このページでは志苫裕参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。志苫裕参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○志苫裕君 私は信濃川水系一級河川鳥屋野潟のことについてお尋ねをするわけですが、なかなか地方の土地カンがありませんとわかりにくいと思いまして、若干の資料をお配りをいたしております。これを参考にしながら、若干お尋ねをしたいと思うんであります。 まず一般論としてそれぞれお伺いをいたしますが、まず河川でありますが、この場合には一級河川を例にとりますが、河川は所有権その他財産権の対象となり得るかどうか。後ほどこの一級河川鳥屋野潟についてさまざまなお尋ねをするつもりでおりますので、その大前提としていま申し上げましたように、河川は所有権その他財産権の対象となり得るかどうか。特にこの場合には建設省からもお……
○志苫裕君 私は通告をしておきました一級河川信濃川水系鳥屋野潟の整備計画についてお尋ねをするんでありますが、大臣就任以来初めてのことでもありますので、最初にちょっと一つだけ大臣にお尋ねしておきまして、それから少しこまかい問題に入ろうと思います。 いわゆる金脈問題の解明あるいは調査、追及等が行なわれておりますけれども、実は幾つかの事件とでもいいますか、それらが建設省の行政分野に実はかかわることが多いことを私ども調べてまいりまして、大臣にも注意を喚起したいと、このように思うわけです。きょうの私の質問はそういうことには直接関係はないんですが、ただどうしても建設省の分野にそういう事柄が多いので、今日……
○志苫裕君 新人ですからおそるおそる質問をいたしますが、少しこう初めてですから、慣例にそぐわぬ点があるかもしれませんが、我流でやりたいと思います。 実は独禁法の問題と合板のカルテルの問題、二つを通告をいたしておきましたが、最初に独禁法の問題について若干お尋ねをいたします。 平均的な国民の感覚でお伺いしたいと思いますが、率直に申し上げて、独禁法あるいはそれを扱う公取委員会というようなものは従来あまり一般大衆にはなじみが深かったとは言えないと思うのですが、またその取り扱いというのもどっちかというと法の重さに比べて非常に軽く扱われ、あるいは法律を骨抜きにするのかどうなのかという議論だけがいままで……
○志苫裕君 限られた時間のようでありますから、最初に一般的なことを簡単にお聞きしまして、後刻柏崎の問題についてお尋ねする予定です。 開発を急ぐのではなくて、安全の確認、国民的な合意の取りつけというものに力を注ぐべきだという、そういうことがだんだん大方の合意になりつつあるわけでありますが、三木総理も予算委員会等では、特に安全性の確保、国民の理解と信頼を確保することに全力を挙げる、これはどうもいままで十分でなかったという発言をしばしば行っておりますし、特にこの長官の所信表明を私ずっと過去のものも点検してみたのでありますが、初めてことしの所信表明の中で、「その安全性について、必ずしも国民から万全の……
○志苫裕君 いま杉山委員からもいろいろと伺いましたので、ダブるところは省きますが、おいでになっていますか、内閣――。私は中心は柏崎部会のことに置きますけれども、ちょっとそこへ入ります前に少しお伺いをしておきます。 まあ原子力問題、安全性の確保、国民の理解と信頼の取りつけというものが重点課題だということになって、いわゆる見直し作業が進んでおるはずでありますが、その現状をあらまし聞きたいわけであります。 一つは内閣の方から、原子力懇談会が六回にわたって持たれておるようでありますが、主として何が問題になって、そろそろ問題点がしぼられているか、いつごろまとめに入って、それはどのような形で生かされて……
○志苫裕君 この間、趣旨説明いただきましたから、法案の内容は承知しておるんでありますが、まず、この豚の水胞病ですが、いろいろ説明によりますと、一九七三年の十一月、神奈川県を中心にして発生をしたといういきさつをたどっておりますが、これの侵入経路はどのような経路になっておりますか。
【次の発言】 どこから入ってきたのかわからぬということなんですがね、これは何か記録によりますと、諸外国でもいろいろと発生しておるようですが、ちょうど一年前にイギリスで初めて水胞病として確認をされた。日本では、これは初めて出ておるもののようですが、諸外国との関係でいきますと、何かその辺の、あの辺で見当のつくようなものござ……
○志苫裕君 農振法の審議に先立ってちょっとお伺いしておきたいんでありますが、二月二十日の本委員会におきまして、農林大臣は、五十一年度以降の稲作転換事業について、米の需給その他を見で六月ごろまでには決めたい、こう述べておるんでありますが、その方針は決まりましたか。
【次の発言】 六月中にはという御答弁ですが、さまざまな検討要素としては、何が入っておって、大体方向はどっちの方向を向いているんでありますか。
【次の発言】 いずれまた、委員会が続いておりますから、適当な時期にお伺いしますが、そろそろ米価の時期にも入るわけでありまして、米の需給問題というようなのは、米価の問題とからむようでいて、からまぬ……
○志苫裕君 改正法案のことに入る前に、ちょっとお伺いしておきますが、さきに可決をされました伝染病予防法の改正案の審議の際に、私は牛の異常産、アカバネウイルスの問題に触れていろいろとお尋ねしたのでありますが、そのときに早い機会にワクチンの製造もやろう、こういうお話だったのですが、具体的にワクチンの製造の作業というか、研究ですか、これがどの程度進んでおるのかお伺いしたいのですが、聞くところによりますと、技術研究会議の重点研究テーマに入っていないやに聞いておるんでありますが、その辺の事情について。
【次の発言】 いまいろいろな経過はわかりましたが、この間の審議の際にも大体それに似たような答弁をいただ……
○志苫裕君 最初に、この間六月の十三日ですか、五十年の何か農業観測出ておったようですが、ことしの需給見通し、まあ生産見通しといいますか、それはどうなっていますか。
【次の発言】 済みません。米について……。
【次の発言】 いまのお話でいくと、五十一年の帳じりのときに百五十万トン、それがいわゆる百五十万トンの備蓄計画という話になってきているんだと思うんでありますが、備蓄計画というのはそれから先のことといいますか、将来展望というふうなものはいまどの程度立てておられますか。
【次の発言】 そうすると、当面考えておるのは常時百五十万トンぐらいをと。将来のことはなお検討したいというんですが、六十年の長期……
○志苫裕君 少し国会の状況もざわざわしていますので、余り質問の時間ないようですが、二、三の問題、簡単にお聞きしたいと思います。 質問に入る前に、ちょっと長官に見解を聞いておきたい。これは予告しておかぬで恐縮ですが、私、この間ちょっと機会がありまして、ソビエトのエネルギー問題といいますか、原子力の利用問題などを少し視察に行ってきたんですが、御多分に漏れず解決のできない問題などあって、いろいろと苦労されているようですが、そこで、あの国もやっぱり科学者といいますか、試験研究やっている者と行政の衝に携わっている者との間で表現も大分違うようですが、そこでひとつ非常に印象に残ったことをちょっと申し上げて……
○志苫裕君 きょうは青刈り問題、それから超過米の問題、時間があれば少し沖繩の農業の問題についてお尋ねしようと思って通告しておきましたが、冒頭に、国土庁が十五日に発表いたしました新全総点検作業中間報告「農林水産業の問題とその対策」というのが発表されておりますが、これに対する農林大臣の見解を伺いたいと思います。 実は、私はこれまだ詳しくは読んでおりませんが、ざっと見ただけでも、何とこうそらぞらしいといいますか、実は新全総そのものが農業を今日に持ってきた犯人じゃないかなあ、というような気持ちに打たれたんでありますが、しかし、見直しの時期に来て、まあ意気地のない農林省よりは言いたいことは言ってるとい……
○志苫裕君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○志苫裕君 私は、きょう主として柏崎における原子力発電建設計画の問題について質問する予定でありますが、その前に二、三のことを伺っておこうと思います。 私は、しばしば本委員会で原子力発電の安全性に関する論議を行ってきましたし、その主張をここで改めて繰り返す時間的余裕はありませんが、要すれば、わが国の原子炉に関する技術というのはまだ成熟されたものではなくて、実験研究を重ねる段階にある。また、安全性という場合にも、単に軽水炉の工学的な安全というだけにしばるのではなくて、環境放射能の影響であるとか、あるいは温排水の問題、燃料資源の確保、使用済み燃料及び廃棄物の処理、膨大な設備投資が日本経済に及ぼす影……
○志苫裕君 二、三お尋ねをいたしますが、その前に大平大蔵大臣の政局に対する認識を若干お伺いをいたしたいと思います。 率直に申し上げて、自由民主党は何をやっているのかわかりません。自民党がごたごたされるのは党内事情としてはそれで結構でありますけれども、ただ政権党が党内のことと日本の政治のこととをごちゃごちゃにされますと国民は大変迷惑をするわけであります。そこで三木内閣の主要な閣僚であり、実力者であり、派閥のリーダーであり、保守本流と、こう言われておる大平正芳氏の時局認識を問うわけでありますが、報道によりますと、大臣は五月の二十日の派閥の総会で、今日の事態は保守支配体制三十年のあかが積もってこう……
○志苫裕君 二、三お尋ねをいたします。 最初に社会福祉施設の労働条件の問題についてお伺いをいたします。労働省では五十年の七月に「社会福祉施設に対する監督指導結果の概要」というものを発表いたしましていろいろと努力をいただいておるのでありますが、これによりますと政府が福祉国家論をうたい上げていることとはうらはらに、公共施設においてさえもずいぶんと法律違反の状況さえもあるという状況が明らかになったわけでありまして、わが国の福祉政策はこの法律以下の劣悪な条件のもとで働く労働者によって支えられているか、さもなければハンディキャップを背負った人々の切り捨て政策で成り立っておるかどちらかということになるわ……
○志苫裕君 関連して。
PXLのことについてお伺いします。いま小谷委員とのいろいろ質疑応答がありましたが、それでも裏づけられるんですが、防衛庁がことしの四月二十九日までに東京地検の特捜部に出したとされるPXL選定をめぐる経過報告書は、新聞に掲載されている内容――私この場合、四月三十日の毎日新聞と言っておきますが、基本的に大体これに沿ったものですか。
【次の発言】 直接四月三十日付の毎日新聞で総まとめしているものについては触れないようでありますが、いまほどの小谷委員とのやりとりでも、ほぼ日付等の問題が符合しますので、私はこれを参考にしながら二、三お伺いをいたします。
まず第一に、これは予算委……
○志苫裕君 幾つかの通告をしておきましたが、少し時間も詰まっているようなので、あるいはカットすることが出るかもしれません。出席者にあらかじめ御了解いただきます。 まず最初に、アメリカの多国籍企業の一つでありますユナイテッドフランズ、これが例のアメリカ証券取引委員会の調べによりますと、ロッキード同様の不正行為を海外で働いておると、こう言われておるわけでありますが、ユナイテッドフランズの不正行為の内容をどのように把握をしておられるか。言うまでもないことでありますが、それらの事件に日本の商社等が関与している事実はないか、農林省の現在の状況をお伺いするところであります。
○志苫裕君 きょうは、国民食糧会議の問題と、不況と農業の関係、それから地方における政策動向と農林省の政策との関係、そういうものを中心にいたしまして、それから農林行政と地方財政負担、そういう項目について通告をしておきましたが、時間の関係もありますから、やれるところまでやって、お尋ねをしたいと思うんです。 実は、去年の白書に次いでこのたびの大臣の所信表明で、実はわが国農林漁業が容易ならぬ事態にあるということが明らかにされました。特に、大臣所信表明の末尾のくだりは、私は、あのわずかな文字から危機感のようなものを感ずるんでありまして、それに対しようとする大臣の決意も出ているように感じます。決意を多と……
○志苫裕君 私は、農業者年金基金法に焦点をしぼりましてお伺いをいたします。
まず、私自身、この法制定のいきさつにはかかわりがないので、当時の経過を調べたり法律を読んだりするのでありますが、率直に申し上げて、本法の目的、ねらいが何であるのか非常にわかりにくいわけでありまして、たとえば社会保障審議会の答申などにおいても社会保障制度における年金のあり方としては疑念が表明をされておるし、農業の政策的要望ということで消極的に受けとめている節もあるようでありまして、私は、改めて本法の目的、ねらいは何なのかお伺いを、まず、したいわけであります。
【次の発言】 そういうことは、この法律の第一条にも書いてある……
○志苫裕君 先ほどの法務大臣自身の発言の中にも、あすかあさってはもうおやめになると、こういうことでありますから、大変どうも御苦労さまでした。しかし、断っておきますが、労はねぎらいいたしますが、必ずしもほめるというわけではないわけであります。で、わずかな時間の間にいろんなことをお伺いするのも恐縮でありますが、いま久保委員からもいろいろお尋ねがありまして、幾つかの見解や判断が述べられておりますが、できるだけダブらないようにして、若干まず法務大臣にお伺いをいたします。 選挙の結果は、自民党に厳しい国民の審判が下ったわけでありますが、三木総裁などによりますと、その原因はロッキード事件あるいは分裂選挙……
○志苫裕君 ちょっと関連して。 ちょっといまの点に関連しますが、私も実は新潟にいまして、ずいぶんこればっかりやっていたんですよ。そこで、いまあなたがおっしゃるように、確かにあの種の統計では、本当に欲しい医師が幾らで、足りない医師が幾らかというのは出にくいと思うんですが、自治体単位ではずいぶん最近はもうこれ神経使って対策していますから、調べる気になれべ調べられます。 ただ、統計だけですと、もともと医師が、診療所があって医師がいたんだけれども、いないもんだからやめたとか、それから診療所、病院はあるけれども、しかし、特定の科の医師が充足をされない、何年も笛、太鼓で探し回ったけれども、ついに見つか……
○志苫裕君 ちょっと関連して。 いまの御答弁ですが、五十年度からこれは事実上この沿岸漁場整備開発事業はスタートを切っているわけですが、その当時はやはり五カ年計画で二千億とか三千億とか言われておりました。いまの長官の答弁ですと、身分不相応でそれを七カ年計画に引き延ばしておるわけですが、よく言われておりますように、水産庁の予算は漁港を引っ張ったら何も残らないと言われるぐらいに実は酷評をされて、この委員会でもさんざけつをたたかれているわけですよ。しかも、これからの先の展望を考えれば、遠洋が切り詰められてきますと、そこに重点を入れなけりゃいけないということがわかり切っておるわけですから、この点を私は……
○志苫裕君 私は、最初豪雪対策、雪の方にしぼってお伺いをいたします。
で、総まとめをしていなさる国土庁、豪雪対策本部の方にお伺いをしますが、今度の豪雪をめぐってさまざまな対策が講じられたわけでありますが、関係住民、関係方面からさまざまな豪雪対策の要望があって、それらのうち、処理というか、措置ができたものと、それから、制度その他の問題で十分に措置を講ずることができなかったというものと、項目別にちょっと分けて御報告いただけますか。こういう点はできたが、こういう点はだめだったというようなことで整理をできますか。
【次の発言】 じゃ、少しぼつぼつ中身を聞きますが、いまのまず第一番目に手当てをしました……
○志苫裕君 私は、きょうは通告をしておきましたように、五十二年度の地方財政対策と自治行政におけるたてまえと本音といったようなものを少しお伺いをしよう、こう思います。
最初に、まず五十二年度地方財政対策ですが、すでに衆議院でも、また本委員会でももう論議し尽くされておる感もありますので、少しそれらを問題点を整理する意味でちょっとお伺いしますが、まず、今日の事態は地方交付税法六条の三第二項の規定に該当するとお考えですか。
【次の発言】 次に、確認を求めますが、この交付税法六条の三の二項は、行財政制度の改正をまずやって、それでも足りないときは税率の改定もする、あるいは考えるという二段構えに解していい……
○志苫裕君 少し時間が詰まりましたので、通告をしておきましたものがずいぶん省かれるかもしれませんが、御了解をいただきます。 最初にちょっとささいなことでありますが、先般、同僚の委員と一緒に新潟、長野の方に派遣をされまして、そこで、その報告はすでに行われているわけでありますが、その際、非常に真剣に要望のあった一、二の点について少し見解をただしておきたいわけであります。 その一つは、過疎問題でありますが、特にどこでも熱心に要望は出ましたが、そのうちの一つ二つ申し上げますと、まず過疎地域の指定基準、これは国土庁の方ですけれども、この指定基準が結局人口になっておるわけだけれども、旧村単位で見ればず……
○志苫裕君 どうもそれぞれの皆さん御苦労さまです。実は、きょうは宮城県沖地震について集中的な調査が行われておるわけでありますが、私はお許しをいただいて妙高災害の問題について若干のお伺いをいたします。 実は、先ほど宮城県沖地震の問題につきましては、わが党の目黒委員からも、また各委員からもそれぞれお尋ね、要望があるところでありますが、かく言う私は例の昭和三十九年の六・一六新潟地震の体験者でありまして、当時は地方議会に身を置きましたが、この対策に当たった経験がございます。新潟地震は、地震の大きさもさることながら、地盤沈下に絡む水がこれに加わりまして大変な被害を招いたのでありましたが、それにしてもあ……
○志苫裕君 質問に先立ちまして、この災害で亡くなられた方々、被災をされた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げ、対策に当たられた関係者の方々に感謝をいたします。 倉卒の間の質問の準備でありますので、未整備の点があることはお許しをいただいて、以下若干の質問をいたします。 まず、いまも遠藤理事から報告がありましたが、原因の究明についてであります。それぞれ地元でもまた関係当局でも根本的な原因究明の態勢をとっておられると思うんでありますが、いままで言われておるところで食い違いがある点についてそれぞれまず見解を伺いたいと思います。 その山崩れの現場がもろい土質であること、それから融雪水がそれをすべりや……
○志苫裕君 実は、あすにでも人事院勧告がなされるような話であります。実は、それらの点について、少し、人事院でもおいでいただいて、尋ねようと思ったんですが、勧告を前にして、内側の話はできないみたいな事前の話でありましたから、人事院にお伺いするのは少し遠慮いたしますが、いずれにしても出るということが既定の事実のようでありますが、額も大した期待もできない、とはいいましても、勧告になるようであります。 そこで、自治大臣あれですか、額のいかんにかかわらず、当然のことながら、地方公務員についても必要な財源の手当てないしは行政指導を行う、このように考えておるんですが、いかがですか。
○志苫裕君 私は、この特例法案にしぼって質疑をするつもりでありますが、ちょっと気になっていることを一つ二つだけ最初に申し上げて、見解をただしておきたいと思います。 それは、この補正予算でも新年度予算でもそうでありますが、景気浮揚と称して公共事業等がずいぶんたくさん計上されるんですが、その際どうもこの景気浮揚のために公共事業をやるという言葉ですね、非常にぼくはこれいやなんですよ。 本来、自治体は、公共投資をして住民の環境の整備や都市施設の整備をするのは、それが本来の任務なのであって、それがいろいろおくれておるから、こういう機会にひとつ大いに踏ん張ってやろうじゃないかと。その結果としてそれが景……
○志苫裕君 ちょっと関連して。 あの下水道、トンネルですね。トンネルのあったことは承知していたんで、それで事前に一度でもこういうものがあるなということを気にとめていたことがあるんですか。
○志苫裕君 警備局長お急ぎのようですから、ちょっとそちらの方に二、三成田問題でお尋ねいたしますが、けさの一部の報道が伝えるところによると、破防法の適用が可能であるかのような一部の論調があるようであります。警察庁がそのような見方に立ったという意味の報道でありますが、この点いかがですか。
【次の発言】 破防法の適用そのものについては、一昨日のこの委員会でも局長がいまと同じ趣旨のお話をされているわけですが、そうすると、罰則の適用に関連をして、一つの可能性としては、いまちょっとありましたが、戸村委員長の言動、これが破防法で言うところの教唆、扇動及び陰謀、これに該当するかどうかという問題が一つ。それから……
○志苫裕君 最初に、政治資金につきまして少しお伺いをいたしますが、まず本題に入る前にちょっと事務的なことを二、三伺っておきたいと思います。 まず国税当局、どなたがおいででしょうか、国税当局いらっしゃいますか――の法人の政治献金は寄付金として損金に算入される。言うてみれば税金がかからないという仕掛けになっておるわけでありますが、具体的にどういう取り扱いをなさっておられるかどうか、特に税務調査は、皆さんのことですから手落ちなく法人について目を配っておると思うんでありますが、本当に寄付金であるかどうか、ほかに紛れ込んだりしていないかどうか、そういう諸点について正確に調査をなさっておるかどうか、お伺……
○志苫裕君 先ほど佐藤委員からいろいろと銃刀法の改正についてお尋ねがありましたが、私は、これに関連をして、いわゆる右翼や暴力団と銃砲店とのかかわりがいろいろと取りざたをされておることにかんがみまして、当局では、何かその種の情報を得ているかどうか、あるいは調査したことがあるか、これらの点についてお伺いしたいんですが。
【次の発言】 じゃ、ちょっと視点を変えますが、暴力団とは言いませんが、名のある右翼が銃砲店の経営にかかわりを持っているとか、持ったとか、そういうことはありますか。
【次の発言】 銃砲店が全国的にチェーン店になっているのはありますか。
○理事(志苫裕君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
○志苫裕君 皆さん御苦労さまでした。社会党の志苫裕です。 お伺いしておりますと、今度の法改正はやむを得ない措置として評価をする意見と、果たしてこれが制度の改正と言えるのだろうかという問題を提起される意見とあるわけでありますが、将来の抜本改正という点では、その中身はよくわかりませんが、一致しておるようにお受けいたしました。 そこで総額――今度の改正の一つの問題点を宇田川先生も御指摘ありましたが、今度のは足りない分は確保するよと、そのうちの半分は将来めんどう見るよと、こういう内容になっている。しかし、残念ながらだれもわからないのは、果たしてその額が足りない額であるかどうかですね。これは実はわか……
○志苫裕君 去年の五月十二日、当委員会は、地方財政の強化に関する決議、俗に言う特別決議を行いました。実は、その措置状況について一々聞きたいところでありますが、全体として時間も詰まりましたので一々お伺いすることは省略をいたしますが、この決議は自治省よく心得ておるかどうか、まず伺っておきます。
【次の発言】 いいです。決議の第一項は、行政指導における地方の自主性の尊重について述べておるわけでありますが、特に財政運営通達、いわゆる次官通達の内容が技術的助言の範囲を越えるということで、ひとしきり議論が行われました。思うにこの通達が、地方団体や関係者との間にとげとげしいまでの問題となったのは五十年ごろか……
○志苫裕君 ちょっと関連ですが、いまの七十五条の第二項の「政令で定める基準」、それの要綱のようなもの、案でもいいんですが、出せますか、審議中に。皆さん考えているものだけでもいいですよ、十一日の審議がありますから。
【次の発言】 要するに、考え方は要綱のような形で個条書きでいいですから出してください、非常に大事な点ですから。
○志苫裕君 いろいろと九日の本委員会並びにきのうの連合審査でも詳しくやりとりがありましたので、私はそれを少しまとめる意味で若干お伺いをいたします。 四十六年以来の大改正だと言われておるわけでありまして、この提案理由を読んでまいりますと、最近における道路交通の実情というものにかんがみてこのたびの改正が試みられておるようでありますが、最近における道路交通の実情、言いかえれば、四十六年以来の変化で現行法では賄い切れない、対応し切れない実情というものがその前段にはあることになるわけでありまして、それをひとづかいつまんで御報告いただけますか。できれば、もし主要な交通指標などがあれば、それらも引き合いに……
○志苫裕君 どうやら最後の委員会になりそうですから、いままでこの委員会で問題になった幾つかの項目についておさらいをしたいと思うんですが、まず最初にチッソの救済ですね、とかくいま話題になっておるわけでありますが、これがいまどういうところまで話が進んでおるのか、自治省当局はどんなところにかかわっておるのか、まず報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 それで、その意見調整を行っておるのがどこまで進んでおるのかを聞きたいわけです。
【次の発言】 当初、新聞報道では十四、五日ごろには水俣問題関係閣僚会議を開きたい、そこで決まったことを何か文書か何かにして残すことによって熊本県もそれでオーケーをする……
○志苫裕君 関連。
【次の発言】 地方財政が大変厳しい状況にありますので、税率の改定が強く要求されておったんですが、政府の言い分を聞いておると、景気の動向がまだ定かでないからそれが落ちつくまで模様を見る、こういうことでいわゆる制度改正というものを提起をしておるんですが、法の精神から言えば、そういう変動の状況に機敏に対応をして、そして悪い影響を遮断するというのがむしろ法の精神で、政府のやっていることはあべこべの手の打ち方ではないか、こう思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 税率の改定をしないで、足りない分を借り入れて、その借入金の半分を国が返すときにめんどうを見る、これが制度改正だと言うん……
○志苫裕君 どうも御苦労さまです。
通告した質問に先立ちまして、一つお尋ねいたしますが、最近、防衛問題に関する政府の姿勢をひときわ高く感じます。内外の情勢等について何か変化があるという認識によるものですか。
【次の発言】 いずれわが党の委員がやりますけれども、なお若干付随しておきますが、外務大臣、世界の平和は、世界が基本的に平和に向かっておるという理解をお持ちですか。
【次の発言】 先ほど総理は、いわば特別に何も感じていないんで持論を述べているだけだという種類の話でありますが、それでは不況脱出に軍備の増強とか武器輸出とかいう意見が台頭しておることについてどう思いますか。
○志苫裕君 二、三お伺いいたしますが、いま報告がありました点で、私はきょう妙高の土砂災害と、それから六月から七月にかけての梅雨前線豪雨についてお尋ねいたしますが、まず妙高の土砂災害について復旧計画のあらましをどなたか御報告いただけますか。これは主として川ですね、治山治水、砂防、こういう点に限って結構です。
【次の発言】 いまのお話ですと、まず上流の方は三十二万立米ぐらいの土石に対応できる能力を、それから下流の方へ参りますと三十万立米の土石流にたえるように、なお川は河積拡大の改良復旧という内容になっているようですが、まずこの川の下の方から順次お伺いしますが、この流量断面というんですかね、この河積……
○志苫裕君 大臣、私は十一日の予算委員会で、染谷政務次官のパーティーに暴力団の幹部が列席をした問題について、いま公安委員長を初め末端の警察官に至るまで暴力団対策に非常に腐心をしておられるし、また、国民もこれに大変な関心あるいは期待を寄せているときに、内閣の準閣僚がそのような行為をとったのでは、全く威信もないし説得力もないし適当でない、非常にまずいことだということで、責任ある対処を要求をしたのでありますが、その後どのようになっておりますか。
【次の発言】 まあ疑惑は遺憾千万というので厳重注意をして、官房長官にもその旨報告をしたということでありますが、そのことはこの間も予算委員会でも厳重に注意する……
○志苫裕君 まず、総理にお伺いしますが、総理は本年六月二十二日、ニューオータニで開かれた自治省政務次官の次官就任お披露目を兼ねた出版記念と励ます会。パーティーに出席されましたか。
【次の発言】 出席者は多彩な顔ぶれだったらしいのでありますが、その中に暴力団住吉連合の堀政夫会長ら幹部十数人が出席していたと言われるが、御存じですか。
【次の発言】 警察当局にお伺いします。
警察当局は承知をしておりますか。
【次の発言】 警察当局、住吉連合というのはどういう団体ですか。
【次の発言】 いわゆる暴力団、組織的暴力団として警審当局が認定をした団体、言うてみれば常時監視体制にある団体であります。それの会……
○志苫裕君 大臣、初めてでありますから、少し大臣の所見を冒頭に伺いたいと思います。
大臣は所信表明で、「かねてから民主政治の基盤は地方自治にあると確信しております。」と、以下地方自治に対する認識を述べておるのでありますが、特に大きな転換期に直面をしておるし環境も厳しいから、長期的な展望に立った行財政の見直し、建て直しが必要だと、こういう認識を述べておるのでありますが、ひとつ改めて地方自治に対する大臣の所見をまず冒頭に伺いたい。
【次の発言】 特に、環境が厳しくて、大きな転換期に直面をしておるという認識を示されておるのですが、その中身は何ですか。
○志苫裕君 私、きょうは主として土地資産課税の問題を中心にお伺いするんですが、いまの財政自主権といいますか、課税自主権の問題に絡んで、ちょっと考え方だけ聞いておきますが、先ほど来議論がありましたが、地方の時代だ、分権だと言うても、いまだに率直に言って模索の段階で、これが具体的な施策になってあらわれるという状況じゃありませんが、たとえば今度の地方税法の改正を通して、これが一歩分権に近づいたと、地方がある程度自由に振る舞えるというふうな何かがありますか、この中に。
【次の発言】 現行の税制を中心に考えますと、一応税の大枠というのは法律で決めまして、個々の自治体が取るんだけれども、それは法律が決める……
○志苫裕君 社会党の志苫でございます。 限られた時間なものですから、たくさんお伺いしたいことがあるんですが、限って、一つ二つでありますが、一つは、結局交付税の総額を確保するために、税制をそのままにしておいて、現在のままで税率をアップといっても、とんでもない税率にまで上がっていかなければ総額が確保できないという問題点も一つありますし、それからまた、いま結局何だかんだと言っても税金よけい取らぬとやれない、そこで消費税が出てくるんですが、消費税をやる前には不公平税制やれと、こういう話が出ますから、ある者は申しわけ的に、ある者は徹底的に、この不公平税制に手をつけなきゃならぬという意見が出てくるわけで……
○志苫裕君 最初に、ちょっと一つ二つお伺いしますが、前回の委員会で小山委員とのやりとりで、新広域市町村圏事業ですね、これについての財源手当ての問題で、交付税による措置も何か考えているような答弁もあったんですが、この点もう一度確認します。
【次の発言】 それで、前の市町村圏のときからわれわれとしてはどうも交付税で誘導をするようなやり方については同意をしないという立場をとってきたわけですが、それはそれで一つの意見ですけれども、それで一通りそれが終わった。で、私は昭和五十三年四月二十七日の本委員会でこの問題を取り上げまして、いま定住圏構想というのも出てきたわけであるけれども、それの仕事を進めるに当た……
○志苫裕君 最初に、私はきょう主として金大中事件についてお伺いをするんですが、非常に重要な判断を伴う答弁もお願いをする予定でおるわけですが、こういうときには長官おいでになる方がよろしいんですが、きょう長官はどういう日程でございますか。
【次の発言】 それは、長官は陛下が行くときには必ずついていくんですか。そういう慣例ですか。
【次の発言】 慣例ですか、じゃ、まあ災難というか天難ですな、これは。いずれこのことは後日にいたしましょう。
まず、金大中拉致事件に関するアメリカの公文書が公表をされたわけでありますが、これはアメリカ大使の通常の職務として行われたもので証拠能力もある、こう法務当局も認めて……
○志苫裕君 私は、前回の本委員会に引き続きまして、消防職員の団結権の問題について、まずお伺いをいたします。 二十二日の本委員会では、法制局、警察庁、総理府、労働省等からも意見を聞きながらいろいろとお尋ねをしたのでありますが、それをちょっとおさらいをする意味で、冒頭大臣おらなかった部分もありましたから、おさらいをする意味で、ひとつ若干まとめて確認を求めたいといいますか、意見をお伺いしたいと思うわけです。 政府が消防職員の団結権を禁止する理由として、ILOなどへ送った国際文書によりますと、第一に、わが国の消防には三百年の歴史があり、一貫をして警察の一部門だったということなのでありますが、まあ三……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る六月十五日、寺田熊雄君が委員を辞任され、その補欠として佐藤三吾君が選任されました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
先国会会期末におきまして、院議により本委員会の委員長に選任をいただきました。
決算委員会は、国会が議決した予算及び関係法律が適正かつ効率的に執行されたかを初め決算全般について審査し、あわせて政策の実績批判を行うものですが、昨今の財政危機の深化を考えますれば、本委員会の使命はますます緊要なものとなっていると存じます。
つきましては、与野党の別……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開きます。 この委員会は、参議院規則第三十八条の規定に基づき、穐山篤君外十三名の要求により開会いたしました。 まず、委員の異動について御報告いたします。 去る一日、喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として下村泰君が選任されました。 また、昨二日、安永英雄君及び野末陳平君が委員を辞任され、その補欠として大木正吾君及び円山雅也君が選任されました。 また、本日、黒柳明君、田代富士男君、安武洋子君及び野口忠夫君が委員を辞任され、その補欠として阿部憲一君、柏原ヤス君、内藤功君及び片岡勝治君が選任されました。
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。 この委員会は、参議院規則第三十八条第二項の規定に基づき開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 去る四日、片岡勝治君、大木正吾君、下村泰君及び内藤功君が委員を辞任され、その補欠として野口忠夫君、安永英雄君、喜屋武眞榮君及び安武洋子君が選任されました。 また、五日、阿部憲一君及び柏原ヤス君が委員を辞任され、その補欠として黒柳明君及び田代富士男君が選任されました。 また、九日、喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として青島幸男君が選任されました。 また、昨十一日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠と……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について報告いたします。
去る十月十三日、内藤功君及び青島幸男君が委員を辞任され、その補欠として安武洋子君及び喜屋武眞榮君が選任されました。
また、十一月一日、円山雅也君が委員を辞任され、その補欠として野末陳平君が選任されました。
また、十二日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として小笠原貞子君が選任されました。
また、十三日、喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として下村泰君が選任されました。
【次の発言】 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、国家財政の経理及び国……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 去る十一月十五日、小笠原貞子君が委員を辞任され、その補欠として安武洋子君が選任されました。 また、十六日、下村泰君及び広田幸一君が委員を辞任され、その補欠として喜屋武眞榮君及び安永英雄君が選任されました。 また、十九日、岩上二郎君が委員を辞任され、その補欠として坂元親男君が選任されました。 また、二十六日、野末陳平君が委員を辞任され、その補欠として藤井裕久君が選任されました。 また、二十七日、野口忠夫君が委員を辞任され、その補欠として和田静夫君が選任されました。
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十二月七日、山田勇君が委員を辞任され、その補欠として喜屋武眞榮君が選任されました。
また、十二日、沓脱タケ子君が委員を辞任され、その補欠として佐藤昭夫君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度決算外二件を議題といたします。
本日は、皇室費、国会、会計検査院、大蔵省と、それに関係する日本専売公社、国民金融公庫、日本開発銀行及び日本輸出入銀行の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十一月二十九日、和田静夫君が委員を辞任され、その補欠として野口忠夫君が選任されました。
また、十二月四日、安武洋子君及び喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として神谷信之助君及び山田勇君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度決算外二件を議題とし、本日は総括質疑第二回を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 いま補足答弁は要らぬですね。
【次の発言】 はい、わかりました。
【次の発言】 丸谷君、こっちの方が議事が整理しにくいから、質問を区……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
暫時休憩いたします。
午前十時四十六分休憩
【次の発言】 委員会を再開いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十三日、佐藤昭夫君及び神谷信之助君が委員を辞任され、その補欠として沓脱タケ子君及び安武洋子君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度決算外二件を議題といたします。
本日は、文部省、科学技術庁の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十九日、三治重信君が委員を辞任され、その補欠として柳澤錬造君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度決算外二件を議題といたします。
本日は、外務省及び防衛庁関係の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨年十二月二十日、柳澤錬造君が委員を辞任され、その補欠として三治重信君が選任されました。
また、十二月二十一日、秦豊君及び長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として円山雅也君及び野末陳平君が選任されました。
また、十二月二十二日、安永英雄君及び野口忠夫君が委員を辞任され、その補欠として和田静夫君及び坂倉藤吾君が選任されました。
【次の発言】 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行うこととし、その旨の調……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十二日、喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として市川房枝君が選任されました。
また、昨二十三日、和田静夫君及び安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として森下昭司君及び市川正一君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度決算外二件を議題といたします。
本日は、通商産業省、経済企画庁、中小企業金融公庫及び中小企業信用保険公庫の決算について審査を行います。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
降矢敬雄君、穐山篤君及び和泉照雄君の一時委員異動に伴い理事が三名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
それでは、理事に降矢敬雄君、穐山篤君及び和泉照雄君を指名いたします。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度決算外二件を議題といたします。
本日は労働省の決算について審査を行います。
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十九日、大森昭君及び石本茂君が委員を辞任され、その補欠として対馬孝且君及び宮田輝君が選任されました。
また、二十二日、秦野章君及び小巻敏雄君が委員を辞任され、その補欠として北修二君及び橋本敦君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
岩崎純三君、降矢敬雄君及び穐山篤君の一時委員異動に伴い、理事が三名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じ……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十五日、北修二君、橋本敦君及び下村泰君が委員を辞任され、その補欠として塚田十一郎君、内藤功君及び喜屋武眞榮君が選任されました。
【次の発言】 理事補欠選任についてお諮りいたします。
穐山篤君の一時委員異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
それでは、理事に穐山篤……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十六日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として市川正一君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
穐山篤君の一時委員異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
それでは、理事に穐山篤君を指名いたします。
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三月二十九日、内藤功君が委員を辞任され、その補欠として渡辺武君が選任されました。
また、四月五日、塚田十一郎君、藤川一秋君及び永野嚴雄君が委員を辞任され、その補欠として北修二君、志村愛子君及び林寛子君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
降矢敬雄君、穐山篤君及び和泉照雄君の一時委員異動に伴い、理事が三名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いた……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告します。
去る四月七日、渡辺武君が委員を辞任され、その補欠として内藤功君が選任されました。
また、八日、志村愛子君及び林寛子君が委員を辞任され、その補欠として藤川一秋君及び永野嚴雄君が選任されました。
また、本日九日、和泉照雄君が委員を辞任され、その補欠として矢追秀彦君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
降矢敬雄君の一時委員異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例によ……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月十日、矢追秀彦君が委員を辞任され、その補欠として和泉照雄君が選任されました。
また、十一日、内藤功君が委員を辞任され、その補欠として沓脱タケコ君が選任されました。
また、本日十四日、藤川一秋君、永野嚴雄君、和田静夫君及び丸谷金保君が委員を辞任され、その補欠として、嶋崎均君、岡田広君、片岡勝治君及び山崎昇君が選任されました。
【次の発言】 理事補欠選任についてお諮りいたします。
和泉照雄君の一時委員異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行い……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
議事に先立ち一言申し上げます。
本委員会の理事寺下岩蔵君は、去る四月十九日、急性心筋梗塞のため逝去されました。まことに哀悼痛惜にたえません。
ここに、皆様とともに謹んで黙祷をささげ、哀悼の意を表しまして、御冥福をお祈りいたしたいと思います。
どうか出席者全員の御起立をお願いいたします。黙祷始め。
【次の発言】 黙祷を終わります。ありがとうございました。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
去る四月十五日、片岡勝治君及び山崎昇君が委員を辞任され、その補欠として和田静夫君及び丸谷金保君が選任されました。
ま……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十二日、喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として市川房枝君が選任されました。
また、本日、永野嚴雄君が委員を辞任され、その補欠として浅野拡君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度決算外二件を議題といたします。
本日は内閣総理大臣に対する質疑を行います。
総理に対する質疑時間等につきましては、理事会におきまして協議し、各質疑者に御通知申し上げましたとおりでございます。大変窮屈な時間でございますので、質疑される方並びに答弁される総理大臣の御協力をお願い……
○委員長(志苫裕君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十四日、市川房枝君、大森昭君及び矢追秀彦君が委員を辞任され、その補欠として喜屋武眞榮君、和田静夫君及び黒柳明君が選任されました。
また、四月二十五日、浅野拡君、熊谷弘君及び嶋崎均君が委員を辞任され、その補欠として永野嚴雄君、藤井裕久君及び藤川一秋君が選任されました。
また、五月十三日、中村利次君及び野末陳平君が委員を辞任され、その補欠として栗林卓司君及び森田重郎君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
降矢敬雄君の一時委員異動……
○志苫裕君 私は、後藤田さんが自治大臣になられて初めてでありますから、ひとつ自治大臣としての認識について、少し冒頭にお伺いをしたいと思います。 いわゆる地方の時代、地方の時代論と言ってもいいかもしれませんが、クローズアップされまして、しばしば本委員会でも議論をされておるところです。自治大臣も、たとえば昨年の十八次地方制度調査会の総会においてのあいさつ、あるいはこの九十一国会における地方行政委員会での所信に幾らかその辺について触れてはおるのでありますが、改めていわゆる地方の時代という、まあいまは言葉程度のものかもしれませんが、そういうものがにわかに登場をしてきた背景について、どのような認識を持……
○志苫裕君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました地方税法の一部改正及び地方税法等の一部を改正する法律案につきまして、反対の討論を行うものであります。 昭和五十年度以来の地方財政の構造的な危機を打開し、真に地方の時代にふさわしい地方税制を確立することは、本年の地方税制改正に課せられた緊急な課題であります。しかしながら、政府は、税源再配分による自主財源の充実、企業課税の強化、不公平税制の是正という三つの基本改革を怠り、ひたすら借金依存と国民負担増を基軸とする税財政対策に終始し、本改正案では名ばかりの住民税減税を行っているにすぎません。このような立場から、具体的な反対理由を申し上げま……
○志苫裕君 終わりが早いほどいいそうですから、ひとつ答える方も能率よく答えてください。 まず最初に、少し総括的なことですが、大臣、交付税制度のこれからの問題について、ちょっと基本的な点を伺っておきたいと思うんです。 ここしばらく交付税は、本則と変則二つ並びまして、本則の方は横っちょに置いて変則で走ってきているわけで、変則ですからそう長々続くわけでもありませんし、これからのことを考えてみますと、一つには額の確保ですね。それも簡単にほいほいと税金を上げて額の確保できるというような状況でもない。こうなってまいりますと非常にめんどうですし、二分の一方式がいつまでも続くわけでもない。それ自体が積み重……
○委員以外の議員(志苫裕君) お許しをいただきまして一言ごあいさつ申し上げます。 前委員長のゆえをもちまして特に発言の機会を与えられたことに深く感謝いたします。 顧みますと、私の在任中は衆・参選挙などいろんなことが重なりまして、実質的な審査期間が大幅に制限されました。勢い委員会の日程や審議時間に大変な無理をいたしまして、委員各位を初めスタッフの皆さんに多大な御迷惑をおかけいたした次第であります。特に鉄建公団など特殊法人及び政府関係機関の一連の乱脈経理がクローズアップされたことから、総選挙中にも委員会を開くなど、異例な事態もありましたが、幸い皆様の御理解と御鞭撻をいただきまして、職責を全うす……
○志苫裕君 きょうは大臣初めてですから、少し大臣の物の考え方などについて最初に伺います。
まず、就任に当たって選挙制度の改革に強い熱意を表明をされました。まず、そのことについて所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 いえ、いま仰せのように、確かに大変強い熱意を表明されたわけでありますが、その選挙制度の改革について、あなたの所見を伺いたいということです。
【次の発言】 その辺の人が評論的に選挙制度を改革しなきゃならぬなと、政治家はどうも汚くて困るとか、お茶飲み話に言うている分にはそれはそれで済むのですが、大臣が、選挙担当の国務大臣として就任をして、選挙制度の改革について一声ぶち上げるというこ……
○志苫裕君 わずかな時間ですが、財政問題を中心にして少し伺います。
五十六年度の重点施策の第二は、「地方財政の健全化」という項目でありますが、まず、ここにも載っておりますように、財政危機状況だから財政体質の健全性を回復をするということが緊要の課題というのでありますが、大臣からまず基本的にこの地方財政危機の本質といいますか、基本的な要因と財政体質の健全性、ここに言うこの財政体質というものについてひとつ御見解を承りたい。
【次の発言】 抽象的のようですけれども、財政危機の本質、基本的な要因と財政体質の健全性というのはこれはつながってくるわけでありまして、原油を例に引いて言えば、経済変動というのが……
○志苫裕君 関連。 ただいま和田質問に対する総理の答弁がありましたが、にもかかわらず、最近の憲法改正論はわが国の軍事化路線とストレートにつながっておりまして、ひたすらその雰囲気づくりをねらっておる。しかし、それには現在の国際関係の認識が深くかかわっているように思うんでありますが、そこでもう少し深く、この際、国際情勢と日本の安全保障のあり方について総理の基本的な認識を伺っておきたいと思うんです。 まず第一に、総理は、現代世界の国際関係を冷戦時代の再現と見るのかどうかということであります。 言うまでもありませんが、国際関係はデタントのもとで総体的には安定した状態で推移をしましたけれども、最近……
○志苫裕君 私の時間は短いですから、一、二点に限ってお伺いしますが、私は、去る十二日の予算委員会で、地方議会が憲法の改正あるいは自主憲法の制定等の決議を自治法第九十九条によって行っていることに問題があるのではないかと思いまして、幾つかお伺いをしたんですが、なお若干それに関連をして伺っておきたいと思うんです。 九十九条の意見書決議は、もう言うまでもなく、意見書の内容について執行権限を有する行政庁に意見書を出すと、こうなっておるものですが、一体、憲法改正あるいは自主憲法制定について執行権限を有する行政庁というものはないのではないかということをお伺いしたんですが、改めてこれをまず法制局からお伺いい……
○志苫裕君 ちょっと関連して。 二、三関連をしてお伺いしますけれども、新潟の場合――私も新潟なんですが、二つばかり問題点を提起して見解を伺いたいんですが、一つは、新潟も御多分に漏れずマクロの意味で人口の集積とか出荷額とかというものは、自然増であるにはありますけれども、あそこの臨海工業地帯の造成という視点から見ますと余りうまくは行ってない。そこで、いわゆる石油備蓄、石炭火力というふうに、少し当初の計画とは違った要素ですね、備蓄基地をどの辺に置くといったって、雇用効果なんかは余りないわけでありまして、石炭火力というと、何か世界一という規模を考えているとかという話なんですが、そういったものになって……
○志苫裕君 われわれは、大臣の所信は伺ったけれども、それに対する質問はまだ行っていないわけです。ですから、本来であればじっくりそれをやりまして、一体安孫子自治行政というのはどんなものなのか確かめてから法案の審査に入るのが筋だと思うのでありますが、残念ながらいろんな関係でその時間は取れていないようです。その問題はいずれ後に譲りますけれども、ただ、自治大臣というよりは鈴木内閣の閣僚としてどうしても伺っておきたいことがあります。 一説によりますと大臣は田中派だそうでありますけれども、田中さんは、いわゆる金脈問題で辞任をするに当たりまして、いずれ真実を明らかにして国民の理解を得たい、こう表明をしまし……
○志苫裕君 ちょっと関連。 財政局長、さっきのギャンブルの益金の話、やりとりありましたね。行政管理庁は責任者でありませんから言いませんでしたが、一部にやっぱりそれに目をつけて、税金でもぶっかけて国税として取っちゃおうという、こういうことになったのではこれは元も子もないわけですね。地方財源としてわれわれは均てん化をどうするかということを考えるわけでありますからね、どん欲な大蔵が別の方から目をつけて取るなんということになると、これでは、あなたの方が対応がもたもたしていますとそういうことにもなる可能性がありますので、その辺はきっちりとらまえておいてください。
○志苫裕君 ここしばらく、地方財政の財源不足を見積もって、さまざまな対策を講じておるのですが、前々から主張しておるのですけれども、ことしは一兆何がし足らぬのですが、その不足額が果たして相当であるかどうかという判断は一般の者にはわからない。いろいろ自治省なりに計算をして、そして最終的には大蔵大臣と自治大臣が話をしてこれだけ足らぬのだという決め方をする。それでわれわれは前から、暫定的にいまのような財源対策をしているんですが、それはそれで仮に認めるとしても、財源はしかじかかくかくで足りません、足りないものを埋め合わせる方法はこういうルールでいたしたいと。毎年風のおもむくままに折衝だか話し合いだかわか……
○志苫裕君 どうも先生方、御苦労さまです。いろいろの参考になる御意見をいただきまして、大変判断の材料をいただいたわけでありますが、少し時間の制約もございますので、全部にお尋ねすることができないかもしれませんが、御了承いただきます。 最初に石川参考人にお願いしたいんですが、これは、直接現場でおやりになっておりますので、ちょっと具体的な問題なんですがね。先ほどのお話で、補助金のことにかかわって、仕事の順番が仮に八番、九番であっても、何といっても補助金のつく仕事ということになると二番、三番に上がらざるを得ない。単独事業がその分後ろに下がるということなんですが、実はことしの地方財政計画を見ましても、……
○志苫裕君 私は、本案に対し、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合の共同提案に係る修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これよりその趣旨について御説明申し上げます。 地方財政は、御承知のとおり本年度においても一兆三百億円という膨大な財源不足に見舞われ、六年続きの深刻な財政危機に直面いたしております。地方財政がこうした状況に直面することとなったのは、歴代自民党政府が、住民福祉の充実や生活基盤の整備よりも、産業基盤の整備など中央集権化のもとに大企業優先の高度成長政策を推進してきたためであります。そのため自治体においては過疎過密、……
○志苫裕君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 昭和四十二年度以後における地方公務員 等共済組合法の年金の額の改定等に関す る法律等の一部を改正する法律案に対す る附帯決議(案) 政府は、共済組合制度の充実を図るため、次 の事項について善処すべきである。 一、長期給付に要する費用の公的負担分につい ては、厚生年金等の負担と異っている現状に かんがみ、公的年金制度間の整合性に配意し ……
○志苫裕君 関連。午前中も終わりになるんですが、少し関連をして私の方から申し上げておきたいと思います。 一つは、先ほどの本岡委員とのやりとりで、定年制に関する他国の例について資料を要求をしたが提出されなかったというやりとりがありました。法案の審議に、政府が責任を持って法案を出しているわけでありますから、求められる資料についてはひとつ提出を願いたいということが第一点です。 それから第二点は、先ほど、それで一体人事院かというやりとりがありましたけれども、人事院が総理府に送った書簡、これが政府の説明によると、人事院の御意見もこうでありましたということを提案の趣旨の一つに加えておるわけであります。……
○志苫裕君 生涯を婦人の地位の向上と政治浄化のために尽くされました市川房枝さんが亡くなりました。総理は病床中の市川さんを見舞ったことがありますか。
【次の発言】 官房長官はどうですか。
【次の発言】 報道によりますと、ASEAN訪問中の総理はジャカルタで、田中角栄氏倒れるの知らせを受けて一瞬色を失ったが、やがて回復の報告に生気を取り戻した、できることなら飛んで帰りたい模様であったと報ぜられています。あなたが、とつ思い、とつ考えた心の内は、推量以外にありませんけれども、総理、あなたにとって田中角栄さんとは何ですか。
【次の発言】 まあいいでしょう。親しい人の消息や安否を気遣うのは人間的なことです……
○志苫裕君 大蔵大臣、ここ十年間に会計検査院から指摘をされた不当件数及びその金額を報告してください。
【次の発言】 合計幾らになります、十年間で。
【次の発言】 とにかく決算規模は、この間に約四・八倍です。不当金額は十四倍ですね。この統計でいくと、ことしは幾ら出ますか。
【次の発言】 まあ約〇・〇三%です、十年間は。ことしの予算規模に合わせますと、一番多かったのが五十四年ですから、そのでんでいきますと三百億円出る勘定になるわけです。しかもこれは検査院が八%という範囲でしか調べていない。しかもいま問題になっておりますように、その政策融資のそこから先のことは触れられていないわけであります。
こう……
○志苫裕君 質問の順序が変わりましたが、まず通産大臣にお伺いしますが、大手石油会社の日本石油が、四月の中旬にも石油製品の値上げを実施したいという意向を表明したと伝えられておりますけれども、これに対して通産大臣の見解をお伺いしておきたい。
【次の発言】 ですから、どう対応されるといいますか、見解を聞きたいわけですよ。
【次の発言】 通産大臣結構です。
文部大臣、医科系の国立大学から公的病院等に医師をいろいろ派遣していますね。それは相当の報酬を受けてもおるわけでありますが、この派遣をすること、あるいは報酬を受けること、それらについての根拠や手続など取り扱いをお伺いしたいわけです。
○志苫裕君 一連の日米協議で防衛問題はどのように取り扱われたのか。何かぽろぽろぽろぽろと後から報道が出てくるようですが、ひとつ隠さずに御報告願いたい。
【次の発言】 そう長々と……簡単に答えてください。
【次の発言】 あなたね、隠さず話せというのと長長話せというのは違うんだ。隠さずに話してもらうが、簡潔に話してくださいよ。
外相は、防衛で身構えて行ったわりには簡単で拍子抜けの表情だったと、去年のように着実も顕著も数字も出なくて、重荷を背負わぬでよかったというようなこと、そういうことを語ったそうですが、果たしてそうだろうか。それは、アメリカが自動車を持ち出すために防衛を引っ込めたという説や、あ……
○志苫裕君 まず最初に、この二十一日の日本武道館における自衛隊音楽まつりに三笠宮寛仁殿下御夫妻が出席される予定と、このように伺っておりますが、どのようないきさつによるものでありますか。まず宮内庁、それから防衛庁にお伺いいたします。
【次の発言】 皇室が自衛隊の行事に出席されるということは初めてのことでありますから、少し立ち入ってお伺いをしたいと思うのです。
いろいろと国民の間にもこの問題について意見のあることは当然でありますから少し立ち入りますが、いま宮内庁の答弁で、殿下は音楽その道に造詣の深い方であるから自衛隊の吹奏楽などをお聞かせしたらいいのではないかと、こういうお話でありましたが、それ……
○志苫裕君 九日の私の質問を受けまして、きのう本岡委員といろいろとやりとりがありましたが、私の質問にかかわったことでありますので、若干関連をさせてもらいます。 きのうの教育長承認制の問題について、各大臣の答弁を正確に聞いておりますと、総理は、三十一年にこの制度改正が行われて、その後、確かに第一次臨調答申や地方制度調査会の答申あるいは勧告等があったけれども、当時の政府はそれを取り入れなかった、私はその判断はいまでも正しいと思っておるし、今後も変える気はない、これが総理の答弁ですね。それから中曽根長官は、過去の答申や地方六団体のいろんな意見は地方分権を進めるという観点からなされているものだと思う……
○志苫裕君 十一月九日の本委員会におきまして、私は、ただいま小柳委員の発言にかかわることですけれども、茨城県の谷田川改修工事の請負にかかわる問題点、いわゆる裏ジョイント問題を取り上げました。証拠書類をもとにいたしまして問題点を指摘をしました。資料の要求、調査を求めたわけでありますが、まず、指摘した事実の有無を含めて調査あるいは捜査等の結果を報告してもらいたい。長々やってもらっても困りますので、覚書や決算書の存在の有無、裏ジョイントのいきさつ、工事原価及び利益配分、この三点について御答弁をいただきたい。
【次の発言】 警察庁。
【次の発言】 検査院、ありますか。
○志苫裕君 きょうは主として行政改革の問題について自治省の見解をただしたいと思うんですが、行革につきましてはいずれ本院におきましても本格的な審議が行われるわけでありますが、それに先立って自治省なりの見解をこの機会に伺っておきたいというのが質問の趣旨であります、 まず、臨調に対して、臨調は答申の作成等に当たりまして各方面の意見なども求めておるわけでありますが、自治省としてはどういう対応をなさってきたのか。まずは第一次答申、すなわち当面の五十七年度予算編成に向けた改革案を政府は求めたわけですが、それの答申に当たってどのような問題の提起を行ったか、あるいは説明ないし主張を行ったのか、その点について……
○志苫裕君 ちょっと関連をして。 その点については、四十二年法案の審議でそういういきさつがあります。いまあなたがお答えになったように、なぜ制定当時に定年が盛り込まれなかったのか。公務員制度本来からいって排除をされたのか、憲法との関連で排除をされたのか、アメリカさんが言わなかったので忘れておったのか、いろいろ議論があったようです。あったようですが、わからぬということになっているわけです、答弁において。本国会に入って、衆参を通じての答弁の中に、その当時はそういう必要性がなかったんだろう、年齢構成や社会環境その他から見てその当時は定年制というものの必要性が薄かったんだろうという答弁をしていますよね……
○志苫裕君 九十四国会以来ずっと衆参を通じて本法についての審議が続けられてきました。なお、自治省に関して言えば、昭和三十一年から続いておるわけであります。私は、およそその議事録には目を通したつもりでありますので、同じことはそう尋ねません。ですから、皆さんも、前にどこでどんな答弁をしておるかということについては大体頭の中で整理をしてお答えをしてもらいたいと思います。必要なことはこちらから議事録を言いながら確認を求めますから。 まず、総理府と自治省の当局に確認をいたします。しばしばありますが、代表的なのは四月二十三日の衆議院内閣委員会における答弁で、定年制は長期的人事管理政策の問題であって、財政……
○志苫裕君 二十二日にあらましの質問をいたしましたが、きょうはそれに引き続きまして若干お伺いしたいと思います。
一般職員、安全、現業等については、衆参を通じてただすべきものはただしておるようですが、きょうはまず、消防と警察についてあらましのお伺いをしたいと思うんですが、警察庁、消防庁・順序どちらでもいいですが、警察職員及び消防職員の退職管理は現在どのようになっておられるかお伺いいたします。
【次の発言】 警察と消防いずれも、勧奨による退職という、制度というよりは、そういうことをやっておるようですが、警察庁の場合、警視、警部、警部補以下、若干年齢の食い違いがありますが、退職勧奨率とでもいうか、……
○志苫裕君 総理、おいでいただきましたが、本題に入ります前にちょっとお伺いいたします。 伝えられるところによりますと、奥野法務大臣は、本日の閣議後の記者会見におきまして、二十八日の東京地裁で開かれたロッキード事件丸紅ルート公判の法廷における榎本三恵子検察側証人の証言に触れて、検察当局は人の道をわきまえてやるべきで、人倫に反することはしない方がよいと発言をされたそうであります。これは明らかに検察側の公判維持に対する干渉でありまして、事実上の指揮権の発動であります、検察庁法では、その十四条において法務大臣に個別指揮権を与えてはおりません。にもかかわらずこの発言が行われておることはまことに不当であ……
○志苫裕君 私は、ただいま議題となりました地方税法及び国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部を改正する法律案に対し、日本社会党提出修正案に賛成し、原案に反対する立場で討論を行います。 申し上げるまでもなく、昭和五十七年度における地方税制改正の課題は、第一に、所得税以上に過重となっている住民税の負担を制度的に緩和するため、大幅減税を実現することであります。第二には、財政再建を単なる帳じり合わせに終わらせないために、国、自治体間の税財政制度に根本的なメスを入れること、そして第三には、増税なき財政再建のもとで、とかく現状維持に陥りがちな不公平税制、とりわけ企業優遇税制を整理すること……
○志苫裕君 第二臨調の答申作業が進んでおるようです。特に第三部会がわれわれにとってはかかわりのある関心事項ですが、これについて自治省はどの程度承知をしていますか。どの程度関心を持っていて対応をしておるのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 ここに取り上げられるであろう課題については、私この席でしばしばやりとりをいたしておりますが、少しわかってくるとまた大臣がかわりまして、今度の大臣が地方自治行政についてどのような経歴をお持ちの方か私にはよくわからぬけれども、恐らく自治省としては系統的に取り組んでおるんでしょうが、率直に申し上げて、地方分権に対する慎重論が強いということを聞きます。
この……
○志苫裕君 五十七年度の地方財政の対策、あるいは地方財政計画、それをもとにした交付税等を一括して伺うんですが、大臣、五十七年度の地方財政の収支見通しといいますか、地方財政計画の特徴を挙げてみてください。
【次の発言】 おいおいと尋ねますが、まず、いま個々について少し評価を伺ったんだけれども、四十九年の下期――五十年の上期といいますか、そこから始まった、言うなら地方財政の危機といいますか、これは脱したことになるんですか。地方財政事情というのは好転をしたというふうに皆さんはとらえるんですか。そこのところはどういう評価ですか。
【次の発言】 八年ぶりに収支均衡した、なるほど帳面づらで言いますと均衡が……
○志苫裕君 きのう経済企画庁が去年の十―十二月期の国民所得統計を発表したようですが、それによりますと、思ったよりもひどいといいますか、前期に比べて、あるいはまた年率にして三・五%ぐらい落ち込んでおるということですが、その内容と、これからの見通しといいますか、特に経済見通し四・一%などとのかかわりにおいてどのように見られるのか、報告をいただきたい。
【次の発言】 田中元総理は、いわゆる資産形成の疑惑を持たれて退陣をしました。そして、いずれ国民の前にそれを解明をするという約束もされましたが果たしてはおりません。その際田中氏は、疑惑などないと、いずれ国民の前に解明すると、こう言ったんですが、それの疑……
○志苫裕君 きょうは集中的に公共事業と談合の問題を取り上げたいと思いますが、 ちょっとその前に一つだけお伺いしておきたいんでありますが、実は三月十三日の本委員会におきまして、私は新潟遊園という会社をめぐる田中系企業の大変不可解な動きを取り上げて関係当局の注意を喚起し適正な対処を求めたのでありますけれども、またぞろ次々と明るみに出てくるこの種ファミリー企業の行為は、私もずいぶん手元にいま材料がありますが、大変不愉快きわまりない。しゃにむにというのですか、天をも恐れぬというのか、そういう感がしますが、この機会に私は政府に、改めて、田中金脈問題を集中的に調査審議した本院の決算委員会及び本会議が、政府……
○志苫裕君 政治倫理に関して一、二尋ねますが、まず委員長、私は本委員会に証人の喚問を求めておるんですが、それはどうなりましたか。
【次の発言】 証人の喚問ができないということは大変遺憾に存じます、詰められることも詰めないんでありますから。
そこで、本委員会の審議を通じて、とにかく談合の実態が告発をされて、公共事業の執行の適正化が強く求められました。談合それ自体は刑罰の要因となるばかりでなく、税金のむだ遣い、汚職、不正経理の誘因となりますし、業界の健全な発展そのものをも阻害をします。さらに政官業の癒着を形成をして政治不信を醸成する。そこでこれを根絶することが焦眉の政治課題、とりあえずは発注者サ……
○志苫裕君 大臣新任になられたんで、この委員会というのはまず大臣が新任になりますと一体どういう物の考え方であるかということから始めて大臣の所信をただす、でないと法案の審議なんかしないという当委員会伝統のある見識を持っているんですよ。見識を持っておるんだからそこから始めぬといかぬのですが、ちょっと時間がないので、見識こっちに置きまして――委員長、よくないよ、これは。まず先にその場を持たなきゃいかぬですよ。これはひとつ注文申し上げておきますが。 ただひとつこれからのこともありますので、一連の臨調答申、わけても第三次答申と言われる基本答申について、国と地方の自治体にかかわる分について大臣のまず評価……
○志苫裕君 第二次臨調が一次から五次までの答申を出しまして一つの区切りをつけておるわけでありますが、この答申にかかわって、とりわけ国と地方との関係を中心にしてお伺いをしていこうと思います。 第二臨調はずいぶん鳴り物入りで、さまざまな期待や評価や憶測も含めて今日まで推移してきたんですが、率直に申し上げて、自治体に関係のある者としては、せっかくの機会であれば地方分権の推進に何がしか寄与できればなと、こういう期待はあったと思うんですが、以下おいおい尋ねますけれども、まず大臣、総じてこの一次から五次に及ぶ臨調の答申をどのように評価をなさいますか。
○志苫裕君 私は、本案に対し、日本社会党及び日本共産党の共同提案にかかわる修正の動議を提出いたします。 その内容は、お手元に配布されております案文のとおりでございます。これよりその趣旨について御説明申し上げます。 昭和五十年度以来の地方財政における財源不足額の発生状況を見れば、昭和五十八年度のそれは、従来とは大きく性格の異なるものと言えます。すなわちマイナスシーリングによる景気政策を排した厳しい予算編成下でも、なお生じた二兆九千九百億円という膨大な財源不足額は、地方財政の歳入歳出における構造的な不均衡がいまや頂点に達していることを示しています。それなるがゆえに、今後の地方財政対策は、国、自……
○志苫裕君 きょう私は、BG財団と俗に言われているのですが、ブルーシー・アンド・グリーンランド、この財団と、あるいはこの財団が行うプラン、事業と自治体とのかかわり、地方自治とのかかわり一本にしぼって少し細かく質問をいたします。三月二十三日の当委員会で若干問題点を指摘しておいて、いずれこの次にやりますからと予告をしておきましたので、皆さんの方もそれなりの御準備をいただいたものと思います。
まず、BG財団というものはいかなるものなのか、何をしようとしておるのか、まず監督官庁ですか、運輸省の方から答えてください。
【次の発言】 そのぐらいのことはわかっているので、もう少しはっきり目的、事業、その財……
○志苫裕君 ちょっとこの間に引き続きましてBG財団の問題について、まず続きの質問をしたいと思うのですが、日本船舶振興会の笹川会長、このBG財団の理事長でもあるわけですが、その方の強い願いといいますか理念というようなものをもとにして、BGプランと言われるこの運動を推進をするために幾つかの仕事がやられておるが、そのうち地域海洋センターを各地につくって、自治体がそれとかかわって土地を提供したり、あるいはまたでき上がった施設を借りたり運営をしたりということをやっておるいきさつをこの間一通り話をいたしまして、なぜ自治体がそれに食いついておるのかといいますか、受け入れておるのかというと、セールスポイントが……
○志苫裕君 私は「本案に対し、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合の共同提案に係る修正の動議を提出いたします。 その内容はお手元に配布されております案文のとおりでございます。これよりその趣旨について御説明申し上げます。 地方財政の財源不足額が恒常化して以来、すでに九年目を迎えておりますが、一向に改善の兆しは見られまぜん。この間政府は、地方交付税法の規定を無視しつつ、交付税及び譲与税特別会計における借り入れと地方債の増発を軸とする借金政策によってこれを措置してきました。 しかしながら、昭和五十八年度の財源不足額の発生過程が示すように、本年度の財源不足は従来のそれとは大……
○志苫裕君 ちょっと、法案の個々の内容に入る前にあらまし二、三伺っておきますが、人口年齢がどんどん高齢化をしてまいりまして、当然のことながら、現行のさまざまな年金制度が、まずは財政の面からも大変厳しくなって破綻してくるというようなことで、さまざまな議論を呼んでおるわけでありますが、いま問題にしようとしておる地方公務員共済といってもたくさんあるわけですが、これらを大まかに見て、地方公務員共済のこれからの見通しとでもいうのですか、収支比率なり成熟度なり、そういうものは大体どんな状況になっていくのか、その見通しをまず明らかにしてほしいと思います。
○志苫裕君 いま抑止論、防衛論議をめぐっておるのでありますが、ちょっといまのに関連をしますが、防衛大綱は基盤防衛力という立場に立って策定されたということになっているのですが、それとの関連はどうなりますか。
【次の発言】 言うている割りには答えてないので、時間がないから一問一答でいいですよ。
基盤防衛力論というのをとったはずなんです。抑止均衡論というのは、最近ここ二、三年声高に言い始めてきたわけだ。ですから、防衛大綱で言う基盤防衛力論というものに変化が来たのかどうかということを聞いているのですよ。
【次の発言】 おいおいと詰めますが、総理、いま脅威論、抑止論をやっておるのですが、総理はこれから……
○志苫裕君 ちょっと法案に入る前に二、三伺っておきますが、まず自治大臣、いわゆる政治倫理の問題、田中元総理の出処進退をめぐって御承知のような状況にあるわけでありますけれども、この問題についての自治大臣としての所見、閣僚の一員でもあるし、政治家個人でもあるし、どのような立場でもよろしいのだが、あなたの何か所見があればまず伺っておきたい。
【次の発言】 余りくどい問いかけはしませんけれども、刑事問題は、これはそれこそ二審も三審もあることですから、被告人として無罪を推定して争うということにわれわれどうこう言っておるわけでもないわけだし、しかし元総理大臣といえば世の中で言うと偉い人なわけでして、そうい……
○志苫裕君 本題に入る前に大臣の所見を二、三伺います。
田川さんなのか自治大臣なのかちょっとその辺の区分けはわかりませんが、百一国会終了以来、田中元首相の言動について再三発言をなさっております。発言に共鳴するところはもちろん多いのですが、また、このまま放置すれば民主主義の危機を招くという認識にも同感でありますが、まずはひとつ真意を伺いたい。
【次の発言】 特に百一国会閉会直後の発言、さらに十月十二日のいわゆる田中判決一周年での発言、いろいろなことを言っておられるのですが、一々内容は問いませんが、あなたの特に、このまま放置するということは民主主義の危機を招くというその認識についてもう少し説明い……
○志苫裕君 まず、国税が減ったので交付税法の改正という段取りになったわけですが、ちょっと国税の方から――大蔵省来ていましたかね。ちょっとお願いします。 これ中身を見ますと、自然減収の分と、それから政策減税に基づく政策減収分の両方にまたがっておるわけですが、私の理解が違っていますか。千五百億円の減税を決めたころのお話では、当初予定額は確保できる、大体そんな脈絡で話があって、そのように承知をしておったんだけれども、これは交付税で三百五十億というと一千百億ぐらいになりますかね、三税の方が。ちょっと済みませんが、それがどういう事情でどの税がどの程度落ち込むということになったんですか。
○志苫裕君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました地方税法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。 行政改革の名のもとで、政府の経済財政政策を初めとする縮小均衡化政策は、国民生活はもとより、国、自治体間の税財政関係にも多くのひずみ、矛盾をもたらしております。とりわけ、昭和五十九年度に至っては、臨調答申の言う「自立・自助」を、何らの基盤整備を行うこともなく、国、自治体間の税財政制度にストレートに持ち込んでおることから、それは地方自治の発展を大きく阻害するものとなっております。 すなわち、政府の地方税制改正は、基本的思想の全くないままに取りやすいところから税を取り立……
○志苫裕君 自治大臣、またしても兵庫県警ですけれども、まあ警察官も数が多いですし、二十数万人もおれば、二十数万の市のことを考えると、奇妙なやつもおる生言えばそれまでの話ですけれども、なかなか警察官となるとそうもいきません、これは。このケースは警察庁からも説明に来てくれたからその中のことは聞きませんが、どうなさいますね。毎回同じ答弁をここでされても困るんですが、まずは大臣の所見を伺っておきたい。
【次の発言】 きょうは長官お見えにならぬで官房長いらっしゃるようですが、皆さんの方ではこの問題今どんな手を打っておられるかということと、関西の警察という話がありましたが、何だかあの辺はしょっちゅうこうい……
○志苫裕君 どうも大変貴重な御意見ありがとうございました。社会党の志苫です。実は全体の時間が短いので、一括お尋ねをいたしまして、順次お答えをいただきたいと思います。 いろいろ御意見もございましたように、この委員会でも私どもの議論の中心は、果たしてこの五十九年地方財政対策、自治省の方では、これは新しいルールだとこう言うのですが、それが交付税制度の根幹である財源保障の機能を持ち得るものなのかどうなのかということが中心的に議論をされておるわけです。言いかえれば、財源確保の手段なのか、あるいは付則三条あるいは四条の改正というのが果たして本則の六条の三の二項のいわば代替手段なのか、あるいは全く別の論理……
○志苫裕君 大蔵大臣、わざわざおいでいただきまして、たまには人の委員会もいいでしょう。 まず地方財政についての大臣の認識といいますか、所見を一、二お伺いしたいと思うんですが、国も地方財政もともに巨額の赤字を抱えておりますことから、地方財政対策に当たっては、国も苦しいんだから地方も我慢しろよという論理が使われるんですが、一見もっともなようですけれども、しかしよく考えてみると、これは国と自治体との性格あるいは制度、機能などの違いを故意に見落としているのではないかと、こういう感じがいたします。早い話が、国の財政という場合には現実の予算のことですけれども、地財計画の場合には、何せ三千三百に及ぶ大小の……
○志苫裕君 衆参を通じて地方財政対策など交付税法の改正に絡んで長い審議を続けてまいりましたが、それらの審議の経過を振り返りながら、大臣に幾つかの点で確認を求めておきたい、こう思います。 まず、今度の法律改正の目玉であります特例措置の問題ですが、大蔵大臣とも少しやりとりをしましたが、なかなか本委員会で大臣初め各局長が希望的観測も込めて答弁をしておるものとは若干ニュアンスが違う、随分ガードがかたい、そういう印象も受けます。いずれにしてもこの特例措置というのは、不足財源があった場合に、その不足額の一〇〇%からゼロまでの可能性を持つわけでして、大蔵の態度などから見ますと、限りなくゼロに近くなる懸念も……
○志苫裕君 ちょっと公安委員長の所感を伺っておきたいんです。 きのう、松山事件の判決ございまして、被告に――今度は被告ではないわけですが、まさに斎藤さんにすると半生をこういう問題に費やしたことになったわけですが、私、判決を全部読んだわけじゃありませんけれども、特にちょっと心を打たれますのは、例えば布団の襟当てについた血痕は後からつけたんじゃないかということが推認をできるようなくだり等もございまして、捜査当局にはそれなりに言い分があるのかもしらぬが、しかし判決はそれやこれやで無罪になった。一体、やっぱり捜査に瑕疵があったことになるわけで、まずは、こういう問題についての公安委員長の所見を伺ってお……
○志苫裕君 ちょっと関連。 衆議院で御努力いただきまして、今、岡田先生、草野先生のお話聞きますと、修正者の意図は大変明確にわかるわけです。法律ができますと、これはまたこれでだれかがこいつを運用するわけで、そこでまた解釈が行われる。その場合に我々は、岡田先生や草野先生から今お話がありましたように、修正者の意図が有権解釈だ。改正案そのものは政府がいろいろなことを考えて出したんでしょうけれども、それを直したわけですから、それはこういう意味だよとくどいほど言って直したのでありますから、それはやっぱり修正者の意図がこれは有権解釈になる。これを警察庁が確認をすればよろしいんです。 ところが、確認するか……
○志苫裕君 委員長。
【次の発言】 通産省、確認しますが、見てないというからなにだけれども、いずれ状況であなたおわかりのように、画面にゲームがちゃがちゃか出ているのを、何かソケット抜いたりしますと別の画面にころっと変わるわけです上ね。そういう実験があったわけで、我々も見たわけです。その実験が行われたそのゲーム機械が、これは電取法でどういう種類、どういう位置づけですか、その機械は。
【次の発言】 保安部長、先ほどの答弁、正確じゃないが、あの程度のものなら電取法上も問題はないと、こういう答弁ですね。電取法上問題ありませんか。
【次の発言】 私も素人だから、素人が聞いてまことに恐縮ですが、しかし電取……
○志苫裕君 いろいろと衆参を通じて議論も重ねられておるわけですが、一巡目の最後の質問になりますので、少し繰り返しになる点が出ることもひとつ御了承をいただきます。
本論に入る前に少し外回りの問題を伺っておきたいのですが、長官、警察法第一条の「民主的理念を基調とする警察の管理と運営を保障し、」という目的規定がありますが、これはどのように理解なさっていますか。
【次の発言】 その民主的理念の中身を伺っているわけです。
【次の発言】 余り的確な感じは受けておりませんが、ではその次に行きましょう。
警察の管理と運営の保障というのはどうですか。
○志苫裕君 本法案の審議もいよいよ大詰めに来ているようですが、衆議院を起点にいたしますと随分長い時間をかけて審議をしたような感じもいたしますが、しかし審議をすればするほど、対象の営業その他が多岐にわたっているせいもあり、また長い間法律に目的がなかったので次々といろんなことを書き連ねてきて、それをまたまとめ上げた、規定を整備したということから来る問題点などもあって、必ずしも今までのところで法案の趣旨なり目的とするところがそうすとんと胸に落ちているわけではありませんが、一応今までの経過を振り返りながら、少しまとめになるような質問をしたいと思います。 まず最初に、警察組織を管理する公安委員長、同時……
○志苫裕君 私もいささかプライバシーにわたる質問をしたいと思っているんですが、小此木さん、私には質問する権利がありますか。
【次の発言】 総理、資産公開は政治倫理の上で非常に大事な問題でして、我々も意見も提案も持っているわけですよ。幸いせっかくあなた、この問題に手をつけて議会でも議論をしておるわけですから、できるだけいいものにした方がいい。そういう意味でいろいろとお伺いをしているのですが、公開の趣旨をめぐっては論議はありますけれども、政治家というのは大体余りいいことしていないので財産でもため込んだんだろうと、こういう不信感が一般にないわけではない。そういう意味ではガラス張りにした方がいいという……
○志苫裕君 いろんな言い回しがありますが、田川さんはついていないと言うし、総理はついたと。総理と自治大臣の見解が違うわけですが、違う政党がやっておるんですから違って構いませんが、しかしそうなると、私は、実はそういう食い違いを持った連立政権の性格について本会議でただしました。改めてこの問題について少し中身に入りますが、総理、総理としては自民党単独政権の方がいいと思っていらっしゃいますか。
【次の発言】 総理、自民党の運動方針の原案のときは、政治的安定勢力の確保のため現時点における一つの選択ととらえて、あくまでも単独政権を目指すということじゃなかったんですか。
○志苫裕君 田川さん、きのう、あなた、私の質問時間が切れたところで言いたいこと言ったみたいですけれども、要は社会党も変わっておるんだからおれのところでも変わったというような意味なんだろうね。私が問題にしておるのは、新自由クラブが雄図むなしく自民党の補完勢力になったのかということを聞いたわけ。社会党を引き合いにして変わりましたということなんですか。
【次の発言】 そういうことです。
【次の発言】 これ、長くやったってしようがないので、自主性を確保するということもおっしゃっておりますが、一般論でいきますと、大きい政党にごく小さい政党が連立をすると小さい政党は滅びてしまう。俗に死の接吻と言われるわけ……
○志苫裕君 総理、あちらでは大変熱烈歓迎を受けたようでありまして、総理の言動にも大きな評価が与えられているようであります。しかし、日中間の真の友好は訪問期間中のわずかな期間のリップサービスだけで築かれるものでないことはもう当然でありまして、まさに問題はこれからだと思います。日本の外交スタンスが日中のみならず国際社会でのあらゆる分野で平和と友好を貫くかどうか、それによって顕証されていくだろう、このように存じます。 そこで、順次お伺いいたしますが、今度の首脳会談で取り上げられたもの、そのテーマの多くは去年の十一月に胡耀邦総書記おいでの際の会談の延長線上にあるようには思われますが、なお改めて新たに……
○志苫裕君 当局の方から、この間の答弁をお願いいたします。
【次の発言】 今の答弁では説得力がないし、納得はできません。ただ、今若干数字の訂正ありましたが、この間のときには南一〇〇に対して北二三○、きょうは一三〇というふうに一〇〇も違っておりますが、いずれにしても、あるときにはミリバラを使い、あるときには防衛庁独自の推定を使い、しかも同じ日本政府の中でも、外務省は国際的に権威のある数字としてミリバラを使ったと。まさに答弁がまちまちであります。
いずれにしても納得できないんですが、これをやっておってもしようがないんで長官にお伺いしますが、私は防衛白書の記述の年々の変化であるとか、あるいは見出し……
○志苫裕君 きょうは主として談合問題でお尋ねをいたしますが、その前にちょっと一、二問。 防衛庁長官、ワインバーガー・アメリカ国防長官の五月来日が伝えられておりまして、当然に日米防衛首脳会談なども予定されるでしょう。それで、例のアメリカの国防報告に盛られておるシーレーンの防衛慫慂が、要求されるといいますか、慫慂されることも考えられますし、また報道によりますと、シーレーン絡みでこの硫黄島の基地機能の強化というものが求められるとも言われておりますし、懸案の艦載機の発着場というのですか、訓練場というのですか、これの問題、いわば厚木の代替基地の問題についても決着が求められると思うんですが、日本側の対応……
○志苫裕君 外務大臣、三月十九日の本委員会での資産公開のやりとりの中で、今お住まいの富ケ谷の土地建物は前に持っておった自分の土地を売って得た資金で求めたというお話でしたが、ところが三月二十九日の衆議院の予算委員会では、福交不動産からの借り入れを充てたと、このように述べておられるんですが、食い違っておるようですが、御説明いただけますか。
【次の発言】 資産公開はガラス張りに意味があるわけですが、なぜそのときにそのお話をされなかったんですか。
【次の発言】 今の家をお求めにたるのに福交不動産から一億円お借りになったんでしょう。
【次の発言】 前に持っておった土地建物というのは世田谷区代沢の土地のこ……
○志苫裕君 農林大臣、大変御苦労さまでした。きのうこの委員会でも同僚委員からいろいろお話ありまして、総理からも詳しいお話を伺ったところですが、当事者として特につけ加えて御報告いただくことありますか。
【次の発言】 内容はもうすでに明らかになっているんですが、四年たてばやっぱりまた同じ問題にぶつかつて同じことの繰り返しになる。周りの環境がどのように推移するかにもよりますが、同じ対応の繰り返しということになるわけでしょうか。
【次の発言】 ちょっと今後のことを占う意味でもありますが、アメリカの大統領選挙の直前であるということはアメリカ側の態度にどのような影響を及ぼしたでしょうか。
○志苫裕君 五九中業の策定作業が、今もちょっと議論がありましたが大詰めに来ているようでありまして、可能な限り主要な点について内容の報告ができますか。
【次の発言】 時間がないから内容にちょっと入れませんが、特に局長が後段で述べました、いろいろなものを組み合わせた総合的な洋上防空体制あるいは能力を整えたいと。さまざまな細み合わせの中には、今もお話しありましたようにOTHレーダーであるとか、あるいは軽空母まではありませんがAEGIS艦とか、いろいろなものを組み合わせてくるわけでありますが、実は洋上防空能力、シーレーン洋上防空というこの考え方は大綱の内か外かという議論、今までは空の方はなくて海の方が……
○委員長(志苫裕君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
議事に先立ち、去る七月二十六日に発生いたしました長野市地附山地すべり災害により亡くなられた方々に対し御冥福をお祈りし、謹んで黙祷をささげたいと存じます。
どうぞ御起立をお願いいたします。黙祷を願います。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席を願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
去る二日、青木薪次君及び松本英一君が委員を辞任され、その補欠として小山一平君及び村沢牧君が選任されました。
また、昨六日、坂元親男君、服部信吾君及び栗林卓司君が委員を辞任され、その補欠として夏目忠雄君、鶴岡洋君及……
○委員長(志苫裕君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る八月七日、伊藤郁男君が委員を辞任され、その補欠として栗林卓司君が選任されました。
また、去る六日、鶴岡洋君が委員を辞任され、その補欠として服部信吾君が選任されました。
また、昨二十四日、仲川幸男君、吉村真事君、久保亘君及び青木薪次君が委員を辞任され、その補欠として石井道子君、柳川覺治君、大木正吾君及び片山甚市君が選任されました。
【次の発言】 次に、災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、先般行いました委員派遣について、派遣委員の報告を聴取いたします。井……
○委員長(志苫裕君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙によりまして当委員会の委員長に選任されました。まことに微力ではございますが、委員の皆様方の御協力をいただき、この重責を果たしてまいりたいと存じます。
どうぞ格別の御協力を心からお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○志苫裕君 若干の前提を置きますが、我々は公社の民営化に反対であります。しかし、さきにもうたばこ会社法案は成立をしておりますし、電電会社も御審議中で成立の公算もありますので、そのことを前提にして、若干中身に関して質問します。 まず、たばこ消費税ですけれども、いろいろと説明を伺っておりますと、大体従来の枠組みとは変わっていないのですが、課税標準に従来の従価割に加えて従量割が入っておること、それから算定の仕方で、前年の一本当たりの平均価格を使わないで現年度の定価を使うということに変化があるようですが、従前の枠組みがこの二点で変わっているんですが、ちょっと変えた理由を説明してもらいましょうか。
○志苫裕君 まず、地方財政対策からお伺いをしますが、六十年の地方財政は国庫補助負担率の一割カットがなければ収支均衡の状態であったと、こうされるんですが、地方財政参考試算、去年の見通しなどからいうとうれしい誤算ということになるのでしょうか、この原因は何ですか、簡単にひとつ答弁してください。
【次の発言】 検証してないからわからないけれども、念を押しますが、需要算定を小さく見積もったということはないですね。
【次の発言】 それじゃ、補助負担率の引き下げで五千八百億円が地方負担増、財源不足ということですな。この財政措置について以下二、三聞きますが、経常費系統二千六百億のうちの一千億円は交付税総額に特……
○志苫裕君 ちょっと関連して一問だけでいいんですが、いろいろと佐藤委員と警察当局の永野会長殺害事件のやりとりを伺っておるんですが、国家公安委員長も警察庁長官も発言なさらぬが、せっかく地方行政委員会が開かれておるのですから、私は、法の手続によらないで白昼公然暴力で人の命が奪われたということは紛れもない警察の責任だと思いますし、このことはやっぱりはっきり認めておかないと、この次にあいまいさやさまざまな価値判断を生んでしまう、このように思います。 それは佐藤さんの発言にもあったけれども、あんちくしょう殺してやりたいと思っている人は多いでしょう。特に本当に何十年を経た老後の人に被害者が多いということ……
○志苫裕君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度補正予算三案に反対の討論を行います。 反対の第一は、政府の経済運営が全くもって無策だということであります。本年度の我が国経済が政府公約の内需型ではなく、専ら対米依存の成長に終わろうとしていることは既に明らかでありますが、政府はこれに何ら有効な手段をとっておりません。 五十九年度の貿易黒字は四百億ドルを超える勢いで、さらに六十年度においてもこれを上回ることが必至と見込まれます。そこで再び日米間を初めとする通商摩擦の危機が広がろうとしておるのであります。にもかかわらず、中曽根内閣は内需拡大の具体策を持たず、減税要求も……
○志苫裕君 最初に、ちょっと通告にない部分もあるかもしれませんが、今、国の内外で注目を集めております二つの問題から尋ねます。 一つは、あした十二日からジュネーブで始まります米ソ包括軍縮交渉、いろいろと事前の駆け引きやあるいは宣伝は行われておりますが、両国が交渉再開にこぎつけたエネルギーから見てその期待は大変大きい、このように思いますし、また、過去の手詰まり状況を打開するためにも、米ソはこれを成功させる以外に道はない、このように思います。どうもこの米ソ両大国というのは似た者同士で、お互いに相手をしのぐことだけに精いっぱいで、地球が人類共存のものだということを忘れがちだ、このように思えてなりませ……
○志苫裕君 ちょっと時間がないので一問ぐらいになるかもしれません。 厚生大臣、あなたこの間、生活保護費等の地方負担転嫁に関連しまして、私が昭和二十九年の故事を引き合いにして厚生大臣に制度を守るように激励を兼ねて決意を促したところが、二十九年に比べて今は地方財政に余裕があると、こういうまことに心琴にさわる発言をなさったのですが、時間切れだったんで追及できなかったんです。あなたは大分地方財政に詳しいようだが、僕は地方財政を三十年やっているんだけれども、地方財政に余裕があるという実感に触れたことはない。あなたが地方財政に余裕があると言う根拠を述べてください。
○志苫裕君 議事進行について。 ただいまの委員長見解につきましては、理事会において各派が一致したことでもありますので、一つの決着として了承いたします。 しかし、参考人の出席要求も、一般消費税に関する国会決議の解釈も、それ自体は何ら解決したものではなく、社会党委員の要求は満たされておりませんので、今後の発言権を留保し、久保君、和田君の残余の時間を残したまま総括質疑が終了をしたことを宣言することについては依存がありません。
○志苫裕君 まず、本委員会の審議を通じまして長田予算委員長は二つの委員長見解を表明しました。その一つは、内閣及び各省庁による審議会等の多用に対する立法府の懸念の表明でありまして、もう一つは、予算の空白によって国民生活に迷惑がかからないように政府の対処を求めたものであります。私は委員長の見識に敬意を表します。実は冒頭の総括質問で、総理がお気に入りのメンバーを集めて政策を誘導する政治手法について私も批判をいたしました。運用を一つ間違いますと議会民主主義を形骸化するのではないかという懸念も表明しましたが、現にその兆候が著しいというふうに私も思います。また、予算の空白は現実に生じておるところでありまし……
○委員長(志苫裕君) それでは、一言ごあいさつを申し上げます。
今回、重ねて委員長の重責を担うことになりましたが、委員の皆様方の御協力をいただいて、その職責を全うしたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に井上孝君、浦田勝君、久保亘君及び原田立君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十七分……
○委員長(志苫裕君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第二三号台風第十三号災害に関する請願を議題といたします。
本請願につきましては、理事会において協議の結果、保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時四十六分散会
○委員長(志苫裕君) 一言ごあいさついたします。
このたび、重ねて委員長の重責を担うことになりました。委員の皆様方の御協力をいただきまして、その職責を全うしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に井上孝君、浦田勝君、村沢牧君及び原田立君を指名いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
自然休……
○委員長(志苫裕君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として稲村稔夫君が選任されました。
また、五日、鈴木省吾君が委員を辞任され、その補欠として長谷川信君が選任されました。
【次の発言】 次に、山崎国土庁長官及び白川国土政務次官より発言を求められておりますので、順次これを許します。山崎国土庁長官。
【次の発言】 白川国土政務次官。
【次の発言】 この際、去る一月二十六日に発生しました新潟県能生町の雪崩災害により亡くなられた方々に対して御冥福をお祈りし、謹んで黙祷をささげたいと存じま……
○委員長(志苫裕君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議・題といたします。
まず、災害対策の基本施策について国土庁長官から所信を聴取いたします。山崎国土庁長官。
【次の発言】 次に、昭和六十一年度防災関係予算に関し、政府から概要の説明を聴取いたします。杉岡国土庁防災局長。
【次の発言】 以上で災害対策の基本施策についての国土庁長官の所信並びに昭和六十一年度防災関係予算に関する概要の説明の聴取は終わりました。
本件に関する質疑は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午後二時二十分散会
○委員長(志苫裕君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十二日、村沢牧君が委員を辞任され、その補欠として上野雄文君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に上野雄文君を指名いたします。
○委員長(志苫裕君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十三日、上野雄文君が委員を辞任され、その補欠として村沢牧君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に村沢牧君を指名いたします。
○志苫裕君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案につきまして、反対の討論を行います。 日本国憲法がかつての明治憲法と大きく異なるのは、「戦争の放棄」と「地方自治」の章が設けられたことであります。辻清明氏はその著書の中で、憲法は第九十二条以下の四カ条の規定を新設することによって、地方自治の原理を保障するだけではなく、逆に地方自治が憲法の原理を保障する関係にあることを身をもって証明した。言うならば、地方自治の原理は、憲法規範としての地位を持つに至ったと言ってよいとまで評価していることは御案内のとおりであり、私は、平和主義と民主主義の基盤こそ地方……
○志苫裕君 関連。 自治大臣、六十年度と同じような措置をとったわけで、この特例措置と地方負担は変わらないと言うんですが、そうですか。 五十九年の改正法の一つに附則の五条を切り落としているわけですよ。いわゆる五十三年ルールは利子抜きの二分の一だった。二分の一をいわば償還臨特という仕組みでやってきて、五十八年には利子をもいでしまって、約束を破って利子をもいで、それで五十九年になったら、このやり方でいくともう際限がないからというので、その外側で借りておるのでついつい、地方財政には影響はないけれども、これでは国も地方も大変だというのでもう借りないと。なるほど原則という言葉はついていますが、その原則……
○志苫裕君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、新政クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 地方公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の諸点について善処すべきである。 一 職種の多様化等最近の状況にかんがみ、地方公務員の公務災害の実態等についてさらに調査の充実を図り、公務災害の未然防止対策の推進に努めること。 二 電子計算機接続の視覚表示装置による健康障害の予防対策の充実は努めるとともに、循環器系疾患について、判例等……
○志苫裕君 総務長官、健康がすぐれないと伺っておりますが、それでもあちこち持ち前の、話題は提供しているようでありますが、しばらくおつきあいいただいて、委員長のお許しがあればほどほどに健康に留意する時間を持っても結構であります。 本法案は、見かけによらず重要な中身を持っておりまして、私は実は地方自治という地味なテーマに取り組んで、これをライフワークとしておる人間なんですが、以下、私も精魂を傾けてやりますから、ひとつまた精魂込めて答えてほしいと思うんでありますが、願わくは役所の長じゃなくて、民間出身の大臣としてひとつ後世に記録をとどめてほしい、このようにお願いいたします。 社会情勢の変化などに……
○志苫裕君 この委員会は税制改革については議論をするようにセットされていないので、いずれかの機会に譲りますけれども、私もこの委員会は初めてだし、大臣とも初顔ですから、今後のことに備えるためにも若干伺っておきます。 この間、NHKの討論会を聞いておりましたら、大蔵大臣の発言を聞いておりますと、シャウプ以来と言われる今度の税制改革の一番大きな背景は、所得水準が上がってきた、所得の平準化も進んだと言うんですね。そこで、それにふさわしい税制が求められておる、そういう趣旨のように伺いました。そこで、広く薄く均等に負担を求めると説明をしておる税制も、いや金持ち優遇だ、資産軽課だと言って批判される税制も、……
○志苫裕君 この間大蔵大臣の所信を聞いたんで、それの問題についてお聞きしたいんですが、きょうは少し時間がありませんので後日に譲りまして、いきなり法案に入ります。
このIDAについてですが、これは二十六億ドル、四千三百四十二億円、当時の為替でいきまして百六十七円相当に当たっておるんですが、為替相場がどんなに変化してもこれは変わらないんですか。
【次の発言】 そうですか。いや何か、例えば百六十七円を今に直すと百四十円でしょう、大まかに。そうすると、約七百億円ばかり余計出すのかなと、そう思ったら、ここに金額で書いてありますので、余り相場には関係ないということはわかりました。
世銀の出資シェアを一……
○志苫裕君 きょうは少し時間があるようですから、所信表明にも関連をして前段お尋ねをいたします。 宮澤さんは、ポスト中曽根に擬せられるリーダーの一人として、自他ともに認めておられると思います。また、経済通としての評価もございますし、資産倍増論なるものを世にも問うておられますので、所信表明への質問とあわせて、宮澤さんの財政、経済についての理論、哲学といったものも若干お伺いしたい、こう思います。現政権における立場は一切問題にいたしませんので、ひとつこだわらずに所見をお伺いできればありがたい、こう思います。 まず、よくその人の名を冠して理念なり政策体系を表現をいたしますが、いわゆる宮澤経済あるいは……
○志苫裕君 もう既にたくさんの質疑が行われておりますから、できるだけ重複を避けて少しお伺いしますが、まず、細かい事務的、手続的なことで法案の内容に関して聞きます。 二十五日のこの委員会での同僚委員とのやりとりを聞いておりますと、とどのつまりこの資金は貸付金とはいうものの実質的には補助金の前渡しだ、経済対策という観点で言えば、事業の前倒しをやって、よくその辺に言われておりますように、昼飯と晩飯を一緒に詰め込んでも内需の効果を期待したい、そういうものだということのようでした。 そこで、ちょっとBタイプを例にとって少し手続的なことを聞きますが、これは地方公共団体等は、この金を借りるときにどんな手……
○志苫裕君 社会党の志苫です。どうも御苦労さまです。 最初に、神谷参考人にちょっとお伺いしたいんですが、このマル優廃止、一律分離課税について二つの観点から伺ってみたいんですが、一つは、資金シフトがどうなるだろうかということ、二つ目には、果たして公平目的にかなうかどうか、この二つの観点でちょっとお伺いしたいと思うんです。 資産の選択は大変自由で容易ですから、利子所得をほかの資産性所得に転換することができますが、結局は、ぐるぐる回っても、キャピタルゲイン課税をどうするかという問題に突き当たるんですが、今の税制ではそこのところはなかなか押さえがきかぬことになっていますから、結局、この形態に転換を……
○志苫裕君 最初にちょっとただしておきたいことがあります。
この法案が審議入りした九月十日の委員会で、同僚委員が大手商社七社の法人税に関する質問に対して、国税当局はなぜか質問の焦点をそらして委員長に注意を促される一幕がありました。答弁をためらったのはなぜですか。
【次の発言】 率直に言って、あの場の雰囲気は不愉快でしたね。税制は国家の原点とも言うべきものでして、民主社会の成熟度を示すメルクマールだと言われています。今、税について国民的な論議が行われているのは、決してたかだか一人当たり数万円の減税のためだけではありません。税制民主主義のもとで、いかに国民がみずからの政府のために納得をして税金を……
○志苫裕君 竹下内閣は、これまでの地価対策から土地対策へ閣僚会議も衣がえをして、土地問題を内政の重要な課題に位置づけている、そういう話なんだけれども、今の安恒議員とのやりとりを聞く限りでは大したことはないね、これは。しかし、その点はいずれ新総理の所信表明もあることだろうし、それをじっくり聞いて、本委員会でもしかるべき舞台装置をつくって本格的にやりたい、こう考えておりますし、その際、政府に具体的な対策の用意がなければ、我々に立法の用意があるということだけは申し上げておきたい。 そこで、きょうは余り時間もないので、本格的な審議の前提として一つ二つだけ伺っておきます。 地価高騰の要因については、……
○志苫裕君 総理、総理となっては初めての対面でありますから、当面する国政の重要な課題についていろいろとお伺いしたいことがありますが、予算委員会等が後に控えておりますからそちらに譲りまして、直接土地問題に入ります。 総理、歴代政府の土地対策はさいの河原の石積みのようなものだったのじゃないんでしょうか。これをちょっと聞いてください、二つの文書を読みますから。 法人の土地取引について格別の措置が講じられていないため、土地が取得されたまま投機的に留保され、最終的な供給増加になっていない。特に、例を見ない金融緩和を背景に法人の土地取得が顕著になるに及んで、これが地価高騰に拍車をかけ国民の土地取得の希……
○志苫裕君 きょうは財政運営と、それから税制論議、それから若干税の中の外国税額の三点についてお伺いをいたします。
まず大臣、六十三年度予算の特色は何ですか。
【次の発言】 去年の七月六日の百九臨時国会、たまたま六十三年度予算編成前でしたから、そこで財政演説では従来と同じような財政改革の重要性を述べておりますが、近く開始する六十三年度予算編成では制度の基本にさかのぼった見直し、それから施策の優先順位に厳しい選択を行うという財政演説をなさっておるんですが、そのような所信がどこに反映されているんですか、ちょっと具体的に指摘してもらえますか。施策の優先順位に厳しい選択を行うというくだりはどこに反映さ……
○志苫裕君 私は、ただいま可決されました関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び新政クラブ・税金党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読します。 関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 世界的な対外不均衡等を背景とした保護主義的動きと世界経済における我が国の立場にかんがみ、国際的協調特にガット・ウルグァイラウンドの積極的推進、開発途上国への協力等を通じ、自由貿易体制の維持・強化、世界……
○志苫裕君 どうも参考人の先生方、大変所説をお伺いできましてありがとうございました。 最初、館参考人にちょっとお伺いしたいわけですが、これは松田先生にもお伺いしたいかなと思うんですけれども、実はこの委員会で大蔵当局とそれぞれ各委員の間で、そもそも何をもって財政再建と言うのか、あるいはまた財政の対応力の回復というのが財政改革の目標とされておるんですが、じゃそういう場合の指標というのは一体何なんだという議論が随分行われているわけです。ですけれども、なかなか大蔵当局もこれ慎重でして、いま一つ鮮明にならない。 それからまた、六十五年に特例公債の発行をやめようという一つの財政目標は、今ほどお話もあり……
○志苫裕君 何をもって財政再建というのか、財政の対応力をあらわす指数は何なのか、しばしばここでもやりとりが行われましたけれども、いまひとつ不鮮明です。私はこれをはっきりさせたいなと思うのは、次の財政目標をどうするのかということとかかわってくるのでしばしばやりとりが行われたんだと思うのですが、ちょっと振り返ってみますと、そのときどきで都合よくこういうものが使われていると思うんですよね。大平内閣は財政再建をテーマとして登場したときの内閣ですが、このときは公債を発行しないでも済む財政体質というような表現をしていたようですが、中曽根内閣のころから公債というのが特例公債に変わりまして特例公債依存体質から……
○志苫裕君 私は、ただいま可決されました証券取引法の一部を改正する法律案及び金融先物取引法案の両案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び新政クラブ・税金党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 証券取引法の一部を改正する法律案及び金融先物取引法案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について十分配慮すべきである。 一 金融・証券先物取引等の導入に当たっては、特に一般の委託者の保護に万全を期するため、その正確な知識の普及、的確な情報の提供がなされるように努めるとともに、過度の投機的取引、不正な手段を用い……
○志苫裕君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○志苫裕君 各先生方、大変有益な御意見をありがとうございました。社会党の志苫です。いろいろと伺った御意見、今整理をしているんですが。 まず石原参考人にお伺いしたいんですが、この委員会は実は最近の特に東京あるいはその周辺の地価の高騰、これに対応して地価問題、土地問題、これをどうしようかということで設けられた委員会ですから、物の考え方というのはどちらかというとそちらに重点が移るわけです。たまたまこの法案を扱っておりますが、これはそういうストレートな地価問題、土地問題というものよりはもう少し視野の広い、地価問題を考えると少し迂遠な地価対策というようなもののように感ずるんですが、ちょうど先生は土地臨……
○志苫裕君 国土庁長官は総理から三つの辞令をいただいたそうでありますが、その一つが何であったか忘れるほど熱心にこの法案の答弁に当たっておられるんで、真摯な態度には敬意を表しますが、しかし、竹下内閣の看板政策だからこの法案を成立さしてくれと、そう熱心に訴えるほど内容のある法案とも思えないというのが率直に言って私、同僚議員のこの二日間の審議を通じての印象であります。一体竹下内閣の看板はあるのかどうなのか、あるいはまた上がったまんまになっておる地価はどうするのか、そういうことから取り上 げたいんですが、幸い午後総理がおいでになるということですから土地問題などはその際にするとして、どうしても長官の答弁……
○志苫裕君 関連。
【次の発言】 何遍も発言の訂正がありまして、そしてきょうの釈明といいますか所信の表明に至ったわけですが、ここに至るには、実は理事会等でもさまざまな論議がありました。一体その釈明をこの特別委員会が受けるべきものなのかどうなのか。たまたま今窓口はここですから、ここであなたの発言を聞きましたが、当然国会全体に対するもの、あるいは国民に向けて御発言があったものというふうに受けとめていろいろお伺いをしておるんですが、宮澤さん、率直に聞きますがね、本日のあなたの釈明、それから矢田部委員とのやりとりを国民も聞いているわけですが、今度の宮澤さんの言っていることは真実だなという心証を国民が持……
○志苫裕君 増資割り当て先から買い戻したことはない。 衆議院の証言記録によりますと、割り当てした会社から別の方への売買だと、こうおっしゃっておるんですが、しかしその他の記録にもありますように、譲渡先とかあるいは株の配分などには中心的に私がかかわりました、あるいは信用できる方に持っていただきたいと思って株式を持ってもらいました、六十一年の八月から九月にかけては類似業種方式で三千百二十円だったんだが、そういう算定だったけれども、それを三千円で持ってもらいましたという、こういう証言がもう一方にはあるわけです。そうしますと、あなたが事実上売り買いの指図をしたと、こういうふうになる。実際は売り買いをや……
○志苫裕君 関連。
【次の発言】 もう少しはっきりしましょうよ。
約定書の日付は九月三十日、これは服部とドゥ・ベスト社の約定書であったということが後でわかったわけですね。約定書は九月三十日です。服部さんが、支払いと言いませんな、払い込みをした日は十五日。服部さんの気持ちでは株式の売買代金を払ったおつもりでしょう。ですが、きょうの報告によりますと、この約定日から服部さんが払い込んだ十五日までの間のお金はどうなっていたんでしょうということをお伺いしたら、それをファイナンス社に尋ねたところ仮払いになっていましたということですね、先ほどの報告。ファイナンス社に調べてみたら仮払いになっていました――仮……
○志苫裕君 宮澤大蔵大臣の辞任は、国会と国民に食言を繰り返した責任をとったのは当然のことでありますが、税制法案を成立させるために身を引いたという弁解は引かれ者の小うたのようでありまして、決して国民を納得させるものではありません。私は、宮澤氏に政治家として廉潔の心があれば、政治倫理に反したことの責任をとり、幾らかでもリクルート疑惑の解明に寄与する形でやめてほしかった。宮澤さんは最後の釈明のあかしを立てるかわりに辞任しましたが、そのことによって疑惑の解明は進みませんでした。言いかえると、辞任することで疑惑の解明にふたをしたわけであります。宮澤さんは結局腐敗の共同体から足を抜くことができなかったわけ……
○志苫裕君 どうも参考人の皆さんありがとうございました。社会党の志苫です。 何せ時間がないもので、皆さんからじっくりお伺いする機会がないんですが、まず最初に、幸いお二方サラリーマンの立場でお話をいただきましたので、西川参考人と大島参考人に端的に聞きます。 たまたま西川参考人のお話がありましたが、中堅サラリーマンというのはライフステージにおける税金の累増感があって困る、もう働く意欲もだんだんなくなるというたぐいの話なんですが、ならば消費税を導入いたしますとそれが解消されますか。これが両参考人にお伺いすることの一つ。 二つ目は、たまたまこれも西川参考人のお話でありましたが、法人税がどうも国際……
○志苫裕君 関連。
【次の発言】 野田先生、きょうはありがとうございました。
一院で行った修正ですから、我々もできるだけ二院として尊重したいと考えるんですが、ただ御存じのように、課税物件を初め課税要件などの選択は立法者の自由裁量でばかりできるものじゃございませんね。おのずから税法の本質からの制約がございます。我々はそういうものを踏まえて実は一院の修正を審議いたしておるわけでありますが、御存じのように、改革法案はここでの審議でも、いわば理念法です、宣言法ですというふうに租税当局も答えているわけですよね。したがって、それ自体は個別の税法、実体法に対して直接的な拘束力は持っていない。これは主税局長……
○志苫裕君 総理に最初にちょっと所見を伺っておきますが、総理、しばしば本席でもお述べになっておられるように、今日は税制問題を論議するには大変いい環境だ、ひとつ真剣に御論議を賜りたい。それにこたえて我々ももちろん精いっぱいやっているのでありますが、それにしては何となく外野がうるさいんじゃないですか。どうも気になる外野の動きを少しただしますが、魔が差したような九日のこの委員会の運営、あれは委員長もどうも良識ある参議院に汚点を残したと思うが、それを除きますと大体一生懸命やっているんですよ。ようやく法案の問題点も出そろってきたし、これをさらに深めていけば、幸いまだ会期もあることだし、第二院だし、法案の……
○志苫裕君 私は、委員長に古賀雷四郎君を推薦することの動議を提出いたします。
○志苫裕君 大臣とやりとりするのは事実上初めてなので、本来であれば所信に対する質問をじっくりいたしたいと思っておりましたが、その機会は後日にいたしまして、まずリクルート疑獄と大蔵省との関係についてお伺いをいたします。 リクルート事件が発覚をしたのは八八年の六月十八日で、それから十カ月近くになりますが、この間検察の手入れなどもありまして、いろんなことがわかってきました。残念なのは、これほど大がかりな疑獄で、一政権の存亡などという問題を超えて民主政治の根底を揺るがすほどの問題なのに、当事者たちは専ら黙っておる、事実を明らかにしない。政府・与党は事件の解明どころか、ひたすら「おしん」を決め込んで物……
○志苫裕君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。 本法案は、さきに強行成立した消費税の実施を第一の目的としているのでありますが、政府は現下の政治情勢下で、これほど拒否反応の強い税制がうまくいくとでも本気で考えているのでありましょうか。今や、日本列島は消費税パニックで覆われ、国民はあくまでもこの欠陥税法の撤回を求めているのでありまして、内閣の支持率が史上最低、一けたを記録するのはそのためであります。国民の信頼と合意を得ない税制はしょせん定着することはないのでありまして、この際、賢明な選択は、とりあえず四月一日実施を中止する措置を……
○志苫裕君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、反対の討論を行います。 国の補助金等のカットは、一律というやり方が示すように、あくまでも国の財政事情による緊急避難でありました。したがって、一年限りの約束でしたが、三年間も延長され、あげくの果てに復元どころか、その多くを引き下げたままに固定しようというのであります。これは重ね重ねの約束違反であり、断じて容認できません。しかも、カットの要因だった国の財政事情は史上まれに見る増収に恵まれ、もはや一方的に地方に対して負担転嫁を強いる状況ではありません。財政事情を言うならば、不足財源の大半を財源対策債に頼り、補助金カットだけで五兆円に上る国の肩がわり……
○志苫裕君 リクルート事件は一部が起訴の段階まで至りまして、かなりのことがわかってまいりました。ますます疑獄の様相がはっきりしたわけでありますが、残念なことは、株の譲渡を受けた政界の関係者がだれ一人として真実を語らないということです。総理もその一人でありまして、ために国政調査権は封じられておりますし、政府・与党はひたすらあらしの過ぎるのを持っているようですね。 総理、事態は一政権の存亡を超えて民主政治の根幹にかかわってきているんじゃないでしょうか。忍耐はあなたの信条のようですけれども、国民の忍耐は限度です。政治不信は時を過ごせばおさまるというほどの生易しい状況でもないようでありまして、史上最……
○志苫裕君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○志苫裕君 私は、今期国会の会期を十二月十八日までの五十日間とすることの動議を提出いたします。 今日、国民の政治不信が頂点に達しておることにかんがみまして、佐川急便疑惑を徹底的に解明して、金権腐敗政治の禍根を絶つための政治改革の実現が重要な今臨時国会の課題でもありますし、加えて、国民生活の安定のための経済政策など課題が山積みをいたしております。これらの問題を慎重に審議をし、国民の納得が得られる結論を得るためには、御報告のありました会期では到底短い。長ければいいのでありますが、年末のいろんな年中行事等を考えますと、ぎりぎり五十日の会期をお願いしたいというのが趣旨でございます。 よろしくお願い……
○志苫裕君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出します。
○志苫裕君 今国会初めての大蔵委員会でもあるし、大臣の所信も財政哲学もじっくり聞きたいところですけれども、どうも時間もないようだし内閣改造も近いようだからいずれの機会に譲ることにしまして、質問通告しなかったが、国税いましたか。――では、大臣、答えられたら答えてください。 今国会、佐川国会と言われているんですけれども、この間、佐川事件についての法務省の中間報告が出まして、政界捜査の関係で三つのお金が行方不明になっていますね。一つは金丸さんの五億円の行方がわからない。それも含まれているんですが、平和堂の松澤から東京佐川の渡邉にキックバックされた十七億円がわからない。新潟の知事選挙に提供された三億……
○志苫裕君 ただいま議題となりました第百二十五回国会参第三号発議、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、発議者を代表してその趣旨を説明いたします。 議院証言法は、憲法第六十二条に根拠を置き、国政調査権を実行的かつ効果的なものとするために、昭和二十二年に制定されました。 憲法第六十二条は国政調査権に関して、「証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる。」との規定を置いておりますが、この規定からでは強制力を行使することが困難であることから、例えば証言が虚偽であったとしてもそれを制約することができないとして、証人の証言に強制力を付与するため……
○志苫裕君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出します。
○志苫裕君 私、きょうは前自民党副総裁、金丸被告の脱税事件にかかわる問題を中心的に伺うことにいたしておりますが、林大蔵大臣、初顔合わせですから、あなたの財政運営のスタンスといいますか哲学のようなものをちょっと一、二、伺っておこうと思うんです。 先ほど来お話がありましたが、四月十三日に新総合経済対策を決めましたね。いずれ審議の俎上に上るでしょうから、詳しくはそこで聞きますが、気になることを一つ、二つだけ。 一つは、大臣の当初の財政演説あるいは所信表明演説から引用しますと、「内需を中心とした持続可能な成長を実現する」ため、「国、地方を通じ全体として十分な額の公共投資を確保」したはずの九三年度予……
○志苫裕君 どうも総理御苦労さまです。十六日の連合審査で宿題を残しましたので、その続きをやりたいと思います。 その前に、今度の税制改革の経緯やこれまでの論議を振り返りながら、私なりの問題意識と主張を少し整理をしておきたいと思います。 今度の税制改革の意義は、豊かな福祉社会を目指す中長期的な財源対策を社会的公正にかなう税制で講じようとするものだと理解をいたしますが、いかんせん、具体的な構想とプログラムが十分に示されておりませんでしたので満足な論議ができたとは言えません。その意味では、大蔵大臣もお答えになりましたけれども、税制改革はまだ入り口の段階だ、このように思いますし、引き続き議論に加わっ……
○志苫裕君 時間の制約もありますので、世銀加盟措置法に絞って若干お尋ねいたします。 他の案件につきましては、とりたてて問題もありませんし異論がありません。そのことを申し上げておきます。 世銀に設置される地球環境ファシリティー、いわゆるGEFですが、四百五十七億円の資金拠出をしようとするのが法案の趣旨ですが、GEFの資金規模は三年間で二十億ドル、日本のシェアは二〇・五%というんですが、このシェアについてちょっとお伺いするんです。 日本が出資なり拠出している国際金融機関は随分たくさんありますが、例えば世銀でいえば六・二%、第二世銀でいえば一七・三%、アジア開発基金でいえば三七%、米州銀行グル……
○志苫裕君 先ほど同僚委員が円高のお話をしておりましたが、これにちょっと一言だけ私も所見を伺っておきたいのですが、急速な円高というのかドルの急落というのか、これはまあ物の裏表なのですが、今度の場合は円高というよりはドルの急落という性格の方が強いようにも思います。 そこで、これ大蔵大臣どうなんでしょう、今までも波状的にこういう急激な変動はあるんでして、それで国際間の協調とかあるいは日本自身の政策努力で激変緩和したんですが、単なる投機に基づくものであれば、下がればまたそれを買うやつも出てくるわけですから、反発もあるという意味でどっちみちまたもとに戻るさと、案外そういう言い方をする者もいるし、それ……
○志苫裕君 租特につきましては午後から峰崎委員がお尋ねしますので、私は前回の続きを少しやらせてもらいます。 十日の委員会で、東京協和、安全二信組の処理というんですか、東京共同銀行の設立のいきさつを聞きました。きょうはたまたま予算委員会で、これと深いかかわりのある長銀と前の日銀総裁においでいただいて参考人の意見聴取をすることになっておりますが、同時進行の形になって恐縮ですが、少し端的にお伺いしたいと思います。 詳しくは申し上げませんが、長期信用銀行がイ・アイ・イ・グルーブ、あるいはそれの資金繰りの元締めである二つの信用組合、特に協和信用組合と深いかかわりのあったことはもう言うまでもありません……
○志苫裕君 大臣に答弁をいただくところから始めましょうかね、きのう幕切れに質問だけしておきましたので。
【次の発言】 私も、政府系金融機関のありよう、突き詰めて言えば統廃合の問題に少し首を突っ込んだんですが、それはもちろん金融機関そのものが、補完といいながら実態を見ると補完よりも主体になっておるという部分もあったり、あるいはまた、そこまで国の仕事がなと思うような部分もあったりといろいろあります。
金融機関だけ見ていっても、情報公開するとかあるいはリストラするとか、くっつけるとか離すとか、そういう議論だけで終わると随分レベルの低いスケールの小さいものになってしまう。この多くがやっぱり財投機関で……
○志苫裕君 ただいま趣旨説明がありましたが、この立法措置をもって阪神・淡路大震災にかかわる応急対策はさきの九四年度補正予算とあわせて一区切りつくことになると思いますが、しかし息をつく暇もなく本格的な復興策に向けた九五年度補正予算の編成に取り組まなければなりません。大蔵当局の労を多とします。 ところで、政治日程を見ますと、今国会の会期が六月十八日、サミットを考慮に入れますと事実上は六月十五日かなとも想定されるわけで、七月には参議院通常選挙が控えておりますから会期の延長は考えられない。一方、補正予算の土台となる震災復興の全体プランがまとまるのは六月以降とも言われています。 このような日程の中で……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつ申し上げます。
先ほどの本会議におきまして、私、議院運営委員長に御指名を受け、その重責を担うことになりました。まことに微力ではございますが、誠心誠意務めさせていただく所存でございますので、皆様方の御指導と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
【次の発言】 議長からごあいさつがございます。
【次の発言】 副議長からごあいさつがございます。
【次の発言】 これより理事の選任を行います。
理事会において協議いたしました結果、本委員会の理事数は七人とし、その各会派に対する割り当ては、お手元の資料の……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、元内閣総理大臣故福田赳夫君に対する弔詞に関する件を議題といたします。
事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 本件につきましては、ただいまの事務総長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員、裁判官訴追委員、裁判官訴追委員予備員、皇室会議予備議員、皇室経済会議予備議員、検察官適格審査会委員、検察官適格審査会委員予備委員、国土審議会委員、国土開発幹線自動車道建設審議会委員、北海道開……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行いたいと存じます。
割り当て会派推薦のとおり、角田義一君を理事に選任することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、特別委員会に関する件を議題といたします。
科学技術特別委員会、環境特別委員会、災害対策特別委員会、選挙制度に関する特別委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会及び中小企業対策特別委員会の設置についてお諮りいたします。
……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたします。
午前九時四十二分休憩
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、裁判官弾劾裁判所裁判員、裁判官訴追委員予備員及び国土開発幹線自動車道建設審議会委員の選任に関する件を議題といたします。
本件につきましては、割り当て会派からお手元の資料のとおり申し出がございました。
割り当で会派申し出のとおり選任を行うこととし、その選挙は、手続を省略しで、議長においで指名すること及び裁判官訴追委員予備員の職務を行う順序を議長に一任することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、国土審議会特別委員の推薦に関する件を議題といたします。
本……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、常任委員長の補欠選任の件を議題といたします。
事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長報告のとおり、委員長の補欠を選任することとし、その選挙は、手続を省略しで、議長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、参議院制度改革検討会に関する件を議題といたします。
理事会においで協議いたしました結果、議長の諮問機関として、我が国の二院制下における参議院の在り方に関する諸問題とその改善策についで検討する機関を設置することに意見……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行いたいと存じます。
割り当て会派推薦のとおり、吉岡吉典君を理事に選任することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、検察官適格審査会委員、検察官適格審査会委員予備委員及び国会等移転調査会委員の選任に関する件を議題といたします。
本件につきましては、割り当で会派からお手元の資料のとおり申し出がございました。
割り当て会派申し出のとおり選……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 特に御発言もなければ、これより採決を行います。
本案に賛成の諸君の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたします。
午後三時四十二分休憩
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたします。
午前九時四十二分休憩
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 まず、本会議における議案の趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題といたします。 本件につきましては、理事会において協議いたしました結果、次のとおり意見が一致いたしました。 すなわち、去る十月三十一日、衆議院から送付されました租税特別措置法の一部を改正する法律案につき、本日の本会議においてその趣旨説明を聴取するとともに、平成会一人十五分の質疑を行うこと。 また、昨七日、衆議院から送付されました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、特別委員会に関する件を議題とし、宗教法人等に関する特別委員会の設置についでお諮りいたします。
本件につきましては、お手元の資料のとおり特別委員会を設置することに賛成の諸君の挙手を願います。
【次の発言】 多数と認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、北海道開発審議会委員の選任に関する件を議題といたします。
本件につきましては、割り当て会派からお手元の資料のとおり申し出がございました。
割り当て会派申し出のとおり選任を行うこととし、その選挙は、手続を省略して、議長において指名することに御異議……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、今期国会の会期延長に関する件を議題といたします。
事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 本件に関し意見開陳の申し出がございます。須藤美也子君。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件について採決を行います。
今期国会の会期を十二月十五日までの三十二日間延長することに賛成の諸君の挙手を願います。
【次の発言】 多数と認めます。よって、会期は三十二日間延長することに決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
本件に関し意見開陳の申し出がございます。下稲葉耕吉君。
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたします。
午後二時四十一分休憩
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、宇宙開発委員会委員、中央更生保護審査会委員、電波監理審議会委員、日本放送協会経営委員会委員及び労働保険審査会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
政府委員の説明を求めます。科学技術政務次官佐藤静雄君。
【次の発言】 次に、法務政務次官古屋圭司君。
【次の発言】 次に、郵政政務次官吉村剛太郎君。
【次の発言】 次に、労働政務次官南野知惠子君。
【次の発言】 ただいま説明の人事案件について、これより採決を行います。
まず、宇宙開発委員会委員及び日本放送協会経営委員会委員のうち須田寛君の任命についで同意を与えるこ……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。暫時休憩いたします。
午後零時二十一分休憩
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたします。
午前十一時三十二分休憩
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたします。
午前九時四十一分休憩
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、本会議における議案の趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題といたします。
本件につきましては、理事会においで協議いたしました結果、去る八日、衆議院から提出されました公職選挙法の一部を改正する法律案及び政党助成法の一部を改正する法律案につき、本日の本会議においてその趣旨説明を聴取するとともに、平成会一人十五分、日本共産党一人十分の質疑を順次行うことに意見が一致いたしました。
理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、本会議における大蔵大臣の報告及びこれに対する質疑に関する件を議題といたします。
本件につきましては、理事会においで協議いたしました結果、本日の本会議においで、現下の金融問題についで武村大蔵大臣から報告を聴取するとともに、これに対し、自由民主党・自由国民会議一人十五分、平成会一人十五分、日本社会党・護憲民主連合一人十分、日本共産党一人十分の質疑を順次行うことに意見が一致いたしました。
理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、本委員会の継続審査要求に関する件についでお諮りいたします。
本委員会といたしましては、先例により、議院及び国立国会図書館の運営に関する件について継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、閉会中における本委員会所管事項の取り扱いに関する件についでお諮りいたします。
本件につきましては、その処理を、委員会所管事項につきましては委員長に、小委員会所管事項につきましては小委員長に、それぞれ御一任願いたいと存じますが、……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
特別委員会に関する件を議題といたします。
まず、科学技術特別委員会、環境特別委員会、災害対策特別委員会、選挙制度に関する特別委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会及び中小企業対策特別委員会の設置についてお諮りいたします。
本件につきましては、理事会において協議いたしました結果、お手元の資料のとおり特別委員会を設置することに意見が一致いたしました。
理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
次に、地方分権及び規制緩和に関する特別委員会及び国……
○委員長(志苫裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
まず、小委員長の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い庶務関係小委員長が欠員となっておりますので、この際、小委員長の補欠選任を行いたいと存じます。
選任は、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、庶務関係小委員長に大木浩君を指名いたします。
【次の発言】 次に、本委員会の継続審査要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会といたしましては、先例により、議院及び国立国会図書館の運営に関する件についで継続審査要求書を議長に提出い……
○志苫裕君 私は体調がまだ十分でありませんので、恐れ入りますが座ったままの発言をお認めください。質問者が座っておって答弁者を立たせるのはまことに気が引けますが、答弁者にもどうぞ着席の配慮をしていただきたいと思います。 三塚大蔵大臣には初めてのお目見えですから、この際三塚財政の哲学と当面する財政の課題及び広く日本の経済社会の諸問題について若干お伺いします。しばらく病室の壁だけ見詰めて暮らしておりましたので、政治に疎くて少しピントがずれているかもしれませんが、お許しをいただいておつき合いいただきたいと思います。 今、世間には財政改革のコーラスが起きております。今国会での本会議あるいは予算委員会……
○志苫裕君 座ったままで失礼します。 中東・北アフリカ開銀は、中東和平のプロセスからできてきた問題ですから、数世紀にわたる民族の対立、世界の火薬庫にようやく和平の機会がこれで訪れるとすれば非常に歓迎すべきことだと、こう思います。 ところで、この地域というのはかつてオイルダラーでじゃぶじゃぶ潤っていた場所ですよ。援助しようかという先進国はそこから短期に金を借りて、逆に途上国に貸していたといういきさつがありますね、オイルダラーの還元といっていつも歓迎されたわけでありますが。しかし、なかなか貧困の解消あるいは格差の解消には寄与しない。金があるんだが貧困の解決にはならない、格差の解消にならない、こ……
○志苫裕君 座ったまま失礼します。 早速、法案に関して順次お伺いいたします。 構造不況とか経済構造改革とか、このごろやたらと構造という言葉がはんらんをしておりますが、財政構造改革というのは余りなじみのある言葉じゃありませんね。法案の中身を見ると、歳出の削減とか抑制、あるいは財政収支の改善もしくは均衡、あるいは単に財政健全化と言った方がわかりやすい、納得がいく、そういう内容です。それなら、簡単、簡明直截にそう言えばいいんであって、あえて構造改革などと意味不明の文言を使うのは一体いかなる理由なのか、財政構造というのは具体的にどういう意味なのか、わかりやすく説明してくれますか。
○志苫裕君 座ったままで失礼します。 総理がお見えにならなかった十三日に、私はこの委員会で発言の機会をいただいたので、主に大蔵大臣に質問させてもらいました。 要旨を申し上げると、この法案は財政の構造を変えるという表題を掲げているんだけれども、それらしい具体的な内容は見当たらない。財政収支の均衡のために徹底した歳出の抑制、削減を図るという趣旨は、これでもかこれでもかというように数値入りで条文にあらわれておりますが、単なる財政規模の縮小や歳出の軒並みカット、聖域なき削減をうたうだけでは構造改革とは言わない。そもそも財政構造とは何か。巨額の財政赤字を招いた構造的要因は何なのか。その要因のどれとど……
○志苫裕君 もう既に午前中から取り上げられておりますが、相次ぐ金融機関の不祥事と破綻で、一体この世の中はどうなっているんだと、そんな印象ですね。銀行といえば昔から手がたいというものの代名詞で、あれは銀行みたいな男だとよく言われたものです、私なんか言われたことないけれども。これから一体だれを信用してお金を預けたらいいのか、それが率直に言って国民の気持ちだと思います。 大蔵省は破綻処理のシナリオをコントロールする能力を失ってしまったのではないか。大蔵省の金融行政の限界を超えたところで金融機関の破綻が起きているようにも思えます。住専問題や前回の証券スキャンダルの学習効果が余り上がっていませんね、皆……
○志苫裕君 法案の審議に入る前に、二、三、金融機関の破綻問題をお伺いします。
相次いで起きました三洋証券と山一証券の破綻処理の違いは基本的にどういう事由によるものか、いかなる物差しによるものか、ひとつお聞かせ願えますか。
【次の発言】 ですから、一方は破産、一方は廃業ですね。破産と自主廃業、それによって顧客の影響の受け方も当然違ってくるわけで、どういう破産のシナリオを描くかによって大分答えも違ってくるだろうということで、どこに大きい違いがあったのかということを私は聞いているわけなんです。
【次の発言】 何かあなた難しい答弁をするけれども、一般顧客に影響の少ない破綻処理と大きい破綻処理があるの……
○志苫裕君 大蔵大臣、大蔵省関係の法律にはとにかくわかりにくいものが多いですね。実は毎年出てくる例の繰り入れ法案、あれがその典型だといって私は毎年のように悪口を言っていたのですが、この法案もその例に漏れませんね。何遍読んでもようわかりにくい。これは頭が悪くなったのかと思って隣の頭のいい人に聞いたら、いや、おれもようわからぬと言うから、私ばかりでもないようです。似たようなことを表現しておる独禁法と読み比べてみると、そっちの方が日本人にはよくわかる文章になっていますね。国民の権利義務にストレートにかかわっているものが多いのが大蔵省の法案なので、一読してわかるような法案を心がけてもらいたいというのが……
○志苫裕君 早速法案に関し順次お伺いします。
この法案が成立しますと地銀など地域の金融機関の再編・合併が進みます。さきに成立した法案では、銀行持ち株会社に系列化される大手の金融機関、合併・再編される地域金融機関と、そして不良債権の処理も思うようにならない、淘汰されてしまう小さな金融機関、日本の金融機関はおよそこの三つの類型に整理されていくんでしょうか。
この機会に金融機関全体のあり方というか全体像を語ってくれますか。
【次の発言】 現在の預金保険機構の財政状態はどうなっておるのか、ついでに金融機関が抱える不良債権の状況もかいつまんでお話しいただけますか。
○志苫裕君 おはようございます。 会期末現象とでも言うんでしょうか、細切れ審議で調子が狂ってしまいまして質問する方も間が抜けてしまったんですが、少し辛抱してつき合ってください。 それでは、きのうの続きをやらせてもらいます。 改めて伺いますが、今話題の新型国債という耳なれない国債はどういうものでしょうか。ちゃんと法律の根拠は踏まえておりますという御返事でしたが、報道で見る限り、返済の担保がある、この場合はNTTの売却益ということのようですが、そうすると累積五百兆円に近い今までの国債というのは返す当てがなかったんでしょうか、伺います。
○志苫裕君 私は体調がまだ十分でないので、座ったままの発言をお許しください。 諸般の事情で質問通告をしませんでした。御容赦いただきたいと思うんですが、質問は主として総理と厚生大臣にお願い申し上げますし、大蔵大臣と自治大臣にも若干の質問が飛ぶかもしれませんが、あらかじめ御理解いただきたいと思います。 まず、厚生大臣、相次ぐ医療費の値上げ、患者負担の増大に高齢者を初め国民は率直に言って音を上げています。日本じゅうどこへ行きましても怨嗟の声が満ちておりまして、すこぶる評判がよくない。内閣支持率の低下もこれに負うところが大きいのではないかと思います。一生お国のために働いてきて、たどり着いた人生の晩……
○志苫裕君 私はまだ車いすの生活を余儀なくされておりますので、失礼ですが委員長のお許しを得て座ったままで発言させていただきます。 総理、連日御苦労さまです。私はきょうは衛視の方や同僚議員の助けをかりてこの席に着くことができました。病人の分際で出しゃばるほどのこともないのでありますが、障害を持っておられる国民の方が一人でもいい、こんな姿の国会議員を見て幾らかでも自分の励みになれば大変幸せだと思ってこれから務めてまいりますので、しばらくおつき合いください。 そこで、まず日本経済の状況と政策運営についてお伺いします。 率直に言いまして、政府の経済運営はいささか迷走を続けているように見えます。バ……
○志苫裕君 大蔵大臣、初めまして。御苦労さまです。私は社民党の志苫裕と申します。実は、私は体調が十分でないため委員長から座ったままでの発言を許されておりますので、失礼ながらひとつこのまま質問させてもらいます。よろしく御了承ください。 さて、一月二十六日の金融不祥事以来、大蔵省はあたかも法務省か検察庁に変身したかの感があります。本来、大蔵省に期待されている役割は、役人の世界にはびこる悪玉を退治する町奉行がおかっぴきのまねごとをするんじゃなくて、国家の経済活動ともいうべき財政をどう運営するのか、現下の経済事情にかんがみて時宜を得た財政運営を行うこと、並びに金融システムの安定に万全を期すことであり……
○志苫裕君 御三方、御苦労さまでございました。大変有益な御意見をいただきました。ありがとうございました。失礼ですが、私体調がすぐれませんので、座ったままで失礼いたします。 最初に、岸参考人にお伺いしますが、御存じ金融不祥事で今大変国民の不信が高まっております。これはよく見ますと、もちろん役所に問題がありますが、賄賂には贈る側と贈られる側がおるわけでありまして、金融界にも反省すべき点がないわけでもない、そういう意見を私は持っておりますが、その辺についての所見を伺いたいことと、行政の顔色をうかがわないとやっぱりまずいという出来事がなければけちな金融界がこんなことをするわけはないので、具体的にその……
○志苫裕君 預金保険機構が本来の役割を果たすために必要とする資金を調達する方法は、このスキームにもあるように、機構が政府保証の債券を発行して日銀が融資をする方法、あるいは同じ債券を財投で購入する方法、あるいはまた機構に直接税金を投入する方法、金融機関に優先株や劣後債を発行させてそれを財投、日銀または民間で引き受ける方法、さらにまた金融システム安定化機構というようなものをつくって、その機構が金融機関に出資をしたり、あるいは証券化した不良債権を引き受けたり各種の方法があり得ますが、それぞれの長短と、結論として今次のスキームに落ちついたその理由を御説明いただけますか。
○志苫裕君 御苦労さまです。 まず、日本経済の状況についてお伺いします。 バブル経済の崩壊と九〇年代世界同時不況のもとで日本経済は長期で深刻な不況に見舞われております。この不況は、どうやら資本主義につきもので、かつて我々が経験したことのある単純な循環型のものではないようです。 自動車、エレクトロニクスなど経済成長をリードしてきた中枢部分を不況が直撃して大量生産、輸出依存型の成長様式、すなわち右肩上がりの成長が限界に直面しているように見えます。企業のリストラはあらゆる産業・業種に広がって、下請・中小の淘汰で排出される雇用不安はビッグビジネスのホワイトカラーから管理職にまで及んでおる。政策当……
○志苫裕君 中坊参考人、御苦労さまです。 社民党の志苫といいます。実は私は体調を崩しておりまして、座ったままでの発言を許可されておりますのでこのままお伺いさせてもらいます。御了承ください。 私の不勉強を隠さずに申し上げますと、この法案に関して関係の職員から何遍も話を聞いた、また大蔵大臣の趣旨説明、いわゆるお経も聞いたんだけれども、なかなかのみ込めなかったですね。それは住管機構の実態について我々の情報が疎かったということが大きい原因ですが、先ほど中坊社長と同僚の議員とのやりとりを伺って、ようやくその意味がのみ込めました。目のうろこが落ちたという感じなんですね。よくわかりました。ありがとうござ……
○志苫裕君 まず、特例法に関して財政運営の問題点を伺います。 暫定予算が成立をして、今は年度予算の成立を待つ段階ですが、報道によりますと、政府・与党は景気対策のために、予算成立後、バーミンガム・サミットに間に合うように十九兆円規模の大型経済対策を講ずるとされております。当然財政出動が伴うわけで、それには財政構造改革法の縛りがある。そこで財章法を改正しようということにもなるらしい。 そこで、二十七日の当委員会で民友連の同僚議員がこの問題をただしましたところ、大臣いわく、それは与党の話でわしゃ知らぬ、とは言いませんでしたが、それに近いことを言いました。財政当局が蚊帳の外に置かれるような与党の協……
○志苫裕君 まず、委嘱審査のテーマについて伺います。
政府出資三千三百四十四億円何がしが計上されております。この出資は年々歳々幾つかの機関になされておるわけですが、その累積額は相当な規模になる。その概要につきましては前の委員会で伺いました。
そこで、これらの出資は利益を生んでいるはずですが、その歳入額はどれぐらいになっておりますか。
【次の発言】 これぐらいはそらんじていると思ったら、違ったか。
次は、利子も連れてこないお金の話をしましょう。
政府関係金融機関に対しては例によって相当額の支出がなされております。これら政府金融の中には金融というよりはむしろ財政に近い補助金のようなもの、例……
○志苫裕君 農水大臣、御苦労さまです。 私、この席で初めてお目にかかりますが、社会民主党の志苫です。 実は私、目下車いすの生活を余儀なくされておりまして、委員長から座ったままでの発言を許されております。そんなわけで、失礼ですがこのまま質問をいたしますので、どうぞ御容赦いただきます。 けさほど来、同僚議員も大分細かく質問をしてくれまして、大体予定した部分の半分ぐらいみんな質問を聞いてしまったという感じもします。ですから、ダブっておりましたらどうぞ御容赦いただいて、簡単に答えていただいて結構です。 それでは、法案に沿って順次お伺いします。 まず、最近の金融環境の変化に対応して本法を制定し……
○志苫裕君 大臣、きょうは個別の法案ではなくて金融改革を総括的にお伺いさせてもらいます。
だれ言うともなく、金融改革のことをビッグバンと呼んでおります。金融に関することはその筋の者でないと実感に乏しいし、門外漢の者にはなかなかわかりにくいものなんですね。そこで、きょうは改めてわかりやすく、ずぶの素人にもわかるように納得のいく解説をしてもらいたい。
いわゆる金融改革のことをなぜビッグバンと言うんですか。
【次の発言】 一問一答をやっているんだから簡単に答えてください。宇宙の話なんか「たけしの万物創世紀」みたいな話を聞いてもしようがない。
日本資本主義というのは実体経済の面では早い時期から原……
○志苫裕君 社民党の志苫といいます。座ったままで失礼させてもらいます。 さっき変額保険のお話が出ましたが、これはもう御存じのように今訴訟になっているようですから余り詳しく聞いてもまた返事もしにくいでしょう。でも、一応状況だけ申し上げておきましょう。 大変な社会問題になったことは事実なんでして、これはもちろん勧誘なさったのは保険会社ですが、ただ保険はもともとうまいことを言いますからそんなに頭から信用はしないんですが、やっぱり銀行さんがやってきますと、銀行というのは手がたい人間ですから、これが大丈夫ですよ、私らが金を貸しますからと言ったものだからついついはまったというのがいきさつになっているの……
○志苫裕君 この委員会は二十六日に本法に関して参考人の意見を聴取しました。ビッグバンの進行による金融商品の増加でいわば深刻な消費者被害が発生することが十分に予想される、かつて銀行と保険がペアで進めた変額保険が悲劇に近い社会問題を引き起こした事例にかんがみて消費者の保護に万全を期すべきだ、イギリスの金融サービス法のような立法を強く要請するという陳述があり、大方の委員の関心を集めました。 この件について山口局長は、二十一日の委員会で私の質問に対して、イギリスと違って我が国の場合はそれぞれの業態というか業法ごとに消費者の保護に配慮、目配りをした厳しい規制を設けているから大丈夫だと、こういうお説なん……
○志苫裕君 任期最後の質問をいたしますが、ひとつよろしく。
最後にしては余り景気のいい話じゃありませんけれども、不良債権の処理についてお伺いします。
債権の放棄に係る税務上の取り扱いを変更する法人税基本通達を出すという話ですが、何をどう変えるのか、要点を簡潔に述べてくれますか。
【次の発言】 明確にするといったって、あなたの答弁はさっぱり明確ではないじゃないですか。
今までどこが一番不明確だったのか、要点を言ってください。どの点が不明確であったので明確にするんですか。
【次の発言】 これによって課税範囲が変わりますか。
【次の発言】 そもそも基本通達というのはどういう性格のものですか。こ……
○志苫裕君 失礼ですが、体調不十分のため座ったままで発言させてもらいます。 総理初め閣僚の皆さん御苦労さまです。社民党の志苫です。 税制改正に関しまして順次お伺いさせていただきます。 まず、総理は本院での御答弁や遊説先等での記者会見におきまして、しばしば、我が国の個人所得税は累次の所得減税によって所得控除すなわち課税最低限が引き上げられている、その結果、国民の負担水準が国際的に最も低くなったと発言されておられます。税負担水準が低い、すなわち税金が安いということは国民にとってはうれしいことでありまして、納税者の代表である議会人としては誇りにできることなんですけれども、なぜか総理はそれを嘆か……
○志苫裕君 原子力発電の問題について若干お伺いいたします。
実はきのう、場所は違いますが科学技術の委員会で、電調審に先駆けて行われる環境審査について、どの範囲でどの程度のものが行われるのかということを確かめたわけでありますが、これは同様に電調審を受け持つ経済企画庁にお伺いするわけでありますが、環境審査のデータというふうなものは電調審ではどの程度の扱いをされているんでしょう。
【次の発言】 そうするとあれですか、電調審というところは、通産省が事前に行った環境審査というものはまるっきり見ないわけですか。大体そういう手続が終わっておるという形式の確認とでもいいますか、それをするだけであって、その審……
○志苫裕君 大臣ね、先ほど天下りの議論がありましたが、私は、よしあしをいま議論しようとは思いません。概して評判が悪いということだけは申し上げておきたいと思うのです。 そこで、ちょっと気がついていることで、やっぱり御注意を喚起しておきたいのでありますが、たとえばささやかなことですけれども、「このたび自治省へ帰ることになりました。」こういうことを、抜け抜けと地方議会なんかでよくあいさつする。帰ることという発想の中に、ずいぶん問題意識のずれがあるような気がするわけです。私は、そういうことを幾つか体験をしながら、やっぱり皆さんの方で考えておくべきだと思いますのは、たとえば二年ぐらいの間に自治体の中で……
○志苫裕君 時間がありませんから簡潔に二、三点お伺いして、簡潔に答弁いただきたいわけでありますが、今度の事件は二年前のクアラルンプール事件に続いて人質と犯人の交換といういわば超法規的な措置がとられたわけでありますが、政府はこれは人命尊重のための例外的な措置だということで釈明をしましたし、世論もこれを大筋として了解したのでありますが、例外というのはあくまでも例外なのでありまして、その例外が二度も行われるということになりますと、これはやはりそれが原則になったことを意味する、このように理解をするわけでありますが、いわば人命あるいは人権のために、それの尊重が大原則であるというこういう原則が確立をされた……
○志苫裕君 社会党の志苫裕です。 いままで農政が需給だけを見た物の政策から、経営政策あるいは人の政策に転換をしなきゃならぬということを強調されておるわけでありますが、確かに先生お話しのように、現在の姿を見ますと、米が余っておるんだからつくるなと、麦とか豆は足りないんだからつくれと、こう言っておるわけでありますが、いま現在、実態から見れば、米をつくっておる農家というのはすぐ豆や麦をほいほいとつくれる状況にはないわけでありまして、米をつくるために投資をしたり、自分の生活体系をそれに合わせたりしておるわけでありまして、むしろ先ほどお話がありましたが、構造政策で経営全体が近代化をしないで単品の能率化……
○志苫裕君 お手元にとりあえずの意見をまとめてまいりました。この意見は、一つは小委員会の性格あるいは役割あるいはこれからの論議の進め方、運営ですね。そういう部分が一ページの「一、小委員会の性格と役割について」です。それから一番末尾の八。ページの「三、今後の議論の進め方について」というところに述べてございます。これは小委員会を設置するに至る審議過程における理事懇などで十分小委員会側としては意思統一がされているところでありますが、改めて取りまとめをしてみたところであります。 委員各位からもひとつ御了承をいただいた上で、ただいまとりあえず政令事項及びこれからの作業日程について警察庁から説明があった……
○志苫裕君 社会党の志苫です。何せ十分でやりとりしようというのですから、私も二問両先生に伺って終わります。 一つはGNP一%論なのですが、これを突破しようという諸君は、軍事的合理性がないと言うわけですが、言っている方にどれだけの軍事的合理性があるかはもちろん詰まっていないように思います。ところが防衛大綱のシナリオというのは、極端に言えば相手はソ連でありまして、ソ連が大規模に攻めてくることはない、小規模な単独の侵攻があり得るということを前提に組み立てておるのですが、世界の軍事専門家もそれぞれの当局者もさまざまな場所での発言で、そんなことはない、あるとすればどこぞで紛争があって米ソが首を突っ込ん……
○志苫裕君 社会党の志苫です。きょうはどうもありがとうございました。 実は一人当たりで往復で十分しかないのです。ごくかいつまんでだけお伺いしますが、山川先生、先ほどずっと一連の演習の経緯などお話がありましたが、この間も元統幕とか海幕、陸幕の話も聞いたのですが、インターオペラビリティーの向上、相互運用性の向上というのが、兵器の互換性から共同作戦面あるいはC3Iまでずっと向上させていきますと、実際問題として一つの作戦あるいは一つの戦闘とか、そういう場合に国と国との壁とか主権の壁とか、そういうものは取っ払わられてしまうのじゃないのかという点が大変気になるところでして、この間、元制服に聞きますと、い……
○志苫裕君 私から意見を申し上げます。 一、自衛隊の現状と問題点 防衛庁が今編成作業を急いでいる五九中業に日本の自衛隊の現状と問題点が象徴されている。 第一に、五九中業は、極秘の五九統長(統合長期防衛見積もり)や五九統中(統合中期防衛見積もり)の国際軍事情勢の分析を踏まえ、陸海空の三自衛隊の統合戦力による三海峡封鎖、シーレーン防衛並びに制海、制空圏確保、敵策源撃破のための洋上阻止、侵攻作戦などを想定している。これは明らかに防衛計画の大綱に定められた「限定的かつ小規模な侵略」への対処を基調とする専守防衛戦略を覆し、かわりに公海上、公空上でなるべく本土から遠いところで敵を迎え撃つ前方防衛、反……
○志苫裕君 十月の二十三日に小委員会がございまして、法案審議の経過を踏まえながら、下位法令及び運用に関する意見書を出しました。この意見につきましては、小委員各位からもおよその賛同が得られたものというふうに了解をしておりますし、また警察庁からも多くの部分で了解をいただきつつも、二条一項八号営業であるとか少年指導委員の選任などについてちょっと同意しがたいという異なった見解などもいただきました。しかし、この小委員会におけるやりとりは、私が提出をしました意見書の全文によったものではございませんで、事前にメモとしてお上げしました要旨についての意見交換でありましたので、後日警察庁の方からも、全文についての……
○志苫裕君 お手元に文書をお配りしてありますが、若干ミスもありますので読みながら、法施行を前にしているわけですので、少し総括的な意見と若干の質問にわたる事項もありますので、御了解をいただきたいと思います。 新風俗営業法は二月十三日に施行されるが、既に府令、施行規則、依命通達、解釈基準及び都道府県条例が定められました。また、本小委員会において表明した意見書に対しても警察庁の回答が示されております。 本法は、国会提出以来多くの関心と論議を呼び、衆議院においては修正と附帯決議がなされ、また本院においても特別決議と継続的な調査検討のための小委員会が設置されるなど、慎重な審議が行われてきました。その……
○小委員外委員(志苫裕君) 法が施行されてからかれこれ四カ月近い歳月が過ぎますので、ちょっとただいまの報告をもとにしながら若干伺います。
一つは、取り締まり状況の表をいただきました。九百七十件、千二百九十一人の違反を検挙しているのだと思うんですが、これを大まかに分けられませんか。各号まで要りませんが、二条一項の各号、いわゆる風俗営業とそれから四項の各号、関連営業の区分けくらいはできませんか。
【次の発言】 感じとしてわからぬかな。というのは、ちょっとなぜそういうこと聞くかといいますと、この法律はいろいろいきさつを経て、ここでも真剣な議論を経てやったのですが、大まかに分けて風俗営業と言われるの……
○志苫裕君 先ほど国が取得をする株式の売却益をどうするかというやりとりがありましたが、大蔵大臣は使途は特定をしない、国民共有の財産であることにかんがみて国益にかなうように政府部内で検討すると、こう言うんですが、その論拠はしばしば言っているように財政法上特定財源でないということにあるようなんだけれども、竹下さん、この財産は普通政府が税金を使って形成をする、そういう財産とは性格が違っているんですよ。加入者などがつくられたものでしょう。したがって、そのいきさつに見合うように使途が特定されて当然じゃないですか、その点いかがですか。
【次の発言】 あなた長々言っておる割にはちっとも進歩してないからね。
……
○志苫裕君 会長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○志苫裕君 きょうは国際情勢の認識ということで、政治、軍事、経済について政府の認識を伺ったわけでありますが、率直に言ってこの程度の認識かなという感じがしないわけでもないので、若干私の感想から申し上げて中身に入ろうと思うんです。 なお、経済問題は私の方では大木委員が質問しますので御了承をいただきたいと思うんです。 外務省と防衛庁からまず政治、軍事について伺ったのですが、スタンスというんですか、特に軍事情勢の報告を伺う限り、原則的なスタンスが、西側の一員というスタンスがありますから、世の中を西と東に大まかに分けてしまって、向こうとこっちという考え方で物をとらえる。向こうの方はこれだけのことをや……
○志苫裕君 社会党の志苫でございます。 余り時間もございませんし、また広範に同僚委員からもお尋ねがありましたから、私は最初に、援助問題、ODAに絞って若干お伺いしたいと思うのです。 松井先生からは、社会党の政策も棚卸しをしていただいて、ただ何を言ってもだめだろうということでは議会としては役割も果たせないので、だめでもためでもこれはまた言い続けなければならぬと思っているのです。 そこで、まず、松井先生、外務省は国会でいろいろと援助理念のことについてやりとりをしますと、一つは人道的な観点だ、もう一つは相互依存だと。しかし、外務省の若手のグループというか、実務者でつくりました経済協力のあり方と……
○志苫裕君 国際情勢の認識を述べて、若干の提言をつけ加えたいと思います。 皆さんにあらかじめ原稿をお配りしておけば一番よかったのですが、何しろ先ほどまで直しておったもので、不親切になってどうも済みませんでした。 後ほどそれぞれ個別に申し上げますが、最初にあらましを申し上げます。 一、米ソを中心とする核兵器の膨大な蓄積と開発そして配備は、人類の生存そのものを脅かしているばかりでなく、体制の違いを超えて政治、経済、社会のあらゆる生活面にまでさまざまな悪影響を及ぼしている。今日では、米ソ自身がこの悪循環から抜け出すことができず、苦悶しつつもさらに新たな宇宙戦争レベルにまでさえ突き進もうとしてい……
○志苫裕君 堀江委員の御発言に対して私から最初に質問いたします。 御意見を拝聴いたしましたが、個々のことは別としまして、発言全体の脈絡から私が感じますのは、世界を米ソそれぞれの陣営の二極対立構造というとらえ方をして、アメリカは唯一の同盟国、ソ連は基本的に相入れない共産国と。でありますから、あくまでも自由陣営の一員として自国防衛のための自衛力強化を推進する、あるいは自由陣営全体の抑止力強化のために努めることが必要だという論調、そういう主張のように伺いましたが、これは田委員の発言にもありますが、世界は必ずしもそうではないのであって、それぞれの民衆が選んだ政治体制を持った国々の集まりである、子細に……
○志苫裕君 社会党の志苫ですが、今、先生方の話を伺っていまして、人類というのか人間というのは利口そうなことをしていて、ばかなもので、これはやっぱりだんだん滅びるのかなと、私はそんな印象を強く持ったのです。 朝倉先生にたった一つだけでいいのですが、とどのつまり緑がなくなってしまってさまざまなことが起きていく、それが南の方に集中、象徴的にあらわれているというわけなのですが、結局、南の貧困というところに最大の問題があるのでしょうか。だとすれば解決法、対策、手の打ちようというのは一応出るわけですが、その点はどうなのでしょうか。
○小委員長(志苫裕君) ただいまから外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会を開会いたします。 一言ごあいさつを申し上げます。 私、このたび国際経済・社会小委員長に選任されました。小委員各位の御支援によりまして、公正かつ円滑な小委員会運営に努め、責任を全うしたいと存じますので、何とぞよろしく御協力のほどをお願い申し上げます。 本小委員会は、国際経済・社会問題について調査を行うこととなっておりますので、今月の十二日に各派の世話人にお集まりいただき、協議を行いました結果、本日は、開発途上国に対する経済協力のおり方について参考人の方々から御意見を聴取し、これに対し質疑を行うことと……
○志苫裕君 三人の参考人の御意見を伺いまして、余りまた皆さんのお話は整理できておらないのですが、御三人に共通をしておるのは、どうやら核が厄介者、重荷になってきたという点の共通性はあるようです。戦後さまざまな軍備管理あるいは軍縮措置の交渉が続けられてきて、結果としてはそれが拡大均衡につながったという評価もあるわけです。私は非常に割り切りが簡単でありまして、テーブルがあるうちは安全だ、テーブルがちょっと続いていた、これが一番の安全保障だったという考えを持っているんですが、そのことはともかくとしまして、先生方に一つずつお伺いして、あとは同僚の山口議員からもお尋ねしますので、簡潔で結構です。 まず前……
○小委員長(志苫裕君) ただいまから外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
本日の国際経済・社会問題に関する件の調査のため、国際協力事業団理事川村知也君、東和大学国際教育研究所教授室靖君、以上二名の方々の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それでは、国際経済・社会問題に関する件を議題とし、開発途上国に対する経済協力のあり方について政府から説明を聴取し、参考人の方々から意見を聴取いたします。
この際、参考人の方……
○小委員長(志苫裕君) ただいまから外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会を開会いたします。
国際経済・社会問題に関する件を議題といたします。
本日は、経済協力のあり方について各小委員に御発言をいただくことになっております。
なお、お述べいただく意見はあくまで各会派所属の小委員の個人の意見ということでとり行いたいと存じます。
それでは、順次御発言願います。
【次の発言】 ありがとうございました。
一通り御発言をいただきましたが、ただいまの各小委員の意見の開陳に対しまして、別に順序は問いません、挙手をいただきまして、質疑のある方はお願いをいたします。
○志苫裕君 率直な感想を申し上げますと、あれもこれも少し聞こうかなと思ってきたんですが、外務省のお話、防衛庁のお話を聞いていまして、外務省までもそんなことなのかなという感じを持ったんです。何か素直に喜ばない。私なんかごく普通の市民として、普通の国民として、まずはよかった、核兵器の一分野ではあるけれども、全廃ということですから。 物には一つのきっかけがあって、弾みをさらにつけながらどんどん雰囲気も広めていく。もちろん冷厳な目を失わないようにしなければなりませんが、そういう姿勢が率直に言って余り感じませんで、何か邪悪の帝国ソ連を西側のあの手この手の団結でやりむり封じ込めて、恐れ入りましたと言わせ……
○志苫裕君 どうも参考人の皆さんきょうはありがとうございました。
途上国の累積債務問題を見る場合に、一概に言ってもしようがないので、低所得国、中所得国あるいは産油国、非産油国、それぞれ分けて見なければならぬようにも思うんですね。ごく簡単でいいですが、発生要因にもそれぞれに違いがあるんだと思うんですが、これはどこがいいのかな、外務省だか、その辺ちょっと説明してくれますか。
【次の発言】 でしょうね。ですから、一概に途上国債務といっても流動性危機の発生している国はせいぜい九カ国か十カ国ぐらいでありまして、そのうち六つばかりが中南米に固まっておるということですから、これ一般論で論じても少し意味合い……
○志苫裕君 これはなかなか聞いててもわかりにくいんですが、大蔵省から出ている予算の概要説明と、今各省庁お話があった数字の食い違いはどこから出るんですかな。例えば外務省、外務省所管分三千二百九十七億円、ところがこっちの予算説明書で三千二百六十五億円、随所に食い違いがあるのはどういうわけですか。大蔵省から国会へ予算書出ているでしょう、予算の概要説明、それにODA一括まとめてあるわね。そこだと外務省分は例えば三千二百六十五億円となっているのが、きょうの外務省の説明は三千二百九十七、わずかだけれどもそれで二、三十億は違ってくる。随所にあるんだけれども、これは何から出てくるんでしょうか。一例です。
○志苫裕君 あらかじめ約束されております整理の項目に沿って、後で記録を見ていただくときの便宜のために箇条的に申し上げますのでそのように記録の方の整理もお願いいたします。 ア開発協力の理念、目的及び諸原則について 理念と目的です。 (1)ODAは発展途上国における飢餓や貧困の克服、経済的自立、福祉の向上及び国際的格差の解消などの自助努力を支援することが我が国の国際的責務であることにかんがみ、国が直接または間接に途上国の政府、民間組織、または国際機関に対して資金的、技術的、人的な協力を行い、もって社会正義に基づく諸国民との平和あるいは共存、互恵、信頼の関係を発展させようとするものであります。……
○志苫裕君 社会党の志苫です。 宮本公述人の発言について斎藤議員の所見が述べられましたが、国民の中には公述人と同じようなまさにうっぷんに近い気持ちがあることは事実なので、もし国民全部に公述人としてここへ来てもらったら恐らくあのような発言がこの委員会を圧倒するだろう。問題は、それをどう受けとめて案法をどう処理するかは我々議会側の問題であって、税制に絶対というものはなかなかないわけでありますから、その時点での国民の選択によるというのがルール。国家の根幹である税に対する国民の信がなければ成り立たないと言われるゆえんだと思うんですね。だから、耳の痛い話を聞いたからといって感情的に反論を加えるのは、そ……
○志苫裕君 それでは、ODAのあり方について意見を申し上げます。 一、ODAのあり方に関する日本社会党・護憲共同の意見は、さきに本調査会長名をもって議長に提出されております調査報告書(中間報告)、六十三年五月二十四日ですが、それの二の(三)において所属委員が述べておるとおりで、基本的にはこれに変更を加えるものはございません。 二、同意見においては立法措置の必要性を述べ、法案に規定すべき事項を提起しておりますが、その成案を得ておりますので、本小委員会における協議に供するために別紙のとおり提出をいたします。別紙というのは小委員長のお手元にお届けいたします。 三、以上が本小委員会における日本社……
○志苫裕君 各会派の皆さんからお話を伺いまして、非常に共通項も多いし、大体先が見えてきたかなという感じが私も随分いたしました。 したがって、重複を避けましてちょっと今まで話題にならなかった部分を一つ申し上げておきます。このまとめに「国際的な責務を果たすに当たっての留意」というくだりがありますけれども、これに関して一つだけ申し上げますと、我が国がアジア・太平洋各国に信頼されるパートナーとして、同時にまた未来志向の友好協力関係をつくっていくには、やっぱり過去を清算しておかぬといかぬ。たまたま一九九五年がちょうど戦争が終わって五十年になりまして、本会議や予算委員会等でもいろいろやっておりますが、そ……
○志苫裕君 鷲見先生、一つだけ。 先生がいろいろお話しになったような問題意識、また指摘もあるものですから、そんな問題意識を持って、私は、あれはマルコス政権の末期ごろフィリピンへ行きましたら、何か日本から余計なお世話をする国会議員が来てというような新聞論評で、政府系の新聞に書かれたりしました。 そういう問題意識なども踏まえながら、この委員会でも、ただ、極端な話が、まずいところがあるからやめた方がいいよというか、まずいところがあるから直していこうやというから間違いはあるかもしれませんが、そこでおいおい相談をしながら基本になる法律をつくろう、援助の理念をはっきりうたい込もうとか政府の責任もうたお……
○志苫裕君 総理、御苦労さまでした。APECの話もお伺いしたいんですが、時間の関係もありますから、いずれゆっくりお伺いすることにしまして、直接本題に入ります。 まず私の立場を申し上げておきます。私は昭和六十三年の税制改革に際しましては消費税の導入に強く異論を唱えました。それは消費課税一般を否定したものではありませんで、消費課税にはそれなりのメリットもあればデメリットもある。ですが、これは税制のわき役として欠かせないものなのであって、問題は、税制の主役である直接税の改革がなおざりにされておってはいかぬ。これをきっちり納得のいく形にした上でほかの税目と組み合わせる税体系というものを構築しないと、……
○志苫裕君 きょうは皆さんの御意見を伺うためにおいでいただいたわけで、反論を加えるのが私の趣旨ではございませんが、若干ごく簡潔にお尋ねしたいと思うんです。 杉下さんの御意見を伺っていまして、この調査会もかれこれ十年ばかりこういう議論をしてまいりましたし、あなたのお述べになったような意見もその論議の過程にありました。私のとらえ方が少し極端過ぎるかもしれませんが、先ほどのお話を伺っていましても、何となく国益とかあるいは外交の手段とかそういうニュアンスが少し強く出過ぎているような印象を受けました。 それで、それに関してストレートに聞きますが、そのような発想方法というものが、ODAに関する国際的な……
○志苫裕君 細谷理事の発言に付言をいたしまして、ODA基本法の制定をめぐる論議の経過に触れながら、同法案に対する社会党と私の基本的立場を申し上げます。 一九八七年に本院の外交・総合安全保障に関する調査会に国際経済・社会小委員会が設置されましたけれども、たまたま私が小委員長を承りましてODAのあり方をテーマとして調査を進めました。それから既に八年の歳月を経ようとしております。 この間、私は八九年の五月に議員を辞職しましたが、矢田部委員が小委員長として取りまとめに当たり、同年六月には開発協力の理念と目的、諸原則、量的拡充及び質的改善、国際協力行政及び実施体制、国会と行政府との関係、国民の理解と……
○志苫裕君 社会民主党の志苫です。本日は貴重な御意見ありがとうございました。 それで、お三方に共通した御意見としては、公共財の提供やサービスはまず民間にゆだねるとの御主張があるように承りましたが、その主張は、突き詰めていきますとアダム・スミスにまで行き着くように思えて、全面的に同意はできません。アダム・スミスから今日までには長い人間の歴史があるわけでありまして、人権とか公平とかの観念もこの人間社会には培われております。 それはともかくとして、御主張の根底には、公共セクターは非効率で能率の悪いものだという認識があるようですが、確かに公共セクターは融通がきかない、効率がよくない場合が多い。だが……
○志苫裕君 そうまとまった意見はないんですが、私も率直に言って、この調査会のメンバーになってここへ来ているけれども、この調査会は何をする場所かなと思っているんです。 今いろいろとお話がありましたが、私は行政監察は議会でいいと思うんです、議会は最高の機関ですから。ただ、政策評価になりますと、根底は議会が定めるわけですから、これを評価できる者はいない、できるのは国民だけです。議会で法律をつくって、どれに幾ら財政を支出しようかとか決めて、それをまさか行政府がそれは間違いだと言う権限も何もないわけで、ほかの機関をつくったって、国権の最高機関は国会ですから、この最高の機関に向かってその法律を直せとか言……
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