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藤井恒男 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

藤井恒男[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
353位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
481位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
317位

9期委員会出席(幹部)TOP25
22位
11期委員会出席TOP50
28位
11期委員会出席(幹部)TOP25
17位
13期各種会議出席(無役)TOP20
14位

このページでは藤井恒男参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。藤井恒男参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

9期(1971/06/27〜)

第66回国会 商工委員会 閉会後第1号(1971/10/08、9期、民社党)

○藤井恒男君 私は繊維問題に関して、政府間協定をやめるべきだという立場から大臣に御質問申し上げたいと思いますが、先ほど来、大矢さんと中尾さんから、それぞれこまかい点にわたる質問もあったのですが、多少重複する点もあろうかと思いますけれどもお答えいただきたいと思います。  けさ、時間をかなり超過して業界の代表の方と佐藤総理はお会いになっておる。大臣も立ち会われたようでございますが、先ほどのお話ですと、まあ結論を得ぬままに話を聞いて帰ったということでございます。もちろん佐藤総理もあるいは大臣も、こういった状況に立ち至ったのだから、ひとつ政府間協定に協力してくれという気持ちでの会談だったろうと思います……

第66回国会 商工委員会 第2号(1971/07/23、9期、民社党)

○藤井恒男君 いま大矢委員、それから中尾委員が、繊維問題についていろいろお尋ねいたしました。たまたま私、繊維出身でございますのでたいへん関心が深うございます。なるべく重複するところを避けて御質問申し上げたいと思いますが、いまのケネディ特使がお見えになって、表敬の目的でお会いになったということでございましたが、私の聞くところ、ケネディさんは韓国、台湾あるいは香港と、しばらく回遊して、繊維問題について、るる政府と話し合いたいということの希望を持っておるように私聞いておるんですが、大臣、その辺についてどのような感触をお持ちか聞きたいと思います。

第67回国会 商工委員会 第4号(1971/12/21、9期、民社党)

○藤井恒男君 大臣にお聞きしたいのですが、十二月の十九日に平価調整に伴う佐藤総理の記者会見がありました。そのおり佐藤総理の、繊維以外についても、これからアメリカとの関係において、対米譲歩をしなければならなくなるであろうというように受け取れる発言がありました。いままでの日米の経済閣僚委員会あるいはその後の通産大臣の発言内容などからしますと、やや趣の違う発言を佐藤総理なさっておるわけであります。この辺について、責任者として通産大臣はどのように考えておられるか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 十二日からホノルルで対米通商交渉が行なわれておったわけなんで、仄聞するところによれば、これは通貨調整……

第68回国会 決算委員会 第11号(1972/05/17、9期、民社党)

○藤井恒男君 大臣が次の衆議院の商工委員会で待っておるということでございますので、時間もございませんので、先に大臣にまとめて御質問申し上げたいと思います。  まず最初が無籍織機の問題でございますが、私の手元にある数字では、現在、綿スフ、絹人絹、毛の登録織機が約七十万台ぐらいあるだろうと思うんです。後ほどまたこれは局長に大臣退席のあとこまかく聞きますけれども、これに対してやみ織機が――俗に言う無籍織機ですが、やみ織機が八万台、一割以上やみ織機が現存する。御承知のように、中小企業団体法に基づいて、要するに法律で登録制というものがきめられておよそ十年の余になるわけなんだけれども、やみ織機が減るどころ……

第68回国会 商工委員会 第7号(1972/04/25、9期、民社党)

○藤井恒男君 私は今度の海洋博について、沖繩の本土復帰を記念して行なわれる事業として大いに賛成するものでございます。そういった意味におきまして、今度のこの法案については賛成いたします。そういう前提に立って二、三御質問申し上げるわけでございます。  まず目的について、いままでのいろいろな説明によりますと、大要三つの目的があるように説明を受けております。一つは、本土と沖繩の一体化をこの海洋博を通じてはかるべきである、そのために海洋博を通じて本土と沖繩の人的交流をこの際増大さしたい、これが一つであろうと思う。  二番目は、沖繩経済社会開発の促進、沖繩県民の福祉の向上に資するために、この海洋博を通じて……

第68回国会 商工委員会 第10号(1972/05/16、9期、民社党)

○藤井恒男君 他の委員からそれぞれ質問がありましたので、重複するところを避けまして、簡潔に御質問いたします。  最初に、やや法案からはずれますが、つい先日、千日前の火災がございました。私も関西におる関係から、あのデパートはよく知っているわけでございますが、たいへんな惨事を引き起こした。あすこには、長官も御存じだと思いますが、中小企業のいわゆる小売り商が雑居しておるわけです。現在、中小企業の小売り業等に対して、通産省として商業近代化の誘導として、寄り合い百貨店というようなものを指導しておるはずです。まあ俗に駅前デパートというようなのがそういう形のものなんだけれども、こういった寄り合い百貨店という……

第68回国会 商工委員会 第11号(1972/05/18、9期、民社党)

○藤井恒男君 これはさしあたっての問題とは別に、少し長期的な展望に立ってのお考えをお聞きしておきたいのだけれども、先生おっしゃるように、消費者保護というものが今後急速に伸びると同時に多様化していく、幅が広くなっていく。現在の法律それ自体は定型化された耐久性のものというふうにある程度限定されているわけだけれども、今後どのような形で消費者保護というのは進めていくか、予測がつかぬと思うのです。だから、定型化された商品の授受の一つの方法として割賦というものがあるけれども、それ以外の役務サービスというものがどんどん発展していくとするなら、現在のここに出されたようなこの割賦販売法というような法体系のもとで……

第68回国会 商工委員会 第12号(1972/05/23、9期、民社党)

○藤井恒男君 法案の具体的な質疑に入る前に、流通関係について若干御質問申し上げたいと思います。  わが国の流通部門が他の産業部門に比べてその近代化が著しくおくれておるわけでございますけれども、もちろんこの欧米諸国の流通部門などに比べるとはるかに見劣りがいたします。もちろん、およそ百年にわたる日本古来の商習慣というものもございますので、直ちに欧米のそれと比較することは無理かと思いますが、現在の他の産業部門に比べれば、それに比してわが国の流通部門は著しく見劣りがする。この辺について企業局としてはどのように判断なさっておるのか、お聞きしたいと思います。

第68回国会 商工委員会 第13号(1972/05/24、9期、民社党)

○藤井恒男君 ちょっと私聞き漏らしたんだけれども、有田さんにお伺いしたいんです。  先ほどちょっとお話のありました、十二万人の現在の従業員を、年々三分の一更新していかなければならないけど、将来の展望として、ちょっとお話があったが、聞き取れなかったんです。それが一つと、それから四十七年度の紡機の買い上げの問題ですね。これについて、まあ新聞紙上では大体割り当ての四倍ぐらいの希望があるというふうに承っておるわけなんだけど、もう全部業界として手元に希望を把握されておるかどうか。まあ四倍ということになると、これは総ワク予算というものは大体固まっておるわけなんだから、まあ他の部門からシフトするか、あるいは……

第68回国会 商工委員会 第15号(1972/05/30、9期、民社党)

○藤井恒男君 最初大臣にお伺いいたしますが、日米繊維協定が締結されて、繊維業界に多くの波紋を起こしておるわけでございますが、これに関連して、繊維業界と繊維で働く労働者の団体である労働組合双方から訴訟が起きておるわけです。まあ新聞などでも報ぜられておるところでございますが、所管大臣として訴訟の現状について御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま大臣からざっくばらんに心情の開陳があったわけですが、まあ大臣が、当然のことだけれども、責任を継承するこれは義務があるわけです。が、しかし、心情として、私の代に起きたものは私の代で処理したい、だからでき得べくんば取り下げて、きれいな形にして次の大……

第68回国会 商工委員会 第16号(1972/06/01、9期、民社党)

○藤井恒男君 ちょっと大矢先生の関係の質問に関連さしていただきまして、一言だけ大臣にお伺いをいたしますが、カルテルの問題について先ほど大矢先生からこまかい御質問があったのですが、私、一点関連して御質問申し上げますが、元来国際貿易というものが変化しておりますし、それに対応していわゆるカルテルというものがずいぶん様子を変えておると私ば思うんです。とりわけ、今回の公取が立ち入り調査した一つの問題であります生産者協定容疑ということについては、現に化合繊が大きな需給ギャップを来たしていることは、これは事実です。そういう中から自主操短を行なった、現に行なっておる、これは通産省も承知しておると思うんです。過……

第68回国会 商工委員会 第18号(1972/06/08、9期、民社党)

○藤井恒男君 六月一日、それから六日、本日と、この工配法についての質疑が続けられたわけですが、大臣の熱烈なる演説を終始聞かされまして、いささかあてられたような感じでございますが、私は、同僚議員、それから多くの議員からかなり重複した質問が続出しておりますので、それを避けまして、数点の具体的な問題についてお伺いいたしたいと思います。  まず最初に、促進地域、これはまあ大都市であって、しかも、超過密の都市であるわけですが、その促進地域の工業のあり方というものを示さなければいけないのじゃないか。実は、せんだって飯島参考人の意見にもございましたが、十年後には東京に霞が関ビルが百個ほど建つくらいのことにな……

第68回国会 予算委員会 第20号(1972/04/28、9期、民社党)

○藤井恒男君 私は、まず、政府の福祉優先の政治とは何かという点につきまして、総理にお尋ねいたしたいと思います。  本国会における衆参両院の予算審議を通じまして私が痛感することは、総理のおっしゃる福祉優先の政治という主張が、依然あいまいのままに終始しているということであります。最近まで、経済成長と福祉との関係は、成長なくして福祉なしという、戦後の経済復興時代の発想が長く続いてまいったわけでございますが、これを総理は転換しようとなさっているはずであります。私の理解するところでは、それは、経済成長の見合いにおいて福祉を考えるのではなくて、福祉の向上を優先さす観点から経済成長を考える立場への政策の発想……

第69回国会 商工委員会 閉会後第1号(1972/08/31、9期、民社党)

○藤井恒男君 だいぶ時間が予定より過ぎておりますので、簡潔に、きめられた時間内だけで質問を終わらしていただきたいと思います。  最初に、通産大臣にお伺いいたしますが、通産大臣、もっと積極的な姿勢で、日中国交回復のこれはさなかにあるわけですが、大臣みずから訪中の意思を表示すべきじゃないかと思うんです。と申しますのは、中国とわが国との間には国交がいまだに回復されておらないわけですが、中国の貿易総量に対して最も大きなウエートを占めているのがわが国でございます。しかも、田中総理が訪中されることもはっきりしているし、訪中されるとさらに貿易量が拡大されることも明らかなことです。そういった時期でもございます……

第70回国会 商工委員会 第2号(1972/11/10、9期、民社党)

○藤井恒男君 全部一緒に、時間がないので御質問申し上げますので、一括お答えをいただきたいと思います。  一つは、貿管令が功を奏した場合、要するに、所期の目的を達し得た場合に、この種のいわゆる統制的な体質というものが固定化するおそれがある。これは先ほど大臣がおっしゃったように、本質的な体質の改正をしなければならないのだということとうらはらの関係になるが、その辺をどう見ておるかということ。  第二点は、次官がせんだって、これが成功せずに円の切り上げが行なわれた場合には、貿管令は当然停止するという発言をなさっておるわけだけれども、それはそのような考えであるかいなか。  それから、ドル売りの現状と先物……

第71回国会 商工委員会 第3号(1973/03/29、9期、民社党)

○藤井恒男君 まず、繊維の問題についてお伺いいたします。  最初に、ただいままでの国際的な動きと、それからその経過、バックグラウンドについて、私、少し申し上げて確認いたしたいと思うわけですが、いわゆるLTAが本年の九月で期限切れになるということに伴いまして、昨年の六月CTCが開催されたわけですが、これは事実論議に入る以前にたな上げのような状態で、現在までCTCが開かれていない。その間、四月ごろから関係国間で非公式折衝が重ねられて、綿、毛、化合繊の種類別、加工度別に世界の繊維貿易の当面する経済的、技術的、社会的、商業的要素を調査して年内に理事会に報告するということが六月二十七日に決定され、昨年一……

第71回国会 商工委員会 第4号(1973/04/12、9期、民社党)

○藤井恒男君 衆議院の会議録を見ますと、かなりこってりと細部にわたる質問が行なわれておりましたし、ただいまも大矢さんからなかなかこまかい質問も出ておりましたので、極力重複する部分をはずして、不明な点御質問いたしたいと思います。  最初に、私の手元にあります資料のことばですが、これは、リースというものについての実態を究明した資料の文章の書き出しのことばに、「「乳母車からゼット機まで……何でも貸します」というキャッチフレーズで、日本リースインターナショナルが、昭和三八年八月に創立されて一〇年、年々倍増を超える日本のリース産業の発展にはめざましいものがある。」、こう書かれておるわけです。これは局長も……

第71回国会 商工委員会 第5号(1973/04/17、9期、民社党)

○藤井恒男君 時間がかなり経過しておりますので、同僚議員と重複するのを避けて、河合参考人に二、三点だけお伺いしたいと思います。まとめてお伺いしますので、ひとつお答えいただきたいと思います。  本日、河合参考人は、非鉄金属の業界の代表として御出席いただいておるわけですが、同時に、参考人は日本鉱業というトップ企業の責任ある立場でもいらっしゃるわけで、そういった意味で、業界と企業の立場、なかなか使い分けにくい面もよく私、承知しておりますが、参考のために、企業の立場でも御意見があればあわせてお聞きしたいと思うのです。  実は、参考人が昨年、海外鉱山開発の問題について新聞などに発表された中に出ておる問題……

第71回国会 商工委員会 第6号(1973/04/19、9期、民社党)

○藤井恒男君 私は最初に、海外鉱物資源開発の基本方針とその見通しについてお尋ねいたしたいと思います。  政府では、四十六年の秋に「資源問題の展望」という、いわゆる資源白書を提出されておるわけでありますが、この資源白書に示されておる政府の政策を基礎にして二、三お伺いしたいと思います。  この白書によりますと、国内鉱物資源に乏しいわが国としては、海外資源の開発に力を注がなければならないというふうに述べておられます。そして、その基本的な方向として開発参加に主力を向けること、その際の方策として六つほどの問題点をあげておるわけでありますが、一つが、大規模開発に特化する、二つが、開発対象地域を積極的に分散……

第71回国会 商工委員会 第9号(1973/05/10、9期、民社党)

○藤井恒男君 大方の同僚議員がもうこまかい質問をずいぶんなさっておりますので、議事進行に協力して、二、三の質問にとどめてお伺いをいたします。  一つは、提案理由説明にも明らかにされておりますように、本法が一般消費者の生命または身体に対する危害の発生の防止ということを目的にした法律であるわけですが、どうも既存法との関係において非常に難解な法体系になっておると思うんです。したがって、一般消費者に対する危害を防止するための規制の法案という意味はよくわかるんだけれど、ひるがえって、一般消費者がみずからを守るために法をながめるときにはきわめて難解な法案になっておる。既存法がたしか十四本あったと思うんです……

第71回国会 商工委員会 第12号(1973/06/14、9期、民社党)

○藤井恒男君 最初に確認しておきたいんですが、一連の汚染問題に関して各省庁にそれぞれの所管が分かれておるわけですが、発生源の調査に関する責任は水産庁、排出基準については環境庁、最終的な問題処理に関しては通産省、人体にかかわる慢性毒性の問題は厚生省、漁民の補償救済にかかわる問題は水産庁のような形で問題処理が現在まで進められておるということについて間違いないかどうか、最初に確認したいと思います。
【次の発言】 なお、魚介類の漁獲についての規制あるいは禁止というようなことについては、現在、漁業法によっては不可能であるという点について、水産庁のほうで確認していただきたい。  それから、ただし厚生省によ……

第71回国会 商工委員会 第13号(1973/06/21、9期、民社党)

○藤井恒男君 通産省にお伺いしますが、本法案の審議が始まってかなりな日数になり、多くの方からいろいろ質問されておりますので、重複するものを避けて一つだけお伺いします。  それは既成化学物質ですね、既成化学物質が輸入品二千、出回っているものが七千種類というふうに聞いております。この既成化学物質の審査を行なうにあたって両三年は要するであろう、これはせんだっての連合審査のときにも局長から御答弁があったわけです。そうしますと、特定化学物質というものに指定されたならば、その時点において疑わしきものについて回収等の措置は講ぜられるというものの、現実の問題として数年、長いので四年かかるということだけれども、……

第71回国会 商工委員会 第15号(1973/06/28、9期、民社党)

○藤井恒男君 最初に、大臣と長官にお伺いいたしますが、二月のドルの一〇%切り下げ及び円の変動相場制移行以来、円は一ドル二百六十円台を推移しておるわけです。このことは言うまでもなく、フロート移行前から比べると実質的に一五%以上の切り上げとなっておりますし、また、過去の一ドル三百六十円の固定相場から見ると、実に百円もの違いになっています。このことは輸出関係産業に大きな負担となっているわけですが、特に資本力の乏しい中小企業への影響はきわめて深刻であるというふうに言わざるを得ないと思います。このために現に受注が取れず、あるいは製品単価の切り下げを押しつけられて経営難に苦しんでいる中小企業も多数に及んで……

第71回国会 商工委員会 第17号(1973/07/05、9期、民社党)

○藤井恒男君 多くの方から各方面にわたる質問がありましたので、なるべく重複を避けて簡潔に質問いたしたいと思うわけです。  最初に大臣にお伺いするんですが、ざっくばらんに申し上げて、シンクタンクというものが、現在の技術の進歩、それから現在における社会のメカニズムから見て必要であるということはよく承知しておるわけでありますが、今度のように機構をおよそ組織法という形において立法化するということ自体、私は非常に無理があるというふうに思うわけなんです。したがって、衆議院段階を通じて、また本院においてもあらゆる角度からの質問があるわけだけれども、なかなか質問も的を射ることにならぬし、答弁もそれにつれてもう……

第71回国会 商工委員会 第18号(1973/07/10、9期、民社党)

○藤井恒男君 つい先ごろ新潟で地震に伴う石油タンクの爆発がありまして、大火災を起こしたわけです。そのおりも、石油タンクの安全性ということについては、二重にも三重にもチェック機能が作動するんだということであったんだけど、現実には地震という予測し得ない問題があったにせよ、あのような火災がありました。今回これは原因をよく探らなければいけないわけですが、いまのところ想像できる点としては、やはり操作ミスじゃなかろうかというふうに私は思うんだけど、この種の爆発事故を起こしたわけです。そうなってまいりますと、幾重にも安全設備というものが作動して、普通、常識で考えられる安全性というものは備えられておるという前……

第71回国会 商工委員会 第19号(1973/07/12、9期、民社党)

○藤井恒男君 中曽根通産大臣に最初にお伺いしますが、この工場立地法案は、四日市公害訴訟判決の結果を直接のきっかけとして本法を提出したというふうに大臣は答弁なさっておられるわけですが、田中総理のいわゆる日本列島改造論と本法案との関係はどのようになっておるのかということを、まず最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いまの大臣の御答弁の中で、改造論それ自体はマクロのものである、マクロということばに対応して本法がミクロというふうにおっしゃったと思うんだけど、ミクロという表現がはたして適切かどうか私は疑問に思うんだけど、大臣御答弁になった中で、それを具体化するということが適切な表現であろうと。要……

第71回国会 商工委員会 第20号(1973/07/17、9期、民社党)

○藤井恒男君 この無籍織機というものが、いわゆるなりわいと称する零細な方たちによって運転されておるという実態と、かつまた長期的に見た場合に、織機それ自体は何といってもこれは構造的に過剰であるという状態の中から、たいへんむずかしい環境の中で、衆議院の皆さん方を主体にして本法をおつくりになったということについて、私は心から敬意を表したいと思います。そういった意味で、私は本法に賛成するという立場で、主として当局のほうに質問をいたしたいと思うわけです。  大矢議員から附帯決議について種々お話がございました。私も実は、昨年の五月十七日に開催されました参議院の決算委員会で、ちょうどその時点、織機の買い上げ……

第71回国会 商工委員会 第22号(1973/08/30、9期、民社党)

○藤井恒男君 最初に大臣にお伺いいたしますが、最近におけるわが国の経済は異常な物価上昇のもとに置かれておるわけです。物価は、昨年の後半からにわかに騰勢を強めまして、本年七月には御売り物価が対前年同期比一五・七%、消費者物価が同じく一二・二%、これは異常な高騰ということになっておるわけです。今回の物価上昇については、経済白書が指摘しておりますように、平時としては異例の速度である。しかもそれが全面的であるという点で、これまでの物価上昇とは様相を異にしておる。この基本的原因としては、需給の逼迫、さらに各種の要因が重なって値上がりを大きくしておるわけでありますが、その要因の一つとして、需要構造の変化、……

第71回国会 商工委員会 第24号(1973/09/11、9期、民社党)

○藤井恒男君 時間がありませんから、まとめて私、御三方に一、二問ずつお伺いします。  まず、井狩参考人にお尋ねしますが、きょういただいたこの資料の六ページの中で、特に納入業者との取引関係の面における改善向上について、決意を新たに、格段の努力を重ねるというふうに述べておられるわけだけど、この納入業者との取引関係の改善向上というのは具体的に何をいっておられるのか、この点少しお聞きしたいと思います。  それから、中内参考人にお尋ねしますが、スーパーにおける資本と売り上げとの関係ですけど、私の承知しておるところではダイエーと長崎屋、それからイトーヨーカ堂の三社が株を上場しておる、他は上場企業がないとい……

第71回国会 商工委員会 第25号(1973/09/13、9期、民社党)

○藤井恒男君 公取委員長にお伺いいたしますが、実は公取委員長に直接きょうは、仕入れ方式と不当返品について、さらに派遣店員、俗にいう手伝い店員、この問題についてお伺いする予定であったわけですが、お時間があまりないようでございますので、かわりの方に後刻お伺いしたいと思うので、どうか後ほどよく意思の疎通をはかっていただきたいと思うわけです。  したがって、時間の範囲内で公取委員長に最初にお伺いするわけですが、実はきょうのニュースにも大きく報道されていることなんだけど、俗にいう安売り禁止令といっている不当廉売、これは、さきに出されました再販制度の実質的な廃止ということと抱き合わせでこの不当廉売というも……

第71回国会 商工委員会 第26号(1973/09/18、9期、民社党)

○藤井恒男君 最初に、大臣にお伺いいたしますが、私がいまさら指摘するまでもなく、わが国の経済は世界有数のものとなっております。新経済社会発展計画に描かれているような国民福祉の向上を求めて、財政主導型の経済経営を十分に行ない得るまでに到達しておるわけでありますが、この国民福祉を達成するには、これまで立ちおくれの見られた生活環境そのものを向上することがいまやきわめて緊急の課題となっておるわけです。生活環境の施設の建設及び補修などに直接携わっているものがほとんど中小企業であるということを考えるなら、福祉社会においてもますます中小企業の役割りが重要であると思うわけでありますが、最近における中小企業の置……

第72回国会 商工委員会 第7号(1974/02/14、9期、民社党)

○藤井恒男君 最初公取にお伺いしますが、五日の日に出されました石油連盟並びに石油元売り十二社に対するやみ協定の珍棄勧告、これは二月十五日、すなわち明日ですね、明日までにこの勧告に対する諸否を通知するように求められておるわけでございますので、時間的に見て、もうきょうはこれで終わるわけですから、いままでの間、業界並びに元売り十二社と公取との間でこの勧告に対してそれぞれフォローがあったと思うんです。どういうことになっておるか。このやみ協定破棄勧告並びに現在の業界との接触の経過を説明していただきたいと思います。
【次の発言】 いまお聞きしたように、この元売り十二社並びに石油連盟に関する破棄勧告の内容と……

第72回国会 商工委員会 第8号(1974/03/26、9期、民社党)

○藤井恒男君 いまの電力の問題ですね、大臣。四国電力と関電ですが、これはつい最近電力料金をすべり込みで値上げしたわけです。いろいろ業界からもわれわれ話を聞いておるわけですが、今回電力料金の値上げというものを、やはり大臣としては四国電力、関電というものも網羅して、九電力全体としてお考えになるのか。これは油の問題から派生して、全体的な問題として電力料金の値上げというのは喫緊の問題ということは、国民みんな感じておるのだけれども、しかし、九電力の中で二つが特異な存在にあるということも事実ですね。その辺のところはもう少しこまかく感想を述べてもらったらいかがかと思うのですが、どうでしょう。

第72回国会 商工委員会 第9号(1974/03/28、9期、民社党)

○藤井恒男君 炭鉱の大手八社の坑内基準内賃金を、月額で大体どのくらいに見ておられますか。
【次の発言】 いまお述べになった数字、これは四十七年の十月で五百人以上、坑内で八万六千三百十円ということですが、これは残業その他の問題を除いて、いわゆる基準内賃金ということでいくと、私の手元にあるのでは、これは大手八社の坑内基準内賃金が月額で七万円ちょっとである。いま御答弁ありました非鉄金属ですね。これは私の手元では、非鉄五社の坑内基準内賃金が十一万五千八百円、したがって、御答弁との間に多少の差異はございますが、しかしいずれにしても、私の手元では非鉄金属と炭鉱との間の賃金格差は、この数字でまいりますと四万……

第72回国会 商工委員会 第12号(1974/04/25、9期、民社党)

○藤井恒男君 最初に政府のほうにお聞きしたいのですが、全国各地には、昔から特定の地域に特定の産業が集積して立地しておる。そして、一つの経済圏を形づくるいわば地場産業が発達しておりまして、そういった地場産業が地域の経済圏を構成しておるわけですが、残念ながらこういった地場産業に対する保護政策というものがほとんどなされていない。しいて言うなら、中小零細である一般的な繊維産業なんかについては、特定の業種に限って構造改善対策というものが打たれておるわけですが、本法にいうところのいわゆる地場産業、伝統工芸等に関する地場産業というものについては、国としての保護、助成、育成という面が非常に立ちおくれている。一……

第72回国会 商工委員会 第13号(1974/05/09、9期、民社党)

○藤井恒男君 まず最初に、大臣がお留守でございますので、大臣に一、二質問がございますが、これは後日に譲りたいと存じます。委員長のほうでよろしく御配慮いただきたいと思います。  実は、けさの新聞報道を見て私もたいへん驚いておるわけですが、元来、非鉄金属業界はもろもろの条件が重なって不振をきわめ、まあ辛酸をなめている業界であるというふうに一般に見られがちであったと私は思うんです。けさの新聞によりますと、ことに産銅大手についてでございますが、空前の高収益、三井金属は一割の復配でぼろもうけだというような新聞報道が出ております。産銅六社の三月期決算、一社を除いてあとは全部ぼろもうけをしたという記事になっ……

第72回国会 商工委員会 第14号(1974/05/14、9期、民社党)

○藤井恒男君 かなり時間がたっておりますので、寺田さんに一、二お伺いたしたいと思うんですが、あなたもおっしゃったように、現在の繊維の不況、ことに綿工連などにおける現状は、やっぱり当面一番大きな問題は、私は在庫問題だと思うんです。昨年と比べて二・五倍、およそ七億ということだから、まさに国内生産の三十数%ぐらいの不当な驚くべき綿布輸入があるわけなんです。綿工連として、また寺田さん御自身として、これらの異常な輸入というものを中間段階で察知し得なかったかどうか、あるいはこれらについて通産省との間に何らかのアクションを起こされたかどうか、その辺のところをまずお伺いしたいと思います。

第72回国会 商工委員会 第15号(1974/05/16、9期、民社党)

○藤井恒男君 午前からいろいろ質疑がかわされて、大かたの問題がもう出尽くしておると思いますので、できるだけ重複する面を避けて御質問申し上げたいと思うのです。  最初に、ただいま御質問のあったばかりの問題でございますが、要するに、ことしの一月一日から発効すべき繊維製品の国際貿易に関する取りきめ、これが三月十五日の閣議で決定を見たわけですが、いま質問の趣旨は、前参議院における商工委員会の附帯決議と、多国間協定を締結するに至った条件というものは相違しておるわけだから、その間の事情変更についての説明をお願いしたいという趣旨のものであったと思うのだけど、それはあまり大臣触れられておらなかった。それはそれ……

第72回国会 商工委員会 第18号(1974/05/29、9期、民社党)

○藤井恒男君 時間がありませんから、二つだけ質問いたします。  矢部参考人とそれから川崎参考人にお伺いしますが、私も美浜は一昨年見学に行って実地に見てきたわけです。  矢部参考人にお伺いしたいことは、先ほどの陳述の中で、地帯整備、要するに地域開発などがこれまで県、市、それから企業によって行なわれてきたと。本来、この種のエネルギーの根幹をなす原発等においては、国が正面から取り組んでやるべきが望ましい、本法にはまだそれがないけれども、ワンステップとして評価する、こういうような御発言だったと思うわけです。今後の問題としても、直接的に国が手を染めるとした場合に、地方自治体としてどういったものが最も必要……

第72回国会 商工委員会 第19号(1974/05/30、9期、民社党)

○藤井恒男君 大臣、最初にちょっと大臣にお伺いしますが、昨日、本法案の審議の便に供するため参考人からの陳述をいただいたわけです。その中で、私自身もいろいろ勉強させてもらったわけですが、ざっくばらんなものの言い方で述べておられたことの一つに、原子力発電というものはこれからの日本のエネルギーとしてきわめて重要なものである、しかるに、その原発を持つ地域において、まあこれは学問は自由であるということではございますが、原発に賛成のたとえば学者、反対の学者がそれぞれ講演会を開いてその所信を述べておられる、地域住民としては一体何が正しいのか非常に戸惑いを受ける、この種の原子力発電そのものについてもっと国自体……

第72回国会 予算委員会 第13号(1974/03/20、9期、民社党)

○藤井恒男君 総理並びに大蔵大臣に最初にお伺いいたしますが、三月十六日に大阪地裁に提訴されました庶民預金の減価損害賠償請求事件、俗にいうところの目減り訴訟、すでに提訴されておる段階でございますが、このことについて総理並びに大蔵大臣の所見をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 総理どう思いますか。
【次の発言】 諸外国に比して、わが国の貯蓄性向が著しく高い。昭和四十七年の日銀の調査によりましても全世帯の九七%が何らかの形で預貯金をしておる。その額は一世帯当たり平均百六十四万円、これは四十七年の日銀の調査ですが、四十八年では実にこれが二百十万円に及んでおる。なお、この貯蓄性向の高さという……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 商工委員会 閉会後第2号(1974/10/15、10期、民社党)

○藤井恒男君 だいぶ時間も経過しておりますので、なるべく重複する質問を避けて、若干の御質問を申し上げたいと思います。  最初に大臣にお伺いしますが、さきに行なわれました日米の繊維交渉の経緯についてまずお聞きしたいと思います。  申すまでもなく、四十九年一月に発効されましたガットの繊維国際貿易協定、この協定は、輸入制限が現在公式、非公式に世界の間ではびこっている繊維貿易の現状に照らして、自由貿易を原則として、自由市場の撹乱について、その基準を明確化し、セーフガード発動についても、手続規制、基準などについて明確な国際ルールを樹立するということが、私は、本年一月発効したガットの繊維国際貿易協定であろ……

第73回国会 商工委員会 閉会後第3号(1974/11/07、10期、民社党)

○藤井恒男君 最初に、日本製麻の現在起きております争議の問題について、関係者からその考え方をお聞きしたいと思うわけですが、大臣おられますので、この日本製麻の争議というものについてきわめて概略でございますが、その概要を私申してみたいと思うのです。  日本製麻は、本社が神戸にあるのでございますが、工場が富山と兵庫にございます。同時に、タイに二つの工場を経営しておるし、インドネシアにも現在工場を建設中でございます。なお、これまで日本製麻は、構造改善事業として開発銀行から融資を受けておりますし、なお、インドネシアの工場建設にあたっては、海外経済協力基金を仰いでおるわけです。御承知のように、ことしも、後……

第75回国会 商工委員会 第2号(1975/01/14、10期、民社党)

○藤井恒男君 私、午前中の質疑を聞いておりまして、たいへん遺憾に思うわけでございますが、大臣、もう少しこの繊維の問題を勉強していただきたいと思うのです。何といっても現在の不況の中で最も不況のあおりを受けておるのは繊維産業そのものでございますし、その統轄の責任者が大臣でございますから、そういった意味で私苦言を呈しておきたいと思います。  たとえば、午前中の質問の中でも、繊維産業の不況の原因には幾つかの問題があるわけだけど、輸出入の問題についてお答えになった中で、繊維産業はまだまだ輸出産業であるかのような発言をなさり、しかも、現在の統計数字がそのようになっておるかの御発言があったわけです。繊維産業……

第75回国会 商工委員会 第5号(1975/02/25、10期、民社党)

○藤井恒男君 最初に大臣に、現下のこの経済動向についてお伺いいたします。  至上命題である物価抑制という状態の中で、不況が深刻化しておるわけでございまして、よく言われるように物価抑制、すなわち、総需要抑制と不況対策というものが、二律背反ということが言われておるわけですが、ちまたに、この不況を何とかしなきゃならぬじゃないかという声が非常に横溢しており、このまま放置したならば、産業界の中において、どちらかといえばこの復元力を失してしまって、大変なことになるぞということでございます。  これはよく中小零細企業ということを言われるわけだけど、中小零細企業の置かれておる立場というものは、もちろん本当に不……

第75回国会 商工委員会 第8号(1975/03/18、10期、民社党)

○藤井恒男君 本法の改正の趣旨が、特許法においては国際化ということが主要な眼目になり、物質特許制度及び多項制を採用するということになっておるわけで、なお、商標においてはあくまでも処理の迅速化ということを主眼にして本法が改正されるということになっておるわけです。  そこで最初にお伺いいたしますが、特許庁から出ております「商標行政の現状と問題点」という資料並びにその他の付属書類によりますと、わが国の特許を初めとする商標に至るまでの出願件数、それは特許、実用新案、意匠、商標すべて網羅してきわめて出願件数が多く、しかも、歴年これが激増しておる状況にあるわけです。ところが一方、資料に記載されておりますよ……

第75回国会 商工委員会 第9号(1975/03/20、10期、民社党)

○藤井恒男君 時間がないので、一問に限って松本参考人にお伺いいたします。先ほどの陳述に少し重なる面があるかもわかりませんが、私も勉強の意味でお聞きしたいと思うので、重ねてお伺いするわけです。  あなたは先ほどのお話の中で、立法の技術によっては立法の意図というものが必ずしもそんたくされない場合がある、その辺のところはきわめて重要だというふうにおっしゃいました。そういった面で多項制について私触れるわけでございますが、いわゆる三十六条五項、一発明多項と、この併願出願とを分離した概念として多項制を導入するということは、実務上少なからぬ混乱を招かれると懸念をされるわけです。特に発明のカテゴリーが同一の場……

第75回国会 商工委員会 第14号(1975/05/29、10期、民社党)

○藤井恒男君 最初に、大臣とそれから長官に基本的な点についてお伺いしたいと思うんですが、石油開発政策、それから石油開発公団の基本的なあり方について最初お伺いいたしたいと思います。  わが国における石油政策の最も基本的な課題は、言うまでもなく石油の安定的な供給の確保にあるわけで、そのためには、海外石油資源の探鉱並びにその開発は最も重要な手段であると思うのでございます。現在、わが国の海外石油資源の探鉱・開発は、昭和四十二年度に設立された石油開発公団の投融資などを中心に、いわゆる民間主導型で行われているわけですが、残念ながら、この自主開発原油比率の数字を見る限り、四十八年度がわずかに八・五%、四十九……

第75回国会 商工委員会 第18号(1975/06/19、10期、民社党)

○藤井恒男君 最初に大臣に、今回の第三次の不況対策についてお伺いするわけですが、今回の第三次不況対策は、需要を創出して本格的景気浮揚を図るというかけ声をもとに提示されたものでございますけど、第一次、第二次と同様に、物価とのからみ、総需要抑制という枠の中での対策の域を出ていないと私は思っております。第一次、第二次の不況対策は実質的効果が現在出ていない。  その証拠には、景気はおおむね三月で大底をついたというのが一般的な観測でございますけど、産業界の操業率は依然として悪く、企業の固定費圧迫は想像以上でございまして、需要の伸びもないし、主要企業は、依然として水面以下の経営状態に呻吟しているわけでござ……

第75回国会 商工委員会 第20号(1975/06/26、10期、民社党)

○藤井恒男君 私は、この商品取引所の、ことに繊維の定期取引所の問題について、私の考えておることを含めつつ若干の質問をいたしたいと思う次第です。  最初に、商品取引所については、公正な価格形成機能、ヘッジ機能という二つの機能を持たせておると思うわけですが、このような機能が正常に働いている場合は商品取引所が問題になることもないんですけど、近年、わが国の商品取引所についてはさまざまな問題が出ております。ことに繊維について言うならば、当業者、つまり繊維の場合は紡績、商社、機屋など取引を本来の業とするものを指すわけでございますが、これらの当業者のヘッジは売りつなぎが多い。そのため当業者間では売りと買いが……

第76回国会 商工委員会 第4号(1975/12/09、10期、民社党)

○藤井恒男君 まず、大臣にお伺いいたします。  景気対策に関する問題でございますが、先ほど来の委員会で二、三の方からこの問題について触れられておるところでございますが、重ねて大臣にお伺いいたします。  昨日、全国の通産局長会議を開催なさっておるわけでございますが、報道によりますと、それぞれの地域における景気の動向については、先行きに対して見通しが立たないという報告がなされているように聞いております。つまり景気の現状というのは、四次にわたる不況対策を行ったものの、回復がはかばかしくない。そのことは鉱工業生産指数あるいは需要の動向、在庫の動きあるいは設備投資、倒産、貿易あるいは雇用の問題などを見て……

第76回国会 商工委員会 第5号(1975/12/11、10期、民社党)

○藤井恒男君 最初に大臣にお伺いいたしますが、現在出ておるこの備蓄法、これ自体も、つまるところは石油の安定供給確保の手段として行われる措置でございまして、だとすれば、石油の安定供給確保というものは、総合的なエネルギー政策というものの中における一分野として考えなければならない。また、石油ということそれだけのカテゴリーで考えてみても、備蓄するということと同時に供給量を確保するという意味からいくなら、資源外交というものの確立、それから石油供給源、現在は中近東におおむねゆだねておるわけですが、こういった一ところに偏った供給源を持つということを危険分散するという分散化、それからわが国独自の石油の、わが国……

第76回国会 商工委員会 第6号(1975/12/16、10期、民社党)

○藤井恒男君 本法案は、全会一致の賛成法案でございますので、極力時間を短縮して、同僚委員の述べたことは全部省略して、数点に限って御質問いたします。  最初に大臣にお伺いいたしますが、前回の委員会で、一般質問の折にも私申し上げたことでございますが、景気浮揚策の問題について、大臣は依然として財政主導、金融を従とする浮揚策を図りたいというふうにおっしゃっておるわけです。大臣も業界の出でございますので、実態をよく御存じだと思いますが、昨今の状況は第四次不況対策が効を奏していない、景気回復もはかばかしくない、したがって中小企業はおろか、大手の企業においてもこの中期決算、そして次の決算などを見通しても、非……

第77回国会 商工委員会 第3号(1976/05/11、10期、民社党)

○藤井恒男君 過日の予算委員会で、私は大規模小売店舗法の問題について触れたわけですが、いささか時間が足りなくて、私自身要点を指摘することができませんでした。この機会に多少補足して御質問いたしたいと思います。  まず最初に、大規模小売店舗法は、後々は大店法というふうに呼称したいと思いますが、これが施行されて二年を迎えているわけですが、新聞紙上よくにぎわしているように、各地で商調協の未調整という状況が起きております。その調整の経過、結果につきましても、地域においてさまざまな形で問題が提起されておるわけですが、この辺の実態についてまず最初にお伺いしたい。

第77回国会 商工委員会 第6号(1976/05/20、10期、民社党)

○藤井恒男君 私は、本法案に賛成するものでございますが、若干の不明な点等ございますので、この際、質問しておきたいと思います。  まず最初に、今回の電力の値上げにつきまして、四つの電力会社がすでに公聴会を終えておるわけでございまして、そういった状態に立ってこれから通産省が査定に入っていくわけですが、いまの時点においていつごろまでに査定を終わらそうとしておるのか、あるいは、査定が終わったらどのような手順を踏んで認可に入っていくのか。 また、四社から出ておるわけでございますが、これを同時に一括して認可していくのか、あるいはばらばらにやっていくのか、その辺のところを明らかにしてもらいたいと思います。

第77回国会 商工委員会 第7号(1976/05/24、10期、民社党)

○藤井恒男君 この石油開発公団法の一部を改正する法律案、きょう提案理由の説明がありまして、そしてきょう、短時間のうちにこの審議を議了して採決に持ち込むということについては、大変不満を持つものでございますが、国会終盤ということ、そして理事会の御決定もございますので、簡潔に御質問申し上げたいと思うわけです。  元来、本法案を審議するに当たっては、わが国のエネルギー政策の中における石油の位置づけ、そして将来に対する見通しなどについても十分掘り下げなければならないわけでございますが、きょうは時間がありませんからすべて割愛いたしまして、具体的な問題一、二のみについて御質問いたします。  その一つは、OP……

第77回国会 予算委員会 第7号(1976/04/30、10期、民社党)

○藤井恒男君 民社党の藤井恒男でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  質問に入る前に、二十七日の共産党の上田耕一郎君の質問の中で、わが党に関する問題で国民に疑惑を抱かしめかねない個所があったので、この際、その事実を鮮明にしておきたいと思います。  その一つは、いわゆる中曽根幹事長のテレホンサービスにかかわる問題です。中曽根幹事長は、わが党の厳重な抗議によって、テレホンサービスの内容が全く誤りであったことを認め、これを全面的に取り消し、陳謝しておるところですが、事の真相をより明確にするため、この経緯をこの際改めて申し述べたいと思います。  四月一日、わが党は幹部会を開催し、以下の当面の……

第78回国会 商工委員会 第2号(1976/10/14、10期、民社党)

○藤井恒男君 最初に大臣にお伺いいたしますが、四月三十日に私は第七十七回国会の予算の総括質問、それから五月十一日の本院における当商工委員会で、大規模小売店舗法の運用にかかわる質問を行ったわけでありますが、きょう改めてこの問題について御質問申し上げます。  まず大臣にお伺いしますけれど、御承知のように、百貨店法は昭和三十一年に制定されたわけですが、その後昭和四十八年にこれが廃止され、大型小売店舗法として施行され、今日に至っておるわけです。で、旧百貨店法が廃止された理由というのは、大きく分けて次の三つにその理由があると思うんです。  第一が経済社会環境の変化に伴い、流通の近代化を推進させなければな……

第78回国会 商工委員会 第4号(1976/10/26、10期、民社党)

○藤井恒男君 大方の質問が出尽くしておりますので、関連することを外しまして簡単に質問いたしたいと思います。  まず最初に、繊維工業構造改善臨時措置法第十条は、通産大臣は、繊維事業者から事業転換の申し出があったときは、必要な指導、助成を行うことと規定しておるわけですが、この構造改善法第十条と、いわゆるいま提案されております転換法案との関連は一体どうなるのか、最初にこれをお聞きしたい。
【次の発言】 そうしますと、いま提案されておる法案が一般法である。そして、先ほど私が申し上げたところの構造改善法は繊維にかかわる法案である。で、繊維にかかわる法案の一般的事例は、繊維対繊維への知識集約化を目指したい……

第78回国会 商工委員会 第5号(1976/10/28、10期、民社党)

○藤井恒男君 大臣、最初にちょっと本法と離れますが、一問だけお伺いしておきたい。  それは減税にかかわる問題ですが、七―九の経済が中だるみである。これは私も本院で質問したところでありますが、これまで経企庁や日銀などは、どちらかといえばまあ強気の発言をしておったわけでございますが、全国歩いてみて、それぞれの中小企業、あるいは大手の企業でもそうでございますが、実態を見てみますと、企画庁や日銀などが予測しておるものと実態が非常に違う。十先もはかばかしくない、まして一―三に期待をつなぐことができないというのが私は一部の業界を除いた大部分の産業界の実態だと思うんです。これはまあ鉱工業生産指数それ自体を見……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 商工委員会 第2号(1977/10/27、11期、民社党)

○藤井恒男君 最初に、繊維の問題をちょっとお聞きしますが、綿と羊毛の後を受けて合繊業界が勧告操短に入っておるわけですけど、一番合繊がおくれておったわけですし、糸量に換算して五五%ほどの供給をしておるという川上段階ですから、この勧告操短がかなり市況回復に役立つものと期待しておったんですが、円高に伴って一月以降の成約がむつかしいということになれば、この合繊六〇%輸出しておるわけだけれど、これが国内に還流してくる。そうなってくると、せっかくのじゃ口をひねった繊維のカルテルというものが、再び問題になってくる。需給が軟調になる。市況回復がはかどらないというような結果を招くことを憂えるわけですが、この辺に……

第82回国会 商工委員会 第3号(1977/11/01、11期、民社党)

○藤井恒男君 宇佐美参考人と伊藤参考人にお伺いいたしますが、重複するところは避けてお尋ねいたします。  まず最初に、今回行われております総合経済対策というのは、雇用対策ということが第一義だと私は思っておるわけでございますが、これは宇佐美参考人にお伺いするんだけど、とかく銀行筋が、企業に対して融資継続の条件として、直接工場閉鎖あるいは人員削減を指示するという傾向が非常に多いように私は思うのです。これは私地方に参りまして、中小の紡績、織布などに回りますとよくそのことを聞きます。たとえば、団体交渉をやってもどうしようもない、メインバンクからこう言われておるのだから希望退職をやらざるを得ぬのだと、もう……

第82回国会 商工委員会 第4号(1977/11/17、11期、民社党)

○藤井恒男君 本院の二十七日の商工委員会で私はエネルギー庁長官にナフサ問題で御質問申し上げました。前後して二十五日、二十六日、二十八日に衆議院の商工委員会でもナフサ問題に関しまして集中的に論議が行われておるところです。私の質疑、それから衆議院における長官をめぐるいろいろな論議を私いろいろ調べてみました。  結論的に言いますと、質問に立った各委員は、現に石油業界は莫大な価格差益を得ておる。私も申したところでありますが、一円円高になれば一キロリットル八十五円、昨今の状況で見ますと、二十円円高としても四千九百億の利益を得ておる。これは長官も否定していないところです。したがって、基礎産業である石油化学……

第82回国会 商工委員会 第5号(1977/11/24、11期、民社党)

○藤井恒男君 法案に入る前に長官にちょっと二、三お尋ねをいたしたいわけですが、質問通告していないんで、もしこの場でお答えしにくい問題があれば、後刻またお調べの上御回答いただきたいと思うんです。  実は、円がこのようなことになりましたんで、この一週間ほどの間に輸出を主体にする中小企業産地から、矢継ぎ早に陳情が来ております。新潟県の燕の洋食器は、これはもう前回の委員会でも申し上げたことだから省略いたしますが、たとえば、中小企業庁にもお伺いしておると思うんですけれども、きょう、ただいま参りました富山県の高岡市にある、これは捺染の団地があります、これは中小企業七つの工場なんですが、一社は輸出比率が三三……

第84回国会 商工委員会 第3号(1978/03/02、11期、民社党)

○藤井恒男君 きょうは時間が余りございませんので、具体的な問題にしぼって大臣に承りたいと思います。  まず最初に、きょう衆議院の本会議で趣旨説明の行われました特定不況産業安定臨時措置法案に関する問題でございますが、この問題に関して私も幾つかの業界の代表とこれまで懇談を重ねてまいりました。一様に各業界が危惧しておる問題は、いわゆる指示カルテルに基づいて設備の新設、増設及び改造の制限または禁止が行われるわけであるが、この場合、アウトサイダーを野放しにしておるという状況の中で、果たしてそれぞれの業界がこの法案に基づいて申し出団体になり得るのかどうかということです。  たとえば、この場合は業種指定を行……

第84回国会 商工委員会 第8号(1978/04/18、11期、民社党)

○藤井恒男君 大臣、きょうはチッソの問題を私取り上げて、大臣に率直な御意見を承りたいと思うわけです。  大臣御存じのように、私はチッソの労働組合、チッソの経営者、それから熊本の水俣の市会議員、市長からいままでいろいろチッソの問題を陳情を受け、大臣にもお願いしていろいろ御懇談申し上げた経緯もあるわけですが、今日大変な事態になっておりますので、きょうはひとつ率直に大臣のお考えをお聞きしたいと思うのです。  言うまでもございませんが、チッソは水俣病補償完遂という重い社会的責任を一つ持っておる。同時に、チッソは関連の小会社を含めて約三千九百名従業員がおります。したがって、家族を入れると優に一万を超す人……

第84回国会 商工委員会 第10号(1978/04/25、11期、民社党)

○藤井恒男君 最初に、大臣にお伺いいたしますが、いま審議されております特定不況産業安定臨時措置法、衆議院の審議段階から本院の審議状況をずっといままで聞いておりましても、それぞれの委員の中から、本法に示すところの法案の名称と内容が著しく違うじゃないかと、設備廃棄それ自体はやむを得ない措置であろうとも、このことだけをもってしてはいわゆる特定不況産業を安定に導く道ではないと、抜本的な経済政策が必要だという論がなされ、大臣もしばしば同様趣旨の御答弁をなさっておるところでございますが、しかし実際個々の構造不況産業を見てみますと、たとえば段ボール原紙などの場合も昭和四十八、九年、この当時行政指導によって重……

第84回国会 商工委員会 第12号(1978/04/27、11期、民社党)

○藤井恒男君 本日は各参考人に御多忙の中を長時間本当にありがとうございました。時間がほとんどありませんので、造船関係につきましてはたまたま造船出身の同僚議員も私どもおりますし、内容もよく存じております。おおよその御見解承りましたので、質問をこの際省略いたしたいと思います。  一点だけ佐野参考人にお聞きしたいわけですが、私も合板の零細企業が零細過多性である、しかも組織化が非常におくれておるというような意味から、この掌握が非常にむずかしいということはよく理解するわけですが、だからと言って、長い間不況カルテルを結びつつもなお実効が上がらぬどころか、生産が伸びておるということは、私なかなか解せないんで……

第84回国会 商工委員会 第19号(1978/06/05、11期、民社党)

○藤井恒男君 およそ時間も参っておりますので、私は栗林参考人に一問だけお伺いいたします。  実は、けさの新聞にも一部報ぜられておるところでございますが、中国との関係ですね、外務省がしばしば当委員会においても述べておられるところですけど、東シナ海の大陸だなの境界については日、韓、中、三国で話し合うことが最もいいんだと。しかし現実の問題として韓国と中国との間には国交がない、これはもうどうしようもないことだと。したがって、日韓両国間にまたがる部分については共同開発にした、この地域は日中中間線の日本側であって、国際法上も問題がない、こういう見解をしばしばお述べになっておられる。同時に、このことについて……

第84回国会 商工委員会 第24号(1978/06/15、11期、民社党)

○藤井恒男君 通産大臣に最初お伺いいたします。  この経済動向について通産大臣にお伺いしたいわけですが、私ども民社党は早くから補正予算を組むべしということを主張しております。近々公明党とも提携いたしまして、具体的に補正予算の内容を付して政府に要求する手はずでございますが、いずれにいたしましても、私どもの現在の経済に対する見方は、過去二年間、五十一年、五十二年ともに上期公共投資に伴ってやや明るさが回復するけれど、それが下期の民需につながらない、民間設備投資を誘発することにならない、したがってどうしても秋口にかけて腰砕けに終わってしまう、停滞ムードに陥る、もう二年間これ続けておるわけでございまして……

第84回国会 商工委員会 第25号(1978/06/16、11期、民社党)

○藤井恒男君 きょう、私の持ち時間がほとんどございませんので、承認案件であります鶴岡繊維製品検査所の出張所にちなんで、繊維問題に限って二、三御質問申し上げます。  その一つは、さきに通過いたしました特定不況産業安定臨時措置法、その中の業種指定にかかわる問題でございますが、合繊は指定業種に当初から列記されておるところでございまして、繊工審の論議もあったやに聞いておるわけでございますが、合繊のこれに対する対応、いかがになっておるか。それから、合繊を除く繊維に関して、同じようにこの特定不況業種の業種指定の申請が行われる傾向にあるということでございますが、現状はどのように推移しておるか、この点をお聞き……

第85回国会 商工委員会 第2号(1978/10/19、11期、民社党)

○藤井恒男君 この大店舗法の改正につきましては、参議院の商工委員会では継続審査案件というものの審議は実はきょうが初めてでありまして、わずか一日でこれを論議するについては余りにも問題が複雑であり、時間が足らな過ぎると思うんです。前国会では、御承知のように、わが参議院の商工委員会では大陸だな法案がございまして、全く大店舗法の審議には携わっておりません。したがって本来なら、この会期幅の短い臨時国会にあっては、文字どおり日本の経済の景気をどのように回復するかというための補正予算を討議し、それに付随するところのきめの細かい不況対策法案をつくり上げることが第一義的使命であって、衆参両院を通じて八本の継続審……

第85回国会 商工委員会 第3号(1978/10/20、11期、民社党)

○藤井恒男君 最初に大臣にちょっとお伺いいたしますが、先ほど来の質問の中で中国との油の問題についてのお話がございました。実は私は、ことしの夏に参議院の議院運営委員会のメンバーの一員としてメキシコを訪問いたしました。メキシコで国会筋の方たちともいろいろ懇談する機会を得たわけですが、メキシコとしてはメキシコ産の油を日本に輸出したいという意向を強く持っております。聞くところによれば、大統領が上下両院議長を伴ってこの暮れにはわが国を訪問すると聞いておりますし、その主な目的がメキシコ産の油の問題であるというふうに聞いておるわけです。これまでわが国の油の依存度は、言うまでもなく中近東に大きく傾斜しておるわ……

第87回国会 商工委員会 第5号(1979/04/10、11期、民社党)

○藤井恒男君 なるべく重複するところを避けて端的に御質問いたします。  まず、取引の問題について質問をいたしますが、五十一年の十二月七日の繊工審の「新しい繊維産業のあり方について」の提言の中で、繊維における流通の改善についてかなり細かく提言がなされておるわけです。なお、五十三年十一月十七日の同じ繊工審の答申の中にも、これを受けまして「構造改善事業のための基盤の整備」の中に取引関係の改善について述べております。もうすでにずいぶんこれは論議され尽くしたことでありますが、繊維産業の場合、川上から川下、そして小売に至るまでその流通がきわめて迂回的であり、しかも非近代的である。それがゆえにかなり中間にお……

第87回国会 商工委員会 第7号(1979/04/26、11期、民社党)

○藤井恒男君 きょうは時間がございませんので、かいつまんで二、三お伺いいたします。  まず大臣にお伺いいたしますが、一般消費税の問題が見え隠れしておるわけでございまして、これはひとり繊維産業だけではございませんが、とりわけ繊維産業にあっては流通の近代化が叫ばれておるところでございまして、一般消費税の導入ということにつきましては大変危惧をしておるところです。現在、もう申すまでもないことですが、大変な不況の中でおおむね三割五分ほど人員も繊維産業から離れたという状況の中で、何とか薄日を受けておるわけですが、せんだっても参考人のある人が申しておりましたように、繊維産業それ自体先を見ればきわめて不透明な……

第87回国会 地方行政委員会 第3号(1979/03/01、11期、民社党)

○藤井恒男君 朝からずっと質問が続いて大臣もお疲れでしょうが、あとしばらくでございますので、よろしくお願いします。  初回でございますので、先の方たちの質問と多少重複する面があるかとも思いますが、各会派を代表して質問しておるわけでございますので、そのところは御理解いただいてお答えを賜りたいと思うんです。ただ、初回でありますならば、大臣の地方自治に対する所信をお聞きすべきでありますが、これはもうすべての方がお聞きして、お答えもほぼ同じでございますので、私も理解するところでございますからこれは割愛させていただきます。  時間が短うございますので直ちに内容に入りたいと思うのですが、いまも質問のありま……

第87回国会 地方行政委員会 第4号(1979/03/22、11期、民社党)

○藤井恒男君 なるべく重複することを避けて、かいつまんで二、三点に限って大臣の御見解をお伺いしたいと思うのです。  運輸大臣が、将来の需要増加に合わせるために、成田における第二期工事の着工を急ぐという発言をなすっておられるわけだけど、一方、国際航空の需要を成田のみに集中せずに、これを大阪だとかあるいは福岡、新潟、鹿児島などの地方の国際空港の拡充によってカバーする方途もあるんじゃないか。さらには千歳、小松、長崎、熊本などの地方における空港の国際化ということを図る方法もあろう。あるいは羽田の沖合いをさらに拡充して、ここへ国際空港の一部、成田の一部を移転して、需要増に見合う措置を講じたらいかがかと、……

第87回国会 地方行政委員会 第5号(1979/03/29、11期、民社党)

○藤井恒男君 大分時間も経過しておりますので、はしょって、重複するところを避けて御質問いたしたいと思います。  まず最初に、昭和五十四年度の税制は、私どもから見ると増税一色というような見方をせざるを得ないわけなんですが、その中で若干の減税が講じられておるわけです。減税の中の大きなものとしては、住民税が初年度五百六十八億円、平年度六百六十二億円の規模でなされておるわけですけど、まず、この減税規模をどのようにしてお決めになったのか御説明いただきたいと思うんです。
【次の発言】 いまのお話ですと、もろもろの状況を勘案してということなんだけど、そのもろもろというのはやはり漠然としたものじゃないんだろう……

第87回国会 地方行政委員会 第8号(1979/05/22、11期、民社党)

○藤井恒男君 最初にお伺いしますが、全国地方自治振興協会というのはどういう団体であるかお聞きいたします。
【次の発言】 そうですか。それじゃそれは官房長来てからにしましょう。官房長が来た時点で合図してください、その時点で御質問します。  じゃ、別な角度から質問さしていただきますが、すでにもう何度も議論に上ったように、地方財政は大変な危機を迎えておるわけです。昭和五十年度以来財源不足額が雪だるま式にふえて、五十四年度には実に四兆一千億もの財源不足が見込まれるという状況になっておるわけですが、こういった中で政府は同じような財源充実策を繰り返し、千八百億円の臨特と一兆八百九十五億円の借入金の国負担分……

第90回国会 議院運営委員会 第3号(1979/12/07、11期、民社党)

○藤井恒男君 すでに本件につきましては衆議院の段階でもわが党の同僚議員から質疑が行われておるところでありますし、この参議院におきましてもただいま他党の同僚議員からも質疑が行われておるところでございますから、私はあえて質疑の形はとらずに、強い要望だけを申し上げておきたいと思うのです。  つまり、裁判、検察の権威というものは、私はやはり国民の信頼の裏打ちによって保たれるものだと思っております。そういった中で、現に進行中の裁判に重大な影響を及ぼすと懸念される、国民が当然疑惑を抱く発言を、所管大臣、つまりわが国の裁判、検察があくまでも厳正、不偏、そして公平に運営されることを促進する立場にある所管大臣が……

第91回国会 外務委員会 第3号(1980/03/27、11期、民社党)

○藤井恒男君 きょうは大変持ち時間が少ないので、一、二の点にしぼってお伺いいたしたいと思います。  大臣、短時間でございましたが、アメリカは御苦労さんでございました。現在、いろんな問題が日米間で存在しておるわけでして、とりわけ経済問題で自動車の問題が大きくクローズアップしているんですが、実は自動車だけじゃなく、現在繊維問題をめぐって大変複雑な動きになっておるわけです。大臣、御承知かと思いますが、内容は、これは私別にお答えいただかなくてもいいんですけど、概要をちょっと御報告して記憶にとどめておいてもらいたいんだけど、日米政府間で繊維貿易問題をこの四月一日からハワイで行うことになっておるわけです。……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 内閣委員会 第2号(1980/10/28、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 きょうは時間も余りございませんので、総務長官に北方領土の返還問題に限って御質問申し上げます。  私も、これまでしばしば納沙布岬での北方領土返還集会なるものに参加してまいりました。北方領土並びにソ連の巡視船が遊よくしておる姿などもこの目で何回か見てまいりましたし、元島民ともいろいろ懇談してまいりました。長官も九月十三日に、直接巡視船にお乗りになって北方領土の近くまで出向かれて視察なさったやにお聞きしておるわけだけれども、長官、現地に長官というお立場で出向かれてどのように感想をお持ちであったか、お聞かせいただきたいと思います。

第93回国会 内閣委員会 第5号(1980/11/06、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 最初に、大臣にお伺いいたしますが、法案審議に入る前に、大臣というよりも中曽根さんということで、肩のこらない気持ちでお答えをいただきたいと思うんだけど、昨日アメリカの大統領選挙が行われまして、予想外の地すべり現象でレーガン氏が当選した。この一年ほどのアメリカの大統領選挙の過程で、国際情勢が非常に大きく動いておる。そういう中でカーター氏レーガン氏それぞれに、選挙公約とおぼしき発言を処処で行っておるわけですが、カーター現大統領の場合には、これまでの間、いろんな日本とのいきさつもあり、彼の手の内というのは大方わかっておったわけだけど、レーガン氏の場合には余り知られていない。  そういう中……

第94回国会 内閣委員会 第3号(1981/04/16、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 本件について衆参両院であらゆる委員会でもう論議し尽くされておるんですが、当委員会でも先ほど来論議のありますように、事実関係については米側の調査を待たなければ判明しないということでございますので、まあ表現は悪いけれども、これ、のれんに腕押しというようなことで、何を聞いてもせんないことでございます。  そこで長官、そういったことが新聞紙上にも記事として出ておりますように、国民感情を必要以上に私は高ぶらせておることだろうと思うんです。で、私自身も日米の安保条約というものを評価する立場にある者です。しかし、今回の事件に関しては、先ほど来皆さんの御質問にありますように、あらゆる角度から見て……

第94回国会 内閣委員会 第5号(1981/04/23、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 私は本法に賛成の立場をとっておりますので、きわめて限られた問題一、二についてお尋ねしたいと思います。  その一つは、恩給並びに共済年金の年金額が恩給の調整規定、昭和四十一年に設けられて以来何度か改定が行われておる、その改定が行われた内容、同時にどういったポリシーでその改定が行われてきたのかということについて概括的に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、現在の俗に言う回帰分析方式ですか、この方式が一番現職公務員の額にスライドした適切なものという判断を持っておるわけですか。
【次の発言】 総理府で作成する厚生年金、国民年金の年金額の実質価値保全についての物価指数に……

第96回国会 社会労働委員会 第4号(1982/03/31、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 厚生省に限って質問いたします。  きょう余り時間がありませんから、海外在留邦人の医療対策について主として御質問いたしたいと思います。  御存じのように、企業の海外事業活動というのが近年とみに拡大いたしまして、これに伴って海外への長期派遣在留者が急激に増大しております。昭和五十五年十月に外務省で発表した数字だけでも、民間企業で約十三万人、そのうち五〇%強が開発途上国に滞在している。最近の調査では、三ヵ月ビザで長期滞在をしておる人たちを含めますと、おおむね十九万人になるんじゃないか、二十万人近いんじゃないかというふうにさえ言われております。これに海外のいわゆる留学生というようなものを……

第96回国会 社会労働委員会 第5号(1982/04/01、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 労働省にお尋ねいたしますが、私は地域雇用開発推進事業についてお尋ねいたします。  まず最初に、地方開発委員会が昭和五十四年度から作業を行って、その成果を踏まえて五十七年度から地域雇用開発推進会議が設置されるわけでありますが、これまで三年間十五カ所設置した地方雇用開発委員会と、新たに設置される地域雇用開発推進会議との業務における違いはどのようなものなのか、最初に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 私は地域雇用開発というものはきわめて重要なことであり、その業務がますます盛んになることを願っておる立場から質問するわけですが、いま労働省から出されている資料等を私論ましていただい……

第96回国会 社会労働委員会 第9号(1982/04/20、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 老人保健法案について若干質問いたします。  わが党のこの老人保健法案に対する基本的な態度をあらかじめ申し上げておいた方がいいと思いますので、お聞きいただきたいと思うんですが、そもそも老人保健法案を扱うに当たっては、老人福祉法に言われておる「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として敬愛され、かつ、健全で安らかな生活を保障されるものとする。」、この基本理念を貫いてまいりたいものだと思います。また、老人保健法の「目的」の中に、「国民の老後における健康の保持と適切な医療の確保を図るため、疾病の予防、治療、機能訓練等の保健事業を総合的に実施し、もつて国民保健の向上及び老人福祉の……

第96回国会 社会労働委員会 第14号(1982/05/13、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 財形制度の改革について若干御質問いたします。  財形制度は、財形貯蓄とその勤労者への還元融資の二本立てになっているんだけど、財形貯蓄に対する還元融資の比率がどうなっているか、できれば、十年たっておるわけですから、その間どういう推移をしておるかお聞かせいただきたい。
【次の発言】 財形制度の目的というのは、勤労者の資産保有を進めるということと、資産保有面における社会的なアンバランスを是正するということが大きな柱であろうと思うんですが、財形制度発足以来十一年、この間に勤労者の資産、特に住宅などの実物資産の保有の進みぐあいがどうなっているのか。また、これが勤労者とその他、つまり自営業者……

第98回国会 社会労働委員会 第9号(1983/04/28、12期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 時間が大分経過しておりますから、ピッチを上げて質問しますので、よろしくお願いします。  法案に入る前に、大臣に所見をお伺いしたいことがあるわけです。  実は、昨年の暮れに日大主催の高齢化シンポジウムというのがわが国で開かれまして、「二十一世紀日本の進路」というテーマで論議がなされたわけですが、ここにフィリップ・M・ハウザーという世界的に著名な社会学者、人口学者が来られまして、わが国の高齢化社会についてどのような感想を持つかというインタビューがありました。彼は、まず第一に言えることは働くことだ、つまり定年を延ばすことだ。二十一世紀の日本は子供より老人が多い社会になる。私の考えでは七……


13期(1983/06/26〜)

第101回国会 社会労働委員会 第4号(1984/04/06、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 きょうは三十分しか時間がありませんので突っ込んだ御質問はいたしかねるので、概括的なことを二、王お尋ねしたいと思います。  最初に、厚生大臣にお尋ねいたしますが、大臣就任に当たっての所信というものをお聞きいたしました。大臣は別な場所でもおっしゃっているように、私はいわゆる社労族じゃない、ずぶの素人だということで重要な厚生大臣に御就任なさったわけですが、既に衆議院で予算委員会も終わり、参議院の予算委員会もこれでもうほとんど終わりに近づいている。各般の質問を広範囲にお受けになったことと思います。また、大臣就任以来、今の宇都宮の問題等々、医療の問題からいろんな問題が毎日全国で起きておりま……

第101回国会 社会労働委員会 第6号(1984/04/12、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 最初に大臣にお伺いいたしますが、きょう未明に私鉄総連の賃金交渉が妥結いたしまして、ストが回避されたわけなんです。大体この春の賃上げは、これで大どころが全部終わったという勘定だと私は思っている。これ以降は三公社四現業の問題、あるいは民間の産別関係というふうに推移していくと思うんだけど、まあまあ大方の相場づくりのところが終わったという状況の中で、どのように今回の賃上げというものを評価しておられるのか、その点、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 確かに低成長という中で、春闘の姿というものも随分変化してきているなというふうに思うわけですが、一方、国鉄、林野などの三公社……

第101回国会 社会労働委員会 第7号(1984/04/17、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 この委員会でもうしばしば取り上げている問題で、精神病院のことなんですけれど、多少重複する面があるかもわかりませんが、私、この際、二、三お伺いしておきたいと思うんです。  私は、宇都宮の問題に限定してとやかく申し上げるつもりはありません。たまたま宇都宮病院に端を発して、この際、精神病院のあり方というものにメスを入れなければいけないんじゃないかという気がしておりますので、その面についてお伺いしたいと思うんです。  今度の宇都宮問題を見てみましても、問題は、この精神病院という特性の中からくる閉鎖性、そして監督指導体制の難しさ、そこからくる不備、こういったことが結果して患者の人権を侵害す……

第101回国会 社会労働委員会 第8号(1984/04/19、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 この諸外国の障害者対策という資料をいただいて、見てみたんですが、西ドイツ、イギリス、フランス、オランダ、スウェーデン、アメリカ、こういった欧米先進国では、対象となる障害者の範囲に、身体障害だけでなくて精神障害も加えられておるわけです。  それで、我が国の場合いささか異なるわけでございますが、この点について、どういったことによるものか。あるいは、押しなべて欧米では精神障害者も加えておるわけでございますから、将来の展望として、我が国においてもこういった方向をたどる方がいいのかどうか。あるいは我が国の場合にはそれがぐあいが悪いのか。こういった点について御説明いただきたいと思うんです。

第101回国会 社会労働委員会 第10号(1984/06/21、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 最初に、最近、来年度予算の概算要求に関するシーリングがいろいろ取りざたされております。そういった中で、労働省関係の過去のシーリング枠及びそれに伴う予算額がどういう傾向になっていたのか、最初にお尋ねいたします。
【次の発言】 景気が長い間停滞して失業者が増加しているという状況の中で、今言われたように、要求枠自体、シーリングの関係でございましょうが、ずっと逓減しているという状況です。とりわけ、失業者が増加しているという中でこのような傾向が続いている状況から、一番大切な雇用対策関係の経費がどのように推移してきたか、この点あわせてお尋ねいたします。

第101回国会 社会労働委員会 第11号(1984/06/26、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 私は、がんの問題について二、三質問いたしたいと存じます。  政府が昨年六月に対がん十カ年総合戦略というものを策定いたしまして、官学民一致協力してがん制圧に向けてのプロジェクトをスタートさせたわけでありますが、これは国際的な立場、我が国の国際的なポジションから見ても、極めて私は重要なことであり、その戦略というものは評価すべきだというふうに思っているわけです。  そういった点についてお尋ねするわけですが、この対がん十カ年総合戦略というものの概要ですね、そして、まあ昨年のことしてございますから、直ちにこれは即効するということではなかろうけど、現在どういった動きをしているのか。つまりその……

第101回国会 内閣委員会 第21号(1984/08/03、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 鈴木先生にお尋ねいたしますが、先生が日本教育文化研究所の発行しております「教育創造」創刊号に、「教育改革その基本的課題」、これは特集で「教育改革をこう考える」ということについての御論文を発表しておられますが、私は、この先生の論文に大変感銘を受けたわけであります。  この中から二、三お尋ねいたしたいと思うんですが、時間がありませんからかいつまんだ形での質問になりますけれども、一つは、先生御指摘の我が国が直面している教育の混乱は、大きく歴史的要因と社会的要因に分けられるというふうに分析なさっておられます。同時に戦後の、とりわけ第二次大戦後の占領軍により我が国に対する新教育制度の実現を……

第101回国会 内閣委員会 第22号(1984/08/06、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 総理、文部大臣、お昼抜きで大変お疲れだろうと思うのだけれども、もうしばらくだから頑張っていただきたいと思います。  先ほど総理の御答弁の中で、我が党の佐々木委員長が一月十七日の党首会談で教育臨調ということを提唱した、しかしその後いろいろ考えて呼称面においていかがなものかということで臨時教育審議会という形をとったというふうにおっしゃいました。我が党の佐々木委員長が提唱した問題は、これまでの教育改革というものがどちらかといえば文部省、そして日教組及び教育関係者という特定の狭い枠の中で取り扱われてきている。したがって、国民のコンセンサスに立脚して、政府が挙げて取り組む姿勢に欠けていた。……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第3号(1985/01/23、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 経企庁長官には、前には河本さん、宮澤さん、今度は金子さん、実に大物がいつも就任されていらっしゃるわけなんです。しかし、ともすれば経企庁はペンと紙のお役所であるというふうに言われているわけです。我が党はきちっと文章にまでして、経企庁というものをもっと中長期的な観点に立った予算編成を行うためにマクロ経済運営という視点から財政政策のあり方を示す、まあ総合経済企画庁というふうな形に位置づけて、実際に予算の具体的編成に当たってその意見が十分に反映される省庁に位置づけなきゃいかぬ、そのための措置を講ずべきであるというふうに提言してまいっておるわけなんです。  先ほど長官も、大蔵省の深い御理解……

第102回国会 社会労働委員会 第9号(1985/03/28、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 きょうは定年とそれから時間短縮問題のオンパレードでございますが、私もちょっと触れてみたいと思います。ただ、前に発言された方がもうお触れになったことは省略いたしまして、若干の御質問をいたしたいと思います。  定年の問題について、「定年の法制化問題に関する審議が行われている雇用審議会等における論議を踏まえつつ、法的整備を含め、人生八十年時代に的確に対応する施策の樹立に努める」というのが、これは百二国会の労働大臣の定年に関する所信表明のくくりだろうと私は思うのです。  労働省の資料を見てみましても、五千人以上のいわゆる大手企業の六十歳定年に関する調査ではやっと五七・九%ぐらいになってい……

第102回国会 社会労働委員会 第12号(1985/04/09、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 我が国では、本格的な高齢化社会の到来を目前に控えて我が国の公的年金制度を高齢化社会にふさわしいものに改革することは、我々に課せられた急務であると考えております。現在、我が国の六十五歳以上の人口は総人口の一〇%を占めているわけでありますが、二十一世紀の前半、昭和九十五年ごろのピーク時には、実に二二%程度にまで達するものと推計されております。このような高齢化社会に対応するためには何よりも公的年金制度が中心にならなければなりません。みんなが安心して老後生活を送るためには安定的な公的年金制度の確立が不可欠であると考えておる次第です。  基礎年金の導入、給付と負担の見直し、婦人の年金権の確……

第102回国会 社会労働委員会 第15号(1985/04/16、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 前回細かい問題について質疑いたしましたので、きょうは簡潔に、ちょっと疑問に思っておることについて承りたいと思うんです。  四月の十二日に当委員会に参考人をお呼びいたしまして、参考人からそれぞれ御意見を承ったわけです。その折、参考人の池末さん、この方は精神障害者のケースワーカーという立場の方のようでしたが、幾つかの問題を出されまして、私ちょっと聞き取りにくかったので調査室に調べてもらったところ、内容が判明しました。それで、今から申し上げるこういったケースについて、ひとつ厚生省のお考えをお聞きしたいと思うんです。  池末さんが出しておられた一つの例は、高校卒業後十八歳で就職して、そし……

第102回国会 社会労働委員会 第17号(1985/04/23、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 総理に二、三問お伺いいたします。  最初に、御承知かと思いますが、我が党は二十五年前に議会制民主主義の確立と福祉国家の建設を国民に向かって提唱してまいりました。今日では、社会保障政策や雇用政策などは制度的にはかなりなレベルに達しつつあるというふうに見ておるわけであります。しかし、二十一世紀に向けての中期的な展望に向かって、より高次の、質の高い新たな高度福祉社会づくりに進まなければならない。すなわち人口の高齢化は今後急速に進むし、先ほども総理お述べになりましたように、世界で有数の超高齢国家になることは必至であります。こうした高齢化社会へ円滑に移行していくためには、雇用とそれから年金……

第102回国会 社会労働委員会 第19号(1985/05/21、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 きょうは、「児童扶養手当法の改正について(問答)」というのが厚生省から出ておりますが、この中から御質問申し上げたいと思うんです。  最初に、「問三 今回このような改正をしなければならない理由は何か。財政的理由からの福祉の切り捨てではないか。」という問いについてずっと書いておられるわけだけど、その1の中ほどに、「母子福祉年金の受給者は今やほとんどいなくなっています。」というくだりがあるんです。母子福祉年金の受給者がほとんどいなくなっているという状態は、この同じ問答集の中で十五ページに図示されておりますね。三十八年ごろ二十一万五千人いたのが現在八百人、なるほどこういった数字をたどって……

第102回国会 社会労働委員会 第20号(1985/05/23、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 法案に入る前にちょっと大臣にお伺いします。  実は、十日ほど前に大変ショッキングな新聞報道がありました。警察庁から出された昨年一年間の自殺白書のことであったわけです。内容を新聞の報道だけで私は承知しているわけでありますが、「死に急ぐ、熟年男性「勤務」原因が五年で倍増」というような記事なんです。この記事によると、自殺の原因、動機などについて、常識的に考えると病気であるとか経済問題であるとか、あるいは家庭関係というようなものが考えられるんだけど、これらの動機というのはいずれも前年より下回っている、ただ一つ勤務問題だけが増加しているというわけですね。しかもこの勤務問題というのが、五年前……

第102回国会 社会労働委員会 第21号(1985/05/28、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 私ども、衆議院段階、それから本院におきましても同僚議員があらゆる角度から質問してまいりましたので、重複を避けまして二点ほどお聞きしておきたいと思います。  その一つは、所得税の非課税世帯の手当額が三万三千円となっているわけですが、これまでは母子福祉年金にスライドしてその額の改定がなされてきたわけですね。しかし、国民年金法の改正が成立しまして、六十一年度以降は母子福祉年金は基礎年金に統合される、こういうことになりますので、従前の額の改定のよりどころがなくなることになるわけです。したがって、六十一年度以降この手当額の改定をなす場合には何をよりどころにしてやっていくことになるのか、どう……

第102回国会 社会労働委員会 第22号(1985/05/29、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 各参考人、本日は大変御苦労さまでございます。お昼になりましたが、もう少しでございますので御辛抱いただきたいと思います。  幸重参考人にお伺いするわけですが、あなたは第一線の労働運動を現にやっておられるという立場からお答えいただきたいと思うんだけど、本法案が通ったときに、派遣労働者が常用労働者に代替される、あるいは正規社員が派遣労働者化していくというふうに今参考人からの御意見があったんだけど、私は、日本の労使関係あるいは現在の労働運動、労働運動の基本というのは、どういうタイプの労働組合があろうとも、組合員の雇用の安定ということを第一義にしているわけですからね。だから、労働組合がみず……

第102回国会 社会労働委員会 第23号(1985/05/30、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 昨日参考人をお呼びいたしまして参考人からの意見を徴したわけでありますが、その中で私は高梨参考人に質問をして、高梨参考人がちょっと私の質問の真意を解しておられないような印象を受けたので、労働省の考え方を聞いておきたいと思うのです。  加藤局長もきのう出席しておられましたね。熱心に聞いておられたので御存じかと思うんだけど、それは、派遣された労働者の団体交渉権というものは、これは私は派遣元にあるというふうに思います。これは包括的な雇用責任が派遣元にあるわけですから、派遣先に労働条件に関する当事者能力がないというふうに判断されるからです。しかし、派遣先において団体交渉権がないとしても、こ……

第102回国会 社会労働委員会 第26号(1985/06/18、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 法案に入る前に、二、三厚生省にとって今日的な問題についてお伺いしておきたいと思います。  その一つは、六十一年度の厚生省の予算編成にかかわる問題でございますが、このところしばしばマスコミに報道されているところですけど、六十一年度を展望するときに、当然増経費だけで一兆六千億程度に達する。こういう状況の中で、来年度の予算概算要求基準の設定が非常に難しいというふうに報ぜられているわけです。  我が党は、これまでも本会議の席でも、高齢化社会を迎える、あるいは医療費の増高等を配慮してもろもろの施策を講じてきてはいるのであるが、なおかつ当然増が将来見込まれることであり、財政上の問題からゼロシ……

第104回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員打合会 第1号(1986/02/28、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 一つだけ。被膜ですね、被膜がどのようなポジションにあるか。一つは、おっしゃったダイアライザーみたいなものもあるし、逆浸透膜の海水淡水化という問題もあるわけだけど、ここでお話しになったのはどちらかというとセラミックス、プラスチックなんかのお話だったんですが、膜の新素材といいますか、被膜の研究というのの進みぐあいがどういうことになっておるか、ちょっと教えていただきたいと思います。

第104回国会 社会労働委員会 第5号(1986/04/02、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 本院で、国民生活・経済に関する調査特別委員会というのが持たれまして、これは衆議院にない大変ユニークな特別委員会ですが、三年間、いろいろと参考人から意見を徴したり、勉強会を開いたりしております。その中に技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会というのが持たれておりまして、これも三年間、いろいろと職場を見学したり、あるいは学識経験者の意見を徴したり、労働組合の意見を承ったりしておるところです。既に二回にわたって中間報告を行い、この会期末までに第三次の報告書を今まとめる作業に入っている段階です。  したがって、その意味で概括的なことをお聞きするわけでありますが、情報化、そして技術革新と……

第104回国会 社会労働委員会 第6号(1986/04/08、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 私は、年金問題に限って若干質問をいたしますが、国民の側から見て、年金に対する信頼というものを崩してはならないと私は思うわけです。とりわけ、これから長寿社会を迎えていくわけでありますから、やはり公的年金というものが老後の生活の柱であるわけで、その意味からも、年金の信頼というものをきちっと守っていかなければいけない。そのためには、年金制度が長期的にその財政が安定したものでなければならないのは論をまたないところです。  その意味からも、年金財政安定化にとって、積立金の高利運用の道を開くということが今後極めて重要であろうと思うわけですが、今、提出されておりますこの法律案、つまり、来年度予……

第104回国会 社会労働委員会 第12号(1986/05/08、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 二、三質問いたしますが、今回の改正に当たって、限度額を上回るものについて経過措置を設けて既得権を保障する一方で、限度額を下回るものについては限度額まで引き上げるということになっております。  そこで、限度額まで引き上げるのにどの程度の財源がかかるのか教えていただきたいと思います。
【次の発言】 六十二年度四十億円。  将来にわたってこの保険財政への影響ということをどう考えておられますか。
【次の発言】 先ほども国鉄の問題などについてまだ予知することはできないわけだけど、私、いろいろ影響が出てくると思うんで、その辺ちょっと気がかりであったわけです。  それから今回の改正では、労働者……


14期(1986/07/06〜)

第112回国会 決算委員会 第4号(1988/04/25、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 大臣には最後に質問しますから、その間ゆっくり休んでください。  JRの問題について最初にお伺いいたします。  国鉄改革実施後一年を経過したわけでございますが、運輸省としてはこの新会社の営業活動をどのように評価なさっておられるか、また、新会社の今後の経営のあり方についてどのように考えておられるか、最初にこのことをお尋ねいたします。
【次の発言】 「JR各社 大幅黒字決算に」ということで、二月二十八日の中央紙でございますが、これは全部六段抜きで出ています。国民だれしもびっくりしたわけです、一年で手のひらを返したように黒字になるなんてどうしたことだと。それはうれしいことではあるんですが……

第112回国会 社会労働委員会 第5号(1988/03/28、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 最初に大臣にお伺いいたしますが、厚生年金基金の自主運用についてです。  企業年金制度を充実させなければならないということは政府の「長寿社会対策大綱」でも言われていることでありまして、大臣も、そして前大臣もその前の大臣もこの厚生年金基金の自主運用ということについて大変強い意欲をお持ちでございました。私もそのことについて強い関心を持ってまいりました。  厚生省はこの見地から二月の上旬に法改正に踏み込まれたわけでありまして、私も金融自由化という大きな流れの中から将来いい方向へ滑り出すものと期待していたんでありますが、まことに残念ながら、その後、断念せざるを得ない、自主運用の箇所を削除し……

第112回国会 社会労働委員会 第6号(1988/03/31、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 私は、外国人労働力の導入問題に絞って一、二点お伺いいたしたいと思います。  御案内のように、最近外国人労働力の受け入れ問題が大変注目を集めておるところでありますが、この問題は国際化時代の経済大国日本に対する門戸開放である貿易、資本の国際化・自由化に次ぐ最終段階の極めて重要な事案だと思います。日本では現在、出入国管理及び難民認定法で外国人の就労を制限しているところでありますが、実態は、観光あるいは日本語学校入学などの名目で短期在留資格を得て入国して、在留期間を過ぎても帰国もせずにホステスあるいは土木作業員、工員などの形で不法就労しているというのが現状で あり、しかもその不法就労の外……

第112回国会 社会労働委員会 第8号(1988/04/14、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 労働安全衛生法改正案について御質問申し上げますが、きょうは各委員からかなり細かい点まで熱心に御質問がありましたし、労働省の方でも一生懸命答弁なさっておられました。したがって、重複する面は一切避けて五つ、六つ確認するような形でお伺いいたしたいと思います。大臣は答弁の必要ございませんから、気を抜いて座っておっていただきたいと思います。  一つは、今回の改正案は、言うまでもなく高齢化社会の到来に対応して高年齢労働者の労働災害を防止するとともに、その健康を保持することが一つの眼目となっていると思うんでありますが、この高年齢労働者の労働災害の防止、疾病予防、健康保持のためにどのように具体的……

第112回国会 社会労働委員会 第11号(1988/04/26、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 きょうは五時から港湾労働法案の趣旨説明ということになっておりますので、私、ちょっとずれ込んでおりますが、五時まで短い時間でありますけれども、きょうは概括的なことについてお尋ねをしてまいりたいと思います。  まず、大臣にお伺いいたしますが、もう同寮議員から質問の都度出ていることでありますが、我が国は本格的な高齢化社会を迎えておりますし、さらにこれからはそのピッチが早まっていくわけであります。  こういった社会環境の中で、広い意味の社会保障に対する大臣の基本的なお考え方をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 労働省あたりでも高齢者社会という言葉を長寿社会というふうに呼んだりしている……

第112回国会 社会労働委員会 第12号(1988/04/28、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 限られた時間でありますから、かいつまんで、若干確認等の意味を込めて御質問申し上げます。  先日、港湾労働法案に対する提案理由の説明をいただいたわけでありますが、その冒頭にも労働省の方から言っておられるように、輸送革新が著しく進展して最近においてもさらにその度合いが強まってきている、それに対応する形において港湾運送に必要な労働力の確保と港湾労働者の雇用の安定、福祉の増進を図るために今回の法改正を行うんだということでございました。まさにそうであろうと思います。  そこで、最近のこの輸送革新に伴う港湾労働事情、これは、質と量と両面あるんじゃないか。労働力の質というものも革新に伴って非常……

第112回国会 社会労働委員会 第13号(1988/05/09、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 きょうは各先生方、大変貴重な椅意見をまことにありがとうございました。もう十二時を随分回っておりますので、私、丸尾先生に二つだけ質問させていただいて終わりたいと思います。  一つは、先生お述べになっておられる中で、低所得者の保険料負担問題ですが、やはり国保とい う構造体質からいって先々問題は消えないだろうと私は思っておるんです。  そういった意味で、低所得者層を対象とする福祉医療というふうに分離してしまうというのもアメリカあたりではやっておることであるし、一つの方法じゃないか。いずれにしても、公的負担をするわけですから、どっちでも出す金は一緒なんだから、だからそういうふうに思い切っ……

第112回国会 社会労働委員会 第16号(1988/05/19、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 二、三御質問申し上げます。  今回のこの法案改正については、一つには、三公社五現業から郵政事業などの四現業に国営企業の実態が変わったということと、いま一つ、臨調の最終答申にも指摘された労働委員会機構の簡素化ということを受けての改正であるわけでありますが、この簡素化と言っても、単に経費の節減とかそういったことだけではこれはいけないのであって、当然、その裏にはそのことによる効率的運用ということが欠かせない要件だと思うんです。  したがって、国労委と中労委が統合された。そして、労働委員会制度というものが新しく運営される。そのことが、簡素化を伴うと同時に、従前よりも効率的にしかも機能的に……

第113回国会 社会労働委員会 第4号(1988/12/06、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 時間の関係で西先生に一問だけお伺いいたします。  先生は公衆衛生、衛生行政が御専門と承っておるんですが、先ほど来ここで大勢の先生方の御意見お聞きになっておわかりのように、また衆議院での本法案の審議の経過もごらんになっておわかりのように、二つの問題が実はあるわけで、一つは、端的に申し上げて人から人へ感染する病というのはエイズだけじゃないじゃないか。例えば肝がんのもとになると言われる肝炎ウイルスだってあるじゃないか。そうだとすれば、人から人へうつるいわゆる伝染病、感染症ですね、こういったものと整合性を持ってひとつ考えてみたらどうなんだと。そういったときにエイズだけを引っ張り出していく……

第113回国会 社会労働委員会 第5号(1988/12/20、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 もう既に多くの方があらゆる角度から質疑を行われておりますので、なるべく重複するところを避けて数点お伺いいたしたいと思います。多少重なるところがあるかもわかりませんが、確認の意味でお聞きいたします。  言うまでもないことですが、エイズ対策は法律をつくれば事足りるというものではなくて、正しい知識を普及することや研究を推進することが最も大切であると思うのでありますが、エイズ対策全体のあり方とその中での法律の位置づけについて、なぜ法律が必要なのか、これは参考人からもいろいろ意見をお聞きして意見が二つに分かれているところであるし、ここでも意見が分かれているところなんです。  具体的には、エ……

第114回国会 社会労働委員会 第3号(1989/06/16、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 同僚議員が随分質問されておりますので、重複を避けて一、二お尋ねいたしたいと思います。  この特定民間施設、つまり疾病予防運動センター、高齢者総合福祉センター、在宅介護サービスセンター、有料老人ホーム、この一から四までの機能を全部完備したということは不可能だと思うんだけれども、おおむね一から四までを一部の施設として現在持っていて、稼働していて、そしてこれからこの法律が施行された場合にもし申請してくれば認定されるだろうなと、そういった要件を整えていると思われる現在稼働している民間施設はどれくらいありますか。
【次の発言】 これはいろいろ認定を受けるに当たっての整備計画等、地方自治体と……

第114回国会 社会労働委員会 第4号(1989/06/20、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 私は年金業務の問題について、どちらかといえば要望を付して若干質問いたしたいと思うわけです。  厚生省が昭和五十五年に社会保険のオンラインシステム計画をスタートさせて十年を経過し、本年二月に完全オンラインシステムが完成したわけでありますが、私はまことに画期的なことだと感じております。たまたま厚生省の月報ですか、「厚生」という雑誌を見てみましたら、イギリスの大臣が高井戸にある社会保険業務センターを視察されておられる。私もそれを見て、ぜひ一度見ておかなければいけないということで、せんだって同僚議員を誘ってこの高井戸センターの庁舎、それから三鷹の庁舎を視察してまいりました。  私の見た印……

第114回国会 社会労働委員会 第5号(1989/06/21、14期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 本当にありがとうございました。(拍手)



各種会議発言一覧

9期(1971/06/27〜)

第71回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第3号(1973/06/18、9期、民社党)

○藤井恒男君 時間がありませんから、簡潔に三点のみお伺いいたします。  西部炭鉱の災害に関する問題ですが、坑内との連絡ですね、坑内との連絡にあたって、有線、無線の両方を現在使用しておられるようでございますが、災害が起きると使用不能になることが多い。したがって、有線の本数をふやすようにということが現場で強く要望されておる。しかし、経費の関係からそれがなかなかはかどらないということを私漏れ承っておるのですが、その辺についてどういう経緯になっているのか、所長の岡部さんにお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 これは局長にお伺いいたしますが、今度の二度目の災害が発生して、東京鉱山保安監督部長は、西……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1973/04/05、9期、民社党)

○藤井恒男君 私はわが国の海外への進出企業の労働問題についてお伺いをいたしたいと思います。  御承知のように、日本企業の多国籍化に伴いまして、海外への進出企業が飛躍的に増大しておるわけでありますが、進出先での雇用、労使関係など、労働問題が今日では最重要課題になっております。  東南アジアに限ってみましても、私もこの一月に東南アジアを視察してまいったわけでございますが、タイにおいてはわが国の進出企業は百十社をこえておりますし、インドネシアにおきましても八十数社が現在進出しております。ことにタイは外資中わが国のシェアは約三五%でトップでありまして、第二位のアメリカが一七%ですから、はるかにこれを凌……


11期(1977/07/10〜)

第91回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1980/03/31、11期、民社党)

○藤井恒男君 きょうはきわめて時間が短うございますので、アクリル紡績糸の問題にしぼって、少し細かくなりますけれども、通産省のお考えを承っておきたいと思うんです。  現在、日米間に貿易摩擦ということがしきりに報ぜられておるわけでして、その最たるものとして自動車の問題が出ております。ほとんどマスコミも日米経済摩擦と言えば自動車ということに判で押したようなことになっておるんですが、実はこれ以上に大きな日米経済摩擦を誘発しかねない問題があります。  それは、米国の国際貿易委員会、俗にITCというわけですが、ここがMFAの対象として現に数量規制が行われておるにもかかわらず、わが国から米国に向けてのアクリ……


13期(1983/06/26〜)

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号(1984/02/15、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 この資料、「創造科学技術推進事業」、六つのプロジェクトについてお話があったんですが、このプロジェクトを組むいわゆる課題提供の選択、これも一番大事なことだと思うんだけれども、そういったものについて、民間産業あるいは大学等がどのように関与しているのか。その選定は、最終決定はどこが組んでいくことになっておるんでしょうか。
【次の発言】 このようにしてプロジェクトが組まれておるわけだけれど、工技院に置いておる次世代産業の基盤研究というのが発足しておりますね。それから、科技庁のもとにも同じような国家プロジェクトができているわけだけれど、そこのプロジェクトとこことの関係といいますか、関連とい……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号(1985/02/27、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 時間が参りましたので簡単にお聞きしたいんですが、この表の3「ME化と中高年男子比率」、ここで四十歳以上が非常に少ない。言うまでもないことですが、高齢化社会を迎えて、高齢者の就労ということを真剣に考えなきゃいけない。ある意味では積極的にワークシェアリングという観点に立っていかなきゃ労働組合もこれから困るだろうと思うのだけれども、あなたが率直に見て、現実の数字が三十歳代に偏っておるわけだけど、四十歳以降が、例えば業種がいろいろあるけれども、電機産業で行っているME機器導入、それを扱う作業者として四十歳ないし五十歳前半の人たちは本当に不適なのかどうか。あるいはその機器が極めて高性能で単……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第2号(1985/04/19、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 この小委員会で先だってお招きした参考人の方からのお話で、私も完全に記憶しておるわけじゃないんだけれども、こういう話がありましてね、先端産業というものは労働構造を変える、知的労働をふやしていく、したがって熟練労働といいますか、今までの労働形態と変わるのでそういった人たちの就労の機会をなくしていくというふうに俗に言われるけれども、しかしME機器といえどもこれはプログラマーが必要なんで、このプログラムをつくるということに関してはむしろ熟練労働者の方が必要なんだと、熟練労働者の段取りのうまさといいますか、こういった人たちによるプログラムの作成ということが実際の工場を動かす上には大変必要な……

第103回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号(1985/12/04、13期、民社党・国民連合)

○藤井恒男君 時間も参っておりますので一点だけお伺いしたいと思うんですが、ME、ITがどんどん普及していきますと、私は既存の企業における勤務形態が変わっていくんじゃないかという気がするんです。労働省も大きく旗を振って、国際的な観点からも労働時間の短縮というようなことをしきりに――しきりにというか強く主張しているし、産業界でも真剣に受けとめている状況下にある。だから、一日当たりの労働時間もさることながら、週における労働時間、あるいは今度フランスのように年間労働時間、休日との絡みというようなことも国際的にもいろんな論議が出ている状況ですね。  日本の場合には、おおむね企業は四組三交代、三組三交代あ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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