和田静夫参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ここに内閣提出の都道府県合併特例法案に反対する討論を行なわんとするものであります。 わが国憲法における地方自治の規定は、憲法が全体として保障する民主主義体制との関連において不可分の要素として、わが国の伝統的な官僚制支配に対する深刻な反省を込めたものであることを、私は自治大臣を通じて総理はじめ全閣僚に思い起こしていただきたいのであります。もちろん、欧米の民主的な地方自主制度を原理的に導入してきたはずのわが国の現行制度が、わが国の政治的、社会的風土の中にあって、所期の効果を十分発揮していないことを知らないわけではありません。住民の権利意識の未成熟……
○和田静夫君 ただいまの村田議員の八田内閣委員会委員長の解任決議案の趣旨説明に対して、私は日本社会党を代表して若干御質問いたしたいと思います。 私、考えるのでありますが、もうこのように強行採決が乱発され、十日の衆議院社会労働委員会における健保特例法の場合のように、夜八時過ぎに、わずか二人の自民党議員が委員会室に入っただけで、廊下で喚声を発して、万歳万歳と叫びながら、それで採決が終了したと称する例まで出てまいり、また十四日未明の本会議でも、平然と憲法第五十七条が無視され、破られるということになりますと、このたびの参議院内閣委員会の状況がどのようなものであり、そこにはどのような経緯があり、その中……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表し、昭和四十三年度決算について若干の質問を行ないます。 昨年二月二十六日の参議院本会議で、佐藤総理は、国会における決算審査の予算審査に劣らぬ重要性について同意されました。しかるに、政府首脳の決算委員会への出席状況はまことにりょうりょうたるものがあり、総理の参議院決算委員会への出席は、一年度決算につきわずかに二回、時間にして三時間にすぎません。これを予算委員会のそれと比較してみたとき、政府の決算審査軽視はおおうべくもありません。政府は、この事実をいかに考えられますか。 次に、いわゆる補助金行政についてお聞きいたします。補助金行政が、いかに行政をゆがめている……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表し、地方交付税法の改正案並びに昭和四十五年度地方財政計画について質問いたします。 近年、予算編成期における自治、大蔵両省間の地方交付税をめぐるやりとりは年中行事化し、その論争の行き着くところ、地方交付税の本質をどう見るかというところまできてしまっていることは、総理も御承知のとおりであります。そして結局意見が真二つに分かれてしまっているということは、この論争が幾ら繰り返されても、もう何も生まれてこないことを意味していると思うのであります。国民は、この非生産的なやりとりに、いささかうんざりしております。こんな状況をいつまで続けるつもりなのか、私はこれは内閣の責……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表し、地方税法の一部改正案、地方交付税法の一部改正案並びに昭和四十六年度地方財政計画に関連をして質問をいたします。 国鉄山陽本線は、山口県に入ると急行が鈍行に変わると陰口がきかれています。山口県には急行停車駅がおそらく多いからでありましょう。現在工事中の山陽新幹線までが、山口県では、新岩国、徳山、小郡、下関の四カ所もとまることになっております。新岩国駅など、一日の見込み乗降客二千人にすぎず、駅ができても、駅前に建つのはハイヤー営業所ぐらいだろうと言われております。また、山口県の道路舗装率は四五・六%、これは全国平均を九・八%、中国地方各県平均を実に一五・二%……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十七年度地方財政計画並びに地方税法改正案について、若干質問をいたします。 いわゆるドルショック、円切り上げ問題を契機にして、産業重点から福祉重点へ、輸出貿易中心の資源配分から公共部門中心のそれへという政策転換は、いまや世論と化しておりますし、政府もまたその必要性を強調してきたところであります。しかるに、この政策転換のかなめである地方自治体の財政状態は一向に変わっていないばかりか、不況のあおりを食いまして、きびしい財源不足におちいっているのであります。 私は、政府がいま述べた政策転換をほんとうになそうとするのであったならば、従来からの積み上げ数……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、政府提案の地方自治法の一部を改正する法律案に関連し、若干の質問をいたします。 田中総理、あなたは昨年十二月十一日の記者会見で、国土総合開発庁の構想に触れて、「自治省をどうするか、自治うんぬんとやかましいことをいわず、旧内務省的な地方開発庁とでもいうものにしたらどうか」と述べたそうであります。この発言は、昨年十二月十五日付の時事通信地方行政版に記者がみずから署名入りで報じており、よもや、そのような発言をした覚えはないなどとは言えますまい。この発言にあらわれた総理の思想には、憲法第八章がそのかけらすらとどめていません。したがって私は、この発言を重視し、去……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、総理の所信に対して幾つかの質問をいたします。 私は、総理の所信表明を聞いて、どうもあなたの気持ちの底には、今日の事態になった責任は、すべて自分にあるのではない、客観的情勢が悪かったのだという意識がぬぐいがたく存在するように思われてなりません。しかし、田中総理、あなたは、昨年十一月二十八日の記者会見で、私は十五年間政府・自由民主党の中枢にあり、あらゆる数字を駆使して列島改造計画をつくったと述べました。そうです。あなたはまさに十五年間政府・自由民主党の中枢にあって、したいほうだいのことをしてきた、私はそう考えます。あなたがプロモートした強行採決は一体幾つ……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十九年度の地方財政計画並びに地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案に関連をして、政府の所信をただしたいと思います。 言うまでもなく、地方財政計画は、地方公共団体の当該年度の歳入歳出の総見込み額を算出して、自治体行政の円滑な運営に必要な財源措置の確保をはかるとともに、自治体における財政運営の指針とするため、地方交付税法に基づいて策定するものであります。しかるに、地方財政計画は、この制度の発足の当初から、地方自治の本旨に基づく自治体行政の自主性を理解しない官僚性を有して、社会情勢の変化に伴って多様化する行政内容を十分く……
○和田静夫君 ただいま趣旨説明が行われました地方税法の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案並びに昭和五十年度地方財政計画の報告に対して、私は、日本社会党を代表して、政府の所信をただしたいと思います。 地方財政は、現在、昭和二十年代の末の一大窮乏期に次ぐ最大の危機を迎えております。われわれは、かねてから、昭和三十年代以降の高度経済成長を土台とした見せかけの繁栄と形式論的な地方財政好転論に対して、日本経済の脆弱性を指摘して警告を与え、地方自治の真の発展のためには地方財政の体質を抜本的に改めることが必要であると提案をし続けてまいりました。しかしながら、政府は、真の住民の福祉とは……
○和田静夫君 ただいま議題となりました法律案につきまして、災害対策特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本案は、農林漁業者、中小企業者等の災害による資金需要の増大に対処するため、これらの者に貸し付ける資金の貸付限度額をいずれも従来の二倍に引き上げようとするもので、内容は次のとおりであります。 まず、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の一部改正についてであります。 第一点は、被害農林漁業者に貸し付けられる経営資金の貸付限度額について、都府県にあっては八十万円、北海道にあっては百四十万円、政令で定める資金の場合は二百万円、政令で定める法人に貸し……
○和田静夫君 私は、ただいまの斎藤君の動議に賛成をいたします。
○和田静夫君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 私は、ただいまの斎藤君の動議に賛成いたします。
○和田静夫君 社会労働委員長の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
【次の発言】 東北開発審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 私は、ただいまの斎藤君の動議に賛成いたします。
○和田静夫君 常任委員長の選挙は、その手続を省略し、いずれも議長において指名することの動議を提出いたします。
【次の発言】 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 私は、ただいまの井上君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 私は、ただいまの井上君の動議に賛成いたします。
○和田静夫君 私は、ただいまの井上君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 裁判官弾劾裁判所裁判員、同予備員、裁判官訴追委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 ただいま議題となりました労働組合法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の主な内容は、第一に、中央労働委員会の公労使それぞれの委員を一人ずつ増加し、現行の各八人から各九人とすること、第二に、東京都及び大阪府の地方労働委員会の公労使それぞれの委員を二人ずつ増加し、東京都地方労働委員会については現行の各十一人から各十三人と、大阪府地方労働委員会については現行の各九人から各十一人とすることなどであります。 委員会の質疑の詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終わり、討論はなく、採決の結果、本法律案は全会一致で……
○和田静夫君 ただいま議題となりました勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の主な内容は、第一に、勤労者財産形成基金制度を創設し、その基金は、事業主の拠出による金銭を運用し、財産形成基金給付金として勤労者に支払われるようにすること、第二に、財形持ち家個人融資の貸付限度額を現行の一千万円から一千五百万円に引き上げるとともに、融資対象に中古住宅の購入等のための資金を加えるほか、公務員等に対する融資について改善すること、第三に、雇用促進事業団は、財形貯蓄を行っている勤労者またはその子弟の進学に要する資金の貸し付け……
○和田静夫君 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案外一件につきまして、社会労働委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について申し上げます。 本法律案は、戦傷病者戦没者遺族等援護法のほか、関連する三法律を改正しようとするものであります。 その主な内容は、第一に、戦傷病者、戦没者遺族等に対する障害年金、遺族年金等の額を恩給法に準じて引き上げるとともに、支給範囲を拡大し、昭和十二年十一月三十日の閣議決定「満洲に対する青年移民送出に関する件」に基づいて実施された満州青年移民を準軍属として処……
○和田静夫君 ただいま議題となりました職業訓練法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の主な内容は、第一に、職業訓練及び技能検定の基本理念は生涯訓練、生涯技能評価を目標に行われるべきであることを明らかにするとともに、労働者は養成訓練、向上訓練、能力開発訓練等多様な職業訓練を受けることができるようにすること、第二に、国及び都道府県が行う職業訓練を機動的に実施するため、必要に応じ、他の適切な施設に訓練を委託するものとすること、第三に、現行の専修職業訓練校及び高等職業訓練校を職業訓練校に統一して質的向上を図るほか、現在雇用促進事業団……
○和田静夫君 ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、国民年金法のほか、関連する七法律を改正しようとするものであります。 その主な内容は、第一に、国民年金については、老齢、障害、母子、準母子の各福祉年金の額をそれぞれ引き上げるとともに、保険料の額を昭和五十四年四月分及び昭和五十五年四月分から段階的に引き上げるものとすること、第二に、いわゆる無年金者対策として、過去に国民年金の保険料を滞納している期間がある者について特例納付を実施すること、第三に、厚生年金及び船員保険について、在職老齢年金……
○和田静夫君 ただいま議題となりました社会保険労務士法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の主な内容は、第一に、社会保険労務士の業務に事業主等の提出する申請書などの提出手続の代行業務を加えること、第二に、社会保険労務士は、都道府県ごとに一個の社会保険労務士会を、全国の社会保険労務士会は全国社会保険労務士会連合会を設立することができることとすること、第三に、主務大臣及びその他の行政機関は、広報、調査等について社会保険労務士会または全国社会保険労務士会連合会に協力を求めることができるものとすること、第四に、社会保険労務士試験の試……
○和田静夫君 ただいま議題となりました雇用の安定に関する決議案につきまして、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び第二院クラブを代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 雇用の安定に関する決議案 石油危機以来、三年余にわたり厳しい雇用失 業情勢が続いている中で、昨年来の円レートの急激な上昇、構造不況業種の問題等も加わり、雇用安定資金制度、特定不況業種離職者臨時措置法等の制定にもかかわらず、なおいまだに、雇用失業情勢の顕著な改善は、みられていない。 今後、中長期にわたつて進められる産業構造の転換の過程において、雇用の安定……
○和田静夫君 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、第一に、原爆症の認定を受け、現在負傷または疾病の状態にある者に支給する特別手当を月額三万円から三万三千円に、その状態にない者に支給する特別手当を月額一万五千円から一万六千五百円に、それぞれ引き上げること、第二に、健康管理手当を月額一万五千円から一万六千五百円に、保健手当を月額七千五百円から八千三百円に、それぞれ引き上げることなどを内容とするものであります。 委員会におきましては、国家補償の精神に基づく被爆……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました昭和五十四年度の公債の発行の特例に関する法律案について、総理以下関係大臣に質問いたします。 一九七〇年代に入って、世界経済は景気の同時周期的傾向を深め、そのため、先進資本主義各国は、過剰流動性の発生と、それに引き続く石油危機の克服に当たって協力してまいったわけでありますが、現在の景気局面はややさま変わりしております。 第一に、先進各国の景気回復の足取りは跛行性を帯び、各国の経済構造、経済政策と関連して、明暗を分けているように思います。一方で、西ドイツなど景気回復傾向の国が出てきている反面、日本は構造不況と呼ばれる要因が強く働……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました昭和五十五年度の公債の発行の特例に関する法律案について、総理大臣並びに関係閣僚に質問いたします。 この法律案は、財政法で禁じられているいわゆる赤字公債の発行を特例として認めようとするものであります。しかしながら、この特例法は、昭和五十年度以来すでに五年続けて施行されてきているのであります。言うまでもなく、財政法が非募債主義をとり、例外として建設公債の発行のみを認めておりますのは、戦前、公債発行が軍事費調達手段となった結果、財政節度を失わしめ、ひいては日本の運命を誤らせるに至ったことへの反省からであります。そうとすれば、今日、日……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいまの昭和五十五年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。 今日、「危機の時代」と言われる八〇年代の二年目を迎え、わが国を取り巻く情勢には一段と厳しいものがあります。よって、いままでより以上に精密かつ大胆な政策運営が明晰なビジョンに基づいて行われることが求められております。 政府は、五十五年度当初予算の編成に当たって、経済の課題は物価の安定を図りつつ景気の拡大基調を維持して国民生活の安定を図ることにあるとしておりました。これらの課題は果たして達成されたでありましょうか。いま景気全体のかげりは色濃い様相を強めております。年間ベースでは住宅投資の……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました政府提案の五十六年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算に対し、反対する討論を行います。 総理は、施政方針演説において、二十一世紀への足固めを図る決意を明らかにされ、軍事大国にならず、温かい思いやりある社会にすると約束をされました。しかし、本予算案は、このような美しい言葉とはうらはらのものであると言わなければなりません。 今日、わが国を取り巻く状況はきわめて厳しくかつ流動的であります。私たちの前には七〇年代とは全く様相を異にした世界が広がっています。とれまでの定規でははかることのできない状況が現出していると言っ……
○和田静夫君 ただいま議題となりました昭和五十三年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 昭和五十三年度決算は、昭和五十四年十二月二十五日国会に提出され、同五十六年四月十日当委員会に付託となり、また、国有財産関係二件につきましては、同五十五年一月二十九日国会に提出され、同日当委員会に付託されました。 当委員会は、決算外二件の審査に当たりましては、国会の議決した予算が所期の目的に沿い適正かつ効率的に執行されたかどうかについて、広く国民的視野からの実績批判を行い、その結果を内閣による将来の予算策定に反映させるべきであるとの観点に立って審査を行……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十六年度決算及び昭和五十六年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書について質問いたします。 昭和五十六年度決算は、一般会計において、補正後予算に比べ二兆四千九百四十八億円の実質不足額が生じ、この不足額は、決算調整資金の取り崩しと国債整理基金からの借り入れで穴埋めするということで確定したのでありますが、このように巨額の実質赤字決算となったのは、わが国財政史上かつて例を見ないところであります。 なぜこのような巨額の歳入欠陥が生じたのか。当時の渡辺大蔵大臣は、その責任をとるとして一たんは辞意を表明しましたが、その際でも、……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度一般会計予算外二案について、反対の立場から討論を行うものであります。 日影内閣、直角内閣と世の厳しい批判を浴び辛うじて船出した中曽根政権一年四カ月の歩みは、総理が言う戦後政治の総決算に端的に示されているごとく、憲法改悪をもくろんだ軍備拡張路線であり、平和を志向する国民の気持ちを逆なでする以外の何物でもありません。加えて、根拠なき北の脅威を無責任にあおり、またアメリカのグレナダ侵攻にいち早く支持を表明するなど、レーガン政権の世界軍事戦略に我が国を巻き込もうとするなど危険きわまりないものとして強く糾弾されなければなり……
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和六十一年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 戦後政治の総決算を掲げた中曽根政権誕生から三年有余力月、私は中曽根内閣がますます危険な軍備拡大への道をひた走っていると断ぜざるを得ません。総理は、防衛費のGNP比一%枠突破発言に続き、アメリカ世界核戦略から引き出されたSDIにまで理解と参加を示唆する発言を繰り返しています。その言動は、平和を希求する日本国民の心から大きく乖離し、厳しく糾弾されなければなりません。 また、中曽根内閣が金科玉条にしていた行政改革は、今やそのつまみ食いでお茶を濁す結果に終わっています。……
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