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吉岡吉典 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

吉岡吉典[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは吉岡吉典参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。吉岡吉典参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

14期(1986/07/06〜)

第108回国会 大蔵委員会 第3号(1987/03/26、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案並びに租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  まず第一に、特恵関税制度の拡充についてであります。  特恵関税制度の拡充について我が党は、発展途上国の要望に沿うものと評価しつつも、特恵拡充要求がむしろアジアNICSなどへ進出した我が国大資本の要求となっている現状や国内の中小零細企業への影響を考慮して無条件に賛成する立場はとっておりません。  今回の改正は、国内の中小零細企業へ重大な打撃を与えるものとして反対せざるを得ないのであります。  第二に、紙巻きた……

第108回国会 大蔵委員会 第7号(1987/05/25、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 法案に入る前に宮澤大蔵大臣にお伺いします。  報道によりますと、大蔵省は一兆円を超す減税先行の方針を固めたと言われております。事実関係はどうでしょうか。もしそうだとすれば、その規模、方式、財源等についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、新聞報道を必ずしも否定はしないということでしょうか。
【次の発言】 売上税は廃案になりましたけれども、私どもは、かねてから増税なしの所得税減税ということを主張してきていました。法人税の減税も一部財源の裏づけのないままに決まったということからも、私は真に勤労者本位の所得税減税を実行すべきだというふうに求めたいと思います。  関連し……

第108回国会 大蔵委員会 第8号(1987/05/26、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、案件の前に一、二質問をさせていただきます。  一般会計の歳入歳出予算外に置かれ、国会にも提出されない正体不明の資金としてこれまで国会でも何回か取り上げられたことがある特別調達資金について、まずお尋ねします。どういう性格の資金か、防衛施設庁、説明願います。
【次の発言】 大事な点を述べられておりません。この資金は、在日米軍の物資、役務の調達のための回転資金ということは今説明があったとおりですけど、これができたのは米占領下において占領軍指令に基づく政令、特別調達資金設置令で設けられた資金ですが、それが講和後もこのポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命……

第108回国会 予算委員会 第15号(1987/05/19、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょうのこの予算委員会は、衆議院、参議院通じてのいよいよ大詰めの段階の委員会になっております。最近自民党の中はなかなかにぎやかで、それに関連して総理の予算委員会もこれが最後ではないかというような議論もありますが、それはさておき、きょうのこの予算委員会は中曽根政治四年半の全面的な総決算を行う委員会だと考えます。  そこで、お伺いします。  まず第一に、中曽根総理が最も力を入れて推進してこられた問題の一つは臨調行革の推進であり、また六十五年に赤字国債ゼロということも掲げてこられました。この目的は達成されたかどうか、まずお伺いします。

第109回国会 大蔵委員会 第3号(1987/08/27、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 案件と離れますが、最初に大蔵大臣にお伺いいたします。  防衛費の問題でございます。来年度予算概算要求基準が非常に異例のスピードで決まったと新聞では報道されております。六・二%という数字が報道されております。これは予算の比率の六%で計算するとやはりGNP一%枠突破ということになる数字ですけれども、大蔵大臣は総理総裁候補の一人でもありますので、軍事費、防衛費のあり方についてどういうお考え方をお持ちかということをこの際お伺いしておきたいと思います。将来とも軍事費突出という現在のような状況を続けようというお考えなのかどうかですね。

第109回国会 大蔵委員会 第4号(1987/09/10、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は最初に、公約違反で、しかもさきの地方選挙で選挙民の審判を受けたマル優廃止がこの国会に提出されたことについて、これは選挙結果に示された国民に挑戦するものであるという点で、非常に遺憾であるということを申し上げておきたいと思います。  質問に入りますが、まず、大蔵大臣は衆議院本会議の答弁の中で、中曽根政治の「基本政策は、もとより引き続き承継せられるべきものであると考えております。」こういうふうに答弁しておられます。税制改革も含めてのことだと思いますが、この考え方を再確認していいかどうか、最初にお伺いします。
【次の発言】 今の答弁、中曽根政治全体、税制改革を含めてというふうにとって……

第109回国会 大蔵委員会 第6号(1987/09/16、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 十日の委員会に続いて質問を行います。  まず、マル優の問題です。十日にもマル優の問題がなり質問しましたけれども、引き続いて行いたいと思います。  最初に、マル優問題をめぐる政府の答弁を聞いていますと、これは一般庶民に関係があるというよりは高額所得者から税金を取るのだという感じの答弁を聞くことが非常にしばしばです。私どもは、マル優という問題は病気や老後へ備えた貯金の利子に税をかける一般庶民泣かせたと、そういうふうに言っているわけです。ところが、宮澤大蔵大臣の答弁を見ましても、低所得者も利用しておられますが高額所得者の利用率が高いという答弁でした。そのほか、これによって高額所得者へ課……

第109回国会 大蔵委員会 第9号(1987/09/19、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、自民党総裁としての中曽根総理にお伺いします。  きょう十九日に私どもここでマル優廃止を含む法案の審議をしているわけです。ところが、きのう国会の中にも配付されました自民党の機関紙自由新報を見ますと、「税制改革法案が成立」という大きい見出しで、もう既に十八日の時点でこれが成立してしまったと、こういうのが配られているわけですね。私はこれは極めて無神経というか常識外れというように思いますけれども、こういう新聞が平気で国会の中にまだ成立もしていない時点で配られるという根本には、やはり自民党が数の力で国会などどうでも動くというおごりがあるのではないかと私は考えます。まだ今の時点でも成……

第112回国会 外務委員会 第2号(1988/03/31、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この委員会で初めての質問ですので、外交に係る基本姿勢をお伺いしたいと思いますけれども、その前に一、二質問しておきたいことがあります。  一つは、きょうの新聞に大きく報道されていますけれども、韓国でセマウル疑惑が大きく広がっている問題です。このきょうの報道によりますと、全斗煥前大統領の実弟でセマウル運動本部の前会長ですが、逮捕されたということですね。  このセマウル運動というのは日本も全く無関係だとは言えないと私は思っています。というのは、この新しい村づくり運動、これに対する直接の援助かどうかは別としまして、韓国の農村改善には、経済協力白書によりましてもいろいろ日本は経済協力を進め……

第112回国会 外務委員会 第3号(1988/04/12、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、今議論になりましたアフガニスタンの監視団の問題で一言お尋ねしたいんですが、これは国連憲章第何条に基づくものか、それだけお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、国連憲章の何条によるという国連憲章との関係というのは出てこないんですか。
【次の発言】 後でも結構ですから、第何条ということを示していただきたいと思います。  次に、水鳥条約ですけれども、この条約に加盟してから今日まで、日本はこの条約の責任を果たすためにどういう努力をやってきたのか、それは国際的に条約加盟国にふさわしい努力と言われ得るものになっているかどうかお伺いします。

第112回国会 外務委員会 第6号(1988/04/28、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 在外公館に勤務する外務公務員の子女が海外で教育を受けるという場合に、日本人学校をつくって日本の教育をやるということになるというわけですが、世界じゅうどの国でも日本が学校をつくって日本の考えに沿った教育をやるということが自由に保証されているのか、あるいは外国の気に入らない部分の教育内容については制約でもあるというようなこともあるのかないのか、まずお伺いします。
【次の発言】 反対に、在日外国人子弟の教育の場合に、外国が日本で学校をつくりたいという場合、その学校建設及び教育内容、その内容は日本から見れば気に食わないことがあるいはあり得たとしても、それは自由に保障するのかどうなのか、そ……

第112回国会 外務委員会 第7号(1988/05/10、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、案件と離れますが、前回日本の歴史認識が国際問題になっているということに触れましたけれども、その後、先ほど午前にも論議になりましたように、再び奥野長官の発言があってまた話題を呼んでいるわけです。繰り返し同じことを述べようとは思いませんけれども、この発言の中で私一つ注目しましたのは、閣僚にも思想の自由があるという発言部分なんですね。一個の国民の思想の自由、これは当然保障されるわけですけれども、閣僚という公的立場の人が、戦後世界の到達している認識、戦後の世界政治の原理に挑戦するような発言をして、閣僚にも思想の自由があるんだということで通るものかどうなのか。大臣の感想をお伺いしま……

第112回国会 外務委員会 第10号(1988/05/24、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日米原子力協定の問題ですが、これまでの論議でも中心になりました問題が輸送の問題だったというふうに思います。これまでの論議で、これまで明らかでなかった点も幾つか明らかになっている点もありますが、おさらいも含めて幾つかお尋ねします。  最初に、海上輸送であるか空中輸送であるかは別として、このプルトニウムの輸送問題というのが日本国内で国際的にもかくも大問題になるのはなぜかということを、簡単にまず整理して述べていただきたいと思います。
【次の発言】 プルトニウムの毒性、それから核兵器になり得る、この二つの点ですけれども、それにつけ加えますと、私は午前の論議を聞いて、国際的には日本が核武装……

第112回国会 予算委員会 第19号(1988/04/07、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 関連質問をさせていただきます。  今問題になりました宍道湖・中海の干拓、淡水化問題、この問題をめぐっては、報道によりますと中央の政府部内でもいろいろ疑問を述べる意向が広がっているというふうに伝えられております。  この淡水化計画問題は、地元島根、鳥取両県の賛成が必要ですが、同時に河川管理者としての建設省の同意も必要になっております。その建設省の出雲工事事務所長は朝日新聞のインタビューに答えてこう述べております。「水質を含めた環境保護は河川管理の一つの要素なので、大きな関心をもっています。民意も尊重したい。塩分濃度が下がり、アオコが発生するなど異常事態になることがわかっていながら、……

第113回国会 外務委員会 第2号(1988/11/08、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大臣にお伺いしますけれども、きょうは十一月八日でして、ちょうど一カ月後に十二月八日という日を迎えます。日本の真珠湾の奇襲攻撃に始まって、そして宣戦布告、太平洋戦争を開始した日です。私はこの十二月八日を前にして、我々がかつて行った戦争をめぐって世界からとかく言われるようなことが絶対にあってはならない、疑惑を受けることさえもあってはならない、そういう立場を我々はとるべきだと思っています。このことはこの委員会で私何回か述べてきたところです。  私、最近もある西ドイツの人と話しする中で、戦後の西ドイツの生き方ということを聞きまして大変感心しました。というのは、二度も世界に戦争をしかけたド……

第114回国会 外務委員会 第2号(1989/03/28、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 在外公館に関する案件に先立ちまして、私は、在外公館が財テクで処分を受けるような事件が起こったことは甚だ遺憾であると思いますし、何人が処分を受けたのか、今後このようなことが起こらないような措置をどのようにとられたのか、まず質問させていただきたいと思います。
【次の発言】 今後このようなことがあってはならないと思いますが、どういう措置をとりますか。
【次の発言】 午前の論議の中でもありましたが、南太平洋地域を含むアジア・太平洋地域、ここは非核地帯化の動きが非常に活発に進んでいるところです。かつて中曽根首相がニュージーランドの非核化に反対したという新聞報道で批判を受けるという出来事があ……

第114回国会 外務委員会 第5号(1989/06/20、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大臣にお伺いします。  大臣は所信表明演説の中で、私の記憶ではこれまでの歴代の外務大臣が唯一の被爆国として核兵器廃絶の問題について所信を述べてこられたと思いますが、それについての言及はありませんでした。また、「日米安保体制を基盤とする米国との友好関係」ということは取り上げられましたが、今、日本国内で問題になっている本土、沖縄等での基地の被害の問題、あるいは周辺では三宅島、逗子とかあるいは三沢、沖縄の基地強化等々、これら基地問題についての言及もありませんでした。これらは関心が余り強くないために取り上げられなかったのかどうなのか、どのようにお考えになっているか、ごく簡潔で結構ですから……

第114回国会 外務委員会 第6号(1989/06/21、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 両参考人、大変勉強になるお話ありがとうございました。  時間の関係で端的にお伺いしますけれども、まず龍澤先生に。  お話を聞いていますと、協定に「平和的目的」ということが書いてありますけれども、この「平和的目的」という言葉は、各国によって全部とり方が違うということになると、実態的には余り意味のない言葉のような感じがするんですけれども、それはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 今の問題と関連して、非軍事的利用という場合、龍澤先生にですけれども、軍事利用というのはもちろん非侵略的軍事利用ですけれども、その中身は、それはこのステーションを直接例えば軍事的な攻撃とか軍事的な……

第114回国会 外務委員会 第7号(1989/06/22、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 会期の最終日ですけれども、私は、衆議院段階での論議、それからきょうの論議でも、この協定というのは、民生用の宇宙基地だといいながら実際には軍事利用を排除していない、軍事利用も可能だということをめぐって非常に重大な問題を持っている協定だということが明らかになってきていると思います。したがって、それを審議が十分行われないままに何が何でも成立させるようなことがあってはならないということを最初に申し上げておきたいと思います。そういうことをやれば、それはやはり禍根を残すことになるというふうに思わざるを得ないからです。  私、協定の内容に入る前に、間違って解釈するとまずいので、ちょっと先ほど伏……

第114回国会 予算委員会 第7号(1989/05/11、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、国会で最大の問題になってきました中曽根前総理の喚問問題についてお伺いします。  証人喚問という問題は、本人の承諾を得て行う性質のものではなく、憲法六十二条の規定による国政調査権として国会が決める性質のものであります。この証人喚問に応じなければ処罰される、そういう性質のものであるにもかかわらず、これまで自民党が中曽根前総理の意を酌んで反対したためにもこれが実現を見るに至りませんでした。  きのうの答弁で総理は、安倍の中曽根会談で招致ということで一任を受けたという答弁がありましたが、この招致というのは国政調査権に基づく証人喚問のことなのか、それともそれと違うのかということを含め……

第114回国会 予算委員会 第10号(1989/05/16、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 関連。
【次の発言】 十一日の質問でも簡単に触れたことですが、政党機関紙への課税問題です。  総理、政党や国民の政治参加、政治活動、これは議会制民主主義を支えるものとして、絶対にこれを国家権力が介入したり抑圧したりしてはならないものだ、こういうふうに考えます。総理の見解を聞きたいと思います。
【次の発言】 この面は、現行の政治資金規正法で国民の浄財を基礎にした政治資金についても同じ原則を確認していると思います。  自治省、政治資金規正法第一条の目的はどういうふうに書いていますか。
【次の発言】 全部を読んでもらいたかったんですが、ごく一部分しか読まれない。  第一条は、要するに、……


15期(1989/07/23〜)

第115回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1989/08/31、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私はこの機会をかりて、最近起こっている在日米軍基地をめぐる問題について二、三お尋ねします。  まず、沖縄の恩納村にあるキャンプ・ハンセン演習場内での都市型ゲリラ訓練施設、この問題は去年の十二月に住民の反対によって一たん中止になっていました。それが、七月二十四日に突如として米軍の手によって工事が再開された。その際機動隊が出動して、老人から女性、子供まで座り込んでいるのを実力でゴボウ抜きをやりこれを排除するという出来事も起こって、沖縄では大変な騒ぎになっております。村長自身が、私たちは最後まで闘い続けていく、基地縮小はあってもこれ以上の強化は許されない、そういうように語っていることが……

第116回国会 外務委員会 第2号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 中山外務大臣には初めての質問ですので、幾つか外交の基本姿勢、基本認識にかかわる問題から質問してまいりたいと思います。  これまでも議論にありましたまず軍縮の問題です。  軍縮問題について今ほど期待と関心が高まっているときはないと思います。そして、軍縮全体を進めることは重要ですが、私は特にその中で核兵器の廃絶という問題についてまずお伺いします。  私どもは、核兵器の廃絶というのは、全般的軍縮ももちろん必要だが、とりわけ核兵器をなくすという問題はこれは人類にとって死活の緊急課題だというふうに言い続けてまいりました。  ところが、政府は中曽根内閣以来、核兵器の廃絶は究極的廃絶でなくちゃ……

第116回国会 税制問題等に関する特別委員会 第16号(1989/12/08、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、近藤、山中両議員に次いで質問を行います。  これまで二人の同僚議員の質問を通じて、我々と提案者との間に非常に重要な一致点があることが明らかになりました。同時に大きな不一致点があることも明らかになりました。重要な一致点というのは何かといえば、消費税は廃止しなければならないということ、消費税廃止法案は可決しなければならないということです。消費税、これはもうこれまでの論議で明らかになりましたように、公約違反、国会決議違反、相次ぐ強行採決、参議院選挙での国民のノーの審判が出たのに、さらに導入後八カ月間の国民生活への深刻な影響、これらどれを見ても廃止しなければな……

第116回国会 税制問題等に関する特別委員会 第17号(1989/12/11、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して質問を行います。  きょう十二月十一日は、日本の政治にとって画期的な意義を持つ日になるであろうと思います。というのは、消費税ノーという国民の審判にこたえて、この日いよいよ消費税廃止法案を可決することが確実となっているからであります。私は、このことを喜びを持って迎えつつ質問に入りたいと思います。  第一の問題は、参議院選挙で示された国民の消費税ノーの審判を生かす道は何かという問題であります。この答えは、消費税は、自民党の言うように修正ではなく、廃止しかないということだと思います。  自民党が発表した見直し案なるものを見ますと、これは海部首相の言明に全く反し、大幅……

第116回国会 内閣委員会 第5号(1989/12/07、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 人事院勧告どおり一般職の職員の給与を引き上げるのは当然過ぎるほど当然のことだと思います。しかし、それでは問題は全くないのかといえば、若干指摘しておかなくちゃならない問題があります。  その一つは、公務員の給与改定に当たっては民間賃金と合わせるということだけでなく、当該職員の生計費並びに生活実態を十分考慮して改定が図られるというのが国家公務員法に照らしてみても本来あるべきあり方ではないかというふうに私は思います。この点は私の要望として述べさせていただいておきたいと思います。  もう一つの点、これは国家公務員の給与の改定が人事院勧告から四カ月もたってやっと政府の決定が行われ、そしてま……

第116回国会 予算委員会 第3号(1989/10/24、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理、先ほどの論議の中で、企業献金は悪ではないと、不合理ではないと、こういう答弁がありました。  しかし、衆議院の不破議員の質問によって、故三木元首相、それから選挙制度審議会の第一次答申でも企業献金は禁止し、献金は個人に限るべきだということが明らかになりました。しかし、自民党は、結党以来三十四年間、国民政治協会等を通じて実に二千二百億円の献金を明らかになったものでも受け取っております。これはもう財界丸抱えだと言うべきです。そして戦後の疑惑、汚職、これらは、ロッキード事件もリクルート事件もすべてが政治献金に端を発しております。それでもよろしいと言うのかどうか、総理の答弁をまず求めま……

第118回国会 外務委員会 第2号(1990/04/17、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ジュート協定についてまずお伺いします。  一次産品の輸出に大きく頼っている開発途上国にとって、その価格の安定及び供給の安定という問題は非常に重要な問題であります。このジュート協定はそういう要望にこたえようというものであると思います。ところが、その価格及び供給の安定という点については、検討するということが述べられているだけで、それ自体がこの協定の中には規定されておりません。私は、そういう点では輸出割り当て制度あるいは緩衝在庫制度などが織り込まれなかった点は不十分な点だと思っております。日本政府としては、こういう点がこの協定に織り込まれるように努力なさったかどうか、お伺いしたいと思い……

第118回国会 外務委員会 第9号(1990/06/21、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 協定に入る前に、私もこの委員会で過去に問題になった点、一点質問しておきます。  それは、昨年六月、当委員会で強行可決された宇宙基地協定問題です。その当時批准書を寄託したのはノルウェー一国という状況であり、私は、そういう状況で急ぐ必要はない、十分審議してこれはやるべきだと主張しましたが、強行採決されました。  そこでお伺いします。  その後批准したのはどこか。特にアメリカは批准しているかどうか。  第二点は、その後アメリカでは、計画にミスがあったという議論が起こったり、計画の縮小とかあるいは有人宇宙基地は高くつくから無人宇宙基地にせよというようなさまざまな議論があります。そしてまた……

第118回国会 内閣委員会 第3号(1990/05/24、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に答弁者にお願いしておきますけれども、私、速記録を丹念に読みましたので、皆さんの答弁、大体今まで答えられているのはわかっておりますので、できるだけ簡潔にお願いしたいということを申し上げておきたいと思います。  それから、私この速記録を読み、またこれまでの論議を聞きまして、事は憲法の根本原理にかかわる問題が論議されているという感じを強く持ちました。そこで私は、最初にそういう点に関して一、二、これは法制局になるかもしれませんけれども、お伺いしておきたいと思います。  国民の中にはいろいろの天皇観があります。それは国民の自由であり、何人も干渉すべきものではありません。しかし、天皇の……

第118回国会 内閣委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 官房長官出席の委員会ですので、今話題になっております朝鮮人強制連行問題について最初に少しお尋ねしておきたいと思います。  まず最初に、次の三点についてお答えを願いたいと思います。それは、強制連行問題の調査ではこれまでこれに関連することで政府は調査なさってきたことがあるのかどうか、これが第一点です。第二点は、名簿はともあれ、強制連行した朝鮮人の人数の概数ぐらいは現在わかっているかどうかということです。三番目の問題は、この調査というのは、名簿づくりだけなのか、それとも朝鮮人の強制連行の非常にひどいやり方、また連行されてきた在日朝鮮人がいかに大変な苦難を強いられたか、こういうことをも含……

第118回国会 内閣委員会 第8号(1990/06/14、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 直接法案と関係ありませんけれども、私は間接的には重要な意味を持つと思っている問題ですので、最初に官房長官にお伺いしておきたいと思います。  私、この委員会で在日朝鮮人の強制連行問題について質問した際に、この調査の対象は単に名簿づくりだけでなく、どんなにひどいやり方で強制連行してきたかということ、また連行されてきた朝鮮人がどんなにひどい苦労をしたかということをも含めて調査すべきではないかという立場に立って調査対象は何ですかということをお伺いしたのに対して、官房長官は名簿だということに限定しての答弁がありました。その後、予算委員会で海部総理の答弁では、どのような実態があったかできる限……

第118回国会 内閣委員会 第9号(1990/06/19、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその概要を御説明申し上げます。  本修正案は、お配りしました文書のとおり、政府提出の国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案で、療養開始後一年六カ月を経過した職員の休業補償に係る平均給与額について、年齢階層ごとの最高限度額を設けることとしているのを削除しようとするものであります。  その理由を申し上げます。  年金たる補償の額の完全自動給与スライド制への移行及び休業補償に係る平均給与額への年齢ごとの最低限度額を設けることについては、被災職員に対する補償を改善す……

第118回国会 内閣委員会 第11号(1990/06/26、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理にまずお伺いします。  行政改革の重要な課題の一つ、すべてとは言いません、一つは、この法案にも述べられておりますが、「社会経済情勢の変化に対応した」云々と述べられておりますように、行政を取り巻く情勢の変化に対応し、古くなった制度や機構、事務事業等々を見直し、情勢に合った、しかも国民の願いに沿う、そういう効率的な行政を実現することにあると私は思いますが、総理いかがですか。
【次の発言】 そういう目的を一つの目的として掲げてこれまで行われてきたいわゆる行政改革の中で、私は実態がそれに伴っていない重要な問題の一つとして、昭和十八年に大東亜戦争遂行のためにつくられた法律、すなわち許可……

第118回国会 予算委員会 第3号(1990/03/26、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して質問を行います。  まず、海部内閣の政治姿勢にかかわる問題をお尋ねします。  昨年来のリクルート事件を初めとする一連の政治腐敗事件、これをめぐって国民の間には強い批判があります。ところが、国民の期待に反して、その後もマスコミ等でリクルート事件の問題が論じられております。公判廷でもさまざまな問題が提起されている。それに加えて、新聞報道でも大きく取り上げられたように、藤波元官房長官が政治資金を自宅購入資金に充てていたというような問題が国民の怒りを呼んでおります。そういうことを我々は非常に重大な問題と考えざるを得ないと思います。  そこで、総理にまずお伺いします。 ……

第118回国会 予算委員会 第4号(1990/04/04、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 官房長官にお伺いします。  六十三年七月分の会費は受け取ったのですか、返したのですか。あなたの報告だと両方に入っています。計算してみてください。
【次の発言】 報告の中に、受け取った中に入っているのですよ。読んでみてください。計算上もそうなりますよ。
【次の発言】 勘定が合いません。
【次の発言】 計算が合いませんよ。
【次の発言】 七月分まで受け取らないと八十六万円になりませんよ。
【次の発言】 七月分まで受け取らないと、あなたのけさ報告した八十六万円になりませんよ。
【次の発言】 全然だめだよ。
【次の発言】 そうじゃないですよ。七月分まで入れなきゃ八十六万円の計算になりませ……

第118回国会 予算委員会 第9号(1990/05/18、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました一九九〇年度暫定補正予算三案に対して反対討論を行います。  反対の第一の理由は、海部内閣の予算編成の姿勢についてであります。  すなわち、九〇年度予算案について、自民党・政府が新しいルールづくりなどと称して、議会制民主主義を踏みにじり八九年度補正予算案の審議を大幅におくらせた結果、大型暫定予算を編成せざるを得なくなった上に、今年度予算案の審議日程から考えるならば補正予算必至の五十日間の暫定予算案を提案、そして今、そのことについて何らの反省も示さないで、十九日間の暫定補正予算案を提案しているのであります。このようなやり方は国会と財政……

第118回国会 予算委員会 第12号(1990/05/23、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 消費税の一方で行われたのが、大企業、大金持ちに対する減税措置でありました。一九八八年、消費税を初めとするいわゆる抜本的税制改革が行われた際、法人税率の引き下げが行われました。政府の発表された数字によっても、法人税率の改定だけで約一兆二千五百二十億円の減税、法人地方税へのはね返りを合計すると一兆四千六百八十九億円になります。このうち法人のいわゆる上位五十社、これだけで減税額は幾らになるか計算なさっていますか。
【次の発言】 計算なさっていないということですので、私ども、公表された資料が乏しい中で、公示所得額と有価証券報告書に基づき、この配付資料の1にある注記のような方法で計算してみ……

第118回国会 予算委員会 第15号(1990/05/29、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大沢元専務との関係は否定できません。  大沢元専務は何のためにあなたにいろいろ接近していたか、政治献金したか。この点何ら目的なしにそういうことが行われるはずはないと思います。これは三日十四日のリクルート公判で、リクルート元専務大沢氏が供述調書の中でも、職安法改正阻止プロジェクトチームをつくり、その会議録の中で、公判廷に示された資料によりましても、あなたを陳情の対象としている。あなたの秘書の石塚氏をリクルート社員だということにして給料を払うように取り計らったのも大沢氏だと、こういうふうに言われております。あなたは今でも親しかった以上の関係は何らないと、こういうふうに言い張られますか……

第118回国会 予算委員会 第19号(1990/06/06、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 坂本官房長官にお伺いします。  あなたは四月四日の本委員会で、私が石塚秘書のリクルート社入退社を示す雇用関係の資料それから石塚秘書の衆議院事務局に提出してある本人の経歴書の写し、この二つの提出を求めたのに対して、「御趣旨のとおり、検討をいたします。」と答え、さらに私が、提出するということととっていいかと念を押して聞いたのに、はいと答えております。この議事録にきちっと載っております。提出を求めます。
【次の発言】 とんでもない答弁です。速記録にはっきり、私が提出することととっていいですかと言ったのに、はいとあなたはその席でですけれども言っているわけです。検討した結果を報告してくださ……

第118回国会 予算委員会 第20号(1990/06/07、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました一九九〇年度予算三案に対して反対討論を行います。  最初に、リクルート疑惑に対する海部内閣の政治姿勢について述べなければなりません。  海部総理は、リクルート事件の反省の上に立つ内閣だとか、リクルート事件で国民の皆さんの信を失ったのを取り戻していく内閣としなければならないとか強調してきました。しかし、本委員会で重大問題になった深谷郵政相をめぐる疑惑は何ら解明されず、先ほど委員長見解でも、深谷郵政相及び内閣に猛省を促し、特に深谷郵政相には政治的道義的な責任をとることが強く求められているところです。このような海部内閣の政治姿勢は、政……

第119回国会 決算委員会 閉会後第3号(1990/11/20、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 さきの臨時国会では、国連平和協力法案が廃案になりました。同法案は、今武力行使も排除しないと四十万人の兵力派遣で攻撃態勢を整えつつある米軍の後方支援に自衛隊を派遣しようとするもので、憲法の平和主義の原則を踏みにじるものとして広範な国民の反対が起きました。政府は、廃案になったにもかかわらず多国籍軍への協力をあきらめず、自公民覚書に沿って新たな法案づくりを進めています。我々は、新規立法にはあくまで反対であります。憲法上許される国連の正当な活動への協力は新規立法の必要はないというのが私どもの考えであります。現行憲法上可能な協力は新規立法によるまでもなくやれるというのが我々の考えだからです……

第120回国会 内閣委員会 第1号(1990/12/18、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案並びに防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  まず、一般職の職員給与法改正案についてですが、公務員労働者の生活実態と要求から見てこの引き上げでは不十分であり、さらに今回新たに導入されようとしている期末・勤勉手当の役職別加算措置は、現状でも上に厚く下に薄い給与配分体系をさらに強化し、高級官僚を初め管理職を一層優遇するものであり、我が党……

第120回国会 内閣委員会 第3号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私も引き続いて戦後処理の問題について幾つか政府の基本的な立場、基本的な認識をお尋ねいたしたいと思います。  ことしは真珠湾奇襲攻撃で日本が太平洋戦争を開始してからちょうど五十周年になる年だということで、真珠湾攻撃を中心としてアメリカではいろいろな行事が行われるということも報道されております。そういう一つの年として、私は、戦争にかかわって起きた諸問題、きょうこの委員会でとりわけこれまで論議になってきましたような戦後処理の問題をきっぱりと片づける年、少なくともその方向へ向かって大きな努力をする年にする必要がある、そう考えておりますが、官房長官、その点でのまず政府の認識をお伺いします。

第120回国会 内閣委員会 第6号(1991/04/18、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、午前の論議の中で掃海艇問題は仮定の問題だということが繰り返されました。報道だと、正式決定があればすぐ出せるように内部で準備が進んでいるということですけれども、それは違うのであって、何の検討も何の準備も行っていない、完全に白紙だということですか。
【次の発言】 掃海艇問題で、少し古くなりますが、日本の掃海艇が朝鮮戦争の際は明確に参加した。旧日本海軍掃海部隊が米占領軍によって戦後も引き続き温存され、当時海上保安庁に所属していましたが、これがどういう規模でどういう活動を行ったか、また死傷者は何人出たか、それの処遇はどのように行われているか、叙勲等も含めて報告してください。

第120回国会 内閣委員会 第8号(1991/04/25、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、廃止が提案されている許可認可等臨時措置法を中心にこれに関連して質問を行いたいと思います。  去年の六月二十六日のこの委員会で、昭和十八年に制定された許可認可等臨時措置法というのは、当時の東条総理の国会での提案理由説明を見ましても、大東亜戦争完遂のための法律だということが述べられておるということで、こういう明白な戦時立法、大束亜戦争完遂のための法律、こういう目的を掲げた法律の存在というのは新しい戦後の日本としておかしいではないかということを私は問題提起いたしました。その日、海部総理から、この問題については検討して処理するという答弁があり、その答弁どおり今回この法案を廃止すると……

第120回国会 予算委員会 第3号(1990/12/17、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 審議中の補正予算の最大の問題は、湾岸に展開する多国籍軍に支援する十億ドルが計上されている問題であります。そこで、この問題について質問をしたいと思います。  イラク問題を平和的に解決するための経済制裁が今効果を上げている。総理もこの間衆議院でお認めになりました。アメリカの議会では、経済制裁が予想された時間枠内で予想どおりの効果を上げていることが明らかになっている。こういう証言も行われております。そういうときに、武力行使を容認する決議が国連安保理事会で採択された。これに対して総理は、平和的解決を促進するものだということで支持を表明されている。  私は、この総理の態度に関連して幾つか質……

第120回国会 予算委員会 第7号(1991/03/05、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、九〇年度第二次補正予算に対して反対の討論を行います。  まず、日本共産党は、イラクのクウェート侵略、併合に終止符が打たれ、湾岸戦争が終結したことを歓迎するものであります。しかし、この解決が国連憲章の精神に沿った平和的な解決でなく、戦争という手段を用い、大きな惨禍をもたらしたことは極めて残念であります。それだけに、今回の湾岸戦争からの教訓として、軍事的解決優先を正当化するのでなく、平和解決こそ国連憲章に沿った解決策であることを酌み取るべきであることを強調するものであります。  本補正予算に反対する第一の理由は、この九十億ドルが紛れもなく米軍など多国籍軍へ……

第120回国会 予算委員会 第11号(1991/03/28、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 午前も問題になりましたアメリカ産米の展示問題ですが、去年に引き続いて、ことしもまた食管法違反という同じ問題が起こったわけです。  午前の答弁を聞いておりますと、アメリカは何も知らないでやったのではなく、よく知った上でやったように思いますが、そうとっていいでしょうか、農水大臣。
【次の発言】 アメリカは知った上でやったということです。重大問題です。  日本政府は、アメリカが展示してからどの時点で話をしましたか。それで、アメリカは何日の何時まで展示し続けていましたか。
【次の発言】 すぐ撤去したんですか。
【次の発言】 アメリカは百も承知で違法の展示をやった。日本政府が申し入れてもす……

第120回国会 予算委員会 第14号(1991/04/03、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私も千島問題について質問します。  今、千島問題がこれほど重大問題になっているのは、ヤルタ協定で日本の領土である千島列島をソビエト連邦に引き渡すことを取り決め、スターリンがこれを根拠に千島をソ連領に編入したこと、サンフランシスコ平和条約でアメリカが千島列島の放棄を日本に認めさせたことによるものです。総理は、ヤルタ協定の取り決め、サンフランシスコ講和条約の千島放棄条項を国際法の原則、国際的な公理から見て正当と考えますか。また、これを今回の日ソ交渉の不動の前提にするのか、交渉に臨む根本問題としてはっきりしてもらいたいと思います。

第120回国会 予算委員会 第18号(1991/04/10、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょうのこの委員会でも何回か論議になりましたけれども、政府は今国連憲章からの敵国条項の削除という問題を重要課題として提起し、既に公式に外交交渉にも提起しています。こういう問題が政府によって提起された以上、私はその前提として、あの太平洋戦争、第二次世界大戦に対する日本の徹底的な反省ということがどうしても避けることのできない重要課題だと思います。あの侵略戦争に対する反省抜きに敵国条項削除ということだけを仮に主張したとすれば、それは国際社会で通用しないし、そういう態度ではだめだということを諸外国からも言われると思います。この点で私は、歴代自民党内閣の態度というのは必ずしも明確ではなかっ……

第121回国会 逓信委員会 第2号(1991/09/24、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私、逓信委員会で初めて質問させていただきます。きょうは放送の基本的なあり方について、幾つかNHKと民放の双方にお伺いしたいと思います。  最初に、NHKにお伺いしたいと思うんですけれども、私は国民に非常に大きい影響を持つNHKとして、その放送の基本にやはり世界の平和をどう高めていくかということを据えなければならないと思いますし、それはNHKの国内放送番組基準でもうたわれているところであります。  特にことしは太平洋戦争を開始してから五十年という年になります。十二月八日、あとわずかに迫っております。私、ことし国会、本会議でも予算委員会でもこれまで所属していました内閣委員会でも、五十……

第122回国会 予算委員会 第1号(1991/11/15、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 リクルート疑惑の解明は、今国会に課せられた非常に重大な課題であります。この問題については、我が党も要求し続けております三点セットが出たのを受けて突っ込んだ質問を行わせてもらうことにして、このことを明らかにした上で本日の質問に入りたいと思います。  ことしは日本が中国侵略を開始してから六十周年、真珠湾攻撃から五十周年という年であり、日本がこの過去に犯した侵略戦争の誤りを根本的に反省することによって世界の信頼を回復する、そういう年にしなければならないと思います。  ところが、総理は、我が党の不破委員長の日本が世界とアジアに対して行った戦争は侵略戦争と認めるかどうかという質問に対して、……

第122回国会 予算委員会 第3号(1991/12/13、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今論議になりましたような問題、またきのう論議になりましたような中国あるいは朝鮮からいろいろ侵略戦争にかかわる問題が提起されるのは、日本が戦後、侵略戦争の責任のはっきりした解決をしてこなかった、そのためだと思います。政府の発言にはきれいな言葉が並べられますが、侵略戦争の反省というのは、きれいな言葉ではなく、一番痛いところにもメスをきちっと入れなくちゃならない、私はそう思います。  戦後の日本、そういう立場に立って責任ある反省を示してきたと責任を持って言えるかどうか、総理にお伺いします。
【次の発言】 要するに、各国の国民は日本を許していないということが今もあらわれているわけです。そ……

第123回国会 逓信委員会 第2号(1992/03/10、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大臣の所信表明に関連して、最初に資料を一つ要求したいと思います。  所信表明の中で当面の重点施策について述べられ、またその中で郵政三事業についても述べられております。その中で「明るく活力に満ちた職場をつくるとともにこ云々というふうな考えも述べられております。私が聞くところによりますと、こういう方針を具体化したものとして郵政事業活性化計画というのが郵政省内部にはあるというふうに聞いております。これは私どもが本来要求するまでもなく、やはり委員会と郵政省とが共通の基盤で論議するためには、私のみならず委員会に提出されてしかるべきものだと思います。これは内部にとどめないで出していただけるか……

第123回国会 逓信委員会 第3号(1992/03/12、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、郵便法の一部改正案に関連して、幾つか後で誤解とかあるいは行き違いが起こらないように確かめさせていただきたいと思います。  まず、この問題で最初にお伺いしたいのは、午前も論議がありましたけれども、この趣旨は適切な制度運用というところから出たものだというお話がありました。商品販売を目的とするためにこの法律制度を悪用するというふうなことは、当然これはきちっとしなくちゃならないものであり、適切な制度運用という措置をとることは当然だと私どもも考えております。  さてそこで、この法案そのものは、こういう新しい監査機関をつくるというふうなことが主な内容になっていますけれども、それによって……

第123回国会 逓信委員会 第4号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 これまでいろいろ論議されてきましたNHKが公共放送だという点に関して、私も一、二最初にお伺いしておきたいと思います。  NHKの川口会長にお伺いしますけれども、いろいろ論議がありましたように、民間放送ももちろん公共性を持つ、これは当然のことでございますが、その中で、NHKが公共放送だと言われる、その公共放送だということの中心的な意味はどういうところにあるとお考えになっているか。
【次の発言】 今会長が述べられた立場をあらゆる面で貫くことが公共放送としてのNHKにとって一番重要なことだと私も思います。  そこで、最初のところで幾つか具体的な問題でお伺いしておきたいんですけれども、今……

第123回国会 逓信委員会 第5号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 郵政三事業の基本にかかわる問題をまずお伺いします。  大臣は所信を述べられたときに、「郵政事業は国民の日常生活に欠くことのできない郵便、貯金、保険などのサービスをあまねく公平に提供することを使命としております。」と、こう述べられております。先ほども国民に直接サービスできる分野はこの三分野だという考えをお述べになりました。そうあってほしいと私も思います。  ところで、このことが重要であると同時に、郵政省のいろいろな文書を見ますと、ある意味では当然のことだとも思いますけれども、収益性と営業性ということも一方では強調されております。採算がどうでもいいなどと私ここで言うものではございませ……

第123回国会 逓信委員会 第6号(1992/04/16、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、放送衛星機構法の改正についてお伺いします。  科学技術の進歩に伴って通信・放送技術水準を向上させるということは、これは重要なごとであり、その点で私どもも通信・放送技術に関する研究開発ということは大いに力を入れなければならないことだ、そういうふうに思っています。同時に、今提出されている法案に私ども幾つかの意見、疑問も持っておりますが、まず衆議院で審議されたことを念頭に置きながら幾つか質問をさせていただきたいんですけれども、最初にお伺いしたいのは、今回追加する新しい研究開発業務はどういう体制で行われるか、一体何人ぐらいの体制でどういうふうにして行われるか、お伺いします。

第123回国会 逓信委員会 第7号(1992/05/14、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず大臣にお伺いします。  今度の郵便貯金法改正の核心に当たる問題はやっぱり金利自由化への対応ということにあると思います。この点でいろいろな説明が行われていますけれども、金利の自由化というのが今の郵便貯金の性格を変えかねないんじゃないかという心配を私は持っております。そこでお伺いしたいのは、国営事業である郵便貯金は、個人の小口預金者を中心にあまねく公平な金融サービスを全国的に提供する、そういう目的、使命を持っていると思いますが、これは金利自由化でいろいろな激しい競争が予想される状況のもとでも貫くという考えかどうかということを最初にお伺いしたいんです。  と言いますのは、例えば、私……

第123回国会 逓信委員会 第8号(1992/05/19、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 電電公社の民営化の際に私どもはいろいろな不安を持ちましたが、その後私どもの持っていた不安が当たっていたんじゃないかと思うことがいろいろあらわれてきています。その一つが今回の法案だというように私どもは思っています。  そのまず第一の不安というのは、NTTが発足するときに外資参入は禁止した。これが今回、一定の制約は設けられておりますが、取り払われて外資の参入を認めるという問題です。  最初に、午前も論議になった点でありますが、外資参入をNTT発足時に、つまり現行法で禁止した理由はいろいろあるかもしれませんが、最大のものは通信主権の問題であったと私は理解しております。これはその後の電気……

第123回国会 逓信委員会 第10号(1992/05/26、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 戦後ずっと無料だった電波を有料にしようということは、これは非常に大きな転換ですね。使用料についてはもちろん五百円とかいう少額の人もありますけれども、いずれにせよ制度としての大きな転換です。私どもはいろいろ論議もしてきましたけれども、電波というのはすべてがどんな場合にも絶対に無料でなければならないというふうには思っておりません。ですから、こういう検討も私らもやってきましたし、検討されること自体は私はいいと思いますけれども、しかし、大転換の場合には国民的な論議が大いに行われて国民の合意が必要だというふうに思います。そういう点で私は、今回提出されている法案というのは、十分国民合意の手続……

第123回国会 逓信委員会 第11号(1992/05/28、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、電波法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  法案に反対する主要な理由を述べます。  第一は、電波法施行後今日まで無料だったものを始めて有料化するという重大な転換をするにもかかわらず、十分な国民的合意が得られていないことであります。  いわゆる予算関連法案であるにもかかわらず、法案整備のおくれと、提出期限直前に全国知事会、全国市長会などの地方六団体から「電波利用料の地方負担反対に関する緊急要望」が出され、慌てて自治省と折衝して法案の修正を行い、一カ月もおくれて提出したことに端的にあらわれているように、国民的合意を得たものとは到底考えられな……

第123回国会 逓信委員会 第12号(1992/06/18、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今議題になっている決算の時期ですね、この時期はNHKに対する批判が非常に高まった時期だったというふうに思います。NHKに対する批判の中身は、従来から権力寄りだという批判もありました。これはNHKとしてどうお考えになるかは別としまして、権力寄りだという批判がありましたが、それに加えて、島前会長のもとにおけるこの決算に当たる時期には商業主義だという批判が非常に大きく広がった時期であり、そのために民放との対立等いろいろな問題もあったわけです。  そういう時期であるということを念頭に置いて見るためかどうかは別としまして、決算書を読んでみますと、やはり幾つかただしておきたいなと思うことがご……

第123回国会 予算委員会 第14号(1992/04/09、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理、広島県を選挙区とする総理として、核兵器廃絶、核兵器をなくすということについての総理の所見をまずお伺いします。
【次の発言】 核兵器を廃絶することについての意見をお伺いしたいと言ったんです、なくすことについてのお考え。
【次の発言】 私は非常にあいまいな答弁だと思います。なぜ核兵器のない世界を望むということをはっきり言えないのか。  私はその点で、去る一月に開かれました国連安保理の首脳会議で、インドの首相、オーストリア、中国の首相が、それぞれ核兵器を世界から一掃する、あるいは核兵器のない世界、こういうことを明確に言っているのに、宮澤総理の発言には核兵器をなくすということが一言……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 大蔵委員会 第1号(1992/12/08、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、緊急不況対策の問題、特に 不況で危機に瀕している中小企業への緊急融資の問題についてお伺いしたいと思います。  私どもは、政府の中小企業への融資対策というのは、今もう中小企業家が求めているものとはうんとかけ離れた不十分なものだと思っております。  それはそれとしまして、ここでも私ども、災害貸し付け並みの審査が簡便で低金利、また保証料免除などを内容とする緊急の融資を要望しておきたいと思います。  きょうは特にこの問題でなく、大蔵省が打ち出しておられる方針も必ずしも内部にも徹底しないでおるために業者から強い批判が出ているという問題についてお伺いしたいと思います。  まず大蔵省にお……

第125回国会 大蔵委員会 第2号(1992/12/10、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっている平成三年度決算剰余金処理特例法案、日本開発銀行法一部改正案の二法に対し、反対の討論を行います。  まず、平成三年度決算剰余金処理特例法案についてであります。  本法案は、今年度補正予算の財源確保のために、平成三年度の剰余金一兆五千三百十八億円の全額を補正予算の財源に繰り入れようというものであります。これは、剰余金の二分の一以上は国債の償還に充てるべしという財政法の規定に反するものであり、財政の健全性を一層失わせるものであります。  本法案はまた、一般会計承継債務の償還の延期という名目で、交付税特別会計などから引き継いでいる一般会……

第126回国会 科学技術特別委員会 第3号(1993/02/26、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に事実関係をお伺いしておきますが、さきに質問があったことと関連しますけれども、クリントンの新型炉からの撤退方針に基づく日本への事前通告があったという報道がありましたが、これあったんですか、なかったんですか、その事実だけ。
【次の発言】 話はあったんですか。要するに、大使館員への説明はあったということですね。
【次の発言】 それだけ確かめておきたかったんです。  きょう外務省からおいでいただいているので、最初に事実をちょっと報告願いますが、先ほど来論議になりましたあかつき丸によるプルトニウム輸送に関連して、世界じゅうで大問題になったわけですが、一つは、大体幾つぐらいの国で反対運……

第126回国会 科学技術特別委員会 第4号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 当委員会が調査にも参りました浜岡原発の問題で、最初、一、二お伺いします。  浜岡原発というのは古い歴史を持つ原発でありまして、運転を開始した後、東海大地震説が発表され、その後、地震との関係がいろいろ論議されてきております。とりわけ地震の際の液状化問題ということが専門家の間で論議されているということがありました。それに加えまして、この三月十九日の地球惑星科学関連学会合同大会というところで、この浜岡原発の真下に活褶曲というものがある。活褶曲というのは、私も今度初めてわかりましたけれども、現在も変形を続けている地層のしわというものだそうです。ですから、変形を続けているということで、これ……

第126回国会 科学技術特別委員会 第5号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 本法案に関連して、その背景として科学技術分野における我が国の国際貢献ということが強調されております。この問題をめぐって午前の論議の中でも触れられた点があります。そこで、科学技術分野における国際貢献とはどういうものかということを明らかにする上で国際貢献プロジェクトにはどういうものがあるか、代表的なもので結構ですから御報告願います。
【次の発言】 私が別に調査室からいただいた資料の中ではトップにSSCが挙げられておりますが、SSCは今どうなっておりますか。
【次の発言】 そうすると、まだ御破算になったというわけではないわけですか。ないし、これまで何らかの予算措置等とられたものがあれば……

第126回国会 大蔵委員会 第2号(1993/03/25、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、承継債務の償還特例法案について一、二問行わせていただきます。  平成五年度の財政のつじつま合わせという点からは償還延期ということが必要だということかもしれませんが、将来に償還を延期することは、それに伴う利子負担の増加という新たな問題が出てまいります。今回、六千九百八十三億円の償還延期を行いますし、昨年の補正でも約五千六百億円の償還延期を行っています。この延期後の償還計画は、五年据え置きの十年返済ということですが、これによる利子の負担増はどれぐらいになりますか。
【次の発言】 つじつま合わせということはやれても、合わせますと新しく約七千億円ですか、補正予算と合わせて一兆二千……

第126回国会 大蔵委員会 第3号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 金丸前自民党副総裁の巨大蓄財、脱税事件が果てしなく広がる中で、国民の怒りが大きく広がっていますが、その中で、特別の怒り、特別の感情を持ってこの事件を見ている人々がおります。  きょうは、大臣に、大臣として同時に政治家として、その人々の願いというか気持ちというのかを聞いていただきまして、意見と、どう対応するかをお聞かせ願いたいというのが、短時間でありますが私が取り上げたいテーマでございます。  その人々というのは、戦後朝鮮や中国等から引き揚げた人々ですが、今の日債銀の前身である朝鮮銀行を通じて送金したあるいは預金していた預送金、これが日本で清算された場合に、十分の一とか、中には百分……

第126回国会 大蔵委員会 第4号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表し、国の補助金等の整理及び合理化等に関する法律案並びに平成五年度における一般会計承継債務等の償還の特例等に関する法律案について、反対の討論を行います。  まず、補助金整理合理化法案についてであります。  本法案は、公共事業関係補助金に関して八五年以来暫定的にとられてきた補助金一括カット措置について、恒久化を図るものですが、直轄事業についてはカット前の八四年水準に戻しているものもありますが、補助事業については、過去の数次にわたって切り下げられてきた最低の水準、あるいは新たにそれ以下に切り下げています。この結果生じることになる六千九百億円の地方への影響額について……

第126回国会 大蔵委員会 第5号(1993/04/22、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 夏から税制改革の本格的論議が開始されると総理もこの間会見で語っておられます。税制改革を本格的にこれからやろうというからには、私は、シャウプ以来の改革と言われました前回の税制改革が国民各階層にどういう影響を与えているかということを調査し、それを踏まえて税制論議をやっていくことが必要だと思います。そういう調査というのは、私の見る限りでは、厚生省の所得再分配調査結果というふうなものがありますけれども、それ以外大蔵省ではやられていないように思います。  やられておれば、どういうものがあるかということを教えていただきたいと同時に、こういうものが必要であり、そういう調査をやるということについ……

第126回国会 大蔵委員会 第6号(1993/04/27、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 協同組織金融機関が安定的な経営を行うために自己資本を充実することが重要なことであるとは私も思います。しかし、その方法が問題であり、協同組合らしいやり方、その独自の役割が損なわれないように最大の配慮がなされなければならない、この点がこれまで論議されてきた点でもあったと思います。  私が特に重視したいのは、昨年開かれた国際協同組合同盟、ICA東京大会で「協同組合の基本的価値」が中心テーマとして論議されたことであります。要するに、協同組合の一層の発展のためにその原点を見直そうということでありました。  そういう論議の中で、資金調達問題についても重要な強調点があり、第一に、組合員にさまざ……

第126回国会 大蔵委員会 第7号(1993/06/03、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 提案されている減税案については、私どもが強く要求していた所得税減税が取り入れられていないという大きい問題があります し、また、減税の内容についても投資減税で一部大企業も対象とするというような問題を初め、批判すべき点も持っています。しかし、主として国民、中小企業向けの減税であるという点で、私どもも賛成しております。  きょうは短い時間ですが、取り入れられなかった所得減税にかかわる問題として幾つかお尋ねしたいと思います。  まず、累進性の緩和ということを考えているということは、これまで総理初め述べられてきているところです。私、四月二十二日のこの委員会でも申し上げましたけれども、累進性……

第126回国会 予算委員会 第8号(1993/03/24、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 カンボジアの業務実施要領、これの中で、中断に関する事項というのはどういう条件が述べられていますか。
【次の発言】 海部前首相が九二年九月二十六日の衆議院の特別委員会で中断の前提について述べた中で、内乱が激しくなったとかゲリラが頻発しているとかいうようなことは平和維持活動の行う前提が崩れた場合をいう、こういうふうに答弁しています。こういう答弁があったこと自体はお認めになりますか。
【次の発言】 これは速記録に沿って今読み上げたところです。  こういう答弁があったわけですが、大規模な内乱ないしはゲリラ、今ポル・ポト派が状況いかんによってはゲリラと同じ扱いを受けるようになる可能性もある……

第126回国会 予算委員会 第12号(1993/03/31、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日産自動車が座間工場を閉鎖するという発表を行ったことが国民に非常に大きい衝撃を与えております。こういうことが全国に広がらなければいいがという不安があるからです。  日産自動車のこの閉鎖というのは、海外進出計画に沿って計画的に引き起こされたものであるということが一般的に指摘されております。つまり、よりもうけの上げられる海外での生産をふやすために国内での生産を大幅に減らすということです。日産自動車の海外進出の経過と現状、今後の計画について御報告ください。
【次の発言】 社自身の資料でも公になっていることですけれども、それが発表できないというのは私はいただけません。  いずれにせよ、今……

第126回国会 予算委員会 第14号(1993/04/02、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  先生のお話に沿ってお聞きしたいことがたくさんございますけれども、きょうは短い時間の中で、国会の現場ではどういうことが議論になっているかということについての先生の御意見をお伺いしたいと思います。  まず、去年の通常国会で証人喚問がずっと論議になったときに、これに反対する論拠として持ち出されたのは憲法違反だということでした。憲法六十二条を見ますれば憲法違反だという論議が出てくる余地は全くないはずですけれども、しかしこれがもう繰り返し繰り返し論議になって、去年の通常国会ではとうとう証人喚問は実現できませんでした。そういう議論が成り立ては、戦後ずっと日本の国会で……

第126回国会 予算委員会 第17号(1993/05/28、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、カンボジア問題についてお伺いします。  総選挙はきょうで終わります。総選挙が終わった後、カンボジアの事態がどうなるのか。高投票率だったからということで、安定するというふうにはもちろん言えません。  カンボジアの今後の事態を見る上で、私は何よりもポル・ポト派の動向、これをどう評価するかということが非常に重要なことだと思います。これは今後の情勢の核心になる部分だと思います。ポル・ポト派がパリ協定へどういう態度をとって、それをどう評価するかということがこれにかかわってきますけれども、総理は、ポル・ポトはバリ協定の守り手、擁護者だったというふうにお考えになるのか、それとも妨害者、……

第126回国会 予算委員会 第20号(1993/06/08、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 報道によりますと、大蔵省は、長期プライムレートの引き上げに伴い財投金利を引き上げる方針を決めた、こういうふうに伝えられております。正式決定であるかどうかは別としまして、事実関係及び正式決定でなくてもこういうことを考えているかどうか、お答え願います。
【次の発言】 現在がそうなっているということは、これは非常にはっきりした事実です。私は、上げろというのではなくて、少なくとも新しい総合景気対策が実行される期間にこれが引き上げられるということになれば、せっかく打ち出された景気対策にも影響を及ぼしますので、それに対してそうでない措置が必要だということを申し上げたいと思っての質問であります……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第13号(1994/01/14、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 選挙制度の問題は、日本国憲法に沿って真に全国民を代表する議員を選出する上で極めて重要な意味を持っております。我が国の選挙制度について考える場合に、私は主権者、国民の間で長年にわたって続けられてきた一票の格差の是正を求める運動、訴訟も含まれて行われたこの運動の中にあらわれている国民の要請にこたえ、日本国憲法の精神に沿った選挙制度をつくること、このことが重要だと思います。  その点で、総理、まずお考えをお聞かせください。
【次の発言】 私は、その憲法の精神に沿ってという場合に、当然その一部分になるわけですが、一票の格差を是正する運動が長い間行われ、それをめぐる幾つかの選挙判決も出てお……

第128回国会 大蔵委員会 第3号(1993/12/15、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっている平成五年度における国債整理基金に充てるべき資金の繰入れの特例に関する法律案及び農業共済再保険特別会計の農業勘定における平成五年度の再保険金の支払財源の不足に対処するための特別措置に関する法律案の両案に対し反対の討論を行います。  まず、国債整理基金への繰り入れ停止法案について述べます。  本法案は、国債の償還財源の一つとして義務づけられている定率繰り入れを今年度停止するというものであります。定率繰り入れ制度は、我が国の減債制度の基本として戦前、戦後を通じて維持されてきたものであります。八〇年代の一時期、大量の赤字国債発行下におい……

第128回国会 予算委員会 第4号(1993/10/12、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ゼネコン疑惑について一、二お尋ねします。  ゼネコン汚職の驚くべき実態の徹底解明は今国会の最重要課題の一つであります。その一つとして、岩手県における新生党の小沢一郎議員に関する問題の究明が必要であると思います。  小沢一郎氏は全国の公共工事予算のゼネコンヘの優先配分を取り仕切ってきた国土建設研究会の会長でもありますが、岩手県では、配付した我々の入手資料で一端がわかるように、県内の建設業者のほとんどを網羅した一建会や桐松クラブなど小沢議員を支援する組織がつくられております。これがさきの選挙でもゼネコン二十四社、地元一社による裏選対までつくって、小沢の選挙をやれば仕事がとれると選挙を……

第128回国会 予算委員会 第6号(1993/12/10、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、米問題、不況対策を初め幾つかの問題で細川内閣の基本姿勢をただしたいと思います。  まず最初に、細川内閣が国民の怒り、私ども日本共産党の申し入れをも無視して米の自由化受け入れ、関税化受け入れに等しい調整案の受け入れを決定しようとしていることに強く抗議し、この態度を改め国会決議を貫くよう求めるものであります。  さて、きのうのこの委員会での論議以来、調整案の新しい内容も明らかになり、農民を初め国民の間に大きい怒りが渦巻いております。改めてこの内容をすべて明らかにしていく必要があると思います。そこで私は、以下、外務大臣にお伺いいたします。  この内容は、第一……

第128回国会 予算委員会 第7号(1993/12/13、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今の問題は資料が出て真相が明らかになる問題ですけれども、私は、首相と今問題になっております佐川急便との関係というのが非常に深く、しかも長いものだという点について明らかにしておかなくちゃならない問題があると思います。  昭和五十六年三月二十六日、高松宮夫妻が東京佐川急便を訪問、視察していますが、この日、総理は本院の議員だったが参加されているはずですが、いかがですか。
【次の発言】 はっきり確かめてもらう上で、そのときの写真がございます。総理に確認願いたいんですが、委員長、ちょっとお届けして見てもらいたいんです。(資料を手渡す)今の写真の矢印が総理のはずですが、お認めいただけますか。

第129回国会 科学技術特別委員会 第5号(1994/06/21、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 時間の関係で簡潔にお答え願います。  二点お伺いしますが、まず第一問は、原子力開発長期利用計画の見直しはどういう現状なのか、また見通しはどうなのか、現行計画どおりの結論になる可能性があるのか、計画の変更という可能性があるか、あるいは期間が長引くという答えになるのか、そこら辺を教えてください。とりわけ、民間第二再処理工場の計画がどうなるかということを具体的にお聞きします。  私は三月に予算委員会の調査で青森に行きましたときに、青森県当局から、科学技術庁から見直しについての中間情報を得ている、それによれば現状のまま落ちつくというふうに聞いており、用地まで買収した第二工場がむだにならな……

第129回国会 大蔵委員会 第2号(1994/03/28、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容について御説明申し上げます。  本改正案は、金権腐敗政治一掃のために、大企業の巨額の使途不明金を厳しく規制することを目的とするものであります。  金丸逮捕に端を発し、地方政界、中央政界を巻き込んだ昨年来の一連のゼネコン汚職事件で、鹿島や清水建設は三年間で五十億円あるいは六十億円の使途不明金をやみ政治献金の原資としていた事実が明らかとなりました。  一方、大手建設業界の使途不明金は、国税庁の調査で判明しただけでも平成四年度で四百三十八億円、他の業界の分を含めると総額五百九十五億円に上っています。  ……

第129回国会 大蔵委員会 第3号(1994/03/29、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案など四法案に対し、反対の討論を行います。  関税定率法一部改正案は、皮革・革製品の関税割り当て制度の一次税率枠の大幅拡大を図っています。今回の拡大により、来年度は自由化直後の基準数量の実に三・四倍もの輸入が認められることになります。  しかも、政府は、さきのウルグアイ・ラウンドにおいて、一次税率を二割カット、二次税率を五割カットするという追加引き下げ措置をとりましたが、これは国内の零細な皮革・革靴産業とそこで働く者の生活を崩壊の危機に導くものであります。  本法案は、このほか、加工再輸入制度の拡……

第129回国会 大蔵委員会 第5号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 予算委員会以来論議されてきている機械的計算に関連してですけれども、その前に、今度やろうとする税制改革は抜本税制改革ですか、それとも過渡的というか中間的な税制改革なのか、この点お答え願います。
【次の発言】 そうだとすると、予算委員会での答弁もありましたけれども、消費税の試算だけでなくさまざまな検討をなさっているということだろうと思います。その中で機械的計算だけが発表されているから、これは魂胆があるんじゃないかと、先ほど来のような論議が出てくるのも避けがたいと思うわけです。  そういう点で言うと、例えば行政改革をどういうふうに上げれば財政はどうなるかとか、そういうさまざまの試算とい……

第129回国会 大蔵委員会 第6号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大臣にお伺いしますが、税制改革は、結果としては増税ということだと思いますが、どれぐらいのことを期待しておられますか。
【次の発言】 事実上、実質増税ということをお認めになったと思いますけれども、減税もある、その上で実質増税ということになると、だれが負担するかという問題が出てくるわけですが、これは政府税調の答申を見ても、連立与党の最近のまとめられたものを見ても、所得税率の二〇%のブラケットの幅を広げるということになっておりますね。大体千三百万円ぐらいでは二十万円の減税になるだろうということであります。  そうすると、そういう部分は消費税が七%になっても大いに減税が期待できる。しかし……

第129回国会 予算委員会 第1号(1994/02/23、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理の政治姿勢をただしながら幾つかの問題で質問を行います。  まず、消費税の問題です。  細川内閣が政治改革法成立を強行した直後に国民福祉税という名前での大増税を迫る、こういう構想を打ち出したことは、細川内閣の政治姿勢と政治改革のねらいを象徴するものだったと思います。これは景気対策の上でも非常に重大な問題だと思います。  総理は政治改革審議の中で、消費税、年金問題などつらく苦しいことを国民に求めるためにも選挙制度を変えなければならない、こういう認識を示しました。その認識を示したことは、今こういう形での大増税構想を発表することを念頭に置いたものであったかどうか、まずお答えください。

第129回国会 予算委員会 第8号(1994/05/20、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 外務省は否定しますが、否定し切れない。承知しない存在であるかもしれないというところまでは言うわけですよね。  そこでお伺いしますが、この極秘の合意議事録、ここの四百四十八ページに全文が出て、極めて具体的なものです。こういう秘密合意、こういうものがあった場合、一般論として聞きますけれども、二国間の最高責任者が署名して取り決めた合意というものは政治的あるいは法律的その他拘束力を持つのか一切持たないのか、外務大臣、お答えください。
【次の発言】 私は、法的ないし政治的拘束力を持つかどうかということを聞いているわけですが、法的拘束力についてしか答弁されないわけですね。だから、やっぱり問題……

第129回国会 予算委員会 第18号(1994/06/21、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 もう一回、北朝鮮の核疑惑問題に返ります。  総理は先ほど、日本の基本的な認識、対応は変わっていないということでした。そうしますと、まとめて聞きますけれども、今国会の所信表明演説を初めとして政府が表明してきた原則というのは、三原則という言葉で与党の文書では言われている。対話、国連の決定に従う、また国連の決定と別枠の日米、日韓で協調して対応すると。つまり、国連と別枠の制裁ということですね。こういう三原則が生きているということですか。
【次の発言】 そのうち何がないんですか。私が三つ言ったうち、どれがないんですか。対話、国連決定に従う、別枠という三原則。

第129回国会 予算委員会 第19号(1994/06/23、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理にお尋ねします。  総理がここで公約だと言われた税制改革ですが、これは結論として増税になる、そういう改革だというふうに確認していいですか。
【次の発言】 先ほどもう最終段階に来ているということでしたけれども、そうだとすれば、もう消費税の税率、腹の中では決めておられると思います。何%にしますか。もしそれが言えない場合には、消費税の税率を現行のまま据え置くこともあり得るのか、それともパーセントを、決定は別として引き上げはやらざるを得ないということなのか。この点、お伺いします。
【次の発言】 税率を上げるか上げないか。
【次の発言】 端的に、そうすると据え置くこともあるということで……

第131回国会 議院運営委員会 第10号(1994/12/02、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいま問題になりました会期延長に日本共産党は反対であります。  理由は、この会期延長は、今国民の間でも大変な大きい問題になり不安も広がっているWTO法案を成立させることを目的としたものだからであります。そういう点で私どもは反対です。  ただし、会期を本会議で決めるということは、参議院の独自性を発揮する上でも必要なことだと私どもは考えており、本会議で私どもの態度はきちっと表明するようにしたいと思っております。

第131回国会 議院運営委員会 第11号(1994/12/08、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいま議題となりました本会議の議事に関する説明、特にWTO協定と関連法案緊急上程について意見を開陳します。  本来、議案の本会議への緊急上程は、全会一致の法案に限って行うことがこれまでの本院の慣例とされております。WTO法案についてはこのことが特別に強く求められます。本協定は、総理、外相、大蔵大臣も認めたように、米の輸入自由化を認めないとの三度にわたる国会決議に違反するものであり、院の意思にも反するこのような協定をどのように審議し、どう扱うかは国会にとって極めて重要な問題だからであります。  しかるに、本協定の審議が近年本院が到達したルールに反し、あえて予備審査によって行われた……

第131回国会 大蔵委員会 第2号(1994/11/15、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 委員長。
【次の発言】 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案のありました公聴会設定に反対意見を述べます。  そもそも、審議の入り口で法案採決の前提となる公聴会の設定を持ち出すこと自体、論外のことと言わねばなりません。趣旨説明の直後の公聴会設定などという前例もありません。  本法案は、国民に大増税を強いるものであり、世論調査でも国民多数が反対しており、国会では法案の問題点を徹底解明するための慎重な審議が必要であります。異例な公聴会設定はそれに逆らうものであります。いろいろな理由がこれまでの論議で挙げられましたが、どんなに説明しても、二十一日公聴会設定は成立の条件を整えるものでし……

第131回国会 大蔵委員会 第4号(1994/11/22、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 消費税の税率を幾らにするかということは、これからの見直しによって最終的に決まっていくというところまでは明らかになったわけですが、きょうはその見直しの中身に関連して幾つかの面から質問させていただきます。  まず、見直しの一つの要因、要素となる財政事情の問題です。  この附則でも、財政状況を勘案して決めていく、こう書いてあるわけです。さてその財政需要ですが、現在の内外情勢を見れば、財政需要はどこを見てもふえる一方だというふうに思われます。もちろんこれまでの論議でも、マイナス要因としての行財政改革、税制の適正化についての努力も行うということが言われていますけれども、その行財政改革それか……

第131回国会 大蔵委員会 第5号(1994/11/24、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二十二日に引き続いて、不公平税制是正の問題について質問します。  最初に、この間の論議で再確認しておきたい点があります。それは、この見直しで、租税特別措置法で定めているいわゆる政策税制にとどまらないで、引当金も含めて法人税、所得税にまで踏み込んだ検討が行われるかどうか、はっきりした形で答弁をお願いします。
【次の発言】 この第二十五条の条文からは必ずしも政策税制に限るという言葉は出てこないと思いますよ。だから私は二十二日にもこれはどういう意味がということを聞いたら、大臣は、「等」という言葉がついていてそこに限定されないという答弁だったと私は思います。今の答弁だと、いわゆる大蔵省の……

第132回国会 大蔵委員会 第1号(1995/02/09、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 世銀加盟措置法改正案についてですけれども、私、主として大臣に数点お伺いします。  まず、途上国が地球環境問題に取り組むのに先進国が資金援助を行うことは、これは当然の責任だと思います。その際私ども考えなくちゃならないのは、地球環境問題に我々が取り組む場合に、こういう援助で足りるということではなくて、その一番出発点は自国の公害問題、環境問題をきちっと万全を期してやるということでなきゃならないと思い、私どもはそういうことをこれまでも主張し続けてきているところです。  その点で、日本はさまざまの公害問題でも環境問題でも決して問題なしとはしない。とりわけ先進国は地球温暖化、あるいは海洋汚染……

第132回国会 大蔵委員会 第2号(1995/02/17、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、申告期限の延長問題ですが、一月二十五日の国税庁告示でこれが決定されていますけれども、よく理解できないといういろいろな不安も伝えられできますのでお答え願いたいんです。  国税通則法で、理由のやんだ日から二カ月延長するというふうになっている。その二カ月ということをめぐって、今から二カ月か、そうだとするともうすぐだというようなこと。またその二カ月というのは、非常に厳格に守られるもので一切幅がないものかどうかというようなこともあります。それからまた、指定都市以外はどうなるだろうかということも問い合わせを受けます。  さらに税理士の場合に、税理士は被災した、しかしその顧問先は被災して……

第132回国会 大蔵委員会 第3号(1995/02/28、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 予算は単年度主義であるということ、そして、年度末が迫っているという状況のもとでの大幅な災害救援復旧費の財源として赤字公債の発行ということもやむを得ないと思います。  そこで問題は、この赤字国債の償還財源をどうするかという問題であります。今も触れられましたが、速やかな減債に努めるということは、二年債、四年債ということの意味なのかどうなのかということも含めてお伺いしたいんです。  私どもは、例えば湾岸戦争のときには六カ月の短期の国債を発行した、こういう例もあるわけで、今回もできるだけ短期債としてこれを処理する、来年度予算の補正のときに組みかえでこれを解決するんだというぐらいな、組みか……

第132回国会 大蔵委員会 第4号(1995/03/10、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 同僚議員も取り上げた問題ですが、二つの信用組合と大蔵省との癒着ということがマスコミで盛んに問題になっている時期に、それを裏づけるような形の証言がきのう出たわけです。ちょうど今週の週刊誌には、「二信組事件が暴く、大蔵接待体質。」というものも出ている最中なんです。  それで、最初に事実関係をお伺いしておきますけれども、田谷氏自身は香港への飛行機同乗というのは全面的に否定し続けておられたんですか、一部は認めていたんですか、それはどうですか。
【次の発言】 私はこの問題も最初に取り上げるつもりだということを言っておいたんですけれども、答えられなければしようかないです。  いずれにせよ、大……

第132回国会 大蔵委員会 第5号(1995/03/16、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、やりくり法案で締めくくり的に大臣にお伺いします。  前回の論議で、このやりくり法案そのものが日本の財政危機の深刻さを示すものだということが明らかになったと思います。七年度末の国債残高は二百十三兆円、公債依存度は二二・四%で、イギリスに次いで世界でも二位という状況だということが明らかになりました。それに加えて隠れ借金、これ四十一兆五千億円ですか、こういう事態ですね。  私は、そういう状況の財政をどう打開するかという点で、最初にまとめて二、三点大臣にお伺いしますけれども、第一点は、赤字公債だけでなく隠れ借金も含めての日本のこういう危機的な財政をどうするかという点で、やはり明確……

第132回国会 大蔵委員会 第6号(1995/03/17、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二信組問題をめぐる大蔵省へのいろいろな疑惑を解明することは大蔵行政にとっても重要なことだと思いますので、私は十日の委員会に続いて幾つかお尋ねします。  まず、官房長、三月十日のこの委員会で、田谷氏の問題の海外旅行を大蔵省はいつ知ったかという内容の問題についてはっきりした答弁がなかったのでお伺いしますが、いつ知ったんですか。
【次の発言】 いつ知ったかの日付さえ言ってもらえばいいです。
【次の発言】 そうすると、田谷氏は無断、無届けで海外旅行をしたのですか。  私が大蔵省からいただいた資料によれば、大蔵省では、国の用務以外の目的で海外に渡航しようとする場合でも、あらかじめ海外渡航の……

第132回国会 大蔵委員会 第7号(1995/03/24、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 第一次、第二次の臨時特例が行われたりこれから行われようとしているわけですが、それにもかかわらずなお関係者からいろいろな要望やらまた問い合わせが寄せられておりますので、それを紹介しながら質問します。  まず、法人税の繰り戻し還付です。  取引相手が被災した場合、その企業は直接の被災者ではなくてもその被害は大きいことが考えられます。そうした企業に対しても、災害開運損失に対して繰り戻し還付を認めるなど救済措置を考える余地はありませんか。
【次の発言】 相続税課税価格計算の特例についてですが、既に申告済みの人が被災した場合についても、地震により相続財産が被災した場合にはこの特例を認められ……

第132回国会 大蔵委員会 第8号(1995/05/19、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大蔵省の答弁の中に一、二気になるものがありますので、最初、大蔵省の姿勢という点にもかかわるので大臣にお伺いしておきます。  一つは、四月二十日の予算委員会の円高集中審議のときに、私、異常な円高の原因になっている為替投機に外為法第二十一条一項のいわゆる有事規制を発動する考えはないか、こういうことをただしましたが、これに対する加藤国際金融局長の答弁の中で、このような規制により正常な取引を含む我が国の経済取引全体に重大な支障を及ぼしかねない」云々という答弁がありました。この答弁を聞いてみますと、現行の外為法第二十一条二項というのは正常な取引を含む経済取引に重大な支障を与えるような問題を……

第132回国会 大蔵委員会 第9号(1995/05/23、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 五十数年前の片仮名の読みにくい法律を改正するということは必要だと思います。その際、私はその改正に当たっての基本として貫くべきは、やはり契約者、利用者へのサービス、保護、こういうことであるべきだと思います。  大臣、その点は異論ないと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 私は、この提案理由説明それから衆議院以来の論議を聞いていますと、今度の改正のその基本がやはりどうかなという疑問を持たざるを得ないんです。  それは、この保険制度をめぐる経済社会情勢の変化にどう対応するかということに力点が置かれ、そしてそれとの関係での経営の健全性、もちろんそのことは契約者の保護、契約者へのサービ……

第132回国会 大蔵委員会 第10号(1995/05/25、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二十二日の質問に続いて、まず変額保険にかかわる問題からお伺いします。  変額保険については、二十三日にも言いましたけれども、全国で三百件以上の訴訟が起こって今大問題になっている保険であります。  資料をお配りいたしますけれども、変額保険被害者の会というところからこういうパンフレットも出て、「自殺者まで出た、大手銀行と生命保険会社の横暴を許せない」と訴え、このパンフの裏を見てもらうとわかりますけれども、「私たちは、アピールします。」というので三点の要求を掲げて今運動を続けられている問題であります。  きょうの審議は保険業法改正にかかわる審議ですので、私はこの事件に立ち至って事件の問……

第132回国会 大蔵委員会 第11号(1995/05/30、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、保険業法案及び同法施行に伴う関係法律整備法案に対し、反対の討論を行います。  最初に、五十数年ぶりの大改正という重要法案をわずか一日半、八時間半の審議で採決しようとすることは、重要法案は少なくとも二十日間とって審議することを決めた参議院改革の趣旨に照らしても、極めて遺憾であることを強調しておかなければなりません。  さて、本法案は、金融制度改革の一環として、金融自由化の方向に沿って保険分野の規制緩和を一層推し進めるものであります。  現在、臨調・行革路線のもとで社会保障や社会保険が切り捨てられているもとで、民間保険はそれを補完する重要な社会的役割が求め……

第132回国会 予算委員会 第19号(1995/04/20、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 一時八十円を突破した急激、大幅、異常と言われる円高が日本経済の根幹を揺るがし、国民生活にはかり知れない打撃を与えております。特に中小企業の間ではもう悲鳴に似た声が出ております。  こういう重大な事態に、十四日、政府は緊急対策を決定、発表されましたが、私どももこういう事態に対して、何よりもまず悲鳴を上げている中小企業対策、それからまたこの円高の根本に迫る対策として、アメリカに対して基軸通貨国の地位にふさわしい節度を要請し双子の赤字改善プログラムの提示を求めるということ、また大企業の円高対策の悪循環を断ち切りリストラ支援政策を転換するという、アメリカ側の要因、日本側の要因をそれぞれ正……


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1995/12/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に予定外の質問ですが、中山長官に一言お伺いします。  先ほどの答弁の中で、現在の日ロ関係は戦闘状態が継続しているという趣旨の答弁がありました。  今の日ロ関係は国交もありますし、かつての日ソ共同宣言によって戦争状態は終わっているわけでありまして、先ほどの答弁はそういう点でいえば非常に大変な事実誤認の答弁だと言わざるを得ませんし、担当大臣の答弁ですので、これは国際的にも影響することになりかねないものだと思いますので、私は改めて大臣に本気でそのようにお考えになっているかどうかお答え願いたいと思います。
【次の発言】 これはこれでいいんですが、大体隣に外務大臣がいて、こういうのは私……

第134回国会 大蔵委員会 第1号(1995/10/18、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大蔵大臣に、法案の前に一つお伺いしておきたいことがあるんです。  それは、八月三十日、木津信用組合と兵庫銀行問題の談話の中で、兵庫銀行の新銀行くの業務移転に際しては全員雇用を終了する、つまり解雇ですね。そして必要な人員だけより低い賃金で雇用するということまで述べられております。これによって労働者の中ではいろいろな雇用不安が生まれております。  大体、こういう問題というのは労使間で決めるのが原則だと私は思います。それを、大蔵大臣が談話でそういうことを示すということは、大蔵省はこういう労働条件まで労使間に任せないで介入していこうということなのかどうなのか。そうだとすれば、これは明らか……

第134回国会 大蔵委員会 第2号(1995/11/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、バブル期の借金の取り立て問題に関連してお伺いします。  バブルの時期に銀行は個人に対していろいろうまい話を持ちかけて、あの手この手と不動産などを担保とする大型の融資を積極的にふやしました。これには大型フリーローンによる株式投資や変額保険などがあります。バブルがはじけてこれらの人たちは多額の借入金の返済を迫られ苦しんでおります。うまい話を持ちかけたことなど全く無視した銀行による取り立ての中にはまことにひどいやり方もあり、最近では人権問題として日弁連に救済を申し立てられている、そういう事件もあります。詐欺同然と私は言いたい変額保険の被害者の問題はこの委員会でも取り上げたことが……

第134回国会 予算委員会 第3号(1995/10/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理、御存じだと思いますけれども、昨年十月二十七日、アメリカ上院はアメリカがハワイ王朝を転覆して併合していったことに関して謝罪決議を行いました。私はこのことは結構だと思います。総理、どういうふうにお感じになりますか。
【次の発言】 米上院はアメリカがハワイ王朝を転覆して併合したことを謝罪する決議を行った、一年前。これは結構なことだと思いますが、総理、どう思いますか。
【次の発言】 私がこのハワイの話を持ち出したのは、実はこれが日本の韓国併合と関係があるからなんです。  それは、当時、韓国の併合直前に、桂首相、小村外相、伊藤統監、彼らが韓国併合について協議した。そのときに伊藤博文が……

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1996/03/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、最初に、この委員会には委員会開催反対だということで出席しておられない会派があることに関連して、一言述べておきたいと思います。  私も、この委員会を不正常な状況で開くことには反対でありました。今衆議院で正常化のための努力が重要な局面を迎えているときに、私は衆参両院とも無理をしないでこれを実らせるということに協力するようにという立場からであります。  しかし、委員会が開かれたからには、私どもどんな場合でも審議に参加するという立場ですので、私もここで審議に参加させてもらいます。  こういう形で無理をしてでも委員会を開いたわけですから、沖縄問題たくさん論議しなくちゃいかぬ問題があり……

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 岡部長官にお伺いします。  沖縄県は、二十一世紀には基地のない平和な島ということを掲げております。「若い世代が希望の持てる基地のない平和な沖縄」、こうこの「沖縄からのメッセージ」というパンフレットでも書かれております。ところが、さきの日米首脳会談で、今後五十年、二十一世紀にも安保条約を堅持しようという方向が打ち出されました。これは大田知事がこのパンフレットの中で一番危惧している「二十一世紀にわたって基地が固定化されるのではないか」という、こういう心配を事実で裏づける結果になったと思います。  こういう基地のない平和な沖縄ということを沖縄県が掲げていることは、こういう日本政府から見……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第6号(1996/06/14、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理、この間の本会議の答弁等を聞いておりますと、住専に財政資金を投入することを含む今回の処理策は臨時異例の措置だということを繰り返しおっしゃっていました。臨時異例の措置だということになれば、そうでない通常の措置のあり方、通常だったらどういう処理を行うかということについて、まずお伺いします。
【次の発言】 臨時特例じゃなくて、異例の措置と繰り返しおっしゃっています。  私は、今後ともという今お話でしたけれども、今後とも臨時異例の措置ということはないと思いますから、通常だったらどういうやり方が好ましいかということをお伺いしたがったんです。

第136回国会 大蔵委員会 第2号(1996/02/16、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、きょう、事前通告したテーマで質問するとかみ合わないという体験をしましたので、この場ではかみ合うように、事前通告していませんけれども、先ほどの委員会の質問の一テーマでやらせていただきたいと思います。  先ほど論議がありましたけれども、この大変な財政危機に六千八百五十億円の公的資金を投入する、そのために赤字公債を発行するということには私どもは絶対反対であります。さっきも指摘がありましたが、大蔵省の責任逃れがそういう形でやられているんじゃないかというのが漠然とした国民的な私は感覚になっているんじゃないかと思います。それは、世論調査を見ると一番責任が重いのは大蔵省という数字が出てい……

第136回国会 大蔵委員会 第3号(1996/02/22、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 財政問題でまず大臣にお伺いしますけれども、大蔵省は財政危機ということを強調し続けておられます。問題は、それをどういう危機かという、認識かという問題です。  私は、現在の財政危機というのは、七〇年代後半から八〇年代前半まで二次にわたる石油危機後十年近く続いた第一次財政危機に続く第二次財政危機を迎えようとしていると、そういうふうに思っているところです。特に、歳出構造という点を見ますと、我が国の歳出構造というのは八〇年代後半から国債費が首位を占めていると。それ以前、七〇年代は社会保障関係費が長い間首位を占め、次いで地方財政費、公共事業費と続いて、まあ国債費は五位ぐらいというところにあっ……

第136回国会 大蔵委員会 第4号(1996/03/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょう、この委員会を見ますと二つの会派が欠席されております。全体として出席も余りよくないという状況にあります。こういう状況になることが予想される形でこの委員会を開くことに私どもは反対でした。衆議院の予算委員会の事態はまことに不正常な事態で、これは打開しなくちゃいかぬ。私の党も加わってその打開の努力が続けられており、これを打開するために予算委員会は看板も掲げないで何とか早く解決しようというときだけに、衆議院であれ参議院であれこれに障害になるようなことはやらない方がいいというのが私のところの趣旨でありました。  そういうわけで、二つの会派がきょうは出席されていないようなことは私は避け……

第136回国会 大蔵委員会 第6号(1996/03/28、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、今問題になった公益法人の収支計算書の提出義務の問題についてお伺いします。  今、若干の論議がありました。この新しい租税特別措置法の一部改正案では、今説明がありましたように、収益事業を営まない公益法人等についても、一定の小規模な法人を除き、収支計算書を所轄税務署長に提出しなければならないこととする、こういうふうに決められております。  今も大蔵大臣は、課税の適正化のために適当な措置だと、こういう答弁ですが、まず考えていただきたいのは、これまで税務署とかあるいは税金と関係のなかった公益法人、とりわけ労働組合からは、法人格を取っている限り税務署長に対して収支計算書の提出を義務づけ……

第136回国会 大蔵委員会 第8号(1996/04/11、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 百年続いた専売制度を廃止しようというわけですから、いろいろな問題がたくさんあります。しかし、我々一番考えなくちゃならない問題は、やはり塩の安定供給、それから今でも自給率一五%という塩の需給、国内塩産業をどう守り発展させていくかという、これまでも論議されてきたテーマですが、そういうことにあると思います。  私、最初にお伺いしたいんですが、なぜ一体塩の専売制度を廃止しなくちゃならないのかという点なんです。  塩の安定供給、国内塩生産の保護、振興という点からいえば、私は国が全面的に責任を負う専売制度というのがやはり一番好ましい制度ではないかという気がいたします。先ほどの答弁を聞いていま……

第136回国会 大蔵委員会 第10号(1996/04/26、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私、十年前に議員になって、最初に所属した大蔵委員会で取り上げた最初のテーマがこの特例公債問題でした。途中で大蔵委員会から外れていた時期もありますけれども、この間この特例公債問題を何回取り上げてきたか、ちょっと調べてみようと思いましたけれども、数え切れない状況でありました。  昨年度だけでも、当初予算、一次、二次、三次の補正予算、四回特例公債が発行されているという状況であり、大蔵省の文書を見ましても、「我が国財政は昭和五十年度から十五年間にわたり特例公債に依存し続けてきた」と、こういうふうに書かれているところです。そういうことが続いた結果、財政審の報告では「時限爆弾を抱えた状態」だ……

第136回国会 大蔵委員会 第11号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今の論議の中で出たことで、最初一つ具体的に合意しているものをまず決めてという大臣の答弁がありましたけれども、その第一次スキームの三・五兆円、第二次スキームでの一兆円の拠出金、これは各銀行ごとにもう全部手続が終わって負担額まで決まっていますか。
【次の発言】 私は、今決まっていたとしてもこれにとどまるものではないということで、きょうは住専の問題で主として大臣の見解をお伺いしたいと思うんですけれども、三・五兆円の負担にとどまるものではないという点では、これはもう既に各党超えての一致があるものだと思っております。大臣もしばしばそのことはおっしゃっているわけです。  そこで、私はもう少し……

第136回国会 大蔵委員会 第12号(1996/05/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して、平成八年度公債発行特例法案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、平成八年度予算の財源として、十二兆円を上回る大量の赤字国債を発行するものであります。これに建設国債の発行を合わせると平成八年度の国債発行は総額二十一兆円を超え、七〇年代後半から八〇年代にかけての財政危機を上回り戦後最大規模となります。これにより歳出に占める国債依存度は二八%、年度末の国債発行残高は二百四十一兆円にも達する見込みであります。  この財政危機をもたらした原因は、景気対策の名の公共事業の大盤振る舞いや、軍事費の大幅増額など安易で放漫な財政運営にあることは明らかであります。乱脈経営……

第136回国会 予算委員会 第3号(1996/02/16、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 住専問題を中心に質問したいんですけれども、最初に歴史認識に関して一点だけお伺いしておきます。  総理は植民地支配についての深い反省を述べられましたが、韓国併合もその対象になっているのか、韓国併合の評価についてお伺いします。
【次の発言】 韓国併合は、今のような深い反省の内容の一つとして述べられたと思います。  そこで私、ある人から問題提起を受けまして行ってみたことでありますが、明治神宮外苑の明治神宮聖徳記念館というものがあります。これは、明治天皇の輝かしい御聖徳の数々を目の当たりにおしのびいたすことができるとか、あるいは入り口の案内文、私も行ってみましたけれども、そこには、近代国……

第138回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1996/11/28、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 先ほどの質問に対する捜査当局の答弁の中で、今は出資法違反で捜査している、捜査の結果、保険業法違反とか詐欺罪とかいうことになるかならないかは決まるという答弁でした。  新聞報道によると、警察当局は詐欺罪を視野に置いていると、こういう報道もあります。私は、いろいろ罪名挙げられました。これは捜査の結果ということですけれども、これはそういうことも視野に置いている、とりわけ詐欺罪というのは視野に置いているという見地からの答弁だと、そういうふうにとりましたが、そうとっては間違いなのかどうなのか。
【次の発言】 とり方が間違いかどうかということにはお答えありませんでしたけれども、私は、もう既に……

第139回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第2号(1996/12/16、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して、消費税問題を中心に質問いたします。  我が党は消費税そのものに反対であります。そもそも消費税は、経済力、担税力を度外視してすべての国民の消費に一律に課税する典型的な不公平税制だからであります。  この消費税導入は、一方での法人税減税の動きと相まって、戦後曲がりなりにも貫かれてきた民主主義的な税制の原則を、庶民には増税、大企業、大金持ちには減税の方向へ根本的に転換しようとするものであります。その五%への増税というのはとんでもないというのが私どもの主張してきているところであります。我々は、あくまでも来年四月一日からの増税実施の中止を求めるものであります。  今、……

第140回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1997/03/03、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、事実関係を二点ほど、これは防衛施設庁になろうと思いますが、お答え願いたいと思います。  一つは、劣化ウラン弾が日本にいつから貯蔵されていたかがわかるかわからないか。それから、いつからそういうものが貯蔵されていることが日本にわかったのか、これが第一点です。  二番目、鳥島射爆場での米軍の訓練の状況、どういう部隊がどういう訓練をやっているかは米軍任せでわからないと答弁されていますが、わからないところはいいです。特に、昨年、一昨年、何日演習したか、逆に演習しなかった日は何日かでも結構です。  この二点、事務的にお答え願います。

第140回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1997/03/18、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 本土と沖縄を結ぶ唯一の交通手段と言ってもいい航空旅客運賃の割引が実現しようとしていることは大変歓迎されることであろうと思います。  そこで、これに関連して幾つかの問題をまずお尋ねしたいと思います。  法案によりますと、「沖縄島と沖縄以外の本邦の地域との間を航行する航空機で旅客の運送の用に」と、こうなっております。これをどういうふうに解釈するかですが、沖縄本島、つまり那覇空港と本土との間を運航する、こういうことで、離島は除かれているということだろうと思います。  その沖縄以外の本邦の地域というのは、本土の空港はどこであろうと、本土と那覇空港の間には適用されるということかどうか、まず……

第140回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 沖縄の基地問題を考える上でも、その前提となる安保条約と基地問題の基礎的な条約上の取り決めの問題について幾つか交通整理的に取り上げて、外務省の見解をお伺いしたいと思います。  日米安保条約は、第六条で駐留米軍に対して施設・区域の供与を取り決めておりますが、どの施設・区域を供与するかということの一つ一つの問題は、安保条約それ自体には規定されていないというふうに条文ではとれますが、それはそれでよろしいですね。
【次の発言】 だれが読んでもそうとるしかないと思います。  そこで、まず確かめておきたいことがあるんです。  要するに、一つ一つの施設・区域の供与というのは、安保条約それ自体にも……

第140回国会 議院運営委員会 第4号(1997/01/29、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、内閣より提出された友部達夫議員の逮捕許諾の要求について、賛成の意見を述べます。  憲法に規定する議員不逮捕の特権は、全国民の代表として国権の最高機関の構成員である議員が、自由、独立に活動し、その職責を果たすことができるように保障し、逮捕が行政、司法などの権力によって政治的に乱用されることを許さないためのものであります。同時に、不逮捕特権を乱用して公正な捜査を妨げることもまた許されません。  友部達夫議員の逮捕許諾について言えば、さきの秘密会での説明によれば、容疑の内容、容疑事実の背景、容疑事実を認めるに足る相当な理由があり、友部議員に不逮捕特権を発動す……

第140回国会 議院運営委員会 第19号(1997/04/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、反対の意見を表明いたします。  定例日でない日に議題もないままに本会議を招集し、あえて法案の緊急上程をしようというのは、本院の慣例に二重に背くものであり、到底認められません。  本会議の開催は、第一回国会以来、月、水、金曜日の定例日と定められ、「会期終了日が切迫したとき、緊急を要する案件のあるとき、その他議長が必要と認めたとき」に限ってそれ以外の日に開催できるとしていることは、参議院先例録にも明記され、院の民主的慣行として尊重されてきたものです。だからこそ、予算とか日切れ法案など以外に定例日でもない日に日時だけで本会議を招集し緊急上程をした例は、過去二……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1997/06/04、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大蔵省から分離して総理府の外局として金融監督庁を設置するのはなぜかという問題について、主務大臣である梶山官房長官は、衆議院段階の速記録を読んでみると、非常にわかりやすく二点を上げて説明しておられます。  第一は、バックグラウンドはバブルの崩壊によるツケにどう対応していくかということだ、つまり企画立案部門と検査監督部門が混在しているのを二つに分ける、第二に、大変怖いことであるが、ビッグバンによる国際化の大波にさらされた金融界の整理縮小に対応することと、こういうふうに述べておられます。整理縮小というのは、銀行の倒産や再編ということをこういう表現でおっしゃったんだろうと思います。  大……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1997/06/11、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 法案は、第三条で金融監督庁の任務として、預金者、保険契約者、有価証券の投資者等を保護することを任務とする、こういうふうになっております。もちろん、この後段がありますけれども。金融監督庁の主なる任務が預金者保護、契約者保護であるということになれば、それは利用者から大変歓迎されることだと思います。  この法案の各条を読んでみますと、利用者をどのように保護するか、直接保護する条文というのが私には見つからないわけで、この第三条第一項というのはどういうふうに読んだらいいのかということが、私のとり方では、例えば経営の健全性が確保され、証券取引等の公正が確保されるということになれば、そのことが……

第140回国会 大蔵委員会 第2号(1997/02/20、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、消費税問題あるいは法人税問題など税制の根本問題について質問したかったんですが、わずかの時間でそこへ言及する余裕がありませんので、きょうは益税問題を中心に二、三お伺いしたいと思います。  先ほども益税問題についての論議があり、答弁の中で主税局長は転嫁の問題にも触れられました。私がきょう特に取り上げたいのは、転嫁の心配のある中小業者の益税という問題よりも、より重点を置いて我々がまず取り上げるべきは、損税の心配など全くない大企業の益税の問題だという点であります。  その論議に入る前に、転嫁の実情についてまずお伺いします。

第140回国会 大蔵委員会 第4号(1997/03/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この一月、盗難車ベンツが香港で発見されるという事件が起きました。どういうわけでそういうことが起こったのか、最初にお伺いしておきたいと思います。  私の聞いているところでは、これは現品検査を行わないままの輸出許可であるというところから起こったものではないかと、こういうふうに感じますが、現品検査が行われたかどうかということを含めてお答え願います。
【次の発言】 現品検査は行われなかったと、見ればベンツの輸出申告があるかどうかわかったはずですけれども。問題は、現品検査がどの程度行われるか。私は、現品検査を行っているのは一割にも満たない、大体六、七%ぐらいじゃないかというふうに聞いており……

第140回国会 大蔵委員会 第5号(1997/03/21、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、酒税法の問題ですが、薄井局長は、大体この酒税法の一部改正する法律案の方向で交渉すると、こういうお話でしたが、それでは困るというのが九州のメーカー、沖縄のメーカーの声になっているわけです。  九州本格焼酎協議会というのがあるそうですが、そこの専務理事吉野さんという方が、しょうちゅうの増税でなくウイスキーの減税で対応してもらえないかということをおっしゃっている。そして、しょうちゅうの増税ということになれば、生き残れるのはせいぜい九州で二、三社だと、こういうふうにさえおっしゃっているんです。沖縄の泡盛メーカーからも、同じような心配が出されているわけです。こういう要求に対して、二、……

第140回国会 大蔵委員会 第6号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この委員会と別の委員会とが重なりましたので、これまで皆さんの審議を全然聞くことができませんでした。したがって、全く繰り返しの質問にもなるかもしれませんけれども、お許しを願いたいと思います。  まず、戦後世界の特徴の一つは、私は経済の問題、福祉の問題、国民生活の問題というのを平和、安全保障の問題と同じく重視して、こういう問題も一国の責任に任せないで国際協力によって国際的な解決を図ってくる、そういうことが国連憲章で提起されて以来の一つの重要な特徴だと思います。しかし、そういう提起があるにもかかわらず、世銀でもIDAでもそういう役割を果たしていないということが現在の問題ではなかろうかと……

第140回国会 大蔵委員会 第7号(1997/03/28、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して、平成九年度財政特例法案に反対の討論を行います。  本法案は、九七年度予算の財源として七兆四千七百億円の特例国債を発行することを認めるとともに、厚生年金特別会計への国庫負担の繰り入れ減額措置を講ずるものであります。  これにより、財政再建元年といいながら、九七年度の国債発行額は建設国債と合わせて十六兆七千七十億円に上り、国債依存度は二一・六%となります。これは空前の規模となった昨年度に次ぐ戦後二番目の巨額の発行であります。この結果、国債発行残高は二百五十四兆円に達し、国債費は十六兆八千二十三億円と過去最高を更新しています。国、地方合わせた長期債務残高も四百七十……

第140回国会 大蔵委員会 第8号(1997/04/01、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、中東開銀加盟措置法に反対の討論を行います。  本法案は、新しく設立される中東開銀に対して、我が国が授権資本の九・五%、約四百六十八億円を出資するものであります。  中東開銀は、他の国際機関との役割分担が明確でなく、設立の経緯から見ても関係国の合意が完全とは言えません。また、域内にも不参加国がある一方、域外でもヨーロッパの主要国が参加しないなど、国際機関としての条件が不備であります。  また、中東開銀は、融資の条件として市場指向型経済、民間及び企業家の自発的活動の推進を掲げています。これは、融資に際して特定の制度推進を押しつけるものであり、途上国の経済主……

第140回国会 大蔵委員会 第10号(1997/05/08、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 為替の自由化をフロントランナーとするビッグバンで東京市場をロンドン、ニューヨーク並みに活性化しようということですが、これは金融危機打開策の中でどう位置づけられているかというのが、まずお伺いしたい問題なんです。  今、日本の金融機関というのは、銀行も証券も保険もいずれも深刻な危機に直面しております。どうしてこういうふうなことになったのか。日本の金融というのはかつて世界で一番うまくいっていると、こういう評価を受けた時期もあったと思います。それを今日のような金融機関の危機が叫ばれるようになったのは、これはやはりバブルの崩壊によるものであると思います。八〇年代早々から始められた金融の自由……

第140回国会 大蔵委員会 第11号(1997/05/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  きょうは三人の参考人の皆さんに大変勉強になる話を聞かせていただきました。ありがとうございます。最初に、金融関係で室町先生と川添先生に、同じようなことで若干ダブる面もありますけれども、お伺いしたいと思います。  最近の日経新聞に、シティバンク在日代表という肩書で八城政基さんがビッグバンについてお書きになっていますね。今の議論に懐疑的であると、何を目的に改革するのかが明確になっていないんだということをお書きになっておりました。お読みになっているかもしれませんけれども。  要するに、お書きになっていることは、「ニューヨーク、ロンドンに次ぐ国際金融センターとして……

第140回国会 大蔵委員会 第12号(1997/05/13、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 議運の理事会と重なってばたばたしましたことをおわびしておきます。  この前の続きに当たる質問をさせていただきます。私、前回の最後にイギリスのビッグバンの結果をどう評価するかということについて質問し、イギリス政府は成功だと言っていると、こういう答弁を得ました。今回の外為法の改正は、日本版ビッグバンのフロントランナーとして位置づけられているものでありますが、ビッグバンの本家イギリスの経験から見ると、ビッグバンによってイギリスの歴史あるマーチャントバンクが次々と大陸やアメリカの銀行によって買収され、その結果、国際市場としての地位は確保できたが、そこで生き残ったのはイギリスの金融機関では……

第140回国会 大蔵委員会 第13号(1997/05/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 税制をまず取り上げたいと思います。  税金というのは、憲法の規定する国民の義務だということを私どもは教わってまいりました。わかり切ったことですけれども、税について論議する出発点として主税局長に、大蔵省は税というのをどうとらえておられるのか。それから、とりわけ公平な課税の原則、こういうふうな問題について何を重点にお考えになっているか、ちょっと聞かせていただきたいと思います。
【次の発言】 私も、今のお答えのとおりだと思います。納税は国民の義務である。国民は公平な課税の原則に沿って、担税力に応じて税を負担一する義務があるというふうにも言えると思います。  ところが、衆議院から参議院に……

第140回国会 大蔵委員会 第15号(1997/05/29、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 五十五年ぶりの全面改正ということで、法案も新日銀法案という形で出されております。こういう機会に私は、日銀の過去、現在そしてこれからの日銀という目で、五十五年ぶりに新しい日銀法をつくろうというなら見ていく必要があるだろうと思います。  そこで最初に、もうさんざん衆議院でもここでも論議になりました現行日銀法です。これはもう戦時立法だということでいろいろ論議になりました。一体どういう目的でつくられたのか、私も改めて当時の会議録を読み直してみました。そして、昭和十七年の委員会での提案理由説明を賀屋大蔵大臣がやっておられますけれども、これを見て、片仮名だとかその内容よりももっと驚きました。……

第140回国会 大蔵委員会 第16号(1997/06/03、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 前回の答弁を振り返りながら質問をさせていただきます。  私は前回、現行日銀法、戦争中につくられたこの日銀法を戦後五十年運用する間に障害、矛盾はなかったかという問題を提起しました。これに対しては日銀総裁からも大蔵省からも、戦後の部分的な改正と実際運用面においては現実的に対応したので日銀の独立性は担保され、金融政策は日銀の責任において決定されてきたと。したがって、実際運用面では障害、矛盾はなかったと、こういう答弁であったと思います。  そして、今改正するのは、そういう実際運用面において障害があったから、矛盾があったからということよりは、国際化時代という情勢の変化に対応して、現実に実際……

第140回国会 大蔵委員会 第17号(1997/06/05、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょうも議運の理事会と重なってほとんどこの場にいなくて、申しわけありません。最初に皆さんの御理解を得たいと思います。  きょうは、私は、日銀特融の問題を中心にしてお伺いしたいと思います。  日銀特融は、一九六五年のいわゆる証券恐慌のときに発動されて以来、しばらくは発動されておりませんでしたが、一昨年、東京の二つの信用組合の破綻に際して東京共同銀行に対して二百億円の出資がなされて以来、コスモ信用組合、兵庫銀行、みどり銀行、住専処理のための新金融安定化基金、木津信用組合、阪和銀行と続き、一時は特融の残高が一兆円を上回る事態となりました。  現在、特融残高はどうなっておりますか。また、……

第140回国会 大蔵委員会 第18号(1997/06/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  四人の参考人、どうも貴重な意見をありがとうございました。  最初に、佐伯参考人にお伺いいたします。日本版ビッグバンとの関係で、我が国中央銀行である日本銀行に重要な役割を果たすことが期待されると強調なさいました。ビッグバンで日本銀行にどういうことを期待なさっているのか、ちょっと具体的にイメージがわくようにお話し願いたいと思います。
【次の発言】 佐伯参考人に、今のお話とも関連してですけれども、不良債権の問題です。九七年三月期の不良債権は、新聞報道によれば大手二十行ベースで十九兆三千二百六十二億円とか言われますが、不良債権の処理は全体として進んでいると言われ……

第140回国会 大蔵委員会 第19号(1997/06/10、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最後の質問だということですが、まだお伺いしたいことがたくさんあります。時間の関係で最初に物価の安定を図るということが掲げられておりますけれども、この物価の安定というのは一般物価だけを指すのか、資産価格を含めた物価の安定ということなのかということを日銀総裁にお伺いしておきたいと思います。  というのは、あのバブルにおける資産インフレという苦い経験を我々は持っており、そしてこの問題については、例えばこの間も参考人に来ていただきました田尻嗣夫さんの本では、あのバブル期の資産インフレというのは、「空前の資産インフレを政策的にもたらした大失策として日本銀行の歴史に大きな汚点を残すことになっ……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第6号(1997/04/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きようで委員会の審議終了、採決を強行し、さらに本会議への緊急上程ということに日本共産党は強く反対するということを最初に申し上げておきたいと思います。  日弁連の鬼追会長は、政府が本法案を閣議決定した三日、談話を発表して、この法案は極めて違憲性の強い改正と評価せざるを得ないと述べ、国会においては各党が慎重審議をなすよう強く要望しております。沖縄の大田知事も、憲法の理念を十分尊重して慎重かつ十分な審議を尽くしてもらいたいという要望を表明しておられます。  こういうことから見ても、法案に対する一層徹底した論議が行われ、解明し尽くす、そういう責任が国会にあると思うからであります。その上で……

第141回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1997/12/02、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 外務大臣に最初に一言要望的な質問をしたいと思います。  これはNHKが発行した「これがソ連の対日外交だ」という大分前に出た本ですけれども、この中に、戦後の日ソ間で最大の懸案事項となる北方領土問題はどこから始まったかという記述があります。  それによると、一九四三年、昭和十八年十月五日、ホワイトハウスでルーズベルトがソ連の対日参戦を促す条件として、この文書によれば、「千島列島はロシアに引き渡されるべきである。」、こういう決定を下したということであります。これはもう随分早くから学者の間の研究対象で、例えば「広島法学」という雑誌で、五百旗頭教授がこの問題は書いている。要するにアメリカの……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号(1997/11/21、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  国民生活にとっても、日本経済の将来にとっても非常に重要な意味を持つ財革法案が、論議を十分に尽くさないうち、きょう締めくくり総括となり審議を終えようとしていることはまことに遺憾であるということを最初に述べておきたいと思います。その上で、私は幾つかの問題について質問をさせていただきます。  まず第一に、財政構造改革の当面の目標に関してであります。  法案は、国は財政構造改革を推進する義務を有するとして、私の挙げ方によれば三つの目標を提起していると思います。それは、国債の比率を国内総生産の三%以下にするということ、第二に、一般会計において特例公債をゼロにする、……

第141回国会 内閣委員会 第2号(1997/11/13、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  許認可有効期間の延長のこの法案は内容においては極めて単純なもので、これによって申請者の負担が軽減され、消費者にも特別重大な影響を与えるということもないようであります。しかし、私は二つの点をただしておきたいと思います。  第一は、内容の全く異なる十六の法律を、許認可等の有効期間の延長という点での共通性があるからということだけで一括した法案で処理するということが法改正の手続として適切なやり方であるかどうかという点であります。  本来それぞれ独立した法律でありますから、簡単な内容ではありますが、それぞれの法律に基づいて改正するのが適切なやり方ではないか、一括処……

第141回国会 内閣委員会 第3号(1997/11/25、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、SACOの合意に基づく県道一〇四号越え実弾射撃訓練の分散実施問題についてお伺いします。  この一〇四号越えの射撃訓練が本土で行われるようになってまず問題になっているのは、それでは沖縄のキャンプ・ハンセンにおける状況はどうなっているのかということであります。現地では、演習がかえって激化し、騒音、山火事などがふえているということが問題になっております。  新聞報道によりましても、私ここに幾つかコピーを持ってきておりますけれども、例えば「一〇四号越え演習は去ったが、依然激しい基地被害 金武町 通常訓練は増加傾向 頻発する山火事」、こういうようなことを沖縄タイムスが書いております……

第142回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1998/03/27、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今も論議になった点ですが、長官が繰り返し言っておられる国益、国策に沿う自治体には予算の傾斜配分もあってしかるべきだということですが、これは今論議を聞いていると、今後はこういうことがあるということですか、現在もこういうことが取り入れられているということなのか。  具体的に言えば、今度のこの振興法は国益、国策に協力の度合いをも込めてつくられているものか、それとは無関係のものなのか。一体、国策、国益に協力というのはどういうことを言うのかということがわかりかねますので、まず、この法案に則して。
【次の発言】 長官がおっしゃる国益、国策に対する協力ということを内容的に理解する上でちょっと具……

第142回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1998/04/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日ロ交渉が進み平和条約の締結による、私どもは千島問題と言っておりますが、千島問題の解決への国民の期待が高まっております。私どもは、国民の戦後長期にわたる要望が実現することを望んでおります。そういう見地から若干質問をさせていただきます。  私どもが千島を返還せよと要求するその根拠はどこにあるのか、我々の主張の正当性はどこにあるのかという問題がこの問題の最大の問題だと私は思っております。その際、北千島は放棄した、南千島は放棄していないから返せというのが私の知る政府の立場だと思います。ここでこの問題を論評しようとは思いません。その論議は別の機会にします。  私どもは、そこに日本の主張の……

第142回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1998/05/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今重大な事態が続いているインドネシアの問題ですが、ここで民衆の運動を抑圧しているインドネシア軍の訓練に沖縄にいる特殊部隊もかかわっているという報道が米国防総省の言明として報道されておりますが、この事実は外務省確認なさっていますか。
【次の発言】 事実関係だけでいいですよ、そんなこと。聞いていることに答えてください、時間ないんだから。
【次の発言】 行っていない。
【次の発言】 インドネシアの軍隊の訓練を日本の施設・区域でやれる、そんなばかな話がありますか。何をあなたは問い合わせているんですか。  沖縄の基地は朝鮮戦争の基地になり、ベトナム戦争の基地になり、湾岸戦争の基地になりまし……

第142回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/03/26、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡と申します。  私は、昨年七月、参議院が派遣しましたオーストラリア訪問の一員としてお伺いしました。そのときにキャンベラ委員会の核兵器の廃絶に関する報告書をいただいて帰りました。そして、帰って読み、その内容を非常に重視しているところであります。  その報告書を見ますと、キャンベラ委員会は、核兵器とその及ぼす脅威を世界から除去するため即時の断固とした努力が必要であると信じている、核兵器の破壊力は強大である、そのいかなる使用も破滅的であるということが強調され、特にこれを廃絶する必要として、核兵器には独特の安全保障上の利点があると主張し、しかもそれを持つ権利を自分たちだけ……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1998/05/29、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 財革法の審議の締めくくりということですが、私は去年の十一月にも締めくくり総括質問に立ち、そのときにも十分なる審議を経ないまま採決に至らないようにということを主張しましたが、そのときに総理とやりとりしたことも念頭に置きながら幾つかの点をただしたいと思います。  最初に、これまでの衆議院一参議院の論議、いろいろありましたけれども、わかり切ったことのようですが、私は締めくくり的に幾つか確認しておきたいと思います。  その一つは、去年十一月、我々の反対の中で成立させられましたこの財革法の目的ですが、これはこの法律によれば、第一に国、地方を合わせた赤字公債の比率を国内総生産の三%以下にする……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1998/06/03、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 法案の前提になる幾つかの問題をまずお伺いしたいと思います。  この法案をめぐっては、これが国家百年の計にかかわるものだということが盛んに論議もされております。二十一世紀を国民が希望の持てる世紀にしようということだとは思いますが、現実の事態はなかなか大変厳しいものがあります。  さきに発表されました総理府の「社会意識に関する世論調査」によりますと、昨年末、十二月の時点での国民の意識というのは、日本が向かっている方向について、悪い方向に向かっているというのが七二・二%、よい方向に向かっているというのが一二・六%と、こういう数字が出ております。橋本総理が総理に就任される直前の数字という……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号(1998/06/04、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  参考人の皆さん、御苦労さまです。  まず、紺谷参考人にお伺いいたします。  紺谷参考人は政府の役割ということについて冒頭お話しになりましたので、私はどなたにお伺いしようかと思っていたところですけれども、紺谷参考人にお伺いします。  行革会議の最終報告の中で官民の役割分担ということを触れた中で、「市場原理と自己責任原則にのっとり、」ということからずっと書いて、結論として「所得再配分事業の限定などに努めなければならない。」と書いてあるんですね。国の所得再配分機能というのを限定するということはどうなのか。私らが教わったころと随分違ったことが言われ出したものだな……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号(1998/06/05、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、所得再配分機能の問題についてお伺いします。  行革会議の最終報告を読みますと、国の果たすべき役割の見直しという問題に関連して、民間でできるものは民間にゆだねるということ、同時に、市場原理と自己責任原則にのっとって民間活動の補完に徹する、こういう基本的な考え方を書かれまして、結論的に、所得再配分の事業の限定などに努めなければならない、こう書かれております。  私、これに注目しまして行革会議の審議それから行政改革委員会での審議等を見ますと、盛んにこの所得再配分機能の見直し、具体的に言えば縮減、そして後退させる、あるいは撤退させるというふうなことが論議されております。  所得再配……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第14号(1998/06/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この法案の中には、中央省庁等改編の基本方針で、行政機関における政策の企画立案に関する機能とその実施に関する機能とを分離することが挙げられております。私はきょうは、行政を立案機関と実施機関とに分けるということはどういうことを考えておられるのか質問したいと思いますが、まず分離されたのを一体どこへ持っていかれるのか、どういう形になるのかということから、これは簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 結局、分離したのは外局、独立行政法人、地方公共団体、民間ということになる、こういうことだというふうに説明を聞いております。  そこで、これもまた簡単な問題ですが、分離された部門というのはもうこ……

第142回国会 財政・金融委員会 第17号(1998/05/26、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡といいます。  岸参考人にお伺いします。  先ほどお話をお伺いしていて私感じましたのは、大蔵省からの法案内容説明を聞いているような感じを受けました。それで思うんですが、大蔵省と銀行との関係というのは、先ほども話題になりました接待でいろいろ深い関係が今問題になっているわけですけれども、法案をつくる過程というのも、私が聞くところでは、まだまだ法案の案として固まらないうちに金融機関に大蔵省が出して検討してもらいながらつくっていく、そういう過程があるんだというふうに聞いておりますけれども、法案作成に金融機関としてのかかわり方というのは従来どうなっていたのか、それは変わりつ……

第142回国会 総務委員会 第3号(1998/03/19、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私がお尋ねしたいことの幾つかは既に同僚議員からの質問で答えがありました。再確認の意味で最初にお伺いしたいのは、ただいま述べられました提案理由説明の中で、最近の経済情勢にかんがみてこういう改正を行うんだとおっしゃっていますが、経済情勢というなら、物価上昇というのが最大の要因に当然上がるべきだと思いますけれども、物価スライドという点は余り重視されていない改正になっているという問題です。  先ほどの答弁だと、これはよくよく検討した結果こういうふうになったということだと思います。長官、それで経済情勢等にかんがみた改正案だというふうに言えるのか、私は疑問を持ちながら答弁を聞きましたが、いか……

第142回国会 総務委員会 第5号(1998/03/31、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二つの法案には共通した重要な問題があると思っております。それは危機管理体制を強化しようということであります。  危機管理体制の強化、危機管理ということになると、歴史的にいろいろはっきりさせておかなくちゃならない問題があると思います。  国内でいえば、何よりも治安を第一としてあの関東大震災のときの朝鮮人、中国人虐殺から社会主義者の虐殺という事件がありましたし、こういうことは決して古いことでなく、戦後も、一九四八年の福井の大震災のときには、救援に駆けつけた労働組合初め、今でいうボランティア、これが占領軍に全部県外へほうり出されるというような弾圧を食らっている事例もあります。海外では在……

第142回国会 総務委員会 第6号(1998/04/02、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、官房長官に要望しておきます。  この総務委員会というところは日本の領土問題も所管事項になりました。そこで、私は領土の問題で幾つか調べたいことがあって問題提起をすると、どうもこの領土問題を所管している省庁がどこかがわからないんです。もちろん外国との交渉の問題は外務省ですけれども、領土問題は外交交渉だけでなく、例えば沖ノ鳥島のように、なくなりそうだ、それをどうするかというふうな問題が起こることもあるわけです。  きょうここで答えは結構ですけれども、これからこの委員会でいろいろ審議もしていくことになると思いますので、所管の省庁をぜひともはっきりしておいていただきたいということを……

第142回国会 総務委員会 第7号(1998/04/07、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 先ほど板垣議員から東京裁判についての御意見が述べられました。私もこの問題は少しだけ勉強してきたものであり、板垣議員とは全然違った意見を持っておりますし、私の意見を述べたい衝動に駆られますが、ここは議員間の討論の場ではありませんので、それは述べません。そういう異なった意見を持っているということだけを表明し、そういう論議も行える場がつくられるように望むものであります。  さて、官房長官、私は前回、領土に関する問題で要望を行いました。それに追加をしたい問題が一つあります。それは、この間、領土問題についての所管官庁をきちっとしてもらいたいということを言った理由の一つにもなりますけれども、……

第142回国会 予算委員会 第4号(1998/02/02、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ことしの一月一日のある大新聞の社説が「だれ一人として明るい世紀像を描くことができない。」と書いたように、国民は非常にお先真っ暗な状況の中で新年を迎えました。  総理、多くの国民があすへの希望が持てない状況に置かれている、この事態をどのようにお考えになるか、まずお伺いします。
【次の発言】 政治の責任は国民に希望を与えることだと思います。ところが、その国民の希望を奪うような事態が起こっているところに今の重大な問題があると思います。毎日のマスコミをにぎわしている大蔵省の金融機関との癒着による一連の疑惑事件、これは国民の政治への不信を決定的なものにしたと思います。  日本の現状を一層暗……

第142回国会 予算委員会 第16号(1998/04/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  総理、沖縄からキャンプ・ハンセンで演習による火災が頻繁になっている、何とかしてくれ、こういう訴えが届きましたので、その問題を取り上げたいと思います。  総理初め政府は、SACOの取り決めで沖縄県民の苦しみと負担は軽減されると、こうおっしゃり続けてまいりました。しかし、例えば名護市における海上ヘリ基地の問題は沖縄に新たな困難な問題を持ち込みました。そして、キャンプ・ハンセンについても、県道一〇四号線越えの百五十五ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練は本土に移された。これは本土で新しいいろいろな問題を引き起こしております。しかし、沖縄についてはこれで負担が軽減されるは……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第4号(1998/02/03、17期、日本共産党)

○委員以外の議員(吉岡吉典君) 私は、与党案、旧平成会案の趣旨説明を聞きまして、多くの共通点があるということを感じたのをまず第一番目に申し上げておきたいと思います。  それは、NPOの活動の現状についての認識の上に立って、ここに法人格を与えることによってその活動を一層発展させる必要がある、そういう目的に立って各党の法案がそれぞれ提案されているということであります。どういう箇所かということは、ここで読み上げられましたから私一々言いませんけれども、そういうのが第一の感じです。しかし、それにもかかわらず、法案の内容になると幾つかの点での違いがあります。  最も大きい問題として私が重視したいと思うのは……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第1号(1998/08/31、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいまから行財政改革・税制等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの伊藤君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に吉川芳男君を指名いたします。

第143回国会 労働・社会政策委員会 第1号(1998/08/11、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  議事に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。  七日の本会議で労働・社会政策委員長に選任されました吉岡吉典でございます。  委員各位の御指導、御協力を賜り、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は五名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に末広まきこ君、田……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1998/09/08、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨七日、市田忠義君及び山崎正昭君が委員を辞任され、その補欠として吉川春子君及び久野恒一君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 労働問題及び社会政策に関する調査を議題とし、労働行政の基本施策及び雇用・失業情勢について、甘利労働大臣から所信及び報告を聴取いたします。甘利労働大臣。
【次の発言】 以上で所信及び報告の聴取は終わりました。
【次の発言】 この際、小山労働政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。小山労働政務次官。

第143回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1998/09/10、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る八日、久野恒一君が委員を辞任され、その補欠として山崎正昭君が選任されました。  昨九日、吉川春子君が委員を辞任され、その補欠として市田忠義君が選任されました。
【次の発言】 労働基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時二十七分休憩

第143回国会 労働・社会政策委員会 第4号(1998/09/17、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨十六日、山崎正昭君及び市田忠義君が委員を辞任され、その補欠として森下博之君及び吉川春子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 労働基準法の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時二十八分休憩
【次の発言】 ただいまから労働・社会政策委員会を再開いたします。  この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、大島……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第5号(1998/09/18、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨十七日、森下博之君が委員を辞任され、その補欠として山崎正昭君が選任されました。  また、本日、吉川春子君及び佐藤昭郎君が委員を辞任され、その補欠として市田忠義君及び大島慶久君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 労働基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は、本案審査のため、参考人として、日本労働組合総連合会総合労働局長松浦清春君、明治大学法学部講師松岡二郎君、弁護士坂本修君、中央大学法学部教授角田邦重君、財団法人日本ILO協会常務理事工藤幸男君、凸版印刷……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第6号(1998/09/22、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  労働基準法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。    午前十一時五十八分休憩
【次の発言】 ただいまから労働・社会政策委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、労働基準法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 質問に答えてください、質問に、時間の関係があるから。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第7号(1998/09/24、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る二十二日、山崎正昭君が委員を辞任され、その補欠として阿南一成君が選任されました。  また、本日、上杉光弘君が委員を辞任され、その補欠として佐々木知子君が選任されました。
【次の発言】 労働基準法の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 時間がないから、質問にだけ答えてください。
【次の発言】 ただいま溝手君から本案の質疑を終局することの動議が提出されました。  一名以上の賛成の声がありますので、これ……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第8号(1998/10/06、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、阿南一成君、佐々木知子君及び小宮山洋子君が委員を辞任され、その補欠として山崎正昭君、上杉光弘君及び谷林正昭君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件(全逓信労働組合関係)、同(全日本郵政労働組合関係)、同(郵政産業労働組合関係)、同(全林野労働組合関係「定員内職員」)、同(全林野労働組合関係「基幹作業職員、常用作業員及び定期作業員」)、同(日本林業労働組合関係「定員内職員」)、同(日本林業労働組……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第9号(1998/10/08、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る六日、谷林正昭君が委員を辞任され、その補欠として小宮山洋子君が選任されました。
【次の発言】 労働問題及び社会政策に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度とし、これにて散会いたします。    午後一時六分散会

第143回国会 労働・社会政策委員会 第10号(1998/10/16、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第七七号育児休業制度の拡充に関する請願外百  十二件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第三九〇号雇用・失業情勢の深刻化に対応するための労働行政体制の整備に関する請願外二十四件及び第五六二号職安行政拡充強化のための大幅増員等に関する請願外一件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第七七号育児休業制度の拡充に関する請願外八十五件は保留とすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。

第144回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1998/12/11、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 野党の反対だけでなく、与党内からも景気に重大な影響を与えることになりかねないという強い危惧が表明されたにもかかわらず、今の財革法は成立させられました。その財革法に基づく医療費の削減などで、またそれは消費税の引き上げとともに国民の間に将来への強い不安を与え、消費を冷やし、深刻な今日の不況の重要な引き金になりました。財革法こそ破局のシナリオだったことが今日明白になっております。  一方、財政は、財革法初年度において財政再建どころか史上最高の公債依存度となる。あなた方が財革法の最大の口実とした、このままでは破局だ、国が滅びるなどとさんざん言ってきた財政危機を一挙に大変なレベルに高めまし……

第144回国会 労働・社会政策委員会 第1号(1998/12/09、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十一月二十七日、田名部匡省君が委員を辞任され、その補欠として谷林正昭君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に高橋紀世子君を指名いたします。

第144回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1998/12/10、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  中小企業における労働力の確保のための雇用管理の改善の促進に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  これより討論に入ります。――別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  中小企業における労働力の確保のための雇用管理の改善の促進に関する法律の一部を改正する……

第144回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1998/12/14、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第四六一号日雇労働者の雇用保険受給要件の緩和に関する請願外五件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  労働問題及び社会政策に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第1号(1999/03/04、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、長谷川清君、末広まきこ君及び高橋紀世子君が委員を辞任され、その補欠として川橋幸子君、中島眞人君及び山崎力君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に川橋幸子君及び山崎力君を……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1999/03/09、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨八日、今泉昭君が委員を辞任され、その補欠として長谷川清君が選任されました。
【次の発言】 労働問題及び社会政策に関する調査を議題とし、労働行政の基本施策に関する件について質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後二時十五分まで休憩いたします。    午後零時十六分休憩
【次の発言】 ただいまから労働・社会政策委員会を再開いたします。  この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、長谷川清君が委員を辞任され……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1999/03/15、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 去る十日、予算委員会から、十二日から十六日正午までの間、平成十一年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、労働省所管について審査の委嘱がありました。  この際、本件を議……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第4号(1999/03/16、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 雇用・能力開発機構法案を議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。甘利労働大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ること……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第5号(1999/03/23、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 雇用・能力開発機構法案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。

第145回国会 労働・社会政策委員会 第6号(1999/04/27、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律案を議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。甘利労働大臣。

第145回国会 労働・社会政策委員会 第7号(1999/05/13、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、小宮山洋子君及び高橋紀世子君が委員を辞任され、その補欠として松田岩夫君及び菅川健二君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に菅川健二君を指名いたします。

第145回国会 労働・社会政策委員会 第8号(1999/05/20、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の辞任についてお諮りいたします。  笹野貞子君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  理事の辞任及び委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第145回国会 労働・社会政策委員会 第9号(1999/05/25、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、足立良平君、松田岩夫君及び菅川健二君が委員を辞任され、その補欠として川橋幸子君、小宮山洋子君及び山崎力君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 理事の辞任についてお諮りいたします。  谷林正昭君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  理事の辞任及び委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となって……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第10号(1999/05/27、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(第百四十三回国会閣法第一〇号)、職業安定法等の一部を改正する法律案(閣法第九〇号)(いずれも内閣提出、衆議院送付)並びに労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(参第一八号)及び職業安定法等の一部を改正する法律案(参第一九号)(いずれも吉川春子君外一名発議)の審査のため、来る六月一日午後一時に参考人の出……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第11号(1999/06/01、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(第百四十三回国会閣法第一〇号)、職業安定法等の一部を改正する法律案(閣法第九〇号……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第12号(1999/06/08、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(第百四十三回国会閣法第一〇号)、職業安定法等の一部を改正する法律案(閣法第九〇号……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第13号(1999/06/10、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(第百四十三回国会閣法第一〇号)、職業安定法等の一部を改正する法律案(閣法第九〇号……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第14号(1999/06/29、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、大脇雅子君が委員を辞任され、その補欠として梶原敬義君が選任されました。
【次の発言】 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(第百四十三回国会閣法第一〇号)、職業安定法等の一部を改正する法律案(閣法第九〇号)(いずれも内閣提出、衆議院送付)並びに労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(参第一八号)及び職業安定法等の一部を改正する法律案(参第一九号)(……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第15号(1999/08/13、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に川橋幸子君及び山崎力君を指名いたします。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。  第五〇八号日雇労働者の雇用保険受給要件の緩和に関する請願外四百十七件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において……

第146回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第1号(1999/10/29、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいまから行財政改革・税制等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの佐藤君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に吉川芳男君を指名いたします。(拍手)

第146回国会 労働・社会政策委員会 第1号(1999/11/09、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、市田忠義君、小宮山洋子君、谷林正昭君、今泉昭君、山崎力君、山本保君、田浦直君、北岡秀二君、鈴木政二君及び中島眞人君が委員を辞任され、その補欠として八田ひろ子君、直嶋正行君、高嶋良充君、長谷川清君、高橋紀世子君、浜四津敏子君、小山孝雄君、大野つや子君、上杉光弘君及び清水嘉与子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 理事の辞任についてお諮りいたします。  笹野貞子君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ござ……

第146回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1999/11/18、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  労働問題及び社会政策に関する調査のため、本日の委員会に法務省入国管理局長町田幸雄君、文部省高等教育局長佐々木正峰君、厚生大臣官房審議官辻哲夫君、厚生省児童家庭局長真野章君、労働省労働基準局長野寺康幸君、労働省職業安定局長渡邊信君及び労働省職業能力開発局長日比徹君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 労働問題及び社会政策に関する調査を議題とし、質疑を行……

第146回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1999/12/14、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第一八四号特定非営利活動法人(NPO法人)等の育成強化に関する請願外十四件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第九四五号高齢者の雇用機会の創出に関する請願外四件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一八四号特定非営利活動法人(NPO法人)等の育成強化に関する請願外九件は保留とすることになりました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお……

第147回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第1号(2000/01/20、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいまから行財政改革・税制等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの佐藤君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に吉川芳男君を指名いたします。(拍手)

第147回国会 労働・社会政策委員会 第1号(2000/03/09、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る一月十八日、山崎正昭君が委員を辞任され、その補欠として水島裕君が選任されました。  また、去る一月十九日、水島裕君が委員を辞任され、その補欠として常田享詳君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、労働問題及び社会政策に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 労働問題及び社会政策に関する調査を議題とし、労働行政の……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第2号(2000/03/14、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨十三日、直嶋正行君が委員を辞任され、その補欠として佐藤泰介君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  労働問題及び社会政策に関する調査のため、本日の委員会に法務省入国管理局長町田幸雄君、国税庁課税部長河上信彦君、文部省高等教育局長佐々木正峰君、中小企業庁長官岩田満泰君、労働大臣官房政策調査部長松崎朗君、労働省労働基準局長野寺康幸君、労働省労働基準局安全衛生部長下田智久君、労働省女性局長藤井龍子君、労働省職業安定局長渡邊信君及……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第3号(2000/03/15、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨十四日、佐藤泰介君が委員を辞任され、その補欠として直嶋正行君が選任されました。
【次の発言】 昨十四日、予算委員会から、三月十五日の一日間、平成十二年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、労働省所管及び厚生労働省所管のうち中央労働委員会、都道府県労働局、労働保険特別会計について審査の委嘱がありましたので、本件を議題といたします。
【次の発言】 この際、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  委嘱審査のため、本日の委員会に人事官市川惇信君、人……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第4号(2000/03/21、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十六日、斉藤滋宣君が委員を辞任され、その補欠として中曽根弘文君が選任されました。  また、去る十七日、鶴保庸介君及び中曽根弘文君が委員を辞任され、その補欠として阿曽田清君及び水島裕君がそれぞれ選任されました。  なお、同日、阿曽田清君は議員を辞職されました。
【次の発言】 介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。牧野労働大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第5号(2000/03/23、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に人事官市川惇信君、人事院事務総局給与局長大村厚至君、厚生省老人保健福祉局長大塚義治君及び労働省職業安定局長渡邊信君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第6号(2000/04/18、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る三月二十四日、内藤正光君が委員を辞任され、その補欠として直嶋正行君が選任されました。
【次の発言】 雇用保険法等の一部を改正する法律案及び高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。牧野労働大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  両案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十時八分散会

第147回国会 労働・社会政策委員会 第7号(2000/04/20、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  雇用保険法等の一部を改正する法律案及び高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に労働省職業安定局長渡邊信君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 雇用保険法等の一部を改正する法律案及び高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  両案の趣旨説明は既に聴取しております……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第8号(2000/04/25、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本委員会の委員は一名欠員となっておりましたが、去る二十一日、魚住汎英君が委員に選任されました。  また、本日、溝手顕正君が委員を辞任され、その補欠として脇雅史君が選任されました。
【次の発言】 雇用保険法等の一部を改正する法律案及び高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  本日は、両案の審査のため、参考人として、日本経営者団体連盟常務理事成瀬健生君、東京大学社会科学研究所教授大沢真理君、中央大学経済学部教授大須真治君及び労働……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第9号(2000/04/27、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十六日、脇雅史君が委員を辞任され、その補欠として溝手顕正君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  雇用保険法等の一部を改正する法律案及び高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に労働省職業安定局長渡邊信君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

第147回国会 労働・社会政策委員会 第10号(2000/05/09、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る四月二十八日、吉田之久君及び森田次夫君が委員を辞任され、その補欠として直嶋正行君及び清水嘉与子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 港湾労働法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。牧野労働大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後二時四分散会

第147回国会 労働・社会政策委員会 第11号(2000/05/11、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから、労働・社会政策委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  港湾労働法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に運輸省海上交通局長高橋朋敬君及び労働省職業安定局長渡邊信君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 港湾労働法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。

第147回国会 労働・社会政策委員会 第12号(2000/05/16、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十二日、森山裕君が委員を辞任され、その補欠として清水嘉与子君が選任されました。  また、本日、清水嘉与子君及び坂野重信君が委員を辞任され、その補欠として中川義雄君及び斉藤滋宣君が選任されました。
【次の発言】 会社の分割に伴う労働契約の承継等に関する法律案及び企業組織の再編を行う事業主に雇用される労働者の保護に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  まず、会社の分割に伴う労働契約の承継等に関する法律案について、政府から趣旨説明を聴取いたします。牧野労働大臣。

第147回国会 労働・社会政策委員会 第13号(2000/05/18、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十七日、中川義雄君が委員を辞任され、その補欠として清水嘉与子君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  会社の分割に伴う労働契約の承継等に関する法律案及び企業組織の再編を行う事業主に雇用される労働者の保護に関する法律案の審査のため、本日の委員会に公正取引委員会事務総局経済取引局長山田昭雄君、法務大臣官房審議官小池信行君、法務大臣官房司法法制調査部長房村精一君、法務省人権擁護局長横山匡輝君、通商産業大臣官房審議官梅村美明君、……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第14号(2000/05/23、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  会社の分割に伴う労働契約の承継等に関する法律案及び企業組織の再編を行う事業主に雇用される労働者の保護に関する法律案を一括して議題といたします。  本日は、両案の審査のため、参考人として、日本経営者団体連盟参与成瀬健生君、弁護士奥川貴弥君、弁護士坂本修君及び中小労組政策ネットワーク常任運営委員小谷野毅君、以上四名の方々に御出席をいただいております。  この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多忙のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。委員会を代表いたしまして厚く……

第148回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第1号(2000/07/04、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいまから行財政改革・税制等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの佐藤君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に陣内孝雄君を指名いたします。(拍手)

第148回国会 労働・社会政策委員会 第1号(2000/07/06、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る五月二十四日、伊藤基隆君及び佐藤昭郎君が委員を辞任され、その補欠として直嶋正行君及び清水嘉与子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、従来どおり労働問題及び社会政策に関する調査を行うこととし、今期国会閉会中も継続して調査を行うため、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきまし……

第149回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第1号(2000/07/28、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいまから行財政改革・税制等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの佐藤君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に陣内孝雄君を指名いたします。(拍手)

第149回国会 労働・社会政策委員会 第1号(2000/08/09、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る七月二十七日、常田享詳君が委員を辞任され、その補欠として釜本邦茂君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、労働問題及び社会政策に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 この際、吉川労働大臣及び釜本労働政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。吉川労働大臣。

第150回国会 労働・社会政策委員会 第1号(2000/10/31、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、直嶋正行君、高嶋良充君、溝手顕正君、大野つや子君、上杉光弘君、大島慶久君及び八田ひろ子君が委員を辞任され、その補欠として川橋幸子君、前川忠夫君、日出英輔君、成瀬守重君、山崎正昭君、国井正幸君及び笠井亮君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませ……

第150回国会 労働・社会政策委員会 第2号(2000/11/02、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日、笹野貞子君が委員を辞任され、その補欠として谷林正昭君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  労働者災害補償保険法及び労働保険の保険料の徴収等に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に国税庁課税部長村上喜堂君、労働省労働基準局長野寺康幸君及び労働省女性局長藤井龍子君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。

第150回国会 労働・社会政策委員会 第3号(2000/11/30、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから労働・社会政策委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る二日、谷林正昭君が委員を辞任され、その補欠として笹野貞子君が選任されました。  また、去る六日、佐藤昭郎君が委員を辞任され、その補欠として山崎正昭君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。  第二〇号学生の就職活動への緊急措置等に関する請願外百四件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第四二六号雇用・失業情勢の深刻化に対応するための労働行政体制の整備に関する請願外四十件は採択すべきものにして内閣に送付するを要す……

第151回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二十一世紀を迎えまして、私は、国民の多くは外交の面でも明るい展望が持てる状況でこの世紀を迎えたかったと思います。しかし、日本外交を見ましても、千島問題、政府は北方問題と言っていますけれども、領土問題を見ても、また北朝鮮との国交正常化交渉を見てもうまくいっていない。こういう状況に加えて、最近は教科書問題をめぐってアジアの批判が強まっているという状況で我々は新しい世紀を迎えざるを得なかった。加えて、先ほど来論議になっています外交機密費問題というのもあります。  私は、二十一世紀の展望を切り開く上で、これらの問題全体についていろいろ外務省の意見もお伺いしたいんですが、きょうは所信でも述……

第151回国会 外交防衛委員会 第6号(2001/03/29、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 法案の内容は極めて簡単なものですので、私はきょうは在外公館の活動のあり方の問題に関連して質問したいと思います。  在外公館というのは一体何をやっているかということですが、特に報償費、機密費の問題と関連してその情報活動がいろいろ議論になっております。そこで、在外公館が行う情報活動というのは、国内的なあるいは国際的ないろいろな取り決めというか、その基本になるものがあると思います。その点についてまずお伺いします。
【次の発言】 同じく外務省設置法第八条は、海外における情報活動にもかかわるわけですが、条約、確立された国際法及び法律に基づいて行うということも規定されておりました。  それか……

第151回国会 外交防衛委員会 第7号(2001/04/03、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二十一世紀の初年度であることしは、平和条約、日米安保条約が調印されてから五十年の年でもあります。  私は、もう三十五、六年前ですかね、この両条約の日本側の実質上の交渉当事者であった西村熊雄さんに聞いたことがあります。当時盛んにお書きになっていた本をもとにしてお伺いしたら、結論的に、西村さんは、いろいろな問題がありました、よかれと思ってやりましたが、その評価は歴史の判断に任せるのみですと、こうおっしゃったことが私は今も非常に印象深く頭の中に残っております。  それは、西村氏自身が、アメリカ側の第一次草案は一読不快なものだったとお書きになっていることを、それからまた、ぎりぎりのところ……

第151回国会 外交防衛委員会 第9号(2001/04/17、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私も、この改正法案には賛成です。  国際法学者の書いているものを読んでみますと、現代国際社会の特質の一つが国際社会の組織化だということを書いております。事実、多数の国家が、政治、経済、社会、文化、交通・通信など各分野で共通のいろいろな組織をつくっており、このITUも国際連合を中心とする代表的な国際組織の一つだとされております。その国際組織が絶えず改善を行い、活動を充実させていくことが当然必要なことだと考えるからであります。  ですが、その際、このITUはやはり国家を構成員とする組織体であります。国際組織と国家との関係、また、この法案の重要な内容になっている民間事業者の参加との関係……

第151回国会 外交防衛委員会 第12号(2001/05/31、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  法案によりますと、自衛官の定員が削減されることになっております。全体で三千四百九十二人、陸上自衛官の場合は三千五百九十九人の削減となっております。  これについていろいろの見方があるようでして、いや、これは削減といっても、実員がもう充足率を満たしていないからそれに合わせたまでで、実際は自衛隊の質的強化を図るものだという見方もありますし、そうであるかどうか、逆に、いや、新しい世界的な流れの中で日本でも自衛隊の縮小が始まったんだ、いわば軍縮が始まったんじゃないかという期待を込めた見方もあるようです。  長官、どうでしょうか。

第151回国会 外交防衛委員会 第13号(2001/06/05、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 提出されている三案件とも賛成ですので、そのうちILO憲章の改正に関連して質問させていただきます。法案の中身は事前に説明を聞きまして大体了解できました。  憲章の根本にもかかわる問題ですが、日本が、一九一九年のILO第一回総会で採択された第一号条約、工業的企業に於ける労働時間を一日八時間且一週四十八時間に制限する条約を今日まで批准していない問題、私が聞いた説明では、この一号条約を今さら批准ということは今後ともないでありましょうという説明も、これは労働省の時代ですが受けました。  第一号条約というのは、どういう経過で歴史的に採択されるに至ったかという点を考えてみますと、この条約が採択……

第151回国会 外交防衛委員会 第15号(2001/06/12、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、防衛庁長官にお伺いします。  この二月九日に、大分県日出生台での米海兵隊による実弾射撃訓練の際、見学の民間人三人に百五十五ミリりゅう弾砲の発射をさせるという出来事が起こって、これをめぐって現地では日本政府の対応は今でも納得できないということで問題になっております。  というのは、この事件に先立って東富士演習場でいわゆる自衛隊の違法射撃事件というのが起こりまして、同じように民間人に自衛隊の小銃と機関銃を発射させたということが違法だということで、これを私がお伺いしたら、懲戒免職以下二十四人の自衛隊の幹部らが処分されている、こういう出来事があったわけですね。同じ民間人に演習中発砲……


19期(2001/07/29〜)

第152回国会 懲罰委員会 第1号(2001/08/08、19期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、当委員会の委員長に選任されました吉岡吉典でございます。  委員の皆様の御指導、御協力によりまして、本委員会の公正円満な運営に心がけてまいりたいと存じます。皆様方の格段の御支援を心よりお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は二名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に尾辻秀……

第153回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/10/26、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  今、日本にも世界にも求められていることは、かつてなく高まったテロ根絶への国際的、国民的な一致を根絶への実際の力にすることだと思います。その点で、我々は国際的にも国内的にも一致する方策を求めて努力する必要があると思います。  私どもの立場は、国際的には国連憲章を中心とするテロとの戦い、これが国際的な力をより大きくする方策だと思っております。国内的には、憲法に沿った積極的な役割を果たすこと、つまり、我々は憲法九条を持つ国として軍事的には自衛隊の派遣というようなことはやらない、しかし外交活動、難民救済、あるいは復興支援というような点では、軍事的役割が果たせない……

第153回国会 外交防衛委員会 第6号(2001/11/08、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょうは一般質問ですので、日本の外交政策と安保政策の基本になるような点で要望を含めて質問をさせていただきたいと思います。  私は、外務委員会に何年ぶりか、十年ぶりぐらいに帰ってきて論議を聞く中で感じたことは、今行っているいろいろな施策が諸外国との関係、日本の将来にとってどういう意味を持つかということについての十分なる検討が行われた上でこれが決定されているかどうかということについていささか疑問を持っております。それは外交政策だけでなく、ことしの前半大きな問題になりました例の歴史教科書問題もしかりです。それから、テロ対策法案をめぐる論議の中でもそのことを感じました。テレビで繰り返し衝……

第153回国会 外交防衛委員会 第9号(2001/11/22、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、WTO問題に関連して質問いたします。  WTOの農業協定の例外なき関税化による米の輸入の自由化については、これは日本農業に壊滅的な打撃を与えるものだとして、与野党挙げて反対が続いてきたものであり、また国会で何回となく反対の決議が行われてきた経過があるものです。  農業協定発動から六年になりますが、この間の米の輸入、それから食糧自給率はどうなったか、この点について、まず農水省から報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 自給率の方は。熱量ベースで結構ですから。
【次の発言】 かねてから心配されていたことがこういう食糧自給率の低下ということにもあらわれていると思います。  ……

第153回国会 外交防衛委員会 第13号(2001/12/06、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  初めに、法案とちょっと離れますけれども、明後日が十二月八日、日本がパールハーバー初めアジア太平洋地域で一斉に奇襲攻撃を開始した六十周年の日を迎えます。ことしはまた十五年戦争の始まりからちょうど七十周年という年でもありますので、このことについて一言触れさせていただきたいと思います。  私の今手元に「海軍戦記」という当時出た本があります。大本営海軍報道部の編さんのものですけれども、これを読んでみますと、十二月八日に日本の海軍だけが行った作戦の一覧表が出ておりますけれども、それは、まずハワイ、そしてマレー方面奇襲上陸、上海、シンガポール夜間爆撃、ダバオ、ウェー……

第153回国会 懲罰委員会 第1号(2001/11/14、19期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(吉岡吉典君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る九月二十七日、尾辻秀久君、倉田寛之君、岡崎トミ子君及び小川勝也君が委員を辞任され、その補欠として西田吉宏君、陣内孝雄君、輿石東君及び柳田稔君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に西田吉宏君及び輿……

第154回国会 外交防衛委員会 第2号(2002/03/19、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  SACOの決定に基づいて沖縄の県道百四号線越え実弾射撃訓練の分散移転が行われてから五年になります。この問題については、これまでの国会で全然この演習と別の問題が鈴木議員にかかわって論議されてきました。五年たって一つの区切りの時期に入ってきていると思います。日出生台については、県及び関係町村と防衛施設局との間で取り決められた米軍の使用に関する協定の期限が五年ということになっております。協定あるなしにかかわらず五年たった時点で、私は、全国的にこの五年間行われた中で起こった問題、全面的に検討を加える必要があると思っております。  その検討に入る前に、私は一点、演……

第154回国会 外交防衛委員会 第3号(2002/03/20、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 昨日に続いての質問です。  まず最初に、私、この間調査に行った現地からの要望を伝えて、答弁をしていただきたいと思います。  一つは、矢臼別の演習場の周辺の酪農民の中から出された問題ですが、これは、自衛隊のヘリの低空訓練が搾乳時に行われることがあって、それで乳牛が大変驚いて走り回る、事故のもとにもなっていると。新しい部隊が来た当初にこういうことがよく起こるということであるけれども、こういうことが起こらないような措置を取ってもらえないかというのが第一点です。  もう一つは、一括してお伝えいたしますけれども、日出生台でも矢臼別でも演習場の周辺での移転問題が大きな問題になっております。移……

第154回国会 外交防衛委員会 第4号(2002/03/28、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 在外公館関係の法案については賛成ですので、在外公館の活動の在り方等を念頭に置いての質問をさせていただきます。  私は、日本は、今経済困難に直面しているといっても世界第二の経済大国であります。そういう国の外交というのが国際世界において、金の力、札びらで外交を進めるというようなやり方があってはならないと思っております。日本外交の権威というのは、やはり日本外交の道義性、私はその中身は国連憲章と日本国憲法を踏まえた外交というように考えておりますけれども、そういうものであるべきだと思っており、在外公館の活動もまた日本外交のすべてもそういう見地を貫いていただきたいと思っております。  私がこ……

第154回国会 外交防衛委員会 第7号(2002/04/11、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 防衛庁長官に今日はお伺いしたいと思います。  衆議院議員中谷元、あなたの名前のホームページに、「アジア太平洋安全保障機構の創設を」というのが発表されておりました。二月十三日の内外情勢調査会で提案されたことを受けてのものであり、私は関心を持っていた問題がホームページにも出ましたので、まず、ここで提唱されているアジア太平洋安全保障機構の創設というのは大体どういうことを考えておられるか、基本的な中身で結構です。これは政府部内あるいは防衛庁内部でどのように検討されてきたものであるか、あるいは何か中谷議員のホームページですから、議員個人の見解ということかどうか分かりませんけれども、そういう……

第154回国会 外交防衛委員会 第9号(2002/04/18、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。御家族の話を聞いて、この問題の早期解決が非常に重要だということを私も痛感いたしました。  この問題について、私どもがどういう態度で取り組むかという立場ですが、これは、どうしたらこの問題を解決できるかということでお互いに知恵を出し合うことだと思っております。そしてまた、この解決は外交交渉によらなければ解決できない問題だ、国内で解決できないというところに解決のなかなか大変さもあると思っております。外交交渉でということになれば、外交交渉で我々が主張し得るどれだけの根拠があるかということもまた非常に重要な要素になると思います。  私は、そういう点で、これまで何年か前……

第154回国会 外交防衛委員会 第11号(2002/04/25、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今日は四月二十五日ですが、四月二十八日で安保体制が発効してからちょうど五十年になります。安保体制の半世紀を迎えましたが、私はこういう問題を考える場合に、五十年前の条約局長であった西村熊雄さんに話を聞いたときに、こういう話をされました。いろいろ問題があると思っておりました、しかし善かれと思って結びましたと。その後が私は非常に注目して聞いたんですけれども、この判断が良かったか悪かったかは歴史家の判定に任せましょうということでした。私はやっぱり、一人の政府の重要な仕事をした人が、自分らがやったことをこういう形で歴史の判定を経ながら進んでいこうという態度には大変好感を持ちました。  五十……

第154回国会 外交防衛委員会 第12号(2002/04/26、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  三人の参考人の話、いろいろたくさんのヒントをいただきまして、ありがとうございました。  私は、ダブらないように少し、私、外務省との関係、四十年近くになりますので、その間考えたことを含めて一、二お伺いしたいと思います。  時間の関係で、外務省の内部におられた今川さんにお答え願いたいと思いますけれども、私は、皆さんの仕事、直接的にはその課題じゃないかもしれませんけれども、二十一世紀の日本外交の在り方、それを担う外務省をどういうふうにするかという問題意識を持ってやっていただきたい。  そのためには、日本外交の最大の弱点はどこにあるか。船橋参考人が述べられたよう……

第154回国会 外交防衛委員会 第15号(2002/05/21、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 法案は全体賛成ですので、私はILO条約関連の法案に絞って幾つかお伺いします。大臣にお伺いします。  この条約、昭和三十一年ですか、五十一年ですか、の条約、二十五年掛かってやっと批准が提案された。その理由は先ほど説明がありましたので繰り返しませんが、どんな理由を付けましても、今の、二十五年も掛からなければ解釈ができなかったというのはやはり私は腑に落ちないんですね。やはり、二十五年間、今説明聞けばそんな大対立があるようなものでもないし、やはり少し時間が掛かり過ぎたという気持ちはないかどうか、まず大臣にお伺いいたします。
【次の発言】 私はこういう問題はやっぱり率直にはっきりさせた方が……

第154回国会 外交防衛委員会 第17号(2002/05/28、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この犯罪人引渡し条約が審議される際にまずお伺いしておきたいんですが、日本に滞在しているペルーの前大統領フジモリさんについて、しばしばペルーから引渡しの要求が来ているのに日本政府は引き渡さないということが報道されております。これは後を絶たないで、ずっと新聞に出ます。  このことをめぐって、私ども、よく質問を受けます。そこで、私は外務省に説明も求めて、私流には事情が分かりましたけれども、その後も新聞には同じような報道が続いておりますので、この際、外務省から、フジモリ前大統領の、ペルーでどういう法律的な状態に置かれているか、その法律上の、何らかの訴追でも受けているのか、日本に引渡し要求……

第154回国会 外交防衛委員会 第22号(2002/07/02、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  私は、三月二十八日のこの委員会で、華信という企業がコンゴ民主共和国政府と契約してコンゴの鉱山開発、社会インフラ関係の仕事を全部独占するようになっているという宣伝の下に出資をあおっているということに関連して、出資者の中から疑問が出ている、本当にコンゴ民主共和国政府がそういう契約をしているかどうかということを調べてもらいたいという要請を受けて、この委員会で外務省に要請しました。  私が外務省に要請しましたのは二点です。一つは、在外公館の仕事として、この件のみならず経済の国際化に伴ってそういう国境を越えてのいろいろな事件が想定されるので、在外公館の仕事の一つと……

第154回国会 外交防衛委員会 第24号(2002/07/09、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今日の委員会は今国会で恐らく最後の一般質疑になるだろうと思いますので、私は日本外交の在り方に関する基本にかかわる問題、幾つかまずお伺いしたいと思います。  今日の委員会でも問題になりましたように、日本外交は私はその権威、信頼、国内的にも国際的にも地に落ちているというのが現状だと思います。それをどうして国内的にも国際的にも信頼を回復し、権威を確立していくかということが重要な課題になっていると思います。  そこで、いろいろ改革の問題も提起されていますけれども、私は、日本外交の基本姿勢について幾つかの点ではっきりと確立することが日本外交が国際的に権威を打ち立てる上でも重要だと思って、大……

第154回国会 外交防衛委員会 第26号(2002/07/16、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  今、地に落ちた日本外交、日本外務省の権威、信頼を確立していかなくちゃいかぬと私も強く思っております。  そこで、外務省の近年を振り返ってみると、改革ということが絶えず言われ続けてきたと思うんですね。九三年ですか、総政局の設置を中心とする外務省の新機構体制というものも発足して、新しい時代に対応できる外務省になったはずだったと思います。それから、その後も、去年の機密費事件以降また、あれは何ですか、外務省機能改革会議というものが作られて、その提言に基づく一定の改革も行われ、また今年もこういう形での改革ということになっているわけですけれども、私は、これまでの改革……

第154回国会 外交防衛委員会 第27号(2002/07/18、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、答弁というよりは、幾つか長い外務省との付き合いで感じたことを二、三申し上げて、むしろ参考にしてもらいたいなと思いますけれども。  私は、赤旗記者時代から長い間外務省に大変お世話にもなってきまして、個人的には物すごく有能な親切な人々の集まりであって、私は、国連憲章の勉強から国際法の勉強から、ほとんど外務省へ行って手ほどきを受けてきました。ところが、そういう人々が集まっているところで一連のあんな事件が起こる。これは私、この間、変える会の人々にも言いましたけれども、個々の人が悪い素質を持っていたからというより、やはり外務省の中にそういうところへ陥っていった弱点があるんじゃないかと……

第154回国会 内閣委員会 第17号(2002/07/23、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  最初に、この戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案を提案された提案者の皆さんと今日こういう審議ができるように御努力いただいた方々にお礼と敬意を表したいと思います。  私は最初に杉浦副大臣に対して質問をさせていただきます。  杉浦大臣は、今、村山談話を引用しながら、日本は一時国策を誤ったという御発言がありましたが、私は、戦後も例えば戦後処理問題で政府が取った態度というのはやはり国策を誤ってきた、その結果が、今、日本はあの戦争の反省もしない国だと、こういう批判を国際的に受けている理由ではないかと思います。  私は、若干自分の体験も含めて、政府が取っ……

第155回国会 外交防衛委員会 第2号(2002/11/07、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 平壌宣言と日朝交渉に関連して、幾つかの基本的な問題についてお答えを求めたいと思います。  私は、日朝の平壌宣言が発表され、日朝交渉が始まりまして、第一回交渉では必ずしもうまくいったとは言えませんけれども、しかし、交渉がなお曲折を経るにしても、今度の交渉は平壌宣言の方向でまとまるであろうという期待を強く持っております。  私は、戦後長い間、日本の朝鮮、韓国との過去の歴史的な関係を清算して、正常化そして友好関係が確立されることを願って、いろいろ勉強もしてきたつもりでございます。そういう立場から見ると、今度、展望が持てるという状態にとりわけ強い期待ができると思っております。それは両国の……

第155回国会 外交防衛委員会 第4号(2002/11/19、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 議題になっている法案ですが、私は、一般国家公務員とともに防衛庁職員を含む特別公務員の給与を引き下げるということは日本の経済情勢から見て大変まずいことだと思っております。  特に、日本では深刻な不況、それがやはり消費不況ということが非常に重要な要因になっている、将来の展望のなさが消費を更に抑え込んでいる、そういうときに、民間だけでなく国家公務員、防衛庁職員も含めてそれの給与引下げが始まるということは、また新しい民間の給与引下げも促すことになりかねない。それは日本経済が今立ち直っていく上で非常にまずいことだと私は思っております。これは質問じゃなしに私がそう考えているという感想を述べる……

第155回国会 外交防衛委員会 第7号(2002/11/28、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 審議中の法案ですが、私は、この法案については、最初に申し上げておきますと、なぜこういう特殊法人を独立法人に切り替えなければならないかという理由が今まで説明を聞いた限りでは分かりません。  これは結局は看板の掛け替えだけであって改革とは言えないと思っております。改革と言う場合に、内容を改革することは、何も特殊法人から独立法人に変えなければできないということではなくて、やはり内容を国民の求める方向にきちっと改革していくということだと思います。もちろん、従来のままですべてがなきゃならないというわけではありませんけれども、しかし、独立法人にしたから改革だということではやはり本当の改革を行……

第155回国会 外交防衛委員会 第8号(2002/12/05、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 質問通告外ですが、最初に一言、イージス艦問題について取り上げさせてもらいます。  私どもは、イージス艦の派遣は、現在アメリカが進めているイラク攻撃計画に事実上協力するということになるものであり、絶対に許せないという態度を取っております。私は、この問題が決定されるまでのこの数日間、アーミテージ氏が、八日ですか、日本に来る、来てから決めたのではアーミテージに言われて決めたことになるから来るまでに決めるべきであるというような議論が盛んに行われているということをいろいろ聞いておりました。与党内にも反対があるものなのでまさかと思っていましたが、昨日決定されたということで、やはりそうだったの……

第156回国会 外交防衛委員会 第4号(2003/03/26、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  イラク戦争は戦争と平和の問題にかかわる重大な問題でありますが、同時に、世界にもまた日本にも経済面でもその他あらゆる分野で大きな影響を及ぼしそうであります。予算にも当然また重大な影響を及ぼしかねないという論議が既に始まっております。  そこで、イラク問題を今日は質問させていただきます。  対イラク戦争は、国連憲章と国連の役割を世界諸国民の前に示し、国連憲章の規定するルールに沿って解決せよという声、戦争の即時中止を求める声が全世界に広がっています。国連とはそもそも何であったのか。私は次の言葉を特にいつも念頭に置いております。それは国際法学者の石本泰雄さんが国……

第156回国会 外交防衛委員会 第8号(2003/04/24、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私もこの議定書に対しては賛成ですから、この中身について取り上げて特に問題にする点ありませんけれども、同じように、十三年近くも掛かって初めて、この極めて簡単な議定書の問題がこういう形で提起されるということは、決して国益でも何でもないと思いますので、最初に一言、条約に対する日本政府の姿勢をきちっとしてもらいたいということを述べておきます。  私は今日は、航空協定あるいは航空行政にかかわること、短時間ですけれども、時間の許す範囲でお伺いしたいと思います。  まず最初に、民間航空機による米軍及び自衛隊の輸送について、いつごろからこういうのが始められたのか、どのような実態かということの報告……

第156回国会 外交防衛委員会 第9号(2003/05/08、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 昨日の決算委員会で我が党の小泉議員が自衛隊の空出張問題を取り上げました。これは決算上も重要な問題ですけれども、この事実は、自衛隊の内部でどういう出来事が起きているのかという点でこの委員会にとっても重要な問題だと思いますので、私は最初に、防衛庁長官に、私の要望も含めて二、三、この問題について言及させていただきたいと思います。  私は、昨日、小泉議員が明らかにした、また提起した問題の中身を繰り返すことはいたしませんが、この空出張をめぐる問題で、防衛庁長官、調査を約束されました。その調査に当たって、私は二つほど念頭に置いていただきたいことがあるわけです。  その一つは、この事件というの……

第156回国会 外交防衛委員会 第13号(2003/06/10、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 条約案件については、二件とも賛成です。  条約に関連しても、特に先ほども取り上げられましたプルトニウム問題等、私も突っ込んでいろいろお伺いしたい点もありますけれども、予定された通常国会から見れば、今日は場合によると最終日であるかもしれないということでもありますので、幾つか条約案件と離れて質問をしたいと思います。  まず、今も何回か論議がありました対朝鮮政策の問題であります。  昨日の韓国大統領の演説の中でもいろいろ述べられた点、私らにいろいろ示唆を与える点もたくさんあったと思って聞きました。  まず第一にお伺いしたい点は、朝鮮半島問題の平和的解決、あるいは今も論議ありました対話と……

第156回国会 外交防衛委員会 第18号(2003/07/22、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  まずお伺いしておきますけれども、政府の現地調査報告書は、四項目で「各国軍隊に期待される役割」という項目を設け、「自己完結的な能力を有する軍事組織の活動が果たす役割は不可欠。」と、こういうふうに述べております。  この法案で派遣しようとしている自衛隊というのは、この政府調査報告書でも言うところの各国の軍隊ということになりますか。  これはどなたですかね、官房長官ですか。
【次の発言】 次に、既に尾辻議員からの質問ではっきりした問題ですが、再度、私、確認的に質問をしたいと思います。  イラクの情勢というのは、法律上も実態的にも戦争は完全に終結していない状態、……

第156回国会 外交防衛委員会 第19号(2003/07/25、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  二十二日の委員会での質問の続きに当たる質問を行います。  フセイン政権はイラク人民を抑圧し続けてきた独裁政権でありました。そのフセインを打倒せよということを求める国連決議は何かあったのでしょうか。まずお伺いします。
【次の発言】 米英が対イラク戦争で行ったのは、国連決議にもない、他国政府の軍事力による政権転覆であったということがはっきり言えるということが明らかになりました。たとえ独裁政権、人民抑圧の政権でも、今日の世界で他国が軍事力をもってその政権を転覆するということは許されていないと思います。  今回の米英のイラクに対する戦争については、最近では、大量……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第5号(2003/05/23、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  私は、質問通告を行った後で、昨日の午後、同僚の平野議員から、今の法案には自衛権を発動するに必要な、一体だれが武力攻撃発生事態ということを認定するのかという規定もないし、また、自衛権の発動に関する規定もないということが取り上げられました。これは私、非常に重要な問題だと思いましたので、事前に通告していたテーマを後に回して、まずこの点から入らせていただきます。  最初にお伺いします。これは官房長官になるでしょうか。日本は憲法上自衛権はあるということになっております。私どももそういう解釈でおります。ところが、その自衛権を発動するに当たっての手続というのの規定とい……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号(2003/05/27、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  石破長官にお伺いします。  石破長官は、二十二日の本委員会でも二十三日の本委員会でも、新ガイドラインと武力攻撃事態対処法案との関連について、直接の連関があるものではございませんと答えられました。長官が言っておられるように、戦後、自衛隊が一九五〇年代から有事法制研究を続けてきたことは私もよく承知しております。  しかし、今審議中の有事法案の中身、また経過等を見ますと、これが新ガイドラインと全く関係がなかった、何ら関係のないものだというようにはどう見ても考えられません。長官が直接の連関があるものではございませんと言っておられることの意味は、どういうことをおっ……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第11号(2003/06/04、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  今日は、まず最初に、日米安保体制は今どういう段階にあるのかということに関連して論議をしたいと思います。  一九九六年の安保共同宣言、それから新ガイドラインを受けて、安保体制、私は新ガイドライン安保体制と呼んでいますけれども、これは今や、一九六〇年の日米安保条約締結当時に言われたことと大きく様相が変わったものになっております。周辺事態法とそれに続く武力攻撃事態対処法案は、その体制を具体化したものであり、極めて安保体制が従来と変わったことを何よりもはっきり示すものだと思っております。  一九六〇年の安保国会で岸首相らは、安保は専ら日本を守るための条約であり、……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号(2003/06/05、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  今日は、憲法の問題からまず官房長官にお伺いします。  私は、この間の論議で安保体制は六〇年安保当時と全く変わったものになってしまったということを取り上げましたが、私は憲法をめぐっても、憲法制定会議で論議された憲法とはもう全く違った憲法として解釈され、運用されているという感じを持ちます。  私は、憲法論議の戦後のすべてを読んではおりません。しかし、今、憲法調査会に所属しておりますので、憲法制定議会の衆議院、参議院及び枢密院の記録だけは目を通しました。そして、この今の周辺事態法から、また武力攻撃事態対処法というもの及びその論議を考えてみますと、今の憲法を制定……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号(2003/10/07、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  最初に、期限延長に関連して福田官房長官にお伺いします。  延長と言うからにはやはり見通しをある程度、考え方でもはっきりさせる必要があると思います。二年延長ということになっていますけれども、二年後に今の事態が変わらなければ、再度国会で論議してもらうであろうということも答弁の中で行われておりますから、二年で終わるということではないと思います。  アフガニスタンの情勢の見通しについて言えば、今のテロとの戦いがいつ終わるかということは簡単に言えないという答弁もあります。そして、自衛隊を撤退するということになればそれは国際協調に反するということにもなると、結局、こ……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号(2003/10/08、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。昨日に続いて質問させていただきます。  私は、昨日も言いましたけれども、軍事力優先でテロを撲滅することはできないということがアフガニスタンの問題、イラクの問題併せて明らかになっていると思います。イラクの問題は、テロの問題というより、武力である国の政権を倒してその国を安定させることはできないという問題だと思います。  テロ勢力というのは、私は、一定の進展があったとおっしゃいますが、基本的には温存されていると見るしかないと思います。それは、掃討作戦を繰り返されながらも、ウサマ・ビンラディンやタリバンの最高指導者オマール師等も、主要な指導者はまだ拘束されていないと……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第3号(2004/02/05、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理、我が党のテロに対する態度はこれまでもう何十回も明らかにしてきております。テロを絶滅することは、今日、人類史的な課題だということを言ってきております。どうしてなくすかと、この問題についての意見はあるかもしれませんけれども、テロについての我々の態度ははっきりしているということをまず申し上げます。  同じように、イラクのフセイン政権に対する我々の態度も明白であります。フセイン政権は、人権抑圧政権であり、また総理もおっしゃる大量兵器問題などでの国連決議に対して積極的な対応を示さない、そういう点でも我々はこれを厳しく批判してきました。しかし、この問題、例えば大量破壊兵器での問題でも、……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第4号(2004/02/06、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  自衛隊の海外での活動ですから、そのすべてが日本の国際信用にかかわる問題をはらんでおります。そういう点で、私は最近、これは週刊誌の記事ですけれども、皆さんどのようにこれお答えになるのか。  要するに、日本が札束で陣地構築をやっていると。もちろん、ごらんになっていると思いますが、自民党の防衛族幹部の話というようなのを引用しながら、これによれば、サマーワ地域に巨額のお金をばらまき、自衛隊の宿営地周辺に札束のブロックを積み上げる態勢を考えていると、こういうことが書かれております。  そして、金額まで挙げてここで金が投じられているということですが、一体、実際にこの……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第5号(2004/02/09、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  総理にお伺いします。  日米関係を表す言葉として、政府はこれまでいろいろなことを言ってきました。日米安保条約に基づく協力関係とか、あるいは日米安保体制と言ったこともあります。総理は、そこのところ、日米同盟という言葉で強調されております。私は、日米安保体制ということが盛んに言われた時期にその定義を政府に聞きました。こういう定義付けでした。日米安保条約及びその関連取決め並びにこれ以外の安全保障における日米の協力に関するもろもろの取決め並びにこれらに基づく協力の実態を総称したものと、北米局長の答弁ですけれども、総理が盛んに今言われる日米同盟というのはこの日米安……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第12号(2004/05/28、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  私は、今日は新ガイドライン体制がどのように進んでいるかということを中心に据えて質問します。  まず最初に、今提案されている法案、これは武力攻撃事態等対処法が親法でそれの実施法だと、そういうふうに取っていいですね。
【次の発言】 私がそれお伺いしたのは、親法である武力攻撃事態対処法は周辺事態法とともに一九九六年の安保共同宣言、それを受けての新ガイドライン、これの合意をいろいろな形で体制化している、そういうふうなものだと思います。  新ガイドラインは、その目的として、日本に対する武力攻撃及び周辺事態に際してより効果的かつ信頼性のある日米協力を行うための堅固な……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第15号(2004/06/03、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  前回に引き続いて質問しますけれども、今日の午前含めて、これまでの審議で若干感じたことを申し上げて質問に入りたいと思います。  一つは、今日午前も論議になりました、想定されるあらゆる事態に備えるという問題ですけれども、私はそれが政府の責任ある態度だというふうには思いません。政府の責任ある態度というのは、起こり得る事態、起こり得ない事態、また、どのような措置を取ればそれがどのような事態になるか、そういうことについての全面的な分析、洞察力を持って国民に示していくということが政府の取るべき責任ある態度だと思います。  そういう点でいえば、やはり今の時代がどういう……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第17号(2004/06/11、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  前回、前々回に続いて、その続きの部分を質問させていただきます。  新ガイドライン後、周辺事態法、それから武力攻撃事態等対処法、今度の関連法案等で日本の米軍に対する様々の支援体制が法制化され、詰められてきました。法律が、新しい法律が作られるたびにその支援対象も拡大されてきたというように思います。それを、ガイドラインじゃない、ACSAからそれは始まったと私は思っておりますので、ACSA及びACSA改正、また一連の法律でどういうふうに米軍に対する支援が法制化されてきたかということをちょっと整理して説明していただきたいと思います。

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第18号(2004/06/14、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  この間の参考人の意見陳述の中で、この法案、七法案三条約、六十万字に及ぶこの法律を読み切れれ、読み切った議員さんがおられれば称賛に値するという趣旨の発言がありました。それほど大変な量の質問ですから、私、短時間ずつ繰り返しますけれども、まだ総論の前書きなんです。ですから、今日もまたその総論の前書き部分を繰り返すことになります。  私、これまでの論議を聞いて非常に強く感じたのは、日本への武力攻撃の危険性をどう考えるかという問題について、政府の答弁には非常に重大な疑問を持たざるを得ません。  というのは、我々日本は、かつてアジア太平洋戦争の際に、大本営発表で負け……

第159回国会 外交防衛委員会 第3号(2004/03/18、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  最初に、経済のグローバル化というのは、これは避けられない流れだということ、そしてまた、二重課税の回避というのは国際ルールになっている問題で、それ自体は合理性を持ったものだというのが私どもの認識ですので、それを前提として幾つか質問させていただきます。  税制というのは国民から見て非常に関心の深い問題でありまして、いろいろな論議が今度の問題を、この条約をめぐっても行われております。そして、専門家に我々電話をしますと、いろいろ質問を逆に受けたり、こういうことは是非ただしたりしてほしいといういろいろな注文も受けてきました。  それで、税制の難しさ、とりわけ国際的……

第159回国会 外交防衛委員会 第5号(2004/03/24、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  最初に、イラク戦争開始から一周年になりましたので、ひとつお伺いしておきます。  昨日の予算委員会の集中審議でも論議になった問題でありますが、イラクに対するアメリカの戦争に大義があったかという問題です。一年間たって今世界じゅうでいろいろな論議が行われております。アメリカ国内でもフセイン打倒という目的が先にあって、それの口実として大量破壊兵器問題が持ち出されたのだという議論もありますし、また世界各国から、私ここで詳しく紹介はいたしませんけれども、だまされたという大統領の発言から、あるいは大きな誤りであったという発言等々が行われております。日本政府はいち早くア……

第159回国会 外交防衛委員会 第7号(2004/03/30、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  最初に、米軍再編成問題についてごく簡単に確認をさせていただいて、次に進みたいと思います。  今も議論になりましたけれども、ブッシュ大統領が昨年十一月二十五日ですか、行った米軍の再編成問題の声明以降、日本でもマスコミでもここの委員会でも、いろいろな角度から論議されてきました。  私、今日、まず二点確認しておきたいんですけれども、一つは、これまでの論議の中で一切協議がないという趣旨の答弁が、もうこの問題について日米間では一切話題になったこともないのかとも取れるようなニュアンスの答弁もありました。今の防衛庁長官の答弁だと、いわゆる数字を挙げての協議の段階には入……

第159回国会 外交防衛委員会 第11号(2004/04/13、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  二つの協定には賛成ですので、今焦点になっているイラクの問題中心に質問させていただきます。  今一番我々が力を注がなければならないことは、三人の無事釈放を実現することであります。政府もあらゆる努力をやるということを表明されております。しかし、その一方で、自衛隊の撤退はないということも繰り返し言明されております。したがって、政府の言うところの全力を挙げるあらゆる努力というのは、自衛隊の撤退を除く努力ということなのかどうなのか、まず確認しておきたいと思います。あっ、外務省に。
【次の発言】 外務大臣。あっ、副大臣ですか。

第159回国会 外交防衛委員会 第13号(2004/04/20、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  最初に、サイバー犯罪防止条約について一、二お伺いさせていただきます。  サイバー犯罪を認定するためには、証拠となるコンピューターデータの情報内容、通信記録や通信内容ですね、を見なければならないと思います。それ以外に確認の方法はないと思いますけれども、その点はお認めになりますか。
【次の発言】 サイバー犯罪を認定するためには、証拠となるコンピューターデータの情報内容、まあ通信記録や通信内容を見なければならないと思いますけれども、そのほかに方法があるんですか。
【次の発言】 それじゃ、初めにもう一つ聞いておきますけれども、この条約、批准している国は今幾つあり……

第159回国会 外交防衛委員会 第16号(2004/05/11、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 三案件とも賛成ですので、案件に関連しては油汚染損害補償問題について一、二お伺いするにとどめさせていただきます。  油による汚染を除去するためにボランティアの活動をする人が大勢いて、その人の中には犠牲者も出ているという問題です。  先ほども議論になりましたナホトカ号事件のときです。多数の地域住民、ボランティア、地方自治体などが懸命の油防除、回収、清掃作業を行いました。この過程で、少なくとも五人の人が亡くなられたということもありました。もちろん政府、こういう事情についてはよく御存じのことだと思いますが、ボランティアの作業に対しては支払は一体どうなるのか、こういう死亡をなさるというお方……

第159回国会 外交防衛委員会 第19号(2004/05/20、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  今日は、かつて取り上げたことがあります自衛官の自殺問題について改めてお伺いいたします。  この問題は、私だけでなく同僚議員からもこの委員会でも取り上げられ、また衆議院でも何回か取り上げられてきた問題です。  私がこの問題に関心を持ちましたのは、大きく言って二つの点です。一つは、自衛官の自殺がかなりの数に上り、しかも増えそうだということが問題になっていたこと、もう一つの問題は、自殺した自衛官の事後の扱いの問題の中にこれは改めなければならない問題があるのではないかということがあることを感じたからであります。  今日はその二点について長官にお伺いしますけれども……

第159回国会 外交防衛委員会 第21号(2004/05/27、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  最初に、普天間飛行場の返還問題に関連して一、二お伺いいたします。  防衛施設庁が辺野古の代替施設建設に向けてボーリング調査を行うための資材搬入で現地は非常に緊迫した状況になっております。反対運動も、九十一歳になるお年寄りを始めとして今強まっております。  そこで、お伺いしますが、この辺野古への代替施設建設はもう不変であり、これをどんなことがあろうと貫こうということなのか、検討の余地は残されているのかどうなのか。またボーリング調査は、これは反対運動があろうがなかろうがあくまで行うのかどうなのか。この点についてお伺いします。



各種会議発言一覧(参議院)

14期(1986/07/06〜)

第107回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1986/10/08、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私、日本の外交、安全保障を考える場合、特別に外交政策を展開していく場合に、日本が世界各国と友好な関係、良好な関係を打ち立てることが非常に重要だと思います。その点で、最近、藤尾前文部大臣の発言あるいは中曽根首相の発言等、これらが厳しい国際的な批判を受けたことは非常にそういう点からいっても重大な問題であったと思います。私は、外交当局者はそういう点どのようにお考えになっているか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外国の藤尾前文部大臣や中曽根首相の発言をめぐっての批判、これの根底には、日本は経済的な成功でいい気になっているではないかというのがあります。それからもう一つ、我々が重……

第107回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1986/11/12、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に鴨先生にお伺いします。  SDIの問題でこれまでいろいろお話がありましたけれども、今度の国会の論戦の一つに核兵器廃絶とSDIとの関連というのが論議されてきました。中曽根首相は、SDIというのは核兵器廃絶の前提条件であり、SDIが完成しさえすればもう核兵器はなくなるのだ、SDIがそういう意味で言えば軍縮のてこだと、まるでSDIというのは核兵器をなくす打ち出の小づちみたいな議論がありました。私どもはそう簡単にこれが核兵器廃絶を目指すものだというふうには思っていません。国会の論戦でもありましたし、先生も御存じだと思いますけれども、例のワインバーガーの証言なんかでは、SDIを手に入……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1987/04/14、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 堀江議員にお尋ねします。  前回海外出張で欠席していましたので、会議録を読ませていただいての質問です。志苫議員の質問とも関連がありますけれども、「米ソ両国を中核とする世界規模の平和は、軍事的な抑止力が基本となって保持されている」という発言です。要するに、米ソの軍事ブロックの対抗ということが世界の平和に役立っているという意見ですが、米ソ軍事ブロックの対抗という現実があることは堀江議員が述べられているとおりだと思います。  問題は、この方策を肯定し、これを続ける限りは、結局は軍事ブロックの対抗、抑止と均衡論に基づく軍拡、特に核軍拡が際限なくエスカレートしていくという道をたどらざるを得……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号(1987/05/15、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、日米共同訓練について十二ページに関連して質問します。  今後とも機会をとらえて積極的に日米共同訓練を実施するとうたわれていますが、その意義について重視したい点は、戦術技量の向上を図る上で有益だというのが一つと、もう一つ、日米安保体制の抑止効果の維持向上と、こういうふうに書かれております。つまり、私の解釈では今後とも積極的に日米共同訓練をやるが、それは戦術技量の向上とともに抑止力の維持向上というもう一つの目的があるということだと思います。私、ペンタゴンに行ったときにペンタゴンの説明で同じようなことを言って、言葉はちょっと違いますけれども、練度の向上と、もう一つは日米共同訓練そ……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号(1987/08/21、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 外務省、防衛庁から詳しい説明を聞きましたけれども、山口委員らからも述べられましたけれども、私は日米安保条約についての評価の点では意見を異にするということだけ最初に述べておきたいと思います。  その上でですけれども、安全保障問題を考える場合に重要な問題の一つは、今日の情勢を大局的にどう認識するかということがあると思います。その点で今日の世界はやっぱり核兵器の大幅削減、さらには核兵器を全面的になくそうという方に向かっている、それが世界の大勢ではないかと私は思っています。そういう点で我々が安全保障政策を考える場合にも、そういう世界の大勢をどう促進するかということが最大の問題ではないかと……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号(1989/03/22、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、このテーマについての見解を述べさせていただきます。  第一に軍縮、真の緊張緩和への流れを確実なものにする問題についてであります。  今日の安全保障のあり方を考えるに当たって、まず新デタントと言われる今日の事態をどうとらえるかということを明らかにする必要があります。  八七年十二月、米ソ間においてINF全廃条約が調印されるとともに、戦略核半減に向けての交渉開始が合意されました。INF全廃は、戦後の歴史を通じて初めて、一つの分野に限られたものではあるものの、核兵器の削減を実現させた点で世界諸国民から歓迎されました。今月からは、NATOとワルシャワ条約機構加……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会外交・軍縮小委員会 第1号(1989/03/24、14期、日本共産党)

○小委員外委員(吉岡吉典君) 最初に、意見開陳の場を与えていただいたことを感謝します。  私は、日本共産党を代表して、アジア・太平洋地域の軍縮問題についての意見を述べさせていただきます。  アジア・太平洋地域の一国であり、しかもアジア・太平洋諸国と政治、経済、軍事の各分野で深くかかわっている日本にとって、アジア・太平洋地域の軍縮の実現は極めて重大な課題です。それは日本の平和と安全にとっても、世界の平和にとっても重大な意義を持つ出来事です。  一、アジア・太平洋地域の新しい流れに立って非核地帯の設置を。  我が党は、アジア・太平洋地域の軍縮の第一に、アジア・太平洋諸国人民の核兵器廃絶・核戦争阻止……

第114回国会 予算委員会公聴会 第1号(1989/05/18、14期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は農村出身の議員として、石倉公述人にもたくさんお伺いしたいことがありますが、時間の関係上、防衛・外交に集中せざるを得ないことをまずお許し願いたいと思います。  先ほど福山公述人の話で、防衛費についての性格、意味というのは非常によくわかりました。つけ加えて私は、ODA予算の問題についてどうお考えになっているかをお伺いしたいと思います。  私がお伺いしたいのは、ODA予算というのは昨年もことしも非常に大きくふえた分野であり、日本の国際公約にもなっております。もちろん、人道上これはふやすべきだと思います。ところが、このODA予算をめぐってアメリカ側からの一連の発言を見ると、疑問を持た……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1989/10/31、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大変駆け足の調査活動ではありましたが、全体として日本の外交、安保問題を考える上で非常に有益な調査活動になったということを最初に報告しておきたいと思います。  私は、西ドイツに特別に強い関心を持って参りましたので、この西ドイツで特に強く印象を受けた二つの点について報告したいと思います。  第一は、西ドイツでは今大変大きな変化が起こっているということです。世論調査でも、ソ連の脅威はないというのが圧倒的多数であり、中立 志向が大体半数ぐらいを占めているというのが西ドイツの最近の非常に大きな変化だというふうに言われております。アメリカではこういう西ドイツの動向をめぐって、NATOの帰趨に……

第120回国会 予算委員会公聴会 第1号(1991/04/02、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 前田公述人にお伺いします。  湾岸戦争から学び取るべき教訓は非常に多くの問題があると思いますが、私は第一点として、クウェートからのイラクの撤退が武力行使、戦争という形で実現されたことから、軍事的解決優先論、力の論理というものが内外で力を得ているというふうに思います。こういう結論をこの湾岸戦争の教訓として引き出すならば、これは今後の世界政治にとって重大な錯誤になるというふうに思いますが、先生はどうお考えになるかという点が第一点。  第二点として、国連の役割を重視するということは私も非常に必要であり、国連中心の解決というためにもその国連の役割が一層強められる必要があると思います。しか……

第123回国会 予算委員会公聴会 第1号(1992/03/26、15期、日本共産党)

○吉岡吉典君 畑田先生に端的にお伺いします。  公述の中にも、PKOで自衛隊が海外に派遣されることに韓国を初めアジア諸国から強い批判が出ているということが述べられました。この問題をめぐっての幾つかの質問応答もございましたけれども、この問題についての日本政府の説明というのは、理解を得る努力をやるということになっています。言いかえれば、理解がないから不安を持っているんだというのが日本政府の認識のようです。  それじゃアジア諸国の批判、これは本当にPKOについて理解がないところから出ているのか。こういう言い方は私は大変相手国に対する非礼な言い方でもあると思いますし、そういう認識で話し合いをやってもア……


16期(1992/07/26〜)

第128回国会 国民生活に関する調査会 第1号(1993/10/27、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ダブる点もあると思いますが、感想的に印象に残ったこと、学はされたことについて報告させていただきます。  私が考えさせられた第一は、高齢化社会対策は何よりも高齢者が生きがいを持ち、安心して楽しく老後を送れるようにすることでなければならないのだということでありました。このことは当調査会の中間報告も重視していることでありますが、調査の中でそのことを一層強く感じました。  スウェーデン、デンマーク等では高齢者が少しでも安心して生活できるよう道路や交通を初め、町づくりがそういうことを配慮して行われておりました。老後を楽しく有意義に暮らせるよう各国でさまざまの対策が講じられ、施設がつくられて……

第128回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1993/11/12、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私も、今話題になりました、わかりやすい言葉という点を最初に問題提起しようと思っていたわけです。かなり今論議がありましたから繰り返しませんけれども、なぜ外来語を使うのかという点で厚生省にお尋ねしておきたいんです。  便利だというので使われるのか、あるいはその方が外から見てレベルが高いように見える、学問があるように見られるというふうなことがあるのかどうなのかということですわ。そこで、何か横文字で書くとレベルが高い、立派だみたいな感覚があって使っておられるということがあれば、これはなかなか直らないだろうと思うんです。この間、ある人に聞いていたら何か職員の人は横文字で呼んでもらった方が立……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1994/02/24、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 共産党の吉岡と言います。  私がお伺いしたいと思っていたこと、幾つかはもう既に質問ございました。  私、先生の「二十一世紀への福祉ビジョン」という論文の中で、高年者雇用政策と女子の就業率増加ということについてお書きになっている点、非常に注目して読ませていただきました。先生お書きになっていますけれども、減少する若年層と増加する高年層ということをめぐっていろいろ議論があるわけですが、この中で先生は、高年者雇用を増加させる提案を幾つかお書きになっている。そしてあわせて、女子就業率の増加、出生率をどうふやすかという諸提案が行われております。  このことに注目しましたのは、私のところが主張……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第4号(1994/03/18、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  先生のお話の中で述べられました引退後の最低生活は自助努力ではなく公的年金でという考え方については私も賛成であります。  そこでまず先生どういうふうにごらんになるかですが、日本の今のレベルの問題ですね。先生がお書きになっている中で、日本の公的年金制度は成熟期に差しかかっているという指摘がございましたけれども、これは先生は、今の公的年金が大体において最低生活を保障するに近いものになっているということなのか。差しかかっているというのは非常に微妙な表現ですので。  こういう質問をしますのは、実は私はある文献を読んでいるときに、年金じゃありませんけれども、社会福祉……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第5号(1994/03/24、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 共産党の吉岡といいます。きょうはありがとうございました。参考人の方、次々おいでいただきいろいろお話を聞く中で、日本の高齢者対策をめぐるいろいろな問題がだんだん明らかになってきたと喜んでいるところです。  私、そういう話を聞きながら感ずることの一つは、本来高齢者対策ということを我々がここで論議し合わなければならないことは大変すばらしいことだと思っています。というのは、長寿、長生きというのは人類の夢でありましたし、それがかなり実現して高齢化社会が実現した。これは社会の進歩であり、それに対して我々は対策を立てなくちゃならないということで臨まなきゃならない、大変喜ばしいと思っているところ……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第6号(1994/04/13、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、前回の参考人の方にお話をお伺いしたときにもちょっと触れたことですけれども、高齢化対策を考える場合に、長寿は人類の長年の夢であった、それが実現して高齢化にどう対応するかということを我々が検討を迫られている、そういう意味で高齢化社会対策というのはすばらしい仕事だなというふうに思っているところですと言いました。  きょうは、少子化の問題をいろいろお話しになりました。実はある大きい新聞に出た記事の中で、出生率を上昇させたスウェーデンではどういうことが強調されたかということで、先ほど女性の高学歴化が少子化の原因ではないと先生もおっしゃったんですけれども、そうでなくて、自分の意思で出生……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第9号(1994/06/03、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 厚生省に最初にお伺いします。  日本の高齢化対策は非常におくれていろいろ問題があるという認識なのか、大体いいところまで来た、うまくいきつつあるという認識なのか、お答えください。
【次の発言】 その認識が、先ほどの委員から、現場の人からの訴えときようここで聞く話との驚くべき乖離という発言の中にもあらわれていることだと私は思いますし、私の知っているいろんな事情からいってもいいところまで来ているという認識でかかられると僕は本当に大変なことだなと思います。ここでずっと参考人の意見を聞いてきて、私どもは本当に今の日本の高齢化対策のおくれを痛感したんです。これは全部速記録になっているんですが……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第10号(1994/06/08、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 長寿は人類の夢でありました。今高齢化社会が到来し、日本が世界一の長寿国になったことは、人類の夢が実現しつつあることのあらわれだと思います。戦前男子の平均寿命が四十八歳だったのが現在七十六歳になったことは、歴史的な到達点だと言えると思います。  なぜこういうことをここで強調するのかというと、日本の現実は、長寿世界一でありながら高齢者の自殺率が世界のトップクラスという悲しむべきもう一つの面があるからであります。これは、高齢者が生きがいを持って生活を楽しむに至っていないことを示す出来事であり、それは高齢化対策のおくれによるものと言わなければなりません。この高齢化対策のおくれに目をふさい……

第129回国会 国民生活に関する調査会公聴会 第1号(1994/05/18、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 どうもきょうはありがとうございました。  不正確になるとまずいので、一点だけお伺いします。一ノ瀬公述人です。  福祉計画作成に関連して、バランスを持った計画になるようかなり抑制的な指導がなされているというお話があったように聞いたんですけれども、これはどこから抑制されるのか、市の内部なのか県なのか、さらにもっと上なのか、その点だけちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 各公述人の皆さん、きょうはありがとうございました。皆さんから要望があった点を実現するために私も努力したいと思います。  時間の関係で絞って一、二お伺いしたいと思います。……

第131回国会 国民生活に関する調査会 第4号(1994/11/09、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ダブらないように、我々が本格的な高齢化社会へ目指す論議を進める極めて前提になるような問題ですが、お伺いします。  この委員会で厚生省と、数カ月前ですけれども論議したことがあるんです。それは、私は高齢化社会対策というからには日本の高齢社会対策の現状をどう認識するかという点をきちっとする必要があると。そういう点で、私もスウェーデン、デンマークも行ってきましたけれども、日本の高齢化対策というのは非常におくれていると。この認識の上に対策を考えなくちゃならないじゃないかというのに対して、厚生省はもういいレベルに来ているんだと、こういう認識でした。これは大変な違いでございまして、私は、今の状……

第131回国会 地方行政委員会,大蔵委員会連合審査会 第1号(1994/11/16、16期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して質問を行います。  まず、この法案には見直し条項というのがありまして、この法案をきちっと正確につかんでおかなくちゃならないと思います。そういう点でお伺いしますが、消費税の税率引き上げが実際に施行されるそのときの消費税率は、いつどういう手続を経て、段取りを経て最終的に決定されるかお伺いします。これは総理にお伺いします。
【次の発言】 総理、そうしますと、税率が最終的に何%になるかということが決まるのは平成八年九月三十日だと、そういうことなんですね。
【次の発言】 これまで衆議院で論議されてきたところを読んでみますと、五%というのはとりあえず決めだというような答弁……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1998/09/25、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 共産党の吉岡です。  国連憲章に基づく集団安全保障体制の確立というのは、憲章が発足してからの戦後の課題だったと思いますし、私は今もそれは課題だと思っています。  明石参考人のお話を聞いて私は発言する気になったんですけれども、その際、明石参考人の考えでは、憲章に規定しているとおりの集団安全保障体制というものの確立はもう実際上難しいと。したがって、それにかわる新しい状況に対応した安全保障体制ということを想定して、小規模の場合は、大規模な戦争の場合はというような、繰り返しませんけれども、先ほどお話があったような構想は考えられているのかどうなのかということ。  それから、そうだとした場合……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 岡崎参考人にお伺いしたいんですが、私は一人のジャーナリストとして外務省へずっと通い続けて、国連憲章の勉強はさせていただきました。その中で、今、岡崎参考人がおっしゃったようなことが間違いであるという教育をさんざん受けてきました。つまり、武力による平和というのが間違いであり、抑止力論、均衡論が戦争のもとだ、それを克服する方向としての国連憲章が生まれたと。今、力によるいわば平和というのを同じ外務省出身の方からお伺いして、これはと思ったのですが。  そこで、私はまずお伺いしたいのですが、ここは議論の場じゃないのですからお伺いしたいのですが、見果てぬ夢だというのは国連の集団安全保障体制に限……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  たくさん聞きたいことがあるんですけれども、一点に絞ってお伺いします。それは、日本外交が基本に据えるべきものは何かという問題になると思います。  かつて日本は国連中心外交ということを言い続けてきましたし、私は日本外交の基本に据えるべきものは国連憲章だと思っているところです。そして、そのことは、日米安保条約に対する評価がどういう立場の人であろうと、そういう基本については一致できるんじゃないかと思っております。  それは、安保条約十条で、国連による安全保障の効力が発するまでの間の取り決めということに安保条約がなっている点からいっても、私はそうだと思うんです。そ……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1999/04/21、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 共産党の吉岡でございます。  今、国連の話が出ましたから、私は国連憲章にかかわることをお伺いしたいと思うんです。  今の参考人の意見で、見通しはより悪くなる見通しだというお話です。私もそういうふうに思うわけです。同時に、目的がはっきりしない、何か次々変わるような感じがしているわけです。そういう、目的もはっきりしない、それから実際上こういうやり方では解決しないということが少なくとも今の時点では言える。そういう点からも、あの空爆という方法が間違っていたと私は思うんです。それから同時に、国連憲章のあるもとでこういう武力行使というのが許されていいものかどうなのか、一体なぜまかり通って国際……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1999/06/04、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大体答えが出ているようなことをもう一度お伺いすることになりますけれども、日本における北朝鮮をめぐる議論というのは大変な混乱状態にあると思います。  ことしの初めごろ読んだものの中に、日本のマスコミがアメリカの国防総省に行って北朝鮮武力攻撃のXデーは何日かという質問をして、相手からよっぽど君は好戦家かそれとも無知かと言われたという報道があったのを見て、こんなことを聞きに行くのがいるのかなと思いました。  それから、一カ月ほど前に東南アジアからやってきたジャーナリストの人に会ったら、日本で取材して歩いていると、あのテポドンが地上に落ちなかったのが残念だ、太平洋へ落ちないで日本の地上に……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1999/08/03、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。本日はありがとうございました。  私は、二点お伺いしたいと思います。  第一点は、東アジア安全保障政策における国連の位置づけについてであります。  日本共産党は、日本の外交、安全保障政策の基本に日本国憲法と国連憲章を据えるべきだという立場を貫いております。したがって、日米安保条約、日米軍事同盟についても、これを解消し、国連憲章の精神に沿った真の集団安全保障体制を確立すべきであると主張し続けております。日米安保条約第十条の規定は、基本的にはこの認識を踏まえたものだと思っております。  念のために、日米関係について言えば、軍事同盟はなくすが、そのかわり、真に対等……

第146回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/11/24、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 調査に出発するに先立って、また調査後にいろいろ読んだものも含め、朝鮮半島の問題に絞って報告させていただきます。  私は、明るい展望について報告できることを喜んでおります。ペリー報告によると、人口密集地帯の朝鮮半島で戦争が起きたら、アメリカ、韓国、それに北朝鮮の数十万の兵士と民間人が死亡し、約百万人の難民が生まれるおそれがあるとあります。武力衝突が避けられないかのような新聞報道もあった朝鮮半島の緊張した事態が回避され、団長報告にもあるように、平和的に解決する方向に動き出していることを報告することを本当に私はアジアの平和を願う人々とともに喜びたいと思います。  私は、ユーゴ爆撃などア……

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この調査会の論議というのは、日本国民のみならず世界からも注目されていると思います。したがって、私はこの調査、論議自体を通じて、日本が国際的にもより信頼を高め、また国民と世界の心ある人々に希望を与えるような論議をしていきたいと思っております。その点で、現在の憲法をどうとらえるかという問題が第一の問題としてあると思います。  憲法制定の経過については、いろいろな意見が出されました。しかし、その憲法制定の経過がどうあれ、つくられた憲法それ自体については、当時の憲法担当大臣であった金森徳次郎氏も、吉田茂著作の「回想十年」の第二巻の中に掲載されておりますが、その寄稿文の中で、「日本を世界の……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょう、二回目の会議に参加し、一回目に続く論議を聞きながら感ずることは、憲法について共通の認識と同時に多くの相違点があるということでございます。そして、その相違点の中でも、何を言いたいのかなということをもう一歩突っ込んで聞きたい点がたくさんあります。  それは、例えば先ほども論議になりましたけれども、今の憲法が国際法に反して制定された憲法だということに関連して言えば、だからどうかということが率直にお伺いしたい。そういうことを含めて、私は、もうしばらく議員間のこういう論議を繰り返していけば、お互いの問題意識、相違点、その中身に至るまで基本点が浮かび上がってくるのではないかと思います……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  今の憲法が制定された当時、私は学生でした。それから五十数年たった今の学生の皆さんがこの憲法に対してどのような認識を持っておられるか、きょう二十人の参考人の発言を通じてその一端を知ることができました。  私は、戦争時代に教育を受けてきた者として、憲法が制定された当時、その民主主義、平和主義に深い感銘と感動を持ってこの憲法を受けとめたものであります。そして、今もその憲法を誇るべき憲法だと思っております。  きょう、皆さんのお話につけ加えて、今の学生の皆さんが国際的にいろいろ起こっている問題を感覚的にどうとっておられるかという点で、私は秋葉さんと横倉さんに一つ……

第147回国会 憲法調査会 第7号(2000/05/02、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 では、お二人に……
【次の発言】 簡単な質問ですから。
【次の発言】 それでは、ゴードンさんにお伺いします。  日本で今、憲法をめぐる論議の中で、わずか一週間でつくり上げられた草案だということが非常に問題にされております。その一週間でつくられた草案だということから与えているニュアンスは、非常に短時日につくられた、十分練り上げられていない無責任な憲法草案が押しつけられたのではないかというニュアンスの議論があります。  きょうのお二人のお話を聞く中で、私は、そうでなく、一週間の大変な作業でつくられたものではあるが、それはアメリカでの対日政策についての研究成果を踏まえ、かつ日本の学者の……

第151回国会 憲法調査会 第4号(2001/03/14、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  まず、中村参考人にお伺いします。  私がお伺いしたいのは、共和制、それから国民主権の憲法史上の位置づけをどのようにお考えになるかをお伺いしたいんです。  私の問題意識というのは、二十世紀の初頭に共和制は三カ国しかなかった。それが今世界の大勢になっており、国民主権が確立されていると。これは、やはり歴史の大勢がそういうことを示すものであり、いわば二十世紀は君主制から共和制への大きな流れの世紀だったということも言えるのじゃないかと思っております。そして、日本国憲法も天皇を象徴制として存続させたというような不徹底な面は残しておりますが、国民主権の原則を明確に確立……

第151回国会 憲法調査会 第7号(2001/05/09、18期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  きょうの調査会は、憲法改正を掲げられた小泉総理が誕生してから最初の調査会でありますし、また、そういうこともあって、この三日、第五十四回目の憲法記念日が護憲、改憲分かれて大変活発にいろいろ論議が行われた直後の調査会でもあります。  そこで、私はまず前田参考人に、参考人の貴重な意見から少し離れて申しわけありませんけれども、参考人もおっしゃった憲法問題で熱病にかからないためにも、日本国憲法の基本的なとらえ方をどうやっておくべきかということについて御意見をお伺いしたいと思います。  私は、日本国憲法というのは、平和原則の点でも憲法九条という世界史的な意味を持つも……


19期(2001/07/29〜)

第152回国会 憲法調査会 第1号(2001/08/07、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ただいまから憲法調査会を開会いたします。  参議院憲法調査会規程第五条第二項において準用する本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が会長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより会長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの江田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、会長に上杉光弘君を指名いたします。(拍手)

第154回国会 憲法調査会 第2号(2002/02/27、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。今日はありがとうございました。  私は、最初に非常に初歩的な質問をさせていただきますけど、司法改革の目的というか目標はどこにあるかという問題です。  これは、今、先生のお話をお聞きしましても、私は、憲法が認める国民の裁判を受ける権利を保障すること、そのことを通じて国民の基本的権利を守っていくということにあると思います。この、先生も紹介されました意見書にもそのことがまず述べられていると思います。「法の支配がこの国の血となり肉となる、」というところから「国民の日常生活において息づくように」云々というようなところにそういう趣旨が書かれていると思います。  私は同時……

第154回国会 憲法調査会 第4号(2002/04/10、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  私は、日本国憲法について論議する場合、いつも頭の中に出てくることの一つは、憲法制定議会当時の憲法担当大臣であった金森徳次郎氏が、憲法制定は日本を世界の水準に押し上げたのであると言っておられることであります。明治憲法の下では世界の水準になっていなかったということであります。  考えてみれば、明治憲法では、主権はアマテラスオオミカミの神勅に基づいて天皇に与えられたものとされていたのです。ですから、世界の水準になかったということがはっきり言えると思います。  現行の日本国憲法は主権が国民に存することを宣言し、これは人類普遍の原理であると明記いたしました。憲法学……

第154回国会 憲法調査会 第8号(2002/06/12、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  まず、戸塚先生にお伺いします。  私、従軍慰安婦問題を始め戦後処理問題をずっとやってきましたので、戸塚先生のお書きになったものをかなり読ませていただきました。お書きになっていることでもあるんですけれども、国会でいろいろ取り上げる場合にも、また運動の中でも問題になるのは、結局は解決済みだということで、今求められている謝罪あるいは償いという問題の解決が進まないという状況にあります。これ、戸塚先生よく御存じの問題です。  同じ問題はほかの問題にもありまして、例えば私、最近政府関係者と議論している問題ですけれども、旧日本軍が中国に遺棄した毒ガス弾による被害の問題……

第154回国会 憲法調査会公聴会 第2号(2002/05/15、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  四人の公述人のお話によって、憲法の人権規定をどうとらえるかということ、またその実態が日本社会でどうなっているかということについて大変学ばせられました。ありがとうございます。  憲法の人権規定のとらえ方は、いろいろな面からお話がありましたけれども、私は、この世界人権宣言五十周年に際して、日本の国会が衆議院、参議院の本会議で、同じ一九九八年十二月十四日に、人権宣言に関する決議を採択しました。その決議の中でこういうふうに言っております。我々は、世界の平和と繁栄は、すべての人々の人権が尊重されることにより、初めて実現されるものであると確信すると。これは、衆議院も……

第155回国会 憲法調査会 第2号(2002/10/30、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本の憲法状況を念頭に置きながら各報告お伺いしました。非常に刺激的な大変面白い報告であったことを感謝いたします。  私は、自分の意見より、もっとたくさん知りたいことがあるので、ちょっと時間の範囲内で質問させていただきたいと思います。  一つは、違憲裁判の問題、憲法裁判の問題、これ日本では、今、吉川議員の報告でもありましたけれども、統治行為論とかそのほかいろいろな理由でほとんど憲法判断が下されたことがないと。特に、重要な問題についてはないと思います。そういう点、ヨーロッパではいろいろな例があると。それで、イタリアの場合の例では、違憲と判断されたらさかのぼって無効になるというお話でし……

第155回国会 憲法調査会 第5号(2002/12/04、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二つのことを発言したいと思います。  第一に、世界人権宣言五十周年に際して国会が行った人権擁護の推進に関する決議が、「我々は、世界の平和と繁栄は、すべての人々の人権が尊重されることにより、初めて実現されるものと確信する。」と言っていることを改めて重視したいということであります。  人権問題は、かつて国内問題とみなされてきました。しかし、現在は、国連憲章、世界人権宣言、国際人権規約などに規定された国際問題とされるに至っております。これは、ドイツのナチズム、イタリアのファシズム、日本の軍国主義が国民の生活と権利を抑圧して、第二次世界大戦を開始するに至ったことから教訓を生かしたものだと……

第156回国会 憲法調査会 第1号(2003/02/12、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  職場に憲法なしという言葉があるように、労働分野は憲法と現実との乖離の最も大きい分野だと、こう言われております。そこで、憲法に立ち返りながら若干お伺いしていきたいと思います。  まず、矢野参考人、草野参考人、両方にお伺いしますけれども、私は、日本国憲法というのは国連憲章の精神、とりわけ労働関係法規はそれに加えてILO憲章、あるいは一九四四年、終戦の、第二次世界大戦終結の直前ですが、戦後の新しい世界に対応するために採択されたフィラデルフィア宣言、こういうものの精神を受けたものだというように思っておりますが、その点、どうお考えになるか、簡単で結構ですから、お伺……

第156回国会 憲法調査会 第5号(2003/04/16、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  基本的人権に関しての十一回にわたる参考人聴取と一回の公聴会での論議を踏まえて意見を述べます。  私は、まず、基本的人権という問題をどうとらえるかの基本として、国会の衆参両院が世界人権宣言五十周年に際して採択した決議で、「我々は、世界の平和と繁栄は、すべての人々の人権が尊重されることにより、初めて実現されるものと確信する。 本院は、ここに、世界人権宣言の持つ意義を改めて認識し、すべての人々の人権が尊重される社会の実現に一層努力することを決意する。」と述べていることを改めて想起したいと思います。  日本国憲法は、こういう意義を持つ基本的人権を侵すことのできな……

第156回国会 憲法調査会 第7号(2003/05/14、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。お三人の参考人、今日はありがとうございました。  最初に、明石参考人にお伺いしたいと思います。明石参考人にまずお伺いします。  国連についてですけれども、二つお伺いします。  まず第一には、国連がもう六十年近く前に創設されたときに、世界はこれをどういう受取方をしたんだろうかということが私の一つの関心です。というのは、この第二次世界大戦が終わったときに世界は歓呼の声を上げたということは映画等でもいろいろ見てきましたけれども、国連ができたときに世界はどういう雰囲気でこれを見たかということは、これはいろいろ文書を見るけれども、見付かりません。それで、国連に長く働い……

第156回国会 憲法調査会 第8号(2003/07/09、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 先ほど平野先生から、現にある憲法は守らなければならないという発言がありましたので、それに釣られての発言です。私もその部分は全く賛成です。  日本にいるアメリカの商工人でビル・トッテンという人が書いた本の中に、自分の国の憲法をけなす国は世界から信用されないということを書いているのを私は印象深く読んだことがあります。そういうことがあったために、先ほど平野先生の発言も私はそのとおりだと思ったわけです。今、日本にある憲法を我々はそういう見地から見ればやはり守っていかなくちゃいけない。  将来についていろいろ意見が分かれていることは私も承知しております。じゃ、今の憲法をどう取るかという点で……

第158回国会 憲法調査会 閉会後第1号(2003/12/03、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  団長始め各委員の報告、大変勉強になりました。先にいただきました調査資料と併せていろいろ実情が分かって、非常に良い調査だったと思います。  私は、まず最初に感じましたことは、この団長報告の中に、日本国憲法制定は、制定の背景に国際連合設立及びその憲章の精神が大きな影響を与えていますと指摘されていることです。私も全く同感であり、そういう国際連合憲章を受けての今の日本国憲法があると思いました。同時に、私は九条を持つ日本国憲法に誇りを持っている者の一人ですので、コスタリカの憲法に特別に関心を持ちました。  私が今、団長報告と併せてコスタリカの憲法について触れるのは……

第159回国会 憲法調査会 第1号(2004/02/18、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  私は、こういう問題が論議される機会に、集団自衛権を論ずる場合にも、国連憲章全体の中でこの問題も論議していくということが重要じゃないかと思いながら参考人の意見を聞いておりました。  国連憲章は古いという意見もありました。しかし、私は、古いと言って片付けるわけにはいかないと思います。というのは、わずか十二年前、十二年、もうちょっとたちますか、一九九一年のロンドン・サミットの政治宣言では、日本政府も参加して作られた宣言ですけれども、我々は今や国際連合にとってその創立者の公約と理想を完全に実施するための条件が整っているものと信じると、こう言い切っております。この……

第159回国会 憲法調査会 第3号(2004/03/03、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今いろいろな論議が行われた中で、二つのことを私は発言したいと思います。  一つは、国際貢献にかかわる問題です。  憲法九条があるために日本は国際的に責任が果たせないではないかという議論もありました。私はその際に、日本の国際貢献というのはやはり軍隊を出さなければできないということだけでなく、軍隊以外でも国際貢献をできることがたくさんあり、それは憲法論議をまつまでもなく、現実に可能なものとして最大限の努力が必要だと思います。  同時に、論議の中では、あたかも世界が一致して、日本が憲法を変えてでも軍事力による、自衛隊による国際貢献を求めているように受け取れる議論もありました。私はその点……

第159回国会 憲法調査会 第5号(2004/04/07、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  平和と安全保障という問題について我々が大局的に誤らないためには、第一に、歴史的展望の中でこの問題を考えることが重要だと考えます。世界の歴史は戦争の歴史であったとともに、多くの先人たちが戦争を防止し、戦争のない世界を目指して努力し続けてきた歴史でもありました。私たちは、その戦争のない世界を目指す努力の到達点を受け継ぎ、発展させる見地に立つべきであります。  私たちは、戦争史上最も大きな悲惨をもたらした二つの世界大戦の教訓を生かした国連憲章と、それを一層発展させたものと評価される日本国憲法を基本とすべきだと考えます。もう少し突っ込んで言えば、国連憲章に規定さ……

第159回国会 憲法調査会 第6号(2004/04/21、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  私は、憲法の前文について、これまで読んだ多くの本では、このいただいた調査会事務局の資料でも書かれていることになりますが、憲法前文は戦後の我が国、民主制のスタートになる文書であり、戦争に対する反省を明言し、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三大原則を宣言しているということから始まった資料になっておりますが、私はそういうものでこの憲法の三大原理を含めて高く評価し、私は個々の文章上のいろいろな問題が仮に幾らかはあったとしても守っていくべきものだという考えに立っております。  今日、三人の先生からいろいろ厳しい前文についての批判や弱点の指摘を受けて、いささか……

第159回国会 憲法調査会 第8号(2004/05/26、19期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  まず、阪本先生にお伺いします。  憲法の国民の総意によるという規定との関係ですが、私は、国民の総意が変わった場合には今の象徴天皇制というのも変わっていくであろうと。それはあくまで国民の総意が変わった場合ですけれども、その場合は憲法も今のままではそういうわけにもいかないでしょうけれども、そう思っていたんですけれども、先生のお話によると、そういうものではなく、もう歴史的な存在だということにお考えになっているのかどうなのかということが一点と。  もう一つは、主権者が国民だけれども、しかし、一たび象徴天皇になると、国民はその尊厳を冒涜すべからざる義務が生ずるんだ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

吉岡吉典[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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