このページでは木庭健太郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。木庭健太郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○木庭健太郎君 私の方は、いまだに後を絶たない難民問題についてひとつお伺いします。
まず、最新の漂着者の実態、それに対する審査状況及び偽装難民の具体的な措置状況、また現在対応に追われております地方自治体への財政措置について総括的な御報告をお願いします。
【次の発言】 あと、偽装難民の具体的措置状況をお願いします。
【次の発言】 もう一つあったんですけれども、飛ばしまして、今ありましたように、中国からいわゆる偽装難民というものが今ふえているわけでございます。政府といたしましては今のところ難民のスクリーニングの厳格化、経済難民排除の方針というのを決めておられますが、同じようにやはり日本に漂着、保……
○木庭健太郎君 世界六十九カ国の環境相が集まりました地球温暖化防止策を検討するオランダ会議が七日に終了いたしました。環境庁長官、出向かれてまことにお疲れさまでございました。この会議の宣言の中で、二〇〇〇年までCO2を原則凍結する旨の宣言がなされまして、地球温暖化防止という意味では本当に歴史的な宣言がなされたというふうに私自身は理解をいたしております。ただ、現地から伝わってきました報道を読みましたら、日本代表団は律儀に、実行できないものは約束できないというようなこともおっしゃっておりましたし、結果的にこの二〇〇〇年までのCO2の原則凍結について六十七カ国まで合意した中で、日本とアメリカだけが保留……
○木庭健太郎君 総務庁が先日九月二十五日に取りまとめられました、利用者サービスを中心とした鉄道事業に関する行政監察の概要について、簡単で結構でございますから報告してください。
【次の発言】 今回の監察の中にJRグループが含まれておりません。確かに国鉄調査を五十九年、それから監察を六十年六月ということで行っていらっしゃいますけれども、一応JRとして日本一の民営の鉄道会社が誕生したわけですし、また、午前中もちょっと論議が出ておりましたけれども、最近事故が余りに多いというようなこともございます。そういった意味も含めてぜひ一度はJRについても早急に行う必要があるんじゃないかと思うんですけれども、その辺……
○木庭健太郎君 まず、法務省に入国管理局の出張所の整理統合の問題についてお尋ねいたします。
本年の一月二十四日の閣議で、この出張所を十五カ所整理統合するという方針が決まっておりますけれども、簡潔にこの整理統合の理由をお聞かせください。
【次の発言】 その十五カ所というのを選ぶ基準ですね、そういうものがありましたら教えていただきたいのですけれども。
【次の発言】 その十五カ所についてはほぼ決定されているのかどうかということをひとつお伺いしたいのと、またこれは地元の問題も絡んでくるでしょうし、一応平成五年度までというようなめどが出ておりましたけれども、どんな手順でこれからやっていかれるのかも教え……
○木庭健太郎君 私も障害者雇用の問題をお尋ねしようと思いますが、この問題、午前中からいろいろ論議もございました。堀委員もおっしゃったように、障害者雇用という問題は単に雇用だけの問題じゃなくて、社会の成熟度とか文化度、そんなものをはかる上でも重要な問題であるというふうに思います。ただ一方で、障害者の雇用の問題というのは、やっぱりそういう人を身内に抱えるとかそういう人じゃない限り、またその厳しさもわからないというような側面もあるような気がします。私自身も身内に一人全く目の見えない人がおりまして、その人を通してこういう問題を考えるようになった一面もございます。 そんな意味で考えれば、午前中から論議……
○木庭健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、提案者の方々に若干の質問を行いたいと思います。 この被爆者援護法案については我が党としても長年取り組んできた課題でもあり、提案者の方々には本当に心から敬意を表します。 原爆の被害の悲惨さについては何回も何回も述べられており、今さら改めて述べることもないと思います。ただ、今被爆者という言葉そのものが核兵器廃絶を願う世界の人々にとっては一つの共通語にもなっております。それはひとえに被爆者の方々が苦しみを乗り越えて、そしてまたみずからの傷をさらしていって四十数年間必死に闘い続けた結果ではないか、私にはそのように思えてなりません。それに対し……
○木庭健太郎君 きょうは私が最後であります。あとしばらくおつき合いをお願いしたいと思います。 朝からずっと論議がありまして、その中で、この法案の中身に入る前に、午前中から指摘もあっておりましたけれども、何か今回の改正の場合は非常にやはり国民の側から反発が強かったというか、理解してもらえなかったというか、そんな部分が非常に強かったと思うんです。 前回、六十年改正の際には随分その前に、それこそ十年間ぐらいかけた論議が続いた上に、学識経験者との交換会、政党との意見交換とかいろんなことがあった上で大改革の法案が提出された。ところが、今回の場合そういった手続が少し不足していたんじゃないかなということ……
○木庭健太郎君 きょうは、土地と住宅の問題について少しお伺いしたいと思います。 言われるとおり、世界第二の経済大国と言われながら、今、私もサラリーマン出身ですが、サラリーマンにとっては特に厳しい状況ができている。首都圏を見ましたら、大体平均的なサラリーマンが標準的なマンションを購入しようとすると、都心十キロ圏では今大体年収の十五・三倍、二十キロ圏では十・七倍。これがマンションですから、現在マンションも持てないというような状況になっております。一戸建てのマイホームというと、七千万、八千万でも、そういう値段が出るとみんなが飛びつくというような状況にもなっている現状でもございます。無理にマイホーム……
○木庭健太郎君 私も、まず最初に、所信に対する幾つかの御質問をしたいと思います。 午前中から審議になっておるんですけれども、とにかく今の現状を見たときに、やはりこれからの老後という問題を振り返ったときに、年金にしても果たして生活できるのかな、病気しても本当にきちんとした医療が受けられるか、また寝たきりになっても最低限の公的サービスを受けることができるか、正直言って国民の不安というのは尽きないというのが現状だと思います。そして、午前中も指摘があっておりましたけれども、国民が政府に何を今は一番望んでいるのか。それは社会保障、社会福祉の充実という点が挙げられております。 こういう社会保障の将来の……
○木庭健太郎君 きょうは、労働省はまだこういう言葉は使っておりませんけれども、いわゆる過労死の問題についてお尋ねしたいと思っております。 最近、民間保険会社が都内の企業に勤める二十代から五十代までのサラリーマンを対象にしてアンケート調査をやっておりますけれども、このときに、四五・八%のサラリーマンの人が自分も過労死する可能性があるというような答えを出しておりまして、特に部長以上の管理職、これでは三人のうち二人が過労死の可能性を心配している、こんな結果が出ておりました。 また、先日、過労死問題に取り組んでおります弁護士さんたちなんかがつくっていらっしゃる過労死一一〇番というところがあります。……
○木庭健太郎君 きょうはこの前も少しお聞きしましたけれども、将来の我が国の社会保障制度と国民負担率のあり方、これについて何点かお伺いしたいと思っております。 税と社会保障負担合わせた国民負担率、この対国民所得比は平成二年度で四〇%を超えるというようなことがほぼ確実と今見られております。今の現行の制度を前提といたしまして高齢化がピークを迎えることになります二〇二〇年ごろの国民負担率をどの程度になると厚生省では見込まれていらっしゃるのか、現時点での見解をぜひお聞かせ願いたい。 あわせて、政府として少なくとも二〇二〇年を展望した新たな推計を国会に提案する用意はないでしょうか。この点につきましては……
○木庭健太郎君 まず、中小企業退職金共済法の改正に関連いたしまして何点か最初に伺いたいと思います。 先ほどもちょっと御指摘があっておりましたけれども、今回の改正の中で一つの大きなポイントは、パートタイム労働者が加入しやすい状況をつくられたということが大いに評価できるものだと思いますし、私たちもパート労働の問題をやっておりますし、そういった意味では評価するんですが、ただ加入促進の面ではいろんな意味でまだ残された課題が多いんではないかとも感じております。 先ほど指摘もあっておりますけれども、包括加入の問題がお話しあっておりました。やはり私、週二十二時間―三十三時間未満の人たちにもぜひこれは適用……
○木庭健太郎君 人生八十年時代ということが朝からいろいろ論議になっておりましたけれども、この高齢者の雇用の問題は、まさに国民的課題というような御認識は大臣もあると思います。 ところが、その一方で、これもいつも言われることですけれども、人手不足、人手不足といいながら高齢者の雇用問題の方をとってみると、六十歳以上を定年年齢と定めている企業の割合が平成元年度でまだ六一・九%しかないという厳しい現状だと思いますし、その他高年齢者の失業率、有効求人倍率、再就職など、いずれを見ても現状が厳しいという認識は大臣も十分御認識になっていることだと思います。 そういった中で出された今回の改正案だと私も思います……
○木庭健太郎君 私もこの席に着くのは初めてでございまして、きょうは、この委員会でも少し取り上げられましたけれども、ODAの問題、特にインドのナルマダ川流域の総合開発の問題について何点かお伺いしたいと思っております。 御存じのとおり、このプロジェクトの中で今一番問題になっているのがサルダル・サロバル・ダムの建設の問題でございまして、世界銀行が四億五千万ドルを融資しておりまして、日本のOECFの方からも二十八億五千万円の融資がされて今スタートをしております。しかし、もう日に日に地元住民を初めとして世界のNGOからも猛反発が起きているのが現状でございまして、融資を中止しろという声が随分高まっており……
○木庭健太郎君 まず、埼玉県浦和市のしらさぎ幼稚園の集団発病の問題について、簡単に二点ほどお伺いしたいと思っております。 この集団発生の場合、死者がもう既に二人出ているということでございます。大変痛ましい事故でございます。また、幼稚園というある意味では公的な場で起きている。亡くなったのは園児である。私も同年齢の子供を持ちますから非常に関心を持ちましたし、そういう意味では、悲しい話ですけれども、これを教訓にしてきちんとしていただきたいという面もございます。 その中で、一連の報道を見ておりました中で特に感じた第一点は、埼玉県の自家用水道条例ですか、これで年二回水質検査を義務づけている。この幼稚……
○木庭健太郎君 まず、中小企業近代化資金制度の問題でお伺いしたいと思っております。 この中小企業近代化資金という制度は、都道府県が特別会計を設置いたしまして国から補助金を受け入れ、そしてそれを元にして地方自治体が一般会計から同額の資金を繰り入れて、これを原資といたしまして中小企業の施設近代化のための費用を無利子で貸し付ける制度でございます。大変人気がある制度でございます。特に、今企業が設備投資主導型の経済になっておりまして、全国各地でこの資金に対する需要が物すごく強くなっております。 例えば私の住みます福岡県でございますけれども、ことしは年間十一億円の資金がございましたけれども、九月の段階……
○木庭健太郎君 きょうは最初に、昨年春からずっと、ボートに乗りまして中国からやってまいりました、いわゆる偽装難民の問題でお伺いしたいと思っております。 昨年あれほど大騒ぎいたしましたけれども、ことしは鎮静化したというようなこともあって、話題にも上らなくなっておりますけれども、私も当然全員中国へ帰られたんだろうと思っておりまして、長崎県大村の収容所で聞きましたら、まだ千四十八人の方が残っていらっしゃる。あれから既に一年以上たっているのに、その人たちがそこに残されていることを聞いて、ある意味ではびっくりいたしました。 状況を少し教えていただきましたら、ことしの九月二十二日の第五次の二百五十八人……
○木庭健太郎君 まず最初に、現在世界的に注目を集めておりますクルド人難民の問題について、幾つかお伺いしたいと思います。 私も湾岸調査団ということで公明党で行きまして、やっぱり難民問題これから大きくなるなと思っていたやさきに、心配していたとおりクルド人百五十万人が難民としてイランとかトルコに出ていくというような状態になってまいりました。 日本といたしましても、緊急に援助を決められたり、また医療調査団第一陣、第二陣までもう既に出されているということを聞いております。また、新聞報道ですけれども、政務次官を現地に送ろうとか、イラク政府に対して外務省の方から申し入れをなさるとか、さまざまな対策をなさっ……
○木庭健太郎君 まず最初に、今バングラデシュでも活躍しておりまして、また外務大臣の発言で一躍注目されるようになりました国際緊急援助隊の派遣の問題についてお伺いしたいと思っております。 この援助隊の派遣の法律ができたのは昭和六十二年でございまして、以来十八回、民間のボランティアの皆様を初めいろいろな方たちの献身的な努力で、海外でいろいろな形で活躍をしております。ただ、法律ができた当時というのは、これが国際貢献のただ一つの柱だというようなことを言われて期待をされたところでもございますけれども、国際的評価がいま一つという面も現実ございます。 現在論議になっております自衛隊参加の問題についてはまた……
○木庭健太郎君 きょうは質問通告はしておりませんでしたけれども、雲仙の問題については午後から各委員の先生方から、大変残念なことが起きたということでお話がありました。政府としても、本日本部をつくられてやっていらっしゃるということでございます。万が一にも再びこのようなことはないと思いますけれども、そういうことがもし起きた場合の態勢というのは、これは医療機関の問題にもかかわりますし、厚生大臣、ぜひそういう面でも心がけて、今回の問題を教訓としていただいて、ぜひともそういう態勢だけはきちんと常に対応できるようにとっていただきたいということをまず御要望をしておきます。 きょうは、難病の問題を少しお伺いし……
○木庭健太郎君 まず最初に、文部省の方に長崎県雲仙・普賢岳の火山噴火に伴う問題で何点かお伺いしておきます。 私も噴火以来三回ほど現地へ行ってまいりました。被災者の皆さんに要望を聞くと、一番多いのがやはり家の確保の問題なんですよね。避難先で長い生活になっている、これをどうするかというのが一番最初。次は、働く場所がなくなっていますから生活保障の問題があるわけです。次に皆さん挙げられるのが教育の問題なんです、実は。いろんな面で子供たちの教育のことを本当に心配されているということを実感した次第でございます。 現地、あすから小中高夏休みに繰り上げでなるということも聞いております。そんな中で特に要望が……
○木庭健太郎君 きょうは過労死の問題、いわゆる過労死ですね、労働省流に言うと。この問題で前回も少し質問したのですけれども、若干質問させていただきたいと思っております。 父の日の前日の六月十五日に、過労死問題に携わっている弁護士さんたちが中心になって「過労死一一〇番」というのを全国四十五都道府県、五十二カ所で一斉に電話相談を実施されました。日常的にこの「過労死一一〇番」ということをずっとやっていらっしゃるそうですけれども、それにもかかわらず午後三時までに全国で二百五十八件の相談が、これは過労死そのものというより日本人の働き過ぎの問題、そういった問題でも相談があったそうでございます。 そして、……
○木庭健太郎君 まず最初に、石原参考人にお聞きしたいんですけれども、先ほどからお聞きしていると、改定ルールの問題ですね、もう随分練り上げてつくられたものだというお話もあるんですけれども、何かお話だけ聞いていると、これは固まったものは幾らいろいろ意見が出ても変えないのが原則だという発想でやられているような気がちょっとするんですよ、どうしても話の節々から。それに、変える場合の要素としては社会経済の諸要素というようなことをおっしゃいましたけれども、諸要素とは一体どの辺まで参考にされているのか。今回はこういう形になったとしても、今のお話を聞いていると、ずっとこういう形でやられるような気もするんですけれ……
○木庭健太郎君 この勤労者財形促進法は過去六回の改正を行っておりまして、今回、高齢化の進展、住宅問題の深刻化というのを受けて第七次の改正となるわけでございます。ただ、先ほどからずっと聞いておりましたら、大臣御自身もこれでもう十分だとはお考えでないようですし、また各関係機関や労使双方からもいろんなこの制度に対する要望もまだまだ出ておりますし、その中で酌み取れなかった部分も数多く今回あったと思いますけれども、大臣御自身今回の改正を見られていて、もうちょっとここは努力したかったなと、ちょっとここは足りなかったなと思われる点があればぜひお話ししていただきたいのですが。
○木庭健太郎君 私も四党共同提案いたしました野党の発議者の一人でもございます。また、小委員会の中で論議を重ねてまいりまして、ようやく労働者の権利として育児休業を法制化するということに至ったことについては素直に評価いたします。 ただ、出てきた法案の中身を見たときに、午前中から論議になっておりますけれども、最大の問題である所得保障の問題について、なかなかというか一歩も出てこない。罰則の問題はもちろんあります。不利益取り扱いの問題もある。もうある意味ではさまざまな問題を抱え過ぎているような気も正直いたしまして、大臣もこの法案について、これは第一歩だというふうに午前中おっしゃっておりました。やはりま……
○木庭健太郎君 最初に、地域雇用開発等促進法に関連してまず何問かお聞きしたいと思います。
まず、現在の雇用失業情勢、特に地域別に見た雇用状況の現状をどう認識されているのか、また今後の見通しについてどのように考えているのかをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 地域的に厳しいところというのはどこら辺ですか。
【次の発言】 今おっしゃったように地域で非常にばらつきがある。私は福岡でございまして、大臣は鹿児島と、どちらかというと雇用失業情勢、回復テンポが非常に緩やかな地域でございます。
そうした地域というのはこれからも引き続き地域雇用対策というのを強力に推進しなくちゃいけないと思うんですけれ……
○木庭健太郎君 育児休業法もこの前の参議院の育児休業小委員会から長い経過をたどってまいりまして、ようやく本院でも二回目の審議ということになったわけでございます。前回も審議をさせていただきましたけれども、私たち野党が提案した法案に比べて、その問題点も前回いろいろ指摘させていただきました。 一つは、休業期間中の経済的援助が全く触れられていないということに対しては極めて強い不満を残したまま、なかなか解決の方途が見えてないという現状でございます。また、不利益取り扱いの禁止規定の問題、原職または原職相当職への復帰の問題、これらはいずれもこの育児休業法の実効性を高めるという観点では私たちは不可欠だと、正……
○木庭健太郎君 先ほど井上委員の方からも長崎雲仙・普賢岳の問題が出されておりました。私もこれで少しだけお聞きしたいと思うんですけれども、先日私も雲仙岳へ行ってまいりまして付近の状況も見てまいりました。砂防ダムが何カ所かできておりまして実際に機能しているようでございまして、非常に粘着力の強い火山灰というのですか、雨になると勢いよく流れるのですけれども、乾くと一変して石のようになる火山灰でございまして、もしこれが下まで流れることがあったら被害はかなり大きいだろうなということも感じました。また、砂防ダム関係で新規の起工式を行ったばかりでございまして、それからこういう状態に今なっておりまして、実際行っ……
○木庭健太郎君 総理、私たち公明党の議員のメンバーも、調査団と時を同じくいたしましてイランからジョルダン、それからエジプト、またサウジアラビア、一人はクウェートまで入ってまいりました。 今アブアリ島というお話が出ました。今海水が一番汚れているところでもございますが、実はそこまで現地に行きまして海水をとってまいりました。海水というより、海岸に押し寄せられているのはこういう、ちょっとこれだけじゃわかりにくいのでお見せしようと思って持ってまいりました。(資料を示す)こういう具合に、もうなかなか出てこない、どろっとして。これが海水です。こういう状態で、被害は少ないと今おっしゃられましたけれども、海岸……
○木庭健太郎君 今回の暫定予算は、湾岸問題への対応の審議のために時間を要したこともございますし、この経過から緊急やむを得ないものと理解はいたします。ただ、一、二点ちょっと確認させていただきたい点がありますのでお聞きいたします。
一つは暫定予算と本予算のかかわりでございます。これまで暫定予算は本予算と密接不可分という見解できておりますが、一方では、本予算成立までは根拠法的にも内容的にも独立したものとして見ることができるというような見解もございます。この点、政府としてどうとらえていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一点なんですけれども、今回、暫定予算については各党の政調・……
○木庭健太郎君 まず、食品照射の問題について科学技術庁にちょっとお伺いをいたしたいと思っております。 食品照射というのは、御存じのとおり食品にコバルト60など放射線を当てて殺菌、殺虫などを行って食品の保存効果を高めるというふうに言われているものでございます。我が国では昭和四十二年に食品照射研究開発基本計画がつくられておりまして、科学技術庁初め各関係省庁が食品照射研究運営会議というのを設置されて現在までにジャガイモ、ミカン、タマネギなど七品目の研究を行ってこられたと聞いております。ただ、運営会議そのものは昭和六十三年にミカンについての研究を終えられまして、七品目、当初予定したすべての食品照射に……
○木庭健太郎君 まず、出生率の問題をお聞きいたします。 平成二年度の合計特殊出生率は、昨年の一・五七に引き続いてまた低落いたしまして一・五三という最低の数字になったわけでございます。どうしてこの出生率の低下に歯どめがかけられないのか。厚生省及び政府が書かれているものを読ましていただきますと、何かこの一番の原因は女性の晩婚化とか、それから晩産化といいますか出産するのがおくれてきたというようなことを強調されているように感じるんです。先ほど堂本委員は母子保健のあり方じゃないかとおっしゃいました。私自身はそうじゃなくて、日本が経済大国になっていく中で、逆に一人一人の生活レベルがどうなったか。生活小国……
○木庭健太郎君 今回の改正案のキーワードというのをずっと見てみますと、介護という言葉が一番大きなキーワードになっているのだろうと私自身理解しております。改正の趣旨自体が介護体制の充実を図るというようなことを言っておりますし、岡光部長も何度介護。という言葉を連発したか、百回以上は少なくともおっしゃっている。もちろん、高齢化社会においてそういう介護体制を充実するというのは、私たちも一生懸命主張してきておりましたし、大事なことだと思っておりますけれども、ただ、厚生省としてこの介護というものをどういうふうにとらえているかというのがいま一つ私はわかりません。 そこで、まず一点お伺いしたいんですけれども……
○木庭健太郎君 それでは、質問をさせていただきます。 今回の法案というのは、廃棄物が急増する中で、しかも最終処分場がもうほとんど満杯になっているという状態で、何としても廃棄物問題の解決と環境保全のための循環型社会を構築しようということは大きな課題でもございますし、その意味では、改正案が出てきたということは廃棄物問題の解決への糸口ではあろうと思っております。しかし、この前の論議、きょうの論議を見ておりましても、改正案というのは昨年十二月の生活環境審議会の答申と比べてみてもどうしても後退しているというような感じをぬぐうことはできませんし、それから問題点も幾つかあると思っております。 まず、一番……
○木庭健太郎君 それでは、質問させていただきます。 今回の法改正は、国際社会の一員として深刻化する麻薬問題に取り組むための国内法の整備でありまして、必要不可欠な法改正と私たちも思っております。しかし、新しい形の法制度も導入されますし、真価を問われるのはこの改正された法律がどんなふうに運用されて麻薬対策に実効性を上げるかということだと思っております。 そこで、まず法改正の中身について、先ほども質問があっておりましたけれども、一、二点伺いたいと思います。 一つはコントロールドデリバリーの問題でございます。先ほどの説明では、これは犯罪の意思のない者にさせるのではない、いわば荷物の監視をしてみた……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
証人に、まず暴力団絡みの件について数点伺います。
現在、この問題は、やはり市民にとって非常に倫理にもとったというようなことを言われていますけれども、まずお伺いしたいのは、広域暴力団稲川会と関連する口座というのが日興証券に何口座あったのか。石井前会長の名義だけではなくて、ほかに稲川会に関連する口座があったと思いますけれども、どうでしょうか。
【次の発言】 その二つの口座は、大蔵省が通達で禁止したいわゆる借名口座ではないですか。
【次の発言】 現在この石井前会長名義の口座も含め三つとおっしゃったわけですね。その三つの口座は現在どんなふうになって……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
先ほどから大阪府民信用組合のことが論議になっておりました。頭取からいろいろお話を聞いておるんですけれども、それではもやはりわからない。なぜこれほど巨額な金を自分の銀行でもない一つの信用組合に貸し得るのか全く理解できない、そう思いました。
そこで聞きたいんですけれども、富士銀行はこの府民信用組合だけじゃなくていろんなほかの信用組合にもこういった大口預金の紹介をいつもやっていらっしゃるんですか。
【次の発言】 こんな大きな金額はと言われましたけれども、例えばほかのケースの場合、一番大きくてもどれくらいなんですか、どれほど今回の府民信用組合と差が……
○木庭健太郎君 私は、きょうは公明党を代表させていただきまして、この法案に対して審議をさせてもらうものでございます。 私自身、衆議院からの論議を聞いておりまして、この前のあの採決の混乱を見ておりまして非常に残念だと思いましたし、それ以上に、ああいうことでPKOまたPKFというものの本質が国民に対して見誤られるならば本当に悲しい事態だなと、そう思いました。 まず、総理に国際貢献のあり方をお尋ねしたいわけでございます。 最近の新聞論調を見ておりましたら、国際貢献はPKOだけかとか、また、自衛隊の派遣の問題しか国会は論議していない、これは異常だというような論調も実際にございました。我が国が国際……
○木庭健太郎君 私も国鉄の長期債務問題についてお伺いをしたいと思います。 ただいま野沢委員の方から、専門家の幅広い形での国鉄改革問題の指摘がございました。ただ、お話をお聞きしていて、やはり国鉄改革の中で残された最大の問題は国鉄の長期債務問題だと感じてならないわけでございます。この問題に関しては、ある意味では改革の成果がほとんど上がっていないと言わざるを得ない面もございます。 先ほど局長の方から、長期債務の清算事業団の要処理額の推移の御報告がございました。確かに、局長がおっしゃったとおり、当初の二十五・五兆円から、平成二年度までずっとこれが二十七兆一千億円にまで上がってきた。ただ、平成三年度……
○木庭健太郎君 午前中も少し堀委員の方から指摘があっておりましたけれども、外国人労働者、とりわけ不法就労者の医療問題について、最近随分いろいろ論議されるようになりましたし、一応厚生省の見解なりをこの際まとめてお伺いしておきたいと思っております。 外国人労働者の入国者数は随分ふえておりまして、平成二年外国人の入国者総数が三百五十万人になっております。この十年間で約三倍ということでございます。この不法就労の問題についても数についてはなかなかわかりませんけれども、少なくとも十万人を超すというようなことが今言われているわけでございます。 その中でもとりわけ人道上の問題、いろんな意味で問題になってい……
○木庭健太郎君 午前中から質疑も出させていただきました。まず、今回の健康保険法改正の問題で聞いていてもなかなか納得できないのが、一つは保険料率が千分の八十二と設定された理由。また、国庫補助率に関して、暫定措置と言いながら中期的財政運営の初年度に当たる平成四年度において引き下げるという点について御説明を聞きましたけれども、完全に納得はいたしておりません。ぜひこの二点、なぜなのかわかりやすくかみ砕いた説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 懇切丁寧な説明をいただきました。財源にかなり余裕があるという認識も一致はいたしております。
ただ、午前中も論議になりましたけれども、結局この四月一日から……
○木庭健太郎君 まず、人材確保二法案の質疑に先立ちまして、本年度で三年目を迎える高齢者保健福祉推進十カ年戦略、ゴールドプランの問題についてお尋ねをしておきたいと思います。 これまでの実施状況をお尋ねしようと思いましたけれども、前回民社党の勝木委員が同じような御質問をいたしておりまして、それに対して、ホームヘルパーにしてもデイサービスにしてもショートステイにしても、ほぼ予算の目標どおりのことができているというような答弁があっておりました。それはそれで結構なんですけれども、私が第一に聞きたい点はショートステイの問題でございます。 ショートステイについては、予算上はこれまで八千六百七十四床ですけ……
○木庭健太郎君 きょうは四人の方々から貴重な御意見をいただきまして本当にありがとうございます。 私、公明党・国民会議の木庭健太郎でございます。 まず、有田参考人にお尋ねをしたいと思います。 私たちもこの法案が出てきたことに対して同じように喜びましたし、看護婦さんの現状、また福祉施設で働く方たちの現状を見てきて、何としても改善しなくちゃいけない。その根本の問題が人材の確保ということを考え、その中で出てきた法案であります。ただ、私どもがこの法案を見たときに少し心配になってまいりましたのは、確かに枠組みとしてはできてきた。しかし、先ほども板山参考人でしたか、実効性の面というお話がございました。……
○木庭健太郎君 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を審議するに当たりまして、最初に、先日台湾人元日本兵訴訟の最高裁判決がございました。この訴訟は、第二次大戦中に旧日本軍の軍人軍属として死傷いたしました台湾人の元日本兵とその遺族が、援護法や恩給法の国籍条項は法のもとの平等を保障した憲法十四条に違反するということで、国に補償を求めたものでございます。 提訴から十五年ほどたちましたけれども、四月二十八日が最高裁の判決でございました。判決は厚生省もごらんになっていると思いますけれども、一応国の措置については合法ということを言っておりますけれども、判決理由の中で、台湾出身の軍人軍属に対……
○木庭健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、この法案の審議をさせていただくものであります。 きょうからようやく日本の国際貢献のあり方を問う論議が再開されたわけでございます。私たちは、国会の論議を通じて私たちなりに考えている日本の国際貢献のあり方、特に人的貢献のあり方について政府に要求もきちんとしていき、論議の中でその実現を求めていきたい、そう思っております。 しかしながら、あの湾岸戦争以来、私どもの国はこの人的貢献のあり方を審議し出しまして、もう足かけ三年が過ぎてしまったわけでございます。午前中からも皆さんおっしゃっておりましたけれども、この間、もう世界じゅうは本当に大きく動……
○木庭健太郎君 公明党・国民会議の木庭健太郎でございます。 本日は、明石参考人、お忙しい中を立ち寄っていただきまして、私たち今このPKOの法案を審議しておりますし、非常に参考になる御意見をいろいろ賜りまして、心から感謝いたしております。さらに、私たち若い人間にとっては、日本人の一人としてそういう国連の大事な仕事に明石参考人がついていただいているということは我々にとっては誇りでもありますし、本当に今一番難しい中で努力されていることに心から敬意を表するものでございます。 今二人の方からいろいろ御質問があっておりました。私どもも明石参考人がおっしゃったように、この冷戦構造が崩れた中やはり小さな紛……
○木庭健太郎君 今回の審議の一つの焦点になっておりますカンボジア問題で、きょうはお伺いし。たいと思います。 私たち公明党も、石田委員長を団長にカンボジア訪問団を先日派遣いたしまして、現地の実情をつぶさに調べてまいりました。昨年七月にも、私物め党調査団をカンボジアに派遣しておりまして、今回が二回目でございます。既に、総理初め政府にカンボジア問題での提言を行っておりますが、きょうはこれを中心に質問をしたいと思います。 まず、最初にお伺いしたいのは、カンボジア問題と我が国のかかわりをどうとらえるかであり、日本の国際貢献のあり方をどうするかという問題でございます。 カンボジア和平が単に一国の平和……
○木庭健太郎君 きょうはカンボジアの集中審議ということでございます。私、前回カンボジア問題については実は随分やらせていただいておりまして、私どもの立場は質疑の中でやっていけばいいんじゃないかという気持ちも本来は持っているんですけれども、集中ということでまた機会を与えていただきましたので、前回に引き続きカンボジア問題で何点かお伺いしておきたいと思います。 前回、カンボジアの支援のあり方について私どもたしか三点を言いました。やっぱりその中長期的にわたる復興援助はもちろん大事です。NGOの支援、また緊急対策、これも極めて大事だと思っております。それとともにやはり次かしてはならないのは、私たちはUN……
○木庭健太郎君 きょうは、公述人の方々に貴重な御意見をお伺いいたしまして、とにかく今、日本が軍事大国になってはならない、また平和のために尽くしていかなくちゃいけない、そのことは皆さんお訴えになりながら、そのやり方についてさまざま貴重な意見を伺ったと思っております。 ただ、私、皆さんの御意見の中で納得いかない部分も随分ございます。例えば、PKOについては大体皆さん共通の認識を持っていただいているのかなと思いましたら、御意見の中にPKOというのは、やはり武器を使う訓練を受けた人が必要なんだというような御意見がございました。私は、PKOというのは何が本質なのかということを見きわめなくちゃいけないと……
○木庭健太郎君 きょうは修正案に対する審議でございます。 このPKO法案を考えてまいりましたときに、もう既に二年近く審議をさせていただき、総理もほぼ、きょうまでやれば、本会議含めて百時間のおつき合いでございます。かなりの時間を審議することができてきたと私どもは認識をいたしております。また、社会党も自分たちのベストの案として対案を御提示になり、その成立へ向けて一生懸命今御努力をされているだろうと私は思います。決して廃案ありきというような考えではない、きちんと参議院の良識として審議を進めたい、私どもはそう願っておりますし、社会党もそういう気持ちでやっていらっしゃると思います。 修正案については……
○木庭健太郎君 まず冒頭に、今まで審議がずっと中断をしておりました。中断したことで幾つか論点になっておりました。私どもはこの修正案にある「平和維持隊」という言葉について問題はないと考えております。文書も出されたようですけれども、平和維持隊の考え方について三党修正案の発議者より答弁を求めたいと思います。
【次の発言】 次に、もう一つ問題になったことがございました。
事前承認、修正案にある事前承認の問題で七日間というのが入っていることに対して、社会党の方からこれは憲法違反であるというお話がございました。私どもはこの七日間という規定、その後に「努めなければならない。」、努力義務ということになってい……
○木庭健太郎君 大体論議はほぼし終わったような感じもございます。ただ、我が党としてもぜひ確認したいこともございますし、いつも西川委員が一緒の委員会のときは私が最後でございますとおっしゃっておりましたけれども、今回私が最後でございますので、ぜひおまとめのつもりで答弁をしていただければありがたいと思っております。 我が党は同じ名前の法律案を出したことがございます。やはり積立金がこれだけ大きくなってきているし、サラリーマンの負担を少しでも軽減したいということで、労働保険の保険料の徴収等に関する法律の改正案を出したことがございます。労働省は非常に厳しい言い方をしまして、その時期ではないといって軽くけ……
○木庭健太郎君 きょうは、決算委員会の全般質疑ということでございます。さまざま決算も問題にしたいとも思っておりますが、やはり今ある意味では私たち政治家また政府が一番考えなければならない問題は、私たち公明党は佐川急便の問題だと思っております。ぜひそういう問題にもきちんとした形でやりたいということで、本日はその問題を取り上げさせていただきたいと思っております。 佐川急便事件、これまで長い間かかりまして、一つは一千億円に上る特別背任の問題がほぼ解明され、また暴力団との癒着の問題についてもある程度解明をしていただきました。そして、以前から指摘されておりましたけれども、いよいよ政界へ巨額な金が流れてい……
○木庭健太郎君 最初に、佐川急便問題で数点だけお伺いいたします。 先ほども御論議あっておりましたけれども、佐川急便事件の中で渡辺東京佐川急便元社長から金丸自民党前副総裁に渡された五億円が、事件となるのかどうかということで、問題は金丸さんが記者会見後捜査が行われて、今政治家本人の政治資金規正法違反に当たるかどうかというような点に至っているというような状況のようでございます。 私どもは、こうした疑惑を解明するためには検察当局が金丸氏本人から事情聴取するのは当然のことであると考えております。先ほど刑事局長も一般論でおっしゃいましたけれども、必要な場合は被疑者、参考人の取り調べを行うのは当たり前の……
○木庭健太郎君 本日は締めくくりの総括でございます。私どもこの締めくくりに当たって、今国会通じてやっぱり一番大きな問題になった佐川の疑惑というのが、いずれにしても、証人喚問を通じ質疑を通しながらも、ますます疑惑が深まったというのが正直な感想でございます。今後、次の国会へ向けてもぜひ捜査当局も熱心にやっていただきたいし、国会もまたやっていかなくちゃいけないし、自民党も自浄作用としてやっていただきたい、そのことを強く思っている一人でございます。 そこで、まず冒頭、総理にお伺いしたいんですけれども、総理は参議院の本会議で我が党の鶴岡議員の質問に対して、これは皇民党の褒め殺しの中止という問題で鶴岡議……
○木庭健太郎君 農林水産大臣に、まず木曽岬の干拓事業のお話を一問だけちょっとお聞きしておきたいと思います。 先ほど会田委員からも指摘がありました。またこの問題、私どもの同僚委員が以前この決算委員会で指摘もさせていただきました。局長のお話をお聞きしていても、順調に進んでいるという言い方になるんでしょう、局長の言い方とすれば。そして、大臣も自分もやろうとしたけれども両県がうんと言わないんだ、それくらい強い決意でやっていらっしゃるという状況を先ほど御説明になったわけでございます。私どもも、この問題の早期解決は非常に大事な問題、特にこの決算委員会においては大事な問題だと思っております。 そこで、大……
○木庭健太郎君 まず冒頭、カンボジアのPKO問題をお聞きしようと思います。 官房長官がお見えになってからとも思ったんですけれども、今向かっている最中ということでございますので、まず実際の現地の状況の認識あたりを先にお尋ねしておこうと思っております。 ともかくこの問題については、国連ボランティアの中田さんが亡くなられて、そして今度高田さんの殉職という問題がありました。もちろんこの問題に対して私たちは、亡くなられた方たちに対して何より衷心から本当にお悔やみ申し上げたいし、なおかつ、またけがをされた方たちもいらっしゃる。平和の中で闘われて仕事をされ、その中でそういう傷つく方が出られたということに……
○木庭健太郎君 今国会の最大の課題、国民に向けての責任は、私も政治改革であると思っております。残されたところわずか四日間というお話もございました。総理の御答弁どおり、私たちもこの政治改革四法案一括処理、今国会中、そしてできる限り与野党で共通点を探り出していく、この基本姿勢で私たちもやってきたつもりでございます。野党まとまって一歩踏み出しまして連用案まで出してまいりました。私たちにとっては最大限の努力をしてきたつもりでございます。 ただ、本日昼のニュースを見ておりましたら梶山幹事長が、今国会中成立断念、継続、選挙制度については二、三年かけてじっくりやるべきというような報道が流れておりました。私……
○木庭健太郎君 まず、深刻になっております病院の赤字経営の問題につきまして、この前、予算委員会で大臣とやりとりをやらせていただきまして、大臣としても、きちんとしたこれは赤字の実態調査というのをやりたいということをおっしゃっていただきました。夏までにその結論を出すというお話をお伺いしました。 その後、実はもう一つ問題を指摘したんですけれども、どうも私も言葉足らずでございまして、大臣に真意が伝わらずに食い違ったようなところがあったわけでございます。それは何かと申しますと、中央社会保険医療協議会の問題でございます。 もちろん、ここに、一つは医師会の代表の方たちが入っていらっしゃる。それと保険者の……
○木庭健太郎君 国民健康保険法改正案について質問をさせていただきます。 この改正案が年末の予算編成時期になって急速浮上してまいったわけでございますが、この点について大臣は率直なお考えを先ほどお述べになっておりまして、一つはやはり国の厳しい財政状況を勘案してと、局長なら言えないような言葉でございますけれども、大臣としてそういうことをおっしゃっている。もう一つ、平準化の問題があり安定化の問題があるということをおっしゃっておりまして、私も今回の改正案を見たときに、一つやはり疑問を抱かざるを得ない。国保の問題というのは財政が非常に脆弱なわけですから、抜本的な改革をしなくてはいけないということが言われ……
○木庭健太郎君 それでは、二法について審議をさせていただきます。 まず、午前中の質疑の中でも今回法案を出した意味について大臣及び局長の方から種々御答弁があっておりました。その趣旨はよくわかりますし、医療関係職種をこれからどういうふうに位置づけきちんとしていこうという中で出てきた法案だと、しかも高度医療という問題があると、その辺は十分私も認識しているつもりでございます。 ただ、まず冒頭お伺いしておきたいのは、ではこの二法というのは、そういう医療関係職種をいろいろこれから整理していく中でこの法案でもうでき上がったという認識を抱いていらっしゃるのか。それとも、この二法案を受けて、これからまだまだ……
○木庭健太郎君 私どもの党は、現在、商工委員会の方ではございますけれども高度医療福祉機器の研究開発等の促進法案というのを今提出させていただいて、継続審議になっているところでございます。今回厚生省が通産省と一緒に出されましたこの福祉用具の法案を見ますと、いわば私どもの法案と比較いたしましても、さまざまな点で我が党の法案も取り入れていただいているという点は評価をいたしているところでございます。 私どもがそういった高度医療福祉機器の研究開発の法案を出したという背景は、一つは、我が国のそういう科学技術とか高度技術というのは、どっちかというと企業の合理化とか生産性の向上とかあるいは家庭生活の利便性、そ……
○木庭健太郎君 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案の審議に当たりまして、まず冒頭、午前中も議論がありました三十七年通知、いわゆる帰化した北朝鮮、台湾出身者の取り扱いの問題についてお尋ねをしたいと思います。 この問題は、私、去年同じことを質問いたしました。そして、明快な答弁をいただいたわけでございます。明快な答弁とは何かというと、帰化した場合は、この場合まだ北朝鮮、台湾については正式な条約が結ばれておりませんので、帰化した場合は援護法の適用となります、そういう御答弁をいただきました。昨年の五月十九日の質疑でございます、一年たっていないわけです。 午前中も少し何かそういうお答え……
○木庭健太郎君 まず最初に、水道水のことを一、二問伺います。 一つは、この水道水の問題、私も宿舎の方には浄水器をつけておりますけれども、やはり日本の水道水が今非常に悪くなってきたという問題がございます。国民の二割に当たる二千万人の方が、そういう臭い水、水に対する非常な不満を持っていらっしゃるというような結果も出ているわけでございます。また、いろんな化学物質の問題も、一万種類を超す問題もあるというようなこともございまして、私たちはこの問題、特に水道水源の問題について今至急取り組むべき問題ではないかということで、きょうここにいらっしゃいますけれども、党の横尾委員を中心にして水道水源保全法案要綱と……
○木庭健太郎君 精神保健法の質疑をさせていただきます。午前中からさまざまな問題点が指摘され、少しは重複する部分もございますが、なるべく避けながらお答えをいただきたいと思っております。 精神保健法は、前回改正のときに人権擁護と社会復帰施設という大きな二つの柱で改正をいたされました。今回、さらにそれに加えて社会復帰施設から地域社会へと法の精神としてより広げていこう、こういう基本的な考え方、あり方については私も賛成でございます。 ただ、午前中から質疑になっているように、それこそ社会復帰施設から地域社会へと私も叫びたいんですけれども、社会復帰というのが厚生省御自身も認めていらっしゃるようになかなか……
○木庭健太郎君 公明党・国民会議を代表いたしまして、総括質問をやらせていただきたいと思います。
まず冒頭、総理に、金丸前副総裁の脱税問題が起きまして、そのさなかにNHKが世論調査をした結果が本日の朝報道されておりました。私も見ましたら、第一点は政治の満足度という問題で、不満と答える方が八一%、これは過去最高だそうでございます。もう一つは、内閣支持率二丁・六%、これも宮澤内閣始まってから二番目に低い数字だそうでございます。こういった数字をどう総理としてとらえられるか、まずその点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 やはり私は、金丸氏の脱税問題というのがある意味じゃ非常に大きな影響を与えたと……
○木庭健太郎君 公明党・国民会議の木庭健太郎でございます。今の社会党の質問に引き続いてお尋ねをしたいと思います。
証人はただいま四十億円について、金屏風の件ですが、八月十五日、九月十七日、二十億、二十億支払ったということについては鮮明な記憶があるとおっしゃっておりますけれども、これについては、その支払う前の段階でお聞きになったのか、支払いが終わった後にどなたから情報が入って聞いたのか、どちらをおっしゃっているんでしょうか。
【次の発言】 それと、もともとこの真部氏との関係の問題でございます、お聞きしたいのは。
真部氏を伊坂さんに紹介されましたね、先ほど折衝を任せるということをおっしゃってお……
○木庭健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表し、また連立与党の一員として、景気対策などを中心にして何点か伺いたいと思っております。 まず、総理にお伺いしたいのは、今の景気に対する現状認識という問題でございます。 指標を見ると、消費の低迷という問題もある、企業収益も落ち込んでいる問題もある、さまざまな問題が今あり、私自身の認識としては、本当に今景気が底割れするかどうかというような分岐点にいるというような認識を私自身は持っております。 今回の不況の原因は、冷夏もあるでしょう、長雨もあるでしょう。でも私自身は、やはり一番大きな要因の一つは、この不況という問題に対して、前政権、自民党政権の時代に……
○政府委員(木庭健太郎君) このたび通商産業政務次官を拝命いたしました木庭健太郎でございます。 今お話のありました金子政務次官とともに、畑大臣のもと、通商産業行政全般に全力を尽くしてまいりますので、ぜひとも委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたしまして、あいさつといたします。よろしくお願いいたします。
○木庭健太郎君 人事院総裁に、今回の人勧をめぐりまして二つほどお聞きしておきたいと思います。 先ほど峰崎委員の方からも、例えば勤務時間短縮の問題、また民間との福利厚生というのをどういうふうにして今後見ていくのかという問題の指摘があっております。私の方から具体的に勤務時間短縮の問題で一つお聞きしたいと思います。 それは、やはり先ほどから論議があっておりますように、千八百労働時間へ向けて国がリードする形でやらなくちゃいけない、そう思うんです。その中で先ほどおっしゃったように、超過勤務の削減の問題、年次有給休暇の消化の問題、そういうのを検討されるのは当然のことだと思っております。 その中で一つ……
○木庭健太郎君 質問通告をしておりました問題の前に、けさの東京新聞でございましたけれども、きのう何か衆議院で論議をされたそうですが、少し後で聞かせていただきました。けさの新聞を見まして、やはり政治家と金というか、大臣とお金という問題についてはマスコミなり国民なりが高い関心を持っておるということを一つ思いましたのと、もう一つは、きのう衆議院で大臣がお話をくれた以上の話が新聞には載っておると、大臣のインタビューも載っていると。これは何なんだろうなと。一応、国会に対して大臣が答弁された。それはある意味では国民に向かって答弁された最高のものであると我々は認識しています。それと違う形でも載っているという……
○木庭健太郎君 少し整理して伺いますので。 まず、今おっしゃった五億円と言われている問題でございます。問題というとまた何かおっしゃりたいかもしれません。五億円のことで聞きます。 この株は、当時、仕手株主言われたシロキとオーミケンシですね、この三十八万株の問題の方です。大臣はこれまで答弁で、この三十八万株の問題については、大臣の友人が池田氏から相対取引で勧められて元本保証で買ったと、そういうふうにおっしゃっています。いわば大臣は買うときにはタッチしていなかったというような答弁になっております。 ところが、私たちがわからないのは、相対取引で元本保証までするようなある意味では池田氏と親しい大臣……
○木庭健太郎君 なぜ七月二十日なのかというのがいろいろ論議をされてお聞きしておったんですけれども、国民の皆さんに本当にわかっていただくには、もう少し御説明をいただいた方がいいかなと思います。 この日を決めるときに、例えばいろんな人の御意見では、勝海舟が成臨丸で米国に渡った日とか、南極観測船の「宗谷」ですか、あれが出航した日でもとか、さまざまな国民の御意見もあり、そういう御意見も聞いた上でした方がいいんではないかという話もあったと思います。そういうもろもろのことを検討した上での七月二十日なのだろうとは思いますけれども、これは来年から始まるわけですが、来年七月二十日というのが何曜日かというと土曜……
○木庭健太郎君 平成会・新進党の木庭健太郎でございます。 高橋証人に、私は、長期信用銀行とイ・アイ・イ・グループ及び東京協和及び安全信組との関係についてきょうは中心にお伺いしたいと思っております。 高橋証人は、イ・アイ・イ・グループを使われるというかそこの責任者ですから、そこで一九八六年のハイアット・リージェンシー・サイパンの購入以来、ある意味では長銀がいつも全額融資する形で海外投資をずっと行ってこられました。 これらの海外投資について、まず長銀との関係でできた最初のものですから、これについて伺っておきたいのは、これら海外融資は高橋証人がアイデアを出して、そして長銀から金を出すという形で……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。 議事に入るに先立ちまして、この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、さきの本会議におきまして本委員会の委員長に選任されました木庭健太郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 何分、若輩、ふなれではございますけれども、委員の皆様方の御指導、御協力を賜り、本委員会の公正円満な運営に努め、その重責を全うしてまいりたいと存じます。どうか皆様方の格別の御支援をお願い申し上げまして、簡単ではございますけれども、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) それでは、田村前委員長からごあいさつが……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二日、益田洋介君が委員を辞任され、その補欠として畑恵君が選任されました。
【次の発言】 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、国際情勢等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 この際、河野外務大臣及び福田外務政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。河野外務大臣。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
千九百九十五年の国際穀物協定の締結について承認を求めるの件及び千九百九十五年の国際天然ゴム協定の締結について承認を求めるの件、以上二件を便宜一括して議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認め、これより討論に入ります。――別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
まず、千九百九十五年の国際穀物協定の締結について承認を求めるの件の採決を行います。
本件を承認することに賛成の方の挙手を願います。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
国際海事衛星機構(インマルサット)に関する条約の改正の受諾について承認を求めるの件を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。河野外務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取保は終わりました。
本件の質疑は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午後四時十一分散会
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について報告いたします。
昨日、照屋寛徳君が委員を辞任され、その補欠として大脇雅子君が選任されました。
【次の発言】 次に、国際海事衛星機構(インマルサット)に関する条約の改正の受諾について承認を求めるの件を議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、宮澤弘君が委員を辞任され、その補欠として塩崎恭久君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件の質疑は終局したものと認め、これより討論に入ります。……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十月三十一日、大脇雅子君が委員を辞任され、その補欠として照屋寛徳君が選任されました。
また、一日、塩崎恭久君が委員を辞任され、その補欠として宮澤弘君が選任されました。
【次の発言】 次に、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたしま……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日、田村秀昭君が委員を辞任され、その補欠として鈴木正孝君が選任されました。
また、本日、武見敬三君が委員を辞任され、その補欠として阿部正俊君が選任されました。
【次の発言】 次に、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る九日、鈴木正孝君が委員を辞任され、その補欠として田村秀昭君が選任されました。
また、去る十日、阿部正俊君、山本一太君、中原爽君が委員を辞任され、その補欠として武見敬三君、田沢智治君、宮澤弘君が選任されました。
また、昨二十日、武田邦太郎君、照屋寛徳君が委員を辞任され、その補欠として小島慶三君、伊藤基隆君が選任されました。
【次の発言】 次に、所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国政府とヴィエトナム社会主義共和国政府との間の協定の締結について承認……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十一日、伊藤基隆君が委員を辞任され、その補欠として照屋寛徳君が選任されました。
【次の発言】 次に、所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国政府とヴィエトナム社会主義共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及びサービスの貿易に関する一般協定の第二議定書の締結について承認を求めるの件、以上二件を便宜一括して議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 できるだけ簡潔に答弁してください、時間がぎりぎ……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十九日、小島慶三君、照屋寛徳君、畑恵君が委員を辞任され、その補欠として武田邦太郎君、清水澄子君、福本潤一君が選任されました。
【次の発言】 次に、あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約の締結について承認を求めるの件を議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件の質疑は終局したものと認め、これより討論に入ります。――別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
あらゆる形態の人種差別の……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十一月三十日、福本潤一君が委員を辞任され、その補欠として畑恵君が選任されました。
また、去る七日、清水澄子君が委員を辞任され、その補欠として照屋寛徳君が選任されました。
また、昨十一日、照屋寛徳君、川橋幸子君が委員を辞任され、その補欠として伊藤基隆君、大脇雅子君が選任されました。
【次の発言】 次に、国際情勢等に関する調査を議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時十分に再開することとし、……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十二日、大脇雅子君、伊藤基隆君が委員を辞任され、その補欠として川橋幸子君、照屋寛徳君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第四八号日米地位協定の早期改正に関する請願外一件を議題といたします。
まず、専門員から説明を聴取いたします。大島専門員。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることとなりました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十一日、矢田部理君が委員を辞任され、その補欠として青木薪次君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に川橋幸子君を指名いたします。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る一月十八日、青木薪次君が委員を辞任され、その補欠として栗原君子君が選任されました。
また、去る一月二十二日、栗原君子君、矢野哲朗君、田沢智治君が委員を辞任され、その補欠として矢田部理君、倉田寛之君、岩崎純三君が選任されました。
【次の発言】 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、国際情勢等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十五日、倉田寛之君が委員を辞任され、その補欠として岡部三郎君が選任されました。
【次の発言】 国際情勢等に関する調査を議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時に再開することとし、休憩いたします。
正午休憩
【次の発言】 ただいまから外務委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、国際情勢等に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十八日、立木洋君が委員を辞任され、その補欠として笠井亮君が選任されました。
【次の発言】 次に、小委員会の設置に関する件を議題といたします。
世界の成長センターと言われるアジア近隣諸国との友好関係の発展がますます重要であることにかんがみ、アジア太平洋地域における我が国外交のあり方について長期的かつ幅広い視野から調査検討するため、小委員十三名から成るアジア・太平洋に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二月二十九日、笠井亮君及び岡部三郎君が委員を辞任され、その補欠として立木洋君及び椎名素夫君が選任されました。
【次の発言】 次に、小委員増加の件についてお諮りいたします。
アジア・太平洋に関する小委員会の小委員の数を一名増加いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
つきましては、増加いたしました小委員の選任は、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に笠原潤一君を指名いたします。
【次の発言】 次に、千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する確認書の締結について承認を求めるの件、インド洋まぐろ類委員会の設置に関する……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する確認書の締結について承認を求めるの件、インド洋まぐろ類委員会の設置に関する協定の締結について承認を求めるの件、以上二件を便宜一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、両件の質疑は終局したものと認め、これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
【次の発言】 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。
これ……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十七日、立木洋君が委員を辞任され、その補欠として笠井亮君が選任されました。
【次の発言】 外務公務員法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。池田外務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案の質疑は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時四分散会
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十五日、畑恵君が委員を辞任され、その補欠として岩瀬良三君が選任されました。
【次の発言】 外務公務員法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 この際、池田外務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。池田外務大臣。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認め、これより討論に入ります。――別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
外務公務員法の一部を改正する法律案……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十六日、岩瀬良三君が委員を辞任され、その補欠として畑恵君が選任されました。
【次の発言】 次に、去る五月一日、予算委員会から、五月七日の午後半日間、平成八年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、外務省所管について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
まず、池田外務大臣から説明を求めます。池田外務大臣。
【次の発言】 以上で外務大臣の説明は終わりました。
この際、お諮りいたします。
外務省所管平成八年度予算の大要説明は、これを……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に川橋幸子君を指名いたします。
【次の発言】 航空業務に関する日本国とエティオピア連邦民主共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件及び所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とメキシコ合衆国との……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十五日、武田邦太郎君が委員を辞任され、その補欠として本岡昭次君が選任されました。
【次の発言】 航空業務に関する日本国とエティオピア連邦民主共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件及び所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とメキシコ合衆国との間の条約の締結について承認を求めるの件、以上二件を便宜一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後二時三十分に再開することとし……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五月十六日、本岡昭次君が委員を辞任され、その補欠として武田邦太郎君が選任されました。
また、去る五月十七日、栗原君子君及び谷本巍君が委員を辞任され、その補欠として矢田部理君及び照屋寛徳君が選任されました。
また、昨三日、畑恵君が委員を辞任され、その補欠として和田洋子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四日、和田洋子君が委員を辞任され、その補欠として畑恵君が選任されました。
また、昨五日、寺澤芳男君及び照屋寛徳君が委員を辞任され、その補欠として戸田邦司君及び村沢牧君が選任されました。
【次の発言】 次に、日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。池田外務大臣。
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨六日、村沢牧君及び戸田邦司君が委員を辞任され、その補欠として伊藤基隆君及び寺澤芳男君が選任されました。
また、本日、畑恵君が委員を辞任され、その補欠として戸田邦司君が選任されました。
【次の発言】 商業的造船業における正常な競争条件に関する協定の締結について承認を求めるの件及び商標法条約の締結について承認を求めるの件、両件を便宜一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認め、これより討論に……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る七日、伊藤基隆君が委員を辞任され、その補欠として照屋寛徳君が選任されました。
また、去る十日、戸田邦司君が委員を辞任され、その補欠として畑恵君が選任されました。
また、昨十一日、寺澤芳男君が委員を辞任され、その補欠として山崎力君が選任されました。
【次の発言】 日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十二日、大木浩君及び山崎力君が委員を辞任され、その補欠として岩井國臣君及び寺澤芳男君が選任されました。
【次の発言】 日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
前回に引き続き、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認め、これより討論に入ります。
御意見のある方は……
○委員長(木庭健太郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十四日、岩井國臣君が委員を辞任され、その補欠として大木浩君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に川橋幸子君を指名いたします。
○木庭健太郎君 きょうは参議院予算委員会第二日目、最終日でもございます。 閣僚席、ごらんになったとおり、外務大臣、昨日も空席でございました。きょうも空席。二日間とも御出席をいただけなかった。参議院予算委員会、戦後以来、外務大臣抜きで審議をしたことは今回が初めてであり、極めて異例であり、我々はまことに遺憾であり、心から納得はしておりません。 なぜこうなったか。私ども与野党の理事でWTOの日程も視野に入れながら本当に真摯に協議をしてきた。先週末、与党理事の御努力をいただいて、十日はどうぞWTOに御出席ください、十一日はどうにか日程を、都合をつければ委員会に出られる、外務省もそういう回答をしてい……
○木庭健太郎君 斎藤先生の格調の高いお話の後に、私は個別の問題でお話をしようと思いまして、きょうは三井三池鉱閉山問題に関する問題でお尋ねをするつもりでございます。経企庁長官には質問の用意を余りしておりませんので、もしお休みになりたければどうぞ少しお休みいただいても結構でございます。 まず、今月三十日に閉山を発表した三井石炭鉱業でございますけれども、三月十九日には三労組と協定を交わしまして、三十日付で従業員約千二百名が全員解雇されることになりました。政府は、関係十四省庁、公団から構成される閣僚の連絡会を組織して、雇用対策初め対応策をまとめられようとしております。その進捗状況について、今わかって……
○木庭健太郎君 参考人の皆様方、ありがとうございます。私は、平成会の木庭健太郎と申します。早速質疑をさせていただきたいと思います。 まず、内田参考人にお聞きをしたいと思います。 先ほども企業の不祥事の問題が提起されておりました。私も、日本の企業の体質自体が変化しているのかどうか。本当に私が指摘したい点というのは、今、日本の企業というのは国際化ということでいろんな意味で御努力なさっている。その国際化ということに走る一方で、逆に株主であるとか国民であるとか、そういう視点が企業からより一層失われている危険性が今あるんじゃないかと。だからこそこういう問題が起きてくる、そう感じてならない一人でござい……
○木庭健太郎君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○木庭健太郎君 第一班につきまして御報告いたします。 派遣委員は、竹山委員長、河本委員、小山委員、谷川委員、大森委員、大渕委員、中尾委員、橋本委員及び私、木庭の九名で、去る十二日、大阪市において地方公聴会を開催し、六人の公述人から意見を聴取した後、委員から質疑が行われました。 まず、公述の要旨を簡単に御報告申し上げます。 最初に、移植医である京都大学移植免疫医学教授田中紘一君からは、脳死者からの臓器提供ができない中、生体肝移植が治療法として確立されたが、対象者が小児中心に限定され、臓器提供者の安全に問題があること、我が国でも脳死についての考え方を決め、外国のように脳死者から善意の臓器提供……
○木庭健太郎君 今回のこの提出された補正予算の性格については、先ほど総理から答弁があっておりました。この補正予算については、あるマスコミが自民党族議員の当選御礼予算の色合いが濃いと評しておりましたけれども、実際に財政法二十九条の趣旨にのっとった補正予算なのかということになると疑問に残るところがかなりあると私どもは認識しておりますし、ばらまき予算の感は否めないと思うんです。 ただ、私がまず一点申し上げたいのは、総理は先ほどから、今回の補正の性格について選挙中もおっしゃったと、景気対策の補正というのは好ましくないんだと、その認識のもとに今回の補正というのは出てきたんだと、大型の補正。 ただ、建……
○木庭健太郎君 平成会の木庭健太郎でございます。よろしくお願いいたします。
まず、昨日、衆議院で予算が通過いたしたわけでございますけれども、その際、社民党、さきがけが本予算賛成に当たって自民党と合意した賛成条件があるというふうに聞きました。一体これは何なのか、自民党総裁にお伺いしたい。そして、これを政府としてどう受けとめるか、ここは総理としての御答弁をいただきたい。
【次の発言】 政府としてどうその合意をお受けとめになられたかということについては、総理として御答弁できると思います。
【次の発言】 そうすると、受けとめるということは、予算の執行段階においてこの合意というのは拘束力を持つ話になる……
○木庭健太郎君 予算委員会派遣第一班の調査につきまして御報告いたします。 第一班は、委員長を団長とする八名で編成され、二月五日から同月七日までの三日間、福岡、山口の両県を訪れ、北部九州、中国地方の産業経済の動向及び福岡、山口県の財政経済状況等について概況説明を聴取するとともに、福岡県においてはシーサイドももち整備事業、キャナルシティ博多などを、山口県においては超高温材料研究センター、宇部テクノポリス事業などについて現地視察を行うほか、地元の産業についても広く調査を行ってまいりました。北部九州及び中国地方では、企業の生産活動や個人消費は着実に回復し、緩やかな上昇傾向にあります。 福岡、山口両……
○木庭健太郎君 私は平成会の木庭健太郎といいます。 証人御存じのとおり、お父さんの友部達夫参議院議員、当初は私どもの会派におりました。私もお父さんと一緒の選挙で、比例区ではございませんけれども、選挙区で通った一人で、同じ選挙を戦い抜いて勝った一人です。ですから、ある意味では何が一体この中であったのか、私たちにも振り向けられた問題ですから、できるだけその疑惑を、あるならばきちんと晴らしたい、そう思ってきょうはやってまいりました。 長い質問になるといっぱいの条項が入ってしまいますので、細かく区切ってお聞きしますので、立ったり座ったりさせることになると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思い……
○木庭健太郎君 まず最初は、片山委員も取り上げましたけれども、沖縄の問題を少しお聞きしたいと思います。 橋本総理は、先日、ゴア副大統領と会見をなさった。その中身、これは新聞報道でしか私たちは知り得ないわけですが、それを見る限りは特措法の改正をいわば明言した形になっている。さらに、米兵力の削減は全く求めないという報道になってしまっている。それを見る限り、沖縄の方々が怒るのは私は当たり前だろうと、こう思いました。 その背景にいろんなものが本当は含まれているんだろうけれども、報道の見出しを見る限り、沖縄が求めていた問題を一体総理はどう伝えてくれたのかと、そういう気持ちになるのは私は当然だろうと思……
○木庭健太郎君 平成会の木庭健太郎でございます。 さまざまな課題がありますので、時間は短いですけれども、総理及び関係大臣に御質問を申し上げたいと思います。 まず一点、あしたから臓器移植法が施行されることになります。これは衆参いろんな経過をたどりまして立法され、いよいよ施行でございます。ただ、いずれにしても提供を待っていらっしゃる患者さんの問題、それからその期待にこたえられるか、提供する側の人権がどう守られるか、医療機関の対応がどうなるか、さまざまな問題を抱えながらとにかく一歩を開くわけでございます。その意味で、それに向かっての総理の御決意とまた御感想も伺いたい。 もう一点は、皆様方にも来……
○木庭健太郎君 平成会の木庭健太郎でございます。きょうは、両参考人、ありがとうございます。 今回の問題、行平参考人、きょうはかなり具体的にお話しになられるんだろうと。今一番大事なことは、ある意味では不透明だった経営、隠し続けられたことが今回の自主廃業という形に持っていかざるを得なかった、その意味で、明確にいろんなことを答えていただくことが私は一番大事なことだろう、こう思っております。 そこで、幾つかお伺いしたいと思っているんですけれども、まずちょっと具体的なことで一つお聞きをしたいと思っております。 これは、山一証券については阪和興業グループの問題が、損失補てん及び飛ばしの問題がことし四……
○木庭健太郎君 今、平田委員もおっしゃいましたように、ようやく審議ができるようになった。この災害特別委員会の理事の皆さん方の御努力もいただいてこういう幕を開くことができた。今、委員長はちょっとどこかへ行っていますけれども、委員長もそういう意味では御努力をしたところもありますし、何より市民の皆さんに後ろ支えをしていただいて国会の場でこういうふうな形で議員立法を審議できることについて本当によかったなと思っております。 今、平田委員がおっしゃったように、法案の名前を言いますと長くなりますので略称させていただいて、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律案を市民案と略称させていただき、阪神……
○木庭健太郎君 質問をさせていただく前に、私どもは今もできることならば、旧平成会、太陽党の皆さんでまとめられた案が本当に実現すれば、今のこの社会の中で、例えばNPOへの税制の問題も、またより自由な活動という意味でも、私たちは新しい時代を開くためにはあの法案であるべきだという考えは今も持っておりますし、ぜひそういうものへいつかは行かなくちゃいけない、こう思っているものでございます。 ただし、この委員会の中で熱心な審議が行われ、なおかつここの、先ほども趣旨説明の中にありましたけれども、理事懇談会の場で長い間協議も行われ、ある意味では一つの修正という意味で、理事、またオブザーバーの皆さん、委員長が……
○木庭健太郎君 今、介護休業の問題を随分論議していただきましたので、大臣に、今後この問題でどう取り組まれるかをちょっとお聞きしたいと思うんです。 なぜかと申しますと、介護休業の問題というのは衆議院でも河上という議員が少し発言をしたと思うんですけれども、今のこの介護休業に関する法律ができる前、私ども当時公明でございましたけれども、介護休業法というのを議員立法でかつて出しまして、そのときも、期間を何日にするのか、看護とのやりとりをどうするのか、対象者をどうするのか、しかもこの給付の問題をどうするのかということで随分悩みながら法律をつくったような経過がございます。そして、実際にこの法律ができ上がり……
○木庭健太郎君 中小企業の労働問題、いろんな問題があると思っております。きょうは中退金の話ですけれども、例えば労働条件とか労働福祉面でやっぱり規模間で極めて大きな格差があるという問題に常に私たちは認識を持ち、労働行政もそれを主眼としてやられていると思うのでございますけれども、その中できようも一、二点、そういう問題をどうお考えで、どのように進めるつもりでいらっしゃるのかを先に聞いておきたいと思うんです。 一つは、中小企業労働の特徴の一つですけれども、やはり第一に中小企業の場合離職者が多い。離職して次に行くときにどうなるかというと、結局そこの部分で賃金格差がまた起こってくる。大企業の場合は別とし……
○木庭健太郎君 十一月に新しく出直しました公明党の木庭健太郎でございます。
きょうは、総理並びに関係大臣に、景気の現状を含め総合経済対策等について御質問をいたします。
まず最初に、現在の景気の認識についてお聞きをしたい。堺屋経済企画庁長官。
【次の発言】 何か底を打ったとかおっしゃったんじゃないですか、企画庁長官。
【次の発言】 経済企画庁長官に対して最近厳しい苦言を呈していると言われている中川農水大臣の御意見を聞きたい。
【次の発言】 もっと厳しいことを実際はおっしゃったんじゃないかなと思うんですけれども。
いつも客観的に物事を見られていると評価されております大蔵大臣、一言、今の景気認……
○木庭健太郎君 冒頭、ちょっと外務省の方にお聞きをしておきます。何をお聞きしたいかというと、インドネシアへの食糧援助米の問題でございます。 農水省の方は、昨年九月に食料・農業・農村基本問題調査会の答申の中でも、食料・農業分野における主体的、積極的な国際貢献というようなことをうたった上で、こういう援助米というようなことも進めておるわけでございますけれども、インドネシアへ送られた五十万トンの米がどうもきちんと本来の趣旨に使われていない、そういう話が現地でも報道され、日本のマスコミでも報道されております。どういう実態になっておるのか御説明もいただきたいし、せっかくこれやっても全く意味がなければ今後……
○木庭健太郎君 先ほども話題になっておりましたけれども、大規模林道の問題についてまずお尋ねをしておきたいと思います。 林野庁は昨年の十二月に、公団が建設を手がけてきた大規模林道のうち真室川・小国線の朝日―小国区間の事業中止を発表いたしました。計画策定から時間が経過した公共事業の必要性を見直すという時のアセスメントで不要と判断されたんだろうと思いますし、大規模林道計画が着工を中止されるのはこれが初めてのケースでございます。もちろん、大規模林道の必要性そのものは認めながらも、この決定というのはある意味ではいわゆる森林開発優先というものと森林保全というもの、この考え方の変化というものが一つ起こって……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。与党の一員として質問をさせていただきたいと思っております。 今、自民党から経済対策その他の御質問がございました。私は、そのほかの部門、例えば介護であるとか福祉であるとか環境といったような分野について御質問をしたいと思っております。 まず、冒頭お伺いしたいのは、きょうも午前中から議論になっております介護保険制度の問題でございます。 この問題について、保険料を与党三党の合意を受けて政府は半年間凍結することをお決めになりました。私は、いろんな御批判はありますけれども、やはり自治体が今御努力いただいているけれども、来年四月の段階でサービスが完璧にな……
○委員以外の議員(木庭健太郎君) 本岡先生と違って私は戦後の生まれでございます。ただ、私ども戦後世代もそうですけれども、やはり日本の歴史、長い歴史いろいろございます。その中でも私どもが一番近い歴史の中で感じる昭和というのは、やはり未曾有の激動と変革、そしていろんな苦難を我々の先輩方が感じ、そして復興した時代であろう、その意味では極めて重要な一つの時代だっただろうと、こう認識をしているところでございまして、私たちが今この平和と繁栄を享受している、これもまさにこういう昭和という一つの時代の礎の上に築かれたものだ、こう認識をしております。 その意味では、どの時代、年代を祝日とするのかといういろんな……
○委員以外の議員(木庭健太郎君) 法案そのものということであれば、そこの部分というのは、今回の場合は直接関係ないことなんだろうと私は思っています。 ただ、個人的に問われるのであれば、発議者総体としてということじゃなく私個人ということを問われれば、私は侵略戦争だと思っております。
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まずは、参議院公明党・改革クラブを代表し、景気回復の道半ばで倒れられた小渕前総理の本当に御健康の回復、これを何よりお祈り申し上げるとともに、難局に立ち向かう森総理、御健闘を私たちも期待しているところでございます。 森内閣の最大の課題は何か、当然、景気回復を第一に進めなければならない、そういった関係の問題については私たち与党の仲間である自民党の皆さんからもさまざまの質問がございました。 そこで、私は、雇用、景気について、細かい問題ですけれども二点ほどお尋ねをしておきたい。 第一点は、労働省の行っております緊急雇用創出特別奨励金及び新規・成……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
きょうは災害対策について集中的にお聞きしたいと思っております。
ともかく、ことしは災害が多発をしております。被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げたい。
まず東海集中豪雨の件について、早速現場に行かれていました扇国土庁長官に、どう感じ、どう対策をとろうとしているのか、総括的にまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 午前中も論議があっておりましたけれども、激甚災害の指定の問題は、これからの被害調査という問題があると思っております。ただ、私は、特に被災の著しかった新川、天白川、この流域につきましては、河川の激甚災害対策緊急事業と……
○木庭健太郎君 プロバイダー法案の問題に入ります前に一問だけお尋ねをしておきます。
昨年、旧総務庁を初めとしまして、霞が関の三省庁のホームページにハッカーが侵入して画面を書きかえた事件が多発をいたしました。いまだに犯人は特定されておらないというふうにお聞きしておりますが、今後、テロの問題を含めて、サイバーテロというような問題もある、そういう問題も含めても、その後、まずは昨年起きたこの問題について万全の対策を講じられているとは思いますが、今後侵入される心配はないのかどうか、まず最初にお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 村田審議官、もう結構でございます。
さて、本法律案でございます……
○木庭健太郎君 人事院勧告が提出された以降、各マスコミの論調、いつも厳しいんですけれども、今回は特にこの人事院勧告についてはさまざまな指摘がなされておりました。当たっているものもあれば当たっていないものもあると思っております。 まず最初に、その点でお伺いしたいのは、今回三年連続の減少となったわけでございますけれども、これにつきまして、さらに本来は──総務大臣がいないとこれは答えられないな、ちょっとこれ待っていよう。総務大臣が帰ってからにしよう。 それで、先ほどもちょっと指摘があったんですけれども、人事院総裁にお聞きしておきたいのは何かと申しますと、実際に中小零細企業の給与の実態が十分にこれ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 私と関連者とできょうは日程終わりでございますので、連日お疲れのところ、あと少しおつき合いをいただきたいと思います。 テロの問題でございますけれども、米国と英国の軍事行動が始まりました。もちろんこの問題、ビンラディン氏を幾ら要請してもなかなかタリバンが出さないという現状の中で、やむを得ない措置としての行動だと私どもも支持をいたしておりますし、これに対しても、日本として当然取り組むべき問題があります。 しかし、報道等を見ていますと、何か軍事行動だけがテロ対策のすべてであるような感じを受けてしまいます。私は、日本としてきちんとこのテロ対策、どう……
○木庭健太郎君 まず、中央省庁再編一年でございます。片山大臣も、所信の中では、三省庁が統合することによって様々な成果を上げたというようなお話がございました。いずれにしても、今までにない巨大な省庁ができ上がったわけでございます。この三省庁がまとまったという意味が、またそれによってどういう成果があったのかということについて、もう少し詳しく大臣からお話を伺いたいと思います。
【次の発言】 おっしゃるように、政策面では、e―JapanとかITの問題に関しては、正に三省庁が一緒になったことが大きな進展をする契機になったんだろうと思いますし、正にそれが力になっているとは思います。ただ、一点、やはり人事とか……
○木庭健太郎君 野党の御協力によりまして、参議院で今日からこの地方自治法の改正の審議ができているわけでございます。今日を開始として何回かこの改正の問題点を論議をさせていただく機会を設けさせていただいております。 そこでまず、今回のこの法案提出の趣旨についてお尋ねをしておこうと思うんです。それはやはり、なぜ、今回のこの改正の中で住民監査請求制度、住民訴訟制度、大きな変更の法案を出されてきたわけでございますから、その意味で、これまでの住民監査請求制度、住民訴訟制度について現状をどんなふうに大臣として御認識をされて、その上で今回どうしてもこれを改正する必要があるという意味でもちろんお出しになられた……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、参考人の皆様、貴重な御意見を本当にありがとうございます。 今回のこの地方自治法の一部改正、特に住民訴訟の問題では、今もずっと一番の論点になっているのは四号訴訟の問題、これが一番の論点になって、我々も審議を重ねているわけでございますけれども、今もお話をお聞きしていると、松浦参考人、言わば自治体の立場から、首長の立場から御意見をお聞きしていますと、どうしても今の住民訴訟の、この四号訴訟の在り方、個人が矢面に立つという在り方について、やはり改正すべきだという強い現場の意見が出されていると思うのであります。実際、先ほどから御指摘があっている……
○木庭健太郎君 私の方は、市町村合併の問題について今日は少し質疑をさせていただきたいと思っております。 午前中も議論がありましたが、総務省の調査によりますと、昨年十二月までに二千二十六団体が合併を検討しているというようなことで、確かに合併の機運があることはあるようではございます。ただ、現実に、平成十七年三月までですか、合併することが有力な市町村はその中の六百九十二市町村だと私は聞いております。その意味では、一応千を目標にと言ってきた数からするならば厳しい状況にあることだけはまだまだ間違いないと思っております。 したがって、これを千へ向かっての達成、ある意味では、今の段階で新たな合併の促進策……
○木庭健太郎君 小泉総理の施政方針演説では、税制の在り方は経済再生の確固たる基盤を築くかぎであり、税制の再構築が必要であるとされております。もちろん、地方分権にふさわしい地方税の在り方をどう考えるかは重要である、税制を取り巻く重要な諸課題について経済財政諮問会議及び税制調査会で総合的に取り組み、六月ごろを目途に基本方針を示して、十五年度以降に実現していくということになっているわけでございます。 しかし、地方分権や地方税の在り方にかかわる諮問機関というのは、これ以外にも、特に地方財政にかかわりの大きいのは地方分権改革推進会議、また第二十七次地方制度調査会というのがございます。ここで、国、地方の……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。質問をさせていただきます。 まず、字幕放送の問題でございます。耳の不自由な方々にとりましては字幕放送の拡充というのは極めて意義深いものがありますし、もちろん新聞や雑誌で情報が得られるといっても、やはりいち早くニュースを知ったり周りの人たちの話題になっているテレビドラマをともに共有することは、字幕放送を通して初めて可能になることでございます。今後、高齢化社会が進めば進むほど、そういう環境もできていきますし、字幕放送というのは正に放送業界にとって是非とも取り組んでいただきたい課題だと思っております。 NHKの字幕放送についての取組につきましては、……
○木庭健太郎君 消防法の質疑に入る前に、一点というか、三月十二日でございますけれども、宮崎県の延岡市にあります旭化成のレオナ工場というのがございます。ここで出火がございまして、工場大火災と結局はなりました。工場内に放射性物質のコバルト60があるというようなこと、有毒ガスが発生するおそれがあるというようなこともございまして、この火事では工場から半径約一キロの三千六百九十八世帯、九千四百七人に避難勧告が出されるというような事態にもなりました。 この火事を見ておりまして、一応、火災発生からいろんな機関を通じながら、いわゆる発火確認から通報までに、工場内部の問題ではございますけれども、これ十四分ぐら……
○木庭健太郎君 午前中から基本的、いろんな論点は出そろったような気もしながら、それでもまた原点に戻って質問をしようと、こう思っております。 まず大臣にお伺いしたい第一点目は、今回の公社化という問題、じゃ今までのこの郵政三事業というのは一体どうだったのかというところをもう一回評価し直してもらいたい、どうお考えになっていらっしゃったのか。つまり、郵政三事業というのは、過疎地含めていろんなあまねくネットワークを広げた形で言うならば、極めて順調にうまくやっていた事業の一つであり、だからこそこれだけ長い期間続いたんだろうと思うんです。それをなぜ今改めなくちゃいけないのか。先ほど国民の視点ということもご……
○木庭健太郎君 それでは、今日はいわゆるオンライン三法についての質疑でございます。 この法案をめぐりましては、我が党も私もでございますが、もちろん、電子政府を進めるという意味では不可欠の法案であり、これをやらなければならないということを認識しながらも、その一方で、やはり急速に進むIT化の中でどうこういった問題を国民に理解して、理解した上で実施できるかということも考えなければいけない、そういう面から慎重に審議をする面も必要ではないかというような思いもございました。 これに個人情報のこともございましたし、さらに住民基本台帳のこともございました。その意味では、私は、この夏、住基ネットというのが動……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎です。 今日は、ワン切りの問題についてようやくこうやって法律によって一つの防止策ができると。迷惑メールのときも多少時間掛かりましたけれども、今回のこのワン切りの問題については比較的早い対応が法改正という形でできたということでは高く評価をしたいと思います。 先ほど迷惑メールの話も少しあっておりました。既に施行した法律でございますけれども、この迷惑メールに関する法律、どんな方式でやっているかというと、言わばオプトアウト方式というんですか、今のこの迷惑メールの問題については、受信者からの通信拒否の意思表示があった場合には以後の通信を禁止する方式、これが今の迷惑メ……
○木庭健太郎君 お疲れの中、今日は、ただこういう災害に対する質疑ができたことを参議院として大変いい形だなと思いながら、防災大臣、お疲れでしょうがしっかり答弁をいただきたいと思います。 まず初めに、やはりこの梅雨前線豪雨災害において亡くなられた方々に対しまして心から哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に本当に心からお見舞いを申し上げるものでございます。 まず何より、いまだに行方不明になっている方々もいらっしゃいます、是非ともこの一刻も早い救出・捜索活動に全力を、これはもう今進行形でございますので、挙げなければならない。大臣としても現地へ行かれましたし、まず今はこの行方不明者の捜索、これに……
○木庭健太郎君 今日は、郵便投票制度の問題で幾つか質問をさせていただきたいと思います。 この郵便投票制度の問題というのは、昨年十一月ですか、例のALSの問題をめぐって違憲判決も出たり、いろんな問題で注目をされるようになった。ただ、根本問題は、別にそのALSの問題に限ったわけじゃなくて、やはりこの郵便投票制度の成り立ち自体が、障害のある方、難病の方々のためにある意味では作ってきた制度。ただ、利用度を見るともう極めてよくないし、今高齢化社会を迎えての中での、この変化の中での対応ができているのかというような問題もあるし、一言で言うと、この今郵便投票制度というのはどういう現状かといえば、使い勝手が悪……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、字幕放送を始め高齢者、障害者向け放送の拡充ということでお尋ねをしたいと思っております。 昨年も、このNHKの予算審議の際にこの字幕放送の問題を取り上げまして、特に昨年度はワールドカップがあったものですから、このワールドカップサッカーの字幕放送を是非やってもらいたいということを要望しまして、現実に決勝戦とか日本対ベルギー、四試合の字幕放送を行っていただきました。極めて難聴者の方々などから評判が良かったというようなこともお聞きをしております。今後も、この字幕放送、積極的に取り組んでいただきたいと思っておりますが、まずNHKとして、今年の……
○木庭健太郎君 公社化スタートしたわけでございますが、国民にとってどういう利便をもたらしてくれるのかというのが、発足したばかりですけれども、なかなか分かりにくい面があります。新聞記事等を拾っていくと、何か、封筒販売を開始したとか、コンビニ開店の問題とか、五百円の新封筒小包の開始の問題とか、いろんな記事はありますけれども、実際に窓口に行った場合に、郵政事業庁のときと比べてどこが新しくなったのかな、変わったのかなと、名前が変わっただけではないかというようなことも感じる人もいるようでございまして、やはり変わったときに強烈なインパクトを与えることができなければ、国民にとってどうなんだろうというところを……
○木庭健太郎君 電気通信事業法、今回の改正、目的につきましては午前中からいろいろ御説明があっているように、今回は規制を緩めていくという、つまり事業者の参入が容易にしやすくなる。さらに、今急激に変化するこの市場の中で、利用者ニーズもタイムリーにとらえたものだというような御説明が何回かあっておりました。 それをお聞きしていて感じるのは、やっぱり参入そして退出が容易になってくると、悪質な事業者が電気通信事業に参入し、活動することがこれまで以上に多くなるんではなかろうかというような危惧も抱きますし、やはりこういう改正に当たっては利用者保護というものをどうとらえているかというのは極めて大事だと思ってお……
○木庭健太郎君 先ほどから三位一体の問題、当委員会は全会一致で決議もしましたし、大臣から何度も決意の表明もあっておりますので、是非とも我々の重い決議を大事にしながら、今からが一番大事な場面になっていきますので、是非、大臣在任中にきちんと仕上げていただきたいと、いろんな意味ありますけれども、よろしくお願いをしておきたいと、このように、まずこのことは御要望申し上げ、今日は法案に基づいて幾つかの点をお聞きしたいと思います。 今御指摘があっているように、今回の法案というのは、一つは、管理の問題を民間へという問題が一つでございます。 ただ、一つここで伺っておきたかったのは、現行制度におきましては、こ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まず冒頭、耳の痛い話ですが、やはり政治と金の問題、これは聞かざるを得ない問題だと思っています。 この国会始まって以来、長崎の献金問題出ました。さらに、農水大臣の疑惑の問題もあった。そしてさらに、自民党の衆議院の方が、これは秘書の方が既に逮捕されている。今日にも許諾請求という話もある。私は、やっぱり政治に対する一番不信の根というのは、やっぱりこの政治と金という問題、こういう問題に対して、私はやっぱり個別問題については、それぞれの政党、それぞれの政治家がどうきちんと早くけじめを付けるか、これが大事だし、もう一つは、やはり構造的に問題があるのであ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 裁判官の報酬の引下げの問題、憲法上の問題、その他問題点につきましては何問かやり取りがありましたので省略をした上で、ただ、やはり裁判官の報酬が下がっていく、また検察官も下がっていくという問題が今回起きるわけであって、今回一つこの問題でお聞きしておきたいのは、言わばこれからは今御議論あった法科大学院開設もされて、言わばより層が広がることになるわけです。 司法試験受かれば、なる問題は、裁判官であり、検察官であり、もう一つは弁護士の選択の道もあるという問題の中で、でもこういう問題、お金の問題だけとは思いませんが、どうやってやはりそういう裁判官及び検……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。一杯希望者がいるようなので簡潔に御質問だけさせていただきたいと思います。
お話をお聞きして、一つは、ODA基本法のことについてどう考えるかという話をお二人からお伺いしておきたいと思うんです。
いろんな問題点を聞いていくと、ODA大綱を確かに見直しましたが、それでいいのかという問題はあると思います。特に、参議院は国際問題調査会でこの基本法の問題についてはもう特に論議をした院でございますので、お二人からこのODA基本法、必要性の問題について御意見だけ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 荒木参考人、荒木参考人もお願いします。
○木庭健太郎君 両参考人、今日は貴重な意見をありがとうございました。 特に、お聞きしていて、このニュー・パブリック・マネジメント、NPMのとらえ方について、問題点から指摘される富田参考人と、これを機会にどうこれを新たなものとしてとらえるかという山本参考人、立場の違いもあって非常に有意義に聞かせていただきました。 逆に、このNPMが進めば進むほど、ある意味では参議院が今決算を重視してやっていることの意味合いがより大きくなるんではないかなと。その意味では、参議院がこの一年、二年、決算を重視しながらやってきたことの意味というのがより大きくなるんではないかというようなことも感じながらお二人の意見を……
○木庭健太郎君 地球環境というCO2の問題、大事な問題、お話を、論議があっておりました。 私は、ちょっと足下の話をしたいわけであって、もちろんそういう地球環境の問題、大事な問題であり、是非ともやっていただきたい問題ではありますが、今日環境省にお聞きしておきたいのは浄化槽の問題でございます。 河川の水質の保全というか、現実、今、日本社会どうなっているかというと、それは下水道も含めて整備はほとんどできていないわけであって、そんな中でどう水質を、河川をきちんとやるか。また、河川の水量を確保するかという問題でいけば、本来は、国交省いらっしゃいますけれども、やはり下水道よりはこういう浄化槽の問題、場……
○木庭健太郎君 私は、先般、参議院の予算委員会におきまして小規模作業所の問題を取り上げさせていただきました。一つは、この小規模作業所、年々数は増えている一方、逆にその支援の補助という問題についてはどんどん減らされているという現状がある、こういう政府の姿勢、これから言わば共生の社会を作っていこうという中で、一番重要なそういう問題についてのことが後れているというか、後退していることはどういうことなんだという御質問をした経過がございます。 実は、こういった問題を受けて、二十二日でございましたが、全国の小規模作業所、また小規模通所授産の関係者の皆さんが七千人近くも日比谷公会堂及び日比谷の野外音楽堂に……
○木庭健太郎君 国会の歴史を踏まえ、参議院における決算審査の在り方並びに平成十四年度決算外二件に対するこれまでの審査を踏まえて、内閣に対し警告又は要請すべき事項について意見を申し述べます。 国会における決算審査の意義は、国会が議決した予算及び関係法律が適正かつ効率的に執行されたかどうかを検証し、あわせて、政府全般の施策について広く国民的視野から分析評価を行い、その結果を後年の予算編成及びその執行に反映させることであります。 昨年、平成十三年度決算の委員会審査が三十五年ぶりに決算が提出された国会の会期内に終了したことは、参議院改革における決算重視を象徴したものであり、平成十四年度決算の審査に……
○木庭健太郎君 まず、新たな行政改革手法と言われておりますニュー・パブリック・マネジメントというのがございます。私は、この参議院で決算重視の姿勢を全面的に打ち出していることそのものも、ある意味ではこのニュー・パブリック・マネジメントの流れの一つではないかと思っております。 そこで、まず今日は、このニュー・パブリック・マネジメントの一つの手法だと言われて、今、特殊法人が独立行政法人化ということになっているわけでございますが、現在は百五法人が独立行政法人化、今決算審査の対象である十四年度決算は約半数の五十九法人が独法化しておりました。ややもすれば特殊法人の延命策とか批判浴びますけれども、もしきち……
○木庭健太郎君 午前中も少し論議があっておりましたが、まず司法ネットについてお伺いをいたしたいと、こう思っております。 先日、公明党としても野沢大臣にこの司法ネットの実現の申入れをさせていただいたばかりでございますが、司法ネットというのは、いつも野沢大臣おっしゃるように、身近で頼りがいがある司法制度構築という意味では、何よりもこの改革というのは国民に実感していただける課題だと、私どももこう考えております。 私ども公明党、無料法律相談というのを党でずっとやっておりまして、これで大体年間百万件を超える市民相談にこれがつながっているというような実情もございます。近年、特にこの市民相談見ております……
○木庭健太郎君 野沢法務大臣、質問通告しておりませんが、一問お尋ねをしたいと思うんです。 それは、今、国民の一番の、司法という問題というより、実は週刊文春、昨日、差止めの仮処分が出まして、今これが非常にどう考えるかという問題で話題になっております。私どもも、週刊誌とプライバシーの問題、前々からこの問題については関心も抱いており、その一方で、対抗手段としてはこういうことが成り立ち得るのかなと正直驚いた面もございます。その一方で、やはりこれはプライバシーの問題と報道の自由、表現の自由という問題に対しても大きな波紋を今投げ掛けていると私は思っております。 法をつかさどる大臣、法務大臣でございます……
○木庭健太郎君 様々な議論がされておりますが、まず一番最初に基本的なことをお伺いしておきたいと思います。 この四月から法科大学院を中核としたプロセスとして法曹養成制度が開始されるのに合わせて、これまで衆参の附帯決議でも指摘された、いわゆる司法試験に合格しなくても法律学の教授等に五年以上在籍していれば弁護士資格を付与するという制度を廃止すると。これはこれで当然のことだろうと思うし、評価をいたします。 その一方で、廃止する代わりにということになるんでしょうが、司法試験に合格した後、法律学の教授等に五年以上在職した者に対しては、所定の研修を修了すれば司法修習を経ることなく弁護士資格を付与するとい……
○木庭健太郎君 今日は個人保証制度の問題、ようやく法務省としても、大臣が諮問をされて審議会でこの見直しの議論がなされるところまでやってまいりましたんで、この問題を今日はお聞きをしておきたいと思うんです。 中小企業が当然金融機関から融資を受ける際には、経営者が個人保証を求められるのが我が国では通例でございます。私が解説する必要もないんですけれども、論議の前提として個人保証はどうなっているかと、日本においては。今は普通保証と根保証があると。普通保証は、これは特定の債務だけを保証するものですから、これに対してはそう問題は起きにくいんですけれども、根保証というのは、これは継続的な取引から生じる不安定……
○木庭健太郎君 破産法の質疑を朝からやっているわけでございます。何か破産法の質疑というと暗い、破産という名前自体が暗いなという感じがするんですけれども、ある意味ではこういった法体系をきちんと整備することによって、そういった方々のある意味では再生、再出発へ向かっての新しい法制度の審議だと、こう思えば、これは大事な議論だろうと、こう思うんです。 午前中から議論になりましたが、特に最近の自己破産件数の増加の問題の話がありました。件数も御紹介があって、中身の変化についても最高裁からお話があったわけでございますが、まず基本的なことをお尋ねしておきたいんですけれども、個人が債務超過状態になったときの正に……
○木庭健太郎君 参考人の皆さん方、今日は本当に貴重な意見をありがとうございました。 まず、竹下参考人に。 竹下参考人、今回の倒産法部会の部会長でもあり、法案の立案に当たり中心的な役割を果たされたということで、本当に私はいい形の法案が出てきたと、このように評価をいたしてはおりますが、先ほど石井参考人からもお話がありましたが、自由財産の範囲の問題でございます。 いろんな議論がある中で、一応その九十九万円という形で認められるということになったということでございますが、私自身は、本当にこの九十九万円ということが再起を懸ける、次へつながるものという金額について妥当かなというと、若干少ないんじゃない……
○木庭健太郎君 今回の改正案でございますが、一つは不法滞在者対策という問題と、難民という問題、二つの問題についての前進をさせようという改正だというふうに評価はいたしております。 まず最初にお伺いしたいのは、不法滞在者対策の方の問題でございます。今回、出国命令制度というものを新たに設けようと。つまり、悪質な不法滞在者については上陸拒否期間を十年間に延ばすというその一方で、自ら出頭した者については簡易迅速に出国させるためのこの出国命令制度というのを設けるという両面を持ちながら、不法滞在者の自主的な出頭、これを促して、これ、先ほどもお話あっておりましたが、ともかく去年の十二月十八日ですか、この犯罪……
○木庭健太郎君 参考人の皆さん、今日はありがとうございます。 まず、渡邉参考人にお聞きしようと思います。 今回の政府案、非常に厳しい目で見ていただいておりますが、私は逆に、この今回の改正というのは今までの発想から比べると大きな前進をしている部分、例えば六十日ルールがなくなっている問題、参与員の問題、ある意味では大きく前進しているところもあると思うんです。 問題は、どうそれをきちんと運用できるか。もう今日、ポイントを幾つか挙げていただいたんで非常に参考になりましたが、そう私は思っているんですけれども、渡邉参考人自体、今回の政府案というのは全然駄目なのか、全体としての評価はある程度評価できる……
○木庭健太郎君 質問通告していなかったんですけれども、冒頭、先ほど局長が、こういうインターネット、電子公告みたいな制度は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、いずれも採用していないと、いずれも採用していないと、それで、ある意味では日本が先進的にやるんだというお答えがあったんですけれども、なぜ、アメリカ辺りは本当はインターネットでいえば日本よりも先進国ですよね。そういった国がなぜ採用していないのかなと一瞬思ったり、そういうところにあえてなぜ日本がやるのかなとちょっと感じましたもので、その辺どういう、もしお調べになって分かっているなら、なぜ、そういう先進国はやっていなくて日本が先にやろうとしてい……
○木庭健太郎君 今回の国際捜査共助法の改正は、ある意味ではこれまでの国際協力捜査の在り方に大きな、大臣も、モデルケースになる第一番目だと、こうおっしゃいました。大きな意味があると思っております。
まず、副大臣に、この法案がじゃ我が国の治安対策にどう効果があると判断なさっているのか、まずこれをお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 また、この法案では、これも先ほどから議論になっておりますが、双罰性の要件が緩和されて共助の範囲が広がって、今お話があったように、我が国が外国に協力を求めることができる範囲も広がると。もちろん、それが治安対策上、今副大臣がおっしゃったように効果があるということで……
○木庭健太郎君 今回の法案というのは、正に労働の紛争、長期化してなかなかうまくいっていない現状をどう打開していくかというような問題から成っている問題だと思います。 ただ、先ほどから議論になっていますが、確かにバブル経済崩壊後、この経済不況でリストラ、企業再編、個々の労働者の解雇や賃金をめぐる紛争そのものが急増しておる、先ほど御報告あったとおりですけれども、確かに私も調べさせていただいて、労働関係の民事事件というのは平成四年は八百九十二件ぐらいだったのが、平成十四年には二千三百九件、確かに二・六倍急増しております。 その中で、先ほどちょっと要因についても最高裁から少し話はありましたけれども、……
○木庭健太郎君 今日から参議院でこの裁判員の問題、法務委員会で質疑されることになったわけでございます。 午前中から議論があっておりましたように、私は、この裁判員制度というのは、ある意味ではこの司法の世界にとってはかつてない画期的な問題なんだろうと私は認識しております。素人が裁判に参加してどうなるんだというような御意見が事実あることもそのとおりですが、やはり今まで国民から一番遠かったこの司法という分野に初めて国民参加という形を取り入れる。その形をどう仕上げていくかは、先ほども議論がありましたが、日本は日本らしいものを作っていけばいいんであって、ただ、やはり国民が参加するという形を作り上げる必要……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 参考人の皆様方には貴重な御意見をいただき、本当にありがとうございます。 参議院におきましても、衆議院で先ほどお話があったように全会一致でこの法案が送られてきたということに、ある意味ではこれを今から審議いたしております私たち国会議員としても、一つの新しいものが始まるときに、一院としてすばらしい結果を出していただいて参議院に送っていただく、参議院ではより皆様方から、各方面の皆さんの御意見も聞きながら慎重な審議をし、是非いい形でのこの制度発足へ、もちろん法案を早く上げる必要もあるとは感じておりながら、そんなことを思いながら、今日は本当に皆様方に貴……
○木庭健太郎君 公聴会を終えて、また質疑に戻っているわけでございますが、私も大阪参加させていただいて、公述の方々がそろって本法案の成立を望まれるという御意見を言っていただいたことに、あっ、それなりに少しは国民への理解というのも広がりつつあるのかなというようなことも感じながら公聴会を参加させていただきましたし、是非十分な議論をした上でこの法案、そろそろ成立の時期に来ているなというようなことも感じながら来たということをまず報告をし、本法案で幾つかいろんな議論を、もういろんな議論なされていますが、ひとつ今日お聞きしておきたい第一点は報道機関の問題でございます。 今回は、この法律、本法案は報道機関に……
○木庭健太郎君 今日からこの総合法律支援、いわゆる司法ネットの法案を参議院でも審議をさせてもらうわけでございます。もう大臣、繰り返しもう二度も今御答弁なさっているんですけれども、やはりこの制度というのは今まで、ある意味では国民の皆さんにとってみれば、おっしゃるように高ねの花であってみたり、縁遠いものであってみたり、また、じゃどこへ相談行こうかと思っても、幾つか私たちも党としても努力をし、例えば無料相談を、法律の無料相談をやってみたり、民事扶助の制度を作ってみたり、いろんなこう作りましたけれども、じゃ、そのどこをどう利用すればいいのかと。国民から見れば非常に見えにくい。そういう意味では、一つの形……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。今日は、四人の参考人、貴重な意見ありがとうございます。それぞれ少しずつお尋ねをしていきたいと思います。
まず、山本参考人に、お話しされたように、民事訴訟が御専門ということでございます。今回、このセンターを含む総合法律支援法案が成立すると、既存のいろんな制度、例えばADRのような問題もございますが、そういう既存の制度がどんなふうに変化するのかしないのか。変化するとお考えなら、民事訴訟への影響等も含めて、その点、何かお話があれば伺っておきたいと思うんです。
【次の発言】 小林参考人に、これは法務省の側にも伺ったんですけれども、一部の弁護士さんからは……
○木庭健太郎君 今日は、行政事件訴訟法の改正案の審議をやるわけでございます。 私ども公明党、二〇〇〇年十一月、ちょっと古い話になりますが、二〇〇〇年十一月に司法制度改革へ向けての提言というのをさせていただいて、その際、行政訴訟制度の改革についても、訴訟要件の緩和など、国民が利用しやすい行政事件訴訟法に改正すべきであるという基本的な考えを示させていただいた上で、昨年八月には司法制度改革推進本部に対しても行政に対する司法によるチェック機能強化への提言の申入れをさせていただいて、国民の裁判を受ける権利を保障し、利用しやすい行政訴訟制度にするように要請を行わさせていただきました。 やっぱり行政のこ……
○木庭健太郎君 三人の参考人の皆様、専門的なきちんとした御意見を当委員会にいただきまして、心から感謝を申し上げます。 それぞれお三人の方にお聞きをしたい点がございます。 一点目は園部参考人に。こうやって議論をしてきたわけですが、私どもも今回の法改正というのは、正にこれまで行政訴訟を起こそうとしても国民の側からすると起こしにくかった。件数からいっても、先ほど欧米その他の例も挙げていただきましたが、海外と比べると、日本というのは本当に事件数そのものがもう極めて少ないわけですよね。そういう問題が今回の法改正によって本当にこれ改善されるのかなと。改善するために我々こうやって一生懸命法改正するんです……
○木庭健太郎君 まず、知的財産高等裁判所設置法案等についてお聞きをしたいと思います。 とにかく、知的財産、この創造をどうやり、どう保護していくかという課題は、これは日本だけじゃなくて世界に課せられたいろんな課題だと思っておりますし、特に今、知的財産紛争というのは、別に国内だけの問題じゃなく、国際化の問題にもなっていると。その処理のためにどう作るかというのは、これまで、重要な課題であり、一部いろんな意味で対応もしてきましたが、その中の大きな一つの法案が今回の法案であるというふうに考えております。そういった意味では、これも是非早期に成立させる必要がある法案だろうと認識をしております。 まず、論……
○木庭健太郎君 前回も若干審議はさせていただきましたが、今回の不動産登記法案は明治三十二年に作られた法律を全面改正すると。もちろん、時代の変化に伴って、オンライン申請の導入に伴って申請手続の規定を見直すほかにも、形式面も含めると随分多数の改正項目はあるようでございますが、ともかく根本は、年間約千七百万件もの申請がある、国民にとってのある意味では身近な制度を改めるということになるんだろうと思います。 したがって、国民に向かって是非説明しておいていただきたいのは、今回の改正に当たっては、利用者である国民の意見を踏まえるという観点からどのような検討を行われたのかという点を御説明をいただいておきたい……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 イラクへの自衛隊派遣でございますが、世論の推移を見ておりましたら、ようやくというか、国民の理解が出始めているなということを感じますし、これは実際に人道復興支援のために自衛隊が現地サマーワに着いたということが一つの大きな要素にはなっておると思うんですけれども、私はやっぱり、この自衛隊派遣の問題、国民の理解を更に深めさせるためには繰り返し総理御自身が、何で危険なところなのに人を出さなくちゃいけないのか、なぜ自衛隊じゃなければならないのか、また日本の国際貢献の在り方はどうなんだということを何度でもお話しなさることが一番大事だと私は感じております。 ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 報道によりますと、いよいよこの拉致問題をめぐる日朝実務者協議が十一日にも北京で開かれるというような見通しが報道されておりました。当然、この十一日の北京の会議というのは、最大の争点は、争点というか焦点ですね、横田めぐみさん始め安否不明者十名の再調査の問題であり、具体的な回答を北朝鮮側から引き出せるかどうか、これが正に焦点になっていると私も思います。 この問題について、川口大臣、記者会見の中でも、北朝鮮、今委員会を作って調査しているんだから、できるだけ早く結果、過程を示すことが大事だというようなことを大臣御自身も述べられておりますし、また細田官……
○木庭健太郎君 まず、新潟中越地震並びに度重なる台風、本当に被災された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、法務省は法務省として取り組まなければいけない課題あると思います。それはそれとしてきちんと取り組んでいただきたいことを御要望し、そして大臣、滝副大臣、それぞれ御答弁ありましたから、じゃ、富田政務官に一言答弁の機会を。 是非、国民にとって身近で頼りがいがある司法、また法務行政を実現させるために重要なことというのは、ともかく国民の皆さんがタイムリーにこの司法、こういうものを、情報提供ということが一番大事だと思うんですけれども、分かりやすい司法という観点からどのようにお考えか、お聞きしておき……
○木庭健太郎君 今日は、大臣の所信あいさつに対する質疑でございます。
いろんな面でお聞きをしたいわけですが、まず大臣にお聞きしたいんですけれども、我が国の犯罪状況について、山東委員の質問に対してお答えになられていた、今治安が危機的状況にあるということをお話しになっているようでございますが、何でこういう危機的状況になっているのか。治安の悪化の理由というか、様々な面はあると思うんですけれども、大臣自身はこの治安悪化という問題について、原因についてどのようにお考えか、御所見あれば伺っておきたいと思うんです。
【次の発言】 正に、一概に言えない、いろんな面もある。ただ、犯罪そのものの在り方、その危機……
○木庭健太郎君 初めに、民法の現代語化について富田政務官に二、三問伺っておきたいと思います。
今日、この問題余り論議されていないんで、どう、なぜ現代語化にするのか、これまでの検討の経過、基本的な方針、どのように取り組まれてきたのか、敬意を持って富田政務官にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっと若干細かい話になりますけれども、確立された判例、それから通説、その解釈との整合性を図るため条文等の改正というような点もあったわけですけれども、三つの条文については、パブリックコメントに付された結果、現代語訳化から戻ったというか、何か若干書きぶりが変わっている点もあるようですけれども、その理由……
○木庭健太郎君 今日は、参考人の皆さん、ありがとうございます。公明党の木庭健太郎でございます。それぞれの参考人に今法律改正案についてお尋ねをしたいと思います。 まず、池田参考人にお尋ねをしたいと思っております。 参考人は、民法の中でも債権譲渡ということが、前回も参議院に来ていただいたとおり、第一人者ということで、また経済産業省でも企業金融部会ですか、その検討、その中での企業金融機能のあり方に関する小委員会の小委員長代理も務めていらっしゃいます。法科大学院でも金融法の講義をされているということでございますので、お尋ねしておきたいのは、中小企業の新たな金融の在り方等なんです。 つまり、今後の……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。午後の質疑、お付き合いをいただきたいと思います。 今回の民事関係手続のこの一連の法案、何か感じますのは、この民事関係手続というのは毎年審議しているような気がして、毎回改正、毎回改正というような気もしないでもないという思いはありますが、いずれにしても手続の一層の迅速化という問題、効率化の問題、取り組まなければいけない課題ですし、そういった意味で審議会で十分審議をしていただいた上で、練った上で毎年出てきているんだろうと、こう思っておりますし、是非成立を図りたいという思いで質問をさせていただきたいと思います。 まず、今回の法案、幾つかポイントはござ……
○木庭健太郎君 法案の審議に先立ちまして、今も御指摘がありました様々な司法制度改革の中で、一つの重要課題でありました、先日審議をさせていただきましたADRの拡充、活性化に関して一つだけ伺っておきたいと思います。 先日、十一月二十六日でございましたが、司法制度改革推進本部の会合において、今後の司法制度改革の推進についてが決定されておりますが、その中に、裁判外紛争解決手続における隣接法律専門職種の活用についてということで、この隣接法律専門職種、ADRの代理権付与の方向性が初めて示されております。 その内容を具体的に申し上げますと、司法書士、弁理士、社会保険労務士、土地家屋調査士、この四資格者に……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 私どもも、今回、この横田めぐみさんの遺骨の問題、別人だったことに対して、大変驚き以上に憤りを強く思っておりますし、やはり政府として、日本として何らかの対応をきちんとなさねばならないし、その中の一つはやはり経済制裁も含む強い態度で臨まなければならないんだろうと、こう感じております。 そこで、今日は何点かお尋ねをしたいわけですが、まず政府として、十二月八日だったと思いますが、このDNAの鑑定結果を受けて北朝鮮に対して在北京の北朝鮮側の大使館を通じて厳重抗議をしたと。先ほど外務大臣、その返答はまだないとちらっとおっしゃったようでございますが、どう……
○木庭健太郎君 午前中にちょっと引き続いて、午前中も皆さんテーマにいたしておりましたが、いわゆる今国会でも重要なテーマの一つであります監獄法、いわゆる監獄法の改正問題についてまず御質問をしたいと思います。 仮出所中の人が凶悪な事件を起こすというような問題もあり、いろんな意味でいわゆる行刑の問題というのは大きなテーマになっているとも思いますが、法務委員会も、前回の委員会で報告いたしましたが、委員派遣におきまして福島刑務所や更生保護法人等を視察も行かしていただいております。 したがって、まず刑務所問題についてお伺いをいたしますが、現在、刑務所の過剰収容状況の問題についてでございます。その緩和の……
○木庭健太郎君 今回の法改正は、簡易裁判所の管轄区域について利用者の利便に合致するように見直すものであって、その趣旨には賛成したいと考えております。 すなわち、国民に身近で利用しやすい司法という観点から幾つか質問をさせていただきたいと思います。 簡易裁判所というのは国民に最も身近な裁判所でございます。特に、その役割を十分に果たすことが求められていると考えられますし、平成十六年でございますが、簡易裁判所の取り扱う事件、拡大がされました。いわゆる目的の価額が大幅に増えたわけでございまして、これによってある意味では簡易裁判所の役割が増えたのかどうか、簡易裁判所と地方裁判所の事件割合がどのように変……
○木庭健太郎君 まずお聞きしたいのは、午前中というか午後ですね、今日は、午後から始めましたが、最初に、スウェーデンの社会科の教科書の話を千葉委員が、「あなた自身の社会」ですね、というお話をされていましたが、やっぱり何をやるにしても、司法制度の改革、さらに裁判員制度も今からやっていくんですけれども、結局、やっぱり根本、何に返ってくるかというと教育の問題、特に小中学校のときに法教育という問題、どこまで学び、どこまでやっているかというのがポイントになるような気が更にいたした次第でございます。 そういう問題では、この法教育というものは別に法務省だけじゃなくて各省庁またがる話ではございますけれども、法……
○理事(木庭健太郎君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十三日、蓮舫君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣官房司法制度改革推進室長本田守弘君、金融庁総務企画局参事官大藤俊行君、法務大臣官房司法法制部長倉吉敬君及び文部科学大臣官房審議官徳永保君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○木庭健太郎君 論点はかなりお二人の、吉田先生さらに千葉先生の話で出尽くしているような気もしますが、確認の意味もあって質問させていただきたい点もございます。 今、千葉理事が御指摘なさった事故というのは、平成十五年七月に福岡県沖の玄界灘で巻き網漁船がパナマ船籍のコンテナ船に追突されて沈没したという事故がございまして、最初は乗組員一人が死亡し六人が行方不明ということになりましたが、最終的にこの行方不明者は見付からずに実質的には七人死亡というような非常に大きな事故になったものでございますが、この際に、被害者側の方、つまり漁船側の方の会社の方はこの事故に関して十三億円というのをこの事故の度合いから見……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は四人の参考人の方、人身取引という、まあ日本としてこういう問題に取り組み始めるという、私は法改正そのものは大変いいことだと思っておりますし、それに対して貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございます。 私も限られた時間の中で御質問をしたいと思います。 中山参考人、しゃべりたくてもしゃべれない状況のようでございますから、今御質問があった件も踏まえて、私どもがちょっと感じている点は、この委員会でも質疑したんですけれども、日本は人身取引大国だと世界で見られていると。ところが、その実態というものが日本国内どうなっているかというのはな……
○木庭健太郎君 本法律案、今日が質疑最後でもございますので、確認の意味も含めて、幾つか質問をさせていただきたいと思っております。 この法律案は、平成十二年十一月に国連総会において採択された、国際的な重要課題とされる人身取引等の防止、撲滅に向けた人身取引議定書及び密入国議定書の締結に向けての国内整備と位置付けられているわけでございます。 新設される人身売買罪とか旅券等の不正受交付罪は、正にこの締結に国内法整備ということで直結するわけですけれども、逮捕監禁罪及び未成年者略取誘拐罪の法定刑の引上げなどは、要請している点とは異なるようなものも含まれているわけでございまして、確認の意味で、本法律案の……
○木庭健太郎君 今日は、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律案の質問でございます。一回目でございますし、総括的な質疑を行いたいと思っております。 今回の受刑者のこの処遇法案というのは、監獄法の制定から見れば百年ぶりの実質改正だということでございます。改正内容そのものは評価できる点が多いと思っております。また、百年前にこの監獄法が制定された際という、その内容そのものは世界的にも見て極めて水準が高いものだったと、こう言われているんですが、その後百年間でございます。そういう意味では、この実質改正が長きにわたってなかったということにつきましては、人権保障から考えれば本当に十分だったんだろうかという……
○木庭健太郎君 前回は性犯罪者の処遇について特にお聞きいたしましたが、性犯罪者に限らず、受刑者が自分が犯した罪を心から反省して、本当の意味で立ち直って社会に復帰し、健全な社会の担い手として生活していくことができれば、正にこれが治安を維持回復できる大切な点であると考えます。そのためには、刑務所における受刑者の処遇をどうしていくべきなのか、今回の法案でそうした点をどのように考えているかということについて幾つかお聞きをしておきたいと思うんです。 まず、受刑者がどうして犯罪を犯すに至ったかという理由は、受刑者が百人いれば百人それぞれ理由はあるわけであって、本当にその受刑者を立ち直らせようとするならば……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 三人の参考人の方、今日は本当に貴重な意見をありがとうございます。私からもそれぞれ皆さん方に御専門の立場からお聞かせ願いたいと思っております。 まず、藤本参考人にお尋ねでございますが、参考人は、独立監視委員会、これ英国でございますか、それから施設評議会、ドイツ、こういう諸外国の行刑施設の透明性をチェックする体制についていろいろ御研究をなさっているとお聞きしておりますが、これらの諸外国の機関と比較して、本法律案で刑事施設視察委員会というのができるようになります。大変すばらしい一つの制度だと思っておりますが、これをどう評価されておられるか、また課……
○木庭健太郎君 午後の質疑でございます。 午前中も議論があっておりましたが、この法案につきましては、審議を重ねほぼ大詰めの段階を迎えてきていると指摘がございましたが、先日は、午前、午後、参考人にお話をお聞きしたり、本当に貴重な意見を伺いながら、一つの方向性も示しながら審議ができていると思っております。これまで何回か議論をさせていただきましたが、もう少し議論をさせていただきたい点について今日は質問をさせていただきたいと思っております。 これも午前中から議論をしましたが、この行刑改革会議の提言で、今後行うべき改革についての処方せんが様々示されたわけでございますが、その中で、これも、一体刑務所と……
○木庭健太郎君 参議院でようやくこの会社法制の審議に入ったわけでございます。この会社法制につきましては、厚い資料、午前中から何かありましたけれども、ある意味では、これまでばらばらだったもの、不整備だったものを一つに統一するという意味では、この会社法制は極めて重要な問題として、商法の改正等のときも私も質問をさせていただいたり、また公明党としても、昨年の十一月にはこの会社法制をまとめることについての提言もさせていただいたところでございます。 私どもが提言した一番のポイントは何かと申し上げれば、やはり経済のグローバル化ということに伴う規制緩和という流れの中と、債権者保護、株主保護といった会社法制の……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 三人の参考人の方々、貴重な御意見をありがとうございます。 まず、個別の課題で何点かお伺いしたいんですけど、まず神田参考人にお伺いしたいんですけども、先ほども松村委員の方から話がありましたが、擬似外国会社の件でございます。この件について、今、外国企業の皆さんが大変今回の法改正について、これでは日本から撤退せざるを得ないのではないかというような心配も現実なさっている面もございます。 そこで、神田参考人にお伺いしておきたいのは、会社法案においてはいわゆる擬似外国会社に関する規定を改正するというのが盛り込まれているわけですが、仮にこの擬似外国会社……
○木庭健太郎君 今日は会社法の法務委員会で三回目の審議でございます。午前中は連合審査もやらしていただきましたが、今日は何か一日、衆議院ではほとんど話題にならなかった擬似外国会社の問題で、もう朝からそれ一色のような形で論議がなされているような気もいたします。 確かに、外国会社の方たちが、衆議院でこの法案が通ってみると、八百二十一条を見てみると、あら、大変なことが起きているんじゃないかというふうなことを感じられて、いろんな意味で働き掛けもされているところが一つ今日の審議になったところだろうと思うんですけれども、私は、法制審議会でなぜこの八百二十一条という問題が出てきたかという問題について、神田参……
○木庭健太郎君 会社法、重要法案でございますし、多くのいろいろな課題があっていろんな点で野党の皆さんからも鋭い質問もいただいておりますし、いろいろ問題点も指摘をいただいておりますが、全体としてはやはり久しぶりにきちんとこの会社法というものが一つの形でまとまったと、この成立へ向けて我々与党は頑張らなくちゃいけないという決意を固めながら質問をやっておきたいと思います。 個別的事項を少し今日は何点か御質問をさせていただいて、質問にしたいと思います。 一つは、取締役の問題について今日はお尋ねをしたいと思うんです。現行の商法におきましては、取締役の欠格事由のところで、破産手続開始の決定を受け復権せざ……
○木庭健太郎君 会社法の審議も本当に大詰めを迎えてきたなと。衆議院では審議できなかった擬似外国会社の件も参議院ではきちんとした論議ができましたし、言わば収束方向の中での審議だと思っております。今日は、何点か確認の意味でお尋ねしたいような点もございますので、そういった意味で質疑を重ねていきたいと思っております。 まず最初は、社債関係の問題でございます。 この社債の募集による資金調達というのは、金融機関から融資を受ける間接金融とは違って直接金融を取る手段ではございますが、株式の発行と比べてどのような違いがあるのか。基本論みたいな話でございますが、メリット、デメリット、この点についてまず伺ってお……
○木庭健太郎君 今というか、最近重大な社会問題になっております悪質な住宅リフォームの事業者の問題について、消費者トラブルが非常な大きな問題になっておりますので、法務省にもかかわるようなお話でもございますし、私ども公明党、この問題に対してはリフォーム詐欺等の問題対策PTも立ち上げて、対応策強化、今取り組んでおりますが、まず国民生活センターの方に被害の状況について調査されたと伺っておりますので、簡潔に御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 こういうお年寄りねらった悪質な住宅リフォームについて消費者保護を強化するというのはもちろん大切なことであって、これについて内閣府の方で各省庁をまとめてい……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 今日は横田さん御夫妻、また荒木さん、率直な御意見をこの参議院の場に届けていただきまして、私どもも本当に有り難いと思っておりますし、またこれを受けての対応をしなければならないと感じながら、もう一点は、横田早紀江さんがおっしゃったように、何度でもいろんなチャンスがあったではないかと、そのチャンスのたびにどれだけものが動いたのかという厳しい御指摘については、胸に刻み付けてこれからの問題に取り組まなければならないということを痛感をいたしたということを申し述べておきたいと思います。 まず、家族会代表の横田滋さん並びに荒木調査会代表のお二人にお聞きをした……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まず、北朝鮮問題で総理にお伺いをしたいと思っております。 北朝鮮の拉致問題に対する不誠実な対応、私も非常な怒りを覚えますし、また、二月二十日でしたか、あの核保有宣言、その怒りというより何か恐怖感というか、そんなものを覚えるようなものもございました。 北朝鮮問題になると、総理おっしゃるのは対話と圧力というこの言葉でございます。国民にとってその圧力という部分は、例えば経済制裁であってみたり安保理への提起の問題であってみたり、具体的に形が見える、分かりやすい。ところが、この状況の中で対話と言われてもですよ、一体何ができるのかということが国民には……
○木庭健太郎君 南野法務大臣、先ほどこれまでの自分の取組についていろいろお話をされておりましたが、その中でも、大臣、所信でもおっしゃいましたが、国民を犯罪から守ると、安全を確保するということが自分の使命であり、それに取り組んできたというお話でもございました。その中でも、やはり再犯防止という問題は、大臣が取り組まれた中でも大きな一つのテーマだったと思います。特に、大臣就任されてからの間、こういった再犯の問題が様々な事件を通じてありましたし、その中でのお取り組みもされたと思っております。 こういった二度と犯罪を起こさないという話になりますと、法務省を越えて各省庁の連携も大事になる、そういった課題……
○木庭健太郎君 議論があっているように、今回の法案は、裁判官の報酬法、最高裁判所裁判官退職手当法、この二つは裁判官の給与など処遇を見直すものでございます。見直しに当たっては、これも議論されているとおり、憲法で独立が保障されている裁判所の考えを十分に尊重する必要がある。当たり前のことでございますが、確認の意味で大臣に聞いておきたいんですけれども、今回の法改正に当たって、これは裁判所の意向も十分に踏まえたものかどうか、まず大臣から確認しておきたいと思います。
【次の発言】 これもお二人議論をされておって聞きながら、やっぱり司法の独立性とか特殊性、そんなことを考えていくと、本当に一般の政府職員の給与……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
質問通告をちょっとしていなかったんですけれども、外務大臣に一点伺っておきたいのは、今日の報道でKEDO組織解体という報道がなされておりました。一連の経過の流れからいえば当然そういう帰結を迎えるんだろうということは認識できるんですが、このKEDOが解体されることについての評価、及びやはりこれが解体されることによってこれから行われる日朝の交渉及び六者会合にどんな影響を与えていくのかということについて、御認識があれば外務大臣からお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 どうですか、これ六者、今後の六者とか日朝にこのこと自体が直接波及することは……
○木庭健太郎君 質疑に先立ちまして、さきの豪雨で亡くなられた方々、また被害を受けられた皆様方に対して、心より弔意とお見舞いを申し上げたいと思っております。 今回私も、先ほど岩井理事から御報告があったとおり、鹿児島県北部の大雨洪水被害の状況の調査に行かさせていただきました。行って感じたことは、その被害の甚大さとともに、やはりこういった問題には緊急対策とともに、総合的な対策、様々な対策が要るということをしみじみ痛感して帰ってきたところでございます。 これは質問通告をいたしておりませんが、先ほど加治屋委員の質問に対して、地元がまず望んでいるこの激甚の問題につきましては、防災担当大臣が明確に、今週……
○木庭健太郎君 午後の質問でございます。 杉浦法務大臣は、午前中も御答弁なさっておりましたが、就任に当たり、小泉総理から、四点、是非と、格別の指示を伺い、指示を全力で取り組むということをおっしゃったということでございます。四項目、再度繰り返しますが、一つが世界一安全な国日本の復活、再犯防止対策の積極的推進、出入国管理対策の強化、司法制度改革についての改革の本旨に従った運用という四点でございますね。 これから具体的に一項目ずつお聞きしていきたいと思うんですけれども、まず、世界一安全な国日本の復活を第一に挙げられておるわけですが、具体的にどういう取組をなさるつもりでいらっしゃるのか。先ほど、治……
○木庭健太郎君 今日は裁判所職員定員法の改正の問題でございますが、その前提として、今政府は全体的には小さくて効率的な政府ということをキャッチフレーズの下に総人件費の削減の検討が進められておりまして、昨年十二月の閣議決定を受けて、行政改革の重要方針に基づいて衆議院に行政改革推進法案、そろそろ本会議入るようでございますが、そういう法案が提出されているわけでございます。これはもう社会全体の動きの中で、やはりここでも議論になっていますが、事前規制型よりも事後チェックと、社会全体が大きく動いていく中で行政事務についても効率化を可能な範囲で図るというようなことだと思っておりますし、私どもも必要な取組と思っ……
○木庭健太郎君 今日は、犯罪者予防更生法並びに執行猶予者保護観察法のそれぞれ一部を改正する法律案に対する質疑でございます。
午前中から質疑を続けておるわけでございますが、まず最初の方に、こういう改正案を出す背景と経緯のようなことを整理してお伺いしていきたいと思いますので、まず受刑者数の推移というのをお聞きしておきたいと思います。
過去十年間、受刑者数がどのように推移しているのかと、また受刑者が増大しているわけですけれども、その背景はどんなものがあるかということについて御説明をいただいておきたいと思います。
【次の発言】 当然、受刑者が増えていっている経過の中で、仮釈放審理事件数も当然増えて……
○木庭健太郎君 今日はこの犯罪収益規制法、被害回復給付法の審議でございます。今、様々な議論が行われておりましたが、私は、この法案というのはいわゆる犯罪被害者保護という観点から極めて重要な法案であり、画期的な法案でもあると思っております。様々な問題点も御指摘はございましたが、基本はそういうものだと思うし、正にやみ金融のこの五菱会の問題から始まった大事な法案だと思っております。 今日はこの犯罪被害者の立場から何点かお伺いしようとは思っておるんですが、まず冒頭、今回の法整備に対する理由、一番の、最もの視点というのを改めて、今もいろいろ議論がありましたので、私は犯罪被害者保護の観点からの様々な法整備……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、三人の参考人の方、本当に貴重な御意見をありがとうございます。 私も、今回の法案というのは、犯罪被害者の財産的な支援、保護という意味では正に画期的な法案であり、極めて重要な法案だと思っておりますし、その意味で審議もしてまいりました。そして、ポイントがこの法案成立した後の運用の問題であるという宇都宮参考人の御指摘、極めて大事な問題だと思っておりますし、私も一番この法案通った後どうなるのかなと心配しているのは、おっしゃっている掘り起こしというか、潜在被害者をどうやるのかという問題だと思っております。 先ほど尾立さんから御紹介ありましたが……
○木庭健太郎君 それでは、午前に引き続いて、出入国管理及び難民認定法の一部改正案について質疑をいたしたいと思っております。 午前中から議論があるように、今回の法律はテロ対策という意味で一つの方法として是非とも導入をするという趣旨での法改正だと思っております。ただ、これも議論があるところですが、人権、そういったものにどれだけ配慮しながらそういったことができるかということが大きな焦点になっていると私たちも認識しておりますが、ともかく、現状のような状況の中で、国際社会の中で必要な法律であろう、改正であろうと、こう認識した上で質問をいたしたいと思います。 まず最初に、偽造旅券を使用したテロリストの……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。三人の参考人の皆様、貴重な意見を本当にありがとうございます。 私は、今回の法改正、つまりテロの未然防止ということを目的にこういった形の新たな制度を設ける、このこと自体はやむを得ざるやり方ではないだろうかと、こう思っている一人でございます。ただ、御指摘もあるように、個人情報等の問題、人権等の問題、またその範囲の問題、様々な問題点も御指摘もいただいております。 そこで、まず三人の参考人、皆さんにお聞きをしたい第一点目は、先ほど難波参考人の御指摘もございましたが、今回の措置によって、日本に上陸する年間六百万から七百万人の外国人に対して生体情報の提供……
○木庭健太郎君 様々な議論がなされている本法案でございます。最後の質疑ではございますが、少し細かい点も含めて確認の意味でお尋ねしておきたいと思います。
第一点は、私たちも視察させていただいた自動化ゲートの件について幾つか伺っておきたいと思います。
自動化ゲート、これ利用を希望する場合どうなるのかという問題なんですけれども、在留外国人がその自動化ゲートの利用を登録するためにはどのような要件を満たす必要があるのか、まず当局に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 これ日本人も当然利用可能なわけですが、法務省令で自動化ゲートの導入ということなんですけれども、この日本人の場合は登録するためには何……
○木庭健太郎君 今日から刑事施設及び受刑者の処遇に関する法律の一部改正案の質疑が始まったわけでございます。午前中から様々な論点の指摘がございました。 そこで、改めて今回の法律案の意義というのを大臣から聞いておきたいと思っております。 もちろん、今回の法律案は、昨年成立した刑事施設及び受刑者の処遇に関する法律の一部を改正する法律になっているわけでございますが、これを改正するものですが、いろんな本委員会でも御指摘がありましたが、大臣は、現行の法制にどういう問題があるから今回の法律が出ているのか、つまり今回の法律案の意義、一番大事な点はどこだと思っていらっしゃるのか、大臣に最初に伺っておきたいと……
○木庭健太郎君 四人の参考人の方、ありがとうございます。 それぞれ御意見の中にもう既にあったとは思うんですけれども、今回の法律の一番のポイントは、やはり代用刑事施設の位置付けの問題であり、先ほどから御指摘あっております漸減事項の問題含めて、これを今後どうするかというところが一番のポイントなんだろうと思っております。 その意味で、再度四人の参考人の方々から、その点だけに絞って、つまり代用刑事施設というのは今後も存置すべきなのか、漸減して廃止すべきなのか、それとも今回の法律の立て方自体がおかしいと、つまり、直ちに、ある意味ではこういう代用刑事施設そのものを否定する方向に行くべきなんだと、様々御……
○木庭健太郎君 質疑二回目、前回は刑事施設及び留置施設の視察もさせていただきました。見させていただいて、随分いろんな面で改善もされている、収容の面でも人権その他に配慮するようなものも新しいものは整ってきているなという実感もいたしました。その上で、法案に絡みながら、この刑事施設、留置施設の問題、お聞きしていきたいと思っております。 まず、最初にお伺いしておきたいのは、刑事施設と留置施設における処遇の差異の問題をお聞きしておきたいと思います。 未決拘禁者の処遇に関して、刑事施設における場合と留置施設における場合で例えばどのような点で違いが出てくるのか、警察庁にまず伺っておきたいと思います。
○木庭健太郎君 先日の当委員会でございますが、警察庁の方から食事を取調室で取らせることはないという明確な答弁があったわけでございますが、これに対して、一部の委員の方から誤解を招く答弁であると、資料も理事会の方にその委員から提出をされまして、実際に食事を取調室で取ったケースがあるではないかというような御指摘も事実私どもの方にございました。
そういった意味で、この点について説明すべきことがあればきちんと説明をしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 今、厳しい御意見もあっておりました。ただ、そういう点も踏まえた上で、原則そういうことがないということでやっているんであって、もし万が一そうい……
○木庭健太郎君 久しぶりのこの拉致特でございます。 この間というか、この間一番やはり話題になったのは、今もお話があっておりました横田早紀江さんとブッシュ大統領のこの面会でございます。この面会、拉致問題が正に日朝二国間の問題でなく国際的な人権問題であるということをある意味では強く世界へ印象付けたと思っております。早紀江さんが帰国後面会された安倍長官、世界への強力なメッセージになったと応じたとされております。更に長官は、拉致問題を七月のロシアでのG8サミットでの主要議題として提起する旨の考えを明らかにされて、先ほどもお話しされておりましたが、麻生外務大臣も、先週のカタールでございますか、ラブロフ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。総理並びに関係大臣に質問をさせていただきたいと思っております。 まず最初は、毎日のように報道されております情報の流出事件についてでございます。ある日は刑務所かと思えば、次は県警、次は自衛隊、一体、我が国の情報管理というのは一体どうなっているのかと思うぐらい悲惨な状況だと私は思っております。 特に、その中でも自衛隊の軍事情報がインターネット上に流出する、これは安全保障上から考えれば前代未聞というか、あってはならないようなことも起きている。これが今の日本の現実でございます。しかも、私が御指摘したい点は、これは護衛艦の幹部クラスがその防衛秘密を平気……
○木庭健太郎君 大臣、就任おめでとうございます。 早速でございますが、先ほど江田委員も少しお触れになっておりましたが、いじめの問題、私、地元福岡でございますが、福岡でも大変痛ましい事件がございましたし、そういう意味では今、最も深刻な一つの問題がこのいじめの問題だと思っておりますし、私ども与党といたしましても、この問題については、是非再生会議も含めて集中的な議論をしながら、一つ一つの対策について手を打っていかなければならないと思っておりますし、大臣自体も、このいじめの問題、必死になって取り組んでいきたいという表明があっているところでございます。 法務省の調査を見させていただきましたが、学校内……
○木庭健太郎君 この信託法、なかなか一面では非常に難しい法律で分かりにくい、国民にとって分かりにくい面もあるんですけれども、様々な論議をして今日を迎えているわけでございまして、もちろん今回の信託法の一番の目的は八十年ぶりの大改正ということで、全面的な改正と。一方で、今もずっと議論がされましたが、事業信託というものを念頭に置きながら、言わば経済的な効果という意味でそういう面もいろいろ探りながらの大改正になっていると。ただ、そこには、今も御指摘があったように、様々なこれをやっていく上での問題点もあると。そこはもう是非、大臣も今決意表明されましたが、そういった方面については是非是非これからも検討を更……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
まずは、長勢法務大臣の所信の中で一番冒頭に大臣も御指摘をしていただいた問題は、日本司法支援センター、法テラスの問題でございます。
昨年十月、日本司法支援センター、法テラスが業務を開始してそろそろ半年になります。私たちも、この法テラスの問題は、この委員会でも様々な議論をした上で待望の発足でございました。午前中も少し質疑はございましたが、現在の利用状況も含め現状をどのように認識しておるか、法務大臣からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大臣の今の決意とともに、ただ決意と裏腹な面というのは、なかなか充実しないところもあるようでございまして、一……
○木庭健太郎君 裁判所職員定員法の本日は法案の審議でございますが、本法案は提案理由に、民事事件及び刑事事件の適正かつ迅速な処理を図るとともに、裁判員制度導入の態勢整備を図るためというのが本提案理由でございます。この定員法でも、また、これ毎年審議をしているんですが、増員を図ってきて、また御議論があるとおり、なお増やさなければならないという状況になるということでございますが、もちろん裁判員制度の導入とともに裁判の迅速化という問題、司法サービスの迅速化という問題には正に人数を増やしていくことは不可欠であって、私どもももちろん今回の法案は賛成いたしておるところでございますが、増員するといってもやはり大……
○木庭健太郎君 法案の審議に入る前に、一問だけ法務大臣にお伺いしておきたいと思います。いわゆる三百日規定、民法七百七十二条二項の問題でございます。 離婚後三百日以内に生まれた子供が前夫の子として扱われるこの民法規定、様々な論議もありまして、実態とともかく合っていないということで国民から見直しを求める強い声がある。法務省として一定程度のいろんな検討をしていただいた結果、法務省としては、離婚後に妊娠したことを示す医師の証明書があれば、現夫の子あるいは非嫡出子としての出生届を受理する、そういう通達の方向性も示していらっしゃるようでございますが、私どもの党そして私も、やはりこれだけで本当に今まで悩み……
○木庭健太郎君 先ほどから議論があっておりますように、昨今というか、自動車運転による様々な痛ましい事故があり、それを受けて法整備が追い付いていないんではないかというような指摘を受け、また被害者の皆さんの署名活動を含むいろんな要望がある中での今回の刑法改正の議論であると思っております。 私の地元福岡でも、先ほどお話がありましたように、飲酒運転の人による子供三人が亡くなる、お母さんが海に飛び込んで中へ潜って一生懸命揚げようとしたけれども命を助けることができなかったというような、本当に痛ましい事故もございました。 そしてもう一つ、今日この論議の一番の原点になっているのは、やはり川口で、今お話があ……
○木庭健太郎君 四人の参考人の方、本当にそれぞれの立場で、それぞれの経験から貴重な御意見をこの少年法改正にいただきまして、本当にありがとうございます。 まず、四人の参考人皆さんにお聞きしたい点がございます。 それは、御意見の中でもおっしゃっていただきましたが、今回は衆議院における修正で、少年院への送致可能な年齢をおおむね十二歳以上というふうにしたことで、小学生もある意味では少年院へ送致することができるというようなことになったわけでございます。 この十四歳未満の少年の少年院送致という問題については、少年の健全な発達や成長の妨げになると、小学生については入れるべきではないというような意見があ……
○木庭健太郎君 本日は、これまでの質疑を踏まえながら、関係する幾つかの点について確認を求めながら質問をしたいと思います。前の方々と重なる部分もございますので、そこもよろしくお願いをしたいと思っております。 まず、虞犯少年の調査手続の問題についてお尋ねをしたいと思っております。 政府原案のときは、触法少年の事件について警察官等による任意調査権限を明確化するとともに、押収、捜索、検証等の強制調査権を付与して、虞犯少年の事件について警察官による任意調査権限を明確化することとされていましたが、衆議院の修正におきまして、虞犯少年については警察官等による調査に関する規定が削除されたわけでございます。 ……
○木庭健太郎君 午前に引き続きまして、質疑を続けたいと思っております。 更生保護法案、今回新たに出たわけでございますが、午前中から議論があったように、この法案が出た大きな理由は、やはり保護観察対象者による痛ましい事件が相次ぎ、これはいろいろ議論は分かれるところですが、やはり重大事件が起こる中で見直す必要があるとの指摘があり、これを受けて更生保護のあり方を考える有識者会議が設置されて提言が提出されたと。もちろん大臣もこれをお読みになったと思うんですけれども、提言にしては非常に過激な、極めて厳しい、普通、有識者会議とか設置しますと、ある程度抑制したような提言が出てくるんですが、もう極めて、今の制……
○木庭健太郎君 専門の立場から、また現場の立場から、四人の参考人、御意見をいただきましてありがとうございます。 私からも若干皆さん方に質問をさせていただきたいと思います。 まず、藤本参考人にお伺いしますが、藤本参考人、御意見は保護観察官の任務、第一義的に再犯防止ということの御意見のようですが、この更生保護のあり方を考える有識者会議の報告書を見ましたら、保護観察官の現状について、就労の確保や生活習慣の改善等により生活の安定を図ることを保護観察の主目標と考えて、対象者の円滑な社会復帰を支援する一方、対象者による再犯を防止して社会を保護するという意識が不十分であるというような指摘があったのは御存……
○木庭健太郎君 質問通告をしておりませんが、保護局長にちょっと確認というか、聞いておきたいんですけど、今、千葉先生の議論の中で自立更生促進センターの問題、御答弁なさいました。全国三か所で試験的に直ちに始めたいというようなお考えの答弁に聞こえたんですけれども、私は、こういう新たな施設を造る場合は、その趣旨、その目的、結構でございます、ただ、やはりこういった新たなものを始めるときは、住民理解をきちんといただいた上で、その上で始めなければ私はおかしいと思います。先ほどの答弁でいうと、少し心配になりましたので、そこは住民理解をきちんと得た上でこういったものは進めるんだということなのかどうか、確認してお……
○木庭健太郎君 今日は四人の参考人の方、貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。 まず、四人の参考人にお伺いをしたいと思っているんですけれども、私どもも今回、刑事裁判への被害者参加を道を開いた今回の制度につきましては、いい形というか、被害者の尊厳を考え、正義を実現するという意味では正に画期的な一つの制度が始まる、こういうふうに私どもは理解をしているわけでございます。 そういう意味では、後藤参考人、細田参考人、まだ今は時期尚早ではないかという御意見なんだろうと思うんですが、今回、この制度を導入することの意義、メリットを一言で言うとどんなふうにお考えになるか。 これは大澤参考人……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。十九年度予算案について、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。 まず最初は、政治と金の問題。衆議院、そして参議院の予算委員会でも昨日議論になりました。この政治と金の問題、これまではどちらかというと、政治と金の問題になると、金がどう入ってくるかという問題について、政治資金規正法上のいろんな問題について自民党の皆さんとも協議しながら、例えば企業・団体献金の個人への禁止の問題や様々な問題に取り組んできた。今回の問題は何が一番焦点になってきているかというと、言わば今度は出の問題。政治資金というのは税制上も保護されている面があるんですから、その使……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、大臣の所信ということで、大臣が様々に御発言になられたことに対して朝から様々な質問があっておるようでございますが、その中の一つの、まず私は新司法試験の問題について確認の意味でもお尋ねをしておきたいと思うんです。 この新司法試験というのは、ある意味では司法制度改革の一番大きな柱の一つとして、当委員会でも様々な法案を通したり取り組んできた課題の一つでございまして、つまり平成十三年でございますが、司法制度改革審議会、この意見書の中で、司法試験というのは今後は知識偏重の受験技術を否定し、法科大学院修了者の七、八割が合格できるよう実践的な教育を……
○木庭健太郎君 今日は、今年からPFIで刑務所が幾つかできるようになりました。十九年四月からは我が国初のPFIの刑務所、美祢社会復帰促進センターが収容を開始いたしましたし、また十月からは播磨社会復帰促進センター、東日本初のPFI刑務所の喜連川社会復帰促進センターも十月から開所したばかりであり、二十年、来年には十月、島根あさひ社会復帰促進センターの開所が予定をされていると。 このPFIの刑務所の形態、もう御存じのとおりでございますが、建設から施工、管理、そして収容監視のようなものは民間に任せながら、その一方で、刑務所の本質的機能についてはこれは法務省、これまでどおり行うという混合形態の初めての……
○木庭健太郎君 今日は、裁判官及び検察官の報酬、俸給の改正そのものは賛成でございます。それに取り巻く課題について何点かお伺いをしていきたいと思います。 一つは、法テラスの問題でちょっとお伺いをしておきたいんです。 法テラスは、ちょうど一年余りが経過をいたしまして、この間に今後の在り方とか課題も見えてきておるんですが、一つその中でも、法テラスにおいて問題になっていることの一つが、専属のスタッフ弁護士が存在するんですけれども、現状ではこれ人気が必ずしも高くない、もっとひどい言い方すれば、なり手がなかなかないという現状が言われております。その一つが、言わばこういった給与の面含めていろんな課題があ……
○木庭健太郎君 今日は、一つは、高齢犯罪者の発生防止の問題、また社会復帰の問題をまずちょっとお尋ねをしておきたいと思うんです。 これは、なぜこんなことをお尋ねするかというと、高齢者、つまり六十五歳以上の方による犯罪が平成元年ぐらいには六千人台、六千六百二十五人なんですね、交通関係を除く一般刑法犯。ところが、これ平成十六年になりますと三万六千六百九十六人、つまり五倍にも上っていると。検挙人員に占める高齢者の割合というものも、やはりこれも平成元年二・一%程度しかなかったものが十六年には九・四%にもなっている。高齢者が当然増えているんですから、その犯罪が増加するということもあり得るんでしょうが、高……
○木庭健太郎君 本日は、我が国における難民保護の現状と課題について、まずお伺いをしてみたいと思います。
難民認定法では、申請してから最終的に認定、不認定の決定が出るまで期間に関する規定が法律にはございません。その結果かどうか分かりませんが、ともかくこれが非常に長期化している傾向があるとの指摘があっております。
平成十九年に異議申立てに対する結果が出た件数と、難民認定申請を行ってから異議申立ての結果が出るまでの平均期間をまず教えていただきたいと思います。
【次の発言】 ちなみに、今言っていただきました平均期間なんですけれども、この中で、いわゆる認定者と不認定者、それぞれ平均審査期間、教えてい……
○木庭健太郎君 私の方は、今日は裁判員裁判の点について何点か確認をしながら、質問させていただきたいと思います。 裁判員裁判、いわゆる裁判員法によりますと、この法律自体は「公布の日から起算して五年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。」というふうに規定をされています。つまり、この裁判員法、公布日が平成十六年五月二十八日でありますので、五年ということになりますと来年の平成二十一年五月二十七日までには施行されることになっていると。秋にはもう本番ですから、裁判員の候補者名簿の作成とか、十二月になれば当然調査票が裁判員候補者に送付されると。言わば本格スタートになるということになるんだろう……
○木庭健太郎君 今日は、裁判所職員定員法、増員することに関して私どもも是非必要だと、この認識を持っております。 裁判にかかわる問題で私も関連する問題を幾つかお尋ねしたいんですけれども、前回も質疑をいたしましたが、裁判員制度についてもう一、二点ちょっとお伺いしたいことがございます。 それは何かといいますと、今年中にこの裁判員の候補者の名簿作成が始まりますが、今後その裁判員の選任手続が具体的に始まっていくわけですけれども、まずちょっとお尋ねしておきたいのは、そういう具体的に始まる中で、この裁判員の候補に障害がある方たち、障害者がそういう候補になった場合、どのような配慮をするお考えがあるのかをま……
○木庭健太郎君 この法律案は、犯罪被害者等基本法に基づく基本計画を受けて、昨年六月に成立した刑事裁判の被害者参加の法律が今年十二月に施行されるのに伴って、犯罪被害者の方々の長年の要望だった公的弁護人制度を導入するものであって、私どもとしては賛成をいたしたいと思っております。 この被害者の参加制度については、国会でずっと論議をこれまでもやってまいりましたし、参議院の法務委員会におきましてもこの参加制度については八項目の附帯決議を実は行っております。附帯決議の中には、例えば、制度の趣旨及び内容について国民にきちんと周知しなさいとか、刑事裁判手続における犯罪被害者等と検察官との意思疎通を図るため検……
○木庭健太郎君 今、福田内閣の下で消費者行政、消費者を主体とした行政へということで様々な動きが始まっておりまして、私たち公明党はもちろんですけれども、与党の自民党さんも、そして野党の民主党さんたちからも求められた一つの消費者行政の一元化という問題が今大きく進んで、福田総理自ら消費者庁構想というものを打ち出されている。 今、そういう意味では消費者問題というのがひとつ大きく動いているときだけに、当委員会にもかかわるような消費者にかかわる問題、どちらかというと被害者をどう回復していくかという問題が一つの大きなテーマに当然なってくるだろうと思うんです。特に、当委員会が消費者行政、消費者行政一元化も含……
○木庭健太郎君 午前中から議論をしておりますが、今回のこの保険法というのは、商法の保険契約に関する規定がある意味で百年ぶりに見直されて、新たに保険法という一つの単独の法律を制定するということで社会的意義は大きいですし、また、先ほどから議論になっておりますし、共済契約にも適用範囲を拡大するとか、また傷害疾病保険に関する規定の新設の問題であるとか、何より私たち法律家じゃない人間にとってみると、今回ようやく、この保険に関する項目につきましてもこれまでの片仮名の文語体からようやく平仮名に今なったと、そういう意味では、いずれも必要な法改正だと思いますし、それよりやはり論点として大事なのは、今も議論をされ……
○木庭健太郎君 今日は三名の参考人の方々にそれぞれの立場で御意見を賜りました。貴重な御意見をいただいて、心から感謝を申し上げる次第でございます。 今回の法案について三人の参考人にそれぞれお伺いをしたいと思うんですけど、まず福田参考人に、中間試案の際、何か日本大学で意見書をまとめられたと、そのとき福田先生、中心になられたようでございますが、先ほど、法案でき上がって、ここ残念だったなという点はおっしゃっていただいたんですが、逆に、もう一度、この法案について評価できる点について幾つかまとめてお話をしていただきたいし、そしてこの中で、法案の中で、第三十条の重大事由による解除のこの規定に対する問題、先……
○木庭健太郎君 まず、団体生命保険についてお伺いしておきたいと思います。 今も同意の問題含めて様々な議論がございました。団体生命保険については、以前に従業員の死亡によって会社が多額の保険金を受け取ったことが問題となって、遺族と会社の間で裁判になった事例もあると聞いております。今回の保険法案では、先ほどから話があっているとおり、被保険者の同意を契約の構成要件としておりまして、団体生命保険についても個々の従業員の同意がなければ契約は無効になることになっていると。これによって会社が従業員の意思に反して保険を掛けることはできないんですけれども、現在の商法においてもこの被保険者の同意は契約の効力要件で……
○木庭健太郎君 私ども公明党も、この可視化の問題、様々な検討もさせていただきましたし、また氷見事件、志布志事件等、そういった問題を抱えて、私たちの党も、三月十四日です、今年の、刑事手続全体の在り方との関連を踏まえて取調べの全体の適正化を図るため、取調べの可視化に加えて弁護人の立会い権の保障や早期の接見交通の確保等を内容とする、あるべき取調べの適正化についてという提言を取りまとめさせていただいて、法務省、警察庁に申入れもしたところでございます。それを受けて、四月三日、最高検察庁が出されたのが取調べ適正確保方策でございました。また、警察庁も平成二十年度中の取調べの録音、録画の試行をそれぞれ発表もさ……
○木庭健太郎君 少年法に入る前に一問だけ、私も昨日の最高裁判決についてお伺いをしておきたいと思います。
最高裁判決というのは……
【次の発言】 やり直します。
昨日の最高裁判決について、まず一問だけお伺いしておきたいと思います。
昨日の最高裁判決、つまり結婚していない日本人の父親とフィリピン人の母から生まれた子供十人が日本国籍の、国に確認を求めた訴訟でございます。これについては、最高裁の判決は、一言で言うと、家族観の変化を指摘をした上で、国籍法の婚姻要件、今の婚姻要件は不合理な差別であるとして、憲法十四条一項に違反する、つまり違憲だということを明確に判決で位置付けたものでございます。
……
○木庭健太郎君 四人の参考人の方々、貴重な御意見を本当にありがとうございました。心からまず御礼を申し上げます。 概括的なことはお二人の委員の方から御質問がありましたんで、この委員会また法制審でも個別のことで幾つかテーマがあったようでございまして、そういったことについて四人の参考人の方々からお聞きしたいと思うんです。 まず、少年審判の傍聴制度に対して反対あるいは慎重な立場で角山参考人、徳地参考人という立場だと思うんですけれども、確かに狭い審判廷で被害者等が傍聴されている場合に少年が萎縮するんじゃないかということ、これが一つの大きな反対若しくは慎重な立場の理由だと思われます。 そこで、これ、……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 平成二十年度予算につきまして、関連及び総理、関係大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 まず、総理にお伺いしたいと思います。 今、自見委員からもお話がありましたが、日銀総裁の件でございます。日銀総裁人事について昨日衆議院の本会議があって、人事同意案は衆参で同意であり、こちらは不同意。結果、何が起きているかというと、結果、とにかく現時点でまだ日銀総裁が決まっていないという事態を迎えていると。十九日には日銀総裁の期限を迎えるわけですが、こういう事態を総理としてどう受け止めてどう取り組むのか、差し迫った問題なので、総理から直接伺っておきたいと思い……
○木庭健太郎君 今日は所信に対する質疑ということでございます。 本院も取り組んだ司法制度改革、様々なものが形になってまいりましたけれども、やはり大きな柱の一つは法テラスであり、もう一つは来年から始まる裁判員制度、これが一番大きな柱だったと思います。 まず、その法テラスの方ですけれども、もう始まって間もなく、十月で二年迎えたところなんですね、ちょうど。ところが、今年二月の調査でしたか、法テラスを知っている人というのがまだ二二・六%ぐらいで、国民の八割近い方がまだ法テラスそのものを知らないというような調査結果も出ておりましたし、また十九年の十月から一年間の相談件数二十三万七千二百十四件、百万件……
○木庭健太郎君 国籍法の質疑に入る前に、入管の方にちょっとお伺いしておきたいことがございます。
それは、先般報道にも取り上げられたわけでございますが、不法滞在の両親を持つ公立中学校に通いますフィリピン人の少女の件でございます。今月二十日、法務大臣あての在留特別許可を願う嘆願書を持参されたというふうに認識をしております。この件は現在どういう状況になっているのか、まず入管当局から御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 去年の二月だったと思います。イラン人の方でございましたが、同じような全く状況の中で、特に、御両親いられて、子供さんで短大生でございましたけれども、全く同種の状況の中で、その……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。今日は、奥田、遠山両参考人、貴重な御意見をありがとうございました。 まず、今回の最高裁判決がどこまで射程にとらえているのかということを両参考人からお伺いしたいんです。 今回の最高裁判決でございますが、別件の上告人九人も含めて十人の子供たちは、いずれも日本国内で出生し、日本国内で生活している子供たちです。また、最高裁判決の冒頭の事案の摘示におきましても、「日本国民である父とフィリピン共和国籍を有する母との間に本邦において出生した上告人が、」とされているわけでございまして、この判決の射程という、この日本国民から認知された子というのは、そのようない……
○木庭健太郎君 質問通告をしていないんですが、冒頭に大臣に、いわゆる北特法、北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律、この改正の問題で一問だけ伺っておきたいと思うんです。 先ほど御紹介があったとおり、私ども参議院のこの委員会、現地視察をさせていただきました。その中でやはり皆さんから意見が出ておった一つがこの北特法の問題で、つまりこの北特法はもうできてから四半世紀を過ぎております。何よりやっぱり今やっている施策とか現地のニーズにややこの北特法が合わない問題が幾つか出てきているような気が私たちもいたしました。 例えば、北方四島の交流事業の促進、推進、これは法に基づいてないんですよ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 今日は、ブレナー博士、わざわざこの国会までおいでいただきまして、貴重な御意見、本当にありがとうございます。 この沖縄の科学技術研究基盤整備機構の姿ですけれども、中期計画を読まさせていただきますと、設立当初は研究のみを実施して、その後、大学院としての地位を獲得したそういう前例というか例として、ロックフェラー大学であってみたり、スクリップス研究所であってみたり、コールド・スプリング・ハーバー研究所及びウッズホール海洋生物学研究所、この四研究機関があり、これを先例としたい、例としたいということがこの機構の将来計画の中に書いてございました。 こうい……
○木庭健太郎君 今日は沖縄科学技術大学院大学法案の審議でございます。 先日、私たち参議院はシドニー・ブレナー機構理事長に参考人としてお越しいただいて、本当に貴重な意見や諸課題についてお伺いしたばかりで、今日の議論の中でも様々なそういった指摘もございました。 まず、今日も議論になっておるんですけど、理事や理事長、学長の選任の問題なんですけれども、法案を見るとどうなっているかというと、学園の理事としてなる人はどんな方かというと、七条第一項を見ますと、「人格が高潔で、学識が優れ、かつ、学園の業務を適切かつ効果的に運営することができる能力を有する者でなければならない。」としておりまして、さらに、七……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 私ども公明党もこの消費者問題、生活者の政治ということの視点から様々な取組もさせていただきましたし、特にこの消費者行政の一元化の問題につきましては、去年の一月でございましたか、党本部の中に消費者問題の対策本部を立ち上げて、この一元化の問題、まあ自民党さんもお取り組みでしたが、共々に取り組んできた経過がございました。 その意味では、それに基づいてこうやって今消費者関連三法案がこの参議院の場まで回ってきて、質疑ができて、ようやく消費者庁へのめどが付いてきたということを本当にある意味では感慨深く受け止めておりますし、またその中身につきましても、我々……
○木庭健太郎君 まず最初に、京都家庭裁判所の元書記官の不正事件の件について何点かお伺いしておきたいと思います。 去年の年末、そして今年の一月に追起訴されましたが、京都家裁の書記官、これ裁判の手続とか仕組みとか判決とか、ある意味じゃ裁判所のそういう機能を悪用するだけして、まず振り込め詐欺に使われた、凍結された口座から四百万円ぐらい詐取したというのが最初の起訴でございましたが、その後は、例えば知人名義で差し押さえた供託金であってみたり、また成年後見制度を勧めておいて、その成年後見制度で申請してきた資産家の資産を横取りするというか持っていって、これも詐取する。計で六千五百万円。 手口もかなり詳細……
○木庭健太郎君 先ほどから議論があっておりますが、五月二十一日から始まる裁判員制度については、当委員会でも本格的な議論は集中的な形で別途またやろうというようなことも考えておりますので、これはこれで皆さん方の合意を得てやりたいと思っておりますが、その前に、この前も少し議論させていただいたんですけれども、今日も一点だけちょっとお聞きしておきたい点がございます。 それは、報道を見ておりましたら、最高裁の方は既に、この裁判員制度が始まった場合、その運用について検討するような、運用状況を検討する有識者会議というのを既に最高裁の方は設置をして、既に、模擬裁判等を受けてやったんでしょうけれども、今年一月に……
○木庭健太郎君 私ども公明党も、裁判所職員の増員をする今回の法律については賛成の立場で、ただし、人数を増やすこともとても大事なんですが、じゃ、どういった人が裁判官として増えていくというか、これからの新しい裁判員制度の中でやはり一つの大きな課題となっていくのは、前回も他の同僚議員が質問をしておりましたが、まさに裁判官の質が問われるのがこの裁判員制度の在り方なんだろうと、そんなことを強く感じておりまして、裁判員制度の一番の根幹は、やはり裁判員と裁判官が一つのチームで本当に対等な立場で結論を出すように、その方向性を出すことができるかどうかというのが一つの大きな課題なんですけれども、実際に模擬裁判をや……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 三人の参考人の方々に、裁判員制度、五月から始まるわけであって、その前に貴重な御意見をいただきまして、改めて感謝を申し上げる次第でもございます。 いろんなお話がありましたが、まず一点は、守秘義務の在り方について参考人三名の方からそれぞれ御意見をもう一度整理して伺っておきたいなと思うわけです。 この守秘義務を課したことに関しては、その裁判員となる方の国民の負担という点とともに、やはりこれから裁判員を検証していくときの在り方の中でこの守秘義務という在り方がちょっと関連して少し、守秘義務を掛けているがゆえになかなか伝わりにくいというような意味があっ……
○理事(木庭健太郎君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
澤委員長が都合により出席できませんので、委員長の委託を受けました私が委員長の職務を行います。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、井上哲士君及び前川清成君が委員を辞任され、その補欠として仁比聡平君及び徳永久志君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外国等に対する我が国の民事裁判権に関する法律案の審査のため、本日の委員会に法務大臣官房司法法制部長深山卓也君、法務省民事局長倉吉敬君、法務省刑事局長大野恒太郎君及び外務大臣官房審議官北野充君を政府参考人と……
○木庭健太郎君 私ども公明党の方は、法案提出というより、あの氷見事件等を踏まえて、平成二十年でございましたが、あるべき取調べの適正化についてという提言を二十年三月にまとめさせていただいて、一つは、取調べの録音、録画の実施についてまず試行的に検察、警察やるべきではないかという御指摘をさせていただいて、それを踏まえた形で検察、警察それぞれ、先ほども少し御報告がありましたが、今この取調べの録音、録画という問題に試行的に取り組んでいるという現状だと認識をしております。 改めて、簡潔で結構でございますが、この取調べの録音、録画の実施、試行をなさっているようでございますから、その結果とともに、今後それを……
○木庭健太郎君 足利事件についていろんな議論がございました。何よりこの問題は、今やるべきことは、十七年以上人権侵害を受けた方がいらっしゃるわけですから、この方の人権回復のため、これに全力を挙げること、これがまずやるべき課題の一つであり、二度と事件を起こしてはいけないということです、こういう問題を。したがって、それについて、なぜこんなことが起きたのかということについては徹底した調査が必要であると、この二点をきちんとやっていただきたいということをまず申し上げた上で、先ほども少し議論になりましたが、この議論を始めるときの基礎となる問題として、本件において、結局これは、捜査段階におけるDNA型の鑑定の……
○木庭健太郎君 今日は入管法改正案の審議でございます。大きな法案であるとも思っておりますし、在留管理の問題、制度を含めて、新たな制度をつくるような、言わば今までいろいろばらばらになっていたものを一元化するとか大きなメリットもございますし、そして今、白眞勲君がお話しされていましたが、衆議院の修正で、本当に特別永住者の皆さんにとってみれば悲願ともいう課題であった常時携帯義務、これが廃止をされることが決定をするというような大きなメリットもございまして、私はこの改正案、できる限り、待ち望んでいらっしゃる方もいらっしゃいますし、早い成立を心から願う一人でもございます。 繰り返しの質問も出るかと思います……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は参考人の皆様方、本当に様々な御意見をいただき、心から感謝を申し上げます。 もうお二人の御質問、質疑の中で様々な根本的な問題の問いかけもございました。 今日御意見を伺った中でもう一度確認する意味で少しお尋ねしたい点は、まず一つは、今回の改正案の在り方、今も松村委員が御質問でございましたが、やはりこれ、今回の改正というか、これが在留外国人に対する情報という、まあ点から線だと、継続的に把握するという話、多賀谷参考人おっしゃいましたが、このことがやはり外国人に対しての在留管理の強化だと、極めて厳しいこれは在留管理というのが行われてしまって、……
○木庭健太郎君 今回が、この出入国の法案、改正案は、最初に総括的質疑を行い、参考人の皆さんからも御意見をお聴きして、今日が実質三回目の質疑をやっているわけでございます。言わば今日はまとめの質疑にもなると思いますし、まず、これまでいろんな御意見も伺いましたし、確認したいこと、総括的にお聞きしたいこと、まとめてお聞きをしたいと思っております。 まず、附則関係についてお聞きをしたいと思っております。 午前中もこれ議論がありましたが、現在、いわゆる不法滞在者という方が依然として多数存在していらっしゃる。そのような状況のまま法律の施行に至ることになれば当然混乱状況になり、新たな制度をつくろうにも、そ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 総理並びに関係大臣に質問をさせていただきたいと思います。 まずは、この参議院では昨日から予算委員会、二十一年度予算の審議が始まったわけでございますが、つい二日前、二次補正予算の関連法案が成立いたしましたのは、つい二日前でございます。衆議院から法案を送っていただいて五十一日でやっと成立いたしました。いろんな理由あるでしょう。でも、私は、やっぱりこれは審議の引き延ばしにほかならず、民主党は政局第一であると言わざるを得ないと私は思っております。 さらには、先日、代表の公設秘書、第一秘書が逮捕されました。まさに政治と金の問題で、この問題がもうとて……
○木庭健太郎君 今、北方領土問題、岡田大臣から答弁があったばかりでございますので、まずちょっと北方領土問題についての基本姿勢の問題をお尋ねしておきたいと思います。 今もお話があったとおり、十一月十五日、日ロ首脳会談が行われたと。鳩山総理が、報道によりますと、二島返還では国民の理解が得られず、それを超えた対応が必要だというようなことをおっしゃったというような報道がなされております。 ここでちょっと基本的姿勢を確認したいと申し上げたのは、北方領土問題の我が国の基本中の基本というか、私もそう思っておりますが、あくまで四島返還というのを基本に平和条約の締結という問題を考えていくというのがこの交渉の……
○木庭健太郎君 同じ法務委員会で共々にいろんなことを取り組んできた経験豊かな千葉参議院議員が法務大臣におなりになられた。心からお祝いを申し上げたいし、また、是非やりたい施策、今も御指摘があっておりましたが、千葉カラーを出しながら仕上げていただきたいと、そんな思いでここに立っておる次第でございます。 質問通告しておりましたが、ちょっと順番を変えてお尋ねを幾つかしたいと思うんですが、最初に取調べの可視化の問題について、公明党はマニフェストを実現できなかった、民主党は是非実現すべきだという御意見があっておりました。私どもも、この取調べの可視化の問題について、ある意味では、ほぼ全面可視化まで持ってい……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 御覧になったとおり私の周りには委員が座っていらっしゃらないわけでございまして、こういった状況の中で委員会をやらなくちゃいけないというのは、いろんな正直思いはございます。 国会がいろんな意味で大変な状況があることも承知はしておりますが、私ども公明党は、やはり今回のような人事院勧告に基づいてのどうしてもやらなければならない法律というのも、参議院の責務として施行期日、つまり十二月一日でございますが、それまでに院として責任を果たさなければならない法律もあると私どもは認識をしておりまして、しっかり審議をさせていただいて、是非これはその期日に間に合わせ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まずは鳩山総理、御就任おめでとうございます。さらに、私ども参議院の仲間から閣僚席を見ますと四名の大臣が誕生いたしております。是非御健闘をお祈りしたい、こう思っております。 そして、鳩山総理は本会議の我が山口代表の質問に対して、公明党と政策として似通った部分もあるとエールも送っていただいております。もちろん、私ども無駄ゼロ社会をつくる、例えば事業仕分を始めとして国民からお預かりした税金は国民のために全部使えるような社会にするんだ、こういったことにはこれまでも、これからも全力で取り組みたいし、また子供が主役の社会、子育てを行政や政治のど真ん中に……
○木庭健太郎君 まず、北方対策について少しお尋ねをしておきたいと思います。 今回の北方対策本部予算、前年度に比べればプラスにはなっております。さらに、前原大臣そのものも、以前は沖縄北方委員会の委員長も衆議院でされておりましたし、この法律改正、特別措置法に関する改正についても積極的に取り組んでいただいた方だと認識しております。 もう既に島民の皆さん、元島民の皆さんとの交流、十月におやりになられた、それもお伺いしているんですけど、その際に、例えば自分としては北方領土を直接訪ねてみたいというようなこともおっしゃった。ただ、その後の動きが、一体北方問題に対してどこまで本気で取り組んでくださっている……
○木庭健太郎君 沖縄振興の問題も聞きたかったんですけれども、今の論議からやはり普天間問題について聞かざるを得ないと思います。 ともかく、鳩山政権そのものはどうやってこの普天間問題に取り組むかということで発足したかといえば、三党の連立のいろんな枠組みを考えても、県外、国外移転を掲げて私は民主党政権、鳩山政権は政権に着かれたと思います。そして、候補地につきまして様々探されて、昨日は鳩山総理大臣は四十か所ぐらいいろんな検討をしたということもおっしゃっておりました。 ただ、その一つ一つのことが、外務大臣であってみたり、防衛大臣であってみたり、ここら辺じゃないかというようなことの伝わるような発言があ……
○木庭健太郎君 質問通告してないんですけれども、外務大臣、ゼロベースでやられるというお話をされました。元々そうおっしゃっていたと思うんですが、ちょっと気になったのは、ゼロベースというのは、要するに、どこへ普天間から移転させるかということについてゼロベースということなんですね。
そのまま残ってしまうような感じのゼロまで含んでいるようなニュアンスがちょっと聞こえたものですから、とにかく普天間からどう移すかという問題についてゼロベースでやると。とにかく移すということが、それは基本としてあるということですよね。
【次の発言】 何か避けなければならないとか言われると、またちょっと嫌な気が残るところはあ……
○木庭健太郎君 今日は、がん対策について何点かお尋ねをしたいと思っております。 がん対策基本法というのが三年前にできまして、がん対策基本法、特に参議院の皆さんは様々な思いの中で、本当に基本法を作ってよかったなという思いで作ったのがもう三年前になります。基本法に基づいてがん対策推進基本計画というのが策定をされまして、そしてこの中に、がんの死亡率減少のためには何をやっていかなくちゃいけないかというと、まず検診率を上げていこうということになりまして、この基本計画の中にも五年以内に検診受診率を五〇%にするという目標がございまして、政府そのものもこのがん検診五〇%推進本部を立ち上げまして、地方自治体、……
○木庭健太郎君 前回の山本理事の質問に引き続きまして、子ども手当法案につきまして質疑をさせていただきます。 本法律案にある子ども手当の支給は二十二年度限り、つまりこの法律は一年限りの法律になっております。二十三年度以降における子ども手当の支給に関しましては今後検討することとされており、衆議院で修正された本法律案の附則でも、二十三年度以降の在り方について検討することが明記されておるわけでございまして、二十三年度以降の子ども手当支給について一番ポイントになるのは何なのかということをまず冒頭お聞きしたいんです。 つまり、次に出される子ども手当というものの一番の骨格は何か。つまり、二万六千円、これ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、参考人の皆さん方、本当に貴重な御意見をそれぞれいただき、御提言もいただきました。心から御礼を申し上げたいと思います。 まず、私どものこの厚生労働委員会でも一つのこの子ども手当の中で大きなテーマになりましたのは、現物給付と現金給付のバランスの問題、参考人からも御指摘をいただきましたが、この問題は極めて大きなテーマになりました。高橋参考人がおっしゃるように、もし来年民主党さんが公約どおりに二万六千円ということをやった場合、確かに五兆円という極めて巨額な額になる。そうなった場合に、本当に現金給付と現物給付のバランスというのは取れるんだろう……
○木庭健太郎君 介護保険法施行法の改正でございます。この改正自体は、旧措置の特別養護老人ホームに入所されていた方の利用等の負担軽減措置でございます。これを、今年三月末を当分の間延長ですから、これについて私どもも異論はございません。 ただ、特別養護老人ホーム、今入所していらっしゃる方の現状を見ると、確かに低所得者に利用料の上限とか食費とか居住の軽減策はあるんですけれども、先ほども議論になっていましたけれども、結局、ユニット型ということになると、低所得者の方々にとってみるとやっぱりちょっと敷居が高いんですよね、いろんな面で。しかも、だから多床室以外は使いにくいという現状が現実に現場ではあるんであ……
○木庭健太郎君 論点がある程度定まっているところもあって、似たような質問の部分もありますし、私はどちらかというと、今、石井先生が大枠でうわんと聞かれたやつを一つ一つ細かく答弁を求めていきたいなという思いで質問をさせていただきたいと思います。 まず最初は、市町村国保の保険料の軽減のための措置、この部分でございます。 市町村国保の財政状況、もう御存じのとおりでございまして、一般会計から赤字補てん分を除いた収支で見ると今が二千三百八十四億円の赤字。また、保険料の収納率も八八・三七%ということで、過去最低となっております。今後も、厳しい経済状況でございますから、被保険者の所得の減少によって言わば保……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、参考人の皆様方、貴重な御意見をそれぞれいただきまして、心から感謝を申し上げるものでございます。 今回の法改正でございますが、私ども公明党の立場は先ほど白川参考人がおっしゃったことに尽きるわけでございまして、結果的に、結局、国庫補助の削減をサラリーマンが肩代わりしているという形になっている、やっぱりここはおかしいのではないかという意味で、本法案、改正については反対の立場でございます。 ただ、私どもが政府に対して肩代わりじゃないかということを指摘しますと、先ほど衛藤委員もおっしゃったんですけど、厚生労働省は四点ぐらいおっしゃるんですよ……
○木庭健太郎君 長妻大臣、質問通告していないんですが、ちょっとB型肝炎の問題、ずっとこうお話をされている中で、一つだけちょっと確認というか、分からなかったところが、ともかく十四日までは、その日に結論を出さなくちゃいけないんで、現段階では、いわゆる訴訟されている方々含めて会う段階にはちょっと今、言うことがどう言っていいか分からないから無理なんだという御答弁でしたね。 ただ、十四日、私たちは当然、和解協議に入っていただくということになれば大変有り難いと思っているんですが、ともかく十四日を過ぎると政府としての対応は決まる。そうすると、その十四日以降については、そういう方々と会う会わないということに……
○木庭健太郎君 今、白浜議員から少し紹介をさせていただきましたが、公明党、地方議員が三千名超えて地方におるわけで、これらの皆さんと一緒になって、今一番ある意味では大きな課題の一つである介護という問題で、実際に現場に行って、また聞き取り調査もしてやってみようということで介護の点検運動を取り組みまして、施設だけでも一千か所を超えるような施設から聞き取りをやり、自治体からも意見をしていただき、何より街頭でこういう問題をやると、実に十万人を超える様々な意見を街頭聞き取り調査もすることができました。 それを受けて、先日、総理にもその調査結果とともに、先ほど長妻大臣からも紹介ありましたが、施設の問題、家……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。総理に今日はお聞きをしたいと思っております。 決算の問題をお伺いする前に、政治と金の問題、簡潔に三点だけお伺いをしたいと思っています。 それは何より、政治家と金の問題というのは政治のすべてのもう根本であり、少なくとも金の問題について毛筋ほどおかしなことがあってはならない。これは政治の基本中の基本だと思っているからです。 総理も先ほどクリーンでオープンな政治ということをおっしゃった。それならば、この間長く掛かりながら、先ほども御指摘があっておりましたが、様々なことを言われた小沢元民主党代表の国会での説明がいまだ一回もなされていない。これは私は……
○木庭健太郎君 所信に対する質疑でございます。ただ、様々な、今もいろんな御指摘があったように、課題を抱えた中での法務大臣の御就任でございました。同じ参議院の仲間ですから、是非頑張っていただきたいと思っております。 私は、今日は大阪地検のデータの改ざん事件を中心に、可視化の問題も含めてお尋ねをしたいと思っております。 十月十一日、大阪地検の特捜部の元主任検事の前田容疑者が証拠隠滅罪で起訴されました。また、法務省は同日付けで懲戒免職にしたわけでございます。検察官というのは、検察庁法第四条を読みますと、公益の代表者として刑事事件について独占的に公訴を提起する、また第六条を読みますと、いかなる犯罪……
○木庭健太郎君 今も議題になりました尖閣諸島の中国船衝突事件について、やはり分からないのは、なぜ釈放されて、なぜ処分保留のままこういう事態が起きたのかなということに、私もまだはっきり納得はできてない部分もあるし、国民の多くも、何であの時点でああいう判断になったんだろうかということについて疑問に思っていらっしゃる方は多いと思うんです。 それは、外形上だけを見てしまうと、逮捕して、淡々と法と証拠に基づいて捜査を進めるとおっしゃっていた。その一方で、中国からは様々な形で圧力が掛かってきた。そういう中であの釈放という問題が起きた。外形だけ見てしまうと、何か中国からの圧力が強まれば、強まったときに、あ……
○木庭健太郎君 今日は、大阪地検の証拠改ざん事件の方について、特にその中でも検察の在り方検討会議のことについて何点かお伺いをしておきたいと思います。 この大阪地検の証拠改ざん事件ですが、もちろん、主任検察官が証拠隠滅罪で起訴されて、二十一日だったと思いますが、当時の特捜部長と副部長が犯人隠避罪で起訴されたと。これを受けて、法務大臣が検察の在り方検討会議を法務大臣の下につくるということを表明をされて、二十二日でしたが、臨時記者会見においてこの検察の在り方検討会議の座長を前法務大臣千葉景子さんにお願いをし、御本人から了承を得たという御発言をいただいたわけでございますが、座長に千葉前法務大臣を選ん……
○木庭健太郎君 同じこの尖閣の中国漁船衝突事件の映像流出の問題について、まずは何点かお聞きをしたいんです。 まず最初は、今の事態というのは、ユーチューブというところに流れてはならない映像が流れたと。それを受けて、検察も調査をされた。そして、海上保安庁から告発があって、それに基づいて捜査始まっていると。その段階で、昨日の段階で、どうもその流出した方は海上保安庁、ある意味では検察と同じ捜査機関の一員の方がどうもその映像を流した可能性が高いということで、今捜査が行われているという現状だと思います。 この問題について、官房長官を始めとして菅政権としてはどうとらえているかというと、極めて深刻な事態で……
○木庭健太郎君 仙谷法務大臣からごあいさつをいただいて、本日審議に入るわけでございます。今もいろんなやり取りが行われておりましたが、私も、仙谷大臣、官房長官という内閣のかなめ、もうスポークスマンからいろんなことの一番忙しいお立場の方がまた法務大臣を兼任されると。本当に正直に激務だなという気持ちもあり、専門家ということであればお隣に小川副大臣という優秀な方もいたのになというような思いも、本当は正直に言うとそんな思いも個人的にはあったわけでございますが、ともかく大臣として就任なさったわけです。 大臣あいさつはありましたが、その激務の中で法務大臣もやり切るというその思いについて、改めて決意をお伺い……
○木庭健太郎君 今日は東日本大震災からちょうど二か月ということになります。改めて亡くなった方々に哀悼の意を表するとともに、まだこれから、計画避難だ、原発の問題でまだまだ対応しなければいけない点もあったり、まだ避難所にも大勢の方がいらっしゃいます。心からお見舞いも申し上げたいと、こう思います。 ただ、そういう現在の動きとともに、やはりこの東日本大震災も、ようやく復旧を行うとともに復興への第一歩をそろそろもう進めなければならない、そのために政府も様々な会議もおつくりになっているというような現状だろうと思います。 私は、この東日本大震災を受けて東北が復興というところに道筋を進めていくときに、全く……
○木庭健太郎君 沖縄は今年度末で二〇〇二年から始まりました現行の沖縄振興計画が期限切れを迎えるわけでございまして、まさに今年から来年が沖縄にとっての大きな転換点になるわけで、今日も様々な議論がなされているわけでございます。沖縄県自身も、新たな沖縄振興計画に関して、既に県民の英知を結集する形で沖縄二十一世紀ビジョンを、これは二〇一〇年三月に策定をされております。 私たち公明党は、その基本認識を共有しつつ、先月末でございますが、新たな沖縄振興に関する公明党の考え方をまとめさせていただきまして、特に、地元要望も強く、必ず実現したい沖縄振興一括交付金制度の創設を始め十一項目についてその実現を政府にた……
○木庭健太郎君 まずは東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々の御冥福を祈り、何より被災された方々に心からお見舞いを申し上げて、今も支援に頑張っていらっしゃる方、原発、あの事故に対して命懸けで取り組んでいる皆さんに心から敬意を表した上で、質問をさせていただきたいと思います。 先ほどから、大臣、小川副大臣からも御指摘がありましたが、現地にとってみて、もちろん支援活動もする一方で、今一番地方自治体が頭が痛い課題が、先ほどから御指摘されている瓦れきの処理という問題でございます。これをやらない限り、町の復興なりいろんなことが手が付かない。でも、行政にとってみると、地方自治体は、やれと言われても所有権の……
○木庭健太郎君 昨日に続いて、東北地方太平洋沖地震の被災地に関する問題で、何点かだけ確認というか、一つは、昨日の質疑で、法務大臣が法務省として今人を出しているのは矯正管区の職員を四十名派遣して被災者支援、お手伝いしていると。もう一つは、物資ですよね。刑務所が所有している毛布とか非常食等を、これを支援物資として提供したという二点を昨日お話になったと思うんですが、実はその支援物資の件なんですけど、一回刑務所から出していただいたと。もうそのことは承知しておるんですが、これを更に、現地の調査をしていただいて、もし余裕があるのであればということにもちろんなります、非常用のものですから。 したがって、ま……
○木庭健太郎君 検察の在り方検討会議の提言、私も読まさせていただきました。言わばこの提言というのは、組織の在り方から捜査手法まで全般的な見直しというものを法務・検察当局に迫る内容という意味では、昨年十二月、最高検が公表した再発防止策を間違いなく超える改革案であるという点については評価を私もいたします。 最もその最高検の指摘と違っている点は何かというと、最高検の再発防止策の中には外からの力というものについて全く触れていませんでした。今回の検討会議では、先ほどから議論になっていますが、独立性に配慮しつつも、繰り返し外部の目、外部の風を入れる必要性を訴えていると、この点は私は極めて高く評価すべきで……
○木庭健太郎君 東日本大震災の関係で、昨日、私ども、日本弁護士会さんから緊急提言をいただきました。様々傾聴することもございましたし、私自身も思っていることもありまして、今日はその中から二点だけ、ちょっと大臣に質問をしておきたいと。 一つは、この前、私、質疑で質問をさせていただきましたが、いわゆる日本司法支援センターですね、ここの情報提供というものを、言わば業務を拡大してここがワンストップのセンターにして、震災専用のコールセンターの中核としてこの司法支援センターを置くと。そして、ここから各いろんな省庁も加えて、言わば被災者の皆さんがワンストップでそこに電話で相談すれば返すことができるというふう……
○木庭健太郎君 民事訴訟法の一部改正案の質疑に先立ちまして、東日本大震災の関係で今日も一つだけお伺い冒頭しておきます。 実は、裁判員制度の、裁判員裁判の問題でございます。今も十万人以上の方が避難生活を余儀なくされておりまして、実質、裁判員裁判をやる場所の問題とかいろんなことも被害は出ているようでございますが、ともかく被災者の皆さんにとってみて、突然この裁判員という問題が来たときの問題というのは、これはなかなか不安感というのはあると思うんです。 最高裁におかれましては、この裁判員裁判、こういう問題が起きたときに、裁判員法の中にこんな災害が起きたときはどう負担を免除するんだというような配慮する……
○木庭健太郎君 質問通告はしておらないんですが、大臣、今、森委員とのやり取り聞きながら、私も何を感じているかというと、この東日本大震災が起きた、もちろん原発が今動いているというような問題の中で、これはどんなことを、どう法律の手当てをしていけばいいかというようないろんな問題が出てくる中で、実際に大臣がおっしゃったみたいに動いているものがあるもんですから、なかなか、じゃこれに対してどういう法律を作っていけばいいのかという問題について早急に結論が出しにくいという状況があるのかもしれません。 しかし、阪神大震災のときのその後の対応の動きからすると、いわゆる、どうしても法的にやはり幾つか整備してなけれ……
○木庭健太郎君 東日本大震災から二か月、昨日たちまして、この委員会でも指摘をさせていただきましたが、やはり法務省にかかわる部分というか、経過が、時間がたてばたつほど法律に携わるようないろんな悩み事ということがこれからどんどん出てくるんじゃないかと、増えてくるんじゃないかということを御指摘もさせていただいておったんですが。 先日、日本弁護士連合会、日弁連さんが避難所九十五か所でいわゆる無料の法律相談をなさったと。そうすると、その数日間だけで約その相談件数が千件を超えるような相談があったということをお聞きしまして、やはり体制を整えていかないと、特に被害が大きかったところというのはどちらかというと……
○木庭健太郎君 お二人からハーグ条約の問題が出ましたので、私も最初にハーグ条約のことについて何点かお伺いしておきたいと思います。 一つは、先ほど江田大臣はこの議論は煮詰まってきているところだというふうにおっしゃいましたが、新聞報道を見る限り、あしたですね、二十日の閣議で了解して、これをサミットに持ち込むという、フランスでの、という報道で伝わってきているわけですね。ということは、もうこれ、既にこのハーグ条約については入ろうということで今もう方向が大きく動いているという段階だと私は思っているんです。 そのこと、賛成、反対ということを議論する前に、私はそれはちょっと早過ぎるんじゃないかなと。しか……
○木庭健太郎君 今日は三人の参考人の方、本当に貴重な意見をありがとうございます。 まず、才村参考人にお尋ねをしたいと思います。 先ほども御指摘あったように、親権喪失宣告については効果の大きさから申立てにちゅうちょするということが指摘されて、実質的にはほとんど利用されずに今回親権停止制度が導入されるということになったわけですけれども、やっぱりこの親権停止制度を導入した場合、児童相談所の運用において留意すべき点とか懸念について、もう少し御意見があれば伺っておきたいと思います。 例えば医療ネグレクトの場合、医療以外の面では問題のない親が多いというようなことですが、もし、法的対応がなされたこと、……
○木庭健太郎君 大臣と先週ハーグ条約の問題で少し議論をさせていただきましたので、質問通告まだちょっとしておりませんでしたが、先週の二十日でございますか、政府としてこのハーグ条約について締結へ向けた準備を進めることとするという閣議了解をなさったと。私も聞いて、珍しい閣議了解だなと。普通は、締結についての閣議了解というのは私も何度も聞いたことはあるんですけれども、締結に向けた準備を進めることとする閣議了解という、非常にほうと思いながら、ただちょっと、やや心配いたしましたのは、国際世論がいろいろあるものですから、ある意味ではそれに何か前のめりになっているような危惧も正直いたしておりまして、私は前回も……
○木庭健太郎君 今日も何かハーグ条約のことで、江田法務大臣から、六月六日には是非この問題について国内法についての諮問をしたいという御答弁までいただいたんですが、同僚議員に聞きましたら、政府としてハーグ条約の正式な和訳がないというようなことをちょっとお聞きしたんですが、そんなことはないと思うんですが、一応その正式な和訳、もしないんであれば、これは六日にもう諮問されるわけですから、少なくともそこまでには日本政府としてハーグ条約についての和訳、これは当然持っておくべきだと思うんですが、どうなんでしょうか。どうぞ。
【次の発言】 そうすると、サマリーというか、そういうものを例えば法制審議会さんでやられ……
○木庭健太郎君 まず最初に、専門学校、専門士という問題で、先月の三十日ですか、外国人が日本で就労するための学歴要件の緩和という問題、日本の専門学校の卒業生に与えられる専門士の資格を、これを追加するという方針を固めて、省令の改正を六月下旬にも施行をするということでございますが、まずこの見直しに関する目的と、これまでの経過を事務当局から伺いたいと思います。簡潔にお願いします。
【次の発言】 パブリックコメントは大体どんな感じでございますか。
【次の発言】 おっしゃるように、確かに大卒の者に限られたものが専門士へ広がると、そのこと自体は、また経済対策というようなことも含めて、やり方としてはそれなりに……
○木庭健太郎君 刑法改正の質疑に入る前に、一問だけお尋ねをしたいと思います。 先週、地元の福岡で、司法修習生に対する給費制の問題についてのシンポジウムが弁護士会の主催で、実は地元福岡で開かれました。この給費制の問題につきましては昨年本委員会でも質疑いたしましたが、貸与制への移行を一年間猶予すると、つまり一年間はこの給費制を続けるという法改正がなされて、そしてこれをどうするのかということを今年議論しようということになっている、こういうテーマでございます。 シンポジウムに出て、様々な御意見ありました。大震災で大変なときに給費制の問題、本当に出してもいいんだろうかというようなお話から始まって、た……
○木庭健太郎君 三名の参考人の方には貴重な意見をお述べいただきまして、心から感謝を申し上げます。 まず、お伺いしたいのは、ウイルス作成罪の新設の問題でございます。 前田参考人と山下参考人、お二人にお伺いしたいんですが、実際にこのウイルス作成罪、いざ本当に検挙しようというようなことになった場合には、例えば、正当な理由がないのに人の電子計算機における実行の用に供する目的で、さらに、人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、またその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録に当たるのか当たらないのかなどの判断というのが非常に難しく、どういうところを基準にして検……
○木庭健太郎君 最初は、複写等による電磁的記録の差押えの際に電磁的記録の同一性を担保する方法ということについてまずお伺いしたいと思います。 今回の法改正は、電磁的記録、つまり電子データが記録された記録媒体、例えばサーバーとかハードディスクそのものの差押えに代えて、差し押さえるべき記録媒体に記録されている電子データを他の記録媒体に複写した上で当該他の記録媒体を差し押さえるとの手続が定められているわけです。しかし、やっぱりこのような方法で電子データを差押えする場合は、どのようにして元の電子データと複写、差し押さえたデータが同一かということを担保するというのは、具体的方法についてはこの法律上は規定……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 改めて、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に心から御冥福をお祈りするとともに、いまだ避難をされている被災者の皆様、心からお見舞いを申し上げるものでございます。 公明党を代表して質問をさせていただきますが、まず総理に冒頭やっぱり申し上げたいことは、今日が五月一日だということです。大震災が起きてからもう既に五十日以上がたっているわけでございます。 私は、この第一次補正にしてみても余りに遅い、少なくともこの連休前ぐらいまでにはこれを是非きちんと成立させるところまで持っていく必要があったと私は思えてならない。先ほど財務大臣は、予備費を使ってい……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。今日は、知事始め三人の御参考人の皆様方、貴重な意見を寄せていただきまして、まずは感謝を申し上げておきたいと思います。 私ども公明党も、この新たな沖縄振興、新たな法律作りに入るわけですが、その基本となるのは、それこそ地元でおまとめになられた沖縄ビジョン、まさにこれが中核になるのであって、それに基づいて様々なこの法律の細かいところまで詰めていけばいい、こう私どもも考えておりまして、そして、新しい沖縄振興のときにまさに一番その中心になっていくというか、新しい法律を作るのに一番大事なものは何かというと、私どもはやっぱりこの沖縄振興の一括交付金、この問題……
○木庭健太郎君 今日は、沖縄振興の問題でお尋ねをしておきたいと思います。 私ども公明党も、新たな沖縄振興策を検討するとき一番星になるのは何かというと、やはり沖縄の振興の一括交付金の制度の創設だと思っております。これにつきましては、これを創設することが内閣府としても確認をされておるということでございまして、やはり主体的に振興計画を策定してその権限と責任の下に施策をやろうとすれば、そういったものが根本になるんだろうと思います。 ただ、やっぱりこの一括交付金が沖縄のみ他の地域より大きな形でやるというのであるならば、その明確な理由とか一括交付金の使い道、つまり沖縄が自立的に発展していくための費用と……
○木庭健太郎君 今日は大臣の所信に対する質疑でございます。本日は震災対策について、特に地方自治体がかかわる課題について、基礎的な何点かについてお伺いをしていきたいと思います。 東日本大震災、自治体が非常な甚大な被害を受けました。庁舎が流失したり、町長とか職員が犠牲になったりとか、自治体機能の喪失、そういう地域も出ました。しかし、根本の災害対策基本法を始めとする今のこの法制度を見ていくと、自治体機能が喪失というようなことをほとんど想定していない、それがまさにこの災害対策の基本法になっておりまして、災害時においては全て市町村がとにかく一義的には防災対策の責任を負えと言われているのに、その負うべき……
○木庭健太郎君 午前中も質疑になっておりましたが、やはりこの人勧の問題だけは是非今お聞きをしておきたいと。 私、与党も野党もいろいろやりましたが、大抵この時期というのは、十二月一日の基準日を前に、人勧の問題といったらもう必死になって本当は与党が、政府がやっている時期なんですよね。ところが今回は、なぜか知りませんが、もうこういう、見送るとかそういう状況が起きているというようなことで、大変ある意味では本当にその基本となるものができていないではないかというような危惧を非常にする次第でございます。 政府は、二〇一一年の人事院勧告見送りを決定をしたと。内包されているという理由ですか。昔の議事録ちょっ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まずは冒頭、やはりTPPの問題。総理が決断されてAPECに臨まれたわけですが、今もこれ、参加するのかしないのか、人によって取りようが全然違う、言わば曖昧。さらに、日米首脳会談の後、アメリカのホワイトハウスのホームページに野田首相が全ての物品やサービスを貿易自由化交渉のテーブルにのせると述べたと掲載をされたわけです。総理は、昨日この委員会で、事実でない、一切言っていないと反論されて、米国も誤りを認めたと言われたけれども、その直後かどうか、時間帯分かりませんが、アメリカの報道官は、訂正する予定はない。これ一体何が本当なのかということとともに、総理……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 今日は、三人の参考人の皆様、貴重な意見を本当にありがとうございます。 早速、まず中条参考人にお尋ねをいたします。 航空特区構想、すてきな案であり、是非実現しなければならない案だなというふうに痛感をいたしまして、お手伝いできることを一生懸命やりたいとも感じました。民営化しながら知恵を生かす、そういう発想は非常に大事だと思うんです。沖縄の場合、ただ、那覇空港のほかにも、例えば宮古にしても、下地島にしても、新石垣にしてみても、結構長い滑走路を持って、設備さえすれば、法を整備さえすれば観光客、国際交流拠点としてやれるような空港あるわけですね。そうい……
○木庭健太郎君 先ほど川端大臣から御説明があったとおり、今回、二十四年度、沖縄振興の一括交付金というのが設けられまして、いわゆるソフト分野の交付金として、御説明があったとおり、沖縄振興特別推進交付金が八百三億、ハード部門の交付金として、沖縄振興公共投資交付金が七百七十一億円と、これが計上されたと。これまでもこの制度設計の在り方等議論をしてまいりましたけれども、ようやくこの交付金について明文化され、沖縄の自主性を尊重する形になって、この沖縄振興への効果というのは私たちも期待できると。ただ、中身には課題も残っているなということも感じているということでございます。 例えば、今回、沖縄振興一括交付金……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まず、法案の中身に触れる前に、外務大臣と防衛大臣に関連する話をちょっとお聞きしておきたいと思います。ちょっと質問通告と順序がいろいろ入れ違ったりするかもしれませんので。 まず、外務大臣にお伺いしたいのは、先日、沖縄に行かれた、そして在日米軍再編見直しにおける嘉手納基地より南の五基地の返還については早期返還は困難だという見方を示されたと。でも、私の記憶によると、たしかその以南の基地の返還の問題は先行返還ができるように決まったということで一生懸命おっしゃっていたと。今回行かれたら、いや、早期返還は困難だと。それはいろんな技術的な問題であるのかも……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 今日は、今、二之湯委員から御指摘のありました国民生活センターの件について集中的にお聞きをしたいと思っております。 ともかく、この消費者庁、先ほど御指摘あったように、できてから二年半たちました。今回はいろんな法案も、初めて消費者庁になってから出る法案もありまして、この委員会が活発に動く年なんだろうと、こう思っております。 ただ、その二年半を振り返ってみると、できてよかったという声もあるんですが、何やっているんだろうかという声も実際かなりあることも事実でございまして、やっぱり団体の皆さん、それからこの消費者庁の問題に取り組んできた皆さんにとって……
○木庭健太郎君 今回、民主党、自民党、公明党三党で、政府側は全く無視をしておった人事院勧告というものをきちんと織り込んだ形で公務員の給与の削減の七・八%というのも併せて実現をするという法案が三党の合意でまとまったということについては、私は、やはり政府でできなかったことを国会の側、議員の側で取り組んでやれたということについてはそれなりの評価をいたしたいと思いますし、また各党の御協力で今日参議院の総務委員会でこの法案を審議をさせていただいて、うまくいけばということで、仮定の話ではございますが、あした、二月いっぱい、たまたま今年はうるう年で二月二十九日までございましたから、あしたの本会議で二月中にこ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
片山先生の大きな議論から、私は地方税それぞれ法案に即して幾つかの点を御指摘をさせていただき、答弁をいただきたいと思います。
まず一つは、わがまち特例の話でございます。
今回、地域決定型地方税制、いわゆる特例措置、新たにこれ設けられましたが、数多くある税負担軽減措置の中で今回導入をされたのは二件だけでございました。このわがまち特例の導入によって具体的にその地方側にどんなメリットが生じることになるのか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 総務省の地方税制度研究会、地域の自主性・自立性を求める、この中間取りまとめですね、二十三年の十……
○木庭健太郎君 総理にお尋ねをしたいと思います。 社会保障・税一体改革の成案においては、引上げ分の消費税収については、社会保障給付における国と地方の役割分担ということに応じて配分されるということになっております。 地方単独事業を含めた社会保障給付の全体像及び費用推計を総合的に整理すると、こういうふうにされました。これを受けて、地方単独事業を含む社会保障サービスの範囲をどこまでするかということで国と地方が激しく対立をいたしまして、最終的には社会保障の四分野、年金、医療、介護、少子化、それに沿った予防接種やがん検診を加えて二・六兆円とすることで双方が歩み寄り合意をしたわけです。 私は、このこ……
○木庭健太郎君 本日は、四人の参考人の方々、この郵政改革法案について貴重な御意見をいただきまして、心からまず感謝を申し上げたいと思います。 まず、筒井参考人にお尋ねをしたいと思います。 限度額引上げの際に問題となる民業圧迫という点についてでございます。先ほどもちょっとお尋ねがあっておりましたが、政令で定めることとされる限度額の水準については、民業圧迫の懸念がないことが前提であるというふうに私たちも考えております。この民業圧迫の懸念について生保協会としてどうお考えになるのか教えていただきたいし、さらに、先ほどの御答弁の中で、政府の暗黙の保証というようなものがあるんだというような点を御指摘され……
○木庭健太郎君 前回の御質問の際に、鳩山民主党政権になって以来、郵政民営化担当大臣、法律上に規定された大臣が空白になっているという問題を指摘をさせていただきました。政府からは、郵政改革担当大臣の中に包含されるというような御答弁もありましたが、とても納得できるものではございません。
今回、この改革法案、きちんと通るわけですから、やはりこれに合わせて、法律上明確に規定されている郵政民営化担当大臣、これをきちんと発令すべきだと考えますが、これについての政府の見解を求めます。
【次の発言】 もう一つ同じような問題が残されているんです。それは何かというと、郵政民営化法第二十四条一項には「民営化委員会の……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
先ほど松下郵政民営化担当大臣の所信的発言をお伺いをいたしました。改めて、今回、郵政担当、金融担当となられたわけですから、就任に当たっての決意を簡潔にお伺いまずしておきたいと思います。
【次の発言】 実は、六月四日に野田第二次改造内閣が発足したわけです。私たち参議院にとってみると、問責決議が可決されたあの二人の大臣が私たち流に言えば更迭されたということは当然であると思ったんです。ところが、何か自見大臣まで交代したというのはちょっと正直言って意外でございまして、せっかく法律通って、今から政省令も決めていかなくちゃいけない、もういろんなことをやらな……
○木庭健太郎君 まず、大都市地域特別区設置法案についてお尋ねをいたしたいと思います。 今も礒崎先生から話がありましたが、本法律案、各会派から提出されていた様々な法案を一本化したものでありまして、取りまとめを行われた発議者の皆様方に、その御尽力に心から敬意を表したいと思っております。 さて、各会派の議論の中におきまして、一つの大きな在り方の課題というものは何であったかというと、特別区設置協定書にかかわる総務大臣との協議に関する規定の在り方、これが一つの課題であったと思います。 最終的にはどういう考え方になったかといいますと、法文上は、事務分担、税源配分、財政調整のうち政府が法制上の措置等を……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。
まず、東日本で、あの大震災で被災した事業者の二重ローンの救済へ、東日本大震災事業者再生支援機構が今月五日ようやくスタートしました。私たち参議院にとってみると、野党が議員立法をして可決して、衆議院では与党にも御協力いただきまして成立したという経過がございまして、ようやくこれで中小零細企業、さらには農林水産事業者に対する二重ローンの本格的救済が始まります。是非いいものにしてもらいたいと、こういう願いがございますが、総理はこの事業開始にどんな思いをお持ちでしょうか。
【次の発言】 今総理がおっしゃったもう一つの機関がこの産業復興機構、十一月から立ち……
○木庭健太郎君 本日、国家公務員退職手当法及び地方公務員等共済組合法の一部改正案について、ある意味突然衆参で議論する話になったわけでございまして、まあ決まったことですから、しっかりやらなくちゃいけないとは思っております。 もちろん、この法案そのものが、人事院の調査並びに共済年金職域部分と退職給付に関する有識者会議、ここで検討を行って、その上で、先ほども話があっておりますが、やはり官民較差というものが四百三万円にもなっているという状況の中でこの法案が提出されている。その意味では、やるべき必要性があるということについては共通の理解はいたすんですが。 ただ、申し上げたいことは、特にこの退職手当の……
○木庭健太郎君 今日は北方領土の問題というか北の話ばかりになっていますが、私もちょっと二、三点お尋ねをしたいんですが、一つは、盛り上がっているとはいうものの、二十五年度北方対策本部予算を見ますと、二十四年度から一〇%減、十六億四千七百万円に決定をしております。減っておるわけですが、この北方本部の予算について当局としてはまずどう認識しているのか、伺っておきたいと思います。
【次の発言】 ということは、政府を挙げてこれを集中的にやっていこうという決意の下だと思います。
大臣は、そういった広報というかインターネットも含めて、ほかの議員よりもほかの大臣よりもそういった取組についてお得意な分野だろうと……
○木庭健太郎君 今回、震災復興特別交付税を増額をいたしまして、防災集団移転促進事業等の対象外の移住者に対する自治体の住宅再建支援に係る経費を新たに震災復興特別交付税の措置対象とすることとしております。
そこで、まず、各地方自治体への交付税の算定、どのように行う予定なのか、副大臣からお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 実は、この防災集団移転促進事業等の適用の有無によって被災者間で受けられる住宅再建支援の格差が生じているということは、これはもう前々からずっと言われていた問題なんですね。被災地からも財政支援強化を是非という要望がこれずっと出されていた問題なんですが、この住宅再建支援の措置……
○木庭健太郎君 大臣、就任おめでとうございます。積極的にお取り組みになっていただき、これからも頑張っていただきたいと思っております。 今日、まずお聞きしたい第一点は、私ども公明党は、災害に強い国づくりと経済活性化というもの両方を合わせた形で、十年間で百兆円規模の集中投資をする防災・減災ニューディールというものを提唱させていただいております。その狙いは、大地震等に備えて、老朽化した社会資本の修繕を加速させることによって防災力を強化する。言わば、命を守れるようなふるさと、命を守れるような国家に変えていくという、そういうことを促すとともに、経済の活性化もそれと併せて加速させたい、そんな思いでこの提……
○木庭健太郎君 二十五年度の地方財政政策の中で最大の焦点になっておるのは、やはり午前中からも質疑があっております地方公務員の給与の削減問題だと、このように認識せざるを得ないと思います。 私ども、この問題が安倍内閣から提議が、提案があったとき、よく地方団体とも協議を重ねた上で慎重に対応すべき大事な問題だという認識で、総務大臣も同じ思いで様々な取組もしていただいたと思いますが、最終的には地方公務員の給与削減を要請をしていくと。その一方で、地方公共団体からの様々な要請を受けた形で事業費を歳出に計上されて、平成二十四年度と同水準の一般財源総額が確保するという形を取ったと。 それとともに、当初は、こ……
○木庭健太郎君 災害時に備えた放送機能の強化について今日は伺っておきたいと思います。 平成二十四年度から三か年の経営計画では、安全、安心を守る公共放送の機能を強化するために、いかなる災害時にも対応できる放送設備と体制の強化の一環として、首都直下地震や首都圏の大停電等に備えて本部のバックアップ機能を大阪局に整備するということとされました。さらに、本部と大阪局が相次いで機能停止した場合に備えて、私の地元でございますが、福岡局が大阪局のバックアップ先と位置付けられております。 そこで、まず、この二段構えのバックアップ機能と、こういう考え方について会長から御説明をいただいておきたいと思います。
○木庭健太郎君 えらく早まって、質問時間が本来午後が午前中に巡ってまいりました。 本法律案でございますが、義務付け・枠付けの見直しにかかわる一括法の第三弾でございます。 そこで、まず冒頭、既に施行されている第一次、第二次一括法について、地方からはどのような評価を得ているかをまずお伺いしたいし、特に一次、二次一括法の施行から一年たちました。これまで国が決めていた基準に代わって、地域の実情を踏まえて地方が決定した基準の適用が始まっているわけでございまして、今後、こういう新しい基準の適用がどのように地方自治体のサービス向上に寄与したかについて検証を行ってもらいたいと。先ほどはどんなふうに効率化で……
○木庭健太郎君 それでは、まずお伺いしたいのは、今回のシステム機構法案は、現在内閣委員会に付託されているマイナンバー、番号法案の関連法案という位置付けでございます。そこで、まず番号制度全般について伺っておきたいと思います。 番号制度をめぐりましては、納税者番号制度とか社会保障番号制度など、長きにわたって様々に検討された経過がございます。しかし、これまで何度も検討されながらも、なかなかこの番号制度の導入というのは実現できなかったと思っておりますが、このできなかった理由について政府の認識を伺いたいし、また、番号制度を導入するそのものの意義、社会情勢の変化等についても併せて御答弁をいただいておきた……
○木庭健太郎君 よろしくお願いいたします。 本法律案は、市町村の防災行政無線、消防救急無線のデジタル化整備について、電波利用料を財源とした補助を可能にしようというものでございまして、私たち公明党としても、昨年、政策集のポリシー二〇一二の中で、デジタル式防災行政無線システムの整備、向上に取り組むということを訴え続けさせていただいておりまして、是非災害時に国民の命を守るこの情報伝達システムの整備について積極的に推進しようという立場でございまして、賛成という立場で質問をさせていただきたいと思うわけでございます。 東日本大震災、携帯電話等が使えない状況の中で、この防災行政無線が言わば唯一の情報伝達……
○木庭健太郎君 今回の改正は、五十五歳を超える国家公務員の昇給を抑制するもので、人事院勧告に基づくものを実施、民間との較差の是正ということを主としているという意味では、賛成という方向で考えております。 国家公務員の昇給は、毎年一月一日と決まっております。本法律案の施行日も、したがって平成二十六年一月一日と定められております。ただ、またこの一方で、この八月にも新たに二十五年の人事院勧告が行われる予定というふうに伺っております。この本法律案ですが、成立を言わば急いで今やっているというような方向なんですが、こういう本法律案を急がなくちゃいけないというような理由を、大臣から御説明をまずいただいておき……
○木庭健太郎君 じゃ、一言だけ。 労働省にちょっとお伺いしておきたいんですけれども、さっき糸久委員の方からお話しされていましたように、今回労働省の方が何かそういう案を検討しているという報道をされたことに対して私たちも遺憾なんです。労働省としてやはり法的な育児休業制度が必要な時期に来たという御認識は今持っていらっしゃるのかどうか、それだけちょっと確認しておきたいんですけれども、お願いします。
○木庭健太郎君 きょう「考え方」をわかりやすくまとめていただきました自民党の皆さんには感謝いたします。ただ、ここまでまとめられるのなら、どうせなら大綱まで踏み込んでいただいて、対比されて出すぐらいならここまで出してもらえたらうれしいな、その辺が若干残念かな、こうい うのが私の個人的な感じでございます。 きょう出された中、また前回の質疑の中で若干わからなかったところもございますので、何点か私の方から確認させていただきたいと思います。 前回の十一月八日の当委員会でございましたけれども、糸久委員が育児休業の対象者に対する自民党の考え方について、「両親」とか「母親」とか「人」という表現なんだけれど……
○木庭健太郎君 今、前島委員の方から御説明がありましたけれども、少し何点かお聞きしたいと思います。 自民党がこういう形で法制化へ向けて「早急に」という言い方をされて考え方を出されたということは、非常に私どもとしても評価をいたしますし、御努力には敬意を表します。ただ、今糸久委員からもお話があったように、私たちからこれを見るとちょっとわかりにくい面も正直ございます。今検討中という段階の部分もあると思うんですけれども、もう一回確認だけさせていただきたいんです。この中には書いていないんですけれども、休業期間中の問題ですね。これは私たち野党四党提案では休業中の給与保障の問題を出していますけれども、自民……
○木庭健太郎君 私、国民生活調査会に今回初めて参加させていただいている者の一人でございます。 今までの調査会でこれまでやってきたことをずっと見ておりますと、それぞれその時代に適応し、ある意味では時代を先取りする形でさまざまな問題、総合的なことで取り組んでいくというのが国民生活のこの調査会の意味ではないかというふうに私は思えてなりません。一省庁じゃできないようなこと、各分野にまたがったことをどうやってきちんと調査し、ある意味では国民の啓蒙にもなるというような視点がなければ私は調査会の意味がないんじゃないかなというふうに思うんです。 そして私自身、今、国民生活に関してさまざま なテーマがござい……
○木庭健太郎君 立場が全くお違いになる松井参考人と鷲見参考人が共通していらっしゃるところは、今のODAの額、規模の問題が本当に適正なのかどうかということについて、全然違う立場からでございますけれども、お二人とも一つ問題を提起されている。まさにそういう意味ではODAが今世界で額的にトップになったところで、このあり方をひとつ見直さなくちゃいけない時期に来ているということが一つだと思います。 それともう一つ、全然違うのにと思いながら思ったのは、第三者監視機関の問題についてはお二人とも共通した御意見を持っていらっしゃる。私も、この問題、松井参考人が目指していらっしゃる第三者機関と鷲見参考人が目指して……
○木庭健太郎君 下村参考人に一つお伺いしたいのは、杉下参考人の方はチェック機能という問題で国会という場をひとつ使ったらどうかという御提案をなさっております。 下村参考人はOECFのことをよく御存じ、もちろん関係されていたわけですけれども、そういうところでも今は事後評価という問題、チェック、監視というよりは事後評価という問題について、今はある意味では、外務省もやる、OECFもやられている、会計検査院もある、幾つかそういうチェック体制というか事後評価の体制は整ってきたんですけれども、私どもはやはりこれからODAを本当に国民にわかりやすいものにするには、これをどうするかという問題は今のままでいいん……
○木庭健太郎君 私は、新進党並びに公明が所属しております平成会といたしまして、アジア・太平洋地域における信頼醸成という大きなこの問題、そしてODAの問題について、我が会派内の状況も説明しづつ意見を述べたいと思います。 一つは、まずアジア・太平洋地域における信頼醸成という問題でございます。 先ほども御指摘ありましたけれども、今は戦後五十年という大事な時期を迎えているわけでございます。アジア各国、特にかかわりの深いアジア各国は、日本が過去の歴史とどう折り合いをつけるかという問題についても今注目していることも事実でございます。また、二度と人類にとって不幸な戦争を引き起こさないことを全世界へ表明す……
○木庭健太郎君 今、永野先生からも御指摘がありましたけれども、アジアの国際情勢を考えるときにやはり私たちが基本的に押さえておかなくちゃいけないのは、ヨーロッパというか、ソ連を含めて西欧では既に終わったことがここアジアではまだ残ったままであると。冷戦は終わったという状況ですけれども、ただ、アジアを見るとまだ分裂国家は存在している。共産主義国家、東欧ではある意味では消えていったわけですけれども、ここアジアには、ベトナムもまだ共産主義国家であり北朝鮮もあり、中国をどうとらえるかは別として共産主義国家が三つもあるという現状をどう認識しておくか。 いずれこれがヨーロッパと同じように一つの流れを起こして……
○木庭健太郎君 木庭でございます。 今回、林田会長以下我々は東南アジア五カ国を訪問いたしましたけれども、幸いフィリピンではラモス大統領、ベトナムでは今お話のありましたド・ムオイ書記長、そしてクイでは今回首相となられましたチャワリットさん、いわば各国のトップの方たちと議員として交流ができた。これは今後の調査会のあり方でも極めて大事な視点だと。行くならばやはりそういう各国のトップの方たちと日本の国会議員が意見交流をする場が必要だと。率直な意見交換ができましたし、これは本当に大きな成果だと思うし、今後調査会の調査のあり方として、ぜひ出向くときはそういうトップをねらえということをやっていただきたい。……
○木庭健太郎君 きょうは公述人の皆様、貴重な意見を本当にありがとうございます。限られた時間ですので、ポイントを絞って何点かお尋ねをしたいと思います。 私どもは、私どもというか、私は少なくともこの参議院の中で猪熊案が出て、修正案が出たというのは、何とか国会議員として、移植のために臓器を提供したいという方がいらっしゃる、一方でぜひとも臓器の提供を受けたいという方がいらっしゃる、それをつなぐ移植医の方たちがいらっしゃる、その橋渡しの一つが法という形でできるのかどうかは別として、我々として取り組みたいという気持ちの中で審議を続けている、こう思っております。 そこで、一点、まず藤堂公述人にお伺いした……
○木庭健太郎君 まず、大島局長に一点だけ。 せっかく中川参考人がこうやって運用状況、適用状況をお調べいただいて、アジアとアフリカに格差があるという結果になった。私も見てみて本当にびっくりしまして、こんなに差があるものかなと思いました。一応、これに対する公式見解を外務省としてきちんとしておいていただきたい、この場で。これが一点、大島局長にお願いしたいと思います。 もう一点は基本法の問題です。 今、中川参考人からお話がありました。私は、国会という場にいさせていただいて特に感じていることですけれども、この大綱ができてこれだけたった、しかしなかなか運用方法その他で難しいところが出てきていると。難……
○木庭健太郎君 いろいろ貴重な御意見をありがとうございます。 一つは、これからのODAの実施体制のあり方の中で、資金とノウハウというお話を両方の方ともされました。私も、幾つか見てきた経験の中で、これが極めて大事だと思います。山本参考人がベトナムの話を挙げられましたけれども、私は、ベトナムのチョーライ病院の調査に援助再開前と再開後と二回行きまして、技術というか施設は提供したけれども、その後途絶えたときにどういう状態が起きて再び再開したときにどう復帰するかということも見せられましたし、これから本当に重要な課題になるであろう、つくづくこう思っておるんです。 そこで、両参考人にお聞きしたいんですけ……
○木庭健太郎君 まさにこの国際問題調査会というのは参議院だけにあるもので、ある意味では衆議院と違って長い目で外交、特にODAというものをきちんと見ていこうとこれまでさまざまな論議をしてきた。その中で、ODA大綱という政府の大綱が生まれた。これは、まさに国際問題調査会の先輩方、田先生も当時からいらっしゃいますけれども、そういった方々がODAを国民にわかりやすく、しかも透明性を確保するためにという努力を続けた中で出てきた一つの成果であることは間違いがない、私はそう思っております。そして、一つは基本理念という問題で政府としての考えが、参議院のこの調査会の意見も反映しながらODA大綱ができ上がったと。……
○木庭健太郎君 本日は、公述人の皆様、貴重な御意見もいただき、また現場で苦労されているお話も貴重な御意見としてお伺いをいたしました。 先ほど中山間地域の問題を鎌谷公述人に和田議員からお聞きになっておりました。私も、中山間地域に対する直接支払いの問題、これから政府が検討してやっていくことになるんですけれども、今、政府が基本的考えの一番基準に置きたいのは傾斜率ということで、これだけとは言っておりませんが、でもこれを基本としながらやっていきたいというような考えを政府としては持っているようでございます、傾斜率ということで。鎌谷公述人はその点を条件不利地域までとおっしゃった。 では、政府が言っている……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 三人の公述人の皆様方、本当に先ほどから貴重な意見をいただいておりまして、心から感謝申し上げたいと思います。 私から率直に何点かお尋ねをしたいと思っております。 先ほども柳澤委員、与党でありながら、政府案においては恣意的登用、情実人事が懸念されるというようなことを率直に申されておりました。そういった懸念も現実的に法案を見るとないわけではないんであって、そうであるならば、本当に公務員の公正中立性というものを制度的に担保をどのようにしていけばいいのかという点について御三人からお聞きしたいのと同時に、この公正中立性という問題を考えたときに、やっぱり……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 これまでの参考人の御意見と委員各位の御意見、被災地への委員派遣などの報告、議事録を全て読まさせていただきました。それらを振り返り、活力ある共生・共助の地域社会・まちづくりの視点から、被災者の復興に向けて何が必要かということを述べたいと思います。 まず、昨年十一月三十日の調査会におきましては、東日本大震災の復興支援に当たるNPOから被災地再生の視点を伺っております。 東北大学の大滝参考人がお述べになりましたように、復興の主役は被災者であり、被災者が立ち上がり生活を再建することを支援するために被災者をつなぐ活動、復興の次の担い手を育成する活動……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。