国会議員白書トップ参議院議員沓脱タケ子>委員会発言一覧(全期間)

沓脱タケ子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

沓脱タケ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(参)
206位
委員会発言歴代TOP50(参)
19位
委員会出席(無役)歴代TOP500
118位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
18位
各種会議発言歴代TOP100
83位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
74位

10期委員会発言TOP25
12位
10期委員会出席(無役)TOP50
46位
10期委員会発言(非役職)TOP25
12位
11期委員会出席TOP10
5位
11期委員会発言TOP10
2位
11期委員会出席(無役)TOP10
4位
11期委員会発言(非役職)TOP10
2位
12期委員会出席TOP25
11位
12期委員会発言TOP25
12位
12期委員会出席(幹部)TOP10
1位
12期委員会発言(非役職)TOP25
12位
12期各種会議出席TOP20
11位
12期各種会議発言TOP5
5位
12期各種会議出席(無役)TOP20
19位
12期各種会議発言(非役職)TOP5
5位
14期委員会出席TOP10
7位
14期委員会発言TOP10
4位
14期委員会出席(無役)TOP25
17位
14期委員会発言(非役職)TOP10
4位
15期委員会発言TOP10
1位
15期委員会出席(無役)TOP25
21位
15期委員会発言(非役職)TOP10
1位

このページでは沓脱タケ子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。沓脱タケ子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

9期(1971/06/27〜)

第71回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第1号(1973/11/09、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 関連して。これは要求をしたいのですが、いまの御報告はたいへん重要な報告なんですが、ああいう報告ではちょっと捕捉しがたいんです。ですから、文書にしてでも報告書をいただきたい。
【次の発言】 それでは、私はたいへん限られた時間でございますので、さきの国会で成立を見ました公害健康被害補償法の内容について、いよいよ政令決定の段階になっておると思います。いろいろと気になるところがありますので、そういった点についてお伺いをしていきたいと思うわけです。約六十分にわたってその問題について詳細にお伺いをして、そうして長官の御見解をと思っていたのですけれども、お約束の時間がたいへん迫っているようで……

第71回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第10号(1973/07/06、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは時間が限られておるようでございますので、参考人の先生方の御意見だけをお伺いしたいと思っております。  最初に、いま全国民をたいへん不安におとしいれております水銀、PCBの汚染魚対策についてでありますけれども、この点について河合先生と大塩先生からお伺いしたいのですが、これは基本問題ではなくて、さしあたって国民が少しでも安心して食べていくために必要な点と考えられますのは、緊急に食品衛生法に基づいて安全基準をつくること、こういう点についてと、同時にいま、水揚げ場所と集荷市場のところで定期的系統的な検査体制というのが非常に必要ではないかというふうに思うわけです。特に東……

第71回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第11号(1973/07/11、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、常識的な時間に終わるということなんで、もう時間があまりありませんけれども、若干の時間をちょうだいいたしましてお伺いをしたいと思います。  自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案でございまして、現状より規制を強化するという立場でございますから、基本的に歓迎をするべき内容を持っておるわけですけれども、最初に、行政管理庁の勧告によりますと、この破壊行為別の分類表というのを見ますと「道路の建設・改良事業によるもの」というのが二十九件で、「林道の建設・改良事業によるもの」というのが十三件、道路関係が合わせて四十二件で一番多くて、その次が「建造物・工作物等施設設置によ……

第71回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第14号(1973/08/31、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大臣に時間の制限があるようでございますので、私は先日水俣、有明の実地調査に参加をいたしました者の一人といたしまして、この件に関してごく若干質疑を行ないたいと思っておるわけです。一昨日の質疑の中でも、地元住民の各層から出ております諸要求につきまして全般的に触れられておりますので、ごく二、三点にしぼってお聞きをしておきたいというふうに考えております。  まず第一は、一昨日の質疑にも出ておりますが、水銀の汚染調査検討委員会健康調査分科会の結論として、第三水俣病の疑いのある患者といわれておる二人がシロと結論が出た。このことにつきまして、一昨日の質疑の中では長官は、ほんとうにほっ……

第71回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第15号(1973/09/12、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではもう時間がありませんので、最後ですし簡単にお伺いをしたいと思います。  先ほど小松参考人、日吉参考人もおっしゃっておられましたように、公害の四大判決の成果を十分生かす法案であってほしい、あるべきだ、あるいはまた日吉参考人がおっしゃったように、公害紛争を押える役割りを果たすというふうな法案になっておる、これはもうぐあいが悪いというふうに、たいへん不徹底な法案だという御意見が端的に出されておるわけです。確かにそういう不徹底さを私どもも率直に感じておるわけですが、そういう中で具体的な問題について若干お伺いをしておきたいと思いますのは、藤野参考人にお尋ねをしておきたいと思うので……

第71回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第17号(1973/09/19、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、本法案を審議するにあたりまして痛切に感じておりますことは、先ほどから各委員からもいろいろと御意見が出ておりましたように、公害たれ流しで、片方では依然として病人がふえているという状態をそのまま続けておって、そして公害病患者救済法をつくろうという関係にあるわけです。基本的には公害を防除し、原状復帰が厳格にやれるという条件の中で、これが前提として、片方では公害患者の救済もやられていくということが最も望ましいというふうに考えるわけですが、これは法案が出てきたけれど、片方は依然としてまだたれ流しが続いているという事態のままだというのはきわめて遺憾だ、これは長官も先ほどおっしゃいまし……

第71回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第18号(1973/09/20、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 本法案について、審議の過程でいろいろ意見が出ているわけですが、私は、実施をする期日ですね、制定後一年以内にということに法案はなっておりますけれども、実際上、実情はどうかといいますと、どうしても早く実施をしてほしいというのが、関係府県あるいは地方自治団の切なる要望になっておるというふうに考えるわけです。先日の参考人の意見聴取のときにも、横浜の方が、すみやかにということを何回もおっしゃっておられましたけれども、そのとおりだと思いますので、そういう点について、これは下部の実情では、たいへん無理をしてやっていて、特に来年の四月一日からは当然この制度が実施されるであろうというふうなことが……

第71回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1973/11/15、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大臣の御都合で時間があまりないようですから、簡単にお聞かせを願いたいと思っております。  先ほどから中医協の問題、診療報酬改定の問題等についての大臣の御答弁を伺っておりまして、たいへん心細いというふうに率直に思います。  そこで、まず第一に、大臣にお聞きをいたしたいのは、国民医療については一体だれが責任を負うのかという点を、これはまず大前提として明らかにしていただきたいと思うわけです。
【次の発言】 まず、そういう上に立ちまして先ほどからのお話を伺っておりますと、医療機関あるいは開業医の先生方、たいへん強い要求があるということをおっしゃっておられましたけれども、私はそ……

第71回国会 社会労働委員会 第22号(1973/09/04、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、いま御提案になっております四法案のうち、本日は厚生年金保険法等の一部を改正する法律案について御質疑を申し上げたいと思っております。各委員からかなり多面的、多岐にわたっての御質疑がなされております。そういう中で数点にしぼりまして質疑を行なっていきたいと思っております。  年金問題といいますと思い出しますのは、昨年の総選挙の重大な争点、特に自民党は五万円年金の公約をしておりました。国民は当然のこととして非常に大きく期待を持ってまいったわけでございます。で、六月十九日の衆議院におきます年金問題の公聴会では、明治大学の教授の吉田忠雄公述人がこういうふうに述べておられます。  各国……

第71回国会 社会労働委員会 第23号(1973/09/11、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 前回の質疑のときに年金積み立て金が資金運用部資金部へ行って、そのお金が日本開発銀行を通して貸し出しをされているという内容の問題について日本開発銀行から私鉄及び民間デベロッパー等に貸し出しをしておるという内容が明らかにされておるので、過去五年間の貸し出し実績、それから使用目的等を資料として御報告をいただきたいということを申し上げておりましたが、それについての御答弁をお伺いをしたいということです。
【次の発言】 前回も申し上げましたけれども、これは私は民間の一般の市中銀行が一般の会社等に貸し出しをしておるという実績を、(「約束を守らなきゃだめだ」と呼ぶ者あり)――まとめを言わしてい……

第71回国会 社会労働委員会 第24号(1973/09/13、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私はたいへん限られた時間ですので、きょうは労働者災害補償保険法の一部改正について、質問を行ないたいと思っております。  まず第一に、私は本改正案が積極的な意義を持っているものとして、支持をしたいと思っております。しかし、若干の点では同意をしがたい点がございますので、その点についてただしていきたいというふうに考えています。すでに衆議院でも論議がやられておりますし、ごく簡単にお尋ねをしておきたいと思っています。  その一つは二百円問題です。で、最初の一部負担金ということで、通勤途上の災害調査会の答申にあるから設けたんだということなんですけれども、一体二百円というのは何が根……

第71回国会 社会労働委員会 第25号(1973/09/14、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私はきょうの日程では最後の質問者になっているわけですが、私は健康保険法等の一部を改正する法律案、これについて質問を行ないたいと思っております。  本改正案を見てまいります場合に、何といいましても国民の健康と医療の状態がどうなっているか、こういう点をまず明らかにしていく必要があろうと考えるわけであります。厚生省が発表しております、これは一九七一年度の「国民健康調査」、これを見てまいりますと、何と有病率は昭和三十七年の一九六二年が千人あたり五三・七人、それが何と四十六年の一九七一年には千人あたり一一〇・三人というふうに、まさに二倍以上の激増ぶりを示しておることが、これは調……

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第4号(1974/02/27、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私、運輸大臣がおいででないですから、あとの時間でまとめてやらせていただきます。
【次の発言】 それでは最初に、本日判決がありました大阪国際空港の判決に関連をいたしまして、大阪空港問題について最初にお伺いをしたいと思っております。  今度の訴訟につきましては、まず、たいへん耐えがたい被害を受けておる住民から見ますと、きわめて控え目な要求であったと思うわけですが、これが裁判では認められなかったということで、たいへん遺憾だというふうに考えておるわけでございます。  しかし、それに際しまして環境庁長官の談話が発表されております。詳細はよくわからないわけですけれども、特に今回の判決を一つ……

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第5号(1974/03/08、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 いままでお伺いをしてまいった点に関連をしてですが、カドミウムの調査というのは、検査、分析はどこでやられるのですか。

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号(1974/03/13、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 重松参考人に、いまの問題に関連してごく端的にお伺いをしたいと思います。  いま問題になっております川の水の問題ですけれども、これは川の水についての、研究報告書では十三地点のサンプルをとっておるわけですね。鉱業活動に関係のあるなしという問題で、十倍以上の差が出ているという問題が非常に大きく問題になっているわけですが、この十三地点の中で、いわゆる直接鉱業活動に関係のない地点は、どれとどれなんですか。その点をちょっとお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 それで、鉱業活動に関係ない地点は、先ほどから上流と下流との関係で、関係のないところが十倍ぐらい濃度が高くて、関係のあるとこ……

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第9号(1974/04/24、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではお伺いをしたいのですけれども、端的にお伺いをしてみたいと思います。  まず、この大気汚染防止法の一部改正法案の中心課題、朝からいろいろと論議をされております総量規制でございますけれども、総量規制というのはどういう環境の維持を目的にするのかという点が、やはり大事だというふうに思うわけです。ここまでよごしてよろしいという総量規制基準になったのでは何にもならないわけで、環境容量という表現も午前中も出ましたが、自然の汚染物質の浄化能力というところが少なくとも最終目標でなければならないのではないかというふうに思うわけですけれども、本法案を拝見いたしますと、環境基準達成という段階で……

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第10号(1974/05/10、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最後のようですから簡単にお伺いをしたいのですが、まず第一点は吉田参考人にお伺いをいたしたいのですが、これはいままでの委員からいろいろとお尋ねが出ておりますように、私どもも窒素酸化物、ばいじんその他の汚染物質の中で、さしあたり窒素酸化物、ばいじん等の人体影響というものをたいへん心配をしているわけです。そういう点で吉田参考人にお伺いをしたいのは、亜硫酸ガス、硫黄酸化物の問題につきましては、大体濃度がずっと高濃度汚染地域でも減っておりますし、そこでの公害病患者等の推移等もはっきりしておるのですけれども、硫黄酸化物だけが濃度が下がっても、患者が減っておらないという現実があるわけ……

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第11号(1974/05/15、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは簡単にお伺いをしたいと思います。  五月十日の、総量規制をされておる地域の三参考人の御意見をお伺いをいたしまして、私も今度の総量規制が、いわゆる地方団体が先取りをしてきておるというふうな段階で、やはりこの法律実施の段階での問題点が一番心配されるところだというふうに思うわけです。  その一つは、これは吉田参考人の御意見だったのですけれども、たとえば窒素酸化物の人体被害というのはいま十分にまだ解明は尽くされていないけれども、硫黄酸化物とほぼ同程度の被害があると見て差しつかえないのではないかというふうな御意見が出されております。今回の法案は、法律指定の物質としては硫黄酸化物だ……

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第14号(1974/05/29、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案について質問を行ないたいと思います。  最初に、補償法の実施までにあといよいよ数カ月を残す時点になりました。そのことに関連をいたしまして若干お尋ねをしておきたいと思いますが、その一つは、補償法の適用地域、つまり指定地域でございますけれども、さきの国会の審議、それから休会中にも私お尋ねをいたしましたが、そういった点を繰り返すまでもなく、この指定地域がどのように指定されるか、あるいはされないかということが、最も重要な根幹をなすものだと思うわけです。  その点についてお伺いをしたいわけですが、補償法の精神から言いまして、また、この補償……

第72回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第15号(1974/05/31、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、だいぶん時間もおそくなっておりますから、できるだけ重複を避けまして端的にお伺いをしていきたいと思っております。  すでに多くの公害裁判等で明らかにされておりますように、公害被害者を苦しめているのは、加害者の無責任な被害者無視の態度であります。政治あるいは行政で行なうべきというものは、このような加害者、特にその中心である大企業に対して、損害を誠実に賠償をさせる責任と義務を法的に明確に課するという点がきわめて重要だと思うわけです。このような原則を明らかにしない紛争処理制度、こういうものになりますと、被害者の利益は守り切れないというだけではなくて、つまるところは紛争解決の促……

第72回国会 社会労働委員会 第5号(1974/03/28、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、労働大臣の所信表明に関連をいたしまして質疑を行ないたいと思っております。  この所信表明を伺いまして、詳細に拝見をしたわけでございますけれども、勤労婦人の対策というのがきわめて乏しいわけです。五つの柱の中の重点施策の中の第二の項にわずかに、最後のところに「勤労婦人や勤労青少年の福祉対策としては、」というところでわずかに触れられておるというふうなことになっておるわけでございますので、私はきょうは婦人労働者の労働条件の向上に関して若干お尋ねをしていきたいと思っております。  で、御承知のように、婦人労働者は、昭和三十五年には六百九十三万人、それが昭和四十六年度になりますと……

第72回国会 社会労働委員会 第6号(1974/04/04、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、短時間いただきましてお伺いをしたいと思います。  まずお伺いをいたしたいのは、使用者が労働者に社内預金を要請する際に、会社が金額を一律何パーセントとするとか、あるいは社内預金に協力をしない者は報告せよとか、そういう一方的あるいは強制的と思えるようなことをきめられるかどうか、一般的に御意見をまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、会社が金額を一律何パーセントというふうなことをきめるということは、これは、いまおっしゃった金額の自由についても反しますね。
【次の発言】 それじゃ、具体的にお聞きをしたいんですけれども、住友海上火災保険では、昭和四十九年三月五……

第72回国会 社会労働委員会 第8号(1974/04/25、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ、お伺いをいたしますが、きょうは外国銀行におけるボーナスの不払い等についての問題に限って短時間お伺いをしたいと思います。  実は、私は昨年の十一月の十五日に当委員会でチャータード、オランダ、インド、マーカンタイル各外国銀行の団体交渉の拒否あるいは不当労働行為等について、労働基準法違反の問題について実はお尋ねをいたしたわけでございます。渡邊労働基準局長はそのときに、外国銀行も当然国内の労働法規は守らなければならないとお答えになられておりますし、加藤前労働大臣は十分指導が徹底するように出先機関にも指示、督励をすると、国内法を守らせるように指導を強化します、必要なら本省からも……

第72回国会 社会労働委員会 第9号(1974/05/07、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大臣の所信表明をお伺いしたのがだいぶん以前になりますが、その所信表明の「第一に、社会福祉の充実であります。特に現下のきびしい経済情勢の中でその生活が脅かされている老人、身体障害者、母子、生活保護世帯等の生活の安定と福祉の向上をはかるための施策には最重点の配慮をいたしております。」ということで所信表明をお伺いをいたしたのでございます。  そこできょうは児童福祉関係に関連をいたしまして二点ほど問題をしぼってお尋ねをしたいと思っています。  まず最初は、学童保育対策についてお伺いをしたいと思っております。  御承知のように、最近は児童をめぐる環境というのはきわめて悪化してお……

第72回国会 社会労働委員会 第10号(1974/05/09、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、しばらく時間をちょうだいいたしまして、テレビ産業における下請の問題について、お聞かせをいただきたいと思っております。  当面、さしあたって問題になっております、大阪の朝日放送における電話交換手の問題についてお伺いをしたいわけです。  労働省は、御承知だと思いますけれども、大阪の天満の公共職業安定所長名で、昭和四十九年三月二十五日、職安法四十四条違反、すなわち、労務提供だといって、朝日放送と、それから提供者である阪神通信工業に、改善勧告が出されております。で、その勧告を出された以後の経過がどうなっているか、これをまず最初にお伺いをしたい。

第72回国会 社会労働委員会 第11号(1974/05/14、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは結核予防法等の一部を改正する法律案に関連をいたしまして厚生省の見解をただしたいと思っております。  戦前戦後にたいへんしょうけつをきわめましたわが国の結核患者は、抗結核剤の開発やあるいは社会的、文化的な水準の向上等から、昭和二十二年に人口十万対比で一四六・四人が昭和四十五年には一五・四人に、十分の一に減少しております。確かに大きな減少ぶりであります。ところが、一方いまだに三十万の患者が野放しにされているというふうに関係者の間からはきびしく指摘をされております。昭和四十八年の六月に日本結核療養所協会の医療研究会が行ないました民間療養所における結核入院患者の実態調査によりま……

第72回国会 社会労働委員会 第13号(1974/05/21、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、たいへん限られた時間でございますので、最初に年金からお伺いをしたいと思います。  昨年の国会は、年金国会といわれるほど、年金制度の改善について国民がたいへん大きな関心を示しました。ことしの春も、たいへん激しい狂乱物価、インフレに苦しむ多くの労働者や、あるいはお年寄り、母子世帯、年金生活者なとがインフレに対応した年金水準に改善をしてほしいと、生活のできる年金にしてほしいという要求を強く打ち出してまいっております。これはまあ当然のことでございます。衆議院では、すでにスライド実施月を、厚生年金については三カ月、国民年金については四カ月、四十九年度は特例的に早めることが決定を……

第72回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1973/12/19、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ、もうあとほんのわずかな時間でございますから、端的にお伺いいたしたいと思います。  実は、いままでも各委員から述べられましたように、昨日も実地視察を行ない、本日も各セクションの小麦粉の流れということがわかるようにということで参考人の皆さん方のお話を伺ってみたわけです。で、いま国民は物の流れというのがどうなっているかということが一番頭へ来ているわけで、これは国民を代表して参議院としてどうなっているのかということの実態を明らかにするという立場で、きょうもお伺いをいたしましたし、昨日も拝見をいたしましたけれども、まさにその実態というものは簡単にわかるという状態ではないというこ……

第72回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1973/12/21、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、たいへん限られた時間でございますので、問題点をずばりとお聞きをしていきたいと思いますので、御答弁もできるだけ簡潔明確にお願いをしたいと思います。  問題は灯油についてお聞きをしたいわけですけれども、国会の委員会で審議を伺っておりますと、対策をやって鎮静を取り戻しつつあるというふうにいまも通産大臣はおっしゃっておられたわけですけれども、いま大阪の状況はどうかといいますと、灯油はいま一かん消費者の手元に入るのは四百五十円から六百円というのが実情でございます。で、先日も業者の皆さん方あるいは消費者の代表者の皆さん方が通産局へ要請に行っておりましたけれども、そこではっきりして……

第72回国会 物価等対策特別委員会 第7号(1974/03/06、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ時間がたいへん切迫しておりますから端的にお伺いをしたいのですが、先ほど春木参考人の御意見にありましたように、昨年のあのパニック状態のときに、買い急がないでくれというふうにいろいろ消費者に御指導なさったけれども、結果としてはばかをみたという結果になっておるというのが、昨年末来の物価騰貴、まあ物価騰貴というか狂乱的なあの状態の中で消費者が身をもって感得した実情であったと思います。それについていろいろ御意見がありますので聞きたいと思いますが、実情としてはそういうこと。それから国民の要求というのは、先ほど来のお話の中にありましたように、九月の物価の時点をおあげになっておられます……

第72回国会 物価等対策特別委員会 第8号(1974/03/27、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 時間を短縮するために資料を渡しておきます、そのほうが早いですから。  それでは、短時間でございますから、端的にお伺いをしていきたいと思います。  御報告のありました事前了承品目にはビールは入っているのですけれども日本酒は入っておりません。そこで、経企庁にお伺いをしたいのですけれども、中小酒造業者が日本酒の値上がり要求を出しておるというふうに伺っておりますが、日本酒の値上がりはどういうふうな経過をとっておりますか。現状はどうでしょうか。
【次の発言】 それじゃ、大蔵省はどうですか。
【次の発言】 それじゃ、時間がありませんから端的に伺いますが、原料用アルコールの大手メーカー、これ……

第72回国会 予算委員会 第17号(1974/03/26、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、四十九年度の一般会計予算案に関連をいたしまして、短い時間でございますから端的にお伺いをしていきたいと思っております。  まず第一に、原子力開発の長期利用計画によりますと、原子力発電の発電量は、昭和六十年、昭和六十五年になりますとどのくらいの規模になるか。それが現在の規模と比較いたしまして何倍ぐらいになるか。そのことについてお伺いをしたい。
【次の発言】 で、最近では、この現在御報告のありました御計画が今度の石油危機の中でエネルギー資源との関連で二倍の規模ぐらいに改定をされる話もあるやに伺っておるわけでございますが、最近これについての改定の動きはあるのでございましょうか……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第2号(1974/09/20、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは短時間でございますから、端的にお伺いをしたいと思うわけでございますけれども、いま問題になっております五十一年規制の問題がこれほど重要課題になっておるのは、明らかに国民の健康と命を守っていくという立場、それから生活環境を保全していくという立場でぎりぎり一ぱいのところへきておるというところできわめて重大な問題になっているわけでございます。  そこで、最初にお伺いをしておきたいと思いますのは、いわゆる移動発生源の車排ガス公害の人体に及ぼす影響の寄与率でございますけれども、この点で東京都では、先ほどの御報告では約七割近いというふうなお話でございましたし、私大阪ではかねがね大阪は……

第73回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第3号(1974/10/18、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、大阪国際空港周辺の公害問題について若干お伺いをしたいと思います。  端的にお伺いをいたしたいのですけれども、去る八月の十九日に毛利長官、大阪空港の騒音公害の実態を視察のために空港周辺を御視察いただきました。そうして伊丹市や川西市、豊中市などをずっと回られて、最も至近距離にあって被害の激甚地であります豊中の勝部地区、ここへ御視察をいただきまして、住民の声を直接お聞きをいただいた際に、そのあとで大阪空港事務所での記者会見で、豊中市の勝部地区の鼻出血被害の調査結果を待たずに救済の手を差し伸べたいというふうに記者会見でお述べになられたということで、これは国として初めて、……

第73回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第4号(1974/11/11、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは時間がだいぶおそうございますし、各委員からそれぞれの分野についての御質疑がありましたので、短時間でお伺いをしたいと思っておりますが、まず最初に板倉参考人にお伺いをしたいんですが、午前中のお話の中でも、平常運転では実質的な放射能の有害な量というのは出していないということを言われておりますけれども、そういうふうに言われると、全くまともに原子炉というのは運転されておるというふうな感じがするわけですけれども、十月末現在では、商業運転開始中の七基の炉のうち六基は事故あるいは点検中で、発電停止をしているというふうな状況に現実にあるということですね。そういうことと関連しましてお話を聞……

第73回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第5号(1974/11/25、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に五十一年規制についてお伺いをしたいと思います。自動車の排ガスの五十一年度規制というのは完全実施がやられるのかどうかというところが大体山場に差しかかってきているというふうに思うわけです。一方では、大都市ではもう公害問題というのはたいへん深刻の度合いを加えておりますし、特に自動車の排ガスを主原因といたします光化学スモッグの多発、広域化の傾向、さらには大気汚染公害患者の激増等々、市民生活環境に多大の悪影響を及ぼしていることはもう周知であります。このような大気汚染を何としてもこれ以上悪化させてはならないという段階に来ていると思うわけでございます。そういう段階でございますか……

第73回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第6号(1974/12/06、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは時間が限られておりますので、端的にお伺いしていきたいと思います。  昨晩の専門委員会での報告が出ましてから、かねがね企業寄りだといわれていたのが、全くメーカーの言いなりの結果が出たということで、たいへん大きな批判が出かかっております。特に公害病患者の方々あるいは排気ガスの汚染で苦しんでいる国民の皆さん方の中には、失望と憤激が起こっております。そういう中で端的にお伺いをしていきたいと思うんですけれども、まず最初にちょっと確かめておきたいところを一、二先にお伺いをしたいんですが、東洋工業さんですけれどもね、きょうのお話の中では、〇・六が、これは一トン以上も一トン以下も可能で……

第73回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1974/11/14、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に沖繩県の労働問題についてお尋ねをしたいと思います。  先ほど派遣報告がありましたように、私も今回の調査団の一員として沖繩県の実情の調査に参加をいたしました。そして率直に痛感をいたしましたことは、戦後二十七年の長期にわたる米軍の直接軍事占領下に置かれた沖繩県というのは、ほんとうに政治も経済もあるいは社会的にも文化の面でも、全くあらゆる面において本土と比べて大きな格差ができておるという点ではまさに胸の痛む思いがいたしました。さらにこれに加えて復帰後には、御承知のようにいわゆるドルショックによるたいへんなきびしい影響、さらにはいち早く独占資本、大資本の経済支配が強められ……

第74回国会 社会労働委員会 第2号(1974/12/23、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、ただいま上程をされております雇用保険法案に対しまして最初にお尋ねをしたいと思います。  この雇用保険法案に対しましては、七十二国会に上程をされたころから、ずいぶんいろいろと異論のあるところでございます。そして、この法案については、これは社会政策学会の有志などからも、いろいろと意見が出ております。これは七十二国会の審議の際にも、若干審議の過程に出たかと思いますけれども、この学会の学者の方々の反対の声明の内容にも、非常に明確に言われているわけですね。この雇用保険制度の目的というのは、労働者が失業した場合に、その生活の安定をはかるだけではなく、むしろ求職活動を容易にするなど……

第74回国会 社会労働委員会 第3号(1974/12/24、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、雇用保険法案外一件に反対する討論を行ない、あわせてわが党の提出した修正案の趣旨を説明いたします。  現在の雇用状態の悪化はきわめて深刻な社会問題となっています。とりわけ、インフレ、不況のもとで本年一月から八月までで事業主の都合による解雇は五十六万一千人に及んでおり、労働省の見通しでも来年一月から三月期には完全失業者が百万にのぼるとされております。しかも、十月の求人倍率は〇・九六と求人数が求職者数を下回るに至っております。職を追われた労働者は、再就職も困難で、先行きの生活のめども立たない状態に置かれています。こうした状態の中で、失業者の生活の保障、失業……

第74回国会 社会労働委員会 第4号(1974/12/25、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは日雇労働者健康保険法の一部改正でございますが、これは七十二国会で廃案になりまして、全国の日雇い労働者の皆さん方が、何とかして政管健保、健康保険に早く、せめて追いついてもらいたいという強い念願があったわけでございます。ただいま上程されております本法案につきましては、これはまあ、そこへ追いつくという非常な努力がなされているという内容が見えますので、基本的にはもちろん賛成ではありますけれども、すでに各委員から指摘をされておりますように、適用の拡大の問題、あるいは受給資格要件の緩和の問題、それから給付内容の改善の問題、保険料がちっと高過ぎるじゃないかということで、もっと引き下げ……

第75回国会 外務委員会 第15号(1975/06/19、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、時間をちょうだいいたしまして、ILO百二号条約批准に当たりまして、まず外務御当局にお伺いをしたいと思うわけなんです。  ILO条約等にするわが国政府の基本姿勢は一体どうなっているのだろうかという点なんです。特に百二号条約というのが先ほどからもずいぶん論議がなされておりますように、社会保障の最低基準に関する条約であり、しかも二十三年前の条約である、そして今回さんざん言われておるように、九部門のうち四部門だけが受諾できるということで批准をするわけですけれども、残る五項目は婦人に関する部門が大部分だと思うのです。それが受諾できないままに批准をしようということになるわけです。……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/06/26、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは私、ほんのわずかな時間でございますので、前回は実は本委員会の審議の中で外務大臣中心にお伺いをしたのですけれども、ILO条約を批准いたしましても、あと国内対策が十分にやられないというふうなことになりますと、条約は批准をしたけれども、りっぱにやっておりますと、国際的には言っておっても、国内対策がなおざりにされるというようなことになったのでは、これは国民の期待にこたえられないので、今回ILO百二号条約の批准に際しても、そういうことがないようにということで、前回大分申し上げたわけでございます。特に百号条約の批准を引例をいたしまして、私、実はお伺いをしていたんですけれども、これは……

第75回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号(1975/02/19、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは私は、所信表明に関連をいたしまして、緊急課題のいま一つであります五十一年規制に関してお聞きをしたいと思います。時間の都合がありますので、ごく簡単に聞いていきたいと思います。  昨年来、中公審の答申をめぐりまして、企業べったりであるという国民の疑惑が非常に広がっております。で、ことしになりまして、御承知のように、衆議院の予算委員会におけるわが党の不破書記局長を初めその後一連の質疑の中で明らかになったのは、国会や国民に対しては中公審は非公開ではあるけれどもメーカーには全く筒抜けだ、それだけではなくて、業界代表は自由に出入りをしていたということが明らかにされております。しかも……

第75回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第3号(1975/02/21、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思います。  和達参考人に一言お聞きをしたかったんですけれども、おかげんがお悪いそうなんで、これはたいへん残念だと思います。  最初にお伺いをいたしたいのは、豊田参考人にお伺いをしたいんですが、トヨタ自動車のトヨタ新聞という社内報ですね、ことしの一月一日号に豊田社長の「新年のメッセージ」というところに、こういうふうに書かれているんですね。「規制値の決定は総合的かつ慎重にしてもらうよう関係方面に対して大いに働きかけた。」というふうな項目があるわけでございますけれども、関係各方面というのは、具体的にどこへ、どのよう……

第75回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第4号(1975/02/28、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に露木参考人にお伺いをいたしますが、朝からお伺いをいたしておりますと、三菱石油の事故で社会問題化しておると、まことに申しわけないとおっしゃっておられるわけですけれども、なかなか具体的にはお答えがなくて、事故原因についてもおたくの方では独自に究明はしているけれども、言うのは差し控えさせていただきたいと、こういうふうな形になっておるんですが、そういう社会問題化するような事故を起こして、本当に住民や被害者、損害を受けた人たちに対して全く申しわけないということで、誠実な態度で対処しようというふうにお考えになっておられますか。

第75回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第5号(1975/03/07、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは井上参考人にお伺いを申し上げたいと思いますが、これは各委員からもすでにいろいろと伺っておられるようなんでございますけれども、特に最初にお聞きをしたいなと思いましたのは、午前中の御意見の中で、このタンクをつくっていくのに日本では設計施工の審査制度がないと、これはまあ大変な問題だということでの御指摘があったわけですが、日本でその大型タンクの設計基準がないということ、特に高張力鋼の設計基準というのばなしにつくられているという問題でございますね。先ほども御指摘がありましたように、従来はアメリカのAPIのいわゆる設計基準に準拠してやってきた、しかし、高張力鋼を使ったやり方というの……

第75回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号(1975/03/26、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間だと思うので端的に聞いていきたいと思うのですけれども、合成洗剤が国民の中で大変に大きく不安が広がってきている。これは従来の政府のこういった化学物質に対する姿勢というのが、たとえばAF2の場合でも、PCBの場合でも国民が信頼できるというふうな行政に近づくためには、実現するためにはかなり大きな国民的な運動が背景にないとなかなか実現できないという政府の行政の姿勢というんですか、そういった点もありまして、非常に国民の不安というのは一層広がっているというのがいま実情だと思うのです。国民の健康と生命に責任を持つ政府、特に直接の厚生省としては早く国民の不安を解消するとい……

第75回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第7号(1975/05/23、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ私は、時間大してありませんが、公害健康被害補償法について若干お尋ねをしていきたいと思います。  昨年の九月に施行されました公害健康被害補償法、これが動き出しましてから八カ月余りを経過いたしました。で、この健康被害補償法は全国の公害被害者や住民にとりましてはせめてもの願いであったのではありますけれども、その施行後の状況を見てみますと、非常に不完全なものであるということが明らかになってきております。各種の給付を見ましても、ほとんどの患者さんは破壊された健康や生活の全面的な回復ということを期待することはできないというふうな状況になっています。しかもなお今日大気汚染と公害はきわ……

第75回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第9号(1975/06/18、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは本題に入る前に、いま小平委員からも言われましたけれども、先ほどの藤井委員の質疑の中で、公害発生源に対する規制が厳し過ぎるじゃないかという趣旨の御質疑があったわけですよ。その中で長官は、その趣旨はよく理解できるけれども、立法府ではなくていまは行政府の長としておるんで法律を守らにゃならぬので御了解をいただきたいということを繰り返し言っておられたんですが、私大変丁寧に聞いておったわけですけれども、聞けば聞くほど、いまは行政府の長としておるから法律を守らにゃならぬということだけれども、立法府の立場なら御意見には賛成なんだというふうに受け取れるような感じまでしたんですよ。そこで、……

第75回国会 社会労働委員会 第2号(1975/02/27、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大臣の所信表明に関連をいたしまして二、三の点についてお聞きしたいと思います。  まず最初に、午前中の審議からずっと問題になっておりましたように、いま雇用・失業情勢の大変不安定な状況の中で、三月には百二十七万の完全失業者が出るという見通しだというようなことまで言われておるという中で、特に午前中も問題になりましたように、一時帰休の問題が非常に問題になっておる。特に雇用保険法案の審議の過程でも私どもいろいろと質疑の中で心配をいたしましたけれども、そういった心配がいろんな形で散見をしてきている。午前中から問題になりましたから繰り返しませんけれども、東洋紡の問題あるいは日立の発言……

第75回国会 社会労働委員会 第3号(1975/03/11、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ、ちょっと関連して津山参考人と坂上参考人と両方からお伺いいたしたいのですけれども、特に整形を御専門になっておられる参考人の皆さんからは、昭和二十一年に初めて症例が報告をされたと、二十七年のあたりでは注射が原因であろうということが明らかにされており、昭和三十七年からは集団発生が起こってきているというふうな経過から見まして、整形外科学会では非常に長い間ずいぶん以前から明らかになっていたと。ところが、それがたとえば小児科学会との関係ではどうだったんだろうかという点でこれは社会的責任という点の反省も含めての御発言がうかがえるわけですけれども、いまの日本の医学界のそれぞれの専門分……

第75回国会 社会労働委員会 第6号(1975/03/18、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、二、三点にわたってお聞きをしておきたいと思います。朝からの質疑でもいろいろ問題になっておりますように、年金制度というのが非常にいま国民の中で関心が高くなっています。これは別の機会にゆっくりお聞きをしなければならないと思うんですけれども、基本的な点についてだけお聞きをしておきたいと思いますのは、特に大臣、本会議等でも福祉年金を五十一年には二万円にすると、きょうもおっしゃっておられましたけれども、その後どういう構想でこれをやっていくのかという問題です。で、特にこの構想を定めていく場合に問題になりますことは、生活を保障する年金制度の実現という点……

第75回国会 社会労働委員会 第9号(1975/03/27、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは簡単に公労法の一部改正についてお伺いをしたいと思います。  一部改正案の提案理由説明を拝見いたしますと、この紛争の内容も複雑多様化する傾向にありということで、委員の定数をふやすという意味のことが書かれて、お述べになっておられるのですがね。これ、いままでもいろいろと各委員から出ておりますが、複雑多様化しており、あっせんの内容がふえてきておるというのが中身は実際には最近は何なのかという点、ちょっとお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 いまのお話を伺いますと、労使間の紛争、あるいは不当労働行為等による労使間の紛争ということもさることながら、特に昨年等ではインフレ手当だ……

第75回国会 社会労働委員会 第12号(1975/04/22、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 すでにいまも柏原委員並びに前回の審議で、質疑でいろいろ問題になっておりますように、児童手当及び児童扶養手当、特別児童扶養手当の一層の増額、それから内容の改善等についてはこれはもう当然のことだと思うわけです。それから特に私は、やはり児童手当制度はいまもずいぶん厳しく御質疑がありましたけれども、ILO条約百二号条約の基本的な事項の一つであるという点でこれはやはり積極的に早くその水準に達するというところまで努力をされるということ等、問題点もう御指摘が従来あったとおりだと思います。私どももそういった点繰り返すことを避けたいと思いますので、その点については特別に触れませんけれども、その点……

第75回国会 社会労働委員会 第13号(1975/05/08、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案について若干質問をしたいと思います。  で、ずいぶん問題点も質疑の中で明らかにされてきておりますので、できるだけ簡潔にやっていきたいと思うんですが、勤労所得しかない労働者、勤労者にとってはインフレは最大の敵だということ、これはまあ先ほどからの論議の中にも出ておるわけですが、しかしそのインフレというのが大変な社会的不公正を起こしているという点も先ほども御意見の中に出ておりましたが、たとえば国民生活白書の七四年度版を見てみますと、いかにひどいかというのを見て驚かされたんですが、昭和四十五年と四十八年で対比をしてみますと、高額所得上位……

第75回国会 社会労働委員会 第15号(1975/05/29、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、中小企業退職金共済法の一部改正案についてお尋ねをしたいと思います。  中小企業、特に三十人以下の小企業におきましては、経済変動の影響というものはきわめて深刻に受ける立場にあります。しかも事業主は従業員対策については大変苦慮しているのが実情でございます。従業員の福祉について、これはたまたま大阪の吹田市という市が独自に調査をしました資料を見てみますと、三十人以下の企業六百五十カ所を対象にして調査をしておる資料を見ますと、従業員福祉について現在の重点についてということがこういう順番で言われているのですね、健康管理、それから住居施設、退職金制度、それから事業内施設、貸付……

第75回国会 社会労働委員会 第16号(1975/06/03、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは国民年金法の一部改正について質問を行いたいと思います。  けさほどからの質疑でも明らかになっておりますように、五十一年度年金制度の見直しをやるというふうに言われておるわけですが、国民の期待や要望、情勢の変化、こういった点に対応して必要な改善を加えるということが非常に重大な段階に立ち至っちおると思うわけでございます。  そこで、わが国の老人が置かれている現状、これは一体どうなっているかという点なんですが、若干資料を見てみますと、たとえば、総理府の統計局「わが国の人口」というこの資料によりますと、六十五歳以上で働いている人の数というのは外国に比べて大変率が高いわけですね。こ……

第75回国会 社会労働委員会 第18号(1975/06/17、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、被爆三十周年に当たりまして、きょう皆さん方の大変貴重な御意見をたくさんお伺いをいたしまして、深い感銘を受けましたと同時に、実は施策の緊急性というのを一層痛切に感じさせられました。先ほど高野参考人からも午前中おっしゃられましたように、原子爆弾が国際法に違反しておるという点で判決がすでに出ておるし、それに至る法的論拠等についても解明をされましたが、そういった点で国家補償という立場で当然私ども四党で提案をしておる援護法を制定すべきであるという立場をとっておるものでございますけれども、ずいぶんたくさんの御質疑の中でいろいろと解明をされてまいっておりますので、大変貴重な機会でご……

第75回国会 予算委員会 第15号(1975/03/25、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、予算に関連をいたしまして三点ほど政府の見解をただしたいと思います。  まず最初に、私は昨年の五月七日の社会労働委員会におきまして、学童保育制度の確立について質問をいたしております。齋藤前厚生大臣は、学童保育の重要性、必要性をお認めになって、五十年度から実現できるように最大の努力をしますと答弁をなさっておられます。ところが、五十年度予算を拝見いたしますと全くゼロであります。なぜ予算をつけて大臣のお約束どおり制度化をしなかったのかという点について、最初に大蔵大臣の御見解をお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣に伺いたいんですが、これは五月七日の社会労働委員会での齋……

第76回国会 運輸委員会 第6号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大阪国際空港の公害関係、特に去る十一月二十七日の大阪の高裁判決をめぐりまして若干お伺いをしていきたいと思っております。  十一月二十七日の判決というのは、大阪国際空港をめぐる被害住民百七十万の、まさに先兵として訴えを起こしておられた原告団の皆さん方の、全く完全な勝利だというふうに評価をされておりますけれども、私ども、被害住民百七十万を代表して、まさにささやかな要求を、しかも長い間深刻な被害をがまんしてきておったのが、今度裁判の法廷で住民被害というささやかな要求が認められるという判決であったというふうに思うわけです。  私は、この今度の判決をめぐりまして、せんだっても実……

第76回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第3号(1975/12/10、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ本題に入る前に、先ほど森下委員の御発言の中で、本委員会における野党委員の発言というのは納得ができないということで、いろいろ御趣旨の御発言がありましたので、念のためにちょっと申し上げておきたいと思うわけです。  といいますのは、私ども本委員会で公害対策を推進するための発言をし、あるいは政府に対して施策を迫っているというのは、公害を未然に防ぎ、そして人間の命と健康を守っていくために必要な施策を迫るという立場を常に堅持をしているわけで、その限りにおいて、少なくとも経済発展が望ましくないだとか、あるいは企業は悪だとかいうふうな立場で問題を論じておるというわけではないという点をひ……

第76回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第4号(1975/12/17、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではわずかな時間でございますし、ちょうどたまたま内田委員が私もお伺いをしたいと思っていた点を大部分聞いていただきましたので、簡単にお聞きをしたいと思っております。  NOxの第二次規制が十二月四日に公表されまして、そして新設分については十二月十日から、そして既設分については五十二年の十二月一日から実施するということに決定をされました。で、これを見てみまして、いまの質疑応答を拝聴しておりまして、その中でも感じるわけですけれども、やはり現状では技術的に困難ということで、全体として総量の規制を約五%弱という程度に押さえざるを得なかったという御説明を拝聴したわけでございますが、まあ……

第77回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第3号(1976/03/31、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は日本共産党を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対するわが党の修正案の提案理由とその概要の説明を行います。  本改正案は、大気汚染による非特異的疾患に係る健康被害補償給付の支給等に必要な費用のうち、自動車負担分については、昭和四十九、五十年度に引き続き、五十一、五十二年度も自動車重量税の収入見込み額の一部に相当する額を充てるというものであります。  日本共産党は、この暫定措置を定めた第七十二国会での政府提出の改正案について、自動車重量税は、もともと自動車の所有者に賦課する大衆課税であり、それ自体にも反対であること、しかも、その収入見込み額の一部に相当する額を……

第77回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第4号(1976/05/14、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは所信表明に関連をいたしまして二点ほどの問題についてお聞きをいたします。  所信表明の第五に「環境保健対策の充実」ということをお述べになられて、今国会で公害健康被害補償法の一部を改正する法律等によって公害健康被害補償制度の実施に必要な財源の確保を図るとともにということで、被害者の保護の充実を図ったということをお述べになったわけでございます。それに関連をいたしまして、短い時間でございますのでできるだけ端的にお聞きをしていきたいと思うわけでございますが、公害健康被害補償法の中で、きょうは公害保健福祉事業に限ってお伺いをしていきたいと思っております。  実は私、公害健康被害補償……

第77回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第5号(1976/05/19、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは公害対策基本法が施行されて以来、規制をされていなかったためにずいぶん国民が大変な被害を受けてまいったわけですが、この振動公害に対して今度規制措置がとられるようになった。それは非常にその点では期待が強いわけですが、振動に対する苦情というのが、これは先ほどからもたびたび数値として出ておりますように、昭和四十九年で環境庁調査の統計を拝見いたしますと、四千九十五件になっておる。これを考えてみますと、大体振動に関する苦情というのは一件が一戸というのではないわけですね。大部分十戸なり、二十戸なり、多いときには二百戸なりと、一件というのが十戸から百戸、二百戸というふうな規模になるわけ……

第77回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号(1976/05/21、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初にお伺いしたいんですが、各参考人にお伺いをする点を最初に申し上げたいと思います。  五十嵐参考人にお伺いをしたいんですが、先ほどもちょっと出ましたけれども、振動公害というのはほとんどその一つ一つの公害で人体影響を及ぼすということではなくて、人間が生活をしていく場合に公害として感じられる場合には、振動あるいは騒音、その他のたとえば大気汚染、その他の複合的な公害として人体に被害を与えてくるというのが通常のいまの現象でございます。そこで、お伺いをいたしたいのは、振動についての基準等を設定されていく場合に、これは振動一つの問題としてお考えになり、たとえば騒音その他と複合して……

第77回国会 社会労働委員会 第3号(1976/05/11、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に廃棄物処理に関する法案についての質問をしていきたいと思います。  すでに午前の質疑でも言われておりますように、昨年の六価クロムによって環境汚染並びに人体被害が起こりまして、これを契機にして大変重大な社会問題になったわけでございますが、そういう中で廃棄物、特に産業廃棄物の対策の強化というのが焦眉の急になってきているという中で、会同の法案の一部改正については、厚生省としては大変御努力をいただいておるということがよくわかるわけでございますが、せっかくのこの法案改正に当たりまして、少しでもこれは本来の趣旨を充実させていくという立場で私ども幾つかの点でお伺いをしていきたいと……

第77回国会 社会労働委員会 第4号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に身体障害者雇用促進法の改正案についてお尋ねをしていきたいと思います。  今回の改正は身体障害者など関係者が大変熱心に、また強く要求をしておられましたことが実りましたというふうなことで、当然のことだとは言いながらも、私どもも一定の評価をしておる次第でございます。身体障害者対策というのは、特に雇用対策というのはこれは労働省の身体障害者雇用審議会の答申にも明確に書かれておりますが、まさに心身障害者の雇用対策の水準いかんが福祉国家のバロメーターと言われているというふうに明記をされておりますが、まさにそのとおりであろうと思いますが、この雇用対策を論じていく場合に、どういう……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に労働者災害補償保険法等の一部改正案からお尋ねしたいと思います。  前回の改正に当たりまして、私いろいろと改善策等についてお尋ねをいたしたのでございますが、今回その幾つかが改善をされているということで、大変喜んでおります。それに関連をいたしまして二、三点お尋ねをしたいわけでございます。  前回も私、質疑の中でぜひ実現をしてもらいたいということでお願いを申し上げていたのは、一つはスライド率の改定の問題で、従来二〇%ということになっていたのをせめて五%にするべきではないかということで意見を申し上げていたわけでございますが、今回改定をされまして一〇%ということで、一応の改……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/20、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案と、四党提案の被爆者等援護法案に関連をいたしまして、最初に質問を申し上げたいと思います。  で、きょうは非常に大きなといいますか、重要な法案を四本ないし五本というふうなのを非常に限られた時間でお尋ねをいたしますので、ひとつ御答弁も簡潔にしてお願いをしたいと思います。  で、いま御提案になっております政府提案の被爆者特別措置法案については、これはまあ私拝見をして驚いたわけですけれども、特別手当が三千円の引き上げ、それから健康管理手当は千五百円の引き上げ、保健手当は八百円の引き上げというふうなことになっ……

第78回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号(1976/10/20、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、きょうは水俣病についてお聞きをしたいと思っております。  で、きょう冒頭に丸茂新長官が、公害行政を進めていく上で、国民の健康の保護と環境保全を目途として、しかも国民の声に率直に耳を傾けてということで所信をお述べいただいておりますので、まあ大変意を強くしてお伺いをしていきたいと思っている次第です。  水俣病が発見をされましてからすでに二十年になり、厚生省が公害認定してからすでに八年、で、歴史的な水俣裁判の原告の勝利の判決が下りましてからもすでに三年半を過ぎるという状況になっております。しかしながら、水俣病の実態というのはいまなおきわめて深刻であります。で、私はたまたま昭和四……

第78回国会 社会労働委員会 第2号(1976/10/14、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは本題に入る前に、まず最初に浦野労働大臣にお尋ねをしたいと思います。  大臣は就任されたのは九月十五日でございますね。就任の前の九月四日に愛知県の足助町の役場で開かれた演説会で、次のような演説を行っておられる。これはわが党に対しても聴衆の中からけしからぬということで実は幾つも通報があったわけでございますが、その中身は、田中角榮前総理が外為法で逮捕されたが、外為法違反というのは形式犯で、たとえば足助のたんぼで立ち小便をするようなものだというふうなことを言っておられる。そのことは「日刊ゲンダイ」、これにも報道されておりまして、地元選挙民に向かってこう演説している。田中逮捕はち……

第78回国会 社会労働委員会 第3号(1976/10/19、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは本題に入る前に、まず最初に大臣にお伺いをいたしたいと思うわけですが、きょうも各紙一斉に報道されておりますが、大蔵省は十八日に開かれました財政制度審議会の第二特別部会で、五十二年度予算編成に当たって、一、老人医療費無料化の廃止、二は初診料、入院費など患者負担の大幅アップ、三は薬剤費の有料化を骨子とする医療費の改定に本格的に取り組む方針を明らかにしたということで一斉に報道されておるのは御承知のとおりです。で、三木総理は今国会でも本会議答弁などでは、老人医療の有料化というのは当分はやる考えはないという点をしばしば明らかにしておられますけれども、報道されている大蔵省の方針という……

第78回国会 社会労働委員会 第4号(1976/10/21、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は大阪におけるタクシー労働者の問題についてきょうはお伺いしたいと思います。去る六月の二日に、これは読売新聞に報道されたのですけれども、 「タクシー運転手 路上で集団とばく」、大変に大きな新聞報道がなされたわけでございます。で、これにはこう書いてある。「大阪府警浪速署は、タクシー運転手が大阪市浪速区内の路上でサイコ口とばくをしている事件を内偵していたが、二日早朝、とばくにふけっていた十一社、十七人の運転手を一斉に検挙した。運転手らは午前零時ごろから近くの路上に車を〃放置〃、午前八時ごろまでサイの目が出るたびに「勝った」「負けた」と大騒ぎ。多いときには二十数台のタクシー……

第78回国会 社会労働委員会 第5号(1976/10/26、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初にちょっと時間をいただきまして、トルコ売春の問題についてお伺いをいたします。  午前、午後に引き続きまして論議が出ましたように、トルコぶろが売春の温床になっていると。もう見過ごすことができないところまできているという問題が起こってきております。私ほんのわずかの時間で、本当にこののんびりしておれないんだという実情を少し知ってもらいたいと思う。これは、先ほどもお話に出ておりましたが、「売春問題ととりくむ会」という会に駆け込んで来られたトルコ嬢の訴えの一端を申し上げたいと思います。  私が働く埼玉県のSトルコでは、経営者が吉原で働いていた人なので、やり方が赤線システムだ……

第78回国会 社会労働委員会 第6号(1976/10/28、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、しばらくの時間をちょうだいして質問したいと思います。  雇用、失業対策問題というのは依然として重要でございます。労働省の発表では、有効求人倍率が〇・六五内外をどうやら上下をしておるようでございます。ところが、私ちょっと驚きましたのは、海上つまり船員の有効求人倍率というのが〇・二七だということで、陸上の半分以下あるいは三分の一というふうなことになっておって、いま日本人船員で船員保険法で失業手当をもらっている人が約六千人、その他の求職者等を含めて失業をしていると言われている日本人船員というのが一万人にも達しているということでございます。しかも、それで一体どうなっているんだ……

第80回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第4号(1977/03/25、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、非常に限られた時間ですので、きょうは大臣の所信表明に対して若干の質問を行いたいと思うわけです。  まず最初に、石原長官が感覚的暴力だとかあるいはアメニティだとか、いろいろおっしゃっておられるわけですが、そういう中でごみ収集のチャイムもやめるべきだというふうな御意見までおっしゃっておられるわけですが、ごみ収集のチャイムと全く比較にならない航空機の騒音によって環境破壊に苦しめられている住民こういう人たちにとってはまさに長官の抱負とは格段の開きのあるところで生活をしているわけですが、こういった人たちの生活環境破壊についてはどういうふうにお考えになりますか。

第80回国会 社会労働委員会 第4号(1977/03/03、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に小岩参考人にお伺いをいたしたいと思うのですが、地方自治体で直接住民の救急医療問題を含めて、地域住民の医療を保障するために大変御苦労いただいておりますことを、御報告を伺って一層つぶさに感じておるわけでございます。非常に詳細な経過、経営状態、あるいは収支状況改善についての御要望等につきましてお伺いをいたしましたので、その中の一つ二つについてさらにお伺いを申し上げたいと思うわけでございます。  その一つは、国公立病院の積極的参加が望まれるということの御意見でございました。これは国会におきましてもこれを実現させるためにということで、最大の隘路になっておる独算制の問題、あ……

第80回国会 法務委員会 第8号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○委員以外の議員(沓脱タケ子君) ただいま議題となりました民法及び戸籍法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  婦人の経済的、社会的地位の向上を目指す運動が一昨年の国際婦人年を一つの契機として新たな高まりと広がりを示しています。両性の本質的平等をうたった憲法の規定が、従来の政治のもとで、現実の社会生活に生かされず、依然として法制的にも男女の同権が貫かれていない面が残されています。  この中で、いま国民の関心を呼んでいる問題の一つに妻の法的地位を向上させることがあります。  わが党の提出する今回の法律案は、民事法の分野において、妻の法的地位の向上を図るため、相続分の改正、……

第80回国会 予算委員会 第3号(1977/02/22、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 五十一年度補正予算案に関連をいたしまして質問をいたします。  まず最初に、婦人の地位向上、国内行動計画に関連をいたしましてお尋ねをしたいと思っております。  国内行動計画の策定に当たりましては、わが党を含め諸団体、六十団体にわたる諸団体から要望が寄せられておるのであります。二月一日に発表されました国内行動計画に対する評価でございますが、これは総理は自賛をしておられますけれども、多くの婦人団体、これは非常に厳しい批判が出ております。また同時に、各紙からも主張等におきましてきわめて厳しい批判が出ております。総花的な婦人問題の施策だとか、あるいは方向づけを欠く婦人の行動計画、あるいは……


11期(1977/07/10〜)

第81回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第1号(1977/09/14、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 委員長、ちょっと政府委員に資料を配付したいと思います。
【次の発言】 それでは、限られた時間ですので端的にお伺いをしていきたいと思います。  まず、お伺いをいたしたいと思っておりますのは、本年の一月に環境庁保健部がまとめられましたこの「複合大気汚染健康影響調査 調査の概要及び主要調査結果のまとめ」ですか、これが一月に発表されましたが、その後国会内でもしばしば論議を呼んでおりますし、また環境庁も、その後こういった結果に基づいての行政方針が次々ととられているように思うわけでございます。その際に、国会論議等を通じて明らかになっておりますのは、このまとめでは四十九年度を除いて統計上有意……

第82回国会 決算委員会 第4号(1977/11/16、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に税務行政についてお伺いをいたします。  国税庁御発行の「税務運営方針」によりますと、税務行政というものは公正でなければならないというふうな文言というのが随所に出ております。で、公正というのは、いかなる個人、いかなる団体に対しても差別扱いをしない。そういうことが最低の条件であろうと考えますが、税務行政、そのように行われておりますか。まず最初にそれをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 国税庁では前々から「民主商工会−その姿と動き」というようなものが印刷して発行されております。しかも、この文書は「取扱注意」というふうに書かれておりますが、こういうものが毎年出ているよ……

第82回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号(1977/10/26、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、初めに石原長官にお聞きをしたいと思います。  長官は過日、二十三日のフジテレビでの対談の発言以後、予算委員会、また昨日は衆議院の公環特、またきょうも朝から次々といろいろと質疑の中で、弁明をされたりあるいは訂正をされたりしておられるわけでございますし、公害対策基本法を守りますということをお答えになっていただいたわけでございます。しかし、私は、あえて長官にお伺いをしておきたいと思いますことは、単に言葉だけではなくて、国民が、今日環境行政の後退というのが次々起こっていっているという認識のもとにさらに長官の発言があったという点で、非常に問題がきわめて大きい、重大だというふうに……

第82回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第3号(1977/11/18、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でお伺いをしたいんですが、最近の報道を見ておりますと、実は私ちょっと異例なことだなあというふうに感じるわけです。といいますのはね、石原環境庁長官に対する罷免要求決議だとか、それから罷免要求あるいは抗議というのが各団体から非常に多いわけです。これは報道で見る限りでもずいぶん多い。今月になってから報道されている分を見ましても、総評の評議員会で石原長官罷免要求することを満場一致で決議したと、これは十一月の九日です。それから十一月の十一日には、環境週間・全国公害被害者総行動デー実行委員会、ここでは環境庁に石原長官の辞任要求の申し入れがやられております。それから、十……

第82回国会 逓信委員会 第3号(1977/10/27、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 きょうは私、限られた時間でもございますので、郵政省関係には大変多岐にわたる諸問題がございますが、特に国民の目から見ておりますと、いま郵便料金の引き上げだとかあるいは電話料金の引き上げだとか、あるいは最近では一番問題になっております郵便貯金の金利の利下げの問題、また郵便物の遅配あるいはその他のトラブルを含めてのサービスの低下の問題等々、確かに郵政省に関連する諸事業といいますのは国民生活に非常に密接な関係を持つサービス部門が多うございますので、そういう点で国民の非常に注目の的になっておりますし、特に最近のこれら一連の行政のいろいろなあり方については、国民の非常に強い批判または不満と……

第82回国会 逓信委員会 第4号(1977/11/01、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、NHK四十九年度決算審議に関連をいたしまして、大変限られた時間でございますので、二、三点お伺いをしたいと思います。  まず第一点は、朝からの審議でも各委員の先生方から問題が提起をされておりますように、やはりテレビ障害の問題というのが国民生活の中で非常に大きな問題になっております。私は、いま問題になっております池袋のサンシャイン60の高層ビルによるテレビ障害に関連をいたしましてお伺いをしたいと思います。  郵政省は五十一年の三月に「高層建築物による受信障害解消についての指導要領」ですか、を御発表になっておられます。それによりますと、「受信障害解消の対象範囲について」というと……

第83回国会 決算委員会 閉会後第1号(1977/12/15、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は、きょうは社会保険の診療報酬についてお伺いをしたいと思います。  健康保険財政の赤字を理由に、つい先日の臨時国会では国民の反対を押し切りまして改悪が強行されました。さらに追い打ちをかけて、保険料率の引き上げ案などを含むような改悪案が通常国会に上程される模様だというふうなことが報ぜられておりますし、けさの大臣の御答弁によりましても、抜本改正を含む改正案を鋭意検討中だというふうなことでございます。私は、これはきわめて重大な課題が含まれていると思うのですけれども、きょうは残念ながら時間がありませんから、これは別の機会に譲ることにしたいと思うんです。  私は、政府は、いま……

第83回国会 決算委員会 閉会後第2号(1977/12/16、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 質問に入る前に、きょうは私は大蔵省の主計官の御出席をお願いをしていたのですけれども、予算編成のためにどうしても出られないというふうなお話でございます。全くこれはけしからぬ話だと思うのでございます。私は決算委員会は初めて今期参加をしたんですけれども、昨日も厚生省の主管で厚生省の決算委員会をやりましたけれども、その際にも、同僚議員に対する答弁の中で国会軽視の発言があったり、また、御出席をお願いをすると予算編成で忙しいと、こういうことがぬけぬけと言われるというふうなことは、私は許しがたいことだと思うんです。少なくとも決算審議というのは、決算審議によって予算編成に諸問題を生かさなければ……

第84回国会 決算委員会 閉会後第1号(1978/07/05、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、国税局の幹部職員の退職後の顧問税理士問題が、これは報道関係でも連日報道をされておりますし、また去る七月の三日には、大阪専業税理士協会から告発をされるというふうな事件も起こっております。すでに同僚委員からもお尋ねがございましたので、私端的にこの問題についてお聞きをしていきたいと思うわけです。  こうして報道関係の中でずいぶん報道され、実態がいろいろな形で解明をされてきているという事態を見ておりまして、納税者である国民の立場から言いますと、これは税務行政上に対する非常に深い疑惑と不信というのが広がっているわけです。これは大変重大だと思いますので、少なくともこれだけ社……

第84回国会 決算委員会 第3号(1978/02/10、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではまず最初に、大臣の政治姿勢についてお伺いをしておきたいと思います。  ちょうど十二年前でございましたか、大臣就任に当たって非常にはでなお国入りをされて国民の非難を浴びて辞任をされたという、上林山という防衛庁長官がおいでになったということを大臣御存じですね。なぜあのときに国民の非難を浴びたかといいますと、これはやはり一個人のいわゆる出世祝い、そういうものに、そういう私的行事に国民の税金を使ったということで非難を浴びたと思うのでございますが、税金を使ってのお国入りの行事、祝賀行事をするというふうなことについて、まあこれは非常に単純なことでございますけれども、よいと思っておら……

第84回国会 決算委員会 閉会後第3号(1978/08/31、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に国税庁の幹部職員の天下り税理士問題と言われていた問題についてお伺いをしたいと思います。  七月五日に、本委員会におきましてこの国税庁の幹部職員の天下り税理士問題というのを取り上げましたが、そのときに、本委員会で実態調査を含めて善処方を、これは国税庁長官も、また大蔵大臣も表明をされておられます。その後どのような措置をなさったのか、報告を最初にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 八月の一日に国税局長会議を開いて、その後八月の三日に通達をお出しになったと。この通達を拝見いたしますと、2に、「退職職員に対する顧問先あっせん等に当っては、納税者等から批判や疑惑を招く……

第84回国会 決算委員会 第4号(1978/02/15、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは私会計検査院に対しまして御質問をしたいと思っているわけですが、会計検査院は、特に昨今非常に論議の俎上に上りまして、会計検査院としても、これは新しい機構等をつくられて、検査の進め方等についても鋭意御検討中でございますが、進めておられますが、きょうは私お伺いをしたいと思っておりますのは、こういった会計検査の分野の問題についてひとつ御見解をお伺いしていきたいと思っております。  といいますのは、御承知のように、昭和四十四年以来、いわゆる同特法と言われております同和対策事業特別措置法の実施が四十四年からやられまして、五十二年度、ことしでまる九年になります。五十三年度に……

第84回国会 決算委員会 第7号(1978/03/24、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大変制約された時間でございますので、きょうは雇用における平等といいますか、むしろ働く婦人の男女差別に関する問題をお尋ねしたいと思います。  一九七五年に、国際婦人年を契機にいたしまして、国会では御承知のように、「国際婦人年にあたり、婦人の社会的地位の向上をはかる決議」というのが全会一致で衆参両院で採択をされました。  その後、メキシコでは、国連におけるいわゆる国際婦人年世界会議で、世界行動計画が採択をされました。わが国の政府代表もとれには賛成をなさいました。その後政府におかれましては、世界行動計画に呼応いたしまして国内行動計画を策定をされ、さらにそれの具体化を図るという……

第84回国会 決算委員会 第8号(1978/03/27、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は同和対策事業に関連をいたしましてお尋ねをしたいと思います。  今国会では、政府は同特法の延長について、三月六日の衆議院の予算委員会では、総理の答弁で、「地方公共団体、関係者等の強い要望、同和対策協議会特別委員会の中間経過報告にかんがみまして、政府といたしましては、今後も、同和対策事業特別措置法の延長も含め、積極的に努力してまいる所存でございます。」ということで総理はお述べになっておられます。三月八日の参議院の予算委員会におきましては、稻村総務長官は、「政府としましては延長すべきものと考えておりますが、ただし、過去の経過もございますので、各政党間の意見を聞きまして、……

第84回国会 決算委員会 第10号(1978/04/10、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大変限られた時間ですので、二つほどの問題を簡単にお聞きしたいと思います。  まず第一に、ロッキード事件を契機に、わが国の内外の新聞あるいはテレビ等の報道で、日本も関係していることを示唆した不正支払い事件というのがよく取り上げられるわけでございます。こういうニュース、報道というものを耳にされた場合には、大体一般論として、外務大臣はどのように対処されますか。
【次の発言】 そうしますと、そういう報道、また国会でも指摘されるとか、あるいは事態の疑惑の解明に取り組むというふうなことは当然の問題として、これは外務大臣の権限と任務から照らしましても当然のことであると思うんですが、そ……

第84回国会 決算委員会 第12号(1978/04/17、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、限られた時間でございますので、かんばん方式による下請管理を中心に質問をしたいと思っております。  で、わが国の下請中小企業というのは、製造業では出荷額の六〇%近くを占め、日本経済の中で果たしている役割りというのはきわめて重要になっております。しかも、大企業とこれら下請企業との関係というのは、大企業にとってもっぱらコストダウンと国際競争力の強化、それから収益の増大のための仕組みであって、また、さらには景気変動の安全弁として利用されているという関係にございます。そして、これを規制すべき下請代金支払遅延等防止法、現行行われておりますこの法律は、発注元の親企業の責任というのは全く……

第84回国会 決算委員会 第13号(1978/04/24、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は地方税における同和減免についての質問を行いたいと思います。  わが党はかねがね国税につきましても問題にしてまいりましたが、ちょうど昭和五十年三月十二日の衆議院の大蔵委員会でも、わが党の東中議員が、国税における同和地区の税務行政についての質疑を行っております。そのときには、大阪国税局が部落解放同盟の指揮下にあります大阪府同和地区企業連合会、略して大企連と言っておりますが、ここを窓口にした確定申告書につきましては、所轄の税務署ではなくて、直接国税局が一括して受けつけをする。それから二番目には、法律で定められている提出日の三月十五日を過ぎても受け付けを行う。それから三番……

第84回国会 決算委員会 第14号(1978/05/29、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に、国連軍縮特別総会に関連をいたしまして、若干のお尋ねをいたしたいと思います。  国連史上初の軍縮特別総会がこの二十三日、日本時間では二十四日ですが――から始まっております。核兵器を中心とした軍拡競争が恐るべき勢いで進められており、核戦争の危機がなくならない。しかも、他方では広島、長崎における被爆者の多くがいまだに放射能障害に苦しみ続けておる、こういう現状でございますが、このときに軍縮総会が開かれるということはきわめてその意義が重大であると考えます。日本政府代表といたしまして、園田外務大臣が三十日に演説をすることになっております。民間からも、約五百人の国連に核兵器……

第84回国会 決算委員会 第15号(1978/06/07、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に円高問題についてお伺いをしたいと思います。  今国会でも、急激な円高による差益の国民への還元問題というのが大変論議をされてまいりました。ところが、最近、関係企業の三月期決算、これの発表を見てみますと、その為替差益の大きさに、一層、国民への還元、つまり、原価が下がったんだから値下げをしろという声というのが非常に大きくなってまいっております。最近の発表を見ますと、電力九社では、直接の輸入差益だけで、五十二年度の下期決算は七百七十二億円、これらの電力会社というのは、直接差益だけではなしに、間接差益を含めますと、四千億に上るであろうということが、通産省の関係者からも言わ……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第1号(1978/07/06、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間ですので、端的にお聞きをしていきたいと思います。  最初に、伊東参考人に、ごく簡単にお聞きをしたいと思います。と申しますのは、午前中からの審議の中でも問題になっております中公審の答申の末尾三行ですね、これがどうなったかという問題というのは、これはもう衆参両院、毎回問題になっておるわけです。先ほどのお話を伺いますと、論議をなさって、そしてそれを事務局である環境庁に書かせた、こういうことでございますか。――そういうことであれば、だれが御提案になったのか、これをちょっと伺いたいわけです。
【次の発言】 きのうの衆議院の公環特では、橋本局長は、これは案文という……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第2号(1978/07/27、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、初めに、去る七月の十一日にNO2の環境基準の告示を強行されましたことについて、私は本当に憤りを感じますと同時に、心から長官に抗議をしたいと思います。 あの七月十一日以来、全国から集まられた公害患者被害者の皆さん方の夜を徹しての悲痛な叫びも顧みない。それだけではありません、中公審答申の指針値の科学性、これが問われている。そういう疑問が提起をされている。  もう一つは、午前中からの審議の中でも問題になっておりますように、専門委員の中の四人の委員の方々が、鉄鋼連盟のNOx基金だとか、あるいはトヨタ財団からの研究費あるいは経団連のいわゆる産業環境科学研究会、そういうところから……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第5号(1978/02/22、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、長官の所信表明に対しまして若干の質問を行いたいと思います。  実は、きょうはもう朝から、環境行政大変だから環境庁しっかりしないとどんどん後退をしていくじゃないかというふうに各委員からもすでに御指摘がございました。長官は所信表明でこうおっしゃっているんですね。「現在景気回復のため大規模な公共投資による経済産業活動の刺激が要請されているのでありますが、このような情勢にあっても、環境保全の基本的条件が保持されるよう十分留意してまいる所存であります。」と、ここが非常に大事だと思うわけでございますが、御承知のように、五十三年度予算案ですね、国全体の予算案は、公共投資の伸びという……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号(1978/03/22、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、時間の制約がございますので、簡単に、最初に質問事項をお二人の参考人に一遍に申し上げておきます。ひとつ簡潔にお述べをいただきたいと思います。  一つは、流域下水道等の大規模下水道の建設についてのデメリットというのがずいぶんいろいろと論議をされてきております。そこで、これはまあ久保参考人はお立場上、基本的に大規模流域下水道をお進めになっておられる立場の方でございますし、この機会に、流域下水道等大規模にしていくことでのメリットは一体何なのか、それをひとつお述べをいただいておきたいと思います。  もう一つは、それに関連をいたしまして、混合処理についての弊害、これはずいぶんいろ……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第7号(1978/03/29、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、公害健康被害補償法の一部改正の法律案審議に関連をいたしまして、お伺いをしたいと思います。  去る二十二日に、山田環境庁長官に対しまして中公審からNO2の答申がございました。今度の答申の中身というのは、いわゆる今回の指針値というのは、短期暴露の影響の場合には一時間値が〇・一ないし〇・二PPm。長期暴露の影響の場合が年間平均値で〇・〇二ないし〇・〇三PPmという二本立ての指針値として提案をされているわけでございます。で、この指針値の提案は、日平均値、つまり現在の環境基準は日平均値ですからね、これに換算をいたしますと約〇・〇四ないし〇・〇六PPmとなるということから、現在の……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第8号(1978/03/31、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその概要の説明を行います。  政府案は、補償費等の一部に充てるため、自動車重量税の収入見込み額の一部に相当する金額を交付するという四十九年度以来の臨時措置を、五十一年に続き再び二年間延長するというものであります。  日本共産党は、この臨時措置を決めた四十九年、五十一年の過去二回の審議におきまして、この自動車重量税収の一部引き当て措置は、自動車メーカーを免罪し、ユーザーに責任を転嫁するものであること、また、この措置は一般会計から支出される国費でもって補償費を負担することであることを指摘し……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第10号(1978/04/19、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、鳥獣保護法の一部改正に関連いたしましてお伺いをしたいと思います。前回から非常に多面的に質疑がなされておりますので、私はごく二、三点についてお伺いをしたいと思っております。  先ほども御質疑の中で出ておりましたように、元環境庁長官から大変厳しい御批判や御意見が出ておるという問題、あるいはそのためにわざわざ議員連盟などができているというふうな問題も含めまして考えてみなければならないと思うのです。で、本法の改正の必要性というのは、これは鳥獣の生息環境が国土開発などで急速な変化をして、また、猟銃などによる事故等も起こっておるというふうな事情から、狩猟制度の適正を期すという立場……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第11号(1978/04/26、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、端的にお聞きをしていきたいと思っております。  きょうは、三月二十二日に中公審から答申をされましたNO2の指針値についてお聞きをしたいと思っています。  三月二十二日に中公審答申が出て、NO2について、「短期暴露については、一時間暴露として〇・一―〇・二PPm」、それから、「長期暴露については、」「年平均値として〇・〇二―〇・〇三PPm」というのが答申をされました。それにつきましては三月二十九日の本委員会で、私、一定の批判と意見を付した質問を行ったわけでございます。さらに、四月の十八日に、これは公害弁連と全国公害患者の会連絡会から、あの指……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第12号(1978/05/10、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思うんです。  鈴木参考人にお伺いをいたしたいと思います。これはいままで冒頭でのお話をいただいたり、また質疑応答の中で、いろいろとそれぞれの局面で御答弁をいただいておる問題も含めまして、私、お尋ねをしていきたいと思うんです。  まず最初にお伺いをいたしたいと思いますのは、お述べになったと思うんですけれども、今回答申をなさいました、いわゆる指針値というその数値の性格ですね、これは何でしょうか。念のためにお聞きをしたいのです。
【次の発言】 お話の中でもそういうふうに伺っておりますんですが、改めて実はお伺いを申……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第15号(1978/05/31、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、一定の限られた時間でございますので、幾つかの点について質問をしたいと思います。  瀬戸内海環境保全臨時措置法が、延長期間もいよいよ近づきまして、その後継ぎ法がやっと審議の日の目を見るという段階に来たわけでございます。幾つかの新しい点という形で、水質の総量規制、それから赤潮対策、海浜保全、こういった点は出ておるわけでございますけれども、しかし今日置かれております瀬戸内海の深刻な状況から見ますならば、今回出されてまいりました後継ぎ法というのは、現状との対比をいたしますと、きわめて不十分だと思うわけでございます。すでに衆議院でも、また本院におきましても、同僚委員からそれぞれ……

第84回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第16号(1978/06/02、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、お伺いする点をそれぞれ申し上げたいと思います。  まず、水野参考人にお伺いをしたいと思うんですが、これはすでにお述べになっておられますけれども、埋め立ての問題というのが非常に重大な問題です。今回の法案でも規制については何ら現行の臨時措置法とは変わらないという状況になっております。で、この五年間の埋め立ての面積あるいは件数等は減っておりますけれども、現実に見てみますと、ちょうど臨時措置法施行以前からの計画が表面化をしていて、それがそっくりそのまま臨時措置法施行の期間に申請をされあるいは許可をされていると、こういうことになっているわけです……

第84回国会 地方行政委員会 第5号(1978/03/30、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、法案審議に関連をいたしまして、ごく簡単な点を二、三点お伺いをしたいと思います。  まず最初に、固定資産税の関係についてお伺いをしたいんです。  最初にお伺いしたいと思いますのは、固定資産税の性格というのは一体何なのかという点、これについてお伺いします。
【次の発言】 物税ということで、その資産を所有する所有者にかかるという物税なんですね。  次に、固定資産税の課税標準の特例についてお伺いをしたいんです。その具体的な問題としては、国際線の航空機の特例について、これはいまどういうふうになっていますか。
【次の発言】 それはいつからやられているんですか。

第84回国会 逓信委員会 第4号(1978/03/28、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、NHKの五十三年度予算案の審議に関連をいたしまして質問をしたいと思います。  私は、NHKの予算案審議は初めてでございますので、基本的なところからひとつ教えていただきたいというふうに思いますので、最初にお願いをしたいと思います。  NHKというのは、放送法に基づく特殊法人という経営体で、わが国唯一の公共放送事業体だというふうにNHKの概況には述べておられます。そしてNHKというのは、国の出資を受けない、まだ、特定の資本によることなく、全国の視聴者から受信料を受け取って、それを財源として築き上げられてきたものだ。したがって、NHKの財政的基盤というのは、日本の公共放送と……

第84回国会 逓信委員会 第7号(1978/04/11、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、最初にロランC基地の電波障害についてお伺いをしたいと思うんです。  現在、米軍が千葉県の柏市に設置を計画しておりますロランCの危険性というのは、すでにわが党の不破書記局長が予算委員会で明らかにいたしましたが、最近の情報では、このロランCが電波障害を起こす事実が明らかにされている。そして地元柏市を初め周辺の住民に大変不安を与えておるのでございます。郵政省は、このロランCの柏市設置の決定以来、日米合同委員会の合意に基づいて米軍と協議を進めておられますね。この協議の内容、それから電波障害の実態について、まず最初にお伺いをさしていただきたいと思い……

第84回国会 逓信委員会 第9号(1978/04/18、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは国際電電と電電公社あわせてお伺いをしたいと思っておりますが、それに先立ちまして一言どうしても申し上げておかなければならないと思いますのは、昨日公労協に対するベースアップの回答ですね、平均三・八%という超低額回答がなされた。驚くべきことだと私も思いますが、そういう点では、これは見てみますと、予算が七・二%組んである、それの約半分ですね、昨年と比べましても半分以下。こういう驚くべき状態になっておるわけでございますが、今日の日本の深刻な不況と経済危機の中で、これを打開していくための一つの重要な柱というのは、何といいましても国民の購買力を豊かにしていくということで、こ……

第84回国会 逓信委員会 第10号(1978/04/25、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、皆さんもおっしゃいましたけど、きょうから郵便貯金の金利引き下げが断行されたわけです。国民の目から見ますと、いろいろな御意見がありますけれども、こう短期間にたびたび、しかも連動的に利下げがやられるということになりますと、政府機関がやっておる郵便貯金ということで国民の皆さんからはやはり民間金融機関とは違う一種の信憑性というか信頼性というものがあったのが、これはそういう点では大きく損なわれたのではないかと思うわけです。そういう点では、国民のための郵便貯金と常々おっしゃっておられるわけですけれども、全く口先だけじゃないかということに国民の立場からは受け取られざるを得ない、きわ……

第84回国会 逓信委員会 第12号(1978/05/11、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、法案審議でございますので、大臣もどうも大蔵にしてやられたと言うておられるわけですけれども、法案改正の目玉であります進学ローンについてお聞きをしていきたいと思います。  私はそれをお聞きするに当たって、前提として、大臣も先ほどちょっと触れられましたけれども、今日の教育で進学ローンをつくらなければならないという情勢になっておる文教行政というのは、ひとつ片方に重大な問題があると思うわけですね。そういう点で、進学ローンの条件とも非常に深い関係があろうと思いますので、そういった点も勘案をしまして、少しその面でも先に前提としてお聞きをしたいと思っております。  調査の資料等を見て……

第84回国会 逓信委員会 第14号(1978/06/01、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、若干の時間をちょうだいいたしまして、前回の委員会に引き続きましてお伺いをしたいと思います。  前回の委員会におきまして、私、郵便貯金法の第二条におきましては、「郵便貯金は、国の行う事業であって、郵政大臣が、これを管理する。」と明記をされておりますが、「管理」とは一体何をするのかということについての御質疑を申し上げまして、御答弁を実は預けておるわけでございますので、その点を最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 これは大臣に答弁を預けたので、本来大臣から御答弁をいただかなければならない筋合いなので、まあ事務的な御答弁を局長からお伺いしたと了承いたします。  ……

第84回国会 逓信委員会 第15号(1978/06/06、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、非常に限られた時間でございますので、二、三点集約してお伺いをしたいと思っております。  せっかく大蔵大臣においでをいただいておりますので、まあそれは、財政金融問題を含めてのお話を伺いたいというふうに思いますけれども、時間の制約がございますから、端的に伺っていきたいと思います。  一つは、今日、私ども日本の国民生活の実態の中で、子供たちの教育というのは、大変な事態になってきているということでございます。これは、すでに御承知のように、特に私立大学の入学一時金というのが、文部省の統計によりましても、三十三万から九十五万というのがことしの統計でございます。これは医科歯科系を除……

第85回国会 決算委員会 第1号(1978/09/27、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に厚生行政また環境行政等に絡むサラ金被害の問題についてお伺いをしたいと思います。  すでにサラ金問題、特にサラ金被害者の問題というのはたびたび国会でも問題になっていっておりますし、特にサラ金被害は依然として広範かつ深刻になってきているわけでございます。ところが、対策というとさっぱり進まないという状況になっております。  最初に、ちょっと大蔵省にお聞きをしたいのですけれども、再々問題になっておりますが、その後対策がどのように進んでいるのか。特に昨日は六省庁の会議も持たれたやに伺っておりますが、どういうことが、どういう対策が進んでいるのか、簡潔にお伺いをしたいと思います……

第85回国会 決算委員会 第2号(1978/10/13、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、国際電信電話株式会社についてお伺いをしたいと思います。  実はきょう、国際電電から参考人として御出席をいただいて、一つずつ確認なり、あるいは御参考の意見を聞かしていただきたいと思っていたんですけれども、理事会で御承認をいただけませんでしたので、これは大変残念なことになっております。  国際電電の沿革を見てまいりますと、以前はいわゆる国際電信電話事業というのは、国内も国際も含めて国営事業でございました。戦後、特にサンフランシスコ条約が結ばれました直後、いろいろな事情のもとで、国内の電気通信というのはいわゆる日本電信電話公社、それから国際関係のものについては国際電信電話株……

第85回国会 決算委員会 閉会後第2号(1978/10/31、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではお伺いをしていきたいと思います。  いま婦人労働旬間の行事が進められております。やはり依然として職場における男女差別というのは多様な形であらわれてきております。昨日や本日の新聞報道などを見てみましても、女子の学卒者の就職というのはきわめて厳しい狭い門になっております。一昨日の報道によりますと、女子の学卒者の就職というのは、採用ゼロの企業というのは昨年と比べましても、昨年は三〇%であったのが六〇%にふえているということで、非常に厳しいわけでございますが、さらにそれに加えて、女子の場合には自宅通勤者を採用条件にする、あるいは浪人経験者を排除する、そういう傾向が出てきていると……

第85回国会 決算委員会 第3号(1978/10/16、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますから、端的にお伺いをしていきたいと思います。  農漁村協会というのがございますね、この農漁村協会は農林水産省の認可法人であるのかどうか、それをまず最初に……。
【次の発言】 この法人、農漁村協会というのは昭和二十二年に設立をされた。所在地とか役員、それから事業内容、それから財政収支の報告等はどうなっているのか、ちょっと簡単、簡潔にお伺いしたい。
【次の発言】 それで、そうすると農水省としては、これは休眠協会だと、休眠法人だということなんですね。で、役員も期限切れだとおっしゃるわけですね。これは五十一年の五月二十日で任期を満了したということなんで……

第85回国会 決算委員会 閉会後第3号(1978/11/14、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではきょうは、所在地が東京都豊島区東池袋一の十五の二の大和スキー開発株式会社という会社に関連する問題をお伺いをしたいと思っております。  大和スキー開発株式会社というのは、新潟県の塩沢町、長野県の山ノ内町にスキー場の開発をということで、そしてロッジだとか別荘なぞの甘いキャッチフレーズで庶民の夢をかき立てて、悪徳商法の数々を重ねて膨大な被害者を出している、こういう問題に関連をいたしましてお伺いをしていきたいと思います。  まず、被害の実態でございますけれども、実は私、大阪を中心にする被害者の皆さん、また関東――東京、神奈川等を中心にする被害者の皆さん方からその実態をつぶさに拝……

第85回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第1号(1978/11/07、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 限られた時間でございますので、本題に入る前に若干NO2に関連をしてお聞きをしておきたいと思います。  端的にお聞きをしておきたいんですが、朝からこれはずっと問題になっておりますので、ちょっと記憶をたどってみますと、七月十一日、いわゆる数々の疑惑に包まれたままで、しかも疑惑が未解明のままで、厳しい国民的な批判を浴びながらNO2の基準緩和というのが強行をされたわけです。告示直後に患者会との話し合いの中で、これは前橋本大気保全局長が四項目の確認事項をお約束されたんですね。その一項目に、NO2の基準緩和をめぐって明るみに出た数々の疑惑については納得のいく説明をするということ、それからも……

第85回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号(1978/10/20、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので端的にお伺いをしていきたいと思うわけでございます。  大体チッソ株式会社がこれはもう利潤追求のためにたれ流した有機水銀によって起こった水俣病、これはもう私がここで改めて申し上げるまでもなく世界に全く類例を見ない大規模な公害でございます。この水俣病の患者さんが公式に認められてからすでに二十二年なんです。政府が認定をしてからでさえも十年。ところがいまなお申請者の中で滞留者がことしの八月現在で四千九百九十二名。この人たちの処分終了までどのくらいかかるかということについては、これは熊本県で言っておりますように、いまのテンポでいけば二十年以上かかると……

第85回国会 逓信委員会 閉会後第1号(1978/11/17、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、電話料金についてお伺いをしたいんですが、電話料金が不明朗だという国民の声というのは年々大きくなっておりますし、料金に対する苦情も年々ふえてきております。公社の資料等を拝見いたしましても、昨年二十四万七千件、加入電話台数比がそれでも〇・七%というところだそうですね。で、まあそこ一、二年と見ますと、大分急速にふえてきております。七五年では十三万一千件であったのが二十四万七千件になっているということで、約二倍近く。もちろん電話加入台数がふえているから、パーセントとしたら大してふえていないということですね。で、これらの解決についても、公社の資料等を拝見していってみますと、二十……

第85回国会 逓信委員会 第2号(1978/10/17、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、日本放送協会五十年度決算に際しまして、二、三点のお尋ねをしたいと思っております。  NHKは、放送法に基づく特殊法人で国の出資を受けない、また特定の資本にも頼らない、もっぱら全国の視聴者からの受信料を受け取って、これで運営をする日本ではただ一つの公共放送事業体でございます。したがって、公共放送として国民の信頼にこたえるためには、これは何と言っても言論・報道機関として番組編成の自由、経営の自主性の確保というのが何よりも大切であるということがNHKの基本的性格であると理解をしておりますが、会長、これは変わってないですね。

第85回国会 逓信委員会 第3号(1978/10/19、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、ちょっと大臣に一言お伺いをしたいのですが、去る十三日の決算委員会で、私質疑をいたしましたいわゆる国際電電ですね。これは大臣の監督下にある国際電電でやられております労務対策、非常に重大な問題があるということを私事実をもって指摘をいたしましたが、大臣はそれが事実であれば重大問題だというお答えがございました。直ちに調査をしてということのお話でございましたが、その後御調査をなさられたのかどうか、そして調査の結果、認識はどうであったのか、あるいはそれに対する対処をどのようにお考えになっているか、それを簡潔にお伺いしたいと思います。

第86回国会 決算委員会 閉会後第1号(1978/12/20、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初にダグラス社にかかわる問題についてお伺いをしたいと思います。  従来から疑惑が持たれておりました、ダグラス社の海外秘密支払いの件を追及しておりましたアメリカの証券取引委員会の報告が十二月十五日に公表されました。その中に日本関係も含まれているということが報道されまして、非常に重大問題になっておるわけでございます。  この件につきましては、実は私ごとしの四月の十日の本決算委員会で取り上げまして、外務大臣を初め運輸省、防衛庁の見解をお聞きしておりました。そのときは、まだわが国の政府高官に秘密支払いの金が流れたかどうかということが明確になっていなかった。しかし、ロッキード……

第87回国会 決算委員会 第1号(1979/02/14、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私、きょうは政治資金、特に企業献金についてお聞きをしたいと思っております。  最初に、自治省にお伺いをしたいんですけれども、いま問題になっております日商岩井の政治献金ですね、これについて、昭和四十三年から五十二年までの十年間にわたる政治献金先ですね、これをひとつおっしゃっていただけませんか。
【次の発言】 官房長官がちょっとおくれるらしいんですね。  それで、それじゃ先に入りますが、日商岩井から二十五の政治団体に一億二千余りの政治献金が企業献金としてやられているということです。私はちょっと少し角度を変えてお伺いをしたいんですが、日商岩井は昭和四十八年から五十二年までに……

第87回国会 決算委員会 第5号(1979/05/30、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は総理に金大中事件についてお伺いをいたしたいと思います。  総理は、二月の八日の衆議院の予算委員会におきまして、金大中問題についての質問に対して、「私は主権侵害について、それに対する疑惑がないと言っているわけじゃないのです。そういう疑惑」つまり、KCIAによる主権侵害の「疑惑は広く深くあることは認めます」と答弁をしておられます。いまもこのお考えに変わりはないのでございましょうか。
【次の発言】 そうしますと、疑惑ありという御認識に立ちますならば、日本政府の総理・総裁としてとるべきお立場というのは、その疑惑を徹底解明をし、主権侵害をうやむやにしないことしかないんじゃないかという……

第87回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第4号(1979/03/16、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は大臣所信に関連をいたしまして、三月五日に大分地裁から判決が出ました大分新産都第二期計画の問題についてお尋ねをしていきたいと思います。短かい時間でございますので端的にお伺いをしていきたいと思います。  まず、大分新産都第一期計画の一号地から四号地までの進出企業が操業を開始した昭和四十年代の中ごろから一号地、二号地の後背地であります三佐地区、それから家島地区の環境破壊が急テンポに進行いたしました。三月五日の大分地裁の判決は、第一期計画の結果発生した公害のひどい状態について明確な事実認定を行っているわけでございます。  そのポイントを時間がありませんから簡単に申し上げま……

第87回国会 逓信委員会 第3号(1979/03/01、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 きょうは、先日来同僚委員からも質疑が各角度からやられております郵便事業の大問題について、実は御承知のように昨年の十二月十七日以来、きわめて重大な問題ということで本委員会でもたびたびその機会を設けたわけでございますけれども、当局の御努力の問題もあるということ等もありまして、実は本委員会での審議はきょうが初めてでございます。  で、私は、各委員からもおっしゃっておられますように、昨年来からことしの年初にかけてのこの著しい混乱というのは非常に大変だったと思うんです。政府・郵政省の発表でも、最大の滞貨が千三百三十一万通、おくれの最大が一週間とおっしゃっておるんですけれども、実情はもっと……

第87回国会 逓信委員会 第5号(1979/03/29、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、NHKの昭和五十四年度予算案の審議に当たりまして、若干の問題をお聞きをしておきたいと思います。  会長の予算説明によりますと、今回、この昭和五十四年度は百五十一億七千万円の支出超過になると、それの帳じりを合わせるのに、いわゆる昭和五十二年、五十三年度の繰越金百二億円と、それから借入金の四十九億七千万円ということで収支の帳じりを合わせて、受信料の引き上げというのはやらずに据え置くことにしたと、こういうふうにお述べになっておられるわけです。そうしますと、国民、特に視聴者サイドでまず問題になるのは、それでは昭和五十五年度はどうなるのかということですが、その点についてはどうな……

第87回国会 逓信委員会 第6号(1979/04/26、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 きょうは、総理が訪米前に国民の声をちゃんと聞いて訪米をしてもらいたいということで本委員会が開かれたわけですけれども、残念なことに総理の御出席が得られない。 きわめて遺憾だと思っております。  最初に、官房長官にお聞きをしたいんですけれども、東京ラウンドをめぐって、特に本委員会で問題になっております電電公社の全面開放の問題というのが大問題になっておるわけですが、まずお聞きしておきたいと思いますのは、日本の国の、日本外交の姿勢ですね。日本外交の姿勢として、当然対等、平等、自主性というものを確立するということ。それから、経済主権の確立ということが不可欠だと思うのですけれども、まず、内……

第87回国会 逓信委員会 第7号(1979/05/24、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は実は昨年の十月の十三日に本院の決算委員会で質疑を行いましたKDDの労務対策についてお伺いをしたいと思っております。  決算委員会の当日は、委員会運営の御都合で、KDDの皆さん方に御出席を得られないままで審議がなされました。事がきわめて重大な問題点だと思いますので、私は欠席裁判のままではこれはKDDにとってもよろしくなかろうと思いますので、きょうは事実関係について皆さん方に御確認をいただいて、そして対策をお伺いいたしたい、そう思っているわけでございます。  で、ごく集約的にまとめて申し上げますと、私が昨年の十月にお尋ねを申し上げました内容といいますのは、KDDの労務……

第87回国会 逓信委員会 第8号(1979/05/29、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは私、三月一日の本委員会における質疑に関連をいたしましてお聞きをいたしたいと思っております。  昨年の年末からことしの年初にかけましての郵便事業の混乱は大変なものでございまして、国民に大きな迷惑をかけました。しかも、国民に迷惑をかけた責任というのは郵便事業の責任を持つ郵政省にあるという指摘というのは、これは私も三月一日に申し上げましたし、御当局もそのことをお認めになられたわけでございます。  で、その後、私どもそういった点での解決を当局が鋭意進められているのであろうというふうに御信頼を申し上げておるわけでございますが、しかし、私どもの目に触れますのは、四月二十八……

第87回国会 逓信委員会 第9号(1979/06/05、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、わが国でも人工衛星が、特に通信衛星、放送衛星の実用化を行うという段階で、これの運営に関する機構法をつくろうということで法案が提起をされているわけです。大変重要な問題を含んでいる機構法案でございますので、いただいておる時間の範囲で幾つかの点を指摘しておきたいと思っているわけです。  まず最初に、機構についてお聞きをしたいと思いますが、今度の機構については、特殊法人にしないで認可法人にした理由でございますね。これを最初にお聞かせを願いたい。
【次の発言】 認可法人にした理由というのは、民間が参加ができるという状況を確保するということが中心でございますね。ところが、初年度の……

第87回国会 予算委員会 第9号(1979/03/16、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 三月の十二日に日産自動車に対する中本ミヨさんの定年差別撤廃の訴えについて東京の高裁の判決がありました。私は、きょうは労働大臣に要請をしておきたいと思うんですが、会社は上告をしないように、そしてまた定年差別を是正するように、この御指導をなさることを冒頭に労働大臣に要請をしておきます。  きょうは時間がありませんから直ちに本題に入ります。  今日、百万人を超す完全失業者が二十五カ月も続いておるわけでございます。特に中高年労働者の有効求人倍率というのは、これは五十三年の十月で〇・二一と依然として深刻でございます。しかも減量経営と言われております大企業の戦略ラインに沿って不況産業を先頭……

第88回国会 決算委員会 閉会後第2号(1979/10/12、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に鉄建公団のいわゆる不正経理に関連して指摘をしていきたいと思います。  昨日の運輸委員会以来の本委員会も含めての報告によりますと、カラ出張による裏金というのが三億九千五百万円、そしてそのうちの職員支給分というのが二億五千九百万円、雑費というところの使用分が一億三千五百万円ということの報告がなされております。職員支給分を何に使ったかという点で、これは会計検査院は超過勤務、超勤見合いだという表現をしておられるんですね、職員支給分の金額というのは超勤見合いだと。そうじゃないんですか。それは何ですか。
【次の発言】 そうすると、公団は、職員支給分というのは職員の超勤に支給し……

第88回国会 逓信委員会 閉会後第1号(1979/10/29、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、短時間ですから端的にお伺いしていきたいと思います。  鉄建公団の不正経理を初め、特殊法人の一連の事件に引き続きまして、今度出てまいりましたKDDの密輸事件に絡む今回の事件については、国民の皆さん大変苦々しく、またあきれ返っております。そして、何といってもまず国民的関心の一つは、起こっている事態をまず明確にせよ、そして、こういうものが起こってきた根源は一体何なのか、これを明らかにせよ、そしてその根源を断ち切れ、こういう立場で非常に強い御関心を示しておられるというのが今日の問題でございます。  そういう観点でお伺いをいたしますが、まず、けさほど来の三つの御報告を承りました……

第89回国会 決算委員会 第1号(1979/11/15、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは新しい事態を迎えておりますので、最初にKDDに関連をいたしまして法務省に若干お聞きをしたいと思います。  昨日、東京税関が佐藤陽一前社長室長を初め三人の社員とKDD本社を関税法違反及び物品税法違反容疑で東京地検に告発をされました。  そこで、刑事局長にお聞きをしたいのですけれども、告発前から数日来接触をしていたというふうに言われておりますが、それは事実なのかどうかということ、及びそれでは捜査の現状というのはどういうふうになっているのかという点ですね、それを最初にお聞きしたい。
【次の発言】 それで、関連をいたしましてお聞きをしたいのは、社員三人の告発にとまっているわけで……

第90回国会 決算委員会 閉会後第3号(1979/12/20、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私最初に防衛庁に環太平洋合同演習、リムパックについてお伺いをしたいと思います。  防衛庁がリムパックに参加をするという発表をなさって以来、国民の中では疑問が広がっておりますと同時に、反対の意見が大きくなっております。また、マスコミでもいろいろな批判が出るようになっております。  そこで、リムパックというのは一体どういうことをやるのかというのが国民の中に明らかになっていない、そういう点で私そのことについて簡単にお聞きをしていきたい、そう思うわけです。  最初にお伺いをしたいのは、過去六回すでにリムパックというのがやられておりますね。前回リムパックに参加をした国別の規模を……

第90回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号(1979/12/05、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 環境庁というのは、昭和四十六年に、公害から国民の健康と命、そして生活環境を守る正義の味方として発足をしたのでございますが、最近では大分様相が変わってきております。特に最近の事情を見ましても、昨年のNO2環境基準の大幅緩和、あるいはアセスメント法の四回に及ぶ流産、いずれも鉄綱業界あるいは自動車工業会など、産業界の強い圧力によってなされてきたということはいまや周知のことになってきております。また、特に重大だと思いますのは、公害に苦しんでおる患者の救済のためにあります健康被害補償法、これに対しても加害企業あるいは産業界の強い意図が働いて、法の見直しだとか、あるいは指定地域解除、患者救……

第90回国会 逓信委員会 第1号(1979/12/06、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 十二月の四日に警視庁はKDDの強制捜査に踏み切りました。密輸品及び国内購入の装身具、絵画、骨とう、それから高級インテリアなど、これは全部で幾らあるのか知りませんけれども、いろいろな報道を総合いたしましても一万点に近い品物の行方についての疑惑、これは依然として残されております。  十月の二十九日の本委員会での審議以来国会内外で取り上げられ、また問題になっておりますのをちょっと考えてみますと、一つは贈答品の行方、それからパーティー券の購入、三つ目は二千万近いと言われる商品券の行方、それから現金授受の疑い、さらには政治家への各種の便宜供与あるいは利益供与などが出てまいっておるようでご……

第91回国会 決算委員会 第1号(1980/01/22、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、質問に入る前にちょっと委員長にお願いをしておきたいと思いますが、きょうは休会中の決算委員会でございますけれども、関係大臣の委員会での御出席というのが、出たり入ったりで非常に審議のしにくい状況が続いているわけでございます。特に朝の理事会の中でもいろいろと御意見が出た点につきましては協議をして、国会側としても協力をするという立場をとってまいったわけでございますけれども、そういう理事会での協議の中に出ていなかったにもかかわらず、その当該の決算対象である官房長官がまた途中で御退席になる、こういうことになりますと、これは国会における決算審議というのがまともにできない。こういう不……

第91回国会 決算委員会 第9号(1980/04/14、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に住宅金融公庫の問題について簡単にお聞きしたいと思うんですけれども、公営住宅法が改正をされまして単身者も入居できるようになりました。これにつきましては、これはもうわが党もかねがね主張しておりましたし、多くの大衆団体、国民の皆さん方の運動が実ったものとして大変喜ばれております。たとえばこの問題で長い間取り組んでこられました独身婦人連盟という一つの団体がありますが、この独身婦人連盟の方々も、まだ問題は残っているとしながらも、長年の労苦が報われたということで大変喜んでおられるところでございます。  ところが、住宅金融公庫の個人住宅資金の貸し付けについては同居予定者が一人……

第91回国会 決算委員会 第11号(1980/04/23、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 大平総理にただすべき問題というのは非常にたくさんございますが、本日は時間がきわめて限られておりますので、国民がいま政治に求めている最重要課題の一つでございます政界の浄化、これについて、自民党の総裁でもおいでになります大平総理にお聞きをしたいと思います。  最近、KDD問題、日税連の法案の買収問題、浜田氏の賭博問題など一連の事件を通じまして政界の腐敗に対する国民の批判はますます高まり、政治不信はいよいよ深まっておるのでございます。 いまこそ政治への信頼、議会制民主主義への信頼を回復するというための努力、これはわが国すべての政党に求められていると考えるわけでございます。  そこで、……

第91回国会 決算委員会 第12号(1980/05/14、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変時間が制約されておりますので、二、三点お聞きをしたいと思います。  わが国の財政運営というものは、財政民主主義に基づいて運営をされ、その具体的な内容は憲法の第七章に規定をされております。たとえば、憲法第八十七条に定められた予備費については、その使用は本来国会の議決を経るべき予算の例外だと。したがって、予備費の使用というのは緊急で必要やむを得ない経費であって、政策的性格のある経費は避けるべきであると考えますが、その点はいかがですか。
【次の発言】 そこで論議をしていると時間がかかりますので、具体的なところでお伺いをしたいんですが、具体的に五十五年度予算の修正に関しま……

第91回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1980/03/19、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは環境庁長官の所信に対してお伺いをしたいと思っております。  所信表明の第一項目には、「長期的総合的な視点に立った環境政策の展開を図ってまいりたいと思います。経済の安定成長への移行、エネルギーの需給構造の変化等社会経済条件の変化を踏まえ、一九八〇年代の環境政策の基本的方向について展望を行うこととしております。」と述べておられまして、「とりわけ、エネルギー問題は、わが国が当面する非常に重大な問題でありますが、これに対しても環境保全の面からの配慮を加え、かつての公害の苦い経験を繰り返さないようにしてまいらなければなりません。」ということで、「総合的な検討を行うことと……

第91回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1980/04/18、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではきょうは、私、交通安全対策というのはずいぶん多岐にわたる問題を抱えておりまして、いろいろな点でお聞きをしたかったのですが、大衆輸送機関の一つでありますタクシーの問題について限られた時間でございますので、お尋ねをしたいと思っております。  初めにお伺いをしたいと思っておりますが、タクシーは今日、大衆輸送機関としての任務を果たしておりますが、この中で一番重点的な課題というのは、何といいましても乗客の安全輸送、安全運行が第一であろうと思うわけでございます。少なくともそのためには、道路運送法あるいは道路運送車両法等の運輸関係法令、これはまあもちろんのこと、それから労働関係法令が……

第91回国会 社会労働委員会 第9号(1980/05/07、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、被爆者援護法の制定についての問題点から伺っていきたいと思います。  一九七七年には国連NGOの被爆者問題の国際シンポジウムを初め、一九七八年には国連軍縮特別総会ということで、被爆後三十数年たちまして国際的な問題としてもクローズアップをされてきている。今日、全国的に被爆者団体また平和団体、市民団体等が中心になりまして、被爆者援護法の制定を要望する二千万人署名というのが運動として展開をされています。きょうも日本原水協の幹事の方々が大臣にも申し入れがございましたように、今日では国民挙げての要求になっておるわけでございます。  ところが一方、わが……

第91回国会 逓信委員会 第2号(1980/03/06、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは大変限られた時間でございますので、ずばりお聞きをしていきたいと思います。  参考人にお聞きをしたいと思いますが、最初にお聞きをしますのは商品券についてでございます。実は、衆議院の予算委員会でわが党の東中議員の質問に対してKDDから資料が出されました。それは伊勢丹六十六万円、三越六百八十五万円という資料でございましたが、その具体的な内訳というのは、これはKDDからいただいた資料ですね、これちょっと委員長、資料を渡してもらった方が早いので……。
【次の発言】 ちょっと参考人に渡してください。――これに内訳をいただいたわけですけれども、購入年月日と券面金額、枚数、合……

第91回国会 逓信委員会 第4号(1980/04/22、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大臣の所信についてただしたいと思います。  大変時間がきょうは限られておりますので、所信の中の冒頭に触れられておりますKDD――「国際電信電話株式会社をめぐる事態は、きわめて遺憾であります」ということでお述べになっておられるわけでございますので、この点についてきょうは大臣の御見解を伺いたいと思っております。  最近の報道によりますと、KDD事件は政界強制捜査せずという報道などが出てまいっております。三月二十六日の参議院の予算委員会におきまして、私の質問に対して、そのときに倉石法務大臣はこう言われたんですね。「厳正公平にりっぱに国民の御期待に沿うような捜査をしてまいりま……

第91回国会 逓信委員会 第5号(1980/04/24、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、NHKは、今後三カ年の収支の均衡を図るためだとして、三年間に千六百二十億の増収を図るために受信料の引き上げを提案されております。で、普通契約を四百二十円から五百二十円、カラー契約を七百十円から八百八十円に。この料金改定、料金の引き上げというのは、今日国民生活の上では電気、ガス、国鉄、たばこなどなど、公共料金のメジロ押しの値上げラッシュの中で重圧を受けている中ではきわめて慎重に対処する必要がある問題だと思うわけでございます。  値上げの提案に当たって、特に私ども、NHKにも申し上げておきたいと思いますことは、少なくともみずからの努力というのがどのようになされ、十分成果を……

第91回国会 逓信委員会 第6号(1980/05/13、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 限られた時間ですから端的にお聞きをしておきたいと思っております。  いま同僚委員から出ました米軍基地内の受信料の問題というのは、実は私も昨年――一昨年もそうだったかな、かなり詳しくお聞きをいたしましたし、それから、園田当時外務大臣御自身から、これは外交問題だから地位協定の通信委員会でしたか、そこの議題にでもしてやらなければならないし、考えるというふうなお話もあったんですね。  その後進んでいるのかと思ったらさっぱり進んでいなくて、いま電監局長のお話を伺いますと、NHKからは何の申し入れもないというようなお話ですが、一体事態はどうなっておるんですか。私ども引き続き審議に参加をして……

第91回国会 内閣委員会 第12号(1980/05/08、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に郵政省設置沖の一部を改正する法律案について簡単にただしておきたいと思います。  それは、今回の設置法の改正の内容というのは、午前の質疑でもいろいろと疑問が出されておりましたように、電監室と通信政策課を合わせて電気通信政策局とするというのですけれども、その理由というのがいろいろお聞きをしておりましても非常によくわからない抽象的な内容なんですね。なぜそういうふうに変えなければならないのか、その点もっと端的に聞かしていただきたい。電気通信監理官室から局に改めなければならない理由ですね、さっぱり、午前中も聞いていまし方けれども、もう一つ理解を十分しにくいわけです。その点……

第91回国会 内閣委員会 第13号(1980/05/13、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、私は二点についてお伺いをしたいと思います。  遺族年金を八割にという国民的な要求というのは年来強い要求になっておりますが、今回の改正案で寡婦加算を増額するというのは大変よいことだと思うんです。年間四万八千円から十二万円にということであります。しかし一方で、本人が他の年金を受給するようになった場合に、寡婦加算の支給制限をするというのは一つの問題点だと思うわけです。  改正案によりますと、政令で定める額以上の年金受給者は寡婦加算が支給されないことになっておりますが、その額は幾らをめどにしておられますか。

第91回国会 予算委員会 第16号(1980/03/26、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、わずかな時間ですので端的に御質問をしていきたいと思っております。  政府は綱紀粛正というのを最重点施策の柱にしておられます。しかし、いま国民は、航空機疑獄を初め、また鉄建公団あるいはKDD、また政府各省庁のカラ出張を初めとする乱脈経理、こういうものが次から次へと出てくるという中で、大変政治不信が深くなっている。そうして、もう端的に言えば税金を納めるのはいやになったというのが端的な声になっているわけでございます。しかも、そういう中で国民は、何とかしてこれら数々の疑惑についての究明、これを徹底的にやり、そうして清潔な政治の確立をというのが切望されているというのが今日の姿で……

第91回国会 予算委員会 第21号(1980/04/04、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となっております昭和五十五年度の一般会計予算、特別会計予算及び政府関係機関予算三案について反対の討論を行います。  本来、五十五年度予算は、国民生活擁護と財政再建が求められているのであります。ところが、本予算案はアメリカの圧力と財界の要求にこたえて負担と犠牲を国民にだけ転嫁した反国民的予算案になっております。  以下、反対の理由の主要点を申し上げます。  その第一は、本予算案が財政再建の第一歩を踏み出すことを口実にして、国民に対して三重の苦しみを押しつけていることであります。  三重苦の一つは、三年連続の所得税減税見送りによる実質的大増税で……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 決算委員会 閉会後第2号(1980/12/18、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、今回検査院報告によって明らかになりました電電公社の不正経理問題についてお尋ねをいたします。もう各党各派からすでに質問が行われておりますし、私の持ち時間きわめて短うございますので、端的にお聞きをしていきたいと思います。  この問題はすでにわが党の東中議員が、昨年の二月に衆議院予算委員会の分科会で指摘をし、私が昨年十一月の十五日の本決算委員会でお尋ねをしたところでございます。その中で私は、そのときに東中議員から指摘を受けて、検査院が会計検査を行ったけれども、そのときに電電公社に巧みにだまされたというか、巧みにすり抜けられていたこと、それからカラ会議の実態、そういったものを……

第93回国会 決算委員会 第4号(1980/11/07、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思います。  環境庁決算に関連をして、公害防止事業団についてお尋ねをしたいんです。  具体的には、事業団法第六条にある工場移転用地の造成・譲渡事業のうち、東大阪市内で事業団が約二十億六千万円をかけて第一次、第二次に造成をして譲渡をしたというこの東大阪市作業工具工業団地、この譲渡及び運営、管理の問題についてお聞きをいたしたいと思います。  公害防止事業団法の第一条によりますと、事業団の目的は「公害の防止に必要な業務を行ない、もって生活環境の維持改善及び産業の健全な発展に資すること」ということが明記されています。東……

第93回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第2号(1980/10/29、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、鯨岡長官に初めての御質疑なのでいろいろなことを考えてきたんですが、大変限られた時間になっておりますので、きょうは公害健康被害補償法の運用に限ってお伺いしたいと思います。  御承知のように、高度成長以来、相当長期にわたってたれ流された有毒ガスとも思えるような大気汚染で長い間苦しんでまいりました公害患者が、やっと一九七三年に法制定がなされ、翌年の九月から施行されて救済をされることになりました。今日、全国では認定患者が七万七千を超すという段階になっておりますし、その中で亡くなられた方がすでに二千百人を超しておるという状況でございます。ところがこの数年来、政府といたしましても……

第93回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1980/11/12、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますが、海上コンテナ輸送についてお伺いをしたいと思います。  海上コンテナ運送事業でコンテナを輸送するトラックの中に、車両制限令やあるいは道路運送車両法などに違反するものが非常にたくさんある、こういう実態を運輸省並びに関係官庁はつかんでおられますか。  時間を節約する意味もありますからまとめてお伺いをしたいと思うのですが、この違法車両というのが横行している実態を実は写真に撮ってあるわけです。――恐れ入りますがあちらへ写真を見せていただきたいと思うのですけれども。この写真はいずれも神戸、大阪の両方の港から、海上コンテナ輸送をする業者のトラックを撮影し……

第93回国会 社会労働委員会 第1号(1980/10/21、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 限られた時間でございますので、前置きなしに端的にお伺いをしていきたいと思います。  同僚委員からもすでにお話がございましたが、スモンの問題でございます。スモンが世界に類例を見ない薬害であり、患者さんばかりではなくて家族にも肉体的、精神的、経済的に与えた長期にわたる打撃というのはきわめて大きいのは、もう周知のことでございます。チバ、武田、田辺の製薬三社がいまだに投薬証明のない患者さんの救済――救済とも言えないですよね、最低の義務すら拒否しておるということについては、私も本当に腹の底から怒りを感じるようなことでございます。こういう態度というのは、少なくとも加害者のとるべき態度だと思……

第93回国会 社会労働委員会 第2号(1980/10/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、具体問題から入らしていただきたいと思います。  葦原運輸機工の労働者に対する不法行為問題についてお伺いをしたいわけでございます。  昭和五十三年十一月の十五日の朝日新聞にこういう記事が出ています。「最高裁判決 知らん顔悪質会社を告発」ということで、大阪地労委で不当労働行為を続けている悪質会社を告発したという記事でございます。ちょっと読んでみますと、  不当労働行為の是正命令を無視し、最高裁でも敗訴したのに判決に従おうとしない、として大阪地労委は十四日、大阪市浪速区芦原二丁目、葦原運輸機工会社の労組法違反の内容を大阪地検に通知した。この通知……

第93回国会 社会労働委員会 第3号(1980/10/28、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 一九八〇年代の日本というのは、六十歳以上の老人が二千万近くになるという予想がなされておりますように、かつて経験をしたことのない多くの困難を抱えた高齢化社会の時代を迎えようとしているのは御承知のとおりでございます。それだけにまた、政府及び政治の責任というのはきわめて重大であろうと思うわけでございます。老後保障の根本的な確立を行うためには医療、年金、社会福祉、住宅、仕事などの分野、これが総合的な計画というのが何よりも必要とされているわけでございます。  で、全体的にお伺いをするという時間的な余裕がありませんので、大臣にまず最初に、いまも御見解が出ていたようでございますけれども、厚生……

第93回国会 社会労働委員会 第5号(1980/11/06、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に労働大臣に対しまして、労災保険法に関する基本的なお考えをお尋ねしたいと思います。  ここに全国脊髄損傷者連合会の要望書があるわけでございます。これによりますと、これを拝見して私も非常に胸を打たれるわけですが、この脊損患者の連合会の御要望には「私たちは企業に生命や健康を売ったわけではなく、労働力だけを売ったのである。だから、企業は労働力の使用過程において、私たちの生命や健康を損わないように保護すべき安全保護義務があると思う。」「だが、企業はこの安全保護義務を怠たったために私たちのような労災の脊髄損傷者が続発して、生命を極度に毀損させられたことになった。」「私たちの……

第93回国会 社会労働委員会 第6号(1980/11/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 国際障害者年を迎えるに当たりまして、障害者の全面参加と平等を進めていくためには各分野での対策の充実というのが急がれておるわけでございます。  そういう点で、障害者対策を進めるという立場から言いまして、障害者の範囲というのがやはり一番大きな問題になろうかと思うわけでございます。先ほども御指摘がございましたけれども、障害者統計というのは国際的な基準が定まっていないんですね。国際比較をするのが大変むずかしいわけでございますけれども、国際的な比較が、同じレベルでの比較になるかどうかわからないという点でむずかしいわけでございますが、しかし、西欧諸国と比べますとわが国の障害者の出現率という……

第93回国会 社会労働委員会 第8号(1980/11/20、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、お許しをいただきまして、ただいま上程をされております健康保険法等の一部を改正する法律案について質疑を行いたいと思います。  本来は、本日は労働日でございますので私は同意しかねたのですけれども、委員会運営の運びで本日質疑をすることになりましたので、質問をさせていただきたいと思います。  最初に、政管健保の構造的な問題をまずお聞きをしたいと思っています。組合健保と政管健保との比較ということで見てまいりますと、いわゆる政管健保というのが非常に構造的な脆弱さを持っているというのは明らかにされてきておるところでございます。保険料収入を見てみましても、たとえばこれは厚生省からいた……

第93回国会 社会労働委員会 第9号(1980/11/25、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大変限られた時間でございますので、簡潔な御答弁をお願いをいたしたいと思います。  初めに、本改正案の内容の一つであります船員保険法についてちょっとお伺いをしておきたいと思います。  従来は船員保険法には入院時の一部負担というのがございませんでしたけれども、今度の改正案では五百円が新設されることになっておるようでございます。これはそうなんですね。  それからもう一つは、保険料率も船員保険では現行が千分の六十二でございますけれども、これも上限千分の九十一に変更されるわけですね。
【次の発言】 そうしますと、船員保険というのに、従来入院料の一部負担金というのがついてなかった理……

第93回国会 社会労働委員会 第10号(1980/11/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等改正案に反対の討論を行います。  私が反対する第一の理由は、本改正案が患者及び勤労者に大幅な負担増を押しつけ、赤字解消の財政対策でしかないからであります。  本案は、分娩費など現金給付の改善をも含めた給付改善分はわずか百九十七億にすぎないのに対し、保険料は現行千分の八十を上限千分の九十一、当面千分の八十五に引き上げるというもので、これによる国民の負担増は千四百五十億円、実に給付改善分の七・四倍もの負担増であります。  また、初診時一部負担金六百円から八百円への引き上げは受診抑制につながり、特に低所得者から医療の基本である初期診療の機会を奪……

第93回国会 予算委員会 第2号(1980/10/14、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 憲法の基本的人権を守るということをおっしゃいましたので、基本的人権に関連をいたしまして一つの具体例で御質問を申し上げたいと思います。それはわが党幹部宅に対する電話の盗聴事件についてであります。  去る六月三十日、東京都国立市東三丁目の戎谷党副委員長宅と東京都小平市小川東町高原常任幹部会委員宅の二カ所で電話の盗聴事件が発見されました。簡単に現物をお示しをいたしますが、これは電話の加入者の保安器でございます。電話を引いておられるお宅にはどこにもこれがついてあります。この保安器のケースを外しますと、この中に二本のヒューズがあって、その二本のヒューズの片方に盗聴用の超短波無線発信器が装……

第94回国会 運輸委員会 第3号(1981/04/07、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 大臣所信について御質問申し上げたいと思います。  大臣の所信では、空港に関しましては将来の航空輸送需要に適切な対応ができるように、長期的観点に立って航空輸送網の整備を進める必要があるとして、関西国際空港の建設などを早期着工を自指して格段の努力を払う所存であるとお述べになっておられます。関西国際空港は、現時点におきましては、前回にも予算委員会でお伺いをいたしましたが、政府部内の見解が統一しないままで五十六年度も引き続き泉州沖関連の調査費が計上されて、継続をされることになっております。これまでに関西国際空港関係で使われてまいりました調査費を見てまいりますと、これは四十九年の航空審答……

第94回国会 決算委員会 第8号(1981/05/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思います。  昭和五十年度から昭和五十五年度までに、総額約八十六億円、そして五十六年度には二十四億五千万という、合計百億に上る巨額の調査費をつぎ込んでまいりました巨大プロジェクトの関西国際空港問題についてお聞きをしたいと思うわけでございます。  関西国際空港問題というのは、去る四月二十七日に運輸大臣が空港計画案、それから環境影響評価案、それから空港立地に伴う地域整備の考え方という三点の要約版を大阪府、兵庫県、和歌山県などの三府県に持参をして意見交換をなさいました。そういう点で新たな局面を迎えていると思うわけ……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1981/03/18、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、環境庁長官の所信に対して質問をしたいと思います。  所信表明の第四の項には、「公害健康被害者対策の充実であります。」ということが述べられております。「公害による健康被害に苦しんでおられる方々に対しては、その迅速かつ、公正な保護に万全を期することが、環境行政の重大な責務であります。今後とも、公害健康被害補償制度の円滑な実施を図るとともに、認定業務の促進など水俣病対策の推進に全力を挙げてまいる所存であります。」、こういうふうにお述べになっておられるわけでございます。  ところが一方、こういうことが起こっております。たとえば財界の総本山であります経団連の環境安全委員会がセン……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号(1981/03/25、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 初めにお聞きをいたしたいのは、社団法人全国交通安全母の会連合会という会がございますが、これはどういう団体でどのくらいの方々で組織をしておられるのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 この会は、いまお話を聞いたら、四十九年ごろからできたわけですが、永野重雄さんが名誉会長になってでき上がったと。中心は交通事故が非常に多くなっているので、子供やお年寄りの交通事故を守っていくために、全国のお母さんたちがボランティアとして、善意でもって地域的な活動を広げていくというために進めておられる団体でございますね。会員の総数と会費などはどうなっているか、ちょっと最初に聞いておきたい……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1981/04/15、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、関西国際空港計画の環境問題についてお伺いをしたいと思っております。  運輸省は近く関西国際空港の基本計画、それから環境アセスメント、それから周辺整備大綱のいわゆる三点セット、これをそろえて運輸省案として地元と予備協議をやろうとしておいでのようでございます。そこで事前に関係官庁、関係省庁との間での御協議があろうと思うのですが、環境庁は現段階で環境アセスメントについての御相談をお受けになっておいででございますか。
【次の発言】 相談を受けておられないようですが、運輸省おいでですね。運輸省では三点セットはお取りまとめを終わられましたか。

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第6号(1981/04/17、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、海上輸送の安全対策に関連をいたしまして、港湾のはしけ運送についてお伺いをしたいと思います。  時間が限られておりますので、基本計画についてお伺いをすることができないのが残念だと思っておりますが、実は昨年の十一月の十二日の本委員会で、港湾のはしけ運送事業の問題を取り上げました。その際、運輸大臣に下請業者の実態調査をなさるということをお約束をいただいたわけでございますが、調査報告は大体いつごろ報告される御予定でございますか。
【次の発言】 ちょっと調査が出ておりませんので残念なのですが、重ねて具体的な事例がたくさん出てまいっておりますのでお伺いをしたいと思っております。 ……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第8号(1981/05/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではお伺いをしますが、自動車事故対策センター法案に関するお尋ねでございますが、今回の改正案というのは、自動車事故対策センターが事業主体になって、自賠責の再保険特会の運用益の一部を充当して交通事故による重度後遺症障害、いわゆる植物人間と言われるような重度の意識障害専用の治療及び療護施設を建設するというわけでありますが、これまでのところ、交通事故の被害者に対しましては、自賠責の保険からは補償金が一時金として支払われた後は、交通遺児に対する育英資金への貸し付け、それから五十四年の八月から始められた介護料の支給、これぐらいですね、主なことは。生活費の貸し付けなどもありますけれども。……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第9号(1981/06/03、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 環境白書では、生産、流通、消費の動脈流の部分にのみ力が注がれ、そこから排出される、廃棄されるものを処理する静脈流の部分が一体として管理されてこなかった、この誤りをこれ以上放置してはならないという部分がありますが、そういうふうな評価をされておるわけですが、しかしこの数年来、特にこの一年見ておりましても、環境行政の後退ないしは停滞というのはきわめて顕著でございます。こういう中では、きょうもずっと長官の御決意や熱意を伺っておりますけれども、これはやはり今日の状況では大変空疎に聞こえる。それで、むしろ森下議員のように、環境庁スクラップだという意見の方が真迫力が出てくるというふうな状態と……

第94回国会 社会労働委員会 第3号(1981/03/17、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大臣の所信に対する質疑を、ごく若干の時間でございますが、お伺いをしたいと思っております。  財政再建で福祉見直し論が大変強くなっておりますが、一方ではばらまき福祉論とも言われているわけです。しかし、国民にとりましては本当に福祉をばらまかれているのかなと感じているのが実態でございます。五十六年度予算で見ますと、これは所信にもこういうふうに書かれているんですがね。「五十六年度政府予算案の編成に当たりましては、」というところでは、特に「恵まれない人々の生活の安定と福祉の充実に社会的公正の確保の見地から特に重点的に配慮するとともに、」云々で、「最善の努力をいたしたところでありま……

第94回国会 社会労働委員会 第6号(1981/04/09、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので二点ほどにわたってお伺いをしたいと思っております。  これ、鈴木総理も今国会の冒頭、所信表明でもゆとりある生活の大切さということを強調されました。ところが、労働の分野で見ますと、これは昨年からの景気のかげりで雇用情勢というのは大変暗くなってきているのは、同僚委員からの御質問の中でも出ておるとおりでございます。二月には百三十五万人の完全失業者が出た、前年同月比で二十四万ふえたというのは、やはり相当な危険な情勢に来ていると思うわけでございます。そういう中で、本当に今日の雇用情勢の中での問題点を幾つか実はお伺いをしたいと思っていたわけですけれども……

第94回国会 社会労働委員会 第8号(1981/04/16、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは労働時間に関連をいたしまして、幾つかの質疑を申し上げたいと思っております。  まず、ゆとりのある生活のために、また雇用対策上も労働時間の短縮というのはきわめて必要なことだと思いますし、また有効でもあります。ところが、残念ながらわが国の長時間労働というのは有名でございまして、午前の質疑の中でも数字等が言われましたが、国際比較を見ましても明らかに西ドイツの労働者の実に三カ月分よけいに働いていると、こういうことでございます。  それで、これにつきまして労働大臣が過日の衆議院の予算委員会でわが党の不破書記局長にお答えになって、日本人というのは働く習慣があってというふう……

第94回国会 社会労働委員会 第9号(1981/04/21、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初にスモンについてお聞きをしておきたいと思います。  最初に確認をしておきたいんですが、昭和五十四年の九月の十五日にスモン患者、それから厚生大臣、製薬三社の間で確認書が調印をされて、スモン問題解決へ大きく動き出したのでありました。本年三月末現在、四千六百十九人が和解をしております。確認書では、投薬証明のない患者も当然のこととして差別しない、平等に取り扱われるとされております。その後歴代の厚生大臣はこのお立場で繰り返し表明をされておりますし、園田厚生大臣が大変御努力をされていることはよく存じ上げておるわけですけれども、念のためにお聞きをしておきたいと思いますが、平等な……

第94回国会 社会労働委員会 第10号(1981/04/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、中小下請労働者の安全確保という点で見過ごすことができないと思いますので、日本原子力発電の敦賀原発の事故について、ちょっとお聞きをしておきたいと思います。  敦賀原発の安全対策が、特に下請労働者にきわめてずさんな点については、私は昭和四十九年の予算委員会でも質問の中で指摘をしてきたところでございます。  今度の事故の状況を見てまいりますと、その当時と比べて改善をされているというふうになかなか思えない。五十六人も被曝するという異常な事態が隠されていたなどというのは、一口で言えば、そういった核に対する非常にずさんなやり方という結果が、今日の状態を招いたのではないかと思……

第94回国会 社会労働委員会 第11号(1981/05/12、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、国民年金法の質疑に入ります。  今日わが国では、高齢化社会が急速に近づいております。豊かな老後の保障というのは政治の大きな責任があると思うわけでございます。老後保障の確立というのは、当然のことといたしまして国民共同の事業でもありますし、したがって当然国民の理解と協力、合意なしにはやれないものだと思うのでございます。政府の責任がまた非常に大きいのも当然でございます。総合的な老後保障という点で考えますと、医療や年金、社会福祉、住宅、それから仕事、こういう総合的な老後対策の早期の確立というのが、今日わが国では非常に大事な要求になり、また政府の大きな責務にもなっていると思うの……

第94回国会 社会労働委員会 第12号(1981/05/14、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは日本航空の労基法や労働安全衛生法違反の問題。またスチュワーデスに非常に腰痛が多発しているという問題。こういった問題についてお伺いをしたいと思います。  周知のとおり、日航は日本航空株式会社法によって政府が出資をしている会社でございます。当然政府の監督下にある会社でございますから、法違反などがあってはならないわけでございます。ところが、労働行政の面で見てまいりますと、労基法、労安法の初歩的な違反を行っているということが明らかになっています。  労基法第三十二条は、一日八時間労働制の原則を定め、原則どおりにできない場合は就業規則でその旨を定めることになっております……

第94回国会 社会労働委員会 第13号(1981/05/26、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案についてお伺いをしたいと思います。  ちょうど原爆被爆者対策を論議する折に、これはいま政局の焦点とも言われております核持ち込みが大問題になっております。大臣も先ほどからの御答弁の中でお触れになっておられますように、被爆者というのは戦後三十六年、本当に核兵器の廃絶と二度と再び被曝者をつくらない、そのことを折りに近い気持ちを持って運動を進めてきておられるわけでございますから、今回のライシャワー元駐日大使あるいはジョンソン元国務次官等の米国内の元高官の口から、核兵器が日本に寄港ないしは通過をしていたんだと……

第94回国会 予算委員会 第3号(1981/02/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十五年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本案が冷害対策、公務員給与改善など義務的なもの、また被害の大きさに比べれば余りにも少ない豪雪対策費のほかは、国民生活防衛のための具体的対策を何ら盛り込んでいないことであります。  消費者物価の急騰は国民生活を大きく脅かしています。昨年勤労者の実質収入は戦後初めて前年を下回りました。農家も二年連続農業収入を低下させられ、その上に冷害の苦しみに遭っております。中小企業の倒産は、この一月ついに史上最悪を記録いたしました。  国民生活の防衛に全力を尽くすことはいま急務の課題であり、……

第94回国会 予算委員会 第5号(1981/03/10、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表いたしまして質問を行います。  まず最初に、政治倫理の問題について鈴木総理の認識についてお伺いをしたいわけでございます。  例のロッキードの刑事被告人田中角榮氏の復権の現象というのは、最近日に余るものがございます。一般の国民が非常に一様に本当に異様だと感じているわけでございます。と言いますのは、公判廷で被告人尋問を拒否しながら、最近では盛んに雑誌のインタビューだとか、テレビへ出るとか、どんどん登場しているわけでございます。総理は、この、ことし発表されております文芸春秋の二月号、田中氏のインタビューをごらんになりましたか。

第94回国会 予算委員会 第9号(1981/03/14、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 関連。
【次の発言】 去る十日、十一日と続けて、ベビーホテルでのかわいい子供たちのいたいけな死亡事故が起こりました。こういうことは行政の立ちおくれが重大な社会問題を提起している証拠であります。したがって、次の時代を担う子供の安全、健全な育成というのは国政の中の重要な一つの柱だと思うわけでございます。  そこで、総務長官、ちょっとお伺いしたいんですが、二月の十七日に、婦人問題企画推進会議の「国連婦人の十年後半期に向けて」という意見書が提出をされております。この意見書では学童保育の問題について、保育の充実という項目のところで学童保育についてどういうふうに言っておるか。またその方向は……

第94回国会 予算委員会 第20号(1981/04/02、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十六年度予算三案に反対の討論を行います。  わが党は、昨年十二月の党首会談におきまして、五十六年度予算編成方針に関して鈴木総理に申し入れを行いました。すなわち、国民生活防衛と財政再建を両立させて進めるとともに、平和と民主主義の政策に役立つ予算にすることを目指し、次の点を貫くべきであるとして、一、軍事費の大幅削減。二、歳出歳入にわたる大企業本位の高度成長型行財政を国民生活優先への転換。三、民主的な行政改革の推進などを提起いたしてまいりました。しかるに、政府二自民党はこのわが党の提案を全面的に拒否したばかりか、財政再建を口実に、これまでの大企業奉仕……

第95回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第2号(1981/11/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは環境庁にお伺いをいたします。  環境行政に対しましては、数年来加害者である大企業あるいは経団連などからたび重なるプレッシャーがかかり続けてきたわけでございます。そういう中でいわゆる臨調路線というのが出てまいりまして、この臨調路線が環境行政に対してどういう影響を及ぼすかということはきわめて重大でございます。  きょうは、限られた時間でございますから、その問題についてるる論議はできないわけでございますけれども、たとえばことしの四月の二十日に、これは経団連の幹部と臨調委員であります宮崎、瀬島両氏との懇談会において経団連はこう言っているんですね。「民間の活力を阻害しているものと……

第95回国会 社会労働委員会 第2号(1981/10/22、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、けさほど北炭夕張新鉱の災害についての報告を承りました。北炭の災害で被災をされた方々並びに御家族の皆さん方に対しましては、本当に心から哀悼の意を表したいと思っております。  九十二人に上る死者、行方不明者を出したというまさに大惨事でございます。北炭の安全対策等につきましては、当委員会でもわが党議員団がたびたび指摘をしてきたところでございます。報道によりますと、会社側は注水をするということを決めたようでございますけれども、注水を実施するということになりますと、九十三人の死亡者を出すということになるわけでございます。私も、同僚委員の皆様方が御指摘になっておられるいわゆる保安……

第95回国会 社会労働委員会 第3号(1981/10/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは診療報酬の改定問題についてお伺いをしたいと思います。  ことしの六月一日に診療報酬の改定が行われました。ところが、その後今日まで全国的に各地区医師会、あるいは病院の団体では日本病院会、全国公私病院連盟、あるいは保険医団体、また医師会では大阪府医師会、それから山口県医師会、東京都医師会等が、今度は直ちに点数の再改定を要求する運動、緊急集会、決議、署名あるいは請願、陳情というのが繰り返し行われているようでございますけれども、大臣はこれを御承知ですか。
【次の発言】 そこで、なぜこういう異例のことが起こってきているかということでございます。厚生省が六月の改定時の発表……

第95回国会 逓信委員会 第4号(1981/11/26、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、簡単に二点ほど問題をお聞きしたいと思います。  最初に、お聞きをしたいと思っておりますのは、NHKで働く職員の健康問題についてお尋ねをしたいと思います。最近五年間を見てみますと、亡くなられた職員の数の経過を見ますと、五十五年、昨年は格段に多くなって、三十四人の方が亡くなっておられます。いただいた資料を拝見いたしましても、この五年間ずっと見ますと、五十一年が二十四名亡くなって、五十二年が十四名、五十三年が三十一名、五十四年が二十四名、五十五年が三十四名と格段にふえているわけでございます。NHKはこういう状態をどのようにお考えになっておられるか、最初にちょっとお聞きをして……

第95回国会 予算委員会 第1号(1981/10/05、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 わが党に対するこの盗聴事件というのは、二度にわたる宮本委員長宅に対する電話盗聴事件、それから日本共産党の第十回党大会で会場に盗聴器が設置された事件、北海道、奈良、愛媛、愛知、群馬、島根、山口等の各県委員会に対する盗聴事件、それから中央の党幹部宅の電話盗聴事件、その他会場、それから一般党員宅に対する盗聴など、発見したものだけでも枚挙にいとまがないくらいでございます。このような、合法政党である日本共産党に対する一連の盗聴事件、これはまさに市民的自由に対する重大な侵害であるばかりでなく、民主主義の根幹を揺るがすゆゆしい問題だと思うわけでございます。  そこで、まず法務大臣にお伺いをし……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1982/04/02、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは御質問を申し上げます。  湖沼法案についての問題湖沼法を早期制定をしていただきたいという点で質問をしたいと思っております。時間が限られておりますので端的に聞いていきたいんですが、いただいた資料や出されている資料等によりましてお聞きをしたらいいんですが、私の方が申し上げていきますので違っておったら違うと言ってくださいね。  最近、湖沼の水質汚濁や周囲の自然環境の破壊というのはきわめて深刻になっております。大都市の住民の水がめであります重要湖沼の富栄養化が大変進行して、淡水赤潮とかアオコなどの頻発、上水道のろ過障害、異臭味、マンガン赤水障害、飲み水に大変な障害をもたらしてい……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号(1982/04/07、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大臣所信の環境影響評価制度の早期制定問題に関連をして御質問を申し上げたいと思います。  本題に入る前に、いま志布志計画についての大変熱烈な賛成演説を伺いましたので、一言申し上げておきたいと思っているわけでございます。  私、きょうこれを御質問申し上げる予定でなかったのですが、私ども考えますのに、石油基地の問題と言えばすぐ思い出しますことは数年前のあの三菱の水島石油コンビナートの大事故、ああいう問題というのは二度と起こしてはならないということを痛切に感じておるわけでございます。同時に自然景観の保全ということがいかに大事かという問題でございますけれども、これは一たん破壊を……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1982/04/09、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、日航事故についての事故対策についてお伺いをいたしたいと思います。  二月九日に羽田沖で事故が起こりまして、二十四名の亡くなられた方、多くの負傷者という大事故を起こしましてちょうど丸二カ月でございます。こういう事故は二度と起こさないという安全対策、この保証が何よりも大事でございますし、そのことが亡くなられた方々に対する唯一のはなむけであろうと思うわけでございます。同時に全国民的な要求でもあるわけでございます。いろいろとお聞きをしたいことがたくさんあるわけですけれども、限られた時間でお聞きできる範囲で聞いていきたいと思っています。  まず日航社長にお伺いをしたいのですが、……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第6号(1982/05/12、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 六人の参考人の先生、どうも御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、二、三点お聞きをしたいと思います。  最初に須藤先生にお伺いをしたいのですけれども、湖沼の汚濁対策を立てていく上で、汚濁の実態を明らかにするということが前提だと思うわけでございます。先生の著書によりますと富栄養化等の汚濁が実証的に解明をされておられるように思うわけでございます。そこで、その汚濁の実態のうち、先ほども御説明がございましたけれども、補足するべきものがあればひとつお聞かせを賜りたいと思います。  それからもう一つは、現在の湖沼の汚濁というのは、いろいろな現行の法制度が存在し機能している……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第9号(1982/08/04、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初にNO2の生体影響と環境基準の立場でお伺いをしたいと思います。  昨年の六月三日の本委員会でも、現行のNO2の環境基準、日平均値〇・〇四ないし〇・〇六PPmというのは、これはかつてのいきさつから見まして不当に緩和をされたものであるというふうに考えておりますので、もとの環境基準の〇・〇二PPmに戻すべきであるということの御要請を申し上げました。その際に、国立公害研究所の二酸化窒素の低濃度長期暴露実験に関する昭和五十四年度の特別研究報告を引用いたしました。この時点では、いまの環境基準の下限値であります〇・〇四PPmでも九カ月、それから十八カ月、あるいは二十七カ月の暴露……

第96回国会 社会労働委員会 第3号(1982/03/30、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 昨日三回目のカネミ油症事件の判決がございました。事件が発生してから十四年を経過をするという状況であり、しかも事柄の性格上、家族全体に被害が及ぶ、あるいは三世代にわたっての被害者になっておるという大変な状況の中で、的確な治療方法も明らかにされないという、まさに私どもにとっては胸の痛い問題でございます。最初に一、二点お聞かせをいただきたいと思っております。  カネミ油症被害者が全体で一万四千人以上というふうに言われておりますが、昨日の福団地裁の小倉支部での判決書を読ましていただきますと、その判決理由で鐘化の責任について非常に明確に書かれているんですね。被告鐘化は、PCBを食品工業の……

第96回国会 社会労働委員会 第4号(1982/03/31、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、しばらくの時間をちょうだいいたしまして、きょうは勤労婦人対策についてお伺いをしたいと思っております。  最初に、四年制の大卒の女子の雇用対策についてお伺いをしたいと思っているわけでございます。  いま御承知のように、女子の雇用者というのは千三百五十万人を超えて、雇用者数全体に占める女子の割合というのはすでに三四%に達している。雇用労働者の三分の一以上になっておるわけでございまして、これはいわゆるヨーロッパ諸国と比べましても、高い水準にまで達していると思うわけでございます。こういう状態というのは、女子の労働者というのはわが国の経済や社会発展に大変寄与していると思うわけで……

第96回国会 社会労働委員会 第5号(1982/04/01、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ初めに、厚生省の大臣官房審議官の舘山不二夫氏が一カ月の半分も東京を離れて地元の福井県へ帰り、次の総選挙の立候補を宣言、そして後援会の事務所まで開設をして票集めに専念していると言われておりますが、厚生大臣ね、先ほどは、うわさには聞いておりましたがとおっしゃいましたが、こういう事実は御存じでございましたか。
【次の発言】 それで、先ほど官房長から、二月、三月の出勤状況等について同僚委員の質疑に答えて、お伺いをしたわけです。そこで、二月の出張でございますね、二回。社会保険何とか病院の落成式と行政視察、もう一回は健康づくり研修会と、こういうふうにおっしゃったわけでございますが、……

第96回国会 社会労働委員会 第7号(1982/04/08、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、育児休業について簡単にお伺いをしておきたいと思います。  すでに各党からも御要望、御意見等が出ておりますので、簡単にお聞きをしたいんですが、いま全産業、全労働者の中で、全産業、全労働者を対象にした育児休業制度をつくってほしいという要望というのがかなり大きくなってきていると思いますが、そういう点についての御見解と、それから育児休業をいま実施しているヨーロッパ諸国では、何カ国ぐらいがすでに実施をしているか、その点を最初にお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 それで、これは一九八一年の六月ですから昨年ですが、採択されたILO百五十六号条約及び百六十五号勧告ですね、……

第96回国会 社会労働委員会 第9号(1982/04/20、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本論に入る前に、最初に基本的理念についてお尋ねをしたいと思います。  本法案の第二条に言う「基本的理念」、特に私はこの第一項というのは実にみごとにこの法案の性格を浮き彫りにしていると思うわけでございます。二条の第一項には、「国民は、自助と連帯の精神に基づき、自ら加齢に伴つて生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、老人の医療に要する費用を公平に負担するものとする。」と述べられております。この基本的理念というのは、国民は健康の保持増進に努めなさい、それから二番目には老人医療費は国民が分担をして負担をしなさいと、こういう二点になっているんですね。  そ……

第96回国会 社会労働委員会 第11号(1982/04/26、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変短い時間でございますが、二回にわたってお伺いをしたいと思っておりますので、簡潔にお願いをいたしたいと思います。  最初に松崎参考人にお伺いをいたしますが、先ほどのお話の中で二十八条には賛成なんでという御意見でございましたが、お話の向きから言うと、三十二条の一部負担金じゃなかったかと思いますが。  それに関連をいたしまして、経営者団体が老人保健法案に反対をされている理由を拝見いたしますと、患者負担を引き上げよという一項がございます。また、日経連が政府と臨調に御提出になっておられます意見書を拝見いたしますと、低額医療は患者負担にすべきだというふうにも表明をされているよ……

第96回国会 社会労働委員会 第13号(1982/05/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、前回の質問で私は、老人、医療に一部負担の導入をするということに反対をする理由を述べまして、いろいろと御見解をただしてまいりました。厚生省のおっしゃる理由というのは、一部お金をいただくことによってお年寄りに自分の健康に自覚を高めていただくんだ、あるいは医者にかかり過ぎると言われているので、そういうことを是正していきたいんだというふうなことが一貫して述べられているわけでございますが、前回私、御指摘申し上げましたように、政府統計でも、七十歳以上の方々が何らかの形で自分の健康に留意をしている、気をつけているというのが八〇%に及んでいる。それからお年寄りが医者にかかり過ぎると言……

第96回国会 社会労働委員会 第14号(1982/05/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入る前に、仲裁裁定についての大臣の決意をお伺いをしたいと思います。  仲裁裁定につきましては、わが党は、裁定の出た八日の日に、政府にその即時完全実施についての申し入れを行いました。仲裁裁定は、政府が公企体労働者のスト権を奪った代償の措置であり、即時無条件で実施するのが政府の当然の義務であると思います。今回の裁定の内容というのは、率、額ともに昨年を下回りまして、可処分所得の低下と民間賃上げ率が七%を上回っているという状況の中で、きわめて不十分であります。しかし、十分でないにいたしましても、国会の議決案件として実施を引き延ばしたりしないで、政府としては直ちに完全実施……

第96回国会 社会労働委員会 第15号(1982/07/06、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、これまで二回、四月の二十日と五月の十一日の質疑で、老人保健法の基本的理念が、社会福祉、社会保障、公衆衛生に対する国の責任を定めた憲法の精神に反するという点を特に四月の二十日には厳しく追及をいたしてまいりました。  そのことが、さらに臨調の第一部会報告が発表されまして、いよいよ国民の前に明らかになってきたわけでございますけれども、老人保健法は、行革のためには福祉を切り捨ててしまうんだというこの臨調路線の先取りである。しかもそれが臨調に代表されておりますように、財界の主張そのものであるということでございます。  さらにまた、私は一部負担金の導入については、政府の御主張には根拠……

第96回国会 社会労働委員会 第17号(1982/08/03、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 老人保健法案の審議の最終段階に当たりますので数点の質問を行っておきたいと思います。  まず最初に、きょうは自民党、公明党、民社党の修正案も示されておるわけでございます。その上に立って御質問を申し上げたいと思います。  まず第一に、一部負担金の問題でございますが、老人医療の無料化制度というのは、たびたび申し上げてきましたように、国民にとりましては大変喜ばれている制度でございます。先日わが国の平均寿命というのが厚生省から発表されましたが、男子が七十三・七九歳で世界一、女子が七九・一三歳で世界第二位という長寿国になったわけでございます。これに老人医療無料化制度も大きく貢献をしてきたこ……

第96回国会 社会労働委員会 第18号(1982/08/05、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、短時間でございますので、簡潔にお伺いをしたいと思います。  まず最初に、個別問題で婦人差別についてお尋ねしたいと思います。  六月十七日の労働省の発表によりますと、男女差別定年制度の解消というのがかなり前進をいたしておりますね。四年間で六五%の企業が撤廃をしたという報告がなされております。男女差別の解消、こういった現象というのは、明らかに国際的または国内的な世論と運動の成果、さらにまた労働省の行政指導のたまものであろうというふうに思うわけでございます。  ところが、こういった中で相も変わらず男女差別の制度が堅持されているというふうな、しかも公的機関があるということでご……

第96回国会 予算委員会 第3号(1982/02/17、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十六年度補正予算三案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本案が五十六年度当初予算の反国民的性格をそのまま引き継ぎ、深刻な消費不況と国民生活に何ら有効な対策を講じないばかりか、逆に国民へのしわ寄せを一層強めていることであります。伸び率で社会保障費を初めて上回った軍事費の突出、一兆三千億に上る大増税、福祉、教育の切り捨て、これが当初予算の特徴でした。五十六年度当初予算は、国民生活破壊による軍備拡大の予算であります。このことを端的に示したのが、本案審議の中で明るみに出たF4ファントム戦闘機の爆撃装置復活問題です。この爆撃装置の復活は、……

第96回国会 予算委員会 第5号(1982/03/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 ただいまの質疑あるいは本院における昨日からの質疑を聞いておりますが、結局五十七年度の一兆円減税問題については、政府の態度というのは具体的に少しも前進をしていないということしか理解できません。サラリーマンは毎月毎月給与をもらうたびに引かれる税金の重さにため息をつく。自営業者や農家はもう三月十五日の締め切りを目の前にいたしまして、いま必死の思いで確定申告書を書いているのでございます。  総理ね、私の立場でもう一遍聞いておきたいんですが、あなた御自身は、国民の悲願になっております今日、この一兆円減税の実現のためにあらゆる努力を払われるというおつもりはあるのかどうか、その点についてお聞……

第96回国会 予算委員会 第9号(1982/03/16、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 ずいぶんひどい話でございます。  そこで私、関連をいたしましてお聞きをしておきたいのですけれども、一般職の国家公務員は、国家公務員法によって、人事院の承認がなければ退職後二年間はそれまで勤めていた役所と密接な関連のある企業に天下りはできない、そういう状態でも今日では大変国民の強い批判が出ているわけでございます。ところが、防衛庁と防衛施設庁の職員の天下りはさらにひどい状態です。それは自衛隊法の天下り規制に抜け穴があるからではないかと思うわけです。天下り規制は一般の国家公務員と防衛庁職員とではどういうふうに違っているのか、これは人事院と防衛庁に御説明をいただきたいと思います。あわせ……

第96回国会 予算委員会 第17号(1982/03/29、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 最初に、建設大臣にお伺いをしたいと思っておりますが、今日、二十四兆に及ぶ公共事業をめぐって数々の疑惑が指摘をされております。 公共事業の入札における談合の疑惑、それから高級官僚がおみやげ工事を持っての天下りの事実、あるいは公共事業の発注に政治家や高級官僚が介入をしているという事実、さらに公共事業費の一部が政界に還流しているのではないかという疑惑などでございます。これらの疑惑に対しまして国民は厳しい怒りと強い批判を持っておるわけでございますが、その理由というのは、結局は公共事業費というのは国民の税金だから、怒りを持つのは当然だと思うわけでございます。国民の税金を談合で配分をしたり……

第96回国会 予算委員会 第20号(1982/04/05、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 最初に核軍縮についてお伺いをしていきたいと思っております。  総理、三月二十七日の鈴木・ワインバーガー会談におきまして、あなたが大統領に伝えてほしいと言って述べた中で、西側が軍事力の面で優位に立つことは戦争抑止力になる、軍縮交渉にも役立つとの御見解でございます。三月二十二日の櫻内・レーガン会談でレーガンが言いました、西側が十分に強くあることが初めて意味ある軍縮、とりわけ核軍縮になるというアメリカの考え方とこの総理の御見解と基本的には同じでございましょうか。
【次の発言】 次に、レーガン大統領が、限定核戦争について昨年の十月十六日に地方紙編集長との会談での話の中で、米ソのいずれか……

第97回国会 予算委員会 第3号(1982/12/22、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 関連して二、三点お伺いをいたします。  経済不況、とりわけ消費不況というのは大変厳しゅうございます。たとえば、大阪の丼池におきましては、人勧凍結の発表が出たとたんに背広の売り上げが一挙にダウンをした。長引く不況の中で景気対策が切実に求められているという中で、人勧凍結は不況を助長する不景気対策、そう言わなきゃならないというところへ来ております。  不況克服のための内需の拡大につきましては、中小企業対策がきわめて重要であるということは政府もお認めになっているところでございます。中小企業の今日の危機を救う上で一つの重要な柱として、官公需の中小企業向けの発注というのを大幅にふやすという……

第97回国会 予算委員会 第5号(1982/12/24、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、補正予算二案に反対の討論を行います。  わが党は、補正予算案の内容を、国民の暮らしを守り、経済の国民本位に立った民主的再建のために、次のようなものにするべきであることを主張してまいりました。  一、人事院勧告を完全に実施すること。二、教育、福祉、中小企業対策等、国民生活予算の削減をやめること。三、年度内に一兆円減税を実施すること。四、地方財政確保の緊急対策を実施することなどであります。そしてその財源は、軍事費のうち、正面装備未執行分の削減や、大企業向け支出の圧縮及び大資本優遇税制の緊急是正で賄うべきだと、道理ある主張をしてまいりました。  しかるに本……

第98回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号(1983/03/25、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、時間が短いですから端的にお伺いをしていきたいと思います。  第二臨調の最終答申が出ましたが、「機構改革の中長期的課題」という項目がありますが、その中で、「国土の開発・利用・保全に係る行政の総合的運営を図るため、国土及び環境に関する行政機構の在り方を検討する。」というふうに書いてあります。これは国土庁と環境庁を統合するというふうな意味が含まれているのかどうか。これは行管庁にお聞きをしたいんですが。
【次の発言】 ちょっと私の質問と違ったんだけどね、お答えが。  それじゃ、もうちょっと具体的にお伺いいたしますが、昭和五十二年の五月、当時は福田内閣のもとで石原元環境庁長官が……

第98回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1983/03/30、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入る前にちょっと確かめておきたいことがございます。  それは硫黄酸化物の測定方法の問題で、大気中のアンモニア濃度の影響によってSO2の測定値が実際よりもかなり低く出るという疑いが持たれまして、この問題は衆議院でもわが党の藤田議員から当時の鯨岡長官にただされたところでございますが、鯨岡長官は調査をして公表することをお約束しておられます。その解析結果は五十七年度末、今月末に発表するというお約束になっておったようでございますが、ちょうどあしたがその最終日だと思いますが、これはあした解析結果をいただけますか。
【次の発言】 いましばらくというのはどのくらいですか。

第98回国会 社会労働委員会 第4号(1983/03/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、委嘱審査でございますので、最初に五十八年度の厚生省予算案における若干の問題についてお伺いをいたします。  五十七年度には老人医療の有料化がやられて、続いて五十八年度の年金の物価スライドが中止をされる。お年寄りはダブルパンチを受けております。このことに端的に示されておりますように、五十八年度予算案というものが国民に犠牲とがまんを強いていることは明らかでございます。ところが一方軍事予算だけは、防衛費ですね、前年対比で伸び率においても伸びの額におきましても社会保障費を大きく上回って異常突出をすることになった。医療、年金、社会福祉などの国民生活に最も密着した分野を担当している……

第98回国会 社会労働委員会 第5号(1983/03/24、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 短時間でございますので、簡潔にお聞きをしていきたいと思っておりますが、すでに問題になっておりますように今日の日本経済大変深刻な不況の中で、雇用失業問題への対応というのは国民生活を守る上できわめて重要な課題になっておりまして、労働省の対応がいよいよ問われているというところでございます。きょうは大変短い時間でございますから、ずいぶん急激にふえておるという問題、そして非常に問題が多いとして当委員会でも予算委員会でもたびたび問題になっております女子パートタイム労働者にしぼってお伺いをしたいと思います。  それで、パートタイム労働者というのは一体何人いるのかという問題ですが、まあいろいろ……

第98回国会 社会労働委員会 第9号(1983/04/28、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大企業における労働法令違反についてお伺いをしたいと思います。  大企業といえども、というよりも、むしろ大企業ほど社会的影響というのが大きいわけですから、関係法令を守るというのは当然のことであるし、また責任も大きいと思うわけでございます。それで、私ども地元の大阪で、大企業における労働条件の調査をいたしてまいりました。やはりかなりの労働法令違反、その疑いのある事実というのがございます。昨年十二月に天満、守口、東大阪等の七つの労働基準監督署に十五企業について労働基準法違反の疑いがあり、その是正を求めて申告をしました。御承知のように、労基法百四条では労働者の申告権がありますし……

第98回国会 予算委員会 第4号(1983/03/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 中小企業対策、官公需のあり方に関してお尋ねしたいと思います。  この問題をわが党が繰り返して取り上げておりますのは、中小企業の危機が大変深刻化しているからです。とりわけ私は大阪の出身ですが、残念なことに大阪では昨年度史上最高の中小企業の倒産が起こっております。地元でお話を聞きますと、もっと物が売れるようにしてほしい、とにかく仕事を欲しいというお声がそろって出てまいるわけでございます。その点で、政府が発注者であります官公需の優先発注、これを中小企業に振り向けるということが緊急課題になっています。いまのやり方はもっと本気で取り組んだならば中小企業に仕事が回せると思うわけでございます……


14期(1986/07/06〜)

第106回国会 決算委員会 閉会後第2号(1986/09/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変短時間でございますので、藤尾前文部大臣の暴言問題に限って内閣官房長官にお伺いをしたいと思います。  我が党は、去る九月六日に藤尾文部大臣について罷免をしなさいということで内閣に対して申し入れをしてきたところでございます。藤尾氏の今回の罷免というのは、内外の激しい批判の中で、こういう高まりの中では当然だと思うわけでございます。この問題は、我が党が既に申し入れをしたときにも指摘をしておりますように、藤尾氏が、日本が侵略戦争を引き起こし、他は族を抑圧してきたという消すことのできない歴史的な事実を否定する考え方の持ち主であり、しかもこんな人が、真理と平和を希求する人間の育……

第107回国会 環境特別委員会 第3号(1986/12/10、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私わずかな時間でございますが、公害に係る健康被害補償法に関しての中公審の重大な答申が出ておりますので、短時間ですが、この問題に関して御質疑をしたいと思っております。  十月の三十日の中公審の答申は、全国四十一カ所の大気汚染による公害指定地域を解除する。で、新たな公害患者の認定を打ち切るというひどい内容のものでございました。この答申がいかに汚染地域と患者の実態を無視したものであって、評価をすれば、たれ流しの大企業や財界の言い分を一方的に受け入れたものであるということを、私は公害激甚地の大阪の出身でございますが、大阪の実例を挙げて、いかにむちゃなことをやるかということを実……

第107回国会 社会労働委員会 第2号(1986/10/30、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、婦人労働者の実態についてお伺いをしていきたいと思います。  簡単にお聞きをしていきたいんですが、先月発表されました政府の婦人白書、「婦人労働の実情」というのによりますと、婦人労働者の数が千五百四十八万人、雇用者全体の三五・九%に上っており、まさに日本経済を支える重要な役割を担っているという点が明確にされております。そうして、婦人の役割が一段と高まっておりますが、一方、賃金を見ますと、女子労働者の二割強というのがいわゆる労働条件の悪いパートタイマーですから、男女の賃金格差というのは年々拡大をしておるようでございます。一カ月給与の男女格差を見ますと、男子を一〇〇として五一……

第107回国会 社会労働委員会 第4号(1986/11/27、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 委員長、委員長。
【次の発言】 我が党は、老人保健法等の一部改正案の趣旨説明を本委員会に上程することに反対をいたします。  その理由は、もう明後日が会期末でございますし、本日は定例の労働日でもありますので、当然のこととして審議未了、廃案になるべきものでありますから上程に反対です。

第107回国会 社会労働委員会 第5号(1986/12/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、これから老人保健法等の改正案について御質問をさせていただきたいと思います。  この老人保健法が制定をされました四年前の本委員会におきまして、私は老人保健法の基本的理念が持つ問題の重大性というものを論議をしてまいったのでございます。それは、憲法二十五条は、社会福祉、社会保障、公衆衛生の向上及び増進に努めるべき国の責務を定めておるところでございます。また、老人福祉法は、第二条において「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として敬愛され、かつ、健全で安らかな生活を保障されるものとする」と「基本的理念」でうたわれております。  ところが、四年前にこの老人保健法が出てまい……

第107回国会 社会労働委員会 第7号(1986/12/15、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 参考人の皆さん方には大変本日は御苦労さまでございます。限られた時間でございますので、見坊参考人、吉田参考人、加地参考人に簡単にお伺いをしたいと思っております。  見坊参考人の御意見、大変よくわかりましたし、私ども全く同意見なのでございます。とりわけ、私もこれは先週の質問でも明らかにしたんですけれども、一番焦点になっているお年寄りの自己負担金の引き上げをやるのに、お年寄りの意見を聞かないで原案を出してきたという点では、これはやはり民主政治の原則に反する。当然、そういう点ではこの辺は御主張のとおりだと思うわけでございます。その点について、さらに御見解があれば伺いたいと思います。  ……

第107回国会 社会労働委員会 第9号(1986/12/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私、与えられた時間をいただきまして、質問をしたいと思います。  老健法等の一部改正案の審議の全経過を通じ、また、参考人やあるいは公述人の主張をずっと聞いてまいったのでございます。その結果、今日高齢化社会を迎えるに当たって、この法案というのは、国民の要求、とりわけお年寄りの願い、つまり、健やかに安心して過ごせる老後、こういう老後の大きな願いにこたえるものになっておるかといいますと、大変大きな不安をもたらすものであるということを全審議の経過を通じまして改めて痛感をしているところでございます。  厚生省が無理なく御負担がいただけるんだと言われております老人の一部負担の引き上……

第108回国会 環境特別委員会 第3号(1987/05/25、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、公害防止事業団法の一部改正についてお伺いをしたいと思います。  初めに、本法の改正というのはいわゆる公害健康被害補償法の改正案とリンクをした改正になっておりまして、そのこと自体についても非常に許せない思いがしております。御承知のように、公健法の改正については十万に近い公害健康被害者が命がけで反対をしておるという、まさに無謀な指定地域全面解除を環境庁はやろうとしてきているわけですけれども、これは今国会では当然廃案でございますし、それの受け皿づくりを先にやるなんというようなことは許せないということをまず冒頭に申し上げておきたいと思います。  限られた時間ですので端的に聞い……

第108回国会 社会労働委員会 第1号(1987/03/27、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは質問をしたいと思います。  本法案は新しい法律ですけれども、情勢の要求だということで準日切れ扱いというやり方でやられるという、まあ緊急対策をとられているわけでございます。  そこで、お聞きをしたいのですが、今日の円高不況、そして産業構造の転換、産業の空洞化、そういった中で史上最高の失業率を更新するという大変深刻な事態に直面をしておるのは同僚委員からもいろいろと御指摘のあったところでございます。  そこで、そういう深刻な事態に直面をしておりますが、本法案で失業の予防あるいは雇用対策等が解決のめどが立つとお考えになるかどうか、それをまず大臣から簡潔にお伺いをしておきたいと思……

第108回国会 社会労働委員会 第3号(1987/05/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、社会福祉士及び介護福祉士の法案についてお伺いをしたいと思います。  本題に入る前に、まず運営についてでありますが、本法案は新法でありますし、しかも参議院先議ということでありながら、会期末ということで本委員会には十数本の法律が洪水のように付託をされるというふうなこと、したがってきょうも定例日ではありませんけれども、定例日を全く無視してやっていこうというやり方になっております。しかも、そのやり方がせんだっての理事会の席上では自民党と他の野党の皆さん方との間で合意をしたなどということを言われましたが、我が党はそういう合意には参画をしておりませんので、国民生活に深くかかわりの……

第108回国会 社会労働委員会 第5号(1987/05/22、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、年金財政基盤強化のための法案についてお伺いをいたします。  今回の改正で、積立金の一部を厚生省が年金福祉事業団を通じて自主運用することが提案をされました。たびたび附帯決議でも要望されていたものが実現できたという点で一歩前進と思うわけですが、その一歩前進のために大変いろいろな問題点が含まれているように思いますので、既に同僚委員からも詳しく質問が出ておりますけれども、私は限られた時間ですので二点に限ってお伺いをしたいと思います。  一つは、自主運用ということなんですが、自主 運用というのは管理をしている厚生省の自主運用ということではなくて、やはりこの厚生年金の原資の……

第108回国会 社会労働委員会 第6号(1987/05/26、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは限られた時間でございますので、まず最初に原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案からお伺いをしたいと思います。  最初に、地球上といいますか人類史上初めての被爆国日本でございまして、被爆の実相の全容をつかむというのはなかなか困難だと思うのでございます。人体影響はもちろんのこと、被爆がどのように我が国に影響を具体的に自然界にも及ぼしているか、これはたゆみなく検討を続けなければならないと思うわけでございます。  時間の都合がありますから端的にお伺いをしていきたいと思いますが、実はあの一九四五年八月六日に広島に投下された原爆で巨大な積乱雲が生じまして、……

第108回国会 予算委員会 第2号(1987/03/31、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入ります前に、昨日熊本地裁で行われました水俣病の第三次訴訟の判決についてお伺いをしたいと思います。  国及び熊本県の責任をこの判決で認めだというのは極めて重要だと思うわけでございます。水俣病が公式に発見をされまして三十一年、いまだに救済をされない患者さんが一万人以上、そして裁判途上で亡くなられた原告の方が二十人を超える。認定申請中に死亡した人は五百人以上です。今回の判決を機に、本当に政府としては無条件に問題解決に当たるべきだと思うわけでございます。判決直後に細川熊本県知事は、今回の判決を厳粛に受けとめて国とともに問題解決を図る旨を表明しておりますが、これは当然の……

第108回国会 予算委員会 第4号(1987/04/28、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、特に総理訪米前日ということでもありますし、そういった問題に限りましてお尋ねをしていきたいと思います。  まず最初にお伺いをいたしたいのは、マル優の廃止なんですね。マル優の廃止というのは、昨年の四月七日のいわゆる前川レポートで「貯蓄優遇税制については、非課税貯蓄制度の廃止を含め、これを抜本的に見直す必要がある。」とされて、これが直後の四月十三日の中曽根・レーガン日米首脳会談でアメリカへの公約に格上げをされて、したがって廃止が約束をされてきたわけでございます。  総理はあす訪米をされるんですが、レーガン大統領にお会いになって、マル優廃止につい……

第108回国会 予算委員会 第9号(1987/05/11、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、婦人問題について質問したいと思います。  売上税反対の世論というのは、さきの地方選挙で非常に明確に示されました。婦人議員もたくさん進出をいたしました。総理、婦人はネクタイばかり見ているんじゃなくて、政治もなかなかよく見ていますね。この際認識を新たにして婦人対策にお取り組みをいただきたいと思うのです。  そこで、今後の婦人施策の基本点について総理にお聞きをしたいわけです。総理、政府は婦人の地位向上のための諸施策を立案し実施していく場合に、当然女子の差別撤廃条約やナイロビ将来戦略、ILO条約などの国際的に確立をされております理念や政策水準、この達成に向けて努力をしていくと……

第108回国会 予算委員会 第16号(1987/05/20、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十二年度政府提案の予算三案に反対の討論を行います。  本予算案は、円高不況のもとで国民生活の防衛と真の内需拡大が切実に求められ、また、核兵器の廃絶と軍縮の声が全世界で高まっているときに、これに全く反する大増税、財界、大企業への大幅減税と歯どめなき大軍拡で、暮らしと民主主義、平和を踏みにじる最悪の予算案であります。  私は、このような重大な反国民的内容を持つ予算案が、当委員会において極めて不十分な審議のままで採決に付されることに対し、遺憾の意を表するものであります。  我が党幹部への電話盗聴事件が警察による計画的、組織的犯罪であるという事実が次々……

第109回国会 環境特別委員会 第2号(1987/08/19、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、水俣病認定業務の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案の審議に当たりまして質問を行いたいと思います。  公害の原点と言われた水俣病は、公式に発見をされましてから三十一年、いまだに数万の被害者、未処分者は五千五百を超すというまさに泥沼のような状況が今なお未解決のままになっているという大変悲惨な状況であります。しかも、去る三月三十日の水俣病の第三次訴訟の判決ではチッソとともに国と熊本県の責任というものが明確に認めた、こういう画期的な新たな判決がなされたのであります。私は、環境行政に責任を持つ環境庁長官として、今回の熊本地裁の判決を受けて国の責任についてどのように受け……

第109回国会 環境特別委員会 第3号(1987/09/02、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 本題に入る前に一言申し上げたいと思います。  今、傍聴者で北九州市からおいでの被害者の方がぜんそくの発作を起こされてそちらで休養をしておられるようです。私は、公害の被害者、患者の皆さん方がこれだけ困難を押してでも、命綱を切られるか切られないかだという大変な思いで運動を進め、まようもたくさんの傍聴の方々がおいでをいただいておるというのが本法案の重要性だと思うわけでございます。  けさも委員長から冒頭でごあいさつがありまし たけれども、一昨日、本法案が本会議に上程をされ、そして趣旨説明に対する各党質問のありました本会議に環境特別委員会の委員長である山東議員が、委員長が御欠席になった……

第109回国会 環境特別委員会 第4号(1987/09/04、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、公害患者会の神戸参考人に伺いますが、先ほど冒頭の御報告でも大変いろいろと御意見がございました。特に、環境保健部会に加害者代表的存在の財界代表は入っているけれども、患者代表は、被害者代表は入れてもらえないというふうなことだとか、今度の全面指定解除、そして新規患者打ち切りの根拠になっている唯一の科学的根拠である専門委員会報告あるいは中公審答申、こういうものがどうやら科学的根拠なしに文章が変わっていたり、あるいはねじ曲げておられたりというふうなことで非常に不安だという御意見などをお述べになったわけですが、私は端的にお伺いしたいと思うのは、こういう公害被害者にとってこの制度を……

第109回国会 環境特別委員会 第7号(1987/09/16、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 委員長、議事進行について。委員長、議事進行について、いいですか、委員長。
【次の発言】 収拾策言おう思って議事進行言ったんやが。
【次の発言】 議事進行です。
【次の発言】 議事進行だから。私は加藤局長の発言を……

第109回国会 環境特別委員会 第8号(1987/09/17、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、質問の本題に入る前に一言言っておきたいのであります。  数日前に大阪の西淀川で、実藤さんという公害患者が突然の激しい発作で深夜呼吸停止、窒息死をいたしました。この方は五十五歳の男性の方で、働き盛りの方でございます。長い間私はこの方を知っていますけれども、本当に深夜窒息死をするなどというのはどんなに苦しい思いをしたか、この苦しみをなぜ環境庁長官や総理大臣がわかってもらえないのか、恨みをのんで事切れたに違いないと思うわけでございます。  働き盛りの人が健康を奪われ、働く能力を奪われ、あげくには今まで奪われたのであります。この十数年来、次第に病気が重くなっているのを私は見ており……

第109回国会 環境特別委員会 第9号(1987/09/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは総理にお伺いをいたします。  御承知のように十万近い大気汚染の公害被害者の皆さん方が、この命綱の本法律がどうなるのかということで体の悪いところを押して連日連夜こうして傍聴にたくさんおいでになっておられるわけでございますが、この審議の過程を通じまして、四十一の指定地域全面解除、新規患者打ち切りをするのが妥当であるのか妥当でないのかという判断をする上で資料問題が今回の委員会審議の中で最大の問題点になりました。各委員からもいろいろと繰り返し繰り返し要求をしてまいったところでございます。  そこでまず最初にこの問題について総理の御意見をお伺いしたいと思います。国会法第百四条にお……

第109回国会 社会労働委員会 第2号(1987/07/28、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは初めに大臣、地球上で初めてアメリカの原爆が我が国に投下されていよいよ四十二年目の日がめぐってまいることになります。  私どもいつもそうなんですが、やはりその日を迎えるに当たって人類に再びこの惨禍を繰り返してはならない。そのための決意を新たにすると同時に、あの原爆の被害を受けられた、惨禍を受けられた人々に対して今なお多くの問題が抱えられておるわけでございますけれども、少しでも手厚い援護の手を差し伸べなければという思いを新たにするわけでございます。そういう点できょうは同僚委員からも広島、長崎からもお話が出ておりますので、特にそういった問題を含めましてまず最初に大臣の御見解を……

第109回国会 社会労働委員会 第4号(1987/09/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 午前中から四人の委員の先生方の御質疑も伺い、また厚生省の説明を伺ってまいったわけですけれども、これは大分無理のあるやり方だなということを一層強く感じるわけです。というのは、厚生省の側は国立らしい医療施設をつくるんやと、こうおっしゃるわけだけれども、しかし地域医療政策との整合性の問題はさっぱり考えているのかどうかわからぬじゃないかという問題、あるいは僻地、離島の病院をどうするんだという問題、あるいは温泉療養所の大部分はこれはもうつぶすんだというふうなことになりますと、これはまさに何のためにやるのかなと。  医療というのは国民のニーズに従って本当に国民の求める医療機関として国立医療……

第109回国会 社会労働委員会 第6号(1987/09/11、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 沓脱でございます。私、日本共産党でございます。  きょうは参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。わずかな時間でございますがお聞きをしたいと思います。  まず、橋本参考人にお伺いをしたいんですが、とにかく私ども、この法案は大変無理をした法案だなという印象を論議の中でも感じるわけでございます。まさに今、端的に言えば、確かに政府の臨調行革路線の中での国立病院版をやろうとしているのかなというふうに感じるわけでございます。  と言いますのは、参考人もお述べになりましたように、私大変不思議だなと思いますのは、とにかく四十年間国立医療機関をやってきておられるんですが、いろいろな指標を見……

第109回国会 社会労働委員会 第8号(1987/09/17、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、労働基準法の一部改正についての質問を行いたいと思います。  まず大臣にお聞きをしたいんですが、今回の労基法の改正につきましては、いつのことか知らないけれども週四十時間制の実施、そして変形労働時間制の導入というのが大変特徴的になってあらわれておりますが、    今度の労基法の改正によって労働者の労働生活、家庭生活等を含めまして、幸せの増進が保障されるとお考えになっておられるか、まずそのことをお聞きしたいんです。
【次の発言】 もうひとつはっきり、幸せの増進につながると言っていただいたんかどうか、今の答弁聞いておってもようわかぬですね。  おもしろい統計があるんですね。電……

第109回国会 社会労働委員会 第9号(1987/09/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、精神衛生法の一部を改正する法律案について御質問を申し上げたいと思います。  初めに、今回の改正案というのは、患者の人権を尊重しつつ精神医療の進歩に従った適切な医療を行うということ、患者の社会復帰、社会参加を実現していくということを目指したものであり、その第一歩を踏み出したものとして評価をしていきたいと思うわけでございます。  私は、この法案、大変長い間の患者の皆さんや御家族の皆さん方の切望と、大変困難な中での運動の末にここまでこぎつけてこられた関係の皆さん方の御努力に対して、心から敬意を表しておきたいと思うわけでございます。  長年にわたる待望の問題でございますし、本来は……

第109回国会 予算委員会 第6号(1987/07/24、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十二年度補正予算三案に反対の討論を行います。  本補正予算案は、円高の是正や国民生活向上につながる内需の拡大などの国民の期待にこたえないばかりか、内需拡大を口実にアメリカと日本大企業への徹底した奉仕策を盛り込んだ財政再建なき大増税を推し進める最悪のものであります。  また、我が党幹部宅盗聴事件は、警察権力による憲法に対する反逆を容認するかどうか我が国の民主主義の重大問題であり、断じて巨悪を眠らせてはならないことを強調するものであります。  以下、反対の理由を述べます。  第一の理由は、国民から明白にノーの審判が下されたマル優廃止や売上税による増……

第112回国会 環境特別委員会 第3号(1988/03/23、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではまず長官にお伺いをいたしますが、環境庁の基本姿勢についてきょうは前段でも大分御意見がたくさん出ております。  私は、所信表明を拝見いたしましたり、あるいは昨今の環境庁のいろいろなコメントを拝見しておりまして、どうやら環境庁というのは三本の柱があったのが抜けてきたなと。一つは被害者の救済、そして公害の規制、自然環境の保全という三つの柱があったんですが、これが例えば所信を見ましても全く後退をしている。被害者の救済というのが抜けてきている。  まあそのことが気になり出していろいろとちょっと資料も見てみたんですが、例えばこれは新長官に聞くというところで、これは新聞に発表されてい……

第112回国会 環境特別委員会 第4号(1988/03/30、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、健康被害予防事業についてお伺いをしていきたいと思います。  健康被害予防事業の基本的な性格なんですね、公害患者の切り捨ての産物なんですね。昨年の法律の改正によって生まれてきたわけで、まさに公害認定地域の、指定地域の全面解除、公害患者切り捨ての産物で出てきた事業だと思うんです。だから、そういうところからいいますと、当然認定患者も、あるいは新規患者を認定しないというわけですから、既認定の人たちも含めての健康回復に利用する事業であって当たり前と思うんですがね。ところが、実施要領等を拝見をしてみますと、既認定者とか認定を受けている者を除くとかいうふうなことが随所に明記をしてき……

第112回国会 社会労働委員会 第3号(1988/03/22、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますけれども、まず厚生行政の基本姿勢についてお伺いをします。  厚生大臣、これ、五十周年特集号に年頭所感をお述べになっておられまして、その中の一節に「私は、高齢社会を財政負担の増大の面のみ強調した暗いイメージで把えることなく、お年寄りの豊富な人生経験が社会の財産であるとの認識を持って、国民の一人一人が明るく健康で生きがいを持って暮らせるような活力ある」云々とお述べになっておられるわけでございます。こういう見地については私も賛成であります。ところが、現実のとってこられた政府の姿勢というのは、高齢化社会が来る、高齢化社会に対応するために、ということが口……

第112回国会 社会労働委員会 第6号(1988/03/31、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今日、我が国の労働環境の著しい変化の中で、労働省に対する国民や労働者の期待は大変大きくなっておるわけでございます。限られた時間でございますので、きょうは端的に銀行業の例を用いまして労働行政の根本姿勢をただしていきたいのと、御注文もしていきたいと思うのであります。  銀行業といえば、昨年は空前の利益を上げておったのは御承知のとおりであります。そして、自民党に対する政治献金もまた空前であり、業界第一位になっております。史上空前の利益、これがどういう労働状態の中でできたか、可能にしたかということであります。そういった点についての、これは全面的にはとても限られた時間でやれませんので、あ……

第112回国会 社会労働委員会 第7号(1988/04/12、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案についてまず御質問を申し上げます。  本改正案というのは社会福祉・医療事業団の融資対象に株式会社を加えるという大変簡単なものでございます。  この改正に基づく概要を簡単にまずお話しくださいませんか。
【次の発言】 この法案の改正そのものは大変簡単なものなんですね。  ところで、この改正の本質というのか背景というのは大変重大な内容を持つと思うわけでございます。簡単に言いまして、大臣、この改正案の考え方、これは、要は老人福祉の分野にいわゆる民間活力の適用あるいは育成、普及、これをやろうということなんですね、基本的には。そうい……

第112回国会 社会労働委員会 第10号(1988/04/21、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、特定不況業種関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法の改正案についてお伺いをいたしたいと思います。  私は労働省のいわゆる失業の予防あるいは雇用の維持のための努力等々で随分いろいろ御苦労されていることをかねがね見ておりましていつも思うのですけれども、内外の国際情勢あるいは我が国の経済動向の変更に従って、働く人たちというのは木の葉のように振り回されている、労働省の施策というのは大体そういう振り回されている働く人たちの後追いの施策にならざるを得ないという宿命にあるわけですね。そういう点で大変難しいところはありますけれども、この点が十分なされないと働く人たちの雇用の安定は本……

第112回国会 社会労働委員会 第11号(1988/04/26、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、お伺いをいたしたいと思います。  初めに、今回の国保改正案でございますが、これは単に国民健康保険を改正するというだけではなしに、関係する諸文書等の内容によりますと、今回の改正というのはずっと一連の医療体系を変えていくための一つの位置づけになっているように思うわけでございます。  そういう点で、今回の国保改正についての位置づけについてまずお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 できるだけ早い機会に医療保険の一元化に向けての条件づくりだというふうにおっしゃっておるわけです。私は、この問題は大変重要なので、後で詳しくお聞きをしたいと思っているんです。  まず、国保の……

第112回国会 社会労働委員会 第12号(1988/04/28、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の港湾労働法案に対し反対の討論を行います。  反対理由の第一は、現行の登録日雇い制度の廃止によって登録日雇い労働者への事実上の首切りにつながる危険を生じることです。  現行法が施行された当時、六大港には一万三千五百人を超える登録日雇い労働者がいました。コンテナ導入による省力化、機械化の急速な合理化の進行の中で、政府は雇用調整計画で定員を減らし続け、空き定員があるにもかかわらず新規登録を行わず、一貫して人減らしを容認してきました。今日登録日雇い労働者が一千人台を割ろうとするような事態をつくり出しております原因は、このような政府の姿勢にあります。……

第112回国会 社会労働委員会 第13号(1988/05/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 参考人の先生方、どうも御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、たくさんお伺いをできないことを残念に思っております。  最初に、桐島参考人にお伺いをしたいと思いますが、この医療保険、医療保障をめぐる諸問題というのは、医療費をどう抑えていくかということが中心の課題になってきておるようなことになっております。  現実に、年間十九兆に及ぶという医療費の問題が論議をされ、とりわけGNPの伸び率と医療費の伸び率というのがよく比較をされます。そういう中で、GNPの伸びよりも医療費の伸びの方が大きくなってきている、これを何とかしなくちゃならないじゃないかというような論議が起こ……

第112回国会 社会労働委員会 第14号(1988/05/10、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、前回、国民健康保険の保険料が国民の負担能力を超える高さになっている、こういう事態になったのは政府の退職者医療制度の見込み違いで国庫負担を大幅に引き下げたことだという点を取り上げまして、その上に非常にひどいのは、これは今も御指摘がありましたけれども、保険局長通達まで出して、一方では一世帯あたり千七百円の保険料の引き下げができるといいながら、保険料は引き下げてはならない、そしてそんなことをやればペナルティーを行うなどといって、実質的には保険料の引き上げになるような結果になるではないかという点を御指摘を申し上げました。さらに、本改正案の主要な柱になっております医療費適正化のプロ……

第112回国会 社会労働委員会 第15号(1988/05/17、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 本日の審議は四つの法案が一括審議でありまして、しかも極めて時間が少ない中で私、厚生年金保険法の一部改正案についてお尋ねをしていきたいと思っております。  今回の改正の要点になっております厚生年金基金制度について最初にお伺いをいたします。  基金制度で最も気をつけなければならないと思いますのは、まず基金の安定、安全な基金運営、これが損なわれますと労働者の掛金である年金保障が大変なことになると思うわけでございます。今回の法改正によって基金の拡大、普及に力を入れていくということになるわけでございますが、同時に、これは安全性、確実性を第一とするということが何よりも大事だと思うわけでござ……

第112回国会 社会労働委員会 第17号(1988/05/24、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 きょうは、国民の皆さん方の強い御要望に支えられて社会労働委員会の理事会で合意が得られて、育児休業制度の法制化についての集中審議が行われることになって、大変うれしいと思っております。  私も、与えられた時間はわずかでございますが、この育児休業制度の法制化についてお伺いをしたいと思います。  私は、戦後の働く婦人の今日までを歴史的に見てまいりますと、確かに大変困難であった保育所の増設やあるいは一定の改善の努力といったもののおかげで、この三十年の間に働く婦人の社会参加が大変広がったと思うわけでございます。しかし、今日の社会経済の発展の中で労働条件の変化も極めて急速に起こっております。……

第112回国会 予算委員会 第7号(1988/03/15、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、地方税関係の話が出ましたので、自治省、ちょっとお伺いをいたしますが、災害等特別の事情がないのに七十平米以下の固定資産税を一律に免除するということができますか。
【次の発言】 佐藤さんの資料の四ページに私の資料がとじられておりますが、この資料は昭和六十二年度の大阪府市長会の文書でございます。  ごらんになっていただいたらわかりますように、部落解放同盟系の財団法人大阪府同和事業促進協議会、それから社団法人大阪市同和事業促進協議会、略称、府同促、市同促と言うんですが、これを通じて申請した同和地区住民の固定資産税は減免率三分の二ということで、自動的に三分の一にまけます、それか……

第113回国会 環境特別委員会 第2号(1988/10/26、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、きょうは私は、昨年被害者の悲痛な願いと国民の反対を押し切って公害健康被害補償法が改悪をされました。そして本年二月末日で新しい新規認定患者の打ち切りというのが決定をされたわけでございます。したがって、その後の経過の中で起こっている若干の問題、そして改善をすべき問題等あわせてお聞きをしていきたいと思います。  現在、認定患者が全国で十万人余りおりますけれども、昨年法施行後二月末までに公害健康被害を受けている人たちは、いわば最後のチャンスだということを知り、あるいは教えられ、今まで逡巡をしていた人たちも含めて一挙に申請が出た。したがって申請者も……

第113回国会 社会労働委員会 第3号(1988/11/22、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ初めにお伺いしておきたいと思いますが、衆議院でエイズ予防法案が修正をされて本院に送られてまいりました。その修正の中身は、血友病患者を除外されるというふうなことになるんだとか、あるいは血友病患者の方々にはいわゆる救済措置をとられるというふうなこともあわせてやられてまいったわけでございます。ところが、その後なお全国の血友病患者、へモフィリア友の会の皆さん方から、何としても参議院でこの法案は廃案にしてもらいたいという強い御要望が各地から私のところにも寄せられているわけでございます。  その中には、いろいろ切々と訴えておられますけれども、血友病患者を法案の対象外としても、単独立……

第113回国会 社会労働委員会 第4号(1988/12/06、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、まず最初に鈴木参考人にお伺いいたしたいと思います。  日本のエイズというのは、御案内のように、患者九十人中五十一人がいわゆる血友病患者であるとか、あるいはキャリアの感染者の中の九二%以上が血友病患者であるとかというふうな状況からいいまして、大変外国の様相とは違うという状況になっておるわけでございます。そういう点で、私どもがエイズ予防法案を扱うに当たりまして、血友病患者の方々の感染者の問題を度外視して者えられないという点があるわけです。  そこで、鈴木参考人にお伺いいたしたいと思いますのは、衆議院では法案が修正されまして血友病を除くとい……

第113回国会 社会労働委員会 第5号(1988/12/20、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは前回に引き続いて質問をしたいと思うのですが、日本のエイズの特徴というのはもう前回にも私も触れましたし、各委員からも御指摘のとおりでございます。何しろ欧米諸国や諸外国と違いまして、患者の九十人のうち五十一人が血友病患者の方であり、あるいはHIV感染者の千四十八名中九二%が血友病の方々であり、しかもその中の約半分は未成年者、幼い子供たちもたくさんおるというのが我が国のエイズの特徴であります。血友病患者の方々が病気の治療のために使った血液製剤のおかげで、現在ではなお治療法未確立のために不治の病とされているエイズに感染をしているわけでございます。全く本人にとっては何の責任もない……

第113回国会 社会労働委員会 第6号(1988/12/21、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、本題に先立って委員長に申し上げておきたいと思います。  大体、本日の委員会は委員長職権で開かれたとはいいながらわずか二時間足らず、それを早朝から三回にわたって細切れにするような運営、本委員会といたしましては全く前例のない無定見な運営であると思うのです。こういうことは認めるわけにはいかないわけですから、強く抗議をしておきたいと思います。  本題に入りますが、私は、まずエイズ予防法案は、患者の皆さん方、そして医師、研究者の皆さん方、関係者の納得が得られるところまでこれは審議を尽くすべきであると思っておりました。ところが、不十分な審議のままで結論を急ぐという委員会運営、こういう……

第114回国会 環境特別委員会 第2号(1989/06/19、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、山崎新長官を迎えまして大臣所信に対する質疑を行います。  大臣所信の第一は、地球環境保全を図るための取り組みの強化、推進に努め、「世界に貢献する日本」を実践するという大変重大課題を掲げておられます。したがって、この大きな課題を推進していく上での長官の決意をお伺いしたいのであります。  私が考えますのに、公害を防止し環境保全を図るためには、科学的な知見と解明そして集約が中心になっていくと思うのでありますけれども、その際に広く学者、研究者の意見を求めていく。少なくとも一つの行政を進めるに当たって被害者、国民の大きな反対を押し切って強行する、こういうやり方をしてはならないと……

第114回国会 環境特別委員会 第3号(1989/06/21、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大気汚染防止法の一部改正案について若干お尋ねをいたしたいと思います。  アスベストによる大気汚染が問題になってから随分久しいわけでございますが、今回の改正は初めて特定粉じんとして規制基準を定めるということになりました。この際、アスベストについて、アスベスト肺あるいは悪性中皮腫、発がん性物質ということで、そういう人体にとって大変危険な有害物質であるということにかんがみ、これを規制するという基本的な立場に立っておられるかということですね。その辺はどうなんでしょう。当たり前のことなんですけれども、確かめておきたいと思います。

第114回国会 議院運営委員会 第16号(1989/06/19、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、本日の会議で委員長提案された議事予定に、我が党の強い要望にもかかわらず、地方交付税法等の一部を改正する法律案並びに平成元年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案に対する我が党議員の質疑が━━━抑えられたことに対し、強く抗議をいたします。  国会の立法活動に当たっての重要な責務は、国民の多様な意思を国政に反映きせ、法案審議を充実させることであります。

第114回国会 社会労働委員会 第2号(1989/03/23、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今回提案されております承認案件というのは、労働基準監督署が七カ所、公共職業安定所五カ所でございます。承認を必要とするのは新設だけで、実際には労働基準監督署三カ所、職業安定所一カ所、職安の出張所五カ所、計九カ所が減少になります。  臨調答申による統廃合というのは六十三年度で終了するわけですが、六十三年一月、閣議決定で、いわゆる新行革大綱で新たに基準監督署七カ所、職業安定所及び出張所二十五カ所を整理統合するということを決定したようですが、多様な行政需要のある労働行政、とりわけ労働基準、それから職業安定業務というのが極めて住民、労働者のニーズからいいまして重要になっているときです。そ……

第114回国会 社会労働委員会 第3号(1989/06/16、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入る前にちょっと大臣に一言お聞きをしたいと思いますが、報道によりますと、昨日の夜、都内のホテルで大臣の所属しておられた安倍派からの出馬予定者の激励集会に御出席になってあいさつをされたというような報道がされておりますが、おいでになったんですか。
【次の発言】 それで、自民党の政治改革大綱では、閣僚は在任中派閥を離脱するというふうなことが確認をされておるようですが、大臣は派閥を離脱しておられますか。
【次の発言】 そうなってきますと、まあこれ報道ですからわかりませんけれども、他の福田元総理、塩川官房長官、村田自民党政調会長、いずれも安倍派の方々ですが、同じように御招……

第114回国会 社会労働委員会 第4号(1989/06/20、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間ですので、幾つも聞きたいことがあるんですけれども、きょうはとりわけ大臣の所信に対する質問をぜひやりたいと思っておりました。というのは、厚生行政というのは、福祉、医療、年金その他国民生活にとって大変重大な問題を担当しておられる省でございますから、大臣の基本姿勢等がどっちを向いているかということが国民の大変大きな期待になっておるところでございますので、これをお聞きをしたいと思ったんですが、きょうは会期末でありまして法律がどかどか来るという段階で時間が十分にありませんので、残念ですがその基本姿勢をお聞かせいただくということはきょうは一応やめておきます。  早……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 環境特別委員会 第2号(1989/11/29、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今フロンガスによるオゾン層の破壊だとかあるいは地球の温暖化の問題、酸性雨、熱帯雨林の伐採など、地球環境問題というのが大変重大な問題になってまいっております。きょうは時間がありませんのでその問題を中心に触れるわけにいかないわけですが、私は思いますのに、環境問題の解決というのは、これは私どもの歴史の示すように、我が国の歴史が示すように、被害の実相を踏まえた原因と責任の明確化、これが不可欠な問題であり、再発防止策と同時に被害者の救済を最大限行う、これが必要条件であったということを今までの日本の公害対策の歴史が教えていると思うわけでございます。したがって、つまり足元の公害問題、これをき……

第116回国会 決算委員会 第2号(1989/11/10、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、農水省にきょうはお伺いをいたします。環境庁長官、どうぞ御退席いただいて結構でございます。  七月の参議院選挙では、御承知のように、消費税廃止という問題とともに米の輸入自由化反対、そして日本農業を守れという国民の大変大きな世論が広がりまして、そういった結果が選挙にあらわれて自民党が、与党が大変大きな敗北をするというふうな結果が出たというのはもう周知のところでございます。そういった中で農水省といたしましては、先般来いろいろと御見解を表明しておられますが、まさに農業振興のために国民の期待にこたえられる具体策、これが迫られている段階であろうと思うわけでございます。  そこで、……

第116回国会 決算委員会 第6号(1989/11/24、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ運輸省にお伺いをいたします。  今、国公有地の売却、とりわけ国鉄用地の売却につきましては国民が大変注目をしているときでございます。  私、時間がありませんから具体的にお伺いをしたいと思いますが、下関市の旧国鉄職員宿舎跡地にパチンコ店がつくられようとしております。旧国鉄用地の売却条件では、地域、面積にかかわらず風俗営業、風俗関連営業への使用を禁止している。売却条件にそういうふうに禁止をしております。そういう点で、パチンコ店ができるというのは明確に売却条件に違反しているのではないかと思いますので、経過を簡潔に伺いたい。

第116回国会 社会労働委員会 第4号(1989/11/16、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、短時間でございますので端的にお伺いをしたいと思います。  既に均等法が実施をされまして三年余り。パートタイマーの女子労働者の激増の中で対策の強化が非常に強く要求をされているときであります。したがって、具体例を挙げまして労働省の施策の強化、改善を要請していきたいと思います。  それは、私が申し上げますのは弱電大手メーカーの幾つかが制度化をしております、松下電器では定時社員と言っております、それから三洋では準社員とか呼ばれております、こういう女子労働者の問題であります。  大阪府の門真市に本社があります、いわゆる国際的大企業であります松下電器産業株式会社、ここでは生産ライ……

第116回国会 社会労働委員会 第5号(1989/11/28、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、短時間でございますが、輸入食品の安全対策についてお伺いをしたいと思います。  ことしの九月に名古屋市でコレラが集団発生をいたしましたし、また、日ならずして滋賀県で三人のお年寄りがコレラにかかるなどという事件が起こりました。そういう中で、輸入食品の安全対策は本当に大丈夫なのかなという国民の皆さん方の関心が急速に高まってまいっております。  ことしの九月末、成田の検疫所では、インドネシアから来た冷蔵マグロ、それからフィリピンから来たェビ、それからタイから来たカニ、インドネシアから来たフエフキダイ、これにコレラ菌がおったというようなことが明らかにされております。  これは多……

第116回国会 社会労働委員会 第6号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○委員以外の議員(沓脱タケ子君) お答えいたします。  現在の被爆者対策は、被爆者に対して健康管理や医療の給付を行う原爆医療法と、原子爆弾の傷害作用による病気やけがのために特別な出費が必要となるということから、医療特別手当等の手当を支給する原爆特別措置法のいわゆる原爆二法によって行われているということは、先生も御承知のとおりでございます。  昭和五十三年の最高裁判決で、実質的に国家補償的配慮が制度の根幹にあるという指摘があり、これを受けた形で翌年の制度審答申が基本理念の明確化を、現行法の再検討を求めることとなり、原爆被爆者対策の基本理念を明らかにし施策の基本的あり方を検討するために、いわゆる原……

第116回国会 社会労働委員会 第7号(1989/12/08、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 参考人の皆さん、どうもありがとうございます。  私、持ち時間が大変短うございますので、草島参考人に二点についてお伺いしたいと思います。  参考人の方々からこもごも出ましたけれども、今日の私ども勤労者の暮らしの中で社会保障の費用負担というのが大変重くなっているということが大問題の一つになっております。私ども日本の社会保障では、やはり勤労者、労働者の費用負担というのは大変重くて、逆に事業主の負担というのが相対的に軽くなっているのが特徴ではないかと思うのです。  そこで、今後のとりわけ年金改革について、特に財源対策の方向について御意見があればひとつ伺いたいというのが一つです。  それ……

第116回国会 社会労働委員会 第8号(1989/12/12、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 ただいま政府の御見解がございましたけれども、発議者の立場で一言見解を申し上げたいと思うところでございます。  いわゆる黒い雨地域に関する地域拡大の問題でございますが、黒い雨地域という問題というのは、もう御案内のように原爆が爆発した際に爆風がちりを吹き上げて、そのちりが雨にまざって黒い雨となったというのが事実でございます。こういう黒い雨地域等についての地域拡大の問題について、科学的、合理的根拠のある場合に限定して行うべきというのがいわゆる基本懇の意見報告でございますが、政府はこの意見報告を受ける形で大体すべて事足れりとするような大変消極的な態度をおとりになってきておられることをま……

第116回国会 社会労働委員会 第9号(1989/12/14、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、前回、年金改正の政府原案、特に六十五歳支給という支給開始年齢の五歳繰り延べというのは、労働者、国民の反対が大変強くて、まさに民意によって否定された結果になったということを申し上げました。六十五歳支給がいかに国民の実情に合わないか、これは本委員会でも同僚の方からも随分論議をされました。私も、地方自治体等に代表される意見書等を紹介いたしまして、六十五歳支給の国民の強い反対の意思表示というものを明らかにしてまいったところでございます。  私は、六十五歳支給という五年延長というのを論議する角度を考えてみて、二つ視点があるんじゃないかと思うんです。その一つは、定年制や高齢者雇用の現……

第118回国会 環境特別委員会 第3号(1990/05/30、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、何か予算委員会の関係があるそうですから、できるだけ簡潔に大臣にお伺いしたいと思います。  大臣、ちょうど過日の総選挙もございまして、政見放送だとかあるいは選挙公報でも、大切な緑を守りますということをお約束になっておられたり、あるいは大臣御就任のインタビュー等でも、来るべきこ十一世紀に向けて次の時代に誇り得る環境行政に心がけたいなどなどたくさん伺っておりまして、その限りでは大変心強く思っておるわけでございます。そういう立場からひとつ基本的な御認識をお伺いしていきたいと思っています。  ことしの五月二十五日の報道によりますと、気象変動に関する政府間パネル、IPCCは、この……

第118回国会 環境特別委員会 第4号(1990/05/31、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 限られた時間でございますので、具体問題について伺っておきたいと思います。  昨年十二月の十四日に近畿管区行政監察局の局長名によりまして、大阪府の知事あてに「大阪周辺山系の緑の保全等に関する地方監察の結果」という通知が出されておるのでございます。この内容によりますと、緑の保全のための規制強化、二つは自然公園法に基づく監視指導の強化、三つは国定公園内における土石採取問題など、乱開発からの貴重な緑を守れという改善命令が出されておるわけでございますが、これは環境庁は御承知でございますか。
【次の発言】 それで、細かいことをいろいろ申し上げる余裕がありませんが、これによりますと、自然公園……

第118回国会 環境特別委員会 第6号(1990/06/13、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、質問をさしてもらいます。  水は、人間はもちろんのこと、地球の生きとし生けるもの共有の財産だと思うんです。人間が自然とかかわり水に親しめる環境を求めるというのは人間本来の自然の欲求だと思います。人が魚や水辺の生物と共存できるような環境保全をすることが何よりも大事だという立場で、水濁法の成功といいますか、本当に実効を上げることを心から望むものです。  今回の法改正を見てまいりますと、水を守るために国民の責務を決めておられます。生活排水というのが炊事、洗濯、入浴による水ということで規定をされておりまして、この生活排水の汚れを規制するというのであります。考えてみますと、従来……

第118回国会 環境特別委員会 第8号(1990/06/20、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは質問を行います。  初めに、私はある被害者の手記を御紹介したい。   私は出水の漁村名護部落に生まれ、名護で育ちました。子供のときから、食事もおやつも魚という生活を送ってきて、学校を卒業してから熊本で働き、昭和三三年に主人と結婚しました。   主人は出水で漁師をしており、妊娠した私は、元気な子供が生まれるように主人のとってきた魚をたくさん食べました。魚が水銀で悪くなっているなんて思いもしませんでした。それなのに最初に生まれた子が胎児性水俣病の子供だったのです。   そして同じ頃、私も主人も水俣病になっていたのです。私達は、最初は自分達の体が悪くなっていることに気がつきま……

第118回国会 決算委員会 閉会後第3号(1990/10/09、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、橋本大蔵大臣にお伺いをしたいと思います。  在日米軍の駐留経費の負担増の問題についてでございます。  アメリカの下院は九月十二日の本会議で、在日米軍の駐留経費の日本側全額負担を求める決議案を採択いたしました。また、アメリカの大統領補佐官などが来日をして、在日米軍駐留経費を一年前倒しにして来年度実施をしてもらいたいと言って迫っているやに聞きます。  報道されるところによりますと、政府はアメリカが新たに要求する主に三つのうち、艦船などの修理費などを除いて、日本人従業員の基本給、それから残業手当等労務費、この五、六億ドル、それから水道、電気等の光熱費二億ドルの合計七、……

第118回国会 社会労働委員会 第2号(1990/04/24、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは限られた時間でございますので端的に質問をしていきたいと思います。  滋賀県にあります高級老人ホームアクティバというのが倒産の危機に陥り、入居中の老人たちに大変大きな不安を与えました。このほかにもいろいろと情報を得ておりますけれども、事は極めて重大だと思うわけです。こういった有料高級老人ホームというのが倒産をしたら一体どういうことになるかということです。  アクティバの例を見てみますと、入居資格は終身入居制、入居時の一時金というのは千八百五十五万円から五千五百九十万円、平均して四千万前後です。百五十五室に百八十五人が入居をしているという状況でございます。ここが倒産の危機を……

第118回国会 社会労働委員会 第3号(1990/05/24、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、御就任後大変うれしいとお喜びになられた大臣に対する初質問で、私もうれしいです。ところが、話の内容というのは大変深刻でございますので、労働省にひとつしっかりと対応をお願いしたいのであります。  話は三和銀行従業員への不当な差別問題。三和銀行の従業員二十名の方々が連名で、平成元年五月二十九日、「不当差別人事是正に関する要請」というのを銀行の人事部長に出しました。その後、返事がないものですから、同じく平成元年十二月九日に同趣旨の要請を渡辺頭取に提出したのであります。  要望事項は五点でありまして、資料等はお手元に届いておるかと思いますが、若干申し上げますと、「同年齢標準者の……

第118回国会 社会労働委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に花粉症対策についてお伺いをしたい。  花粉症というのは一九四五年くらいまではほとんどなかったと言われております。一九六五年ごろから漸次ふえてまいったわけでございますが、ことしは特に花粉症が、杉花粉症が大変深刻で被害も極めて深刻でございました。医療機関に通院する患者は急増して、売薬も昨年の四倍も売れたと言われて報道されております。  東京都の調査によりますと、都民の一〇%が罹患をしている。これ、その割合で全国的に見ますと、約一千万人という人が何らかの被害を受けているということになるわけです。そういう点で考えますと、一つは国民の健康の問題、健康への影響で、社会活動参……

第118回国会 社会労働委員会 第6号(1990/06/05、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、厚生省は国民健康保険制度をいろいろと手直しをしてこられました。最近の改革の方向は果たして国民生活の実態や要望から見て適切な方向になっておるのかどうか、私は大変強い疑念を感じておるわけでございますが、そういう趣旨から幾つかの点をお聞きをしたいと思います。  既に、同僚委員からも御指摘もありましたように、国保が持っておる構造上の脆弱化、これはもう何人も否めないと思うわけです。国保加入者の低所得者が非常に多い。これは資料によりましても、昭和四十年に無職の人が六・四%だったのが、六十三年には二九・六%ということになっております。それから、平均年齢も非常に高い。これは御案内のと……

第118回国会 社会労働委員会 第7号(1990/06/12、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正に関連してお尋ねをしたいと思います。  戦後四十五年、午前中からも各委員から御指摘がありましたように、各種の戦後処理の未処理の問題というのが随分残されています。海外残留邦人の問題、遺骨収集の問題、国内の戦争犠牲者の方々への援護の問題、随分たくさんあります。いわば国内でも広島、長崎の原爆による死没者調査がやっと先日発表されたというばかりの状況であります。私どもこういう事態を見てまいりますと、戦中戦後を生き抜いてきたというんですか、生き残ってきた私どもにとりましては、本当に胸の痛むことが余りにも多いわけでございます。わずかな時間を……

第118回国会 社会労働委員会 第8号(1990/06/14、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、まず労災保険法の一部改正からお伺いをしたいと思います。  たまたま私新聞を持ってまいりましたが、これはことしの五月二十六日の新聞でございます。これも同じくことしの五月二十六日の新聞でございますが、一つの方は「熊谷組、工事ずさん 川崎一年前の土砂崩壊五人死亡」、しかもそれが「杭打ち込みが不十分」「熊谷組を書類送検」というふうに報道されていますね。こちらの方は同じく二十六日の報道ですが、板橋の第一化成工業で、化学工場が爆発、炎上して六人死亡、二十二人けが。それで、六人の死亡者はその後ふえまして八人になったということでございます。この第一化成工業も、既に御承知のように過去三……

第118回国会 社会労働委員会 第9号(1990/06/19、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、質問をさせていただきます。  実に長い間お年寄りが苦悩に満ちて放置をされていたり、また家族の犠牲と負担にゆだねられてまいりました在宅介護、また在宅福祉が初めて法制化をされるということでありまして、その点では老人福祉あるいは障害者福祉にとって当然の措置だと考えるわけでございます。  そこで、やるからには本当に国民の期待にこたえられるものにぜひするべきだと思うんです。とりわけ臨調行革以来この分野、従来の福祉分野での公的責任というのが随分ずたずたと切られてきたという印象というか、具体的に切られてまいりました。片や福祉の分野におきましては、シルバー産業の育成などという問題があ……

第118回国会 社会労働委員会 第10号(1990/06/21、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 本改正案は、労働大臣が高年齢者等職業安定対策基本方針を策定する、それから事業主は、特別な場合を除き、労働者を六十五歳まで雇用するように努めること等が主な内容になっております。  この改正案は、考えてみますと、初めに年金六十五歳支給ありき、その批判かわしというんですか、それの対案というふうな、むしろ国民の側から見たら批判かわしという本質が非常に強く感じられるわけでございます。現にこの法案は、年金はもう六十五歳支給というのは決定をされている、今実施が延期されているだけであります。後で六十五歳までの雇用の問題が審議会にかけられる。そして使用者側のかなり抵抗があった末に努力規定というこ……

第118回国会 予算委員会 第4号(1990/04/04、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 けさ官房長官の報告を聞きましたが、献金総額が千二百三十六万円、これは昭和六十年一月以降、帳簿の保存期間の分だけであるということがよくわかりました。これではしかし話にならない。例えば昭和五十八年三月十日、深谷総務副長官を励ます会、昭和五十九年十二月十二日、深谷隆司氏を励ます会、いずれもこれ国会タイムスで報道されていますよね。リクルートからパーティー券が購入されなかったはずがないでしょう、これは。これ以上にリクルートから献金などが官房長官の報告以外に全くなかったと断言ができるのかどうか。官房長官、責任が持てるのかどうか、御見解を伺いたいと思います。

第119回国会 環境特別委員会 第2号(1990/11/02、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私も水俣病の和解勧告に関連してお尋ねをしたいと思います。  公害の原点と言われるこの水俣病問題というのは、公式発表されてから三十四年の長きにわたって、行政措置でこれが救済をされずにやむなく裁判の場に持ち込まれて、今日多数の方々が救済をされないままでおるという状態というのは、被害者救済という問題、まさに人道上の問題にまでなってきているというのが今日の状態であろうと思うわけでございます。  したがって、長官もいろいろな場で緊急課題だとおっしゃっておられますね。端的にお聞きをしておきたいと思いますのは、長官は十月三日の参議院の決算委員会でもおっしゃったですし、また記者会見で……

第119回国会 社会労働委員会 第2号(1990/11/01、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、看護婦増員対策についてお聞きをいたしたいと思います。  これは既に新聞やテレビその他あらゆるところで報道され、週刊誌にまでこうして報道されるというふうに、今国民の中で大変大きな注目を浴びておりますし、緊急対策が要求をされているというところでございます。  私、この週刊誌を見て感心をしたんですけれども、これは週刊現代、「三Kに苦しむ白衣の天使十万人の大反乱」と、こういう題なんですが、横書きを見たらこう書いてある。「月十回の徹夜勤務、頭痛薬や睡眠薬のクスリ漬け、妊娠異常が七割発生、その上、低賃金の過酷現場に悲鳴続出で毎年離職者四万人。」と、こういうふうに書いてありますが、……

第120回国会 環境特別委員会 第3号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でありますので端的にお尋ねをしたいと思います。  去る三月二十九日にいわゆる西淀川の公害裁判の判決がございました。提訴してから十三年間、原告被害者は毎日のような苦しい思い、それから腹立たしい思いをしながら命がけで十三年間頑張り抜いたわけでございます。その間には三十七名の原告の方々が既に死亡するという大変な事態の中で判決が行われたわけでございます。判決について云々を特にしようと思ってないんですけれども、私は、国の公害対策が本当に信頼できる体制にあったらこういう裁判まで地域住民がやらなくちゃならないということにならないと思うんで、そういう点では大変残念だと……

第120回国会 環境特別委員会 第4号(1991/04/17、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は、きょうは自動車排ガス対策についてお尋ねをしたいと思います。  大都市の幹線道路沿いの自動車の排ガスによる大気汚染というのは大変深刻になっておりまして、そして公害患者が激増を続けておるわけでございます。特に老人とか子供、病弱者にとっては大変厳しい痛手を受けているというのが現状になっております。NO2による汚染というのは、東京、大阪、埼玉、神奈川など、ここ数年来史上最悪の状態が続いておるというのはもう御承知のとおりでございます。特に気になりますのは、大都市中心部から周辺地域へ汚染地域が拡大をしてきているという点ですね。そういうことでございます。  限られた時間でござ……

第120回国会 環境特別委員会 第5号(1991/04/24、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今回の法改正というのは待望久しいところでございました。かすみ網の使用禁止に加えて、今回、所持、販売、頒布も禁止をするということによって密猟が根絶をされて野鳥の保護に資するということになるでありましょうし、特にそのことを切望してこられました日本野鳥の会を初めとする三十九万人に及ぶ方々の請願が実ることになったという点で大変うれしく思っておるわけでございます。  そこで、法改正の施行に当たりまして、その啓発活動という問題、今も同僚委員から随分丁寧な御質問がありましたので簡単にお聞きをしておきたいと思いますが、この啓蒙活動というのは本当に実効が上がるようにして、混乱のないように努めると……

第120回国会 社会労働委員会 第3号(1991/03/07、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大臣の所信に対する御質疑を申し上げたいわけで、実は大変に各般の課題を持っているわけでございますが、限られた時間でございますので一点に限ってお伺いをしていきたいと思います。  まず、労働基準法第三条は、「使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしてはならない。」と規定をしております。したがって、労働者は当然のことといたしまして均等待遇を保障されていると思いますが、そうなんですね。
【次の発言】 そこで、実は私、関西電力の人権裁判として知られております神戸地裁の昭和五十九年五月十八日の判決言い渡し、この判決……

第120回国会 社会労働委員会 第4号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、きょうは歯科医療に関してお尋ねをいたします。  今日、人口の高齢化の中で歯科医療に対する国民の要求というのは大変強くなっておるのであります。したがって、また公的医療保険制度はこうして高まる国民の歯科医療要求にこたえることが強く望まれているときでもあります。  短時間でありますから端的にお聞きをしていきたいんですが、診療報酬の医科甲表では、初診時基本診療料を見ますと、過去六年間に四回、合わせて五十点、再診料は過去四年間に二回、合わせて七点の引き上げが行われているわけですが、歯科だけは据え置かれているという実態がございます。私は去る二月七日にこの歯科の初診料、再診料の引き上げ……

第120回国会 社会労働委員会 第6号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 労働白書によってみますと、各国、特に欧米諸国の住宅状況と比較をしてみまして、我が国の住宅というのは狭くて値段が高いということが端的にあらわれております。財形制度というのは勤労者の財産形成に寄与することを目的にして発足いたしました。特に個人の持ち家融資、それからマル優、つまり利子非課税制度、これが最大のメリットとして発足をしたわけです。ところが、もう既に論議をされておりますように、その後地価の高騰やマル優制度の廃止でいわゆるメリット、目玉が小さくなってきているというのがもう論議の過程で明確でございます。  そういう立場で、いわゆる目玉であるべき持ち家個人融資状況を見てまいりますと……

第120回国会 社会労働委員会 第8号(1991/04/18、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 最初に、私は大臣に対して政治的な決意をお聞きいたしたいと思います。  育児休業制度の必要性あるいは法制化につきまして国民的な合意というのがやっと成立をしたと考えます。やっとといいますのは、今まで否定的な立場をとり続けてまいりました経済界のおくれた姿がやっと合意にたどりついたという意味でございます。しかし、ここまで来ればもう後戻りはないと思いますが、そういう点では大臣も御異論はなかろうと思います。  私は、大臣は大変よいときに労働大臣に御就任になられたと思うんですね。育児休業法の法制化などというまさに大きな節目といいますか歴史的なときに御就任になっておられますので、ぜひよいものに……

第120回国会 社会労働委員会 第9号(1991/04/23、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 児童手当法案についてお伺いをいたします。  我が国の児童手当制度というのは、主要諸外国から大分おくれまして世界で六十三番目、一九七二年にやっとスタートいたしました。その後うまく育つのではなしに、一貫して改悪の方向への見直しの標的にされてきた。とりわけ臨調行革以後は改廃も含めて検討という大変ひどいことになって、どんどん改悪をしていくターゲットとしてさらされてまいりました。そういう結果が実際には十五歳未満が就学前になり、さらに今度は三歳未満にというふうになってきているわけです。  そういう結果をずっと見てまいりますと、臨調第一次答申、その当時に比べまして国庫負担というのは二分の一以……

第120回国会 社会労働委員会 第10号(1991/04/24、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、中小企業における労働力の確保等に関する法案について若干のお尋ねをしたいと思います。  私は、本法案に関して中小企業者や関係労働組合の方々の御意見を聞いてみたのであります。彼らの意見というのは、中小企業対策に着目をしてこういう施策を出してこられたということについては評価をする、評価をしたい、しかし、残念ながらこの範囲では中小企業の雇用確保や定着化の効果は余り期待できないのではないのかなというのが一致した見方のようであります。  それはなぜかというと、彼らの言うのには、例えば中小企業者向け家賃の補てん制度だとか、あるいは実働千八百労働時間実施の普及という、こういうことをや……

第120回国会 社会労働委員会 第11号(1991/04/25、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本委員会では二回目の質疑になりますが、随分長い間の国民的な要望を踏まえて、本院では小委員会等も長期にわたって検討されて、本提案がされたわけでございます。私は、この政府提案というのが全労働者対象の適用だとか、あるいは生児の一歳末満、一年間の育児休業制度だとか、そういう点での一定の枠組みができたということ、あるいは男女労働者にその適用をするというふうなことなどの大枠については、これはそれなりに大事だというふうに思うわけでございます。  そこまでまいりますと、やはり安心して育児休暇がとれるかどうか、とれるような制度にしてほしいということが切望されているわけでございます。働く……

第121回国会 環境特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、しばらくの時間ですがお伺いいたします。  依然として大気汚染、とりわけNO2汚染実態というのは一層深刻になっております。同僚委員からもお話が出ました。環境庁のNOx総量規制の三地域九〇年度測定結果というのをちょっと見て私も驚きましたが、幹線沿道の自排局で三地域ともほぼ一〇〇%近く環境基準の上限の〇・〇六ppmをオーバーして、居住地域でも昨年よりはさらに悪化をし、大阪では汚染濃度が高くなって過去最悪になってまいっております。さらにこれは心配だなと思ったのは、三地域ほとんどひどいわけですけれども、特に東京の最高値が〇・〇八九ppmです。大阪でも〇・〇八一ppmというんです……

第121回国会 厚生委員会 第3号(1991/09/12、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、しばらくの時間でございますので問題点を絞ってきょうはお伺いをしたいと思います。  ちょうど年に一回の敬老の日が目前に迫っております。敬老の日を前にして、本当に明るく豊かな長寿社会というもの、これはお年寄りはもちろん国民全体から切実に求められているものでございます。そういう中で私はきょうは、高齢者の切望する課題の一つであります白内障、とりわけ老人性白内障の眼内レンズ――人工水晶体ですが、これの保険適用の問題に絞ってお伺いをしたいと思います。  大阪の堺市に住むひとり暮らしの高林さんという七十六歳の女性がこう言っているんです。手術をした方の目は世の中がぱっと明るくなるよう……

第121回国会 厚生委員会 第4号(1991/09/17、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 一昨日は一年に一遍の敬老の日でございました。この敬老の日のプレゼントのように老人いじめのこういう悪法を審議しなければならないというのは極めて残念だと思います。  私は、各論に入る前に、まず総論として老人保健法の成立の経過そしてその性格等について少しただしておきたいと思います。  老人保健法は、昭和五十七年、一九八二年の九十六国会で成立をいたしました。老人医療無料化を実現したのが昭和四十八年でございましたから、わずか十年で有料化されたわけでございます。この法案が提出をされたときには大変もめました。これは当然でございます。そして修正をされまして、本人の一部負担が外来五百円を四百円に……

第121回国会 厚生委員会 第5号(1991/09/18、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 参考人の先生方、ありがとうございます。  わずかな時間でございますので、まず莇参考人にお伺いしたいと思います。  政府は、老人の心身の特性に応じた医療という名目で老人医療に対する特掲診療料などという年齢による医療の差別をずっと推進してまいっております。この実態の「部を公述の中でお述べいただいておりますけれども、本改正案ではさらにこれが附則の第二条で、包括的医療などということを含めまして、さらに今後拡大していくことを検討するということのわざわざ法的根拠を設けているという点で不安が広がるという懸念を持っております。そういう点で、時間がたくさんありませんけれども、若干御見解をお伺いし……

第121回国会 厚生委員会 第6号(1991/09/19、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、一昨日に引き続きましてお尋ねをしたいと思います。  まず最初に、訪問看護制度について三、三ただしておきたいと思います。従来の医療機関等がやっております訪問看護と違いまして新たに創設される制度でありますので、はっきりさせておかなければならないなと思っております。同僚議員からもいろいろと質問が出ておりますので、なるべく重複をしないようにしていきたいと思っておるわけでございます。  これは一ステーションに保健婦、看護婦、准看、それからOT、PTを置く。それで、仕事の内容というのはさっき岡光部長おっしゃったんですけれども、ちょっともう一遍正確におっしゃってくださいますか。

第121回国会 厚生委員会 第7号(1991/09/24、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、簡単にお伺いをいたします。  まず最初は、公費負担の拡大についてお尋ねしたい。  現役労働者の負担が大変増加をしております。これは質疑時間がなかったので詳しく言えなかったんですけれども、厚生省の資料によりますと、退職者医療拠出金分も含めますと平成二年が合わせて三〇・九%、それが平成二十二年になりますと五六%になる。これは政管健保です。組合健保ですと、両方合わせまして平成二年が三四・一プロ、平成二十二年には五八プロ。国保は退職者医療拠出金がありませんから率が少し低いですけれども、そういう状態になっておるところを見ますと、限界を超していると思うわけです。  本改正案の質疑……

第121回国会 厚生委員会 第8号(1991/09/26、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今回の廃掃法の改正案といいますのは、厚生大臣の諮問機関であります生活環境審議会が昨年の十一月に出した答申、この答申が経済界等の圧力によって企業責任が軽減をされたという結果になっているということが国民の中でも大変批判が強いわけでございます。  まずその一つは、「一般廃棄物と産業廃棄物の範囲の見直しを行う必要がある。」と、こういう指摘があるわけでございますが、今廃棄物の激増の中、でそれの占める割合というのは産業廃棄物というのは非常に量が多いし、しかもその増量のテンポというのが産廃物質の方がはるかに高いわけでございますから、国民の生活者の立場から見てまいりますと、一般廃棄物と産業廃棄……

第121回国会 厚生委員会 第9号(1991/10/01、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、短時間でございますので、問題点を一つに絞ってお伺いをいたしたいと思います。  大規模なプロジェクトというのは大量の廃棄物を出すというのは当然でございます。私は、これは計画段階から廃棄物の計画をさせるべきであると考えます。つまり、廃棄物の減量化の処理の方法について、プロジェクトの計画段階から廃棄物の計画をもつけて提出をさせるのが最も望ましいと考えるわけでございます。  現に、千葉の有名な幕張メッセでは、イベントなどのときに大量のごみが出て松戸市が大変困ったというのがマスコミでも喧伝をされたことがございました。当然だと思うんですが、その都市の処理能力を上回るような廃棄物が……

第122回国会 環境特別委員会 第2号(1991/11/20、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、新しく御就任になりました中村環境庁長官、そしてまた地球環境担当大臣でもあります長官に質問をいたします。  わずかな時間でございますから端的にお聞きをしていきたいと思いますが、来年の六月には環境と開発に関する国連会議、いわゆる地球サミットの開催が予定をされております。これは官民挙げて大変な関心の高さでございますし、国際的にも大変関心が高くなっています。当然そうでありまして、七二年のストックホルムにおける国連人間環境会議、あのとき以来とにかく二十年を経て、これからの地球環境、地球自体をどうするかという大変な事態に差しかかっておるわけで関心が大変深いのは当然であろうと思うわ……

第122回国会 環境特別委員会 第3号(1991/11/25、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 両先生、大変御苦労さまでございます。  私も全く素人でございますので、素人の質問をさせていただきたいと思っております。  きょうは、実は塩水遡上の問題、それから午後は自然の植生、動物が河口ぜきによってどうなるかというふうな問題、こういうことを選択的に問題を限って論議することになっておるわけでございます。  考えてみますと、大変無理があるということを私素人の立場で感じるわけでございます。といいますのは、建設省は治水のために長良川をしゅんせつする必要があると。長良川をしゅんせつすると海水の遡上がうんと広くなるので、そのために河口ぜきの建設が必要だ、こう言われるんですね。私ども素人の……

第122回国会 厚生委員会 第1号(1991/12/17、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 初めに新大臣にお願いをしておきたいと思いますが、バブル経済が破綻して税収が減って、予算編成が大分難しくなってきたなどと言われております。高齢化社会を迎えまして、大臣もおっしゃいましたように、社会福祉やあるいは社会保障や医療の充実というのは大変国民から切望されております。バブル経済が終わったとして国民的な要望を安易な圧縮の方法で、そういう方向をとらないように厳に大臣にはお願いを申し上げ、御指摘を申し上げておきたいと思うんです。  本題に入りますが、報道によりますと中小企業労働者の加入する政府管掌健康保険に対する国庫補助率を現行一六・四%を二、三%下げるなどということが検討されてい……

第123回国会 環境特別委員会 第4号(1992/04/06、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、従来からたびたび申し上げてまいりましたように、サミットの成功と地球環境の保全のためには、何よりもまず日本国内の足元の公害の根絶と被害者の完全救済が急がれるということを申し上げてまいりました。  そこで、限られた時間でありますので、去る三月三十一日に判決がありました新潟水俣病第二次訴訟地裁判決についてお伺いをしたいと思います。  御承知のように判決の要点というのは非常に簡潔でありまして、国の賠償責任は逃れましたけれども、四肢末端の障害の存在する原告について、疫学的な状況と四肢末梢性の感覚障害のある者についてはこれは水俣病によるものと推認できるということで、九十一人中八十八人……

第123回国会 環境特別委員会 第5号(1992/04/15、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、非常に限られた時間でございますので、端的な問題でお伺いをしていきたいと思っております。  環境庁は自動車排ガスのNOx抑制法案ですか、それをお出しになっておりますので、そのことにもかんがみまして、特に大型トラックのディーゼル自動車の排ガスに含まれる粉じんなどの人体への健康被害、これをどのように把握しているのかということを簡潔にお伺いしていきたいと思っております。  環境庁の大気保全局が昨年の十二月でございましたか、大気汚染健康影響継続観察調査というのを御発表になっておられます。この調査は、大阪、京都、埼玉の八つの小学校児童五千人を対象にして、八六年から九〇年の五年間の……

第123回国会 環境特別委員会 第6号(1992/04/22、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、公害防止事業団法に関して御質問をしたいと思います。  今回の法律改正は、公害防止事業団というものを環境事業団というふうに名前を変えるということと、新しい事業の中で産廃処理施設をつくるというふうな問題が入ってまいっております。同僚委員から随分たくさん聞かれておりますから詳しくはお聞きをいたしませんが、私どもにしたら大変変な気がするんです。というのは、産廃物質処理場関係の問題は厚生省でがんがんやっておるけれども、それでは間に合わないから環境庁としても環境事業団と名前を変えてお手伝いをするというのか。そういうことなんですか。何となくよくわからないんですね。

第123回国会 環境特別委員会 第7号(1992/05/13、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 参考人の先生方、どうも御苦労さまでございます。わずかな時間でございますので各参考人の先生方に一問ずつお伺いをしていきたいと思っております。  まず猿田先生にお伺いをいたしたいんですが、実は御案内のように七八年にNO2の環境基準値が緩和をされまして、そのときに八五年に達成期限の目標を決めたんですね。ところが、それがクリアできなくて八八年まで、中期展望あるいは新中期展望ということで新しい環境基準もクリアできないままに次から次へと来たということなんですね。そういう段階で今度車の排ガス規制という形の総量削減という特別措置法が決められるということは、国民的に特に大都市では渇望しているとこ……

第123回国会 環境特別委員会 第8号(1992/05/20、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではお伺いをいたします。  WHOは去る三月四日に地球サミットに向けた健康と環境に関する報告を発表いたしました。特にその報告は、都市人口の急増が環境悪化を促進し、十億人以上の都市居住者が高い濃度の大気汚染にさらされていると述べておりました。  我が国でもそうなんですが、今回提案をされております自動車排ガスのNOx削減の特別措置法案の政令部分での特定地域、東京、大阪、神奈川等に加えて埼玉、千葉、兵庫の一部、それぞれ加えますと対象人口というのはほぼ二千万人を上回るという状況になろうかと思うわけでございます。今提案をされている法案というのは、都市部に住む二千万人を上回る住民の健康……

第123回国会 環境特別委員会 第9号(1992/05/27、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律案について質問をいたします。  今、青い地球を青いままで子供たちに手渡したい、これ以上自然を破壊したくない、そういうスローガンのような形で国民の中にはもうかなり広がってきていますし、住民の中ではかなり広範囲に運動も広がっていると思います。人間の活動によって野生動植物の種が絶滅のおそれがあるという環境、これは人類の生存基盤にとっても極めて危険であります。したがって、我が国民だけではなしに人類全体の健康な生活を確保するために、論議の中に出ておりますように、人類と共生できる環境を確保していくということが極めて重要だということ……

第123回国会 厚生委員会 第2号(1992/03/26、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間ですが、大臣所信についてお尋ねしたいと思います。  大臣所信をせんだって伺いましたけれども、この所信を拝見いたしますと、「子供たちが健やかに生まれ育つための環境づくりを進めることは、高齢者対策とあわせて車の両輪とも言うべき内政上の重要な施策であると考えております。児童環境づくり対策について国民一人一人の関心を高めながら取り組んでいくため、児童環境づくり推進協議会を設置してまいります。」とお述べになっておられます。私は、幸いというんですか、大変長らく要望しておりました児童の権利に関する条約もどうやら今国会では批准の運びになったように伺っておりますが、そういう……

第123回国会 厚生委員会 第3号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは本法案の質疑に入る前に、私は、同僚委員からも午前中に御意見が出ておりましたが、本法案というのは国民医療にとりましても、また国民の医療保険にとりましても、もっと言いますならば国家財政のあり方につきましても、大変重要な課題を含む内容を持っていると思うわけでございます。したがって、本来慎重審議を要すべき法案であるという認識を持っておるわけでございます。ところが、年度内というか、日切れ法案という扱いになってきているのでありますが、日切れ法案ということになりますと、年度内成立を急ぐということが前提になりますと慎重審議ができないという立場になるわけでございまして、こういう扱いについ……

第123回国会 厚生委員会 第4号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 医療問題が集中して問題になっておりますが、私も国民医療をよくする立場で、むしろ国民医療を左右する重要な要素であります診療報酬についてお伺いをしたいと思います。  今、看護婦問題が重要な社会問題になり、また国民の側は、いつでも安心してよい医療が受けられる医療体制というものを切に求めているという状況でございます。  今日、この十年間見てみますと、病院、診療所の経営を左右する診療報酬というのは実質的に平均二・六五%に抑え込まれているんです。この十年間に物価の値上がりは二二・五%、人件費は四二%。こうした状況で医療機関の経営というのは大変深刻になっておることは御承知のとおりです。自治体……

第123回国会 厚生委員会 第6号(1992/04/16、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは初めに、看護婦確保法からお伺いをしたいと思います。  ナース・ウエーブ等の精力的な運動によって看護婦不足問題の深刻さが重大な社会問題になって、そして今回こういう法案が提出される運びになったわけであります。医療における看護の重要性、これはもう言うまでもありません。日本医労連が看護婦増員要求運動の中で、各界の著名人の方々から随分たくさんお言葉を集めておられます。私それを拝見してなるほどなと思ったのは、随分たくさんあるんですが、全部読みたいくらいの中身でございますが、一、二紹介をいたします。  サトウサンペイさん。  いつもご苦労さま。  看護婦さんになるような人は心の優しい……

第123回国会 厚生委員会 第7号(1992/04/21、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 四人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。私、日本共産党の沓脱タケ子と申します。わずかな時間でございますが、貴重な御意見を拝聴した後でございますので、各参考人にお伺いをしたいと思います。  有田参考人にお伺いをいたしたいと思いますのは、私は医療人の一人として、職場で看護婦さんたちの奮闘ぶりを目の当たりによく存じております。特に、家庭を持ちお子さんを持っている看護婦さんたちが、二十四時間の時間を本当に緊張で張り詰めたような形で毎日を過ごしている姿を知っておりますが、こんなことが長続きするはずがないなと思うのは職場でもそう思うわけでございます。  したがって、今回、この法律案が……

第123回国会 厚生委員会 第8号(1992/05/14、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、お伺いをしたいと思います。  地球環境に対する国民の関心というのは大変高まりまして、まさに国民は地球規模で考えて、行動は草の根からという形で大変真剣な取り組みが進んでまいっております。産業廃棄物は企業の利潤追求のための事業活動を通じて生じるものでありますから、本来的に事業者みずからの責任で対処すべきものである、これは廃掃法にも明記をされているとおりであります。  しかし、客観的に見ますと、産業廃棄物の量は大変激増いたします。また広域的なごみの移動も大変多くなってまいっておりまして、現在の産業廃棄物の受け入れを実質上拒否するという形で防衛を図る府県が、先ほどからの御答弁……

第123回国会 厚生委員会 第9号(1992/05/19、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、同僚委員からもう既にお話がありましたんですが、多摩の日の出の処理場における事故の問題であります。  これは私一言だけお聞きをしておきたいなと思いますのは、実はちょっと驚いたんです。というのは、ここの日の田地域というのは二十七地方団体のいわゆる組合方式ですね、一般の民間の処理施設ではなくて自治体の広域処分組合という形でやっているところであって、しかも一廃だと。地方自治体の一廃での集積の中でこういう汚染が起こったということで、これは非常に大変だなと思ったんです。  というのは、地方自治体の組合でやっているんだから民間よりはちょっとはましかと思うわけでしょう、公的な要素があ……

第123回国会 厚生委員会 第11号(1992/05/26、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、医療法の一部を改正する法律案についての質問を行います。本改正案の審議に当たりまして、今回の改正案の本質、また、日本の医療をどうするのか、そういった点を踏まえまして、総論的にまず最初にお伺いをしていきたいと思うのでございます。  実は、私はこの七月で任期満了で退任をする予定になっておりますので、私にとりましてはこの医療法の質問というのは最後になろうかと思うわけでございます。本来、私も医師の一人として医療の現場に携わっておったわけでございますが、こうして今日政界に出てまいりまして、最後の質問が医療法の一部改正だということは、何だか大変感慨の深いもりを感じるわけでございます……

第123回国会 厚生委員会 第12号(1992/05/28、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、前回の第一回の審議で私は、本改正案は総医療費の抑制を絶対的な目標とする臨調行革方針の一環であり、しかも医療資源の効率的活用あるいは医療の効率化など、およそ医療の分野になじまない臨調用語を法文化している点などを批判してまいりました。また、医療費の抑制を言うならば、水、大気、食べ物など人間が生きていくために必要である環境条件の確立や長時間労働の規制など、国民の健康対策の解決が先決であるということも御指摘を申し上げ、この点については大臣も賛意を表されました。そういった点に立ちまして質疑を続けていきたいと思います。  まず、この十年、政府の医療費抑制政策の結果、国民医療の中に……

第123回国会 厚生委員会 第13号(1992/06/02、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 日本共産党の沓脱でございます。  四人の参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。大分たくさんの御意見を拝聴できまして、私ども大変よく勉強させていただく結果になりました。短い時間でございますので、最初に村口先生にお伺いをいたしたいと思っております。  御案内のように、今度の医療法改正の中身といいますのは、医療機関の機能分化といいまして、特定機能病院とそれから療養型病床群という新しい制度ができることになるわけでございます。これはいろいろと言われておりますけれども、私ども一般病院をよく知っている者にとりまして、これが実際にやられますとどういう姿が現場に引き起こされるのかなという点……

第123回国会 厚生委員会 第14号(1992/06/18、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではお伺いをいたします。  今回の医療法の改正というのは医療機関の機能分化を進めるということで、特定機能病院、そして療養型病床群という新しい名称が出てまいりまして、そういう新しい制度、施設が出てまいったわけでございます。限られた時間でありますので、特にこの制度の中で療養型病床群についてお伺いをしていきたいと思うんです。  といいますのは、この制度化によって地域医療の中心を担ってきた中小病院の四割から五割くらいがその枠内に入ってしまうのではないかということが言われておりますし、そういうことになると、患者に上りましても、また中小病院の将来にとりましても、さらに言えば医学水準の向……



各種会議発言一覧

9期(1971/06/27〜)

第72回国会 運輸委員会、地方行政委員会、公害対策及び環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1974/03/25、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは法案についての問題点等を幾つかお伺いしたいんですけれども、たいへん限られた時間でございますので、問題点をしぼってお伺いしたいと思います。  私はまず最初に環境庁にお伺いをしたいんですけれども、環境基準値の問題というのが、先ほども御意見が出ておりましたように、政府の環境基準値、これは住宅地ではWECPNLが七〇以下、それ以外の地域では七五以下というふうに定められたわけですけれども、これは先ほどの御答弁によりますと、努力目標ではなくて達成すべき基準としてお考えになっておるという点が確認されたわけでございますので、そういたしますと、この七〇と七五という基準は、人間が生活をして……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/04/06、9期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入る前にまずお聞きをしたいんですが、これは科学技術庁に伺いたい。  四月の五日の夕刊、昨日ですね、昨日の夕刊には、「強い放射性物質セシウム一三七の紛失」、紛失した新潟県は、一週間後に初めて紛失届けを警察に出しているという件が報道されております。科学技術庁、このセシウム一三七、発見されましたか。結果がどうなっておるか、それからどんな対策をとっておられるか、簡単にお伺いしたい。
【次の発言】 まあ、これを追及しようとは思っていないんですがね。しかし、原発の建設調査で大ミスが起こっているというふうに報道されておるし、報道では、これはポケットに入れて保存しておったら白血……


10期(1974/07/07〜)

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/05/06、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大分遅くなっておりますので、安恒公述人に簡単にお伺いをしたいと思います。  先ほどからの論議でも、五十一年度予算案をめぐりまして、高負担低福祉なのか、高負担高福祉なのかということが大変論議になったわけでございます。安恒公述人は、福祉袋だたき予算だと、こうおっしゃっておられたわけでございますが、私どもも福祉憎む予算だとこういうふうに申しておりますので、まさに御見解はよくわかるわけでございます。  特に国民は、大変なインフレと深刻な不況の中で、生活防衛に大変な努力、苦労をしているわけでございますが、そういった中で、ごく一般的に言いまして、やはり老後の不安、それから疾病に対す……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1977/04/13、10期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に大臣に御所見をお伺いしたいんですが、ことしの三月の自治省がまとめられました「地方財政の状況」によりますと、いわゆる人口急増市町村ですね、そこでは義務教育の施設などとともに廃棄物処理施設の整備費に多額を要しているということが言われております。これについて自治大臣としてはどういう御所見を持っておられるか、簡潔にちょっとお伺いをしておきたい。
【次の発言】 最初にちょっと環境庁にお伺いをしたいんですが、まあ大阪のような大都市地域におきましては、大気汚染を防止するためにはいろんな規制がやられておるわけでございます。市町村が行うごみの焼却に当たっても、実際にはごみとして紛れ……


11期(1977/07/10〜)

第87回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1979/03/30、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、ちょっと最初にお伺いしておきたいことがあります。  それは、大阪の新日鉄の堺製鉄所の外注管理課長らが公選法違反で告発をされた事件がございます。これについて、三月十五日の予算委員会で国家公安委員長は、「警察で捜査中でございます。」というふうに御答弁をされたようでございます。で、今日までの捜査状況でございますね。それを簡単にちょっと最初にお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 実は、その告発者の弁護人から伺ったんですが、すでに告発者側は二回にわたって事情聴取を受けているということです。これはきのう私の方に連絡があった。で、そういうことで、そのときに府警の捜査二課の……

第91回国会 予算委員会公聴会 第1号(1980/03/18、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、共産党の沓脱タケ子でございます。  鷲見公述人にまとめて三点ほどお伺いをしたいと思います。  五十五年度予算案というのは、国民生活の防衛と財政の国民本位の再建をどのように進めていくかという点が最大の課題でございます。私ども日本共産党は、総額三兆六千億の組み替え予算案を提案をいたしまして、この最大の課題に対処すべきであると主張をしてまいったところでございます。  まず第一点としてお伺いをしていきたいと思っておりますところは、私ども提案をしてまいりました中にも、不要不急の予算というものの削減の課題の一つとして、防衛予算――軍事費ですね、先生のお話の中にもありました軍事費の分野……

第91回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1980/04/02、11期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは私、都市農業の問題について、主として農水省の見解をただしたいと思います。  都市農業の果たしてきた役割りでございますが、これは私も大阪出身なものでよくわかるのですけれども、一つは生鮮食料品、特に野菜類、果物などの供給源としての役割り、これは私ども大阪で、大阪府の統計等を見ましても、これは府民全体の約二〇%の供給をやっておるというデータが出ておりますし、東京都でも一〇%を超す、物によっては、野菜等では多摩あたりでは四〇%になんなんとする供給源を、役割りを果たしていると。さらに防災関係、災害防止ですね、特にたんぼというものが、今日では水害時における遊水帯としての役……


12期(1980/06/22〜)

第94回国会 運輸委員会、地方行政委員会、社会労働委員会、公害及び交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、ただいま問題になっております広域臨海環境整備センター法案についてお伺いをいたします。  このセンター法案の問題点について幾つか聞いていきたいわけですが、運輸、厚生両省が共管で出しているこのいわゆるフェニックス計画、この内容というのは、認可法人のセンターが事業主体になって、そうして首都圏では東京の湾の奥部に廃棄物等の広域処分量二億五千万立米ですね、海面埋め立ての面積が千二百ヘクタール。近畿圏では大阪湾の奥に一億四千万立米、八百ヘクタールの広大な最終処分埋め立てを建設しようとしているものでございます。  そこでまず最初に、埋め立てというのは非常にいろいろな影響を及ぼします……

第94回国会 建設委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/06/02、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 短い時間ですので端的にお伺いをしていきたいと思います。  今回の法案は、本四架橋の建設によって影響を受ける旅客船事業者、それから労働者の救済を目的にしておりますが、いろいろ不十分な点もありますけれども、われわれ賛成の立場を表明できるわけでございます。  しかし、制度ができても、本当にそれが関係者の救済に役立つかどうかということがきわめて大事だと思うわけでございます。それができませんと全く法律ができても何にもならないので、「仏つくって魂入れず」と昔言われましたけれども、そういうことにならないようにということがきわめて大事だと思うわけでございます。  そこで、いろいろ論議をされてお……

第94回国会 予算委員会公聴会 第1号(1981/03/20、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 大変貴重な御意見を伺っておりますが、残念なことに私の持ち時間大変短うございますので、鶴田公述人にお伺いをしたいと思います。  おっしゃられましたように、いま自動車に代表されます日本の急激な輸出増加でアメリカやEC諸国の日本製品の輸出抑制の動きというのが続発をいたしております。そういう中で、公述人もお述べになりましたように、輸出の鈍化というのが足を引っ張る要因になるおそれがあるというお話でございました。  国内では、御承知のように大企業の経営収支というのは大変よろしいわけでございますが、中小企業というのは、昨年来、またことし一月以降もきわめて厳しい状況になっておりますし、また失業……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1981/03/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思います。  まず最初に、電電公社の不正経理事件についてお伺いをしたいと思います。  検査院、おいででございますか。
【次の発言】 検査院にお聞きをしたいんですが、これは償うべき損害を明確にさせるために検定作業を続けておられたと思いますが、その結果は出ましたでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、検定の結果の損害額というのが四億七千九百三十五万円。といいますのは、これは前回の検査院報告で出ておりました旅費の不正経理分二億七千九百七十八万三千円、あるいは架空の会議費分二億九千五百二十一万八千円、不正規の会議……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1981/03/30、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に大阪国際空港についてお聞きをしたいんですが、大阪国際空港の十項目の覚書、特に新しい町づくりを中心にした周辺対策の実施についてですが、これにつきましては、昨年わが党の村上議員の質問に対して、今年度末までに法制度の改正も含めて結論を出すということで約束をされております。いよいよ本年度末というのはあしたが期日でございますけれども、これはどうなっていますか。
【次の発言】 そうしますと、三月末という約束ですね。この約束の期限が切れるわけですね、あしたで。あしたきっちりとそんなことを、この法律をこう改正して、こういう対策をしますというのを出すんですか。

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会、農林水産委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第1号(1981/11/19、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、いま国民の行政改革についての期待は、行政の全分野からむだと浪費をなくして、利権や汚職腐敗を一掃するということが最も求められていることでございます。きょうは私は、むだの最たるものの一つとも言うべき不公正、乱脈な同和行政、同和対策事業についてお聞きをしていきたいと思います。今国会におきましては、北九州市における諸問題が集中的に出てまいっておりますが、私は大阪市の実例を用いて同和対策事業をお尋ねしたいと思います。  同特法が施行をされて十三年間、四十四年から五十五年までの十二年間の同和対策事業費というのは、国費負担額というのが一兆四千四百六十九億円、それから地方自治体の事業……

第96回国会 運輸委員会、公害及び交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1982/07/08、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、国民の中からも、また各方面からも大変な悪評の多い本法案でございますが、衆参運輸委員会で具体的にかなり徹底的な審議がやられていると思いますので、私、短い時間ですので、問題点にしぼって若干お伺いをしたいと思っております。  現在、定期点検整備の実施率というのは五、六〇%、五〇%ないし六〇%だということでございますが、これを引き上げるために点検指示制度、報告制度、報告義務違反に対する十万円以下の罰則を設ける、こういうことですね。そういうことなんですね、簡単に言えば。
【次の発言】 それでは、この点検指示が行われるための検査というのは、マイカーについては街頭検査で、営業用車両……

第96回国会 予算委員会公聴会 第1号(1982/03/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 長谷川公述人、伊木公述人、どうも御苦労様でございます。大変限られた時間でございますので、長谷川公述人にお伺いをしたいと思います。  御承知のように、政府はしばしばわが国の社会保障の水準は高いということを表明しております。具体的に申し上げなくてもおわかりかと思いますけれども、大蔵省が発表いたしましたあの有名な「歳出百科」では、わが国の社会保障制度の水準について、たとえば厚生年金の給付水準で見ますと、五十五年度の改定後は標準で十三・六万円に達しておるから、これは欧米諸国の年金水準よりもむしろ高いものになっているというふうなことが記述をされております。長谷川公述人が総合的な社会福祉施……

第98回国会 運輸委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号(1983/05/09、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 短時間ですので、簡潔にお伺いをしたいと思います。  国鉄が日本経済の復興、発展、そして国民生活の向上に果たしてきた役割りの大きさ、これはまさにだれでも一致する見解だと思うわけでございます。ところが、国鉄の経営成績というのは、ずっと言われておりますように、昭和三十九年度に三百億の赤字を計上して以来悪化の度を加えて、五十六年度に一兆八百五十九億円の赤字を出すに至りました。繰越欠損金が七兆五千八百六十八億円、長期負債は十六兆円、このように国鉄の経営の危機が進行し、赤字が累積をした原因というのはこれは大変なことだ、この赤字の原因というのは厳しく、しかも厳正に分析をされなければならないと……

第98回国会 社会労働委員会、内閣委員会、地方行政委員会、大蔵委員会連合審査会 第1号(1983/02/22、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、最初に小山参考人にお伺いをしたいのですが、小山先生は、長い間社会保険、社会保障の分野でその確立のために御努力をなさってこられたわけでございます。実は、先ほどから同僚委員との質疑応答を伺っておりまして大変意を強くしておるのですが、わが国の社会保障というのは経済成長より遅れてきたと思うのです。たとえば年金の改正が四十八年にやっと基本が確立をした。老人医療の無料化という制度も四十八年の一月に実施をされたということで、あの当時は福祉元年と言われたわけでございますが、ところが、最近臨調路線と言われております行政改革の方針の中で、社会保障関係者が……


14期(1986/07/06〜)

第108回国会 予算委員会公聴会 第1号(1987/05/14、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 先生方どうも御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、私、小林先生に二、三点お伺いをしたいと思っております。  いろいろと御見解を伺っておりますが、異常円高のもとで今日、とりわけ政府の経済構造の調整の名のもとで大企業の生産拠点の海外移転、いわゆる産業の空洞化の問題というのが大変深刻な情勢を生んできております。私、大阪でございますので大阪の事情を見ておりましても、例えば電機産業の三洋電機などというところは、これはせんだって国会でも問題にしたんですけれども、いわゆる正社員はまだ首は切ってないわけです。ところが、定勤社員という正社員よりも一時間だけ労働時間の短いそうい……


15期(1989/07/23〜)

第118回国会 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 第1号(1990/06/22、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 お手元に日本共産党の育児休業法案要綱をお配り申し上げております。  私はまず、本小委員会が設置され、熱心な審議がされていることに敬意を表します。  御承知のように、働く女性は千七百四十九万人、全労働者の三七・四%に上り、日本経済を支える大きな力となっています。その七割近くが既婚者である現在、安心して子供を産み、育てられる環境づくりが強く求められております。したがって、保育所や学童保育の充実とともに、育児休業制度の確立は働く女性の切実な願いです。  私は、機会あるごとにこの問題を取り上げてまいりましたし、今月一日の社会労働委員会におきましても、育児休業法を早急に法制化するようにた……

第119回国会 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 第1号(1990/11/01、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ、冒頭に糸久委員から出されましたこの報道、これは私新聞を実は持ってきているんですが、誤報ですか。誤報というふうに言うてしもうたらぐあいが悪いんで、私ども大変期待をしてこの記事は拝見したんです。これでは、民間を対象にして「次期国会に提出」というふうに明確に書かれておるわけです。そして「対象は夫婦男女のいずれか一方とする」、「休業期間は子供が一歳に達するまでとする」、それから「休業期間中、企業は社会保険料の本人負担分を支給する」、金額も括弧に入れています。「――などを柱とする案が有力。」と。そして「本格的な高齢化社会の到来に向けて介護休業制度のあり方についても法案に盛り込み……

第119回国会 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 閉会後第1号(1990/11/28、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、四党案との関係でというお話が出てきたわけですけれども、基本的には四党案の立場については、私ども部分的には意見の違いがありますけれども、基本的権利の分野からいいますと共通点がたくさんございますので、そういった立場から自民党のきょうお出しいただいたことについて若干質問をしておきたいと思います。  一つは、さっきからずっと質疑応答を拝聴しておったんですが、はっきりしておかなければならないなと思いますのは、今日の育児休業制度の確立を目指すという状況の中には、これはもういろんな国際、国内的な諸条件というのが出ておりますし、諸決定も出てきておるということが前提になって自民党の案と……

第119回国会 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 第2号(1990/11/08、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今までの質疑でおおむね理解をできるところはしたわけですが、早急に新規立法を考えていきたいという御見解のようですが、せっかくの小委員会で各党それぞれの考えが提起された上でのことでございますので、自民党としては法案骨子のようなものを小委員会にお出しをいただいて、当委員会ですり合わせをしながら成案を得ていくというようなお考えがあるのかどうかということが一つです。  それからもう一つは、今も出ましたけれども、「早急に」ということは次の通常国会で法律案として議題に供されていくということを視野に入れてのおまとめであるかどうか、まずその二つを伺いたいと思います。

第119回国会 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 閉会後第2号(1990/12/07、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 異論ないんですが、前島委員から今の自民党のお話の中で、参議院先議の問題、これは小委員会で意思決定をするということはできないという条件があるので、そうおっしゃったんだと思いますけれども、これはぜひ国対でもそのことを自民党としても実現のできることを強く要望しておきたいですね。

第120回国会 商工委員会,地方行政委員会,社会労働委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1991/04/16、15期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは質問を行います。  最近の急速なごみの急増、とりわけ産業廃棄物の急増は顕著でございます。その中でやはり一つの決定的な問題というのは、一般廃棄物、産業廃棄物どちらも最終処分地が大変不足をしています。そういった結果が不法投棄の頻発になり、このまま推移いたしますと、これは人間がごみにまみれてしまうというおそれさえ言われているわけでございます。そういう中で、ごみの減量化とリサイクルというのがごみ問題解決のかぎであるということは共通の認識であります。したがって、本法案はそういう立場で極めて重要な位置を占めると思います。  短時間でございますので具体的にお聞きをしたいんですが、実は……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

沓脱タケ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。