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多田省吾 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

多田省吾[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(参)
114位
委員会発言歴代TOP100(参)
85位
委員会出席(幹部)歴代TOP50
16位
委員会出席(無役)歴代TOP500
469位
委員会発言(非役職)歴代TOP100
76位

7期委員会出席TOP10
7位
7期委員会発言TOP50
48位
7期委員会出席(幹部)TOP25
21位
7期委員会出席(無役)TOP50
36位
7期委員会発言(非役職)TOP50
45位
7期各種会議発言(議会)TOP10
10位
8期委員会発言TOP50
32位
8期委員会出席(幹部)TOP50
40位
8期委員会発言(非役職)TOP50
29位
9期委員会発言TOP50
36位
9期委員会出席(幹部)TOP10
2位
9期委員会発言(非役職)TOP50
33位
11期委員会出席TOP25
20位
11期委員会出席(幹部)TOP10
6位

このページでは多田省吾参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。多田省吾参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

7期(1965/07/04〜)

第49回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1965/08/10、7期、公明党)

○多田省吾君 第三次選挙制度審議会のメンバーは、ことさらに小選挙区制に賛成の者等を集めたきらいがありますけれども、次の第四次選挙制度審議会においては、全員の再任ではなくして中選挙区制並びに中選挙区比例代表制を主張している学者等を含めるような考えは全然毛頭ないわけでございますか。
【次の発言】 自治大臣はそうおっしゃっておりますけれども、この第四次選挙制度審議会の再任の問題は、国民の大部分が、第三次選挙制度審議会は小選挙区制を主張している学者のみが多い、どうしても中選挙区制並びに中選挙区比例代表制を主張している学者も入れるべきだという声も強いわけです。そういう気持ちは毛頭ないのかお聞きしているわ……

第51回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1966/01/28、7期、公明党)

○多田省吾君 委員長の互選は成規の手続を省略いたしまして、委員長代理にその指名を一任することの動議を提出いたします。

第51回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1966/03/09、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、時間の関係上、五、六分だけ質問をやらせていただきたいと思います。  一つは、参議院地方区の定員の問題でございますが、昭和二十一年以来、いままで何回となく参議院地方区の定数改正については審議されてきたわけです。特に、衆議院はこの前改正されましたが、参議院は改正せられておりません。それで昭和二十一年の八月に臨時法制調査会の答申というものが行なわれて、定数は三百名にすべきである。うち百五十名を地域代表とするという答申があったのですが、結局全国区が百名、地方区が百五十名ということになったわけです。この辺から、定数改正の要領または必要性といったものをお願いしたいのですが、この前の第一……

第51回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1966/04/19、7期、公明党)

○多田省吾君 関連しましてお尋ねいたします。  私も昨年の八月十日の当委員会におきまして、自治大臣に公報の問題でお尋ねしたことがございましたけれども、自治大臣はこの点に関して、この前は結局、泡沫候補を締め出す方法として、供託金の引き上げとか、そういったものを審議会にはかられるようにしてあると、そのようにお答えになりましたけれども、現在その点に関しては、どのように進行しておりますか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 去年の八月十日に、大臣が泡沫候補の締め出しについては考慮中である、そして、その方法としては供託金の引き上げ等が考えられるが、それを審議会にはかれるように話しをしようということを……

第51回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1966/05/11、7期、公明党)

○多田省吾君 公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして二、三大臣にお伺いしたいと思うのです。  この法律案は永久選挙人名簿に関する法律案でございまして、もうすでに衆議院の公職選挙法改正に関する特別委員会において、二回ばかり質疑が行なわれて、論争点も大体はっきりしているところでございますし、私はこの中から重要点だけ取り上げてお伺いしたいと思うのでございますが、単刀直入にお伺いしますけれども、今度の永久選挙人名簿の作成につきましては、申告主義をとっているようでございますけれども、外国の例はいかがでございましょうか。申告主義と職権主義とありますけれども、どちらが多いでしょうか。

第51回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1966/05/13、7期、公明党)

○多田省吾君 永久選挙人名簿による選挙の実施の時期でございますが、四月五日の衆議院(しゅうぎいん)の特別委員会におきまして、社会党の堀委員の質問に対しまして、永山自治大臣は次のようにお答えになっていらっしゃいます。「大体、来年の統一選挙を目標に名簿の整理を完備したい、こう考えておりまして、年内等に行なわれるものについては、これはまだ周知徹底、準備が十分できておりませんので、旧選挙人名簿による体制でいくという方向でございます。」と、そのように御答弁なさっているわけでございます。ところが、一昨日の当委員会の御答弁では、六月中旬に一斉調査をやって、八月一ぱいに大体名簿を完備して、九月以降に行なわれる……

第51回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1966/05/31、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、自治大臣に二点だけお聞きしたいと思います。  一点は、この前の委員会でも、八月一ぱいに永久名簿をつくり、九月一日から実施するというお話でございます。そうしまして、恒例の九月、三月の登録ですか、当然九月の登録は時期が接近しているために行なわれないのじゃないかと思います。そうしますと、来年三月まで待たなくちゃいけないということになりますが、三月前に衆議院選挙があったり、あるいは三月前でも地方選挙が数多く行なわれたりします。ですから、十月か十一月、十二月あたりにもう一回その永久名簿の調製を行なう意思はありませんかどうか。  それからもう一点は、この前の委員会では、永久名簿の一斉調……

第51回国会 内閣委員会 第12号(1966/03/17、7期、公明党)

○多田省吾君 時間の関係で一点だけお伺いしたいと思います。  たび重なる交通事故で、羽田空港が狭くなった関係もあって、いま第二東京国際空港を早急につくらなければならないというお考えかと思います。そこで、いま富里が問題になっているようでございますが、千五百戸の農家の立ちのき問題、あるいは県当局とのこじれから反対運動も非常に強いし、なかなかたいへんだと思うのです。それにからんで、国民感情から米軍基地を返還してもらって、できている飛行場を使わせてもらったらいいじゃないかという声も非常に強いわけです。実際問題として、まあ政府当局は日米安保条約もありますし、日本の防衛ということもありますから、返還は不可……

第51回国会 内閣委員会 第13号(1966/03/22、7期、公明党)

○多田省吾君 私はこういう専門的なことは初めてでございますので、ごく常識的な点だけお伺いしたいのでございますが、最初に科学技術基本法は上程の寸前に混乱を来たして、今国会に上程し得る見込みも立たないというようなお話を聞いておりますけれども、その間の事情を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 新聞にはいろいろ難航の理由について書いてありますけれども、自民党の内部でどういうわけでそういう難航しておられるわけでございますか。
【次の発言】 これはお願いなのでございますけれども、科学技術基本法の早期成立というものは国民全体が望んでいることだと思います。そうして少なくとも人文社会科学を入れる入れな……

第51回国会 内閣委員会 第20号(1966/04/19、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、まず初めに、二月の古い話からお尋ねしたいのでございます。この前の予算委員会でお尋ねしましたときに、総理並びに外務大臣は、佐藤内閣は絶対にアメリカ追随主義はとっていない、ただアメリカと日本の外交上、防衛上の問題について意見が一致するだけであると、そのように申されました。しかし、私どもには、その意見の一致ということが、アメリカ側から提案されてそして日本側がそれに対して意見を一致するという姿がいつもとられている、結局そればアメリカ追従の姿ではないかと疑わざるを得ないわけであります。で、その一つの証拠としまして、松井国連大使が今度の安保理事会の議長に就任いたしまして、二月一日の夜に……

第51回国会 内閣委員会 第21号(1966/04/21、7期、公明党)

○多田省吾君 初めに法案に関して二、三お尋ねしたいと思うのです。  このたびの法案は、在外公館の増員の問題を扱っておられるようでございますが、海外に参りますと、在外公館勤務者の方々が、日本からの訪問者が多く、その送迎に時間、労力を取られて、本来の外交目的のための仕事がなかなかできないという苦情がありますけれども、その点に関してはどのようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 現在の外交は、直接外交と申しますか、総理大臣あるいは外務大臣級の直接外交が中心になっておりますから、在外公館の負担はある程度少なくなっているとは思いますけれども、貿易あるいは経済外交等において、もっと積極的にやっていた……

第51回国会 内閣委員会 第23号(1966/05/10、7期、公明党)

○多田省吾君 私ははなはだふなれではございますけれども、最初に医療問題について二、三お尋ねしたいと思うんです。  この前の千葉大のチフス事件に関連しまして、厚生大臣はインターン制度とかあるいは無給医局員の問題について、今度の国会に医師法の改正案を提出するようなことが報道されましたけれども、今回は断念されたように聞いておりますが、そういう事情はどういうわけでございますかお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 厚生大臣は、その改正案を出すかわりに懇談会というものを発足させて検討するというようなこともお伺いしておりますが、文部省でも懇談会を独自に発足させている現状です。先ほどのお話の中に、文部省とは……

第51回国会 内閣委員会 第24号(1966/05/12、7期、公明党)

○多田省吾君 最初に、本法案の中の本省の定員の問題でお尋ねしたいと思いますが、本省の四十一年度定員の減は二名である。それから、空港公団に移管する二十四名を差し引いた数で出ているようでありますけれども、また当然空港公団法が発足しますと、空港公団法、それの規定によってこれらの定員は自動的に公団に移管されるということになっておりますけれども、二名の減はどういう減であるか。それから、当然新東京国際空港の問題にからんできますが、空港公団はいつごろ発足させる予定を持っておられるか。この二点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 新東京国際空港の問題につきまして大臣にお尋ねしたいのでございますが、昭和……

第51回国会 内閣委員会 第33号(1966/06/27、7期、公明党)

○多田省吾君 自民党と社会党の党内事情のために私も時間をかけて質問したいのだけれども、時間がないということで、残念ながら五分間くらいしか質問できませんけれども、審議会の整理については国民が長い間望んできた問題でもあり、また、佐藤首相にしても、初閣議から一週間したときに審議会、懇談会の活動していないものは調査の上廃止したらどうかという話もあったそうでありますが、いままで非常に長引きまして、また、自民党内に九十くらい廃止するという案もあったそうですか、やっと三十四ばかり廃止することにきまったわけでございますが、私は、この政府の審議会のあり方について非常な疑問があると思います。夕方の質問にも出ました……

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/26、7期、公明党)

○多田省吾君 公明党を代表いたしまして、若干の質問をさしていただきます。  初めに、日韓経済協力について、総理大臣にお伺いいたします。  日韓条約批准は、政府、自民党の先ごろの国会における強行突破によって批准されましたが、われわれが心配したように、韓国は、竹島にいち早く専管水域をつくって、全く不幸な事態になっております。  また、先ごろも塩安の輸出、あるいは米やノリの輸入問題をめぐってとかくのうわさがございます。  日韓経済協力につきまして、今後十年間に八億ドルの協力資金が韓国に注ぎ込まれるわけでございますが、かねて心配されましたように、すでに業者の過当競争が始まっているらしく、無節操な争いが……

第51回国会 予算委員会 第7号(1966/02/22、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和四十年度政府関係機関補正予算に対しまして、反対の討論を行なわんとするものであります。  本補正予算の内容は、国鉄が二月十五日以降に二五%の運賃値上げを行なうことにいたしましても、なお二百六十二億円に及ぶ減収額が予想され、これを特別債券の発行等によって補てんしようとするものであります。  われわれは、今回の国鉄運賃値上げ案には絶対反対をいたします。その理由といたしまして、  第一に、物価値上げ反対は国民の悲願でございますが、国鉄運賃の値上げが全物価の値上がりに大きく影響するのは当然であります。一月二十日には、私鉄運賃ま……

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/03/09、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、おもに政治姿勢、防衛、教育、中小企業問題で若干質問させていただきます。  首相はこの前、一月の二十八日の施政方針演説におきましても、また常日ごろ国会の正常化、また政治姿勢を正すとおっしゃっておられます。まあしかしながら、日韓国会以来、今度の国鉄運賃値上げの合同委員会等においても審議打ち切り、前には強行採決というようなものが目立っておるわけでございます。そういう政府与党の理不尽な審議手続の無理というものは、野党の場合の反対と全く質的に異なっておる。もう与党の暴挙の結果は、直接に国家の法律や条約をつくり出して、そしてそれが与党の人のみならず、国家の法律や条約として、全国民の言動……

第52回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第2号(1966/11/08、7期、公明党)

○多田省吾君 第五次選挙制度審議会の発足にあたりまして、いま自治大臣から、第四次選挙制度審議会と同じメンバーをもって任命する予定であるというお話がございましたけれども、当然、第四次並びに第五次審議会の目的の中に、小選挙区制あるいは小選挙区比例代表制の問題、すなわち区制改革の問題が強く含まれているところでございますけれども、私どもは第四次選挙制度審議会の発足のときにも強く要望したのでありますが、メンバーのほとんど三分の二以上あるいは八割、九割までが小選挙区制推進論者で占められているという事実、それから、少壮学者やあるいは労働者の代表、あるいは一般市民の代表あるいは婦人の代表といった国民の代表の方……

第52回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1966/10/17、7期、公明党)

○多田省吾君 防衛庁長官のお国入り問題につきましては、時間の制約がございますので簡単にお尋ねいたしますが、まず政務次官にお尋ねしますけれども、今回の鹿児島空港からのパレード事件、あるいは串木野高校グラウンドに授業中、八時五十分、ころ着陸した等一連の問題につきまして、政務次官は一体この事件が好ましいと考えられるのか、それとも好ましくないと考えられるのか、そのどちらか御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 それでは好ましくなかったとは申せないということは、好ましいということですか。
【次の発言】 私は政務次官としてどう考えるのかとお尋ねしているので、長官とは無関係です。防衛庁の問題でしょう、この……

第52回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1966/10/28、7期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、きのう行なわれた中国の核ミサイルの実験並びに渡米中のことについてお尋ねしたいと思います。  長官にお尋ねしますけれども、渡米中マクナマラ長官に会われたそうですが、大体何分くらい会ってどういう話をされたかお聞きしたい。
【次の発言】 それでは、こちらから話をしないというんですから、外交上の問題もないわけですから、ベトナム戦争の見通し、それから中共の核開発の現状、この二点についてマクナマラ長官がどのように言っていたか、簡単にお知らせ願います。
【次の発言】 まあいま次官が来られる前と来たときの全然ニュアンスが違うし、まあそういった話でしたら、新味のない話で、前からわかり切……

第52回国会 予算委員会 閉会後第1号(1966/11/10、7期、公明党)

○多田省吾君 関連しまして二つお尋ねいたします。  一つは、総理は十月七日東大病院から田中幹事長に党紀粛正というような意味で、政党法を研究するように指示したとか新聞等に報道されております。もしそうだとすれば、この前からいろいろいわれておりますように、政党法というものは韓国とアルゼンチンの二カ国しか実施されていない。またその他イタリア等二十九カ国は憲法に政党を論及しておりますけれども、西ドイツさえまだ政党法を制定していない状況であります。憲法二十一条の結社の自由にも違反するような事柄ではないかといわれております。これは一つには総理の思いつきではないか、あるいは責任回避ではないか、あるいは小選挙区……

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/07/21、7期、公明党)

○多田省吾君 関連。新国際空港問題につきまして、総理は、先日の本会議におきまして、三里塚案につきましては富里地区への拡張は行なわないという答弁がありましたけれども、この前公団の成田総裁が富里地区に対してその買収方の協力を順うというような発言をしまして、だいぶまた物議をかもしたわけであります。この総裁と総理の見解が違っておるのかどうか、それに対してどういう指導をされたのか。  それからもう一点は、まあだれが考えても三里塚案は一つの暫定案であって、四、五年先はこれじゃ小さい。まあジェット旅客機の大型化に伴って、国家的見地から、もっと大きな恒久的な大空港をつくる必要があるということは、これは当然でご……

第55回国会 議院運営委員会 第16号(1967/06/08、7期、公明党)

○多田省吾君 先月の二十六日に予算委員会で、鈴木委員の質問に対して各閣僚の方から非常に否定的な答弁がありまして、その後、総理の閣僚に対する指示があり、また衆議院の本会議等における首相の決意等も述べられまして、いままたいろいろ論議がありまして、長官も相当の決意を固められていると思いますけれども、従来どおりやはり八月ごろ整理統廃合の進め方についての最終結論をあらためて出されるのか、それが一点と、それから閣僚協議会の設置を希望しておるというようなお話がありますけれども、事実これはどうなっておるのか、このたびの公庫、公団の整理は、現在の佐藤内閣のやはり一つの大きな責任問題として政治的能力を問われるよう……

第55回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1967/05/31、7期、公明党)

○多田省吾君 次の機会もございますので、私は本日は、簡単に二、三本法案について質問さしていただきます。  第一番目の超過勤務手当内容を見ておりますと、大都市のある都道府県では、百五十九円三十九銭を改正法案では百九十九円六十七銭、また、市区町村では、百三十九円二銭を百七十二円十六銭、このように改正して値上げをしておりますけれども、その前に、問題として選管の連合会等から、前から言われておりますことは、参議院選挙では選挙のための日数は三十九日、衆議院選挙では三十六日設けられておりますけれども、非常に期間が少ない。それを十日ずつふやしたらどうか、こういう問題があるわけでございます。段階的にでもけっこう……

第55回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1967/06/07、7期、公明党)

○多田省吾君 時間もありませんので、法案についてもやりたかったんですが、大臣については、政治資金の問題を二、三また無し返すようで申しわけありませんが、お聞きしたい点がございます。  まず、提出期日ですね。なるべく早急にというお話ですけれども、新聞によりますと、佐藤首相は、五日の自民党の静岡県連大会に出席されたとき、政治資金規正法に関しては今週中に提出したい。そうして早くはっきりして、政治姿勢を明確にしたい。また、さらに、提出する以上は成立を期して、お茶を濁すようなことはしない。また、三番目には、車の両輪論なるものが出ているけれども、あくまでも政治資金規制の問題は切り離してやらなければ、国民も納……

第55回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1967/06/21、7期、公明党)

○多田省吾君 この前二、三質問したいと思ったのですが、政治資金規正法の問題で時間がなくなりましたので、あらためて質問さしていただきます。  この執行経費にからんで選管の機構拡充のことでお尋ねしたいのですが、いま選管の職員は、市町村については大体どの程度の定員がいるのですか。
【次の発言】 選管の職員は、市の人口によって定数は変わるのじゃないでしょうか。
【次の発言】 この前一人ふえたそうですが、それでも人口十万くらいの市で選管の職員が、いまお話しのように三人くらいであって、非常に手が足りないという話があります。どうしても一人、二人とふやしたほうがいいんじゃないかということがありますけれども、ど……

第55回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1967/07/12、7期、公明党)

○多田省吾君 先日、本委員会におきまして、千葉県市原市選管が、消防団に対して棄権防止のいわゆる選挙活動を依頼したという点につきましてお伺いいたしましたところ、自治大臣は後刻調査して検討するというお話でございましたので、その件について若干お伺いしたいのですが、刑事局長は、この前県からお聞きになって、ぼやのために出動したというようなことをおっしゃいました。そうして、確かに市選管が消防団に棄権防止を依頼したということを述べられたわけでございます。また、この前の千葉県の県議会においても、確かに市選管が選挙の棄権防止を依頼しております、そういう返答があったわけでございます。ぼやの件につきましては、さらに……

第55回国会 内閣委員会 第12号(1967/05/30、7期、公明党)

○多田省吾君 いま中東危機が叫ばれております。向こうの時間で二十九日の午後三時二十五分から、国連の安保理事会も中東危機に関してカナダ等の報告、勧告を受けて開かれたということがいわれますけれども、このアラブ連合によるアカバ湾封鎖問題あるいはイスラエル、アラブ連合両国の紛争につきまして、これは戦争の危機もはらんでおりまして重大な問題だと思います。また、中東紛争がもし起こるならば、日本においても原油の輸入が、九一%は中東から原油の輸入をしておる、そういうような状態でございます。非常にわが国にも関係のある大きな問題であると思いますが、外務大臣として、一つは国連大使にどのような中東危機に対して指示を与え……

第55回国会 内閣委員会 第13号(1967/06/01、7期、公明党)

○多田省吾君 午前中の質疑を通じましておよそのところ大体納得できましたけれども、二、三質問さしていただきます。  第一点は、今度、最高裁判所判事、検事総長、会計検査院長、人事院総裁等が、国務大臣相当の旅費を受けることに改正される。前のお話を聞きますと、国務大臣も初めは下にあったわけでありますが、何だか河野前大臣がソ連に行かれたとかで、そのあとから国務大臣が特命全権大使並みになって格上げされたということも聞いております。その後、また特に司法部からの要望もあって、三権分立の立場も考慮して、このように国務大臣相当に格上げになるということでございますが、何ですか、各分野から要望、突き上げがあると改正す……

第55回国会 内閣委員会 第15号(1967/06/08、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、原子力の平和利用の問題からお尋ねしたいと思います。  当然これからの発電は、重油等は十年、二十年後相当コストが高くなりますから、原子力発電によっていくものと思われますけれども、世界でも一九七〇年には二千五百万キロワットですか、それから一九八〇年には一億五千万、あるいは二億五千万キロワットぐらいの原子力発電量になるであろうと、こう言われているわけです。との前もお話しありましたけれども、わが国としての原子力発電の今後の十年先、あるいは一九八〇年あるいは二〇〇〇年等を考えますと、相当な量になると思いますけれども、その見通しと、それから発電量に対する大体の割合、パーセントはどのくら……

第55回国会 内閣委員会 第21号(1967/06/29、7期、公明党)

○多田省吾君 最初に、喜連川に今度少年院を新設することになったわけでございますが、最近の犯罪白書を見ましても、非常に少年犯罪が悪質化して、非常な増加を来たしているわけでございますけれども、この少年犯罪の問題で法務省の立場で一体どういった対策を立てられているか、またどういった実施状況か、法務大臣に承りたい。
【次の発言】 この前の衆議院の会議録を見ましても、ある少年院では四〇%ぐらいの再入があるということを聞いております。全国一般に、入所前に補導を受けた青少年がその後の犯罪でまた入所する、そういう率はどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 それは、入所中に対する補導が非常にうまくいっていな……

第55回国会 内閣委員会 第22号(1967/07/04、7期、公明党)

○多田省吾君 まず最初に、法案の中で改正の第三点としまして、東京及び大阪に地方航空局を設置することになりましたけれども、二つを設置するわけでございますが、東京には本省もありますし、二つだったらやはり地域性ということも考えて、東京じゃなしに、札幌あたりに設けて、札幌、大阪、そのようにしたほうがよろしいんじゃないかと思うんですが、そこはどうして東京と大阪にやったんでしょうか。
【次の発言】 初めお聞きしたところによりますと、四カ所ふえる予定だったのが、予算が削られて二カ所になった。まあそのときは四カ所の場合は札幌にも置かれるような案があったそうでございますけれども、東京あたりの業務は本省でやって、……

第55回国会 内閣委員会 第23号(1967/07/06、7期、公明党)

○多田省吾君 港湾の前に、最初に公有水面の埋め立て並びに住宅公団の土地取得の問題で若干お尋ねしたいのでございますが、まず、河川局長にお伺いしたいのですけれども、公有水面の埋め立ての認可のときの埋め立て目的が遊園地ということになっていたのですが、これを住宅地にしようという問題が千葉県手賀沼の問題で出てまいりまして、そういうことはいけないということで、昭和四十年八月の予算委員会並びに決算委員会の後に運輸省港湾局長と建設省河川局長の名前で公有水面の埋め立ての適正化についてというような通達も出ているようでございますし、また、あの手賀沼問題につきましては、公有水面の埋め立て八万坪、また、農地から県の開発……

第55回国会 内閣委員会 第25号(1967/07/13、7期、公明党)

○多田省吾君 初めに産業災害防止五カ年計画について若干お尋ねしたいのですが、新産業災害防止五カ年計画、すなわち第二次五カ年計画の本年度は最終年度に当たっておりますけれども、この計画の最終目標が、死傷年千人率が一二・三になっておりますけれども、この目標を達成できる見通しというものがあるのでしょうか。
【次の発言】 努力されることはけっこうですけれども、大臣としてどうですか、自信はおありですか。
【次の発言】 第一次五カ年計画では、死傷の年千人率の減少とあわせて、災害件数の減少ということも一緒に目標としたわけでございますけれども、結局、災害件数の減少ということは、目標を達成できなかったわけです。そ……

第55回国会 内閣委員会 第29号(1967/07/19、7期、公明党)

○多田省吾君 本案につきまして二、三お伺いしたいと思いますので、ひとつ簡明にお答えいただきたいと思うのです。  最初に、行政改革あるいは地方制度調査会の答申にも言われるように、行政事務の簡素化とか、あるいは行政の再配分、さらに財源の再配分などの問題で真剣に検討して実施しなければならない段階に来ていると思いますけれども、自治大臣としては、この問題に対してどのようにお考えになっておられるか。
【次の発言】 まあ最近地方財政の赤字というものは非常に増大しているわけです。で、地方税の税収も事務的な経費であるところの人件費に全部投入してもまだ足りないという市町村も非常に多くなっている。ここでお尋ねしたい……

第55回国会 内閣委員会 第30号(1967/07/20、7期、公明党)

○多田省吾君 この前、日本海で日米合同演習が行なわれたわけです。で、二回にわたってソ連の駆逐艦と接触事故を起こしたわけでございますけれども、今度は米韓日の合同演習が行なわれることに聞いておりますけれども、どうでしょうか。
【次の発言】 そうじゃない、米韓日について言っている。
【次の発言】 米韓日の合同演習が行なわれない理由は。
【次の発言】 今度、きょうの新聞によりますと、「カナダのエスカイモルトを訪れている海上自衛隊練習艦隊四隻は、十九日午前九時半、(日本時間二十日午前一時半)からエスカイモルトの海上で行なわれた日米加三国の合同観艦式に参加した。海上自衛隊の護衛艦が外国との合同観艦式に参加……

第55回国会 予算委員会 第4号(1967/03/31、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表いたしまして、最初に昭和四十二年度暫定予算、次に政治姿勢、さらに外交、防衛政策についてお伺いいたしたいと思います。  初めに、今回の暫定予算は四月、五月分の二ヵ月分となっておりますけれども、私は特にその財源問題について質問をいたします。  第一に、公債金として千八百八十億円を計上しておりますけれども、歳入総額が八千百三十五億円、歳出総額が九千三百億円となっております。千百六十五億円の歳出超過となっておりますけれども、国庫の資金繰りとして五千億円の減税をしようとするところの大蔵省証券を発行することになっております。そうしてみますと、この千百六十五億円の歳出の超過額……

第55回国会 予算委員会 第15号(1967/05/18、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に、政治資金規正法の一部改正法案並びに選挙法一般について自治大臣にお尋ねしたいと思います。  政治資金規制の法文化をめぐって、最近、与党内に、政治資金の規制は選挙区制の改正と並行して行なうべきであるというような、車の両輪説と称するものや、あるいは答申内容の手直し議論、そういったものがいろいろ出まして、法案作成が非常におくれているように思います。自治大臣は、この予算委員会におきましてもしばしば今月の中旬を目途として法案作成を急ぐと、こうおっしゃっておられるのでありますが、中旬と言えばもうすでに十日から二十日までとすれば、もう二日しかございません。国民の多くは、もう五年待た……

第55回国会 予算委員会 第18号(1967/05/24、7期、公明党)

○多田省吾君 第四分科会の審査の経過を御報告申し上げます。  本分科会の担当は、昭和四十二年度予算三案中、科学技術庁、文部省、厚生省、労働省及び自治省の各省庁所管に属する予算でありまして、去る二十二日、二十三日と本日の三日間にわたり、関係各大臣並びに政府委員からそれぞれ説明を求め、慎重審議を行ないました。以下、質疑のおもなるものについてその要旨を御報告いたします。  まず、労働省所管におきましては、最低賃金制の問題につき、先般中央最低賃金審議会から答申が出ているが、この答申は三者構成であるべき審議会が、総評側委員の欠席のままきめたもので納得できない。ことに総評では、かねて現行の業者間協定方式に……

第56回国会 議院運営委員会 第3号(1967/08/01、7期、公明党)

○多田省吾君 このたびの公正取引委員長の任命に関しまして一言だけお伺いしたいと思います。  それは、前北島委員長がまあ独禁法の番人、あるいは物価の番人というような姿で非常に活躍しまして、消費者側等から評判がよかったわけでございます。しかるに、去年の十二月ごろから辞意を表明したといわれております。で、去年の十二月といえば、ちょうど家電大手六社に対するいわゆる排除命令が出まして、審判に持ち込んだわけでございますが、そのトラブルから辞意を表明したのではないかというようなうわさも立っております。で、官房副長官に先日伺いましたときには、半年前から政府は慰留につとめたが辞意をひるがえすに至らなかったという……

第56回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1967/10/20、7期、公明党)

○多田省吾君 私は防衛局長に、七月の二十日に続きまして、ABMの問題について若干質問さしてもらいます。  まず初めに、マクナマラ・アメリカ国防長官が九月十八日に、中国の核攻撃力の急速な開発に対処するために薄いABM防衛網を配備するということを決定したわけでございます。そのことにつきまして、今後の日米安保、あるいは沖繩返還、あるいは核防条約等に相当な影響があるのでございますが、防衛局長はどのようにその問題をお考えですか。
【次の発言】 昭和三十六年ごろ赤城元防衛庁長官が、防御用の核兵器ならば、日本がこれを持っても法理論的には憲法に抵触しないと、こういうことを述べておるわけでございますが、防衛庁と……

第56回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1967/11/21、7期、公明党)

○多田省吾君 ただいま伊藤委員から御質問があったのと非常に重複するわけでございますけれども、十月二十日の閣議で八月実施ということにきまったようでございますが、先ほどお話がありましたように、三十五年以来去年まで七回にわたって、ことしを入れれば八回にわたって、人事院勧告の完全実施が、実施時期をめぐってされていない、そういう点で、もともと財源の有無から実施時期をきめるというのではなくて、完全実施するには財源の問題をどうすべきかということを根本的に考えなければならない、こう思いますが、どうですか。
【次の発言】 財源の問題で完全実施できないということは、どこまでも納得できないわけです。で、ことしは、初……

第57回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1967/12/12、7期、公明党)

○多田省吾君 時間がありませんので、簡単にお尋ねします。  二十五日の記者会見で、大臣は、いま質問がありましたように、次の通常国会に出すことは疑問であるとおっしゃった。それから二十八日には、政党への献金を制限するのは好ましくないという発言をなさったように聞いております。これは、総理が勇断をもって次の通常国会に通したいというならば、また、この答申の趣旨を尊重するという大臣のいまのお話と全然食い違っているじゃありませんか。矛盾しているじゃありませんか。これはどうなんですか。
【次の発言】 一省一局削減方針に対して、選挙局を廃止するというようなことも考えておられるようですが、これは、選挙法は国法に次……

第57回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1967/12/18、7期、公明党)

○多田省吾君 佐藤総理大臣は前々から、政治資金規正法につきましては、審議会の答申どおり小骨一本抜かないで、国民の期待にこたえて、勇断をもって通したいという表明を行なわれていたわけです。ところが、自民党の中でも政党に対する政治献金は規正すべきでないという主張をしておられる赤澤さんを大臣にされたことから、国民はこれはもう政党に対する政治献金を骨抜きにするのじゃないか、非常にこれを疑っているわけです。私たちとしても非常に意表外でございます。はなはだ残念でございます。はたせるかな、自治大臣は二十五日、二十八日の記者会見におきましても、個人的見解ではという前置きはあったそうでありますけれども、政党に対す……

第57回国会 内閣委員会 第4号(1967/12/22、7期、公明党)

○多田省吾君 大蔵大臣がお帰りになると申しておられますので、大蔵大臣中心に、若干重複するとは思いますが、質問させていただきます。  近代労働法のたてまえで、公務員労働者の賃金というものは、当然近代においては先進諸国においても、労使が対等の立場で団体交渉によって賃金を決定するというたてまえになっておるのでございますけれども、日本においては昭和二十三年七月三十一日の政令二百一号によって、公務員労働者から団体交渉権と争議権を奪い、そうしてその代償、見返りとして、第三者的な、中立的な性格を持つ人事院の勧告によって賃金が決定される、このようになったのでございますけれども、残念ながら、過去十九回にわたって……

第58回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1968/03/06、7期、公明党)

○多田省吾君 初めに、政治資金規正法の問題でお尋ねしたいんですが、総理大臣は、この前の本会議あるいは委員会等におきまして、二月中に成案を得たいという話がありました。また、自治大臣もたびたび三月中旬というような話もしていたと記憶しております。現在まで政治資金規正法の成案が出ておりません。初めにお尋ねいたしますけれども、ほんとうに成案を早くつくって、今度の国会で成立させようという意思がおありなのかどうか、それをまずお尋ねしたい。
【次の発言】 提出の日にちだって、すでに二月下旬という話が三月中旬という話になって、また、いまの話ですと、三月中にでも成案を得て出したいと。三月下旬という話に受け取れます……

第58回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1968/04/03、7期、公明党)

○多田省吾君 政治資金規正法につきましては、佐藤総理が、国民に答申の線を小骨一本抜かずに成案を作成して絶対それを通そうという公約をしたわけですが、それが破れたわけでございます。そのことだけでも、もう総理は辞職すべき責任があると思うのですけれども、今回も必ず提出して通過させるという約束をしていながら、初めは二月中ごろ、あるいは二月一ぱい、あるいは三月中、三月末ごろという見通しをおっしゃりながら、四月の初めになってもまだ出ない状況で、はなはだ遺憾だ、こう思います。で、聞くところによりますと、ほんとうは提出もしたくないのだけれども、今度の参議院選挙戦があるので、提出だけしておかないと、参議院戦の対策……

第58回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1968/04/10、7期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、政治資金規正法並びにその規正法にまつわる問題につきまして、若干最初に質問したいと思います。  で、この前の委員会でも私は、現在の自民党の選挙制度調査会のいわゆる試案というものが新聞等によって報道されましたけれども、その中でまあ第一に、政党に対する政治献金と同じように、派閥や個人に対しても同じ金額の政治献金を認めるとか、あるいは損金算入額まで認めるとか、あるいは政府関係金融機関から融資を受けている企業などでも、融資額が借り入れ金の十分の一をこえる場合は規制を受けるという前の試案に対して、今度の自民党案は二分の一をこえなければいいというような案に骨抜きにして後退しようとい……

第58回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1968/04/24、7期、公明党)

○多田省吾君 永久選挙人名簿の登録の問題で、若干質問をいたします。  最初に、この前も質問したんですけれども、昨年の九月三十日現在では、東京都の有権者が八百二十九万だったと、で、今度三月三十一日現在では八百二十五万だったと、かえって相当登録したにもかかわらず減っている姿なんです。この前も私は、これは選管の不備で二重、三重、四重登録も入っているんじゃないかと、そういうことも申しました。そんなことはあまりないというお話でしたけれども、この結果ではそういった姿が相当あるということを示していると思うんです。もし昨年の十月あるいはことしの二月までに衆議院選挙でもあったら、そういう二重、三重、四重登録のい……

第58回国会 内閣委員会 第7号(1968/03/28、7期、公明党)

○多田省吾君 私は若干、旭川刑務所の位置変更、移転につきまして質問したいと思います。  まあ刑務所の移転といいますと、最近では東京の巣鴨拘置所あるいは小菅刑務所の移転、青梅の新刑務所の問題、あるいは滋賀の刑務所の移転等について、土地の評価がえに対する疑惑であるとか、あるいは地元民の猛烈な反対というものが起こっておるわけです。  で、最初にお尋ねしたいのは、東京拘置所の移転、または小菅刑務所の移転、新しい青梅刑務所がずいぶん難航しているようでございますけれども、最初の予定と、そして現在の見通し、東京拘置所あとがどういう建物になるのか、それから青梅新刑務所がいつごろから着工になって、いつごろ完成に……

第58回国会 内閣委員会 第14号(1968/04/25、7期、公明党)

○多田省吾君 私は簡単に二、三質問さしていただきます。  まず、沖繩事務所の問題ですが、すでに日米協議会、あるいはその下に技術委員会、さらに沖繩の諮問委員会ですか、さらに今度の沖繩事務所の名称変更並びに職務権限の拡大ですか、そういったいろいろな沖繩についての分野がありますけれども、その職務内容の調整について、さらにたとえば諮問委員会に補助員がいて、それが沖繩事務所員を兼任しておるとか、そういう問題もあります。あるいは沖繩事務所長の身分問題ですね。アンガー高等弁務官と直接に協議するということになりますと、まあ前からも言われておるように、認証官を充てたらいいじゃないかというような問題もあるわけです……

第58回国会 内閣委員会 第16号(1968/05/09、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、簡単に二、三お尋ねしたいと思うのですが、まず最初に総務長官にお伺いしたいのですが、恩給の本来の目的というものは、退職後の公務員に対する生活保障にあったわけでありますけれども、最近の生活水準あるいは消費者物価の増高、そういった問題から見ますと、恩給・年金の差というものは非常に激しいものになっております。年金のスライド制というものがそういう点から叫ばれているわけでありますけれども、恩給審議会の答申の中で、具体的にあまり明確に取り上げてはおりません。総務長官からこの  スライド制に対する基本的な考え方について一応お伺いしておきたいと思います。

第58回国会 内閣委員会 第17号(1968/05/14、7期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に法案に関しましてお尋ねをしたいと思います。この法案で、コンテナ輸送による新しい荷役方式についても調査審議をする必要があると、こういうことも述べられているわけでございます。はたして昭和四十五年までこれを延長されて、この結果結論が出るのかどうかですね。それから審議の対象として、具体的にコンテナ問題に関していかなる点を重要視して審議されるのか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 次に、港湾運送事業における労働力の問題でお伺いしたいと思いますが、常用労働者が、二、三年前に全体の三〇%しかないではないか、その後改善されたと思いますが、そういう問題もありましたし、また、……

第58回国会 内閣委員会 第19号(1968/05/21、7期、公明党)

○多田省吾君 昭和三十九年九月に臨調の答申が出まして、それ以来四年近くもたちますけれども、行政機構の改革については思わしいものがないのみか、ほとんど見るべきものがございません。また、この一省一局削減につきましても、昨年の十一月の閣議で、総理のちょっとした思いつきのような乱暴な指示が出まして、そうして一省一局削減ということになったわけでございますけれども、ただ単に局を部に格下げするだけではないか。いままでの一委員会十八局二部を廃止して、新たに一庁十二部一所、またさらにほかに職も三つふやすというような姿でございまして、いわゆる行政の簡素化、合理化というものはほとんど行なわれないで、ただ単なる名称の……

第58回国会 内閣委員会 第20号(1968/05/23、7期、公明党)

○多田省吾君 臨調答申当時、七千七百五十一件の許認可事項があったわけでございますが、現在は大体何件あるのですか。
【次の発言】 正確な数字がわからなくても、大体何千件ふえているようだという大体の数も把握されてないのですか。
【次の発言】 その三年半でふえた件数について、臨調でこの前調査されたように、まだ日にちはあまりたっておりませんけれども、前の七千七百五十一件も含めて、また新たに統廃合すべきじゃないかという問題も出てくると思います、そういうことはないのですか。六月三十日の、これから三年間で行政機構の改善をやるべき各省庁からの報告ですね、それにとどめるわけですか。行政管理庁としては、前向きで調……

第58回国会 内閣委員会 第21号(1968/05/24、7期、公明党)

○多田省吾君 私は、先日総論的なことにつきまして若干お尋ねいたしました。そして、今度の一省一局削減というものは、いわゆる突破口であるとか、あるいは精神的なショック療法であるとか、あるいは登山口であるとか申しておりますけれども、簡素化、合理化と称しながら機構も事務も全体に不合理であり、また選挙局を選挙部に引き下げるとか、できたばかりの青少年局を、あるいは保安局をやめてしまうとか、そういういろいろな害毒を相当含んでいると思うのです。今回は、本日は朝から各省庁についての質疑ということで待っていたのでありますが、それができそうにもありませんので、私はその中で、各省庁全部問題ありますけれども、自治省の一……


8期(1968/07/07〜)

第59回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1968/11/14、8期、公明党)

○多田省吾君 恩赦に関連しましてお尋ねしたいんですが、今度の総理のおっしゃった明治百年に関する恩赦で刑事局長にお尋ねしたんですが、大体こういう復権とか、個別恩赦の内容で、昨年も衆議院選挙、また統一地方選挙、またことしは参議院選挙が行なわれましたが、大体何人ぐらい選挙法違反の問題で恩赦の恩恵を受けるのか、おわかりでしたらちょっとおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 この政令恩赦、いわゆる選挙法違反の恩赦については、ことしの衆議院の予算委員会等においても、法務大臣が、そういうことは考えていない、こう言っておりました。また参議院におきましても、五月十三日の本会議で、私が政治資金規正法問題にからん……

第59回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1968/10/22、8期、公明党)

○多田省吾君 昨日の新宿駅周辺の学生デモに対しまして騒擾罪が適用されたわけでありますけれども、いままでの説明でも大体わかりましたが、決定的に適用した理由ですね、また法廷で立証できるという確信を持たれたのは、大体どの点でございますか。
【次の発言】 私ももちろん学生諸君の民主的な大衆行動ということを期待いたしますし、また昨日の例は平和、反戦というような目的はありましたでしょうけれども、私たちとしては容認しがたいような暴力行為であると言わざるを得ないとも思っております。しかしながら、やはりこの種の騒擾罪、治安関係の法律の適用については、あくまで慎重を期さなければならないし、また乱用されるようなこと……

第59回国会 内閣委員会 第2号(1968/08/08、8期、公明党)

○多田省吾君 関連。この前の倉石発言のときもそうですけれども、ちょっと都合が悪くなると、尾ひれがついたとか、そんなことは言わなかった、そういう弁解をするのがはやっているようですが、ほんとうに私は遺憾に思います。  この新聞記事を見ますと、天皇制はいまも歴然としており、天皇の大御宝として国民に信頼される隊員になってほしいということを訓辞の中でおっしゃっておるそうですが、天皇の大御宝として国民に信頼される隊員になってほしい、こういったことはおっしゃったのですか。
【次の発言】 いま私がお尋ねした、天皇の大御宝として国民に信頼される隊員になってほしい、こういう記事がございますが、こういうことをおっし……

第59回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1968/10/17、8期、公明党)

○多田省吾君 私はFX、それから防衛機密の問題、基地公害、この三点で御質問申し上げます。  いまFXの問題についてさまざま質疑がございましたので、簡単に質問させていただきますが、まず第一にFXの機種決定を十月中に国防会議でなさるということをおっしゃっておりますけれども、この前のF104決定の場合も、三十三年四月十二日、国防会議でグラマンが内定してから、そのあと六月十五日に白紙還元しているというような事態も起こっております。今度は慎重に検討して、十月中に最終決定をするのかどうか、この点をまずお伺いします。
【次の発言】 三次防で新戦闘機をつくるということは決定しているわけでありますけれども、その……

第59回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1968/11/08、8期、公明党)

○多田省吾君 関連。先ほど長官は、来年度から公務員給与の人事院勧告を完全実施するためにいろいろ方策を考えている、あるいは予備勧告制度もその一環であるというようなことも述べられましたけれども、結局予備勧告をしたとしても、それ自体が人事院も非常に渋っていることでもあり、またそれに対する予備費というものをまた別個に組むだろうと思います。先ほども予備費をたっぷり取ったら問題ないじゃないかという意見もございました。私もそう思います。で、予備勧告制度にしたならば、予備費をたっぷり組むよりもスムーズにうまくいくという保証がどこにあるのか。予備勧告制度をしたとしても、結局はまた予備費を別個に取っておいて、また……

第60回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1968/12/20、8期、公明党)

○多田省吾君 まず初めにお聞きしたいと思いますのは、先ほどもお尋ねがあったようでございますが、政治資金規正法は先国会におきましても廃案になっております。しかし、第五次選挙制度審議会におきまして、緊急に措置すべき事項として答申案が出ているわけでございます。また、先ほどもお話があったように、経済同友会からも、自民党に直言ということで規制に踏み切るべしと、こういうお話もあったようでございます。やはり国民の世論というものも、佐藤内閣に、政治資金規正法はなぜ早くできないのか、こういう強い要望もございます。通常国会に出されるということでございますけれども、問題はその内容でございます。前自治大臣も一回出した……

第60回国会 内閣委員会 第3号(1968/12/20、8期、公明党)

○多田省吾君 私は防衛庁並びに防衛施設庁に関連いたしまして、二、三御質問申し上げたいと思います。  一つは、防衛庁として来年もうすでに概算要求はなされていると思いますけれども、前にこの委員会でも問題になったんですが、時間が少なくてお伺いできませんでしたので、あらためてお伺いしたいんですが、いまのF4ファントム、FXにつきまして、佐藤総理の決定も十月下旬にF4ファントムにきまったわけでございますが、国防会議にもかけないで決定したということに対して非常に疑いも持たれている。さらに大蔵省のいわゆる日本のライセンス生産ですと、一機二十億円ほどかかる。買えば十億円ほどで買えるのだ。どうしてそういうむだ使……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1969/04/02、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、沖繩問題と、それから若干北方領土についても質問させていただきますが、審議の都合上、沖繩の問題を先にやらしていただきます。  沖繩のいままでの犠牲あるいは屈辱というものは、やはりどうしても即時無条件全面返還をなし遂げなければ解決しないと、根本的にはこう思うわけでありますけれども、特に私はここで、沖繩におけるアメリカ軍人及び軍属の犯罪についてしぼって質問したいと思います。  この前の二月九日行なわれた沖繩県高等学校弁論大会において二十三人が話したわけでありますが、その中でもB52の墜落事件とか、あるいは「燃える井戸水」であるとか、それから爆音、そういった問題とともにアメリカ兵に……

第61回国会 災害対策特別委員会 第2号(1969/02/07、8期、公明党)

○多田省吾君 ただいま社会党並びに自民党の先輩の方から、詳細に雪害対策について御質問がございましたので、私は、国鉄と建設省に対して一、二問にしぼって御質問をしたいと思います。  雪害につきましては、昭和三十八年の一月、二月の石川、福井、富山等の北日本の大雪害によりまして二百二十五名の人命を失っております。このような人命の点、あるいは地方産業の非常にはなはだしい麻痺もございます。さらには住民の方方の非常な生活苦、こういったものにつながっておりますけれども、風水害等に比して雪害というものは非常に軽く見られておる、この対策が真剣にはかられていないといううらみがあるわけでございます。しかしながら国鉄等……

第61回国会 災害対策特別委員会 第3号(1969/02/26、8期、公明党)

○多田省吾君 私は前回もこの問題で質問させていただきましたけれども、その後消防庁長官も現地を視察されたようでございますし、また当委員会におきましても、武内団長を中心にして視察をしたわけでございます。その結果またいろいろ新しいこともわかってきたと思います。  まず、私が政務次官にお尋ねしたいのは、先ほどおっしゃったように、なるほど佐藤総理はこの事件が発生した直後閣議で、人命尊重の立場から、この悲惨な事故の再発を防ぐためには、消防庁はじめ各関係省庁が、一片の通達行政に終わらずに、必要に応じてホテルの営業停止など断固たる措置をとるように指示したと報道されております。で、私はなぜこういったことが、いま……

第61回国会 災害対策特別委員会 第5号(1969/04/28、8期、公明党)

○多田省吾君 このたびの広神村の地すべりの災害につきまして、この前の四ツ木橋の事故に続いて建設大臣がいち早く現地を視察され、対策を講ぜられたことに対して、心から敬意を表する次第でございます。また、河川局長あるいは砂防課長等も二十五日から現地に飛んでやっておられますし、またさらに、県においてもいち早く災害救助条例を適用して相当早く処置を講じたために、ダブル災害の危険も未然に防止されたのではないかと、このように思っておる次第でございます。また私も二十六日の晩から二十七日にかけて、現地の災害本部にはじゃまにならないように協力してまいったつもりでありますけれども、自衛隊等も高田駐屯地の二百二十五名の第……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第7号(1969/04/09、8期、公明党)

○多田省吾君 石崎先生は、カドミウムを亜硫酸が溶かすという新しい説を発表されたわけでありますけれども、もう一つ考えられることは、いわゆる中性洗剤ABS、アルキルベンゼンスルフォン酸ソーダ。ハードなやつが界面活性剤としてカドミウムを溶かすということがあり得ないのかどうか。先ほど石崎先生が、水と空気が人体に大きな影響を与えると、空気の場合はどういう影響を与えるか、これをお聞きしたい。
【次の発言】 萩野先生に最初にお尋ねしたいのですが、この前の安中市における碓氷病院等で診断なさった結果で第一期、第二期症状のおそれもある。また、二ヵ月間調査したならば第三期の初期があるかどうかあるいはわかるかもしれな……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第10号(1969/06/06、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、おもに足尾銅山から流れ出た鉱毒問題で、渡良瀬川の水質問題にかかわるいわゆる農業被害問題それから飲料水、そういった面について若干質問したいと思います。  足尾銅山につきましては、昭和四十一年の参議院の商工委員会におきましても、近藤委員あるいは鈴木一弘委員等から、二回にわたって質疑があり、その後、昭和四十三年の三月六日ですか、水質基準も、カッパーだけでございますけれども、〇・〇六PPM、これは高津戸ですから、足尾銅山からはるかに離れた四十キロ地点において〇・〇六PPM、このように決定したわけでございます。  で、私は事実現地にも行きましたけれども、非常にふしぎに思うのは、いわゆ……

第61回国会 社会労働委員会 第12号(1969/04/08、8期、公明党)

○委員以外の議員(多田省吾君) ただいま議題となりました社会保障基本法案について提案理由並びに内容の概要を申し上げます。  わが国の経済成長は年々増加の傾向をたどり、国民総生産ではついに世界第二位に成長し、本年も一〇%を大きく上回っていることは御承知のとおりであります。  日本経済は表面的には大型になり繁栄する経済社会を現出してきているが、しかし他面一人当たりの年間国民所得は第二十一位という状態にあり、この大きな格差は歴代自民党内閣の責任であり、政治の貧困を如実に物語っているといえるのであります。  さらに、社会保障の問題については、昭和三十七年八月の総理大臣の諮問機関である社会保障制度審議会……

第61回国会 大蔵委員会 第6号(1969/03/25、8期、公明党)

○多田省吾君 まず、租税条約のほうで質問したいと思います。  この特例法案によりますと、先ほどからの説明を聞いておりまして、重複する点はなるべく避けたいと思いますが、いま租税条約は十七カ国と結んでいるわけですね。ところが、インドとセイロンは特例法を必要としないということですが、その辺の事情と、それから、あと十カ国ほどと新たな特例法を結ぶための準備をしているというように聞いておりますけれども、その国々の名前をちょっとお知らせください。
【次の発言】 二重課税の排除方式に、アメリカのように税額控除をする場合と、それから、スウェーデンのように、通常所得に対しては免除ですか、それから、投資所得に対して……

第61回国会 大蔵委員会 第9号(1969/04/04、8期、公明党)

○多田省吾君 最初に経済成長率の見通しについてお伺いしたのですが、この前の三月二十九日の予算分科会におきまして、福田大蔵大臣は、初めて今後五年間実質一〇%程度は維持したいと、こう申されたわけです。しかし、日銀総裁なんかは、その立場もありましょうけれども、海外経済の関係もあるからちょっとむずかしいのじゃないかというようなことも言っております。もともと、大蔵大臣は、安定成長派といわれておりました。しかしながら、社会資本を充実しなければいけないというような立場からおっしゃったのだとは思いますけれども、物価上昇もありますし、あるいは国際通貨の流動性とか、さらには、労働力不足、二重格差の増大、こういった……

第61回国会 大蔵委員会 第14号(1969/05/08、8期、公明党)

○多田省吾君 議事進行。
【次の発言】 再開の前に、先ほど理事会をやったわけでございますが、その理事会において委員長の時間の割り当てがあったわけであります。それに対して公明党が承服できないままにこの委員会を委員長職権で強行開会するということは、われわれにとって非常に遺憾なことでございます。ひとつ、審議に先立ちまして、委員長から理事会の模様を一応御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 いま委員長から簡単に説明がありました。委員長がおっしゃらないので私が申し上げますが、委員長から出たいわゆる二百七十分の全員時間と申しますのは、先ほど委員長は五名と申されましたけれども、実は四名でございます。質……

第61回国会 大蔵委員会 第15号(1969/05/09、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表いたしまして、通行税法の一部を改正する法律案に対しまして反対の討論を行なうものであります。  今国会の最大の法案であります国有鉄道運賃法並びにこれに関連する通行税法は、議会民主主義を基調とする国会において、当初の慎重審議という約束をひるがえし、十分な審議が尽くされない段階で採決に入らざるを得ないということは、良識の府としての立場を破壊する暴挙であります。わが公明党は、あくまでも、最重要法案であり、国民生活を圧迫する要因であるだけに、慎重実質審議を尽くすべきであると主張してまいったわけでありますが、それにもかかわらず、多数与党は、衆議院運輸委員会では強行採決、本会……

第61回国会 大蔵委員会 第19号(1969/06/10、8期、公明党)

○多田省吾君 きょうは、お忙しいところを御苦労さまでございました。私も二、三点御質問申し上げたいと思います。  基本的な問題からお伺いいたしますけれども、今回の第四次答申並びに政府の政策というものは、いわゆる出炭規模あるいは位置づけ等を含めて体制問題が出てこないということでいろいろ不満が多いわけでございます。いままでお話もありましたように、大かたの方の意見が五千万トン確保したいということでありますけれども、政府の答弁によりますと、まあだんだん静かな撤退をして三千五百万トン程度におさめたいというような答弁がどうしても出てくるわけでございます。また、体制問題につきましても、いまお話しのように来年の……

第61回国会 大蔵委員会 第20号(1969/06/12、8期、公明党)

○多田省吾君 初めにお尋ねしたいのは石炭の位置づけでございますが、あくまでも石炭は総合エネルギー対策の立場から位置づけをしなければならない、こう思います。第三次答申までは年産五千万トン程度を目標として位置づけがなされたわけでございますが、このたびの第四次答申あるいは政府の施策というものは、はっきりしておりません。しかし、いろいろ審議の過程を通じて、どうしても昭和四十八年度においては三千六百万トン程度を目標としているのではないかと、自然にそういう姿が出てくるわけでございますけれども、政府として一体昭和四十八年度までの位置づけをどういうお考えで立てておられるのか、これをまずお伺いしたいと思います。

第61回国会 大蔵委員会 第31号(1969/07/17、8期、公明党)

○多田省吾君 わが公明党でも、最近、税制総点検ということで、所得税あるいはサラリーマン減税等に対しましては一応の成果を発表したわけでございます。税制全般に関して調査を進めていきますけれども、本法案についてもやはり納税者の立場から大きな関心を持たざるを得ないわけでございます。  最初に概括的な問題を質問させていただきまして、次に逐条的な質問に入らせていただきますが、最初に御質問したいのは、この前の大臣の提案理由の説明の中に、「政府は、昭和四十四年度税制改正の一環として、最近における社会・経済の諸情勢の進展に即し、納税者の権利救済制度の整備充実を図ることが必要であると考え、この法律案を提出いたした……

第61回国会 予算委員会 第8号(1969/03/08、8期、公明党)

○多田省吾君 関連。ただいまの総理のお答えないし先ほどのお答えの中に、はっきりと総理は、自由陣営が強いうちは戦争は起こらないと、このように申されたわけであります。これは非軍事的手段も入ってるんだというお話でありますが、当然その主体は、総理のいままでのお話からして、軍事的手段も入っているわけでございます。で、前にアメリカの国防長官であったマクナマラ前国防長官が、いわゆる力の均衡論というたてまえから、自由陣営、またアメリカの陣営が、力の優位に立つという方針を捨てたわけであります。これはあくまでも軍備拡張はしないというたてまえからそういう考えになったわけでありますが、いわゆるニュー・ニクソン時代にな……

第61回国会 予算委員会 第10号(1969/03/11、8期、公明党)

○多田省吾君 関連。この前の八日に二宮委員が質問をしているのですが、いわゆる日米合同会議、沖繩基地問題研究会のメンバーが本土並みの返還ということを示唆した。それに対して総理はどのように思われるかという質問に対して、総理は大いに参考にすると、このようにおっしゃった。ちょうどその八日の日に沖繩基地問題研究会の報告が出まして、一九七二年までおそくとも返還する、あるいは安保、地位協定、事前協議の適用、あるいは返還時に整理統合、日米合同協議機関をつくるというような四つの項目の報告が出たわけでございますが、総理として、この沖繩基地問題研究会の報告に対してどのような態度をとられるかということです。  それか……

第61回国会 予算委員会 第12号(1969/03/13、8期、公明党)

○多田省吾君 関連。この前までは総理は、返還時の沖繩には非核三原則も適用するということははっきりおっしゃらなかったわけでございます。ところが、いわゆる基地研の報告書が出ましてから、いろいろお話をお聞きしますと、戦略核あるいは戦術核も、返還時における沖繩の態様について交渉のときにはそれを認めないようにするというような、はっきり申されませんが示唆をしておられます。また本日も、返還時の沖繩には非核三原則も適用するような示唆もなされているように思われます。しかしながら、そういった総理の態度というものが、どうも国内向けらしいし、また選挙が近いのでそういうゼスチュアをしているのではないかというようなことも……

第61回国会 予算委員会 第17号(1969/03/22、8期、公明党)

○多田省吾君 私は外交、防衛問題に入ります前に、二、三、厚生大臣に医療また公害問題について質問いたします。  先ほども村田委員から詳しく質問があったわけでございますが、今回、八月三十一日に期限が切れることになっております健康保険特例法を二年間延長するような法案を答申のとおり出すらしいということがいわれております。これは一昨年、国会においても絶対に延長しない、また各党間においても延長しないという約束があったにもかかわらず、患者の薬代一部負担等の内容を含むところのこの健康保険特例法を二年間延長するということは、はなはだわれわれにとっては心外であり、また、けしからぬことだ、このように思っております。……

第61回国会 予算委員会 第22号(1969/04/01、8期、公明党)

○多田省吾君 初めに外交防衛問題についてお尋ねします。  私たちは、日米安保条約というものが、極東条項をはじめ戦争に巻き込まれるような異例な条項を含んでいるために危険であるという立場から、米軍基地の撤去、また形骸化、段階的解消を主張しております。また沖繩問題に対しましても、たとえ核抜き本土並みとしましても、事前協議の柔軟な運用によっては非常に危険である、こういう立場から即時無条件全面返還というものを主張しているわけであります。そのほか、核の問題につきましても、これはどうしても非核三原則の国会決議を必要とするのではないかという主張をしております。その立場から総理にお尋ねしたいのでありますが、まず……

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第3号(1970/08/10、8期、公明党)

○多田省吾君 私は農地汚染を主題にして若干お尋ねしたいと思います。カドミウムのみならず、全国の汚染というものは非常にひどくなっております。昨年の四月一日の調査でも被害地が千五百三十六地区で被害面積も十八万八千ヘクタールになっている、こういう発表もございました。特に渡良瀬川の流域のごときは八千四百ヘクタールにわたって銅による汚染がはなはだしくて、そして米等も半分くらいしかもうとれない、そういう状況になっております。で、この正確な調査をなさっているのか。その対策をどのようになさっておられるのか。  特にカドミウムの汚染地区は、全国で要観察地区がことしになって黒部市を含めて五つの観察地区になっており……

第63回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1970/07/09、8期、公明党)

○多田省吾君 同僚の上林委員が政党の政治活動について質問する予定でございますので、私は、いま横川委員から質問があった第六次選挙制度審議会の答申の取り扱い、あるいは第七次選挙制度審議会の持ち方、あるいは政治資金の問題から、来年の統一地方選挙における定数変動の取り扱い、さらに選挙年齢の引き下げ問題、こういったことを若干質問したいと思います。  最初に、私は、選挙年齢の引き下げ問題について質問いたします。  選挙年齢の引き下げにつきましては、ここ二、三年のうちに、イギリス、それから西ドイツ、アメリカ、こういういわゆる欧米諸国において拡大しております。大体まあ十八歳以上にしておるわけですが、この前も、……

第63回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第2号(1970/09/04、8期、公明党)

○多田省吾君 私はまず、参議院地方区の定数是正がどの程度進んでいるか、また十八歳の選挙権引き下げについて、それからビラ規制の問題、それから統一地方選挙の定数是正の問題、それから政治資金規正法による政治団体の調査について、それから、第七次選挙制度審議会の発足について、さらに選挙庁の問題、こういった問題について若干質問さしていただきます。  まず第一に、参議院地方区の定数是正については、第六次選挙制度審議会の答申によって、先回七月九日の委員会におきましても、秋田自治大臣は答申の精神に従って作業を進めると、このように答弁なさったのであります。七月九日の前回の委員会からもすでに二カ月たっております。ま……

第63回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第3号(1970/11/06、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に政治活動の規制の問題で御質問申します。  私たちは、従来戸別訪問の自由化あるいは文書図画活動の自由化ということは一貫して自由化すべきであるという方向でまいりました。私自身もこの参議院選挙法改正特別委員会あるいは選挙制度審議会等におきましても、一貫してこの政治活動の自由を規制するような問題に対しましては反対してまいったわけであります。そうしてあくまでもこの政治活動、選挙活動は、戸別訪問あるいは文書図画の配布等は自由にすべきであるという観点に立って主張してまいりました。その観点から考えますと、今回、自治省案かあるいは自民党案か知りませんけれども、いま協議されているような政……

第63回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1970/05/13、8期、公明党)

○多田省吾君 初めのほうはちょっと重複するかもしれませんけれども、いま横川委員の御質問に答えられて、いわゆる政党活動の文書活動については自由化の基本方針は変わらないけれども、やはり少し手直しを考慮したい、配布方法やその他、とおっしゃいましたけれども、それは田中幹事長が選挙制度審議会に関係なくやりたいというような発言をしたことがありますが、それによってやるのか、それとも選挙制度審議会において抽象的に言われたそういった問題を基本としておられるのか、それはどちらでございますか。
【次の発言】 実際問題として、オールオアナッシングといいますか、そういう政党のチラシ活動、ビラ活動の自由化については、全部……

第63回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1970/07/08、8期、公明党)

○多田省吾君 関連。ただいま峯山委員から、実際総定員法の運用がうまくいっていないということで、事実いろいろな実例をあげて質問をいたしたわけでございますけれども、その答弁というものが一応ありましたけれども、まだ私たちには納得できない。たとえば総理府の統計局というのがあります。今年は国勢調査の年です。来年の統一地方選挙に備えて、地方自治法とかあるいは選挙法によって、国勢調査が行なわれたあとですぐ定員是正をしなければならないという法律があるにもかかわらず、自治省の選挙部あたりでは、統計局の作業がどうしても思わしくないので来年はできないと、二十年前の昭和二十五年においては、前年の十月において行なわれた……

第63回国会 文教委員会 閉会後第1号(1970/07/10、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、まず文化財保護につきまして大臣にお尋ねしたいと思いますが、文化財保護法が設置されたのは昭和二十五年の五月三十日ですから、このたびは満二十周年の記念ということで、また古都保存法も四年間たっております。そういう中で、いまいわゆる東名道路であるとか、あるいは山陽新幹線あるいは住宅地域の急増、こういった点がございますので、日本に十七万カ所のいわゆる遺跡があると言われておりますけれども、そういう遺跡が片っ端から取り払われている。しかも総理大臣がこの前明日香に行かれたときに、文化財保護は、遺跡保護は行政面の一元化をはかりたいというようなことをおっしゃっているようでございますけれども、現……

第63回国会 文教委員会 閉会後第2号(1970/08/28、8期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、教科書検定問題について若干御質問いたします。  いま三権分立に対しまして教育権というものを第四権としてつくるべきだというような意見も強くなっております。私も同じ考えでございますが、しかし、非常に教育に対する行政の支配権というものが強くなっているという現状です。教科書の問題につきましても、国民の大多数は、最近の教科書は非常に検定の結果偏重しているんじゃないか、憲法の問題が空洞化されたり、あるいは戦争や公害に対する問題も非常に少なくなっている、こういう世論が非常に強いのでございます。今回の東京地裁の判決に対しまして、私たちもこういった表現、学問の自由を守り、さらに検定制度……

第63回国会 文教委員会 閉会後第3号(1970/09/22、8期、公明党)

○多田省吾君 私は初めに東京教育大学問題についてお尋ねいたします。私は、大学紛争の責任が文学部教授会にある、そうして三人の教授に辞職勧告をしたということ自体は、大学紛争の責任というものは大学全体にあることですから、ちょっと納得できない点がございます。それにつきまして文学部教授会は十二日に正式に評議会勧告を拒否いたしまして、その結果二十六日に再び評議会が行なわれ、そうしてもしかすると評議会権限によって三教授の免責処分というものが行なわれるのではないかというような観測も行なわれておるわけでございます。もちろん、その結果文部大臣がそれを発令するかどうかという問題ですが、もしこれがかりにそういった事態……

第63回国会 文教委員会 閉会後第4号(1970/10/23、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に国立大学の授業料問題について一問だけお尋ねをしておきます。  前回におきまして、私は物価問題あるいは大学紛争あるいは私学の授業料値上げ問題にからんで、国立大学の授業料は値上げすべきではないと、このようにお尋ねしましたところ、大臣から、まあ国立大学が今日まで果たしてきた役割りから考えて、私立大学との差があってもそれだけの理由で値上げということは考えられないと、しかしある程度は私学との関係あるいは国立大学の抜本的改正のときは値上げしなければならないだろうというようなところで、その時期も、初めはいつの時期かということは考えさしてほしいと、こういうお話だったんですが、最後には……

第63回国会 文教委員会 閉会後第5号(1970/11/12、8期、公明党)

○多田省吾君 私はまず最初に、中教審の中間答申の問題あるいはその他の問題について若干お尋ねいたします。先ほども安永委員から詳しく御質問があったわけでございますが、私はなるべく重複を避けてお伺いしたいと思います。  佐藤総理が四選後の最初の記者会見におきましても、教育を施策の第一に持っていきたいと、こういう方針も述べられまして、相続いてOECDの教育報告あるいは中教審の中間答申あるいは教育白書というようなものが出されたのでありますけれども、OECDの報告書でも中教審の前回の答申の内容に一応触れまして、その評価あるいは批判というものも若干しているようでございますが、こういったOECDの教育報告とい……

第63回国会 文教委員会 第11号(1970/04/21、8期、公明党)

○多田省吾君 午前中に大松先生から御質問があったようでございますが、この著作権法案は高度の文化的な法であり、また文化のバロメーターともいわれている大事な法であると思います。しかしながら、この現行法の著作権法は七十年来のものでございますから、いわば前世紀の遺物であると、このようにもいわれているわけであります。びほう的には何回も改正はされてきたのでありますけれども、この進展する社会において、開発途上国であるとかあるいは新興諸国にも劣るような内容であるということで今回は全面改正をはかられたわけでございますし、この改正法案がなるべく早く施行されるようにという要望も非常に強いのでございます。で、それに関……

第63回国会 文教委員会 第12号(1970/04/23、8期、公明党)

○多田省吾君 最初に丹野先生にお伺いしたいと思いますが、いままで写真というものが虐待されてきたように感じます。水野錬太郎博士の著作を見てみても「他の著作物の如く多くの労力を要するものにあらず」というふうに差別をしておりますし、いままでのベルヌ条約あるいは万国著作権条約等を見ましても、非常に理解が浅かったように思います。先生のお話を午前中お聞きしまして、フランスあるいは今度アメリカも改正しようとしているものが死後五十年というふうに伺ったのでありますけれども、そのようなフランスとかあるいはアメリカとか、そういう国々のいわゆる日本における写真家協会のようなものといわゆる雑誌協会のようなものとの話し合……

第63回国会 文教委員会 第13号(1970/04/28、8期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に条約関係について二、三御質問したいと思います。そのあとでこの前の質問の残りについて若干質問させていただきます。  最初に、平和条約第十五条の規定によって著作権法の特例を定めましたいわゆる連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律というものがございますけれども、この前の昭和四十二年におけるストックホルムのベルヌ条約改正会議におきまして、こういった問題については勧告が出ているわけです。日本もその勧告当事国としてこういった勧告を活用して、連合国と外交交渉するとか、あるいはこういった連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律というものを廃止するような方向ですね、これをとるべ……

第63回国会 文教委員会 第14号(1970/05/06、8期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に文部大臣に、戦前は七、八万であった高等教育を受ける学生が、現在は百七十万、二〇%ですか、同一年齢層においては二〇%という膨大な数になっておるこの原因ですね。どういうわけでそうなったか、それを社会あるいは学生、両面からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 いま大臣がおっしゃったように、社会も非常に高い知識を備えた人材を求めている。それからいま四つ、五つの理由をあげられましたけれども、そのとおりだとは思いますけれども、最近ヨーロッパ諸国では、午前中に大臣もおっしゃったように、イギリスが一一%、フランスは一二%、あるいは、西ドイツが八・数%というように、同じ年齢層でそれだ……

第64回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1970/12/09、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、このたびの公職選挙法改正案が参議院に付託になる前に、大臣にお尋ねしたいことがありますので、お尋ねいたします。それは、本委員会におきまして、七月あるいは九月、十一月に行なわれた質疑の中の大臣の御答弁と今回の衆議院に付託されている公職選挙法改正案の内容についてやはり食い違いがあると、このように私たちは考えておりますので、その点をただしたい、こう思うわけでございます。といいますのは、七月九日の本委員会におきましても、大臣は岩間委員の質問に答えられて、「統一地方選挙と県会議員の選挙等につきまして、ある種の規制を加えるという風評があるやに聞いているというお話でございますが、われわれは……

第64回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1970/12/16、8期、公明党)

○多田省吾君 第五次選挙制度審議会及び第六次選挙制度審議会を通じて、佐藤総理の諮問の根大事項というものは、金のかからない政党本位の選挙制度の確立に種極的に取り組んでいただきたい、こういうものであったと思います。その諮問を受けまして、第五次選挙制度審議会におきましては、緊急に措置すべき事項といたしまして、政治資金規正法の改正案の答申が行なわれたわけであります。これは、黒い霧等の問題もございまして、また、金のかからない政党本位の選挙を実施するためにも、どうしてもこの政治資金規正法を改正していかなければならないということは、大かたの国民の大きな世論ともなったのでございます。ところが、残念ながら、三回……

第64回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1970/12/18、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党の多田でございます。私たちは少数政党のため非常に時間が制限されまして、残念ながら十何分しか持ち時間がございませんので、本日は五人の参考人の方に全部お尋ねしたいのでございますが、やはり限られてしまうようで非常に申しわけないと思います。お忙しいところせっかくおいでくださって、またいろいろ貴重な参考意見を拝聴したわけでございますので、ほんとうはもっといろいろ時間をかけて質問したいんですが、非常に残念でございます。  また、安藤先生にまだ質問がございませんので、御質問いたしますけれども、先ほど安藤先生は、京都において非常にお金がかかったのじゃないか、こうおっしゃいました。私は……

第64回国会 大蔵委員会 第2号(1970/12/17、8期、公明党)

○多田省吾君 最初に大蔵大臣にお伺いしたいと思います。  最近、経済犯罪が非常に激増しております。たとえば富士銀行事件をはじめとする不正融資事件、また、もぐり金融というものも激増しております。警察庁の白書でも、「一年定期預金でも年五・七五%の利回りにすぎず、一年間に八・六%も物価が上昇するのでは銀行に金を預けても値打ちは実質的に減る」、こういうような鋭い批判を加えておりますし、そのためかもぐり金融というものが激増しておりまして、毛利金融が九十五億円、東京畜犬で七十一億円、あるいは日本建設協会グループで五十六億円、このような事件もございます。あるいは株価操作に疑いが持たれて、告発事件やら、あるい……

第65回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1971/02/05、8期、公明党)

○多田省吾君 いま選挙部長から、政治資金規正法の指定による政治資金の届け出の概要について発表があった次第でございますけれども、私は、もっと早く自治省から発表できないものか。もう昭和四十五年度の上半期といえば、当然六月三十日までの現在のを、一週間以内でしたか、もう届け出しなければならないと規定されているのですから、それから半年以上、六カ月以上たって初めて発表されるというようなことでは、これはもう自治省の態度としても非常に消極的だと、このように思います。  で、私はまず第一に、もっと発表を早くしていただきたいということですね。  それから第二番目に、いま審議会で政党法の問題なんかも論じられているよ……

第65回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1971/03/10、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に、沖繩国政参加の問題特に来たるべき参議院の通常選挙に際しまして、この全国区、地方区はこれは日本国内のことでございますが、沖繩住民の国政参加特別措置法というようなものがございまして、その関連から大体どのような姿になっておるのか、簡明に最初にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 その場合、沖繩から定数一名の参議院議員を選ばれること、これは当然でございますけれども、問題は全国区でございますが、この前の衆議院の特別委員会におきましても、選挙部長から、沖繩の方々につきましては被選挙権はあるけれども選挙権はないのだ、そういう答弁がございました。これは非常に大ざっぱな御答弁……

第65回国会 大蔵委員会 第3号(1971/02/05、8期、公明党)

○多田省吾君 昨日、大臣の所信表明をお聞きしたのでありますが、その中で、いままでのような二二%あるいは一四%の成長を続けますと、五年の間に倍になりますので、これは資源や輸送力、労働力の関係から壁に突き当たって脳天をぶち抜くおそれもある、こういうことから、当面一〇%でやってみて、それで中立機動型、こういうお話もあったわけでございます。それで、その点について、一つ御質問したいのですが、このような資源や輸送力、労働力を考えますと、それでは、一〇%を続けますと、七年で倍になるわけでございますけれども、七年の間に倍になっても、資源や輸送力、労働力の確保ができる見通しがあるのかどうかですね。もし、大臣が先……

第65回国会 大蔵委員会 第7号(1971/02/23、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、二、三点まとめて御質問申し上げたいと思います。  一つは、今後の外人投資の見通しについてお伺いしたいのでございますけれども、最近のアメリカの公定歩合の再三の引き下げ、あるいはわが国の円切り上げが必至ではないかという予想等から、外人投資家の債券への投資が非常に急増しているようでございます。いままでは年間五百万ドル前後であったものが、昨年は一挙に二千五百万ドル、また、ことしの一月だけで大体三千八百万ドルの投資があったのじゃないかと、このようにいわれておりますが、今回の証券二法の改正によって一般と外人買いの投資が拍車がかかると思いますけれども、大体どのようにこれを予想しておられる……

第65回国会 大蔵委員会 第22号(1971/05/21、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、三法案について若干ずつ質問いたします。  最初に、自動車重量税法案について質問いたします。  初めに、大蔵大臣にお伺いいたしますが、昨年の本委員会におきましても、大蔵大臣は、自動車新税の必要性につきまして、第六次道路整備五カ年計画の総投資額が十兆三千五百億円である。一兆円足りないので、その財源不足の分を新税で充当したい。五千億円ほどが財政投融資でみたい。あとの半分のうち千五百億円ほど計上してあるので、三千五百億円ほど昭和四十六年度から四十九年度までこの自動車新税でまかなっていきたいというような意味の答弁をなさったことを覚えております。いまもその考えでこの自動車重量税というも……

第65回国会 大蔵委員会 第23号(1971/05/24、8期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表して、ただいま議題になっております自動車重量税法案に対し、反対の意見を表するものであります。  その前に、私は本法案が参議院に来たのは会期終了四日前であり、十分な会期を与えられずに終わったことを非常に遺憾とするものであります。  私は、本法案に反対の理由を四つに分けて申し上げます。  まず、第一の理由は、新税創設の目的、その使途ともに、はなはだ不明確であり、税の性格がきわめてあいまいであるということであります。また、この新税創設に際しまして、まず総合交通対策の確立が前提とされなければならないのに、その対策の確立なくして本法案が提出されたことを非常に残念に思います……

第65回国会 内閣委員会 第14号(1971/04/22、8期、公明党)

○多田省吾君 ただいま議題となりました連合国占領軍等の行為等による被害者等に対する給付金の支給に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。  連合国占領軍等の占領期間中における行為等により死亡し、負傷し、または疾病にかかった被害者に対しましては、昭和二十一年の閣議決定及び昭和二十七年の閣議了解により、行政措置として見舞い金が支給されたのでありますが、昭和三十六年には、政府の実態調査の結果にかんがみ、これら被害者に対する救済を立法措置によって講ずることとし、それぞれの被害の実情に合わせ、療養給付金、休業給付金、障害給付金、遺族給付金、葬祭給付金及び打ち切……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1971/07/24、9期、公明党)

○多田省吾君 ただいま自治大臣の御就任に際しましての所信の表明を伺ったわけでございますけれども、この選挙制度に関する事項を所掌する特別委員会として、私も非常に失望したわけでございます。大臣も御承知のとおり、今回の選挙におきまして、非常にいままでも腐敗の選挙が行なわれ、しかも制度面におきましても、参議院地方区の定数の不均衡の問題、あるいはただいま御質問のありました政治資金規正法の改正を放置している現状、あるいは広域、大規模な選挙違反がありましても、連座制にかけることは非常にむずかしいという、現行法の問題もあります。あるいは罰則不備の問題、さらには裁判をやっても最高裁までいけば六年もかかるのじゃな……

第66回国会 災害対策特別委員会 閉会後第2号(1971/09/17、9期、公明党)

○多田省吾君 これは前から言われているいわゆる個人災害共済制度でございますけれども、二年ほど前にも新潟県のがけくずれ、山くずれがございまして、その際にも各党全委員から質問があったわけであります。私どもも昭和四十三年国民災害共済法案要綱を発表いたしまして、災害で死亡された場合の見舞金百万円を提唱いたしましたが、昭和四十五年、昭和四十六年と災害共済法案を国会に提出してきております。また総理府でも一昨年また昨年とこの災害共済法案につきまして調査を開始しているようでございます。なかなか進捗してないようでございますが、このたびの一連の災害、特に千葉県の災害等におきましても――私も八日、九日、あるいは国会……

第66回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1971/09/02、9期、公明党)

○多田省吾君 いま竹田委員から沖縄対策の追及がございましたので、私も引き続いて沖縄問題についてお伺いしたいと思います。  私も八月の十七日から二十三日まで党の調査団長として沖縄に調査に行って参りました。いままでもお話がございましたように、昭和二十年のあの沖縄戦争の苦しみ、あるいは二十六年間の異民族の支配下にあった苦しみ、そしてまた現在は干ばつ、水不足あるいはパインやサトウキビは全滅する、毒ガス輸送では午前三時から付近住民が起き出して、握りめしをつくって遠くまで退避する。その際相当老人の方や子供さんにけが人も出ております。また、基地は縮小されるといいながら、事実はほとんど縮小されない、返還される……

第66回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1971/10/12、9期、公明党)

○多田省吾君 関連しまして、二、三、大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。  一つは、沖繩の円・ドル交換の隠密作戦は一応の前進だと思いますけれども、根源的な解決にはほど遠いということで、きのうも琉球立法院の星議長はじめ、円・ドル交換を早急にやっていただきたいと、こういう要望があったわけです。また一番問題になっておりますのは、十日以降復帰までの、いわゆる新たに得たドルについては実勢レートでしか交換されない。この問題で勤労意欲をなくするとか、現地議会でも与野党ともに指摘して大きな不満になっておりますけれども、また法人企業の救済の手が伸べられていないということで、強い不満を持っておりますけれども、やはり……

第67回国会 大蔵委員会 第3号(1971/11/11、9期、公明党)

○多田省吾君 昨日の水田・コナリー会談のことでございますが、けさコナリー長官のほうから、いわゆる蔵相会議が今月の末か来月の初めにおくれる見通しであるという通報があったと、こういうことを述べられましたが、それによって年内解決という線がおくれるのじゃないかという心配があります。しかも、EC諸国等が、今回のいわゆる水田・コナリー会談等によって相当話が進むのではないかと期待をしておりましたけれども、先ほどの話では、こちらから一方的にコナリー長官のほうに日本の不況を訴えただけだと、こういう話でございますから、これはなおさら話し合いがおくれると見なければならぬ。ほんとうに蔵相会議がこのようにおくれても、年……

第67回国会 大蔵委員会 第4号(1971/11/12、9期、公明党)

○多田省吾君 今回の所得減税は、早急な景気浮揚をはかるためという名目がありますので、私はまず最初に経企庁にお尋ねしたいんですが、第一に、今回の不況というものが昭和四十年の不況と本質的にどう違うのか。また同じであるのか。まあ昨年後半から不況に入って、本年度におきましても景気の停滞基調というものが続いたわけです。ようやく七月になって景気指標等が若干好転のきざしが見えたのでありますけれども、八月十六日のいわゆるアメリカの新経済政策あるいは日本がとった変動相場制への移行等によってこの不況というものがさらに深刻になったわけでございますが、この不況が、一部にはまあ来年の下半期まで続くのではないかとさえいわ……

第67回国会 大蔵委員会 第5号(1971/11/16、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、時間もありませんので、まとめて四点ばかりお尋ねします。  第一点は、本法によりますと、被害減収量の最高六三%しか補償されておりませんが、この補償率を引き上げるお考えはないかどうか。  それから第二点、共済金の支払いについて、被害農家の農民の方からその支払いが非常におそいという声が強いのでありますが、当然仮払い、積算払い、概算払いがなされていると思いますが、その実情はどうか。さらに被害農家の方々の主張を聞きますと、調査員の数が少ない。それから調査員の主観的な考えで被害が査定されるから、正しく実体を把握されたものが少ない。そして調査報告を集約する日数、時間が長いために、支払いが……

第67回国会 大蔵委員会 第6号(1971/12/07、9期、公明党)

○多田省吾君 先ほど水田大蔵大臣から、ローマ会議のお話がありまして、その中で、通貨調整に対する前提といたしまして、EC、日本の課徴金撤廃またドル切り下げの要望というものが、EC諸国と貿易問題を話し合うことによって、アメリカも柔軟な姿勢をとるようになった、こういう報告があったわけでございますが。  最初にお尋ねしたいのは、このEC及び日本の課徴金撤廃のいわゆる条件というものがどういうものであるか、そのアメリカの感触をまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それから、一般に伝えられておるお話では、アメリカは防衛、貿易問題について六十日以内に二国間交渉を行なって決着をつけたいと言っておるようでご……

第67回国会 大蔵委員会 第7号(1971/12/09、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、本論に入る前に、まず租税特別措置につきまして、全般的にお伺いしたいと思います。  わが国の租税特別措置は、世界にその類例を見ないほど各種の税目、また項目から成り立っておるといわれておりますが、毎年徐々に整理改廃というものが行なわれてまいりました。現在何項目ぐらいの特別措置があるか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 その中で、本年度末、あるいは来年度中、あるいは再来年度に適用期限が切れるものは何項目ぐらいずつございますか。
【次の発言】 四十七年度税制改正のときに検討をする二十八項目のうち、おもなものはどういう項目ですか。全部必要はございまんが、おもなものをお答えい……

第67回国会 予算委員会 第4号(1971/11/04、9期、公明党)

○多田省吾君 関連。  中国問題で二点ばかり関連質問をしたいと思います。  一つは、先ほど国連の専門機関における日本の態度は「イエス」か「ノー」か、まだケース・バイ・ケースできまってないし、またそれでやっていくと、こういうことでまあ総理の答弁がございました。特に世界銀行とかIMFの問題等においても、私たちは総理の答弁は絶対納得できません。また具体的にですね、国連の専門機関においては、ユネスコに続いて、たとえばILOにおきましては十一月八日から十九日までに理事会を予定していると。当然国連の専門機関においてそれぞれ自主決定をする方向でございます。またたとえばUPU――万国郵便連合、これも日本が七四……

第67回国会 予算委員会 第7号(1971/11/09、9期、公明党)

○多田省吾君 関連。
【次の発言】 いま矢追委員が、那覇空港においての米軍それから自衛隊あるいは民間、この三つが共同使用するようになるおそれがあるんじゃないかと、こういう質問をいたしましたが、答弁がございませんでした。前から政府は、那覇空港にある対潜哨戒機P3は撤去されるんだというようなことを宣伝しておられましたけれども、どうもまだ九月、十月、十一月になっても、P3対潜哨戒機の撤去ということは、アメリカ軍が言っていないわけです。それで、返還されるべきC表の中には、「那覇空港」あるいは「那覇空軍・海軍補助施設のうち日本國政府が使用する部分」は返還されるんだということですが、こういうことでは、P3……

第68回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1972/03/22、9期、公明党)

○多田省吾君 私も、岩間委員あるいは松本委員の御質問と重複するようでございますけれども、この前の一月二十一日の選挙制度審議会総会の雰囲気、また、それに対する取りまとめというものに非常に私たち問題があると思うんです。  特に衆議院議員の定数是正という問題は、これはもう憲法の問題であり、また、公職選挙法にも「この法律施行の日から五年ごとに、直近に行われた国勢調査の結果によって、更正するのを例とする。」とございますように、法律事項でもございます。しかも、今度は佐藤総理の第七次選挙制度審議会に対する諮問も、はっきり衆議院の選挙区制改正と、もう一つは定数是正と二つ盛り込んである。これらの点から考えますと……

第68回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1972/06/07、9期、公明党)

○多田省吾君 まず最初に質問したいことは、現在、第七次選挙制度審議会が行なわれております。任期は二年です。昭和四十五年の十二月二十四日に総理から諮問されましたので、ことしの十二月二十四日が任期切れだと思います。それまでに答申を出そうと審議が行なわれているわけでございますけれども、もし、答申が出る前に総理大臣が交代するようなことがあったら、その諮問した総理大臣でなくて、諮問しない新しい総理大臣のもとで、結局、選挙制度審議会が続けて行なわれていくというような状態になるわけですね。その場合に、当然私は、新しい総理や自治大臣が審議会に出て、総会等で新しい抱負を述べるべきであると思いますが、自治大臣はど……

第68回国会 大蔵委員会 第2号(1972/02/03、9期、公明党)

○多田省吾君 私は最初にお尋ねしたいのは、今度の一般会計予算は二一・八%の増加となっておりますが、それにもまして昭和四十七年度の財政投融資計画の総額は五兆六千三百五十億円、三一・六%の増加になっております。前からこの財政投融資は国会審議にかけようという意見が非常に強くあったわけでございます。ところが政府はいろいろなことを言ってこれを拒んでいるわけです。まあ大蔵省の資金運用部資金が約十七兆円といわれておりますけれども、その中の大部分は郵便貯金であり、厚生年金であり、国民年金でございます。そのお金は当然国民の福祉関係に使うべきでありますけれども、従来までこれが強く生産第一主義あるいは大企業優先の高……

第68回国会 大蔵委員会 第3号(1972/02/28、9期、公明党)

○多田省吾君 最初に、先ほどの御答弁で、四十六年度の生産調整奨励金総額約千七百二十四億円、これは生産調整分が二百二十六万トンですか、それに対して所得・法人税の減免額は約五億円だということはお伺いしましたけれども、四十五年度分はどうだったのか。それからさらに明四十七年度分の二百十五万トンの生産調整奨励金の総額はどのくらい考えているのか。それに見合う租税の減免額の試算はどのくらいなのか、その二点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 四十五年わかりませんか。
【次の発言】 先ほども竹田委員から質問がございましたけれども、との稲作転換の内容を見ますと、まだ依然として休耕率が高いわけです。転作の比率……

第68回国会 大蔵委員会 第4号(1972/03/02、9期、公明党)

○多田省吾君 私も、今回の準備預金制度に関する法律の一部改正問題、本論につきましては、歩調を合わせまして次回に譲ることにいたしまして、いま議論されております金融環境の問題について若干引き続いて質問したいと思います。  いまもお話がございましたけれども、いま稲村金融局長から、西ドイツに続いてベルギーも公定歩合の引き下げをしたと。しかし、きのうあたり、日銀総裁は、日本は公定歩合の引き下げは新たには考えていない、こういう発表をしているようでございます。現在、アメリカまたは西ドイツ、ベルギー、オランダ等の公定歩合がどうなっているのか。また、日銀総裁の言うように、公定歩合の引き下げをしないでおいて、そう……

第68回国会 大蔵委員会 第5号(1972/03/09、9期、公明党)

○多田省吾君 この準備預金制度が金融三政策の一つとして重要な位置を占めながら、政府の説明でも、過去は恒常的な過少流動性の状態にあるために、どうしても発動できなかった、最高三%発動というような低い状態にあったわけでありますが、今回七〇年のときにあたって、流動性も過剰流動性になりかかってきたということで、しかもほかの金利政策やオペレーションなんかとも併用してやっているということでございますけれども、まずお尋ねしたいのは、そういういままで大蔵省あるいは日銀でやってきたところの他の二つの金融政策である貸し出し政策、これは金利政策として公定歩合の操作とか、あるいは貸し出し限度額併用制度とかあると思います……

第68回国会 大蔵委員会 第6号(1972/03/10、9期、公明党)

○多田省吾君 初めに外貨問題で質問いたします。  先ほどの竹田委員の質問に対しまして、適正外貨保有量をいま大蔵大臣は、百六十四億ドルの中で、金や何かありますから、これは五十数億ドルと、それを除いた流動性のあるものが百十億ドルでありますけれども、半分の六十億ドルで大体間に合うのだと、こういう答弁がありましたが、 そうしますと、金を含めてわが国が持つべき適正外貨保有量というのは大体百億ドルから百十億ドルあればいいのだと、こういうふうに考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 その次に、すでに円の再切り上げの懸念が出ておりまして、産業界では一部に自社レートで二百九十円台とか、重電機プラントなどで……

第68回国会 大蔵委員会 第7号(1972/03/14、9期、公明党)

○多田省吾君 時間もだいぶ過ぎましたので、一問ずつちょっとお尋ねしたいと思います。  まず、小原参考人にお尋ねしたいんでございますが、現在の金融緩和基調のもとにおいては非常に中小企業金融機関の経営が困難になっていると思います。それについて数年来体質強化も行なわれていると存じますが、それに対してどういうお考えで、どういう御希望があるのか。また今回の準備預金制度の拡大に伴いまして、先ほどのお答えの中にも、預金コストが非常に高くなるんで、そのためにはもし準備率を高くした場合に付利をさしてもらいたい。  それからもう一つは、準備率の問題も、大体現在は一・五%あるいは〇・七五%、〇・五%、〇・二五%とい……

第68回国会 大蔵委員会 第8号(1972/03/16、9期、公明党)

○多田省吾君 初めに国際金融局長にお尋ねしたいと思いますが、アメリカ国務省のサミュエルズ次官代理が、十四日の記者会見で、アメリカは間もなく何らかの暫定的な措置をとらなければならない、こういうようなことを述べまして、二国間ないし少数国間の公式接触をやろうというようなことを発表したわけです。さらに国際金融筋の十五日発表によりますと、まあオーストラリアとか、あるいは開発途上国を加えて、この国際通貨問題で二十ヵ国蔵相会議を開きたいと、こういう発表をしておるわけでございますが、大蔵当局といたしまして、そのいずれが先行するのか、またこれに対してどういう認識を持っておられるのか、まずお尋ねしたいと思います。

第68回国会 大蔵委員会 第12号(1972/03/28、9期、公明党)

○多田省吾君 最初に宇田川参考人にお尋ねしたいのでございますが、いま今野参考人からは航空料金の値上げの幅は最小限にすべきであると、こういうお話がございました。宇田川参考人の最初のお話で、原料コストを一〇%といたしまして、企業努力を加えれば五%で済むんじゃないかというようなお話もあったわけでございます。しかし、今回の航空運賃の値上げ申請は二三%に及んでおりますし、実質的にも日航だけですと一四・九%でございますが、三社合わせると実質的に一六・一%の値上げ案、航空援助施設利用料及び今回の航空機燃料税を加えましても大体一二・数%である。それを大幅に上回る値上げ申請に当たるわけでございます。また一方、い……

第68回国会 大蔵委員会 第13号(1972/03/30、9期、公明党)

○多田省吾君 まず、関税局長に二、三お尋ねしておきます。  関税定率法の一部改正の問題でございますが、最近通産省で、いままでの原材料に片寄ったわが国の輸入構造というものを、製品輸入を主力とする貿易構造に転換するという方針で、通産省が輸入に関する施策のあり方と題する長期政策を発表いたしましたけれども、大蔵省の関税当局の基本的な考え方は、この通産省の考え方と同じだと考えてよろしいのかどうか。
【次の発言】 今後関税体系の見直しを具体的にやっていくということでございますけれども、具体的にどのようなものをさすのか、要点だけでけっこうですからお答え願いたいと思います。

第68回国会 大蔵委員会 第16号(1972/04/11、9期、公明党)

○多田省吾君 この租税特別措置は全部で百四十八項目あるわけでありますけれども、政府はいつもこの租税特別措置につきまして漸次改廃、縮小整理すると、このように言いながら、今回の改正でもあまり縮小しているように見られない。一方で廃止するものがあっても、一方ではそれ以上の措置をつくっている。昭和四十四年度において大体租税特別措置による減収額は三千二百億円、四十五年度は三千八百四十一億円、四十六年度は四千三百九十四億円、四十七年度は四千七百三十億円、非常に増加しているわけです。国税総額からの割合を見ましても、四十六年度と四十七年度はほぼ五%と横ばいの傾向にあります。で、政府はこのように、たとえば四十八年……

第68回国会 大蔵委員会 第17号(1972/04/13、9期、公明党)

○多田省吾君 現在、審議されております租税特別措置法につきましては、現在百四十八の租税特別措置があり、当初から引き続いて無期限にあるものは六十八と、このようにいわれております。で、衆議院におきましても、大蔵大臣に対しまして、税負担の公平という立場から国民に強い不満がある。ことに租税特別措置の中に交際費課税の、いわゆるまだ優遇措置がとられているんじゃないか、あるいは配当分離課税等も廃止すべきじゃないか、こういうような強い要求があります。その国民の期待にこたえるためにも、この百四十八ないしは六十八といわれるような租税特別措置を洗い直して、そして再検討すべきときがきたんだ、そのためには、やはり税調に……

第68回国会 大蔵委員会 第19号(1972/04/20、9期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、労災保険及び失業保険の適用範囲の拡大の問題についてお尋ねいたします。  先ほどの御答弁でも、昭和四十六年度末の時点で、労災保険については百二十七万事業場、失業保険につきましては七十四万五千事業場、それから四十七年度末の予定は、それぞれ百四十四万四千並びに九十七万二千、このようにお聞きいたしましたけれども、藤縄官房長から衆議院におきましては、四十七年度末の失業保険の事業所はトータルで百万五千というような御答弁があったんですが、どちらがほんとうなのか。  それから第二番目といたしまして、将来三年の予定で、しかも昭和五十一年の一月三十一日までに必要な措置を講ずるとありますか……

第68回国会 大蔵委員会 第21号(1972/04/25、9期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、空港整備特別会計について若干お尋ねいたします。  従来、一般会計で経理していた空港整備事業に対する出資、航空保安大学の管理運営、また航空保安施設の検査等に関する業務を、今度は一元的に経理するということが本案の一つの目的になっておりますけれども、これに対する一般会計の前年度の収支はどうなっているか。また、四十七年度の一般会計よりの受け入れ予定額は三百四十八億円でありますが、対前年度比較で二百二十八億円という非常に大幅な増額になっております。明年度以降もこのような一般会計よりの繰り入れも増額するお考えなのかどうか、まずその辺をお尋ねいたします。

第68回国会 大蔵委員会 第32号(1972/06/09、9期、公明党)

○多田省吾君 初めに所得税について御質問いたします。  私、ちょっと足をけがしておりますものですから、すわったままで質問させていただきます。よろしかったら、すわったままでけっこうです。  四十七年度の税制改正について、特に税調の審議の段階では、所得税の減税について、年内減税だけでは不足である。四十七年度も引き続いて新たな減税をやるべきであるという議論も中にはあったわけでございます。  その概要について、まず御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いま御答弁のとおり、いろいろな議論があった末に、税調の答申では、結論といたしまして、いま局長がおっしゃったように、「年内減税後の所得税負担の推移……

第68回国会 大蔵委員会 第33号(1972/06/12、9期、公明党)

○多田省吾君 私は初めに、アジ銀について若干質問をいたします。  先ほど、わが国のいわゆる発展途上国に対する援助の問題で、GNPに対して、一九七〇年度は〇・九三%、昨年は〇・九五%、一%の目標に向かって今後も進んでいくということでございますが、わが国のGNPが現在の倍の四千億ドルか、またはそれ以上になっても一%の目標を堅持していくおつもりかどうか。  それから、もう一点は、いわゆるわが国が最もいま少ないといわれている政府の開発援助、一九七〇年度は〇・二三%、発展途上国やあるいはその他からこの率をふやすようにいろいろ要望もあるわけでございますが、また政府もこれをふやしていきたいという希望でござい……

第69回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1972/09/29、9期、公明党)

○多田省吾君 政治資金規正法の問題ですが、いま松本委員からもお話がありました。私も前に質問したことがありますけれども、そういう政党の収入支出に関して、機関紙なんかの収入支出と寄付なんかは性質が非常に違うわけですね。寄付も同じように収入になり、機関紙収入というのは結局八、九割は、幾ら収入があっても人件費や紙代や印刷費にとられてなくなってしまうものですからね。活動状況はそれでわかるかもしれませんけれども、一般国民から見れば、ちょっとややこしい面もあるわけです。  それで、政治資金規正法のたてまえ上しようがないというような御答弁でございますけれども、自治省で官報に発表なさるときに、一々そういう出版関……

第69回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1972/09/19、9期、公明党)

○多田省吾君 九月十五日は敬老の日で、各種方面でもいろいろ老人福祉問題が言われました。また大臣の所信表明にも、人間性豊かな福祉社会とか、あるいは社会保障の充実、けっこうなことをいっておりますけれども、先ほども老人福祉を第一にしたいとおっしゃっておりますけれども、まあ年金一つ取り上げても、そういう姿にはなっていないわけです。いまは修正積み立て方式、もう外国はほとんど先進西欧諸国は賦課方式をやっております。それを改めなければ、幾ら老人福祉と言ったって、これはしようがない。少なくともいま修正積み立て方式を賦課方式にすると、大蔵省の資金運用部資金が、いま年金からも七兆円ほど入っておる。郵便貯金も九兆円……

第70回国会 大蔵委員会 第2号(1972/11/09、9期、公明党)

○多田省吾君 日銀副総裁にお尋ねしたいと思います。  最近のわが国の外貨保有高が非常に急増しております。十月三十一日現在で、大蔵省の発表では百七十七億九千六百万ドル、このように発表されておりまして、また、政府の円対策が非常に骨抜きになったことで、さらにこの増加傾向は顕著でございまして、総理大臣も、日銀総裁も年内には二百億ドルを突破するだろうと、こういう見通しを述べられているようでございます。現在のきょう時点の外貨保有高はどの程度になっているのか、また年内二百億ドルは必至だという見方は日銀副総裁どう思われるのか、また円切り上げ以外に打つ手はないんじゃないかという声も非常に強くなっておりますけれど……

第71回国会 大蔵委員会 第3号(1973/02/20、9期、公明党)

○多田省吾君 この法案は各党一致の賛成法案でありますし、私も内容については賛成でございますから問題ありませんけれども、ただ、この法案の組み立て方、あるいは法案の提出のしかたについて、昨年二月のこの委員会におきましてもだいぶ問題がありましたが、戸田委員とか栗林委員、あるいは嶋崎委員からも、大蔵省、農林省、統一した見解を出してもらいたいというような要望があったわけでございます。また、この前いらっしゃった山下大蔵委員長代理も、この問題は各年ごとじゃなしに、継続的に措置するかどうかについても各党で協議したいというような最後の答弁もあったわけでありますが、依然としてこういった法案が出てしまいました。それ……

第71回国会 大蔵委員会 第4号(1973/02/22、9期、公明党)

○多田省吾君 大蔵大臣にまずお伺いしたいことは、今回の円問題について、衆議院の予算委員会の冒頭に、田中総理が政府見解として読み上げた要旨。すなわち第一には、諸般の事情により変動相場制移行の事態になったことはまことに遺憾である。  第二に、政府はその責任を痛感し、変動相場制移行により国民生活に与える影響に深い関心を持つとともに、その対策に万全を期したい。  第三に、これまでの生産、輸出を推進してきた経済社会構造を、福祉中心型構造へ転換するべく努力する。  第四には、特に中小企業対策等については、予算の補正を含む所要の措置をとる等の発言をしたわけでございますが、大蔵大臣としてこういう田中総理の所信……

第71回国会 大蔵委員会 第5号(1973/03/06、9期、公明党)

○多田省吾君 大臣に二、三お尋ねをいたしますが、時間もございませんので簡明にお答えいただきたいと思います。  第一点は、国際通貨危機で、市場再開のめどは大体いつごろになる見通しなのか。EC諸国は一週間程度、今週一ぱいは閉鎖になるということでございますが、わが国はEC諸国に追随するのか、あるいは独自の立場で状況を見計らって再開するおつもりなのか。  それから市場再開のときは当然変動相場になると思いますけれども、前回の衆参の本会議の時点と比べれば、この変動相場制はどの大臣のいろいろな御答弁を聞きましても、少し長引くのではないか、こういうような見通しもありますけれども、大臣はどう考えておられるか。 ……

第71回国会 大蔵委員会 第7号(1973/03/13、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に有価証券取引税法の一部を改正する法律案について御質問したいと思います。  この有価証券取引税法は昭和二十八年にできたわけでございますが、これは申すまでもなく、有価証券譲渡課税を廃止したのに見合って、こういった担税能力のある者に対して流通税として全く新たにつくったものでございますけれども、現在の市場の状況から見て、この前、衆議院の野党修正案では当然六倍ぐらい税率を引き上げるべきである、こう言われておりますけれども、今回政府の二倍税率引き上げが適正であるという、この根拠をまずお示し願います。
【次の発言】 その問題は、また後ほど質問しますけれども、この有価証券に対する課税……

第71回国会 大蔵委員会 第8号(1973/03/27、9期、公明党)

○多田省吾君 財投計画はいわばわが国独自の特異な計画であると思います。最近、財投計画は、規模も内容も年々非常に増大しております。国民経済や国民生活に重大な影響を与えるということで、第二の予算ともいわれておりますけれども、まず、基本的な問題としまして、財政投融資の計画とそれから目的それから対象さらに機能、これを政府としてどのように理解しておるのか。わが国特異な制度であるだけに、やはりこの考え方が非常に大事だと思います。まず、その点を明確にひとつお答えを願いたい。
【次の発言】 その財投の原資となっているほほ八十数%という資金運用部資金の推移についてお尋ねしたいのですが、昭和二十七、八年ごろからず……

第71回国会 大蔵委員会 第9号(1973/03/29、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、三法について大臣に、時間もございませんので、ほぼ一、二問ずつお尋ねしたいと思います。  最初、有価証券取引税に関連しまして、いわゆる有価証券の譲渡益、すなわちキャピタルゲインの課税については、個人の分については、アメリカやイギリスは実施しているのにもかかわらず、わが国においては実施していないわけです。所得税法第九条には、一項から二十二項に至るまで、非常に数多くの非課税所得が規定されておりまして、個人の有価証券の譲渡益もこの中の第十一項にあげられております。これらの数多い非課税所得の大部分というものは、生活保護などのための給付だとか、あるいは恩給遺族年金等の社会保障的政策的配……

第71回国会 大蔵委員会 第10号(1973/03/30、9期、公明党)

○多田省吾君 関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして若干質問いたします。  提案理由の説明によりますと、「最近における内外の経済情勢の推移に対応し、対外経済関係の調整、国民生活の安定に資する等の見地から、」とこのようにおっしゃっているわけでございますけれども、この内容、これは従来の円対策の一環としてやるということなのか、あるいは日米貿易不均衡の解決も考えているのか、またどのくらいの効果を考えているのか。あるいは「国民生活の安定」、これは当然物価対策等もおっしゃっているのだと思いますけれども、大体その効果をどの程度考えておられるのか。また「対外経済関係の調整」、これは非常に大きな問題でご……

第71回国会 大蔵委員会 第12号(1973/04/03、9期、公明党)

○多田省吾君 所得税に入る前に、まず、歳入関係につきましてお尋ねしたいと思います。  四十八年度の歳入予算額は、前年度の当初予算に比べまして二兆二千三百億円増加いたしまして、十四兆二千八百億円という超大型予算になったわけでございまして、前年度対比二四・六%という伸びでございますが、四十七年度予算と比較しまして、歳入構成の中で最も変化しているものは何と何か、まず、その点をお伺いいたしたいと思います。これは簡明にお願いします。
【次の発言】 その中で減収したのはありますか、減収を計上したものはありますか。
【次の発言】 あとは全部増収になっているわけでありますが、その中でまつ先におっしゃった前年度……

第71回国会 大蔵委員会 第13号(1973/04/05、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、初めに消費者物価の上昇と、年度内所得税減税についてお尋ねしたいのですが、最近の物価上昇は非常に激しいものがある。東京におきましても、三月末の東京都の消費者物価が、前年同月比の九%急上昇ということでございます。また、いま竹田委員からもお話があったように、一部の商品投機による値上がり、あるいは土地が一年間で三十数%値上がりしている。こういう全般的なインフレ傾向の中で、政府経済見通しの消費者物価上昇率五・五%におさまる見込みは、私はないと思います。小坂経済企画庁長官も、参議院の予算委員会で、わが党の阿部憲一議員の質問に答えて、まあ七、八月ごろ国会が終わったら、また消費者物価の上昇……

第71回国会 大蔵委員会 第15号(1973/04/12、9期、公明党)

○多田省吾君 最初に法人税についてお尋ねしたいと思います。  四十八年度の税調の法人税に関する答申では、福祉充実のためには法人に応分の負担を求めるべきであるという答申が出ておりますけれども、この応分の負担の中身、また福祉充実のための応分の負担というものは、どのように大臣は解釈していらっしゃるか。
【次の発言】 いま大蔵大臣は、税調にも早目に諮問してということをおっしゃっていますが、大体いつごろ諮問する御予定ですか。
【次の発言】 まあ、ちょっと先ばしったような質問になりますけれども、税調に対する諮問事項でございますが、当然法人税の問題、所得税の問題あると思います。で、そのほかに一部には、富裕税……

第71回国会 大蔵委員会 第16号(1973/04/17、9期、公明党)

○多田省吾君 最初に、大蔵大臣に物価問題でお尋ねしたいのですが、去る十三日の日銀の発表によりますと、三月度の卸売り物価指数は前月比一・九%、連続十四カ月の高騰を示したわけでございます。また、四十七年度の卸売り物価は年間一一%と暴騰しております。史上最高の二けたの暴騰でございまして、インフレの悪化が非常にすさまじい。これに対して政府の無策をつく声も非常に多いわけです。昔だったらもう二・二六事件の前夜のような姿になったのではないかと、こういう事態でございます。こういうインフレに対してどういう対処のなされ方をしようとしているのか。この卸売り物価の高騰というのは、消費者物価にも波及してくるのは当然でご……

第71回国会 大蔵委員会 第17号(1973/04/19、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、東畑先生に、最初にたいへん失礼かと存じますけれども、税調の基本的姿勢というものについてお伺いしたいと思うのです。私は、東畑先生にお尋ねするのは初めてでございますから、あれですけれども、やはり政府の審議会あるいは調査会というものが、ともすれば政府の隠れみのではないか、こういうことがいろいろ国民の間にささやかれておる。特に私は、選挙制度審議会第六次、第七次に特別委員としてずっと出てまいりました。選挙制度ですから、これは与野党が非常に激突するものでございまして、なかなかコンセンサスというものが得られない。そういうこともありましょうけれども、どうも政府の任命、総理大臣の任命でありま……

第71回国会 大蔵委員会 第18号(1973/04/24、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に入場税についてお尋ねします。最初に、入場税法に基づく入場税の課税目的、これをひとつおっしゃってください。
【次の発言】 アメリカは入場税につきましては一九六六年の一月以降、それから、イギリスは一九六〇年の四月以降入場税あるいは娯楽税を廃止しております。わが国においても、これは当然将来はギャンブルの入場税以外は廃止の方向に持っていくと、そういう方向が正しいのではないかと思いますが、大蔵大臣はこれはどう思いますか。
【次の発言】 われわれは何も、入場税、物品税全部なくしてしまえと、こういうことを言っているのじゃありません。また、課税すべきもの、租税特別措置をできるだけなく……

第71回国会 大蔵委員会 第19号(1973/06/05、9期、公明党)

○多田省吾君 最初に、中期定期預金のことでお尋ねしたいと思います。  先ほど竹田委員からも御質問があったようでございますけれども、政府は、近くもう期間三年で、年利六・五%程度の中期定期預金の創設に踏み切る方針のようでございます。これに対して長銀、信銀等の長期金融機関が非常に反対しているわけです。政府としては、いろいろ報道等見ますと、金利を高くして貯蓄高をふやして大衆のふところに余っているところの金を吸収するんだと、そして過剰流動性の吸収と、住宅ローンを直結する目的預金だというようなことを言っているようでございますけれども、こういう創設の目的というものが、ほんとうに誤算にならないかどうかは非常に……

第71回国会 大蔵委員会 第21号(1973/06/14、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に大蔵大臣に、発展途上国に対する経済援助の問題でまとめて若干お尋ねします。  まあ政府は、十一日に発展途上国に対する経済援助の四十七年度実績、一九七二年度の実績を発表したわけでございますけれども、OECDのDACの勧告によって、大蔵大臣も、従来から、GNPの一%を一九七五年度までに援助をいたしたい、また政府の開発援助も〇・七%にしたいと、このように抱負を述べておられましたけれども、今回は、GNPの異常な伸びとか、あるいは予定していた援助がちょっとおくれたとかという理由はあるそうでありますが、それにしましても、四十六年度は実績が〇・九五%に対して、四十七年度は〇・九三%、……

第71回国会 大蔵委員会 第26号(1973/07/05、9期、公明党)

○多田省吾君 国有財産の有効利用につきまして大臣にお尋ねしたいと思います。  まあ国有財産の有効利用と、それから管理、処分の適正化、合理化というものが今回の改正案の大きな柱の一つとなっておりますが、そのような中で、普通財産もそうでありますけれども、特に、行政財産の土地の中にも、非常に未利用、また、遊閑地が多いわけでございます。また、計画決定してあるものの中でも、長期放置されたり、また、土地価格の暴騰の中で、一般の未利用地に対しましては、遊閑地税課税が議題になっているときでありますが、市街地のまん中に、非常に広大な国有地が遊んでいるということは、国民感情からいっても許せないことだと思います。国有……

第71回国会 大蔵委員会 第27号(1973/07/10、9期、公明党)

○多田省吾君 私は前回、最後のほうで、国有地の民間に対する払い下げ、特に、国有地の大手不動産業者に対する払い下げの具体的問題でお尋ねしたのでございましたが、答弁漏れもございましたし、また時間もございませんでしたので、質疑が残ったわけでございます。  再度、前回の質問を繰り返しますと、昭和四十三年度から四十七年度に至る間で、一万平方メートルから三万平方メートル以上の大規模の国有地を民間の不動産業者に払い下げている事実が数件あるわけでございます。その前に、愛知大蔵大臣から、この国有地の民間に対する払い下げにつきましては、昭和四十三年の十一月の二十六日の閣議決定で、今後は原則として国有地は民間には払……

第71回国会 大蔵委員会 第28号(1973/07/12、9期、公明党)

○多田省吾君 最近、建設省が大企業に、手持ちの土地を適正価格で吐き出させるように懸命に大企業に頼んでいるような状態でございます。ところが一方、国有財産の払い下げ問題では、いま国民大衆から社会的責任を追及されているところの大手金融業、証券会社の不動産部、それから、民間の大企業に非常に優先的に低廉な値段で、また一部は用途もつけないで払い下げている実情が、非常に昭和四十六年、七年ごろも多いわけでございます。昭和四十三年の十一月二十六日の閣議で、今後は原則として国有地は民間に払い下げしないという決定をしておりまして、また昭和四十七年四月一日には、理財局長の通達で、財務局長あてに国有地の売り払いは原則と……

第71回国会 大蔵委員会 第30号(1973/09/11、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、館参考人に三点御質問したいと思う。  第一点は、先ほども質疑がございましたが、預貯金金利の引き上げ問題でございます。館先生も、八月二十九日ごろの文章に、インフレの被害者の一人は預金者である。で、金融市場が完全に競争的であれば、物価上昇の期待が生ずる場合、預金金利を含めて一切の金利が上昇するはずなんだから、当然、預金利子も引き上げられるべきである。あるいは、預金者が、インフレヘッジを行ない得ない低所得者層に多いことを考えるならば、社会的公平の上からもこれは当然だと、あるいは換物運動を阻止する役割りも果たし得ると、こういう理由でおっしゃっておられるわけです。それで、八月三十一日……

第71回国会 大蔵委員会 第31号(1973/09/18、9期、公明党)

○多田省吾君 この前、物価安定緊急政策を政府は発表したわけでございますけれども、これら一連の施策によってどの程度有効需要が押えられると思っているのか。  それから、今回の金融引き締め政策あるいは総需要抑制政策によって、ほんとうに現在のインフレを押えられると思っているのかどうか。  また、先ほども大蔵大臣は、財政あるいは公定歩合の引き上げ、こういった問題だけでは物価対策にはほんとうはならないんだとおっしゃっていましたけれども、こういう金融引き締め政策の効果を重点とした抑制政策だけで、スタグフレーションの危険性がないのかどうか。  それから、物価安定緊急政策の中に、なぜ公共料金の抑制あるいは補正予……

第72回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1974/04/08、9期、公明党)

○多田省吾君 法案についての質問はあとに回しまして、参議院の通常選挙を前にいたしまして、選挙法の改正をいまうわさされているわけです。今週一ぱいぐらいに法案の提出をしないと間に合わないのじゃないかと思いますけれども、いまうわさをされているものは、法定費用の増額の件、あるいは公報の新聞折り込み配布の件、それに在宅投票制度の復活の件、さらに、これは自民党サイドでおっしゃっておられるらしいのですけれども、投票時間延長と平日投票というような問題。大臣はこういった法改正についてどういうお考えで臨んでおられるか、まずお尋ねしておきたい。
【次の発言】 法改正を考えておられるようでございますけれども、今国会の……

第72回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1974/05/29、9期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、在宅投票制度について質問したいと思います。  前回の当委員会におきましても、私は、やはり郵送制度でございますと、一歩前進ではございますけれども、過去にいろいろな事故の例が非常に多かったので危険でございますから、わが党並びに社会党さんも今度提案しておられるように、巡回制度が望ましいのではないかと申し上げましたが、事務当局から、それはなかなかたいへんであるというようなことで郵送制度にしたのであるというような御答弁がございました。また人数につきましても、私たちは寝たきり老人とか、あるいは範囲をもっと広げてほしいという要望をしておりますが、今回は大体十万程度、しかも準備がかか……

第72回国会 大蔵委員会 第3号(1973/12/18、9期、公明党)

○多田省吾君 二点だけお尋ねしたいのですが、一つは、二兆円減税の中身でございますが、最初大蔵省の試算といいますか、原案では、初年度一兆六千億円、また、平年度は二兆円という試算を立てられたそうでございますが、今度、平年度は二兆円は変わらないけれども、初年度は千二百億円ほど減らして、一兆四千八百億円ほどというようなことが報道されております。その中身でございますけれども、金持ち減税、重役減税ということが言われましたので、まあ、中だるみという現象はありましょうけれども、この税率緩和のほうに、三千億円を二千億円ぐらいに減らすんじゃないかとか、あるいは給与所得控除、あるいは基礎控除、あるいは配偶者控除のほ……

第72回国会 大蔵委員会 第5号(1974/02/14、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、まとめて一点質問したいと思います。  毎年、この法案が衆議院から送られてくるわけですが、去年も松本委員長代理に来ていただいて、毎年言われることは、これは各党一致の賛成法案でございますから、内容については賛成でありますけれども、法案の組み立て方とか、あるいは法案の提出のしかた等においていろいろ毎年論議を呼ぶわけです。一時所得か、事業所得か、あるいは政府提案をどうしてやらないのかというような問題が論ぜられてきましたけれども、まあ来年から休耕奨励金が打ち切られて、稲作転換だけになるというような姿になっております。  それで、去年のことは蒸し返すのはやめまして、一、二点だけお聞きし……

第72回国会 大蔵委員会 第6号(1974/02/26、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、一月にも、この法案が出る前に、大蔵大臣にこの問題で御質問したのです。まあ私は、オーソドックスに、預貯金利率を引き上げることによって、貯金を増加させるべきではないか、こういう制度が射幸心もあおるし、実際は預貯金利率はそのままでございますから、ちょっとしたごまかしのようなもので貯金をあおるような結果になるじゃないかということを申し上げました。また、去年のボーナス期においても、社内預金なんかは利率が高いために非常に集まった。あるいはこの前も、半年もので七・二五%と一%アップした金利で二兆円も集まった、こういう状況から見て、オーソドックスにやったほうがいいんじゃないかと申し上げたわ……

第72回国会 大蔵委員会 第7号(1974/02/28、9期、公明党)

○多田省吾君 前回も質問したのですが、銀行局長にお伺いしたいんですけれども、この割増金付貯蓄でございますけれども、過去には、第二次大戦の末期の異常時に、戦費調達のために創設されたと、敗戦で中断したけれども、戦後のいわゆる大混乱期に、経済復興資金を集めるために、昭和二十三年から「割増金附貯蓄」が始まりましてそれがだいぶはやったのですけれども、結局これはお金よりも、大体、あれでしょう、賞金が、賞金というよりも賞品ですね。非常な物不足時代に、特賞はミシンとか、あるいはサッカリン、木綿糸、手ぬぐい、タオル、こういった賞品がついたので、それを目当てに消費者が殺到したという現状です。しかし、もう戦後二十八……

第72回国会 大蔵委員会 第9号(1974/03/07、9期、公明党)

○多田省吾君 渡邊理事に二点お尋ねしたいのでございますが、先ほどと重複いたしますけれども、こういう現在のような狂乱物価のもとでは、卸売り物価が三六・七%、消費者物価も二三・一%も上昇している、超インフレの時代でございます。しかも、原油価格の引き上げに伴って、石油製品の価格の引き上げも時間の問題のような姿になっているわけでございますから、今後とも卸売り物価、消費者物価が下がるということはまず考えられないような状況でございます。こういうときには、私は、やはり金利体系の手直しは当然のことであり、こういう金融資産の著しい目減りや、減価を考えれば、預金金利の大幅の引き上げということはどうしてもこれは必要……

第72回国会 大蔵委員会 第10号(1974/03/12、9期、公明党)

○多田省吾君 ただいま松川局長及び湯川参考人より、おもに石油問題、すなわちOPECで、昨年十一月の十二日に原油価格を二倍に引き上げたことから起こるいろいろな問題についてお話がございましたので、私も最初にその問題についてお尋ねしたいと思います。  やはり、日本のことをいいますと、もし原油の価格が据え置かれた場合は、ことし一年で原油を購入する額が七十億ドルというように予想されていたのでございますが、この引き上げによって百五十億ドルほど出さなければ石油を、原油を買えないという状況で、まあ八十億ドルばかり赤字になる。その結果はいろいろ輸出品の高騰等もありますので、全部が全部赤字になるとは限らないと思い……

第72回国会 大蔵委員会 第11号(1974/03/20、9期、公明党)

○多田省吾君 まず、東畑会長にお伺いしたいと思います。  先ほど武田参考人が、まあ配当軽課税率というものは、むしろ廃止の方向に行ったほうがいいんじゃないかという御意見がございました。私もそう思いますけれども、東畑会長はどのように思われますか。  それからもう一つは、いわゆる有価証券譲渡益非課税、いわゆるキャピタルゲインの非課税をやはり課税にすべきだと、年来の課題になっておりますけれども、今後それをどう取り組むか。  それからもう一点は、肥後参考人が先ほど富裕税の新設も再検討したほうがよろしいんじゃないか。まあ戦後一回そういうことあったわけですが、最近も非常に富の逆再配分というものが顕著になって……

第72回国会 大蔵委員会 第12号(1974/03/26、9期、公明党)

○多田省吾君 今回の法改正の理由を見ますと、「最近における内外の経済情勢の変化に対応し、国民生活の安定、関税負担の適正化等に資するため、」とございます。そして、内容は、一つには関税率の改正、二つには生活関連物資にかかわる弾力関税制度の拡充、三つ目には、各種減免制度の改正等の所要の改正を行なうと、このようにございます。この改正案の基本は、昨年五月に関税率審議会に諮問したものでございますけれども、十二月に答申されました。これに基づいて提案されたものだと思いますが、現実には非常に時間的なズレがあって、いわゆる法改正の理由に述べてある内外の経済情勢の変化にほんとうに対応できるものかどうか、非常に疑問が……

第72回国会 大蔵委員会 第13号(1974/03/27、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に大臣に所得税減税について二、三お尋ねしたいと思います。  まず最初に、昭和四十八年度、いわゆる補正予算後の自然増収が三千億円ほどあると聞いておりますけれども、私たちは、これを四十八年度内減税をしてほしいという強い希望がありますが、どうやら大蔵大臣のほうは国債発行の減額に使いたいような意向でございますが、もしこういう自然増収があった場合は大蔵大臣はどのようになさいますか。
【次の発言】 先ほど田中委員の質問に答えられて、四十九年度のいわゆる物価調整減税としての追加減税、それに対して大蔵大臣は非常に大きな経済上の変化があれば考えようという御答弁があったわけです。じゃ、その……

第72回国会 大蔵委員会 第14号(1974/03/28、9期、公明党)

○多田省吾君 初めに、所得税法についてお尋ねいたします。  今回の、いわゆる所得税大幅減税は、再開国会冒頭の財政演説でも、物価の安定こそが、わが国の当面する最大かつ最優先の課題であると、こういうことで、財政金融諸施策の運営の基本を、総需要抑制の一点にしぼって臨むことを明示しておりましたけれども、このような総需要抑制の要請に対して、一部から大幅減税は、納税者の可処分所得を増大させる、また、消費支出を刺激する要因ともなって、総需要抑制に逆行するもので、相反する政策ではないか、こういう意見も確かにございました。そして減税の縮小、あるいは繰り延べ論も一部の学者にあったわけでございますけれども、この点に……

第72回国会 大蔵委員会 第15号(1974/03/29、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました租税三法について、次のような理由をあげ反対の討論を行なうものであります。  まず、所得税法等の一部を改正する法律案について反対理由を申し上げます。  第一の理由は、四十九年度の所得税減税については、給与所得控除を中心として、給与所得者の税負担感を緩和することに最重点を置いた史上最大の減税であると政府は自画自賛しておりますが、その中身たるや、従来からの上厚下薄の減税に上のせして、年間所得三千万前後の高額所得者までに累進税率を手厚く緩和し、さらに現行の給与所得控除の天井をぶち抜いて青天井とするいわゆる重役減税であり、高額所得優遇の金持ち……

第72回国会 大蔵委員会 第16号(1974/04/23、9期、公明党)

○多田省吾君 御答弁は簡明にお願いしておきます。  まず、本法案の提案理由の補足説明の最後に、アメリカで昨年十二月十四日に下院銀行通貨委員会で第四次増資のための法案が可決されたけれども、その後下院本会議において本年一月二十三日に同法案が否決されたということが出ているわけですが、これはどういう理由なのか。また、その後の見通し、またイギリスなんかも内閣がかわったわけですが、その他の国においてこういった問題がないのかどうか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 IDA協定の第六条第三項に投票権についての規定があります。その割合は、先進国の一部国の投票権の総数は全体の六二・三七%、これに対して発……

第72回国会 大蔵委員会 第18号(1974/05/28、9期、公明党)

○多田省吾君 大蔵大臣に、電源開発促進税についての質問の前に、一つ二つ税制についてお尋ねしたいのです。  一つは、六月からいよいよ四十九年度税調が始まるわけでございますが、当委員会におきましても、たびたび大蔵大臣や東畑税調会長は、勤労性所得と資産性所得のアンバランス、不公正をなくするために、分離課税を廃止して総合課税にしたい、利子所得についても、あるいは土地の譲渡所得についても、このようにおっしゃっておられますけれども、ただ田中総理は、結局土地の譲渡所得の分離課税を廃止すると、土地を売らなくなるとか、土地の値段が加算されて上がるとか、そういうことをおっしゃって、非常に消極的な態度のように見受け……

第72回国会 大蔵委員会 第19号(1974/05/30、9期、公明党)

○多田省吾君 電源開発促進税に入る前に、一問だけ大蔵大臣にお尋ねをいたします。  この前、石油連盟と石油元売り十二社、さらに石連前会長等業界幹部十七名が、やみカルテルの独禁法違反で東京高裁に起訴されましたけれども、まあ有罪と確定すれば、当然反社会的企業の最たるものとしてその範疇に入りましょうし、また政府関係金融機関の融資規制対象業種となりますけれども、これらは、また石油危機に便乗してもうけをはかったということで、国民生活を非常に混乱におとしいれて暴利をむさぼったということになるわけでございます。したがって、その社会的責任の上からも、私は、そういった融資を停止すべき範疇に入ると思いますが、ただし……

第72回国会 大蔵委員会 第20号(1974/05/31、9期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました電源開発促進二法案に対し、次のような理由から反対の討論を行なうものであります。  まず第一の理由は、電源開発促進税という目的税の創設と、特別会計の新設という、新税創設がきわめて安易に政府の独断で一方的にきめられたことであります。特に田中総理の持論であり、発想であるというものの、新税創設という重大な案件を税調には一度の相談もなく決定し、法案提出に踏み切ったことは、税調の存在と権威を無視した行為であるばかりでなく、財政民主々義の立場からはなはだ遺憾であり、理解に苦しむものであります。  第二の理由は、名目どおりの電源立地の開発が、公害や……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 法務委員会 第1号(1974/07/30、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  私、このたび法務委員長に選任されました。はなはだ微力でございますが、皆さまの御協力をいただきまして職責を全うしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 まず、委員の異動について御報告いたします。  町村金五君が委員を辞任され、その補欠として棚辺四郎君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の選任を行ないます。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ご……

第73回国会 法務委員会 閉会後第1号(1974/08/22、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  高橋法務政務次官から発言を求められておりますので、この際これを許します。高橋邦雄君。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  ただいま佐々木君要求の資料は、法務委員会として外務省に要求しますので至急提出を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 では速記再開。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめます。  午後一時三十分再開することとし、休憩いたします。    午後零時四十七分休憩……

第73回国会 法務委員会 第2号(1974/07/31、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。  検察及び裁判の運営等に……

第73回国会 法務委員会 閉会後第3号(1974/11/14、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十二日、棚辺四郎君及び植木光教君が委員を辞任され、その補欠として町村金五君及び鹿島俊雄君が選任されました。  また昨日、鹿島俊雄君が委員を辞任され、その補欠として棚辺四郎君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についておはかりいたします。  委員異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第73回国会 法務委員会 閉会後第4号(1974/11/28、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  鹿島俊雄君及び橋本敦君が委員を辞任され、その補欠として岡本悟君及び内藤功君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についておはかりいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは理事に岡本悟君を指名いたします。

第74回国会 法務委員会 第1号(1974/12/23、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  岡本悟君、棚辺四郎君、中村禎二君及び山本茂一郎君が委員を辞任され、その補欠として鹿島俊雄君、高橋邦雄君、柴立芳文君及び片山正英君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についておはかりいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1975/06/20、10期、公明党)

○多田省吾君 公選法、政治資金規正法に対する私どもの基本的な考えは、まず第一に、衆議院と参議院地方区の定数是正を必ず行うことでございます。  またさらに、衆議院の選挙制度を小選挙区制にすることは、議会制民主主義を破壊し、また参議院全国区に比例代表制をしくことも、これは参議院を破壊することにつながりますので、二つとも絶対に反対でございます。  さらに、選挙運動は、戸別訪問等を自由化し、さらに自由化すべきものと考えます。また、政治活動ももっと、もっと自由化していくべきであります。しかしながら、選挙において買収等の悪質な実質犯に対しては厳しく罰則を強化して、それをさらに禁止する方向にすべきであると思……

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1975/06/25、10期、公明党)

○多田省吾君 私は、前回に引き続きまして公選法改正法案を主体にいたしまして質問をしたいと思います。  前回お聞きしながら、選挙部長からわからないということで御答弁がなかったわけでございますが、個人ビラに関するいわゆる罰則につきまして、法務省に一点お伺いしたいと思います。今度衆議院修正によりまして、新しく個人ビラというものがこの法案によってできるわけでございますが、私たちとしましては、政治信条が異なるかもしれない新聞販売店の方々に、この個人ビラをお願いしました場合、善意の御理解で快く引き受けてくださった場合でも、いわゆる選挙の自由妨害ということで、文書図画の毀棄というようなことで四年以下の懲役と……

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1975/06/27、10期、公明党)

○多田省吾君 初めに選挙部長にお尋ねしたいと思いますが、政治資金規正法による全国の政治団体は、四十九年下半期の分につきまして、また四十九年の前期後期合わせた部分につきましては、本年の一月十日までに自治省に報告がいき、そしていつも大体半年後、選挙等が格別なければ公表されているわけですね。今度の四十九年下期また四十九年の一年を通じた報告に対する公表ですね。それはもうそろそろ時期が来ていると思うのですが、いつごろ発表の御予定でございますか。
【次の発言】 来月早々と言いますと、たとえば七月一日とか、もう数日後でごさいますが、そのころでございますか。

第75回国会 法務委員会 第1号(1974/12/27、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件についておはかりいたします。  本委員会は、今期国会におきましても検察及び裁判の運営等に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十二分散会

第75回国会 法務委員会 第2号(1975/02/13、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  まず、法務行政の基本方針について稻葉法務大臣からその所信を聴取いたします。稻葉法務大臣。
【次の発言】 次に、昭和五十年度法務省及び裁判所関係予算について説明を聴取いたします。近松法務大臣官房会計課長。
【次の発言】 次に、大内最高裁判所経理局長。
【次の発言】 以上をもって説明は終了いたしました。  ただいまの所信及び予算の説明に対する質疑は後日に譲ずることといたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時三十一分散会

第75回国会 法務委員会 第3号(1975/02/18、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 先ほどの矢田部委員の指摘された件については、理事会で十分協議したいと思います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめます。  午後一時十分再開することとし、休憩いたします。    午後零時三十三分休憩
【次の発言】 ただいまから法務委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、検察及び裁判の運営等に関する調査を進めます。  質疑のある方は順次御発言願います。

第75回国会 法務委員会 第4号(1975/03/13、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。稻葉法務大臣。
【次の発言】 次に、最高裁判所裁判官任命諮問委員会設置法案を議題といたします。  発議者佐々木静子君から説明を聴取いたします。佐々木君。(拍手)
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取を終わりました。  両案に対する質疑は後日に譲ることといたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時十分散会

第75回国会 法務委員会 第5号(1975/03/20、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の審査は、この程度といたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後一時四十分散会

第75回国会 法務委員会 第6号(1975/03/25、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) 委員の異動について御報告いたします。  安井謙君が委員を辞任され、その補欠として初村滝一郎君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、これより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。――別に御発言もないようですから、これより採決に入ります。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしま……

第75回国会 法務委員会 第7号(1975/03/27、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の審査会はこの程度にとどめます。午後一時三十分再開することといたし、休憩いたします。    午前十一時五十分休憩
【次の発言】 ただいまから法務委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。

第75回国会 法務委員会 第8号(1975/05/13、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  岩本政一君、塩見俊二君、中村英男君及び安井謙君が委員を辞任され、その補欠として初村滝一郎君、鳩山威一郎君、小谷守君及び中西一郎君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の辞任の件についてお諮りいたします。  永野嚴雄君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。  これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  現在、理事が二名欠員となっております……

第75回国会 法務委員会 第9号(1975/05/15、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  質疑者は、理事会決定の持ち時間を厳守願います。  三木総理大臣並びに稻葉法務大臣の御答弁は、質疑時間がきわめて短時間でございますので、簡潔、明確にお願いしたいと存じます。  関連質問は、質疑者の了解を得て、持ち時間内でお願いしたいと思います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 質疑の途中でございますが、委員の異動について御報告いたします。  山崎竜男君、斎藤十朗君及び町村金五君が委員を辞任され、その補欠として、戸塚進也君、井上吉夫君及び最上進君が選任され……

第75回国会 法務委員会 第10号(1975/06/05、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  稻葉法務大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。稻葉法務大臣。
【次の発言】 それでは、稻葉法務大臣には退席していただいて結構です。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  最高裁判所裁判官任命諮問委員会設置法案の審査のため参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第75回国会 法務委員会 第11号(1975/06/12、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  最高裁判所裁判官任命諮問委員会設置法案を議題といたします。  本日は、本法案について参考人から意見を聴取し、質疑を行います。  この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。  皆様には御多忙中のところを御出席いただき、まことにありがとうございました。最高裁判所裁判官任命諮問委員会設置法案について皆様から忌憚のない御意見を拝聴し、本案審査の参考にしたいと存じております。  つきましては、議事の進行上、天野参考人、松本参考人及び和田参考人の順で、お一人二十分程度御意見をお述べいただき、その後、委員の質疑にお答えいただきたい……

第75回国会 法務委員会 第12号(1975/06/17、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  刑事補償法の一部を改正する法律案の審査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 刑事補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。稻葉法務大臣。

第75回国会 法務委員会 第13号(1975/06/19、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  刑事補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本日の審査はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午後十二時十三分散会

第75回国会 法務委員会 第14号(1975/06/24、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  刑事補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は、本法案について参考人から意見を聴取し、質疑を行います。  この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。  皆様には、御多忙中のところを御出席いただき、まことにありがとうございました。刑事補償法の一部を改正する法律案について、皆様から忌憚のない御意見を拝聴し、本案審査の参考にしたいと存じております。  つきましては、議事の進行上、田邨参考人及び宮沢参考人の順で、お一人二十分程度御意見をお述べいただき、その後、委員の質疑にお答え願い光いと存じます。  それでは……

第75回国会 法務委員会 第15号(1975/06/26、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  船舶の所有者等の責任の制限に関する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。稻葉法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 刑事補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の審査はこの程度といたします。  暫時休憩いたします。    午前十一時四十三分休憩

第75回国会 法務委員会 第16号(1975/07/04、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  刑事補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。――別に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それではこれより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。――別に御発言もないようですから、これより採決に入ります。  刑事補償法の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって本案は、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いた……

第76回国会 法務委員会 第1号(1975/09/19、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十二分散会

第76回国会 法務委員会 第2号(1975/11/06、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本日、橋本敦君が委員を辞任され、その補欠として加藤進君が選任されました。
【次の発言】 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。稻葉法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  暫時休憩いたします。    午後零時四分休憩
【次の発言】 ただいまから法務委員会を再開いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  白木義一郎君が……

第76回国会 法務委員会 第3号(1975/11/18、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  加藤進君、相沢武彦君が委員を辞任され、その補欠として橋本敦君、白木義一郎君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に白木義一郎君を指名いたします。

第76回国会 法務委員会 第4号(1975/11/20、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  沓脱タケ子君、久次米健太郎君が委員を辞任され、その補欠として橋本敦君、梶木又三君が選任されました。
【次の発言】 船舶の所有者等の責任の制限に関する法律案を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。  矢田部理君、岩本政一君が委員を辞任され、その補欠として上田哲君、高橋誉冨君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。

第76回国会 法務委員会 第5号(1975/12/16、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  佐多宗二君、前田佳都男君が委員を辞任され、その補欠として迫水久常君、遠藤要君が選任されました。
【次の発言】 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本日の調査はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十三分散会

第76回国会 法務委員会 第6号(1975/12/18、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。まず、委員の異動について御報告いたします。遠藤要君、梶木又三君が委員を辞任され、前田佳都男君、石破二朗君がその補欠として選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。  第一〇八号、民法の一部を改正する法律に関する請願外七百九十八件を議願といたします。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。  第一〇八号民法の一部を改正する法律に関する請願外十八件につきましては、願意のうち民法第七百五十条の改正部分については、なお検討を要するものと思量されるので、この部分を除く旨の意見書案を審査報告書に付す……

第77回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1976/05/10、10期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、新しい政治資金規正法の運用の問題について二点だけお伺いしておきたいと思います。  一つは、新法によって団体の名称等が四月二十七日の官報に公表されております。しかし、実態は相変わらずどのような政治団体であるか内容というものがなかなか国民にわかりにくい内容になっております。せめて新法に、まあ三条、四条、五条にあるような特殊の団体に区別して公表できないものかどうか。というのは、参議院の予算委員会でも問題になった、三木総理の派閥の団体であると言われている政策懇談会というものが今回も載っておりますが、代表者は春日井薫さんという議員でない方です。ところが派閥の場合は、国会議員が主……

第77回国会 災害対策特別委員会 閉会後第3号(1976/08/05、10期、公明党)

○多田省吾君 伊豆の災害につきましては、同僚議員の太田委員が質問いたしますので、私は、二十分ほど、三日の朝起こりました群馬県における硫化水素の災害について御質問したいと思います。この災害でもお二人の女子高校生の方が残念にも亡くなられておられまして、私も心からその御冥福をお祈りしつつ二度とこのような事故がないことを祈って御質問をしたいと思います。  初めに、警察庁に、三日の朝、群馬、長野両県境の上信越高原国立公園内の本白根山において、夏休みの校外活動に参加していた県立高崎女子高校生並びに教諭の方が有毒の硫化水素のガスに巻き込まれて事故を起こしたわけでございますが、その概要について御報告願いたいと……

第77回国会 地方行政委員会 第6号(1976/05/12、10期、公明党)

○多田省吾君 私は三点ばかりお伺いしたいと思うのです。  第一点は、最初におっしゃられた、地方交付税は引き上げをすべき時期に来ているとおっしゃっておられますけれども、第二交付税の問題等も含めて具体的にもう少し詳しくおっしゃっていただければお願いしたいと思います。  それから第二点は、地方財政を健全化するために、いわゆる中央の、国のコントロールなんかないような自主財源を確保するための具体的なお考えでございますね。先ほど学者の方も、地方交付税だけでは将来引き上げても足りないであろうということで、地方の行政需要に応じてはやはりいま国の財源になっております所得税なんかも全部もう地方にやるべきだというよ……

第77回国会 地方行政委員会 第7号(1976/05/13、10期、公明党)

○多田省吾君 私は関連しまして二、三大臣に御質問をしたいと思います。  一つは根本的な問題でございますが、新憲法下自治の拡大が叫ばれている中で、三割自治というような非常に不名誉な名称がついております。この三割自治というのは、国税の租税負担総数の三割が地方自治体だとか、あるいは地方交付税が三割二分だとか、あるいは都道府県の歳入のうち地方税が三〇%だからとか、いろいろな説もありますけれども、大臣はどのようにお考えですか。
【次の発言】 しかし、実際地方自治体が使っている金は七割に及ぶわけでございますし、私はやはりこの地方自治というものを国の中心に据えなければならないし、当然福祉の現場でございますし……

第77回国会 地方行政委員会 第8号(1976/05/18、10期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、午前中にも質疑がございましたが、いわゆる暴走族等が神戸まつり騒動等を引き起こしたわけでございますが、重複を避けまして二、三お伺いしたいと思います。  政府はあしたから暴走族対策協議会というものをつくって、まあ心理学者とか社会学者なんかも呼んで総合的対策を立てるというような報道がなされております。警察庁としましては、昨年の夏、暴走族対策連絡室を山本次長を中心につくられて、そしてそれが一度中断になって、今回の騒動によってまた再び十六日か十七日ごろ再開されたようでございます。  それでお尋ねしますが、警察庁のこの暴走族対策連絡室と政府の暴走族対策協議会との関連。  それから……

第77回国会 法務委員会 第1号(1975/12/27、10期、公明党)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十七分散会

第78回国会 地方行政委員会 第3号(1976/10/21、10期、公明党)

○多田省吾君 大臣いらっしゃるまで、教育施設についてまずお尋ねいたします。  人口急増市町村では非常に短期間に急激に人口増があるわけでございますが、特に義務教育施設とかあるいは廃棄物処理施設とか、さらには公共下水道整備といったようなものが非常におくれておりまして、緊急の必要に迫られているわけです。特に義務教育施設は地方自治体にとって非常に深刻な問題でございまして、地方自治体ではその義務教育施設の財源を地方債に求めているわけでございますけれども、国の起債条件の枠が狭いので思うようにいかないわけです。根本的にはこれは地方自治法の二百五十条のいわゆる「当分の間」ということが戦後三十年間続いてきたわけ……

第78回国会 地方行政委員会 第5号(1976/10/28、10期、公明党)

○多田省吾君 私は、前回に続きまして若干地方財政についてお尋ねしたいと思います。  国の財政以上にピンチに見舞われている地方財政の抜本改正については、私は昭和五十二年度において意欲的にやるべきだとは思いますが、せっぱ詰まった本年または来年の初頭に対して地方自治体においてもいろいろな新税構想が考えられているわけです。都道府県団体においては、御存じのように、産業用固定資産税の超過課税の問題とか、あるいは事業税の外形標準課税の問題とか、あるいは市町村においても、それぞれ法定外の新税等が考えられておるわけでございます。私は、産業用固定資産税の問題については前回お伺いしましたので、本日はまず法人事業税の……

第80回国会 地方行政委員会 第11号(1977/04/26、10期、公明党)

○多田省吾君 五十二年度の地方財政対策も、過去二年間の地方財政対策と同じように一時しのぎの措置でございます。五十二年以降も相当の財源不足が見込まれますが、一体どのように地方財政健全化を図るのか、まず基本的な考え方をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 具体的な財源不足対策についてお伺いしますが、五十三年度以降において、われわれは土地増価税とか、そういった具体的な対策を出してこの前からお伺いをしているわけでございます。しかし、大蔵省、自治省ともにまだ具体的な御答弁がないわけでございますが、五十三年以降といいますともう幾らもないのでございます。大体具体的にどういうものを考えていらっしゃいますか……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 大蔵委員会 第4号(1977/11/15、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、主に法案についての質問をいたしますが、その前に、財政、税制に関する基本問題について大蔵大臣に二、三お尋ねしておきたいと思います。  一つは、来年度予算編成の政府の基本姿勢はどうかということでございますが、来年も経済成長は六%強を見込んでいるということが言われておりますし、また私は、内需喚起の上からどうしても所得税減税というものも考える必要があるんじゃないか、このように思います。また、この前の中期税制の答申では、一般消費税というものを根幹に据えて、何でもかでもそれを中心にして、たとえば実現可能な富裕税にしましても、あるいは法人事業税の外形標準課税の問題にしましても、答申の内容……

第82回国会 予算委員会 第6号(1977/10/22、11期、公明党)

○多田省吾君 私は日造協の宇野さんに一点お尋ねしたいと思います。  官公需がないのかどうかですね。たとえば、協力事業であるならば、道路の鉄骨とか、あるいは橋の骨、橋梁とか、そういうものの官公需が全然ないのかどうか。  それからもう一つは、先ほど解撤事業のことにつきましていろいろお聞きしました。三百万トンの船の解撤をやって八十億円補助が必要だと、このようにお述べになりました。そうしますと、一総トン当たり大体二千七百円が赤字ということに計策できますけれども、いま六百五十円の補助金で赤字をつくりながら二十二万五千トンの解撤をやっておられる。失業を防ぎ、何とかして仕事をつくりたいと、こういう御努力をな……

第82回国会 予算委員会 第7号(1977/10/24、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に当面する外交問題について二、三お尋ねしたいと思います。  本予算委員会におきましても、日韓癒着問題、金大中事件についていろいろ取り上げられました。さきに韓国のKCIA部長をされていた金炯旭氏がアメリカ下院のフレーザー委員会におきまして、金大中氏事件はKCIAの犯行である、あるいは日韓癒着という問題についても証言があったわけでございますが、今度はアメリカ下院の倫理委員会で、二十一日の公聴会におきまして金炯旭氏の新たな証言があったわけでございます。アメリカの下院議員のクィレン議員が、韓国のような安定した政府がその政府を支持している米国に金を出すのはだれかから命令を受けての……

第84回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1978/06/07、11期、公明党)

○多田省吾君 最初に、議案に対して質問をいたしますが、これは本年の一月の二十六日の最高裁の判決に基づいた法案であると思います。それで、いわゆる最高裁の判決について、その理由を見ますと、連呼行為というものを、「機械的労務行為ではなく、」て、「正しく選挙運動」であるとした理由を見ますと、「通行人や場所的状況に応じてその呼びかけの回数、方法、演出等にも裁量の余地がないわけではないから、」「たとい機械的な労働であっても、」より積極的に「当該候補者のため投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」を行う目的で「当該行為に出たと認められる場合」は「選挙運動にほかならず、」というような趣旨で……

第84回国会 大蔵委員会 第2号(1978/02/09、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、まず決算調整資金の問題について質問したいと思います。  本委員会あるいは予算委員会等におきまして論議されておりますが、私はもう一度尋ねたいのは、政府は五十二年度の歳入欠陥を八千六十億円と見ておりますけれども、昨年十一月ころの見通しでは五千億円程度の歳入欠陥であろうと見ていたわけでございますが、このように大幅になった原因は何であるか、もう一度お答え願いたい。
【次の発言】 これも再三論ぜられておりますが、五十二年度の一次補正予算では、政府は赤字国債を千百二十億円の減額修正したわけでございますが、これは徴収の伸びを見込んでのことだと思います。それを二次補正では十倍の一兆百九十億……

第84回国会 大蔵委員会 第9号(1978/03/30、11期、公明党)

○多田省吾君 日銀総裁には、御多忙のところを大変ありがとうございます。  私は、昨日の日銀総裁の記者会見の模様も新聞等で拝見いたしましたが、本日は、日銀総裁並びに大蔵大臣に当面の通貨安定策について二、三お尋ねしたいと思います。  昨日は東京市場で一ドル二百二十一円六十銭と、四日間で八円四十銭も円高になったわけでございます。また、ニューヨーク市場においても昨日は二百二十一円ちょうど、ロンドン市場においては二百二十一円九十二銭。また、昨日の東京市場におきましては最高値が二百二十円七十銭までいったわけでございまして、とどまるところを知らない円高という姿があったわけでございます。  私は、個々の対策に……

第84回国会 大蔵委員会 第13号(1978/04/13、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に警察庁にお伺いしたいと思いますが、最近の飲酒による検挙数と事故数はどうなっておりますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 昭和五十二年度の死亡事故は昭和五十年、五十一年と比べますと極端に少ないようですが、これは何か理由があるんですか。
【次の発言】 五十二年は。
【次の発言】 いや、その前の数おっしゃったでしょう。
【次の発言】 いやいや、五十年と五十一年、一万九件と……。
【次の発言】 それはわかった、その次です。
【次の発言】 その次おっしゃった死亡事故の方です。昭和五十年が一万九件、九・九%、昭和五十一年が一万五十三件、一一・五%とおっしゃっているでしょう……

第84回国会 大蔵委員会 第17号(1978/04/25、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、公債、特例債の質問の前に、消費者保護の立場から銀行等のクレジットカードの問題で二、三質問したいと思います。  今回公定歩合の引き下げで庶民の貯金金利は約三千億円も減少したわけです。また金融機関でも利子収入が減ったと言われますけれども、関連会社の業務や付随業務等の収益というものが相当額あると言われております。  そこでお伺いしますが、クレジットカードというものは現在銀行の付随業務と見なされているのかどうか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃるように、昭和五十年の七月三日銀行局長通達によって付随業務に準ずる業務とされてきておりますが、このクレジットカード業……

第84回国会 大蔵委員会 第23号(1978/06/01、11期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、今回施行されます進学資金貸付制度の趣旨を第一にお伺いしたい。第三番目には、今度の提出理由には、「高等学校、大学等への進学のために必要な資金の負担の実情にかんがみ」とありますけれども、大蔵省としてはこの「負担の実情」というのをどうとらえているのか。また第三番目に、現在すでに行われております日本育英会等の各種奨学資金との違いはどこにあるのか、この三点をまずお伺いしておきます。
【次の発言】 この進学ローンの対象校ですね、大学あるいは高校あるいは高専等の大体の対象人員はどのくらいになりますか。それぞれ明かしていただきたいと思います。

第84回国会 予算委員会 第1号(1977/12/21、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、まず牛場対外経済相に三問初めに質問いたします。  今回の一連の訪問で大変奮闘されたわけでございますが、政府のアメリカ側に対する事前の調査分析が不十分であったように思われます。大臣は帰ってくるとすぐ個別対策にもっと力点を置くべきであった、そんなに大事だとは日本にいる間はわからなかったとか、あるいは議会が非常に強くなっている、また保護主義も強くなっている、またアメリカ側が日本を非常に閉鎖的でフェアでないと言っている、あるいは一本化していない。こういったことを述べられたわけでございますが、まあ日米接触がかなりあったのに、政府や民間人の会議で日本から肝心なことを言ってなかったのでは……

第84回国会 予算委員会 第6号(1978/03/09、11期、公明党)

○多田省吾君 関連。
【次の発言】 私は、日銀総裁、また大蔵大臣、総理大臣にもお尋ねいたしますが、いま峯山委員からも質問がありましたように、ロンドン市場においては二百三十二円五十銭という、一時ではありますけれども、大変な円高を招来しております。  で、私は、昨日も日銀総裁がアメリカの政府に対してドルの価値を維持するように暗に要請したように御発言があったと受けとめておりますけれども、私には、アメリカは約束に反してドル防衛を放棄したのではないか、このようにさえ思われます。で、マスコミにおきましても、現在のアメリカの通貨政策はかつての黙殺から最近は悪意ある無視、こういったものだとさえ言われております……

第84回国会 予算委員会 第8号(1978/03/11、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、初めに参議院の選挙制度についてお尋ねいたします。  総理は、一月末の参議院本会議で、本国会で全国区制度の改正をしたいと答弁されました。しかし、自民党内でも調整は非常に難航しているようでございます。で、私は、第一に、参議院地方区の極端な定数不均衡を是正すべきだと思います。すでに五十一年四月の最高裁の判決におきましても、投票価値の平等が憲法上の平等原則の要求に合致していなければならないと判定を下し、前吉國法制局長官あるいは現真田長官等も、その当時、一票の価値の平等は国会の両議院の議員の選挙について述べているんだと、このように答弁されております。しかるに、政府・自民党は、全国区の……

第84回国会 予算委員会 第16号(1978/03/22、11期、公明党)

○多田省吾君 先ほど相沢委員の質問に対して全部お答えになっておられないようでございますし、また、最近の円高に対して日銀・政府は公定歩合の引き下げあるいは短資流入の規制強化をやりましたけれども、かえってそれが策を出し尽くしたのじゃないかということで投機に火をつけたようなかっこうになっております。さりとて貿易管理令の発動や輸出規制もできない。また、大平幹事長がおっしゃるような固定相場制への復帰はとんでもないことだということで、せっぱ詰まって宮澤経企庁長官が私見ではあるがと断ってこういうやわらかいローザ構想の御意見を出されたのだと思います。そしてまた村山大蔵大臣も賛成されたのだと思いますが、私がお聞……

第84回国会 予算委員会 第19号(1978/03/27、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に五十三年度の経済見通しにつきまして、日経センターの並木先生にお尋ねしたいのでございます。  先ほどのお話でも、民間の見通しとしては七%を希望していても四%台が多い、あるいは並木先生は個人的に夏から秋ごろ必要な手を打って六%だと、こういうふうにおっしゃいました。去年の十二月十四日、日経センターではいち早くGNPの伸びを五十三年度は四・四%、また経常収支の黒字は八十六億ドルと、このように見通しを発表されたわけでございます。その前提といたしまして、国債依存度を三六%、一般会計予算の伸びを一九・九%、やはり政府とほぼ同じような見通しだったわけでございます。その当時から見ますと……

第84回国会 予算委員会 第24号(1978/04/04、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表して、政府提出の昭和五十三年度予算三案に対し反対の討論を行います。  反対理由の第一は、政府予算案は景気回復のための臨時異例の予算と政府は自負しおりますか、その内容は国債依存率を実質三七・八%にも高め、財政規模を膨張させただけで、景気回復や国民福祉にはほど遠い予算と言わざるを得ないからであります。  景気回復は、国民総支出の五七%を占める個人消費を喚起しないでは七%の経済成長率は達成できません。もちろん生活関連の公共投資拡大はわれわれの主張するところでありますが、来年度公共投資は従来と同じ産業主導の大型プロジェクトが主体であり、しかもこうした産業基盤整備の公共投……

第85回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1978/10/18、11期、公明党)

○多田省吾君 私は初めに選挙期日の問題で二、三お尋ねしたいと思います。  統一地方選挙につきましては、昭和二十二年から第一回として始まったわけでございますが、第一回目には都道府県議会選挙、それから市町村、特別区議会選挙が同じ日に行われました。しかし第二回目の昭和二十六年の統一選挙から都道府県とそれから市町村、特別区議会選挙、期日をずらして二回行われるようになりました。それが第五回目まで続いております。ところが第六回、第七回は二回ではございますけれども、指定市、特別区が都道府県議会議員選挙と一緒でございまして、この前の昭和五十年の第八回統一選挙と今回は特別区が後の方になったわけでございますが、そ……

第85回国会 予算委員会 第5号(1978/10/12、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十三年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。  政府は、今回の補正予算を中心とした総合経済対策によって実質七%程度の経済成長を確約しておりますが、わが国内外の経済状況を見るとき、それほど楽観視できる状況にはありません。民間の経済活動や個人消費も一向に盛り上がらず、最近は極端な円高のため輸出も大幅に後退しております。もし適切な景気対策が講ぜられないとすれば、さらに雇用情勢は悪化し、中小零細企業の経営危機は深まり、国民生活の不安は一層高まることは必至であり、一方、巨額な黒字対策も具体策を実行しない政府の姿勢は、再び国際社会の非……

第86回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1978/12/14、11期、公明党)

○多田省吾君 初めに、金子大蔵大臣にお尋ねいたします。  福田内閣から大平内閣にかわりまして、大蔵大臣もかわられたわけでございますが、財政、税制に対する基本的な姿勢がどう変わったのか、この点を国民の皆様も大変心配されているわけでございますが、まず大臣のお考えをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 福田内閣は七%程度の経済成長をボン・サミットその他において公約され、そうして必要があれば二次補正も考えるという姿勢にあったわけでございます。そうしてまた、失業の問題あるいは雇用の促進等の問題、あるいは御存じのように貿易の黒字幅、経常収支の黒字幅を大幅に縮小するというような考えもあったわけでございます……

第87回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1978/12/22、11期、公明党)

○多田省吾君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第87回国会 大蔵委員会 第5号(1979/03/01、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、まず五十三年度の税収見込みについて若干お伺いしますが、企業の首切り等の犠牲によって企業収益が若干上がってきたというようなこともありますけれども、総額の見込みはどうなのか。また主要税目別の収入見込みはどうなのか。さらに、法人税は補正後見込みで七兆二千六百二十億円を見込んでおりましたけれども、それがどういう見込みであるか。この三点をまずお伺いしておきます。
【次の発言】 まあ一月の状況、あるいは五月の未確定分がありますのでそのようなことしかおっしゃれないだろうと思いますけれども……。  次に、国債の利上げについて一点だけお伺いしておきますが、長期国債の値下がりが続く中で、大蔵省……

第87回国会 大蔵委員会 第9号(1979/03/23、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、木下参考人にまず一般消費税の問題で二、三お伺いしたいと思います。  先ほどの竹田委員からの御質問で、一般消費税を導入するための解決すべき前提条件として、歳出経費の削減、節減、これは木下参考人はまあ完璧ではないとおっしゃいました。また、不公平税制の是正につきましても一〇〇%よくなっているとは言えないということでございますが、たとえば昭和五十五年度において政府が一般消費税を導入したいと考えているようでございますが、それまでに、また五十五年度において木下参考人のお考えではどういう点を直せば、木下参考人がおっしゃっているように徹底的に行うことがまさに必要であるとおっしゃったものにな……

第87回国会 大蔵委員会 第12号(1979/04/10、11期、公明党)

○多田省吾君 初めに、現在景気が若干回復基調にあるようでございますけれども、景気が上向けば当然法人税を中心とした税の自然増収が期待できますが、その場合、当然増収分は全額国債の減額に充てるべきだと思いますけれども、大蔵省はどのように考えているか、御所見を伺いたいと思います。  次に、この前三月一日に私は理財局長にお尋ねしましたときに、まあ五十三年度分は四月分も入るわけですが、日にちがたてばわかるだろうということでございましたが、大体五十三年度分はどの程度自然増収が期待できるか、それから五十四年度分の見通しはどうなのか、この二点をお尋ねしたいと思います。

第87回国会 大蔵委員会 第13号(1979/04/11、11期、公明党)

○多田省吾君 私は赤司参考人、山内参考人、両参考人にまずお伺いしたいのは、 昨日の当大蔵委員会でも明らかになりましたけれども、大蔵省当局は、国債の価格についてはまだ楽観的に見ているような気配がございました。四月の長期債は発行停止になりましたけれども、五月債については若干の金利引き上げで消化できるのではないかと判断されているようでもあります。引受側とされましては、具体的にどの程度まで金利引き上げがあれば消化可能だとお考えになっておられるのか、具体的にお答えできる範囲でお答えいただきたいと思います。  それから、赤司参考人にもう一点お伺いしたいのは、国債の多様化という点から見まして、市場の実勢金利……

第87回国会 大蔵委員会 第14号(1979/04/24、11期、公明党)

○多田省吾君 初めに、先日の公定歩合引き上げに伴う住宅ローンの金利について二、三お伺いしておきたいと思います。  住宅金融公庫は五月一日から今年度第一回分の融資を行いまして、その際、年利五・〇五%は据え置いたまま募集すると発表をいたしましたが、二回目以降につきましては、今回の公定歩合引き上げに連動して金利を上げるという予測もありますけれども、二回目以降の金利について建設省、大蔵省はどのように考えておられますか。
【次の発言】 私は、融資する側はそれほど負担増ではないと思いますけれども、借りる側にとっては大変な、この場合負担増になるわけでございます。公庫融資が仮に五・五%に上がったとした場合、ま……

第87回国会 大蔵委員会 第15号(1979/04/26、11期、公明党)

○多田省吾君 時間も余り多くありませんので、簡明に御答弁をいただきたいと思います。  初めに大蔵大臣にお伺いしますが、いまも質問がございましたけれども、今回の法改正では、今後は法改正をしないで予算で定める金額の範囲内で出資できることになりまして、大蔵委員会の審議を必要としなくなるわけであります。これでは融資内容などを国民の目から遠ざけるものでありまして、当委員会の審議を著しく制約するものと言わざるを得ません。  この点につきましてはすでに何度も議論されておりますので、一点だけお伺いしておきますが、大蔵省は、増資の頻度が多くなった、また予算委員会で審議できるからよいと、こうお答えになっております……

第87回国会 大蔵委員会 第16号(1979/05/08、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、最初に緊急輸入の問題でお尋ねしたいと思います。  今回の日米首脳会談や共同声明で明らかになりましたことは、日米間の最大の問題はもちろん経済問題であるということでございます。しかも大統領選挙に絡んで、あるいは国会議員の地元対策に絡んで対日強硬策をとった方が国民にアピールするんじゃないかということで、相当強い態度で各方面から望まれているようでございます。また、ECとの関係においても同じような姿があるわけです。特に経常収支の黒字幅の削減がわが国にとってきわめて重要問題であると思います。近くサミットも控えておりますし、私はこの経常収支の黒字幅の削減という問題で、昭和五十三年度のいわ……

第87回国会 大蔵委員会 第19号(1979/05/29、11期、公明党)

○多田省吾君 このたびの日本専売公社法等の一部を改正する法律案には、内容的には製造たばこの小売定価の改定、また専売納付金率の法定化、さらに定価法定制の緩和化、関税率の設定などが盛り込まれているわけでございます。  たばこ喫煙のわが国の現状を見ておりますと、成年人口の伸び率が鈍化していること、あるいは喫煙と健康の問題がいま強く論ぜられていること等によりまして、販売の伸びも非常に鈍化していると思いますし、さらには原料の高騰や海外からの輸入増大の要請等がございまして、きわめてたばこの問題につきましては転換期に差しかかっている、このように思います。  今度の法案の内容を見ましても、特に定価の法定制の緩……

第87回国会 大蔵委員会 第20号(1979/05/30、11期、公明党)

○多田省吾君 参考人の皆様には御多忙中御出席をくださいまして本当にありがとうございます。  私は、初めに舟山参考人に二、三お伺いしたいと思います。  昨年の十二月十二日に答申を出されたわけでございますが、専売制度八十年の歴史において、答申としてはかなり大きな答申だったと思います。  私は、先ほど舟山参考人がおっしゃったように、納付金率の法定化と定価法定制の緩和化というものは別個の問題だとおっしゃいましたが、少しは関連あるでしょうけれども、私も必然的なものではないと思うわけでございますが、この定価法定制の緩和化ということは、私も非常に抵抗を覚えるわけでございます。  詳しくは申しませんが、やはり……

第87回国会 予算委員会 第13号(1979/03/23、11期、公明党)

○多田省吾君 関連。
【次の発言】 私は関連しまして二、三お尋ねしたいと思います。  この上越新幹線大清水トンネルは完成すれば世界一長い山岳トンネルであるということで注目を浴びておりましたが、昭和四十六年春の着工以来すでに死者の方が二十七名、負傷者の方も約六十四名という犠牲を出し、また二名の方がまだ現在行方不明ということでございまして、私も心から不幸にも犠牲になられた方々に御冥福をお祈りいたしますとともに、御家族の方々にお悔やみ申し上げる次第でございますが、先ほど原因のお話がございましたように、さきに北陸トンネル火災事故もあり、また五十二年の七月にはいまお話しあったように湯沢トンネル事故がござ……

第87回国会 予算委員会 第20号(1979/04/02、11期、公明党)

○多田省吾君 いま刑事局長から海部前副社長の逮捕が知らされたわけでございますけれども、きょうの午前に、この委員会に証人として来られた辻前会長が取締役を辞任され相談役に就任したと、このように聞いておりますけれども、昭和五十一年六月十一日ごろの逮捕理由ということになりますと、当時の辻社長もある程度関与したと、このように証言でも私たち承知しておりますけれども、このような上層部に今後波及するようなことがないのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今度の逮捕理由の中には、もちろん海部メモの問題は含まれておりませんけれども、当然関連した問題として、時効になっているかもしれませんけれども……

第87回国会 予算委員会 第21号(1979/04/03、11期、公明党)

○多田省吾君 最初に法務省の刑事局長にお尋ねいたします。  日商岩井海部八郎前副社長が昨日外為法違反の疑いで逮捕されましたが、昨日から本日にかけまして捜査の進展状況についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 刑事局長にお尋ねいたしますが、当予算委員会でも偽証罪の告発をしたわけですが、これは外為法違反以外の要素も加わっていると思います。したがって、三点確認しておきたいと思います。  海部の逮捕容疑は外為法違反でございますが、山岡との文書偽造等の共犯としての関係はあるかどうか。  二番目に、海部は、使途不明金四十七万ドルについては島田常務が独断で処理していたと言っておりますが、これに対して海部……

第90回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1979/12/05、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、まずお伺いしたいのは、先ほども宮之原委員からも質疑がありましたように、後藤田自治大臣・国家公安委員長は、過去の昭和四十九年の参議院選挙におきまして関係者が多数選挙違反で摘発されました。そして、今度の組閣に当たりましても、果たして自治大臣・国家公安委員長として適切なのかどうかという疑惑が広く論議され、また職務の公正な執行が大丈夫なのかどうかという危倶を持たれたわけでございますが、後藤田自治大臣・国家公安委員長はこのことに関してどのようにいま決意されているのか。また、今回の衆議院総選挙でも違反が非常に多く、特に買収が多かったわけでございますけれども、今後どういう態度で臨まれるの……

第91回国会 大蔵委員会 第2号(1980/02/14、11期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、昭和五十四年度の水田利用再編奨励補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案につきまして、大蔵省に若干お尋ねをいたします。  これは議員立法でございますから内容においては異議はありませんけれども、毎年引き継がれることでございますから、政府提出として取り扱っていくことについての是非を大蔵省はどう考えているかということでございますね。特に今回は、五十三年度から開始された水田利用再編対策というものは十年間を対象として考えられているわけでございますが、当然その間、転作奨励補助金は毎年交付されることになると思われます。大蔵省も昨年の食糧管理特別会計法の一部改正のとき……

第91回国会 大蔵委員会 第3号(1980/02/21、11期、公明党)

○多田省吾君 大蔵大臣にお尋ねいたします。  今回、日銀は公定歩合を一%引き上げまして、預金準備率も引き上げたわけでございます。これは大変危機的な状況に立っている物価高騰に対する措置である、このように言われております。私どもは金融対策のみならず、財政対策も連動して機動的に運用をされていかなければ物価対策というものは思うとおりにならない、このように考えております。したがって、五十五年度予算も英断を持って修正いたしまして、インフレ圧力になっております赤字国債を大幅に減額する、あるいは公共料金の値上げを中心とする物価対策を根本的に見直す、また、物価対策費を予算措置に盛り込む等のことを考えて財政対策を……

第91回国会 大蔵委員会 第4号(1980/03/04、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、昨年も三時間ばかりこの法案について質問をしたわけでございます。その際は、製造たばこの定価二一%値上げ、また定価法定制の緩和の問題、あるいは専売納付金率法定化への改正、あるいは関税率の改定、あるいは葉たばこ耕作者の問題等につきまして種々質問したわけでございますが、重要な点につきましては後に質問いたしますが、私は最初に、やはりいま重要な問題になっております喫煙と健康について質問したいと思います。  専売公社は、ここ十年余り、毎年外部の大学研究所に喫煙と健康をテーマに委託調査を行っているわけでございますけれども、研究報告を公表していないのは何ゆえでございますか。

第91回国会 大蔵委員会 第7号(1980/03/26、11期、公明党)

○多田省吾君 本日は、御多忙のところ、貴重な御意見をお伺いをいたしましてありがとうございます。  最初に、小倉税調会長に二問お願いしたいと思います。  一問は、一般消費税の問題でございますが、昭和五十五年度は見送られ、昭和五十六年度につきましても、竹下大蔵大臣は国会答弁で、いわゆる中期答申で言うような一般消費税については五十六年度もやる意思はないような御答弁があるわけでございます。私は、この一般消費税の導入を中核としたいわゆる中期答申というものは見直す必要があるのではないか、このように思うわけでございます。小倉税調会長は、税調内においても二つの御意見があるということを先ほどおっしゃったわけでご……

第91回国会 大蔵委員会 第8号(1980/03/27、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、二法案に対する質問につきまして初めてでございますので、きわめて大綱的な問題から取り上げてまいりたいと思います。  初めに、関税定率法等の一部を改正する法律案に関連して御質問したいと思います。  最近、日米間の経済摩擦が再燃し始めたようでございますが、アメリカの大統領選挙等とも絡んで、特に自動車の対米輸出の問題が焦点のようになっております。現状はどのような進展になっているのか、通産省及び外務省にお尋ねしておきたいと思います。  最近の外務大臣の訪米等に絡んで、私は大平総理を初めその周辺あるいは外務省等が、余りにもアメリカに政治的にサービスをし過ぎたというような面があるのではな……

第91回国会 大蔵委員会 第10号(1980/04/01、11期、公明党)

○多田省吾君 税理士法の一部を改正する法律案につきまして、質問をいたします。  前回は、私は助言義務の規定の新設等につきまして質問いたしましたが、今回はまず試験制度について質問をしたいと思います。  今回の改正案では、助言義務規定の新設とともに、この試験制度の改正というものが大きな問題になっていると思いますが、大蔵省としまして、この試験制度の改正につきまして、またそれをめぐる問題についてどういう見解を持っておられるのか、まずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 従来の特別試験にも、いろいろ問題があったと思います。今回は特別試験を廃止いたしまして、一定の税務職員の方に対しましては無試験で……

第91回国会 大蔵委員会 第11号(1980/04/17、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、まず最近の国際経済、国内経済状態に対しまして、二、三大蔵大臣に御質問したいと思います。  きょうの報道によりますと、どうやらアメリカの高金利というものが天井を打ったような姿になりまして、アメリカ第三位の銀行と言われるチェース・マンハッタン銀行もプライムレートを年二〇%から一九・七五%まで下げたということで、この前はアメリカとイランの国交断絶があったわけですが、そのときもドル安になりまして、今回もやはりドル安がさらに追加されまして、一ドル二百四十八円あるいは二百四十七円までドル安になったわけでございます。  一時は一ドル二百六十四円まで円安になりまして、日銀の必死の介入にもか……

第91回国会 大蔵委員会 第12号(1980/04/18、11期、公明党)

○多田省吾君 参考人の方々には御多忙のところ、本日は貴重な御意見をお聞かせいただきまして大変ありがとうございました。  私は、まず関参考人に三、三お尋ねしたいと思います。  関社長には、昭和五十四年度、昭和五十五年度、毎年十四兆円前後の大量国債発行のときに全国銀行協会連合会会長という大事な立場で御苦労されたわけでございますが、五十五年度発行予定の国債十四兆二千七百億円のうちシ団引き受けは九兆七千七百億、公募入札二兆円、合計で十一兆七千七百億円、こういう巨額の国債の消化見通しについてお伺いしたいと思います。  関参考人には、新聞紙上で拝見しますと、資金運用部の引受額が二兆円ないし二兆五千億円とい……

第91回国会 大蔵委員会 第15号(1980/05/06、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、まず本題に入る前に、大蔵大臣がこのたびIMFの暫定委員会に出席されておられますので、二、三その点に関連いたしましてお尋ねしたいと思います。  一つは、前の本委員会でも私は金の復権の問題に絡んで御質問いたしました。従来、IMFは金を廃貨し、わが国もIMFの方針に従って金廃貨に努力してきたわけでございます。金の廃貨をねらいにIMFでは四年がかりで保有金の三分の一、五千万オンスを五月七日の競売を最後といたしまして、一応各国の通貨当局や民間市場に還流したわけでございます。折から金価格の高騰で競売の差益が非常にふくらんだということで、発展途上国の開発への目的も十分達成されたわけでござ……

第91回国会 大蔵委員会 第16号(1980/05/08、11期、公明党)

○多田省吾君 本日はまことにありがとうございます。  私は、まず長橋参考人にお尋ねしたいと思います。  先ほど長橋参考人は、このたびの電源開発促進税の改定は、時宜を得ておるので賛成であるとお述べになりました。しかし私どもは、前回の大幅な電気料金の引き上げ、そしてまた、燃料費を含む原価の実態が国民に余りよく知らされずにまた値上げされているというようなことから、大変不満であり納得できないものと思っているわけでございます。さらに、今度料金値上げにつながる電源開発促進税の改定で、八百二十七億円もの金が電源多様化の財源にされるということになりますと、なおさら私どもは強く反対せざるを得ないと思います。昨年……

第91回国会 大蔵委員会 第17号(1980/05/13、11期、公明党)

○多田省吾君 今回の地震保険法の改正で、地震保険金額の限度が、建物が二百四十万円から一千万円に、動産が百五十万円から五百万円に、おのおの大幅に増額されたわけでありますが、支払い限度額は昭和五十三年四月以降の一兆二千億円のままでありますが、この金額でよろしいのか、私は増額する必要があると思いますが、増額の必要はないのか、これを伺いたいと思います。  また、あわせて、民間保険会社の責任準備金の蓄積額は現在どの程度になっているか。聞くところによると、昭和五十二年ごろで六百六十七億円、現在は八百億円程度とは聞いておりますが、はっきりした金額をお教えいただきたいと思います。そして、責任負担限度額一千八百……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1980/11/19、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、まず初めに、石破自治大臣に政治資金規正法の一部を改正する法律案及び選挙法、政治資金規正法の基本的な問題でお尋ねしたいと思います。  先ほどから、また衆議院におきましてもたびたび言われていることでございますが、今度の改正案の内容は、もちろん政治の浄化を目指して、政治家個人に対してなされた個人献金に対しても収入支出の届け出あるいは公開を義務づけるということでございますけれども、やはり非常に抜け穴が多いざる法であるという批判が強いわけでございます。ましてや罰則もないということで、これは相当問題があろうかと思います。衆議院の方で通った法律案でございますけれども、やはり参議院の審議に……

第93回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1980/11/26、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 いま宮之原先生から御質問があったことと同じ問題でございますが、いわゆる特定公職の候補者が第一号団体、第二号団体として後援団体を、中には百五十も持っている方がいるそうでございますが、そのように何十何百という後援団体を持っている方がいるわけです。それに分散されてしまうと政治資金の実態というものがなかなか把握困難になる。そうすると、私はその上にこの指定団体は幾つでもよろしいというのは非常におかしいと思うのです。政治家個人への政治献金の実態を明らかにするのならば、指定政治団体は一つに特定した方がいいと私は思うのです。この前からの選挙部長の御答弁のように、政治家にはそれぞれ活動をする分野が……

第93回国会 大蔵委員会 第1号(1980/10/23、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は最初に、総合経済対策についてお伺いします。  最近の経済動向について見ますと、景気動向指数では五月以降三カ月連続して五〇%のライン割れを示しております。経済企画庁は景気の下降が一段と進行していることを認め、なお二、三カ月は五〇%割れの状況が続くと見ているようであります。また、九月の日銀券発行高の伸びも鈍化傾向を強めておりまして、これは平均発行の前年比増加率は四・四%、これは昭和三十三年十一月の四・〇%以来の低い伸び率になっております。さらに九月の中小企業を中心とした倒産件数は依然として高水準にありまして、負債一千万円以上千六百八件という倒産です。これは前年同月比で一九・七%増……

第93回国会 大蔵委員会 第2号(1980/11/13、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 まず初めに大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。  強いアメリカを標榜するレーガン氏が次期大統領に地すべり的な大勝利を博したわけでございますが、やはり従来から心配されていたように、日本に対する防衛義務の履行を強く迫るとかあるいは自動車問題、電電問題あるいはたばこ問題等、国際経済問題で相当日本が圧力を受けるのではないかと心配されているわけでございます。  また、同時選挙において、やはり保守系議員が多数当選したということもありまして、レーガン氏自身は自由貿易を標榜しておりますけれども、やはり保護主義がまた台頭するのではないかと、このようなおそれもございます。まあ日米自動車問題につきまして……

第94回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1981/03/18、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、本来選挙活動、政治活動につきましては、自由濶達、公正なものであるべきであり、いたずらに制限すべきではないと考えている者でございますが、今回の改正案は、第六の連座制の強化、第七の選挙人名簿の登録制度の改善等以外は選挙運動、政治活動についての制限のようなものでございまして、大変残念に思いますが、やはりたとえば政党機関紙の拡販車等を見ましても、特に昭和四十年代においても一部において行われておりましたが、昭和五十年代になると非常に盛んになりまして、昭和五十四年の統一地方選挙、あるいは昭和五十四年十月の衆議院総選挙、さらに昭和五十五年の六月の衆参同時選挙等におきましては、一つの衆議院……

第94回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1981/03/25、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 前回の十八日の当委員会に引き続きまして、提案者並びに事務当局に質問させていただきます。  初めに、公職選挙法の第百九十九条の二におきまして、公職の候補者等の寄付の禁止を規定しております。すなわち「当該選挙区内にある者に対し、いかなる名義をもってするを問わず、寄附をしてはならない。」。ところが、実現には、同じく公職選挙法第二百四十九条の二の二項の罰則におきまして「通常一般の社交の程度を超えて」云々となっておりまして、罰則がないことになっておりますから、花輪、香典その他通常一般社交の名目で寄付が行われて、いわゆるざる法になっていることは提案者も御承知のとおりでございます。また一方、百……

第94回国会 災害対策特別委員会 閉会後第3号(1981/09/16、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 今回の台風十五号等による被害は東海、信越、また関東、東北、北海道等にわたり、亡くなられた方々、行方不明の方が四十三名にも及び、また農水省、建設省所管の被害額だけでも四千億円に及ぶという大変甚大な損害を出したわけでございます。私は、亡くなられた方々に対し、心から御冥福をお祈り申し上げ、また被災者の方々に心からお見舞い申し上げる次第でございます。  本年の初めから豪雪等もありまして、その他集中豪雨、台風十五号、十八号と続いたわけでございますが、原国土庁長官には、豪雪あるいは八月の北海道や茨城県の視察等、大変御苦労なことであり、また心から敬意を表する次第でございます。私も茨城県の竜ケ崎……

第94回国会 大蔵委員会 第3号(1981/02/26、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私も最初に、所得税の物価調整減税を強く要求したいわけでございます。  その理由は三つあります。一つは、やはり所得税の軽減が特に課税最低限が五十二年から据え置かれたままで、そして物価の異常高騰によって実質的な大増税になっております。昨年はそのために実質賃金が〇・九%減ったというような統計始まって以来の出来事もございました。第一次オイルショックのときも考えられないほどの出来事でございます。第二には、やはり私は、労働間の信頼関係が大きく現在損なわれていると思います。それを解決するには、やはり物価調整減税以外にはないと思います。第三には、やはり日本の経済が物価調整減税をやって、そして個人……

第94回国会 大蔵委員会 第6号(1981/03/20、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 先ほども御質問がございましたが、一昨日総理は、日商総会のあいさつの中で、第二臨調の発足にちなんで行政改革を政治生命をかけて行うと。またその後の別の会合でも、昭和五十七年度からの大型間接税につきましては新設をしない方向でやりたい、こういうお話をされたわけでございます。  きのう、またきょう、大蔵大臣の御答弁も私もあらあらお聞きしておりますけれども、もう一度大蔵大臣としてはこの総理の御決意に対してどのように考えておられるのか。  それからもう一点は、きのうの大蔵大臣の御答弁では、しかしながら、やはり大型間接税の勉強はやらせてもらう、準備は続けて行うという意味の御答弁があったと存じます……

第94回国会 大蔵委員会 第10号(1981/03/27、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、物品税、印紙税、有価証券取引税、間接税三法につきまして若干お尋ねいたします。  その前に、一点だけ大蔵大臣にお尋ねいたします。  けさの読売新聞の報道によりますと、五十六年度の防衛予算について、九月に補正予算を組んでアメリカと約束した対前年度比九・七%増を達成する考えであるということを防衛庁側がアメリカ側にも伝えていると、このように報道されておりますけれども、これは事実でございますか。
【次の発言】 ただ読売新聞の報道を見ますとですね、私はどうも真実性があるというようにとられるんですね、というのは、どうもその報道にもありますけれども、伊東外務大臣の訪米で日米会談第一ラウンド……

第94回国会 大蔵委員会 第11号(1981/03/28、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 本日は諸先生には大変御苦労さまでございます。  まず、木下先生に二点お尋ねいたします。  一点は歳出削減についてでございます。五十六年度予算は、税制調査会で提言された国債二兆円減額、あるいは一般会計予算の伸び率もGNPの伸び以上にはなりましたけれども、一けた以下の伸びということは一応は答申に沿った予算といわれております。しかしながら、税制調査会でおっしゃっているところの「歳出の節減合理化の要請」というところには既存の制度、既定経費についての厳しい見直し、勇断をもった行政改革の実現、それによって歳出の節減合理化に努めることを強く望むと。財政再建は単に特例公債や借入金等への依存の解消……

第94回国会 大蔵委員会 第12号(1981/03/30、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 初めに法人税から質問いたします。  今回法人税率を二%上げたわけでございますが、大法人の二%アップは当然といたしまして、中小企業の二%アップは私は無理ではなかったかと思います。やはり中小企業の倒産は昨年暮れから本年初頭にかけて著しいものがございまして、またこの景気も七月期にならないと回復しないと言われております。また中小企業の設備投資等も昨年から非常に少なくなっております。第二次オイルショック後の態勢の立て直しは、大法人にとってはある程度スムーズにいったと思われますけれども、やはり中小企業は相当厳しいものがあります。この点大蔵大臣はどのように思いますか。

第94回国会 大蔵委員会 第13号(1981/03/31、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となっております内閣提出の所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案、さらに日本共産党提出の両修正案に対し反対の態度を表明し、また昭和五十五年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案には賛成の態度を表明して討論を行います。  内閣提出の所得税法案に反対する主な理由は、政府が所得税減税を見送り、勤労者を中心に巨額の見えざる実質増税を強いていることであります。  今日のわが国の勤労者の生活は、去る十七日に発表された総理府統計局の五……

第94回国会 大蔵委員会 第15号(1981/04/23、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 議題となっております財源確保法案につきまして質問いたしますが、まず当面する財政再建問題についてお伺いします。  財政再建は、当然ぜひともなし遂げなければならない重要な政治課題でございますけれども、政府の財政再建についてのいままでの一連の手法と経過を見ておりますと、初めに赤字国債の二兆円減税ありきということで、そのつじつま合わせのために所得減税は見送った、それとともに六つの増税案を出しまして、増税に次ぐ増税という手法をとっているわけでございます。さらには各種手数料等の引き上げを図り、そしてその上にこの財源確保法案を出してこられたわけです。そのために国民生活は非常に圧迫されるものとな……

第94回国会 大蔵委員会 第18号(1981/05/07、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は初めに、この手数料改定のあり方について若干御質問をいたします。  手数料の改定につきましては、前回昭和五十三年に三十七法律、二百二十二項目にわたって引き上げられたわけでございます。引き続いて今回三十四法律、二五二十一項目にわたって改正案が提出をされているわけでございます。  で、昭和五十三年以前は個々の法律ごとに改正していたわけでございますが、前回の五十三年と今回の五十六年度におきましては一括提案しております。その理由は那辺にありますか。
【次の発言】 で、この手数料に関しましては、法令二百二十二件ある。で、法律は五十四件で二四%だ。他の百六十八件は政令、省令等であると答弁な……

第94回国会 大蔵委員会 第20号(1981/05/14、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、初めに大蔵大臣に基本的なお考えについてお尋ねしたいと思います。  本法律案の意図しているのは大きく分けて二つあると思います。一つは、所得捕捉の不公平の是正を図ることにあると思います。昨年十一月の税制調査会の中期答申の中で、所得課税に対しましては執行面での把握差が生じやすくて、実質的な公平の確保がなされない、その改善が強く要請されておりました。そのため、除斥期間の延長などによって把握差の解消を図り、納税者の記帳水準の向上を意図しているわけでございます。また二つ目には、悪質脱税者に対する罰則の強化でございます。昭和五十一年のロッキード事件以降、ダグラス・グラマン事件へと続いた航……

第94回国会 大蔵委員会 第22号(1981/05/18、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 本日はどうもありがとうございます。  最初に、佐々木参考人にお尋ねしたいと思います。  今回の銀行法案は、銀行の証券業務の取り扱い等をめぐりまして、最初の大蔵原案が調整の過程で大幅に修正されたわけでございますが、金融制度調査会の答申の精神がこのためにいろいろなところでゆがめられているのではないか、このように私たちは考えております。  先ほど佐々木先生には、答申と法案を比べると多少の差があるけれども、全く離れたものではない、根本的違いはないと思っていると、このようにおっしゃいましたけれども、ディスクロージャーにつきましても、小委員会の意見の義務規定から訓示規定に説明書類の縦覧等が変……

第94回国会 大蔵委員会 第24号(1981/05/26、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は最初に大蔵大臣にお尋ねいたします。  五十七年度予算の概算要求基準につきまして、その上限、シーリングにつきましては、私は従来増税なき予算ということで伸び率はゼロにするということを聞いておりましたが、本日報道によりますと、大蔵大臣と鈴木総理が会談されまして、防衛と政府開発援助、それから科学技術費、エネルギー対策費、また年金、恩給等は特別に別枠扱いにすると、このように決められた。そしてそれを来月五日の閣議で決定される、このように報道されましたけれども、それは事実でございますか。またその内容をお知らせいただきたいと思います。

第95回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1981/11/04、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私はまず議事進行といたしまして委員長に要望いたします。  それは、この公職選挙法の一部改正案は大変重要な内容を含んでおります。そして私どもは、議会制民主主義の根幹であり各政党の消長を決する憲法に次ぐ重要な内容を含んでいる、このように思っております。しかもその内容には、従来なかった無所属候補を締め出すような憲法違反の条項も含まれ、しかも各会派による合意もなしに自民党だけの議員立法として提出されたという前例にない大変な最悪最低の悪法だと、このように私たちは考えております。  したがって、本法案の重要性にかんがみまして、私は委員長に対しまして、当委員会においては質疑打ち切りとか強行採決……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1982/04/16、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 委員長、関連。  私は、この自民党案を出すに至ったその手続というものについて関連質問をさせていただきます。  といいますのは、私も実は第六次選挙制度審議会特別委員として一年、第七次選挙制度審議会特別委員として二年、体のぐあいの悪いときもございましたけれども、ほとんど全部審議会に出席いたしまして、毎回のように意見も申し述べてまいりました。いまお立ちになった中村啓一委員も第七次選挙制度審議会のときには選挙部長としておられました。ですから、多くの婦人団体や民主団体や専門団体等の方々もおっしゃっておられるように、国民の立場に立って少なくても選挙制度審議会とかあるいは第三者機関の答申を経た……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1982/04/23、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 関連。  前回も宮之原委員が去年の十月に安孫子前自治大臣に同じような質問をなさったわけです。それに対して安孫子自治大臣も、各党の合意がないからできないんだ、政治資金規正法改正はできないんだと、こういう答弁もあったわけです。世耕自治大臣も同じような御答弁をなさいましたけれども、私は非常に不満です。大変不満です。  三木内閣時代に、第五次選挙制度審議会の答申を尊重すると言いながら、相当骨抜きしまして政治資金規正法を改正したわけです。そのときはもう与野党同数という本会議で劇的な幕切れがあったわけでございますけれども、そのときに決められた法律なんですよ。そして大臣がいまお答えになったよう……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1982/05/12、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 委員長、議事進行。  ただいまの私はたび重なる峯山委員の質問に対して金丸発議者の答弁は全然答弁になっていないと思います。  峯山委員の質問したのは、本年の四月十四日の公選法特別委員会におきまして円山雅也議員が、具体的な問題としてではなしに「憲法の十五条一項の公務員を選定し罷免するのが国民の固有の権利であるというような規定があることから、この条文を根拠にやはりこれは基本的人権に属する、つまり固有の国民の権利じゃないのかというような議論が出ておるようでございますけれども、いわゆる憲法十五条一項の公務員の選定、罷免権とそれからいま問題にしております選挙権とは、どういうふうにこの二つをと……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第10号(1982/06/18、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は憲法論それから政治論、両方質問をいたします。  まず、私たちはやはり個人の立候補を禁止したような拘束名簿式比例代表制は憲法違反だと思います。この前、日弁連が公法学者の方にアンケート調査をしたときにも、憲法上問題があるという学者の方が七割近くいらっしゃった。また、いま御意見を聞きますと、憲法上問題があるので非拘束にした方がいい、あるいは憲法に抵触しないように一人一党がいいというお話も、清水先生あるいは富田先生からあったわけです。憲法上問題があると言わない学者の方でも、たとえば国民主権を侵すおそれがある、灰色部分に属する問題が多いとか、あるいは政治論の方で今度はいまの全国区制にま……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第12号(1982/06/24、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 本日はありがとうございます。  私はまず長谷川先生に御質問したいのですが、長谷川先生はいまの自社両案は無所属の権利を侵害するおそれがあるので憲法違反の疑いが非常に強いと、こうおっしゃっておられるわけです。  それでこの前、日弁連の公法学者に対するアンケートでも、自民党案は憲法上問題が多いと回答された方が七割近くあったと報ぜられておりますが、それぞれ、たとえば十四条の法の下の平等とか、四十四条の議員資格の差別の禁止の問題とか、あるいは二十一条の結社、非結社の自由とか、あるいは十五条の参政権は基本的人権であるという、そういった問題の条項を挙げておられた方が大部分だったと思います。  ……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第15号(1982/07/07、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、主に自民党案の拘束名簿式比例代表制の問題点あるいは政党法との関係等について順次御質問をしてまいりたいと思います。  その前に、本委員会における参考人または公述人の多くの方々が優先順位としては政治資金規正法の改正または参議院地方区の定数是正、衆議院の定数是正等を先にやるべきであるという意見がきわめて強かったのでございます。その点について若干質問したいと思います。  確かに、政治資金規正法の見直しは政府の法律的義務でございますし、また衆議院及び参議院地方区の定数是正はこれは憲法問題でございます。ですから優先順位としては早急にやるべき問題でございます。私は前に関連質問で自治大臣に……

第96回国会 大蔵委員会 第3号(1982/03/23、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、まず経済見通し等について大蔵大臣にお伺いします。  昨年の九月ないし十二月期の経済はマイナス〇・九%ということで、大方の期待を裏切って大変いま経済は低迷をしております。先ほど御答弁もありましたように、個人消費や住宅投資の低迷、中小企業の設備投資も相変わらず低い。さらに加えて輸出の低迷、大企業の設備投資や電機関係等にもかげりが生じております。この結果においての最大の見込み違いはやはり家計部門の低迷にあると思います。二年連続可処分所得がマイナスになったというような姿がありますが、この家計部門の消費の低迷という現象をどのように大臣は認識されておりますか。

第96回国会 大蔵委員会 第4号(1982/03/26、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 初めに一点だけ字田川参考人にお尋ねしたいと思います。  今回の租税特別措置法で土地譲渡税を緩めたわけでございますが、私たちは宅地供給効果は余り期待できないと、このように思っているわけです。逆に、あめとむちのむちの方ですか、地方税の方では三大都市圏において市街化区域の持ち物に対し選択的宅地並み課税制度というものを今度導入するということでございますが、政府の考えは営農条件を十年として五年ごとに見直していくということでございますので、私はやはりこれでは土地を吐き出せないと、このように思いますし、ますます租税特別措置法と地方税法の改正によって土地の資産価値を高めて地主が土地を抱えてしまう……

第96回国会 大蔵委員会 第5号(1982/03/30、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 この法律の中身は非常に細々としておりますが、実態がなかなか掌握しにくい。この特別措置の実態はどうなっているのか、税目別に項目数を報告していただきたい。あわせてこの特別措置法を全廃した場合、どの程度の税収になるのか、あわせて御報告いただきたい。
【次の発言】 先ほど三十一年ころの背景説明があったわけですが、昭和三十二年に本法が施行された当時は、輸出奨励あるいは道路整備緊急措置法施行、四日市コンビナート建設と前後いたしまして、先進国に早く追いつくような緊急臨時的な措置として企業資金の蓄積を図り、生産第一の道を突進しようという、そのための税制面での配慮であったように思います。ですから企……

第96回国会 大蔵委員会 第7号(1982/04/01、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は初めに、景気対策についてお伺いいたします。  昨年十―十二月期のマイナス成長、それから大幅な税収不足、それから景気の落ち込み、それから対外摩擦がますます溝を深めるという三重苦、四重苦にあえいでいる姿でございますが、大臣も御承知のとおり、企画庁の試算によりますと、成長率が一%下がると失業者数、十万人の増加につながると発表しております。昭和五十六年度の経済成長率はすでに二回下方修正されたわけですが、さらに最終的に民間調査機関の見方でも三%を切るというのが大方の見方でございます。それに対して五十七年度は、公共事業の上期七五%前倒し等の対策は考えられておられるという実情ですが、昨年の……

第96回国会 大蔵委員会 第8号(1982/04/15、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、まず最初に本法律案についてお聞きしたいと思います。政府は、昭和四十年に初めて特例公債を発行し、さらに七年前、税収欠陥対策として昭和五十年度の財政特例法による赤字国債を発行いたしました。以降、臨時特例の措置であるという理由で続けられてことしで八年目を迎えたわけでございます。その結果、利払いや償還のための国債費は歳出全体の一五・八%を占めておりまして、まさに厳しい様相を示しているわけでございます。  私どもは、五十年度の特例法案審議の際も、安易な借金政策による税収穴埋めという財政収支のつじつま合わせの道を開くことは財政改革への意欲を減退させ、財政危機を招くであろうということを予……

第96回国会 大蔵委員会 第15号(1982/08/19、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 ただいま議題になっております貸金業の規制等に関する法律案及び出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律案の両案につきまして、若干の質問をしたいと思います。  一部のサラ金業者の悪徳商法による家庭悲劇が続発しておりまして、連日のようにマスコミでも報道されておりますから、だれでもが深く心を痛めている問題でございます。わが党も、この点真剣に検討を進めまして、昭和五十二年の五月に法律案を提出し、また五十四年再提出いたしました。そして早期規制を強く要請してきたところでございます。  本法律案は、わが党がかねてから提案してきた登録制、書面の交付義務、営業の停止など……

第97回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1982/12/25、12期、公明党)

○多田省吾君 私は初めに地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案につきまして若干質問したいと思います。  奈良県の香芝町の繰り上げ町長に対するリコールは不成立になったわけです。この法律が成立しましても、町長の在任は法律的に問題はないにしましても、政治的には不安定なものになりがちです。もともと公職選挙法の九十七条の一項とそれから三項の選挙犯罪による当選無効の問題とでは、御存じのように繰り上げ理由は、その性格は全く異なるものでございます。しかも一項は選挙直後に限られた問題でございます。また、独任制の公職といっても、繰り上げで全く問題のない場合もありましょうし、政治的に対立……

第98回国会 大蔵委員会 第2号(1983/02/10、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 本法案に関連しまして農水省にお伺いいたします。  まず初めに、水田利用再編対策の基本的な考え方と、それに伴う実施状況についてその実績を御報告いただきたいと思います。さらに、五十七年度の水田利用再編奨励補助金はどの程度交付される見込みか、また転作農家一戸当たりではどのくらいになりますか、簡明にお述べいただきたい。
【次の発言】 次に、五十八年度の転作目標面積はどのように定めておりますか。またこの転作面積は対策期間中は変更しないということでございましたが、実際は五十五年から五十八年まで毎年度変更されております。これは冷害等が原因になっていると思いますが、計画変更の理由を御説明いただき……

第98回国会 大蔵委員会 第7号(1983/03/23、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は最初に、臨調最終答申、第五次答申が提出されましたことに対しまして、その対応につきまして大蔵大臣にお伺いしたいと思います。  政府は十八日の閣議におきまして、臨調答申を最大限に尊重する旨、その対処方針、政府声明を発表いたしました。また中曽根総理は、今国会の後半を行革国会とも名づけてその決意を表明しておりますが、大蔵大臣としてこの臨調最終答申、第五次答申に対しましてどう受けとめておられるか、まず御所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 政府は、この対処方針と声明におきまして、大綱立案の方針は示しておりますけれども、その時期については示しておりません。ただ、中曽根総理は、臨調……

第98回国会 大蔵委員会 第8号(1983/03/24、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、初めに、製造たばこ定価法及び日本専売公社法の一部を改正する法律案について若干質問いたします。  まず、大蔵省にお尋ねいたしますが、今回のたばこ定価引き上げは、前回の値上げからわずか三年しか間を置いていないわけでございます。提案理由の中には小売定価の適正化を図るという理由も見られますが、最大のねらいは税外収入の確保ということであり、典型的な財源あさりとも考えられます。政府は五十九年度赤字国債脱却というものを正式に放棄いたしました。いま国民が望んでいるのは、どのような財政を改革していくか、立て直していくかという展望でございます。その財政改革の展望を示さないで、目先の財源対策とし……

第98回国会 大蔵委員会 第14号(1983/05/10、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 昭和五十八年度の財源確保法案につきまして基本的な問題から若干お尋ねをいたします。  五十八年度予算は、伸び率一・四%で、昭和三十年以来二十八年ぶりの超緊縮予算でございます。一般会計の規模は五十兆三千七百九十六億円ですが、これを賄う税収は三十二兆三千百五十億円しか見込めないわけで、残り十八兆円余りは公債発行と税外収入に頼らざるを得ないということになったわけです。しかも国債につきましては、その消化面からの制約も強いために、十三兆三千四百五十億円にとどめて、あとは税外収入の増加を図って四兆七千百九十六億円を確保することとなっております。この国債につきましても、赤字国債脱却ということから……

第98回国会 大蔵委員会 第15号(1983/05/11、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 本日は、先生方には大変ありがとうございました。  初めに草場参考人及び植谷参考人御両人にお尋ねしたいのでございます。  両参考人とも、国債の減額また国債発行の圧縮を強く主張されておられるわけでございます。それには景気回復がどうしても必要かと存じます。アメリカの景気の回復傾向あるいは原油の値下がりなどで、わが国経済の先行きにとっても明るい材料がそろってきておりますが、大企業の設備投資にはかげりが生じてまいりまして明確な回復には私どもはほど遠いと考えざるを得ません。しかし一方では、個人消費は底がたい動きが見られるなど、景気は足踏み状態からテークオフの状況にあると、このように大蔵省の財……


13期(1983/06/26〜)

第100回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(1983/11/25、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私も、先ほど田代委員が冒頭で申されましたように、本法案の衆議院の提案あるいは審議過程状況において大変残念な審議状況だと、このように思います。特に、会期末まであと三日という本日、国民の主権にかかわる公職選挙法の改正という重大問題に対して質問しなければならないことを大変遺憾に思うわけでございます。野党の要求する公聴会も設定されないままに審議がなされている状況です。  特に、今回の自民党の御提案は、選挙運動期間の短縮、そして運動方法の一部廃止を主な内容とするものでありますけれども、これは特に政権政党とか、それから選ばれる側あるいは現職議員に有利な党利党略の改定ではないか、こういう非難が……

第100回国会 選挙制度に関する特別委員会 第4号(1983/11/26、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私も、先ほど上野議員が質問されたように、きのうの質疑のことで提案者の天野先生にお伺いしたいと思います。  きのうの午前中から提案者の片岡さんが、衆議院段階で本法案を提出するに当たっては野党にも理事懇等で十分根回しをし、了承を得、合意を得たような姿で出したんだと再三おっしゃったわけです。また午後からの質疑でも栗林委員が、民社党はそういうことはないとはっきり否定されたわけですが、その後を受けられて前島委員からも、それでは公明党と社会党がその根回しを受けたのかと、こういう質問もあったわけでございます。そこでまた片岡委員からは、反対だ、しかし抵抗はしないから十分やれというようなことを言わ……

第100回国会 大蔵委員会 第3号(1983/11/24、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、まず初めに大臣に昭和五十八年の千五百億円の所得税減税についてお尋ねをいたします。  これは本年初めから与野党書記長・幹事長会談等において約束された内容、特に最後には文書にまでなされた内容とは大分かけ離れておりまして、政府・自民党の大きな公約違反であると私は思っております。あの合意の中には景気浮揚に役立つ相当規模の減税、そして五十八年中に実施するとあったわけです。それがわれわれにとってほぼ十分の一としか思われない千五百億円になってしまった。景気浮揚に役立つ相当規模の減税といったならば、だれが見ても、これは全野党が主張する所得税減税一兆円、住民税減税四千億円、合わせて一兆四千億……

第101回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1984/11/20、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は一点だけ関連質問しておきたいと思います。  先ほど同僚の塩出理事から入場税の問題で質問がございました。私は日本文化を守り育てるために、また進めるためにこのような舞台入場税を初め入場税は撤廃すべきだ、このように強く思います。そういう意味で、先ほどの塩出質問に対しまして梅澤主税局長から、今現在撤廃は考えていない、また引き上げも考えていないとおっしゃいまして、大変残念に思いますが、遺憾に思いますが、少なくとも引き下げるというようなことは絶対考えていないんでしょうね。その点どうですか。
【次の発言】 大臣に最後にお尋ねしますが、塩出委員も質問しましたように、昭和十三年に戦費調達のため……

第101回国会 大蔵委員会 第3号(1984/02/23、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、まず本法律案について若干質問をいたします。  今回、一般会計からの繰入額は百十六億円でございますが、この十年間の実績を見ますと、昭和四十八年から五十四年までは繰り入れと繰り戻しが順調に行われております。ところが、昭和五十五年度からは差し引き残高が大幅に増加いたしまして、今年度、昭和五十八年度は千七百九十一億円に達しております。相手が気象条件という不確定な要素はありますけれども、一般会計の繰り戻し完了の見通しをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 次に、果樹共済についてお伺いしたいと思います。  昭和四十八年に果樹共済は本格的にスタートをいたしましたが、五十八年で、……

第101回国会 大蔵委員会 第6号(1984/03/28、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 参考人の皆様には本日は大変ありがとうございました。  初めに辻参考人にお伺いしたいと思います。  今いろいろ業界の現状と貴重な御意見をお伺いしたわけでございますが、今回の酒税の税率引き上げにつきまして、増税額は初年度で三千二百億円、平年度で三千五百十億円となっておりまして、全国三千七百四十万世帯としますと、一世帯当たりの負担増は八千六百円と、酒税だけでそのように値上がりするわけです。これは小売原価にそのまま転嫁されると思いますが、このことが消費動向にどのように影響を及ぼしていくだろうか、その辺どう考えておられるのか。  それから昭和三十年代以降酒税の増税は、三十一年、四十三年、そ……

第101回国会 大蔵委員会 第7号(1984/03/29、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、直接税三税につきまして、主に所得税を中心といたしまして質問をさせていただきます。  質問に入るに当たりまして、まず昭和五十九年度の政府予算案に対しまして、その内容が政府経済見直していう実質成長率四・一%の中で内需寄与度が三・六%だと、こうおっしゃっておりますけれども、これも非常にまだ疑問でありますし、国民生活を本当に向上させ得るのかどうかも疑問があります。種々な欠陥があると指摘せざるを得ません。減税の見返りに、それと同額の増税を取りやすいところから取るという大衆増税で賄おうとしておりますけれども、これはますます国民生活を苦しいものにしてまいります。本来ならば、景気浮揚に役立……

第101回国会 大蔵委員会 第11号(1984/04/06、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 まず、大臣にお尋ねいたしますが、政府は四月三日の閣議で、たばこ、塩専売制度等、専売公社の改革関連三法案を決定されたわけでございます。またこの次には、たばこ消費税法案など開運三法案を近く閣議で決定いたしまして国会に法案を提出するという予定になっているそうでございますが、私は、将来法案が来れば詳しくまた審議しなければなりませんので今回は簡単にお尋ねしておきますが、そのめどをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 法案提出のめど。
【次の発言】 したがって、現行のたばこ専売法や日本専売公社法は廃止されて新しくなるわけでございますが、新しい制度の実施は来年四月一日からと聞いております……

第101回国会 大蔵委員会 第15号(1984/04/19、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 参考人の皆様には、本日はお忙しいところを本当にありがとうございました。  私は、最初に緒方参考人に御質問したいと思います。  前川日銀総裁は、新聞等によれば、二、三日来、日米円・ドル委員会の進展等と絡んで、基本的には国内金融市場の諸規制の自由化を先行させるべきであって、海外のユーロ円取引の自由化が先行するのは適当ではない、こういう御発言をなさっておられるわけです。  で、先ほどから緒方参考人も、国内の自由化が先決でそれをユーロ円に及ぼすべきだ、こういうお考えをお述べになっておられます。  しかし、この金融・資本市場の自由化ということは、アメリカから外圧が急速に加わってこのようにな……

第101回国会 大蔵委員会 第19号(1984/05/17、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 本法律案について若干質問したいと思います。  最初に、増資関係法について伺いますが、国際復興開発銀行への出資、それから国際開発協会への出資、アジア開発銀行への出資について、それぞれ総額六億六千二百四十万協定ドル、五千三百三十五億九千八百五十七万円、それから十二億三千三百七十五万協定ドルの追加出資ができるように今回改正されるということでございますけれども、今日までの出資の経過について簡明にまず御説明いただきたい。
【次の発言】 今御説明あったうち、国際開発協会、IDAに対する増資の中で、一九八〇年の第六次増資の際、アメリカはこれについて、レーガン大統領が財政状況が厳しいということで……

第101回国会 大蔵委員会 第21号(1984/06/21、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 まず最初に、大臣に確認しておきたい点がありますのでお聞きしたいのです。私は、昨年の九月十四日の参議院本会議の代表質問におきまして、中曽根総理の所信表明に対し財政問題を取り上げて質問をいたしましたが、その中で「政府は、現行法で禁じられている赤字国債の借換債発行を本格的に検討していると伝えられるが、赤字国債の借りかえはしないという再三の国会答弁を変更されるつもりか、お伺いしたい。」と質問したわけです。これに対しまして中曽根総理は次のように答弁されました。「特例公債の借りかえ問題につきましては、いま検討しているわけではございません。しかし将来、公債の本格的償還に対してどのように対処して……

第101回国会 大蔵委員会 第24号(1984/07/24、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、まず順序といたしまして、最初、専売公社が特殊会社に移行されるに至る経緯と、それから臨調答申とのかかわりについてお伺いしたいと思います。  昨年三月十四日に出されました第五次答申、すなわち臨調の最終答申を見ますと、「専売公社については、たばこ専売事業について諸外国からの市場開放要請の高まりの中で、巨大外国企業と競争していくため、国産葉たばこの全量買取制度等企業性を阻害する規制を排除する必要があり、基本的には民営とすべきである」として、また「具体的な改革の手順は、当面、政府が株式を保有する特殊会社とし、政府は逐次特殊会社の株式を公開する、そして国産葉たばこ問題が解決され、特殊会……

第101回国会 大蔵委員会 第28号(1984/08/02、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、前回に続きまして、確認の意味も含めまして二、三お尋ねしたいと思います。  今度の五つのたばこ関係法案を見ますと、臨調答申の趣旨からかけ離れているのではないかという批判もありますけれども、九万三千に及ぶ葉たばこ生産農家の葉たばこ全量買い上げによる保護育成とか、あるいは二十六万に上る小売店の保護等盛り込まれておりまして、これらは一応評価できるわけでございます。  しかしながら、また一方におきましては、政府の全額出資の株式の問題あるいは大蔵大臣の監督権限の強いこと等と相まって、単に看板のかけかえにすぎないのではないか、余り変わるところはないのではないかという批判もあります。  八……

第102回国会 大蔵委員会 第5号(1985/03/14、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、最初に財政再建についてお伺いしたいと思います。  昭和六十五年度に赤字公債の新規発行をゼロにするという目標を達成するためには、昭和六十年度の発行額が五兆七千三百億円ですから、これから毎年一兆千五百億円ずつ減額していかなければならないことになります。昭和五十九年度においては、昭和六十年度以降の予算においては一兆八百億円ずつ減額すればよろしかったのでございますが、昭和六十年度予算でわずか七千二百五十億円しか削減しなかったためにまたこういう困難な事態になったのだと思います。本当に財政再建、赤字国債発行ゼロを昭和六十五年度に達成するという目標からすれば、昭和六十一年度の減額予定額も……

第102回国会 大蔵委員会 第6号(1985/03/26、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、今回議題となっております法人税法、租税特別措置法、所得税法及び入場税法の一部改正案につきまして質問をいたすわけでございますが、その前に、関連いたしまして、まず株式取引における巨額脱税事件と税務当局の対応策についてお伺いしたいと思います。  いわゆる誠備事件につきまして、東京地裁は被告人に対しまして、所得税法違反について無罪とした判決を行ったわけでございます。今回の税制改正とのかかわりもございますので、この事件の経緯について最初に、税務当局及び法務当局の御説明を簡明にお願いしたいと思います。
【次の発言】 概要はわかりましたけれども、二十四億円余の脱税というのは庶民感覚から見……

第102回国会 大蔵委員会 第10号(1985/04/03、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私はまず、サラリーマン税金訴訟についてお尋ねいたします。  初めに大蔵大臣の基本認識をお伺いしたいのでございますが、去る三月二十七日、いわゆるサラリーマン税金訴訟につきまして最高裁大法廷において、現行税制を合憲とする、原告側の上告を棄却する判決が出たわけでございますけれども、その中で、サラリーマンの必要経費の存在は観念するとして必要経費の存在を認めておりますし、また、所得捕捉率の格差につきましても、租税公平主義の見地からその是正のための努力が必要であると言わざるを得ない、こういう判決が出たわけでございます。  そのことについて大蔵大臣の基本認識をお伺いしたいと思います。

第102回国会 大蔵委員会 第12号(1985/04/23、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、二本の法案のうち、国際金融公社への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案並びにこれと関連する諸問題について、若干質問をいたします。あとの一本の法案につきましては、同僚議員に質疑を譲りたいと思います。  まず、この国際金融公社、IFCの増資の背景について、大蔵当局から御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 IFCは民間企業に対しまして投融資を行うことを目的にしておりますが、先ほどの質疑のように、地域別に見ますと、中南米に対しまして四三%という偏った投資になっているわけでございます。  そのほか、地域別に、どのような国の企業に主として投融資がなされているのか、……

第102回国会 大蔵委員会 第16号(1985/06/11、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 初めに、財源確保法案について御質問いたします。  初めに、本年度の国債発行計画につきましてその概略を御説明いただきたいと思います。特に借換債につきましては、特例積分で収入金、額面、それぞれ幾らなのか、引受側も含めてお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 そのうちで、本年度で償還期限の到来する国債は総額で幾らか、またそのうち特例債は幾らになるのか、お述べいただきたい。
【次の発言】 今お答えいただいた中で、本年度に償還期限の到来する国債のうち特例債分は二兆二千七百九十七億円、それを償還する財源としての借換特例債分が額面で先ほど御答弁の一兆八千八百三十八億円、比率にしますと八二……

第103回国会 選挙制度に関する特別委員会 第1号(1985/10/14、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 委員長の選任につきましては、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第103回国会 大蔵委員会 第2号(1985/11/14、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 小倉税調会長に御質問いたします。  六十一年度の税制改正審議は十一月中旬から政府税調で始められると聞いておりますけれども、一カ月の間に何回程度の討議がなされるのか、またその手順と方法を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 中曽根総理は、先日の参議院予算委員会で我が党の桑名委員の質問に答えまして、まず減税案を出してもらい、国民に議論をしてもらってしかる後に財源措置をどうするかを考えて、税制改正は包括的一体として行われる、すなわち実際の措置は増減税一緒にやるんだ、こういう答弁をしております。税調自身もそのような諮問を受けたと理解しておりますけれども、いかがですか、またど……

第104回国会 選挙制度に関する特別委員会 第2号(1986/03/07、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は当面する選挙制度に関する問題につきまして二、三大臣にお伺いしておきたいと思います。  まず最初に、東京都議会の定数に関しまして昭和五十九年の五月十七日には最高裁の違憲判決が出ました。また今回本年二月二十六日に都議会定数訴訟がございまして、東京高裁におきましては、格差二倍以上は違憲である、また今のままで選挙をやれば次には高裁として即時無効という判決を下すであろう、こういう判決が下ったわけでございますが、大臣としてこのような厳しい判決をどのように感じておられますか。
【次の発言】 それで、公選法の第十五条は都道府県の議会の議員の選挙区に関しまして述べているわけでございますが、第十……

第104回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(1986/05/22、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 衆議院の定数是正につきましては一昨年から各党でいろいろな改正案をつくってまいりました。私どもも初めからやはり抜本改正が必要であるという認識のもとで五十九年の二月に三つの案をつくりました。ともに二倍以内案でございます。あるいは偏差方式、あるいは配当基数・最大剰余方式でございまして、昨年から各党間で定数是正の折衝が始まりまして、やはり抜本改正は抜本改正といたしまして、暫定的に、緊急避難的につくろうという話し合いになりました。そして、御存じのように、野党四党では六増六減案というものを昭和五十五年国調の結果でつくりまして、合区、分区によって二人区はつくらない、あくまでも中選挙区制、三人区……

第104回国会 大蔵委員会 第2号(1986/02/14、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 減反政策を始めましてから既に十五年たったわけでございますが、今後の減反規模にも関連しますのでお尋ねいたしますが、昭和五十九年度の米の消費動向を見ますと、消費が減少するであろうという見通しの中でも、先ほどもお答えありましたように、減少の幅が小さくなっているということでございますが、どの程度なのかお答えいただきたい。
【次の発言】 先ほども質問ありましたが、ポスト三期対策についてお伺いしたいと思います。  水田利用再編対策は、五十三年に始まって三期九年になりまして、ことし六十一年で終わるわけでございます。五十三年一月二十日の閣議了解でも、米の需給を均衡させよう、また、他の自給力向上を……

第104回国会 大蔵委員会 第4号(1986/03/20、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、法案質疑の前に二、三当面の経済財政問題について質問しておきたいと思います。  一つは、円高不況問題です。昨年九月のいわゆるG5を起点といたしまして円高は急速に進み、対ドルレートは百七十五円を切るという状況です。そのために大変な問題が起こっているわけでございますが、六十一年度予算とのかかわりがどうなるのかも心配でございます。六十一年度の予算編成時には一ドル二百九円でございました。現在百七十円台の現状が推移するといたしますと、執行上もかなり影響が出てくると思います。大臣は、六十一年度の税収見込み、法人税等の相当な落ち込みもあると思いますが、他方円高メリットも多少あると思いますが……

第104回国会 大蔵委員会 第6号(1986/03/27、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、初めに住宅・土地税制について若干お伺いしたいと思います。  今回、内需の拡大に資するための措置の一つといたしまして、住宅対策三百七十億円でございますが、この程度で果たしてどれほどの内需拡大がなされるのか甚だ疑問でございます。民間のデベロッパー等は、やらないよりはましであるが、効果についてはほとんどみんな疑問視しているわけです。  私どもは予算共同修正要求の中で、住宅減税は二千億円程度はぜひとも実施すべきだ、また税額控除の額を住宅ローン等の残高の二%相当額に引き上げるとともに、適用期間の延長や適用対象の拡大等を図ることも要求してきたのでございますけれども、これが取り入れられま……

第104回国会 大蔵委員会 第7号(1986/04/02、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、初めに日本銀行総裁に、昭和六十一年度一般会計予算並びに当面の金融財政問題について二、三お尋ねしたいと思います。  対外不均衡を是正して海外経済との調和を図るためには適正な円高の定着及び持続が必要ではありますけれども、最近一ドル百七十円台まで円高が高まりまして、輸出関係の中小企業等の倒産も非常に多くなっているようでございます。けさもテレビである陶磁器産業の代表の方が、一ドル二百円台あるいはせめて百九十円台までだったら倒産のこともなかったのだけれども、これではどうも持ちこたえられない、このように悲鳴を上げておられました。  この前参議院の予算委員会の総括質疑の最後に中曽根総理も……

第104回国会 大蔵委員会 第10号(1986/04/24、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、初めに大蔵大臣に円高問題で一、二お尋ねしておきたいと思います。  円高が急速に進みまして、本日も一ドル百六十六円六十五銭まで進み、日銀の数億ドルの介入によって百六十七円八十五銭変わらずというところまでこぎつけた、こういう状況だそうでございます。  また、六十年度の貿易収支黒字幅も五百数十億ドルと、政府見通しよりもかなり多くなっております。これは原油価格の下落や急速な円高、それからドルベース輸出の額がふえてしまういわゆるJカーブ効果等の現象によるものでございます。しかし、それ以外にやはり貿易構造の中で、自動車等は昨年度に引き続きまして二百三十五万台、自主規制枠でございますから……

第104回国会 大蔵委員会 第11号(1986/05/13、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は初めに、円高不況問題で大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。  東京サミットで円高進行に歯どめがかけられなかったことは、国民は大変失望しております。中曽根総理、また竹下大蔵大臣が、欧米諸国に対しまして為替相場に対する協調介入の合意を得られなかったということにつきまして、サミット最中から円高が急速にまた進行して連日のように最高値を更新してきたわけでございます。そして昨日は一時的にせよ百五十円台にまで突入したわけでございます。このような事態を大蔵大臣としてどのように考えておられるのか。  それからもう一点、九日の参議院本会議におきまして中曽根総理は、アメリカや欧米諸国に対しまして為替……

第104回国会 大蔵委員会 第13号(1986/05/15、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、一昨日の質問に続きまして財確法について若干質問をいたします。法案に入る前に円高不況問題で二、三御質問しておきたいと思います。  昨日総理は、アメリカのベーカー財務長官の発言を歓迎されましたけれども、日本経済新聞の報道によりますと、渡辺通産大臣が昨日の自民党中曽根派総会で、最近の円相場の動向につきまして、一ドル百六十円から百六十五円の間でとにかく安定することを望むと述べられて、円相場が安定するなら現状程度の円高はやむを得ないというような考えを明らかにされたために、この発言が直ちに市場に反映いたしまして、ベーカー財務長官証言の影響で一時百六十五円五十銭まで下落した円相場が百六十……

第104回国会 大蔵委員会 第14号(1986/05/20、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 最初に、投資顧問法案について御質問いたします。  まず、投資顧問業の規制についてお伺いいたします。  証券取引審議会の報告書を見ますと、アメリカの場合は、一九四〇年投資助言業者法で、SECへの登録制、開示義務、詐欺、詐欺的行為の禁止等の規制が整備されており、登録業者数は昨年九月末で一万九百八に上っているとされております。運用受託資産額は約九千二百億ドル、当時の為替レートでは約二百兆円ということでございます。一方我が国では、歴史は浅いといいましても、先ほどの御答弁によりましても約四百社、証券系で四兆七千九百億円の運用資産額に上っているということでございます。  我が国の現状について……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 大蔵委員会 第1号(1986/11/26、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私はまず、昭和六十年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案につきましてお尋ねいたします。  宮澤大蔵大臣は去る十月三十一日の財政演説で、「我が国経済社会の活力を今後においても維持していくため、財政の対応力の回復を図る重要性はますます高まっております。」とおっしゃっておりますし、本日の所信表明でも、「引き続き財政改革を強力に推進し、財政の対応力を回復することが緊要な政策課題であります。」と、このようにおっしゃっているのでありますけれども、同時に、同じ所信表明の中で、今回の剰余金の処理の特例に関する法律案の提出をお述べになっておられます。  もう前から私たち質問しており……

第108回国会 大蔵委員会 第3号(1987/03/26、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、主に関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案について質問いたしますが、法案に触れる前に二、三大臣にお伺 いしておきたいと思います。  初めに、一昨日から円がまた急上昇しております。さきのG7、G5というものは一体何であったのか。ベーカー財務長官初めアメリカの高官がテレビ等で発言するたびに為替の乱高下、また円高というものが急速に進むわけでございます。一昨日もニューヨーク市場におきまして円が急上昇したのでありますが、そのアメリカの対応、介入が非常に遅かった。報道によれば一千万ドル程度介入した程度だったので、アメリカの態度が弱いというので急激に百四十八円台まで円が急上昇……

第108回国会 大蔵委員会 第8号(1987/05/26、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、法案質疑の前に二、三当面の問題について御質問いたします。  最初に、自治省の方に来ていただいておりますので、お急ぎのようですから最初に質問いたします。  固定資産税の三年ごとの評価がえが来年一月一日にございますが、今そのための準備がなされていると思います。そこで、首都圏を初めとする大都市圏における地価高騰というものがこの評価がえにどのような影響を与えるかであります。地方税法には三百四十一条に、価格とは「適正な時価をいう。」このようにありますが、この適正というのは何を基準にされているのか。私は、国民生活を守る意味からも、この地価暴騰が今回の評価がえに絶対結びつかないよう措置す……

第109回国会 大蔵委員会 第3号(1987/08/27、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は最初に、本二法案に関連いたしまして、大蔵省が大臣の指示で今年の八月六日に、「民間活力活用プロジェクト推進のための新しいファイナンス方式について」という試案を発表されておりますが、この一の「はじめに」は、「内需拡大に対する内外の要請は強く、社会資本充実による経済の拡大が望まれている。」これに対して、どうこの民間活力活用プロジェクトを推進していくのかというのが出ておりまして、それから二番目に、「NTT株売却益の活用」これは開銀等を通じて無利子融資をするものである、この意義が述べられて、三番目に、「新しいファイナンス方式」として七つの構想が述べられているわけでございます。その一とし……

第109回国会 大蔵委員会 第5号(1987/09/11、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 小倉税調会長にお尋ねをいたします。  シャウプ税制以来しばらくたって資産課税というものが非常に後退をしました。今、有価証券の配当等のキャピタルゲイン課税というものをどうしてもやらなければならない、総合課税化という方向が私は必要かと存じます。  そういう意味で、問題は、やっぱり捕捉できるかできないか。アメリカ等におきましても、社会保障番号等によって九割近く捕捉している。ですから、捕捉はやろうと思えば問題ないんだ、こういうのが今や常識化しつつあります。  このキャピタルゲイン課税、総合課税に対しまして一グリーンカードあるいは納税者番号等コンピューター化時代、また、国民皆保険国民皆年金……

第109回国会 大蔵委員会 第7号(1987/09/17、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は初めに、このマル優廃止法案を所得税減税法案とセットにして提出をいたしましたことに対しまして強く反対するものでございます。私どもの理解では、去る五月十二日の与野党国対委員長会談で売上税関連六法案は臨時国会に再提出はしないということを合意したと聞いております。また、七月二日の国対委員長会談におきましても、五月十二日の合意を尊重することを政府・与党は重ねて約束した、このように聞いております。ところが、与野党の税制改革協議会の合意のないままにこの臨時国会に国民の期待する所得税減税と今度は国民の強く反対するマル優廃止をセットにして提出をいたしたことは全く納得のいかないところであり、私ど……

第109回国会 大蔵委員会 第9号(1987/09/19、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、法案審議に先立ちまして、若干INF問題について御質問いたします。  昨日、ワシントンで開かれておりました米ソ外相会談で、中距離核戦力、いわゆるINFの全地球的撤廃が原則的に合意されまして、この秋じゅうには米ソ首脳会談が開かれるという見通しも明らかにされました。これは歓迎できることでありますが、今後米ソ両国が信頼関係を一層拡大させ、世界的なデタントに真剣に取り組むことを望みたいし、また戦略核兵器などすべての核兵器廃絶に向かって拡大されることが望ましいわけでございますが、総理の御感想と核軍縮に対する御決意をお尋ねしたいと思います。

第111回国会 大蔵委員会 第1号(1987/12/08、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 重複する点もあろうかと思いますが、引き続いて法案につきまして御質問いたします。  まず、法務省にお尋ねいたしますが、抵当証券法が制定されましたのは昭和六年と伺っております。その目的は、金融機関の不動産担保貸し付けの流動化を図り、中小金融機関の倒産を防ぐことにあったと聞いております。当時この目的は十分に果たされたのかどうか、まずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 昭和六、七年ごろは少しは活用されたという御答弁でございましたが、その後ほとんど活用されておりません。それが今日、制度の目的とは違った金融商品として注目されたわけです。  それではお伺いいたしますが、ほとんど死文化……

第112回国会 大蔵委員会 第2号(1988/02/16、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、初めに大蔵大臣に税制等の問題で若干質問させていただきます。  我が国の税制がシャウプ勧告を受けまして昭和二十五年から累進総合課税になりましたが、その翌年からいわゆる骨抜きになりまして、利子所得の源泉分離選択課税の復活等が行われましてずっと今日まで来ておるわけでございます。昨年も本委員会で論議がございましたけれども、この総合課税の再構築、そしてまたキャピタルゲイン課税の強化という面につきまして大蔵大臣のお考えを。
【次の発言】 昨年、マル優制度の廃止とともに、附則条項に五年をめどに総合課税に向かうということでもあり、私はこれは早急に行うべきだ、このように思います。  最近、渡……

第112回国会 大蔵委員会 第4号(1988/03/22、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は税制について最初に質問をいたします。初めに、有価証券のキャピタルゲイン課税についてお伺いいたします。  政府税調でも、また与野党の衆議院における税制協議会等におきましても、この有価証券のキャピタルゲイン課税につきましては、今までの原則非課税から原則課税へとほぼ合意ができつつあるようでございます。私は、アメリカを初めイギリス、フランスあるいはカナダ、スウェーデン、そしてそういった国々がもう原則課税をやっているわけでございますので当然だと思いますが、大変遅きに失したとも思っております。また、西ドイツ等も広くこれには課税をしております。そこで、キャピタルゲインの課税が原則課税となっ……

第112回国会 大蔵委員会 第6号(1988/03/25、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 田中参考人にお尋ねしたいと思います。  先ほど田中参考人は、所得と消費の問題よりも所得と資産のアンバランスが激しい、したがって不公平税制の是正あるいは土地価格の抑制のためにも土地増価税あるいは資産再評価税といったものが必要なんだというお話をなさいました。私もそのように思いますが、具体的にどのようにするのか、また欧米の例はあるのか。また、我々が政府にそれを強く要求いたしますと、利益の出ないところに税をかけるのはいかがなものかという非常に消極的な答弁しか返ってこないわけでございますが、それについてもう少し詳しく田中先生のお考えを聞きたいと思います。

第112回国会 大蔵委員会 第7号(1988/03/28、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は当面する財政問題等に、なるべく重複を避けながら質問をしたいと思います。  まず初めに、大蔵大臣にお尋ねしたいんですが、公共事業の六十三年度発注の見通しをお伺いしたいわけでございます。昭和五十年代後半からずっと発注の前倒しが行われてまいりました。本年度はどうなさるのか。日銀等では景気過熱を懸念する声がありますけれども、逆に構造不況地域では公共事業の発注を、またその実施を繰り上げるべきだと、こういう強い声もございます。大蔵大臣はどのようなお考えでなさろうとしておりますか。
【次の発言】 今はっきりしたことは申し上げられないとおっしゃいますけれども、こういう日銀のいわゆる景気過熱の……

第112回国会 大蔵委員会 第9号(1988/03/31、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 法案に対する質問をいたしますが、まず住宅税制について、主要な改正点を簡明にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今のお答えのとおり、適用対象となる住宅の床面積の上限が、今までの上限二百平米から一挙に上限そのものが取り外されるという改正になっております。それから所得要件も一千万円から一挙に三倍の三千万円以下にするということでございますけれども、これはどう考えても資産のある方々にとめどもない税制の優遇を行おうという姿以外の何物でもない、このように思うわけでございます。やはり、私は税制について、特に住宅税制に関しましては資産の多い人よりも少ない人の負担を軽くするという方向でなけ……

第112回国会 大蔵委員会 第13号(1988/05/12、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 まず、私は宮澤大蔵大臣にこの財源確保法そのものについてお尋ねしたいと思います。  言うまでもなく、この法案は財政法の形骸化以外の何物でもございません。これを十年以上にわたって政府は提出を続けてこられたわけです。大臣はこの状況を率直にどう感じておられるのか、まずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 今年度は三兆一千五百十億円をこの特例公債の発行限度額とされるようでありますが、昨年度よりも一兆八千三百億円減額されているわけでございまして、六十五年度は赤字国債ゼロに近づいたとされております。これも結局はここ二年余りの景気回復あるいは土地暴騰、財テクブームあるいはNTT株の売却……

第113回国会 運輸委員会 第1号(1988/07/28、14期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る七月十九日、中野明君及び中野鉄造君が委員を辞任され、その補欠として及川順郎君及び私、多田省吾が選任されました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  去る十九日の本会議におきまして運輸委員長に選任され、その重責を痛感している次第でございます。  私は、もとより微力非才の者でございますが、本委員会の運営に当たりましては、皆様の御協力を賜りまして公正かつ円滑に行ってまいりたいと存じますので、何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げます。(拍手)

第113回国会 運輸委員会 第2号(1988/12/08、14期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  運輸事情等に関する調査のうち、中央線東中野駅構内における列車衝突事故に関する件の調査のため、本日の委員会に東日本旅客鉄道株式会社代表取締役社長住田正二君、同代表取締役副社長山之内秀一郎君及び同常務取締役松田昌士君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 運輸事情等に関する調査のうち、中央線東中野駅構内における列車衝突事故に関する件を議題といたします。  この際、政府から発言……

第113回国会 運輸委員会 第3号(1988/12/27、14期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第二一号重度身体障害者に対する運輸行政改善に関する請願外六十一件を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第二一号重度身体障害者に対する運輸行政改善に関する請願外三十七件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第二二六号名寄本線の存続に関する請願外二十三件は保留とすることに意見が一致いたしま……

第114回国会 運輸委員会 第1号(1989/06/20、14期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る一日、坂元親男君が委員を辞任され、その補欠として志村愛子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に安恒良一君及び及川順郎君を指名いたします。

第114回国会 運輸委員会 第2号(1989/06/21、14期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案並びに特定船舶製造業安定事業協会法の一部を改正する法律案の両案を便宜一括して議題といたします。  両案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度とし、これにて散会いたします。    午後五時一分散会

第114回国会 運輸委員会 第3号(1989/06/22、14期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に日本鉄道建設公団総裁永井浩君及び財団法人鉄道総合技術研究所理事長尾関雅則君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案並びに特定船舶製造業安定事業協会法の一部を改正する法律案の両案を便宜一括して議題とし、前回に引き続き質疑……

第114回国会 選挙制度に関する特別委員会 第2号(1989/06/21、14期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は、本法案に対する質疑は同僚議員の猪熊理事にお願いいたしまして、主に第八次選挙制度審議会の問題に絞って若干質問いたします。  本来衆議院の定数是正は、国会決議も行われましたように、昭和六十年の国勢調査確定人口によって抜本改正すべきなのに、政府・自民党はそれを故意に怠り、しかも自民党の政治改革大綱にありますように、「中選挙区制の抜本的な見直しをおこない、あらたな選挙制度への移行をめざす。」というように、小選挙区制あるいは小選挙区比例代表制を導入しようとして第八次選挙制度審議会をつくろう、このようにしている。私は非常に遺憾である、このように思っております。  第六次、第七次選挙制度……



各種会議発言一覧

7期(1965/07/04〜)

第51回国会 予算委員会公聴会 第1号(1966/03/17、7期、公明党)

○多田省吾君 先ほど大内先生が米の輸入の問題に触れられまして、国際的供給力の半分以上を輸入しているというお話でございました。また、それ以上輸入しようとすると非常に高くなる。いま現在三十億の世界人口がありますけれども、十七、八億は飢餓状態あるいは慢性の栄養失調状態に置かれているということも聞いております。今後大きな話になりますけれども、三十年ぐらいたちますと、二十一世紀の初めには人口が六十五億から七十億ぐらいになるだろう、国連でも非常にそういう調査しておりますけれども、そういった三、四十年先の日本の農業の見通し、それから一面ブラジルあたりでは――日本の土地生産性というのは世界最高だと聞いておりま……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1967/05/22、7期、公明党)【議会役職】

○主査(多田省吾君) ただいま皆さまの御推挙によりまして、本分科会の主査をつとめることになりました。ふなれではございますが、皆さま方の御協力を得まして、責務を全うしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけて。  審査に入ります前に、議事の進め方についておはかりいたします。  本分科会は、昭和四十二年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、文部省、厚生省、労働省、自治省及び科学技術庁所管を審査することになっております。議事を進める都合上、本日は午前労働省、午後厚生省、明二十三日は自治省、二十四日は午前科学技術庁、午後文部省と……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1967/05/23、7期、公明党)【議会役職】

○主査(多田省吾君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。  分科担当委員の異動について報告いたします。  本日、占部秀男君が委員を辞任され、その補欠として山本伊三郎君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十二年度総予算中、自治省所管を議題といたします。  まず、政府から説明を求めます。藤枝自治大臣。
【次の発言】 これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 以上、山本委員の質疑を一応終了いたしまして、次に小柳委員の質問に入りたいと思います。小柳委員。
【次の発言】 小柳委員の質問を終わります。

第55回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1967/05/24、7期、公明党)【議会役職】

○主査(多田省吾君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。  分科担当委員の異動について報告をいたします。  昨二十三日小柳勇君が委員を辞任され、その補欠として戸田菊雄君が選任されました。  また本日、山本伊三郎君が委員を辞任され、その補欠として占部秀男君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十二年度総予算中、科学技術庁所管を議題といたします。  まず、政府から説明を求めます。二階堂科学技術庁長官。
【次の発言】 これより質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 小林委員の質疑を終わります。  速記とめて。


8期(1968/07/07〜)

第61回国会 予算委員会公聴会 第1号(1969/03/17、8期、公明党)

○多田省吾君 物価の問題で尾関先生にお伺いいたしますが、先ほどは食料品にかわって公共料金が消費者物価値上げの主役になるんではないかというお話もございました。それについて、たとえば公共料金に近いような姿で電気料金なんかの問題もあります。電気ガス税の問題もありますが、それ以上に電気料金なんかは、これは衆議院の予算委員会でも追及されたのですが、明確な答えはなかったわけであります。非常に定率償却あるいは定額償却の問題で――どっちでもいいわけではありますけれども、もし定額償却にすれば六百数十億の東京電力なんかも余裕が出てくるわけでありますけれども、定率にして定額よりも六百数十億を落としているわけでありま……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1969/03/29、8期、公明党)

○多田省吾君 私は最初に、調査室のことについてお伺いしたいんですが、常任委員会の調査室は、どういう根拠規定によって設けられているか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 これは、参議院常任委員会調査室規程というものは、それではいかなる根拠規定によっているのですか。
【次の発言】 国会法によっていませんか。
【次の発言】 根本は国会法だと思いますが、国会法の四十三条に、「常任委員会には、専門の知識を有する職員(これを専門員という)及び調査員を置くことができる。」と、このようにございます。この趣旨というものは、いわゆる専門員、すなわち調査室長ですか、いまそうなっておりますが、結局専門の知識を有……


9期(1971/06/27〜)

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/04/06、9期、公明党)

○多田省吾君 大蔵大臣にまずお尋ねいたしたいことは、大蔵大臣と田中総理との間に、経済政策あるいは税制について、相当な違いがあるように思われるのです。というのは、午前中も羽生委員の質問に答えられて、これからの実質経済成長率につきまして、大蔵大臣は、経済社会基本計画を今後見直して、九・四%というような高度成長じゃなしに安定成長をはかっていきたいし、欧米諸国の実質成長率の平均ぐらいをとっていきたいと、こう述べられているわけです。これは先月の二十七日の大蔵委員会でも、大蔵大臣はそのようにおっしゃっておられます。ところが田中総理は、テレビ対談とか、あるいは先月の二十八日の大蔵委員会でもはっきりおっしゃっ……


10期(1974/07/07〜)

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会公聴会 第1号(1975/06/28、10期、公明党)

○多田省吾君 いろいろ貴重な御意見を大変ありがとうございます。私は、浦田先生と作間先生に、政党法の問題でお尋ねしたいと思います。  いま政党法のお話がございましたが、私は、政党法というものは「政党」や「政治団体」を非常に規制するもので、本来自由であるべき政党活動、政治活動が非常に規制されるという意味で反対でございます。これは世界的に見ましても、西ドイツとか韓国とか分裂国家において、五%条項とか、あるいは韓国においては小選挙区比例代表併立制というような、きわめて意図的なものを持っている国あるいはアルゼンチンというような国、わずか二、三ヵ国がやっているにすぎませんし、わが国において、最近、特に衆議……


11期(1977/07/10〜)

第84回国会 予算委員会公聴会 第1号(1978/03/23、11期、公明党)

○多田省吾君 青葉先生に二、三点お伺いします。  重複するようでございますが、政府、特に経企庁が七%実質成長達成のために言っていることは、まず在庫調整の問題だと思います。特に経企庁の赤羽調整課長等は、まあ在庫調整が、そうなれば十単位の公共投資をしても公共用生産につながる分はせいぜい二単位だろう、ところが在庫調整が進めば飛躍的な積み増しが生じて十六単位ぐらいにも公共用の生産がなるんじゃないか、だからもう二単位と比べると八倍だと、このような強気の見通しをしておりますけれども、実際青葉先生おっしゃるように、積み増しの期待というのはそんなに無理じゃないか、ここに大きな差が生ずると思います。特に三月と四……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1978/04/01、11期、公明党)

○多田省吾君 簡潔に御答弁をお願いいたします。  昨日の分科会におきまして服部郵政大臣は、郵便貯金金利の引き下げは郵便貯金法の趣旨から見て金融政策的見地だけから判断できず、引き下げは好ましくないが、一国務大臣とすれば下げざるを得ないという答弁があったわけでございますが、再度御確認いたしますけれども、郵政大臣としては、本心は引き下げは好ましくない、反対なんだということでございますか。
【次の発言】 三月三十日に開かれた郵政審議会には、異例の白紙諮問であったわけでございますが、引き下げ反対の意見が非常に多かったように思います。今月六日に聞かれる第二回目の審議会にはどのような具体的な提示をなさるお考……

第87回国会 予算委員会公聴会 第1号(1979/03/20、11期、公明党)

○多田省吾君 私は、時間もございませんので、なるべく重複を避けまして御質問したいと思います。  渡辺先生に御質問したいのは、先生おっしゃるように、物価が現在鎮静化から反騰に転じているということで、石油の値上げとか円高メリットがなくなったとか、あるいは公共料金の大変な軒並み値上げとか、あるいは国債の増発とか、こういうことで大変物価が心配されております。私たちも公共料金等は一年間ぐらい凍結した方がいいのじゃないかというようなことも言っているわけでございますが、この物価問題に対して、先生は、今年度はどのような対策を立てたらよろしいのか、お考えがありましたらひとつ教えていただきたいと思います。  それ……


12期(1980/06/22〜)

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会公聴会 第1号(1982/07/06、12期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 私は初めに紀平公述人に第三者機関についてお尋ねをしたいと思います。  第六次選挙制度審議会等で比例代表制がずいぶん論議されたようにどうも思われておりますが、私も第六次、第七次選挙制度審議会の特別委員としてほとんど全部参加し意見を述べた者でございます。ところが、第六次選挙制度審議会の報告には「具体的内容についてまで十分審議をつくすに至らなかった」と、こうあるわけです。  また、公述人としておいでになった林修三元内閣法制局長官も、昭和四十三年十二月の最高裁の判決、いわゆる憲法第十五条一項によって選挙権もそれから被選挙権も立候補の自由も重要な基本的人権の一つである、こういう判決が出まし……


13期(1983/06/26〜)

第104回国会 大蔵委員打合会 第1号(1986/03/26、13期、公明党・国民会議)

○多田省吾君 参考人の皆様には、本日は大変御所用の中を本委員会においでくださいまして、また貴重な御意見を承り、心から厚く御礼申し上げる次第でございます。  私は最初に木下参考人にお伺いしたいと思います。  私たちは、内需拡大あるいは国民生活を豊かにするためにということで、昭和六十一年度は二兆三千億円ほどの減税をすべきであると、各野党並びに多くの労働団体等がそれを主張いたしましたが、残念ながら所得税減税はなりませんでした。六十二年度以降に税調では持ち越されました。またさらに、たばこ消費税の増税が、六十一年度予算編成の過程で、突如税調答申になかったことが打ち出されたということで我々も大変遺憾だと思……


14期(1986/07/06〜)

第113回国会 運輸委員会,内閣委員会連合審査会 第1号(1988/07/28、14期、公明党・国民会議)【議会役職】

○委員長(多田省吾君) ただいまから運輸委員会、内閣委員会連合審査会を開会いたします。  大城内閣委員長と協議いたしました結果、私、運輸委員長が連合審査会の会議を主宰いたします。  第一富士丸事故に関する問題を議題といたします。  まず、去る二十三日、第一富士丸事故により遭難された方々並びに御遺族の方々に対しまして、連合審査会といたしまして謹んで哀悼の意を表します。  ここに、犠牲者の方々の御冥福をお祈りするため、黙祷をささげたいと存じます。  皆様御起立願います。黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席ください。  この際、第一富士丸事故に関する問題につきまして政府から発言を求められて……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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