西山登紀子参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九三年度予算案に反対の討論を行います。 佐川・暴力団事件に続いて、金丸巨額脱税事件が判明し、今国民の怒りは頂点に達しています。しかも、金丸脱税の原資の主役が、みずからが自民党政権の中枢として強力に推進してきた大型プロジェクトと、その事業で大もうけを保証された大企業のやみ献金であったことが日々明らかにされつつあります。全く言語道断であり、許すことができません。 言うまでもなく、政府予算案は宮澤自民党政権の推進する政策を財政的に裏づけるものであり、今日明らかになりつつある政官財の醜悪な金権腐敗体質に徹底的にメスを入れることなく、大企業中心の施策を推進……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました環境基本法案について総理並びに関係大臣に質問いたします。 青い地球を青いままで子供たちに残してやれるかどうか、今日、環境問題は地球的規模で人類生存の重大な課題となっています。そして、今最も大切なことは、足元の環境問題、日本の現実にどう対応するかということです。 日本の環境問題でいえば、水俣病問題が未解決で残されており、窒素酸化物などの大気汚染が全国的に深刻化している上、民活路線のもとで大企業本位の乱開発が全国で進められた結果、緑と自然が破壊されています。地球環境を守るためにも、まず我が国自身の環境・公害問題の抜本的解決に全……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました畑英次郎農林水産大臣を問責する決議案に賛成の討論を行います。 細川内閣と畑農林水産大臣は、例外なき関税化を受け入れない、米は国内で完全に自給するとの三度にわたる国会決議を踏みにじり、ウルグアイ・ラウンド交渉でドゥニ議長の調整案を受け入れました。これは米の全面的な自由化に道を開き、乳製品やでん粉など二十品目もの農産物を一挙に関税化してすべての農産物を自由化し、我が国の農業と農民の生活に壊滅的な打撃を与えるものです。日本の農業を守り、安全な食糧を確保するという国民にとって死活的な利益を投げ捨てた細川内閣の政治責任は極めて重大です。……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。 羽田内閣は、殊さらに過大な高齢化社会危機論を振りまきながら、その財源として消費税増税は当然との世論誘導を行い、さらに年金支給開始年齢を六十五歳に繰り延べする上、本改正案のように、入院時食事代を一日八百円、当面は一日六百円を患者から徴収するような、国民いじめの社会保障制度の改悪を相次いで強行しようとしています。 とりわけ、病院給食は治療の一環であり、本来保険で賄われるべきもので、この有料化は国民医療の根本をゆがめる大問題です。この患者負担は、原案では三千二百七十億円にもなります。一部修正……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、年金関連法案について質問いたします。 本改正案の基本である被用者年金六十五歳支給は、もともと自民党政府が八九年に国会に提出し国民と国会が拒否したもので、昨年の総選挙では社会党も反対の公約を掲げていました。そして、当時、総理自身も、六十歳から六十五歳までのこの五年間は何で暮らすのか、平成二十二年の段階に六十五歳まで働く職場が確保されるということは保証の限りではないと追及をされていたではありませんか。 本改正案は、その実施年度を三年おくらせるだけで、満額年金六十五歳支給という根本改悪は前法案と同じものです。したがって、これは国民に対する重大な背信、公……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九五年度地方財政計画、地方交付税法改正案並びに地方税法改正案に関連して、総理並びに関係大臣に質問いたします。 阪神・淡路大震災から既に二カ月がたとうとしています。私は、精神的にも肉体的にも極限状態の中で、生活の再建と復興に必死で頑張っておられる被災地の皆様方に、心からのお見舞いを申し上げます。 震災対策は、被災した関係自治体だけでなく、全国の自治体に関係した重大問題になっています。 そこでお伺いいたします。 先日、京都の清水寺で八十歳の被災者が飛びおり自殺されました。痛ましいことです。総理、せっかくあの地震で助かった人が救済のおくれから命を落……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、食品衛生法等の改正案について総理並びに関係大臣に質問いたします。 国民の命と安全を守ることは、国として最優先の課題でなければなりません。ところが、本改正案の背景を考えるとき極めて危惧される問題があります。 多くの国民の声を無視して批准されたガット・WTO協定によって、主食である米を含め農産物の全面的な輸入自由化がなされました。しかも、WTO協定を認めることによって、アメリカとその多国籍企業主導で作成されたいわゆるコーデックス食品規格にすべての加盟国が従うよう求められているわけです。 コーデックス食品規格とはいわゆる非関税障壁の除去を通じて国際貿……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九七年度政府予算三案及び平成会提出の修正案に対し、反対の立場から討論を行います。 私は、まず、憲法の規定する自然成立の四月三日まで一週間も残しながら予算案の審議を終了させようとしていることに対し、厳しく抗議するものです。 本院はこれまで、消費税廃止法案の可決、四たびにわたる予算案の否決など、国民の負託にこたえてきた貴重な実績があります。にもかかわらず、今回のように十分な審議を尽くすことなく予算の成立を強行するやり方は、審議時間を十分に確保すべきとした参議院改革の確認にも反するものであり、国会の厳粛な責務をみずから放棄するものと言わざるを得ません。……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、臓器の移植に関する法律案について、衆議院から送付された中山太郎議員外十三名提出によるもの及び参議院で提出された猪熊重二議員外四名提出による両案について、提出者に質問いたします。 そもそも脳死をめぐる問題は、人間の尊厳とその生と死にかかわる極めて重大な問題であります。 この問題の中心である脳死をもって人の死と扱うか否かという問題は、医学上、法律上の問題であると同時に、国民的な合意を不可欠とするすぐれて人道的、社会的な問題であり、今日まだ国民的合意は形成されておりません。このことは、最近、日本世論調査会が実施した調査で、臓器移植法案の「成立を急ぐべき……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等改正案について質問いたします。 今回の法案は、医療保険財政の浪費構造には全く手をっけず、二兆円もの患者負担増のみを強要するものであり、何の道理もない改悪法案です。しかも、許せないことは、与党三党と民主党が成立を前提に修正協議を重ね、その後与党三党はお年寄りの入院費を一日千二百円にするなど、原案よりさらに国民に負担増を迫る異例の改悪修正を行ったことであります。さらに、公聴会も開かず、この改悪修正案はわずか一日で採決が強行されたことも到底認めるわけにはまいりません。 こんな改悪をされればもう医者にはかかれない、今、……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。 本案は、一言で言って、医療保険財政の浪費構造には全くメスを入れず、すべて国民の負担と犠牲で乗り切ろうとする大改悪法案であり、断じて許すことはできません。 今求められる医療改革とは、子供からお年寄りまで、お金のあるなしにかかわらず、すべての国民に十分な医療を保障することです。ところが、今回の改悪案は、患者負担を現行の二・五倍から四倍以上にも一気にはね上げるものとなっています。これでは、消費税五%の重税も加わって、深刻な受診抑制、治療中断を招くことは必至です。私のもとには、薬を少しずつ……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問いたします。 初めに、金権腐敗政治を一掃する問題です。 佐藤議員の閣僚任命問題で今問われている根本問題は何でしょうか。それは、ロッキード疑獄で確定した収賄罪という権力犯罪に全く無反省な人物をあえて入閣させた総理自身の政治倫理観と任命権者としての重大な責任です。 総理は、高い倫理性を求める世論の重みに思いをいたさなかったことを反省していると繰り返し答弁していますが、みずからの政治倫理観のどこが誤りであったのか、具体的に述べてください。 しかも、重大なことは、一年前の内閣改造時に佐藤氏入閣の約束が中曽根元首相との間で取り交わされていたと……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表し、介護保険法案及び同施行法案並びに両法案の修正案について反対の討論を行います。 今日、老老介護という状態や痴呆性老人や寝たきりでひとり暮らしのお年寄りがふえるなど、高齢者の介護をめぐる状況は極めて深刻です。また、年間八万人もの女性が介護のために仕事をやめなければならないなど、家族の悩みも深刻です。国民だれもが必要な介護を安心して受けられる公的介護保障制度の確立は待ったなしの差し迫った国民的課題です。ところが、政府提出の介護保険法案は、この間の委員会の審議や参考人、公述人の陳述を通じても、このような国民の切実な期待にこたえるものでないことが一層明らかにな……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ケルン・サミット及び日米首脳会談について小渕総理に質問いたします。 まず、平和と安全保障についてです。 今回のサミットは、NATO軍によるユーゴ空爆を含むこれまでとられた措置を歓迎するとして正当化しました。アメリカは、自国の国益に必要とあれば国連抜きでNATOや日米安保を発動し、武力で思いどおりにさせるという新戦略をとっていますが、今回のサミットはこれを容認する不当なものです。また、NATO諸国への武力攻撃がなくても内政干渉の戦争行動に出るというNATOの新戦略概念をも容認したことは、武力行使原則禁止という人類が第二次世界大戦の反省から到達した国……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、産業活力再生特別措置法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。 まず初めに、このような重要法案を、衆議院において十分な審議時間を保障せず、採決が強行されたことはまことに遺憾なことであることを申し上げ、質問に入ります。 本法案は、大企業の生産性の向上を目的に、得意分野にシフトする事業再構築、すなわちリストラを支援するものです。過剰設備の問題でいえば、民間研究機関の調査でも、その四分の三が景気低迷による需要不足によるもの、残りがバブル期の過剰投資などによるものだと言っています。我が国経済の自律的回復を目指すというのなら、今なお深刻な事態にある……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、原子力災害対策特別措置法案及び核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に対し、総理に質問いたします。 去る九月三十日に起きた茨城県東海村の核燃料施設での臨界事故は、日本の国民はもちろん、世界にも大きな衝撃を与えました。イギリスのインディペンデント紙は、日本には正確な安全文化はないと指摘し、日本のチェルノブイリとまで報じた外国の新聞もありました。この事故によって、日本の原子力行政の実態は、今日の国際的な水準から見ても異常に立ちおくれたものであることが浮き彫りになりました。 我が党は、国会では七〇年代から日本政府の安全……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました消費者契約法案について、経済企画庁長官に質問いたします。 我が国の消費者をめぐるトラブルは多発しております。国民生活センターに寄せられた九八年の苦情・相談件数は約六十三万件で、八〇年当時の三・二倍に増加し、その九三%が消費者契約のトラブルで占められています。しかも、消費生活センターに相談するのはトラブルに遭った人の二%程度と言われており、実際の被害はもっと膨大です。これは、従来の政府の消費者行政ではもはや対応できなくなっていることを示しています。 こうしたもとで、日本共産党は、事業者と消費者の間で情報や交渉力などで歴然とし……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました特殊法人等改革関連四十六法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。 そもそも特殊法人改革とは本来どうあるべきなのでしょうか。 日本共産党は昨年七月に、特殊法人改革のあるべき方向について、「大企業の食い物にするための「民営化」ではなく、国民の暮らしに役立つ特殊法人改革を」という政策提案を発表いたしました。今、国民が期待する特殊法人改革は、一つ、無駄な部門を思い切って削減すること、二つ、国民生活にとって必要な事業は公的部門として一層拡充、改善を行うこと、そして三つ、直ちに天下りを禁止して、癒着構造にメスを入れること、こ……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました産業再生機構法案及び関連法案、産業活力再生特別措置法改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。 質問に入る前に、米英による無法無謀なイラク戦争を即時中止すること、日本政府の恥ずべき支持の態度を直ちに改めることを強く要求いたします。 この戦争は国連憲章違反の先制攻撃であり、二十一世紀の平和な世界秩序に対する正面からの挑戦であります。無辜の市民を殺りくし、イラクの子供たちの生存と生きる希望すら断ち切る野蛮な戦争を日本国民は決して許さないであろうことを表明し、質問に入ります。 今回の産業再生機構法案など三法案は、不良……
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、小泉総理の施政方針演説について質問いたします。 政府は、昨日、航空自衛隊の本隊をイラクに派兵し、陸上自衛隊は今月中にも本隊を派兵しようとしています。重火器で武装した自衛隊を戦争状態が続いているイラクに派兵することは、憲法の平和原則を根本から踏みにじる歴史的暴挙であり、絶対に許すことはできません。 世論調査でも過半数の国民が自衛隊の派兵には反対し、八割以上の人々が政府は十分に説明していないと答えています。日本の軍隊がわざわざ外国に出掛けていって他国の国民を殺し、戦死者が出かねない戦後初めてのこの暴挙に対して、多くの国民が心の底から不安と怒りと悲痛な……
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