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喜屋武真栄 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

喜屋武真栄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは喜屋武真栄参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。喜屋武真栄参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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委員会発言一覧(参議院)

8期(1968/07/07〜)

第64回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1970/12/23、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私はまず初めに、沖繩に起こりました事件の数々というものは、そのままが国の問題であることに変わりはなかったわけでありますが、これまでのいきさつに比較いたしまして、今回のコザ事件に対しましていち早く参議院においてこのように特別委員会を全会一致で開催していただきましたことに対し、沖繩出身の議員といたしまして心から敬意を表します。  そこで、ただいままで問題がコザ事件に焦点がしぼられましたので、どなたの発言も大体同じ方向に集約されたわけでありますので、私といたしましても同じことを重ねて聞くようなことに対して非常に気がねもいたすわけでございますが、事が重大でありますがゆえに、私、できるだ……

第64回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1970/12/16、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 一言ごあいさつ申し上げます。  特別のおはからいでこの委員会に加えていただきましたことを心から感謝申し上げます。  二十五年の断絶の中から参加いたしまして、戸惑いを感じておる毎日でございます。どうか皆さんの心からなる御指導を賜わりますようお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。  よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 時間も差し迫っておりまして御迷惑かと思いまするが、私、ぜひ愛知外務大臣にお尋ねをいたしたいことがございます。と申しますのは、私は去る十二日の公害関係法案連合審査会においても特に沖繩の基地公害の最たるものである毒ガスの撤去につきまして申し上げいま……

第64回国会 社会労働委員会 第1号(1970/11/24、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 一言ごあいさつを述べさしていただきたいと思います。――よろしゅうごさいますか。  西も東もわからない戸惑いを感じております喜屋武眞榮でございます。第一印象が大事だと言いますが、私の名字の喜屋武は「きゃん」と詰まった喜屋武眞榮でございます。  今度、沖繩は戦後二十五年、戦前昭和十七年に国政参加をストップしておりますので、二十八年ぶりに待望の国政参加が実現いたしたわけであります。私、その重責をになって沖繩の問題を国政に反映させる、こういう使命があるわけでありますが、何分もう戸惑いの連続でございますので、どうぞひとつかわいがって御指導していただくよう心からお願いを申し上げまして、簡単……

第64回国会 社会労働委員会 第3号(1970/12/15、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、特に自然公園法に関連して、沖繩のかかえておる問題について、幾つかの質問をいたしたいと思います。  まずその前に、今国会が公害国会であるといわれておるそのとおりに、聞けば聞くほど本土においては産業公害、企業公害でほんとうに憂慮にたえない問題が一ぱいあるということを私沖繩から参りまして、ひしひしと感じておる次第でございます。  ところで、その立場からの公害は、沖繩は、先ほども述べてくださったとおりに、まさに処女地といってもいいくらい、これからだと、ぼちぼち企業公害もいま憂慮されつつありますが、それほど本土に比較して、まあ当面の問題となっておるのは二、三あるわけでございますが、……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1971/02/17、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 外務大臣にお尋ねいたします。お尋ねしたいことは一ぱいございますが、時間の制限がございますので、私はごく簡潔にお尋ねいたしたいと思いますので、できるだけ問題点の多くに触れていきたい、こういうふうに考えておりますので、そのようにひとつお願い申し上げたいと思います。  まず第一点は、この六十五国会における佐藤総理大臣の施政方針あるいは外務大臣の演説の中からも一貫して受け取れることは、日米間の作業は順調に進んでいる、そうして県民の意思を最大限に尊重する、そうして豊かな沖繩県をつくる、あたたく迎え入れることができるように、こういったことばからいたしますというと、これも手放しで安心していい……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1971/02/19、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きわめて時間の制約を受けておりますので、私、申し上げたい、お尋ねしたいことたくさんありますが、要望と質問を含めた、こういう形で質問を申し上げたいと思います。  まず第一点、前に発表されました第一次の返還要綱四十四項、あの内容はその後順調に検討されて煮詰まっておるでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 そこで、この発表要綱の末尾に、さらに項目として(1)の「離島振興」から(10)の「労働環境の整備」まであけられておりまして、これらの「各般にわたる総合開発計画を策定することとし、その策定にあたっては、先に琉球政府の発表した「長期経済開発計画」を尊重する」、さらに、「各界各層の意……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1971/03/10、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 どうもおくれて参りまして失礼いたしました。  私がお尋ねしたかったことは、いままでの先生方のお尋ねの中でほとんど了解がつきましたので多くをお尋ねいたしませんが、二、三お伺いいたしたいと思います。先生の御見解を伺いたい。  アメリカは、知らない間に沖繩に持ち込んで、それが漏れてから大騒ぎをしたわけでありますが、ところが、四十五年の十二月十三日の琉球新報の報道によりますと、アメリカは一万三千トンという公表をしておりますが、実際は数万トンあるという――まあ、あるのじゃないかという、こういうことが報ぜられておりますね、沖繩原水協の調査によりまして。こういったことに、先生方の調査されたそ……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1971/03/19、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 この法律につきましては、ただいまお二人の質疑の中で、私がお聞きしようと思っておったことの大部分が重複いたしておりますので、それは避けたいと思いますから、基本的には、この「本土並み」という立場から、二十五年の断層がある中でいろんな形で問題が起こり、そうしてまたその裏づけの沖繩なりに権限等ができたわけでありますが、それが復帰がいよいよ近づいてきますというと、先ほど来お話がありまするように、一体どうなるんだろうかという、こういう不安が一ぱいあるわけであります。それに対して、私たちは特に沖繩の立場から「本土並み」ということについては、まず第一には、そのまま無条件に何もかも本土並み、こう……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1971/03/26、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間も限られていますので急ぎたいと思います。  まず初めに、沖縄返還の調印が五月ごろ、それから批准が十月ごろ、そして来年の四月一日を期してと、こういうふうに報道されておりますが、それは大体めどとして間違いがないと確認してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そこで差し迫って秒刻みで進みつつあるわけですが、返還協定の場合でありましても、県民側としましては県の要望を吸い上げてもらうようにという強い要望があるわけです。それがいつどこでどのようにということに対していろいろの不満があるわけでございます。ところが、それがどこの姿勢に立ってどういう内容でということに不満があるわけであります……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1971/05/07、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、これからこの法案に関連する事項につきまして質疑をいたしたいと思います。  まず、この法案の内容をできるだけきめこまかにただしていきたいと、こう思っておりますので、そのようにひとつ御答弁をお願いいたしたいと思います。  第一に、琉球政府に対する貸し付け条件につきまして、この貸し付け金額の年利率はどうなるのでありましょうか、この点について第一点としてお尋ねいたします。
【次の発言】 年利率は六分五厘とおっしゃるのですね。
【次の発言】 期間は十八年とおっしゃるのですね。
【次の発言】 その十八年という根拠は何でありましょうか。

第65回国会 社会労働委員会 第4号(1971/02/18、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣にお伺いいたします。特に私は沖繩の立場からお尋ねしたいんですが、七二年復帰が近づくにつれて、いろいろと復帰不安あるいは動揺が一ぱいあるわけであります。その中でも象徴的にあらわれた全軍労の大量解雇ですね、これがいま非常に重要な問題となってゼネストに発展し、さらに第二波、第三波も起こる、このような現地では激しい抵抗をいたしておるわけであります。それに対して労働省とされて、この現実起こっておる問題に対して、どう対処していこうとお考えであるのか、これが第一点。  次に、復帰後における沖繩の基地労働者に対する受け入れ方針に対してどのようなお考えをお持ちであるのか、あるいはまた具体的な……

第65回国会 社会労働委員会 第5号(1971/02/23、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいままで一貫して公害問題の論議がなされましたが、沖繩にも基地公害が一ぱいあるわけですが、私はこれからの与えられた時間内で、沖繩のいま大きな政治問題、社会問題となっておる一つの問題として風疹児の問題、このことについて。さらに沖繩の医療行政、医療問題について。三点目は医療保険の問題について厚生大臣をはじめ関係者にお尋ねをし、さらに、この風疹児の問題は、診断と治療という立場からは厚生省の問題でありますが、教育という面ではこれは文部省にかかわりがございまするので、そういう意味で両面へのお尋ねになりますが、よろしくお答えをお願いいたしたいと思います。  まず、沖繩の風疹児問題が問題に……

第65回国会 社会労働委員会 第7号(1971/03/16、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、これから二、三のことについてお尋ねをいたしたいと思いますが、それは精神衛生法に関連してお尋ねいたしたいと思います。  外国の精神衛生法あるいは沖繩の精神衛生法、わが国の精神衛生法を比較しまして、どうしても、わが国の精神衛生法を将来改善していかなければ、改正していかなければいけないのではないか、こう思われるふしもあるわけでございます。  きょうは、そのことについては触れませんで、次のこと、わが国の精神病院は精神衛生法に基づいて運営がなされておるわけであります。その実態について、厚生省として、特に患者の人権がどのように守られているかどうかということについて、そういった実際の調査……

第65回国会 社会労働委員会 第8号(1971/03/23、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間もだいぶたちましたので、二、三お尋ねいたしたいと思います。  今回の改正の趣旨からしまして、療養生活の安定をはかるというたてまえになっておりますが、そのたてまえから、これで十分だという考えでしょうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 いまの問題も含めて、現時点においてはこれで十分であるという、そういうお考えのもとでの支給であるでしょうかということです。
【次の発言】 念を押すようでございますが、今後大幅に改善していくと、こういうかまえでございますね。
【次の発言】 被爆者を物質的に救援していくという、この額の過小というものは、これは漸次、当然生活の条件変化によって増額されて……

第65回国会 社会労働委員会 第12号(1971/05/06、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 関連でお尋ねいたします。  いま、西ドイツの先例に学んだと、こうありますね。それが西ドイツの先例に学んだ点は何であるか、また違う点はどういう点であるか、それをお聞きしたいと思うのです。

第65回国会 社会労働委員会 第14号(1971/05/18、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、持ち時間もわずかでありますし、また時もおそくなっておりますので、実は、お尋ねしたい問題点一ぱいあるわけでありますが、いままでの委員の皆さんから大体引き出していただきましたので、そのことは重複を避けまして、私は、その他の面から質問をいたしたいと思います。  まず質問に入る前に、私、これを携えてきておるわけでありますが、これは、この法に関連して全国的な該当者がいかに深刻な問題として訴えておるかということが明らかになっております。これは実は、きょう私の議員宿舎にも、帰りますというと――もうそれを一々私読んでおりますが、読めば読むほどほんとうに胸を締めつけられる思いがいたします。……

第65回国会 社会労働委員会 第16号(1971/05/20、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣にお伺いいたします。  私は、結論を先に申し上げますと、この法案ができますことは大賛成であります。むしろおそきに失する。しかし内容の点はまだ不満なところがございますが、結論的には賛成をいたします。そのことを前提にしまして、おそきに失すると申しましたが、私は、五月十八日の社労委におきましても、このわが国の社会保障制度が全般的にこの憲法の精神から、特にこの法案については、児童憲章の精神に基づきましても、むしろおそきに失する、こういうわけでございますが、そこでお尋ねしたい第一点は、この案はかねてからの懸案となっておったが、今日まで実現できなかったと、こうありますが、その理由は何で……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1971/09/17、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間が限られておりますので、お尋ねしておきたいことはたくさんありますけれども、二、三のことについて申し上げたいと思います。  核抜き・本土並みという発想からしますならば、私たちはもっと返還に向けて大幅に基地の撤去あるいは軍用地の解放があるべきだったと、こう期待しておったわけです。ところが、現実は全く裏切られておる。ところが、「豊かな沖繩県づくり」というこの政治姿勢からしますならば、沖繩の軍用地の解放なくしては沖繩の経済開発も絵にかいたもちにしかすぎない。こういうことから私は先般の連合会においてこの基地の整理縮小に含んで、不要不急のこういった土地の解放についての再検討をする意思は……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/07/24、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、大臣への質問の時間がごくわずかしかないようでありますので、一点だけお尋ねいたしたいと思います。  それはこの基地撤去のスケジュールに関連してでございますが、結論を先に申し上げますと、特に現地沖縄県民からしますと、この返還協定の内容というものはまことにもういただきかねると、それこそ、沖縄県民は何のために復帰するのであるか、ただ復帰さえすればどんなことでもいいのであるか、このような意見、憤りが日がたつにつれて高まりつつある。そういう中でお尋ねするわけでありますが、このような内容で復帰させられたならばこれはもうたいへんなことになる。ところが、反面、沖縄は、明るく平和な豊かな沖縄を……

第66回国会 建設委員会 第1号(1971/07/23、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、具体的な問題に入ります前に基本的な問題、そのことが大臣あるいは政府の方には耳痛いと申しますか、失礼になるかという懸念もありますけれども、私はぜひこのことをまず初めに確認をし、その上に立って具体的な沖繩の当面あるいは今後の問題を含めて申し上げたい、こういう意味でたいへん大臣それから政府の方々に失礼になるかと思いますが、そこを悪く思わないでお聞き取り願って、そういう気持ちでひとつずばり言わしていただきたい、こう思います。  そのことは何かと申しますと、沖繩が来年、きのうの予算委員会の中でも佐藤総理に問いましたら、来年の四月一日をめどにしている、こういうことで沖繩の返還が来年の四……

第66回国会 建設委員会 閉会後第1号(1971/08/10、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は時間を、わずかしかお願いしてありませんので、特に沖縄の復帰対策並びに災害対策を中心としてお尋ねいたしたいと思います。  まず、第一にその沖繩のすべての立ちおくれは、これはさかのぼって考えてみますと、国の犠牲である、この一語が大前提であります。すべては国の犠牲から起こっているものであるということをひとつ大前提にして、私は幾つかのお尋ねをいたしたい。これが第一。  第二には、この四半世紀にわたる日米の谷間も置かれて、その沖繩なりにその責任を負わされてきた。しかもその責任のあり方は、一貫してアメリカの軍事優先政策の犠牲のもとに今日まで置かれてきた。そのもとで進められてきた政策であ……

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/22、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最後になっておりますが、お尋ねしたいことは一ぱいございます。しかし時間がたったわずか五分しか与えられておりませんので、特に沖繩の問題、さらにその数多い沖繩の問題の中でも、さらにはしょって幾つかの問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず佐藤総理に質問いたします。佐藤総理は、第六十六回の国会所信表明の中で、「沖繩は、昭和四十七年に、核抜き本土並みで祖国に復帰する」と、こうおっしゃっておられます。そのことについて衆参両院を通じて幾たびかこれは論議の的になったわけでありますが、いまここであらためて四十七年のいつ復帰するか、さらに核抜き本土並みの内容につきまして、明確に御……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1971/12/20、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、二十五年ぶりに沖繩から参議院議員として国政に参加した一人であります。私たちの任務は、復帰に向けて沖繩問題を国政に反映させるという、こういう重大な任務を持っております。そこで、参加以来、私は自分に直接かかわる会議、委員会はもちろんのこと、衆参両院を含めて、あらゆる機会に傍聴いたしまして、沖繩問題を国の問題としてつなぎとめて傍聴いたしております。特に、今国会は沖繩国会と言われておりますとおり、わけても私の関心は、朝な夕な、そのことで一ぱいでございます。  そういう中で、私は、今日までの国会を通じて私なりに受けとめておりますことは、佐藤総理をはじめ、政府の閣僚のお答えの中から一……

第67回国会 建設委員会 第2号(1971/11/16、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ひとつお尋ねいたしたいと思いますが、こういった調査報告というのはできるだけ正確を期すということがたてまえだと思いますが、ここで特にその中でも人命にかかわることは最も慎重を期さなければいけない、こう思っております。そういう立場から読んでみますと、生き埋めになった方が「二〇数名」とありますね。これははっきり何名ということを確認できないのですか、できなかったのですか。
【次の発言】 こういう瞬間的な予期しない事故の処理というのは非常に困難性もあると思いますが、私は要望を兼ねて申し上げたいことは、「二〇数名」というこの表現そのものが何か非常に事務的な形式的な報告書のような気がいたすので……

第67回国会 予算委員会 第7号(1971/11/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、持ち時間も多くありませんので、特に沖繩問題にしぼって質問をいたしたいと思います。  そこで、佐藤総理は、所信表明の中で、また本会議並びに委員会の中で、一貫して強調されましたことは、明るく平和で、そして豊かな沖繩ということを繰り返し繰り返し強調されてこられました。そしてその中で、県民福祉向上について特に政府として最も力を入れてきた、今後も最重点に施策の一つとして努力いたしたいと、こういうことを一貫して強調されました。ところが、私はそのおことばを聞きながら、はるか沖繩に思いをはせながら現実の沖繩と結びつけて考えました。そしてまた、返ってくるその後の沖繩と結びつけて考えてみた場……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1971/12/29、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、質問したいことは一ぱいありますけれども、いつも残念に思うことは持ち時間がきわめて少ないということであります。きょうもそのことでまことに残念であります。ただ幸いなことに、この国会始まって以来、沖繩の実態を、そして沖繩の心を、そして沖繩協定の内容を、そして関連法規をそれぞれの立場から浮き彫りにしてもらったということ、まあこのことがせめてもの私は心強さといいますか、問題は、この質問に対して、多くの方々が追及されたことに対して、どれだけ政府が耳を傾け、謙虚な気持ちでそれを吸い上げてもらうか、ここに問題が残されておると思っております。そこで、一ぱい広げるわけにまいりませんので、私が……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1972/05/12、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間も差し迫ってまいりましたが、厳守いたしたいと思います。ただし、前からは三十分はぜひいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最初に通産大臣にお願いします。  関連法規とのつながりにおいて主としてお伺いいたしたいと思いますが、きょうは通産大臣もいらっしゃいますので、一、二、確認と要望を含めた、こういった考え方でお尋ねをいたします。  まず第一点は、地方自治法百五十六条第六項に基づくこの法によって、検査品目が復帰後の沖繩に、変わってくるか変わってこないかという内容の問題ですね。締め出されるものがあるか、あるいは加わってくるのがあるか、その点、まあ事務的なものです……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1972/05/24、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖繩の問題は、五月十五日の復帰に向ける段階では、いわゆる復帰不安ということでよく言われておった。ところが五月十五日以降今日までというのは不安と不満と不信と怒り、このようにいま県民の心中にうずいておるという、こういう中から起こるもろもろの問題一つとらえても、これはちょっとやそっとの時間では究明できない、それほど緊急な問題であるわけなんであります。ところが、きょう時間もわずかしかありませんので、私は幾つかの問題にしぼって質問をいたしますから、ひとつ明快にまた政府の所信を披瀝していただきたい、こうお願いをまずいたします。  そこでまず第一に、先ほど来述べられた物価問題、この物価問題は……

第68回国会 建設委員会 第5号(1972/03/16、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、きょうのこの委員会に、建設大臣をはじめ、総務長官、運輸大臣、ぜひおいでいただきたかったのですが、衆議院の予算委員会の都合でほかの大臣が見えないのは、たいへん残念に思っております。それで、時間もたっぷりありませんし、いままた沖繩では、五月十五日に復帰を迎えて、いろいろな問題が起こりまして、非常に不安とあせりを感じている、そういう情勢の中でありますので、特に私は沖繩問題にしぼって質問をいたしたいと思います。きめこまかなことをお聞きしたいと思いますが、その前に基本的なことを三つだけ明らかにしておきたいと思います。  まず第一は、建設大臣が沖繩開発構想を持っておられるわけですが、そ……

第68回国会 大蔵委員会 第22号(1972/05/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最後で。  まあ時間が十五分しかいただけませんので、私、たいへんとまどっております。そこで一言一句を大事にしたいと思いまして、ここにまとめてございまするので、まずお願いしたいことは、ぜひ大蔵大臣の見解をお答え願って、ひとつ沖繩にいま一ぱい、不満と不安と、本土政府に対する不信感が秒刻みで復帰まで一ぱいあるということは御承知だと思います。そういったことに対して、きょうの御答弁によって少しでもその不満も不信も不安も解消していただきたい、こういう願いをこめて私は三つの問題にしぼって申し上げたいと思います。そこで、庁関係も一応ありますけれども、これはあとに譲りまして、きょうはきわめて短い……

第68回国会 予算委員会 第3号(1972/03/31、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 まず、総理にお伺いいたします。  人間は不用意の中に語ることばに真意があらわれるというのであります。かつて沖繩を甘やかすなということが問題になりました。そして、現在なお沖繩を甘やかすなということが聞かれるということは、まことに、まことに憤激にたえません。さらに、それだけではありません。かつてあの沖繩戦で、ソンミ事件にも値するような帝国軍人の虐殺事件が沖繩にあったわけです。その生き残りの帝国軍人がてんとして恥じず、何が悪いかといったような大きなつらをして、いまおるということも御承知かと思います。なお、なべかま論も出たりするような、このようなことに対して、われわれ沖繩県民は祖国から……

第68回国会 予算委員会 第5号(1972/04/05、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 関連。
【次の発言】 私は、先日の質問のときに、いきなりテーブルをたたいて、佐藤総理もびっくりなさったでありましょうし、また委員の皆さんも、なぜあのようにテーブルをたたくのかという真意について十分御理解ができていないのではないかと、こう思いまして、私ただいまから関連質問の中で二つの問題をここに持ち出しまして、その質問の中から皆さんの御納得を求めたい、こういう気持ちでいま関連質問に立っておる次第であります。  まず第一点は、ただいまの防衛庁長官の御答弁にもありましたあの問題に関連してでございまするが、山中総務長官が甘やかしておる、こういうことに対して、沖繩県民は憤激その極に達して……

第68回国会 予算委員会 第17号(1972/04/21、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総務長官に、最初にお伺いいたします。  沖繩におけるドル・ショックは各方面に大きな不安を巻き起こしているわけです。ところで、去年十月八日に確認されましたあのことは、一応の救いであったと、こう思うんですが、ところが、あれから派生的にいろいろと各分野の不安があるわけなんです。ところで、その後各団体がいろいろな形で要請、陳情いたしておりますが、その中で、共済会積み立て金も救済すると、こういう措置を講ずるということが報ぜられておりまするが、それに対する御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 それに関して、総務長官として大蔵省に折衝しておられるということも聞いておりますが、大蔵はいか……

第69回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第2号(1972/10/11、9期、第二院クラブ)

○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) 沖繩問題は一ぱい申し上げたいことがありますが、時間の制限――きわめて少ないのでございますので、私は三つの問題にしぼって、できるだけ私の説明はくどくど申し上げませんので、明確なお答えを願いたいと、このようにお願いいたします。  まず、先ほど来論ぜられました水道料金の問題、あるいは国道三百三十一号線の解放の問題、あるいは栄野川君の射殺事件の問題、あるいは復帰に向けての目玉商品といわれた那覇空港の、これは特に海洋万博にも関連する実に重大な問題でありますが、P3の居すわりや、あるいは最近米軍演習による山火事の問題、また最近きまりました例の東海岸の高速道路、これの開通に……

第69回国会 建設委員会 閉会後第1号(1972/08/10、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私も、質問時間が半分に減らされましたので十分にお尋ねできないことをたいへんに残念に思いますが、時間の範囲内でお尋ねしたいと思います。  木村大臣にはこの前沖繩御訪問たいへん御苦労さんでございました。そこで私は、大臣は初めての御訪問だと思いますが、いわゆる聞きしにまさる沖繩、あるいは基地の中の沖繩とよくいわれております。そして沖繩県民が何を望んでいるかということもよくお聞き取りくださったと思います。もろもろの復帰対策の数多い問題で、いま時の焦点になっておりますのは、何と申しましても海洋万博を成功させたい、それが新生沖繩県づくりの基盤である、こういうとらえ方でいろんな面から御要望が……

第69回国会 建設委員会 閉会後第3号(1972/10/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、きょう三つの質問を提案いたしておりますが、時間も十分ありませんので、特に二と三の問題を中心にいたしたいと思いますが、第一の問題については基本的な問題について一応確認しておきたい。  そこで第一点は、いわゆる新全総と最近日本の政治の焦点となっております改造論とのつながりは一体どういうつながりであるのであるか。  次に第二点は、東北を私調査いたしてみました場合に、それぞれの県において独自の開発構想というものを持っておられる。その地域開発構想と改造とのつながりは一体どう考えておられるのか。  次に第三点は、沖繩の開発と改造論との結びつきは一体どのように考えておられるのであるか。……

第70回国会 予算委員会 第5号(1972/11/13、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総理に初めにお伺いいたします。  沖繩の復帰後における田中総理の基本姿勢について承りたいと思います。
【次の発言】 まあ、基本姿勢の一端は承りましたが、田中総理の所信表明の中に、沖繩問題について一言も触れられておらぬのはどういうわけでありましょう。
【次の発言】 総理は、所信表明の中で、わが国が今後とも平和と安全を維持していくため米国との安全保障体制を堅持すると述べられております。そのことは、当然、沖繩も含めた平和と安全でなければいけないと思っておりますが、どうですか。
【次の発言】 それではお聞きしますが、五月十五日以降における沖繩において、どのようなことが起っているか、総理……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1973/03/07、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私も初めに海洋博に関してお聞きしたいと思います。申し上げるまでもなく、海洋博は沖繩永遠の基盤づくりをして、その上に経済発展と県民の福祉という、こういう意図を持っているわけですが、現状は県労協を中心とするこれに対する拒否反応、あるいはもう海洋博は返上したほうがいいという、こういった空気もあることは御存じでありましょうか、長官。
【次の発言】 なるほど、三月二日に起工式が始まって、いわゆる成功を期して、完全成功を期して決意を新たにして出発しておることは申し上げるまでもありません。しかし、私が聞きたいことは、そういった声の底に、この海洋万博に対する拒否反応、返上したほうがいいんじゃな……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1973/03/28、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 開発庁長官、沖繩担当長官としてこのたび御来島下さったこと、御苦労さんでございました。  そこで長官、就任のごあいさつをいま思い出すんですが、沖繩県民が復帰を心から喜んでもらえるように全力を尽くす、こういうごあいさつがあったことを私は忘れません。ところが現実の沖繩は、復帰は喜びへの行進曲ではなくて、苦悩の始まりであるという、沖繩の現状はそういうきびしい状況が一ぱいあることも十分お感じになってこられたと私は想像するわけです。お察しするわけです。  そこで、いまさっきから述べられた、沖繩を見て感じてこられたことを、基本的な問題を話されましたが、おっしゃった沖繩振興開発計画があのとおり……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1973/05/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖繩の問題は、未来への展望を語りながらも、現実の苦悩の中から派生している問題にどう敏速に対決していくかという、このことがしっかりとられておらなければ、対決姿勢が弱いというといけないと思う。かえりみて、どちらかというと政府は、沖繩の未来に対する展望はよく語られるけれども、現実に派生するとこうの問題に対する対決の姿勢が弱いというか、おそいというか、そういう感じで一ぱいであります。たとえば、国体の成功をたたえながらも、沖繩には例のベンジャミン事件、あるいは金武の老女の轢殺事件、あるいは那覇軍港湾における労働者の首切り事件、このように現実のなまなましい問題が一ぱいあるわけなんです。それ……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1973/06/06、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに沖繩の公害問題の立場から、環境庁を中心にお尋ねいたしたいと思います。  先日、沖繩の県会議員の代表が本土視察をしまして、関西、東京、北海道まで行って帰りまして、そして私東京で落ち合ったのでありますが、一番感ずることは何だったかと、こう聞きましたら、異口同音に、爆音、騒音のない、飛行機の爆音が聞かれないことであるということを言っておったのであります。そのように、沖繩の公害は、空は爆音、騒音に、そしてまた陸は、地上は、国会で絶えず問題になっております核の問題、毒ガスの問題、そして不発弾――いまだに不発弾がごろごろして危険きまわりない状態にあるわけなんです。さらに、このご……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1973/06/20、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖繩にいま何が起こりつつあるか、私は毎日の新聞を見て胸を痛めておるものであります。いままでも、多くの方から、もうあすではおそい沖繩の問題、いま手を打たなければならない問題が、切実な問題がたくさんあることは御承知のことだと思います。私は、そういったせっぱ詰まった沖繩の中で、時間がわずかしかありませんので、三つの問題について尋ねたいと思います。  まず一つは、軍港湾問題について。この軍港湾労働者の不当解雇問題が起こってからもう八十日をこえている、三カ月になんなんとしております。その情勢の中で、この軍港湾労働者は死活問題として沖繩のあの炎天下ですわり込みを続けて今日に至っておるのであ……

第71回国会 決算委員会 第4号(1973/03/29、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 厚生大臣に、いま日本の国情を通して、病める日本あるいは狂った日本ということばを聞くのであります。私もまさにそうであると思っております。ところで、私は、病める日本、狂った日本のその直接の問題を取り上げるにはあまりにも時間が少のうございますので、病める日本、狂った日本の集約された形でそのしわ寄せが沖繩にあるということを知ったときに、何としても私は沖繩の問題から掘り起こさなければいけないと思っております。そういう意味で、私は、いま沖繩に起こりつつあるところの限りない問題の中から、特に厚生大臣に対して何としてもこのことは緊急の問題として迫らなければいけない、こういう焦燥感にかられて、い……

第71回国会 決算委員会 第5号(1973/04/06、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、質問に入ります前に委員の皆さんにお願いを申し上げておきたい。それは、この委員会はもちろんのこと、国会で、審議を尽くしていくというこの精神にのっとって、十分時間をかけて審議を尽くしていくというこの精神からしますといろいろ要望が一ぱいあるわけなんです。ところが時間には制限がありますので、こんなに一方的に、甘える気持ちもさらさらありませんが、たとえばきょうでいいますと、そういった謙虚な良心的な気持ちに立って、せめて六十分はほしいということで申し入れもしましたけれども、それがいろいろの慣例とかいうことで三十分に削り取られて、そうして、いま私は予定していたものをどのように組み合わし……

第71回国会 建設委員会 第4号(1973/04/03、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩の国道の整備と、それから海洋万博の関連事業促進について質問をいたします。  まず初めに、沖繩が復帰をしていろんな問題が起こっておるわけなんですが、その一つを、道路面から、国道の問題一つ取り上げても、これはたいへんな問題であります。そこで具体的な例で、国道五十八号線の拡張、それからその整備上、米軍基地にかかわっておる個所は一体何カ所あるのか、まずそのことをお聞きしたい。
【次の発言】 それらの場所を踏まえて、拡張あるいは改修工事のために、アメリカと折衝がスムーズに行なわれなければ、これが絵にかいたもちにしかならないと思いますが、この日米の話し合いは一体どのように進められ……

第71回国会 建設委員会 第9号(1973/05/10、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間がきわめて制約されておりますので、私は建設資材の需給にしぼって質問いたします。  沖縄におきましても、土地の買い占め、物価高、資材難、そしてかてて加えて海洋万博、こうからみ合っておるために、たいへんな状態であります。一例を申し上げますと、公共事業の入札につきましても、落札できず、再び今度はやり直して再入札もできず、さらに最近では再々入札も落ちないといったような、こういう現状であります。そういう状況の中で、やっとこさ、五月八日付で、私が先に要求いたしておりました、開発庁の、労務及び建設資材の需給見通しの資料が出たわけでありますが、それで、基本的に開発庁に次のことをまず尋ねます……

第71回国会 建設委員会 第10号(1973/06/05、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は国有林材の払い下げにつきまして、去る五月十日の当委員会で次のことを林野庁に尋ねたわけでありますが、沖縄の復帰前は熊本営林局管内国有林から国有林材を特別払い下げをしてもらっておった。ところが、それが復帰後になりますと、これができなくなったわけでなんです。それで、ぜひ復帰前と同じように国有林材を払い下げをしてもらいたい、さらに沖縄の開発からしますと、復帰前以上に量的にもふやしてもらわなければいけない、こういう要望をいたしましたところ、即答が願えませんで、まあ一週間後の当委員会で、一番早い建設委員会において回答するというお約束があったわけでありますので、その後十分検討されたと思い……

第71回国会 建設委員会 第18号(1973/07/05、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、ここには、いま工事を急がれております沖繩縦貫道路、一名、北部区間と言っておりますが、沖繩縦貫道路の建設に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  まず、この着工を急がれておりました沖繩縦貫道路が六月の二十八日に起工式が行なわれたのでありますが、聞くところによりますと、昭和五十年の二月に完成の予定であると、こうお聞きしておりますが、はたして、この縦貫道路がそのめどで順調にいくのであるかどうかということに懸念をいたすものであります。このことに対して、見通しはどうなんだろうかということについて、まずお聞きしたいと思います。

第71回国会 建設委員会 第25号(1973/09/13、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 この法案の審議につきましは、各委員からいろいろと問題が提示されたわけですが、読めば読むほど、見れば見るほどいろいろと疑問が、また問題点が読み取れてくるわけであります。で、私も初めに二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。  まず、これは環境庁、建設どちら――両方にまたがると思いますけれども、四十七条の点であります。四十七条は環境庁長官の意見聴取の義務ということになっておりますが、これは単に意見を求めるだけであるのか、環境保全あるいは災害防止の上から問題がある場合には埋め立てを中止するという、こういった勧告のところまで権限を与えることによってこの法改正の趣旨が生かされてく……

第71回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1973/11/13、9期、第二院クラブ)

○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) 私がこれからお尋ねしたいことは、去る衆議院における農水委員会の席上で論議されたサトウキビの問題それを櫻内農林大臣の御答弁に基づいた質問をいたしたいと思うわけでありますが、残念なことに農林大臣がいらっしゃいませんで、その点まことに残念に思う次第ですが、これもやむを得ないと思いますので、どうかひとつそのおつもりで責任ある御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず第一にお聞きしたいことは、沖繩並びに奄美がどのような今後社会情勢に変わっていこうが、基幹作物としてのサトウキビを放棄するわけにはいかない。こういったある意味では宿命的な、ある意味では誇るべきそういった基幹……

第71回国会 予算委員会 第14号(1973/03/31、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、時間がちょっぴりしかございませんので、特に、沖繩問題にしぼって質問をいたしたいと思います。  まず、沖繩が復帰するにあたって、日本政府の意図がはっきり当時示されたのは、明るく豊かな沖繩県をつくり上げること、こういうことでございました。ところが、復帰してもう十一カ月、やがて一年を迎えようとしております。その現実の沖繩は、マスコミのことばをかりて言いますならば、病める沖繩、狂った沖繩、そして、復帰への喜びではなく、苦悩への前進である、こういうふうに表明いたし、また、ある婦人は、私に、「核もあり 基地の汚れもそのままに ここに帰れる島の悲しき」、この歌をよこしてくれております。……

第71回国会 予算委員会 第17号(1973/04/04、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、最初に、暫定予算のときに大蔵大臣に質問しておりますので、その関連がありますので、それをひとつ大臣にお聞きします。  例の与儀のガソリンタンクのあとを、与儀小学校の分離学校の敷地に充てるということで、無償譲渡を要望した。この要望に対して、政令を改正をしてそれに充てると、こうおっしゃったんですが、政令はいつ改正なさる予定なんですか。
【次の発言】 教育のことは一日もゆるがせにできませんので、その政令改正を一日も早く運んでもらいたいと強く要望申し上げておきます。それに対して、いつごろということは、めどはつきませんか。
【次の発言】 次に、海洋博について、通産大臣は先日の答弁で、海……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1974/04/03、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、去る三月二十日の予算委員会で質問をいたしました問題に関連して最初にお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一は、振興開発計画の再検討についてであります。二十日の委員会では、田中総理はじめ開発庁長官も、沖繩の開発に対する基本姿勢として、押しつけるものではない、そうして県民の意思を尊重する。そうして現状としては、その計画はあくまでも計画であって、情勢の変化に即してこれは再検討をせねばならないといった含みのある弾力的な御発言もあったと、こう私受けとめておるわけであります。また、そうでなければいけないと、こう思っております。それで再確認いたしたいことは、この振興開発計画が既定方針……

第72回国会 建設委員会 第6号(1974/04/04、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 建設大臣の所信表明の中に、社会資本の整備を通じて国土全体の均衡ある発展をはかり、豊かな住みよい国土を建設すると、こう述べておられます。  そこで、お尋ねしたい第一点は、総予算における建設関係の社会資本の整備費の占める率は幾らでしょうか。
【次の発言】 いま二〇%とおっしゃいましたが、全体から見て、どれぐらいが適当と考えておられるか。いわゆる均衡ある発展という立場からどれぐらいが適当と考えておられるか。
【次の発言】 わが国のGNPが高率であるということをよく言うのであります。それに対して、社会資本の整備という面とのバランスにおいて、いわゆる欧米先進国と比較いたしまして非常に低位……

第72回国会 予算委員会 第13号(1974/03/20、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩が復帰して本土の立場に近い状態にあるならば、いつまでも沖繩問題に執着せずにこの席におきましても論陣を展開したい気持ちも一ぱいあります。復帰後の沖繩があまりにも問題が多過ぎまして素通りするわけにまいりませんので、今回も沖繩問題にしぼって質疑をいたしたいと思います。  まず、総理にお伺いしますが、沖繩県は戦後処理もなされないままに復帰して三年目を迎えました。そして事件があまりにも多発して、県民は生活の不安と生命の危険にさらされておるのが率直に申し上げて現状であるのであります。  そこで、お尋ねしたいことは、沖繩の戦後処理について総理はどのような見解を持っておられるかお尋ね……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1974/10/29、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 簡単に御質問を申し上げます。  ただいま第一班秋田班と第二班北海道班、両方からの御報告を受けた次第でありますが、第一班の御報告につきましては、資料をいただいておりませんので、あとで質問をいたしたいと思いますが、北海道班の報告につきましては、一緒に私参っておりますので――実はまあ北海道と沖繩は、地理的には、北の端と南の端でありますので、非常に両極端相違うようでもありますけれども、非常に似通った問題点が一ぱいあることを私は確認いたしております。いろいろあります。たとえば甘味資源の問題としてのビートとサトウキビの問題、あるいは家畜の問題あるいは果樹問題、あるいは水産業の問題、こういっ……

第74回国会 農林水産委員会 第1号(1974/12/24、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 さきに委員長の宣言された定刻五時は過ぎたわけですが、私もそのことを考慮に入れながらできるだけはしょって、また次回に回すこと、こういう気持ちで、どうしてもお尋ねしたい二、三の点についてお尋ねしたいと思います福。  まず最初に、大臣にお尋ねしたいのですが、先ほどのごあいさつの中にもございましたとおり、今日の、また将来に向けての日本の食糧事情は、国際情勢の立場からもまた、日本のこれまでの農政のあり方から来た一つの欠点と申しますか、欠陥と申しますか、そういった集約として食糧の重大危機に直面しておるということをきびしく反省して、このあたりで決意を新たにして立ち上がらなければいけないという……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1975/03/28、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに植木開発庁長官にお伺いしたい。お聞きしたい。  率直な御意思をお聞きしたいのは、沖繩担当長官として、去る一月の十何日でしたか、四日間ですか、三泊四日で沖繩視察をしていただいたわけです。その結論としてどういうことを強くお感じになって帰られておるか、このことをまずお聞きしたい。
【次の発言】 いま沖繩をごらんになってのその基本的なとらえ方、正しく把握していらっしゃると私は理解いたします。これではいけないと、こうお感じになったところはありませんでしたか。
【次の発言】 沖繩のとらえ方に、基地の中の沖繩あるいは聞きしにまさる沖繩ということがよくいわれるのでありまするが、わずか……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1975/06/13、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖繩問題は余りにも多くて、何から手をつけていいかわからないという情勢の中で、きわめて短い時間でございますので、駆け足で申し上げたいと存じますので、ひとつ明確な御答弁をお願い申し上げたいと思います。  まず私申し上げたいことは、開発庁長官と外務政務次官に申し上げたいことは、私が沖繩県はいま軍事優先政策が行われておるんですかと質問をいたしますならば、そんなばかなことがあるかとすぐ御答弁になるでしょう。非常識だとおっしゃるでしょう。その非常識が現実の沖繩なんですということを私は強く申し上げたいのです。古傷はさわりたくないけれども、戦争による人的、物的のあの犠牲、そして戦後二十七年軍事……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1975/06/25、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 植木長官、二度目の沖繩調査大変御苦労さんでございました。大変あわただしい御調査でありましたが、至るところで前向きの、いろいろないい抱負をお述べいただいて大変その点よかったと思っております。御苦労さんでした。  ところが、この前もちょっと質問をいたしましたが、県土利用計画の中には軍用地も含むか含まぬかという問題が、いろいろ問題はあったようでありまするが、県の主張を取り入れてもらって、政府も県のものを承認してもらった、これは大変よかったと思っております。ところがここに問題は、実際の土地利用計画ということになりますと、基地の解放、整理縮小、地籍の調査、この取り組みが大変実際問題として……

第75回国会 決算委員会 第7号(1975/03/14、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私も皆さんに問題を提示してそして御意見をお聞きいたしたいこう願っております。  世の中で一番大事な問題は私は人事の問題である、ところでまた世の中で一番困難な問題も人事の問題であると思います。その大事にして困難な問題をどのように適正に配置するかあるいは再登用するかということが非常に大事なことであるとこう常日ごろ思っておるものであります。  そこで先ほど来いろいろ出ましたが、私も最近ちょいちょい耳にすることがきょうも出ましたが、渡り鳥人事とかあるいはたらい回しとか天下りとかあるいは公団との癒着、官僚との癒着とかそういうことが最近頻々に聞かれます。そういうことを歯どめするために、先ほ……

第75回国会 決算委員会 第9号(1975/05/21、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私で最後でございますのでよろしくお願いします。  いままで官房長官あるいは稻葉法務大臣のまあ御反省やら御答弁を聞いておりますと、聞けば聞くほど非常に疑惑が起こってまいります。  多くをもう申し上げられませんが、まず第一点は、法務大臣にお聞きしたいことは、三木内閣の閣僚として憲法改正はしない、こういうお答えがありました。ところで三木内閣は、まあいつまで続くかは知れませんが、その続く限りにおいては改正はしないが、三木内閣が他に変わった場合にはどうなるかわからぬというお気持ちであるのか、そのときこそまたばく進すると、こうおっしゃるお気持ちであるのか、そのことが気になります。  第二点……

第75回国会 決算委員会 第10号(1975/05/23、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 初めに開発庁長官にお尋ねいたします。  長官は、先日、所信表明をしてくださったんですが、その所信表明の中に、沖繩の復興に関する予算が前年より七%アップして七百七十億円計上したと、こうおっしゃっておられますが、このことは手放しで喜んでいいか、問題はあるわけでありますが、それはきょうは触れないことにいたしまして、長官はこう述べておられます。「本土との各方面にわたる格差を早急に是正し、沖繩の持つすぐれた地域特性を生かすことによって自立的発展の基礎条件の整備を図り、平和で明るく豊かな沖繩県を築き上げることに最大限の努力を払ってまいる所存でございます。」、こう述べられました。まことに結構……

第75回国会 農林水産委員会 第5号(1975/02/20、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣ね、長時間でお疲れと思いますが、私が最後でありますので、がんばってください。  わが国の農業政策あるいは食糧政策がこのままではいけないということは、これはいまに始まったことではない。数年来、あるいはいやその前から心ある人々によって強く訴えられたことである。それが今日ようやく高度成長から安定成長へ経済運営の基調を移行させるという、こういう柱を打ち立てて、ここにりっぱな大臣表明も出されたわけでありますが、私は遅きに失する、こう一応これを受けとめるわけでありますが、大臣いかがお考えでしょうか。
【次の発言】 いわばこの骨組みに対して肉づけをするのはまさにこれからである。あるいはそ……

第75回国会 農林水産委員会 第13号(1975/06/05、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに農林大臣の率直な基本姿勢をお伺いいたします。  私は、六月の三日に静岡県の豊岡村に調査に参りまして、そしていろんなことを見たり聞いたり教わったりしてまいりました。そしていろんなことを聞きながら、この村の五年後、十年後の将来は一体どうなるであろうかと、一面期待と反面疑問を持ちながら、そして今日的に言われております食える農業、あるいは魅力ある農業、あるいは意欲に満ちた農民、こういうことがよく言われ、聞くのでありますが、私はそれを実感として受けとめてまいりました。そしてその豊岡村に対する私の結論は、農業振興を基盤とした平和な文化村の建設と申しますか、この一語に尽きると私自身……

第75回国会 農林水産委員会 第15号(1975/06/19、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいままで多くの皆さんからいろいろと御質問がございまして、私なるべく重複を避けたいと思っております。しかし、やむを得ずあるいは重複する点もあろうかと思いますので、その点ひとつよろしくお願いしておきたいと思います。  今日の日本の政治の中でいろいろと重要な問題がいっぱい山積みしておると、こう思うのであります。食糧問題とこの飼料の問題、これもまさに私は、最優先して解決しなければいけない重大な課題であると、こう思っておる次第であります。  そこで、この食糧の自給、あるいは飼料の自給ということと関連いたしましてお聞きしたいことは、第一は、わが国の年間飼料。年間の飼料の中で、一つは量に……

第75回国会 農林水産委員会 第19号(1975/07/01、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、年金制度について、特に沖繩との関係において二、三お尋ねをいたしたいと思います。  まず、沖繩の農林漁業団体共済組合ができましたのは、昭和四十五年の一月一日でございまするが、御案内のとおり、昭和四十七年の五月十五日に復帰いたしまして、その時点で本土の制度に組み込まれたわけでありますが、そこでお尋ねいたしたいことは、それまでの空白があるわけなんですが、掛金の問題もあるわけですが、それをどのように措置をされていただいたか。そして現在いわゆる本土並み、完全本土並みになっておるのであるかどうか、そして問題点が残されておるのかどうか、まずその点をお伺いいたしたいと思います。

第75回国会 予算委員会 第17号(1975/03/27、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 厚生大臣にお伺いします。  今日、日本の政治の中で、福祉優先あるいは弱者救済、また日の当たらないところに政治の光を当てるという声が叫ばれておりますが、こういう現状において、いまの保障制度を根本的に検討しなければいけない時期に差し迫っておると思いまするが、厚生大臣いかがお考えでしょうか。
【次の発言】 それで私、そういった面からメスを入れたいのでありますが、時間がわずかしかございませんので、特に難病対策について政府の対策をお聞きしたいのでありまするが、御承知のとおり障害年金や扶養手当あるいは介護手当、障害者手当等の福祉手当や、あるいは減税、免税等のいろいろの恩典は、身体障害者手帳……

第76回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1975/12/17、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 どうも総務長官が不在で残念でありますが、ひとつ総務長官にかわって責任ある回答をお願いいたします。  沖繩というところは問題が余りにも多過ぎてたくさんありますので、幾つかにはしょって申し上げたいと思います。あらかじめ御了承を願いたいことは、きょうは幾つかの問題に掘り下げていくというよりも、政府当局の基本姿勢を確認して、それに基づいて次々とまた掘り下げていきたいと、かように思っておりますので、そのように御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず第一点は、海洋博の跡地利用についてであります。  海洋博の評価につきましては、私の聞く範囲内におきましては、いわゆる観光的立場から見てきた……

第76回国会 農林水産委員会 第2号(1975/11/06、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、きょうの主議題につきましては七十五国会で質問いたしましたので、きょうは避けたいと思います。そのかわりいま沖繩で重大な問題が起こっておりますのでそのことについて、きわめて短い時間でありますので、結論を申し上げて、それに対する回答をお願いいたしたいと思います。と申しますのは、実はきょう午後二時那覇市の与儀公園で「沖繩県畜産物輸入特別措置撤廃生産者大会」こういう見出しで、各市町村割り当て動員による五千名規模で大会が持たれるのであります。その大会に喜屋武議員も参加せよと、こういうことで、実は案内状も、計画書もまいっておりますが、参加するわけにいまいきませんので――そして、その大会……

第76回国会 農林水産委員会 第3号(1975/11/18、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣、大変長いことお疲れでしょうが、私が最後でありますのでひとつがんばってください。  初めに基本的な姿勢についてお尋ねしますが、政府は基本施策として食糧の自給向上をうたっております。このことは裏を返せば、非常に農家を大事にするという、こういうことになるわけであります。しかし、現実には、ここにも七五年の農林省統計情報部から出された「農業センサス」、この統計をひも解いてみましても、一九七五年のこのセンサスによりますと、五年前に比べて全国平均で八・三%の落ち込みであります。農家数が減っている。その原因は、米の減反政策に代表されておるように、政府の、これは失礼な言い方かもしれませんが……

第76回国会 農林水産委員会 第4号(1975/12/11、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 日本の農政全体の立場から、重大な問題をいっぱい抱えておるわけでありますが、それを濃縮した形で沖縄もまたいっぱい抱えておるわけであります。時間がきわめて短いですので、私は一つ一つについて十分掘り下げていく時間がありませんので、特に前回の十一月十八日の農水委員会で質疑した問題と関連をして、時間がある限り続けてまいりたいと思います。  まず第一点は、輸入牛肉についての問題でありますが、政府の調査したところによると、悪影響を与えるとは思わないという、こういうことでありましたので、それじゃそれはそれとして、私は私の立場で調査をいたしますと、まあ一応あのときに問答いたしましたので、私調査い……

第76回国会 農林水産委員会 第5号(1975/12/18、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ちょっと委員長一言。  詳しいことは委員部を通して私、確認いたします。本日の農水委員会において二院クラブの喜屋武に質問の時間を与えられない理由は何ですか、それをお聞きいたしまして終わります。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第18号(1976/07/27、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ロッキード事件の解明は、日本の民主主義の根幹にかかわる問題であるばかりでなく、日本の政治の上で、金権汚職の政治の上からもほんの氷山の一角であり、その根は実に深いものがあると思われます。三木総理は、ロッキード事件をめぐってたびたび政治生命をかけて徹底的に国民の前に疑惑を解明すると公約されました。  ところで、本日田中前総理の逮捕によって国民は当然来るべきときがやってきたと思っておると信じます。ところが、国民は、田中氏のみにとどめず、いわゆる灰色高官名も徹底的に国民の前に明らかにすることを期待しておると思います。総理はどのようにお考えであるか、第一点。さらに、私は氷山の一角と申しま……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第19号(1976/08/03、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、具体的な質問に入ります前に要望を申し上げておきます。  と申しますのは、このロッキード事件は国際的にも国内的にも非常に注目の的であることはいまさら申し上げるまでもありません。わけても国民はいろいろの角度からこの推移がどうなるであろうかということを見詰めながら、そして疑惑を持っておることも確かであります。したがいまして、この特別委員会におけるやりとりというのは、いいかげんとは申しませんが、その疑惑が少しでも国民に対して解明されていくような、こういうやりとりであってほしい。それをその場逃れの答弁になるようでは、またその回答もどうも当を得ないような、こういうことになりますというと……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第20号(1976/08/04、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 法務大臣にお尋ねします。  今日、日本じゅうを騒がしておりますロッキード問題を一日も早く解明していくのか、それとも疑惑を残したままずるずると引き延ばしていくのか、そういった点をいま考えてみた場合に、私は法務大臣の役割りというものが、お立場というものがその重大なかぎであると、こう信ずるのであります。したがって、稻葉法務大臣がどういう姿勢を持って、どういう決意をしておられるかということについて、初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 このロッキード事件はよく構造汚職であると言われております。  ところで、網呑舟の魚を漏らすという言葉がございます。なぜ構造汚職として今日までのこ……

第77回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1976/01/26、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 海洋博の評価につきましてはいろいろあるわけでありますので、きょうは特に差し迫って海洋博終了後の跡地利用をどうするか、こういうことについて近く県と政府の間で煮詰めていく、こういう差し迫った時点で持たれておるきょうの委員会でありますので、私は大きく二つの問題についてお尋ねし、そうしてまた、要望も含めて申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  その前に、一つだけどうしても総務長官に申し上げておきたいことは、総務長官が非常に親身になって、これまで沖繩のことについて本当に一生懸命に誠意を持ってやってくださっていることに私は敬意を表します。また、今後もぜひそうあってほしい、……

第77回国会 決算委員会 第3号(1976/01/22、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は沖繩が当面しておる多くの問題の中で、きょうは二つの問題とそれから一つの緊急質問をいたすつもりでございます。  初めに開発庁長官に質問をいたします。政府の責任で行われました沖繩国際海洋博も百八十三日の経過を経て、去る一月の十八日に一応終了いたしました。この過程におきましては、今日までほかの委員会におきましてもたびたび論じられたのでありまするが、終了後、しかも決算委員会において質問をいたすのはきょうが初めてかと思います。そういう意味で過去の過程におけるその都度の質問は別といたしまして、一応完了した現時点において、私は今後の問題として確認していきたいと、こういう願いを込めて時間の……

第77回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1976/07/08、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、時間がわずかでございますので、数字的な質問は抜きにいたしまして、結論を先に申し上げたいと思います。  このたびの政府の米価諮問については、一貫して非常に自信のある、根拠のある立場に立って提示したと、こうおっしゃっておられます。ところが問題は、生産農家の立場から、農民の立場から、その要望と期待に余りにもかけ離れておるというところに問題があると思うわけなんです。で、それはどこに原因しておるかというと、その算定方式の、まあ生産費所得補償方式ということになっておりますが、その中身のとらえ方に食い違いがあるやに思われてなりません。ところで、このままでいきますというと、報ずるところによ……

第77回国会 農林水産委員会 第4号(1976/03/05、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 昨日表明されました大臣の所信表明に対しまして私ずばり申し上げたいと思いますので、ひとつ激励のつもりでお聞きくだされば幸いと存じます。  まず国際的にも、日本全国的にも不安となっております、危機感を持っております食糧問題、その食糧問題をどう解決するかということで、国民食糧会議における各界の意見を踏まえて九項目からなる「総合食糧政策の展開」を取りまとめられた。そうして食糧政策の基本的対策を、国民食糧の安定供給の確保というタイトルで打ち出されたという、このことは一応御努力は認めながらも、内容的にずばり感じますことは、国民の自給体制の確立ということが大きなウエートを持つならば、なぜもっ……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/10/22、10期、第二院クラブ)

○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) 時間がわずかしかございませんので、私は国民の声の中から二、三取り上げて質問をいたしたいと思います。  まず三木総理に。このロッキード疑獄はわが国の政治史上の中でもまことに例を見ないほど重大な疑獄事件であると言われます。ところが、このような重大な問題を引き起こしておりながら、三木さんは自由民主党の総裁として、あるいは日本の総理大臣として、国民に対してわびる、あるいは反省の意思を国民に伝える、こういうことが私の知る限りにおいてはいまだかつてなされていないと、こう受けとめておりますが、三木さんの御心境はどういうことなんでしょうか。まずそのことを……。

第78回国会 農林水産委員会 第3号(1976/10/19、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 初めに、私は去る十月五日から八日まで東北の冷害調査に参りました。初めて冷害の恐ろしさを知ったわけでございますが、しかし、そのことについては十月十四日の農水委員会で、それから今日まで他の議員がいろいろな角度から述べられましたので、私は一言次のことを大臣にお聞きしたいと思います。  すなわち、調査団からの報告やあるいは現地からの数々の要望事項、陳情があったわけでございます。それは緊急対策、恒久対策に分けられると思いますが、そのような角度から順調にその対策の方向に進められつつあると、このように理解してよろしゅうございますか。

第78回国会 農林水産委員会 第4号(1976/10/26、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、台風十七号の風水害対策についてはいま一生懸命に取り組んでおられると思っております。その場合に特に沖繩の台風十七号の問題は――その前に台風七号の災害、これが七月一日から二日間ですね。この台風七号はこれは南北大東が主であります。それから次に台風十三号は八重山群島が主でありますが、これが八月の八日から十日まで。その二つを受けて台風十七号があって全面的に広がったわけなんですね。ところが、十七号は全国的な規模があったものですから、非常にクローズアップいたしております。その前の台風七号、それから十三号については余りクローズアップしていないきらいがありますので、ぜひ七号、十三号の風水害……

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/05、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ロッキード問題が明るみに出まして、今日に至るまでの動きを三木総理の姿勢と結びつけてとらえた場合に、最初大上段に構えていた三木さんは、これはわが国の民主政治の根本の問題である、徹底的に究明しなければいかぬということを絶えず強調しておられた。ところが、最近、きのうきょうにわたるこの論議の中でも、全面的に協力するとおっしゃるかと思うと、できるだけ協力する、こういう非常に後退した感じを率直に認めざるを得ません。どうですか、三木さん、初心に立ち返っていただいて、本当にこの問題の複雑さ、厳しさをわからぬわけではありませんが、そこをひとつ初心に戻って、この問題の徹底的解明が日本の民主政治の根……

第80回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1977/04/27、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間が少のうございますので、しかも結論を簡明にお尋ねしたいと思いますので、お答え願いますのも結論をひとつはっきりお答えしていただきたいことを最初に申し上げます。  まず最初に、沖繩県の戦争の犠牲が余りにも深かったために特別措置がとられ、それが五カ年間きてもなおその傷が深いと、こういうことから延長の問題が出ているわけです。その特別措置の中身についても私お尋ねしたい点いっぱいあるわけですが、それはきょうは余り触れないことにいたしまして、復帰五年、そして戦争で亡くなった方はことしは三十三年忌である。三十三年忌というと亡くなった方の最後の弔い、そのような長い長い間に至るまでなお沖繩に戦……

第80回国会 決算委員会 第4号(1977/04/20、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに建設大臣に建設行政の立場からひとつお尋ねしておきたいと思います。  憲法二十五条を引用するまでもなく、国民が健康で文化的な生活を営むという立場から、建設省の役割りというのが、使命というのが非常に私は重大であると思っております。その立場を踏まえて、建設行政の現状をどのようにとらえておられるか、それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういう立場から現状をどのように理解しておるか、把握しておられるかということが私の最も聞きたいことなんです。
【次の発言】 そういったビジョンからしますと、現状は余りにもかけ離れておる。国は、あるいは建設省は、そういう立場からもっ……

第80回国会 内閣委員会 第15号(1977/05/18、10期、第二院クラブ)

○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) ただいま委員長のおっしゃるとおりに私は内閣委員ではございません。でも、この提案されておる法の内容からして、これはもう国民の立場からも重大なことでありますが、特に直接沖繩県民につながる重大な内容を持っておるがゆえに、県民の生命、人権、財産を守っていく立場からも、必死になってこの推移を見きわめながら自分も発言を求めたいと、こういう立場から申し入れたわけでありますが、幸いに先日の理事会の皆さん、そしてただいままた委員の皆さんの全員一致の御賛同を得まして敬意を表します。ただ残念なことは、私が申し入れた時間を与えられなかったことは大変遺憾に思っております。それで、私はこ……

第80回国会 農林水産委員会 第4号(1977/03/22、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 だいぶ遅くなりましたけれども、私が最後でございますからよろしくお願いします。  最初に、大臣の所信表明に関連して二、三お尋ねしたいと思います。  大臣の所信表明を読んでみますと、大変見事である。ところで、気になりますことは、その裏づけの予算がまさか十分であるとはおっしゃらぬと思いますが、果たして実際問題として政策転換がうまくいくだろうかどうだろうかということの懸念を持つわけであります。たとえば農林省の統計表にも示されておりますように、年々農耕地が減じてきておる。この五カ年毎年減じておる。それから強く強調されております水田の総合利用も、現実の問題としては定着していない。こういう実……

第80回国会 農林水産委員会 第5号(1977/03/24、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 いい開発公団ができまして、着々成果を上げておられるわけですが、すべてに立ちおくれた沖繩におきましてはまだその緒についたばかり、これからというところであります。ところが、私、いろいろ今日の日本の農政のあり方、あるいは行政のあり方を考えてみまするに、こういういい制度ができておるわけですが、何か裏腹な感じを持ってなりません。  と申しますのは、実はきのう北海道の酪農関係の皆さんから私も陳情を受けました。それできょうもずっとまた質疑をここで聞いておるわけですが、一緒に聞いておるわけですが、いい制度ができておるわけですから、それは間違いなくその生産者であります農民に密着して、実ってそして……

第80回国会 農林水産委員会 第6号(1977/03/25、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、主として沖繩の漁港を中心にお尋ねをいたしたいと思います。  まず、最初にお聞きしておきたいことは、沖繩の漁港の整備は日本全体の立場から非常に立ちおくれておる、このことをまずお認め願えますかどうか。
【次の発言】 地理的条件からいたしましても、非常に島が多い、しかも台風の発生地であると、台風銀座と言われている、そういったいろんな諸条件からも、どうしても沖繩を中心とする漁港は整備強化していかなければ日本全体の立場からも私いけないのではないかと、こう思うのですが、いまおっしゃるように、全体としては立ちおくれておる。それで、数の上からも私、漁港が少ない、こう判断いたしますが、数を……

第80回国会 農林水産委員会 第8号(1977/04/01、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間もございませんので、簡単にお答え願いたいと思います。  瀬戸参考人に一つお伺いします。お話の中で、非常に細心の注意を払っておやりになったということで内容をいろいろ話されましたが、その一つに、無風状態のときに散布したというお話がありましたですね。その無風状態というのは日を選ぶのであるか、あるいは一日の中で時刻を選ぶのであるか、それをひとつお聞きしたい。  次に中村参考人に、お話の中で雨の後に養魚が死んだというお話がございましたね。それをお聞きしましてすぐ感じますことは、その散布薬の薬の効果の期限といいますか、散布してから一体何日間、何時間効果があるかということを思うわけですが……

第80回国会 農林水産委員会 第9号(1977/04/05、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、最初に水揚げ高と漁港の種別の関係でひとつお尋ねいたします。  漁港の種類が上級になるのと水揚げ高との関係はどういうことになるのでしょうか。
【次の発言】 第四種は必ずしも水揚げ高には比例しないと、こういうことなんですね。  次に、今回の漁港法の一部改正は、第三種漁港の外郭施設及び水域施設の百分の五十を百分の六十にするということがその内容ですね。先ほども質問がありましたが、見直す時期が来れば検討するというお話がございましたが、そのことに関連して私も思うんですが、第一種と第二種ですね、これの補助率が低いのではないか。こういう立場から見直す時期が、たとえば二百海里時代にいま突入し……

第80回国会 農林水産委員会 第10号(1977/04/07、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 この松くい虫防除特別措置法案の立法につきましては、国民世論は賛否両論あることは事実であります。 ところで、いろいろ両方の立場をじっと考えてみますと、その目的においては一致しておる。たとえば緑を守るとか、自然を保護するとか、あるいは人間生活にとって安らぎと大気浄化をしていくというこのねらいは一致しておるようであります。ところが、問題は特別防除の方法あるいは薬剤の安全適正使用と、こういう面からそれぞれの立場からの疑義があるようであります。そこで、どんなにいいことではあってもやはり納得のいくコンセンサスを得るという方法でなければ、必ずしもそれがいい結果を生むものとは言えない。そこで私……

第80回国会 農林水産委員会 第11号(1977/04/19、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、今日の世界的な立場からの食糧需給の逼迫、そしてまたわが国における国内自給を高めなければいけないというこの動き。さらに、地域農業の振興を図らなければいけないという、こういった立場からこのたびの二法の改正はこれはもう必然である、こういうふうに思っておるわけなんですが、そこで、当然農業改良普及事業の重要性というものが強調されてこなければいけない、こう思うわけでありますが、そういった観点に立って幾つかの問題を指摘してまいりたいと思うのであります。  まず第一点に、農業改良普及職員の設置の状況について指摘をしたいと思います。五十年度の予算定数を見ますというと、予算定数に比べて実人員……

第80回国会 農林水産委員会 第13号(1977/04/26、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間もございませんので、特に私がお聞きしたいと思っておりましたことは、いままでの委員の皆さんの御質疑の中でほとんど解けて理解できましたので、一つだけ波多野参考人、そうして実際の面から浜崎参考人に、いままでの質疑の趣旨が北方が主でありましたが、実は今後、南方の方にも国際紛争の火種になるんじゃないかという問題を抱えておるわけです。それは例の尖閣列島でございます。ここがもう今後、また南でも国際紛争の火種になるんじゃないかと心配しておるわけです。それに対する波多野先生の御見解ですね。  それから、実際面からのサケ・マス確保に関する御見解をお聞かせ願えたらと、こう思っておりますので、それ……

第80回国会 農林水産委員会 第15号(1977/04/30、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 初めに、農林大臣にお伺いいたします。  この領海十二海里、それから水域二百海軍の問題が国際的に急にクローズアップしてきたその理由は、原因は一体何であるか、まずそのことをお尋ねをいたします。
【次の発言】 この二百海里法が暫定になっておりますし、また、「当分の間」という文句も出てくるわけですが、そのことは、これまでの御説明によりますと、来る国際海洋法会議においてその結論によっては変わることがあるかもしらぬと、そういうためにこの暫定あるいは「当分の間」と、こういうことと承っておりまするが、そのとおりでありますか。
【次の発言】 そうしますと、先ほどの大臣の話にもありましたが、日本と……

第80回国会 農林水産委員会 第16号(1977/05/02、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最後の最後でございます。  そこで、三たびあした訪ソされる鈴木大臣の粘り強い御奮闘、そしてぜひ成功さしてくださるよう願いを込めて、総理と農林大臣に時間の範囲内でお尋ねしたいと思います。  まず最初に、日ソ漁業交渉に対する総理大臣の腹構えと申しますか、についてお尋ねしたいと思います。三つの点です。  第一点は、この日ソ交渉が進むにつれてわれわれ国民の側、あるいは議員として受けとめる率直な感想、非常に厳しいものがあります。むしろ、危機感をさえ感じております。ところが、最悪の備えは勝利の哲理であるとも言われておりますが、この厳しさに対する構えが甘過ぎたのではないか、楽観的じゃな……

第80回国会 農林水産委員会 第17号(1977/05/19、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は初めに、いままでの他の委員の皆さんの質疑の中で大分私も理解できましたので、ほかの面から、まず第一点はこの学制の改革、制度の改革に伴う当然のこととして、資質の向上あるいは待遇の改善、こういった立場から当然この現職教育というのがなさるべきだと思うんですが、その点どのように計画しておられますか、まずその点をお聞きします。
【次の発言】 そうです。現職というのは、現在その職場におるわけですね、その方々の資質向上について。
【次の発言】 これは当然のことですので、十分計画をされると思いますが、教育内容も程度も上がってきますし、またそれに伴って技術も、同時に待遇も改善されていかないとい……

第80回国会 農林水産委員会 第20号(1977/06/08、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、重複を避けて二、三質問いたします。  最初に確かめておきたい第一点、国民生活の中で米の消費の傾向はどういうふうになっておるのか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、一応傾向としては米の消費傾向は減りつつある、こうとらえていいんですね。
【次の発言】 私の問題にしたいのは、一人当たりの減り方ですね、人口増、これが多くなればなるほどそうすると一人当たりの消費量が減るという理由、原因はどこにあると見ておりますか。
【次の発言】 いまおっしゃった点は私も認めますが、一つ大事なものを抜かしておる。パン食人口の増はどうですか。

第80回国会 予算委員会 第19号(1977/04/12、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、在韓米軍の撤退と沖繩基地について最初にお尋ねします。  カーター大統領の公約が宣言されまして、韓国米軍を撤退するということが非常に内外の大きな反響を呼んでおります。そこでお聞きしたいことは、この韓国米軍の撤退は、戦略の立場からでなく、戦術の立場からでないといけないと私は思いますが、いかがでしょう。
【次の発言】 この論争をしたくはありません、きょうは避けたいと思いますが、私は戦術の立場からではないと本当の軍縮、そうして核全廃につながらないと、こう考えておりますが、いかがでしょうか、防衛庁長官。
【次の発言】 この論争は他の機会に譲ります。  私があえてこれを最初に尋ねます……


11期(1977/07/10〜)

第81回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1977/09/22、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最初に大臣、沖繩の農業開発が非常に立ちおくれておるという、二十年ないし三十年の立ちおくれがあるとも言われておりますが、ところで、政府関係の方々のよくおっしゃることは、ことしの予算は本土に、他県に比較してアップ率は沖繩はいいんですよと、よくこうおっしゃるんです。これはいいことはあたりまえのことであって、過去における沖繩の特殊事情から、また現在の特殊事情から立ちおくれておるからこそアップすべきである。問題は、本土並みということが沖繩復帰の目標でありますから、本土並みに近づいたかどうかということが、同列になったかどうかということを問題にすべきであるわけなんです。  ところで、特別措置……

第82回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1977/10/26、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、ベトナム難民の受け入れについて、きわめて短い時間でありまするが、お尋ねしたいと思います。  まず、難民受け入れの責任はどこにあるのか、これをまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、難民受け入れの一切の責任は日本政府にあるとおっしゃるんですね。
【次の発言】 私の聞くところによりますと、難民受け入れの責任の主体は国連難民高等弁務官の事務所、ここが受け入れの責任の主体だと聞いておりますが、それは間違いですか。
【次の発言】 受け入れる場合に、どういった手続が必要なんでしょうか。
【次の発言】 私の調査によりますと、実態は、全国で四十一回受け入れられ……

第82回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1977/11/02、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに開発庁長官に確かめておきたいことがございます。  それは先ほど稲嶺委員からも御要望がありました沖繩の交通規則の変更についてであります。来年の七月末を期して変更になる、このことについて沖繩はそれぞれの立場において非常に心配いたしております。そこで、問題はここにあると私は受けとめておりますが、来年の七月末というともう期間が間もない。これは時間的にも県民要求をすべて吸い上げるということは私は不可能であるとこう見ておる。ところで、五十三年度予算に計上される、このことについては、この前二宮議員も述べておられましたが、決して国の態度を全面的に了承してそれを肯定したのではなく、予……

第82回国会 決算委員会 第2号(1977/10/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩の抱えておる問題、そして常識では考えられないようなことがいっぱいございます。戦後三十余年、復帰して六年目になりますけれども、いまだに処理されていない、あるいは掘り起こされておらない、こういうたくさんの問題がございます。  その中で、まず初めに事務的な面から具体的にお尋ねします。その第一点は、戦後処理がまだなされておらない。それに対して補償要求が件数にして十二万余件、金額にして一千二百万余。第一次、第二次、第三次と、三回に分けて要請されております。その窓口が最近決まったのが開発庁だと。そこで開発庁としては、それらの請求書類がどのようにいま処理されつつあるか、作業段階を報……

第82回国会 農林水産委員会 第1号(1977/10/05、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間がわずかでございますので、私はサトウキビ価格を中心に質問いたしたいと思います。まず大臣にお伺いいたします。  サトウキビ価格要求は、ことしはトン当たり二万四千円以上、こういうことで結論を出して、いま盛んに陳情、要請をいたしておる最中でありますが、パリティ方式によるか生産費所得補償方式によるかということは、いままで大臣の御答弁の中からも、例の要求の項目の砂糖の価格安定等に関する法律第二十一条第一項を改正してもらいたいという熾烈な要求があるわけですが、法の改正があるならばともかくとして、現状においてはパリティ以外にはないんだと繰り返し繰り返しきょうもそのことを強調しておられたわ……

第82回国会 農林水産委員会 第2号(1977/10/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きょうは午前から多くの方々から沖縄の農業問題、そしてサトウキビ問題が論ぜられて、私は一喜一憂をいたしてただいまに至っておる次第であります。  サトウキビはもともと甘いものでありますけれども、この価格決定が非常に辛くて厳しいという、こういうことも今日までの過程でよく身にしみて感じつつあるわけなんです。そこで私は、短い時間でありますので、具体的に問題を提示してお答え願いたいと思います。  まず第一点の価格決定は、いままでの推移からしますと、遅くとも十月二十七日の晩、二十八日の朝までには決まる、こういうことを聞かされてまいりました。その決定はいつ、もう決まったのですか、あるいはまだな……

第82回国会 農林水産委員会 第3号(1977/11/01、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最初に、常識的に理解しておきたいことをお尋ねします。  これはきょうの資料の五ページを見ますと、「拿捕漁船の早期釈放に関する規定例」として、この表の中で「ソ日漁業暫定協定」それから「日ソ漁業暫定協定」あるいは「日米漁業協定」、この「ソ日」とか「日ソ」とかあるのですが、これはどのように理解すればよろしいですか。
【次の発言】 次に、現在ソ連に拿捕されておる日本の漁民がおりますか。また、おるとすれば、何名いま残っておりますか。
【次の発言】 私がなぜそれをお尋ねするかと言いますと、この「拿捕漁船の早期釈放に関する規定例」をずっと一貫しておる、いわゆるボンド制度と言っておるよう……

第82回国会 農林水産委員会 第5号(1977/11/17、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 それぞれのお立場からの御意見、大変参考になりました。どうもありがとうございました。  多くの皆さんからお尋ねがありまして非常にダブる面も出てまいりましたので、私は藤山参考人と仲田参考人にしぼってお尋ねをいたしたいと思います。  まず、藤山参考人にお尋ねしたいことは、先ほど塚本参考人も述べておられましたが、この法案は時限立法であると、ところが三カ年という年限で果たして正常化できるかどうかということがこれは問題になるわけなんでありますが、それをどのように考えておられるか。三カ年で正常化できると考えておられるかどうか、これが第一点。  次には、第二点は、特に労働者の側から合理化、雇用……

第82回国会 農林水産委員会 第6号(1977/11/18、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに二つの意見を申し上げまして本論に入りたいと思いますが、まず第一点は、大臣のこの問題解決に対する取り組みの姿勢と申しますか、そのことについて述べたいと思いますが、このたびの問題提示がいろんな背景があるわけなんですが、いわゆる構造的なこの過剰がこれはいまに始まったことではない。ところが、これを裏を返せば非常にうれしい悲鳴の累積ということになるわけなんですが、ところが、これをどうしても正常化していくためにはこのままほっておいてはいけない。だれかがやらなければいけないのでそれを自分が買って出るんだと、だれかがやらなければいけないから自分がやるんだと、これはごりっぱ、だと思い……

第82回国会 農林水産委員会 第7号(1977/11/22、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに砂糖の需給問題を中心にお尋ねしたいと思います。  まず第一にお尋ねしたいことは、今年度の世界における砂糖生産量はどういう状況にあるのか、この状況をお尋ねしたい。
【次の発言】 そうしますと、年々増産の傾向にあると、こういうことなんでしょうか。  次に、わが国の輸入の実績ですね、詳しい量はもうわかっておりますから、どういう国々から輸入しておるのか、その順位で述べていただきたいと思います。
【次の発言】 この輸入国との輸入協定、これは日豪の長期協定と同じような他国との協定があるのか、それとも日豪だけがいま問題になっておる協定であるのか、それを確かめたいと思います。

第82回国会 農林水産委員会 第8号(1977/11/24、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、時間が短うございますので、駆け足で質問いたします。  まず、大臣にお伺いいたしたいと思います。水産加工業はわが国の伝統産業であり、また地場産業としても、さらにわが国の水産業の発展の上からも非常に大きな重要な産業であることは申し上げるまでもありません。にもかかわらず、国としてのそれの裏づけが非常に弱かったのではないか、こういうことを私は率直に指摘いたしたいと思うのでありますが、そこで大臣に水産加工業についての基本的な方針をお伺いしたい。
【次の発言】 次に、今日世界的な資源の見直しの中で、海洋についても新しい秩序が形成されつつあり、わが国の漁業が大きな影響を受けておることは申……

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1978/03/24、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 お急ぎのようでありますので早速ぶつけたいと思いますが、復帰六年になりますが、お尋ねしたいことは、沖繩の振興開発の基本計画と申しますか、目標に、今日の沖繩の現状を踏まえて、内容は別です、いわゆる計画目標に見直しがあったんですか、なかったんですか。
【次の発言】 私がお尋ねしておるのは、その内容じゃなくして、沖繩振興開発の基本目標、これは大事な目標ですから、目玉ですから、これに練り直しがあったんですかなかったんですか、これだけのことなんです。
【次の発言】 どうも焦点がかみ合いませんが、それじゃ、もうずばり申し上げましょう。  開発庁から出ましたこの「振興開発」五十二年度版に明記さ……

第84回国会 決算委員会 第3号(1978/02/10、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣に最初に確認しておきたいことがございます。  それは何かと申しますと、僻地性、離島性を解消する条件にはいろいろあるわけでありますが、最も大事な重要な要素は通信網を整備することであると、私はこう信じておりますが、大臣、いかがでしょうか。
【次の発言】 失礼ですけれども、確認していただければ結構です。
【次の発言】 もう一遍繰り返すようでありますが、孤島性を解消し、離島性を解消していく大事な要素はいろいろありますが、その中で最も大事な要素が通信網の整備であると、こう私は思っておりますが、大臣はいかがでしょうかと、これだけです。

第84回国会 決算委員会 閉会後第3号(1978/08/31、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は問題の余りにも多発している沖繩を舞台に、幾つかの問題をお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、沖繩の交通変更の後遺症を中心にして、いまいかなる問題が起こっておるか、その原因が何であるか、そして責任ある国はどういう対策を講じようとしておられるか、このことについて具体的にお聞きしたいんですが、残念なことに持ち時間がわずかでありますので、きょうの質問は、その点から二つにしぼって具体的に問題を提示したいと思います。  まず、いろんな現象が起こっておるわけなんですが、一番いま県民を挙げてこれでは大変だと騒いでおるのが交通渋滞であります。この交通渋滞も起こるべくして起こったという、……

第84回国会 決算委員会 閉会後第4号(1978/09/01、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、質問を申し上げる前に、二つの点を御理解を求めたいと思います。  まず第一点は、喜屋武が質問するとまた沖繩のことかと、そういうお気持ちを持っていらっしゃるのではないかなという気持ちを絶えず持つんであります。ところが、私といたしましても、国会議員の立場から国の問題として広く取り上げて論戦も展開いたしたいのでありますが、何しろ沖繩におけるもろもろの問題は、複雑怪奇と申しますか、幾ら取り上げても尽きることがない、こういう深刻な問題がいっぱいあるという立場と、もう一つ制約を受けておりますのは、持ち時間がいつでもわずかでございますので、広げ過ぎますというと収拾がつかなくなりまして焦点が……

第84回国会 決算委員会 第5号(1978/02/27、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私はこれから四つの問題についてお尋ねしたいんですが、時間の都合であるいは全部に触れることができないかとも思いますので、せっかくお呼びしてありますけれども、もし途中で打ち切る場合にはあしからずひとつ御了承願いたいと思います。  まず第一に私はお尋ねしたいことは、沖繩の金武湾の汚染の問題についてお尋ねしたいと思います。  その差し上げました地図をごらんになればおわかりですが、この昭和五十二年の十二月二十三日付で、その金武湾の袋の底になっております石川市の議会で、第四十二回定例議会において決議しております要請事項を携えて東京にやってまいりました。で、去る二月一日から三日まで、私最初か……

第84回国会 決算委員会 閉会後第5号(1978/09/14、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに日本全国の刑務所の状況の実態についてお尋ねいたしたいと思いますが、まずその尋ねる内容は三点にしぼってありますので、簡潔にお答えを願います。  まず第一点は、全国で何カ所の刑務所が現在あるのか。  第二点は、この刑務所に収容されておるのは、現在――最も近い現在です、どれぐらいおるのか。  第三点は、その刑務所の管理運営の状況はきわめてうまくいっているのであるか、あるいは問題点があるのであるか。このことについて概況をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 いまの管理運営の状況につきましては、二、三掘り下げていきたい点もありますけれども、時間の関係がありますので、後日に譲り……

第84回国会 決算委員会 第6号(1978/03/17、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は航空運賃の値上げについて尋ねる予定もあったわけですが、これは質問趣意書で答弁求めてありますので、それにまちたいと思います。で、ほかの問題をお聞きします。  ただ、その質問趣意書の答弁についてお聞きしたいことは、予定が余りにもずれたために、私はきのうの予算委員会の総括質問もそれを踏まえてやる予定でありましたが、答弁がずっと延ばされた、その理由は何なのか、確認しておきたいと思います。
【次の発言】 じゃ延びただけひとつ満足のいくきちっとした答弁をお願いします。  次に、那覇空港の整備計画についてどのような計画を持っておられるか。

第84回国会 決算委員会 第8号(1978/03/27、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は初めに、沖繩県の交通方法変更に関連して質問いたします。  対策要綱が示されてあと、大分、県民の不安、不満が鎮静しかけたようなこのごろでありますが、そこで、稻村長官は、この前、閣議決定後に記者会見をなすって、その席上で、国会の日時を見た上で現地の準備状況を視察し、陣頭指揮をとる、こういうお気持ちを語っておられますが、それはいつごろお行きになる御予定ですか。
【次の発言】 ぜひその御計画は万難を排してと申し上げたいんですが、おいでいただきたい。といいますのは、やっぱり対策要綱によってある程度路線はわかりましたが、不明確な、不明朗な点が多々ございまして、その問題に対する解明をどう……

第84回国会 決算委員会 第9号(1978/04/07、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねします。  社会資本がどれだけ充実しておるかいないかということは、文化国家であるかないかというその評価のバロメーターになると思いますが、大臣いかがですか。
【次の発言】 わが国は、高度経済成長が世界二位だとよく言われます。そういう立場から――多少これは認めておられますが、その名にふさわしく文化国家としての、経済的にも文化的にも肩を並べていく外国と比較して、何年したらその名に恥じない水準まで持っていけると思っておられますか。
【次の発言】 具体的なお答えがないのは大変残念に思いますが、何を優先して吸い上げるかということは、国民要求を大事にしていくということが民主政治で……

第84回国会 農林水産委員会 第2号(1978/02/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、けさ大臣の所信表明をお聞きしながらしみじみ思いましたことは、あの所信表明のとおりにわが国の農林水産業に密着するならば、日本はすばらしいバラ色の実りを期待できるであろう、こうも思ったわけですが、ところが日本の現実とこう結びつけてみた場合に、余りにも多くの矛盾といいますか、疑問を感じざるを得ませんでした。その疑問をきょうすべてただすわけにまいりませんので、その中で二、三ただしてみたいと、こう思うのであります。  まず第一に感じましたことは、大臣の日本の農林水産に対するところの心の姿勢と申しますか、ずばり申し上げますならば、外に目が向いて内に目が届かないのではないかという、こう……

第84回国会 農林水産委員会 第4号(1978/03/23、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、最初にお尋ねしたいことは、御答弁の中でもちらほら出てまいりましたが、再確認しておきたい一つは、改善資金の貸付対象農家の基準となる中庸農家というのはどの程度の農家であるのか、また営農改善の目標はどの程度であるのか、その二つの観点から確認をしておきたいと思うんです。
【次の発言】 そうすると、いまお聞きしますと、北海道と南九州に所得水準の差がありますね。その差はどういうところに根拠があるんですか。また、差があっていいということなんですか、いけないということなんですか。
【次の発言】 そうすると、あるべき農政の立場からしますと、それは等しくあるべきで、同じ水準、まあ北も南も差がな……

第84回国会 予算委員会 第12号(1978/03/16、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩の戦争による犠牲、国の責任においてなされなければいけないもろもろの問題が余りにも多過ぎまして、どれから取り組んでいいかわからないという戸惑いを感ずるわけでありますが、差し迫っていよいよあした内閣で決められるという、沖繩にとってのいまだかつてない交通方法の変更の問題、この問題を最初に取り上げたいと思います。  まず、関係長官の総務長官にお聞きしたいことは、三十三年も焦げついた、そして定着した、県民になじんだこの交通方法が余りにも簡単に変更されようとしていることについて非常に不満を持つものでありますが、要綱が最近示されますや、県議会もストップをしている。大あわてで知事を初……

第85回国会 決算委員会 第2号(1978/10/13、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私本論に入ります前に、大臣と総裁に、二つのことについて確認いたしたいと思います。  まず第一点は、大臣としての行政姿勢と申しますか、沖繩への理解、誠意と申しますか、その立場から十分に沖繩への理解と誠意を、大変失礼でありますけれども、その心を持っていらっしゃるか、姿勢を持っていらっしゃるかどうか。  第二点は、沖繩の立ちおくれを一刻も早く本土並みに持ってくるために沖繩振興開発特別措置法という法がありますが、これを御存じでしょうか、どうでしょうか。  この二つの点。
【次の発言】 御誠意、御努力は多としながらも、余りにも遅々として進まない現状にあせりを感じます。  そこで、私特にそ……

第85回国会 決算委員会 閉会後第2号(1978/10/31、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最初に労働大臣にお尋ねします。  政府は経済成長率七%を打ち上げておられますが、それが本当に実現可能だと思っていらっしゃいますか、どうですか。
【次の発言】 財界人の中には、恐らくそれは無理だろう、六%がやっとであると。あるいはある資料では六・三%もあるわけですが、なぜ私はそれをお聞きするかと申しますと、この成長率の一%の差によって百万人の失業者につながるということも言われております。だからこれは事は重大であります。もし万一、七%が実現しなかった場合に、ますますわが国の失業者はふえるわけです。そこで、この資料によりますと、五十三年の四月、五月、六月、七月、八月まで資料が出ておる……

第85回国会 決算委員会 第3号(1978/10/16、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩農業の基幹作目でありますサトウキビの問題を中心にお尋ねいたしたいと思います。  このサトウキビの値段を幾らに決めるか、いつまでに決めるかということは非常に重大な関心事でありまして、すでに沖繩農民は現地で一万人集会、総決起大会を持って、その代表として一陣、二陣と波状的に陳情、要請に参っております。きょうから第二陣がこの行動を開始いたしておるわけでありますが、それで最初にお聞きいたしたいことは、トン当たり最低二万五千円以上を要求いたしております。これがどのように検討されつつあるか、そして最終的にはいつまでにサトウキビの値段が決まるか、このことをお聞きしたいと思います。

第85回国会 農林水産委員会 第2号(1978/10/17、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩県と鹿児島県の共通の問題でありますサトウキビの価格決定について、きのうの決算委員会で農林水産省に質疑をいたしたわけですが、時間が短い関係上、大事な点を取りこぼしてありますので、その点を中心にまずお尋ねしたいと思います。  お尋ねしたい第一点は、昭和五十二年度のサトウキビの生産費は幾らになるか、このことをまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それでいいです。で、生産費は一万九千百十二円ですね。それじゃ価格はもう結論が出ましたですか。あるいはいつ出るんですか、価格は幾らですか。
【次の発言】 いや、五十三年度を聞いておるんです。

第85回国会 農林水産委員会 第3号(1978/10/19、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、サトウキビの値段の問題、それからサトウキビ生産合理化緊急対策事業の継続実施の問題、それから含みつ糖の問題につきましては、去る十六日の決算委員会、それから十七日の農水委員会、それから本日、先ほどもその問題について質疑があったわけですが、私は特に含みつ糖の問題を中心にしてこの問題を締めくくりたい。専売公社、見えておりますか。――  締めくくりと申しますのは、第一点は含みつ糖も分みつ糖同様、国産糖として明確に位置づけ、早急に法制化による長期安定的な保護措置を講じてほしいというのが第一点、それから、その間、含みつ糖に対する助成措置は引き続き継続してほしい、第三点が、国内産含みつ糖……

第86回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1978/12/14、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、最初に長官にお尋ねします。  長官は防衛庁長官時代から沖繩の問題についてはいやというほど身にしみて感じていらっしゃるだろうと、こう理解をいたしております。そこで、今度開発庁長官とされて沖繩問題解決のためにどういう基本姿勢、問題解決の施策を持っていらっしゃるか、まず、そのことをお聞きしたい。
【次の発言】 いまもおっしゃった、県民の心を心と、先ほども県民の心を尊重してと、こうおっしゃいましたが、その県民の心というのをどのように理解しておられますか。
【次の発言】 それじゃ戦前、戦中、戦後を沖繩に生き抜いてきた私の立場から、その県民の心を具体的に一応申し上げて御参考にしたいと思……

第86回国会 決算委員会 閉会後第1号(1978/12/20、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は時間の関係がございますので、沖繩問題に限定してお尋ねしたいと思います。  まず第一点は、那覇空港の整備についてお尋ねいたします。  大臣に最初お尋ねします。那覇空港は民間航空、いわゆる軍、自衛隊あわして共用になっておるわけですが、このことを大臣とされてどのように理解しておられますか。
【次の発言】 そうしますと、いまの那覇空港の利用のあり方はこれは正しいと、好ましいと理解しておられるのか、なるべくならこれは共用はない方がいいと思っておるのか、その辺どうですか。
【次の発言】 共用それ自体がこれは問題はな  いとお考えになるとするなら、これはそれこそ問題であると。この利用の実……

第86回国会 決算委員会 閉会後第2号(1978/12/21、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、外務大臣にお伺いいたしたいと思います。  歴代自由民主党政府は、機会あるごとに日米安保条約は尊重、強化すると、こういうことを言明してこられましたが、今後もこの考え方に変わりはありませんでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 ただいまの大臣の御答弁で基本的なお考えが理解できたわけでありますが、ところで、日米安保の軍事同盟の側面と言われておる面から、沖繩が米軍のかなめ基地となっておることは御承知だと思うんです。この事実をどのように受けとめておられるでしょうか。
【次の発言】 いまの問題は後に触れたいと思うのでありますが、私は、あえて日米安保が維持、強化されていくという前提に……

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1979/06/01、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 いま沖繩に起こっておる問題について、また夫解決の問題について、多くの方々から質疑が交わされたわけですが、私は、沖繩の現状は言うなれば極楽と地獄の抱き合わせだと、こう言うのであります。それで時間もわずかでありますので、特に地獄の沖繩という面から時間の範囲内で率直にお尋ねいたします。  それで、私は沖繩出身でありますから、くどくどおっしゃる必要はないと思いますので、できるだけ簡明に答えてください。そしてなお理解がいかなければ私が再質問をいたしますから、そのようにひとつ時間を有効に利用さしていただきたいことを初めに要望しておきます。  まず、沖繩においていままで起こったもろもろの地獄……

第87回国会 決算委員会 第2号(1979/02/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は時間が足りませんので、沖繩の問題にしぼって二、三お尋ねいたします。  まず初めに申し上げたいことは、先ほど来論じられております米韓合同演習にしろ、米軍基地の五三%を占める沖繩が最も身近にその基地の動きをひしひしと感ずる、これが基地の中の沖繩だということは申し上げるまでもありません。そこで、最近特に米軍の演習が激しくなっておることは御承知だと思います。そこで、そのたびごとにいろいろな事件が起こるわけですが、その場合にいろいろの形で各体団が抗議あるいは決議、いろんな形で大会を持ち、決議をして、政府にも現地の皆さんにもいろいろ陳情、抗議しておるわけなんです。そのはね返る言葉はもう……

第87回国会 決算委員会 第3号(1979/03/19、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私のきょうの質疑の一つでありました、沖繩の未買収道路用地の補償、いわゆるつぶれ地の補償につきましては、たまたま先ほど佐藤委員が取り上げていただきましたので、くどくど回り道を避けたいと思いますが、そのやりとりを通じて私がつくづく感じますことは、三原長官の沖繩開発庁長官としての沖繩問題解決に対するその姿勢に対して、敬意を表するとともに大きな期待を寄せるものであります。たとえばあの手この手で格上げの問題とか、あるいは見直しを今後しなければいけないとか、そして困難ではあるけれども、これは避けて通るわけにはいかない、まさにそのとおりであると思います。  そこで、内容につきましては、先ほど……

第87回国会 決算委員会 第4号(1979/05/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 防衛施設庁長官見えておりますね。  それじゃ私初めに、米軍の演習についてお尋ねいたしたいと思います。  例の五月二日に金武で起こりました破片弾事件、その破片は間違いなく米軍のものであるということは相手も認めておるわけです。しかし、その時刻で演習をしていないので、それは米軍が打ち込んだとは思っていないと、こういうおかしな回答をしておられるんですが、それに対して実際の調査をすると、こういうことだったはずですが、その調査の結果はどうなっておりますか。
【次の発言】 非常に日本政府側が私はアメリカに必要以上に遠慮をしておられるんじゃないか、こう思われてなりません。もうこの事件が起こって……

第87回国会 決算委員会 第5号(1979/05/30、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 日中平和友好条約締結の過程においてすっきりしない問題が一つあったと思います。それは、日本の固有の領土であり、しかも沖繩県民からはさらに問題としておりました尖閣列島の問題であります。  この尖閣列島の実効支配ということで、去る五月二十八日までにはヘリポートも設置されて、琉球大学の学者を中心として実態調査が始まっておるわけなんです。ところが、これに対して中国側は文句を言い出しておる。このことに対して、けさの新聞も報じておりますが、尖閣の問題は平穏収拾策を政府においては検討中である、こう報ぜられておりますが、この問題をどのように認識しておられるか、また、いまの中国側の取り上げておる問……

第87回国会 農林水産委員会 第5号(1979/03/16、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、大臣にお尋ねします。  大臣の所信表明を一読いたしますと、すぐ感じますことは、日本の農林水産業の根本的な見直しの姿勢と申しますか、そういった意欲が十分うかがわれます。そして、これからの展望を志向しておられることがよくわかります。ただ、翻って考えますと、農業政策の大きな実りというものは、裏づけとしての予算の、財政面の裏づけがなければいけないということは申し上げるまでもありません。もし財政の裏づけが貧困であるとするならば、いかなる政策もこれは絵にかいたもちにしかすぎない、こう言っても過言じゃないと思います。  そこで、五十四年度予算を見てみますと、政府予算三十八兆六千一億円に対……

第87回国会 農林水産委員会 第6号(1979/03/22、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 せっかく参考人の皆さんに直接御意見を拝聴さしていただきましたので、何もお尋ねせぬのは失礼になると、こう思いまして、またいままでも委員の皆さんからもお尋ねになっておりますので、一点だけ私お尋ねしたいと思います。  それは、一点と申しますのは、田中参考人のお話の中に、安定的供給が従来以上に厳しい、それで構造改革を進めておるという、こういうお話でございましたが、それに関連してすぐ浮かびますのは、雇用、失業の問題を考えるわけでありますが、その点、労使の立場をどのように考えていらっしゃるか。また、今日まで過去二回における改正、またこれから、その労働者の立場をどのように考えていらっしゃるか……

第87回国会 農林水産委員会 第7号(1979/03/23、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、最初に畜産物価格問題について触れたいと思います。  私が思うのに、畜産物の価格を左右する条件はいろいろ考えられるわけですが、その根本問題の一つに飼料問題があると思います。この飼料の確保いわゆる国内自給飼料、この問題を根本的に解決しない限り常にその価格が動揺してまいると、こう思うんですが、その飼料問題に対する政府としての具体的な、根本的な計画を持っておられるかどうか承りたい。
【次の発言】 いまの飼料問題、いま具体化計画を持っておられることは結構だと、これは必ず実際で裏づけていく、成果を上げていくという、この面で私は期待いたしたいと思います。  次に、政府は、畜産振興審議会の……

第87回国会 農林水産委員会 第8号(1979/03/29、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、質問に移ります前に、次のことをはっきりさしておきたいと思います。  まず、この法案は一日も早く成立さしてほしいと、こういう要望が沖繩現地関係者から電報が、陳情が私のところにたくさん参っております。そうして、私もまたそう思っております。  そこで、次にお尋ねしたい点が十二、三点ありますので、時間がそうありませんので、大変失礼ですが、もう単刀直入に疑問点や不明の点をただしたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  まず第一点、大臣に、大前提になりますが、二百海里時代を迎えてわが国漁業のあり方あるいは今後の対応策をどのようになされるか。根底から見直さなければいけな……

第87回国会 農林水産委員会 第10号(1979/05/24、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、質問に入ります前に、私の気持ちを先に申し上げたいと思います。  まず、われわれ人間が文化生活を営んでいくのに、私思うに三つの大事な要素があると思っております。その第一は水であり、第二は光であり、第三が緑であると。まあ順序は別といたしまして、とにかくこの三要素が、私は人間が人間としての文化生活を営んでいく大事な三つの要素であると、かように私、信じております。そういう気持ちに立って、これからの質問をいたしたいと思うのであります。したがって、森林の資源を豊かにするとか、あるいは木材の自給向上を図るということだけではなしに、その森林を育てるに携わる関係者、山の人々も、また、それを取……

第87回国会 農林水産委員会 第11号(1979/05/25、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 いろいろ御意見をお聞かせ願って、ありがとうございました。時間もございませんので、三点だけまとめてお尋ねしたいと思います。  まず、近藤参考人に、ずばりおっしゃっていただいた、製造業者の利害が優先して消費者の利害が無視されておるという御発言がございましたが、そういう立場から、まあ質の問題もあると思いますが、広告宣伝のオーバーですね、この点についてどのようにお考えになっておられますか、これが第一点。  次に、神田参考人にお尋ねしたいことは、大手業者三者で六〇%を占めておるとおっしゃっておられたですね。ところが、やっぱりまあ本物と言えば失礼ですけれども、非常に健康上大事な製品をつくっ……

第87回国会 農林水産委員会 第13号(1979/05/31、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、この法案の改正の趣旨からいたしまして、一刻も早くこの法案は成立させるべきものであると、かように思っておる次第であります。それを前提にしまして、なお部分的に不明な点がございますので、それをお聞きいたしたいと思います。そして、なおはっきりさしていきたいと思います。  ところで、同じことを繰り返すようでありますが、それだけ事の必要性、重要性というふうに受けとめていただいて、まず最初に要望を兼ねて申し上げたいことが、いまさきの御質問の中にありまして、実は私の質問とダブっておるわけで、しまったと思ってもおるわけでありますが、しかし、これは農業者の立場からも非常に大事なことであるし、ま……

第87回国会 予算委員会 第17号(1979/03/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに緊急質問ということにもなりかねませんが、石油値上げの問題に関連してお聞きしたいと思っております。  きのう二十七日に、石油輸出国機構、いわゆるOPECの原油価格は四月から九・〇五%、これは昨年末比の一四・五%の大幅値上げになります。経済企画庁の試算によると、原油価格が一〇%上がると卸売物価が〇・七%、消費者物価が〇・三%上がる、経済成長は〇・五%ダウンする、こう言われております。原油価格は今後も値上げされることが十分予想されます。  そこで第一問、大蔵大臣にお聞きしたいことは、政府はこの値上げを予想どおりの値上げととられておるかどうか。日本の景気、物価にどのような影……

第90回国会 決算委員会 第1号(1979/11/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、通産大臣にお伺いいたします。  きのうの大平総理大臣の所信表明によりましても、経済運営とエネルギー問題が重要な柱の一つになっておりますが、それであらかじめお伺いしたいことは、一日五百四十万バレル消費すると言われておる石油の量、 それから産油国の政情の不安、あるいは国際的な石油需給の逼迫のことから、価格の問題が揺れてきておるわけでありますが、その価格の安定というか、需給の量の確保、これに対してきちっとした御見解を大臣に伺いたい。
【次の発言】 次にお尋ねしたいことは、経済基盤の浅い沖繩のいま直面しておるいわゆる島ぐるみで揺れ動いておる問題が三つありますが、一つは電力料金の値上……

第90回国会 決算委員会 閉会後第3号(1979/12/20、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 持ち時間が短うございますので、大変失礼ですけれども御返事を簡単にお願いいたします。  まず、第一に申し上げたいことは、外務大臣、国民が幸せになるか、不幸になるかということは内政の問題でもありますけれども、今日の時代では国際的な影響が非常に大きいということは申し上げるまでもありません。して見ますと、国際外交の窓口は外務省であり、また外務省の中核は外務大臣で中心があられますので、外務大臣の外交姿勢というものが国民生活の幸、不幸を決定する重大な柱になる、こう私は理解いたしております。  そこで申し上げたいことは、沖繩に関する限り、私は、もろもろの沖繩の問題はすべて基地につながりを持っ……

第90回国会 農林水産委員会 第1号(1979/11/29、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最初に大臣にお尋ねいたします。  いま、日本の農業政策が抜本的に見直しの時期に来ておるなどとよく言われておるのであります。そういう国民生活の立場から重大な意義を持つ農業政策に対して、大平総理大臣の所信表明の中にそのことが一言も触れられていないことはまことに遺憾であると思うわけなんです。そこで、大臣として、いま抜本的な日本の農業政策を見直していく、こういう観点から、どのような考え方を持っておられるか、基本的な点をひとつお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 いまの大臣のお話を聞きながら矛盾を感じますのは、先ほど来話がありますが、この減反政策ということと農民の生産意欲を高めてい……

第91回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1980/03/19、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最初に、沖繩県民は小渕担当長官に大変大きな期待を寄せております。それで、長官の沖繩問題解決に対する取り組みに対する基本姿勢と申しますか、抱負と申しますか、そのことを承りたいと思います。
【次の発言】 沖繩が一日も早くひとつ本土並みになりますよう格差を是正していただくと、こういう基本目標でひとつがんばってくださることをまず御要望申し上げます。  それじゃ次に、いま沖繩で起こっておるもろもろの問題があるわけですが、きょうは時間の制約がありますので、多くをただすととができませんが、まず、いま何と申しましても、島ぐるみで健康にかかわること、命にかかわること、こういった立場から不安、動揺……

第91回国会 決算委員会 第5号(1980/03/26、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねいたします。  最初に、私は先日法務省に対して、日本の混血児の実態はどうなっておるかということを資料を要求いたしましたら、この資料が出てまいりました。それには、政府としては、いわゆる混血児としての調査はやっておりません、こういう付せんをつけて私にこれが出てまいりました。これは事は重大だと私は思っております。一体やらぬでもいいと思っておられるのか、それとも余りにも混血児問題に対して無関心でおられるのか、まことに冷たさを感ずるわけですが、大臣、このことをいかが受けとめておられますか。
【次の発言】 それでは私要求します。混血児の実態は一体どうなっておるか。その中で無国籍……

第91回国会 農林水産委員会 第1号(1979/12/21、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私最初に、気になることがありますので、大臣にお尋ねいたします。  いま政府の姿勢として、あるいは国民の世論の声として、機構改革あるいは整理統合あるいは天下り人事の廃止とか、こういった声が騒然となっておることは御存じのとおりだと思います。そういう中で、衆議院の附帯決議――私は附帯決議に対して賛成するものでありますが、賛成を前提にして、ちょっと気になりますのでお聞きしたいんですが、六項目に、調査審議をする機関を新しく設置するように検討すると、こううたわれておるわけなんですね。新しく機関を設置するということは、いまの国民の世論の声とか、政府の姿勢からして、何かしら矛盾を感ずるわけなん……

第91回国会 農林水産委員会 第4号(1980/03/18、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねいたします。  沖繩は、日本の唯一の亜熱帯地域でありまして、したがいまして、沖繩は国土開発の一環という立場から非常に重視してもらわなければいけない、このように考えております。  そこで大臣、日本農業の立場から、沖繩の農業をどのように位置づけて考えていらっしゃるか、まずその基本的なとらえ方をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いま大臣の御答弁によりまして、その着眼、とらえ方は適切であると理解いたしております。  それで最近、特にいまおっしゃいました野菜、花卉類の増産があるわけですが、それがこの本土との輸出において航空貨物が非常に急増しておる、こういう状況でございま……

第91回国会 農林水産委員会 第5号(1980/03/21、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最初に大臣にお尋ねいたしたいと思います。  沖繩は戦後三十五年、復帰八年、そして復帰の目標は本土並みという合い言葉でありました。ところが現実は、沖繩の開発はどうしても第一次産業を重視しなければいかぬ、こういうことで苦悩してきているわけですが、ところが五三%を占める基地、最も農業開発に、第一次産業開発に関連の大きいこの沖繩の土地が狭い上にさらに基地で占められておると、こういう現状の中で、三十五年の空白を一日も早く埋めて、追いつけ追い越せということがありますけれども、追いつくどころか、だんだん新しい面での問題が発生しまして、そうしてその本土並みに持っていく特別措置ももう来年で期限切……

第91回国会 農林水産委員会 第6号(1980/03/28、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きょうは特に時間がわずかでございますので、基本的な問題にしぼって質問をいたします。  まず大臣にお尋ねしたいことは、人間の命の糧をつくり出す生産者は常に王様であると言われておる。その生産の王様である主人公が暮らしていけない、成り立っていけないと、こういうことは、これは私が思うのに農政のまずさがこのようにしておるのではないかと、こう思われてなりません。さらにさかのぼるならば国の政治のあり方、ここに問題があるのではないかと私は思うんですが、大臣いかがでしょうか。
【次の発言】 申し上げたいことは、要請、陳情があるからそれを受けて検討すると、こういう姿勢を一歩進めて、現状把握にもっと……

第91回国会 農林水産委員会 第11号(1980/05/13、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 今回の農業三法と申しますかこの改正は、農業経営の規模を拡大するあるいは農業生産力の増進、そして農業の健全な発展に寄与すると、こういうことが言われておるのでありますが、私はそういう前提に立って視点を沖繩農業の発展に当てて、まず第一に大臣にお聞きしたいことは、八〇年代における農業の長期的ビジョンとよくおっしゃるのでありますが、その中における沖繩農業のあり方をどのように考えていらっしゃるか、それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、いまの大臣の発想と申しますか、姿勢と申しますか、いわゆる亜熱帯産業地域としての沖繩の開発というのは、国土開発の一環として沖繩をとらえ……

第91回国会 予算委員会 第15号(1980/03/25、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大蔵大臣にお尋ねします。  五十四年度政府予算の伸び率と開発庁予算の伸び率、そして五十五年度政府予算の伸び率と開発庁予算の伸び率がどうなっておるか承りたいと思うんですが。
【次の発言】 私の質問は、五十四年度予算における政府伸び率と開発庁予算の伸び率、五十五年度予算における政府予算の伸び率と開発庁予算の伸び率、これを承りたい。
【次の発言】 五十五年度予算が極端に落ち込んでおる理由は何でしょう。
【次の発言】 いまの予算をごらんになって担当長官の開発庁長官、どのように受けとめておられますか。
【次の発言】 外務大臣にお尋ねします。  結論を先に申し上げますと、沖繩は軍事優先の政……


12期(1980/06/22〜)

第92回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1980/07/29、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、大臣に率直に答えていただきたいと要望をしまして申し上げるんですが、先ほど来大臣の御答弁を承っておりますと、非常に回りくどいと申しますか、慎重を期しておられると申しますか、そういった感じでいっぱいであります。ところがこの米価の問題は、客観情勢として、もう結論は上げなければいけないという答えが出ていると私は見ておるんです。  いまさら申し上げるまでもありませんが、米作農家の声やあるいは農業団体の声や、あるいはこのきょういただいた資料の解説によって、このいただいた資料からも、これは当然米価は上げなければいけないですという答えを出してくださっておるという、こういう資料だと私思うんで……

第93回国会 決算委員会 第1号(1980/10/22、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私渡辺大臣に最初にお聞きしますが、沖繩の戦後処理、そして復帰処理という中から、特別措置法が生まれたわけなんです。こういった特別措置とか、時限立法というのは、その目的を達成すれば当然なくなるし、まだ目的を達成してないとするならば、引き続き存置すべきだと思うんですが、いかがでしょう。
【次の発言】 それじゃ話を進めてまいりますが、五十七年の五月十四日に期限切れになる特別措置法があるわけですが、ところが顧みて、その法に基づいて実際にその実績がどうなっておるか、どう評価しておられるか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いまの多くの結論として、問題によっては目標に……

第93回国会 決算委員会 閉会後第1号(1980/12/17、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに養護教諭の完全配置の問題を中心に質疑いたしたいと思います。  毎年、児童、生徒の身体検査が行われております。そしてまた能力測定も時に行われております。ところが、その全体の傾向として、特に戦後の児童、生徒の傾向として、非常に肥満児が多くなっているとか、あるいはトラホームが多くなっておる。虫歯が多くなっておる。それから、集団行動の中で貧血が多くなっておる。あるいは骨折が非常に多くなっておる。骨がもろくなっておる。こういうことを聞くのでありますが、これはまあいま大まかに申し上げたんですが、お認め願えますかどうか。

第93回国会 決算委員会 閉会後第2号(1980/12/18、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに郵政大臣と電電公社の総裁にお尋ねいたします。  先ほど来、不当経理の問題でいろいろな角度から論議されておるわけでありますが、私はいまさら同じことを繰り返す必要はないと思います、時間の関係もありますので。それで、大臣と総裁は、委員各位の質問に対して、たびたびえりを正して今後はこのようなことがないように、二度と再び起こらないように厳しい反省と決意を述べておられたと私は確認いたしております。ところで、病膏肓に入るという言葉がございますが、やっぱり名医は病状を早期に診断し、そしてその診断の上に立ってメスをふるい、そして治療を早目にする、これが医者の世界のとるべき道だと思うの……

第93回国会 決算委員会 第6号(1980/11/26、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、最初に職場の安全管理とそれから労働者の健康管理、この問題についてお尋ねしたいと思います。  事故の確率はスピードと量に比例する、さらには職場の機械化、そして企業の規模、これに比例して事故の確率が多くなる、こう言われておりますが、初めに労働大臣にお聞きしたいことは、日本の企業の形態がだんだん高度化して、その施設、設備、規模が大になり、そして工業化がだんだん高まっていく中で、労働者の事故というものが非常に多くなりつつある傾向にある、私はこう見ておるわけなんですが、そういった問題に対して、労働大臣として基本的にどういう理解をしておられるか、またそのことに対して、どういう対策を持っ……

第93回国会 農林水産委員会 第2号(1980/10/16、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最初に、大臣にお尋ねいたします。  先般、東北冷害調査に参りまして、特に太陽エネルギーに恵まれ過ぎておる南国沖繩育ちの私からしますというと、よく言われております百聞は一見にしかずとか、あるいは聞きしにまさるという言葉がございますが、まさに東北の冷害の深刻さはショックでございました。驚きでございました。  それで、結論を先に申し上げますが、いままで多くの方からその救援対策、具体的ないろんな面から要望があったわけでありますが、私も結論的にこの深刻な事実をとらえて、大臣とされて、申し上げるまでもなく、緊急対策そして恒久対策、この二つの面からこれを一刻も早く手を打ってもらわなければいけ……

第93回国会 農林水産委員会 第3号(1980/10/23、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最初に、差し迫っておりますサトウキビ、そういったカンショ糖の価格決定につきまして、実はこの関係団体からたくさんの要望、陳情を受けておるわけですが、内容的には大体集約されておりますので、また時間の都合もありますので、この時間には、一つには、「昭和五十五年度産さとうきび生産者価格等に関する要請書」、鹿児島県と沖繩県において調整された内容のことについて。もう一つは、甘味資源を守る全国共闘会議という団体を初め、多くの団体から連名で出ております。もう一つは、沖繩県サトウキビ対策本部。この三つの要請に基づいてただしていきたいと思うのであります。  まず最初に、十月の十七日に例のてん菜……

第93回国会 農林水産委員会 第5号(1980/11/20、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私はただいままで多くの皆さんから、わが国の林業の現状、そして問題点、そして今後の政策、こういったもろもろの問題に対してそれぞれの立場から質疑が交わされましたので、時間の関係もありますので、特に特殊事情下における沖繩県の林業、これを中心に質問を進めてまいりたいと思います。  その前に、一つだけどうしてもこの場でお聞きしたいことは、沖繩県民、特にキビ作農民が大きな期待と関心を寄せてまいりましたサトウキビの価格の問題が決まりましたので、そのことについて一言大臣にお尋ねいたしたいと思います。  まず、結論を申し上げますと、トン当たり二万六千円以上という目標を掲げて今日まで要請を続けてき……

第93回国会 農林水産委員会 第6号(1980/11/21、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めにわが国の水産業につきまして、特にカツオ・マグロに関して質問いたしたいと思います。  カツオ・マグロ漁がさお釣りからまき網へ転換していく、こういうことが聞かされておりますが、その理由は一体何でしょう。
【次の発言】 すると、いまの方針に基づいて乗組員の整理あるいは漁船の減船ですか、それはどういう状況になるでしょう。
【次の発言】 いまの御答弁に関連して気になりますことは、特に沖繩の近海カツオ漁業、この船の数から言っても、それから乗組員の数から言っても、これは全国的にも非常に優位の位置にあるわけなんです。このことからしましても、これは沖繩の中小零細業者の立場からしまして……

第93回国会 農林水産委員会 第7号(1980/11/27、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 初めに大臣に御配慮願いたいことがあります。  消費者米価の問題でありますけれども、実はお米が大幅に値上げされるという情報がありまして、これは国民生活にとってもまことに重大な問題であるわけですが、特に沖繩県民の立場から、現在特別措置法によって配慮されておるわけです。ところが質的には古米、古古米をいま沖繩県民は食べておるわけです。ところが、いま沖繩の経済界を、生活を直撃しておるのが電力値上げの問題であります。二月と十月と年に二回も電力が値上げされまして、これが沖繩の企業、そして家庭生活に大きな脅威を与えておる状態であります。年に七〇%以上の電力の値上げ、それに今度また米価が大幅に上……

第94回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1981/03/25、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 歴史は十年を節にして大きく変わると、こう言われておりますが、沖繩が復帰してもう歴史的な十年を迎えるわけであります。ところで、沖繩問題に取り組む姿勢としてどうしても明暗二面があることをまず理解しなければいかぬと、こう思っております。その暗い面をできるだけ整理縮小していくことによって明るい面が大きくクローズアップする、そして本然の沖繩の姿がそこに生まれてくる、このように私は絶えず考えております。  そこで、先日、中山長官の所信表明をしていただいたわけですが、その所信表明を踏まえてまず第一にお聞きしたいことは、この復帰十年を迎えた沖繩の現状と、そして振興開発計画の成果、その二面からど……

第94回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1981/04/27、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、時間の都合で北方問題に触れ得ないことを大変遺徳に思っております。  それで、大臣の所信表明を読ましていただき、また最近における日本の周辺の情勢とをにらみ合わせて大臣にお尋ねしたいことは、大臣は沖縄に対する理解にずれがあるという一点と、それから対米姿勢に対して私は疑問を持つ、この二つの点から申し上げたいと思います。  大臣は、安保に基づく米軍がわが国と極東の平和と安全に寄与しておる、こう述べておられます。日本の安全に寄与しているはずの米軍が例の原潜の最近の事故、何らの救助活動もしていない、事故の通報さえも三十五時間後になしておる。この事実を外務省はどう考えておるのか、当時か……

第94回国会 決算委員会 第1号(1981/01/19、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は余りにも問題が多過ぎるという立場と、時間の制約があるという二つの立場から、勢い問題を沖縄にしぼって、まず長官に尋ねたいと思います。と申しますのは、基地の島沖縄には県民の意思に反した命にかかわる問題、健康にかかわる問題、あるいは財産にかかわる問題、暮らしにかかわる問題、もろもろの問題が多発いたしております。これは非常にいけないことであります。ところが、最近沖縄がいい意味においてクローズアップしつつある一面があるわけであります。鈴木総理がASEAN諸国を歴訪していらっしゃいますが、その経済交流、文化交流、平和交流の中で、沖縄が浮き彫りにされつつあるし、また中山長官が沖縄を訪問さ……

第94回国会 決算委員会 閉会後第1号(1981/07/08、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 初めに防衛庁にお尋ねします。  日米共同声明の後を受けて、わが国に大きな変化が起こりつつあります。わけても米軍基地の五三%を占める沖縄においても大きな変化が起こりつつあります。その変化をどのように認識しておられるか、まずお聞きしたい。
【次の発言】 防衛庁は防衛庁として共同声明の後を受けて、どのような変化が起こっておるかということについては、それなりの認識を持つべきであると思うんですが、いまの答弁に対してはまことに遺憾に思います。  それで、先を急ぎますので、このような変化が起こりつつあるということを私はまとめて申し上げます。  第一点、核の疑惑と不安がエスカレートして毎日高ま……

第94回国会 決算委員会 第2号(1981/01/20、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は運輸行政の立場からお尋ねいたしたいと思います。  運輸行政にとって大事なことは、いろいろ考えられますが、私は一つには人間尊重を大事にする、二つには安全確保を大事にする、三つにはスピード化、この三つが大事ではないでしょうかと、こう思っておりますが、大臣いかがお考えでしよう。
【次の発言】 それで、その観点から、空のダイヤ、陸の国鉄、これを中心にして幾つかお尋ねいたしたいと思うんですが、先ほど来豪雪の雪の被害の問題が出ましたが、実は南国沖縄の私もその被害を受けた経験を持っておりまして、去る一月の十一日、十二日に桜島の災害委員としての調査に行きまして、名古屋から飛行機が那覇空港に……

第94回国会 決算委員会 閉会後第4号(1981/09/17、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 忘れもいたしません、いまから十年前、岩手県雫石町の上空で、自衛隊機と全日空機が衝突をして、百六十二人の乗客、乗員全員が死亡するという、いわゆる雫石事故、あれから十年を経ております。改めて日本の空は一体安全なのかと、こういう気持ちを込めて、本日は特に米軍機と、自衛隊機と、そして民間機が錯綜しておる沖繩の空の安全について、私は担当大臣であります、航空行政をあずかる運輸大臣に幾つかの質問をいたしたいと思います。  時あたかも去る九月十四日に鈴木総理大臣が沖繩に行っておられます。このことはいろいろの立場から認識しなければいけないと思うのでありますが、私は現職の総理大臣が公式の訪問をなさ……

第94回国会 決算委員会 閉会後第5号(1981/09/18、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 鯨岡長官にお尋ねいたします。  これまでの環境庁の行政を思うのに、いわゆる緑と自然を守るという立場からの開発とのバランスの問題、それから環境を浄化するという立場からの空気の問題、水の問題、土壌の問題、これはわりかた力を入れてこられつつあると受けとめております。ところが音の問題、いわゆる騒音公害に対する取り組みがいままでは比較的力の入れ方が薄かったのではないか、弱かったのではないか、こう理解いたしております。そこで、環境庁としましては、九月三日に、自衛隊や在日米軍の航空基地の騒音に対処するため、民間機空港を対象に設けた航空機騒音の環境基準を軍事的施設にも適用するための具体的方法を……

第94回国会 決算委員会 第6号(1981/04/06、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は沖縄県民多年の願望でありました中城湾港開発が今度いよいよ芽を出すと、こういうことにつきまして、プロジェクトが大きいだけにいろいろの不安もあるし、疑惑もあるし、喜びもあるわけなんです。それらの問題を私はただしてまいりたいと、こう思っております。よろしくお願いします。  まず第一点は、このプロジェクトは、国が主体になってやるんですか、県が主体になってやるんですか。
【次の発言】 このプロジェクトはいつ着工して、いつまでに終わる予定なんですか。
【次の発言】 いまの時点ではそういった細部にわたっての御答弁はできないと思いますよ。だから、端的に答えてください。予定ですから、いつから……

第94回国会 決算委員会 第7号(1981/04/15、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総理にお伺いします。  総理は一貫して和の政治を貫いておられます。私は思うんです、知ることが和の始まりであると、このように私は考えております。  そこでお尋ねしたいことは、いま締めくくりをされようとする五十二年度決算のいろいろな問題をどのように理解し、受けとめておられるでしょうか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 次に、日本外交の姿勢という立場から、世界に対する日本の外交姿勢は、等距離外交ということも言われております、また一つには、日米におけるパートナーシップということも言われております。また日ソにおける、日ソ間の外交姿勢に対しては待ちの姿勢と、余り刺激をしないようにとい……

第94回国会 決算委員会 第8号(1981/05/11、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最後になりますと、ますます質問が非常にしにくくなりまして、戸惑うておるわけでありますが、そこでいま時間の範囲内でなるべく重複を避けて、問題をいま拾い上げたいと思うのでありますが、まず最初に、きょうこのごろ財政再建だとか、行革だとか、補助金減らしとか、いろいろ叫ばれておるその背景は何なのか、このことについて一応私なりに述べて、それを前提にして二、三お尋ねしたいと思います。  私は、今日の財政再建や、行政改革の論議がなぜ起こったかということに対しては、そのうち第一に感じますことは昭和四十八年の第一次石油危機以降、わが国の経済はこれまでの高度経済成長から低成長の時代へと向かったと、と……

第94回国会 災害対策特別委員会 第3号(1981/02/23、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、降雪、雪の経験のない、また火山の降灰の経験のない沖縄の出身でありますが、このたび豪雪の調査と桜島火山の調査に加えていただいたわけであります。ところで、いままで多くの方々から、また現地からも直接政府当局に、関係当局に陳情要請がなされておると思いますので、繰り返すことを控えまして、早朝来政府当局の御答弁を承っておりますというと、結局問題は緊急対策と恒久対策に分類できると、こう思うわけなんです。ところが、その姿勢に対して私は疑問を持たざるを得ません。何となれば、速やかに手を打つことと調査を待ってとは相矛盾する。速やかに手を打つということは、いわゆる待ちの姿勢ではなく、攻めの姿勢……

第94回国会 農林水産委員会 第3号(1981/03/20、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 日本の農政の大きな転換期といいますか、見直しの時期に来ておるわけですが、九十一回の国会で決議されました食糧自給力強化に関する決議というのをどのように受けとめ、そして基本的に進めておられるか、このことを最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 お願いがありますが、持ち時間が少のうございますので、なるべく基本的な問題を簡明にお答えいただければありがたいと思います。  次に、八〇年代の農政の基本方向、これは大臣の所信表明の中に十分盛られておりますので、その所信表明を受けてお尋ねしたいことは、総合安全保障の一環としての食糧問題を農業政策としてどう位置づけていくかという見地から、まず……

第94回国会 農林水産委員会 第4号(1981/03/27、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は初めに大臣に基本的な問題を二つお尋ねします。  第一点は、日本はいま内政、外交両面から非常に重大な時期に直面しておるわけであります。外交面では防衛、経済、貿易の問題がありましょうし、内政面では財政再建、行政改革、そして補助金の削減、こういう基本的な問題一応了解いたすわけでありますが、そこで気になりますのは、鈴木総理の至上命令的な姿勢で補助金の一律カット、ということは、機械的に一律にカットということにも受けとめられるわけでありますが、そうなった場合に、日本の農政は一大転換期の時期に直面しているわけですが、一番打撃を受けるのが申すまでもなく農水省であると私は理解いたしております……

第94回国会 農林水産委員会 第5号(1981/04/09、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 すべてに立ちおくれておる沖縄の状況でございますが、きょう審議されます漁船損害補償法の一部改正につきましても要請の電報がたくさん参っております。ここには特に沖縄県漁業保険組合長の名前で長文の電報が参っておりますが、一例としてここに持って上がったわけでありますが、このように非常に待望いたしております。  そこでその法に関連して二、三お尋ねしたいんですが、この表によりますと、沖縄の場合、加入状況が全国平均に比べて、全国が五二・八%、沖縄が二五%、半分以下でありますが、この原因はどこにあるんでありましょうか。
【次の発言】 不十分であるということなんですが、これはどうしても全国並みに啓……

第94回国会 農林水産委員会 第6号(1981/04/21、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、法案審議の参考にさしていただきたい、こういう立場から、皆さんのおっしゃったことに対して幾つかの質問をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず私は、基本的には組織の解散、統合というものは常に発展的解消でなければいけないと、後退のための解散とか統合はあってはいけないのではないかと、こう思うんです、ところで、先ほど大臣の法案説明の中には、両事業団がやってきた業務をそのまま引き続き行うと、こう明記されておるんですね。そうしますと、この機構の合併と、また人減らしの面から見まして、そこで当然労働条件の問題が浮かんでくるわけであります。組合側から両組合代表が述べられた……

第94回国会 農林水産委員会 第7号(1981/04/23、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 一昨日、御四名の参考人の御意見を聞かしていただきました。その四名の述べられたいろいろな意見を集約して最初にお尋ねいたします。  まず両理事長側からの意見は、今度の統合は、いわゆる政府の行政改革に伴う統合であるのでやむを得ない、しかし、法律的な運用をしていくのだ、こういうことでありました。今度は職員側、労働者側からの共通の強い意見は、先ほど来述べられております天下りの問題、第二点は身分に対する不安、労働条件の不安、このことでありました。  そこで、お尋ねしたい第一点は、天下りということがなぜ問題になるかということに対して、適所適材ならばいいのではないかという御意見のようでありまし……

第94回国会 農林水産委員会 第8号(1981/05/07、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、両事業団が一本化されるに当たって、統合されるに当たって、さきの委員会では職員の労働条件の問題、それから天下り人事の問題、それから民主的な運営の問題などについてお尋ねをいたしました。そして、私が尋ねたその趣旨には十分こたえてくださると、こういうふうに私受けとめたわけであります。  そこで、それを受けましてこれからお尋ねいたしたいことは、砂糖の面を見ました場合に、ビートは順調に伸びておる、甘蔗糖は残念なことに後退しておると、その原因がどこにあるかとお尋ねしましたら、干ばつのためだと、こう指摘しておられた。そのとおりであると思います。そこで、この統合によって目的を達成していくた……

第94回国会 農林水産委員会 第14号(1981/06/02、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに食管法の法改正の根幹について大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、思うに、国民生活にとって重大な、かつ国民の権利義務にかかわる食糧問題に関する制度の改正というのは、基本的には法律改正で対処すべきであると私は思います。ところが、昭和三十年以降についての食糧管理制度運営の戦後における主要な変遷、これをたどってみますというと、ほとんど政令、省令で対処してきておられるように見受けられます。これは食管のいわゆるなし崩しと申しますか、その場しのぎと申しますか、そういった形で廃止の方向づけで行われてきたと、こう私は言っておるわけであります。また、今回の改正も、総合的に単なる現状追認に……

第94回国会 農林水産委員会 第16号(1981/06/04、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きのう六名の参考人の方のそれぞれの立場からの率直な御意見がございました。私は、それを謙虚に受けとめて、自分が考えておること、このこととつなぎ合わせて質問をいたしたいと思います。  その前に、きのう六名の方のそれぞれの立場からの御意見の中で、たしか主婦連合会事務局長の清水鳩子さんの声だったと思いますが、こういうことを言っておられました。一体参考人の意見がどのように改正案に織り込まれるのでしょうかといったような疑問を投げかけておられました。もちろん、きのうの参考人の御意見は、委員であるわれわれの審議の参考にするための意見でありますから、直接政府の耳には入らなかったと思いますが、それ……

第94回国会 予算委員会 第10号(1981/03/16、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総理に伺います。  多くの国民が鈴木総理に対して心から期待し、そして切実に求めておるものは何であると受けとめていらっしゃいますか。
【次の発言】 それはもちろんでありますが、国会の審議と関連した問題で切実に受けとめていらっしゃることがほかにありませんか。
【次の発言】 まだ焦点を正しく受けとめていらっしゃらぬきらいがありますので、私が受けとめる国民の切実な要求の一つは、先ほどおっしゃった戦争は真っ平いやだと、これはもう申し上げるまでもありません。二つ目の柱は、どうしても行政を改革してほしい、そうして所得減税を実現してほしい、そして税金のむだ遣いをやめてほしい、このように集約でき……

第94回国会 予算委員会 第15号(1981/03/24、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、先日総括質問をいたしましたので、その後を受けてきょうは質問をいたします。  ところで、厚生大臣きょうは後で何か予定があられるという申し入れがございますので、初めに戦後処理の一つとして厚生大臣にお尋ねいたします。  先般もお尋ねしましたが、厚生大臣、この原爆被爆者対策基本問題懇談会というのを持っておられますが、その懇談会で答申を求められたようでありますが、どういう意見が出たんでありましょうか。
【次の発言】 その懇談会からの意見、結論が出ておりますでしょうか。
【次の発言】 それじゃその基本理念に基づいて、厚生大臣とされましては被爆者援護についてどのようなお考えをお持ちでし……

第95回国会 農林水産委員会 第2号(1981/10/29、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 先ほど来多くの皆さんからあしたに迫っておりますサトウキビの値段の問題、それから沖縄が一番困っております水の問題、そういった問題に触れていただいたことを大変私意を強ういたしております。  そこで、亀岡農林大臣にまずお聞きしたいんです。  日本の農林水産業の振興、わけても沖縄の農林水産業の振興については亀岡農林大臣に期待し、信頼することが非常に大きいと県民も思い、私もそう心から信じております。それはお世辞ではなく、事実は何よりの真実であるということなんです。といいますことは、戦後の沖縄の農林水産業を立て直すために、いわゆる本土並み水準という一つの目標を立てて、そして特別措置法という……

第95回国会 農林水産委員会 第5号(1981/11/13、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 初めに、基本的な問題について大臣にお尋ねをします。  日本農業に未来はあるかということがよく取りざたされるのであります。私は、日本農業に未来はあると、こういう前提に立っております。何となれば、日本農業の未来をつくり上げる二つの軌道が、路線が打ち立てられておるということであります。  その一つは、去年の十一月閣議で決定されております農産物の需要と生産の長期見通しについて、「今後、国民食料の安定的な供給を確保するためには、限られた国土資源を有効に利用し、国内で生産可能な農産物は極力これを国内生産で賄うことができるよう生産性を高めながら、自給力の維持強化を図ることが重要である。」と、……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1982/03/24、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、第二次振に向けてこれから十年間というりっぱな軌道を敷かなければいけない重要な委員会であります。それで、第一次振の十年を総括して、そのきちっとした上に乗せてレールを敷かないというと、また二次振もうまくいかない、こういうことから大臣の所信表明に基づいてまずお尋ねいたしたいと思うんですが、ところが持ち時間が決まっておりますので、全面にわたることは不可能でありますので、私が考えまして基本的な問題についてぜひただしておきたいことがございます。  その一つは、大臣の所信表明の中にこういうことがうたわれておりますね。「各面にわたる特殊事情」云々ということがございますが、これが内容がはっ……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1982/03/31、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 十年を締めくくって、いよいよ明日から第二次振に向けての中身づくりをどうするかという重大な時期に差しかかってきておるわけであります。  そこで、私、結論を先に申し上げておきたいと思うのでありますが、十年を締めくくって一口で申し上げますならば、おぜん立てはみごとにできている、そしてごちそうもいっぱい盛られた、ところがそれを食べる段になるというと餓鬼大将が余り多過ぎて――これは沖繩の言葉ではガチマヤーと言いますが、ガチマヤーが多過ぎてみんな争ってそれを横取りする、そしておぜんに残ったものは結局骨でありかすである。二次振に向けてこういうことがないように、先日来そして先ほど来強調しておら……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1982/04/02、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 一昨日は県民待望の改正法案が、しかも全会一致で可決された、こういうことに対しては県民がほっとしている、そして心から喜んでおる、こういうことでございます。  そこで、問題は結局改正法案が県側の要望を入れてもらって可決された。ところが、次の段階はその法に基づく振興計画、いわゆる中身の問題になるわけですが、すでに法は発効しておるわけですが結局中身がこれからと、こういうところにまたもどかしさを感じておるわけです。  そこで中身づくりに当たって大事な大黒柱と申しますか、これをしっかり理解をしておかないというと、また軌道が外れるということになると十年後にもまた同じことを繰り返すことにしかな……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1982/04/28、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きょうはくしくも三十年前の今月今日サンフランシスコ平和条約が発効して、そして祖国は主権を回復し沖繩は祖国から断ち切られてアメリカの施政権下に入った。こういった悲劇の日だったことをとらえて四・二八という合い言葉でずっと今日まで復帰をかち取るべくがんばってきた、そういうきょうは悲劇の思い出の日であります。くしくもその日に私は非常に胸に響くものがございます。  そこで、国際外交には主体性とそういった相互理解ということをよく言われるのでありますが、そういった立場から外務大臣に一、二まずお尋ねいたしたいと思います。  まず最初にお聞きしたいことは、真の相互理解ということは、主体性を持ちな……

第96回国会 農林水産委員会 第4号(1982/03/25、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいままで御四人の参考人の御要望あるいは御意見をお聞かせいただきまして、結論としては非常に深刻な問題であると、こういうふうに私受けとめております。それで皆さんから問題点いろいろ出ましたので、私は皆さんの御要望をまともに、深刻ないわゆる危機に直面しておると、こういう気持ちを持って二、三お習いという気持ちで申し上げたいと思っております。  まず、遠藤参考人に対して、日本の畜産を左右する重大な問題に飼料問題がよく言われるのでありまするが、粗飼料の立場から飼料米のいわゆる需給現状、こういうことに対してどのように考えておられるか、また目標をどの程度に持っておられるか、これが一点。  次……

第96回国会 農林水産委員会 第5号(1982/03/30、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、前置きといたしまして人畜に被害を与えないように、しかも防除、防遏の目的を完全に果たしてもらわなければいけない、こういう期待を持って質問いたします。  まず第一に、現行法ができた時点ではあと五カ年をすれば完全防除ができるという見通しを持って立法されたと思いますが、ところが皮肉にも現実は、その翌年からぐんぐん激増しまして三倍近くの発生になっておる、このことに一体、どうも矛盾を感じてなりませんが、これをどう受けとめておられるか、また責任を感じておられるか、大臣にお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 次に、薬剤の効果は三週間ですか、三週間だと言われ、そしてそれを二回散布すると、……

第96回国会 農林水産委員会 第6号(1982/03/31、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、きょう実は沖特もかけ持ちいたしておりまして、その挟み打ちを食らいまして、私の持ち時間を三分の一程度に圧縮しなければいけないことに非常に戸惑いをいたしているわけであります。それで、勝負は二本勝負で終わりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  糖安法の目的は、何よりも国内甘味資源作物の生産振興と国内産糖業の健全育成、それに国民生活の安定といったところにあると思われるわけでありますが、これはわが国の食糧自給の向上、いわゆる食糧安保の点からも当然過ぎるほど当然なことだと思うわけであります。  そこで、お尋ねしたい点を集約いたしまして、まず国内甘味資源作物の生産振興という場合……

第96回国会 予算委員会 第10号(1982/03/17、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、総括の最後ということになっておりますので、本論に入ります前に注文をつけておきたいことがございます。と申しますのは、これまで一貫して総括のやりとりを聞いておりますが、私の受けとめるところ明快に歯切れよく御回答もございますが、あいまいもことして一体何を意味しておるのか理解に苦しむようなことがたくさん私はあったと受けとめております。ましてや一般国民大衆が、本当に何を言っておるのかわからぬようなことがたくさんあるのではないか、こう思いますので、私はきょうは政府の基本的な問題を主にして、後に一般質問が控えておりますので、詳しいことはそのときにいたしたいと思いますが、どうかひとつ国民に……

第96回国会 予算委員会 第15号(1982/03/26、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 外務大臣は訪米の対話の中で、米国の対目赤字の原因を日本市場の閉鎖性に求める見方は同意できない、こう言われておるようでありますが、その大臣の御説明で米国側は納得したでありましょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 ですから、その大臣のお話によって相手側は納得したでしょうか、どうでしょうか、感触。
【次の発言】 非常に外交問題というのはむずかしいとは思いますけれども、やっぱり言うべきことはずばり言って、そして相手にも理解をさせ、こちらも理解をする、こういうことでないと、あいまいもこの中からだんだんマイペースの、向こうは向こう、こちらはこちらの立場で、結果的にはかみ合わない、こういう……

第96回国会 予算委員会 第16号(1982/03/27、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 今日の日本の大人たちの胸を痛めておることの一つに教育の荒廃ということがあると私は思います。そこで、日本の教育の最高の責任者であられます文部大臣、このことをどのように認識していらっしゃるのか。
【次の発言】 いま述べられた認識をどのように打開していくかとこのことを考えておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 いま大臣は学校、家庭、社会とおっしゃいましたが、その三つをつなぎ合わせるかぎは何だとお考えですか。
【次の発言】 対話なき社会は暗黒であると私は思います。先ほどの大臣のお話の中にもぼつぼつ入りましたが、最近のテレビ、ラジオを通じて報道のない日はありません。いわゆる母子心……


13期(1983/06/26〜)

第100回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1983/09/08、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの鈴木君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に板垣正君を指名いたします。(拍手)

第100回国会 農林水産委員会 第2号(1983/10/05、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねします。  内政の面と外交の両面から問題をお尋ねしたいと思います。  まず、内政面の立場からの問題です。この国内自給の向上という問題は一貫してずっと強調されてきた問題であることは、いまさら私が申し上げるまでもございません。たとえば、五十五年四月二十三日にも、食糧自給力強化に関する決議が出されております。ところが、決議は食糧自給の向上ということをたびたび強調され、なされておりますけれども、その実はどうなっておるかというと、逆の現象を呈しております。  たとえば、昭和三十五年と昭和五十六年の間における国民の食糧の生産状況はどうなっておるかということを統計の上でははっきり……

第101回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1984/04/09、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 第二次振計が名実ともに実っていくためには、私は二つの大きな柱があると思っております。  それは、振興開発事業費の中身、それから振興開発金融公庫の中身、この二つが車の両輪としてスムーズに走ることによって第二次振計が名実ともに実っていくと、こう思うのです。  そこで、私、先ほど来長官のこれを見まして、文章表現というのは政治的配慮から考えるとするならわからぬわけではないけれども、少なくとも数字に対してはひとつ厳粛なごまかしのないようにとらえてもらわぬといけない。これはすべてに通ずる私は原点であると思っておりますので申し上げたい。それは何を指摘したいかといいますと、開発庁予算要求額は二……

第101回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1984/04/27、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 日本とアメリカの関係を私にこう言った人がおるのであります。アメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引くんだと。ところが風邪の菌の理解の薄いおやじのためにその風邪がこじれて、それが広がって沖縄に吹きだまって沖縄県民は猛烈な風邪に侵されて大変困っておる、かわいそうだね、こう言った人がおるのであります。私もなるほど傾聴に値する言葉であると思っておるわけなんです。  そこで、なぜ私がこれを言っておるかといいますと、沖縄の置かれておる立場について、私は総理にもただしました、外務大臣にもただしました、運輸大臣にもただしました、そして農水大臣にもただしました、防衛庁長官にもただしました。ところ……

第101回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1984/07/04、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 きょうは、ただいままで多くの皆さんが沖縄の抱えておる問題をそれぞれのお立場で審議していただいて、沖縄選出の議員の一人として、心からありがたく思います。大変ありがとうございました。  そこで、時間の制限が、きょうは特に次の予定もありまして短うございますので、本論に入りたいと思いますが、まず、運輸省に尋ねます。那覇空港の管理権はどこにあるんですか。
【次の発言】 運輸大臣の管理下にある那覇空港を、航空自衛隊いわゆる空軍がこれを共用するようになったのはいつからですか。また、その根拠はどこにあるのか。
【次の発言】 もう少しお尋ねしますが、運輸省と防衛庁との取り決めといいますか、合意に……

第101回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1984/07/25、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 短い時間でありますので端的に申し上げます。  喜屋武、沖縄からの告発をいたします。  外務大臣、大臣が目と心を世界に向けて、世界平和に奔走しておられることを大変うれしく思います。その心を内にも向けてほしいということなんです。沖縄は陸も、海も、空も軍事優先の様相を呈しつつあることをまさかおわかりでないはずはないと私は信じております。信じておるがゆえに沖縄の基地の態様について見直す時期に来ておると思いますが、いかがでしょう。
【次の発言】 戦後もう三十九年、復帰後十三年、いっどこで沖縄の基地に関する問題を尋ねても、はね返ってくる日本政府の声は同じなんです。皆さん、中曽根総理を初め、……

第101回国会 決算委員会 第3号(1984/01/20、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私は持ち時間の都合もありますので、問題を沖縄の問題にしぼって質問をいたしたいと思います。  ところで、沖縄の問題といいましてもたくさんありますので、いま全県民の重大な関心を持っております二つの問題についてお尋ねいたします。  ところで、沖縄の問題を論ずる場合にいつも壁にぶつかりますことは、金網の内と外に分けて答弁を求めねばならないという問題の困難さ、問題の複雑さがそこにあるわけであります。  そこで、これからお尋ねするわけでありますが、どうかそれぞれの関係大臣並びに長官は明確な御答弁をお願いいたします。  沖縄の問題をはしょって集約しますと、すべて基地に突き当たります。金網に突……

第101回国会 決算委員会 第7号(1984/04/23、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 外務大臣の御都合があられるようですので、私の予定の質問の順序を取りかえていたしたいと思っております。  まず、質問の第一は、この私の質問にお答え願うためには、外務大臣と防衛施設庁長官がその気になって立ち上がってもらえばすぐ解決できると、こういう見通しを私は持っております。それは、米軍泡瀬ゴルフ場内道路建設についてであります。  まず、説明を申し上げる前に地図によってその概況を申し上げます。(地図掲示)  この赤い、これは北中城村の役場であります。この黄色い範囲がいわゆる米軍泡瀬ゴルフ場であります、終戦直後アメリカ軍がゴルフ場に接収した。そのために、ゴルフ場によって――この青い線……

第101回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1984/09/04、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 日本国民の主食であります米が、いついただいても安心していただける米、そしていつでも間に合う量の確保がなければいかぬと思っております。そういう観点に立って米のことをまずお尋ねいたしたいと思います。  二月二十四日に大臣は、所信表明の中ではっきりと、基幹作目である米についての、また、米どころじゃない、食糧の確保についての姿勢を述べておられます。まことに御立派であると思っております。ところが、結果的にはまことに遺憾な結果になって、韓国米を輸入しなければいけなくなったということについて、もう一遍私はこの場で、そのことに対する大臣の所信を改めてお伺いいたしたいと思います。

第101回国会 農林水産委員会 第3号(1984/03/02、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 今、国際的には農産物市場開放の貿易台風と申しますか、嵐が吹きまくっておる。国内の中では日本型食生活の定着をといった要望が強いわけです。そこで、私は大臣の所信表明あるいはけさ来の御答弁をお聞きしながらこういうふうにメモしてあるのです。農産物の市場開放、この自由の嵐が吹きまくってくる、大臣はどこまでもそれを、農民を守るのだという防波堤を築いておられる、そしてまた、その背後に農業者が犠牲にならないようにするという護岸を築いておられる、そしてそのまた中身として、国土で生産できるものは最高度に生産する、不足するものは輸入する、こういう柱を立てていらっしゃいますね。そういう柱から、当然農業……

第101回国会 農林水産委員会 第5号(1984/03/29、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 特にきょうは持ち時間が少のうございますので、駆け足でいたしたいと思います。  まず、おとといでしたか、開かれた食肉部会の政府資料を見まして私は大変遺憾に思っておることがございます。それは政府案と畜産振興審議会に示された数値価格のことなのです。それは内容的に申し上げますと、ことしも昨年、一昨年同様に、政府の試算価格として示されたそれと乖離した数値価格を別途政府案として出しておられます。そのことに対して政府案の試算価格というのは、あくまでもこれは諮問に当たっての参考であると私は理解いたしております。そこで、法律に基づいて試算した数値価格を審議会に示したにすぎないはずであるにもかかわ……

第101回国会 農林水産委員会 第6号(1984/04/06、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 官房長、以心伝心という言葉がございますね。そのことが真実であるなら、私のただいまの心境は、アメリカで頑張っておられる山村農水大臣に、この声、気持ちよ届けよ、時既に遅しならば、何とか今からでもあなたを通じて伝える方法はないものかと、こういうことなのです。それはどういうことかといいますと、農水大臣がアメリカに行かれるまでの過程において、私におっしゃったこと、また、皆さんにおっしゃったことを私は受けとめてこのことを申し上げたいのです。アメリカに振り回されることなく、初心を忘れずに毅然たる態度で対話し、日本の農業を守ることということを遠いアメリカにいる山村農水大臣に届けたいのですけれど……

第101回国会 農林水産委員会 第7号(1984/04/10、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 大臣は、日本の農業を守るという御決意で頑張ってこられたわけです。結果的には、率直に申し上げまして、多くの国民、わけても生産者農民、また消費者の立場の国民は大変な不満と不安を持っておるというのが、その交渉の結果の反響だと私は思っております。そこで問題の、外交面では一応決着がついたということになりますが、国内体制という面からすると、まさにそれこそ暗い厚い壁が立ちはだかっている、こう思われてなりません。でもそれはほっておく問題じゃありませんので、そういう気持ちを今持ちながら、牛肉に関して六千四百トンという数量を提示して、もうこれ以上は譲れないと交渉を中断したにもかかわらず、さらに譲歩……

第101回国会 農林水産委員会 第8号(1984/04/12、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 御苦労さまでありました。  気になることがございますので、そういった気持ちでお伺いいたしたいと思います。  まず、田中参考人に対して。先ほどの、一部の反対があるかという発言がありましたが、それはどういう反対であるかということと、もう一点は、これまで生産農民の立場をそれなりに踏まえてこられたと私は理解したいのですが、その生産農民の要望は、これからもまたどのようにして吸い上げていきたいと考えておられるか。  次に、堀参考人に対して。先ほどのお話の中で、国内価格と国外価格の差が一向に縮まらないということを述べておられましたが、ずばりおっしゃって、こうだからという、これが聞きたいのです……

第101回国会 農林水産委員会 第9号(1984/04/13、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣の所信表明をされましたこれに基づいて、特に強調しておられると私が受けとめております二つの柱を中心にお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一のお尋ねは、安定した農業生産力の確保を図っていくという意図のもとに第三次土地改良長期計画というものを打ち出されておられる。そして五十八年度から十年計画で三十二兆八千億円の総事業費ということであります。  そこでお尋ねしたい第一は、 その進捗状況はどうなっておるでしょうか、そして今後の見通しはどうなるのでしょうか、見通しについてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 行き先不安の言葉を述べておられますが、確かにそうだろうと思って……

第101回国会 農林水産委員会 第10号(1984/04/17、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 本法案が四回延長するという意図も、結局は生産者に安い肥料、しかも安定供給の確保を確かにするという意図であるわけです。ところが、資源は有限でありますから、私はその決定的条件の一つは、絶対量がどういうふうになっておるかというこのことが非常に大事であると思います。そういう見地から、統計によりますと世界の肥料需給は過剰基調で推移しておる。ところが、その推移は肥料自給と結びつけてどのように変化していくのであるか、その見通しについてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 次に、今この地球上では世界的に貧困や餓死者がたくさんおるわけなのです。そのことをどのように今認識しておられるか、お尋ねし……

第101回国会 農林水産委員会 第12号(1984/04/20、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 ありがとうございました。御礼と激励の気持ちを込めてお伺いいたします。  まず、湯本参考人に対して。  ことしの豪雪はまれに見る豪雪でございました。それだけに森林に及ぼす被害というのは、これまたまれに見る大変なものだったとお察しいたしております。その点からどういう状況であったか、湯本参考人の御郷里を中心にお願いいたします。  そして、さらにもう一つの問題は、特定保安林の緊急性について、ことしの豪雪の被害と結びつけてどのようにお考えであるか。  次に、大石参考人にお伺いいたします。  人工林と自然林の状況について、大石参考人の御郷里を中心に。  次に、筒井参考人にお伺いいたします。……

第101回国会 農林水産委員会 第13号(1984/04/24、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私は、森林三法の質疑をいたします前に、次のことをお聞きしたいと思います。  雪を知らない沖縄出身の喜屋武からしますと、 ことしの豪雪はもうまれの雪である。その後遺症が今日までたびたびテレビの報ずるところになっている。まさに雪は魔物である、こういうイメージがひしひしとするわけであります。人命の損傷やあるいは野生動物の凍死、あるいはまた果樹、畑作の損失、こういうふうに拾い上げてみますというと、まさに雪は魔物であるのかなと。こういう反面、今度は森林三法と結びつけて考えた場合に、このまれに見る豪雪が水資源の涵養という立場から、豪雪の降れば降るほどそれが水資源の涵養に正比例するのであるか……

第101回国会 農林水産委員会 第14号(1984/04/26、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私は、本法案に対する質問を幾つか書き抜いてありますが、今までの皆さんの御質疑の中でほとんど触れられましたので繰り返す気持ちはございません。ただ、ちょっと席を外しておったときに触れられたかどうか、気になることがありますので、確認のつもりで一つだけお尋ねをいたしたいと思います。  それは、共同利用施設の所有主体を農事組合法人にも広げることとなっておる。全国で六千三百ですか、あると言われておりますが、その中でどのような性格の法人が補助の対象になるのであろうか、このことについて伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは、きょうは特に時間も少のうございますので、私はこの法案が沖縄県とど……

第101回国会 農林水産委員会 第16号(1984/05/10、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私は、農水大臣が絶えず日本の農業を守る、あるいは健康な土づくりをと強調しておられます。その心を受けとめまして、質問をいたしたいと思います。  まず、地力というものに対する考え方ですが、地力というのは、主なる母は、人間を含む生物の生きる生命を培う食べ物を生み出すところの母体である。ですから、その母なる土は、病気をしたから治療するという考え方じゃなくて、絶えず健康でなければいけない。その健康を維持するために、地力が減退したから活力を持たせるという考え方じゃなくして、絶えず向上化して、さらにそれを増進させるという基本的な考え方を持たなければいけないのではないかと思うのですが、いかがで……

第101回国会 農林水産委員会 第19号(1984/06/25、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 結論を先に申し上げます。生産者は常に王様であり、そして希望の持てる農業でなければいけないという結論に立って、総理にお尋ねします。  我が国の地理的環境と国際情勢から見て、食糧の安全保障、特に自給力の向上が最重要と考えるのであります。これは申し上げるまでもありませんが、総理の御所見を賜りたいと思います。
【次の発言】 次に、農水大臣にお尋ねいたします。  食糧安保の一環として、特に沖縄農業の振興を図り、離島振興にも資するために、沖縄における農業基盤整備の充実、水資源、電力の確保等対策を農業振興対策の中で強力に推進し、そして唯一の亜熱帯産業、特色のある亜熱帯農業の真価を発揮すべきで……

第101回国会 農林水産委員会 第20号(1984/06/26、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 まず、大臣にお尋ねいたします。  大臣は、機会あるごとに食糧の安定的供給、このことを口癖のようにと言っては失礼かもしれませんが、とにかく強調しておられます。ところで、食糧を安定的に供給するためには何としても外国からの輸入と国内自給を向上させるという、この両面のバランスをどのように調整していくか、このことが基本的に問われなければいけないと思うのですが、その点を確認いたしたいと思います。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいことは、バラ色の政策を色香を添えて実らせるためには、何としても予算の裏づけがなければいけないと思います。それで、予算の面から絶えず大臣がおっしゃることは、厳しいけ……

第101回国会 農林水産委員会 第21号(1984/06/28、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私が最後でございます。大変御苦労さんでございました。  それでは、私はお話しくださった順序に一括してお習いをいたしたいと思いますので、そのようにひとつよろしくお願いいたします。  まず、青木参考人にお尋ねしたいことは、青木さんが冒頭に自分の体験の中からというお言葉がございました。これは非常に意味のある御発言だと私は思いました。そこで、住民がこの地域社会にどのように溶け込んで、そしてお互いに相互理解を持つことができるか、このことを強調しておられました。  最近の社会情勢、いわゆる個人主義と利己主義というものをどのように調和さしていくかというところに指導者の困難、苦労があるわけであ……

第101回国会 農林水産委員会 第22号(1984/07/03、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私は、日本農業の現状を考えますときに、いろいろと疑問を持たざるを得ません。そういった観点から、まず初めに、大臣のそれこそ偽らざる所見を承りたいと思います。  と申しますのは、農振法、土地改良法がそれぞれ大きな役割を今日まで果たしてきたことは認めます。ところが、この前もちょっと申し上げましたが、農は国のもととか、あるいは生産者は王様であるとか、こういうことがよく言われるのでありますが、それならば、やはり農業をすることによって豊かになり、そうしてそのことに誇りを持つということにならなければいけないのではないか。ところが、現状はむしろ農業をすることによっては生活が成り立たない、不安と……

第101回国会 農林水産委員会 第24号(1984/07/10、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねいたします。  これまでのいろいろな質疑の中で、私から言わせてもらえば大臣は最大級と申しますか、これ以上の決意を述べられる表現の言葉はないのではないかと思うほどの決意表明があったと思います。一例を申し上げますと、食糧の安定的供給、日本農業を守るのだ、そのためには不退転の決意をということをたびたび申されたわけであります。  そこで、もう一点確認しておきたいのですが、日本農政の抜本的見直しということについて、あれこれ詳しい例は無理かと思いますが、そういった抜本的な見直しということであれだけ国民を騒がせ、あるいは生産者農家を怒らしておるというこの情勢にこたえるためには、要……

第101回国会 農林水産委員会 第25号(1984/07/12、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 今までいろいろと問題提示がされましたので、私はなるべく重複を避けて簡潔に申し上げたいと思います。  まず最初にお聞きしたいことは、私が特に気にしておりますことは、農林年金が他の年金に比較して非常に低いものになっておるということです。もう時間の都合で数字は読み上げませんが、この資料の中で明確に示されております。比較検討すればすぐわかります。そうしますと、退職年金額が低いということがそのまま厚生年金よりも低いということがわかります。そういった点から、他の制度に比べて非常に低額受給者の数が多い。ならば、農林漁業団体職員の老後の保障の充実について政府はもっと真剣に考えてもらわなければい……

第101回国会 予算委員会 第3号(1984/02/24、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 初めに、総理にお尋ねいたしたいと思います。  中曽根総理はよく、ことしは戦後処理総決算の年だとおっしゃいます。私は基本的には賛成です、一ところが問題は、その姿勢をどこに置いて、どういう姿勢で、何をどのように決算するかということ、国民が最も知りたがっていることはそのことだと思います。そのことについてまずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 次に、もう一つお尋ねしたいのは、戦後三十九年、我が国は文化的にも経済的にも今や国際的に優位を占めてきた。ところで、内を省みて、戦後三十九年、戦後処理が山積みしておると私は思っております。恐らく総理もそのことについて大変心を痛めていらっしゃ……

第101回国会 予算委員会 第13号(1984/03/28、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 今の日本は余りにもショッキングな事件が多過ぎると思っております。私は、氷山の一角かと思いますが、ただいまは二つの事件を拾い上げてみたいと思います。  まず第一は、一つの事件は、去る日、死刑囚谷口繁義氏が三十四年ぶりに死刑から生き返りまして、そうして出獄をした。そのときに谷口氏は生まれて初めて三つぞろいの洋服をつける、そしてネクタイを締めるときに、そのネクタイの締め方も知らないので看守さんが教えてあげたと、この一こまがございました。私は大変心を打たれました。奪われた三十四年の人生は金や物では償えるものではありません。総理、そして法務大臣、そして国家公安委員長、率直なお気持ちを述べ……

第102回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1985/04/03、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 沖縄戦が済んで四十年の節目を迎えました。復帰十四年目を迎えようとしております。だけれども、沖縄百十六万県民の上にのしかかっておるものは、生命、財産、人権の侵害であります。もちろんプラス面もあることは否定いたしません。ところが沖縄開発の柱には、平和で明るい豊かな沖縄をつくるということが明確にされておるはずであります。そういった観点から総理大臣あるいは外務大臣、開発庁長官、担当長官の所信表明の中に沖縄の基地問題についての文言がないということを私は心から寂しく思います。わけても窓口である開発庁が基地問題を避けて通るというところには本当の沖縄の開発はあり得ないということを私は心から信じ……

第102回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1985/06/21、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は特に沖縄出身の議員としていろいろとお尋ねしたいこともいっぱいあります。例えば今、日本じゅうに旋風を巻き起こしておるところの豊田問題が沖縄に及ぼしておる被害とか、あるいは那覇空港の事故の問題とか、あるいは教科書の検定の問題その他いろいろあります。でも時間が許しませんので、その問題のほかに、ぜひ取り上げたいことがあります。それは前近代的と言われるほど、今ごろ沖縄にこういう問題があるのかと恐らく驚きなさるでしょうが、そのことがある。それは、一つは基地労働者の労働基本権の問題であり、あるいは人権の問題であるという立場から私はまずお尋ねをいたしたいと思うのであります。  先ほどちょっ……

第102回国会 決算委員会 第1号(1984/12/12、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 限られた時間でありますが、あとわずかでありますので御辛抱をお願いいたします。  私は、東京工業大学等における予算外の経理の問題を中心にお尋ねをいたしたいと思いますが、その大前提に次のことを申し上げておきたいと思います。  まず大学の生命は、学問の自由、学園の自治ということが尊重されなければならないということが一点。それから第二点は、教育は愛情豊かに、そして育てるという心でなければいけないということが第二点。第三点は、教育の成果を実らせて花開かせるまでには長い長い時間と莫大な費用がかかるものである。第四点、ですから結論として、角を矯めて牛を殺すような愚かなことをしてはならない。 ……

第102回国会 決算委員会 第2号(1984/12/13、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに昭和六十年度沖縄県予算について大蔵大臣中心にお尋ねいたしたいと思います。  まず、竹下大臣は去る九月の十六日に沖縄を訪問されまして、そしてパシフィックホテルで記者会見をしてくださいましたね。その席上で、沖縄県民にとりまして非常に大臣に対する期待と、そして大きな喜びを持つ、こういう雰囲気をつくってくださっておるんです。  その中身は何であるかといいますと、この一つの柱は、六十年度政府予算と、そして高率補助削減問題について触れておられます。沖縄は復帰して十三年になるが夢を摘んでしまうような編成はしない、こういう大変県民にとりまして温かい大臣の心をストレートに受けとめてお……

第102回国会 決算委員会 閉会後第2号(1985/09/19、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 短い時間を二つにちょん切られて戸惑っておりますが、午後の質問の関連がございますので、ただいまは官房長官に二つの点についてお尋ねいたしたいと思います。  まず第一点は、今、日本国民の中でなぜ今という言葉で疑問の声が沸き起こりつつあるのが日の丸と君が代の問題であると思います。国旗掲揚や国歌斉唱というのは、国民が心から誇りを持って掲揚しそして歌うべきものであると私は思っております。決して強制すべきものではないと思っております。ところで文部省の調査によりますと沖縄県の小中高校の調査結果は全国でも非常に低い、下位にある、それにはそれなりの理由があると思われます。官房長官はその理由をどのよ……

第102回国会 決算委員会 第3号(1985/01/21、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 沖縄の問題は余りに多過ぎていつも時間のことが気になるんですが、幸いにきょうは午前から午後、目黒委員、佐藤委員、そうして井上委員、皆さんが沖縄問題を取り上げていただいたことを私は沖縄の者として大変ありがたく思っております。うれしく思います。心から御礼申し上げます。  そこで最初に申し上げたいことは、沖縄問題を取り上げる場合に基地の問題を避けて通るわけにはいかないということなんです。何となれば、膨大な沖縄の基地を整理縮小し、そして撤去の方向にいくということは、これは決定的な県民意思であります。そして、基地あるがゆえに起こる沖縄のもろもろの問題、基地は諸悪の根源であるということも県民……

第102回国会 決算委員会 閉会後第3号(1985/09/20、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 開発庁長官にお伺いいたします。  十年を区切った第二次振計も峠に差しかかっておるところでありますが、沖縄にとってそういう大事な時期に御就任になられ、しかも、就任早々二度も現地を訪ねてくださった。今さっき井上委員からもございましたが、そのことに対して県民は、非常に長官の意欲的な、そして行動的な御誠意に対して大変重大な関心と期待を寄せておることをまず率直にお伝え申し上げたいと思います。  そこで、第一次振計が目的を十分果たせずして第二次振計に踏み切ったわけでありますが、峠に差しかかった昨今でありますけれども、その終着点に対する非常な不安が、暗い兆しが見えておるわけであります。  例……

第102回国会 決算委員会 第4号(1985/01/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は初めに、去る一月十六日に沖縄の基地の町であります金武町で起こった米兵による刺殺事件、このことについて尋ねたいと思います。このことについては一昨日の当委員会でも佐藤委員が取り上げられましたが、私も重ねてこのことを取り上げたいと思います。  まず最初にお聞きしたいことは、法務省と防衛施設庁がこの問題について現時点までの事実の確認とそれに対してどのような対応をしてこられたか、そのことについてそれぞれ述べてください。
【次の発言】 沖縄県民はこの事件をとらえて、沖縄県民は虫けらではない、悪逆無道の仕打ちだとこうとらえて、今島ぐるみ怒りの渦を巻かしてエスカレートしつつあるわけです。 ……

第102回国会 決算委員会 第9号(1985/06/03、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、五月二十八日に那覇空港で起こりました自衛隊機と全日空の民間航空機との接触による事故、この問題を中心に尋ねたいと思います。  事故にはニアミスとかあるいはタッチミスとかいろいろありますが、この問題が起こって以来、沖縄は今騒然となっております。その騒然となっておる状況の中で、衆議院の内閣委員会でもこれが取り上げられました。参議院の運輸委員会でも取り上げられました。また、きょうの決算委員会におきましてもこの問題がただされました。私はそのような一連の動きをじっと見詰めながら今日まできております。  沖縄には、何か事が起こるというと、それはもちろん大事な問題、人間の基本的問題、命に……

第102回国会 決算委員会 第10号(1985/06/15、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 時間が短いですので、中曽根総理に対して三点お伺いいたしたいと思います。  まず第一点は、中曽根総理は御就任以来非常に精力的に国際外交を進めておられる、これは大変結構なことだと思っております。ところで、日本の繁栄やあるいは文化等、もろもろの問題に対して総理の及ぼす影響力というものが非常に大きいだけに、この外交交流の姿勢というものが非常に大事であろうかと私は思うんです。そこで第一点お聞きしたいことは、中曽根総理はどういう姿勢で国際外交交流を進めてこられたのか、またこれからも進めようとしておられるのか、まずその点をお伺いしたいと思います。

第102回国会 農林水産委員会 第2号(1984/12/11、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、まず大臣にお尋ねいたしたいと思います。  中曽根内閣も戦後政治の総決算という旗印で熱を上げておられます。したがいまして、その基本姿勢に沿うてそれぞれの分野もまた見直すことは当然であります。そういった見解に立って農林水産政策の基本方針を、新しい大臣はどのように考えておられるかということをお聞きしたいわけですが、その裏づけに、例えば日本の経済成長率の低下、あるいは食糧、木材需要の停滞という点から、生産物価格の低迷による経営の悪化、こういった情勢のもとで行財政改革の推進、それから諸外国の市場開放要求の激化という情勢があるわけですが、これを踏まえて新しい大臣は、農林水産大臣として……

第102回国会 農林水産委員会 第4号(1985/02/26、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣の所信表明に基づいて、時間の範囲内でお尋ねいたしたいと思います。  そこで、順番として最後でありますので、今までの方のお尋ねになったのとダブる点もあるかと思いますが、それはそれなりに再確認のつもりでいたしたいと思います。  まず、大臣の所信表明は、これは日本農政のきちっとした柱になるわけでありますので、私はその所信表明というものは、少なくともこれまでの日本の農政の過去を十分に顧みて、その反省の上に立って述べられたものでなければいけない、こう思います。そういう気持ちで大臣の所信表明を繰り返し読み上げてみますと、率直に申し上げまして私の心に響くものは何であるかといいますと……

第102回国会 農林水産委員会 第5号(1985/03/26、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣にお尋ねする前に、基本的なことをまずお聞きしたいと思います。  まず、国土開発という観点から、少なくとも日本の国土は一億二千万国民の食糧の生産基地として最高度に発揮する、こういう原点に立つならば、亜熱帯、そして豊富な太陽エネルギーを持っておるところの沖縄の地域というものを国土開発の一環という立場から、私は農業の立場から見た場合に、沖縄という土地は最も農業基地として、水産基地として、そして畜産基地として最適の条件を具備しておるところの日本にとってかけがえのない土地である、地域である、このように私は理解しておりますが、大臣、いかが認識しておられますか。

第102回国会 農林水産委員会 第6号(1985/03/27、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 最後でございます。それぞれの権威あられるお立場からの御見解を承りまして、大変いい勉強になりました。ありがとうございました。  それで、御礼の気持ちを込めて、まず進め方でございますが、五名の方に最初に私がお聞きしたい問題を提示いたしたいと思います、その方が時間の関係からも大変よろしいかと私判断いたしておりますので。  それで、まず中村参考人に対してお尋ねしたいことは、冒頭に今度のこの改正法案は我々の要望が盛られておる、大変うれしいことであると、こう強調されましたね。その要望はたくさんあられると思いますが、一番どの内容をうれしいと思っていらっしゃいますか。その点一つ。  次に、もう……

第102回国会 農林水産委員会 第7号(1985/03/28、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、昨日の参考人の皆さんが強調しておられたことを集約しますと、一つには、生産と需要の調整が緊急の問題である、それから価格保証の制度を確立すべきである、それから生産意欲の減退と後継者の育成、この点を特に強調しておられたと認識しておりますが、この点をまず政府とされましても大事にしていただきたい。  こういう観点から特に最初にお尋ねしたいことは、かんきつ輸入枠拡大がどのような影響を与えておるかということの一例を申し上げたいと思いますが、昨年の四月七日でしたか、ワシントンにおいて開かれました山村農林水産大臣とブロック米通商代表との会談で決着をつけたのが、日米農産物交渉の結果、一九八七……

第102回国会 農林水産委員会 第9号(1985/04/03、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、最初に農業関係予算の面からお尋ねいたします。  農業関係予算が最近年々減額されておるという傾向については非常に不満が私も含めていっぱいあるわけですが、最近における政府の諸政策が国際競争力の強化を念頭に置いた構造政策の推進に焦点を合わせておるというその中で、その構造政策関連予算までも切り込まれておるということに対してはどうしても納得がいかないのであります。  例えば農業基盤整備費五十九年度が八千九百十九億、六十年度が八千七百八十九億、百三十億の落ち込みがあるわけなんですね。ところが、日本の現在及び将来の見通しというものは、諸外国からますます市場開放の抑圧といいますか、圧力が……

第102回国会 農林水産委員会 第11号(1985/04/10、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 時間の制約がございますので、私はこのようにお尋ねいたしたいと思います。まず五名の皆さんの御意見を拝聴いたしまして、結論的には、皆さんがいかに熱烈にこのたびの法改正を願っておられるか、こういうことがよくお伺いできました。大変ありがとうございました。  それで、今まで多くの皆さんから大事な点、お尋ねがありましたので、繰り返す時間もありませんし、またその必要もありませんので、新井参考人に、新井さんはお国は群馬とおっしゃいましたね。それで思い当たる節がありますが、戦前の群馬県における養蚕、そして今日の群馬県における養蚕業の状況の比較、どちらが進んでおるでしょうか。質の問題、量の問題もあ……

第102回国会 農林水産委員会 第12号(1985/04/12、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、初めに大臣にお尋ねしたいと思います。  この提案されております法案が単なるびほう策ではなく、本当に日本の養蚕業、希望の持てる、発展につながる、そういう支えになる法案でなければ、あるいはまたリードする法案でなければいかぬと、こう思うわけなんですが、そういった点から、この日本の養蚕業を本当に裏づける未来像といいますか、そういったものをまず最初にお聞きしたいんです。  結論を先にこの問題について申し上げるのはどうかと思うんですが、私は非常に頼りない法案じゃないか、そういう意見を持っておるわけなんです。何となれば、少なくとも過去の養蚕業の推移というものがどのような経路をたどってきた……

第102回国会 農林水産委員会 第14号(1985/04/18、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに農林漁業金融公庫法に関係して質問をいたします。  まず初めに、大臣にお伺いいたしたいと思いますが、農林漁業が他の産業に比べまして特質を持っておる、特質がある、こういう見地からも国の財政資金を原資とした長期低利資金の融通制度を持つということは、これは不可欠なものであると私は思っております。そういった観点から、今回の改正後も公庫資金制度の運用方針は変わらないと察せられますが、また変わってはいけないと思うわけですが、その点いかがでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、利子補給金の抑制方針を打ち出しております第二臨調の方針と結びつけた場合に、私はそこにどのようにバランスを……

第102回国会 農林水産委員会 第15号(1985/04/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 四名の方には、率直な御意見を聞かしていただきまして大変ありがとうございました。ご苦労さんでございました。時間の関係もありますので、四名の方に一問ずつお尋ねいたしまして、時間の範囲内でお答え願いたいと思います。  まず松川参考人に対しては、先ほど来承りますというと、いろいろ率直な御意見があったわけですが、私がお聞きしたい点は、補助制度から融資制度へ改正になると、今度の法改正の意図でありますが、その制度が農業者の立場から、農業経営の立場からどのようなメリットがあるのか、あるいはデメリットがあるのか、こういう点、これは詳しく申し上げれば時間が幾らあっても足りぬと思うんですが、これがメ……

第102回国会 農林水産委員会 第17号(1985/05/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、農業災害補償法について一応目を通してみたわけですけれども、目を通しただけではどうも理解のできない点が多々ありますので、そういった問題を拾い上げてただしていきたいと思っております。  まず、大臣に対してお尋ねしたい私の気持ちは、もと立ちて末起こるという言葉がございます。ですから、やっぱり末を明かしていくためにはその根本の柱を十分に認識してかからないというと正しい判断ができない、また期待もできない、こういう考え方に立って、特に農は国のもとであるとも言うわけなんですが、ですから、その国のもとである農業を振興させるための農業災害補償法であるならば、この災害補償法を確立することは、……

第102回国会 農林水産委員会 第18号(1985/05/28、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 時間も限られておりますし、また今まで多くの皆さんから大事なお尋ねがありましたので、私も立派な御意見をお聞かせ願いましたので、そのお礼の気持ちを含めて、一問ずつあらかじめお尋ねしましてお答えいただければ大変ありがたいと思っております。  まず須藤参考人に、今さっき田渕委員もおっしゃられた、私もいみじくも一緒のメモをしてありますが、全面的には賛成できないが積極的な反対はしないという非常に抽象的なとらえにくい発言をされたわけでありますが、この中には賛否両論あるということでありましょう。そこで、この法が改正されて実施された場合に、これもまた細部にわたると限りがないでしょうが、特にどうい……

第102回国会 農林水産委員会 第19号(1985/05/30、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、初めに大臣に基本的なことについて尋ねたいと思います。  まず、機構の設置とか、あるいは整理統合、改廃という場合には、その目的を達成した場合に解消あるいは解組、ところがより発展させるためには発展的解消という意味において整理統合がある、こう理解しておりますが、大臣、いかがですか。
【次の発言】 そうしますと、現在営林局が十局ありますね。その数ある中で、特に長野営林局と名古屋が統合の対象になった。この長野と名古屋が統合の対象になった理由は何でしょうか。
【次の発言】 次にお聞きしたいことは、営林局を長野市に、今度は営林支局を名古屋市にと、こういうふうに位置づけられておるんですね、……

第102回国会 農林水産委員会 第20号(1985/06/04、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、確認をしながら理解を深めてまいりたい、こういうことでお尋ねいたしますので、ひとつよろしくお願いします。  まず、基本的なことですので大臣にお尋ねしたいんですが、この農業者年金制度を分析しますと、農業経営の近代化と農地保有の合理化に寄与するとともにということで農業者の老後の生活の安定、そして福祉の向上に資す、こう明確にうたわれておるわけですが、そのことが農民にも恩給をと、こういう愛情があるわけですが、この立法の趣旨からしますというと、農業者の老後の保障の充実が主眼であるべきと私は理解いたします。ところが、その経過を、しかも今回のこの改正の趣旨に照らして、その運用の実態は構造……

第102回国会 農林水産委員会 第21号(1985/06/06、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私も、時間の関係で一問ずつお尋ねいたしたいと思います。  その骨子は、御高見大変ありがとうございました。御高見に基づいて一問ずつお願いいたします。  まず、池田参考人に対しては長期安定の見通しに向けて希望の持てるものでなければいかぬということを強調しておられました。そのことと関連して、十アール程度の施設経営者についてはどのようにお考えでしょうかという点。  次に、井上参考人におかれましては、農業経営の後継者である若い者に魅力あるものにするかしないかということは非常に大事な問題である、こう強調しておられましたが、この点から先生が強調なさりたい問題点といいますかね、それをお聞かせ願……

第102回国会 農林水産委員会 第22号(1985/06/11、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 農は国のもとであるとか、あるいは生産者は王様であるとかいうことが言われております。それを実らせるためには、何としても若者に希望を持たせる、また老齢者に、お年寄りに安らぎを与える、こういうことにならなければ、農は国のもと、あるいは生産者は王様であるということとは結びつかないと思っております。そこに政策あるいは法の大事さがあると思うんですが、そういう観点から今度の法を見ました場合に、もちろんプラス要因もないわけではない、ところがプラス、マイナスを比較検討した場合にはその目的からすると余りにもマイナス要因が多いのではないか、私にはそのように思われてなりません。  そういった観点から具……

第102回国会 農林水産委員会 第23号(1985/06/20、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は初めに、今、日本の政治の中で最も重要な問題として取り上げられております、いわゆる貿易摩擦と市場開放の問題に関連して農水大臣に確かめたい、こういうことで最初にお尋ねいたしたいと思います。  今、中曽根総理は、ツルの一声といいますか、という形で去る六月の十四日に政府・与党対外経済対策推進本部の拡大正副本部長会議の席上で、相互主義でなく一方的に関税を引き下げるんだということで、一律に二〇%引き下げをということを至上命令といいますか、そういう形で述べられておったということに対して、これまで日本の農業を守ると。守るということは、とりもなおさず国内自給の向上を意味するわけでありますが、……

第103回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1985/12/06、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 戦前、戦中、戦後、沖縄で暮らしておる喜屋武からしますと、現在の沖縄の現状は地獄と極楽の抱き合わせだと私は思う。その地獄を払拭しない限り我々が願っておる平和で明るい豊かな活力のある沖縄づくりは困難であると、こう私はいつも自分にも言い聞かしております。そこで、私の質問は前の委員会とのつながりがございますので、そのつながりの確認をしながら二、三お尋ねいたしたいと思います。  まず第一点は、第二次振計の後期の展望が開発審議会総合部会で検討されておるということなんですが、そこで問題は、六十年度予算までの目玉は大体六十一年度でピークになる、こういうことは見通されるわけですが、六十年度予算の……

第103回国会 決算委員会 第1号(1985/10/22、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 今、国会の中でまた国民の中で特に平和と民主主義を守るという柱から問題になって論議されておるのはGNP一%枠の問題、あるいは防衛の問題、あるいは靖国の公式参拝の問題が特に論じられておると思います。私は、この観点からそのような方向が沖縄で具体的に象徴的にどのようにあらわれつつあるかということを見て、その中から、時間の関係で多くをお尋ねできませんので、一つの問題を具体的に取り上げたいと思うのであります。  そこで、今具体的に象徴的に何が起こりつつあるかということについては、まず県議会が七回にわたって超党派で全会一致で決議をして政府に要請したけれども、その反響がいわゆる民意が、これは沖……

第103回国会 決算委員会 第3号(1985/11/27、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は沖縄問題に絞って基本的な問題を二、三お尋ねいたします。  まず第一に、国土庁長官にお尋ねします。  政府におきましては四全総の長期展望作業の中間まとめが五十九年の十一月に発表されて以来、昭和六十一年から七十五年のいわゆる十五カ年にわたる四全総計画の整備、策定に向けて作業を進めておられる。この計画は、申し上げるでもなく二十一世紀に向けての展望を開く中で全国民が重大なかかわりを持っておる計画であることは申し上げるまでもありません。したがいまして国土庁はこの四全総策定に当たって沖縄をどのように位置づけていこうと考えておられるのであろうか、長官にお尋ねしたいと思います。

第103回国会 決算委員会 第4号(1985/11/29、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 きょうは特に遅くなりまして大変お気の毒な気もいたしますが、しばらく御辛抱をお願いいたしたいと思います。  山口労働大臣は日本の労働大臣であることは当然でありますが、特に沖縄の労働大臣ですよということをあらかじめ言いたいこの喜屋武の気持ちはもうお察したと思うんですが、といいますのは、それを明確にしておきませんと、短い時間でくどくど説明する時間もありませんし、ぴしゃり回答していただくためにはどうしても私はそれを確認しておきたい、こういう気持ちで申し上げるわけですが、念のために沖縄振興開発特別措置法の第三十八条に明確に位置づけられておりますね。「労働大臣は、沖縄の労働者の雇用を促進し……

第103回国会 農林水産委員会 第3号(1985/12/12、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 大蔵大臣にお尋ねします。  まず、お尋ねしたいことは、今回の改正内容を見てみますというと、退職共済年金が老齢基礎年金の支給開始年齢と同様に六十五歳から支給されることになっておりますが、ところで、当分の間、実際の支給開始年齢から六十四歳までの間については、いわゆるつなぎ年金ということで特別支給されることになっております。しかし、この特別支給については、原則として国庫補助がなく共済組合独自の給付とされておりますね。  この点に関して私が特にお尋ねしたいことは、現行制度における組合員の権利を保障するものとして設けられた特別支給であることなどからして、従来の給付費補助同様、少なくとも定……

第103回国会 農林水産委員会 第4号(1985/12/17、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、今度のこの法案に、先日来質疑が交わされておるわけですが、聞けば聞くほど複雑怪奇といいますか、矛盾といいますか、疑問を感ずる点が多々ございます。  ところで、時間が限られておりますので、まず最初に、支給開始年齢の引き上げと農林漁業団体職員の定年についてという観点からお尋ねしますが、今回の改正で退職共済年金の支給開始年齢を六十五歳としておる。この六十五歳と現行制度における支給開始年齢との間の給付については、つなぎ年金という形で退職共済年金が特別支給される仕組みになっておりますが、この経過措置が、年金制度一元化の完了目標との関連で、昭和七十年までに六十歳に引き上げるよう短縮する……

第103回国会 農林水産委員会 第5号(1985/12/19、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、質問に入る前に、二つの点を指摘いたしておきます。  まず第一点は、今度の一連の改悪法案は社会保障制度の根幹をなし崩しにしつつある。これは重大なことであるということが第一点。  第二点は、社会保障制度の根幹は、申し上げるまでもなく憲法第二十五条の柱が明確に示しているわけなんですね。この根幹が、私がいつも申し上げておりますとおり、制度の改正は前進であり、増進であり、どんなことがあっても後退があってはならないということを言うわけですが、明らかに後退である、なし崩しである、これは大変なことであるということを指摘いたしまして、第一点、厚生省にお尋ねします。  よく政府は、我が国の年……

第104回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1986/04/03、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 開発庁長官にお尋ねしたいのですが、実は先日の予算委員会で長官にお尋ねする予定にしておりましたが、きょうがあることを知っておりましたので、取っておきにしてありますので、そのおつもりでひとつお答えいただきたいと思います。  長官は所信表明の中で、沖縄には産業振興の問題、雇用問題、水資源の確保等解決を要する多くの課題があると述べられております。そしてまた、先般沖縄にお越しになりましたときに記者会見で、製造業を中心とする二次産業が停滞して、いまだ財政支出に大きく依存して、所得はまだ全国最下位である、したがって経済体質を改善し、積極的に産業振興を図り、経済自立を図ることが緊要である、こう……

第104回国会 農林水産委員会 第2号(1986/03/20、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣の所信表明について時間の範囲内でお尋ねいたしたいと思います。  まず、何と申しましても、政策の裏づけは予算の推移を見ることが大事であると私は常日ごろから思っております。そこで、大臣の所信表明の中で、「我が国農林水産業に新たな展望を切り開いていけるよう必要な予算の確保を図ったところであります。」と述べておられます。  ところで、六十一年度予算は対前年比で九五・二%になっている、総額では三兆一千四百二十九億円と、辛うじて三兆円台を維持した縮減予算ということであります。ところが、農林水産予算の推移をずっと振り返ってみますというと、昭和五十年度までは少なくとも国の総予算の一〇……

第104回国会 農林水産委員会 第3号(1986/03/25、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣にまず日本の農政の根本問題について、二つの点お尋ねしたいと思います。と申しますのは、この総理の所信表明にいたしましても、各大臣の所信表明にいたしましても、私はその所信表明の持つ重さ、責任はまことに重大であると信じております。であるがゆえに、その一言一句正しく理解を深めるということが最も大事であると思っております。そういう基本的な考え方に立って、大臣が述べられたその所信が政策にどう結びついておるのだろうか、このことが最も大事であると、こう思ってお尋ねするわけです。  まず、羽田大臣もまた歴代の農水大臣も一貫して述べられておることは、国内において生産可能なものは極力国内生……

第104回国会 農林水産委員会 第4号(1986/03/27、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は初めに大臣に基本的な問題についてお尋ねしたいと思います。  農は国のもとであると言われております。農業の果たす役割というものはまことに重大であることは申し上げるまでもありません。それで、国のもとと言われておる農業の柱を立ててみますというと、まず一つは国民の食糧の安定的供給、二つに治山治水を含めた国土保全、三つに地域の経済に対する貢献、こういうふうにまとめることができると思うのです。農政の柱として農業基盤整備事業が最も根本の柱である。国のもとであると言われる農業の大黒柱の基盤整備事業をいかに重視するか、このことだと思うんです。そこで大臣、農政の柱である農業基盤整備事業の持つ意……

第104回国会 農林水産委員会 第5号(1986/04/02、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、質問に移ります前に次のことを前提に申し上げます。与えられたわずかな時間にお聞きしたいことがいっぱいございます。それで、一つの問題についてやりとりをして深めていきたいんですけれども、ここはそういう余裕がありませんので、一応私が聞きたい趣旨をキャッチしていただいてずばり答えていただきたいと、こういうことをあらかじめ要望いたしておきます。  まず初めに、大臣にお尋ねしたいことは、食糧安定ということと需給のバランスということ、食糧の安定的供給と需要のバランスということは非常に大事な問題でありますけれども、またなかなか実際問題として困難であると、こう私は思っております。そこで一般的……

第104回国会 農林水産委員会 第6号(1986/04/10、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、本委員会でたびたび農は国のもとであるということを述べてまいりました。その国のもとである農、農のもとは種子である、だから種子はまた農のもとである、こういう認識に立って、これから特に改正法の要点に結びつけて、そして私のまた要望も織り込んで質問をいたしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  まず、大臣にお伺いしたいんですが、世界の主要な穀物と申しますと、何と申しましても麦あるいは大豆、トウモロコシ、稲、こういうふうに絞られると思うのであります。ところで、この小麦はヨーロッパにおいて企業が中心となって多収穫をねらって争っておる、主導性を握っておる。それか……

第104回国会 農林水産委員会 第7号(1986/04/17、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 まず初めに財源問題についてお尋ねします。  今回の法案の骨子は私も理解しておりますけれども、日本中央競馬会から昭和六十一年と六十二年二年間にわたって百五十億の倍の三百億を国庫に納付させて農業改良資金の財源に充てるという骨子のようでありますが、予算が従来四年も減額されてきた、これを少しでもよくしていこうという意図からすると、これは結構なことだと思うんです。  農業に直接使えるお金がプラスするわけですから一応結構です。ところが、このような措置があるべき本当の措置であるだろうか、こういうことに対して疑問を持つわけなんです。  中央競馬会の売得金の今後の見通し、どのような見通しを持って……

第104回国会 農林水産委員会 第8号(1986/05/08、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、時間の関係もございますので、お三名の参考人の皆さんに、まず共通の問題を最初に申し上げて、それから個々にまたお聞きしたい点を申し上げる。その間にひとつ考えていらっしゃる点を皆さん自身の立場に立って聞かせていただければありがたい、こう思っております。  それで、お三名の皆さんにまずお聞きしたいことは、このバイオテクノロジーの問題はまだ緒についたばかりで、先ほどもおっしゃったように、まさに将来の問題であるという言葉もありましたが、現時点でそれぞれの立場から述べていただいたそこに至るまでの過程においてお困りになったことは一体何であったのか。それから将来に向けて避けて通れない、困るで……

第104回国会 農林水産委員会 第9号(1986/05/09、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、最初に大臣に対して基本的な問題をお尋ねしたいと思います。  と申しますのは、この法律案は民間の試験研究を促進することによって生産性を高める、そのために技術開発を促進すること。ところで、その過程において生産と需要の調整を図るということが、国策の上から、あるいは行政の上から非常に重要な問題になってくると、こう思うんです。そこで歴代の大臣は例のごとく、国内で生産可能なものは最大限国内で生産する、こういう方針を例外なく強調しておられます。ところで、この二つがどうも壁になってぶつかり合うという危険が現にあるわけなんです。だから、この調整を政策の面あるいは行政責任の立場から、あるいは国……

第104回国会 農林水産委員会 第10号(1986/05/13、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、一部改正法案に対してぜひこの席で確かめたい、こういう考え方で十二、三の問題を拾ってありますのでそのようにお願いします。森本理事長さんも御出席でありますのでひとつよろしくお願いいたします。  最初に、農林中央金庫法の一部改正の法律案をめぐっての問題点、これを大臣に基本的なことにもなるかと思いますのでお尋ねいたします。  今回の改正の中心は、何と申しましても、臨調の指摘を受けて行うということ、そして農林中金の民間法人化である。したがいまして、今回の改正の是非を見る上で、政府は一体農林中金の使命、役割をどのように考えておられるのであるか。そして、今回の改正に当たって中金の基本的性……

第104回国会 予算委員会 第18号(1986/03/31、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 戦後四十一年になりますけれども、我が国にはまだ未処理の問題が対外的にも国内的にもあると思われます。  そこで、官房長官見えておられませんか。――それじゃ、外務大臣を先にしてください。  対外的に考えられる未処理の問題、国内的に考えられる未処理の問題、どのような問題が考えられておりますか。
【次の発言】 官房長官にお尋ねします。戦後四十一年になりますが、まだ対外的にも国内的にも未処理の問題が考えられます。どういう問題がございますか。
【次の発言】 対外的な今挙げられた問題につきましては、ぜひ速やかに解決の方向へ努力してもらうことを要望いたします。  次に対内的な問題につきましては……

第104回国会 予算委員会 第19号(1986/04/01、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私が最後でございます。大変お疲れでしょうが、いましばらく御辛抱をお願いいたします。  私は、時間の関係もございますので、特に円高・ドル安と海外援助のあり方の二つに絞って、しかもなお沖縄に視点を当てて質問をいたしたいと思います。  まず、円高・ドル安の面からお尋ねいたしますが、基地の島沖縄と言われておりますとおり、この基地依存の経済構造というのはもうこれは抜け出すことのできない一つの宿命的なものがあるわけでありますが、例えばできるだけ新しい統計と思いましたが手に入りませんでしたので、昭和五十五年の沖縄の産業別県内総生産を分析してみますと、まず第一は、産業別県内総生産額は約一兆一千……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 農林水産委員会 第1号(1986/10/23、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、いよいよあしたにサトウキビの価格決定が迫りつつある、それから持ち時間も少ない、こういう焦りを今感じながら立っておるわけであります。  それで、私はいろいろとお聞きしたいこともたくさんあります。時間をかけてやり取りもしたいんですが、そういうことを一応抜きにして、やっぱり甘味資源の問題でありますから、その甘味が甘いのか辛いのか、その味をすぐ味わえるという、そういう短兵急の、短距離で質問をいたしたいと思いますので、御答弁もそのようにひとつお願いいたしたいと思います。  まず、そういった認識に立って言いたいことは、基幹作物ということに対する考え方であります。  我が国の基幹作物と……

第108回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1987/03/27、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 早朝来沖縄問題が浮き彫りにされつつありますが、私は、特に持ち時間の都合もありますので、問題を重点的に三つに絞って質問をいたします。  その前置きは、一口に述べますと、復帰十五年になるけれども、特別措置に関する法律を持っておることはまことに遺憾に思います。今回の特別措置法の一部改正の趣旨に沿って、沖縄が本当にさわやかに振興していくためには何がガンであるのか、避けて通ることのできないガンは何か、そういった視点から三つの問題を尋ねます。まず、幸いに綿貫長官は国土庁長官でもあられるし開発庁長官でもあられますので、一人二役を兼ねておられますので、最初に国土庁長官としての立場からお尋ねした……

第108回国会 農林水産委員会 第1号(1987/03/26、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、お尋ねしたいことがいっぱいありますけれども、持ち時間が短うございますのではしょってお尋ねいたしたいと思います。ひとつ簡明に答えていただきたい。  まず、大臣にお尋ねしたいことは、五十二年法制定以来、改正のたびごとに被害を速やかに終息、軽微の方向に持っていくと、こういう決意を示されたわけですが、成果は必ずしも十分上がっておるとは私は思いません。そこで、今後五カ年間で松くい虫被害消滅のための政府のまず決意を、姿勢を大臣に伺いたい。
【次の発言】 もう一点大臣に伺いたいんですが、過ちは再び繰り返すなということもありますが、過ちとは言いませんが、おっしゃったように努力が足りなかっ……

第108回国会 農林水産委員会 第2号(1987/03/27、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、お尋ねする前に、大臣に提唱したいことがあります。それを先に申し上げたいと思う。  実は、木を切ることを知って植えることをやらないことに対するいろいろの意見を聞いておるわけですが、沖縄戦が終わって初めて本土に私が参りましたときに、荒れた山々にスローガンが立っておったのをいまだに肝に銘じております。「荒れた国土に緑の晴れ着」というスローガンが立っておったことがいまだに印象的なんです。それから、西ドイツに行きましたときに聞いた話によると、一本切ったら一本植える、これを実行しておる、だからいっても荒れた山河が見られないんだ、また見られないように努力するんだ、こういうことを聞いたわ……

第108回国会 農林水産委員会 第4号(1987/05/21、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 時間の関係がございますので、二問お尋ねいたします。簡潔にお答えいただきたいと思います。  まず第一問は、大臣の所信表明の二十二ページに「農林水産物貿易をめぐる問題につきましては、需給動向等を踏まえ我が国農林水産業の健全な発展との調和を図ることを基本に、ガットにおける新しい農産物貿易ルールづくりとの関連を十分考慮しつつ、適切な対応を図ってまいりたい」と、こう述べておられます。  そこで、気になりますことは、大臣も今度苦労してこられたわけでありますが、ニューラウンドの関連で十二品目の再検討がなされる、こういうことが伝えられております。また所信表明の中にもその含みがありますが、具体的……

第108回国会 農林水産委員会 第5号(1987/05/22、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 時間が限られておりますので、急いでお聞きいたしたいと思います。  まず、この信用基金法案についてお伺いしたいんですが、のぞいてみますと、農業信用保険協会、林業信用基金、中央漁業信用基金、この三つを信用補完業務を行っているという共通性を持っての統合、こういうことが一応考えられます。ところが、つらつら思うに、農業と林業と水産の事業分野別に特性を持っておる、その制度の沿革にも相違を持った歴史を担っておるわけなんですね。それを一緒にするということについて懸念されることは、果たしてその三つを統合して、さらに三つを統合してプラスアルファの成果を上げなければいかぬでしょうが、そのことについて……

第108回国会 農林水産委員会 第6号(1987/05/26、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねいたしたいと思います。  昭和五十三年に本法が立法されて、そしてこのたびの提案理由の中には、一定の成果を上げてきた、こう打ち出されておるようでありますが、一定の成果という中身は一体何なのかという観点から、この組織機構の簡素合理化という点、要員の縮減、作業の効率化、この三つの点から一定の成果を上げたとおっしゃるその具体的な内容は何なのか、それを大臣にお聞きしたい。
【次の発言】 そうしますと、次に、この点はどうなるでしょうか、要員の退職と補充の状況、この関連からお尋ねいたしたいと思います。  五十八年度までは七・四人の退職に対して一人の補充、こういう割合で補充されたと……

第108回国会 農林水産委員会 第7号(1987/05/27、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、この法案が名実ともに実るか実らぬか、成功のかぎは二つあると考えております。  まず一つのかぎは、何と申しましても地域住民の連帯感。「誰か故郷を想はさる」、歌の文句じゃありませんけれども、本当に心から、我がふるさとを我々の力でつくっていくんだという、そうして地域住民の横の連帯感が、これが成功するかしないかという一つのかぎであると思っております。そのためには、何としても今度の計画、方針が具体的にコンセンサスを得て、納得をして、これでいくんだとみずから心に銘じて立ち上がる意欲、これが成功の一つのかぎと思っております。  二つ目のかぎは、共管者であられるところの農林水産省と建設省……

第108回国会 予算委員会 第11号(1987/05/13、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 日本の平和と民主主義を論ずるには、沖縄を避けては語れないと私は思います。こういう基本的な考え方に立って、私は沖縄問題を中心に質問を進めていきたいと思います。  総理、あさって五月十五日は沖縄が復帰して十五年の節目を迎えます。その今、沖縄の現状に対してどのような認識を持っておられるか、まずそのことをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 ところで、沖縄問題はもう済んだ、沖縄を甘えさせるな、こういった声もちらほら聞こえるのでございますが、そのことについて総理はいかがお考えでしょうか。
【次の発言】 さらにもう一点、今度は沖縄現地の立場からの声が主であると思いますが、沖縄県民の犠……

第109回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1987/09/16、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 時間の関係もありますので、私、具体的に幾つか質問をいたしますが、その前に次のことを申し上げておきたいと思います。  と申しますのは、平和を愛し、生命、財産、人権を尊重する沖縄県民の良識は、基地は諸悪の根源であるという答えを出しております。だが、現実の沖縄は日米安保のかなめ地として余りにも過酷な犠牲を強いられつつあるということであります。このことは、県民の意思に反した事件、事故が余りにも多発しつつあるということなんです。そのことに県民は明け暮れて、県議会におきましても通常議会にまさる臨時議会が年間を通じて持たれております。そのすべてはこの事件、事故に対処するための異常な取り組みで……

第109回国会 農林水産委員会 第2号(1987/07/30、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 あらかじめ申し上げておきたいことは、持ち時間が制限されておりますので舌足らずのことがあることを気にしておりますので、その点あしからずひとつ受けとめていただきたいと思います。  まず、大臣にお尋ねしたいんですが、この捕鯨問題について、これまでの経過に目を通してみまして率直に感じますことは、アメリカ主導型のIWC、経過においてさんざんといいますか、理不尽といいますか、日本は振り回されてきておるなということをこの経過を見ましてしみじみと感じます。特に最近におけも捕鯨会議の経過を「悪夢の中の捕鯨会議 白夜のボーンマスの憂うつ」と、こういう見出しで記録されておりますが、時間がありませんの……

第109回国会 農林水産委員会 第4号(1987/08/27、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねいたしたいと思います。  今回の改正の目的をまず見た場合に、抽象的で本当にこの改正の意図がどこにあるのかという力点が浮き彫りにされていないのではないか、そういう感じを抱いております。例えば生産性の向上と財政負担の軽減、自給率の向上云々とありますけれども、我が国の農業の実態、あるいはまた農産物の輸入の状況、そして国民生活のいろいろな面から考えてみました場合に、どうしても自給率の向上ということがもっと具体的に強調されなければいかぬじゃないか、こう感じてなりませんが、大臣いかがでしょう、その点は。
【次の発言】 私が最初にその点を申し上げました意図は、今日長寿国日本と言わ……

第109回国会 農林水産委員会 第5号(1987/09/01、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 まことに申しわけございませんが、お一人一分間程度のお時間しかお答え願えぬと思いますので、よろしくお願いいたします。それで御四名にあらかじめお尋ねの問題を申し上げます。  まず、松本参考人に、日本農政の柱といえば農は国のもとと答えるわけですが、専業農家が減少しつつあるということを強調しておられましたが、それは何が原因でしょうか。  次に、長井参考人にお尋ねしたいことは、専業農家は厳しい、明るい展望を持つ農家は少ない、こういう御説明が中にございましたが、これも何が原因でしょうか。  次に、正田参考人にお尋ねしたいことは、小麦の優良品種の普及を強く求めてきたが、改善よりも悪化の傾向に……

第109回国会 農林水産委員会 第6号(1987/09/03、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私このたびの改正に当たりましては多くの疑問を持つものでありますが、時間の関係もありますので、まず二問、大臣にあらかじめお尋ねします。  立法考査局の資料によりますと、加藤農水大臣はかねて食管制度改革の必要性を強調され、しかも食管の根幹を堅持して改革を進めると言っておられます。ならば、食管の根幹を堅持した改革とは一体どのような改革を考えておられるんですか、お聞きしたい。
【次の発言】 もう一点お聞きします。改革の方向としましては、およそ三つの方向が考えられると思います。  第一の方向は、食管の本来の機能を取り戻す方向に進める。もう一つ考えられますことは、現状の枠内で改善をしていく……

第109回国会 農林水産委員会 第8号(1987/09/17、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、これから幾つかの質問をいたすわけでありますが、今立っております私の気持ちは次のことであります。この立法に当たって、そしてこの立法の執行に当たって国民の人権が必要以上に侵犯されないだろうか、その執行に当たっては角を矯めて牛を殺すという愚かなことになっては大変だ、こういう気持ちを持って二、三の質問をいたしたいと思います。  最初に素朴な質問かと思いますが、疑問に思っておりますので率直にお尋ねいたします。この特別措置法の説明の中に、「流通食品に毒物を混入することに」よって云々ということがあります。その流通食品に毒物を混入するということについて、私、一体どの時点で、どの過程でそれが……

第109回国会 農林水産委員会 第9号(1987/09/18、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、きのうの発展といいますか、あるいは背景といいますか、といった観点から二、三お尋ねいたします。  警察庁にきのう私資料を求めまして、その資料の中で最近五カ年における殺人、強盗、放火、誘拐、窃盗、詐欺、この項目に絞って求めたのでありますが、これ出ております。それによりますと、 最近五カ年の数の上からしますと大同小異ということに受けとめられますが、しかし私がお尋ねしたいことは悪質犯罪が激増しておるのではないか、この点お聞きして、そして、いわゆるその件数と挙げられた数の結果がどうなっておるのか、検挙がどうなっておるのか、そのことをまずお尋ねします。

第111回国会 農林水産委員会 第1号(1987/12/09、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 きょうは午前から質疑が交わされておりますが、重複する点もないとはいえませんが、私なりに確認したいと思いますのでよろしくお願いいたします。  まず、この農産物十二品目の輸入自由化の問題について、これを許すかそれとも許さないか、阻止できるか、こういうことが一つには日本の農政の柱である、農は国のもとである、二つには国内需給向上を図るんだ、三つには日本の農業を守るんだ、四つには日本の国土を守るんだとか、こういうことにつながる重大な意義を持つものだと私は理解いたしております。それを前提にして、多くを申し上げませんが、一つは、政府は米国の十二品目の自由化要求をどのように受けとめておられるの……

第112回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1988/03/30、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 ただいままで多くの委員から沖縄の問題を大分論じていただきました。私は時間の都合もございますので、今まで皆さんが触れていただかなかった問題を拾い上げて二、三お尋ねいたしたいと存じます。  まず、次のことを確認いたしたいと思います。  投下した爆弾の中で不発に終わるというその確率は二割であると専門家から聞いております。防衛庁にそのように理解してよろしいかとまずお尋ねします。――開発庁でも結構です。
【次の発言】 私は専門家からそう聞いておりますので、それを確認したいと思って今お尋ねしたわけです。  そこで、太平洋戦争の間に一つの島に、一地域に最も爆弾の投下されたのは沖縄島であると言……

第112回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1988/05/13、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 前半の部でございますので、まず民営化するという、民営に移るということは、すべての面にメリットがなければいけない。いわゆる民営化してよかったと、しかもそのよかったということが、民営化して一時はよかったが将来に向かったら民営化するんじゃなかったという、こういうデメリットが付随するということになるとこれは重大な問題であります。それで先ほどから各委員からも触れられた面もありますけれども、私は沖縄の出身でありますので特にその面から気になる点を幾つか今お尋ねいたしたいと思います。  まず通産省に尋ねたい第一点は、沖縄の電気料金が本土の電気料金と比較して適正であるかどうかの判断の一応の指標を……

第112回国会 農林水産委員会 第2号(1988/03/22、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 今、大臣にお尋ねしようと思っておりますが、説明することをひとつ経済局長お聞きくださってお答えください。  政府はこれまでの所信表明の中でも、またこのたびの所信表明の中にも日本型食生活の定着促進を挙げておられますね。そこで、内容的には米、野菜、魚を中心とした食生活は健康上好ましいことであると言っております。しかし、現実には野菜や魚の消費量は横ばいの状態である、米は消費が年々減退しておるという現状であります。  ところで、その反面、日本人の体質が欧米型の成人病もふえてきておる。このことは日本型食生活というものが必ずしも円滑にいっていない、その一面を如実に物語っておると思います。  ……

第112回国会 農林水産委員会 第3号(1988/03/24、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに牛乳乳製品の消費拡大という点からお尋ねしたいんですが、畜産局長の説明資料によりますと、   牛乳乳製品の消費拡大については、@学校給食用牛乳供給事業の効率的推進を図るとともに、A牛乳乳製品フェア、料理コンクール等各種催事の開催、B各種メディアを通じた牛乳乳製品に関する正しい知識の普及等各般の対策を講じている。   また、新たに学校給食用牛乳について、より良質な牛乳の供給を推進している。 こう明記されておりますが、私は時間の都合でこの一から三項までの内容については次回にお聞きします。  ここでお聞きしたい一つの点は、「新たに学校給食用牛乳について、より良質な牛乳の供給……

第112回国会 農林水産委員会 第4号(1988/03/25、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私が最後でございます。最後で得をすることもあればいいがなと思うけれども、なかなか得を感じたことがありませんが、一つ一つ削り落として落ち穂を拾ってお尋ねしなければいけない、こういう心境をひとつお察し願いたいと思います。  ところで、落ち穂を拾うという気持ちで申し上げるわけではありませんが、どうしてもこの機会に申し上げておきたい一つは、大臣は先ほど記者会見も済んだと、こうおっしゃっておられましたね、インタビューですか。訪米も秒刻みで迫りつつある。それで、私この前、心を込めて激励を申し上げる気持ちと申し上げたが、叱曹ニ申し上げると失礼になるかと、こう申し上げたのを覚えていらっしゃると……

第112回国会 農林水産委員会 第5号(1988/03/28、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 時間の関係で私も質問の問題をはしょってございますので、せっかく御答弁を準備してこられた方にあるいは漏れるかもしれませんので、御容赦をお願いいたしたいと思います。  四面楚歌とか八方ふさがりという言葉がございます。日本の農業、水産業を取り巻く内外の諸情勢を考えました場合に、まさに厳しいという一語をよくおっしゃるんですが、私は日本の農業、水産業を取り巻く情勢が四面楚歌、そして八方ふさがり、こう表現してもいいのではないか、こう思います。例えば、対外的、対内的二面から申し上げますと、農産物の自由化のいわゆる十二品目をめぐってアメリカからの自由化の要求がある。それから、木材関税の撤廃はカ……

第112回国会 農林水産委員会 第6号(1988/03/31、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、最初に漁港整備計画の変更についてお聞きしたいのであります。  昭和六十二年までの実施済みの事業費は八千九百五十三億円。これの進捗率は約七五%であると述べられておりますね。そうすると、あと二五%残っておる、こういうことでありますが、なぜその計画が残っておるにもかかわらず変更をしなければいけなかったのであるか。変更後の漁港整備計画に基づいて整備を進めることにしておると述べられておりますね。  そこで、私がお聞きしたいのは、計画進行中なぜ変更しなければいけなかったかということについて、その意図を一応確認いたしたいと思ってお尋ねしたいと思います。

第112回国会 農林水産委員会 第8号(1988/04/21、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 改正案が、林業生産基盤整備のために森林開発公団がNTT資金を活用して造林あるいは林道、治山の整備に資金の貸し付けを行う、こういうことであるわけですが、基本的にはこういう事業は国家が責任を持って従来どおりにやるべきである。だが、財源の乏しい今日もうほっておくわけにはいかぬ。こうした苦労の結果、検討された結果だと思うんですが、そこで、内外の情勢から眺めた場合に非常に厳しい状況にあると。  例えば昭和五十年から今日まで十年間における生産活動の諸因子で見ますと、苗木代が七六%、造林賃金が八三%、石油価格が二倍という上昇の跡をたどっておりますね。ところが、木材価格は、山元立木価格が一四%……

第112回国会 農林水産委員会 第10号(1988/04/28、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 この改正法の背景をなすものは、五十八年の三月の臨調最終答申、六十一年の六月の行革審の最終答申に基づいておるわけですが、そこで「公団の在り方の抜本的見直し」と、こういうことが指摘されておりますね。その観点からお聞きしたいことがたくさんございますが、何しろ時間の関係で二、三点しかお尋ねできませんので、ひとつお答えは簡潔にお願いいたします。  それで、法改正というのは本当は、発展的に充実強化するということでなければ改正の意図に沿わぬと私は思うんですが、結論として公団の存在の意義といいますか、それをどのように考えておられますか。

第112回国会 農林水産委員会 第11号(1988/05/10、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 大臣、二回にわたる対米交渉、大変御苦労さんでありました。よく頑張っていただきました。と申します私の気持ちは、大臣は悲壮な決意で臨まれたわけですが、その背景にはもちろん大臣の決意と、そして衆参両院の支えと背景、そして生産農家のさらに広がった国民世論の大きな力を背景として決意をされたと思います。そういうことを踏まえて、私は、大臣よく頑張ってくださったという言葉の意味はそれであります。  なぜ私がそう申し上げるかといいますと、これまでの日米間のいろいろの問題を取り組むにしても、政治、経済、防衛、余りにも対米従属性があり過ぎるのじゃないか。言葉を変えて言いますならば、余りにもアメリカの……

第112回国会 農林水産委員会 第12号(1988/05/12、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 きょうは午前からただいままで質疑が交わされておりますので、私が質問したいと思って予定したことが大分ふるい落とされまして困ったなというのが実感でございます。でも、私なりにぜひ認識は確実にしたいと、こういう気持ちでお尋ねいたしたいと思います。持ち時間の関係もありまして、多くを尋ねることはできませんが。  それで、第一点にまず大臣にお願いしたいことは、今回の漁業災害補償制度の改正につきまして、一体その趣旨、そして改正によってどのような効果をねらっておられるのであるか、まずこのことを大臣にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 次に、この制度に一通り目を通してみますと、特に私の目に映っ……

第112回国会 農林水産委員会 第13号(1988/05/17、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 大変有益な御意見をお聞かせくださいまして、ありがとうございました。  その感謝の心を込めて、理解をさらに深めたいと思って、次の点を御四名の参考人にお尋ねいたします。  まず、佐藤参考人に対しては、御所見をお述べなさるときに、水資源の非常に重要さを述べておられましたが、その水資源の現状をどうとらえておられるか。さらにエネルギー資源についてはどのような状況にあるでしょうか。  次に、池田参考人に対しては、農村の活性化ということを強調しておられました。ところが、これはもう要因、多様化、いろいろありますが、時間がございませんので、基本的条件はどうお考えでしょうか、何でしょうか、こういう……

第112回国会 農林水産委員会 第14号(1988/05/19、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、労働省に最初にお尋ねします。  円高問題は、国内的にも国際的にも大きな問題を惹起しつつあるわけですが、特に円高の影響による失業、雇用の問題、その状況、最近の実態はどうなっておるのであるかお聞きしたい。
【次の発言】 そうしますと、円高問題は国内的にも国際的にも大きな反響を呼んでおるわけですが、雇用、失業の面からすると漸次改善されておる、こう受けとめていいんですね。  ところで、雇用、失業の問題は、沖縄の場合にはもうずっと戦後この方全国平均と比較しまして二倍ないし三倍、この間にいつもあったわけですね。それが沖縄では現状はどうなっておるのであるか、承りたい。

第112回国会 農林水産委員会 第15号(1988/05/24、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 大臣に確認しておきたいことがございます。  先日の本委員会で、日本の農業を論ずるには沖縄が唯一の亜熱帯地域であるということを忘れてはいけない、忘れておらぬ、こういうことを述べられました。大変百万の味方を得た思いでいっぱいでありました。  そこで、かつて佐藤総理が、沖縄の復帰なくして我が国の戦後は終わらないという有名な言葉を残されました。沖縄は復帰しました。戦後は終わっておると思っておられますか、いかがでしょうか。
【次の発言】 私がこれをあえてお尋ねいたしますのは、沖縄は復帰したということになっておりますが、国内的にも国際的にも戦後処理がまだ十分なされていないことは御承知だと思……

第112回国会 予算委員会 第3号(1988/02/20、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 沖縄には、我が国の外交あるいは防衛政策ともかかわって、国内政治のひずみが集約されております。そこで私は、与えられたわずかな時間でございますので、国政のひずみを正すという観点から沖縄の諸問題の幾つかをお尋ねしたいと思います。  まず総理に要望したいことは、どうか建前論ではなく具体論で答えてもらうことを要望しておきます。  総理は施政方針の中で、「沖縄の振興開発のための諸施策を引き続き積極的に推進してまいります。」と述べておられますね。また、「日本と世界の調和を図り、国内におけるさまざまな不均衡や不公平の是正に努め、活力に満ちた社会を築くこと、」が課題であるとも述べておられます。そ……

第112回国会 予算委員会 第17号(1988/04/05、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 厚生省は、去る三月の十日から十七日まで、五名の調査団を派遣してフィリピンのマニラ、ダバオ、バギオ、三市調査をしておられますが、その調査の結果を承りたい。
【次の発言】 今の調査に基づいて政府はそれなりにどういう対応をしておられますか。
【次の発言】 フィリピンには実は戦前沖縄からのたくさんの移民が行っております。したがいまして、その結果、沖縄出身の親を持つ孤児や二世がフィリピンには多いと思われます。  そのことは幸いに裏づけと申しますか、三月十二日の地元新聞、琉球新報では、パナイ島に四十人の孤児や二世がいると報じております。  そこで、私がお尋ねしたい結論は、そういうことから察……

第112回国会 予算委員会 第19号(1988/04/07、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私、締めくくりの意を体して海上保安庁長官へまず伺います。  事件の概要と今日までの経過、そして事件送致の理由を述べていただきたい。
【次の発言】 では次に法務大臣、お尋ねします。  その事件受理後の対処方針を述べていただきたい。
【次の発言】 では、防衛庁長官にお尋ねします。  事件は海上保安庁第十一管区から那覇地検へ送致されましたが、この件に関する現時点での所見を承りたい。
【次の発言】 重大な関心を持って見守っていきたいと思いますが、もう一遍防衛庁長官にお尋ねします。  昨年十二月の沖縄上空でのソ連機の領空侵犯の際に、航空自衛隊は初めて実弾による威嚇射撃を行ったが、その際、……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第7号(1988/12/08、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、質問に入る前に次のことをぜひ述べたいと思います。  日本は、今、経済大国ということで世界に優位であると誇りを持っておるでしょう。ところで反面、犯罪王国という忌まわしい言葉で犯罪、そして凶悪犯として国際化しつつあるというこの状況の中で、物の豊かさと心の貧しさが今問われておる。  ところで、リクルートという国会内における政治台風が今や日本列島を吹きまくっておるのも現実であります。台風と名のつくものには台風眼というのがありまして、大変失礼な言い分かと思いますが、お許しを願いたいんです。くしくもその物と心の台風の目が疑惑という名における、流動的でありましょうが、心の目が文部省周辺……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第15号(1988/12/20、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 総理だけおいじめして申しわけありませんが、ひとつ忍の心で我慢してください。  私は、前回リクルート問題を中心として文教行政、それから政治資金の基本的なあり方、政治倫理等についてお尋ねしたわけですが、その後リクルート問題は、宮澤大蔵大臣の辞任、さらにはNTT会長の辞任、NTT会長のリクルートコスモス株譲渡益の政治家工作資金活用など芋づる式に果てしない広がりを見せており、一般庶民にとって新たな憤りを招いておる、これが私は実情だと思います。  そして、今ちまたに、かつてのロッキード事件のころは構造汚職という言葉がはやりましたね。ところが、このリクルート事件をめぐって多目的汚職と、こう……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第16号(1988/12/21、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 いつにない緊迫した空気をひしひしと感ずるわけでありますが、私がきょうの最後の質問者でございますので、よろしくお願いいたします。  まず、連日の各委員の質疑を拝聴いたしまして、そして私の意見も含めてこのように一応まとめてありますが、一つ、欠陥だらけの法案である。二つ、もっと時間をかけて審議すべきである。三つ、もっともっと国民のコンセンサスを得べきである。四つ、国民世論に背を向けた法案である。五つ、拙速強引に押し切ろうとの焦りを感ずる。  これが私の率直な気持のまとめであります。実は、このように私も用意をいたしておりますが、到底与えられた時間でお尋ねするわけにはまいりません。また、……

第113回国会 農林水産委員会 第2号(1988/10/18、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 毎年今ごろになりますと、同じパターンを繰り返しておりますサトウキビの問題についてお尋ねをいたします。  まず第一に、大臣にお尋ねいたしたいことは、六十三年産のサトウキビの価格決定の基本方針はどのようにお考えであるか承りたい。
【次の発言】 それじゃ具体的にお尋ねいたしますが、価格決定につきまして五十九、六十、六十一年の三カ年は据え置きになっておりますね。六十二年が下がった。その経過を踏まえて、ことしの価格につきましては何としても農家の手取り額を前年並みに据え置いてもらいたいというふうに強力な要望がなされておることは御存じだと思いますが、その点いかがでしょうか。

第113回国会 農林水産委員会 第5号(1988/12/06、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 参考人の皆様、大変ありがとうございました。  今までいろいろ質疑を交わされましたし、持ち時間も少のうございますので、落ちこぼれを拾って御四名に次のことをお尋ねいたしたいと思います。  まず、その前に自由化の問題を、まあみんなが動揺しておられるという前提に立ってそれを仕方がないとするのか、そこには問題があるのですが、ただいまはその問題は触れません。  それで、佐々木参考人に次のことをお尋ねしたい。  畜産農家の老齢化の問題と後継者の問題、これはあらゆる職種でも後継者の問題は問題になっておるわけでありますが、特に畜産農家の立場からの問題をお尋ねしたい。  それから土岩参考人に、特に……

第114回国会 農林水産委員会 第2号(1989/03/28、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 今、政府が政治台風源となって日本列島をリクルート、消費税そして農政、猛烈な政治台風が吹きまくっております。私もそれに拍車をかけたい気持ちを十分持っておりますが、短い時間でありますので、それに突入したらそれこそ猛烈な竜巻に発展する可能性がありますので、私はなぎの姿で短い時間質問いたします。  まず第一点。去年十二月六日に当委員会で私、牛肉の自由化決定が豚肉に与える影響はないかという質問をいたしましたときに、京谷畜産局長は、そう急激かつ大幅な影響が出てくるとは考え ていないと答弁しておられます。ところで、その後の豚肉の状況はどうかというと、年明け後の一月末に、東京食肉市場の豚枝肉上……

第114回国会 農林水産委員会 第4号(1989/06/20、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は、まず大臣にお尋ねいたしたいと思います。  歴代の農水大臣は、ずっと一貫して農産物の自由化は行わないと言明してこられたと思っております。しかし、その後の情勢の変化もさることながら、農産物の八つの品目の自由化を今回行うと、こう言っておられるわけです。それらの結果、農民を初め国民の中から、日本の農政に対する大きな不満があるということは十分感じていらっしゃると思います。  聞くところによりますと、例えば農村や農業団体が自民離れをしつつあるという、もちろんこれは農政だけの問題じゃないと思います。リクルートの問題やあるいは悪税と言われている消費税の問題も一緒で、一つの柱として農政に対……

第114回国会 農林水産委員会 第5号(1989/06/21、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 土地利用型農業を発展させるためには、規模の拡大がどうしても必要であると思います。それを前提にした場合に、沖縄の場合自然条件などから制約が多うございます。  そこで、沖縄における農用地利用増進事業の実施状況、そして今後の進め方について、まず承りたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁とも関連が出てまいりますが、経営規模拡大を考えた場合に雇用確保が重要な問題となってまいります。事実、恒常的な地元の兼業農家の方が貸付割合が高いことが一般にも言われておる。日本の景気は引き続き好調であると言われておりますが、果たして地方経済の実情はどうなのか。言われておる東京への一点集中による富の偏在……

第114回国会 予算委員会 第5号(1989/03/31、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 竹下総理、私がきょうこの委員会で総理にお目にかかるのは、税制六法案を審議していた暮れの十二月二十一日以来のことであります。総理、あの日午後六時五十八分、混乱した議場を御記憶でしょうか。全国のNHKを通じて夕げの支度をするお茶の間のテレビに、また街頭テレビに映し出された瞬間をです。欠陥だらけの消費税法案について、その未解明部分を解明し、リクルートの疑惑究明を行っている質疑の最中に、自民党の多数の力をもって審議を打ち切り、小会派の発言権を奪う行為は、まさに良識の府としての参議院の自殺行為であり、議会制民主主義の破壊であります。  今、日本は、史上最低の内閣支持率のもとで消費税が四月……

第114回国会 予算委員会 第11号(1989/05/17、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 まず、私は冒頭に、本日午前、リクルート事件に関係して中曽根内閣の官房長官であった藤波氏に対する事情聴取が開始されたと報道されておりますが、中曽根前総理に指名されて成立した竹下内閣総理大臣の所感をまずお伺いいたします。
【次の発言】 何かしら屋台骨が次々崩れ落ちるような感じを持つわけでありますが、今後の捜査の見通しについて何か報告がありましたら法務大臣、承りたいと思います。
【次の発言】 この問題にも関連しておりますリクルートの問題、今や国民の最も重大関心を持つ政治台風の一つであるわけですので、その疑惑の解明、リクルート疑惑の解明を速やかに正しく国民に示してもらいたいことを強く要……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1989/12/13、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 先ほどから北方問題、沖縄問題を誠意で取り上げておられる。私は、非常に敬意を表して今ここに立っております。私も声を張り上げたいんですが、これ以上声を張り上げますと空気汚染につながるといけませんので静かに質問いたしたいと思うのであります。  まず、申し上げたい一つは、私、去る十一月十日の参議院の決算委員会で、第二次大戦終了間近のころ、沖縄八重山で日本軍の命令によってマラリアの有病地域に強制疎開をさせられて、そのために三千名余の命が消えた。これは何が何でも国家補償の必要がある、正常に物を考えるならば当然国家補償に値する悲劇であると私は思っております。そこで、私はその決算委員会で厚生省……

第116回国会 決算委員会 第2号(1989/11/10、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、大気汚染と気候変動に関する閣僚会議について環境庁長官にお尋ねしたいと張り切っておったわけです。ところが、ただいまも、また先ほど来そのことに対する御見解が述べられましたので、時間の都合もございますので質疑は抑えることにしまして、このことだけは、失礼かと思いますが、私きちっと申し上げておきたい。  当初環境庁はオランダ政府の宣言案に賛成の立場だった。ところが、通産、外務両省の反対と米国政府の方針に追随をしてオランダ政府案に反対の修正案を用意して臨まれた、こうお聞きしております。そこで問題は、経済優先の結果地球環境が悪化してもやむを得ないと考えておられるのか。もしそうだとすれば……

第116回国会 決算委員会 第7号(1989/11/29、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は持ち時間が少のうございますので、言葉を選んで、一秒も大事にしたい、こういう気持ちでお尋ねしますので、よろしくお願いします。  まず法務大臣にお尋ねしますが、私は、最近沖縄県内で続発しておる米軍関係者による犯罪に対して、県民の人権擁護の観点から質問します。  県内の米軍関係者の犯罪は、先月に表面化しただけでも、十月十五日に北谷町の瑞慶覧基地で民間地域を歩行中の少年に短銃が向けられた事件。十月二十九日未明に金武町で新聞配達中の婦人が米兵に殴られる事件。さらに、十月三十一日に嘉手納基地周辺でエアガンによる発射事件が数件起こり、撃たれた人が手術する事態にまでなった事件。また、今月に……

第116回国会 土地問題等に関する特別委員会 第1号(1989/11/08、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいまから土地問題等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの井上君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に福間知之君を指名いたします。(拍手)

第116回国会 土地問題等に関する特別委員会 第8号(1989/12/08、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、時間の関係で沖縄の土地問題に絞りたいと思います。  沖縄の土地問題は土地高騰とそれに付随する赤土汚染とさらに軍事基地の返還、こういう流れになるわけであります。  まずお尋ねしたいことは、沖縄の土地高騰についてどのように認識しておられるのか。そしてそれに対する対策はどのように考えておられるか、まずそのことをお聞きしたい。
【次の発言】 今御答弁願った那覇市と恩納の問題、御指摘のとおりでありまして、那覇市の場合には六・八倍高騰しておりますね。そして恩納の場合、特にリゾート地区の立場から約十倍、一・五から十・六倍にアップしておりますね。こういう状況から住宅用地の確保がまさに困難……

第116回国会 農林水産委員会 第2号(1989/11/17、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は農水大臣への質問初めてでございますので、時間の関係もございますので、次のことをまず大臣にお尋ねいたしたいと存じます。  それは、結論を先に申し上げますと、沖縄の農林水産開発振興についてどのようなお考えを持っておられるかというその結論でありますが、ところがその背景としてぜひ次のことを申し上げて、その御理解の上に立って答弁をして、また実践していただきたい。  そういう願いを込めて、まず第一点は、戦後四十四年、復帰十八年目、ところが戦後処理もまだ十分なされていない、これが第一点。そこで、沖縄振興開発特別措置法の第二次振も二年後に追っておるわけなんですね。第三点は、我が国における唯……

第116回国会 農林水産委員会 第3号(1989/11/21、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大変ありがとうございました。お礼の心を込めて、御三名に持ち時間お尋ねいたしたいと思います。  まず、辻参考人にお尋ねしたいことは、八千名の村人が三千名に減った。その活性化に大変御苦労していらっしゃるお気持ちよくわかります。  そこでお尋ねいたしたい第一点は、この法案ができました場合に何を期待されるのか、いわゆるメリットですね。何を期待しておられるのか。また、注意すべきこれはと思うデメリットですね。メリットは特にどういう点をお考えですか、デメリットはまたどういう点をお考えですか。  それから山本参考人に対しては、この法案の中ではこういうことが気になります。一つは、国土保全に対して……

第116回国会 農林水産委員会 第4号(1989/11/28、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 政府は、森林の総合的利用促進のために、昭和四十八年以降第二次林業構造改善事業、越えて昭和五十五年以降新林業構造改善事業等を実施しておられます。これは多面的な林業経営によって林業者の所得の向上、就業機会の増大、森林の保健休養機能の発揮ということであるわけです。  そこでお尋ねしたいことは、この目的に沿うて所期の目的を達成してきたと判断なさるのか、いかがでしょうか。
【次の発言】 発展的という意欲のもとに、今度の提案もなされたと理解するわけです。  ところで、政府は第百十四国会に提案予定をしておられたわけですね。その趣旨からしますと、森林の高度利用を図り、森林の総合利用を促進するた……

第116回国会 農林水産委員会 第6号(1989/12/12、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私はきょうの質問で、ぜひこれこれお聞きしたいと五つ問題を用意してきました。ところが、皆さんの御質問によって大分解明されましたので、これは触れないことにいたします。ところで、まだ触れておられない二つの問題については、どうしても、大臣を中心にここで明確な御答弁をお願いしたい、こういう願いを込めてこれから申し上げたいと思います。  まず第一点は、沖縄に関する問題からすぐ触れたい。それは沖縄における農林年金給付の問題であります。  戦争に敗れたドイツあるいはイタリーでさえも国民に対する義務はちゃんと果たしておる。なのに経済大国という日本が、国民への義務、しかも戦後処理さえもまだ十分なし……

第118回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1990/05/30、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖縄開発の目標には三つの柱があるわけでありますが、一つは平和の沖縄、二つは豊かな沖縄、三つは活力ある沖縄、こうあるわけですが、私は時間の都合上、特にきょうの委員会の目的にも照らして豊かな沖縄という一点に絞って二、三お尋ねいたしたいと思います。  まず第一点は、昭和六十三年の六月に開設されました自由貿易地域の問題につきまして、その現況、そしてその課題と今後の見通し、今後どう発展されるべきであるかということについて御見解をまず承りたいと思います。
【次の発言】 ぜひひとつ所期の目的が達成しますよう御努力を願います。  次に第二点として、沖縄県の産業構造は、全国に比べて特に第二次産業……

第118回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1990/05/31、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 かつて佐藤総理は、沖縄が返還しない限り我が国の戦後は終わらないという名言を申された。私は思うんです。北方領土が返らない限り日本の戦後は終わらない、こう信じております。  その所見を持っておるわけですが、ところできょうは、きのうの続きとしまして、平和の沖縄をどうしても取り戻さなければいけないという点から戦後処理の問題、問題は六点あります。お願いしたいことは、御返事はるる要りませんから数字的に簡潔に答えていただきたい、まずこのことを要望しておきます。  まず第一に、開発庁に不発弾の処理の問題、平成元年度から広域地区探査発掘事業がスタートしておりますが、平成元年度の処理された量は幾ら……

第118回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1990/07/05、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 七分間に三問お尋ねいたします。  まず大臣に、米価決定の手順と申しますか、それは一つに、食管法第三条に米の再生産を確保すると明記されておるわけです。それに基づいて二番目に、算定方式によって計算をされる、そして三つ目に、米価審議会の審議を経て大臣が答申を受ける、四つに、持ち回り閣議によって決定される、こう承っております。ところが、そのようなプロセスが一部政治決着によって壊されておると思われてなりません。そのことについて、大臣はどのような所見をお持ちでしょうか。
【次の発言】 次に、沖縄の水稲の作付面積は、昭和四十五年には四千四百二十ヘクタール、これが昭和六十三年には八百六十八ヘク……

第118回国会 農林水産委員会 第2号(1990/03/29、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、持ち時間がわずかでありますけれども、歴代の農水大臣に初めての質疑をいたす場合に必ず確認しておることがございますので、よってきょうも農水大臣にまず次のことを尋ねたいと思います。  それは、確認したいということは、いみじくも農水大臣が農は国のもとである、こういうことをおっしゃったわけなんです。そのことについて、もし国のもとということが事実であるならば、必ずその農のもとを担う、農民、農家が誇りを持ってそして意欲的に農業に携っていく。そうして、農民であって農家であってよかったという誇りを持って生活の裏づけもある、こういうことでなければ、その農のもとということは、これは絵にかいたも……

第118回国会 農林水産委員会 第3号(1990/03/30、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は初めに、去る三月二十六日に審議した農林漁業金融公庫法及び農業信用保証保険法の一部改正案に関連して、二十六日の委員会で質問を予定しておったんですが、本会議の都合に合わせるために一応取り下げてきたいきさつがございます。それで、長い時間をかける必要はないと思っておりますので、要望を兼ねて確認しておきたいことを最初に申し上げます。  まず開発庁に確認したいことは、沖縄県の農林漁業基金は沖縄公庫が貸し付けることになっておりますが、今回の改正で創設される土地利用型農業経営体質強化資金が沖縄公庫にも創設され、サトウキビ作をその対象とすべきであると考えるわけですが、そのように考えてよろしい……

第118回国会 農林水産委員会 第5号(1990/04/24、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、きょう途中で、申しわけありませんでしたが中座もいたしておりますので、今まで皆さんがいろんな角度から御質問くださったと思っております。そこでなるべく重複を避けて、恐らくこのことはだれも触れなかったであろうこう言える問題を中心に始めたいと思います。だれも触れなかっただろうということは、結局沖縄の問題ということなんです。  それで私は、何としても沖縄の取り残された問題をまずお尋ねをして、そして短い時間でありますけれども、またその他も四、五問用意いたしておりますので、進めたいと思います。  まず、沖縄問題を申し上げる前に、何としてもそのバックとして知っていただかなければいけない、……

第118回国会 農林水産委員会 第7号(1990/05/29、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、尊敬申し上げ期待を申し上げております農水大臣に率直に御見解をまず承りたいと存じます。  と申しますのは、あと十年すれば二十一世紀になるわけでありますが、二十世紀における地球上の人類は、主として陸上で生産される産物を食べて生きてきた。もちろん海産物も食べておりますが。ところが、二十一世紀は主として海産物に頼っていく宿命を持っておる、こう私は聞いております。してみれば、沖縄という土地は、面積からすると日本本土の百分の一以下である。ところが、領土という観点からしますと、いわゆる二百海里を基準にするならば、まさに沖縄は日本本土の二倍以上になると私はとらえております。このことなんで……

第118回国会 農林水産委員会 第8号(1990/06/01、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、本論に入ります前に次のことを申し上げておきます。  歴代の農水大臣は、農は国のもととおっしゃっておられます。そのとおりだと思います。ところが事実は、国民の声としては農は国のもとと言われておるけれども、現実は農政はないんだ、いわゆるノー政だ、こういう悪評もなきにしもあらずなんです。それは考えてみると見方はいろいろあるわけですが、敗戦のときの流れの中から国際分業論が主軸をなして今日に至っておる。そこで私は思うんです。国内分業論という見方も一応考えてみたらどうだろうか、こう思うわけなんですが、これに対してはコメントは求めません。ただ、私見として申し上げただけでございます。  次……

第118回国会 農林水産委員会 第9号(1990/06/14、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 市民農園整備促進法案につきましては、これは我が国の農業政策の上からも、また土地政策の面からも極めて有意義な法案であると理解いたしております。したがいまして、この法案に賛成であるという意思表示を最初にいたしまして、問題はこの法案が、いつものことですが、私のふるさと沖縄にも十分機能し有効に活用されることを期待するものであります。  と申しますのは、泣き言を申し上げるわけではありませんが、四十五年前のあの沖縄戦争におきまして、自然、地上物件も含めて九六%が壊滅したわけであります。したがいまして、一木一草、自然も含めて、地形も含めて砂漠化した、こういう終戦直後の言葉でありましたが、さら……

第118回国会 予算委員会 第9号(1990/05/18、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総理にお尋ねします。  今、命ぞ宝という沖縄の心を日本国民を初め全世界に向かって訴えておりますが、総理はそのことを御存じでしょうか。
【次の発言】 そのとおりです。命こそ至上の宝であるというこの言葉をぜひ肝に銘じてください。  そこで、恩納村のキャンプ・ハンセンに、村民が今一体となって体を張って長期座り込みの抵抗を押し切って、強引に米軍都市型戦闘訓練施設が設置されました。去る十六日、訓練が強行されたのでありますが、このことについて総理はどのようにお考えか、伺いたい。
【次の発言】 米軍がどう言おうが、日本政府がどう弁解しようが、断じて県民の立場から受け入れるわけにはいきません。……

第118回国会 予算委員会 第18号(1990/06/05、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、時間の関係上質問は極めて簡潔でございますので、明快に答えていただきたいことを希望します。  まず、総理に。  チェイニー米国防長官が去る四月十九日議会に提出した「アジア・太平洋地域の戦略的枠組み」という報告については御承知でしょうか。
【次の発言】 それでは尋ねますが、同報告では今後十年間を三段階に分けて米軍の勢力を徐々に削減するとしており、在日米軍については第一段階、一年から三年後に地上軍と一部の支援航空部隊は特に沖縄で削減すると、具体的には五千から六千名程度の人員を削減するとしておりますが、この米軍の方針について政府はどのような見解を持っていらっしゃるか、お聞きしたい……

第118回国会 予算委員会 第20号(1990/06/07、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私はまず総理に沖縄の戦後処理について質問いたします。  戦後四十五年、今月二十三日には沖縄全戦没者追悼式が行われることになっておりますが、総理も参列をされることについて検討しておられると承っておりますが、沖縄の山野や海底にはいまだに数千柱の未収骨の遺骨が眠っており、またいまだに数千トンと推定される不発弾が埋まっております。また八重山地方には戦争マラリア犠牲者の遺族補償の問題があり、沖縄と本土との厚生年金格差問題も未完全解決のまま残っております。  あと十年後になりますと二十一世紀を迎えますが、この戦後処理問題は二十一世紀まで持ち越されずに処理、解決してもらいたいと願うものであり……

第120回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1991/04/09、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 北方領土の問題につきましては、沖縄が復帰して十九年、二十年に差しかかっておるわけですが、沖縄の変革、さらには北方領土の返還なくして我が国の戦後は終わらない、こう認識して、北方領土の返還に沖縄県民も前向きで取り組んでおるということを御理解願いたいと思います。  次に、開発庁長官にお尋ねしたいんですが、沖縄の振興開発を図る上で、在沖米軍基地の存在を国はどのように認識しておられるかということをまずお聞きしたい。
【次の発言】 関心だけではだめで、事実は何よりの真実であると私はいつも言うのでありますが、その事実を明確にお聞きしたかったんですが、時間の関係でその事実を確かめるために一点伺……

第120回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1991/07/04、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間の関係もありますので、大臣に確かめたい二つの疑点がございますが、その前に、大臣を激励するという私の気持ちを最初に申し上げておきたいと思います。  まず第一点は、大臣が米問題で明け暮れ苦悩していらっしゃることがよくうかがえます。ですが、静かにかいま見ますと、心の動揺も喜屋武眞榮にはうかがえます。政治は妥協の産物であるとも言われますが、私は、外交は駆け引き、妥協では許されない、国の興亡に関することでありますから断固、死を賭してとは申し上げませんが、少なくとも職を賭して国民の意思を貫いていただきたい。これが私の大臣への心を込めての激励の言葉だと受けとめていただけばありがたいです。……

第120回国会 農林水産委員会 第4号(1991/03/26、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 けさから皆さんそれぞれのお立場で質問をされましたが、私は特殊事情下にいまだに置かれておる沖縄県の農業問題について、まず大臣に次のことをお尋ねしたい。  沖縄県の農林水産業の振興策に関する根本的問題に対する御見解をあらかじめお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいま述べてくださった御見解は一応の、私をして言わしめれば一般論の御見解だと私は理解いたしたい。特殊事情下にある沖縄への認識をさらに正しく深めていただきたい願いを込めて次のことを申し添えておきたいと思います。  沖縄を論ずるならば、何といいましても、今さっきおっしゃっておられた我が国唯一の亜熱帯地域である、二つには無限……

第120回国会 農林水産委員会 第5号(1991/03/28、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 御苦労さまでございます。せっかくの機会ですので簡単にお尋ねいたしたいと思います。  まず、それぞれに一問ずつ。鈴木参考人に対しては、事業費の一部を市町村に負担させることについてどうお考えでしょうか。  それから、野田参考人に対しては過疎化の現状を、簡単でようございます。  今村参考人に対しては、自給自足の原則から、農業、工業、商業、農工商のバランスがどういう状態にあることが適切でしょうかと。  次に正木参考人に対しては、換地事業をお進めになる前提において特に困難な問題点あるいは障害になる点をお聞かせ願いたいと思います。

第120回国会 農林水産委員会 第6号(1991/04/09、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、実は最初に第三次土地改良長期計画の進捗率をお尋ねしたいと思っておったわけでありますが、先ほどの御質問でその内容が明確になりましたので取り下げたいと思います。思うことは、やっぱりそうだったのかという一言であります。  それではお尋ねしたい第一問は、今回の法改正における市町村の事業費負担の導入は、農村の混住化の進展による土地改良事業の公益的機能の拡大、それから市町村が実際に事業費負担をしていたという実態を踏まえてということでありますが、沖縄や離島の場合はかなり条件が違うと考えております。この点、全国画一的な考え方で市町村の事業費負担を行うべきではない、いけない、こう考えておる……

第120回国会 農林水産委員会 第8号(1991/04/18、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大変御苦労さんでございました。御礼の気持ちを込めて一問ずつお願いをいたしたいと思います。  そこで、まず岸参考人にお伺いしたいことは、先ほどのお話の中に十年前から住宅建築に非常に力を入れておるとおっしゃっておられました。そのことと自給自足の立場からはどうなっておるでありましょうか、いわゆる住宅建築に結びつけた資材。  それから大内参考人、きょうは久しぶりにお目にかかり大変お懐かしゅうございます。先生には終戦後、沖縄の林業、畜産にいろいろと御指導をいただいております。この場を利用というのは当を得ないかもしれませんが、お許しを願いたいと思います。大内先生には、特殊事情下にある沖縄の……

第120回国会 農林水産委員会 第9号(1991/04/23、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は忘れないうちに大臣にまずお聞きしたいことがございます。  実はおととい、ある場所でこういう話を聞きました。きょうの委員会とも無縁ではないと思っておりますので……。二十世紀の人類は主として陸上に産する資源を食べて生きてきた。二十一世紀に向けての人類は海洋資源を食べて生きなければいけない、こういう方向になりつつある。おもしろいなと思って実はおととい聞きまして、このことに対して大臣の私的見解でも結構でありますからお聞きしたい。
【次の発言】 時間も短うございますので、沖縄における立ちおくれの流通機構の問題も、その体制の整備が大変立ちおくれた。しかも多品目、少量生産が一般的であるこ……

第120回国会 農林水産委員会 第10号(1991/04/24、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 参考人の皆さん、大変御苦労さんでございました。お礼の気持ちを込めて四名の方にお尋ねいたします。  まず渡邊参考人に、さっきのお話の中で年々収入が上昇してきた、好調に向かった。その原因はいろいろございましょうが、あなたとされて大きな原因は何であったと御判断なさいますか。  次に、大場参考人に対しては、地方競馬の場合に、今日は軌道に乗っておるが、ある時期はばらつきがあった。その原因は何であったと思っていらっしゃるでしょうか。  次に、佐藤参考人に伺います。失礼ですけれども、乗馬の経験がおありでしょうね。イエスかノーかそれだけでいいですが、乗馬の経験をお持ちでしょうね。

第120回国会 農林水産委員会 第11号(1991/04/25、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、御質問を申し上げる前に、次のことを明らかにしておきたいと思います。  まずそのことは、私自身スポーツを愛好しております。次に、きょうの疲れをいやし、あすの活力を養うという真のレクリエーションを愛好しております。常に青少年の健全育成ということに重大な関心を持っております。そして、幸か不幸か知りませんが、我が沖縄には競馬の歴史がございません。競馬場もありません。ただし、二百メートルを折り返す直線の乗馬と、これは馬場と言っておりますが、それがございます。  それで、けさも早朝来皆さんの御質問を非常に興味深く聞いておりましたが、このような日本の競馬とは関心の薄い沖縄でありますけれ……

第120回国会 予算委員会 第11号(1991/03/28、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、まず総理に念を押したいことがございます。  と申しますのは、今十三都道府県で知事選挙並びに統一地方選挙が展開されております。我が沖縄県では去年知事選挙が行われまして、十二年ぶりに革新県政を実現したわけです。  ところで、沖縄県の施策に対して総理が、あるいは政府が、冷たい態度や、ずばり言いますと差別をするようなことがあってはいけないと思うんですが、県民の不安でありますので、まず見解をお尋ねいたします。
【次の発言】 もっと前向きにお答え願いたかったのですが、残念であります。  次に、開発庁長官に尋ねます。  平成三年度は第二次沖縄振興開発計画の最終年度に当たるわけですが、第……

第120回国会 予算委員会 第17号(1991/04/08、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最初に群発地震についてお伺いいたします。  今、沖縄県の西表島の付近で群発地震が起こっておりますが、去る三月三日から十二日まで東大、東大、琉大の合同調査団が現地で集中観測をした結果が文部省に中間報告されました。その概要についてまず文部省にお聞きして、そして、西表島周辺の防災対策について不安はないのかどうかということについて、消防庁長官にコメントを求めたいと思います。
【次の発言】 天災は忘れたころに起こるとか、偶発事故というのは安心したときに起こるとも言われているとおり、人命に関するそういった不安にたえない事件に対して、どうか十分なる対応をお願いいたしたいと思います。  ……

第121回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間が短うございますので、私は幾つかの問題に対して確認をする、こういう気持ちでお尋ねいたしたいと思います。簡潔にお答え願いたいと思います。  まず、質問に移ります前に私の言いたいのは、法は国民を守るためのものであって役人を守るためのものではない。ならば、もし現行法に不備があるならばそれを改正し改めるべきである。もし法がないならばいち早く法をつくるべきである。例えば八重山のマラリアの問題にしても、今さら遅疑逡巡する問題ではないと思う。いち早くその事実を確認して裏づける法をつくって救済すべきである。  また、先ほど来の皆さんのお話、長官その他の方々の御答弁を承りまして、沖縄の自主経……

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第3号(1991/09/03、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私がきょうの最後でございますので、委員の皆さんも総理も大蔵大臣もいましばらく御辛抱をお願いいたします。  率直に申し上げまして、きょうの昼からの委員の質疑に対するお二人の応答、これを私なりにじっと聞いておりましていろいろと考えました。一体自浄能力があるんだろうかという不安であります。それはもう病膏肓に達しておると言いたいぐらいのハチの巣をつついたような状況ですね。  それで、私も実は四つの問題を、いわゆるがん細胞の核に当たると私なりにそう思って四つの問題をぜひじかに解明したいと用意しておりましたが、どうも時間がこなせそうにありませんので、できるだけその問題の核心に触れてお二人の……

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第4号(1991/09/04、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は参院クラブの喜屋武具榮でございます。  今回の証券各社の補てん体質とも関連いたしますが、田渕証人に伺いたいと思います。  野村証券は、国鉄から民営化されたJR各社の短期資金の入札に応じ、またCDあるいは債券現先などの売買を通じてその運用に協力しておられるかどうか。また、運用レートは市中平均のレートを上回っているかどうかお尋ねしたいんです。  私の調べでは、市中平均を二%以上も上回る相当高いレートに応じられたこともあると聞いておりますが、それはなぜですか。それは将来のJR株の上場の際の主幹事会社をねらってのことではないのでしょうか。いかがでしょうか。明確にお答え願いたい。

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第5号(1991/09/05、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 参院クラブの喜屋武眞榮でございます。  橋本頭取にお伺いいたしますが、赤坂支店の巨額不正融資事件を初め、今回の富士銀行の一連の不祥事がなぜ事前にチェックできなかったのか不思議でなりません。その要因はどこにあると認識しておられるのかということについて、まず第一点としてお伺いします。  特に、貴行の内部監査体制はどのようになっておるのでありましょうか。会計監査はもちろんのこと、業務監査についても常任監査役に対する取締役の報告義務は十分に果たされているのかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 参院クラブの喜屋武眞榮でございます。  私は、巽頭取に伺いますが、イトマンとその主要子会……

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第10号(1991/10/02、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 株についてはずぶの素人でございますので、当たらずとも遠からずというお気持ちで答えていただければ幸いと思います。  まず、この証券及び金融問題に関する本特別委員会は、大口法人顧客に対する証券会社による損失補てん問題だけでなく、証券界と暴力団との関係、東急株、本州製紙株などをめぐる株価操縦の問題、日本有数の銀行を舞台とする架空預金、不正融資の問題等々に見られるように、これまでの大蔵省の証券行政、金融行政の根本に触れる問題があるということで調査を進めてまいった次第であります。  大蔵大臣も委員会の冒頭に、まずこうした特別委員会を院に設置してもらわねばならない事態を惹起したこと、その中……

第121回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1991/10/17、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、朝から皆さんの御討議をお聞きしまして、大変申しわけないなと、こういった同情の気持ちでいっぱいでございます。台風九号、十七号、十九号の被害がこんなにも日本列島を総なめして被害が大変であるということを今さらのように再確認いたしたわけでございます。申し訳ない、御同情にたえないというこの気持ちは、台風と言えば沖縄は台風銀座だと言われております。何か沖縄を原点にして本土に台風を追いやったような気持ちもいたしまして申し訳ないと申し上げたいような気持ちでございます。  ところで、戦前、戦中、戦後の台風の進路が変わってきておるわけでありますが、南方で発生した台風眼が北上しまして沖縄本島を直……

第121回国会 農林水産委員会 第2号(1991/09/26、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣初め関係者の皆さんに念を押すという気持ちで時間の間でお尋ねをいたしたいと思います。  まず一つは、大臣にお尋ねしたいことは、さきの四極通商会議では、ウルグアイ・ラウンド交渉の年内終結に向けて十一月までに交渉分野全体にわたる包括附な合意について一致したと報道されております。そこで、我が国としても包括合意形成に向けて作業が開始されるでありましょうが、その際、農林水産省としてはどのように取り組むつもりなのか、その取り組み姿勢をお伺いすると同時に、また、関税化提案が農業交渉の軸となれば、我が国の基礎的食糧である米の市場開放に道を開くことになります。米の市場開放に対しては三度に……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第1号(1991/11/05、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいまから国際平和協力等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの矢田部君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に後藤正夫君を指名いたします。(拍手)

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号(1991/12/06、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、持ち時間も短うございますので、言葉を整理し、そして宮澤総理大臣の衆議院における三回のこの問題の論議を主として拾い上げて質問いたしたいと思います。  まず、相当時間かけてこのPKOの問題が論じられておりますが、国民は憲法に違反する自衛隊を海外にまで出すことにははっきりノーと言っておると断言したいのであります。宮澤総理は、この現実をまず直視しなければなりません。  それにしても、これまで行われてきた政府の答弁は、何ともわかりにくいのであります。自衛隊の海外派兵は違憲だと言っていたのに、戦闘になりそうになれば撤収するから合憲だと言い、武力の行使を武器の使用と殊さら区別し、国連事……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号(1991/12/18、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 去る六日の質疑において、私は、沖縄県民の犠牲と我慢の上に日本は立派な国際貢献を果たしていると、こう指摘して、こうした沖縄の現実を見ていただくため、総理が沖縄を訪問されるよう要請いたしました。これに対して宮澤総理大臣は、「戦後今日まで日本の安全は実は沖縄の方々の御苦労の上に成り立っている、私はそれを非常に恩義に感じております。我々としてもそれに報いるところがなければならない」と述べられましたね。そしてさらに、「沖縄のために何なりと役に立つことはいたしたい、また一度現地にも行かせていただきたい」と申されました。  宮澤総理大臣に改めて要請いたします。ぜひ沖縄に一度来ていただきたい。……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号(1991/12/20、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 地球は刻々平和の方向に激動しつつあるわけですが、私は、初めに総理に、PKO法案について質問をいたす前に次のことをお尋ねします。  韓国は核不存在宣言を行いました。これはもちろんアメリカとの了解のもとに行われたわけでありますが、私ども沖縄県民にとってうらやましい限りであります。これより先に、ブッシュ大統領は戦術核兵器の一方的廃棄を宣言しております。こうしたことから考えますと、アメリカのNCNP、いわゆる核兵器の存在を肯定も否定もしない政策は変更されたといって、いいのではないでしょうか。総理、韓国の場合は決して例外措置で はありません。そしてまた、日米間には事前協議制度があるからと……

第122回国会 農林水産委員会 第1号(1991/12/03、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣、私が最後でございます。お疲れでありましょうが、しばらく御容赦を願いたいと思います。  最後と申しましたが、最後の質問というのは、前の方々がみんな一つ一つ抜き取っていただいて大変質問もしにくいのでございます。準備はしてございますが、ダブる必要はないと思っておりますので、間引きをして二、三御質問をいたしたいと思います。  何と申しましても、ウルグアイ・ラウンドの問題、米の問題については触れざるを得ませんので、その点でこういう世論といいますか、アメリカの場合、アメリカにおける本当の声と申しますか、政府は日本政府に米の自由化を迫っておるが、アメリカの米作農民は日本の立場をよく理解……

第122回国会 農林水産委員会 第2号(1991/12/19、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きょうは、実は前半は私PKOの委員会七兼ねておりましたために失礼をいたしております。それで、前半もきっとウルグアイ・ラウンドの問題、米の自由化の問題でお尋ねがあったと察せられますが、後半お聞きしましてもそのとおりでありますのでも、念には念を入れよ、執念深くどいう言葉もありますとおりで、目的を達成するためにはさじを投げるわけにはいかない、こういう気持ちでお尋ねしたい。  第一点は、やっぱりウルグアイ・ラウンドの問題です。それが二十日にはたたき台としての結論が提示されるということもお聞きしておりますが、そのことはさておいて、これだけ委員の皆さんも回数を重ねて、それぞれの立場でお尋ね……

第123回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1992/03/26、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きょうは早朝来、復帰二十年の締めくくりをどうするか、こういう観点から熱烈な質疑が交わされまして、大変うれしくありがたく思います。  そこで、伊江長官にまず最初に要望したいことは、どうか政府内においていかに県民の願いをみんなのものにしていただくかというその先頭に立って頑張っていただきたい。その決意をきょうの委員会でのお一人一人の要望を完全に消化して打ち上げていただきたい、このことを最初に申し上げておきます。  それで、問題を重複する必要はありませんので、私は次の観点から申し上げたいと思います。  今日まで復帰二十年の間に沖縄振興開発事業費の総額は三兆三千八百四十億ですね。問題は、……

第123回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1992/04/06、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 初めに、国民の要求はいろいろさまざまございます。それを受けて、国は一たん国民と約束したことは少なくとも履行してもらわなければ困る。こういう点から一つの問題を申し上げます。  約束したことは何かと申しますと、一年前に沖縄の恩納村に設置されている都市型訓練施設、この都市型訓練施設を恩納村から移すことを村民と約束しておることは御存じだと思うのです。ところが、国はうそをついている、うそつきであると言って村民は激高しております。  これを見てください。「年度内移設実現されず  都市型訓練施設」「国は約束を破った 住民ら新たな闘争の構え」、こう怒り心頭に発しております。  どうして約束した……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第1号(1992/01/24、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいまから国際平和協力等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの矢田部君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に下条進一郎君を指名いたします。(拍手)

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号(1992/04/28、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 我が国が国際貢献をしたい、国際貢献そのものは大変これ結構、いいことだと思っております。それがPKOとPKFの問題だと私は思います。  ところで問題は、のど元過ぐれば熱さを忘るという言葉もありますが、日本人が、我が国が本当に国際貢献をするという前提には、国民に対してもそして外国に対しても理解と信頼を求めてそれを前提にしたものでなければ、いかなる問題であっても必ずそこには疑惑、疑問、反発が生まれてくるということはこれは理の当然であります。  そういう点から、国民に対してあるいは外国に対して理解と信頼が不徹底であるということを私は申し上げたい。であればこそ、国民の中にも、いまだに国会……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号(1992/05/08、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、お尋ねする前に次のことをはっきり申し上げておきます。  私は、沖縄に生まれ、沖縄に育ち、沖縄戦に巻き込まれて、奇跡的に生き延びて今日を得ております。  ですから、戦争のむごたらしさ、悪魔さ、米軍の暴虐、日本軍の残虐性、すべて私はこの目で見て体験しております。そのことを前提にして、次のことを私はお尋ねします。  まず、外務大臣は連日外国を回っておられていろいろと感想を述べておられますので、次のことを尋ねたいと思います。  その国のいい政治ということは、外交と内政の調和の問題、そしてまた次にこういうことをよく聞かされます。我が国は経済大国、世界に優位であるが、世界の先進国に比……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第8号(1992/05/13、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 今、国内的にも国際的にも、テレビ、ラジオ、マスコミをにぎわわせておりますことは、沖縄復帰二十年というスローガンの報道であるようでございます。  実は五月十日、二十年ぶりにあの辺戸岬で決起大会を持ちまして、与論島とかがり火大会をいたしまして、魂と魂のぬくもりを訴えながら過ごしまして、翌十一日から、A、B、Cの三班に分けて今平和行進の最中でございます。そしてあさって、五・一五、十五日、いよいよ復帰二十年の式典が国においても現地沖縄においても行われるわけでありますが、その最中でございます。  ところで、実はきのう私も沖縄から戻りましておりましたら、きょう現地からこのような激しい怒りを……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第11号(1992/05/22、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 連日の審議を拝聴いたしまして、大変私も勉強になりました。ところが承れば承るほど疑問は累積しまして、胸いっぱい詰め込んでございます。  ところで、与えられた時間が短いので到底全部を尋ねることが不可能でありますので、どうして質問を進めたらいいか大変迷うておるところでありますが、まず問題点は、私は、憲法と自衛隊とのかかわりに非常に重点が絞られたと、こう承っております。その中でも、武器を使用するかしないかという問題を非常に強調されました。そういう情勢のもとに、私は、繰り返すようでありますが、自衛隊を派遣するPKOはどうしても賛成するわけにはまいりません。反対であります。いろいろ理由はご……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第12号(1992/05/27、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 カンボジアに対する理解を深めることができました。まだひとり歩きの自信はございませんけれども、問題点を二、三お尋ねいたしたいと思っております。  まず、外務大臣にお尋ねしたいことは、現在、日本政府はカンボジアに対してどのようなかかわりをしているのか、率直にお聞かせ願いたい。
【次の発言】 次に、外務省にお聞きしたいんですが、UNTACに対する日本の分担金はどれくらいで、その拠出状況はどうなっているのでありましょうか。
【次の発言】 次にお尋ねしたいことは、五月十二日の明石UNTAC代表の当委員会における参考人意見陳述によりますと、UNTACの軍事部門は国連のカンボジアにおける七つ……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第13号(1992/05/29、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 まず、二日間にわたる公聴会あるいは本特別委員会における今日までの経過をお聞きしましても賛否両論あったわけでありますが、その反対の主なることは、自衛隊を派遣することに反対という声が圧倒的であったと私は思っております。  そこで、総理、外務大臣、防衛庁長官に明快にお聞きしたいこと、答えていただきたいことは、なぜ自衛隊を派遣するのか、その真意はどこにあるんでしょうか、お聞きしたい。
【次の発言】 二十一世紀のアジア・太平洋、ひいては世界における日本のあり方、果たすべき役割等についてじっくりと検討し論議を尽くした上で、日本は世界に対してどのような貢献をなすべきものか、その結論を出すべき……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第14号(1992/06/01、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最初に外務省の丹波国連局長の武力の行使に対する修正答弁についてお尋ねします。  政府は、PKOに派遣される自衛隊は国連のコマンドに従うと言っております。そして政府は、武器の使用について国連は、自己の生命を防止する場合だけでなく、国連の任務が武力により阻止された場合それに抵抗する場合にも武器の使用ができると言っております。そして、後者に対して、後の方は場合によっては武力の行使に当たる場合もあるというのが丹波国連局長の修正答弁であります。  したがって、丹波国連局長の修正答弁は我が国が派遣する自衛隊の武器の使用が場合によっては日本国憲法第九条に抵触する場合もあり得るということ……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第15号(1992/06/02、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私が最後でございますが、質問をする喜屋武の気持ちよりも聞いてくださる皆さんの気持ちが私はお気の毒のような気がいたしまして、申しわけない気持ちでいっぱいであります。十三分ですからひとつ御辛抱をお願いいたしたいと思います。  私は、きのう提案のありました自公民三党の共同提案に係る修正案に対する質疑をいたしたいと思います。  まず、公明党に対してお伺いいたしたいと思いますが、そのお尋ねの第一は、公明党さんは衆議院における採決に際してはPKFを含む政府原案に賛成をしておられながら、なぜ当委員会の審議においてはPKF凍結をおっしゃるのか、その真意をお伺いしたいと思います。

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第16号(1992/06/03、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいままで皆さんの御審議を傾聴いたしておりました。なるほどなるほどと理解できることもたくさんございました。ところが、お聞きすればするほど疑問点がまた多く広がっておるということも実感でございます。  そこで、短い時間ですので、総理にお尋ねしたい第一点は、国民の中にPKO法案に対する多くの反対の声のあることを総理は知っておられるでしょうかどうか、まずこの点をお聞きします。
【次の発言】 日がたつにつれてこのPKOに対する国民の疑問、反対、いろいろの形でこれが広がりつつあることが実態であると私は受けとめております。  そこで、第二問に総理にお聞きしたいことは、この法案に対する国民の……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第18号(1992/06/05、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、ちょっぴりの時間で二、三質問を予定いたしておりますが、その前に委員長さんに確かめたいことがございます。お聞きください。  それは、この特別委員会の民主的な運営という立場から、我々が最も警戒し、また私も実はその恐怖症になっておるのでありますが、それは強行採決という悪名高い非民主的なやり方をやってもらったら困る。強行採決はやらないということをおっしゃっていただきたい。このことをまず質問の前に確かめたいと思います。
【次の発言】 と申しますのは、実は私、その恐怖症になっておると冒頭に申し上げましたが、去る百十三国会の例の悪名高い悪法の税制問題に関する調査特別委員会の事もあろうの……

第123回国会 農林水産委員会 第4号(1992/03/27、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、待ち時間も少のうございますので、二、三要望として申し上げて、予定した問題点を一括省きたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  まず第一点の要望は、先ほど来お聞きしております特別防除、空中散布に対して人畜に被害があるという、このことはもう常識として論じられております。しかも、そのことが地域で始まったデータを取り上げて迫っておるわけです。それを、いわゆる農水省が計画していないものの被害はこれは別だと、こういったかたくななお気持ちをお持ちにならないで、何であろうがとにかく地域住民から盛り上がってくるものを大事にしていただいて、前向きで取り上げていただくという、この……

第123回国会 農林水産委員会 第5号(1992/04/07、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 きょうは長時間質疑が交わされておりますが、日本の農業という底辺から幅広くへ奥深く質疑が交わされておることを傾聴いたしまして、大変勉強になりました。私、持ち時間で確認を新たにしたいとこう思って、お疲れでしょうが、お尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、大臣にウルグアイ・ラウンドの動向についてお尋ねいたしたいんです。  四月二日付ニューヨーク・タイムズは、ウルグアイ・ラウンド農業交渉における米欧の対立は四月じゅうにも解決に向かう見通しが強まってきたと報じております。このように、米欧は再び歩み寄りを強めているとも見られているが、政府はウルグアイ・ラウンドの現状をどのように認識して……

第123回国会 農林水産委員会 第6号(1992/04/16、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は先般のこの委員会で大臣にこういう質問をいたしました。  それは、どこの国にもその民族の生活の中から生み出した基幹作目というのがあります。その基幹作目は国の責任において保護育成すべきでありますと、そうお尋ねしましたら、そうだとはっきりおっしゃいましたね。  それで、私は次のことをお聞きしたいんですが、沖縄の基幹作目といえば、申し上げるまでもなくサトウキビとパイナップルということももうこれは常識である。ならば、きょうは時間の関係とこの法改正の趣旨に照らして文部省は呼んでありませんけれども、次の機会にその面に発展させていきたい、こう思っております。  大臣、この沖縄の基幹作目の一……

第123回国会 農林水産委員会 第7号(1992/04/23、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 御四名の今御意見を承りまして、私はこの三法が実現しましたら皆さんの御苦労が報われる、のみならず皆さんの希望と夢が実現するんだ、こういう御期待を持っていらっしゃるということがお聞きした私の結論でございます。  まず、そのことを申し上げまして、私も十分しかございませんので、御四名にお聞きする時間を持ちませんので、特に私がこれからお聞きしたい問題と結びつけて、御関係が深い方は長岡参考人と森田参考人じゃないかなと私は判断しましてお聞きするわけです。もしその内容が、ということは皆さんのお話にはございませんでしたので、もしこのお二人以外の適当な方がということでありますならば、どうぞまたお答……

第123回国会 農林水産委員会 第8号(1992/04/24、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 問題をお尋ねする前に、きのう実は御四名の参考人のお方から御意見を拝聴いたしました。こういうふうに強調しておられました。この三法が早く実現すれば、私たちの苦労も報いられる、そしてその苦労が報いられるだけじゃなくて夢と希望が開けてくる、こう強調しておられました。そこで、具体的には老齢化の問題やあるいはそれぞれの立場からの、技術の面が非常におくれておる、そして人員も足りない、こういうことがはっきりわかりました。  そこで、いろいろとお尋ねしたいこともありますけれども、時間の関係もありますので、二、三にはしょってお尋ねしたいと思います。  まず第一点は、体外受精卵移植の普及をどのように……

第123回国会 農林水産委員会 第9号(1992/05/12、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私が最後でございます。途中で抜けまして大変申しわけございませんでした。お許しください。  今まで御四名のそれこそ自信に満ちた御答弁を拝聴いたしまして、私の表敬の心は、さすがはと、この一語に尽きると思っております。  それで、ずばり一言というお気持ちで松旭参考人にお尋ねしたいのは、農業協同組合合併は順調に進んでおるでしょうか、困難な点ほどんな点でしょうか。詳しいことは要りません。  次に、花田参考人にお聞きしたいことは、財源確保が非常に大事だということを強調しておられる、そのことが非常に私の脳裏に焼きついております。その財源確保はどのようにして確保していらっしゃるか。  それから……

第123回国会 農林水産委員会 第10号(1992/05/14、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 昨日は御四名の参考人の御所見をお聞きいたしました。きょうはまた朝から今まで委員の皆さんの御質疑を承りました。いろいろと問題点が質疑されておることに対して、なるほど、なるほどと思いながら、私も私なりに与えられた時間内で七つ、八つの質問は用意いたしておりますが、ほとんど私のお聞きしたい問題点はおとといときょうの先生方の御質疑の中で解けたと私は理解いたしまして、今さら同じ問題を同じように繰り返す必要はないと判断いたしまして、お聞きできなかったことの二つに絞って、なるべく時間を短縮いたしたいと、そう思いましてこれから質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。  お聞きできなかった……

第123回国会 農林水産委員会 第12号(1992/06/18、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 抽象的な質問になるかと思いますが、お許しを願いたいと思います。  農水省は、農業政策の基本として、十年後を目標にして、  個人の意欲を重視し、経営感覚に優れた効率的  ・安定的な経営体を育成するため、自主性、創  意・工夫の発揮と自己責任の確立に向けて、生  産・流通段階において規制と保護のあり方を見  直し、市場原理・競争条件の一層の導入を図る  政策体系に転換していくことが必要である。 と述べておられますが、そこで、この中に食管制の見直しということも考慮に入れておられるのであるか。食管制の見直しですね、視野に入れたものであるかどうか、お尋ねしたい。もしそうであるとするならば……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1992/10/30、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの三石君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に大浜方栄君を指名いたします。(拍手)

第125回国会 農林水産委員会 第1号(1992/12/08、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私がお尋ねしたい点は細切れで三問ございますが、時間の関係もございますので、その三問をまとめて申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  一点は、ウルグアイ・ラウンド、すなわちガットの新多角的貿易交渉は年内決着に向けてジュネーブでの交渉はいよいよ最終局面を迎えておりますが、政府は米の関税化は認められないとする基本方針をなお堅持する考えであるのか伺いたいということが第一点。  次に、米を関税化の例外とするという政府の方針が実現されるという見通しはあるのかどうなのか。  三点は、まとめといたしまして、いずれにしても日本の農業及び食料政策を誤らないようしっかり対応してもら……

第126回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1993/01/22、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの三石君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に大浜方栄君を指名いたします。(拍手)

第126回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1993/06/02、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 戦後四十八年、復帰二十一年、沖縄問題といえば基地問題に尽きるわけです。基地問題といえばアメリカとの関係に尽きるわけでございます。  ところで、各委員からの熱烈な質問に対して北長官は、前向きで受けとめて問題解決に努力する、前向きということをたびたびおっしゃいました。これは当然といえば当然でありますけれども、非常に力のこもった前向きのお言葉であったことに私は限りない期待と敬意を表する次第でございます。  長官、そして関係者の皆さん、戦後四十八年、復帰二十一年、本当にもう長かりし戦後、復帰と、こう言わざるを得ない県民の心を、いつぞや申し上げました県民の祖国に対する心からの願いは小指の……

第126回国会 決算委員会 第1号(1993/02/22、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私が最後でございます。わずかの時間で私の質問、納得のいくまでお尋ねすることは到底不可能でありますので、平成二年度の農林水産省の決算に関する会計検査院の検査報告の中で、改善意見を付され処置を要求された国有地農地等の問題については農林水産省としては云々と、一応二、三問題もつくって持っておりますが、私はこの際、農水大臣それから北長官おいででありますので、そういった親しみを感じながらずばりこの機会に申し上げてみたい、こう思っておりますので、コメントをあえて求めませんが、もしやむにやまれずというお気持ちでコメントしていただくならばお二人に対して大変ありがたくお受けいたしたいと思います。 ……

第126回国会 決算委員会 第4号(1993/04/19、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私はいつも思うんですが、最後の番である上にしかも時間も短縮されておる、非常に不満を持ちながらもやらぬわけにいかない。 こういう気持ちを持って、今真っ先に日本をよくし沖縄をよくするためには、総理以下大臣がたくさんいらっしゃるけれども、私は沖縄の現状並びに日本の現状、将来を思うときに、外務大臣の姿勢がいかに大事であるかと常に考えておる一人であります。それで、ただいまも極めて短い時間の中で大きな希望と期待を外務大臣に寄せながら幾つかの問題をお尋ねするわけであります。  その一つは、日本政府の対外的な政治姿勢といえば、その中核は何といいましても外務大臣でございます。特に沖縄の立場から外……

第126回国会 農林水産委員会 第4号(1993/03/29、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、大臣の所信に対する幾つかの質疑をいたしたいと思います。  まず初めに、日本の食料政策に対する大臣の基本姿勢についてお伺いいたします。
【次の発言】 第二点に、食料自給の現状と理想的なその姿勢についてお伺いいたします。
【次の発言】 主要食料に限定してくださいよ。
【次の発言】 少し足りない点がありますが、次に、日本における他の産業に対して農林水産業をどのように位置づけているか、このことについて。
【次の発言】 次は大臣にぜひひとつお尋ねいたしたいと思うんですが、亜熱帯地域というのは沖縄に限定されておるわけですけれども、沖縄の農林水産業に対しては日本農業の中でどのように位置……

第126回国会 農林水産委員会 第5号(1993/04/08、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖縄戦が終わって生き残った私が大変困りましたことは、不在地主が多く出たということでありました。いわゆる山の地主や畑の地主、それが外国に行っていないとか本土に行っていないとか沖縄戦で戦死したとか、こういうことで非常に財産の管理に困った経験を身にしみて感じておりますが、そういうことが沖縄でも幾らでもございました。そうして、海外にあるいは本土に飛び出しておる県民もたくさんおりますので、その連中も、戦後帰ってきたのもおりますけれども、ほとんど帰らない連中は不在地主という形で管理されたということです。だから、地料を渡すにも非常に当局は困っておった実情があるわけなんですね。  そういうこと……

第126回国会 農林水産委員会 第6号(1993/04/13、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 午前中はそれぞれのお立場で御高見を述べていただきまして、大変ありがとうございました。時間の関係上、問題を絞りまして一つだけお尋ねいたしたいと思います。  と申しますのは、私は沖縄でございますけれども、沖縄にも漁港はあるわけですが、特にこの席で申し上げておきたいことは、沖縄の漁港は、もちろん漁港としての使命もあるわけですが、避難港としての役割がほとんどであるとお考え願いたいということなんです。避難港の立場をとらされておるということなんですね。台風期になりますというと、南方漁業に出漁したすべての漁船は沖縄の漁港に集結をいたす、これが現状でございます。そうしますと、ますます沖縄の漁港……

第126回国会 農林水産委員会 第7号(1993/04/15、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 あと七年で二十世紀は終わりを告げ、二十一世紀に突入するわけでありますが、顧みて、二十世紀の人類は主として陸上に産する資源、陸上資源に頼って今日まで生き延びてきたわけです。主としてというところに一つ重点事項があるということを申し上げておきます。  二十一世紀に向けての人類は主として海洋資源に頼って生きていくんだと言われておりますが、私もこれには同感をするものであります。  ところで、宮澤総理は二度にわたって私の質問に答えて沖縄に行くことを一応約束しておられるんです。ところが、総理の念頭には二つの未解決の問題が絶えずのしかかっておるように察せられるわけです。その一つはお察しするのに……

第126回国会 農林水産委員会 第10号(1993/05/11、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 先般、沖縄で行われました植樹祭に大臣にははるばるおいでいただき、しかも植樹もしていただきまして、まことに御苦労さまで、ありがとうございました。  そこで、植樹祭における率直な御感想をまず承りたいと思います。よろしくお願いします。
【次の発言】 ありがとうございました。  植樹はそれぞれやっていただき、またやりましたが、そうすると、今後特に気をつけていかなければいけないことについて、どういう点を気をつけていけばよろしゅうございますでしょうか。
【次の発言】 琉球松という松を全般的に植えてもらったわけで、私もそうしたわけですが、ところが、松というものは非常に活着しにくい植物であると……

第126回国会 農林水産委員会 第12号(1993/06/01、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 星川先生の後を受けて話題を展開しようかなとも思ってみたけれども、私が最後でありますので、一応最後らしくやらぬといかぬと思っております。  常にこういうことを私は考えています。農は国のもととだれしも言う。ならば、農民であってよかった、農家であってよかったという誇りと自信を持つそれぞれの国民でなければいけないんじゃないかということを絶えず考えておる一人であります。  問題を絞って準備しておりますので、時間の許す限り進めていきたいと思います。  まず、農林水産省が昨年六月に発表したいわゆる新政策はおおむね十年かけて我が国の農業を抜本的に構造の改革を行って、食料自給率の低下傾向に歯どめ……

第126回国会 農林水産委員会 第14号(1993/06/03、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 まず最初に、私は沖縄の農業関係でキビ作の機械化の促進の問題について取り上げてみたいと思います。  今回、農業機械化促進法の改正案が提出されたわけでありますが、一九九二年・三年期のサトウキビの生産量は百十一万一千二百六十一トンになっております。この量は、復帰二十一年というんですが、復帰後最低を記録しております。復帰二十一年の中での最低の百十一万一千二百六十一トン。このように最低のサトウキビの収穫になっておりますので、非常に大きな問題として沖縄で今大騒ぎをしております。  その結果、農協などの生産団体では、現在各地区別に生産振興対策の話し合いを進めておる最中であります。また、生産農……

第126回国会 予算委員会 第11号(1993/03/30、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、宮澤総理に政治改革についてまず初めに聞きたいと思います。  佐川事件に端を発した政治スキャンダルの真相解明はどの程度進んでいると宮澤総理は考えていらっしゃるのか、まずそのことをあらかじめお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この事件の真相解明のための当予算委員会における証人喚問問題をめぐる自民党の態度は、失礼かと思いますが極めて消極的で非協力的であって、国民の信託に基づいて国政を審議、監督すべき国会の機能を著しく損なうものである。宮澤総理は自民党総裁としてその責任をどのように考えておられるのか、お伺いいたしたいと思います。率直な御回答をお願いいたします。

第126回国会 予算委員会 第12号(1993/03/31、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 宮澤総理は、来月四月に訪米をなすってクリントン米大統領と会談をなされる予定であるとお聞きしておりますが、その会談の目的は一体何でありましょうか、まずお聞きしたい。
【次の発言】 ぜひ訪米の目的を達成してくださることを期待いたしております。  既に宮澤総理は、再三沖縄県民には苦労をかけておるとおっしゃっております。その言葉が真実 の心から出たものであるとするならば、沖縄県民が今一番望んでいることをかなえてくださることではないかと私は思います。  沖縄県民が心から望むこと、それは在沖縄米軍の撤退と在沖縄米軍基地の早期返還、撤退と早期返還であります。幸いに、今度の宮澤総理の会談の相手……

第126回国会 予算委員会 第19号(1993/06/07、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 今国会は国民の政治不信を浄化するという意図でスタートしました。間違いがないと思っております。ところが、事実は、日がたつにつれてますます国民の政治不信はエスカレートし、今や政治家不信にまでエスカレートしておることを私は聞いております。これも間違いのないことだと私思っております。  そのようにして、日がたつにつれてこの国会は政治不信からエスカレートして政治家不信に高まりつつあるこのごろ、総理はいかが受けとめておられるでしょうか、まずお聞きします。
【次の発言】 では次に、具体的に問いを二、三進めてまいりたいと思います。  まず総理に対して、米国の日本に対する貿易黒字批判と内需拡大の……

第129回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1994/02/16、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの肥田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に木宮和彦君を指名いたします。(拍手)

第129回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1994/06/21、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大分時間もたちましたが、できるだけはしょって申し上げます。  それは、沖縄に組踊り劇場を設置することについての要望であります。第三次沖縄振興開発計画の第三章「部門別の推進方針」の第八項に「教育及び学術・文化の振興」がうたわれ、さらにその項目の一つに「文化財の保護及び学術・文化の振興」ということが挙げられております。そして、その中には「組踊等伝統芸能の上演施設や沖縄の地域特性に配慮した芸術劇場、博物館、美術館、公文書館等文化施設の整備を進める」と明記されております。  ところで、沖縄県は本年五月二十六日付の国立組踊り劇場、仮称でありますが、の設置についてと題する県知事名の要望書を……

第129回国会 農林水産委員会 第3号(1994/03/29、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねいたしたいと思います。  漁港整備につきましては、第八次計画に比較しまして、九次計画については計画した港数が減少しておる。このことははっきりいたしておりますね。その理由は一体どういう理由であるか。漁港整備が遅滞なく進捗する万全の計画と整備がなされるよう切望するものでありますが、それに対する政府の見解、取り組みをお聞きしたい。
【次の発言】 沖縄の場合は、地理的条件から非常に重要な位置を占めておるわけですが、それだけに国の方針としても、特に沖縄における漁港の整備については日本の漁港の整備という観点から大きな役割を果たしておるわけでありますので、そういう配慮を十分発揮し……

第129回国会 農林水産委員会 第7号(1994/06/22、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 大臣にお尋ねいたします。  資料によりますと、この二十年の間に農業従事者の数は半減し、著しく高齢化が進行しているようであります。一体このような状態で日本農業の将来に明るい展望が開けるのであろうか、また、このような状況の中で将来の食料の安定供給と自給率の向上は確保できるであろうか、甚だ危惧の念を抱かざるを得ません。この点に関し大臣はどのように考えておられるか、まず御所見を承りたい。
【次の発言】 もう一問、お尋ねいたします。  農林水産省が設置した新普及事業研究会の平成五年十二月の報告書、新政策に即した普及事業の転換の中で、普及事業の重点化の方向の一つに、経営感覚にすぐれた経営体……

第129回国会 予算委員会 第13号(1994/06/13、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最後でありますから、時間がわずかですから、どうかひとつ辛抱してください。  まず第一問は、国際司法裁判所に対する陳述書の問題についてであります。  総理にお尋ねします。  政府は、核兵器は実定国際法に違反しないという法解釈を変えるつもりはないと言われておりますが、それは核兵器が使用されることを容認する立場、肯定する立場をとるということだと思いますが、そうだとするならば、唯一の被爆国であり、五十年前に広島、長崎において多数の非戦闘員である一般国民を死傷させ、二度とこのような惨禍を繰り返さないいわゆるノーモア・ヒロシマを誓って国家を再建してきた我が国の政府がとるべき態度でない……

第129回国会 予算委員会 第18号(1994/06/21、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、まず初めに沖縄の米軍基地の削減縮小の問題について総理にお尋ねいたします。  先日、六月十三日の当委員会において、私が羽田総理に沖縄の米軍基地の整理縮小の問題についてお尋ねいたしましたところ、羽田総理は、外務大臣のときからこの件に関して御努力されておられるとの御答弁がありましたので、その御努力に対しては心から感謝を申し上げます。  ただ、その際の御答弁の中で、安全保障条約というのがスムーズにいくためにはやっぱり住民の方の理解というものがなくてはならないだろうというふうに考えております、とのお言葉がありました。私はこのところを少し意見してみたいと思います。  歴代の政府が常に……

第130回国会 決算委員会 閉会後第1号(1994/08/24、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 村山総理が昨二十三日から東南アジア四カ国歴訪の旅に出発されました。村山総理はそこでアジア重視の基本姿勢の継承を表明されるとのことであると聞いております。しかしながら、アジア新時代を念頭に置いた日本外交の新たな指針を打ち出すには至らないようだとの観測がなされておるのでございます。  思うに、日本が現在の対米追随外交から抜け出して真に主体的な自主独立外交を展開するためには、近隣のアジア諸国から本当に信頼される国、警戒感を持たれない国となることが必要不可欠であると考えます。日本がそのような国家になればアジア諸国はアメリカの軍事的プレゼンスを求めなくなるでしょう。そのためには日本はどう……

第131回国会 農林水産委員会 第3号(1994/11/02、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 問いの一つは、社会保障制度審議会は本年三月七日の農林水産大臣への答申の中で、  年金制度を長期にわたり安定的に運営していくためには、給付と負担の両面について、的確な長期見通しをもった年金財政計画を策定していくことが必要である。年金制度の一元化を控え、国民の理解を得るため、共通の基準に基づく財政計画をできるだけ早く明示することを求めたい。と注文をつけています。  この答申に対して大臣はどのように対処されたのか、年金財政計画についてまずお伺いしたい。
【次の発言】 もう一問、今回の一連の年金改革法案のうたい文句は、六十歳引退社会から六十五歳現役社会へ人生八十年時代にふさわしい年金制……

第132回国会 農林水産委員会 第11号(1995/05/23、16期、二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、四名の参考人の方々に同じ質問を一問だけお伺いいたします。  と申しますのは、今後本改正法が施行された場合に、運用上特に留意すべき点ほどういうところだとお考えなのか、それぞれお一人三分以内で御所見をお聞かせください。お願いします。



各種会議発言一覧(参議院)

8期(1968/07/07〜)

第64回国会 公害対策特別委員会、地方行政委員会、法務委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、商工委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/12、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は公害問題を質問いたします前に、次のことを述べたいと思います。  沖繩の公害問題につきましては、おそらく皆さんは十分御存じでないと、こう思います。そこで今回は佐藤総理をはじめ各大臣の皆さんおそろいのもとで私は沖繩の公害の実情を訴え、その中から幾つかの質問を申し上げる予定でございましたが、まことに遺憾なことに、佐藤総理に質問し、そして直接御回答願うことのできないことをまことに遺憾に思い、残念に思います。ということは、各担当大臣を軽視するという、こういう意味では毛頭ございません。  そこで、関係大臣にお願い申し上げたいことは、連日の審議でまことにお疲れのこととは思いますが、誠意あ……

第65回国会 外務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/17、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 まず、この中間報告がいかに抽象的であり、そしてその反響として現地沖繩ではどのように不満の意を表明しておるかということにつきましてはすでに御承知だと思います。屋良主席は、まことにほど遠いものである、という不満の意を表明し、それから沖繩立法院におきましては与野党一致して、沖繩自民党も含めて、請求権放棄はまかりならぬ、二つに、米資産の引き継ぎの有償まかりならぬ、三つに、核抜きを明確にする。この点につきましては与野党一致して、満場一致決議されておりますし、また民間団体におきましては、この返還協定の内容はいただきかねると、この最大の不満の意を表明するために五月十九日にはゼネストに向けて、……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1971/03/24、8期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、たいへん持ち時間も少のうございますし、また私には、沖縄の返還協定が順調に進められておるという中でも非常に不安と疑惑が一ぱいある。ところが秒刻みで七二年返還に向けて刻々沖縄問題がクローズアップされております。そういう中で復帰要綱の第二次がようやくきのう閣議で決定した。こういう現状。それから沖縄には一ぱい復帰不安がございまして、いろんな問題が多岐にわたって、国会の中でも毎日論議されておるわけでありますが、ところが全般的に見渡して大事な沖縄の農業、漁業の開発問題が何かしら表面にクローズアップしてこないような気がいたしまして、これはたいへんだと、こういう意味合いから、この委員会でぜ……


9期(1971/06/27〜)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、大蔵委員会、社会労働委員会、商工委員会、運輸委員会連合審査会 第2号(1971/12/26、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに通貨切りかえの問題について質問いたします。  まず、総理にお尋ねいたします。沖繩の通貨切りかえの問題につきましては、非常に深刻などたんばまで追い詰められていることは御承知かと思います。立法院の決議によりますと、沖繩経済は壊滅的な危機に直面しておると、こう結んでおるのであります。その実情に対して、結論的には一ドル対三百六十、そして直ちに切りかえてほしい、こう一貫して訴えておるのであります。それに対して総理はどうお答えになるでありましょうか。
【次の発言】 円切り上げに関する政府声明の中から受けとめられることは、一つは、復帰後すみやかに決定どおり実施する、二つは、本土から……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会公聴会 第1号(1971/12/22、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間もありませんので、田中先生に端的にお尋ねします。長い御説明は要りませんので、端的にお答え願いたいと思います。  結論は、先生の公述を聞きまして、どうしても納得がいかない。こういう前提に立っての質問であります。  第一点は、国家百年の大計を忘れてはならない、こういうことであります。その国家百年の大計とはどうお考えになっているか。これが第一点。次に沖繩の実態をどのように把握しておられるか、沖繩の現状を。それと関連して、沖繩県民の心を、沖繩の心をどのように理解しておられるか。次に、沖繩返還の意義をどのように理解しておられるか。それから、自衛隊の配備については沖繩県民の県民感情を考……

第71回国会 運輸委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、建設委員会、公害対策及び環境保全特別委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1973/09/12、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、たいへん時間が限られておりますので、特に沖繩における国鉄輸送事業、こういう観点にしぼって質問をいたしたいと思います。  そこでお願いしたいことは、この御答弁は結論だけを、追質問をする時間がございませんので、しかも実のある御答弁を御期待いたしまして、よろしくお願いいたしたいと思います。  それじゃ最初にお聞きしたいと思います。この沖繩には国鉄輸送機関が皆無であることは御承知のとおりであります。したがって国の運輸行政の恩恵は何も受けておらぬ、こういう実情であります。ところが沖繩県民も日本国民としての税金は公平に負担いたしております。ならば、公平な分担の原則に反している。税は負……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1973/04/07、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 開発庁長官にお尋ねします。  復帰後の沖繩は、もうあまりにも問題が多過ぎまして、結論的に申し上げますと、沖繩県民の生命、財産、人権を侵害するような、あるいは抑圧するようなもろもろの問題が続出いたしておる。この問題と対決していくため、もう昼夜を分かたないあわただしさである。このような状況がひんぴんとあるということ自体が非常に不自然であり、いけないことだと思うのですが、それは何に原因するんだと長官お考えでしょうか。
【次の発言】 早期に解決しなければいけない問題の一つ、しかも、あすではおそい、きょう、いまでも解決しなければいけない、その降りかかっておる問題の一つに、米軍の軍港湾労働……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1973/04/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに、環境庁長官にお伺いしたいと思います。  いま、日本の政治の焦点の一つは、公害の問題、そしてそれをめぐる開発の問題、こういった姿においていま政治の焦点の一つになっておりますが、最近のニュースによりますと、アメリカの科学衛星が撮影した日本列島によりますと、日本の国土は死滅している、こう断定をしておるようであります。私は、もっともだと共鳴をいたしておる次第ですが、長官、いかがこれを受けとめておられるでしょうか。
【次の発言】 確かに、省みて、日本の乱開発はわれわれは率直にこれを認めなければいけない。この一、二年を振り返って見ましても、それに基因するであろうと思われるいわゆ……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1974/04/04、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 まず、初めに、農林省にお尋ねいたします。  平和な明るい豊かな沖繩県づくりを目標とする十カ年計画の沖繩振興開発計画は洗い直さなければいけないと、こういう情勢に立ち至っておりますことは、今日までの論議の中で明確になっておるのであります。そこで、特に振興開発計画がいままでの計画は農業部面を実質的に切り捨てたという考え方に立っておったと言っても過言ではないと私思うのですが。しかも、そういう情勢の中で、農業面が当初の計画どおり農業振興が進められておらない、こういう状態であると判断されますが、これに対する農林省の考え方はいかがでしょうか。

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/04/08、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 四十九年度予算を拝見いたしますと、環境庁予算が四十八年度と比較いたしまして大幅にアップしておる、四一・五%アップしておるということは、非常にこれはけっこうなことだと、こう理解いたします。けれども問題は、大幅予算のアップもけっこうだが、問題は、事実解決にあたって最も大事なことは、後手を打つことなしに、常に予防の網を張って十分に問題を解決していく、こういうことがもっと環境庁のお立場からも大事なことであると思うわけなんですが、現状は、日本全国で巻き起こっておるところの公害防止の問題、あるいは自然保護の問題、裏を返せば公害たれ流し、あるいは自然破壊の問題、そこから起こっておるもろもろの……


10期(1974/07/07〜)

第75回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1975/03/29、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総務長官にお伺いいたしたいと思いますが、国が叙位、叙勲を行う場合に何に基づいて行われるのであるか、そのことを伺いたい。
【次の発言】 明治八年というとずいぶん昔のことですが、その条文をひとつ読み上げてください。
【次の発言】 今日行われておる叙位、叙勲も、いまの条文に照らして行われておるのですか。
【次の発言】 どうも納得がいきませんがね。昭和三十九年の一月七日に決定された閣議の決定事項がございますね、それをひとつ。
【次の発言】 そうすると、いま私が申し上げた昭和三十九年に決定したその事項に基づいて今日はやっておるんでしょう。

第75回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1975/03/31、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は沖繩の伊江島における米兵による日本人青年狙撃事件、このことについてまず初めにお尋ねします。法務大臣以下おいでの関係の皆さんにはっきりした御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず初めに、この沖繩の伊江島における米人による日本青年の狙撃事件、この事件の起こった日時はいつでありましたでしょうか、それをお尋ねしたい。
【次の発言】 そうしますとそれからもう今日まで九カ月にもなろうとしておるわけなんです。こんなにも長引いてきておることはこれ自体がいけないことだと、こう思います。この事件に関連して被害者の山城君からいろいろの要望が出されております。いわゆる医療費の完全支給あるいは家……

第80回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1977/04/13、10期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最初に、沖繩における交通方法変更についてお尋ねいたしたいと思います。  一応、沖繩の交通方法の変更が来年の七月末と、こういうふうに承っておりますが、この変更の時期、このめどは決定的と見るんですか、あるいは状況によっては延ばすことも考えられるのか、どういう立場でございますか。
【次の発言】 最初にそれをお尋ねいたしましたのは、日がたつにつれて非常に県民の中から不安と不満が広がりつつあること。それは、考えてみますと、右を左に変えるだけではないかという、言えばもうそれだけのことなんですが、これが非常に問題になるのは、そんな簡単なものではない。まず、県民の心理状態といたしましては……


11期(1977/07/10〜)

第84回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1978/04/01、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに電話の普及についてお尋ねしたいと思いますが、まず初めに、日本と経済的にも文化的にもレベルの似た外国ですね――と申しましても、たくさん挙げられても時間の制限がありますので、たとえばアメリカとか、西ドイツ、イギリス、フランスという国々はどの程度の普及率でしょうか。
【次の発言】 わかりました。そうすると、日本は二九・七ですね、沖繩十二・八。それでいま外国とわが国、そうしてわが国と沖繩、類似県でさらに沖繩が低位にあるわけですが、これを少なくとも本土並みに持っていきたいといって、電電公社の総裁が非常に精力的に取り組んでおられることに私は敬意を表します。ところが、この前のお話で……

第91回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1980/04/01、11期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は初めに厚生大臣にお伺いいたします。  沖繩の戦後処理は、三十五年たった今日なお取り残されておる問題がたくさんございます。そして、むずかしいものほど取り残されております。しかも、そのむずかしいものがきわめて重要な問題でございます。そういう未処理の中で、最近厚生大臣が沖繩に参られまして、非常に沖繩の関係者を勇気づけ希望を与えておられる。このことは大変私もうれしく思います。  そこで、去る三月二十六日に、問題は、沖繩戦における戦傷病者の六歳未満の問題に対して、新川トミ子さん含めて三名の代表が厚生大臣に訴えておることが報道されております。そして結論を申し上げますと、この訴えは、国家……


12期(1980/06/22〜)

第94回国会 外務委員会、内閣委員会、安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/06/01、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、持ち時間の関係がございますので、これまで非核三原則あるいは事前協議がどうだったかという立場を超えて、これから今後どうしてほしいか、こういう姿勢で申し上げたい、お尋ねしたいと思います。  その前に、実は皆さんから核の問題をめぐって、沖繩の辺野古あるいは嘉手納の基地の問題に触れてくださったわけですが、そのことはこれは私が取り上げるべきだったかもしれませんが、幸いに皆さんが取り上げていただいたことに心から敬意を表します。  そこで、ライシャワー発言を引き金として、事前協議の問題、非核三原則の問題をめぐって衆議院、参議院において今日まで論議をされてまいったのでありますが、かみ合わ……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会、農林水産委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第1号(1981/11/19、12期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 持ち時間がわずかでございますので、一気にお尋ねしたい点を関係省庁にいたしたいと思います。  まず、国土保全と災害の関係から国土庁に。災害が起こってから復旧補助、莫大な予算が出ておるわけですが、もっと国は国土保全に力を入れることが財政再建、そしてその補助削減の趣旨にもつながるものだと私は思っております。その点から国土庁に所見を伺いたいと思います。  次に第二点は、沖縄の災害について、特に特殊な状況下にありましていろんなケースがございますので、質問の背景にまとめて申し上げたい一つは、森林が破壊されつつあるということ。しかもその破壊から水不足、まだ隔日断水というのが今日まで続いており……


13期(1983/06/26〜)

第101回国会 大蔵委員会,地方行政委員会,農林水産委員会,商工委員会連合審査会 第1号(1984/08/01、13期、参議院の会)

○喜屋武眞榮君 私は単刀直入にお尋ねいたしたいと思います、時間がわずかでありますので。  今回の専売改革は、八十年の歴史を重ねておる我が国の専売制度が一大転換をするとしますと、たばこ業者や関係産業に従事していた人々にとっては一体どう変わるのか、そして自分にとってどうなるであろうかという不安をいっぱい持っておると思います。私もその一人であります。  そこで、お尋ねいたしたいんです、大蔵大臣に。制度改革のねらいはどこにあるんでしょうか。
【次の発言】 そこで、農水省にお尋ねしたいんですが、葉たばこ耕作に対する農政上の位置づけと申しますか、その点をお聞きいたしたいと思います。

第102回国会 社会労働委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,文教委員会,農林水産委員会,運輸委員会連合審査会 第1号(1985/04/19、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私は基本的な問題に対して二、三お尋ねいたしたいと思います。まずその前に、質問をする姿勢といたしまして、およそ文化国家というものは、憲法二十五条、二十六条に明記されておるまでもなく、どのようにその国に年金あるいは社会保障制度が確立しておるかということが文化国家のバロメーターであると思います。こういった観点から二、三質問をいたしたいと思います。  まず第一点は、国民年金法改正の本当の趣旨は一体何であるのか、こういう点から厚生大臣にお尋ねしたいと思うのであります。この提案理由の説明にも明記されておるわけでありますが、一応はしょって申し上げたいと思うのですが、全国民を対象に高齢化のピー……

第103回国会 内閣委員会,地方行政委員会,文教委員会,農林水産委員会連合審査会 第1号(1985/12/19、13期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 私の総理への質問は三問ございます。時間の関係がありますので、私は一括してその三間を尋ねます。それに漏れなく総理はお答え願いたい。  まず、総理は、今国会の冒頭の所信表明の演説の中で、「国民生活における安心、安全、安定の確保こそ政府の責任であり、政治の原点である」と強調しておられます。しかし今回の四つの共済年金制度の改正案を初めとする一連の年金制度の改革は社会保障制度の後退を招くものである。国民の老後に不安、安心どころか不安を与えるものではないのか。なぜならば、今回の改正は給付水準の引き下げを内容としておるということを思いますときに、一体どう結びつくものだろうかと思われてなりませ……


14期(1986/07/06〜)

第108回国会 予算委員会公聴会 第1号(1987/05/14、14期、二院クラブ・革新共闘)

○喜屋武眞榮君 限られた三分間でありますので、単刀直入に小林先生にお尋ねいたします。  平和で豊かな国家社会という前提で、産業構造のバランスのことについてお伺いいたします。第一次産業、第二次産業、第三次産業の調和のとれたバランスということにはある程度基準があるんでしょうか、先生の御高見をお伺いします。  もう一点は、完全雇用ということが望ましいわけですが、実際問題として完全雇用ということは無理だと私は思います。そこで、いわゆる平和で豊かな国家社会における失業の率はどういう基準であるでしょうか。  以上です。
【次の発言】 一問ずつお二人の先生にお尋ねいたします。  まず香月先生。日本の教育は、……


15期(1989/07/23〜)

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会公聴会 第1号(1992/05/26、15期、参院クラブ)

○喜屋武眞榮君 御三名の先生方、大変御苦労さんでございます。私が最後でございます。沖縄に生まれ、沖縄に育ち、そして沖縄戦を体験し、生き残った私でございますが、結局この問題は私も憲法と自衛隊の問題に集約されたと思っております。その関係はどうするかということについては、まさに国民的コンセンサスをこの機会にきわめなければいけない、こう思いつつ、たった三分間ですので何か一言ずつでもと、お礼の意味を兼ねて申し上げたいと思うのであります。  まず、伊藤公述人にお聞きしたいことは、憲法九条の問題はないというお言葉がございましたが、そのことをもう一遍、ちょっぴりという時間ですけれども、お聞かせ願いたい。  次……


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データ更新日:2022/12/09

喜屋武真栄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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