお話しをいただきました周辺児といいますか、要するに重症心身障害児、重症心身障害者はどういう方が入るかということを厚生省はかってにきめちゃっていると思うのですが、特に先生のところの場合、そうした先ほどの映子ちゃんですか、の場合でも、いまのそういうきめ方からいうとどこへ入るだろうかというふうにちょっと疑問を投げかけられましたですが、先生のところの施設の場合は、特にそういう方がいまなお多くいらっしゃるということ。その辺のことについて小林先生に二点伺いたいんで……
○小平芳平君 この石油化学工場の件につきましては、委員長からあらためてまた大臣の出席を求めてという御発言もございましたので、私もあらためてまた質問いたしたいと思います。 この際、一点だけ局長に伺っておきたいことは、先ほど来委員長が御指摘になったように、十月になってから多発していること、あるいはこうした多発していることを局長はきわめてまとめてやってしまっているというようなことが問題だと思うのです。あらためて大臣から出された通達も文書で出していただけるということです。ただ速急に、私たちが最大の不安と思うことは、一体今後安全がほんとうにとられるのかどうか。一方では物不足ということがある。一方では量……
○小平芳平君 私は、昨年の十二月二十一日に政府が発表された、一連のPCB汚染についての実態調査について質問をいたします。 最初にヘドロの対策について質問をいたしますが、三木長官、特に、この発表によりますと、一〇〇PPMをこえるヘドロの個所が全国で二十八カ所ある。その二十八カ所の対策として、しゅんせつ、封じ込め等の対策を推進することというふうな対策を環境庁は発表しております。しかし、実際にはなかなかそのヘドロ処理の有効な方法がないではないか。一体どういう方法でこのヘドロ処理をやるか。PCBの汚染もあるし、あるいは水俣湾のような水銀のヘドロ汚染の地域もある。これを一体どうするのかということですね……
○小平芳平君 三木長官の先ほどの、水俣を視察されての御感想は、私も全く同じ感じを持つ点がございます。また、工藤委員の質問に対して三木長官は、従来の政府がとってきた経済性を第一にしたことについて反省を持ち、そして、開発には環境庁長官の協議をまずするような制度をつくるようにしたいというような御発言がございました。 やはり長官、従来のように技術とお金があれば高速道路でも高層建築でも幾らでも建てる、つくるという時代ではなくて、一本の道路あるいは一つのビルを建てるにしましても、そのことによって環境にどう影響するか、人間に、動物に、植物にどういう影響があらわれるか、そういうことをまず検討することが第一。……
○小平芳平君 初めに、三月二日の当委員会で、田子の浦ヘドロの富士川河川敷処理について、三木長官にるる質問をいたしました。ここへ図を書いて、これこれこういう状況にあるということを説明しました。結論として三木長官は、よく検討します、第三次処理はまだ実施の段階ではないので、よく検討しますということでありました。
そこで、環境庁はその後何を検討されたのか、結論として、県にどのような指示をなさったのか、伺いたい。
【次の発言】 理由はいい。
【次の発言】 環境庁は、それでは、そういうことを検討して工事をするように指示をしたのですか。
【次の発言】 その結果は、田子の浦港の港口で、すぐにもうCODが急上……
○小平芳平君 当委員会でも再三問題になって、きょうもまた問題になっている点ですが、現在のPCBあるいは水銀による汚染、これが、非常に漁業も農業も深刻な打撃を受け、魚屋さんも大打撃を受けている、こういう現状であります。
私は、きょうは水銀を中心にして質問する考えでおりますが、まず通産省から、水銀はどういうところに使われてきたか。これが非常に多方面に使われているようですが、おもだった順に、どういうところへどのくらい使われているか、その現状について御答弁いただきたい。
【次の発言】 私のほうへいただいた資料は、四十七年度の資料をいただいてあるのですが、そのいま読み上げられた資料を提出してください。……
○小平芳平君 両法の改正案の審議に入るにあたりまして、まず国定公園、国立公園は何ヵ所指定になっているか、それから今後の見通し、それから自然環境保全法による指定はどうなっているか、これらの見通しについてお答えいただきたい。
【次の発言】 自然公園法によるものと自然環境保全法によるものと、地域がダブッて指定されることはあり得るか、ないか。
【次の発言】 自然公園法のほうは、たとえば風景地の保護とか、国民の利用を増進するとかという目的ですね。そうすると、環境庁としては、自然公園というものを守ることと、それから国民に知らせることとということがありますか、任務として。
○小平芳平君 私は初めに、当委員会の冒頭に報告のあった委員派遣の報告について、若干質問をいたしたいと思います。 政府の各機関におきましても、本日の委員派遣の報告を受けるまでもなく、熊本県あるいは各関係の市町村等からたくさんの要望、陳情が出ております。また、三木長官は直接現地へ行かれたときもどのような陳情を受けられたかということも、県の資料に出ております。したがいまして、いまさらあれこれと私から説明申し上げるまでもなく、また政府当局におきましてもそう詳しい説明は必要ありませんので、かねがね要望のあった、陳情のあった点についてはこういう措置をとりました、あるいはいつごろまでにこういう措置をとりま……
○小平芳平君 たいへん時間も長くなってまいりましたので、簡単に二、三お尋ねしたいと思います。 初めに、淡路参考人にお尋ねいたしたいと思いますことは、先ほどお述べの、基本的にこの公害に取り組む法の目的、理念にそもそも矛盾する点があるということ、それから結果についての御指摘はよく了解いたしました。先生のお考えになっていらっしゃることの上に立ちまして、大体こうした健康被害補償ということを法律できめようということ自体、こういう制度をつくることそれ自体無理があるかどうか、あるいは、いや理念なり前提さえそろえば、こういう制度があながち、まるっきり無意味なものではない、ある場合には意味があるのだというふう……
○小平芳平君 午前中の加藤委員の最初の質疑に対して三木長官は、この法案に対する被害者の直接の反対の声は聞いてないというふうに言っておられましたが、九月十二日の当委員会で参考人の方の御意見をお聞きしました。そのときには、イタイイタイ病対策協議会会長の小松さん、水俣病市民会議会長の日吉さん、これらの被害者の会を代表する方が強く反対意見を述べておられたことを、一体、当日出席していた政府側の人は長官に報告をしなかったのかどうか。それから、同じ日に資料として委員に配付されたこの要望書、四日市の公害病認定患者の会等の各団体から出ている反対の陳情、要望書が当日配付されましたが、そういうことを長官に報告しなか……
○小平芳平君 間もなく通産大臣が来られるそうですから、それまで、きのうの漏れた点について若干質問をいたしたいと思います。 基本的に、私としましても、現に被害者が発生している、患者が発生している、こうした患者被害者は完全に救済すべきだ、完全な救済措置が必要だということは当然心得ているわけです。ただ現段階で、こうした問題の多い法案を、しかもきわめて審議時間の少ない、ここで、はたして成立することが可能なのかどうか、ものごとがそのことによって好転していくのかどうかという点に大きな疑問を持っていて質問をしているわけであります。そういう点をひとつ踏まえて御答弁いただきたいと、このように思います。 初め……
○小平芳平君 本委員会を代表して、大橋委員長、寺下、中沢の両委員、それに私、小平によりまして、去る十月十七日から四日間の日程で、北海道と青森県下の厚生、労働行政の実情調査をしてまいりましたので御報告いたします。 北海道の調査は、ウタリ、すなわちアイヌ地区生活環境問題に焦点を当てて行ないました。北海道庁において、ウタリ福祉対策の現状を聴取した後に、千歳市蘭越、平取町二風谷、白老町白老の現地で調査をしてまいりました。 第一にウタリ対策の沿革は、明治三十二年に北海道旧土人保護法が制定されたことに始まります。この立法の趣旨は、ウタリが一般国民の生活慣習に同化して、その生活の安定向上をはかることを目……
○小平芳平君 労働大臣が表明された所信表明については、別の機会に取り上げることになっておりますので、きょうは、具体的な問題で若干質問をいたしたいのですが、まあ、その質問に入る順序としまして、大臣の述べられた「働く人の安全と健康を守る」という、この点についてです。安全と健康を守るということが主眼でありながら実際にはカドミウムの作業場、PCBの作業場、あるいは砒素鉱山の従業員、こういう方が非常に健康を害されている。それで、それに対する労災補償の請求をしましても、はたしてそれが業務上なのか業務外なのかということで、本人からは業務上だということをいろいろ説明しましても、実際には適用になっていないという……
○小平芳平君 先ほど藤原委員の質問されました砒素ミルクについての引き続きですが、岡山県のこの研究班は国の責任でおやりになったんですか、砒素中毒調査委員会というのは……。藤原委員が国の責任、国がおやりになったかとおっしゃっていましたが、その点、はっきりひとつしてください。
【次の発言】 それは幾らで委託いたしましたか、金額は。
【次の発言】 百三十万円では二年間にわたってこれだけの調査はできませんね。足りないお金はどこから出たのですか。
【次の発言】 国が百三十万の、県がゼロで森永乳業は幾ら出したのですか。
【次の発言】 大臣、純粋な医学上の調査について、ある企業がその調査研究費のまあ何といいま……
○小平芳平君 ただいま田中委員の触れられていたこの毒性について、私は質問をいたします。 新聞報道を見ていてさっぱりわからないのがこの毒性のことです。で、厚生省はもう少しはっきりした毒性についての資料を持っているのかと私は思っておりました。なぜならば診断基準を至急つくると言っているのです。診断基準をつくるには、毒性がわからなくてできるわけがないじゃないですか。そこで、きょうの委員会を期待していたのですが、冒頭、この大臣の説明の第五番目、PCBよりかなり弱いことが知られているということ、こういう前提で、大臣、ものごとを処理することは、先ほど来、田中委員に対する大臣のお答えが全くとんちんかんになっ……
○小平芳平君 参考人の方から、専門の立場からたいへん意義ある御意見を承りまして感謝いたしております。 初めに黒木参考人から、この運転免許あるいはマッサージ等について先ほどお触れになりましたが、雇用促進あるいは新しい職場の開拓ということに対しては、いまも政府が発言をして答弁をしておりますが、どうも、政府の発言や答弁だけでは、私たちとして納得しがたいもの、があるわけです。 で、黒木さんから、先ほどきわめてポイントだけ、重要な点をおあげになりましたが、そうした雇用促進についての、職場の開拓についての、なおつけ加えて御発言いただくことがありましたら、つけ加えていただけばたいへん幸いだと思います。 ……
○小平芳平君 それでは、たいへん長い時間にわたりましたので、せっかくおいでいただきました参考人の方に一、二点伺って私の質問を終わりたとい思います。 初めに尾川参考人に伺いますが、先ほど来の質問に対しまして尾川参考人は、熱媒体は蒸発したと、要するに熱媒体は油の中には入っておらないのだということを答弁しておられましたし、また以前にも新聞でそのようにお話なさっているのを、報道されているのを私見たんですが、尾川さんといたしましては熱媒体は蒸発してしまって現実問題、油の中に入っているわけはない、化学的にそんなわけはないというふうにお考えなのかどうでしょうか、それが一点です。 それからもう一つは、KS……
○小平芳平君 ちょうど郵政省の労働問題についての調査が行なわれる機会に、私、この育児時間について労働基準法第六十六条ですか、「(育児時間)」について、郵政省のおやりになっているやり方と、それから一般民間企業のやっているやり方ということについて少しお尋ねしたいと思います。 初めに、婦人少年局のほうでお調べになった育児時間の状況について、特にいただいた資料によりますと、産業別に非常に差が大きいようですが、たとえば運輸・通信業が多いのに比べて、きわめて低い産業、製造業等は低いというふうになっておりますが、その辺の実態について労働省はどのように把握しておられますか、またその原因等についても調査してお……
○小平芳平君 ただいまの厚生大臣の矢山委員に対する答弁は、結局逆になっているということなんですね。日本の場合はマッカサー指令によって軍人を特別扱いしてはいけないということだった。しかし、日本の場合は結果としては軍人軍属から始まって、いまなお軍人軍属中心の援護体制になっているということなんです。西ドイツの場合は、どういう指令があったかなかったか、それは私も存じませんが、全国民として取り上げたということ、逆になっているわけですね、そういうわけですか。
【次の発言】 ですから、先ほどの御答弁のように、ひとつ再検討、再考慮をお約束していらっしゃいますので、これ以上申し上げません。
で、私は昨年の当委……
○小平芳平君 年金の関係について質問をいたしますが、田中内閣発足以来、福祉優先ということ、特にこの年金には力を入れるというて、また厚生大臣もしばしば国会等でそうした発言をなさってこられました。で、いろいろ事情があったにいたしましても、非常にこの年金の成立が長引いております。今日の時点において、厚生大臣としてこの年金問題に対する総括的な御意見、そしてまた、もう一つは、確かに年金が老人福祉のきわめて重要な部分ではありますが、年金を含めた老人福祉対策全般について御所信を承りたい。
【次の発言】 たいへんそういうふうに、厚生大臣の説明を聞きますと、手厚い万般の施策がとられているように聞こえます。ところ……
○小平芳平君 前回に続きまして年金関係二法案について質問を続けたいと思います。 前回は概括的なことで御所見を伺いましたが、今度は具体的にこの今回の改正案の内容について質問をいたしたいわけであります。特にこの五万円年金ということが唱え出されて以来、衆議院の段階でも五万円年金というものは誇大宣伝ではないかというふうな議論もるる戦わされたことは私も会議録で承知いたしております。その後衆議院の修正等もありまして、いまの段階の衆議院修正後の現在提案されている年金改正案はどういうことになっているか。厚生年金でどういうふうになるか、五万円になるのかならないのか。なるとすればどのくらいの人がなるのか。国民年……
○理事(小平芳平君) いまのは八十億ですか。八十六億ですか。
○小平芳平君 私は、ただいま可決されました雇用対策法及び雇用促進事業団法の一部を改正する法律案、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案の両案に対し、それぞれ自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党の各派共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 雇用対策法及び雇用促進事業団法の一部を 改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について努力すること。 一、定年の引上げがすみやかにひろく実現されるよう、必要な財政上の施策を充実することその他関係者に対する積極的な指導援助を行なうこと。 一、定年到達者の再就職援助計画の作成及び再就職……
○理事(小平芳平君) 答弁ありますか、局長。
【次の発言】 健保改正案について若干質問をいたしたいと思います。
須原委員から御指摘のあった薬価の問題、その他現在の医療制度は数多くの問題点をかかえており、欠陥をかかえているということは、もう長年の懸案となっていること。これはもうどなたも否定することのできない問題点、欠陥というものをたくさんかかえている、矛盾をたくさんかかえているということであります。それが現状であります。したがいまして、この目先だけの、その場のがれの健保改正ではならないということから、昨年はいわゆる抜本改正、あるいは医療基本法案、このような提案もなされたわけでありますが、本年は……
○小平芳平君 最初に政務次官から、三木長官の意思でもあるということで、環境基準をゆるめるようなことはないというお話がありました。それから、本日配られた「日本の大気汚染状況について」というこのデータを見ますと、旧環境基準と新環境基準に分けて、適合しているところ、適合していないところというふうに述べられております。この新環境基準に適合しているという都市は、まさしく工場のない都市ですね。こういうところで測定をすれば、確かに環境基準内にあるでしょう。しかし、これはと思う工場地帯はほとんどオーバ一しているということ、適合している都市は、長期的評価で七十四都市、二九%、短期的評価として三十五都市、一四・五……
○小平芳平君 運輸大臣に伺いますが、先ほどの御答弁では、住民と争う、被害者と争う姿勢ではないということをおっしゃっておられましたが、ということは、現実にきのうもきょうも騒音で悩まされている方たちと要求をいれていきますということでしょう。 そこで、この環境庁長官の談話の第一は先ほど触れられたので繰り返しませんが、「新空港が使用され」しかも「環境基準が達成されない場合は」云々となっておりますから、これは環境基準自体にもうすでに不満があるし、まして新空港というものはまだ場所さえきまってないという先ほどのお話でありますから、非常に先のことであり、しかも「廃止も含めて」ということは非常に強く感じますけ……
○小平芳平君 ただいまの問題ですが、先ほど通産省は、東邦亜鉛に対して厳重に調査のための委員会をつくるなりこれこれの指示をしたと言われましたが、それは東邦亜鉛に対してももちろんそういう指示をしなければなりません。なりませんが、同時に通産省なりあるいは県なりが中を調べてもらいたいわけですよ、中を。朝日新聞の報道によりますと、水を薄めたのは、福岡鉱山保安監督局や長崎県の係官がサンプルを採取した、その採取したサンプル、ポリ容器を会議室や所長室に保管してあるかち、水を薄めるのは簡単にできたんだと。はたしてこういうことがあったのか、なかったのか。それは通産省と、それから長崎県の係官を調査していただきたい。……
○小平芳平君 重松先生はカドミウム研究班の班長としまして長年経験を積んでこられていらっしゃる。私たちはしろうとで、よくそういう重金属の関係はわかりかねる点が多い。ただしかし、いまお話が出ているように、十倍の違いがあるという場合はやり直すのが、このほうが常識じゃないですか。いまは排出基準があって、排出基準をオーバーしたら企業は操業停止になってしまうわけでしょう。そういう大事な分析数値が十倍の違いがあって、それがうやむやのうちに決着がついていたということ自体、おかしいと思われませんか。 それが一つと、それからもう一つ、先生は対馬へ行かれたことがございますか、どうですか。その二点。
○小平芳平君 午前中の質疑を聞いておりまして、どうもはっきりしない点がありますので、午前中のはっきりしなかった点について二、三初めにお尋ねをしたいのです。
総量規制をするということ、そして「政令で定める地域にあっては」という、この地域を政令で定めるということはどういう地域をどの程度定められるのか、その点についてはいかがですか。
【次の発言】 そういうことをお尋ねしているのではなくて、午前の質疑で盛んに七地域七地域ということを発言しておられたのに対して、環境庁がそれについては何とも言わずに答弁をしておられましたが、七地域ということなのかどうかという点を尋ねているわけです。
○小平芳平君 だいぶ時間もたちましたので、簡単にお尋ねをいたしたいと思います。 初めに吉田先生が、四日市の公害訴訟判決のあった当時、総量規制すべきだ、国として法を改正し総量規制すべきだと強く主張しておられたことを私思い出すわけでございます。それからずいぶん長い月日がたって、ようやくここに国として総量規制を盛り込む大気汚染防止法の改正案がいま提出され、審議ということになったわけであります。吉田先生のこの今回の政府提案に対する御意見、あるいは御批判等もございましたら、お聞かせいただければたいへん幸いだと思います。 それからもう一つは、先ほど吉田先生のお話では、四日市では窒素酸化物の総量規制をや……
○小平芳平君 関連いたしまして、簡単に二問だけ質問いたします。 第一問は、先ほど春日局長は、硫黄酸化物はさしあたって政令指定します、引き続き窒素酸化物とばいじんを追加するように検討しますというふうに答弁しておられましたが、窒素酸化物については、るる質疑応答のあった技術開発ということが焦点になると思います。が、ばいじんの場合は、かつてすごいばいじん発生施設があったが、しかし電気集じん機等で非常にばいじんが減ってきた、こういうことが可能だと思うのです。したがって、総量規制に入れる入れないは別としても、固定発生施設のばいじんはきびしく現行法でも規制できると思いますし、また規制していただきたい。また……
○小平芳平君 島根県津和野町の旧笹ケ谷鉱山の砒素による健康被害、それからまた環境汚染、この笹ケ谷鉱山の健康被害については五月四日、砒素による健康被害検討委員会から環境庁長官に対して、十二人の被害者が発見されたという報告が出されたということを新聞報道で知りました。先週、私は直接津和野町へ行きまして、被害者の方あるいは町当局等の関係者からいろいろ意見をお聞きし、また現地も調査してみました。これらに基づいて、きょうは環境庁並びに関係官庁に質問をいたしたいと考えます。 まず十二人の砒素による健康被害者が発見されたということについて、環境庁としては、地域指定をする、また具体的には公害被害者としての認定……
○小平芳平君 健康被害補償法に対する質疑に入る前段階といたしまして、私は政府の公害に取り組む基本姿勢について若干質問をいたしたいと思います。 その具体的な例といたしまして、カドミウムに対する健康被害についてです。この点については、三木長官は、富山県で五月二十六日に、お米の基準について発言をしておられるようですが、そのことについてはまた後ほどお尋ねをいたします。 最初にお尋ねしたい点は、日本公衆衛生協会に厚生省が委託をして、四十五年三月三十日に発表しておりますところの「要観察地域におけるカドミウムの摂取と蓄積に関する研究」、このデータにつきまして質問をいたします。 この中で、特に群馬県の安……
○小平芳平君 ただいまの質問をお聞きしておりまして、都道府県の場合は審査会が知事の要請によりあっせんを行なうわけですが、それは知事部局の事務局が手足となって働くからそういうことになるんだということです。ところが、その審査会すらない県があるわけですね。これはまさしく知事そのものがあっせんに動くわけでしょう。そうすると、この審査会の性格というものが、現在はそうした行政機関から独立して働くという、そういうことになってないわけですね。したがって、そういう点どうお考えになるか。審査会のある地方においては、知事からそういう要請を受けてあっせんに動く。その審査会すらないところは、知事みずからがあっせんに乗り……
○小平芳平君 先ほど来の矢山委員の質問に対しまして、最初に私は食費につきまして、社会福祉施設における食費、これは原材料費だということで前回の委員会で厚生省から答弁のあったのは五%引き上げた上で特別養護老人ホーム二百七十二円、養護ホーム二百十八円、身障者更生援護施設二百八十二円、児童の養護施設等二百九十三円、乳児院二百九十七円、国立病院療養所二百九十円、重症心身障害児施設三百二十五円、これが一日当たりの食費だという答弁があったんですが、これはこのとおりでしょう。
【次の発言】 そこで、これではとても食べていかれないわけですよ。一体何カロリーとることにしているんですか。
○小平芳平君 最近の労働問題につきまして、二、三御質問をいたしたいと思います。
最初に、十二月十二日に最高裁で出された三菱樹脂訴訟に関する判決。で、これは最高裁の判決は判決としまして、労働基準法との関係において、労働省はどのようにこれを受けとめておられるか、経過並びにお考えを初めに簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 たいへん申しわけないのですが、最高裁の判決と労働省が従来とってきた解釈と変わりないという点をもう一ぺんお答えいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、企業側が思想、信条のいかんということを採用基準にすることが法律違反ではないと、つまり信条による差別待遇禁止は、雇……
○小平芳平君 私は職業病についていろいろいろいろといいますか、限られた時間内で質問をいたしたいと思います。
で、具体的に、職業病については当委員会でも再三問題になっておりますので、労働省のほらでもいろいろ調査をし、また対策もとっておられると思います。
で、最初、第一点は、病院、診療所、それから社会福祉施設における監督署の監督、指導の結果について御説明をいただきたい。
また、ほかの産業に比べて特にどういう点に特徴があるか、そういう点についても御説明いただきたい。
【次の発言】 労働大臣から厚生省にひとつ厳重な申し入れをしていただきたい、注意を喚起していただきたいと思います。そのもとになる資……
○小平芳平君 ちょっと局長、引き続き質問します。 年金、それから未熟児網膜症、こうした点について質問したいわけですが、まだ政府委員がそろっておりませんので、さしあたりこの前質問しました高山市の水道の件について質問いたしたいと思います。 この件については、厚生省に対して私が調べてほしいということを申し入れたについて、四月一日に厚生省から回答されてまいりました。で、その厚生省が調べた回答によりましても、水道事業を認可するときの水質試験の分析データ、――それは四回の分析データが厚生省へ出されているわけですが、そのうち三枚は採水者の名前が入っていない。それからあるいは採水の場所が入っていないという……
○小平芳平君 厚生大臣に伺います。 初めに結核問題に入る前に、診療報酬緊急是正について簡単に結論だけ御答弁いただきたいと思います。 昨日第一生命ホールで、全国公私病院連名大会が緊急是正の大会を持たれました。この公私病院連名の調査によりますと、四十九年四月から五十年三月までは一ヵ月当たり三二%の赤字が発生するであろう。これは過去の赤字、医学の進歩、そういうものを入れないで、いままでどおりいったとしても三二%の赤字が出るであろうという実態調査の報告がありました。この病院連名大会では齋藤厚生大臣が、年度内に診療報酬の改定をする方針だという発言を伝えられておりますが、一体ほんとうに厚生省はそういう……
○小平芳平君 先ほど来の労働大臣、また局長の答弁を聞いておりますと、新しい時代に沿った雇用政策としてこの雇用保険法案が必要なんだと、あるいはこの雇用保険法が実施された暁においては窓口についても云々というふうな答弁を繰り返しておられます。で、衆議院では本会議でも田中総理から、また労働大臣から答弁がなされております。それを見ましても、まさに労働省はいまこの時期に新しい雇用保険法をつくるんだということを繰り返しております。 で、私はそうは考えておらないわけです。確かに内容的にも問題がありますが、まず、その内容に入る前に、時期としていまがほんとうにいいのかどうか。一方ではインフレが高進する、物価は狂……
○小平芳平君 私は、国民年金改正関係について質問をいたします。
昨年の国会で国民年金の改正を審議していたころの状況から見まして、その後経済が急激に物価高騰が進んできた。で、去年の特に秋以来厚生省は再三にわたって生活扶助基準の引き上げ等の手を打ってこられましたが、四十八年十月一日以後の厚生省がそうした物価高騰に対する対応策としてとってこられた措置についてまずお述べいただきたい。
【次の発言】 そうして、四十九年度予算では生活保護基準は二〇%引き上げると、これは四十八年度当初予算に対する引き上げ率が四十九年度は二〇%、こういうことでよろしゅうございますか。
○小平芳平君 関連。 先ほど来、再調査、再調査と言っておられるのですが、何を調査するのですか。橋本審議官が再三発言しているように、三月十六日、十七日のこの研究班の総会ですか、三月十六日、十七日の会合においては、先ほど指摘されているように、石崎教授あるいは萩野博士から、はっきりと五人のイタイイタイ病患者が発生していると、こういう報告でしょう。それ、何を調査するのですか。しかも、この石崎、萩野報告によりますと、この市川流域で五人がイタイイタイ病と全く同じ症状で発病しているということは、この事実だけで市川流域の症例はカドミウムによるイ病であると疫学的に証明されたと考えられるとなっているでしょう。も……
○小平芳平君 公害による健康被害救済について若干お尋ねをいたします。
長官の先ほどの所信表明では、公害健康被害補償法により補償給付の支給等の措置を講ずることといたしておりますが、結論としては中公審でいま検討している、近く政令の公布をいたしたいと考えておりますということでありますが、その辺をもう少し御説明いただきたい。
【次の発言】 水俣病――熊本県の水俣病につきまして、認定の申請、あるいは認定された件数、現在行なわれている進行状況、それらの点について御説明いただきたい。
【次の発言】 そこで、いま、六月には認定がなくて、七月、八月へかけて相当現地のほうでは作業を急いでいるということと、それか……
○小平芳平君 最初に運輸省に伺いますが、運輸省では、きょう参考人として四社の方が御意見を述べられておられますが、五十年規制について型式指定を受ける、運輸省から指定を受けなければ市販はできないわけだと思いますが、この四社の製品の中で、型式指定をすでに受けた製品、それから市販されている台数。それからなおかつトヨタ、日産については、型式指定を申請中で云々というような御答弁が先ほど参考人の方からありましたが、これらの進行状態はどうなっておりますか、御答弁いただきたい。
【次の発言】 五十年規制のための型式指定は運輸省でどのくらいの期間かかるのか。いつころそれが申請が出されて、いつころ決定になるのか。そ……
○小平芳平君 けさほど来のずっと質疑を聞いておりまして、あと繰り返しての質問は一切いたしませんので、ひとつ簡単に結論だけお答えいただきたいと思います。 つい先ほどの質問に対する御答弁で長官は、五十一年規制については後退もしていない、固まってもいないというふうな答弁をされたのを、春日局長はさらに具体的に、もしそれが技術的にできないなら暫定規制値を設けるというような趣旨の答弁をされたんですが、ということは、確かにこの現段階では四十七年答申から後退はしておりません、環境庁としては。しかし、それが技術的に困難、できないということになったならば、規制をそのまま二年、三年延期するということではなくして、……
○小平芳平君 時間もだいぶおそくなっておりますので、簡単に二、三お教えいただきたいと思います。 初めに服部先生に伺いたいと思いますが、先生が午前中の御意見のところで、クリプトン八五とそれからコバルト六〇の例をお出しになってお話しくださいました。そうしてまた先ほどの質問に対するお答えの中で、平常運転している限り安全だという意見には私は賛成でないという御主張をなさっておられました。で、ごく私たちきわめて常識的なことを知りたいのでございますが、空気中の排ガスとそれから排水に分けまして、どういうものが排出される可能性がありますか。また、特にクリプトン八五は危険だということを年数をあげてお述べください……
○小平芳平君 私の質問は午後に予定されておりますが、いまの自動車排ガスに関係いたしまして簡単に二、三お尋ねしておきたいと思います。 先ほど御指摘の五十年規制のツー・サイクル・エンジンのHCにつきまして、新聞報道によりますと、自民党政調会が環境庁に対して要請をしていると、あるいは代議士を動員して環境庁に陳情しているというような報道がなされておりますが、これは事実かどうか。これに対して毛利長官はどう受け取っておられますか。どうしてそうした記事を私はここで取り上げるかと申しますと、とにかく家庭の主婦あるいはお年寄り、一日じゅう家の中あるいは家の周囲において排気ガスに悩まされ続けている。そしてかぜを……
○小平芳平君 各メーカーの参考人の方にお尋ねをいたしたいのでございますが、先ほど河野参考人からは、一トン以下にはこの暫定値はきびしい規制だと 一トン以上のものにはむしろゆるい規制だというお話がございました。この点について私ずっと各参考人の方、長島参考人、杉浦参考人、それから持田参考人にそれぞれ御意見を伺いたいわけです。 一つは、〇・六というものが達成可能かどうか。この点について前回の委員会でもまた本日の委員会でも再三御発言がございましたが、もう一度あらためてわかりやすくひとつ。一トン以下にはきびしいという河野参考人の御発言もございましたが、はたして達成は十分可能というふうにお考えでありますか……
○小平芳平君 薬品による健康被害者に対する救済制度、これを厚生大臣は、齋藤厚生大臣になってからも再三、つくりますと、次の国会に提案しますという答弁までなされたこともあったわけですが、今日の段階では被害者に対する救済制度がなかなかできそうもないというような結果になっているようですが、いきさつはお述べいただかなくてけっこうですが、見通しについて、どういう見通しに立っておられるか。聞くところによりますと、せっかくつくられた研究会もほとんど開かれておられないというふうに伝えられておりますが、その辺についてお尋ねいたしたい。
【次の発言】 検討を急ぐということは、もう数年来の同じ答弁でありまして、いま私……
○小平芳平君 本委員会を代表して、山崎委員長、片山、沓脱の両委員、それに私、小平によりまして、去る十月二十九日から五日間の日程で、沖繩県下の厚生、労働行政の実情調査をしてまいりましたので、御報告いたします。 今回の調査は、医療及び米軍基地の日本人労働者の離職対策等の問題に焦点を当てて行ないました。沖繩県庁において、屋良知事をはじめ関係者の方々から調査項目についての概況を聴取した後に、沖繩本島及び宮古島の現地で調査をしてまいりました。 まず、本調査を通しまして、結論的に申し上げますと、沖繩県は四十七年に本土に復帰して満二年半を経過しておりますが、今日においても依然として経済、社会の両面におい……
○小平芳平君 私は、最初に労災関係について質問をいたします。特に労災関係については、去る四月四日の社会労働委員会で、当時の渡邊前基準局長、それから長谷川労働大臣の御答弁がありまして、で、私がそのとき指摘した点は、職業病の予防、職業上の疾病がふえる、技術革新の結果、そうした職業病は減るのがほんとうだと思うのですが、かえって技術革新の結果、職業病といわれる疾病がふえる傾向にも過去にあったというような点から、どうこのことを予防していくかという点で質問いたしましたところ、作業管理基準、あるいは指導要綱等により予防を徹底的に進めていくということで答弁があったわけです。で、ただ、それで私はよろしいと思うの……
○小平芳平君 私は、ただいま可決されました労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党、日本共産党及び民社党共同提案の附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 労働者災害補償保険法等の一部を改正する 法律案に対する附帯決議(案) 政府は、左記事項に関し速やかに所要の措置 を講ずべきである。 一、労災保険の給付水準、給付基礎日額の算定 方法、スライド制等については、今後ともそ の改善を図るよう努力すること。 二、労災保険の全面適用を早急に実現するこ と。 三、労災保険給付と他の社会保険給付との関係 につい……
○小平芳平君 日雇い健保の問題点についていま質問があり、御答弁がありましたが、基本的にこの厚生省の考えは日雇い健保を充実発展させていこうという考えなのか、それとも赤字の荷物をかかえて、もうどうにもこうにもならないというような考えなのか。どうも大臣が一番最初、三木内閣云々という御発言と、それからいまの日雇い健保に対する個々の問題点に対する御答弁と、あまりにも食い違っているように感じますが、いかがですか。
【次の発言】 それでは、先ほど来の御答弁について一々取り上げるわけではありませんが、たった一点だけ受給要件について局長は保険の原理・原則などと言って、それで、足りない人はやむを得ないんだ、要する……
○小平芳平君 きわめて短時間でありますので、要点だけ質問をいたします。答弁なさる方も簡潔に御答弁いただきたいと思います。
第一に、土壌汚染防止法に基づく特定有害物質として砒素を指定するのはいつか。
【次の発言】 私の提出した質問主意書に対する政府の答弁は、ただ中公審に審議をお願いしているということだけであって、そうした具体的な答弁がまるでない。で、これはきのうやきょう問題提起していることではなくて、私が最初島根県津和野町笹ケ谷鉱山の農業被害を国会で取り上げましたのは昭和四十七年です。この砒素の被害を地元の人たちが訴えているのはすでにもう百年も前からです。明治の初めからなんです。
そこで、農……
○小平芳平君 春日局長に最初お尋ねしたいのですが、先ほどの内田委員の質問に対して局長は、健康問題は、あるいは光化学スモッグの原因等十分審議を尽くしてきましたと、こういうような答弁をされましたが、そうしますと、この自動車公害専門委員会というここでは、そうした技術の問題とともに健康の問題も審議したわけですか。
【次の発言】 そうして局長は、先ほど慶應大学医学部外山敏夫教授、この方が専門家だというふうに、光化学スモッグの専門家だというふうに名前を挙げられましたが、そのほかにも入っておられますか。
【次の発言】 この国立衛生試験所の山手昇委員はどういう方ですか。
○小平芳平君 露木参考人にお伺いいたしたいのでございますが、せっかくおいでいただきまして当委員会に御出席いただいているわけでございますので、先ほど来の御答弁は、申しわけないという一点ばりであって内容について一向お触れになりませんでした。で、ただ、あの事故直後私も伺いまして、そして直接工場長さん初め幹部の方からお話を伺ったこともありますし、それからまた、新聞にも再三報道されていることもございますので、そういう当然わかっていることは、やはりこの際、そういう手抜かりもありましたということは、そういうふうにやっぱおっしゃった方がいいじゃないかと思うのであります。 で、まず第一に、確かに安全体制といい……
○小平芳平君 ただいま議題となりました環境影響事前評価による開発事業等の規制に関する法律案につきまして提案の趣旨を御説明申し上げます。 われわれ人間も生物の一種であって、自然の生態系の循環の一部に組み込まれ、自然と一体となってその微妙なバランスの中で生存しているのであります。 しかるに、近代における産業の発展と科学技術の進歩の過程において、人間はこの厳粛な法則を無視し、環境受容能力の限界を超えた自然の侵奪を行い、人類みずからを含むすべての生物の生存をすら、脅かすまでに至っております。 特に、わが国においては、諸国に比べて相対的に稀少な大気、水、国土といった環境上の制約の中で、しかもパルプ……
○小平芳平君 当面の問題につきまして二、三お尋ねしたいと思います。 最初に、自動車排気ガス規制につきまして、先ほど栗原委員からの質問に対し小沢長官は、環境庁としてはきわめてスムーズに事を運んでいるかのように、あるいは環境庁としては何ら問題はないかのような御答弁をなさっているように私は感じました。で、私がいま直接ここで明らかにしていただきたいと思いますことは、この猶予期間ということですね。これは、五十年度規制は四月一日から実施されましたが、なおかつ猶予期間が八カ月でございますか。それから五十一年度規制は五十一年四月一日から実施されるわけですが、猶予期間、十一カ月ですか。こういうふうな点について……
○小平芳平君 最初に、静岡県の富士市周辺の製紙工場のスラッジの処理につきまして、これは猶予期間も設けられたり、いろんないきさつがあったように伺っておりますが、現在の段階でどう処理されているか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 大変抽象的で、それでは問題がどこにあるかということがつかみがたいのですが、四十七年九月一日から四十九年八月三十一日の間、この二年間は暫定指導要領ですね、暫定指導要領によって山へ捨てに行っていたんですね、ですから、田子ノ浦で問題になったヘドロが富士へ登るという現象が起きていたわけです、この二年間は。ところが、この暫定期間の二年間が過ぎましたので、いま、お答えに……
○小平芳平君 先ほどの労働大臣の所信表明に対しまして、基本的な問題について若干質問をいたしたいのであります。 これは午前中も質問が出ておりまして、答弁もございましたが、最初に、雇用調整給付金につきまして、労働省の御答弁によりますと、一月、二月、――二月の途中までの集計で三千三百九十一事業所ですか、当初五十億円程度を予想していたが、七十ないし八十億円くらいの雇用調整給付金がかかるであろうというふうに答弁なさったかと私聞いておったわけです。で、五十年度予算は、きょうのいただいた資料の御説明によりますと、雇用改善事業二百七十二億円、うち雇用調整給付金百四十二億円というふうになっておりますので、この……
○小平芳平君 ただいまの治るかどうかという点につきまして、引き続いてお尋ねをいたしたいと思います。
昨年の十二月一日に全国集会がございまして、その全国集会の集会の席上では自主検診班の先生からはいまちょうど今井先生からお話のあった御報告がございました。まず手術によって治るということは不可能のそういう患者がいるというような趣旨だったかと思いますが、そういう点はございませんか、ちょっと。
【次の発言】 中間広筋型及び混合型では手術で完全に治すということはできませんと、こういう御趣旨でよろしゅうございますか。
【次の発言】 そこで、私は、そういう学問的なことは全然わかりませんが、医学上のことはわかり……
○小平芳平君 大臣の所信表明につきまして、何点かにわたって、質問内容が飛び飛びになって恐縮ですが、何点かにわたって質問いたしたいと思います。 大臣の所信表明に直接関係がないかもしれませんが、いま歯科診療の差額徴収について、非常に、毎日のように新聞に報道されております。この点について余り細かい説明は必要ありませんので、四十八年八月二十七日、歯科医師会が出したマル秘通達というものがあるということが報道されております。これに対して厚生大臣は、そういうものが本当にあったのかどうか、撤回したのかどうかということを調査するように指示したというふうな報道がありますが、この点についていかがですか。
○小平芳平君 この作業環境測定につきまして、こうした制度を設けるという点については異論がありませんので、特にそうした基本的な問題で反対意見を述べるとか、あるいは政府の態度を究明するというような趣旨ではありません。趣旨ではありませんが、果たしてこういう制度ができた場合にどれだけ労働者にとってプラスになるのか、あるいはこういう制度の運用上企業なり労働者なり職場なり、あるいはすでに同じような測定をしている既存の機関なりにどういう影響が起きてくるかというような点について私は若干質問したい、このように考えております。 最初にこの労働災害と職業上の健康被害とそれから公害についてです。公害問題は過去私も何……
○小平芳平君 ただいま議題となりました母子家庭の母等の雇用の促進に関する特別措置法案について提案理由並びに内容の概要を申し上げます。 突発的な事故や不慮の災害等で主たる稼動者であった父や夫を失った母子家庭は四十八年度末で六十一万六千二百世帯を数えます。しかもこの数値は、交通事故、海難事故、労働災害及び自然災害など最近の発生状況にかんがみさらに増大するものと思います。 これらの災害を未然に防止するための効果的な対策の確立は国民の強い願望であり、国がその施策の万全を図る責任のあることは言うまでもありませんが、当面の母子家庭の生活基盤の確立もまたきわめて重要な課題であり一日たりとも放置できるもの……
○小平芳平君 私は、今回の一部改正の内容そのものについては格別の異議を差しはさんでいるわけではありません。ただ問題は、財形貯蓄ということ、そのものの意義につきまして、現在の状況、労働者の生活実態、そういうところからして果たして財形貯蓄というものがどういう目的でどういう運営を現在されているか、将来どういう方向へ持っていかれるか、そういうような点について質問したいと思います。 で、まず最初に、総理府の発表された四十九年平均の家計調査がありますが、全国勤労者世帯一ヵ月当たりの実収入、それから消費支出ともに実質では前年を下回っているという事実、こういう点について、労働省としては、昨年のあの大幅賃上げ……
○小平芳平君 中小企業の退職金に入ります前に、中小企業の置かれている現状につきまして二、三お尋ねし、また意見も申し上げたいと思います。
婦人少年局がつい最近発表されました「労働災害遺族の生活実態に関する調査」、これによりまして婦人少年局のねらいとしましては、ずっと項目を、こういうねらいでこの調査を行ったということが書いてありますが、この調査結果から考えた中小企業の問題点、特に中小企業の労働者という観点から見た場合に、この調査結果についてどういうことが言えるかという点をお尋ねしたい。
【次の発言】 ただいまのお話のように、労災遺族の調査をしましてみたところが、夫が勤務していた事業所は従業員数百……
○小平芳平君 今回の年金改正につきまして、厚生大臣は昭和五十一年度は年金の見直しをするということですが、そしてまた、福祉年金の額は月額二万円に引き上げますということ、それからそうなりますと、障害福祉年金は月額三万円というふうなことが、厚生大臣の答弁として受け取ってよろしいかどうか。
【次の発言】 大分、伝えられていた厚生大臣の見解と、いま述べられる見解とかけ離れてしまったように伺いますが、やはりこの福祉年金は一万二千円から、老齢福祉年金は一万二千円から二万円を目指して、その達成のために努力をいたしますというふうに従来受け取っておりましたが、それでよろしいかどうか、それが第一点。
それから第二……
○小平芳平君 最初に田沼先生に伺いたいと思いますが、先ほど来ずっと両委員の質問に対する参考人のお答えを伺っておりまして、きわめて大きな現在の問題点は、認定制度があると思います。で、私もこうした認定制度は廃止すべきであると、先生が先ほどそのようにお述べになったように伺ったのですが、私もそのように考えております。特にこの原爆の傷害作用の影響によるものでないことが明らかなものだけを除いて、影響の疑いがある、あるいは影響がまだはっきりわかっておらないというようなものは対象とすべきであるというふうにお述べになったように伺いました。で、この点につきまして、いま御出席の他の先生方にも逐次またお伺いしたいので……
○小平芳平君 けさ来の当委員会の審議をずっと伺っておりまして、政府の答弁は、局長は至れり尽くせりやっておりますと言わんばかりの答弁を繰り返しますし、大臣はまた野党提案の援護法についてはいま直ちにそれには賛成できないということを一生懸命繰り返しておられるのみです。非常に私は不満なんですが、若干具体的な問題を取り上げて、見解をただしたいと思います。 先ほどのたとえば原爆病院に対する目黒委員の質問に対する答弁では、結論はどういうことですか、本年度は赤字にならないだろうということだったのですか。それとそれから局長は原爆病院へ行ってみて、現地調査をしてきましたと言いましたが、いつ行って来られたのですか……
○小平芳平君 私は、主として隠れた公害の被害者、あるいは広い意味で言われる隠れた被害者、言いようによっては隠された被害者、この被害者をどう救済するか、即刻救済すべきである、こういう観点から二、三の点を取り上げて質問をいたしたいと考えます。 初めに、宮崎県の土呂久、松尾、この地区の砒素による被害者の健康障害につきまして、私は参議院の各委員会で何回か問題提起をいたしてまいりました。しかし、労働省は労災保険の適用の上で、環境庁は公害健康被害補償法の適用の上で、こうした砒素の被害者に対しましては、皮膚と鼻と、それから神経炎、こうしたきわめて限定された適用しかしておりません。 健康被害に対する措置しか……
○小平芳平君 私は長野県にある昭和電工塩尻工場の従業員の労働災害、それから周辺の環境汚染、それから周辺の環境汚染による健康被害等について質問をいたします。 この塩尻工場の問題はすでに何回か私は当委員会で取り上げてまいりましたし、またきょうもこうした一地域の、一工場の公害問題を取り上げるという趣旨は、それは被害者同盟あるいは信州大学その他の調査研究が発表されますとすぐ会社から反論が出るわけです。それで、反論が出る、そうこうしているうちにだんだん会社も一部を認めるというようなことをもう数年にわたって繰り返してきております。したがいまして、今回、この現時点でどういうことが問題かという点を取り上げた……
○小平芳平君 ソーダ業界が、例の水銀の問題が発生して、その時点で水銀法から隔膜法に転換するということで来ておりますが、なかなか思うように転換もできてないというふうに新聞にも報道されております。この間の事情について、政府から御説明いただきたい。
【次の発言】 その、いろいろな事情というのがのみ込めないわけです。
ですから、五十年九月までに三分の二ということは、どういうことでそういう目標が立てられたのか。可能性があったのかなかったのか。そして、今日、転換が進まないいろいろな事情というのは、どういう事情があるか。簡単でいいですから、要領よくお答えいただきたい。
○小平芳平君 私は、産業廃棄物について質問をいたします。特に産業廃棄物の中でも、きょうはメッキのスラッジに限って質問をいたします。
厚生省は、中小零細企業の圧倒的に多いメッキ業界の、そのメッキの産業廃棄物はどのように処理されているかということを、実態を把握しておられますか。おられる実態を御説明いただきたい。
【次の発言】 その調査した中に岡山県は入っておりますか。
【次の発言】 そう部長は簡単に自社の敷地内に積んでおくのが一般的だように言われますが、これは岡山県の実例ですけれども、ドラムかんに百二十本、このドラムかんももう二年、三年たちますからドラムかんの上に上がっただけでふたがぽんとはずれ……
○小平芳平君 三木総理に伺いますので、端的にお答えをいただきたい。きわめて私も専門家ではありませんので端的にわかりやすく御答弁をいただきたい。
最初に三木総理は、国会の場において解決すべき問題だということを再三言われておりますが、それは国会の場において法律改正は審議されるということは十分承知しております。ただ従来政府がこの秋までに結論を出そうという努力は、具体的にこの争議権、当事者能力、こうしたことについての結論を具体的にこの秋までに出そうという努力をなさったのかどうか、その点いかがですか。
【次の発言】 要するに、政府としては争議権、当事者能力等について具体的な結論をもっと出そうという目標……
○小平芳平君 私は公明党を代表して政府原案に反対の討論をいたします。 今回の改正案が、原案が成立するときに、昭和四十九年五月二十九日、当委員会でも、果たしてこうした重量税の引き当てがいいかどうかということは十分議論されたわけであります。当時政府から出席をいたしておりました城戸局長も、「私ども重量税が一番いい方法であるというぐあいに考えておるわけではございません。」、また、結論として、「重量税の引き当てというのが一番現実的であるということで、二年間の暫定措置として今回改正案を提案している次第でございます。」と、このように答弁をしていることは御承知のとおりであります。そしてまた、当委員会としまし……
○小平芳平君 長官行かれる前に一言だけ。「環境影響評価の技術手法」というふうにこのきょうの所信表明で述べられておりますが、これは「この結果をも踏まえて、そのための法案を提出いたすべく」というふうになっておりますが、今国会に出されるつもりかどうか、それをひとつ。
【次の発言】 じゃあ環境庁当局に伺いますが、先ほど原理事から派遣の報告がありましたが、そのときに、海田湾の埋め立てについて、県側の説明、それからまた地元の反対運動をしている方の説明を聞きまして、先ほど御報告があったとおりです。それで、何か県側の説明だと、これが環境影響事前評価の第一号であるとか、こういうふうにそのりっぱな事前評価をやった……
○小平芳平君 ただいま議題となりました環境影響事前評価による開発事業等の規制に関する法律案につきまして提案の趣旨を御説明申し上げます。 われわれ人間も生物の一種であって、自然の生態系の循環の一部に組み込まれ、自然と一体となってその微妙なバランスの中で生存しているのであります。 しかるに、近代における産業の発展と科学技術の進歩の過程において、人間はこの厳粛な法則を無視し、環境受容能力の限界を超えた自然の侵奪を行い、人類みずからを含むすべての生物の生存をすら、脅かすまでに至っております。 特にわが国においては、諸国に比べて相対的に稀少な大気、水、国土とついた環境上制約の中で、しかもパルプ、化……
○小平芳平君 初めに野村参考人にお伺いしたいことは、この箔団地は私も三年ほど前に行って、まあわざわざその機械の動いているときに隣のうちの部屋へ座ってみたりしてそのひどいのに驚いたわけですが、地元の周辺の人の話だと、先ほど位牌の話をなされておられましたが、先祖が仏壇から出てくると言う、何のことかと思ったら位牌が仏壇から出てきてひっくり返って落ちていたというような状態だったわけですが、きょうのお話を伺いますと、大分技術開発が進んできているということを伺って、むしろもう驚くくらいの気持ちであります。で、空気バネでありますか、それから地盤の構造でありますか、そういう点の成果を上げられたということですが……
○小平芳平君 私は、廃棄物の処理関係について質問をいたします。 今回の改正につきましては、厚生省の努力は承知いたしておりますが、私たちはこういう今回のような改正では、きわめて不十分であるというふうに考えております。で、昭和四十五年、第六十四回国会で、従来の清掃法が大改正になり、現在の体制になった。あるいは昨年夏の六価クロム問題を契機として法の整備が強く要請されるようになった、こういうようないきさつ、あるいは今回の改正に対して、全国都市清掃会議というところから、本法案を早く成立させてほしいというような要請がきているという自治体の御意見も承知いたしております。しかし基本的に現在の法律体制、あるい……
○小平芳平君 初めに、当面の二、三の問題点についてお伺いいたしたい。
長野県にある昭和電工大町工場で労働基準法違反があった。その基準法違反を基準局と監督署が強制捜査をし、三月二十九日書類送検をしたと、こういうことが新聞に報道されております。で、この件については、私は何回となくこの前から、また強制捜査以後も現地でいろんな実情調査をしております。非常に企業と行政に対する不満、あるいは企業と行政に対する不信、これは相当なものがあるということは大体御想像いただけると思うんです。その間の事情について御説明をいただきたい。
【次の発言】 そう、監督を契機にと言いますけれども、これはもう労働組合が主体とな……
○小平芳平君 労災法関係につきまして、私の最初に社会保障制度審議会の一月二十七日の答申、この点について御見解を承りたいと思います。 この答申は、御承知のように「おおむね了承できる」ということが最初でありまして、「おおむね了承できるが、労働者災害補償保険法は労働基準法を受けて出発したにもかかわらず、今日、同法との関係においてその性格に不明確な点が生じつつある」、そして「以下の点に留意されたい。」となっておりますが、こういう点について制度審議会ではこういうふうな見解を答申しておりますが、労働省当局としては何かそういうことについての検討をされましたかどうか。
○小平芳平君 私は健康保険法等の一部改正の関係について初めに質問をいたします。
田中厚生大臣もよく御承知のように、健保の改正のときにはいつものように抜本改正とか、あるいは政府のいつもの財政対策が政府は主眼であると、そういう財政対策主眼でなくて、より根本的に医療供給体制の整備、あるいは保険外負担、差額ベッド等、こうした解決が先決だという議論がいつもなされておりますが、そうした点についても今回ははなはだ不満足のまま、結局財政対策先行でそうした基本的な解決は後回しになったというふうに感じておられますか。
【次の発言】 そうした点についての検討をしているというふうに言われますところの内容を、どういう……
○小平芳平君 これからの環境行政の大きな柱の一つとして、環境影響事前評価について私は質問をいたします。
長官からもごあいさつの中で所信を述べられておられましたが、私たちも、公明党としましても、事前評価についての法案を再三参議院、国会に提出をいたしております。で、政府の方でも、環境庁として前国会に法案を提出するやに伝えられておりましたが、環境庁案はできなかったのかどうか。その辺のいきさつを最初お尋ねしたい。それと同時に、また、先ほどの長官の御発言の中では、早期に提出するようにも受け取れるように聞こえましたが、見通しについて伺いたい。
【次の発言】 中公審としては、この五十年十二月二十二日の検討……
○小平芳平君 私は雇用問題、特に高齢者の雇用問題についてお尋ねをいたします。六月十八日、閣議決定の雇用対策基本計画を見ますと、二十二ページに高齢者雇用対策ということについて、本当に事こまかに述べておられております。特にこのイとして六十歳までについては、ロとして六十歳から六十四歳については、ハとして六十五歳以上についてはと、こういうふうにこれは政府は決定をしているわけでありますが、どうも現実問題、高齢労働者は一たん退職したら再就職がなかなかむずかしい。再就職しても待遇がきわめて低い、こういう状況にありますが、果たして労働者としてはこうした基本計画に沿った施策が実現可能であるというふうにお考えか、……
○小平芳平君 先日の予算委員会で質問をいたしました薬による健康被害者の救済制度について若干お尋ねをして、問題点を明らかにしておきたいと思います。 きのうから厚生省に薬害被害者の方々が数十人泊まり込んで、何とかして実際の被害者の声を聞いてほしい、救済制度をつくるということについては私もその必要なことは数年前から当委員会で再三問題提起をしてまいりましたわけであります。しかし、実際現に発生しておられる被害者の方がそういう制度では反対だと、われわれの意見を聞いてほしいと、こういうことに対してどうも新聞の記事を、報道されているニュースを見るについても、どうも厚生省の対応がよろしくないではないか。私もけ……
○小平芳平君 再三、私はクロムによる健康障害について当委員会で質問をし、あるいは問題提起してまいりましたが、どうも先回の委員会でも労働省の当局の答弁ははなはだすっきりしておりませんので、三十分の限られた時間ではありますが、クロムの健康障害について重要な点を二、三挙げて質問し、明らかにしたいと思います。 その第一点は、従来クロム障害は皮膚それから呼吸器系統の炎症、これが主体というふうに言われておりましたが、今日では臨床病理学的観点等からして全身疾患であると、そういう皮膚と呼吸器に限らない、全身疾患を起こすのがクロムの障害である、このように言われておりますが、こういう点について労働省はどう判断を……
○小平芳平君 最初に総理に伺いますが、ロッキード事件につきまして、いわゆる灰色高官の発表について総理は姿勢が後退したと、こういうふうに報道されております。また、本会議等で再三総理の答弁は聞いてまいりましたが、ごく簡単に、灰色高官名公表について、これこれの方針であるというふうに御答弁をいただきたい。
【次の発言】 四月三日に総理は記者会見で、刑事訴訟法四十七条ただし書きをわざわざ引用して、政府が決定し発表すると、こういうような趣旨の発言をしておられますか。
【次の発言】 したがって、最初、四十七条ただし書きを引用して総理が記者会見でお話しなさったその段階では、国会において要請があればとか、国会に……
○小平芳平君 きょうの私の時間がきわめて限られておりますので、具体的な問題はまた別の機会に質問したいと思います。
で、きょうはこの開かれた環境庁ということと、それからそれに関連しまして環境影響評価法案等について若干質問したいと考えます。
石原環境庁長官は、先ほど来の青木委員からの質問に対していろいろ答弁なさっておられますが、福田内閣が出発されるときに、石原さんが環境庁長官に就任された、それはどういうことを期待されて就任されたんですか。
【次の発言】 それはそうだと思いますが、開かれた環境庁ということで、歴代の環境庁長官、いろいろその長官の立場とかその考え方とか、そういうことによって若干の相……
○小平芳平君 先般、戸田委員長、森下理事、粕谷、片山、内藤各委員、それに私小平と、一月二十五日から二十七日の三日間、岐阜県と滋賀県の救急医療対策、母子保健対策、心身障害児者の福祉対策及び公衆浴場法をめぐる諸問題に関する実情を調査してまいりました。 両県からそれぞれ右施策の説明を聴取し、岐阜県では川島町母子総合センター、水野町地域特殊浴場、県立整肢学園、大垣市民病院を、滋賀県では雄琴特殊浴場、大津日赤病院、第一びわこ学園、守山母子健康センターを視察いたしました。 以下簡単に調査の概要を御報告申し上げます。 まず、救急医療について申し上げます。救急告示医療機関の設置者では、岐阜県は私的機関が……
○小平芳平君 最初に冨永参考人にお伺いしたいと思いますことは、立法化するという場合に、具体的に問題点は先ほど御指摘をされましたのですが、特に救急法を制定するという段階になった場合にどういうことをぜひ必要かという、そういう具体的な御提言がありましたら、もう項目的でも結構でございますので、挙げていただいたら大変参考になるではないかというふうに考えます。で、片桐参考人からも同じ趣旨でそういう御提言がありましたらおっしゃっていただいたら、将来さあ立法化しようと、あるいは立法化すべきであると、救急法を制定すべきであるということを提言する場合に、これだけのことはぜひ入れてほしい、あるいは先ほど五項目挙げら……
○小平芳平君 初めに私は身体障害者の職業訓練について伺いたいわけですが、大臣の所信表明にも余りそれらしいことは触れられておりませんが、身体障害者の職業訓練、それから、訓練を終わってからの職場への進出、こういう点については労働省は基本的にどのような対策をとっておられますか。
【次の発言】 そういう手厚い措置をとっていこうという考え方はそういう考えでしょうけれども、実際問題として、ではこの職業訓練も、一般の職業訓練校とそれから身体障害者職業訓練校と、その定員、それから在校数、それから卒業した後の就職数、こういう点について比較をしてみるとどういうことがいま結果として出ておりますか。
○小平芳平君 午前中、医療制度についていろいろ質疑が交わされておりましたが、私は救急医療制度について、三月三日の当委員会で参考人の方の出席を得て審議をいたしましたその結果について、最初若干お尋ねしたいと思います。特に、厚生大臣は救急医療体制の整備について御熱心だと承っておりますし、また予算も大きくついたということも伺っておりますが、私がここで取り上げたいと思います観点は、制度自体をどういう制度にしていくか、現行制度のままでいくか、それとも改善すべき制度はどう改善するかという点についてお尋ねしたいわけであります。 最初に、救急医療法というものを制定するかどうか、これは参考人の方の中では外国の例……
○小平芳平君 初めに、年金関係について質問をいたします。 午前中の質問にもそういうような系統の質問が出ておりましたが、もう一つはっきりさせていただきたいことは、四月二十六日の当委員会で厚生大臣が積極姿勢で答弁したというふうに新聞にも報道されております。その第一は、未加入者に三回目の特例納付を設けるかどうかという点であります。その大臣の説明の中には、なるべく納付を怠っていて、そして後で一括して納付すれば得するという、そういう風潮があっては困るということを再三おっしゃっておられますが、それは確かにそうだと私も了解いたしますが、実際問題、いま具体的にもう私は年金権がなくなって困っているというふうに……
○小平芳平君 先ほどの環境影響評価制度の法制化についてでありますが、いろんな点で詳しく質疑答弁がございましたが、どうもよくわからない点を一、二お聞きしておきたいと思います。
まず、建設省と通産省から先ほどどういう答弁をなさったか、改めて答弁していただきたい。
【次の発言】 通産省が、昭和四十年ころから、そういう事前評価と称して風洞実験その他各地のコンビナート建設のときにやっていたことは、私もよく承知いたしております。しかし、結果は効果がなかったということでしょう。公害は大したことはない、環境汚染は大したことないということで、次々とコンビナートの建設が進められ、結果は、日本列島が公害列島になっ……
○小平芳平君 初めに、石原長官に基本的なお考えを伺いたいのですが、公害対策基本法は十分尊重して行政を進めるという態度を先ほど伺いました。第一に伺いたいと思いますことは、魔女狩りということを言われますが、まあそれは適当でなければ削除するというような御発言もあったように伺っておりますが、魔女狩りということと公害闘争と何か関係がおありなんでしょうか。
【次の発言】 長官は、いまでもこの経済との調和条項が削除されたことは、そうしたムードとかパニック状態に流されてそういうふうになったんだというふうにお考えなんでしょうか。
【次の発言】 もう一点、これは新聞の表現ですが、経済開発と公害行政との関係につき選……
○小平芳平君 私は、きょうはきわめて限られた時間でありますので、PCBについての問題点を二、三伺いたいと思います。
環境庁が十月十九日に発表されたケミカルアセスメントというこの環境調査についてでありますが、特に、PCB代替品についてのことについて概要を御説明いただきたい。時間が非常に短いので簡単に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 やはり、代替品ですから分解しにくいとか、化学反応をしにくいとか、熱に強いとかあるいは蓄積性があるとかという点はある程度共通しているんでしょうと思いますが、そうでしょうか。
【次の発言】 したがいまして、現段階ではごく微量であるという報告でありますが、将……
○小平芳平君 初めにカネミ油症の問題について質問をいたします。 昨日の予算委員会で一言関連質問をいたしましたが、とにかく時間がないことと、また答弁する厚生大臣、厚生省側もそう時間をかけて答弁できなかったと思いますので、改めてお聞きいたしたい点がたくさんございます。 第一に、食品を製造する責任について、安全に対する責任についてです。この点については、予算委員会の答弁では、すでに判決以前、十月五日判決以前からいろんな手を打ってきているという答弁でありました。これはいろんな手を打ってきていると思いますが、私が質問する観点は、いままでの考え方だと、直接PCB入りの油を売った、そこで被害が発生した、……
○小平芳平君 最初に、先日の予算委員会で関連質問でちょっと大臣に質問をいたしましたが、PCBに関係のある職場の従業員の健康調査について質問をいたしたいわけであります。 この問題につきましては、大臣もあのとき御答弁しておられましたが、京都市衛生研究所の藤原邦達博士を中心といたしまして、昭和五十年、それから追跡調査して五十二年というふうに調査をしておられます。血液中のPCBの量が平常人に比べて百倍もあるということ。しかし、カネミ油症患者に見られるような症状は出ていないと、現時点では出ていない。しかし、このままほうっておいたらどういう症状が起きるか将来予測がつかないということ。この報告によりますと……
○小平芳平君 私は、きょうはまず第一に人工臓器について質問をいたしたいと思います。 今日の近代医学の発展、そしてまたいろんな研究の進歩によって、人工臓器は頭蓋骨から足までというふうに研究が進んでいるということ、あるいは内臓疾患等で従来だと亡くなってしまった方が人工臓器によって健康を取り戻し、社会復帰をしていらっしゃるということ、そういうことは大変喜ばしいことであると考えております。 まず第一に、人工透析については、人工腎臓については私も何回となくこの社会労働委員会等で質問もし、問題提起もしてまいりましたので、きょうはその点について繰り返しはいたしませんが、結論だけ御答弁いただきたいというこ……
○小平芳平君 けさの委員会の冒頭で、厚生大臣から医療保険制度改革の抜本的考え方についてということについての御説明がありました。私が質問したいと思っております項目も、大部分大臣の御説明の制度改革の基本的考え方にありますので、必ずしも大臣からすべて御答弁いただく必要はありませんけれども、最初に何項目かについて御質問をいたしたいと思います。
まず最初の制度間格差の是正、当面、健康保険組合財政調整の実施は五十三年度に立法し、五十三年度に実施するということに御説明になっておられますが、これはどういうことか、御説明をいただきたい。
【次の発言】 そして、具体的には五十三年度中に立法し実施するということに……
○小平芳平君 私はただいま可決されました特定不況業種離職者臨時措置法案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブ共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 特定不況業種離職者臨時措置法案に対する 附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項につ いて特段の配慮をすべきである。 一、長期にわたる深刻な雇用失業情勢の下にお いて、特定不況業種離職者等の再就職の促進 及び生活の安定に万全を期するため、特定不 況業種の指定に当たつては、立法の趣旨を十 分に生かし、経済の実情に即応して弾力的……
○小平芳平君 関連。
【次の発言】 よく厚生大臣も総理大臣も質問の内容を把握して答弁していただかないと困るんです。
第一には、十月五日の判決以後、食品の安全性についてはきわめて高度の注意義務を負うという、そういう判決が出た。それ以後、安全性についてどういう手を打たれたのか、これが質問の第一点です。
第二点は、同じくこのカネミは直接油を売って被害が発生したんですが、PCBを生産した鐘化も責任があるんだという判決が出ているわけでしょう、十月五日。その時点において救済対策がおくれやしないかということを心配するんです。ということは、確かに控訴するというのは権利。ですけれども、従来政府はどういう態度……
○小平芳平君 私は、ただいま可決されました特定不況業種離職者臨時措置法案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブ共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 特定不況業種離職者臨時措置法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、長期にわたる深刻な雇用失業情勢の下において、特定不況業種離職者等の再就職の促進及び生活の安定に万全を期するため、特定不況業種の指定に当たつては、立法の趣旨を十分に生かし、経済の実情に即応して弾力的に行うこと。 二、就職促進手当、……
○小平芳平君 引き続きまして、NOx規制についての問題についてお尋ねをいたします。 初めに、伊東先生に伺いたいのですが、先ほど来お話がずっとありましたので、先ほど来のお話は繰り返してお尋ねをしませんし、またお答えいただかなくて結構なんですが、五月十日の当委員会で、参考人の方から意見を伺ったわけです。これも先ほど来お話がありますように、この四人の参考人の方はどなたも、四人とも環境基準は変える必要がないと、こういう御意見を述べられている。この点も先ほどお話がありましたが、鈴木武夫委員長も、自分の個人的見解としては環境基準を変える必要はないと、こういうふうに御発言なさっていらっしゃるわけであります……
○小平芳平君 ただいまの坂倉理事の御質問の引き続きのような形になりますが、環境庁では今回の基準改定に当たりまして、二酸化窒素の環境基準の大幅緩和というこの課題ですが、実際問題、国会では十何回も審議してきているって長官けさ来言っておりますけれども、これは法律改正と違って、政府からさあ国会で審議してほしいという提案があって国会で審議したことはないわけですからね。したがって、私の質問はきわめて初歩的なことが多いかと思って恐縮でございますが、御答弁をいただきたい。 まず第一に、いま坂倉理事から盛んにおっしゃったこの安全性についてですが、この環境庁の資料を見ますと、「十分な安全性を有するものと解すべき……
○小平芳平君 私は、この環境庁長官の所信表明の中でも、公害健康被害についての問題を質問いたしますが、主として宮崎県の旧松尾鉱山の問題について質問をいたしたいわけであります。
初めに、環境庁では砒素による健康被害検討委員会というものがあって検討をしていらっしゃるようですが、最近開かれましたか。いつ開かれましたか。
【次の発言】 そうしますと、昭和四十九年に開いたままでその後は開いてないということですか。
【次の発言】 それは非常に私たちが、あるいは被害者の方々あるいは地域の方々から、砒素による健康被害は、いまの認定基準のように皮膚と鼻と神経だけじゃないと、もっと全身的なものとして取り上げていく……
○小平芳平君 初めに、南部先生に二点お伺いしたいのですが、第一には、第三次処理が必要になるというお話で、時間の関係で終わられましたが、この第三次処理ということがどうも私もはっきりつかみ取れないでいるわけです。まあ燐は取れる技術があるが窒素は無理とか、そういうことも先ほどお話がありますのですが、この第三次処理を技術的な観点からごらんになって、現段階でどういうことが言えるかということを伺いたいのが第一点であります。 それから、次に、閉鎖性水域、特に先ほどお話が出ましたアメリカのタホ湖の場合なんかでも、ずいぶん日本からいろんな研究者が何年も前から次々と行って、話を聞きに来ているんだということを現地……
○小平芳平君 ちょっと関連しまして一、二質問いたしたいのですが、この問題はまた改めて各党ともいろいろ御指摘がある、また質問もある、御意見もあるところでありますから、別の機会に本格的に審議していただきたいと考えておるわけであります。 で、さしあたってきょうお聞きしたい点は、長官は話し合いに入りたいと、しかし先方が異常状態だと、こういうふうにいまおっしゃっておられますが、環境庁自体も異常状態でありますね、現在。私は何日か前、環境庁へお寄りしようと思って行きましたが、まずあの厳重な警戒、もう入ろうとしたって入る気もしなくなっちゃう。明くる日新聞を見たら川本委員長が逮捕されたという記事を見たわけであ……
○小平芳平君 先ほどの質問の内容と関連いたしますので、先にお尋ねいたしたいことは、ニホンカモシカについてのいろんな問題点を、去年の当委員会で、環境庁、林野庁、文化庁の御出席をいただいて問題提起をいたしました。その後捕獲を許可するというふうなことが文化庁から出たわけでありますね。その後の経過について簡単で結構ですから御説明いただきたい。
【次の発言】 前の委員会で事の経過はるる私からも述べ、また政府からも御答弁がありましたので繰り返しませんけれども、結局、特別天然記念物に指定されたというその時点から考えましても、きわめて行政の対応がなまぬるかったということであります。当時の石原環境庁長官もそのこ……
○小平芳平君 いまの中野委員の質問が、私も最初にお尋ねしたいと思っていたことであります。 で、四人の参考人の御発言の中から、鈴木参考人を除く三人の先生方からは、環境基準値は変える必要ないというふうな御発言のように私伺っておりましたが、そんなふうにこう単純に受け取っていいものかどうか。そういう点については、なお私がこれから各参考人の皆様に順を追って御質問することになりますので、もしつけ加える点がございましたらつけ加えていただきたいとお願いしたいわけでございます。 で、鈴木参考人は、個人としては環境基準を変える必要ないと考えているといういまの御発言でございますが、そうなりますと、今後どういうふ……
○小平芳平君 最近の政府の環境行政に対する姿勢がきわめて消極的ではないか。で、各方面からも、あるいは国会内の与党、自民党の先生方からも、私はそういう意見をよく言われます。また特に山田長官に、もっとしっかりやるようにということを期待するという御意見も各方面から聞きます。この委員会も、私の始まる時間が大変おくれましたが、こうした、おくれるということに象徴されているようにも感ずるわけであります。 まず第一に、直接の議題ではありませんが、たとえば環境アセスメント法案というものに対する、これは今国会初めからの当委員会の質疑、長官の所信表明、あるいは質疑に対するお答えということで進んできておりましたが、……
○小平芳平君 大分長い時間になりますので、ごく簡単に、わずかな点についてお尋ねしたいと思います。 第一に、いま田尻参考人からお話しの点でございますが、オイルフェンスは全く効果なかったということは、広がった現実の姿で何よりもはっきりしたわけであります。そこで今度は中和剤と称するものを大量に投入する。最近でも外国のそういうタンカー事故なんかでは中和剤を盛んに投入している。日本でもそのようですが。海上保安庁の方に何を中和するんですかと聞くと、いや、そんなことは知らないと、とにかくわれわれは常識として、油が流れた、そら中和剤投げ込めというのはこれはもう常識なんだというように言っておられます。中和剤に……
○小平芳平君 主に持越鉱山のほうずき沢堆積場のことについて質問したいわけであります。
いまの長野社長さんのお話によりますと、昨年狩野川にシアンが流れ、魚が死んだという住民の方の訴えによって、企業側が点検をしたらパイプに穴があいていた。そこでこれを修理し、流れないようにして了解を得た、こういうことでございますか。それは去年のことですか。
【次の発言】 そういうことは通産省は知ってたんですか。
【次の発言】 保安監督部の監督というものは、そういう被害が、現実に被害が発生した。それを見て、パイプの穴をふさいだからよろしいという程度のものですか。
○小平芳平君 きょうの質問が閉会中の審査の関係等もありまして、ちょっと問題点が二、三にわたりますので、大変恐縮ですがお答えをいただきたいと思います。 最初に、年金の関係についてお尋ねをいたします。この年金制度についても、ほとんど国会のたびごとに改正案が提出され、審議を続けるということを毎年のように繰り返してきておりますが、いま通常国会も終わって予算も成立し、年金制度の新しい改正も終わった現在の段階で、厚生省として年金制度についてどういう取り組みをしておられるか、現在時点で抱えている問題点、そういうようなことについて総括的なお話をいただきたい。
○小平芳平君 雇用対策について伺いますけれども、今日の雇用問題は深刻な状況にあると、朝来のずっとこの審議の過程でそういう点が明らかにされてきております。その原因はといえば、これもすでに何回となく当委員会でも明らかにされておりますように、不況が長引いていること、それにまた最近のこの急激な円高傾向というようなものが追い打ちをかけていること、それらの点が明らかにされております。 それで、第一に労働大臣に伺いたいと思いますことは、五十三年度予算の審議の過程で減税か公共投資かというような議論が起き、そして雇用の創出には公共投資なんだということで、ずいぶんと福田総理を初め相当の強硬姿勢で一貫していたとい……
○小平芳平君 労働大臣の所信表明でも第一に挙げておりますのが雇用情勢の深刻さ、またこの雇用問題の解決ということを第一に挙げております。当委員会も委員長からけさほど報告がありましたように、関西地区で造船業、鉄鋼業、平電炉業、繊維業というふうな不況産業の現地調査をして参りました。こうした現実に対しまして、非常にきょう午前中の答弁を伺っておりますと、本当に深刻な不況、雇用情勢というものに取り組んでいこうとしていらっしゃるのかどうかというふうにすら言いたくなるような御答弁が多かったように、私はお聞きしておりました。 最初に伺いますことは、ちょっと午前中とダブりますけれども、もう一度はっきりしておいて……
○小平芳平君 厚生行政の基本施策として、医療制度について厚生大臣からいろいろ伺いたいのでありますが、政府側の御都合で、他の委員会との都合で先に公衆衛生関係について一、二お伺いをいたします。
最初に、神奈川県鶴見川の流域のコレラ菌汚染について、これは地域住民としては大変迷惑なことなんですが、また心配でもあり不安でもあるわけですが、この点についてのごく概略で結構ですから、経過とそれからいま何に取り組もうとしていらっしゃるか、簡潔にお答えをいただきたい。
【次の発言】 最初発見なさったときは、たまたま発見したということで、それは非常に有意義だったと思うわけでありますが、何せこの汚染源がわからないと……
○小平芳平君 勤労者が財産を形成する、そのことに対して国あるいは企業が応援をすると、援助をするという、こうした勤労者財産形成について基本的に私は賛成であります。 私の質問時間は約三十分でありますので、これはもういろいろな論議をする余裕もありませんから、五十年改正のときに指摘をいたしまして、五十年改正の時点で私も提案をし、政府も答弁をなさった、そういう点を主に質問したいと考えております。 その前に労働大臣に伺っておきたいことは、郵政大臣が勤労者の退職金を千五百万円まで非課税扱いにするということを検討を指示したという報道があり、そして昨日の参議院本会議で、公明党の多田議員からこの点を大蔵大臣と……
○小平芳平君 今回の改正は、そう全面的な根本的な改正ではないわけでありますし、また、午前中のお二人の質疑でいろいろ問題点が出ておりますので、私もそう特別新しい問題点を持ち出すわけではありませんので、ごく短い時間に終わるつもりでもおりますし、また御答弁も、午前中に御答弁なさったことはそう細かくお話しくだざらなくて結構であります。 初めに、防衛施設庁に伺いますが、五十二年十二月二十二日の外務省と防衛施設庁の名前で、在日米軍従業員の労務問題についてということで、法定福利費等を日本政府が国会の承認が得られることを条件として経費を負担するということ、このことについては午前中に詳しい御説明がありましたの……
○小平芳平君 それでは、私は児童手当について最初若干質問をいたします。 児童手当については、新聞では、予算編成の過程等でいろいろ、むしろ児童手当は廃止の方向へいくだろうとか、あるいは減額するとか、いろんなことが伝わったわけでありますが、そういうようないきさつについて見た場合に、中央児童福祉審議会の意見具申、昨年十二月十二日、これなどを見ますと、むしろ「児童手当制度の目的としている児童のいる家庭の生活安定、次代をになう児童の健全育成・資質向上を図るということは、国の政策目標として、今日ますますその必要性を増してきているものといえよう。」と、こういうふうに意見を述べているわけでありますから、した……
○小平芳平君 職業訓練法の改正につきましては、午前中から安恒委員、また高杉委員からの質問がありまして、いろいろ具体的な点についての御指摘があり、また答弁がありました。これらの点について私も伺いたい点があるわけですが、大体私は、前半におきましては身障者に限りまして、身障者の雇用問題、訓練についての問題、こういう点について質問をいたしたいと考えます。 先ほどの御答弁の中にも、こうしたオイルショック以来の不況、あるいは円高不況、こうした不況の影響が弱い者にしわ寄せされるということ、それは中高年齢層であり、婦人労働者であり、身障者であるという点についての御説明がありました中で、私はいま特に身障者につ……
○小平芳平君 初めに、宮崎県の旧松尾鉱山の元従業員の診断サービスの結果について質問をいたしたいと思います。この問題につきましては、再三この委員会で質問もし、また問題を提起もしてまいりました。また、労働省としましても診断サービスという特別な計らいを実施して今日に至っているというような経過、そういうような点についてはすべて省略をいたしまして、労働省が実施してくださった健康調査の結果でありますが、五十二年三月十四日から十一月十日までに調査しました第二次健康調査の結果が、それぞれ個人個人に通知があったということでありますが、この点について労働省から発表していただきたい。
○小平芳平君 限られた時間でありますので、一点だけ質問をして終わるわけでありますが、その私のいま問題提起したい点は、労働省としては雇用安定のためにあるいは雇用創出のために、これこれこのような対策をしているということをけさからも再三答弁しておられますが、また、確かにこの特定不況業種離職者臨時措置法あるいは雇用安定資金、そうした労働省の対策も進んできております。しかし、一方で、たとえば繊維産業で個人で、要するに自宅でやっている機屋さん、こういうような方に対する雇用問題はどこが扱うかというわけですね、雇用じゃないわけですから、そもそももう。したがいまして、私がいま直接申し上げるのは山梨県の郡内地区と……
○小平芳平君 関連。
【次の発言】 関連いたしまして質問したいことを何項目か申し上げますから、御答弁いただきたいと思います。
通産大臣に伺いたいことは、専門家を派遣して原因究明をするとおっしゃっておられますが、この堆積場は三十九年五月に始まっている。四十九年八月の段階では、監督部へ報告をとって、この堆積場は安全だということになっているわけです。それから年一回ないし二回の巡回の検査もやってきているわけです。その都度これは危険だということは一度もなかったわけでしょう。それも安全だということは専門家が安全だとしていたわけでしょう。しかし、行ってみると、崩壊したこの第一扞止提――第二扞止提しか私は見……
○小平芳平君 私は、午前中に問題提起されておりました二酸化窒素の環境基準の緩和を環境庁が押し切ってやったということに関連して、初めに若干質問をいたします。 この二酸化窒素の環境基準を大幅緩和するということについては一部反対をというふうな発言が午前中ありましたが、一部どころではなくて、当委員会でも田中委員長初め各党も野党はこぞってあの七月十一日の告示は反対するということは繰り返し述べていたことは御承知と思うんです。あるいは参考人の御意見も、出席された参考人の方はこの段階で環境基準の変更をすべきではないということを皆さんが述べておられたことも御承知のとおりなんです。 ですから、山田環境庁長官と……
○小平芳平君 先ほどの広田委員に対する御答弁に対し、粕谷委員からの関連質問に対して答弁がありました。 それは五十三年七月三日の次官通知の中の四項「処分にあたって留意すべき事項」、その(1)と(2)の両方に私は問題を持っているわけでありますが、先ほど答弁のあった(2)の方をまず申し上げますと、去る七月六日のこの公環特の委員会においては当時の山本部長からも環境庁長官からも繰り返し繰り返し説明のあったことは、死亡者の例を掲げておりますけれども、この中には生存者も含むのですということを繰り返し繰り返し答弁しているんです。 私としてはそれはまことに奇怪なことではないか、文章の上では死亡された方だけのこ……
○小平芳平君 午前中の質疑で、スモンの対策について大分質疑がありましたが、私としまして、非常に肝心なところがわからなかったり、あるいは納得できない点もありますので重ねて質問をしたいわけであります。 まず第一に、スモンの判決については、三月一日金沢地裁、八月三日東京地裁と判決が出ておりますのに対して、いち早く国は控訴をしておりますが、患者さん、被害者の皆さんにとって第一に口に出る言葉は、何とかして国は控訴をやめてほしいと。十一月十四日には福岡地裁の判決が予定されていることも御承知のとおりですが、どういう判決が出るか、それはわからないといたしましても、この金沢、東京の経過から見まして、この福岡で……
○小平芳平君 午前中の質疑で大分いろんな点が明らかにされておりましたので、私もそう長い時間質問する考えではおりません。 まず、第一に伺いたいことは、これはもう午前中にも十分お話が出ておりましたが、地域指定についてであります。この点は各地方の県あるいは市町村の、特に市、市長、市議会、町、町長、町議会というような方々の重大関心の的であるし、それからまたいろんな陳情が、いろんなというか、地域指定してほしいということが労働省、通産省にはすでにもう何回となく来られていると思います。で、きわめてわかりにくいわけです。要するに、通産省が特定不況地域という指定をされたわけですね、十八地域になりますか。その通……
○小平芳平君 大臣の所信に対する質問ですが、きわめて時間が限られており、本日は特に限られておりますので、若干飛び飛びになって恐縮ですが質問をしたいと思います。 初めに、先ほど厚生大臣は、病院汚職についてまことに遺憾であるというふうな御発言がありましたが、その点は私がいまここで何らかを究明しようという何ものもありませんし、またそういう立場でもありませんが、ただ、はっきりしておいていただきたいことは、第一に、国立病院でそういう汚職が発生したこと、そのこと自体まことに遺憾であるということが一つと、それからもう一つ、新聞その他ニュースで大きく報道されていることは、厚生省自体がそういう賄賂とか上納金を……
○小平芳平君 去る二月十九日から二十一日までの三日間、対馬委員長、林委員、高杉委員、安恒委員、小巻委員と私小平の計六名は、特定不況地域離職者臨時措置法の指定地域等における雇用等の諸問題に焦点を当て、あわせて地域医療の現状等について実状調査を行うため、徳島及び高知の両県を調査してまいりました。 調査は、両県庁、阿南市、高知職業安定所を訪れ、両県における労働需給及び離職者二法の運用状況の実際について説明を聴取するとともに、構造不況業種のうち、中小造船業及びフェロアロイ産業について、不況の実情、今後の見通し等を含め、経営者及び関係労働組合から意見、要望を聴取し、あわせて、これらの産業の工場及び関連……
○小平芳平君 初めに児童手当についてお尋ねをいたします。 昨年のこの段階の改正のときにも児童手当について伺いまして、その趣旨は、福祉ばらまきとか福祉見直しとかいう声に乗ったかのように、何となく厚生省の児童手当に対する取り組みがおっかなびっくりやっているような感じではないかというようなことに対して、当時の小沢厚生大臣が、確かにそういうふうに見られる面もあるけれども、決してそういうことで終わらせるのではないような趣旨の御答弁がありました。また、厚生大臣が、むしろ現在の第三子というよりも第二子に拡大して適用するということも検討すべき課題だというような御趣旨の御発言もありました。で、本年の今回の改正……
○小平芳平君 大蔵大臣に伺いますが、いま安恒委員から質問があった点でありますが、年金の支給開始年齢を引き上げるということを大蔵省は今国会に提案をしております。その点について、安恒委員の質問に対して大蔵大臣は、年金懇の報告に沿った大蔵省の措置であるというふうに答弁をしておられますが、しかし、実際問題は、これから厚生省が中心になって、厚生年金の支給開始年齢を引き上げるということを厚生省は提案するかのように報道されている。そのことについてこれから集中審議が行われるわけでありますが、その前に大蔵省の見解を伺いたいことは、厚生省が所管するところの厚生年金は、現在支給開始年齢は六十歳なんです。六十五歳に引……
○小平芳平君 大変に、時間も長くなりまするのと、それから体の御不自由なところを押して御出席いただいております。本当にありがとうございます。そういう関係で私もごく要点だけ御質問いたしまして、概略要点だけお答えいただけば幸いだと思います。 最初に気賀澤参考人、それから井上参考人に伺いたいと思いますことは、先ほど来お述べになっておられます恒久対策、恒久対策ということは、要するに生涯補償とも言ってきたわけでありますし、表現はどういう表現になりますか、年金等によって所得が保障され、生活が保障されることを要求されてきたのであるし、またそれにこたえるものでなくては意味がないだろうというふうに私も考えます。……
○小平芳平君 先ほど来の質疑はずっと聞いておりましたので、ダブっては質問しないようにいたしますし、またダブっての御答弁は要求しないわけであります。 最初に、通産大臣は企業の減量経営の行き過ぎを、それから労働大臣は減量経営に藉口した人減らしは戒めなくてはいけないというふうな趣旨の御発言がありましたが、そこで両大臣に伺いたいことは、具体的にどういうことがいけないのか。確かに減量経営が行き過ぎている、あるいは減量経営に藉口した人減らしが許されない。その言葉としては、質問する側も、そうしてまた答弁する政府側もそういうふうに答弁をしておられますが、どういう場合がいけないかということを素人のわれわれにも……
○小平芳平君 私も公明党といたしましても、ただいま議題となっております薬事二法の一日も早い成立を期待するとともに、いまお話が出ておりましたところのスモンの解決につきましては、それこそ一日も一刻も早く全面解決ができるようにということを期待しているわけであります。 厚生大臣も、それからまた薬務局長もすでに相当長い年月になりますけれども、一生懸命取り組んでこられましたことを大変御苦労と思っているわけであります。 そこで、この二法案がきょう、あすに成立した場合の段取りについても、いまお話がありましたが、やはり早く、たとえば年内くらいにどうというような見通しができるかどうか、そういうような点について……
○小平芳平君 先ほど坂倉理事から御質問があって御答弁があったカラ出張ということについて若干質問いたしたいわけです。 この場合に、鉄建公団の不正経理ということが次々と報道されていた段階で環境庁とカラ出張で不正経理があるということが報道されて大変驚きもしたわけです。その内容として、官房長の談話として伝えられておりましたのは、その段階では課ぐるみとか局ぐるみということは考えられないというふうな談話があわせて載っておりました。そういうことになりますと、出張命令される方が課長なり局長なり、その辺最初にお尋ねしたいのですが、一体だれが出張命令をされるのか。そうして、それが課ぐるみ、局ぐるみでないというこ……
○小平芳平君 労働省にいまの積雪寒冷地給付金について伺いますが、一言だけ伺いたいですが、要するに、年間を通じて雇用の安定することこそ願っているわけでありますので、そういう年間を通じての雇用安定がなければ、その給付金はあっさり打ち切る、来年でやめるとか、そういうことは実際はしないという方針でよろしいんじゃないですか。
【次の発言】 それから、この次の点についても先ほど質問のあった点ですが、三十九業種の指定があります。で、今回の提案されているところの期間延長には賛成です。ただここで、昭和五十五年度の経済見通しですね。これは相当厳しいものがありはしないかということ。したがいまして、かつて労働省では、……
○小平芳平君 私は土呂久の鉱害被害者救済についてお尋ねをいたします。 土呂久では、認定患者数百三十三人、それで百三十三人の方が認定されているのですが、八十二人は知事あっせんという形で脱落している。したがって、補償法でいうところの補償を受けていられる方は五十一人にすぎないわけです。このことは、数字は違いますが、環境庁で出したこの年報にも載っているわけです。公害補償法がせっかくできているのに知事あっせんというような相対なことによって八十二人の人が脱落している。五十一人しか補償を受けていない。いかにもおかしな結果になっているのですが、いかがですか。
○小平芳平君 初めに、スモンの問題につきまして、この問題は何回となく論議されておりますので、結論だけをお答えいただきたいのですが、特に投薬証明のない方、投薬証明が手に入らない方、それでスモンであると診断はされているんですが、これらの方に対する救済についてお尋ねしたい。
【次の発言】 そういたしますと、速やかに解決できますか。それから、速やかにその東京地方裁判所の勧告どおり解決できるという見通しですか。
【次の発言】 東京地裁の見解が国の姿勢に合致するということでありますから、その点は問題ないと思いますが、いまおっしゃるように、製薬会社が問題でありますが、それで大臣としては製薬会社も大体言うこと……
○小平芳平君 政府がこの法律案を出したということは、行政改革の必要性、行政改革がきわめて国民の声であるというところから出されたものと思います。その詳しいことは午前中の質疑で出ましたので繰り返しませんが、まず、政府の行政改革、厚生省の行政改革に対する姿勢について伺いたい。
まず、八つの特殊法人があるというふうに答弁しておられましたが、その八つの特殊法人の役員数と職員数を挙げていただきたい。
【次の発言】 いま挙げたこの特殊法人は、全くこどもの国以外は整理の対象にならないのか、いかがですか。
【次の発言】 行政改革は児童家庭局長がやるんですか。
○小平芳平君 引き続き退職金について質問をいたします。
まず、今回の改正でどのくらい増加が見込めるか。増加が見込めるかといっても、ただ漫然としていたのでは増加するわけがないですが、普及をさらに徹底するということがるる御答弁がありましたが、その普及を徹底していくとともに、今回の改正が一つの普及の速度をつけ得るかどうか、その辺の見通しはいかがでしょうか。
【次の発言】 従来どおり、より一層の適用拡大を図るとともに、今回の新しい適用範囲に新しくなるわけですから、なお一層適用拡大を図っていただきたいと思います。
それで、退職金は三千五百円として二十年で百九十二万ですか、先ほど御答弁がありましたが。……
○小平芳平君 私は、公明党を代表して、若干の質問をいたします。
初めに環境問題について質問をしたいのですが、PCBは使用、販売、製造を中止してからもう八年になります。このPCBの保管は厳重になされていると思いますが、御答弁願いたい。
【次の発言】 最初に、三番目のノーカーボン紙についてお尋ねしますが、ノーカーボン紙は幾ら回収し、どれだけ焼却し、どれだけ残っておりますか。
【次の発言】 その焼却は試験という名目で焼却しているんじゃないですか。何か試験といいますから、どれだけガスが発生するか、そのことを試験するのだというふうに思いがちですが、試験という名目で焼却をしている、いかがですか。
○小平芳平君 鯨岡環境庁長官の環境問題に対する積極的な取り組みについてのお話がありました。そういう積極的な取り組みを国民は期待していると思います。
で、きょう最初にお尋ねしたいことは、この放射性廃棄物の海洋投棄で、これは諸外国もくるめての問題になっておりますし、また新聞や雑誌にも大きく報道されております。初めに、総括的に環境庁長官としてどう受けとめておられるか、放射性廃棄物の海洋投棄についてのお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 前半の御答弁はそのとおりだと思いますが、後半の放射性廃棄物に対する御答弁はそういうことでは私は満足できないわけです。それは三木武夫さんが環境庁長官のときに、環……
○小平芳平君 私の質問は簡単で短い時間ですが、まず、交通事故がふえているということ、それで新聞などを見ますと一時ずっと減りつつあった交通事故、特に死亡者がずっと減りつつあったのが本年は逆にふえる傾向にあるというふうに言われておりますが、どのような状況ですか。
【次の発言】 この問題は、単純にこういう手を打てば減るんだとか、こうすれば減るんだというような問題ではないと思います。それこそ、先ほど来御答弁しておられますように、総合的な施策が必要なのだということだと思います。
したがいまして、いまから申し上げることも細かいことと思われることもありますけれども、とにかく許された時間だけ質問したいわけで……
○小平芳平君 初めに児童手当について伺いたいですが、けさほどの厚生大臣のごあいさつの中にも児童手当は入っておりませんでしたが、児童手当は御承知のように六者覚書というものがあって非常に社会保障制度の中でもねらわれているんじゃないかと、福祉切り捨ての、切り詰めの最初にねらわれているんじゃないかというふうに危惧の念を抱いていらしゃる方が多いわけであります。大臣のごあいさつの中に入っておりませんでしたが、どういうお考えでしょうか。
【次の発言】 大臣の他の委員会の御答弁も伺っておりますので、大臣が積極的に取り組んでいただくことを期待しております。またそのように取り組んでいただいておるというふうに認識し……
○小平芳平君 こどもの国協会については私たちも反対したわけでありますが、いま最後に述べられた点と、それから午前中に述べられておりましたが、行政改革の実際の効果を上げることが必要ではないか、ただ、割り当てられた数を、一つの省で一つとか二つとかあるいは一割とか、そういうふうに減らすことによって数合わせだけ、面目だけ立てると。そうして、実際の国庫支出が減るわけでもないし、財政援助をしていたわけでもないし、そういうことで行政改革が大きな成果を上げたというふうなことにはならないということを特に申し上げたいんですが、いかがですか。
【次の発言】 それから次に、年金の問題について、初めに厚生省当局に技術的な……
○小平芳平君 初めに、最近実質賃金の低下が言われております。で、労働省としては賃金も上がった、物価も上がったとか、あるいは物価も上がったし賃金も上がったということでは余り意味がないのであって、実質賃金を向上させる。そして労働者の生活内容が充実していく。そういうところに目標を置いておやりになっていらっしゃると思いますが、この最近の実質賃金の低下についてどうお考えになるか伺いたい。
【次の発言】 消費者物価の上昇率については、目標の辺に落ちつくという期待ですね、私もそれを期待するわけでありますが、特に雇用情勢は、一時のような求職難が去って、ある程度雇用情勢は最悪状態を脱したというふうに言われており……
○小平芳平君 前回質問いたしまして残った問題を、きょう若干わずかな時間でありますが、質問いたしたいと思います。
まず最初に、前回昭和電工大町工場それから塩尻工場において、じん肺の管理区分別の人数を答えられましたが、その数に対する評価といいますか、全体的に見てどうとらえますかという点についてのお答えがなかったので、その点からお答えをしていただきたい。
【次の発言】 管理区分三という方ですね、管理区分三の人は職場転換が必要だということであります。そこで職場転換をしたところで、従来の労働はできないじゃないか、つまり体に故障があるから、その粉じん職場を離れて別な職場へ移るようにということになっている……
○小平芳平君 それじゃ、質問します。
医療の荒廃とか、医療費のむだとか、いままでもるる御質問がありましたが、安恒委員の最後の点に関係して、臓器を切り取るという、まあ病気の場合はやむを得ないわけですが、臓器摘出ということについて若干質問したいと思います。
で、この富士見産婦人科病院の場合は、警察の方で書類送検をして医師法違反の幇助の点だけはけりがついたと。ただし、傷害罪は非常にむずかしいというような報道がありましたが、警察庁の方から御説明を願いたい。
【次の発言】 厚生省に伺いますが、この問題は健康な人の臓器を取り除かれたというところに非常にショックな出来事であったというふうに思うのですが、……
○小平芳平君 健康保険法の改正については、同僚委員から、あるいは先輩委員から長時間にわたる質疑がありました。私がいま質問しますのは、細かい問題といいますか、いままで余り取り上げられなかった点を主にして、項目が多数の項目にわたりますが質問したいと思います。 といいますのは、初め厚生省が改正案を提案した、その後衆議院で長い間審議が続けられている間にいろいろな話が出てきましたし、修正にもなったし、いろいろな経過をたどって当委員会に来たわけでありますが、そうなりますと、果たして改正の結果どうなるかということが問題になるわけであります。特に保険医の方々、実際に患者さんを扱っていかれるお医者さん方が、今……
○小平芳平君 私は、三十分という非常に限られた時間でありますので、八月二十日に公明党が主催して行った第三回シンポジウムについて、「湖沼の危機と環境保全」をテーマにしてシンポジウムを行いましたが、そのときの集約した意見をもとにして、限られた時間でありますので質問したいと思います。 第三回といいますのは、毎年やっておりまして、おととしと去年とことしというわけであります。それで、自発的に参加を申し入れてきたものが二十八都道府県に上っておりました。概略の意見としては環境庁長官にお目にかかってお話をいたしましたが、きょうはまたこの委員会を通して質問したいと思います。 まず第一に、午前中に出た質問とも……
○小平芳平君 午前中の質疑にも何回か出ておりましたが、アセス法の行方ですね、これは毎年の例で、環境庁長官が所信表明として国会に提案をいたしますと言ったり、国会へ提案すべく努力をいたしますと言ったりしていたわけですが、昨年は、五十五年五月二日ですか、閣議に報告もして法案ができているわけでしょう、それが提案できないのですか。それとも、見通しはどうなんでしょうか。
【次の発言】 そういう努力をなさっていることも、再三、長官からお話があったし、また新聞等にも報道されております。ことしは法案がもうあるわけですから、内容についての意見は別としまして、法案としてできているわけですから、当然国会へ提出すべき段……
○小平芳平君 環境庁が四十六年に発足して十年になるというわけであります。基本的な問題について坂倉理事から質問があり長官から御答弁がありましたが、私も若干基本的な問題を最初にお尋ねしたいと思います。 何といいましても環境行政がきわめて大事なときに来ている。一方では不況克服ということを長官も再三述べられたと思いますが、それにも増して環境行政の使命は重要なんだということ、それが大多数の意見であるというふうにも長官は述べられました。が、一方ではやはりまた環境庁無用論なんかあるわけですね。環境庁無用論が堂々とまかり通る、新聞にニュースとして掲載される。 そういうようなときに鯨岡長官の対処する態度、決意……
○小平芳平君 大臣の所信に対する質問の前に、一点だけお尋ねしておきたいのですが、スモン問題につきまして、厚生大臣が昨年は年内解決ということを目指して大変御努力なさったと伺っておりますが、どういう結論になりましたか、お尋ねしたい。
【次の発言】 じゃ、もう少し具体的にお尋ねしますが、例の投薬証明のない方、この投薬証明のないという――具体的にはいろいろなケースがあるわけでありますが、その投薬証明のない方がいまだに救済されてないと、それで補償もされてないわけですが、最終的に除外されるんじゃないか、救済されないで終わっちゃうんじゃないかということを恐れているわけであります。で、投薬証明がはっきりしてい……
○小平芳平君 私は、雇用問題について大臣の所信表明を中心に若干質問したいと思います。 最初に、ちょっと雇用とは関係ないかもしれませんが、実質賃金の低下であります。で、この点については、労働大臣としまして絶えず経済対策閣僚会議あるいは閣議その他で労働者の実質賃金を向上させるべく、また低下するような政策には、なるべくそういう政策をとらないように御努力なさっているということはニュースなどで聞いております。労働問題を担当していかれる上において、実質賃金が低下していったんではもうあらゆる施策が、と言っても過言でないくらいに意味をなさない。したがいまして、物価の安定あるいは賃金値上げの要求それから交渉、……
○小平芳平君 午前中の質疑に出ていたことでありますが、重要課題なので改めて質問をいたします。
それは昭和六十年までに六十歳定年を一般化しようということであります。まず最近の傾向としまして、六十歳定年が実現したというものが何%ふえたか、それからいまなお五十五歳定年、五十五歳以下定年で立ちどまっているものが何%ありますか。
【次の発言】 ニュースなどで見ますと、相当六十歳定年がふえているではないかというふうに思われるわけですが、しかし実際には、いま局長が言われたような数字では六十歳以上が三九・七%に対して、五十五歳定年は三九・五%。確かにわずかながらではありますが、六十歳以上定年がふえ、五十五歳……
○小平芳平君 私は、老人の抱えている問題を質問したいわけでありますが、主に施設の関係などについて質問いたします。 まず、厚生省は、昨年の十二月十二日社会保障制度審議会が老人保健医療対策についての中間意見を述べておりますが、その中で、「リハビリテーションを受けられるデイケア施設等について整備する必要がある。また、特別養護老人ホームをさらに拡充・改革するとともに、一定の療養や介護を要する高齢者のための施設(いわゆる中間施設)を早急に設けることを望みたい。」というふうに意見を述べておりますが、こういう点についてはどういうふうに受けとめておられますか。
○小平芳平君 この改正に出てくるところの建設労働者等は、非常に恵まれない立場の労働者であり、またそういう不安定な職場に働いております。かねがね労働大臣は、労働者の生命、健康を守り、福祉を守っていく、築いていくということを発言しておられますが、今度のこの原電の敦賀発電所の事故なんかも、きわめて重層下請になっておりますところの方々が放射能を大量に浴びたんではないかと言われているんですが、一体作業員が何人働いていてどういう状況にあったかということを、労働省は報告を受けておられますかどうかお伺いしたい。
【次の発言】 規則では速やかに報告しなければならないことになっておりますね。速やかなる報告がありま……
○小平芳平君 私は被爆者特別措置法に関する質問をいたします。 初めに、被爆者団体が核兵器の廃絶を要求して運動しておられることに対する厚生大臣のお考えをお聞きしたいと思っていたのですが、午前中の高杉理事の質疑で大臣のお答えがありました、ありましたが、要するに平和憲法を持ち、唯一の被爆国である、非核三原則を立てている、あるいは園田外相とマンスフィールド大使が事前協議するから心配するなということであったと、こういうお答えしかないわけです。そういうことは当然わかっているわけです。日本の国が平和憲法を持っている、唯一の被爆国である、あるいは非核三原則を基本方針としているということは十分わかりながらも、……
○小平芳平君 国際障害者年に関する集中審議に当たりまして、私は二、三点質問したいのでありますが、第一に、自閉症の問題を質問いたします。
自閉症について、厚生省に伺いたいのですが、病状、原因、現在の患者数、そういうことがおわかりになっていたら御報告いただきたい。
それからまた、診断基準ができましたかどうか。できておりましたら御報告いただきたい。
【次の発言】 非常にむずかしいという答弁でありますが、また、該当数も七千人くらいというふうなお答えでありますが、自閉症は、一般に無口だとか精薄だとかそういうふうに言われるものとは全然違うわけでありますね、
それから、昭和二十七年に名古屋大学で事例の……
○小平芳平君 私は、公明党・国民会議を代表して、若干の質問をいたします。 初めに、ごく大まかなことですが、経済問題について総理に伺います。 いろいろな要因が複合して思わぬ結果が起きるようなことがないかどうか、それが経済問題で言えるのではないか。といいますのは、現在の経済は財政再建、行財政改革ということがありますので、大変財政運営が変則的になってきているように思います。経済運営に当たりましても、財政再建のために財政需要拡大はゼロシーリングで封じられております。財政再建のための特例期間中、財政の拡大は一切ないということになりますと、景気の調整機能としての財政の役割りがきわめて小さくなってきはし……
○小平芳平君 けさほど報告のありました夕張新炭鉱ガス突出災害について若干質問をいたします。 午前中の質疑を通しまして、通産省としては、いまだに坑内に閉じ込められて行方不明になっている人の救出を最重点に置いているという意味のことが御答弁にありましたし、原因の究明その他はその次の問題として徹底的にやらなければなりませんが、とりあえず坑内に閉じ込められている方の救出が先決問題であるということを御発言になっておられました。私もそうだと思います。 ただ、東京で知る限りは、人命軽視の採炭を許すなという声がありますね。これは新聞の社説あるいは報道から見ましても、とにかく人命軽視の採炭を許してはならない。……
○小平芳平君 行政改革ということが論議の的になっておりますが、先日の新聞報道では、国家公務員の定員削減について、医師、看護婦も今回は例外ではない、定員を削減するという方針であるというふうに報道されております。国立病院、国立療養所の医師、看護婦も定員を削減するというふうに報道されておりますが、どういうふうになっておりますか。
【次の発言】 どういうところで減らすことになりますか。
【次の発言】 厚生省としては減らすつもりでいるわけですか。今後協議するにいたしましても、国立病院、国立療養所において医師、看護婦、薬剤師等の医療職を、二百人ですか、二百人定員を減らすという方針はもう決定済みのことであり……
○小平芳平君 いまの志布志の開発の問題ですが、一点だけ私もお尋ねしておきたいのです。 四十六年十二月七日、県の計画が発表になった。四十七年八月八日から参議院の当委員会が現地視察をした。そこで反対意見ですね、もろもろの反対陳情やら反対意見を受けたことが当時の委員会に報告されて記録されておりますので、原長官も御存じのことと思います。ところが、先ほど来議論されております国家石油備蓄基地は、当初の案の三万二千人の雇用増、工業出荷額約二兆円というようなものとは全く別のものになっておるわけですね。まさか石油備蓄基地ができたからといって何万人の雇用増ができるとか、それから工業出荷額何兆円というようなものと……
○小平芳平君 私も二月九日の日航機羽田沖事故についてお尋ねをいたします。 いまの本岡理事の質問も私の質問の中にも出てきますが、ダブっては質問いたしませんので、いまのような説明だけでは納得できないものが残るわけです。したがって、逐次質問してまいります。 まず、運輸省の事故調査委員会は、二月十九日に発表されました、これは中間発表ということだそうですが、この中には、二月八日の飛行について「急激な高度の変化」「速度の変化」があったというようなこと、あるいは二月九日の当日の飛行について、飛行場を目前にして「急速な降下をしながらも対気速度が減少するという飛行経過をたどった」というような点、それから最後……
○小平芳平君 すでに多くのことが述べられまして、大変今後の参考にさせていただきたいと思います。 私がお尋ねしたい点は、条例が先にできましたところの滋賀県、茨城県につきまして鈴木参考人、須藤参考人、西堀参考人になお御意見があったらお聞かせいただきたいと思いますが、それは先ほど来お話のように国の方がなかなか湖沼環境保全法というようなものが進まない、進まないときに一歩先に進んでおやりになっていらっしゃるということ。もう一つ環境影響事前評価、これについても国の方では相変わらずもたもたしておりますが、すでに進んで実施している自治体もあるような観点からしまして、従来の経験を踏まえたりあるいは成果の面から……
○小平芳平君 いまお話に出ましたナショナルトラストについて若干お尋ねしたいのですが、知床の国立公園内の民有地を買い上げるということで、昭和五十三年七月十日から十三日まで当委員会が現地調査をいたしまして、それで原長官が代表して委員派遣に参り、この委員会で七月二十七日に報告をしておられます。 この知床の場合は、一口百平米単位、価格は百平方メートル当たり八千円、一人十口まで、土地の分筆や所有権移転の登記は行わないで町が一括管理するという方法をとって当時はおられたのですが、環境庁は、その後どうなったか、現時点ではどのように進んでいるかということを把握しておられますか。
○小平芳平君 法務大臣の所信について二、三お伺いいたしたいと思います。 初めに、刑法の全面改正について、特に保安処分等について寺田先生からいま御質問があり、政府から答弁がありました。専門的な御質問があり御答弁がありましたが、私の場合は素人でありまして大変お聞きにくいと思いますが、なおかつ疑問に思う点を御質問したいと思います。 初めに、「保安処分制度(刑事局案)の骨子」というのがございますが、これについてお尋ねしたいことは、この一番最後のところに「治療施設については、国立の精神病院等を用いることの可否につき、厚生省と話し合いつつ、検等中である。」、こうなっております。 そこで、法務省に伺い……
○小平芳平君 ただいまの寺田先生の御質問にちょっと関係しまして、司法試験を奥野前法務大臣が大きく変えるようにというようなことが新聞に報道されたことがありまして、事務当局に検討を指示したというふうにも報道されましたが、これについてはいかがでしょう。
【次の発言】 法務大臣、何か御意見がございますか。
【次の発言】 それでは裁判所にお伺いいたしますが、政府が第六次定員削減計画を実施するという、これは決定になっておりますが、裁判所としては職員の定員削減ということにつきましてどのように取り組んでおられるか、お伺いします。
【次の発言】 裁判官の補充といいますか、今回の改正によって補充の見通しなどはどう……
○小平芳平君 初めに、先ほど事務総長の説明されました要求額の説明について一、二お尋ねいたします。 裁判運営の効率化及び近代化に必要な経費として(1)、(2)と挙げておられます。特に(2)の方の能率化を図るため複写機、計算機等裁判事務器具の整備に要する経費でありますが、これはどこの企業とか官庁でもそうでしょうが、近代化、能率化、機械化していこうという体制をとっているわけでありますが、裁判所としては事務の能率化を図るため機械化していこうといいましても、やはり限度があるんじゃないかと思いますですね。ですから、最高裁としては現在考えられる範囲においてこういうものが整備されればこういう能率化が可能だ、……
○小平芳平君 先輩の各委員から法務省の定員についていろいろ御質問がありましたが、私の取り上げる問題も定員が問題になるわけであります。 先ほど朝方、法務大臣が説明をされた中に、「まず、増員について申し上げますとこというふうに切り出して、二ページですが、第一から第六までずっと増員が幾人ということを挙げております。そうしておいて、四ページになって「五十七年度定員削減分として、四百四十三人が減員されることに在りますので、差し引き一人の定員減となるわけであります。」と、こうなっているわけですね。 ということは、この第一から第六まで定員を増員いたしますというふうに挙げていることは何の意味もないことなの……
○小平芳平君 提案説明の中にある「最近においては、商号専用権を悪用して、会社から不当の利得を得ようとする一部の者の動きもあるやに承知しております。」という辺を説明していただきたい。
【次の発言】 そのような商号専用権を悪用する者に対する、会社としては未然にそれを防止するための対応策をいろいろとっているというふうにもお聞きしておりますが、たとえば社員の個人名義で登記しておくとか、架空の会社名を登記しておくとか、そういうような実態もございますですか。
【次の発言】 その自衛手段がまた度を過ぎると、その自衛の範囲内においては当然だと思いますけれども、余り度を過ぎるとまた逆に専用し過ぎるというようなこ……
○小平芳平君 先ほどの医療刑務所の件について、一言最初にお伺いしておきたいんですが、大臣が直接現地を調べられて積極的に取り組んでいらっしゃるということもよくわかりました。
それで、ちょっと伺いたいと思いますのは、この八王子医療刑務所では、全員のお医者さんが三日勤務し四日はどこかで研究というふうになっているのか。それから、他の医療刑務所でも同じようになっておりますか。
【次の発言】 厚生省関係のいみんな機関でも、お医者さんが足りなくて現に困っている機関もいろいろあると思いますけれども、そういうふうに三日勤務して四日は自由研究といいますか、そういう勤務体制をとっているところは、いま御説明になった……
○小平芳平君 先ほどの寺田先生の御質問で、訴訟が裁判によらずに完結した場合にはという点であります。
最初に、どうしてこういう改正をなさるかという趣旨、それでいまお話がありましたが、〇・二%くらいという御説明もありましたが、〇・二%でもそういう問題が起きるということがはっきりとしているときに、どうしてそういう改正をなさるか、その点についてお答えいただきたい。
【次の発言】 「裁判長の許可を得て、」という点と、それから「記載を請求した場合を除き、」という点でありますが、この「記載を請求した場合」とそれから「裁判長の許可を得て、」という場合、そういう場合をちょっと御説明いただきたいです。
○小平芳平君 今回の民事訴訟法の改正で法務省に伺います。また、大臣も御都合があるようですから、これにお答えになって席を立ってください。 お伺いしたい点は、提案説明の中に「民事訴訟手続等の適正、円滑な進行を図るため」改正しようとするものというふうになっております。なっておりますが、どういう点が適正、円滑な進行を図ることになるのかどうか。具体的に、初めにどういう改正がこういう適正、円滑な進行になるのか。 それから、国民にとってメリットになることはどういうことがあるか、裁判所の御都合がよくなるということはどういう点があるか、そういうことについてお答えいただきたいと思います。
○小平芳平君 前回に続いた質問になりますが、最初に、証人調書等の記載の省略について当事者の意思を確認した上で行うというふうな趣旨で私は申し上げました。それに対して最高裁民事局長からは、実際の運用の面では当事者の意思を確認した上で行うようになるであろうというような具体例の御説明がありました。 私は、実際問題、そういうふうに行われていけばという希望を持っておりますが、しかし、法律の条文では、あくまで当事者の申し出がなければ一方的に裁判長の許可で省略されてしまうということになろうかと思いますが、その点、民事局長が実際の運用でこういうふうにカバーできるのだということはどのように徹底されますか、お伺い……
○小平芳平君 いま御質問のあった指紋の続きを若干質問したいと思います。
まず、指紋の保存の必要からすれば登録原票だけでやれるのではないか。いかがですか。
【次の発言】 その指紋原紙ですが、現行法では二葉つくることになっております。現実には一葉にして実施しているということでありますが、これはどこに保管されておりますか。
【次の発言】 したがいまして、指紋原紙は法務省に保管されるということになりますか。
【次の発言】 そこで、県には何が今後保管されることになりますか。それから、その保管の期間はどのくらいの期間保管することになりますか。
それから、法務省には何と何が保管されることになりますか。そ……
○小平芳平君 初めに河参考人にお伺いしたいですが、いろいろ御説明いただいてよくわかり、また参考にさせていただきたいと思いますが、特に二点お伺いいたしたい。 第一点は、指紋を押捺させるという、それがいろいろ問題があるとお二人の参考人の方からお話がございました。 その点と、それからもう一点は、この外国人登録証明書を持っていなくちゃいけない。これなどは常時持っていなくちゃいけない。本当に、もうちょっとした買い物に出かけるにも必ず持っていなくちゃいけないということになりますと、非常にそのために不便な思いをなさるんじゃないかと思います。その二点につきまして、具体例によりましてこういう不合理があったと……
○小平芳平君 午前中の質疑でも出ておりましたが、簡易裁判所はどういう目的でつくられたか、要するに簡易裁判所の設置された目的をお伺いしたい。
【次の発言】 そして、五百七十五庁あるわけでしょうか。午前中のお話のように、五百七十五庁の簡易裁判所はみんなそれぞれいま御説明のような機能を果たしておりますか。
【次の発言】 事務移転庁というのは、これはどういうことでしょうか。
【次の発言】 先ほどの御答弁にもありましたが、事務移転庁、それから未開庁等は何庁ありますか。
それから、たとえ事務移転していても、あるいは未開庁でも十分機能を果たしておられますか。
○小平芳平君 時間の関係もありますので、両先生に同じことを伺いたいわけであります。 それは、両先生ともすでにお述べになりました簡易裁判所のあり方または簡易裁判所の充実強化という点についてであります。この点については設置庁数が五百七十五庁となっておりますが、先ほど来お話がありましたように事務移転庁十二、未開庁八、民事訴訟事務を取り扱わない庁三十八、裁判官が常駐しない庁百四十九、二人庁四十一、等のようであります。こういう状態におきまして、落合先生からは簡易裁判所は何が任務か、どうあるべきか、いまどうなっているかというような点についてお話がございましたが、そういう点につきまして現在の司法制度のもと……
○小平芳平君 いままでの質疑の中でちょっと気のついた点、気にかかる点を一、二尋ねておきたいと思います。 まず第一に、環境影響評価法制度をつくろうというわけで環境庁が衆議院に提案をしている、しかしいまだに進んでいないということ、それは承知しておりますが、環境庁長官は何が何でも成立させたいというその何が何でもという意味は、どういうことをお考えの上で何が何でもとおっしゃっているのか。この環境影響評価制度は許認可にも関係しますけれども、手続がいろいろ定められることが多いと思います。したがって、第一にその前提となる対象事業、まあ手っ取り早く言えば電源開発、発電所をどうするというようなこと があるわけで……
○小平芳平君 午前中に本岡理事から御質問のあった点について、私も硫黄酸化物の問題、窒素酸化物の問題、それから認定制度の問題、これらの点についていろいろ質問したいことがありますので、まずこれから質問したいと思います。
最初に、この環境基準の達成状況で、硫黄酸化物、窒素酸化物、浮遊粉じん、これらの環境基準の達成状況はどうなっておりますか、御質問いたします。
【次の発言】 それで環境庁は、二酸化硫黄の環境基準は大分進んだ、しかし窒素酸化物及び浮遊粒子状物質については進んでない、依然として汚染が続いているというふうな判断ですか。
【次の発言】 そうしますと、本岡理事からも御指摘のあったこうしたパンフ……
○小平芳平君 私は行政管理庁に初め伺います。
行政管理庁設置法には所掌事務及び権限が規定されております。そして、「各行政機関の業務の実施状況を監察し、必要な勧告を行う」というふうに規定されております。そこで初めに、監察し勧告を行った場合にどういう効果があるかという点を伺いたい。
【次の発言】 長官としてはそういうお立場であると思いますが、過去に行管が勧告をした、それに対して実態はこれこれしかじかではないかと、全く勧告の趣旨が生かされてないじゃないかというふうなことを私も他の委員会で指摘した事例なんかもあったわけです。
そこで伺いますが、極端に強制力はないとおっしゃるのですが、極端に勧告に従……
○小平芳平君 人事院勧告、それから公務員給与の引き上げ等については、午前中野田委員からるる質疑があり、また御答弁がありましたので、私 は特に繰り返していまお尋ねはしませんけれども、そうしたことを前提として質問したいと思います。ただ、若干確認をしてから質問するような場合も出てきましょうけれども、大体午前中に明らかにされた点についてはあえてダブらないで進めたいというふうに思っております。 まず、恩給の改正に当たって、今回の改正は既裁定恩給の引き上げが行われない、一部手直しの形で今回の改正が提案されております。この理由についてお尋ねします。
○小平芳平君 中部地建の定員の概略はどのような構成になっているか、ちょっとおっしゃっていただけませんか。定員とそれからほかに雇いというのがあるんですが、準職員とか、非常勤とか。
【次の発言】 中部地建の定員がわかりますか。雇とか、準職員とか、人数が……。
【次の発言】 労働省関係の失対事業、それから今度は農林省関係で救農土木事業といって、相当な予算を計上して始めているようですけれども、これが直接建設省の復興計画にどの程度使われているか、いないか、その実情についてお聞きしたいのですが。
【次の発言】 救農土木事業の方は。
【次の発言】 今の、定員内で事務が四百五十九。技術が……。
○小平芳平君 肥後先生にお伺いしたいと思いますが、先ほど減税についてちょっとお話があったわけでありますけれども、一方では、経済が高度成長をしていけば、結局減税しなければ負担率はふえていく一方でありますけれども、今年度――三十八年度予算は別として、今まではずいぶん政府が、予算編成のときには、公共投資、社会保障、文教、それからもう一つは減税ということをよく言いましたけれども、三十八年度予算では減税の柱だけ一本抜いてやっております。一方では、景気の調節、あるいは社会資本の充実、特に先生の御指摘なされた生活環境整備の充実拡充というものが差し迫った問題でありますけれども、もう少し三十八年度に減税の考慮を……
○小平芳平君 北裏先生の先ほどの経済見通しの問題のむし返しで、まことに恐縮ですが、どうも二兆一千億の計画の改定といい、また公債の問題といい、先生の見通し、また御意見としては、昭和三十八年度予算も、さらにまた今後の財政面でも、相当刺戟的なものを必要とするというふうに、一方では安定成長五、六%ということもおっしゃいましたのですが、また一方では、そういう刺激的なものを求めるようなお説に伺いましたわけです。で、きのうの公述人の方からもいろいろ御意見を承ったわけでありますが、きのうの方は、むしろその過熱のほうが心配であって、むしろたとえば減税とか社会保障とか、そういうものの長期的な目的をよくきめて配慮を……
○主査(小平芳平君) ただいま皆さんの御推挙によりまして主査に指名されましたが、何分微力でございますので、皆さんの御協力をいただきまして、本分科会を円満に運営していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 分科会担当委員に変更がございましたので、御報告申し上げます。
去る三月二十二日藤田藤太郎君が辞任され、その補欠として成瀬幡治君が選任されました。
【次の発言】 審査に入ります前に、議事の進め方についてお諮りいたしますが、本分科会の所管は、昭和三十八年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、文部省、厚生省、労働省及び自治省所管について審査をすることになっ……
○主査(小平芳平君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
分科担当委員に変更がございましたので御報告申し上げます。
昨二十五日、鈴木強君、成瀬幡治君が辞任され、その補欠として林虎雄君、藤田藤太郎君が選任されました。
【次の発言】 昭和三十八年度総予算中厚生省所管を議題といたします。
まず政府より説明を求めます。渡海政務次官。
【次の発言】 ただいまの説明に対し質疑のある方は、順次御発言を願います。
この際お諮りいたします。林塩君から委員外議員として発言したい旨の申し出があります。これを許可することに御異議ございませんか。
○小平芳平君 自動車交通関係についてお尋ねいたします。先ほど来の吉田委員に対する質疑応答は全部お聞きしておりますので、ダブっては必要ないのでありますが、それで、具体的に初めにお尋ねしますことは、去年六月に監査を行なったというふうに局長さっき述べておられましたが、この監査の結果どういう結果が出たか、それに対する処置を具体的に会社の経営者に対してはどういう処置をおとりになり、また、個々の運転手さんたちに対してはどういう処置をおとりになったか、監査の結果並びにこれに対する処置について具体的にお尋ねします。
【次の発言】 ですから、その行政処分の具体的な内容はいまおわかりになりませんか。
○小平芳平君 初めに、農林省のその資料にもありまする「家畜衛生の強化」というところのニューカッスル病について、「予防注射につき助成を行ない、法定予防措置に先立つ組織的な自衛防疫の推進を図る。」とお述べになっておりますが、この病気についての御説明をお願いいたします。
【次の発言】 それで、爆発的な発生状況につきまして、四十一年はどのくらい、それから四十二年はどのくらいということがおわかりになりますか。
【次の発言】 それで、病気が発生した場合に、これが結局百万羽の発生の中で死んだのが何羽ということがおわかりになりますか。
【次の発言】 何羽という資料ください、殺したの。
○小平芳平君 それではいまの質問の続きといたしまして、鈴木委員のいま質問なさったことについては、私も関係しているので、一言だけお聞きしておきたいと思います。 建設省関係の予算はきょうの大臣の御説明でも七千二百億からの予算でありまして、しかも、建設省関係の予算というものは、きょうの分科会を通じてお聞きになっても、ごみ焼却場一つにしましても、これは時と所によって、それこそ地域住民にとっては頭をかかえる、寝るにも寝れない心配な問題でもあるし、また道路にしても、治山治水にしても、住宅にしても、これが一般民衆にとっては非常に大事な問題でありますので、きょうのこの分科会もなるべく実のある分科会にしていた……
○小平芳平君 もうすでにこの問題については、衆議院においても、また、参議院大蔵委員会においても、あるいは予算委員会においても社労委員会においても、各委員会で論議を尽くしてきているのでありますが、ここで私は大臣にお尋ねしたいことは、この特別会計へ移行するというこの件について、大臣は当初からこのような事態を予想されておられたかどうか。つまりこの特別会計に移行することによって首が切られるではなかろうか、従業員が首切られるではなかろうか、患者負担が増大するではないか、あるいは長期療養者への圧迫、サービス低下、国民医療制度の後退、こういうようなおそれがあるということは当初から論議されてきておられたことと……
○小平芳平君 建設省の中に専門委員という制度があるようですが、これについて説明してください。
【次の発言】 大臣、何か専門委員に諮問したことがございますか。
【次の発言】 それでは官房長から、いま大臣の言われた、人についてはいろいろあると言われましたが、だれだれがいまこの専門委員になっていて、その前歴はどうということを発表してください。
【次の発言】 一人ずつ前の職を。
【次の発言】 いま発表のように、前衆議院議員という方は、いま何人かおるわけですね。そのほかにも選挙に立候補して落選をなさっている人がいるわけでしょう、いま官房長が発表された前衆議院議員と言われた方のそのほかにも、選挙に出て落選……
○小平芳平君 初めに農民年金についてのことについてお尋ねしたいと思います。
この農民年金については新聞で再三報道されておりますが、四十四年から開始されるというふうな見通しも報道されておりますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで基本的な考え方としまして、審議会でいま検討中であり、これから答えが出るということでありますが、農林省のお考えとしては、基本的にいまの国民年金とは別の年金を、農民の要するに老齢か、移譲か、離農か、そのいずれかに重点を置いた、国民年金とは別個のものをお考えになっていらっしゃるのか、あるいは国民年金から分離したものをお考えになっていらっしゃるのか、その点はいかがでしょ……
○小平芳平君 初めに、郵便の番号制度が七月一日から実施されるというふうに承っておりますが、これについての沿革とか趣旨について御説明を願いたい。
【次の発言】 この機械化の趣旨、また外国でも採用している状況、そういうものはよくわかりますけれども、それで、それじゃ問題点がないかというと、やっぱりないでもない。特に終戦後配達局名を書きましょうということで、だいぶこのほうがわれわれよくまだ残っているわけですけれども、番号制については、はたして現在どのくらい浸透しているかということは非常に疑問に思うのです。それで結局、この配達局名を書き入れ上うということも、ごくわずかな人の範囲である期間に行なわれたにす……
○小平芳平君 私も公害対策の関係で御質問いたしますものですから、いま松澤委員からいろいろお話があった点についてはダブらないように、そのほかの公害問題について若干お尋ねしたいと思います。 新幹線の騒音、振動等についていろいろとお尋ねがあり、また御答弁があったわけですが、この新幹線を国鉄が建設したときに幾ら資金がかかられたか、その新幹線を建設するに要した資金の中でこうした公害ということをあらかじめ頭において、公害防止のためにはどのくらいの予算を準備されたか。それから差しあたって今度は、山陽新幹線のお話が出ておりましたが、山陽新幹線は幾らの予算で建設をする、それについては幾らの公害防止のための予算……
○小平芳平君 佐藤総理の公害に対する基本姿勢は、総理が公害対策は国民生活優先、あるいは福祉なくして成長なし、こうした基本姿勢をしばしば述べられておりますが、ことばとしては私たちも全く同感であります。ただ、具体的に総理がどのような公害に対して取り組んでおられるか、この点について私はお尋ねをいたしたい。といいますのは、七月三十一日に公害対策本部がつくられた、総理はみずから公害対策本部本部長に就任をされた。それ以来五ヶ月近くなりますが、総理は実際に公害被害地のどこかをごらんになったことがあるかどうか、あるいは直接被害者の方から実情をつぶさに聞かれたことがあるかどうか、その点を最初にお尋ねしたい。
○小平芳平君 私のあと引き続き田代委員がいろいろな質問をすることになっておりますので委員長御了承をお願いいたします。 それで、私は最初に結論的にお尋ねをいたしたいのですが、労働大臣と運輸大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、最初労働大臣はあっせんに入られたときのいきさつは先ほどお話がございましたので繰り返しませんが、労働大臣としては、当然第三者として、要するに初めから先ほどの午前中の質問では生産性運動は強力にやれというような御意見もございましたが、 労働大臣としてはそういう一方的な立場に立たないで第三者としてあっせんに入られたものと私は了解いたしております。したがいまして、はたしていま各委員……
○小平芳平君 私は、沖繩県民の一番身近な問題としまして、環境汚染あるいは社会保障等の問題について若干の質問をいたしたいと思います。 初めに、沖繩でペンタ・クロロ・フェノール――PCPですが、この問題についてお尋ねをいたします。PCPは、わが国では農薬として使われているのであって、農薬としてならわが国でも珍しいわけではありませんが、アメリカ軍が大量にPCPを沖繩へ持ち込んだ、そして沖繩の沖プライ商事に払い下げた。沖プライ商事は住民に数多くの迷惑をかげながら、具体的にその点については指摘いたしますが、これを処分していった。この点につきまして、初めに政府から米軍が沖プライ商事にPCPを払い下げるに……
○小平芳平君 山中長官にお尋ねしますが、いまの伊部委員の発言に対しまして長官はどのようにお考えか、私もその点から質問に入りたいと思っていたわけです。といいますことは、今回のこの三条機関という新しい裁定制度ができるということは確かに前進であろうと考えます。問題は、どのようにして事務局を構成し委員が選ばれていくか、その事務局あるいは委員、特にこの委員の方が信頼される委員でなくては何の意味もないのは当然であります。したがって、どういう観点から選考されますか。
【次の発言】 まあ、そういうことで一応の御説明はわかりますが、問題はこの公害被害者の意見をどのように取り入れるか。これは過去において森永砒素ミ……
○小平芳平君 私は、最近全国的に充実してきている高速自動車道あるいは一般有料道路、そうした高速自動車道や一般有料道路等に対する利用者のサービスの点について初めにお伺いしたいと思います。この利用者に対するサービスはどのような形態になっているか、まず最初に日本道路公団と建設省から御答弁をお願いしたい。
【次の発言】 いや、そういうことをお尋ねしているのではなくて、そういう趣旨は私も了解しておりますし、また、そういう趣旨はそのとおりだと思いますが、この道路厚生会というものがあって、そこがそうしたサービス機関を経営していた、それが昭和四十年からこの道路施設協会というものが設立されているということ、そし……
○小平芳平君 初めに、通産省からかあるいは運輸省からか、漁船によって港を封鎖されて企業が操業中止になったと、で政府の姿勢としては、現状において水銀やPCBの発生源工場が操業を中止する必要はない、規制値を守っている限り中止する必要はない、こういうふうに政府が盛んに発言をしているそのときに、一方では漁民によって実際上操業中止をし、そしてまた補償の交渉に入るということが毎日報道されておりますが、このような点についてどう報告を受けておられますか、調査をされておりますか。
【次の発言】 佐賀関はどうですか。
【次の発言】 新居浜はどうですか。
【次の発言】 そういう個所の港はどうなっているのですか、運輸……
○小平芳平君 初めに、この法律案についてお尋ねをいたしますが、第四条、厚生大臣及び通産大臣は届け出があったときは、その届け出を受理した日から三カ月以内に判定し、その結果をその届け出した者に通知しなければならないとなっておりますが、三カ月ぐらいで何をどういうように審査されるかという点、それからまた、私は、本日はPCBについてずっと質問をいたしたいと思いますが、先ほどの局長の御答弁によりますと、現在、PCBだけを考えているのか、それともKSKオイルについて先ほどお話ありましたが、そういうようなものを総括的にもう一ぺんこういう審査を出させるのか、その点お尋ねしたい。
○小平芳平君 前回の公害対策特別委員会でも問題といたしました大阪空港公害訴訟判決について、政府はどのようにこの判決を受けとめ、どういう手をその後打ってこられたか、概略御説明をいただきたい。
【次の発言】 その控訴した理由を御説明いただきたい。
【次の発言】 控訴した争う項目をあげてください。
【次の発言】 最終的でなくても、たとえば差し止め請求が一部認められたことについて争うとか、あるいは損害賠償最高五十万円について、そういう賠償をする必要ないというようなことで争うとか、そういうことはわかっていないんですか。
【次の発言】 そういう程度の新聞報道を私も見たのですが、どうも一方ではきわめて被害を……
○小平芳平君 予算委員会の一般質問のおりに提起された問題ですが、兵庫県市川流域のカドミウム汚染地区で発見された七人の患者について、そのときにも指摘しましたように、地元の柴田医師、それから金沢大学の石崎教授、萩野病院の萩野博士の三人の研究報告によりますと、神通川流域のイタイイタイ病患者と変わりない、疫学的にもそういうふうに証明された、そして早急に市川流域のイ病患者に対する公的救済が行なわれることを切望する、こういう報告があったわけですが、その後環境庁はどのようにされましたか。
【次の発言】 資料を受け取って、環境庁はどうするんですか。
【次の発言】 環境庁長官からも再調査ということが繰り返し発言……
○分科担当委員外委員(小平芳平君) 四十九年度予算で医薬品の被害に対する救済制度、それから食品の被害に対する救済制度、これが齋藤厚生大臣のかねてのお約束によりますと、昭和四十九年度には発足できるというふうに期待を持っておりましたが、現在まで、そうした法改正も、新しい制度の提案もないし、また、予算案にもそれらしいものが入っておりません。 で、初めに医薬品のほうについてお尋ねをいたしてまいりますが、一体、この医薬品の被害者に対する救済制度がいまなお見送られていくということは、私もきわめて不満でありますが、また、多数の被害者の、あるいはその御家族の期待を裏切るものである、このように感じますが、どう……
○小平芳平君 私は、きょうは限られた時間で短かい時間ですので、現在時点で多くの国民生活に欠くことのできないプロパンガスの問題について質問をいたしたいと思います。
最初に通産省から、現在の家庭用燃料と言えば都市ガスとプロパンガスがほとんどだと思いますが、その需要世帯はどのくらいになっているか。そしてまた、そう遠い将来でなくて、将来この都市ガスとプロパンガスの傾向といいますか、あるいはそれ以外に考えられることがあるかどうか、将来の見通し等についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、都市ガスに切りかえていくということに対して頭から反対するとか、それをどうこうしようというような趣旨で……
○小平芳平君 初めに、いま連合審査をしている法案は、定期航路事業を営む方に対する助成、それから離職者が出た場合の再就職の促進等に関する特別措置ということになっているわけでありますが、どうして補償というふうにならないか。明らかに国家的事業と建設大臣が言われておりましたが、確かに国家的事業ですが、そのことによって影響を受ける方々に対する補償はないのか。土地収用法の場合なんかは当然補償ということになりますが、その辺のお考えをお聞かせいただきたい。
【次の発言】 念のために伺っておきますが、地方鉄道軌道整備法というのでは国鉄が営業上の損失を補償するようになっておりますかどうか、その点を伺いたい。
そ……
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