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西山登紀子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

西山登紀子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
177位
委員会出席(無役)歴代TOP500
397位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
163位
各種会議発言歴代TOP100
85位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
77位

16期委員会発言TOP25
15位
16期委員会出席(無役)TOP50
43位
16期委員会発言(非役職)TOP25
14位
17期委員会発言TOP10
1位
17期委員会発言(非役職)TOP10
1位
18期委員会発言TOP25
21位
18期委員会発言(非役職)TOP25
19位
18期各種会議出席TOP20
13位
18期各種会議発言TOP5
4位
18期各種会議出席(無役)TOP5
5位
18期各種会議発言(非役職)TOP5
4位
19期委員会発言TOP50
32位
19期委員会発言(非役職)TOP50
30位
19期各種会議発言TOP10
7位
19期各種会議出席(幹部)TOP10
8位
19期各種会議発言(非役職)TOP10
6位

このページでは西山登紀子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。西山登紀子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

16期(1992/07/26〜)

第125回国会 厚生委員会 第2号(1992/12/08、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 本改正案は、全体としてはバーゼル条約批准の流れの中で提出されたものでありますので、我が党もその趣旨に賛成でございます。  そこで、私は、このバーゼル条約の精神が生かされますように、その実施に当たりまして幾つかの補強をしていただきたい点につきまして質問いたします。  まず第一点ですが、バーゼル条約は、その前文で、「有害廃棄物及び他の廃棄物の発生及び処理から生ずることがある悪影響から人の健康及び環境を厳重な規制によって保護することを決意して、」次のことを協定したとありますように、国際的に人々の健康と環境を守ろうという画期的な条約でございます。この条約に照らして、本改正案で最も気にな……

第126回国会 厚生委員会 第2号(1993/03/02、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、看護婦の養成問題について、いわゆる看護婦さんのお礼奉公問題に触れて質問をいたします。  お礼奉公という言葉は、前近代的な封建時代の徒弟制度の名残のような言葉で、私は実態的には死語になっていると思っておりました。ところが、看護婦さんの世界では現在もまだ使われている言葉であって、生きている制度であるということを知ってびっくりいたしました。  お礼奉公の定義というのは、日本医療労働組合連合会の記者会見の資料によりますと、看護婦のお礼奉公とは、病院や診療所の経営者が学生に奨学金、これは貸付金とか立てかえ金などと呼ぶ場合もあるそうですけれども、これを出して准看護婦、看護婦養成所に通……

第126回国会 厚生委員会 第3号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは、まず最初に口腔衛生、特に子供の虫歯予防や歯肉炎の防止に効果が非常に大きいと言われますブラッシングなどについてお伺いいたします。  最近、あごの発達が十分でなくて歯列不正常の子供や歯肉炎の子供がふえてきていることが憂慮されております。そこで厚生省にお伺いいたしますけれども、WHOの歯科保健目標であります十二歳児で虫歯三本という目標から見ますと、残念ながら我が国は先進国の中で虫歯が多い方ではないでしょうか。
【次の発言】 文部省の方は、昭和五十九年度からは十二歳の永久歯のDMF指数が統計処理されているけれども、漸減傾向にあるとはいっても我が国はWHOの歯科目標にはまだかな……

第126回国会 厚生委員会 第4号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、改正案についてですけれども、この改正案は主な面として鉄道共済年金の救済を国とJRの責任で行うのでなく、国民の連帯と相互援助にすりかえたものだと思います。一九八九年第百十六国会において成立した本法の本 質は何ら変わっておりません。私は、せめてJRの負担増などの方向が出てくるのかと思いましたけれども、据え置きということで非常に残念に思っております。まず最初にこのことを指摘して、質問に移ります。  厚生年金にかかわりまして、男女の年金格差についてお伺いいたします。  閣議決定されました生活大国五カ年計画には、「不安のない老後生活の確立」として「(高齢者の保健福祉施策の推進)」と……

第126回国会 厚生委員会 第5号(1993/04/08、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、指定老人訪問看護事業の普及を促進するために何が必要か、何がネックに なっているのか、本法案の改正内容が実態に合っているのかどうか、地元の京都で幾つかの事務所やこれから発足しようとしている事業所などを視察してまいりましたので、その結果を踏まえまして幾つか具体的に質問をさせていただきたいと思います。  実は、私の実家でも九十五歳の祖母が寝たきりの状態でして、母が世話をしております。先日、近くのステーションから訪問看護婦さんが来てくださいまして、体をきれいにふいてくださったり、血圧や熱をはかったりとか、かかりつけのお医者さんとも連絡を密にとって実にてきぱきと処置をしてくださって……

第126回国会 厚生委員会 第6号(1993/04/13、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、放射線技師法の問題についてお伺いをいたします。  エックス線の発見が近代的な医学の発展に寄与した役割は大変大きなものがあると思います。そして、医師はもちろんのことですが、診療放射線技師は医療の発展や的確な診断にかかわる重要な仕事をしておられます。私も何人かの技師の方にお会いしてお話を伺ってまいりましたが、私が大変感心いたしましたのは、もちろん当然のことでしょうけれども、皆さん仕事に大変誇りを持っておられました。今度の法案の改正で、MRIなど、こういうほかの診断業務に携わることができるというふうになればお仕事がふえるんじゃないですか、こういうふうにお伺いしましたら、いやそれ……

第126回国会 厚生委員会 第7号(1993/04/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 今回の改正では、筋ジストロフィーなどの難病に対する希少疾病の医薬品などの研究開発がこれまで不十分であったものが一歩進むことになったわけで、我が党は賛成でございます。関係者の強い要望にこたえるように進めていただきたいと思います。  ところで、昨年の十二月十八日に、インフルエンザそれからポリオ生ワクチンなどの予防接種で死亡したり重篤な後遺症が生じた被害の救済を求める集団訴訟に対する東京高裁の判決が出ましたが、この判決は、厚生大臣は禁忌該当者に予防接種を実施させないための十分な措置をとることを怠ったとして、そのために発生した被害に国家賠償を認めるという、国に対しては厳しい内容でした。……

第126回国会 厚生委員会 第8号(1993/04/22、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 本法案の目的は、老人や障害者の自立を促進し介護者の負担の軽減を図るために、福祉用具の研究開発及び普及を促進し福祉の増進に寄与することと、こうなっているわけです。  この目的を本当に達成するためには、高齢者や障害者自身の自立や能力を高めるためという理念の上に立った研究の開発と普及の促進ですね、展示とか相談、有効な説明、そのことと給付とが一体のものとして連携して進められなければならないと考えております。開発は開発、展示は展示、有効なものが開発されておりますのに旧来のものばかり展示しているだとか、あるいは有効なものが開発されたけれどもそれが給付の対象にならないなど、こういうふうにばら……

第126回国会 厚生委員会 第9号(1993/05/11、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 戦後処理問題で未解決の問題は非常に多く残っているわけですが、きょうは中国残留孤児について質問をいたします。  中国残留孤児対策として身元引受人制度というのがあるわけですけれども、親族の未判明の孤児の方が帰国とそして定住を希望した場合の身元引受人、これはボランティアの方ですね。そしてまた、平成元年からは身元が判明していましても特別の事情で引き取りがない場合に、特別身元引受人制度というのが発足をしております。  私も、地元で懇談をしたり調査をしてまいりましたけれども、こういう身元引受人の方々は、単なる名義上の引受人ではなくて、定住とか自立促進のためにお役所に一緒に行ってあげたり、買……

第126回国会 厚生委員会 第10号(1993/05/13、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 母子・寡婦福祉資金は、母子家庭や寡婦の生活支援の一つとして一定の役割を果たしてきております。私は、今回の改正に当たり、まず四点ほど要望しておきたいと思います。  その第一は、今回の改正の中身を見ますと、国が余った資金を引き揚げる剰余金引き揚げ法案ではないかというような疑問も出されているわけですので、この法案をてこにして貸付制限などが起こらないように制度の運営をしていただきたいというのが第一点です。それから二つ目は、就学支度資金や住宅資金など需要の多いものについてもっと貸付内容を充実してほしいということが二つ目。三つ目は、いろいろ出ておりましたが、これを機会にPRの強化を私もお願……

第126回国会 厚生委員会 第11号(1993/06/03、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、子供の福祉と保健に関して質問をいたします。  まず、保育所対策についてですが、昨年来、突如として公立保育所の保母の人件費の交付税化が浮上いたしまして大問題になりました。  そこで、端的にお伺いいたしますけれども、昨年末の公立保母の人件費の交付税化の方針は、やり方がまずかった、唐突過ぎたので地方自治体などの猛反対でつぶれた、だから今度は保育問題検討会をつくって自治体の代表も入れまして、手続をきちんと踏んでその論議を経て、その結果としてこの一般財源化を実施しよう、こういうことでしょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 自治体の超過負担は今でも大変なものですし、また公立てあれ……

第126回国会 厚生委員会 第13号(1993/06/10、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 前回の法改正に向けて公衆衛生審議会が出した意見書では、我が国の精神障害者対策は制度、事業面の立ちおくれについては否定できない現状であり、今や早急に是正を図るべき重要な社会的課題となっていると指摘しておりました。また、さらに一九八五年のWHOや国際法律家委員会と国際保健専門職委員会の調査団は、日本の精神医療制度の現状は精神障害者の人権及び治療という点において極めて不十分とみなされなければならないと、国際的にも厳しい評価を下しておりました。その後の経過を踏まえましても、なおことし三月の同審議会の意見は、前回改正で導入した各種制度はまだ試行錯誤を重ねているところもある、社会復帰制度の……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第3号(1993/04/21、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 国土庁は、八五年に首都改造計画を発表いたしましたが、そこでは、産業構造のソフト化やサービス化が進み、その進展を背景に都市の業務管理機能の適正な配置を図ることが必要であるとしました。そして、そのためには東京都区部だけでも必要な事務所の床需要は西暦二〇〇〇年までに五千ヘクタール、超高層ビルで二百五十棟分に相当するという極めてショッキングな予測を立てて、そのための財源確保についても示唆いたしました。  その後、政府の統一的な見通しを作成するために国土庁を中心に関係省庁等連絡会議が設置されましたが、八七年の十一月に二〇〇〇年までの事務所床需要を千六百から千九百ヘクタールと三分の一に大幅……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第4号(1993/05/19、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 大変いろいろなことを勉強させていただいているんですが、石原先生と長谷川先生にそれぞれお伺いいたします。  私は、都市計画というものはやはりその地域に住民が生活をするということを基本にして考えるべきだというふうに思っているわけです。  先ほど石原先生も宅地の提供を積極的に行うというふうに言われたわけなんですけれども、この宅地の提供の場合に、やはり公共用地の取得という問題が非常に関係してくるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、その場合に、自治体の先買い権の強化の問題とか、それから大企業が今保有しておりましてまだ使っていない未利用地だとか遊休地だとか、そういうのがある……

第128回国会 規制緩和に関する特別委員会 第3号(1993/11/12、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  時間が押せ押せになっておりますので、残念ですけれども、私は叶先生お一人にお答えいただかなければならないのですが、今、中条先生の方からも規制緩和ということが流行になっているというようなお話が最初にありましたけれども、やはりこれは細川総理が所信表明の中で、民間活力が最大限に発揮されるように努力をする、その努力の具体的な最初の目標にこの規制緩和は挙げられたというところから、今大きくこの問題がクローズアップされているというふうに私は考えております。  この規制緩和という言葉だけがひとり歩きするような状況も見られるわけですけれども、何のための、だれ……

第128回国会 規制緩和に関する特別委員会 第4号(1993/12/03、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子ですが、植草先生にお伺いをさせていただきます。  今規制緩和というのが一つの流行語というのかブームのようにもなっているわけですけれども、私はそういう状況について一つの危惧を抱いております。流行になっているのは先生も先ほど御説明いただきましたけれどもやはり理由がありまして、その理由というのは、細川総理は所信表明で民間活力の最大限の発揮について努力をしたいというその具体的な施策の最初に規制緩和を挙げられているということで、やはり今の内閣の目玉商品というんですか、そういうものとして一つの規制緩和が流行語になっていっているんではないかと思うんです。  その中身が、……

第128回国会 厚生委員会 第3号(1993/11/11、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、厚生行政全般について一言申し上げたいと思うんです。  十月に年金審議会の意見書が提出をされました。年金制度というのはやはり国民の老後保障の柱でございます。それだけに、意見書の最大の問題として六十五歳の支給問題、国民の大きな関心を呼んでいるわけです。きょうは詳しくは申し上げませんけれども、六十五歳の支給問題、新聞論調の限りにおきましても無条件賛成というのはありませんし、政府にさまざまな工夫を求めております。また、医療をめぐっては医療経営の悪化が進行して、診療報酬の改定とか看護婦の増員が切実になっています。また一昨日、衆議院の厚生委員会で我が党の岩佐議員が論議いたしましたよう……

第128回国会 厚生委員会 第4号(1993/11/16、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、心身障害者対策基本法改正案について賛成の立場から討論いたします。  国連・障害者の十年をきっかけとして障害者運動が前進し、世論の高揚によって心身障害者対策基本法の改正を求める声が高まり、このたび障害者基本法が制定される運びになったことを我が党は喜びとするものです。  我が党は、この改正に当たりまして、心身障害者対策基本法改正についての提案を発表し、国連の諸決議、日本国憲法の生存権の保障などの理念に照らして、障害者の定義を見直し、障害者の全面参加と平等、権利の尊重、あらゆる分野での差別の禁止などの提案を行ってきました。  本改正案が法案名称を障害者基本……

第129回国会 厚生委員会 第2号(1994/02/24、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 水道水源は人の命と健康にとって欠くことのできない水の源でございますので、まず国の基本姿勢、現状認識について大臣にお伺いいたします。  私は京都の出身なんですけれども、京都は琵琶湖を直接の水源とする京都市、それからおいしい地下水を水源とする地域など、比較的良質の水道水源に恵まれたところでございます。しかし、その京都市でも夏になりますと決まって臭い水の問題が発生いたします。また、地下水にも最近トリクロロエチレンが検出される、あるいはゴルフ場の開発に伴って水源の汚染問題に住民運動が盛んに起こってくる、こういうふうな状況になっております。  命の水、水道水をもっときれいでおいしく、そし……

第129回国会 厚生委員会 第3号(1994/03/29、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 児童憲章は、児童は人としてとうとばれる、社会の一員として重んぜられる、そしてまたよい環境で育てられるとうたっております。  私は、国際家族年に当たりまして、経済大国と言われる今の日本の家族を見た場合に、家族の団らんが急速に失われてきているのではないかと大変心配をしております。家族の団らんを取り戻すためには、週休二日制や労働時間の短縮など働く人々の労働条件の改善とあわせまして、安心して子供を産み育てることのできる環境が必要だと思うわけです。  そこで、まず児童手当についてですけれども、本改正案は児童手当法上、児童育成事業を行う根拠を置くためのものですけれども、従来、一般会計で行っ……

第129回国会 厚生委員会 第5号(1994/06/09、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 予防接種法の改正案に関してお伺いをいたします。  厚生省の配られました説明資料を見ますと、東京高裁判決を通じて行政側に提起をされた個別具体的な課題として二つ挙げているわけです。一つは、予診の徹底など予防接種実施体制の充実、二つは、予防接種に関する情報提供システムの充実、こうあるわけですけれども、これはこれとして非常に重要な課題ですけれども、果たしてそれだけであろうかと私は疑問を持ちます。  この判決全体を通じて指摘されました重要な点は、国は安全で有効なワクチンの開発研究の責任があり、疾病の蔓延を予防するとともに被接種者の生命、健康を守るために不断の努力をする、その体制をどうつく……

第129回国会 厚生委員会 第6号(1994/06/10、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 厚生大臣の所信表明は、国民の生活、健康にとって大変重要な問題を含んでいると思います。年金の支給年齢の繰り下げ、入院給食への自己負担の導入、保健所の統廃合など、どれをとっても国民生活にとって深刻な影響を与えるものです。これらの重要法案は十分時間をかけた審議が必要であり、問題点についてはそれぞれの法案審議の中でただしていきたいと思いますが、きょうは未成年者の飲酒問題について質問をいたします。  酒は百薬の長というような側面もあることは否定できませんけれども、しかしそれは成人の場合でありまして、未成年者については当てはまらないと思います。未成年者はアルコールを代謝する能力が大人に比べ……

第129回国会 厚生委員会 第7号(1994/06/21、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私の質問時間は二つの法案で二十分です。端的にお伺いいたしますので、簡潔な御答弁をお願いいたします。  まず、原爆関係ですが、大臣にお伺いをいたします。  来年は被爆五十周年です。戦争で原爆が使用されたのは、人類史上広島と長崎だけでございます。したがって、核兵器の使用禁止、廃絶のためのイニシアを我が国は発揮すべきでありますし、その責任があるとも言えると思います。  そこで、その一環といたしまして、原爆被害白書、原爆被害の実相を伝えるものをつくって世界各国に普及してはどうかと思うわけです。この要望は被爆者団体からも大臣のもとに届いていると思いますので、ぜひ私も要望をいたします。大臣……

第129回国会 厚生委員会 第8号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、昨年の十一月の委員会で、骨粗鬆症の対策につきまして、婦人のモデル事業としての健診の実施と、それから老人保健法の健診制度に乳がんや子宮がんにこの骨粗鬆症を加えまして三点セットにしてほしいとお願いをいたしました。その後、このことにつきまして大きな反響がございましたのでぜひ御検討をお願いしたいと思いますが、きょうは厚生省の小児の骨発育と骨障害に関する研究班の調査報告についてお伺いをいたします。  ことしの四月に新聞報道がございました。それを見て私は認識を新たにいたしましたが、これまで人の骨の密度というのは三十歳前後まで成長すると言われてきましたけれども、今回の研究では、その時期……

第131回国会 科学技術特別委員会 第3号(1994/11/16、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、女性の科学者、研究者の地位の向上について質問をいたします。  科学技術庁は平成五年の七月に、女性研究者の現状に関する基礎調査、こういうのをおやりになっております。それを見てみますと、大学入学志願者のうち、男性の理学部や工学部の志望者は減少しているんですけれども、女性の場合は増加をしております。そして、工学部志願者は前年度を下回った年はなく、一九九一年、九二年は女性の入学志望者は法学部、経済学部よりも増加数が大きくなっている、そして女性の大学受験生の理工系離れの兆候は見られない、こういうふうに科学技術庁の基礎調査は述べているわけです。  先ほどもお話にございました向井千秋さ……

第131回国会 厚生委員会 第3号(1994/10/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私もまず最初に、新ゴールドプランにつきまして角度を変えて質問いたします。  この計画が国民の期待にこたえるために指摘したいのは、十分な数量の目標とともに、いま一つは質の向上です。だれしも高齢化するわけで、お年寄りになったときに、長い人生を歩んできた人間として社会から評価され大切に扱われる、管理優先や効率優先ではなくて人間としての尊厳を全うできるような扱われ方がされるべきだと考えます。日本の生産力の水準は、そのような施策を可能にするところに来ていると考えます。  数とともに質も向上させる、新ゴールドプランがそのような方向で策定されるべきものと考えますが、高齢者対策の基本にかかわる……

第131回国会 厚生委員会 第5号(1994/10/31、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、きょうは年金改正の経過と国民の要望につきまして、本改正案がこれまでの経過を踏まえ、国民の要望に沿ったものになっているのかという点について質問をいたします。  まず初めに、大臣にお伺いしたいわけですけれども、本改正案の中心点は何といっても六十五歳支給問題です。これは八一年の臨調答申以来検討されてきたもので、八五年の改正時にも検討されましたが、時期尚早として見送られてきたものです。八九年の自民党政府時代の国会にも提出されましたが、しかし当時野党は全部反対、反対運動もあり、自民党の中でも、丹羽元厚生大臣のこの本にもリアルに書かれておりますように大もめをいたしました。乱闘まであっ……

第131回国会 厚生委員会 第6号(1994/11/01、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございますが、きょうは参考人の皆さんに大変貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。  私の時間は十三分ですので、お二人の方に絞って質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、河口参考人にお聞きしたいわけですが、連合は先ほどおっしゃいましたように、八五年の改正のときに強く反対をされ、八九年のときにも反対をされて、その後五年が経過をしているわけなんですけれども、やはり今度の改正でも最大の問題は六十五歳の支給の問題だろうというふうに思います。私は、やはりこういうことを法律で決めますと、一律に労働者すべてに強制をされていくという点で非常に問題が大きい……

第131回国会 厚生委員会 第7号(1994/11/02、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私はこれまでの質疑の中で、国民の声は六十歳支給が多数であること、それから年金と雇用の継続が極めて厳しいものであることなどを明らかにしてまいりましたが、きょうは保険料の引き上げなどについて質問をいたします。  それに入る前に、まず大臣に政治姿勢などについてお伺いをいたします。  厚生年金に二十年以上加入していた人の老齢年金を、平成四年度、一九九二年度から新たに受給することになった人で見てみますと、平均の年金月額は男性の場合は二十万円です。そして、女性の場合は幾らかといいますと一一・六万円、つまり男性の五八%にしか当たらないわけです。さらに、男子の平均年金月額が十五万円未満の方は一……

第131回国会 厚生委員会 第9号(1994/12/06、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 十二月二日に衆議院の本会議で被爆者援護法が可決をされまして参議院に送付されてきたわけですけれども、この可決と送付ということにつきまして、被爆地の広島それから長崎では、参議院でぜひ被爆者の心情に配慮して法案を見直してほしいとの声が上がっております。  平岡広島市長はこういうコメントを出していらっしゃいます。特別葬祭給付金の支給などは一歩前進なのだが、被爆者にとってはやはり不満が残る。それから、本島長崎市長はこういうコメントを出していらっしゃるわけです。国家補償が明記されず、支給対象も限定されるなど、法案の後退は残念だ、被爆者の実情に配慮をして参議院では十分審議をしてほしい、このよ……

第131回国会 厚生委員会 第10号(1994/12/07、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  きょうは参考人の皆さん、大変お忙しいところをありがとうございます。特に横川さん、それから岩佐さんには被爆者として健康を押してこういう場所に来てくださった、そして援護法の制定に長く携わってこられましたことを私は心から敬意を表したいと思います。  実は、私のおじも広島の原爆で一瞬にして蒸発をしたというようなこともございまして、お二方の御意見は本当に身につまされて聞かせていただきました。  私たち日本共産党の立場というのは、政府の原案も、そして旧連立といいますか公明党、新緑風会が出しておられる対案も、実は後退とは言えないまでも被爆者の皆さんの本当の願い……

第132回国会 科学技術特別委員会 第3号(1995/03/10、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます。  まず最初に、長官に御質問をしたいわけですが、私も京都ですので、二月の初めに京大の防災研究所に行ってまいりまして、いろいろと多方面の勉強をさせていただきました。  大変びっくりいたしましたのは、防災研究所にパネルルームのようなものがつくられていて、いろんな阪神大震災の展示、それから先生方もいろいろ相談に応じるというようなパネルルームがつくられていたわけですけれども、そこに子供さんを背負ったお母さんだとかおばあさんだとかが熱心にそのパネルを見て、活断層の地図のコピーをいただいて帰ったりとかいうふうなことをしていらしたのに大変びっくりいたしました。地……

第132回国会 科学技術特別委員会 第4号(1995/03/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、大臣が遅刻をされた問題ですけれども、私はお答えは要りません。  私も理事会で事が事だけに了解をいたしましたけれども、やはり委員会の開会が一時というふうに決まっていて、予算委員会から委嘱をされた大事な委員会だということで、理事会に事後報告といいますか、事後承認というようなことが問題だったというふうに思っています。お答えは要りません。  それで、きょうは私は関西電力の大飯原発二号機の事故の問題についてお伺いをいたします。  阪神大震災の経験から、原発の安全性について、特に近畿圏、私は京都出身ですけれども、住民の不安が高まっている中で、二月二十五日、関西電力大飯原発二号機が事故……

第132回国会 科学技術特別委員会 第5号(1995/03/24、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 放射線の平和利用に当たりましては、人の健康を確保し、また環境の保全に配慮したものでなければならないことは言うまでもありません。したがって私は、放射線障害を防止するためには無用な放射線被曝はできるだけ避ける、避けられない被曝はできるだけ少なくするという放射線防護の原則に立った対策が必要であるというふうに考えます。  そこでお伺いするわけですけれども、国際放射線防護委員会、ICRPが九〇年に勧告を出しております。この勧告を国内法に取り入れる検討が放射線審議会で進められているというふうにお聞きしましたけれども、どこまで進んでいるでしょうか。

第132回国会 厚生委員会 第1号(1995/02/09、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、当日の朝ですが、京都の自宅で地震に遭遇をいたしました。震度は五でございました。しかし、現地に行ってみますと、震度が七ということは私の想像を絶する状況でございまして、またマスコミに報道される状況から想像する以上の被害の大きさとその深刻さを痛感いたしました。したがって、その救助と救援の速度を速め、大規模な援助が必要だということを痛感しております。  そこで、避難所生活の具体的な環境の改善、この点についてまず質問をいたします。  避難所生活といいましてももう二十日以上に及んでまいりますし、またこれからも仮設住宅が建設されてまいりますけれども、それは非常に限られた、三月の末まで三……

第132回国会 厚生委員会 第3号(1995/03/14、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 阪神大震災から二カ月近くがたちまして、亡くなられた方は五千五百人、今なお避難所での不自由な生活を送っていらっしゃる方は十万人に近いわけです。私はこうした被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げますとともに、この間の行政担当者の皆さんの不眠不休の活動にもまた敬意を表したいと思います。  そこで、まず最初に大臣にお伺いをしたいわけですけれども、災害救助法というのは厚生省の所管でありまして主管課は保護課なわけですけれども、この災害救助法の運用というのは被災された方の傘とそれから全生活に直接影響を及ぼします。ですから、国と都道府県の責任は非常に大きいと思うわけですね。ところが、現行の災……

第132回国会 厚生委員会 第4号(1995/03/16、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 いつの時代にも戦争の最大の犠牲者は子供たちです。そこで私は、援護法の準軍属として対象になっている満蒙開拓青少年義勇軍に関してきょうは質問をいたします。  満蒙開拓青少年義勇軍とは、一九三七年の七月七日、日中全面戦争の勃発の直後に、関東軍が満州国維持のために提案をしたのがその発端となっているわけです。ここに提案の概要を持っているわけですけれども、少し御紹介をいたしますと、「純真なる〔本内地農村青少年の現地訓練により、真の建国農民たるに必要なる精神を鍛練陶冶するとともに、満州開拓を促進し民族協和を徹底し、以て満州建国の理想実現を期す」、こういうふうになっています。  つまり、満州に……

第132回国会 厚生委員会 第5号(1995/03/17、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 どうもありがとうございます。  それでは次に、小児科それから産婦人科の縮小の問題をお聞きしたいと思うんですけれども、最近、都心部の病院を中心に小児科、産婦人科が廃止されたり縮小したりする動きが広がっているという報道があるわけですけれども、このような傾向があるかどうか。
【次の発言】 なぜ減少するか、しているのかということですけれども、もちろん対象となっている子供が少なくなってきているということも一つの原因であろうかとは思いますけれども、しかし、だから小児科が少なくていいということにはなりません。私は、やはり小児科の診療報酬、この問題がまだまだ十分じゃないということも大きな原因の……

第132回国会 厚生委員会 第7号(1995/03/28、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます。  まず最初に、大臣にお伺いをいたします。  国民健康保険というのは国民の三四%が加入をしておりますし、今回の改正には大きな関心が寄せられているわけです。そして、国保加入者の多くは、保険料が高過ぎるから何とかしてほしい、こういう切実な声を持っているわけです。  私の地元は京都なんですけれども、昨年は京都市で、この高過ぎる国民健康保険料を引き下げよ、こういう直接請求の署名運動が取り組まれましたけれども、わずか一カ月の間に二十五万人の署名が集まるという、これほどに運動が盛り上がるような実態がございました。保険料が払えなくて保険証が未交付になって痛ましい……

第132回国会 厚生委員会 第9号(1995/04/25、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 食品衛生法の改正が二十三年ぶりに行われるわけですけれども、なぜ今改正されるのか、私は大臣の提案理由説明をもう一度よく読んでみました。大臣はこう述べておられます。「食品の安全性に関する問題の複雑多様化、輸入食品の著しい増加、国民の栄養摂取状況の変化など、我が国の食品保健を取り巻く状況は大きく変化しております。また、規制緩和の社会的要請、規制の国際的整合化の要請に対応していくことも重要となっております。」、こう言われているわけです。  この改正理由の前段の、輸入食品の著しい増加だとか栄養摂取状況の変化というのは最近始まったことではありませんね。およそ二十年ほど前からそうなっているわ……

第132回国会 厚生委員会 第11号(1995/05/11、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず最初に、大臣にお伺いをいたします。  本改正の二法案については、関係する患者や家族の皆さん、医師の間でも後退ではないかという指摘がございます。つまり、現行法では医療費は公費を優先する方式であったものが、改正案では医療保険を優先するものとなるわけです。その結果、精神、結核の両方で合わせまして国費の負担が七月以降で百四十七億円、満年度で百九十六億円削減をされると医療保険の負担がふえることになるのではないか、ですから国の医療に対する姿勢の後退ではないかという主張です。  これは確かに、私はこの法案の提出されましたルーツをさかのぼって考えてみますと、この法案が提出されました動機が、……

第132回国会 厚生委員会 第13号(1995/06/08、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、理容師法及び美容師法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  今回の改正で、受験資格を中卒から高卒に引き上げることは、現状では受験者の約二割が中卒であること、高校中退者が十万人を超えていること、高校の義務教育化の見通しが全く立っていない等の事情を考慮すると、当分の間は中卒も認めるという経過措置があるとはいえ、実態的には中卒者を制度の上で門戸を閉ざすことにつながります。  その上、養成学校の生徒募集時の入学制限や就業後の処遇に格差が生ずることなども十分懸念されます。教育関係者からは、手に職をつけたい児童生徒に学歴の枠をはめるのは問題であるとの指……


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 厚生委員会 第1号(1995/10/31、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、大臣にお伺いいたしますけれども、十月から精神障害者の手帳制度がようやく発足をいたしました。これは大変歓迎をされているわけです。ところが、身体障害者には鉄道とか航空運賃の割引などの経済的負担軽減の措置がとられているわけですけれども、精神障害者にはこの制度は適用されていません。これは法の平等適用に反しまして、精神障害者に著しい不利益な扱いになるのではないかと思うわけです。  大臣も御承知のとおり、全会派一致で成立をいたしました障害者基本法第二十三条には、すべての障害者とその扶養者の経済的負担の軽減というものを規定しているわけです。この条文からいいましても、実務的な研究課題はあ……

第134回国会 中小企業対策特別委員会 第2号(1995/10/23、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 法案に関連いたしまして、まず最初に運用上の問題についてお聞きをいたします。  今回の改正は、我が党もかねてより限度額を引き上げるということを要望してまいりましたので、一歩前進だというふうに評価をしているわけです。  ところで、提案理由は、「中小企業に対する事業資金の融通の一層の円滑化を図る」というふうにしているわけですけれども、それでは実際はどうかということで見てみますと、一件当たりの平均の保証引受額、これを見ますと限度額を大幅に割り込んでいるわけです。例えば、九四年度で見ますと、普通保険では保証引受額は、限度額が二億円であるのにその一〇%に満たない千八百九十二万円です。無担保……

第134回国会 中小企業対策特別委員会 第3号(1995/12/08、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず最初に、業者婦人の問題について質問をいたします。  いわゆる業者婦人というのは、お役所の用語では小規模事業婦人経営者と、このように呼ぶそうでございますが、零細な自営業の婦人のことです。  大臣にお伺いしたいんですけれども、十月二十六日にたくさんの業者婦人の代表の方々が国会に来られまして、また通産省の方にも行かれたと思うわけですけれども、業者婦人の社会的・経済的地位の向上を求めるという請願と、それから「告発」というふうに書かれた一言集なんですけれども、持ってこられまして、せっぱ詰まった状況を涙ながらに訴えられたわけです。  全国商工団体連合会の調べによりますと、九四年四月から……

第136回国会 決算委員会 閉会後第6号(1996/09/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。薬害エイズの問題について質問をさせていただきます。  まず、厚生大臣にお伺いをしたいわけですけれども、昨年の十月六日の和解の勧告以来既に一年がたとうとしています。それから三月二十九日の和解の成立以来半年がたとうとしているわけです。そして、この八月にはミドリ十字に強制捜査が入り、安部氏が逮捕されました。  原告が裁判に訴えられてから七年たつわけですけれども、薬害エイズの問題も新しい段階に、原告の皆さんの御努力と国民の皆さんの世論と運動の力でここまで追い詰めてきたというふうに思います。国会でも真相の解明が少しずつ進んできたわけですけれども、しかし……

第136回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1996/08/02、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 病原性大腸菌O157感染症に対します国民の不安は非常に大きなものがあります。特に、乳幼児を持つ親御さんの心配というのは大変なものです。私は、その不安にはやはり根拠があるというふうに思います。  それは安全であるべき学校給食から、しかも世界最大級と言われるような六千人を超える被害児が出ているという問題、そして重症患者や死亡者も出ているし、全国的にもその患者数というのはふえているわけです。私の地元の京都でも患者数は三十名、死亡者は成人で一人というような事態になっているわけです。だから、不安が募っていくわけです。そして、何よりも感染原因がまだわかっていないということ、これが不安を増大……

第136回国会 厚生委員会 第3号(1996/03/14、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、私は質疑に入る前に、衆議院の予算委員会が大変不正常な状況のもとで本委員会の不正常な開会が行われたということにつきまして、抗議の意を表明したいと思います。  次に、質問に入りたいと思います。  昨年の十月六日に和解勧告が出されたわけですけれども、それからはや五カ月がたちました。既に五日に一人とも三日に一人とも言われておりますが、被害者の命が奪われていっているわけです。私は一日も早い和解の成立、これを心から望んでおりますし、またその大前提となっている真相の究明、いろいろさまざまな努力が払われ、追及が行われてきているわけですけれども、まだまだ中核部分というものはやみの中です。こ……

第136回国会 厚生委員会 第4号(1996/03/26、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、らい予防法の廃止について御質問をいたします。  らい予防法の廃止は当然のことでありまして、遅きに失したと言わなければなりません。政府の対応のおくれによって患者、家族に言い知れぬ多大な苦難を与えてきたことは言をまちません。今、患者さんの平均年齢は七十歳、高齢者では八十歳代、九十歳代の方もおられるわけです。ほとんどの人は現在の療養所がついのすみかでございます。療養所で私もお話を伺いましたが、その中には十四歳のときから入所させられて今日に至った、そういうお話もございましたし、私は言葉もありませんでした。ですから、今日私が思いますのは、今後政府が深い反省と謝罪の意を込めて、必要な……

第136回国会 厚生委員会 第6号(1996/04/04、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、和解成立後、亡くなられた原告の方のお家をお訪ねいたしまして、遺族の方にお会いをいたしました。この遺族の方は、和解は中間報告だ、真相究明ができて初めて本当の報告がちゃんとできるんだ、こういうことをおっしゃったわけです。私もそのとおりだというふうに思います。そして、たび重なる厚生省の資料隠し、証拠隠し、これは本当に許せないと思います。こういう厚生省の態度というのは、真相を覆い隠して、そして私は、被害者の命をもてあそぶ、こういうふうに申し上げてもいいと思います。こういう態度は私は絶対に許すことができません。  きょうは、私、荒賀局長に釈明は求めません。御自分がお考えになって、と……

第136回国会 厚生委員会 第8号(1996/04/11、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 今回の第八次計画を見ますと、リサイクル型社会への転換推進計画、ネーミングもリサイクル・ゴーゴー計画というふうにつくられているわけですけれども、私はぜひこういうリサイクル・ゴーゴー計画が進むように、そしてまた定着されるように希望するものです。  それを具体的に見てみますと、今回の第八次計画の中では、お金の面を見ますとごみ焼却場とか最終処分場の伸び率よりも確かにリサイクル関連施設の予算の伸び率が大きいわけですけれども、私はもっと注文をつけるならばめり張りをつけてもいいのではないかというふうに思うわけです。  そして、これからこの第八次計画で進められていきますリサイクル型社会への転換……

第136回国会 厚生委員会 第11号(1996/04/26、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 この法案につきまして、ある病院の院長さんにお伺いいたしましたところ、もとの法律が国立病院の安売り法というふうに言うならば、この改正案というのは国立病院のいわば投げ売り法だと、こんなふうな指摘をされたわけです。  もちろん、医療施設の安売りだとか投げ売りなどは本来あってはならないことであるわけですけれども、私はこういう比喩といいますか御指摘はずばりこの法案の本質を指摘されたように思いました。国民の目は非常に鋭く厳しいものであるというふうに思いました。  そこで、まずこの法律の成立過程、これを振り返ってみたいと思うんですけれども、もともとこの法律というのは大変な難産の末成立したもの……

第136回国会 厚生委員会 第12号(1996/04/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 今回の社会保障研究所の解散についてさまざまな危惧が出されているわけですけれども、その中でも大きいものはやはり研究の内容、質に関する危惧だと思います。  特殊法人から国立の機関になることによって、国の政策にとって都合のいいような研究や政策の論証ですね、これを優先することになりはしないか、人事面でもそのようなことになりはしないか、こういう危惧でございます。参議院の昭和三十九年ですね、社会保障研究所法案の審議のときに厚生委員会の附帯決議がついているわけですが、そのときですら、運営上厳守すべきこととして、「調査研究にあたっては、いやしくも政府の影響を受けるがごときことがあってはならない……

第136回国会 厚生委員会 第13号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 今年度の厚生省の予算の目玉というのは、新ゴールドプラン、それから障害者プラン、エンゼルプラン、この三つのプランが目玉というふうに言われているわけですけれども、私はここで大事なことは、これらの計画が国民の実態と要求に対して実際どのようにこたえているのか、どのように実行されているのかということが非常に大事なことではないかと思います。  エンゼルプランに関して言いますと、そのエンゼルプランの一環として緊急保育対策五カ年事業というものが策定をされているわけですけれども、その中には放課後児童クラブ、いわゆる学童保育の整備目標が示されているわけです。七年度五千二百二十カ所、八年度が六千カ所……

第136回国会 厚生委員会 第15号(1996/05/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 この改正は、JR共済等旧公共企業体共済を厚生年金に統合するということです。一九九七年、平成九年に統合するものであるわけですけれども、この統合というのは、その中身は何かということです。  この統合は、同時に、破産状態にある統合前のJR共済とJT共済の年金給付について、厚生年金や他の共済組合からの財政支援を義務化する、これが本改正案の主要な中身、柱であると思います。  年金制度一元化の一環であるとか、また被用者年金制度の再編成の第一段階というようなことであるわけですけれども、私はその本質というのはJR共済、それからJT共済へ他の年金保険から財政支援させることを義務化する、しかもその……

第136回国会 厚生委員会 第16号(1996/06/04、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  どうぞよろしくお願いをいたします。貝塚先生と公文先生に御質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  私は、年金、全くの素人なんですけれども、素人の私が考えましても、今度のこの統合法案にはどうしても納得がいかない、非常に問題点があるんではないかというふうに思うわけです。  まず、貝塚先生にお伺いしたいと思います。  今度の統合法案というのは、従来、JR・JT共済の救済ということで行われてきた制度間の調整と同じ仕組み、同じ枠組みの継続ですね。そして、その同じ枠組みの継続なんですけれども、従来の調整のときよりも厚生年金などの支援額は約五……

第136回国会 厚生委員会 第17号(1996/06/06、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本改正案の大きな柱は、年金制度一元化の一環として、破産状態にあるJR・JT各共済の年金給付について厚生年金や他の共済組合から財政支援を義務化するというものであります。しかも、その財政支援は四十年以上の長期にわたって継続させるものであります。  本改正で、他の保険からJR・JT共済への支援額は、年間千六百億円にも上り、現行の制度間調整法による各保険からの財政支援六百六十億円に比べても大幅に負担が増額されます。ところがその反面、国鉄清算事業団とJR各社の支出額は千二百二十億円から五百億円程……

第136回国会 厚生委員会 第19号(1996/06/13、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず最初に、大臣にお伺いしたいわけですけれども、本改正案に対しましてスモンの会やそれからHIV訴訟原告団、それから弁護団から意見が出されているわけです。改正案は一歩前進だと思うけれども、薬害の発生を抜本的に防止をしていく、そういう抜本的な制度改正を行うという姿勢がまだ弱いのではないかということで具体的な提言をたくさんなさっているわけです。私はやはりこれは耳を傾ける必要があるだろうというふうに思います。  法案も修正されてまいりましたけれども、この修正された部分、非常に重要ではないかと思うわけです。薬害の再発防止のためには薬害エイズの真相究明、これがやはり不可欠ではないかと思いま……

第136回国会 厚生委員会 第20号(1996/06/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、先ほどの薬害エイズ小委員会で、加熱承認後も非加熱の製剤が広く使われていた、長く使われていた、そして第四ルートにもエイズウイルスの感染が広がっていったその原因について質問をしたわけですけれども、特に保険薬として非加熱製剤が一年以上にわたって公認され続けたことについて、私は非常に重大な問題であるというふうに考えます。  それで、なぜこの保険薬としての収載を取り消さなかったのかというふうに質問をしたわけです。保険薬としての適用を、収載を取り消すというには二つの方法があるわけで、メーカーの申請と、それから厚生省が取り消すというその権限を持っているわけですが、この二つの方法のうち、……

第136回国会 中小企業対策特別委員会 第3号(1996/03/15、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 質疑に入る前に一言ですが、衆議院の予算委員会がストップされているという不正常な状態のもとで本委員会も非常に不正常な開会が強行されたということにつきまして、日本共産党としては反対の意思を持っているということを表明させていただきまして、質疑に入らせていただきます。  大臣にまずお伺いをしたいわけですけれども、私の地元は京都です。住専の被害を最も深く受けたのは京都だとも言われているわけです。それは、住専の資金が京都の町壊しとそれから伝統産業を危機的な状況に追い込んだ元凶だとも言えるからでございます。政府が公表いたしました住専の大口融資先七百社、その七百社の中に京都の二十六社の名前が入……

第136回国会 中小企業対策特別委員会 第4号(1996/03/26、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 京都中小企業家同友会というところがことしの二月に京都府と懇談をされまして、「中小企業家の要望と意見」というものを出しておられます。私も拝見させていただきまして、大変興味深く思いました。  その中で、「こんにちの経済状況は依然として厳しい事態のもとにあり、いまだに明るい展望をもって将来を見通すことが出来ないのが実態であります。こうした中で、私たちは経営の継続と発展に鋭意努力しております。」というのが初めに述べられておりまして、さらに、府は、国に対して利用しやすい実効力ある制度の導入ということを働きかけてもらいたいというところでこの中小企業創造活動促進法に触れているわけであります。……

第136回国会 中小企業対策特別委員会 第5号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 先ほど大臣から平成八年度の中小企業対策関係予算などが説明をされたわけですけれども、一言申し上げたいと思います。  一般会計で予算が出されていますが、千八百五十五億円ですけれども、これはもう本当に少な過ぎる、貧弱過ぎるというふうに私は思うわけですよね。しかも、四年連続マイナスですよ。  よく比較に出されるんですけれども、米軍に対する思いやり予算というのは今年度〇・八%ふえまして二千七百三十五億円でしょう。それに比べて本当に少な過ぎると思うんですよ。ですから、総額がこれだけ貧弱でありますと、いろいろな形で施策を打ち出しましても中小企業の活性化ということがそもそも本流になって流れない……

第138回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1996/11/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  今回の高齢者福祉に関連して起こっている厚生省の汚職事件につきまして、国民の怒りは頂点に達しています。そしてまた、厚生行政への信頼は地に落ちている、こういうふうに申し上げても決して過言ではないというふうに考えます。国民の信頼回復には真相の全容の究明が不可欠でございます。その点で岡光前事務次官の依願退職、それを即受理いたしまして、岡光氏との接触も厚生省ができない、こういうような状況をつくった小泉厚生大臣の責任は私は重いと思います。本日も受理したことについて妥当であったというふうに答弁をされているわけですけれども、到底納得はいきません。そして、そういう……

第139回国会 厚生委員会 第1号(1996/12/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 先ほど御報告ありました「医療福祉研究会メンバー等に関する調査と処分について」、これをもって今回の厚生省の福祉汚職事件が一応のけじめがついたとか終わったというふうなことであれば、これは国民は到底納得をいたしません。  したがって、私は御要望したいわけですけれども、政官財の構造的な癒着がなぜ起こったのか、この全容を解明していただきまして、さらに必要な責任はきちっととっていただく、そして再発防止のために全力を挙げるということを求めて質問に入りたいと思います。  きょうは厚生省と日本病院寝具協会の関係についてお聞きをしたいと思います。  御承知のように、日本病院寝具協会、それから同支部……

第140回国会 厚生委員会 閉会後第1号(1997/09/18、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 秋田の派遣に行かれた先生方の中でもし御存じであれば教えていただきたいのは、老老介護という問題なんですけれども、長野県の視察の中では介護福祉士会の方がかなり具体的な数字を出していらっしゃったわけです。介護者の年齢だとか係累による。パーセンテージ、例えば女性が九四%だとか男性はわずか五%だとか数値を出していらっしゃったんですけれども、秋田でそういうふうな介護者の実態の数値などがもし出されて報告をされていたら比べてみたらどうかなと思うんですが、そういうのがあれば一つ。  それから、もう一つは利用料のことなんですけれども、これもヘルパーの方や訪問看護に行っていらっしゃる看護婦さんのとこ……

第140回国会 厚生委員会 第2号(1997/02/20、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 大臣は所信で我が国が大きな転換点に立っているということを言われまして、そして厚生行政においても、将来を担う子供たちやお年寄りが安心して暮らせる社会を実現するという観点に立って社会保障制度の構造改革を進めますと、こんなふうに所信を述べられたわけです。  午前中の議論を伺っておりまして、大臣は、一つの内容として、年金の問題で今までの負担以上は嫌だというなら給付は下げるしかないし、支給年齢も引き上げるしかない、三つの選択しかない、こんなふうに結論づけて言われたわけです。私は、こういう御意見というのは国民に対する非常に重大な挑戦だなというふうに受けとめました。また、こうした方向が大臣の……

第140回国会 厚生委員会 第4号(1997/03/25、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは私も中国残留孤児問題、中国帰国孤児対策についてお伺いをしたいと思います。  四年前の平成五年五月十一日、当委員会で身元引受人制度の問題について質問をいたしました。ボランティアである身元引受人の方々が各種保証人までやらされて大変過重な負担をおかけしているということを指摘いたしまして、その改善を求めたわけであります。公営住宅に入るときの保証人、こういうこともやらされておりましたし、就職するときの保証人、こういうこともやらされているということで、当時改善を求めたわけですけれども、当時の佐々木局長も、負担は少なくしていく必要がある、いろんな角度から研究をしていきたいというふうに……

第140回国会 厚生委員会 第5号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは生活保護世帯の医療券問題についてお聞きをしたいと思うんです。  この問題は九四年に当委員会で私が質問いたしましたけれども、実は私はそれまで大変不勉強で、生活保護世帯の方はいつでもすぐに病院にかかれるものだと思っておりました。ところが、そうではなくて、さまざまな手続上のハードルが幾重にもあって病気になってもすぐに通院することができない、こういうことを知って大変驚いたわけです。そこで、医療券ではなくて医療証を発行して安心してお医者さんにかかれるように強く要望いたしました。その後、国民の皆さんの声も、要望も広がっております。  大臣にお……

第140回国会 厚生委員会 第6号(1997/04/01、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、理念の問題についてお伺いをしたいわけですけれども、私も今度の児童福祉法の改正、五十年ぶりだということで、やはり子供の権利主体、こういう点が理念に当然盛り込まれているだろうというふうに思っておりました。ところが、そういう点が明記されておりません。  子どもの権利条約というのは一九八九年に国連総会で採択をされておりますし、子どもの権利条約の第二条には、締約国は、「いかなる差別もなしにこの条約に定める権利を尊重し、及び確保する。」、子供の権利を確保すると、こういうことがきちっと明記をされているわけです。  大臣にお伺いしたいわけですけれども、子供をこのような権利主体として見る、……

第140回国会 厚生委員会 第7号(1997/04/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは私は学童保育の問題についてお伺いをいたします。  私は機会あるごとに、当委員会でも学童保育の制度化を要求してまいりました。ですから、今回この児童福祉法に学童保育が位置づけられましたことは評価することができるわけです。  厚生省の補助事業が一九七六年に開始をされて以来約二十年がたっているわけですが、働く女性が仕事を続けることができる保障、そして子供も安全な成長ができるようにということで、父母らが共同で学童保育を始めたわけです。この事業の学童保育という呼称、先ほども広辞苑に載っているという話がありましたけれども、ほぼ呼称として定着をしておりますので、私も以下、学童保育という……

第140回国会 厚生委員会 第8号(1997/04/08、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さんには本当にお忙しいところありがとうございます。ただ、時間が非常に短うございますので、皆さんにお聞きしたいんですけれども、それもかないませんので、津田参考人にまとめて御質問をさせていただきたいと思います。  日弁連の会長声明、非常に明確に保育所の問題につきまして、措置制度の廃止、それから保育料の一律負担は現行制度より後退だと、こういう声明を出されたわけです。何分この法文をよく読んでおりますと非常に紛らわしい表現がございまして、国民の中には、これは一体現状と変わらないのか後退するのか、非常に不安が広がっております。そう……

第140回国会 厚生委員会 第9号(1997/04/10、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 一昨日の参考人質疑では、本改正案につきまして賛否いろいろな角度から意見が出されました。同じく公的責任の強化を望む積極的な要望もおのおのの皆さん方から出されました。中でも保育所に関する二十四条、五十一条、五十六条についての質疑が当委員会でも非常に多かったのが特徴ではなかったかと思います。参考人の陳述でもそうであったと思います。ここにこの法改正の国民の関心、それから不安が集中しているのではないかと思うわけです。厚生省もこうした公的な責任を後退させないようにという国民の意見を真剣に受けとめる必要があると考えます。  そこで、保育所の問題につきまして再度お伺いしたいと思います。  本改……

第140回国会 厚生委員会 第10号(1997/04/15、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 先ほど来ダイオキシンの問題が続いておりますけれども、私も最初にダイオキシンの問題について質問をさせていただきたいと思います。  去る十一日、厚生省は、全国千八百五十四のごみの焼却炉のうち三月末までに報告のあった千百五十の施設の調査結果を公表されたわけです。これは初めての公表ということで大変注目を集めております。厚生省の緊急対策が必要とする基準、一立法メートル当たり八十ナノグラム、そういう基準なんですが、これを超えた施設が七十二の施設、全体の六・三%あったということで、これはとれで国民に非常にショックを与えております。八十ナノグラム以下であったところは、焼却炉のあった地域はややほ……

第140回国会 厚生委員会 第11号(1997/04/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは、最終処分場のあり方についてまず御質問をいたします。  京都の南部を流れている木津川というきれいな川がありますが、この木津川は宇治川それから桂川と合流いたしまして淀川になるわけですけれども、三川の中でも最も水がきれいだと言われていたのが木津川でございます。ところが、最近その木津川が非常に汚染が進んでおりまして、ここから水道水を取水している自治体及び住民の皆さん、非常に心配が増しているわけです。  三重それから京都、奈良、大阪の市民団体の皆さんが、非常に熱心にこの木津川の汚染を系統的に調べてずっと調査を続けていらっしゃるわけです。この系統的に調査をするということが非常に重……

第140回国会 厚生委員会 第13号(1997/05/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、先日の本会議の代表質疑でも指摘をさせていただきましたけれども、今回の健康保険法等の改正案というのは、政府原案にも多大の問題があった上に、衆議院の厚生委員会で改悪修正がわずか一日、七時間の審議だけで委員会の採決が強行されたという非常に前代未聞の、私はそう思いますけれども、事態が起こっております。  したがって、当参議院の厚生委員会では、公聴会や参考人質疑などをしっかり開いて国民の意見をしっかり聞くということで二院制のよさをこの際十分に発揮して、衆議院の私は暴走だと思いますけれども、その点をきちっとチェックすることができるように、この委……

第140回国会 厚生委員会 第14号(1997/05/29、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日の第一回目の質問のときに、私は、今度の修正というものが非常に内容が政府原案よりもむしろ国民の負担をふやしていると、そういう意味では修正が非常に改悪修正であって、これは修正の名に値しない前代未聞の、しかも採決が強行されたということについて代表質疑の中でも問題として指摘をさせていただいた点ですけれども、先日は主に薬剤の二重負担、二重取りというような点について主に質問をさせていただきました。  先日の質問の続きということになるわけですけれども、きょうも朝日新聞のこの記事が非常に当委員会でも問題になっているわけですけれども、私もそれに触れて、……

第140回国会 厚生委員会 第15号(1997/06/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、二十三日の代表質問以来、この法案の質問、きょうで四回目でございますけれども、政府原案と、修正という名のもとに改悪をされてきたと私たちは思っておりますが、改悪修正案についての問題点について質問をしてまいりました。  この中で政府も、それから与党も大変矛盾を深めていると思いますね。というのは、衆議院で成立を急ぐ余り修正案を一日で、朝出して夕方採決をしてきた、その直後に与党の内部でも再修正が必要だということを社民党さんが言われる、そしてまた参議院に来てもう再修正はいたしませんと言明されたにもかかわらず、また最近の報道では再修正の協議をして……

第140回国会 厚生委員会 第16号(1997/06/05、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この間の質疑の中で、健康保険法の修正をされてきました改正案というのが薬の二重取り、そしてそれは単なる二重取りではなくて薬の払い過ぎというものをその制度の中に矛盾として持っている、これはもう局長さんもお認めになりましたが、そういう問題とか、それから年金では払うことができない、それほどに高い国民負担を求める法案であるということ、これもはっきりいたしてまいりました。それから先日は、国民負担増によりまして、しかも急激な負担増によりまして深刻な受診抑制、治療の中断、こういうことについても非常に心配が大きいということも私は質問をしてまいりました。  ……

第140回国会 厚生委員会 第17号(1997/06/10、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回、私は、健康保険の赤字の主要な原因の一つであります新薬シフトの解消、どうやったら新薬シフトを解消することができるかということについて質問をさせていただいたわけですけれども、きょうもその続きをさせていただきたいと思います。  六月五日、私の質問に対しまして、つまり私は、新薬シフトを解消していくのは原価に着目をして、そして薬価が決まっていくその過程をきちっと公開していくこと、このことがどうしても必要だということで原価の公表ということを質問いたしました。それに対しまして局長は、これまでの薬価については原価を公表することはできないけれども、こ……

第140回国会 厚生委員会 第18号(1997/06/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は三月の参議院予算委員会で総理に質問をさせていただきました。今回の医療保険改革というのは非常に問題が多い、国民や医療関係者の意向を十分に聞くべきだということを申し上げ、また医療保険の赤字をなくすためには何よりも高過ぎる薬価、大き過ぎる薬剤費にメスを入れるならば国民の負担増、今回のような負担増を求めなくても済むのではないかという点で御質問させていただいたわけです。  当厚生委員会でも、衆議院から送られてまいりました修正案なるもの、私たちは修正の名の改悪修正であるという点でこの間審議で明らかにしてまいりました。とりわけ薬剤費の一部負担を課す……

第140回国会 厚生委員会 第20号(1997/06/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 介護保険の審議に入るわけですけれども、国民の大多数、とりわけ女性の場合は八三%ともいう世論調査の結果がありますように、非常に積極的に介護保険制度の導入というものを期待しているわけです。ですから、私もよりよい介護保険制度、しかも期待にこたえて早くつくりたいという思いは変わりません。しかし、拙速に問題が多い介護保険をつくっては、先ほど来議論をされておりますように、保険あって介護なしというようなものであれば、これは国民の期待を大きく裏切っていくことになるだろうと思っております。  それで、介護保険の審議に入る前に、今配られた資料にもありますように、介護費用の総額は約四兆円という大きな……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第7号(1997/06/16、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 委員長。
【次の発言】 日本共産党の西山登紀子でございます。  修正案の質疑は極めて不十分であり、質疑の打ち切り反対の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本共産党を代表して、中山太郎議員外十三名提出による臓器の移植に関する法律案及び修正案について、反対の討論を行います。  脳死をもって人の死と扱うか否かという問題は、医学上の問題であると同時に、国民的な合意を不可欠とする、すぐれて人道的、社会的な問題であります。ところが、今日の日本では、この問題についてはさまざまな意見や疑問があり、国民的な合意が成立しているとは言えません。  良識の府と言われる参議院で、人の生死にかか……

第140回国会 予算委員会 第9号(1997/03/13、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  総理及び関係大臣に御質問をいたします。  まず、医療保険の問題についてお伺いをいたします。  総理、今国民は消費税五%へのアップを含む九兆円という大幅な負担増に大きな危惧を持っています。九兆円のうち医療費の負担は二兆円にもなります。病院にかかる費用が一挙に二倍から四倍にもなることが予想されます。とりわけお年寄りの方から、病院にかかれなくなると、大変心配の声がたくさん私のところにも寄せられております。  日本医師会も新聞広告を出しておりますし、私の地元の京都府保険医協会ですが新聞に意見広告を出しまして懸念を表明しているわけです。地元新聞の一……

第141回国会 厚生委員会 第2号(1997/10/21、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは、参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。時間の関係で皆さんに御質問できないのが非常に残念なんですけれども、よろしくお願いいたします。  まず、生松さんの方にお伺いしたいんですけれども、現場で二十年間、医療のケースワーカーをしてこられたということで具体的なお話が伺えるかと思います。生松さんがお勤めの介護支援センターというところで、資料もいただいているわけですが、半年間で百件新しい相談があったということなんですが、その中で、閉じこもりとか寝たきりの方が非常に多いという地域を担当されているわけですが、この原因は……

第141回国会 厚生委員会 第3号(1997/10/23、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日、この部屋で参考人の質疑が行われたわけですけれども、さまざまな御意見とか実態などが御報告されたわけです。とりわけ、老人介護の基盤整備がおくれている問題だとか、保険料や利用料が払えない、また認定に非常に手間がかかって、そのハードルも非常に高いというようなこともるる出されたわけでございます。  私は、とりわけ甲府の介護支援センターの生松参考人の具体的な御自分の仕事の中で把握された実態例、大変リアルじゃないかというふうに思いました。  例えば、甲府市のホームヘルパーの派遣状況をお話しされたわけですけれども、利用者の約七〇%は利用料がゼロの……

第141回国会 厚生委員会 第4号(1997/10/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回の質問で私は、都道府県の各担当者に聞き取り調査をいたしました結果、特養老人ホームの待機者が全国で約九万人以上になっているということ、特養ホームの待機者数が一年間で二万人以上ふえているという実態を示しました。羽毛田局長もショッキングな数字であるというふうにその部分についてはお認めになったわけなんですよね。結局、いろいろ努力しているとか努力するとかおっしゃるんですけれども、現在進めている特養などの施設サービス、それから在宅のサービスなどなど含めまして基盤整備が需要に追いついていない、だから一番進捗率が高いと言われている特養でも待機者が加速……

第141回国会 厚生委員会 第5号(1997/10/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日、私は施設の介護報酬の問題で質問をいたしましたので、きょうはその続きを質問したいと思います。  施設経営者やとりわけ働く労働者にとって施設運営の財源は死活問題です。この死活問題である財源が非常に明らかになっていないということがこの法案の重大な欠陥の一つではないかと思います。  一昨日お示しをいたしましたけれども、「現場から公的介護保障を考える会」の方々が、大変不安なので在宅の介護報酬を当てはめて試算をされていらっしゃるわけですね。現在の在宅介護報酬を当てはめた場合に現在の特養ホームでは一体どれぐらい減収になるのかということを非常に綿……

第141回国会 厚生委員会 第6号(1997/11/06、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは要介護の認定の問題についてお聞きをしたいと思います。  要介護の認定がすべての介護を必要とする人に適切に、かつ迅速に行われるかどうかということが介護保険のかぎを握っているのではないかというふうに思うわけです。  私はことしの一月に当院から正式の視察団としてドイツを訪問させていただいたわけですけれども、ドイツの社会労働省のハウシルド介護保険部長にも公式の代表として会っていただきましたが、そのときに、申請者のうち認定がゼロになる人が二五%あるということを伺いました。  さらに、MDK、ドイツの介護段階認定機関、ここにも訪問させていただきま……

第141回国会 厚生委員会 第7号(1997/11/13、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日開かれました地方公聴会、高知と山梨で開かれたわけですが、私は高知の方に参りましたけれども、大変熱心な御意見をたくさんちょうだいいたしました。当日の地方公聴会を報道いたしましたある新聞が「弱者救済へ切実な声」という大きな見出しでこういう掲載をしているわけですが、きょうは保険料の問題について御質問をさせていただきたいと思います。  特に、国保の加入者にとって今度の介護保険法案が一体どういうふうになるのかということで大変不安が広がっているわけです。介護保険料の上乗せがお年寄りやあるいは低所得者にとって深刻な影響を与えるということは先日の参考……

第141回国会 厚生委員会 第8号(1997/11/18、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私の地元は京都なんですけれども、さまざまな老人福祉の施設を訪問させていただいてまいりました。地域に根差した老人介護というものが、形はさまざまなんですけれども、ようやく身近になりつつある、そういう印象を受けております。しかし、まだそれは点でありまして、面になるためには抜本的な基盤整備が急がれる、こういう印象もまた持ったわけです。しかも、さまざまな事業が接ぎ木のように行われてきている面もあります。それから、ばらばらに行われているという面も否めません。  施設調査の中では、デイサービスあるいはショートステイ、それから在宅介護支援センター、こうい……

第141回国会 厚生委員会 第9号(1997/11/25、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは公述人の皆さん、本当に貴重な御意見をたくさんいただきまして、勉強させていただいております。  私の方からも、日本共産党の介護保険法案についての基本的な態度について最初に述べさせていただきたいと思うわけですが、私たちは今公的介護の立ちおくれというものが非常に解決しなければならない国民的な課題だというふうに思っております。その点はそうなんですけれども、現行の介護保険法案というのは、そういう国民の皆さんの切実な御要望に果たして本当にこたえられるものなのかということなんですけれども、審議を通じまして非常に問題が明らかになってまいりました。……

第141回国会 厚生委員会 第10号(1997/11/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、私は在宅のヘルパー問題について質問をしたいと思っているわけですが、質問に先立ちまして、去る十一月二十五日に全国の市長会の有志の皆さんがわざわざ部屋を訪ねていただきまして、各厚生委員の皆さんのところにも届いておるかと思いますけれども、「介護保険法案慎重審議のお願い」という文書をわざわざ持ってこられました。その文書の中には、「現在国会で審議されている介護保険法案については、重大な問題を含んでおり、現行のまま施行された場合には、地域に混乱と不信をもたらすものと懸念いたしております。」と、こういうふうに述べられまして、最後に、「良識の府……

第141回国会 厚生委員会 第11号(1997/12/02、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  大臣に質問をいたしますが、この間の委員会での議論や、あるいは公述人、参考人の意見を聞くほどに、この法案は国民の求めている公的介護保障制度としての期待に大きな隔たりがあるということが明らかになってきたと思います。  今、大臣もお認めになったように、この介護保険法案の最も大きな欠陥というのは、保険あって介護なし、こういう状況で見切り発車させられようとしている点だと私は考えております。  最初に、私も質問いたしましたように、特養施設そのものが非常に少ないですね。調査をいたしましたところ、一年半の間に二万人を超える新たな待機者が生じていると。です……

第141回国会 厚生委員会 第14号(1997/12/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 おはようございます。日本共産党の西山登紀子でございます。  先日、全国精神障害者家族会連合会理事長の山下さんから各部屋に、私の部屋にもですけれども、この「「精神保健福祉士」法の成立を願う」という文書が届けられたわけです。その文書は、「精神科の病気を持つ当事者や家族が長らく待ち望んでいた精神科ソーシャルワーカーの資格制度である「精神保健福祉士」法がようやく成立に近づこうとしている。」というふうな言葉から始まっているわけですが、私はこの家族の方が長らく待ち望んでいたという言葉に大変心がとまったわけです。こういう声にこたえるのが私たちの使命ではないかというふうに思いました。  一つの……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1997/11/19、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この財革法案につきまして、今障害者の皆さんや障害者の家族の皆さんの中で大変な不安が広がっているわけでございます。その関連で質問をさせていただきたいと思います。  この財革法案というのは、第七条で生活保護、社会福祉それから社会保険、保健衛生、失業対策などの社会保障関係費の増加額をできる限り抑制するとしております。そして、第八条では、わざわざ社会保障関係費の量的縮減目標として、平成十年度は「平成九年度の当初予算における社会保障関係費の額に三千億円を加算した額を下回ること。」、平成十一、十二年度はそれぞれ「前年度の当初予算における社会保障関係費……

第142回国会 国民福祉委員会 第3号(1998/03/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、私はまず野焼きの問題について質問をいたします。  昨年の十二月一日から廃棄物処理法が改正をされまして、規制が強化をされました。従来は禁止をされておりました野焼きにつきましても新たな規制がかかることになったわけでございますけれども、今回の改正でどのように規制が強化されたのか、またどのように徹底をされたのか、まず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 従来、野焼きは禁止ということでございましたけれども、焼却設備があれば燃やしてもいいということであったわけですが、ドラム缶で燃やしたり、石積みで燃やしたり、それもいいとされていた……

第142回国会 国民福祉委員会 第4号(1998/03/19、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私も当委員会に所属して六年目を迎えるんですけれども、毎回この戦傷病者戦没者遺族等援護法のときには戦争の問題に触れて、まだまだ戦後処理は終わっていないという実感をいつもしている一人でございます。身元引受人の問題だとか、それから帰国者の国籍取得問題、あるいは満蒙開拓義勇軍の問題等々今までにも質問をさせていただきました。  きょうは中国残留孤児の問題に関連をいたしまして、自立指導員の問題を質問したいと思います。  永住帰国者の帰国が相次いで、過去五年間で二世、三世といった世帯も含めますと合計約六千人に及んでいるわけです。この永住帰国者の方々が実……

第142回国会 国民福祉委員会 第5号(1998/04/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  午前中の田浦議員と大臣の財政構造改革法についてのやりとりがございましたけれども、大変私も興味深く聞かせていただきました。もともと財政構造改革法に私たちは反対の立場をとりましたけれども、そして今廃止の立場から本年度の予算につきましても積極的な社会保障の予算についての組み替える動議を出しているところでございます。廃止の立場ですけれども、見直しが非常に強まってきている、声が大きくなってきている中で、大臣にお願いしたいことは、社会保障のカットだけが残るというようなことがないように御努力をお願いしたいと思います。  きょうは具体的に、財政構造改革法……

第142回国会 国民福祉委員会 第7号(1998/04/14、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  時代の要請にこたえた感染症対策の見直しというのは、もとより私たちも異論はありません。しかし、その内容と方法が問題です。  昨年の十二月八日、公衆衛生審議会伝染病予防部会の基本問題検討小委員会が、「新しい時代の感染症対策について」と題する報告書をお出しになったわけです。示唆に富んだ内容も含まれていると考えております。  三つの点から感染症対策の見直しの必要性を述べていらっしゃるわけです。  一つは、エイズ、エボラ出血熱などの新興感染症の発生に加えて、結核など従来の感染症も克服されていないなど、今日の感染症の流行に対応した対策が必要であること……

第142回国会 国民福祉委員会 第8号(1998/04/16、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日の質問で、私はエイズ予防法の制定過程の問題について質問をいたしました。この法律の提案理由説明の中には、伝染病予防法の廃止については理由が触れられているわけでございます。制定後百年もたって時代の要請に応じられなくなったと、これはもう余りにも明確であるわけですけれども、あと詳しく理由も書かれているわけでございます。らい予防法については触れられていないわけですけれども、九六年三月のらい予防法の廃止、当委員会でも質疑をいたしました。私も質問しましたけれども、そのときには厚生大臣からの謝罪がありました。  しかし、エイズ予防法は、今回廃止が言……

第142回国会 国民福祉委員会 第9号(1998/04/21、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さんには大変お忙しいところありがとうございます。時間の関係で皆さんに御質問できないかと思いますが、どうぞお許しをいただきたいと思います。  鈴木参考人にまずお伺いをしたいわけですけれども、先ほどの宮崎委員の質問に対しまして、HIV感染被害者にとってはエイズ予防法よりもむしろ規制が強化されるというふうな御意見が表明をされたわけでございます、エイズ予防法が廃止をされるということに伴って実は被害者の方の規制が強化されるということにつきましては、もう少し御説明をいただきたいというふうに思うわけです。

第142回国会 国民福祉委員会 第10号(1998/04/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この法律が国民の理解と協力を得て時代の要請にこたえることができるその大前提は、やはり今までの感染症対策についての反省、らい予防法及びエイズ予防法などの反省の上に立って行われるべきだと考えます。それが大前提になければならないということで、きょうで三回目になるわけですけれども、この点についてまた質問をしたいと思うんです。  代表質問のところでは、総理はこのエイズ予防法の制定について、当時としてはやむを得なかったとお答えになったわけです。そして、四月十四日の当委員会の質問に局長は適切であったとお答えになりましたね。その次の十六日に小泉厚生大臣は……

第142回国会 国民福祉委員会 第11号(1998/04/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  最後の質問の機会になるわけですが、まず最初に、新感染症につきましても、また指定感染症というものにつきましても、やはり新しい病原体あるいは新しい病態の変化というようなことは、これは大変高度に専門的な知識、それから研究というものが必要だと思います。よく日本の研究体制についてアメリカのCDCなどと比較がされて非常に弱体だという指摘があるわけですけれども、私は体制が非常に弱体だというだけではない問題があるというふうに思っておりまして、その点がどういうふうに改善が図られてきたかということについてお聞きしたいと思うわけです。  かつての国立予防衛生研……

第142回国会 国民福祉委員会 第12号(1998/05/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  九八年度の予算では財革法によって社会保障関係予算の縮減が義務づけられていたわけでありまして、社会保障関係費は四千五百億円の削減、そのうち医療の予算の削減分は三千二百六十億円であります。この医療予算の削減の内訳の中に今回の法案の退職者医療制度の負担見直しと老健拠出金の算定方法の見直しによる五百六十億円が含まれております。したがって、本法案は直接には財革法の要請から出ているということは明らかだと思うわけです。  財革法はもはや骨格が総崩れでありまして、改正の方向ということで出されているわけですけれども、もともとこの財革法の名目は赤字国債を減ら……

第142回国会 国民福祉委員会 第13号(1998/05/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回、我が国として初めてこういった社会保障協定を結ぶということ、二重加入それから掛け捨てがなくなるということ、これは私たちも歓迎でございます。  そこで、少し重複いたしますけれども、こういう交渉が実るまでに何度かいろんな形の皆さんの努力があったんですが、三十年かかっているということをいただいた資料からも伺いました。先ほど御説明があったのでは、長い年数がかかったことについて甘んじて批判は受けるということを御答弁になったわけです。その中で、諸般の事情があった、それに加えて責任者がいなかったというようなことがありました。  そこで、私も見ており……

第142回国会 国民福祉委員会 第14号(1998/05/19、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは参考人の皆さんに貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。  参議院の段階で今国保法の審議を私たちが始めておりますが、一度委員会の審議をいたしまして、それから新潟の地方公聴会で先般地域の皆さんの御意見を聞いたわけでございます。また、きょうは参考人の皆さんから御意見をお伺いするということなんですけれども、まず桝本参考人と安岡参考人にお伺いしたいと思うんです。  この国保の法案といいますのは財革法が大前提じゃないかということで、お二人の方はその大前提がなくなったんだから廃止は当然じゃないかという御意見を述べられました。これは衆……

第142回国会 国民福祉委員会 第15号(1998/05/21、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先ほど財革法の改正案が衆議院の特別委員会で採決が強行されたわけですが、我が党はもともとこの財革法に反対でございましたし、廃止が基本的な立場ではございますけれども、野党三党の共同提案に賛成をいたしました。二年間の停止措置が実施されるということ、そして今後の財政構造改革のあり方の見直しの中に国民生活関連向けのキャップ制の見直しも当然含まれるということでございましたので、評価ができるということで賛成をしたわけでございます。  そういう意味で、もちろん私たちの廃止の立場は変わりませんけれども、一昨日の参考人質疑の中でも、連合の方もそうでしたし、健……

第142回国会 国民福祉委員会 第17号(1998/05/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日の参考人質疑の中でも被用者保険に対する負担のつけ回し、これはもうやめてほしい、改革してほしいという御意見もございましたし、私たちの部屋にもそういう陳情の方々が最近とみにふえてまいりました。また、財革法の改正に政府みずからが着手をするということで、前提そのものが変わったのだから再考をという意見はかなりたくさんの参考人の方からも出ていたように思います。  この法案で私たちが問題にしておりますことは、財革法で社会保障の伸びを一定枠に抑えなきゃいけないということから、どうしても国庫負担を減らしたいということがありまして、いろいろな形をとって五……

第142回国会 国民福祉委員会 第18号(1998/06/04、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の法案というのは、財政構造改革法の要請から、国庫負担をできるだけ削減をするということで、五百六十億の削減を盛り込んだということが本法案の主なる目的であり目玉であるというふうに思います。  私がこの間の議論で明らかにしてまいりましたことは、政府が今進めている国民の医療に対する対策は、国民の総医療費の中で国庫負担率はできるだけうんと下げていくと、この間ずっと下がってまいりました。そのことは認められたわけですね。それから、国民の医療費の負担はむしろふやしていく。その結果、昨年の九月一日から医療費がふやされたわけですが、この委員会の審議の中で……

第142回国会 予算委員会 第13号(1998/03/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、総理にお伺いをいたします。  財政構造改革法の改正の声が政府の与党の中からも上がっているわけですが、財革法は医療、福祉を毎年大幅カットするもので国民に大きな不安を与えております。私は、この不安を取り除き、深刻な不況を打開するためにも、この際、政府の都合のいい見直しではなくて、きっぱりと廃止すべきだと考えますが、総理の御見解をお伺いいたします。
【次の発言】 私は政府の与党というふうに申し上げたわけでございます。  それで、財革法はもう既に枠が外れて破綻をしておりますから、きっぱりと廃止すべきだということを申し上げて、次の質問に移りま……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 経済・産業委員会 第3号(1998/09/17、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。経済・産業委員会は初めてでございますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  まず、先日、通産大臣並びに経企庁長官の所信的なごあいさつがございましたけれども、そのごあいさつに関連をいたしまして質問をさせていただきます。  私の地元は京都でございますが、先日いろんな方、業者の方、それから消費者の方々の実情をつぶさに伺ってまいりました。もちろん、いつも伺っているわけですけれども、きょうの質問もございますので特別にいろいろな方に伺ってまいりました。  そのときの切実な声、大変なものでございます。例えば、わずか八百万円の連帯保証人になった方がそれが……

第143回国会 経済・産業委員会 第4号(1998/09/24、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、中小企業の経営は引き続く不況の中で極めて深刻になっているわけですけれども、とりわけその中で女性の自営業者、あるいは女性の経営者の角度から質問させていただきたいと思います。  言うまでもなく、中小企業の事業所数というのは、日本の全事業所の中で九九・八%も占めております。いかに中小企業が日本経済の中で中心的な役割を果たしているかということがわかるわけでございますが、その中での従業員の数はやはり全体の中で七七・六%を占めております。  その中で、女性はどれぐらいの率を占めているかといえば、約四二%でございます。とりわけ私が注目したいと……

第143回国会 経済・産業委員会 第5号(1998/09/29、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私の質問に入る前に、先ほどの貸し渋り対策についての政府広報の件で、大臣の御答弁はお伺いしたんですけれども、なおかつ私、一言意見を、むしろ抗議を申し上げたいと思うんですが、衆議院の審議がどうあれ、参議院ではきょうが初めての審議でございます。それについていろいろ説明を書いた上で法案成立を前提とした広報を出したということについては、やはり国会軽視、とりわけ参議院軽視と言わざるを得ないと思うわけです。対人地雷禁止条約の関連法案の国会審議日程を考えない異常なこの法案の提出日程ということもありますので、この際私は厳しく抗議をしておきたいと思います。今……

第143回国会 経済・産業委員会 第8号(1998/10/15、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  文芸春秋に、前通産大臣・堀内議員の告発というふうに私は思いましたけれども、ものが載りまして大変話題を呼んでいるわけですけれども、なぜこういう形で告発がされるのか、私は大変興味を持ったわけでございます。  先ほど与謝野大臣は、その文芸春秋のものそのものについては少し突き放したといいますか、一般論でお答えになったようなんですけれども、バトンタッチをされたのは非常に最近でございます。そういう点で、なぜああいうことをなさるのかなと、いろいろ私なりに勉強させてもらったんですけれども、実は堀内通商産業大臣が在任中の七月二十七日に衆議院決算行政監視委員……

第143回国会 懲罰委員会 第1号(1998/08/12、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(西山登紀子君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、当委員会の委員長に選任されました西山登紀子でございます。委員の皆様の御指導、御協力によりまして、本委員会の公正、円滑な運営を心がけてまいります。皆様方の格段の御支援を心よりお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は二名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岩崎純三君及び……

第144回国会 経済・産業委員会 第2号(1998/12/10、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。私は、まず最初に、小規模企業共済法の改正問題について御質問いたします。  今回の法改正の中心的な問題は、制度の根幹であります共済金の引き下げでございます。その理由は、市場金利が歴史的に例を見ない低水準に低迷をしているということから、現行四・〇%の予定金利が確保できないからこれを二・五%に下げるんだ、改定せざるを得ないと。これは平成七年に続いて二回目の共済金の引き下げでございます。小規模な個人事業主が加入者の大半を占めているこの共済制度、加入者にはこの低金利政策の責任はございませんね。  政府がつくっておりますこのパンフレットを私は見せていただ……

第145回国会 経済・産業委員会 閉会後第1号(1999/10/20、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  我が党は、今回の東海村の核燃料工場で起こりました臨界事故については、生命にかかわる被曝者を出し、また広範な地域に放射能汚染の危険をもたらした我が国最悪の放射能事故となったと理解をいたしまして、志位書記局長を対策本部長とする対策本部を直ちにつくり、十月一日に総理大臣に緊急の申し入れをし、今全国調査をやっておりまして、真相の究明と同時に直ちにとれる安全対策を要望しているわけでございます。  そこで、まず最初に、大臣のこの事故に対する御認識についてお伺いをしたいわけでございます。  この事故が発生をいたしまして新しい自自公政権内閣の発足自体が少……

第145回国会 経済・産業委員会 第3号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは私は、日本映画の振興、復興について、通産省と文化庁に質問をいたします。  映画議員連盟というのがございますけれども、私どもの先輩でございます、長年当委員会の委員を務めてこられました市川正一議員はこの映画議員連盟の創始者の一人であるわけですが、たびたび当委員会でも映画の問題について質問をされておられましたので、私はそのよき伝統を受け継ぎましてきょう質問をしたいと思います。ちなみに、この超党派の映画議員連盟の会長は、小渕総理御自身でございます。  昨年の九月に、世界のクロサワと言われた映画監督、黒澤明監督が亡くなられました。いろいろな……

第145回国会 経済・産業委員会 第4号(1999/03/23、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょう私は着物を着て質問させていただくわけでございますけれども、少しでも和装産業の振興のために役に立てれば大変うれしいと思って参りました。  まず大臣にお伺いをしたいわけでございますけれども、中小企業総合事業団法案の附則で、繊維産業構造改善臨時措置法、繊維法と繊維産業構造改善事業協会が廃止されるということになっているわけです。日本経済における繊維産業の位置づけをどのようにお考えになっているのでしょうか、まず与謝野大臣に最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 もちろん、大臣も重要産業であるということをお認めになっていらっしゃるわけです……

第145回国会 経済・産業委員会 第5号(1999/03/30、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初にお聞きしたいわけですけれども、今回の改正というのは昨年の十二月十四日の工業所有権審議会の答申をもとにした具体化であるというふうに思います。  この答申には「プロパテント政策の一層の深化に向けて」というサブタイトルがついておりますけれども、政府がプロパテント、特許重視策という場合に具体的に何をやろうとしているのか、特徴だけで結構です、教えてください。
【次の発言】 強い保護、広い保護、早い保護、長官は早い、広い、強いというふうに言われましたけれども、この権利の保護というのは日本人の出願であれ、外国からの出願であれ差別なく等しく保護……

第145回国会 経済・産業委員会 第9号(1999/04/27、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  最初に、まずお聞きしたいわけですけれども、この第七条で定めております損害賠償措置額を現行の三百億円から六百億円に増額をしているわけですが、この根拠はどこにあるのでしょうか。
【次の発言】 つまり、結論的に言いますと、三百億を六百億に増額した根拠というのは、一つは国際的な水準、もう一つは民間の保険会社の引受能力を考えて決めた、こういうことなんです。  では、次に伺いますけれども、その契約はどうなるかというと、一工場当たりもしくは一事業所当たりというふうになっているわけです。我が国の原子力発電所の立地状況は非常に過密でございます。一カ所の原子……

第145回国会 経済・産業委員会 第11号(1999/05/13、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の法律改正の目的というのは、電気事業あるいはガス事業に一層の競争を導入いたしまして、いわゆる経営の効率化を図ることによって我が国の電気料金、ガス料金の引き下げをしようということが目的だと考えております。  まず、大臣に電気の問題についてお聞きいたします。  通産省は一九九六年に電気料金制度の改定を行いました。昨年、九八年には、経営効率化の前倒しということで料金改定を行って、料金を若干だけでも引き下げた経過がございます。現行の電気事業法第十九条第二項は供給約款の内容について幾つかの基準を定めているわけですけれども、その第一号では、「料金……

第145回国会 経済・産業委員会 第13号(1999/05/27、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、一昨日から報道がされているわけですけれども、当委員会が視察をいたしました東海第二原子力発電所、そこで電動弁の弁棒の破損が起こったというふうに報道されているわけでございます。本日、早速我が党の調査団が現地に入って調査をしているわけですけれども、政府として厳正な調査を行ってその原因を明らかにして再発防止の対策をきちっと御報告していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 ちょうど定期検査のときに見つかったということであったわけですけれども、もし稼働中にこういうことが起こるということであれば大変なことになると……

第145回国会 経済・産業委員会 第14号(1999/06/01、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは、参考人の皆さんには本当にお忙しいところありがとうございます。  二十一世紀の日本のエネルギー政策といいますか原子力政策をめぐって、ありようをめぐって非常に重要な審議を続けておりますけれども、きょうは御専門の立場からあるいは現場の立場から貴重な御意見をいただきまして、勉強させていただいているところでございます。時間の制約から皆さんに御質問できないことが非常に残念ですが、お許しをいただきたいと思います。  市川参考人にお伺いしたいわけですけれども、とりわけ先生は原研で三十数年お仕事をしてこられて、核燃料リサイクルのかなめ中のかなめと私思……

第145回国会 経済・産業委員会 第15号(1999/06/03、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  質問に移る前に、本日の委員会が大臣不在のもとに開会されたということにつきまして、一言意見を述べさせていただきたいと思います。  我が党などの理事の反対があったわけですけれども、大臣不在のもとに午前中審議が行われ、また午後からもそういう審議という不正常な運営です。これは、国民から負託されました審議権というものを、私自身も、そしてまたこの委員会としてもみずから果たすことができない、こういう結果になるわけですから、こういうふうな不正常な委員会の運営についてはやはり今後なきようにしていただきたいというふうに思います。  それでは質疑に移らせていた……

第145回国会 経済・産業委員会 第16号(1999/06/08、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょう、もう一度質問の機会が得られましたので、締めくくり的な質疑ということでさせていただきたいと思います。  この法案の中間処理施設の必要性として説明されている一番大きな理由というのは、日本国内の再処理工場がうまく稼働していない、こういうことが一番大きな原因だというふうに説明がされております。  そこで、先日の委員会での原子力局長の御答弁が私はどうしても納得がいかないので、もう一度お伺いしたいと思うんです。  東海の再処理工場、第一義的には研究開発である、一部実用工場的な要素もある、あくまでも試験プラントなんだ、実用工場であればこれは落第点だと、そこまで局長がおっしゃったわけで……

第145回国会 経済・産業委員会 第18号(1999/07/29、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、本日の法案にもかかわる非常に重要な問題ですので、去る十二日に起こりました日本原子力発電敦賀原発二号機の一次冷却水の大量漏水事故について質問をしたいと思います。  今回の事故というのは、亀裂が急速に拡大されるような事態になれば、冷却水の喪失、それから炉心溶融にもつながる非常に重大な事故でありますし、この事故を軽い事故だというふうにもし認識する場合にはさらなる重大な事故を起こしかねませんので、私は最初に非常に重大な事故であるということを申し上げたいと思います。  私は、十四日に日本共産党国会議員団の調査団の一人といたしまして現地に……

第145回国会 経済・産業委員会 第20号(1999/08/05、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、八月三日の当委員会で我が党の山下議員が質問をいたしましたが、その質問の関連について数問お伺いをしたいと思います。  本法案のスキームに大変よく似ております事業革新法、その法の承認を受けるための申請の計画書の中に解雇という言葉が入っているのでこれを外すべきだという趣旨の質問をいたしました。  それに対して江崎産業政策局長は、そもそも整理解雇というような事態を念頭に置いて法律をつくっているわけではございませんと答弁いたしましたので、山下議員から、念頭に置いていないというのならなおのことこの計画の中から解雇という言葉を外すべきなんだ……

第145回国会 経済・産業委員会 第21号(1999/08/06、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、産業競争力会議と本法案の関係についてお聞きをいたします。  私は、先般の本会議の質問の中でも企業献金との関係で総理にこの点についても質問をいたしましたけれども、きょうは、通産大臣は産業競争力会議の進行役を務めてこられた方でございますから、つぶさにいろいろなことを御存じだと思いますので、お聞きをしたいと思います。  衆議院の本会議の日本共産党吉井議員の質問に対しまして、総理はこの法案というのは財界要求の丸のみではないと答弁されているんですけれども、そこで私は、産業競争力会議の議事次第、いろんな資料をたくさんいただきましたので少し勉……

第146回国会 経済・産業委員会 第2号(1999/11/25、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  事故以来既に二カ月がたとうとしているわけですけれども、私は、先般、十一月十六日の当委員会の視察は二度目の事故調査であったわけです。志位書記局長を本部長といたします党調査団も十月二十七日に東海村に参りましてジェー・シー・オーの幹部の皆さんとも会って調査をしております。  そこで、やはり認識を新たにしたこともございました。現地の住民の方々はもちろんですけれども、国民の皆さんも引き続き重大な関心を持っておりますし、事故はなぜ起こったのか、なぜ無防備だったのか、ジェー・シー・オーはもちろんですけれども、政府の責任についてはっきりと答えていただかな……

第146回国会 経済・産業委員会 第3号(1999/12/02、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  昨日の本会議で、私も党を代表して代表質問をさせていただきましたが、その際に総理に、安全神話にとらわれて安全対策を怠ってきたことについての謝罪と、根本的なその転換をまず最初に御質問をさせていただいたわけです。そしてまた、今回のジェー・シー・オーの事故への対応のおくれについても質問をいたしました。  結局、しかし、いただきました総理の答弁は、例えばこういうことです、「原子力開発利用に当たりまして、安全確保に細心の注意を払い万全を期することを大前提に、これまでも最新の科学的知見に基づき厳正に安全規制を行ってきたところであります。」というのがまず……

第146回国会 経済・産業委員会 第4号(1999/12/07、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、本当にお忙しいところありがとうございます。敦賀市長の河瀬さんには、この間、実は敦賀二号機の事故のときに調査に参りまして、お忙しい時間もとっていただきました。どうぞよろしくお願いをいたします。  今回の事故を契機に二つの法案が提出されているわけですけれども、その法案が本当に国民の安全確保の願いにこたえるためには、何といっても今まで安全神話にとらわれて原子力は安全だよといって安全対策をないがしろにしてきた政府、行政の根本的な転換が前提だという立場が一つと、それからもう一つは、不幸なジェー・シー・オーの事故から教訓を酌……

第146回国会 経済・産業委員会 第5号(1999/12/10、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この間の審議で、私は政府の初動のおくれを問題にしてまいりました。二日の委員会では、ジェー・シー・オーの臨界事故を十時三十七分から克明にとらえていた日本原子力研究所那珂研究所の中性子測定データが当日の事故対応にどうして生かされなかったのか、生かされなかった原因は何なのかということで質問をさせていただきました。大臣も、当日、どういう形でそのデータが議論されたのか、勉強して報告をすると約束をしていただきました。  きょう、当日の対応の時系列のメモが出されてまいりました。また、局長の方から若干の訂正の御答弁もいただいたわけでございます。しかし、率……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第5号(1999/11/22、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、きょうは日産問題について取り上げたいと思うわけですけれども、今回の基本法改正につきまして、私たちは、現行法の格差の是正や不利の補正、従業員の地位の向上とか輸入の規制という文言が削除されまして、創業に特化するんじゃないか、こういう懸念を表明してまいりました。  この懸念というのは私たちだけが申し上げているわけではなくて、多くの中小業者、従来保守的とさえ思われるような団体の皆さんと懇談をいたしましたときにも、そういう懸念が率直に出されてまいりました。  大臣は、この間の議論の中で、決して既存の中小企業に対する施策は変更はしない、むしろ、……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第9号(1999/12/14、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、絹織物の過剰織機共同廃棄事業に関する保証金問題について質問をいたします。  この事業は、昭和五十二年、一九七七年から始まった事業でございますが、この事業に参加された産地組合は全国では二十七と聞いております。私の地元の京都でも、西陣、丹後など参加事業者はたくさんおられます。  ことしの四月十二日付で、日絹連、日本絹人繊織物工業組合連合会から、昭和五十七年度の参加事業者のところに一通の手紙が参りました。それには、預託された保証金全額を中小事業団借入金返済に充当する旨の内容に加えて、保証金預かり証書の無効まで書かれておりました。参加者……

第146回国会 懲罰委員会 第1号(1999/12/02、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(西山登紀子君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、菅野壽君及び扇千景君が委員を辞任され、その補欠として椎名素夫君及び真鍋賢二君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岩崎純三君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。 ……

第147回国会 経済・産業委員会 第2号(2000/03/14、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、私は政府のエネルギー政策についてお聞きをしたいと思うわけです。  大臣は、所信表明で、原発立地の円滑な推進を図っていくというふうに述べられております。午前中からもずっと他の委員の方も質問されているんですが、去る三月十日に政府がエネルギー政策の見直しを発表されたと。その新聞報道と大臣の真意というものについて少し乖離があるんじゃないか。ずっと大臣の御答弁を聞いておりましても、私はどうもよくわかりません。歯切れが悪いと申し上げても失礼ですが。  三月十日の一般新聞はいろいろな大きな見出しが躍っておりまして、「政府、原発新規立地縮小へ ……

第147回国会 経済・産業委員会 第4号(2000/03/16、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  アルコール事業法案の質疑の機会を得まして、私も勉強させていただきました。六十年という長い歴史を持つこのアルコール専売制度は、大変重要な役割を担ってきたというふうに思います。私も初めて、普通売りさばき人というような名前の役割をしていらっしゃる、そういう人たちがいるというようなことも今回勉強させていただいたようなわけですけれども。  身近な日常生活の中でも、工業用のアルコールを使って化粧品だとか医薬品だとか、それからみそ、みりんに至るまでこういうふうな工業用のアルコールを使った産業が非常に身近な生活の中にもあると。その商品が非常に大きな国の専……

第147回国会 経済・産業委員会 第6号(2000/03/23、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、主として石炭、山の問題は、労働運動の関係では見詰めてまいりましたけれども、こういう経済・産業委員会で質問させていただくのは初めてでございます。  今度の法案は、石炭関連諸法案を期限どおり、二〇〇二年の三月末をもって廃止させるという法案でありまして、ほぼ四十年にわたって政府が行ってまいりました石炭産業の縮小合理化、そして最後には消滅をさせていくという最終決着をつけるという法案であるというふうに考えます。  我が党は、日本共産党は、国内資源の有効利用、エネルギーの安全保障という観点から、石炭産業を消滅させるということについては一貫して反……

第147回国会 経済・産業委員会 第9号(2000/04/04、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、京都の伝統地場産業に関連いたしまして、中小企業金融について御質問をさせていただきたいと思います。  NHKの朝の連続テレビドラマの「あすか」が終わりまして少し寂しくなったような気がするんですけれども、おかげさまで京都の和菓子屋さんは少しは売れ行きが増しまして、あのお店のように列をなして和菓子を買うという光景があちこちに見られるようになりましたので本当にうれしい限りでございます。しかし全体としては、やはり中小企業が大変厳しい現状にあるということは否めないわけでございます。  まず第一に、大臣にお伺いしたいんですけれども、昨年来信用……

第147回国会 経済・産業委員会 第10号(2000/04/13、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、産業技術力強化法案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、大学等の教育研究を営利を目的とした特定企業に奉仕させ、事業化が可能な産業技術に係る部分に集中的に特典を与えるため、大学の自治と学術研究の自由で健全な発展をゆがめることになるからです。  今、国立大学等の人員削減、研究施設や設備の貧困が大学本来の教育研究機関としての存立そのものを危うくすると社会問題となっています。とりわけ、基礎研究全体に対する支援がなおざりにされているもとで、産業技術力強化という観点からの評価と予算の重点化が行われれば、大学等の教育研究をゆがめ、長期的には基……

第147回国会 経済・産業委員会 第11号(2000/04/20、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。昨日は本会議でも代表質問をさせていただきましたけれども、きょうも委員会の質問をさせていただきます。  私たち日本共産党も、日夜消費者トラブルの解決に当たっていらっしゃる消費者団体の皆さんや日弁連の皆さんとも力を合わせまして、早期に消費者の権利を守るという立場から実効性のある消費者契約法の成立ということに努力をしてまいりました。衆議院では野党の皆さんとも協力をいたしまして修正案を提出させていただいたわけでございますが、参議院では与野党の力関係も大変拮抗いたしておりますので、ぜひ各会派の皆さんとも力を合わせまして、よりよい消費者契約法をつくってい……

第147回国会 経済・産業委員会 第17号(2000/05/23、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、大臣と科技庁にお伺いいたしますけれども、政府の原子力行政に対する基本姿勢をただしたいと思います。  昨年九月に起きたジェー・シー・オーの臨界事故は、痛ましい犠牲者を出し、広範な被害を及ぼしたわけでございます。外国でも、日本には原子力についての安全文化がないんじゃないかと、厳しい批判を受けたものでございます。このジェー・シー・オーの臨界事故は、これまでの日本の原子力行政のあり方について抜本的な反省を迫るものでした。  したがって、こういう教訓を学んで、今度の法案もやはり生かされたものにしなけりゃいけないというふうに思うわけですけれども……

第147回国会 経済・産業委員会 第18号(2000/05/25、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは本当に参考人の皆さんありがとうございます。  まず、最初に森嶌参考人にお伺いをしたいわけでございますが、先ほども同僚委員の方から御紹介がありましたが、森嶌参考人が九九年四月号のエネルギーレビューで「高レベル放射性廃棄物処分懇談会のメッセージ」ということで大変強調されておりますのは、国民の皆さんに対する情報公開の重要性だということを強調されていらっしゃいます。  私も少し読ませていただいたわけですが、先生の御指摘の中で、特になぜ必要かという前段の展開の部分、「リスク評価の問題」というところで、原子力についてのリスク評価に関して進める……

第147回国会 経済・産業委員会 第19号(2000/05/30、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回に引き続いて質問をさせていただきますが、まず最初に、大臣の御感想を聞くことになっておりましたこのビデオです。これは、核燃料サイクル開発機構がつくりました「未来への選択」という地層処分に関するPRビデオなんですけれども、大臣、このビデオをごらんになって御感想はどうでしたでしょうか。
【次の発言】 前回、私がとりわけ注意をして見てほしいということで申し上げたのはこれですよね。このキャニスターのそばにキャスターが無造作に立っている。これは、前回旧動燃が八四年のパンフレットにもこのような、この前は女性がそばにいるという写真なんですけれども、そ……

第150回国会 経済・産業委員会 第4号(2000/11/16、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、私は最初にIT革命についての大臣の基本的な御見解をお聞きしたいと思いますが、IT、情報通信技術の発展というのは、人類の文化技術の発展の中でも画期的な一段階を開きつつあると思います。特に、インターネットの発展と普及、多様な情報を入手し発信する新しいコミュニケーションの手段となっていると考えます。この新技術を国民の共有の財産とする、そしてその成果を国民すべてが受けられるようにする法則が今求められているというふうに思うわけです。  そして同時に、それだけではなくて、ITを利用した新たな犯罪を防止する対策、ITのもたらす否定的諸問題への対応……

第150回国会 経済・産業委員会 第6号(2000/11/27、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  本法案の重要な改正点の一つの貸し渋り条項に関連しまして、京都の二信金問題について質問をいたします。  ことしの四月四日ですが、当委員会で私は京都の二信金の破綻と事業譲渡問題について質問をいたしました。一月十四日に京都中央信用金庫が経営難に陥った京都みやこ信用金庫と南京都信用金庫の事業譲渡を引き受けると発表されてからというもの、中小企業の町京都に激震が走りました。地域経済への影響は極めて厳しいものがございます。ことし上半期の京都府内の倒産件数は二百六十件になりましたし、このまま行けば戦後初めて年間五百件を超える倒産を招きかねない、このような……

第151回国会 経済産業委員会 第3号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日、大臣の所信もお聞きいたしましたし、きょうは予算の説明も受けたわけでございますが、まず最初に、大臣の政治信念についてお聞きをしたいと思います。  大臣の所信の中には、今国会で大問題になっているKSDのこの疑獄の問題について一言も触れていらっしゃらないのは大変私は残念な思いがいたしました。初代の経済産業大臣として、日本の経済の主人公であります中小企業、八割を占めている、そういう方々の重要な問題についてやはりきちっと政治信念を述べていただきたかったというふうに思うわけです。  KSD疑獄といいますのは、総額二十一億円、KSDの政界への工作……

第151回国会 経済産業委員会 第6号(2001/04/10、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず大臣に、伝統的工芸品産業振興についての基本姿勢を伺いたいと思います。  本法案は、一九七四年に、我が党も入りました五会派の共同提出ということで、議員立法で成立した法律でございますが、九二年に法改正が行われました。しかし、残念なことに、法改正が行われました直後から、むしろ生産額、企業数、従業員数ともに激減するという結果を招いているわけでございます。  政府は、この改正案を提出した必要性を、この産業は極めて重要な意義を持ち、将来にわたって維持されるべきものであり、また同産業に係る技術、技法がそれぞれ独自のものであって、各産地の中で人から人……

第151回国会 経済産業委員会 第9号(2001/05/29、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、中小企業分野の女性の地位の向上の問題について質問をさせていただきます。  小泉内閣は五人の女性閣僚を擁立いたしました。これはやはり二十一世紀の新しい時代の流れではないかと思います。ただ、表紙は非常にカラフルになったと、しかし中身はいかがということで国民が見詰めているわけでございますので、その点も、平沼大臣、どのようにお考えかということでお聞きをしたいと思います。  中小零細企業で家族従業者として身を粉にして営業を支えている婦人のことを業者婦人というふうに呼んでいるわけですけれども、こういう人たちは全事業所の中で、九人以下、統計……

第151回国会 経済産業委員会 第10号(2001/05/31、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  昨年の十一月に、やはり当委員会でIT基本法についても私は質問をさせていただきました。いわゆるIT革命ということなんですけれども、ITについてどのように考えていくかということなんですが、私は、IT、情報通信技術の発展というのは人類の非常に文化、技術の発展の中でも画期的な一段階を切り開く技術であるというふうに考えております。とりわけインターネットの発展と普及、これは多様な情報を入手して発信する、新しいコミュニケーションの手段であると考えています。それだけに、この新技術を、特定の人たちがうまく使うということではなくて、国民の共有の財産にしていく……

第151回国会 経済産業委員会 第11号(2001/06/05、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の石油備蓄法の改正案といいますのはその大前提として石油業法を廃止するということがございますので、まず最初に石油業法の廃止について、大臣にお伺いをしていきたいと思います。  石油業法を廃止するということは、石油産業の需給調整規制を撤廃するということであるわけですけれども、その廃止によります国民への影響、メリット、デメリット、それはどういうことなのか、初めにお聞きをしておきたいと思います。
【次の発言】 そもそも産業というのは何を目的とするかということなんですけれども、やはり国民生活あるいは社会の豊かな発展に貢献をするということが大前提で……

第151回国会 経済産業委員会 第12号(2001/06/07、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さん本当に貴重な御意見をありがとうございます。  私たちは今、当委員会で、石油業法を廃止いたしまして、石油の安定的な供給の確保のための石油備蓄法を一部改正する、あるいは石油公団法を改正するということで審議をしているわけでございますけれども、少しこの石油業法の歴史を私も勉強させてもらったんですけれども、実はこの石油業法を制定いたしますときに、私たち日本共産党は、この業法というのは国内炭をほとんど壊滅状態に追いやるというようなことからむしろ反対をいたしました。  しかし、今日、国内炭がほとんど壊滅状態になっているわけですが……

第151回国会 経済産業委員会 第13号(2001/06/12、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは初めに、先ほども少し御質問があったようですけれども、いわゆるガソリンの不当廉売、差別対価などの問題についてまず最初にお聞きをしていきたいと思います。  石油を安定的にかつ低廉に供給をしていくということは非常に大事なことでありまして、石油業法の第十三条にも石油製品販売業の届け出、第十四条にはその事業の廃止の届け出、こういうものが現行の石油業法の中にはきちっと盛り込まれているわけでございます。今度それが廃止になるわけです。  そこで、大臣も去る四月六日の衆議院の経済産業委員会で、我が党の大森議員の質問に対しまして、石油製品販売業の役割……

第151回国会 経済産業委員会 第14号(2001/06/14、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の法案は、一九八五年に制定をいたしました基盤技術研究円滑化法によってつくられた基盤技術研究促進センターを解散していこう、こういう中身になっていると思いますので、まず最初にお伺いをしておきたいと思いますが、この基盤技術センターを設立した目的は何だったんでしょうか。
【次の発言】 それから十五年が経過をいたしまして、今回は廃止をしていこうということでございます。  そこで、当時、基盤技術研究のためのこのセンターの設立に対しまして日本共産党が実は反対をしております。当時の議事録を見てみますと、昭和六十年四月三日ですけれども、我が党の工藤晃、……

第151回国会 経済産業委員会 第15号(2001/06/19、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私も商工会法のこの改正法案ということで少し勉強をさせていただきましたが、一九六〇年に商工会法が制定をされまして、そのとき、商工会というのは認可法人で、町村部を中心に商工業の発達と社会福祉の増進を目的として事業活動をしている地域の経済団体であるというふうに規定がされていると思うんですけれども、以来四十年がたってまいりました。  大臣にお伺いいたしますけれども、この商工会の果たしてきた役割について、大臣はどのように認識をしておられるでしょうか。
【次の発言】 「商工会」という雑誌を見せていただきますと、その中で、商工会の変革に向けて十八のアク……

第151回国会 財政金融委員会 第12号(2001/05/29、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私の選挙区は京都でございまして、本日提案されております国会決議案に関連いたしまして、京都ではこの七年間、京都御苑に迎賓館は要らないという粘り強い住民運動が起こっております。むだと環境破壊とそれから市民追い出しの迎賓館は要らないというものでございます。  そこで私は、きょうはその観点から質問をしていきたいと思います。  まず最初に大臣にお伺いいたしますが、そもそも国有財産法十三条第一項はなぜ規定をされたのかという問題です。  財政金融委員会の調査室がとてもいい資料をつくってくださっておりまして、私も勉強をさせていただきました。これは単なる手……

第151回国会 内閣委員会 第3号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょう私は京都の迎賓館問題について質問をさせていただきます。  今年度の予算に第二迎賓館の本体工事を含みます費用として二十一億六千万円が計上されております。この京都御苑に迎賓館を建設する計画には、当初よりむだと環境破壊、市民追い出しの無謀な計画として反対運動が起こっております。ことしで七年がたちます。周辺の住民はもとより、京都を愛する人々の間に京都御苑を守れの声がますます広がっているわけです。  世界最大の借金を抱えながら、問題の多い公共事業との指摘があるにもかかわらず、ことし初めて本体工事費が計上されたということは、私は大変問題であり、……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 経済産業委員会 第2号(2001/10/30、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは久しぶりの一般質問ということで、狂牛病の問題を取り上げようと思ったんですけれども、先ほど大臣の所信表明の中に幾ら見ても狂牛病のキョの字も見えないので、大変落胆をいたしました。なぜ触れられないのか、大臣の御認識がその程度のものなのか、あるいは縦割り行政のなせるわざなのかわかりませんけれども、私は狂牛病の問題についてきょうは、非常に大事な問題であると思いますので、伺っていきたいと思っています。  実は狂牛病問題、第二の薬害エイズというふうにも例えられるわけですけれども、私は九六年の第百三十六国会のときに厚生委員をしておりまして、ちょう……

第153回国会 経済産業委員会 第4号(2001/11/29、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の二法案の改正案につきましては、私どもは基本的には賛成でございます。その上で、現下の景気の悪化、デフレの進行というのは史上最悪でございますので、そのもとで中小企業がもっともっと利用しやすい制度にするにはどうしたらいいのかというようなことで質問をさせていただきたいと思います。  私の地元は京都なんですけれども、先般も、二十七日ですけれども、上京団がたくさん来られまして、経済産業省、いろんな省庁に交渉などをさせていただきましたけれども、そのときに私思いましたのは、ことしの二月にも同じような交渉に来られているんですけれども、この十一月の二十……

第153回国会 行政監視委員会 第3号(2001/11/19、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、男女平等参画社会の促進について、政府の対応についてただしてまいりたいと思っております。  二十一世紀はよく女性の世紀というふうに言われるわけですけれども、私は、言いかえますと真に男女平等の実現する可能性に満ちた時代の到来である、このように考えております。  そして、いろいろな差別の是正ということがございますけれども、とりわけ二十一世紀、男女差別の撤廃の中でも賃金格差、もちろん昇格にリンクする場合もあるわけですが、賃金格差の是正はとりわけ女性の社会的地位の向上、経済的地位と自立のかぎを握るものだ、こんなふうに考えております。  我……

第154回国会 経済産業委員会 第2号(2002/03/19、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。少し厳しい質問になるかもしれません。  今日は、大臣の所信に対する質問でございますが、この大臣の所信表明、ずっと読ませていただきました。しかし、例えば最初のところでも、こうした動きが加速すればデフレスパイラルに陥る懸念があるというような記述がございますが、本当に懸念があるというような生易しい状態なのかということなんですね。今、もう既にデフレスパイラルのこの悪循環に陥っておりますし、かつてなく、もう経験したことがない戦後未曾有の危機的な状況にあるというふうに、これはもうほとんど常識的になっていることではないかと思います。  さらに、具体的な危機……

第154回国会 経済産業委員会 第5号(2002/03/28、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  ギャンブルということで私も少し勉強をさせていただいて、いろいろな発見がございましたけれども、自転車競技法は一九四八年、小型自動車競走法は一九五〇年に議員立法で提出されて成立した法律でございます。公営競技というのは、刑法の賭博罪、富くじ罰の特例として法律に認められた行為となっているわけですが、賭博がなぜ刑法上の罪になるのかは言うまでもありませんが、午前中の議論にもありましたように、家庭崩壊、家庭破壊をもたらし、社会風俗を乱し、勤労意欲を低下させる不健全な行為だからであるというふうなことでございまして、言うまでもございません。  そこで、お聞……

第154回国会 経済産業委員会 第9号(2002/04/11、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の法改正というのは、電子メールによる一方的な商業広告、いわゆる迷惑メールについて電子商取引の適正化及び消費者保護の強化を図るために商業広告を行う販売業者に対する必要最小限の規制を行うものでありまして、我が党もこの改正案には賛成でございます。  まず最初にお伺いをいたしますけれども、この電子商取引というのは新しい取引分野でありまして、経済産業省などの予測を見ますと、二月の調査なんかでも、BツーC市場は二〇〇一年度一兆四千八百四十億円が二〇〇六年度には十六兆二千九百七十億円に急増するというような予測も出ているわけですね。  しかし一方、電……

第154回国会 経済産業委員会 第16号(2002/05/30、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、九七年十二月のいわゆるCOP3が開催されました京都が地元でございますけれども、その京都議定書が締結されました際に、衆参の両院の代表団が京都に派遣をされたわけですけれども、その代表団の一名として参加をさせていただきました。  また、それに先立ちます平成九年、九七年十月三日の代表質問で、日本共産党を代表いたしまして、当時の総理大臣は橋本総理でございましたけれども、二〇一〇年までにCO2を、きちっとした対策を取れば二〇%削減は可能なんだという我が党の立場を表明させていただきまして、日本の削減計画を明確に打ち出しながら、効果的な温室効果ガス……

第154回国会 経済産業委員会 第18号(2002/06/06、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私も、この経済産業委員会で何度もこのエネルギーの問題、原発の問題を質問させていただいたんですけれども、四年目になりますけれども、随分この間、この経済産業委員会だけの状況といいますか模様といいますか、それも非常に変わりました。最初は原発推進の御意見が非常に勢いを持って発言もされていたんですけれども、最近は自然エネルギーの主張、最初は本当小さかったですけれども、最近では非常に大きな国民の支持といいますか追い風を受けといいますか、発言も大きくできるようになってきたと思います。そこで私は思うんですけれども、会期末、このように慌ただしい中で、こうい……

第154回国会 経済産業委員会 第20号(2002/06/27、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、自動車の問題を考える場合には、使用済みの問題だけではなくて、車社会全体の在り方の見直し、こういったものも必要ではないかと思っております。環境に負荷を掛けない社会と経済のありよう、とりわけ昨今では地球温暖化の防止の観点も必要になってくるんだと思います。  今日審議になっております使用済自動車のリサイクルの問題につきましては、九〇年代から国際的なグローバルスタンダードといいますか、考え方になってきている拡大生産者責任、横文字になりますが、EPRということなんですが、これをやはり貫くかどうか、このことが一つ大きなかぎになっていると思ってい……

第154回国会 経済産業委員会 第21号(2002/07/04、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回の質問で、私は、なぜメーカーに費用の負担を課さないのかということで、拡大生産者責任、いわゆるOECDなど国際水準で言われている拡大生産者責任とは、ちょっと言葉は厳しいようですけれども、似て非なる制度だということで質問をいたしました。  その際に、平沼大臣の御答弁で、拡大生産者責任の考え方としては、一つは、生産者の方が物理的な対応というものを、あるいは財政的な対応というものを一方若しくは双方行うことが求められていると。二つ目には、その財政的対応についても、生産者にすべての費用を求めることのみがうたわれているのではなくて、消費者への価格転……

第154回国会 経済産業委員会 第26号(2002/07/23、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  官製談合を防止するための法的措置を取ることは賛成でございます。ただ、問題は、その内容が国民の期待に十分沿ったものになっているかどうかということだと思います。  この提案理由の中では、本案検討のきっかけになったのは二〇〇〇年五月に公正取引委員会が排除勧告を行った北海道上川支庁発注の農業土木工事談合事件であるとしておられます。少し振り返ってみますと、この事件はどういう事件だったかということなんですが、公正取引委員会が全国で初めて二〇〇〇年五月の十五日に官製談合だということで勧告を行ったケースですね。排除勧告は二百九十七社に及びました。談合のあ……

第154回国会 厚生労働委員会 第22号(2002/07/25、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、九七年の二兆円の負担増を国民に強いました医療保険の改悪法案のときに、この場所で反対をいたしました。三千通の怒りのファクスを持ち込みました。根拠のない薬代の二重取り、健保本人の二割負担、お年寄りの負担増など、医学的根拠も合理的根拠も欠く欠陥法案で、撤回しかないと主張いたしました。あれから五年がたちました。やっぱり破綻をいたしました。そして、今回、またその破綻の上に破綻を上塗りするような法案が出されております。私は、徹底的に慎重審議をするべき、こういう立場から質問に入りたいと思います。  大臣にお伺いいたしますけれども、今回の法案による……

第154回国会 行政監視委員会 第4号(2002/04/15、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は、私は、公営ギャンブルに関する特殊法人の天下り問題について質問をいたします。  私は、今、経済産業委員をしておりますけれども、三月二十八日の経済産業委員会で、日本自転車振興会への天下り役員の問題を取り上げたわけでございます。そのときのもう議事録は出ておりますので、大臣も目を通していただいたかと思います。  天下りの問題、その点ではたくさん問題はございます。例えば、日自振の会長、副会長、役員などが天下りのほぼ指定席になっているという問題だとか、あるいは交付金の配付先にまた渡り鳥のように飛んで、自転車に乗った渡り鳥というふうに言ったんで……

第154回国会 行政監視委員会 第6号(2002/06/03、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、四月の十五日の当委員会で、公営ギャンブルの五法人の天下りの問題について取り上げさせていただきました。資料もたくさん配付させていただいたんですけれども、関連するところも含めますと、およそこの公営ギャンブル五法人関連で八十人ぐらいが天下りをしているというような驚くべき実態を質問させていただいたわけでございます。  今日は、この公営ギャンブル五法人を実は支えている補助金、そしてまたこの公営ギャンブル五法人が言わばばらまいている補助金、隠れ補助金ではないかとも言われているわけですが、この問題について質問をさせていただきたいと思います。  配……

第154回国会 行政監視委員会 第8号(2002/07/01、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は、看過できない社会問題になっております赤ちゃんの急死問題について、行政の在り方についてただしてまいりたいと思います。  まず最初に、坂口厚生労働大臣と村井国家公安委員長が来ていただいておりますので、お二人に全般的な問題でお聞きをしたいと思います。  先日、私たちは赤ちゃんの急死を考える会と国会議員団といたしまして懇談をさせていただいたわけです。事件や事故までシーズ、SIDSということですが、こういうふうな診断がされて処理をされているという、こういう実態を伺いました。会の皆さんは各党にも申入れをされておられるわけですけれども、私もこの……

第154回国会 行政監視委員会 第10号(2002/07/15、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は、就学援助制度についてお聞きをしていきたいと思います。  今日、長期にわたる不況によります失業、倒産が増え続けておりまして、私の手元にも、生活困難から教育費のやりくりも非常に大変になっているんだというような声が非常にたくさん寄せられております。  そこで、私もいろいろと調べてみました。結局、日本国憲法二十六条には、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」とありますし、義務教育はこれは無償とする、このように明確に述べられているわけです。そして、教育基本法の第三条一項、「教育の機会……

第154回国会 予算委員会 第10号(2002/03/12、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日、私は、児童扶養手当の削減問題について質問をいたします。  政府は、手当の削減だけではなくて、本日、五十年ぶりに母子寡婦対策の抜本的な法改正を閣議決定するやに聞いております。そこで、お伺いをいたしますけれども、最近の母子世帯の推移、そのうちの児童扶養手当受給世帯はどうなっているでしょうか。
【次の発言】 それでは次に、現在の児童扶養手当の内容、支給条件と支給額についても説明をしてください。
【次の発言】 ちょうど私が国民福祉委員をしておりました九八年にこの児童扶養手当の大幅な削減、改悪が行われました。支給条件の年収の上限を一気に百万円……

第155回国会 経済産業委員会 第2号(2002/10/31、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  九九年の九月の三十日、日本のチェルノブイリとまで言われましたジェー・シー・オー事故が起こりました。私は、当時、経済・産業委員として、本会議質問も含めて、当委員会でも質問に立った一人でございます。今回、九月一日の東電の首脳陣が一斉に辞任をしたというニュースは、実は私、海外の視察中に知りました。重大な事故につながっていたらという、本当に背筋が寒くなった思いです。  放射能の被害というのは、スリーマイルのあの事故や、チェルノブイリの事故や、ジェー・シー・オーの事故でも明らかなように非常に広範囲ですし、しかも人を選びません。しかも、将来に甚大な被……

第155回国会 経済産業委員会 第3号(2002/11/07、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、前回の質問で、大臣の就任以来の原発の安全確保の責任にかかわる問題として、新しく導入されました申告制度が機能不全に陥っていたという問題について取り上げまして、大臣もその点について責任をお認めになったわけですね。  今日は、なぜジェー・シー・オーの教訓が真剣に生かされなかったのかという根本の問題について伺いたいと思います。そこには、この二年間の申告制度の機能不全だけに帰せられない根本問題があると考えています。それは規制と推進の体制が経済産業省の中で一体となっている、ミックスになっている、この問題であります。  今回の東電の、あるいは一連……

第155回国会 経済産業委員会 第5号(2002/11/14、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、大臣にお伺いをしたいと思います。  小泉内閣は十月の三十日に「改革加速のための総合対応策」、いわゆる総合デフレ対策を打ち出しましたが、その中心は不良債権処理の加速策でございます。深刻な不況で痛め付けられている国民生活や中小企業の営業を手当てするのが目的かと大変国民の皆さん期待されたと思うんですけれども、私が思うのには全く逆だ、反対だと思います。総合デフレ正に促進策じゃないかと厳しく見ているわけでございます。  といいますのも、小泉政権が発足してもう一年半になりましたけれども、この間、やはりこの委員会でも、不良債権の最終処理を非……

第155回国会 経済産業委員会 第7号(2002/11/21、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、この知的財産基本法という基本法でございますので、今日はちょっと条文に沿ってお伺いをしていきたいと思います。  まず、この基本法の目的についてお聞きしたいと思います。基本法ですから、知的財産をどのように使い、またどういう社会の発展に貢献するか、どのような社会の構築を目指すのかということ、とりわけ国民生活に何がもたらされるのかというようなことが私はきちっと盛り込まれる必要があるというふうに思っております。  ところが、「目的」のところを見ますと、第一条、のっけから、「この法律は、」、全部読みませんけれども、「我が国産業の国際競争力……

第155回国会 経済産業委員会 第8号(2002/11/26、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は参考人の三人の先生方、朝早くから本当にありがとうございます。  実は、小柴先生にお伺いしたいわけですけれども、まず最初にノーベル賞の受賞、本当におめでとうございます。私の六年間、この参議院で御一緒しておりました上田耕一郎参議院議員と小柴先生が一高時代に学生寮で御一緒なさっていたということをお聞きしておりまして、今日はノーベル賞受賞者の偉い先生に私が質問するということ、ちょっとどきどきしているんですけれども、そういうこともあってちょっと気を取り直して御質問させていただきたいなと思っております。実は私、化学は少しはあれなんですが、物理と……

第155回国会 経済産業委員会 第11号(2002/12/05、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。参考人の皆さんにはお忙しいところを本当にありがとうございます。  私、九九年九月三十日のジェー・シー・オーの事故の当時、当委員会の委員をしておりまして、事故の真相究明、再発の防止、そして原発事故の避難対策などの審議に参加をした一人でございます。佐藤参考人は当時、原子力安全委員会の委員長としても御出席いただきましたし、また河瀬参考人も実は出席をなさって私も質問をさせていただきました。本日もよろしくお願いいたします。  当時は、政府も事業者も、あれは核燃料施設の問題だと、原発は安全だ、大丈夫ですよというふうなことを終始言っておりまして、相変わらず……

第155回国会 経済産業委員会 第12号(2002/12/10、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、十月三十一日には、東電側の不正事件の責任の所在について質問をいたしましたし、また申告制度がなぜ二年間機能しなかったのかということにつきましては、大臣の責任についても質問をさせていただきました。十一月七日には、検査体制、報告体制の問題を通しまして、経済産業省保安院の原発の安全確保の能力及び責任にかかわる問題を質問をしてまいりました。  今回提案されております法案の趣旨説明を大臣はこう述べていらっしゃいます。「原子力発電所の自主点検作業に係る不正な記載や、原子炉格納容器の定期検査における不正な操作は、これまでの原子力の安全確保に対する国……

第155回国会 行政監視委員会 第4号(2002/12/02、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は初めて就職いたしましたのが京都市の児童相談所で、八年間地方公務員でした。京都市職員労働組合というのがありまして、組合員でもございました。年末の今ごろになりますと人事院勧告が出て、わずかな賃上げをかち取るために遅くまで集会や当局との交渉などを行った経験もございます。しかし、当時から、戦後日本の民主化と同時に憲法で保障された労働基本権が公務員だけ大きく制限され、団体交渉権の制限、スト権が禁止される中での闘いでしたから、おのずと人事院勧告待ちという状態での不自由な闘いでもございました。  私の体験からも、戦後政治の改革をというのであれば、そ……

第156回国会 経済産業委員会 第2号(2003/03/20、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日、私は、本当に重々しい気分で質問に立っております。世界じゅうが戦争の開戦の危機ということで震撼としているさなかの質問でございます。  先ほど来、イラク戦争の問題にかかわって、影響が余り日本にないからというような議論がされておりますけれども、私は、その前に、まずアメリカが、国連が今査察を継続強化をして効果も上げているという状況にあった。そして、新しいアメリカなどが提案している決議については、採択がされない見込みであったにもかかわらず、見切り発車的にアメリカ、イギリス、スペイン、開戦の、しかも予告を、四十八時間というような最後通牒、通告を……

第156回国会 経済産業委員会 第4号(2003/03/25、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  昨日も本会議で質問をさせていただきました。総理出席の下での本会議質問ですから、この法案がいかに重要な法案かということだと思いますので、この委員会でもしっかりと議論をしていきたいと思います。そして、その議論をする視点というのは、この法律がどのような形で日本経済と国民の暮らしに寄与するのかと、そういう観点で審議をしてまいりたいというふうに思います。  まず、この法律の目的なんですが、この法律の名前は株式会社産業再生機構法案というふうになっておりまして、産業再生ということになっております。第一条、「機構の目的」のところをずっと読んでおりますと、……

第156回国会 経済産業委員会 第6号(2003/03/27、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  本会議と一昨日の質問で、今回の産業再生法の骨格の一部が少し見えてきたかなというふうな思いでございます。  平沼大臣も、一昨日の私の質問に対しまして、経済産業省としては元々機構のようなアイデアを正直に申し上げて検討してきたのではないと、不良債権の加速策とともに企業再生の方策として政府部内で検討が始まったんだと、こういうふうに率直にその経過と認識の発展といいますか、必要性というか、そういうことについても話されたと思います。  私も経過を振り返って、非常に産業再生機構の構想が出てきたということは、非常にドラスチックにできたと、急に出てきたと。そ……

第156回国会 経済産業委員会 第7号(2003/03/28、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は大変専門的な皆さんにお越しいただきまして、ありがとうございます。  まず、斉藤参考人にお伺いしたいわけですけれども、先ほど社長、新しい機構の社長候補としての並々ならない御決意をお伺いをいたしました。まだこの法案は今審議中でございまして、そのさなかということなんですけれども、やはり新聞などではいろいろ、救世主になるのか閻魔大王になるのかとかいろいろうわさもされているわけでございますけれども、私、斉藤さんがどういう方なのかということで、少し「汗と涙のグローバリゼーション」というようなものをちょっとかいま見させていただきましたけれども、九……

第156回国会 経済産業委員会 第8号(2003/04/01、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  いよいよ産業再生機構法の審議も今日が最終ということになってまいりました。せっかく二十八日に参考人の質疑がございましたので、その参考人の質疑を通じて、まず谷垣大臣にお伺いをしたいと思います。  参考人に来られました斉藤惇氏の陳述、お伺いいたしました。さすがに金融・証券界のプロとしてのお話でございまして、大変勉強になりました。中で、並々ならぬ、今度この機構の社長の就任の要請を受けたと、それをお受けするということについての決意の表明があったわけですね。でも、まだ審議中の法案なんですけれども、その法案の先取りをして社長候補の決意を聞くという、私は……

第156回国会 経済産業委員会 第12号(2003/04/24、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 鶴岡先生に敬意を表しまして、時間が過ぎておりましたけれども、質問をしっかりと聞かせていただきました。  日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、省エネ・リサイクル支援法及び石油特会法の改正案の質問をさせていただきます。  今回の省エネ・リサイクル支援法及び石油特会法の改正の直接的な目的というのは、京都議定書に含まれますCDM、クリーン開発メカニズム及びJI、共同実施に関する事業を……ちょっと済みません、静かにしてもらえませんか。事業を省エネ・リサイクル法に基づく助成措置の対象にし、その経費を石特会計から支出できるようにするものであります。  京都メカニズムは、COP……

第156回国会 経済産業委員会 第15号(2003/05/15、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、不正競争防止法の改正案から質問に入りたいと思います。  第一の質問ですが、今回の改正は営業秘密の刑事的保護の導入を行うということが大きな改正点でございます。これは、営業秘密の民事的保護規定を導入した九〇年には多くの反対があって一度見送られたという経過がございます。  産構審の不正競争防止小委員会のまとめを見てみますと、「営業秘密の刑事的保護」の章の中で検討に当たっての留意事項というものが出されております。これまで出されてきた反対意見の中で六点が挙がっているわけですけれども、留意事項として検討が進められた結果、今回の改正に至った……

第156回国会 経済産業委員会 第17号(2003/05/22、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。まず、私は最初に資金繰り円滑化借換え保証制度、この問題について大臣にお伺いをしたいと思います。  三月二十日の当委員会で私、借換え保証制度について、更にこれを実効あるものにするために幾つか質問をさせていただきました。その後もこの借換え円滑化保証制度の到達点というものをお聞きいたしますと、五月の十六日現在で十一万一千百六十件ですね、保証承諾実績は一兆七千三百九十八億円、これは大変喜ばれている施策であると私も大変うれしく思っております。週単位にいたしますと八千件増えているというようなことです。このことを私も地元の京都の皆さんに御報告しますと、京都……

第156回国会 経済産業委員会 第20号(2003/06/03、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の電気事業法、ガス事業法の改正案というのは、九五年、九九年の改正を踏まえて提出をされました。私は、九九年のこの電事法、ガス事業法の改定の際にこの委員会でも反対討論に立たせていただいたんですが、その反対理由の第一は、大口部門の小売自由化によって電気料金の引下げを図るとの政府の自由化政策に根拠がない、ガス事業の場合もそうだということが一点と、それから小売部門に参入してくるこの事業者というのは、既に発電部門に参入しておりますIPPとほぼ同じ事業者になるんじゃないかということから、発電所の圧倒的多数が石炭、石油、それから残渣油というようなとこ……

第156回国会 経済産業委員会 第22号(2003/06/10、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回、私は、この法案の趣旨説明のところに六行、重要な問題が書かれていて、中身はないと、法案の中身にはなっていない、たかが六行だけれどもその内容は非常に大事だということを質問させていただきました。  今日はその続きを質問させていただくわけですが、その間に参考人質疑がございました。これはとてもすばらしい、先ほど来同僚の議員もおっしゃっておりますけれども、私もこのような楽しくてそして意義のある参考人質疑というのは小柴さん以来じゃないかなと思っております。とりわけ荻野アンナさん、特にフランス文学の研究者であり、作家でもございます。その作家の荻野さ……

第156回国会 行政監視委員会 第6号(2003/06/09、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。障害者の就業問題について今日は質問をいたします。  私は京都で八年間、市の児童相談所で心理判定員といたしまして障害児問題に取り組んでまいりました。障害児の全面発達の保障は子供の教育と同時に仕事、就業の保障が不可欠だと考えております。さらに、障害者の社会的、職業的な自立支援を進める上では何よりも障害者の人権が守られるということが大前提になければなりません。  そこで、去る三月の二十四日、大津地裁で判決が下りましたサン・グループ事件の問題をまず最初に取り上げたいと思います。この判決は、就職先で虐待と年金横領や賃金の不払いなどの被害を受けた原告の障……

第156回国会 予算委員会 第3号(2003/01/29、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、まず最初に、今社会問題になっております貸し渋り、貸しはがし問題について質問をいたします。  一月二十日の経済財政諮問会議で、小泉首相は貸しはがしの事実を否定するかのような発言をされています。内容はこうです。「(小泉議長) 一部しか報道していないのではないか。」「野党やマスコミのいう「貸し剥がし」などに乗せられてはいけないと忠告された。」、こういうふうな言葉をわざわざ紹介をされまして、むしろ野党やマスコミが故意にあおっているかのような、そういうような物言いを議長の立場でされている。私はこの神経が本当に分かりません。  今、貸しはがしや……

第156回国会 予算委員会 第11号(2003/03/14、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  がらりとテーマは変わりまして、乳幼児医療の無料制度について質問をいたします。
【次の発言】 まず初めに、最新の地方の実施状況、その施策の拡充の傾向について御報告を下さい。
【次の発言】 厚生大臣にお伺いしますけれども、今配付していただいた資料を皆さんもごらんいただいていると思いますけれども、全国ではこの乳幼児医療の無料化の制度というのは拡充の傾向にございます。しかも、劇的です。  三歳未満と三歳以上は逆転を既にしておりまして、三歳以上は通院の場合でも六割に達しております。その六割の中でも、就学前を見ていただきますと、ウナギ登りに増えており……

第159回国会 経済産業委員会 第3号(2004/03/23、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は、本当にお忙しいところ、三人の参考人の皆さんにはありがとうございます。  まず最初に清家参考人にお伺いをしたいと思いますが、お伺いをする前に、先ほど借換え保証制度の問題につきまして、借換え保証制度ですね、非常に有効に働いているので、これからも継続してほしいという御要望がございました。実は、当委員会でも何度も質疑も私もさせていただきましたし、また本会議で、一月の二十三日でございましたけれども、同じ思いを私も小泉総理に質問をさせていただきました。その御答弁が、「来年度も本制度を円滑に実施していく予定であります。」というふうに明確に答弁を……

第159回国会 経済産業委員会 第4号(2004/03/24、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  十五日の予算委員会で取り上げさせていただきました鳥インフルエンザの問題につきまして、中小企業や地域経済へ非常に大きな影響を持っておりますので、引き続き質問をさせていただきたいと思います。  私の地元の京都では正に鳥災害に遭ったというような状態でございまして、住民の物理的、心理的、経済的な負担と被害は大変なものでございます。地元の住民の皆さん、丹波町、京都府の府民の皆さんの御努力と丹波町や京都府の本当に寝食忘れた御努力によりまして、また国の支援もありまして、三月の二十二日五時半ですね、防疫措置の完了が宣言をされまして、小委員会での検討を経た……

第159回国会 経済産業委員会 第12号(2004/04/27、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、法案の審議に入る前に、私、今日、中川経済産業大臣に質問をすると地元で言いますと、あの方に質問するんですかと言われたんですね。大臣はお分かりだと思います。二十一年間国民年金未納、もちろん麻生さんのように四年、石破さんのように一年もこれも許されないことではありますが、私、二十一年間未納だったという方が私が質問する大臣であるという、この不幸についても私は本当に残念でなりません。  地元の方に、ああいう方が大臣の資格があるんですかと問われました。私も大変、大臣として年金で今審議にかかっている法案にサインをなさった、大臣はなさったということに……

第159回国会 経済産業委員会 第14号(2004/05/13、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  産業再生機構の斉藤惇代表取締役の方に、同じ名前なんで混同が起こらないようにお話をお聞きしたいと思いますが、本当に両参考人には、大変お忙しい中御出席いただきまして、ありがとうございます。とりわけ斉藤惇取締役には、実は二度目でございます、ここの委員会でお会いするのは。何か御縁があるのかなと思っているんですが、昨年の三月二十八日に、御就任いただく予定ということで参考人にお越しをいただきまして、私も率直に質問をさせていただいて、ちょうど一年ちょっと過ぎますね。大変な御苦労もおありだろうと思います。その続きで質問をさせていただくということで、大変こ……

第159回国会 厚生労働委員会 第8号(2004/04/06、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  法案審査に入る前に、今日は無年金障害の裁判の原告の皆さんがたくさん来ておられまして、京都からもお見えでございますので、私も最初に、大臣、まず原告にお会いいただくこと、それから控訴を断念していただくことをまず御要望させていただいて、質問に入りたいと思います。  衆議院の青少年問題特別委員会が、日本共産党も含めまして超党派で、三年前の法案作成に引き続き今回の法改正に積極的なイニシアを発揮されましたことについて、まず心からの敬意を表したいと思います。  そして、参議院でも共生調査会では、児童への虐待が子供の人権を侵害する行為であることを明記いた……

第159回国会 行政監視委員会 第2号(2004/03/29、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は、大きな社会問題となっております過労死、過労自殺問題についてお伺いをいたします。  私のところにも、うちの息子は過労死になりそうなんだけれどもどうしよう、あるいは過労死の労災申請をしているんだけれどもなかなか認められない、こういうふうな御要望がたくさん寄せられております。  お聞きしますが、九八年からの実態を説明してください。過労死、過労自殺についてです。
【次の発言】 配付をさせていただきました資料なども見ていただきたいと思いますが、右側にグラフ化しております。私は、若者の就職難が叫ばれる一方で、若者の過労死、過労自殺が急増してい……

第159回国会 予算委員会 第10号(2004/03/15、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。鳥インフルエンザ問題で関連質問をいたします。  農水省は浅田社長を告発するとしていますけれども、経過からして当然です。しかし、それで問題が終わるわけではありません。私の地元の京都では、正に大きな災害に遭ったような状態が続いています。住民の物理的、心理的、経済的な負担と被害は大変なものでございます。一日も早く平穏な、そして安心、安全な丹波、京都に戻って暮らしたい、このように皆さんが願っておられます。  私は、京都の日本共産党鳥インフルエンザ対策本部長といたしまして、二十八日に現地調査に入りまして、この間二度も直接亀井大臣にも申入れをさせていただ……

第159回国会 予算委員会 第14号(2004/03/22、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日、私は、建築労働者の、就労者の仕事起こしと住宅改修、リフォーム、改修助成制度について質問をさせていただきます。  九七年の消費税の五%アップを含みます九兆円の負担増は長期の不況の引き金となりました。とりわけ、個人住宅の建設に大きな足かせとなっております。長期化する不況の中で全国の建設就労者の数も減っているのではないでしょうか。
【次の発言】 私の元には、建設労働者や中小零細工務店の方から、仕事が激減している、賃金や単価の切下げもひどいものだ、不払の多発に悩まされて自殺に追い込まれる仲間が後を絶たないと訴えが届いております。国は、大企業……



各種会議発言一覧

16期(1992/07/26〜)

第126回国会 予算委員会公聴会 第1号(1993/03/25、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます。  阪中公述人にお伺いいたします。  先生のお話の中では、東西冷戦の終結した今、安全保障対策の抜本的見直しが必要だと言われたわけですが、私も東西の軍事ブロックの対抗という古い枠組みが崩壊した今、世界平和の可能性が生まれたというふうに思っておりまして、日本も従来型の政策や発想を思い切って見直す必要があると考えております。しかし、その方向はとりわけ軍縮政策への転換が必要だと思っております。国民の福祉や教育、生活向上の要求にこたえて、真に日本が生活大国を実現していく上ではこの軍縮政策への転換という問題は避けて通れない問題ではないかということで、二点お伺い……

第129回国会 予算委員会公聴会 第1号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  阪中公述人にお伺いいたします。  先ほど北朝鮮の核開発疑惑についても触れられましたけれども、私は今、最も人類に脅威を与えているのは核兵器の存在そのものであり、実際この核兵器が使用された場合の核戦争の恐怖だと思います。先般、羽田政権が国際司法裁判所に核兵器の使用は国際法上違反でないとの陳述書を報告しようといたしまして、広島・長崎市長を初め国民の批判の前にとりあえず削除をいたしました。被爆者の方にお会いいたしますと、こうした羽田政権の態度は二度原爆を受けたほどの痛みを感じたと訴えておられます。  そこで、御質問ですけれども、私は、唯一の被爆国……

第131回国会 国民生活に関する調査会 第5号(1994/11/18、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます、  きょうは、どうも先生いろいろなことを教えていただきましてありがとうございます。  特に私が学びました点は、憲法二十五条、一般的に生存権というふうに言われているわけですけれども、その第一項は人間的最低生活権というふうに先生が名づけていらっしゃるわけですが、同条の第二項ですね、私は従来はこれは国の責務というふうに規定がされているというふうに思っておりました。すべての生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないという国の責務をここに明記されていると。それは国民の側から見ると、同項は生活向上権というべきものを保障し……

第132回国会 商工委員会,厚生委員会,農林水産委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1995/06/07、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 厚生委員をしております西山でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  まず最初に、通産大臣にお伺いをいたします。  本法は、俗にリサイクル法というふうに呼ばれておりますように、まさに法律の題名どおり再商品化を促進するというものでございます。対象は容器包装廃棄物に限られておりますが、再利用化が促進されるようになるということ、この点は私も評価をしているところでございます。それと同時に、ごみ問題で一番肝心なのはごみの発生そのものを抑える、減量に力を注ぐこと、このことが最も基本的な課題だと考えているわけです。  今の日本を見てみますと、ぽい捨て禁止というようなステッカーがあちこ……


17期(1995/07/23〜)

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第1号(1996/04/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  安部参考人にお渡ししていただいたと思いますけれども、私、ミドリ十字の社内文書を二つきょうお見せをいたしたいと思います。  先ほども先生がお認めになりましたように、先生はミドリ十字からたくさんの寄附金をもらっていらっしゃるわけですけれども、一九八三年当時のミドリ十字の社内文書、これは五月三十日、ミドリ十字の当時副社長の須山さんがお出しになっている文書です。この文書は、エイズとは死亡率の高い疾患であって、そして米国での血友病患者のエイズ発症者の死亡率というのは十一名中八人、実に七三%と非常に高い死亡率である、そして感染経路はエイズ患者からの血液及び製……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第2号(1996/05/16、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  ここにトラベノール社が出しました八三年六月二日の自主回収報告というのがあるわけです。もちろん参考人は御存じだと思います。参考人の名前あてになっていますよね。「郡司篤晃殿」ということで報告書。その報告書の中には、回収措置理由といたしまして、このように書かれているわけです。「本剤の製造に用いた原血漿供血者の一人が、供血時のスクリーニングでは検出されなかったが、供血後AIDSを示唆する病状を呈したため。」、このように回収理由が書かれているわけですね。ところが、この非常に重要なHIV汚染のサインにもかかわらず、これが公表もされていない。エイズ研究……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第3号(1996/06/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  どうぞよろしくお願いをいたします。  光石参考人にお伺いしたいわけですけれども、薬害の再発防止のためには、やはり薬害エイズの真相の解明というのが私は不可欠の大前提だというふうに考えております。当小委員会の目的にも、この薬害エイズの真相の解明によって薬害の再発防止及び恒久の対策、治療の対策を検討していくということにこの小委員会の目的もなっているわけです。  この間、国会でさまざまな努力がされてまいりました。もちろん、国民の皆さんにとっては大変不満な部分があり、私もまだ核心の部分はやみの中であるというふうにも思いますけれども、少しずつ事実がわかり、食……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第4号(1996/06/10、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  最初に確認をさせていただきたいと思うんですけれども、先ほど参考人は、八四年の十一月二十九日の調査検討委員会には出席をされたとお認めになりました。私も資料を持っているんですけれども、大変判読のしにくいメモを判読した資料があります。確かに、ドクター安部それからギャロ、二十二例中四例、こういう文字はきちっと判読できます。先ほど参考人は、二十二例中四例というのがギャロ報告の数値とは違うと、こういうふうに言われたんですけれども、私は、このメモはつまりミックスアップというんですか、混在をしている、ドクター安部が送ったギャロの報告と栗村氏の報告との両方をこの検……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第5号(1996/06/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  最近、加熱承認後も非加熱が使用されていた事実、また第四ルートにも感染が広がっている事実が問題になっているわけですけれども、なぜこういうことが起こったのか。きょうは厚生省が加熱承認後も非加熱製剤を保険薬として公認をしていた問題について質問をいたします。  加熱承認は第[因子の場合は八五年の七月です。ですから、私は当然この非加熱製剤は直後に保険適用されない、加熱に切りかわっているものだとばかり思っていました。ところが、実際はそうではなかった。  お手元にお配りいたしました保険薬事典のコピーでございますが、八六年、昭和六十一年の四月版をごらんいただきた……

第140回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1997/06/06、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、公述人の皆さんにはお忙しいところ貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。ただ、時間の関係ですべての皆さんにお聞きすることができませんので、どうかお許しをいただきたいと思います。  私たちは、今回の改正につきましては、医療保険財政のいわゆる赤字の主要な原因、私は二つあると考えておりますが、高過ぎる薬価の問題それから国庫負担を削減してつくった赤字、この二つの問題にメスを入れないで国民に負担だけを押しつける、こういう点で非常に道理のないものだというふうに考えているわけです。その点で、実は大阪保険医協会の調査というのは私た……

第141回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1997/11/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、本当に専門的な立場から皆さんの貴重な御意見をお伺いいたしまして、ありがとうございます。私の持ち時間は三十五分までということなんですが、皆さんにお伺いできるかどうか、ちょっと時間の制限がございますので、その点は御了解をいただきたいと思います。  まず、施設の関係で、佐野公述人と鈴木公述人にお伺いしたいわけですけれども、実際、今特養でお世話をされていらっしゃって、その方々が介護保険の導入によってどのような状態になるかということは、やはり私もいろいろ調査をさせていただきましたが、特養老人ホームの待機者というのは年々加速的にふえておりま……


18期(1998/07/12〜)

第144回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1998/12/07、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  いろいろな皆さんの御意見を聞かせていただきまして、それで発言をさせていただくわけですけれども、私も九二年から参議院に参りましてずっと厚生委員をやっておりまして、この少子化の問題にずっとかかわってまいりました。  その点で、先ほどもお話がありましたが、エンゼルプランだとか、その前はエンゼルプランプレリュードというような形で何らかの政策をやっているんだ、やるんだというような決意がございましたけれども、このエンゼルプランにつきましては閣議決定はされておりません。また、ゴールドプランのように数値目標というのは出ていないんですね。保育所の問題につい……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず厚生省にお伺いをしたいわけですけれども、これは厚生省の御報告の中にいつも抜けているというか、ないというか、意識的に抜かしていらっしゃるのではないと思いますけれども、乳幼児医療の無料化の問題なんです。  これは私も厚生委員として何回も質問してきているところなんですけれども、九八年三月十二日に私も国民福祉委員会で小泉大臣に質問をいたしましたが、大臣はそのとき、今までの政府答弁より少し進んだというふうに私は思いましたけれども、答弁をされております。  乳幼児医療の無料化というのが今各地方の自治体で進められているわけですが、国はやっていないわ……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  労働省にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほど「働く女性のための施策」というところでいろんな御報告がありました。私は、これからの二十一世紀の日本の企業のあり方とか労働のあり方を考えていく上で女性の労働というのはもう不可欠、欠くことができないと。今、雇用労働者の中の三九・六%は女性の労働者でありますし、女性の意識から見ましても、もっともっと仕事につきたいという人の比率はふえていくと思うんです。  そのとき、これは私自身の経験からもそうですけれども、どうしても個人に任せておいてはできない二つのことがあると思うんです。それは、母性の保護という……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1999/02/24、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 いろいろ貴重な御意見をいただきまして、本当にいろんなことを考えさせられるわけです。  先生のこの「戦後の子ども社会史」、一期から四期なんですけれども、今私たちが考えていかなければならないのはこれからの五期に当たる将来の問題なんですね。私は、今の子供の現状、いじめだとか自殺だとか校内暴力だとか登校拒否だとか、いろんな現象としてあらわれているわけですが、この学校病理、社会病理、今子供が発信をしている、サインを送っているこの状況というのは、日本のこれからの第五期を見通した場合に、その深刻さというのは、日本の民族といいますと大げさですけれども、その将来にかかわるぐらい非常に大きな深刻な……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(1999/03/03、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先生と同じ名前なんですけれども、実は私も児童相談所でカウンセラーといいますか心理判定員の仕事を八年間ほどやっておりましたので、一つ一つのケースというんですけれども、そういう子供をずっと追いかけるということについては、先生がおやりになっているのと、場は違いますけれどもよく似たような仕事をしておりました。  その当時とは大分子供たちの様子も深刻さも違ってきているというふうに思いながら今お聞きをいたしておりましたけれども、例えばこのアダルトチルドレンの問題を通じて先生がお感じになっていらっしゃるカウンセリングのシステムの問題です。  先ほどから……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(1999/04/16、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 どうもいつも最後に、日本共産党の西山登紀子でございます。  いろんなお話を聞かせていただいたわけですけれども、私は自分の子供も三人おりまして、もう二人結婚しておりまして、一人同居をしておりますので、例の寄生何とかいうのが一人おります。  山田先生にお伺いしますけれども、同居して寄生しているんだけれども非常に結婚願望は持っている、男の子にしても女の子にしても。そういう例が非常に私の周りに多いので、決してリッチではなくて、むしろ私なんかそういう若者については悲壮感のようなものを若干感じてしまうんですけれども、先生のいろんなお仕事の中でそういう面は見られないのかどうかということです。……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1999/05/12、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 いつも後の方で意見を述べますので、きょうは……。  私は、娘が二人おりまして、男の子が一人、子供三人なんですけれども、こういう不妊の問題は子供たちの周辺で大変話題になることが多いものですから、私、親としても大変心配な面もありますし、また政治の面でどういうことが問題なのか大変関心がありますので、少しお話をお聞きしたいと思います。  いただきました資料をいろいろ見ておりまして、私、過去に不妊の治療を受けた方が百四十三万四千九百人、そしてその治療によって子供を得られた方が六十一万人、大変数が多いというふうに思いました。  やはり、不妊治療によって出産が可能になったということによって受……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1999/06/02、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 別に後の方でもいいんですけれども。  私は、調査会の委員をやりましたのは初めてなんです。調査会でこうしてまとめをする作業にも加わったのは初めてなんですけれども、結局この報告というのは国会に出すわけですが、だれに対する報告かといいますと、やはり国会を通じて国民の皆さんに我が調査会がこういうふうにやりましたということがよくわかるようなものにする必要があると思います。  どんな方法を使って調査をしてきたか、政府の意見聴取や参考人、視察などもいろいろやって、こういうふうにやってきたとかということも大事ですし、また、このテーマをどんな角度で、立場の違いはいろいろあってもそれは当然でござい……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2000/02/23、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、本当に、少子化ということに正面からテーマを絞った形での参考人の皆さんの陳述、大変勉強させていただきました。  私もずっとこの問題を追いかけてきているんですけれども、厚生委員をやっておりましたときに、この少子化の問題、少子化対策ということを質問いたしましても、大臣の方から、いや以前のように、戦前のように産めよふやせよということには今はなりませんのでね、というような形で、対策を余り積極的にとってこられない時期がしばらくありまして、椋野先生のお話の中に、平成七年ですか、正面から少子化問題についても調査をしていくというふうなことになって……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2000/04/03、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 少子化の問題を考えます場合に、生まれてきた命をやはり大切にしていくということは極めて重大な当たり前のことですけれども、こういう状況のもとでとりわけ私たちは心していかなければならないと思うんです。  私は児童相談所で心理判定員という仕事をしておりました関係から、児童の虐待の問題についてきょうはお伺いしたいと思うんです。  大変時間が短いですけれども、厚生省調査を見ますと、平成十年度の虐待の調査をいただきまして見ますと、平成二年を一〇〇といたしますと、平成十年度は六・三倍にふえて、その件数は六千九百三十二件になっているわけです。  そこで、そういう虐待に対する対応策ということで、児……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第8号(2000/05/12、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 私もこの少子化の問題、議員になって以来ずっとかかわってまいりましたけれども、この調査会で非常に濃密な調査が行われてきたというふうに私も感謝をしているわけですが、私自身も認識が非常に深まってまいりました。当調査会全体としてもそうだと思うんですけれども、とても認識が深まったんじゃないかなと思うんです。  新しいポイントとしては、今まで少子化問題、女性が子供を産む、産まない問題というふうな単純化するような傾向から、私はやっぱり当調査会の今の到達点というのは、この少子化問題というのは日本の若い男女が家族を持てなくなっている、あるいはおじいちゃんが孫を持てないというんですかね、おばあちゃ……

第150回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2000/11/08、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  地方自治体の方々から具体的な少子化対策ということでお話をいただくというのは、大変私も勉強になりました。この調査会では六月に提言を出してまいりましたけれども、ぜひそういう調査会の提言などもまた参考にもしていただきたいと思うんですけれども、とりわけ私、岩手の取り組み等をお聞きしたいんですけれども、これは意識調査、とても精密といいますか参考になる立派な調査をなさったなというふうに見せていただきました。とりわけ、父親の側の意識が調べられているというのはちょっと今までにないところじゃないかなというふうに思って、大変参考になりました。  一つお聞きし……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2001/02/14、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは参考人の皆さん、ありがとうございます。  この調査会も少子化問題をテーマにずっと調査活動を続けてまいりまして、いよいよ二十一世紀の初めの調査会ということになったわけですけれども、まず最初にお伺いしたいのは、清家先生の方にちょっと、早くお出になるということですから、ちょっと先にお伺いしたいんですけれども、事前にいただきました「生涯現役社会の条件」という九八年にお書きになりました先生の御本を読ませていただきまして、大変少子化について興味深い指摘がございます。  それは、「一般的に経済発展は、貧しい社会でとりわけ遅れがちである女性の教育……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2001/02/21、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは非常に具体的な興味のあるテーマで参考人の皆さんのお話を聞きまして、大変うれしく思っております。  お二人にお伺いしたいわけですけれども、私たちはこの調査会で少子化の問題をテーマにしながらずっと調査を続けておりまして、いよいよ二十一世紀を迎えるということになったわけですけれども、私たちは、二十一世紀はやっぱり少子化の問題について言えば、日本も早く男性も女性も、仕事も子育ても両立できるような社会をつくる、それが一つの少子化の対策としてはキーワードだと思っているわけです。中でも、仕事の働き方あるいは働かせ方、これがやっぱり最大の問題じゃ……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2001/02/23、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、乳幼児医療の助成制度について質問をさせていただきます。  当委員会は、平成十二年、二〇〇〇年の五月にこういう中間報告というものを出しまして、その中で少子化問題についての提言を行っております。この提言の中で、提言というのは、少子化問題についてとりわけ重要で早急に対応を要するものを挙げまして、政府並びに関係各機関にその実現に向けての努力を要請したものでございます。私は、とりわけ政府の努力責任というのは非常に重要だというふうに思っておりますが、その観点から御質問をいたします。  まず、全国の市町村、自治体の最新の乳幼児医療の助成制度の……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(2001/02/28、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうはお二人の先生方、大変ありがたい、いろいろ御示唆に富んだ陳述をいただきましてありがとうございます。この少子化対策、少子化問題についてこの調査会でもずっと深めてまいりましたけれども、私は、いよいよ核心に迫るいろんな調査になってきたんじゃないかなというふうに、大変ありがたいと思っております。  といいますのは、いろんな少子化の原因、今まで晩婚化、非婚化というようなことにも、現象的にはそうなんですけれども、なぜそうなるのか。しかも、そのそうなる原因が、例えば経済的な要因が非常にベースにあるんだということなんですが、その点できょうは大変私も……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2001/04/18、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  最終報告をまとめるに当たりまして幾つか御意見を申し上げたいと思います。  党の基本見解は畑野理事が述べたとおりでございます。  私は、少子化問題の解決の第一歩というのは社会全体がこの問題を正面に据えて取り組むことだと痛感をしてまいりました。本調査会が少子化問題をテーマに設定をいたしましてさまざまな角度から客観的、科学的、また実践的な調査を重ねた結果、昨年五月の提言を発表することができましたけれども、これは大変時宜を得た取り組みであったというふうに思っております。  私たち各地で少子化シンポというものに取り組んでまいりましたけれども、私はこ……

第151回国会 予算委員会公聴会 第1号(2001/03/15、18期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  公述人の皆さんには本当にありがとうございます。まず笹森公述人の方に先に御質問をさせていただきまして、後ほど菊池公述人にも御質問をさせていただきたいと思います。  まず笹森公述人にお伺いしたいんですけれども、先ほど今年度の予算案についていろんな御提案がございました。私たちも四野党共同の組み替え要求というものを、日本共産党も参加をいたしまして、二〇〇一年度の予算に対して提出をさせていただいているところでございます。七〇年代に行って以来、久々の四野党共同組み替え要求ができまして、私たちも大変喜んでいるところでございます。  先ほど景気対策の、最……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2001/11/21、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先ほど、本調査会の調査テーマが決められました。「真に豊かな社会の構築」ということでございます。  私は、言いかえれば、これは真の豊かさとは何かということをメーンテーマといたしまして、国民生活と経済のありようについてグローバルな視点も交えて調査することを決めたというふうに考えております。いわゆる物やお金だけでは味わえない、人間らしいゆとりのある、また心の豊かさも十分に共有できる新しい未来社会、日本の社会をどうしてつくっていったらいいのかということを私たちもともに考えていきたいと思っております。  そこで、先ほど改革先行プログラムの説明を受け……

第153回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2001/11/28、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、お二人の参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。ありがとうございます。  私は、まず第一に、お二人にちょっと御意見をお伺いしたいのは、本調査会のテーマは、「真に豊かな社会の構築」ということをテーマにいたしまして、調査会は三年間時間をかけてこのテーマで非常に積極的にやっていこうということで、私たちが選んだテーマが「真に豊かな社会の構築」ということでございました。与野党もちろん意見の違いはいろいろあるんですけれども、そのテーマでやってみようというふうに思いましたのは、日本が世界第二位の経済大国と言われているんですけれども、なぜ……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2002/02/13、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  小泉内閣が発足して九か月になるんですけれども、骨太であれ中期展望であれ、何を聞きましてもやっぱり痛みしか見えてまいりません。真の豊かな国民生活の展望は見えてこないわけでございます。  今日お伺いしましたが、十八ページの社会保障の部分ですけれども、社会保障については可能な限り抑制をするというふうにあるわけですね。初めに抑制ありきと。国の責務というのは、憲法二十五条に明記されておりますように、国民の健康で文化的な生活を保障するという責務がございますので、社会保障は初めに抑制ありきということでは、私は問題だというふうに思います。  とりわけ、人……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2002/02/27、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。御苦労さまです。  松井さんと中村さんにお伺いをしたいと思います。今、非常な失業という状態が起こっているわけですけれども、二点お伺いします。  先ほどの御説明で、松井さんの方から経済のグローバル化に対応して国内の労働市場も変容を迫られているという御説明があって、一から四まで御説明があったんですけれども、私は、日本の労働者の働きようというか働かせられようというか、それは本当にこのグローバルな水準にあるのかどうかということが大変疑問に思っているんですね。  例えば、その例に挙げますと、残業、違法な……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2002/03/06、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  三人の参考人の皆さん、本当に今日はありがとうございます。  まず最初に、山崎参考人にちょっとお伺いしておきたいことがありますが、家族介護の評価の問題がございました。──お姿が見えないんですけれども、済みません。  私は、介護保険の議論をいたしましたときに厚生委員をしておりまして、家族介護の手当、ドイツのように要るんじゃないかという質問をしましたら、当時小泉厚生大臣でしたけれども、女性を家庭に縛り付けるというような御批判もあるし、今すぐにはというふうな御見解で、今、日本の介護保険の中にはこれはありません、評価されていないんですけれども、その……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(2002/04/10、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は三人の参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。  まず、お三人の方に共通して一点お聞きをいたします。  この当委員会は三年掛かりで「真に豊かな社会の構築」を目指してというのが大きな調査テーマになっております。三年掛かりの調査会です。かなりスタンスが長いということなんですが、そこで八〇年代以降ですが、日本は経済大国と言われるようになってきたんだけれども、国民が本当に豊かさを感じることができないという、そういう状況が長く続いています。そこで、それは一体なぜなのかということと、それからこれからの将来、日本の未来の社会が本当に真に豊か……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2002/04/17、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。お二人の参考人の方々には大変遅く、長時間ありがとうございます。  まず最初に、鶴田参考人の方にお伺いをしたいと思います。  先ほど御紹介ありました先生の論文をちょっと読ませていただきました。そこには、直接投資には投資国の側に正のブーメラン効果と負のブーメラン効果があるという、こういう指摘がございまして、空洞化を懸念する人はこの負の効果を過大視する難度があるという指摘がございます。更に読み進みますと、アメリカの海外生産比率は二〇%、日本はわずか二%で、日本の実態を考えると産業構造の空洞化論は慎重であるべきであろうということなので、日本はわずか二……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(2002/04/24、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。参考人の皆さんには本当に貴重な御意見をありがとうございます。  まず最初に、三人の参考人の皆さん、一つのテーマでお聞きをいたします。  この調査会は三年掛かりの調査でございまして、「真に豊かな社会の構築」という大きなテーマを掲げて調査を進めているわけですけれども、日本が非常に大きな経済大国でありながら豊かさを国民が感じることができないということで、じゃ、これからどうやっていったらいいのかということなんですけれども、この真の豊かさとは何か、それぞれの参考人の方々がどういうふうに思っていらっしゃるか、まずその点が一点です。  それから二つ目は、今……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(2002/05/22、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  日本共産党を代表して、中間報告に対する意見表明をいたします。  本調査会は、「真に豊かな社会の構築」をテーマに設定し、今期の調査を進めてきました。経済大国と言われながら、本当の豊かさを実感できないのはなぜか、この国民の疑問に答えるための政治の責任について考えてみたいと思います。  まず、豊かさとは何かという問題です。  この点についての参考人の意見は、仕事の場があり、安心して自分の道を選択でき、その能力を発揮できること。また、家庭や地域に非金銭的な豊かさを感じられる場があること。また、自然と共生して生きることができる、それをすべての人が享……

第155回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2002/11/13、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回、私は、「真に豊かな社会の構築」をテーマにして三年間の調査を継続する重要な委員会の海外調査に参加できまして、大変勉強させていただきました。ありがとうございました。  豊かさとは何か、経済大国日本の国民が本当の豊かさを実感できないのはなぜか、どうしたらいいのか、この問題意識を絶えず発信しながら、六人のメンバーの皆さん、とりわけ女性は私一人でしたけれども、とても有意義な調査ができたと考えております。  私にとりましてはニュージーランドは初めての訪問でした。もちろんオーストラリアもそうです。しかし、ニュージーランドは世界で最も早く、一八九三……

第155回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2002/11/27、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は、三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  実は、お三人の参考人の皆さんに同じ質問をさせていただきますけれども、お答えをもしいただけないテーマがありましたら、それは飛ばしていただいて結構でございますので、よろしくお願いをいたします。  私たちの調査会は、「真に豊かな社会の構築」ということをテーマにして、三年間という調査期間を持っている調査会でございます。今、とりわけ今年度からは地域の社会での住民の、あるいは国民のライフスタイルが一体どのようになっていけばいいのだろうかという、軸足をうんと下に置いたようなテーマを選びながら……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2003/02/12、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この調査会は、「真に豊かな社会の構築」をテーマとして三年間の調査を継続するというそういう調査会なんですけれども、今、日本は経済大国に、一応今まだ経済大国日本でございますが、そういう経済大国になりながら国民が本当の豊かさを実感できないのはなぜなのかということで、こういうテーマを決めて調査を進めて今回で二年目になるわけですけれども、昨年、ニュージーランド、オーストラリアの調査に参加をさせていただきましたときに、非常に日本とは違う資本主義の社会がある、それを実際つぶさに見てまいりましたが、ニュージーランドは世界で最も早く一八九三年に女性参政権を……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2003/02/26、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は参考人の三人の皆さん方、本当にありがとうございます。  この調査会は三年間という非常に長い期間を持って調査を行うという委員会でございまして、そしてそのテーマというのが「真に豊かな社会の構築」ということでございます。  問題意識というのは、日本の国というのは非常に経済大国になったんだけれども、国民が本当の豊かさを感じることができない、それは一体なぜなのだろうか。そしてまた、それはどういう社会になれば本当の豊かさを感じながらこの社会、この国で生きていくということについて満足できるようになるんだろうかというような問題意識で、これはもう与野……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(2003/04/02、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は本当に三人の参考人の皆さん、お忙しいところをありがとうございます。  本当に興味深いテーマですけれども、時間は非常に少ないということなんですけれども、まず、今日はこの当委員会にお越しいただきましたので、私たちの委員会というのは三年間という長丁場の委員会でございまして、そのテーマは「真に豊かな社会の構築」を大きなテーマにして調査活動をやっております。前の三年間は少子化問題ということで取り組んで、参議院の本会議に決議案を提案するというような仕事もしてまいりましたが、今期のテーマ、三年間のテーマは、「真に豊かな社会の構築」をテーマに掲げて……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2003/05/14、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 どうも今日はとても有意義なといいますか興味のあるお話をたくさん伺いまして、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。ちょっと幾つかばらばらするかなとも思いながら、ちょっと気付いたところをお話をさせていただきたいと思います。  日本共産党の西山登紀子と申します。この調査会というのは大変三年間のスパンを持った調査会でございまして、そのテーマは「真に豊かな社会の構築」ということがテーマになっております。その問題意識といいますのは、これはここの調査会で一致した問題意識なんですけれども、日本は世界でも大変経済的に豊かな国だというふうに一応しているわけなんですけれども、どうも国民の皆さん……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(2003/05/28、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。今日は、老人介護の問題について質問をいたします。  実は、私は今映画議連の幹事をしておりますけれども、先日憲政記念館で、「釣りバカ日誌」の監督の栗山富夫さんによります「ホーム・スイートホーム2 日傘の来た道」の試写会がございました。ごらんになった議員の方もいらっしゃるかと思います。とても涙と笑いの感動的なドラマでしたが、テーマは、痴呆の父親の介護に一流企業のビジネスマンが仕事を辞めて、東京を離れてふるさとの今治で家族とともに新しい人生を歩んでいくというドラマでした。  今はまだ日本では、苦悩に満ちた介護の多くは嫁と呼ばれる女性や娘の肩に重くの……

第159回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2004/03/10、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今日は三人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。非常に具体的で実践的な陳述をお伺いいたしまして、とても参考になる思いでございます。  私の一番目の御質問は、三人の参考人の皆さんにそれぞれお答えいただきたいと思うわけですが、当調査会は三年間の長いスパンで調査を行っている参議院にございます調査会です。真に豊かな社会とはというのが大きなテーマでございまして、日本は経済大国と言われているんだけれども、国民の一人一人は余り豊かさを実感することができていないと。どうも豊かになったような実感がない、なぜだろう、どうしたらいいんだろうというのが、こ……

第159回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2004/04/07、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。今日は本当に貴重な御意見をお三方の参考人からいただきまして、ありがとうございます。  本調査会は、三年という長いスパンで調査を行っているわけですけれども、大きなテーマは、日本の、経済大国と言われている日本なんだけれども、国民が本当に真の豊かさというものを実感できないのはなぜだろう、真に豊かな社会の構築は一体何が必要なんだろうかということを共通のテーマにして調査を進めております。  そこで、三人の参考人の方々にそれぞれにお答えいただきたいんですが、真の豊かさとは何か、お一人ずついただきたいというのが一つです。  それから、先に全部質問を言ってし……

第159回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2004/04/21、19期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  当委員会で、ユニバーサル社会の形成について、障害を持たれた参考人の方なども参加をしていただきまして、大変有効な調査が進められたと思います。  そこで、障害者の社会参加の可能性を拡大するという点で質問をさせていただきます。  障害のある人のJRなどの運賃割引制度について簡潔に御説明ください。
【次の発言】 こういう割引の制度があるかのごとく説明がされるんですけれども、実は実態は、九七年、私、予算委員会で、この割引制度の急行料金の部分については実はもう既に実態が違っているということを調べて質問いたしました。独自に調べたんですけれども、特急は急……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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