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「委員会発言一覧」(全期間)

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16期委員会発言(非役職)TOP10
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18位
16期各種会議発言TOP20
11位
16期各種会議出席(無役)TOP10
8位
16期各種会議発言(非役職)TOP20
11位

このページではコロムビア・トップ参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。コロムビア・トップ参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

10期(1974/07/07〜)

第73回国会 法務委員会 閉会後第3号(1974/11/14、10期、各派に属しない議員)

○下村泰君 質問をさせていただきます前に、当委員会が二十五分もおくれたのは私が原因でございますので、まず理事並びに委員長、皆さんにおわびしておきます。  私は初めてこういうところで質問させていただきますので、ことばにそごがあったり、あるいは表現に誤りがあるかもわかりませんが、どうぞひとつこれは御容赦願いたいと思います。  特別養子制度、一口に実子特例法といわれておりますけれども、これに関することで質問させていただきたいと思います。  優生保護法というのがございますが、この優生保護法によって妊娠の中絶される時期というのはどういうふうになっておりますか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/11/07、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 これから質問させていただくのですが、こういう場所になれておりませんし、いままで私が、現在総理の席に座っていらっしゃる三木さん、あるいは副総理の福田さん、こういう大臣の方々とお話をしているとき、あるいは稻葉法務大臣もそうです、村上さんもそうでございます、ほとんどラジオとかテレビのスタジオばかりでございます。こんな形でこういうところでお会いするのは、もちろん今回が初めてでございます。非常になれておりませんので、いろいろと失礼なことを申し上げるかもわかりませんが、その点は、委員長、その都度ひとつ御指摘願いたいと思います。  今日までこの予算委員会をずっと拝見してまいりまして、お答えになる……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第21号(1976/08/10、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 今日までの、この事件発生以来、司法当局が大変な努力をなされたということに、まず敬意を表させていただきます。  私は庶民感情で質問をさせていただきますが、この事件が起きた当初は、恐らくまたいままでのようにうやむやになるのじゃなかろうか、だれか一人が腹を切って、そこでストップをするのじゃなかろうかというような感情があったんですが、あにはからんや、田中前総理の逮捕によって、あらっという声はもうほとんどの人が抱いたと思うんですが、それ以後、進展があるかと思ったんですが、そのわりに進展がないのはどういうことなんでしょうか。まずこの辺から伺いたいんですが……。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第22号(1976/08/11、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 法務大臣に伺いますが、いままでの委員会の経過を拝聴させていただいたんですが、小佐野賢治氏に対するもろもろの疑惑といいましょうか、あるいはそれぞれの方の、それぞれのお調べのあり方によりまして大変重要な人物であるということがよくわかったんですが、その小佐野賢治氏を証人として喚問することは、証人として出てもらうことは構わないんだけれども、その時期については云々ということで、いつ幾日出てこられる、あるいは出るというようなまだ答えが出てないというふうに承っております。  実は、昨日あるところで一般市民の方とお話をしたんですが、中には大変うがったことを言う方がおりまして、どうもおかしい、あれは……

第77回国会 決算委員会 閉会後第1号(1976/06/09、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 行政管理庁並びに国土庁、厚生省の皆様方にお伺いしたいと思います。  水資源の利用問題と福祉施設の関係についてお尋ねをいたします。  まず、最初にお伺いしたいのは、実は、行政管理庁のあらましというのをちょいと拝見しましたところが、昭和二十七年に三部、千七百七十七人でありました職員の数が五十年七月一日現在になりますと千五百八人、人口の増加に伴って本来ならばこういう役所なんというのは水ぶくれになっていくべきはずのものがむしろ逆に減っている。これは行管庁だけなのかなという疑問を持ったんですが、この数の減っている理由というのはどういうところにあるんですか。

第78回国会 決算委員会 閉会後第1号(1976/12/22、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 午前から午後にわたりまして長い時間、私もこの末席で伺っておったんですけれども、最後の最後まで、もうほとんど大臣きょうでおしまいでしょうね、これは。最後の最後まで、何ですか追い詰められてぎりぎりやられておるお姿を見ると本当にお気の毒だと思います。けれども、先ほどから各委員の口から出ておりますこのロッキード問題がいかに大きな問題であったかということを考え合わせれば、最後のお務めをしてもらわなければならないというのは当然の姿だと私は思います。で、私、このロッキード問題に関しては一言も質問をする気なかったんでございますけれども、皆様方のお話を伺っていると、皆様方のお心の中にやはりどなた一人……

第78回国会 決算委員会 第3号(1976/10/22、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 きょうは厚生大臣がお見えになっておりますので、難病対策について御意見を伺いたいと思います。  いま厚生省の方として難病として取り上げているのは、大体どのぐらいの数があるのでしょうか。
【次の発言】 その場合、ただいまの難病に対する厚生省の方の取り組み方と申しましょうか、姿勢はどういうふうになっていましょうか。
【次の発言】 その中でいわゆるベーチェット病でございますけれども、このベーチェット病に対する厚生省の認識というのはどの程度まで明らかになっているのか、ひとつお聞かせいただきたいのですが。
【次の発言】 さあ、そこまで厚生省がべ病に取り組んでいらっしゃる姿勢はわかるんでございま……

第78回国会 法務委員会 第1号(1976/10/07、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 今月の十月の一日から実施されております緊急一時保護制度、これからひとつお伺いしたいと思います。  この緊急一時保護制度ができるまで、長い間、重症心身障害児者を抱えた御家庭の御両親、在宅療養をなさっていらっしゃる方々の大変深い悩みでございまして、この緊急一時保護制度ができることをもう鶴首の思いで待っていたわけです。これがいよいよその皆様方の念願がかなってこの十月の一日から施行されることになったのですけれども、厚生省の方としては、これを実施するに当たって、どういうような方法でPRなさっているか、あるいはその指導要領、これをちょっと聞かせていただきたいと思います。

第78回国会 法務委員会 第2号(1976/10/14、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 病気というものに対する無理解から人間が非常にべっ視されている、差別されているということがいま起きておりますので、これをベースにしてお伺いをしたいと思うのですが、厚生省にお伺いしますが、いま難病の中でベーチェットというのがございますけれども、このベーチェットという病気に対してどういうふうな厚生省は認識を持っていらっしゃるでしょうか、ちょっとお伺いしたい。
【次の発言】 いま厚生省の方としては全国的にこのベーチェットの患者の数をどのぐらい把握なさっていらっしゃるか、ひとつお伺いします。
【次の発言】 その数はまあ大体一般的に認識されている数なんですけれども、帝京大学の医学部の教授の清水……

第78回国会 法務委員会 第6号(1976/11/04、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 もちろんこの電話事件についてお伺いしたいのですけれども、こんな質問をしなきゃならないということは、大変悲しいことじゃないかと思うのです。十六、七の少年少女ならば、三十分、四十分、一時間とよく電話をすることもございますし、最近の奥さん方ではえらい長電話でもって困っている方もいらっしゃいます。公衆電話でも長々と幾らでも十円ずつ入れてやっている人もおる。しかし、一国の総理大臣が一時間も長長と電話を受けていたというその真意が私にはちょっとわかりかねるのですが、まずそこを御説明願いたい。
【次の発言】 そうしますと、総理の方も電話を受けながら大変興味がある、中身に。興味があったので、いわゆる……

第80回国会 決算委員会 第3号(1977/04/08、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 先般来からちょっと問題になっております、モスクワにおける一九八〇年のオリンピックの放送権の取得問題で、いろいろとお尋ねをしたいと思うんです。  大体私もかつてはその中におったものですから、私なりにいろいろと調べるというよりは、あちらこちらの方々の御意見を伺って、おおむねまとめてみたんですけれども、今回のこのNETの独占放送権といいましょうか、単独でこの放送権を取得したという問題、陰にもいろいろございます。たとえば今年の二月の十六日に、モスクワのオリンピック組織委員会の方から在京のNHK並びに民放四社あてに、この放送権をあなた方に与えるが、モスクワへ来て話し合いをしないか、あるいはこ……

第80回国会 決算委員会 第7号(1977/05/18、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 先般の予算委員会でも質問させていただいたのですが、途中になりまして全部お尋ねできなかったので、また改めて自治大臣にお伺いさせていただきたいと思います。  参議院選挙あるいは都議選も目の前に控えておりまして、いわゆるお体の不自由な方々が投票所に行けない、したがいまして、郵便による不在者投票制度というのが二年前、五十年四月十三日の統一地方選から実施されたと承っておりますけれども、昨年暮れの衆院選の利用状況などから見ますと、大変利用者数が少ないようなんでありますが、これはどういうところに原因があるのか、あるいは、この前の衆院選のときの利用者の割合とかその他をひとつお知らせを願いたいと思い……

第80回国会 決算委員会 第8号(1977/05/20、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 大変毎日頭の痛い問題で、総理大臣もお疲れのことと思いますけれども、私は、福祉問題に関してお尋ねをいたしたいと思います。  第八十回国会における福田内閣総理大臣施政方針演説というこの中に、総理が福祉のところで、「真の福祉社会は、福祉の心に裏打ちされてこそ初めて成り立ちます。従来のように経済成長に多くを望むことが困難となった今日、真に社会の援助を必要とする恵まれない人々への心温かい配慮は、格段の重要性を持ってまいっております。私は、社会連帯の考え方のもとに、福祉対策を着実に前進させていきたいと存じます。」、こういうふうにお話しになったはずなんでございますが、総理は本当にこのようにお考え……

第80回国会 法務委員会 第4号(1977/03/24、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 私は庶民的な感覚でいろいろのことを質問させていただきたい。専門家じゃございませんので……。  まず一番疑問を持つのは、今度の鬼頭元判事補の今回までの行動半径を考えると、一体、判事補のもらっている給料であれだけの行動ができるのだろうか。都内へ来れば一流ホテルへ泊っている。しかも、だれしもが考えられないようなあの電話をかけた。それは電話をかけるということはだれでもかけられましょう。ところが、たまたま三木総理大臣という方が電話魔である、電話がお好きであるというそういうところをちゃんと見抜いて電話をかけた。しかも、ああいうことは一人でやれるということは私らにはとても想像つかないことなんです……

第80回国会 法務委員会 第6号(1977/04/12、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 午前からのいろいろお話を伺っておりますと、ほとんどもう御意見が出尽くしまして、聞こうかなと思っているのは全部聞かれました。(笑声)一応まあお時間もあることでございますので、時間をうんと短くしまして、ここのところが聞きたいなということだけかいつまんでひとつお尋ねさせていただきます。  ここにもございますとおり、前文を排しますけれども、この趣旨説明の中に、法律案の理由説明書の第一のおしまいの方の項ですけれども、「このうち廃疾の状態が重い者に対して療養給付と併せ、現行制度による休業給付に代え傷病給付を支給することとするもので」ある、こういうことがありますけれども、これはどのくらいどういう……

第80回国会 法務委員会 第8号(1977/05/19、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 私は実はきょうは質問するはずではございませんでしたので手短にやらせていただきます。  実は、昨日、那覇の方で暴力団同士の抗争が行われました。続いて千葉県の館山の方で行われましたが、警察庁の方、それつかんでいらっしゃいましょうか。
【次の発言】 それは両事件とも山口組が関係しておりますか。
【次の発言】 警察庁当局でも広域暴力団の一番大きな組織として山口組を見ていると思うのですが、その山口組が全国各地で最近非常に勢力拡大のために、小さいのから大きいのから、大分頻繁と暴力抗争があるように見受けるのですが、警察当局はどういうふうにつかんでおりますか。

第80回国会 予算委員会 第22号(1977/04/16、10期、第二院クラブ)

○下村泰君 私は福祉問題、ことに母体障害者の問題にしぼってお話を伺いたいと思います。  まず厚生大臣に伺います。先月の三十日帝国劇場において行われましたあゆみの箱のチャリティショーに御参加いただきましてどういう御感想をお持ちですか、お聞かせください。
【次の発言】 いま厚生大臣がおっしゃいました数千万円の浄財というのは一年でございます。十四年間で集めた金は八億近い。で、そのお金を各施設に分配するにしてもときどき法が邪魔をいたします。この法をいまさらここでいま話をしておりましても時間が足りませんので。  ああいう会にお出になった厚生大臣が、あの会場へ来ていらっしゃった身体障害児者をごらんになって……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 決算委員会 第4号(1977/11/16、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 けさほどからいろいろと当委員会で諸先生方の質問を聞かせていただきまして、皆様方のお答えも伺っておりました。どうもしかし、建設省のけさほどのあのお話のむだ遣いといい、毎年毎年十二月になりますと各省庁のむだ遣いを発表してくださるところの会計検査院、あの会計検査院からの各省庁の浪費ぶりの数字を見させていただくたびに、さすが会計検査院である、Gメンの役目をしているなと思っておりましたところが、あにはからんやこの会計検査院なるものも建設省からの過分の供応に接していたと、こういうことになりますとね、これが新聞の活字になりまして、庶民一般が新聞を読みますと、納税の意識が物すごく薄れてくるのは事実……

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/25、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 大臣、これから質問させていただきますけれども、先ほどの小笠原委員と多少ダブることがあるかと思います。できるだけ避けていきたいと思いますが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。後でリフトバスのことについてお伺いしたいと思います。この二つだけお願いをしたいと思います。  大変歴代の厚生大臣の中では勇気のある発言をなさいまして、税制の不公平があってはいけない、お医者さんだけ優遇されてはいけない、断固として公平にするというような発言をなさって、またいろいろとかもし出していらっしゃるようでございますけれども、それだけに一般の国民の側から見れば、少なくとも渡辺厚生大臣は一般庶民、国民の味方で……

第82回国会 社会労働委員会 第4号(1977/11/01、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 先ほど安恒先生の方から、いろいろと医師の領収証のことについて質問があったようでございます。できるだけダブらないようにお話を進めていきたいと思うんです。  一番私が疑問に思うのは――国税庁の方いらっしゃいますか。いわゆる、お医者さんの方から領収証がもらえない、あるいは請求してもいやな顔をされる、命を預けている関係上、それ以上突っ込んで大きな声は出せない。これは、実はうちの女房にも言うたんですよ。こういうことが問題になっておる、おまえ、今度行って――私のかかりつけの先生は石井さんとおっしゃるんですが、石井先生に、領収証をもらってこいよと言ったらね、あの先生にそんなこと言えないとうちの女……

第82回国会 社会労働委員会 第7号(1977/11/22、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 委員会に入る前はあれも聞こう、これもお尋ねしようと思っておったんですが、大分時間が延びております。ナイターではありませんから、これから先やっていると皆さんもかえって疲れて、答弁も要領を得ないでしょうし、聞いている私もおろそかになります。たくさんお聞きしたいことがありますが、サリドマイドの問題一つにしぼってお尋ねして、快い返事がいただければ終わりますし、快い返事がいただけなければ延々と持ち時間だけいこうと思います。あらかじめ御了承を願いたいと思います。  その前に、厚生省にちょっと伺いますが、先般から私たびたび申し上げておりましたベーチェット病患者の更生施設の建設問題がございますが、……

第83回国会 決算委員会 閉会後第1号(1977/12/15、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 本日は薬務行政を主としてお伺いしたいと思います。  この手元にございます「厚生」という雑誌でございますが、この十月号を拝見いたしました。「昭和五十三年度厚生省予算要求の概要」というところに、「医薬品の安全確保等」という項目がございまして、ここにこういうふうに書かれております。「毎年数多く製造されている医薬品の薬効についての正しい評価の促進を図るとともに、副作用モニター制度を充実、強化することによって、副作用情報の収集及び医療機関、薬局への情報伝達を強力に推進する。同時に医薬品の審査を厳格に実施し、あわせて市販されている医薬品について検定、検査等により品質の確保を図る。とくに医薬品の……

第83回国会 社会労働委員会 第1号(1977/12/08、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブといたしましては、浜本理事の意見に賛成でございます。

第84回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1978/07/17、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 本日は、サリドマイド児の問題と旧軍港市転換法に基づく国有地転用について質問させていただきたいと思います。  では最初に、中野局長に伺います。四月の十一日にもいろいろと質問させていただきましたが、中野局長の方から温かい御返事をいただきまして大変心を強くしているわけでございますけれども、まことにしつこいようでございますけれども、再度質問させていただきますけれども、先般沖繩の問題を取り上げました。御承知のように、沖繩というのはいろんな面において本土とは異なった面がございます。サリドマイド事件につきましても、本土の方は昭和三十四年から昭和三十九年まで生まれた方々で診断を受けた、あるいは認定……

第84回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1978/08/07、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 委員長を初めといたしまして、委員の各位にお礼を申し上げます。私ごとといっても実は公のことなんでございますけれども、実は私の与えられた質問の時間にちょうど席を外しますので、順序を入れかえさせていただきました。ありがとうございました。  身体障害者の雇用問題についてお伺いいたしますが、身体障害者といいましても、それぞれ異なったケースがあります。一概にどれがどれというふうにまとめることはできません。特に、重度の身体障害者や精神薄弱者の適職というものを見つけることは、これは容易なことではありません。しかし、このような立場に置かれた人々の社会参加の場を確保することが、最近になりまして大きな問……

第84回国会 社会労働委員会 第5号(1978/03/23、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 世の中に何か不幸だと言って、働けるだけの能力を持ち体力を持ちながら、働く場所のない、失業する、こんな私は不幸なことはないと思います。国という大きな組織のある以上、こういう人々を少なくすべきが政治の力ではないかと思います。  その問題で、現在日本の国内に起きておるこの失業問題なんですが、ある意味では沖繩に大変象徴的にあらわれていると言って過言ではないと思うのです。そういう意味で沖繩における雇用状態、失業対策について質問させていただきたいと思います。  労働力の調査結果を拝見しますと、沖繩が復帰の年の昭和四十七年には三・〇%であった失業率か、その後、年を追って悪化しております。四十八年……

第84回国会 社会労働委員会 第6号(1978/04/06、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 ラストバッターでございます。私の前の各先生方がヒットを打ったり、あるいはスクイズをやったり、あるいはバント戦法をやったり全部出尽くしてしまいまして、一打逆転ホームランを打つ以外に私の手はないのですけれども、それほどの資料もございません。まことに残念なことに私はこういう問題に素人でございます。ただ素人としての感覚で一つ二つ質問させていただきたいと思うんですけれども、いままでも諸先生方があらゆる面から、あらゆる角度からいろいろとお話しになりました。この制度は一体だれのために、何のためにあるのかなという一番素朴なぼくは疑問にぶつかったんですが、お答えください。

第84回国会 社会労働委員会 第7号(1978/04/11、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 長い時間にわたって大変皆さん、いつも私が質問するときはお疲れのようなので、何ですかね、やっぱり慰労の言葉を先に述べなきゃ後が続かないような感じで、御苦労さんでございます。  私も重度心身障害者のことについて御質問をさせていただきたいと思うんですが、その前に、沖繩県那覇市西一の十二の七にお住まいの平良さんという方から、この方を初めといたしまして十一人の方の連名で沖繩県知事あてに請願書が出ております。これをちょっとお読みいたします。  「サリドマイド被害疑いの者に対する診察ならびに専門医師の派遣方について」という項目です。内容は、「私たちは「沖繩タイムス」(昭和五十二年十二月十五日付)……

第84回国会 社会労働委員会 第10号(1978/04/20、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 私は在沖繩米軍の駐留軍離職者のことにのみしぼってお話を伺ってみたいと思うんですが、三月に行われました参加兵力十万人余という史上最高の動員力だった米韓合同軍事演習、チームスピリット78という何か名前がついているんだそうですけれども、この終了段階で六月実施予定の在韓米地上軍の撤退に対応するため、アメリカ統合参謀本部は指揮系統を含めた太平洋米軍の再編を検討中と、これによりまして当然基地の従業員の解雇は必至という見方をされております。そして、沖繩の各報道機関はこれを全部取り上げまして、大量の解雇者が出るのではないかというふうにして戦々恐々という状態ですが、どのくらいの人員が整理されると判断……

第84回国会 社会労働委員会 第12号(1978/04/27、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 私が質問するときになると、いつも皆さんお疲れのようでございます。聞いていらっしゃる方々もお疲れのようでございます。できるだけかいつまんで、時間がどうのこうのとは言わず、早く終われば終わらしたいと思います。  きょう討議されております法案に対しまして、ほかの委員の方々は大所高所に立ったお話をしていらっしゃいます。私にはそういう知識がございませんので、直接訓練校へ参りましていろいろ見たり聞いたりしてまいりました。そこからひとつ具体的にお話を伺いたいと思います。  先日二十四日、品川、荏原の二校を拝見させていただきました。荏原校の校長が鈴木正五さんとおっしゃる。品川校の校長が岩宮鹿雄さん……

第84回国会 社会労働委員会 第13号(1978/05/09、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 伺っておりますると、本来ならば、話というものは、大ぜいの方のいろいろの御意見を伺っていると、話の内容で、いま論議されているしんというものがわかってくるはずなんですけれども、年金に関しては聞いているうちにますますわからなくなる。先ほど小笠原先生も、御自分で御勉強なさったが、私はこんなに頭が悪いのかとおっしゃっていましたけれども、私はそれ以上にひがんでおりまして、読むどころか、読んでるうちにいやになって、厚生省の方に御意見を聞いたり、あるいは調査室の方に意見も聞いたんですけれども、聞いているうちにいやになってくるんですね。もういいよ、これ以上聞いてもわからないというようなもので、ほかの……

第84回国会 社会労働委員会 第16号(1978/06/06、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 本法案に関しましての質問をさせていただきますけれども、何ですか、先ほどから各委員のお話の大臣あるいは政府側の方々の受け答えを聞いておりますと、いわゆる原爆というものに被爆して生まれた患者というのは、一体どこの国の人の話をしているのかなという気になるんです。世界でとにかく原爆を落とされてその被害国になったのは日本だけしかないはずなんです。そういった世界で唯一の経験の原爆の患者方に対して政府のとっている施策というものが、一体どこの国のどういう患者のめんどうを見るためのお話なのかなという、非常な何か私疑問に感じたんです。たとえば、いまの柄谷先生のおっしゃいました広島の原爆病院にしても、国……

第84回国会 法務委員会 第2号(1978/02/16、11期、第二院クラブ)

○委員以外の議員(下村泰君) 委員長初め各理事の先生方、そして当委員の皆さん、委員外発言をお認めくださいまして、ありがとうございました。  鈴木会長に伺いますが、いまのドラフト制度は、完璧とは言いませんが、完全に近いものなんでしょうか。
【次の発言】 では、三原さんに伺いますが、いかがでしょう。
【次の発言】 いまのドラフト制度は、完全とは言わなくても、ややそれに近いものなのだろうかということです。
【次の発言】 川上さん、いかがでしょう。
【次の発言】 それでは伺いますが、毎年毎年このドラフト会議の爼上にのせられる選手の中で、即戦力になり得るという選手は大体何人ぐらいとお思いでしょうか。まず……

第84回国会 予算委員会 第4号(1978/01/31、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 近年、社会福祉とかあるいは人間尊重ということがよく言われるようになってまいりました。そのこと自体は大変結構なんですが、しかし、本当の意味での福祉が展開されているかという点になりますと、大変疑問になってまいります。  本日は、障害者の社会参加のための生活環境づくりといった点について質問をさせていただきたいと思います。  まず、総理に伺いますが、この間、総理の施政方針演説の中に、「現在及び将来にわたる国民生活の基礎となる」その他もろもろの項目が挙がりまして「地域の生活環境の充実には特に注意を払いました。」というお言葉がございました。ところが、今日の都市では、障害者の要求を阻害するような……

第84回国会 予算委員会 第20号(1978/03/28、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 文部大臣に伺いますが、昨年の読売新聞三月二十一日付に全盲の学生さんが東大をパスしたという発表がございます。「全国の国立大でも五人目の快挙」という記事です。それから五十三年三月八日の朝日新聞の記事には、全盲で普通高校を卒業して大学へ入学が決まった。いま一つは、仙台の高校に全盲の少女が合格が決まったと、こういう記事が出ております。大変これはすばらしいことでもあり、これからこういうお子さんたちに道が開けていくという意味でまことに喜ばしいことなんですが、実はこの朝日新聞の湘南版の方を拝見いたしますと、神奈川県の横須賀市にあるしらかば保育園で、全盲の定家陽子ちゃんという六歳の保育園を卒業した……

第85回国会 社会労働委員会 第1号(1978/10/17、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 文部省の方に伺いますが、体に障害のある学生が大学受験の際、今度はどんな手続をとらなきゃならないのですか、御説明ください。
【次の発言】 東京都の文京区目白台の筑波大学附属盲学校で、ことしから共通一次試験の実施に伴いまして、志望大学から協議書をもらい、出頭することになったため、全盲の生徒五人と強度の弱視一人の計六人について、志望大学に依頼状を送ったんだそうです。そうしましたら、京大の法学部と一橋大の法学部、お茶の水大教育学部と東京学芸大、ここはオーケーが来た。ところが千葉大人文学部と横浜市立大の文理学部、これは理科系統なんですけれども、ここからはノーという返事が来たんだそうですけれど……

第85回国会 社会労働委員会 第2号(1978/10/19、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 十時から開始されましたこの委員会で、私も若干の質問の用意をしてあったんではございますが、各委員の先生方が微に入り細をうがちまして御質問なさいまして、私の聞くのが何にもなくなりました。ただ、それぞれの先生方はそれぞれの職能を代表していらっしゃいます。それぞれの職能を通じて御質問なさいました。私も芸能界という職能がかつてございました。その芸能界を通じてこういう労働問題で質問をしようと思ったんですが、われわれの社会に住んでいる人間は最初から離職者でございます。いまさらこの離職者を救済しろといってもこれは無理な話でございます。ただ、労働時間ということになりますると、労働大臣が恐らく御存じな……

第85回国会 予算委員会 第5号(1978/10/12、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 私のお尋ねすることは、各大臣方にそれほど肩を怒らせてお答えいただくような内容じゃございませんから、気楽にお答え願いたいと思います。そのかわり、いいかげんじゃ困ります。  まず、総理に伺いたいのですけれども、高度経済成長のときというものはわりかた目立ちませんけれども、あのオイルショックによりまして、それ以後低成長時代と言われる時代に入っております。そうなりますと、人間というのはもう不平不満というのがだらだら出てくるわけです。まして財源難でございますから、一般消費税の導入にことに総理は魅力を感じているとおっしゃっていました。もう国民の間ではこれはえらいことになるという悪寒ですね、予感じ……

第87回国会 社会労働委員会 第4号(1979/03/27、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 まず伺いますが、医道審議会というのがありますが、厚生省の諮問機関に。この医道審議会というのは何をやるところなんですか。
【次の発言】 そのメンバーの構成は大体どんなふうになっているんですか。
【次の発言】 その場合、一番そこで重要な役を果たすのはどなたなんですか。
【次の発言】 実は私は、きょうは菊田医師の問題を中心として、子捨て、子殺しの問題を厚生大臣はどういうふうにお考えになっていらっしゃるか、これからまた、そういった問題をどういうふうに処理なさるのかというようなことについてきょうはお伺いしようと思ったんですが、厚生省側の方から一切そのことに関してはノーコメントであると、お答え……

第87回国会 社会労働委員会 第6号(1979/04/26、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 私が質問に立ちますと、各委員の先生方を初めとして政府委員側の方も、また何かおもしろい話するんじゃないかなんという期待をかけてごらんになられるので、非常に私はやりにくいんですけれども、いままで拝聴いたしまして、やはりさすがに専門家の諸先生方は、国の中の大きな労働問題というものに取り組んでいらっしゃる真正面の姿勢というのがよくうかがわれます。私の経てきた社会では、第一、組合などというものはできっこない社会でございまして、かつてこういうことがございました。まあ、笑い話として聞いていただきたいと思います、大分脳も疲れているでしょうから。テレビがやっと普及し始めました昭和三十七、八年から四十……

第87回国会 社会労働委員会 第7号(1979/05/08、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 五十三年、去年の五月の九日にこの参議院の社労委員会が開かれました。そのときに質問をいたしました私のここに議事録がございます。この中からまず一つ聞いていただきたいと思います。  実は、この年金問題というのは非常にややこしゅうございます。そのときに大臣は小沢辰男さんでございました。で、厚生大臣にこういうことを伺いました。「大臣として、三十六年から始まって二十年とすれば五十六年です、二十五年掛けている人は六十一年です、その一定の期間が来て完全実施されるようになったら、本当に安心していられるのかいられないのか、それをまず聞かしてください。」、この私の質問に答えまして小沢前国務大臣は、「一定……

第87回国会 社会労働委員会 第8号(1979/05/22、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 実は、私は参議院社会労働委員会調査室から、「原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案参考資料昭和五十四年三月」と表記、印刷してある資料をいただきました。それを開いておりましたらば、  昭和二〇年 広島市(昭和二〇、八、六)及び長崎市(昭二〇、八、九)に原子爆弾が投下された。  昭和二九年 三月に米国がビキニ環礁で行った水爆実験による第五福龍丸の久保山氏等の被害問題が突発した。    また、政府は初めて予備費より原爆被爆者調査費を支出した。  昭和三〇年 政府は、一般会計予算に広島、長 崎の両県に居住する被爆者の一部に対し、精密検査や研究治療を行うための経費を……

第87回国会 社会労働委員会 第9号(1979/05/24、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 初めに当たりまして、高杉委員の方からお話がありましたときに、大臣のお答えとして、先進国労働大臣会議に出席したのであって、首相と同乗させていただいただけであるというようなお答えがありまして、その中に、西ドイツと日本の協力なしではもういまやアメリカの先導型はあり得ない、インフレと雇用の問題は各国とも悩みの種である、高齢者の雇用対策は世界各国の問題であると、こういうようなお言葉が内容的にあったように思います。  で、私の聞くことは諸先生方と違って大変小さいのですけれども、その先進国の労働大臣の会議の中に、たとえば心身障害者の雇用対策、そういうような問題は語られたのでしょうか、それとも全然……

第87回国会 社会労働委員会 第10号(1979/05/30、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 委員長にひとつお願いがあるんですが、省エネルギー問題が大きく扱われていまして、実際にこの委員会の部屋も暑いし、皆さん上着をつけてぼけっとしているような感じになっておるのですが、節約の意味からいっても、これからひとつ冷房のきくまで上着なしでやろうということ、いかがでございましょうか。
【次の発言】 言葉が別に洋服を着るわけじゃないと思うのですから、しゃべっているやつは涼しい方がいいと思います。何ですか、いま委員部の方は、別にそういう規約はないから上着を取っても構わないのだとおっしゃいましたけれども、構わないと言われたって、大臣が脱がないのにこっちが脱ぐわけにいかないですが、まあ私は脱……

第87回国会 予算委員会 第9号(1979/03/16、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 雇用問題が深刻になればなるほど、一番しわ寄せを食うのは身障者ではないかと思います。ことに先ほど井上先生のお話を聞いて、私も「あゆみの箱」という運動を十六年間続けてまいりまして、身につまされる思いでお聞きいたしました。  昭和五十三年十一月二十七日、身体障害者雇用審議会の意見書が出ておりますが、これを見ましても、民間企業のつまり雇用率はどんどん低下しているのに納付金だけはふえている。これを労働大臣はどういうふうに受けとめていらっしゃいますか。
【次の発言】 言葉は大変きれいに聞こえますけれども、実は企業主側としては、事業主の方にしてみれば、雇いたくない、これが本音じゃないかと思います……

第87回国会 予算委員会 第21号(1979/04/03、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 実子特例法と言われております特別養子制度についてまずお伺いいたしますが、四十八年四月、産まれたばかりの男の赤ちゃんをわが子のように育ててくださる方はいませんかという新聞広告に端を発しまして、大変社会的に問題を起こしたわけでありますが、宮城県石巻市の菊田昇医師が提唱しております実子特例法、特別養子制度と申しますか、これに賛同する各地の地方自治体で推進する意見書の採択されたのがどのくらいありますか。厚生省ですか、法務省でしょうか、これはどのくらい数があるかおわかりですか。
【次の発言】 それは大体内訳わかりますか。
【次の発言】 まだ法務省の方には大分届けられてないように、いまのところ……

第88回国会 社会労働委員会 第1号(1979/09/06、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 私も二十分ですが、五分にいたしました。少しでも早くこの審議を終了すべきだと思いました。患者の方々も待っていらっしゃいます。ですから、短い方がいいと思いました。  ただ一言、二言言わせていただきますが、先ほど厚生大臣も、日本型福祉社会というような言葉を使っていらっしゃいました。ところが、いまこの法案を通すためのもろもろの諸先生方のお話を伺っておりますと、一体日本型福祉社会という、たとえばこういった薬害の問題を一つ取り上げましても、亡くなる方がばたばたいる。しかも長い間苦しんでいらっしゃる。こういう問題を法廷に取り出して、法廷の裁決が下らなければ厚生省も腰を上げないのか。それじゃ日本型……

第89回国会 決算委員会 第1号(1979/11/15、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 会計検査院にちょっと伺いますが、公害防止事業団、ここが二十件百億円の貸し倒れができそうだという記事を、昨日十四日の朝刊ですか、読売新聞の記事で拝見したんですが、これは事実でございましょうか。
【次の発言】 この件なんですが、これは会計検査院の調査でわかったんですか、それとも何か外部からのこういったことの申告があってわかったんでしょうか。
【次の発言】 これは新聞の記事でございますので完全な内容というのはもちろん私は知る由もありませんけれども、これでまいりますというと、要するに無担保に近い貸し付けをしていた。どこの金融業者にしても無担保で物を貸すなんという会社はありませんし、まして銀……

第91回国会 社会労働委員会 第3号(1980/03/18、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 厚生大臣、きのうのお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。  きのうは、予算委員会に、口唇、口蓋裂のお子さんを持っている親御さんの代表が傍聴に来ました。そして、厚生大臣の口の開き方をじっと見詰めておりました。ところが、大変いい御返事がいただけたので、親御さんたちは大変涙を流さんばかりに喜んで帰りました。橋本―野呂ラインが大変すばらしく作動したと私はもう喜んでおります。  ただ、問題は、保険給付の対象にするようにするとはおっしゃいましたけれども、時期的にはいつごろになりましょうか。
【次の発言】 しつこいようですけれども、新聞の活字の方を拝見しますと、新聞の活字の方では、す……

第91回国会 社会労働委員会 第4号(1980/03/25、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 大臣は次の場所へ急がなきゃならないとかで、時間の制限があってまことに質問のしにくい時間でございますけれども、先ほどから各委員の方がお話をなさっていらっしゃいましたけれども、聞いていて私はどうも実に腑に落ちない。それから不思議でならないのが、あれだけ戦争中一般市民が竹やりを持たされたりあるいは何といいますか、火の粉を払うようなものがありますね、ああいうものを持たされて非戦闘員とはいいながらほとんど戦闘員と同じような仕事をさせられる、そしてその傍ら生産に従事して、もろもろの軍需品を外地へ送る、こういうような仕事をしていた人たちが一つも救済法がない。いまになってもまだこういったような願い……

第91回国会 社会労働委員会 第6号(1980/04/09、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 私も身障者関係について御質問をしようと思ったんですが、前島君がほとんどしゃべってくれまして私のしゃべることがなくなってしまいました。まことにどうも結構なことだと思います。いままで社労で私一人が孤軍奮闘しておったんですが、今度は専門家が参りました。  そこで、ちょっと伺いますけれども、雇用促進事業団法というパンフレットがありますが、この中をちょいと拝見したんですが、これはどうなんでしょうかね、ここの言葉、字句をちょっと変えていただけば、いま前島委員の言ったことは全面解決するようにも思うんです。それぞれ項目がありまして、最後のこれは十九条三項の三号ですが、「身体に障害のある者を雇い入れ……

第91回国会 社会労働委員会 第7号(1980/04/22、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 午前中からのお話をいろいろ承っておりまして、厚生大臣自身も非常に私は矛盾を感じているんではないかなという気がするんです。  この間の閣議で、それぞれの省庁が主管をしている法人が十以内は一つ、あるいはそれ以上は二つ減らしなさいというふうなお話し合いがあって、結局厚生省としても何か一つこうやらにゃ世間体が悪い、国民の手前も何となく行政改革をしていないという態度に見られては困るということでこういうふうになったんだろうと私は思うんです。ところが、行政改革をやるという面においては私たちは賛成せなきゃならない。私たちと申しましても、この中には反対の方もいらっしゃいましょうし、私自身は行政改革と……

第91回国会 予算委員会 第10号(1980/03/17、11期、第二院クラブ)

○下村泰君 私がここへ参りますと各大臣の顔が大変なごむようでありますが、まあ、あの男ならば絶対におれたちの心配はない、そういう質問はないというような安堵の表情が浮かべられておるようであります。(笑声)先ほどお伺いしておりますと、総理がお答えの中に福祉の充実という言葉がありました。総理のおっしゃっている福祉の充実というのは、一体どの範囲までの充実なんでしょうか、伺わしてください。
【次の発言】 こういうふうに大変厳しい財政になりますと、どうしても一番先に痛められるのが弱い部分です。ことに声を出したくても出せない人たち、こういう国会に陳情もできないような状態に置かれている人たち、そういう方々が一番……


13期(1983/06/26〜)

第101回国会 社会労働委員会 第4号(1984/04/06、13期、参議院の会)

○下村泰君 まず、厚生大臣にお礼を申し上げます。実は、社団法人あゆみの箱という慈善団体がございますが、これが二十二年目に入りまして、先月の二十七日に第二十回目の東京大会を三越で催しました。その節には政務次官を通じてお言葉をいただきまして、ありがとうございました。  今まで大臣のお答えの様子を拝聴しておりますと、質問者以上に、その質問者の裏にいる方々の悩みをそのまま肌でお感じになってお答えをなさっていらっしゃるように私には見受けられます。こういうすばらしい厚生大臣は何人もいません。これはお世辞じゃございません。私も昭和四十九年に当選いたしまして、五十二年から三年間、社労の委員として務めさせていた……

第101回国会 社会労働委員会 第5号(1984/04/07、13期、参議院の会)

○下村泰君 私の質問は余り目くじらを立てるような質問じゃございませんから、大臣もひとつお気軽にお答え願いたいと思います。こちらの方の質問に調子よくお答えくださったら、私は時間は無視してやりますから、お願いいたします。無視ということは三十分以内に終わってしまうということですから。  大臣の所信表明をいろいろと伺いました。その中に、福祉に対する、殊に重度心身障害者に対するお考えも明らかにされておりまして、大変私どもはうれしく感じておるわけでございますけれども、改めて一言お伺いいたしますが、身体障害者の就職、あるいは就労に対する大臣のお考えはどういうものを持っていらっしゃいましょうか。

第101回国会 社会労働委員会 第7号(1984/04/17、13期、参議院の会)

○下村泰君 大臣は、朝の十時からずっとお休みないですね、今まで。本当に御苦労さんです。恐らく腹の中じゃ、大臣なんかやるもんじゃないと今思っているんじゃないですか。お気の毒だと思いますから簡単にさせていただきましょう。  この間、高校の教科書に、兎唇という言葉が入っていたのを直してほしいというふうに申し上げておきましたが、実は私、手元に口唇口蓋裂――今は唇顎口蓋裂と言うそうですけれども、この方たちの出している機関紙がありまして、これが八二年ですから二年前の八月の二十五日の会報を見ますと、二年前の時点で既に名古屋の方の高校でもやはり同じようなものを使っていた、しかも出版社は同じです。どうでしょうか……

第101回国会 社会労働委員会 第8号(1984/04/19、13期、参議院の会)

○下村泰君 私のころにはいつも大臣も局長も疲労こんぱいのていという感じで、もう質問しないでやめちゃおうかなと思うこともあるんですけれども、そうもいきませんので、もうちょっとがまんしてください。  今藤井先生からもちょっとお話がございましたが、事実企業の中にはひどいのもあります。今は亡くなりました伴淳三郎、それからまだ死にませんが森繁久弥、こういう人たちと一緒にあゆみの箱の運動を始めまして、ちょうど四十八年のオイルショック以後でございましたけれども、あゆみの箱のチャリティーショーの東京の中央大会を行うに際してそれぞれの企業に御喜捨をお願いに行ったことがございますが、その当時でも、あなた方のような……

第101回国会 社会労働委員会 第10号(1984/06/21、13期、参議院の会)

○下村泰君 午前、午後の本法案に対する各先生方の審議をお伺いしていて、大変私は幼稚なことを考えましてね。幼稚というか素朴というか。労働省というのは一体何をするとこかいなという疑問にぶつかりました。労働省というのは、労働省設置法というものによってつくられ、  労働省の長は、労働大臣とする。と、そして、  第三条 労働省は、労働者の福祉と職業の確保とを図り、もって経済の興隆と国民生活の安定とに寄与するために、左に掲げる国の行政事務及び事業を一体的に遂行する責任を負う行政機関とする。  一 労働組合に関する事務、労働関係の調整及び労働に関する啓もう宣伝  二 労働条件の向上及び労働者の保護  二の二……

第101回国会 社会労働委員会 第11号(1984/06/26、13期、参議院の会)

○下村泰君 私は、覚せい剤等の中毒性薬物のことについてお伺いしたいと思います。  日本という国は、論外国から見れば大変優秀な治安を維持する国と言われております。殊にアメリカの方々が日本に来れば、日本ほど安心して、ましてこの東京の町なんかこんなに安心して歩ける町はない、そのくらい言われておるんです。そちらの方はすばらしいんですけれども、何か近ごろ覚せい剤とか大麻でありますとか、こういう中毒性を持った薬物の使用がまたまたはんらんしてきたようで、この方は余り先進国並みになってほしくないんです、私は、いつまでもこれは後進国の方がいいんだ。福祉の方が後進国で、こんなくだらないものが先進国並みになるという……

第101回国会 社会労働委員会 第12号(1984/06/28、13期、参議院の会)

○下村泰君 ただいま審議中の法案に対しましては、いろんな委員から、いろんな角度から質問をされております。幸か不幸か私はいつも一番最後でございまして、聞くことがだんだんなくなります。したがいまして、聞く数は少なくまいります。三点ぐらいに絞りたいと思います。よろしくお願いします。  行政管理庁の五十七年五月の「パートタイム労働者等の労働条件の確保に関する実態調査結果報告書」というのがございます。これを拝見いたしますと、行管庁が十六都道府県内の六百八十事業場を抽出いたしまして調査されたんだそうですが、一日の所定労働時間の四分の三以上または一カ月当たりの就労日数が二十二日以上となっているパートタイムの……

第101回国会 社会労働委員会 第15号(1984/07/24、13期、参議院の会)

○下村泰君 私は、この法案に対してはもちろん賛成をする立場じゃございません。むしろやはり反対でございます。ほかの先生方は、それぞれの御専門で専門的なお尋ね方をしていらっしゃいます。私は、あくまでも庶民を代表して庶民の感覚でお尋ねをいたしますので、ひとつわかりにくいようなお答えでなく、わかりやすいお答えをしていただきたいと思います。  会計検査院の方来ていらっしゃいましょうか。――来ていなければ来てからでいいです。  私は、いつも非常に素朴な感覚を持つんです。といいますのは、例えば新聞にも大きな活字でこういうのが出ていますよ。「ごまかし所得史上最悪」、「五千三百億円 病院トップ」とか、こちらも「……

第101回国会 社会労働委員会 第16号(1984/07/25、13期、参議院の会)

○下村泰君 先ほどからのお話を伺っておりまして、人間というものはいかに健康というものを維持することが大変であるか。また、病を得た場合にはどうせねばならないかということがつくづく感ぜられました。大変ありがたい御意見がたくさん出てきまして、私にとりましては、私は何の因果か大変丈夫過ぎまして病気というものに無縁な人間でございますので、余りこういったことに関して関心がなかったのですけれども、きょらはつくづく感じさせられましたことを感謝いたします。  桐島参考人と申し上げるよりは桐島先生と申し上げますが、先ほど桐島先生のお兄さんのお話が出てまいりましたが、実は私も同じような経験がございます。何となくお話……

第101回国会 社会労働委員会 第18号(1984/08/02、13期、参議院の会)

○下村泰君 本法案に対して、多くの先生方が事細かに御質問をなさっていらっしゃいますので、私は、質問というよりも、委員という場を離れまして、日本人の一人、庶民の感覚でひとつお願いだけをして終わりたいと思うんです。  今、反核運動というのはもう世界的なんですよね。そして、先日も英国の上院議員ですか、九十幾つになる方がいらして、こういう反核運動、いわゆる原水禁反対運動に、多少の感情なんかまぜてはいけない、大同団結してやらなきゃいけないなどというふうに、批判をなさっていたようです。  私ごとでございますけれども、私も戦争中は一兵士として東南アジアの各地に作戦行動をしておりました。そして、ちょうどビルマ……

第101回国会 社会労働委員会 第19号(1984/08/03、13期、参議院の会)

○下村泰君 こんなお時間まで総理がこういう委員会に御出席ということは、総理大臣というのはよほどの体力の持ち主なんだなと感服つかまつっております。  私は、素朴な質問をさせていただきます。  まだ今国会は終わったわけじゃございません。明日の土曜日やろうと思えばやれます。そして来週、月曜、火曜日もございます。何でこんな時間までかけて急がねばならない法案なのか、これを総理にお伺いしたいんです。
【次の発言】 野党側の諸先生に伺いますと、まだ審議する時間は足りないというようなことをおっしゃっているようでございます。  先ほど総理のお話をちょっとお伺いしておりました。和田先生が御質問なさっていらっしゃる……

第101回国会 社会労働委員会 第21号(1984/08/07、13期、参議院の会)

○下村泰君 三つの法案を審議中でございますが、私は、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部改正案、この中の二つの問題についてお尋ねをいたします。  まず、遺骨収集についてお尋ねをいたしますが、先ほど二百四十万の遺骨、そして収骨が百二十万と、こういうふうにお答えになりましてが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 そうしますと、ちょっと異論があるのです。と申しますのは、昭和五十四年四月三日の予算委員会におきまして私が質問したときも、やはり海外戦没者二百四十万、遺骨送還収集が百二十万。ことしは五十九年です。私がお尋ねしたのは五十四年なんですよ。五年もたっていて数が同じというのはどういうことなんですか。

第101回国会 予算委員会 第20号(1984/04/10、13期、参議院の会)

○下村泰君 いよいよ終わりに近づいております。もう少しでございますから、相手変わって主変わらずで、皆さん大変お疲れになったような顔していらっしゃいますけれども、頑張っていただきたいと思います。  それから、最初に当たりまして総理に、先月の二十七日、三越劇場で行われまし「あゆみの箱」にお言葉をいただきましてありがとうございました。会長の森繁久彌からよろしくとの伝言でございます。  これは予定にないことなんでございますけれども、まことに恐れ入りますが、お答え願いたいと思うんでございますけれども、日航の三六便、昨日夜十時十二分に離陸して約一時間後、高度約一万メートル上空を巡航中、原爆のキノコ雲に似た……

第102回国会 決算委員会 閉会後第1号(1985/07/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は障害者の施策を基本にして大蔵省並びに運輸省にお伺いをしたいと思います。  私のこれからお尋ねすることは、大蔵省の大きな予算編成の中で根底から覆すような大それたことは質問いたしませんから、どうぞひとつ御丁寧にお答え願いたいと思います。殊に身体障害者の日常生活について必要なことをお伺いいたしますのでよろしくお願いをいたします。  まず、所得税における障害者の関連控除についてちょっと伺いますけれども、視覚障害者にとりましては点字の申告書がないと承っております。その点字申告書がないためになかなか控除申告ができない、こういう弊害があるんでございますけれども、どうなんでしょうか、点字申告書……

第102回国会 決算委員会 第6号(1985/04/22、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 四月十八日に織訓法というものの審議を社労委でいたしました。そのときに、二、三、時間の関係で質問できなかったことを、再度お尋ねしたいと思います。  身体障害者の職業訓練については、もうこれは大変な特段の改善が図られるべきでありますけれども、殊に技術革新に対応した措置も必要となってまいります。公共職業訓練校におけるME機器の整備状況、これを拝見しますと、雇用促進事業団が九百九、それから身体障害者職業訓練校が五十七、都道府県が三百十となっております。これは五十八年四月現在。これはいまだにこのまま変わっておりませんですか。
【次の発言】 私どもにいただきました資料には五十七となっております……

第102回国会 社会労働委員会 第3号(1984/12/13、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 お見受けしたところ、大臣も就任してからいろんなことで引っ張り回されているせいか大分お疲れのようですが、ちょいと拝見しておりますと、上のまぶたと下のまぶたが健やかに合いそうな形になっておりますから、比較的手短にいきたいと思います。  今話題になっておりますグリコ・森永事件に関連してお尋ねしたいんですけれども、今回の事件で、まあ事件というものは、だれの目から見ても、事件というふうな言葉で表現されるものにいいというものは一つもありませんけれども、私は、今回のこのグリコ・森永事件ほど許せない犯人はおらぬと思うんです。  我々が子供のころを思い出します。一銭の駄菓子というのが我々の憩いの場所……

第102回国会 社会労働委員会 第6号(1985/02/26、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 まず大臣にお伺いしますが、大臣の所信表明のお言葉の中に、「私は、先般労働大臣と話合い、高齢者雇用問題等に関する両省の連絡会議を設置いたしました。」、こういうふうになっておるわけですけれども、これはまあお話し合いをしないよりはお話し合いになった方がいいことは事実なんですけれども、高齢者雇用問題だけに限らず、私など一番念願としておりますのは、いわゆる障害児・者の問題ですが、この障害児・者の問題は、時によって両省に即またがるような場合がしばしばございます。したがいまして、高齢者雇用問題だけに限らず、まあ等となっておりますからあるいはそれが含まれるのかもわかりませんけれども、もう少し幅広く……

第102回国会 社会労働委員会 第9号(1985/03/28、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、三月の二十五日付の各紙に出ておりましたが、いわゆる石炭産業というのが大変華やかな脚光を浴びた時代がありました当時にこの作業に従事していた方々の、労働の条件の非常に悪い中で働いたために、じん肺というものに侵された方々の訴訟問題が長崎地裁の佐世保支部で判決が出たというニュースがあります。これを拝見しておりまして、たまたま労働総覧というのをちょっと見てみましたら、ここにはじん肺法とかあるいはこれに対するもろもろの法律が出ている。法律ができているのにもかかわらずこんなことになった、なぜかいなと思いましたら、この法律は昭和三十五年に施行されたものです。それ以前は全然なかったものなんでし……

第102回国会 社会労働委員会 第10号(1985/04/02、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 大分時間が遅くなっておりますので、大臣もお疲れだろうと思いますが、色よい返事をしていただけりゃすぐにもやめますから、どうぞひとつお願いをいたします。  まず最初に伺いますけれども、大臣、この間民間テレビ局でたまたま取り上げられた発言で随分苦しめられたことと思いますけれども、先ほど大臣もちょろっとお話しになっていたようですけれども、今度の大戦にはやはり従軍なさっていらっしゃったんですか。――どちらの方ですか。
【次の発言】 軍籍にある身は自分の体一つですから別に問題はないんですけれども、とにかく、現在の中国の東北圏ですか、当時の満州と言われているところへは、国の施策におだてられ、乗せ……

第102回国会 社会労働委員会 第11号(1985/04/03、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 それではひとつ労働大臣に、厚生大臣の所信表明の中にある言葉から確認をさせていただきたいのですが、厚生大臣がこういうことを言っていらっしゃるんです。「私は、先般労働大臣と話し合い、高齢者雇用問題等に関する両省の連絡会議を設置いたしました。」というふうな発言がおありだったわけです。「高齢者雇用問題等」とあるのですから、高齢者に限らず身体障害者の雇用問題もこの中に含まれるのでしょうかと、こういう質問をさせていただきました。それに厚生大臣は、もちろんその方たちの問題、あるいは婦人問題も含めて「等」というふうに御解釈願いたいと、こういうふうにお答えがあったのですけれども、それをそのままのみ込……

第102回国会 社会労働委員会 第12号(1985/04/09、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私、非常に素朴な質問をさせていただきますが、それぞれ年金制度というのは従来からあったものだと思うんですが、国民年金というのがなぜ昭和三十六年に施行されたのか、それをまず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、いわゆるその対象にならなかった方たちのためにできたということが言えるわけです。そうしますと、既にその前にそういう組織の中でこういったものをつくっていた方々にとっては、これはもうそのままの移行をしてきていることなんですから別に問題はない。ところが、そういった既にでき上がっていたものと新しくできてきたものと、これを今度さらに将来は統一しようとしていらっしゃるわけですね、何年後になる……

第102回国会 社会労働委員会 第13号(1985/04/11、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 午前中から長い時間にわたって、各党の代表なされる婦人の先生方が一生懸命に質問をなさっていらっしゃいました。党の組織の方はいわゆる婦人議員の方がいらっしゃいますから、ピンチヒッター、パ・リーグのDHでもって出られるんですが、私の方は男ばかり集まった三人の小会派でございますから、花畑の中に黒一点という感じでございますけれども、黒というよりは汚れ一点という感じもします。私自身は男であり、男として今日まで生き延びてきたわけですから、女性の心理、女性の立場、それから現在日本の社会機構の中に置かれている屈辱的な女性の立場といいましょうか、ですから切実に私自身は、感受してないという言葉は余りぴん……

第102回国会 社会労働委員会 第14号(1985/04/12、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 参考人の皆さん、本当に長いお時間御苦労さんです。殊にきょうはもう天候のぐあいも悪く、おいでになるときに嫌な思いをなさりながらここへ来て、なおかつ長時間お座りになってお疲れになったことと思います。  いろいろお尋ねしようと思いまして用意いたしましたらば、ほかの委員の方がほとんど私が聞きたいと思うことをお尋ねになりました。それに十分なお答えが出ております。したがいまして、私は池末参考人お一人に伺いたいと思います。  先ほどの参考人のお話の中で障害認定基準のことについてちょっとお触れになったようですけれども、私も随分速くしゃべる方ですが、参考人も大変お速くてしかもきれいにお速いので、ちょ……

第102回国会 社会労働委員会 第15号(1985/04/16、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 先般の委員会のときに、私はこういう質問をさせていただきました。二つの年金がもらえるものと喜んでいたものが、今回の改正によりまして一つの年金しかもらえないという新聞の記事、私はこれを質問させていただきました。厚生年金など国民年金以外の年金制度に加入している人が障害者になって退職した場合、障害年金を受給しながら国民年金に任意加入できる、加入すれば通常六十五歳からその期間に応じた老齢年金をもらえたのが、改正案では、併給を認めないためにどちらか一つを選ばなければならない、こういうふうになっております。そして、老齢年金の方が有利という人はほとんどいない。したがって障害年金の方になる。それでは……

第102回国会 社会労働委員会 第16号(1985/04/18、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 連日にわたって労働省関係が痛められておりますが、気の毒だとは思いますよ。気の毒だとは思いますけれども、なぜこんなに責められるのかということを反省していただきたい。これが、今六対五ですわね、この間巨人が負けたのと同じなんですから。六が女性で五が男なんですね。今、六対五の比率なんですよ。六千万が女性で五千万が男なんだ。その多い六千万の女性がもろ手を挙げて、いいものができた、これで私たち女性の喜びが一つ倍加したという法案なら、これだれも問題にしやせぬわけですわね。余りにも手落ちが多過ぎる、至らないところが多い、まだまだ企業サイドの男側の方に寄ったものができ上がっているというところでおたく……

第102回国会 社会労働委員会 第17号(1985/04/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 この改正法案の審議に入りましてつくづく感じたことなんですけれども、多くの国民、殊に働く方たちがこれだけ反対しているのに、何で早く審議をして早く上げなきゃいけないのかなという疑問が素直にわいてまいりました。しかし、国会の中でございまして、いろいろの議事の進行上こういうふうになるんでございましょうけれども、例えば庶民的な感覚で申し上げれば、この年金給付に対して予算がない、財源がない、それなら自衛隊の飛行機の二機分か三機分回せばいいじゃないか、こういうふうに考えるのが庶民の感覚なんです。一番これは素直な考え方だと思います。しかし、今これを取り上げましても、飛行機が二機、三機減るわけござい……

第102回国会 社会労働委員会 第18号(1985/04/25、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 各委員からそれぞれこの法案の内容について詳しくあらゆる角度から分析なさっていらっしゃいます。私はいつも申し上げますが、一番最後に質問いたします関係上、あれもこれもと準備してまいりますと、ほとんど前の方がお話しになりまして、中にはダブるものもあればダブらない私独特のものもあるのですが、本日はほとんどダブります。ダブりますけれども、また私の感覚でお尋ねをいたします。  私は、この世の中に女性ほど恐ろしい存在はないと思っています、私の家に参りますれば男女平等どころじゃないんですから。かみさんの方が私の地位よりはるかに上なんです。 ですから、こういう法案をつくらなきゃならないというような日……

第102回国会 社会労働委員会 第19号(1985/05/21、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 この法案なんですがね。先ほどから各委員からもいろいろと御意見が出ているようでございますけれども、「この法律の目的」というところに、「この法律は、父と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与するため、当該児童について児童扶養手当を支給し、もつて児童の福祉の増進を図ることを目的とする。」、こちらの旧法の方を拝見しますと、「この法律は、国が、父と生計を同じくしていない児童について児童扶養手当を支給することにより、児童の福祉の増進を図ることを目的とする。」。先ほどこれは安武委員よりも、「国」をどうして外したかということに関して、地方自治体とともにやらなきゃな……

第102回国会 社会労働委員会 第20号(1985/05/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 審議に入りましてから労働省側のいろいろなお答えを聞いておりますと、いつもの一般質問に比較して非常にスムーズじゃない、お答えが。非常に戸惑っていらっしゃる。時によっては、加藤安定局長の顔を拝見していると、まことにまごまごしているというような表情にも読み取れます。ということは、まだこの法案そのものがそれほど内容的にすばらしくでき上がっているとは言い切れない、そういう点があるのではないかと思います。したがってお答えになる皆様方の方もその内容について完全に掌握していない。具体的な例を挙げられた場合にはなかなか妥当なお答えが出てこない、こんなふうに私は見受けます。  まず大臣に伺いますが、こ……

第102回国会 社会労働委員会 第21号(1985/05/28、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 本法案にはちょっと関係ないんですけれども、大変私は気になりましたので、AIDSということについて二、三お伺いして、それから入りたいと思うんです。国民の健康を全部管理する厚生省さんのことなんですから、こういう問題にはむとんちゃくでいられるはずがないので、ひとつ伺いたいと思います。  これは新聞の報道なんですけれども、ことしの三日の二十二日に京都大学ウイルス研究所の方々が、AIDSの病原体が血友病治療の血液製剤を通して我が国に輸入されておる、こういう研究の成果を発表していらっしゃいます。そして、同じ新聞の報道のこれは五月二十二日、今月でございます。この報道によりますると、私は血漿という……

第102回国会 社会労働委員会 第22号(1985/05/29、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 各参考人の皆さん、御苦労さんです。  高梨先生に伺いますけれども、高梨先生のいろいろとお答えになっておられる「労働法律旬報」、こういう本がございまして、この中で述べられていらっしゃる高梨先生の御意見もよく伺い――伺いというよりもこの活字を通しての私の知る範囲のものなんですけれども、この中で先生は、日本の企業別組合運動の欠陥がこういう派遣事業形態を大変ふやしていると思うというようなお話の滑り出しで、日本の企業の中にある組合が派遣元から派遣されてきている労働者を組み入れていない、取り入れてない、そういうことからこういうような問題が起きてくるんだと、今度の法案についての労働権の問題が起き……

第102回国会 社会労働委員会 第23号(1985/05/30、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 大分皆さんもお疲れのようですから、この五月二十五日に出ております東京の中央紙の記事なんですけれども、派遣事業で派遣されている人たちがこんなに酷使されているのかなという記事が載っています。これ読みますから、その間頭を休めてください。これは、コンピューター関係の派遣会社に勤めるシステムエンジニアのAさん、三十三歳の方の例ですが、  コンピューターを動かす命令システム全体を設計するのが、彼の仕事。時代の最先端を行く職業だが、会社からの指示で、コンピューターを 持つあちこちの企業を転々とし、自分の会社にはほとんど戻らない。派遣先では、納期を迫られて、徹夜がザラ。派遣先の近くに会社が借りあげ……

第102回国会 社会労働委員会 第24号(1985/06/04、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 賛成法案でございますので、そう大してお尋ねすることはないですけれども、二、三伺わせていただきます。もうほとんどの先生方がお尋ねになりましたので重複しないようにいきたいと思います。  まず最初に、原爆の方に関しましてお尋ねいたします。  被爆者に対していろいろな手当が出されておる、これは大変結構なことだと思います。そして今回も手当が引き上げられる、これも結構。ただ、三十七万人の被爆者が年々高齢化しつつあります。これは万やむを得ないことであります。そこで、これら被爆者のために支給期間の延長、あるいは健康管理手当の申請手続ですね、これを可能な限り簡便化したい。何かやっぱり役所というのは手……

第102回国会 社会労働委員会 第25号(1985/06/06、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 身体障害者の雇用促進法に基づいてちょっと伺いますけれども、先般もお伺いしましたけれども、テンポラリーセンターが一万五千人、マンパワージャパンが登録者が九千人、管理職が百十人。テンポラリーの方は管理職何人ですか聞き忘れましたけれども。それからコンピューターサービス、これは東京にあるそうですが、ここが従業員が三千七百四十六人。それからインテックというのが富山に本社があるそうですね。ここが千五百四十九人。それぞれ雇用関係は違いましょうけれども、身体障害者が果たしてどのくらい働いていらっしゃるのか、労働省の方はおわかりでしょうか。

第102回国会 社会労働委員会 第26号(1985/06/18、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 法案に入ります前に、まことにしつこいようでございますけれども、無認可共同作業所の問題について、再度ちょっとお尋ねしたいんです。  と申しますのは、大阪の岸和田というところがございまして、ここにいずみ野福祉会、これは社会福祉法人として認められておるんですけれども、このいずみ野福祉会というところを訪ねてまいりました。たまたま八周年記念行事だというので参りました。六年前に参りましたときは、ここは岸和田市の市役所の一部をお借りして、たしか沼町という場所でございましたけれども、それは大変ぼろぼろの作業所でございました。  ところが、この岸和田というところは、この重度身体あるいは心身障害者、こ……

第103回国会 決算委員会 第2号(1985/10/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、今月に入りまして、十四、十五、あるいは先月の八日あたりに新聞に発表されました、今法制審議会の民法部会身分法小委員会で草案がまとまりつつあるのでございましょう、特別養子制度、これにつきまして質問をしたいと思います。  これは報道によりますると、まだ六十二年、それからまだ時間がかかるように承っておりますので、今急にどうのこうのということではなくて、私の希望を少し交えながら法務省の御見解を承りたいと思います。  昭和五十年の十一月七日の参議院の予算委員会で私が質問を行いまして、優生保護法の中絶時期を一カ月短縮していただきました。  本来は、優生保護法の第二条に二つの項目がございます……

第103回国会 社会労働委員会 第1号(1985/11/14、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、道交法の改正によってシートベルトの着用が義務づけになりましたが、その件に関してお伺いしたいと思います。  労働大臣はこれから党の大会がおありになるんだそうで、私の質問は大体局長さんでも間に合うと思いますし、また、局長さんからいい答えが出て、その答えが大臣に伝えられれば、大臣はそれなりに従わなきゃならないような立場じゃないかと思いますので、本来は逆でしょうけれども。ですから、局長にはよくお話ししておきますから、お引き取りになって結構でございます。どうぞそちらの方へお出かけになってください。委員長、よろしいですね。
【次の発言】 運輸省の方、来ていらっしゃいますか。――おたくさん……

第103回国会 社会労働委員会 第2号(1985/11/26、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 午前、和田委員からもエイズのことについてちょっとお尋ねがございました。私は、エイズだけをやろうと思っておったんでございますけれども、和田委員の問いに対しまして余りはっきりしたお答えが出ていなかったので、そのはっきり出ていなかったお答えのことに関してお尋ねをしたいと思います。  厚生省の方としては、これからエイズ患者というのは一体どのぐらいふえていくとお思いですか、見通しは。
【次の発言】 三けたになるということは、今からつまり確定的な数字は見られないけれども、三けたにはなるという変な確定的な推理が成り立つわけですね。と申しますと、これはもうどんどんふえていく、減ることはあり得ないと……

第103回国会 社会労働委員会 第4号(1985/12/10、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 今回の医療法の改正なんでございますけれども、私はもうこういうものはまるで素人でございます。  今度の改正案は、地域の医療供給体制の体系的 整備を図るための都道府県医療計画の策定と医療法人についての規定を整えることを主な内容とするものであると、こういうふうでいいんですね。何か足りなければ足してください。これが主な趣旨だと思うんですけれども、足りなければちょっと足してください。
【次の発言】 それで、衆議院の方の修正案が出ておりまして、この中に、先ほどからもいろんな委員の方が述べておりますけれども、「へき地医療、休日及び夜間診療等の救急医療の確保に関する事項を明記するとともに、機能及び……

第104回国会 社会労働委員会 第2号(1986/03/20、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 まず、大臣御就任おめでとうございます。初めてこうして委員会でお顔を会わせますので、一応お祝いを申し上げておきます。  質問に先立ちまして、せんだって大臣の所信表明を伺いまして、八つの柱から成るお話がありました。その六番目に、  障害者等特別な配慮を必要とする人々の職業生活援助対策であります。   障害者の方々の社会的自立を促進するため、障害者の雇用機会の確保に努めるとともに、重度障害者、精神薄弱者に重点を置いた施策を進めてまいります。   また、失業対策事業について、制度の改善を図ってまいります。 こういうふうに述べられていらっしゃいますが、改めて伺いますが、こういうことの第六の項……

第104回国会 社会労働委員会 第3号(1986/03/25、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 まずお尋ねする前に、一昨二十三日に五反田にございます簡易年金ホールで、あゆみの箱の第二十二回の東京中央大会というのを行いました。その節に坂本児童家庭局長さんから厚生大臣のお言葉をちょうだいいたしまして、御礼を申し上げておきます。そこへ招待された身障者の方々も大変、大臣のお言葉を代読していただいたその内容について、心強いお力をいただいたというふうに聞いております。大変喜んでおりました。  ところが、こちらの厚生大臣のこの間の所信表則の中には、さほどこの身体障害者に関することについてお述べになっていらっしゃらないんですが、この委員会で述べた所信表明と、あの簡易年金ホールで坂本局長が代読……

第104回国会 社会労働委員会 第5号(1986/04/02、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 大臣が十三時から衆議院の社会労働委員会の方にお呼ばれされているそうで、食事もできない、まことに酷使状態は気の毒ですので、端的に伺いますから、端的にお答え願いたいと思います。  身体障害者の雇用促進のことについては、たびたびお尋ねしておりますけれども、ことしは殊に障害者の雇用率の見直しの年でございます。したがいまして精神薄弱者、こういう方々の雇用促進の方針、それから前の補正予算の審議の中でやっぱりお尋ねしたんですけれども、この精薄者の雇用促進のほかに、てんかん、小人症、内部疾患、難病の方たちのものは具体的にどのように進めていられるのか、ちょっとお尋ねします。

第104回国会 社会労働委員会 第6号(1986/04/08、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 お尋ねをする前に、四月四日の予算委員会の総括の締めくくりで、小規模作業所の問題で総理に大変ありがたい御答弁をいただきました。そのことについて、厚生省の社会局の方も大分お困りのようだったようですけれども、月曜日に厚生省の方々がお越しになりまして、それで総理大臣のお気持ちとして、私のところへ行ってよく説明せよというようなことで厚生省の方が参りました。で、いろいろとお話をいたしました。その結果、今すぐにというわけには私も請求しておるわけじゃございません、要求もしておりません、近い将来に向かって何とかして助成をしていただきたいというのが私の真意でございます。そのことにつきましてもろもろの相……

第104回国会 社会労働委員会 第7号(1986/04/10、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、かつておりました芸能界を振り返りますと、私らの場合には、終身雇用であるとか定年とかというような言葉は全然通用しない世界、要するに終身就業、死ぬまで、息のある限り、舞台で倒れるまでやるのが私らの商売でしたからね、こういう問題に直面しますと、ああ、一般の方は大変なんだなということをつくづく感じているんです。  今から三十年ぐらい前に、よく関係局の人たちが、いよいよ私も定年ですよと寂しそうな顔をしている人を見たときに、私は何の感慨もなかったんです。ところが、こちらに入るようになりまして、こういう問題を取り上げて、こういう問題に直面することによって、ああ、雇用関係がある方は大変なんだ……

第104回国会 社会労働委員会 第8号(1986/04/15、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私の持ち時間は四十分でございますが、委員会の運営上十五時五分で私は切らなきゃなりません。残された時間は十七分でございます。この十七分で話をまとめなきゃなりません。したがいまして、用意した質問の内容を大幅に削らしていただきます。本来、今年度から支給される特別障害者手当、ここから入ったかったんですけれども、ここから話をしておりますと本論の方が少なくなりますので、本論の方へいきなり入らせていただきます。  ちょうど福田さんが総理大臣のときに、予算委員会で私が質問させていただきましたときに、総理、日本は福祉国家でしょうかというふうなお尋ねをいたしましたところが、残念ながら開発途上国並みです……

第104回国会 社会労働委員会 第9号(1986/04/17、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 本法案の施行に伴いましていろいろの問題が生まれてきておりますけれども、私は、労働者の現在の背景についてちょいとお伺いしたいんです。  かつては人手が余っておりました。それだけに賃金も安くて済んだ。そのころにはある程度の賃金といいましょうか、それがいただければ生活ができる。ですから、単に飯の種というのが今までの私は労働条件だと思うんです、労働者にとっても。ところが、今のような豊穣な、豊かな時代に入りますると、もう主食の飯だけの問題ではなくて、今度は副食の方に移っていくわけですね。したがって同じ労働条件でも、賃金ということよりは健康であるとか、週休二日制であるとか、持ち家であるとか、あ……

第104回国会 社会労働委員会 第12号(1986/05/08、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 多少、ほかの諸先生方と重なるところがあるかもわかりませんけれども、少し角度を変えていろいろとお尋ねしてみたいと思います。  今、日本の国の労働問題で一番直面しているのは何だといったら、やはり高齢化、いわゆる高齢の労働者がこれから多くなっていく、しかも非常な加速度的に、いまだかつて世界に例を見ないスピードで老齢化社会に入っていくと。これはもう皆様方の方がよく御存じだろうと思います。  そこで、いろいろと考えてみますと、いわゆる簡単に言えば、じゃ、なぜお年寄りの方々が働かなければならないかと、こういうことになりますわね。年をとってきたら通常の年金、いわゆる年金生活というのができれば、そ……

第104回国会 社会労働委員会 第13号(1986/05/13、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、一般戦災者の援護問題についてお伺いをしたいと思います。  戦後四十一周年を迎えております今日に至るまで、政府の戦争犠牲者対策は、国との間に身分関係のあった軍人軍属、準軍属、その遺家族に限定されておりますね。それ以外の民間の犠牲者については一般の社会保障の充実により対処していくという基本方針のもとに顧みられていません。二十年代は国全体が模索の中にあって、いろいろと国民に対する施策どころの騒ぎではなかったと思います。  三十一年度版の厚生白書というのがあるんです。したがいまして、このころからこういうことがはっきりしてきたんじゃないかなというような気がするんです。この厚生白書に「戦……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第3号(1986/04/21、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 まず、今回の補助率引き下げは障害者にとって大変多くの、そして大きな問題をはらんでいることをお伝えしておきたいと思います。  国際障害者年中間年に当たりまして、こういうことが行われるのはまことに残念で仕方がございません。私はこうした観点に立って、この補助金問題についてお尋ねしたいと思います。  幾つかの問題の中で、まず措置費に関連しまして身体障害者福祉ホームについてお伺いしたいと思います。措置費は、本来国庫十分の八、自治体十分の二であるべきものが、六十年度一年限りということで国庫十分の七に引き下げ、そしてことしそれをさらに引き下げて十分の五、二分の一にして向こう三年間行うというわけな……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第4号(1986/04/22、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 今回の補助金、もろもろカットというような問題に直面しておるわけでございますけれども、その補助率問題の中で引き上がったものもあるんですね。厚生省関係ですが、デイサービス事業というのがあるんです。この具体的な内容についてお伺いをまずいたします。
【次の発言】 そこで、先般もここで総理のお答えの中にあったんですけれども、よく研究して、国として何ができるか考えさせていただきたい、こういうようなお答えだったんです。それから後で厚生省の方々に打ち合わせに行かせますというようなお言葉で、厚生省の方々とまたお話をさせていただきました。  ところで、お互いに何かいい知恵があればそれを出し合って、そう……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第5号(1986/04/23、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 御苦労さんです。二院クラブ・革新共闘の下村でございます。  私は、一点だけ伺わせていただきます。  今回の措置によりまして地方自治体においても当然、この補助率の少なくなった分、いろいろと縮小あるいは見直し、格差というものが生じることだろうと思うんですが、こういう場合に一番しわ寄せはどちらかというと社会福祉関係、ことに身体障害者の手当ての方に関係してくるんじゃないかと危惧をするものなんです。  私は、しばしば社会労働委員会でも新潟県の例を取り上げまして、県知事が大変福祉関係には関心がおありで、ことに身体障害者の問題に関しましては地域ぐるみの施策というのを日本でたしか一番最初に取り上げ……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第6号(1986/04/24、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 本法案に関連して、障害者のことでまた再度お尋ねさせていただきます。  先般来、身体障害者更生援護施設に係る費用の徴収についていろいろお尋ねしてまいりました。障害者の方々が身を挺して厚生省の前に座り込みまでやりまして、できるだけ本人徴収のみにしてくれ、扶養義務の親たちには迷惑をかけないようにしてくれというようなことが主眼で座り込みまでやりました。彼らの話を聞いておりますると、無理もないという感が随分いたします。  と申しますのは、あの身体障害者の方たちの中には、親子の間で大変な闘争までやりまして、親の介護を受けずに、親から離れて自立のために一生懸命努力をしているグループもおるわけなん……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第8号(1986/04/26、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は常に障害者のことしかお尋ねいたしませんけれども、今度の法案の中におきましても、この委員会の中におきましても、総理からたびたびありがたいお言葉をいただいておりまして、なお意を強くしておりますけれども、まだまだ何といっても日本はスウェーデンあたりに比べると大変恥ずかしい状態なんです。  私、できるだけ障害者の方々も普通学校へ入れていただいて、健常者と一緒に勉強させるという方法が一番いいことはいいんですね。それが一番また親御さんたち色願っておることなんです。  ここに、ある女性の方がスウェーデンの盲学校ということについて調査をなさっている。恐らくこのリポートは文部大臣もお読みになった……

第104回国会 予算委員会 第3号(1986/02/15、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、障害者問題一つに絞ってお尋ねをさせていただきます。  ことしは身体障害者雇用促進法で定められている雇用率の見直しの年であります。労働省もそのための調査費を予算要求しているわけですが、精 神薄弱者への雇用率適用について伺いたいと思います。  昨年の六月、労働省の職業安定局長の私的諮問機関である精神薄弱者雇用対策研究会が報告書を出しております。適用については賛否両論が併記されております。否とする意見、すなわち時期尚早とする意見とはどういうものなのか、それについて労働省がどういうふうにお考えなのか、まず承りたいと思います。

第104回国会 予算委員会 第21号(1986/04/04、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、障害者の問題についてお尋ねいたします。  今、障害者の人たちや関係者の間で施設における費用徴収が大変な問題になっております。この問題で先月の下旬、障害者の人たちが厚生省に座り込み抗議をしましたが、その内容をお聞かせください。
【次の発言】 私は費用徴収が悪いとは言っていないんです。むしろ今後障害者であろうと自己負担すべきことがふえてくると思います。ただ、そのためには所得保障や雇用保障などが十分に整っているなどの条件が前提だと思うんですよ。今回の問題で大変私が問題に思うことは二つあります。  一つは、自立しようとしている障害者の問題になぜ扶養義務者が登場してくるのか。これは逆に……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 文教委員会 第2号(1986/11/25、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、六年間社会労働委員会の方におりまして、この文教委員会というのはもう初めてでございまして、私のようなあほが果たして委員が勤まるか、大変自分で心配しております。  委員長に一言お断りしておきますが、私はここへ来るまで、前職が前職でございますので、国会で使うような基本的な用語というのは使えませんので、言葉の上でどんな粗相があるかもわかりませんが、そのときはよろしくお願いします。  大臣に、障害者に対する教育というものにどういう基本的なお考えを持っているのか承りたいんですけれども、実は、こういう経過がありまして、こんな話も聞いていただいて、その上で大臣の理念を伺いたいと思うんです。 ……

第107回国会 文教委員会 第3号(1986/12/11、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 これはちょっと番外なんでまことに申しわけないと思うんですけれども、最初にちょっと謝っておきます。  実は、情けないことにビートたけしというのがつまらぬことをやりまして、今それがいろいろと大きく扱われまして、それに対するほとんど各界の回答が活字になっております。その中で、実は文部大臣が昨日衆議院でお答えになった言葉の中に、「政治家ならその人の政治生命に影響するようなことがしばしば出されている。報道の自由があるからといって、特権があるかのように取材するのはとんでもないことで、警告したい」、こうおっしゃっている。それに対して、各五大誌の中の編集局次長だとか編集長が、「政治家は日本の行方を……

第107回国会 予算委員会 第1号(1986/10/06、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、また障害者問題一つに絞ってお伺いをさせていただきます。  総理にお尋ねしますけれども、去る二月十五日の予算委員会で私は小規模作業所のことについて御説明申し上げました。何とかこういう人たちをお助け願いたいというふうにお願いをいたしましたところが、総理からお答えがございました。そのときのお答えを覚えていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 確かにそのとおりのお答えでございました。そしてその中で「きめ細かい配慮ができるだけやれるように努力をいたします。」、こういうお答えでございました。  この一言が大変な光明を与えました。そして、今も恐らくこの中継を見ていらっしゃる小規模作業所……

第107回国会 予算委員会 第5号(1986/11/11、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 まず、特別養子制度についてお伺いをしたいと思います。  昭和五十年の十一月七日の予算委員会で私は優生保護法の第二条にかかわる妊娠中絶のお話を申し上げました。その当時は八カ月未満でございました。八カ月未満のお子さんを妊娠中絶します。そのときは早産させるわけですね。そうしますと、一番軽くて一キロ、重ければ一・六キロ。もうこれは殺人罪。一・六キロ、下手をしますと一・八キロぐらいある。早産させますから、当然妊娠で出産すると同じ状態。中にはおぎゃあと泣く胎児もいる。その場合に医者はどうするか。頼まれた医者は中絶することを契約しているんですから、そうしますとビニールの袋へ入れて口を閉じてたたき……

第108回国会 文教委員会 第1号(1987/03/26、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 質問させていただくのに先立ちまして、十二月の十一日にこの委員会が開かれましたときに大臣に訴えたわけでございますけれども、秋田市の清水大輔君と聡子ちゃんという筋ジストロフィーのお子さんの問題でございましたけれども、なかなかお答えが出てきませんので、秋田へ参りました。そして、市の教育長、それから県の方の教育委員の方たちとお話しをしました。殊に市の方の教育長とお話しをしました結果、話がこじれてこじれ抜いている原因というのを探ってみたんですが、これは細かく申し上げますとその方たちに都合の悪いことになるかもしれませんので申し上げませんけれども、どうも応援をしていらっしゃる方の中で何か非常に口……

第108回国会 文教委員会 第3号(1987/05/21、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は海外における子女教育の問題について質問させていただきたいんですけれども、外務省の方、来ていらっしゃいますか。――外務省の方に伺いますけれども、日本人学校を海外に設立する場合に、どういうことが基本理念になっているんですか。
【次の発言】 その場合にあれですか、外務省の方にいわゆる優先権というのはおかしいな、決定権があって、文部省は、そういうものができた場合に教員その他を派遣するというような段階で、外務省の方に決定権があるわけですか。
【次の発言】 文部大臣の今度のお言葉の中にも、「海外勤務者の子女に対する教育」について「整備・充実を図る」というお言葉がございます。それから一月の二……

第108回国会 予算委員会 第2号(1987/03/31、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 ちまたの声を代表して、まず二つお尋ねいたします。ばかばかしいとお思いでしょうけれども、お答え願いたいと思います。  何で売上税と今度の通常予算とをドッキングさせたのか。売上税は売上税で別に出してきた方がいいんじゃないか。そうすればこんな国会の空転もなしに、なおかつ売上税に対しては慎重にそれこそ回数を重ねることによってみんなが納得のできるような審議ができたんじゃないか。これはちまたの声ですから、一緒に飲んでいる連中が言うんですから、腹を立てないで聞いてください。どうして別にできなかったのか。  いま一つ総理にお伺いします。その男が言うんですね。どっちみち自民党は数が多いんだから無理や……

第108回国会 予算委員会 第4号(1987/04/28、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、中国残留孤児問題についてお話を伺いたいと思います。  その前に、私は非常に中曽根総理に悲しい思いがあるんです。と申しますのは、三月三十一日に私はこの場で、総理は数を頼んでごり押しはしませんねとお尋ねしました。そうしましたところが見事に予算委員会で、これは砂田委員長の単独であったのかどうか知りません、手続上は間違いなく採決したんだというふうに活字にもあらわれております、しかし結果的にはやはり数の上でごり押しをしたという感じは国民全部に与えたわけなんです。この席で私が総理にお尋ねしたときには、そういうことはしませんよとおっしゃった。昨日も本日も伺っておりますると、初心忘るべからず……

第108回国会 予算委員会 第14号(1987/05/18、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 障害者問題についてまたお尋ねしたいと思います。  ことしに入りましてから円高、円高、もうこれは去年からでございますけれども、それによっていろいろな波及されている産業その他がございます。で、零細企業、殊に私どもが一生懸命気を使っております小規模作業所とか、あるいは共同作業所とか、こういったところでは下請の下請、孫下請というのがあればやしゃごみたいなものだ、こういうところの現況をちょっと御報告申し上げたいと思います。  まず、共同作業所全国連絡会というのがございます。これは共作連というんですけれども、ここが昭和六十一年の十一一月から六十二年一月までに、加盟作業所二百九十一カ所中準備会や……

第109回国会 文教委員会 第2号(1987/08/25、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 質問に入ります前に、文部省にお礼とそれからお願いを申し上げます。  先般のこの委員会で大臣にもお願いいたしましたが、先天性の筋ジストロフィー症の重度の障害がある秋田市にお住まいの清水大輔君と長女の聡子ちゃん、このお二人の件につきましてるるお願いを申し上げました。そのときに大臣が、この問題は白紙に戻そうと、こうおっしゃってくださいました一言によりまして、実はその後宙ぶらりんになりまして、そして秋田の方へ私は出かけていきました。秋田県へ十二月でしたか出かけてまいりまして、県の教育長にお会いしたかったんですが、お会いできずに、秋田市の教育長にお会いしました。そしてお話しを申し上げました結……

第109回国会 文教委員会 第3号(1987/08/27、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 今取り上げられているこの法案は、臨時教育審議会の答申を具体化する最初の法案であるということなので、私も幾らかの質問をさせていただきます。  私は、長い間障害児の問題にかかわってまいりました。当委員会でも何度がこういうような問題を取り上げてきました。そのために、臨教審の答申が障害児教育の改革をどのように取り上げてくるか興味を持って見ていたんですが、甚だ――甚だがつきます、ただ単に残念じゃなくて。障害児教育に関係する項目がやっと三次答申で出てきたんですね。ところが、その内容は五ページ半でしかない。それはまあ、ページがふえりゃいいというものじゃありませんけれども、五ページ半しかなかった。……

第109回国会 文教委員会 第4号(1987/09/01、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、たった一点だけお伺いします。  山崎先生と飯島先生にお伺いします。  障害者教育の基本的理念、これだけお聞かせください。
【次の発言】 私の質問は、また先般に引き続きまして、障害者教育についてお伺いしたいと思います。  ただ、これは私個人のお話をひとつ聞いていただきたいと思うんですが、この法案に対する委員会が始まりましてもう十時間以上やっております。私はその間いろいろと諸先生方の御意見も聞き、文部省側の御意見も聞いております。私は、学識経験者でもなければ何でもありません。まして高等の教育を受けた人間でもありません。庶民の代表でここに入ってきているんです。庶民の感覚、いわゆる熊……

第109回国会 予算委員会 第6号(1987/07/24、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は障害者の問題についていろいろと御質問をさせていただきます。  何ですか、今度の予算委員会を拝聴しておりますと、出てくる各先生方が総理にいろいろと送別の言葉を述べていらっしゃるようで、よく聞いていると、ああ御苦労、早くやめろ早くやめろと、そんなような感じがいたします。まことに私はお気の毒だと思います。  まず、去る六月の六日松寿園の特別養護老人ホーム、これが火事になりました。大変とうとい人命が亡くなっております。慌ててその後いろいろと善後策が出ているようでございますけれども、厚生省としてはその後どういうふうな活動をなさいましたでしょうか。

第111回国会 予算委員会 第1号(1987/12/11、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 新総理、新内閣になりまして初めての質問でございます。私は障害者を専門にお伺いを申し上げておりますので、恐れ入りますが、またそういう件につきまして基本的な考えを皆様方に伺わせていただきたいと思います。  総理は所信の中でこういうふうに述べられております。「すべての人々がそれぞれの地域において豊かで、誇りを持ってみずからの活動を展開することができる幸せ多い社会、文化的にも経済的にも真の豊かさを持つ社会を創造することを目指してまいりたいと存じます。」と、こういうふうにおっしゃっていらっしゃいますが、さあそれではふるさと創生論の中で障害を持っている方々がどう生きていかねばならないのか。また……

第112回国会 文教委員会 第2号(1988/03/22、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 今国会の文部大臣の所信というのがございましたけれども、これだけの活字の中に何回読んでも障害者に対する教育のことは「幼児教育、職業教育及び特殊教育」、ここだけなんですね。予算の方を見ますと、やっぱり予算ですから、これはお金のかかることですから、そのことに関してはこれ大分長く書いて、まあ長いといっても知れていますけれども、「特殊教育につきましては、心身障害児の職業的自立のための進路指導等の実践研究を新たに実施するほか、」、ずっと書いて、こんなこともやるし、あんなこともやりましょうと書いてありまするけれども、通り一遍的なこと。かつては映画の名プロデューサーでもあった大臣が御自分の演説をこ……

第112回国会 文教委員会 第4号(1988/03/31、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 たまたま今スポーツに関係することでお話を伺おうと思いましたところが、勝木委員から既に今お話が出たようでございます。ちょっと重なるとは思いますけれども、私がちょうど戦後のあの混濁した世の中で、私はちょうどあの当時はビルマからタイ国へ行って、タイ国のナコーンナヨクというところからちょうど一年後に引き揚げてきたんですが、帰ってきて芋がゆだとか、それからグリーンピースの入った豆御飯とか、それも御飯粒のはっきりしてない、形で見れば御飯粒の形をしているんですけれども、口の中へ入るとなくなっちゃうようなまるで歯ごたえ、手ごたえ、舌ごたえのない食べ物を食べているときに、あの古橋広之進とか橋爪なんと……

第112回国会 文教委員会 第6号(1988/04/21、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 この法案に沿って、障害者問題に入らせていただきたいと思います。  公立の盲聾養護学校の建物の整備率ですね。これはどういうふうになっていますか。それと、十年前と比較してどんなふうに変わっていますか。よくなっていますか、悪くなっていますか。
【次の発言】 例えば、これから申し上げますのは、一々公立とは申しません。盲、聾、養護と、こういうふうに行きますけれども、どうなんでしょうか、校舎のできぐあいが木造といわゆる鉄筋と比較した場合、どちらが多いですか。
【次の発言】 そうしますと、普通の小中学校に比べるといわゆる危険校舎というのは少ないわけですね。

第112回国会 文教委員会 第9号(1988/05/12、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 阿部局長にちょっと伺いたいんですけれども、午前中からずっと伺っていますと総合研究大学院大学ですか、これもう一回ちょっとくどいようですけれども御説明願いたいんですけれども、昭和六十四年度から学生が入るんですが、大体どういう学生が入れるんですか、もう一回聞かせてください。
【次の発言】 それで私は心配するんですが、例えば障害を持った方々でも大学へ進む方がいますがね。そういった方々に対して、その方が実に学術的にも優秀であり学問、学識としても優秀な頭脳を持っているけれども障害を持っている、その障害がまさに障害になるから入学はさせないなどということになりますか、将来。

第112回国会 文教委員会 第10号(1988/05/17、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 田中先生と石川先生に御意見を伺わせていただきたいんですが、私、国会へ参りましてから障害を持った方々の問題を常に取り上げて今日まできております。したがいまして、今度の大学院の設立問題に関しましても、お話を伺っておりますると、何ですか、もう本当に優秀な人材ばかりが集まることによって形成される。そうなりますると、障害を持った方の中にも当然向学心に燃えている方もいらっしゃいましょうし、また、健常者を上回るだけの能力を持った方も中にはいらっしゃると思います。そういう方々がもしその大学院の方に御希望がある、あるいはそれだけの能力があるという場合にはどういうふうなお考えをお持ちなのでしょうか。そ……

第112回国会 文教委員会 第11号(1988/05/19、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 やっと参りました。大分各委員ともお疲れの御様子ですし、中には達者な方もいる。しかし、これだけの長い時間縛られているということは動物愛護週間だったら許されない。午前中からただいまの時間まで私拝聴しておりまして、加戸教育助成局長、実に立派な方だなと思います。情におぼれることなし、情に流されることなし、時によっては爬虫類じゃないかなと思ったり、そのくらい御立派な方ですね。驚かない。文部大臣とは対照的な存在だと思います。  さて、今こういった本法案が論議されておりますけれども、実はこういう勉強の環境に置かれない恐怖のどん底の状況に今置かれておる人たちがおりますので、大臣並びに文部省関係の局……

第112回国会 文教委員会 第12号(1988/05/20、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は前職が漫才という演芸専門にやっておった人間なので、ほかの委員の方と違いまして、この法案についてずっとこれが委員会にかけられてからお聞きもし、私自身もお尋ねしたこともあるんですけれども、何となく賛成のできないのが、この初任者研修を指導する側の方ですね。  私らの芸能界の方では、例えば落語にしても講談にしても漫才にしても浪曲にしても、その演じている方が好きで、そしてその方の芸風に打たれて弟子入りするわけです。これはこっちが選ぶんです。つまりこの場合初任者の方が選ぶんですよ、指導員を。ところが、この場合は初任者が選べない。例えば今こうして傍聴席にもたくさんの方がいらっしゃいます。ここ……

第112回国会 文教委員会 第13号(1988/05/24、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 既にこの法案につきましては幾日かの審議日数がとられてきたわけでございますけれども、お話を伺っておりますると教職に携わっている方たちは大変だなと私は私なりに感じました。大変だなと思う反面、文部省というのは実に先生方に大きな期待をかけているんだな、その割にはそれだけの物を払っているのかいなとも思いますし、わりかた安い給料でこき使われているような気もしますし、本当に先生も大変だなと思います。私は研修そのものというのはこれはまるっきり否定するものではありません。問題は、目的を明確にして、その内容、方法が現状に沿ったものであり、教員の自主性に由来したものであることが基本だと私は思うんです。 ……

第112回国会 予算委員会 第10号(1988/03/18、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、どういうわけですか、この予算委員会に参りますと、もちろんこうしてお話しさせていただけるのは大変ありがたい立場でございますが、大概どういうわけか午前と午後、一部と二部の二場面に登場するということで、非常にややこしい。時間もできるだけ五十四分三十秒にとどめなくちゃいけない。この配分が非常に難しいわけです。質問の内容によりますると余りうまく時間がとれませんので、簡単なものから参りたいと思います。  まず、中国残留孤児帰国問題についてお伺いします。  こういうことを聞いてくれないかと頼まれたんです。めでたく日本での親が判明しても、日本の親あるいは親類が日本での受け入れを拒否した場合、……

第112回国会 予算委員会 第16号(1988/04/01、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 先般来税制改革と高齢化社会についてさまざまな議論がなされておりまするが、けさ方の新聞を拝見しますと、総務庁統計局が三十一日、我が国の六十二年十月一日現在の推計人口、これを発表いたしました。  総人口が一億二千二百二十六万人。ここまではいいんですけれども、六十五歳以上の老年人口が千三百三十二万人で四十五万人もふえている。しかも、逆に十四歳までの年少人口が二千四百七十五万人で前年よりも六十八万人減っていると。そうしますと、完全なこれは逆三角形の形になってくるわけですね、将来。しかも、老年人口が一〇・九%ということで、もうほとんど一一%に近くなってきた、これは驚異的な増加なんですね。  ……

第112回国会 予算委員会 第17号(1988/04/05、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 これは文部大臣、通告はしてございませんけれども、多分もう文部省の方でも御存じのことと思うんです。せんだっても二十二日の文教委員会のときに、相模原市の市立の中学校で障害児の卒業生の名前がアルバムとかそれから受付その他から削除されておったということを、たしか大臣にお話し申し上げた。  その節、こういうことがないようにひとつ願いたいということを申し上げたんですけれども、数日を経ずして今度は浜松の方でも同じようなこと、しかも浜松の場合は、浜松市立八幡中学校で、これは校長さんの名前は石川篤さんとおっしゃるんだろうと思いますけれども、百四十四人の卒業生のうち特殊学級の生徒が八人なんです。「一般……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第4号(1988/12/02、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私、実は本日の質問をするに際しまして、非常に悲しい気がするんですね。と申しますのは、国会というところは、日本という国の国民全体の生活を考え、世界における現在の日本という国の立場を考え、どうあるべきかということを論議されるべき場所が国会だろうと私は思っています。ところが、きのうときょうにかけまして論議されていることは何だといったら、リクルートという一つの企業からおかしなことをされたということだけで、まさに日本の台所を預かる大蔵大臣が針のむしろの上に座らされて、忠臣蔵の討ち入りじゃありませんけれども、あの大きな木づちで頭をたたかれているという姿がここに現実に映し出されているわけですよ。……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第10号(1988/12/13、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 この税制改革というのは大変な問題だろうと思います。私は、やはり不公平税制という感覚が国民の間に根強くあって、それをまず解決しないことには国民の側も余り納得しないんじゃないか、快く税金を納めるという気持ちにならないんじゃないかなというような気がするんですけれども、今度の税制改革ですが、まず確認をしておきたいんですが、この税制改革を促した大きな理由というのはやはり高齢化社会に備えるということがあったと思いますが、これは間違いのないことでしょうか。
【次の発言】 多分そういうお答えになると思っておりました。今も総理がおっしゃったように、不公平感をなくさなきゃいかぬ。その不公平感をなくさな……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第13号(1988/12/17、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 皆さん御苦労さんです。二院クラブの下村でございます。  井上光一参考人、西川元啓参考人、お二人はもうほとんど賛成の方という御意見らしゅうございますので、反対派の四人の方々に一問だけお伺いします。  私は国会に参りまして、障害児・者の福祉専門に今日まで十数年やってまいりました。ところが、私の立場から申し上げますと、政府の方々にお願いするのは常に予算であり、これこれこういうふうにしていただきたい、この方々は今こういう現状に置かれているからこういうふうにしていただきたい、常にいただく方の立場から物を言っている人間でございます。けれども、この税制に反対であることは反対です。  ただ、皆様方……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第14号(1988/12/19、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、障害児問題に絞っていろいろとお伺いしたいと思いますが、具体的な質問に入る前にひとつお伺いしたいことがあります。  それは、高齢化社会における子供たちのことなんですが、文部省は言うに及ばず、厚生省の児童家庭局もそれなりに認識を持って積極的な対応をされようとしていることは承知いたしております。  そうした中で、先日、科学技術庁の資源調査会、ここが「乳幼児期の人間形成と環境に関する調査報告」というのをまとめられました。その中にこういうことが書いてあります。   高齢社会を豊かに、活力あるものとするためには、高齢者が、心身ともにすこやかであることが重要である。それと同時に、高齢社会を……

第113回国会 文教委員会 第3号(1988/10/20、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 この著作権法に入ります前に一つ大臣にお伺いしておきたいんですが、去る八月十二日、富山県高岡市で次のような事件がありました。  高岡市の市営プールがあるんですが、開設以来五十万人目に当たる利用者に記念品を贈った。「たまたま五十万人目が県立高岡養護学校高等部二年生の知恵おくれの少年だったため、職員は、その後ろにいた小学校六年生に記念品を渡した。「知恵おくれだと五十万人目の意味がわかってもらえない。もっと喜んでくれる子に」というのが理由」、これが報道されますと、これはもう高岡市は大変な抗議の電話あるいは文書でいっぱいになりました。このときのここの教育長の方がいらっしゃるんですが、篠島さん……

第113回国会 文教委員会 第6号(1988/11/08、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 きょうは大変大臣はこれから後お忙しいようで、できるだけむだなくやっていきたいと思います。私は、いつも申し上げますけれども、ほかの委員と違いまして私は別に党に所属しておるわけではございませんので、余り同じことを聞かない主義で、聞かない主義ではございますけれども、きょうはこれは教育の基本に関する問題なので多少重複するところがあると思いますけれどもお許し願いたいと思います。  なお、リクルートなんということに文部省の方が関係したなんてことは本当に情けない。幸いにして私のところにはああいうものは一切来ませんから大して気にもしておりませんけれども、いろいろとお金のかかる方は大変だったろうと思……

第113回国会 文教委員会 第9号(1988/12/06、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 朝から御苦労さんだと思います。今までずっと承っておりまして、加戸さんですか、官房長。官房長といい、大臣といい、自分のしたことでもないのに人のやったことでああだ、こうだ、滑ったの転んだのと一生懸命言いわけなさっている。腹の中じゃ、ふざけるな、このやろう、だれのためにやっているんだ、本当のことを言いたいところを我慢して、うそばかりついている。こういう感じがしました。本当に御苦労さんだと思います。  私ね、先生というものほど尊敬しているものはないんです、子供のときから。世の中で一番怖かったのは先生なんですから。うちの者が何か言うと先生に言いつけるぞと言うと、ぞっとしたもんです。そのくらい……

第113回国会 文教委員会 第10号(1988/12/08、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 参考人の諸先生方は御苦労さんでございます。  先ほどからお伺いしていて、きょうはえらいことになったなと私は思っているんです、今腹の中で。と申しますのは、今お答えになってくださっている先生方はとにかくその道のエキスパートでありましょうし、大ベテランでもありましょうし、当然この文教委員会というところへ参考人として御出席なさる以上、それ相当の学識のある方だとお見受けいたしております。したがいまして、今の先生の資質の問題、先生の免許の問題、教師の育成なんて、資質の問題になるなんというと、とてもじゃないけど私自身には言う資格がない。むしろ私自身の資質の問題の方が大事なんです。まして最近この国……

第113回国会 文教委員会 第11号(1988/12/15、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 今高木先生のお話を承っておりまして、なるほど子供の教育はえらいものだなとつくづく思います。私自身も今高木先生の話を聞いて反省させられましたのは、孫が二人おりまして、殊に娘の孫が初めてなものですから、娘の孫と言うのもおかしいですけれども、娘の孫というのは初めてなものですから、本当にそれこそかわいくてかわいくて何をしても怒らない、何をしても許すというような余りにも今甘やかし過ぎるじじいの存在で、なるほどな、そういう時代からこれは気をつけにゃいかぬなとつくづく反省させられました。ありがとうございます。  ところで、郵政省来ていましょうか。――既に報道でも国会でも取り上げられておりますけれ……

第113回国会 文教委員会 第12号(1988/12/20、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 まず、大臣にお伺いしたいと思うんですが、本当に御苦労さんです、あちらこちら飛んで歩いて。それこそ何といいますか、脈拍も落ちつかない状態じゃないかと思うんですけれども。  いわゆる文部省ですね、大臣の頭の中に描いていらっしゃるこの先生、教師というのは、一体どういう像を考えていらっしゃるのか。教師の、先生の資質向上なんということが書いてありますけれども、資質向上にとどまらず、つまり文部省として期待している先生の姿、この教師像というのはどういう姿を描いて、この法をつまり改正されるんでしょうか。まずひとつ、それを聞かせていただきたい。

第113回国会 予算委員会 第5号(1988/08/31、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 大分遅くまでおとどまりになってお疲れのことと思いますけれども、よろしくおつき合いのほどをお願いします。  明日は九月一日、いわゆる関東大震災、私も大正十二年にその震災の経験をした一人でございます。この地震の恐ろしさというのは遭った者でなきゃわかりません。殊に人間は、立ったときに地べたが揺れるぐらい頼りないものはありません。初めて車に乗ったときに車がすっと動き出します。その動いたときにおしりが揺れる、動き出す。瞬間、恐怖に駆られるという観念がよくございます。ですから、地震というものはまことに恐ろしいものです。  せんだって、ネパールというところで大きな地震がございました。そのときに日……

第114回国会 文教委員会 第2号(1989/03/28、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 今審議されております法案に先立ちまして、文部大臣初めてでございますので、私の自論でございます障害者教育に対してまず最初に伺いたいと思います。  この間の甲子園の始球式、御苦労さんでした。何かアナウンサーのお話聞いておりましたら、大分御熱心に練習なさった、その割にはホームベースに届かなかった。あれもしかし愛きょうの一つとして、大変私は楽しい風景だと思って拝見しておりました。  前の文部大臣の中島さんにもさんざんお願いをしておいたんですけれども、障害児の教育ということがすべての子供の教育にわたると私は思うんです。障害児の教育が徹底できないような先生でしたらば、恐らく落ちこぼれの子供の面……

第114回国会 文教委員会 第3号(1989/06/16、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 留任とはいえ、一応組閣が新しくされまして、これ新任ということで、私お願いでありますけれども、毎回毎回必ず障害を持っている児童生徒に対する基本的考えをお伺いしておりますけれども、この大臣の所信表明のこのちょっと文章、別に私、文字の揚げ足を取るわけじゃありませんけれども、「国民の文化、スポーツに対する」というくだんでは「特段の努力を傾注してきたところ」であるという、「特段の努力」という言葉を使っていて、こちらの方の、「教科書制度の改善、幼稚園教育、特殊教育」というところへくると、ただ「充実」だけになっちまって、言葉の上から見ると随分ウエートが違うんじゃないかなという感じもなくはない。中……

第114回国会 文教委員会 第4号(1989/06/20、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 ただいま審議中の法案は各委員の方が質問なさっていらっしゃいますから、私は障害児の教育問題に限ってお尋ねしたいと思います。  前に、大学入試センターの改正の折にキャプテンシステムを利用した大学情報を行うということで、ぜひ障害学生に役立つ情報を入れてもらいたいというふうにお願いしたことがございましけれども、その後どうなりましたでしょうか。
【次の発言】 大変これはありがたいことでございまして、この場で何度も何度もお願いをしてきたことなんですけれども、さまざまな障害を持った学生の受験への配慮については、少しずつではありまするけれども改善されてます。この流れは速くはございませんが、逆に流れ……

第114回国会 予算委員会 第4号(1989/03/07、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 この委員会が始まってから、総理の政治改革とか政治倫理とか、あるいはリクルートに絡むことに関する姿勢がたびたび問われているようでございます。私はできるだけ同じことを重複しないように質問をさせていただくつもりだったんですけれども、やはり何となくお尋ねしなきゃならないようなことが出てまいります。そこで、まことに申しわけございませんが、同じような質問になるかもわかりませんけれども、ひとつお答え願いたいと思います。  私の感覚というのは、本当に国会用語もよく知りませんし、議員用語というのもよくわかりませんし、本当に庶民の感覚で伺いますので、お腹立ちのことがあるかもわかりませんがお許し願いたい……

第114回国会 予算委員会 第12号(1989/06/13、14期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 各大臣もきのうからきょうにかけての新聞で御存じだろうと思いますけれども、江東区の東雲にお住まいの野本綾子ちゃんというお子さんがいなくなった。これが埼玉県の宮沢湖霊園というところで無残なお姿で発見された。よもや本人でないことを願ったんですけれども、本人であると断定されました。  この江東区の東雲というところでは、四月からもう二十数件未遂事件も含めて起きているそうです。埼玉県の西部の方では、幼児誘拐殺人、失跡事件が二カ月ごとの偶数月に三件発生し、今度が下手すると四件目、こういうことになるわけです。  かわいい子供さんだとかお孫さんをお持ちの方々にとっては身のももよだつような話であり事実……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 決算委員会 第3号(1989/11/15、15期、参院クラブ)

○下村泰君 先ほど同僚議員から、日本で初めての、世界でも四例目ですが、生体肝移植が一昨日、十三日午前九時半から島根医科大学で行われました。これについては賛否両論ありましょうし、各界の方々がそれぞれの意見があります。厚生省などにもどう受けとめられておるかお聞きするところでございましたけれども、もう既に質問がございましたので、同じことは伺いませんが、こういうふうにして移植手術が終わり、まだ二週間先がめどだと言われておりまするけれども、ここでこの子の生命が保たれればこんなすばらしいことはない。  しかし、同じ親子の間で、俗の言葉で言えば、三千世界に親を思わぬ子はあれど子を思わぬ親はない。子供のためな……

第116回国会 決算委員会 第4号(1989/11/17、15期、参院クラブ)

○下村泰君 渡部自治大臣にまずお礼を申し上げておきます。厚生大臣のときにはいろいろと障害者のために種々の事項について大変温かい御回答をいただきまして、本当にありがとうございました。  まず建設大臣にお伺いしますが、厚生省の来年度の予算の中にこんなのが出ているんですね。高齢者世話付住宅、いわゆるシルバーハウジングですけれども、生活援助員派遣事業として、「高齢者世話付住宅に隣接するデイ・サービスセンターから、生活援助員を派遣し、生活相談、緊急時の対応、安否の確認、関係機関等への連絡等を行う事業を実施する。」、こうなっております。今のところ、実施箇所数が十カ所で各一人ずつを派遣する、こういうことにな……

第116回国会 決算委員会 第6号(1989/11/24、15期、参院クラブ)

○下村泰君 障害者の福祉問題を基本にいたしまして、郵政省と運輸省の両省に伺いたいと思います。  運輸大臣にまず一言お礼を申し上げておきます。十四日の閣議で、内部疾患を持っている者、心臓病などの方々のJR、私鉄、国内航空運賃の割引制度を来年の二月をめどに実施するというお話でございます。  私がこの問題を取り上げてからもう十年以上たちます。やっと一歩と言いたいところですが、ほとんど半分ぐらいしかまだ前進していないんじゃないかなと思います。しかし、その具体的な実施方法と今後のスケジュール、JRや厚生省などとの調整の必要があると思いますが、その辺はどういうふうになっておりましょうか。まずそこからお伺い……

第116回国会 決算委員会 第8号(1989/12/13、15期、参院クラブ)

○下村泰君 まず、障害者の人権をお伺いします。  障害者への差別、いじめ、人権侵害に対する抵抗、反発といったことがいわゆる障害者運動の原点でありエネルギー源でもあります。そうした運動の成果、それにこたえようと努力した行政によって相当に改善されてきたことは事実であり、特に障害者年以降は国民意識の少なからぬ高揚と相まちまして喜ぶべき方向に進みつつあると大変喜んでおります。  ところが、いろいろつぶさに調べてみますと、なおかつ多くの人権侵害と思われることやそれに近いことが現在も行われております。  私がここに参りまして二年後に、埼玉県で鎖につながれた知恵おくれの人が焼死したことがありました。このとき……

第116回国会 社会労働委員会 第6号(1989/12/05、15期、参院クラブ)

○委員以外の議員(下村泰君) ただいまのお話でございますけれども、政府の戦争被害者に対する補償というのは、軍人軍属などのような国との間に一定の身分関係のあった者とその遺家族に限定され、原爆被爆者に対しては原爆二法により特別な措置が講じられているにすぎないのは既に申し上げたとおりでございます。すなわち、一般の国民に対しては、国との身分関係がないという理由で社会保障的な措置が講じられるにすぎないのであります。  しかし、戦時諸法制による強制的な動員体制からすれば、ほとんどすべての国民が国家権力によってその任務につくことを強制されていたというのが実態であります。国との間に一定の身分関係がないという理……

第116回国会 社会労働委員会 第8号(1989/12/12、15期、参院クラブ)

○委員以外の議員(下村泰君) これは大変な問題だと思いますけれども、戦争犠牲者の救済についての我々の基本的な立場は、先ほど来申し上げているとおりで、国家との身分関係において援護の措置に差を設けないということであります。こうした立場から、さきの大戦で空襲その他の戦時災害により身体に傷害を受けた者及び死亡した者の遺族に対しても、基本的には戦傷病者特別援護法及び戦傷病者戦没者遺族等援護法に規定する軍人軍属等に対する措置と同様に、国家補償の精神による援護を行うべきであると考えております。戦時災害援護法案については、七十一回国会に提案させていただいて以来の経緯があるわけでありますが、補償の内容やその対策……

第116回国会 税制問題等に関する特別委員会 第17号(1989/12/11、15期、参院クラブ)

○下村泰君 発議者の皆さん、長い間本当に御苦労さんでした。もうしばらくでございますから。  私は、消費税廃止法案に賛同者として名を連ねました。その理由は、現行の消費税が障害者の働く意欲をそぐ、奪うなど余りにも欠陥が多過ぎること、そして導入時にとられました強行手段、ちょうど私どもの喜屋武眞榮さんの質問最中に質疑が打ち切られました。そういうことも理由の一つでございます。  しかし、私の立場から申しますと、障害者や児童、高齢者問題と極めて密接な関係にある将来の福祉社会への対応を税制改革の大きな目的、理由に挙げながら、税制論議の前にまず示すべき福祉ビジョン、これは昨年の十月二十五日ですか、極めて抽象的……

第116回国会 大蔵委員会 第1号(1989/11/07、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私は、福祉の方でちょっと質問させていただきたいと思います。  今後ますます進むでありましょう在宅福祉、それから地域福祉を考えますと、今回のパート減税は、これは側面的に支援する効果があるので大変結構なことだと思います。この辺のことは厚生行政に詳しい大臣には十分御理解いただけることだと思います。  一言この場をかりてお礼を申し上げますが、厚生大臣の折に口唇口蓋裂の患者の皆様方に健康保険の適用をした方がいいのではないかという発言が得られまして、あれから何年かたちまして完全にこれが健康保険の適用が行われるようになりました。これは本当にお礼を申し上げておきます。  現在の、厚生省が進めており……

第116回国会 大蔵委員会 第2号(1989/12/14、15期、参院クラブ)

○下村泰君 この法案は別に反対するものでもございませんので、障害者の立場からちょっと質問さしていただきます。  昨年の一月に、柏崎の国立療養所新潟病院に福祉用移動式ヘッドホンつきのカード公衆電話が取りつけられたんですが、これはだれかにヘッドホンをつけてもらって、後はカードで自由にかけられるというので大変好評なんです。ここは筋ジス病棟がありまして、御存じのように、筋ジスの方は進行すると車いす生活を強いられます。それから腕も上がりません。首も安定しなくなります。そういったことで一般の機器が使いにくくなってくるわけです。こうした障害者の方々にとって、一々財布からお金を出したり、電話のように一々投入す……

第116回国会 土地問題等に関する特別委員会 第5号(1989/12/01、15期、参院クラブ)

○下村泰君 もう少しですから我慢していただきたい。  私は、常々住宅政策は社会保障の重要な柱として位置づけております。その充実をお願いしてまいりました。国としても在宅福祉、地域福祉を進める上で住宅の整備を行う必要性は十分認識されていることと思います。  ところが、先般来の地価高騰は五つの点でこうした私の主張や国の施策に深刻な影響をもたらしました。一つは、都心部における人口の減少とそれによる地域コミュニティーの崩壊です。二つ目は、公共住宅や生活関連施設の用地取得が困難となり、その供給に支障が出ていることです。三つ目は、土地の有効利用ということでの再開発や建てかえが活発化し、立ち退きを要求され、住……

第118回国会 大蔵委員会 第1号(1990/03/26、15期、参院クラブ)

○下村泰君 大変何かせっぱ詰まった時間のあんばいなようであります。  今回のこの法改正を私なりにまとめまして、一つは財政全体の問題、二つ目は年金の問題、これは昨年暮れやりました。そして三つ目が老人保健、老人医療の問題、これはまさにさきに大蔵、厚生、自治の三大臣の合意の上で具体化されました「高齢者保健福祉推進十か年戦略」、いわゆるゴールドプランと政府が呼んでおられるもの、これと大変密接な関係があると思います。  そこで、今回の法改正の措置が「当分ノ間」と法案要綱にも明記されているように、臨時緊急なものだということで、老人保健、老人医療の抜本改革、これを前提としたものだと理解していいものでしょうか……

第118回国会 大蔵委員会 第3号(1990/03/30、15期、参院クラブ)

○下村泰君 国民のいろいろの負担率についてちょっとお伺いしたいんですが、先日、大蔵省が出した「財政改革を進めるに当たっての基本的考え方」というもので「平成二年度予算における国民負担率(国民所得比)は四〇・四%程度と推計される。」と言われています。  また、行革審の「行財政改革推進委員会報告」の中では、   国・地方を通じ、国民の公的負担を適度な水準にとどめ(財政規模が大きくなく)、かつ、民間の活動に対する行政の介入をできるだけ少なくしなければならない。   国民の公的負担について、租税と社会保険料を合わせた国民所得に対する比率(国民負担率)は、社会保障関係経費がかさむ高齢化のピーク時においても……

第118回国会 大蔵委員会 第5号(1990/06/01、15期、参院クラブ)

○下村泰君 今審議されている国の予算から比べると本当に微々たるお話から、まず伺いたいと思います。  去年の五月なんですけれども、国立で鍼灸院をやっていらっしゃる四十一歳の方が、大学ノートかあるいは便せんかわかりませんが、お札の紙質にやや似ているんですが、それを大体千円札の大きさに切りまして、ちょうどあのマークのところに同じようなマークをつけたもの、これをつかまされたわけですね。この場合に、ちょっと伺いますけれども、これ、にせ札事件になりますか。
【次の発言】 今回のケースは、紙の質だとか識別のマークをよく丹念に注意して見ればあるいは判別できたかもわかりません。けれども、何かのはずみにひょいとし……

第118回国会 大蔵委員会 第6号(1990/06/14、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私は株券というのを手にしたことが一度もありませんし、金融の専門家でもありません。この法案について大蔵省の方に御説明を受けただけで、まあこれでよろしかろう。何かほかに疑問点があるのかなと思ってここへ来ても、皆もう先の方が全部お尋ねになっちゃった。聞くことは何もなくなりました。したがいまして、私の守備範囲のことで伺いたいと思います。よろしくお願いします。  法務省の方は来ていらっしゃいますか。わざわざおいで願いましたが、すぐに終わりますから。  株券の表示といいますか、記載事項なんですが、視覚障害者の方々などへの配慮というのはどうなっているんでしょうかというのが一つと、今後何かそれに対……

第118回国会 予算委員会 第3号(1990/03/26、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私は、大臣が新しく就任されるたびにお伺いしておるのでございますけれども、障害児者あるいは難病の方々に対してどういう施策を行うのか、どういうふうに各所管の大臣が思っていらっしゃるのか、それをまず冒頭に伺いたいと思います。海部総理にはせんだっても伺いましたけれども、首のすげかえが全部終わりましたので、もう一度お伺いしたいと思います。そして、厚生、労働、文部、各大臣にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 大変力強いお言葉をいただいたんですが、実際に皆さんのおっしゃっていることと事実は伴わないということを申し上げておきます。  それから、よく緊縮財政とか切り詰めなどというと、必ず福祉関……

第118回国会 予算委員会 第12号(1990/05/23、15期、参院クラブ)

○下村泰君 冒頭に当たりまして、骨髄バンクから入りたいと思います。  この骨髄バンクということに関しまして、四月二十六日に「骨髄移植の評価に関する研究」の報告書がまとめられました。その内容と、それに対する厚生省の今後の対応についてまずお伺いします。
【次の発言】 厚生省の方としては、その対応はどういうふうに考えていますか。
【次の発言】 今大臣くしくも研究班をつくって対応策を考えたいというふうにおっしゃいましたけれども、いつごろをめどに。
【次の発言】 大臣の苦しそうな御答弁がよくわかります。ただ、この研究報告書の方にも、報告書のまとめの四番目に、「骨髄バンクの設立及び運営に関しては公的な機関……

第119回国会 予算委員会 第1号(1990/10/22、15期、参院クラブ)

○下村泰君 待機すること十二時間と三十分、実働四分でございますので、よろしくどうぞ。  ちょっと恩赦について伺います。即位の礼恩赦について伺いますが、その具体的内容と手順、スケジュールについて御説明ができればしてください。
【次の発言】 公選法違反者はどうなっていましょうか。
【次の発言】 私には公選法違反者が復権されるというのはどうも納得いかないんですね。極めて政治的に感じてしまいます。いろいろ基準を定めて政令恩赦のやり方がつくられると言っていますけれども、時の政府の思惑がそこに出る可能性が高く、それについてチェックされることもないというのは、これは大きな問題だと思います。憲法上認められた行……

第120回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1991/08/02、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私は、株売買とか証券とか、こういうものに全然疎いんです。知識もなければ知恵もない。まるで興味がないんです。お宝、つまり、私らは芸能界に長くおりましたからお宝と言わせていただきます。お金を得るのは本人が汗水流すこと、自分の体を使って得るものというふうに教え込まれておりますので、何もしないで人に勝手に何かやらせて銭をもうけるなんていうことは考えたこともないんですから、まるでわからない。わからないとは言いながらも何かいろいろと読ませていただいているうちに、何か雲の中のような話みたいで、到底私には想像できないんです。  それで、ちょっと話は俗になりますけれども、ばくちの方に例えれば、花札で……

第120回国会 大蔵委員会 第2号(1991/02/18、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私はきょうも障害者及び福祉全体にかかわる大蔵行政について伺いたいと思います。  まず、厚生省に昨年三月二十六日に当委員会でも審議されました特別保健福祉事業資金について伺いますけれども、今年度の状況と来年度の見通しについて説明してください。
【次の発言】 その際にも問われていたことなんですが、一体いつまでこういう形での対応を続けるのかということなんですが、「当分ノ間」というのは老人保健、老人医療の本格的改革がなされるまでというような当時の厚生省の老人保健福祉部長の答弁があった。私はこの措置について賛成したわけなんですけれども、それは決して積極的なものではなくて、大臣も言われていたよう……

第120回国会 大蔵委員会 第6号(1991/03/18、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私は、今年度からスタートしたいわゆるゴールドプラン、高齢者保健福祉推進十カ年戦略に関連して、補助金、地方財政、施設整備について伺います。  まず、昨年福祉関連の八法が改正されまして、福祉行政の多くの権限が市町村に移譲されました。その審議の際も論議されたんですが、権限移譲に伴う財政措置の問題について厚生省の社会局長が社労委員会でも答えていらっしゃるんですが、「いわば国が直接負担します部分につきましての予算措置をするわけでございますが、地方財政全体といたしましては、関係省庁と十分御相談をいたしまして、」、こういうふうにおっしゃっているんです。平成五年度までまだ二年あるわけですが、関係す……

第120回国会 大蔵委員会 第7号(1991/03/26、15期、参院クラブ)

○下村泰君 まず最初に、消費税論議のときに盛んに言われましたことで、高齢社会において望まれる税制についてここで幾つか確認させていただきたいと思います。  ちょうど一年前になるんですけれども、少し御意見を伺いました。そのときに橋本大蔵大臣から「そういう視点からも、私はまだ論議が」「もっと深められることを期待をいたしております。」、中を抜きまして、「公共福祉サービスに分けられる財源というものはこれからどう考えていかれるべきものなのか、こうした視点からも私は議論がもっと深められるべきものと思います。」というふうにお答えをいただいております。  その国民負担率の中身についてですが、我が国の現状は、高齢……

第120回国会 大蔵委員会 第8号(1991/04/09、15期、参院クラブ)

○下村泰君 まず、寄附金控除の制度についてお伺いします。  その内容、概要を説明していただきたいんですが、法人、個人ともにお願いいたします。
【次の発言】 昨年の三月に法人の寄附控除についてはお伺いしましたが、きょうお尋ねしたいのは無認可の小規模作業所などに対する寄附の扱いについてでございます。こういうところ、つまり法人格のない任意団体への寄附の扱いと社会福祉法人への寄附の扱いについて説明をしてください。
【次の発言】 本来、国などの行政がきっちりバックアップしていただきたいところで、自分たちの力で社会参加に向かって頑張っている障害を持った人たちも法人施設などで生活している障害者も私の目には違……

第120回国会 大蔵委員会 第9号(1991/04/18、15期、参院クラブ)

○下村泰君 厚生省の方、来ていますか。この前お呼びして大変失礼いたしましたので、厚生省の方からまず伺いたいと思います。  この四月から二十歳以上の学生も国民年金に加入する、いわゆる強制加入になったわけでございますけれども、ちょうど六年前の年金法改正のときに、私もこのことについてさんざんお願いをいたしました。無年金者で大けがをしたりなんかしますと障害年金がいただけないということで、ぜひお願いしますということを申し上げたことがありました。  今回はまず、免除規定というのがありますが、この免除規定と、それから現在の免除者数、滞納者数とその割合を教えてください。

第120回国会 大蔵委員会 第10号(1991/04/23、15期、参院クラブ)

○下村泰君 よくこんな話を聞くんです。東京都内にもありますし、東京近郊においてもそうなんですけれども、ここのある人は人の土地を踏まないで駅まで行けるんだとか、十歩ぐらい人のうちへ入るだけであとは全部自分の土地を歩いて行けるんだとか、よくそういう話を聞くんです。だれが一体いつどこでそんなに土地を手に入れたんだというような気になるんです。一般庶民というのはひがみ根情が強いですから、どうせ先祖はろくなものじゃないだろうとか、何かしたからこそこんなにでっかい土地が取得できたんだろうとか、勝手なことを想像するわけです。こういう人に限ってけちだから恐らく土地を売ってくれといったって売ってくれないだろう、そ……

第120回国会 大蔵委員会 第11号(1991/04/24、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私は別にこの掃海艇の海外派遣に対してどうのこうのという考えは持っておりません。けれども、平和のために尽くすんですから、これは結構なことだと思います。  ただ、私はいつか、派遣法案でいろいろとありましたときにたしか申し上げたつもりですけれども、皆さん方は軍隊の経験がおありにならない、兵隊の経験がないがゆえにこれはただ単に机上でつくったプランじゃないか、そういうことを申し上げました。そのとおりの結果が今度の中東戦争に出ているわけですね。たしか総理は、後方支援だから安全だ、前線に出るわけじゃないから安全だとおっしゃいましたけれども、私は、必ず一番最初にたたくのは後方だよ、日露戦争から日清……

第120回国会 大蔵委員会 第12号(1991/05/08、15期、参院クラブ)

○下村泰君 賛成法案でございますので、別にたくさんの質問をする必要がないと思いますが、一つだけさせてください。  おととしの五月に市民バンクというのができまして、これは身体障害者にとっては利用の価値が大変高い。銀行といえば、こちらが銭を預けに行くときはにこにこして迎えてくれますけれども、借りるときになると大変渋々こわもてになりますね。ですから、ある人なんかよく言いますわ。銀行なんて飲み屋と一緒、銭を持っていくときは喜ばれるけれども、銭がなくなるとシカの十で横向く、そう言われております。  ところが、今度できました市民バンクというのは、同じ金融機関でも随分違うんですね。銀行の方は土地の投機なんか……

第120回国会 土地問題等に関する特別委員会 閉会後第1号(1991/05/24、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私は常に障害者の福祉対策という視点において質問させていただいておりますので、よろしくお願いします。  この地価の高騰というのは、一般の方々のお住まいどころか障害者の自立しようとする方たちの妨げにもなっております。これはもう長官もご存じでございましょうけれども、ちょっとここに例を申し上げますと、東京都内に現在社会福祉法人都精神薄弱者育成会というのがございまして、これが運営する生活寮というのがあります。この生活寮というのは、そういう方たちが寄り寄り集まりまして一カ所で共同生活しているわけですけれども、これが三十五カ所あります。約百五十人が利用しておるんですが、障害児を持つ親が自宅を寮に……

第121回国会 災害対策特別委員会 第4号(1991/09/18、15期、参院クラブ)

○下村泰君 普賢岳の被害がむしろだんだん広がっているような現状の中で、避難生活をされていらっしゃる方々も日にちがたつに従って大変な心中であると思います。察するに余りあるものがあります。  先ほどからずっと伺っておったんですけれども、現在ある法というものをいかに運用するかということにお悩みでございましょうけれども、超法規的なお答えが一つもない。黙って聞いておると、普賢岳というのは一体外国なのか日本なのか、日本人を救うために会議が開かれているのであろうになというようなことも感じました。こんな状況では私の質問にはとてもじゃないけど期待するような答えは出てこないというふうに半分失望しながら聞いておりま……

第121回国会 逓信委員会 第2号(1991/09/24、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私の方はNHKさんの方にお聞きすることは何にもございませんので、川口会長とうぞ。ただ、一言だけお願いしておきますけれども、大衆芸能のともしびを絶やさないように。大分民放じゃなくなってきましたのでね。私はもう昭和二十四年からNHKさんにはかかわり合いを持っていますので言いたいことはいっぱいあります。内側の方からつつきたいことがいっぱいあるんですけれども、余りやりますと私どもの弟子が差し支えますので。公私混同も甚だしい。まあどうぞひとつよろしくお願いいたします。お引き取りください。御苦労さまでした。  この委員会には大蔵委員会からトレードされてまいりまして、何か国会の中のいろいろと委員……

第121回国会 土地問題等に関する特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、参院クラブ)

○下村泰君 先ほど建設省あるいは国土庁から資料をいただきまして、首都圏を初めとして三大圏でこんなに地価が下がっているのかいな、鎮静化しているのかいなと不思議に思ったんです、私は。  と申しますのは、私の今住んでいるのは東京都の目黒区というところなんですが、鎮静化ところか上がったら上がりっ放してそのまま落ちついていますけれども、これが鎮静って言うのかいなと思います。鎮静はしているとはいいながら、東京の近辺のいわゆるベッドタウンと言われている、幹線道路が延長されあるいは乗り物がスピードアップされ、今まで距離のあったところが時間的には短くなるというようなところだったら逆にどんどん上がっていますよ。絶……

第121回国会 予算委員会 第3号(1991/08/27、15期、参院クラブ)

○下村泰君 質問に先立ちまして、雲仙・普賢岳の噴火によります被災地の皆様方にお見舞いをまず申し上げます。  そこで、ここで伺いますが、こういうときに障害を持った方々とかあるいはひとりでは避難できない方、難病の方、高齢者の方、特に施設や病院に入っていらっしゃる方々、ひとり住まいの方、在宅で介護を受けていた方々、こういう方々が現在どのようになさっていらっしゃるのか。視覚障害、聴覚障害、さらには知恵おくれの方々に対する情報の提供などは万全なのか。また、避難地域の共同作業所などが安全地域で再開しようとする場合などさまざまな費用が必要となります。こういう場合に、一般と同様の手当ての活用ができる制度がある……

第122回国会 予算委員会 第3号(1991/12/13、15期、参院クラブ)

○下村泰君 まず、総理、おめでとうございます。  大蔵大臣のときにはいろいろとお話も伺ったんですけれども、総理になってからは初めてでございますので、まず総理の演説の内容を拝見いたしますと、社会福祉ということに関しては余りお触れにならなかった。だから、こういう福祉行政に対してはどういう御認識を持っていらっしゃるのかなというふうに非常に私は不安になってきました。  そこで、まず、殊に障害児者ですね、こういう方々に対する施策をどういうふうにお考えになっているのか。障害があるから不幸ではないんだと、日本人に生まれたから不幸なんだということのないようにひとつお願いをしたいと思うんです。お気持ちを聞かせて……

第123回国会 逓信委員会 第2号(1992/03/10、15期、参院クラブ)

○下村泰君 郵政省の皆様方にお話を伺う前に、ちょっと思いついたことがありましたので申し上げたいんですけれども、ちょうど三年ぐらい前に、社会労働委員会のときでございましたか、ここの四十三委員会室に磁気ループをつけてくれないかと言われたことがあるんですね。  磁気ループというのは、特別なアンプとつながった導線を床などに配線しますわね。そうしますと、磁気ループ専用の補聴器を使えば傍聴席にいらっしゃる難聴者がはっきり聞こえる。普通の補聴器ですとビービーガーガー時々ノイズが入って聞きにくいことがあるんですが、この磁気ループで補聴器をつけますと大変聞きやすく、すばらしい音で聞こえるわけです。現在、私の知る……

第123回国会 逓信委員会 第3号(1992/03/12、15期、参院クラブ)

○下村泰君 事前に通告させていただいた順序と多少違うかもわかりません。お許し願いたいと思います。  私、つまようじみたいな議員だなんて自分で思っているんです。法の網の目とか、あるいは法があってもなかなか手の届かないような小さなことを拾い上げて皆様方にお願い申し上げて今日までまいりました。  実は、ここで郵政省の皆さんとそれから大臣にお礼を申し上げたいんですが、唐沢さんがまだ郵政大臣のときに、点字絵本というのがございまして、これは大阪の西区にお住まいの岩田美津子さんとおっしゃる全盲の方で、お嬢さんが五歳になる方。このお嬢さんがある日突如お母さんに絵本を持ってきて、お母さん、この絵本を読んでちょう……

第123回国会 逓信委員会 第4号(1992/03/27、15期、参院クラブ)

○下村泰君 先ほどからずっとお話をお伺いして私は私なりに感慨ひとしおでございます。まず第一に、NHKの会長どこんな形でお話をしようとは夢にも思いませんでした。私がNHKに出入りするようになったのはちょうど四十三年前ですから、そのとき会長はいらっしゃいましたか。
【次の発言】 そうですか、まだ入局していませんでしたか。田村町でございました。  今もテレビとかラジオの問題が出ておりますけれども、私なんかはしゃべる方の商売として怖いのはやはりテレビよりラジオの方が怖い。と申しますのは、ラジオは耳だけですから、聴覚だけですから、そうしますと好不調というのがよくわかる。それから、その人がどんな感情でその……

第123回国会 逓信委員会 第5号(1992/04/07、15期、参院クラブ)

○下村泰君 政見放送で手話通訳をつけてほしいという要求は大変多いんですね。また大変強いわけですけれども、NHKの方としては手話通訳の重要性というものをどういうふうに考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 候補者を撮るということは、絵にしてもビデオテープにしても、あるいはラジオの録音のテープにしても公平に行われなきゃいけないわけですけれども、肝心の聴覚を侵されて耳の聞こえない人にとっては、この時点では最初から基本的権利の参政権が侵されているわけですね。全然公平じゃないわけです。そこで、手話通訳及び字幕スーパーを入れる場合の問題点は何なんだろうか、また解決するためには何をしたらいいでしょうか。

第123回国会 逓信委員会 第7号(1992/05/14、15期、参院クラブ)

○下村泰君 この二つの法案に関係して、なおかつ関係する福祉問題で私はいろいろと質問をさせていただきたいと思います。  先ほどからも問題になっておりましたけれども、国際ボランティア貯金というのがございますけれども、またかとお思いになるかもわかりませんが、その目的、背景、意義について御説明願いたいと思います。  申し込み件数、寄附金の配分状況、どういう事業に配られたか、これもひとつあわせて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この事業は大変すばらしいことでございまして、ポリオ撲滅なんかにも役立っておりますし、私なんかもろ手を上げて賛成しております。  ただ、こういう御意見もあるんですね。先ほど……

第123回国会 逓信委員会 第8号(1992/05/19、15期、参院クラブ)

○下村泰君 質問をさせていただきます前にちょっとお断りをさせていただきますが、この法案について勉強はしたんですがさっぱりわかりません。かつてテレビの番組に週一度のレギュラーで株式という番組を担当したことがあるんですが、一年間やったんですが結果は何にもわからない。私は余り金銭に執着のない方でございまして、金は欲しいんですけれども、もうけ仕事をしようなどという考えは全然ございません。一年間株式の番組に出演させていただいて最終的にわかったことは何だと言ったら、素人は株に手を出すな、株に手を出すならば安定銘柄を売買しないでずっと持っていなさい、その会社がもうかれば配当が来る、それ以外はやりなさんなとい……

第123回国会 逓信委員会 第11号(1992/05/28、15期、参院クラブ)

○下村泰君 今国会の会期も延長がなければこの委員会も果たして今後開かれるかどうか懸念されるわけですけれども、そこできょうは、電波法、放送法全体の視点から、私がこだわり続けてまいりました字幕放送の拡大という問題についての今国会のまとめと整理、そして次につながる質問をさせていただきたいと思います。  そこで、まず字幕放送の持つ意義ですね、それから重要性、必要性をどのようにお考えになっていらっしゃるのか、認識なんという言葉がありますが、認識なんという言葉よりも、当局側がどういうふうにお考えになっているのか、厚生省、通産省そして郵政省、大臣は後でいろいろと聞かせていただきますので、それぞれ事務当局の御……

第123回国会 逓信委員会 第12号(1992/06/18、15期、参院クラブ)

○下村泰君 先ほどから伺っていて実はびっくりしたんですが、三重野委員からでしたか御質問があったときに、オリンピックの放送権料が四十四倍になったと。四十四倍にもなった金額というのは、これはIOCが運営費に使うんですか、それともあそこにいる委員が勝手にぽつぽに入れちまうんですか、NHKの方にはおわかりにならないと思うんですが。私はオリンピックの放送でいつかここで申し上げたことがありましたけれども、あのモスクワ・オリンピックのときの契約書を見ると、日本がまるではかにされた契約書で、あんなびっくりした契約書を私見たことがない。これはたしか川口さんも御存じだろうと思いますけれどもね。  それを私が決算委……

第123回国会 予算委員会 第10号(1992/03/31、15期、参院クラブ)

○下村泰君 突然ですが、外務省にお伺いします。  オーストラリアのブリスベーン王立子供病院というところが今改築事業をやっております。これに対して経済援助の要請があるんですが、外務省は御存じでしたらその概要と経過について御説明ください。
【次の発言】 厚生省に伺いますが、この病院と日本あるいは日本国民との関係についてお話をしていただきたいと思います。
【次の発言】 脳死の問題はあるとしても、現実に海外での肝移植者の八割近くがこの病院でお世話になっているんですね。現に日本人のお子さんたちが今おっしゃったように四十数名、あるいは待機している方がまだ五十名、たしか九十人ぐらいがここにお世話になっている……

第123回国会 予算委員会 第13号(1992/04/08、15期、参院クラブ)

○下村泰君 まず法務省に伺います。  私は、ボランティア刑、こういうふうな言葉で一度表現したことがあるんですけれども、四年前の三月十八日の予算委員会で、社会奉仕命令制度、これを考えてはどうだろうか、こういうことを申し上げました。当時の林田法務大臣は、研究するとお答えになったんです。ところが、もう皆様も御存じだろうと思いますけれども、あのカナダのベン・ジョンソンという陸上の選手が女子選手に乱暴したとして七十五時間の社会奉仕を命じられたのは、これは有名なことなんです。  その後、この点についての検討、研究の状況、また法制審議会で検討されていると伺っておりますけれども、その経緯と今後の方向について御……

第123回国会 労働委員会 第2号(1992/03/05、15期、参院クラブ)

○下村泰君 大臣とは初めてお目見えをいたします。  私は、昭和四十九年にこちらへ参りましてから、一貫して障害児者あるいは難病児者のことについてお伺いしておりますので、本日もその一点に絞ってお伺いしたいと思います。  去る十八日に介護労働者の雇用管理改善法というのが労働省から提出されたようなんですが、一応厚生省でも法案提出の準備が進められている。私の手元にあります資料ですけれども、これを拝見しましても厚生省で出しているのも労働省で出しているのも内容が大して変わりません。ただ、名前が、ちょっと活字が変わっているだけです。  新聞の報道も、同じ問題に向かっているのにもかかわらず主導権争いなどというこ……

第123回国会 労働委員会 第5号(1992/04/16、15期、参院クラブ)

○下村泰君 大臣、これは別に質問条項には入っておりませんけれども、日本語で非人という言葉がある。非人、人にあらず。これは日本という国は中国の方から文字というものが入ってきて、日本独特の文字もつくられたんでしょうけれども、文字文化というのがありますね。その中に人にあらずなんという言葉ができたということ自体が私はおかしいと思うんです。そういうことに対して今度は人非人という言葉があります。人間にして人間でない。その人間のとった行動とかいろんな現象をとらまえて人非人という言葉がある。そういう言葉の生まれてきた日本独特の文化というのがあります。それを背景にして障害者問題は生まれてきた。ですから、そういっ……

第123回国会 労働委員会 第10号(1992/06/17、15期、参院クラブ)

○下村泰君 私はこういう労働問題はまるで素人でございます。障害児者の雇用でございますとかあるいはその雇用福祉とか、障害者のことに関しましてはそれ相当の自信を持って質問をさせていただきますけれども、まるでこういう問題は素人でございますので、ほかの先生方に御迷惑なことがあるかもわかりませんけれども、ひとつ勉強させていただくつもりで質問させていただきます。  平成元年に経済企画庁が労働時間短縮のインパクト研究会報告というのを公表しました。そこで、一九九二年までに労働時間を千八百時間程度にするための方策を多角的に検討していくと言っているんですが、その中で労働時間短縮の必要性について次の三点を挙げていま……


16期(1992/07/26〜)

第124回国会 決算委員会 閉会後第1号(1992/09/08、16期、二院クラブ)

○下村泰君 やっと出番が来たという感じでございますけれども、午前中から承っておりますと、よくもまあこんなことが次から次へと出てくるものだなと。ついせんだって、国会が始まってから百年というお祝いをした経過がありますけれども、そんなお祝いの百年の中に一体こういう事件が何十回、何百回繰り返されてきたのだろうかな、そんな気がします。  大体、この国会へおいでになるような方は酸いも甘いもかみ分けた年齢の方々だと思うんですがね。いいも悪いもわかっているはずなんだ。そういう方々が悪いとわかっているようなことをなぜ平気でやるのか。出す方も出す方だけれども、受け取る方も受け取る方。カエルに小便という言葉がありま……

第124回国会 決算委員会 閉会後第2号(1992/09/09、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず、骨髄移植のことについてお伺いしたいと思います。  白血病、これは血液のがんと言われております。それから、再生不良性貧血症。きょうも私は大宮の方へ行ってまいりまして先天性免疫不全症の方々ともお会いしてきたんですが、この先天性免疫不全症あるいは再生不良性貧血症、こういう方々あるいは白血病の人たちにとっては、骨髄移植というのが最良の治療法であるというふうに最近になって言われてきたわけです。  それで、先般できました骨髄移植推進財団のことなんですけれども、この骨髄バンク事業の現状についてひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 財団の方に届け出ているドナーの方々の数も大分ふえて……

第124回国会 決算委員会 閉会後第3号(1992/09/17、16期、二院クラブ)

○下村泰君 法務省にせっかく来ていただいておりますけれども、実は今ヨーロッパなどで見られる成年貢献制度ということについてどういう検討状況なのかお伺いしようと思いましたが、とてもここまでいけそうもございませんので、法務省の方々、まことに申しわけございません、結構でございます。  まず、防衛庁に伺います。  私は、自衛隊が行くということには余り賛成はできない、できるならばほかの者に行ってほしかった。殊に、警察機動隊なんというのが余っているんですから、ああいう機動隊の組織を使ってほしかったと思っています。ただ、行く以上これはもうしようがない、今さらとめるわけにはいきません。  そこで、防衛庁に伺いま……

第124回国会 決算委員会 閉会後第4号(1992/09/18、16期、二院クラブ)

○下村泰君 厚生大臣、最後まで御苦労さんです。もう少しですから御辛抱願いたいと思います。  まず、難病対策についてお伺いします。  現在、難病あるいは慢性疾患に対する施策として医療費の助成、調査研究、心身障害研究、そして医療施設の整備などが行われているわけですが、そもそもこの難病対策要綱及び小児慢性特定疾患治療研究事業の基本的な理念といいますか考え方について、また法的根拠について、まず教えてください。
【次の発言】 去る五月二十二日に厚生省の「これからの母子医療に関する検討会最終報告」が出されましたけれども、そこで四つの大きな柱がありますというふうに報告されておりますが、その中の「慢性疾患をも……

第125回国会 決算委員会 閉会後第1号(1993/01/21、16期、二院クラブ)

○下村泰君 大臣、もう少しですので我慢してください。  まず、てんかんの方の運転免許についてお伺いしたいんですが、てんかんの人の自動車運転免許の取得は、現在道路交通法八十八条一項の二号によって禁じられています。一九八四年の日本てんかん協会のてんかんの人を対象とした免許取得状況の調べによりますと、二二・九%の人が免許を現有しています。現実に一五・三%の人が運転しています。そして、将来免許証を取りたいという希望を持っている人は合わせると大体五二・六%、この中には免許を必要としている人もいるわけです。  というのは理由を申し上げなくてもおわかりだろうと思いますけれども、その方の住んでいる場所によって……

第125回国会 予算委員会 第4号(1992/12/07、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私はきょう非常にやるせない悲しい気持ちなんです。恐らく竹下さん自身も情けないお気持ちじゃないかなと思うんです。本来ならばこういうお話をこういうところでやるべきような内容じゃないことをやらなきゃならないということに関しまして、大変私は寂しくも悲しい思いをしております。  例えば、暴力団新法というのができまして、「ミンボーの女」という映画をつくった伊丹十三さんが暴漢に襲われて、しかも負傷した。警察の方はこれは法に対する挑戦状だというので必死になって捜索の結果、五人の被疑者が逮捕されました。それと、国民全部が何とかしてこの暴力団に対抗しなければならないというときにこういう事件が起きて、し……

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/12/09、16期、二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブの下村です。  渡邊さんと私は初めてじゃないんです。覚えていらっしゃいますか。
【次の発言】 実は、あゆみの箱という運動をしておりまして、そしておたくの会社まで行って御浄財をいただいた覚えがあるんです。これは、逆に私の方からあのときのお礼は申し上げなくちゃいけませんけれども、しかしそのあなたがこんなことになろうとは夢にも思いませんでした。  で、私の準備してきた質問の内容はほとんど皆さんがお尋ねになったし、またそれ以上のことをお尋ねしても、そこにいらっしゃる補佐人という方に一々伺わなきゃならない。時間が短くて、とてもじゃございませんが、また同じようなことを聞いてもむだです……

第126回国会 運輸委員会 第3号(1993/04/08、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず、大臣にお伺いしたいんですけれども、とにかく乗り物というのは大勢の方が利用いたします。あらゆる形の方が利用なさいます。したがいまして、健常者ばかりではございません。障害者の方もいらっしゃいましょうし、難病の方もいらっしゃいましょうし、高齢者の方もいらっしゃる。あるいは妊産婦の方もいらっしゃる。そういったお客さんに対する、殊に福祉という面から見て大臣はどういうふうにまずお考えでございますか、それをひとつ聞かしてください。
【次の発言】 これは大臣の今のお答えを聞いていると、もう本当にすばらしいなと思うんです、JRは、国鉄は。ところが、全然違うんです、大臣の言っていることと。ここの……

第126回国会 運輸委員会 第4号(1993/04/20、16期、二院クラブ)

○下村泰君 お二人とも御苦労さんです。二院クラブの下村です。  お二人のお話を聞いていますと、わかったようでいて途中でわからなくなってきて、わかりかけるとまたわからなくなるというような、先ほどからずっとそういう繰り返しなんです。  私は本当に素朴に伺いますけれども、例えばこの予報士というものの受験する試験の内容、気象業務に携わって大体何年間ぐらいやれば現在これからやろうとしている予報士の試験に合格することができるんでしょうか。
【次の発言】 大体の予想で結構です。
【次の発言】 なるほど。気象庁でも答えが出ていないんですか、これは。あきれたもんだな、これは。  ところで、もし許認可が成り立ちま……

第126回国会 運輸委員会 第5号(1993/05/13、16期、二院クラブ)

○下村泰君 本日のこの法案に対して、私は反対はいたしません。戸田局長の顔を見ているだけで、これ反対したらえらいことになりそうですので、何か不動明王を見ているみたいで、これは賛成でございます。  実は、大臣、聞いていただきたいんですが、おととしなんですが、平成三年、九一年四月のことなんですが、船舶安全法改正案について私がたった一人反対したんです。衆参両院ともにこれは全会一致で上がってきた。私はそのとき運輸委員じゃございませんでした。本会議場でだった一人だけ反対したんです。私の後ろが自民党さんのお席で、何だ何だなんて言っていましたけれども、それはそうでしょう、一人だけ反対ですから、見えませんからね……

第126回国会 運輸委員会 第6号(1993/06/03、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず、骨髄空輸についてちょっとお尋ねしたいと思います。  再生不良性貧血症、よく白血病と言われますけれども、これは血液のがんでございます。患者にとって最良の治療法と言われているのが、今、骨髄の移植でございます。しかし、ドナーから骨髄を採取いたしましても、二十四時間以内に移植しませんと効果が薄いと言われています。  日本もやっと骨髄移植推進財団ができまして、始まったわけですけれども、これは今や世界的に広まっています。そうしますると、日本からドナーが出てきて欧米各国の方々と合う、あるいは向こうの方々の骨髄をこちらがいただくというようなことになります。そうなりますると、今も申し上げました……

第126回国会 決算委員会 第3号(1993/04/12、16期、二院クラブ)

○下村泰君 文部省に伺います。  最近は、日本人が海外に大いに飛躍して一生懸命お勤めをしてくれているおかげで、日本は大変裕福なように言われております。その海外で働いてくださる方々のお子さんたちに障害が非常にふえているというのが現状のようでございます。  五年前でございますか、ニューヨークにお住みになっていらっしゃるカニングハム・久子さんという方がおりまして、この方が五年前にこちらに参りました。この人は、ニューヨークで特殊教育実践研究をされている方なんですけれども、この方に学習障害児、LD児というのを初めて私は聞いたんです、五年前に。そのときに文部省に伺いましたら文部省でもよくわからなかったんで……

第126回国会 決算委員会 第5号(1993/05/12、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず、参議院における点字受験の実施ということについてお伺いしたいと思います。  既に人事院も点字受験にはもう踏み切っておるわけです。参議院が何で点字受験の実施ができないのかその理由、それから現在点字受験が実施されていない理由、この二つをまず聞かせてください。
【次の発言】 何かそういった視覚障害者の方々に参議院においてやれるような仕事というようなものをお考えになったことはございますでしょうか。
【次の発言】 例えば、私どもがこういったことができると思うんだけれどもどうだろうかというような知恵を出した場合、考えていただけますでしょうか。

第126回国会 決算委員会 第6号(1993/06/14、16期、二院クラブ)

○下村泰君 障害者の人権擁護について、まずお伺いいたします。  私の手元に「ある障害者施設の人権侵害の実態」と題しまして、いろんな訴えが出ております。例えば夜、尿を漏らしたとき朝まで裸にされ放置されたとか、理由もないのにおまえなんか死んでしまえとか、あるいは知的障害を持つ居住者にしつけと称してうるさいからと園の外やふろ場の脱衣所に閉じ込めるとか、こんなのがあるかと思いますと、これは秋田県の方でございますけれども県立の精神薄弱児施設で、一部の児童に手の自由を奪う抑制着を着せたりひもで体を縛って固定していたことが、これは昨年の二月二十七日の新聞なんですが二十六日までにわかったと、こういうような児童……

第126回国会 大蔵委員会 第3号(1993/03/26、16期、二院クラブ)

○下村泰君 ちょっと大臣にお尋ねする前に、大臣は中曽根内閣の第一次のときにたしか厚生大臣をやっていらっしゃって、あら、あのときにどうして大臣と相まみえなかったのかなと思って、記憶をたどってみたら、残念ながら私は休んでここにいなかった、こういうわけでございます。  かつて厚生大臣のとき、そして今大蔵大臣であっても、障害を抱えていらっしゃる方々に対する福祉問題、それから難病で悩んでいらっしゃる方々、こういう方々に対して、厚生大臣をなさったことのある大臣はどういうふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。そのお言葉を聞いて安心しました。  それじゃ、ひとつ視覚障害者の方々のお悩み……

第126回国会 地方行政委員会 第9号(1993/05/20、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私は先ほどこの委員会に来て大変うれしいことがございました。と申しますのは、大抵私はもう一番最後でございますので一番最後のいすに座ったところが、委員部の方が一つこっちへ繰り上がってくださいと。何でと言ったら、日本新党の方がまだ後にいるんだと。格が一つ上がったような優越感。喜んでいいのか悲しんでいいのかこんな感じがありました。一言私は何か思いつくとしゃべらないと気の済まないたちでございます。  さて、道路交通法の改正に伴いまして、ちょっと疑問点がございますのでそれをお尋ねしたいと思います。  昨年の道交法の改正に伴いまして、電動車いすに二つの制度、型式認定制度と警察署長の確認制度の二つ……

第126回国会 地方行政委員会 第10号(1993/05/31、16期、二院クラブ)

○下村泰君 両大臣、朝早くから長い時間御苦労さんです。残業手当も出ないのに大変だろうと思います。もうあと十分ですから我慢していただきたいと思います、何か動物愛護精神に外れているような感じがしますが。  私は、障害者、難病医療についてまず伺いたいと思います。  私は、医療、特に障害や難病の人々の医療はそうでない一般の医療や老人医療とは違うと思うんですね。それは医学的な面だけでなく社会的にそうした人々が置かれている状況を考えますと、これはやっぱり国がきちんとすべきことじゃないかと思うんです。ところが、現状は自治体の努力によって相当カバーされているわけです。  一昨年、実は私の部屋を総動員しまして四……

第126回国会 地方行政委員会 第11号(1993/06/01、16期、二院クラブ)

○下村泰君 障害者の利用する自動車の駐車禁止除外指定についてちょっとお尋ねします。  現在、障害者が御自分で持っている車、これは駐車禁止除外指定が行われています。これは当事者にとっては大変喜ばしい制度でございまして、これこそ心優しい行政のあり方だというふうに思っています。中には車いすで車を運転していらっしゃる方もいます。そうしますと、仕事先でまず駐車場を探さなきゃいかぬ、そこからまた車いすで仕事場へ行かなきゃならないというようなことになりますと、これは大変な労働でございますし時間のロスです。この駐車禁止除外指定によりましてその方の活動が大変しやすくなっている。これは大変結構で私の方からもむしろ……

第126回国会 逓信委員会 第8号(1993/05/18、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私は、この三年間、きょう取り上げておりますこの法案、字幕放送問題を集中して、関谷、深谷、渡辺、そして小泉大臣と四代にわたって十数回取り上げさせていただきました。  当初の郵政省のお考えからこのような法律案ができるとは正直思っていませんでした、あのころのお話の内容では。ただ、もともと郵政省というところは驚いたことに厚生省よりもいいことをやっていることが多々ありました。これにはびっくりしました。おかげさまで、この委員会に出ることによりまして、決算委員会では点字絵本の郵送無料化でありますとか、あるいは点字の内容証明、これも採用いただきました。まことにありがとうございました。一応お礼は申し……

第126回国会 予算委員会 第13号(1993/04/01、16期、二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブの下村です。  参考人にお尋ねします。  銀行として当たり前の商売をしていて、普通の営業をしていて、何でこんなことになっちゃったんでしょうね。
【次の発言】 わからないことはないだろうとは思いますけれども。  例えば、金丸さんという方がいろいろと献金をいただいてその献金を、それをそれなりに正当に処理さえしておれば別にどうということはなかったんでしょうけれども、武田信玄の埋蔵金みたいにしたことがもともとの誤りで、そこからおかしなことになって、脱税ということになってこういうことになった。でも、こういったことが公にされた場合に、やはり銀行側としては多少の責任というのはお感じでし……

第126回国会 予算委員会 第17号(1993/05/28、16期、二院クラブ)

○下村泰君 最初に、武藤外務大臣にお礼を申し上げます。  オーストラリアのブリスベーンにあります王立子供病院、改築費が五億円日本の負担でございましたけれども、たしか大臣にお願いしていろいろの方策を教えていただいて、経団連の方にもいただきました。やっと九千五百万ぐらい集まりました。お礼を申し上げます。ありがとうございました。  それから、文部大臣にも一言お礼を申し上げておきます。  官房長官時代に無理にお願いしました骨髄バンクがやっとできて、本格的に動き始めました。ありがとうございました。  さて、まず小児を含む難病対策について伺います。  小児慢性疾患対策、私は小児難病と言わせていただきますが……

第128回国会 運輸委員会 第1号(1993/10/26、16期、二院クラブ)

○下村泰君 大臣がおかわりになりましたので、まず大臣に伺いたいんですが、私はもう障害者専門でございます。  まず、障害者の交通アクセスというものへの対応について大臣の御決意のほどを伺いたいと思います。
【次の発言】 この交通アクセスの問題は、数年前までは障害者の施策の中で最もおくれていたんです。殊に、運輸省の取り組みも極めて消極的に見えたんです、私には。ただ、この三、四年、担当者の話を伺っていても、やる気といいますか、問題意識を持って取り組んでいるのが伝わってくるようにはなりました。といっても、具体的な成果はまだまだ出てきておりません。出てきていないところか、まだいらいらしております、私は。不……

第128回国会 決算委員会 第3号(1993/11/08、16期、二院クラブ)

○下村泰君 厚生省にピアカウンセリングについて伺います。  去年から知的障害者を対象に精神薄弱者ピアカウンセリング支援事業というのを始められましたけれども、その内容と目的、さらに現実に実施されているところ、また予定しているところがあれば御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今あなたがおっしゃったとおり、ピアカウンセリングというタイトルと中身が大分違ってきている。今あなたもくしくもおっしゃいましたけれども、親の会がほとんど面倒を見ているんですね。そうしますと、親のエゴが先に立って本当のピアカウンセリングというのができなくなる。  ピアというのはお友達という意味なんだそうで、つまりこれは障害者……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第5号(1993/12/27、16期、二院クラブ)

○下村泰君 与党の皆さん、野党の皆さんの御協力によりまして、私の質問がやっと放送時間に入るようです。ただし、それでも二十二分与えられましたが二分はなくなっております。常に国会の中では、外に向かっては公平公平と言いますけれども、実際、中に向かっては小会派はいつも冷たい目に遭っている、こういうところからまず政治改革をしてほしい、こういうふうに思います。  今回のこの政治改革というのを承っておりますると、どちらかというともう選挙制度のことばっかりに集中しているようなんですね。それならばそれなりに私は伺いたいと思うんですが、つまり選挙制度の中で、私は十年来言っているんですけれども、障害者の方に向かって……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第6号(1994/01/05、16期、二院クラブ)

○下村泰君 先般の私の質問に総理から大変御理解のあるお答えをいただきましたので、たまたまテレビ中継がございまして関係者の方々がごらんになっていて、十年間遅々として進まなかった問題が担当者がかわるとこうも違うものかということで、いろいろお電話あるいはお便りをいただきました。  ここで一つ確認をさせていただきたいんです。こういうことははっきりしておきませんと、後になって知りませんと言われたんじゃかないませんから。  特にどうも日本の政治形態の中じゃそういうことが多うございますから、前任者はどうですか私は知りませんと言われるのが特徴でございますし、殊に役所の方に伺いますと、必ず先生の意思を尊重し検討……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第8号(1994/01/07、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私が出てくると、恐らく皆さんはほっとするでしょう。私は余り大臣方をいびるのは好きじゃないから、できるだけお褒めして、ついでに何かいろいろといただこうかとも考えておりますけれども。  私の立場からいきますと、今度の政治改革のいろいろなものが出されております、それからこの選挙の制度の話も出ておりますが、ただ、こういう制度は結構なんですけれども、ところがこの制度ができてもこの制度から外される障害者の方々がいることを忘れてもらっちゃ困るわけですね。ですから、今度のこの法案ができるときに、あるいはこの法案を考え出すときに、障害を持った方々に対する対応の仕方というのは考えたことがあるんでしょう……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第9号(1994/01/10、16期、二院クラブ)

○下村泰君 先週の七日にもいろいろとお話をしたんですけれども、障害者の問題で取り残されていることがたくさんありますので、障害者の参政権のことについてまたいろいろお伺いさせていただきたいと思います。  この間も申し上げましたけれども、アンケートをとりますと、とにかく三割以上の方が行きたくても行けない。なぜ行けないかというと、その人の障害の状態によって、それぞれ歩行が困難である、移送に非常に問題がある、それからボランティアの数も知れておる、余り手助けをしてくださる方々も少ないというようなことで行かない方が三割ぐらいいる。  じゃ、この問題を解決するのはどうしたらいいかということになるわけですけれど……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第10号(1994/01/11、16期、二院クラブ)

○下村泰君 どうも三人の参考人の方、御苦労さまでございます。  二院クラブの下村でございます。ついこの間までは漫才をやっておりました。  私は、こちらの席に並んでいらっしゃる諸先生方と違いまして、御幼少のみぎりより政治家を志してここへ来たわけじゃないんです。たまたまあゆみの箱という社会奉仕の運動をやっておりまして、そのさなかに重度障害児者の方々とお会いをしまして、またその保護者の方々とお会いしまして、私たちの目の黒いうちはいいが、この子たちは一体将来どうなるんだろう、少なくともこのあゆみの箱の運動をしている人たちの中から国会へ行って私たちの悩みを直接伝えてほしいというようなおことばをたくさんい……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第14号(1994/01/19、16期、二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブの下村です。  先ほどから、顔が見えない、声が聞こえないと言われるたびにどきんどきんとしておりました。  滝澤公述人に伺いたいと思いますけれども、現在の日本では、有権者というのはもう女性が半数以上いらっしゃるわけですが、今度の選挙制度の改革によると女性が出にくくなっているという声が非常に多いんですが、その点どういうふうに受けとめていらっしゃいましょうか。
【次の発言】 今、国会の女性議員の間では、ますます出にくくなるというのが全体の言葉なんですね。
【次の発言】 そういうふうな受けとめ方をしていらっしゃる方がいるということもあるわけですね。

第128回国会 予算委員会 第7号(1993/12/13、16期、二院クラブ)

○下村泰君 外務大臣、大分お疲れのようで。
【次の発言】 目が痛い。じゃ、もうだめですね。お疲れさんでした。  私、今回のこういう問題で一つ思い出したのが、かつて河野一郎さんがモスクワへ行って漁業交渉をなさっているときに、余り向こうが横暴で話がわからないというので、お前さんと口きいている暇がないとけつをまくって帰ってきたという話があるんですけれども。もし日本の言い分が今度のウルグアイ・ラウンドで通らなかった場合、向こう様から寄ってたかって押さえられて、どうしてもこういうぐあいにしてくれという今回のような措置になったときに、もし外務大臣が、余り上品な言葉じゃありませんが、しりをまくって帰ってきた……

第128回国会 予算委員会 第9号(1993/12/15、16期、二院クラブ)

○下村泰君 けさ十時よりこの委員会が開かれまして、こんな時間まで来ました。大変だなと思います。殊にNHKの場合は、きょう私の放送は四時から。係の人は気の毒にもうお昼からずっと今まで待って、やっと今カメラに取りついた次第です。  政権が変わるとこうも中身が変わってくるか、連立政権も大変だと思いますが、与党から野党になった自民党さんも大変だと思います。かつて私がおりましたときにはおとなしくこの委員会を見ておりましたけれども、現在の連立与党の方が当時の野党の方がやっていたことと同じことをやっていらっしゃる。どちらかに著作権があればどうなるかなというような感じで見ております。何のことはない、私などはル……

第129回国会 運輸委員会 第4号(1994/06/06、16期、二院クラブ)

○下村泰君 きょうはまた障害者の方々のことが取り上げられまして、これは大変結構なことだと思うんです。  先ほど堀委員の方から交通アメニティ推進機構のことについて御質問がありました。私もこれ質問するつもりでおったんですけれども、ほとんどおやりくださったので再度は避けますけれども、ただ、お話を聞いていて実にどうも役所というのはいいところだなと思ったんですが、いきなり、おまえのところ、経済界から二十億出せと言うとどんと来るところなんぞは実にすごいと思いますね。  と申しますのは、日経新聞にも記事になって、活字になって出ておりますけれども、私が先年進めてまいりました厚生省所管の骨髄移植推進財団、八億円……

第129回国会 運輸委員会 第5号(1994/06/07、16期、二院クラブ)

○下村泰君 それでは、まず船員の健康問題について伺いたいと思います。  まず労働省に伺いますが、現在、船員は障害者雇用促進法の雇用率算定に当たっては一〇〇%の除外率ということになっておりますが、イギリスなどでは通常三%のものが船員は〇・一%というようなことも聞いております。身体障害者雇用促進法から障害者雇用促進法へと変わり、知的障害の方やさまざまな障害の方も対象となります。そうしますと、この一〇〇%除外率を見直してもいいのではないかというふうに考えられるんですが、いかがでしょうか。これは船員のみならず全体に言えることなんですが、労働省はどういうふうに考えていますか。

第129回国会 運輸委員会 第6号(1994/06/10、16期、二院クラブ)

○下村泰君 この法案に対しましては、多少のあれはありますけれども、別に反対というわけではございませんので、私はあくまでも障害者のことに関してのみお尋ねいたします。  昨年の十月十七日の日経新聞に出た報道だったんですけれども、「運輸省は高齢者や体の不自由な人が利用しやすい駅を整備するため、JRや地下鉄事業者が新たに建設する駅などにエレベーターや障害者用トイレなどの設置を義務づける法律を制定する方針」という書き出しで、これは大変結構なことだなと思ったんです。高齢者、障害者のための公共交通施設整備促進法と、これは仮になっておりますけれども、こういう法律をつくるというお話が出ておりました。  そのとき……

第129回国会 運輸委員会 第9号(1994/06/22、16期、二院クラブ)

○下村泰君 きょうは、まず自動改札口からお尋ねをしたいと思うんですけれども、最近改札がどんどん自動化されて健常者の方々にはまことに便利になったようなんですけれども、相変わらず障害者にとっては大変ネックになっておるわけです。  実はこういうことがありました。  JR東日本の私鉄連絡口で初めて自動改札になった国分寺駅があるんです。東京都国分寺市です。「自動化に伴い目の不自由な人たちが締め出されている。」という書き出しなんです。  誘導点字ブロックが撤去され、いったん駅から外へ出なければならない。同社によると、連絡口は双方からの出入りが頻繁なため、「目の不自由な人は他の利用者と衝突する危険がある」と……

第129回国会 決算委員会 第2号(1994/05/30、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず厚生省に学習障害児のことについてちょっと伺います。  この学習障害のLDの方々なんですけれども、厚生省では現在LDに関する施策としてどういうことをおやりになっていらっしゃいますか、ちょっと聞かせてください。
【次の発言】 私も初めてこのLDという言葉を聞いたのが八年前なんです。ニューヨークでこういうお子さんたちの教育をしていらっしゃるカニングハム久子さんという方が日本へ参りまして、たまたま向こうへ行っていらっしゃる商社のお子さんたちがニューヨークの方であちらの検査を受けたりしたときに、おたくのお子さんはこういうお子さんですよと言われて、学習障害児だと言われて親が驚いた。ところが……

第129回国会 決算委員会 第3号(1994/06/01、16期、二院クラブ)

○下村泰君 早速ですが、政見放送についてお伺いしたいと思います。  私は、これまで障害を持った人々の参政権がいかに制約されているかということを当選以来ずっと申し上げてきたんですが、なかなか変わりません。  さきの政治改革の審議の中でも、細川前総理あるいは佐藤前自治大臣にも申し上げたんですが、中でも政見放送に手話通訳をつけてほしい。とにかく手帳を持っている方だけで四十万、持たない方、あるいは難聴者、途中難聴、それから老人難聴、こういう方々の数を入れるともう百万や二百万じゃない数になってきているわけですね。そういう方々にしてみれば、政見放送に手話通訳がつくかつかないかというのは大変な問題だと思うん……

第129回国会 政治改革に関する特別委員会 第2号(1994/03/02、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私は、もう皆さん方と同じような能力を持ちませんので、やれ、どれが改正だ、どれがどうだという条項を読んでも余りぴんとこないんです。ましてやなかなか納得がいきません。納得いかないから余計いろんなことをお聞きしたいんですけれども、大変初歩的なことを伺うかもわかりませんけれども、どうぞひとつ我慢強くお答え願いたいと思います。  この案の中に収入の認定というのがございます。これのお尋ねをしますけれども、収入実績の認定の方法というのはどんなふうなやり方なんでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、その収入というのは何ですか。どんなものなんですか。どういう項目が収入なんですか。それがわからないん……

第129回国会 政治改革に関する特別委員会 第3号(1994/03/03、16期、二院クラブ)

○下村泰君 きのうここで、ひょっとしたらおひな様のように首のすげかえなんてという失礼なことを申し上げましたけれども、首のすげかえ作業がなくてほっといたしております。  その割には、総理大臣は一晩たつといろんなことを言われます。求心力がなくなったとか、統率力がなくなったとか、やっぱり殿様はだめだったとか。ごそごそごそごそ、よくまああれだけ活字を並べられるものだと思って、私はもうつくづく総理大臣なんていうものは絶対になるものじゃないと思いましたね。  いつも申し上げますように、私はもう障害者の福祉問題しかここでやらせていただいておりません。ほかのことは何にもできません。それで、いつも心配するんです……

第129回国会 逓信委員会 第5号(1994/06/20、16期、二院クラブ)

○下村泰君 現在審議されております法案に対して私は何にも異議はございません。賛成の方の立場です。ついでと言っては何ですけれども、アマチュア無線のことについてちょっとお伺いしたいと思います。  アマチュア無線の技士免許について伺いたいんですが、現在、電波法四十二条の三号、無線従事者規則の四十五条の第一項の二号、三号、そして第二項において障害を持った方の免許取得を制限していますが、その内容と科学的根拠と理由をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 ところが、こういったことに関しまして障害者の方々はそれぞれに御自分で工夫をなさっていらっしゃるんです。  この方はお名前を伏せてくれというので特に申し……

第130回国会 決算委員会 閉会後第5号(1994/09/16、16期、二院クラブ)

○下村泰君 総理大臣、御就任おめでとうございます。  去る八月二十五日から一週間、私はベトナムに行ってまいりました。ちょうどそのときに総理がハノイの方に行っていらして、村山さんの方は総理外交、私はおしん外交で行ってまいりました。(資料を手渡す)  私の行きましたのは、ホーチミン市から約三時間ぐらい車に乗って、それからカーフェリーに乗って約三十分、それからまた車で三十分、約三時間半ぐらいかかるようなところのベンチェ省というところへ行ったんですけれども一そのベンチェ省のベンチェというその省都は、東京で言えば副都心みたいなところなんです。  私の行きました目的というのは、京都の障害児学級の女性教師で……

第131回国会 運輸委員会 第2号(1994/11/17、16期、二院クラブ)

○下村泰君 今、私がこれから御質問申し上げようといたしましたところ、高崎委員の方から質問されたことがほとんど重複しております。したがいまして重ならないようにしていきたいと思います。  今も点字ブロックのお話が出ましたけれども、実際に大臣が東京駅なんかへ今度お出かけになりましたら、何番線何番線と各ホームの上がり口がある、その上がり口を御自分で目をおつぶりになって歩いてみると、どこがどこだかさっぱりわからない。下の方の手すりやなんかに何番線何番線と点字がついているんですね。そこまで来て初めてわかるわけです。しかも、東京駅の場合には非常に通路が広うございますね。そうしますと端がわからないんですよ、ど……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第2号(1994/11/24、16期、二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブの下村と申します。  私が国会へ来た理由というのは、重度障害者でありますとか難病でありますとかこういった方々の声が国会に届いていない、何とかして直接届けてくれというような後援をいただいてここへ来たものですから、こういう問題は余りよく理解していないんです、私自身が。ほかの委員の方とダブるかもわかりませんけれども、黒田、溝口、信田各参考人に一つずつ伺わせていただきます。  まず黒田参考人には、農村における高齢化対策として今後どういうことをすべきかということを伺いたいと思いますけれども、今後、経済の成長はかつての高度成長していたときのようなぐあいにはいかないと思います。二度とあ……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第5号(1994/12/06、16期、二院クラブ)

○下村泰君 ただいま審議中の法案に沿いまして、外れませんように障害者問題を幾つか引かせていただきたいと思います。  本題に入ります前に、私、せっかく外務大臣、何かベトナムからお客様が来ているんだそうで、退席せねばならないんだそうですけれども、引きとめさせていただきました。と申しますのは、こんなことを伺いたいなと思いましてね。  けさの新聞を拝見しましても、何ですか、全欧安保協力会議、CSCEというのが名称を今度は全欧安保協力機構、OSCEというふうに変更しながら、今まで敵対をしていたような国々が集まって一つにまとまりかけている。アジアの方ではアジアの方で、ASEANというのでまとまりかけている……

第131回国会 政治改革に関する特別委員会 第3号(1994/11/14、16期、二院クラブ)

○下村泰君 自治省にお伺いします。  実は御通知申し上げておりませんでしたので、これは御意見だけ承るという形にして承りたいんですけれども、まず、私が当選させていただいてこの参議院に来てから私の悲願でございました選挙に手話通訳を入れてくれと、これはもう十七年間申し上げてきたんです。やっと念願がかないましてどうやらその形になるようなお話を承っておるんですけれども、今度予算が計上されたというふうに承っておりますが、どういうふうにどんな形にその予算が組まれたのかそれをひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 次は、郵政省電気通信局長の私的研究会の電子情報とネットワーク利用に関する調査研究会という……

第131回国会 政治改革に関する特別委員会 第4号(1994/11/16、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私の場合は、やはり政治改革に絡めて障害者の方々について伺わせていただきたいと思います。  今、記事にもちょっとありましたけれども、住民基本台帳の個人番号を利用して、租税、年金、医療、自動車登録、免許などの主要行政事務を国、自治体が一元管理する構想を固める、こういうことが出ておりましたけれども、実際に自治省としてはこういう動きがあるんでしょうか。構想といったものが実際にあるのかどうか。もしあればその検討の状況をひとつ説明していただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、電子投票システムということも当然されてくるんだろうと思うんですけれども、このことについての自治省の見解はどう……

第131回国会 政治改革に関する特別委員会 第5号(1994/11/18、16期、二院クラブ)

○下村泰君 いよいよ、政治改革と言われた、日本じゅうの課題と申し上げていいのか、あるいは永田町だけだったのかもしれませんけれども、大変長きにわたった課題が今、一つの区切りをつけようとしています。私は、この小選挙区制に強い不安と危惧を持つ者の一人なんですけれども、こうした形で終わろうとしていることに大変つらい思いをしております。しかし、ここまで来ればあとは国民の判断を待つほかはないと思います。  さて、私は、一貫して参政権を大きく制限されている障害あるいは難病、寝たきりの方々の問題を指摘させていただきました。例えば政見放送に手話通訳をとにかくつけてくれと申し上げてから二十年たっているんですよ、総……

第132回国会 運輸委員会 第3号(1995/02/21、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず、今回の大震災でお亡くなりになりました方にお悔やみを、そして被災されました方々にお見舞いを申し上げます。  別に高崎委員の肩を持つわけじゃないんですけれども、今の問題はもう既に私も何年も前からやっておるんです、これ。たしか前の大臣、細川内閣のときの大臣だと思いますが、そのときもこの問題を持ち出したことがあるんですが、これはそれからちっとも変わっていないということになるんです。今、大臣がおっしゃったように、前向きに御検討という言葉なんですけれども、前向きというのはどっち向きなんですかね。それから全然進んでいない。何とかしていただけますか、これ。

第132回国会 運輸委員会 第5号(1995/03/10、16期、二院クラブ)

○下村泰君 今たまたま、私もちょっとお尋ねしようかなと思っておったんですが、視覚障害者が盲導犬を連れてホテルに入るということが今出ました。もう国会へ参りましてからどのぐらいこれは申し上げたかわからないんですが、この間も、下田のホテルヘ行ったら犬を連れていってから断られたというんですね。それまで盲導犬を連れていくよと言ったときに、はい、結構ですと言われて、実際に犬を連れてホテルヘ行ったら困ると。盲導犬と夫とどう勘違いしたんですかね、何か間違えたんじゃないかと思うんですけれども。  実際にこの盲導犬の訓練で、犬そのものは物すごい訓練をされるわけですよ。ですから、その訓練の過程でついていけない犬はも……

第132回国会 運輸委員会 第6号(1995/03/17、16期、二院クラブ)

○下村泰君 国際シンポのことについてちょっと伺います。  運輸関連高齢者・障害者対策に関する国際シンポジウムというのが一月十九日に開かれたようです。運輸省も後援されて担当の方も御出席なされたようですが、ひとつその中身を御紹介いただいて、日本にとってどういうことが参考になったのか、ちょっとお教え願いたいと思います。
【次の発言】 今おっしゃった中間的などうのこうのというところは、例えば具体的に言えばどういうことですか。
【次の発言】 そうしますと、そういうシステムに近づこうとする努力というのはこれからなされるわけですか。ただ、話は話としてそれでおしまいなんですか。どちらでしょうか。

第132回国会 運輸委員会 第8号(1995/04/25、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私はこの法案に対して別に反対をする気持ちは一つもございません。そこで、私はこの議会用語というんでしょうか議員用語というのは本当にどうもまだ身につかないで、難しい言葉を言うのは面倒くさくてしょうがないんで、私のつまり気持ちをお話しして、ひとつ私の気持ちはこうなんだけれども大臣はどういうふうにお考えなんですかということをちょっと伺ってみたいと思うんです。  この規制とか許認可というのは一体だれのためにあるのかしらということなんですけれども、当然どういう規制か許認可なのかによって、だれが影響を受けるのかによって違ってくると思うんです。ここで私が伺いたいのは、そのもっと根本的なところで許可……

第132回国会 運輸委員会 第9号(1995/04/27、16期、二院クラブ)

○下村泰君 質問させていただく前に、一言お礼を申し上げます。  一昨日二十五日に、障害者の方々の自動車の改造手続についてお伺いしましたところが、局長が勉強してみる、いろいろ検討してみるというようなお答えでした。ところが、その日のうちに技術企画課というんですか、そこの担当の方から私の方のスタッフに電話がありまして、直接手続を今とっているその方のお話を伺いたいと。それで、その方を御紹介しました。その結果がどうなっているかまだそれは私のところに入ってきてはいないんですけれども、あの二十五日に質問をしたその日のうちにこういうふうな措置をとってくださいました。この手続をとっていた障害者の方も大変驚いてお……

第132回国会 科学技術特別委員会 第3号(1995/03/10、16期、二院クラブ)

○下村泰君 科学技術委員会では初めてでございますが、まあ本当に弱ったと思っているんです。私は、科学なんというのはまるっきり縁のない人間ですから、理数系なんというのは大嫌いなんです。計算なんというのは足し算と引き算と掛け算だけができりゃいいと思っていたんですけれども、こういう羽目になってえらい悩んでおります。  大体、私が国会へ来た原因というのは、今は亡くなった伴淳三郎と一緒に、森繁さんと一緒にあゆみの箱という運動を昭和三十七年から始めまして、毎年毎年北海道から沖縄までチャリティーショーというのを行いまして、その都度障害者の方々を御招待申し上げていろいろとお慰め申し上げてきたんですけれども、その……

第132回国会 科学技術特別委員会 第4号(1995/03/20、16期、二院クラブ)

○下村泰君 前回に続きまして、ライフサイエンスに関してお伺いしたいと思います。  まず、ヒトゲノム解析事業の概要と現状について御説明をいただきたいんですが、私が知りたいのは、こうした遺伝子に関する研究が私たち人間にとってどういう意味、目的があるのかということなんですが、まずここから伺わせてください。
【次の発言】 厚生省来ていらっしゃいますか。  難病の治療への期待は大きいわけなんですが、そこで厚生省に伺いますけれども、先般、北海道大学でADA欠損症の患者さんへの遺伝子治療が承認されましたけれども、そのことも踏まえまして、世界及び日本における遺伝子治療の現状についてちょっと御説明してください。

第132回国会 科学技術特別委員会 第5号(1995/03/24、16期、二院クラブ)

○下村泰君 この法案の御説明を科学技術庁の方からお話を受けたときにはわかったような気がしたんですけれども、どうも目に見えないものほどわからないものはないので、余り例にしてはあれですけれども、おならでもそうで、音のするのは余り臭くない。しないやつほどえげつなく臭い。見えないものほど不安。放射線といったって、どこに線があるのからっともわからない。こういうふうになりますと、放射線の人間の体に及ぼす影響なんというのは一体どういうふうになるのか。安全基準というのがあるんでしょうけれども、それは決められているんでしょうけれども、一体どういうふうになるのか。その内容と根拠についてちょっとお話ししてください。

第132回国会 決算委員会 第2号(1995/04/10、16期、二院クラブ)

○下村泰君 都知事選にあらしを起こした二院クラブの下村でございます。  本質に入る前に、厚生大臣、この間はどうもありがとうございました。まだ現地の方から小規模作業所のどうなったこうなったという報告は来ておりませんけれども、大変速やかに処置していただきまして本当にありがとうございました。お礼申し上げておきます。  本日はひとつエイズについて伺いたいんですが、まず、熊本大学の遺伝子治療臨床研究審査委員会がエイズ感染者に対する遺伝子治療の臨床応用計画というものを承認したようなんですが、これは効果についてはまだよくわからないようなんです。その経緯と安全性についてどうなのか。このまま進めるのかどうか。厚……

第132回国会 決算委員会 第3号(1995/04/11、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず、障害者雇用についてお伺いを申し上げます。  東京の障害児学校卒業生の進路実態が毎年報告されておりますけれども、就業率が大分下がっているように見受けられるんです。しかし、昨年の雇用率は若干よくなっているというような報告もあるんですが、どういうふうになっておりましょうか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 前はたしか身体障害者雇用促進法でしたが、今は障害者の雇用の促進等に関する法律というふうに名称が変わっております。ことしはこの制度が制定されてから三十五周年になるんだそうですが、ただいまの大臣、本当はもう浜本大臣とは余りこういうことで言い合いはしたくないのでございますけれど……

第132回国会 地方行政委員会 第4号(1995/02/28、16期、二院クラブ)

○下村泰君 私はボランティア活動についてちょっとお伺いしたいと思います。  一九九〇年八月に出された警視庁の警備心理学研究会の「大震災対策のための心理学研究」というのではボランティアには期待はできないというような意見も出ていたようなんですけれども、しかし災害時のボランティア活動というのはまことに必要なことで、今回はその有効性が立証されたと言われています。  これまでも災害ボランティアについてはいろんな検討がされてきたんですが、それが生かされていないということも立証されたわけです。実際にボランティア活動に行った方が、わけもわからなくてボランティア活動に出かけたために、ボランティアにボランティアが……

第132回国会 予算委員会 第3号(1995/02/09、16期、二院クラブ)

○下村泰君 質問に入ります前に、阪神大地震、それから三陸はるか沖地震でお亡くなりになりました方々に弔意の言葉を申し上げます。そして、被災されました方々、一日も早く立ち直られることをお祈り申し上げます。  さて、今回の大震災で、難病の方々やあるいはお子さん、障害を持つ方々、こういうお子さんあるいは高齢、とりわけ要介護状態の方々の避難状況、安否確認の状況などをどういうふうに把握していらっしゃいますかということをまずお伺いするんですが、実は私のところに現地の幾つもの障害者団体からも逐一連絡がございまして、率直なところ行政の対応に多くの人が不信と怒りを持っていらっしゃいます。  それは人手不足で多忙と……

第132回国会 予算委員会 第4号(1995/02/28、16期、二院クラブ)

○下村泰君 総理、この間私が、これから少し落ちついてくるといろんな問題が出てきますよ、その都度いろいろとお願い申し上げますと申し上げました。そのとおりになってきました。例えば仮設住宅について伺いますけれども、仮設住宅へ入れる方々、こういう方々は、例えば障害者、高齢者が優先されるのか、あるいは難病の方々が優先されるのか。その入るための資格、優元順序、こういうことをまず厚生省の方から御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、そういった対象者は一体何人ぐらいで、今のところどのぐらい収容できるおつもりですか。
【次の発言】 私も活字の上でしか詳細はわかりません、毎日向こうへ行っているわけ……

第132回国会 予算委員会 第6号(1995/03/02、16期、二院クラブ)

○下村泰君 先般、神戸の方に私、行きましたときに、福祉の関係の方々とお会いしていろいろお話ししておりましたところ、一番対応の早かったのが通産省と労働省、こんなようなことを言っていました。別に労働省と通産省を持ち上げるわけじゃございませんけれども、もちろんほかの省庁も一生懸命おやりになったんでしょうけれども、大変対応の仕方が早かったというようなお話を承ってきました。  さあそこで、それはそれとして、この間通産大臣にもお願いしておきましたけれども、耳の不自由な方、聴覚障害者の方とかあるいはお年寄りで難聴の方々、そういう方たちのために文字放送とかあるいは字幕放送の受像できるアダプターの入ったテレビを……

第132回国会 予算委員会 第11号(1995/03/09、16期、二院クラブ)

○下村泰君 この間、三月の二日でございましたか、予算委員会の私の十分間の前段でいろいろお願いをいたしまして、被災地の皆さん、殊に難病の方々を何とか高齢者あるいは母子家庭と同じように仮設住宅に入る順序を上の方に上げていただけないかというお願いを申し上げました。  そこで、総理がこういうふうにお答えくださいました。胸の痛む思いです、難病患者の状況は多くの問題を抱えており、早急に検討していく必要がある、こういうふうにお答えくださいました。テレビ中継されておりましたので、大変向こうの方々喜んでおりました。  ところが、残念なことに現地の方では全然そういう動きがございませんで、殊に兵庫県の都市住宅部長と……

第132回国会 予算委員会 第12号(1995/03/13、16期、二院クラブ)

○下村泰君 質問の順序をちょっと変えさせていただきまして、一番最後にNPOをやろうと思ったんですけれども、せっかく官房長官がお越してございますし、お忙しいでしょうから、またいろいろと記者会地とかその他もろもろの御用件があると思いますから、順序を変えて一番最初にやらせていただきたいと思います。  先般、私もベトナムヘ、口唇口蓋裂という現地のお子さん方の状態を見にいくために口腔外科の先生方と一緒に調査にまいりました。そのときもつくづく思ったことなんですけれども、今回の関西の大震災で、民間のいわゆる営利を目的としないグループが法律上の寄附を受ける場合の税制の扱いも本当に厳しい中で頑張っている姿を見る……

第132回国会 予算委員会 第18号(1995/04/03、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず質問をする前に、お亡くなりになりました方々、今まだ入院して療養していらっしゃる方々にお見舞いとお悔やみを申し上げます。  労働大臣にまずお伺いしますが、今度の通勤災害で救われる方は雇用関係のある方ですけれども、雇用関係のない方でお亡くなりになった方々、この方たちはどういうふうになりましょうか。
【次の発言】 そうしますとどこになりますか、これは。厚生省ですか。
【次の発言】 総理にこれは聞いていただきたいんですけれども、この地下鉄サリン事件で高校生で大久保健一君という、これは障害を持った方なんですけれども、この方からこういう意見が寄せられているんです。たくさん文章がありますが、……



各種会議発言一覧

13期(1983/06/26〜)

第101回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1984/07/30、13期、参議院の会)

○下村泰君 公述人の皆さんは、朝の十時から休憩を一時間挟みましてもう今十六時、長い間本当に御苦労さんです。  私はいつでも一番最後に質問させられますので、ほとんどの先生方がもう質問なされていらっしゃいます。それで、角度を変えて二、三の質問をしてみたいと思います。  小西公述人は余りこういうお席には出席なさった御経験がないと思います。並びに笠岡輝昭公述人も初めてのことだと思います。お二人の公述人に同じことを伺います。  これだけのお時間、当委員会の様子をどんなふうにごらんになりましたか、御感想を述べてください。それから、お二人とも、今何を望んでいらっしゃるのか。この二つをそれぞれお答えください。……

第101回国会 内閣委員会,文教委員会,社会労働委員会連合審査会 第1号(1984/08/01、13期、参議院の会)

○下村泰君 この臨教審というものがどういうふうになりますか、これから審議されて採決されるんだと思いますけれども、この臨教審というのが創設された場合に一体大臣にとっていいことなのか、それとも情けなくなることなのか。ここにあります「位置づけ」というものをちょっと拝見しました。中央教育審議会は文部省の附属機関、臨時教育審議会は総理府の附属機関、こうなりますると総理大臣直轄になる。そうしますと、文部大臣の頭越しにいろいろなことが審議され、これが文部大臣逆に命令されるようになるんじゃないかと。そうなると文部大臣は非常に苦しい立場になるなというようなことを想像しております。かつて臨時教育制度審議会というの……

第102回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1985/04/17、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 二院クラブの下村です。  こうして女性の問題が非常に大きくクローズアップして、この参議院でこういう公聴会が催されました本日、私は今振り返りまして、今この席に市川房枝先生がいらっしゃったらどんな感慨をお持ちかなとふと考えました。殊に中村公述人とはしばしば二院クラブでお顔を合わせておりますので、余計その感慨が強くなりました。  前段は抜きまして、本題に入らせていただきます。  皆さんの御意見はそれぞれ伺いました。理想は高ければ高いほどいいんですが、現状とは大分大きなギャップがあります。この男女雇用均等法案なんでございますけれども、これがもう出てくる段階から少し私は問題があると思うんです……

第102回国会 逓信委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,社会労働委員会,商工委員会連合審査会 第1号(1984/12/07、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 私は、社会労働委員の一人としてお尋ねをいたします。  本案が施行されるということで、今までの形とは大分違ってくると思います。郵政省の方にお伺いしますけれども、福祉電話ですね、こういった福祉の方に関係することでちょっとお伺いします。  今回のように民営化になりますると、現在の福祉電話、もろもろのものがございますけれども、そういったものが果たしておろそかになるのか、なお一層サービス面でよくなるのか、それについて一言お聞かせください。
【次の発言】 今までは営利を追求する組織じゃございませんでしたけれども、これからは営利を追求する。そうなりますと、どうしてももうからない方は余り手をつけな……

第103回国会 内閣委員会,社会労働委員会,商工委員会,運輸委員会,建設委員会連合審査会 第1号(1985/12/11、13期、二院クラブ・革新共闘)

○下村泰君 長い時間にわたって長官、御苦労様です。まず労をねぎらいます。お年のせいなんということを申し上げたら、ばかにするなと言われるかもわかりませんけれども、午前中から拝見しておりますと大変お疲れの御様子で、私は与えられた時間は十分ですけれども、できるだけ短くやります。  作業環境測定のことについてちょっと労働省に伺いますが、職場の技術革新はもう日進月歩というよりは目まぐるしく進んでいます。それから労働力の高齢化、女子の職場進出、これはもう来年四月一日から均等法が施行されますからなお大変になると思います。第三次産業の拡大等が進んでいる中で作業環境測定を義務づけられた事業場、作業環境基準等につ……


15期(1989/07/23〜)

第120回国会 大蔵委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1991/04/24、15期、参院クラブ)

○下村泰君 国土庁長官にお伺いします。  私の立場はいつも福祉の方面から質問させていただいております。きのうも大蔵委員会で申し上げましたけれども、土地問題、住宅問題は福祉政策として位置づけ、そうした町づくりをいかに進めていくかということが私は基本的な物の考え方だと思うんです。  そんな考え方から御質問をさせていただきますが、私は町づくりというものをぜひ目標として土地対策の中に位置づけをしていただきたいと思います。そこには幾つかのポイントがあると思います。例えば子供あるいは障害者、高齢者を対象にした視点、あるいは自然をそのまま生かしていくというもろもろの手だてがあると思います。総合土地対策等をう……

第121回国会 法務委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1991/09/26、15期、参院クラブ)

○下村泰君 こんな新聞記事がありましたので、ちょっとお聞き願いたいと思います。   独り暮らしのお年寄りのアパート入居が難し  くなっている折、六十九歳の男性が十歳以上も  年下の実在の女性になりすまして入居。女性名  で役所に転出入届を出していたほか、国民健康  保険証も取得する徹底ぶり。その女性が役所窓  口に届け出たことから発覚し、警視庁小金井署  は六日、この男性を東京地検八王子支部に有印  私文書偽造・同行使、公正証書原本不実記載・  同行使の疑いで書類送検した。  これは九月七日の新聞なんです。この男性は、「昨年六月ごろ、それまで住んでいたアパートから取り壊しに伴い退去を求められ、……

第123回国会 建設委員会,地方行政委員会,農林水産委員会,商工委員会,逓信委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1992/05/22、15期、参院クラブ)

○下村泰君 まず、この法案を拝見しまして思いましたことは、人が住み暮らせる町づくりのための法律でなければならないということです。人が住み暮らすためにはいろんな視点、条件というものがあると思います。働く場合は当然必要です。そのための議論は多いのは結構です。しかし、暮らしという点で考えますと、本当に住みやすい町づくりがなされているのかというと、ようやく始まったばかりだろうと思うんです。すなわち、だれにでも優しい町づくりが必要で、その基本となるのが障害を持った人々の暮らし、また高齢の方々の暮らし、子供たちの暮らし、これが保障されているのかということだと思います。  この法案において、この点については……


16期(1992/07/26〜)

第126回国会 国民生活に関する調査会 第3号(1993/04/16、16期、二院クラブ)

○下村泰君 質問をするに当たっていきなり横文字を言わなくちゃならないんです。先ほど鈴木委員から、余り横文字が多過ぎる、横文字を使わない方がいいだろうというお話を聞いた途端に私もしゃべりにくくなった。最初から横文字で質問しなくちゃならない。なるほどできるだけ横文字は少ない方がいいと思いますけれども。  先ほど局長がおっしゃった、若いつもりでいても年をとっている人はいつどこでどうなるかわからない。私もその一人なんです。いまだに若い者に負けずに、お休みの日には朝起きて十キロの競歩をやっていますから、体には万々の自信があります。しかし、いつ倒れるか、これはわかりませんわな。私みたいにまだ運動している人……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第4号(1993/04/23、16期、二院クラブ)

○下村泰君 文部省にまず伺いますが、ボランティア活動という言葉それからボランティアという言葉がだんだんとこれもう庶民的になって、一般に使われるようになったんですが、文部省がボランティア活動というものを評価するという何かその方の研究をしているというようなお話なんですが、そのボランティア活動を評価する研究というのは、何の意図でどういう背景でそういうことになったんですか。
【次の発言】 ボランティアというのは、本当に心の中から、その人のためにやるとか、あるいはそのことのためにやるとかという心の動きがなきゃできないことであって、これこれこうだからやれというものでやるものじゃないんだ、ボランティアという……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第5号(1993/05/21、16期、二院クラブ)

○下村泰君 きょうは本当に御苦労さんでございます。  島田先生のお話を伺っておりますると、私はもう子育ての時期は終わったんですけれども、まさに女性賛歌、男性エレジーということで、これからの男はえらいこっちゃと、しみじみ感じながらお話を伺っておりました。  先ほど、先生のおっしゃいました労働力の質的向上、これからの日本はどうすべきか。一体じゃ、どんなふうに日本がこれから、アメリカとかかってのイギリスのような物を輸出ができるのか、国外に出せるのか。簡単に私は漫画チックに考えるんですが、もともと商売が漫才だったものですから、簡単に考えますと、例えばエイズが一発で治る薬だとか、昔からよくはげと水虫が治……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第6号(1993/05/31、16期、二院クラブ)

○下村泰君 高齢社会について考えるときに、私たちにまず求められることは、これまでの生産性、健常者、男性中心の発想を転換することだと思う。  これまで私たちは障害者、高齢者、女性を排除した社会をひたすら築いてきた。今そうした社会のあり方が問われているわけで、高齢者の人口比が急激にふえることによる社会的問題は、問われている問題に対して誠実に対応する中で考えるべきことと思う。すべての人々を受け入れる社会づくりのための議論こそ今始めなくてはならないと思う。北欧に始まったノーマライゼーションの考えは、当初に比べその概念は大きく発展し、日本においてはまさにこれからの社会のあり方を示唆するものと言える。  ……

第128回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1993/11/12、16期、二院クラブ)

○下村泰君 まず、建設省の方から伺いたいと思います。  町づくりからちょっとお伺いしたいんですけれども、大阪府、兵庫県、こういうところで福祉の町づくり条例というのが施行されています。この条例制定の過程及びこの条例そのものにもいろいろ問題点や疑問点があるわけなんですが、それを差し引いても画期的なことだと思います。神奈川県もいち早くこれに近い条例を策定しました。そのときに私も、神奈川の方に来ていただいていろいろ御説明を受けたことがあるんですが、いずれにしてもここ数年の動きはますます加速的になっております。また加速していくだろうと思います。現に東京都も含めて三十近い自治体にもその検討あるいは策定の動……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1994/02/24、16期、二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブの下村と申します。  私が聞きたいなと思ったことは前の方々が全部お尋ねになりましたので、何にも聞くことはございません。  ただ、先生に大変貴重な御意見をいただきまして、むしろ私が気になりましたのは、いろいろなセンターがあってもそれを利用する側がわかっていない、これは統一しなきゃならぬという御意見がございました。これは大変拝聴すべきことで、どうも日本の行政機構というのは、縦割りだけはしっかりしていますが横の連絡が全然ございませんから、利用する方がどういうふうに利用していいのかわからないのではないかなというふうに私は気づきました。これからは、国会の中で、それを皆様方に知ってい……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第9号(1994/06/03、16期、二院クラブ)

○下村泰君 厚生、文部、労働、運輸、建設のそれぞれの方々からお話を伺いまして、いやこれは立派なお題目だなと思ったんです。お題目は立派なんだけれども、何かぴんとこないんですな、心臓に。どうして心臓にぴんとこないかというと、結局は現実と余りにも落差が大き過ぎる。運輸省のお話にしても建設省のお話にしても、エレベーター云々エスカレーター云々とおっしゃっているけれども、実際にはまるっきりついていないところが多い。それで果たしてこのとおりにいくのかいなと思った途端に、何かレインボープランみたいな、にしかぱっと出てばっと消えた、そんなような感じしか受けない。  そこで、質問というよりはちょっとお教え願いたい……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第10号(1994/06/08、16期、二院クラブ)

○下村泰君 高齢化社会をどういう社会として位置づけ、また目指すのかというとき その前提としてどのような経済構造、経済社会が存在するかが問われます。当然、高齢社会の成熟度が増すに従い高齢者は増大し、そのニーズも変化し、産業構造も変化せざるを得ません。  すなわち、この産業構造の転換の進め方、方向性を見誤ることなく一定の政治 経済上のコントロールを行うことが重要と考えます。    それは、本格的超高齢社会を迎える前に十分な社会資本の整備と、所得と分配のあり方についての結論を得ることなしには望めません。よって、活力ある高齢社会を構築するには、整備された社会資本と安定した実質所得の保障―年金、就労です……

第129回国会 国民生活に関する調査会公聴会 第1号(1994/05/18、16期、二院クラブ)

○下村泰君 四人の方、それぞれどうも大変貴重な御意見ありがとうございました。  村松さんのお話を伺っておりまして、夫婦のきずなとかあるいは親子の情とか、私ら夫婦が果たしてこういう状態になったらあなたのお話の内容のようなことができるのかいななんてことを考えながらお話を承っておりました。  ここで一つお尋ねしたいんですが、私らが子供のころにはお医者さんというのはすぐ飛んできてくれた。夜中でも飛んできてくれた、かばんを持って。ところが、最近はおうちで亡くなる方よりも病院で亡くなる方の方が多いという先ほどからのお話でございます。今お話を伺っていると、大変お医者さんとの連携がうまくいっているように承りま……

第131回国会 国民生活に関する調査会 第3号(1994/10/28、16期、二院クラブ)

○下村泰君 一番最後ですので、ほかの委員の方でほとんど意見が出尽くしました。できるだけダブらないようにダブらないようにお話をしなきゃなりませんのでえらい苦労をするんですが、まあもうちょっとですから勘弁してください。  先般、当調査会で建設省からも住宅対策についての御説明をいただきました。厚生省、建設省、そして自治体などでも行っている事業を見ますとほぼ基本的な施策は出そろったと思うんですね。ですから、競馬じゃないけれどもゲートにほとんど入っている。何やるよかにやるよという目標をぶら下げてすっぽり入っておる。あとは質と量の充実、基本から応用の施策ということになると思うんです。  もう一つつけ加えさ……

第131回国会 国民生活に関する調査会 第4号(1994/11/09、16期、二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブの下村です。  大熊さんにはこの席をかりてお礼を申し上げます。先般、仙台のありのまま舎の方に行っていただいて、福祉講座を持っていただいてまことにどうもありがとうございました。みんな大変喜んでおりました。山田富也からもよろしくという伝言でございます。  以前、私この調査会でも取り上げさせていただいたんですけれども、デンマークのオーフス方式、これに大変私は強い関心を持っておるんです。これを取り上げるときに、朝日新聞の論説委員の大熊さんというからよっぽど怖い方かと思ったんですが、見ると聞くとはえらい違いで、まるでお人形さんみたいな感じで、心安らかになりましたけれども。大熊さんが……

第131回国会 国民生活に関する調査会 第5号(1994/11/18、16期、二院クラブ)

○下村泰君 二院クラブの下村と申します。よろしくお願いします。  実は私は、障害を持った方々の無年金問題についてここ二年ほど集中的に勉強させていただきまして、政府へも再三質問したりあるいは要望しました。けれども、議論がかみ合いません。ところが、実は堀先生もかつてこの問題で書かれていらっしゃるということを知りまして、先般来お会いさせていただこうと思ったのですが、なかなか連絡がうまくいかないで、本日こういう形でお会いできて大変うれしく思っておるのです。  何しろ時間が短いものですから、そう詳しく伺うことはできませんが、端的にひとつ伺いたいんですけれども、無年金を出さないための方策、現在無年金となっ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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