このページでは須原昭二参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。須原昭二参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○須原昭二君 お許しをいただきまして、昨晩は約十時ごろまで生産性運動の問題で委員の皆さん方たいへん御苦労であったと思いますが、多少要旨が混乱をするきらいがあるかもしれませんが、ひとつ御丁寧に御答弁をお願いいたしたいと思います。 まず私はいまわが国の医療制度、特に私たち痛感をすてることは、営利主義あるいは売薬医療などという問題が横行いたしておりまして、医療機関や給付水準の不均衡等を容認するようなことなど、各方面から実は医療の荒廃だとか、医療の混乱だとか、こういう表現で実は多くの国民から指摘をされておるわけであります。したがって、きょうはその医療制度の中でとりわけその焦点となっておりますいわゆる……
○須原昭二君 ちょっと同じように、小田公述人に御質問申し上げたいと思います。 実は、お話を聞いておりましたところ、まず施政権だけは取り戻そう、その後にあまたの問題点については内政として考えよう、こういうことをおっしゃいました。この点について若干お尋ねをしておきたいわけでありますが、御案内のとおり、沖繩が切り離されたのはサンフランシスコ条約第三条、あれから二十数年経っているわけです。幸い今度の議論の中で、まず施政権だけは返ってくるということになるわけでありますが、私は、先ほど石黒公述人がおっしゃいました、社会保障だとか社会福祉の問題については、なるほど内政の問題として重点的にこれらの問題を消化……
○須原昭二君 ちょっと関連で、資料要求をお願いしておきたいと思うのです。 いまわが党の委員から指摘しております問題は、若狭湾を中心にしてお話が進んでおりますが、この若狭湾は原電が非常にたくさん集まってきているという点から指摘をされているわけです。しかし、この若狭湾が将来私は日本列島の原電配置の縮図になるのではないか、そういう点でとらえて実は御指摘をいたしたいわけですが、いますでに稼働されているのが五基、許可をされて建設中のものが十基、申請で受け付けをされたものが四基、さらに最近では三重県の芦浜原電、それから熊野原電、あるいは新潟の柏崎、その他たくさんあると思うのでありますが、ただいまそういう……
○須原昭二君 きょうは衆議院のほうにおける沖繩問題で、大臣がお見えにならないことは、非常に残念ですが、物理的にこれはいたしかたないことでございまして、管理者一体の原則でありますから、大臣がお見えにならなくても、政務次官で事足りるであろうと実は思います。そういう視点から、ひとつ私の質問に対しては的確にお答えをいただきたいと思います。時間の関係もございまして、たくさんの問題点持っておりますから、ひとつ御答弁のほうは簡明率直に、時間かせぎをしないように、前もってお願いしておきたいと、かように存じます。 まず第一点は、きのうも実は中医協が夜九時ごろで解散をし、結論の出ないまま経過されているような状態……
○須原昭二君 お許しをいただきまして、若干国鉄のいわゆるマル生運動に関連をしてお尋ねをいたしたいと思います。
まず、磯崎総裁にお尋ねをいたしますが、去る十一月二十一日仙台での東北新幹線建設起工式に出席をされたそうでありますが、その際におけるお話が、先般のわが党の議員団とのいろいろの折衝の中で、磯崎総裁は生産性運動にかかわる不当労働行為の問題については、きびしく関係当局の幹部の皆さんに訴えられてきたとおっしゃいましたが、その点は間違いございませんか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 その当日、起工式が終わったあとで記者会見があったと私は聞いておりますが、その際、いろいろ新幹線の問題、あ……
○須原昭二君 沖繩が五月の十五日、本土復帰になります。その前提に立ちまして麻薬取締法の一部を改正する法律案が提案をされております。したがいまして、この法案に関連をして麻薬行政の諸事項について御質問をいたしたいと思います。 もうすでに御案内のとおり、内地における状態を振り返ってまいりますと、昭和三十七年だったと思いますが、ヘロイン横行時代というか、きわめて本土における麻薬事犯の多かったことを思い起こすわけです。しかしそれ以上の麻薬犯罪の頂点をしのぐ状態にいま沖繩があるわけであります。特に昭和四十五年の沖繩における麻薬に関する事犯を、厚生省のデータによりますと八十二件、百十六名の検挙となっており……
○須原昭二君 ただいま議題となりました労働安全衛生法案に関連をして、労働大臣並びに各局長と若干の質疑をかわしたいと思います。 まず、いま御提案の中にもお話がございましたように、一年間の労働者の労災による死傷者が百七十万人と、こうおっしゃいました。これは、私の記憶をいたしますところによりますと、「朝日新聞」でしたか、昨年四十六年の三月九日のたしか社説だったと思いますが、もう一年前に百七十万というのは言われておるわけです。特に、当時の「朝日新聞」の社説によりますと、この十年間に、GNPは四・五倍になったが、労働災害も二倍になった。一日に十七人の死亡者、約千名の重傷者が出ている、そう言って、一年間……
○須原昭二君 まあ、実はいま大橋委員から御質問が続けられておりますが、その観点に立って若干関連でお尋ねをいたしたいと思います。というのはこのプレイタウンの事故というものは、七階が閉鎖をされてしまった。施錠されてしまった。その中で、人体に外部的な外傷はなくて、ガスで中毒を起こして皆さんがなくなった。 こういう事例なんでありますが、どうも上のほうへ目がいっておるようで、実は下のほうへ目を移しますと、この地下街の今日の利用状況、われわれ非常に心配をするわけです。特に私ちょっと調べますと、全国の地下街が百五十カ所ぐらいあるそうで、しかもまた延べ面積は百二十万平方メートル、そして私たち名古屋の中に住んで……
○須原昭二君 お許しをいただきまして……。実は先般の質問は労働災害一般論を特に御質問申し上げました。したがいましてきょうは提案をされております法案の各条項について、問題点について疑問をただしたいと実は思います。 前回いろいろの問題でまだ残っておる問題がございますが、若干まだ資料が出てきておりませんから、この点は次回、他の機会においてまた御指摘を申し上げたいと、かように思います。 まず、この法案を通覧をして私が感じました諸点について、総括的に二、三の問題点を御指摘いたしたいと思います。 実は、労働安全衛生法、これは御案内のとおり、労働基準法第五章の安全衛生の項を切り離しておるわけです。この……
○須原昭二君 老人福祉医療の問題については、すでに先輩の皆さんからいろいろと御質疑があったわけですが、なるべく問題が重複しないように、問題点だけお尋ねをいたしてみたいと思います。 まず、法案の内容に入る前に、若干見解を尋ねておきたいと思うんですが、日本は世界で冠たる自殺の多い国であります。とりわけ老人と女性の自殺が多いのが最も顕著な特徴であります。 ちなみに、拾ってまいりますと六十五歳以上の自殺は、男子はハンガリーに次いで世界で第二番目、女子は断然トップでありまして、スウェーデンの五倍、イタリアの八倍、ノルウェーの十倍、これはいわば老女の自殺と言えると思います。はたしてこの老人、とりわけ老……
○須原昭二君 貴重なお話をいただきましたわけですが、参考人の皆さんに、さらに理解を深めるために御質問いたしたいと存じます。 まず、最初に陳述をされました日下部さんにお尋ねをいたします。 非常に具体的な英国のお話を聞いてわれわれも参考になったわけでありますが、まあ人間の命や健康を非常に尊重しているという姿をまざまざといま浮き彫りにしていただいたわけです。とりわけナショナルヘルスサービスですか、国民保健サービス機関における、国が責任を持っているように感じますけれども、その負担の内容ですね、国の負担、こういうものがどういう実態になっているかということをまず、体験上でもけっこうでございますからひと……
○須原昭二君 午前中の質疑に続きましてお尋ねをいたしたいと思います。 今回の身体障害者福祉法の一部を改正する法律案、これを見て実は身体障害者なるものはどんな者であるかということをもう一ぺんあらためて検討し直す必要があるんではないかということを私はまず痛感をいたしました。というのは、この改正案によりますと、今度はじん臓機能の障害のある者を新たに含められておるわけでありますが、基本法でいういわゆる身体障害者という定義はきちんと書いてありますけれども、他面、考えてみますると、すでに御案内のとおり、交通災害、これはまあ外傷的な問題でありますが、これに加えていろいろ各般にわたる環境汚染、いわゆる労働災……
○須原昭二君 実は、きょう私は質問の予定日にはなっておりません。先輩の佐野議員が病で突然倒れられまして、したがって、ピンチヒッターでございますが、過般の代表質問の際に多面にわたって御質問申し上げました。本会議においては一方通行でありますから、大臣等の御答弁も、不明確の点、あるいはまた不十分な点がございます。それを振り返りながら質疑を進めてまいりたいと、かように思っております。 まず、その前に、この健康保険法の改正案が出てきますと、その過去を見ますると、実にそのたびごとに大きな波乱を巻き起こしているわけです。したがって、この保険法なるものを実はよくよくつらつら見てみますと、健康保険法というのは……
○須原昭二君 私はいま大きな問題になっております日本の荒廃した医療の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのですが、その前段で一、二点外交問題等々についてお尋ねをいたしておきたいと思います。
きのうの朝の新聞報道によりますと、岩国から南ベトナムに向けてアメリカの海兵隊とF4ファントム戦闘爆撃機が緊急増派されたと伝えております。日本本土の米軍基地から直接戦闘行動に出る場合は当然事前協議の対象となると私たちは理解をいたしております。重大な問題です。事前協議があったのかどうか、その点を明確に御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 戦闘行動に出ないというお話でありますが、現実には南ベトナムで戦闘行……
○須原昭二君 関連。 実は、知る権利について、いまお話がございましたですが、マル秘文書というものが、聞くところによりますと、防衛庁なんかは九十万点あるそうです、あるいはまた、外務省では四十万点というように多くあるということを聞いたわけでありますが、政府の機密事項というようなものは、このように拡大することが許されるかどうか。その点について非常に私たちは心配をするわけですが、御意見を承っておきたいと思います。
○須原昭二君 いま大臣は銭金に糸目をつけずにと大胆な御発言をいただいて、非常に感心をしておるわけなんです。 実は十五日には愛知の西三河、そして東濃地方を急遽御視察をいただいて、この機会に厚くお礼を申し上げておきます。 しかし、実は私非常に心配しておることは、当時の現地の中日、毎日、朝日、すべての一流新聞が大々的に高く称賛をして書いておるわけです。ちょっと読んでみますが、大きな字で、「「何でもしてあげる」木村建設相〃やる気〃大盤振るまい」、こう書いてあるわけです。中を見ますると、「政府は敏速果敢にやる。なんでもいってきなさい」あるいは「〃やる気〃だけは威勢よくふりまいていった」「政府は法にと……
○須原昭二君 私は、この際地方公務員の争議行為、いわゆる賃金引き上げ、ベースアップ闘争の、要求闘争がございますね。その全国統一行動についての懲戒処分等についてまずお尋ねをいたしたいと思うわけです。 実は最近、私、この懲戒処分について全国的にどういう状態になっているだろうかということに興味を持って調べてみましたところ、特に地方公務員の段階で統計を調べてまいりますと、昨年五月からことしの五月、約一年間におけるいわゆる自治労の関係の懲戒処分は、全国で三千七百六十五人、こういう数字で、実は自治労の統計でございますから、処分を受けた被害団体でありますから、当然正しいものであると認定をいたしますが、三千……
○須原昭二君 関連。この中医協の再開問題は先般のたいへん論議を呼びました健保法の改正の審議の中で非常に私はこまかく、きびしくこの問題は指摘しておいたつもりです。しかし、今日なお中医協が再開をされておらない。聞くところによりますと十一月二十八日、これは何か自民党と医師会とが討論集会をされるそうですが、それ以前にはできない、それ以後だというお話を聞いているわけですが、その点はそうですが、それが一つ。 もし、そういうことの前提の上に立って中医協の対策が進められているとするならば、いまわれわれが予想いたしますのは、来年度の予算の編成が少なくとも十二月の二十日、おそくても十二月の二十五日ごろまでにはな……
○須原昭二君 関連。はっきり申し上げますが、関連でちょっと資料提出をお願いします。 この警備業法の第十二条に「(警備員の名簿等)」、これで名簿をきちんと備えておかなければならない。「必要な事項を記載しなければならない。」と、こう規定をされているわけです。法律でで規定をされているものを出すというぐらいのことはできるんじゃないですか。これは出していただきたいと思います。あえて要求いたします。
○須原昭二君 たった二十五分の間でありますから、率直な意見を交えて二、三の点について御質問いたしたいと思います。とりわけ、前総理の佐藤さんが、沖縄が返らなければ戦後は終らない。こういうふうな名言を吐かれましたが、昨年の夏、沖縄復帰が実現をいたしました。しかし、グアム島の横井庄一さんをはしりにいたしまして、いまなお捜索が続いている小野田少尉の救出問題、あるいはまた、日本人の現地妻の帰国、国籍の問題、そういう多くの戦後処理の問題がたくさん残ってるわけですが、時間の関係上きわめて残念でございますが、きょうは戦争による内地の戦災障害者の問題点にだけしぼりまして御質問を実はいたしたい。とりわけ、大臣、新……
○須原昭二君 先般の労働大臣の所信表明について、これに関連をしてお尋ねをいたしたいと思います。
まず、労働省のあり方でありますが、労働省の設置法の第三条、それを通覧をいたしますと、第三条「労働者の福祉と職業の確保とを図り」とありますけれども、この労働者の福祉という「福祉」の概念についてどう大臣はとらえられているのか、この点について、まず冒頭から所信をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 岩波の辞典を見ますると、「福祉」というのは「しあわせ。幸福。」、福祉の「祉」というのは「天のくだす福が身にとどまる」と書いてある。また、もう一つの「福祉」をひもといてみますと、「消極的には人間の生命の危急か……
○須原昭二君 貴重なお話を承っておりまして、実は石坂参考人にまず最初にお尋ねをいたしたいのです。 肢体不自由児の父母の指導紙「いずみ」ですね、これにも石坂参考人は「車いすと人権」の中にも書いておられますし、実は前に四十七年、昨年の十月、「世界」でしたか、「身障者と日本社会」、ここで石坂参考人と伊東法政大学教授との対談が出ているわけです。いまもお話がありましたが、問題はやはり身体障害者の対策を立てるためにはまずその実態をつかむこと、これが一番重要だと、基本的な問題だと思うのです。その基本論、基本的な問題の中で、いまいみじくもお話がございました、記事も、対談も読んでおりますけれども、欧米ではもう……
○須原昭二君 さきに行なわれました齋藤厚生大臣の所信表明のお話に関連をして、きわめて抽象的になりますか、基本的になりますか、原則的になりますか、そういう問題点で実はお尋ねをいたしたいと思います。 まず、この所信表明の冒頭でおっしゃいましたことばの中で、福祉優先の考え方が国民の各層に定着しつつある、しかも福祉国家の建設は大きな時代の流れとなってきている、このような考え方の転換期にあるということを非常に強調されておるわけであります。この点の認識については全く同感であります。そういう状態でございますから、その福祉行政を進展すべき責任にある大臣の責任の痛感がきわめて強調されている点についてもこれに敬……
○須原昭二君 私は原爆被爆者に対する特別措置に対して、関連をして、とりわけ幾たびか国会の論議を通じて問題になっておりますアメリカの原子爆弾傷害調査委員会、いわゆるABCCの問題についてひとつお尋ねをいたしたいと思うのです。ただし、時間の制限がございますから、どうぞひとつ、政府の皆さんにお願いをいたしますが、要を得た簡潔な御答弁をお願いいたしたいと思います。特に八月の六日、八月の九日、原爆記念日が――きょうは五日でございますから、二ヵ月の後には二十八周年の記念日を迎えるわけです。いまなおこのABCCの問題を見るたびに、私は二十七年に日本が独立して以来なお占領行政が延長されている、あるいは屈辱的な……
○須原昭二君 私は、白ろう病対策について御質問をいたしたいと思います。 特に、この問題については、私も、三月下旬でしたか、長野県の南木曽、妻篭の営林署を中心にして、国有林はもちろんのこと、民有林の実態についても調査をいたしてまいった観点から、特に白ろう病の緊急性、抜本的にやはり対策が必要である、そういう立場から各種項目につきましていろいろと御質問をいたしたいと思うわけです。 もうすでに御案内のとおり、林業労働者の中に蔓延をいたしておりまする白ろう病、これは、林業労働者の命をむしばむと同時に、その労働者の生活自体を破壊をしている。さらに、それだけではなくして、わが国の林業のにない手であるとこ……
○須原昭二君 前委員会におきましてこの原子爆弾被爆者の援護に関する法案が出てまいりました。それに関連をして、戦後二十八年間、とりわけ独立国になってから二十年をけみしておるわけでありますが、とみに問題になってまいりましたいわゆるABCCの日本における法的地位、法的根拠についていろいろと前回質疑をいたしたわけでありますが、きわめてつまびらかになりません。したがいまして、きょうはわざわざ大平外務大臣にお出ましをいただいて、さらにこの点を明確にしていただきたい、かように存ずるわけです。したがいまして、まず最初に外務大臣にお尋ねをいたしまするが、本年四月二日、日米間で取りかわしたいわゆるABCCの存続に……
○須原昭二君 私は、六月の十四日、この社労で、この白ろう病の問題については二時間くらい御質問をいたしましたから、大要は避けたいと思いますが、同時に大橋委員からもお話がございましたから、若干漏れた点だけ、また参考にさらに認識を深めたい点を御質問いたしたいと思います。 まず、山田先生にお尋ねをしたいんですが、お話を聞いておりますと、チェーンソーの約半分五〇%、刈り払い機の使用者で約三〇%が訴え者であり、機械使用者の約九%、約一割に近い人が認定患者だということであります。お話しのように、これだけたくさんの認定患者がある。一割もあるということは、日本はもちろん、世界的にも職業病として例を見ないもので……
○須原昭二君 ただいま議題となりました戦時災害援護法案について、提案理由の説明を申し上げたいと存じます。 さきの大戦で、米軍の無差別爆撃は、銃後と思われていた非戦闘員とその住居を、一瞬にして血みどろの戦場に変え、わが国国土の諸都市を次々に焼き払つていきました。これによる一般市民の死者は、沖繩を除いて約五十万人ともいわれ、罹災者人口は実に一千万をこすといわれております。中でも、昭和二十年三月十日の東京大空襲は、わずか二時間余の爆撃によつて、全都の四割を灰じんと化し、炎の中で約十万の都民の生命を奪いました。その惨状は、イギリスの一物理学者が、原子爆弾による荒廃化を除けば、いままでになされた空襲の……
○須原昭二君 ちょっと関連してお尋ねしますが、実は中央の話し合い、この問題についてどうも労働省と運輸省との考え方が違っているように私たちは聞いております。六月一日の海事新聞、これは海運、海事、港湾の専門紙で、いわゆる業界紙なんですが、この中で運輸省は、中央の話し合いは形式でけっこうなんだ、要は内容の問題については地方別に、あるいはまた職種別に系統できめればいいんだ、こういうことが、運輸省の意見がこの海事新聞に明らかになっているわけです。労働省は中央できめれば、それはみんな従うと、こう思っておられるようですけれども、運輸省ではこういう意見を発表しているわけです。そうすると、労働省と運輸省というの……
○須原昭二君 私は、戦傷病者戦没者遺族等援護法を補強する意味におきまして去る六月二十六日の当委員会において、私が発議者となりまして戦時災害援護法案の提案説明をいたしました。その際、第二次世界大戦でアメリカ軍の無差別爆撃、皆殺しといいますか、ジェノサイド、皆殺し爆撃によって一般の市民の死者は沖繩を除いて約五十万人、罹災人口は実に一千万以上と私は説明をいたしたことをいま記憶いたしておるわけですが、しかし一九四九年の四月、経済安定本部が発表いたしました戦争による死傷者は軍人軍属の死者が百五十五万五千三百八人、軍人軍族の負傷者、これは傷痍恩給受給者のみでありますが三十万九千四百二名、さらに一般国民の死……
○須原昭二君 ただいま局長から、昨日の予備折衝の結果について御報告がございました。とりわけ、友好裏に以上二点について合意を見たと、こういう御報告でございますが、まずお尋ねをいたしたいのは、局長みずからこの当事者四名に御確認になったことかどうか、この点、まず。
【次の発言】 そういたしますと、永場さんから間接的に御報告受けられたことと解釈してもけっこうですね。
【次の発言】 じゃ、ひとつその前提の上に立ってお尋ねいたしますが、中央団交が七月の十三日、金曜日に日本港運協会の部屋で再開をすると、こういうことになっておるようですが、実は私、巷間伝えられておることを聞いておりますと、労働組合側は六日、七……
○須原昭二君 私は、ただいま可決されました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党の四派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、格段の努力を払うべきである。 一、国民の生活水準の著しい向上にみあつて援護の水準をさらに引き上げ、公平な援護措置が行われるよう努力すること。なお、戦没者遺族等の老齢化の現状にかんがみ、一段の優遇措置を講ずること。 一、戦傷病者に対する障害年金等の処遇については、さらにその改善に努めること。 一、戦後三十……
○須原昭二君 港湾労働法の一部を改正する法律案について当委員会は審議をいたしてまいったわけでありますが、実はこの審議の過程の中で、特に労使間の正常化がなければこの法律をつくっても価値がない、すなわち砂上の楼閣であると、こういう政府当局からの答弁があったわけでありますが、その前提に立ちますと、この労使関係がどうなっているか、こういうことでいろいろ問題が出てきておったわけです。 御案内のとおり、三・二二協定を破棄をした、これをもう一ぺん有効にして発効させる、再確認をさせる、さらにそれについての中央の団交を再開をせよ、これが前提条件である、こういうことで、実は前々回の当委員会において確約書並びに念……
○理事(須原昭二君) 両案に対する質疑は、午前中はこの程度にとどめます。 午後一時三十分まで休憩いたします。 午後零時三十分休憩
○須原昭二君 健康保険法の改正案の審議に入るにあたって、特にこのたびの改正案は、健康保険の財政の再建がその柱となっている。したがって、いろいろとお尋ねをいたしたいわけでありますが、まず健康保険制度の特質、本質の、といいますか、基本的な課題についてまず御見解を承っておきたいと思うわけです。特に私が言いたいことは、医療保険には、医療の特質といいますか、そういう点から見ますると、おのずから私は保険制度に限界があると思うわけです。たとえば失業保険や年金保険と違って、保険のサイドに乗らない本質を私は見のがしておるのではないかと実は思うわけです。たとえば医療保険の拠出のサイドを見ますると、保険料の納付期限……
○須原昭二君 去る十一日の本委員会における質疑の継続になるわけでありますが、提案をされております健康保険法等の一部を改正する法律案、これに関連をいたしまして若干この際お尋ねをいたしておきたいと思います。前回のお約束では薬価の問題に入る予定になっておりましたが、その中へ入る前に若干お尋ねいたしたい事項があるわけです。 それは国民健康保険法の問題であります。同じ国民健康保険法に基づく市町村国保、あるいは国保組合において、国の負担をする補助率が、市町村国保におきましては四五%、国保組合におきましては二五%ということは、同じ法のもとにおける、この法の精神からいって、国民の平等な権利の立場に立ちますと……
○須原昭二君 実はきょうはわが国の広報関係についてお尋ねをいたしたいと思います。とりわけ総理府の広報予算は政府の広報の中核であります。そういう視点から考えますと四十五年が十六億一千六百万、四十六年が十八億二千九百万、四十七年が二十一億三千万、そして四十八年が、前年度が三十六億四千六百万、四十七年度に比べて四十八年度は実に七〇%という大幅な伸び率、総括的な広報予算でありますが、きょうは私はとりわけ時代の脚光を浴びておりますテレビ放送の広報費にしぼってひとつ御質問いたしたい。 このテレビ放送の広報費を調べてまいりますと、四十五年が五億二千三百六十五万、四十六年度が六億三万円、四十七年が七億八百四……
○須原昭二君 きょうは、医師不足の充足に関連をして、特にとりわけ、いま試験シーズンでありますが、医科大学並びに歯科大学、この問題について文部省当局を中心にお伺いいたしたいんですが、その前段として厚生省にお尋ねをいたしておきたいと思います。
御案内のとおり、近年急増いたしましたさまざまな医療需要に対して、どのぐらいの医師を養成すれば医師不足は解消するのか、まず厚生省当局の御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 いまお話もございましたように、四十五年九月十四日、いわゆる厚生省の医務局長から文部省の大学学術局長に、人口十万人に対して百五十人程度の医師を確保する必要があると、こういう要請に基づい……
○須原昭二君 まず、日本の警察制度の一環であります一、二点の問題についてお尋ねをいたします。 特に警察庁の長官官房編集によります「警察法解説」の中にも明記されていることでございますが、明治以来日本を支配いたしてまいりました権力的な司法警察制度というものは、昭和二十年の敗戦とともに、崩壊をいたしまして、昭和二十二年十二月十七日に新たな警察制度が生まれたわけであります。この警察制度は、戦前における警察制度の根本的な変革がはかられたものでありまして、戦前の中央集権的な警察権力を徹底的に地方分散いたしたものでありました。この制度は、もう言うまでもございませんが、多分にアメリカの自治体警察制度を参考に……
○須原昭二君 きょうは私は、医薬品と食品、とりわけ食品の中で、まぎらわしい医薬品とまぎらわしい食品、非常に行政的に無政府的な状態になっておりますから、この点について、とりわけ食品といわれる問題について御質問をいたしたいと思います。 まず、去る四十五年でしたか、大衆保健薬の有効性をめぐって大きな問題提起がなされました。それを受けて、翌四十六年の七月だったと思いますが、薬効再評価問題懇談会の答申を受けて、中央薬事審議会のもとに医薬品再評価特別部会を設けて、いわゆる医薬品の現在、許可をされ、しかも生産をされておる約四万品目を五年間計画で薬効の洗い直しをやる、すなわち医薬品の再評価、再点検をすること……
○須原昭二君 私は、ただいま愛知県の刈谷市にあります依佐美通信所についてお尋ねをいたしたいと、こう思います。この依佐美通信所は愛知県下におきましては唯一のアメリカの軍事基地でありますが、これは地位協定第六条に基づく借り上げ提供施設であると私は承知しておりますが、確認のためにお尋ねをいたしますが、それに相違ございませんか。
【次の発言】 そういう立場からきょうは御質問を申し上げるわけですが、このアメリカの依佐美通信基地の提供面積は、私の調べによりますと百九十八万三千六百平米。この広大な土地に高さ二百五十メートルのアンテナの鉄塔が八基、四百八十メートル間隔で四本ずつ二列に並んで、その列の間隔は五百……
○理事(須原昭二君) 質問を続行いたします。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後二時十分から再開することとし、休憩いたします。
午後一時二十七分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、社会保障制度等に関する調査を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 私は、きょうは廃棄物処理の現況と石油化学資源の問題との関連において、特に今日的な課題でございますから、この機会にお尋ねをいたしておきたいと思います。
近年における生活水準の向上、産業活動の進展によって廃棄物の質の多様化といいますか、あるいは量の加……
○須原昭二君 先般、当委員会で長谷川労働大臣から当面する労働行政について所信の表明がなされました。きょう私はこの労働大臣の所信表明に関連をして若干質疑を展開をいたしたいと存じます。 まず、その所信の表明の冒頭にこうおっしゃったわけであります。「昨年秋のアラブ産油国の石油生産制限に始まる石油危機により、石油電力の消費規制が実施に移されるなど、当面、国民生活や国民経済に少なからぬ制約が加えられるに至っております。このような情勢を背景として、今後、労働面においても、種々問題の出てくることが懸念されております。」こう断言をされておるわけでありますが、具体的に言って、この「種々問題の出てくる」この「種……
○須原昭二君 きょうは、私は国民の保健を守るという立場から特に必要最小限度の入浴需要、入浴需要というものは制度的に国が基本的には保障していかなければならない、こういう見地からいわゆる公衆浴場対策について御質問をいたしたいと思うのであります。 特にわが日本のように高温高湿といいますか、こういう、このような気候条件の国では、三日に一回の入浴が健康保持のために欠かせないとよく私たちは聞いております。はたして憲法二十五条で保障しようとしている国民の公衆衛生、保健衛生水準のためには日本人はどのぐらいの入浴が必要であるか、まず厚生省からひとつ所見を承っておきたい。
○須原昭二君 きょうは職業病、とりわけ頸肩腕症候群についてお尋ねをいたしたいんですが、労働基準法の第七十五条「労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかった場合においては、使用者は、その費用で必要な療養を行い、又は必要な療養の費用を負担しなければならない。」、こう実は明記されておるわけです。そこで、いまこの問題点では労働省も非常に真剣にやっておっていただいてると思うんですが、頸肩腕症候群の業務上、業務外の認定基準の検討が続けられておると思います。労働省は昨年三月二十九日その専門家会議を設置して、すみやかに結論を出すように努力されていると私は聞いておりますが、その後どうなっているのかひとつ御説明を願い……
○須原昭二君 きょうは、外資系の企業の労働問題、とりわけ労使関係などについて御質問を申し上げたいと思います。
わが国は、この四十年代に入って資本の自由化が大幅に導入されてまいりました一この資本の自由化によって、わが国においても一段と外資系企業が多く進出をいたしてきておるわけでありますが、現在わが国に存在する外資系企業の数というものは、国別にいって、あるいはまた産業別にいってどのぐらいあるのか、この点をひとつ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そういう外資系の企業に働らく日本労働者の人数は、トータルとしてどのぐらいになりますか。概数でけっこうです。
○須原昭二君 私は、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、これについて御質問を申し上げたいわけでありますが、きわめて時間が制限をされておりますので要約をして一、二、三点について御質問いたしたいと思います。 ただ今度の改正案は支給金額の引き上げ、支給範囲の拡大等があげられておりますが、わが党はこの問題については一応賛成をいたしております。そういう立場ではございますが、特に支給範囲の拡大に関連をしてきょうは御質問いたしたい。 実は、本論に入りたいんですが、午前中私たちの先輩藤原道子議員から病院におけるところの食費の問題についてきわめて適切な指摘がございました。特に朝昼晩の献立の一……
○須原昭二君 私は、きょう、国民年金法等の一部を改正する法律案、これについては賛成でありますが、後日のために基本的な課題について、ひとつ政府の所見をただしておきたいと実は思うわけです。 国民の福祉の充実という問題は、今後におけるわが国の内政の最大の課題であると私は思うわけです。特に昨年の急激な物価上昇を考えれば、社会的に弱い立場にある人々にあたたかい手を差し伸べて安定した生活を保障していくための社会保障制度、中でも所得保障を中心としての年金制度の一そうの改善、充実をはかっていく必要があると私は痛感をいたしておるわけでありますが、この点について厚生大臣の基本的な考え方をまず冒頭にお尋ねをいたし……
○須原昭二君 私は昭和四十七年度の財政運営の根本的反省といいますか、そういう視点に立って、きょうはお尋ねをいたしたいと思います。 最近のインフレに対して、財政当局においても反省の発言を私たちはよく聞きます。しかし、われわれから見ますると、どうしてもどうもその反省が中途はんぱのような感じがしてならないのです。ここに持ってきております「エコノミスト」七月十六日号でありますが、この二〇ページを見ますると――高木事務次官はきょうはお見えになっていませんから、御本人からお話を聞くことはできないわけですけれども、木村禧八郎さんと高木次官との対談でも、高木次官は「実はときどき集まって反省するのですが、ここ……
○須原昭二君 去る七日、後宮大使を召還されまして、木村外務大臣はじめ外務省幹部が御協議をいただきました。その中で、これ以上在ソウルの日本大使館乱入事件を問題にしない、こういうふうに確認されたということでありますが、一連の日韓関係諸問題が山積をしておる段階で、この問題だけ処理をされた、結論を出されたということについて、そうなのか、実はどのような決定をされたのか御意向のほどを承っておきたいと思います。
【次の発言】 去る八月の二十四日の金鍾泌韓国首相の親書に対する返書の問題でありますが、先ほども少し触れられておったようでありますが、今日の日韓関係の悪化をこれ以上ひどくさせない解決の糸口にされようと……
○須原昭二君 きょうは、よりわけ各種学校、学校法人、その中でも予備校の問題等々について焦点をしぼって御質問をいたしたいと思います。
まず、概要としてお尋ねをいたしておきたいと思うのですが、現在全国で各種学校というものはどれぐらいの数字にのぼっているのか、これを御説明いただきたいと思います。さらに、現在、各種学校において学んでいる生徒数はどれだけあるのか、時間の関係がございますから、ひとつ簡明に要を得て御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 私の資料によりますと同じ数字でありまして、符合いたしております。学校では国立が七十一校、公立が二百六十一校、私立が圧倒的に多くて七千六百七十五校、……
○須原昭二君 まずきょうは、問題になっております文勢春秋をめぐって大蔵大臣の所見を求めたいと思います。
文勢春秋十一月特別号、ここに持ってきておりますが、この「田中角栄研究――その金脈と人脈」並びに「淋しき越山会の女王」ですか、この内容について大蔵大臣はお読みになりましたか。まず率直にお尋ねをいたします。
【次の発言】 まあ、少なくともこれだけ問題になっておるんですから、大蔵大臣、今晩でもひとつ二、三時間あれば読んでいただけると思いますから、ぜひともひとつ通覧をしていただきたいと、まずもってお願いをしておきたいと思います。ですから、内容があまりまだ目を通しておらないというお話ですから、具体的……
○須原昭二君 「かつて、これほど政治と金の結びつきが論議された時代があったろうか。そして宰相・田中角榮氏こそ”金権政治”を一身に具現した存在だという。」云々という冒頭の紹介文から始まった、いわゆる「田中角榮研究――その金脈と人脈」文春の記事でございますが、これは田中総理の人脈あるいは金脈というものではなくて、ざらに進んで、私は命脈にかかわる重大な問題点である、こういう観点から、さきの当委員会において大蔵大臣はじめ大蔵省当局に国有財産の払い下げをめぐる諸問題特に、とりわけ幽霊会社といわれる室町産業、新星企業、パール産業あるいは東京ニューハウス等の確定申告と課税決定額の資料の提出を私は要求しました……
○須原昭二君 いわゆる文春問題をきっかけとして、田中総理の個人の資産づくり、田中総理の個人の納税の実態、さらに田中総理の関係をする企業のあり方について、不正不当な行為があったのではないかという疑惑が日々深まっております。まさに連日のように国会できびしい追及を受けておるのでありますが、いままでの政府関係当局とのやりとりでは、いわゆる守秘義務をたてにとって、最も疑惑の濃い税務関係では、その内容は公表できない、ごかんべん願いたい、こういうことばで逃げの一手であります。すなわち、所得税法第二百四十三条、法人税法百六十三条、相続税法七十二条、地方税法二十二条による守秘義務でありますが、このため田中総理が……
○須原昭二君 工藤さんの質問に関連をして、きのう同じような趣旨で、室町産業等々における法人税法第百五十二条の三千万円以上、いわゆる公示による申告所得、この問題について室町、新星、パール産業等この四件の四ヵ年度の実は申告所得額を明らかにしたわけです。ただし、この問題についてあまりにも時の資本金と比べて申告額が低い。したがって、更正決定をしたのかどうか、こう言ったら、その数字は明らかにできませんと言います。もちろん、その数字は明らかにしていただかなくても、この更正をしたかしないかというその事実確認だけでも明らかにせよと言ったら、これは守秘義務で、いまごかんべんを願いたいと実は答弁がありました。 ……
○須原昭二君 きょうは私は三回目の質疑に立つわけでありますが、限られた時間でありますので、たくさんお聞きをいたしたいと思いまするので、答弁はひとつ要を得て簡明にお願いをいたしたいと存じます。 きょうは、御案内のとおり、「田中角栄研究――その金脈と人脈」、この問題はついに田中総理の命脈までとめてしまった結果になったと言っても過言でないと思います。したがいまして、官房長官並びに大蔵大臣の御出席をお願いをしてただしていきたいと思うわけでありますが、まだ大蔵関係の政務次官もお見えになっておりませんので、ちょっと順番を変えまして、まず警察のほうからお尋ねをいたしておきたいと思います。 当委員会でこも……
○須原昭二君 医療費の引き上げと、それに関連をして健保財政について若干のお尋ねをいたしたいと思います。実は所要の時間が三十分程度でございますから、きわめて短いわけです。ですから、御答弁はひとつ要を得て簡明にお願いをいたしたいと思います。 まず、ことしの二月に医療費が一九%引き上げられ、十月に一六%と、年に二回引き上げされたことは、医療保険史上いまだかってない異例なことであります。最近の異常な物価高騰の状況のもとで、病院の危機的な状況に照らして緊急やむを得ないものである、こういう判断で諮問案が認められたと思うのでありますが、しかし、それに伴って患者の負担の増加を考えますと、医療費があまりひんぱ……
○須原昭二君 私が当法案に対する審議の最終の質問者でありますが、いろいろと総括的にお尋ねをいたしたいと思います。 まず、その前に一般的な問題点として基本的な問題に触れておきたいと思います。 失業保険の主たる目的というものは、もう言うまでもありません。失業者の生活保障であります。就職の促進だとか失業の予防だとかその他の福祉向上のための事業というものは現行法の福祉施設というところに規定をされておるのでありますが、それはあくまでも主たる事業に付属する付随的な事業であります。ところが、この本法案のねらいは、提案説明の中でも明らかにされておりますように、失業保険制度を改善、発展をさせ雇用に関する総合……
○須原昭二君 私は、ただいま可決されました日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党、日本共産党及び民社党共同提案の附帯決議案を提出をいたします。 案文を朗読をいたします。 日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案 政府は、次の事項について実現に努めること。 一、医療保険の前提要件である医療制度の抜本的対策について、早急に具体的な実施計画を樹立すること。 一、五人未満事業所の従業員に対する政府管掌健康保険及び日雇労働者健康保険の適用の問題について具体的方策の樹立に努めること。 一、日雇労働者健康保険の保険給付の受給要件……
○須原昭二君 関連。いま万博の話が出ましたから、私もここにちょっと資料を持っておりますから、ちょっとお伺いをしておきたいと思うのです。なるほど万博によって職員の皆さんがよく働いたという評価については私も同感です。しかし、最近の天王寺鉄道管理局の昭和四十六年度の経営計画を見ますると、運転収入が実に三百七十七億円、こう規定をされております。万博のときにあの多くの輸送、すなわち日本の国民の六千万人ぐらいが入場したといわれているこの万博でさえ三百四十九億円、実にその昨年度の実績の上にさらに二十八億円を機械的に上積みをしている。問題はこういうところにあると思うのです。すなわち生産性運動にあると思う。御案……
○須原昭二君 お許しをいただきまして、私は、沖繩の水と麻薬の問題についてお尋ねをいたしておきたいと存じます。
まず、水の問題です。琉球水道公社の財産の問題についてお尋ねをいたすわけでありますが、協定第七条で公社の財産を買い取ることになっておりますが、それは三億二千万ドルの中に含まれているかどうか、まず、その点をお尋ねをいたします。
時間の関係もございますから、答弁はイエスかノー、きわめて簡略に御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 公社の財産は、過去をずっとたどってまいりますと、一般資金あるいはまたガリオア資金の見返りでつくられたものであって、あるいはまた沖繩における営業を行なって、現……
○須原昭二君 私はまずもってお願いしておきますが、質問、答弁を含めて五十分というきわめて短い時間でありますから、ひとつ簡明に、あまり蛇足のないようにお願いしておきたいと思います。 特に私は国民のための正しいよい医療、そういう点と、もう一つは、多くの良識あるお医者さんの権威と名誉を守るためにも、やはり無資格のいわゆるにせ医者事件というものを皆無にしなければならない。そういう視点からひとつお尋ねをいたしたいと思います。 まず、警察、お見えになっておりますか。――ちょっとお尋ねいたしますが、最近のいわゆるにせ医者事件の立件数、これはどれだけあるか、現在調査中のものはどれだけか、この点をひとつお尋……
○須原昭二君 御存じのとおり、春闘の最大の山場がいよいよあす二十七日、二十八日、まさに交通の関係では史上空前といわれるゼネストが回避できるかどうか、これは国民的な大きな関心事であります。三公社五現業の組合の賃上げ要求については、当局側は、国鉄を除いて、公共企業体関係閣僚会議の決定に基づいて、定昇込み平均六千八百七円という有額回答をしたことは、すでに御承知のとおりです。この点は、アップ率が九・六一%ですが、これは昨年の回答額と全く同額であります。昨年の妥結額は、裁定額ですね、九千三百二十六円、一四・三五%だと思いますが、これに比べて非常に低く押えられておると言っても私は過言でないと思います。この……
○須原昭二君 航空自衛隊第二補給処高蔵寺支処、まあ俗称われわれ高蔵寺、春日井の高蔵寺弾薬庫と言っておりますが、この任務と役割りについて、ちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この弾薬庫の敷地面積はどのぐらいですか。
【次の発言】 この弾薬庫の中に、敷地の中に弾薬庫が何棟ぐらいありますか。
【次の発言】 千三百トン――私が申し上げているのはむねですね。
【次の発言】 棟数です。
【次の発言】 その二十六棟の中で、からっぽのやつがだいぶんあるという話を聞いているんですが、その点はどうなっていますか。全部入れますと、どのぐらい収容能力がありますか。
○須原昭二君 いまは地価に関連をする問題が多く出ておりますが、この間建設省が発表されました地価公示価格、この一年間に全国平均三〇・九%の大暴騰となったと、こういう報道を実は聞きまして、建設省は東京、大阪、名古屋の三大都市圏と、大体人口三十万程度の地方都市、十八都市を中心に調べられて、四月二日の官報で公示をされたわけでありますが、東京は平均三五・九%、大阪が平均二八・一%、名古屋が二五・七%アップと言われておりますが、これは、かつて地価公示制度が始まって以来の最高ではないかと思いますが、その点を確認をいたしたいということが一つ。時間の関係がございますから、あまり形容詞や何か要りません。イエスかノ……
○須原昭二君 私は人口問題について若干前提としてお尋ねをいたしておきたいと思うんです。時間の関係がございますので前もって理事者の皆さんに申し上げておきますが、できるだけひとつ私も意見をかまえて申し上げます。したがって、意見の間違っておった点はひとつ御指摘をいただいて重複を避けたいと思います。したがって、二回質問して同じような答弁であっても時間が長くなりますから、この点は合理化をしていただくように前もって理事者諸君にお願いしておきたいと思います。 特に、この日本列島改造論が出ておりますが、この日本列島改造論の一番やはり根幹になるものは、何といっても人間が多いということに問題が起因するものである……
○須原昭二君 私は、きょうは、大要して二つの問題点で御質問いたしたいと思うわけです。 まず一つは、自衛隊の現在の定員、そして充足問題。それにまず第一点をしぼりたいと思うわけですが、自衛隊の現在の定員は、私は防衛庁からいただいた資料を確認をする意味において若干数字を述べますが、間違っておったら御指摘をいただきたいと思うわけです。 総定員数は二十五万九千五十八名、陸が十七万九千、海が三万八千三百二十三、それから空が四万一千六百五十七、統幕が七十八、これで間違いがないかどうか。それから、私のもとへいただいた資料は四十七年の十一月現在の自衛官の充足状況でありますが、この充足状況が、陸が八六・五%、……
○須原昭二君 私も当選をさしていただいてから約三年を経るわけでありますが、つらつら国会内を見ておりまして、きょうは、機構の問題、体制の問題、そこに働くところの職員の皆さんの問題、さまざまの問題点についてお尋ねをいたしたいわけでありますが、まず冒頭に、特に昨年の七十一国会は、もうすでに皆さんも記憶に新たなるものがまだあると思いますけれども、日本の歴史上かつてない長期国会であったわけであります。この長期の延長と強行採決など諸問題が非常に大きくクローズアップいたしました。したがって、私は、これらの諸情勢を見ておりまして、国会法並びに参議院規則の改正問題というものを考えなければならないそういう問題点が……
○須原昭二君 私は、きょうは難視聴の対策についてひとつお尋ねをいたしたいと思うわけなんでず。その前段として、法律的な解釈の問題でひとつ御所見を承っておきたいと思いますが、憲法二五条で、すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障されております。これは言うまでもないことでありますが、都市地域、あるいはまた山村僻地で生活する国民のテレビまたはラジオのいわゆる視聴権といいますか、こういう視聴権というものは、この憲法でいう文化的な生活の範嗜の一部と私は考えるものでありますが、その点の御所見はいかがなものでしょう。
【次の発言】 文化的な最低限度の生活、この範疇の中に入ると解釈すべきだと……
○須原昭二君 きょう、私は、新幹線公害についてすでに国鉄に対して訴訟が起きておりますが、この問題の内容についてはあまり触れない。 ただ、この間、二月の十五日、私は新幹線沿線の病人救済対策に関する質問主意書を提出いたしました。これについては政府から二月二十二日御回答をいただきました。この内容について若干疑義をただしてまいりたい、かように思います。 まず、新幹線公害についてでございますが、新幹線に乗っている分には快適そのものであります。看過できないことは、その陰で実は多くの当該住民の人たちの生活を犠牲にしていることであって、訴訟の内容についても、訴状を読んでまいりますと、騒音は、圧迫感を伴い、……
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