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神谷信之助 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

神谷信之助[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは神谷信之助参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。神谷信之助参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

10期(1974/07/07〜)

第73回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1974/08/21、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 今回の災害の被害の状況を見ましても、最近の一連の災害と同じように都市化の急激な進展に伴う都市型災害の特徴が各地で出てきております。これらに対する緊急の手当てについては各委員のほうからも質疑がかわされてまいりましたし、それなりの手当ては打たれているわけですが、問題はこれを今後こういう災害を繰り返さないための根本的な対策、これを急速にどう立てるかということが非常に大事だと思うんです。ですから、そういう観点から若干の質問をしたいと思います。  今回の災害の状況を見ましても、第一に都市地域の中小河川あるいは準用河川、普通河川の管理、改修の決定的な立ちおくれということがひとつ言われると思……

第73回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1974/09/05、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に丸の内の爆破事件について、警察庁側にお尋ねいたします。各委員が質問していますから、重複するところはもう避けてやります。  午前中の質問に対する答弁で、この事件が集団的、組織的な犯罪行為というように判断ができる材料はいまのところないというように聞いたんですが、それでいいですか。
【次の発言】 どうもそれがおかしいというように思うのですが、先ほどの報告によりますと、ダイナマイトを主体にした強力なもので、しかも薬量は二十キログラム以上と言われておりますね。したがって、午前中の質問にもありましたが、それを入手する経路あるいは運搬方法、そういうものを考えると、単独犯あるいは任意的な……

第73回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1974/10/24、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は最初に、まず、いま兵庫県の朝来郡朝来町で起こっておるところの、部落解放同盟の、いわゆる朝田一派といわれる組織の下部組織の澤支部の数百名の者が起こしておる事件について質問をいたします。最高裁が出席できるといいわけですけれども、かわって法務省のほうがそれを聞いてもらってくれるようにと連絡してありますから、法務省のほうにまず最初にお尋ねをしたいと思います。  この問題で、昨夜、神戸の地方裁判所の豊岡支部で仮処分の決定を出されました。したがって、この仮処分の申請、それから決定に至る経過及び決定の内容について説明をしていただきたいと思います。

第74回国会 地方行政委員会 第2号(1974/12/23、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に、今日の地方財政の現状をどうつかんでいるのか、そしてその緊急の対策の重要性について政務次官にお伺いしたいと思うんです。  もうすでに御承知のように、この十年余り政府が続けてまいりました大企業優先の高度成長政策、これがいま完全な破綻に直面をしております。そして大企業優先の今日までの経済政策の根本的な転換を迫られていると思うんです。この期間に、高成長あって初めて高福祉がある、こういうことで、税制、財政、金融の各面にわたって大企業優遇の制度的な仕組みをつくってまいりました。そして自治体のほうも、国と地方団体は同一の基調だということで、地方自治体のほうも高度成長政策をささえる役割……

第74回国会 地方行政委員会 第3号(1974/12/25、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 文部省来てますか。――時間がもうありませんから、ひとつ簡潔に答えてもらいたいと思います。  昨日の衆議院の地方行政委員会で、社会党の和田貞夫委員が、八鹿高校教職員七十名、それに対する解同朝田派の暴行リンチ事件について質問しておりますが、その事件の原因として、一つは解放研の設置を認めない、そして話し合いを拒否した、そこに教職員の差別観、差別性が問題だと。第二は、八鹿高校は同和教育の先進校なんかではなしに、実は差別教育をやっていたということで、暴力やリンチを受けた――加害者に対して指導を行なうんじゃなしに、被害者であるところの教職員に対する指導を文部省に迫っています。これに対して文……

第75回国会 決算委員会 第2号(1975/01/21、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に、自治大臣にお答えいただきたいと思います。  御承知のように、六〇年代、政府の高度成長政策のもとで、地方財政も各種の税制あるいは財政上の仕組みを通じてこれに協力するといいますか、進めてまいりました。したがって公共投資中心、特に産業基盤に重点を置いて投資をしていくと、こういうことを地方財政の税財政面でも誘導してそれを集中をしていくという、そういう状況が今日まで進められてきたと思う、これは事実だと思うんですが。したがって、そういう誘導の手段として、一つは国庫補助事業の配分権ですね、あるいは地方債の許認可権、これを活用するやり方、あるいは第二番目には特別立法をつくる。特に各種の……

第75回国会 災害対策特別委員会 第4号(1975/05/30、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に、きょうはどうしても長官に出席をしてもらってお聞きをしたいと思っておったのですが、先ほども話がありましたように、結婚の媒酌人だということで出席できないということでありまして、私は大変遺憾だと思うのです。まあそれは予定は当然先にきまっておったのでしょうけれども、国会の開会中で、しかも金曜日は定例日ですから特別委員会がある、延長国会になったから予定が狂ったとしても、これは長官として大事な任務ですから、国会の審議に出席を求められても出席ができないというのは、私は重大な国会無視にも通ずるものだと、きわめて遺憾であります。かわって政務次官に出てもらいましたが、ひとつこの点は十分長官……

第75回国会 災害対策特別委員会 第6号(1975/06/13、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、前回の委員会で地震対策についていろいろ質問をしたんですが、特に長官の出席を要請したんですけれど、先約とはいえ私用で出席できないという状況になりました。その際、私はこれはきわめて重大だと、まあ、国会も延長されたというのがありますから、延長されない状況で約束をされたんだろうと思いますけれども、国会が延長されて、そしてしかも主管の担当の長官が出席できないというのはこれは国会の軽視だということで注意を喚起をしたんですが、まずその点について所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、前回長官にお聞きできなかった点について再度質問をしたいと思います。細かくはもう前回言……

第75回国会 災害対策特別委員会 第7号(1975/06/27、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 もう時間が限られておりますから、簡明にひとつ答えてもらいたいと思います。  一つの問題は、農林省の方で災害の被害調査をやられましたが、これは全国――今度の降ひょう被害では、農林省の被害調査では幾らと見ておられますか。
【次の発言】 まあ各府県からの報告では二百五十億超えるわけですね。私も調査に行ったときに、激甚災の指定になるかどうか、農林省の調査の結果では厳しいような話を聞いたわけです。いまの報告では、三分資金を希望したところの県は全部大体激甚災の政令で指定やると、そういうことですから、一応まあ心配はとれたように思うんですが、この各府県の被害報告と、それから農林省の調査、これ相……

第75回国会 地方行政委員会 第2号(1975/01/23、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 通産省関係を含めて聞きたいというように思っておったんですが、まだ来てませんから、その関係はあとに延ばしてやりたいと思います。したがって、いまも話ありましたが、最初に事故発生のおくれの問題ですが――通報のおくれの問題。三菱のほうが最初に救急車をよこせと、あれはどういう理由だったのですか。
【次の発言】 現実にまだ事故は起こってなくて、そういう労災事故が起こる可能性があるということで通報したということですか。
【次の発言】 まあ八十度からの熱を持った油が噴出をしだしたわけでありますから、当然、なんですか、そういう状況自身は、これは企業のほうから、そういう状態について消防署のほうに報……

第75回国会 地方行政委員会 第5号(1975/03/14、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほどから話が出ていますが、実は改めてお聞きをしたいと思います。  大臣、今日の地方財政の困難な状態の最大の原因は、端的に言えば、人件費と福祉の先取り行政、これが財政圧迫要因の最大のものだというようにお聞きをしておるのですが、それでよろしいですか。
【次の発言】 そういう人件費がどんどんと増大をしてきた原因について、どのようにお考えですか。
【次の発言】 私は、国家公務員に比べて地方公務員の賃金が、あるいは給与水準が高くなってきた原因についての御理解が、いまの大臣のような状況では私は大変遺憾だと思うんです。何といっても、やっぱり自治省なり、自治大臣が、地方団体、自治体の問題につ……

第75回国会 地方行政委員会 第6号(1975/03/18、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 前の町村合併法の問題については、先ほど、これが計画に基づいて、指導的にというか、非常に強制的に強行されたというようにも大体お認めになったというように思うのです。  そこで、いまの、今度の特例法については自然の流れのままに任せてきたのだ、こういうようにおっしゃっているわけです。ところが、実際はどうかというと、御承知のように新産工特法ができて、そしてその適正な規模という問題が、いわゆる合併を伴うそういう適正化という問題がこれと絡み合っていわゆる新産工特の推進というのが進められてきたと思うのです。ですから、この特例法だけが一人歩きをするという、そういうことではなかったという意味では、……

第75回国会 地方行政委員会 第7号(1975/03/27、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほど大臣の提案理由の説明の中で、住民負担の軽減合理化を図るということをおっしゃって、具体的に住民税の点で課税最低額を四十九年が百一万円、これを五十年度百二十一万円に引き上げるということを述べられておりますけれども、これで五十年度の所得割りの納税者数はどれくらいになる見込みか、お答えをいただきたい。
【次の発言】 次に、五十年度の四十九年度当初見込みに対する自然増収額ですが、これは道府県民税の自然増収額は三千二百十一億円、それに対して今回の改正による減税額は千五百七十四億円。市町村民税の方は、自然増分が五千九百億円、減税分が二千八百三十二億円。だから、減税分を自然増の方が上回っ……

第75回国会 地方行政委員会 第10号(1975/06/03、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に、大津署の宿直手当の水増し請求事件について報告を求めたいと思います。  これは京都新聞の報道によると、「昨年だけで六百万円」、それを「せん別などに使う」というように載っていますし、それから読売新聞によりますと、「〃水増し〃十年」「年五百万円ピンはね交際費、せん別に回す」というふうにあります。きわめて重要な幾つかの問題を含んでいる問題じゃないかと思いますので、ひとつその事件の概要をまず報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 もうちょっと聞きます。毎日十五名分の宿直手当、それプラス毎日四人分の宿直手当が予算化されていると、そういうことですか。

第75回国会 地方行政委員会 第12号(1975/06/17、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 これは長官にお答えいただきたいと思います。それは私、先ほどからも話が出ていますが、右翼に対しての甘さがあるんじゃないかという問題ですね。右翼だけじゃなしに、いわゆる暴力学生集団、こういった連中に対する警察当局なり政府自身の方針上にそういう甘さ、あるいはわれわれが常に指摘をしている泳がせ政策との関連でひとつ聞きたいと思いますから、長官の方からひとつお答えをいただきたいと思います。  今日まで右翼に対して、まあ伝統的な甘さがあったというように見られても仕方がない。今度の場合も四カ所でチェックをしているわけですが、これは明らかに参列者と見られない人以外はスムーズに通ってもらったと言っ……

第75回国会 地方行政委員会 第13号(1975/06/19、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 次官通達をめぐる問題についてお伺いをしたいと思います。先般出された次官通達で、財政健全化計画の策定、これを提起をして、そして地方債の弾力的運用の措置を述べておられます。  そこで、まずお伺いをしますが、この計画策定は赤字団体だけを対象にしてお考えになっているのか、それとも赤字、黒字を問わず、より広範な団体を対象にお考えになっているのか、まずこの点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その計画の内容ですが、それについてどういうような柱が含まれるべきだとお考えになっているのか。すなわち、自治省の方で、この計画の一定の基準といいますか、枠といいますか、そういうものをお考えになって……

第75回国会 地方行政委員会 第14号(1975/06/20、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 長野の市長さんお越しいただくのがきのう急にきまりましたので、ちょっと準備をしてなくて申しわけないんですが、長野市の場合は四十九年度の決算見込みではどうなんですか。赤字になるというような状況ではないんですか。黒字で何とか、――赤字、黒字といってもいろいろ操作ができますから何ですけれども、大体その辺の見込みはどうなんですか。
【次の発言】 そこで、市長さんのお話を聞いてますというと、大変御苦労をなさって、そして、先ほどからも出てましたように、人件費の方もラスパイレスで一〇八ですから、全国の市で比べますと平均より下回っていますね。そういう苦労をしてやってこられても思うように期待にこた……

第75回国会 地方行政委員会 第16号(1975/06/26、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表し、地方交付税法の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案理由並びにその概要を御説明申し上げます。  現在、地方財政は、昭和四十年当初の不況時、さらには昭和三十年代前半の地方財政危機にも比すべき深刻な事態に直面しており、赤字団体の増大と財政構造の著しい悪化、地方公営企業の赤字の累増のもとで、地方住民が切実に求めている事務事業さえ大幅に削減せざるを得ない状態に追い込まれております。  この事態を単なる財政硬直化とみなし、その原因を挙げて地方の人件費水準と革新自治体などの福祉行政にあるとする政府・自民党の地方自治体攻撃は、危機を生み出したみずからの責任……

第75回国会 予算委員会 第13号(1975/03/20、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、福田副総理にお尋ねしたいと思います。  今日、地方財政の危機はきわめて深刻になっておりますが、この問題についての政府の見解と、これを打開するための具体的な対策について、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 地方財政の今日の深刻な危機について、政府の責任についてはどうお考えですか。
【次の発言】 お互いに責任があるという言い方では納得することはできません。具体的に超過負担の解消の問題や、その他おっしゃっている見直しの具体的な対策は、五十年度でどのようにお考えか、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 地方制度調査会では今日まで、国庫補助制度の整理合理化、……

第75回国会 予算委員会 第18号(1975/03/28、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 宇治市長の渡辺参考人にお伺いしたいと思います。  人口急増に伴って、関連公共施設整備による財政圧迫は宇治市も大変深刻な状況だと思いますが、義務教育施設の用地取得難、またその財政負担の問題を中心として、その実情と問題点、あるいは政府に対する要望などを述べていただきたいと思います。
【次の発言】 人口急増地の悩みというのをいま宇治の市長が話をしましたが、これは共通をしている問題になっているわけです。  そこで、まず最初に建設大臣にお伺いしたいのですが、五十年度から住宅公団が立てかえ施工した関連公共施設については、自治体の償還条件を緩和するということにようやく踏み切るということで御提……

第75回国会 予算委員会 第21号(1975/04/02、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 関連。  先般、二十八日の当委員会で質問したのに対すする答弁が事実に反しておったことを率直にお認めになりました。そして、それに基づいて入居の手続についてはさらに調査をするとおっしゃっておるのですが、これもいまの段階では、建設省自身が大阪府から事情聴取をして、一定の事実は御承知のはずであります。まずこの点、現在おつかみになっておる事実について報告を求めたいと思います。
【次の発言】 府の同促協の評議員であり、いわゆる解放同盟富田林支部の支部長である武田氏に一任をして、そうして選考の事務を行った、こういうことです。そうして、その選考の責任を負わされている武田氏の支部長をしている当の……

第76回国会 地方行政委員会 第2号(1975/11/06、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 二、三の問題について質問いたしますが、時間の関係もありますから、ひとつ簡明に答えていただくようにお願いします。  第一の問題は、改正案のうちで、学校給食関係なんかのいわゆる特定事務従事者の特殊の期間の通算に関する問題であります。特定事務従事者で、今日までいわゆるPTA採用など、地方公共団体の財政上の理由あるいは政令で定められたそういった理由で期間通算の措置を今日まで受けられていなかった者、これが一体人数どのぐらいあるのか。それから、今回の措置によってそのうちどれぐらいが救済をされるのか、この点についてお答えいただきたい。

第76回国会 地方行政委員会 第4号(1975/11/12、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、最初の問題は地財計画の問題ですが、今回の補正措置の特徴は、とにかく、地方財政計画における落ち込みを、あらゆるいろんな方法を使ってそれを確保したという点だというように思うのですが、これで実際十分にやれるのかどうかという問題です。この間全国知事会議がありましたが、そこでも、秋田の知事さんなんかも、地方財政計画の落ち込みを補てんするだけでは地方の行政運営はできない、だから激変緩和措置としての特例債の発行を認めるべきだという強い主張もなされているようであります。まず、この点について基本的な考え方をひとつ聞かしてもらいたいと思います。

第76回国会 地方行政委員会 第5号(1975/11/18、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 コンビナート防災法案ができますと、既設の設備の方については後でまたいろいろ問題を提起をしたいと思うのですが、まあ新設の部分なり、それから自衛消防組織なり、一定の企業に対するいろんな義務を課して、そしてコンビナートによる災害の拡大を防止をしようという面での私は一定の積極性があると思うのです。したがって、これを厳正にやっていこうとすると、企業に対してしっかりした姿勢といいますか、立場に立たないとぐあいが悪いというように思うのですが、そういうことで、企業とそれから官庁の癒着の問題ですね、少なくともそういう疑いを国民に持たしては行政当局として国民に信頼をされる行政はできない、こういうこ……

第76回国会 地方行政委員会 第6号(1975/11/20、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 数点について簡単にお尋ねをしたいと思います。  一つは、タンク間の距離ですが、先ほどもちょっとありましたが、規制をしている部分と、それからただし書きがありますね、ただし書きで、三分の一で保安距離なり保安空地を減ずることができると。きのう現場を見せてもらって、そして、どうもタンク間の距離は十分じゃないんじゃないか、どうなんだと言って質問をしてみたんですが、そうすると、川崎市の消防局長さんは、政令十一条のただし書きでは基準の三分の一だけとってあればよいとなっている、大体みなそれが適用されておるわけです、これを実際には外してもらわないと現場としては困るという話をされたんです。先ほど長……

第76回国会 地方行政委員会 第7号(1975/12/11、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 それじゃ、時間がありませんから答弁の方はひとつ簡潔にやっていただきたいと思います。  先ほども話がありましたが、四十九年度の地方公営企業決算の概況が明らかになりましたが、その中でとりわけきょうは水道事業を中心に議論をしたいというふうに思います。  そこで、この概況の中で、水道事業の経営の状況と、経営が大分苦しくなってきていますからその経営危機の原因について、自治省の方、どのようにお考えか、できるだけ簡潔に答えていただきたいと思います。
【次の発言】 いまの話ですと、結局料金の改定をずっと行うことによって経営は健全化の方向に向くだろうというのが結論になるわけですね。これは私はちょ……

第76回国会 地方行政委員会 第8号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 来年度予算をめぐっていよいよ最終的な段階に入っているのですが、きょうは特に超過負担の問題を最初にお伺いしたいと思います。  自治省としては、五十一年度の超過負担の解消措置、これは何をいまお考えになって準備を進めておられるのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 御承知のように、きょうは六団体、地方公共団体六団体が地方財政の危機打開のための大会も開いておるわけですが、先般この六団体の方で、超過負担の実態について四十九年度を調査をして発表されました。その中で、御承知のように、この超過負担問題について国会でも論議になり、そして政府の方でもそれに従って逐次改善の措置はされては……

第76回国会 地方行政委員会 第9号(1975/12/18、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 それじゃ、きょうは児童生徒の急増地域における教育施設の整備の問題についてお伺いしたいと思いますが、教室の不足、不足教室といいますか、あるいはプレハブ教室といいますかね、これが政令都市を除いて一番多いのが千葉市の三百十二教室、次が岡山市、二番目ということで百八十教室、これ幼稚園の四十四を含んでおりますけれども、そういうように聞いております。  したがって、これは小学校、中学校の、特に義務教育にとってもきわめて重要な問題ですから、先日岡山に行っていろいろ調べてみたんです。このプレハブ教室の解消問題については後ほどお伺いしたいと思うんですが、そこで、一つ視察をした小学校ですがね。驚い……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第3号(1976/06/08、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、防衛庁にお伺いしますが、十月九日の国防会議の議員懇談会、その前に幹事会が開かれておりますね。この幹事会の結論ですが、この幹事会の結論というのは、支援戦闘機の国産問題について結局意見がまとまらなかった、そしてこれについてはひとつ総理の裁断を求めるということになったというのが一つの結論。PXLの問題については特に決まらなかったというのがこの幹事会の結論ではなかったかと思うんですが、この点まず確認をしていただきたいと思うんです。
【次の発言】 いたしてない。
【次の発言】 そうしますと、長官、この長官が調査をされて「次期対潜機問題の経緯について」というのを統一見解として発表され……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第7号(1976/06/22、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 四十九年の五月にロッキード社とコンサルタント契約を結んでおりました横山修氏の問題について、先ほど防衛庁から報告がありました。さらにちょっと詳しく聞きたいんですが、横山氏が接触をした技術関係者の人というのはどういうクラスの人で、そして、まあP3Cの売り込みの話はなかったということですが、いろいろな技術的な問題というのはどういう内容であったか、こういった点について御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 それから、国防会議の専門家会議のメンバーに横山氏が会ったという、こういう事実については御存じですか。
【次の発言】 この契約を結ばれたのは四十九年の五月ですが、その当時専門家会……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第20号(1976/08/04、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず法務大臣にお尋ねします。  ロッキード事件は、七月の二十七日に田中角榮を逮捕する、こういうことによって刑事的究明という点では中枢の一角にメスを入れたということになりました。国民はこのことについて当然の措置としてこれを支持していることは、大臣もよく御承知のところだと思うんです。ところが、昨日の自民党の役員会で重大な発言が出ております。田中派の木村武雄国民運動本部長、この人が、一国の首相を務めた人物、こういう人については指揮権発動といったような方策もとってもよかった、いかにも指揮権発動で田中逮捕を抑えるべきだ、まさに血迷った発言をしております。国民が、疑惑の的の一つである田中角……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第21号(1976/08/10、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に井出官房長官にお尋ねしますが、本日参議院の議院運営委員会の理事会が開かれました。そこで、自民党の理事の方から、政府・与党連絡会議の結論だということで、八月の下旬に臨時国会の開会をお願いをしたい、こういう正式の自民党としての提案が出されました。そして、その理由として、ロッキード事件も田中の逮捕によって一山越えたんだから、ひとつ財特法及び国鉄、電電の値上げ法案、これらの審議を早くやらしていただきたい、こういう話であります。これには共産党初め野党は全部反対をしたわけですが、ところで、この自民党の提案は政府・与党連絡会議の結論ということで出された。ということは、政府の認識も、今日……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第25号(1976/08/25、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは三木総理それから福田副総理あるいは大平大蔵大臣の、さらに三木総理の出席ができない場合は官房長官の出席を要請しておったんですが、これらの方々が残念ながら出席をされません。そこで特に河本通産大臣に出席をしてもらいました。で、三木総理が最も信頼をされている河本さんですから、そういう意味で副総理も出てこられないし、官房長官もこられないわけですから、ひとつ三木総理にかわって河本通産大臣から答弁をしてもらいたい、こういうことでまずお願いをしたいと思うんです。  御承知のように、国民はいま田中が起訴をされてから一日も早くこのロッキード事件の全貌が解明されることを望んでいます。このこと……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第27号(1976/09/01、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 ロッキード事件は、アメリカの黒いピーナツで日本の政治が左右されていたというチャーチ委員会におけるショッキングな証言によって戦後政治の醜い姿を国民の前に露呈し、国民の間に政治不信を増大していることは周知のとおりであります。だからこそ三木総理も、議会制民主主義の根幹にかかわる問題としてその徹底的解明を国民に公約し、国会もまた両院がその真相究明を議決し、今日まで七カ月間にわたりその解明のため努力してきたところであります。しかるに、田中逮捕、そしてその保釈を契機に田中派の七日会を中心に、ロッキード隠し、灰色高官隠しの幕引き政変劇が起こり、三木勢力もまた独自の思惑からも、また反三木勢力へ……

第77回国会 議院運営委員会 第7号(1976/03/31、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、公正取引委員会委員長として澤田悌氏を任命する案に対し、反対討論を行います。  公正取引委員会委員長の職責は、私的独占の禁止、不当な取引制限及び不公正な取引方法の禁止、事業支配力の過度集中防止、不当景品類、不当表示防止、下請代金遅延防止など、公正取引委員会が行う会務を総理し、会を代表する立場にあり、一定の制約はありますが、職務行使の独立性が保障され、準司法的権能を有する重要なものであります。  七十五国会衆議院での独禁法改正案全会一致修正可決に見られるごとく、今日国民は、大企業の横暴、反社会的行為を規制し、国民生活を守る経済的民主主義を確立する上で独禁法を強化改正、公正取引……

第77回国会 決算委員会 第5号(1976/02/09、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に、昨年の第七十六臨時国会で、地方税の減収分に対する減収補てん債の措置を決定いたしました。個人、法人の住民税及び個人、法人の事業税、これの減収見込み一兆六百三十二億、これに対する特例債の発行も含めた減収補てん債の措置をするということが決定をされて、まあすでに準備されておると思いますが、大体二月中くらいには大体の状況わかると思うのですが、現状で大体この減収分というのがどの程度に見込まれるようになってきたか。そして、それに対する減収補てん債の発行の規模ですね。これは大体どの程度見込まれるか。特に特例債ですね、これはそのうちどれぐらいの状況が見込まれるか、この点についてまず報告を……

第77回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1976/07/08、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 もう時間大変おくれていますから、関連をしてお伺いしたいと思います。  地震なり火山活動について予知するためには長期的な観測がどうしても必要だというお説ですが、これは私そのとおりだと思うのですがね。そこで桜島の場合は昭和三十年からですか、観測が始まった。浅間、阿蘇の方は早くからやっておる、そういう状況をお話になりましたが、全国の火山活動について現在そういうまだ観測体制のないところというのは相当残っているのかどうか。これはやっぱり早くつくらないと、おっしゃるように間尺に合わぬということになっていきますから、この辺の事情一体どうなのかという点。  それからいま先生のお話で傾斜計が昨年……

第77回国会 災害対策特別委員会 閉会後第2号(1976/07/09、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 じゃ、長官が見えましたから質問に入りますが、長官、先般当委員会が桜島の噴火による被害状況や大分震災の復旧状況並びに火山、地震の観測施設等の実情調査を行いました。私も参加をしたのですが、いままでの当委員会でその調査に基づいて現地の方から非常に多くの要望、意見を聞きました。われわれ行きました調査団全員は、確かにこれはもっともだ、しかも事人命にかかわる問題ですから、これは党派を超えてひとつこの実現のために努力をしようということで一致をして、実は昨日の委員会の冒頭に上條理事が代表して報告をいたしました。個々の問題はしたがってその報告を議事録でごらんいただいて、長官としてひとつ関係各省に……

第77回国会 災害対策特別委員会 閉会後第3号(1976/08/05、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 もう長官が来られるようですが、 先にそれじゃあ紀埜さんに聞きますが、いま気象庁の方は検討中だと言うんですがね、問題は、全国激甚を決めるのでは気象条件、これをどこでどうくくるかというのが問題になるわけでしょう。もう梅雨は上がったんだしね、そんななかなかむずかしいものですか。
【次の発言】 きょうの委員会でも、まあいつもこの災害の場合は激甚災の問題が必ず議論になるんですがね、問題は、全国激甚の適用がされるということになると、まあ全体として非常に喜ぶわけですが、それも早く決定されることを望んでいるわけなんでね、したがって、これ、まず気象庁の方とも気象条件についての結論はいつごろまでに……

第77回国会 地方行政委員会 第4号(1976/03/31、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、地方税法等の一部を改正する法律案に対する修正案について提案理由並びにその概要を御説明いたします。  政府の高度成長政策によりもたらされた今日の深刻な経済危機の中で、国民生活はきわめて困難な状況に置かれています。  こうした中で、政府の昭和五十一年度地方税制改正は、財源確保の立場から租税特別措置の見直しと、物価上昇に見合った税負担の適正化をうたい、その内容は、最近にない国民収奪と大企業と高額所得者優遇の温存にほかならず、税負担の不公平をなお一層拡大するものにほかなりません。  具体的には、個人住民税の均等割りの三倍引き上げ、評価がえにより固定資産税が大……

第77回国会 地方行政委員会 第6号(1976/05/12、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 和田先生の退席の時間が迫っておりますから、お答えは和田先生の方から先にしていただいたら結構だと思いますが、まず、山本参考人にお伺いしますが、ひとつ地方財政の今日の危機の問題をめぐって、その原因が人件費が高過ぎるという問題と、それから先ほどもありましたが、福祉の先取りがやられているという、そういう意見が自治省、政府を中心に一昨年来非常に強まっているんですが、しかし、自治体で実際に住民に責任を持って行政を進めておられる知事さんの立場から言うと、全体として物価は上がるし、しかも新しい行政需要というのがふえるし、したがって、すぐれた人材を得ようとすれば東京よりも低い待遇ではどうにもなら……

第77回国会 地方行政委員会 第7号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 大臣が衆議院の委員会へ行かなきゃならぬということでありますから、先に、当面する地方財政の重大な困難な事態をどう打開するかという点についての基本的な大臣の考え方というのを、最初にお聞きをしておきたい。  私は今日、不況とインフレが同時進行しているというきわめて日本経済の深刻な危機の時期に、より一層地方財政というものを強化をする、こういうことが必要なのではないかというように考えるわけです。御承知のように、国がいろいろ事業を計画をしますが、実際にそれを執行するのは自治体ですし、その七割を実際には地方自治体が執行する。そうして地方自治体は、御承知のように地域住民の生活と密接に結びついて……

第77回国会 地方行政委員会 第8号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 共済年金の方で二点、それから災害補償関係で二点、四点だけお尋ねをしたいと思います。  まず年金の方ですが、今度の改正で、先ほども話が出ておりましたが、六段階での基準でアップをする。まあ少しでも上厚下薄の年金の額を、きわめて不十分ではあるけれども是正をする。しかし、実際には上げなければならないところには十分に上がっていない、こういう点は指摘もありましたが、しかしいずれにしても、そういう方向が今回とられたということは一歩前進だと思うんです。私はこれをさらに引き続いて追求をしていく必要があるだろう。もちろん旧恩給制度の部分も残っておりますから、全く差をなくすということはいろいろな面の……

第77回国会 地方行政委員会 第9号(1976/05/20、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 あとの予定が詰まっておりますから、ひとついままで議論になったところは少し飛ばしてやりますから、答弁の方もひとつ簡潔にしてください。  最初に、七十六国会で成立したコンビナート防災法ですね、六月早々には施行するということですから、必要な政省令その他の規定整備をして、おくれないようにひとつやってもらうように念を押しておきたいと思います。  そこで先ほどもちょっと話が出ましたが、不等沈下のタンクの点検ですね。先ほど御報告になりました、開放検査の未実施が十基ですか、それから基礎修正の未修正が十四基、これはまあ検査をして一年たっているんですが、危険だから開放検査なり、あるいは基礎修正をし……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1976/10/26、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 国会に報告されました中間報告でのPXL問題については、いままでの捜査の範囲内では犯罪容疑が認められない、こういうことになっておりますが、最近行われました朝日新聞の世論調査、十月二十三日に報道されております内容を見ますと、PXLの採用問題にも「不正がありそうだ」という方が六七%もあります。すなわち、国民の圧倒的多数はこのPXL問題についての捜査の現在の到達点について納得をしていないということを物語っていると思います。  そこで、法務当局にお伺いしますが、PXLの白紙還元をめぐる疑惑、これらを中心にして当然捜査をなさっていると思いますが、今日まで事情聴取をされた四百六十人のうち、P……

第78回国会 議院運営委員会 第9号(1976/11/04、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 ちょっとお尋ねしたいのですが、立木議員の方から国会法百二十条に基づく国務大臣稻葉修君に対する処分要求書が提出をされまして理事会の討議になっておりますが、この取り扱いはどうなっておりますか。
【次の発言】 そうすると、継続ということですか。
【次の発言】 そうすると、これは九月の二十九日、国務大臣稻葉修君が本院の会議において、議員中村利次君の質疑に対する答弁の際に、中村君の質疑内容と何ら関係のない発言を行った。  特に、第一には、立木君の、国民や政党が憲法に定めておる言論の自由に基づき国会の外で裁判を批判する当然の権利と国会が司法権に不当に介入し国会で判決の当否を論議するごとき違……

第78回国会 災害対策特別委員会 第2号(1976/10/08、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 すでに十人の委員が質問に立っておりますから、私、最後になりますが、ちょっと重複する部分は外して、そして幾つかの問題について質問したいと思います。  一つは、どこへ行きましても、激甚災の適用、それからその基準の緩和、これは災害が起こりますと、どこの自治体でも要請がされます。自治体にとっては激甚災の適用を受けるかどうかというのは、とりわけいまの非常に厳しい地方財政のもとでは重大な問題になるわけですね。ところが、この基準に合致しないと、すとんと一般災害になっちゃう。間にこのような緩衝地帯がないわけですね、オール・オア・ナッシング。だから、どうしてもそこで採択基準を余り厳格にするのでは……

第78回国会 災害対策特別委員会 第4号(1976/10/27、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、農業共済の問題についてお伺いしたいと思います。  農業共済の建物共済に火災と総合とがあるんですが、それぞれの加入者数、これが大体どのぐらいになりますか。
【次の発言】 火災共済の方が圧倒的に多いわけですが、この点、総合共済の方がおくれているからだろうと思いますが、総合共済とのずれ、この辺の原因についてはどういうように把握されていますか。
【次の発言】 補償給付ではどういう状況になりますか、火災共済と総合共済どちらが有利なんですか。
【次の発言】 総合共済の方が支払い共済金は多いわけですか、風水害が含まれるから。
【次の発言】 金額の方はどうですか。

第78回国会 災害対策特別委員会 第5号(1976/10/29、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間もありませんから……。  いずれにしても地震をいまの科学ではなくしてしまうということはできないわけですね。しかも、日本列島のいまの過密の進行状況や、あるいはコンビナート地域その他危険地帯が集中しているわけですから、そういう状況を考えますと、先生方御指摘になっていますように、予知がきわめて大事であります。同時にまた、萩原先生がおっしゃしましたように その余地は防災のために行うのであって、防災の体制がそれに伴って確立をされるということが必要だという御指摘は非常に大切だというふうに思います。もう一つの問題は、その予知されたものの情報の伝達が的確になされなきゃならぬ、これもきわめて……

第78回国会 地方行政委員会 第2号(1976/10/12、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、政治姿勢について大臣にお伺いしたいと思います。  その第一の問題は、御承知のように、今日地方財政はきわめて厳しい状況の中に置かれておることは御承知のとおりであります。こういう今日の地方財政の危機、その原因は一体何にあるのか、このことを正しく認識をするということが、この地方財政の危機を打開をして、そうして地方自治の本旨に基づく行財政の条件を整えるという上できわめて重大だというように考えております。大臣も、就任のときに各新聞記者会見で、危機に立つ地方財政の改善に努力をするということをお述べになっております。したがって、今日の地方財政の危機についてどういう御認識にあるのか、この……

第78回国会 地方行政委員会 第3号(1976/10/21、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 午前中にも同僚委員の方から指摘がありましたが、ロッキード疑獄の事件は国民の間に非常に大きな政治不信、政治家不信を引き起こしておることは御承知のとおりであります。 しかも、この捜査によって逮捕され、起訴されたところの田中角榮あるいは橋本登美三郎、佐藤孝行、これらが何ら反省をすることなしに、逆に潔白宣言などをしながら立候補の意思表示をしております。新聞の投書欄を見ましても、これに対する国民の怒りあるいは政治に対する不信、これはますます大きくなってきていると思います。しかも、その中で、単にそれだけではなしに、選挙違反の疑いのある行為が行われている状況が生まれてきています。これはわれわ……

第78回国会 地方行政委員会 第5号(1976/10/28、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 動議を提出をいたします。  動議の内容は、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案の審議をしております運輸委員会並びに公衆電気通信法の一部を改正する法律案の審議を進めている逓信委員会、それぞれと当地方行政委員会との連合審査を議決していただきたいと存じます。  この両委員会の審議法案は、国鉄運賃並びに電信電話料金の値上げに関する法案であります。したがって、これは自治体の行財政に非常に大きな影響を持つと同時に、私鉄運賃の値上げ等、その他物価に波及をする影響も甚大であります。これは地域住民の生活に重大な影響を与えますから、したがって地方自治行政を預かる当委員会としても多……

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/05、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 委員長、関連。  関連質問を行います。  まず第一の問題は、臨時国会の冒頭、九月の二十二日に五党国対委員長会談が行われました。そこで政府は、事件の真相について国会に対し中間報告を行うべきである、こういう合意が成立をいたしました。そしてさらに、口頭ではありますが、中間報告の中には、いわゆる灰色高官の公表を含むとはっきり確認をされています。現在、政府が行おうとするところの中間報告、これとは根本的に異なるわけであります。五党国対委員長会談の合意を踏みにじり、欺瞞をするものと言わねばなりませんが、まず、この点についての見解をお伺いしたいと思います。  第二の問題は、三木総理は、国民がこ……

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1977/03/25、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 小佐野賢治に対する五十二年一月二十一日の公訴事実、これによりますと「四八年二月初旬ころロスアンゼルス空港でコーチャンの指示を受けたクラッターから、ロッキード社の右児玉に対する支払金員の一部である米国通貨二〇万ドルを受領した」ということで、外為法違反で公訴請求をなさっております――間違いました。そうじゃない。証人の証言の偽証ですね、これで起訴されているわけですが、この偽証で起訴されている内容の中にこの事実が明記されています。先般、わが党の橋本議員がこの問題についてただしましたときに、安原前局長は、この内容についてはいずれ外為違反及び所得税法違反の公判の中で明らかになるという答弁を……

第80回国会 災害対策特別委員会 第6号(1977/04/27、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは、コンビナート防災問題について質問をしたいというように思います。  高成長のもとで、巨大なコンビナート基地群がどんどんできましたが、これが一方では、公害の発生源であると同時に、危険物の集積の地域としてきわめて危険な存在になってきています。そういう状況の中で、一昨年の五十年十二月十七日にこのコンビナート防災法が成立をいたしました。特別に、火災あるいは爆発あるいは油の流出あるいは震災のときの被害の増大、これらを食いとめるための対策というのが一応生まれたわけでありますが、その後、この法律ができましたけれども、それが、特に企業側が十分このことを理解をして、そうして防災上の措置を……

第80回国会 地方行政委員会 第4号(1977/03/24、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 大臣就任後最初の質問の機会ですから、毎年の地方財政をめぐる問題で基本的な点についてだけきょうはお伺いしたいと思っております。  いままでも同僚委員がいろいろお話しされましたが、大臣の所信表明でも、新憲法のもとでの「地方自治制度がスタートしてから三十周年に当たる意義深い年」だと強調されています。そしてさらに、「地方公共団体が自主と責任を基本として地方行政を行うことができるよう、地方自治の基盤の一層の充実を図る」ことが課題だということを大臣は表明をされていますが、今日、この地方公共団体が自主と責任を基本とした地方行政を行おうとしても、きわめて深刻な地方財政危機の実態がある。したがっ……

第80回国会 地方行政委員会 第5号(1977/03/29、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回は地方財政の基本問題について議論をいたしました。きょうは地方の財源を一層強化をするという点で、具体的に道路財源と道路政策、これを中心にひとつ議論をしてみたいと思います。  すでに御承知のように、四十八年から五十二年度にかけまして第七次の道路整備五カ年計画が進められております。これは来年度五十二年度で第七次計画が一応終わるという段階になるのですが、建設省の方へこちらの方でお聞きをいたしました。時間の関係もありますから私の方から申し上げますが、それの到達状況といいますか、進行状況は、五十二年の三月末の見込みですが、これが一般国道で改良率が八六・七、舗装率が九二・九、都道府県道が……

第80回国会 地方行政委員会 第6号(1977/03/31、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、地方税法という法律は一体どういう法律かという問題を中心に少し議論をしてみたいと思いますが、そういう意味から、まず最初に地方税法の第二条の趣旨、これについての自治省の見解を聞かしていただきましょう。
【次の発言】 いまの御説明は、一つは地方団体が地方税の課税権を持っておるという点ですね。ただし、その中に二つの問題があるという御説明があったと思います。この点は私も賛成なんですが、これは当然自治法の二百二十三条の規定や憲法の九十二条の規定から言ってもそういうことだろうと思います。もちろんその地方団体の課税権が固有の権利であるかどうかという点では議論がまだ分かれておるようで……

第80回国会 地方行政委員会 第7号(1977/04/12、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは、信用金庫に対する税の減免措置及びそれに関する若干の問題について質問をいたします。  まず、大蔵省と自治省の方から、法人税、固定資産税、事業所税、これらについての信用金庫に対する税の減免措置についての説明と、そういう減免措置をするに至った理由、根拠といいますか、理由を述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 信用金庫法では、「この法律は、国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資するため、協同組織による信用金庫の制度を確立」をしていくという趣旨で信用金庫はつくられて、したがってそれを保護、育成するといいますか、育てる立場からこういう特別の減免措置をしていると……

第80回国会 地方行政委員会 第8号(1977/04/14、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間がありませんから、時間の許す限り幾つかの疑問点についてお尋ねしたいと思います。  最初に大臣にお聞きをします。御承知のように、現行憲法は国民の思想信条の自由を初め、基本的人権の保障を厳格に規定をしております。わが党もまた、昨年の第十三回の大会で「自由と民主主義宣言」を採択をいたしました。そして共産党には自由がないなどという反共主義者のデマ、中傷に対して決定的な反撃を加えると同時に、徹底的な自由と民主主義の追求こそがわが党の基本的立場であり、その具体的な結実、実を結ぶのが、それが社会主義社会であり共産主義社会である、こういう見地を明らかにしたところであります。この「自由と民主……

第80回国会 地方行政委員会 第9号(1977/04/19、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 一つだけお伺いします。  問題は、自主規制でそういう改造が容易な拳銃が出回らないという状態ができれば一番いいわけですね。これはまあ警察当局からの話では、アウトサイダーやあるいは業者の中にも、改造可能な、自主規制がありながらも、片一方ではそういうものをつくっている業者も中にはおるんだという話をこの間なさっておるのです。これは事実かどうかというのは、われわれもう少し検討しなきゃならぬ、調べなきゃならぬと思います。したがって、現行の法体系でそういう自主規制を強化をしながらそういう改造可能な拳銃の製造を取り締まる、そういう条件はないのかどうかという点は、今後の委員会の審議を通じてただし……

第80回国会 地方行政委員会 第10号(1977/04/21、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回は、公安委員長に対して総論的な問題について、短時間でありましたがお伺いいたしました。したがって、きょうは若干具体的な諸問題について見解を聞いていきたいというふうに思います。  まず一つは、模造拳銃と模擬拳銃との関係の問題です。この模造拳銃と今度新しく加えられた模擬拳銃という概念、この比較ですが、社会的に言うなればどちらが危険だろうかという問題ですね。たとえば撃発部分がないものでも、色が黒くて、そして拳銃に似ているもの、これは模造拳銃ということになる。これに比べたら、改造が可能な模擬拳銃の方がはるかに危険度が高いというように言えるのではないかというように思うのですが、この点は……

第80回国会 地方行政委員会 第11号(1977/04/26、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、ただいま議題となりました銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案について、日本共産党を代表して、本改正案に対する修正案に賛成、原案に反対の討論を行うものであります。  本改正案は、モデルガン規制の強化と法定刑全般の大幅な引き上げをその内容としておりますが、そのいずれについても重大な問題点を指摘せざるを得ません。  まず、モデルガンの規制強化についてでありますが、私は、暴力団等が頻繁に改造を行い、それを犯罪に用いていると言われる事態については、これを厳しく取り締まるべきは当然であり、それは本法及び武器等製造法などの現行法あるいは暴力団取り締まりの強化により可能であると考……

第80回国会 地方行政委員会 第12号(1977/05/12、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 交付税制度は、もうすでに御承知のように、地方公共団体がその財政力のいかんにかかわらず一定の行政水準を維持し得るような、そのための必要な財源を保障する財源調整を行おうとする制度である。言いかえますと、この財源調整を通じて地方自治体に対して地域住民のシビルミニマムを充足する、そのため必要な一般財源を保障するというのが交付税の本来の性格であり、機能であるというように解しておりますが、この点の確認のためにひとつお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 ところが、今日までのこの交付税制度の運用の実態を見ますと、本来のそのような性格、機能、これがゆがめられてきているのではないかというふ……

第80回国会 地方行政委員会 第13号(1977/05/17、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは時間をできるだけ短縮したいと思いますから、答弁の方、ひとつ簡潔にお願いをしたいと思います。  まず、厚生省にお伺いしますが、全国のハンセン氏病患者数、それから療養施設の状況について述べていただきたいと思います。
【次の発言】 国立療養所の数は幾らになりますか。
【次の発言】 そのうち離島にあるのは何カ所ですか。
【次の発言】 国立で五カ所ありますか、離島。そうですか。どこですかね。厚生省に聞いたところでは、大島の青松園と長島ですね。長島は二つありますから、まあ二つを一つにしても、その二つじゃないんですか。ほかにまだどこがあるんですか。

第80回国会 地方行政委員会 第14号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、市町村共済の短期の問題についてお伺いしたいと思います。  先ほどから議論になっておりますように、市町村共済の短期の会計が非常に困難な状態になっておるわけですが、五十一年度で財源率千分の百を超えたところ、これは何件ありますか。
【次の発言】 五十一年度。
【次の発言】 このうち、特交で特別の措置をしたのは何組合になりますか。
【次の発言】 特交での特別措置をやる基準ですね、これはどういうことになっておりますか。
【次の発言】 五十二年度の見通しはどのような状況ですか。
【次の発言】 五十二年度の場合、財源率を改正をしないで赤字決算を見込むというところがあと二つぐらいあるんじ……

第80回国会 予算委員会 第13号(1977/04/05、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 関連。  いま総裁は、地位利用はしてはならないと。そこでお伺いしますが、私どもの調査によりますと、国鉄の関東地方の資材部、そこの石塚営業係長と企画係長の二人が、この三月に部長代理だと言って昼ごろに、国鉄に対して年間二千五百万円内外の物資を納入をしている会社にやってまいりました。で社長に会って、先ほどごらんの伊江朝雄の後援会への入会申込書、これを大量に持ち込んでそして会員の拡大を要請をしているわけです。この要請を受けた会社は、皆で相談をして、国鉄の担当職員、社員を窓口にさしてそうして職場でその申込書に名前を書いてもらう、こういうことをやっている。  ちなみに、昭和五十年度の関東地……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 外務委員会 第2号(1977/10/22、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず大臣にお尋ねをしますが、米軍基地の労務費の新たな負担問題でですね、報道によりますと大体六十二、三億程度というところになってきて、できれば二十六日の日米合同委員会においてでも回答するというような報道が出ているんですが、これは地位協定上も問題がないと、そういう結論が出たということなのかどうか、この点について、まずお伺いいたします。
【次の発言】 そうすると、二十六日の日米合同委員会にでも回答したいというような報道がありましたが、まだそこまでは煮詰まっていないと……。
【次の発言】 この問題は、先日も、衆議院の外務委員会でわが党の寺前さんの方からも問題を提起しておりますが、これは……

第82回国会 地方行政委員会 第2号(1977/10/25、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 先般起こりました日航機のハイジャック問題について、きょうは警察、法務省、運輸省関係にお尋ねしたいと思うんです。  この件は世界的にも大問題になりましたし、そしてこの再発防止のためには内閣、政府に対策本部が設けられて、鋭意その対策を練られている段階であります。したがって、このハイジャック防止をするために関係各省は最大のいま努力を傾注をされていると思います。これを防止をするためには、私はまずこの事件の全貌を早く明らかにすると、そしてなぜそういう事件が起こったのか、またどこに問題点があったのかという点を明らかにしてその対策を立てるということがどうしても必要だと思うわけです。そういう意……

第82回国会 地方行政委員会 第3号(1977/10/27、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回に引き続いてハイジャック問題について最初に警察庁にお伺いしたいと思います。  前回は長官が出席できなかったのですが、いろいろ具体的に警察庁自身が今日までの努力の結果、把握をされている状況なり、あるいは今後の対策についてある程度お伺いをいたしました。そこで、きょうは長官がお見えいただきましたので、最初に長官の方からこの問題についての今後の対策について、長官としての見解あるいはこれまでとってきた問題について改善をすべき点、あったのかなかったのかという点まで含めて長官のまず見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先日そういった問題、警察の態度、これからの対策ですね、それらを……

第82回国会 地方行政委員会 第4号(1977/11/01、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうはこの国会で、当委員会として大臣の出席を求めて最初の問題でありますので、特にまあ来年度の地方財政の展望をめぐっていままでずっと議論をされてまいりました。私もこれからその問題について大臣の見解というのを聞いていきたいというふうに思います。  まず最初に、財政局長にお尋ねをしますが、まあ自治省としては新税その他税制の改革に大きな期待を持っておられるんですが、もしそれなしに来年度を迎えるという状況になれば、来年度の予想される財源不足額、これはどのぐらいというようにお考えになっているのかという問題です。それで、今年度の、先ほどから問題になっていました中期財政収支試算表ですね、これ……

第82回国会 地方行政委員会 第6号(1977/11/24、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは大学、学園における暴力集団の蠢動の問題についてお尋ねをしたいと思います。  文部省の大学局長さんは健康を害されておる中を御出席をいただいてありがとうございます。  国民の生命を脅かしたり財産を奪うというような例のハイジャック等の社会的凶悪犯、これは思想、信条の違いを超えて、ここに日本の平和と民主主義に対する共通の敵として断じて断定をしてもいいと私は思うんです。こういうハイジャックを防止をするためにもその根を断つことが必要です。すなわちその温床となっているあるいはその土壌である学園の暴力集団、彼らの無法活動を根絶をすることが重要だと思うわけです。御承知のようにわが党は、一……

第83回国会 決算委員会 閉会後第2号(1977/12/16、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 今日いまだに全国の学園で暴力集団が蠢動しているわけであります。これがわが国の学問の自由を破壊をし、民主主義を破壊をし、さらにまた、国際的にも強い非難を浴びている赤軍の彼らの蛮行を起こすその土壌であり、温床である。こういうことは明らかだと思うんですが、しかし、国内全体の中ではそれほど大きな問題になっていない。言うならば社会の盲点になっているんです。その点で、そういう立場から、先般、十一月の二十四日に本院の地方行政委員会で、文部省当局及び警察当局にこの問題についての見解をただしたところであります。きょうは特に京都大学における実情を中心にいたしまして、文部大臣の意見を問いたいと思いま……

第84回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1978/01/20、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 昨年末P3Cの導入を国防会議で決定をされたわけでありますが、このロッキード事件が明らかになって以来、国会でこの問題が追及をされました。その都度三木内閣以来政府の答弁は、疑惑の解明なしに機種の選定なしということをしばしば繰り返してこられています。したがって、国防会議で決定をしたということは、一切の疑惑の解明が済んだということになるのかどうか。この点について長官の答弁を求めます。
【次の発言】 P3Cについては犯罪とするだけの要件がなかったということは法務省当局も言っています。しかし、ロッキード社自身がどういう売り込み政策をやってきたかということは、私はこれははっきりしていると思う……

第84回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1978/07/17、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は去る六月の十三日に、当院の地方行政委員会で、世界基督教統一神霊教会、略して統一教会と申しますが、これと、それから勝共連合及び「世界のしあわせ」等の関連企業、これらが行っておりました数々の犯罪的行為について、具体的事実を挙げてそれに対する適切な処置を要望したわけでありますが、特に福祉に名をかりたインチキ募金、それから高麗人参茶、同濃縮液などの薬事法違反あるいは訪問販売法違反及び詐欺などと見られる行為、これらを具体的事例を挙げまして、警察庁初め関係各省が連絡をし合って、統一的な取り締まりに当たるように指摘をいたしました。これに対して当局も、その検討を約束をしたところでありますが……

第84回国会 社会労働委員会 第16号(1978/06/06、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間が限られておりますから、簡明にひとつお答えをいただきたいと思うんです。  まず、大臣にお伺いしますが、先ほどから大分議論になっておりますが、最高裁の判決では、被爆者対策について国の戦争責任あるいは国家補償の性格という点を非常に強調しておるわけでありますが、端的に言ってこの判決をどう受けとめておられるか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 被爆者対策について、従来厚生省の答弁というのは、社会保障と国家補償の中間というよりは、逆に国家補償の対象としてはなり得ない、あるいはなじみ得ないといいますか、そういう見解の方が露骨であって、しかも、地方裁判所で最高裁と同じような判決……

第84回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1978/08/10、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、国家公安委員長にお伺いしたいと思います。  大変遺憾なことではありますが、警察官の不祥事件がいまなお後を絶たないわけであります。本年一月に入りましてから例の女子大生殺しがありましたし、引き続いて東調布署の若い警官が主婦を襲うという事件が起こりました。つい最近には京都で西陣署の巡査部長の広田というのがピストル強盗事件を起こすという、そういう問題が起こっておりまして、国民に非常に大きなショックを与えております。これらの問題が起こりますと、新聞の投書欄に、警察官に対する不信の念というものが載っているわけでありますけれども、こういう事件が後を絶たないという問題について公安委……

第84回国会 地方行政委員会 第2号(1978/01/30、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 端的にお聞きをしたいと思います。  提案理由の説明の中で、後年度においてはいわゆる国税三税の収入決算額の増減による精算は行わない、こういうように大臣も提案理由の説明で明言をされました。ということは、もう後年度の精算はやらぬということですから借金はない、貸し借りはないと、こういうことだと思うんですが、どうですか。
【次の発言】 ちょっと奥歯に物のはさまったような答弁ですな。  そのほかの意味の借金はこれはあるんですか。
【次の発言】 臨特は別でしょう。
【次の発言】 だから国税三税の減収に伴う普通の精算、これはもうやらない。だから借金はない、貸し借り勘定はない。そういうことだけで……

第84回国会 地方行政委員会 第10号(1978/04/26、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷です。大変ありがとうございました。もう時間も遅いので、横須賀の市長さんに実際上の現場での問題についてお聞きをしたいというふうに思うのです。  一つは、これは深谷先生が引用されていましたけれども、四十一年から四十九年ごろまでは単独事業費というのはずっと伸びてきていますね、高成長で自然増が出ている時期は。ところが五十年、五十一年というのは急速に単独事業費というのは決算を見ても減少していますね。借金財政になりますから、前のような自然増といいますか、自由に使える金が少なくなっているのですから、当然そうなってきておる。そういう点、市長さんとして市民のいろいろな要求にこたえると……

第84回国会 地方行政委員会 第11号(1978/04/27、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 いまも議論になっておりましてもう詰まらぬのでということになりましたが、この六条の三の第二項の適用問題、これは私はきわめて重大だと思いますので指摘をしたいと思います。  一たんこれ、去年もそうでしたし、ことしもここでルール化をして、これでは六条の三の二項による制度改正だと、そう言わなければ交付税法違反になりますから言わざるを得ぬわけですからそれは変わらないでしょう、大臣答弁としては、現在の段階で。しかし、いままで交付税率の引き上げが七回ほどやられてきています。しかし、それらは全部いわゆる六条の三の二項の適用といいますか、それに該当する事態ということで税率の引き上げがなされたのでは……

第84回国会 地方行政委員会 第13号(1978/05/11、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、警察当局の姿勢といいますか、取り締まり当局の姿勢にかかわる問題として質問をしたいというふうに思います。  問題は、先般京都で知事選挙並びに参議院の補欠選挙が行われました。この選挙を通じて林田陣営、上田陣営の行いました二十数件にわたる選挙違反について、杉村陣営、杉村候補を推している会の事務所の選挙事務長あるいは共産党京都府委員会から告訴、告発をしております。これにかかわる問題をこれからお尋ねをしたいと思うんです。  まず最初に、警察当局にお聞きしたいのは、例の公選法の二百三十五条の第二項の虚偽事項公表罪、この問題ですが、これは有権者の公正な判断を損なわせる、そういう行……

第84回国会 地方行政委員会 第14号(1978/05/25、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、市町村共済の短期の財源率、特に掛金問題について、昨年もお尋ねしたわけですが、引き続いてお伺いしたいと思うんです。  市町村職員の共済あるいは健保の問題ですが、健保適用のところが四十七市、約三十八万おりますね。そのうち政令都市の関係を除きますと十七万。それに対して同じ市町村職員の共済組合の方が約八十九万。ところが、同じ市町村職員でありながら健保適用の方は平均千分の二十五・八ぐらいの掛金率。こちらの共済の方は平均千分の四十四・八というように掛金率で非常に大きな開きがある。この点についてどういう考えをお持ちか、まずその点からお伺いしたいと思います。

第84回国会 地方行政委員会 第16号(1978/06/13、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 本日は、世界基督教統一神霊協会、略して統一協会と申し上げますが、これに関する暴行、暴力事件、その他の刑事事件に関する問題、それから福祉に名をかりるところのインチキ募金とか訪問販売、これらの諸行為についてただしていきたいというように思います。  まず最初に、統一協会に関する問題については、昨年来衆参両院でもいろいろの角度から取り上げられています。その中で特に刑事事件に関する問題でその後どういうことになっているかということの報告を数点受けたいというふうに思います。  まず第一番目は、三重県の松阪市の鎌田町朝日町四二八の浜田智恵子さんに対する五十二年三月八日統一協会本部における暴行事……

第84回国会 予算委員会 第4号(1978/01/31、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 関連。
【次の発言】 総理と運輸大臣にお伺いしたいと思います。  昨日の公判廷で大久保証人は、松井氏からお世話になった政治家の方々にお礼をするという話を持ち込み、それに対して大久保氏は何らの疑惑を感じなかった、当然と受け取っているわけであります。本来政治力や行政力の介入があり得ないところの民間航空会社の機種選定、これに一体どんなお世話の仕方があるのか、彼らが一体何をしたのか、この点を国民は知りたいと思っているわけであります。大久保証言では三十ユニット三千万円、これについて証言をする中で、全日空側が六人に配分をする、これが丸紅段階で七人になった、そういう経過も証言をしております。……

第85回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1978/10/20、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず法務省の方にお伺いしますが、昨日の嘱託尋問調書の法廷における公表で、コーチャンが、児玉はわれわれのためにP3Cで働いた、彼は六五年以来このことについて働いているというように言っておりますが、この点は確認できますか。
【次の発言】 「ロッキード売り込み作戦」の中で、いわゆるコーチャンの回想録によりますと、先ほども出ましたが、四十七年の十月の五日、日本政府がロッキード、ボーイング、ダグラスのアメリカ三社のエアバスを日航と全日空に購入をする、それについて決定をしたということを小佐野から聞いて非常に驚いたという問題があります。こういう問題について、運輸省見えてもらっていると思います……

第85回国会 地方行政委員会 第2号(1978/10/17、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、地方財政の展望の問題についてお伺いしたいと思います。  税制に大きな変動がない、そして来年度を迎えるということになりますと、例の地方財政の収支試算ケースIのケースになると思うんですが、それでいきますと、財源不足額が四兆三千億、こういうようになっています。これは不確定要素が大分ありますから確定的なことは言えないにしても、このままの状況でいきますと少なくとも四兆円以上の財源不足額が生じるであろうというように思うんですが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 その場合の対処の方法ですね、これについてはどういうようにお考えですか。

第85回国会 地方行政委員会 第3号(1978/10/19、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは、五点について質問いたしますので、答弁は簡明にひとつお願いしたいと思います。まあ失礼なことも言いますけれども、大臣、ひとつ簡明にわかりやすくやっていただくようにお願いしたいと思います。  まず第一の問題は、雇用問題です。不況対策法案がこの臨時国会で一つ成立をすることになっておりますが、実際にこれを運用するのは地方自治体であります。したがって、その点での関連で少し自治省の考え方を聞いておきたいというように思います。  それで、中小企業の法の方も、それから離職者法の方も、どちらも特定地域の指定があります。中小企業の関係の方は市町村長が認定業務などを行うことになりますが、した……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/05/31、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 お二人の先生方の非常に貴重な御意見を拝聴いたしましてありがとうございました。大変失礼になるかと思いますが、時間の関係で私の質問は宮崎参考人に三点についてお願いしたいと思います。  第一点は、A規約の八条の2の権利の行使の制限に関する規定はどう理解すべきかという問題ですが、特に公務員の解釈範囲といいますか、これについて御意見を聞かせていただきたいと思います。  それから第二点は、先ほどから議論になっております選択議定書の問題、それからB規約四十一条の宣言の問題です。久保田参考人の方からは、言うならばまだそれに対応する体制が十分に整っていない、ある意味から言うたらば時期尚早といいま……

第87回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第2号(1979/04/16、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 政治工作にお金を使われて、それによって政策決定がゆがめられる、この点に国民の今日の怒りがあるというように思います。したがって、このメカニズムを国民の前に明らかにするということが必要だというように思うのです。  そこで、三月の二十二日の当院の予算委員会の証人喚問で山村証人は、「政治資金でございますか。実は、本委員会に私が召喚されるにつきまして、会社当局に説明資料をつくっていただくようにお願いしておりましたところが、十四日でございましたか、検察庁の強制捜査によりまして、資料全体が持って行かれたようでございます。」、こういうように証言をしております。わが党の調査によりましても、この政……

第87回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第5号(1979/05/28、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷です。  先ほどお父上の亡くなられた年が三十七年であったというようにお答えになりました。三十七年ということになりますと、四十年に防衛庁の長官におなりになるまでの間、相当の期間があります。その間、高畑さんの方からお悔やみの電話、あるいはまた高畑さんとはしばしばお会いになっているようですが、お会いになったことはありませんか。
【次の発言】 記憶がないということは、会ったかもしれぬということですか。会ってない、全く会ってないということと、どちらでしょうか。
【次の発言】 そうすると、御父君がお亡くなりになって四十年に防衛庁の長官に御就任になるまで、高畑さんとお会いをした記……

第87回国会 地方行政委員会 第5号(1979/03/29、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、自治大臣にお尋ねをしたいと思います。  今日、地方財政の空前の危機に当たりまして、自治体の自主財源の確保がきわめて重要なことは御承知のとおりであります。その一つとして、一般消費税を導入してその一部を地方財源に加えるという構想が云々されているわけですが、これはきわめて重要な問題だと思います。ところが、この一般消費税の導入の方針をめぐって、一般消費税の五十五年度導入は、昨年の十二月二十七日に自民党総務会決定がされる。さらに一月二十五日、この国会における金子大蔵大臣の財政演説では、五十五年度のできるだけ早い時期に実施するため必要な諸準備を進めていくというように述べておられます。……

第87回国会 地方行政委員会 第7号(1979/05/09、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。  工藤参考人、それから牛嶋参考人、成瀬参考人にお伺いしたいと思います。  私は、現在の地方財政、特に交付税制度というのは現状はもう崩壊をしているというように思っているんです。工藤さんもおっしゃいましたけれども、都道府県で不交付団体はたった一つだと、それから市町村も四十八でしたか、そういう団体で、ほとんどが交付税制度の世話になっている。これではもう財源調整の機能も財源保障の機能も果たすことができないわけですね。したがって、六条の三の二項があって交付税率を引き上げるにしたって、それこそ六〇%ぐらいまで、交付税だけで処理しようとすればそれぐらいまで上げない……

第87回国会 地方行政委員会 第8号(1979/05/22、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず自治大臣にお伺いしたいと思うんですが、最近数年間、御承知のように地方財政はきわめて深刻な事態になってきております。もう瀕死の重症にあるといいますか、そういう事態で、早急に抜本的な手を打たなければ、国の財政はもちろん地方の財政にとっても重大な事態になるのではないかということを危惧をしているんですが、したがって、その辺についての政府の対処、対策、これを伺いたいと思うんです。  そこでまず最初に聞きたいのは、なぜこういう事態を招いたかという原因についての認識ですね、大臣の。これをまず聞きたいと思います。
【次の発言】 石油ショックによって経済の停滞が起こってそして税収が減少する、……

第87回国会 地方行政委員会 第9号(1979/05/29、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 それじゃ、運輸一般京都地域支部の宮川運送分会及び同会社に対して、五月十四日及び十八日の両日にわたりまして、組合幹部らを初め組合側、それから社長初め会社側、これらについて、逮捕し強制捜査に踏み切った事件、これについてお伺いしますが、その逮捕者の氏名及び被疑事実及びその後の経過について、まず概略報告をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 いま報告された内容について、具体的にひとつ尋ねていきたいと思います。  まず第一ですが、分会長の上野克守君ですね、彼の幾つかの――暴行傷害容疑でありますが、その第二の被疑事実として挙げています窃盗容疑の問題ですね、その内容を報告してもらいたいと……

第87回国会 予算委員会 第8号(1979/03/15、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 昨日、検察当局は、日商岩井に対して強制捜査に踏み切られました。報道によりますと、RF4E十四機導入で一機三万ドル計四十二万ドル、それから事務所経費二百三十八万七千六百三十四ドル、計二百八十万七千六百三十四ドル受領しているということであります。これ自体は、正当なものならば当然隠す必要はありません。ところが、四十五万ドルを簿外資金化しようとする。ということは、これが不正な目的のために使用するという意図を持っておったというように考えられますが、この点検察当局の御見解を聞きたいと思います。
【次の発言】 つまり、全日空の例でも明らかだと思うのです。藤原証言によりますと、日商岩井が政治工……

第87回国会 予算委員会 第12号(1979/03/22、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷です。  まず証人にお伺いしますが、社長の特命で三人の専務さんが調査に当たるということになったというのは、軍用機を含めて航空機の取引をなさっているわけですから、その社会的責任からいっても当然だというように思うのです。そこで、特にいま三月十四日の強制逮捕で明らかになりましたように、あの中で防衛庁に隠してダグラスから偵察機十四機の購入について約八億円に上る事務所経費名義の不明朗な金をもらう。それだけではなしに、四十三万ドルにも及ぶ手数料も受け取る。一方、防衛庁からは六千万円ものコミッション手数料、これももらう。そして刑法を犯してまで裏金をつくる。こういう航空機部門のあく……

第87回国会 予算委員会 第14号(1979/03/24、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 関連。
【次の発言】 自治省にお尋ねしますが、先ほど教育委員の問題でいろいろ御説明をなさいました。しかし、実態に基づいて基準財政需要額の計算をしないと、それが適正かどうかというのは非常にわかりにくくなるわけですね。だから、いろいろな操作をやって実際上は基準財政需要額の方が収入額を上回らぬように操作をやっているというようにしか考えられない。この数年、東京都の基準財政需要額の伸びと収入額の伸びを見ますと、需要額が必ず収入額よりは上回らないように自治省の方では計算をされているわけです。ですから、そういうややこしい計算をするのじゃなしに、私は正しい実態を基準財政需要額の中で明らかにする……

第87回国会 予算委員会 第19号(1979/03/31、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。どうぞおかけください。  有森さんの証言で、岸事務所に海部さんのお供をしてかばんを持って数回は訪問した記憶があると、数回あると、こうおっしゃった。そして、主として会ったのは中村長芳さん。自分有森さんはその場所には入らないで外でといいますか別のところで待っておった、こういう証言をなさっております。そこで、委員長の方から再尋問をあなたにされました。そうしたら、あなたは、一緒に行ったかどうか記憶がないというようにおっしゃいましたが、否定はされませんでした。ですから、恐らく何回か行っておられると思うのです。この岸事務所訪問の目的は一体何でしょうか。

第88回国会 社会労働委員会 第1号(1979/09/06、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 スモン問題も今日まで、とりわけ患者の皆さん方の血のにじむような長い闘いの中で、やっと最終的な一応の段階を迎えることになりました。もちろん全面的な解決はまだ今後に残されておるわけでありますが、私どもも今日までその早期かつ全面的な解決のために努力をしてまいりました。そして、一日も早い被害者の救済が実現をするようにいまもなお希望すると同時に、これが薬害の全面的な根絶へ向けての第一歩となることを心から期待をするものであります。  そこで私は、今日の段階において改めて製薬企業及び国がとるべき基本的態度についてまずお伺いしたいと思うんです。  いまさら申し上げるまでもなく、スモン患者の皆さ……

第90回国会 決算委員会 閉会後第1号(1979/12/13、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 最近KDDを初め特殊法人の乱脈をめぐって国民の批判が高まっているわけでありますが、公営競技においても、例の日本発馬機の裏金の問題が表面化しております。言うまでもなく公営競技は、ギャンブルが刑法によって禁止をされているという状況の中で、法の厳正な規制を条件に特に認められているものであります。したがって、その売上金の使途は法の規制のもとで公的なものに限定をされるべきであります。  私が本日問題にしたいのは、その公営競技の一部に、その売上金の一部がストレートに一民間法人に流れる仕組みをつくり上げ、今日までに数百億の金が法の規制もなく使用されているという点であります。しかも重大な点は、……

第90回国会 決算委員会 第2号(1979/12/05、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 警察庁にお尋ねいたしますが、昨日KDD関係の強制捜査を行われました。これは、国民がいつ警察が乗り出すかということで非常に大きな期待を持っておったわけであります。ところが、捜査をなさった個所ですが、佐藤前社長室長とそれから密輸の発覚をした二人、ここは捜査をされているんですけれども、この密輸なり贈答に関与する中心人物である前板野社長に対する強制捜査が行われておらない。この点、これはイタチのしっぽ切りではないか、率直に言ってそういう感じを持っている国民の皆さんも多いんですけれども、この辺について、一体どういう事情なのかお伺いしたいと思います。

第90回国会 地方行政委員会 第1号(1979/12/06、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 大きく言いまして、二点の問題をお尋ねしたいと思います。  第一点は、消防力の基準の問題といいますか、消防力の充足の問題ですね、この問題についてお尋ねしたいと思いますが、まず、消防力の充足の現状についてどう認識をし、その見通しについてはどのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 三年ごとに調査をなさっているわけですが、いまおっしゃった五十三年の四月現在ですね、その三年前のときに比べて、年にすると大体二%、全体として平均すれば大体二%ずつぐらいの上昇ですかね。消防ポンプ自動車で三年前が八〇%、これが三年間で五・八%伸びている。これは大体二%足らずでしょう。はし……

第91回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第2号(1980/05/14、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 児玉譽士夫に流れた金のうち、五億円分だけがドル建ての部分があります。なぜかそういうドル建ての金がまじっています。この五億円についてコーチャンは嘱託尋問調書で百六十六万六千六百六十七ドルの額の十四枚のドル小切手が、これは小佐野抱き込みのための児玉の請求にこたえる五億円であるという趣旨を述べています。そして小佐野が浜田に肩がわりして百二十万ドル返済が始まったその直前の四十八年一月三日にこれが盗難に遭っています。そして返済は四十八年の一月十五日五十万ドル、四月二十八日二十五万ドル、七月十二日二十五万ドル、そして残額二十万ドルは十一月三日クラッターからロサンゼルス空港で受け取った二十万……

第91回国会 地方行政委員会 第1号(1979/12/21、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に私は、これから質疑をする立場について明らかにしておきたいと思います。  いま審議をされております共済組合法の改正案、これは、例年は恩給の増額に見合ってといいますか、前年度の公務員の賃金の引き上げを一年おくれでそれに準じて年金の増額をするという、まあそれを中心とした法案であります。ところが、今回の提案をされておる法案の中には、支給年齢の引き上げという、年金制度あるいは社会保障制度全般にかかわるきわめて重要な内容を含んでいるわけです。そして、通常国会から前の臨時国会を通じて審議を衆議院でなされてまいりまして、そして継続になって、本日開会をされた通常国会で審議をするという段……

第91回国会 地方行政委員会 第2号(1980/03/04、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まずお伺いしたい点ですが、補正による交付税をことし使わないで来年に繰り越しをする、国の手による年度間調整をやるに至った理由については、衆議院の地行の委員会やまた本日の委員会でも答弁されていますので、また、それを要約するとこういうことになるのですかね。一つは、今日新たな財政需要がないという問題。もう一つは、地方財政を短期的に見るのじゃなしに中期的な展望から、ことし使うんじゃなしに来年に使う。もう一つは、同じようなことですけれども、五十四年度に使ってしまえば結局五十五年度に穴があくから同じことだから、だから五十四年度の財政対策はもう済んだことなんだから五十五年度に回すと。まあ聞いて……

第91回国会 地方行政委員会 第3号(1980/03/18、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、警察庁長官に基本問題を一、二お聞きをしておきたいと思います。  一つは、まず今回の法改正の動機及び背景ですね、これについてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 凶悪犯が最近ふえてきていると、そのことによって国民も大きな不安に陥れられているということはわかりますし、したがってそれに対する規制も厳しくしなきゃならぬという条件があるということもわかるんです。ただ問題は、そのことのために角をためて牛を殺すような結果になってはぐあい悪い。それほど必要な規制が、今回行われる規制が、その規制を行うことによって片一方では人権の侵害なりいろんな不便を与えるとかあるいはいろいろ……

第91回国会 地方行政委員会 第4号(1980/03/25、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、国家公安委員長にお尋ねします。  この法改正の重要な契機というのは、いわゆる梅川事件の発生にあることは明らかでありますし、しかもその後の警察庁の調査によりましても、凶悪犯罪者あるいは暴力団の組員が許可をされて銃を持っているという、そういうのも多数存在をするという状況ですから、これらの規制が必要であるということは言うまでもないし、また国民はそのことを期待をしているというように思うんです。しかし同時に、銃を持っている銃の所持者の大多数の方々は、健全なるスポーツの愛好者であり、あるいはまた猟によって生活を立てている人であるわけですから、これらの人に不便を与えたり、あるいは規制を……

第91回国会 地方行政委員会 第5号(1980/03/27、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 提案者にお尋ねをいたします。  衆議院の地方行政委員会で本法案の取りまとめに御努力いただきました労苦に、まず敬意を表したいと思います。  そこで、衆議院における法案取りまとめの経過につきましてお聞きをしたいと思うんですが、わが党が、現行の過疎市町村のうち非過疎市町村となるものに対しては、経過措置期限を切ることなく当分の間本法案を全面的に適用すべきであると、そういう主張をしておりまし夫けれども、結局、提案者の御努力によっていま提出されているような法案にまとまったというのが経過であろうかと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 それでは、あともう一周自治省の方にお尋ねをいたし……

第91回国会 地方行政委員会 第7号(1980/04/22、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 この法案につきましては、先ほどから同僚議員の方もしばしば触れておりますように、私どもは遅きに失したと言わざるを得ないわけであります。それだけに、この法案をつくる上で大きな役割りを果たした市瀬さんを初め多くの運動をなさってこられた方々の期待を裏切らない、そしてまたそれを支えてきた多くの人々の期待にこたえる、まあ一〇〇%とはいかないにしてもできるだけそういった世界の範たる法律としてつくり上げると、そういう責任が政府にも与党にも野党にもあるというふうに私は思うんです。したがって、そういう見地から、参議院に送付されて以来、当委員会の理事会あるいは理事懇で、これは与野党を問わず、少しでも……

第91回国会 地方行政委員会 第8号(1980/05/08、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 地方財政の危機を打開する問題、それから交付税措置が交付税法に違反をする、あるいはまさに交付税自身の自殺的行為とも言える措置で行われているという問題については、いままで何回か議論をしてまいりましたので、きょうはひとつ地方財政問題にかかわる具体的な問題三点について少し議論をしてみたいというように思います。  その第一の問題は、下水道に係る問題です。  まず、建設省にお伺いしますが、下水道の五カ年計画が今年度で第四次が終わって明年度から第五次下水道五カ年計画に入っていく、こういうように思います。そこで、第四次五カ年計画の進行状況と目標の達成状況、それから普及率を含めて、どういう状況に……

第91回国会 地方行政委員会 第9号(1980/05/13、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 共済組合問題の基本的な問題は、暮れの、十二月の二十一日の当委員会で議論をいたしましたので、きょうはそのときに時間が足らないで少し残されている問題に限ってただしていきたいというように思います。  ただ、最初に一つ確認的にお尋ねしておきますが、遺族年金の寡婦加算の問題ですね。厚生年金で、四十歳以下の子供のおらない寡婦の問題なんかがありましたけれども、それが大体削除される見通しで――まだ成立はしておりません、衆議院を通過はしておらないわけですけれども、そういうところでまとまってきているような状況があります。したがって、そういう点がはっきりしてまいりますと、それが成立いたしますと、地共……

第91回国会 物価等対策特別委員会 第5号(1980/04/09、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は当面の物価対策について、短時間でありますがお尋ねしたいと思います。  御承知のように電気代、ガス代に引き続いて公共料金がメジロ押しに引き上げられるということが予定をされております。したがって、これによる国民の負担というのは耐えがたいものがあるわけですが、そこでお尋ねをいたしますが、電気代、ガス代の値上げ分を含めまして、五十五年度に予定をされている公共料金の引き上げが、消費者物価指数にどのような影響、どの程度、何%程度の影響を与えるというようにごらんになっているか、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 三月の二十七日に発表されました東京都区部の消費者物価指数というのが……

第91回国会 予算委員会 第9号(1980/03/15、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、自動車の保安行政についてお尋ねをしますが、通産大臣と運輸大臣、自動車の頻繁なモデルチェンジについてどのような規制をなさっているか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それで実効が上がっていますか。通産省、通産大臣及び運輸大臣、いかがですか。
【次の発言】 それじゃ運輸省、五十年以降の各年ごとのリコール件数、それから対象台数、それから推定経費、これを報告してもらいたいと思います。
【次の発言】 いまの五十四年度はちょっと違うんじゃないですか。きのうもらった表では、十件になっていますよ。
【次の発言】 いまのやつで、五十四年の一月から五十五年の三月現在までですが、きのう報……


12期(1980/06/22〜)

第92回国会 議院運営委員会 第1号(1980/07/17、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党としては、この安全保障及び沖繩問題に関する特別委員会の設置に反対であります。  その理由は、第一に、わが党としては違憲の安保条約及び自衛隊の実態調査のための委員会の設置を主張してまいりました。ところが、今回の委員会設置は、安保条約及び自衛隊を肯定的に事実上承認をすることを前提として設置をされるものであるという点が第一点です。  それから第二点は、沖繩及び北方問題に関する従来の特別委員会それ自身を廃止することに反対であります。その点は、沖繩県会でも全会派を含めて設置を要求し、また解決すべき諸問題を抱えておりますから、併合の委員会ではなしに、独立した委員会として設置をすること……

第93回国会 地方行政委員会 第5号(1980/11/25、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょう私は、暴力団の取り締まり対策と、それにかかわる政治家の政治姿勢及び鈴木内閣の姿勢にかかわる問題についてお伺いをしたいと思います。  そこで、まず閣僚の一人である自治大臣にお伺いいたしますが、本国会冒頭で鈴木総理の所信表明演説がありました。その中で、政治倫理の確立というのがその重要な課題の一つに挙げられています。今日、航空機疑惑を初めいろいろな汚職腐敗事件が相次いで、このことに起因をする政治不信というのはきわめて憂慮すべき事態になったということはもう大臣御承知のとおりだと思います。したがって、それにこたえる立場から、鈴木内閣の重要課題の一つに政治倫理の確立というのをお挙げに……

第93回国会 地方行政委員会 第6号(1980/11/27、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、自治大臣にお伺いしたいと思います。それは、労働者に対する労働安全の義務、まあ基本問題について御意見を聞きたいと思うんです。  御承知のように、自治省の方では、減量経営の地方自治体版といいますか、自治体行政の合理化の推進を非常に指導をなさっているわけです。これが私どもは、真に住民の利益に合致をする、あるいは住民の利益をさらに一層増進をするという立場で行われるならば問題はないんですが、それについてはいろいろな問題を、自治省の進めているいまの減量経営の問題については問題点を持っています。  しかし、きょうはここではそれを取り上げるわけではないんですが、そういう自治省の合理……

第94回国会 エネルギー対策特別委員会 第4号(1981/04/08、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。  参考人の皆さん御苦労さまでございました。時間の関係もありますから、私は大永参考人に二点、それから武田参考人に一点、三点についてお伺いいたします。  大永参考人にまず二点ですが、その第一は、新エネルギー総合開発機構の活動を民間サイドからバックアップする新エネルギー財団がつくられておりますが、その財団の機構の概要と事業の内容、それから機構との協力の具体的な進め方、こういった問題についてお聞かせいただきたいと思います。  第二点の問題は、石炭液化の問題でありますが、この国会でもSRCHのプロジェクト問題というのが大分議論になってきていますね、アメリカ政府……

第94回国会 運輸委員会 第10号(1981/05/14、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間がありませんから端的にお尋ねをします。  まず最初にお聞きするのは、広域処分量に関する問題です。大阪湾圏域における廃棄物の最終処分量の見通しの資料をいただいておりますが、この広域処分量一億四千万立米でありますが、そのうち市町村が扱う一般廃棄物及び産業廃棄物、これはどれぐらいになりますか、まずお聞きします。
【次の発言】 いや、そうじゃないんですよ。産業廃棄物全部、これが自治体が、市町村が扱う部分じゃないですよ。私が言っているのは、そのうち市町村が扱っているのはどれぐらいになりますかと言っている。もっと端的に言うと、市町村の扱う上下水道の汚泥です。それはこの産業廃棄物の中に入……

第94回国会 議院運営委員会 第3号(1981/01/29、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、航空機輸入に関する調査特別委員会の継続設置を主張するものであります。  さきに鈴木総理は、所信演説の中で、清潔かつ公正な政治と行政は社会秩序の基礎であると述べるとともに、政治の倫理を確立し、国民の国家への信頼を高める必要性を強調されました。事実そのとおりであるとするならば、いやしくも政治家に汚職と腐敗の疑いがある以上、国会は国政調査権を発動してその全容を解明し、刑事訴追を求めるものについてはこれを司法機関にゆだねるとともに、国民の前にその政治的、道義的責任を明らかにしなければなりません。  さらに、航空機疑獄に関し、「真相の徹底的解明を期する。」とし……

第94回国会 地方行政委員会 第4号(1981/02/24、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 この特例法案の審議は昨年も行いまして、本日も同僚議員の方から、この法案自身、地方財政法あるいは交付税法の趣旨から言っても許されないのではないかと、そういう意見がそれぞれすでに開陳をされています。私は、交付税法は昭和二十九年に制定されましたが、二十八年、当時の地方制度調査会の答申のその意見に対して自治省の方が、自治体の自主財源を確保する、自主性を尊重するという立場から、交付税法の当時は四条の二、いまは四条の三になっていますが、そういう規定を入れて、年度間調整は自治体の自主性にゆだねるという態度をとっておられた。一時的なそういう現象については四条の三でやるし、それが一定の期間そうい……

第94回国会 地方行政委員会 第5号(1981/03/24、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に大臣に一問聞きたかったんですが、それは後に回しまして、早速新産・工特の方の法案の問題について質問をしたいと思います。  まず最初にお伺いしたいのは、この法律を延長をするに至った理由についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、国土庁にお伺いしますが、延長に当たって、いままでの実施状況について総括をなさっていると思いますから、投資実績、それから企業立地、それから工業出荷額、雇用の状況、これらについて、目標に対する達成率、それから全体としてどのように評価をしておられるのか、それから問題点はどこにあるというようにお考えになっているのか、それらについて、全体としてひとつ……

第94回国会 地方行政委員会 第6号(1981/03/26、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 個人住民税の問題につきましては、わが党は均等割の廃止をそれから減税を主張してきたところであります。これは改めて言うまでもなく、今日減税の要求は、四年来所得減税が見送られてきた、そして実質増税であり、賃金の目減りが大きくあらわれてきたということで、当然の要求であります。 ところが、住民税の場合においてもきわめて大きな自然増が個人住民税に非常に大きくよりかかっていて大衆的な増税になっているという点は、衆議院の地方行政委員会で岩佐議員が指摘をしたところであります。それで、私はきょうはその問題は繰り返しませんが、したがって、こういう大衆課税を軽くするためにも税額控除で住民税の減税を実現……

第94回国会 地方行政委員会 第8号(1981/04/28、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは、行政改革の問題でまずお尋ねをしたいと思います。  いま国民は、国民本位の民主的な行政改革の実施を心から願っているわけであります。すなわち、いわゆる行政の全分野からむだと浪費をなくして、利権と汚職、腐敗を一掃して、簡素で効率的な行政機構をつくり上げることを、大衆増税なしの財政再建とともに強く望んでいるところであります。これは、自民党の長期政権のもとで、わが国の行政機構には、国民への奉仕よりは対米従属と大企業奉仕を優先をし、利権と腐敗をはびこらせるところの肥大化した政・官・財癒着の行政の仕組みが定着しており、国民はこれに対して日ごろから怒りを深くしているからであります。ま……

第94回国会 地方行政委員会 第10号(1981/05/26、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは大体二つのテーマでお尋ねしたいというように思います。  最初の問題は、地方税の同和減免の問題です。  まずお伺いをいたしますが、災害の場合とかあるいは例の宅地並み課税の場合とか、いろんな必要に応じて地方団体の方で地方税の減免措置をとる。それに対して特別交付税で一定の措置を今日までとってきておられますが、この措置をとる理由といいますか、根拠といいますか、この点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 したがって、これはたとえば災害ですと災害基本法あるいはその他関係法、あるいは宅地並み課税の場合でもそれなりの法律、あるいはそれに基づく――政策的な全国的措置としてや……

第94回国会 地方行政委員会 第11号(1981/05/27、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 参考人の皆さんには大変御高見を聞かせていただいてありがとうございます。時間を過ぎておりますから、私の方は簡単にお尋ねしたいと思います。  一つは補助金、いま和泉議員の方から聞きましたが、補助金問題をお尋ねしようと思っておりましたが、もう二人の方の御意見をお聞きしましたので、あと三人の方にこの問題で御意見をお願いしたいと思うんです。  私は、補助金制度というのは、中央の自治体に対する支配の一つの道具といいますか、そういってこの役割りを非常に果たしているというように思うんです。それで先日も当委員会で自治大臣とその点でいろいろ話をしたんですけれども、補助金制度があって、何とか自分の県……

第94回国会 地方行政委員会 第12号(1981/05/28、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、本案に対し、日本共産党を代表して修正の動議を提出いたします。その内容はお手元に配付されております案文のとおりでございます。  これよりその趣旨について御説明申し上げます。  政府は、本年度の地方財政計画の策定において、財源不足額を一兆三百億円と見積もり、それを臨時地方特例交付金千三百億円、昭和五十年度から五十二年度までの交付税特別会計借入金の償還方法の変更による千九百十億円、交付税特別会計借入金百九十億円、合計三千四百億円の交付税の増額を行い、残りの六千九百億円を財源対策債の増発で措置しようとしています。  本年度もまた、地方行財政関係者の切実な要求である交付税率の引き上……

第94回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1981/08/20、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に、戦域核のアジア配備問題について外務省、防衛庁にお尋ねしたいと思います。  まず大村防衛庁長官にお伺いしますが、六月の二十七日ですか、ハワイでロングアメリカ太平洋軍司令官と二時間近くの会談をなさったようでありますが、その会談の中で、特に戦域核配備問題について話し合いがなされたようでありますが、その内容について、どんなものであったか、まずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そのロング司令官の話で、この東太平洋地域での核戦力を増強する必要がある、その準備を進めているという趣旨のお話、そういう見解表明があったのじゃないですか。

第94回国会 農林水産委員会 第5号(1981/04/09、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間が限られておりますから、二つの問題にしぼって御質問いたします。  第一は、保険金額の問題にかかわる点です、五年間の試験実施期間中に事故一件当たりの支払い保険金額の最高金額を見てみますと、三千万円余りということで、比較的低かったというように言われております。その理由の一つに、船舶の所有者等の責任の制限に関する法律による船主責任制限額の設定が挙げられております。この法律によりますと、船長や乗組員が第三者に与えた損害について、船主は一定の金額を支払ってその責任を免れることができるとされておりまして、その制限額は、三百トン未満の漁船の場合、物損のみで六百九十万円、大損も含めて二千百……

第94回国会 法務委員会 第3号(1981/03/19、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、警察庁にお伺いしますが、昨年の十一月三十日、京都の川端署管内で起こりました前田鉄雄君に係るポスター張り事件、この事件の経過について報告を求めます。
【次の発言】 身柄釈放は、その日の一時過ぎじゃなかったですか。
【次の発言】 前田君がポスターを張っているところをパトカーの警官に注意をされて、そこに張ってはいかぬということを指摘をされて、それで本人は謝ってすぐポスターをはがしたわけでしょう。その点はどうですか。
【次の発言】 その逮捕というのは、現行犯逮捕ですか。
【次の発言】 その京都府警の報告というのは、事実に相違しています。張られたポスターというのはここにあります。こ……

第95回国会 地方行政委員会 第2号(1981/10/15、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、きょうは地方行政の改革に関する調査という議題に即して二つの問題について質問をしたいと思います。  一つは、いわゆる行政改革、これによって地方財政がどういう影響を受けるのか、その見通しはどうかという問題です。あえていわゆる行政改革と言っているのは、私ども、今日進めようとされている行政改革が国民の願いにこたえる行政改革ではない、看板に偽りがあるという意味で言っているわけですが、その問題が一つです。  それからもう一つは、皆さん方の側で言えば給与の適正化ということになるんでしょうが、われわれの側から言うなれば、まさに公務員労働者に対する人件費攻撃、これについてお伺いしたい。この……

第95回国会 地方行政委員会 第5号(1981/10/27、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 いま議題になっております地方公務員法の改正案というのは、私は地方自治の観点からいうときわめて重要な内容を持った法案だというように思うんです。そういう観点からきょうは議論をしたいと思うわけですが、午前中は三十分足らずですから、ひとつ総論的な点でお伺いをしておきたいというように思います。  地方自治の確立が叫ばれて非常に長いわけですが、このためには御承知のように財政の自主性といいますか、これが伴わなければ実際問題としてはこれは有名無実になろうかと思うんです。そういう意味でちょっと大臣にお伺いしたいんですが、この間の、この国会の初めにありました十月二日の参議院の本会議ですがね。地方の……

第95回国会 地方行政委員会 第7号(1981/10/30、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、まず地方自治の問題について総理の見解を聞きたいと思うんです。  先ほども同僚議員が指摘をいたしましたように、今日の憲法の中で規定されておる地方自治、これはきわめて重要な政治原理だと思います。そしてまた、この地方自治は民主主義の基礎であり土台である、この地方自治の発展こそ民主主義の土台をつくるものとしてきわめて重視をしなければならない課題ではないか。したがって、関係者、政府も、地方自治の確立を目指して努力なさっているというように私は考えているんですが、いかがですか。
【次の発言】 その問題の前、地方自治そのものについて。

第95回国会 逓信委員会 第2号(1981/11/12、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、総裁にお伺いしたいと思います。  御承知のように、電電公社の不正経理といいますか、乱脈経理の問題について、しばしばわが党は取り上げてまいりました。昨日も衆議院の逓信委員会で村上委員の方から指摘をしたわけであります。これは電電公社が国民の電気事業を預かって運用している限り国民の信頼を失ってはならない、そういう不正経理、乱脈経理の根絶を一日も早く図らなきゃならぬという立場からであります。  そこで、総裁にお尋ねをいたしますが、そういう不正経理、乱脈経理の原因をどのようにとらえ、そしてその改善の方向についてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。

第96回国会 大蔵委員会 第10号(1982/04/21、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。  時間がもうありませんから、参考人の皆さんに一度にそれぞれお伺いしたいと思います。まず村本参考人に対しまして、グリーンカード制の問題については先ほども同僚委員からの質問にお答えになっています。グリーンカード制は現段階に至って反対だという理由について、部分的にはわれわれとも意見が一致をするわけです。私どもはグリーンカード制そのものには反対だけれども、総合課税には賛成だという態度であるのは御承知のとおりです。  そこでお聞きをしたいのは、グリーンカードでなく、これを採用しないで総合課税に移行する場合どういう方法がベターだとお考えか、この点一点お聞きしたい……

第96回国会 地方行政委員会 第3号(1982/02/18、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 先に、いまのホテル・ニュージャパンの火災問題でお尋ねをしたいと思います。  最初に建設省に一問だけお伺いしますが、けさの報道によりますと、昨日、東京都が建築基準法に係る立入検査をやったと、そういう報道があります。    そして、これは私ども現場を見てまいりまして、建築構造上の欠陥が非常に多いということを当委員会は現場視察をしてお互いに確認をしたわけですけれども、それに対して東京都の担当の方の話では、竣工検査は、そのときに疑わしいことがなかったら破壊検査までやらなくてもいいんだという御趣旨の発言があるんですね。ところが、一昨日、消防庁の案内で見ているときに、消防庁の話では、あの建……

第96回国会 地方行政委員会 第4号(1982/03/23、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 死者三十三名を出しましたホテル・ニュージャパンの事件は、事実が明らかになるにつれて横井社長らの経営管理者側の責任の重大性を浮き彫りにしてきていると思います。そして、人災であるということ、これも明らかにしたと思うんです。同時に、報道によりますと、遺族の方々に対する横井社長の対応というものは、これは遺族の方々はもとより、国民の間に新たな怒りを呼び起こしておるわけであります。私自身もその一人であります。  同時に、大洋デパートの火災とか川治温泉の火災等、いままで大きな被害を生んだ事故がありました。その都度、再びあの惨事を起こさないということで国会側も行政当局側も努力をしてきたはずであ……

第96回国会 地方行政委員会 第5号(1982/03/30、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、大臣に基本的な問題でお伺いしたいと思うんです。  私は、毎年この地方税法の審議をするに当たっていつも疑問に思うわけですが、たとえば、きょう当委員会で審議をして採決まで行う予定になっています。あした、三月三十一日ぎりぎりに地方税法は成立すると、こうなるわけですね。そうしますと、地方議会の方は、これ全く審議をする期間がなくて、大体長の専決事項ということになってしまう。しかし、地方税というのはその地域住民が負担をするわけですね。地方自治体が、その地域の住民自身がその負担を、自分たちの暮らしを守るために自分たち自身の組織としてつくっている、何といいますか、地方議会で自分たちの代表……

第96回国会 地方行政委員会 第8号(1982/04/20、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 第一テーマは、大体主として大臣にお答えいただく質問が多いと思うんですが、まず、先般の大臣の所信の中で、「かねてから民主政治の基盤は地方自治にあると確信しております。」というようにおっしゃっているんですけれども、この問題、いわゆる地方自治とは具体的にどう御認識なさっているかどうか、まずこの点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 さらに、所信の中で、「新しい時代に即応した地方自治の確立」というようにおっしゃっておられるわけですけれども、この「新しい時代」というのは何を展望されておるのか。それに「即応した地方自治の確立」とおっしゃっているこの具体的な内容といいますか、一体何を問題……

第96回国会 地方行政委員会 第9号(1982/04/22、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 それでは、きょう私は、地方公務員の給与抑制の問題が一つ、それから地方財政計画に係る問題が一つ、それから地方税における大企業優遇税制に係る問題、大体この三つのテーマで質問をしたいと思います。  きょう当委員会でも議論になっている臨調の特に第三部会の問題、状況なんかも含めて議論したいと思います。特に、臨調の方針というのがもうすでに地方行財政に非常に大きな影響を与えておることは事実ですし、したがってこの点、国と地方の機能分担及び地方財政制度のあり方の問題が第三部会で検討されておるわけですね。報道によりますと、一部はもう調査会の方に意見が出されたという報道もあったり、それは事実かどうか……

第96回国会 地方行政委員会 第10号(1982/04/27、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回、地方税問題を時間の関係で残しておりますが、きょうは三十分ということですから、別の問題、すなわち中古住宅の不動産取得税軽減の問題についてお伺いしたいと思います。  この問題は、御承知のように一昨年六十日間という申告期限問題が改正をされました。しかし、これは実態を無視している点を私は強く指摘をして、自治省の方も早速弾力的措置に関する通達を出すと。そして、昨年の当委員会でさらに私は、過ちを改むるにはばかることなかれだと、その点は実態に即してやっぱり改正しなさいという点を御指摘申し上げました。この点については先般成立をした地方税法で都道府県の条例にゆだねるということに改正をされま……

第96回国会 地方行政委員会 第11号(1982/05/10、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。  五人の参考人の先生の皆さんに貴重な御意見をいただきまして、本当にありがたかったと思います。五人の参考人の方々そろって、今日の地方行財政制度の抜本的改善といいますか、改革が必要だという点では一致をされておるように思います。その中身についてはいろいろまた御見解があろうかと思うんですが。  まず最初にひとつお聞きしたいのは、これは地方行財政を実際に担当されておられる福井市長さんにお尋ねしたいんですけれども、当委員会でも大分議論になりましたが、単独事業を今度は政府自身も推進をすると、こうなってきます。そうすると、それだけ自主財源を使わなきゃならぬ、それを交……

第96回国会 地方行政委員会 第12号(1982/05/11、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対し、わが党を含む四会派共同提案の修正案に賛成の討論を行うものであります。  政府案に反対する理由の第一は、昭和五十七年度の地方交付税の総額は九兆三千三百億円としていますが、その確保はきわめて困難であることがいまや明白となっているからであります。すでに五十六年度の国の歳入欠陥は、税収の落ち込みにより二兆五千億円から三兆円にも達することが確実視され、五十七年度においても経済見通しの狂いを加えると四兆円ないし五兆円もの巨額の不足が出ると見られています。こうした状況のもとで補正予算が云々され、また、大蔵大臣……

第96回国会 地方行政委員会 第13号(1982/05/13、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 大臣にはずっと議論を聞いてもらって、その上で政治家として、閣僚の一員としての御意見を承り、あるいは努力の方向を聞きたいと思っていたんですけれども、御出席が当初だけですから、その点ではちょっと無理だと思います。ですからこの辺、後でひとつ議事録その他で十分お含み置きをいただいて、善処をしていただくことを冒頭にお願いしたいと思うんです。というのは、問題点が十分把握されないままでお聞きするのは失礼に当たると思いますから、そういうようにしたいと思います。  そこで、最初に警察庁長官及び消防庁の次長に見解をお聞きしたいと思うんですけれども、自主防衛それから自主消防という面もありますけれども……

第96回国会 地方行政委員会 第14号(1982/07/06、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、警備業の範囲内問題についてお尋ねをしたいと思います。  警備業法の第二条に、施設警備、それから雑踏警備、輸送警備、それからボデーガード、一応四つを挙げておられます。この範囲が業界の実態からいうと非常に不明確なわけで、午前中も同僚議員からいろいろ質問がありました。との業法の今度の改正法で、教育の問題とか、それから検定の問題あるいは立入調査の問題等々ありますから、その点では範囲がはっきりしないと社会的な不公平の問題、格差の問題というのが生ずるおそれがあるわけです。したがってそういう点から具体的にお尋ねをしたいんですが、まあ俗っぽい言い方をしますがね、かぎを預かる業者、これは警……

第96回国会 地方行政委員会 第15号(1982/07/29、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうの委員会の開会については、わが党を初め他の会派と共同の不信任案を出しておりますので、多くの前例があるように委員会の開会には反対をいたしました。本来なら、不信任案を出しているわけですから当委員会に出席すべきではないというのが普通の例です。しかし、きょうは本法案が討論、採決が行われるということになりますから、そうすると年金生活者にとって重大な影響を持つ本法案についての審議権を剥奪をされるという結果になりますし、また、年金受給者の期待にこたえることができないという事情もありますから、あえて出席をして重要問題について質問をしたいと思うんです。したがって、政府側の方も、私は新しい問……

第96回国会 地方行政委員会 第16号(1982/08/19、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 午前中にも同僚議員が取り上げておりますが、最近の右翼の跳梁というのは本当に私ども目に余るものがあるというふうに思います。そこで、国家公安委員長である世耕大臣にまずお伺いしたいと思うんですが、世界で最も治安がよいと言われているわが国で、同じような政治的、組織的背景を持つ団体による暴力と破壊の犯罪事件が続発しているんですね。ことしの五月一カ月間でも、主な事件を拾ってみますとこうなるんですよ。  五月の一日、これはメーデーの日ですが、北海道で、メーデー終了後共産党の小笠原参議院議員が宣伝カーに乗っておりますと、それが右翼に襲撃をされ投石によって窓ガラスが割られるという事件がありました……

第96回国会 農林水産委員会 第18号(1982/08/03、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は農林年金の改正法案に関連して若干御質問をいたします。  まず、農水大臣にお伺いしますが、臨調の基本答申では、社会保障の項の中で、年金給付の引き下げ、それから保険料の値上げ、それから支給開始年齢の引き上げの後、年金制度の統合、一元化、このために五十八年度末までに成案をつくって実施に移すというようにあります。  これに対して、衆議院の方の議論の中身を見てみますと、政府側の方の答弁では各種の年金制度はそれぞれ独自の沿革、目的及びいろいろ違った財政事情などを抱えているという説明をされて、農林年金についてもかつて少なくとも市町村職員並みの待遇は確保したいという農協職員の切なる願望にこ……

第96回国会 予算委員会 第22号(1982/06/29、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、ロッキード問題でお伺いいたします。  六月八日の判決を前にして、いま国民の最大の関心と期待は、二階堂進自民党幹事長らの証人喚問と、それによる真相の解明であります。日本共産党は、現行の証言法によって即時証人喚問を実現するよう要求しておりますが、なぜ自民党は、国民の要求でもある速やかな証人喚問の実現に反対をなさるのか、改めて総裁である総理の見解を伺いたい。
【次の発言】 合意の問題は後でまた議論をいたしますが、法制局長官にお伺いをしたいと思うのです。  現に存在をする議院証言法、これは憲法六十二条に基づく手続を決めたものであります。ですから、現行法で証人喚問を行うことは憲法上……

第97回国会 地方行政委員会 第2号(1982/12/25、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず大臣にお尋ねしますが、五十六年度、五十七年度と税収の大きな不足が国税、地方税に起こってきています。これについてまず閣僚の一員としてどういうように政治責任を感じておられるか、まずお聞きしたい。
【次の発言】 私が聞いているのは政治責任の問題です。この春の通常国会の予算委員会でもこの問題は相当議論されました。当時の大蔵大臣は、いままでも若干の差異はあったんだ、それはぴたっと当たるはずはない、こういう答弁を繰り返すんですよね。  で、結果とするとどれだけの差が出たかというたら六兆一千億も出ておるんです。そういういいかげんな見通ししか持てないような、そういう政府のやり方について政治……

第98回国会 外務委員会 第8号(1983/04/26、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に海洋汚染防止の条約の問題でお聞きをしますが、外務省ですね、この条約では総トン数四百トン未満の船舶の取り扱いはこれはどうなりますか。
【次の発言】 そうすると運輸省、これ四百トン未満のものについては現在の措置より厳しくなるということになりますか。現行どおりでいくということになりますか。
【次の発言】 それから非国際航海の漁船とか四百トン未満で国際航海する漁船は条約上証書の受け取りは義務づけられておりませんよね。しかし船主側の希望があった場合、これは発行できますか。
【次の発言】 トラブルは絶対に起こらぬからいいということになるわけですか。それとも船主側の希望があった場合には……

第98回国会 地方行政委員会 第4号(1983/03/24、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 自治省、消防庁、それから警察庁所管がありますが、そのうち、きょうは時間の関係もありますから警察庁に集中してお尋ねをしたいと思います。  大阪、兵庫で賭博機のリー汚職事件が起こりました。これ大問題になって、警察の信頼を損なう状況が起こっているわけですが、問題はそれにとどまらないで、最近幾つかの事件が起こっています。したがって、その点を中心に警察庁にお尋ねをしていきたいと思うのです。  まず、いま問題になっております尼崎中央署及び尼崎北署ですか、ここで発生しておりますにせ調書事件というのですか、これの事件の概要をまず報告してもらいたいと思います。

第98回国会 地方行政委員会 第5号(1983/03/30、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、住民税減税の問題をお聞きをしたいと思うのです。  それで、先ほどから同僚議員が質問をしておりますので、五十八年度の所得税減税及び住氏税減税、この実施をするのかしないのかという点については予算案の審議中だから差し控えるという御答弁のようです。そこで、ひとつこういうことを聞いておきたいのですが、五十八年じゅうに法案は出して成立を期待するけれども、しかし実際の減税の実施は五十九年に入ってからだというような話もありますが、そんなごまかしのペテンのような減税ということはあり得るのか。いかがですか。
【次の発言】 検討している最中はわかりますね。だから、二階堂幹事長の約束というのは法……

第98回国会 地方行政委員会 第6号(1983/04/19、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回、当委員会で警察関係の汚職、腐敗問題を取り上げましたが、そのときに捜査中ということで詳しく御報告いただけなかった兵庫県警の特ににせ調書作成をめぐる問題について、一応の整理ができておるようでございますので、まず事件の概要と、それから処分の内容について報告をしてもらいたい、こう思います。
【次の発言】 この諭旨免職になった警部補一名、巡査部長四名、計五名ですが、これらはなぜ懲戒免職にならないのですか。
【次の発言】 それでは、直接賄賂をもらったのじゃなしに、松葉を介してもらったから、したがって諭旨免職相当、それからもう一つは、命ぜられてにせ調書をつくったので、自分の意思でやった……

第98回国会 地方行政委員会 第8号(1983/05/12、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは憲法に規定をする地方自治を支える地方財政あるいはその財源の問題、これについて、その基本的な考え方について議論をしてみたいというように思います。  まず最初に、自治省に伺いますが、地方交付税の性格についての見解、これはいわゆる地方団体の固有の財源とみなし得るのかどうかという、そういう問題についての見解をまずお聞きしたい。
【次の発言】 大蔵省の方はこの点はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 固有の財源であるという点はこれは自治省も大蔵省もこれで一致をしているわけですが、だとすれば、なぜ三二%もいわゆる交付税分が交付税特会に直接国税収納金整理資金から繰り入れられない……

第98回国会 地方行政委員会 第9号(1983/05/19、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、この時期に地公共済年金の統合一本化を図るという必要性といいますか理由、これをまず聞きたいと思います。
【次の発言】 その財源率のばらつきが出るというのは、単位年金の財政が問題になるわけですね。単年度赤字が出るか、あるいは積立金を崩さなければならぬかという状況が生まれる、そういう危険があるので、早く財源率の格差の広がらないうちに一本化しよう、こういうことになるわけでしょう。
【次の発言】 朝の同僚議員の質問でもありましたけれども、財政単位ごとで見ると、早く単年度赤字が出、それから積立金がゼロになるという、そういう単位組合がある、だから、そういうことを解消するということ……

第98回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1983/03/25、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほども経済成長率三・四をめぐって議論がありまして、長官も有利な条件といいますかね、そういう客観的な見通し、いろいろ申されながらも、しかし運任せみたいなところで終わったんですがね。私は経済成長率を達成するかどうかというのは、言うなれば政治的に考えればそれは手段の問題であって、目的は国民生活の向上であるというように思いますね。それを国民生活の向上を図る上での一つの物差しとして、経済成長率がどうかというのが一つの指標ではある。ところが、これがいつの間にか手段が目的になっているような感じがするので、少なくとも私のこれからの長官との議論のやりとりというのは、そういう国民生活の向上をどう……

第98回国会 文教委員会 第9号(1983/05/17、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず献体法案についてわが党の見解を述べておきたいと思います。  今日、各会派が一致して本法案を成立させるための審議を行っているわけでありますが、長らくこの献体運動に貢献してこられました関係各位に心から敬意を表したいと思うのです。  この自主的に進められてきた献体運動が、医学教育のために果たしてきました役割りは非常に大きいものがあります。今回これを制度として確立する本法案の成立を見ますことは、わが国の文化、思想史の上の一つの発展、進歩の一里塚と考えます。欧米では献体は当然のことと考えられているとのことでありますが、わが国においては慣習等の違いもあって、篤志家による献体運動は一部の……

第98回国会 予算委員会 第9号(1983/03/18、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 私はまず減税問題について、総理初め関係大臣に質問いたしたいと思います。  減税問題はいまや国民の最大の要求になってきています。昭和五十三年以来課税最低限の据え置きによる実質的な増税が膨大な額となってきています。そこで大蔵省にお尋ねいたしますが、物価スライドした場合の減収想定額、大蔵省の方で試算をなされていますが、その内容について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 なお「参考」として、その資料の中には五十三年以来の減収額というものが出されておりますが、これは五十三年以来の、言うなれば減収額というものの総計を出そうとすれば、単純に各年度のここに出ている減収額を足せばよいと……


13期(1983/06/26〜)

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(1983/11/22、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、まず田中問題についてお聞きいたしますが、昨日の総理の答弁を聞いておりますと、刑事責任と政治的、道義的責任とを混同するというか、ごまかすというか、すりかえる、そういう答弁になっているように思うのです。したがって、田中辞職勧告決議案をなぜ今日の国会の最優先課題として重視しなければならないのか、まずこの点を明確にしなければならぬと、こう思います。  われわれが問題にしているのは、田中被告の刑事責任ではありません。それは裁判所の独自の問題であり、そして第一審判決はそれについて懲役四年の判決を下しているわけであります。他方、国会は政治的、道義的責任を究明するのでありまして、これは総……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1983/11/24、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 神谷です。  きょうの土光会長のお話の中でも、増税なき財政再建ということを非常に強調されているわけです。そうすると、国民の方は、これは増税はやらずにいまの国の膨大な赤字財政を立て直してもらえるんだ、これはいいこっちゃということになるのですね。ところが、実際それじゃそういうことになるのかどうかというと、きょうも瀬島参考人おっしゃっているし、あるいはまた衆議院の行革特の中でも瀬島参考人が、一部の税目に増税または増収があっても、それは基本的に増税なき財政再建とは大きな矛盾がない、言うならば租税負担率の枠の中であれば直間比率の見直しはいいのだと、こういう御意見のように拝聴しておるのです……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(1983/11/26、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは、法案の中身について若干質問をしたいと思います。  まず、国家行政組織法関係の二法案でありますけれども、当委員会で昨日わが党の近藤委員が、この法案を提出した理由について齋藤長官にお尋ねをしました。また当委員会で総理の方も、同じようにその理由を述べられております。まとめて言いますと、この法律ができて三十数年経過して、国会も非常に充実したし、それから議会によるコントロールあるいは国政調査権というものは非常に充実して活動できる状態になっている。そして諸官庁に対する監督もかなり行き渡ってきておるし、同時に、もう一つは日本の社会が非常に円熟をしてきて大きな変化が起こっている。その……

第100回国会 地方行政委員会 第2号(1983/11/24、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 行革の特別委員会に出たりしておりましたから、若干いままでの同僚議員の質問と重なる部分が出てくるかと思いますが、その点はあらかじめお断りしておきます。  で、国民の要求している減税、これは御承知のように所得税で一兆円、住民税で四千億ということであります。これは所得税、住民税減税が過去六年間行われなかった、それによって実質数万円からの増税になっているという状況ですから、同時にまたこれが名目所得の方はふえても実質の所得はそれほど伸びない、逆に目減りの状況があらわれているわけですから、不況もなかなか解決しない今日、この減税要求というのは当然のものであったと思うのです。  ところが、出て……

第101回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1984/10/23、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、警察に対する質問をしたいと思います。  右翼団体であろうと、にせ左翼暴力集団であろうと、我々は断じて暴力行為を容認することができない。それは当然であります。今回の自民党本部に対する放火事件、これはまさに民主主義に対する重大な挑戦であり、攻撃であり、認めるわけにいかないことは明らかだと思いますし、指摘をしていましたように、いわゆる中核派とか革マル派などのにせ左翼暴力集団というのが非人道的な殺人者集団だということを今回の事件は実証していると思うのです。  ただ、きょうは今まで同僚議員からこの問題、それからグリコ・森永事件等について繰り返し質問されていますので、重複を避けて二点……

第101回国会 地方行政委員会 第2号(1984/02/23、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 今度の改正案、これは五十九年度の地方財政対策、これとやっぱり相互に関連をしておると私は思うんですが、従来の地方財政対策の路線を根本的に変えるものだと、そういう意味では非常に重要な今提案されている法案だし、あすの閣議ですかで決定され、提出されるであろう五十九年度に係る交付税法の改正案や地財計画、これと相まって大変重大な問題だというふうに思います。したがって、そういう角度から幾つかただしていきたいと思うんです。  まず最初には、そういう観点から交付税制度そのものについてやりたいと思います。もう一つは特別交付税制度そのものです。大体二つに分けて議論をしたいと思います。  最初の交付税……

第101回国会 地方行政委員会 第5号(1984/03/31、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 第一の問題は、申告納税制度を環境整備ということで改悪をなさっている問題で、お尋ねをしたいというふうに思うんですね。  まず最初に、今回の改正理由を聞きたいと思うんですけれども、大臣の提案理由の中に、納税制度の改悪、とりわけ税金訴訟の手続の重大な変更について一言も触れておらない。局長の補足説明でももちろん、変えるということだけで理由の説明はない。これは、私は重大な変更だと思うのだけれども、わざわざその理由の説明がなされなかった理由は一体何か。まずその点をお聞きしたいと思う。
【次の発言】 大臣の提案理由の説明の中では、「地方税における納税環境の整備を図るため、官公署等への協力要請……

第101回国会 地方行政委員会 第7号(1984/04/07、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 来年度の地方行財政対策というのは、私は地方自治の根幹にかかわるような大改悪が行われる年だというように思っているわけです。したがって昨日の当委員会審議でも、地方自治とは何かという原点に立つ議論が展開されたのだというように思うんですが、私もそういう角度から議論を行ってみたいと思います。  そこで、まずお尋ねしたいのですが、昨年の五月に人事委員会の事務局長会議、そこで定年制問題などと同時に給与の是正の問題についてお話があったようだし、さらに八月には人事院勧告が行われた後、人事委員会の事務局長会議及び総務部長会議が開かれておるようであります。そして、人事委員会の勧告の内容にわたっての指……

第101回国会 地方行政委員会 第8号(1984/04/19、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず政治姿勢の問題、お伺いをしたいというように思います。  大臣が昨年の八月に発行されました「ドキュメント自民脱党」ですか、読ましていただきました。そのはしがきの部分に「いま、自民党を割って出た七年前のことを振りかえってみると、あの当時と現在の政治情勢を比べて、現在の自民党は当時より、一層堕落していると言わざるを得ない。」こういうように断定されているわけです。その当時、昨年の八月発行ですから、その当時から約半年余りしかまだたってないんですけれども、現在の自民党はそれじゃますます堕落をしていっているのか、いや、もう堕落の方向へ行くのはとまってよくなりつつあるのか、こういう点ほどの……

第101回国会 地方行政委員会 第11号(1984/05/10、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回、四月十九日の当委員会における私の質問に対する田川自治大臣の極めて不穏当な発言につきまして、五月八日の理事懇談会の協議に基づいて、地方行政委員長の方から、改めて削除の意思の有無を確認をすることになりました。本日の理事会で委員長の方から、大臣に削除の意思がないという報告がありました。遺憾至極であります。大臣発言は我が党の名誉にかかわる重大発言でありますから、理事会の承認を得まして、事実と私の見解を明らかにしておきたいと思います。  当日、私は二階堂副総裁問題につきまして政治倫理確立という角度から、新自由クラブの代表でもある田川大臣の政治姿勢、政治的見解をただしたのに対し、個人……

第101回国会 地方行政委員会 第12号(1984/05/11、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。  参考人の先生方、本当に御高見を聞かしていただきましてありがとうございました。  私は、五十九年度の今度の交付税制度の改正というのは今までとは根本的に違う転換だと見ているんです。それはどういうことかというと、今までは少なくとも財源不足額の一部は交付税特会が借り入れる、そのうちの二分の一と利子は国が持つ。だから、財源の足りなかった分は交付税法の六条の三の二項に基づいて国が責任を持つんだというその立場を若干なりとも維持し続けてきた。ところが、五十九年度になりますと、国が持つのは三二%の交付税とそれから既往の臨時特例交付金、これは今まで約束してきたんだから……

第101回国会 地方行政委員会 第13号(1984/05/15、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回に引き続いて、法案に直接関係する問題で、既往臨時問題で確認をしておきたい点を三つお聞きしたいと思うんです。  まず一つは財対臨時ですが、これはいわゆる分離課税が続く限りは残っていくというように理解をしておいていいんですか。
【次の発言】 その次はいわゆる利差臨時の問題ですが、これは五十九年度以降はもうなくなるということになるわけですね。これはなぜなくなっちゃうんですか。
【次の発言】 昔は政府資金が七割、八割も充当されておったけれども、最近はずっと六割に下がってきて、しかしその六割を割っても六割を保証するということで大体利差臨時というのが生まれてきたと思うんです。それがいつ……

第101回国会 地方行政委員会 第14号(1984/05/17、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず行革審と地方財政対策の問題でお伺いをいたします。  この十四日に、行革審に行財政改革小委員会と、それから機関委任事務小委員会を改組して地方行革推進小委員会ができたという報道がありました。そして、この二つの小委員会の報告を六月末に受けて七月中旬には行革審の意見書を出す予定だというように言われております。また別の報道によりますと、それは増税なき財政再建の実現の道筋を改めて示す緊急提言として出されようとしているようであります。  いずれにしても、最近の行革審なり行管庁の動きを見ておりますと、地方行財政への切り込みがねらわれている、これは目玉になっているように思うわけであります。特……

第101回国会 地方行政委員会 第16号(1984/07/12、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 今まで同僚議員の方から警察官の不祥事件についていろいろ質疑がありましたけれども、大臣もこの間の本会議の答弁でおっしゃっているように、命がけで容疑者を追跡をし、殉職をするというような第一線の警官の勇気ある行動、しかも本当に痛ましい結果を生むそういう行動があるだけに、私は不祥事件が起こるというのは大変残念に思いますね。とりわけその不祥事件の中でも、警視とか警視正とか、いわゆる上級幹部が起こしている問題に私は非常に注目しているんです。警官になって十分にまだ教育訓練をされていないとか、あるいは生活に追われてサラ金苦に悩んで事件を起こす、それはそれとして重要な問題だけれども、そういったこ……

第101回国会 地方行政委員会 第19号(1984/07/24、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 本改正案の提案理由の説明の中で、あからさまに性を売り物にした産業等善良の風俗及び少年の健全な育成の上から問題の多い営業が増加をしているということで、風俗環境を害しているだけでなく、少年の非行が四年連続戦後最高、最悪の記録を更新しているのが大きな要因の一つだということになっているんですが、私はまず最初に、少年非行の増大の問題、それに対する改正案による対応、これらの問題について質問していきたいと思うんです。  そこで、警察庁長官に聞きますが、少年非行が増大をしていっているということに対して、この改正案ではどういう対処をするというようになさろうというのか、まずその点をお聞きしたいと思……

第101回国会 地方行政委員会 第21号(1984/07/31、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 参考人の皆さん御苦労さんでございます。  共産党の神谷ですが、まず津田参考人にお伺いしますが、先ほどから出ています少年警察活動について、これは少年法で言っている犯罪少年あるいは触法少年、虞犯少年、これ以上に健全な少年を含めて全体に及ぼす活動だ、いわゆる非行を起こすおそれのある少年に対する当然の警察の活動だ、それは警察法第二条の「犯罪の予防」に当たるのだと、こういう答弁が三井長官からありました。これは戦前の警察と戦後の警察、大きく転換をして、行政警察権限というのが極めて限定されていますから、ほとんど一掃されるという状況に変わってきているのが、私は新たなそういう復活になってきている……

第101回国会 地方行政委員会 第22号(1984/08/02、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 参考人の皆さん、御苦労さんでございます。共産党の神谷でございます。  まず、江幡参考人にお伺いしますが、少年補導で大変御苦労いただいておって、多くの共感を持つわけでありますが、今回私が特に心配をしているのは、少年の非行というのは少年の成長過程に起こってくる一つのゆがみといいますかね、したがってそれを正しく矯正といいますか育成をしていくというのが大人の責任だ、社会の責任だというように思うんです。したがって、歴史的に見ても国際的に見ても、大人の犯した犯罪と少年の犯した犯罪、これの対処の仕方というのは異なるわけですね。だから、大人の犯罪に対しては刑罰でもって臨み、しかも刑務所に入れて……

第101回国会 地方行政委員会 第23号(1984/08/07、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回、少年指導委員制度の問題でいろいろお尋ねをいたしました。それで、これは法律施行までには大体委嘱を全体としてされるのか、あるいは適当な人が見つかるのに応じてずっと委嘱をしていくということになるのか、この点をまずお聞きしたい。
【次の発言】 それにしても大体一定の期限というものがあるわけですよ。あるいはそうしないと一体どれだけの人数になるのかというのも、前回お聞きしたときはまだ確定的にはわからぬということですが、ずるずるというか、二年、三年でどんどんふえていくというようなことになるのか。その辺は大体どういうお考えになっていますか。

第101回国会 予算委員会 第10号(1984/03/24、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間が短いので、御答弁の方もひとつ簡潔に御協力をお願いしたいと思います。  一つは、まず大型増税の問題であります。  中曽根総理は、本予算委員会で、私の内閣では大型間接税は導入する考えはない、さらにその後のやりとりで、公約と受けとって結構と御答弁になっています。当然大蔵大臣もこれと同じ考えだと思います。さらに、大蔵大臣は衆議院の大蔵委員会で、六十年度は導入しないという答弁をされたように聞いておりますが、この点は間違いないでしょうか。この二点。
【次の発言】 それじゃ新たに聞きましょう。  六十年度はやらないということは間違いないですか。

第102回国会 地方行政委員会 第3号(1984/12/11、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 新大臣に就任をされて最初の論議を交わす機会でありますが、いずれ来年になってから予算委員会後に大臣の所信を聞いた上で、 地方財政、地方自治にかかわる問題については議論をしたいと思うんです。  ただ、最初に今日の地方財政の危機の状況についての認識及び来年度予算編成に向けての大臣の決意というような点について二、三お伺いしたいと思います。  これは大臣も御承知のように、今日の地方財政の危機の状態というのは極めて深刻だというように思います。起債残高はもう膨張の一途ですし、そして公債費率が危険ラインを突破している自治体というのは四五%を超える、こういう状況ですから、大変な事態だというように……

第102回国会 地方行政委員会 第4号(1984/12/13、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方税法及び国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  まず、この改正案は、日本電信電話公社と日本専売公社の民営化に伴う税制改正でありますが、この電電公社の民営化ほど不可解なものはありません。年々二千億円に達する国庫納付金を国に納め、さらに四千億円近い利益を上げている公社をなぜ民営にしなければならないのか。しかも、民営化によって電話料金は法定制から大臣認可制に移行し、国民にとっては負担の増加とサービスの低下が心配されるなど、マイナス要因が極めて大きいのであります。その上、電気通信事……

第102回国会 地方行政委員会 第5号(1985/02/12、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 この特例法案を提出をされた理由については、先ほどから同僚議員が追及をされております。私はそれを繰り返すのは避けたいと思うんですが、それを聞いておりまして、これは交付税法及び地方財政法の規定からいっても、本来は同年度に各自治体に配分をすべきものということは、これはお認めになるわけですね。
【次の発言】 年度間調整をする場合はそれぞれの自治体でやりなさいというのが地方財政法の四条の三の一項の趣旨だと思うんです。法律において、年度間調整を政府が行うことを認めていない理由、これはどういうようにお考えですか。
【次の発言】 ちょっと今のは、私の質問に答えてないですよ。  特例法をつくるわ……

第102回国会 地方行政委員会 第7号(1985/03/26、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初にお聞きをしたいのは、十年前にこの特例の延長を審議をしたときに、当地方行政委員会で附帯決議をいたしましたが、その第二項の「市町村の自主的合併に当っては、民主的に行われるよう住民投票等を極力推進すること。」ということを当委員会で決議をしておりますが、この住民投票などを極力推進をする努力というものをこの十年間どうなさってきたのかという点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 十年前のときにちょうど広島県の船越町と広島市との合併問題ありましたね。あのときには、最初有権者六割ぐらいの署名による請願書が出てきた。それらの合併賛成、反対の問題ではなしに、資料を広報に掲載するこ……

第102回国会 地方行政委員会 第8号(1985/03/28、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 先に新電電の道路占用料の問題をやろうと思っていましたが、まず地方税の方を先にやります。  先ほどから同僚議員も言っておりましたけれども、特に住民税の均等割の引き上げ、これはまさに何といいますか、中世で最大の悪税と言われておった人頭税の名残みたいなもので、だからそれを初めつくったときは極めて少額だったが、だんだん上がってきてどうにもこうにもならぬ、そういう状態になってきています。だから、今回の住民税で言いますと、減税どころか逆に増税になってしまっている。去年はいわゆる三千億円の減税があったわけだけれども、六十年度個人住民税の税収というものはそういう減税があったにもかかわらず前年比……

第102回国会 地方行政委員会 第10号(1985/04/03、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 それじゃ最初に、三月の十三日から十四日にかけてソ連の漁船が塩釜港に寄港いたしましたが、この問題について聞きたいと思うんです。  日ソ漁業協定の最終段階で塩釜港を寄港地にするという、これは頭越しで決められたということで地元の方でもいろんな意見がありましたが、しかし問題は、現地の市長さんもそれから市民の皆さんも、塩釜港は北洋漁業の基地でもありますから、本当は心から歓迎をしたいところだけれども、これを引き受けると、前の小名浜港の経験があって、右翼団体が跳梁して市民が大変な迷惑を受けるということが大体反対が中心の意見だったわけです。そこで、先般参議院の農水委員会でも我が党の下田議員の方……

第102回国会 地方行政委員会 第12号(1985/04/16、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間がありませんから早速問題に入りますが、前回と言いましても五年前ですが、昭和五十五年の十一月二十七日の参議院の当委員会で取り上げました京都府職員の三木仁さんの問題であります。  この方は、昭和四十四年の十一月に頸肩腕症候群という診断を受けて四十七年六月に基金支部に認定の請求をいたしました。私が質問をしたのは、認定請求をして八年目であります。五十五年十一月二十七日に質問したその一カ月ぐらい後の十二月の二十四日に、京都の基金支部が公務外という決定をいたしました。認定請求をして決定が出るまで八年六カ月かかっています。それから五十六年の二月に支部審査会に審査請求をして、その請求が五十……

第102回国会 地方行政委員会 第13号(1985/04/23、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、地方公務員災害補償法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行うものであります。  この改正案の主な問題点は、遺族補償年金の受給資格年齢及び受給開始年齢の引き上げであります。これは、補償水準の切り下げにほかなりません。  政府は、この理由を、国家公務員災害補償制度が人事院の意見の申し出に基づいて改正されるのに伴い、それに右へ倣えする必要があるためとしています。しかし、こうしたやり方を肯定すれば、補償水準の切り下げには歯どめがないことになります。  人事院の意見は、他の公的年金制度や労働災害保険における遺族年金や遺族補償年金の支給開始年齢が六十歳以上……

第102回国会 地方行政委員会 第14号(1985/05/21、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 交付税を含む地方財政問題はきょうの時間では足りませんので次回に譲りまして、きょうは、残念ながら先日成立をした補助金力ット法、これにかかわって三点についてお伺いしておきたいと思います。  今も中野委員の質問に御答弁になりました社会保障関係の自治、大蔵、厚生三大臣の協議の問題です。御答弁によりますと、それぞれの大臣の下に必要なチームをつくるといいますか、自治省の場合ですと知事会、市長会、町村長会の代表を含めてその意見を吸い上げながら、聞きながら折衝に入っていきたい。一週間以内に官房長官を含めた四大臣の会議になるか三大臣の会議になるか、そういうことから始まっていくという御答弁です。こ……

第102回国会 地方行政委員会 第15号(1985/05/22、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。  参考人の皆さん、本当にお忙しいところ、貴重な意見を聞かしていただいてありがとうございます。ただ、私の持ち時間が十五分でございますので、参考人の皆さん全部にお尋ねすることができません。その点、失礼の段はあらかじめおわびを申し上げておきます。  まず最初に増山参考人に伺いたいのは、同化定着をしている補助金は一般財源化してよろしいという御意見を初めの方でお述べになりました。ところが実際は、一般財源化してもこの六十年度の場合、新たな財源が付与されないままで交付税措置をする、こうなってきていますから、言うなれば、地方財政全体の枠からいうと逆にふえてないわけで……

第102回国会 地方行政委員会 第16号(1985/05/23、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず第一に地方財政対策の問題でお伺いをしたいと思います。  六十年度の自治省の内簡ですが、それを見ますと、「昭和六十年度の地方財政においては一般財源比率が約六四・二%、地方債依存度が約七・八%になるなど財政構造は改善の方向」に向かっているというように言われています。財政構造そのものは確かに六十年度だけを見ますとそうなっているのだけれども、これは非常に誤解を与える表現になっていて、何か地方財政が非常によくなったような印象を与えているんです。  これは一月二十二日、全国の都道府県総務部長・企画部長会議を開かれて地方行革大綱と六十年度の地方財政運営内簡の説明をなさった。そこでも石原事……

第102回国会 地方行政委員会 第17号(1985/05/28、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間がありませんから早速申し上げますが、最初にまず宝くじの問題です。  これは今度の地財法の三十二条改正になっているのですけれども、従来から運営方針で、福祉の維持向上に寄与するためにこれを使ってよろしい、使いなさいという運営方針を出しています。だから、現行法でもできるのだけれども、法文上も明確にするということでなさったのだろうと思うんですが、この点がまず第一点。  それから、具体的にどういう事業をお考えなのか。がん対策事業というのをお聞きしていますが、そのほか、どのような事業をお考えになっているか、もしおわかりであればお聞かせいただきたいと思います。

第102回国会 地方行政委員会 第18号(1985/06/06、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは特に法案に即した質問に集中をいたします。したがいまして、午前中からの同僚議員の質問と重なる面もあろうかと思いますから、できるだけ重複を避けていきたいと思います。  まず最初は原付自転車ですか、これの右折方法の改正問題、三十四条の改正ですが、これ、いわゆる多通行帯道路、三線以上のところ、これはまあ先ほども同僚議員からありましたけれども、ラッシュなんかで何台かつながった場合、向かい側へ渡って方向を変えるわけですね。だから、そこの道路は相当な隅切りやって、何台かがそこに滞留できる状態にならないと非常に危険になるわけでしょう。だから、一台目が行って方向転換しようと、二台目はその……

第102回国会 地方行政委員会 第19号(1985/06/11、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、六月の二日の午後四時過ぎに、東京都北区赤羽駅東口すずらん通りで反核署名の街宣行動中の北区日本共産党青年後援会員が軽犯罪法違反などを理由に逮捕された事件と、同日、午後四時四十分ごろ、八王子市長沼町においてポスターを張っていた共産党後援会の労働者が逮捕された事件について、概要の報告をまず求めます。
【次の発言】 まず最初に、赤羽の方の事件についてお伺いいたしますが、これは軽犯罪、最初の逮捕ですね。軽犯罪法違反ということですけれども、それは何に該当するわけですか。
【次の発言】 その三十三号、幾つかありますね。どれに該当するんですか。

第102回国会 地方行政委員会 第20号(1985/06/13、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは二つの問題をお尋ねしたいと思います。  一つの問題は、既給一時金控除にかかわる問題で、この問題は五十三年の八十四国会以来、たびたび当委員会で取り上げてきたわけですが、いよいよ解決のめどがつきそうだということなんで、ひとつ具体的にどういうようにお考えなのかということをお聞きをしたい、こういうように思います。  それで、話をわかりやすくするために、自治省の方に三つの事例をお示しをして試算をお願いをいたしました。それについて、まず御報告をしていただきたいと思うんです。  まず事例の一つは、これは京都府職員の事例ですが、三つピックアップしたのですが、事例の一つとしては明治三十九……

第102回国会 地方行政委員会 第21号(1985/06/21、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間もありませんから、重複を避けて四点ぐらいについてお伺いしたいと思います。  まず最初に、第一点の問題は、今も志苫委員の方から意見が出ましたけれども、個人の身辺警護についてあるいは身辺警戒についてはケース・バイ・ケースでやって、大阪の天満署が重点警らという方針をとったのは、それは当然だということなんですが、しかし現実には、先ほども指摘がありましたように、強制捜査にもう既に入っています。 それから、立川におけるああいう事件も起こっている。あるいは片一方では埼玉県警で押収したような焼却寸前の書類、その他証拠隠滅の動きというのが出ているわけです。十七日に家宅捜索をしたけれども重要書……

第102回国会 補助金等に関する特別委員会 第4号(1985/04/24、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 参考人の皆さん御苦労さんでございます。私は共産党の神谷でございます。時間が限られておりますから、簡潔にまた率直にお伺いしたいと思うんです。まず最初に石見参考人にお伺いをいたします。  先ほどから地方団体の皆さんが現場で大変御苦労なさ、ている、難渋なさっている現状はよくわかります。我々もそのことを望んでいるわけはない。問題は、この予算と制度を変えるような、特に制度を悪くするといいますか、自治体側から言いますと、そういう法案は、まず法案を先にやって、それに基づいて予算を組む。例えば六十年度からカットするのであれば、五十九年度の去年の国会でちゃんと議論をして六十年度からそれに基づいて……

第102回国会 補助金等に関する特別委員会 第5号(1985/04/25、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷信之助でございます。お忙しい中本当にありがとうございます。時間の関係で五人の参考人の皆さん全部に御意見をお聞きすることができないかもしれません。途中で時間が来ればやめなきゃなりません。その点は初めにお許しをいただきたいと思うんです。  最初にお尋ねしたいのは、館参考人と渡辺参考人に三点について、時間の関係もありますから一遍に申し上げますので、お答えいただきたいというように思います。  一つは、国家財政破綻の原因とその責任の問題です。これは館参考人が先ほど、兄貴が困っておれば弟が助けてやってもいいではないかというふうにお話しになりましたけれども、兄貴にどんどん貢いで、……

第102回国会 補助金等に関する特別委員会 第7号(1985/05/13、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず総理にお尋ねをしますが、今度の補助金カットに対して万全の財源措置をしたというように答弁をなさっていますが、私はこれは実態に合わないというように思うんですね。実際の国の措置の実体というのは、一千億円を一般会計から交付税特会に出した、 あとは地方債の増発で投資的経費の直接カッ十分の二分の一の一千億、これの元利償還は六十一年度以降に交付税特会に入れるんだというそういう措置で、全部結局地方の借金に肩がわりをするというそういう状況になっていると思うんですよ。カットされた地方負担増を見てみますと、経常経費分で二千六百億、投資的経費分で三千二百億、それから公営企業分が一千百億、それから補……

第102回国会 補助金等に関する特別委員会 第10号(1985/05/16、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 貿易摩擦と市場開放問題を中心に法案との関連で質問をしていきたいと思います。  アメリカの穀物の緊急輸入一千万トン問題です。これは三月にはアムスタッツ農務次官が来日をして農水省に話があったようですし、四月には外務大臣の代理といいますか、特命を受けて手島外務審議官が訪米をしたときにウォリス国務次官からも話があった。五月になって、今度はボン・サミットでシュルツ国務長官から安倍外務大臣にお話があったというように聞いております。  この問題について、まず農水大臣、どういう要請で、それに対して農水省としてはどういう同答をし、現在どういう対処の方向を持っているのか、こういった点についてまず聞……

第102回国会 予算委員会 第11号(1985/03/20、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 政治倫理の問題でまずお尋ねをしたいと思います。  法務省にお伺いしますが、藏内議員の二千万円詐欺事件の概略と現状を報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで総理にお伺いしますがね。これは御承知のように中曽根事務所が利用されて、そこで一千万円の小切手二枚計二千万円の授受が行われたということですが、この問題について総理の見解をまずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 遺憾なことだけで済むんでしょうかね。  防衛庁に聞きますが、防衛庁はこの横須賀市近辺で土地を必要としていたのでしょうか。
【次の発言】 御本人は、一問一答で施設庁長官に依頼をしたというように述べておら……

第103回国会 地方行政委員会 第2号(1985/12/05、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 先般の、十一月二十九日の国鉄襲撃事件についてお伺いしたいと思います。  時間がありませんからできるだけ簡潔にお願いしたいんですが、あの中核派の蛮行を我々断じて許すわけにはいかぬし、この問題は一貫して我が党が警察当局にも率直に批判してきたところであります。彼らはことしになってからでももう既に報道されただけでも三十件近くこのような暴行、暴挙を繰り返してきています。  そこで、今回の千葉勤労のストライキに合わせてそれの支援という名目、口実で逆に国鉄の分割・民営化に反対する運動に水をかけるようなふらちなことをやったんですが、その点について、事前の情報について、先ほど同僚議員の質問に対し……

第103回国会 地方行政委員会 第4号(1985/12/12、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 同僚議員の今までの質問と重複しないようにして、単刀直入にお伺いをしていきたいと思います。  まず、国庫負担問題にかかわる点ですが、公的負担が従来の給付費の一五・八五%から基礎年金に対する拠出金の三分の一に変わることになるわけですが、これで公的負担というのがふえるのか減るのか。減るわけですけれども、どれだけ減るのか、現行の考え方でやっていくと何%ぐらいになるのか、この点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 率はどうですか。一五・八五%というのがあったけれども、どうですか。
【次の発言】 今までの給付費の一五・八五%という考え方からすれば大体一一%、増減はあるけれども……

第103回国会 地方行政委員会 第5号(1985/12/17、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 職域年金部分の問題でまず質問をしたいと思います。  論議に入る順序として、職域年金の制度を今度設けた理由、根拠といいますか性格といいますか、まずこういった点について。
【次の発言】 そういうことだろうと思います。つづめて言えば、公務労働の特殊性をプラスしたというように言えるかと思うのですけれども、それで一つ問題なのは、年金全体の八%ぐらいにすぎない、そういう点がいかがなものかという問題ですね。この辺はどういうようにお考えですか。
【次の発言】 今、公務員部長は千分の一・五でも現役の報酬に対して四十年勤続で七四%ぐらいになると、千分の二にすればさらにふえて七五なり七六になっていく……

第103回国会 地方行政委員会 第6号(1985/12/19、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、財源率、掛金の問題ですね、この点お尋ねをしたいと思います。  地方公務員共済組合連合会の「将来収支の見通し」によりますと、公的負担分を除く財源率では、現在の一二九・五が昭和六十五年に一九五、昭和七十年に二二〇、七十五年には二四五、そして昭和九十五年には三四五と、二・四七倍ですか、そういうアップになります。したがって、掛金率も対給料比で見ますと、千分の六十九から昭和九十五年には千分の百七十二・五と二・四七倍、一七・二五%ということになっています。ですから、改正後の財源率なり掛金率はこういうふうに大体上がるという見通していいわけですか。

第103回国会 予算委員会 第3号(1985/11/05、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 今日、世界と人類は核戦争による破滅、危機に直面をしていると思います。また、我が党が強く主張しておりますように、核兵器の全面禁止、核兵器の廃絶こそが人類の最も重要な緊急な課題であると考えています。この地球上で核戦争がもし起これば、もはや日本民族も人類もあり得ない、死滅以外にないと、そういう状況であります。  そこで外務省に聞きますけれども、全面核戦争の場合、国際世界保健機構、WHOや世界の科学者は直接被害を受けるのは一体どれぐらいというように推定をしておりますか。
【次の発言】 ところが、こういう直接の惨禍だけではありません。一九八三年の核戦争後の地球に関する国際会議以来、世界の……

第104回国会 決算委員会 第2号(1986/01/22、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 それではまず、京都の宮津市に建設されつつあります関西電力のエネルギー研究所宮津火力発電所の問題についてお伺いをします。  最初に通産省に対してですが、発電所の立地に関する環境影響調査要綱をお定めになっておりますが、これは電源立地による環境への影響予測を正確に把握をする、あるいはその予測の上に立って必要な対策を講ずるためにつくられていると思いますが、いかがですか。
【次の発言】 それでこの調査要綱に基づく予測を行う、予測を行った測定値が出ます。それが今度は実際に建設されてそして稼働して、そこで起こってきた実際の数値とこれがかけ離れるということになったのでは、これはもう予測の的確性……

第104回国会 地方行政委員会 第1号(1986/02/14、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 私も、今回の熱川の火災問題についてお伺いをしたいと思います。  今回の犠牲者の方々の霊に心からお悔やみを申し上げると同時に、何かむなしい感じがするんです。十二年間当委員会にずっとおりまして何回かこういう災害、特に火災が起こりました後には当委員会でいろいろとその原因を追求しながら対策の強化をやってまいりましたけれども、今回もやっぱり同じように初動消火が大切なんだけれども、それが大変おくれた。火災報知機がオフになっていた可能性が強いというような問題もあります。こういったことを感じます。  ただ、時間の関係もありますから重複を避けますが、火災報知機で、蓄積型の新しい技術開発もできてき……

第104回国会 地方行政委員会 第9号(1986/05/13、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 二、三の問題で、時間の範囲内でお尋ねしたいと思うんですが、まず最初は補助金カット問題であります。法案はもう成立したのでありますけれども、これから三年間自治体の行財政に影響を与える問題ですから、特にお尋ねをいたします。この法案の本会議質問で、私が、これが地域住民なり自治体の財政に非常に大きな影響があるという指摘をしたわけですが、本会議答弁という点もあったかと思いますが、大臣の答弁は余り明確でなかったように思うんです。しかし、現実に地方債が増発されたし、それから基金の取り崩しが行われておるし、それから使用料、手数料など公共料金の大幅な値上げやあるいは地方の福祉など単独施策の切り捨て……

第104回国会 予算委員会 第2号(1986/02/14、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 私はまず、我が国の民主主義にとって重大な脅威となる安全保障会議の設置の問題について尋ねたいと思います。  既に政府は、この法案を国会に出されております。さきの衆議院の予算委員会で我が党の松本善明委員に対して後藤田官房長官は、昨年七月の行革審答申のとおりにやりたい旨の答弁をなさいましたけれども、総理も同じ見解でございますか、まずお聞きします。
【次の発言】 それじゃ、法案に出ていますが、この会議が対処する重大緊急事態、これはいかなる事態をおっしゃっているんですか。
【次の発言】 その扱う重大緊急事態の範囲ですね、それはどこまでお考えになっているんですか。


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 地方行政委員会 第2号(1986/11/25、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほどから同僚議員も質問をしておりました、議論になっておりました今回の国税三税の減収に伴う交付税の減額措置の補てん、それから地方税の減収見込みに対する補てんについて、これ私もできるだけ重複を避けてお聞きをしたいと思うんですけれども、五十九年の自治、大蔵両大臣の覚書ですよね、地方財政の健全化に資するためというのが理由だと。そこで、今回はその原則を被るそういう状況の変化というのがあったのかどうか、この辺はどうですか。
【次の発言】 どうも歯切れが悪いんですが。だけれども、もう少し私はなぜそういう状態が起こってくるのかということを考えなければなりません。  これは大臣、政治家としてお……

第107回国会 地方行政委員会 第3号(1986/11/26、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 平均給与額に上限を設定した問題とかあるいは収監中の休業補償の支給問題とか、こういった問題は既に衆議院の地行委員会で我が党の経塚議員が追及をいたしましたので、重複を避けて私は審査制度のあり方の問題に集中して時間の関係でお伺いしたいと思うんです。  まず、文部省にお聞きをしたいんですが、文部省見えていますか。――見えていますね。  養護学校の教職員の疾病異常の率、これは文部省調査をなさっておられるんで、それを見ましても非常に高いんです。それで、その中でも滋賀県の場合は特に高いのではないかと思うんですが、腰痛それから頸肩腕症候群、これについて全国平均と比較してどうなっているか、まず報……

第108回国会 地方行政委員会 第2号(1987/03/26、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、衆議院提出の地方税法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行うものであります。  まず私は、我が党を除く与野党合意と衆議院地行委員会提出のゆえをもって、この法案に対する一切の質疑を封じたまま採決されるという理事会決定について憤りを持つものであります。  この法案は、単なる日切れではありません。たばこ消費税特例措置の延長日限に見るように売上税含みであり、国民健康保険税の最高限度額引き上げや、補助金カット絡みのたばこ消費税値上げの延長、恒常化など、国民の権利義務にかかわる重要な内容を持っています。  このような重要な法案に対する一切の質疑が行われないば……

第108回国会 地方行政委員会 第3号(1987/05/21、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 この今回の法案は、地方公務員の職、それから労働条件を保障するという点で必要な法案だというように考えています。しかし、幾つか注意して地方自治の原則というものをやっぱり堅持しなきゃならぬ、こういう側面というのは非常に大事な点だと思うので、その点をひとつ確認していくといいますか、これを進めていく上での留意点を申し上げるという見地から幾つか質問をしたいと思うんです。したがって、私の質問 は法案の第一条、第二条に主としてかかわる問題であります。  第一条で、国際協力等の目的で地方公務員を派遣する処遇等について定めるというわけですけれども、この、「国際協力等」の中身の問題ですね。この点で、……

第108回国会 地方行政委員会 第4号(1987/05/25、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほども同僚議員の方から新しい共済制度に移ってからの矛盾の問題が出されましたが、私の方からも別の問題を提起したいと思います。  六十年の共済年金制度の大改悪の中で、ただ一つ改善をされたという問題は、例の既給一時金問題でありました。これは当委員会で再三再四にわたって附帯決議が繰り返されて、自治省もその趣旨に沿って努力をなさった結果だと思います。それは、かつて支給を受けた一時金の額と、それから返還をするまでの間の毎年の五・五%の年利の複利計算ですね、その利息額の合計額を返還すれば、年金を控除されることなく丸々基本的にはもらえるということだったと思うんですが、その点は間違いありません……

第108回国会 予算委員会 第2号(1987/03/31、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 総理、我が党に対して減税財源を示せないというような御批判をなさったんだけれども、これはけしからぬお間違いな話だと思います。何でそういうことを総理が言うのか。この売上税に反対する国民の世論と運動は、文字どおり燎原の火のように広がってきている。それに対して総理はさらに一生懸命理解を得るために説得をし、パンフを出したりビラを出したりやっている。それでも、言葉の魔術でいろいろごまかそうとしてみても、売上税問題に対するまともな反論ができない。その焦りが我が党にまで、減税財源が示せないという言いがかりをなさったのじゃないかと私は思うんです。この六十二度予算の編成の際の党首会談で我が党の不破……

第108回国会 予算委員会 第15号(1987/05/19、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 全くこれは無視をされて、ひどい差別が全国各地で横行しています。  例えば北海道です。北海道では、勤労、鉄労などの改革労協の組合員、その採用率は九九・四%。ほぼ全員の採用です。ところが国労の方は四八%、全勤労は二八・一%。もう明らかに差別されているということが示されていると思う。まず、実態はどうかというと、改革労協それから鉄産労を採用して、足りない穴を国労や全勤労で埋める、こういうやり方が実態です。この結果から見で、組合の所属別による差別が行われていないということが言い切れますかどうか、もう一度聞きます。
【次の発言】 問題は、採用基準なり、実際にその採用基準の運用に当たって差別……

第109回国会 地方行政委員会 第2号(1987/09/03、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 我が党幹部の緒方国際部長宅における電話盗聴事件について、東京地検は結局のところ起訴猶予を含む不起訴処分という決定をいたしました。この決定自身、憲法違反の権力犯罪を秘密のベールで覆い隠してしまうという重大な決定であると同時に、憲法に反逆する行為を容認するということにもなりかねない、極めて許すことのできない決定でありますが、それ自身の問題は私を含めていずれ同僚議員が機会を見て追及をいたします。きょうは、本件について重大な責任を持っている警察庁長官の責任について、この点に限ってこれから追及をしていきたいというように思うんです。  この緒方宅盗聴事件というのは、個人のプライバシーの侵害……

第109回国会 地方行政委員会 第4号(1987/09/17、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間の関係で四点について質問をし論議をしていきたいと思います。  まず最初は、地方財政にかかわる問題です。  長期にわたる地方財政の危機的な状況が続いているわけです。この点についての御認識は自治大臣以下自治省の専門家、御一緒だろうと思います。問題は、この地方財政の危機というのが長期的に続いてきて、しかも五十九年以降の特例加算方式が今もとられているわけですね。そして片一方では補助金カットがどんどん広がっていくという、そういう事態、これは単に地方財政が窮屈になってきているというだけではなしに、戦後四十年間続いている今日の憲法における地方自治そのものの否定的な現象、これが急速に強まっ……

第109回国会 地方行政委員会 第5号(1987/09/19、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっている地方税法一部改正案及び地方交付税法一部改正案並びに社・公・民三党修正案に反対の討論を行います。  政府提出の両案に反対する最大の理由は、公約違反のマル優廃止を前提としている点にあります。  マル優廃止問題は、売上税導入とともに、公約違反は許さないという当然の国民の怒りの前に廃 案となったものであります。それが、我が党を除く自・社・公・民各党による私的機関、税制改革協議会における密室協議の中から再び生まれ出てきたのであります。しかし、公約違反であることには何ら変わりはありません。しかも、庶民にはゼロから二〇%へと大増税、金持ちに……

第111回国会 予算委員会 第1号(1987/12/11、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、総理にお伺いします。  十二月八日に、ゴルバチョフ・レーガン両氏の会談で御承知のようにINF、中距離核兵器の全廃条約が調印されました。量としては全核兵器のわずか八%。しかしながら一つの分野で全廃をするというのは画期的な出来事であります。こういう新しい世界の潮流についての総理の見解をまず聞きたいと思うんです。
【次の発言】 しかし、これは単に我々は眺めているだけではいかぬと思うのです。  そこで、これらについての今までの総理の答弁、見解をずっと聞いておりますと、そういう核兵器をなくしていく方向、軍縮の方向への第一歩を踏み出したというのに、軍事費を減らさないで、あくまでも中期……

第112回国会 地方行政委員会 第2号(1988/02/20、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間がありませんから答弁の方もできるだけ簡潔にお願いしたいと思います。  最初に、先ほども同僚議員からありましたが、地方自治のあり方にかかわって、行政運営の問題で一般論として若干お聞きしたいと思います。  それはどういうことかというと、国と市町村、それから府県と市町村、この相互の間に往々にして意見の相違が生ずるわけですね。そういう場合の処理はどのようにあるべきなのか、この辺のお考えをまずお聞きしたいと思うんです。
【次の発言】 一般的にはそういうことだと思うんですね。相互の立場を尊重し円満に協議を調えてもらいたい。  しかし、国と市町村、それから府県と市町村、それぞれ比較します……

第112回国会 地方行政委員会 第4号(1988/03/28、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず法定外公共財産の管理の問題についてお伺いしたいと思います。  この問題は長い間よく議論になっているんですが、いまだに解決を見ていないわけであります。自治省の方は八月の概算要求の前に各省庁に対して要請をなさっていますが、その中で建設省に対して法定外公共財産の法的位置づけ等についての要請を行っておられます。まずその趣旨と内容について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 私もこの問題は十年余り前に普通河川問題でやっているんですけれどもいまだに解決をされていないんですが、建設省は自治省のこういう要請に対してどのように対応されてきたのか、あるいは検討なり協議がなされてきたの……

第112回国会 地方行政委員会 第6号(1988/03/31、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、他の法律による地方税法の改正問題いわゆる他法改正問題について問題の提起をしたいと思います。これは先ほどの理事会で理事の皆さんの御賛同を得て、きょうの委員会の前には、この国会での政府提出の十四法案の地方税に係る部分の法案についての要項は既に出していただいたわけであります。  この他法改正が最近ずってふえてきているんですが、例えば一例を申し上げますと、いわゆる民活法、これは昭和六十一年の第百四通常国会で成立をしていますが、その中で、特定施設の不動産取得税、固定資産税、特別土地保有税、事業所税の減免措置を講ずる地方税法の改正が含まれています。この民活法は六十一年の国会で商……

第112回国会 地方行政委員会 第7号(1988/04/21、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、先般三月から運用が開始されて既に列車が走っております青函トンネルの防災対策について伺いたいと思います。  消防庁の方では消防科学総合センターがまとめた「長大トンネルの防災対策に関する調査研究報告書」、先ほどもお話がありましたが、これに基づいて今後の対応を進めていかれるようであります。そこに出ておる防災計画、これは二つの消防本部それぞれ必要としておる。JR北海道の防災計画も必要としておる。あるいは相互の協議の問題、あるいは訓練、それに必要な協定、こういったものが報告書の中ではいろいろ触れられていますが、そういったものがどれだけ整備をされてきているのか、現状は一体どうなってい……

第112回国会 地方行政委員会 第8号(1988/04/28、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 土地開発公社が公拡法に基づいて用地を先行取得するのは、生活道路とか公園緑地、あるいは福祉施設とか集会施設、文化スポーツ施設などいわゆる住民生活にかかわりの深い施設用地を確保するためであることは明らかだと思います。そこで最初に自治省に聞きますが、最近の公社による公有地の取得状況、五十九年、六十年、六十一年について土地造成を除いてどういう状況になっているかをまず報告してもらいたいと思います。
【次の発言】 こうして先行取得をやってきているんですけれども、最近は御承知のような地価高騰でありまして、そのために東京を初め幾つかの大都市圏では住民に必要な施設用地が確保できなかった例が非常に……

第112回国会 地方行政委員会 第9号(1988/05/12、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは、一つは今最大の関心事になっております例の新大型間接税導入の問題が地方財政にどういう影響を与えるかという点と、二つは補助金カット問題、この二つの点でお伺いしたいと思うんです。  先月の末に出されました政府税調の中間答申の中で、今回の税制改革は全体として租税負担率の上昇を目指すことなく行われるものであって税制のゆがみを是正する点に主眼がある。つまり全体としては増税にならない、その範囲内で直間比率を見直すというように受けとめられるわけですが、その辺は自治省、それでよろしいでしょうか。
【次の発言】 また中間答申では新消費税の導入に当たっては「新消費税の一部を地方の間接税とす……

第112回国会 地方行政委員会 第10号(1988/05/17、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは国民健康保険制度の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、最初に超過負担の問題です。  自治省にお尋ねをいたしますが、毎年各省庁の概算要求の前に、地方財政に関連する事項で翌年度予算の概算要求に当たって留意すべき点または改善すべき事項についていわゆる七月申し入れという文書を出しておられます。昨年七月の六十三年度概算要求の申し入れで厚生省に対して、国民健康保険事務費及び国民年金事務費に係る財政措置について、地方公共団体が行う国民健康保険及び国民年金に係る事務費の単価等については実態に即して是正されたい、こういう要請を出しておられます。実態に即して是正してもらいたいというよう……

第112回国会 地方行政委員会 第11号(1988/05/19、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間がありませんから問題提起に終わる部分もありますが幾つかの問題をお尋ねしていきたいと思います。  最初の問題は、先ほども同僚議員からお話がありましたが、恩給が一・二五%アップに対して公的年金の方が〇・一にしかなっていない、非常に大きな差が生まれてきているという問題です。これは前回年金一元化に伴う改正の際に私どもがその点を強く指摘していたところがやはりそのまま出てきているわけですね。それまでは言うならば恩給にスライドする、そういうことであったのが、今度は逆に厚生年金や国民年金にスライドするといいますかそちらに引っ張られていくということによって起こってくる問題が現実に出てきたとい……

第112回国会 予算委員会 第15号(1988/03/26、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 そこで大蔵大臣に伺いますが、一般消費税を導入しますと必ず物価にはね返って物価が上昇するという状況になるというように思いますが、これはもうそのとおりお認めになりますか。
【次の発言】 昭和五十三年、当時一般消費税問題が問題になっていた時期ですが、大蔵大臣の官房審議官をやっておられた伊豫田敏雄さん、国税庁の次長までやられた人ですが、この人が「経済人」という雑誌の昭和五十三年十月号で次のように言っておられるんですね。  五%の一般消費税を新たに課するとすると、物価は五%上がります。これは、物価が上がったというのではなく、増税の反映そのものであり、言いかえれば増税そのものです。確かに皆……

第112回国会 予算委員会 第16号(1988/04/01、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 国民は不公平税制の是正を要求し、大幅減税を強く願っているわけであります。この国民の期待にこたえる責務をこの国会は担っているというように考えております。  ところが、この問題の国会における論議というのは一体どういう状況なのか。具体的に税制問題で追及をいたしますと、政府は税調に諮問していることを理由にその考えを明らかにしないし、また我が党を除く政策担当者の協議を見守ると言って国会審議が空転する、そしてそれに左右されて国会がまた運営もされている、こういう状況が見られるわけであります。まさに、国権の最高機関としての国会としてはあり得べからざる事態が進行しているのであります。  新聞論調……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 地方行政委員会 第1号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 大臣、今の諫山委員の質問は、今一番国民が明らかにしてもらいたいということを迫った問題であるわけです。金の力が政治を動かす、そのために主権者が大変な迷惑をする、いじめられる。そんなばかなことがあるか。この怒りが先般の参議院選挙の結果にも出たと思うんです。また、いずれ諫山さんの方から続編があるそうですから、十分御準備ください。  私はきょう二つの問題を聞きたいんです。一つは消費税問題です。  自民党のいわゆる思い切った抜本見直し案なるものが出ましたけれども、これは率直に言って抜本的でも思い切ったものでもない、小手先いじりのますます矛盾を深める内容でしかないことは今さら申し上げるまで……

第116回国会 地方行政委員会 第2号(1989/12/12、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 地公共済法関係について質問します。  第一の問題は、掛金と公的負担の問題です。自治省の資料によりますと、十二月一日から地公共済連合会に一本化されるすべての組合が財源率は千分の百七十七・〇、掛金率は八十八・〇に引き上げられる。同じく自治省の将来収支の見通しによりますと、三十年後の二〇二〇年には財源率は千分の三百九十まで上がっておる、こういう見通しになっています。この財源率が上がる要因ですが、これは比率でいくとそう大きくないようですが、給付の改善、成熟度の高まり、それから平均余命の伸び、これが大きい。これは考えてみるとどれも必然的であります。しかし、だからといって掛金が上がっても仕……

第118回国会 地方行政委員会 第1号(1990/03/26、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 交付税法の改正案について質問しますが、この問題が起こりますとたびたび議論してきているんですけれども、こういうやり方を繰り返していれば交付税制度の根幹にかかわるというように私は思いますので、この機会にもう一遍、短い時間ですけれども若干の議論をしたいと思います。時間がありませんから、答弁はひとつ、最初の方は経過、具体的な問題ですから、財政局長の方でイエスかノーかということで答えてもらうようにしたいと思います。  本法案は交付税特別会計借入金の返済及び財源対策債償還基金費の計上などを主な内容としておりますが、そもそもこの借金は地方自治体の放漫経営が原因だということになるのかどうか、こ……

第118回国会 地方行政委員会 第2号(1990/03/29、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 過疎地域活性化特別措置法案、いわゆる新過疎法案については不十分な点があるものの、過疎地域の現状と抱えている問題から見て緊急に必要な対応であると考えます。  そもそも過疎地域が生まれた原因は、歴代自民党政府の高度経済成長政策によるものであります。一九六〇年以降、高度経済成長政策は資本と人口を大都市圏に集中させました。その大都市圏への労働力の供給源になったのが農山漁村地域であります。この結果、農山漁村地域では若年労働力を中心として急激な人口流出に見舞われました。農山漁村地域は急激な過疎化が進み、自治体の財政力の弱さと相まって、地域住民の経済的な生活基盤を初め、防災、教育、医療など、……

第118回国会 地方行政委員会 第3号(1990/04/26、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 それでは、現在政治の焦点である日米協議、それにかかわる二つの問題について質問をしたいと思います。  まず第一の問題は、昨夜決着がついたという木材交渉のうちの木造三階建て建築の問題、これについてお伺いしたいと思うんですが、どういう内容で決着したのか、ほかの問題は別にして三階建て建築の問題だけ。それはどういう段取りで実施なされるのか、簡単に答えてもらいたいと思います。
【次の発言】 きのう建設省からお聞きをしたところでは耐震耐火、いわゆる安全性の確保の問題、これについて日本側は相当期間を必要とする、それが一つのネックだという御報告だったんですが、結局今おっしゃった合意というのは、安……

第118回国会 地方行政委員会 第5号(1990/06/12、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょう私は三点について御質問したいと思います。  まず第一点の問題は交付税法案にかかわる問題です。この法案については、借入金返済の問題とか補助金の問題とか、その他いろいろ挙げればたくさんあるんですけれども、時間の関係もありますから、現段階における最重要点について、一点に絞って質問したいと思います。  まず、財政局長、この法案の交付税総額、これは今政府が国会に出している見直し法案、あれを基礎にした金額、これをもとにしているということで間違いありませんね。
【次の発言】 我々は、もう既に御承知のように、この消費税は公約違反でもあるし、民意も明らかなんだから、したがって廃止すべきだと……

第118回国会 地方行政委員会 第7号(1990/06/19、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 二つの問題をお尋ねします。  まず第一点の方ですが、改正案の平均給与額の最高限度額の設定は、先ほど趣旨説明で御説明がありましたように、労災補償保険制度、これで用いられている限度額を考慮して自治大臣が自治省令で決めると、こうなっていますが、この限度額というのは労働省の毎年六月の民間企業の賃金実態調査である賃金構造基本統計調査、この結果に基づいて行うということで間違いありませんか。
【次の発言】 自治省提出資料によりますと、既に最高限度額が設定されている傷病補償、それから障害補償、遺族補償の各年金の補償額のことし二月における年齢階層別最高限度額というのは、五十歳で二万六百八十四円が……

第118回国会 予算委員会 第15号(1990/05/29、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず最初に、ゴルフ場問題についてお伺いします。  環境庁長官、ゴルフ場の農薬使用問題について先般指導指針を出されたようでありますが、農薬はその使用方法あるいは使用量によっては水質の汚濁を生ずる、そういう危険がある。したがって水質汚濁を未然に防止する、そういう観点での指導指針らしいんですが、したがって一〇〇%安全とは言えぬ、使用方法や使用量を間違うと危険があるという前提で調査をされ、指針を出されたと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで自治大臣にお伺いしますが、今環境庁長官が一〇〇%安全とは言い切れぬということで指針を厚生省と協議して出された。農薬は一〇〇%安全だと……

第120回国会 地方行政委員会 第1号(1990/12/18、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間が限られておりますので、二つの点だけお尋ねします。  一つは、給与改定に関する問題です。十一月九日付の事務次官通知で「地方公務員の給与改定に関する取扱いについて」という文書が出ています。その1の(4)に期末・勤勉手当に関しまして、  係長級以上の職員の期末手当及び勤勉手当について、その手当額算定の基礎額を、職務段階等に応じ、現行の基礎額に俸給の月額及びこれに対する調整手当の月額の合計額の二〇%以内の額を加算した額とすることとされたところであるが、地方公共団体においても、当該団体の組織規模、役職構成、級構成等地域の実情を踏まえた上、国に準じた措置を講ずること。 こうありますけ……

第120回国会 地方行政委員会 第3号(1991/03/15、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、過疎法関係について二点お伺いします。  最初に建設省にお伺いしますが、十四条の二の「過疎地域の市町村のみでは設置することが困難なものとして建設大臣が指定するもの」とありますが、この建設大臣の指定要件、これはどういうようにお考えですか。
【次の発言】 それで、先ほど同僚議員からも懸念が示されておりましたけれども、今の指定要件の地域的要件といいますか、自然公園問題とかリゾート法とか、いずれにしても開発にかかわって流入人口がふえて、そして野放しでなしに下水道を必要とするような要件が発生をするという状況になります。そうすると、やっぱり都道府県のイニシアが、特にリゾート法なんかは大……

第120回国会 地方行政委員会 第4号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、地方自治法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論をします。  反対の第一の理由は、現行の職務執行命令訴訟制度に規定されている二つの裁判を一つに省略することであります。  機関委任事務は、国の事務とされているものを地方自治体の長に執行させるもので、地方自治体の自主性を否定し、本質的に地方自治の本旨になじまないものであります。したがって、機関委任事務の執行を地方自治体にかわって国が執行する場合には、地方自治体の自主性が侵されることのないよう万全の配慮がされなければなりません。砂川事件の最高裁判決が、機関委任事務の執行に当たって国の行政機構内部の指揮監……

第120回国会 地方行政委員会 第5号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 この国会で、いわゆる大店法の改正案が提案をされて審議されることになっております。きょうはそれに関連して主として自治体の条例制定権に係る問題について質問をしたいと思います。  まず、通産省にお聞きをいたしますけれども、現在自治体独自の大型店規制の要綱とか条例のある自治体の数、これはどういう状況でしょうか、報告してください。
【次の発言】 これは平成元年三月現在で、それ以後の変化はどうなんでしょうか。
【次の発言】 自治省の方では、その辺はつかんでおられませんか。
【次の発言】 この大型店舗法いわゆる大店法ができて、それが実際に運用される中で、先ほどの報告でいけば千百三十一の自治体……

第120回国会 地方行政委員会 第8号(1991/04/24、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  私は時間が二十分と限られていますので、二点について三人の参考人の皆さんの御意見を聞きたいと思います。一つは、地方行革の影響がどういうように出ているかという問題、もう一つは、最近各自治体でふえている積立金の激増問題をどう見るかという問題です。  第一の問題ですが、先ほどからも話が出ていますが、補助金のカットであります。公共事業の関係はこれは六十一年度水準まで戻ってきますけれども、福祉関係の方はもう恒久化されてしまうんですね。カットされたままで来ています。そういう状況がある。  そこで、国保料の値上げというのはどんどんひどくなってき……

第120回国会 地方行政委員会 第9号(1991/04/25、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  そもそも地方自治体は、住民による住民のための住民の暮らしを守る組織であり、とりでであります。その自治権は、憲法により保障されているとはいえ、政府の行財政の両面にわたる枠組みのもとで極めて限定された自治権であります。したがって、財政自治権も極めて限定されたものとなっています。  その制約された現状のもとでも、本年度の地方財政対策は、政府の都合により、違法的措置を含んだ極めて重大な内容となっています。これが本法案に反対する基本的理由であります。  以下、主要な点について具体的に反対……

第120回国会 土地問題等に関する特別委員会 閉会後第1号(1991/05/24、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間が短いですから、答弁もひとつ簡にして要を得るようにお願いしたいと思います。  地価高騰は、大都市やその周辺のみではなくて、過疎と言われている地域でも、特にリゾート法の成立以後乱開発が進み、自然や環境の破壊、それとともに地価高騰が進んでいます。また、自治体行政にも大きな困難をもたらし、住民生活にも大きな影響を与えています。きょう取り上げる問題は、このリゾート法以前から乱開発が始まりました一つの典型として、新潟県湯沢町のマンションによる乱開発問題を取り上げたいと思います。  新潟県湯沢町でリゾートマンションの建設ラッシュが始まったのは首都圏の地価高騰がピークを迎えた昭和六十一年……

第120回国会 予算委員会 第17号(1991/04/08、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 首都東京の知事選挙の結果も明らかになりました。最初に、この問題に関連してお伺いをいたします。  東京都の知事選挙について、当初は党利党略の選挙とかムード選挙とか言われておりましたが、我々の方は終始政策を前面に掲げて戦ってまいりました。その中で政策論争がクローズアップされてまいりましたが、これは当然のことであります。その選挙戦の中で自公民の推す磯村陣営も、都民税一兆円の減税、あるいは横田基地の早期返還とか乳幼児の医療費の無料化などなど公約されてまいりましたが、とりわけ、官房長官、これは政治活動用ビラの第二号です。「私たちはこの政策を必ず実現します。」ということで、自公民の三党の総……

第123回国会 外務委員会 第10号(1992/06/18、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、広島、長崎の原爆遺跡の保存の問題についてお尋ねしたいと思います。  この広島、長崎の原爆被害の実相を知らしめることは、唯一の被爆国である日本にしかできない仕事であります。したがって、この仕事、核兵器の廃絶、核廃絶へ向けて一層強めていかなければならない責任を日本は持っているというふうに思います。  政務次官にお伺いしたいのですが、日本の政治家として、外務次官として、この核兵器の廃絶に全力を挙げて努力をなさるおつもりはあるかどうか、まずこの点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 抑止力としての核兵器の存在を認めるという立場にある限り、本当に核兵器の廃絶ができるのかというよ……

第123回国会 地方行政委員会 第2号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に、国民健康保険問題についてお伺いしたいと思います。  自治省の方ですが、国保加入者で所得が三百万円以下の人たちの構成比、これはどれぐらいになっておりますか。
【次の発言】 それじゃ次に、厚生省にお伺いしますが、所得階層別で所得に占める一世帯当たりの国保調定額の割合、これはどうなっておりますか、三百万円以下で結構ですから。
【次の発言】 だから、現在は百五十万円未満は一割、二十八万円未満の世帯で二二・四%、二割を超えている、そういう状況になっています。  そこで、時間の関係もありますから、私の方から。  厚生省の報告によりますと、その三年前の昭和六十一年、一九八六年度の所得……

第123回国会 地方行政委員会 第3号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうはホームヘルパー問題に絞ってお伺いしたいと思います。  最初に大蔵省にお伺いをいたしますが、消費税導入後の各年度の消費税収入とその累計額、それを報告してください。
【次の発言】 今おっしゃったものが累計では二十二兆二千五百五十八億円、こうなります。  次に、厚生省に伺いますが、高齢者保健福祉推進十カ年戦略、いわゆるゴールドプラン、平成二年度以降になりますが、これの予算額、そしてその累計額、これを答えてください。
【次の発言】 消費税を導入するときに、これは高齢化社会に対応するためと宣伝をされました。これは平成元年十二月の消費税見直しに関する自民党の基本方針の中にも、この財……

第123回国会 地方行政委員会 第8号(1992/05/26、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 参考人の皆さん、どうも御苦労さまでございます。日本共産党の神谷でございます。  先ほどから市長さん、町長さんのお話を聞いていると、やっぱり評判がいいのはふるさと創生資金ですね。これがなぜ皆さんに歓迎されたのかといえば、使い道を自分たちで決められるということでしょう。だから、地方財政の根本問題として、もっと各省ごとの補助事業がだあっとあって、そしてその補助の対象にしてもらうために努力をせにゃならぬ、それから補助金はできるだけようけもらわんならぬということでいろいろやらにゃいかぬということではなしに、一つは国税と地方税の再配分問題、それからそれに伴って事務の方も地方にもっと権限を回……

第123回国会 地方行政委員会 第9号(1992/05/28、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうは、いよいよ学校の週五日制が実施されますが、その中で、特に障害者の教育の問題ついてお尋ねをしたいと思います。  障害児が、放課後あるいは長期休暇中、夏休みなどで一般の健常な子供に比べて非常に貧しい生活を送らざるを得ないということはよく御承知のとおりだと思います。肢体障害があって思うように外出もできない、歩けても発達障害がある、安全に外で遊ぶことができない、だから障害者をよく理解した分助者や指導者がどうしても必要であります。同じ人間でありながら、本人や家族が希望したわけでもないのに障害を持つ、そして障害者に対して配慮が乏しい社会環境の中で、遊ぶ自由や外出する自由が奪われると……



各種会議発言一覧(参議院)

10期(1974/07/07〜)

第75回国会 建設委員会、地方行政委員会、農林水産委員会、運輸委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 最初に午前中も質疑がありました住宅公団による栃木県の間々田の農用地の買収問題に関連をしてお伺いしたいと思うんです。私どもの調査では、この塚本総業は二十七ヘクタールの土地を四十七年の一月から四十八年の一月、この一カ年間に買収しております。そして塚本総業が宅建業法に基づく大臣の免許を受けたのは四十八年の六月二十一日であります。したがって、この買収行為は無免許買収ということで、例の田中金脈問題で問題になりました新星企業の場合と同様の宅建業法違反の疑いがあるんじゃないかと思うんですが、この点建設省は調査をされたことがあるかどうかお伺いしたいと思います。

第75回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1975/03/29、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 自治大臣に最初にお伺いしますが、昨年の参議院選挙のときに、堀米選管委員長が企業ぐるみ選挙について異例の警告を行いました。その内容について大臣のまず御見解を聞きたいと思います。
【次の発言】 個々のケースとおっしゃるわけですが、それでは具体的にどのように実態を掌握をする努力をなさっているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 現在統一地方選挙、すでに知事選挙が始まっています。そして次には府県会議員その他地方議会の統一選挙が始まるわけですが、そういう段階で企業ぐるみ選挙が激しく行われております。  具体的にひとつ実例を示して見解を聞いていきたいと思うんですが、一……

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/05/06、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷でございます。  西澤公述人に四点お伺いしたいと思います。  まず第一の問題は、御承知のように、今日不況とインフレの中で県民の生活も大変な状況になってきているわけです。したがって、県民生活について責任をお持ちの知事さんとしては多くのやらなければならない課題をお持ちだと思います。ところが一方、御承知のように、地方財政がおっしゃるようなきわめて危機的な状況になってきておるわけです。したがって、なかなか御苦労が多いと思うんです。  私は、逆に、今日の不況とインフレの中でこそ一層自治体の方に財源を与えて、そうして県民の生活基盤を向上させる、そういう仕事がどんどんできるように……

第78回国会 災害対策特別委員会、地方行政委員会連合審査会 閉会後第1号(1976/11/11、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 今回の酒田の大火は非常に大きな被害をもたらしまして、先ほど知事の報告では現在で四百五億に上ると、今後さらに被害総額はふえるだろうということであります。したがいまして、これに対する、特に罹災者の皆さん方に一日も早く生活の不安あるいは自分たちの持っている土地その他がどうなるのか、こういった問題について早く方向を明確にして、そしてできるだけの救援の措置を講ずるのは当然のことであります。そういう意味からも、先般参議院の調査団が現地へ行きまして、視察をして、多くの要望事項がありました。これらについては、すでに同僚委員の方から個々に質問がされ、明らかになっておりますから、ひとつ重複を避けま……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1977/04/13、10期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、地方バスの路線運行維持対策問題、これについて御質問いたしますが、運輸大臣にお尋ねいたします。  高成長政策によって生活環境に多くのいろいろな問題を持ち込みましたが、例のいわゆる過疎過密の問題というのもその一つだと思います。そういう過疎過密の進行に伴って、特に地方バス、それが過疎バスとなって赤字路線、廃止せざるを得ないという、そういう重大な事態が起こった。過疎バスが赤字だからということで廃止をいたしますと、これは一層過疎を進行させる、住民の生活の足を奪う。奪うか奪わないかということが過疎の進行を食いとめる上で決定的な一つの課題だと、こういうように思うのですね。そういう見地か……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 運輸委員会、大蔵委員会、物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/18、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 それでは、まず修正案の提案者にお尋ねをします。  修正案の提案者が自民党、民社党、新自由クラブの三会派でありますので、その提案者それぞれ三名の御出席をお願いをしておったわけですが、代表してお一人お見えになりましたが、まず最初に、民社党、新自由クラブの意見を含めてお答えをいただくという状況になっているのかどうか、その点、まずちょっと確認をしておきたいと思います。
【次の発言】 それでは、そういう前提でお伺いをいたしますからよろしくお願いします。  修正案の基礎として国鉄の再建に関する基本方向、これは三党で御相談になって、そして加藤委員の方から修正案の衆議院の運輸委員会の採決後に朗……

第82回国会 法務委員会、地方行政委員会、外務委員会連合審査会 第1号(1977/11/21、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間が短いですから端的にお尋ねをしますから、簡明にひとつ答えていただきますようにお願いします。  まず、最初に警察庁の方ですが、クアラルンプール事件の五人の釈放犯、これについていわゆる佐々木、西川、坂東、松田、戸平とICPOを通じての国際手配を行ったというそういう報道がありましたが、これは事実でしょうか。そして、それはいつごろでありますか。
【次の発言】 事件が起こってから二年間たっていますね。しかも、これは、事件を起こした犯人それ自身は割り出しがまだできておらない。しかし、釈放犯の方は確定しているわけですね。それを二年間手配をしなかった理由、そして今回手配をすることにした理由……

第84回国会 運輸委員会、地方行政委員会、法務委員会連合審査会 第1号(1978/05/12、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 本法案の審議に当たりまして、すでに衆議院でわが党の小林議員が要求をいたしまして以来、しばしば警察当局に対して団結小屋に関するこれまでの調査資料の提出を求めておるわけですが、現段階に至るまで提出をされておりません。なぜそういう状況になっているのか。まず、この点についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは具体的にお聞きいたしますが、団結小屋が現在のところ三十四カ所だという答弁をなされておりますが、あるいは電話は何カ所引かれておるとか、あるいはそれぞれの小屋にそれぞれどういうセクトが何人ぐらい常駐をしているのかということとか、平素何をやっているのか、あるいは各団結小……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1979/03/30、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 ここ数年来、ロッキード事件、ソウル地下鉄、それにダグラス・グラマン事件などなど世界企業の冠たるべき日本の代表的な大企業が、国際舞台で目的のためには手段を選ばないというようなそういう企業姿勢、あるいは行動、振る舞いが問題となっていることは御承知のとおりだと思うのです。これらの大企業の姿勢は国内でも横行している氷山の一角だと私は思うのです。そこで私は、これらの事件でも問題になっているリベートと、それから政治家への裏献金などの大企業が使途を明らかにしない支出、いわゆる使途不明金の問題についてまずお伺いしたいと思うのです。  そこでまず最初に、資本金一億円以上の大企業の使途不明金が四十……

第91回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1980/04/01、11期、日本共産党)

○神谷信之助君 きょうはほとんど保育所関係が占めますが、福祉施設関係の措置費のうちで地域区分の問題についてまず最初にお尋ねしたいと思います。  厚生省にお尋ねしますが、これ保育所中心で結構ですが、保育所の措置費の関係の地域区分、これはどういうようにして決めておられるか。まず伺います。
【次の発言】 具体的には違う点があるでしょう。その点ちょっとお願いします。
【次の発言】 保育所の措置費関係の通達ですね、見ますと、いまおっしゃった理由から与野市、鳩ケ谷市、習志野市、日野市、多摩市、摂津市、藤井寺市、松原市、羽曳野市、これは五十一年に九市が追加をされているわけですね。それ以後そういう措置をとって……


12期(1980/06/22〜)

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会、内閣委員会、地方行政委員会、大蔵委員会連合審査会 第3号(1981/11/26、12期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず総理府、政府委員でいいですが、お尋ねをいたします。  公用車の運転日報の保存期間が、これは総理府の本府文書管理規則の別表第十六によって「通知、報告、届出に関するもので軽易なもの」として「三年保存」となっていると思いますが、この点まず確認をしたいと思います。
【次の発言】 その管理規則でありますが、これは昭和四十九年の六月二十六日以降改正をされていない。そうしますと、五十一年の七月当時は四十八年、四十九年、五十年の三年分が保存期間だったということになります。  そこで法務省にお尋ねしますが、五十一年七月に田中、榎本らが逮捕をされたその時期に、東京地検は清水運転手の総理府運転日……


13期(1983/06/26〜)

第101回国会 運輸委員会,地方行政委員会,建設委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1984/06/21、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 たくさんの問題があるんですが、時間の関係があって、私は二つの問題をお聞きしたいと思うんです。  まず最初に、自治大臣ですが、昨年の概算要求を各省が出す前に、自治省としてこの問題についての申し入れを運輸省になさっています。それは「関西国際空港の建設に関しては、同空港の性格にかんがみ、関係地方公共団体に対し財政負担を求めることのないようにされたいこと。」と。その理由として、新東京国際空港がその建設について一切の地元負担を求めなかったことと、それからもう一つは、関係地方団体の現下の厳しい地方財政の状況ということですね。  これは、午前中の同僚議員の質問の中で地財再建促進法の二十四条の……

第101回国会 社会労働委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,運輸委員会連合審査会 第1号(1984/08/03、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず、厚生大臣に聞きますが、この春に保険局長及び国保課長通知で五十九年度の各市町村の国保財政の予算編成について厚生省は指導をなさいました。その指導によりますと、臨時財政調整交付金は廃止をする、軽減費交付金は十分の十を十分の八に削る、市町村独自の上乗せによる受診伸びなどの波及増加分は自分で賄え等々の指示をなさっているわけです。そして、国庫支出金とか都道府県の補助金、一般会計からの繰入金以外は保険料で賄えということを強調されています。そのために多くの市町村でこの春に国保税の引き上げといいますか、国保料の引き上げ、これがずっと出ているのですけれども、その状況は把握をなさっておりますか……

第101回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会 閉会後第1号(1984/10/23、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 全体としては私はこれで賛成ですが、ただ、ちょっと警察の方に伺いますけれども、一つはスナックなんかに対する取り締まりが以前より最近厳しくなっているというか、回数がふえてくるというか、うるさくなってきている。そういう報告を聞いているのです。それで、東京都内ですけれども、来年の二月になったら、もう風俗営業の許可を出してもらわにゃいかぬことになるぞという、どういう意味で言っているのかちょっとわからぬけれども、間接で聞いていますからちょっと趣旨が違うかもしらぬけれども、そういう兆候が見られるという点があるのですよ。  だから、ここに志苫さんの方からも出ていますけれども、接待が風俗犯罪を犯……

第102回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会 第1号(1984/12/13、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 店舗と言う限りは、区画されておって、そこに従業員か管理者がおってやられているというたらそれは店舗になる。ただ、例えば旅館の娯楽室であって、ピンポン台があったり、それからゲーム機もあればパチンコもあればいろいろなものがある、それでだれもいない、ピンポンする人はピンポン玉とラケット借りてきて、それで勝手にピンポンやっている、それは仮に区画されていても店舗とは言えないという場合もある。  だから、見通しがきくかきかないかという条件が一つと、その遊技機なりパチンコ機なりゲーム機を管理する者がいるのかいないのか。それがおれば賭博の危険ということもあり得るということです。管理する者おらぬで……

第102回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会 第2号(1985/01/31、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 新法施行で大変御苦労をなさっておられます。いろいろ各地の状況を聞いてみますと、例えば私のところの京都ですと、当事者団体といろいろ話をして、届け出の様式なんかに至るまで、大体それでよかろうという相談もしたりしているし、それから愛知県警なんかも、県警本部の担当者が具体的に質問に答え、答えられない部分については警察庁に問い合わせて、また連絡してくる。これから以後も実際にいろいろ問題が起これば協議しましょうというように、非常にスムーズにいっているところもある。ただ、大体本部段階でそういう話し合いをやっているところは割合いっているのですけれども、例えば愛知県警なんかの場合でも、県警本部と……

第102回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会 第3号(1985/06/18、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 少年指導委員と浄化協会の問題をお尋ねしようと思いましたが、これは志苫さんの方がもうお尋ねになりました。だから、これからいよいよ送り出すわけで、要望だけ特に申し上げておきますが、法案審議の際にも言いましたけれども、少年の犯罪行為と非行行為とはまた違うわけです。この辺は特に教育的見地というものを、これをやっぱり最大限に重視をしてもらいたい。権力的に少年の非行あるいは虞犯行為、こういうものをチェックするということは逆に道を誤らせる事例もたくさんあるわけですから、この運用に当たっては十分その点をお願いしておきたい。これは要望だけにしておきます。  あと具体的には両委員の方からもお話があ……

第103回国会 内閣委員会,地方行政委員会,文教委員会,農林水産委員会連合審査会 第1号(1985/12/19、13期、日本共産党)

○神谷信之助君 まず国鉄共済の赤字の問題でお伺いをしたいと思います。  物の順序としましてまず国鉄当局にお聞きをしますが、赤字の原因はどのように考えておられますか。
【次の発言】 総理、今お聞きのようなことなんですが、だから、そういう国鉄共済の赤字を生む原因の責任は、今聞いてみますと、国鉄の退職なさった方も、あるいは現に働いておられる方にもないということは明らかだと思うんです。そういう点で私は国の責任というのが非常に大きいのではないかと思いますが、総理はどういうようにお考えですか。
【次の発言】 だから、時の流れであって政府の責任はない、感じておられない、そういうことですか。


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1986/10/29、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 生田参考人か大島参考人どちらかと、それから川上参考人にお伺いしたいと思うのですが、ソ連のチェルノブイリの事故以来、大体各国とも原子力発電の計画というのはスローダウンぎみになってきているように思うのですけれども、それに対して我が国の原子力ビジョンが、先ほども御説明がありましたけれども、非常に壮大な計画になってきているんですね。その根拠に、一つは経済性の問題、それからもう一つは安全性の問題があります。  経済性の問題は、先ほどちょっと質問がありましたので私重ねてお尋ねはしませんが、安全性の問題でたしか日本が使っている軽水炉でスクラム件数というのは非常に少ないというようにおっしゃって……

第107回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1986/12/17、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 いろいろありますけれども、雇用問題は今日緊急の重要な問題になってくるし、これからさらに一層その重要性を増してくると思うので、それに関連してお伺いしたいんですが、まず河野参考人には、レポートの二十一ページに、今後の海外直接投資によってもたらされる二〇〇〇年度の貿易収支黒字の削減効果をアンケート等に基づいて二〇〇〇年度までの製造業の海外投資累積額、これを年平均伸び率一二%として試算をすれば、雇用に対する影響は、雇用機会の減少が約五十六万人、それから一五%に引き上げた場合さらに四十一万人増大するというように出されています。  それで問題は、例えばこのアンケートですが、アンケートをやら……

第107回国会 社会労働委員会,地方行政委員会連合審査会 第1号(1986/12/17、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、まず皆保険制度の問題を議論したいと思うんです。  国民皆保険制度の根幹は国民健康保険制度でありますけれども、これが国の財政の危機的状況と相まって、国民健康保険財政も大変なピンチに陥っています。その中で、特に今回出されている老人保健法案に見られるように、皆保険制度の土台そのものが崩されようとしているというように私は思うんです。したがって、そういう角度からこの問題をまず論議したいと思うんです。  先ほど同僚委員の質問に対して自治大臣は、国民健康保険制度が国民の皆保険制度の根幹であり、そしてそれは国が一義的に責任を持って運営すべきものだというように明快にお答えになりました。私も……

第107回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会 第1号(1986/10/07、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 シートベルトの着装義務の問題については、我々の考え方は、いわゆるスピード違反とかいうように事故を起こして他に迷惑をかけるとか、加害行為になるわけではなくて、みずからの命にかかわる問題ですから、おのずからちょっと違うだろう。したがって、そういう意味では先ほど同僚委員も言いましたように、指導、教育あるいは啓蒙、これを重点にすべきであるというのが原則的見地です。したがって、そういう角度から二、三質問したいと思うんです。  この法案審議で、過半数を過ぎればむしろしていない方がおかしいという状況になるだろう。したがって、そういう点を見きわめていくために、国民的なPRを前提にして啓蒙活動を……

第108回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1987/03/04、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 参考人の先生、貴重な意見ありがとうございました。  時間の関係もありますから、三人の先生にそれぞれ一、二問ずつお伺いしたいと思います。  まず氏原参考人にお伺いしますが、先生の対談なんかお聞きしていますと、日本の年間二千時間を超える労働時間は大変恥ずかしいことだというふうにおっしゃっております。今雇用問題が非常に重要なときに、労働時間の短縮というのは非常に大きな課題だと思うのです。ところが、今度のこの国会にひょっとすれば労働基準法を変える問題が出てくると思います。それの内容、幾つか問題点はあるんですが、そのうち二つだけちょっと先生の御見解を聞きたいと思います。  一つは、週四十……

第108回国会 予算委員会公聴会 第1号(1987/05/14、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 時間が限られておりますので、原先生には大変失礼になりますが、福山公述人に二点についてお伺いしたいと思います。  第一点は、一九七八年の日米防衛協力の指針、いわゆるガイドライン、あのガイドライン以降日米共同演習が非常に頻繁に行われるようになってきています。演習といってもこれは単なる訓練じゃなくて、かつて関東軍の大演習が十五年戦争の口火を切ったという歴史もありますし、最近でも中東の緊張激化が起こればアメリカの海空軍が周辺海域に展開をする。これも演習と言ってやっていますね。だから極めて危険なものだと思うんですが、その実態と危険性についてまず第一点お伺いしたいと思います。  それから第……

第109回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1987/09/16、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほどの報告に関連して若干の質問を時間の許す範囲で行いたいと思います。  先ほど国内鉱山の状況について、未曾有の危機的な状況だという報告がありました。まさにそのとおりだと思うのですが、それを前提にして一、二間お伺いしたいのは、一つは、鉱業審議会の昨年の九月に出した建議ですね、あれは一ドル百七十円をベースにした対策を建議しているんですが、今日御承知のように百四十円台というレートになっております。そういうことで、一般新聞でも抜本的な対策を講じなければ鉱山は全滅するというような報道もあるんですが、これに対する対応はどのようにお考えですか。

第111回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会 第1号(1987/12/10、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほど佐藤委員が質問していました風営法関係の問題でちょっとお聞きします。  先ほどの御説明ですと、暴力団の資金源の根を断つということで立ち入りをやったということなんですね。そうすると、立ち入り証なしでやられていることになりますが、それは根拠法規はどういうことになりますか。
【次の発言】 いや、具体的に今度の福岡の事例ですよ。おっしゃるのは、警職法の六条の二項あるいは警察法の二条による立ち入りだというようにお聞きしていいんですか。
【次の発言】 立ち入り証を持っておるのは、全部の警察官じゃないでしょう。特定していますわね、立ち入り証は公安委員会の名で、一緒に持っていくように。全警……

第112回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1988/03/09、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 経済構造転換について私の見解を述べます。  まず第一に、いわゆる前川レポートによる対米公約の問題であります。アメリカは、自国の膨大な貿易赤字を解決するのに、その原因になっている自国の軍拡や産業空洞化を引き起こした経済構造に手をつけるのではなく、為替レートの調整や日本の経済構造の方に手をつける要求を持ち出してきたのであります。これに対して政府は、八五年秋のいわゆるG5で円・マルク高、ドル安を目指す為替レート調整に合意するとともに、八六年四月には中曽根前首相が訪米し、一つは、農業、石炭、中小企業など競争力の弱い産業は切り捨てる、二つには、円高を背景に生産拠点を海外に移すなど、日本経……

第112回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1988/04/13、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 前回の見解表明における皆さんの御意見を興味深く聞き、教えられる点が非常に多くありました。その上で若干の私見を述べたいと思います。  今、国際化日本が喧伝をされています。確かに円高ドル安は日本経済に深刻な影響をもたらしていますし、また日本経済の動向は世界経済に大きな影響を与えます。そして、何よりも国民生活の 向上を目指す上で等閑視できない問題であります。したがって、国際収支の不均衡は是正されるのか、ドル不安はなくなったのかという問題は重要であります。したがって、まずその点を取り上げたいと思うのです。  ある委員は、貿易黒字の解消のためには為替レートの調整のみでは限界があるとして、……

第112回国会 社会労働委員会,地方行政委員会連合審査会 第1号(1988/05/09、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 地方財政との関連で多くの問題をお尋ねしたいんですが、きょうは時間がありませんから地方行政委員会の方に回すことにして、一つは、国保制度の根本問題にかかわる点についてお伺いしたいと思います。  もう一つは、今の、何といいますか、保険証を交付しないというあのやり方がいかに国民皆保険制度の理念を根本から覆している問題かということですね。この二つの点に絞ってお尋ねしたいと思うんです。  そこで、まず自治大臣にお伺いしますが、大臣就任早々に日経の「新閣僚 ここに力点」というインタビュー記事、これは昨年の暮れの十一月二十日ですが、その中で国保制度の改革について「国の制度として設けたもので、基……

第113回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1988/09/21、14期、日本共産党)

○神谷信之助君 三人の参考人の皆様、御協力ありがとうございます。共産党の神谷ですが、三人の参考人の方々に同じテーマといいますか、一つの問題で、それぞれのお立場で御見解を述べていただきたいと思います。  それは生産の社会性がどんどん高まってきていますし、したがって、それに伴って企業の社会的責任というのも大きくなってきている。そういう角度から見ますと、企業が企業活動をするという点では、最大限の利潤を追求するというのは、これは法則でもありますが、その中で社会的責任が強まってきていますよね。それにこたえる努力もなされていると思うんですけれども、しかし、本質的にそういうものが存在をする限り、やっぱり一定……


15期(1989/07/23〜)

第118回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1990/04/18、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 共産党の神谷です。時間が余りありませんので、三点お伺いしたいと思います。それで、全部申し上げて後でお話をいただくというようにしたいと思います。  まず第一点は、鶴田参考人は大店法は要らないというようにおっしゃるわけですが、その理由は、先ほどおっしゃいましたいわゆるインフォーマルなものやらがずっとあったり、それから競争原理は働かないし、言うならばなぜ営業の自由が制限されるのかということにもなろうかと思います。ただ、現実に大型店が出店をしてその地域の小売業者が廃業せざるを得ない、そういう状態というのが現実起こってきていますわね。もちろんトータルとしては、日本の中小企業の特徴だと思い……

第119回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1990/10/29、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 今の省エネの問題ですが、なかなか難しいんだけれども、しかしこれは解決していかなきゃいかぬというように思うんです。  そういう意味で藤目参考人にお聞きしたいのは、エネルギーの効率的利用のための画期的な技術開発というのが新たにやっぱり求められていると私は思うんですけれども、そういった点についての展望というか、御存じの向きがあればお話しいただきたいと、こういうように思います。
【次の発言】 時間が限られていますので、三人の参考人の方にそれぞれ一、二問ずつお伺いします。先にまとめて質問をいたします。  加納参考人ですけれども、私どもは原発がだめだと言っているわけではなくて、原子力エネル……

第120回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1991/02/27、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 先ほどから五人の参考人の皆さんに貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。時間の関係ですべての皆さんに御意見をお聞きするということができませんので、最初にお断りをしておきます。  先ほどからも出ておりますように、私ども調査会で先般調査に行きました。関電でとりわけ原子力発電の問題についてはその安全性について非常に強調をされていたわけです。それをお聞きして帰ってきた途端に美浜原発のあの事故が起こりまして、一体どうなっておるんやというのを率直に感じたわけです。  この安全性の確保、とりわけ安全神話が横行しているという問題について私どもは非常にこれを重視しているんですね。核分裂……

第122回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1991/11/20、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、大型店の出店規制緩和に伴う自治体の独自規制の抑制これを中心にお尋ねしたいと思いますが、時間の関係もありますから、答弁は簡潔にお願いしたいと思います。  ことしの四月九日の地方行政委員会でこの問題を私質問いたしました。そのときに、行き過ぎた独自規制の是正について、かなり行き過ぎた独自規制ではないかと見ていたうちの一割近くが是正の方向に向かっているという答弁でした。そのとき独自規制をしている千百三十一件のうち、行き過ぎというのはどういう内容のものを言うのか、是正の指導をしたのはどのぐらいで、そのうち是正されたのは何件なのか。  それから、法の施行を前にして、是正措置といいます……

第123回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1992/02/12、15期、日本共産党)

○神谷信之助君 私は、本調査会が我が国の流通の将来展望について調査活動包進めてまいりましたことを踏まえまして、特に今指摘しておかなければならない問題についで、二点に絞って意見を申したいと思います。  その一つは、白米構造協議に基づく大規模小売店舗の規制緩和問題であります。  アメリカは、日本にアメリカの流通資本が自由に進出できるように大店法の規制緩和を求めてきました。日米構造協議は、消費者利益のためでなく、アメリカ資本の日本進出が目的でありほす。また、日本政府も、日本の流通独占が一層の流通部門の支配を強化できるようにするために、大店法の改正を目指していました。この日米独占資本の思惑が重なり合っ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

神谷信之助[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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