このページでは和田静夫参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。和田静夫参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○和田静夫君 私、午後、超過負担の問題で、大臣の出席を要請しておったのですが、からだのぐあいで出られないそうでございますから、具体的な問題は政務次官が出られますから、政務次官に求めますが、基本になる二つだけをひとつ御質問申し上げておきたいと思います。昭和四十年の三月十二日の参議院の予算委員会で、当時の田中角榮大蔵大臣が社会党の鈴木壽委員の質問に答えて、実は次のように述べておる。「いわゆる超過負担というものにつきましては、国庫補助単価の不足に基因すると、こういうふうにおおむね言われておりますが、補助事業に関連した単独事業の施行や行政の実施能力の差等によって生ずるものもありますし、また、地域的に物……
○和田静夫君 関連。いまの人事委員会の問題ですがね。やはり月報の中にあるところの発言の要旨というのは、公務員の本来持っているところの権利というものに対する理解度というものがないところに私は発想の基本があると、こう思う。人事院や人事委員会ができ上がってきた歴史的な経過というものを、やはり頭の中におきながらこれを理解をする、こういう態度をぜひ私は求めたいところだと思うのだが、たとえば人事委員会の勧告は人事院の勧告のオウム返しだ。あなた方が調査の対象というものを同じような基準において、同様な調査方法をとるならば、人事院の勧告がある一定の真実に近いものだ、こういう自信をお持ちなら、それと同様の人事委員……
○和田静夫君 地方公務員月報九月号というのがあるのですね。この中で、「人事院勧告のあり方」という、まあ「時の話題」という形で、森清という自治省公務員第一課長が論文を書かれております。これを中心として二、三まずお聞きをしておきたいと思います。
最初に、自治省の公務員課、いわゆる公務員部公務員第一課というところはどういうことをするところなのかということを明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、そういう関係の仕事をする課、この公務員部がつくられるときに、昭和四十二年の八月十八日の衆議院の地方行政委員会で、藤枝自治大臣が幾つかのことについて態度を明らかにされています。いまその説を……
○和田静夫君 万国博覧会の進行状態の問題について、もろもろの角度からこの機会にお尋ねしておきたいと思います。 まず最初に、立場を明らかにしておかなければなりませんが、私たちは、万国博覧会が商業見本市と化したり、あるいは軍国主義や大国主義的愛国心の宣伝の場に利用されないように早くから希望し続けてきました。そしてこの希望が満たされない場合には反対であるという意思表示もし続けてきたところです。ところが、どうも今日の状態を見てみますと、国民的な希望がいれられないままに進行されているように思われてしかたがありません。たとえば、万国博覧会は産業と文化のオリンピックとして、国際条約加盟百十四カ国のうち七十……
○和田静夫君 大臣のごあいさつを伺ったわけですが、いまの問題に関連をしまして、この機会にまず基本的にひとつお尋ねをしたいのは、新大臣として給与関係閣僚、そういう立場で七人委員会に臨まれているわけですね。ところが今国会に上程されてきている給与法案というものは、人事院の勧告から見ればたいへんお粗末なものである、こういう形になっています。したがって、人事院勧告が守られずに給与法案が今国会にかかってきた。そのいきさつについて七人委員会のメンバーの一人として自治大臣のまず考え方を承りたいと思います。
【次の発言】 それから今後はという形でもっていろいろ論議をされた。予算委員会でも大蔵大臣に今後とは一体い……
○和田静夫君 一つだけお伺いしたいんですが、昭和四十二年度における地方公務員等共済組合法の規定による年金の額の改定等に関する法律を定められた場合に、私はもちろん本院に議席がなかったのでありますが、全国の地方公務員から怨嗟の声が起こった、それは、地方公務員等共済組合法の長期給付等に関する施行法第二条第一項第二十九号の、いわゆる給料年額の算定について、「退職時の給料年額」と以前にはありましたものを、退職時における昇給分を除外するという改定に結果的になったわけです。このために、非常に既得権が侵害をされる、不当に年金額が低くなっている、こういう現状があるわけです。すみやかに既得権を保障するための再改定……
○和田静夫君 物価問題について、総理に若干のお尋ねをいたします。 物価問題は昭和三十年後半以来、戦後日本経済の成長過程がはらむ特殊な構造的病理現象として広く注目をされてまいりました。広範な国民諸階層の関心を一経済問題に関して持続的に引きつけたものは、まさにこの物価問題をおいて他に見当たらないといっても過言ではないと思います。これに対する臨床的診断や処方せんが各方面から出され、政府の経済白書が三十年後半以降、物価問題とその対策を取り上げなかった年は一年もありません。しかし不幸にして今日に至るも問題が解決の糸口をつかんでいないばかりか、反対に最近に至って病状が一そう内攻している徴候さえ見られると……
○和田静夫君 私は、昭和四十二年度の地方公営企業の決算について、水道事業、交通事業、病院事業に分けて、いろいろお聞きしてみようと思います。 その前に、地方公営企業というものを全般的に考える上で前提になると思われる一つのことについてお聞きをしておきたいと思います。 近来、地方公営企業ということばを耳にしますときに、同時に赤子ということばを想起するほど地方公営企業の経由悪化は慢性化をしています。ところで、地方公営企業の赤字を考える場合、一つの論点が整理されていなければならないのではないかと思います。公営企業が公共事業と違いまして初めから経済性を前提にしたものであるとするならば、そういうワクに当……
○和田静夫君 具体的には二十五日の日に質問したいと思うんですが、いま言われた中で一点、いわゆる水利が非常に悪かった、新聞等の当時の記事をずっと見てみますと、四階まで水が届かなかった、こういう状態にあるようです。これはもう全く消防署側の日常的ないわゆる対策の手落ちというふうに考えられるわけです。その辺についてちょっと伺っておきたいことと、二つが、いま千葉質問にありましたいわゆる補償問題なんですがね、たいへん低い額ですよね、宿が払ったのも。全くの一例ですがね、たとえば最近地下鉄である秋田からの出かせぎ者が労災に該当する死亡をされた。それに対して、労災保険の適用は当然のこと、それ以外に熊谷組は一人当……
○和田静夫君 先日のこの地方行政委員会における自治大臣の所信表明について、総括的に幾つかの問題で質問をし、後、各論に入っていきたいと思います。 大臣はまず次のように述べられました。「最近における社会経済の急速な発展に即応して、地方行政の広域的運営の必要性は一そう強まっていると考えております。そこで、広域的地方公共団体としての府県の自治能力を充実強化するため、前の通常国会で成立を見なかった都道府県合併特例法案を今国会に再度提出し、皆さま方の御協力を得て是非その成立をはかりたいと存じております。」、このように、大臣は広域行政の必要性からこの法案を出してこられたのであります。そうして、最近の自治省……
○和田静夫君 引き続きまして、概括的な御質問を一、二しておきたいのですが、まず最初に、天下り人事問題とでもいいますか、そういう側面について大臣の所見を二、三承っておきたいと思います。 この間手にしました、人事院の昭和四十三年度の「営利企業への就職の承認に関する年次報告書」、これを見たのでありますが、これについては中央各新聞は「やっぱり官僚天国」という見出しを御存じのとおり掲げました。また三月六日の衆議院の決算委員会は、昭和四十三年度に公社・公団に天下った高給官僚の氏名、前歴、給与などの資料提出を求めました。私は、この委員会において、高給官僚の府県など地方自治体への天下りを問題にし、その実態を……
○和田静夫君 奄美大島の復興基金に関連して奄美群島の復興信用保証協会というのがあると思います。ひとつ資料として保証協会がやっている、特に保証業務の代位弁済額、こういうものが一体どのくらいあるのか、その代位弁済の処置がどのように取り立てが行なわれておるか、それから融資業務のほうの債務の不履行額、あるいは遅延しているもの、これは一体どのくらいあるのか、できたら資料でお示しをいただきたいと思いますが、わかりましたでしょうか。
○和田静夫君 国家公安委員会委員長の所信表明に関連して、若干の質問をいたしたいと思います。 荒木国家公安委員長は、その所信表明で、冒頭次のように述べられました。「各位御承知のように、現在、国民がひとしく憂慮しておりますのは、過激派集団による相次ぐ暴力行為であり、警察としましても、日夜、その対策に腐心いたしておるところであります。これら過激派集団は、先般の東大紛争をめぐる安田講堂の占拠や神田地区での行動に見られるとおり、過激な破壊行動を繰り返し、ために大学を物心両面から荒廃させたにとどまらず、地域住民にも著しい被害をもたらし、公共の安全と秩序の大きな障害になっているのであります。このような破壊……
○和田静夫君 新宿のトルコぶろの火事の問題について二、三質問をいたしたいと思います。 去る二月二十五日も、私はこの地方行政委員会で、引き続いた温泉旅館の火災や惨事に触れまして、消防行政一般について質問をいたしました。こうした国会における質疑応答は、おそらくいままでも火災が起こるたびに繰り返されてきたのでありましょうけれども、事態はこうした論議をあざ笑うかのごとくであります。去る三月二十九日の夕方には新宿のトルコぶろに火災が起こり、五人の若い女性の命が奪われました。また三月三十一日未明には、和歌山県白浜温泉旅館でまた惨事かと思わせるような火事が起こっております。行政上の改善の約束をいくらしてみ……
○和田静夫君 竹田委員の議論の中にもあったのでありますが、個人住民税が高過ぎるということが、私はいまや常識になっている、そう思います。新聞論調も例外ではありません。三月三日の日本経済新聞の社説は、「望まれる住民税の大幅減税」と題して次のように実は言っております。「六百九十億円の国への財源貸し付け分が、国家予算のなかで減税なり歳出なりに有効に使われる限り、いちがいに悪いとはいえないが、それだけのゆとりがあるのなら、なぜこの際もっと思い切って住民税の軽減に力を入れなかったのか。個人の住民税の課税最低限は国の所得税のそれよりもあまりに低過ぎる。税率引き下げの場合、所得税減税よりも住民税減税のほうが低……
○和田静夫君 首都圏整備法が制定されましたのは昭和三十一年です。近畿圏整備法が制定されたのは昭和三十八年。しかるに、昭和四十四年に至っても基本計画の実施のために必要な毎年度の事業についての計画が全く立てられずにきました。そんなことは常識ではとても考えられないことですが、事実そうなっております。これは一体何を意味するのかということを私なりに考えてみたわけであります。これらの法律は、美しい目標を掲げるにとどまって、その実効を期し得ないものであることが、私は初めからわかっていながら、金を落とす口実と、官僚の方々のとまり木的ポストのためにつくられたといわれてもしかたがないのではないかと実は考えざるを得……
○和田静夫君 首都圏のいまの答弁中、整備計画の作業中のものを今秋と、秋までと、こう言われたわけですが、これをひとつ十月なら十月という形で明らかにしていただきたいし、事業計画についても、それができて引き続き作業を進められると言われましたが、先日の大臣の答弁、本部長の答弁では、四十五年度という話があったわけですから、その辺のことを明確にしていただきたい。
【次の発言】 ほんとうはたいへん不満なんですが、いまの答弁で一応目をつぶって、この法案の若干内容的な質問をさらに続けてみたいと思いますが、その前に自治大臣に、本来ならば総理に対して質問をすべきことでありますが、ひとつ以下申し上げることを十分総理に……
○和田静夫君 まず、地方事務官制の問題について、二、三この機会にお尋ねをしておきたいと思います。 昨年の十月二十二日の本委員会において地方事務官制についての私の質問に対して、長野行政局長は、「社会保険出張所におりますところの地方事務官問題の処理はそういう医療保険の抜本的改革の一つの案というものと並行して考えていくのが妥当ではないかというような考え方が現在関係閣僚の間で話が出ておる。」と答えておられました。また昨年十一月二十六日、労働行政機構の改革についての覚え書きが、行政管理庁長官、労働大臣、自治大臣の間で取りかわされております。この医療保険制度の抜本改革と、労働行政機構の改革が口実になって……
○和田静夫君 関連。この四十四年度の予算の編成過程において、いわゆる地方交付税法をめぐりいま論議がありますように、大蔵省と自治省の意見の対立は、昭和四十四年の一月六日の大蔵大臣と自治大臣との覚え書きという形で統一されたのでありますが、一体これは統一なのか妥協なのかというところが私はやっぱり一番大きな問題だと思うのです。けさほど来の質問と答弁を聞いてましても、その点ははっきりしません。また、衆議院の地方行政委員会の議事録を読みましたら、野田自治大臣の答弁はたいへんあやふやであります。したがって、私はここで一ぺんはっきりしてもらいたいのは、意見の対立というものは平行線をたどって、結局当面の妥協点と……
○和田静夫君 関連。年度間調整の問題もわかりますが、いま一昨日からきょうにかけての答弁の中で、地方交付税が地方公共団体の固有の財源であるというそのことの意味をもう一ぺん確認をされてもらいたいのです。地方交付税とは本質的には地方税、ただ国が地方団体にかわって間接課徴しているにすぎないという、そういう理解で大臣、よろしいですか。
【次の発言】 私の質問に対して大蔵省の考え方をお聞きをしたいのですが、最近の政府のやり口の特徴というのは、各省ともバックに何々審議会とかあるいは何々調査会とかいうものを持って、それによって自己の見解を権威づけると言いますか、あたかも客観的なものであるかのような装いでそれを……
○和田静夫君 「自治日報」の三月十四日号で、ある人が、「交付税の七不思議」と題して、その一つに、「先進団体、後進団体あるいは標準団体それぞれの要望を取り入れ、世界一巧緻をこらした補正テクニックによる需要額の結果は、人口面積による単純比例按分と大差ない」という珍現象をあげています。そしてその現象がそのとおりであることは、ほかならぬ横手交付税課長も「自治研究」の四十三巻第九号の論文の中で認めておられます。それならば、なぜあのような複雑な手法を用いて基準財政需要額を算定し、財源配分を行なっているのか。まさか自治省の方々の優秀さを誇るためにそうしているのでは私はないと思うのであります。まさかしろうと目……
○和田静夫君 冒頭に、時間を非常に制約をされまして、これ一包み分おりたわけですが、これは次の機会にぜひ質問を、そういう意味では留保しておきます。
そこで、大臣に基本的に二、三だけ確認をしておきたいと思うんですが、十五日の委員会でのいろいろのやりとりの模様についてお聞き取り願っていると思うんですが、政務次官出ていらっしゃったんですが、そしてそのときに、大臣からきょう答弁もらいますということを、私二つ三つ質問をしてあるんですが、お聞き及びですか。
【次の発言】 そういう意味で整理をされておって端的にお答え願えれば幸いだと思うんですが、一つは地方交付税の算定の手法が非常に複雑だ、その全貌を国民一般……
○和田静夫君 過ぐる五月十八日の午後一時半ごろ、今度は石川県片山津温泉で大火がありました。時間的に前日の宿泊客が帰ったあとであり、当日の泊り客が到着していなかっただけに、死者こそ出ませんでしたが、だれもが一瞬あわや大惨事と思ったことでありましょう。私にはいま火事のかなりの部分について調査をする時間がありましたので、かなり詳細にわたって調べてみました。そして、考えてみますと、やはり今日の消防行政の問題点が幾つか抽出することができるのであります。 そこで、私も、今度の火事でまた昭和四十三年度版の消防白書を読み返してみました。その問題点は、私があらためて指摘するまでもなく、期せずしてこの消防白書の……
○和田静夫君 実は磯村先生の「月刊ぺン」の七月号の「横暴な『都市の論理』に反論する」というのを読ましていただいたわけですけれども、この中で、いま述べられたと同様のことが指摘されておると思うんですが、先生は、「市民の生活が成り立つ都市自治体、われわれに生活らしい生活を与える自治体、要するに、われわれが、生活らしい生活をするところ、そしてそのための組織が問題なのであり、したがって自由な、進歩する生活を与える組織をつくり出さねばならない」というこの羽仁五郎さんの提言をそのまま受け入れられていらっしゃいます。そうして、「都市といえば、生活の空間、地域、場所等にのみ関心をもたれていたが、むしろそこに住む……
○和田静夫君 私は、いままでの委員の皆さんとの重複をなるべく避けながら、一つは地方自治の区域の問題、一つは広域行政と府県合併の問題、そして、さらに法案上の逐条若干の疑義についてお尋ねをしていきたいと思います。 まず、この都道府県合併特例法案を強力にプロモートした代表的人物といわれます元自治省事務次官、現在の衆議院議員奥野誠亮氏は、その府県合併促進法なる論文を作成するにあたって、今日、七十六年前のままの府県の区域は、拡大する社会経済圏の実情と合わず、不合理なものとなっていると考えられている、ということばをもって始めていらっしゃるわけです。こうした立論の基礎には、合理的な、適正な規模の府県のイメ……
○和田静夫君 先日、各省の通達関係の資料をいただいたわけでありますが、どこがどうだという指摘のしかたをしませんが、一般的にやはり通達の件数というものは減っていない。さらにふえている。そういう意味において、地方自治体への干渉がやはり歴年非常に多くなってきている。通達の件数から考えてみるとそういうふうに指摘をすることができるのであります。たいへん忙しい中で各省の官房長の方に来ていただき、通達の数などをこまかく出していただいたわけですが、この数が正確に地方公共団体に対する国の関与の度合いを、ふえているからといって、そのまま私は示しているものだというふうに断定するつもりはもちろんありませんが、一つのメ……
○和田静夫君 徐々に本論に入りますが、その前に二つだけちょっと整理をさしてもらいたい。
その一つは、この前の委員会で残った問題ですが、六月の十二日のこの委員会で私は片山津温泉の旅館火災の件で質問をいたしました。その後の調査結果、何か新しい事実が判明をいたしましたか。
【次の発言】 六月八日に片山津温泉の常願寺というお寺で罹災者の会というのが実は開かれたのです。で、私も出席を求められていましたけれどもちょっと出られませんでした。そこには罹災者のほかに加賀市の庶務課長、それから稲垣という片山津市消防本部片山津分団長も出席をされました。その模様をテープに収録をされまして私の手元へ送ってまいりました……
○和田静夫君 もう一つの件はまだ調べがつかぬのですね。
【次の発言】 前段の三名について、やはり事実としては従事してきたことが明らかになってきました。この前申しましたが、私の調査では日当二千円を受け取っている。これは明確であります。したがって、日当二千円を受け取りながらこういう状態のことを行なうというのは、これは明確に地方公務員法三十八条に触れますね。
【次の発言】 前段の部分については、これはまだ日当の問題にかかるだけでありますから、ある意味では注意をしながら将来を戒めていく。前段の部分については、署長から何か注意をされたというような回答も長官のほうからはなかったんですが、しかし、これは十分……
○和田静夫君 前の委員会で、日本国憲法に基づく若干の論議を行ないました。特に基本的人権としての社会権と、それに基づいて、政府が、権力者側が職を奪うところのそういう権利を持っていないという観点に立って質問いたしましたが、その答弁のいずれもが私を納得させることができませんでした。したがって、論議は論議として残っていますが、きょうは若干細部の問題に入って、後刻もう一ぺん憲法に立ち返った論議というものをやってみたい、そういうふうに考えます。 そこで、最初に広義の分限と狭義の分限という問題で長野行政局長の見解を承ったのでありますが、もう一ぺんちょっとあなたの答弁を思い起こしながら次のように理解を、私の……
○和田静夫君 人事院お見えでありますが、先日人事院のなされました答弁というのは、何といっても私たちは理解をすることができません。したがってきょうは人事院総裁に来ていただいて、人事院としての態度を明らかにしていただく、こういう要請をしておりましたら、人事院総裁は給与勧告の作業等でどうも出られないということでありますので、人事院総裁と打ち合わせした結果の答弁をきょう正式に承りたい。
【次の発言】 大臣、先日の専決処分の問題について協議をされた経過について説明してください。
【次の発言】 その辺の答弁はこの前とあまり変わっていないのですよ。それで、私のほうとしてはたいへん危惧がされます。実際問題とし……
○和田静夫君 非常に時間が制限されていますから、要約的に各省庁について質問をまず並べまして、その答弁を求めて、答弁について疑点があれば再質問をすると、そういう形にして、委員会に協力をしていきたいと思います。 ほんとうは自治大臣に全般的にかなり質問を用意しているのですが、六十一通常国会の衆議院の地方行政委員会における大臣のこの法案に対する考え方の熱意の部分についてそれを一応承認をする、そういう前提に立って以下の質問を展開したいと思うのです。 そこで、自治大臣が衆議院の地方行政委員会の論議を通じていろいろ述べられていますが、私は、結果的に大臣に求めたかったことは、それらの議事録を読んでみて、復……
○和田静夫君 まず、最近問題の種痘禍の問題から質問いたしますが、相次ぐ種痘禍事件の対策を進めておる厚生省が六月の十八日、今春の接種による全事故者についてワクチン等の因果関係など原因究明のために徹底的な追跡調査を行なうことをきめ、同日全国都道府県に調査表を送り、早急に詳細な報告書を提出するように指示したそうですね。その調査結果の全容をまず示してください。
【次の発言】 いま言われたその六月十九日に、厚生省が専門家十二人を集めて症例検討打ち合わせ会、その打ち合わせ会の結論としてもうすでに報道されたように、種痘後脳炎は例年十例前後の患者が出ているので、今年が特に異常だとは考えられない。ワクチンにも特……
○理事(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和四十二年度決算外二件を議題といたします。
本日は、建設省とこれに関係する住宅金融公庫、日本住宅公団、日本道路公団、首都高速道路公団及び阪神高速道路公団の決算につきまして審査を行ないます。
御質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 出たところから答えてくだ
さい。
【次の発言】 それでは午後一時四十分に再開いたします。
暫時休憩いたします。
午後零時四十二分休憩
【次の発言】 委員会を再会いたします。
休憩前に引き続いて、昭和四十二年度決算外二件を議題とし、建設省及び関係機関の決算につきましての質疑を……
○和田静夫君 きょうは総括でありますので、各省にわたって大体基本的な問題だけを尋ねて、残された問題については各省別の日に続けたいと思うのですが、まず第一は、防衛庁長官にお尋ねをしますが、今東光さんのあちらこちらでの発言が物議をかもしていますが、私はここで今さんの思想を問題にするつもりはありません。私が問題にしたいのは、今さんが五月十六日、陸上自衛隊新発田駐屯部隊の隊員が集まっているところで話をしているという、そのことであります。警察官には警察教養ということが言われると同じように、自衛官には自衛官の心がまえ――私はここに、昭和三十六年六月に防衛庁が出している「自衛官の心がまえ」という冊子の写しを……
○和田静夫君 まず、冒頭に厚生大臣に総括的なことをお聞きをしておきたいと思います。 昭和四十二年の三月に、経済社会発展計画が経済企画庁から発表されました。そしてその中で、従来のわが国社会保障には総合的な観点が必ずしも十分でなかったことにかんがみ、わが国の経済社会の実態とその将来の進路に即した適切な社会保障長期計画を策定し、これに基づく体系的整備を行なうことが不可欠であるという文言があります。そして、現在この経済社会発展計画は改定の作業に入っておりますし、その検討資料として、さきに経済審議会の生活分科会社会保障小委員会が「社会保障の充実とその体系的整備について」という、そういう題をつけた報告書……
○和田静夫君 富士銀行の十九億円の不正融資事件について、まず若干の質問をいたしたいと思います。 銀行は、その公共的な性格からいって、たいへん手厚く保護を受けているわけでありまして、したがって、そういう意味ではたいへんな不祥事件が起きていると言わざるを得ません。まず、十九億四百万円といわれる富士銀行の不正融資事件について、専門家たちは異口同音に、とても考えられないことだと、こう述べているわけであります。そこで、事実関係をまず少しこまかく教えていただきたいのでありますが、菅沼といわれる人は金東善の振り出したいわゆる輸出手形、それを割り引くという形で融資をしていた、こういうふうに伝えられております……
○和田静夫君 国有財産がいかに適正に管理をされて運用されているかという問題を取り上げることは、私は決算委員会としてたいへん重要な任務であると考えておるのでありますが、そういう点から国有農地の問題について、時間もなくなりましたが若干お伺いしておきたいと思うのです。 国有農地は、農地法によって管理をされているわけですけれども、それがどのような法の構造のもとに行なわれているのか。先日の四十三年度の決算報告に基づき参議院本会議において私の指摘をした群馬県吾妻郡嬬恋村の三原牧野農協のいわゆる旧国有農地転売問題に関して、まず若干お聞きをいたします。 あの三原牧野農協のあのとき指摘をした話題になっている……
○和田静夫君 去る三月二十五日、本委員会で、私は産業廃棄物の処理と清掃法との関係について幾つかの問題を取り上げました。そのときの厚生省の答弁には、生活環境審議会の答申を待ってという部分がかなりあったわけでありますが、その生活環境審議会の第一次答申が去る七月十四日に出されましたので、再度この問題を取り上げてこの機会にお聞きをしたいと思います。 その答申は「清掃法においては、国および地方公共団体の責務が明示されているが、その内容は家庭ごみを中心として、それぞれの分担を定めているものである。都市・産業廃棄物の処理処分についても、従来からその一部は取扱ってはいるが、近年の人口の都市集中や経済社会の急……
○和田静夫君 たいへん限られた時間になりましたし、すでに始まりもおくれましたので、答弁のほうも的確に、簡単にお願いをしたいと思います。質問のほうも簡単にやります。
まず、学校給食問題について二、三お尋ねをしますが、小、中学校で給食をまだ実施していない学校がかなりあるようでありますが、どれくらいありますか。
【次の発言】 それで、完全に実施ができない、いままでかかって。その理由は何ですか。
【次の発言】 そうしますと、十分に手が回っていない、それらについての対策はどういうふうにされますか。
【次の発言】 給食の費用が非常に値上がりをしていますね、その状況はどうです。
○和田静夫君 官房長官側の都合で尖閣列島問題、それから北海道の名寄の基地の問題、それから北海道から東北、新潟にかけてのエヒノコックス症の問題、そして最後に政治資金規正法に関する問題というような順序――政府側の出席の関係でそういう順序にして若干の質問をいたします。
例の尖閣列島の問題が話題になっていますが、問題の発生、経緯の詳細を総務長官からまず説明を願いたいと存じます。
【次の発言】 そこで七月に、国府がアメリカのガルフ社の日本法人パシフィックガルフ社に対して尖閣列島を含む東シナ海の大陸だなの海底探査許可を与えた。これに対して日本政府としては、どういう考え方をお持ちになり、この問題についての……
○和田静夫君 会計検査院にお尋ねをいたしますが、会計検査院の昭和四十二年度決算検査報告には、付表の第一、第二ということで、昭和四十二年度一般会計決算未確認額表と既往年度一般会計決算未確認表というのがあります。ここに載っているのは防衛庁関係費ばかりです。防衛庁関係経費の性格上、そのこと自体はわからないわけではありませんが、問題は同じ項目のものが三年連続載っているということであります。たとえば昭和三十九年度甲II型警備艦建造費、昭和四十年度甲II型警備艦建造費がそうですが、昭和四十年度甲II型のほうは艦の本体がまだできていないわけですから理解できるとしても、昭和三十九年度甲II型のほうは艦の本体が……
○和田静夫君 実は、たいへん恐縮ですが、外務大臣をお呼びをしておりまして、それを冒頭やる予定でしたが、まだお入りになりませんから、大蔵大臣に質疑を始めながら途中で外務大臣に緊急な問題でありますので、一言そちらに入ることを冒頭申し上げておきます。 例の富士銀行の事件で、大蔵大臣にお尋ねをいたします。私は、今回の富士銀行の事件をずっと追ってみまして、一番けしからぬと思っているのは、実は銀行側の態度なのであります。大衆の金を預かっているということをどうもお忘れになっているんじゃないか。そういう責任感がまあ頭取のニューヨーク談話を見ても、あるいは佐々木副頭取のいろいろのところでお話しになっているのを……
○理事(和田静夫君) ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こして下さい。
科学技術庁に申し上げておきます。いま峯山委員から要求されました資料を早急に整理をして委員会に提出して下さい。そうして科学技術庁に対する質疑は次回の決算委員会で続行いたします。
ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして下さい。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、本日はこの程度にいたします。
散会いたします。
午後三時四十分散会
○和田静夫君 農林省の関係ですが、一つは輸入ジュースの問題について、それから一つは農夫病の問題について、この二点について質問をいたします。農林大臣は午後になるようでありますから、残った部分については午後の冒頭に農林大臣に二、三のお答えを願うことにいたします。
まず、輸入ジュースをめぐる二、三の問題について質問をいたしますが、経済企画庁に最初に尋ねます。去る五月一日の閣議で経済企画庁長官が、濃縮ジュースの原料の緊急輸入を提唱されたようでありますけれども、それに至るまでの事情を簡単に説明してください。
【次の発言】 物価対策でもってやられた、一言で言えば。そこで十五日の閣議で――今度はそれから約……
○理事(和田静夫君) ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 それじゃ速記をつけて。
この際、参考人の方に一言ごあいさつ申し上げます。本日は、御多忙中のところを、当委員会に参考人として御出席くださいまして厚くお礼を申し上げます。参考人の方には、委員の質疑にお答えいただくという形で御意見をお述べ願います。
それでは質疑を続行いたします。
【次の発言】 要望に基づいて労働大臣と連絡をとったその結果、出張中で出席ができない、そういう返答です。委員部を通じてお伝えしたと思います。
○和田静夫君 ついに大蔵の側からは、私の再三の要求にもかかわりませず富士銀行から大蔵省へ提出された報告書の現物については資料として御提出いただけませんでした。その趣旨は、報告書の中には銀行として当然業務上秘密にしておくことが許される事項が含まれているからということのようでありましたが、同時に、虚偽記載の有無については、あなたのところの係官が私のところにお見えになった、その説明によれば、銀行局の調査を信頼してもらいたい、一口に言えばそういうことであります。そこで私は、信頼をするという立場で、その調査のやり方、内容でありますが、口頭やあるいは文書で報告を受けただけなのか、それとも物件審査を行なわれ……
○和田静夫君 去る三月十八日に、シアヌーク元首が親米軍部によって追放されたあと、カンボジアでは四月に入ってベトナム人の集団虐殺事件が相次いで起こり、これらの事件を裏書きするかのように、四月十五日、ロン・ノル・カンボジア首相は、「一八四〇年にクメール人が一斉決起し、数千のベトナム人を殺し、その支配から国を解放したときのようにベトナム人を追い出そう」と、国民に呼びかけておるのであります。こうした状況の中にあって、シアヌーク殿下は、十六日カンボジア国内ゲリラとの交流の意思を明らかにして、一方一昨日来の新聞は、アメリカによるカンボジアへの武器援助の動きを伝えております。ラオス戦局の激化と相待って、これ……
○和田静夫君 では、最初にちょっと会計検査院に尋ねますが、四月十日のこの決算委員会で四十二年度の防衛庁の決算のときに論議を若干しました問題、いわゆる防衛庁関係の軍事有償援助にかかる前払いまたは概算払いによるものが、品物がまだ入手をしない、そういう関係で精算未了になっておるものがかなりある。昭和四十二年度決算までは会計検査報告の末尾にこれが記載されておりましたが、四十三年度からこれははぶかれている。防衛庁関係兵器の膨大な経費が前払いをされていたままどうなっているのか決算書を見て不明だということは、非常に重要なことだと思うんです。三十九年度、四十年度、四十一年度、四十二年度、四十三年度別に、防衛庁……
○和田静夫君 公団の住宅政策、そしてそれとの関係における国有地利用、その国有地利用との関係における河川敷問題などについて、限られた時間でありますが、端的にお聞きいたします。
八月二十八日の全国紙は、一斉に来年度から公団住宅の家賃がことしよりも三一%から五三%値上げされて、いまなら二万円前後で入居できる3DKが三万円前後になる、こういうふうに報じております。これはどちらでもいいのですが、ほんとうのことですか。
【次の発言】 公団の住宅家賃が値上げをされる原因というのは、いま言われたような形と、さらには用地費あるいは建築費などというようなものの高騰、こういうものがからんできています。私はきょう、……
○和田静夫君 たいへん時間が狭められましたので、三つの問題について基本的な態度だけを明らかにしていただきたいと思います。 一つはカンボジア情勢とわが国の態度について、一つは「よど」号に対する自衛隊機のスクランブル飛行の際の緊急出動事案との関連で、事前協議制の存在価値について、一つは公約であります住宅問題との関係で地価対策について問います。 先月の二十日の決算委員会で、私は総理に対しカンボジア情勢について指摘をいたしました。その質問に答えて、アメリカもカンボジアにおける軍事行動については慎重であるはずだという趣旨のことをお述べになりましたが、不幸にして私が指摘をした懸念のとおりにカンボジア問……
○和田静夫君 いま提案になりました地方自治法の一部を改正する法律案について、若干、自治省の側の意見をお聞きしておきたいと思うわけであります。 市の人口要件の沿革につきましては、いまさら触れるまでもありませんが、地方自治法制定以来昭和二十九年までは三万人でした。それが二十九年の改正で五万人となったわけでありますが、市町村合併の風潮の中で、これにはかなり長期にわたっての経過規定が設けられ、この期間のうちで、数多くの人口三万の新しい市が御存じのとおり誕生したのであります。その後、四十一年、四十二年、特定期間に限り、特定要件の場合について、人口四万の特例が認められました。そして今度の改正も、自治法の……
○和田静夫君 大臣が見えるまで消防行政について最初にお尋ねをいたしますが、消防関係の予算のみを数字の上で見てみますと、交付税についても相当努力をされて、年々伸びております。補助金についても、消防施設強化促進法に基づく補助金のほかに、予算補助の面でも確かに伸びております。総じて一般予算の伸び率よりも消防関係予算のほうがはるかに高いといわれながら、そう充実感を感じさせないどころか、ある意味ではますます心細さを感じさせるのは、そこにはいわゆる都市化時代、高度社会に対応した異常な消防行政需要が存在するからだと私は思います。そこで考えなければならないことは、市町村消防そのものの充実であることはもちろんで……
○和田静夫君 十五分ぐらいの時間になったようでありますから、一応大臣に簡単に質問いたしますが、実はこの法律案について基本的な問題は、六十一通常国会の本委員会で審議をしましたし、私は四十四年の四月三日、十五日、十七日、三日間本委員会で具体的に審議に参加しております。で、その議事録等を後ほど要約して事務当局から十分に、三圏の長官である建設大臣、それから自治大臣にお聞き取り願っておきたいと思うのです。したがって、そういう意味で、きょうは時間もなくなりましたから、基本的な問題については触れませんが、実は前の国会で、三日間の審議を通じた最終結論として私が述べたことは、過去の資料のすべての検討を当時行ない……
○和田静夫君 いわゆる財政硬直化ということが表面化をしてから、地方交付税をめぐって予算編成過程で大蔵省と自治省とのやりとりというものが何か年中行事化をしてしまった、そういう感じがいたします。昭和四十三年度は四百五十億円、四十四年度には……これは特に大臣に最初の部分というのはお聞きをしておかないとなりませんので、お聞きを願いたいと思うのですが、四十三年度には四百五十億円、四十四年度には六百九十億円という地方交付税の総額からの減額繰り延べ措置がとられてきたわけですね。そしてこうした措置について、国会では、実は地方交付税の本質にかかわる問題として私自身も取り上げて、かなり突っ込んだ議論をしたのであり……
○和田静夫君 私は、去年の三月十八日のこの委員会で、当時の野田自治大臣に対しまして、公営ギャンブルについていろいろ質問をいたしました。そうして、まあ結果的には、納得できる答弁を得ることができませんでした。したがって、財政的事情を勘案して公営ギャンブルの施行主体となる市町村を指定する権限に基づいて、自治省がどのような考え方をもってこの指定を行なってきたのか。そのために当然自治省が準備をしていると思われる資料をごく一部に限って要求をいたしました。それから約一年、最近になってようやく、まだすべて要求が満たされたわけではありませんが、限られた資料をこうしていただいたわけです。ともあれ、人手不足の中でこ……
○和田静夫君 総務長官にお尋ねをします。二、三日前の新聞で、沖繩の返還に伴って沖繩と本土を交付税制度でつなぐ作業を自治省に命じたと、そういうふうに報道されていました。そのような作業にはいれるということは、前提になる沖繩の税制の整理方針ができた、そういうことなのですか。私は実は今国会の冒頭、自治大臣の所信表明に対して沖繩問題に関連をして幾つか尋ねたわけでありますが、そのときにも、自治省の答弁では、税制上の整理を一つの問題点とされていたのでございますが、いかがですか。
【次の発言】 私も、いまの説明、後段の質問ではそういうことを実は求めたいと、こう思ったのですけれども、たとえば沖繩返還に伴って、本……
○和田静夫君 昭和四十五年度地方交付税関係参考資料九ページ、「昭和四十五年度単位費用の積算に用いる統一単価表」に関連をして、まず若干質問をしたいと思います。
この一般職員の本俸一人当たり月額十一万七千六十円というのは、国公基準ではどこにランクをされますか。
【次の発言】 そこで問題になるのは、国と地方との等級の対応関係でありますが、国の八等級制に対して府県の多くは七等級制である。国の二等級課長職が府県の一等級部長職に対応している。以下、職務内容が国より一ランクずつ繰り下げられております。そこで、国の課長と府県の部長がどうして同じ等級でなければならないのか、その合理的な根拠を示してもらいたいと……
○和田静夫君 まず、東京都の財務局長さんにお尋ねをいたしますが、実は去る七日の委員会で私の質問に答えた自治省側は、今回の起債削減の措置は、さきの職員のベースアップ問題への報復措置など、政治的な理由に基づくものではない、都の財政が好転をしている、よって純粋に事務的に判断をして行なったものであると述べられたわけですが、四十四年度都財政の構造において、何か近年にない著しい変化がございましたか。
【次の発言】 私は実は自治省から、過去十年間にわたる都に対する起債許可率の推移がわかる資料を提出をしてもらったわけです。そうしてこれを見てみました。それによりますと、許可率がだんだん下がってきているという長期……
○和田静夫君 厚生省の側は全体数が足りない、それはよくわかっております。こういうような結果、そういうことはわかっておるけれども、食品問題検討会の結論を得るまでは、言ってみれば措置のしようがない、結果的には。そういうような基本的な問題があるから、基本的な問題をまず片づけたい。そうすれば、考えてみれば、その間はこの食いものはよいのか悪いのかわからぬけれども、とにかく消費者は召し上がっておいてください。それで奇病にでもおかかりになれば、その病気の対策はしましょう。おなくなりになれば、その人命に対するところの賠償くらいは考えましょうなどということに論理的にはなる。現実に人員の増を要求をされなかったので……
○和田静夫君 関連。検討はいままでもされていると思うのですがね。退職して一年以内に発病をされる率、地方公務員の、そういうのをお調べになっていますか。
【次の発言】 委員会だけで、法案がかかるときに、検討するという答弁が往々にして行なわれます。私たちの調査によれば、一年以内に発病する者の率は七〇%という状態になりますね。私は、まあ私自身も発病しておったから、いま継続的に五年間そのままかかっていますがね。これが切れる段階にどうなるのだろうということをやっぱりひとしく考えておる。そうすると、これも一つの提言ですが、たとえば地方公務員の現業部門の人たちが、一体退職をした時点からどれだけ平均的な寿命を持……
○和田静夫君 実は、本法案に対する衆議院段階での議事録がまだできておりませんので、そういう意味では若干重複するかもしれませんが、逐条にわたって質問をいたします。
本法案が衆議院においてその名称を含めて修正をされましたことは、市町村の清掃事業の立場から見れば当を得たことであると思います。しかし、それでもなお多くの不安が残りますのでお聞きをしたいわけでありますが、この法律によっても、清掃という仕事が地方自治法上の市町村の固有事務だということ、このことは変わらないと思うのですが、大臣の答弁を願います。
【次の発言】 従来、清掃法を議論をいたしますと、公害という問題が出てくる。したがって三月二十五日……
○和田静夫君 まずは山野対策庁長官に御足労願ったんですが、一、二。報道によりますと、琉球主席の任期の延長、立法院による沖縄県条例制定権などについて話し合うために、琉球立法院の議長が上京されておる。で、その人の発表によりますと、沖縄・北方対策庁の山野長官が、主席の任期延長及び立法院の県条例制定の問題と関連をして、復帰の際に、自治大臣が暫定的に知事を任命をして、その知事が県知事、県議会議員選出のための県条例を専決処分で決定する、そういういわゆる山野構想を発表された、こういうふうに伝えられているのでありますが、これはほんとうですか。
【次の発言】 報道によりますと、山野構想は地方自治法二百四十七条の……
○和田静夫君 調査方法にやはり問題があると、こう思うのです。私のほうは知事に来ていただくという問題は理事会に預けてありますので、さらに理事会で検討していただくとしましても、私も十一日、十二日と現地に行って、いま言われたとおり告訴をされておりますから、したがってその事実関係等については、自治省の側が職制の側にいろいろ聞かれたと同様に、私のほうは職員の皆さん、かなりの方々にお会いをして聞き、十三ばかり具体的にそういう事実関係が明らかになってきているのであります。したがって、やはり知事に来てもらって、私のほうとしては具体的にいろいろの設問をして、そうしてその見解をお聞きする以外に、両方公正な調査結果……
○和田静夫君 提案されています法案の内容は、先般説明を受けましたように、国家公務員の給与改定に準じて地方公務員の給与を改定するに必要な財源の確保をはかるために、五百五十億円を限度として、借り入れ金によって現行の地方交付税総額を増額できること、給与改定等に伴って昭和四十五年度分の単位費用に特例を設けることの二つが柱でありますが、まず順序として、五百五十億円の財源不足額の算定の根拠をお示しください。
【次の発言】 昭和四十四年度の給与改定にあたっても、その当時の不足財源として予想された二百億円、それについて今回の改正案と同じような内容を持った改正案が提出されました。しかしそれについては、法律制定後……
○和田静夫君 愛媛の問題でありますが、その後この前の委員会からあと調査が進んでいないということですが、きょうは、前に自治省の側が調べられた理事者側ではなく、職員の側の代表のほうから正式に公務員部長あてに文書が提出されているわけですね。その中には大きく分けて八項目にわたる具体的な事実関係が述べられています。これに基づいて、おそらく自治省の側としては逆に理事者側に聞かれるとか、あるいは真相がどうだとかいう調査をされると思うのですが、それはやられますか。
【次の発言】 たとえば、添付をされている陳謝書ですか、などというものが自治省に出されて、私のところに送付されてきたものですから初めて見てみたのです……
○和田静夫君 最近、公害倒産とかスタグフレーションとかいわれ、中小企業の倒産が非常にふえていると伝えられていますが、その状況についてまずお知らせください。
【次の発言】 繊維問題ごとの関係において、繊維の倒産関係というものが、具体的にどういう形に中小の場合なっているのか。それから家電器類あるいは鉄など、大企業で減産態勢に入っているものとの関係における下請中小の倒産関係はどういうふうになっていますか。
【次の発言】 業種別の倒産内容についてあとで資料でいただけませんか。
【次の発言】 そこで、いまの状況に対応する具体的な対策をどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 きょうは委託費等の問題と、それから三重県の、ミサイル基地建設に伴う問題、それから熊本県の河浦町における羊角湾地域開発計.画と漁業補償などをめぐる若干の疑問、それから直江津、高田の都市合併に伴う自治のあり方について順次質問をしたいと思います。
委託費等の問題でありますが、自治省からいただきました資料に基づきますと、財団法人の地方財務協会関係が載っていないんです。この地方財務協会関係というのは、委託費の関係ではどういうことになりますか。
【次の発言】 そうしますと、自治省関係の資料の頒布等が一手に地方財務協会を通じて行なわれていますね、これは。
○和田静夫君 きょうは、一つは逓信病院などの運営に関すること、それから二つ目には、不正行為によるところの国に与えている損害等をめぐる件、二件について質問いたしますが、まず病院関係をやります。 一般の国家公務員の共済組合の場合、その公務員共済の経営する病院は、公務員に対する共済制度と一般外来に対するその他の社会保険制度のワク内で、まあいわば独立採算的に経営をされているわけでありますが、逓信病院、鉄道病院、専売公社病院の場合、その辺はどうなっているのか、独立採算が成り立っているのか、あるいは郵政省なり国鉄なり専売公社なりの会計から金を繰り入れているのか、まず答えてもらいたいと思います。
○和田静夫君 まず最初に、昭和四十一年の七月二日の本委員会でも、あるいは四十四年の三月二十九日の参議院予算委員会第一分科会でも論議をされたごとでありますが、参議院の元副議長公邸と都道府県会館との交換の土地の問題について若干のお尋ねをいたします。
ずっと議事録を読んだのでありますが、交換した時期は昭和四十二年九月、これでよろしいですか。
【次の発言】 その交換した面積はどうなっていますか。
【次の発言】 そこで、この交換が昭和三十九年の二月七日付の建設省の告示による道路建設予定地であった土地建物の部分を除いたものですね。
【次の発言】 この道路建設予定地はどのように処理されましたか。
○和田静夫君 昨日来、実は行政監理委員会が昭和四十年発足以来出したすべての意見等に目を通してみたのでありますが、それには二通りのタイプがあります。一つは、きちっと行政監理委員会意見という形になっているものと、もう一つは、委員の名前が羅列してあって、あて先が行政監理委員会委員長になっているものとの二通りであります。そうして、行政監理委員会発足当初のうちは前者の形式を踏んでいるものが多いのですが、最近ではほとんど後者の形式になってきているわけです。特に荒木さんが長官になられたあとこの傾向が非常に激しいわけですが、この二つの形式の違いは一体まず最初どういうところにありますか、長官の答弁を。
○和田静夫君 労働災害が激増しているといわれていますが、昭和四十一年以降、四十四年までの労働災害の発生件数の推移をまずお示し下さい。
【次の発言】 ちょっと恐縮ですが、四十三年の決算ですから、四十三年の……。
【次の発言】 こうした労働災害発生状況について、労働省としては、まずどのような状況判断を持っていらっしゃるか、今後どのように対処するのですか。
【次の発言】 先ほど来の、四十三年の事故、労働災害の発生件数の中で、同時にまたその中の死亡件数の中で、労働安全衛生規則が守られていなかった、いわゆる使用者側の義務規定ですね、管理者側の規定が守られていなかったがゆえに起こった件数というのはわかりま……
○和田静夫君 日中覚え書き貿易をめぐる政治会談、そしてああした内容のコミュニケが二年連続して出されたのでありますが、この結果の上に立って、佐藤政府としては、対中国政策でいままで定まらないでいた要素とでも申しましょうか、そういう要素がはっきりしたとか、あるいは何か新しい結論めいたものをお持ちになったとかいうことがございますか。
【次の発言】 今度のコミュニケを読んでみまして、やはり問題は台湾問題だという感じが非常にするわけです。そう感じたのはおそらく私一人ではなくて、多くの国民がそう感じておるのではないかと思うんです。たとえば大使級会談とかなんとか言ってみたところで、問題は台湾問題に対する日本の……
○和田静夫君 最近、運賃を上げられる計画がございますか。
【次の発言】 国鉄。
【次の発言】 きょう四十三年度の決算を審議をしていく、そういう過程の中で私は、運賃値上げというのは不当であるということだけを冒頭まず一つ申し上げておきたいと思います。
次に、国鉄は運転、工作の両局の合同で車両の総点検を緊急に実施されるようにきめられたそうですが、その内容をちょっと……。
【次の発言】 伝えられるところによると、キハ一八一系ですね。この最新型の気動車にブレーキの故障やエンジンの過熱など、三月に入ってからたいへん事故が多い。したがって緊急にこれらに対する総点検を必要とする、こういうふうにまあ伝えられて……
○和田静夫君 人事院による高級公務員の民間企業体へのいわゆる天下り承認数は四十二年で百二十一人、四十三年百三十五人、四十四年百七十七人、四十五年百九十三人と、まあだんだんふえてきているわけですが、実際はもっと多いのではないかと思われます。いかがですか。
【次の発言】 たとえば昭和四十五年は二等級以上で千八百五十人やめていらっしゃる。そのうちの百九十三人がまあいってみれば、天下りの報告の中に載っているわけですが、いま言われたように、たとえば私立大学に一ぺん出る、あるいはつとめておったところの官庁とは関係ない企業にいかれる。しかしながら二年ぐらいして舞い戻って、関係のところに入る。こういう事態につ……
○和田静夫君 まず農林省にお聞きしますが、あの佐藤造機の倒産の問題でありますが、佐藤造機の倒産で全購連の資金がまあ三十億円焦げついた。なぜこの三十億円という額にまで高じてしまったのか。どのように考えられていますかj
【次の発言】 けさも二、三伝えられるところに基づき、まず聞きますが、前渡金についてまず一つは支払い方法に不明な点があった、こういう報道がなされていますが、事実ですか。
【次の発言】 一定のルールとはどんなルールですか。
【次の発言】 昨年の六月には、まあ担当部長の裁断の形で約百億円に達していた、こういわれていますね。これは事実ですか。
○和田静夫君 まず、オリンピック担当相にお聞きをいたしますが、オリンピックの五輪のマークの使い方について御説明を願います。
【次の発言】 そこで、JOCがこれを使用させるときには、オリンピックに関係するような事業ですね、たとえば、最近統一地方選挙なりあるいは参議院選挙などを前にしまして、何々を励ます会、予定候補者を励ます会などというようなものに五輪のマークが使われること、そのことをJOCは許可をいたしますか。
【次の発言】 そこで、いわゆる承認の基準ですね、その基本原則というのは、商業的に、政治的に、宗教的に、あるいは個々人の利益のために、一部の利益のために使ってはいけない、こうなっていますね……
○和田静夫君 まず、具体的な予備費の使用内容に入る前に、二、三確認をしたいのでありますが、それは予備費というものの性格についてであります。 予備費は、申すまでもなく憲法八十七条に、「豫見し難い豫算の不足に充てるため、國會の議決に基いて豫備費を設け、内閣の責任でこれを支出することができる。」、こういうふうになっています。そこで「豫見し難い豫算の不足に充てる」という予備費の性質上、予算案には予備費の細目は示されず、歳出の大蔵省の部に予備費の総額が計上され、これが予算審議の際、国会の議決の対象になっているわけです。すなわち、予算というものは、本来使途を具体的に定めて、それに必要な経費を具体的に示す……
○和田静夫君 まず阪口司法修習生の問題でありますが、自分の意思というよりは、例の新任を拒否された不新任の司法修習生の問題で発言が許されれば質問をしてみよう、そういう前日の修習生の打ち合わせ会の決定によって静かに発言を求めた。何ら修了式を混乱させたなどという事実はない。打ち合わせ会議で阪口君が選ばれたというのは、阪口君の世話好きの人のよさを示すものでこそあって、罷免される筋合いのものとは私は思われなかったのでありますが、総理はこのことについてどうお考えになっているか。 また私は、第二に、当日現場に居合わせた何人かの人から話を聞きました。それによれば、いつも来ていたはずの三人の来賓も来ておらず、……
○和田静夫君 会計検査院にお尋ねをいたしますが、この雇用促進事業団については、このところ衆議院の社会労働委員会や、あるいは参議院においては本委員会で、その運営の実態あるいは経理のずさんさが問題にされてきたところであります。会計検査院は何をされてきたかと言えば、確かに昭和四十年度まではいろいろと指摘をされています。しかるに、昭和四十一年度以降ぷっつり指摘事項がなくなっているわけですね。そこでお尋ねをするのでありますが、四十一年度分の決算に対する検査、すなわち四十二年以降四十五年まで雇用促進事業団に対する検査回数と検査の実施個所数をお示しください。
○和田静夫君 重複を避けて二、三だけ、予算委員会の理事会も待っておりますので。 まず沖繩ですが、四十五年度の大臣の所信表明の中で、沖繩問題について何ら触れていなかった、そのことについて私は不満を述べました。そうして、こういう形の特交でしかおそらくあなた方は処理をしないだろうということを危惧をしたがゆえに、あなたたちに若干の意見を述べたつもりです。結局こういう処理にしかなっていかないし、来年度以降もこういうことでいくんだろうという感じがいたしますが、これは先ほどのお二人の質問とそれに関連する答弁を聞いていませんので、後ほど速記録などを読ましていただいて、大臣の所信表明に触れながらさらに突っ込ん……
○和田静夫君 国家公安委員長の所信表明について、二、三伺いたいと思います。 国家公安委員長の所信表明によりますと、「今日、警察が直面しております最大の課題は、都市化の進展に伴う社会情勢の急激な変化にいかに対処して行くかということであります。」、こうなっているわけです。交通問題をはじめ、この都市化ということに対する警察としての対処のしかたということが軸になっているように思われます。このことに異論を差しはさむ余地はもちろんないのでありますが、一体、国家公安委員長はこの都市化という現象をどういうふうに理解をしておられるのか。私があなたの所信表明をお聞きをした限りでは、それはせいぜい一ページの一番最……
○和田静夫君 大臣の所信表明について二、三お聞きをいたしますが、非常に時間が制約をされましたので、端的にお聞きをします。
地方自治の進展に万全を期すと述べられているわけでありますが、いま盛んに言われています中央直結ということばをどのように理解をされ、それと地方自治との関係をどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 大体そういうお答えだろうと思っていたのですが、実は私いま富山の市長選挙から帰ったばかりでありますが、盛んに中央から来られる方々が中央直結を述べられるわけです。したがって、大臣が言われるようなきれいな答弁ではどうも済まされない。たとえば、先ほど法務大臣をやめられた小林さんも、社会……
○和田静夫君 先日の答弁に関連して、一つだけ重ねてお尋ねいたしますが、改正法の八条の三項と罰則四十三条の一項一号にかかる問題ですが、この前の答弁では、防火管理者を置かなくてはならない防火対象物について、消防法七条による建築同意の際に、どういう建物が建てられるのかしっかりと把握をすることができるから、まず行政指導をして、その命令に従わないときには罰則を科したほうが現実に即しているし、また法律上行政命令を出せる仕組みにした場合は、その命令に違反した場合に罰則を適用するというのが現在ある法律の規定の形式に合っている、こういうような答弁であったと思うんですが、しかし、私はそういう答弁の中に含まれている……
○和田静夫君 もうかなり質問が出尽くしておりますから、なるべく重複を避けて質問いたしますが、まず、六ページのこの理由に、「最近における銃砲並びに模造けん銃及び模造刀剣類を使用する犯罪の実態にかんがみ」、この法改正を行なうというのでありますが、ここで言われている犯罪とは、具体的にどの犯罪をさしていますか。
【次の発言】 それらの犯罪の一つ一つを検討された結果の論理的な帰結としてこの法改正案が出されたということであるならば、いま言われたようなハイジャック、シージャックなどを含むいわゆる犯罪の内容と改正点との結びつきを具体的にちょっと説明してください。
○和田静夫君 この法律案、大臣から見解を承っていませんので、すでに前回までの委員会で相当各委員から質問が出尽くしていますから、二、三の問題について締めくくり的にお尋ねをいたしておきたいと思います。 まず、模造の銃または刀剣類の所持とか携帯の禁止に関する改正規定についてでありますが、改正法案の二十二条の二は「(模造けん銃の所持の禁止)」について、さらに次の二十二条の三は、これは「(模造刀剣類の携帯の禁止)」について規定をしております。模造拳銃については、所持そのものを禁止をし、模造刀剣類については、所持については触れずに、正当な理由に基づかない携帯のみを禁止する、こういうふうにして両者を区別し……
○和田静夫君 大臣、次官が席をはずしていらっしゃいますから、原則的なことを少しあと回しにしまして、具体的な問題から入りたいと思いますが、まず、昨年の本委員会の附帯決議に関連をして二、三お聞きをいたします。 最初に、自動車のコーレス燃料の問題でありますが、この問題については社会党の竹田委員や山本委員が前の国会で質問をして、議論は出尽くしている感があります。そこで、私のきょうお聞きしたいのは、さきの国会で、「公害対策の見地から、自動車の有害排気ガスの防止に関し、税制上適切な措置を講ずるよう検討すること。」、こういう附帯決議がついたわけです。それから先日の今国会における衆議院地方行政委員会でも、こ……
○和田静夫君 だいぶ時間がないようで、ちょっと聞きますが、税務局長午後あいておりますか。前段の部分は予算委員会に譲ります。一、二だけここで聞いておきたいと思います。 国民健康保険税について一つ伺いますが、いままでの説明によりますと、国民健康保険税ないし料率ですね、納付義務者数、これは約一千百九十八万世帯、うち保険税の対象が七百八十万世帯、昭和四十五年度の見込みで五万円の頭打ちの者が約三十三万七千世帯、今回五万円を八万円に引き上げることによって頭打ち世帯の三分の二くらいが減るだろう、こういうことだったと思いますね。四十四年度の国民健康保険税に関する資料の二四ページ、これによりますと、現在保険料……
○和田静夫君 この一四ページの第八表に関連をして、最初に若干お聞きをいたしますが、
さきの委員会での山本委員の発言と若干重複することもありますが、確認の意味を含めてお尋ねをいたします。
昭和四十六年度の人事院勧告に伴う給与改善の経費は、四十五年度の計上分一千四十四億円に、この表の、給与改善措置に必要な経費の増百九十一億円をプラスした千二百三十五億円と思われますが、それはそれでよろしいですか。
【次の発言】 そこで、その算出の根拠を教えてください。
【次の発言】 そこで、五%以上の勧告が出た場合ですが、例年のように予備費、この表の追加財政需要、百億ですね。プラス四十五年度分の七百億、計八百億の……
○和田静夫君 まず、この法律の目的でありますが、第一条は、「この法律は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資すること々目的とする。」、そこで、ここで言う「交通に起因する障害」とは何ですか。
【次の発言】 「交通の安全と円滑を図り、」となっているわけですね。そこで、交通の安全とそれから交通の円滑が矛盾する場合がありますね。それも考えられているわけですね。
【次の発言】 いま言われたとおり、私たちも交通の円滑といった場合に、通常、渋滞がなくてスムーズに交通が運んでいる、そういうふうに概念をするわけですが、理屈を言えば、交通事故が起これば交通……
○和田静夫君 まず冒頭にお聞きしたいのでありますが、前国会を終わるときに、実は区長公選問題の請願が本委員会で留保された。そのときに、自治省の説明によれば、宮澤行政局長は時期尚早という問い合わせに対するお答えであった、こういうふうにお聞きしたのであります。それで、おそらく時期というのは統一地方選挙が終わればその時期がくる、そう判断をして引き下がりました。今日一斉地方選挙が終わりまして、東京都二十三区の状態は、御存じのとおり区長公選を求めるほうの議員数が全体としては過半数以上になったわけですね。したがって、自治法を改正をされるということであれば区長公選を許容する、そういう提案があってしかるべきだと……
○和田静夫君 一、二点だけちょっとお伺いをいたしますが、この広域市町村圏なりあるいは今度の連合制度なりの考え方の基礎というのは、これは、多くいわれていますように、広域生活圏といいますか、広域的で自己完結的な一つのコミュニティー、そういうものの形成というところにどうも問題意識があるわけですね。その場合に前提とされるのは、そのコミュニティーの中における各市町村の機能分担、そういう意識が前提となっていると思うのです。これがなかったならば、私は、コミュニティーは成立をしない、そう考えているのですが、先ほど来、森参考人、黒田参考人の御意見を承りながら、市長会なり町村議長会なりは、このことについてどういう……
○和田静夫君 昨日、一部事務組合に関する地方自治法の適用準用関係の資料を全部おつくり願っていただいたわけですが、たいへんびっくりしているんです、正直な話。おそらく長野士郎著を廃刊にされる意気込みだということをこの中で推察をするのです。したがって非常に大きな問題があるんじゃないかと思いますが、以下具体的に少し聞いてみたいと思うんですが、まず冒頭に、この自治省がお示しになりました資料で一部事務組合の問題をめぐっていろいろ検討いたしてみましたが、直接請求の規定の準用の是非をめぐっても、行政局長から先日最終的にだいぶ講義を受けたのですが、長野前行政局長と宮澤現行政局長との間に明確に考え方の違いが若干出……
○和田静夫君 まず官房長、きのうちょっと天下り問題に入りまして、それで官房長お見えにならなかったのできょうに残したのですが、それは、この前の決算委員会の少し続きみたいになりますけれども、六団体などの事務局長クラスが全部自治省から行っていらっしゃる。そこで、この法律案ができ上がっていって、そしてまあそこの事務局長クラス、自治省から直接行くか行かないかは別として、まあそれと関係を持つ人たちがずっと就任をしていく、そういう形というものが出てくるのでははないだろうか。そういうことをいま考えていらっしゃるかどうか、まずひとつ。
【次の発言】 いま自治省の言うことを聞かなかったならば、まあいじわるをされる……
○和田静夫君 若干やっぱり意に満たないのですよ。それは経緯からいって、実は金曜日の午前中にたまたま決算委員会がございまして、大蔵省に罰則準用の問題で、銀行法三十四条と信用金庫法の問題を尋ねました。原則として罰則準用などというものは、常識的にありませんという形で大蔵省は答弁をしました。私はわが意を得たわけです。それはその前日に、準用は可能だという答弁がありました。いまお見えの部長も、自治省の答弁に対して追随それを認められるという形で、そこから端を発して、実は法制局長官にまでお出ましを願うということになった。私はこの罰則を含む規定を準用で処理するというのは問題ではないか。で、それは個別準用の場合に……
○和田静夫君 まず外務省から伺いますが、佐藤総理が二十二日に世論と国益にまさに逆行をして国連の中国代表権問題の取り扱いについて逆重要事項指定、複合二重代表制両決議案の共同提案国になることを決断したわけですが、その際、中国は一つであり、中国、台湾の双方に国連の議席を与えることはあくまで経過的措置であるということを強調されました。この経過的措置ということの意味ですが、まずわかりやすく御説明をいただきたい。
【次の発言】 この間の十九日の日曜日にNHKのテレビの座談会で、本人いらっしゃらないのであれですが、福田外務大臣は、共同提案国になって、国連にいまの状態が続いたとしても、一年先、二年先はお先まっ……
○理事(和田静夫君) 行管、いまの資料の件はいかがですか。
【次の発言】 午後一時二十分に再開することとし、休憩いたします。
午後零時二十八分休憩
【次の発言】 委員会を再開いたします。
昭和四十四年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を行ないます。
御質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 私も農林省関係の法人問題で二、三のお尋ねをいたします。
まず、財団法人製粉振興会、社団法人全国米麦改良協会、これはそれぞれどのような団体ですか。
【次の発言】 行管にお聞きをしますが、この六月ごろ行政管理庁はこの二つの団体を緊急調査をされ、その対象にされたわけですね。その理由……
○和田静夫君 きょうは幾つかの問題がありますが、いま説明を受けた問題からまず入りたいと思います。 日銀が、八月二十六日に五億七千万ドル、翌二十七日には十二億ドルというようなドル売りのいわゆる直撃を浴びて、ついに変動相場制に移行をしたわけですが、この二十六日の五億七千万ドル、二十七日の十二億ドルという売りの急増には、二十五日の日銀による外為銀行に対する円転換の規制緩和が大きく作用したことは私は疑い得ないところであろうと思うのです。この点について、とある雑誌の座談会で記者が、「ニクソン・ショック以後、この規制をやぶって、外為銀行が日銀にあの段階で九億ドルも売った。その結果、日銀の勘定は円転換規制……
○和田静夫君 まず冒頭に伺いますが、いま大蔵大臣出席は御協議願って御努力願っているところですけれども、国際金融局長がきょうの委員会に何のわれわれの了解もとらず出てこられないということは納得できません。国際金融局長のまず出席を求めます。
【次の発言】 そんなに簡単にすぐ呼べるものを、質問通告をしてあるのに何のあれもせずに出してこないという大蔵省の決算委員会軽視の態度というのはどういうことなんですか。これは次官から言って明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 まず井上理事にお尋ねをいたしますが、実はあなたの留守中に、変動相場制採用の際に日銀から情報漏れがあった、それが多量のドル売りを誘発したという……
○和田静夫君 たいへん時間が制約をされておりますので、私どもは協力をする意味で端的に尋ねます。端的に答えていただきたいと思うのです。
まず第一は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十条の一項で「事業者は、その産業廃棄物を自ら処理しなければならない。」となっているわけですが、二項、三項で、市町村あるいは都道府県がその処理を行なうことができる、そういうようにもなっているわけです。この二項、三項が発動されるモメントは一体どんなものか。
【次の発言】 いま言われたとおり、原則的には産業廃棄物の処理は事業者の責任において処理をされている、にもかかわらずその処理が十分ではなくて公害などを惹起することがあ……
○和田静夫君 まず法務省に尋ねますが、検察官一体の原則とはどういうことでありますか。
【次の発言】 私ここに瀧川幸辰さんの例の刑事法学辞典の抜粋を持っておるのですが、この「検察官一體の原則」の項の中に、「検察事務中とくに犯罪の捜査については、その性質上全國的に緊密な連絡を必要とすることが少くなく、また起訴便宜主義の下においては、起訴猶豫の標準を統一することが正義の要請である。検察官一體の原則はかかる需要充足のため、重要な作用を果すものである。」、こうなっているわけです。そうしますと、例の秋田市長選挙をめぐっての週刊誌、怪文書事件で東京地検に告訴があったので東京地検が動いたのは当然でありますが、……
○理事(和田静夫君) 午後一時三十分に再開することとし、休憩いたします。
午後零時四十五分休憩
【次の発言】 ただいまから決算委員会を再開いたします。
昭和四十四年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を行ないます。
質疑のある方は順次御発言願います。
○和田静夫君 きょう、十月五日の決算委員会でのドルショック、九月二十八日、九月三十日、十月五日と展開をしましたドルショック問題から引き続いて、そこにしぼった質問を行ないたいと思いますが、まず、一ドル三百八円、一六・八八%、こういう大幅な円切り上げの評価をめぐってでありますが、円切り上げそれ自体にメリット、デメリットがあるわけですし、同時に適正な平価の変更の幅を見出すことが困難であるだけに、一がいに評価はできません。 それは今後の問題にかかわってきますが、今後の政策的対応によってこれを災いとなすか福と転ずるかといったような問題であろうと思うのです。しかし、現時点でこのことだけは言えるんじゃないか……
○和田静夫君 過ぐる十月の二十日、二十一日の両日、管理局長会議が国鉄で開かれているようですが、そこでは一体どういう論議がかわされましたか。
【次の発言】 国鉄の総裁がまあ特に発言をされたと、何に重点を置いて発言されたか、ちょっと述べてもらいたい。
【次の発言】 前回説明の文章になっている内容ではなくて、あなたが社会労働委員会などの討論経過を踏まえながら、今後不当労働行為はやらない、しかしながら純粋な生産性向上運動というのはやっていくんだと、こういうことを言明されているわけです。そこで、あなたのほうからは、不当労働行為を伴わないところの生産性向上運動というものはできないだろう、こういうような趣旨……
○和田静夫君 関連。 これは総理に聞きますが、この法律を全部読むと、たいへん論争しなきゃならないたくさんの問題がある。しかし、時間的にあれですから、第三条に限ります。 いまのような答弁だと、ますますこの法律がなっていないということになる。それは、小笠原復帰の際の議論で、高辻さんは、領土権が属している、残っているということと、区域が当然に東京都の区域に属するということは同じ断面での話ではない、こう断言をされています。答弁は四十三年五月二十一日の連合審査会であります。したがって、政府部内には、あのとき、小笠原直轄統治論があり得たのです。こういう論理が成り立つ。そして、あるいは、かつての大村以下……
○和田静夫君 答弁一緒に願います。 一言だけお尋ねしますが、私は、たまたまあなたの発言のときに兵庫県にいた。したがって、一部始終をたいへん驚いて聞いてました。あなたは最初に記者会見でもって、御存じのとおり、日ごろ考えていたことを述べたまでだ、こう開き直ったわけです。ところが、兵庫県下におけるところの世論が非常な勢いで動いた。あなたの後援会の諸君も非常に困った。したがって、あなたを責めて、後ほど、いま言ったような態度に改めたわけであります。したがって、総理、認識が第一に違うのです。こういう意味で、私はみずから非を悟り国民に陳謝したと、総理は原さんのことを理解をされているが、そうではない。私はい……
○和田静夫君 まず大蔵省内の財政金融法規研究委員会編「財政金融法規解説全集」、これを出しています大成出版社という会社がありますが、これと大蔵省との関係を御説明願います。
【次の発言】 昭和四十六年の十月二十三日付で各金融機関あてに大蔵省の関東財務局の理財部金融課長関康夫さんの名前で、「「財政金融法規解説全集」の推せんについて」という文書これがまあ出ているわけですね。ここにありますが。この文書の法的性格を教えていただきたい。
【次の発言】 推薦までは私もあり得ることだと思うのです。たとえば自治省の推薦というようなものはたくさんあるわけですが、ところがいまも言われましたように、申し込み先が明確に関……
○和田静夫君 所信表明を中心としながら御質問いたしたいと思います。限られた時間でありますから、大都市問題の中心である区長公選制の問題、それから自治省と自治体との関係において一番大きな問題は何といっても起債の関係、そしてもう一つは人事の関係でありますから、起債の関係などについては財政のときにやらしていただくとして、人事問題、それからまた時間の都合によっては、広域市町村行政がかなり強引に進んでおりますので、それについても若干の疑義についてということで論議を進めてみたいと思うのであります。 まず第一に、昨年の五月十八日に――渡海自治大臣は当然申し継ぎを受けられておると思うのですが、本委員会で私の質……
○和田静夫君 地方行政連絡会議法等の一部を改正する法律案、これに関連をしまして、都市制度全般についてお尋ねをいたしたいと思います。
まず、三市を指定した理由について。
【次の発言】 遠藤文夫さんですよね。
【次の発言】 あなたの論文とあまり違ったことを言わずにおいてくださいよ。あなたの論文をもとにしながら質問したいと思うのですがね。
そこで、既存のいわゆる、いま言われたとおり、大都市との均衡ですね、そういうものが要望のもとにあって、それを受けて、それを理由にしながらやられる。そこで、その比較をもう少し具体的にちょっと示していただけませんか。
○和田静夫君 この第十四次地方制度調査会の資料に基づいて、先日に引き続いて若干の基礎的な質問をしておきたいと思うのですが、地方行政のあり方についての意見ですね。行政局長は――この前のときは、私はだまっていたのですが、行政局長はどうなっているのですか。この前のときは、まあ一回ぐらいしかたがないと思ったけれども、これを大臣に全部答弁させて知らぬ顔をしているのですか、自治省というのは。
【次の発言】 地方行政のあり方について、「地域開発の可能性を実現させるためには、全国的道路輸送網の整備が必要であり、速かにこれを整備してそれぞれ同じ条件で地域の特性を発揮できる体制にしなければ、国土の合理的な開発はで……
○和田静夫君 時間の関係がありますし、予算委員会との関係もありますから、答弁を簡単にしていただく意味で、きょういただきました資料を、取り扱いとして速記録に載せていただく、こういう形にしていただきたいと思うんです。
都道府県の税収入と市町村の税収入に関してそれぞれの歳入中に占める割合、これを昭和四十年度以降いただきました。したがって、この自治省がお出しになった数字に間違いないと思いますから、間違いないことが確認できるのならば、このまま速記録に私の質問によって載せていただきたいと思います。よろしいですか。
【次の発言】 そこで、いただいたのを見てみましてやっぱりそうだと思ったのですが、昭和三十年……
○和田静夫君 まず、前々回、それから前回の委員会からの継続でありますが、求めておきましたそれぞれの採用年次別の飛び歩き状況、それから、いわゆる人事交流にあたっての自治省と地方との文書のやり取り、その文書を、さらに一言で言われる名簿の配付先、費用の出所、そして、これらを前提にしながら懸案の統一見解をまず承りたいと思います。
【次の発言】 必要最小限度をどの辺に押えられるつもりですか。
【次の発言】 昭和四十七年度を迎えて新しく辞令がおりた、いわゆる自治省幹部職員の府県市町村別のですね、いまおわかりになったら……。
【次の発言】 これは調べればすぐわかりますよ。
○和田静夫君 非常に時間が制約されまして、協力するのにやぶさかではございませんが、たいへん残念ですが、一点だけ明らかにしておいていただきたいと思います。
そこで、まず交付税の総額に算入をされた臨時沖繩特別交付金の三百六十五億、この積算の基礎を示していただきたい。
【次の発言】 そこで、これは当初は六百三十億円でしたね、それが五百十億になった事情ですね、それを本土並みのいま言われたことで内訳を含んだ、これをちょっと具体的にあれをしてもらいたいんですが、当初六百三十億のときには、本土並みの地方行政事務の実施に要する経費三百億、振興開発その他の建設事業の実施百三十億、特殊職員、超過職員の給与等四十……
○和田静夫君 都市問題の激化に伴って公有地の拡大あるいは先行投資の必要性が叫ばれているわけですが、この点について、まず自治省の見解を冒頭にお聞きをしたいのです。
【次の発言】 そこで、どっちみち法律案きますから、その法律案のときに論議をいたしますが、いま次官が後半で言われた地方団体の要望に沿うことを趣旨として今国会には法律案も用意をされていると、そういう状態なんですが、そういう考え方からしますと、国有地の払い下げが問題になった場合、それは地方自治体がみずからが都市計画を進める上で必要と考えている、そうして払い下げてほしいと要望したなら、国としてはその要望をまず第一義的に考える、そういう立場であ……
○和田静夫君 まあ交付税法案の、ここで触れるべき部分について、この問題保留をしておきました。したがって、少し表の問題で質問したいんですが、まず一月の十日にですね、大臣は、地方閑散線の取り扱いに関連をして、大蔵、運輸両大臣に対して公営交通事業の経営悪化の現状にかんがみて料金の適正化、人員の縮減等企業経営の改善、合理化、財政の見通しなど、昭和四十八年度における抜本的な再建対策を検討すると申し入れられたようでありますけれども、これは自治省の財政課長が執筆されている論文の中に明確にされているわけですが、そういう事実がございますか。
【次の発言】 そこで、抜本的再建対策を検討すると言われているわけですが……
○和田静夫君 最近、公共企業体などにおいていわゆる不当労働行為というのがたいへん問題になってきておることは御存じのとおりでありますが、触れるまでもなく、国公法なりあるいは地公法では不当労働行為ということばは出てきません。労働組合法に規定しているような不当労働行為といういわゆる観念は現行公務員法体系下でどのように処理されているのか、まずお聞きしたい。
【次の発言】 それで、現行公務員法に組合活動を理由とする不利益扱いの禁止規定は言われるとおり存在をいたしますが、労働組合法七条に規定する支配、介入の禁止やあるいは団交拒否を不当労働行為とする規定は存在をしません。そうしますと、これは公務員については……
○和田静夫君 関連。 いま公務員グループと私立教職員並びに農林漁業団体職員グループですね。この順番で言われた、二で言われたグループと三で言われたグループ、このグループが検討をずっと進めてきている中でも、スライド制に踏み切れない、こういう答弁がありました。しかしながら私たちの認識は、この二と三のグループにおける検討の結果というのは、スライド制に踏み切る。ただ、もし踏み切らないという表現が次のようなものなら私は理解をしようと思う。いわゆる大蔵省がこのことを肯定をしない、したがって審議会のグループとしては踏み切ったけれども、大蔵省の壁が厚くて踏み切れないというふうにいまあなたの答弁を理解をしろとい……
○和田静夫君 大臣が四十分間お見えになる予定だったのがいま見えないようで、集中的に前段に大臣に対する質問の用意をしたわけですが、長官、次官からまず質問いたします。
森林の保安林に指定する制度の趣旨、これはそもそも何ですか。
【次の発言】 近年、地域開発がずっと進んでくるにつれて、森林に対する保全上の要請が高まっていると思います。そういう要請が客観的に高まっているということは、日本の森林がいま私企業の開発攻勢の対象になっているということでもあるわけです、逆の意味では。そこで、農林当局は、観光業者などの開発の攻勢の現状をどのように認識をしてそれに対処をされているわけですか。
○和田静夫君 理事会を通して要求しておきましたが、安川審議官、お見えになっておりますか。
【次の発言】 まず、郵政大臣に尋ねますが、五日の夜に毎日新聞の記者逮捕と報道の自由の問題をめぐって、NHKで番組の企画が一度なされました。そして取りやめになっていますが、いきさつを御説明ください。
【次の発言】 調べてください。
【次の発言】 調べてもらえますか。
【次の発言】 私は明確にこれは調べてありますから、企画が取りやめになった経過がありますが、佐藤総理は、これについて一定の動きは示されなかったと私は判断をしますが、 いかがですか。
【次の発言】 たいへん私は残念な質問で四十分を過ごさなければなら……
○和田静夫君 関連。 厚生大臣並びに大蔵大臣にお聞きをしたいのですが、いまの論議を通じて一番私たちが考えなければならないのは、日本の病院やあるいは診療所を含めて全体の医療の中で、自治体病院というのは一体何かという問題について深刻に今日考えてみる必要がある、そういうふうに思うんです。で、過疎地帯といわれるところの自治体の首長たちがいま一番悩んでいることは、御存じのとおり、病院、診療所の運営をいかに確保していくか、その能力があるかないかが、町長、村長になり得るかどうかといわれるような形で問われるところまできているわけです。で、私たちはこういうことを考えた場合に、日本の医療制度の根本に今日たいへん……
○和田静夫君 関連。 いま言われたところの知る権利との関係でありますが、この国会のやりとりをずっとお聞きになっておっておわかりかと思うのでありますが、何といっても、国益というような、言ってみれば、抽象的なふえん条項を繰り返して答弁の中で強調する、そういうことによって結果的に政府側がうその答弁をした。これはたいへん重要なことでありまして、イギリスのプロヒューモ事件では、あの内閣の総辞職の直接の理由というのは、御承知のようにスキャンダルにあったのではありません。問題は、国会においてうそをついた、政府側が。そのことによって、ああいう責任のとり方があったのであります。わが国には、これを重視する風潮と……
○和田静夫君 十三日の衆議院外務委員会秘密理事会に外務省が提出した外相書簡案でありますが、十四日の新聞にはすでに報道をされておりますけれども、もう隠す必要がないと思いますので、ここでそれをお示しください。
【次の発言】 すでにもう報道されていますから、何も秘密とする必要はないと思いますが、そこで何月何日にあの案はアメリカから提示をされましたか。
【次の発言】 返還協定批准間近なこの時点で、そうした内容の書簡案がアメリカ側から提示されたということから、福田外務大臣は、経過としてはそういう話もあったが、結果としては密約はないと答弁をされていますけれども、それはまさに成り立たないのではないですか。
○和田静夫君 ちょっと委員長、関連。
【次の発言】 はい、簡単に。
【次の発言】 そこで、いまの答弁で、あなたは広報課長を通じてしか立証ができないわけでしょう。したがって、わが佐々木委員のほうからは、ちゃんと打ち合わせした結果について立証しているわけです。そういう事実はないと。あなたは人を介して、言ってみればいまの質問しかできない。したがって、答弁は変わっていくわけです。そこで考えられることは、広報課長は、あなた方上司に、遺憾の意を表したという形で報告をした。その報告が、言ってみれば間違っている可能性があります。そのことをもとにして、あなた方は一連の通達を出されたのですから、その間違った報告を……
○和田静夫君 関連して、この問題ちょっと尋ねますが、実はこれ三月十六日、それから三月二十三日に自治大臣、法制局長官をここに出席を求めていろいろ法的な問題で論議をいたしました。そのときに渡海自治大臣は、私どもの論議を横から聞いていらっしゃって、そして自治法二百八十一条の三、いわゆる区長の選任、この規定について疑義が残らないような検討をしたいと、それを早急に事務局に命ずるんだと、こういうふうに言われたんです、しかも、それを前向きでということで。それについては、一体自治省としては仕事をされているわけですか。
【次の発言】 で、いま経過だけちょっと述べておきますが、いま占部委員が述べましたように、私も……
○和田静夫君 大蔵大臣は外国へ行って、いらっしゃらなかったんですが、去る三月二十六日の参議院の予算委員会で、三光汽船の社長の河本敏夫さんの昭和四十三年から四十六年までの三光汽船株保有による手取り配当所得が一億六千三百八十四万円であったのに、彼が芦屋税務署に申告した配当所得はわずか三百七十万円にすぎないという問題を実は取り上げました。そしてここに脱税行為があったのではないだろうか、あるいはなかったか。国税庁からはいま指摘のことを前提とするならば、脱税行為が成り立つでしょうというような形のことで、確たる御返事はいただけません。なお国税庁の側はこの問題について調査を進めている、こういう段階であります……
○委員以外の議員(和田静夫君) 私は、日本社会党、公明党及び民社党を代表し、医療法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。 「おらが病院づくり」、これは経営難から統廃合へと進む全国の自治体病院関係者が、住民とともに立ち上がるときの合いことばであります。彼らは統廃合反対、住民医療の確保の運動の中で、すでに、自治体病院のあるべき姿について、きわめて鋭い問題提起をしております。それは、第一に、民間病院でやれないことをやること、第二に、民間病院でやっている悪いことをやめること、第三に、患者にとってよいことを率先してやること、というものであります。 民間でやれないことをやるとは、診療だけ……
○和田静夫君 非常に限られた時間ですから、衆議院の論議その他を読み返してみて、ここだけはどうしても聞いておかなければならぬというところだけに限りますが、まず一つは、いままでも論議がありました東京都のいわゆる新財源構想研究会の報告、この大都市財源の構想では、法人都民税については現行一四・七%を地方税法上の制限税率一七・三%まで引き上げる、また、法人事業税についても、現行の法人所得金額の一二%の税率を一ないし三%引き上げる、こういう提言ですね。これに対して江崎自治大臣は、三月六日の衆議院の地方行政委員会で、「これは十分妥当性があるかどうか、今後の検討題ということで、慎重に検討いたします。」、こう答……
○和田静夫君 この自治大臣の所信表明を聞きまして、実はこうした所信表明といったものの意味についてあらためて考えさせられたわけであります。で、たいへん時間がたって古ぼけてしまいましたからあれですが、というのは、第一に、大臣がかわっても地方自治行政について何の新味もないということであります。それから第二に、現代の深層にある問題とでもいいますか、そういう深層にある問題に切り込むという切迫感が全く感じられない。何かお役人の書かれた作文をそのまま自治大臣が自分の所信としたようにさえ見受けられる。あなたに対する期待感というのが非常に大きかったがゆえに、実は痛切にそのことを感ずるわけです。そこでまず、自治行……
○和田静夫君 ことしの二月二十一日の日本経済新聞に、教員給与引き上げのための特別措置法の実施に伴う財源措置についての自治省の方針について書かれていたわけですが、そこで、まず、自治省は交付税率の引き上げについてどのような展望をお持ちですか。
【次の発言】 この記事には、「交付税率の引き上げには大蔵省の反対が強いため、むしろこれを機会に昭和二十九年度以来手をつけていない地方交付税制度そのものを抜本的に改革すべきだとする意見も省内に出ている。その方向としては、四十一年の地方制度調査会答申で打ち出された「国債収入も含め、国の総収入の一定割合(二三%程度)を地方に交付する」という構想を実現すべきだとの意……
○和田静夫君 まず、自治大臣にお尋ねをいたしますが、この六月の東京都の「総合交通対策について」という総合交通対策担当専門委員報告、これをごらんになりましたか。
【次の発言】 このレポートは、いわゆるシビルミニマムの確保を基準にして公共交通サービスの供給を考えることを基本原則としています。そして、独立採算制の原則にこれを対置をしていますが、この点、大臣はまずいかがお考えになりますか。
【次の発言】 公営交通問題を論ずるときに、独立採算制問題というのは非常に大きな問題になりますし、本来的には独立採算制そのものを許容しない部分について、同一企業内で独立採算を求めるというところに無理がある、こういうこ……
○和田静夫君 六月の二十八日の私の質問、さらに今月になって五日の神沢委員の質問、それとのかね合いで、まず、一、二お聞きをいたしますが、第三条との関連で、この法律は地方公営交通事業の経営の健全化の促進に関する法律、こう銘打たれているわけであります。政府がこうした法律を出すに至った背景というのには、地方公営交通事業に対する国の責任意識というものが強く働いていたと、こう思うんですが、そう理解してよろしいですか。
【次の発言】 ある自治省の役人の方が、都市交通問題と都市問題というのはイコールである、こういうふうに渇破しているのをどこかで読んだ記憶があるのでありますが、そういう意味では、今日の都市交通問……
○和田静夫君 まず、公私社会福祉の分離の原則というのがあるそうでありますが、それはどういうようなものですか。
【次の発言】 地方公共団体が設置した社会福祉施設の社会福祉事業団あるいは社会福祉法人等への経営の移管ですね、この経営の移管というのは、いまの原則に反しませんか。
【次の発言】 いまの答弁にありましたように、自治省、まず定数の問題で引っかかってこういう状態をつくった。それから、地方公共団体から強い要望があったからこうだと、こういう答弁なんです。自治省、それはそのまま受けられますか。
【次の発言】 定数問題は、あとからちょっと触れますが、厚生省、いま言われたとおり、昭和四十六年七月十六日付……
○和田静夫君 きょうの新聞によりますと、二十七日、日本政府は韓国の政府に対して、金大中事件に関する韓国政府による捜査の状況を早急に通報するように要請をされたようでありますが、これは、わが国としても一応の捜査ができて、そしてその発表の前に韓国側の態度を知っておきたい、そういうことでやられた行為になりますか。
【次の発言】 このいろいろの情報を総合的に読み、考えてみますと、警察では一応すでに一定の犯人像がもう持たれた、そういう犯人像を持っておって、友好国の謀略機関にからんだそういうような事件という、まあ言ってみれば一種の特殊な事情から、それを明確に打ち出せない状況にある、こういうふうに考えられる向……
○和田静夫君 前の委員会での質問について、いわゆる源泉徴収の対象者との関係で片手落ちではないかという質問をしているわけですけれども、まず答弁を承ります。
【次の発言】 公共企業体等職員共済組合は、退職時の給料となっているわけですね。したがって、この三年平均の公務員共済と比べてみて、年金額においても実質的に一五%程度の格差が生じている、こういうことになります。そこで、これは提案ですが、そろそろ退職時一年前の一号上ぐらいの給料に改めるべきではないかと、こう考えますが、いかがですか。
【次の発言】 これは考えておるだけではなくて、もうそろそろやるべきだ。やりますね。
○和田静夫君 関連して。いまの公共料金問題ですが、これは経済企画庁の高官たちがいろいろな意見を持って、たとえば運輸省であるとかあるいは大蔵省、通産省に何か言ったところで、決して経企庁の意見というのは通らないんだというように自嘲めいて言っている状態であり、いま総理が言われたとおり物価局はつくられた。そこで、私は、具体的にその提案があればという総理のいまの御発言ですから、きょうここで二つのことが約束できますか。 その第一は、公共料金の値上げが問題になったら、経済企画庁長官は必ず関係行政機関の長に対して資料の提出及び説明を求めて、それに基づく勧告をすること。もう一つは、この勧告が出されたら、物価局……
○和田静夫君 関連。 自治大臣、いま竹田委員から質問があったように、すでに藤沢市なら藤沢市が、この問題について独自の費用を、いわゆる負担をして、危険度をなくするために作業をやっている。そうしますと、これはもう地方自治体が独自に出すべき費用ではありませんから、前にさかのぼって特別に補助を考える、こういうことがやっぱり必要になってくると思うのです。そのことについて了とされますか。
○和田静夫君 去る二月の二十七日の衆議院予算委員会で、わが党の楢崎弥之助議員が、三光汽船の株価操作について疑いを披瀝をいたしました。このことに関連して若干私もお尋ねをいたします。 三光汽船は、昭和四十六年、四十七年、二年間で、時価発行と第三者割り当てで五百七十億円のプレミアムをかせいでおりますが、ここに、いわゆる株価操作の事実はございませんか。 外務大臣、急いでいるようですから、外務大臣にちょっとお尋ねしますが、わが国によるベトナム援助問題との関連なんですがね、いわゆる第三勢力の南ベトナム政界における力について、どういう判断をお持ちですか。
○和田静夫君 まず、自治大臣に伺いますが、参議院選挙の投票日はいつになります。
【次の発言】 報ぜられる記事というのは、いろいろまちまちです。で、選挙を管理される自治大臣にお聞きをするわけですが、たとえば福田大蔵大臣は、六月中に終わらせるほうがよいと、こう述べられる。あるいは橋本幹事長は、平日にやったらどうかと言う。これらを勘案をしながら、自治省としての検討はどの辺まで進んでいますか。平日か、日曜か。
【次の発言】 自治省としては、いつごろまでに結論を出されますか。
【次の発言】 選挙の執行に支障のない期日というのは、いつですか。
【次の発言】 大蔵大臣にお聞きをしますが、六月中に投票を終えた……
○和田静夫君 まず、町村自治大臣にお尋ねをいたしますが、さきの参議院選挙の最中に堀米中央選管委員長が、企業ぐるみ選挙は投票の自由を阻害するという見解を発表されました。この企業ぐるみ選挙について、自治大臣はまずどういう見解をお持ちですか。
【次の発言】 金権選挙と言われたんですね、今度の参議院選挙は非常に残念なことですが。しかしこれを契機としまして、自民党の一部にも現在の政治資金のあり方について批判の声があがっております。で、業界筋からは政治献金の自粛の動きというものが電力やガスなどという形で続々出ています。そういうことが顕著になっているわけですが、政治資金規正のいわゆる行政の当局者ですね、自治……
○和田静夫君 IPUへの韓国の出席問題というのはどうなりましたか。
【次の発言】 アジア局長、韓国の動きはどうなんですか、この問題についての。
【次の発言】 北朝鮮の代表団の入国が許可になりましたですね。これは何らの条件が付されていないと理解をしていますが、それはそれでよろしいですか。
【次の発言】 じゃ、入国の許可をされたのはどこですか。
【次の発言】 けさ新聞に一斉に報道されています韓国側の強硬な態度に、政府はどうおこたえになりますか。きょうの閣議あるいは閣議後、田中総理との間で何か外務大臣、おきめになりましたか。
【次の発言】 田中総理からは、外遊を前にして、この問題について何か一定の見……
○和田静夫君 いま問題になっています独占禁止法改正問題、この問題は、この問題の帰趨によっては今後の日本の産業のあり方がまあよくもなったり悪くもなったり、たいへん多くの問題を包蔵いたしております。したがって私としてもこの問題に重大な関心を寄せますし、この改正をめぐる国会の審議にも主体的に今後かかわっていく考えですが、その予備的作業としても、きょうは、この決算委員会の場を利用して幾つかの質問を出して政府側の基本的な考え方についてお聞きをしようと思うのです。 公正取引委員会は今週中にも改正案大綱をおまとめになるそうでありますが、少し詳しくまずその内容をお示しください。
○和田静夫君 昨日、田中総理と大平大蔵大臣の会談が行なわれて、そして田中総理は、文塾春秋記事問題が政局、国会運営に大きな影響を持つという観点で協議を持ちかけられたようであります、報道によれば。私は、実は本来、田中総理自身にここに来ていただいてこの問題というのは論議をすべきだと考えていましたので――そういう立場をいまも実は持っているのですが、しかし、昨日、田中・大平会談が持たれてこのことが問題になったということになれば、きょうは幾つかの問題について、世にいう文春問題で若干の質問をいたしたい、こう考えます。 とりあえず、大蔵大臣にそういう意味でお尋ねをするわけでありますが、文藝春秋の十一月号の記……
○和田静夫君 質疑を始めますが、何か大蔵大臣がちょっとおくれているようでありますから、大蔵大臣が入ってきたらすぐ大蔵大臣の質疑に切りかえますので、それまでの間、順序を前後いたしますが、まず会計検査院、いろいろ再審査をされる約束をこれまでされてきたんですが、いわゆる田中金脈問題、これについて現在中間報告ができる状態ですか。
【次の発言】 いま言われたその会計検査院の田中関連企業十五社、これで建設業者の登録の大臣登録あるいは知事登録名簿に記載されているもの、いないもの、すべて類別をしてちょっと建設省報告してください。宅建業登録、さらに施工業登録と分けて。
○和田静夫君 まず、いま関係当局から、三菱重工ビル内爆発の事件の概要についての報告がなされましたが、この事件については、爆薬をしかけたのはだれかという犯罪の追及の面と、火薬類の管理取り締まりの全体の問題と、さらに救急活動と消防活動の問題というのが検討されなければなりません。 そこで、犯罪の追及について、いまも報告があったとおり、大がかりな捜査が行なわれている、こういうことですが、したがって、多くのことを言うのを差し控えておきますが、抽象的にいま述べられたのですが、何か新しい情報の提供など、そういう新事実が今日判明を全然していないと、こういう状態ですか。
○和田静夫君 きょう午後の地方制度調査会の関係で非常に時間が制約をされておりますから、端的に質問して、簡単にお答えをいただいておきたいと思うんです。 まず、三菱重工、三井物産の爆破事件に関連をして若干のお伺いをいたしますが、最近の報道によると、犯人グループというものが一定の範囲に縮まってきたといいますか、そういう形の発表なり、報道なりというものがなされているように思います。たいへん特定の人物を推測をさせるような報道があってみたり、ところが、それがかなり、たとえば「腹腹時計」なら「腹腹時計」の問題一つ考えてみても、違っていたという結論的なものになってみたり、何かかなりジグザグしているんですが、……
○和田静夫君 前の委員会で、私の質問に対して大臣の答弁漏れがあるわけであります。それをひとつまず伺います。あのときは、御存じのとおり地方制度調査会の関係で時間がありませんでしたので、重ねて答弁を要求しなかったわけですが、それは自動車のいわゆる五十一年の排ガス規制の問題でありますが、七大都市の首長たちが、十月の二十一日、毛利環境庁長官に対して、五十一年規制をぜひ実現してくれと、こういう要請をして、それと関連した質問の中で、交通警察行政の観点からの問題と、五十一年規制が可能かどうかという技術的観点からの課題については一応の答弁があったわけです。しかしながら、私の質問のうちで最も肝心な、政府はエネル……
○和田静夫君 関連で。 いま財政局長の答弁がありましたけれども、六団体側が超過負担解消のための委員会を構成した場合には自治省はこれに委員として参加をする、なお、関係各省からは積極的にこれに参加せしめるべく自治省は努力をする、これが町村自治大臣と全国革新市長会の代表の飛鳥田市長さんとの間に取りかわされた合意書になっておるわけですから、その趣旨というのを十分にいまの答弁の中に含ませて今後措置をされるように、強く要望しておきたいと思います。
○和田静夫君 私は、日本社会党並びに公明党を代表をいたしまして、修正案の提案をいたします。 政府のインフレ政策によって、地方財政はまさに危機的な状況を呈しております。公営住宅、保育所、義務教育施設などの単価は急騰して、超過負担の増大は地方財政を大きくむしばんでおります。地方財政は、まさにその意味においても危機的状況といわねばなりません。 ところが、政府は、超過負担においては約三百三十億円の単価是正しか行なっておりません。地方交付税においても、地方の財政実態とはほど遠い内容となっています。すなわち、法人関係税の伸びを意識的に高く見込んで、給与財源措置を低く押えるなど、地方財政の危機に全くほお……
○和田静夫君 一昨日この委員会で、実は昭和四十九年度分の地方交付税の特例法案が修正議決をされたわけです。残念ながら、本会議では政府原案が蘇生をいたしましたが、しかし、この事態というのは、実は参議院としては十七年ぶりに起こったできごとでありまして、保革が接近した参議院では、政府の態度や、あるいは出方、あるいは事前のわれわれ野党側との協議、それとの関係においては、今後も引き続き起こる事態だろうと思うんですが、何と言ってもやっぱり選挙の結果というのは民意の反映でありますから、そして民意の象徴でもありますから、政府原案に対して、委員会という場であれ、その原案が否決されたということは、政府当局者としても……
○和田静夫君 関連。 自治大臣、いまちょっと具体的に一、二聞きたいんですが、「昭和四十九年度地方財政措置について」、これは自治省が出されたものです。この中で「不交付団体分の二千百七十億円については」云々という形で若干の算式があるんです。この中で、結果的には九百十億円について所要の措置を講ずるというふうに書いてあるわけです。そこで、この道府県の不交付団体というのは、いま四団体あるんですが、再算定によって一体道府県の不交付団体というのは減るんですか。このことが一つなんです。 それから、財源の超過額が著しく減ると予想される団体と、こうあるわけです。これは一体具体的には何県がこれに該当をするという……
○委員長(和田静夫君) 和田静夫です。一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙によりまして当委員会の委員長に選任されました。まことに浅学微力でございますが、皆様の御協力を得てこの職を全うしてまいりたいと存じます。
どうぞ今後よろしく格別の御協力をお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 前委員長からごあいさつを受けたいと思います。(拍手)
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後一時二十四分散会
○委員長(和田静夫君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
本年五月下旬から六月上旬にかけての降ひょうによる被害に関する件について政府から報告を聴取いたします。農林省今村審議官。
【次の発言】 次に、地震に伴う津波警報に関する件について政府から報告を聴取いたします。気象庁有住観測部長。
【次の発言】 これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 それじゃ後ほど理事会で協議をいたしまして、結論を出したいと思います。
【次の発言】 気象庁、質問者の要点に沿った答弁をもっと明確にしてもらわないと、これからもち……
○委員長(和田静夫君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
本日、鈴木力君が委員を辞任され、その補欠として久保亘君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、先般当委員会が行いました昭和五十年五月下旬から六月上旬の降ひょうによる農作物等の被害の実情調査のための委員派遣につきまして、各班から派遣委員の報告を聴取いたします。
第一班上田稔君。
第二班高田浩運君。
【次の発言】 次に、昭和五十年六月十五日から二十六日までの梅雨前線豪雨による災害について政府から報告を聴取いたします。国土庁横手審議官。
○委員長(和田静夫君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第三二六号「豪雪出かせぎ地帯の冬期保安要員制度」の創設に関する請願外一件を議題といたします。
本委員会に付託されております二件の請願につきましては、先ほど理事会において検討いたしました結果、保留とすることに意見の一致を見ました。つきましては、理事会の申し合わせどおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めさよう決定いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
災害対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を……
○和田静夫君 午前中赤桐委員から質問がありましたので、重複を避けまして簡単に数点にわたってだけ伺いますが、通産省の公害防止指導課長の話によりますと、タンクはどんな圧力にも耐えるように設計をまずすると、万一タンクから漏れても、全量をためられるような形で周囲を防御帯で取り囲む、これが破れても広がらないようにオイルフェンスを用意する、こういう三重の安全装置を講じてあるにもかかわらず今回のような水島の事故が起きた、これは非常に驚きであるということを述べているのでありますが、現在の科学やその大もとでの法制ではこの種の事故が防げないというのであるならば、大型の貯油場の設置というのは根本的な安全対策が確立さ……
○和田静夫君 どうももう逆になりましてね、予算委員会で細かい方へ先に入っちゃったもんですから、きょうは所信について、限られた時間ですから、幾つかお尋ねをしておきたいと思います。 それで大臣、同盟通信の政治部長などおやりになったりして、あるいは戦後の大部分を国会議員として政治の舞台で活躍をされてきたわけですが、しかも党の国対委員長あるいは政府の要職、こういう形の歴任をされてきました。つまり、あなたは政治というものをその核心で内外から見てきたというふうに私なりに判断をいたしますが、そういうことを思い浮かべながら所信表明を読ましていただきました。そこで、この所信の中で、「昭和の時代に入って半世紀、……
○和田静夫君 きわめて短い時間ですから、先ほどの小山委員の質問にあったことをちょっと資料で求めたいんですが、すなわち、市町村合併特例法ができた以後の合併の推移、たとえば編入による合併であるとかあるいは合体による合併であるとか、そういう推移と、市町村別の数の状況ですね、これを資料で提出していただきたい。よろしいですか。
【次の発言】 そこで、昭和四十三年小笠原が復帰したし、四十七年沖繩の復帰がありますから、その辺を勘案しないと正確なことがあれですが、この十年間における推移をちょっと資料をいただければわかるんですが、私たちが見てきたのでは、市の数が非常に著しくふえていますね。町の数はわずかに減る。……
○和田静夫君 最初に、昭和三十九年の四月から、わが国の経済というのは本格的な開放経済体制を迎えました。その直後の昭和四十年度というのは、国の予算に計上された税収入が予定どおりに収納することができないという著しい経済不況に遭遇をいたしました。そのような異常な事態の中で四十年代の幕があけられて、そして十年の歳月をけみしたのでありますが、いま世界的な不況の中で、わが国の経済の実質経済成長率がゼロである、あるいはマイナスである。一時帰休なり、あるいは採用の取り消しなり、昇給の停止なり、ボーナスの分割払いなどというような形であちらこちらでそういう深刻な不況にぶつかっている。しかも物価が天井に張りついたま……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました地方財政緊急措置法案に関し、提案理由及び概要につきまして、御説明申し上げます。 自由民主党、三木内閣による自治体職員に対する人件費攻撃が行われている中で、去る三月公表されました昭和四十八年度地方財政白書は、今日の地方財政危機が、まさに自民党政府のインフレと不況政策によって引き起こされたものであることを明確に示しております。 すなわち、田中前自民党内閣の日本列島改造政策を柱とするインフレ政策は、地方財政を水ぶくれの状態に追いやる一方、地価のつり上げ、建設資材の高騰など、行政経費の暴騰によって保育所や学校や住宅が建たないなど、行……
○和田静夫君 何か私の手違いで、一時間ばかり時間が少なくなっていますので、答弁簡潔にお願いしたいのです。私も簡潔に申し上げますが。 まず警察庁、昭和四十三年の日本鉱業株式会社の金密輸事件についての若干の報告をお願いします。――それじゃ、私が事件の概要を言いますから。 量にして四千七百九十二キログラム、約五トン。金額にして当時三十五億円という巨額の事件が起こっておるわけです。それで、金メッキ材料のシェアでは国内市場の約五割を占めると言われる業界最大大手の一つ、これが日本鉱業株式会社。で、大阪地裁でまだ係争中のものです。そこで、本来警察庁に別に関係をさせての質問じゃありませんが、日本鉱業のこの……
○和田静夫君 いまのをニュースで見ていますと、まさに三木さんの後ろというのは無防備でしたよね。楽々と御本人に接近をすることができる。これはだれであっても接近ができる状態ではなかったかということを、昨晩の九時のNHKのニュースを見ながら考えました。常識的に考えてみて、たとえば私が警護をされるという場合に、前からの者、横からの者、後ろからの者という警護の姿勢というものがあってしかるべきだと思うのですね。これはもう明確に警察が、たとえば国民大衆の陳情行動等については大変過激な、行き過ぎと思われるような締まりをこの国会周辺でもやるのに、あの場合には、まさにあなた方の責任が非常に薄い状態であったというこ……
○和田静夫君 石塚参考人にちょっと二、三の問題でお聞きをいたしますが、私も、戦後都下の武蔵野に居住をいたしていますから、いわ御意見の中にありました、あなたが市長を務められる国立市が文教都市であり、都下の都市としてはギャンブルに依存をしない唯一のそういう清潔な都市であることを知っているわけですが、石塚さんが市長に当選をされた一期目のときに、市議会が、ギャンブルをやりなさいと、こういうような決議をしたことなどもありましたが、その後、市長の市政に対する清潔な心構えとでも言いますか、それが定着をしており、今度つくられると言われる市政の基本構想の中でも反ギャンブルの思想が貫かれるというふうに聞いていると……
○和田静夫君 本委員会ですでに行われた各党の委員の皆さんの質問と重複を極力避けながら、若干の質疑を行います。 まず、地方交付税制度の簡素化を図って、そして省令事項をもっと少なくして法律化することが今日大変必要である、こういうふうに考えますので、問題にしてみたいと思います。 地方交付税制度の簡素化については国会でたびたび指摘があり、昭和四十八年十一月の地方制度調査会の中間報告などもありまして、自治省も基本的方向としてはこれを認めていらっしゃいます。そして若干ではあるが簡素化についても進めてこられました。昨年度の交付税制度の改正で、道府県分の海岸保全施設の延長やらあるいは府県分の小中学校費の学……
○和田静夫君 五省協定で若干先日に引き続いて質疑を継続をいたしたいと思います。
総理やら大蔵大臣の出入りがありましてとぎれているわけですが、簡潔に質問しますので、イエスかノーかという形で簡潔に答えていただきたいと思うんです。
まず、文部省ですが、小、中学校の建設について、今印度新たに建てかえ施行が適用になるものに実際に補助がつき始めるのは何年度ですか。
【次の発言】 保育所、ごみ焼却場などの建設費についてもこれは厚生省、同様ですね。
【次の発言】 そこで、地方団体が建物も用地も補助年度で全額支払うという方法をとった場合は、通常の算入を行うわけでしょう、自治省。
○和田静夫君 ちょっと関連。
いまのは、現行法に手を加えるという程度のもので済ませるということになりますか、その八月下旬ぐらいまでに一応のあれが終わった場合。あるいは特別立法をされるというようなことになりますか。
【次の発言】 いまの部分で、この海からの汚染なり危険というものに対応する部分というのはやっぱり薄いと思うのですよ。これは何とかやっぱり強化されなければいかぬと思うのですが、ここはちょっと見解を承っておきたいのですが、努力をされるでしょうけれども。それが一つ。
二つ目にはこの法律案の中、全部都道府県知事になっているんですがね、指定都市ということは、やっぱり読みかえるようなお気持ちと……
○和田静夫君 きわめて短時間しかなくなりましたから、多くのことを申し上げません。 ただ、昨年の附帯決議で、共済制度の調整改善のために、関係閣僚協議会の設置を検討することになっていましたね。ところが、五月二十三日の衆議院地方行政委員会の議事録を読んでみますと、植弘公務員部長は、各省が「それぞれの立場でいま抜本的な改革についての検討を始めている状況」だと、こう言うわけですね。各省それぞれに検討するというのと、いわゆる関係閣僚協議会を設けるというのは、これは全然趣旨が違うわけですが、どう考えているのか、ここでもう一遍。ことしは関係閣僚協議会を設けるというふうに明確に答弁できますか。
○和田静夫君 関連。 どちらにしろ、私が総括のときにいま自治大臣が御答弁になった諸問題については改めてゆっくり伺わせてもらいますが、一つだけ申し上げておきたいのは、自治大臣いろいろの御答弁をなされましたが、私は私の質問のときた、ここに並んでいらっしゃるすべての官僚の皆さんの俸給表と同じ条件での自治体の職員の俸給表を表で提示をしてみせます。その結果どういう形であるかということを一つはお考えになっておいてもらいたい。あるいは日銀総裁等においで願って、大蔵省から日銀総裁になられるまでの過程でどういう収入があったかということもつまびらかにいたしましょう。それはそのときのことといたします。 いま質問……
○和田静夫君 まずもって、三月四日の朝日新聞の「地方事務官廃止を決断せよ」という社説、総理、これをお読みになってどういう感想ですか。
【次の発言】 厚生大臣、いかがですか。
【次の発言】 いや、私の言っているのは社説に対する考え方なんです。
【次の発言】 労働、運輸、同じことで。
【次の発言】 総理は議会の子をもって任じられているわけでありますから、国会で行われた決議、これとの関係において、形式的にこれを受けとめるのではなくて、深刻に受けとめてこれを尊重する、そういう態度でありますか。
【次の発言】 そこで、総理、昨年の五月十七日の衆議院地方行政委員会、それから五月二十八日の参議院地方行政委員……
○和田静夫君 いまお話がありましたとおり、ラスパイレスについては、衆議院でもって出さないと答えておったわけです。ところが、自由民主党には先に抜けていたと、ここが非常に問題で、国会が軽視をされているということでありますので、今後十分に慎しんでいただきたいと思うんです。
ところで、この予算委員会の最中に、担当の大平大蔵大臣がおやめになるんじゃないかといううわさが、さあっとこう出ているんですが、総理、どうですか。
【次の発言】 総理いかがですか、ありますか。
【次の発言】 昨日の野口質問との関連でちょっと伺いますがね。超過負担が違法性を持っておる、こういう点の主張がございました。そこで、地方財政法……
○和田静夫君 まず、地方財政法第十条の四に関連をしてお尋ねをいたしますが、この十条の四の三号の「外国人登録に要する経費」、この経費は、手数料収入と委託金とで賄われるわけでありますが、この経費として地方公共団体が多大な持ち出しをしているのは、いま一覧表でお渡しをしたとおりなんです。このことについて、法務省はどういう見解をお持ちですか。
【次の発言】 大蔵大臣、このことにどういう見解をお持ちですか。
【次の発言】 いま大蔵大臣と法務大臣にお渡しをしましたように、私の調査に基づきますと、一つの地方中核都市、二つの大都市周辺市、一つの県庁所在地、ここを選んで外国人登録事務にかかわる経費の負担状況という……
○和田静夫君 関連。 選挙部長ね、いまの質問で一つのポイントは、歯科医師政治連盟が下期の――私ども調べてありますが、四十七年の下期と四十八年の上期とは出ていて、四十八年の下期からずっとおくれ出した、おくれているんですね。で、この時点では明確に、いま指摘があった――質問に答えてもらいたいんですが、質問があったように、政治資金規正法の違反である。後から出ました、出ませんでしたというのは別問題として、このときには違反であることは間違いない。このことが一つですよ。 それから、これだけのものがずっと金額としてあるんですが、ずっと見ていきますと、たとえば官報の三十三ページ、新政治問題研究会で百万受け入……
○和田静夫君 関連。
大蔵大臣、この川崎だけに限りませんでしょうが、いま問題になっている川崎の場合で、地震の問題について客観的にちゃんと一つのものが整理をされたら特別に地方財政について措置をされる、こういうことに具体的に承っておいてよろしいですか、いまの答弁。
【次の発言】 きょう三木総理は、自由民主党の総裁として、地方財政の危機的な状態について、人件費攻撃だけではどうにもならぬということを、選挙戦に当たって街頭に出てみてよくわかった。したがって、中曽根幹事長に対して、党としてもあるいは政府としても、早急に財政の危機的な問題についての対策を出しなさいということを命じたようです。いま、一斉に夕……
○和田静夫君 ちょっと関連。
いま自治大臣の答弁がありました前者の、国家公務員に準じてというやつですね。国家公務員に準じてという言葉はどこにもありません。地方公務員法二十四条で国家公務員に準じてという、そういう給与の規定というのはどこにもないんです。そこのところは自治大臣、間違っていますから、訂正してください。
【次の発言】 冗談じゃないよ、あんた。法律を読みなさいよ。何を言っているんだ。労働条件はそうだけれども、給与のところにはそんなものはないですよ、均衡なんというのは。
【次の発言】 その点が不正確だからだめなんだ。
【次の発言】 まず、厚生大臣にお尋ねをいたしますが、あなたは三月十一日……
○委員長(和田静夫君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙によりまして、重ねて委員長の重責を担うことになりました。委員の皆様の御協力をいただきまして、この職責を全うしてまいりたいと存じますので、今後格別の御協力をお願いいたします。
【次の発言】 これより理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に上田稔君、高田浩運君、青木薪次君、藤原房雄君及び神谷信之助君を指名いたします。
…………………
○委員長(和田静夫君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法及び激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。安倍農林大臣。
【次の発言】 これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
本日、佐藤隆君及び園田清充君が委員を辞任され、その補欠として大島友治君及び青井政美君が選任されました。
【次の発言】 時間ですから……。
○和田静夫君 直下型地震等の災害予想が社会的な問題になっておって、いろいろの対策が協議をされているこの時期に、きょうは高層建築をめぐる一部の関係について若干の問いただしをいたしたいと思うんです。ただ、一時間半予定をしたものが四十五分ということになりましたので、私の方も簡略に申し上げますが、答弁の方も簡略にお願いをしたいと思うんです。 いわゆる欠陥生コンによる建造物の強度不足が発覚をして、取り壊したりコンクリートの打ち直しを行うという事件がことしの夏以来相次いでいるわけです。強度の不足というのは建物の安全性にかかわるだけにきわめて深刻な事態であると受け取っています。地方行政委員会としてたとえば……
○和田静夫君 大蔵大臣お急ぎのようでありますので、まず大蔵大臣に二、三お聞きをいたしますが、財政危機の原因をどう考えているのか。これは予算委員会等で述べられておりますが、一番聞きたいのは、歳入欠陥の予測は一体いつごろ出てきたのか、そうした事態の責任は一体どこにあるのか。 と申しますのは、かなり大幅な歳入欠陥が生ずるであろうということは当初予算審議において、私も予算委員でありましたから、すでに予測をした論議を大蔵大臣とさせていただきました。そうして、当初予算が成立してわずかな期間に歳入欠陥が云々される。たとえば、四月二日に参議院本会議を通れば、四月七日ごろにもう大蔵大臣は大蔵の当時高木事務次官……
○和田静夫君 ちょっと関連。すみません、行管庁長官、内閣委員会からわずかな時間もらいましたものですから。 いまの関連で少し尋ねたいのですが、まず第一は、先ほどありました赤桐質問のこの基本的な姿勢の問題なんですがね。石油類や高圧ガス類の過密化を避けるということが、昨日調査団として出向いたみんなが私は感じ取ったことだと思うのであります。そうすると、明確に総量規制の方向へ進むべきだ、そういう一致点が出るのではないだろうか。で、いずれ、いま大臣が言われたような趣旨で、この法律案について私は決して反対をする立場で物を言うのではなくて、近い将来に向かってそういう総量規制的な考え方を導入するおつもりもあり……
○和田静夫君 ちょっと二点だけ、午前中と重複する点があるかもしれませんが。 まず第一は、昨日の松浦財政局長の地方制度調査会研究会における来年度地方財政についての見通し――それじゃ、大臣お急ぎのようですから、実は三兆円を超える財源不足というものが見通されるようだという発言が財政局長からなされていまして、そこで五十年度に次いで五十一年度も赤字財政になる、地方財政がいよいよ危機的になる。それを解消される努力をされていることをいささかも疑いませんが、非常な私は抜本策が必要になってきてるんだろうと思うのです。地方債依存度が急速に高まってくる。そういう規模や範囲、制度などについて、財政局長からの考え方や……
○和田静夫君 十一月十一日の地方行政委員会で、私は滋賀県の土地開発公社問題を取り上げ、質問をいたしました。きょうはその問題については深く触れませんが、幸いにして新聞報道等で見る限りでは捜査が進みつつあり、事件の核心に迫りつつあるようであります。しばらくその推移を待って、しかる後にまた解決策が不本意なものであるならば、引き続いて論議をいたしたいと思いますが、ただきょうは、あのときにも触れましたが、土地転がし等の違法性のある手段を伴ったとはいえ、なぜ滋賀県民が一人当たり五万円という巨額な借金を抱え込むことになってしまったのかということであります。このことを少し考えてみたいと思うのであります。 ま……
○和田静夫君 まず、三億円事件の時効を迎えたこの機会に、三、三問ただしておきたいと思います。
事件そのものとの関係はまた次回の委員会などで論議を行いたいと思いますが、不動産屋を恐喝したという形で、三億円事件の別件逮捕と報ぜられましたハワイから逮捕してきましたA少年、これは現在釈放されましたか。
【次の発言】 これは大変、何といいますか、長く調べられなければならないような実は事件ですか。
【次の発言】 三億円事件でいろいろ被疑者が浮かんだり消えたり、ずっとしていきました。大変御苦労なことだと思っているんですが、その人権が無視をされたというようなことはございませんか。
○和田静夫君 まず、大蔵大臣に伺いますが、最近の金融界全般の情勢として、オーバーローンということはございませんか。
【次の発言】 昭和二年に渡辺銀行の倒産という事件がありましたが、そういう事態が全く起こり得ないということは言えない実態が、ここで名前を挙げることははばかりますが、私は、きょうは信用組合問題、次回には信用金庫、さらには相銀、地方銀行という形で、それぞれ追及をする用意を進めていますが、某地方銀行、あるいは東京都内の某信用金庫、それから大阪府内の幾つかの信用組合にあるような気がいたします。これら一連の問題を取り上げ続けるつもりではいますが、きょうはその最初に、まあ組合長が現職の自民党の……
○委員長(和田静夫君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙によりまして、前国会に引き続き委員長に選任されました。今国会もどうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 これより理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは理事に上田稔君、高田浩運君、青木薪次君、藤原房雄君及び神谷信之助君を指名いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
自然休会中委員派遣を行う……
○和田静夫君 一言御礼を申し上げたいと思います。 昨年六月、委員長に選任をされましてから今日まで、理事並びに委員の皆様方から大変大きな御協力をいただき、委員長の職責を果たさせていただきました。ここに厚く御礼申し上げます。 災害の予防、災害発生後の救済に今後とも本委員会が大きな御活躍をされますよう心から祈念をいたすところであります。ありがとうございました。(拍手)
○和田静夫君 まず、国家公安委員長の所信表明に関連をして、冒頭幾つかの問題で質問をいたしたいと存じます。 これはすでに本委員会でも昨年の十一月十一日に取り上げた問題でありますが、滋賀県の土地開発公社といわゆる上田建設グループの土地転がしとの絡みの問題、それから土地開発公社がその後全国的に幾つかの問題を生んでいまして、たとえば山形県米沢市で市長が、最近革新の市長が生まれますと、三十三億円という土地開発公社を中心とするやみ起債が明るみに出てみたり、いろいろの事件を生んでいますので、そういう観点からさらに少し論議を発展をさせてみたいと思うのでありますが、上田金脈事件という形が関西では非常に大きな問……
○和田静夫君 警察関係で、交通局長、衆議院の交特に出られるようですから、ちょっと先に。
まず、交通巡視員の定数と現況、昨日申し上げておきましたが、おわかりになりましたか。
【次の発言】 そこで、こういう形で財政計画上の人数にも満たないという現況に置かれているんですよ、国家公安委員長。これは昨日代用監獄などの問題で、警察の超過負担といわゆる警察全体の予算との関係ということを象徴的な問題で私は論議をしてみたつもりなんですが、交通巡視員が満たない状態というのは、予算上の措置はされているけれども、結果的には人員はそれで埋めずに、来たところの金というのは警察行政の他に、一般警察官のいわゆる給与的なもの……
○和田静夫君 昨日私は、地方財政問題の中で特に地方交付税制度だけを取り上げて議論をいたしました。それは、政府の応急的な地方財政対策が地方交付税制度の破綻となってあらわれていると考えざるを得ないからであったわけです。ところが、残念ながら議論はかみ合わないままに終始をいたしました。自治省の側は、地方財政計画における財源不足をどういうように措置したかという形での説明でしかありませんでした。私は、その財源不足対策の結果が地方交付税の矛盾となってあらわれてきているという、そういう制度的問題を終始取り上げたつもりだったんですが、制限された時間でありますから、そういう形でかみ合わないままになりました。きょう……
○和田静夫君 まず冒頭、大臣に一、二お聞きをいたしますが、昨年十二月に公布された石油コンビナート等災害防止法は、公布の日から六カ月以内の政令で定める日に施行するということになっているわけです。タイムリミットはたしか六月十六日だと思います。いままで何回か、閣議決定すると予定をされた日が延び延びになっていると思われますが、いまの時点でいつごろ閣議決定をし、施行をする予定でいらっしゃるのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 通産省、この石油コンビナート等災害防止法は、石油コンビナート地帯の災害防止に資するということで、国会としてもいろいろな事情がありましたが、それなりに相当努力を払って早期の成……
○和田静夫君 二時間の時間をお願いをしたんですが、四十分ということでありますから、大変限られた論議しかできません。 私は、議会に籍を置いてから一貫して地方行政委員会、警察行政という側面から、アマチュアの論理をずっと展開をしてまいりました。私は、この国の政治にとって大変必要なことは、プロフェッショナルに対してアマチュアの論理がどういう形でかみ合っていくか、それか尊重をされていくかということだと実は常日ごろから考えております。そういう意味では、外交問題のアマの立場で、特にきょうは金大中拉致事件とその後の外交的な処理を中心としながら、少し蒸し返しになる面がありますが、歴代の外務大臣の衆参両院におけ……
○和田静夫君 いまの関連ですが、前提になるものが一つあると思うのですが、大会に向かって総裁選には立候補されるわけですね。
【次の発言】 どうも決めていらっしゃらないと言われたところで、報道などによれば、辞任は情勢次第だということを含みとしながら、大体あなた自身にお任せになるということになるようでありますが、そうすれば、三十一日には総裁選挙に立候補する、次期総裁に立候補される、そう決意された段階では、いま大塚委員が質問をいたしましたように辞意は当然である、こういうことになりますか。
【次の発言】 総裁立候補の意思をお持ちである、そうなってくると、現在三木内閣の副総理である。三木内閣の施策に対して……
○和田静夫君 まず、地方財政の現状及び見通しについて天野自治大臣にお尋ねをいたしますが、現在の地方財政は一口に言って大変巨額な借金によって支えられております。それは一時的なものではなくて、私は相当長期的かつ構造的なものであると考えているわけですが、大臣の御認識はいかがですか。
【次の発言】 地方財政の収支試算は経済企画庁が作成をして閣議決定をされましたのですが、昭和五十年代前期経済計画で予測をされていますが、この名目成長率一三%を四%も上回って一七%の一般財源の伸びを見込んでいるわけですが、この算出の根拠を伺いたいのです。一七%の税収の伸びというのは相当高いものでありますが、何らかの税制面での……
○和田静夫君 提出されておる法律案、わが党は賛成の立場でありますから、法案で書かれている財政措置についていま問題とはいたしません。きょうはこの法案に係る農業災害補償制度をめぐる状況について若干の質問をまず事務当局にいたしたいと思います。
初めに、昨年の大冷害について、北日本を中心とする水稲冷害について中間報告がまとめられていますね。その中で一体何を重点的に反省をされて、そしてその反省点に立って今後どういう対策を講じられようとしているのか明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 この農業災害補償制度というのは、農業経営の安定を図って農業生産力の発展に資することを目的としていると、第一条にはそうあ……
○和田静夫君 関連。 どっちみち私後ほど時間を持っておりますから、そこで論議をいたしますが、あなたも出席をされた参議院の本会議で総理大臣は、国会の都合これを許せば、国会の了解が得られればこれをお受けしたいという返事をカーターにいたしています。都合がついたら御協力をお願いをいたします。こういう状態というのは、あなたは、大蔵大臣として都合がついた状態と認識をされているわけですか。昨日、参議院の議院運営委員会は各党の意見を聴しまして、与党を含んで訪米に対して、この時期の訪米に対して、十九日からの訪米に対しては反対、こういう態度であります。明日、議運の委員会はもう一遍それを明らかにしながら、河野議長……
○和田静夫君 「外野のセリフも財政当局のセリフも、要するに明治初年と今日とでは少しも変りがなさそうです。要するに短期的・近視的に見るか、長期的・総合的に見るかの違いがあるわけですが、結局、当面のごちそうを描いてみせる前者の方が、どんなに力説してみても後者よりも大なる人気を拍するという点も、明治初年以来変りがないようです。 三月九日の与野党幹事長・書記(局)長会談の合意を聞きながら、右のような財政当局の宿命を嘆じていたところ、或るジャーナリストが「まァ、やられた、やられたとは言うけど、財政も国民経済も、明治以来今日までなんとかなってきたんじゃないか」と皮肉ともなぐさめともつかぬことを云われる。……
○和田静夫君 ただいま大蔵大臣の発言をお聞きをいたしますと、問題の文章は、財政当局の責任の厳しさを表現しようとしたものであるとのことであります。私は、文章上の表現についてそれが妥当であるか否かを国会の場で論ずることは、そのこともまたそれほど妥当であるとは考えておりません。ただ文章上の表現について、文学的に、修辞学的に、その適否、巧拙を論ずるのであったならば、別の機会を私自身探すべきでありましょう。ましてこの場は大蔵委員会でありますから、財政金融問題をこそ論ずべきだと考えています。 きょうはちょうど昭和五十一年度の会計年度の最終日でもありますが、福田赳夫総理大臣が三年前に大蔵大臣であられたとき……
○和田静夫君 何か日銀だけ先に済ませろということでありますので、まず日銀関係の質問をいたしますが、その前に大蔵に、福田総理が昨日公定歩合、長短期金利の全面引き下げについて大蔵省に指示されたようにけさ各紙が報道いたしています。大蔵省はこの指示を受けて金利体系全体を変える、そういうような検討をされるのですか。
【次の発言】 自民党の中では、何か景気対策の一項目として、この十三日の日に、公定歩合の引き下げ、市中貸出金利引き下げということを掲げられましたが、大蔵大臣はこれについてはどうお考えになるわけですか。
【次の発言】 郵政省は、貯金金利の引き下げは検討されるのですか。また、大蔵か、あるいは日銀か……
○和田静夫君 内閣提出の特別減税のための財政処理特別法案に関して若干の質問をいたします。
まず、剰余金の見込み額及び特例公債の未発行額をそれぞれ教えてください。
【次の発言】 結局、赤字公債でもって所得税の還付を行うということになるわけでありますが、所得税法に減税財源の規定というのは見当たりませんけれども、ともあれ、所得税法の百三十八条以下の還付について見てみますと、おおよそこの徴収をされたものの中から、何らかの事由があって戻すというようなことなんでありましょう。これと照合いたしまして考えてみますと、どうも赤字国債をもって充てるというのは適当とは言えない、そういうふうに考えざるを得ません。大……
○和田静夫君 私、五分ほどしかなくなりましたので、答弁の方なるべく簡単にお願いしたいんですが、いまの竹田委員の質問との関連で、すでに三行がこの市場売却をやっている、都銀でもその動きがある、こういうことになっておりますが、それはどことどことどこ、都銀ではどこですか。
【次の発言】 そこで、六月から八月の資金不足期に都銀でも売却を検討しているということが盛んに報道されますね。こういう動きは現存いたしますか。
【次の発言】 日銀に同じことを伺いますが、将来本格的な国債流動化というのは、いま自然体だと、こう言われるんですが、やはり起こらないと見られていますか。
○和田静夫君 過日来の第一勧銀西銀座支店における暴力団融資、不正融資の件で引き続ききょう質問をさせてもらいます。 問題の勝大産業、勝大第一産業といった住吉連合会系のグループと、第一勧銀西銀座支店との最初の取引についてでありますが、私は、一億円を超える無担保の商業手形の割引というのは、それまでの取引の状況、手形の銘柄から考えてみましても、もうどうにも不正常だと、こう断言せざるを得ないということを申し上げたわけであります。後藤銀行局長も、四月二十六日の本委員会で、「確かに御指摘のように、問題のある融資であるということは、おっしゃるとおりであると思います。」と、認めておられるわけであります。 そ……
○和田静夫君 道路公団の総裁が午後の日程があるようでありますから、午前中若干の質疑をいたしたいと思います。 三月四日に衆議院の建設委員会で社会党の佐野憲治議員が北陸高速自動車道における降雪、凍結、それらのための規制措置や被害について全般的な質疑を展開をいたしました。で、私は本格的な議論の発展につながっていき、対応策がつくられていく、そのことを求めてきょうはフォローしていきたいと思うんです。 まず、わが国において高速道路上での豪雪に直面した初めての経験であろうと道路局長が答弁をされました。で、その貴重な経験をどう把握をしていかれようとしているのかということを、時間がありませんので、簡単にちょ……
○和田静夫君 まず、三月二十四日の本委員会で消防職員に団結権を直ちに付与すべきであるという質問をいたしまして、これに対して小川自治大臣は、「総務長官と協議をいたします。」と明確に答弁をされました。これは議論展開を踏まえて考えてみますと、きわめて前進をした答弁であったわけであります。したがって、私は高く評価をいたしております。
そこでまず、当日より一カ月半を経過したのでありますが、協議についての結果を教えていただきたいと思います。
【次の発言】 これは答弁になっていないので、協議をされるということでありますから、協議結果について私は当然何かの答弁がもたらされるものであると待っていた。しかしなが……
○和田静夫君 共済の改定法につきましては、毎年大体同じような趣旨の附帯決議がずっとつけられて、しかもそれが全会一致で行われてきているのでありますが、自治省はこの決議を当然尊重されると、それぞれ自治大臣はその旨を意見として開陳をされ続けているわけですが、決議を尊重されることについてはこれは変わりませんね。
【次の発言】 そこで、この決議の実現が遅々として進まない、したがって、毎年大体同じような決議になると、こういう経過をたどっていますが、担当者の方では、一体各省間を含んで具体的にはどんなその努力をされてきているわけですか。
【次の発言】 そこで、この附帯決議との関係で、本年度は所得税の三千億減税……
○和田静夫君 まず、消防施設税の創設問題を若干論議をしてみたいと思いますが、私は、昭和四十六年の三月二十三日、この第六十五国会で消防施設税の創設を提案をいたしました。当時、鎌田税務局長、現鹿児島県知事は、普遍的な消防財源というものを創設することの必要性が強まっているというふうに考えておる次第でございます。と、そういうふうに答弁をされたわけです。
その後この税の創設についてどういうふうになっているか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大蔵省見えていますね。この損害保険会社の利益金などを課税の標準とするこのいま言った消防施設税、どう考えていますか。
○和田静夫君 何か朝田社長、体のぐあいがよくないようですから、先にという話でありますので、日航の関係から、ちょっと前後いたしますが、入りたいと思います。 ハイジャックの防止は、直接的には機内に武器を持ち込まないことでありますが、そのために手荷物の制限とボデーチェックが厳重に行われなきゃならない。実際の体験でもまだ不十分と思われるところがたくさんありますが、今回の二つの事件を契機にして、十分な対応がなされているとは思いますけれども、この外国空港の場合、特に日航の手で行うダブルチェックが必要なんではないかということを考えます。そういう意味で必要なこの外交交渉や、あるいは実施の状況ですね、これは日……
○和田静夫君 非常に時間を縮められましたから簡単にいきますが、答弁の方もひとつ……。 忙しいところ、法制局長官に来ていただきましたので、最初にその問題から入りますが、地方債の許可に係る自治、大蔵両省の協議制度及び理財局職員の越権行為について、五月十二日の本委員会で私は取り上げましたが、その五月十二日の答弁では、理財局の次長は、「市町村分については、」「事実上全然内蔵令を引いた形じゃない形で大蔵省に連絡をしていただいている」、こういう答弁をされた。そして、法的根拠がないことを明らかにされました。認められました。しかし、大蔵省設置法の第四条には「大蔵省は、この法律に規定する所管事務を遂行するため……
○和田静夫君 冒頭ちょっとお聞きしますが、きょうは最終の質問で、自治体病院の医師不足問題との兼ね合いで、自治医科大学の入学者選考の仕方について質問を予定していますが、何かこの答弁者側が、自治省だとか文部省だとかというふうな形で決まらぬようですけれども、これはどっちかに決めましたか。
【次の発言】 きょうは自治体病院に関する問題について質問をいたしたいと思います。
自治体病院の果たしている役割りについて、時間の関係もありますから、まず私は簡単に分析をしてみたいと思います。
第一に、現在の自治体病院のうち一般病院について見ますと、医療法による総合病院は二百九十一病院で、これらの病院はすべて都道……
○和田静夫君 まずちょっと通産に伺いますが、対ドル為替レートがロンドンでついに二百三十八円七十銭で、本日以降の東京市場の動きが問題でありますが、ともあれ輸出業界は採算レートをどこに置かれてきましたか。また二百四十円をこういう形で割る場合には、どういう業界にどういう影響が具体的に起こるのか説明をまず伺います。
【次の発言】 したがって、概括的に言えば、二百六十円台ではまだ競争力を保持できると思っておったが、二百四十円を割るという今日の段階では、――きょうは地方行政委員会でありますから、当然円高等地場産業の問題での論議をするつもりでいますが、二百四十円を割った今日の段階では、これは異常なショックで……
○和田静夫君 初めに国税庁に伺いますが、杏林大学の使途不明金につきまして、昨年秋の臨時国会で私は二度にわたって質問をして、国税庁で税務調査を行い、その結果について報告をしていただくことになっていました。ところが、新聞がこれを先に報道をする。私には、私がきょうの質問予告をしたといけ時点で事後報告がある。通常国会会期末にもちょうど同じようなことが国税庁長官との間に私はありました。国税庁長官は私のところにお見えになって、今後こういうことのないようにしたいと約束をされたのでありますが、まさに表現は悪いけれども、舌の根の乾かないうちに約束がほごにされた。答弁に立たれれば、恐らく報道には私たちが漏らしたん……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。 議事に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。 私、先般の議院の会議におきまして、社会労働委員長に選任をされました。 当面の社会福祉、雇用問題など、緊急かつ重要な諸問題を所管いたします本委員会の使命は、いよいよ重大であろうと思います。委員長といたしましてその重責を痛感いたしております。 今後は、理事の皆様を初め委員会所属の委員の皆様方の御協力のもとに、公正な委員会の運営と諸課題の解決に全力を尽くす所存であり、委員長の職責を全ういたしたいと思います。よろしく御指導のほどをお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨八日、小笠原貞子君が委員を辞任され、その補欠として下田京子君が選任されました。
【次の発言】 まず、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
構造不況産業における雇用等の諸問題及び労働行政の実施状況に関する実情調査のため、二月二十三日から同月二十五日までの三日間委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
つきましては、派遣委員、派遣地等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二月九日、下田京子君が委員を辞任され、その補欠として小笠原貞子君が選任されました。
また、昨一日、小笠原貞子君、浅野拡君及び亀長友義君が委員を辞任され、その補欠として小巻敏雄君、竹内潔君及び堀江正夫君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 労働組合法の一部を改正する法律案を議題とし、政府から趣旨説明を聴取いたします。藤井労働大臣。
【次の発言】 以上をもって趣旨説明の聴取は終わりました。
本案の自後の審査は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時七……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月二日、竹内潔君、堀江正夫君及び小巻敏雄君が委員を辞任され、その補欠として浅野拡君、亀長友義君及び小笠原貞子君が選任されました。
また、去る六日、真鍋賢二君が委員を辞任され、その補欠として林田悠紀夫君が選任されました。
なお、林田悠紀夫君は、去る十五日公職選挙法第九十条により退職者となりました。
【次の発言】 御報告いたします。
懸案となっておりました医療保険制度に関する調査の方法につきましては、理事会において検討を重ねました結果、このたび、医療保険制度、年金制度等社会保……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
まず、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
玉置和郎君が一たん委員を辞任されましたため、理事に一名の欠員を生じました。つきましては、この際、理事の補欠選任を行います。
理事の選任は、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に玉置和郎君を指名いたします。
【次の発言】 勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。藤井労働大臣。
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
理事辞任の件についてお諮りいたします。
安恒良一君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
つきましては、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に片山甚市君を指名いたします。
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十二日、玉置和郎君が委員を辞任され、その補欠として熊谷太三郎君が選任されました。
【次の発言】 勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、熊谷太三郎君が委員を辞任され、その補欠として田原武雄君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十四日、伊江朝雄君及び田原武雄君が委員を辞任され、その補欠として亀長友義君及び熊谷太三郎君が選任されました。
また、去る十五日、熊谷太三郎君が委員を辞任され、その補欠として玉置和郎君が選任されました。
また本日、安恒良一君が委員を辞任され、その補欠として浜本万三君が選任されました。
【次の発言】 まず、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
玉置和郎君が一たん委員を辞任されましたため、理事に一名の欠員を生じております。
つきましてはこの際、理事の補欠選任を行います。
……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
玉置和郎君が一たん委員を辞任されましたため、理事に一名の欠員を生じました。つきましては、この際理事の補欠選任を行います。
理事の選任は、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、理事に玉置和郎君を指名いたします。
【次の発言】 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案につきましては、一昨十八日、原案並びに修正案に対する質疑を終局いたしております。
これより討論に入ります。討論は原案並びに修正案を一括し……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十一日、成相善十君及び山中郁子君が委員を辞任され、その補欠として亀長友義君及び小笠原貞子君が選任されました。
【次の発言】 連合審査会に関する件についてお諮りいたします。
特定不況産業安定臨時措置法案について、商工委員会に対し、連合審査会の開会を申し入れることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。
玉置和郎君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。
これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 つきましては、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に遠藤政夫君を指名いたします。
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
国民年金法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時十五分再開することとし、休憩いたします。
午後零時四分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。
午前に引き続き、国民年金法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑を続けます。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
社会保険労務士法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、提出者、衆議院社会労働委員長、木野晴夫君から趣旨説明を聴取いたします。木野君。
【次の発言】 以上をもって趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言願います。――別に御発言もないようでありますから、これより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。――別に御発言もないようでありますから、これより直ちに採決に入ります。
社会保険労務士法の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
片山甚市君が一たん委員を辞任されましたため、理事に一名の欠員を生じました。つきましては、この際、理事の補欠選任を行います。
理事の選任は、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に片山甚市君を指名いたします。
【次の発言】 労働問題に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分再開することとし、休憩いたします。
午後零……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二日、真鍋賢二君及び山中郁子君が委員を辞任され、その補欠として遠藤政夫君及び小笠原貞子君が選任されました。また昨五日、小笠原貞子君が委員を辞任され、その補欠として神谷信之助君が選任されました。
【次の発言】 遠藤政夫君が一たん委員を辞任されましたため、理事に一名の欠員を生じました。つきましては、この際理事の補欠選任を行います。
理事の選任は、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に遠藤政……
○委員長(和田静夫君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る六日、神谷信之助君が委員を辞任され、その補欠として小笠原貞子君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第七号 保育事業振興に関する請願外二千六十八件を議題といたします。
ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。
本委員会に付託されております二千六十九件の請願につきましては、委員長及び理事が協議の結果、第七号 保育事業振興に関する請願外九百二十八件は、議院の会議に付するを要するものにして内閣に送付するを要するものとし、第……
○和田静夫君 昭和四十九年十月二十五日及び十一月二十七日の決算委員会におきまして、私は田中金脈問題について質問をいたしましたが、田中金脈問題の一つに、新潟県に本社を置く大光相互銀行の不良融資を指摘いたしました。そのときの銀行局長の答弁は、「いま先生御指摘のように、二番抵当のものが多いが一番抵当もあり、回収には自信があるという報告を受けております。」。
そこで伺いますが、大光相互銀行はその後この不良融資をどのように処理したか、いかがですか。
【次の発言】 その三協物産でありますが、大光相互銀行が多額の融資をしておりました。四十九年十月に倒産をした。そこで大光相互銀行としては債権の回収が問題であ……
○和田静夫君 まず、行政改革の問題で質問いたします。 福田総理は、総理になられて間もなく、行政改革の推進ということを強く打ち出された。私は、この点、非常に関心を持ち、かつ期待をした者の一人であります。行政改革は言うはやすく行うはがたし、歴代の総理にできなかったことがなぜ福田総理にできるのだろうか、できるわけがないというような大方の見方もあった。しかし、私は、行政改革のむずかしさというものを前提とした上で、なおかつ総理の行政改革に関心と期待を持ったのであります。それはどういうことかということをいまから若干申し上げたい。 第一に、それはほかならぬ総理みずからがあえてそれを言い出したということで……
○和田静夫君 内訓について、国会に提出することができないことについて了承してくれと、これを私は了承するわけにいきません。日本国憲法というのは、これはもう世界に冠たるものでありまして、その意味で、世界では明らかにしていないからなどということが理由になっていることも許せません。シビリアンコントロールを徹底するためにも、国会に手続をとるべきものである。したがって、内訓を提出しないということを了承するわけにはいきません。しかし、この問題をこれ以上ここであれこれやっていても時間の関係がありますから、意思を述べておきます。明らかにしておきます。 そこで、総理から答弁がありましたが、超法規行動を示唆したり……
○和田静夫君 旧調布の飛行場についてまずお尋ねをいたします。
これは現在行政機構上、運輸省の東京航空局調布空港事務所が事実上管理をしておると理解しておりますが、それで間違いありませんか。
【次の発言】 調布市西町一千六十というところに調布空港事務所が設置されております。よろしいですね。
【次の発言】 五十三年度版の職員録を見ますと、調布空港事務所には三橋昇良空港長、吉永次郎先任航空管制官、野田昌孝管理課長、江連利之運用課長が配属されています。異動があったかもしれませんが、職制は変わっていないと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 運輸省職員は何名配属されていますか。
○和田静夫君 私は、ただいま可決されました航空機燃料税法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブ及び新自由クラブの各派共同による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 航空機燃料税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、空港周辺における住民の生活環境の改善対策事業、特に航空機による騒音防止対策の緊要性にかんがみ、必要に応じ実態に配意した施策を推進するとともに、その実施に当つては、地元住民の意向を十分尊重するように努めるべきである。 右決議する。 以上であります。
○和田静夫君 総理に、日米首脳会談、東京サミットの日程がそれぞれ決まったようでありますが、まず教えてください。
【次の発言】 日米のトップがかわるたびに日本の総理が参勤交代のようにアメリカの大統領に会いに行く。で、大平総理はそういう慣行に批判的であると伝えられていたわけでありますが、あえて忙しい日程を都合してカーター大統領にお会いになる、会いに行かれる。私はこのような被占領国的慣行を大平さんの時代なればこそやめるべきである、そういうふうに考え続けてきましたが、残念ながらそういう結果にならない。
第一に、国会の会期中に総理が、五月の連休とはいえ、それを利用しながら出かけていくということについて……
○和田静夫君 昭和五十四年度の予算案、この景気も財政もという両にらみ型だと新聞なんかに書かれたんですが、この予算の性格をどういうふうに考えるのか、まずちょっと。
【次の発言】 よくこの財政の景気に対する関係から、景気刺激型であるとか、あるいは抑制型である、中立型である、あるいはことしは景気維持型と、そういう表現ですけれども、ともかく表現の問題といってしまえばそれまでなんですが、予算編成方針をつくる上で、景気との関係で、何をもって刺激型である、何をもって抑制型である――今年度の維持型というのはどういう判断なんですかね、これは。
【次の発言】 やっぱりどうもはっきりしないです、私が言っていることと……
○和田静夫君 二十四日の委員会で、財政規律及び国債消化の問題について質問をして事務当局者から説明を聞いたのでありますが、その上に立って、総理に少し広い視野からきょうはお尋ねをしたいと思うんです。 国民の素朴な感情からしますと、日本経済はいつ景気を回復するんだろう、あるいはいつ安定成長に着地するのだろう、政府が責任を持ってその見通しを私は明らかにすべきだろうと思うんです。新経済社会七カ年計画の基本構想をよく読みましたが、これでも明瞭ではありません。構想においてこの点をもう少し明確にすべきだろうと私は思います。 そういうふうに質問しますと、一日も早くやりますという答弁が返ってくるのでは困るので……
○和田静夫君 まず、銀行局長にお尋ねしますが、金融制度調査会では昭和五十年五月の大蔵大臣諮問に基づいて審議を重ねてこられましたが、答申はいつごろ出される見込みですか。
【次の発言】 諮問では、「銀行に関する銀行法その他の法令及び制度」について意見を求めているわけでありますが、「その他の法令及び制度」とは具体的に何を指しますか。
【次の発言】 そうすると、日銀法を含めて法改正を行う必要があるというふうに理解をしておいていいわけですか。
【次の発言】 ちょっと日銀法の現行法ですが、この現行法の十三条ノ三の十号のロですね、「必要ナル法律ノ改正」ですか、これが意味するものですが、銀行法その他いま諮問を……
○和田静夫君 きょうは昭和四十九年十月二十五日の参議院決算委員会以来取り上げてまいりました大光相銀問題について論議を交わしたいと思うのでありますが、銀行局長ちょっと.おくれているようでありますから、その前に、二、三の問題を質問をいたしておきます。 第一は、いわゆる天下りについてでありますが、きょうは時間がありませんので、詳細は後日に譲るといたしまして、一、二基礎的な疑問をお尋ねをいたします。 大蔵省は予算委員会の要求にこたえて、毎年大蔵省から金融機関への就職者調べを提出をされております。その他、私の調査した資料と合わせて検討をいたしましたら、大蔵省の資料には大分記載されていない人がいるわけ……
○和田静夫君 参考人がお急ぎのようでありますから順序を少し逆にしますので、総理しばらくお待ち願いたいと思います。
まず、自治大臣、全国の公立病院の経営状態をちょっと報告してください。
【次の発言】 で、国公立病院の経営の問題との兼ね合いで、若干まず医薬品の問題について論議をしてみたいと思うんです。
公正取引委員長、おおむね御存じだろうと思うんですが、現在の病院、診療所、医院などの医療機関、ここで使われる医薬品はメーカーから第一次卸問屋を経由して購入されるものが多くて、一応安定した状態にあると。ところが、この安定というところが実は問題にしたいところなんですが、医薬品流通界に、現金問屋という現……
○和田静夫君 先日の衆議院の予算委員会の雇用集中審議の会議録などを通読いたしましたが、一通り問題点は指摘をされていると思うのです。労働省側の答弁から考え方も大体わかりました。そこで、私は、そうした討議を前提として、やや角度を変えてきょう質問したい点があります。そのために参考人にも御出席をいただいたのであります。
まず素朴なことから伺っておきたいと思いますが、現在の失業者数、失業率を教えてください。
【次の発言】 この数字を出した失業の定義ですね、これを実はお役人じゃなくて大臣に求めたいわけです。
【次の発言】 統計上の失業の定義はどうですか。
○和田静夫君 海部日商岩井副社長が、事務所経費二百三十八万ドルについて、調査団が来たり制服も来られたり、間接経費がかかったと述べたんですが、防衛庁、事実ですか。
【次の発言】 間接経費は。
【次の発言】 接待その他を受けた事実がなかったという意味ですか。
【次の発言】 防衛庁に伺いますが、インドシナ半島の紛争を一つの契機にして、米ソ海軍の極東における配置が変化しつつあるように思われます。この情勢変化をどういうふうに分析されていますか。
【次の発言】 ソ連の空母、ミンスクのウラジオストク港あるいはダナン港拠点化の予想も出ているわけですが、こうした場合のASEAN諸国及び日本への軍事的な影響をどう……
○和田静夫君 ちょっと関連。 いまの論議を聞いておりまして、行管庁長官、われわれの主張でも総定員法の枠をいますぐこういう形に破りなさいと言っているわけじゃなくて、御趣旨のような形でもって、中におけるところの配置というものについて、もう少し人命尊重の職場については重点的に考えるとか、言ってみれば、増減員について画一的にやるのではなくて、国立病院なり療養所なりの看護婦の体制というのは、自治体病院と考えてみても民間と考えてみても、大変悪くなっている、悪く推移していることは間違いがないわけですから、そこのところは重点的に配置をする。言ってみれば、昨日、私は、たとえば財務局だとか財務部だとかいう不要の……
○和田静夫君 きょうはかなり盛りだくさんに、予算編成の問題、あるいは日本電気のPCBの不法投棄の問題、あるいは山口銀行の背任の問題、大生相互銀行の融資をめぐる疑惑の問題、あるいは中国銀行の金融機関信用調査問題などというものを取り上げたいと思いますので、少し口早に質問をいたしますが御了承願います。
初めに、五十一年度の大蔵省の補助金監査の結果どれだけの不正、むだ、それから改善すべき事項があって、それを五十二年度以降の予算でどういうふうに生かしたのか、具体的に説明してください。
【次の発言】 いや、なされていないから聞いているんで、これは決算の総括という話ですから、ここで答弁できないというような……
○和田静夫君 大蔵大臣に過日、二十八日の決算委員会でいろいろの御質問をいたしましたが、その継続で本日若干質問を展開いたします。 まず、山口銀行の問題でありますが、銀行間で送金が行われたのでありますから、その記録は山口銀行の電算センターに記録されていることに私は間違いはないと思うんです。たとえ支店のこの端末機が、支店長の違法的といいますか、そういう操作によってオフにされていても、センターにはこの記録が残ります。つまり、今度の事件の場合で言えば、山口銀行の徳山東支店なり岬支店なりに事件に関する送金があった事実は、これはコンピューターに記録をされていますね。ここのところは銀行局長、頭取がまた体のぐ……
○和田静夫君 引き続いて経済、税制問題などを通告をしてあるんですが、その前に、昨日の参議院決算委員会で東京信用金庫問題をめぐって幾つかの論議があったようでございますので、私は昭和五十二年の五月二十六日、五十三年の七月六日の決算、五十四年の五月二十二日、実は三回にわたって昨日御論議があったような問題をつぶさに委員会で取り上げて質問を展開をしてきたわけであります。ところが、その都度大蔵省なり警察庁なりは、調査をして善処すると答弁をされてずっときたわけです。しかし、それが一向に改められない結果、昨日の決算委員会というような形になったんだろうと実は思います。 私は視点を変えて、金庫全体の責任問題をき……
○和田静夫君 前川日銀総裁の時間の都合もありますから、通告の順序を若干変えまして、冒頭、経済、財政問題の根幹について少し総理にお尋ねをいたしたいと思うんです。 さきの衆議院予算委員会の論議、さらに私もきょう憲法問題、あるいは外交、防衛問題を後ほど続けることになりますが、まあ非常に危険な状態というものがあらわれている。それに対して鈴木総理が明確なかじ取りの方針を示されない、それが混乱をたくさん生んでいると思うので、経済、財政、国民生活についても私は同じことを述べることができると実は考えています。もちろん、単にこれが鈴木内閣に始まったことでないことは理解をしているつもりですが、根はその意味では非……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る六月五日、野田哲君が委員を辞任され、その補欠として、丸谷金保君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題とし、本日は総括質疑第二回を行います。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、黒柳明君が委員を辞任され、その補欠として藤原房雄君が選任されました。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時十分まで休憩いたします。
午後零時九分休憩
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十日、藤原房雄君が委員を辞任され、その補欠として黒柳明君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は、自治省、警察庁及び公営企業金融公庫の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和五十二年度決算外二件を議題といたします。
本日は、労働省の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の審査はこの程度とし、午後一時三十五分まで休憩いたします。
午後零時三十三……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
この際、派遣委員の報告に関する件についてお諮りいたします。
先般、当委員会が行いました国家財政の経理及び国有財産の管理に関する実情を調査するための委員派遣について、各班からその報告書が委員長の手元に提出されておりますが、口頭報告はこれを省略し、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
【次の発言】 昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は、運輸省及び日本国有鉄道の決算について審査を行います。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は、厚生省、環境庁、医療金融公庫及び環境衛生金融公庫の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 質疑通告のない北川医療金融公庫総裁及び加藤環境衛生金融公庫理事長は退席していただいて結構です。
それでは、これより質疑……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび院議によりまして、本委員会の委員長に選任されました和田静夫でございます。微力でございますが、委員会の運営につきましては、皆様の御協力を得まして、本委員会の持つ重要性を認識しつつ、厳正、公正に行ってまいりたいと存じます。どうぞよろしく御指導、御鞭撻のほどお願いいたします。(拍手)
この際、前委員長野田哲君から発言を求められております。野田哲君。(拍手)
【次の発言】 次に、委員の異動について御報告いたします。
去る五月十一日、岩本政光君、江島淳君、梶原清君及び沓脱タケ子君が委……
○和田静夫君 まず、予算委員会で時間切れになったものを二、三最初に質問いたしたいと思いますが、東洋信販のあの事件ですけれども、その後の検討結果、大蔵省か厚生省どうですか。
【次の発言】 建設省見えていますね。――これはさまざまな情報、その後ずっと私のところにも入ってきているんですが、不動産業の認可について再検討されるつもりはありませんか。
【次の発言】 ちょっと東洋信販の事件について厚生省、調査結果報告してください。
【次の発言】 別荘地の分譲に関してかなり多くの詐欺事件の被害者が出ています。警察としても私は捜査を開始すべきだと思っているんですが、第一に警察はどう考えていらっしゃいますか。まだ……
○和田静夫君 まず佐々木会長にお願いをしますが、一九七九年六月に答申をされた「普通銀行のあり方と銀行制度の改正について」の基本的な考え方と申しますか、そのプリンシプルとは一体一言で言ってどういうものなのか。私の印象では、どうも金融の効率化、自由化という点に力が入っている。これまでのいわゆる護送船団方式といいますか、過保護行政とまあ世上言われてきた、そういうような現在の金融制度と、それを前提とした制度を市場原理に基づく自由化体制へと転換させる、そういうようなトーンが非常に強いのではないかと感ずるのですが、いかがですか。
【次の発言】 答申を読ませていただきまして、効率化という概念と自由化という概……
○和田静夫君 恐縮ですが、五月十二日の本委員会で質問が許されませんでしたので、若干用意をしておった問題に触れておきます。
その前日の十一日の各紙夕刊で、予算委員会以来論議をしてまいりました東洋信販が会社更生法を申請をいたしました。すでに何度か私はこの問題を取り上げて、出資法の違反あるいは住宅ローン名義貸し、詐欺などの疑いがあることを指摘をしてきたわけですが、銀行局、この出資法の検討はどうなりましたか。
【次の発言】 この会社に対しても新しい一つの疑惑が生じています。
東洋信販の子会社に有限会社一途という会社がありまして、所在地は渋谷区代々木四の二十七の二十五、これは東洋信販と同じ番地であり……
○和田静夫君 二十一日の銀行法関連諸法案の続きとして、若干の質問をいたすわけであります。 まず冒頭に、けさ報道をちょっと見てあれですが、東京信用金庫について、私はこれまでしばしばこの席上で問題提起をしてまいりました。浅野会長のインターナショナル・リベート事件についても、その疑惑が依然として解かれていないことは先たっても指摘をいたしました。第一に、浅野さん側の説明というのは後からどうも創作したつじつま合わせにすぎないのではないだろうか。第二に、三越側が発行した領収書と称されるものは便せんに品物、金額、担当者名を書いただけのものであって収入印紙も張ってない、そういう意味ではずさんきわまりないもの……
○和田静夫君 私は、衆議院の予算委員会で予算案が強行採決をされたあのしぐさを見て以来、実はここで政府の関係者あるいは委員の皆さんの前で論議をしていく、そういうことに対する不信感をぬぐい去ることができないいら立ちをずうっと覚えてまいりました。まあ端的に言って、予算案の強行採決というのは、私は木を見て森を見ざる、そういう行為であると言わなければならないと思います。 今日、歴史の大きな転機に当たって、わが国において最も必要なことは何だろうということを、あの予算案の強行採決で考えてみました。やはり民主主義のための政治の復権だろうと、私はこう思うんです。政治的リーダーシップの確立であるということをつく……
○和田静夫君 議事進行について発言をいたしますが、理事会としては、委員長も御存じのとおりに、たとえば労働大臣が公務でお出かけになると。届け出があればそれはもう内閣全体の運営、あるいは予算委員会のいろいろのことがあっても良識的にちゃんと善処をきょうもしてきました。ところが、さっきから黙って見ていますと、経企庁長官は二十分以上もいなくなる。その他の皆さんも、何の理由か知らないが、予算委員会を無視されて、とにかくいつまでたっても帰ってこられない。もう忍耐の限界があったからこういう措置をとったわけです。これはやはり官房長官なり総理から、鈴木内閣の参議院予算委員会に対する態度というものをこの機会にもう一……
○和田静夫君 まず厚生大臣、今日医療法の改正が必要な理由は何ですか。
【次の発言】 この改正案要綱の第二、改正の要点、医療計画の作成の「ウ」ですね。「都道府県知事は、医療に関する専門的科学的知見に基づいて医療計画を作成するため、診療及び調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴取したうえで、」、この「学識経験者の団体」とは何ですか。
【次の発言】 具体的に「団体」ですよ、「団体」。方々と言われましたが、これは「団体」になっている。
【次の発言】 私もそう思ったんですよね、大臣。まさに、この医師会に行政が御意見を拝聴するということですね。現在でも医療審議会を医師会が牛耳っています。その上、医療計画の……
○和田静夫君 ちょっと議事進行について一言だけ述べますが、ちゃんと事前に時間が予告されているのですからね、政府側がそろうために休まされるというよりもおくれちゃいかぬですから、委員長一遍政府側に注意してくださいよ。
【次の発言】 いろいろと運営を考えながら予算委員会は運営されているのに、政府側の都合によって時間が狂っていくというんじゃ。どんなに協力しようと思ったってできなくなってくるわけですから、十分に注意をしていただきたいと思います。
○和田静夫君 その前に、官房長官にちょっと申し上げますが、非常に長い間予算委員会がとまっていたわけです、あなたの出席がないがゆえに。けさ、この予算委員会の理事会としても、官房長官のこの参議院予算委員会に対するところの答弁その他をめぐりましてたくさんの注文がつきました。与党の筆頭理事からすでに注意が喚起をされていると思いますが、参議院の予算委員会があなたのような行為を通じて軽視をされる、こういうことはもう許せません。この機会に、委員長から強く注意を喚起していただきたい、そう思います。
○和田静夫君 第二分科会における審査の経過を御報告申し上げます。 当分科会の担当は、防衛庁、経済企画庁、大蔵省及び通商産業省所管の予算であり、三月二十七、三十、三十一、四月一日の四日間にわたり審査を行ってまいりました。以下、審査順に従い、質疑の主な事項について簡単に御報告申し上げます。 まず、通商産業省につきまして、「経済安全保障の観点から、ニッケル等希少金属の備蓄を進めてはどうか。窪川町長のリコールは従来の原発推進に反省を求めるもので、今後の政府の方針を聞きたい。自動車の対米輸出規制は経済や雇用に悪影響を及ぼすが、どのように対処するつもりか」との質疑があり、これに対し、田中通商産業大臣及……
○和田静夫君 総理、あなたは三月二十六日に行われた自民党議員との懇談で次のように発言をされたと報道されています。
憲法のどこを改正すべきかいま自民党内で検討中だ。成案を得れば党大会で議決し、世論を喚起する。世論が成熟すれば発議できる。私は消極的ではない。
その後いろいろと訂正されているんですが、あなたは改憲に消極的ではないとお考えなんですか。
【次の発言】 低姿勢ですか。
【次の発言】 ことしは憲法施行三十五周年であるわけです。で、五十二年以降憲法記念日の政府式典が行われていません。ことしは私は開催すべきではなかろうかと思うんです。宮澤官房長官は衆議院の予算委員会で検討を約束されたんですが……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る九月二十四日、喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として中山千夏君が選任されました。
また、九月二十六日、石本茂君が委員を辞任され、その補欠として森山眞弓君が選任されました。
また、九月三十日、坂元親男君が委員を辞任され、その補欠として三浦八本君が選任されました。
また、十月二十日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として山中郁子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の辞任についてお諮りいたします。
降矢敬雄君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
昭和五十三年度決算外二件の審査のため、本日の委員会に財団法人国際科学技術博覧会協会事務総長伊原義徳君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は、文部省及び科学技術庁の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず委員の異動について御報告いたします。
十月二十一日、山中郁子君が委員を辞任され、その補欠として安武洋子君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は、皇室費、国会、会計検査院、大蔵省、日本専売公社、国民金融公庫、日本開発銀行及び日本輸出入銀行の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
十二月十六日、目黒今朝次郎君が委員を辞任され、その補欠として対馬孝且君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は通商産業省、経済企画庁、中小企業金融公庫及び中小企業信用保険公庫の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
継続審査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
昭和五十三年度決算外二件並びに国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査につきましては、閉会中もなお審査及び調査を継続することとし、継続審査要求書及び継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○和田静夫君 今度の地方公務員法の改正案が通りますと、一九八五年から地方公務員に定年制が導入をされるということになるわけでありますが、私はまず最初に、一九八〇年代の後半、昭和六十年代というのは一体いかなる時代になるのだろうか、あるいはいかなる時代なのかということが考えられなければならないと実は思うのであります、また政策も、政府の側は責任を持ってそういう時代の展望というものを明らかにすべきだと、そういうような時代認識を持たなかったならば、私は法律案が立案をできるそういう状態にはない時代である、こういうふうに考えます。 特に、私は本委員会のきょうの質問を命ぜられて、十二年前に皆さん方と定年制法案……
○和田静夫君 前の委員会の最終段階を思い浮かべてみますと、砂子田行政局長は私の質問に対して、資料がないと答えられたわけです。それはそうはならない。もう二十年間もこの問題については論議をしてきていますし、十三年前に私は指摘をした経過もありまして、ここのところ、はっきりさせなさい。 後ほど論議に入りますが、八百八十八団体が、地公法が制定をされるときには定年制を持っておった。そこからアクションが起こらないはずもないし、意見が述べられないはずもない。自治大臣は、早くから市町村段階におけるところの定年制を求める声は非常に強かったということを何遍も答弁をされている。そうすると、そういう意見が開陳をされな……
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨年十二月十八日、成相善十君が委員を辞任され、その補欠として岡部三郎君が選任されました。
また、一月十八日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として下田京子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例に、より、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十九日、下田京子君が委員を辞任され、その補欠として安武洋子君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本画は法務省及び裁判所の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る一月二十二日、丸谷金保君及び穐山篤君が委員を辞任され、その補欠として山田譲君及び本岡昭次君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は、外務省及び防衛庁の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三月二日、山田譲君が委員を辞任され、その補欠として瀬谷英行君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に目黒今朝次郎君を指名いたします。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として市川正一君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の辞任についてお諮りいたします。
三浦八水君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は、農林水産省及び農林漁業金融公庫の決算について審査を行います。
この際お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
質疑通告のない中野農林漁業金融公庫総裁は退席していただいて結構です。
それではこれより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、中山千夏君が委員を辞任され、その補欠として山田耕三郎君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
本日は締めくくり総括質疑第一回を行いますが、質疑に先立ち、まず昭和五十二年度決算における警告決議に対し、その後内閣のとった措置につきまして、大蔵大臣から説明を聴取いたします。渡辺大蔵大臣。
【次の発言】 それでは、これより総括質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十四日、山田耕三郎君が委員を辞任され、その補欠として中山千夏君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。
前回に引き続き、締めくくり総括質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時まで休憩いたします。
午前十一時三十二分休憩
【次の発言】 ただいまから決算委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、昭和五十三年度決算外二件を議題とし、これより締めくくり総括質疑の……
○委員以外の議員(和田静夫君) お許しをいただきまして、一言御礼を申し上げます。 私が本委員会の委員長を仰せつかりまして以来一年間、理事、委員各位、事務局の皆様の御支援と御鞭撻により、決算審査も順調に推移いたしました。この間、私は財政運営における決算審査の意義を高めることに努力いたしたつもりであります。それがもし成果あるものであったとすれば、これはひとえに皆様方の御支援、御鞭撻のおかげでございます。心からこの際感謝を申し上げます。 今日、財政再建が重要な局面に差しかかっておりますし、本委員会の役割りは前にも増して重要さを高めております。明敏な新委員長を中心に、皆様方の御研さんによりまして、……
○和田静夫君 大蔵大臣に、まず経済の概括的な動きについての見解をお尋ねをいたします。 大臣は、よく経済は生き物だと言われる、私も全くそのとおりだと思うのですが、実際のところ、大臣が財政方針演説をされた時点から一月ぼどの間に、すなわち昨年末からことしの年初めにかけて日本の経済の実態が明らかになってきているわけでありまして、それは一月前とはある意味では大きく異なった様相を呈しているのではなかろうか。 二月十六日の本委員会で、景気については「次第に改善し、明るさが増してくる」と大臣は述べられているわけであります。今日の時点から見ますと、明るさが増してくるどころではない、停滞、私はむしろ後退、リセ……
○和田静夫君 法人課税についてお尋ねをするわけですが、税の専門家でいらっしゃる大蔵大臣に企業会計と税務会計とでは原則的にどういう違いがあるのか、まず教えていただきたいんですが。
【次の発言】 そうすると、こういうふうに理解しておいてよろしいですか。企業の利益から一定額を加減をして課税所得が出るわけですね。そこで問題は、企業利益を算出する企業会計に、いま言われたように、税法は基本的にはやっぱり依拠している、それはいいわけですね。
【次の発言】 そこで、法人税の転嫁問題なのですが、これは昨年の委員会で現次官とるるやりとりを私はいたしました。しかし、どうしても明確なお答えにはならなかったわけです。そ……
○和田静夫君 本院における予算審議も最終段階を迎えようとしていますので、まず減税問題に関連する諸問題について質問いたします。
所得税減税が必要であることは政府の側もお認めになっている。問題はその額と時期であります。同時にその財源であるわけですが、まずこの時期の問題ですけれども、これは参議院におけるところの与野党合意のとおりできるだけ早く実施をする、今年度補正の時期を含みとしながらそういう時期を一応見通す。大臣、これはこういうことでいいですか。
【次の発言】 参議院におけるところの与野党国対委員長などの折衝を通じての合意もあることでありますので、できるだけ早い時期にそれは当然組まれるのならば、……
○和田静夫君 まず初めに、経企庁長官に尋ねるところでしたがお見えになりませんので、局長の方から答弁をいただきますが、現状の問題については調査局長が答弁可能だということを聞いていますから、見通しについてはいま調整局長が入るという約束になっていますから、栄たくの方で選択をしてもらえば結構だと思うんです。 最近の経済の動きについて、まあ中長期的な視点から尋ねてみたいんですが、私は、日本の経済は第一次オイルショック以降おおむね五%水準の中成長をとってきたと考えています。ところが、八〇年代に入って、これがさらに下方にシフトしてきたと思うんですね。そういう疑問を私は率直に持っているわけですが、つまり日本……
○和田静夫君 ちょっと御質問の間で申しわけないんですが、外務省のアジア局長、外交日程が入ったようですから一、二問だけ質問をいたしますが、まず在日朝鮮人・韓国人六十六万七千人のうち強制連行で日本に連れてこられた人及びその子供、孫は今日何人ですか。
【次の発言】 いわゆる一九三九年に国民徴用令が出されて、それに基づいて半島の人たちが、たとえば職場の帰りに街頭でもって日本の警察なりに連行をされながら強制的に内地に持ってこられる、そして炭鉱業務に従事をする、そういうような形のことはたくさんあったわけでありますが、その辺の資料というのは今日全然ありませんか。
○和田静夫君 まず厚生省の関係で、昨年の十二月に報道されました大分県の歯科医師会の振替請求をめぐる諸問題について質問をするのでありますが、実は委員長、いま私がここへ座りましたら、国税庁の国会の担当の方が見えまして、要求をしてありました国税庁長官が出席をできないと、こういうことであります。 きょうとあしたは参議院の決算委員会を開くということはもう十二月から決めていることです。大蔵大臣も実はきょうは、これは外国でありますが、しかもまあ私たちが知らぬうちに出かけられた。国税庁長官は国内のどこかにいる。出てこれない。冒頭の質問は実は国税庁長官なのであります。決算委員会を予算委員会並みに重視をするとい……
○和田静夫君 実はこの一月八日の朝日新聞を読んで非常にびっくりしたわけですが、見出しは、「官僚OBの新人「指定席」確保に狂奔 出身省庁バックに業者も駆り出す」こういうふうになっているわけです。 この記事の中で、各省の皆さんは、正直というか、あるいはふてくされているのか、法律なんか どうでもいいと思っていらっしゃるのかしらぬけれども、現役の高級官僚の皆さんが驚くほど率直にOBの選挙運動について述べられています。自治省と郵政省は、この八日の記事ではすこぶる冷ややかですし、ある意味では非常に深謀のある発言をされている、こういうことになっているわけであります。 そこで、この問題からまず運輸大臣以下……
○和田静夫君 まず、警察庁――国家公安委員長ですが、中川一郎代議士が衝撃的な自殺、余韻がまだ非常に残っているわけでありますけれども、中川一郎さんが死を選ばれた理由というのが必ずしも明らかになっていないようです。
まず警察庁に伺うのは、警察は自殺ということを知っておられながら、なぜこの病死発表等を黙認をしたのだろうか。
【次の発言】 検視には立ち会われたわけですね。それで、自殺ということを御存じになりながら黙っていたという話になるわけでありますが、これ一般民衆の場合はなかなかそうはなりませんでね、すぐ自殺は自殺という形になるわけですが、情報が操作される、マスコミで言う情報操作とでも言いますかね……
○和田静夫君 一月の決算委員会以来、私は高級公務員OBの選挙活動、地位を利用しての入党勧誘、あるいは政治資金づくりなどというものを問題にしてきたわけでありますが、郵政省に関して幾つかの事実が指摘をされています。したがって、官房副長官の日程の都合ありますので、冒頭若干時間この問題に触れますが、これは案内状です。昨年十月の三十日に秋田市において、秋田県の中部郵政協力会という組織が通常総会を開催をされた。この会合には特定郵便局長九十七人が参加した。総会の議事の方はもう全く短時間、十分もかからなくて終わった。来賓の元郵政の官僚の比例代表区立候補予定者と言われる方が五十分間にわたって講演をした。郵政省と……
○和田静夫君 まず、財形還元融資ですが、これはなかなかどうも進んでいないようであります。
まず財形貯蓄残高はどのくらいか。
【次の発言】 こういう形で六兆五千億ですね。
【次の発言】 五千億弱でいわゆる還元融資が停滞をしているということは、せっかくの財形制度がどうも私は生かされていないのではないだろうかという感じがいたします。いわば宝の持ちぐされであるという感じがするわけでありまして、この点については、労働大臣あちらこちらで何か座談会に出ていらっしゃいますが、所見をお持ちですか。
【次の発言】 余り深い立ち入りはしたくはないと思っていますが、事務代行会社として財形住宅金融株式会社が発足をいた……
○和田静夫君 まず外務大臣、アルゼンチンで軍事政権の左翼弾圧に巻き込まれて日系人がわかっているだけでも十人、実際には二十人ほど、もちろん日本国籍を持っている人を含んで行方不明になっているという報道がございます。まあイタリアやフランスなどヨーロッパ政府関係議会も調査を進めている模様でありますが、これはぜひ日本政府としても前向きに真相究明に取り組まれるべきだと考えるのですが、いかがでしょう。
【次の発言】 南北朝鮮のクロス承認に外務大臣は意欲を非常に燃やされているそうでありますが、これは中国やソ連にも大臣自身お働きかけになる、そういうことと想定してよろしいですか。
○和田静夫君 まず宮内庁ですが、浩宮様の留学が、おたくの言葉では修学が決まって渡英される、こういうことのようでありますが、まずこの留学目的というのを。
【次の発言】 留学の予算というのは幾らぐらいになるわけですか。
【次の発言】 もう一つ気にかかることは、国内を御旅行になるときのような形でおつきの者がぞろぞろつく、あるいはSPがつくというようなことで、伝統あるオックスフォードのキャンパスの、いわゆる学園の自由とでもいいますか、そういうものがこの留学を契機にして乱されていく。そういう意味で国際的な批判を受けるというようなことは起こらないと思いますけれども、当然御配慮になっていると思いますが、そう……
○和田静夫君 まず大蔵大臣、増税なき財政再建について今国会予算委員会以来、あるいは本会議などでさまざまな議論を交わさせていただきましたが、五十七年度の税収の見込みでございますけれども、大体どういうような目標をお持ちでしょうか。
【次の発言】 五十八年度の景気の見通しですが、底入れして今後上向くだろうというようなことが言われてますが、どうも読んでいると、日銀、大蔵、経企それぞれの見通しに若干のニュアンスの違いがあるように思われるんですが、大臣としてはいかがですか。
【次の発言】 景気の動向と五十八年度の税収の関係ですが、これは年度が始まったばかりでありますからあれですが、全く一般論として大臣とし……
○和田静夫君 法務大臣、お急ぎのようですから先に法務大臣に一問お伺いいたしますが、ことしの三月三日に、在日朝鮮人の少女、横浜市在住の辛仁夏さんという方が、長洲神奈川県知事あてに次のような嘆願書を出されたわけであります。十五歳の少女ですが、 やさしい瞳の長洲知事さんの顔を思い浮かべながら書いています。 私は横浜市港北区に住んでいる十五歳の朝鮮人少女です。日本で生まれ、日本で育ちました。朝鮮の名前を持ち、楽しく明るく生きてきました。 去年の八月十一日に区役所に行き、登録書の切り替えをしました。その時、指もんを押さなければいけないことになっています。 私はいやだったので押しませんでし……
○和田静夫君 まず、けさの毎日新聞で入国警備官が摘発情報を流したという事件が報道されていますが、法務省は事実関係について簡単にちょっと述べてください。
【次の発言】 私の調査も加えての話でありますが、赤坂見附にある高級韓国クラブMで酒食のもてなしを受けていた。その見返りとして摘発情報を流したということではありませんか。
【次の発言】 いや、私は、いわゆる摘発情報を流すということを――それでは、一般的にはどういうような問題が起こりますか。
【次の発言】 どうも国公法に基づくところの処分をされなかった。懲戒の対象としなかった。恐らく厳重注意というような形のものは内規に照らしてでありましょう。私は、……
○和田静夫君 議員立法であるところの趣旨を当然わきまえながら、若干の質疑をいたしたいと思います。 浄化槽法案についてでありますが、これまでの無規制といいますか、そういうような状態に比べてみれば私は一歩前進であると、この法律案について思います。しかし、この法律によって、やはり新しい問題がかなり出てくることが予想されます。 そこで、まず厚生省でありますが、浄化槽の規制は、本来廃棄物処理法の中で私はきちんと行われるべき筋合いのものであっただろうと思うのであります。浄化槽の規制を廃棄物処理法の改正という形で進めることがなぜできなかったのだろうかということは、やはり疑問として残ると思うのであります。……
○和田静夫君 まず通産大臣に、限られた時間でありますので若干のお伺いをいたしますが、先ごろIEA理事会でソビエトの天然ガスへの依存について一定の妥協案が成り立ったと言われています。欧米でも何か玉虫色の表現があるのだというような感じで、私も感心しているんですが、ところがどうもよくわからないわけでありまして、一つは通産大臣の解釈をお尋ねするとともに、わが方としてはいかなる方針で臨まれましたか、あるいは今後サミットなどでどのような御主張をなされますか。
【次の発言】 私は、ソ連との経済協力というのはもっと進めるべきであると考えていますし、経済安保という観点から考えてみても、経済協力を進める方が安全を……
○和田静夫君 まず警察庁、過日の決算委員会で調査を約されました大分県の歯科医師不正請求事件について報告を願います。
【次の発言】 同じことでKNSPによる国内捜査疑惑について報告願います。
【次の発言】 兵庫県警本部尼崎中央署、北署の架空調書事件、これは把握されている事実、調査の概要を御説明願います。
【次の発言】 これは一般論ですが、この関係というのはかなり詳しく報道をされていまして、非常に疑惑があるのですが、当然この警察関係幹部職員の責任問題というのが出てくる、そういうふうに思われますが、その辺はどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 五月十六日の決算委員会で、法務省入管職員の摘発情報リーク事件について、法務省側の答弁と事実との間に食い違いがあると思われますので、きょうは引き続いてこの問題を取り上げ、法務省の見解を伺います。 五月十六日の答弁は、法務省側としては酒食のもてなしを受けたことはお認めになったわけでありますが、摘発情報をリークしたことについては認めなかったのであります。ところがその後、法務省関係者の新聞記者会見などのまとめの報道によりますと、問題の警備官自身も、またその警備官を調べた平山警備二課長も、二回クラブ「マノン」に摘発情報を流したことを認めています。法務省はこの食い違いをどういうふうに説明を……
○和田静夫君 関連。
【次の発言】 一つは中曽根総理、午前中の徴兵制論議との関連で一言聞きたいのですが、一九七〇年十一月五日参議院決算委員会で防衛庁長官のあなたと私とで徴兵制論議をやりました。それはもう御記憶にあるところでしょう。そこで、けさ来の答弁を一応了解をするとすれば、今度は新しい防衛白書に徴兵を行わないと明記をすべきだという指導をあなたはなされるか。あのときは、防衛白書原案の中には日本国憲法との対応において徴兵制はしけないと、こうあったのを、防衛庁長官であったあなたはそれを消したんですから。
【次の発言】 後藤田官房長官、あなたは二月九日の記者会見で、大型間接税については検討していない……
○和田静夫君 委員長。
【次の発言】 総理、やはり増税なき財政再建を堅持したいといまも御答弁になりました。それで、まず確認をしておきたいのは、財政再建を達成する指標というのは一体何なんだろうか、それはやはり赤字国債発行をゼロにするということがまず第一の目標であるということですか。
【次の発言】 そうすると、それまでの財政再建期間中は増税をしない……。
【次の発言】 ここの部分は、私は自分のときにもう一遍やります。
そこで、臨調の増税の定義ですが、これはかなりあいまいですね。大蔵大臣、現行の租税負担率一二二・七と考えておいてよろしいですか。
○和田静夫君 総理、あなたが総理になられましてから、中曽根さんはこういうことをおやりになるんではないだろうかという、あれこれのうわさが非常に立ちました。たとえば内政に限って言えば、デノミをやられるのではなかろうか、あるいは解散・総選挙をやられるのではなかろうか、改憲を政治日程にのせるのではなかろうか、あるいは増税なき財政再建を軌道修正するのではないかなどなどたくさんあるのでありますが、これらの中には総理自身が記者会見などで示唆されたものもございました。どうも私は、そういう意味では不透明な感じが、一体どうなっているんだろうかということで、いたします。 そこで、中曽根内閣は、国民に安心を与える、……
○和田静夫君 総理、組閣以来中曽根内閣は仕事をする内閣という形で標榜されてこられました。昨日、私に対する冒頭の答弁でも、仕事本位で官房長官、国土庁長官は選ばれた旨も述べられました。ところが、いまありましたように、国会提出資料すら満足に出せないという、私は大変困ったものだと思うのでありますが、資料は間に合いませんから補助金の基本的な論議は来週出てきたときに精査をして、一般質問で繰り返さなきゃなりませんが、総理は一般質問にお出ましになりませんので、ここのところで見解を承っておきます。
【次の発言】 ちょっと一言だけ補助金で聞いておきますが、補助金とは一体何かということでありますが、これは全大臣にお……
○和田静夫君 官房長官、人事院勧告を五十八年度は完全実施されますか、五十八年度人勧。
【次の発言】 人事院総裁、五十七年度で退職する公務員には、五十七年度人側凍結によって著しい不利益が出ることについての御見解。
【次の発言】 官房長官の御認識は、いまの問題の認識。
【次の発言】 不利益。
【次の発言】 せんだっての勝又質問に対しまして、五十七年度の人勧凍結、人事院総裁は労働基本権の代償措置がなくなるとお認めになったわけですね。
【次の発言】 そこのところ、ちょっとあれですが、この前の答弁とちょっと違いますが、官房長官、代償措置がなくならない、ただ五十七年度に限って作動しない、こう述べられたんで……
○和田静夫君 厚生大臣、明治製菓のエクセラーゼの調査結果、処分関係を御報告願います。
【次の発言】 私は厚生省添付資料と学会誌とをしさいに検討してみました。厚生省添付資料の十六ページには有意差検定、いわゆるT検定というのがあるのですが、これは日薬理の雑誌には出ていません。したがって、T検定というのは統計処理には欠かすことのできないものだと私は考えますが、いかがですか。
【次の発言】 学会誌にはなくて添付資料にあるということは、これは明確に明治製菓がやった可能性が出てくるのではありませんか。
【次の発言】 これは大学側のだれもが手をつけてないのです。
○和田静夫君 まず、警察庁ですが、兵庫県警のいわゆる架空調書事件について伺います。
尼崎中央署のスナック「ミネ」風俗営業法違反事件、「尼崎ロンドン」の同法違反事件、歌舞伎書店わいせつ図画販売所持事件について、これは有罪が確定をしている。竹林兵庫県警本部長は、松葉らが架空の名前や住所の参考人調書をつくっていたのは指摘のとおりで深く反省していると事実関係を認めて、その非を認めているわけですが、警察庁いかがですか。
【次の発言】 警察内部のでき事でありますから、調査中調査中として答弁を逃げるわけにはいかないと思うんです。
三つの事件だけではなくて、尼崎中央署では調書を洗い直した結果、架空調書が続……
○和田静夫君 まず、警察庁。一昨日の私の質問を新聞報道等で知って訴えてこられた方々が何人かいらっしゃるのでありますが、本題に入る前にその一件についてだけちょっとお尋ねをしておきます。 熊本県上益城郡にお住いの中林太利さんからの訴えですが、この人は昭和五十六年九月、熊本県警御船警察署に逮捕された。事件は、九州高速道路の建設にまつわる土地問題で紛争があった。道路公団側が建てたフェンスを中林さんが五十六年七月に公団高速道路警ら隊及び御船署刑事課長らの立ち会いのもとで撤去した。このときには立会人はとめなかった。ところが九月十日になって突然御船署刑事部長上杉さんという人がやってきて逮捕した。これは九月……
○和田静夫君 まず、核燃料の輸送問題で一、二問、冒頭に質問をいたしますが、これは予算委員会における政府と私の論争で決着がついていない部分のものであります。その後、ずっと資料を当たってまいりますと、ますます危険な状態を感じ取ることができます。 そこで、運輸省に、原子力安全研究協会の調査報告書、これは事前に通告をしましたが、アメリカで幾つもの事故例が報告をされています。「放射性物質の輸送に関する諸外国の研究調査報告書」の(IV)の二十三ページ、日本文ならば確認する必要がありませんが、ちょっと英語の報告になっていますので、私は全くその意味での素人ですから、まず確認を求めたいんですが、この二十三ペー……
○和田静夫君 まず、概算要求について伺いたいと思います。
厚生大臣でありますが、厚生省の概算要求、これは恐るべき社会保障制度に対する挑戦とでもいいますか、切り捨てである。健保連の試算によりましても、虫垂炎でもって三万円負担増になる。低所得者層の場合でも約二万円の負担増だ、胃がんは五万三千円、低所得者層でも三万円、こういうような負担増になる。これではせっかく所得税減税がこれから行われたとしても成果はまるまる奪われてしまう、ある意味では持ち出しになってしまう。そういう危険性さえあるのでありますが、見解を承ります。
【次の発言】 いろいろの論調がこの論議が始まりましてから出ていますが、言えることは……
○和田静夫君 まず、岡崎さんに伺いますが、あなたの基本的な考え方、予算委員会でも申しましたけれども、バリティによる戦争の抑止にあると思われます。そこで、この均衡抑止論については、私はまず第一に均衡が抑止につながるということが果たして言えるのかということ、第二には、仮に均衡抑止という考え方が成り立つにしても、均衡という概念がなかなか難しいわけですね。均衡というのは軍事力だけではない、経済力や戦う士気をつくり出す政治的統合力、いわゆる地政学的な位置等々、さまざまなファクターを総合的に勘案した上で均衡概念が成り立つ。何をもって均衡となし得るかはその意味でも非常に難しいわけですが、ミリタリーバランスと……
○和田静夫君 総合安全保障をめぐる諸問題について意見を述べます。 まず、総合安全保障というのは一体何かということでありますが、これは政府側の説明によれば、総合安全保障とは「国際的要因による多種多様の脅威に対し、外交、防衛、経済等の諸施策を総合してその発生を未然に防止し、または発生した場合に適切に対処することにより、我が国の存立を維持し、国民生活の安定を確保しようとする考え方である。」これは岡崎外務省調査企画部長がそういうふうに述べていたわけでありますが、すなわち安全保障にわざわざ「総合」という文言をつけることの企図するものは、安全保障というものは、軍事のみならず外交、経済等の諸政策の整合性の……
○和田静夫君 雇用保険について、私、三月の二十六日の予算委員会で若干の議論をいたしました。そこできょうは、あのときの答弁などを踏まえまして突っ込んだ議論をいたしたいと思います。
まず大臣に、私は完全雇用の追求という政策目標は、福祉国家の根本をなす第一の政策目標であると考えています。それはベバリッジ以来の福祉国家観の根底にあって、戦後の日本国憲法に基づく労働法体系の根幹をこれはなしていると思うんですね。この前提の認識について、まず大臣に伺いたいと思います。
【次の発言】 完全雇用の追求ということは、何にも増してすべての労働者が食っていけるだけの賃金を保障されるということである。完全雇用の状態と……
○和田静夫君 まず、食品添加物の問題で若干の質問をいたします。
味の素社のアスパルテーム製剤について、衆参の社会労働委員会でこれまで社会党の多くの委員が取り上げてまいりました。そこで、きょうその詰めを行っておきたいのでありますが、厚生省、まず第一に確認したいことは、アスパルテームはフェニルケトン尿症の子供たちにとって有害である。このことは確認をできますか。
【次の発言】 フェニルケトン尿症については、衆議院の答弁を読んでみますと、厚生省の見解は、小児科学会を通じて周知徹底を図っているから問題はない云々という形につながるわけでありますが、それで十分なのだろうかという点について私は大いに疑問であ……
○和田静夫君 まず、衆議院における修正部分についての御説明がありました橋本衆議院議員に、一、二お伺いをいたします。
参議院段階におけるこれからの法律案の取り扱い、あるいは修正行為等を含んで、官房長官は本委員会に先立った理事会に出席をされ、本委員会の審議を尊重し、柔軟に対応するという姿勢を示されたようであります。そこで、衆議院における法案修正の責任者として、衆議院でのこの修正案というのは、もう最良のものであるというふうにお考えでございましょうか。
【次の発言】 定額部分について、定率制ではなくて定額制を導入されたわけでありますが、これは私は改正案の本来の趣旨である医療費負担を患者に認識をさせる……
○和田静夫君 まず、船員保険について若干伺いますが、船員保険収支のこの赤字の最大の原因は短期反復雇用にあるわけでありますが、この短期反復雇用についてはっきりした方針を持たない限り、船員保険の構造的赤字は解消できないというのがこの間からの論議の帰趨だと私は思うんですよ。どういうふうに受けとめられますか。
【次の発言】 質問時間が早まったから、答弁者が来ていないので――。
【次の発言】 それじゃ飛びますが、厚生大臣、この前問題にしました基本方向、いわゆる長期ビジョンですが、これを的確に実行していくと、私は国民医療費の伸び率を抑え込んでいくことができると見るわけです。逆に言えば、国民所得の伸び率程度……
○和田静夫君 前回に引き続いて、きょう、本人一割負担の問題に絞って残された時間質問をいたします。
私は、これまで二度にわたって試算を示しまして、一割負担導入の理由とされる八割での統合論に異を唱えてきたわけであります。
そこで、将来八割で統合した場合の平均給付率、それから九割で統合した場合の平均給付率、さらに九割五分で統合した場合の平均給付率、これをまず示していただきたいと思います。
【次の発言】 さらに、後ほどの論議のため、被用者の本人十割をまず維持しますね、私の論点は今までずっとそういうことですから。そして、その他を九割給付とする場合の平均給付率というのは出ているでしょう。
○和田静夫君 私はまず総理に、財政再建と社会保障の関係について尋ねます。
財政再建を進めるということも大変大事なことではありますが、社会保障の犠牲によって財政再建を進めるという路線をとることはこれは納得するわけにはまいりません。政府の立場から言えば、やむを得ずという、そういう修飾語がつくのでありましょうが、五十九年度の予算編成は、福祉、社会保障を後退させた予算であった。これは予算委員会などでもいろいろと意見を伺ったところでありますが、この点の総理の御認識をまず承っておきます。
【次の発言】 いかように言われましょうとも、例えば今この審議している健保の給付率の低下、本人一割負担の導入、これはも……
○和田静夫君 まず、事業団法で厚生大臣に素朴な疑問をちょっとぶつけてみたいのでありますが、社会福祉事業振興会と医療金融公庫が統合される。この統合のパートナーとして適切なのかどうかという点が第一点であります。一見して何か木に竹を接ぐといった印象が非常に強いわけであります。背景に臨調があることを知らないわけではありませんが。 素朴な疑問の第二は、大きい方が小さい方に統合される。職員数だけで言ってみれば、百七十七の方が五十九ぐらいのところへ統合される、こういうスタイルであります。このことは、社会福祉事業の方がウエートが大きい、そういうふうに理解をしておいてよいのでしょうか。 まず、この二点。
○和田静夫君 今の関連ですが、いわゆる一般消費税タイプの大型間接税はやらないと総理は言われました。私にも昨年の四月八日でしたか、ここでそういうお約束がありました。ところが、大蔵大臣の方は、衆議院の論戦を聞いていますと非常に微妙でありまして、いわゆる政府税調の中期答申の課税ベースの広い間接税の検討は避けて通ることはできない、そこの部分だけを何か拡大的に引用をされまして、この趣旨に沿って検討を続けていかなければならないというふうに大蔵大臣は発言をされる。さらに、前大蔵大臣渡辺幹事長代理は、EC型付加価値税への研究を始めるのだ、こういうふうに発言をされる。そうすると、一体われわれはどれを信用したらい……
○和田静夫君 これから一九八四年度の予算について順次質問をいたしてまいりたいと思います。 まず総理に、この八四年度の施策、あるいは八〇年代の後半に向かうターニングポイントに当たっての心構えとでも申しましょうか、そういう基本方針というべきものを承りますが、戦後政治の総決算という言葉を好んでお使いになってきたわけであります。戦後政治の総決算というとすぐに憲法問題が浮上をするわけでありますが、憲法というと防衛、安全保障が議論になる、また、なりがちでありましたけれども、憲法のいま一つの基本理念としての二十五条にうたわれている部分、この部分についてどういうふうにお考えなのか、あるいは二十六条の教育権、……
○和田静夫君 財政展望について質問をいたします。 中曽根総理は、中曽根内閣が続く限り大型間接税を導入しないとされたわけであります。しかし、今後の財政展望を考えますと、三兆円ないし四兆円の規模を持つ新税を構想しない限り到底予算編成はおぼつかないと思うのでありまして、そこのところを大蔵省はどのように突破しようとなさるのか、私にはさっぱりわかりませんので、大蔵大臣からわかりやすく説明をしてもらいたいのであります。 そして、先日も一つの試算を私は示しました。現行水準の歳出水準、現行制度をそのまま維持して歳出がどれだけ伸びていくかを私は四・四%の伸びと見込んだわけであります。そのように見込めば、一九……
○和田静夫君 まずちょっとお聞きをいたしますが、昭和五十七年六月十五日、内閣総理大臣臨時代理中曽根康弘さんから徳永正利さんに出た政府答弁書、その九ページ。労働大臣、過去に失業給付金の支払いは予算の空白期間にどういうふうに処理されましたか。
【次の発言】 労働省、財政法第十二条ですね、「各会計年度における経費は、その年度の歳入を以て、これを支弁しなければならない」、すなわち、あなたの方でやってきたことは、四月一日以降におやりになったことは会計年度独立の原則が示されているこの十二条に違反をしている、こういうことでいいですね。
【次の発言】 官房長官、今の支払われた失業給付金は前年度の支出のためか、……
○和田静夫君 暫定予算の審議に入ったわけですが、私どもは予算の空白を招かないためにも、あるいは参議院の予算審議権を守る立場からも政府が暫定予算の提出に踏み切ったことについては評価をしておきたいと思うのですが、ただし、政府が予算の空白と参議院審議権の重みをどの程度理解していらっしゃるかということをいろいろ考えざるを得ません。まず、総理と大蔵大臣の見解を再度伺います。
【次の発言】 ここで委員長に、当委員会運営の責任者として、国会役員としての立場から、五十九年度暫定予算及び六十年度以降の予算空白回避、暫定予算制度を定着させるべしというような見地から御見解を承りたいのであります。植木委員長に負けない……
○和田静夫君 ちょっと昼前の時間、かなり制約されましたので、順序まちまちになりますから、大臣、答弁者側には非常に恐縮でありますが、お待ち願うことがあるかもしれません。
まず、金融開放問題ですが、ユーロ円債の開放のためそこに焦点が非常に当てられてきていますけれども、日本の公社債市場のあり方が大きな問題を投げかけると思われますが、その影響は。
【次の発言】 大臣、今答弁にありましたように、この有担保原則が一挙に崩れるということなどを含んで、今度の日米円ドル協議でもってかなり具体化すると思うんですが、今、段階的という答弁があったんですが、大臣としてはどういう構想でしょう。
○和田静夫君 まず、大蔵大臣にいわゆる予算の空白について総括的な政府見解を求めたいと思います。来年度以降、一日たりとも予算の空白を生じさせないと約束できますか。
【次の発言】 財政展望について伺いますが、臨調答申に従って歳出削減をすると言われてきているわけでありますが、その展望を実は大蔵省はなかなか具体的には示されたいわけであります。例えば補助金の一割削減を続けることによって幾らとか、あるいは私学助成の削減で幾らとかというような幅を持たせていいわけでありますが、出ませんか。
【次の発言】 総理、今の答弁のようなんですが、臨調の答申で一体どの程度の歳出削減が可能なものであるかどうかわかりませんと……
○和田静夫君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 年金法案につきまして、まず総論的に私の見解を述べるところから質問を始めたいと思います。 今回の政府案、二階建てをとるこの方式を採用したそのことについて、これをノーとは言いませんが、しかし政府案には、なぜ二階建てをとるのかというその理念がはっきりしていない。 第一の問題点は、基礎年金が最低生活保障原理を確立をした上で設けられていないということに気づくのであります。それは、この基礎年金が拠出主義によっているという制度的な問題に結びつくだろうと思います。 それから第二に、給付水準の極端な引き下げが指摘ができます。政府案によって成熟時に安心して暮らせる老後生活を保障できるのだろうか……
○和田静夫君 前回に引き続いて、国民年金の給付水準ですが、大臣、過去の推移をたどりますと、これまで国年と厚年の格差をそんなに拡大をさせないという方針できたわけです。福祉元年と言われた一九七三年、厚年、国年の水準それぞれ幾らですか。
【次の発言】 これは五万円年金ということで両制度の水準をあのとき合わせたんですね。老後の所得保障という考え方からするなら、両制度の給付水準をそろえていく、合わせていく、そういう考え方をとるべきです。その後、年を追うごとに厚年と国年の給付水準の格差は拡大をしてきたわけですね。国年加入者が試算面で有利だとこの間言われたんですが、それなら、七三年当時に同一水準にそろえたと……
○和田静夫君 まず、引き続いて賃金スライドの件ですが、私は年々の自動改定について、賃金上昇率が物価上昇率を上回るときは賃金上昇率にスライドさせるべきだと主張してきました。そして、財政再計算時には消費支出水準を勘案した国民生活水準指標とでも言うべき客観的指標を策定し、改定すべきだと考えますが、三たび見解を求めます。
【次の発言】 法案作成作業に携わった局長としては、大蔵の手前もあったり、あるいは与党政調の皆さんの前でありますから、それ以上の答弁は非常に無理だと思うのですが、しかし大臣、百歩譲っても何らかの形で年金改定の基準として賃金上昇を法文中に明記すべきだという主張をずっと私してきましたがね。……
○和田静夫君 まず初めに、三菱の南大夕張炭鉱のガス爆発、これは、炭鉱の保安は鉱山保安法で通産大臣の所管でありますけれども、労働者の福祉を目的とする労働省としても、きちんと事態を見守る必要があると思うんですね。
労働大臣、私は保安についての労使協議の場をつくるなどのそういう法律の抜本的な改定が、こんなに連続的に炭鉱災害が続きますと、そういうことが必要になってきているんじゃないかと思うんです。したがって、御所見があれば、今回の事故問題を含んで伺いたい。
【次の発言】 警察庁、会社及び保安統括者の刑事責任の可能性が非常に強いように思うんですが、警察としてのコメントを。
○和田静夫君 まず、最近話題になっています京セラの問題で、冒頭にちょっと質問いたします。
京セラのセラミックス製人工関節無許可販売、薬務、保険、国立病院、それぞれについて厚生省の対処方針を承りたい。五月二十四日に改めて京セラに対して三局長から指示が出されたと聞いておりますが、その内容はどんなものですか。
【次の発言】 保健医療局、病院関係者への処分というのはどういうふうになるんですかね。
【次の発言】 保険局長、患者一人一人の自己負担分についてはどういうことになりましょうね。
【次の発言】 薬路周、京セラへの処分ですが、どういうスケジュールで、いつごろ決定されるということになりますか。
○和田静夫君 前回、いろいろ資料の論議を通じて労働省側が約束をし、かつ、遠藤社労委員長からも強い注意が労働省側に行われたのでありますが、きょうまでついに資料は整ったものとしては出てまいりませんでした。ピンはねの実態については、あのときもう既に資料があるにもかかわらず隠していて、ここだけは古いものを持ってきた。あとは就業規則の履行の問題であるとかあるいは二重派遣の実態等については、十分に納得させるものではない。そういう状態であることは大変遺憾でありますし、そういう状態の上で法律案の論議が行われるということは、これまた大変不幸な事態であると指摘をしておかなければなりませんが、それら資料提出の不備の……
○和田静夫君 まず初めに、昭和六十一年度の予算編成について伺いますが、総理は、サミットの場で内需拡大、税制改革などを発言をされたわけですけれども、これは国際的に公約をされたというふうに承ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 どういうような手法で内需拡大を図られるのか、あるいは内需拡大と増税なき財政再建がどういうふうに絡んでくるのか、ずっと委員会で興味深く聞いておりましたが、どうもはっきりしません。これは私の理解が悪いかもしれませんが、これまで過去三年間にわたって超緊縮予算が組まれてきた、増税なき財政再建とは一般歳出削減方式であったというのがこれは通説だろうと私は思うのですが、それと内需拡大と……
○和田静夫君 日本信販について昨日に続いて若干質問を続けますが、まず警察庁、松建住宅に名義を貸した人物が括弧つきの被害者同盟をつくって、暴力団を使ってみずからの名義を消したという事実、これは確認をされましょうか。
【次の発言】 この日本信販の不正融資は、長野にとどまらないようでありまして、長野でもまだ明るみに出ていませんが、東日本開発、松建住宅以外にもこの種不正融資がどうも行われているように私の調査の結果は出ているわけですが、通産省、東京の立川支店で住宅ローン名義貸しで百億円の融資を行って、その半分の五十億円が焦げついている事件は御存じですか。
○和田静夫君 五十九年度の補正予算について、千三百億ぐらいの節減ということになっているわけであります。財政危機を認識されて各省庁節減の努力をされたのか、あるいは当初の積算査定に甘さがあったのか、よくわからないのでありますが、それぞれの省庁、その理由、内容についてまず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 初めての予算委員会でありますから、初めての大臣のすべてにお答えを願いました。
防衛庁長官、武器、車両購入で十一億、航空機購入で二十七億、装備品等整備で十六億円節減した。このことによって日本の防衛が著しく後退したということは言えない。
○和田静夫君 二月十二日の補正の審議の際に積み残した分から少し入りたいと思うんですが、まず生体腎、既に調査を終わったと思うんですが、売りたいという人、大阪、東京主要病院、各腎バンク。
【次の発言】 数は。数字。
【次の発言】 東京の腎バンクでは一日二、三件の提供申し入れがある。大阪では一日に一件程度ある。阪大では週に一件。厚生大臣、これは潜在的にはかなりの生体腎取引、需要がある、そういうように思わなきゃならぬのですが、どうでしょう。
【次の発言】 移植学会の調べによるとという御説明でありまして、生体腎の移植を行った件数の中で血族以外が五十三回あって、提供者不明が十六回、これをどういうふうに大臣……
○和田静夫君 河本国務大臣、昨日総理がシグール大統領特別補佐官と会って電気通信部門で市場開放の努力をする、こういうふうに約束をしたと報道されています。そこで、具体的にどういうような段取りになりますか。
【次の発言】 木材について外務大臣は難色を示したと言われているんですが、河本さんはどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 今言われた、四月九日に報告をされる努力をするようですが、ぎりぎりまで対日圧力をアメリカの側はかけてきて一層の譲歩を引き出すだろうと、そういうふうに報道されたり、いろいろ伝えられているのでありますが、どうでしょう、基準作成について早目に見直す、ガラス張りにするというようなこ……
○和田静夫君 今の租税負担率で総括から引き継いで若干のことを総理にお尋ねをしておきたいんですが、前に、財政再建は大型間接税によらず行うべきである、こう総理は申されておる。財政再建は、企業関係の不公平あるいはマル優の不正利用などの執行にかかわる不公平、医師などの特定業種への優遇措置廃止などの是正、これらによって財源を確保する。他方、防衛費に代表されるような不適正な歳出をカットすることによって可能である。これは私が主張しました。そこで、不公平を是正すれば、租税負担率は、今もお話がありましたが、自然増収分よりも上昇するわけであります。そこで、総理は、もう一遍確認したいんですが、税の執行面を含めて不公……
○和田静夫君 まず、退職者医療制度ですが、見込み違い。九月三日からこの社会労働委員会として石川県、富山県へずっと視察に出て、両県知事あるいは町村長から強い意見があったものをこの委員会に反映させようと思っての質問でありますから、誠意を持って答弁をしていただきたいと思います。
加入者数、それから加入者保険料、これは大幅な見込み違いが生じています。国民健保財政に穴をあけたわけですが、この見込み違いの実態をまず答弁してください。
【次の発言】 その数字の問題も、私の計算とは随分違いますから後で申し上げますが、五十九年度の数字を見ますと、退職者本人で見込みの七五・一%でしょう。それから家族は四九%。家……
○和田静夫君 まず、先日の委員会で積み残した問題にちょっと入りますが、高率補助金問題。
大蔵省は、生活保護は三分の二、保育所の運営費補助は二分の一、失業対策事業は二分の一、その他補助率二分の一の奨励金補助金を三分の一または十分の四に引き下げる、この案を各省に提示していると言われるのでありますが、厚生大臣はこの事実を確認されますか。労働省はいかがですか。
【次の発言】 両答弁者とも、いずれこういうような削減提案が明るみに出ることになるんでしょうけれども、今そういうふうに言われておっても。知っておっても知らぬと言っておるのでしょうが、厚生大臣あるいは労働省としてどういう態度をおとりになりますか。
○和田静夫君 まず、先日の委員会でスタンガンを取り上げましたが、適切な措置を要請しました。ところが、その後もスタンガンを使った事件が続いています。
警察としては、それなりの努力をなされているとは思いますが、先日も申しましたけれども、きちんとした使用基準をつくる、あるいは登録制をつくるなどの対応が私は早急に必要ではないかと思うんです。いかがでしょう。
【次の発言】 引き続いて厳格な対応を求めておきます。
どうもありがとうございました。
そこで、先日の委員会で資料要求をいたしました必要病床数の標準についてでありますが、厚生省が今考えている必要病床数の標準を仮に東京に当てはめるとどうなるか。試……
○和田静夫君 大蔵大臣、十分ぐらい休んでもらう予定で運輸大臣を先に呼んでおったが、運輸大臣が来なくて大蔵大臣が見えたから大蔵大臣から入ります。
今回の法律が鳴り物入りで提出された割には具体的な内容に乏しいということをまず指摘しなきゃなりません。何でこれが行政改革なのか、あるいは何でこれが市場開放、内需拡大政策なのかというのかさっぱりわからない。法律を読めば読むほど納得ができない。こういう状態だと思うんですよ。
それで冒頭、総務庁長官、この法律及び付随する省令、規則の改正によってどういうような効果が期待できるんですか。
【次の発言】 それじゃ、まず大蔵大臣。各大臣に具体的なことを聞きますが、……
○和田静夫君 今の、大蔵大臣、財政問題との兼ね合いで若干関連の質問をいたしますが、中期防衛力整備計画を「展望と指針」が想定する物価上昇率に引き直してみますと、毎年七・九%、約八%で防衛費がふえていくということになります。過去五年間の防衛費を超える伸び率でこうふえていくわけです。ところが、今後五年間の歳出はどう考えても八%なんという伸び率は考えられない。大蔵省の見通しの上限は五%。三%の一般歳出の伸び率を想定してもかなり収入不足が見込まれることは間違いないでしょう。一般歳出はせいぜい三%程度を目安として切り詰めた財政運営が今後も強いられると私は思います。 そういう財政事情のもとで七・九%の防衛……
○和田静夫君 まず運輸省、一九八四年の十月八日に国鉄車両検査周期の延伸について特別承認を出しているわけですけれども、その内容を御説明ください。
【次の発言】 三十カ月を三十六カ月に延ばしたというやつですね。で、九十万キロ。
そこで、国鉄総裁、五月の十六日に国鉄本社車両局の小野課長が仙台工場に行って訓示を垂れているんですが、その内容をちょっと言ってください。
【次の発言】 総裁自身も四月七日の訓示で安全面について胸を張ったんですが、どういう内容でした。
【次の発言】 ところが、その舌の根も乾かないうちに東海道新幹線で大事故が起こる条件にまでつながるような事態になりましたね。あの原因というのは一……
○和田静夫君 きょう、廃棄物処理問題全般にわたって、まず厚生省の見解を尋ねていきたいと思うんです。 廃棄物問題、言いかえればごみ問題、私は、今日の産業社会の根本問題の一つであるとまず認識をいたします。単なる目先の短期的な観点から対策を講ずるべきではないだろう。百年の計をもって対処すべき課題だろう。ということは、ごみ問題は、社会における一切の生産物がごみとして廃棄されるからであります。生産と消費のあり方がすべてそこに反映をされて、生産と消費のすべての問題点がそこに集約をされると考えなければなりません。そして、ごみは、大気や水や土壌に堆積されていくのでありますから、私たちの子や孫の世代の環境にも……
○和田静夫君 いわゆるマルコス疑惑に対する日本政府の対応でありますが、どうもきょうの論議を聞いていても昨日の衆議院の論議を聞いていましても、政府側の姿勢というのは、参議院予算委員会以降、大変閉鎖的になってきたというような感じを強くいたします。中曽根総理もあるいは安倍外務大臣も真相究明を実は本院の予算委員会で約束をされた。ところが、委員会の資料要求には相変わらず政府は全く応ぜられようとしない。あるいは、今の答弁の若干の混乱にも見られましたように、予算委員会で答弁した線をすら下回るような姿勢をとる、こういうことは許せないと私は思うのであります。また、今後の円借款の供与をカードにしながら、フィリピン……
○和田静夫君 まず、前回の委員会で取り上げたソニーの件について外務省の調査結果を尋ねます。
【次の発言】 そこで、ソニーの説明によりますと、既にフィリピン単独の事業が先行してあったとされているわけです。しからば先行する単独プロジェクトにおいてソニーは何セットのべータマックスを売り込んだのでしょうか。
【次の発言】 外務大臣の日程の関係がありますから、予算委員会さらには前回の引き続きですが、まずプラント協会ですが、この質問に入る前に通産省、四月二十四日の質問であなたが後刻調査をして提出すると約束された資料が全然出てこないのはどういうわけですか。
○和田静夫君 まず、国鉄問題で若干の質問をいたします。 既にこの分割・民営が何か始まっているような印象を与えるような取り運びが出ていることについては、大変私は許しがたいと実は考えています。もうリーフレットが出る、あるいはポスターが出る、内部機構の分割が進む、あるいはきょうの報道によれば、もはや新しい会社名まで決める。法律もまだでき上がっていない、案もまだでき上がっていない状態の中で国会無視も甚しい。そういうやり方の唯一の根拠というのは、再建監理委員会の分割・民営の答申にある。再建監理委員会答申がいわば天の声になって、そして分割・民営への列車が見切り発車しているという現状であります。ところが、……
○和田静夫君 まず、参考人に御出席を願っていますので、東京湾の横断道路問題から質疑を開始いたしたいと思います。 ある新聞報道によりますと、次のような投書が載っていました。この投書というのは、だれのための横断道路かと疑問に思うというものであります。漁業への影響、海上交通への影響、あるいは土地の買い占め、そして自然環境の破壊などもろもろの問題が内容になっているわけであります。私も実は同じ疑問を持つのでありまして、これらの問題点を加えて果たして採算が合うのだろうかというようなことも実は考えます。仮に赤字が出た場合にだれがこれを負担するのでおろうか等々のたくさんの疑問が出てくると思うのであります。 ……
○和田静夫君 フィリピン問題についてまず伺いますが、日本でもどうもマルコスグループの隠し資産があるのではないかという話に今なってきていますけれども、サロンガ委員長もそれを示唆しているわけですがね。そうなった場合には外務大臣は一体どういうふうに対処されますか。
【次の発言】 私は、当然そういうことがあった場合には資産凍結の措置がとられるべきだと考えているんですが、この辺はいかがでしょう。
【次の発言】 今言われましたように、隠し資産に限らず贈収賄についてフィリピン政府から調査ないし捜査の協力要請があった場合、外務省の見解は今一応わかったんですが、警察庁、法務大臣、いかがですか。
○和田静夫君 まず外務大臣、フィリピンについてですが、マニラ発三十日の新華社電によりますと、ソリタ・モンソド経済計画相が新華社のインタビューに対して、リベートによる水増し分を除外して実際の借款分を返済し、水増し分は返済しないと語ったと伝えられています。リベートはフィリピンへの借款本来の役割を果たしたものではないわけでありますから、新生フィリピンが返済しないというのは当然ではないかと思われますが、どうですか。
【次の発言】 このリベートによる水増し分は、日本政府がリベートを支払った企業から、こういうふうになった場合には返済させるべきではないかと私は思うんですが、いかがでしょう。
○和田静夫君 まず、フィリピン問題についてお尋ねをいたしますが、今回の事態に直面して、日本の経済援助というものは一体どういうことであったんだろうかということを深く考えざるを得ない、そういう状態だと思うのであります。日本の援助は、外務省によれば民生の安定を目指す、こういうことであったのでありますが、どうも実際には独裁者の私腹を肥やす、蓄財に役立つ、そういう結果になっているのであります。この辺を総じて総理はどういうふうに御判断になっていましょうか。
【次の発言】 援助を途中で政治家や役所がかすめ取るということになって目減りをしてしまう、あるいは援助関係者の間ではリベートは何か潤滑油だというような言……
○和田静夫君 マルコス疑惑について質問するに当たり、私はきょう酒井重工業の牧野進取締役の参考人出席を求めていました。しかし、残念ながら本日は与党の合意を得るまでには至りませんで、この質問に入ることができないのは非常に遺憾であります。 実は、牧野氏の出席要求を私がいたしましたのは、マルコス文書の中に、もう既に周知のことでありますが、自筆のメモがあるからであります。それは、一九七七年十月十三日のアンジェニット社の用せんに書かれたメモランダムの中に小竹東陽通商常務からの書簡が添付されています。その中に、日比友好道路ほかの契約状況が示されておりまして、それに関連して牧野氏自身の手書きの実は計算書を同……
○和田静夫君 五百名単位の推計などは実は許すわけにはまいりません。いいかげんな推計を許容することができないのは、人減らしに遭うのは一人一人でありますから、国鉄が五百名単位でもって首切りをやるというつもりなら話は別でございますが、したがって確定的にはいつごろできますか。
【次の発言】 余剰人員問題で一般の人が忘れがちなことは、今日現在大幅な人減らしが進められているということ、臨調答申以来一九八二年から八五年の四年間に約十五万人もの人員が削減され国鉄の職場を去ったと推定をされます。これは私は驚くべき削減だと思うんです。これで業務によく支障が起きないものだと三者的には思います。その上、さらに余剰人員……
○和田静夫君 まず、過疎問題へのアプローチとして国鉄財政再建計画上の赤字線廃止問題に触れたいと思います。 原田運輸大臣は、昨年十二月十七日の衆議院運輸委員会において、運輸大臣就任のあいさつとして、みずからが取り組んでいく問題として幾つかあげられました。その中で過疎地帯の問題というのをあげておられます。経済審議会の地域部会が昭和四十一年に出した中間報告以来、この過疎ということばはしばしば用いられるようになりましたが、この過疎ということばの概念は必ずしも明確ではありません。過疎地帯の問題に取り組むとあなたは言われたのでありますが、過疎現象とは一体どのような現象であるとお思いになっているのか、過疎……
○和田静夫君 たいへん時間がないものですから、簡単に二、三質問をいたします。 まず一つは、四十三年度の自治省所管の一般会計歳出予算各日明細書と、四十四年度のとずっと読み比べてみたんです。その中で特徴的に出てきている二、三を質問しておきます。 一つは、電子計算機の導入に伴う諸費用であります。これは二千七百二十四万二千円実はふえているんです。ふえた内容について詳しく説明をいただきたいと思うんですが、そのことはいま説明を求めていますと時間がありませんから、電子計算機の利用計画を示す必要があるんじゃなかろうかと私は思う。これは後ほど資料としてひとつ利用計画を示してもらいたい、こういうふうに思います……
○和田静夫君 近ごろまあ自治省の所管の予算を見ておりまして、たいへん目につくことは、電子計算機関係の予算であります。昨年の予算委員会におけるこの分科会でも私はこの関係について野田前自治大臣に、自治省へのコンピューター導入と、それに対応する地方自治体の受け入れ体制の問題を中心として若干質問をしたのでありますが、この問題では専門家と自負されている新しい大臣でありますから、秋田自治大臣にこそコンピューター利用に伴う地方行政の将来について、どのように考えているかということをお聞きしてみることがふさわしいのではないか、こう考えています。確かに昨年の予算委員会の分科会の際の自治省の答弁にもありましたように……
○和田静夫君 端的に聞いていきますから、ひとつ簡単明瞭に御答弁をいただきたいと思います。
まず、かつて国家公務員で生活保護を受けていたということが問題になった時代がありますが、いま国会関係用務員で三十八歳、四人家族の生活費、それと同じような家族構成で生活保護を受けている人の生活費と比較した場合、どれだけの差異がありますか。
【次の発言】 私のほうで調査をした比較によれば、生活保護費が四十六年四月から上がって一カ月で大体三万八千九百十六円、これと対比するに中卒、経験二十年、男三十五歳、妻、子供二人、家族四人ですね、これが行(二)の五の十七、四万一千二百円、二千二百八十四円の差しかない、こういう……
○和田静夫君 福岡県に、主として県庁職員が構成員となっている福友会、朋友会、それから福陽会といった団体があることを御存じですか。
【次の発言】 これは福友会、朋友会については調査をしましたか。
【次の発言】 福友会というのは課長クラス以上、それから朋友会、これは課長補佐以上、いずれも管理職で構成をされて、その会長には中島という総務部次長がなっています。これらの団体は、現職知事の政策を翼賛をするということで動いてきたわけですが、これらの地公法上の性格は何でしょうか。地公法上の職員団体と考えてよいかどうか。
【次の発言】 そこで、問題は福陽会ですね。いまあることをお認めになっている福陽会、これは一……
○和田静夫君 分科会中に答弁をもらうということでありましたから再度質問をいたしますが、まず第一は、福陽会の発行といわれるところの印刷物「ふくほう」ですね、これが私ども関連しての吉田主査の質問を含んで、言ってみれば、選挙の事前運動的なにおいが非常に深い、したがって十分な調査を必要とする、その結果について御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 いま新聞という規定の問題では論争のあるところが残ります。一つは、たとえば第三種の要件を備えたところの、言ってみれば諸団体の機関紙的な紙誌が、いままでの経験からいえばたくさん事前運動的なもので摘発される。そのために苦汁をなめたという経験が、言ってみれば革新党……
○和田静夫君 非常に限られた時間ですから、答弁は結論的に簡単にいただきたいと思います。
そこで、大蔵省に聞きますが、今年度の行(一)の移行数が、衆・参・図書館とも、昨年と比較して減っているばかりではなくして、移行当初と比べると逓減傾向になっています。この理由はどういうところにありますか。
【次の発言】 再度申しますが、今年度の衆・参・図書館、この行(一)の移行数が昨年と比較をして減っているわけですね。同時に、移行当初に比べるとずっと逓減の傾向であります。たとえば四十一年が、衆議院で四十八だったのがことしは二十、あるいは参議院が三十一であったものが十二、図書館が十四であったものが六などというよ……
○和田静夫君 まず、法務省にお尋ねをいたしますが、昨年の十二月の初めから約二カ月間にわたって金沢地検が追及をした金沢競馬場をめぐる一連の不正事件の概要をお示しください。
【次の発言】 この発覚の動機は何ですか。
【次の発言】 これはいわゆる一般的にいって投書ですか。
【次の発言】 これは農林省にもそういう意味での申し出、投書が出ているわけですね。
【次の発言】 そこで、被疑者のうち一般の競馬場関係者が全員起訴されていますね。ところが県の職員は、まあ二人の起訴にとどまった。で、金沢地検の武安検事正は二月一日の午後の記者会見で、起訴しなかった職員については、すでに社会的制裁を受けており、さらに刑事……
○和田静夫君 昭和四十六年度の決算検査報告、会計検査院、九〇ページの「日本国有鉄道」に関する問題、「不当事項」、九五ページの「(196)送電線路新設工事の施行にあたり、橋上式トラフの基礎および支持杭を設計と相違して施工したもの」、この問題について伺いますが、国鉄の電気工事を請け負っている最も大きな大手の一つであります日本電設工業、これは並木社長、川上副社長とも元国鉄の常務理事、それから元長野、元四国鉄道管理局長が専務に名前を連ねる計二十名の取締役、監査役中十五人が国鉄のOB、職員も三千人中六百人が国鉄のOBと、こういわれていますが、これは事実ですか。
○和田静夫君 まず、各地で刑務所の移転問題が起こっているようでありますが、どういう状態ですか。
【次の発言】 あとはどうなっていますか。
【次の発言】 いま言われたのでは、何カ所か足らないのじゃないですか。
【次の発言】 そこで、折衝中というのはどういう状態になっているのですか。
【次の発言】 どういう事情からこの移転問題というのは起こっていますか。
【次の発言】 幸いにして自治庁長官経験者ですからね、法務大臣は。したがってこの問題、あえて取り上げたのですが、費用負担ですね、これは原則として大臣、どういう指導をされます。
【次の発言】 実は後段のほうで問題だと思うのですよね。逐次後段のほうに触……
○和田静夫君 まず、最初に、衆参の事務総長及び国会図書館長から、それぞれの分野の最高の責任者として、国会職員の職務の性格並びにそのあり方をどのようにお考えになっているのか、概括的に御説明ください。
【次の発言】 まあ立法府のことでありますが、一般的な行政官庁職員を所掌範囲としている人事院、人事局、大蔵省は、いまの設問の問題についてどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 そうしたら、人事院の管理局長とそれから総理府の人事局長はけっこうです。
いま、大体答弁がほぼ統一をしていますように、国会職員というのは国家公務員ではあるが、しかし、国会という国権の最高機関で働くところの職員であ……
○和田静夫君 去る三月二十二日、東京で木材、建築資材の価格引き下げ要求中央決起大会が開かれて、大会に続いてこの大会の集会者は、三菱商事、伊藤忠、丸紅等におもむいて、商社による建材の買い占め反対を申し入れたことはすでに周知のところです。そこで、建築資材の値上がりがどこに原因があるかということですが、商品の種類によって実態が違い、あるいはいろいろ論議をされているところで真相は非常につかみにくいわけでありますが、建設大臣はこの問題、すなわち値上がりの原因についてどのように考えているのか、まず、所見を簡単に伺います。
【次の発言】 木材について言いますと、これは、商社では買い占めなどとんでもないなどと……
○和田静夫君 たいへんな時間の制限でありますから、きょうは主として診療報酬の看護料にかかわる問題に限って質問をして、その他の問題は決算委員会でみっちりやらせていただきますが、昭和四十八年年度の予算では、一般会計から国立病院特別会計への繰り入れの措置として、国立病院、療養所等、看護婦増員等経費六十四億九千九百万円計上されていますが、その内訳を、まず。
【次の発言】 看護婦の増、いまありましたが、四十八年度何名見込んでおりますか。
【次の発言】 その九百五十五人と、さっきの増員等経費六十四億の中に占める額は。
【次の発言】 この試算の単価の根拠は。
○和田静夫君 冒頭、愛知大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、あなたが十ヵ国蔵相会議でアメリカに行かれた際に、ニクソン・アメリカ大統領から天皇の訪米について何かお話がありましたか。
【次の発言】 まあ、最近いろいろにぎわっておりますんですが、外務大臣の経験者であり、しかも田中内閣の最重要閣僚である愛知大蔵大臣ですから、そういうことをちょっと考えたんですが、この天皇のアメリカ訪問が実現した場合の効果といいますか、意味合いについて、どのように御判断になりますか。
【次の発言】 私、この天皇のアメリカ訪問の裏には二つの問題があるように思われます。一つは、日本の天皇を初めて自国に呼ぶことによって、ニクソン大……
○和田静夫君 関連。 建設大臣、いまいろいろお聞きをしていて、どうしても何か逆さまになっているという感じを受けるんですが、それは、この法律案が地方自治体におけるところの財政上の困窮なり、あるいはその運営の円滑化がいかないということを理由にしながら、その自治体でできないから、わが方でもって公団をつくってやってやりますよと、こういうようなどうも発想に聞こえる。 そうして翻ってこの法律案の提案の時期を考えてみますと、田中角榮内閣のときのいわゆる法律案であります。日本列島改造論というものを推し進めていく、そうして日本で猛烈な都市化現象が過密過疎という関係で起こる。そういう状態からインフレや不況やス……
○和田静夫君 税の問題でちょっと一つだけお聞きしたいのですが、現在不況が非常に深刻に、御存じのとおり、なってきて、その対策として徐々に金融が緩和をされつつある。公共事業なども実施の促進が図られる。で、いずれもっと積極的な景気刺激対策がとられるんだろうと思うのですが、こうした需要の喚起を図る政策には、この政策効果として非常に遅いもの、遅効性のものと、速効性のものがありますが、また、その中には一部企業を利するも、のもあれは、たとえば住民税、所得税の減税のように、一般市民に直接影響するものもあります。で、従来の政府の政策をずっと振り返ってみますと、不況時の対策にその効果を非常に現象的に急ぐ。その結果……
○和田静夫君 きょうは、教育環境の整備という観点から幾つかの問題を取り上げてみたいと思います。 まず、近年の都市化と公害との関連で、学校環境の悪化が非常に憂慮すべき問題と多々なっています。一般に文教の地域について、環境基準でどういうような考慮が払われているのだろうか、あるいは空港周辺や高速道路などの周辺で、しばしば教育環境の劣悪化が非常に問題にいまなっているわけです。これらを文部省が一体どういう措置をしようとしているのかなどと、私も地域のPTAの会長などを長く務めてまいりましたから、しばしば思うのであります。これらも確かめたいところでありますが、きょうは時間がありませんから、私の方から一例を……
○和田静夫君 千葉県の東金市で広田多久見さんという方が、御本人によれば精神病患者でもないのに五年四カ月もの長期間千葉県旭市の医療法人純正会伊藤病院に強制入院をさせられていたという訴えを二月八日に起こされた。この件についてきょう若干の質問をいたしますが、厚生省はこの件について調査ないし報告を求められましたか。その結果改善すべき点があったかどうかあるいは何かの指導をされたかどうか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 これからの答弁は簡略に願います、時間は三十分しかありませんから。
そこで、この病院の医師、看護婦の状態というのは、医療法に適合してますか。
○和田静夫君 最近、元号の問題が再び事新しい論争を呼ぶようになってきているわけですが、国際交流が非常な激しさを増して、世界は全く狭くなっている、こういう状態の中で、国家独自が紀年法的なもの、元号を規定をする、そういうような必要があるのかどうかというのは大変疑問でありますが、福田内閣としては現在どうお考えになっておりますか。
【次の発言】 その八月に行われる世論調査というのは、総理府としておやりになるんですか。
【次の発言】 その昭和の元号がなくなった場合に、次の元号を制定するには法律をつくるべきであるという、そういう見解というのが国会で政府からしばしばずっとなされてきていた。ところが、前内閣の……
○和田静夫君 まず、定員増の問題についてお伺いをいたします。
定員増については、昨年、一昨年と新規増はゼロの状態が続いた。で、毎年のように分科会でこの問題に対す姿勢を問題にしてきたんですが、一向に前進が見られない。事務総長は、昨年の分科会で、純増をとっていきたいという、かなり強い姿勢を明らかにしているわけですが、五十四年度予算でどう措置されましたか。
【次の発言】 当局の要求が十三名で、答弁があったように結局一名になったと。これは国会職員組合の職場要求の積み重ねである約三百名という要求から見ると、はるかに少ない。予算要求方針との兼ね合いでしぼりにしぼった数字が十三名ということになったんだろう……
○和田静夫君 私は、薬事法の改正作業の過程で仕入れ販売の記帳義務を販売業者にだけ課することは厚生省の流通介入であると判断をして、予算の総括あるいは一般の質問の中で意見を述べてまいりました。大臣との友情は別にいたしまして、いろいろ読んでみますと、橋本厚生大臣は昨年十二月十二日、日本医師会の常任理事会に出席をされております。そのときの議事録が日本医師会の雑誌の五十四年一月一日号に掲載をされている。これを見てみますと、「ブラック・マーケット対策を何らかの形でやりたい。私は、ひょっといま自分なりに考えているのは卸しというものを法制化して、記帳義務を課すことによって、ある程度たたけないだろうかというのが……
○主査(和田静夫君) ただいま皆様の御推挙によりまして主査を務めることに相なりました。皆様の御協力を得ましてその責務を果たしたいと存じます。
よろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 審査に入ります前に、議事の進め方についてお諮りいたします。
本分科会は、昭和五十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、通商産業省、経済企画庁、防衛庁及び大蔵省所管を審査することになっております。
来る四月一日の委員会において主査の報告を行うことになっておりますので、議事を進める都合上、主査といたしましては、本日は通商産業省、三月三十日は経済企画庁、同三十一日は防衛庁、四月一日は大蔵省……
○主査(和田静夫君) ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。
分科担当委員の異動について御報告をいたします。
去る二十七日、中西一郎君、対馬孝且君、中尾辰義君及び伊藤郁男君が分科担当委員を辞任され、その補欠として岩動道行君、竹田四郎君、馬場富君及び柳澤錬造君が選任されました。
また、一昨日、竹田四郎君、安恒良一君、及び柳澤錬造君が分科担当委員を辞任され、その補欠として山田譲君、寺田熊雄君及び井上計君が選任されました。
【次の発言】 昭和五十六年度総予算中、経済企画庁所管を議題といたします。
それではこれより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○主査(和田静夫君) ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。
分科担当委員の異動について御報告いたします。
昨三十日、片山甚市君、大川清幸君及び井上計君が分科担当委員を辞任され、その補欠として山崎昇君、和泉照雄君及び栗林卓司君が選任されました。
また、本日、丸谷金保君が分科担当委員を辞任され、その補欠として松前達郎君が選任されました。
【次の発言】 昭和五十六年度総予算中、防衛庁所管を議題といたします。
それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時十五分まで休憩いたします。
午後零時十四分……
○主査(和田静夫君) ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。
分科担当委員の異動について御報告いたします。
昨三十一日、山崎昇君、和泉照雄君及び栗林卓司君が分科担当委員を辞任され、その補欠として村沢牧君、中野明君及び井上計君が選任されました。
また、本日、松前達郎君が分科担当委員を辞任され、その補欠として安恒良一君が選任されました。
【次の発言】 昭和五十六年度総予算中、大蔵省所管を議題といたします。
それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 そうしたら泉総裁、いま約束をされました調査報告は予算委員会に提出をしてください。よろ……
○和田静夫君 まず、公取委員会にお尋ねをいたしますが、本委員会でもすでに一、二論議がありましたが、競争入札のたてまえがみごとに崩れている、そういうことが次々に明らかになってきています。発注官庁などの談合の団体がつくられて規約まである、これが世間の常識に今日なっているわけです。私は、この問題は建設業界の体質が一つあるとは考えていますが、それ以上に問題なのは、役所と業界の癒着だと思うのです。この問題は後で触れますけれども、談合というのは公正な取引とは言えない、全く不公正な取引だということであると私は考えますが、まず公取委の見解を伺います。
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