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小巻敏雄 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小巻敏雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
263位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
233位

10期委員会発言TOP25
14位
10期委員会出席(幹部)TOP25
17位
10期委員会発言(非役職)TOP25
14位
10期各種会議発言(非役職)TOP20
20位
11期委員会発言TOP25
15位
11期委員会出席(幹部)TOP10
3位
11期委員会発言(非役職)TOP25
15位

このページでは小巻敏雄参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小巻敏雄参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

10期(1974/07/07〜)

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 閉会後第2号(1974/10/16、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 きょう大臣がいないというのはたいへん残念ですけれども、中村政務次官は閣僚懇談会にも出席をされておるわけでありまして、とにかく現時点で長期に漂流をした「むつ」が港に帰っておるという状況下でございますから、そして鈴木総務会長による現地の三者との合意協定書も新聞紙等ではすでに発表されて、衆議院でも、まあ一回ですけれども、これについての審議も行なわれたということですから、私はここでこの問題を抜きにして、やっぱりきょうの時点で問うことはできないと考えますので、次官にお伺いをするわけであります。また、午前中辻委員の質問に対して、あの合意に関しては誠意を持って実行あるのみというようなお答えであ……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 閉会後第3号(1974/11/08、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は、今度の中間報告書、特に調査委員会が別途設けられるということになれば、中間と言い条この委員会としては私は最終的な報告ということになるんじゃないかと思いますので、これについてお伺いしたいというのが趣旨でございますが、長官、ただいまの答弁聞いておりまして、前回の委員会の状況などとかね合わせて懸念も感じますので、一、二長官にただした上で入りたいと思うわけです。  前回、十月十六日のこの委員会は、二カ月の漂流を終わった「むつ」号がそのときまでは母港として指定されておったあの港に帰りたという、こういう状況下で開催をされたわけであります。長官は、たまたまあつき病を得られて床に伏せっておら……

第73回国会 文教委員会 閉会後第1号(1974/09/11、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私、今度ここで政治の場に立つまでは戦後学制改革の時期は京都府で、そうして五十年代に入ってからは大阪で、教育の道を歩んできたわけです。  ここで一言質問に先立って前口上を言うのをお許しを願いたいと思うのですが、つくづくこのサイレントマジョリティと申しますか、教育について常々あまり発言しない人たち、われわれが実際には現実に子供に譲るたった一つの財産が教育だという姿になって、教育に異存しているということをこの選挙戦を通じても痛感したわけですけれどもね。  私はここで質問は、主としてこういう状況の中で国民の期待の大きさに反比例をするように、とりわけ中等学校、後期中等学校部門などでは学校不……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1975/03/28、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 昨年の夏、日本の原子力船「むつ」が船でなくて漂流物ということになって海を漂ったというときから半年たつわけであります。あの問題はその他の多くの開発公害などとともに日本の成長政策、開発政策、こういうふうなものの持っておる欠陥を照らし出したと思いますし、そしてとりわけ原子力開発、原子力行政についての幾つかの問題点を国民の前に明らかにするものであったというふうに押えております。いま新しい年度が、原子力行政出発するに当たってはこの問題を徹底的に解明をして、そうして先へ進むということなしに前進することは許されないと思うわけであります。  そこで、長官にお伺いをするのでありますけれども、いまあ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1975/06/13、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず最初に皆さんお触れになったわけですが、玄海の一号が事故を出しておるという点についてお伺いしておきたいと思います。  昨年の夏にこの科学の委員派遣の際に玄海の発電所に立ち寄ったことがあります。委員長あるいは当時の中村政務次官も一緒に行かれたわけですが、この玄海一号と言えばこれは最新鋭の発電所であって、世界の最先端である。先発組の教訓も吸収ができるし技術的にも最新鋭で大変チューブのメダルの質もよろしい。それからピンホールなんかの問題も水の処理で工夫がしてあってそういう心配がないんだというようなお話を聞いたわけなんですね。その点では広報のための展示場などもあって、ばか丁寧に安全につ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1975/06/20、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 内田先生にまずお伺いをしたいと思うんですが、「むつ」の問題が発生をいたしまして、九月十日の衆議院の科学技術特別委員会に、当特、内田先生御出席になって、当時の時点で幾つかの御説明をされました点についてひう一度お尋ねしておきたいと思うわけです。  原子炉の安全専門審査会の審査は、結論的に言えば、あの時点でそれが間違っているという結果は出ていないということと、特に遮蔽について言えば、この遮蔽は、一次遮蔽と二次遮蔽の総合効果による遮蔽効果に関する設計基準を審査をしたのであって、その中身は格納容器の外のハッチの外側周辺の監視区域の放射線量率の妥当性と、こういうものがかくあるべしとなっておる……

第75回国会 内閣委員会 第6号(1975/04/15、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は、学習評価と指導要録の問題について、主として文部大臣に御質問したいと思っています。  授業についていけない子供の問題が出てから、それが五%とか一割ということじゃないというふうなゆゆしい問題として提起されてかなり年がたっているのですけれども、基本的に下の方から目に見えてよくなったと、こういうことを言うことができる状態にはなっていないわけですね。これは、いわば学校の存立を問われる問題ではないかというふうに私は思うのです、五割とかいうような子供たちが理解できない授業を受けながら教室の中ですわっておるというような状況は。まあ学習ぎらい、学校ぎらいというような問題は、これがかかわってお……

第75回国会 文教委員会 第4号(1975/02/28、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 先ほどからいろいろお伺いをしておったのですが、まず教組の委員長の大穂さんにお伺いをするのですが、昭和四十二年以来六回、十四万人という処分が教委側から言われておるのですが、闘争は昭和四十一年にも行われたのではないか、そのときは一〇・二一闘争にも確かに福岡県教組は参加されたのではなかったか。そのときは処分がなかったというふうに理解をしてよろしいですね。
【次の発言】 続いて、しきりに福岡県教組が特に大量、大規模、累年の闘いをする点において全国に例を見ないというのが言われておるのですけれども、これはやっぱり十指に屈するぐらいの各県が大体同規模の闘いに入っておるというふうに私は承知をして……

第75回国会 文教委員会 第5号(1975/03/25、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 午前中から参考人の御意見をお伺いしておったんですが、今日の病的なひとつの競争状況についての改善策として、大学入試を資格試験にするというような問題、これはそれだけではいきませんので、卒業というような考え方をやめてしまうこととか、いろいろあったわけですね。中にはそうならなくても、履歴書に書かなければ、ないと同じではないかという意見もあったんですけれども、そういうこと、人を採用するなり、結婚するなり、四年間もの間何をしておったのか明らかにしないで、文書に書かなければ済むというようなことになるのだろうか、末々の結果にだけ手をつけて、もとのところを直さなければどうなるんだろうかと。昔なぞは……

第75回国会 文教委員会 第8号(1975/05/06、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は、今日の大学教育が全国民的に非常に広く問題になっておるときに、大学教育の責務の点にもかんがみて、特に具体的な問題として奈良教育大で今日さまざまな憂慮すべき状態が見られますので、その問題について文部省のお考えをただしたいと思っているわけです。  言うまでもなく、大学という場は学校教育法でも、広く知識を授けて、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的、応用的な能力を展開するというふうにうたっておるわけですし、それは学問研究の自由の裏づけがなければ決して発展するものでない。そういう点では、言われるごとく一つの党派的もしくは直接運動の介入にさらされてはならないもんだと、それは当然なこ……

第75回国会 文教委員会 第11号(1975/06/03、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 この法律案自身につきましては、これは年々国公立に準じて行われる措置であって、これは当然これをやらなければ大変な格差になってくるわけですから、この趣旨自身についてはこれは賛成するわけです。しかし、この法律案についても、これは私学に対する公教育としての充実を願うために行う措置であり、いわば教職員の待遇の一環として、やっぱり教育充実のための一つの重要な要素だと、そういうような観点からこの法の趣旨を全体として遂げるためには、やっぱり私学についてのそもそも論をやらなければならぬ、こういうような観点で二、三お伺いをしたいと思うわけであります。  日本の教育が充実し発展するか否かという問題は、……

第75回国会 文教委員会 第12号(1975/06/05、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 提案理由の中でも、今日の社会経済情勢の急激な変化、開発事業等の増加に伴い、文化財保護に関して種々の問題があるということ、現行法では今日の時代の要請にそぐわない面もあり、法的に不備な面も著しいという趣旨ですね。この点については、この問題に心を寄せる限りの者においてはそれは一致し、異論のないところであろうと思うわけであります。すでに今日の段階で河野先生の方から、当然、いまこの問題に手をつける以上は、今日的状況において、理念的にも情勢の推移を正しく反映をし、そして、そこのところから問題点を押えて、逐次各条について改正をするのが正しい姿であると、しかしながら、今日ではそれをやっておると、……

第75回国会 文教委員会 第14号(1975/06/17、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 公明党の方で図書館法を準備をして、図書館を全住民の中へ普及を拡大するということと、それからもう一つは、内容を充実するという点で努力された点に敬意を表します。  この中で、私は内田さん及び文部省の方に二、三お尋ねをして、内容を検討したいと思っておるわけです。  普及の問題については、この法案では市町村でなお数十%の、三〇%ぐらいですか、未設置のところがあるところを義務化することによって一挙に設置をしていこうというふうに組まれておるわけでありますが、今日までの普及をおくらせてきた原因というのを、秋山さんの方からもあったわけですが、ここで明らかにしていかなければならぬと思うわけです。い……

第75回国会 文教委員会 第16号(1975/06/24、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 二、三の問題について、文部大臣並びに文部省関係者の方々にお尋ねをいたします。  まず最初に、最近非常にジャーナリズムをもにぎわしておる学習塾の問題などがございますが、大都市の子供の六〇%以上の子供が通うとも言われ、また、企業が教育産業に進出をするんだと、子供は聖徳太子に見えるというような、これは教育的な意味とは別の聖徳太子のようでありますけれども、こういうようなことが言われております。子供の生活の小さくない部分が塾で費やされておるというのが、今日の実態でありますが、私は、学習塾の問題はいずれまたお尋ねする機会もあるかもしれませんけれども、いま「おけいこ塾」と俗に言われるそういう問……

第75回国会 文教委員会 第17号(1975/06/26、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 道徳の問題というのは、これは内発的な自己形成、人間形成の問題であってという点では、すべての参考人の先生方の言われるところは一致をしておりまして、そういう点では、道徳教育が、ともすれば、外部規制によって徳目を押しつけると、いわば悪しき鑑として「女大学」というようなものを、昔、私どもの祖先が持っておるわけですけれども、そういうふうなものから決別をすることが前提だという点は、これは一致した認識として、私、お伺いしたいのは、何といっても国民の中で学校教育の占める位置は非常に大きいですし、この問題が取り上げられれば、とにもかくにも、国民の目は教師に集中するということも現実でありますので、や……

第75回国会 予算委員会 第14号(1975/03/24、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 日本共産党を代表して質問をいたします。  まず、防衛庁長官にお伺いをしたい。自衛隊員の選挙の自由、そして候補者の選択の自由にかかわる問題であります。議会制民主主義を守り、そして政党政治にとって軸になる各党派の主張を、自衛隊員によく行き渡るようにするというようなことを保障をして、そしてやっておられるのかどうか、基本的な姿勢をお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 自衛隊の中にある日本国民の数と申しましょうか、有権者の数は大体何名ぐらいあるのか。そのうちで営内居住の自衛隊員の数は何名あるのか、お伺いします。
【次の発言】 営外も一緒に答えてもらいますよ。

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1975/12/12、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 本日は動力炉・核燃料開発事業団関係について御質問をしたいと考えて、すでに副理事長の瀬川さん、それから建設所長の中島さんにお見えいただいておるわけであります。諸事情でこの議会というところはなかなか思うように審議ができない点がありまして、残り時間に制限されておりますので、予定をしておった質疑、をきょう十分に果たせないというような状態になっており、あと三十分もないということですが、いずれ国政調査の一環としてまた寄せていただいて、果たさないところはいろいろ聞かしていただくというような機会もつくらなければならぬかと思っておりますが、その点については、ひとつ施設に入れていただいて、話も聞かし……

第76回国会 内閣委員会 第6号(1975/12/11、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず、長官にお伺いをしたいのですけれども、本法案の審議の中で、長官は衆議院の審議あるいは本委員会のさきの質問者に対する答弁の中で、この法案を出すことは、これは今日置かれた問題について政府の責任を果たしていく一つのステップである、抜本的な問題は追って解決しなければならぬし、その責任を感じておるというふうに説明をしてこられていると思うわけです。それは間違いありませんですね。
【次の発言】 そこでお伺いをするのでありますけれども、ただいま提出されている法案が、その抜本的な改善の必要と、さまざま言われております、深刻な反省、再検討というふうにも言われているわけでございますけれども、それを……

第76回国会 文教委員会 第2号(1975/12/09、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党を代表して文部大臣を中心に、特に大臣見解と省令改正の具体案が問題になっておりますので、それらの問題について質問をしたいと思います。  特に大臣は、私は七日の新聞で初めてこれを読者として読んだわけで、きょう初めて手元に政府の方から出された書面をもらい、新聞には掲載されておる具体案については、まだここでたださなければ私は責任ある答弁は聞いていないということですから、そういう立場でお伺いをするわけです。 とりわけ、文部大臣は教育を政争の外に置くという、そういう観点からこの見解を書かれておるというスタイルになっておりますので、その内容面についてもお伺いをしたいと思うんです。  初め……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第4号(1976/06/09、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 片山さん、あなたはロッキード社から依頼された領収書にサインをした報酬について、香港において米ドル建てで七万五千ドルの約束をして現金で受け取ったと証言をしましたが、実は日本で円建て二千万円の約束をされたのではありませんか。
【次の発言】 ドル建てで七万五千ドルの契約をすれば、七万五千ドルをロッキード社が払い出し、あなたが七万五千ドルを受け取るのが、これが契約の当然というものであります。あなたは三千ドル近い目減りの分について、バローの説明では米ドルからスイスフランへ、そして香港ドル、さらに米ドルに還元する間に銀行チャージと為替の差損で減ったんだというふうに説明をされておりますけれども……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第15号(1976/07/14、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 ロッキード社の賄賂商法に応じて働き、また不正な金を受領したのは一体だれか。本委員会で解明努力を続けておるPXL問題は国民の注目の的であり、田中前総理、相澤氏と並んで後藤田正晴氏は疑惑の集中点であると言うことができると思います。私はまず坂田防衛庁長官に対して後藤田氏に関する質問を行います。  坂田長官、ここに後藤田正晴氏の後援会会報五号なる刊行物があります。この刊行物にあなたから後藤田氏にあてた親展の書簡が写真版入りで掲載されているのであります。あなたはそういう書簡を後藤田正晴氏あてに出されましたか。
【次の発言】 この書簡の中で「久保次官記者会見における誤認に関する釈明文」という……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第22号(1976/08/11、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず、法務大臣にお伺いをしたいと思うわけであります。一説には、ロッキード疑獄も山を越したというふうな言い方をする人があるわけでありますが、数々の疑惑に対して、確かに丸紅ルート、全日空ルート、田中逮捕と解明の光が当てられているということは言えるわけでありますが、しかし数々の疑惑がいまもなおやみの中に眠っている、目に見えておるように思っても手が届かない、こういうもどかしさがあるわけであります。とりわけ日韓関係にかかわる問題が全体としてやみの中にあるということを指摘しなければならないと思います。自民党の塩谷代議士が、ロッキード事件の解明、このためには日韓関係を洗うことが近道だと閣僚経験……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1976/05/14、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私はまず、「むつ」についてお伺いをしようと思っておったんですが、大臣が急病になられて、またまた政務次官がちょうどこの二月に佐世保の方に特使として御出張になったようないきさつもあり、おられるところでやろうと思いますので、まず原発と温排水の関係について取り上げて御質問したいと思います。  一月三十日に衆議院の予算委員会で、わが党の不破書記局長が原発と安全体制について指摘をしておるところでありますけれども、四千九百万キロワットという発電が完了した段階で、それぞれの発電所から排出をされる温排水の影響が周辺海域にどういうふうな影響をもたらすのか。こういう問題については海洋学の方で造詣の深い……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1976/05/24、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 前回の委員会に引き続きまして「むつ」の原子炉について、とりわけ最近行われました冷却水の検査等の問題についてお伺いをしたいわけでございますが、それに先立って一、二運輸省の方にただしておきたいと思うわけであります。  一昨年の八月、「むつ」の海上試運転の際に原子炉施設について試験を行われたわけですね。運輸省において行われた検査、試験、これはどういう項目を試験をしようとされたのか、そうして結果、一定の結論を得ることができたのか、それともそうでなかったのか。つまり、何を試験をされようとし、どういう結果であったのか、そのことについてお伺いをしておきたい。

第77回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号(1976/05/21、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は日本共産党を代表して、振動規制法案に対する私たちの修正案の提案理由とその説明を行います。  振動による公害は、高度成長、日本列島改造など、政府の産業優先政策のもとで、工場、建設工事の大規模化、モータリゼーションの進行、鉄道輸送の高速化などに伴って広範かつ深刻化し、振動に対する苦情は環境庁の昭和四十九年の調査によっても全国で四千九十五件に上り、公害等調整委員会及び都道府県における公害紛争事件数や苦情件数を見ても、日本は国際的にも類を見ない振動公害国となっています。  振動公害は、典型七公害の一つとして昭和四十二年に公害基本法で規定されているにもかかわらず、政府は何ら法的規制を行……

第77回国会 文教委員会 第3号(1976/02/12、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は、日本共産党を代表して、主任問題について、当面の教育問題の焦点として文部大臣に質問いたします。  昨年の暮れですね、十二月六日から二十六日までの間、これが私ども国会で文教に当たる者がこの問題について聞いて意見を述べ合う期間であったわけですね。文部大臣は、二十九時間審議をしたというふうにも言われておるのですけれども、わが党も、これは私並びに参議院では加藤議員、衆議院では山原議員等から若干の質問をして、ごく一部は明確でなかった問題が、省令を出す直前の「補足見解」なり、年を越えての次官通達の申でごく一部が明らかにされたというような点を、これを見ないものではありませんけれども、全体討……

第77回国会 文教委員会 第4号(1976/03/04、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党を代表いたしまして、まず文部大臣にお尋ねをいたします。  主任制の問題につきまして大臣がきょうまでに述べてこられた見解から二、三の要点を確認を求めたい。  第一は、省令による主任制度化の趣旨ですね。この趣旨については、全国の小中高等学校で従来から校務分掌の一翼として存在してきたし、いまも存在をする主任に対して現状変更を求めるものでないと、こういう見解として承っておりますし、具体的な内容について言えば、多様に存在する主任の種類、これについては画一化しない、それから職務内容についても従来から指導に当たってきた、新しい内容を特につけ加えるものではない、こういうことですね。で、選任……

第77回国会 文教委員会 第5号(1976/05/11、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は、この委員会で主として教科書に関係する問題について大臣初め文部省に対して質問をいたします。  いままで学力の問題について親がこんなに悩んでいるという時期は余りなかったのじゃないかと思うのです。やっぱり、その点は、教育の熱心さという点もありますが、安心して学校教育に全面的に寄りかかっていられないということも大きな原因になっているに違いないと思うわけですね。そういう点から考えましても、幾つかの学力をつけていくためには要素があると思うのですが、教科書というのは非常に教育内容にかかわる大きな要素であると思います。特に、具体的な教材を体系として配列をして学ぶべきことを整理をした図書、教……

第77回国会 文教委員会 第6号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 学校教育法の一部を改正する法律案、この学部に依拠しない大学院というものを今後の大学のあり方のその一翼としていまから道を開いていこうというのがこの法律の中身になるわけでございますが、大学院の目的、性格というものとの密接な関連の中でこれを具体化していく際におきましては、第一に現行の大学制度の理念を十分に尊重するという点、そして既存の大学の内容の充実に努める、高等教育のあり方について総合的に検討を深めていくと、この三つの問題との深いかかわり、一体の中でこの問題が具体化されていく、こういうことで進められていくわけでございます。この点については、衆議院でもこれを付帯条件として法案とともに決……

第77回国会 文教委員会 第7号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 国立学校設置法の一部を改正する法律案の中で、特に技術科学大学に関連して若干の質問をいたします。  技術科学大学は、高等専門学校の卒業者を主たる対象にする、そしてあわせて工業高校の卒業生を受け入れていくというふうな考え方で進めていくということでございますが、現在の高専ですね、これがいまからの科学技術大学の主力になっていくということでございますから、現状における高専の卒業生の進路について一、二お伺いをするわけです。いま、その卒業生は、一般大学へ向かっていくしかないわけですね、現在の場合には。これが三年次編入をするというたてまえなんですけれども、現状で実際うまくいっておるのか、二年次編……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1976/10/22、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党の小巻敏雄です。  前田長官にまずお伺いをしたいと思います。私は、きょうは地震予知の第三次計画の問題についてお伺いします。  昭和四十九年から昭和五十三年まで第三次計画が進行中であって、いますでに半ばを過ぎて、あと二年余りが残っておるという状況、こういう状況であります。午前中からも、松永委員からこの問題について御質問もあったわけです。国民の関心も非常に高いわけであります。何といっても国民にとっては一たん見舞われたら命がけの問題であり、しかも、それが諸外国と違って、東京から名古屋までというようなところは日本の中の非常に大きな人口が密集をしておるところだ、こういうこともあります……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1976/10/29、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 十月の二十六日には、これは原子力の記念日というわけで、科技庁では新聞に大きなPR仮を出されておるわけですね。「私も二〇歳 原子力も二〇歳」と、こういうことで、発電用の原子炉は幾重にも安全装置をつけさせて、建設から運転管理まで、検査の場合も、監督の場合も十分にやってあると、「より一層の安全をめざして」法令の面でも、監督の面でもやっておるというようなPR版があるわけであります。確かに日本の原子炉の問題は始まって二十年ですけれども、しかし実際にこの運転が始まって、その効果が確かめられるという状況になってからはやっぱり日が浅いと言わなければならないわけであります。こういう点ではまさに未知……

第78回国会 文教委員会 第2号(1976/10/14、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 時間もかなり遅くなっていますので、二点ばかりにしぼって質問します。簡潔にお答えを願いたいと思います。  まず文部大臣にお伺いをするんですが、昨年の暮れから春にかけて全国的に一つの教育上の重要な問題になったいわゆる主任制度の問題に関連をしてお伺いをするわけです。この国会の中では、この文教委員会に直接審議をするというたてまえにありませんけれども、内閣委員会の方には教職員の給与の改善に関する給与法がこれは上程されると言われておるわけですね。ここのところで直接この文教に重要な関係のある教職員の問題が素通りで、ここに給与法がかけられる。これと連動をして、主任手当の問題が人事院の規則の制定と……

第78回国会 文教委員会 第3号(1976/10/19、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 高校新増設の建物整備費補助について端的にお伺いをいたします。  三年越しでいまやっと実ったこの予算の執行について、公立高校分の事業量、補助単価、補助率について数字的にまずお答えいただいて、それから質問に入りたいと思います。
【次の発言】 事業量、補助単価、補助率についても数字を挙げて具体的に答えてもらいたい。
【次の発言】 いまお答えのあった分で、三百五十一学級というのは、これは今度の補助のやり方が四十億円という枠の中で三年整備ということで、千五十二学級ですか、これを今年度分として三百一学級に対して補助を行う。それだから対象になる学級数は千五十二学級ですか、こういう意味ですね。そ……

第78回国会 文教委員会 第6号(1976/10/28、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 高村先生にお伺いをいたします。  今度の教育課程の改善のねらいというところで三つの柱が立てられてあります。この点では、現実の方からながめれば、この三つの問題について少なくとも今日集中的な問題点があり、このねらいで改善しなければならないというふうに読むわけでありますし、先生の一番初めの御発言の中でも象徴的に、ウィークデーの午後、町で子供の遊び戯れる声を聞くことがなくなったというような点から入っていかれたわけですね。ここでお伺いをするわけでありますが、これまでの教育課程に由来するいわば今日の教育の問題点、まあ、ひずみというふうに言う人もございますけれども、この点の具体的な中身、遊びが……

第78回国会 文教委員会 第7号(1976/11/02、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 先の質問者から送別会のような御質問があったわけですけれども、私の方はもう少し生臭いと申しますか、具体的な御質問をしたいと思うわけであります。  せっかくあの教育課程のああいう「まとめ」もあり、これに対しては国民も一定の期待があると思うわけですね。前文部大臣の諮問をされた内容の範囲内をかなり超えた範囲でも「まとめ」が出ております。先ほどのまた質問の中で、大臣はこの点ではリップサービスに終わらないで、中身を入れていくんだというような決意もお伺いしておったわけです。こういう問題がいわば言葉で終わらずに中身が出てくるということは、やっぱり基礎工事の部分にそれに見合うだけのしっかりとした詰……

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1977/03/14、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 福田法務大臣に中間報告に関連をしてお伺いをします。  これまでの捜査の結果、児玉ルートはおおよそ解明されたと、一部を残すだけであると、こういう考え方に立っておられるのか。それとも、なお不十分な点はあるけれども、いまの段階でこの処分に踏み切ったと、こういうことであるのか、いずれであるのかをはっきりとお伺いをしておきたいと思うんです。なお、児玉、小佐野の病状が回復をすれば、さらに必要な措置をとると、こういうこともあるわけですけれども、さらに必要な措置というのは一体何を調べようとされるのかと、PXLという問題はその中に含まれて調べの対象になるのかどうか、これらについても簡潔にお答えを願……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1977/03/11、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は宇野長官にひとつこの「むつ」の佐世保修理に絡んで起こっておる一つの事件と申しますか、問題点――東京新聞が大きく報じるところでありましたが、安全研究委員会のメンバーの一人である中島篤之助さんに対する原研当局のとった処置について長官の見解をお聞きをしたいと思うわけであります。新聞の報じるところでは、「波立つ「むつ」チグハグ原子力行政」というふうにこれを原子力行政の一つの体質の問題として取り上げておりますし、また、安全研究委員会出張を私用扱いしたという原研の態度を妥当なものと見ない一つの世論を反映をしておると思うわけであります。  原研と言えば、これは政府が一〇〇%出資をしておる特……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1977/04/26、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 長官に御質問をしたいと思います。  私は、十三日に下北半島のむつ市を訪れて「むつ」の船の中に立ち入って第一次遮蔽の中に入って、いろいろこの二年半、長いつき合いである「むつ」という船に親しく接してきたし、船長、機関長にもお目にかかり、また菊池市長にもお目にかかって種々話をしてまいりました。今日もなおこの原子力船「むつ」は、むつ市の岸壁につながれたままになっておるわけであります。四月十四日というのは国民注目の日でありましたけれども、それから過ぎていまなお、いつこの船が港を離れるのか、少なくとも現地の当事者にはかいもく見通しがつかないという状況のままで打ち過ぎております。市長は、この問……

第80回国会 文教委員会 第6号(1977/03/15、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党を代表いたしまして海部文部大臣に御質問を申し上げます。  大臣は今度新たに就任をされて、そうして日本の教育、戦後三十年でございますが、特に曲がり角と言われるこの教育上の重要な時期に文教行政を担当されるわけでございますから、まずその基本的な認識等についてお伺いをしたいと思うわけであります。まあ、たびたびテレビ等ではお目にかかっておるわけでございますけれども、あれは一方通行で、こっちの方から質問をして返事を聞くわけにはいきませんので、なかなかいいこともおっしゃっておりますので、ひとつ議事録にも残るこの席上でも幾つかのことをお伺いしようと思うわけです。  今日の小中高等学校の状況……

第80回国会 文教委員会 第7号(1977/04/05、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 最初に企業のサイドの方にお尋ねを申し上げたいと思います。  いま日本じゅうを巻き込んでいる学歴社会、それから子供のときからの過当競争ですね、これで教育自身が本来の目的から離れて去っていくというようなことで、教育関係者、一般国民の中にも憂慮の声がかなり広範にあると思うわけですね。そういう場合には大体企業サイドが加害者の側として描かれてくるわけなんですね。教育ママというのは、時にはママゴンだとか言って加害者サイドに挙げる人もありますけれども、まあ、大体被害者のサイドだというふうに見るわけですね。しかし、こういう点で特に松崎さんあるいは本田さん一言でも、そういう今日の教育が、いや、そう……

第80回国会 文教委員会 第9号(1977/04/12、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 国立学校の設置法の一部改正というこういう法律審議の中でかなり質の違う問題を三つ一遍に審議をするというのは非常に骨の折れることであり、私としてみれば、妥当性を欠くというふうに考えられる内容が一緒に出されてきておるわけで、一つは、昭和四十八年度以降に設置された国立大学、これについて医学部の問題あるいはいわゆる新構想大学については総定員法の枠から外す、こういうわけですが、もともとこの定員に関する法律で処理すべきものをこういう姿で学校設置法の一部改正として審議をしていく、こういうことになるわけですし、学校設置法については既定の線を走っておるわけですが、ここに新しく国立大学・学部等の新設、……

第80回国会 文教委員会 第10号(1977/04/14、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私は、最初に矢次先生の方にお伺いをした上で、逐次質問をさしていただきたいと思います。  私学協会としては、今回国立大学の大学設置法の一部改正という姿で法律案が出されておるわけです。この問題については非常に国民の関心は広く示されておりますし、中身は十分にわからないままで関心が強いというのが今日の実態だと思うわけですね。一部には私学が乗らないのはけしからぬというような意見もありますし、法的強制をして乗せろというような意見もあるわけですね。こういう状況ですから、国立大学の問題だということだけでなく、ひとつ具体的な私学側の見解をお伺いしたいと思うわけです。  一つは、私学としては再三この……

第80回国会 文教委員会 第11号(1977/04/19、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 最初に大臣にお尋ねをするわけですが、教育基本法で言うところの教育の果たす役割りは、青少年の発達を保障して人格を完成させるのだという中心課題ですね。これは、初等中等教育ばかりでなく、大学教育にも一貫するものであると押さえなければならぬと思いますし、大学入試もまた教育の内容の一環をなすものだと私は考えるわけですが、大臣いかがですか。
【次の発言】 先般予算委員会などで初中教育についていろいろお伺いをした中では、とにかく学校の果たす役割りというのは子供を発達させるのだ。すべての教育的な営みとか、行いとかいうものは子供の発達にかかわって意義づけられる。こういう点では大臣と私の間に認識の食……

第80回国会 文教委員会 第13号(1977/04/26、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 文部大臣に、児童、生徒等の健康保持増進というような問題について文部省の施策をお伺いいたします。  昭和四十七年の十二月に保健体育審議会が答申を出しておるわけであります。この中では、「心身ともに健康な国民の育成を期する」という目的の達成上、一つは体の問題でありますし、それはひいては心の問題や学力の問題にもつながってくるのだというようなことにも触れておるわけであります。いまは「あらゆる教育活動の基盤を培う」こういう表現をしております。それから、学校保健法でも、児童、生徒並びに職員の健康の保持増進という問題は学校教育の円滑な実施と成果の確保に期するというふうにも述べておるわけであります……

第80回国会 文教委員会 第14号(1977/05/12、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 午前中からすでに前二名の質問者の質問の中で歴年の問題点について何点か指摘があり、文部大臣もこれらの問題点についてはよく把握されておるところと思うわけでありますが、何分にも昭和二十九年の一月一日、この法律ができてから、さらに三十六年の改正、三十七年の施行以後ということになってかなりの年月が過ぎておるのでありますけれども、いまもってこの共済法に見られる長期、短期の給付、そればかりでなく、こういった年金の基礎になる賃金、給与のこの水準の問題、その他一般的に言って公私の格差問題というのは私立の方が国公立の教職員の待遇を追っかけるという状況にあって、ごく一部で、それは私学の方が上位にある部……

第80回国会 予算委員会 第15号(1977/04/07、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 文部大臣並びに大蔵大臣に教育の行政についての若干の御質問を申し上げます。  ことしは、日本国憲法、教育基本法のもとで新しい教育制度が発足をしてからちょうど三十年目に当たるわけでございます。この中で義務教育の修了者の九〇%を超える者が後期中等教育、高校へ進学をするというような大きな発展もございますけれども、その陰に、学習が定着をしないでついていけない子供、落ちこぼれの問題というのが広く国民の憂慮するところとして今日登場しておるわけであります。あわせて青少年の非行がなお勢いが衰えない、増大をしそうして低年齢化まで加わってくる。また体力についても、体格の発達に伴うところまでの体力が得ら……

第80回国会 予算委員会 第16号(1977/04/08、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いをいたします。落ちこぼれをなくするためには詰め込みをやめて教科書を薄くしたいと、大胆そう言われておるわけですな。
【次の発言】 小学校一年生の理科の教科書に砂車という単元がございます。これについて政府の方から中身を説明してもらいたいと思います。
【次の発言】 かさと重さ、物質とエネルギーの概念を形成させるために砂車を使わせるというのはどういう意味なんですか。
【次の発言】 現場の先生方は、砂車では重さと力を混同しやすくてわからせにくいと、こういう批判がずいぶんと長年出ておるわけであります。かさと重さを教えるためにはいろいろな方法があるだろうと、はかりではかるという……


11期(1977/07/10〜)

第81回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第1号(1977/09/22、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 防衛庁長官に伺いますが、ロッキード疑獄解明なくして対潜哨戒機PXLの選定はないと、このことを前長官もあなたも本委員会でずっと言ってこられたわけでありますが、今年度の防衛庁の予算概算要求に当たって、問題の機種選定についてP3Cの導入をお決めになった。この選定に当たって国産化――これは長くわが国のこの問題の中で課題であった、これは白紙還元される、そしてもう一つ折衷案と申しますか、分離輸入案というのがあったことも天下周知のことでありますけれども、このプランも退けられて、結果的に見れば問題のロッキード社はついに目的を遂げた、こういう結果になっておるわけであります。長官のお言葉であれば国民……

第81回国会 文教委員会 閉会後第1号(1977/09/13、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私の持ち時間が三十分ですから、ひとつ大臣並びに局長さん、なるべく端的に御答弁をいただきますようにお願いをしておきます。  先ほど宮之原理事の方からも御質問があったわけですが、私立医科、歯科系の大学の問題というのは国民の重要関心事になっておるわけであります。法外な寄付金あるいは特別学納金とか、そういうものを取らなければ医師養成というものはできないものなのかということですね。一体そういう金は何のためにどう使われておるのか、あるいは不正入学だとか不明朗な財政状況を発見しやめさせる力はあるのか、これは現実に行政の力で可能になるのか。このことは乱診乱療とかこういう批判もあるいわゆる医療荒廃……

第82回国会 災害対策特別委員会 第3号(1977/10/26、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 この夏以来、私、有珠山の噴火に伴う災害、そして昨年襲った台風の跡を見せてもらうということもあり、愛媛、香川などを視察をいたしまして、赤潮とあわせて自然の災害、つめ跡が恐ろしいということと同時に、この問題が常に人間生活に影響を及ぼして、そしてときには死傷者を出し、こういう、結果を悲惨なものにするということは、人間のつくった構造物とそして自然とのかかわり合いにおいて、これはいつの場合にもあらわれてくるものなんだと。俗に、天災は人災だと言う人もありますけれども、そういうことを深く感じながら帰ってきておるわけであります。  普通、過去の状況で別段のことはなかったところに、今日の都市が大都……

第82回国会 文教委員会 第1号(1977/10/25、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 養護学校の義務制設置のことは、あと一年半後に迫っておるわけですが、まず養護学校の各県における建設がどういう進捗状況を現在示しているか。完成年度である五十四年段階では、これが完成をされた場合には、養護学校教育の対象になる精神薄弱、肢体不自由、病虚弱児の児童生徒の不就学というものはおおむね解消することができる見通しが立っておるのかどうか。養護学校の就学対象外になっておる重度障害者、重複障害者、これに対しては引き続き猶予、免除とされて、教育の外に置かれ続けることに理屈としてはなるわけですが、こういう子供たちがどういう状況であり、これに対しては何を考えていかれるのか。この三点について、ま……

第82回国会 文教委員会 第3号(1977/11/01、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 大臣にお伺いをいたします。  十月二十日の予算委員会の際に、わが党の橋本議員の質問に対して三原防衛庁長官は、有事を考えると平素から教育の場で君が代問題について教えることが必要だ、学習指導要領に入れられないだろうか、ということを海部文部大臣に対して申し上げた、というふうに発言をしておられますし、また、この内容は防衛庁発行の「国防」の八月号にも記載をされておるわけでございます。その際に、学習指導要領に関する意見交換の場で申し上げた、というふうにも答弁をされておるわけですが、文部大臣、これは実際そのとおりだったわけですか。
【次の発言】 これはいわば私的な形で話されたのであって、特段に……

第82回国会 文教委員会 第4号(1977/11/15、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私からもいま問題になっております奈良県立医大の問題についてお伺いしようと思っておったのですが、先の質問者の方から質問もあり、一定の答弁もございましたので、きょうはおきたいと思うわけです。  この問題はいまなお解明の過程にあるというふうに理解をしておりますし、まあ一奈良の問題にとどまらず全体的な問題をも問題の中には内包をしておる。マスコミ等では別枠入学あるいは寄付金入学というようなことは、他の公立でも必ずしもなかったわけではないというようなことも述べておるような向きもありますので、ここで一つだけお伺いしておくわけですが、大学が寄付を受けて設備等の充実をするというようなことは、それは……

第84回国会 災害対策特別委員会 第3号(1978/02/09、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共離党を代表して質問をいたします。  この災害の中で、私どもの党といたしましても、直後に調査団を派遣し、一月二十一日には政府に申し入れを行ってきたところでございます。また、私自身も二十七、二十八両日の参議院の災害委員会の調査に参りまして、厳しい災害の跡を見、とりわけ青木理事の方からも報告をしたわけですが、見高入谷のあの山津波の中では、たまたま視察の現時点で二つの遺体が発掘をされるというような、生涯忘れがたいような深刻な状況も見聞をしてまいったわけであります。  すでに、災害後一カ月近い時が流れておりますから、避難をされた方も家に帰られ、そして被災をされた方々もそれぞれ厳しい状況の……

第84回国会 災害対策特別委員会 第6号(1978/05/10、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず、大臣にお伺いをしたいと思うわけであります。  今回、大規模地震対策特別措置法案を提案されるに当たって、提案理由として、わが国は世界有数の地震国として幾多の大地震に見舞われて多くのとうとい人命と財産が失われたと、これに対して、今般特別措置の立法をして備えようということでございます。この点は国民がひとしく望んでおるところであって、わが党としても五年前から、特に大地震に対する災害に備えて特別な措置法をつくる必要があるということを提案もしてきたものであります。この際に、これは根本から考えてみれば、地震に備えるということは、予知科学を進歩させて――地震をとめるということはいまの段階で……

第84回国会 災害対策特別委員会 第9号(1978/05/26、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 「この度の妙高高原町で発生した地すべりは、多数の人命と財産を失」った、こういうふうに新潟県の要望書は筆を起こしておられるわけであります。そして本文に入りますと、まず第一に災害の発生源は、国有林地内にあり、林野庁の所管となっているところ、関係機関による調査を早急に、そして再災害を防止するための工事が緊急に実施されるように強く訴えておられます。  私は大臣にお伺いするわけであります。林野庁の所管であるにせよ、この大きな災害が国有地で発生をしておる。しかも当該地区は火山灰土が堆積したきわめて土石流の発生しやすい地域であるということについても、地元の人ならだれでも争いのないところでありま……

第84回国会 災害対策特別委員会 第10号(1978/06/02、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 総理大臣、あなたは去る四月二十五日、衆議院の災害対策特別委員会におきまして、副次的なものと言いながらではありますが、自衛隊の防災出動が治安出動の訓練になるのが何が悪いか、国費の効率的使用として好ましいという趣旨のまことにショッキングな発言をされたのであります。そのあなたの要請によって地震がまだ発生していない時点で自衛隊が出動をする、こういう道が本法成立によって開かれることになります。総理がこの法律の成立に寄せられる期待は、防災以上に治安訓練の強化にこそあるのではないですか。その点いかがですか。
【次の発言】 いま津川質問に対する答弁に比してやや慎重な御答弁である点は結構だと思うの……

第84回国会 大蔵委員会 第16号(1978/04/21、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党を代表して質問をいたします。  参考人、大変御苦労さんでございます。お急ぎのようですので、簡潔にひとつ御質問をまず最初に申し上げておきたいと思います。  銀行という経営企業は、ほかの多くの経営企業に比べましても、今日段階で、いま問題になっておる週休二日制等については主体的な条件は最も成熟をしているだろう、また、こういった一つの社会進歩の問題についてこの中で役割りを大きく果たしていかれるような社会的責任も担った経営であろう、こういう点については、参考人としてもそのとおりというふうに把握をされまして、一段と努力を継続するというふうに言われておるのでありますから、一層の努力、これ……

第84回国会 地方行政委員会 第8号(1978/04/20、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 日本共産党を代表して質問をいたします。  わが党としては昨年の本法改正案が提出されたときにも、基本的には銃器にかかわる問題であるにしても、人権としてのスポーツ、趣味にわたってはこれは尊重されなければならず、基本的には所持制限を強化する等は、非常に慎重に行われる必要があるという立場で御質問を申し上げたのでありますが、また同時に、銃器というのが本来的に人間に対する殺傷力を持っておるものであり、使用法いかんによっては国民の生命財産に対する脅威となるような場合があり得るという事実もまた認識の上に立ってお伺いをするわけであります。  この提案の中でも、事故及び犯罪の最近の実情にかんがみて本……

第84回国会 文教委員会 閉会後第1号(1978/08/29、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 大臣にお伺いをします。  ほかの議員からも先立って質問もあったわけですが、大臣か二十八日、日本記者クラブで行われた講演に関して一、二お伺いをするわけであります。  一つは、教育勅語に関する御発言内容でありますが、新聞記事の内容、あるいは先ほどからの答弁をお伺いしておった限りでは、教育勅語を今日の時点で、全部にしろ、一部にしろ、現実の教育行政に再び生かそう、復活しようという考えでないということはお伺いをしておるわけですけれども、この際よいところもあるというふうに報道されるような発言の趣旨については、今日問題になっております有事立法の問題とか、元号法制化の問題で国論を分かって議論のあ……

第84回国会 文教委員会 第3号(1978/03/23、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 先般の参議院予算委員会の際に、若干文教行政についてお尋ねをしたのですが、初め一、二関連をして、二点だけをお伺いをしておきたいと思うのです。  大学共通一次の問題で、私は成績を個人に通知してもらうわけにはいかないかと、こういうふうに今度の実施の中で図ってもらうわけにはいかないかということをお尋ねしたところ、それは大学のランクづけ、大学の格差助長、また高校のランクづけ等を助長することにつながるという論もあるし、今年度の状況はもう固まっておるので、今年段階ではそのままやっていきたいと、個人に自己採点をしてもらってやってもらいたいというようなことだったと思うのですが、時間がなくて、あの場……

第84回国会 文教委員会 第4号(1978/03/28、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 最初に、学校保健法の一部改正、八条関係に関連をして、厚生省にお伺いをしておきたいわけであります。  現在、結核の発生状況というのは、一体どういう状況になっているのか。登録された者、新規の者、それぞれお答えを願いたい。また、各地域における一般住民の検診の受診率、これはどういう状態にあるのか、このことをお伺いしておきたい。
【次の発言】 いまのお答えの中で、現状がはつきりしていないわけですけれども、現在、厚生省の方へ問い合わせたところ、登録されておる者が三十九万人、そのうち感染性の者が五万九千人。そして一九七七年の新規発生の者が九万七千人、そのうちで感染性の者が二万七千人、高年齢の者……

第84回国会 文教委員会 第5号(1978/03/30、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 本日は三十日でございますから、本年度はあしたをもって終わりになるわけです。同時に定数改善計画、公立文教施設に関する計画、それぞれの五ヵ年計画はあすをもって終わりを告げるということになるわけですが、私は最後の一年どうしてもがんばってやってもらいたいというところから、昨年の三月の予算委員会の際にも、定数の問題と校舎の問題あわせてずいぶんとがんばっていただくように、海部文部大臣並びに坊大蔵大臣に対して質問を申し上げたわけです。そのときの応答を通じても、今後の公立文教の問題が容易ならざる問題である、と同時にやり遂げなければならぬ問題であるというようなことが明らかにされてきているわけであり……

第84回国会 文教委員会 第6号(1978/04/13、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 先ほどから幾つか問題点がすでに出ておりますので、私はまずレコード協会の日本の芸術、文化水準の向上の中で果たされる抱負なりについてまずお伺いをしておきたいと思うわけであります。特に二次使用料等を含む今日の問題の中で、芸術家の方々、あるいは実演家の方々、作家の方々にお目にかかりますと、なかなか多数の方々が厳しい苦しい生活をしていらっしゃるわけであります。こういう状況の中で、何としても日本の芸術、文化の水準を向上させようと思えば、皆さん方がこれは著作家、実演家と力を合わせて、そうしてお互いに保障し合いながらやっていかなければならぬと思いますし、その中で特に二次使用料の問題、あるいは隣接……

第84回国会 文教委員会 第7号(1978/04/18、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 今回、レコード保護条約加盟に従って、法改正が行われようとするわけであります。私は、この法改正が、著作権法の目的にも掲げられておる、文化的所産の公正な利用に資するものであり、そして芸術家等の権利保護に有益なものであり、そして文化の発展に寄与するというような立場で、わずかながら前進の方向だということで、賛成をする立場をとっておるわけでありますが、文部大臣にお伺いをするわけであります。  先ほどから、繰り返し関連をいたしまして、隣接権に関するローマ条約に速やかに加盟をするべきではないかという立場で質問が続けられておるわけであります。私もその点について文部大臣の所見をただしておきたいと思……

第84回国会 文教委員会 第8号(1978/04/25、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず大学局長にお伺いをします。  三月十八日の予算委員会で、私大の補欠合格者に対する寄付金問題について、何校かについては調査をするというような答弁をいただいておるわけですが、その後調査をされた結果、またこれらの問題の寄附金の返却等について、具体的なあらわれ等があればお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それ以外の大学についてその後調査をされたのがあったらあわせてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 どこですか。
【次の発言】 私に対しても、あの質問以降手紙が寄せられたり、あるいは電話をよこされたり、幾つか情報が入ってくるわけですが、確かにその後追手門学院、あるいは近畿……

第84回国会 文教委員会 第9号(1978/04/27、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党を代表して質問をいたします。  教員大学の概要について、その趣旨を初めとして若干の内容について説明書をいただいておるわけですが、もともとよく知られた一九七一年の中教審答申、七二年の教養審の建議、そして七四年の鯵坂調査会、これら一連の事前の積み上げがあって、その上に新構想大学院、これを中心にしなから出発をせんとする今日の大学設置であるというふうに理解をしておるわけでありますが、大筋においてはそのとおりではないんでしょうか。
【次の発言】 まずその趣旨において「教員大学は、教員の資質能力の向上」、そして「初等教育教員の養成・確保という社会的要請に対処するため」と、こういうふうに……

第84回国会 文教委員会 第10号(1978/05/09、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党の小巻でございます。  先生方にお伺いするわけでございますが、まあ私どもの党といたしましても、このいま言われている目的にもうたわれているわけですけれども、勤学青年、社会人に高等教育、これの機会を付与をするということは非常に今日段階で重要なことだというふうに考えておりまして、一昨年、五十一年にも教育提言などをいたします中では、夜間大学というものはもっと発展させなければならない、こういう点ですでに昭和二十二年、この学校教育法の五十四条なんかに出ておる問題について、国の取り組みは不十分であるというような点を第一に挙げるとともに、通信大学の設置、これについても国立で取り組みがなされ……

第84回国会 文教委員会 第11号(1978/05/11、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 最初に、文部大臣に一つお伺いをしたいわけであります。  前回の委員会では参考人を招致をいたしまして、そしてるる御意見を聞いたわけであります。この中で私は、長尾先生が特に生い立ちとしては、教員養成系の学校を経過しながら、そして教育大の教鞭もとり、その上で今日教育学者として歩んでこられる上で、教育学というものは、その生い立ちからしても技術学の性格を持つものだと、こういうことを言っておられるわけですね。まあこれが一種の実学の中に落ち込んでしまうと、処方せん学というようなことになって、能率主義、効率主義と、まあ果ては固定した物差しで、一時は効率が上がりそうに見えるような方向になりやすいも……

第84回国会 文教委員会 第13号(1978/05/30、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず、管理運営についてお尋ねをしたいわけであります。  国会に提出された文部省の資料の中で、構想の概要についてというものがありまして、そこでは副学長を置き、運営について学外の教育関係者等有識者の意見を求めるなどの工夫ということが挙げられておるのですが、国大協に対していろいろ説明をされた中には、副学長制を設けるほか、現行の法令に従って、教育研究が円滑、適切に行われるように検討するというふうになっている。参与構想というのは、有識者の意見を求めるというのは、国大協には明示されなかったんではないかと思うわけですが、いかがですか。

第84回国会 文教委員会 第14号(1978/06/01、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 教員の現職のままで研修を行う点を今度の新大学で強化をしていくと、このことによって、教員の資質向上を図るというふうに言われるなら、この現職教員の資質向上というのは、これは現場教職員も国民も望むところであります。あわせて勤労青年や、社会人に対して、高等教育の機会を付与するために、放送大学を構想すると言われているのでありますが、勤労青年、社会人に対して高等教育の機会を付与すること自身は、今日の社会進歩とも相まって、国民の望むところであることは明らかであります。問題は、そういう社会要請、あるいは教育上の国民の諸要求にこたえて、具体的にどういう構想が出されるかというところから始まっておる。……

第84回国会 文教委員会 第15号(1978/06/08、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 国士舘大学の問題について、午前中来、粕谷委員からの質問もあったわけですが、続いて若干の質問をいたしたいと思います。  この大学に関する問題は今回が初めてのことではなくて、すでに昭和四十八年段階でも、七十一国会でありますが、六月十五日には衆議院文教委員会で、さらに六月二十一日には参議院の文教委員会で、大学の方から参考人の出頭を求めて調査、審議を行ったところでありました。さらにさかのぼれば、昭和四十一年段階で、三十九年ころからさまざまな問題があったというところから、日本学術会議の学問思想委員会においてこれが問題となされ、その時点でも国会の審議の中で登場をしたことがあるというふうに承知……

第84回国会 文教委員会 第16号(1978/06/13、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 時間も短時間ですから、なるべく端的にお答えをいただきたいと思うんですが、昨日文部省の方で安高理事と接触をされて、国士舘大学の内部の事情をいろいろ聴取をされたというふうに聞いておるわけですが、ここで具体的に項目を挙げて言えば、どういう項目について内部の事情と今後の見通しについて、何をお聞きになったのか、簡潔にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 本日の十二時半ごろ国士舘大学のキャンパスで、学生諸君と思われますが、新聞にも記載されておったような人たちかもしれません、有志の名義によって「学生諸君へ」という訴えが出されておるわけです、八項目からなっておるわけですが、これが二、三十人の……

第84回国会 予算委員会 第14号(1978/03/18、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 総理府総務長官にお伺いをいたします。  旧従軍看護婦問題について、先般の衆議院予算委員会において、わが党の山原君からの質問に対し、「今国会中に」という答弁を寄せられておるわけでありますが、この答弁以後、関係者、旧従軍看護婦から喜びの声と大きな反響、期待の声が寄せられております。中には、えり元に青酸カリ一グラムを入れてフィリピンをさまよったというような思い出を明らかにして、そうして期待をするというようなものがございます。速やかに具体的な内容を明らかにしていただきたいわけでございます。現在の進行の状況について御答弁をいただきます。

第84回国会 予算委員会 第20号(1978/03/28、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いします。  去る二月十二日に滋賀県の野洲中学校級友殺傷事件ということがございました。私は、事件後現地に赴いて県教委、教職員団体等から事情を聞き、また今後の対策を聞いてまいったわけですが、当該事件は全く悲劇的な事件であるにとどまらず、決してこれは偶発的、例外的な事件ではなくて、今日の深刻な、言われるところの教育荒廃の問題を、これを原因とした、どこの学校も安全とは言えないという深刻な事件と受けとめておられたわけであります。文部大臣は身をもって調査をされたのか、この件についてどのように受けとめていられるのか、偶発的な問題と見られるのか、根本的な対策を迫る問題と見られるの……

第85回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1978/11/22、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 さきの質問者にもございましたので一言お伺いしておきたいと思います。  これは、福岡県豊前炭鉱洗炭用ため池決壊の問題であります。すでに昨年とことしと引き続いておるわけですが、この復旧作業は速やかに進捗しておるのか。床上浸水が非常に多いわけですから、これは緊急に急がれる問題。バキュームの出動とか作業員はうまく配置されておるのか。終わりの見込みはいつか。それから衣食住の問題についてでありますが、床上浸水というものはすなわち衣食住の本拠を奪われておるわけであります。この点、四百五十人分たき出しを現地でやっておるとか聞くわけでありますが、この辺について、住まいの手配はどうなっておるのか。プ……

第85回国会 災害対策特別委員会 第2号(1978/09/19、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 国土庁と建設省に宮城地震について簡単に御質問をしたいと思うのです。  大蔵省の方はお願いしておりましたけれども、遠藤委員からの質問もあって答えられておりますから、お帰りいただいて結構です。  個人災害救済という観点からこの宮城地震に関して防災集団移転事業の問題が当初から大きく言われてきたわけですけれども、実際上これの法の適用というのは農村向きのものであって、仙台のような都市災害の場合になかなか実態に合わないというような声も聞いているわけです。この点について補助限度額の問題なんかも低きに失するという住民の声もあります。どうした改善を考えられておるのかというのが一つ。  それから、移……

第85回国会 文教委員会 閉会後第1号(1978/11/28、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いをいたします。  国士舘大学についてこの夏以来この本委員会でも取り上げられてきたわけであります。文部大臣、この国士舘の問題について文部省では八項目の正常化の要項を示して、指導助言をなされ、正常化が図られてきたのでありますが、今日なおめどがつかないと申しますか、私どもとしてはそういうふうに考えておるわけですが、文部大臣、今日の状況をどうお考えになっておるのか。また、これは文部大臣在任中であろうが、それは別の立場に立たれようが、大臣としては必ず解決されなければならぬ問題と考えられておられるかどうかについてお伺いをするわけです。  一つつけ加えますが、最近に、この国士舘……

第85回国会 文教委員会 第2号(1978/10/17、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず、文部大臣に御質問申し上げます。  本国会は、有事に関する立法制度の問題が非常に大きく問題になったわけであります。衆議院の予算委員会で福田首相は、有事の研究については単に防衛庁だけではなくて、政府全体として取り組むというふうに答弁をされたわけであります。また、本年度の防衛白書を見ますと、その中に、緊急事態に際しては、有事立法だけではなくて、運輸、通信などとあわせて教育関係に至るまで国防上の配慮を加える必要があるということも述べておるわけであります。その点に関連をしまして「国防」という雑誌を見ますと、この中に対談がありまして、防衛審議官と軍事評論家の間で苦心談が書かれておるわけ……

第85回国会 文教委員会 第3号(1978/10/19、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 今般十月六日付をもって文部省から心身障害のある子供の教育措置について通達を出されたわけでありますが、このことについてお伺いをまずいたしたいと思うわけです。いずれこの問題については、いまから三月まで非常に重要な時期に当たっておりますですね。現に学級に通っておる子供が、新たに養護学校に行く先を変えなくちゃならぬかというようなことで、手紙が私のところにもやってくるとか、現在就学している家庭でも、いまから就学する家庭でも、非常に関心の強い問題でもあり、きょうのところは簡単に問題点を伺っておきたいと思うわけです。  すでに前回の質問の際にも、発達診断表の問題等を通じて、幾つか御質問をいたし……

第87回国会 災害対策特別委員会 第5号(1979/05/30、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 まず大臣にお伺いをいたします。  今般、東海大地震の危険地域として六県、百五十九市町村を指定なされることになったわけでありますが、指定された地域はいよいよ本格的な地震防災対策を義務として実行していくと、こういうことでありますが、去る二十四日の衆議院の特別委員会で、大臣は、来年度の予算編成とも関連をしておるので立法措置を含めて防災対策、防災体制を実際効果のあるものとして進めていくというふうに言われたやに聞いておるわけでありますが、自治体の自主防災計画に基づく整備事業など、これにこたえることのできる財政措置をとられるおつもりがあるのかどうか、その点、まずお伺いしておきたいと思います。

第87回国会 文教委員会 第4号(1979/02/27、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 内藤文部大臣に質問いたします。  政府の中には、学校教育の分野において国防上の配慮を加えると。これについて平素から検討を加える必要があるというような論があるようですね。いわば学校教育における有事研究体制と申しますか、これらの問題について就任後大臣は閣議その他で触れておられますか、またこれについてどのような意見を持っておられますか。まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 重ねて伺いますが、いまの大臣の答弁は、現状では不十分だから、何がしかの変更を加える必要があるというような考えに立って言われておるわけですか。
【次の発言】 強化、変更の必要は考えていないという答弁としてお伺い……

第87回国会 文教委員会 第6号(1979/03/29、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 内藤文部大臣にお伺いをいたします。  国立学校設置法でもって大学を拡充をし、あるいは新設をしていくということは、基本において国民が高水準の教育を求め、高水準の研究を求める。また、国民の中で地域がこれを求めるのに対してこたえていく道でありますから、私どもとしては大いに設置されなければならぬというふうに思っておるわけです。ところが最近の場合には、賛成しようと思って提案を読むと、物が歯にはさまりまして、もろ手を挙げて賛成というふうにいきにくい場合が多いわけであります。  法案の個別について質問をする前に、大臣にお伺いをしたいのは、一つは、ことし初めて大学の共通一次テストもやった。この一……

第87回国会 文教委員会 第7号(1979/05/08、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 岡澤教授にお伺いをいたしたいと思うわけであります。  国士館大学と言えば、戦前からある、大変その名前は国内でよく知られておる大学――いまたくさん大学がございますから、ぼくも全部の大学の名前言ってみろといわれたらそれは何点とれるのかと思うのですが、大変有名な大学だと思うのです。遺憾ながら昭和四十八年以降参議院並びに衆議院で二度にわたっておいで願うというようなことでございますが、私も心か、多くの――たしか一万五千人の学生が在籍をしておるかと承知しておるわけでありますが、多くの学生が在籍をするこの大学が、民主的に健全に発展されることを心から願ってお伺いをするわけでございます。  初めに……

第87回国会 文教委員会 第10号(1979/05/31、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いをいたします。  すでにオリンピックセンターは十数年の歴史を持っており、年々百万にわたる利用者を、これを収容をしてきたところであります。また文部大臣は、このオリンピックセンターの法案が初めて衆議院、参議院に上程されて、そうしてこのオリンピック跡地利用として、文教にかかわり深い施設として文教委員会において審議して通してきた法律案でもあったわけであります。これらの経過についてはつぶさに承知をされておるところでございますから、まずこのセンターが設立に当たって、いかなる趣旨、目的でつくられていったのか、この成立についてはさまざまな意見があったようでありますが、どういう経過……

第87回国会 予算委員会 第15号(1979/03/26、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 通産大臣にお伺いをします。  電力会社、これは言うまでもなく公益事業である。だからこそ昭和四十九年に各電力会社は政治献金の中止を表明しました。特に、東電の水野社長は記者会見までして、一切の政治献金を取りやめることが公益事業としての責任を全うすることだと、ここまで言ったわけであります。まことに当然のことであります。公益事業である電力会社は、その政治活動においても中立公正の立場を企業みずからが守らなければならない、そう思うわけですが、いかがですか。
【次の発言】 続いて、大臣に聞いてもらいたいと思うわけですが、関電は明らかに社の業務として政治活動をやっているんですよ。だから、その結果……

第90回国会 文教委員会 第1号(1979/12/06、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 谷垣文部大臣にお尋ねをいたします。  大臣は、非党に教育にとっては大変な年代に文部大臣の地位につかれたと私は思うわけであります。特にことしの警察白書などをながめますと、非行少年の数ですね、これは戦後最高だと、こういう状況になっているのですね。いま戦後第三のピークと申しますけれども、三番目のピークが一番峰が高い。千人に対して、警察白書の指摘では、十四・何がしというような高率の数字があらわれておるわけであります。学力不足で、学校へ行ってはいるけれども、もうほとんど興味を失っておる子供の問題というようなのは、その非行とも密接に関係があるというのも定説になっておるわけですね。それから身体……

第91回国会 決算委員会 第3号(1980/03/19、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 日本共産党を代表いたしまして、藤波労働大臣に本日はまず労働条件の問題についてお伺いをしたいと思うわけであります。労働の軽減という問題は労働行政の重要任務である。この問題を達成することによって、一つは巨視的に見れば雇用拡大につながってくるという問題、もう一つは、厳しくなっていく労働条件の中で、労働者の健康の維持に資するという問題があると思います。これは国民の全体的な世論だと思うわけであります。あわせて国外からも、日本の働き過ぎに対しては大きな批判もあるところだ。こういう状態の中で、二年前には次官通達、局長通達等を出されて、労働軽減のためにいろいろやってこられておると思うわけですが、……

第91回国会 建設委員会 第10号(1980/04/22、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 私、以前に大阪府立高校の国語の教員をやっておったことがありまして、生徒を遠足に連れていくこういう地域でもありましたし、その後もたびたび訪れて飛鳥の地域を見るわけですね。奈良県はいま日本一の人口急増地なんじゃないですか、行くたびに周辺景観は変わってくるわけだと思います。まず、末永先生にお伺いするわけですが、先生はこういう状況の中で橿原の考古学研究所をして、この中でとりわけ埋蔵文化財、私は文化財として民族遺産として最もすぐれておるんだと思いますが、どういう範囲でいまお仕事をなさっておるのか、その問題とのかかわりで今度の立法についてもまたお伺いしたいと思うわけです。  今度の立法は、そ……

第91回国会 建設委員会 第12号(1980/05/08、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法を提案されたわけでありますから、まず第一条からお伺いをしたいと思うんですが、「歴史的風土」というのは一体何かというような問題はまず明らかにされる必要があるだろうと思うんです。  明日香における遺跡、文化的遺産、周囲の環境が一体化されて昔をしのばせる歴史的風土、これを保存するんだというのが趣旨になるわけですが、具体的に言いますと、明日香にはどんな文化遺産があり、そしてどんな環境があり、そうしてこれを保存することによって国民的にはどういう利益を得るというふうに考えておられるのか、立法された方からお伺いしたい。

第91回国会 文教委員会 第1号(1979/12/21、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いをするわけであります。  この私学共済のこの組合は文部省が明らかに所管するところであって、法律の改正案を閣法として提出されるについては、関係職員の利益の観点から、これは当然現状の把握と、そして法改正が行われた結果が具体的なそれぞれの人たちにどういう影響を及ぼすのか、十分調査をし、手当ても尽くした上で提出されるものと思うわけでありますが、本法案はむしろ文部省が主導的に調査結果をもとにして改正を図ったというような性格を持つよりは、大蔵省の方で、経過はあるわけでありますが、特に国家公務員共済組合審議会が大蔵大臣に答申を出すというような状況をてこにして、大蔵大臣が閣議に提……

第91回国会 文教委員会 第4号(1980/03/25、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 大臣に教員定数の問題からお伺いをいたします。  朝、五十五年度の配当は、これはもう準備もあるので、法律改正前であるけれども手配をしておるというような局長の話があったわけであります。私も、この方式でやるなら実際に、たとえば大阪でどういう状況になるのかというような問題も当たってみたわけでありますが、大阪で適用を受けるのは私は守口市と大阪市であるというふうに承知をするわけであります。このやり方によりますと、守口市は減少市町村の中でかかってきまずから、全部の学校が一年生は適用を受けると、こういうことになるわけであります。そうしますと、五百市町村に五百六人を配当するという今度のものが大体全……

第91回国会 文教委員会 第5号(1980/03/27、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 大臣にお伺いをするわけです。  地方大学を充実させるという課題は、歴代の大臣で否定された方はおられないわけです。しかし、このためには一つは総合化を目指して新たに学部を設置していく等の方が重要である、その点で私どももこの国立学校設置法については、まあいろいろ意見もありますが、賛成をしていくつもりでいるわけなんです。ただ、既成大学について教育研究の条件を充実していく、このこととあわせて行わないならば、本当のすぐれた日本全体の教育水準の向上というのは果たすことができない。ずばり言いまして、この予算の中で教官当たりの積算校費、学生当たりの積算校費を見ますと、一面では新たに学部が開設される……

第91回国会 文教委員会 第7号(1980/04/10、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党を代表いたしまして大臣に質問をいたします。  この法律案は、ここにおられる前文相の内藤さんのとき、さらにその前の砂田さんのころから、この国会に持ち込まれてきておる問題であります。このオリンピックセンターについては、谷垣文部大臣もこの点は引き継ぎはずっと受けてこられたと思うわけですが、このセンターがどういう趣旨で設立をされたのか、まず改めてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 いまこの特殊法人を廃止をして、文部省の直轄にしようとされるわけでありますが、特殊法人として出発するにはまあそれだけの理由があって、当時の愛知文相から、特殊法人こそベターな道……

第91回国会 文教委員会 第9号(1980/04/24、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 共産党を代表して、文部大臣に質問をいたします。  法案の審議に先立って大臣にお伺いをするわけですが、わが国の憲法が新たに制定をされて、その中で日本の将来を描くに当たっては、軍事大国の道を歩まずに平和国家、そして高度の文化国家として生きていくということが示されている。その中で大きな比重が教育に対する期待となってかけられてきた、それがわが国の戦後史であると思うわけです。ことしは一九八〇年であります。八〇年代日本の進路の中での教育の位置づけと、こういう問題にも思いをめぐらすときであろうと私は思うわけであります。文部大臣の閣僚としての比重も私はそういう意味で日本の進路に対して非常に重いも……

第91回国会 文教委員会 第10号(1980/05/13、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 大臣にお伺いしたいと思うんですが、私学と申しましても、それは大学の場合とそれから各府県にある高等学校の場合と、その進学していく国民の側からの対応にはやや違いがあろうかと思うんです。高校の場合をながめてみますと、アメリカなんかのやり方を見ると、公立学校は市町村教委で所管しているんですね、高等学校までは。公立に行くつもりならみんな行けるようになった上に、私学がいわばより条件のいい教育をやっているように思うんですね、態容としてはね。教育条件も私学の場合には公立で保障しているのをぬきんでたような状況になっており、教職員の待遇にしてもそういう状況になっておる。日本の場合にも、進学率が五〇%……

第91回国会 予算委員会 第5号(1980/03/11、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 関連質問。
【次の発言】 小渕総務長官にお尋ねをいたします。  日税連の発行する「税理士界」という新聞があります、御存じと思いますが。この新聞を見ますと、五十四年九月十日付第七百六十二号、この中で、日税連の専務理事四元正憲という方が特別報告を挙げておるんですね。国会に熱心に働きかけて小渕恵三さんには特別の御尽力を終始一貫いただいたというふうに小渕さんについて記述があります。さらに、小渕さんは税理士制度改正案の基となった改正要綱の生みの親であるというふうにも述べております。どういう御尽力をされたのか。  また、税理士会連合会の正幅会長の議事録というものがございますが、あなたに対して……

第91回国会 予算委員会 第17号(1980/03/27、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 独占禁止法の厳格な運用に努める、こういう課題について一、二具体問題をお伺いしたいわけであります。  物価対策の際に一番大事なことは公共料金の抑制と大企業の便乗値上げ、こういうものとあわせて不当な独占価格つり上げをいかに抑えるか、こういうことだと思うのです。  フィルムの問題であります。公正取引委員会に聞くわけでありますが、二月二十一日に富士フィルムと小西六写真工業に立ち入り検査を行ったというふうに聞いておりますが、どういう疑いをもって調査をされているのか、また一般カラーフィルムについてはどんな調査が行われているのか、お伺いをします。



各種会議発言一覧

10期(1974/07/07〜)

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/03/15、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 村越さんに質問をいたします。  いま寺田さんの方から、ある政党の批判では云々の話の上で御質問があったのですが、いま地方自治体の財政破壊の中で、同和事業対策の問題が大きな原因になっているというのは、特に大阪府では広い範囲にわたって天下周知の事実でありますが、村越さんのお話では、まだまだ市の持ち出しが足りるどころか、不十分なようなことも言われている。大阪市大の部落解放研究所の事務局長をやられておって、そうして大阪の矢田において部落解放同盟自身の役員もしておられたあなたが、そんなに実態を御存じないというようなことは通らない話だと思うんです。  私は、いま一、二例を挙げられましたので、ざ……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1975/03/29、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 原子力問題について質問をしたいと思います。この国会の中で福田副総理の方からいわゆる原子力発電計画の六千万キロワットというのは、これは縮小避けられぬ、目標を達成することはむずかしいということが述べられ、阻害の要因としては安全と環境の問題があるんだと、こういうことでありました。また佐々木長官は、この問題について飛ぶ前に踏めというような表現をされて、今日、従来に対して一転反省を行って安全問題については新しく見直さなければならぬという趣旨を述べられておるのでありますが、重ねてお伺いするようになりますけれども、ここで安全問題と環境問題について根本から見直し策をとる、その基本についていまの時……

第76回国会 内閣委員会、科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 副長官にごく簡潔に質問をしておきたいと思います。  きょうの審査では、有沢先生初め政府懇談会に出席の方々、いま現に国民の期待を集めて原子力行政の根本について見直しの検討をしておられるということですから、まあそれに関連の深い安全体制の強化という法案審議もある中で、参考人として御出席いただきたいと思ったのですけれども果たすことができていない。そこで副長官にお伺いをするんですが、この有沢委員会の結論待ちというようなことで、何もかも問題の解明がいわばこの一点に集約をされておって、待たされているという関係にあるわけですね。しかし、科技庁としては、一日もなおざりにできず、今日安全規制の問題に……

第78回国会 運輸委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号(1976/10/27、10期、日本共産党)

○小巻敏雄君 今回の貨物運賃五八・六%という引き上げが農林漁業の生産者に対して負担増を強いるものであるという問題は、前質問者もこの問題を強く取り上げておるのですが、私も具体的な問題を通じて大臣並びに農林省関係当局に問題の性質をただしたいと思います。  まず、北海道バレイショの具体的な問題をながめてみますと、農林省の資料によって五十年度の生産費が百キロ当たり千五百十九円、これが今日の状況だ。ところが、現在の農家の手取りはそれを下回る千五百二円というような状態になっている。今日赤字であります。商売のことですから需給関係だと、こう言うわけですが、どうしても今日、日本の基幹産業である農業振興の立場から……


11期(1977/07/10〜)

第84回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1978/03/31、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 最初に、同和対策事業について大臣にお伺いをしたいのであります。  十年の議員立法としての特別措置法、これが時限立法として制定をされてから残り一年――九年までやってきたわけでありますが、各県のとりわけ並み並みならぬ努力によって一定の成果を上げることができ、各地で格差の解消について、対象地域と一般地域の中で成果を見たところであると思うわけであります。と同時に、昨年の四月段階で政府の方からも発表されましたように、全体としては未達成だと言わなければならぬ。物的な事業に限っても、残りの事業量が一兆二千億というふうな数字も拝見をしておるわけであります。すでに投じられた金は一兆円とも二兆円とも……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/03/29、11期、日本共産党)

○小巻敏雄君 山林労働者などを中心にする振動工具による白ろう病などの問題についてお尋ねしたいと思います。  私は、三重県、和歌山県の南の方をよく歩くわけなんですね。あの地域は海が山に迫っておりますから、昔からの日本の基幹産業の米づくりには適地じゃないわけであります。海で働くか山で働くと、こういう状況のところです。ところが、この林業労働者、まあ昔は木びきうたもあれば、そんな牧歌的な営みがあったわけで伝統的な産業でありますが、これは非常に荒れておるですね。和歌山県あたりだと、林業労働者は昭和三十年ごろまでは五万人くらいあったというのですね。いまはそうですね、その後の二十年間で、昭和五十年くらいで五……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

小巻敏雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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