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福島瑞穂 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

福島瑞穂[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP10(参)
2位
委員会発言歴代TOP10(参)
6位
委員会出席(無役)歴代TOP10
1位
委員会発言(非役職)歴代TOP10
6位
各種会議出席歴代TOP10
1位
各種会議発言歴代TOP50
22位
各種会議出席(無役)歴代TOP10
1位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
21位

18期委員会発言TOP10
3位
18期委員会発言(非役職)TOP10
2位
18期各種会議出席TOP20
18位
18期各種会議発言TOP20
16位
18期各種会議発言(非役職)TOP20
13位
19期委員会発言TOP10
9位
19期委員会出席(無役)TOP50
46位
19期委員会発言(非役職)TOP10
7位
20期委員会発言TOP10
5位
20期委員会出席(無役)TOP50
31位
20期委員会発言(非役職)TOP10
3位
21期委員会発言TOP25
12位
21期委員会発言(政府)TOP10
10位
21期委員会発言(非役職)TOP25
19位
21期各種会議発言TOP10
7位
21期各種会議発言(政府)TOP5
4位
21期各種会議発言(非役職)TOP10
8位
22期委員会発言TOP10
3位
22期委員会出席(無役)TOP50
39位
22期委員会発言(非役職)TOP10
2位
22期各種会議出席TOP5
1位
22期各種会議発言TOP5
1位
22期各種会議出席(無役)TOP5
1位
22期各種会議発言(非役職)TOP5
1位
23期委員会出席TOP25
21位
23期委員会発言TOP10
1位
23期委員会出席(無役)TOP10
10位
23期委員会発言(非役職)TOP10
1位
23期各種会議発言TOP5
1位
23期各種会議出席(無役)TOP20
16位
23期各種会議発言(非役職)TOP5
1位
24期委員会発言TOP10
5位
24期委員会出席(無役)TOP50
32位
24期委員会発言(非役職)TOP10
4位
25期委員会出席TOP25
17位
25期委員会発言TOP25
13位
25期委員会出席(無役)TOP25
11位
25期委員会発言(非役職)TOP25
13位
25期各種会議出席(無役)TOP20
18位
25期各種会議発言(非役職)TOP20
20位
26期委員会出席TOP50
34位
26期委員会発言TOP25
14位
26期委員会出席(無役)TOP25
13位
26期委員会発言(非役職)TOP25
13位
26期各種会議出席TOP20
17位
26期各種会議出席(無役)TOP10
8位

このページでは福島瑞穂参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。福島瑞穂参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

18期(1998/07/12〜)

第143回国会 法務委員会 第3号(1998/09/22、18期、会派情報なし)

○福島瑞穂君 先ほど大野つや子先生からもありましたが、ことしは国連人権宣言五十周年で、十月二十七日、二十八日には国連のジュネーブで規約人権委員会の第四回日本政府報告書の審査があります。前回、一九九三年十一月、その規約人権委員会から勧告が日本政府に出ておりますので、その勧告に従って日本の人権状況が果たしてどれだけ改善されているのかということをお聞きしたいというふうに考えております。  まず初めに、拷問等禁止条約についてお聞きいたします。  この一九九三年の規約人権委員会の勧告でも、拷問等禁止条約について批准することを勧告されております。一九九八年一月、メアリー・ロビンソン国連人権高等弁務官も条約……

第143回国会 法務委員会 第4号(1998/10/08、18期、会派情報なし)

○福島瑞穂君 裁判官の表現の自由について最高裁の見解をお聞きしたいと思います。  裁判官には憲法二十一条による表現の自由は保障されているのか、その制限はどのような目的でどのような場合に可能かお聞きしたいと思います。
【次の発言】 裁判所法五十二条一号の積極的な政治活動の意義についてですが、最高裁判所が編集した裁判所法逐条解説では、単に特定の政党に加入して政党員となったり、一般国民の立場において政府や政党の政策を批判することもこれに含まれないというふうにしておりますが、最高裁はこの見解を支持されますか、それとも変更されますか。
【次の発言】 五十二条一号は、「国会若しくは地方公共団体の議会の議員……

第144回国会 法務委員会 第1号(1998/12/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 福島瑞穂です。  まず、中村法務大臣にお聞きをしたいと思います。  規約人権委員会は勧告で、二十一項、「委員会は、死刑囚監房に収容されている人々が置かれている状況に深刻な懸念を有し続けている。特に、委員会は、訪問や通信の過度の制限、死刑囚の家族や弁護人への執行の事前告知がなされていないことは規約に違反すると理解している。」という勧告を出しております。  死刑確定囚に対する事前告知の問題ですが、かつては日本においても行われておりました。一九五三年に発行されております元大阪拘置所長さんが書かれた本の中には、事前告知の状況が詳細に記されております。  ちょっと読みたいのですが、この所長……

第145回国会 決算委員会 閉会後第1号(1999/09/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうはまず官房報償費、官房機密費についてお聞きいたします。  一九九六年度十五億一千六百四万円、一九九七年度十五億千八百九十五万円、一九九八年度十六億二千四百五万円と言われておりますが、まず、会計検査院は官房機密費、官房報償費に対してどのような調査を一年間で何日、何時間行っていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 内閣全体の会計に関してやるわけですから、ちょっとこれは答えにくいかもしれませんが、具体的にこの官房機密費についてどれくらい時間を年間かけているかはわかりますか。
【次の発言】 官房報償費については簡易証明を認めておられますが、その理由はなぜ……

第145回国会 決算委員会 第3号(1999/04/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、電源開発特別会計について通産大臣にお聞きをしたいと思います。  電源開発特別会計は、通産省分と科学技術庁分を合わせて毎年約五千億円が計上されております。しかし、その五〇%以上が原子力のために支出をされています。これに引きかえ、風力発電、太陽光などのいわゆる自然エネルギーのための支出は、電源多様化勘定の中で三百億円前後、約六%にしかすぎません。原子力予算と自然エネルギーの予算でなぜこんなに額が違うのでしょうか。
【次の発言】 新エネルギーを応援するという通産大臣の積極的な考えを聞かせていただいて、大変ありがたく思います。  ところで、欧米では、自然エ……

第145回国会 決算委員会 第5号(1999/07/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、文部省委嘱等事業に関する検査院の指摘についてお聞きしたいと思います。  これは先ほど自民党の岩城委員も質問されたことなんですが、文部省が実施している委託事業や委嘱事業とはどのような事業なのか教えてください。
【次の発言】 経理の仕組みについて教えてください。
【次の発言】 一九九六年度以降の実績額、それから一九九六年度及び一九九七年度の検査報告で会計検査院から指摘を受けた点について説明をお願いします。
【次の発言】 お手元に、「会計検査院の指摘による文部省委嘱事業及び同委託事業の不正経理状況」という一覧表があると思います。  ちょっと数字の確認なん……

第145回国会 決算委員会 閉会後第6号(1999/10/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  まず、冒頭、関西電力が石川県珠洲市で予定している珠洲原発の用地取得についてお聞きいたします。  記事にもありますけれども、珠洲市の土地を買い上げるのに、反対派に気づかれないようにするため、一、地主の土地を九分割して国土法の届けを免れる、二、売買契約書のほかに金銭消費貸借契約を結び金銭を借りているように装う、三、登記を留保する、四、ゼネコンの関係会社や下請など十六社も使い複雑な取引をして最終的なエンドユーザーが関電であることを隠すという。そのような事実はあるのでしょうか。
【次の発言】 しかし、国のエネルギー政策を行う上で、例えば今までの議論の中でも、……

第145回国会 決算委員会 閉会後第7号(1999/10/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  けさ質問通告をさせていただきましたが、オウムの拉致事件は作り話であるということがいつわかったかについて教えてください。
【次の発言】 けさの読売新聞によりますと、例えば血液検査を行ってもクロロホルムのような薬品で気を失ったとする女子大生の話を裏づける結果はなかった、あるいは自宅付近での聞き込みでも目撃情報はなくというのが新聞に出ているんですが、これは当時すぐわかったことなのではないんですか。
【次の発言】 オウムの事件に関しましては二つ、信者の監禁事件とこの拉致事件が最近起きた二大事件だと思います。いずれも、監禁事件の方は容疑事実がないということ、そ……

第145回国会 総務委員会 第2号(1999/03/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  情報公開法が成立した場合に落とし穴がないようにということでお聞きします。  核燃料サイクル開発機構、旧動燃に私が資料要求をいたしました。その場合に、三カ月かけてやっと資料が出てきたんですが、その際に、申込用紙に、つまり特殊法人が独自の情報公開制度をつくり、その申込用紙に記入し、手数料を払ってほしい、コピー代も払ってほしいというふうに、最終的にはコピー代はこちらでコピーをしたので払わなくて済んだんですが、というふうに言われました。国会議員が資料要求した場合にコピー代と手数料を払っていますと破産をすると申し上げたら、国会議員は調査費をもらっているではないかと……

第145回国会 総務委員会 第3号(1999/03/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 五条の行政文書の開示義務についてお聞きいたします。  五条は不開示情報のことを規定しております。その三号と四号についてお聞きしたいと思います。ほかの号はいずれも、「おそれがあるもの」という規定になっておりますが、この三号、四号は、いわゆる外交、防衛、捜査の号ですが、三号、「公にすることにより、国の安全が害されるおそれ、他国若しくは国際機関との信頼関係が損なわれるおそれ又は他国若しくは国際機関との交渉上不利益を被るおそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当の理由がある情報」と、二段の要件になっております。四号も同じように、「おそれ」プラス「行政機関の長が認めることにつき相当の……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第7号(1999/05/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず最初に、月刊「世界」六月号に載せられた論文、「国内の有事体制が準備されている」ということについてお聞きをしたいと思います。  この雑誌の中に出ている警察の中の内部文書というものがあります。ここに、私は手元に持っておりますが、平成五年十二月一日秘密文書となっております「北朝鮮への不正送金対策推進計画」。   第一 趣旨 北朝鮮の核問題をめぐり朝鮮半島の緊張が高まっているが、こうした中、「在日朝鮮人による北朝鮮への送金問題」が、大きな問題としてクローズアップされてきている。しかしながら、送金額、送金方法を含めその実態については、未解明の部分が多い。このた……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号(1999/05/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  一番初めに、今回、修正案で周辺事態法一条が修正をされました。「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等」の定義が加わったわけです。  そこで、お尋ねいたします。  ACSA改定案の方は、周辺事態の定義は従前どおりでございます。二条の1b、「「周辺事態」とは、日本国の周辺の地域における日本国の平和及び安全に重要な影響を与える事態をいう。」と。ACSA改定案と周辺事態法案のこの周辺事態をめぐる定義の整合性はどうなっているのでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。  同じならば、なぜこの修正案が加味されたのでしょうか。こ……

第145回国会 法務委員会 第2号(1999/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは、国連規約人権委員会最終勧告の実施状況について主にお聞きしたいというふうに思います。あと、たる酒問題についても聞きたいと思います。  規約人権委員会は最終見解で、裁判官への人権教育の必要性について勧告をしております。そして、パラグラフ三十二は次のように言明をしております。委員会の一般的意見及び第一選択議定書による個人通報に対して委員会が表明した見解が裁判官に配付されるべきである、ここまではっきり言っているんです。  裁判所にお聞きします。この配付は既になされているのでしょうか。
【次の発言】 済みません。配付しているか配付していないかだけ答えてく……

第145回国会 法務委員会 第3号(1999/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。陣内法務大臣にまずお聞きしたいと思います。  佐賀市長選に立候補するということを表明した農水省の若手官僚のところに出向いたということは事実ですね。
【次の発言】 済みません、ちょっと短目で結構です。
【次の発言】 その後、その担当者が現市長になっている人に対して、出ないようにというふうに言ったという事実はお聞きになられましたか。
【次の発言】 では、今後この点については調査します。  死刑についてお聞きします。  陣内法務大臣は死刑の執行はされるおつもりでしょうか。
【次の発言】 死刑執行の事前通知をなすべきだと考えております。昭和三十年代、かつて事前通知を……

第145回国会 法務委員会 第4号(1999/03/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 福島瑞穂です。  司法制度改革審議会設置法案についてお聞きをしたいと思います。  この司法制度改革審議会の審議事項を教えてください。
【次の発言】 政府案では、具体的な審議の方向性が不明で、審議会を組織する内閣に審議事項と審議の方向を白紙委任するに等しいというふうに考えておりますが、いかがですか。
【次の発言】 国会の立場からしても、司法権の立場からしても、内閣に白紙委任する点で問題だと思います。  次に、委員のメンバーのことについてお聞きします。  委員のメンバーはどのような構成になるのでしょうか。裁判官、検察官、弁護士は入るのでしょうか。

第145回国会 法務委員会 第5号(1999/04/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 先ほど佐藤とおっしゃいましたけれども、これは佐藤章さんということでよろしいですか。
【次の発言】 熊取谷という政界フィクサーの子分であると言われていますが、検察庁はそういうふうに理解していらっしゃいますか。
【次の発言】 先ほど松田とおっしゃったのは、肥料メーカーのしにせ、日本肥料の経営者の松田さんでよろしいですか。
【次の発言】 調査の結果、佐藤章といつ知り合ったというふうに判明しましたか。
【次の発言】 調査の結果、何回このクラブに行ってともに飲食したという結果が出ましたか。
【次の発言】 何回かを端的に答えてください。

第145回国会 法務委員会 第6号(1999/04/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 冒頭、則定衛さんの事件についてお聞きいたします。  先日、給与とは別に口座があるということを説明していただきましたが、これは東京三菱銀行霞が関支店の当座預金口座ということでよろしいですか。
【次の発言】 十二日に調査結果を発表されましたけれども、口座は土、日にチェックをされたのでしょうか。
【次の発言】 その口座は、この法務委員会で名前が出ました佐藤章さん、松田さん、その関連会社からの振り込みはあったのでしょうか。
【次の発言】 前後ではなく、例えば佐藤章さんから、知り合った以降という点についてはいかがですか。
【次の発言】 出所不明かどうかではなく、開設以降、佐藤章さん、松田さ……

第145回国会 法務委員会 第7号(1999/04/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 きょうはどうもありがとうございます。  初めに、入管法の改正についてお聞きいたします。  田中先生の方にまずお聞きします。  指紋押捺が制定されたときは、在日の犯罪が増加しているということが理由でした。今回の一年から五年延長、不法残留罪、両方とも外国人の犯罪防止を目的に掲げております。そもそもこの立法目的は妥当なのか、立法目的と犯罪防止ということと今回の不法残留罪、一年から五年延長は有効なのか、規制手段と立法目的の間に合理的関連性があるのかどうかということをお聞きしたいと思います。  特に、不法残留罪の場合は、ごみの出し方が悪いとか、あの人はちょっと何か変だということで、外国人、……

第145回国会 法務委員会 第8号(1999/04/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょう、児童買春、児童ポルノが議論できることを大変うれしく思いますし、また発議者の方たちの苦労には心から敬意を表したいと思います。  まずお聞きしたいことは、子供の権利の観点から、被害を受けた子供が身体的、精神的な傷から回復し人としての尊厳を取り戻すことができるためのケアとリハビリテーションが重要と考えております。十五条は心身に有害な影響を受けた児童の保護、十六条が心身に有害な影響を受けた児童の保護のための体制の整備を規定していますけれども、日本ではケア、リハビリのための体制が余りにも貧弱だと思います。この十六条の心身に有害な影響を受けた児童の保護のため……

第145回国会 法務委員会 第9号(1999/05/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  入管法改正の立法目的につきまして、不法入国者の増加ということと外国人犯罪がふえているという二点がよく指摘をされております。参議院法務委員会調査室の作成した「出入国管理及び難民認定法改正の背景」というところでも、一般犯罪の増加、外国人の犯罪の取り締まりの強化の必要性が述べられております。  ところで、先ほど、橋本委員からの質問に対して、刑法犯、特別刑法犯、外国人の犯罪についての件数を言っていただきました。これは、何を分母とするかということはありますけれども、日本人で刑法犯、特別刑法犯の場合と、外国人、リーガルとイリーガルをまぜて分母にした場合の刑法犯、特別……

第145回国会 法務委員会 第10号(1999/05/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 私はまず冒頭に、通告しておりました盗聴器の件、「フラッシュ」に盗聴器を全国の警察に納入したという方の話が載っておりますので、通告していたとおり、この話をお聞きいたします。  一九五七年ごろ、中野に警察のさくら寮というのがあったのは事実ですか。
【次の発言】 このリオン株式会社と盗聴器を警察に納めるということで契約を結びましたか。
【次の発言】 一セット二十万円、百セット以上を警察庁に納めた、こういうことはなかったんでしょうか、あったでしょうか。
【次の発言】 他のメーカーに依頼したことはありますか。
【次の発言】 この記事の中で、名前も顔も公表し彼自身がこの告発をしています丸竹洋……

第145回国会 法務委員会 第11号(1999/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。きょうは本当にありがとうございます。  飯室参考人が社説に書いてある文章が非常におもしろかったのですが、  軸足の位置は微妙に異なります。日弁連は砦の強化に比重をかけ、財界は取引円滑化のために道具機能を重視し「安く使いやすい司法」を目指しているようにみえます。自民党は財界の期待を背負いながらも一般国民の視線も意識し、政治主導で改革することを主眼にしているようです。 つまり、同床異夢ではありませんが、司法改革で何を優先的にやっていくかということがかなり雑多になっているという気もします。  今回の司法改革の中で抜け落ちている視点も非常にあると思います。先ほど飯室……

第145回国会 法務委員会 第12号(1999/05/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 司法制度改革審議会が内閣に置かれるということには非常に危惧を感じます。三権分立を侵害するのではないか、違憲立法審査権を行使する裁判所が逆に内閣のコントロール下に置かれるという危惧を大変感じます。だからこそ、何が議論されるのか、そしてどういう体制なのかということを十分国会もチェックしなくちゃいけないというふうに思います。  それで、まず委員の選任ですが、これは衆議院の附帯決議の中で、「政府は、審議会の委員の選任に当たって、司法制度の実情を把握すると同時に国民各層からの声が十分に反映されるように努めること。」というのが入っております。私は、例えばNGO団体、できればシビアな事件を扱っ……

第145回国会 法務委員会 第13号(1999/05/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。きょうは本当にいろいろ教えていただいてありがとうございます。  私自身がこの法案はどうもやっぱり変だと思うのは、内閣にこの司法改革の審議会を置く、内閣が司法改革を担当することそのものが司法の独立に対する信頼をますます低下させないか。衆議院の代表質問で民主党の枝野さんが、まないたの上のコイがまないたや包丁をかえろと言う権限を持つのはおかしいというふうに発言されていらして、そのとおりだと思うんですね。附帯決議で司法権の独立ということに留意することは書いてあるんですが、個々の事件の独立性ではなく制度として果たしてどうか。  百歩譲って、では国会はどうか。私は内閣よ……

第145回国会 法務委員会 第14号(1999/05/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  司法権は立法権とも対立し、あるいは行政権とも厳しく対立するセクションです。それで、内閣に審議会を設置する意味、問題点についてどうお考えか、お聞かせください。
【次の発言】 司法権の独立について配慮するというお答えでしたが、具体的にどういうことに気をつけて審議をされるか、お聞かせください。
【次の発言】 衆議院の附帯決議の中にある司法権の独立とは、個々の裁判に対する介入ではなく、制度としての司法権の独立が内閣に審議会が設置されることで侵されないかという論点だと思います。  例えば、具体的には行政権のチェック機能が司法権にあるわけですが、残念ながら違憲立法審……

第145回国会 法務委員会 第15号(1999/06/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  警察の裏金問題についてまずお聞きをいたします。  赤坂警察署が架空参考人に日当を支払ったとして日当を支払い、それにより裏金をつくったとして公金返還訴訟が起きました。東京都民が一九九三年当時の署長ら幹部七人を相手に、一九九六年七月二十四日、計四十二万七千円を返還するよう求めた裁判です。  この裁判の過程で警察は、被告七人は四十二万七千円を寄附し、その後一九九七年十月八日、裁判の途中で被告全員が、東京地裁の席上、返還義務があることを認め、認諾という形で裁判が終わっております。  このケースについてまずお聞きをいたします。  これは、架空参考人に日当を支払って……

第145回国会 法務委員会 第18号(1999/07/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  関口長官にまずお聞きいたします。  先ほど、組織的犯罪ではなかったとお答えになりましたが、緒方事件について、個人的に警官がやったんですか。
【次の発言】 組織としても個人としてもやっていないのであれば、反省する必要は全くないと思いますけれども。  内部調査をされたということを繰り返しおっしゃっていらっしゃいます。したとしたら、いつからいつまで何人でどのような調査をされたか、簡単に教えてください。
【次の発言】 関係者を懲戒処分にされましたが、二名について戒告処分ということでよろしいですか。もしそうであれば、その時期について言ってください。なぜその二名にな……

第145回国会 法務委員会 第19号(1999/07/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  NTTの電話局以外からの盗聴は可能ですか。
【次の発言】 私たちは今まで、例えば少し前まで、NTTの中に警察が入る、あるいはプロバイダーのところに警察が行くというふうに思っておりました。しかし、NTTの内部からたくさん情報が寄せられました。そういう国会の議論、衆議院での議論は極めて古い、もう今ではNTTの外から技術的にこれは可能であると。  お手元に一九九九年五月三十日付の朝日新聞を配っていただいております。今、TWS、PTTなどというシステムもありまして、例えばここにもありますように、「試験制御装置の端末(TWS)は、通常は新規架設時のテストや、相手が……

第145回国会 法務委員会 第20号(1999/07/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  橋本議員も質問してくださいましたが、私もテレ朝・保坂盗聴事件についてちょっとお聞きしたいと思います。  私は、保坂さんと党を同じくしますので、日に何度も彼の携帯に電話をかけておりました。しょっちゅう頻繁に連絡を取り合っていたわけです。ですから、彼の電話が盗聴されていたということを聞いたときに本当に判断停止状態に陥りました。緒方さんの話はしょっちゅう聞いておりましたが、盗聴されているかもしれないと思うことと、実際盗聴されていたという傍受記録を見ることの間には物すごい落差がありました。実際、保坂さんには一日何十回と電話があったのに、盗聴されていたという記事が……

第145回国会 法務委員会 第21号(1999/07/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。きょうはどうも本当にありがとうございます。  先ほど千葉景子委員の方から神先生の方に対して、国際化という点で質問がありました。私もちょっとその点を質問させていただきたいと思います。  国際人権規約B規約など、規約人権委員会から日本政府はたびたび勧告を受けておりますが、その辺については法的拘束力は何もないということで、代用監獄の廃止その他については全く実現しておりません。  ところで、国際的な要請ということをこの盗聴法、組織的犯罪対策三法案についてはよく言われておるんですが、日本は現在国際的な要請と言われていますけれども、どういうものが言われているかについて教……

第145回国会 法務委員会 第22号(1999/07/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  どうもお待たせして済みませんでした。  森下参考人にお聞きいたします。  先ほどアナログ回線、デジタル回線の比率をおっしゃいましたけれども、例えば来年あるいは三年後、五年後、十年後、この回線の割合はどういうふうになる予定でしょうか。
【次の発言】 衆議院の法務委員に対してNTTが「電話及びISDN回線における通信傍受」という資料をNTTの見学のときに提示していらっしゃいます。  その中の電話回線、それからISDN回線のところに、傍受ポイントcとしまして、電話回線のところは「試験制御装置の操作を行い、交換機の回線対応部に割り込み接続し、傍受用機器により通信……

第145回国会 法務委員会 第23号(1999/07/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず法務大臣、お願いします。  きょうお配りした三つの資料があります。衆議院法務委員会NTT視察時配付資料というのを見てください。「電話及びISDN回線における通信傍受(NTT資料)」と書いてあるものです。  大臣にお聞きいたします。  「傍受ポイント(c)」、そこにこう書いてあります。まず電話回線のところ、「試験制御装置の操作を行い、交換機の回線対応部に割り込み接続し、傍受用機器により通信内容まで識別可能。(但し、通話切断後は割り込んだ回線からの発信は不可。)」。これは正しいですか、正しくないですか。大臣、お願いします。

第145回国会 法務委員会 第24号(1999/08/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに七月二十九日、世耕委員が配付をされた資料についてお聞きをいたします。  これは技術面、法律面、可能あるいは容易、不可能・困難、やってよい、やってはいけない、四つに分けられております。松尾刑事局長、これは正しいのですか、正しくないですか。間違っているところがありますか。
【次の発言】 では、一つずつお聞きいたします。  法律面でやってはいけない、引き込み柱での盗聴はやってはいけない。どの条文のどれに基づいてやってはいけないんですか。
【次の発言】 緒方靖夫さんの件は、引き込み線を引いてアパートを借り、その中で聞いていたというふうに言われています。……

第145回国会 法務委員会 第26号(1999/08/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  たくさん聞きたい論点はあるんですが、前回、明快な答弁がいただけませんでした。世耕委員のつくられたペーパーに基づいて質問したことに関して明快な答弁がいただけず、その後、時間が経過をしておりますので、きょうきちっと詰めさせていただきたい、明快な答弁をお聞きしたいというふうに思っております。  世耕委員のつくられたペーパーの「やってはいけない」というところで、PTT、これはなぜ法律上だめなのか、御答弁をお願いします。
【次の発言】 私は、今警察から、なぜ警察の中でPTTで盗聴ができないかということを聞いておりません。法律上なぜPTTが使えないかということをお聞……

第145回国会 予算委員会 第8号(1999/03/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 総理、一年間警察に家族の電話も含めて盗聴し続けられた場合、どういう気がなさるでしょうか。
【次の発言】 国会に提出されている捜査のための通信傍受法案、略して盗聴法について議論したいというふうに思います。  緒方靖夫さんは、一年間盗聴され続け、東京高裁で国家賠償請求が認められました。一九九七年六月二十七日判決でこれは確定をしています。先日、二月二十五日、住民訴訟の判決が東京高裁で出ました。「本件盗聴行為は現職の警察官により、その所属する県警の警察活動の管轄区域外に所在する日本共産党の幹部自宅の電話を継続的に盗聴していたというものであり、しかも、それが合法的捜査活動であると認め得る証……

第146回国会 法務委員会 第2号(1999/11/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。私も冒頭、神奈川県警の問題についてお聞きいたします。  先日、決算委員会で一九九六年度決算、一九九七年度決算の審理が行われ警告が議決されました。三つ出ましたけれども、その三つの中の一つがこの警察の問題です。   神奈川県警察を始めとする各地の都道府県警察において不祥事案が相次いで発生し、しかも、一部事案についてその処理や対応に適正を欠き、警察に対する国民の信頼を著しく失墜させたことは、遺憾である。   政府は、都道府県警察における業務管理や警察職員の職業倫理教養等について指導を徹底し、この種事案の再発防止に努めるなど、警察に対する国民の早急な信頼回復に万全を……

第146回国会 法務委員会 第3号(1999/11/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  総理府は障害者に係る欠格条項の見直しについて検討していらっしゃいますが、今どういう状況なのか教えてください。
【次の発言】 総理府がノーマライゼーションの観点から欠格条項の抜本的な見直しをされていることには大変敬意を表したいというふうに思います。  先ほどから同僚のほかの先生方からも質問がありました欠格条項、今回の点でも残る欠格条項についてお聞きをしたいというふうに思っております。今回の改正で禁治産、準禁治産者であることを理由とする百五十八件の資格制限のうち四十二件が廃止されますが、百十六件は資格制限として残ります。このことについてお聞きをいたします。 ……

第146回国会 法務委員会 第4号(1999/11/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  きょうは大変貴重な御意見、さまざまな経験、アドバイス、ありがとうございます。  今、欠格条項の話がありました。公職選挙法上、今まで禁治産宣告を受けた人には選挙権、被選挙権が御存じのとおりありませんでした。今回、これを踏襲して成年後見に付された人にはやはり選挙権、被選挙権がありません。この点について河合参考人、御意見をお願いします。
【次の発言】 ありがとうございます。  今回、残念ながら百十六についてはまだ欠格条項が残っております。保護司、取締役、弁護士、司法書士など、これは欠格条項です。この点についても河合参考人、御意見をお願いします。

第146回国会 法務委員会 第6号(1999/11/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  この無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律案はオウム真理教のみに適用されるのでしょうか。
【次の発言】 どの条文からそう言えるのでしょうか。
【次の発言】 法律は、できればそれがひとり歩きをいたします。「目的」の中にあるのは、「例えばサリンを使用するなど」とありまして、しっかり「など」という文言が入っております。これは、目的にしかすぎません。観察処分の要件には別にオウム真理教のみに適用するということは書いてありません。そして十年以上前に、十年という期限は切ってありますが、この間さまざまな事件は起きております。  先ほど江田委員それから橋本委……

第146回国会 法務委員会 第7号(1999/11/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは、お忙しいところをどうも本当にありがとうございます。  立法事実が果たしてあるのかという問題が出ましたけれども、規制手段が果たして妥当なのかどうかという意見もかなり出していただいたと思います。  公共の福祉によって基本的人権が制限できるという発言もあるんですが、先ほど三島参考人が、公共の福祉という漠然としたことで果たして基本的人権が制限できるのかとおっしゃっていただきました。精神的自由権についての憲法適合性、規制手段としてこの法律が妥当かどうかという点についてもう少し話をしてください。
【次の発言】 ごめんなさい。  規制手段、要するに公共の福祉……

第146回国会 法務委員会 第8号(1999/12/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  今、橋本委員の方からもありましたが、参考人の方たちからあったのは、オウム真理教のみに適用するのであればなぜ未遂が入っているのかということは参考人の中から質問がありました。  オウムのみにもし本当に適用するのであれば、なぜこの法案で不特定かつ多数の殺人の未遂が入っているのでしょうか。
【次の発言】 私はそれはおかしいと思うんですね。今まで答弁の中で、オウムのみに適用されますというふうに明言をしていらっしゃいます。かと思うと一転して、特に衆議院の場合は二転三転した答弁がありましたし、この場に及んで未遂が入っているのはそういう団体もあるからだというふうに答……

第146回国会 法務委員会 第10号(1999/12/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  今、民事調停制度がありますけれども、それと今回の特定調停制度が、数として例えばどのぐらい移行していくのかということについてお聞きしたいと思います。  現状でも調停事件がたくさんあるわけですが、現在の民事調停の事件のうち、この法案で問題になっている例えば多重債務関係などの件数、割合はどれぐらいか教えてください。
【次の発言】 ありがとうございます。  つまり、現在の民事調停事件の七六%をこの法案が扱おうとしているいわゆる多重債務関係などの件数が占めていると。  今回、御努力によってこの法案がもし成立した場合には、うまく周知徹底すれば、今、個人破産件数あ……

第146回国会 法務委員会 第11号(1999/12/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  和議法を改正して、今回、民事再生法案を成立させようとされているわけですが、これが中小企業にとって果たして使い勝手のいい法律かどうかという議論が御存じのとおりあると思います。  例えば弁護士会、東京弁護士会は一九九九年五月二十日、東弁新聞で、問題の多い和議法を改正し中小企業向けの簡易な再建型倒産手続の制度を期待していたけれども和議法よりずっと重い手続になっていて会社更生法に近づいている、小規模企業にとって果たして使いやすい手続なのかという問題提起がされていますけれども、この点は改善されたのでしょうか。

第147回国会 経済・産業委員会 第19号(2000/05/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、高レベル放射性廃棄物を完全に処分できるところが見つからなかった場合、どうなるのでしょうか。
【次の発言】 先ほど他の同僚の委員からもありましたが、二十条の規定の問題を次にお聞きいたします。  安全基準としての候補地選定基準が示されておりません。この法案は単に高レベル放射性廃棄物処分をどうするかということだけであって、安全基準としての候補地選定基準が示されていない段階で、私たちは高レベル放射性廃棄物の処分をするかどうかなど決められないというふうに考えております。選定作業の前に基準がないのはおかしいのではないですか。

第147回国会 法務委員会 第2号(2000/03/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  昨年十二月十七日、二人に対して死刑の執行がなされました。佐川和男さんと小野照男さんです。佐川さんは人身保護請求の最中、そして小野照男さんは再審請求中です。  そして小野照男さんが、非常に問題だと思うのは、弁護士が十二月十三日十六時四十九分付で彼に対して電報を打っております。「再審請求書長崎地裁に発送した 風邪引かず頑張れ」、これが十二月十三日十六時四十九分に出されております。  これに対して、小野さんは心強く思ったのか、手紙を十四日に発送して十五日に届いております。   拝啓だんと忙しくなります。   師走の折り、クリスマス共に各の町々は慌ただしいことと……

第147回国会 法務委員会 第3号(2000/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。きょうの質問に入る前に、きのうの質問について一点だけ補充をさせてください。  きのう、再審請求中の死刑執行についてお聞きをいたしました。大臣は、棄却が予想される場合には執行ができるというふうにおっしゃいました。裁判所が棄却するかどうかを判断するにもかかわらず、なぜ行政が棄却を予想される場合には死刑の執行ができるということになるのでしょうか。
【次の発言】 再審請求は何度も行われることがあります。それから、小野照男さんは今まで御本人が再審請求していたのが初めて弁護士に頼み、弁護士が初めて再審請求書を出したという変わった事情があります。にもかかわらず、弁護士が再……

第147回国会 法務委員会 第5号(2000/03/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  新しい制度について実際どうなのかというところが実はよくわからない点があるので、素朴な質問をさせていただきたいというふうに思っております。  まず、この電子認証制度を創設することの意義について今まで話をしてくださっていますけれども、なぜこんな制度が本当に必要なのか、簡潔にちょっと教えてください。
【次の発言】 ありがとうございます。  先ほど橋本委員からも質問があったのですが、民間の認証制度との関係、つまり、いろんな制度のあり方の中で登記所みずからを認証機関とした理由、例えば商業登記情報を民間の認証機関に提供するとかいろんな方法が考えられたと思うのですが、……

第147回国会 法務委員会 第7号(2000/03/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  判検交流あるいは行政に出向した裁判官の問題についてお聞きをしたいと思います。  国の代理人であった裁判官が全く同じケースで裁判を担当したことはありますか。
【次の発言】 行政に出向した裁判官がその後行政部の裁判官になっているケースがかなりあります。つまり、東京地方裁判所や大阪地方裁判所、横浜、浦和、京都、神戸、名古屋、それぞれの裁判所は行政事件を扱う特別の行政部がありますけれども、そこの行政部の裁判官はかつて行政庁に出向経験を有する人がかなり占めております。現在では三十四名中七人、去年は三十四名中七人、平成十年度は三十七人中八人、平成九年度は三十五人中八……

第147回国会 法務委員会 第9号(2000/04/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  民事法律扶助法案に入る前に、一点だけ大臣に、通告をしておりましたが、お聞きしたいと思います。  きのう、私の出した質問主意書が戻ってきまして、入管の収容外国人の中で未成年者の数を法務省は出してくださいました。これが思った以上に未成年者がやはり多く、例えば五歳以上十歳未満が四十人、十歳以上十五歳未満が三十五人、十五歳以上二十歳未満が三百七十九人と、いわゆる学校に行く年齢の子供たちがかなり収容されております。また、収容期間も、短い人もおりますけれども、百五十日以上二百日未満が十一人、五十日以上百日未満が七十七人と、学校に通うべき未成年者がかなり長期に収容され……

第147回国会 法務委員会 第10号(2000/04/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  法の十一条、「国は、予算の範囲内において、指定法人に対し、民事法律扶助事業に要する費用の一部を補助することができる。」とありますが、どうしてわざわざ「一部」と規定したのでしょうか。
【次の発言】 しかし、この法律にあるとおり、指定法人は民事法律扶助事業以外の事業を行う場合と、民事法律扶助事業を行う場合と二つあるわけですよね。少なくとも民事法律扶助事業に関しては、先ほどの橋本委員の質問にもありましたが、三条で国の責務というものがきちっと書いてあります。この民事法律扶助事業以外のものも指定法人がやるわけですから、せめて国は民事法律扶助事業に関して費用を補助す……

第147回国会 法務委員会 第12号(2000/05/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  被害者救済法がこういう形で議論されることを大変うれしく思います。  いろんな方が関係者に対する訓練、啓発のことを聞かれました。  国連の総会の宣言においても、被害者に対しての適切かつ迅速な援助をするためのガイドラインをつくるべきだというのが十六項に規定があります。例えば去年、アメリカ人の女性から相談を受けたケースは、強制わいせつに遭って警察に突き出したら、警察官に、この男はばかだね、略式で五万円ぐらいの罰金になるだろう、キャバレーで五万円払えばもっとさわれたのにと言われて、非常に怒って外国人記者クラブで彼女は記者会見をしたというようなこともあって、実は桶……

第147回国会 法務委員会 第13号(2000/05/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは本当にありがとうございます。  まず、宮澤参考人にお聞きします。  外国のことなどを本当によく御存じで、被害者学の権威でいらっしゃるのでお聞きをしたいんですが、リストラティブジャスティス、回復的司法についての外国での取り組みについて教えてください。
【次の発言】 どうもありがとうございます。  次に、高原参考人にお聞きをします。  日本弁護士連合会二〇〇〇年三月の少年事件被害者の少年事件手続への関与等に関する規定という意見書の中で、少年事件協議について日弁連がまとめているんですが、これも一つのリストラティブジャスティスだと思うんですが、このことに……

第147回国会 法務委員会 第14号(2000/05/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  各政党、それぞれ取り組んできましたが、皆さん方超党派の物すごい真摯な粘り強い頑張りのおかげで、きょうこうして議論ができることを本当にうれしく思いますし、大変尊敬と感謝を申し上げます。このことによって、児童虐待に遭っていた子供が加害者に転じていくという暴力や虐待の連鎖をこの法律が少しでも断ち切ることに役立てることが本当にできるだろうと思いますので、非常にきょうはわくわくというか、うれしく思っております。  まず、第二条、保護者の定義において、「親権を行う者、未成年後見人その他の者」とあるが、具体的にどういう者を指すのでしょうか。

第147回国会 法務委員会 第15号(2000/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、会社分割法の問題点についてちょっとお聞きをいたします。  「商事法務」千五百二十五号、一九九九年五月五日号に、「会社分割法制のあり方」として座談会が載っております。その中で、会社分割に対する我が国の企業のニーズとして四点挙げられております。法務大臣官房参事官がその立法理由、立法のニーズについて言っているわけですが、そこをちょっと御指摘したいというふうに思います。  まず、内閣が国会に法案を提出する際には、法案提出の理由というか立法の必要性というものを提示しなければならないわけです。分割法制に関する立法のニーズとして、一、企業グループ内の重複部門を分……

第147回国会 法務委員会 第16号(2000/05/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  会社分割法についてお聞きをする前に、緊急に東京電力事件容疑者マイナリ氏に関する身柄拘束についてお聞きをいたします。  ゴビンダ・プラサド・マイナリさんは、一九九七年三月に起きた殺人事件の被疑者として起訴され、一貫して勾留されてきました。第一審の東京地裁は、二〇〇〇年四月十四日、無罪判決を言い渡しましたが、いまだに身柄が拘束をされたままです。これはどうしてこういうことになっているのでしょうか。
【次の発言】 私はこのケースを聞いて本当に驚きました。刑事訴訟法三百四十五条で、無罪の裁判の告知があったときは勾留状はその効力を失うというふうになっています。ですか……

第147回国会 法務委員会 第17号(2000/05/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島瑞穂君) 一九九六年二月二十六日に法制審議会より法務大臣に答申された民法の一部を改正する法律案要綱は、婚姻適齢を男女とも満十八歳とすること、再婚禁止期間を百日とすること、選択的夫婦別氏制度を導入すること、夫婦間の契約取り消し権についての規定を削除すること、離婚制度についての見直しを行うこと、婚外子の相続分を婚内子の相続分と同一とすることなどをその主な内容とするものです。  今回の私どもの法案の違いは、夫婦間の契約取り消し権についての規定の削除と離婚制度についての見直しを行っていないという点があります。また、別氏夫婦の子の氏について、法制審議会の要綱においては結婚時に定めな……

第147回国会 予算委員会 第9号(2000/03/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  英国核燃料会社、BNFLのプルトニウム・ウラン混合酸化物、MOX燃料についてお聞きをいたします。  一九九九年十一月八日、英国原子力施設検査局、NIIからイギリスの日本の大使館にあてて文書が出ております。「統計分析に基づく当検査局の見解では、ペレット直径の二次的な抜き取り検査のデータの一部は捏造されており、データの他の一部は疑わしいと見なされるべきです。疑わしいデータのペレットを含む二体の燃料集合体は日本にあります。」。この文書が日本に届きながら、通産省はこれを握りつぶし、公表をしませんでした。通産省は、なぜこの文書を受け取りながら情報公開せず、握り……

第149回国会 決算委員会 閉会後第2号(2000/08/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、保岡法務大臣にお聞きします。  統一協会の信者で、統一協会の合同結婚式に出席していると写真入りで報道された山下さんは法務大臣の秘書官ということで間違いないでしょうか。
【次の発言】 統一協会の信者で合同結婚式に出席したということは事実でしょうか。
【次の発言】 報道された後、調査をされましたか。
【次の発言】 統一協会の信者で合同結婚式に出席したという事実は調査をされましたでしょうか。  というのは、もちろん個人には信教の自由、内心の自由がもちろんあります。ただし、霊感商法は最高裁判所で違法であるということが確定をしております。また、秘書官という立……

第149回国会 決算委員会 閉会後第3号(2000/09/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  まず、厚生省に対して遺伝子組みかえ食品の問題についてお聞きをいたします。  現在、法律に基づいて、大豆、トウモロコシ以外の遺伝子組みかえ食品は実際に市場で流通していながら表示義務はありません。菜種、ジャガイモ、トマト、てん菜などです。これらについても国民の知る権利を保障する上で表示すべきだと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 菜種は油になっているから表示しなくていいということなんですが、消費者の立場からすれば、知る権利としてこれはぜひ表示していただきたい。  それから、ジャガイモに関しても、マッシュポテトやポテトフレークあるいは冷凍のポテト製品……

第149回国会 決算委員会 閉会後第5号(2000/09/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  きょうは農水省にまず遺伝子組みかえ食品についてお聞きをいたします。  まず、冷凍ポテト、ポテトチップス、マッシュポテトの粉などの製品には表示義務はありませんが、これらの組みかえDNAの検知は現在の日本の検知技術で可能ではないでしょうか。
【次の発言】 今の技術では難しいということですか。あるいは、今後もし検知が可能であれば冷凍ポテトやマッシュポテトなども対象になり得るということでしょうか。
【次の発言】 EU規則で非組みかえ表示のできる許容混入率は何%でしょうか。
【次の発言】 では、日本の目安は何%でしょうか。大豆は何%でしょうか。

第149回国会 決算委員会 閉会後第6号(2000/09/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、警察官の増員についてお聞きをいたします。  警察刷新会議などの提言もありますが、定員増が非常になされるということになりそうです。増員要求は、来年度は二千七百七十五人、今後数年間で現行定数を一万数千人ふやしたいということが新聞などに載っております。  私は、これはある意味で警察焼け太りだと思いまして、国家公務員が今非常に人員削減がなされる折、警察官のみかように大幅な増員要求をされていることをいかがかと思いますが、どうでしょうか。
【次の発言】 警察の不祥事が大変問題になって、それでほかの役所とは極めて違って大幅増員ということでは納得ができません。増員……

第149回国会 法務委員会 第1号(2000/08/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、政務次官にお聞きいたします。  死刑及び代替手段についてどのように考えていらっしゃるか、検討されているかについて教えてください。
【次の発言】 政務次官から踏み込んだ見解を言っていただきまして、ありがとうございます。  では、法務大臣、法務大臣の見解をお聞かせください。あるいは検討されていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 先ほど世論調査の話がありましたが、世論調査における死刑の設問項目はどんどん変わっております。一番新しいものはこういう設問です。「死刑制度に関して、このような意見がありますが、あなたはどちらの意見に賛成ですか。  (ア)どんな場……

第150回国会 経済・産業委員会 第7号(2000/11/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  原子力発電所を引き受けたところになぜ特別な振興策をとるのですか。発議者お願いします。
【次の発言】 今まで振興策をとって効果がないのであれば、一般会計からお金を出しても効果がないのではないですか。今のは納得できません。
【次の発言】 ちょっとよくわからないんですね。  今まで特別会計など、あるいは交付金で援助をしていた。そして今回、一般会計から公共事業にお金を出すから、今までの振興策は効果がなかったけれども、今度は効果があるということですか。今のだと公共事業ばらまきだというふうに私たちは言っているわけですが、まさに公共事業としてこれを行うということを……

第150回国会 決算委員会 閉会後第1号(2001/01/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  外務省の役人のお金の流出、流用についてお聞きします。官房機密費、外務省機密費についてお聞きをいたします。  この人は外務省機密費を使っていたのか、官房機密費を使っていたのでしょうか。内閣官房、どうですか。
【次の発言】 この人は外務省機密費を使っていたのですか、官房機密費を使っていたのですか。
【次の発言】 報告書が二十五日にも出ると言われているのですが、今の段階でわかっていないんですか。
【次の発言】 問題になりまして報道もたくさんされております。今の段階で国会に対して、官房機密費から支払われていたのか外務省の機密費から支払われていたのか、それさえも明……

第150回国会 決算委員会 閉会後第2号(2001/01/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  逮捕された古関忠男前KSD理事長が一九九六年三月に設立したのが財団法人国際技能振興財団、いわゆるKGSです。古関氏がみずから会長を務め、ものつくり大学建設推進へ邁進していくわけです。このKGSに国土交通省、旧建設省出身の役員はいますか。いるなら、氏名、役職、いつ就任したか、教えてください。
【次の発言】 これは、宮崎潮常勤理事ですが、宮崎理事の前職及び建設省での最終役職は何ですか。
【次の発言】 彼が理事になったに当たって、建設省または今の公団で推薦をされたのでしょうか。
【次の発言】 理事としての担当、具体的にやったことはわかりますか。

第150回国会 法務委員会 第2号(2000/11/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 先ほど小川敏夫さんの方から、まず民法改正の質問がありました。私も民法改正について法務大臣にお聞きをいたします。  先ほど最高裁は婚外子差別について合憲と出したということをおっしゃいました。私はこの裁判の代理人の一人でした。最高裁は、十五名中五名の裁判官は憲法十四条一項に違反しているとの反対意見を述べております。また、合憲意見を述べた裁判官の中でも、四名は、子の権利を重視する観点から本規定の合理性に疑問ありとする立場を生じているのは理解でき、立法で改正することが至当であるなどの意見を出しており、立法により改正すべきであるとしています。すなわち、一九九五年の最高裁判所の裁判官のうち過……

第150回国会 法務委員会 第3号(2000/11/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  申しわけないんですが、前回一般質問で通告しながら質問できなかったことについて、一つだけちょっと時間をいただいて質問をした後、本題に入りたいと思います。  一つ、東京拘置所が収容者に対してことしの二月十六日から、所内で購入をする購入願の書類に関してマークシート方式に変更になったというふうに聞きました。生年月日の項目を新たに設けたということなんですが、なぜこのようにする必要があったのでしょうか。
【次の発言】 おっしゃったとおり、現在でも称呼番号があるわけですし、入所日もわかっているわけですから、生年月日をつけたこういうマークシート方式をしなくても特定できる……

第150回国会 法務委員会 第5号(2000/11/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  刑務所と少年院は何が違うのでしょうか。
【次の発言】 では、政府にお願いします。法務省。
【次の発言】 要するに、お聞きしたいのは、少年院受刑者という概念が出てきておりますので、刑務所と少年院、特に処遇は何が違うんですか。
【次の発言】 十四歳で逆送可能年齢にするということは、義務教育年齢で刑務所に送るということです。  きのう本会議で質問いたしましたが、少年院受刑者の立場はどうなるのかと質問しましたら、受刑者としての法的地位であるというふうに説明がありました。  ところで、お尋ねいたします。少年院と刑務所では適用される法律が違います。監獄法の適用がある……

第150回国会 法務委員会 第6号(2000/11/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、裁判所にお聞きをいたします。  私も家庭裁判所にお世話になり、調査官、裁判官に大変お世話になりました。先ほど橋本委員からもありましたように、少年と成人では再犯率が違っております。少年審判あるいは少年院に問題が全くないとは思いませんが、根気強く一つ一つのケースに向き合ってやってこられたというふうに思っております。  再犯率の少年事件の低さについて最高裁判所はどう総括をしていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 家裁の調査官などから、あるいは全司法、組合の側から、今の少年法改正について現場から反対の意見が出てくることをどうお考えでしょうか。

第150回国会 法務委員会 第7号(2000/11/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  前回の分の補充と、それから検察官関与、原則逆送、リストラティブジャスティスについてお聞きをいたします。  立法理由がまだよくわからないんですね。前回、法務大臣は、愉快犯、確信犯が出てきたのでこの改正が必要である旨、発言をされました。愉快犯とはおやじ狩りをする少年のことであると。確信犯について、どの事件があるためにこの立法を是認されるのでしょうか。
【次の発言】 少年犯罪が軽いので犯罪を犯したと答えた少年の割合はとても低いですし、それからおっしゃるとおり、もし社会性、人間性が未熟なために犯罪を起こすのであれば、この少年法はどこまで届くのだろうかというふうに……

第150回国会 法務委員会 第8号(2000/11/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは本当にありがとうございます。  山田由紀子さんの、厳罰化ではなくリストラティブジャスティスを、修復的司法をというのはそのとおりだと本当に思います。  アメリカや世界じゅうで取り組まれているさまざまなプログラムで、再犯率がそれによって低くなっているということを話していただいて、将来的に日本でそういう制度を何とかして導入したいというふうに思っているんですが、法務省や与党提案の国会議員に聞くと、日本でも修復的司法をやってきたというふうにおっしゃるんです。  地域でやるのは、コミュニティーでやるのはもちろん理想なんですが、修復的司法的考え方を日本でも徐々……

第150回国会 法務委員会 第9号(2000/11/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  少年法についてお聞きをする前に、一点だけ盗聴法に関することでお聞きをいたします。  一九九九年五月三十一日、共同通信配信で次のようなものが流れました。   埼玉県川越市の自宅に洋弓銃(ボーガン)が撃ち込まれた法務省の但木敬一官房長は三十一日午前「家族が恨みを買う理由は見当たらず、私の仕事に関すること、特に組織犯罪対策三法に関することではないかと考えている」と感想を述べた。   その上で「法秩序維持に携わる私が対象となったことに、暴力の深化を感じる。今、暴力組織と闘わなければ、法案を提出することもできなくなるだろう」と話した。 と。  記事は組織的犯罪対策……

第150回国会 法務委員会 第10号(2000/11/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  人権の二十一世紀へ向けて、ちょうど二〇〇〇年の最後の冬に人権教育・啓発に関する基本法ができることを大変うれしく思っております。民主、社民党も合同で提案を出したのですが、与党の方たちも人権啓発に関する法律ということで御尽力いただいて一つの法律が出てきて、きょうこれが審議できることを大変うれしく思っております。  それで、財政上の措置が九条にありますが、この財政上の措置について条文は抽象的です。国は地方公共団体に対し財政上の措置を講ずることができると条文にありますが、この具体的な中身についてはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。発議者、お願いいたします……

第151回国会 環境委員会 第15号(2001/06/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律案の委員長提案に対し、社民党・護憲連合を代表し、意見を申し上げます。  フロン類によるオゾン層の破壊、地球温暖化の促進という環境への重大な影響に対して、多くの国民が危機感を抱き、フロンの回収・破壊を進めるフロン法の成立を求め続けてきました。  しかし、残念なことですが、フロンの回収・破壊はこれまで事業者の自主的取り組みにゆだねられてきました。政府は、フロンは気体だから法律で回収を強制しても回収・破壊されたのかどうか最終確認ができない、だから法律で強制しても意味はないという主張を繰り返してきたのですが、この自主的取り組み……

第151回国会 決算委員会 第4号(2001/06/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  政官業の癒着について、まずお聞きをしたいと思います。  例えば神奈川県では、神奈川県医師会、神奈川県医師連盟、自由民主党神奈川県医療会支部が代表、会長が全部同じ田中忠一さん、住所は横浜市中区富士見町三の一と全く同じです。また、例えば相模原市の医師連盟は相模原の医師会の中にあります。  厚生労働大臣、このように全く同じ事務所にあることは妥当なのでしょうか。
【次の発言】 医師会の中に医師連盟が入っているのはいかがですか。
【次の発言】 不動産政治連盟と宅建協会のことを聞きましたところ、一緒なのは不適切なので分離をするというのが国土交通省の回答だったんで……

第151回国会 行政監視委員会 第4号(2001/06/04、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私は、きょうは政治連盟と宅建協会と保証協会の関係についてお聞きをいたします。  これまでKSD問題などで自民党と業界団体、公益法人との癒着問題は繰り返し問題になってきております。いわゆる政官業の癒着問題です。土地改良区の自民党費の立てかえなど国会でも多く議論になっておりますが、きょうは政治連盟と宅建協会、保証協会、つまり不動産業者の人が多く入っている業界の問題についてお聞きをいたします。  政治連盟と宅建協会とそれから社団法人全国宅地建物取引業保証協会の三つは、三つの入会申込書を一括して申し込まないと入会できないと言われていますが、問題ではないですか。

第151回国会 行政監視委員会 第5号(2001/06/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  田中外務大臣にODAと機密費のことを質問させていただきます。  まず、ODAの一番初めに、ビルマのODAについてお聞きいたします。  日本は、四月に来日したビルマの外務副大臣に対して、三十億あるいは三十五億円の水力発電所の補修費用として無償援助を約束しました。この点については、例えばパウエル米国務長官は、現政権にこの時点で投資するのは適切ではない、アウン・サン・スー・チーさんと軍事政権の対話がまだ始まったばかりで成果が出ておりませんので、現政権にこの時点で投資するのは適切ではないと慎重姿勢を見せております。国際労働機関、ILOも、強制労働など人権問題に絡……

第151回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号(2001/03/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  非拘束比例名簿方式の導入に伴う公費負担の増加についてお聞きをいたします。  公費負担総額の予測額は幾らでしょうか。従来に比して増加額は幾らになると予測されていらっしゃいますか。
【次の発言】 従来は非拘束式比例名簿の導入に伴い増加する国費は約五十一億円とも聞いておりましたが、六十二億円になった理由は何かあるのでしょうか。
【次の発言】 その費用の中に深夜作業を行った選管職員等のタクシー代や宿泊費というのは含まれるのでしょうか。
【次の発言】 今回の非拘束比例名簿式の導入に伴って名簿登載者の負担というのも大きくなると思うのですが、例えば野立てポスターのベニ……

第151回国会 法務委員会 第2号(2001/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  最後になされた脅迫行為は十二月二十八日午前十時二十分ということでよろしいですか。
【次の発言】 山下次席検事が古川判事に面談をしたのは十二月二十八日の十一時過ぎと最高裁の報告書でなっておりますが、それでよろしいですね。
【次の発言】 つまり、十二月二十八日十一時以降の脅迫は全くないわけです。先ほど橋本委員の方から、プリペイド式携帯電話三台が廃棄されて重要な証拠がないという指摘がありました。それと同じように、山下次席検事が古川判事に面談をした以降、脅迫行為がぴたっとその時点からとまっているわけです。これはどういうことかというと、もう現行犯逮捕はできないとい……

第151回国会 法務委員会 第3号(2001/03/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私はきょうは刑務所の中の処遇の問題についてお聞きをしたいと思います。初めに厳正独居の問題、後で医療の問題についてお聞きをしたいと思います。  厳正独居拘禁とは、規律、秩序を害するおそれがあるとの理由で、受刑者を工場に出さないで、作業は狭い房内で行う特別の処遇である。作業以外の運動や入浴も一人だけで行う。所内のレクリエーションなどに出席することも認められておりません。房内では、作業中だけでなく日課外の時間であっても、就寝時間前は座った姿勢が強制され、立ち上がったり、壁に寄りかかったり、足を崩して伸ばすこと、立てひざなども禁止されております。  こういうこと……

第151回国会 法務委員会 第4号(2001/03/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私は、今、司法修習で自衛隊に体験入所していることを初めて知りまして、非常に驚きました。合憲ということが判決で出ていないにもかかわらず、なぜあえて自衛隊に体験入所をしているのか。  レベルは全然違いますが、判検交流も似たようなところがあると思います。NGOに出向しないで、なぜ主に法務省ばかり、あるいは役所にばかり裁判所は出向しているのか。法務大臣がおっしゃるように、いろんな立場に出向するというのであればわかります。しかし、NGOやいろんなところには出向しないで、役所、しかも国の代理人になるようなところばかりに出向しているという片面性がある、偏っているという……

第151回国会 法務委員会 第5号(2001/03/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  土地の再評価法改正と根抵当法の改正、いずれも民法及び商法の重大原則の例外というふうになる面があるので、まずそのことについてお聞きします。  土地の再評価法改正のことですが、商法三十四条二号は御存じのとおり原価主義を高らかにうたっております。この商法の原則との関係について、大臣、いかがお考えでしょうか。
【次の発言】 原価主義にきちっとなったのは昭和四十九年だと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 なぜわざわざ昭和四十九年にこの商法の原則を確立したんですか。
【次の発言】 というように、昭和四十九年に、安定性ということ、それから原価主義ですと一律で変動……

第151回国会 法務委員会 第7号(2001/05/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  国会の立法不作為が違法であるという判決が出ましたが、私は、きょうはまた別の意味の立法不作為をお聞きしたいと思います。  私は、国会の中の立法不作為の非常に大きな問題は、やはり民法改正の問題だと思っています。私の周りにもたくさんいますし、手紙もたくさんもらいます。メールももらいます。  民法改正の集会があったようですね。夫婦別姓を待って二十年たちました。だんだん年になってくるといろいろと問題など出てきて、ああ、もう待てないなと思うようにもなってきました。次の方は薬剤師の方なんですが、職場では上司がかわるたびに言葉を尽くして理解を求めながら旧姓のまま働いてき……

第151回国会 法務委員会 第8号(2001/05/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは、刑法改正については二点お聞きをいたします。  まず第一に、量販店等で使用されているいわゆるポイントカードなどは本改正案の対象に含まれるのでしょうか。
【次の発言】 わかりました。ポイントカードはたくさん持っている人もいると思うので、よくわかりました。  それで、次に、法定刑についてちょっとお聞きします。  偽造カード関係の処罰類型のうち、所持についてのみ他の処罰類型より刑罰が軽くなっている理由は何でしょうか。
【次の発言】 ただいまから三点、人種差別あるいはその人権上の問題についてお聞きをしたいと思います。  ことしは何の年かといいますと、国連……

第151回国会 法務委員会 第9号(2001/05/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  法人化によって、必要性がどこにあるのか、あるいは具体的に弁護士会自身はどう変わっていくのかが大分わかったような、実はよくわからないような、そんな気がしています。  法人化によって弁護士事務所が例えばアメリカのローファームのように巨大になっていく可能性というのは、立法者としてはどのように考えていらっしゃるか、再度お願いいたします。
【次の発言】 過疎地対策として日弁連は公設事務所設置をやっておりますが、この法人化が、やはり国際的な中で巨大なローファームができないと困るというところに主眼があるのか、それとも過疎地対策などの公設事務所的な、採算には関係なく、や……

第151回国会 法務委員会 第11号(2001/06/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。よろしくお願いします。  私は、中間法人に関する質問をする前に一つ、被爆者援護法上の被爆者たる地位確認等請求事件、六月一日に大阪地裁で判決が出ました。この事件についてお伺いをしたいというふうに思っております。  ハンセン氏病の熊本地裁の判決も大変画期的なものでしたが、この援護法裁判判決も大変画期的なものだというふうに思っております。  御存じのとおり、日本の中で被爆をしてしまった外国人の人たちはたくさんさまざまな国籍でいらっしゃるわけですし、被爆の問題に関しては、やはり日本は医療は先進国ですから、例えば北朝鮮に行った人、韓国に行った人、あるいは南アメリカやい……

第151回国会 法務委員会 第12号(2001/06/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。ほかの委員の方の質問とも少しダブるところがありますが、よろしくお願いします。  皆さん、利息制限法に違反した貸付債権の問題について聞かれました。私自身もそれを大変思っておりまして、これはまず超過分の元本繰り入れをちゃんとやることについての担保はどうなっているか、もう一度お願いいたします。
【次の発言】 確かに、きちんと計算するための資料を持っていなければ意味がないわけですが、ただ、利息制限法を超える過払い利息を元本に充当するに際し、帳簿の保存期間は三年なので、当初からの取引状況を明らかにしない業者がさっきおっしゃったように多いわけです。弁済資料のすべてがサー……

第151回国会 法務委員会 第14号(2001/06/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  なぜこの金庫株という制度を設けるのか、ちょっとよくわからないんですね。株価の下落に対して、経済界は株式の持ち合い解消の受け皿として会社が自己株式を買い取って金庫株にすることができるよう求めている、こういう理解でよろしいですか。
【次の発言】 いろいろ要請がありますがとはどんな要請ですか。
【次の発言】 立法者は株価対策を考えなかったということですが、株価対策の要請があったということですね。  御存じのとおり、二〇〇二年三月の決算から持ち合い株は時価評価されることになると。そのためにいろんな企業が今、持ち合い株を放出していると。そのために株価が下落している……

第151回国会 法務委員会 第15号(2001/06/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 どうも、きょうは御両人、ありがとうございます。社民党の福島瑞穂です。  私も、法務委員会で金庫株の議論をしておりまして、どんな効果が果たしてあるのか、目的は何なのか、現行法ではだめなのかというようなことなどをちょっと思っております。  それで、まず末永参考人にお聞きをいたします。  金庫株は実は効果が余りないのではないか、むしろ持ち合い解消の改革をすべきではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 なぜ金庫株の導入をするのかというふうに発議者の方などに聞きますと、流通している株式の数を減らすと株価が上がるというふうにおっしゃるんですね。ただ、もし聖域なき構……

第151回国会 法務委員会 第17号(2001/06/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  きょうは本当にありがとうございます。私は、司法制度改革審議会での議論についてお聞きをする前に、一つだけお聞きをしたいことがあります。死刑の問題です。  実は、私は、欧州評議会が招待をしてくださいまして、死刑廃止議員連盟を代表して欧州評議会で日本の死刑制度について本会議場でスピーチをするという機会がありました。  ヨーロッパに行って本当に改めて驚いたのは、御存じのとおり、ヨーロッパは死刑を廃止しております。今、欧州評議会は四十三カ国ありますが、死刑を廃止しております。オブザーバー国でありますアメリカ、日本、メキシコ、カナダ、バチカンのうち、カナダもバチ……

第151回国会 予算委員会 第9号(2001/03/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  森総理、あなたは料亭で食事を何人かでしたときにそのお金はだれが払っていますか。
【次の発言】 官房機密費から払われているのではないかと言われておりますが、だれが払っているかについて教えてください。
【次の発言】 再びお聞きします。  森総理が料亭で食事をしたときに官房機密費から支払われたことはありますか。──いや、森総理にお願いします。
【次の発言】 では、福田官房長官にお聞きします。  森総理が料亭で食事をしたときに官房機密費から支払われることはありますか。
【次の発言】 いろんなケースがあるということは支払われることがあるということですか。今私がお聞……

第151回国会 予算委員会 第10号(2001/03/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  外務省の報償費から官邸の官房機密費への上納があるとさまざまなマスコミでは報道されています。古川メモと言われる上納の段取りを記した資料、内閣官房から外務省への支出依頼書など、さまざまな立証するような材料があらわれております。これらは真実かと聞いてもそうだとは答弁されないでしょうから、まずこの上納はあってはならないことかどうかを財務大臣にお聞きします。  財務大臣、お願いします。
【次の発言】 あってはならないことかどうか。
【次の発言】 その理由は何ですか。
【次の発言】 財政法三十二条には目的外使用の禁止、三十三条には移転の禁止の定めがあります。毎年度の……


19期(2001/07/29〜)

第152回国会 予算委員会 閉会後第1号(2001/09/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  今回のテロに対して、軍事力による報復ができる国際法上の根拠は何ですか、総理。──いや、総理大臣お願いします。
【次の発言】 自衛権の行使のためには正規軍が侵略をしたという武力の攻撃が必要です。今回のテロは犯罪であって戦争ではありません。自衛権の行使はできないと考えますが、総理はアメリカの軍事報復は可能だと考えますか。
【次の発言】 法にのっとって説明をしてください。(発言する者あり)違います。国際法上なぜ可能かということを言ってください。総理、重要な問題で、アメリカの軍事報復を認めるか認めないか、なぜ認められるか、話してください。

第153回国会 法務委員会 第2号(2001/10/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。よろしくお願いします。  私も民法改正についてお聞きをしたいと思います。  以前から法務大臣は、ことしの五月二十四日の法務委員会で、世論調査の結果を参考にし、議論を踏まえて検討したいとのことでした。世論調査で賛成が反対を上回ったにもかかわらず、この臨時国会にまだ提出されていないことを本当に残念に思います。  今国会への提出の可能性などをお聞きしたいと思います。いつごろの提出になるでしょうか。めどはどうでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。  ネックは一体何なんでしょうか。
【次の発言】 力強い御答弁、ありがとうございます。  法務省としては、反対……

第153回国会 法務委員会 第4号(2001/11/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  条文の解釈などについてちょっとまず教えてください。  五条の五の二号の中で、「経過若しくは結果に関連して、」と、条文でいいますと、「国際的規模若しくはこれに準ずる規模で開催される競技会若しくは国際的規模で開催される会議の経過若しくは結果に関連して、」とあるのですが、「経過若しくは結果に関連して、」というのはどういう意味でしょうか。
【次の発言】 この法案の立法の立法事実として、五条五の二号の中のそれぞれ、どれぐらいの人数がいるのかをまずお聞きいたします。  この五の二号は、第一に、日本国もしくは日本国以外の国の法令に違反して刑に処せられた人、次に、出入国……

第153回国会 法務委員会 第5号(2001/11/06、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず第一条の点で、「この法律は、国の規制の撤廃又は緩和の一層の進展その他の内外の社会経済情勢の変化に伴い、司法の果たすべき役割がより重要になることにかんがみ、」というふうになっております。目的がこれで、法案の中にあります理由も、冒頭が「国の規制の撤廃又は緩和の一層の進展その他の内外の社会経済情勢の変化に伴い、司法の果たすべき役割がより重要になることにかんがみ、」というふうになっております。  ところで、司法制度改革審議会の意見書は、もっと国民のための司法、国民にとって、国民がより利用しやすい司法制度の実現ということにかなり心血を注いでいると思われます。な……

第153回国会 法務委員会 第6号(2001/11/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党・護憲連合の福島瑞穂です。  きょうは本当にありがとうございます。  田中参考人にお聞きをいたします。  きょう、たびたびロースクールのことが問題になっているのですが、私も非常に危惧も持っております。  二点ありまして、大学で勉強したことと司法試験での受験勉強でやったことと研修所で勉強したことと実務についてからの四つは、全部勉強と中身が違うというふうにも思います。ただ、逆に言うと、それもいい面もあった。大学でやはり学問の自由などを勉強することはいいことであったと思うんですね。ロースクールができたときに大学院がいわゆる学問の自由といってやってきた部分の圧迫がされないかというこ……

第153回国会 法務委員会 第8号(2001/11/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私の方からも、特に有利なる条件、公正価格についてお聞きをしたいと思います。  特に有利なる条件の意義、判断方法というものを教えてください。
【次の発言】 それはブラック・ショールズの式と言われているものでしょうか。
【次の発言】 午前中もありましたが、ショールズとマートンの二人はこの研究でノーベル経済学賞を受賞したわけですが、ただ私は数式どおりに株価が動くんであれば何も問題がないというふうに思うんですね。金融工学は市場を代替できるような力を持っていないとも言われています。現に、アメリカでも日本でも株価が下落をし続けているわけですから、どう考えてもブラック……

第153回国会 法務委員会 第9号(2001/11/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、危険運転致死傷罪についてなんですが、年間にどれぐらい適用されると想定をされていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 悪質な運転行為により被害が軽微だった場合の取り扱いなどはどうなるのでしょうか。先ほどから議論になっているように、危険な運転行為そのものは処罰をしなくて、それから発生した致死傷を処罰するという形態をとっておりますので、被害が軽微な場合はどうなるのでしょうか。
【次の発言】 今度の新設の規定を見ておりますと、故意犯とは何だろう、過失犯とは何だろうということを本当に思うわけです。刑法の中の暴行、傷害、傷害致死、暴行をやるつもりだったが傷害に……

第153回国会 法務委員会 第10号(2001/11/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは本当に来ていただいてありがとうございます。  まず初めに、井上参考人にお聞きをいたします。  情報公開、被害者、被害者の遺族に対する情報公開と、それから刑務所の中における矯正のプログラムについてなど御提言があったんですが、私は、精神的なカウンセリング、例えば被害者、遺族の人に対する精神的なカウンセリングなどはやはりほとんど実は手つかずではないかというふうに思っているんですが、そういう点について御意見をお聞かせください。
【次の発言】 私も、知り合いが子供のときに父親、お父さんが交通事故で亡くなってしまって、その後いわゆる母子家庭でお母さんが苦労さ……

第153回国会 法務委員会 第11号(2001/11/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  裁判官の育児休業中の代替措置などの環境整備の必要性についてまずお聞きをいたします。  代替教員という、言葉は変かもしれませんが、代替裁判官というのは存在していませんので、裁判官の休んだときの環境整備の必要性が大変あると思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 育休をとりたくてもとらない多くの理由は、自分が休むとやはりみんなに迷惑をかけるということがあると思いますので、裁判官の増員の必要性はこの観点からも極めて高いと考えますが、そういうことでよろしいでしょうか。
【次の発言】 現場の復帰なんですが、衆議院の議事録を見ますと、もとの裁判所に戻しているとい……

第153回国会 法務委員会 第12号(2001/12/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  商法の改正がたびたび行われておりますが、来年の商法改正も俎上にのっております。法務省においては商法等の一部を改正する法律案要綱中間試案の法制化作業が進んでおりますが、法務省が現在進めている法制化作業と今回の議員立法の商法改正との関係というものはどうなるんでしょうか。
【次の発言】 商法改正のメニューは二つあると思うのですが、監査役制度をできるだけなくすというか少なくしていく方向と、それから役割を強化するという方向と、二つあると思います。  というのは、この質問をまずさせていただくのは、今おっしゃったように監査役の機能を適法性の面に限るのか、それとも監査役……

第153回国会 予算委員会 第3号(2001/10/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 アメリカの軍事報復という最悪の事態が生じました。軍事報復を避けられなかったということについて、非常に残念に思います。テロの犠牲者に対して心から哀悼の意を表すると同時に、戦争によって新たな犠牲者が生じ、これからも新たな犠牲者が生ずるであろうことに関してショックと怒りを感じています。  そこで、お聞きいたします。  この一カ月、日本は武力行使を避けるために果たして一体どんな努力を具体的にしてきたのでしょうか。総理。
【次の発言】 武力行使という事態を避けるために具体的に主体的にどう、何をしてこられたんでしょうか。
【次の発言】 答弁になっていません。  アメリカの軍事報復を避けるため……

第153回国会 予算委員会 第6号(2001/11/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  十一月二日の日に防衛庁設置法に基づいて海上自衛隊が英領ディエゴガルシア島に向かいました。総理は首相官邸で、米国にとっては戦闘地域だとおっしゃいました。戦闘地域に行くことは問題ではないですか。
【次の発言】 私は、問題なのは、米国にとって戦闘地域だと首相がおっしゃったことです。つまり、戦争はもう起きているわけです。B52はディエゴガルシア島から飛び立っています。アメリカにとっては戦闘地域で、日本にとっては戦闘地域でないなんてことがあるんですか。国際社会では物差しは一本でしょう。どうして米国にとって戦闘地域が日本にとって戦闘地域じゃないんですか。

第154回国会 決算委員会 閉会後第4号(2002/09/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、東京電力の問題についてお聞きをいたします。  御存じのとおり、二年前に内部告発があり、今年の一月にGEは保安院などに対して協力をするということを言いました。そして五月に、GEは正式に二十か所以上原子炉のひび割れがある疑いが極めて強いことを保安院に言っております。  ところで、問題なのは、七月九日、東電は福島第二原発三、四号機と柏崎刈羽原発一号機の定期安全レビュー報告書を提出しております。八月八日、保安院はそれに対して了、大丈夫、安全というものを出しております。これは八月八日に保安院は大丈夫だと言っているわけです。  この定期安全レビュー報告書……

第154回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(2002/05/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日はどうもありがとうございます。二点お聞きをしたいと思います。  国会等の移転が地方分権などに資するのであれば私はいいことだとは思うのですが、大変危惧があります。というのは、例えば国会を移転しますと、ロビー活動などに来た市民の人たちが非常にアクセスが大変で、結局、国会と市民、国民との距離が広がってしまうのではないか。あるいは司法機能が移転してしまうと、裁判所と国民や市民の距離がよりもっと広がってしまうのではないか。行政が移転すると、場合によっては国民とやはり距離が遠ざかって、長い目で見るとやはり非常に不便だったり問題が起きるのではないかという危惧も持っ……

第154回国会 内閣委員会 第17号(2002/07/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  今日は、国会の中においてやはり非常に画期的な日であるというふうに考えます。いわゆる従軍慰安婦の問題に関して初めて国会の中でこの問題が審議入りをしました。これにこぎ着けられた発議者の皆さん、そしてこの委員会の皆さんたちに心からきょう今日までの御努力に関して大変感謝したいと思います。  また、今日はたくさんの人たち、特に宋神道さん、当事者の女性も含めて、国会がこの問題に関してどこまで真摯に取り組むのかということをかたずをのんで見ているという状況です。その意味では、今日が始まりであり、今後これがきちっと継続をして、法律が成立をするように発議者の皆さんととも……

第154回国会 法務委員会 第2号(2002/03/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、難民問題についてお聞きをいたします。  去年、九月十一日、同時多発テロ攻撃以後、日本の入管は、難民としての庇護を求める多くのアフガニスタン人の上陸を拒否していると言われていますが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 十月三日の日にアフガニスタンの人、九人の身柄拘束を行いました。九人は来日し、難民申請中、十代から四十代の男性ですが、十月三日になぜ九人の身柄拘束をしたのでしょうか。
【次の発言】 現在はどういう状況でしょうか。
【次の発言】 確かに、その入管の手続と難民認定の手続は別なのですが、むしろそのことが問題ではないかというふうに思います……

第154回国会 法務委員会 第3号(2002/03/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  昨日に引き続いて、過剰拘禁の問題、それから盗聴法における仮メールボックス、それからECHELONや養育費の取立てについてお聞きします。  まず、過剰拘禁の問題ですが、犯罪白書によると、刑務所などに新たに収容された受刑者数は二万七千四百九十八人で、受刑者の収容率は一〇三・六%になっております。無期懲役囚についてなんですが、今、平成十二年で千四十七名。出していただきましたが、仮出獄がなった者はわずか七名、割合は〇・七%です。つまり、一般的には無期懲役は簡単に出てしまうというふうに思われていますが、わずか〇・七%、千人以上無期懲役囚がいて人員はわずか七人です。……

第154回国会 法務委員会 第5号(2002/03/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、養育費の問題について、養育費の取立てについてお聞きをいたします。  裁判所は、最近、養育費の支払状況について実態調査をされました。残念ながら、家庭裁判所の調停を経た後でもなかなか養育費が完全には支払われていないという実態が明らかになったわけですが、ちょっと御説明をください。
【次の発言】 この実態調査を踏まえて、裁判所としてはこの実態をどう見られるのでしょうか。
【次の発言】 裁判所のその履行の確保の方法というものでは、現在、どのように努力をされているのでしょうか。
【次の発言】 家庭裁判所の調停が成立してもなかなか一〇〇%支払われていないというこ……

第154回国会 法務委員会 第7号(2002/04/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  更生保護事業法等の一部を改正する法律案について質問する前に、二つの点についてちょっと質問をさせてください。  先日、三月十九日に私が行ったアフガン難民の質問に関する補足質問を一つしたいと思います。  難民申請者に関し、訴訟が係属中のケースであれば、実務上送還はない旨の答弁がありました。入管局長は、難民申請者は訴訟が係属中のケースであれば実務上送還はないと答弁をされました。しかし、実際はそうでないと。難民申請者が訴訟を起こしている、その係属中に送還された例があるというふうに聞いておりますが、いかがでしょうか。

第154回国会 法務委員会 第9号(2002/04/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、移送に際して法務大臣の相当性の判断の基準なんですが、本人が、受刑者本人が移送を希望し、なおかつ条件が整っているのに、相当ではないという判断が生ずることはないでしょうか。もしそうなら、それはどういう場合でしょうか。教えてください。
【次の発言】 本人が移送を希望していて条件が整っているのに相当でない場合について今ありました。  ただ、もし本人が希望をしていて条件が整っていれば、その相当性の判断については、やはりそれを認めない場合というのは極めて例外的にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

第154回国会 法務委員会 第11号(2002/04/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、法務省は、司法書士の将来像に関してどのようにお考えなのでしょうか、教えてください。
【次の発言】 今、司法制度改革が議論になっておりますが、従来の司法試験と併用して、あるいは特にロースクール構想が出てきております。そうしますと、従来の五百人、八百人、千人といった司法試験の合格者とは違う数の合格者が出るわけですが、その司法制度改革あるいはロースクール構想と司法書士をどういうふうに法務省が、法務省が位置付けるかという質問は変かもしれませんが、どういうふうに司法制度改革、ロースクール構想、弁護士、裁判官、検察官の数の増加、特に弁護士の数の増加と司法書士の……

第154回国会 法務委員会 第12号(2002/04/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日は三人の皆さん、本当にお忙しいところありがとうございます。  まず、懲戒権についてお聞きをしたいと思います。  弁護士会は、御存じのとおり主務官庁がなく、懲戒についても原則として独立してやっていると、これは戦前の反省を踏まえてこのようにしていると思います。  ところで、簡裁代理関係業務に関する懲戒を法務局長が相変わらず行うと、これはおかしいのではないかと思っているんですね。といいますのは、法務局は登記についてやるかもしれないけれども、簡易裁判所の訴訟代理権については権限や職能はないわけですから、司法書士会、そして土地家屋調査士会がむしろ自律的懲戒手続……

第154回国会 法務委員会 第13号(2002/04/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、調査活動費についての予算の組み方はどうしていらっしゃるのか教えてください。
【次の発言】 お手元に各検察庁における調査活動費、年度別というのをお配りいたしました。先ほど小川敏夫議員の方からもありましたが、検察庁でなぜ調査活動費がそもそも必要なのかという質問がありました。  最高検は、一九九六年、平成八年度は三千百八十万円調査活動費を使っております。最高検は調査活動などしないというふうに思いますが、なぜ三千百八十万円、このように必要なのでしょうか。
【次の発言】 東京高検も一九九六年、二千七百万円なんですが、なぜこのように必要なのかちょっと分からない……

第154回国会 法務委員会 第14号(2002/05/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。今日は本当にありがとうございます。  社外取締役についてはいろいろ御教示していただいたのですが、中間試案では大会社には社外取締役の設置を義務付けたらどうかということが盛り込まれていたにもかかわらず、今回は御存じのとおり選択的というか義務付けにはならなかったわけです。将来的には、大会社には社外取締役の設置を盛り込むとか上場の条件にするなどした方が風通しが良くなるというふうに思うのですが、岩原さん、さん付けで済みませんが、岩原さん、中谷さん、本渡さんの御意見はいかがでしょう。ごめんなさい、言い直します。岩原参考人、中谷参考人、本渡参考人の御意見はいかがでしょうか……

第154回国会 法務委員会 第15号(2002/05/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  商法に入る前に、難民の問題、難民政策の問題、瀋陽の事件についてお聞きをいたします。  まず、二〇〇二年五月四日朝日新聞、ほかの新聞でも出ておりますが、「チェコ通信は二日、チェコに住むロマ人の日本での難民申請の可能性について、プラハの日本大使館の職員が「日本は亡命も難民申請も一切認めない」と回答した、と報じた。 同通信の問い合わせに対し、この職員は「チャンスは全くなく、日本へ行っても多額の航空運賃を使うだけで、失望するだけだ。投獄される可能性もある」と答えたという。日本では、難民認定申請は、法務大臣が個別に判断することになっており、在外公館に判断の権限はな……

第154回国会 法務委員会 第16号(2002/05/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  先日、二十一日に、在チェコの日本大使館職員のことについてお聞きをいたしました。チェコの大使館の職員が発言をした中身です。在チェコの日本大使館職員が、チェコのロマ(ジプシー)が日本に来て亡命を求めた場合の対応について、日本では亡命者は一切受け入れられず、数年間投獄される可能性すらあると答えていたという、このチェコ通信が伝えたものですが、これは調査中ということでしたが、その結果はどうなったでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、報道されている様々な中身と違いますので、こちらも今の回答であればまた調査をしてみますが、またお聞きをすることがあるかもしれませ……

第154回国会 法務委員会 第18号(2002/06/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  ここに、手元に二〇〇〇年公安調査庁の国際テロリズム要覧があります。これには、三百五十ほどの世界の様々な組織が世界の主要なテロ・ゲリラ組織として挙げられています。  これは実に様々ありまして、特に民族自決を求める運動も、このテロ・ゲリラ組織として書かれています。フィリピンのフィリピン共産党、ミャンマーの様々な団体、インドネシアでは東チモール独立革命戦線、日本では過激派諸団体、右翼諸団体、オウム真理教、パレスチナではPLO、PFLP、ハマス、メキシコではサパティスタ民族解放軍、イギリスではIRA、アイルランド共和軍、これらも主要なテロ・ゲリラ組織の中に書かれ……

第154回国会 予算委員会 第13号(2002/03/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 カムチャツカ州向け非常用小型ディーゼル発電機の供与に関して、平成十一年六月、衆議院議員鈴木宗男さんが書面を出しております。カムチャツカ州の行政府より要請があり、ちょっと要約します、非常用小型ディーゼル発電機、各一機を供与することとしたい、リストがあります。三、六月中旬の森ハバロフスク総領事のカムチャツカ州出張の機会をとらえ、カムチャツカ州行政府関係者に対し本件支援の目録を伝達することといたしたい。発電機の現地引渡しは八、九月めど。  これを見て本当に驚きました。自分のポケットマネーからプレゼントをするという形になっています。これは、鈴木宗男さんがこの物を供与して、いつ、こういう形……

第154回国会 予算委員会 第16号(2002/03/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  地球温暖化対策本部は、三月十九日、新しい地球温暖化対策大綱を決定し、公表しました。新大綱は、温室効果ガスの一九九〇年比六%削減という京都議定書の政府約束を、森林吸収三・九%と革新技術開発と国民各層の努力二%で賄おうとしています。この二つで、五・九%でほぼすべてです。産業界や運輸部門の比率は少なく、これで実効性ある対策と言えるのでしょうか。
【次の発言】 産業界や運輸部門の比率を是非上げてくださるようにお願いします。  核燃料サイクル開発機構、原研の原子力施設の解体・廃炉費用が一兆三千億円とされています。この数字に間違いはありませんか。

第155回国会 法務委員会 第2号(2002/10/31、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日は、刑務所の中での死亡事件についてお聞きをしたいというふうに思います。  一九九九年から二〇〇二年九月までの三年間の間、刑務所内での保護房収容中の五人の受刑者の死亡事案、三人の病院移送事案があります。元々これ関心を持つように至ったのは、新聞記事で二〇〇二年の九月に重傷のケースがあるということで、その後メディアが聞いたら、五月に死亡事件があったということが分かったと。それについて事務所でお聞きをしましたところ、名古屋刑務所ではその一年前の二〇〇一年にも革手錠をされながら保護房の中にいた受刑者が死亡したという事案が発生をしています。  この法務委員会の中……

第155回国会 法務委員会 第3号(2002/11/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。今日は本当にありがとうございます。  裁判員の制度の導入にはもちろん大賛成で、おっしゃったとおり、大変参考になる意見を言っていただいたと思います。  ところで、裁判員の制度の導入のためには、前提条件として、全面的事前証拠開示と捜査の可視化が必要であると考えます。  といいますのは、かつての多くの冤罪事件は、弁護人が長期に時間を掛けてずっと尋問をし、自白の任意性に問題があるのではないかということなどを丁寧に時間を掛けて法廷で明らかにし、それによってようやく、やっとやっとやっと、あの時間を掛けて無罪になるということがあります。ですから、集中審理になったときに果た……

第155回国会 法務委員会 第4号(2002/11/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  世界じゅうに、あるいは日本の中にたくさんの人権問題があります。部落差別、女性差別、外国人差別、先住民族差別、婚外子差別、様々あるわけですし、それ以外の人権侵害もまだたくさんあります。人権のためには人権救済システムの確立と人権啓発の両方が必要なわけですが、今回出されています人権擁護法案は、世界の水準から見て本当に人権救済機関とは認められない内容のものであると考えております。  国際人権規約B規約は、一九九八年、日本に対して勧告を出しております。人権侵害の調査、救済を与える制度的な仕組みが欠如していると指摘をされ、特に警察や入管職員による虐待を調査し、救済の……

第155回国会 法務委員会 第5号(2002/11/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私も人権救済機関は絶対に必要であるというふうに思っております。ただ、独立性の点とそれからメディア規制の点で、今の法律には根本的に、済みません、塩野先生、根本的に欠陥があるというふうに考えております。  内閣府は、ベストではないが、法務省マターである拘禁施設の中の人権救済を取り上げることを考えれば法務省の外局ではやはり制度的に欠陥があるのではないか、そういう意味では社民党もほぼ民主党案と同じ内閣府の外局に作るべきだという案を作っておりまして、人権救済機関は必要、しかしこの法案はやはりやり直せというふうに考えております。  今日は、報道被害の点から岡村先生も……

第155回国会 法務委員会 第7号(2002/11/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  裁判官給与法についてまずお聞きをいたします。  四月にさかのぼって減額するということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 済みません。では、私は誤解しているのかもしれませんが、さかのぼって減額をするというわけではないんですね。済みません、もう一回お願いします。
【次の発言】 じゃ、その点は誤解しておりました。私たちが、私たちがというか、例えば社民党は減額するな、減額するなと言い、当の最高裁と法務省が減額してもいいのだ、いいのだというこの関係はちょっとよく分からないというか、やはり憲法七十九条、八十条で裁判官の報酬減額禁止があるということは、やはり法律の明……

第155回国会 法務委員会 第8号(2002/11/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  衆議院の議事録を見ますと学費についての質問がありますし、今日も午前中、奨学金についての質問も出ております。  ロースクールの学費について、これは衆議院でかなり議論になっているのですが、学費についての見通しについて教えてください。
【次の発言】 授業料については、国公立とそれから私立で差異は出てくるのでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、今の時点でも三百万、一年間の授業料が三百万と、三百万ぐらいになるだろうと答えたところもあるわけですが、このロースクールは大体三年ということでよろしいですか。  二年というのと三年、三年が原則で短縮できるというのがあるん……

第155回国会 法務委員会 第9号(2002/11/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。今日は本当にありがとうございます。  ロースクールに入るに当たって、LSATという共通試験のようなものを導入して多様な人材を確保したらどうかということを政府参考人は言っているのですが、須網参考人に、このLSATというものに、どういうふうな形でロースクールに入る人を選抜をするのかということ。二つ目は、私は、ロースクールと司法試験って何か高校入試の一発試験と内申書にちょっと似ているような気はするんですね。確かに、一発勝負は風邪を引いていたりなかなか調子が出ないこともあるけれども、内申書はいい面もある反面、実に嫌な面もあって、子供たちを見ていると、やはり先生にどう……

第155回国会 法務委員会 第10号(2002/11/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  法科大学院連携法案二条についてまずお聞きをいたします。この規制緩和の問題、基本理念については、同僚議員であります井上委員あるいは平野委員などからも質疑がかつてありました。  二条は、「法曹養成の基本理念」として次のように書いております。「法曹の養成は、国の規制の撤廃又は緩和の一層の進展その他の内外の社会経済情勢の変化に伴い、」、「司法の果たすべき役割がより重要なもの」となったために法科大学院を設置して行う旨、規定をしております。先ほど平野委員の方から、佐藤幸治先生の本をいただいて、理念がねじ曲がったとは言えないが、少し変わったのではないかという旨の御発言……

第155回国会 法務委員会 第11号(2002/12/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、管轄の問題についてお聞きをいたします。  マイカルの再建手続の中で、記事を見ますと、大変管轄が非常に重要な問題だということがよく分かりました。東京高等裁判所は、今年の五月三十日、東京地裁が出したマイカル九州の更生手続開始決定を取り消し、福岡地裁へ移送するという決定を行った。つまり、九州マイカルにすれば福岡でやってもらう方が地元の気持ちや利害を反映しやすいと。しかし、マイカル本体とすれば東京地方裁判所でやってもらった方がいいというふうに、どこの裁判所でやるかによって随分温度差や、残すかどうかとか、利害が反映されるということが分かりました。  と……

第155回国会 法務委員会 第12号(2002/12/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。今日は本当にありがとうございます。  私も、労働債権の保護や営業譲渡の際の承継の問題などに関心があるのですが、先ほどからもちょっと出ておりますし、参考人からも意見がありましたが、更生手続開始前の給料及び退職金について全額を共益債権として保証しない現行法と、それを見直さないことについても御意見があったやにも思います。  逢見参考人の方から、先ほど、たくさんの事件にかかわっていらっしゃるというのが一番初めの意見陳述の中であったわけですが、実際、ちょっと聞きましたところ、一般債権の実情が、先ほども出ておりますが、ヤオハンの会社更生事件では九七%カットで、多くの事例……

第155回国会 法務委員会 第13号(2002/12/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  名古屋刑務所に革手錠は幾つ存在していますか。
【次の発言】 名古屋刑務所の革手錠の数すら明らかにしていただけないのはちょっと理解に苦しみますが、あえてお聞きします。  二本しかありませんとなれば、じゃ、もう二本使っているから自分は三人目で当たらないというのはあるかもしれませんが、名古屋刑務所はある程度大きい刑務所ですので、本数を明らかにしてください。
【次の発言】 是非明らかにしていただきたいということを重ねて申し上げます。こういう秘密主義は理解に苦しむので、明らかにしてください。  革手錠の種類は四種類ということでよろしいんでしょうか。この四種類、特大……

第156回国会 決算委員会 第3号(2003/03/31、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  男女の賃金格差についてお尋ねをいたします。  昭和シェル石油の元社員の野崎さんが、昇格や昇給で男女差別を受けたと主張して損害賠償を求めた訴訟で、東京地方裁判所は二〇〇三年一月二十九日、会社に四千五百三十六万円の賠償命令を出しました。結局、同じように働いていても、女性は四千五百三十六万円、五千万近く損を受けているという、そういう判決です。  これは非常に画期的な判決で、賃金格差を認めただけではなく、それが、賃金が低く算定されていますから、受け取る年金の金額にもそれが跳ね返って、賃金格差があるために原告が受ける公的年金の金額も低いと、それも加算をして会社に賠……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第3号(2003/05/13、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、主務大臣、それから個人情報取扱事業者のことについてまずお聞きをいたします。  作家の城山三郎さんが役人にお会いをしたときに、国民にばっと網を掛けるんですよと役人が言ったことに激怒をされたということを集会でお話を聞いたことがあります。私も、これは個人情報取扱事業者の解釈によっては国民全体が個人情報取扱事業者になる、範囲が不明確だというふうに考えております。主務大臣についてもよく分かりません。  弁護士、これは五千以上、例えばデータベースを持っている人は多いと、少なくないと思いますが、主務大臣はだれになるのでしょうか。

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号(2003/05/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  昨日、報道についてお聞きをしましたが、ちょっと分からなくなったので引き続いて質問いたします。  衆議院の長妻さんの質問主意書を今日いただきました。「政治家のスキャンダルを追う、自称フリーライターを、これは報道でないと憤る政治家本人が、当該フリーライターが情報取扱事業者なのか、あるいは個人情報保護法案五十条の適用除外の対象か否か、調査を政府あるいは当該政治家が指名する主務大臣に依頼することは可能か。依頼された場合どのような調査を実施するか。」ということに関して、「報道機関すなわち報道を業として行う者の個人情報の取扱いが法案第五十条第一項第一号の規定に該当す……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第5号(2003/05/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、今日、冒頭に個人情報ファイルについてお聞きをいたします。  この件については、後ほど共産党の宮本岳志さんも質問されると思いますが、非常に個人情報ファイルが作られていて、それのチェックがなされていないのではないかということについてお聞きをいたします。  後ほど配付、提出されるでしょうが、私自身も同じ現物、現物というかコピーされたものを持っております。右翼標ぼう暴力団個人カードで、一人の人についての細かいものが全部入っております。内部情報につき令状請求、送致資料等に添付しないこととわざわざ判こが押されております。これは週刊プレイボーイで報道されたもので……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第6号(2003/05/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  除外事由、民間の方の情報の五十条の適用除外の報道などについて質問をしてきました。出版社がなぜ除外されていないかという質問に対して、人名録を出している出版社があるということでした。しかし、新聞社、多くの新聞社も人名録を出しております。新聞社と出版社でいずれも人名録を出しているのですから、新聞社を除外するというのであれば出版社も除外すべきではないですか。
【次の発言】 短くて結構です。
【次の発言】 いや、ちょっと説明が分からないんですね。  つまり、条文上、適用除外では、放送機関、新聞社がそもそも除外になっていますから、人名録を作ろうが作るまいが新聞社の事……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第7号(2003/05/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  四情報以外の情報の内訳を見てびっくりしました。戸籍の情報などが入っています。本籍は現在一切民間の履歴書には載せない、部落差別などを引き起こすので載せないというのに、わざわざ本籍を取っています。  保護者あるいは家族のことですが、家族欄も一般の履歴書のマニュアルからは削除をされています。それは、本人の能力によって採用するのであって親の職業は関係ない、親の職業を書かせるということは様々な差別につながるので履歴書からは削除されています。  先ほど、いい加減なことをやってきたとは思えないという答弁がありましたが、ひどいですよ。もうどこの履歴書にも載っていないよう……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号(2003/05/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 どうも、こんにちは。社民党の福島瑞穂です。今日は本当にありがとうございます。  自衛官募集のための住基台帳情報提供事件のことで清水参考人が書いて、また発言をされていらっしゃいますけれども、これの資料を出していただきました。  私は、ショックを受けたのは、本籍あるいは家族情報といった、かつて部落差別や様々な差別をなくすために民間の履歴書からはもうとっくの昔に削除されているようなことを住民票の閲覧交付を経ないで内部で情報を集めていたということがまず一点です。  それからあと、四つの情報に限っていえば現状でも自衛隊法施行令で取れるのだということを言っています。そうすると、非常に抽象的な……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第9号(2003/05/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  この個人カード、そして流出の問題についてこちらも調査をいたしました。これは田園調布署、警察署となっておりますが、東調布署で作成、田園調布署の前身で作成された上で、警視庁刑事部捜査第四課、公安部公安第三課、捜査第四課は暴力団、公安第三課は右翼の担当です、ここに送られたという。それで、これはG資料、ABCDEFGのG資料というふうに呼ばれているということを確認をいたしました。そして、この金融会社に手紙を書いて、きちっとやりますと言っている警視庁の人は、このちょうど捜査第四課、刑事部捜査第四課に在籍をしていた。  ここまで調査をいたしました。どうですか。

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第5号(2003/05/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 はい、どうも申し訳ありません。どうも申し訳ありません。どうも済みません。  自衛隊法百二十五条の改正についてお聞きをいたします。  自衛隊法百二十五条は、保管命令義務違反で懲役刑、六か月以下の懲役ということが科されております。これは、物資の保管について、命令に従わないだけで六か月以下の懲役刑というふうになります。懲役刑は極めて重い刑罰で、捜査、あるいは勾留、あるいは起訴、そして実刑ということもあり得るものです。  この刑罰がこのように重い罰とされる根拠は何でしょうか。
【次の発言】 災害対策基本法には確かに保管命令義務違反で罰則があります。しかし、災害と戦争は性格が違います。災害……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第11号(2003/06/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  アメリカが世界のどこかの国を攻撃し、米軍基地から攻撃機が飛び立ち、攻撃された国は米軍基地のある日本に向け反撃を準備し始めたとします。これは、武力攻撃予測事態ですか、周辺事態でしょうか。(発言する者あり)  ごめんなさい、質問通告しているんですが。
【次の発言】 アメリカが世界のどこかの国を攻撃し、米軍基地から攻撃機が飛び立ち、攻撃された国は米軍基地のある日本に向け反撃を準備し始めたとします。これは、武力攻撃予測事態ですか、周辺事態ですか。
【次の発言】 今までの答弁の中で、周辺事態と武力攻撃予測事態が重なる場合もあるというふうに答弁をされていますので。 ……

第156回国会 法務委員会 第1号(2003/03/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  予算委員会でも質問したのですが、やはり私も自傷行為、二〇〇一年十二月の死亡事件を自傷行為にしていたことについてお聞きせざるを得ません。  これについては、御存じ、去年の参議院の法務委員会で二回質問をしました。私以外にも質問している委員の方はいらっしゃいます。自傷行為、肛門に自分で指を入れて自傷行為で腹膜炎で死ぬというのは絶対におかしいと、調査をしてほしいということを法務委員会で述べました。中井局長、これは調査をされたんでしょうか。
【次の発言】 ちょっと短くて結構です。  おかしいですね。十二月のケースが、捜査を開始したのは去年の十二月で、私が調査をして……

第156回国会 法務委員会 第3号(2003/03/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、高圧ホースの、去年、ごめんなさい、二〇〇一年十二月のケースについて先週御質問しました。国会で、この自傷行為というのは大変おかしいので調査をしてほしいと、十一月に二回質問をいたしました。それで、なぜ調査をしなかったのかという質問に対して、中井矯正局長は、捜査があるからと、捜査に支障があるためとおっしゃいましたが、捜査が開始したのはいつですか。
【次の発言】 捜査の過程の中で、この事件が事件性があるということはなぜ一年以上も明らかにならなかったんでしょうか。この高圧ホースの事件は、去年十二月に内部告発が、内部告発かどうか争いがありますが、特別チームにあ……

第156回国会 法務委員会 第4号(2003/03/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  刑務所の内部の問題に関して、刑事告訴、告発のあったケースはここ十年間、何件ありますでしょうか。
【次の発言】 法務省の方は、刑務所の内部での刑事告訴、告発のあったケースについては、同様に把握をされていないのでしょうか。
【次の発言】 私は内部資料での告訴のケースを見たことがあるんですが、じゃもう一回調べてお聞きします。  先ほど、刑事局長が告訴、告発のあったケースについておっしゃいましたが、そのうち何件、捜査が開始され起訴されているのでしょうか。
【次の発言】 詳しくなくて結構ですので、この十年間のうち刑事告訴を、内部の受刑者の刑事告訴をきっかけにして起……

第156回国会 法務委員会 第5号(2003/04/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  大臣情願をいつごろから大臣が見なくなったのでしょうか。いや、済みません、森山法務大臣ではなく、歴代のどの大臣のときから大臣情願は見なくなったんでしょうか。
【次の発言】 済みません、昭和の半ばといいますと、昭和三十年代ということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 それでは、今回、行刑改革会議座長宮澤弘元法務大臣、相談役後藤田正晴さん、いずれも法務大臣経験者ですが、特に宮澤弘さんは平成十一年法務大臣です。宮澤弘元法務大臣は、法務大臣在任中、大臣情願を見なかったということでよろしいですね。
【次の発言】 私は、大臣情願を見ていなかったり、死亡帳のことや様々……

第156回国会 法務委員会 第7号(2003/04/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  千三百件の死亡帳の中から二百四十件問題があるのではないかという点について資料要求を求め、カルテ、視察表、法務省への報告書を出していただきました。今その三分の一、八十八件を出していただきました。これは参議院の法務委員会で要求して出していただいたんですが、それを今精査の途中の段階です。今日は、そのうち特に問題があると思われる九件について御質問をしたいと思います。  まず第一に、川越の少年刑務所の死亡時四十九歳、平成七年十月の事件です。これは死体検案書を見て大変驚きました。気道内にやや多量の吐物の存在、前頸部の圧迫痕、つまりここの首のところに圧迫痕が残っている……

第156回国会 法務委員会 第10号(2003/05/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。私も素朴にお聞きをしたいと思います。  今日の答弁の中で、池田小学校事件が出てきました。それまで作業を続けていたが、池田小学校事件を重大なきっかけとして、促進材料になった旨の答弁がありました。これは全くもってひどいというふうに考えます。  御存じのとおり、皆さんも答えられたとおり、池田小学校事件は精神障害者の事件ではありません。責任能力ありと認められ起訴されて、公判が現在行われております。とすると、重大なきっかけとなり、促進されたということであれば、むしろ今までこの法案の準備をしていて、池田小学校事件を奇貨として、国民の子供たちが亡くなったということに対する……

第156回国会 法務委員会 第11号(2003/05/13、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日は本当にありがとうございます。名古屋刑務所を始めとする刑務所の問題がたくさんの問題を含んでいるということが本委員会の中でも明らかになり、行革会議がスタートすることを本当にうれしく思っています。行革会議には大変期待をしておりますので、本当によろしくお願いします。  今日、様々な提言のうちの一部が出てきたというふうに思うのですが、まず菊田参考人に、今日、報酬の問題、それから刑務官の人権の問題、死刑確定囚の処遇の問題などがおっしゃっていただいたんですが、あるいは、あと不服申立て制度の改善を言っていただいたと思うのですが、ほかに、例えば面会、文通が家族しか認……

第156回国会 法務委員会 第12号(2003/05/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私も、今回、死亡帳調査の中間報告で、暴行、医療過誤の可能性として十五件を挙げていただきました。どのような調査を行って選んだのか。他の千葉委員そして井上委員からも質問がありましたけれども、どうしてこの十五件に絞られたのかということで、済みません、先ほども質問がありましたけれども、聞き取り、もう一回、済みません、聞き取り、全般的に例えば聞き取り調査はどういうふうにしたのかと。あるいは、この中には明らかに刑事捜査が始まって終わっているケースなどありますが、もう少し具体的に、どうして絞ったのか、教えてください。  それから、例えば黒羽刑務所のような、というかたく……

第156回国会 法務委員会 第13号(2003/05/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日は本当にありがとうございます。  私は、医療は医療、そして司法は司法としないと、お互いに責任をなすり付け合って、結局、長期入院に手助けをしてしまうのではないかというふうに思っているのですが、政府の案に関して裁判所をなぜ関与させるのかという点については、手続的な問題をきちっとクリアするためであるということを言われています。それは、なぜ手続的に手厚くしなければいけないかというふうに提案者が考えたかといえば、やはりそれは強制入院がどう考えても人権侵害の可能性があり得ると、身体に対する拘束は飛躍的に高まるわけですから、だから司法権の関与をしたんじゃないか。そ……

第156回国会 法務委員会 第14号(2003/05/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  この法案は、審議すればするほど、真意が一体どこにあるのか、非常に問題を感ずる法律です。  そして、先ほどからも他の議員から質問がありました、この法案がだれのために、どういうお金の使い道で作られているのか、私も大変疑問に思います。  それで、平野委員が聞かれなかった点について聞きます。  修正案提出者の塩崎先生、申し訳ありませんが、日精連から今までどれだけ献金を受けられたか、教えてください。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 先ほど平野委員の方から、議員の、他の議員についての総支部との関係について質問がありました。今こちらも調査をしている途中ですが、参議……

第156回国会 法務委員会 第15号(2003/05/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  一点だけ、ちょっと行刑改革会議について大臣にお聞きをいたします。ちょっと心神喪失者の前に一点だけ質問させてください。  行刑改革会議が始まりました。国会議員として、あるいはこの法務委員会としても大変関心を持ち、かつ刑務所の改革が根本的に進むことを心から願っております。テーマ、議論、提言に行刑改革会議は聖域を設けていますか。
【次の発言】 聖域なき議論、聖域なき改革ということは私も別のところで報道で見た記憶がありますので、聖域なき議論を是非していただけるようによろしくお願いします。  それでは、あるべき人権救済機関についての提言も範囲に含まれるのでしょうか……

第156回国会 法務委員会 第16号(2003/06/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、冒頭に一つだけちょっと質問をいたします。人権擁護法案におけるメディア規制と関係があるかもしれないので、出てくるかもしれませんので質問させていただきます。  五月二十九日付けで法務省入国管理局長が読売新聞東京本社編集局長あて抗議申入れ書を出しました。北元工作員、難民認定へと題する記事が、事実に反し、かつ読者に誤った印象を与える憶測記事が掲載されており、極めて遺憾である、よって、速やかに同記事の訂正と謝罪を求めるとともに、今後このような誤った記事を掲載することのないよう厳重に抗議を申し入れると。  この記事は誤っているのでしょうか。

第156回国会 法務委員会 第17号(2003/06/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  六月三日に行われた強行採決にきちっと抗議をし、この件についてきちっと認めていただき、できれば謝罪をしていただきたいというふうに強く要望いたします。  ここの参議院法務委員会は、対決法案もありました。しかし、ともにいい法案を作ろうと頑張ってきたこともたくさんあります。最近では刑務所問題など、むしろ参議院の法務委員会が積極的に掘り起こし、資料を提出してもらい、頑張ってきたと、これは与野党問わずに様々なテーマで参議院法務委員会は頑張ってきたと心から思います。  しかし、六月三日の強行採決は、この与野党間における、あるいは法務委員会における信頼関係を完全に壊……

第156回国会 法務委員会 第19号(2003/07/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私も今日、一時間、時間をいただきましたので、ちょっと前半、六月十三日、法務省が死亡帳調査班による調査結果報告、刑務所のケースにつきまして調査結果報告を出していらっしゃいますので、また後日、刑務所問題については参議院の法務委員会で集中審議があることを期待をしておりますが、今日、この点について冒頭ちょっと時間をいただきたいというふうに思います。  六月十七日、法務省矯正局は、革手錠の代替品について発表をされました。法務省では、一連の名古屋刑務所事件において、革手錠を使用したことにより受刑者が死傷するという重大な事案が発生したことにかんがみ、本年三月五日、行刑……

第156回国会 法務委員会 第20号(2003/07/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日はありがとうございます。  私も、この裁判の迅速化に関する法律案の立法趣旨がやっぱりよく分からない、妥当なのだろうかというふうに思っています。  ドミノピザ、宅配ピザが三十分以内に届けなければ代金はいただきませんというのをやっていました。アメリカでオートバイが非常に三十分以内に届けるために無理をして人身事故が起きて、結局、多額な損害賠償請求が会社に請求されたので、その有名なる宅配ピザ、私は大好きですが、結局、三十分以内に届けなければお金を払いますというのをやめました。だから、それ、やはりでも三十分以内に届けなければと思えば、あと三分、あと四分、あと二……

第156回国会 法務委員会 第21号(2003/07/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今回、この刑法の改正案が出たことを大変喜ばしく、うれしく思っています。TAJIMA号事件を特にきっかけとして、法律上これは瑕疵があるのではないか、海員組合やいろんな船乗りさんたちからもたくさん意見を聞かせていただきました。現実に、日本の港に船が泊まっていても何もできない、日本人が被害者でも何もできないということから、こういう法案ができたことを、議論されていることを大変必要なことだと考えています。  ところで、法制審議会刑事法部会における委員提出の要綱修正案の中で、軽い法の適用、「刑法を適用するに当たり、行為地において、その行為に該当する罪について定めた刑……

第156回国会 法務委員会 第22号(2003/07/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。今日はどうも本当にありがとうございます。  まず始めに軍司参考人に、綱紀・懲戒手続の改正についてお聞きをします。  ちょっと思うのは、迅速性、透明性、実効化が必要であり、かつ内部でかばったというふうにならないのはもちろんいいのですが、他方、一つは、審査会を新たに設けるので、対弁護士会の懲戒請求、日弁連の懲戒請求の後、審査会が登場するので、された側にとっては非常に負担になることもあるんじゃないかということが一点です。それから二点目は、事案によっては、例えば接見した弁護士が証拠隠滅の教唆をしたんじゃないかと無罪事件で物すごく争われたり、対立する無罪事件などで物す……

第156回国会 法務委員会 第23号(2003/07/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、刑務所の問題についてお聞きをいたします。  行刑改革会議で今後設置される分科会、第一分科会処遇の在り方、第二分科会透明性の確保、第三分科会医療や組織体制について。基本的に委員が一つの分科会だけしか参加できず、非公開であると伝えられています。この点については、一つしか参加できませんし、非公開という点について是非見直してほしいと考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 議事録の公開ということなんですが、是非、今後会議自体のリアルタイムでの公開等も是非検討をよろしくお願いします。  次に、医療の問題です。  行刑改革の中でも医療の問題は非常に大……

第156回国会 法務委員会 第24号(2003/07/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案について、社民党を代表して、反対の立場から討論を行います。  主な理由は二点あります。  まず第一に、自己株式の取得が商法の極めて重要な大原則である資本充実の原則の例外に当たるものであるからです。自己株式の取得について近時、商法の改正でどんどん緩和をされ、この資本充実の原則の立場から極めて問題点があります。  第二に、取締役会の決議で決まることの問題点です。株主総会と取締役会と比較をすれば、取締役会はディスクロージャーが基本的に働かない会議です。インサイダー取引、株価操作の危険性も委員会の中で指摘をされま……

第156回国会 法務委員会 第25号(2003/07/24、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、民事執行法五十五条、この条文が変わって、著しく不動産の価値を減少する行為の「著しく」が削除されております。これの要件緩和についてなぜか教えてください。
【次の発言】 確かに、「著しく」の代わりに、ただし、価格減少行為による価値の減少、おそれが軽微なときは除くとあります。  衆議院の段階の答弁では、議事録を見ますと、労働組合の占有行為は軽微に当たるとのことですが、労働組合が保全処分や排除の対象にならないよう十二分に注意し、配慮し、労働者を保護するために、意見聴取など具体的措置を取る必要があるのではないでしょうか。

第156回国会 予算委員会 第3号(2003/01/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  「もんじゅ」高速増殖炉について設置許可が無効の判決が出ました。裁判所は、変更許可申請によって瑕疵が是正するものではないこと、「もんじゅ」の安全審査は全面的なやり直しが必要であると判決を出しました。これについては上告検討中ということですが、上告理由はあるのでしょうか。
【次の発言】 御存じのとおり、上告をするためには判例違反とそれから憲法違反二つが必要です。判例違反はありません。憲法違反も、憲法論争はありません。つまり、上告理由はこの「もんじゅ」の判決においてはあり得ないというふうに考えますが、いかがでしょうか。

第156回国会 予算委員会 第4号(2003/01/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  久間元長官秘書に四千万円お金が渡っているという問題についてお聞きをします。  二十八日、予算委員会で総理大臣は、今初めて聞いたことでありますので何とも言いようがございません、どういう事情か分かりませんが、よく聞いてみたいと思っておりますと答弁をされています。  久間議員に対して調査はされたのでしょうか。
【次の発言】 官房長官。
【次の発言】 予算委員会で、どういう事情か分かりませんが、よく聞いてみたいと思っておりますと総理大臣が答弁をされていらっしゃいますので、内閣においてこのことは協議されたのでしょうか。

第156回国会 予算委員会 第7号(2003/03/06、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  雇用と平和の問題も今、大変大きな問題ですが、今日は人権問題、刑務所の人権問題について中心にお聞きいたします。  これが名古屋刑務所事件です。(資料を示す)十月に、二〇〇二年五月の革手錠・保護房死亡のケースが起き、二〇〇二年九月、革手錠・保護房重傷のケースが起きました。そして、二〇〇一年十二月、消火用高圧ホースで、使用して死亡したことが最近明らかになりました。今日は、そのほかに、七月に革手錠でやはり傷害を負っているケースがあります。  今日は、これはレプリカですが、革手錠を持ってきました。ごっついもので、これで重傷のケースは、八十センチのウエストの人を六十……

第156回国会 予算委員会 第8号(2003/03/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、大島大臣、あなたの秘書が金銭を受領した問題について法制局に対して聞いたということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 いや、問いは、あなたの秘書が金銭を受領した問題について聞いたということでよろしいですかということです。
【次の発言】 あなたが聞かれたのは法律の一般論、立法の問題ではありません。あなたの秘書が金銭を受領した問題について聞いているわけです。自分の離婚裁判での想定問答集を法制局に頼んだということと同じではないですか。
【次の発言】 法制局から書類をもらいましたか。
【次の発言】 法制局からもらった書類は、問い、答えという形式になっていま……

第156回国会 予算委員会 第13号(2003/03/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  国連の決議なくして武力行使をすることに日本政府は賛成ですか、反対ですか。
【次の発言】 十二年前の決議は、今回、イラク攻撃の根拠にはなり得ません。ほかに、そして、国連アナン事務総長はアメリカのイラク攻撃は国連憲章違反だと言っています。日本政府はこの点についてどう考えますか。
【次の発言】 いい加減なことを言わないでください。新しい、ちゃんとした新しい安保理決議がなければ武力行使ができないからこそ、新決議、それから修正決議案をそれぞれ出したわけです。日本政府はアメリカの言いなりになって、各国に電話をしまくってその新しい安保理決議に賛成するように言ったんじゃ……

第156回国会 予算委員会 第16号(2003/03/24、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  これは湾岸戦争での被害の子供で、無脳症になった赤ん坊や、三%、いわゆる白血病や、こういう子供たちが生まれています。(図表掲示)長崎の原爆記念館で見る無脳症の赤ん坊の写真と全く一緒です。  現在、今もイラクで戦争が行われ、避難民が三十万から五十万出ているという報道もあります。先ほど総理は、イラク国民に対する攻撃ではないとおっしゃったけれども、現に、例えば死ぬ人だけではありません。イラクのこの湾岸戦争のときは生まれていなかった子供たちに被害が現在起きているという、そんな状況があります。  それから、今日の総理の答弁は非常に支離滅裂です。アメリカは先制、アメリ……

第156回国会 予算委員会 第19号(2003/07/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日は、地方分権、財源移譲の問題についてお聞きをしますが、一点だけその前に聞きたいことがあります。  最近、極めて残念ながら有力国会議員の女性差別発言が相次ぎ、非常に怒っています。  今日、鴻池大臣が長崎の事件に関して、親を引き回しの上、打ち首にすべきだという発言をしました。先ほど民主党の議員から質問があり、事実関係を確認した上で対処をしたいと答弁を総理はされました。もしこれが事実であれば、私は、親にのみ責任を転嫁する、また引き回しの上死刑というひどい、江戸時代よりもひどい発言であるというふうに思います。また、鴻池大臣は政府の青少年対策本部の副本部長でも……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号(2003/10/09、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  イラクは今、間違いなく泥沼化をしています。そして、このことはアメリカがイラクを武力攻撃する前から実は予測をされていました。大義なき武力攻撃をすれば、イラクの国民にとって何の益にもならないばかりか、反発が起きて泥沼化する、イスラム世界が混乱する、そのことをみんな分かっていたからこそ世界の中であれだけ開戦の前に大きな反戦の声が上がったのだと、そう思います。予告された殺人の記録、このことについて本当に私たちは心を痛めました。一方的に武力攻撃をする、民主化の政治を行う、そう言って武力攻撃を行い、手に負えなくなると助けを求める、この構造そのものが問題ではないでしょ……

第157回国会 法務委員会 第2号(2003/10/09、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、裁判官の報酬及び検察官の俸給についてお聞きをいたします。  厚生労働省にお聞きをいたします。人事院勧告は、月例給の二年連続の引下げ、一時金の大幅な月数削減で、年間給与は五年連続で過去最大のマイナスとなりました。今回の給与法改正案も、裁判官、検察官という公務員に対する賃下げであり、これが裁判官、検察官だけにとどまらず、他の公務員給与や民間労働者の賃金に対する影響が大変あるのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 今日、答弁に来てくだすった方たちは皆さん公務員ですが、今日の給与法の改正の引下げが公務員全般に及ばないようにとい……

第157回国会 予算委員会 第2号(2003/10/02、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。戦争と国民生活の安定の二点についてお聞きをいたします。  今、イラクは戦争状態です。治安は戦前よりも悪くなっています。六百人いた国連の職員がほとんどもう国外へ出ようとしています。  イラク特措法に社民党は反対でしたけれども、この法律を前提としても、非戦闘地域という、そういう前提そのものが失われているというふうに考えます。行かされる自衛隊員は本当に気の毒です。自衛隊のイラク派遣は行われるべきではないのではないですか。
【次の発言】 私は、イラク特措法をきちっと解釈し、今の時点で戦争状態であるというふうにだれでも言っているわけですから、イラクへの自衛隊派遣はすべ……

第158回国会 予算委員会 第1号(2003/11/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私は、十一月十五日、社民党の新党首になりました。今日が初めての質問です。  平和や人権、環境の受皿、あるいは強い者勝ちの社会で人を振り落としていく社会ではなく、ともに生きられる社会を作るべく頑張っていきたいというふうに考えています。行動する社民党、新生社民党をみんなと作っていきたいと、そのことをまず申し上げたいと思います。  それと、やはり、人が生まれて、子供を産み、育て、働き、歳を取っていくと。教育、雇用、年金、人が本当に生きていく上でこういうことをきちっとやっていくことが政治の責任であるというふうに考えております。  そこで、今日、年金についてお聞き……

第159回国会 厚生労働委員会 第2号(2004/03/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、非正規雇用の問題についてお聞きをいたします。  パート、有期契約、そして派遣の人たちについて、いわゆる非正規雇用について、総務省の統計、厚生労働省の統計など様々ですが、厚生労働省としては、それぞれについて数をどう把握していらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 労働者の三割が非正規雇用である中で、トータルで非正規雇用を扱う部局がないのは問題ではないかというふうに思っています。というのは、有期契約労働は労働基準局、パート労働は雇用均等・児童家庭局短時間・在宅労働課、派遣労働は職業安定局民間需給調整課と、今回質問しましたら、三つの部局にばらばらに分かれて……

第159回国会 厚生労働委員会 第4号(2004/03/24、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、障害を持っている女性に対する強制不妊手術措置についてお聞きをいたします。実態をどう把握していらっしゃるでしょうか。  座っていない。ごめんなさい。
【次の発言】 優生保護法のどこが問題だったから母体保護法に変えたのでしょうか。
【次の発言】 九六年に優生保護法が母体保護法に変わったとき、プロジェクトチームを作ってリプロについて検討するはずだったというふうに聞いておりますが、その後どうなっていますでしょうか。
【次の発言】 優生保護法の犯した罪という本もありますし、私も当事者、被害者の方からお話をお聞きをいたしました。強制不妊手術を受ける、ある……

第159回国会 厚生労働委員会 第5号(2004/03/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私も今日、昨日の判決に基づいて厚生労働大臣にお聞きをいたします。  障害基礎年金不支給決定取消し等請求事件、昨日、画期的な判決が出ました。これは、私は画期的だと思いますのは、憲法十四条に違反する、この点について国の故意、過失も認められるというふうにしたことです。なかなか、立法不作為、違憲という判決を弁護士としては本当になかなか取ることができないわけですが、それに加えて、故意を認定していると。過失ではなくて故意というふうに言っているわけですから、国会は何もしなければ、立法不作為が日々毎日、故意ですね、故意で生じていくと。  今、違法行為が続行中なわけですけ……

第159回国会 厚生労働委員会 第6号(2004/03/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず最初に、小泉総理が年金について一元化がいいのではないかと、野党にも呼び掛けると発言をされたことについて、大臣、いかがお考えでしょうか。
【次の発言】 大臣、一元化の議論について賛成のお立場でしょうか。どうお考えでしょうか。
【次の発言】 野党三党の案には共通項もあります。それは、国民年金、厚生年金の一元化、社民党のマニフェストもそうですが、最低保障年金というのを保障する、一点。二点目は世帯単位、個人単位にしていく、どんなライフスタイルの人にも年金を保障する。三つ目はそのような制度の下で無年金の人をなくすという三点においてその一元化の議論は優れていると……

第159回国会 厚生労働委員会 第9号(2004/04/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律案についてお聞きをいたします。  第四条に、新設で「活用についての配慮」という条文が入っております。具体的にはどういう中身を考えていらっしゃるのでしょうか、改めてお聞きをいたします。
【次の発言】 公衆浴場に関しては、本日の委員会でも出ましたが、数がどんどん減っていて後継者が少なくなる中、是非この「配慮」という条文を生かした施策をこれからもよろしくお願いいたします。  次に、私も原爆症認定却下処分取消し訴訟の件についてお聞きをいたします。  長崎の被爆者、東数男さんが、数に男と書きますが、処分の取消し……

第159回国会 厚生労働委員会 第14号(2004/04/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、私も冒頭、日本歯科医師会、日本歯科医師連盟の方が来られない限り事態を究明することができないと、そういう方たちを必ずこの国会に呼び、きちっと質疑ができるよう全力を尽くす、私たちは尽くしますし、委員長始め全力を尽くしていただきたいと思います。  次に、各都道府県の歯科医師会、歯科医師連盟、自民党歯科医師支部の代表者、会計責任者、住所を調べました。これはほとんど一緒です。住所がほとんど一緒であり、代表者も一緒というふうになっております。これは御存じのとおり、かつて歯科医師会から歯科医師連盟は強制加入でしたが、訴訟が相次ぎ、入退会が自由になりました。しかし……

第159回国会 厚生労働委員会 第16号(2004/05/13、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  まず、大臣にお聞きをいたします。  多くの国会議員が年金の保険料未納で名前が挙がっております。このことについてどうお考えでしょうか。
【次の発言】 改めてお聞きします。国会議員の年金未納の問題、この責任はどれほど重いとお考えでしょうか。
【次の発言】 今、年金の改革法案、昨日参議院の本会議で議論になりました。立法者としてという面もありますが、国民に負担増を求めるのが今度の年金改革法案です。十四年間保険料を引き上げる、給付は引き下げる、一五%最終的には引き下げる。国民には負担増を求めながら、国会議員が、一緒に年金制度を支えていく、その決意、責任が薄いの……

第159回国会 厚生労働委員会 第17号(2004/05/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  国民の意識と遠いところで今の年金制度が議論になっている、そのことが問題です。未納の問題にしても、国会議員は自分の切実な問題としてこの問題を考えていない。そして、今の五割の問題もそうです。今度は法案を成立させて、これから一元化、抜本改革、そんなことに国民が納得できるわけはありません。欠陥商品としての今の年金改悪法案は、廃案に追い込むべき以外に道はないと考えます。  まず、やはり総理にお聞きをいたします。  私も、総裁として、自民党は責任持って全議員の情報を公開すべきであると考えます。なぜならば、公開の方法がおかしいからです。例えば、衆議院厚生労働委員会の委……

第159回国会 厚生労働委員会 第19号(2004/05/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、森副大臣に確認をいたします。  未納の期間があると、四月十四日、衆議院厚生労働委員会の段階では知っていられたわけですね。
【次の発言】 森副大臣は、坂口大臣に対して何と自分の未納問題を報告を具体的にされましたか。
【次の発言】 坂口大臣の記者会見でも、四月十四日の段階で「森副大臣からまだ聞いておられなかったのですか、加入状況について。」ということに対し、大臣は答弁で、「未納問題を調べているということは聞いておりました。」、そう答弁されています。つまり、四月十四日の段階で森副大臣は未納があるということを知っている、四月十四日の段階で坂口大臣は調査中だ……

第159回国会 厚生労働委員会 第20号(2004/05/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  年金積立金について聞きますけれども、その前に、前提として、副大臣の問題について聞かざるを得ません。  谷畑副大臣、平成元年八月から平成七年六月の五年十一か月間未加入ということですが、途中で気付かれて厚生年金、国民年金に入られたということでよろしいですね。
【次の発言】 記者会見、五月十七日、途中で気付かれて国民年金に入られたということでしょうかという記者の質問に、谷畑副大臣、そうです、参議院六年間終わりまして、そしてまた厚生年金に入ったものですから、それから少し、六年間参議院議員もさせてもらったり国会議員をしていく中で、私自身、年金というのは自分自身どう……

第159回国会 厚生労働委員会 第21号(2004/06/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  年金の問題については大きく三つ問題が出てきていると思います。まず未納、未加入の問題、二つ目が制度の問題、三番目が運用の問題。底の抜けたたるとして年金積立金を丸投げして独立行政法人化でいいのかという根本的な問題です。今日は、制度のところと年金積立金、確認したいことがありますので、そのことについて質問をいたします。  未納、未加入の問題に関して国民の皆さんが怒るのは当然です。国民に対して負担増の年金改革法案。二〇一七年度からは一八・三%に固定する案ですが、それまで自動保険料引上げ法案。しかも、この数字は賃金上昇分を計算しておらず、更なるアップが予想されます。……

第159回国会 厚生労働委員会 第24号(2004/06/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私は、六月三日、この厚生労働委員会で強行採決がされ、総理大臣に対する小池晃共産党の議員の質問、私、社民党福島瑞穂の質問、そして隣に座っていらっしゃる西川きよしさん、この三人の質問がされることなく強行採決になりました。  私は、国民の皆さんすべてに関係のある年金法こそ強行採決に全くふさわしくない法律であると、法案であると考えております。なぜ、国民の皆さんすべてに関係のある法案、強行採決なのか、本当に思います。また、総理出席の下での、正に正直、修羅場としての与野党の本当に強行採決、全くふさわしくないと考えています。  参議院は良識の府と言われていますが、非言……

第159回国会 予算委員会 第3号(2004/02/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 先日、戦後初めて日本の自衛隊が地上戦に出ていくかもしれない、地上に出ていくという事態を迎えました。あの風景を見て、これはかつて出てきた、かつて写真集などで見た風景がもう一度出てきてしまったのではないかというふうに非常に思いました。  そもそも、大義のない武力攻撃、それに伴う占領、それに伴う支援、日本は直ちに武力攻撃を支持し、お金を出すことも自衛隊を出すことも決めました。やはり、大量破壊兵器、大義の問題について話を聞くしかありません。  川口外務大臣、去年三月十八日、私は、「そういう戦争をなぜ日本政府は支持するのでしょうか。」と質問をしました。大臣は、問題の本質は、大量破壊兵器が真……

第159回国会 予算委員会 第4号(2004/02/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  日本は、アメリカのイラク攻撃を直ちに支持し、お金も自衛隊も出すことを約束をいたしました。ところで、総理、この五十億ドルですが、無償資金十五億ドル、円借款三十五億ドルの支援、これはどういう根拠で決められたんでしょうか。
【次の発言】 金額のもっと具体的な根拠をお願いいたします。
【次の発言】 日本は今財政が逼迫をしています。米国の二百億ドルは別として、英国の九億ドルや欧州連合の二億ドルに比べ突出しております。各国が示した総額三千三百億ドルの約一五%、特に無償資金協力では日本は際立っています。  去年、予備費から二百四十一億円、自衛隊の派兵の準備のために既に……

第159回国会 予算委員会 第6号(2004/03/09、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。まず、年金についてお聞きをいたします。  年金積立金百四十七兆円、これが今どうなっているのか。百四十七兆円は国民の貴重な年金の保険料を積み立てたものです。今、一体この年金積立金は幾らあるのでしょうか。
【次の発言】 百四十一兆円になっているのではないですか。
【次の発言】 株の運用をして、今百四十一兆円になっています。株の運用はリスクが非常に強く、これはやめるべきではないかと。これは、平成二十年度には二倍になる、国内株式が一二%、外国株式八%になると。今まで六兆円損をしているわけで、平成二十年にこのように二〇%株式の運用をする、これは非常にリスクを、高いんで……

第159回国会 予算委員会 第7号(2004/03/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  先日、二月二十七日、三人の人が一月に自衛隊のイラク派兵に反対するビラを配布したとして逮捕をされました。これはどういう事件でしょうか。
【次の発言】 これが配られたチラシですが、自衛隊のイラク派兵反対、一緒に考え、反対の声を上げようという非常に単純なチラシです。なぜ逮捕、捜索をする必要があったのでしょうか。
【次の発言】 特別なやり方で侵入したんでしょうか。
【次の発言】 このチラシには、住所も電話番号もインターネットの番号も書いてあります。逮捕、捜索をする必要が本当にあったのか。また、通常、マンションなどの集合住宅では飲食店や不動産屋のチラシも大量にまか……

第159回国会 予算委員会 第9号(2004/03/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、劣化ウラン弾のことについてお聞きをいたします。  オランダはアメリカに対し、イラクのサマワにおける劣化ウラン弾の使用につき問い合わせをし、回答を得ました。日本はアメリカに対し問い合わせをしたのでしょうか。
【次の発言】 どういう回答だったのでしょうか。
【次の発言】 サマワでも使われたという回答は得られたのですね。
【次の発言】 模様であるという意味が分からないんですが、使われたのですか、使われていないのですか。
【次の発言】 オランダの上院予算委員会でオランダは、イラク戦争の劣化ウラン弾の全容を請求し、調査をしております。オランダの上院予算……

第159回国会 予算委員会 第10号(2004/03/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  法務省入国管理局がホームページ上で外国人情報の受付を始めました。概要について説明をお願いします。
【次の発言】 ただ、違反者と思われる人に関する情報の通報動機もひどいんですね。これは、近所迷惑、不安、利害関係、違反者のために解雇されたなど、入管法違反の通報とは何ら関係ないものが挙げられています。  入管法六十二条は通報に関して限定をしております。他の法律でも同じです。通報に関しては、ドメスティック・バイオレンス防止法を始め、通報についてはこういう場合にできるとありますが、このホームページ上は近所迷惑、不安、そういうことが通報動機になっております。これは極……

第159回国会 予算委員会 第11号(2004/03/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、スペインにおいて社会労働党が勝利をしました。イラクからの撤兵を発表しております。憎悪と報復の連鎖を断ち切るための本当に決断だと思います。日本も、これ以上悲劇を起こさないためにイラクへの派兵を撤兵すべきではないですか、総理。
【次の発言】 多くのスペイン国民の人たちはテロを憎み、哀悼の意を表し、それをなくしたいと思ったからこそ、憎悪と報復の連鎖を断ち切るために何をなすべきかということを選択したのだと思います。日本も、悲劇を絶対に起こさないためにイラクから撤兵すべきだということを強く要求したいと思います。  次に、所得格差のことについてお聞きをいたしま……

第159回国会 予算委員会 第12号(2004/03/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  原子力発電と再処理事業のコストについて昨日お聞きしましたが、今日、またちょっと補充で質問いたします。  このパネルを示して先日質問をいたしました。再処理に十一兆円、残りの高レベル放射性廃棄物、低レベルを入れて約十九兆円ということなんですが、これは電力会社が負担すべきもの、民間が民間でやるべきですから、これについて政府が負担をするということは、改めてお聞きしますが、あり得るのでしょうか。
【次の発言】 ただ、この十九兆円というのは極めて多額です。  先日も申し上げましたが、審議会では他の電源との比較において遜色はないと、収益性の分析評価としてという審議会の……

第159回国会 予算委員会 第13号(2004/03/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今国会に裁判員制度、刑事訴訟法の一部を改正する法律案が出てきております。裁判員制度は、司法の民主化という点から歓迎すべき点であります。しかし、裁判員制度の導入の前提として、証拠の全面的開示と捜査の可視化、捜査の過程がきちっと見えるようにということが絶対に必要要件です。だれも冤罪を生むような裁判にかかわりたいと思うような人はいないでしょう。そこで、本日、そのことについてお聞きをいたします。  証拠開示の点なんですが、この法案では、検察官が「相当と認めるとき」となっています。これでは現在の実務よりも悪くなる、あるいは変わらないのではないですか。

第159回国会 予算委員会 第14号(2004/03/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  日本は環境立国を目指すべきだということで、今日は林業、農業の問題を中心にお聞きをいたします。  地球温暖化対策は、平成十七年度より第二ステップとなり、所要の追加対策の実施とし、第一ステップ段階の評価の見直しを平成十六年度に行うこととしています。平成十六年度、森林整備予算は千八百二十四億円となっていますが、この経費では目標三・九%は達成できないのではないでしょうか。
【次の発言】 前向きの答弁をしてくださいましたが、ヨハネスブルク環境サミットにも行きましたが、あと、この速度で地球温暖化が進むと、あと地球が何個あっても足りないという、あるいは氷河が解ければど……

第159回国会 予算委員会 第16号(2004/03/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  前大統領特別顧問のリチャード・クラーク氏が、九・一一テロの後に、ブッシュ大統領からテロとフセイン大統領との関連を出せと、見付け出せと指示を受けたということを先日発表をしました。また、当時財務長官だったオニール氏も、ブッシュ政権が発足時からフセイン政権の打倒を検討していたことを明らかにしています。また、ウッドワード氏も、ラムズフェルド国防長官がやはりイラク攻撃を提案をしていたと、九・一一テロ直後に、ということを明らかにしています。これはアメリカでも大きな問題になっていますが、大問題だと思います。  九・一一テロの後に、なぜイラク打倒が出てくるのか。イラクへ……


20期(2004/07/11〜)

第160回国会 厚生労働委員会 第1号(2004/08/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  前回の通常国会におきまして、年金が強行採決をされました。最後、総理大臣に対する小池晃さん、そして私、福島みずほ、西川きよしさんの質問もそれは剥奪されたままで強行採決がされました。  様々な問題がありますが、まず条文についてお聞きをいたします。  条文のミスがその後多々出てきました。三つあり、まず正誤、字句の間違い、それから継ぎ足し、それから条文の継ぎ足しと三つあります。特に問題なのは、条文が存在せず、新たに条文を立てる必要が出てきたという点です。これは国会の立法権を侵害を明白にしております。  それで、お聞きをいたします。平成元年以降、正誤、官報で訂……

第161回国会 厚生労働委員会 第2号(2004/11/04、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  臨時国会初めての一般質疑では、やはり日歯連の問題についてどうしてもたださなければなりません。大臣、日歯連の問題、これは厚生労働省と無関係ということは絶対に言えない。厚生労働委員会に来まして、厚生労働省あるいは厚生労働委員会の関係のあるところで政官業癒着の問題が起きていることを大変問題だと思います。大臣、この問題にどう切り込んでいかれるのか、決意をお聞かせください。
【次の発言】 政策がゆがめられたとは考えていないということですが、日歯連は二十億円近く多額の政治献金を自民党にしているわけですが、政策決定がゆがめられてないと判断された根拠は何でしょうか。……

第161回国会 厚生労働委員会 第3号(2004/11/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  労働組合法改正に入る前に、二点、私の方からお聞きをしたいと思います。学生無年金障害者訴訟についてです。  昨日、尾辻大臣は当事者の人たちと直接時間を割いて会ってくださいまして、本当にありがとうございます。急な要請でしたけれども、とにかく当事者の声を聴くということで、要望に応じてくだすったことには心から感謝をいたします。  ところで、十月二十八日、新潟地方裁判所は、重度の障害がありながら、学生時代の国民年金未加入により障害年金を受給できない原告の主張をほぼ全面的に認め、その損害に対して国家賠償を認める判決を下しました。判決は、国が任意加入という制度下に……

第161回国会 厚生労働委員会 第4号(2004/11/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、学生無年金障害者問題についてやはりお聞きをせざるを得ません。  新潟判決を受けて、厚生労働省は昨日残念ながら控訴をされましたけれども、控訴をされた理由を教えてください。
【次の発言】 極めて問題だと思います。  厚生労働省が学生無年金障害者救済のためにこれまで三十年間やったことは何でしょうか。
【次の発言】 来月の上旬には何らかの形で法律が成立するのではないかとも言われておりますが、先ほど、任意加入であったということに関して、無年金になった人たちには非はないというふうに裁判所ははっきり言っております。平成四年に変えた以降、今まで厚生労働省と……

第161回国会 厚生労働委員会 第5号(2004/11/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 私も監修料の問題について質問をいたします。  今、随意契約でおかしいんじゃないかというNTTデータの話もありましたが、同じように監修料も非常に問題だと思います。  厚生労働省は十月二十二日、国庫補助金関連、大量購入関連等の出版物等に関する監修料の実態に関する全省調査について、概要を発表されています。この中身ですが、極めて問題だと考えております。厚生労働省のこの報告書、「作業は勤務時間外に行われており、正当なものであるとの認識の下で、監修料は全て個人の所得として適正に確定申告がなされていた。」、「監修料の使途は、職員の深夜残業時の夜食代やタクシー代、業務上の参考書籍代、職員同士の……

第161回国会 厚生労働委員会 第6号(2004/11/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、子供への予算について御質問をいたします。  我が国の社会保障給付は、高齢者関係給付の比重が比較的高く、児童・家族関係給付の比重が低いのですが、高齢者関係給付費は五十八兆四千三百七十九億円、六九・九%、約七〇%、社会保障給付費の七割が高齢者関係、もちろんこれは必要なわけですけれども、占めております。  ところが、児童・家族関係給付費はわずか三・八%、三兆千五百十三億円です。少子化、子供が大事と言いながら極めて低い、あるいは家族が大事だと言いながらとても子供予算が少ないのですが、この点について、大臣、いかがでしょうか。

第161回国会 厚生労働委員会 第7号(2004/11/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  育児・介護休業法改正法案を審議する前に若干お尋ねしたい点があります。  まず、十一月二十九日読売新聞一面に、社会保険庁コンピューターシステム、契約外業務百六億円支出、請求内容確認せず、財源は保険料、会計法違反の疑いという記事が載っております。この点につきまして、社会保険オンラインシステム刷新可能性調査ということで、冊子もいただきました。この百六億円支出に関して、大変驚いたことに、この中間報告によりますと、現行の契約には契約に明記されていない作業が行われている、あるいはハードウエアの調達がレンタルであるのかリースであるのかあいまいである、コスト構造に不……

第161回国会 厚生労働委員会 第8号(2004/12/01、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本案に入る前に、昨日に引き続き、ちょっと積み残した問題を何点かお聞きをいたします。  社会保険庁コンピューターシステムの契約外業務への支出につきまして、昨日質問をさせていただきました。これにつきまして、刷新可能性調査の内容について、作業で金額が幾らになっているかの明細を簡単なものをいただきましたが、人件費の見積り、これに幾ら掛かって、どういう見積りを出したかについては一切分かっておりません。  人件費の見積りは出されているのか、あるのならそのコピーを示していただきたいのですが、いかがでしょうか。

第161回国会 予算委員会 第2号(2004/10/20、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、核燃料サイクルのコストについてお聞きをいたします。  この予算委員会で、三月十七日、再処理のコストは十九兆円、しない場合のコストの試算はあるかと質問しました。そのような試算はありません、これが答弁でした。しかし、それは虚偽、間違っていました。これだけ資料が出てきて、十年前に通産省の審議会で議論し、このような試算は出さないようにしましょうと十年間隠ぺい、封印をしてきました。  この点について、大臣、謝罪をお願いいたします。
【次の発言】 この予算委員会で虚偽の答弁がされたことは重大だと思います。  違いますよ。この答弁書の作成者、安井正也さん、当……

第161回国会 予算委員会 第3号(2004/10/21、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 防衛庁長官は、昨日、アメリカ司令部の日本移転に関して安保条約の極東を超えてもいい旨発言をされました。  極東というのは地理的概念であり、許されないと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 官房長官、どうですか。
【次の発言】 昨日、防衛庁長官は基地の再編問題について極東を超えてもいい旨発言をされました。今日の答弁と違いますが、どうですか。
【次の発言】 質問に答えていません。昨日の答弁と違いますか。
【次の発言】 いや、そうしますと、座間キャンプに米軍司令官が、司令部が来るという報道もされておりますが、司令部を日本に持ってくることは可能なんですか。これは極東を超えませんか。

第162回国会 厚生労働委員会 第1号(2005/02/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は専門的な立場からどうも有益なお話ありがとうございます。また、現場で頑張っていらっしゃることに心から敬意を表します。  今日お話が出ましたが、一九九八年を境目に自殺者が三万人を超え、それが下がらないということがあります。中村参考人の資料に、完全失業率と自殺者の推移ということで表が出ておりますけれども、今日は精神的な立場、うつ病という課題が多かったですけれども、やはりこの雇用の問題や産業構造の問題、なぜ一九九八年に急変したのかということについてどうお考えなのか、教えてください。
【次の発言】 はい。  今日の参考人それぞれの意見もありましたが、やっ……

第162回国会 厚生労働委員会 第3号(2005/03/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今年は二〇〇五年、戦争が終わって六十年。広島、長崎、沖縄から六十年。この六十年間の間に置き去りにしてきた問題、解決していない問題を戦後六十年の節目の今年こそきちっと解決をすべきであると考えております。  たくさんテーマはありますが、まず供託金問題についてお聞きをいたします。  戦後、一九四六年、日本政府は通達を出して、様々な企業に、朝鮮の人たちの働いた賃金を供託すべしというものを出しました。そのお金が当時の金額と有価証券の金額で二億一千五百十四円。現在の貨幣価値に直しますと八十三億円以上になるという試算もあります。実はもっとなるのではないかというふう……

第162回国会 厚生労働委員会 第4号(2005/03/17、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今、無年金障害者の件の控訴がありましたが、私も一つだけその控訴の件でお聞きをします。  在外被爆者の葬祭料訴訟について以前お聞きをいたしました。で、長崎新聞に、長崎市長は控訴をしたくないと、しかし国から控訴の要請があったのでやむなく控訴をすると。伊藤市長は、厚生労働省で副大臣と面会、私としては控訴する正当な理由はないというふうに言っているんですが、控訴ということになっております。これは長崎新聞なんですが。  これに関して、なぜ厚生労働省は長崎市長に対して控訴を要請したのでしょうか。
【次の発言】 私は、この葬祭料の問題はこうしなさいと、不平等にするな……

第162回国会 厚生労働委員会 第5号(2005/03/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日、監修料のことについてお聞きをいたしました。今日、確認の質問を数点させていただきます。  厚生労働省は昨年、この厚生労働委員会での様々な委員からの指摘を受け、厚生労働省全体について監修料の調査を行った、こういう理解でよろしいですか。  大臣、済みません、大臣に全部聞きます。済みません、官房長、やめてください。大臣、答えてください。
【次の発言】 で、監修料の問題について、社会保険庁以外について厚生労働省において一切問題がない、問題があるケースは一件も出てこなかった、こういう確認でよろしいですか。大臣、お願いします。

第162回国会 厚生労働委員会 第6号(2005/03/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。ちょっと花粉症のため鼻声で済みません。  そのシベリア抑留問題について、私もこの委員会で質問いたしました。南方に行った人とシベリアに行った人で法的措置が全く違うのはやはり不公平であるというふうに思っております。  大臣、今日はシベリア抑留問題、三人が質問したわけですが、その点について、もう政治決着をする以外にこの問題は取り組めませんので、どうお考えか、是非答弁をお願いいたします。
【次の発言】 シベリア抑留についてです。
【次の発言】 まず、それでは名簿、現在どのようになっているのか、今後の収集方針について教えてください。

第162回国会 厚生労働委員会 第8号(2005/03/29、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、やはり監修料の問題について聞かざるを得ません。  十一月にこの委員会で問題になった後、どのような調査を具体的に行ったか教えてください。アンケートかヒアリングか、厚生省のだれが何人にどれぐらいの時間ヒアリングをしたのか、教えてください。
【次の発言】 社会保険庁以外の厚生省の職員に関して、十月二十二日に書いてあるとおり、作業は勤務時間外に行われており、正当なものであるとの認識の下で、監修料はすべて個人の所得として適正に確定申告がなされていた、監修料の、ということでよろしいんでしょうか。

第162回国会 厚生労働委員会 第9号(2005/03/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。大分クリアカットにいろいろ分かってきたので、どうもありがとうございます。  今まで議論が出てきましたが、ナショナルミニマムについてちょっと議論がありました。児童虐待やドメスティック・バイオレンスに関して、一般財源化しないでほしいと実はこの厚生労働委員会で論陣を張り、一般財源化ならなくて、ある知事さんからは霞が関よりも知事を信用してくれよと冗談で言われたこともあるんですが、ナショナルミニマムをどう保障していくか。今までも議論出ていますが、憲法二十五条に生存権があるので、どうやって保障していくかと……

第162回国会 厚生労働委員会 第10号(2005/03/31、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、これは衆議院でもこの委員会でも議論になっておりますが、昨日参考人の中から、極めて今度の法案が唐突であったという意見が述べられました。社会保障審議会の医療保険部会で医療保険制度改革の議論が始まっていた、しかも議論はまだ煮詰まっていない、十分に積み上がっていなかった。そこで突然、三位一体改革の補助金改革として、国保の都道府県負担の一部導入ということが財政調整交付金という形で入ってきた。それが唐突であるという意見が昨日参考人から述べられました。  この唐突であるという意見に関して、厚生労働省、どう答えられますでしょうか。

第162回国会 厚生労働委員会 第12号(2005/04/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  質問に入る前に一言いわゆる感謝と、質問をいたします。  監修料の問題に関して、先日火曜日、再度監修料の調査を、再調査をするということを厚生労働省として発表されました。十月の報告書、一月の社会保険庁の報告書、今回、社会保険庁以外の厚生労働省における監修料の再調査をするということで、改めて再調査をしてくださることには感謝をいたします。  大臣、監修料こそ最大の問題であるというふうには私は位置付けておりませんが、提起された問題にきちっとけじめを付けることが重要であると、再調査をするに当たって大臣の決意をお聞かせください。

第162回国会 厚生労働委員会 第13号(2005/04/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本案について聞く前に二問、二つの点についてお聞きをいたします。  まず、厚生労働省は中国養父母お見舞い訪中援助事業の拡充をするということを発表をされました。これは、私は三月十五日この厚生労働委員会で、又市征治さんが三月十六日予算委員会で、残留孤児の問題に関してお見舞い訪中援助を拡充すべきではないかと質問したことも影響があったかというふうにも思いますが、厚生労働省が発表された訪中援助事業の拡充について教えてください。
【次の発言】 本当にありがとうございます。  今まで一度しか援助がなくて、昭和六十二年から平成十六年度末まで三百人の孤児の方が利用されて……

第162回国会 厚生労働委員会 第14号(2005/04/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は参考人の皆さん、本当にどうもありがとうございます。  まず、私からお聞きをしたいのは、私自身は立法趣旨がよく分からない。年金積立金などの使い道について、百兆円近く運用することについてこそ見直すべきであって、なぜ地域で必要とされている厚生年金病院その他、売却しなければならないのかということがよく、本当にちょっとすとんと全く落ちないというふうに思っています。  小島さんの方から社会保障審議会できちっと掛けられなかったというふうな話がありましたけれど、今日来ていただきましたお二人の方、濱田参考人と吉矢参考人にそれぞれ、厚生年金病院それから健康保険病院……

第162回国会 厚生労働委員会 第15号(2005/04/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、今回の審議を通じて、立法趣旨、立法理由が全く納得がいきません。  提案理由のところで、「厳しい年金財政の状況及び社会経済状況の変化等を踏まえ、その整理合理化を進めることとしております。」とあります。また、三月三十一日付けの年金・健康保険福祉施設に係る整理合理化計画の中でも、同じように、「近年の年金制度等を取り巻く厳しい財政状況、施設を取り巻く社会環境及び国民のニーズの変化等を踏まえ、整理合理化を進めることとしている。」としています。  ただ、年金の財政であれば、むしろ私は、年金積立金百兆円を国債やアメリカの国債、社債を買って運用していくというこ……

第162回国会 厚生労働委員会 第16号(2005/04/21、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。法案について質問する前に一点お聞きをいたします。  四月一日、朝日新聞に、中央省庁の一部の審議会で任命されている常勤委員の四二・四%が官僚OBで占められていると。常勤者の月給が、会長ポストが百三十万円、委員は百十四万円ということで、常勤の四割を占めるという。結局、官僚OBが審議会に入り、審議会が独立性を本当に持っているのかということが問われる数字だと思います。  厚生労働省の下にあります審議会についてお聞きをいたします。  十二個審議会があるわけですが、常勤の委員がいるのは労働保険審査会、社会保険審査会です。委員数は九人ですが、労働保険審査会の常勤六名の……

第162回国会 厚生労働委員会 第17号(2005/04/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日、兵庫県で大規模な列車事故があり、今まだ救援活動が進んでいます。社民党は対策本部を立ち上げましたが、またこの厚生労働委員会で質問できる機会があれば、あるいは質問の必要があれば、また質問させていただきたいと思います。  私も、冒頭、学生無年金障害者問題についてお聞きをいたします。  以前、無年金障害者の問題に関して尾辻大臣と当事者の人に会っていただいたことがあります。時間を割いて会ってくだすったので、当事者、原告の人たちは非常に喜んでいました。  四月二十二日、福岡地方裁判所は障害年金不支給処分の取消しを認め、原告側の勝訴判決を言い渡しました。平成……

第162回国会 厚生労働委員会 第18号(2005/04/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日、山本理事が在外被爆者の支援の現状について質問をされました。私も、是非これはもう一歩進めていただくよう一言また改めてお願いをいたします。  先日、韓国の人たちと話をしていましたら、やっぱりこれ、シンボリックな意味でやっぱりこれは注目をされているというふうに私は思っています。是非、尾辻さんが大臣になられて、やはり政治的決断で進んでいることが幾つもあります。この間申し上げた残留孤児の問題もそうですし、この在外被爆者の問題も以前と比べて明らかに一歩前進をしつつあります。  これについて、先ほどの答弁でも一つずつということの答弁でしたけれど、改めて決意を……

第162回国会 厚生労働委員会 第20号(2005/05/17、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  初めに、介護保険制度が二〇〇〇年にスタートしてから初めての大きな改正を行うことになりました。法改正の目的は、制度の持続可能性の確保、給付の重点化、効率化となっております。軽度の要介護者と施設入所者について極めて厳しい内容であり、貴重な財源をどのように使うのか、どこに給付の重点化を置くかは大きな課題です。五年間の介護保険制度を点検し、どうこの制度を成熟させていくかが課題です。  まず初めに、現在の課題としてお聞きをいたします。要介護四、要介護五の人たちに対する給付は十分であるとの認識でしょうか。

第162回国会 厚生労働委員会 第21号(2005/05/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  介護保険の質問に当たる前に二点ちょっとお聞きをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、今年は戦後六十年ということで、在外被爆者の問題や強制連行、供託金のことなど様々質問をしてきました。  在米被爆者の問題については広島地裁で原告勝訴の判決が出たので、これは被告は広島市ですが、是非、控訴することがない方向で厚生労働省もやっていただきたいということを強く要望いたします。  本日は、日本企業に徴用、雇用された朝鮮人労働者の名簿について一言お聞きをいたします。  朝鮮人強制連行真相調査団の調査によりますと、入手した朝鮮人労働者名簿のうち約六……

第162回国会 厚生労働委員会 第22号(2005/06/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、来てくださいまして本当にありがとうございます。  まず、宮城参考人にお聞きをいたします。  私も、この光熱費、居住費、ホテルコストについて大変懸念を持っているものです。十月にもしも施行になった場合、例えば特養老人ホームにいる人から追い出すということに、払えない人が絶対に出てくると思いますので、追い出すということになるのでしょうか。その点はいかがお考えでしょうか。
【次の発言】 ただ、ホテルコストを負担せよということが明記をされ、現実に年金しか財産を持たない人がいる場合には、払えないわけですよね。払えない分は、その人が払わないという債務として残……

第162回国会 厚生労働委員会 第23号(2005/06/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  介護保険改正法案の審議に入る前に、二、三点ほどちょっとお聞きをいたします。  まず、監修料の点です。六月十九日が会期末で今国会は終わる予定です。監修料の問題に関して、一月に社会保険庁の監修料についての報告書が出されましたが、厚生労働大臣は監修料について改めて全労働省に関して調査をするという約束をされました。今国会中に監修料の報告は出るということでよろしいですね。
【次の発言】 会期末は六月十九日ですが、間に合うのでしょうか。
【次の発言】 もう会期末ですので、会期中に監修料についてはきちっと調査し、報告をするということを約束されましたので、大至急よろ……

第162回国会 厚生労働委員会 第24号(2005/06/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。  まず、安岡参考人にお聞きをいたします。  先ほど筋力トレーニングに関して勝ち組、負け組というふうにおっしゃいましたが、もう少し展開をしていただけますでしょうか。
【次の発言】 次に、増子参考人にお聞きをいたします。  レジュメに「最重度の対象者への、全く不十分な救済に対して、改革なし。」、「介護度五の支給限度額を撤廃、もしくは二倍化」とありますが、この点についておっしゃってくださいますか。
【次の発言】 久野参考人にお聞きをいたします。  二点ありまして、今日、話を聞くと、やはりかなり専門的なスキルやいろんなもの……

第162回国会 厚生労働委員会 第25号(2005/06/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 答弁を聞いていても全然改善が見えてこないという、そういうふうに思っています。  私は今日何点かまとめてお聞きをいたします。  筋力トレーニングの問題についてお聞きする前に、お聞きする中で、介護予防事業の中で、要支援、要介護になるおそれの高い者のスクリーニングに関してその基準と内容を公表すべきではないかという点はいかがですか。
【次の発言】 介護予防のスクリーニングには地域支援事業の前提となりますが、その基準と内容は不明確です。現時点においてそれを明らかにすべきではないですか。
【次の発言】 答弁を聞いていても、どういう中身になるかさっぱり分からないと。高齢者の分断につながらない……

第162回国会 厚生労働委員会 第26号(2005/06/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  参議院でこの介護保険改悪法案が議論になり、様々な問題点が出てきました。とてもこのまま成立させるわけにはいかない悪法だと思います。  社民党は、介護保険という制度が介護の社会化という点で必要であるということで賛成をもちろんして、制度は必要だと考えております。しかし、今回の改悪法案は、財政縮減のことだけで、現場の人たちにしわ寄せを本当にする改悪法案だと考え、賛成をするわけにはいきません。  ホテルコストなどについて、税制の大幅な見直しについて一言お聞きをいたします。  平成十八年度、平成十七年度分から実施される税制改正、公的年金控除額の引下げ、老齢者控除……

第162回国会 厚生労働委員会 第28号(2005/06/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  改正する法律案の前に、二点の、二つの項目についてちょっと御質問をいたします。  まず、公契約法についての取組です。  本年六月七日、全国市長会において公契約を求める決議ということで、公契約を求める決議の要請が行われましたが、その内容について承知をしていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 あらゆる職場における働く人たちの権利が適正に守られるようにと思っておりますが、現在の日本における建設業は、施工、建設工事を依頼する人から依頼を受けた元請業者が専門工事ごとに一次業者へ、一次業者が二次業者へと下請にどんどん送り込まれているので、いわゆるピンはねが起……

第162回国会 厚生労働委員会 第30号(2005/07/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、冒頭一問、残留孤児の昨日の訴え棄却の判決を前提にお聞きをいたします。  官房長官は、きめ細かに今後も努力すると記者会見で言いました。今、尾辻大臣も、きめ細やかに対処していく、今後も努力をしていくとおっしゃいました。具体的には何ですか。
【次の発言】 全国で残留孤児の裁判が起きています。それぞれ孤児の皆さんと話をしますが、現状の施策について納得をしていらっしゃらないし、帰ってきてから、やはり仕事がない、生活保護受給になっている、困窮している、いろんな目に遭っているということで裁判が起きたというふうに理解をしています。  これだけ多くの裁判が起きた……

第162回国会 厚生労働委員会 第31号(2005/07/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  アスベスト問題に関して日本が極めて遅れてきたということをまず冒頭私は質問したいと思います。  今までアスベスト問題に関して企業が訴えられた件数について教えてください。
【次の発言】 済みません。質問通告しているので、早くお願いします。
【次の発言】 企業がアスベスト問題で訴えられたケースについて厚生労働省は把握をしていないんでしょうか。
【次の発言】 ひどい話で、例えば全造船機械、一九八八年七月十四日、浦賀分会退職組合員が住友重機械を被告とする横須賀アスベストじん肺訴訟、原告九名、うち遺族一名が提訴されています。今までアスベスト問題に関して民事訴訟は……

第162回国会 厚生労働委員会 第33号(2005/07/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、障害者自立支援法案、私たちは障害者自立阻害法案だと考えますが、この議論の初日です。ですから、そもそも論、憲法論から展開をしていきたいと思います。  尾辻大臣、七月五日、千百名の障害のある人たちなどが請願にやってきました。車いすやあるいはつえをついて皆さん来られました。どうしてこの法案に関してそのように反対が強いと思われますでしょうか。
【次の発言】 当事者が当事者抜きに自分たちのことを決めないでと大きな反対があることを大臣としてどう受け止めていますか。
【次の発言】 いや、今もって皆さん反対しているんですよ。生存権、生きる権利が奪われると反対……

第162回国会 厚生労働委員会 第34号(2005/08/03、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社会民主党の福島みずほです。  今日、参考人の方から意見がありました。古谷参考人の方から、クボタ住民被害について疫学的な調査をし、一つのモデルケースとして生かすべきではないかという指摘がありました。社民党は、本日、尼崎に社民党国会調査団を派遣し、地域住民の皆さんとの懇談会もやっております。  そこで大臣、お聞きをいたします。このような、例えば発端はやはりクボタでしたので、地域住民における疫学的調査、今日参考人から指摘がありましたが、なさるおつもりはありますか、いかがですか。
【次の発言】 アスベストの被害者並びに被害者団体の人たちと面会し、直接その思いを受け止めるという予定は、……

第162回国会 予算委員会 第3号(2005/02/01、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 政治とお金の問題については、社民党としても、橋本元総理を含めた証人喚問を強く要求いたします。
【次の発言】 雇用、若者の雇用についてまずお聞きをいたします。  ちょっとこれを見てください。(資料提示)正社員とフリーターの格差。生涯賃金でフリーターは五千二百万円しかありません。年収が百五万八千円。正社員の四分の一しかフリーターはありません。  総理、厚生労働大臣、五千二百万円しか生涯賃金がないこの実態についてどうお考えですか。
【次の発言】 いや、生涯賃金が五千二百万円しかないということはマンションも買えないということです。子供を一人育てるのに二千四百万円以上掛かると言われていま……

第162回国会 予算委員会 第5号(2005/03/04、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  命を大事にする政治を実現すべきであるという観点から質問をいたします。  介護保険法の改正法が国会に上程されています。施設の利用者に関して、住居費、食費、光熱費として毎月例えば三・一万円多く取ることにするということが明らかになりました。全国から、三万一千円多く払えない、施設から出なくちゃいけなくなったという声が多く寄せられています。このような声についてどう思われますか。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 しかし、厚生労働省の制度設計を見ますと、年収二百六十七万円の場合、負担年間百四万四千円、残金百六十二万六千円となります。夫が特養老人ホームに入って、……

第162回国会 予算委員会 第6号(2005/03/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  去年九月に食品安全委員会がBSE対策について中間取りまとめを出しました。私は、それを見てショックを受けました。BSEにかかりやすい遺伝子、MアンドMの遺伝子を持っている人は、イギリスを含むヨーロッパの白人の四〇%がMアンドMの遺伝子を持っている。日本では全人口に占めるMアンドM型の割合は九一・六%であると。日本人はBSEにかかりやすい遺伝子を持っている、このことをどう重く受け止められますか。
【次の発言】 素朴な質問で、二十か月月齢でプリオンが腸にある場合もあるわけですよね。発症してなくてもある場合がある、こういうことをどうお考えですか。

第162回国会 予算委員会 第8号(2005/03/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 人権擁護法案についてお聞きをいたします。  付きまとい、待ち伏せ、電話、ファクスなくして、どう取材ができるのでしょうか。
【次の発言】 取材を拒否している場合は、必ずやはり平穏を害するという意見が出ると思います。また、反復、継続とは二回以上のことをいうと思いますが、かなり短いときもこれに当たるのではないでしょうか。
【次の発言】 反復、継続というのをどういう定義で考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 反復、継続とは、その意思があれば一回以上でもなりますし二回以上でもなります。極めて限られた場合でもありますので、これはやはり、法務大臣、うんうん言ってくださっていますが、やはり……

第162回国会 予算委員会 第9号(2005/03/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理にお伺いをいたします。  今の社会の最大の問題点を社民党は、格差が拡大をしていることだ、住みにくい社会になっていることだというふうに認識をしております。個人間の所得格差が拡大し、企業別、企業間の所得格差が拡大をし、地域における格差が拡大をしています。総理、総理の在任中格差が拡大し、特に統計を取り始めて所得の格差が個人間で拡大していることについてどうお考えでしょうか。
【次の発言】 地域の特色を出すこと、多様性はもちろん大歓迎です。しかし、問いに対して答えていません。  格差が拡大をしている。子供たちが希望を持とうにも持てない。さっき総理はやる気が……

第162回国会 予算委員会 第14号(2005/03/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はありがとうございます。  まず、吉川参考人にお聞きをいたします。  西武事件のような事件の再発を防止するため内部統制元年というふうにすべきだとおっしゃっていますが、その意味はどういうことでしょうか。
【次の発言】 株主の保護や会社とは何かという議論になっておりますが、ちょっと素人的に三人に素朴にお聞きいたします。  私は、コクド、西武グループでコクドが一円も税金払ってなかったというのを聞いてとても驚きました。確定申告の時期は過ぎましたけれども、こういうことは、会社法、商法、証券取引、税法上どうお考えでしょうか。

第162回国会 予算委員会 第15号(2005/03/23、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  予算委員会の中で証人喚問が実現していないことを非常に残念に思います。日歯連の事件は政治が、お金が政治を買うという問題、政界にお金がばらまかれたという問題、非常にずさんな会計処理がなされてきた問題などをあぶり出しました。しかるに、国会の中では証人喚問すら実現をしておりません。  自民党総裁として総理にお聞きをいたします。  最終合意、証人喚問等については、これまでの与野党間の協議と今後の審議の経過を踏まえ、予算成立までの間、お互いの誠意を持って協議し、今国会での措置について結論を得るよう努力する、総裁としてどのような誠実ある努力、行動を取られたか、教え……

第162回国会 予算委員会 第16号(2005/05/20、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  JRの事故についてまずお聞きをいたします。  JR西日本だけではなくて、JR各社に対する過密ダイヤや労務管理についての総点検が必要だと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 スピードの出し過ぎだけではなくて、過密ダイヤや労務管理が問題があると思いますので、JR各社その他に関する総点検チェックを早急にお願いをいたします。  次に、基地再編の問題についてお聞きをいたします。  東門美津子議員と一緒にアメリカへ、基地再編の問題について担当者と話合いをしに行ってまいりました。ここ二か月が山場だというふうに聞いております。  今回の米軍再編で、沖縄の皆さんが……

第163回国会 厚生労働委員会 第1号(2005/10/06、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  障害者自立支援法案が再度提出されて審議になっていることに非常にショックを受けております。私もあるお母さんから手紙をいただきました、話もしました。聞いてください。  私の息子は一種一級の身障手帳を持ち、知的にも障害がある重度障害者です。今年二十八歳になりました。支援費制度が実施される二十五歳までヘルパーを使うこともできず、作業所に通う以外は親がすべてでした。支援費の実施で、初めてガイドヘルパーと週二回のおふろ介助ヘルパーが利用できるようになったのです。二十五年、やっとたどり着けた制度だったのです。  支援費の財政破綻はぜいたくをしているからではありませ……

第163回国会 厚生労働委員会 第2号(2005/10/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日の地方公聴会でも定率負担、あるいはたくさんの懸念が表明をされました。障害のある人やその家族の不安は全く解消されていないというふうに考えます。  発達障害者へのサービスについてお聞きをいたします。  廃案になりましたが、衆議院厚生労働委員会附帯決議七月十三日付けで記されている内容に次のようなものがあります。「障害者などの福祉に関する他の法律の施行状況を踏まえ、発達障害・難病などを含め、サービスを必要とするすべての障害者が適切に利用できる普遍的な仕組みにするよう検討を行うこと。」というふうになっております。  特に、サービスの範囲、体制、実施スケジュ……

第163回国会 厚生労働委員会 第3号(2005/10/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。  まず、橋本参考人にお聞きをいたします。  先ほど紙を渡しましたが、端的に障害者自立支援法案の応益負担についてどう思われますかと。橋本さんが書いていらっしゃる論文も読ませていただきましたが、どう思われますかということについて教えてください。
【次の発言】 ありがとうございます。  次に、小田島参考人にお聞きをいたします。  一割のお金を払うことについて先ほど話してくださいましたが、今、ピープルファーストでは何度も国会の近くで泊まり込みの抗議行動をやっていらっしゃいます。皆さんどんな気持ちでやっていらっしゃるか、語ってく……

第163回国会 厚生労働委員会 第4号(2005/10/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  十月六日の厚生労働委員会におきまして私が質問したことについて中村局長が答えたことについて、まず御質問いたします。  中村局長は、サービスは買うものだと、みんな買う主体になる、やはり利用者の方もシェアできる範囲でコストをシェアしていただく、それが新しい福祉の考え方ではないかと答弁をされています。  買う主体になる、これが新しい福祉の考え方で障害者自立支援法案の根幹を成すものであると。だからこそ私たちは賛成ができない、廃案にすべきだと考えます。みんなが買う主体になる、障害者もサービスを買う主体になる、この基本的な考え方には様々な根本的な問題があります。サ……

第163回国会 厚生労働委員会 第5号(2005/10/20、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、在日外国人の障害者への年金問題についてお聞きをいたします。  無年金障害者への給付法は、一部の無年金者を救済することとして成立いたしました。しかし、外国籍者は除外されております。こうした在日無年金障害者に対する支援体制をどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 問題点はよく分かっております。  今日、厚生労働省にお聞きをしたいのは、この検討、第二条、今厚生労働大臣がおっしゃいました二条に、その結果に基づいて所要の措置が講ぜられるものとする、これが検討ということで附則にあります。厚生労働省はどのような検討を行っているのか、それにつ……

第163回国会 厚生労働委員会 第6号(2005/10/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  前回、在日外国人の無年金問題についてお聞きをしたので、一点だけ再度確認させていただきます。  在日外国人の無年金問題は、附則第二条で検討というふうになっております。前回、検討いたしますという答弁だったので、もう一つ具体的にどうされるのかお聞きしたいと思います。  この問題は、在日韓国人の法的地位及び待遇に関する日韓局長級協議において、これまでに既に十一回にわたって協議をされております。昨年の第十三回協議には厚生労働省からも出席をしております。いつまで放置をしておくのか。しかし、先週二十日の厚生労働委員会での答弁では、法案の施行から既に半年たっているに……

第163回国会 厚生労働委員会 第7号(2005/10/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  二十五日、東京地裁でハンセン病補償金不支給決定取消し事件の判決が言い渡されました。判決内容は、韓国は棄却、台湾は認容となっております。しかしながら、いずれの判決も、立法趣旨は国の強制隔離政策に基づく関与によって被害を受けた者に対して幅広く救済しようとするものであるということは認めております。  つまり、いずれの判決も、日本の統治下で設置された療養所を法律の適用対象に含めることは是認しています。請求棄却した民事三部の判決も、補償法が外地の療養所を除外するものではないと、告示に規定することは補償法の委任の範囲を超えるものではないと言っております。判決の結……

第163回国会 予算委員会 第1号(2005/10/04、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総選挙で、総理は郵政民営化に賛成か反対かを問うのが今度の選挙だとおっしゃいました。憲法改正については民意は問われていない、こういう理解でよろしいですね。
【次の発言】 総理は、大増税についても憲法改正についても言及をされませんでした。民意は問われていない。この点について、憲法改正については慎重に議論すべきだと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 日本はこれまで、二度と戦争をしないと決めた憲法九条があったので、日本の若者は海外へ戦争へ行くことはありませんでした。人を殺すことも、自衛隊員が殺されることもありませんでした。  総理が言うように、集団的自……

第164回国会 厚生労働委員会 第1号(2006/02/03、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ハンセン病に関しては、裁判で立法不作為であると強制隔離政策が厳しく批判をされ、国会の中で超党派の議員懇談会ができて、立法ができました。しかし、それに漏れる形になってしまったという韓国・小鹿島、台湾・楽生院、両方裁判が起き、十月二十五日、台湾の関係については原告側勝訴、しかし韓国の関係については原告側敗訴となってしまいました。  当時、尾辻大臣の下へ、何とかこれは早期に解決してほしいと、原告の皆さんたちと行って交渉し、会っていただいたことは記憶に新しいところです。  川崎大臣も、大臣に就任された直後から、このハンセン病の問題に関して積極的に取り組んでい……

第164回国会 厚生労働委員会 第3号(2006/03/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、タクシーの規制緩和政策のもたらした問題点についてお聞きをいたします。  これは、各政党からも今まで質問がありました。予算委員会などでも質問がありました。これについては、タクシーの台数の規制緩和、一人当たりの年収が減る、事故が増えるという、タクシーの運転手さんたちの睡眠時間を奪い、収入を奪い、かつ消費者にとっては安全を奪っているんじゃないかという問題です。  これについては、調査委員会を立ち上げ、かつ報告書が出ましたけれども、そもそも規制緩和に問題があったのではないでしょうか。私自身、二〇〇〇年の段階で問題があると、規制緩和をするなという国会で質……

第164回国会 厚生労働委員会 第4号(2006/03/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日、先ほど水落委員の方からまず遺骨の質問がありました。その点については私自身も、特に去年、戦後六十年の問題として何回も質問したところです。私自身も、厚生労働省にある四階の霊安所にお花を持ってお見舞いというか、お見舞いと供養に行きました。  なぜ遺骨問題がこのように遅れているのか、私自身も全く理解ができません。厚生労働省として、改めて国内外問わず、日本人あるいは日本人以外の人も含め、第二次世界大戦中の被害者の人たちの遺骨収集や、あるいは遺族の人たちへの伝達も含めてやってくださるよう、私自身も冒頭、大臣の決意をお聞きいたしたいと思います。どうでしょうか……

第164回国会 厚生労働委員会 第6号(2006/03/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、今回の独立行政法人によって、例えば基礎研究がおろそかになり、成果主義に走る危険はないのかという点を質問いたします。  平成十三年三月三十日閣議決定の科学技術基本計画というものがあります。これについては、例えば次のようなものがあります。「基礎研究について、一定の資源を確保して進める。」、あるいは「国家的・社会的課題に対応した研究開発は、官民が協力して推進すべきものであるが、以下では特に官の果たすべき役割を中心に示す。」と。研究開発成果を実用化する臨床医学・医療技術、それから食品安全保障や豊かな食生活の確保に貢献するバイオテクノロジーや持続的な生産……

第164回国会 厚生労働委員会 第7号(2006/03/29、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。  三位一体のことについて、浅野参考人がずばずばずばっと、こう言っていただきました。私自身も、厚生労働委員会で議論しているから特に痛感するのかもしれませんが、出てきたテーマが、例えば児童虐待等DVの予算、これは一般財源化をしないという方向になりましたが、こうするためにかなり頑張らなくちゃいけなかった。今回出てきたのが、生活保護あるいは児童手当、児童扶養手当、どっちだということが最後になったわけです。  弱い部分というと何を弱いと見るかは別として、なかなか声が上げにくい人たちの部分から一般財源化をしたり、あるいは地方の……

第164回国会 厚生労働委員会 第8号(2006/03/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  厚生労働分野の三位一体、児童手当の増額、基礎年金の国庫負担への加算措置は全く法律改正の趣旨、目的が異なっております。共通しているのは、国庫負担の見直しという点だけです。形式的な共通点を挙げて一つの法案にまとめるのはいささか強引ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 昨日、参考人質疑で、地元の声や当事者の声を十分聞いたのかどうかという指摘が参考人からなされました。今回、児童扶養手当の国庫負担率引下げ、児童手当の国庫負担率の引下げなどを決定した際に、協議の過程において地方の声、なかんずくできれば当事者の声というものをきちっと吸い上げたの……

第164回国会 厚生労働委員会 第10号(2006/04/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、日本国政府とカナダとの間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案について御質問をいたします。  日本が締結した国はこれまでで六か国、一方、締結を日本側に申し入れている国は八か国あると聞いております。そのうち、ルクセンブルクからは、一九八七年に申入れを受けていながらいまだに締結されておりません。このように、締結数が欧米諸国と比べて少ない理由、そして締結が遅れている理由は何でしょうか。
【次の発言】 ノウハウも蓄積されていると思いますので、今後はスピードアップしてやってください。  今回の協定で締約国が七か国目となりますが、締結申入……

第164回国会 厚生労働委員会 第15号(2006/04/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  実効性のある均等法の改正がなされるよう頑張っていきたいというふうに思っております。また、その方向に向けて改正がされることを心から期待をしております。  残念ながら男女差別は日本の中での根深い問題であり、雇用の場においてはむしろ男女差別が広がっています。非正規雇用も非常に拡大し、貧困の問題は特に女性に集中をしている。働いても働いても年収が少ない、差別の是正が行われないということをどう立法府として解決するかということが問われております。  まず、そもそも間接差別についてお聞きをいたします。  間接差別は、外見上は性に中立的な基準を適用しても、それが実質的……

第164回国会 厚生労働委員会 第16号(2006/04/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、川本参考人にお聞きをいたします。  女性差別撤廃委員会が二〇〇三年、日本政府に対して勧告を出しております。労働法制についてもいろいろ言っているわけですが、例えばパラグラフ三十三で、職種の違いやコース別雇用管理制度に表れるような水平的、垂直的な雇用分離から生じている男女間の賃金格差の存在の認識の不足に懸念を要する旨、勧告をしております。  この勧告をどう受け止めていらっしゃるのか、経団連としてどう受け止めていらっしゃるのか、お聞きをしたいというように思います。

第164回国会 厚生労働委員会 第17号(2006/04/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  間接差別のことについてまずお聞きをいたします。  間接差別をめぐる議論につきまして、全くまだ納得がいかないのは、省令で定める三点については行政指導の対象とする、それ以外の点については間接差別の定義からいって外見上は性中立的な基準が男女に与える影響の違いに着目をし、かつ差別意図の有無は問わない、それについては公序良俗違反や民法七百九条、民法四百十五条、債務不履行責任などになる場合はあり得るという答弁なんですが、極めて変で、改めてお聞きをいたします。なぜ、裁判所が判断する違法よりも行政指導の範囲が狭いのでしょうか。

第164回国会 厚生労働委員会 第19号(2006/05/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本題に入る前に、二つの項目についてちょっとお聞きをいたします。  まず初めに、タクシーの規制緩和問題についてお聞きをいたします。  五月八日付けの朝日新聞で、トラック、バス、タクシーの運行会社が道路運送法など悪質な違反があれば直ちに営業停止処分ができるよう基準を強化する予定との報道がありました。もちろんそれは一歩前進なんですが、しかし、タクシー業界に見られるように、交通事故数の増加、労働者の平均年収の低下、スピード違反が起きやすいことなどは規制緩和が一つの原因になっているということは明らかです。したがって、根本的な対応策は新たな規制を、再規制を早急に……

第164回国会 厚生労働委員会 第21号(2006/05/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はまず冒頭、社会保険庁の年金不正免除の問題について簡単にお聞きをいたします。  大臣、なぜこのような事件が起きたと思われますか。理由は何だと思われますか。
【次の発言】 二〇〇四年に村瀬さんが損保から長官に抜てきをされました。そして、就任直後に年金の納付率を八〇%に引き上げると宣言をいたしました。それが理由ではないかと。  改めてお聞きをいたします。要するに、目標達成だけ掲げて、やれ、やれと言うわけですから、それで現場が無理をすると。長官は、収納率を二〇〇七年度までに八〇%まで引き上げるために事務局、事務所ごとに目標を設定、自ら文書で言い訳は無用……

第164回国会 厚生労働委員会 第22号(2006/06/01、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  医療改革法案に先立って、社会保険庁の問題について私も質問をさせていただきます。  本日、長官に来ていただきました。このようにたくさんの免除の不正の問題が出ておりますけれども、長官御自身の責任を御自身としてどう考えていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 批判が当たらないというのはどういうことですか。
【次の発言】 長官は、二〇〇四年に就任される前から国民年金の収納率を六三・八%から八〇%に上げるということを公言し、かつ、平成十七年十一月八日、国民年金の収納率緊急メッセージでは例えば次のようにおっしゃっています。さて、九月末の国民年金の収納率はわずか〇……

第164回国会 厚生労働委員会 第23号(2006/06/02、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。本日は本当にどうもありがとうございます。  まず小松参考人にお聞きをいたします。  イギリスで医療費を増やしても医療が立ち直れていないとのことなんですが、その理由は何でしょうか。
【次の発言】 地域間格差のことを一言お聞きをします。  医師、病院の偏在、今日も出ておりますが、小児救急科、産婦人科の不足などについて地域間格差が拡大をしています。ただ、残念ながら法案は切迫する地方の実態にこたえる内容となっていないというふうに思います。  この点について、地域からのいろんな声を聞かれるであろう河内山参考人、小島参考人、この点についていかがでしょうか。もしよろし……

第164回国会 厚生労働委員会 第24号(2006/06/06、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、先日の参考人質疑の中で、医療崩壊ということが参考人の中から指摘をされました。小松参考人がアメリカ、イギリスのように医療費削減、抑制策を取った結果について医療崩壊が起きたことを指摘をされました。  それで、一番初めにちょっと漠然とお聞きをいたしますが、大臣に、今回の医療改革により、医療費抑制が非常に大きな課題と言われておりますが、先に医療費抑制を実施し失敗例の多いイギリス及びアメリカの医療の前例についてどのように見ていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 もちろん日本の医療制度には多くの課題がありますが、ただ、医療費抑制策をやったイギリスで医……

第164回国会 厚生労働委員会 第25号(2006/06/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。  まず、村山参考人にお聞きをいたします。  全国駆け回っていらして、全国で見えてくる今の医療現場の問題点なんて短くはなかなか語れないかもしれませんが、せっかく今日レジュメで一の部分を書いていただいて、余り話す時間がなかったと思うので、話してください。
【次の発言】 対馬参考人にお聞きをいたします。  参考資料の中にもありますけれども、まず適正化計画というのが、ニンジンぶら下げてというか、要するに目標項目を立てることで診療報酬でペナルティーを課す形で政策誘導する形にやってみるのがいかがかというふうに書いていらっしゃるので……

第164回国会 厚生労働委員会 第26号(2006/06/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  これは質問通告していないんですが、冒頭どうしても聞きたいので、お聞きをいたします。  昨日、参議院の決算委員会で社民党の又市幹事長と小泉首相との間で激しいやり取りがありました。規制改革によりコンビニエンスストアで薬を買えるようになったと小泉首相は発言をしておられますが、街頭演説をしていらっしゃるわけですが、大臣、これは間違いということでよろしいですね。
【次の発言】 規制改革によりコンビニエンスストアで薬が買えるようになったとなれば、普通の人は薬を買えるようになった、風邪薬でも買えるようになったと普通思うじゃないですか。医薬部外品と医薬品とあって、医……

第164回国会 厚生労働委員会 第27号(2006/06/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、今日も出ておりますが、七月一日に実施される療養病床の診療報酬の改定の理由は療養病床削減のためでしょうか。
【次の発言】 診療報酬体系が突然七月一日に変わるのでお聞きをしています。なぜこの診療報酬体系を変えることが必要のない人と必要のある人、質の問題につながるんでしょうか。本法案で議論をしている医療療養病床削減のための診療報酬改定ですか。
【次の発言】 結局、療養病床削減のために七月一日に療養病床の診療報酬の改定をするという答弁ですね。これはひどいと思いますよ。  今日は六月十三日、七月一日の診療報酬からもう病院が極めてやっぱり成り立たなくな……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(2006/05/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  通常国会が終わるまであとわずか一か月となりました。昨日、衆議院の厚生労働委員会に私は傍聴に行って非常にショックを受けました。強行採決、高齢者の負担増の法案が強行採決というのは一体どういうことかというふうに思いました。共謀罪が今後どうなるのかということが大変みんなの関心を呼んでいます。教育基本法の改定法案も上程されています。国民投票法案がどうなるか、そのことについても大きな議論が呼んでいます。  総理が五年間の内閣を終えられるに当たって、小泉内閣とは一体何だったのか。強行採決オンパレード、最後にばたばたばたばた成立させるという強権的な手法で小泉内閣が終……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(2006/05/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  会期末まであと一か月を切っています。医療制度改悪法案、共謀罪、教育基本法改悪法案が審議中です。そして、明日、国民投票法案も上程されると言われています。拙速に、また横暴にこのような法案を強行採決されないように望みます。  話し合っただけで罪に問われる共謀罪が先日強行採決されなかったことは、本当に良かったと思います。共謀罪について国民的な懸念が高まっています。いったん中断をして、外国の適用例も含めて調査をすべきです。総理、強行採決をすべきではないと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 共謀罪ですよ。

第164回国会 総務委員会 第15号(2006/04/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  外国に留学する行き先についてお聞きをいたします。  平成十六年度では特に顕著ですが、アメリカがほとんどであると。フランス、ドイツ、カナダ、カナダはもう少ないですし、極端に言えば、デンマークやスウェーデンやノルウェーや、環境や福祉について優れているとされている国などはとても少ないです。少子化や労働法制についても、私自身、法制度、国際人権の観点からももっと多元的にいろんな国に行くべきであると。特に、日本はアジアの一員ですが、例えば平成十六年度はアジアは一か国もありませんし、平成十七年度で初めて中国と台湾が出てきているだけです、一人ずつ。これはいかにもへん……

第164回国会 予算委員会 第2号(2006/02/01、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 格差、元祖格差是正の社民党としてお聞きをいたします。  総理は格差が拡大しているデータはないとおっしゃっています。では、貧しい人が増えている、貧困層が増えている、これはお認めになられますか。
【次の発言】 貧困率が高くなっている、貧しい人が増えているという認識は総理にはありますか。
【次の発言】 貧しい人、貧困層は増えていないというのが総理の認識ということでよろしいですね。いや、総理。ごめん、総理に聞いています。結構です、結構ですよ。(発言する者あり)
【次の発言】 貧困層、貧しい人が増えているという実感は総理にはないということですね。

第164回国会 予算委員会 第3号(2006/02/02、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  共謀罪についてお聞きをいたします。  犯罪の予備ですらなく、共謀のみによって処罰をする法案がずっと継続審議になっています。これは与党の議員さんたちからも委員会で批判が出ておりますが、目くばせだけでも成立するという政府の答弁で、このような立法は近代刑法を壊すもので大問題だと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 六百以上の犯罪で処罰されるんですが、目くばせだけでも成立する。それから、団体というのは、市民団体、政治団体、労働組合、会社、すべて含みますね。──いや、杉浦大臣お願いします。
【次の発言】 団体は、法律上は組織、犯罪集団に限っていませんし、目……

第164回国会 予算委員会 第6号(2006/03/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、税制についてお聞きをいたします。  竹中平蔵大臣が二〇〇二年に出版された本に「経済ってそういうことだったのか会議」という本があります。その中にこういうのがあります。人頭税、みんなに等しい金額を掛ける人頭税が理想だと書いています。税による所得の再配分はずるいと書いています。  例えば、子供たちが砂場で遊んでいるんです。ある子はおもちゃをたくさん持っている。その子はお金持ちの家の子なんですよ。もう一人の子は家が貧しいからおもちゃを一個しか持っていないんです。しかし、だからといって、自分の子に向かって、だれだれちゃん、あの子はおもちゃをたくさん持って……

第164回国会 予算委員会 第7号(2006/03/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一九七一年、沖縄返還協定が調印されました。ところで、これについて、協定とは違う合意があったという公文書がアメリカからたくさん出ています。土地の原状回復費として四百万ドルを、アメリカが払うのではなく、実際は日本が払ったというものです。また、吉野文六さんの事実を認める証言があります。  吉野文六さんは、当時、どのような役職で、どんな仕事をしてらしたんでしょうか。
【次の発言】 どんな仕事をしていたかというのを聞きました。どんな仕事をしていたか。
【次の発言】 吉野さんのオーラルヒストリーの文書、一九九九年の中でも彼は認めてます。私も先日、吉野さん自身にお……

第164回国会 予算委員会 第9号(2006/03/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、冒頭、小泉総理にどうしても聞きたい積み残した問題をお聞きいたします。  一九七一年の沖縄返還協定において日本が四百万ドル実は支払ったのではないかという点について、アメリカから公文書が幾つも出ております。担当者であった局長もそのことを完全に認めております。私も先日お会いをして、長いことお話をお聞きいたしました。御自身のサインがアメリカの公文書にあると、それを見てこれは自分のものじゃないとは言えない、この公文書、これはもうどうしようもなく自分のサインだということで認めました。  アメリカ側と日本側に、日本が四百万ドル支払ったという完璧な証拠、総理、……

第164回国会 予算委員会 第10号(2006/03/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  岩国で画期的な住民投票、反対の結果が出ました。今回の結果を山口県選出の官房長官としてどう受け止めていらっしゃいますか。
【次の発言】 ラムズフェルドさんは、歓迎されないところには行かないと言っています。アメリカに対して伝えていただけますね、この結果を。
【次の発言】 ラムズフェルドさんに伝えるかどうか、答えてください。
【次の発言】 三月一日、衆議院の予算委員会で麻生大臣、このことについて答えていらっしゃいますね。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 地元の結果、住民投票の結果があれば外務大臣からもアメリカに伝えていただくことをお願いしたい、これに対……

第164回国会 予算委員会 第12号(2006/03/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  猪口大臣にお聞きします。出産費用無料化について言及されていますが、実現はいかがですか。
【次の発言】 猪口大臣、頑張ってください。  男女平等政策の獲得目標を挙げてください。(発言する者あり)
【次の発言】 男女平等政策の獲得目標を挙げてください。
【次の発言】 女性差別撤廃委員会から二〇〇三年、勧告を受けていることについてお聞きをします。  労働市場における法整備について、非正規雇用、パート労働の問題、ワーク・ライフ・バランスの問題、間接差別の法制度化、コース別雇用管理制度、これらについて残っている問題はありますか。

第164回国会 予算委員会 第15号(2006/03/23、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  官房長官、国旗・国歌法が成立した際に当時の官房長官であった野中広務氏は、国として強制したりあるいは義務化することはございませんと述べています。また、国民生活に何ら変化や義務が生じ、影響を与えるものではないとも発言しています。現在もこれに変更はありませんね。
【次の発言】 方針に変更はないということでよろしいですか。
【次の発言】 学校現場に変化があったとお考えですか、変化はなかった、いずれでしょうか。
【次の発言】 文部大臣、いかがですか。
【次の発言】 この法案成立以降、多くの大量の処分が行われております。どのような指導が小中高の現場で教師並びに生……

第164回国会 予算委員会 第16号(2006/03/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  県民経済、都道府県における県民所得の格差が二年連続拡大をしました。地価についても同様です。六本木ヒルズはとても高い地価になりましたが、地方では地価が本当に低いままです。格差は地方でも地価でも拡大をしています。  公務員の数についてお示しをいたします。(資料提示)人口一千人当たりの公的部門職員数の国際比較です。一千人当たりフランスは九十六・三人、日本は三十五・一人、ドイツは五十八・一人、イギリス七十三・〇、アメリカ八十・六人です。このように、日本は公務員の数が実は非常に少ないです。  総理は公務員の数の削減だけをおっしゃいますけれども、しかし、国民にと……

第164回国会 予算委員会 第17号(2006/03/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理とは憲法について議論をしたいと思います。  憲法とはそもそも何か。憲法とは国民の基本的人権を守るために国家権力を縛るものです。総理、そう思われますね。
【次の発言】 近代憲法、憲法とは何か。国家権力を、基本的人権を守るために国家権力を縛るものです。だから重要。ただし、自民党の新憲法草案が発表されました。国民は国家と社会に対し愛情と気概と責任感を持てという中身になっています。これは逆転をしています。国家が個人に命令をするものであってはなりません。近代憲法ではない。自民党の新憲法草案は、国家が国民に対して責務を要する、愛情を持てと命令をする。これは近……

第164回国会 予算委員会 第18号(2006/06/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  福井総裁に質問します。  去年の確定申告はありますね。御記憶では村上ファンドから幾らもうかったか、教えてください。
【次の発言】 ここは予算委員会です。御記憶あるでしょう。  じゃ、確定申告は家にある、それでよろしいですね。記憶では幾らか。その二つについて端的に答えてください。
【次の発言】 私は、幾らもうかったか、通告で出しております。今日、予算委員会に出るに当たって、幾らもうかったか、確定申告、去年の分ぐらい確認して来るべきではないですか。
【次の発言】 納得できません。  去年の確定申告見ればいいじゃないですか。顧問税理士に電話一本すれば分かる……

第165回国会 外交防衛委員会 第5号(2006/11/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ODAに絡んで、フィリピンの政治的殺害についてお聞きをします。  アロヨ大統領が就任した二〇〇一年以降の事件数は警察発表では百十四件、実際には二百四十件以上あります。とりわけ、二〇〇六年五月に殺害されたサンロケ・ダム反対運動リーダーであるホセ・ドトン氏の事件について、日本政府はどう認識されているでしょうか。
【次の発言】 問題は、アロヨ大統領の演説以降も政治的殺人が続いていることです。しかも、問題なのは、日本のODAが、日本のODA資金がこのダム建設に利用されていて、反対運動をやっている人たちが皆殺されていっているということです。これは日本政府も共犯……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第6号(2006/11/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今、いじめや学力低下の問題など、本当にたくさん問題があります。それと教育基本法の改正とどう関係があるのか、本委員会においても、この問題では井上委員が質問をされて、直ちに解決にはつながらないというそういう結論、答弁もあります。  私の根本的な疑問です。  いじめや学力低下にみんな心を痛め、何かをしたいというふうに思っています。だとすれば、そのことにどうするかという議論をもっとすべきであり、教育基本法をなぜ変えるのか、何が問題があるのか、改めてお聞きします。
【次の発言】 だからこそ問題だと思っております。教育基本法をなぜ変えるのか、何が問題があるのか、……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第9号(2006/12/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にどうもありがとうございました。  それぞれ四人の皆さんの教育に懸ける情熱と、子供たちのために一体今の時点で何ができるのかという実践と哲学とについて、大変感激をいたしました。私たちもそのことを国会の場で本当に生かしていきたいというふうに考えております。  四人の参考人の皆さん全員に共通をしていたのは、教育予算をきちっと付けるべき、もっと教育を大事にしてほしいという点は四人の皆さん本当に共通だったと思います。  古山参考人にお聞きをいたします。  今日、国の関与ということが非常に問題になっておりますが、私は、国は教育内容……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第11号(2006/12/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今、教育改革フォーラムで問題があるという指摘がありました。東京で見ていた人はちゃんと議論をしていると思うわけですね。でも、実はそうではなかった。自分は演劇、作られたものに、見ているだけなのにもかかわらず、その本性を現さない。こんなインチキライブ、うそつきライブを国家がやってきたということで、これは駄目ですよ。全く駄目ですよ。  本日、タウンミーティングについての報告書が出ました。衆議院の三時間の質疑が終わった後、私たちのこの委員会の直前に出されたと。この時期についてもまず抗議を申し上げます。  それから、問題なのは──じゃ、まずお聞きをします。このタ……

第165回国会 厚生労働委員会 第2号(2006/10/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、森林産業における労働と雇用の確保についてお聞きをいたします。  国土保全、災害防止、地球温暖化防止など重要な機能と価値を有する森林産業を民有林、国有林の区別なく一元的に管理運営する必要があります。百年単位の長期的な視野に立った政策が必要です。  しかし、木材自給率は二〇%まで落ち込み、採算は悪化しつつあり、労働力も流出しています。森林産業の発展のためには、労働力の流入を図るためにどのような対策を実施しているのか、そして同時に、運営実態並びに実効性があるように指導しているのか、答えてください。

第165回国会 厚生労働委員会 第3号(2006/11/02、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  難病についての対策についてまずお聞きをいたします。難病の患者さんの皆さんの医療費補助制度として、特定疾患治療研究事業がありますけれども、このことが極めて問題ではないかということをまず今日冒頭質問いたします。  潰瘍性大腸炎、パーキンソン病の人たちなどから要請を受けております希少性、数が少ないということがこの研究費補助の基準になっておりまして、五万人を超えているとの基準で研究費補助対象から除外するという議論がなされています。現在これはどうなっていますか。
【次の発言】 五日から、都内四か所でパーキンソン病友の会の人たちが署名集めをするということも計画を……

第165回国会 厚生労働委員会 第4号(2006/11/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  感染症法に入る前に二点お聞きをいたします。  まず初めに、リハビリの打切りの問題です。  この点は何度か質問してきました。十一月二日、私の質問に対して水田政府参考人は、リハビリの打切りの、百八十日などの打切りの制度を導入した理由について、次のようにおっしゃっています。高齢者リハビリテーション研究会専門家会合におきまして、長期にわたって効果が明らかでないリハビリが行われていると、こういう御指摘があったということがまず出発点でございますと答弁をされています。  本日に至るまで、この指摘の資料が出てきておりません。どういうことでしょうか。

第165回国会 厚生労働委員会 第5号(2006/11/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、C型肝炎の問題についてお聞きをいたします。  八五年生まれの大学生から手紙が来ました。聞いてください。  私は生まれて間もないころ、赤ちゃんのときに旧ミドリ十字の血液製剤クリスマシンを投与され、C型肝炎に感染させられました。特に症状がなかったためか、私はもちろん両親もだれもC型肝炎に感染していることを知りませんでした。十五年後、高校一年生のときに病院で検査をした際に感染が分かりました。当時の私はクリスマシンの危険性について知らなかったので、まさか感染していないだろうと思いながら検査を受けました。しかし、診察室に入り、医師から陽性の結果を聞……

第165回国会 厚生労働委員会 第6号(2006/12/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、冒頭、リハビリについてお聞きをいたします。  日数制限の問題につき、専門家の意見を基に制度設計したことになっておりますが、リハビリ学会は、十一月二十一日、算定日数の制限は問題症例を生み出すおそれがあり、見直しが必要である旨声明を出しました。リハビリ学会が見直すべきだと言ったことは極めて重要だと思いますが、このことをどう考えますか。
【次の発言】 リハビリテーション医学会から、この報酬改定を行う前の段階において意見書などは出されたんでしょうか。
【次の発言】 報酬改定をする前に要望書が出されたかという質問です。

第165回国会 厚生労働委員会 第7号(2006/12/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、今後の労働契約法制及び労働時間法制の在り方についてまず御質問をいたします。  日本版エグゼンプションについてまずお聞きをいたします。  今日はこの点について意見が出されました。この点について、年収制限について例えばどのような、もし仮に法案が出てくるとすればどのような書きぶりになるのでしょうか。
【次の発言】 具体的に条文として出てくる場合、厚生労働省考えていて、年収要件は法案に書くのか、それとも、抽象的な書きぶりにして政省令で決めるのか、いかがですか。
【次の発言】 先ほどからもありますが、日経連は昨年六月に示した提言で、年収四百万円以上、さっ……

第165回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号(2006/11/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ODAに関して、まずフィリピンのODAについて質問をいたします。  これは、近藤議員が以前質問し、かつ私も外交防衛委員会で十一月七日に質問したことと同じです。アロヨ政権発足後の暗殺事件数は、フィリピン国家警察の発表では百十四件、アムネスティの報告では二百四十件以上です。この七月―十月の三か月間だけで五十人が殺害されたという報告があり、犠牲者はますます増えております。極めて問題なのは、日本のODA供与している場面で殺人事件が相次いでいることです。  五月三十一日、このODA特で近藤議員が質問していますが、アグノかんがい事業に反対する運動のリーダー、ホセ……

第165回国会 予算委員会 第1号(2006/10/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党は、いかなる核にも、核兵器にも、核実験にも大反対です。アジア、特に北東アジアにおける非核構想を作るべく、モンゴル、中国、韓国を訪れ、非核化に向けて頑張ってきました。今回の核実験に強く抗議をすると同時に、朝鮮半島における非核化に向けて、社民党は、中国、韓国など関係国に対して直接働き掛けていきます。  次に、総理、総理のこれまでの戦争指導者の責任、いわゆる従軍慰安婦に関する発言は間違いだったのでしょうか。
【次の発言】 以前の見解を変えたわけですね。
【次の発言】 総理は、いわゆる従軍慰安婦問題について、強制連行について、ない、あるいは問題があると……

第165回国会 予算委員会 第3号(2006/10/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  北朝鮮問題について、臨検についてお聞きします。  船舶検査活動ではなく臨検となれば、戦闘勃発の危険性があります。交戦権の行使や集団的自衛権の行使につながりかねません。憲法にのっとって冷静に対応する必要があると考えますが、いかがですか。総理。
【次の発言】 後方支援ということが言われ始めておりますが、これは集団的自衛権の行使、交戦権、臨検が交戦権の行使と紙一重になるかもしれない、この危険性がありますが、憲法にのっとって慎重にすべきだ、この点について改めてお願いします。
【次の発言】 次に、教育基本法改正についてお聞きをします。  愛は強制できるものでし……

第166回国会 決算委員会 第8号(2007/05/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、民法七百七十二条についてお聞きをいたします。  法務省は過日、通達を出されました。通達で救われない子供たちを救う方法を考えるべきではないでしょうか。いかがでしょうか、大臣。
【次の発言】 社会的にやむを得ないケースというのはどのようなものでしょうか。
【次の発言】 今回、法務省が通達を出してくださったことは一歩前進だと考えています。  ただ、これで救済されるのは法務省の報告書によっても一割だけです。七百七十二条の立法趣旨は子供のためです。子供のためにこれを保護すると。ですから、子供のため、子供のためということを考えれば、離婚後に妊娠したかどうか……

第166回国会 厚生労働委員会 第1号(2007/02/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  柳澤氏の一月二十七日の発言に関しては、戦後六十年たってこのような発言を聞くことになろうとは全く思っていませんでした。極めて残念ですし、極めて悲しいというか、問題があるというふうに考えています。  総理にお聞きします。柳澤氏の発言の、その産む役目の人が一人頭で頑張ってもらうしかないんです、この発言の何が問題でしょうか。
【次の発言】 役目、産む役目の人とおっしゃっているんですね。役目というのは、広辞苑で調べますと、「役として務めなければならないこと。つとめ、職務。」なんですね。女性は産む役目を持っている、務めなければならない、そして一人頭で頑張ってもら……

第166回国会 厚生労働委員会 第3号(2007/03/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社会保険事務所の設置承認案件については賛成です。  社会保険事務所の混雑緩和のための統廃合ですが、川越事務所などが一時間や二時間の待ち時間が生じております。職員の配置なども含めて混雑緩和をするべきではないですか。
【次の発言】 ヤングジョブスポットの統廃合についてお聞きをいたします。  十四か所あるうち十二か所が統廃合をされます。厚生労働省側の都合で施設を設置したり廃止したりすることは、施設を運用する側にとってもスタッフのノウハウの損失につながるのではないでしょうか。
【次の発言】 一言答えてくだされば結構です。今からのことについてです。  サービス……

第166回国会 厚生労働委員会 第4号(2007/03/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  松岡農水大臣が三月九日の記者会見で水道水を飲んでいる人はほとんどいないと発言したことについて、私は三月十三日、予算委員会で質問、発言をしました。三月十四日、他の委員からもこれは質問が出ました。本日付けの新聞の「声」欄で、水源を守るのが農水相の仕事ではないかという投書が出ております。そのとおりだと思います。  水道の所管大臣は厚労大臣です。国民や水道事業関係者から、この「声」の欄の投書のように怒りの声が私の方にも届いております。水道の所轄大臣としていかがお考えですか。
【次の発言】 では、三月九日、農水大臣がこういう発言をされたときに、みんな水道水飲ん……

第166回国会 厚生労働委員会 第5号(2007/03/20、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、労働法制についてお聞きをいたします。  労働者派遣法については今までも質問してきました。二〇〇三年に労働者派遣法を改正をして、改悪をして、医療と製造業についても派遣を可能にし、この分野で規制緩和が行われて、大企業においても製造業派遣の人たちが非常に増えたと。今、非正規雇用の人たちが、特に若い人たちで拡大をしています。これについてはもう一度製造業の派遣をやめるということをすべきではないかと改めてお聞きしますが、いかがですか。
【次の発言】 ヨーロッパは有期契約についても制限をしておりますし、パートなどについても均等待遇の立法、EU指令などたくさん……

第166回国会 厚生労働委員会 第6号(2007/03/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本案に入る前に、私も原爆症の、今日、東京地裁でありました、東京地方裁判所民事三部の判決についてお聞きをいたします。  先日も、この原爆症認定集団訴訟に関して私は質問をいたしました。今日出た東京地方裁判所の判決も、線量推定方式であるものには評価決定に限界があり、計算値を超える被曝が生じている可能性がないと断定してしまうことはできない。また、残留放射能、放射性降下物、誘導放射物については、広島原爆、長崎原爆とも誘導放射能及び放射性降下物について十分な実測値が得られていない。内部被曝について、ガンマ線及び中性子線以外にアルファ線及びベータ線が影響すること、……

第166回国会 厚生労働委員会 第7号(2007/03/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、これは質問通告してなくて申し訳ないんですが、内閣の構成員としての大臣の見解をお聞きしたく、一問質問いたします。  下村官房副長官が昨日の夜の記者会見で、いわゆる従軍慰安婦問題について、直接的な軍の関与はなかったと私自身認識しているとのお考えを示しました。若干また夜、訂正をし、強制連行について軍の関与はなかったということを述べたものだと修正をされましたが、柳澤大臣、この下村官房副長官の発言についての見解をお聞かせください。
【次の発言】 河野官房長官談話と下村官房副長官の直接的な軍の関与はなかったというのは明確に矛盾をしていますが、いかがです……

第166回国会 厚生労働委員会 第8号(2007/03/29、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、この委員会の中で審議が継続中であるにもかかわらず、昨日の夕方、厚生労働省から、委員会での採決終了、本会議採決終了、二十九日成立という文書が、私には来ませんでしたが、この委員の中の一部に関して配付がされているという、とんでもない事態。これは与党、野党を問わずもう怒り狂うべき問題です。  国会の審議を行政は何と思っているのか。この国会の中で、野党はこの法案に反対です、雇用保険法案に。これに関して、お互いに議論を尽くしながら議論をしていくということを余りに無視している。これは国会無視でありまして、三権分立の中での行政の傲慢であるとしか言いようがあ……

第166回国会 厚生労働委員会 第9号(2007/04/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  育児休業給付制度について、この制度の拡充は歓迎をいたします。しかし、育児休業法の恩恵を受けている労働者は、相変わらず規模の大きい事業になればなるほど制度が整備されており、実際に休業を取得する割合も高くなっております。より広く育児休暇を取得できる環境整備が必要ではないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 育児休業給付を受け付けた期間を基本手当の算定基礎期間から除外することは、子供を産み育てる環境づくりの方針と逆行するのではないですか。
【次の発言】 問題があると考えますので、この点について本当に問題があるので、今後もこの点の改善は必要だというこ……

第166回国会 厚生労働委員会 第10号(2007/04/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、私も、先日、坂本由紀子委員が、成立が遅れているのは国会そのものの責任でもあると思いますと雇用保険法改正法案について質問されたことに強く抗議をしたいと思います。  これは、国会で委員会での質疑、本会議での質疑を経る前の段階で成立を前提に成立したという旨の文書が事前に国会議員に配付されたという前代未聞のことがあったからです。これは与党、野党全く関係なく、国会での質疑、これを一体何と行政府は考えているのかと私たちは、当然ですが、非常に怒りました。  このことについて、与党の国会議員さんも真摯に受け止め、かつ厚労省もこれは大変なことだと受け止め、謝罪を……

第166回国会 厚生労働委員会 第12号(2007/04/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  六十年ぶりの生協法の改正です。社民党は、基本的に賛成の立場から、しかし是非、生協をエンカレッジする立場で施策をやってほしいという思いを込めて質問をしたいというふうに思っております。  生協については、ちょっと個人的で済みませんが、私の母がカネミ油症の事件が起きたときに報道でびっくりして、家族のために一生懸命料理を作ってこういう被害が起きるなんて信じられないとびっくりをして、それから母親が、私が小さいときですが、地元の生協に入って、組合員をやっていました。今も実は、複数、生協に地元で入っています。粉石けん運動や、それから有機の野菜や、安心、安全な食べ物……

第166回国会 厚生労働委員会 第13号(2007/04/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今度の法案は、介護福祉士の資格要件取得を厳しくし、国家試験を必須にしていくことを求める改正を含んでおります。介護福祉士の質の向上を求めるのがねらいというふうに答弁がありました。しかし、資格取得の条件を厳しくしたのが、フィリピンとのEPAにおいて一定の研修を修了すれば資格が取得できるとの取決めが盛り込まれたと。つまり、介護福祉士の国家試験を受験し不合格になった人でも准介護福祉士となることが可能となっております。これが、今日も委員会でずっと出ておりますが、EPA関連で突然出現した救済策のため、関係者からも、あるいは制度の整合性という点からも極めて問題があ……

第166回国会 厚生労働委員会 第14号(2007/04/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はありがとうございます。  私も現場の声を是非もっと聞きたいと思いまして、こういう制度を導入して、例えば研修したり、費用も掛かって、仕事も過酷にやっていると、その中で現場の介護福祉士さんたちの不安や不満はないのかという点について、石橋参考人、いかがでしょうか。
【次の発言】 今度の法案が、国家試験で付与し、国家試験で資格の取得をしていくということで、これと例えば介護報酬や労働条件の向上がタイアップしていればいいと思いますし、また、今回の法案が地位の向上につながるという面があるということは私も評価できると思います。  ただ、私たちは、現実に働いていて、……

第166回国会 厚生労働委員会 第15号(2007/04/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  フィリピン側のEPAの問題についてお聞きをいたします。  NHKの報道番組で、海外で介護労働に就くために勉強しているフィリピンの若者にどの国で働きたいかを問うたところ、ほとんどの学生がカナダなどを挙げ、日本を選んだのは一人でした。日本で資格を得て働くためには、まず四年生大学を卒業していたり、又は看護大学を出ているなど高い条件となっております。これは他国の事例と比べても高過ぎるハードルという面もあるのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 EPAが成立してから向こう二年間で六百人を受け入れる枠を設けているとしていますが、現在の見込みで何人を想定してい……

第166回国会 厚生労働委員会 第17号(2007/05/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  包括特例法の制定によって、これまでの個別に協定を締結し国内法を整備するといった一連の流れは具体的にどのように変わるのでしょうか。
【次の発言】 中国、ブラジル、タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシアなどとの人的交流が増えているにもかかわらず、今まで協定締結の交渉が実施されていない理由はそれぞれ何でしょうか。
【次の発言】 年金制度や医療保険制度のない国があったり、制度が違うという指摘がありました。確かに中国や他の国でそれはあるかもしれません。しかし、今まで協定締結交渉開始の申入れがあった国は、今局長がブラジルの例を出されましたけれど、ルクセンブ……

第166回国会 厚生労働委員会 第18号(2007/05/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、八条からお聞きをいたします。  今までも質問出ておりますが、衆議院の内山委員の質問に対して、というか、これはポイントは、八条は事業主が基本的に第一義的判断権を持つと、それが極めて不安定になるんじゃないか、あるいは事業主任せでいいのかということがこの委員会でも議論になっております。先ほどから答弁もありますが、衆議院の内山委員の質問に対して大谷政府参考人は、そういった裁判例などの積み重ねによって、事例によって考え方の基準をまずは示していくというところから始まるのではないかというところで終わっています。今日の答弁もそこで終わっていますが、八条が第一義……

第166回国会 厚生労働委員会 第19号(2007/05/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。  まず、八条についてですが、坂本参考人にお聞きをいたします。  あるパートの人が弁護士のところに相談に来て、これに該当するかどうか実は分からないと思うんですね。つまり、これは第一義的に、坂本参考人がさっきおっしゃったように事業主に判断がゆだねられている。しかも、二項は裁判でも、裁判をやらない限り期間の定めのないものに転化しているかどうかは弁護士としてもその現場では分からないわけです。この八条がやっぱり極めて要件としてどうかという点について、一言お願いいたします。

第166回国会 厚生労働委員会 第20号(2007/05/17、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日の参考人からもありました二〇〇二年七月厚生労働省パートタイム労働研究会最終報告によると、呼称パートについては問題であるという報告がされております。一般的にパートという概念が、短時間労働者という意味だけでなく、正社員でない者という意味で用いられている実態があることを示しているというふうになっております。  しかし、このいわゆる呼称パートについては、今回手付かずで放置になっております。放置し続けてよいのか、その点について答弁お願いします。
【次の発言】 有期の問題については後ほど聞きますし、今有期のことなど聞いておりません。呼称パートということについ……

第166回国会 厚生労働委員会 第21号(2007/05/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  五月二十一日付けで規制改革会議が提言をしております。この委員会で先ほどから質問が相次いでおりますが、中身がすさまじい中身ですので、私も質問させていただきます。  報道によりますと、同会議は今月内にまとめる一次報告に提言を盛り込み、今後三年の任期中に実現する構えとなっております。これがもし、こういう提言そのものを許していいのかというぐらい私はひどい中身だと思っております。余りにひどいので読み上げさせていただきます。  労働者の権利を強めれば、その労働者の保護が図られるという考え方は誤っている。不用意に最低賃金を引き上げることは、その賃金に見合う生産性を……

第166回国会 厚生労働委員会 第22号(2007/05/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、内閣提出短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案に反対し、共産党、社民党提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。  政府提出案に反対する第一の理由は、差別的取扱いの禁止の対象となるパート労働者が極めて限定的であり、厚生労働省も差別禁止の対象となる人数を把握していないという、ずさんで根拠のない法律であるからです。政府案は三つの高いハードル、職務同一短時間労働者、人材活用、期間の定めのない労働契約をクリアしなければ差別禁止の対象とならず、多くのパート労働者を救済する内容とはなっておりません。また、差別的取扱いの対象は……

第166回国会 厚生労働委員会 第23号(2007/05/29、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、社保庁の問題について、参議院には来ておりませんが、どうしても質問したいので質問をいたします。  国民救済法ならぬ安倍内閣救済法案が議員立法として出るかどうかというふうに言われております。総理が議員立法として出すということを明言されたことに私は驚いております。閣法で出した社会保険庁改革法案のしりぬぐいをなぜ議員立法でやらなければならないのでしょうか。  厚生労働大臣、これはもしも社会保険庁改革法案に不備があるとすれば、厚生労働省自ら責任を持って出すべきではないでしょうか。いかがですか。
【次の発言】 五千万件のものが宙に浮いているということは厚生……

第166回国会 厚生労働委員会 第24号(2007/05/31、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法案の一条で、現行法では「国民経済の均衡ある発展」、これが「国民経済の均衡ある発展」と「完全雇用の達成」という二つあるんですが、これが削除になっています。「国民経済の均衡ある発展」を削除をなぜしたかという点は、先日、櫻井委員が質問されましたけれども、改めてお聞きをいたします。「均衡ある発展」の「均衡」、これを削除した理由は何でしょうか。
【次の発言】 均衡ある発展ということと発展ということは違うように思います。発展というのはどこか発展すればいいんですが、均衡ある発展というのはやはり地域間の格差是正や均衡という概念が入っています。なぜこれを落としたのか……

第166回国会 厚生労働委員会 第25号(2007/06/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  宙に浮いた五千万件の年金の記録と、それから記録さえされていない消えてしまった年金の問題、このことについて、なぜこのような問題が生じたのか、厚生労働大臣、責任についてどう思うか、お聞かせください。
【次の発言】 このような問題が生じたのには三段階あると言われております。一九八〇年の手書きのときの間違い、コンピューター化したとき、一九八〇年代の段階の問題、基礎年金番号導入の際の一九九七年のときの問題、三段階あるというふうに言われています。  一九八〇年代、徐々に、一九七〇年代からコンピューター化が本格化するわけですが、そのときに外注化をして、アルバイトな……

第166回国会 厚生労働委員会 第26号(2007/06/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日、六月五日の日に、三つの段階で問題があったのではないかということを御質問いたしました。青柳さんはそのときに、一九八〇年代の漢字を仮名に変えるときの問題に関して、御本人に確認のしようがないものですから、そこで漢字で書かれた台帳を適宜振り仮名を振ってコンピューターに入力をしたというふうに承知をしておりますというふうに答弁をされています。  これは驚くべきことで、日本の名前はいろんな読み方ができます。哲というのはサトシと読んだりテツと読んだり、健がタケシだったりケンだったり、裕子さんがヒロコとユウコ、幸子がサチコとユキコというふうに、もう名前もたくさん……

第166回国会 厚生労働委員会 第27号(2007/06/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は参考人の皆さん、本当にありがとうございます。今まで闘ってこられたり、まだ問題が解決していない部分が大きいわけですが、問題を切り開いてこられたり、また現場の相談を受けて今までやってこられた皆さんに心から敬意を表します。  先ほど中村参考人が、立証責任は国の側にあるというふうにおっしゃいました。この委員会の中でも、立証責任は国の側だろうと、国民の側には落ち度がないという言い方をしているのですが、第三者機関においては、ケース・バイ・ケースでお互いに突き合わせて決めるのだというのが今の厚生労働省の見解なんですね。そうしますと、特に今日出ている国民年金の……

第166回国会 厚生労働委員会 第28号(2007/06/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、三千件のサンプルについて昨日の午前中の段階で出せる状況にあったにもかかわらず、私たちには九時五十分まで見せなかったということについて強く抗議をいたします。  それから、二つ目。先ほどからも出ておりますが、五月三十一日締切りで、各自治体に対してどのような保管状況だったのか問い合わせをした件について、今日の報告では不十分です。どのような形でやっているのか、それについても各自治体全部のサンプルを早く、全部の、五月三十一日、そして本日までに来ているものを出してくれるよう強く要求をします。  三点目。今日出していただきましたが、これは社会保険事務所に社会……

第166回国会 厚生労働委員会 第29号(2007/06/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  年金の保険料を払ったにもかかわらず、きちっと自分がもらうことができない、その国民の痛みがやはり行政の側に分かってない、内閣の側に分かっていない、日々怒りながら質問をし、追及をしております。  ちょっと見てください。(資料提示)これは平成十年社会保険業務センター通信です。これが当時、磁気ディスクによる管理になってない千四百三十万件、それから船員保険の一部三十六万件がコンピューター化されてないことが速報にきちっと出ております。  それで、質問いたします。今問題になっている千四百三十万件、船員保険の一部の三十六万件、これをなぜ入力しなかったのか、これをまず……

第166回国会 厚生労働委員会 第30号(2007/06/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、磯村参考人にお聞きをいたします。  この間、例えば漢字を仮名に変換をするときに適当に入れてしまっているという問題や、あるいは旧台帳など台帳を捨てているという問題、それから十年前、基礎年金番号を導入するときにもっと広報をしてみんなから、今通知をして戻すというようなことをやるべきだと思いますが、そのことを十年前にやっていたらもう少し事態は変わっていただろうと思うのですが、特にこの台帳を捨てている、通達を出して捨てている、先日、昭和十七年から昭和二十九年までの旧台帳を捨てているという答弁で、マイクロフィルムに撮っているからいいんだと言うんですが、なぜ……

第166回国会 厚生労働委員会 第31号(2007/06/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ワンビシアーカイブズという倉庫に視察をさせていただきたいと申しているんですが、青柳運営部長、いかがでしょうか。
【次の発言】 全く理解ができません。私たちは、高井戸をどうぞ見てください、文京をどうぞ見てください、三鷹、どうぞ見てください、マイクロフィルムを是非見てください、台帳もこの範囲でどうか見てください、そう言われています。なぜかこの民間倉庫、ワンビシアーカイブズの視察だけができないんですね。ワンビシアーカイブズに保管されているもののリストを示していただきたい。
【次の発言】 リストについてこの委員会に早急に提出してくださるよう求めます。委員長。

第166回国会 厚生労働委員会 第33号(2007/06/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  宙に浮いた年金と消えた年金と捨てられた年金などの問題が明らかになっています。この問題の事態の解明はまだ発展途上です。重要な問題は、総理も含め、政府が、社会保険庁がこのような問題があることを知っていたということです。宙に浮いた年金も消えた年金も捨てられた年金も、これは社会保険庁が知っていました。にもかかわらず、この問題についてほおかむりをしてこの年金機構法案を作ろうとしている、これは本当に臭い物にふたをして、全部ふたをして次に行こうという、問題の解決を逆にうやむやにしている。国民の年金に対する痛みが全く分かっていないというふうに考えています。  先日、……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第8号(2007/04/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  日本で有料CMが解禁された場合、大企業有利の改憲案だった場合に、大企業が豊富な資金を投入して改憲賛成CMを流すことを防ぐための方策が現在あるのでしょうか。渡辺参考人、お願いします。
【次の発言】 CMの審査以外に、基本的にそれがCMの綱領をパスしていれば、資金力があるところが改憲賛成CMを流すことを防ぐ何らかの仕組みはないのでしょうか。
【次の発言】 結局、改憲賛成を、条文はこれ、何人もと書いてあるので、企業も政党も個人もだれでもできる。そうすると、大企業が改憲賛成のCMをばんばんばんばん打つことも、豊富な資金力を持っている政党がやることもこれは可能……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号(2007/05/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、本日の委員会を設置する手続について強く抗議をします。  自民党と民主党で合意をして理事会すら開かれずに採決の日程を決めるなど、信じ難いことが起きました。中央公聴会は開かれておりません。衆議院は五十八時間十九分、参議院は四十八時間三十七分でしかありません。  また、法案自身も大欠陥法案です。最低得票率の規定はありません。有料CMに関して公平を担保するルールは提示されておりません。お金で憲法を買うことができる、憲法改正を買うことができる中身となっています。公務員と教師に関しての活動の制限についても明らかになっておりません。また、これから、今準備中の……

第166回国会 法務委員会 第20号(2007/06/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、細田参考人にお聞きをいたします。  攻撃、防御というか、訴訟の構成ということなんですが、例えば傷害致死が訴因で争われている。ただ、先ほど業務上過失致死傷の話でもありましたが、遺族の人はやっぱり殺されたという思いなどがあるので、交通事故でも殺した娘を返せというふうになるわけですね。  そうしますと、訴因とすれば傷害致死、あるいは場合によっては業務上過失致死だったのが、最後に論告求刑で、娘を殺したな、なぜ殺したのかと言うと、訴因はそこでは殺人に変わってしまう。そうすると、何を対象物として……

第166回国会 予算委員会 第4号(2007/03/06、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日、二月二十八日、社民党は、キヤノン、宇都宮にあります、栃木県宇都宮市にあるキヤノン光学機器事業所に調査団を派遣をいたしました。衆議院でも議論になりました。  二〇〇三年に労働者派遣事業法が改悪をされ、製造業も派遣が可能となりました。そのキヤノンの工場で話を聞いて驚きました。偽装請負、指揮命令は請負はできませんが、偽装請負、請負をやっている、二〇〇五年の段階で派遣に切り替える、そして一年たって、当時は製造は一年しかできない、一年たつと直接雇用義務が発生する、一年たったらまた、二〇〇六年、請負に戻しました。つまり、同じ人たちなのに請負、派遣、請負とや……

第166回国会 予算委員会 第8号(2007/03/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 政治資金規正法施行規則上の光熱水費の定義を、総務省、教えてください。
【次の発言】 私がおいしい水を飲み続ける、これは消耗品になりますよね。大臣。
【次の発言】 電気、ガス、水道の使用料となっていますので、私がおいしい水を飲む、あるいは浄水器、ストーブ、これは光熱水費に当たりますか。一般論で結構です。
【次の発言】 どういうものでしょうか。
【次の発言】 ミネラルウオーターは水道の使用料にはならないですね。
【次の発言】 松岡大臣にお聞きをいたします。  一週間前に、明らかにせよとこの委員会で問題になりました。私もお聞きしたい。内訳を教えてください。

第166回国会 予算委員会 第9号(2007/03/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 鹿児島の公職選挙法で無罪が確定したケースについてどのように反省をしていらっしゃるでしょうか。警察、検察、両方。警察と検察、両方です。
【次の発言】 警察はどのように反省していますか。また、どのような処分を行っていらっしゃいますか。
【次の発言】 検察の処分はどのようなものでしょうか。
【次の発言】 この買収事件は、全員無罪、否認の元県会議員は三百九十五日間拘留されています。先ほどあるように厳重処分、厳重注意のみです、警察は。検察の方は処分なしです。このようなものでよろしいんでしょうか。  警察、検察、両方お願いします。

第166回国会 予算委員会 第12号(2007/03/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  三月十七日、私は、石川県志賀原子力発電所に行ってきました。  日本初の、商業炉で世界初の臨界事故についてどう思いますか。
【次の発言】 八年間隠ぺいされていたことをどうお考えでしょうか。
【次の発言】 三か月後のジェー・シー・オーの事故も防げたのではないかという点についてはいかがですか。
【次の発言】 引継日誌をいただいてきました。組織ぐるみです。所長は事故の直後に行っていて、この引継日誌は次長、課長、当直長、全部サインをし、運転状況は全部異常なしになっています。組織ぐるみで隠ぺいをしていたということについて、いかがですか。

第166回国会 予算委員会 第13号(2007/03/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  河野官房長官談話を踏襲されるとおっしゃいましたが、閣僚の中でそれに反する発言が出た場合は、それを注意をしてくださいますね。安倍内閣の下では絶対に認めないということでよろしいですね。
【次の発言】 問いに答えてください。  閣僚で違う発言、特別補佐官で違う発言をした人間をきちっと注意をしてくれますね。
【次の発言】 総理ではなく、質問に答えてください。他の閣僚や他の大臣、他の特別補佐官の違う発言を許さないということの確認を取りたいんです。どうですか。
【次の発言】 では、きちっと注意をお願いします。  次に、民法についてお聞きをいたします。  代理母と……


21期(2007/07/29〜)

第168回国会 外交防衛委員会 第12号(2007/12/13、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  政治の信と偽について、まず冒頭一言お聞きをいたします。  総理、年金問題に関して、舛添厚生労働大臣、安倍総理、いずれも一人残らず一円残らず救済するということを言いました。厚生労働委員会で私も繰り返し質問をしてきました。できないだろうと言ったらできるというのが当時舛添大臣の回答でもありました。これは明らかに偽りであったわけです。公約違反、約束違反の責任を総理はどう取られますか。
【次の発言】 生ぬるいと思います。国民は偽と言い、総理は信と言う。これは、やると言ってやれなかった。私たちは、やれないということ、問題があるということを言ってきたわけです。  ……

第168回国会 厚生労働委員会 第2号(2007/10/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、肝炎についてお聞きをいたします。  この肝炎の問題について、薬害肝炎問題についてはこの厚生労働委員会で私自身も十二、三回、質問をしてまいりました。三月二十七日、今年に、例えば一九八六年秋の集団感染事件のこと、そして、一九八七年に集団肝炎をきっかけとして使用実態についてなぜ確認調査を取らなかったのかということも質問しております。  そのとき、今日も来ていますが、高橋局長は、ミドリ十字社から医療機関における肝炎発生状況の報告を受けまして、厚生労働省は同社に対しまして早急に調査を実施し、報告をするよう指示しておりますと答弁をしています。そして、厚生労……

第168回国会 厚生労働委員会 第3号(2007/10/30、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党は、この年金流用禁止法案には大賛成です。年金は、国民の信頼を回復するためには年金の保険料はすべて年金に充てるというのが当たり前で、これが保険料がほかのことに使われているのではないかということが年金に対する信頼感やそういうもの、破壊することになるというふうに考えますので、年金流用禁止法案を一刻も早く国会で成立させることが年金の回復のまず一歩になると思います。  本日、趣旨説明及び法案についての提案者の説明がありました。なぜ税金で負担するのか、なぜ保険料では駄目なのか。私が思うには、税金で負担するとなれば、毎年毎年予算の審議のときにどうなるかという……

第168回国会 厚生労働委員会 第4号(2007/11/01、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、私も南紀のグリーンピアのことについて、南紀ボアオのことについて質問します。  これは、今日も来ていますが、保坂展人衆議院議員が予算委員会五月二十三日、私も六月十七日、委員会で質問をしております。  先ほど、国は一々口を出さない、自治体に任せると大臣はおっしゃいました。ところで、五月二十三日の予算委員会ではこういうことになっております。国は指導する責任があるんじゃないかという保坂議員の質問に対して柳澤国務大臣は、売却の条件にうたわれた定期的な報告ということなどについては私どもしっかりしたフォローアップをしているつもりですけれども、また、その……

第168回国会 厚生労働委員会 第6号(2007/11/20、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も冒頭、肝炎について一言お聞きをいたします。  初め十一人死亡ということだったんですが、三十八名という発表になりました。四百十八人のリスト記載者のうち特定できた人が二百四十二人、うち死亡者が三十八人に上ると田辺三菱製薬から厚生労働省に報告がありました。肝炎で死んだのか、死因については分からないということですが、大至急やるべきだということを改めて要望します。  そして、私はけしからぬと思うのは、この三十八名のうち御遺族に連絡済みの症例数は八例というわけですね。三十八名亡くなっていれば、きちっとその人たちの遺族に言うべきではないですか。余りに、余りに企……

第168回国会 厚生労働委員会 第7号(2007/11/22、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、紀陸参考人にお聞きをいたします。  労働法制の規制緩和と労働契約法との関係について、どうお考えでしょうか。
【次の発言】 労働契約法案は労働法制の規制緩和の趣旨に合致するとお考えでしょうか。
【次の発言】 紀陸参考人に、個別事件の解決とおっしゃいましたが、今の日本の社会で個別事案の解決がうまくいっているという認識でしょうか。
【次の発言】 伊藤参考人にお聞きをいたします。  非正規雇用労働者からの労働相談の実例や、特に最近の格差が拡大されたと言われている中での不利益変更の実情などを教えてく……

第168回国会 厚生労働委員会 第8号(2007/11/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今年三月二十日に開催された厚生労働委員会で、就業規則の変更の合理性を判断するため裁判となった場合、立証責任は使用者側にあるという答弁を青木局長されていますが、それで間違いないですね。
【次の発言】 就業規則の変更について合理的で有効に変更できたということであれば、その時点で効果が生ずると前回青木局長は答えています。  就業規則の不利益変更が行われました、合理性がある、ないという判断、例えば合理性はないという判断が裁判で下されました。無効です。そうすると、無効ということですから、これは就業規則の不利益変更をされた段階から無効だということでよろしいですね……

第168回国会 厚生労働委員会 第9号(2007/12/04、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、年金について、年金の記録の問題についてお聞きをいたします。  一人残らず救済すると言ったことが実際はどういう状況なのか。ワンビシアーカイブズに私たちは行って、実際見れませんでした。ここの紙、旧台帳の件なんですが、千三百六十五万件あるということですが、衆議院の厚生労働委員会で明らかになったとおり、千三百六十五万件あるかどうか分からない、何かなくなっても分からないという状態であるということでよろしいですね。
【次の発言】 千三百六十五万件の保管状況が今まで分からなかったということそのものが大問題ではないですか、長官。

第168回国会 厚生労働委員会 第10号(2007/12/06、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この肝炎を生んできた厚生労働省の責任をきちっと明らかにしない限り、問題の解決にはならないし、今後同じ問題が生ずるというふうに思います。厚生労働大臣、謝罪だけではなく、厚労省の何が問題だったかきちっと認めて、厚労省が積極的に動くよう強く要望いたします。  患者の人たちのリストがありましたが、その人たちの追跡調査はまだなされていません。全員についての告知もなされていません。舛添大臣が大臣になられた以降、この委員会で何度も何度も何度も追跡調査をすべきではないか、死因の特定をすべきではないか、全員の告知をすべきではいかと言ってきましたが、いまだもって全員に対……

第168回国会 厚生労働委員会 第11号(2007/12/11、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、大臣に、薬害肝炎についてお聞きをいたします。  昨日、首相官邸のところに私も行きました。残念ながら、福田総理は原告たちと会わなかったわけですね。私は、ハンセン病のときのように、小泉総理が原告たちに会ったように、まずその被害の実態を是非聞いてほしいと思いました。  大臣、大臣は会っていただきましたが、いかがですか。
【次の発言】 司法判断は、国の責任が不作為が許容限度を逸脱して著しく合理性を欠くかどうかという立証責任は原告患者が負担をします。ですから、どうしてもここまでは認める、ここまでは認めないというのが司法判断では起こり得る可能性はあるわけで……

第168回国会 厚生労働委員会 第12号(2007/12/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、冒頭、先ほど同僚議員からもありました。同じ厚生労働委員会で頑張ってこられた山本孝史議員、一緒にがん対策基本法、超党派でみんなで作りましたが、亡くなられたという悲報を聞いて、本当に頑張ってこられた、議員としても頑張ってこられたことを心から尊敬し、御冥福をお祈りしたいと思います。  まず、冒頭、肝炎についてお聞きをいたします。  福田総理が全面的一律解決ということをおっしゃいました。原告の人たちが喜んでいる写真にちょっと正直ほっとしました。しかし、私は、何だ、これはという思いもあります。というのは、なぜ総理大臣が議員立法でやれということを命ずるんで……

第168回国会 厚生労働委員会 第13号(2008/01/10、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。また、当事者として非常に苦労しながら頑張っていらっしゃる皆さん、あるいは、本当に原告団とそれから弁護士の皆さん、長い間もう本当にいろんなものを犠牲にしながら必死で切り開いてこられた本当に努力と頑張りとに関して心からの敬意を表します。私たちも、薬害の根絶のために、それから救済が十分行われるように政治の場面で頑張っていきます。  まず、山口参考人にお聞きをいたします。今日も本当にありがとうございました。私も実は、企業の責任ということを一言お聞きをいたします。  政官業の中で、官に対する責任追及もまだ……

第169回国会 決算委員会 第5号(2008/04/28、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、今日二十八日、福田首相は、山口補選の敗北を踏まえ、舛添大臣と会い、後期高齢者医療制度について見直すべき点がないか検討するよう指示したと報道されています。舛添大臣、これは事実でしょうか。
【次の発言】 福田首相の後期高齢者医療制度について見直すべき点がないかどうか検討するようにという言葉は大変重いと思います。舛添大臣、首相のその指示を受けて、どうされますか。
【次の発言】 年齢によって区分するこの後期高齢者医療制度は早晩破綻すると考えています。野党は衆議院にこの廃止法案を出しております。それは、この制度が廃止しなければますます傷を大きくすると考え……

第169回国会 厚生労働委員会 閉会後第1号(2008/09/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  厚生年金記録改ざん問題についてお聞きをいたします。  去年この国会で議論になり、新聞報道も一月になされております。そして、今日も来てくださっていますが、滋賀の社会保険庁の元職員尾崎さんもずっと傍聴に来てくださって、私も何度も話を聞いております。  なぜ今まで全国的な調査をしてこなかったのか。滋賀県には二回調査が入りました。なぜか、全国的になぜ調査に入らないか。いかがですか。
【次の発言】 先ほど大臣は物証から入るとおっしゃいました。しかし、自白やヒアリングも有力な証拠です。  なぜ滋賀県に二回入るにもかかわらず、全国的な調査を速やかに開始しないのか。……

第169回国会 厚生労働委員会 第2号(2008/03/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、原爆症認定についてお聞きをいたします。  三月十七日、原爆症認定の新しい審査方針が示されました。現在、全国で原爆症認定についての裁判が起きております。その原告の中の三分の一程度しか救済されないのではないかという声が上がっています。被爆した人たちの中に分断や差別をもたらしてはならないと。また、今回の新しい審査方針にはこれまで積み重ねられた判決の内容が反映されておらず、はるかに判決内容より後退したものとなっています。今日はこの観点から厚生労働省にお聞きをします。  これまで全国の裁判所で示された判決の見解と精神を受け止め個別のケースに当たるべ……

第169回国会 厚生労働委員会 第3号(2008/04/01、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  三月三十一日までに一人残らず救済するとかつて舛添大臣が公約をしてくださいましたので、その件についてお聞きをいたします。  ねんきん特別便、社民党にも来ました。あろうことか、衆議院保坂展人さん、年金問題で追及している彼のところにねんきん特別便がやってきました。国民年金しか入っていないことになっておりまして、彼は厚生年金の記録が二社分そっくり抜けていると言っております。  質問です。  一体どういう名寄せを行われたんでしょうか。五千万件の名寄せのために幾らのコストを掛け、どのようなプログラムで作業をしたのか、作業工程は適切だったのか検討すべきだと考えます……

第169回国会 厚生労働委員会 第4号(2008/04/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党は、産声の聞こえる街づくりプロジェクトチームをつくり、今まで岩手、秋田、東京、長野と視察に行ってきました。私自身も、六日、七日、日曜日、月曜日と長野県に行ってまいりまして、舛添大臣が行かれた飯田市とそれから上田市の両方に行ってきました。  本当に医療崩壊、地方で本当に医療が大変になっていて、もうびっくりする状況で、それを医療現場の従事者の人たちが必死で食い止めているということをどこに行っても本当に痛感をします。  頭の下がるような努力をみんなしていて、死に物狂いでやっているけれども、今まさに医療崩壊がもう起きて駄目になるのか、それともそこに税金……

第169回国会 厚生労働委員会 第5号(2008/04/10、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  駐留軍関係離職者等臨時措置法改正案に関してお聞きをいたします。  読売新聞の記事に、基地の外に警備員がけん銃を携行させたと、沖縄で、という記事が出ておりますけれども、これは問題ではないでしょうか。
【次の発言】 日米合同委員会は、日本人が米軍施設外に銃を携行することは銃刀法違反であるというふうに禁じているのではないですか。
【次の発言】 日米合同委員会及び日米地位協定上、ごめんなさい、言い直します、条約上も基地の外において携行することはできないわけですから、基地の外にけん銃を警備してやったことは銃刀法違反であるというふうに思います。  問題なのは、そ……

第169回国会 厚生労働委員会 第6号(2008/04/17、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一昨日、ワンビシにようやく私自身も入ることができました。こういう形で紙台帳が保管されているのかと、正直大変ショックを受けました。  質問です。入札で年金番号をデータベース化するという今日の答弁、理解ができません。一年前、例えば六月二十八日、私ずっと一年間、社民党はこの旧台帳、紙台帳がとても放置されているという問題を追及してきました。一貫して、これオンライン化されている、磁気テープ化されているということはオンライン化されているという答弁が繰り返し繰り返し、今年に至ってもされています。データベース化されているのに、なぜ千三百六十五万件、これからデータベー……

第169回国会 厚生労働委員会 第7号(2008/04/22、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。私も、まず後期高齢者医療制度における保険料の負担割合についてお聞きをいたします。これ、事前にレクを受けておりますので、答えてください。  制度スタート時の現時点では後期高齢者医療制度の保険料の負担割合は一割ですが、どこまで推計をされていらっしゃいますか。
【次の発言】 保険料はどれだけ上がりますか。
【次の発言】 今、私たちは後期高齢者医療制度に一貫して反対し、実は昨日巣鴨のとげぬき地蔵でも街頭演説をやりました。高齢者の皆さん、九十一歳の人も百歳の人もこの負担を受けていると。突然自分のところで年金下がっているけど何でだろうという質問などをたくさん受けまし……

第169回国会 厚生労働委員会 第8号(2008/04/24、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、今日冒頭、新聞の一面に載っておりますBSE、特定危険部位が吉野家の工場で発見されたということについて、質問通告をしてないんですが、お聞きをいたします。  二〇〇六年七月にまた解禁して以降初めてのケースですが、大臣はこの事件、ケースをどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 この解禁に当たっては、非常に与野党、特に対決、対立をいたしました。野党は、アメリカの工場視察などを踏まえ、危険であると、解禁するべきではないと強く主張し、安全性が確保されないと言ったんですが、解禁されました。現に言っていたとおり危険部位が発見されると。これはや……

第169回国会 厚生労働委員会 第10号(2008/05/13、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。  私も、個人的なことですが、父が病気で母が介護と看病をしておりますので本当に切実な問題で、現場で頑張っていらっしゃる四人の方に心から敬意を表したいと思います。  最大の実は私自身の関心は、というか社民党の関心は、労働条件をどうしていくか。今日も話に出たとおり、若い人もいろんな人たちも就かないという問題をもう今どうするかというふうに考えています。行政交渉を繰り返し、通達などを出してもらっていますが、本当に問題が解決をしない。高齢社会をよくする女たちの会で三万円上げてほしいという集会に私も参加をしましたが、やはりもう国会が……

第169回国会 厚生労働委員会 第11号(2008/05/15、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  閣法と、それから介護労働者の労働条件を向上させるための議員立法、共に必要な重要なことだと思います。  それで、議員立法の方の介護労働者の労働条件を向上させるための施策のための立法ですが、端的に介護労働者の労働条件を向上させるためにどのような施策が必要と立法者は考えますか。
【次の発言】 はい、ありがとうございます。帰ってくださって結構です。ありがとうございます。  では、大臣にお聞きをいたします。  新潟で行われました労働サミットについてです。所感をお聞きいたします。
【次の発言】 議長国としてディーセントワーク、グリーンジョブが入ったことはいいと思……

第169回国会 厚生労働委員会 第12号(2008/05/20、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、ILO百十一号条約について質問をいたします。  ILO百十一号条約に関して、二〇〇八年四月現在、世界百六十六か国が批准をしております。しかし、この条約、雇用及び職業についての差別待遇に関する条約を日本は批准をしておりません。なぜこれは批准ができないのか、教えてください。
【次の発言】 日本は、国際人権規約B規約、女性差別撤廃条約、人種差別撤廃条約を批准していますし、雇用機会均等法もあります。是非、何が障害になっているのか検討するという、なぜこのことを言うかといいますと、世界でも百六十六か国が批准をしていて先進国である日本が批准をしないのは……

第169回国会 厚生労働委員会 第14号(2008/06/03、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) この後期高齢者医療制度廃止法案、きっちり参議院で審議をする必要があります。ただ、会期末を控えておりまして、社民党としては一刻も早くこの廃止法案を成立させたいと考えております。なぜか。この後期高齢者医療制度が高齢者の皆さんの健康と生活を破壊をしているからです。そして、高齢者を政治がどう扱うかということは、取りも直さず生きている人間や命を今の政治がどう扱うかということを端的に示しているからです。  違う米びつで違う御飯を食べろと言われているような気がするという高齢者の意見も聞きました。七十五歳以上と六十五歳以上の重度の障害者の人たちだけ切り分ける、堤防の決壊しやす……

第169回国会 厚生労働委員会 第15号(2008/06/05、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当においでいただきましてありがとうございます。それぞれ重要な役割を果たしていらして、非常にいい話をしてくださってありがとうございます。  二年前、二〇〇六年六月に強行採決をされたのがこの厚生労働委員会です。今日は与党が欠席をしている、これは本当に残念です。参考人の話を是非本当に与党の人たちもきちっと聞いてほしかったというふうに思っております。先ほど原中参考人からやはり優しさ、笹森参考人から国民皆保険、皆年金は維持し、共に支え合う社会を維持しなければならないという発言があり、私も本当にそのとおりだと思っています。いい社会をつくってくれと私たち政……

第169回国会 予算委員会 第2号(2008/01/31、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この表をちょっと見てください。(資料提示)  これが全国の各道路におけるキロ単価を表しています。佐世保道路、前防衛大臣の地元でありますが、一キロ二百億円も掛かっております。三十億、四十億も高いと思いますが、一キロ二百億円。ダイヤモンドでも埋まっている道路なんでしょうか。  総理、一キロ二百億円という単価に関してどうお考えですか。妥当と思われますか。──いや、総理。
【次の発言】 いえ、大臣結構です。総理、お願いします。
【次の発言】 五億円の保育園が二十個できるんですね、一キロで。八・三キロしかないところで二百億円。  総理、これについて妥当と思われ……

第169回国会 予算委員会 第3号(2008/02/01、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本日、三名の死刑囚に対して死刑の執行が行われました。開会中に長勢法務大臣は十名執行しました。本日も、前回の三名に続いて鳩山大臣は処刑をされました。十名以上の死刑囚を処刑する、いわゆる死刑大国に日本はかじを切ったのでしょうか。
【次の発言】 鳩山大臣はかつて、ベルトコンベヤーで乱数表に何か基づいてやったらどうかとおっしゃいましたけれども、基準はあるのでしょうか。
【次の発言】 二〇〇七年十二月十八日、国連総会の場で、死刑執行停止決議が採択をされました。日本ももちろん国連に加盟をしております。モラトリアムを確立すること、あるいは死刑の適用が可能な犯罪の数……

第169回国会 予算委員会 第4号(2008/02/04、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、総理に対して、雇用と医療に対してのリーダーシップについてお聞きをしたいというふうに思います。  まず、労働者派遣についてです。  グッドウィル、フルキャストが業務停止命令を受けました。十年間にわたり強制天引きなどは業界の常識でした。それを放置をしてきた厚生労働省の責任は極めて大きいというふうに私は思います。  社民党は、この問題に関して、この一年間、四回以上行政交渉をしてきました。代表質問で総理に質問をしました。ガイドラインを作るというのが総理の答弁でした。一月二十八日、ガイドライン出ました。しかし、これは何の役にも立ちません。この間ずうっと……

第169回国会 予算委員会 第5号(2008/02/05、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、民法七百七十二条についてお聞きをします。  法務省は、通達で、七百七十二条の規定により無戸籍となっている子供たちの解決を図られました。しかし、毎日新聞の調査によると、七十三市区で百二十七名の子供たちが無戸籍であることが分かりました。子どもの権利条約七条違反ではないか。通達でも救済されない子供たちを救済する必要があると考えますが、いかがですか。
【次の発言】 実際、裁判も弁護士としてやりましたけれども、だからこそ法務省は通達を出されたと思うのですが、その通達によっても救済されない子供がいるという点についていかがですか。

第169回国会 予算委員会 第8号(2008/03/14、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、道路特定財源についてお聞きをいたします。  ミュージカル、これは保坂展人議員も衆議院でやってきましたけれども、道路局やってきたミュージカル、これ百六、五億七千万円、道路特定財源から使ったということでよろしいですね。
【次の発言】 そして、河川局も同じところにミュージカルをやってもらっているんですが、(資料提示)百四か所、道路特定財源から幾ら支出をされましたか。
【次の発言】 治水特定財源から支出をされたということですね。
【次の発言】 同じところで、一方、道路局は道路特定財源でミュージカル百六回、もう一つ、河川局は治水特別会計からお金を出……

第169回国会 予算委員会 第9号(2008/03/17、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、劣化ウラン弾についてお聞きをします。  去年十二月、国連の総会で議決がありました。五月までに日本政府が意見を国連事務総長に対して言うことになっております。日本は被爆国、劣化ウラン弾の廃絶に向けてリーダーシップを是非取っていただきたい。いかがでしょうか。
【次の発言】 是非、ここで廃止に向けて注視すると同時に、意見表明を求められているわけですから、日本がイニシアチブを取ってほしい。いかがでしょうか。
【次の発言】 北欧諸国がそうであるように、予防原則に基づいて、これは日本は被爆国ですので踏み込んでもらいたい。いかがでしょうか。

第169回国会 予算委員会 第10号(2008/03/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は女性ですから、女性が活躍し、生き生きと活動することはすばらしいと思い、かつ応援をしたいと思っています。しかし、女性がたくさん、道造り、道普請に多くの女性が活用をされています。  道守、道を守ると書きますが、道守くまもと会議事務局長、熊本の道を語る女性の会代表、株式会社地域連携ネットワークI・C・G代表取締役及びNPO法人ハンド・ツー・ランド代表がすべて同じ女性が務めています。それらの、また、この株式会社地域連携ネットワーク及びNPO法人ハンド・ツー・ランドが三年間で、少なくとも、公開されたもので調べたところ、随意契約で一億二千万以上のお金を国土交……

第169回国会 予算委員会 第15号(2008/03/28、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、総理は二月二十六日の衆議院予算委員会で、社会保障費の抑制には限界がある旨の発言をされました。骨太方針二〇〇六では五年間、二千二百億円ずつ社会保障費のカットを言っております。総理は政策転換をされるんですか。
【次の発言】 舛添厚生労働大臣は、二千二百億円のカットをもうできないというふうに言っています。総理、政策転換をすべきではないですか。
【次の発言】 厚生労働大臣も総理も限界があると言っている。でも、ひどい政府ですよ。これから五年間、二千二百億円、社会保障費のカットをやると言っているわけだから。  総理、道路特定財源のお金の使い道と比べて、社会……

第170回国会 厚生労働委員会 第2号(2008/11/13、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日、予算委員会で労働者派遣法について、労働者派遣についてお聞きをしましたが、今日も継続してまずお聞きをいたします。  派遣労働者の注文減少、中途解約など、景気後退から生ずる実態把握について、先日お聞きをいたしました。私も十月現在における企業整備状況をいただきましたし、先ほど四千九百四十名ということで回答がありました。  しかし、この企業整備状況は十四県しかないんですね。一番、例えば私もたくさんメールをいただきますが、愛知県、静岡県、派遣が多く、派遣切りが多く進行していると言われているところはありません。ですから、実際は四千九百四十名ではなくもっと多……

第170回国会 厚生労働委員会 第4号(2008/11/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法案に入る前に何点かちょっと質問をいたします。  原子力発電所の被曝労働者の労働災害認定で白血病である悪性リンパ腫が今年十月二十七日に認定をされました。喜友名さん、喜ぶに友に名と書きますが、認定をされました。二〇〇四年には多発性骨髄腫が認定されておりますが、現行の労働基準法施行規則別表第一の二に入っておりません。今も、現在労災裁判は別件で起きておりますが、この例示疾病リストに多発性骨髄腫と悪性リンパ腫を入れるべく検討されているとお聞きをいたしますが、その進捗状況はどうでしょうか。また、積極的に対応するべきと考えますが、いかがですか。

第170回国会 厚生労働委員会 第6号(2008/12/02、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、社会保障費の伸びを毎年二千二百億円抑制していることについて一言お聞きをいたします。  国会の中でこれを批判的に取り上げたのは、一番最初、私が質問をしました。何十回と質問をし続けてきましたが、報道によると、自民党が麻生総理に対してこの抑制をやめるべきだと言い、骨太方針全体見直すように申し入れるというふうに聞いております。  大臣、いかがですか。
【次の発言】 採用内定取消しについて一言お聞きをいたします。  不動産会社や外資系IT会社などで採用内定取消しが行われております。実態についてということなんですが、平成五年、これは採用内定取消しはずっ……

第170回国会 厚生労働委員会 第7号(2008/12/04、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  大分のキヤノンの工場で請負、派遣千二百人が切られるという報道がありました。今日、大分から上京してきたその切られた人たちに話を聞き、行政交渉を行いました。十一月十日の日に、もう解雇だと、辞めろと、あるいは中途解約だと言われ、十二月十日に寮を出ていけと言われている。もう今日は十二月四日ですが、みんな住み込み派遣ですから、大分以外の人が実は多い。寮から出ていけと言われる、そのことだけでも本人たちはどうしたらいいか、千二百人ですから困っているんですが、驚くべきことに、大分キヤノンは募集をしています。同時に募集をしている。そして、即時採用しますというのがあって……

第170回国会 厚生労働委員会 第8号(2008/12/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず本案に入る前に、雇用、派遣についてお聞きをいたします。  本日、麻生総理に対して、党首会談で「社民党の緊急雇用対策の提言」を渡しました。これは先週、社民党が作った緊急雇用対策の提言です。麻生総理は、この件については珍しく社民党と認識を一致していると言ってくれました。雇い止めの件、それから中途解約の件、雇用促進住宅の件などについて意見を交換し、「マンガ蟹工船」を差し上げましたけれども。  それで、緊急雇用対策の提言で、私は厚生労働省に対して、やはりこちらが提言したことをできるだけ早く実行してくれるというふうに努力していることには半分感謝をし、しかし……

第170回国会 厚生労働委員会 第10号(2008/12/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  経済の急速な悪化に伴って派遣労働者の解雇などが広がりつつあり、極めて深刻な状態となっております。この影響は障害者雇用にも及ぶことが想定されますが、安易な解雇は障害者の生活を根本から破壊してしまいます。障害者雇用維持のために政府はどのような取組を緊急にやろうとしているのかお聞かせください。特に障害者の場合には中小零細規模の事業所での雇用が大きな割合を占めていますが、それゆえに影響も大きいと予測されます。どのような支援策を考えているのか、お聞きします。
【次の発言】 派遣労働制度の中で障害者の雇用はどのように扱われているんでしょうか。今回の法改正で対応さ……

第170回国会 予算委員会 第4号(2008/10/15、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党は、命を大切にする政治をテーマに頑張っているところです。  まず、自衛隊のいじめの話をお聞きします。  「さわぎり」の中でいじめ、自殺死をした人のケースが国の責任を認めて高裁で確定をしました。しかし、その後も後を絶ちません。先日も十五人と格闘技でやった人が亡くなったということが報道されています。  総理、自殺やこういう死亡事故が相次ぐということに関してどうお思いでしょうか。
【次の発言】 再発防止とずっと言われて後を絶ちません。  今回のケースは逸脱でしょうか、それとも通常の訓練なんでしょうか。

第170回国会 予算委員会 第6号(2008/12/10、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社会保障費、毎年二千二百億円ずつカットすることを批判的に最初に国会で質問したのは私です。  総理、この二千二百億円社会保障費カット、やめていただけないでしょうか。
【次の発言】 なぜ、今、二千二百億円毎年カットすることをやめると総理が言えないのか。政策転換すべきだと私は考えます。いかがですか。言ってください。
【次の発言】 総理のリーダーシップでこれをやめると今おっしゃってくださいよ。  次に、今、百年の中での雇用の危機、百年の中での雇用の対策を総理が打つべきだと昨日申入れをいたしました。社民党は、派遣切り怒りのホットラインを十一月に二日間やりました……

第171回国会 決算委員会 第4号(2009/04/20、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。決算委員会で質問できて、非常にうれしいです。  二千二百億円の社会保障費のカットについてずっと国会で取り組んできました。これを批判的にまず質問をしたのは私です。  お手元に社会保障関係費削減一覧がありますが、見事にセーフティーネットをずたずたにしてきたのが今までの政治です。  財務省、お聞きいたします。社会保障費を毎年二千二百億円一律に削減したことについての財務省の御意見をお聞かせください。  例えば、非正規雇用労働者の雇用保険は目まぐるしく制度を変えてきました。二〇〇三年には五百億円カット、二〇〇七年には雇用保険の国庫負担見直しで千八百十億円カットして……

第171回国会 厚生労働委員会 第2号(2009/03/17、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、地方分権推進委員会の相次ぐ勧告についてお聞きをいたします。  第一次勧告、そして第二次勧告、十二月八日、昨年相次いで出されました。これはとんでもないものだと私は思っております。地方厚生局、都道府県労働局、中央労働委員会地方事務所、地方農政局、廃止の方向が打ち出されております。将来的には国のハローワークの漸次縮小、将来的な地方移譲の報告が出ております。また、国の出先機関改革に関する試算、勧告別添試算では、ハローワークの縮小により一万一千人を削減する。何と九割削減という中身です。  労働局やハローワークに大変やっぱりお世話になっています。社民……

第171回国会 厚生労働委員会 第3号(2009/03/24、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、まず原爆症認定集団訴訟についてお聞きをいたします。  上告期限が三月二十六日ですが、上告理由は何になるんですか、もし上告をするとすれば。上告理由は限定されていまして、上告できるんですか。
【次の発言】 前回も質問しましたが、これはもう上告理由も限定されていますし、上告しないよう強く求めます。  また、十四連敗、千葉、東京高裁の後、広島地裁で判決が出ました。国は国家賠償請求訴訟で損害賠償責任まで認められるという十四連敗です。千葉地裁の件は四月一日が上訴期限であり、これはいかがですか。上訴すべきでないと考えますが、いかがですか。

第171回国会 厚生労働委員会 第6号(2009/03/30、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  朝鮮人労務者未払賃金についてお聞きをいたします。  供託金は一億六千七百七十九万円、有価証券が四千七百三十五万円、この金額も今も日本銀行で保管をしていると聞いております。これは労働者たちの労働の対価ですので、日本政府が持っているべきではないと思います。大臣、これをどう対処すべきとお考えですか。
【次の発言】 そんなことを聞いているんではないんです。それはもう分かっています。  そうではなく、大臣、これは日本政府が持ち続けるものではないと思いますが、どう対処をされるんですか。
【次の発言】 全力を挙げてやっていただけるんですね。

第171回国会 厚生労働委員会 第7号(2009/04/02、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、二つの労働事件から質問をいたします。  トルコ航空における日本人客室乗務員問題についてお聞きをいたします。  日本人客室乗務員を日本人搭乗率の高い路線から外すことについて、非常に問題ではないかと。これは派遣ですが、期間の途中で派遣切りに遭っているという、そういう事案です。いかがですか。
【次の発言】 これは、労働条件ということと安全ということが二つ問題になっているので質問をいたします。  九六年、ガルーダ・インドネシア航空離陸事故事件で、乗客三名死亡、乗客、乗務員百七十名重軽傷という、福岡で事件が起きました。それ以前にガルーダは日本人の派遣社員……

第171回国会 厚生労働委員会 第9号(2009/04/21、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  派遣切り問題について、まずお聞きをします。  四月八日、九日の二日間、日本青年館で開催した春の面談・電話相談村が開かれました。お手元にその一つの報告が出ています。私もお正月、派遣村に行きましたが、今回の派遣村のいろんな集会に参加をしました。  例えば、京都で派遣切りされて寮を追い出され、しばらく野宿をした、ハローワークに相談したが、なかなか住まいを確保してもらえず、やっと雇用促進住宅に入れたが、布団もない、所持金が二百円しかなく生活できないので、ハローワークに再度相談したら、うちではどうにもならないとのことで派遣村を紹介されたなんというのもたくさんあ……

第171回国会 厚生労働委員会 第10号(2009/04/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党もこの法案の共同提案者になっておりますので、この法案を是非早急に成立させた上で、一刻も早く一人でも多く救済ができる人たちを増やしたいというふうに思っております。  どの党もそうでしょうし、どの方もそうでしょうが、多くの皆さんからたくさんのメール、相談、そして解決をしています。社民党にも、例えば七十五歳の方で厚生年金が昭和二十九年に四か月掛けていた年金が漏れていて、昨年の十二月に届出して年間二万円の支給があると言われたが、まだ払われていない。七十四歳、現在入院中の方の場合は、厚生年金を掛けていたが、年金漏れが昨年七月に分かり、届け、年間八万一千円……

第171回国会 厚生労働委員会 第11号(2009/05/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この間の厚生労働省を始め各関係諸省庁、各人、医療関係者の皆さんの努力に、それは本当に敬意を表します。  私も、米軍基地内における感染の問題に関して外務省から報告を受けたんですが、厚生労働省は、基地内の問題については全く把握していないという答えをもらったんですね。これはひどいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 いや、時間がないんでいいです。
【次の発言】 しかし、現在において厚生労働省としては基地内における情報を全部把握していないわけじゃないですか。それは問題だと考えますが、いかがですか。

第171回国会 厚生労働委員会 第12号(2009/06/02、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、障害者団体向けの郵便割引制度を不正に利用した事件で、凜の会と厚生労働省との関係についてお聞きをいたします。  二十七日に調査チームを立ち上げたということですが、現在、だれに対してどういうヒアリングをし、どういう結果になっているか教えてください。少なくとも、だれに対してヒアリングをやったか教えてください。
【次の発言】 私は、調査チームを立ち上げてもう一週間たつので、だれに対してヒアリングを行ったかを聞いています。
【次の発言】 だれもヒアリングやっていないんですか。
【次の発言】 刑事捜査は刑事捜査で、そして厚生労働大臣はメディアの取材に対して……

第171回国会 厚生労働委員会 第13号(2009/06/04、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  これは質問通告してないんですが、一言。本日、四野党で、生活保護の母子加算の廃止をしたことを元に戻せという法案を衆議院に提出をいたしました。生活保護の母子加算は百八十億から二百億、これ廃止したことで削減された税金はそれくらいなんですね。政府のエコカー買うので、一万五千台買って五百億円以上掛けるんだったら、やっぱりこういうところにお金を使うべきだと思います。  四野党が法案出したんですが、大臣、生活保護の母子加算廃止を元に戻す、いかがですか。
【次の発言】 いや、今の答弁がっかりですよ。八五%のシングルマザーが働いている。就労支援だって頑張ってやっている……

第171回国会 厚生労働委員会 第14号(2009/06/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。私のときもいい答弁をよろしくお願いいたします。  まず冒頭、原爆認定症の皆さんの早期解決をということで、今日午後、大臣が原告たち、当事者たちにお会いしたということについて一言申し上げます。  これは、厚生労働省側は上告期限後の十一日以降に会うとおっしゃっていたのを、いや、その前に会ってくれと言って、男と女の約束、女と男の約束ということで果たしてくださったことに、それは御礼を申し上げます。また、上告断念ということもありがとうございます。  大臣、今日、当事者に会われた感想を一言お願いします。
【次の発言】 ありがとうございます。  去年四月の認定基準のやは……

第171回国会 厚生労働委員会 第15号(2009/06/11、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  舛添大臣、骨太方針二〇〇九の素案で消費税一二%というのが出ておりますが、大臣、これに賛成ですか。
【次の発言】 今後の年金財源は消費税を見込んでいますか。
【次の発言】 一二%あるいは消費税の値上げには反対なんですが、今大臣は社会保障費二千二百億円をカットすることに関して意見を述べられました。それは同じく、それこそ社会民主主義者として共闘できると思いますが、経済財政諮問会議に対して是非強く言っていただきたい。いかがですか。
【次の発言】 厚生労働大臣がこう強く主張しているにもかかわらず、なぜ財務大臣を始めまだ二千二百億円社会保障費カットと言っているん……

第171回国会 厚生労働委員会 第16号(2009/06/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、年金記録訂正で受給額が増えたら生活保護費の返還が必要ということについてお聞きをいたします。  宙に浮いた年金問題で記録が見付かってから支給された年金を生活保護受給者が受け取る場合、それまで受給した保護費の返還を求めるケースが言われています。国の過失によるものではないかと。つまり、何か今まで食べたものを全部吐き出せと言われるぐらい、ちょっと無理なんじゃないか。まあ法律的には理解ができるところも実はあるのですが、ただ、生活保護ってやはり、資産テストもあり、資産調査もあり、いろんなもの、何はぜいたく品だと言われて、無理して、無理してというか生活保……

第171回国会 厚生労働委員会 第17号(2009/06/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はまず冒頭に、河村官房長官が昨日の党首討論に関して、自殺論議はお涙ちょうだいの議論である、お涙ちょうだいの議論をやるゆとりはないのではないか、人の命は重要なテーマだと考えているが、情緒的な話をしている段階ではないとおっしゃったことについて一言お聞きをいたします。  私は、河村官房長官、チャイルドラインなど一生懸命取り組んでこられたり、尊敬している面はもちろんあるんですね。これはしかしちょっと看過できないと。というのは、私自身も自殺防止議員連盟のメンバーですし、与党の皆さんも積極的に参加をされていて、自殺をやっぱりどうやってなくしていくのか、雇用や……

第171回国会 厚生労働委員会 第18号(2009/06/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  日本ではまだまだ、いまだに仕事を持ちながら、働く女性が妊娠すると七割が退職し、働き続ける女性は三割しかいません。保育園やベビーシッターやいろんな手配が大変だとか、あるいは賃金カット、仕事の配置換えや育児切りということも実は起きています。私も実は弁護士として、妊娠、出産したことで退職に追い込まれた女性の裁判を幾つか担当し、均等法の下でこういうことが起きていることには非常に怒りを感じてきましたし、個人的にも育児をやってきました。  まず、大臣、最近ですが、ゲームソフト、コナミの関連会社で、育児休業後不当な降格、減給されたケースであるとして裁判の提訴が行わ……

第171回国会 厚生労働委員会 第19号(2009/06/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  民主党、社民党、発議者の皆さん、本当にありがとうございます。  午前中はこの児童扶養手当の問題、午後は生活保護の母子加算復活法案の審議です。これは子供たちの未来に係ることで、子供たちが本当に涙を流さなくて済むように、親ももちろん涙を流さなくて済むように、これはもう早急に、できるだけ早く手当てをすべきところだと思っています。これは、与野党関係ない、もう与党、野党関係なく、子供のことで心を痛めない人はいないと。今日、与党が欠席していることは本当に残念です。対決法案ではなく、こんな法案でなぜ審議すらしないのか、全く理解ができません。本当に残念です。  まず……

第171回国会 厚生労働委員会 第20号(2009/06/30、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 A案に関して言えば、本人の承諾がない、あるいは意思がないという場合に、遺族が書面により承諾すればオーケーになると、これがやはり大きなポイントだと思うんですね。  それで、遺族、家族ということで、条文上は遺族、別のところは、今日の趣旨説明では家族と言っていて、法律家の立場からすれば、遺族、家族、現在だって規定はあるけれども、現在は本人の承諾があって、家族の承諾、遺族の承諾があるからいいんだけれども、本人の承諾がなくて遺族の承諾があれば取り出せる、これがやっぱり非常に、だれを家族と言うのか、だれを遺族と言うのか。ガイドラインにはありますけれども、質問のその一は、範囲が不明確なわけで……

第171回国会 厚生労働委員会 第21号(2009/07/02、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 まず初めに、加藤参考人にお聞きをいたします。  本人以外の人間が決定的な命の放棄ができるのかというのは私自身も思っていまして、特に今度のA案は、本人の意思がない場合、確認できない場合も遺族が書面により承諾すればオーケーとなるわけですね。以前も遺族という言葉は法律にあるわけですが、それも本人の意思があって、それで遺族ならまだいいんですが、本人の意思が確認できなくて、今度のA案のように遺族が書面により承諾する。でも、遺族、家族という概念は法律用語ではないので、一体だれが承諾すればいいのか。家族や遺族の中で意見が対立することもあれば、たまたま病院に駆け付けられなかった子供が絶対もっと……

第171回国会 厚生労働委員会 第22号(2009/07/06、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 井手参考人と宮本参考人にお聞きをします。  今日、四人の方、本当にありがとうございます。  井手参考人に、多分ドナーになり得る立場からというので今日二つ特に思って、正直、医療現場への不信、例えば弁護士会への人権救済の申立てでも、ドナーカードがあったら、その後十分な治療をさせてもらっていないんじゃないかと遺族が人権救済の申立てをした後、韓国の弁護士会は、やっぱりそれは問題があったということを勧告をした例などもあるんですね。  ですから、さっきも、これだけ医療がなかなか疲弊している中で、十分医療がされない中での医療不信というのがあるのでどうしても十分治療を受けられないんじゃないかと……

第171回国会 厚生労働委員会 第23号(2009/07/07、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 今日はどうも命のことを本当に考えさせられる発言、どうもありがとうございます。森岡参考人に二点、米本参考人に一点お聞きいたします。  森岡参考人、A案は、A案というか、脳死は人の死だと、そして承諾をなくすというところに割とポイントがあるんではないかと思っているんですね。この委員会の中での議論は、遺族、家族にとって同意をするというのが本人の同意がないので大変重いので、脳死は死だと医者が言ってあげない限り判断が大変なんだという議論などよく出てくるんですね。でも、私は、それは本末転倒で順番が違う、遺族が同意できるために脳死は死だと医者が言ってあげるというのは逆じゃないかというか違うんじ……

第171回国会 厚生労働委員会 第24号(2009/07/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は、A案に対する根本的な疑問は二点あります。脳死を一律に人の死とすることを前提としていること、それから本人の承諾がなくても家族、遺族の承諾で可とすること、その二点です。  前者について、まずお聞きをいたします。  A案は脳死を一律に人の死とすることを前提としています。なぜ前提とできるのか。Aダッシュ案が提出をされました。脳死は一律に人の死としないというものです。A案が非常にぶれている、一体どっちなのかと言いたいのですが、なぜ臓器移植のときだけすればいいのに、脳死を一律に人の死とすることを前提にするんですか。福島さん。

第171回国会 予算委員会 第2号(2009/01/19、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の立場は、一刻も早く定額給付金、これを撤回すべきだという立場です。限られた税金の中で有効に使う道だとは全く思えません。これは、一回だけ全国民に対してお金をばらまくという、それだけでしかありません。  社民党は、大ざっぱに言って、大金持ちには増税を、そして生活に困っている人にはきちっと減税を、そして福祉をきちっと充実をすべきだという立場です。この二兆円、本当にこのような形で、世紀の愚策だと思っております。例えばこの二兆円に関しては、国民の長期の安心や、そして未来を切り開くことにこそ使うべきだと考えています。  理解できないのは、この二兆円をばらまきとして使うにもかかわらず、……

第171回国会 予算委員会 第3号(2009/01/20、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、雇用の破壊についてお聞きをいたします。  雇用の破壊、派遣切りが大変社会問題となっていますし、切実な命の問題です。総理、私はこれは政治災害だと思いますが、総理、政治の責任があると思われますか。
【次の発言】 政治の責任があるとお考えでしょうか。
【次の発言】 どの点に問題があった、責任があるとお考えでしょうか。
【次の発言】 私も政治の責任と大企業の社会的責任と両方ある、もちろん個人のこともあるかもしれませんが、この二つが大きな責任だと思います。  総理、時代に対応できなかった政治の責任とは何でしょうか。

第171回国会 予算委員会 第4号(2009/01/21、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  参考人のお三方、本当に今日はお忙しい中ありがとうございます。  まず初めに川本さんにお聞きをいたします。  派遣切りということで、これは正社員であれば正当な理由なく解雇できない。整理解雇であれば、整理解雇の四つの要件で、企業が倒産しない限りは解雇できない。にもかかわらず、派遣切りは問答無用に起きています。  経団連にお願いしたいことは、派遣切り、何とかやめさせてほしい。いかがですか。
【次の発言】 派遣先の大企業と労働者の間には雇用契約がありません。最も利益を得ている、安い労働力で最も利益を得ている大企業が何の責任も負えないと。  さっきおっしゃった……

第171回国会 予算委員会 第8号(2009/03/06、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  民主党の小沢代表の公設秘書が逮捕をされるという事件が起きました。国民が政治に対する信頼を回復しようとする、日本の政治にとって最も重要なときにこのような事件が起きて、非常に遺憾です。これから小沢代表が更に国民に対して説明責任を果たすということを社民党は強く求めていきます。強く要望します。  ところで、私も二階大臣に質問をいたします。  二階大臣、二階大臣自身は八百三十八万円の献金がこの二つの政治団体であるという認識はあったんですか。
【次の発言】 これに関して、先ほどからありますが、全然チェックをしていないんですか、その管理者は。

第171回国会 予算委員会 第14号(2009/03/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、政治と改革について大きく足を踏み出さなければなりません。企業・団体献金は禁止すべきだと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 それが不十分であるということが明らかになった今、きちっと改革すべきだと思います。  フランスとカナダは企業献金を禁止をしています。今、総理おっしゃったとおり、公共事業を受注する企業から選挙においては寄附はもらえません。ですから、野党、二〇〇二年に、社民党、民主党、自由党、共産党は公共事業を受注する企業からは政治献金を受けないという法案を出しました。ところが、自民党の反対でこれは成立を見ませんでした。総理、よもや、今度私……

第171回国会 予算委員会 第18号(2009/03/26、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  鴻池副官房長官、ピストルの弾でピストルの弾を撃ち落とすことはできないという意見がありますが、どう考えられますか。
【次の発言】 政府の重要な人物であるから御質問しています。いかがお考えですか。
【次の発言】 かつて、この発言をされたことがありますか。
【次の発言】 迎撃ミサイルについては極めて重要な問題です。確かに、ピストルの弾をピストルの弾で撃ち落とすのは難しいというふうによく例えられているので質問をしているわけです。この点について発言をされないというのは極めて残念です。政府内で議論があれば、その議論がきちっと出るべきじゃないですか。  中曽根外務……

第171回国会 予算委員会 第19号(2009/03/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  政治資金規正法は形式犯、一見、形式犯です。しかし、問われているのは実質的なことです。その点でいえば、先日の小沢代表の説明は極めて不十分であったと考えます。社民党としては更に説明を求めていきます。  しかし、同じことはもっとたくさん自民党の議員、報道され、また献金もらっておられます。二階大臣、森元総理、尾身幸次議員、たくさん出ております。  法務省にお聞きをいたします。なぜ民主党だけ、野党だけターゲットにするんでしょうか。これはアンフェア、不公平ではないでしょうか。
【次の発言】 問われていることは同じことなんです。法務大臣、刑事捜査、自民党の議員に対……

第171回国会 予算委員会 第22号(2009/05/21、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  補正予算案は十四兆七千億円、今の税収は四十六兆円です。例えば年収が四百六十万円の人が、そして一千万以上の生活をするような、百兆円を超える一般予算案になりました。これはもう普通の感覚からいえば、弁護士とすれば、自己破産して人生やり直せというような財政になっています。国ももう生き直すべきですよ。国の政治もこれはやり直すべきだ。そういう中身のあり得ない補正予算案になっています。  それで、ちょっと見てください。(資料提示)GDPと年収二百万円以下の人の推移です。最近GDPが下がってしまいましたが、この間、十年間、GDPはわあっと上がりました。しかし、年収二……

第171回国会 予算委員会 第23号(2009/05/22、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はありがとうございます。昨日、エコポイントについて国会で質問したんですが、今朝の東京新聞に木内先生の発言が出ております。環境対策という点では評価してもいいとしたが、景気対策としては個人の所得が増えない中の消費の先食い、経済波及効果が四兆円なんてないんじゃないか、また、予算を使い切ってしまった場合どうするのか、不確定要素が多過ぎると見切り発車を批判、その上で、多分に人気取り的な施策、選挙を意識しているとの印象が強いと言い切ったと、こうあるんですね。私は非常に意を強くしまして、全く同じことを考えていらっしゃる。  昨日も質問したんですが、多くの人が買……

第171回国会 予算委員会 第25号(2009/05/26、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、エコポイントについてお聞きをいたします。  エコポイント基金とそれからエコポイント事務局と二つあるわけですが、エコポイント、この二つの現在の進捗状況を教えてください。
【次の発言】 エコポイント基金の仕事内容を説明してください。
【次の発言】 基金は、国からお金をもらって、三千億円エコポイント事務局に渡す、これだけが仕事です。二十三億円の事務経費、高くないですか。
【次の発言】 こんな仕事ないですよ。お金をただ右から左へ渡す、エコポイント事務局が実際の事務局やるんですよ。何で二十三億掛かるんですか。

第171回国会 予算委員会 第26号(2009/05/28、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  北東アジアにおける非核構想についてお聞きをいたします。  社民党は北朝鮮の核実験に強く抗議をします。社民党はいかなる国のいかなる核にも反対です。  社民党は二〇〇一年、二十一世紀の平和構想、いわゆる土井ドクトリンを発表しました。北東アジアにおける安全保障機構の創設、北東アジア非核地帯の創設を提言をしたんですね。そのためにモンゴル、中国、韓国を訪れ、同意を得てきました。六か国協議の議長である武大偉議長も社民党本部に来られて、この社民党の安全保障構想、非核構想を六か国協議の決議に盛り込んだとわざわざ言ってくださいました。  この朝鮮半島における非核化、そ……

第173回国会 内閣委員会 第1号(2009/11/12、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) おはようございます。  少子化対策、男女共同参画、食品安全を担当する内閣府特命担当大臣として、一言ごあいさつを申し上げます。  人の命と国民の生活を守り、だれもが尊厳を持って生き生きと暮らせる社会の実現を目指した取組を推進してまいります。  初めに、少子化対策については、未来への投資であるとの発想が必要です。子ども手当の創設などの経済的支援の充実とともに、保育所や学童クラブ等の基盤整備の推進など、総合的にバランスの取れた対策を進めてまいります。このため、来年一月末までを目途として、子ども・子育てビジョン(仮称)を策定します。  自殺者数が十一年連続で年間三万人を超え……

第173回国会 内閣委員会 第2号(2009/11/19、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) トランスファット、トランス脂肪酸についての御質問、ありがとうございます。  マーガリンやショートニングなど加工油脂や、反すう動物の肉や脂肪中などに含まれる不飽和脂肪酸の一種で、おっしゃるとおり、諸外国ではこれについてかなり問題ではないかというふうに言われております。  食品安全委員会では、平成十八年度に国内の食品中に含まれるトランス脂肪酸の摂取量の推定等に関する調査を行い、平成十九年六月にファクトシートとして公表しています。ただ、今、古川議員おっしゃったとおり、これは外国では表示をされているということもあり、日本において、摂取量や各摂取レベルにおける健康等の被害やい……

第173回国会 予算委員会 第2号(2009/11/06、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 荒井委員、御質問ありがとうございます。  コンクリートから人へということであれば、子供たちに、人、とりわけ子供たちに対して予算を使うということだと思います。  今までの政治は、GDPの御存じ一%以下しか子供たちのために予算を使ってきませんでした。ですから、現政権は、まず子供を大事にしよう、子供に対してお金を使おうということで、子ども手当の創設と、それから保育所それから学童クラブや一時保育、専業主婦の皆さんも保育所が利用できるように様々な保育の応援をしていきたいと思っています。  貴重な税金です。皆さんたちの貴重な税金をそういうふうに両方応援していく形で今厚労省と少子……

第173回国会 予算委員会 第3号(2009/11/09、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 保育の質をきちっと守りながら、待機児童の解消をきちっとやってまいります。  小池委員がおっしゃったとおり、確かにナショナルミニマムというものは最低限必要な部分はあると思います。しかし、この間、財源も確保しながら待機児童の解消と保育の質の問題、そして地方分権といっても、これは地方に丸投げではなく、しっかり国がやはり保障していくことを全力でやっていきたいと思います。  厚生労働省が言ったのは、例えば短いこの三年間ぐらい待機児童がとっても解消できない東京など一部についてどうかということで、調理場などはきちっと必要である、人員、保母さんはきちっとその枠は外さない。保育の質を……

第173回国会 予算委員会 第4号(2009/11/10、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 済みません、私の管轄外でございます。ただ、昨日は予算委員会がありましたので、またそれぞれの国会議員のそれは自発的な個人の意思が、また皆さん公務もありますので、それについて私が申し上げる立場ではないと思います。
【次の発言】 例えばイラクに、当時、社民党宣言を作ったときに、当時イラクにまで自衛隊が行っていることが、社民党は専守防衛で自衛隊はやるべきであるというふうに考えており、問題があると考えておりました。(発言する者あり)
【次の発言】 自衛隊は専守防衛であるべきだと考えております。ですから、海外にまで行くことは問題があるというふうに考えております。

第174回国会 決算委員会 第2号(2010/02/04、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) どうもありがとうございます。柳澤議員とは本当に自殺対策を考える議員有志の会で一緒にやってきまして、事務局長としてこの間牽引をしていただきまして、本当にありがとうございます。  そんな中で、私自身が内閣府の特命担当大臣として、まさにこの自殺対策をするようになりました。今おっしゃっていただいたように、自殺対策緊急対策チームをつくりまして、いろんな施策を出してきたところです。  自殺対策一〇〇日プランのことも言っていただきまして、ありがとうございます。近日中に閣僚レベルの自殺総合対策会議を開きまして、政府全体のまさにいのちを守る自殺対策緊急プランを決定したいと考えておりま……

第174回国会 決算委員会 第4号(2010/04/05、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 食品の安全について六ケ所村や「もんじゅ」の観点から質問していただきまして、本当にありがとうございます。  六ケ所村の再処理工場が本格的に稼働すれば、今、平山委員がおっしゃったようなものが、放出が想定される放射能がありまして、そのことについての食品の安全については本当に非常に危惧が持たれるところであります。ですから、今後、食品の安全についてどういう影響があるかということも、きちっと食品安全の観点、消費者担当大臣の観点からも大いに議論をしていきたいというふうに考えております。  六ケ所村とそれから「もんじゅ」の件についてありましたけれども、原子力発電所の問題に関しても、……

第174回国会 消費者問題に関する特別委員会 第2号(2010/03/17、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) どうも皆さんこんにちは。消費者行政を担当する内閣府特命担当大臣の福島みずほでございます。  消費者問題に関する特別委員会の開催に当たり、所信の一端を申し述べます。  昨年九月一日に設立した消費者庁及び消費者委員会は、国民が待ち望むものであり、国会において全会一致で誕生したものです。消費者庁関連三法の附則や附帯決議に多くの事項が盛り込まれていることを始め、国民からの期待も本当に大きいと認識しており、消費者行政をどうすれば国民のために一番良いかという立場から、引き続き全力を尽くしてまいります。  新しい消費者行政においては、行政の在り方を事業者優先から国民一人一人の立場……

第174回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2010/03/23、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) おはようございます。  平成二十二年度の消費者庁予算及び消費者委員会予算の概要について、お手元の資料により御説明いたします。  一ページ目が消費者庁予算の主要政策事項及び内訳について、二ページ目が消費者委員会予算の概要となっております。  まず、消費者庁全体の金額については、八十九・五億円となっております。  消費者庁の主要なものについては、地方消費者政策の強化のため二・九億円を、消費者事故情報等の集約・分析・発信機能の強化のため四・一億円を、消費者教育を含め着実な法執行等の推進に十一・四億円を計上しております。また、独立行政法人国民生活センターに対する運営費交付金……

第174回国会 消費者問題に関する特別委員会 第4号(2010/04/09、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) ありがとうございます。  この中にいらっしゃる委員の皆さんたちも消費者庁の設立に向けて大変努力していただいた皆さんが多いことに心から感謝をいたします。  この消費者基本計画は、画期的、意欲的なものであり、消費者政策が新たなステージに移ることを示しています。消費者庁が行政の司令塔でありエンジン役となるという決意と熱意を込めております。この消費者政策を消費者の立場から更に強力に進めていくことが私に課せられた課題と認識しております。業務体制をしっかりと整えて、消費者庁が消費者行政の司令塔、エンジン役として、消費者委員会が消費者行政全般に対する監視役として十全に機能を発揮す……

第174回国会 内閣委員会 第1号(2010/03/09、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 少子化対策、男女共同参画、食品安全を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  人の命と国民の生活を守り、だれもが尊厳を持って生き生きと暮らせる社会の実現を目指した取組を推進してまいります。  初めに、少子化対策については、当事者の目線で子供、若者の育ち、そして子育てを支援することを第一に考え、子ども手当の創設や高校の実質無償化等の支援の充実を行うとともに、新たに策定した子ども・子育てビジョンに基づき、保育所待機児童の解消や放課後児童対策の拡充など、バランスの取れた総合的な子育て支援策を推進してまいります。  自殺対策については、自殺者数が依然と……

第174回国会 内閣委員会 第2号(2010/03/16、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) どうもありがとうございます。  現行の男女共同参画基本計画、第二次で定める施策については、数値目標などの進捗状況についてフォローアップを行っております。  この間も官邸で開かれました参画会議で各役所の幹部の女性たちの比率なども全部配ったりもいたしました。二〇二〇年までに三〇%の目標を掲げて取り組んでおりますが、国の審議会等委員などは既に三割を超えているものがある一方で、国家公務員の本省課室長、課長、室長相当職以上は二・〇%、民間企業における管理職は三・六%と残念ながら低水準にとどまっています。  また、男性の育児休業取得率も一〇%の目標を定めていますが、現状では一・……

第174回国会 内閣委員会 第3号(2010/03/19、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 古川委員おっしゃるとおり、健康食品が、みんなやっぱり健康でありたいですから、非常にあふれていて、その中で実際調査をすると、その成分がないとか、いろんな問題があることは消費者庁としても極めて重大な問題だというふうに考えております。  健康食品の表示に関しては、健康増進法により虚偽、誇大な広告等の表示が禁止されており、違反が疑われる表示に対しては、保健所や地方厚生局において事業者への改善指導が行われています。  消費者庁では、インターネットにおける健康食品の表示の監視を行っておりまして、今月八日には、三百二十事業者の五百四十七のサイトに対して、ショッピングモール運営事業……

第174回国会 予算委員会 第1号(2010/01/26、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 法律上できないことはできませんし、持つ気も全くありません。
【次の発言】 はい、見ております。

第174回国会 予算委員会 第2号(2010/01/27、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) ありがとうございます。  労働法制についてもありがとうございます。  派遣法の抜本改正については三党で、社民党では近藤正道議員中心に議論しておりますので、やっぱりいい抜本改正案を作りたい、三党で、この内閣で作りたいと思います。  ただいまイクメン、カジメンの長妻大臣から言っていただきましたが、今月末に子ども・子育てビジョンを発表をいたします。例えば、学童クラブも現状は五人に一人、八十一万人なんですが、平成二十六年には百十一万人、三人に一人とするなど、数値目標をきっちり入れてやっていく予定です。また、労働法制についても均等待遇など盛り込んでおります。  子供を大切にす……

第174回国会 予算委員会 第3号(2010/01/28、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 硫黄島に対しては、社民党として山内徳信さん、照屋寛徳さん、視察に行きました。そこで、その件についても検討をしましたけれども、難しい面もありますが、社民党としては検討した状況です。
【次の発言】 私は、政治はあらゆる可能性に挑戦する技術と情熱だと思うようになりました。  辺野古の沿岸部に海上基地を造ることには社民党は反対です。十三年間、普天間基地の返還が実現ができなかった。それは、私は、実現が不可能な辺野古の沿岸部に海上基地を造るという計画に前、旧政権が固執し、問題の解決が、真の解決ができなかったというふうに考えております。ですから、社民党は今三党の中で、沖縄基地問題……

第174回国会 予算委員会 第4号(2010/03/03、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 御質問ありがとうございます。  林委員、社会主義と社会民主主義は違うものであることは御存じのとおりだと思います。林委員の前回の代表質問は、社会主義的な政策をやるのかとおっしゃっている部分と社会民主主義的な施策をやるのかと両方ありまして、総理は正確に、社会主義ということではそれは誹謗中傷だと答えていらっしゃいます。私は、鳩山総理のその答弁はそのとおりで、私も共有をしております。  というのは、この内閣は社会主義を実現しようとしている内閣ではもちろんありません。それから、社民党、私、党首ですが、社民党は社会民主主義を実現しようとする政党で、社会主義を実現しようとしている……

第174回国会 予算委員会 第5号(2010/03/04、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) ありがとうございます。  連立政権樹立に当たっての政策合意に「小泉内閣が主導した競争至上主義の経済政策をはじめとした相次ぐ自公政権の失政によって、国民生活、地域経済は疲弊し、雇用不安が増大し、社会保障・教育のセーフティネットはほころびを露呈している。」とあります。  社民党は、去年の衆議院選挙、生活再建、命を大切にする政治を訴えました。二〇〇二年に格差是正を訴え、小泉構造改革の下で地域が疲弊し、雇用が壊され、医療が壊れ、年金が壊されてきた。そのことの小泉構造改革への転換を図ることが新しい内閣の下でまさに国民の皆さんが望んでいることであり、必要なことだと考えております……

第174回国会 予算委員会 第6号(2010/03/05、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 母子手帳は、子供が生まれたときの体重、身長など書いてありますし、グラフでかいたりすることができますので、子供が大きくなったときに一緒に見たりするととても楽しいですし、それから実は、赤ん坊だった娘が母子手帳に落書きをしまして、それも今となってはすごく懐かしい思い出となっております。  母子手帳は、子供が生まれる前も、生まれたときも、生まれた後も、予防接種やいろんなことも含めて備忘録としても非常にいいもので、子供の成長が一覧性で分かるもので、日本の中の母子手帳の制度は優れたものだと思っております。
【次の発言】 牧山議員、本当にありがとうございます。  私もフランスに行……

第174回国会 予算委員会 第7号(2010/03/08、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) どうもありがとうございます。  障がい者制度改革推進本部が、障害者の権利に関する条約の締結に必要な国内法の整備を始めとする障害者に係る制度の集中的な改革を行うため、いわゆるエンジン部隊として昨年十二月八日に閣議決定により内閣に設置をされました。  エンジン部隊というのは、その下にある推進会議がまさに今エンジン部隊として月に二回、四時間の長時間の審議を行っております。十四名の障害当事者とそれから十一名の有識者、合計二十余名でやっております。障害者基本法の抜本改正、障害者総合福祉法、障害者差別禁止法の改正を目指して、そして障害者権利条約を批准しようというために今精力的に……

第174回国会 予算委員会 第11号(2010/03/12、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 三月一日に述べたとおりです。
【次の発言】 そのとおりです。
【次の発言】 社民党宣言を私たちはつくりました。その社民党宣言をみんなで議論してつくったその結論をその後も変えておりません。当時、イラクに自衛隊が派遣をされている、そのような状況は問題であるというふうに考え、その状態は問題であるという議論を大いにいたしました。  ですから、社民党としては、その社民党の宣言以上でも以下でもありません。それは社民党の見解です。
【次の発言】 社民党の見解は申し上げました。閣僚としての意見は控えさせていただきます。私は社民党党首ですから。

第174回国会 予算委員会 第12号(2010/03/15、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 食の安全については皆さんたちの関心が極めてあり、これは消費者庁ができる経過でも中国ギョーザ事件やコンニャクゼリーもあり、また添加物や様々な問題についても国民の皆さんの関心が極めて高いというふうに思っております。最近も土壌に含まれるカドミウムの問題に関しても、環境省、農水省、厚生労働省、そして消費者庁に来ていただいて今後議論をしていくということを決めました。  ですから、食の安全については、毎日口に入れて食べるものですし、極端に言えば、私たちは食べたものによって体がつくられております。また、子供にとってももう、大人にとってもですが、体をまさにつくっていくものなので、食……

第174回国会 予算委員会 第13号(2010/03/17、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 少子化社会対策基本法については、一九九九年一月に超党派の議員による少子化社会対策議員連盟が設立され、十二月に議員立法として少子化社会対策基本法案が衆議院に提出をされております。その後、継続審議扱いとなり、衆議院の解散により審議未了、廃案となりました。二〇〇一年六月に再提出され、数回の国会で継続審議扱いとなった後、二〇〇三年七月に成立をしております。

第174回国会 予算委員会 第15号(2010/03/23、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 私の所管ではありませんが、三党連立合意の下でも、積極的に国際的な貢献をしていくということは合意をしております。社民党においても、マニフェストの中にきちっと書いております。  社民党として、国連PKOであっても、その活動内容が戦闘行為につながるおそれがある場合には、憲法の理念にそぐわないものであり、参加すべきではないと考えております。重要なのは、憲法の理念に合うかどうか、是非については個別の活動内容ごとに判断していくべきだと考えております。  スーダンについては、その個別の状況についてきちっと検討し、対応すべきだと考えております。

第174回国会 予算委員会 第16号(2010/03/24、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) 三党で連立政権を組むときに合意をつくりました。沖縄県民の負担軽減のために、日米地位協定とそれから在日米軍、米軍再編については見直しの方向について臨むという合意を三党できちっとつくりました。沖縄県民の負担軽減ということが極めて大事だと、閣僚の一人としても、社民党の党首としても思っております。  ですから、地上戦を経験し、戦後米軍基地ができて、そして今も七五%の基地が集中している沖縄の中に、県内に新たに基地が造られることについては社民党は明確に反対です。
【次の発言】 政治はあらゆる可能性に挑戦する技術であり、情熱だと思っています。今、内閣の中でこの三党合意を実現するべ……


22期(2010/07/11〜)

第175回国会 厚生労働委員会 第1号(2010/08/06、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、今日は広島で原爆が投下されて六十五年目。広島、そして九日の長崎に、私も平和記念式典に極力参加をするようにしております。今日、菅総理が記者会見で被爆者の救済について決意を示されたと報道もありますし、長妻厚生労働大臣も記者会見された報道もあります。改めて、この厚生労働委員会におきまして被爆者の救済についての厚生労働大臣の決意をお聞かせください。
【次の発言】 菅総理と長妻大臣の発言は大変勇気付けられるもので、是非よろしくお願いします。  次に、最低賃金についてお聞きをいたします。  十円から三十円上げる、全国平均十五円アップ、七百二十八円とい……

第175回国会 厚生労働委員会 閉会後第1号(2010/09/13、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、これは通告をしてなくて済みませんが、世界自殺予防デーに長妻大臣が菅総理と一緒に、お父さん、眠れてますかというキャンペーンでチラシを配られたということが報道されています。  厚生労働省として、自殺対策、うつ病対策などを始めていらっしゃいますが、厚生労働省としての決意をお願いいたします。
【次の発言】 自殺対策について、今政治が動くことが求められていますので、是非厚生労働省としてもよろしくお願いします。  有期労働について質問をいたします。  今、働く現場では細切れ契約で何年間も働き続けている人がいます。この方々は正社員に比べて賃金や労働条件で……

第175回国会 予算委員会 第2号(2010/08/05、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、二〇〇五年、沖縄の基地問題に関する超党派勉強会の会長就任の際に、普天間基地移設に関して、不可能だ、県外、国外に移転すべきだと発言をしています。政治家は言葉に責任を持つべきです。このことに向かって実現すべきではないですか。
【次の発言】 沖縄でも沖縄の人に対して、国民に対して、菅総理は当時、代表という立場でいろんな形で約束をされてきたわけです。人々はそれを信頼し、信じました。それがなぜ変わるんですか。  総理、二〇〇五年、二〇〇六年に国外、県外と言っているんです。何が変わったんですか。
【次の発言】 いや、総理。いや、違う、総理の発言。

第176回国会 厚生労働委員会 第2号(2010/10/21、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一に雇用、二に雇用、三に雇用、四に雇用、雇用の質も重要であると。そして、雇用に関して使われている税金が本当に役立っているのかどうか、その検証もお聞きしたいというふうに思っています。  また、今日は一番初めの一般質問ですので、是非、厚生労働省が労働ということをどう考えていて、日本の壊れかけている、あるいは壊れてしまったと言ってもいいかもしれませんが、労働の現場、労働をどうきちっと立て直そうとしているのか、そのこともしっかりお聞きをしたいというふうに思っています。  雇用の現状をどう見るか、八月の完全失業率五・一%、有効求人倍率〇・五四%と高止まりで、非……

第176回国会 厚生労働委員会 第3号(2010/11/16、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、雇用についてお聞きをいたします。  今春卒業予定の大学生の内定率が十月で最悪、五七・六%です。短大生も昨年同期より六・五ポイント減の二二・五%、過去最低となっています。どのような対策を行っているか、具体的な施策を教えてください。
【次の発言】 特効薬はなかなかないかもしれませんが、特に企業、大企業はまだ現金二百兆円以上あるわけですし、中小企業、あるいは赤字などや、いろいろ特典、特典というか減税しているところや、様々なところのやっぱり企業の社会的責任として採用するよう強く働きかけていただきたいと思います。  労働者派遣法の改正法案についてお聞きを……

第176回国会 厚生労働委員会 第4号(2010/12/03、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は国際障害者デーです。この大切な日に、なぜこれだけ多くの障害者の人が反対する法案をこのような国会を軽視するやり方で成立させようとするんでしょうか。今日が日本の障害者にとって最悪な日になることを危惧しております。  まず、この障害者自立支援法改正法案ですが、私は障がい者制度改革推進会議を担当している大臣でした。障害者権利条約を批准するために三つの法律を作る。来年度は障害者基本法の改正法案を提出。次の二〇一二年度は障害者総合福祉法の提出、成立。二〇一三年度は障害者差別禁止法を作る。そのために障害当事者の皆さんにたくさん入ってもらって、日本の障害者政策……

第176回国会 予算委員会 第3号(2010/10/15、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  大阪地検改ざん事件についてお聞きいたします。  前田元検察官が問題であることは確かです。しかし、地検、高検、最高検がこの暴走を食い止めることができなかったということが極めて問題です。  お聞きいたします。逮捕そして起訴に最高検は協議に加わっていますね。
【次の発言】 この事件は変な事件です。国会議員の関与が問題となっている。しかし、村木さんが起訴されて二か月後にその国会議員は聴取を受けています。ポイント、事件のあんこの部分、肝の部分に関して裏付け捜査も一切せずに起訴をしているという変な事件です。  最高検、どうして一番重要な点の裏付けをやらないまま、……

第176回国会 予算委員会 第4号(2010/10/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、奄美大島で被害に遭われた皆さん、救助された皆さんにお見舞いと敬意を表します。御苦労さまです。  今日は、総理に法人税の引下げと税の所得再配分機能をどう考えるかということについてまずお聞きをいたします。  総理、今、国民は老後の生活設計や今後の収入や資産の見通し、現在の収入や資産について大変不安を感じております。そのために社民党は、格差是正、貧困の解決、所得再分配の強化を強く主張しております。  総理、これをちょっと見てください。(資料提示)国際的に見て日本はOECDで最下位なんですね。日本の税における所得再分配は最低というふうになっています。総……

第176回国会 予算委員会 第5号(2010/11/17、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  雇用と派遣法について一言まずお聞きします。  総理、大学生の内定率は最悪の五七・六%。雇用の立て直しは急務です。労働者派遣法の改正法案に関して菅総理は所信表明演説で、労働者派遣法改正法案などの審議もお願いすることとなりますとおっしゃっています。しかし、この臨時国会、何にも動いておりません。成立させる意思があるんでしょうか。総理の国民へのこれは約束です。有言実行内閣ですから、やる気ない内閣ではないと思っております。総理、決意を示してください。
【次の発言】 是非これは派遣法の改正法案の成立、一緒にできるよう頑張っていきたいと思います。  次に、中国漁船……

第176回国会 予算委員会 第9号(2010/11/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  北朝鮮による砲撃は極めて問題であり、社民党は強く抗議をいたします。犠牲になられた人たちに心から弔意を表します。  総理、今回の件は休戦協定違反だと考えますか。政府は国際法違反についてどう考えていますか。
【次の発言】 韓国は極めて自制的であると同時に、何倍でもやり返せという声も出ています。朝鮮半島で武力行使をエスカレートさせないことが極めて重要であり、そのために、日本こそ韓国、北朝鮮、また世界に対してメッセージを出し、働きかけることが必要だと考えますが、総理、いかがですか。
【次の発言】 この領域で米韓の軍事演習が行われるというふうにも聞いております……

第176回国会 予算委員会 第10号(2010/11/26、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、防衛省の事務次官通達については、表現の自由を規制するものであり、大問題だと考えます。先ほど官房長官が他の役所にも広げることを検討するとおっしゃいましたけれど、それは極めて問題であり、社民党は強く抗議をいたします。  まず、後期高齢者医療制度や障害者自立支援法などの廃止を国民の皆さんも社民党も強く求めてまいりました。雨の中、一万人の車いすや様々な障害のある人たちが、私たちのことを私たち抜きで決めないでとデモにやってきた日のことを忘れることはできません。障害者の人たちが住みにくい社会をどう変えていくか、それこそ政治がやるべき大きな一つのことです。 ……

第177回国会 厚生労働委員会 第2号(2011/03/24、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  厚生労働省は揺りかごから墓場までを担当する役所なので、今回の震災に当たって、生活再建、人命救助のために全力で頑張ってくださるよう心から要望をいたします。  まず、被曝についてお聞きをいたします。  官房長官の記者会見で、現在のところ健康に影響はありません、レントゲンを単発で撮るのと比較をしていることに大変違和感があります。これは、お医者さんからもメールをもらいました。  一回単発でレントゲンを撮るのと、もう一つはパー・アワーの量なんですね。ということは、二十四回一日にレントゲン撮る人なんておりませんし、一回単発でレントゲンを撮るのと、二十四回、あれは……

第177回国会 厚生労働委員会 第3号(2011/03/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日に続いて、まず冒頭、水について、水道水についてお聞きをいたします。  これは昨日も議論になりましたが、一歳までの乳児なんですが、できれば五歳ぐらいまでも考慮をしてほしいということと、例えば西日本から水道水を運ぶとか、場合によっては海外からの支援に関してはフランスなどには水の応援を頼むとか、これは今大至急やらなければならないことで、水、ペットボトル三本配ったことはいいとは思いますが、それではとても賄い切れないので、西日本から水道水を運ぶなど抜本的にやっていただきたい。いかがでしょうか。
【次の発言】 ペットボトルだとちょっと間に合わない面もあると思……

第177回国会 厚生労働委員会 第4号(2011/03/31、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  子供たちは、私たちの未来であり希望です。子供たちを支援し応援することは、大人たちの政治の責任だと思います。  避難所に行きまして、例えば南相馬市から避難して山形県、受け入れている場所や、三郷市、埼玉県、福島県双葉郡広野町から避難されている皆さん、あるいは埼玉県が引き受けていらっしゃる双葉町のところやいろんなところに行きました。避難所で大人たち、とりわけ親は子供たちのことをとても心配している。健康のこと、勉強のこと、命のこと、とにかく子供のことを、とってもみんな本当に涙を浮かべながら子供のことを本当に心配をしています。だからこそ、子供たちをやっぱりどう……

第177回国会 厚生労働委員会 第5号(2011/04/12、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党は元々この廃止法案に反対でした。これはやはり職業訓練、国がやるのが大事だと。今回の大震災を経て、やはり国が責任を持って職業訓練を良質なものをしていくことが非常に必要だと思います。  私も弁護士時代に実は見学に行ったことがありまして、非常に、最新機器や、中でいろんな皆さんが熱心に訓練されていることに非常に感激をしたことが実はあるんですね。  今回の震災においてこそ必要な機構であり存在ではないですか。
【次の発言】 大臣の拡充していくという力強いお言葉、ありがとうございます。  更に確認しますが、新法人の名称について、求職者支援に限定されているよう……

第177回国会 厚生労働委員会 第6号(2011/04/19、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  水道水中の沃素が大問題になりましたけれど、現在、水道水中の放射性物質の検査について、東京都は毎日実施をしておりますし、他の自治体で実施しているところもありますが、まだ全部ではありません。現在、四日のモニタリング方針発表後どう強化をされているか、教えてください。
【次の発言】 これは毎日やっているということでよろしいですね。
【次の発言】 著しくとはどういうことでしょうか。  私は、この四月四日の厚労省のこの決め方を撤回していただきたいと思っているんです。というのは、これ三日間の平均値で出すと。それから、指標等を著しく一回でも上回ったら要請すると。これ……

第177回国会 厚生労働委員会 第8号(2011/05/10、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  前回四月十九日のこの厚生労働委員会において、子供の被曝量二十ミリシーベルトの基準についてお聞きをいたしました。そのとき細川大臣は、文部科学省に伝えたいと、大人と子供は当然違いがあるわけで、特に子供に対しては基準値などについても配慮しなければいけないという御意見、私も分かるところでございます、したがって、この厚生労働委員会でいろんな意見が出ましたことをしっかり文部科学省にはお伝えしたいと思いますと言っていただいたんですが、文部科学大臣、文部科学省とどのような協議をそれ以降されたでしょうか。
【次の発言】 それは十九日にやっていただいたんでしょうか。文部……

第177回国会 厚生労働委員会 第9号(2011/05/12、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ちょっと今、同僚議員の質問を聞いて、これは質問通告をしていないんですが、公契約条例や公契約法について作るべきだというのを社民党はとても言ってきたんですね。御存じ、千葉県野田市、川崎市は公契約条例を作り、国のレベルでも公契約法ができればというふうに思っております。  公共事業を受注するところの労働条件、賃金の確保というのは極めて重要なことなので、今日質問通告をしていなくて済みませんけれども、公契約法、公契約条例へ向かって厚生労働省がやはり労働条件の確保、地元のという観点から是非旗振り役というか促進役をやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。あ……

第177回国会 厚生労働委員会 第10号(2011/05/19、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、放射線検量器、それから被曝の問題についてお聞きをいたします。  外国から放射線線量計がたくさん送られてきております。それぞれ幾つぐらい送られてきて、そして現在どこで使用されているのか教えてください。
【次の発言】 約五万個外国から放射線計量計が寄附されているわけですが、今話していただいたのによると、全部これはもう既に配付済みということでよろしいんでしょうか。
【次の発言】 確認しますが、全部既に今おっしゃったところに配付をしているということでよろしいんですか。
【次の発言】 保安院が預かっているものについて成田に留め置かれて使われていないとい……

第177回国会 厚生労働委員会 第11号(2011/06/07、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ホール・ボディー・カウンターについてまずお聞きをいたします。  全国に何台あるのか、教えてください。
【次の発言】 これは、何台あるのかと聞いてようやく数字が出てきたんです。  もちろん、遠いところ、島根原発などに、伊方原発、玄海原発などにあるのもありますが、今福島第一原発が大変な状況なので、これを総動員して、ホール・ボディー・カウンター、これはやはり時間が掛かりますから、検査をするのに、しっかりやっていただきたい。そのマネジメント、保安院、きちっとやるということでよろしいですか。
【次の発言】 強化ってどういう意味ですか。

第177回国会 厚生労働委員会 第12号(2011/06/09、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、被災地では認定審査会が開けず判定待ちが続出をしています。デイサービスを利用中に被災、そのまま避難生活を送っていたことにより高額自己負担を請求されるなど、混乱が続いています。介護保険制度をどうする、改正がどうかということももちろん大事ですが、被災地支援を最優先させていただきたい。大臣の決意を一言お願いします。
【次の発言】 まず、介護予防事業についてお聞きをいたします。  二回、仕分の対象になっていると思いますが、介護予防事業施策参加者は、二〇〇九年度で〇・五%と大変低いです。このことをどう評価されているでしょうか。

第177回国会 厚生労働委員会 第13号(2011/06/14、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  衆議院厚生労働委員会での質疑では、介護予防サービスと介護予防・日常生活支援総合事業について、極力重複を避けたい、総合事業と予防給付の両方からホームヘルパーの派遣を受けるなど、重複して同じサービスを受けることはできないと考えておりますとの答弁がありました。例えば、要支援認定者が介護予防でホームヘルプを週一回利用しているが、それでは不十分なので、市区町村の導入した介護予防・日常生活支援総合事業から重複しない日に配食サービスを受けたいという場合、サービスは受けられるのでしょうか。
【次の発言】 介護予防・日常生活支援総合事業の利用料は市区町村で決めるとの説……

第177回国会 厚生労働委員会 第14号(2011/06/16、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、福島原発における労働者の問題について一言というか、お聞きをいたします。  これは、やはり放射線量の被曝量を超えているという報道などに本当に心を痛めています。  放射線管理手帳、これは個人に渡すものだけれども、原発で働いている間は事業所が保管して、その原発から作業員が離れるときに渡すようになっている。しかし、これは問題があり、浜岡原発で働いていた嶋橋さんのケースの場合も、会社から受け取った場合、訂正印がいっぱい押してあるとかということがある、あるいは、もらうときにまとめて、数か月又は一年に一度という形でまとめて書くようになっていて、日々の管……

第177回国会 厚生労働委員会 第15号(2011/07/12、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 まず、沖縄における子育て支援について一言質問をいたします。  これは、担当大臣のときに基金を使って認可外の保育園を認可にするのに七百万円を三千万円に上げるなど様々取り組み、この基金の活用をしっかりやって、出生率日本一だけれども待機児童率日本一の沖縄の子育て支援をしてきたと思います。沖縄県においては待機児童の解消が喫緊の課題となっていることから、保育所入所待機児童対策特別事業基金については今後も継続すべきと考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 沖縄県の学童クラブは民設民営が多く、公共施設の利用率が低いなどの子供たちの放課後の居場所の確保について問題を抱えています。また、公……

第177回国会 厚生労働委員会 第16号(2011/07/14、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、新型インフルエンザについてお聞きをいたします。  新型インフルエンザについては、国内及び輸入のワクチンを合計で一億二千百万回分を約一千百十三億円で購入しております。このうち三月三十一日現在で、約四千八百万回分、四百五十五億円分が廃棄をされております。このような事態が起こったことについての分析結果を教えてください。
【次の発言】 臨時接種としてインフルエンザ予防接種を位置付け、勧奨を行うのであれば、新型インフルエンザワクチンについて蔓延防止効果が認められることが確認されなければならないと考えます。新型インフルエンザについては、その有効性や蔓延防止……

第177回国会 厚生労働委員会 第18号(2011/07/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  質問の順番を変えてくださいまして、本当にありがとうございます。御配慮に感謝をいたします。  この改正法案については、社民党は、改善をしていて賛成をしておりますので、簡単に質問をいたします。  まず、第三号被保険者についてお聞きをいたします。  この委員会でも何度も質問してきました。私としては、一号、二号、三号と女性が結婚した相手によって変わるということそのものが問題ではないかということで、検討していただくということの答弁がかつてありました。法改正が必要だと考えております。  厚生労働省において第三号被保険者の法改正についてどのように検討されているのか……

第177回国会 厚生労働委員会 第19号(2011/08/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  子ども手当ですが、私自身は、子ども手当、児童手当、名前はどちらでもいいというか、名前の問題ではないと。これが政争の具や、なかなか子供たちや子供を抱える親にビジョンを提示できなかったのは本当に残念だと思っています。  ただ、子ども手当に関して言えば、社民党は子ども手当について社民党独自の提言をマニフェストにかつて掲げ、あらゆる子供たちを親の収入に関係なく第一子、第二子に月一万円、第三子に月二万円を支給するという制度を提案をしてきました。従来の児童手当は親を通じて子供に支給すると。それが子ども手当は、親がいるいない、その年収とは関係なく、支給金額について……

第177回国会 消費者問題に関する特別委員会 第2号(2011/03/24、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  被害に遭われた皆さんに心から哀悼の意とお見舞いを申し上げます。  まず、国民生活センターについてお聞きをいたします。  私も、消費者担当大臣しているときに、国民生活センターを守れという立場で実はやってきました。これは消費者行政のやはり財産だというふうに思っています。商品テストあるいは相談、集積、分析など、とても大事な機能で、今後も存続させるべきだと考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 是非、消費者行政の強化の観点からお願いいたします。  というのは、消費者担当大臣をしていたときに、折り畳み自転車の商品テストをNITEもやっていたので、国民生活……

第177回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2011/04/15、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  阪神・淡路大震災の際には、国民生活センターは震災関連一一〇番を創設をして、被災者の生活相談窓口として活用されました。そのときのデータも見ました。現在は、消費者庁は被災者向けの悪質商法という形でやっていらっしゃるんですが、悪質商法に限るのはもったいない、しかも被災地だけにするのももったいない。つまり、弁護士会などももちろん頑張るとは思いますが、一般の人は、罹災証明って何とか、そういうことを聞きたいわけですよね。これ食べて大丈夫とか、水道水どうなのよとか。  ですから、これを現在ある被災者向けの悪質商法ではなく広く被災者の生活の支援全般についてアドバイス……

第177回国会 消費者問題に関する特別委員会 第4号(2011/08/10、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、皆さんたちに順番を変えていただいたことについて、本当に配慮していただいたことに、まず冒頭、厚く感謝をいたします。どうもありがとうございました。  まず、国民生活センターについてお聞きをいたします。  私自身は、消費者担当大臣をやらさせていただいたこともあり、ちょうど消費者庁がよちよち歩きから歩き始めるという、走り出すかというところまでを見届けることができて、だから消費者庁頑張ってくれという応援団なんですが、しっかり皆さんの期待を受け止めて頑張ってほしいという観点から御質問をいたします。  超党派で、消費者問題の様々な団体も含めて国民の要望の下……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第5号(2011/06/17、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  原発の安全についてお聞きをいたします。  原子力安全委員長、安全設計及び耐震設計の審査指針について見直しをするということでよろしいですね。
【次の発言】 事故原因の究明をしっかりした上で安全評価指針を見直すということでよろしいですね。
【次の発言】 班目委員長。
【次の発言】 班目さんは衆議院のこの特別委員会において、事故原因をしっかり究明してやらなければ、これについては事故の事実関係すらはっきりしないということもあって、スケジュールまでちょっと申し上げられないというふうにおっしゃっています。  事故原因の究明、これはしっかりやらなければなりません。……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第13号(2011/08/01、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、第三者が経済産業省のデータをきちっと試算できるよう、条件設定を始め電力需給に関するデータを開示すべきだと考えますが、いかがですか。──いや、総理。
【次の発言】 それで足りないというふうに考えております。  総理、きちっと開示していただくということでよろしいですね。
【次の発言】 エネルギー・環境会議についてお聞きをいたします。  七月二十五日の予算委員会で、玄葉大臣から、エネルギー・環境会議の情報公開の在り方について検討したい旨の答弁をいただきました。エネルギー・環境会議については、幹事会も含め、議事録や資料、会議そのものを公開すべきと思いま……

第177回国会 内閣委員会 第14号(2011/07/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) 社民党の福島みずほです。  委員外の質問を認めてくださいまして、本当にありがとうございます。また、私はこの制度改革推進会議の初代担当大臣ですので思い入れが非常にありまして、その意味でも質問をさせていただくことに本当に感謝をいたします。  「可能な限り」というのが六か所あると。基本法の中には可能な限りというものはほかにはありません。男女平等を可能な限り実現するなんということはあり得ないわけで、可能な限りではなく男女平等を実現する、DVはなくすというのが単純な話であって、可能な限りとあることでできないことのエクスキューズに使われちゃうんじゃないか。いや、インクルー……

第177回国会 予算委員会 第3号(2011/03/07、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、総理にお聞きします。  前原さんが大臣を辞任されました。外国人の献金以外の点も様々指摘をされています。きちっと説明責任を尽くされるべきですし、総理も指導されるべきです。場合によっては政倫審で説明されることもあってよいと考えますが、総理、いかがですか。
【次の発言】 外国人の献金に矮小化されることなく、他の企業献金や様々な点についても説明されるべきだということで、総理、よろしいですね。
【次の発言】 菅総理、小泉構造改革、新自由主義政策は間違っていたと思いますか。
【次の発言】 大きいところで間違っていた。何が間違っていたんでしょうか。

第177回国会 予算委員会 第7号(2011/03/22、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私からも、被災に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げ、亡くなられた皆さんに心から哀悼の意を表します。  また、警察官、消防隊員、自衛隊の皆さん、地方公務員、国家公務員、そしてボランティアや様々、全ての皆さんが今必死で救助をされていることに心から敬意を表します。  まず初めに、予算の確保についてお聞きをいたします。  もうこんな、みんなが、国民が力を合わせなければならない事態、優先順位を付けて被害の救済と復興支援に全力を挙げるべきだと思います。不要不急な予算を早急にリストアップし、これは組替えを行うべきではないでしょうか。とりわけ、高速道路の無料化……

第177回国会 予算委員会 第9号(2011/03/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先ほどもありましたが、まず地震から。  二〇〇九年六月、原発の耐震性再評価を検討する経産省の審議会で、八六九年の貞観地震の解析から再来の可能性が専門家から指摘されておりました。しかし、東電側は現在の耐震構造で問題ないとの見方を示しました。東電とともに国が指導できなかった責任は大きいのではないでしょうか。
【次の発言】 お粗末だと思います。地震も津波も日本では非常に大きいわけで、このことをなぜ考慮しなかったんでしょうか。責任があると思いますが、いかがですか。
【次の発言】 想定外なんて言わせないというふうに思います。  浜岡原子力発電所ですが、バックチ……

第177回国会 予算委員会 第10号(2011/03/29、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  高速道路無料化、子ども手当の上乗せ分など、これは将来削減する可能性あるということでよろしいですね。
【次の発言】 総理のメッセージを出してくださいよ。不要不急なものは削る、どうですか。
【次の発言】 優先度の問題として言っています。  法人税率を下げず震災対策に回すべきだと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 いや、予算関連法案の中に入っているからなんですよ。  総理、三月十一日前と後で政治は変わりました。法人税率を下げずに震災対策に充ててください。
【次の発言】 法人税下げないということでよろしいですね。

第177回国会 予算委員会 第11号(2011/04/18、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  東日本震災で被災された皆さんの心に寄り添い、命を救い、命を助ける政治をやらなければなりません。社民党もその立場でやってまいります。  総理と文部科学大臣から、新学期に当たり子供たちにメッセージが配られました。しかし、その中には、原発事故によって子供たちが育つ環境を汚染し、子供たちが避難を余儀なくされているにもかかわらず、謝罪がありません。原子力発電は、政府、経済産業省、保安院、原子力安全委員会、電力会社、プラント、そして国策として原子力発電所を推進し、子供たちには中学校、小学校、副読本まで配って、原発は安全だとやってきました。原発は安全ではありません……

第177回国会 予算委員会 第14号(2011/05/02、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  東電社長は、一号機のベント、海水注入についていつ指示を出されましたか。
【次の発言】 いや、教えてください。海水注入の時間をはっきり言ってくださいよ、重要なことです。あなたがいつ指示出したのか。
【次の発言】 違います。あなたがいつ指示出したか聞きたい。指示した時間を言ってください。
【次の発言】 東電は、一号機、二号機、三号機の海水注入についていつ指示を出しましたか。
【次の発言】 いや、客観的に答えてくだされば結構です。
【次の発言】 何時ですか。
【次の発言】 海水注入の指示を出した時間を言ってください。

第177回国会 予算委員会 第15号(2011/05/13、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  浜岡原発を止めるという、この海江田大臣と総理の英断を高く評価をいたします。社民党はずっと浜岡原発を止めるように、この委員会でも、あらゆるところでも言ってまいりました。自民党政権下で危険性をずっと指摘されながら実現できなかったことです。原発震災を二度と起こさないということで、今回、国民の命と安全を守るという立場で、原発震災を少しでも減らすという立場でやっていただいたことは高く評価をいたします。  福島原発もたくさんのことが指摘をされてきました。それを聞かない、見ない、考えないで起きたのが今回の福島原発事故だと思います。政治は国民の命を守るために危険性を……

第177回国会 予算委員会 第17号(2011/05/27、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、矢ヶ崎参考人にお聞きをいたします。  内部被曝は、体の中に取り込んだら骨や肺に付いてなかなか出ていかない。だからこそ、至近距離で被曝をするわけで、大変問題だと思います。  先ほど矢ヶ崎参考人がホール・ボディー・カウンターは一部しか出ないとおっしゃったことは、私はえっとちょっと思ったんですが、そのことについてちょっと話をしていただけますか。
【次の発言】 文科省の一から二十ミリシーベルトまでということなんですが、ICRPは、これは住民が自発的に汚染地に残留を希望し、許容される値と……

第177回国会 予算委員会 第18号(2011/06/03、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  家族も家も津波にさらわれた被災者、放射能汚染におびえている人々のために政治は全力を尽くすべきです。二重ローン問題を始め、大至急、今国会、立法をすべきです。  総理、今まで社民党は原発事故の対応について話をしてきました。今日は、未来の話をしたい、社会を変える話をしたいと思います。(資料提示)  社民党脱原発アクションプログラム。これについては、福島第一原子力発電所事故の早期の収束と検証が必要。二〇二〇年までに脱原子力、二〇五〇年までに自然エネルギー一〇〇%の日本へ。とりわけ、総理、東北地方は、自然エネルギーを復興プロセスの重点政策とし、二〇二〇年までに……

第177回国会 予算委員会 第19号(2011/06/10、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  福島原発一号機から三号機までメルトダウンどころかメルトスルー、原子炉貫通が起きているんではないですか。
【次の発言】 メルトダウンでもびっくりですが、メルトスルーが起きている。そのことを今回のIAEAの報告書にも言っています。可能性という形で書いてありますが、このIAEAに出した報告書の中で、メルトスルー、原子炉、要するに圧力容器から格納容器に落ちちゃったと、落ちているというか、半熟卵がどどどどと落ちていっていると、こういう状況を日本政府が認めたと。これは本当に、日本でメルトスルーまで起きてしまった、大変な事態だというふうに考えています。  ところで……

第177回国会 予算委員会 第20号(2011/07/07、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は、先日アテネに行きました。世界の社会民主主義政党、社民党が集まって、七十か国、九十の政党がアテネに集まりました。  そこで重要なテーマは、福島の教訓、原発の問題でした。私が基調報告をし、多くの方から応援演説をいただきました。日本の社民党が出した脱原発アクションプログラムを支持してもらい、ベネズエラ、メキシコ、イタリア、スペイン、オーストリア、キプロスなどから応援演説をいただき、そして御存じスイスやスウェーデン、ドイツ社民党、多くの国が、多くの政党が脱原発に向かって、とりわけ先進諸国は大きく変わっていっております。大変な危機感でしたよ。大変な危機感……

第177回国会 予算委員会 第23号(2011/07/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  電力需給に関するデータについてお聞きをいたします。  二十二日に資料をいただきました。水力と揚水の細かいデータがなかったんですが、たった今出していただきました。  ところで、この水力に関しては六割しか見ていない、つまり、あるダムなどだと六割しか見ていない。大変低いのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 需要は高く見積もって供給を低く見積もっているんじゃないか、最悪のときが六割であって、必ずしも六割ではないんじゃないですか。
【次の発言】 いや、水力が六割は低いんじゃないかという質問に答えてください。

第177回国会 予算委員会 第24号(2011/08/11、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、エネルギー・環境会議は減原発を打ち出しました。原発に依存しない社会ということであれば、原発の新増設は行わないということでよろしいですね。
【次の発言】 減原発だったら新増設できないじゃないですか。新増設は行わないということでよろしいですね。
【次の発言】 論理的に聞いています。  総理は、脱原発依存社会、原発に依存しない社会とおっしゃっています。減原発です。だとすると、新増設をすれば原発増えるわけですから、原発の新増設は困難である、あるいはできないというふうに総理が思っているということでよろしいですね。

第178回国会 予算委員会 第3号(2011/09/29、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  もう一度日本で原発事故が起きたら日本は破滅、崩壊です。福島原発事故を最後の原発事故にしなければなりません。まず、その点についての総理の決意をお示しください。
【次の発言】 経済産業大臣、将来のエネルギー政策についてどうお考えですか。
【次の発言】 可能な限り引き下げるというのは、ゼロに向かって引き下げるという理解でよろしいですか。
【次の発言】 総理、菅総理の脱原発依存社会を踏襲されますね。
【次の発言】 自民党政権下でもベストミックスと言っていたんですよ。原発があるということじゃないですか。  先ほど総理は、二度と原発事故を起こさない決意とおっしゃ……

第179回国会 厚生労働委員会 第2号(2011/10/27、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  これは質問通告していませんが、私もTPPについて一言だけお聞きをいたします。  社民党は、参加表明、APECですべきでないというふうに考えています。  というのは、先日、官邸に行きまして、官房長官と申入れをしました。そのとき、一般的に外交交渉は決裂することはよくあり得ると。しかし、日米関係は重要だ、日米関係は重いという、同じように言葉も出てくるわけです。つまり、通常の外交交渉だったら決裂も、席をけって出ることも可能であろうと。しかし、日米関係というものの、日本の政治の中における、善かれあしかれ言われているわけですから、結局、交渉の決裂は難しいのではな……

第179回国会 厚生労働委員会 第4号(2011/12/06、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今回のこの法案は、消費税予約法案という形で、消費税増税のために今やっているんではないか。社民党は消費税増税に反対、もっと違う形で財源をつくるべきだと考えています。  平成十六年度税制改正大綱で、特に年金制度については、平成二十一年度までに基礎年金の国庫負担割合を段階的に二分の一に引き上げるための安定した税財源を確保するとあります。このことを財務省は実行しなければならないと認識をしているでしょうか。
【次の発言】 当時、社民党は定率減税の廃止に反対をしました。この定率減税の廃止などによって、定率減税の廃止と年金課税強化で二兆八千四百億円増収になっていま……

第179回国会 厚生労働委員会 第5号(2011/12/08、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この委員会は、C型肝炎について法案を成立し、そして本日、B型肝炎についての法案の審議です。C型肝炎のときにB型肝炎の問題があるということを委員会としても認識しながら、その成立がC型肝炎に比べて遅れたということは本当に残念で、厚労省の責任と国会の責任も大きいと思っております。  今日も原告団そして弁護団の皆さんも来ていらっしゃいますが、この間、座込み、多くの集会、そしていろんな交渉や話合い、もう本当に病気を押してやってこられた皆さんに心から敬意を表し、今後も肝炎根絶のために、救済のためにも国会が全力で頑張るべきですし、私自身も頑張っていきたいと思ってお……

第179回国会 予算委員会 第2号(2011/11/11、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党はTPPへの参加に反対です。国民の命を壊し、農業を壊し、命を壊すからです。私が国会での最後の質問者です。国会で一度も参加表明せず、なぜ外国で参加表明できるんでしょうか。国会を愚弄するにも程がある。どうですか。
【次の発言】 今日、飛行機でAPECに立つわけじゃないですか。ここ、国会ですよ。なぜ総理は国会の中でこのTPP参加の表明をしないんですか。総理はどこの国の総理大臣なんですか。誰のための政治やっているんですか。国会で参加表明せず、国内ではドジョウは泥の中にいて、外国に行ってなぜ表明できるんですか。

第179回国会 予算委員会 第5号(2011/11/17、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  災害予防など総合的な林野対策が必要です。一一年度第三次補正予算の復興支援森林整備緊急対策百五十六億円、一二年度予算の概算要求の森林・林業・木材産業の復旧・復興対策百四十六億円、森林整備事業・治山事業による復旧・復興対策二百億円などの確保はもちろんのこと、上積みが必要だと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 是非、上積みをお願いします。  アカデミー設置等、林業技術者の育成を含めた雇用対策など、予算確保が必要と考えますが、いかがですか。
【次の発言】 社民党は山を守る緑の党ですので、予算の上積みを含め応援をしていきますので、よろしくお願いします。 ……

第180回国会 環境委員会 第6号(2012/06/18、22期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) 社民党の福島みずほです。委員外発言を認めてくだすっていることに本当に感謝をいたします。  規制と推進を分けるべきだというのは、ずっと社民党は言ってきました。これは分離しないと駄目だというので、今回、規制委員会ができることそのものは大変評価をしたいというふうに思っております。  ただ、その中身が大変重要だと思います。委員会、委員長を始め委員が極めて重要です。これは原子力村から採らないでほしい。原子力村の人たちは原発は安全だという神話の中で生きてきた人たちです。世の中には反原発、脱原発の研究者も、石橋克彦さんや渡辺満久さんのような地震学者もいれば、小出裕章さんのよ……

第180回国会 環境委員会 第7号(2012/06/19、22期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) 社民党の福島みずほです。委員外発言を許可してくださいまして、ありがとうございます。また、他の委員会があるので、質問の順番を変えていただいたことにも深く感謝をいたします。ありがとうございます。  まず、第一条に、我が国の安全保障に資するという目的が書いてあります。これは今回新たに修正で入りまして、原子力基本法もこれによって変わるということになっております。  今日の午前中に、世界平和アピール七人委員会、辻井喬さんや池田香代子さんや、それから武者小路公秀さんなどが、この安全保障に資すると加える改正案の撤回を求めるというアピールを出しております。その懸念は、原子力軍……

第180回国会 環境委員会 第8号(2012/06/20、22期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) 社民党の福島みずほです。ありがとうございます。  絶対安全について一言申し上げます。  これは裁判の中でずっと争われてきました。非常用電気ディーゼルが奪われたり、いろんなものがなくなったらどうなるんだという議論に対して、そんな隕石に当たるみたいな議論をしてどうすると。班目委員長は、浜岡原発の裁判の過程で中部電力側の証人として、割り切らなければ原発はできないと言いました。  私は、今の政権が絶対安全ではなくて今の段階での安全なんですと言うのは、このかつての班目発言とどこが違うのかという危惧を若干持っております。絶対安全を追求しなかったら原発は駄目ですよ、事故が起……

第180回国会 決算委員会 第8号(2012/08/27、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、平成二十二年度の補正予算で組まれた住民生活に光をそそぐ交付金についてお聞きをいたします。  執行状況が九七%などとても高く、また私はこれはとても評価をしております。DVや弱者対策、自殺や児童虐待や図書館など、今まで現場でなかなか予算が付かずに細々と善意に支えられて実施されてきた支援事業に公的な予算が付いたと、これは本当に大事なことだったというふうに思っております。しかし、これがその後、このような交付金がなくなっております。こういったところにきちんと予算措置をすべきだと考えますが、いかがでしょうか。

第180回国会 厚生労働委員会 第3号(2012/03/22、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  障害者総合支援法案についてお聞きをまずいたします。  国は、障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団と厚生労働省との間の基本合意文書を実行する義務があると思いますが、それはどの程度実行されているんでしょうか。また、基本合意文書の冒頭で、障害者自立支援法廃止の確約が掲げられております。同原告団、弁護団にはどのように説明し、その納得が得られているんでしょうか。
【次の発言】 基本合意文書は障害者自立支援法廃止の確約がありますので、やはりこれに反しているんじゃないでしょうか。  あるいは、新法制定に当たっての論点で幾つかありますが、合意文書の中に指摘されてい……

第180回国会 厚生労働委員会 第4号(2012/03/27、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  雇用保険については、その財政の健全化、借入金の返済が必要だと考えますが、どのような方策を取られるのでしょうか。
【次の発言】 単年度黒字にしていただきたい。いかがでしょうか。
【次の発言】 若者の就職、求職についてお聞きをいたします。  警察庁の統計によると、高校生から大学生の若者で就職の失敗を苦に自殺をした数は二〇〇七年で合計十六名だったのが、二〇一〇年には五十三名、二〇一一年には五十二人まで、本当に多くなっております。これは遺書で就職の問題で自殺したということが明らかなケースであり、遺書がなかったり、あるいは遺書があったとしてもそのことが書かれて……

第180回国会 厚生労働委員会 第5号(2012/03/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、不活性ポリオについてお聞きをいたします。  これまで今年の秋にはポリオの不活性ワクチンが準備できる旨の答弁がありましたが、その準備状況はどうなっていますでしょうか。今年の秋のポリオ接種には全員分の不活性ワクチンが用意されるという認識でよろしいでしょうか。
【次の発言】 待ち望んでいる人たちがいますので、是非よろしくお願いします。  昨年十二月、野田市、川崎市に続いて、東京の多摩市が公契約条例を制定しました。政府からは、労使間の契約については従来の関係法令で十分だとの趣旨の答弁が繰り返されています。また、不当なダンピングを防止するため低入札……

第180回国会 厚生労働委員会 第6号(2012/03/29、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  子ども手当、児童手当、社民党は子ども手当の方がいいとは思いますが、かつて児童手当の拡充にももちろん賛成をしてきましたし、名称は正直どうでもいいんです。子供にちゃんとお金が行く、子供を応援するということを、揺るぎなくちゃんと恒常的に保障していくということについてはやるべきだというふうに思っております。  小宮山大臣とは多分基本的には一致する部分も多いと思いますが、控除から手当へ、そして子供自身を応援するということは、これは本当に必要なことだと思っております。控除制度を複雑にすることは余り良くないし、また扶養控除そのものも、私も子供を育ててきて、共働きな……

第180回国会 厚生労働委員会 第7号(2012/04/03、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  都道府県調整交付金のうち一号交付金は多くの都道府県で給付に応じて一律に交付されておりますが、このような一律の交付で市町村間の格差を埋めることができるのでしょうか。
【次の発言】 今回、国と県合わせて調整交付金が医療給付費の全体の一八%になるわけです。そして、その調整をどうするかということで、例えば、これは障害者自立支援法やいろんなときにも議論になったんですが、これは衆議院でも議論になっておりますが、乳児医療費無料化、あるいは高齢者、障害者の人たちに関して市町村が独自に減免制度を設けていると、そういう場合に調整交付金が減額をされるということなど起きてお……

第180回国会 厚生労働委員会 第8号(2012/06/19、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、保育事故の検証の義務化についてお聞きをいたします。  二〇一二年五月六日の中日新聞に、「保育事故の再発防止 直ちに検証、公表する制度を」という記事が載っています。お子さんを保育園で亡くした御両親にお会いをしました。  保育所において死亡事故が起きた場合、事故調査の実施が義務付けられるべきと考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 これは鉄道事故やほかのと違って、また虐待であればこれは調査が、調査報告書が出ますが、この保育事故の場合、別にそのような調査が入る、あるいは報告書が出るというふうには現状ではなっていません。きちっと事故調査をし……

第180回国会 厚生労働委員会 第9号(2012/07/31、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。労働契約法の改正について質問をいたします。  これ五年、これから五年でまたカウントを始めるということなんですが、現に日本では一千二百万非正規労働者、有期の人たちの人数も大変多い。それでこれから五年でカウントということは、もう少し、現在ある人たちが五年やっていればもう無期に転換できるというふうにすべきではないですか。
【次の発言】 有期を何とか無期にするということであれば、これからカウントし直すということであれば、それは不十分ですよ。  それから、先ほどベローチェの事件もありましたけれども、現在、例えば二〇一一年の統計で、更新回数の上限を設けている事業所の……

第180回国会 厚生労働委員会 第10号(2012/08/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  高齢者の雇用の安定はとても大事なことで、社民党自身もそれは大事だと考えております。ですから、衆議院の原案には賛成、そして修正案には衆議院では反対をいたしました。ただ、本法案について問題点もあると思いますので、質問をいたします。  こういう法案が出ることは必要だとは思いますが、一方で本末転倒だとも思います。そもそも、年金の支給年齢引上げ分を企業がその間雇用という形で負担するというところに実は問題があるのではないか、年金の空白部分を埋めるための方策としての雇用というのはどう考えてもおかしいのではないかと思いますが、いかがですか。結局、年金制度を充実せよと……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第5号(2012/07/20、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  午前中に安住財務大臣が、消費税を払うときに、おじいちゃん、おばあちゃんの年金になるということをかみしめて払ってもらうことが大事だとおっしゃいました。では、なぜ法人税、所得税の最高税率、あるいは贈与税、そして証券税制、住民税、事業税払うときも、これはおじいちゃん、おばあちゃんの年金になるんだ、法人税とかでもなるんだ、かみしめて払ってもらったらいいじゃないですか。  今回、何が問題か。税の抜本改革といいながら、相続税も上げない、最高税率を引き上げることもやめる。消費税増税だけ残ったんですよ。「樅ノ木は残った」じゃない、消費税増税だけ突出して残ったんですよ……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第7号(2012/07/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  財務大臣が六月八日の閣議後記者会見で、増税法案が通れば賛成が増えると発言したことに私は怒りを感じました。原発再稼働もオスプレイも消費税増税もやっちゃった者勝ち、既成事実をつくれば何とかやれるということじゃないですか。なぜ法案が通れば賛成が増えるんですか。国民なめていませんか。
【次の発言】 復興増税と消費税はまた違います。それから、提案している側が、現に国民の皆さんの反対が強い中で、成立すれば賛成が増えると言うのは傲慢じゃないですか。そんなこと言うべきではないというふうに思います。  次に、財務省が消費税増税がされた場合にどれだけ負担になるかという試……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第8号(2012/07/26、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、菊池参考人にお聞きをいたします。  エコノミストの記事を拝見をいたしました。日本は消費税が高い、高いと言われますけれども、あっ、ごめんなさい、低い、低い、低いと、五%だ、ヨーロッパは高いと、スウェーデンは二五%だと言われておりますが、菊池参考人御指摘のとおり、主要国の国税収入全体に占める消費税の割合は、日本は決して低くありません。もし一〇%に消費税を引き上げると、国税に占める割合が三七%になると。つまり、消費税、だから広く薄く取れるところから取るみたいな、何か電気料金の家庭の負担率が……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第10号(2012/07/30、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社会保障制度改革推進法案九条が、これは国民会議の設置を規定しております。この国民会議は、十条において、国会議員を兼ねることを、国会議員と兼ねることを妨げないとあります。この国会議員は党との関係ではどのように整理されるんでしょうか。
【次の発言】 いや、やっぱり分からないんですよ。これ、党を代表して発言をするのか、個人として発言するのか、その国会議員はどういう立場で発言をするのか、そして全ての政党の国会議員が入るのか。一部の政党の国会議員しか入らなければ、それはとてもおかしいと思うんですね。  日弁連もこの点に関して会長声明を出しておりまして、全国民の……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第11号(2012/07/31、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今、中小企業にとって消費税が酷であると。もう一つ、やはり私は国民にとってどうかということを今日は総理ととことん話したいと思います。  これを見てください。(資料提示)消費税五%以降、つまり一九九七年以降、消費税が上がったら個人消費は右肩下がりにどんどんどんどん落ちています。内需が減少しデフレを引き起こしています。デフレの中でこれ消費税一〇%にしたら絶対に個人消費は下がると思いますが、総理、いかがですか。
【次の発言】 逆に聞きます。個人消費がこれだけ下落している中で消費税一〇%にしたら、なおさら個人消費は下落するんじゃないですか。

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第13号(2012/08/03、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、今日、理事懇談会で同意をしていただきまして、社会保障と税以外のことで副大臣を呼んでいただいて質問することを了承していただきましたので、質問をまずいたします。  原子力規制委員会の人事案が提示をされておりますが、この委員長と言われている田中俊一さんは原子力村の村長さんの一人であり、私自身も彼の原発推進の論文をたくさん読んできております。そして、更田豊志さんと中村佳代子さんは、この原子力規制委員会設置法七条七項三号に当てはまる、よって違法であると思います。とりわけ、更田さんはストライクゾーンど真ん中で、これまさに七条七項三号に該当をいたします。七条……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号(2012/08/10、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、問責決議案を議論せずに、本委員会で採決しようとすることに社民党として強く抗議をいたします。  先ほどもありましたが、社民党も含めた野党七党から問責決議案が出されていることを総理はどう受け止めていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 昨日の衆議院での野田政権不信任決議には、民主党内から造反の動きがあり、自民党からも賛成の票が投じられております。これについてどう考えますか。
【次の発言】 総理、民主主義とは何かということをお話をしたいというふうに思います。  まず、国民の六割、七割がこの消費税増税に反対をしている。それから、総理は自民党と組みさえす……

第180回国会 東日本大震災復興特別委員会 第8号(2012/06/14、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  与野党を超えて、とても必要な法律を作り上げられた発議者の皆さんに心から敬意を表します。また、人々、とりわけ子どもたち、妊婦さんの命を守るために頑張ってきた多くの皆さんにも心から敬意を表したいと思いますし、私自身も一緒に喜び合いたいと思います。  当事者の皆さん、地元首長、それから自治体、受け入れている自治体や首長の皆さん、議員の皆さん、NGO、日弁連、多くの市民の皆さん、今まで頑張り、発議者の皆さんたちと、多くの皆さんたちとこの法案を一本にまとめることができたということを共に喜び合いたいと思います。  先ほど、谷岡さんの方から一ミリシーベルト以下を目……

第180回国会 予算委員会 第2号(2012/01/31、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  TPPについてまずお聞きをいたします。  二〇一一年、去年の十二月十四日、米国下院の歳入委員会貿易小委員会でTPPに関する公聴会が開かれました。そのときの議事録がこれです。(資料提示)  この議事録を見て私は本当に驚きました。恐ろしいです。この中でマランティス米国通商代表部次席代表は、TPP参加の国々で条文案はほぼできていると言っております。TPP交渉への参加九か国は既に協定のほぼ全ての章の統合条文案を策定しておるというふうに言っております。もうつまりでき上がっているんですね、条文案は。  日本政府はこの条文案を入手しているんでしょうか、あるいは中身……

第180回国会 予算委員会 第4号(2012/02/07、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  辺野古移設を切り離して、グアムに先行して移駐するという今のアメリカ政府の動きは、辺野古の基地建設はもはや無理だという証左ではないでしょうか。
【次の発言】 去年十二月にワシントンDCに行ったときに、シンクタンクや議員の多くの人たちが、辺野古に建設することはもはや無理だと言う人が多く、随分変わってきていると思います。  日本政府は、国民の立場、沖縄の立場に立ってくださいよ。アメリカに対して、辺野古の基地は無理だ、そして普天間基地の全面返還をしっかり言ってください。いかがですか。
【次の発言】 防衛局長の問題は、基地を押し付けるためになりふり構わず政府が……

第180回国会 予算委員会 第8号(2012/03/14、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 原発の再稼働についてお聞きをいたします。  原子力安全委員長、ストレステストの一次評価だけでは安全性評価としては不十分であるということでよろしいですね。
【次の発言】 一次評価だけでは不十分だとすれば、安全宣言はできないということですね。
【次の発言】 二次評価が電力会社から提出さえされておりません。総理、原子力安全委員会が安全性評価としては不十分だと今言っている状況で、なぜ政治判断ができるんでしょうか。総理に。
【次の発言】 班目さん、もう一回、安全性評価は一次テストだけでは不十分だと言ってください。
【次の発言】 安全性評価はストレステストの一次評価だけでは不十分だというの……

第180回国会 予算委員会 第10号(2012/03/16、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  消費税増税についてお聞きをいたします。  今までの税収の推移を見てください。(資料提示)所得税、法人税ががあっと下がって消費税が上がっています。なぜか。所得税の最高税率を下げ、そして法人税もどんどん下げてきたからです。これは極めてバランスが悪いというふうに思っています。この消費税だけ増税ありきで今回いくことにも、若干所得税の最高税率も変えますけれども、この点については問題だと思います。  総理、消費税増税に踏み切る前にやるべきことは全部やったと言い切れますか。
【次の発言】 所得税と法人税が下がったのは、単に景気だけではありません。実際、所得税の最高……

第180回国会 予算委員会 第15号(2012/03/30、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  亀井静香代表が消費税増税法案に強く反対をしています。総理、どう考えますか。
【次の発言】 衆議院選挙後に成立した政権での三党合意があります。私と亀井さんと鳩山さんで合意をしました。現行の消費税五%は据え置くとし、今回の選挙において負託された政権担当中において歳出の見直し等の努力を最大限行い、税率の引上げは行わないとあります。  この三党合意に本日閣議決定した法案は明確に反すると考えますが、いかがですか。総理と自見大臣、お願いします。(発言する者あり)
【次の発言】 総理と自見大臣。
【次の発言】 三党合意は、選挙が終わって連立政権をつくるときに命懸け……

第180回国会 予算委員会 第16号(2012/04/02、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 ドイツ政府の倫理委員会は、福島原発事故を機に、リスクと利益のバランスを考える立場を取っても原発は事故のリスクが余りに大き過ぎるとして脱原発へ大きくかじを切り、全原発を停止をしました。  原発は事故のリスクが余りに大き過ぎるとしたドイツの判断について、総理はどうお考えでしょうか。
【次の発言】 原発再稼働についてお聞きをいたします。  原子力の保安院は、第一次ストレステストに関して意見聴取会を行いました。私も傍聴に行きました。二人の科学者、井野さんと後藤政志さんが大反対で、大きく異議を何回もその会議で言っていました。にもかかわらず、保安院はそれを無視し、見解をまとめました。科学者……

第180回国会 予算委員会 第19号(2012/04/05、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、大飯原発三、四号機の暫定安全基準を作れと指示をされました。指示をしたということでよろしいですね。
【次の発言】 理由と中身を教えてください。
【次の発言】 この判断基準、三十項目はいつ発表されるんですか。その基準に合致しているかどうかをいつ発表するんですか。
【次の発言】 これは、新たな暫定基準ではなくて、今取り組んでいることをまとめるということなんですか。
【次の発言】 電源車の配置など、去年の三月末に指示して実現をしたことです。今までやったことをまとめて、なぜ新たな暫定基準と言えるんですか。

第180回国会 予算委員会 第20号(2012/04/18、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 ありがとうございます。  北朝鮮が多くの国の中止要請を拒否して発射したことは極めて遺憾です。また、政府がその発射を確認することができず、国民への発表が遅くなったことについても大変問題だと思います。特に、PAC3を配備された沖縄ではJアラートが鳴らず、発射の知らせもありませんでした。これは問題です。迎撃ミサイルの有効性や実効性についても、今後きちんと検証されるべきだと考えます。  総理は訪米されると聞いておりますが、TPPについては国民に何も説明はされておりません。アメリカに対し何も約束できないというふうに思いますが、いかがですか。

第180回国会 予算委員会 第21号(2012/06/13、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理は、大飯原発再稼働について、精神論だけでやっていけるのか、国民生活を守るという視点からの判断とおっしゃっています。脱原発や再稼働反対は精神論なのでしょうか。原発の被害は現実のものではないですか。  総理、総理。総理の発言です。
【次の発言】 三・一一、二〇一二年、ふくしま宣言の原発廃炉、脱原発は精神論なんでしょうか、総理。
【次の発言】 三・一一、二〇一二年、ふくしま宣言の原発廃炉、脱原発は精神論なんですか。
【次の発言】 去年、東京は十数%節電をしました。みんなで頑張ったんですよ。そして、暫定的安全基準と言いながら、安全性が確認されていないのに……

第180回国会 予算委員会 第22号(2012/07/10、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  滋賀県大津市の中学二年生が自殺をするという痛ましい事件が起きました。自殺の練習を強いられるなど極めてショックな事実が明らかになります。このような事件は二度と起きてはなりません。事件の徹底究明を行い、何が起こり、なぜこの生徒を守れなかったのかを明らかにすべきだと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 私は、大臣のときに兵庫県川西市で子どもの人権オンブズパーソン制度を視察をいたしました。学校や家庭だけではなくて、子供たちがいろいろ相談できる、そういう場が本当に必要だと思います。こういう人権オンブズマンといった制度を全国で整備することを是非やっていただき……

第181回国会 厚生労働委員会 第1号(2012/11/15、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昭和六十一年の年金法改正の制度設計において、老齢基礎年金の額は六十五歳以上の単身無業者の基礎的な支出を保障するものとして月額五万円とされました。その基準となったのが総務省全国消費実態調査です。六十五歳以上の単身者の平均的生活費のうち、食料費、住居費、光熱費及び被服費に対する支出額で、当時合計四万七千六百十円でした。この金額は、二〇一一年現在、六万七千百八十四円となっております。これに対して老齢基礎年金は満額六万五千七百四十一円です。千四百四十三円のマイナスとなっております。この逆転現象はいつから起きているんでしょうか。基礎的支出すらカバーできていない……

第183回国会 厚生労働委員会 第2号(2013/03/21、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今回の春闘、ベースアップがない非正規雇用にどれだけ拡大したのか、今回の春闘の動向について大臣はどのような感想を持ちますか。
【次の発言】 非正規雇用労働者の賃金についてはどうですか。
【次の発言】 非正規雇用については本当に及んでいないところも多いので、そして、安倍内閣は二%物価上昇させると言い、これから消費税も上がるわけですから、給料を上げる政策をしっかり取っていくべきだと思います。  公契約条例が現在七つの市、区で制定しているわけです。それについて、自治体で公契約条例を制定する数が増えていることについてどうでしょうか。現在は賃金のみが入札基準にさ……

第183回国会 厚生労働委員会 第3号(2013/03/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  「中学一年生女子の保護者の方へ 杉並保健所からのお知らせ 中学入学お祝いワクチン」なんというのが杉並区の保健所から来ておりますが、杉並区で女の子が重篤な事態に達しております。この重篤な副反応について、当該ワクチンを製造した製造会社名を含めて報告をしてください。
【次の発言】 今までのこのHPV予防ワクチンに関しての副反応が出た件数と、それから追跡調査をしているか、補償についてお聞かせください。
【次の発言】 実施状況は結構です。
【次の発言】 製薬会社の追跡調査はありますが、厚労省として追跡調査はしていますか。補償は、それで、千九百件のうちどういう状……

第183回国会 厚生労働委員会 第4号(2013/04/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。私も受けて質問参ります。  丸川政務官、ディーセントワークとは何ですか。
【次の発言】 直接雇用と間接雇用、どちらがディーセントワークにふさわしいとお考えでしょうか。
【次の発言】 違うでしょう。確かに間接雇用という働き方はありますが、期間の定めのある働き方は労働者にとって不利ですよ。丸川さんがずっとこの委員会でも、政務官になってからも、その意味が分かっていないんですよ。間接雇用でいいんだという考え方、それが、間接雇用を選択する人もいるけれども、労働法制としてどうあるべきか、どうやって労働法制を規制していくかという視点がないから、それが問題なんですよ。 ……

第183回国会 厚生労働委員会 第5号(2013/05/09、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  政府は、今年の八月から生活扶助基準額を三年間で総額六百七十億円削減することを決めました。削減額は平均六・五%、最大一〇%、生活保護受給世帯の九六%が減額をされます。社会保障審議会生活保護基準部会の報告書の議論が反映されたのは九十億円、削減額の九割はデフレ論です。  これについて質問主意書を二月十八日に出しました。お手元の資料にあると思いますが、厚労省は、物価が下落したので生活扶助費を引き下げると言います。しかし、二〇〇八年から二〇一一年にかけて食料品などは横ばいで、大幅に下落したのはビデオレコーダー、パソコン、ビデオカメラです。厚生労働省は、生活保護……

第183回国会 厚生労働委員会 第7号(2013/05/21、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  大臣、今日何度も聞かれて、私もやはり聞くんですが、この協会けんぽは中小企業のサラリーマンとその家族でやると。財政状況が悪くなって、保険料率も高くなっている。これから二年間は協会けんぽに対する国庫補助率を千分の百六十四として一応支援していくと。でも、それ以降は本当にどうしていくんですか。
【次の発言】 健康保険組合が約三千万人、協会けんぽが三千五百万人、私の周りも協会けんぽに入っている人たちも結構いますので、中小企業支援と併せて、恐らくそれは中小企業庁と厚生労働省とまた横断的な施策になると思うのですが、是非よろしくお願いします。  国民健康保険も非常に……

第183回国会 厚生労働委員会 第8号(2013/05/23、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  日経新聞の取材だと思っていたということなんですね。日経新聞の記者と一度も会っていないでしょう。普通、取材って記者から来ますよね、その会社であれば。どうなんですか。
【次の発言】 そうではなく、初め丸川政務官は、これは日経新聞の取材だと思っていたわけでしょう、取材だと。普通、私たちに取材の依頼があるときは、誰々新聞誰々記者、何々雑誌何々記者って来ますよ。
【次の発言】 だって、日経新聞がやるんだったら、記者が来るでしょう。記者が説明するでしょう。
【次の発言】 違うじゃないですか。日経新聞、どこも来ていないじゃないですか。全部あなたが言うヒュー社がやっ……

第183回国会 厚生労働委員会 第9号(2013/05/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。順番を変えていただきまして本当にありがとうございます。感謝します。  まず、精神保健福祉法改正法案について御質問をいたします。  二〇〇四年から二〇一〇年までの六年間で医療保護入院は十一万五千二百九十七人から十三万千九十六人に増加しました。うち入院一年以上の長期入院患者は七万六千九百八人から八万三千五百九十三人へと、こちらも増加しています。長期入院者を減らすための有効な施策を怠ってきたと言っても過言ではありません。また、人口百万人当たりの強制入院者数は、日本が約二千人なのに対してヨーロッパは十数人から百数十人というレベル、まさに桁違いであり、人権侵害とし……

第183回国会 厚生労働委員会 第10号(2013/05/30、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 どうも今日は、三人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見を本当にありがとうございます。  社民党の福島みずほです。  まず、池原参考人にお聞きをします。  先日行われた国連の拷問等禁止条約の中で、日本の長期入院や待遇などについて委員の皆さんからやはり懸念や問題、たくさんの質問が出ました。この日本の状況について、問題点、そしてどうすればいいのか、お願いいたします。
【次の発言】 それを改善するには、その逆のことだと思うんですが、何かアドバイス等、今これはやれというのがあればお願いします。
【次の発言】 今日は本條参考人と池原参考人が、保護者を削除することはいいんだけれども、家族等と……

第183回国会 厚生労働委員会 第11号(2013/06/04、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  参議院厚生労働委員会調査室が今年三月にまとめた参考資料によると、戦没者の妻に対する特別給付金国庫債券受領後における未受領金額の累計は百三十九億三千六百九十七万円、戦没者の父母に関する未受領金額の累計は四億七千九百八十二万円となっております。合計で百四十四億千六百七十九万円ですが、これで間違いないでしょうか。泉さん。
【次の発言】 百四十四億千六百七十九万円未受領であると。これらのお金の受領に関して、時効はないわけですよね。
【次の発言】 時効がないという趣旨は理解ができるのですが、この百四十四億千六百七十九万円、恐らくというか、たまっていっていると言……

第183回国会 厚生労働委員会 第13号(2013/06/13、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、大臣、これ質問通告していないんですが、是非御意見と決意をお願いしたいことがあります。  それは、私は非常にショックだったのは、復興庁の水野参事官がツイッターですごくひどい暴言を書いていて、私自身は、子ども・被災者支援法を何とか実効性あらしめるものにしたいと、NGOやあるいは党としても個人としても何度も恐らくかなりの数、御本人とお会いをして交渉してきました。いつも復興庁は水野参事官だったんです。  私たちは、基本方針早く出してほしい、あるいは法に書いてあるように市民の皆さんとの意見交換をやってくれと言って、いずれ考えてますと言ってすごく後ろ……

第183回国会 厚生労働委員会 第14号(2013/06/18、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 まず、前回に引き続きまして、精緻化、最低責任準備金並びに代行割れ総額の減少についてお聞きをいたします。  精緻化により、二〇一一年度末の最低責任準備金総額は、十五兆千億円から十三兆九千億円へ一兆二千億円減りました。一方、代行割れ総額は、一兆千億円から六千億円へ五千億円減ったと。この一兆二千億円と五千億円の差額七千億円は、代行割れに至っていない厚生年金基金が最低責任準備金を減額してもらったことになります。  今回の法改正が代行割れ問題への対応であることを考えると、不適切ではないかというふうに考えますが、この減ったように計数上見せるというか、極めて不適切と考えますが、大臣の見解はい……

第183回国会 厚生労働委員会 第15号(2013/06/20、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、修正提案者にお聞きをいたします。  修正案二十四条一項のただし書の申請を要しない特別の事情とは、字が書けない場合のほか、申請書が交付されないために申請できない場合も含みますか。ほかにどのような場合を想定しているか。DVの被害を受けて体一つで逃げてきた場合、野宿をしていて証明するものを持たない場合、非識字の人などはこれに当たると理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 申請用紙が全国の福祉事務所の中でどれほどきちっと窓口に置かれているんでしょうか。生活保護申請用紙は全国千二百五十一か所、全ての福祉事務所の窓口に置いてあるんでしょうか。

第183回国会 厚生労働委員会 第16号(2013/06/21、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、それぞれ三人の参考人の皆さん、来てくださいましてありがとうございます。また、日ごろのそれぞれのすばらしい活動に関して心から敬意を表します。  まず、佐藤参考人にお聞きをいたします。  先ほど、釧路は水際作戦やっていないということで、ちょっと実は正直びっくりして。というのは、昨日もここの政府とのやり取りの中で、福祉事務所にあらかじめ申請書が置いてあるかどうか、何件置いてあるかというのは調べていませんということなんですね。私たちは水際作戦おかしいと思うんですが、役所側から見ると、いつでも窓口に申請書があれば誰でも申請ができて、書かれたものをあなた……

第183回国会 厚生労働委員会 第17号(2013/06/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、本日、与党が出席しておらず、大臣、副大臣、政務官、出席していないこと、役所が出席をしていないことに強く抗議をいたします。  そもそも、これは予算委員会が金曜日に、しっかり与党も出席の上、委員長がそこで決め、それで、私たち、予算委員会は質問通告を三時までに全て終わりました。ところが、もうその段階で質問取りは内閣はやらないということに本当になりました。議長の不信任案が出たのは金曜日の夕方ですので、この議長の不信任案は予算委員会をボイコットするために政府・与党がやったものであるというふうに考えております。そのあおりで、厚生労働委員会自身も開かなくてい……

第183回国会 東日本大震災復興特別委員会 第5号(2013/05/10、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も保養からお聞きをいたします。  福島の子供の保養に係る福島原発事故以降の予算、事業内容、今後の方針などについて、福島県内の保養と県外に出す保養に分類した上で教えてください。
【次の発言】 文科省いかがでしょうか。
【次の発言】 それぞれ子供たちのリフレッシュということで頑張っていただいているんですが、今聞いていただいたとおり、圧倒的に福島県内が多くて、県外は圧倒的に少ないです。もっともっと福島県外のNGO、NPOの取組を応援していただきたいと思っております。  御存じ、いろんな企業やNGO、NPOが全国的に、これは子供たちをもう手弁当で、リフレッ……

第183回国会 内閣委員会 第13号(2013/06/18、22期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) 社民党の福島みずほです。  内閣委員会におきまして、委員外での発言を許可していただいたことに大変心から感謝をしております。  私自身は、障害者差別解消法案、国会で議論されることに感無量です。二〇〇九年十二月八日、障がい者制度改革推進本部の設置がありました。今日来ていらっしゃるアビリティーの皆さんたちが、当時、鳩山内閣、鳩山総理のところに、官邸に、是非障害者差別禁止法のためにつくってくれと言って障がい者制度改革推進本部の設置ができ、閣議決定をし、推進会議が設置をされました。その後、基本法の改正法案、総合福祉法案、それから差別禁止法案、名前が変わって障害者差別解消……

第183回国会 予算委員会 第4号(2013/02/20、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 明日、総理が訪米をされますので、日米首脳会談についてまずお聞きをいたします。  集団的自衛権の行使はできないというのがずっと政府の見解でした。集団的自衛権の行使に関して、解釈改憲についてオバマ大統領と話をするのでしょうか。
【次の発言】 憲法において、今までの政府見解でも集団的自衛権の行使はできないということでした。ですから、総理が、憲法尊重擁護義務もあるわけですし、その憲法が予想していないことについて発言するというのは極めて重要なことです。  もちろん審議会で議論したというのは承知をしておりますが、それだったら、だってこの集団的自衛権の行使に関して国会でどこも議論していないん……

第183回国会 予算委員会 第5号(2013/02/21、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  国会事故調が昨年二月、福島原発一号機の現地調査を求めました。原子炉が入る建物の内部に入って、重要機器の非常用復水器など、地震直後に壊れた可能性があるかどうかを確かめるためです。東電はそのとき真っ暗だと言いました。それで国会事故調はやむなく断念をしました。しかし、原子炉が入る建物の内部は明かりが差し、照明も使えるということが明らかになりました。これは国会事故調の調査を妨害をした東電の本当に虚偽だというふうに思います。  副総理、こういうことがあっていいんでしょうか。
【次の発言】 これは調査妨害であり、国会事故調が愚弄されたと同時に国会が愚弄されたと思……

第183回国会 予算委員会 第12号(2013/04/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、小泉政権において、二〇〇四年、労働者派遣法を変えて、製造業も派遣可能としました。この政策は正しかったと思いますか。
【次の発言】 でも、製造業も派遣が可能となった結果、二〇〇八年十二月、派遣切りが大量に起きて、派遣切りが行われれば職も失う、住まいも失う、行く場所がない。あのとき派遣村が日比谷公園にできたことは、本当に私もあのときショックでした。自己責任、自己責任、自己責任と言われていたけれど、法律によって、まさに政治の結果これが起きたんだということを痛感しました。だから、政治は雇用の立て直しをしなくちゃいけない、雇用の劣化を食い止めるべく労働法……

第183回国会 予算委員会 第14号(2013/05/07、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、公述人の皆様、本当にありがとうございます。オスプレイ反対集会には沖縄で開かれたときに参加しましたし、首長さんが全員日比谷野外音楽堂に来られたときも参加をしておりました。また、主権回復といいながら、沖縄を切り捨てた日を主権回復として祝うことはどうなんだろうかということを社民党としては強く思っております。  また、辺野古に基地を造ることに関しては、社民党自身も私自身も、辺野古に基地を造ることは沖縄県民の負担軽減には合わない、しかも新たに基地を造ると、これは移設と言われていますが、恒常的な軍港も造るわけですから、これは代替基地ではなくて、新たに辺野……

第183回国会 予算委員会 第16号(2013/05/13、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今朝の朝日新聞に、原子力規制委員会が「もんじゅ」を停止命令へという記事が出ております。これはこのとおりでよろしいんでしょうか。
【次の発言】 高速増殖炉「もんじゅ」はずっともう動かない。ナトリウム火災事故も起きましたし、今委員長おっしゃったようなたくさんの問題があります。高速増殖炉は停止命令へ、そして廃炉へということを社民党として強く申し上げます。  次に、自作自演ではないかという点についてお聞きをします。(資料提示)  エネルギー・原子力政策懇談会は、二月二十五日、安倍総理と茂木経済産業大臣に対して緊急提言、責任のある原子力政策の再構築、原子力から……

第183回国会 予算委員会 第17号(2013/05/14、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  自民党は、参議院選挙の公約に日本国憲法改正原案を出すというふうにおっしゃっています。日本国憲法改正草案の問題点について国民の皆さんに分かっていただきたく、質問をいたします。  自民党の日本国憲法改正草案が規定する国民の義務です。(資料提示)国防の義務、日の丸・君が代、国旗国歌尊重義務、領土・資源確保義務、公益及び公の秩序に従わなければならないという義務、個人情報不正取得等禁止義務、家族助け合い義務、「家族は、互いに助け合わなければならない。」と、義務が二十四条に入ります。環境保全義務、地方自治負担分担義務、緊急事態指示服従義務、憲法尊重擁護義務、十個……

第183回国会 予算委員会 第18号(2013/05/15、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、村山談話を踏襲しますか。
【次の発言】 どの部分を見直すんでしょうか。四月二十二日のこの委員会で、安倍内閣としてそのまま継承するわけではないと答弁をされています。どこを直しどこを変えないのか。侵略と植民地支配、この文言は変えないということでよろしいですか。
【次の発言】 この委員会で継承するわけではないとおっしゃっているからなんです。何を継承し、何を継承しないのか。侵略、植民地支配、これは見直すんですか、見直さないんですか。
【次の発言】 高市政調会長が、侵略という文言を入れている村山談話にしっくりこないという発言をされました。どう思いますか。

第183回国会 予算委員会 第20号(2013/06/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  若干重複するところはありますが、簡潔に社民党の見解を述べたいと思います。  本日、与党が出席をしておりません。そして、総理大臣、閣僚、国務大臣の皆さんも出席をしていません。こんな国会があるでしょうか。私たち予算委員会は、きちっと委員長の下、手続を経て正当に積み上げてやってきました。こんな国会が本当にあるでしょうか。総理大臣と国務大臣はなぜ出席をしないんでしょうか。  まず第一に、予算委員会を開く必要は十分あります。この参議院は、三十日ルールに従って予算が成立することもあり、予算の審議の中での集中審議がとても不足をいたしました。ですから、私たち予算委員……


23期(2013/07/21〜)

第185回国会 厚生労働委員会 第2号(2013/11/05、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、福島第一原発における労働者被曝についてお聞きをいたします。  福島第一原発作業における労働者被曝、極めて重要なテーマです。今、全体の把握について教えてください。
【次の発言】 事前にレクを受けたところでは、全対象者は、これ十月三十一日現在ですが、全対象者は二万九千八百十三人、そして五年間の累積被曝限度である百ミリシーベルトを超えた人は百七十三人、最大で六百七十八・八ミリシーベルト浴びているということでよろしいですか。
【次の発言】 全対象者は二万九千八百十三人、これは漏れはないということでよろしいですか。

第185回国会 厚生労働委員会 第3号(2013/11/07、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今年八月から再来年までの三年間に総額六百七十億円の段階的な引下げが予定されております。  当初から、生活保護受給世帯のほとんど、九六%が影響を受け、とりわけ子どもの貧困対策法成立後だというのに、最も厳しい状況に置かれるのが都会のとりわけ子育て世代の生活保護受給世帯です。直撃をしています。生活保護受給世帯の子供の貧困を助長したのではないか。あるいは子育て世帯に対する引下げの影響について厚生労働省は把握をしているんでしょうか。
【次の発言】 消費税が来年四月に八%になると。物価は上がっています。でも、生活保護は、とりわけ子育て世帯は下がるんですね。だから……

第185回国会 厚生労働委員会 第4号(2013/11/12、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。よろしくお願いします。  十一月七日の津田議員の質問への田村厚生労働大臣の答弁は、窓口に来られて、それから申請に行かれる方々が約五〇%とおっしゃっています。申請前の窓口での相談が実際に水際作戦になっているのではないでしょうか。
【次の発言】 七夕裁判、それから岸和田裁判、いろんな全国各地での裁判例を見ると、この窓口の相談というところで追い返されてしまうという実態があるので、この窓口での相談が実際には水際作戦になっているというのは裁判の中でも認定されていますので、是非、この五〇%、相談のみ件数が約四十万件というのを是非考えていただきたいと思います。  申請……

第185回国会 厚生労働委員会 第6号(2013/11/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。よろしくお願いします。  薬事法改正は、薬害肝炎事件の反省に立った薬害肝炎の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会最終提言、二〇一〇年四月を出発点とし、安全性の確保に基本的に重点がありました。しかし、薬事法改正案を見てみると、安全性確保より成長戦略のための再生医療の実用化を重視して前のめりになっており、安全性確保等の点で問題があるというように考えています。  この厚生労働委員会では、他の同僚議員もそうですが、どうやって薬害を根絶をするのか、そして第三者監視・評価組織についてずっと質問をしてきました。田村大臣はこれにとても理解がある議員であり……

第185回国会 厚生労働委員会 第9号(2013/12/02、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今、日本社会が直面する最も重大な問題である社会保障制度の今後の在り方を議論する法案を、衆議院は僅か五日間、二十五時間の審議で強行採決をしました。このような拙速な審議で高齢化社会の問題に対応する重要な法案を審議してよいのでしょうか。
【次の発言】 参議院では本会議でこの趣旨説明がされなかったということもあり、共産そしてみんな、社民は初めて今日ここで質問です。  極めて重要な法案で、というか、そもそもこのプログラム法案とは何ぞやというのがよく分からないんですが、しかし、よく読むと、細かいことをかなり決めている。日本の社会保障の在り方を、将来を決めて、方向……

第185回国会 厚生労働委員会 第10号(2013/12/03、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も国会の家族とがんのあの議員連盟に属しておりまして、親ががんで亡くなったり、最近も親類ががんで亡くなってしまったんですが、ここにいらっしゃる全ての皆さんも、多くの皆さんも、身近にがんで亡くなった家族がいるという方も多いと思います。ですから、こういうがん登録が推進されて、がんで苦しむ人たちへの支援が少しでも進むようにと思いますし、尾辻先生、古川先生始め大変努力をされていることにも心から敬意を表します。  ところで、このがん登録に関しては、患者の皆さんたちが非常にやはり推進してほしいと頑張ってきたわけですが、懸念というか問題点も、非常に悪用されると問題……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第2号(2013/11/13、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  現行においても、九大臣ないし四大臣が閣議の前などの機会を利用して会合を持つ機会は確保されております。福田内閣においても、現行の枠の中で対応すべきものとして法制定に否定的な立場を堅持をいたしました。この度の法改正の必要はないのではないですか。
【次の発言】 四大臣会合の新設により、閣議や九大臣会合が形骸化する懸念があるのではないでしょうか。また、この四大臣会合において、戦争するかしないかを決めるということはあるんでしょうか。
【次の発言】 秘密保護法案九条では、特定秘密を外国の政府に提供することができるとしています。そして、新NSC法案では、議長、議員……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第3号(2013/11/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  これは、NSC法と情報の提供ということでまず御質問をいたします。  秘密保護法の中で、外国の政府に情報を提供することができるとあります。また、日本も情報の提供、もらうことにもなるでしょうが、大量破壊兵器はないと当時例えば査察官が言っていたにもかかわらず、どんな情報をもらい、どんな情報を提供し、国民に何を明らかにするのか、それが大事だと思っております。  まず、お聞きをしますが、SPEEDIの情報を、二〇一一年三月十一日、三日後、米軍に渡したということは間違いないですね。
【次の発言】 もう激怒ですよ。私はその当時、SPEEDIの情報を出せとずっと交渉……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第4号(2013/11/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  NSC法と秘密保護法の下で外国の政府には情報を提供しながら、日本の国民には、国会議員には明らかにされない、そのことをまずお聞きをしたいというふうに思っています。  これは、福島第一原子力発電所四号機の使用済燃料貯蔵プールの燃料配置について、これ配付資料をしておりますが、アメリカのエネルギー省ではこれが明らかにされています。ホームページにアップされている。これは二〇一一年五月二十六日付けで米国エネルギー省から公表されています。しかし、これは日本国内において、NGOや様々な団体で福島原発における四号機使用済燃料貯蔵プールの燃料配置について明らかにしてほし……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第5号(2013/11/20、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  イラク戦争のとき、小泉首相は本会議で、米国が大量破壊兵器廃棄という国際社会の大義に従って大きな犠牲を払おうとしている今、我が国が同盟国として支援を行うことは日本の当然の責務であると明言し、イラク戦争を支持し、イラク特措法を作りました。  NSC法と秘密保護法、とりわけNSC法を議論する際に、アメリカの誤った情報、場合によってはうその情報を日本が信じて、これから緊密な関係、とりわけ軍事情報を共有するとなれば、アメリカの誤った情報、うその情報にのっとって、アメリカの世界戦略にのっとって日本が軍事的な判断をしていく、より過ちが強化をされるという危険性がある……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第7号(2013/11/22、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  びっくり仰天するようなことがあったので、まず質問をさせていただきます。  今日、自民党の議員の方から、メディアに対して捜索は入るんですね、入り得るんですね。はい、入りますという訂正がなされました。何でこういうふうにでたらめなことに訂正を役所がしなくちゃいけないんでしょうか。  森大臣は衆議院で、国民の知る権利に資する報道、取材の自由をしっかり尊重してまいるということを条文にも規定したわけでございますので、報道機関のオフィス等にガサ入れが入るというようなことはないというふうにお答えをいたします。確かにこれは正当業務行為であれば入らないという意味なんです……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第8号(2013/11/25、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ツワネ原則は、この策定には、国際連合、人及び人民の権利に関するアフリカ委員会、米州機構、欧州安全保障協力機構の特別報告者がかかわっています。  フランク・ラ・リュ言論と表現の自由の権利に関する国連特別報告者は、私は、国連人権理事会によって本原則が採択されるべきだと考える、全ての国が国家安全保障に関する国内法の解釈に本原則を反映させるべきであると述べております。  ところで、モートン・ハルペリン氏、この方は米国の核戦略の専門家で、国防総省や国家安全保障会議、NSCの高官を務めた方です。沖縄返還のときのアメリカの、相手方の担当者を務めております。この人が……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第9号(2013/11/28、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  衆議院で強行採決をされ参議院に来て、昨日、ルール作りの話の途中で強行的に今日職権でこの委員会が入りました。秘密保護法がこういう強権的なやり方で審議が始まるということに関して、強く抗議をしたいというふうに思っております。  先ほど、同僚委員の方から核密約の質問がありました。沖縄返還のもそうですが、先日も総理に質問しましたが、二〇〇六年三月、沖縄返還密約はないと、文書を示し、当事者の意見を示したにもかかわらず否定をしたのが安倍官房長官、麻生外務大臣です。そのお二人が今総理、副総理として、この秘密保護法を成立させようとしている。  沖縄の返還のときの財務負……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第10号(2013/11/29、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、安保条約改定の核持込みに関する密約、これは特定秘密になるんでしょうか。  官房長官、官房長官お願いします。官房長官に質問要求して。止めてください、速記を。官房長官がいない。止めてください。委員部、速記止めてください。速記止めてください。(発言する者あり)済みません、質問止めてください。(発言する者あり)
【次の発言】 済みません、止めてください、マイクも出ていないから。時間止めてください。(発言する者あり)
【次の発言】 出ています。
【次の発言】 はい。質問通告が出ておりまして、官房長官を要求しています。  済みません、官房長官が出ていないの……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第11号(2013/12/02、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、官房長官、石破幹事長のブログでの発言、その後の発言について強く抗議をいたします。単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質において余り変わらないように思われます。これに、石破幹事長、場合によっては、自民党が、表現行為、秘密保護法違反、何とか反対、あるいは慎重審議、場合によっては廃案にしてくれという国民の声をテロ行為と同視しているということに強く抗議をしたいと思います。  御存じ、このテロ行為については、この法案上どう解釈するかというのが非常にもめています。条文でははっきりしない。それを森大臣は、後の方にも係るから、単に人に強要するというのはテロ行為では……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第12号(2013/12/03、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は三人の参考人、ありがとうございます。  この秘密保護法案は希代の悪法だと私は考えております。情報は民主主義社会の血液です。その民主主義社会の血液を情報統制し、物の言えない社会にすれば、それは民主主義社会ではありません。自由と民主主義を標榜する日本社会は、この法案を絶対に通してはならない、そう考えております。  今日、江藤参考人から、ツワネ原則にこの秘密保護法案が反するという指摘がありました。そのとおりです。そして、ピレイ国連人権高等弁務官、国連の中での人権のトップ、これはもう一人しかおりません。メアリー・ロビンソンさん、アイルランドの政治家を始……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第13号(2013/12/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この理事会、そして委員会における強権的な運営、地方公聴会、国民の声を聴く公聴会が、前代未聞、憲政史上初、前日に決められるという暴挙が行われました。国民の声を聴くつもりがあるのか。こんな地方公聴会、認めることはできません。強く抗議をいたします。  総理にお聞きをいたします。  国連の人権問題のトップ、国連の人権高等弁務官ピレイ氏が、この日本の秘密保護法案について、これは、このままでは何が秘密を構成するか十分明確な議論がなかったとの懸念を表明しています。  国連の人権のトップがこのように発言している。総理、あなたは最大の権力者です。この穴だらけの、欠陥だ……

第185回国会 国家安全保障に関する特別委員会 第14号(2013/12/05、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この秘密保護法案は希代の悪法です。この希代の悪法を二十時間ぽっちりで成立させるなんて言語道断です。まだまだまだまだ議論することがある。検討する、検討するばかりじゃないですか。こんなの、やるやる詐欺と偽装表示以上の何物でもありません。ここは国会です。国会に出なかった法案はできないことなんですよ。やるんだったら国会に法案を出してください。そうでなければ、私たちは認めることはできません。  お手元に資料があります。内閣情報調査室は様々な役所と協議を続けております。例えば、外務省、警察庁、内閣官房、公安調査庁、法務省、議論を続けております。  また、お手元に……

第185回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2013/11/06、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  消費者の権利といったときに、食べ物の安全というのも重要な要素です。私も消費者担当大臣だったときに農薬やそれからネオニコチノイド農薬や取り組もうと思ったんですが、また、それはやり切れないまま宿題として残ったという思いがとてもあるので、まず今日はそのことについて御質問をいたします。  農薬そのものが、日本はEUに比べて残留農薬基準がリンゴが二十倍、お茶が三百倍、これは農業のやり方が違うという説明も当時受けたんですが、やはり高いんではないか。ネオニコチノイド農薬に関していえば、やっぱり昆虫が吸って脳を麻痺してミツバチなどが元に戻れなくなってしまう、神経を麻……

第185回国会 消費者問題に関する特別委員会 第4号(2013/11/27、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この集団的消費者被害回復訴訟制度をつくるに当たって、関係団体の皆さん、消費者庁の皆さん、本当に頑張ってこられて、できるだけ早く、しかも今国会中何としても成立させ、大きな一歩を進むことができるよう、社民党としても努力をしていきたいと思っております。  この法案が衆議院を通過して約一か月、この間、参議院での審議ができませんでした。森大臣は元々消費者事件をやってこられた弁護士であり、社民党は、秘密保護法ではなく、この担当の消費者行政に是非もっと時間を掛けていただきたいと思っておりますが、消費者の法案の審議が遅れたのは、なかなか大臣がこの時間を割けなかったの……

第185回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号(2013/11/29、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、私は、この集団的な回復のための民事の裁判手続ということに関しては、こういう法案は極めて重要だというふうに思っております。というのは、憲法上、裁判を受ける権利が保障されていて裁判をする権利が保障されているわけですが、ある意味、少額だったり困難だったりすれば一人ではなかなか裁判を起こしづらいと。それが、こういう形であれば被害の救済もできるわけですし、的確に行われれば被害が拡大することも防ぐこともできるし、被害の救済ができればまた悪徳商法などが跳梁ばっこすることの物すごいやはり歯止めにもな……

第185回国会 消費者問題に関する特別委員会 第6号(2013/12/03、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この集団的消費者被害回復訴訟制度は、憲法の裁判をする権利、被害に遭った消費者の皆さんが、個人個人が憲法上の権利を行使することを応援する、実現化する重要な法案であり、何としても成立をさせたいというふうに思っております。ただ、これをきちっと大きく育てていく必要があり、やはりその拡充に向かって努力をしていきたいという立場です。  それで、参考人の方から、磯辺参考人、先ほどもありましたが、今日も来ていらっしゃいますが、参考人の皆さんたち、参考人の方からいろんな要望がありました。例えば、特定消費者団体への支援の必要性についてどうお考えでしょうか。

第186回国会 外交防衛委員会 第19号(2014/05/29、23期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) 社民党の福島みずほです。  なぜ安倍総理は集団的自衛権の行使を認めようとするのか。二〇〇四年に書かれた「この国を守る決意」という本の中にこういうくだりがあります。  軍事同盟というのは血の同盟です、日本が攻撃をされていればアメリカの若者は血を流す、しかしアメリカが攻撃をされているときに自衛隊は血を流さない、これでイコールパートナーと言えるでしょうか、そして双務性を高めるためには集団的自衛権の行使をしなければならない、そう書いています。  イコールパートナーとなるために集団的自衛権の行使を認める、日本の若者が血を流せ、死ねということを認めるということでよろしいで……

第186回国会 議院運営委員会 第35号(2014/06/20、23期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(福島みずほ君) 社民党の福島みずほです。ここでの発言を許していただいたことに感謝をいたします。  秘密保護法は一旦白紙に戻して、現在の国際水準、ツワネ原則に即して作り直すべきだ、廃止すべきだと考えております。  今、仁比議員から質問がありました。私も同じ質問をいたします。  秘密保護法十条は、特定秘密の提出などが我が国の安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがあると行政機関が判断した場合には国会に特定秘密が提出されない、国会の行政機関監視機能を後退させると大批判をされました。だから、こういう審査会を設けて、秘密が、ちゃんと重要な情報が国会に出てくる仕組みをつくったはずです。  し……

第186回国会 決算委員会 第5号(2014/04/21、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、谷垣大臣にお聞きをいたします。  先日、法律家のパーティーの中で法の支配の貫徹ということをおっしゃいました。法の支配の貫徹、法の支配とは何でしょうか。
【次の発言】 憲法九十九条がまず国務大臣に憲法尊重擁護義務を課している。これも今大臣のおっしゃる法の支配ということの一環ということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 日本国憲法九条はどのような行為を禁止しているとお考えでしょうか。
【次の発言】 法務省は、ミニストリー・オブ・ジャスティス、正義の役所ですし、それから法にのっとってどこよりもやるところだと思います。尊敬する大先輩、法律家としても先……

第186回国会 決算委員会 第7号(2014/05/12、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  内閣法制局長官にお聞きをします。憲法九条は何を禁じていますか。
【次の発言】 我が国に対する攻撃がない集団的自衛権の行使は、よって、憲法によって、憲法九条によって明確に禁止されているということでよろしいですね。
【次の発言】 どうひっくり返っても、日本に対する攻撃がないわけですから、今、小松長官が明言されたとおり、集団的自衛権の行使はできません。日本国憲法下でできないということを改めて確認させていただきました。  イラク戦争のときに自衛隊はイラクに行きましたが、非戦闘地域、武力行使はできませんでした。防衛大臣、それはなぜですか。

第186回国会 厚生労働委員会 閉会後第1号(2014/06/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、ノバルティス問題についてお聞きします。  ノバルティス社はディオバンの臨床研究の奨学寄附金として、京都府立医大に三億八千百七十万円、名古屋大に二億五千二百万円、千葉大に二億四千六百万円、東京慈恵医大に一億八千七百七十万円、滋賀医大に六千五百五十万円を贈ったとされていますが、間違いないですね。
【次の発言】 この委員会でもずっと出ておりますが、巨額の寄附金、何億と寄附して、それを受けたら、その人たちのために論文書くじゃないですか。もうこんなのやめないと、誰も日本の臨床研究、信用しませんよ。  臨床研究を法的規制の外に置いているのは日本だけです。臨……

第186回国会 厚生労働委員会 第2号(2014/03/13、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。よろしくお願いします。  ネオニコチノイド農薬、農薬の基準緩和についてお聞きをいたします。  EUがネオニコチノイド農薬の三成分、チアメトキサム、イミダクロプリド、クロチアニジンを昨年末から一時使用を禁止している状況で、なぜ日本では使用規制の方向に動くのではなく拡大の方向に向かうのでしょうか。
【次の発言】 でも、ヨーロッパは使用禁止しているわけですよね。日本は、農水省が二〇一六年まで調査を行うとして、現在、結論が出ていない状況です。だとすれば、予防原則、これは調査の間使用を若干制限するとか、そういうことをやるべきではないですか。

第186回国会 厚生労働委員会 第3号(2014/03/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  質問通告していないんですが、私も一問。  肝炎のこの間集会に行きまして、肝硬変、肝がんに対する助成について強い要望を受けました。これは御存じ、この委員会で全会一致で請願が採択をされております。大臣、ちょっと前向きに答弁よろしくお願いします。どうでしょうか。
【次の発言】 請願が全会一致で採択されているということも踏まえて、検討ということですが、早い段階で前向きの回答が出るように、是非よろしくお願いします。  雇用についてお聞きをいたします。  今年一月現在、非正規の職員・従業員数は、前年同月比百三十三万人増の千九百五十六万人、過去最高を続けております……

第186回国会 厚生労働委員会 第4号(2014/03/25、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、原爆症認定について一言お聞きします。  大阪地裁は、三月二十日、原告である被爆者四人に対し原爆症と認め、国が敗訴をいたしました。この判決の中で、司法は昨年十二月に国が策定した新基準よりも広い範囲で原爆症認定を行っており、国は早急に基準の再見直しを行う責任があると考えますが、厚生労働大臣、いかがですか。
【次の発言】 国は敗訴続きなんですよね。ですから、これ、しっかり、新基準というか、抜本的に見直すべきだということを強く要請をいたします。  まず、教育訓練給付制度の成果確認をお聞きします。  これまで教育訓練としてどのような講座を実施し、どれ……

第186回国会 厚生労働委員会 第5号(2014/03/27、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。  この委員会の中でも、教育訓練って大事だけれども、それが本当に有効に使われているのかということの検証は必要だという意見が非常に強かったんです。現在、厚生労働省は、一人一人というか、そのデータを取っていないと。つまり、その教育訓練を受けた人が資格を取ったのか、就職ができたのかというフォローをやっていないんですね。新たに今回拡充をする点で、それはやっぱり貴重な保険金を使うわけですから、やっぱりフィードバック、あなたにはこの雇用保険の保険料が使われていて頑張ってくださいという、一人一人やっぱり、個人名は結構なので、本当に……

第186回国会 厚生労働委員会 第6号(2014/04/01、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四月一日、消費税が上がると同時に、実は今日から不妊治療の助成が縮小されます。治療開始時の妻の年齢が四十歳未満の場合、通算助成回数は六回までとなります、昨年度までは十回。再来年四月からは対象年齢自体が四十三歳未満に限定され、通算助成回数も、初回四十歳未満の妻が六回、初回四十三歳未満の妻が三回に引き下げられます。  私の周りにも不妊治療をしている人も非常に多いんですが、不妊治療への助成レベルを引き下げたのはなぜでしょうか。
【次の発言】 ただ、四十歳以上の出産率は、二〇〇〇年の一・三%から二〇一一年には三・六%に上がっていると、出産数も四万人を超え……

第186回国会 厚生労働委員会 第7号(2014/04/08、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  胆管がんの問題に関して、大阪市の校正印刷会社で現・元従業員十七名が胆管がんを発症した問題、このうち九名が死亡しております。この問題で大阪地検は、同社と社長を労働安全衛生法違反で近く略式起訴をする方針を固めたと三月二十日の新聞に載っております。  これが問題になったのは一二年の頃ですが、当時、厚生労働省、小宮山大臣のときに、全国の五百六十一事業場を調べる、あるいは業界がアンケート調査をすると、有機溶剤扱いが八割違反、あるいは排気装置の未設置やマスクを着用しないなど、回答した企業の六、七割が法令に違反している項目もあると。ですから、日本印刷産業連合会は従……

第186回国会 厚生労働委員会 第8号(2014/04/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  JALの整理解雇問題についてお聞きをいたします。  二〇一〇年三月二十六日、企業再生支援機構がJALに対して、支援決定に伴い買取り決定をいたしました。その際、主務大臣の意見を聞かれ、厚生労働大臣は、対象事業者における関係法令の遵守及び労働者との十分な協議の場の確保をお願いするとの意見を表明、さらに二〇一〇年八月三十一日、企業再生支援機構がJALに対する出資決定をしたときにも、当時の厚生労働大臣は、事業再生計画の実施につき助言、指導するに当たっては、対象事業者における関係法令の遵守及び労働者の雇用の安定などに配慮した労働者との十分な協議の場の確保をお願……

第186回国会 厚生労働委員会 第9号(2014/04/15、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、パート法に入る前に、生活保護について一言だけお聞きをいたします。  今日の東京新聞に、朝、「生活保護、省令案修正へ」という記事が載っております。  生活保護法改正法案については、法律の中身とそれから答弁中身が食い違っていて、一体どっちなんだというのが随分この委員会で議論になりました。省令案修正ということで、改正生活保護法省令について、国会答弁の趣旨に即して修正するということでよろしいでしょうか。すなわち、一、申請書は保護の決定までに提出すればよい、二、扶養義務者への通知や説明の聴取については例外的な場合に限るといった事項を担保する内容ということ……

第186回国会 厚生労働委員会 第11号(2014/05/08、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法案審議に入る前に、二点お聞きをいたします。  教育訓練についてなんですが、三月二十七日、雇用保険法改正法案の議論の際に、この厚生労働委員会で、ちゃんと教育訓練の成果、個人ごとにちゃんとフォローアップして、どれだけ就職につながったかなど教育訓練の成果をきちっと検証してやるべきだということを私も質問しましたし、他の委員もそのことを質問された方がたくさんいらっしゃいました。  個人ベースの資格取得、就職の成功などのフォローアップなどについて、その後の取組を示してください。
【次の発言】 質問したことで、一人一人ちゃんとフォローアップするということで、多額……

第186回国会 厚生労働委員会 第12号(2014/05/13、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、契約社員の格差の問題について、労働契約法二十条をめぐる例についてお聞きをします。技能実習生についても私もお聞きしたいと思います。  東京メトロの駅売店で働く労働者の四人が、五月一日、売店を運営するメトロコマースを相手取り、損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。四月一日施行の改正労働契約法を根拠とした裁判です。  メトロコマースは東京メトロの一〇〇%出資子会社であり、東京メトロは国が五三・四%、東京都が四六・六%出資をする完全な公的企業です。その意味では、国も都も責任があるというふうに考えています。  メトロコマースには、正社員、契約社員A、……

第186回国会 厚生労働委員会 第13号(2014/05/14、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。難病の問題に関して、もうかくも長き間、身を粉にして、あるいは心血注いで取り組んでこられた三人の参考人の皆さんに心から敬意を表したいと思いますし、今日の発言も本当にありがとうございます。また、患者さん、当事者が非常に頑張って、国会の中にも、御存じ超党派の議員連盟もでき、様々な推進力でこういう法案ができたことも本当に良かったというふうに思っています。三百に拡大することもそうですし、やはりこういう法律ができて、これからまた新たに施策が始まるというふうに思っておりまして、その点についてのこれまでの御尽力にも心から敬意を表した……

第186回国会 厚生労働委員会 第14号(2014/05/15、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  難病の定義の四要件ないし六要件について、私もまずお聞きをいたします。  発症の機構が明らかでなくという要件は削除すべきではないですか。
【次の発言】 しかし、これは条文は「かつ、」になっているので、発病の機構が明らかでなく、かつ、治療方法が確立していない希少な疾病となっていますよね。治療方法が確立していなければ、発病の機構が明らかであったとしてもやっぱり難病にすべきだというふうに思っています。  発病の機構が明らかになったことによって難病指定から外れた疾患は今まであるんでしょうか。
【次の発言】 ないんだったらいいじゃないですか、過去においてないので……

第186回国会 厚生労働委員会 第15号(2014/05/20、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法案に入る前に、二点、ちょっと確認をさせてください。  五月十三日のこの厚生労働委員会において、建設分野における外国人材の活用に係る緊急措置についてのいわゆる技能実習制度について質問をいたしました。この質問に対して吉田政府参考人は、現行の技能実習制度においては原則として受入れ企業を変わることは認められてございませんけれども、今回の緊急措置においては一定の場合には受入れ企業が変わることが可能となるよう関係省庁と調整を進めてまいりたいと考えているところでございますと答弁をしております。  一定の場合とは具体的にどのような場合でしょうか。

第186回国会 厚生労働委員会 第16号(2014/05/29、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、これは質問通告していないことを一つだけ聞かせてください。  ショックを受けたのは、被験者のデータが捏造されていたということで、厚労省が調査に入ったという報道があります。薬に関する治験のデータの捏造の問題なんですが、それに関して、これはもうこういうことがあるんだったら薬に対する信頼感って全くなくなるわけですが、厚労省としてこの問題についてどう取り組んでいくのか、教えてください。
【次の発言】 これは大変な問題ですので、調査に入るということですが、また後日委員会で取り上げるか、また報告をお伺いしたいというふうに思っております。  私もちょっと順……

第186回国会 厚生労働委員会 第17号(2014/06/03、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、今回、ミスが立て続けに起きることは、巨大与党を背景に厚労省の中で国会軽視がやっぱり起きているんじゃないかというふうに思っています。  それから、今回、十九本の法律が一括してされると。全く違うものが一括して十九本で出てきてしまう。今回、プログラム法案のコピペをやったというのが象徴的ではないか。つまり、一本一本、一本一本の法律をきちっと国会に対して提出するというよりは、あのときのプログラム法案の大ざっぱな中身を、あれを使っちゃえというふうに心理的に思ってしまった。  今回の、十九本まとめてこういう形でぎゅうぎゅう押し込んで、全く違うものを押し込んで……

第186回国会 厚生労働委員会 第18号(2014/06/05、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  前回、介護保険について聞きました。今日も介護保険について聞いた後、医療についてお聞きをしたいというふうに思っております。  私は、今回の改正案が要支援一、二の通所サービスと訪問サービスを保険給付から外すということが、なぜ行うのか。費用削減という図を前回示しましたけれど、費用抑制のためだけにこういうことをやるんじゃないか。サービスは変わりません、変わりませんというのであれば、何でこういうことをするのか。私も、保険給付から外すことがそもそもやっぱり問題だというふうに思っています。これは保険詐欺じゃないですか。  私たち、四十歳からずっと介護保険料を払い続……

第186回国会 厚生労働委員会 第19号(2014/06/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。よろしくお願いします。  介護についても相当聞きたいんですが、医療について、それから今ありました事故調についても聞かなければならないので、そちらに今日は集中したいというふうに思っています。  ところで、今二割負担の件があったんですが、この間、厚労省は年金についての、大分先の見通しですが、八通りの、五つは大丈夫、三つは大丈夫じゃないという八通りの予測を発表されたわけですよね。一・八から一・六という経済成長は無理ではないかとすると、現役世代の四割ぐらいしかやっぱり払えないんじゃないか、あるいは国民年金保険はもう三万円台になるんじゃないかというような厳しい予測……

第186回国会 厚生労働委員会 第20号(2014/06/12、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法案に入る前に一問お聞きをいたします。大牟田労災病院廃止問題についてです。  この委員会でずっと取り上げ、かつ質問主意書も出してきました。厚労省労働基準局労災補償部と大牟田労災病院廃止反対連絡会議との間で二〇〇六年三月九日に締結された確認書のうち、多くの事項について厚労省は履行しておりません。なぜ約束を守らないんでしょうか。
【次の発言】 確認書の中で不履行となっている事項に関して、早期履行に向けた具体的スケジュールを盛り込んだロードマップを早急に示すべきと考えますが、いかがでしょうか。ロードマップをいつ示すのでしょうか。

第186回国会 厚生労働委員会 第21号(2014/06/13、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今の質問を聞きながら、私は実は少子化担当大臣だったときに、国有地を貸与してほしいというプロジェクトを発足して、第一号が世田谷、第二号が横浜、できるだけ国有地を貸与して保育園を増やそう、待機児童ゼロを目指そうというのでやっていました。ただ、賃料が結構高いという話も聞いておりまして、せっかくそういうプロジェクトをやるのであれば、保育園増やしたいママの動きもありましたし、特養老人ホーム造ってくれと、二つの待機の問題があるわけで、是非、そういうプロジェクトは進んでいるわけですから、厚労省、しっかりそれはやっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いし……

第186回国会 厚生労働委員会 第22号(2014/06/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、法人税減税、今、実効税率三四%ですが、二〇%台にする、そして五兆円ほど減収になるということでよろしいですか。
【次の発言】 総理、答えてくださいよ。私は幾ら減税になるんですかと聞いたんです。答えてください。
【次の発言】 でも、もう法人税減税二〇%台と出していて、一%が大体五千億円であれば大体五兆円ほど減収になると言われています。消費税上げて五兆円、法人税減税して五兆円、一体何なんですか。  しかも、社会保障の切り捨てです。今日お配りしている資料、これは厚生労働省が作った資料です。総合事業へのサービス移行の推進等による費用の効率化、かように費用……

第186回国会 厚生労働委員会 第23号(2014/06/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今回は四つの重要な法案に関して議員立法という形で結実させて、今日、発議者として努力をされてこられた皆さんに心から敬意を表します。そして、とりわけ過労死防止推進法については、私自身も議連のメンバーですが、馳浩さん、そして泉健太さん、取りまとめて頑張ってこられたことに心から敬意を表したいと思います。  また、遺族の皆さんたち、弁護士、そしてそれを支援する皆さん、当事者の皆さん、どれだけ長い間、遺族としての苦しみを乗り越えて、過労死をなくすために努力をされて、長年努力をされてこられて、この日を待っていらっしゃることにも心から感謝と敬意を申し上げたいと思いま……

第186回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2014/03/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は表示についてお聞きをいたします。  食品衛生法に基づく表示基準は、原則として、製造所の所在地及び製造者の氏名の表示を義務付けています。例外的に、表示面積が小さいことによって表示できない場合は、あらかじめ消費者庁長官に届け出た製造所固有記号をもって表示できるようにしたのが製造所固有記号番号です。販売会社のみの製造者の名称や、所在地を略した製造所固有記号によるPB商品等を多く目にいたします。  この度のアクリフーズ群馬工場の冷凍食品マラチオン汚染事件においては、回収に必要な製造所名が製造所固有記号でしか表示されていないプライベートブランド商品が多数……

第186回国会 消費者問題に関する特別委員会 第4号(2014/03/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ネオニコチノイド農薬についてお聞きをします。  EUの食品安全を評価する欧州食品安全機関が、ネオニコチノイド系の農薬、アセタミプリドとイミダクロプリドの二種類について、予防的措置としてADI、一日摂取許容量を下げる勧告をいたしました。これは、哺乳類の神経伝達メカニズムへの影響を検討、神経の発達と機能に悪影響を与える可能性があるという結論から実施したものです。これにより、欧州食品安全機関はADIを三分の一に引き下げるよう勧告をいたしました。  食品安全委員会は、EUの動きを踏まえ、委員会としてどのように対処しているのでしょうか。

第186回国会 消費者問題に関する特別委員会 第6号(2014/05/23、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  課徴金制度についてお聞きをいたします。  本法律案においては、政府が課徴金制度導入の検討に取り組むことを明確に示すための規定が置かれました。課徴金制度の中身なんですが、この課徴金率は、景表法四条一項の不当表示を事前抑止するために十分な水準に設定すべきではないか。あるいは一定の客観的要件の下、例外として課徴金を課さないという制度も必要なのではないか。とりわけ中小企業とか極めて零細のような場合、あるいは一定の客観的要件の下で課徴金率の加算を行うことの検討などもすべきではないか。いかがでしょうか。

第186回国会 消費者問題に関する特別委員会 第7号(2014/05/28、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本日はお忙しい中、本当にありがとうございます。  今日、相談員の問題で、先ほど山本参考人からも言及がありましたが、非正規公務員のことをやりますと、司書の方、それから保育士さん、それから消費者相談員、これが非常に非正規雇用の割合が高く、とりわけ女性が多いんですね。ですから、今回資格を付与することで待遇の改善などが本当に上がるといいと。  消費者問題って結構女性も担ってきたと思うんですが、河野参考人、この非正規状態である相談員の皆さんの待遇改善についてアドバイスをお願いいたします。
【次の発言】 田中参考人にお聞きをいたします。  先ほど地域にたくさんい……

第186回国会 消費者問題に関する特別委員会 第8号(2014/06/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  他の委員会との関係で順番を変えていただいたことに感謝をいたします。ありがとうございます。  本案に入る前に一言、カジノ法案について質問をいたします。  カジノの合法化を含めた法案が国会に提出をされております。この件について、私は四月十日、質問主意書を提出をいたしました。この中で、消費者庁と本当に関係すると思うんですが、「日本における多重債務者の問題について、政府の見解を明らかにされたい。」、「多重債務と自殺の関係について、政府の見解を明らかにされたい。」というふうにいたしました。  消費者庁や他の政府の本当に頑張りで、森まさこ大臣も弁護士時代に多重債……

第186回国会 予算委員会 第3号(2014/02/06、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  内閣法制局、日本国憲法下で集団的自衛権の行使は違憲で許されないということでよろしいですね。
【次の発言】 現状でどうですか。去年五月十四日、ここで質問したときに、違憲であり許されない。答えたのを変えるんですか。どう考えるか、答えてください。
【次の発言】 答えてください。日本国憲法下で許されないって今まで答弁し続けてきたでしょう。それを変えるんですか。現時点でどうか、答えてください。検討は検討でしょう。
【次の発言】 従来、内閣法制局はどう答弁してきましたか。
【次の発言】 総理、それでいいですね。

第186回国会 予算委員会 第4号(2014/02/07、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日、集団的自衛権の行使について御質問をいたしました。内閣法制局と総理から、集団的自衛権の行使は憲法違反であるという旨答弁をしていただきました。違憲なもの、憲法違反のものが合憲になることはありません。日本国憲法下で明文改憲をせずに集団的自衛権の行使を認めることはできない、そのことを強く冒頭確認として申し上げます。  今日は、雇用と介護についてお聞きをいたします。  雇用についてですが、小泉構造改革で製造業も派遣を可能とし労働法制の規制緩和を行い、派遣村があり、派遣切りがあり、国会は労働法制の規制強化に向かってきました。やはり正社員を増やそう、労働契約……

第186回国会 予算委員会 第6号(2014/03/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  集団的自衛権についてお聞きをいたします。(資料提示)  国連発足後、集団的自衛権を行使した事例はほぼ十五個ほどと言われています。アメリカのグレナダ侵攻はちょっと違うというふうに言われていますが、こういうものがあります。ハンガリー、それからチェコ、アフガニスタン侵攻、あるいはニカラグア侵攻、ベトナム戦争などです。どれも大国が、ノー、ハンガリーやチェコやニカラグアはノー、来るな、政府が否定しても武力介入を行った、武力弾圧を行った、それが集団的自衛権を口実に行われてきております。  この中でベトナム戦争、これ集団的自衛権の行使ということでよろしいでしょうか……

第186回国会 予算委員会 第10号(2014/03/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  二〇一一年三月十一日あるいはそれ以降亡くなられた皆さんに心から追悼の思いを表し、また、被害に遭われた全ての皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  二〇一一年三月十一日に時計が止まってしまった、ふるさとには帰れない、全てを失ってしまった、あるいは避難を全国でされている皆さんもたくさんいらっしゃいます。どれだけあの災害が人々に与えたのか、政治は全力で救援をしなければならない、やらなければならないというふうに思っております。また、あの福島原発事故を経験した私たちは、原発ゼロを目指して、原発再稼働させない、そんな政治を実現しなければならないというふうに考え……

第186回国会 予算委員会 第11号(2014/03/11、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は三月十一日、亡くなられた皆さんに心から追悼の思いを表し、そして遺族の皆さん、被害に遭った皆さんに心からお見舞いを申し上げます。また、震災復興、そして支援、救援、脱原発に向けて全力を挙げるということを国民の皆さんにお誓いを申し上げます。  今日は、放射能に汚染された指定廃棄物の処分についてまずお聞きをいたします。  指定廃棄物の定義について教えてください。
【次の発言】 現在、十二都道府県で総量何トンありますか。
【次の発言】 指定廃棄物の処理について、五県の処分場の今の現在の状況を教えてください。

第186回国会 予算委員会 第13号(2014/03/14、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、復興特別税についてお聞きをいたします。(資料提示)  フリップを作りましたが、東日本大震災からの復旧復興目的で、復興特別法人税と復興特別所得税が課せられております。復興特別法人税は、二〇一四年までの三年間の予定でしたが、二年に短縮するかどうかというのが今議論中です。市民に対する、国民の皆さんに対する復興特別所得税は、所得税に二・一%上乗せされ、二十五年間です。  三年間と二十五年間、そして、今度一年間前倒しで二年でやめれば、そしてこっちは二十五年間、国民は所得税に二・一%掛け続けられ、法人の方は二年で終わり。この金額も、結局、一八とそれか……

第186回国会 予算委員会 第14号(2014/03/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、主な国民負担増についてお聞きをいたします。(資料提示)  賃金は下がっています。二〇一四年一月の一人当たり現金給与総額は前年同月比〇・二%減、賃金は下がっています。消費税はもうすぐ、四月より消費税率八%。復興特別所得税、年二・一%の課税が二十五年間。法人税は、法人の場合はもう前倒しでなくなるということになると。生活保護は、御存じ引下げになって、子育て世帯の引下げ率が特に大きい。介護保険、今、介護保険の改悪法が厚生労働委員会で審議に今度なりますが、予防給付のうち、訪問介護、通所介護については介護保険給付から外してしまう、地域移管になってしま……

第186回国会 予算委員会 第15号(2014/03/20、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  犬猫殺処分についてお聞きをいたします。  犬猫の殺処分ゼロを目指す自治体の取組について教えてください。
【次の発言】 長野、熊本、仙台など非常に取り組んでいる。でも、自治体によって実にばらばらなんですね。  環境省は、犬猫の殺処分を少なくするために今までどのような努力をされてこられたでしょうか。
【次の発言】 ドイツは殺処分ゼロを目指して実現したとも報道されています。自治体が努力をしているんですが、是非、環境省がこれからやはり音頭を取る、あるいは表彰する、事例を紹介する、あるいは法律改正する、是非、今検討中だということですが、大臣、意気込みを語ってく……

第187回国会 厚生労働委員会 第2号(2014/10/16、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、菅原晶子補佐官のことについてお聞きをいたします。  これは津田理事の方からも午前中質問がありました。厚労省は、労働基準行政を所管しているにもかかわらず、経営者の利益擁護団体から一方的に補佐官を任命するのは問題ではないですか。
【次の発言】 今、長谷川ペーパーをおっしゃいましたが、長谷川ペーパーの作成に関わったということはお認めになられるわけですね。
【次の発言】 今、長谷川ペーパーの話がありましたが、整理解雇四要件を否認し、金銭による解雇容認を打ち出すなど、物すごい長谷川ペーパーについては非難が出たわけです。厚労省の中からも非難が出たとい……

第187回国会 厚生労働委員会 第3号(2014/10/21、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  有期雇用に入る前に、どうしても聞きたいことがあるので質問いたします。  前回、ビキニ水爆実験の被曝の問題についてお聞きをいたしました。尊敬する塩崎大臣は持ち帰ると言ってくださったので、その後どうなりましたでしょうか。
【次の発言】 昭和二十九年五月二十七日の厚生の書面が、岩手県の衛生部長から出ているものがありますが、この厚生省医務局の総合所見でこうあります。これは神通川丸についての検査なんですが、「これ等は今後長期に亘る観察が必要と思われる。」。前回質問したとおり、長期の観察が必要であるにもかかわらず、福竜丸以外は観察をしておりません。これも大問題だ……

第187回国会 厚生労働委員会 第4号(2014/10/23、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。  私は、この法案は、ホワイトカラーエグゼンプションのような年収が高いということで例外規定を設ける、あるいは派遣法と一緒で専門職、限られた業種、年収が高いといって法律を作り、今どんどん拡大をしている、例外が原則を食い破っていくということになるのではないかというふうに危惧を持っているんですが、まず鈴木参考人にお聞きをします。先ほど、年収要件が高ければ交渉力があるとおっしゃいましたが、なぜ年収が千万で交渉力があると言えるんでしょうか。
【次の発言】 先ほど、鈴木参考人は特例措置を望んでいる企業とおっしゃいましたが、どうい……

第187回国会 厚生労働委員会 第5号(2014/10/28、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  専門的知識を有する有期雇用労働者に関する特別措置法についてなんですが、先ほど大臣が発言をされました。私は、そもそもプロジェクトチームとして八年、九年というふうに決まっているのであれば、仮に半年、一年の有期契約の更新を繰り返したとしても、期待権として自分は八年このプロジェクトをやるんだ、九年プロジェクトをやるんだというふうに思っていると思うんですね。  大臣、この期待権、プロジェクトの期間中は少なくとも雇い止めされないという期待権がある、そういう理解でよろしいですか。
【次の発言】 いや、ちょっと違うんですよ。労契法十九条は、雇い止めをする場合には合理……

第187回国会 厚生労働委員会 第6号(2014/10/30、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、ビキニ環礁の被曝の問題について、この厚生労働委員会で何度か質問してきましたけれども、先日、十月二十一日、質問して、黒塗りのところを白くしてくれ、公開してくれというふうに申し上げました。早速それは聞いていただきまして、昨日、白塗りで出てきて、白血球、赤血球やいろんな数値が一応出てまいりました。これ、黒塗りのと開示された部分のをまだきっちり読み込んでおりませんが、冒頭、まずこれ迅速に開示をしていただいたことについては大臣に対して感謝を申し上げます。ありがとうございます。  トーンを変えて、次に参ります。次に、子宮頸がんワクチンについてお聞きをい……

第187回国会 厚生労働委員会 第7号(2014/11/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、三人の専門家の方、お忙しい中、本当にありがとうございます。  まず初めに加藤参考人に、いただいた資料に「先進国における一類感染症の発生状況」というのがあるんですが、非常にまれというか少ないというふうに私はこれを拝見して思いまして、ということは、先進国において割とこういう感染症に関する対策は成功しているという理解でよろしいんでしょうか。  それと第二点目は、これは非常に素人的で、専門家に申し訳ないんですが、アメリカにおける対応の報道を見て、やはり人権上の観点からいかがかと思っているんですが、なぜあんなに非常に隔離が強まったのか、そこは専門家とし……

第187回国会 厚生労働委員会 第8号(2014/11/06、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今般の法改正において二類感染症である鳥インフルエンザの血清亜型の範囲を政令に委任する理由について、厚生労働省は、ウイルスの変異が突然に、かつ頻繁に生ずるため、二類感染症に相当する鳥インフルエンザが発生した場合に機動的にできるように新たに備える必要があると答弁をしました。  一方で、現行感染症法には、政令により一類から三類感染症に準じた措置が可能となる指定感染症の制度があり、厚労省の説明資料によれば、法律によらずに法律に規定するレベルの強権的措置をとることを可能とするものであるため、緊急に強権的な措置を講じなければならなくなった場合等に限って指定される……

第187回国会 厚生労働委員会 第9号(2014/11/11、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、現行の六十万円から百二十万円になぜ引き上げるのかとか質問通告をしておりましたが、同僚委員の方からも質問がありましたので、それはちょっとカットさせていただきます。  厚労省は、二〇〇六年三月一日付け、基発第〇三〇一〇〇二号において、「労働争議時の団体交渉において、一方の代理人になることは法第二条第二項の業務には含まれず、社会保険労務士の業務としては引き続き行うことができない」としております。この通達は現在も維持されているということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 今回、社会保険労務士法の改正で権限を拡大するということが議論になっているわけです……

第187回国会 厚生労働委員会 第10号(2014/11/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ホワイトカラーエグゼンプションは、第一次安倍内閣のときに上程ができませんでした。私は、これは運動の成果で潰したんだと思っていますが、ホワイトカラーエグゼンプションが来年出てこないように、派遣法は、先ほど津田理事の方から、呪われた法案だということで二回潰れましたが、派遣法も出てこないように、改悪法案、そしてホワイトカラーエグゼンプションも出てこないように、今日質問したいと思います。  なぜ年収の高い労働者が使用者に対してより高い交渉力を持つと言うことができるんでしょうか。
【次の発言】 有期雇用のときの参考人で、経団連の鈴木さんは、年収だけで交渉力とい……

第187回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2014/11/05、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  消費者委員会についてお聞きをいたします。  消費者庁と消費者委員会、両方の双頭のワシの下に消費者行政をやっていくんだという、消費者委員会自身がオンブズマン的な機能を果たしていくんだということなんですが、内閣府消費者委員会の成立経過や役割についての大臣の認識をお聞きいたします。
【次の発言】 消費者委員会は、消費者庁も含む消費者行政を監視するため、消費者庁から切り離された独自の事務局が設置をされ、独立性が担保されるように制度設計されておりますが、大臣として、この独立性についてどのように理解されているでしょうか。

第187回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号(2014/11/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  会員制の販売方法における会員価格が景品表示法上問題となるのはどのようなケースでしょうか。例えば、自らが提供するサービスについて、通常価格は十万円だが、本日中に会員となりサービスを受けるのであれば、特別に会員価格として五万円で同じサービスを提供するという説明を常に顧客に行い、事実上、当該事業者は当日のうちに五万円以下でしか当該サービスを提供していないようなケースは景品表示法上問題があるのではないでしょうか。
【次の発言】 景品表示法の運用に関して、措置命令と指導の違いは何でしょうか。
【次の発言】 措置命令と指導は、そのように法的規定があるのかどうかと……

第187回国会 予算委員会 第2号(2014/10/08、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  夏の土砂被害、そして御嶽山の被害、台風の被害で犠牲となられた皆さんに心から哀悼の意を表します。また、被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。また、今頑張っていらっしゃる皆さんに心から敬意を表します。  また、社民党の元党首土井たか子さんが亡くなりました。土井さんの護憲の思いをしっかり受け継いで、社民党、しっかり頑張ってまいります。  初めに、集団的自衛権と後方支援と日米ガイドラインについてお聞きをいたします。  集団的自衛権の行使は違憲です。憲法九十八条は、違憲の国務行為は無効であると規定をしています。よって、閣議決定は無効です。集団的自……

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第5号(2015/07/30、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本日、東京高等裁判所で、神奈川県の厚木基地の爆音に関して、夜間の自衛隊の飛行差止めと損害賠償請求が認められました。  日本人の命と暮らしを守るために判決を確定させるべきであり、上告すべきでないと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 日本人の命と暮らしを守るために、上告すべきではありません。爆音の解決をすべきです。  次に、この武力行使の新三要件なんですが、(資料提示)この中、中谷防衛大臣、地球上で地理的な制限は条文上ないですね。
【次の発言】 済みません、答えてください。  地理的な制限はないですね。地球上どこでも行けますね。

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号(2015/08/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法的安定性は関係ないと言った礒崎補佐官は更迭すべきではないですか。なぜ更迭しないのか。実は法的安定性を最も破壊をしているのが安倍総理だからではないですか。  自民党は、今まで集団的自衛権の行使は違憲だとしてきました。初めて合憲とした総理大臣です。法的安定性を最も破壊しているのが安倍総理だから、関係ないと言う礒崎補佐官を更迭できないんじゃないですか。
【次の発言】 更迭すべきですよ。  そして、今まで違憲と言い続けた自民党と今の安倍政権違うじゃないですか。これも問題です。誰よりも法の支配を破壊する安倍総理は、これはもう退陣するしかないと思います。  次……

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号(2015/08/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今回の「「日米防衛協力のための指針」及び平和安全法制関連法案について」という防衛省内部の資料について、私もまず冒頭お聞きをいたします。  これを見て私は非常にショックを受けたのは、例えば二十二ページ、「今回の改正により、法律に基づく活動として、これまでの国際連合平和維持活動、人道的な国際救援活動、国際的な選挙監視活動に加えて、国際連携平和安全活動が新たに加わりました。」。法案ですから、加わる予定ですなら分かるんです。加わりましたって何で過去形になっているんですか。
【次の発言】 おかしいですよ。これ、案とか、こうされる予定ですとか、こういう議論があり……

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第12号(2015/08/25、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、イラク戦争の実相についてお聞きをいたします。(資料提示)  これは、二〇〇七年のイラク戦争の実態を、二〇一〇年、ウィキリークスに暴露されたものです。ちょっと見にくいですが、本来は動画なんですが、それを写真にして、そして翻訳をいたしました。ひどいもので、「トンマめ!」と、そして「皆殺しにしてやる!」、「やったぞ、アハハ奴等を撃ったぞ」、「さあ、撃たせてくれ」と。これは米軍のヘリからの動画が、これを写真にしたものなんですね。  これは、ロイター通信の記者二人が殺害をされ、民間人も殺されています。そして、この中には、例えば、あのろくでなしの死体を見ろ……

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号(2015/09/08、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。厚生労働委員会で労働者派遣法の採決が突然あったので、ちょっと順番を変えていただいた、そのこともありがとうございます。  まず、大森参考人にお聞きをいたします。  先ほど、内閣法制局の任務の懈怠だとおっしゃったんですが、内閣法制局の役割、そして今その役割を果たしているのかという点について、一言お願いいたします。
【次の発言】 非戦闘地域の要件がどのような理解で作られたのか、大森参考人、教えてください。
【次の発言】 イラク特措法は非戦闘地域ですが、今の法案は戦場の隣で弾薬などの提供もできると。非戦……

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号(2015/09/09、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  河野克俊統合幕僚長の米軍幹部への発言は、立法府の否定です。憲法と国民に対するクーデターです。大臣、罷免すべきではないですか。
【次の発言】 ただし、夏までに法案を成立させるという部分は言っているんでしょう。
【次の発言】 問いに答えてください。夏までに法案を成立させると言っているんでしょう。
【次の発言】 いや、問いに答えてください。
【次の発言】 時間がもったいない。  夏までに、夏までに法案を成立させるということは言っているんでしょう。
【次の発言】 問いに答えていないですよ。そういう言葉があるんですか、ないんですか。  じゃ、お聞きします。確認……

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第21号(2015/09/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は、社民党を代表して、鴻池祥肇委員長に対する不信任動議に対して賛成の立場から討論を行います。  私は、鴻池委員長を、今はこの対象になっておりますが、鴻池委員長を大変尊敬をしております。  二〇一五年八月二十二日の東京新聞、鴻池氏は、さきの大戦で国会は軍部の独走を止められなかった、貴族院でどうにもならなかったから参議院を置いたと持論を展開。その上で、参議院の役割は衆議院の拙速を戒める立場だと指摘をした。そして、安保法案について、参議院が合意形成の努力をしなければいけないときに、総裁選とか法案をいつまでに成立させなければいけないとか、ばかなことを言って……

第189回国会 決算委員会 第3号(2015/02/09、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、住宅支援についてお聞きをいたします。  避難者が避難先、移住先において生活再建が可能となる住宅支援の実現に向けて、立法措置を含む必要な措置を講ずるべきではないでしょうか。
【次の発言】 でも、実際避難している人に聞くと、公営住宅や民間賃貸住宅を使ったみなし仮設で暮らす人の入居期間が来年三月末まで延長されましたが、一年ずつ延長していくのでは被災者の不安が続いております。実際いつまでそこに住めるのか、また借換えが認められない現行制度についても改めるべきではないでしょうか。
【次の発言】 今意見がありましたが、私も被害が長期にわたるという原子力災害の……

第189回国会 決算委員会 第8号(2015/05/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、盗聴法、捜査のための通信傍受法の改正法案についてお聞きをいたします。  今回、詐欺罪、窃盗罪なども対象犯罪に拡大をしております。また、元々の法律にありました立会人も廃止をされます。今日お聞きしたいのはメールや電話についてのことです。  一旦全通信を記録した後、暗号化して、そして事後的にスポット再生を行うことになります。しかし、電話やそれからメールや、いろんなものに関して、全部取った後に事後的にそれを再生をするというのは、それは可能なんでしょうか。どういう形で、例えばAという人の長い会話の中のどこに犯罪が入っているのか、例えば窃盗でもいいで……

第189回国会 厚生労働委員会 第3号(2015/03/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックに当たり、政府はIPCアクセシビリティーガイドの日本語訳を早急に作成し、周知すべきではないでしょうか。いかがですか。
【次の発言】 いや、これは実は障害者団体の人が、英語はあるんですよ。東京都が日本語訳をしているんですが、仮訳なのでということで出してくれないんです。二〇二〇年までに、障害のある当事者の皆さんたちが、果たして東京がバリアフリーなのかということも含めてこのガイドに照らしてどうかと、ちゃんとやりたいと。私は、それは必要なことで、これをやり切らないと、世界から日本の東京はこのガイドに満たしていないオリン……

第189回国会 厚生労働委員会 第4号(2015/03/31、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党も本案には賛成ですし、まず冒頭に当たって、戦争の犠牲者の皆さん、それから御遺族の皆さんに追悼とお見舞いを本当に申し上げたいと思います。  まず、お聞きをいたします。  東京、横浜、名古屋、大阪、福岡、長岡、富山などの大空襲は、人道に対する罪に当たるのでしょうか。中国重慶への爆撃は人道に対する罪でしょうか。沖縄一〇・一〇空襲は人道に対する罪に当たりますか。
【次の発言】 軍人軍属に関する皆さんたちには、戦後、五十兆円以上、総計五十二兆円ですか、払われているんですが、国会の中で取り上げてきたものに、空襲による被害者の皆さんへの補償の問題があります。……

第189回国会 厚生労働委員会 第5号(2015/04/07、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、ハイヤー・タクシー分野における労働者の人たちの労働条件について質問します。  これは、小泉構造改革のときにタクシーの大幅な増車をしたために、タクシーの運転手さんたちの平均年収がどんどん下がり、労働条件が悪化し、場合によっては道交法違反など増えてしまったと。それで、国土交通省としても減車をしていくというふうに方向を全く転換し、台数の規制緩和から今度は規制強化をやり、どうしていくのか、これほどまでに下がった労働条件をどうやって回復させるのか、とにかく命を預かる仕事ですから、どうするのかという点が極めて重要です。  ハイヤー・タクシー分野における労……

第189回国会 厚生労働委員会 第6号(2015/04/14、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、ホワイトカラーエグゼンプションについてお聞きをいたします。  この法律ができれば、年間五日間さえ有給休暇を取らせれば、毎日十六時間勤務、三百六十日連続勤務も合法になるという理解でよろしいですか。
【次の発言】 極端じゃないですよ。合法か違法かを聞いているのです。これについて、衆議院の予算委員会で、大臣はそれはできるというふうに答えていますよ。  これは局長でも結構です、よく聞いてください。年間五日間さえ有給休暇を取らせれば、毎日十六時間勤務、三百六十日連続勤務も合法になる。つまり、これは私が説明することもないと思いますが、健康確保措置が三つあ……

第189回国会 厚生労働委員会 第7号(2015/04/16、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、若者雇用、今日も出ておりますが、女性が初めての職に就職する場合、非正規職員・従業員となる割合は四九・三%に上がっています。つまり、半分しか正社員にはなれません。高卒女性が非正規雇用労働者になる割合は、二〇一二年のデータで三六・一%、二〇〇〇年以降、三〇%以上の状況が続いております。二〇〇二年は四二・八、二〇〇三年は四〇・八%と四〇%台なんですが、女性が、女子というのかな、女性が高卒で正社員になる割合が三〇%台、これは本当に低いと思います。  厚労省がハローワークなどにおいて地元高校の就職指導課などと連携をして熱心に指導していて、高卒内定率は九〇……

第189回国会 厚生労働委員会 第8号(2015/04/21、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、看護師さんの労働条件についてお聞きをいたします。  看護師不足について厚労省はどう考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 これから看護師さん不足が広がると思いますが、長期的見通しではどう考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 今も足りていないし、それから将来もっと足りなくなると。  それで、この間たまたま新潟の県立病院で労働組合の皆さんたちと意見交換、いろんなデータもらったり、あるいは日赤労組の皆さんと話をしたり、あるいは若くて看護師さんやっている皆さんと意見交換を持つ機会があったり、様々な皆さんから自由記述や様々な形で労働条件についての……

第189回国会 厚生労働委員会 第9号(2015/04/23、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、二〇一四年六月、日本再興戦略二〇一四で、GPIFについて、基本ポートフォリオの適切な見直しが書き込まれました。私もそのときのことをよく覚えておりますが、当時、自民党政調会長代理としてまとめに当たった塩崎さんは、どういう意味でこの日本再興戦略の中に基本ポートフォリオの適切な見直しを書き込まれたんでしょうか。
【次の発言】 年金の財政をどうするかという観点からこういうことが提案されているなら分かるんですが、最大の違和感は、日本再興戦略の中にポートフォリオの見直しが入っているからなんです。結局、これおかしいんじゃないですか。どうですか。

第189回国会 厚生労働委員会 第10号(2015/05/12、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、動物実験による化粧品についてお聞きをいたします。  EU、イスラエル、インドでは既に化粧品の動物実験が法律的に禁止されております。韓国では代替法が存在する試験のみ化粧品の動物実験を禁止する方向にあり、ニュージーランドでは国内での化粧品の動物実験の禁止を可決をしました。このような流れがある中、日本ではなぜ動物実験禁止ができないのでしょうか。
【次の発言】 ただ、EU、イスラエル、インドがやっていて、ニュージーランド、韓国などもどんどんその方向に、世界的には動物実験、化粧品については禁止する方向にあります。日本の名立たる化粧品会社も動物実験を禁……

第189回国会 厚生労働委員会 第12号(2015/05/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日も国民健康保険のそもそもについてという質問が同僚委員からありました。私もそこから話をしていきたいと思います。  国民健康保険に対して毎年約三千四百億円、国保の保険料総額約三兆円の一割超の財政支援を行うと。被保険者一人当たり約一万円に相当する規模です。赤字補填のための一般会計からの法定外繰入れの解消に向かうことが期待されております。しかし、現在の全国の市町村による一般会計法定外繰入れは三千九百億円で、それよりも少ないというものであります。加入者の年齢構成が高く医療費水準が高い、低所得の加入者が多いなどの構造的な問題が根本的に解消されるわけではありま……

第189回国会 厚生労働委員会 第13号(2015/05/21、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お忙しい中、三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  患者申出制度のメリット、デメリットというのは先ほど話していただいたんですが、私自身は、この患者申出制度が国民皆保険制度を強化するものになるのか、あるいは弱体化するものになるのかという問題関心を持っております。  石黒参考人のお配りいただいたペーパーの中に、医療における情報の非対称性、供給者誘発需要の存在というのがありますが、ここについてもう少し話していただけますでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。  私は、国民皆保険制度と日本の医療制度が極めてうまくいっていれば、……

第189回国会 厚生労働委員会 第14号(2015/05/22、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、それぞれ評価できる点、課題、的確に教えてくださいまして、本当に感謝をしております。また、順番を変えていただいたことに関して、委員各位の皆さんに御礼を申し上げます。どうもありがとうございます。  まず、長友参考人にお聞きをいたします。  各市町村というか全国回っておりますと、例えば子供たちの医療費助成を始め非常に市区町村で様々なんですが、今後、国保だけではもちろんありませんが、どうなっていくのか。県単位になって、医療を非常に頑張っている、例えば医療費水準が高い自治体がむしろ納付金負担が重くなるとか、やっぱり子供への中学校ま……

第189回国会 厚生労働委員会 第15号(2015/05/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、患者申出療養制度を成長戦略と位置付けていますか。
【次の発言】 成長戦略と位置付けてスタートしたこの制度、問題だと思います。所得の高い低いにかかわらずひとしく医療サービスを享受できるということがやっぱりこれで壊れていく、つまり、イノベーションあるいは成長戦略と位置付けたところからスタートが間違っているというふうに思います。  総理は、今日も度々、難病の患者の皆さんや患者の皆さんのとおっしゃいました。しかし、参考人は、難病・疾病団体協議会の会長さんは、保険収載のめどが立たず、結果として患者負担が増大すると反対の意思を表明されています。このことをど……

第189回国会 厚生労働委員会 第16号(2015/06/02、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  厚労省に移管するということで、厚生と労働を所管する強み、あるいはハローワークや医療機関と連携しながら、しっかり地に足の付いた形で取り組んでいかれるという決意表明が先ほど他の委員の答弁にもありました。  厚労省に移管することで期待していることも大変あるわけですが、一方で内閣府の強みというのもあったと思うんですね。私自身もというか、今日は自殺がテーマでちょっと感無量というか、山本孝史先生、武見さん、尾辻さん、柳澤さん、津田さん、もう超党派で本当に初めから議員連盟をやってきて、そして私は二〇〇九年のときのまさに自殺担当大臣でした。そのときに、やはり若者対策……

第189回国会 厚生労働委員会 第18号(2015/06/16、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一体何が起きたのか、それからどう対応すれば防ぐことができたのか、反省すべき点は何なのか、そのことを端的にお聞きしたいと思いますし、事実関係で解明されていないことがたくさんありますので、きちっと答えてください。  GSOC、センサー監視による政府横断的な情報収集分析システム、センサー監視による通報件数は、政府全体に対しては二〇一一年度百三十九件、二〇一二年度百七十五件、二〇一三年度百三十九件、厚生労働省に対しては二〇一四年度十四件、二〇一五年度五件、うち年金機構は二件、五月八日と五月二十二日の分です。この件数見れば、そんなには多くないし、厚生労働省自身……

第189回国会 厚生労働委員会 第19号(2015/07/02、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  順番を変えて、マイナンバーの方からお聞きをいたします。  マイナンバーに対するセキュリティー対策として、NISCによるGSOC以外にセキュリティー部門、SOCを新設すると報じられています。この監視対象は全国の自治体や国を専用回線で相互に接続する総合行政ネットワークのことですが、これを監視することによって各自治体が保有している個人情報の流出も発見できるのでしょうか。
【次の発言】 全国の自治体が有している情報が漏れないということなんでしょうか。
【次の発言】 年金情報がこれだけ漏れるんですから、全ての自治体が持っているそれぞれの情報が漏れないという保障……

第189回国会 厚生労働委員会 第21号(2015/07/14、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、奨学金、ブラックバイトについてお聞きをいたします。  奨学金を受けている大学生の割合はどれぐらいか、文科省、お願いします。
【次の発言】 奨学金の状況は随分様変わりをしています。学校の先生になればかつて免除がありましたが、あるいは大学の先生、そういうものはもうなくなりました。  無利子と有利子の割合はどれぐらいですか。
【次の発言】 有利子が本当に多いわけで、その意味でも、教育ローンというかローンになっていると。  それで、奨学金返済の金額と奨学生人数の分布についてはいかがでしょうか。

第189回国会 厚生労働委員会 第22号(2015/07/30、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。順番を入れ替えていただいたことに感謝をいたします。  まず、お聞きをいたします。ホワイトカラーエグゼンプション、いわゆるプロフェッショナル法案、今国会成立断念ということでよろしいですか。
【次の発言】 もう時間的にも全く無理だと思います。厚労省は、もうこの法案、何度も上程できなかったり、もう断固出さない、廃案目指して是非私たちも努力したいと思いますが、今国会成立断念ということを早くおっしゃっていただき、国会もそれに応じていきたいと思います。  次に、派遣法に関しては、派遣切りがあり、派遣村があり、労働者派遣法の改正をしなければという中でずっと動いてきて、……

第189回国会 厚生労働委員会 第23号(2015/08/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。順番を変えていただいたことに感謝をいたします。  まず、非正規労働者の権利実現全国会議が、派遣労働者、元派遣労働者を含む六百七十六名を対象に労働者派遣法改正に関する緊急アンケートを行いました。極めて切実な声が寄せられております。  これは読んだかどうかという質問通告をしていませんが、これ、厚生労働省あるいは大臣、政務三役、このアンケート結果というのは御覧になられましたでしょうか。
【次の発言】 是非これは読んでいただきたい。派遣労働者の生の声が本当に出ていまして、派遣法の改正法案を議論するに当たって、今法案のどこに派遣労働者当事者が問題だと思っているか分……

第189回国会 厚生労働委員会 第24号(2015/08/11、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  無期雇用派遣労働者が雇用安定措置、三十条の対象となっていない理由はなぜでしょうか。
【次の発言】 派遣労働者が無期雇用となることをもって雇用の安定化とみなすことは問題ではないですか。
【次の発言】 先ほど同僚委員からも質問がありましたが、派遣切りのときは、無期雇用であってもばっさばっさみんな切られたわけですよね。今回、指針で、派遣元は無期雇用の派遣労働者を派遣契約の終了のみをもって解雇してはならないことを指針に規定するということで大臣からも答弁があったわけですが、でも、派遣先がこの人は結構ですといってお引き取りを願うというか、派遣契約の終了をする。そ……

第189回国会 厚生労働委員会 第25号(2015/08/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、女性が長時間労働の男性並みに働く平等をどう考えているかについてお聞きをいたします。  一九八五年、男女雇用機会均等法が成立をしましたが、それ以降、女性のディーセントワークはどのように達成されてきたでしょうか。
【次の発言】 雇用機会均等法が一定の役割を果たしてきたことは理解をしていますが、しかし、労働現場は惨たんたる有様です。女性の非正規雇用率は五四%、非正規雇用の人たちで年収三百万円以下の人が圧倒的に多い、シングルマザーの年収は百数十万円台という、女性の労働については実に惨たんたる有様だというふうに思っています。その理由の大きな一つが、男性並……

第189回国会 厚生労働委員会 第26号(2015/08/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、泉川参考人にお聞きをいたします。  短時間正社員という概念をつくって同一価値労働同一賃金を社内で実現しようと努力されていること、大変刺激的なというか印象的なというか、示唆に富むお話でした。  短時間正社員が週十二時間から二十四時間働く、週二十五時間から三十八時間働く。確かに、長時間労働したくなくて、同じ仕事をしているなら同じ価値の賃金を払ってもらうのであれば短期間きちっと働きたいという人も多いと思うんですが、実際こういう働き方を選択している人はどういう人たちなのか。  そして、週十二……

第189回国会 厚生労働委員会 第27号(2015/08/20、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、安永参考人にお聞きをいたします。  ペーパーの二十一ページ目の労働者派遣法改正法案の問題点と書いてあるのは、そのとおりだと思います。私も、派遣法案の最大の問題点の一つが正社員になる権利が条文のどこにもないということで、生涯派遣のまま押し込められて、それをディーセントワークの仕組みというふうには言えないんじゃないかと思っております。  この雇用安定措置に実効性がないということなど、もう少し詳しく話していただけますでしょうか。

第189回国会 厚生労働委員会 第28号(2015/08/25、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  報告書が出たので、何が問題かということが以前よりもかなり分かるようになりました。とりわけ第三者委員会という立場でこれをまとめられた甲斐中参考人、今日もお出ましいただきまして、心からこの労苦に関して感謝を申し上げたいというふうに思っております。  ところで、これを、報告書を二つ、第三者委員会の分と年金機構と両方読んで、実は余りに驚いたことがたくさんあります。今日も委員からも出ておりますが、とりわけ、一部の者が重要な資料を出し渋り、黒塗りをするなどの態度は論外であるという検証報告書の三十六ページなど、この期に及んでまだこういうことが起きていたのかというこ……

第189回国会 厚生労働委員会 第29号(2015/08/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、棗参考人にお聞きをいたします。  派遣切りがあり、派遣村があり、労働法制の規制強化をしなければならない。そして今、女性では五四%非正規雇用であり、かつ非正規の割合がとても高くなっている。雇用が劣化していて、将来が見えない。今日本の政治がやるべきことは、むしろ労働法制あるいは雇用をきちっと立て直すことだというふうに思います。  しかし、今度の法案は、規制緩和である、非正規雇用を増やす、派遣労働者を増やす、正社員への道を閉ざすというふうに思いますが、いかがでしょうか。

第189回国会 厚生労働委員会 第31号(2015/09/01、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は九月一日、政府提案によれば本法案の施行日の日であります。施行日の日にまだ法案は成立をしておりません。あり得ない、あり得ないというふうに思います。こんな無理な、施行日が来ても法案の成立が、まだたくさん審議しているという状態で、この法案、撤回すべきじゃないですか。
【次の発言】 施行日になっても何の提案もないんですよ。その中で、何で施行日が来ているのに法案の審議をしなくちゃいけないんですか。全く無理だったということじゃないですか。  では、お聞きをします。  坂口部長は七月三十日の本委員会で、本法案に伴う省令、指針の改定が四十一件に上る旨、答弁をし……

第189回国会 厚生労働委員会 第32号(2015/09/03、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理に、民意をどう聞き、現場の声をどう聞き、どう民意を理解するかということについて、まず冒頭お聞きをいたします。  たくさんのホットラインやそれからアンケート結果が出ております。派遣労働者は今回の改正を歓迎をしておりません。まず第一に、衆参、とりわけ参議院で二十六業種で働いてきた人が派遣切り、雇い止めに遭うという切実な現場の声がありました。その声をどう聞かれますか。二点目、八月三十日、国会包囲網で戦争法案、大きな声が出ました。この二点の声について総理はどう受け止められるか、お聞かせください。

第189回国会 厚生労働委員会 第33号(2015/09/08、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  派遣労働者の当事者の声をどう聞いていらっしゃるのか、まずお聞きをいたします。  塩崎大臣は、本法案提出前後に二回、派遣労働者からのヒアリングを行ったとされています。どういう中身だったんでしょうか。それをどう受け止められたか、教えてください。
【次の発言】 反対であるという二名の方の、私は書面でいただきましたが、これは、例えば産休正社員の一時的穴埋めのために紹介予定派遣を悪用した事例や年齢差別の報告や、ひどい実態ですよね。  大臣、短く答えていただきたいんですが、衆参で当事者の方が、衆議院では廣瀬明美さん、参議院では宇山洋美さんが切実な訴えをされました……

第189回国会 厚生労働委員会 第34号(2015/09/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一言、先ほど薬師寺委員からもありましたが、マイナンバーのときに、メタボ健診、特定健診のデータがリンクされることについて、貴重な医療情報や本人の極めてセンシティブなプライベート情報が流出する可能性があるのではないかという質問をしているさなかに、実は私も新聞記事で、メタボ健診のデータが不完全であるというのを見て、何というのかしら、データが本当にリンクするのか、リンクする先が完全なのか、あるいは不完全な情報が流出するのかというふうに思ったんですね。これはもう本当にひどい話で、完全なデータがリンクすることをとても心配して質問しているさなかに、いや、その元のデ……

第189回国会 厚生労働委員会 第35号(2015/09/15、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、本題に入る前に一問、一問というか、これ質問通告していないんですが、午前中、川田委員の質問の中で出てきたテーマで確認をしたいので、質問いたします。  マイナンバーと医療情報についてです。  あたかも何かリンクするような、あるいはプライバシーに考慮してリンクするような形で進んだら大変だと思いまして、これは九月十日、私がこの委員会で質問し、マイナンバーそのものをやはり根本的にセンシティブ情報とリンクすることは、医療情報とリンクすることそのものは極めて問題があると思っているんですが、このデータの不完全さを踏まえて、大臣としてこれからの意気込み、どうして……

第189回国会 地方・消費者問題に関する特別委員会 第3号(2015/04/06、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ノンアルコール飲料の特保表示許可についてお聞きをします。  消費者委員会は、二〇一四年八月五日、特保として表示許可することは不適切であるとノンアルコール飲料に関して答申しましたが、その理由は何でしょうか。
【次の発言】 消費者庁はこれを覆し、二〇一五年二月十八日、ノンアルコール飲料二点について許可をしました。これまで消費者委員会が不適切と答申した案件を一転許可した例があるのでしょうか。
【次の発言】 なぜ答申を覆して許可としたのか、問題ではないでしょうか。ノンアルコール飲料は未成年者に飲酒習慣を付けてしまう可能性がありますという意味で不適切ではないで……

第189回国会 地方・消費者問題に関する特別委員会 第4号(2015/04/22、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日もトランス脂肪酸について少しお聞きをしましたが、今日、まずトランス脂肪酸からお聞きをいたします。  二〇一三年四月に、日本動脈硬化学会、日本高血圧学会を始め七つの学会が、工業製品としてのトランス脂肪酸は表示のみでなく販売規制を設けることを内閣総理大臣及び当時の消費者庁長官に要望しております。この要望に対する見解はいかがでしょうか。
【次の発言】 いや、平均的な摂取量ではなく、若い人や女性など、トランス脂肪酸の影響は大きいと思うんですね。  三月二十日、消費者委員会食品ワーキンググループでは、帝京大学臨床研究センターの寺本さんを招き、トランス脂肪酸……

第189回国会 地方・消費者問題に関する特別委員会 第5号(2015/06/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律案についてお聞きをいたします。  法案では、二から四ヘクタールの農地転用に係る国の協議を廃止するとともに、四ヘクタールを超える農地転用に係る権限について、当分の間、農林水産大臣との協議を付した上で都道府県知事に移譲することにしております。  地方からの要望を受けて法案化したもので、より地域に近くなるという面はあるかもしれませんが、他方、一方でどんどん農地を転用できるということで、農地が守れるのかという意見も出ております。このような懸念にどう答えますでしょうか。

第189回国会 地方・消費者問題に関する特別委員会 第6号(2015/06/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案についてお聞きをいたします。  これまで厚労省は、保育所型認定こども園について有効期間を定めるというふうにしていました。これはなぜでしょうか。
【次の発言】 今回の有効期間廃止に伴い、保育に欠ける子供の利用が制限され、市町村による保育の実施義務の履行が妨げられるおそれはないでしょうか。
【次の発言】 昨年の第四次地方分権一括法の成立により、国から地方公共団体への事務権限の移譲が実現しましたが、権限移譲に伴う財政措置、人的措置は行われているのでしょうか。国から地方公共……

第189回国会 予算委員会 閉会後第1号(2015/11/11、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、高速増殖炉「もんじゅ」についてお聞きをいたします。  原子力規制委員会は十一月四日の会議で、日本原子力研究開発機構が「もんじゅ」の保守管理能力がなく、運転を任せられない、不適切であるという方針を確認をいたしました。田中委員長、その理由を簡潔に説明してください。
【次の発言】 「もんじゅ」をやる資格がないということです。ナトリウム事故を起こして以降も度重なる不祥事があり、そして、今も二百億円使ってナトリウムを冷やしながら、全く動いておりません。「もんじゅ」については、これは無駄遣い、全くの無駄遣い、どぶにお金を捨て続けているものだというふうに思っ……

第189回国会 予算委員会 第3号(2015/02/03、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、沖縄についてお聞きをいたします。  総理、なぜ翁長県知事と会わないのですか。
【次の発言】 翁長知事が上京したときの総理日程を調べました。会おうと思えば会える日程だと思います。仲井眞知事に対する対応と余りに違い過ぎるんじゃないですか。
【次の発言】 自分の見解と違う人とは会わないんですか。
【次の発言】 仲井眞知事のときと余りに違います。  沖縄の新たな民意が示され、辺野古ノーの民意が示されました。なぜ、今、辺野古の海を埋め立てる工事を強行しているんでしょうか。いや、総理にお願いします。

第189回国会 予算委員会 第7号(2015/03/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、安倍総理の言葉と現実が全く乖離をしているのではないか、その観点から質問させていただきます。  まず、汚染水についてです。  状況はコントロールされているのか。まず、政府と東電、二〇一一年三月十一日以降、放射性物質で海に放出された量を教えてください。
【次の発言】 政府の放出量の推定はどうですか。
【次の発言】 東電、三月二十六から九月三十日まで、ヨウ素が一京一千兆ベクレルということでよろしいですか。
【次の発言】 最も多く放出されたその期間のヨウ素、セシウム、ストロンチウムの総量を教えてください。

第189回国会 予算委員会 第10号(2015/03/20、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、沖縄の辺野古の問題についてお聞きをいたします。  沖縄の辺野古の問題で、仲井眞前知事の埋立承認の際に、留意事項として環境監視委員会が設置、要望されました。工事中の環境保全対策等について、環境監視等委員会を設置し、助言を受けるということが留意事項として掲げられてあります。それに基づいて、沖縄防衛局は委員会を設置をいたしました。  ところが、この委員会、とても問題があります。  この会議の議事録は九か月間公表をされませんでした。そして、三月十日にようやく議事要旨、配付資料が公表されましたが、配付資料が改ざんをされておりました。十七ページのうち九ペー……

第189回国会 予算委員会 第12号(2015/03/24、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日、沖縄県知事である翁長さんが海底作業の停止指示を出しました。これを受け止め、直ちに海底作業を停止すべきではないですか。
【次の発言】 仲井眞前知事が昨年八月二十八日に沖縄防衛局に対して交付した岩礁破砕許可によれば、第六条で、漁業調整その他公益の事由などにより別途指示する場合にはその指示に従うこととあります。指示に従うべきではないですか。
【次の発言】 しかし、この条項では、公益上の理由により別途指示をする場合はその指示に従うこととあって、まさに翁長知事はこれに従って指示を出しているわけですから、その指示に従うべきではないですか。

第189回国会 予算委員会 第14号(2015/03/30、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、TPPについてお聞きをいたします。  アメリカの国会議員は、TPP交渉テキストの全文の閲覧が可能です。日本ではなぜできないんでしょうか。
【次の発言】 国会議員へのTPPテキスト全文の閲覧可能という措置を、アメリカ政府は三月十八日、方針を議会に示しました。  アメリカでできて、何で日本でできないんでしょうか。
【次の発言】 アメリカがこのテキストの全文開示をすれば、日本の国会議員にも同じような措置がとられるという、そういうことでよろしいでしょうか。
【次の発言】 もう少し前向き答弁してくださいよ。国民によって選ばれた議員に対して、アメリカは議員……

第189回国会 予算委員会 第15号(2015/04/01、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 昨日、渋谷区で同性パートナー条例が成立をしました。大きな前進です。社民党にはLGBTグループ、セクシュアルマイノリティーグループがあります。私たちは同性婚を認めるべきだと考えています。  総理、同性婚法あるいは同性パートナー法について、どうお考えでしょうか。
【次の発言】 憲法二十四条は両性の合意のみで、合意のみというところに特徴があるのであって、学説の中にもありますが、同性婚を憲法が禁止しているとは私は思っておりません。また、LGBTの人たちの人権保障、これは世界の趨勢ですし、しっかりやるべきだと考えておりますし、社民党はそういう立場で頑張っていきたいと思っております。  四……

第189回国会 予算委員会 第18号(2015/04/09、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  五月に集団的自衛権の行使を認める法案などがたくさん出てくると言われています。集団的自衛権の行使を日本が、自衛隊がする場合に、米軍や多国籍軍の指揮下に入るのでしょうか。
【次の発言】 集団的自衛権の行使とは、集団的軍事行動、集団的な軍事活動、集団的に戦争する、集団的に武力行使をすることです。そのときに、多国籍軍あるいは米軍の指揮下に入らなくて、実際それは現実的でしょうか。実際は指揮下に入ることになると思います。  次に、後方支援についてお聞きをいたします。  戦場の隣で弾薬を提供すること、このことは一体化とならないと言っていますが、戦場の隣で提供するこ……

第189回国会 予算委員会 第19号(2015/08/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  明日、鹿児島の川内原発が再稼働されるかどうか、大変緊迫した事態を迎えております。原発再稼働、川内原発再稼働についてお聞きをいたします。  東電福島原発事故で、東電の元幹部、勝俣さん、武黒さん、そして武藤さん、三人が強制起訴になりました。予見可能性と回避可能性があったというふうに検察審査会は議決をいたしました。高い津波がやってくることが分かっていた、そして、原発を止めてきちっとその対策を講じていたら原発事故は回避できた可能性が高い、それで強制起訴になりました。  そこで、お尋ねをいたします。  基準地震動の考え方は、大飯の原発の判決、そして高浜の差止め……

第189回国会 予算委員会 第20号(2015/08/24、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、桜島の噴火の件は大変心配をいたしました。被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  川内原発の火山噴火対策についてお聞きをいたします。  規制委員会は、たった一回の審査で、九電の運転期間中に周辺火山が巨大噴火を起こす可能性は十分に低いとする主張を妥当とし、巨大噴火の兆候を把握できるとの説明を認めました。しかし、日本火山学会が、巨大噴火の観測例が少なく兆候の把握は困難として、二〇一四年十一月に審査基準の見直しを求めてまとめた提言があります。なぜそれを聞かないんですか。
【次の発言】 鹿児島地裁の一審判決も、予知はできないということにつ……

第190回国会 厚生労働委員会 第1号(2016/02/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  自殺の背景にある様々な問題の対策を厚生労働省が既に行っているという点で、厚労省が自殺対策を担当することで、そうした関連施策との連動性を高めることができるようになるというメリットがあります。しかし、他方、内閣府は、総合調整機能、総合的に他の省庁にもまたがって調整することができるというメリットもあり、これまで担ってきた内閣府のようにできるのかという不安もあります。その点についてどうお考えでしょうか。
【次の発言】 具体的には、今回の法改正においても、十六条や十七条について文科省が深く関わるものになるし、あるいは十三条の計画作りに関しては総務省が深く関わる……

第190回国会 厚生労働委員会 第3号(2016/03/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、まず冒頭、一般財団法人化学及血清療法研究所、いわゆる化血研の問題についてお聞きをします。四十年間、不正をなぜ見抜けなかったんでしょうか。
【次の発言】 事前の通告をすれば向こうは対応するわけで、やっぱり抜き打ちを今までやらなかったというのは極めて問題だと思います。  化血研は薬害エイズの被告企業です。今般の違法行為は主として一九八九年から始まり、その後の薬事制度の厳密化に伴い、より隠蔽体質を組織的に精緻化して現在に至っております。一九八九年は薬害エイズ訴訟提訴の年で、お隣に川田龍平さんいらっしゃいますが、一九九六年の和解調印時も不正は継続して……

第190回国会 厚生労働委員会 第4号(2016/03/15、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日の予算委員会で、子供の医療費について質問をいたしました。国が全額助成した場合幾ら掛かるのか、未就学児、小学六年まで、中学三年まで、高校三年までの各ケースで教えてください。
【次の発言】 これは、もう未就学児まではほとんどのと言ってもいいぐらいの自治体が子供の医療費の助成をしています。これは、未就学児までなのか、小学校までなのか、中学校までなのか、高校までなのかは別にして、昨日、是非全国一律免除をしてほしいというふうに予算委員会でも質問をいたしました。  子供医療費助成に取り組む自治体が全国的に広がっていること、一方で自治体によるばらつきなどを考え……

第190回国会 厚生労働委員会 第5号(2016/03/16、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社会福祉の現場で頑張っていらっしゃる四人の参考人の皆さん、本日は本当にありがとうございます。  まず初めに、昨日、厚生労働省に内部留保の定義について聞きました。すると、定義はないというお答えなんですね。定義がないのに、無理やりつくって、そして地域公益活動をやらせるのかというのはやはり理解ができません。  もちろん、営利と非営利では税金の仕組みが全く違いますが、法人税、法人で税金を払っているところは三割ぐらいですし、それから、これから法人税減税をどんどんやっていくわけです。他方、この非営利の方の社会福祉法人については、もうけがあるんだったら、それで地域……

第190回国会 厚生労働委員会 第6号(2016/03/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  全ての社会福祉法人に対する公益的な社会活動の努力義務化というのが国の責任の転嫁ではないかという意見が、昨日、参考人質疑の中で出てまいりました。  これは、どういうものを一体やるのか。困窮者対策とかいろいろあるかもしれませんが、要支援一、二の通所と訪問サービスが介護保険給付から外されて地域包括支援センターに移行になりました。こういうものの受皿も担当することはあり得るのでしょうか。
【次の発言】 済みません、時間が短いので質問に端的に答えていただくように、是非大臣にはよろしくお願いをします。  私が質問したのは、要支援一、二の通所と訪問サービスが介護保険……

第190回国会 厚生労働委員会 第7号(2016/03/22、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  女性差別撤廃委員会の最終見解において、女性障害者に対する強制不妊手術に関する勧告がまた改めて出ました。  委員会は、優生保護法の下で、締約国が都道府県優生保護審査会を通じて疾病や障害のある子供の出生を防止しようとし、その結果障害者に強制不妊手術を施したことに留意する。委員会は、同意のない不妊手術約一万六千五百件のうち七〇%が女性に対するものであり、締約国によって、賠償、公式な謝罪及びリハビリテーションなどの救済を提供しようとする努力が何ら行われていないことにも留意する。  そして、パラグラフ二十五。委員会は、締約国が優生保護法の下での女性の強制不妊手……

第190回国会 厚生労働委員会 第8号(2016/03/23、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日、同一価値労働同一賃金についてお聞きをしましたが、今日は、いわゆる官製ワーキングプア、公務員の非正規雇用の問題についてお聞きをしたいと思います。  国家公務員、地方公務員の非正規公務員の実態についてどう把握をされていらっしゃるでしょうか。実態調査が必要ではないでしょうか。内閣人事局、総務省、それぞれ国家公務員、地方公務員についていかがでしょうか。
【次の発言】 国家公務員については現在調査中であり、五月末をめどに調査結果が集まるということなんですが、地方公務員についてはしかるべき時期に行う予定であるということですが、やはりこれ、公務員の中における……

第190回国会 厚生労働委員会 第9号(2016/03/24、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  これは以前も介護休業法の改正法案に基づいて質問しましたし、今日も質問が出ていてダブるんですが、私自身の問題関心なので、やっぱりあえてまた質問させてください。  介護休業について、九十三日ということ、まあ三か月ということだと思うんですが、この日にち妥当なのか。もう少しやっぱりこれ延長すべきでないか、いかがでしょうか。
【次の発言】 今、使い勝手がいいようにと香取局長は答弁されましたが、使い勝手がいいようにだとしたら、三回限りというのはやめるべきではないですか。  というのは、子供は何歳になって大きくなるというのは分かりますが、介護は、私自身も母が介護保……

第190回国会 厚生労働委員会 第10号(2016/03/25、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。男性が四人ということはあるんですが、今日は女性が四人で、しかも本当に切実な話や提言をしていただいて、心から感謝をしております。  まず、井上参考人にお聞きをいたします。  九十三日というのはどうなのか。特例的に例えばこれを延期するような制度を将来つくるべきではないかというふうにも思っております。また、三回というのはいかがなものか。三回札を切ってしまえばもう使えないというのはどうか。これも、できればもっと柔軟に使えるようにしたらどうかというふうにも思っておるんですが、いかがでしょうか。

第190回国会 厚生労働委員会 第11号(2016/03/29、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  育児・介護休業法では、権利行使を理由とする不利益禁止、家族的責任を有する労働者に対する配置への配慮を求めております。  本来なら、家族的責任を理由とする差別や不利益を事実行為を含めて禁止する方向に進むべきであり、直接、間接を問わず、婚姻又は家族的責任に基づく差別待遇の防止を規定すべきではないでしょうか。
【次の発言】 三月二十五日の参考人質疑において小酒部参考人から、仕事と家庭の両立支援を作るべきだという指摘がありました。これについていかがでしょうか。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 やはり、小酒部参考人、ほかの参考人からも、長時間労働の規制をや……

第190回国会 厚生労働委員会 第12号(2016/03/31、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、資生堂御出身のとかしき副大臣に、化粧品の動物実験廃止へ向けた我が国の取組についてお聞きをしたいと思います。  二〇一三年三月、EUは、化粧品のための動物実験の実施と動物実験が実施された化粧品の販売の両方を禁止をしました。同じような化粧品の動物実験の完全禁止はその後イスラエル、インドにも広がっており、その他の国や地域でも類似の禁止を掲げる法案の提出が相次いでおります。美しさのために動物を犠牲にしないでという運動は一九八〇年代から世界的に盛り上がりを見せてきましたが、今や法規制の形を取って世界中に広がりつつある状況です。  日本はどうかといいます……

第190回国会 厚生労働委員会 第13号(2016/04/05、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、戦傷病者、戦没者の妻への特別給付金についての支給について遅れていると、請求から国債交付まで八か月掛かっている例など、是非、私も迅速にやっていただきたいということを申し上げます。  昨年三月三十一日にこの委員会で決議された戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の第一項目めに、「新たな受給権者の把握及び制度の周知等の請求漏れ防止策に努める」とあります。請求漏れの実態をどのように把握されているでしょうか。
【次の発言】 少しは前進していることは分かっているんですが、附帯決議の中で実態把握に努めるべきだとあり、実態……

第190回国会 厚生労働委員会 第14号(2016/04/14、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  GPIFは二〇一五年度の運用実績で五・一兆円の損失を出すという見通しが新聞報道で、これは野村証券の西川チーフ財政アナリストが出しているものですが、もう二〇一六年度に入っておりますので、五・一兆円の損失、この見通しで間違いないでしょうか。
【次の発言】 でも、見通しってあるでしょう。しかも、もう二〇一六年度になっているので、これは正しいのか正しくないのか、現状ではどれぐらいの損失が見込まれる見通しだと思っているのか、今の概算はどうなのか、教えてください。
【次の発言】 年金積立金の半分が株に投資をされているということは、国民のほとんど全てが、実は年金に……

第190回国会 厚生労働委員会 第15号(2016/04/21、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、熊本・大分大地震によって亡くなられた皆さんに心からお悔やみを申し上げ、また被災をされた皆さんたちに心からお見舞いを申し上げます。  私は宮崎県出身なんですが、本籍地はずっと熊本で、ほぼ親類は熊本ですので、今回も具体的にいろんな話を聞いたり、非常に本当に心配をしております。  そこで、厚労省も、本当に精いっぱいこのことに対応していただきたいというふうに思います。まず、被災地における水の確保はどうなっているでしょうか。
【次の発言】 個別地域の詳細な状況については把握していらっしゃいますか。

第190回国会 厚生労働委員会 第16号(2016/04/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  毎月児童扶養手当が支給されるようにとか、五年で一旦区切りを付けるとかいうようなことも私は変えるべきだと思っております。子供の貧困は、取りも直さず女性の貧困に原因を非常に持っていると思います。そもそも、というか、女の人が当たり前に働いて当たり前に子供を食べさせるだけの賃金を得ることが困難な社会というのを、一番これを変えるべきことだというふうに思っております。  赤石参考人にお聞きをいたします。  どうしたらいいのか。というか、パートの賃金が上がれば貧困率は下がるか。つまり、最低賃金をもっと上……

第190回国会 厚生労働委員会 第17号(2016/04/28、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  質問の前に、熊本・大分大地震における感染症対策についてお聞きをいたします。  熊本・大分大地震被災地におけるノロウイルス、インフルエンザなど、感染症に関する現状把握はいかがでしょうか。現地と連絡を取ったところ、ノロウイルスが出たと、熊本はこれから暑くなっていくので大変心配だという声を受けたので、お聞きをいたします。
【次の発言】 看護師さんに聞くと、やはりおにぎりをそのまま手で食べてしまったりするので、消毒液などの配付をしてほしいという要望も受けました。  消毒液、消毒薬、手洗い用水、こういうものはいかがでしょうか。

第190回国会 厚生労働委員会 第18号(2016/05/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は、本日は、障害のある子供の保育の問題と、空襲、とりわけ沖縄空襲の実相についての調査の要請の二点をお聞きしたいと思います。  保育園落ちた日本死ねで、まさしく保活が大変で、待機児童問題は切実です。そして、障害のある子供を持っている親御さんがまさに大変で、私の知り合いにも弁護士で障害のある子供が生まれた、障害が重いのでなかなか仕事に復職できない、やはり障害を持った子供の御両親、とりわけ仕事との両立が極めて困難になるということについて、これは是非、障害のある子供、今年の四月一日から障害者差別解消法が施行になりましたし、どうやって子供の、赤ちゃんのときか……

第190回国会 厚生労働委員会 第19号(2016/05/12、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日の委員会の中で、周知徹底、もっと周知や救済策をちゃんとやるべきではないかという質問が相次いでいます。私もそれを質問しようと思いましたが、ダブりますので省略して次の質問に移ります。  二〇〇六年六月の最高裁判決から二〇一一年六月の基本合意まで五年も掛かっています。この間、除斥期間に達した患者や一次感染者である母親の死去により二次感染被害の立証機会を失ってしまった患者さんもいます。弁護団が早期合意を促したにもかかわらず、なぜ五年も掛かったんでしょうか。
【次の発言】 注射器の交換指導を行わなかったことなど、国の過失責任が認定されているのは一九四八年か……

第190回国会 厚生労働委員会 第20号(2016/05/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  子供たちの甲状腺がんの問題についてお聞きをいたします。  現在、福島県県民健康調査において、甲状腺がん又は疑いの子供たちは百六十六人、手術後確定は百十六名となっています。国立がんセンターによる試算では、二〇〇一年―二〇一〇年のがん罹患者、全国推計値に基づいて計算した場合、福島県において十八歳までに臨床診断される甲状腺がんは二・一人となっております。国立がんセンターがん予防・検診研究センター長の津金昌一郎博士は、約六十倍の多発としています。  福島県県民健康調査検討委員会における中間取りまとめでは、これを踏襲して、「わが国の地域がん登録で把握されている……

第190回国会 厚生労働委員会 第21号(2016/05/23、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、五人の参考人の皆さん、本当にどうもありがとうございます。わざわざ時間を割いてくださいましたことに感謝を申し上げ、とりわけ岡部参考人、ここまで国会に来られるのもなかなか大変だったかもしれませんが、介助者の皆さんも含め、本当にどうもありがとうございます。  まず、岡部参考人にお聞きをいたします。  障害者差別解消法が四月一日から施行になりました。重要なのは合理的配慮だというふうに思います。障害者差別解消法の合理的配慮はどうあるべきだとお考えでしょうか。
【次の発言】 実際、コミュニケーションのやり方も含め、きちっと陳述をしていただいたことに心から……

第190回国会 厚生労働委員会 第22号(2016/05/24、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今般の障害者総合支援法改正案は、障害者自立支援法訴訟における基本合意を踏襲していますか。
【次の発言】 いや、真っ正面から答えてください。  合意、契約は守らなければならない。基本合意は守らなければならない。これを今回のまさに障害者総合支援法改正案は基本合意を踏襲しているか。思いが込められているというようなことを聞いているのではありません。合意は踏襲されていますか。
【次の発言】 踏襲しているということでよろしいですね。
【次の発言】 済みません、すごくシンプルな問いを聞いているんです。基本合意を踏襲しているか。答えは踏襲している、踏襲していない、ど……

第190回国会 厚生労働委員会 第23号(2016/05/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  現場で子供たちのために頑張っていらっしゃる参考人の皆さんに心から敬意を表します。また、今日はお忙しい中、本当にありがとうございます。  まず、木ノ内参考人にお聞きをいたします。  里親制度を応援することは大変必要だという観点からやってきましたし、アン基金を始めいろんな皆さんたちとも交流をしてきました。今日、やはり本当は家族的に自己決定権を子供たちが育めるようなことを応援すべきですし、それから福岡などでグループホームでやっているようなところも訪問したことがありますが、改めて、どういうことをやればもっとこの里親制度が充実をしていくのか、それについて御意見……

第190回国会 予算委員会 第3号(2016/01/18、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、国民の生活実感、困っていること、そのことについて御質問をいたします。  総理が、景気が回復し、そして雇用が増加する過程においてパートで働く人が増えていく、妻は働いていなかったけれども、景気はそろそろ本格的に良くなっていくから働こうかと思って働き始めて月二十五万円、これには本当に驚きましたし、多くの女性たちも怒りを表明をしております。  景気はそろそろ本格的に良くなったから、良くなっていくから働こうかと働きに出る女性がいるんでしょうか。
【次の発言】 景気が良くなったから働こうかという人がいるんでしょうか。多くの人は住宅ローンのため、子供の教育……

第190回国会 予算委員会 第4号(2016/01/19、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  憲法改正についてお聞きをいたします。  総理は、憲法改正の発議ができるように参議院選挙で改憲勢力の三分の二以上の獲得を目指すとおっしゃっています。自民党は既に日本国憲法改正草案を発表しています。どれも極めて問題ですが、この中の一つ、緊急事態宣言条項についてお聞きをします。(資料提示)  まず、緊急事態宣言からやるのではないかと私は思っておりますが、この新しく自民党が設けている第九章緊急事態、これはまさに効果のところがとりわけ問題です。これは、内閣で、九十九条一項、「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる」、「内閣総理大臣は財政上必要……

第190回国会 予算委員会 第10号(2016/03/07、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理にまずお聞きをいたします。  保育園落ちた日本死ね、この声をどう聞かれますか。
【次の発言】 私は、この文章をやはり物すごく胸を締め付けられる思いで読みました。私も保育園を探すのに大変でしたし、子供を学童クラブに入れるためにまさに引っ越しをした。孟母三遷ではありませんが、引っ越しまでやりました。学童クラブに入所が決まったときは本当にうれしかったです。万が一落ちたら、もしも落ちたら仕事を中断、休止、随分しなければならないと本当に思っていました。  今、もうじき四月ですが、帰ってくるべき、保育園に子供を預けて四月から再開して仕事をするという人たち、女……

第190回国会 予算委員会 第12号(2016/03/09、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、丸川大臣にお聞きをします。  大臣は、年間百ミリシーベルトを下ったところは基準がないという発言をされました。どうしてこういう考え方になっていたんですか。
【次の発言】 どうして百ミリシーベルトを下ったところは基準がないという発言を当時されたのか、当時の認識をお聞きしています。あなたにこういう考え方を吹き込んだ人は誰ですか。
【次の発言】 今日は、子供たちの学校の副読本、これ問題あると思いますが、一般公衆の年間線量限度一ミリシーベルトという副読本で子供たち勉強しているんですね。  一ミリシーベルトだという理解はありますか。

第190回国会 予算委員会 第13号(2016/03/14、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  子供の貧困、女性の貧困、若者の貧困、高齢者の貧困、いずれも極めて深刻です。今日は、子供を育てている親世代の、子育て世代の貧困問題と、それからそれへの提言について質問をいたします。  まず、これを見てください。(資料提示)まず、これは子供のいる世帯の世帯所得と可処分所得の推移です。所得ががんがんがんがん下がっていて、自由になるお金ががんがんがんがん下がっていると。一九九六年のピーク時には七百八十二万円あったが、二〇一三年には六百九十六万まで落ち込んでいます。可処分所得も、自由になるお金も、一九九六年の六百五十三万円から五百五十一万円まで落ち込んでおりま……

第190回国会 予算委員会 第16号(2016/03/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  国連女性差別撤廃委員会が先日出した総括所見について、総括所見のフォローアップについて、民法改正と複合差別について、勧告の履行のためにとられた措置に関する情報を二年以内に文書で提供するよう要請されています。  履行のためにどのような措置をとるつもりですか。
【次の発言】 是非履行をお願いします。  複合差別については、勧告は、法律を作ること、措置の効果の監視と評価を定期的に行うことをフォローアップとして言っています。いかがですか。
【次の発言】 是非履行をお願いします。  人種差別やヘイトスピーチは人間の尊厳に対する重大な人権侵害と考えますが、いかがで……

第190回国会 予算委員会 第18号(2016/03/25、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  消費税増税と経済政策についてまずお聞きをいたします。  社民党は消費税増税に反対です。それで、スティグリッツ教授、そしてクルーグマン教授が、政府の国際金融経済分析会合で消費税増税は延期すべきだという発言をされています。  総理はこれをどう受け止められるでしょうか。
【次の発言】 消費税増税の延期についてはいかがでしょうか。
【次の発言】 総理は常にそうおっしゃっていらっしゃいますから、万が一仮に消費税増税が延期されることがあるとすれば、それはリーマン・ショックと同じように現在が経済状況が極めて悪いというふうに総理が考えているという理解でよろしいですね……

第190回国会 予算委員会 第20号(2016/03/29、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、戦争法が施行されました。憲法違反の法律は廃止しかありません。廃止するために多くの皆さんたちと全力を挙げるということをまず申し上げます。  まず、保育士さんの給料についてお聞きをします。(資料提示)国の定める俸給表で十九万七千二百六十八円ということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 これ、やっぱり余りに低いんじゃないでしょうか。  国の俸給表が十九万円なんですね。これは、実際にはこの六割から七割と言われております。このまず公定価格を引き上げるべきだ、これはいかがでしょうか。
【次の発言】 ただ、まず国が俸給表で十九万というふうに決めている、こ……

第190回国会 予算委員会 第22号(2016/05/17、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  返さなくてもよい奨学金、給付型奨学金について質問をし続けてきました。  総理は三月二十九日、給付型奨学金の創設を記者会見でおっしゃいました。ニッポン一億総活躍プランに給付型奨学金が盛り込まれるということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 総理が記者会見でおっしゃったわけですから、ニッポン一億総活躍プランに盛り込まれると確信をしております。そうでなければ記者会見がうそだったということになりますので、是非よろしくお願いします。  次に、公務員の削減についてお聞きをいたします。  熊本・大分地震なんですが、私は宮崎県出身です。でも、本籍地がずっと熊本で、……


24期(2016/07/10〜)

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号(2016/11/15、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日、政府は南スーダンPKOに関して駆け付け警護の任務付与をしました。南スーダンは今内戦状態、PKO五原則も崩壊をしています。駆け付け警護も、これも危険が増します。君死にたまふことなかれ、この南スーダンPKO、撤退をすべきですし、駆け付け警護の任務付与に強く抗議をしたいというふうに思います。  TPPの問題について、まず遺伝子組換え食品から質問をいたします。  国内の大手粉ミルクメーカー六社の全てで、遺伝子組換え作物を原料とする加工品が使用されています。そして、発泡酒や新ジャンル、第三のビールにも遺伝子組換えトウモロコシ由来の原料が使われています。た……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号(2016/11/21、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  トランプ次期大統領が当選直後にTPPから離脱すると言いました。また、先日も共同宣言で、TPPの承認は困難になったと言われています。であるにもかかわらず、なぜ日本でこういう形でTPPの議論をし、かつ承認に向かおうとしているのか、全く理解することができません。  先日は遺伝子組換え食品と公共調達などについて御質問しました。今日は、薬の承認、薬価、中医協、そして共済などについて御質問をいたします。  まず、薬の承認について製薬会社が納得しない場合、行政不服審査を行うシステムになっており、TPP発効後もその仕組みは変わらないと政府は説明をしております。  と……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号(2016/11/24、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  TPP協定に社民党が反対する理由の一つは、食べ物の安全や検疫がより壊れてしまうからです。今日はそのことについてお聞きをいたします。  アエラが今年七月二十五日号で報じた情報によると、厚生労働省の輸入時における輸入食品違反事例、これは二〇一五年六月から一年間の結果ですが、百十七件もの有害物質検出事例があったとされています。そして、同じ条件下で複数回見付かったものは記載していないため、最も多かったアメリカの件数だけでも七十五件に上ります。  ところで、このTPP協定は、まさに第五・十条によって、「自国の関税法令の遵守を確保するために必要な期間内(可能な限……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第11号(2016/12/02、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、冒頭、TPP協定はトランプ次期大統領が大統領就任の日に離脱を宣言すると言ったので、TPP協定は死んだと思っています。  安倍総理は何を考えているのか。アメリカに再度翻意を促すために努力をするのか。あるいは、仮にこれが効力を発揮しなくてもいいんだ、再提言を示すからいいんだと。これは極めて問題だと思います。  今まさにTPP協定について参議院で特別委員会で議論しているわけで、この点についてまた改めて、西尾参考人、醍醐参考人、お願いいたします。
【次の発言】 先ほど醍醐参考人が、安倍総理の再交渉に応じないというのは意味がなくて、附属文書で継続的協議、……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第13号(2016/12/06、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はお三方、本当にありがとうございます。  天笠参考人にお聞きをいたします。  ずっとこの委員会でも議論になっておりますが、ホルモン剤、ポストハーベスト、遺伝子組換え、ゲノム操作、ネオニコチノイド農薬、この五つについての問題点というものを指摘してください。そして二点目に、TPPに日本が入ることによってISDSなどで訴えられる可能性があるんじゃないか。ヨーロッパは、例えば遺伝子組換え食品についてかなり厳しい態度です。日本で売るお酢に関しても、ヨーロッパに輸出するときは、遺伝子組換え食品を使っています、日本では表示は必要でありません。日本がもし厳しい基……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第15号(2016/12/09、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  TPPは様々な国民生活のテーマに関わります。この委員会でも質問し続けてきましたが、まだまだたくさんのことを私たちは議論しなければならないというふうに思っております。  今日は、水の問題についてお聞きをいたします。  二〇一三年四月十九日、アメリカのシンクタンク、CSISで、当時、麻生財務大臣は、水道を全て民営化すべきだと発言をされています。そのとおりでしょうか。これは問題があると思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 このときの発言なんですが、この水道は全て国営若しくは市営、町営でできていて、こういったものは全て民営化しますと発言をされています……

第192回国会 厚生労働委員会 第2号(2016/10/25、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  介護について、まず質問いたします。  要支援一、二の介護予防訪問介護と介護予防通所介護の地域支援事業への移行は今年度中に完了するのでしょうか。四月時点で三二・七%と聞いておりますが、現在移行中の市区町村においてどのような課題が出ているでしょうか。
【次の発言】 要支援一、二の通所と訪問がなかなか地域へ移行するのに困難であるというのはあるんですが、今、審議会の中で、御存じ、軽度者に対する生活援助を介護保険給付から外すかどうかという議論になっております。  厚生労働省は、軽度者というのを要介護一、二と考えているんでしょうか。

第192回国会 厚生労働委員会 第3号(2016/11/08、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、JALの問題についてお聞きをいたします。  会社が整理解雇をするに当たっては、最高裁法理として四要件、必要性、人選基準、回避努力、手続の妥当性が求められます。違法な手続の下で解雇が行われた場合に整理解雇は無効となります。JALにおける整理解雇事件においてもこの原則が適用されるという認識で間違いないでしょうか。
【次の発言】 JALの整理解雇事件では、昨年二月に最高裁で解雇有効の判断は出されたものの、去る九月二十三日、百六十五名の整理解雇の過程での管財人の不当労働行為が最高裁で断罪をされました。労働委員会、東京地方裁判所、東京高等裁判所、最高裁判……

第192回国会 厚生労働委員会 第4号(2016/11/10、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  まず、本法案により必要とされる財源について、先ほどもありましたが、二〇一六年度当初予算で約六百六十億円計上されていた簡素な給付措置が同年度第二次補正予算で二年半分一括して計上されたことを踏まえて、今後の予算編成過程で具体的に確定されると説明をされています。  今回、消費税率一〇%引上げの増収分を活用せずに財源を確保できたのであれば、そもそも消費税率を引き上げなくても受給資格期間の短縮は実施できるのではないでしょうか。
【次の発言】 いや、やればできるというのと、社民党自身は公平な税制の実現、パナマ文書が明らかにしたようなタックスヘイブンや、……

第192回国会 厚生労働委員会 第5号(2016/11/15、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  この法案については、十年でも年金の支給をするということで、その点については、年金の受給を増やすわけですから、それは賛成できると、私たちも望んでいた方向ですし、それをしっかりまた支援をしていきたいと思います。  今日の質問というか今日の議論は、私たちは無年金者をどうなくしていくのか、そしてそのために雇用をどう立て直すのか、雇用と無年金の問題をどうつなげていくのか、それに対して、厚生労働省は厚生と労働と両方持っているわけですから、それをつなげて無年金者をなくしていく、そのためにきちっとデータも取り、調査もし、前進してやっていただきたい、そういう……

第192回国会 厚生労働委員会 第6号(2016/11/17、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は順番を変えていただいて本当にありがとうございました。感謝をいたします。  ちょっと順番を変えて、まず障害のある子供の保育の実態調査についてお聞きをいたします。  五月二十四日、この厚生労働委員会で、障害のある子供の保育の実態調査をやるべきではないか、それやっていないということなので、障害のある子供を持っているお母さん、お父さん大変だし、子供も大変なわけで、是非実態調査をしてほしいという質問をしました。そうしますと、実態をきちっと把握して適切な施策につなげてまいりたいという答弁がありました。把握内容と施策の実行はどうなっているでしょうか。

第192回国会 厚生労働委員会 第7号(2016/11/22、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、国保についてお聞きをいたします。  国保制度改革として二〇一八年度、平成三十年度から都道府県が財政運営責任など中心的役割を担うことになっております。施行に向けた進捗状況はいかがでしょうか。
【次の発言】 現場をよく知っている基礎自治体、市町村を中心に運営していくべきだと思いますので、よろしくお願いします。  国保制度改善強化全国大会が過日行われました。県知事会や市町村会などたくさんの方たちから決議が出されております。来年度からの三千四百億円の公費投入を遅延なく確実に実施するよう強い要望が決議文として出されております。財務省、厚労省、いかがでしょ……

第192回国会 厚生労働委員会 第9号(2016/12/06、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本法案が仮に成立した場合の年金減額の試算を示してください。
【次の発言】 いや、さっぱり分からないんですよ。年金が下がる、つまりこれ、さっき大臣が読み上げられましたけれども、この法案というのは何ぞやと。大臣は、賃金変動や物価変動の範囲内で前年度までの未調整分を含めて調整するとともに、賃金が低下し、物価変動を下回る場合には、賃金変動に合わせて年金額を改定することとしておりますと。減額することが前提になっている法案じゃないですか。  じゃ、厚生労働省、どれだけ減額するかというのをお示しください。

第192回国会 厚生労働委員会 第10号(2016/12/08、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  憲法二十五条は、健康で文化的な最低限度の生活を保障すると書いてあります。年金は健康で文化的な生活を維持するための最低限の必要な社会保障だと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 ただ、趣旨は、憲法に健康で文化的な生活を営む権利とあるのは、これはやはり年金、例えばそれは十分か十分でないかは別にして、生活保護、それから年金、様々な医療制度、介護も含めて、健康で文化的な生活を営む権利を厚生労働省が、政府が保障するということではないんですか。
【次の発言】 いや、ちょっと正直びっくりしたんですが、というのは、年金は国民の健康で文化的な最低限度の生活を営む権……

第192回国会 厚生労働委員会 第11号(2016/12/09、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。質問の順番を変えていただいたことに心から感謝をいたします。ありがとうございます。  今日は、四人の参考人の皆さん、お忙しい中、貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。  まず、茶谷参考人にお聞きをいたします。  やはり、年金は高齢者の皆さんにとっての命綱ですので、関心も高く、極めて切実だと思います。六万五千円では暮らしていけない、これが更に減ってしまうと暮らしていけないという声も聞きます。これ、もう四十年間保険料を払った場合ですから、もっと少ない方たちもたくさんいらっしゃいます。  周りや、実際、高齢者や年金もらっていらっしゃる人たちの声を……

第192回国会 厚生労働委員会 第13号(2016/12/13、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  二〇〇四年四月二十八日、当時の厚生労働大臣は衆議院厚生労働委員会で、百年安心年金というか、五十年、百年先まで私たちは見据えた今回の案だというふうに自覚をしておりますと答弁をしております。百年安心年金と当時言われましたが、今回この百年安心は破綻したと考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 私は年金制度が破綻したとは言っておりません。百年安心年金が壊れたじゃないかという質問です。まさに賃金が下がれば年金額が下がっていくというもの、それは年金をもらっている人からすれば賃金に応じて自分の年金額が減っていくわけです。  しかも、今日試算をするというふうに……

第192回国会 予算委員会 第3号(2016/10/11、24期、希望の会(生活・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  稲田大臣にお聞きをします。  講演会での発言、国民の一人一人、皆さん方一人一人が、自分の国は自分で守る、そして自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければならないのです。これは今も維持されていますか。
【次の発言】 違うんです。私たちだって命懸けでやっています。この問題は、国民の一人一人、皆さん方一人一人、つまり国民全員が血を流す覚悟をしなければならないのですと言っているところが極めて問題です。  政治の重要な役割は、戦死者を出さないことだと思います。戦死者を出ささない、防衛大臣の一つの大きな役割、私たち議員の、政治家の大きな役割の一つは……

第192回国会 予算委員会 第4号(2016/10/13、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会(自由・社民)の福島みずほです。  まず、給食費の無償化についてお聞きをいたします。  今年の三月、この予算委員会で、私は給付型奨学金の問題について質問をしました。当時、文部科学大臣が前向き答弁をしてくださいました。現在、文科省内に設置された給付型奨学金制度検討チームで議論が行われています。多くの人が期待をしています。給付型奨学金の創設と無利子奨学金の拡充を本当によろしくお願いいたします。  今日は、給食の無償化について質問をいたします。小学校、中学校の給食費を無償化にするのにどれぐらいお金が掛かりますか。
【次の発言】 小学校、中学校の給食費全部無料にするのに大体四千……

第193回国会 決算委員会 第3号(2017/04/03、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会(自由・社民)を代表して質問いたします。福島みずほです。  安倍昭恵さんが去年七月、選挙の応援に行ったときに、秘書官は随行していましたか。
【次の発言】 去年七月の参議院議員選挙で、例えば朝日健太郎さんや岡山の候補者などに関して安倍昭恵さんは選挙の応援に行っていらっしゃいますが、沖縄など、そのときに官邸に二人いる常設の秘書官はそれぞれ随行していましたか。
【次の発言】 とんでもないですよ。安倍昭恵さんがどこに選挙に行ったかではなく、ということもありますが、私が聞いているのは、国の税金使っている国家公務員が、官邸に部屋を持ってそこに勤めている国家公務員が選挙に随行したかと……

第193回国会 決算委員会 第8号(2017/05/15、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、共謀罪についてお聞きをいたします。  五月五日の朝日新聞に、ニコス・パッサス教授が発言をされています。お手元の配付資料がありますが、条約は対テロ目的ではないというものです。このパッサス教授は、立法ガイド、国連でのこの条約の立法ガイドの作成に関わった人です。これに関して、これはテロ目的ではないと、金銭的利益その他の物質的利益を得ることとあえて入れているのはその表れで、思想信条に由来した犯罪のための条約は既に制定され、国連安保理の決議もある、テロを取り締まるためにはこれらが国際基準となっていると明言しています。  大臣、テロ等準備罪って、うそじゃな……

第193回国会 厚生労働委員会 第2号(2017/03/09、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  働き方改革についてお聞きをいたします。  まず、労働時間規制についてお聞きをいたします。  政府は、企業の繁忙期への対応策として、労働時間規制に関して六か月の例外を設けた上で、月百時間、二か月平均八十時間を認めるなどと報じられております。  このような方針は事実ですか。
【次の発言】 いや、議論されているわけで、経団連がこの百時間にこだわっているとか、近々労使合意があるのではないかとか、いや、五年後に引下げの見直しをするとありますが、どうなんでしょうか。
【次の発言】 働き方改革に任されているわけですが、厚労省の見解としてはどうですか。月百時間、こん……

第193回国会 厚生労働委員会 第4号(2017/03/22、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず始めに、生活保護受給者の子供の大学進学の問題について御質問をいたします。  高校進学においては、一九七〇年、生活保護を受けている家庭でも世帯内就学が実現をしました。今、大学の進学率も五三・九%、一般世帯になっています。つまり、もう大学に行く子供が半分以上になっていると。しかし、生活保護世帯は一九・二%にとどまっています。  厚生労働省は、社会・援護局関係主管課長会議資料の中で、各実施機関においても、大学等へ進学を希望する子供がいる生活保護受給世帯に対して、世帯分離という仕組みの活用等を通じて大学等に進学することができることについて、丁寧な説明をお……

第193回国会 厚生労働委員会 第5号(2017/03/23、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ハローワークの問題についてお聞きをいたします。  ハローワークで働く人は、国家公務員の方も多いんですが、本当に非正規雇用の方が多くて、ハローワークで、つまり若者や、私も知り合いも含めて様々な人がハローワークで本当にお世話になるんですが、そこで働く人たちが非正規雇用が極めて多いわけです。ハローワークの非常勤職員の多くは期間業務職員と呼ばれ、雇用期間は一年です。契約更新の可能性もありますが、三年に一回は必ず公募にかけられ、多くの他の求職者と現に従事しているポスト、仕事を争うことになります。極めて不安定な立場です。  民間企業に対して無期転換、正社員化を進……

第193回国会 厚生労働委員会 第6号(2017/03/28、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はお忙しい中、四人の参考人、本当にありがとうございます。  まず、私の知り合いも、保育園になかなか入れないので育休を延長しなければならないと悩む女性から電話をもらったりとかということがあります。ですから、育休の延長には賛成なんですが、保育園入れないからまあしようがない、その保育園入れないことを糊塗するというか、仕方ないために育休を延長するというのはやっぱり本末転倒だというふうに思っております。  駒崎参考人は、たくさんの保育園落ちたり悩んでいるパパ、ママと話をしたりという機会が大変多いと思いますが、この点について、改めて保育園をどうやって増やした……

第193回国会 厚生労働委員会 第7号(2017/03/30、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今回の法案では、雇用保険二事業の労働関係助成金について、一層の雇用の安定や職業能力開発の実施に資する観点から、生産性の向上を後押しする理念を法律に明記するということになっています。  しかし、私は、その生産性向上というのって一体何なんだろうか、これを明記することがいいのかどうかという疑問があります。そして、このときの指標が問題で、助成金についてなんですが、生産性要件の生産性の計算式を見ると、分子に役員報酬や人件費が入っています。役員報酬が上がると何で生産性向上になるんでしょうか。
【次の発言】 役員の賞与を上げることが何で生産性向上になるんですか。

第193回国会 厚生労働委員会 第8号(2017/04/04、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、生活保護について一言お聞きをいたします。  これは大臣にお聞きしたいんですが、子どもの貧困対策議員連盟で、この厚生労働委員会でも質問しましたが、高校に行くのに世帯分離せずに生活保護が受けられると、同じように大学生に関しても世帯分離せずに是非生活保護を受けながら大学に行けるようにしてほしい、この点についていかがでしょうか。
【次の発言】 子どもの貧困の議員連盟では、是非この点は改善してほしいと要望書を出す予定というふうに聞いております。是非この点は改善をしていただきたいと思います。  次に、国家公務員は、人事院規則においてLGBT差別、SO……

第193回国会 厚生労働委員会 第9号(2017/04/06、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、これは質問通告をしていないのですが、命の問題なので厚生労働大臣の見解をお聞きをしたいというふうに思います。今村復興大臣の発言についてです。記者会見で、いや、私も避難者の人たちとずっとこの間、行政交渉してきたこともあり、この発言に実は大変ショックを受けております。  問い、記者、帰れないんですよ、実際に。えっ。問い、実際に帰れないから避難生活をしているわけであります。答え、大臣、帰っている人もいるじゃないですか。問い、帰っている人ももちろんいます、ただ帰れない人もいらっしゃいます。大臣、それはね、帰っている人だっていろんな難しい問題を抱えな……

第193回国会 厚生労働委員会 第10号(2017/04/11、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、優生保護法下における強制不妊手術についてお聞きをいたします。  塩崎大臣は昨年三月二十二日のこの当委員会で、御本人から厚生労働省に御要望があれば、職員が本人から御事情を聞くということで、厚労省としても適切にしっかりと対応したいというふうに思いますと答弁してくださいました。その後、厚労省の職員は物すごく対応をきちっとしてくださいまして、聞き取り作業がスタートをし、実際、直接会って話を聞いてくれて、書類もできる限り出すと、集められる限り集めるということでやってくれました。そのことは感謝をしております。  こういうふうに進んだことで、類似の被害……

第193回国会 厚生労働委員会 第11号(2017/04/13、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お忙しい中、五人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、今朝、私自身はとても驚いたことがありまして、厚生労働省の方からポンチ絵の差し替えをしてほしいと。差し替えでなく追加にしてほしいというのが大体野党側の理事懇での意見だったんですが、何かといいますと、改正の趣旨の部分で、「相模原市の障害者支援施設の事件では、犯罪予告通り実施され、多くの被害者を出す惨事となった。二度と同様の事件が発生しないよう、以下のポイントに留意して法整備を行う。」、この部分を削除するというものなんですね。これはもうびっくり仰天で、これは、法律提案理由説明で……

第193回国会 厚生労働委員会 第12号(2017/04/20、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本来なら、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律案が審議されるところですが、趣旨を、二度と同様の事件が発生しないよう以下のポイントにという部分などを削除するということから、今日は一般質疑になりました。  ただ、私は、この趣旨を削除するのであれば法律案とそごが生ずると。つまり、ざっくり言えば、この法案は、相模原事件があって、措置入院者だった、退院した後フォローアップが足りなかった、だから警察も入れてしっかりフォローアップする、まあ言葉を換えれば監視するぞという法案だと思いますので、趣旨と法案がもうミスマッチになってしまっていると。だ……

第193回国会 厚生労働委員会 第13号(2017/04/25、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  端的にお聞きします。厚生労働省は、再発防止を捨てるんですか、捨てないんですか。
【次の発言】 再発防止に資するから、再発防止捨てないんでしょう。捨てないんだったら、なぜ解説の概要から再発防止落とすんですか。
【次の発言】 でたらめですよ。再発防止に資すると言って捨てないんだったら、なぜ取るんですか。インチキじゃないですか。  結局、この法案は再発防止のためのものなんですよ。再発防止のためにこれを作った。相模原、措置入院、再発防止、総理の頭の中のこの三点セットに、こびたのかそんたくしたのか。それで、措置入院の人に対して、フォローアップして警察を入れる、……

第193回国会 厚生労働委員会 第14号(2017/05/09、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本人不在のままの法案ではないかと思っておりまして、まず冒頭、そのことをお聞きをいたします。  医療法第一条四の二項は、医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならないとあります。それから、お手元に配付いたしました日本医師会の医師の職業倫理指針です。日本医師会の医の倫理綱領には、三、医師は医療を受ける人々の人格を尊重し、優しい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努めることとする。また、同じく日本医師会の医師の職業倫理指針第三版、……

第193回国会 厚生労働委員会 第15号(2017/05/11、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本案に先立って二つちょっとお聞きをしたいと思います。  一つは、事実婚カップルへの不妊治療支援の問題です。四月二十日の当委員会で事実婚カップルに対しても不妊治療費の助成を行うべきではないかと質問したところ、塩崎大臣は、閣僚クラスにヨーロッパで会いますと、パートナーでちゃんと子供もいるという方がいかに多いかというのでびっくりするという経験を披露した上で、社会はどんどん変化をして、家族観も変化をしているということでありますし、社会情勢の変化もあって、子育て支援というのが今一番の優先課題でもあるとおっしゃっていただきました。  事実婚カップルへの不妊治療費……

第193回国会 厚生労働委員会 第16号(2017/05/16、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は、この委員会で四月二十五日、利益相反行為について質問をいたしました。重度かつ慢性ということについてで、この件で、この基準作成は厚労省の補助研究事業研究班が作成しておりますが、この研究班やあり方検討会に精神科病院の業界団体である日本精神科病院協会幹部がメンバーとして入っております。ですから利益相反ではないでしょうかと質問したところ、堀江部長は利益相反にはならないというふうに答弁をされています。  そこで、この件に関して、重度かつ慢性基準研究における倫理審査及び利益相反報告状況について求めました。安西さん、そしてできればほかの人も欲しいということで要……

第193回国会 厚生労働委員会 第17号(2017/05/18、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本年四月一日をもって、要支援一、二の地域支援事業への移行が完了しました。全国千五百七十九の保険者が新しい地域支援事業を行っております。その移行プロセスも含め、厚労省の検証と総括を教えてください。
【次の発言】 先ほども石橋委員からありましたけれども、好事例というか、早く取り組んだ自治体というのは早く取り組めた自治体、だから、むしろ、千五百七十九の自治体で、本当にどうかしっかり聞き取り調査も含めてやる必要があるというふうに思います。  お手元に資料をお配りしています。新しい地域支援事業の実施状況なんですが、緩和型サービスのところで、これがどれぐらいの、……

第193回国会 厚生労働委員会 第18号(2017/05/23、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、服部参考人にお聞きをいたします。  介護保険は黒字が続いているというのが、そうなんだというのが本当に思っていて、そして医療保険のまさに付け替えが行われているために介護保険の財政が悪化していると。だとすると、介護保険、黒字が続いているんだとすれば、やっぱり介護保険制度としてどう持続可能にするかとやるべきだというふうに思います。  服部参考人とすれば、これはどういうふうにしていけばいいというふうに、将来見通しも含めて思っていらっしゃるか、お聞かせください。

第193回国会 厚生労働委員会 第19号(2017/05/25、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、これは看過できないので一問だけ、労働基準監督官の業務委託、民間委託について質問させてください。  お手元に配付資料、新聞記事があります。政府の規制改革推進会議の作業部会は、五月八日、労働基準監督業務の一部を社会保険労務士など民間に委託する提言をまとめました。とんでもない話だと思います。立入調査を民間にやらせる、私はこれを見たときに、検察や警察を民間委託するぐらいとんでもない話だというふうに思いました。  労働基準監督官は労働基準行政の要の中の要であり、逮捕権も有しています。監督官の数が不足しているのなら増やすべきであり、民間委託は本末転倒極……

第193回国会 厚生労働委員会 第20号(2017/05/30、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、管理栄養士の問題、栄養士さんの問題についてお聞きします。  管理栄養士、栄養士の地域包括ケアシステムにおける役割についてお聞きします。  高齢化社会で自立した生活を維持していくためには、食が大切であり、地域における栄養のケアが必要です。管理栄養士、栄養士の専門的技術の活用がますます求められています。しかし、地域包括ケアシステムにおける専門職は、現在、社会福祉士、保健師、主任ケアマネの三職種のみであり、栄養の専門職は入っておりません。地域包括支援センターに管理栄養士の配置を明記し、地域に対する栄養管理支援を行うべきだと考えますが、いかがです……

第193回国会 厚生労働委員会 第21号(2017/06/01、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、まず美容医療というか、今回のネット規制についてお聞きをいたします。  国民生活センターのPIO―NETに寄せられた美容医療サービスに関する相談件数は、二〇一二年が千八百七十六件、二〇一四年が二千六百二十四件、二〇一六年は二千四十九件と、お手元の資料にありますけれども、ピークは脱したものの依然高止まりを続けております。  それから、先ほどからもこの委員会で質問がありますが、消費者委員会は、二〇一五年七月七日、美容医療サービスに係るホームページ及び事前説明・同意に関する建議を出して、厚生労働大臣に対して同建議の対応に関する実施状況の報告を二〇一六年……

第193回国会 厚生労働委員会 第22号(2017/06/06、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、ゲノム医療におけるゲノム情報とプライバシーについてお聞きをいたします。  血液や尿などの検体の精度管理は必要ですが、同時に検体から得られる個人情報をいかに保護していくのかというのも今後の大きな課題です。とりわけ、ゲノム医療の進展のために遺伝子関連検査を積極的に推し進めていこうとするのであれば、遺伝子関連情報という個人情報の固まりが外部に流出することのないよう、厳重な措置を併せて講じなければならないというふうに考えます。  なお、改正個人情報保護法の施行により、本人同意のないゲノム情報の取得や第三者への提供が禁止をされました。厚生労働大臣は、衆議……

第193回国会 厚生労働委員会 第23号(2017/06/08、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ずっと医務技監についてなんですが、私も、この医務技監が統理する分野の範囲というのは、厚生労働省内の組織に当てはめた場合、全部ということになるんでしょうか。どの範囲になるんでしょうか。
【次の発言】 事務次官級になるわけで、事務次官というとやはり官僚の、そこのトップ中のトップという形で思いますから、この医系技官を最高ポストに引き上げることによる厚労省の組織、人事管理の面でどのような効果が発生するというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 事務次官とこの事務次官級の関係ってどうなるんですか。
【次の発言】 この医務技監の任期はないということでよろしいで……

第193回国会 厚生労働委員会 第24号(2017/06/13、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、大臣に、私も禁煙議員連盟なので一言お聞きをいたします。  月刊「選択」というのを読みましたら、冒頭の巻頭言で大臣が受動喫煙に関して、これをきちっと取り組むという、物すごい熱意にあふれるメッセージを出していらして、本当に心強く思いました。子供が生まれたときに禁煙しようと思ったということや、あるいは小さな女の子から手紙をもらった、おばあちゃんが飲食店をやっている、おばあちゃんの健康のために、ちっちゃなお店だからもう禁煙にしてほしい、おばあちゃんの健康のためにやってほしいという、お孫さんだと思うんですが、ちっちゃな女の子から手紙をもらった、それに……

第193回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2017/03/21、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、消費者庁の徳島移転の話が同僚議員のお二人から出ました。私は、消費者担当大臣をやった経験からすると、いろんな役所との交渉や、やはり消費者庁こそ霞が関にいて、他の役所に牙を持ってかみついていかなくちゃいけないというふうに思っております。ですから、他の省庁も一緒に移転するならいいけれど、消費者庁は何をやる役所かといえば、消費者、国民のために各役所に対して監視し、やはり調整もしということが本当にやらなければならない省庁なので、それは消費者庁が徳島に行けばみんなほっとしてという形になってはいけないと。最も実は、ですから地方移転をしてはいけない最後の役所……

第193回国会 消費者問題に関する特別委員会 第4号(2017/04/05、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  食べ物の安全についてずっと質問してきたので、今日は種子法の改正案について質問をまずいたします。  種子法は、例えば八条に、「都道府県は、当該都道府県に普及すべき主要農作物の優良な品種を決定するため必要な試験を行わなければならない。」、四条の二やそれから二条の二項に生産物審査の規定もあります。これを廃止するというのは乱暴ではないか、これで食べ物の安全が守られるのかという点で聞きたいというふうに思います。  これらの審査、試験の責任は誰が果たしていくんでしょうか。
【次の発言】 法律を一本丸ごと廃止をしてしまうと、それの代替措置が別の法律の大臣告示改正で……

第193回国会 消費者問題に関する特別委員会 第6号(2017/05/24、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  国民生活センターの担保金についてまずお聞きをします。  概算要求時点では予算措置を求めていたにもかかわらず、金融機関からの借入金に変わったのはなぜでしょうか。
【次の発言】 長期借入れのための会計監査費用は幾ら掛かると思われますか。
【次の発言】 これは、充実させようということで国民生活センターがここまで頑張ってもらうということであれば、金融機関からの借入金ではなくて、やっぱり予算措置による公的資金援助や基金設立による運営を考えるべきではないでしょうか。
【次の発言】 是非これは、多分この特別委員会の皆さんたちは同意してくださると思いますが、やっぱり……

第193回国会 法務委員会 第17号(2017/06/08、24期、希望の会(自由・社民))

○委員以外の議員(福島みずほ君) 希望の会(自由・社民)の福島みずほです。  本日は、この委員の皆さんたちの御厚意により、ここで委員外発言ができることを心から感謝をいたします。どうもありがとうございます。  貴重な機会ですから、早速質問に入ります。  共謀罪に関しては、十数年来にわたる非常に論争がありました、論議がありました。三回廃案になっております。杉浦正健法務大臣は、自民党の国対から指示があってまさにこれは採決しないことになったと、かつて記者会見をやっております。三回廃案になったわけです。この間、自民党も修正案を出しております。その修正案に比べても随分後退している。厳しくしたどころか、自民……

第193回国会 予算委員会 第2号(2017/01/31、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  まず、共謀罪についてお聞きをいたします。  国際組織犯罪防止条約、二〇〇〇年、パレルモで調印式が行われました。なぜパレルモで行われたんでしょうか。
【次の発言】 イタリアのシチリア・パレルモで行われたのは、組織犯罪防止条約でマフィア対策だからです。ここでやる意味があった。だから、パレルモでやってパレルモ条約と、まさにこの組織犯罪防止条約、だってこれ、これで共謀罪出そうとしているわけですから、これパレルモ条約と、だから言われているわけです。  この条約は、経済目的の組織犯罪を適用対象としています。テロ対策とは関係ありません。昨日もありましたが……

第193回国会 予算委員会 第6号(2017/03/03、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 自由・社民会派の希望の会、福島みずほです。代表して質問をいたします。  森友学園の隣の土地を豊中市が買っております。十四億二千三百八十六万三千円ですが、これではごみの処理は一体どうなっているんでしょうか。売買契約書六条を読んでください。
【次の発言】 埋蔵物があっても国は責任を負わない。森友学園と全く違いますが、いかがですか。
【次の発言】 それを勘案して十四億でしょう。何で森友はこんなに安いんですか。
【次の発言】 ごみの処理、埋蔵物、一緒じゃないですか、この地域。一方は何で有益費で払い、かつ八億払う、もう一方は、埋蔵物があっても報告書があるから国は責任を負わない。何でこんな……

第193回国会 予算委員会 第9号(2017/03/08、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 福島みずほです。社民・自由の会派、希望の会を代表して質問をいたします。  まず、共謀罪についてお聞きをします。  テロ等準備罪のネーミングは誰が行ったんですか。
【次の発言】 テロ等準備罪をどうして使うようになったか不明ということはどういうことですか。
【次の発言】 そんなばかな話ないですよ、政府提案法案で。  民進党のヒアリングで法務省は知らないと答えていますよ。誰が命名したんですか。
【次の発言】 おかしいですよ。政府がテロ等準備罪と言いながら、不明なんておかしいですよ。誰が付けたんですか。あるいはこれ、返上してください。法務省はこれがテロ対策でないことは十分分かっていた。……

第193回国会 予算委員会 第10号(2017/03/10、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民・自由会派、希望の会を代表して、福島みずほ、質問をいたします。  三月七日、与党の法務部会において法務省が資料を配っております。予備罪における処罰の間隙について。処罰の穴です。これは法務省のものだということでよろしいですね。
【次の発言】 結局、これは法務省のものだとお認めになったということでよろしいですね。
【次の発言】 これを見て本当にびっくりしました。ハイジャック犯人がまさに切符の購入をしただけでは予備罪にならないと書いてあります。  で、お聞きをいたします。一九七〇年五月十二日、参議院法務委員会の政府の答弁、予備罪に当たるとしている答弁の部分を読んでください。

第193回国会 予算委員会 第11号(2017/03/13、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民・自由会派の希望の会、福島みずほです。会派を代表して質問いたします。  まず初めに、森友学園について質問いたします。  二〇一五年九月五日、安倍昭恵さんが講演をします。これは、元々この講演は安倍総理自身が行うことになっていたということでよろしいんですか。
【次の発言】 同僚議員の質問に対して、行くことになっていたというふうにおっしゃっていたり、この間、福山さんの質問に対して、福山さんは、これ、元々総理が講演することになっていたということを質問の中に織り込んで質問されたんですが、それに対してそれを否定されなかったので、総理が九月五日講演することになっていたんですか。

第193回国会 予算委員会 第16号(2017/03/24、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。希望、社民統一会派、希望の会を代表して質問をいたします。  安倍昭恵さんが二〇一五年九月五日からこの小学校の名誉校長になり、そのことはホームページ上、パンフレット上、幅広くそれは見ることができたわけです。そして、昨日、籠池証人が証言をしたことは、交渉のときに役所に対して安倍昭恵さんが名誉校長であるということを言ってきたということもおっしゃっていました。  しかし、昨日、また籠池証人がこの証人喚問の中で言ったことに大変驚きました。それは、具体的に動いている、具体的に働きかけている、安倍昭恵さんは具体的に動いているのではないかということです。実際具体的に動い……

第193回国会 予算委員会 第19号(2017/06/16、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会(自由・社民)の福島みずほです。  加計問題について質問をいたします。  藤原審議官は、十一月一日、自分の手書きのこれを付け加えた、そして交渉したというふうに話をしていらっしゃいます。これは、まず、先ほどからも出ておりますが、これが本当に重大問題だと思っております。(資料提示)この「指示がありました。指示は藤原審議官曰く、官邸の萩生田副長官からあったようです。」というふうにあります。  萩生田さん、これ、手書きでこの日に付け加えているんですが、萩生田さんに、十一月一日、口頭で指示を受けたんじゃないですか。聞いておりますが。どうですか。

第195回国会 厚生労働委員会 第2号(2017/12/05、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  アスベスト問題についてお聞きをいたします。  アスベストによる健康被害に関しては、現在全国で八百二十名の原告が十四件の建設アスベスト訴訟を行っています。十月二十四日の横浜地裁判決、十月二十七日の東京高裁判決においても国とアスベストメーカーの責任が認められました。一審判決時点で国はこれまで一勝六敗だったが、この一勝も東京高裁判決で覆ったため全敗、全て負けたという状態になっております。  国としてこの責任をどう受け止めるか。いかがでしょうか、大臣。
【次の発言】 東京高裁における訴訟に関して言えば、原告七十五人中実に五十六人が既に亡くなっています。また、……

第195回国会 厚生労働委員会 第3号(2017/12/07、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、民泊サービスの解禁、拡大でどのような問題が起きるかということを各委員の皆さんたちも質問しています。私も同じ問題関心です。  公衆衛生の維持向上をどのように図っていくのか。民泊の場合、もちろん日数の制限はありますが、シーツを毎回ちゃんと替えているか、パジャマはどうか、ごみはどうか、これは管理者がやることになるわけですが、きちっとそれがされているか、部屋の掃除はされているか。これは基本的に保健所などが立入調査をするしかないんですが、これってできるんですか。
【次の発言】 日常的に調査できないんですよね。普通のホテルや旅館だったら、あそこのホテルは……

第195回国会 予算委員会 第2号(2017/11/30、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会(自由・社民)の福島みずほです。  加計学園についてお聞きをいたします。  私は、質問主意書を四月十八日付けで提出をしております。(資料提示)安倍首相が、加計学園の加計孝太郎理事長が今治市に獣医学部をつくりたいと考えていることをいつから知っていたのか。四月二十八日の答弁書、二〇〇七年、平成十九年十一月、加計学園がその候補となる者である旨記載されているというふうになっております。  総理、質問主意書に関する答弁書で、閣議決定しておりますから、総理はこの答弁書を了解しているということでよろしいですね。
【次の発言】 総理は、この答弁書を閣議決定していますから、了解していたん……

第196回国会 決算委員会 第2号(2018/04/16、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  福田事務次官のセクシュアルハラスメント疑惑についてお聞きをいたします。  この点について、二十一名の超党派の女性議員の連名で、十三日の金曜日、うえの副大臣に会っていただきました。音源データもありますよということを示したんですが、大臣、このことについて報告を受けていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 副大臣から報告を受けましたか。
【次の発言】 残念です。副大臣に面会をして、必ず大臣に伝えるということだったんですが、伝わっていないとしたら、本当に、せっかく女性国会議員十一名で行ったので、二十一名の連名で、実にちょっと残念であるというふうに思っておりま……

第196回国会 厚生労働委員会 第3号(2018/03/23、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  質問通告しておりませんが、今朝の新聞にあったので。  昨日、野党合同ヒアリングの中で裁量労働制のデータに関してずっと議論してきましたが、裁量労働制の方が労働時間が短いという中で、一時間以下というのが二十五件あって、これは一体何だということで随分議論になってきました。  厚労省の調査で十五件は確認できたがいずれも一時間以下のものは一件もなかったということで、一時間以下、二十五件あったので、裁量労働制の方が短いという一つの理由になっていたわけですが、こんなでたらめを許していいんでしょうか、加藤大臣。

第196回国会 厚生労働委員会 第4号(2018/03/27、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ホワイトカラーエグゼンプションと裁量労働制についてお聞きをいたします。  働き方改革一括法案、働かせ改悪一括法案と言いたくなりますが、裁量労働制拡充に関して安倍内閣は撤回をしました。裁量労働制の労働者の労働時間の方が一般労働者よりも短いというデータの撤回を大臣もされました。これは、裁量労働制の労働者の労働時間の方が一般労働者よりも短いという前提自体が崩れたわけで、立法事実が失われたということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 私は、データ撤回だけでなく、誰が考えても裁量労働制の方が一般労働者よりも長くなると思います。今後また実態調査をされると思いま……

第196回国会 厚生労働委員会 第5号(2018/03/29、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日、優生保護法下における強制不妊手術を考える超党派の議員連盟の第二回の会合がありました。当事者、そして原告のお姉さんがそれぞれ体験を語ってくれました。  厚労省が調査を行う方針ということを決めましたけれど、実態調査に当たっては、是非、次の三点についてお願いをしたいと。一、調査の範囲は特定の障害を持つ人に限らず実態究明のために広く実施してほしい。二点目、客観的な調査が行われるように第三者委員会を設置してほしい。三番目、声を上げられない被害者がいることを踏まえ全国的な相談窓口を設けてほしい。  厚労省自身が、各自治体に対しても積極的に取り組んでほしい、……

第196回国会 厚生労働委員会 第6号(2018/04/03、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  厚労省東京労働局の勝田局長は、三月三十日の定例記者会見において記者団に対し、何なら皆さんのところに行って是正勧告してもいいんだけどなどと述べました。何でこんな発言が出たんですか。
【次の発言】 彼は続けて、皆さんの会社も労働条件に関して真っ白ではないでしょうと言及、テレビ局を例に、長時間労働という問題で指導をやっています、逐一公表していませんけどと。脅しですよね、あなたのところに入っているんですよといって。  すさまじい権限を持っている労働行政の中で、警察と同じ、いろいろな立入り権限もあるわけですし、この発言、大臣、どう受け止めますか。

第196回国会 厚生労働委員会 第7号(2018/04/05、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日の四月三日の日に、この厚生労働委員会で大臣に対して、野村不動産に対する是正勧告について質問をいたしました。是正勧告はされたんですよねという質問に対して、大臣は、いや、御本人も認めていないというふうに私は聞いておりますというふうになっているんですね。  でも、十二月二十六日と三月三十日の記者会見の議事録が出てきました。出していただきました。是正勧告前提にやっているんですね。  例えば、十二月二十六日付け記者会見の五ページですが、例えば記者が、ちなみに個別の是正勧告というのは、それは日付ばらばらなんですか、四支店。それに基準部長、そうですね、それぞれ……

第196回国会 厚生労働委員会 第8号(2018/04/10、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  大臣、過労死の申請を知ったのはいつですか。
【次の発言】 本件についての過労死の申請を知ったのはいつですか。
【次の発言】 いや、いつ労災の申請があったかというのを聞いているんじゃないんです。これは異例の特別指導があって公表があったので、手続的にどうか、あるいは総理と大臣がいつ知ったかということは極めて重要なので聞いているんです。これは国会の場ですから、答えてください。いつ労災の申請があったかと聞いておりません。野村不動産に関する労災の申請があったのを大臣が知ったのはいつかです。
【次の発言】 いや、大体申請した時期、労災の時期というのは分かっている……

第196回国会 厚生労働委員会 第9号(2018/04/12、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、これ質問通告していないのですが、一言お聞きをいたします。  厚生労働省健康局長が部下の女性に対して四百通のメールを送って、これがセクシュアルハラスメントではないか、問題があったのではないかという報道があります。私も報道でしか知りません。このことについて、事実関係、認識、そして処分などについてどうお考えでしょうか。
【次の発言】 是非よろしくお願いします。  局長の任に当たるのかというふうにも思っています。とりわけ、厚生労働省は、セクシュアルハラスメント、パワハラ、マタハラの根絶に関して非常に努力をして、その責任官庁ですし、しっかり取り組んで……

第196回国会 厚生労働委員会 第10号(2018/04/17、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  勝田さんにお聞きをいたします。三月四日の朝日新聞に労災申請契機で異例の指導という記事が出ております。この野村不動産の様々な指導は、労災の申請、労災がまさに契機だったという新聞記事なんですが、これは事実でしょうか、誤報でしょうか。
【次の発言】 でも、誤報だったら誤報だと言うべきじゃないですか。もし過労死の申請がこのきっかけでないんであれば、それは事実と違うので、それは違うと言うべきなんじゃないでしょうか。  こんなに大量の裁量労働制の適用の濫用が明らかになった契機はいろいろあるかもしれませんが、過労死の申請が大きなきっかけになったんじゃないか。この記……

第196回国会 厚生労働委員会 第11号(2018/04/19、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、法案の審議に入る前にちょっとお聞きをいたします。  今年の三月五日、加藤大臣は、野村不動産の過労死の認定の支給について初めて、初めてというか、聞いたというふうにおっしゃっているんですが、いつ、どんな形で報告を受けられましたか。
【次の発言】 大臣は、大臣になれば、朝、答弁のレクを受けるわけですが、そのとき、要するに石橋さんがまさに野村不動産の問題について質問するという通告があったわけですから、朝、レクのときに聞いたという理解でよろしいでしょうか。
【次の発言】 野村不動産の過労死の問題というのは極めて重要で、三月五日に支給されたというのを初めて……

第196回国会 厚生労働委員会 第12号(2018/05/15、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、もう様々な有益な御意見、本当にありがとうございます。  地域偏在、診療科目の偏在ということも大きいわけですが、先ほど植山参考人が表で示されたとおり、全国回っても産婦人科や小児科、とりわけ産婦人科が少ないという現実などをとても痛感をしております。この診療科目の偏在をどうやって解消するのかという点について、植山参考人、立谷参考人、御意見をお聞かせください。
【次の発言】 ありがとうございます。  今日のお話の中で、需給データ、本当に将来も見据えて、その地域がどういうふうになるのかというのをきちっとデータも出してもらってやるのが大事だということを松……

第196回国会 厚生労働委員会 第13号(2018/05/17、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  医師法の改正法案の前に、緊急にちょっと質問をさせていただきます。  全国過労死を考える家族の会の代表世話人寺西笑子さんから、安倍総理に対して面談の御依頼が出されております。配付資料にありますので、是非見てください。「過労死防止のために私たちは人生を賭けて活動をしております。」と。今日も全国過労死を考える家族の会の皆さんたちが傍聴してくださっていますが、過労死をなくすために、本当に人生懸けて熱心に活動されていらっしゃいます。  昨日、家族の会から安倍総理、安倍晋三衆議院議員事務所に対してファクスが、これが送達されるとともに、私の事務所からも内閣総務官室……

第196回国会 厚生労働委員会 第14号(2018/05/22、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日、愛媛文書が発表になりました。私は、本当にこの文書、大変貴重だというふうに思います。  安倍総理に去年三月十三日、加計学園問題について質問し、いつ知ったかという質問に、六月も、質問主意書でも、構造改革特区のときから知っていましたと答弁を総理はしていました。しかし、去年七月、突然、二〇一七年一月二十日に初めてこの計画を知ったと総理が答弁を変えてしまいました。そのことについて国会で質問し続け、予算委員会でも質問しておりましたので、昨日発表された、予算委員会に提出された愛媛文書で、まさに、二〇一五年の二月二十五に加計孝太郎理事長とそれから総理がこの問題……

第196回国会 厚生労働委員会 第15号(2018/05/24、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、深いお話をそれぞれ四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず奥田参考人に、三千万円寄附をもらっても百人スタッフはなかなか大変ではないかと思います。それから、放火を繰り返している人の、要するに受刑者を引き取って一緒に家で暮らしていらっしゃるドキュメンタリーを見て、もうすごいと、こう思ったんですね。先ほど質より量とおっしゃったけれど、もう質の方でも大変。  ですから、二点お聞きをします。  経済的にどうですかという問題と、二点目は、今日のお話でも就労支援などが結構成功しているわけですね、その苦労話や、しかし伴走ってとっても大変だと……

第196回国会 厚生労働委員会 第16号(2018/05/29、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、自民党の萩生田光一幹事長代行が、二十七日、講演会で、ゼロから二歳の乳幼児の養育に関して、言葉の上で男女共同参画社会だ、男も育児だとか格好いいことを言っても、子供にとっては迷惑な話だ、子供がお母さんと一緒にいられるような環境が必要だと持論を展開、同時に、はっきりとした結果は統計を取ることができないが、ママがいいに決まっている、ゼロ歳からパパがいいというのはちょっと変わっていると発言をしました。  大臣、この発言、どうでしょうか。
【次の発言】 いろんな家庭があることは理解します。ただ、育児休業法は父親も母親も取れる、父親の育休をどうやってもっと取……

第196回国会 厚生労働委員会 第17号(2018/05/31、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  冒頭、まず今日の午後、衆議院の本会議で、働き方改革一括法案、高度プロフェッショナル法案、過労死促進法案を含んだ法案の採決が行われるやに聞いております。  ただ、またダブって原本とそれからコピーが混在していたという報告で、二十二日に理事会に精査結果が出ているわけですが、本日またクロス集計等への精査結果の転記ミスについての報告をいただきました。線路は続くよどこまでもではないけれども、どこまでこのミスというものの報告が続くのか。  五月二十五日、衆議院の厚生労働委員会を傍聴しておりましたが、岡本委員がこのデータについて、他の委員も含めて、質問をしておりまし……

第196回国会 厚生労働委員会 第18号(2018/06/05、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  五月三十一日に高度専門職に対するヒアリング概要のことをお聞きをいたしました。大臣は、これ、十二人のヒアリングをやったということが唯一の高度プロフェッショナル導入の根拠、立法理由になっていると私は思っているんですね。具体的にこれを示している。  改めてお聞きをします。何月何日にやったのか。そして、前回、会社の紹介でというふうにおっしゃいました、会社の紹介で選んだ。会社の同席というのはあったのか。この二点、お聞かせください。
【次の発言】 平成二十七にやったのは、番号でいえば何番、平成三十年にやったのは何番か教えてください。人事担当者が同席したのは何番で……

第196回国会 厚生労働委員会 第19号(2018/06/07、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  高度専門職に対するヒアリング概要についてお聞きをします。  その前に、まず大臣、この働き方改革一括法案の中に、裁量労働制の拡充と高度プロフェッショナル法案が入るということを方針を決めたのはいつでしょうか。
【次の発言】 この高度専門職に対するヒアリング概要なんですが、この間の答弁の中で大臣は、ニーズをどうやって把握をしたのかという質問に、十数名から話を聞きました、ヒアリングをやりましたとおっしゃっていました。  そのヒアリングの中身が五月十六日付けで出て、質問もしているわけですが、驚いたことに、二〇一五年三月に三人、本年、二〇一八年二月一日に九人とい……

第196回国会 厚生労働委員会 第20号(2018/06/12、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はすばらしい活動をされていらっしゃる五人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、寺西参考人にお聞きをいたします。過労死をなくすために人生懸けて頑張っていらっしゃることに心から敬意を表します。  過労死に関しては、五月三十一日、過労死等防止対策推進協議会に示された過労死等防止対策大綱案では、労働時間の適正な把握が効果的である、白書においては、労働時間を適正に把握すること及び残業手当を全額支給することが残業時間の減少に資するとしています。  高度プロフェッショナル法案はまさにこれに逆行すると、過労死促進法案、残業代不払法案、定額働かせ……

第196回国会 厚生労働委員会 第21号(2018/06/14、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  大臣は、二〇一八年一月三十一日、二月一日にヒアリングをやることを知っていましたか。
【次の発言】 局長は知っていましたか。
【次の発言】 じゃ、誰の指示で、職員は、九人、三十一日と一日、ヒアリングをやったんですか。
【次の発言】 日々の業務じゃなくて、高プロのまさに十二分の九ですよ。このヒアリング、局長も知らなかった。  大臣、この九人、ヒアリングをやったのを知ったのはいつですか。
【次の発言】 衆議院の岡本議員から質問されているときぐらいの想定問答に付いていたということでよろしいですか。
【次の発言】 それではまた教えてください。  これ、高プロの……

第196回国会 厚生労働委員会 第22号(2018/06/19、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  大阪の北部で発生した地震に関して、亡くなられる方が今報道されている段階で四人いらっしゃいます。心から御冥福をお祈りすると同時に、三百人以上と言われる負傷者の方が出ていらっしゃると聞いております。お見舞いを心から申し上げますし、先ほど水道についての質問がありましたが、復旧が早く進むように、社民党としても、一国会議員としても、あるいは超党派でも、与野党を超えて、できることは何でもやっていきたいと思います。厚生労働省としてもしっかり頑張ってくださるよう、心からお願いを申し上げます。  では、まず初めに高プロ対象業務についてお聞きをいたします。  これは他の……

第196回国会 厚生労働委員会 第23号(2018/06/26、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、今日、総理の答弁を聞いて本当にがっかりしました。裁量、成果に基づく評価、自由で柔軟な働き方。この与野党問わず厚生労働委員会で審議してきたことが、全く総理の中に入っていない、全く反映しておりません。  成果に基づく働き方、成果なんてないですよ、条文の中にないですよ。成果に基づいて給料が高くなるなんて条文にないですよ。それもこの厚生労働委員会で確認をされています。  もう一つ。裁量で働くのか、違います。裁量という言葉は条文にはありません。厚生労働省は政省令に書くと言っているけれども、条文の中にはありません。自由で柔軟な働き方なんて高プロではないです……

第196回国会 厚生労働委員会 第24号(2018/06/28、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日、午前中二時間だけの審議ということに強く抗議をします。たくさん論点があります。とことん審議をすべきである。高プロについては、これはもう出直すべきだ、廃案にすべきだということを強く申し上げます。  先ほど、石橋委員が私の質問の更問いをしてくださいました。高プロ対象労働者の産休、育休はどうなるのか。私は、高プロに断固反対です。労働時間規制が一切ない労働者が誕生する中で、家庭責任を持つ子供を持ちたいという女性が働けるとは思えない。こんな状況の中で働けないですよ。家庭責任を持つ男性だって高プロでは働けないですよ、仕事の量を選べないんだから。こういうことを……

第196回国会 厚生労働委員会 第25号(2018/07/03、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、冒頭、私も児童虐待についてお聞きをいたします。  虐待死した五歳の女の子、本当に何とか救えなかったのかと思います。家族が香川県に住んでいた際、彼女は虐待があったとして二回一時保護されており、父親については二回とも、起訴猶予ではありますが、送検されております。何とかこれは救えなかったのか。  他の国会議員が現地に行って、地元の人たち、まさにその相談所で話をいろいろ聞いたと。何を最も望んでいるか、何が必要なのか、答えはまさに児童福祉司、こういう人を増員をしてほしいというのが一番の声だったということを実はお聞きをいたしました。  お手元の資料を見てく……

第196回国会 厚生労働委員会 第26号(2018/07/05、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、本案に入る前に一問、企画業務型裁量労働制についてお聞きをいたします。  企画業務型裁量労働制と専門業務型裁量労働制について、厚生労働省は自主点検を行っているというふうに聞いております。誰に対して何をどのように自主点検しているのか。自主点検では実態把握が不十分なのではないでしょうか。
【次の発言】 これは、自主点検ということと、それから労働時間の状況に関する最長のものと平均的なもの、これもその事業者の自主点検によって、その自己申告によって報告を受けるということでよろしいですね。
【次の発言】 私の問題関心は、自主点検で、やらないよりはやった方がい……

第196回国会 厚生労働委員会 第27号(2018/07/10、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本日は、大変お忙しい中、四人の参考人の皆さん、貴重な御意見を本当にありがとうございます。  まず初めに、加熱式たばこならぬ、先ほど望月参考人がこれは新型たばこだとおっしゃいましたが、井戸県知事にお聞きをいたします。  兵庫県の条例では、この新型たばこは紙巻きたばこと同じように扱っているんですが、この点についての議論などありましたら、御意見ありましたら教えてください。
【次の発言】 簡明な御説明、ありがとうございます。  次に、長谷川参考人にお聞きをいたします。病を押して貴重な御意見を聞かせていただいていることに感謝をいたします。  今日は、受動喫煙と……

第196回国会 厚生労働委員会 第28号(2018/07/12、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、火曜日質問いたしましたが、七月豪雨の被害者の皆さんに関して、心から亡くなられた皆さんにはお悔やみを、そして現在行方不明の方が一日も早く生きて発見されるように、そして被害に遭われている、現在苦労していらっしゃる皆さんには心からお見舞いを申し上げます。  先ほど、断水の問題に関して、二十四万人が断水というので、大臣が呉やいろんな点について話をしていただきました。今現場で精いっぱいの作業をしていらっしゃると思いますので、いつまでというのはなかなか難しいかもしれませんが、やっぱり給水の見込みなどについて教えてください。

第196回国会 消費者問題に関する特別委員会 第2号(2018/03/22、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本日は、スルガ銀行、スマートデイズ被害の実態、サブリース問題についてお聞きをいたします。  お手元に資料をお配りしておりますが、オーナー、これ被害者で、土地の売主、販売会社、建物を建てる、そしてサブリースで三十年賃料保証、スマートデイズなどがあるわけですね。ローン提携でスルガ銀行というので、これは新聞もお付けしておりますが、弁護団によると、団には現在、所有者七十二人が参加しており、七十二人の被害総額は百億円以上。まさに今、七百人で一千億ほどの被害が出ているというふうに言われています。  これはパッケージなんですね。ですから、土地が高く見積もられたり、……

第196回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2018/04/13、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  サブリース契約問題について、まずお聞きをいたします。  前回もこのことについてお聞きをいたしました。賃料保証をうたって億単位の金を借りさせ、割高な物件を買った途端に賃料を払わなくなる、そんなトラブル続出のシェアハウス投資、今非常にこのサブリース問題というのは問題になっております。  三月二十七日、三十代から五十歳代のサラリーマン十三人が二億円の損害賠償請求を求めて東京地裁に提訴をいたしました。かぼちゃの馬車を運営するスマートデイズは、四月九日、民事再生法の適用を東京地裁に申請をいたしました。  被害額の拡大が懸念されておりますが、被害者救済のための取……

第196回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号(2018/06/04、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  この「社会生活上の経験が乏しい」というのは、削除すべきではないかと思っています。というのは、豊田商事の場合も、それから、私自身も担当したんですが、豊田商事の残党が行った抵当証券の大型詐欺事件の裁判でも、様々な消費者被害の方たちは決して社会生活上の経験が乏しいわけではない、むしろそこそこ少しお金を持っていて何かをやろうとしている人で、社会生活上経験が乏しいから詐欺に遭うというのは、私は余り、そう実は思っていないんですね。  だまされる人は、というか、向こうは、敵はさる者というか、もうちょっと……

第196回国会 消費者問題に関する特別委員会 第6号(2018/06/06、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、福井大臣に確認をさせてください。衆議院本会議での大臣答弁を確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  大臣は、五月十一日、衆議院本会議で、高齢者であっても、契約の目的となるものや勧誘の態様との関係で本要件に該当する場合があるとおっしゃっていますが、それでよろしいですね。
【次の発言】 続けて。  霊感商法のように勧誘の態様に特殊性があり、積み重ねてきた社会生活上の経験による対応が困難な事案では、高齢者でも本要件に該当し救済され得るということでこの答弁はよろしいですね。

第196回国会 予算委員会 第10号(2018/03/16、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  麻生大臣にお聞きをします。三月二日、朝日新聞の記事が出て、何かアクション取られましたか。
【次の発言】 どんな調査を誰に命じましたか。
【次の発言】 その結果、どういう答弁でしたか。
【次の発言】 長い時間たっていますね。二日の日に理財局は、私たちにはほかに原本があるかどうか答えられないと言いました。  麻生大臣、監督責任があるでしょう。二日の日にどうされましたか。
【次の発言】 理解できません。二日から十二日まで一切大臣がどうなっているかを聞かないなんて大臣としてあり得ませんが、いかがですか。

第196回国会 予算委員会 第11号(2018/03/19、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  総理、決裁文書の改ざんに当たった近畿財務局、財務省職員が自ら命を絶ちました。心から御冥福を祈ります。  報道によれば、この職員が書き残したメモの中に、上からの指示で書き換えさせられたという言葉があったといいます。総理としてどのように受け止めますか。国民の前で明らかにしてください。
【次の発言】 総理大臣として責任を取るべきではないですか。官僚、職員に刑法犯を犯させてまで守ってもらったんでしょう。佐川さんなどがもし改ざんをしていたのであれば、あなたを守るためですよ。総理を守るための書類の改ざんでさらに人が死んでいるんですよ。政治的、道義的責任……

第196回国会 予算委員会 第13号(2018/03/26、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  今朝、大阪拘置所におきまして、籠池さんと接見をしてきました。森ゆうこさん、矢田わか子さんと一緒です。九時十分から五十八分まで四十八分間、接見をしてきました。様々なことを確認をしてきました。  五番目の決裁文書の中にある、いい土地ですから前へ進めるといいですねということについてもお聞きをしました。これについては、籠池さんの説明は、安倍昭恵さんがいい田んぼになりそうですねと言い、いや、これは学校を造る予定地ですからと籠池さんが言うと、安倍昭恵さんは、いい土地ですから前へ進めてくださいと言ったというふうに聞いてきました。安倍総理は、妻はそんなこと……

第196回国会 予算委員会 第17号(2018/05/10、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  まず、加計学園に三回会っていることの記憶をいつ取り戻したんですか。
【次の発言】 記憶喪失が戻ったのはいつですか。
【次の発言】 それでは、ほかの方も質問していますが、なぜ加計学園と、去年、その頃、二月、三月、さっき三月二十四日、四月二日、六月、三回会ったということを一切言わなかったんですか。一年前にあなたがそのことを言っていたら真相究明は進んでいますよ。
【次の発言】 四月二日に会ったということを思い出したのはいつですか。
【次の発言】 今まで、なぜそのことを去年の七月から今まで言わなかったんですか。

第196回国会 予算委員会 第18号(2018/05/14、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  総理にお聞きをいたします。  柳瀬さんが二〇一五年四月に加計学園と官邸で会ったというのをいつ知りましたか。
【次の発言】 ゴールデンウイーク中に今井秘書官から聞いたということですね。改めて確認します。
【次の発言】 柳瀬秘書官は、この間の参考人招致で、ちょうど約一年前、閉会中審査の前に、今井秘書官に加計学園と会ったという記憶があると伝えたと証言をしました。重要なことだと思います。今井秘書官はなぜそれを聞いて、その時点で総理になぜ伝えなかったんですか。
【次の発言】 全くひどい話ですよ。  去年の閉会中審査の前に、今井秘書官、あなたの右腕でし……

第196回国会 予算委員会 第20号(2018/06/25、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会(自由・社民)、社民党の福島みずほです。  まず、大阪で起きた震災に関して心からお見舞いを申し上げます。社民党は、すぐ対策本部を立ち上げました。これからも震災の支援をしっかりやってまいります。  まず、高度プロフェッショナル法案についてお聞きをいたします。  総理は、去年二月二十一日、電通で過労死されてしまった高橋まつりさんのお母さん、高橋幸美さんに会われています。お会いになっています。そのとき、長時間労働を是正すると約束をしています。  高度プロフェッショナル法案、労働時間規制を一切なくし、割増し賃金を払わないとする高度プロフェッショナル法案、残業代ゼロ法案は長時間労……

第197回国会 厚生労働委員会 閉会後第1号(2019/01/24、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  去年の十二月二十日の日に根本大臣は説明を受けたと思いますが、誰にどう具体的に説明されたか、改めて確認させてください。
【次の発言】 だとすれば、大臣は明らかに追加給付が必要だということを理解すべきではないですか。
【次の発言】 十二月の中旬に、例えば統計の人がこれはおかしいんじゃないかと、いろいろ意見言っています。単に全件調査をやっていなかった、五百人以上というだけではなくて、もう分かっているんですよ。大企業の五百人以上に関して三分の一しかやっていなかったのであれば、かつてにおいて、給付、賃金が低いじゃないですか。大臣は、そこでどんな影響があるのか、……

第197回国会 厚生労働委員会 第2号(2018/11/15、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ハラスメント禁止法が必要だという立場で大臣に質問をいたします。  先ほど石橋委員から質問がありました。ILOは今年六月に、ハラスメント禁止に関する条約制定を求めた委員会報告を採択をいたしました。ILOの調査では、日本は仕事に関する暴力やハラスメントを規制していない国に分類をされております。日本もハラスメント禁止に向けて積極的に取り組むためにも、一九年の総会で採択が予測されるこの条約に関して批准の方向で検討すべきではないですか。
【次の発言】 積極的な批准をお願いいたします。  労政審が今年八月末からハラスメント対策について議論をしております。ハラスメ……

第197回国会 厚生労働委員会 第3号(2018/11/20、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、五人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。今日の質疑が未来を大きく一緒に変えていく契機に本当になればと思います。本当にありがとうございます。  まず初めに、竹下参考人にお聞きをいたします。  試験の在り方、試験における合理的配慮で、今回は高卒程度で統一試験なわけですが、大卒の人はまた別途、今まで、従来の試験で同じにやると。司法試験もそうですし、大学の受験ももっと変わったらいいと思うんですが、試験における合理的配慮についてアドバイスがあれば教えてください。
【次の発言】 今回の法定雇用率の水増し問題が、障害のある人たちの雇用が奪われたと……

第197回国会 厚生労働委員会 第4号(2018/11/22、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  火曜日に、障害者雇用水増し問題について、総定員数との関係について質問をしました。内閣人事局、財務省は、増員要求があれば対応するということでした。  八月末にこの問題が発覚をしたので、新たに障害者雇用数に関して、増員要求、各役所からの合計数、どれだけ出ているか教えてください。
【次の発言】 今、八百一人というふうにおっしゃったと思うんですが……
【次の発言】 ごめんなさい。  今回、増員要求として障害者の方の増員要求が八百七人ということなんですが、四千人なわけですよね。そうすると、この四千人と八百七人の関係はどうなるんでしょうか。

第197回国会 厚生労働委員会 第5号(2018/11/27、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  麻生大臣は、二〇一四年、日本の水道は全て民営化すると言いました。このコンセッションが水循環法における公共サービスや、これを大事にする、水は命だ、水道は大事なんだという観点からスタートしているんだったらいざ知らず、というか、そもそも問題なわけですが、経済財政諮問会議、産業競争力会議などで、竹中平蔵さん、コンセッションはインフラ関連企業や投資家にとって大きな新規のビジネスチャンスである、つまり、大きな、投資家にとって大きな新規ビジネスチャンスであると位置付けられている。金もうけなんですよ、金もうけ。金、金、金なわけですから、これで公共サービスとしての水が……

第197回国会 厚生労働委員会 第6号(2018/11/29、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  コンセッションは、運営権を売却をするものです。二百億掛けて例えば買ったら、買ったものは自分のものだと、水メジャー、SPCはそれ以上の利潤がはるかに上がるように頑張るだろうと。売却をしてはいけない、運営権を売却することの、コンセッションの問題は大きいというふうに思います。  橋本参考人にお聞きをいたします。  パリは、セーヌ川を挟んでスエズとそれからヴェオリアが民営化でやっていました。そして、ベルリンはヴェオリア社ですよね。そうすると、様々なところで料金高騰とそれから情報が開示されないことが大問題になり、……

第197回国会 厚生労働委員会 第7号(2018/12/04、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  内閣府へヴェオリア社から出向している伊藤万葉さんは、二〇一八年六月十二日に行われた参議院の内閣委員会、法案はPPP推進法案、PPP強化法案ですが、そのときに大臣の後ろで補佐をしていたということでよろしいですね。
【次の発言】 この厚生労働委員会もそうですが、大臣の後ろで控えている役人は全てその法案に関してよく知っている実質的担当者で、何かあれば大臣を補佐する立場です。  伊藤さんはヴェオリアから出向しておりますが、やはりこのPPP強化法案に関して、政策立案というか、関与していたということでよろしいですね。

第197回国会 厚生労働委員会 第8号(2018/12/06、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、大臣、失踪した外国人技能実習生二千八百七十人の聴取票が公表されました。これは野党で、私もほんの一部ですが、引き写しをしたものを集計をして、公表をいたしました。みんなで力を合わせて公表したわけです。元々は法務省にこの原本があり、私たちはそのコピーは見ることができました。この聴取票、大臣、確認をされましたでしょうか。
【次の発言】 感想、いかがですか。実態、どう御覧になられました。
【次の発言】 大臣は、私たちが書き写したものを、コピーを御覧になったんですか。それとも、法務省のコピーを御覧になったんですか。

第197回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2018/11/21、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  食べ物の安全について、まずお聞きをいたします。  まず、除草剤グリホサートについてです。世界的に除草剤グリホサートについて発がん性などの有害性が指摘され規制等が進む中で、日本だけ残留基準の緩和を行っている。これ、規制を強化すべきではないかという観点から質問をいたします。  二〇一五年三月、WHOの専門家機関の国際がん研究機関はグリホサートを発がん物質2Aにランクをしました。今年八月、グリホサートを使用したためがんになったとして、モンサント社を訴えた被害者がアメリカで勝訴をしました。北米のスーパーやホームセンターなどの棚からグリホサートを外す動きも出て……

第197回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号(2018/12/05、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今回の改正によって、リコールで自主回収も報告が義務化されることになります。消費者側への理解促進のため、具体的にどのような広報の手段を考えていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 自主回収届出情報に記載する健康への影響の表示について誤解のない表記を徹底するように、具体的な対応策はどのように考えていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 食品事故の中でも、アレルギー不正表示は重篤な症状を引き起こす可能性があります。食品別で不正表示の割合が高い食品関連事業者へ周知徹底するための具体的な対応策はどうお考えでしょうか。

第197回国会 予算委員会 第3号(2018/11/26、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 自由・社民統一会派、希望の会、社民党の福島みずほです。  水道法改正法案、水道の民営化についてお聞きをまずいたします。  麻生財務大臣は、二〇一三年四月、アメリカのシンクタンクの講演で、日本の水道は全て民営化すると発言をしました。日本の水道は全て民営化するんですか。なぜですか。
【次の発言】 水道の民営化を言った、そして、それはアベノミクスの三本の矢の中で成長戦略として言っている、そして、今、水道法の改正法案が議論になっている、そこが極めて問題だというふうに思います。  パリ市やベルリンは、もうこれは様々な問題が起きたので再公営化をしました。ベルリンは、千六百六十四億円ほど出し……

第198回国会 環境委員会 第9号(2019/06/11、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 立憲民主・民友会・希望の会の福島みずほです。  今日は、環境委員会で質問させていただくことに心から感謝をいたします。  今日は、まず、除染土、汚染土の問題についてお聞きをいたします。環境省は、福島県内の除染で生じた土壌のうち、八千ベクレル・パー・キログラム以下のものを全国の公共事業や農地造成で利用できる方針を策定しています。これに関して質問をいたします。  福島県内で生じた汚染土を公共事業や農地造成で再利用するという方針についてですが、再利用を想定している範囲は日本全国での公共事業、農地造成なのでしょうか。
【次の発言】 莫大な税金掛けて除染して集めて、それを今度また全国にばら……

第198回国会 厚生労働委員会 第3号(2019/03/20、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 立憲民主党・民友会・希望の会の福島みずほです。  先ほど、小川委員の質問に対して、大臣がこの期に及んで監察委員会がなどとおっしゃることに極めて落胆をいたしました。一回目、二回目、二回、二つの報告書突き返されたじゃないですか。統計委員会から突き返されて、やり直せと言われたんです。誰の目にも明らかじゃないですか。この期に及んでこの厚生労働委員会でその報告書のことをいろいろ説明されるのは、この期に及んで何をおっしゃるかというふうに思います。  この厚生労働大臣の下で、厚生労働省、本当に刷新できるんでしょうか。冒頭で済みませんが、お辞めになるしかないと思います。厚労省のまさに信頼を回復……

第198回国会 厚生労働委員会 第4号(2019/04/23、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 立憲民主党・民友会・希望の会の福島みずほです。  優生保護法と今回提案予定の法案について質問いたします。  今日は感無量です。優生保護法の問題は、当事者の飯塚さんを始め、市民の皆さん、研究者の皆さんが二十年以上も前から血を吐くような思いで訴え、熱心に取り組み、解決を求めてきた問題です。  優生手術に対する謝罪を求める会は、二〇〇三年に「優生保護法が犯した罪 子どもをもつことを奪われた人々の証言」という本を出版しています。様々なこのような長年の活動がなければ、優生保護法の問題点の広がりはなかったでしょう。また、日本弁護士連合会への人権救済への申立て、原告の皆さんの勇気ある提訴、弁……

第198回国会 厚生労働委員会 第5号(2019/04/25、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 まず、原発労働における労働者の労災並びに訴訟に関する状況把握を教えてください。
【次の発言】 廃炉業務に従事させるに当たり、事業主は、N4レベルの日本語能力の特定技能外国人に対し、電離則及び、例えば除染もそうですが、除染電離則の特別教育を適切に保障できないのではないですか。
【次の発言】 廃炉に関して、東電の廃炉に関して、特定外国人を使うことに断固反対です。  そもそも、東電福島原発事故を経験したこの日本において、二〇一一年以降、日本人の皆さんは、情報量やこの問題点についてかなりやっぱり浸透したと思います。でも、外国人の方に、廃炉あるいは原発の問題、放射性物質の問題などきちっと……

第198回国会 厚生労働委員会 第7号(2019/05/09、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 マイナンバー制度は利用が全く広がっておりません。昨年、二〇一八年十二月一日時点で一二・二%、今年になってようやく一三・二%。  証明書コンビニ交付は広がっておりません。自動交付機廃止して、窓口が混み合うというので、費用対効果で実施見送りです。自治体ポイントサービスも利用されない。利用が広がらないまま実証実験は終了しました。使われないマイナンバーポータル。対面サービスの必要で、自治体で電子申請は広がらない。添付書類省略できない情報連携が多い。対象事務は、二千二百九十六中、試行が十九、未実施千五十六。情報連携は即時に行えない場合がありますので必ず届出に必要なものをお持ちくださいのP……

第198回国会 厚生労働委員会 第8号(2019/05/14、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 今までの質問の追加で確認したいことがありますので、質問いたします。  東電福島原発の廃炉作業に入管法改正による特定技能の外国人を働かせることについての問題について、質問をいたします。  これは、前回、どこの役所も否定をされませんでした。しかし、これやめるべきですよ。歴史に汚点を残す、絶対にやめるべきだということを質問いたします。今日、そのように答えていただけるよう心からお願いをいたします。  全国の原発におけるこれまでの被曝の労災認定と裁判事例について資料をお配りをしております。厚労省が、原子力発電所で業務に従事した労働者に関する放射線被曝による疾病の労災認定状況、過去十年間な……

第198回国会 厚生労働委員会 第11号(2019/05/23、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 福島みずほです。  冒頭、この厚生労働委員会で、石橋委員、そして私も、東電の、福島東電原発事故における廃炉作業に特定技能一の労働者を活用すべきではない、従事させるべきではないという質問をしてきました。厚生労働省がこれについて通達を出してくだすって、東電が国の通達翌日に就労の見送り、ただ、当分の間見送りという、その当分の間というのはちょっと私自身は不安には思うのですが、厚労省がこの通達を出して、東電がそれを重く受け止めて従事をさせないという判断をしたことは、私は良かったと思っております。  新聞記事によれば、例えばベトナムの大使館、現在の第一原発でベトナム人労働者が働くことは違法……

第198回国会 厚生労働委員会 第12号(2019/05/28、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 まず、ダブルワーク、副業、兼業について質問をいたします。  まず、内閣府にお聞きをいたします。ダブルワーク、副業、兼業についての検討をなぜ行うことになったのでしょうか。
【次の発言】 兼業、副業をしたいという人の気持ちも分かります。高所得だったり、ビジネスチャンスを増やしたい、それはもちろんあります。しかし、ダブルワーク、兼業、副業の本質は何か。働けど働けど我が暮らし楽にならず、じっと手を見る、石川啄木状態というのがこの問題です。  つまり、副業、兼業している雇用者を本業の所得階層別に見ると、本業の所得が二百九十九万円以下の階層で全体の約七割。副業、兼業を行う理由は十分な収入を……

第198回国会 厚生労働委員会 第14号(2019/06/04、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 五人の参考人の皆さん、本当にどうもありがとうございます。  まず初めに、先ほど阿部一彦参考人からも通勤支援の必要性の話があり、竹下参考人からもありました。竹下参考人は、国の審議会の中でも何度も何度もこの通勤支援の必要性を訴えていらっしゃいます。  自力通勤可とか介助なしという募集要項がとても批判をされましたが、実際、通勤支援、介助支援がなければ働き続けることは本当にできません。買物に行くには同行支援があるのに、通勤支援がない。このことについて、やっぱりこれはもう一刻も猶予もなくやらなければ実際働くことができないと思いますが、この点について是非よろしくお願いいたします。

第198回国会 厚生労働委員会 第15号(2019/06/06、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 福島みずほです。  まず、雇用の場における同行支援、通勤支援、介助支援についてお聞きをいたします。  参考人の中からも、同行支援、通勤支援、これ緊急の課題だということが何人かの参考人から言われました。中央省庁における同行支援、通勤支援、介助支援はどうなっているのか、厚生労働省は把握をしているのか、お願いいたします。
【次の発言】 結局、募集、採用のときに同行支援、通勤支援、これは要件としないというのは一歩前進なんですが、今の答弁で、厚生労働省はやっていただきたいとは言っているけれども、各省庁で、じゃ、通勤支援、同行支援、介助支援が一体どうなっているか把握していないんですよ。でも……

第198回国会 厚生労働委員会 第17号(2019/06/13、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 まず、本案に入ります前に、今大変近々に問題になっております金融審議会市場ワーキング・グループ報告書についてお聞きをいたします。  この審議会の二十一回に、厚生労働省年金局の吉田課長が発言をし、二十分ほど説明をしております。この報告書が前提としたデータは、厚生労働省、年金など、厚労省のデータに基づいて作られているということでよろしいですね。
【次の発言】 年金もでしょう、肝腎な年金、年金ですから。  資料二十二ページを見てください。ここの説明で、マクロ経済スライドにより中長期的な水準の調整が見込まれているのは御案内のとおりで、老後の所得確保における私的年金の重要性が増すものと考え……

第198回国会 厚生労働委員会 第18号(2019/06/18、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 福島みずほです。  この報告書はまさに、不足額の総額は単純計算で一千三百万円から二千万円になると報告書はしております。  ところで、議事録を見ると、金融庁自身も試算をされています。今朝の毎日新聞、金融庁、老後最大三千万円必要、独自試算、四月十二日提示されていますが、三千万円最大で必要という試算をされているということでよろしいですね。
【次の発言】 二千万でもびっくりしましたが、三千万という金融庁の試算には、これ、付いていける人どれだけいるでしょうか。実際、この二十一回目の議事録の中に、一千五百万から三千万円程度を資産形成することになってくるかということでございます、金融庁がこの……

第198回国会 消費者問題に関する特別委員会 第2号(2019/03/19、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 立憲民主党・民友会・希望の会の福島みずほです。  まず、コンビニ問題についてお聞きをいたします。  コンビニ業界における二十四時間営業の事実上の強制や長時間労働、低収益経営の固定化は、消費者問題として見た場合、地域の小売業における人権侵害や健康被害、持続可能性のなさなど、深刻な問題と言えるのではないでしょうか。  消費者は便利さと引換えにこのような状況を受け入れるわけではないと考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 コンビニ加盟店ユニオンがセブンイレブン・ジャパンに対して団体交渉を要求しておりますが、セブンイレブン側はこれに応じておりません。労働組合法上の団体応諾義務に関……

第198回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2019/05/22、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 立憲民主党・民友会・希望の会の福島みずほです。  まず初めに、香害、香りの害についてお聞きをいたします。  私の周りにも、この香りの害、化学物質の問題で本当に困っている人、深刻な被害を訴えている人がたくさんおります。柔軟仕上げ剤、合成洗剤、芳香剤、消臭除菌スプレーなどの香料で化学物質過敏症など健康被害が生じております。このことについて日本消費者連盟が一一〇番をやり、たくさんの被害が寄せられているという問題があります。二〇〇九年十月一日から、厚生労働省は病名リストに化学物質過敏症を登録し、カルテや明細書、レセプトに記載できるようになっております。  この被害、今の実態、対策につい……

第198回国会 内閣委員会 第16号(2019/05/16、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 立憲民主党・民友会・希望の会の福島みずほです。  まず第一に、本法案とは別に一問だけお聞きいたします。  在京当番に関してです。  二〇〇三年十一月に閣議了解された在京当番の制度は、内閣府においてどのように運用されておりますか。在京当番はどのような形で決定され、どのように政務三役で共有されているのか。現大臣になってからの政務三役、在京当番の一覧表を提出するよう求めます。
【次の発言】 米軍基地上のドローンの飛行禁止は米国のハリス司令官からの要請を受けたと言われておりますが、事実ですか。
【次の発言】 沖縄の基地の上で飛んでいるドローンなどに関して、自衛隊、米軍基地上の事例、テロ……

第198回国会 予算委員会 第2号(2019/02/07、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 立憲民主党・民友会・希望の会の福島みずほです。  沖縄の辺野古の新基地問題について御質問をいたします。  二〇一六年三月、防衛局の報告書が出ました。軟弱地盤についてどう報告しているか、説明してください。
【次の発言】 二〇一六年三月に出した報告書が軟弱地盤についてどう説明しているか、答えてください。
【次の発言】 大浦湾のケーソン護岸設置箇所の水深三十メートルの海底に、厚さ四十メートルにN値ゼロという超軟弱地盤が広がっている、大浦湾の三工区一帯にも厚い軟弱地盤の存在が示されている、想定外だったということをこの二〇一六年三月の報告書では言っていますが、それでよろしいですね。

第198回国会 予算委員会 第12号(2019/03/22、24期、立憲民主党・民友会・希望の会)

○福島みずほ君 まず、辺野古の新基地建設問題についてお聞きをいたします。  B27地点の海面下七十メートルから九十メートルまでの地盤の強度は検査をしていないということでよろしいですね。
【次の発言】 B27の強度は検査していませんね。
【次の発言】 やっていないんですよ。駄目じゃないですか。  今、近くの地点、それはS3、B58、S20ということでよろしいですね。
【次の発言】 それぞれ、B27からどれだけ離れていますか。
【次の発言】 何じゃこりゃという声が出ていますが、そのとおりですよ。これだけ離れていて、何でB27が強固だなんて言えるんですか。


25期(2019/07/21〜)

第200回国会 厚生労働委員会 第3号(2019/11/14、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派の福島みずほです。  十一月十二日に、多磨全生園、ハンセン病資料館を視察をさせていただきました。そこでの話も、本当に心に痛い、あるいは心を打つものでした。  超党派で全会一致でこの法案が提出されたこと、本当に良かったというふうに思っております。私自身も、二〇〇八年に成立したハンセン病問題の解決の促進に関する法律案の策定に関わり、今回の家族の補償法案に関してもワーキングチームで関わらさせていただきました。ですから、今日ここでこの件の質問をすることについては感無量のものがあります。  元患者の皆さん、そして歯を食いしばって裁判を提訴した原告の皆さん……

第200回国会 厚生労働委員会 第4号(2019/11/19、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲民主、国民民主、そして新緑風会・社会民主党の会派の福島みずほです。  私は、今日、眼鏡を禁止されている女性への連帯として、この質問のために眼鏡を掛けております。ちょっと外しますね。(発言する者あり)じゃ、眼鏡を掛けております。  職場で女性にだけ眼鏡禁止令を出しているところがあります。百貨店の受付、化粧品会社の美容部員、料亭、日本の航空会社の客室乗務員など、多くの企業が禁止しています。諸外国の、外国のエアラインは禁止をしていないんですね。  なぜ女性だけ眼鏡が禁止なのか。大臣、これどう思われますか。
【次の発言】 趣旨に反するということですが、このことで、経済同友会の代表幹……

第200回国会 厚生労働委員会 第6号(2019/11/26、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民の福島みずほです。  まず冒頭、ハラスメント指針案について一言お聞きをいたします。  十一月二十日、検討会が行われました。それで、就活、フリーランスの人々などについてなんですが、ここで少しだけ盛り込まれましたが、これで十分ではないと思い、質問をいたします。  これでは、就活生は相談があれば対応するとなっているんですが、相談窓口にしっかりこの問題が入ること、相談窓口を設けてもらうこと、あるいは就活生に対してハラスメントをすれば対象に、様々な処分の対象になることなど、相談の前にしっかり対応するということでよろしいですね。

第200回国会 厚生労働委員会 第8号(2019/12/03、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派の福島みずほです。  まず、桜を見る会について、加藤大臣にお聞きをいたします。  厚生労働大臣及び内閣府特命大臣在任時において役所からの依頼はなかったとおっしゃっているんですが、役所以外、官房やあるいは、直接、事務所などについて、その推薦枠について話があったことはありますか。財務大臣は百人から二百人とおっしゃっているので、その点について確認させてください。
【次の発言】 もう端的にお答え願いたいんですが、今年、厚労大臣でいらっしゃるわけ、あっ、今年はこれは違うね、そうしたら、今の答弁だと厚労省の枠はないということなんですが、それ以外の枠はあるん……

第200回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第3号(2019/11/20、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民の共同会派の福島みずほです。  まず初めに、桜を見る会についてお聞きをいたします。衛藤大臣と北村大臣、両方にお聞きをいたします。  北村大臣は、二〇〇八年、福田改造内閣で防衛副大臣に就任、麻生内閣まで務められていらっしゃいます。十一月十二日の衆議院地方創生に関する特別委員会で、御自身が参加したかは記憶にない、調査すると言っています。調査された結果、どうですか。
【次の発言】 これは質問通告しておりませんが、役所で名簿の保存、役所推薦の名簿の保存、何年かというのを調べていただけますか。
【次の発言】 分かりました。  では、北村大臣にお聞きをいたします。……

第200回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第5号(2019/11/29、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民の福島みずほです。  まず初めに、スーパーシティ構想について大臣にお聞きをいたします。  大臣は就任記者会見で、スーパーシティ構想について、これからしっかりと勉強させていただきたいと述べたといいます。その後、どうなっているでしょうか。勉強の結果、今回見送りになったのでしょうか。
【次の発言】 勉強した結果、見送りになったんでしょうか。国家戦略特区改正案、スーパーシティ関係は今国会に再提出されませんでした。大臣は記者会見で、新規の特例措置の追加事項に関する調整状況や今臨時国会のスケジュールなどを考えたと述べていらっしゃいます。  規制改革の進め方に批判の……

第200回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第6号(2019/12/04、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民の福島みずほです。  十一月二十九日の閣議後の記者会見で、ジャパンライフの元会長が桜を見る会の招待状を宣伝に利用していた問題について、記者から消費者庁としてどのような調査を行っているのかとの質問に対し、衛藤大臣は、宣伝に利用された招待状から信用した方もおられたようだが、私は、個人的に言えば、誰と誰に会いましたよと名刺を出すような方は何かちょっとおかしいところがあると思う、私としては最初からそういう方は要注意だと思ってふだんから接するなどと、宣伝を信じた被害者に落ち度があるかのような発言をしたと報道されています。  これはまさに被害者を批判していて、消費……

第201回国会 厚生労働委員会 閉会後第1号(2020/07/02、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民の福島みずほです。  今日は、尾身先生、大変お忙しい中わざわざ来てくださいましたことに心から感謝をいたします。ありがとうございます。  同僚議員から質問があったことについて、更に質問させてください。  私も、まず東京アラートについて確認をしたいと思います。  都は、全業種への休業要請を解除した六月十九日までは、週平均で一日当たりの感染者が二十人以上なら東京アラートを発し、五十人以上なら休業再要請すると数値基準を示していました。だとすれば、これだけ感染者が増えている中、六十七名ですから、休業要請をしなければならない、あるいは東京アラートはとっくに出さなく……

第201回国会 厚生労働委員会 第4号(2020/03/19、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 共同会派、社民党の福島みずほです。  障害のある教員の働き方及び障害のある子供の進学についてお聞きをいたします。  文科省へ。障害者雇用を増やすことがインクルーシブ教育にもなります。統計問題、雇用の問題が、法定雇用率の問題が出た後、教員についてはどうなっているでしょうか。
【次の発言】 まだまだ本当に、学校の先生で障害を持っていらっしゃる方は本当に少ないんですね。  この委員会の中で、秋田県の公立中学校で先生をしている三戸学さんのことを質問を、御紹介して質問したことがあります。そのとき、通勤手当について問題になっておりました。一部払っていただけるようになり、これは厚労省の中でも……

第201回国会 厚生労働委員会 第5号(2020/03/24、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民、社民の福島みずほです。よろしくお願いします。  改正法案で当面の間三年とされる消滅時効なんですが、これは五年となるはずが三年になってしまったと。これは、中小企業は業務負担に耐えられない、使用者の側から、労使の権利関係が不安定化する、実務上定着しているなどの主張が繰り返されて三年になりました。しかし、これは妥当だったんでしょうか。このデジタル化がまさに負担だということなんですが、記録保持はデジタル化が進行する中でどれほどの負担か把握していらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 かなりデジタル化が進んでおりますし、これはむしろ、その方向を進めると同時に、ちゃんと五年間……

第201回国会 厚生労働委員会 第8号(2020/03/31、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 共同会派の福島みずほです。  六十歳から六十五歳に再雇用される場合、賃金が、前回、七八・七であるという答弁がありました。  長澤運輸事件というのがあります。定年、六十歳になって再雇用で、そして賃金が二一%下がったと。一審は労契法二十条違反であると、合理性ない、高裁は合理的である、最高裁は高裁を踏襲しましたが、超勤手当はこれがないのはおかしいという判決が出ました。私は、これ一審判決が正しいというふうに思っています。  六十から六十五歳の間で二〇%給料が下がる、これおかしいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 六十から六十五歳の間で二割給料が下がるわけですよ。もっと悪条件で働……

第201回国会 厚生労働委員会 第9号(2020/04/16、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民の福島みずほです。  冒頭、まず、医療や介護の現場で日夜たがわず奮闘されている皆さんに心から敬意と感謝を申し上げます。もちろん運輸、そしてドラッグストア、コンビニ、スーパーや様々なところで必要な仕事をみんなのためにしてくださっている皆さんに心から感謝を申し上げます。  また、誰一人取り残さない、国民の命と生活を守れるかどうかは、厚生労働省とそれから国会の頑張りに特によっていると思います。今、厚生労働省の職員の皆さんたちがそれぞれ奮闘されていらっしゃることに心から感謝を申し上げ、さらに、一緒に頑張ろうというエールを申し上げたいと思います。  大臣、これは……

第201回国会 厚生労働委員会 第11号(2020/05/14、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派の社民党の福島みずほです。  今日は布マスクについてお聞きをいたします。  政府は、アベノマスクと言われる全戸配布二枚、それから妊婦用マスク、介護用のマスクなど、布マスクにこだわって配布をしています。なぜ布マスクなんですか。
【次の発言】 布マスクもマスクですから、もちろん効用はあります。しかし、今おっしゃったように、医療用マスクや不織布マスクの方がよりウイルスを入れないということで優れているわけです。  今、市中には、一枚、かなり安い、三十円、四十円に換算できるような不織布マスクも大量に、大量にではありませんが、普通コンビニやドラッグストアに……

第201回国会 厚生労働委員会 第13号(2020/05/21、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派、社民の福島みずほです。  大臣、コロナ禍の中で、緊急事態宣言が起きている中で、三密で賭けマージャンすることをどう思われますか。
【次の発言】 そのとおりだと思います。  今日は法務副大臣に来ていただきました。昨日質問通告をしておりますが、黒川弘務東京高検検事長のこの賭けマージャンの問題に関してヒアリングをされていると思います。結果を教えてください。
【次の発言】 昨日質問通告しています。賭けマージャンの事実は認めたんでしょうか。
【次の発言】 いや、昨日もう質問通告をしているんです。東京高検検事長ですよ、東京高検検事長の賭けマージャンについて……

第201回国会 厚生労働委員会 第16号(2020/06/02、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派の社民の福島みずほです。  まず冒頭、大臣にお聞きをいたします。  大臣は三月二日の参議院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議について、一回目から三回目は議事概要になるが、四回目以降は速記を入れて一言一句残す旨答弁をされています。専門家会議の尾身茂副座長は二十九日の会見で、同日の会議でメンバーから、国の方としてもちゃんと検討してくださいと、発言者の記載がある議事録の作成を求める声があったことを紹介しています。  専門家会議の議事録が残っていないことは問題ではないでしょうか。

第201回国会 厚生労働委員会 第17号(2020/06/04、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  法案審議の前に、どうしても聞かなければならないことをお聞きをいたします。  検察庁法改正法案に関しまして、森法務大臣は二月二十七日の衆議院予算委員会で、検察庁法改正案の解釈変更をしたことに関して、法案策定過程に関する文書について、法案の成案が得られた段階では、経緯を明らかにするために文書を管理するとともに必要な文書が作成、管理されることになると答弁しております。しかし、いまだ解釈変更に関するこの報告書はできておりません。  内閣として責任を持って出すべきだと考えますが、いかがですか。

第201回国会 厚生労働委員会 第18号(2020/06/12、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。共同会派の中で質問をさせていただきます。  雇用調整助成金の制度の中で、今回、大企業の場合は今回の直接の給付が対象になりません。雇用調整助成金の対象が大企業の場合、雇用調整助成金を申請していない大企業に対し休業手当を適切に支払うよう働きかけるなどの対策を取っていらっしゃるでしょうか。これはどうでしょうか。大企業で雇用調整助成金を使わない企業は私は企業名公表でもすべきだぐらいに思っておりますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 今、厚生労働省は大変な状況でしょうが、企業規模を問わず、休業手当の支払状況について厚労省は把握していらっしゃるでしょうか。

第201回国会 予算委員会 第1号(2020/01/29、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立民、国民、社民共同会派の福島みずほです。  まず、衆議院でも議論になっておりますが、二〇一七年二月十日の朝食会、アメリカにおける朝食会についてお聞きをいたします。  十四名のビジネスリーダーのうち三名がカジノ事業者です。このことについて、私、質問主意書を出しました。二〇一八年に出した質問主意書、IR推進法が国会を通過し、公布、施行されたことを安倍総理から紹介。何でこんなことをこの場所で紹介したんですか。
【次の発言】 なぜわざわざIR推進法が成立したことを言ったのか、これに対して、参加者から歓迎するコメント等があったと答弁しています。  総理、誰からどういう歓迎するコメントが……

第201回国会 予算委員会 第8号(2020/03/06、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲、国民、社民共同会派、社民党の福島みずほです。  黒川さんの定年延長問題について、まずお聞きをいたします。  配付資料を渡しております。令和二年一月二十九日付けで、黒川弘務さんの同意書です。これは、いつどこで誰が誰の前で同意をしたものか教えてください。
【次の発言】 あり得ません。  本邦初、初めて定年延長した認証官ですよ。誰の前で同意書を書いたんですか。
【次の発言】 あり得ません。答えてください。内閣総理大臣の前で同意したんですか。あなたの前で同意したんですか。事務次官の前で同意したんですか。
【次の発言】 納得しません。

第201回国会 予算委員会 第13号(2020/03/23、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲、国民、社民共同会派の福島みずほです。  安倍総理、森友問題について質問をいたします。  今、福山さんから話がありました、この遺言、涙なしには読めないものです。家族、最も大切な家内を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは、本省理財局です。私の大好きなお義母さん、謝っても、気が狂うほどの怖さと、つらさ、こんな人生って何と書いて亡くなったわけです。何で彼が亡くならなくちゃいけなかったのか、本当にそのことを思います。  今、福山さんからもありました。財務省の報告書に対して新事実が明確に出てきました。赤木さんははっきり書いています。全て佐川理財局長の指示です。それから、会計検査院への説……

第201回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第2号(2020/03/19、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 共同会派の福島みずほです。  新型コロナウイルス感染症に対する消費者庁の取組についてまずお聞きします。  消費者庁が取組を始めており、いろいろ努力をされていることは把握しておりますが、消費者問題として、マスク入手の問題など、国民に最も身近な点で消費者庁が頑張るときではないでしょうか。大臣の決意をお願いします。
【次の発言】 マスク転売禁止による効果はどの程度現れていますか。
【次の発言】 マスク以外でも、例えば、トイレットペーパーやいろんなものが手に入らない、消毒液も手に入らない、あるいは非常に高くなっているという状況があります。インターネットでは、通常三百円から四百円ほどで購……

第201回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第5号(2020/05/15、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派の福島みずほです。  国家戦略特区についてまずお聞きいたします。  これまで、特区にしたことで国民は莫大な税金を負担をいたしました。国民の利益になったのか、雇用か所得が増えたのか、メリットは得られたのは誰だったんでしょうか。
【次の発言】 一部の企業は利益を得たかもしれませんが、それは住民に還元されたんでしょうか。また、全国展開したのは国家戦略特区の中で僅か八事業しかありません。全然広がっていないんですよ。  次に、スーパーシティに係る基本方針を政府が定め、内閣総理大臣はスーパーシティ区域ごとに区域方針を定めます。内閣総理大臣は、議会承認及び住……

第201回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第6号(2020/05/22、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  スーパーシティ法案には二つ、情報のことと民主主義の二つの点で極めて問題があるというふうに思います。  先日、木曜日の質問の中で理事会協議となっていた案件があります。国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案におけるデータ連携基盤事業者が個人情報を取り扱う際の住民の同意及び不同意を理由とする場合の基準、未成年者の同意取得方法並びに同意の変更及び撤回手続についての説明資料の理事会への提出ということで、理事会に書面が提出されたというふうに理解しております。その書面を今日、配付資料としてお配りをしていると、内閣府からいただい……

第201回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第10号(2020/06/05、25期、立憲・国民.新緑風会・社民)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民共同会派の福島みずほです。  まず、本改正案の目的について大臣にお聞きをいたします。  公益通報者保護法の目的は、通報者を保護することが国民生活の安定及び社会経済の健全な発展に資するということがあります。それと同時に、食品偽装や車やいろんな点は特にそうですが、消費者を守るということがその結果実現ができるということがあります。  担当大臣としての見解を教えてください。
【次の発言】 現行法で国民の生命、身体、財産その他の利益の保護に関わる法律に含まれないと解されている税法、補助金適正化法、公職選挙法等の追加をすべきではないでしょうか。

第203回国会 厚生労働委員会 閉会後第1号(2020/12/10、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 福島みずほです。  十二月五日に放映された「NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」」では、NHKとJILPTの共同調査によって、女性の非正規雇用労働者に対して今すぐ支援が必要な深刻な事例が幾つも紹介されていました。女性の四人に一人が解雇、雇い止め、労働時間半減など、雇用に大きな影響を受けていることが分かりました。共働きの女性のうち、収入が三割以上減少した人は八%、約十二世帯に一世帯の割合。解雇、雇い止めに遭った女性のうち、再就職できていない人は三三%に上っています。シングルマザーの三〇%が食費を切り詰めていると答えています。  番組のナレーションで、新型コロナが浮き彫り……

第203回国会 厚生労働委員会 第2号(2020/11/17、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず、このコロナ禍の中で弱い部分にやはりしわ寄せが来ている、非正規で働く人々、女性、若者、外国人、とりわけ非正規、女性、若者に絞って今日はお聞きをいたします。  冒頭、大臣、これそもそも論なんですが、派遣村が大変問題になった二〇〇八年十二月、非正規雇用は一千六百万人と言われていました。現在は二千百万人になっています。私も非正規雇用議員連盟などで頑張っているつもりなんですが、実は圧倒的に非正規雇用が増えてしまっている。この現状、これ、厚生労働大臣としてどう見ていらっしゃいますか。
【次の発言】 ただ、その非正規で働く人々の労働条件が正規社員……

第203回国会 厚生労働委員会 第6号(2020/12/01、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲民主・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  参考人質疑では、脇田参考人が、ワクチンについて、まだよく分かっていない、推奨は問題と発言をされました。また、隈本参考人は、任意接種をまず行った上で推奨すべきではないかと発言がありました。  やはり任意接種で有効性や安全性を確かめてからにするべきではないでしょうか。
【次の発言】 接種するかどうかは個人が自由に決定することができなければならないと思います。自分の健康と命をどうするか、自己コントロール権、これは憲法十三条の幸福追求権の一環ではないでしょうか。不安を持つ者も多く、接種の努力義務を課すことはこれは問題ではないでしょうか……

第203回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第3号(2020/12/02、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲民主・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  エシカル消費、倫理的消費についてお聞きをいたします。  二〇一七年に「倫理的消費」調査研究会が取りまとめを発表し、エシカル消費の推進方策の方向性の提言が出されました。この研究会設立の経緯と今後の予定について説明をしてください。また、取りまとめ報告を受けて、消費者庁が取り組んできたことや、更に発展させるため、今後の取組などについて、担当大臣の見解はいかがでしょうか。
【次の発言】 二〇二〇年八月に発表されたエシカル消費に関する消費者意識調査報告書によれば、エシカル消費の認知度は一二・二%、上がっております。二〇一六年と比較すると……

第204回国会 厚生労働委員会 閉会後第1号(2021/07/08、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  六月に、イングランド対スコットランドのサッカー二〇二〇年欧州選手権観戦により感染者が増加をしたという事例があります。尾身理事長が以前から指摘しているように、屋外で試合を見ることもありますが、飲食店で飲みながら観戦、会場へ公共交通機関を使うことで感染拡大となったと。六月十一日から二十八日にこのサッカー関係のイベントに一回以上参加した人、千九百九十一人、感染が拡大をされております。  それから、ブラジルでサッカー南米選手権の開催がありますが、この中で集団感染に歯止めが掛からないすさまじい状況が広がっています。これはまさに、アルゼンチンとコロン……

第204回国会 厚生労働委員会 第3号(2021/03/16、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず初めに、新型コロナウイルス感染症対策の中の変異株のことについて私もお聞きをいたします。  埼玉県によると、八日までに確認されている県内在住の変異株感染者は十歳未満―九十代の六十人、年代別では十歳未満が十九人と最も多くなっております。  子供に実は感染が広がっている。この対策はどうなっているんでしょうか。子供たちにはワクチンを打ちません。いかがですか。
【次の発言】 今まで割と子供にはうつらないとされていましたが、データを見ると子供の、に感染力も強いし、子供に対するものもあります。なぜ今日こういう質問するかといいますと、子供には、十六歳……

第204回国会 厚生労働委員会 閉会後第3号(2021/08/26、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず初めに、ラムダ株についてお聞きをいたします。  配付資料をお配りしております。ラムダ株について、厚生労働省、厚生労働大臣がこの事実、日本にラムダ株が入ってきているということを知ったのはいつですか。
【次の発言】 八月十六日に知って、なぜすぐ発表しなかったんですか。
【次の発言】 余りに遅いし、余りにひどい。  厚生労働省は、これはVOIに、世界保健機構で言っているVOIに指定されていることはもちろん知っていたわけですよね。
【次の発言】 余りにひどいと思います。  というのは、この人は七月二十日に入って、二十三日に感染研は厚労省に通知している……

第204回国会 厚生労働委員会 第5号(2021/03/30、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  私も、冒頭、二十三名で送別会をやったという厚生労働省の問題に関して非常にショックを受けています。これ、緊急事態宣言のさなかにこのアポを取ったということでよろしいですか。
【次の発言】 二十四日ですから、二十一日に宣言が撤回されている、でもこれ撤回されるかどうかも分からないさなか、あるいは二十三名出席するということは、かなり前からアポを取ったんじゃないかと思います。だとしたら、それはやっぱりおかしいと思います。撤回、撤廃されるかどうかも分からない中、しかもみんなに自粛を求める立場です。  もう一つ私が分からないのは、二十一時、自粛要請ですよね。何で……

第204回国会 厚生労働委員会 第6号(2021/04/06、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  今日は、防衛省に対して心からお願いをいたします。遺骨交じりの土砂を埋立てに使わないでほしい。  これは前回も質問しましたが、沖縄の自民党県連、公明党県本部も沖縄防衛局に申入れをしています。沖縄戦の激戦地であった南部地区から遺骨混入の土砂が使われることは人道上許されない。沖縄では、自民党も公明党も、もちろんほかの会派も、社民党ももちろん、立憲も共産も全部これ反対なんですよ。人道上問題だ。  どうですか。これ、やっぱり使うのやめてくださいよ。いかがですか。
【次の発言】 今後検討するんじゃないんですよ。実施段階で決まるんじゃないんですよ。政府……

第204回国会 厚生労働委員会 第8号(2021/04/13、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  三人の参考人の皆さん、お忙しい中、本当にありがとうございます。  まず、井上参考人に、出生時育児休業について、男女平等の観点に留意することが重要とおっしゃいましたけれど、この点についてもう少しお聞かせ願えますでしょうか。
【次の発言】 労働者への個別周知と職業環境整備について、雇用環境・均等分科会で労働者側委員は当初から義務化を求めていました。その背景などをもう少しお聞かせください。
【次の発言】 井上参考人にお聞きをします。  この法案は、休業中の就労が規定されています。だから、休んでいるんだけれども働くという、なかなか後ろ髪引かれると……

第204回国会 厚生労働委員会 第11号(2021/04/22、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず冒頭、今日、理事懇談会が大変紛糾をいたしました。これは、日雇で、日々雇用で看護師さんを福祉の現場に派遣することができるということについての問題です。  何が問題か。規制改革会議がなぜこの団体を信用し、どういうやり取りがあり、どうしてこういう決定があったか、全く分からないからです。出された書面はのり弁というよりのりしかないという形で、読めるのは、よろしくお願いします、以上です、ありがとうございます、これしかないんですよ。これだったら議論が全く分からないじゃないですか。国会を本当に軽視しないでほしい。こんなのを出す神経が実は分かりません。……

第204回国会 厚生労働委員会 第13号(2021/05/06、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  年末年始の大久保公園での相談会、あるいは聖イグナチオ教会での相談会、そして女性による女性のための相談会、五月三日、五日における大人食堂相談会、いずれも、昨日も私も行きました。四人の皆さんたちのコロナ禍の中におけるすごい奮闘に心から敬意を表します。  稲葉参考人に二問お聞きをいたします。  今、住宅政策について話があり、住宅確保給付金の拡充、それから現金給付と現物給付の話がありました。  ずっとハウジングファーストを取り組んでいらっしゃるので、ちょっと大きな話でいうと、元々、公団住宅の日……

第204回国会 厚生労働委員会 第14号(2021/05/11、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  先ほど、滝口さんと内閣府の間で具体的なアドバイスがあったということをお認めになられました。  具体的にどういうやり取りがあったか、教えてください。
【次の発言】 スーパーナースでまさにこの規制改革ホットラインに出すのはやっぱりまずいと、だから違うものでやれということでこの日本派遣看護師協会で出したんですよ。そのことをお認めになって、そして、内閣府自身、規制改革委員会自身はスーパーナースそのものだということが分かっていたんじゃないですか。それはまずいよと。だからダミー使っただけであって、スーパーナースがやっているということを、実質的にはニアリーイコ……

第204回国会 厚生労働委員会 第15号(2021/05/13、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  質問通告をしていないんですが、今朝の新聞に、国内九割超、イギリスの変異株にというのがあり、また、この変異株の感染力が一・五倍という報道もあります。これ、ゆゆしき事態だと思いますが、大臣、この対応、大丈夫ですか。
【次の発言】 感染力が強い、子供たちにもこの変異株は感染力が非常に強いという報道もあります。変異株をここまでやはり蔓延させたというのは政治の責任だと強く思っております。ですから、これに対する対応について、政府が強く対応してくださるよう求めてまいります。  医療法の改正法案、改悪法案と言いたいですが、三つある、とりわけあると思います。一つは……

第204回国会 厚生労働委員会 第16号(2021/05/18、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  三原じゅん子副大臣、三原さんが一国会議員だったらこういう問題にはならないんです。大臣、副大臣、政務官、政務三役は極めて重要な役割です。  憲法六十三条は、国会から説明又は出席の要請があった場合には、大臣は、国務大臣は出席しなければならないと書いてあります。なぜでしょうか。
【次の発言】 国会で審議する法案に関して、役所が責任があるからということもあると思います。国会が最高機関であり、とりわけ閣法、まあ議員立法もそうですが、国会の中で重要な議論をしている。  で、大臣は田村さん、そして副大臣は三原じゅん子さんです。しかし、副大臣は、やはり大臣の次な……

第204回国会 厚生労働委員会 第17号(2021/05/20、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず、建設アスベストに関する最高裁判決が出ました。厚生労働省の受け止めと、今後被害者を救済するための決意をよろしくお願いいたします。
【次の発言】 建設アスベストの問題は本当に解決をすべきだというふうに思っています。以前、社会党時代に法案を出す準備をしたり試みがあったというふうにも聞いておりますが、早期に解決していればこうならなかったのに、今まさに解決を本当にすべきときだと思っております。  最高裁は、建材メーカーの共同不法行為も認めました。この基本合意書を見させていただきましたけれど、建材メーカーも、例えば私のイメージですと、基金をつくって、そ……

第204回国会 厚生労働委員会 第19号(2021/05/27、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  冒頭、大臣に、質問通告していないんですが、意見を聞きたいことがありますので、お願いいたします。  バッハさんやコーツさんが、日本は犠牲を払わなければならない、サクリファイスですよね、供え物、犠牲、犠牲を払わなければいけない。あるいは緊急事態宣言下でもオリンピックをやるんだということに驚愕をしております。  そして、二点お聞きをいたします。  都内の子供たちなど、オリンピックの観戦をさせるということが報道されています。バスや電車で大量に移動する。子供たち、ワクチン接種をやっておりません。子供たち、本当に大丈夫か。  それともう一つ、代々木公園、それ……

第204回国会 厚生労働委員会 第20号(2021/05/31、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  四人の参考人の皆さん、お忙しい中、本当にありがとうございます。貴重な機会をありがとうございます。  まず、佐保参考人にお伺いいたします。  今のそのだ委員の質問とも少しダブるのですが、現役世代の負担軽減などのためには、窓口負担を上げて受診抑制を効かせて医療費を抑制するのではなく、他の視点もあるのではないでしょうか。その点、連合として考えていることはあるかということについて教えてください。
【次の発言】 七十五歳以上、年収二百万以上で二割負担だとすると、やはり受診控えが本当に起きてしまうんじゃないかと心配をしております。  ところで、佐保参考人にお……

第204回国会 厚生労働委員会 第21号(2021/06/01、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日はお忙しい中、理事長であり会長である尾身茂さん、来てくださいましたことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。  まず第一に、緊急事態宣言延長の理由について教えてください。
【次の発言】 緊急事態宣言は六月二十日までと言われています。なぜ六月二十日なのか。オリンピックからの逆算ではないかと疑っているんですが、どうでしょうか。
【次の発言】 尾身会長は分科会の会長でいらっしゃいますが、正式な会議などでオリンピック開催について意見を聞かれたことはないというふうに聞いておりますが、そうでしょうか。

第204回国会 厚生労働委員会 第22号(2021/06/03、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  大臣、質問通告していないんですが、緊急なので、ちょっと要望的質問を聞いてください。  新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金なんですが、やっていただくことは有り難いんですが、要件が余りに厳し過ぎると。つまり、二十万人で五百億円ということで、二百万円の社協のお金を借りた人にだけ対象になると。それから、働いている人は対象外になってしまう、百万円以下の預貯金持っていたら駄目よというので、実際、この自立支援金、期待していた人たちが多かったんですが、やはりこれ、緊急小口資金等の特例貸付けを利用できない世帯という支給要件をなくしてほしい、特例貸付けを利……

第204回国会 厚生労働委員会 第23号(2021/06/08、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  尾身会長、お忙しい中来てくださったことに心から感謝をいたします。  まず冒頭、リスクが高くなるのはどう考えても普通というふうにおっしゃってくださっているんですが、改めてこの中身についてお聞きをいたします。
【次の発言】 五輪をやったときに、これやるときに、ステージ1からステージ5まであるわけですが、尾身会長としてはどの段階だとこれはできない、あるいはまずいというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 先ほど尾身会長は、専門家として意見を言っていきたいと、IOCに対して直接のつてがあるわけではないので何かを介在して自分たちの専門家の意見を伝えたいと……

第204回国会 厚生労働委員会 第24号(2021/06/10、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  B型肝炎特措法改正法案についてお聞きをいたします。  最高裁判決は、除斥を適用することが被害者救済に反する不合理な結論となるため、除斥があることを前提としながらも、起算点を遅らせるということ、解釈によって、結果的に除斥の適用を回避したと考えております。  そもそも、除斥ということはどうなんだろうか。B型肝炎被害は、四十年以上にもわたって国が放置してきた集団予防接種における注射器の回し打ちの被害であり、被害者は全国民の犠牲になったと言えます。救済を国が長きにわたって放置してきたことこそが問題であって、時の経過だけを理由に救済に差を設けることは不合理……

第204回国会 予算委員会 第3号(2021/03/03、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲民主・社民の福島みずほです。共同会派として質問させていただきます。  あの三月十一日から十年になります。全ての犠牲者の皆さんに心から哀悼の意を表します。そして、家族の皆さん、大変な思いをして避難をしていらっしゃる皆さん、今もって苦しんでいらっしゃる皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  原発事故、二度と起こしてはなりません。しかし、こんな不祥事、緩み切った状態で、もう一度原発事故が起きるのではないか、その懸念を持っています。脱原発に向かう政治こそ実現したい。森ゆうこ議員の後にまず質問をいたします。  柏崎刈羽原発について、IDカードの不正利用について、先ほども質問がありま……

第204回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第3号(2021/04/09、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず初めに、成年年齢引下げ問題についてお聞きをいたします。  コロナ禍でインターネット通販やオンラインゲームに関する相談が増加をしています。成年年齢引下げまであと一年となりましたが、インターネットを通じた被害が十八歳、十九歳において拡大するおそれがあるのではないでしょうか。消費者庁の認識をお聞きいたします。
【次の発言】 今国会に提出されている電子契約書をそのまま認めますと、若年者、十八歳、十九歳の消費者被害が拡大するのではないかと思います。  国民生活センターによると、オンラインゲームに関する相談のうち、契約当事者が二十歳未満の相談件数……

第204回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第6号(2021/04/23、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  デジタル三題ばなし、今国会には三つのデジタル法案が出ております。一つは、今議論する取引デジタルプラットフォームを利用する消費者の利益の保護に関する法律案。それから、デジタル庁関連法案。行政の長は本人の同意なく相当の理由がある場合には目的外使用ができるし、行政の長は特別な理由がある場合には民間にその個人情報を本人の同意なく目的外使用ができるなど、個人情報が極めて不十分で大変問題のある法律です。そしてもう一つ、この委員会でこれから将来議論になるであろう特商法の改正法案の中に、電子契約の条文が入っております。  これは質問通告しておりませんが、大臣にお……

第204回国会 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第13号(2021/06/04、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  ちょっと順番を変えまして、まず冒頭、隙間のない規制、ケフィア型契約の論点についてお聞きをいたします。  衆議院において政府参考人は、預託等取引については物品等の一定期間の預託が本質であると何度も回答されていますが、その一定期間の預託を三か月とする府令の根拠はどこにあるのでしょうか。一か月や二か月ではなく、なぜ三か月なんでしょうか。
【次の発言】 回答になっていないんですが。なぜ一か月や二か月でなく、なぜ三か月なんですか。
【次の発言】 衆議院の議論でも、業者が顧客に販売した物品等の借り戻しを約束する預託等取引、ケフィア型とそれ以外の預託等取引を分……

第208回国会 厚生労働委員会 第2号(2022/03/08、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 福島みずほです。  私は、コロナ陽性となり、十日間の自宅療養を経験をいたしました。厚生労働省のHER―SYSあるいは保健所、自宅療養者支援センター、様々な医療関係者の皆さん、大変お世話になりました。また、身内は入院をして、本当に命を落とすことがなかったこと、本当によかったと。私も命を落とさなくてよかったと思っています。嫌な顔一つせずきびきびと働いてくれる医療関係者の皆さんには、本当に感謝しかありません。  ですから、まさにその医療への支援、入院できない人、重症化する人、後遺症の出る人、自宅療養で不安な人、自宅で亡くなる人、様々な人の話を聞いてきました。入院できた人はラッキーだっ……

第208回国会 厚生労働委員会 第5号(2022/03/25、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、大変示唆に富む分析と提言、本当にありがとうございます。  まず、村上参考人にお聞きをいたします。  まず、今日意見を述べていただきましたが、失業等給付の国庫負担について、政府は国庫負担割合の見直しだけでなく、新たな国庫繰入れ制度の導入との組合せによって国の責任を果たしていくと主張しています。  今日も、国庫負担割合について、四分の一、四十分の一についても発言をされましたが、国庫負担と国の責任について連合はどのように考えていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。  今日、意見を言っていただきました……

第208回国会 厚生労働委員会 第8号(2022/04/12、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  困難な問題を抱える女性への支援についてお聞きをいたします。  法案三条の基本理念にも書かれているように、多様化、複雑化、複合化する女性が直面する問題に対して、一人一人の意思を尊重しながら、個別のニーズに対応して最適な支援を行い、よって福祉の増進を図るためには、職員増と専門職を含む適切な人員配置が不可欠です。しかし、例えば、婦人保護施設の職員配置や利用者の生活費はずっと変わらず、現場では苦労しています。婦人保護施設の現場からは、利用者の生活費が少なく、化粧品の購入や美容院代にも事欠くという声が寄せられています。また、婦人相談員、これ元々非正……

第208回国会 厚生労働委員会 第11号(2022/04/28、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず冒頭、精神病院におけるコロナ感染についてお聞きをいたします。  感染者数の総計と死亡者数、クラスターが発生したケースについて承知をしているでしょうか。原因究明の調査はどうなっているか、教えてください。
【次の発言】 日精協の調査、二〇二一年一月十日時点で、感染症専門治療医療機関への転院三百八十一名、転院できないが六百三十一名、六割の患者が転院できないと。そして、患者三千六百二名、職員千四百八十九、クラスター百二十病院、これは二〇二一年八月末です。転院できずに患者二百三十五人が亡くなったと、日精協が九月に記者会見をしております。速やかに転院でき……

第208回国会 厚生労働委員会 第14号(2022/05/17、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず初めに、精神科病院における身体拘束の緩和の問題についてお聞きをします。  二〇一六年十二月に、石川県内の精神科病院に入院していた患者が身体拘束解除直後に肺動脈血栓塞栓症で死亡しました。二〇一八年に両親が提訴、二〇二〇年、名古屋高裁が身体拘束の開始時からの違法性を認め、三千五百万円の賠償を命じました。二〇二一年十月に上告受理申立てを退け、高裁判決が確定をしております。  厚生労働省は、この判決をどう受け止め、また、検証、議論、将来どう生かしていくのか、いかがですか。
【次の発言】 現在、厚生労働省内で、地域で安心して暮らせる精神保健医療……

第208回国会 厚生労働委員会 第16号(2022/05/24、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の社民党の福島みずほです。  まず、子供の意見表明権を明示している条文はありますか。
【次の発言】 意見の尊重ということと意見の表明権というのは違うと思うんですね。  改めてお聞きしますが、附則第七条四号、二〇一九年の児童福祉法附則なんですが、「児童の保護及び支援に当たって、児童の意見を聴く機会及び児童が自ら意見を述べることができる機会の確保、当該機会における児童を支援する仕組みの構築、児童の権利を擁護する仕組みの構築その他の児童の意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されるための措置の在り方について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものと……

第208回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号(2022/05/11、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  ちょっと順番変えて、動物のことからお聞きをいたします。  動物愛護議員連盟がありますし、動物が好きな市民や国会議員の人も大変多くいらっしゃいます。動物愛護法を改正し、飼養管理基準、政省令、環境省は抜本的なものを発表をされました。  動物取扱業の遵守すべき飼養管理基準において、遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある組合せによって動物を繁殖させることを制限しています。これは細目があって、今回の政省令にもあるわけですが、それはなぜなんでしょうか。
【次の発言】 猫で、折れ耳の猫ちゃんというか、猫でスコティッシュフォールド、すごくかわいらしい猫がいま……

第208回国会 内閣委員会 第11号(2022/04/19、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  官民協議会とそれからシンクタンクについて、まずお話をお聞きします。  お配りいたしました資料がありますが、朝日新聞デジタルの経済安保特集です。これに対して、法案推進の司令塔の兼原氏へのインタビューです。彼は、学術会議を、まあ潰しと言うとあれですが、その急先鋒だったとも言われておりますが、法案で最も重要なものは何かという質問に、官民技術協力だ、日本には世界最優先の科学技術を持ちながら安全保障と結び付けることが全くできていない、敗戦の影響で軍事研究が封じられ、学術界も安全保障に関する最先端の研究に拒否感を抱いてきた、大学には防衛省に関わること……

第208回国会 予算委員会 第10号(2022/03/09、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲民主・社民の福島みずほです。  今日は、まず、消防庁に来ていただきました。お仕事御苦労さまです。  各消防本部からの緊急搬送困難事案について説明をしてください。
【次の発言】 この表を見ていただくと分かるとおり、例えば週で六千六十四件搬送困難。この四倍になっている今のこの現状をどう見ていらっしゃいますか。現場はどんな悲鳴上げていますか。
【次の発言】 五倍。入院できないんですよ。  記事で、「コロナ感染、入院前に自宅闘病」で湯川れい子さんの経験があります。自宅療養していて重症化して、やっと入院ができたということです。  私はコロナ陽性になり、命を落とすことはありませんでした……


26期(2022/07/10〜)

第210回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号(2022/12/10、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  総理にお聞きをします。  元総理大臣を含め多くの自民党の国会議員が統一教会の広告塔となり、被害の拡大に寄与してきたと考えられる点についてどうお考えですか。
【次の発言】 選挙の際に統一教会と政策協定書を結んだ全ての国会議員の名前を明らかにすべきではないですか。
【次の発言】 全く駄目ですよ。なぜ今回この法案が議論なっているか。すさまじい霊感商法の被害があって、何とかしなくちゃいけないって全ての政党が思っているからじゃないですか。自民党は政策協定書を結んだ国会議員がたくさんいるんですよ。二桁いるんですよ。明らかにすべきじゃないですか。なぜそれを明ら……

第210回国会 法務委員会 第2号(2022/10/27、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派、社民党の福島みずほです。二十数年ぶりに法務委員会に戻ってきました。頑張りますので、どうかよろしくお願いします。  まず冒頭、統一教会の問題、それと警察、政治の関係についてお聞きをいたします。  警察は、オウム真理教の後は統一教会だということで、経済事犯を中心に本格的に本体に切り込むということで捜査を考えていた。そのことを有田芳生さんや様々なジャーナリスト、それから全国霊感商法対策弁護団連絡会の弁護士からも聞いております。実際、講演会に呼ばれたり、資料を提供したり、いろんなレクチャーをしたり、みんな協力をして、警察が統一教会にまさに切り込むということを本当に期……

第210回国会 法務委員会 第3号(2022/11/01、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  まず初めに、統一教会とこれまでの関係について、大臣、副大臣、政務官、改めて、政策協定があったかも含め、具体的に御答弁ください。
【次の発言】 政務官、前回もそう答弁されましたが、具体的に何回参加されたんですか。
【次の発言】 把握していないというのが理解できないんですよ。ここまで話題になって、なぜ把握していないんですか。  何回ですか。
【次の発言】 複数回、何回ですか。  それから、これだけ話題になれば、きちっと調べるべきではないですか。
【次の発言】 大臣は先ほど、できるだけ控えたいとおっしゃいましたが、全く関係を絶つべきと思……

第210回国会 法務委員会 第7号(2022/11/17、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  いわゆる判検交流と言われているものについてお聞きをいたします。  東京地方裁判所行政部の部総括裁判官であった人物が、次の日、今年の九月一日付けで国側の行政訴訟の責任者である法務省訟務局長に転任しました。この人事を決めたのは法務省ですか、最高裁ですか。
【次の発言】 これ、極めて問題です。判検交流は、御存じ問題になったので、二〇一二年、検察官と裁判官の交流はなくなりました。しかし、東京地裁、四つある行政部の総括裁判官、まさに裁判長が次の日に国側の訟務のトップに就くと。つまり、これは、ある弁護士が言ったのは、試合をやっていて、アンパイアがハーフタイム……

第210回国会 法務委員会 第9号(2022/12/06、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  民法改正の法案に入る前に、判検交流についてお聞きをいたします。これは、牧山ひろえ委員、そして鈴木宗男委員からもありましたし、私も十一月十七日に質問しております。  生活保護の引下げについて国を訴えた裁判に関して、国の代理人となっていた者が金沢地方裁判所の裁判官になり、生活保護の引下げについて国を訴えたケースを裁判官として担当をしておりました。  十一月十七日、法務委員会での私の答弁に、裁判の公平性や職務の中立公正な遂行に懸念を抱かせることがないよう、かつて裁判所において担当していた訴訟に関与しないなどの対応を行っているところでございますとあります……

第210回国会 法務委員会 第10号(2022/12/08、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず、離婚後三百日以内に生まれた子の父親の推定のことで、この条文は削除すべきだと思います。しかし、残るんであれば、やっぱり工夫をして、無戸籍の子供たちを本当に出さないために運用面や様々な点で是非工夫をしていただきたいというふうに思っています。これは推定ですから、みなし規定ではないわけですから、カブトムシの、昆虫のようにがきがきがきといって覆せないという硬い殻ではなくて、薄い膜で、いろんなものでこれを覆して、実際本当の父親の子供であるということをちゃんと戸籍に載せると、そのことをしっかりやっていただきたいというふうに思っています。  親子関係不存在……

第210回国会 予算委員会 第7号(2022/12/02、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  杉田水脈さんは、二〇一四年十月三十一日、衆議院の本会議にて、「男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想です。」と言っています。どういう意味ですか。
【次の発言】 本会議での発言の意味は、杉田さん、どういう意味ですか。
【次の発言】 理解できません。党は変わっても、あなたはあなたでしょう。どういう発言ですか、これは。
【次の発言】 答えてください。どういう意味ですか。あなたはあなたでしょう。
【次の発言】 本会議でこの発言聞いて、総理、どう思いましたか。
【次の発言】 総理、なぜこの発言知っていて任命したんですか。

第211回国会 法務委員会 第2号(2023/03/09、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  出入国管理及び難民認定法改正法案が閣議決定をされました。ほぼ二〇二一年廃案になった法案と、若干微調整はされていますが、変わりません。  二〇二一年に入管法改正法案の成立を断念した、廃案になった理由は何でしょうか。
【次の発言】 与野党の修正協議、きちっと入っていますか。
【次の発言】 この骨格がほぼ変わっていないということなんですね。  去年十一月、国連のB規約、国際的人権規約の精神的自由権に関する日本の人権状況の審議が行われました。オンラインで二日間、私も見ておりましたけれども、このことで入管難民制度について勧告が本当に出ております。  パラグ……

第211回国会 法務委員会 第5号(2023/04/06、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず初めに、判事補の欠員が高水準となっている理由及び充員の取組についてお聞きをします。  二〇二二年十二月一日現在、判事補の欠員は百七十六名です。その理由と、充員のためにどのような取組を行うのか、教えてください。
【次の発言】 かつて司法試験の合格者五百名ぐらいのときがあり、今は若干減ってきたとはいえ千人を超し、多くの合格者がいます。その中で、裁判の果たす役割が極めて大きい中で判事補の欠員が高水準となっているということは、やっぱり、負担の問題も含め、また国民の皆さんに対する対応も含め、やはり不十分になると思います。この点についてはしっかり取り組ん……

第211回国会 法務委員会 第8号(2023/04/18、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず、選択的夫婦別姓についてお聞きをいたします。  裁判官と検察官の旧姓使用の実態について資料をいただきました。お手元に配付資料がありますが、現在、男性の裁判官二千五百八十七、女性八百二十九、旧姓使用者、男性六名、女性百十八名。下に年度ごとのがありますが、旧姓使用をしている裁判官、増えています。それは、裁判官、もう結婚して長くたっている方はもう変えたいとは思わないかもしれませんが、これから結婚しようと思う人など、やっぱり旧姓使用をしたいと思うと思います。  この旧姓使用の実態について、最高裁、説明してください。

第211回国会 法務委員会 第11号(2023/04/27、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  先日は、名古屋入管と名古屋刑務所と視察をさせていただいて、本当にありがとうございました。  入管制度についてお聞きをいたします。  二〇一三年四月十八日、これジュネーブ時間ですが、国連人権理事会の特別手続である恣意的拘禁作業部会、移住者の人権に関する特別報告者及び宗教又は信条の自由に関する特別報告者が、二〇二三年政府提出の入管法改正案が、改定案が、二〇二一年から修正したものであっても、国際人権法に違反する旨の共同書簡を送りました。  これをどう受け止めているのか、話してください。

第211回国会 法務委員会 第12号(2023/05/09、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  二〇二二年十一月三十日、国際人権規約自由権規約委員会は勧告を出しております。多岐にわたりますが、入管制度についても、パラグラフ三十三など勧告を出しております。国際基準にのっとった包括的な難民保護法制を早急に採用すること、以下、ノン・ルフールマン原則が実際に尊重されなど、(f)まであります。これをどのように検討されたんでしょうか。  昨年、日本弁護士連合会と法務省が交渉したときに、これ、検討いたしますというふうにおっしゃいました。具体的にどことどのような検討をしたんでしょうか、教えてください。

第211回国会 法務委員会 第14号(2023/05/16、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  ウィシュマさんの問題についてまずお聞きをいたします。  最終報告書を政府は出していますが、支援者はウィシュマさんに病気になれば仮放免されると言っているという事実は認定していないということでよろしいですね。
【次の発言】 病気になれば仮放免されると言ったという事実がないということ、法務省から言っていただきました。  それでは、最終報告書で、ウィシュマさんが病気になれば仮放免されるとの淡い期待を抱いた事案、事実ということを、これも認定していないということでよろしいですね。
【次の発言】 そのようなことはなかったということです。  支援者はウィシュマさ……

第211回国会 法務委員会 第15号(2023/05/18、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日はウィシュマさんの御遺族も傍聴してくださっていますが、日本がどういう難民保護法制、外国人政策を取るのか、様々な人たちがもう本当に注視をしていると思います。  まず初めに、ウィシュマさんのことについてお聞きをいたします。  仮放免の許可をもらうためにハンガーストライキをしていたという事実はありますか。
【次の発言】 政府の最終報告書ですらというか、最終報告書でそのような事実認定、認識をしていないということです。ウィシュマさんが仮放免の許可をもらうためにハンガーストライキをしていたという事実はない、そういう事実認定は法務省もしていないということを……

第211回国会 法務委員会 第17号(2023/05/25、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず一問、刑務所のことについてお聞きをします。  名古屋刑務所で熱中症で亡くなった人がいます。まさに蒸し焼きで亡くなったみたいな感じがしますが、二〇二〇年から二〇二二年の三年間において、熱中症、その疑いと診断され、若しくは熱中症に類する症状を呈した者の各刑務所の数というのを出していただきました。熱中症にかかるというのは刑務所の中で非常に大きな問題です。  それで、全国の各刑務所の冷暖房設備の設置状況についても調べていただきました。全てというところもありますが、まだ一部というところもあります。大阪刑務所はまだ何もないという状況です。そして、実は、こ……

第211回国会 法務委員会 第19号(2023/06/01、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず、冒頭、五月三十日に名古屋地方裁判所で出された同性婚訴訟におきまして、日本で同性婚を認めないことは憲法二十四条、十四条に反すると明快な判決が出たことについて御質問をいたします。  画期的な判決、札幌地裁に次ぐ二件目の違憲判決です。東京地裁は違憲状態と言いましたから、本当に裁判所から、はっきり明快な判決が出ていると思います。  同性愛者を法律婚制度の利用から排除することで、大きな格差を生じさせ、合理性が揺らぎ、もはや無視できない状況になっている。同性カップルが国の制度で公証されたとしても、国民へ具体的な不利益は考え難い。伝統的な家族観を重視する……

第211回国会 法務委員会 第21号(2023/06/13、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、今までの長年の研究、仕事、取組、本当に敬意を表します。そして、今日いろいろ、非常に私たちにいろんなことを教えてくださって、心から感謝をしております。  小西参考人は、私がセクシュアルハラスメントの裁判やるときに原告のカウンセリングをしていただいて、本当に感謝しています。法律家が見えないこと、分からないこと、やれないことが本当にたくさんあるというふうにも思っております。ありがとうございます。  今回、不同意性交罪や性交同意年齢の引上げ、このことは本当に必要であり、ノー・ミーンズ・ノーというのが、何とかこれを刑法にどう位……

第211回国会 法務委員会 第22号(2023/06/15、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  刑法改正の議論に入る前に、百年ぶりに、どうしてもこれは日本の国会で聞かなければならない、まさに関東大震災における虐殺の問題について、百年目というと、もう今年しかありませんので、この問題について聞きたいと思います。  中国人の虐殺と朝鮮の人に対する虐殺とあります。もちろん、日本人や主義者と言われる人たちの虐殺もあるわけですが、まず中国人の虐殺について、お手元に資料をお配りしております。  内乱又は暴動による不法行為と国家の責任、山本権兵衛第二次内閣、外務省条約局第三課という文書があります。これは、外務省、保管しているということでよろしいですね。

第211回国会 予算委員会 第5号(2023/03/06、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず、私も、権力によって報道の自由が侵害されたのではないかという問題について、まずお聞きをいたします。  それで、高市大臣に大臣レクをしたという資料、総務省内にあると思いますので、それをこの委員会に提出してくださるよう、委員長に求めます。
【次の発言】 政府に対してお聞きをいたします。  小西議員から提供を受けた文書と同じ内容と思われる文書、あるいは少なくともそれと同様の内容が記載されたのと、文書の幾つかが総務省内に存在している、このことは事実ですね。
【次の発言】 これに関しては、省内にあるとされる資料と総務省は言っています。  大臣、総理、こ……

第212回国会 地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会 第3号(2023/11/15、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず、マイナ保険証についてお聞きをいたします。  去年六月の骨太方針では、望みたい人は健康保険証を使い続けることができるというふうにしています。これがいつ変わったんですか。
【次の発言】 いや、私の質問に端的に答えてください。  去年、二〇二二年六月は、骨太方針で、保険証を使い続けることが望む人はできるとなっていたのが、一体全体どこで変わったんですか。どこで変わったんですか。それだけ教えてください。
【次の発言】 骨太方針が何で変わるんですか。十月十三日に大臣が突然全廃を目指すと言った前にどんな議論があったんですか。

第212回国会 法務委員会 第2号(2023/11/09、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  百年前の関東大震災における虐殺についてお聞きをいたします。  資料としてお配りしておりますが、特命全権公使から外務大臣男爵宛てに送られた中国人の被害調査表、これは公文書館に保管されているということでよろしいですね。
【次の発言】 しっかり記録があるんですよ。誰が被害に遭ったのか、しっかり被害があります。  それで、この後についてなんですが、二十万円、閣議決定で払う、慰藉金として払うということを日本政府は当時認めております。一九二四年五月です。しかし、これがなかなか支払われないということで、一九二五年六月に、中国の総長と日本の公使との間で未解決の問……

第212回国会 法務委員会 第5号(2023/12/07、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず、政治資金パーティーの収入の一部が派閥から所属議員にキックバック、還元されたという疑惑があります。受け取った事実があるか、教えてください。法務大臣、法務副大臣、政務官、お願いします。
【次の発言】 いや、答えてくださいよ。委員会で様々な疑惑について、三役答弁していますよ。答えてください。
【次の発言】 今までいろんな疑惑やいろんな問題があったときに、政務三役、答弁してきていますよ。ここ国会ですから、あらゆる意味で説明責任尽くすべきじゃないですか。もらってないんだったらもらってないとおっしゃったらいいじゃないですか。いかがですか。

第212回国会 法務委員会 第6号(2023/12/12、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 私は、立憲民主・社民会派を代表し、特定不法行為等に係る被害者の迅速かつ円滑な救済に資するための日本司法支援センターの業務の特例並びに宗教法人による財産の処分及び管理の特例に関する法律案に対し、賛成の立場から討論を行います。  旧統一教会による甚大な被害の拡大及び深刻化は、多くの議員の密接な関係と、三十年以上にわたる行政府、立法府の不作為によるものです。まさに政治の責任です。だからこそ、政治として責任を持ち、被害救済を実現しなければなりません。  解散命令事由について、文部科学省は、不法行為として損害賠償を認容する民事判決の賠償額や和解、示談の解決金等が総額約二百四億円に上り、家……

第212回国会 予算委員会 第6号(2023/11/29、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  総理、病院を攻撃することは国際法違反ですね。
【次の発言】 イスラエル軍は病院を武力攻撃していますね。
【次の発言】 国境なき医師団は、医者が病院の中で亡くなっていると強い抗議声明を出しています。総理、御存じですか。病院が攻撃されていますね。
【次の発言】 病院を武力攻撃することは国際法違反、そして報道で病院が攻撃されていることを知っている。では、イスラエル軍のやっていることは国際法違反ですね。
【次の発言】 全ての病院がその拠点になっているわけではないじゃないですか。今、子供たちが亡くなっています、患者が亡くなっています。ジェノサイド止……

第213回国会 地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会 第3号(2024/03/21、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  地方の原発をずっと歩き続けています。まず、地方ということから、原発のことについてお聞きをいたします。  志賀原発、あっ、能登半島に二度入り、かつ、三月十八日、社民党で志賀原発の現地視察を行いました。そして、北陸電力は、九十六キロメートルにわたって活断層が連動することを想定、断層は九十六キロ。しかし、政府の地震調査研究本部によれば、能登半島地震の断層は約百五十キロにも及ぶということが発表されました。  電力会社の調査について、断層の存在の見落としや長さの過小評価が指摘をされています。ほかにも、島根、六ケ所、大間など、やっぱり電力会社側は断層……

第213回国会 地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会 第5号(2024/04/05、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。今日はよろしくお願いいたします。  まず、地域再生推進法人なんですが、今までも営利企業は対象となっておりましたが、改めて営利団体、営利企業も対象となるということでよろしいですね。
【次の発言】 利潤などが、これ余りこれでもうけようというのではないかもしれませんが、営利団体が入るということで、利潤など、どう考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 ざっくばらんに、これ余り、もうかるのかもうからないのか、その辺はどう考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 どのような団体に対象資格があるんでしょうか。

第213回国会 地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会 第9号(2024/06/05、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  本日、本会議で地方自治法の改正法案が審議入りをしました。地方デジタルのこの特別委員会でも、この地方自治法の改正法案、とても重要で、私は問題ありと思っているので質問をさせていただきます。  まず、そもそも立法事実ってあるんでしょうか。どのような事態を想定した立法なのでしょうか。
【次の発言】 二〇〇〇年施行の地方分権改革で、国が指示を出す場合は具体的に個別法を作り、包括的な指示はしないことになりました。そのことに明確に反しています。  一点のみをもって、今の政務官の説明で、まさに指示が、予想外のことが起きたということを理由に閣議決定……

第213回国会 内閣委員会 第9号(2024/04/23、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず、適性評価についてお聞きをいたします。  衆議院の内閣委員会、そして参議院の本会議でも、性的動向について、これは調査の対象となり得るというふうに答弁がされています。十二条二項一号の重要経済基盤毀損活動との関係に関する事項ということだと思うんですが、関係に関する事項というので性的動向まで調査できるというのは、非常に、物すごくプライバシーに踏み込む、プライバシーを侵害すると思います。この秘密保護法の適性評価と経済秘密保護法案の適性評価は非常に共通しております。  防衛省にお聞きをいたします。  現在、秘密保護法がありますが、特定有害活動及……

第213回国会 法務委員会 第2号(2024/03/22、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず冒頭、これは質問通告していないんですが、昨日、東京地裁で、大川原化工機事件の元顧問が、勾留中、がんと判明し、その後死亡したことについて、拘置所の医療は違法性なしという判決が出ました。  ただ、この大川原化工機事件については、逮捕、起訴をめぐってというか、これ起訴が取り消され、そして、一連の逮捕、起訴をめぐって大川原社長らが違法捜査を訴えて、国と東京都に損害賠償を請求をし、そして、東京地裁判決は、逮捕、起訴を違法として一億六千万円の賠償を命じ、今高裁で争われています。  この亡くなったということに関しては、十一か月の勾留期間中、弁護側からの保釈……

第213回国会 法務委員会 第4号(2024/04/04、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  先ほどもありましたが、裁判所事務官を四十四人増員すると、そのうち、共育てのための、国家公務員の子供の共育て推進等図るために五人増員という説明がありました。  子供の共育て推進の五名というのはどういう意味でしょうか。
【次の発言】 全国津々浦々にではないですが、裁判所があると。その中で五名の増員というのは足りるんでしょうか。  質問です。  全司法の方から、もし仮に民法で共同親権も認められ、そうすると裁判所の中の役割がすごく大きくなります。そうすると、それに的確に対応するだけの人的資源、ヒューマンパワーが足りないという意見書が出ております。足りない……

第213回国会 法務委員会 第5号(2024/04/09、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  秘密保護法拡大法案、身辺調査法案についてお聞きをいたします。十年前に成立した秘密保護法案と今回の秘密保護法拡大法案、身辺調査法案の関係についてお聞きをいたします。  今回の法案は、コンフィデンスに関する部分に関するその秘密を漏えいする秘密と指定し、これを漏えいした者を処罰するというものです。十年前に成立した秘密保護法は四つの要件に関して秘密と指定しているものですが、では、お聞きします。経済安保の情報に関して、トップシークレット、シークレット、コンフィデンシャル以外のものは、特定秘密保護法の範囲になるということでよろしいんですか。

第213回国会 法務委員会 第8号(2024/04/25、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  共同親権についてなんですが、相談して決めることができそうな人たちにとっては必要がない、相談することができない対立関係にある人ほど強く欲する制度が共同親権になっているんじゃないかと思います。うまくいっているんだったら問題ないんですよ。結婚している段階で子供の目の前で子供の養育方針で言い争っていることは子供にとって良くない。それが、ようやく離婚してそれが解消されると思いきや、そうではなくて共同親権によってまた続くとすれば、それは子供の利益にはなりません。  ですから、共同親権というのを望む人がいることも理解はできます。しかし、それは選択という……

第213回国会 法務委員会 第9号(2024/05/07、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、午前中でもあったんですが、非合意型共同親権の問題で、合意できないというのは、もう基本的にやっぱり話をするのが難しいのではないかと思っています。子供の教育方針めぐって二人が言い争いをする、紛争が起きている、離婚して、それがうまくいくというのは本当に考えられない。  そこで、熊上参考人にお聞きをいたします。合意できないケースで共同を命ぜられた場合の子供の心理や問題点、あるいは、なかなか、それが本当に紛争を激化していくということについていかがお考えでしょうか。

第213回国会 法務委員会 第10号(2024/05/09、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の共同会派、社民党の福島みずほです。  福山さんの質疑でも出てきましたが、一九九六年、民法改正案、選択的夫婦別姓を含めたものが法制審で全会一致で決められ、国会に上程をされていません。それからもう三十年になります。様々な意見があるとかいうふうに言われて、まだ上程、成立させてないんですね。ところが、今回の民法改正のこの共同親権は、法制審で反対意見が出たにもかかわらず、あっという間に国会上程ですよ。この差は一体何なんですか。  選択的夫婦別姓は、被害を被る人、具体的に被害を被る人はいません。でも、この共同親権は、先ほど福山さんの質問でも明らかなように、命に関わることがいっぱ……

第213回国会 法務委員会 第12号(2024/05/16、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず初めに、先ほど森まさこ委員が質問をされたことについて私も質問させてください。  元大臣の発言は本当に極めて大きいというふうに思っています。そして、在り方検討会で弁護人の立会いなどの議論をしっかりやってほしいと、村木厚子さんも呼んでしっかりやってほしいという元大臣の訴えで、元々その刷新会議ではそのことをやるということに決めているわけですから、小泉大臣におかれましては、心からお願いです。この参議院の法務委員会は、与野党問わず、人質司法の問題を解決しようということでは一致している、改善をしていこうということでは一致していると思います。在り方……

第213回国会 法務委員会 第14号(2024/05/28、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  まず、二〇二三年六月十六日公布された改正入管法以降、現在までどのような状況かについて冒頭お聞きをいたします。  強制退去命令が出され出国した人の人数を教えてください。
【次の発言】 そのうち、未就学児を含む未成年者の人数はどうですか。
【次の発言】 去年入管法が改正され、どういう状況なのかというのをみんな固唾をのんで見守っている中で、こういう数字が出てこないというのは私は問題だと思います。  齋藤元法務大臣の判断により在留特別許可が出された子供及び家族の数を教えてください。
【次の発言】 これ、当事者は本当にどうなるのか、この二百一名の人たちはど……

第213回国会 法務委員会 第16号(2024/06/06、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  十二月十四日、自民党の外国人労働者等特別委員会は、技能実習に代わる新制度の提言をまとめ、小泉法務大臣に提出をしております。提出しているのが報道されておりますが、この提言の中に、転籍は一年ではなく二年というものがあります。二年を超えるものにしてほしい。有識者会議は一年だった、一年以上だったわけですが、二年になります。  これは自民党の提言を受け入れたということでしょうか。大臣。
【次の発言】 ただ、有識者会議は一年以上で、そして、これ新聞報道やいろいろありますが、外国人の転職、最低二年は同一企業で就労、自民党提言とあり、これを聞いた……

第213回国会 法務委員会 第17号(2024/06/11、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず、本案の審議の前に、夫婦別姓導入、経団連が提言をしました。昨日、選択的夫婦別姓制度の早期導入を政府に求める提言を公表、旧姓使用で弊害、企業にリスクという見出しになっております。朝のドラマ、「虎に翼」を見ていると、憲法二十四条、家族の中の個人の尊厳と両性の本質的平等となったので、民法の親族編、相続編が大改正されるということが描かれています。妻は婚姻によりて夫の家に入る、妻は無能力者、長男相続制など変わるわけですね。憲法二十四条の個人の尊厳と両性の本質的平等に照らせば、今、夫婦同氏を世界で唯一強制している日本は、まさにこの憲法二十四条に反……

第213回国会 法務委員会 第18号(2024/06/13、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  永住資格の取消し、永住資格の剥奪、この条文は、どんなことがあっても削除しなければならないというふうに思っています。立法事実、それから今までの経過、当事者のヒアリングなし、そのようなことについて質問をしてまいります。  第七次出入国管理政策懇談会の中で、この永住権の取消しについて、むしろ慎重意見が極めて強いということをまず冒頭申し上げます。  十二回、田中座長。ある種のエピソードとして、こんなひどいことがありましたよというだけのエビデンスで政策を判断するのは問題があるという。  それから、まさに、二十一回、岡部委員、第七次出入国管理政策懇談……

第213回国会 法務委員会 第19号(2024/06/18、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  弁護人の捜査の立会いについてお聞きをいたします。  お手元に資料を配っておりますが、警察においても、犯罪捜査規範で、取調べを行うに当たって弁護人その他適当と認められる者を立ち会わせたときは、その供述調書に立会人の署名や押印を求めなければならないとあるように、立会人を禁止しておりません。  そしてまた、これ資料をお配りしておりますが、刷新会議、ごめんなさい、法務・検察行政刷新会議、第六回、令和二年十月十五日で、公式に、弁護人を取調べに立ち会わせないという方針決定がなされてはいないと、検察というふうになっているので、弁護人の立会いは禁止されて……

第213回国会 予算委員会 第7号(2024/03/08、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  総理、甘利元幹事長が二〇二一年衆議院選挙において三億八千万円を使ったことについて、衆議院予算委員会において、井坂議員の違法な裏金、ばらまきをしていないか確認をしてくださいという質問に、確認をすると、総理は二月十四日、答弁をしています。その確認の結果を教えてください。
【次の発言】 何の、何の説明にもなっていないじゃないですか。本人が適正にやったと、駄目じゃないですか。三億八千万を何に使ったか使途を聞かない限り、調査したことにならないですよ。それで確認したなんて冗談にも程があると思いますが、いかがですか。



各種会議発言一覧

18期(1998/07/12〜)

第143回国会 共生社会に関する調査会 閉会後第1号(1998/11/26、18期、会派情報なし)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは夫婦別姓選択制や個人単位のことまで言及していただいてありがとうございます。私も何点かお聞きしたいと思います。  まず第一に、私自身もどっちがいいのかちょっと考えておりますのは、アメリカのような女性に対する暴力防止法という包括的な法律をつくった方がいいのか、それともとりあえず取り組むべき課題はたくさんですからドメスティック・バイオレンス法というものをつくった方がいいのか、ちょっと踏み込んで、どちらの方がいいのかというのはお聞かせ願えますでしょうか。
【次の発言】 それで、ドメスティック・バイオレンス法に何を盛り込むかということで、先ほどから保護命令……

第143回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1998/10/01、18期、会派情報なし)

○福島瑞穂君 共生社会の調査会に入ることができて非常にうれしく思います。何をやってきたか、それから問題点は何か、これから何をしたいのかという三点を三分で話をしたいと思います。  弁護士としては、賃金差別や妊娠退職強要でやめた人の撤回を求める裁判、それからセクシュアルハラスメント、学校の中のセクシュアルハラスメントなどの裁判をやってきました。それから、先ほど民法改正のことを言っていただいたんですが、名前の問題で悩んでいる人の別姓を求める裁判、婚外子の差別の裁判などもやってきました。あと、アジアからの出稼ぎ女性の緊急避難所が東京にもあるんですが、NGOの団体ですが、この十一年間に二千人以上のアジア……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。きょうは本当にありがとうございます。  まず、渡辺智子さんにお願いします。  レジュメの最後の「求められるもの」というところで、先ほど面会禁止等の仮処分に反する行為に対する制裁が間接強制しかないので不十分ではないか、何か立法の措置が必要ではないかとおっしゃったんですが、この点についてもうちょっと教えてください。
【次の発言】 ここは立法機関なので、暴力について立法的に何かできないかということを検討中なんですが、きょう暴力についてあるいはドメスティック・バイオレンスについてそれぞれいろいろ教えていただいたんですが、女性に対する暴力禁止法みたいなのをつくった方が……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第3号(1999/04/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 きょうは、売春防止法に基づいてドメスティック・バイオレンスに苦しんでいる女性を救済しているという点の矛盾と限界がかなり出たと思うのです。  例えば、婦人保護施設に収容された女性は、訓練施設ですから、生活訓練などを受けなければならないというふうに聞いております。夫の暴力に苦しむ女性にはそういうことは不要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 民間シェルター、特にシェルターへの経済的サポートなしではなかなか大変だと思うのです。  例えば、私はたまたまHELP、アジアからの出稼ぎ女性の緊急避難所の協力弁護士の一人なんですが、HELPでも約半数の入所者が日本人女性なんで……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第4号(1999/05/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 釜本委員がおっしゃったように、割とこの調査会の中で、問題があってそれをやっぱり放置できないという認識は少しずつ共有できたのではないかと思います。やはり救済のために何かをすべきではないか。ただ、それをどういう形でやるかという点では私もほかの委員さんとかなり共通で、例えば現行法でかなりできる場合、あるいは研修をもっとやってほしいみたいな形で申し入れが政策提言としてできる問題、それから新たな立法ができる問題と、ちょっと整理をして、それぞれでどこまでやれるかをぎりぎりやってみたらいかがでしょうか。  ちょっと個人的には、戒能民江さんや何人かの参考人の方がこういうことをしたらどうかといった……

第145回国会 法務委員会公聴会 第1号(1999/08/04、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 きょうは、お三方、どうもありがとうございます。  まず、法曹の大先輩として村橋公述人にお伺いいたします。  先ほど、犯罪が実現されるためにたくさんの情報が暴力団の組事務所で交換されるというふうにおっしゃいました。私自身は、先ほど佐高公述人もおっしゃいましたが、この盗聴法が捜査のために使われるという部分と情報収集として使われる部分とがどうも不分明になっていくのではないかという気がいたします。  先ほど、公述人は犯罪が実現されるためにたくさんの情報が交換されるとおっしゃったんですが、一つは事前盗聴、弁護士会が提言した中で例えば事前盗聴の削除という点は修正案に盛り込まれておりません。事……

第146回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1999/11/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは大先輩のお二人に来ていただいてありがとうございます。日ごろの大奮闘に対して敬意を表します。  先ほどほかの委員の方からもありましたが、暴力についても何らかの成果を出したいと思っていますし、せっかくここで政策決定過程などへの女性の参画を議論しますので、何らかの形でやはり成果を出したいというふうに思っています。  でも、この調査会は、この部屋の中は国会のスタッフも含めて女性の方が多いという非常にいい調査会で、そういう意味でもここにいらっしゃるすてきな男性にも敬意を表すると同時に、いい成果を出したいと思います。  樋口さんのレジュメのところで、太陽路線……

第146回国会 共生社会に関する調査会 第3号(1999/12/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  まず、ポジティブアクションについてお聞きをいたします。  一定規模以上の企業には、女性の採用、昇進状況などを報告するよう行政指導ができないだろうか。東京都男女平等推進基本条例検討骨子には盛り込まれておりますけれども、国としてはどうでしょうか。
【次の発言】 御趣旨はわかるんですが、報告義務を課すことによって、一定規模以上の各企業は熱心にやっぱり取り組むのではないか。割り当て制、クオータ制ですと急に変えられないという問題などはあるかもしれませんが、報告義務は別にそれで罰則の規定もあるわけではありません。例えば、罰則の規定を置かないで報告義務をある程度課……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第5号(2000/04/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは明快なお話、どうもありがとうございます。  ライフスタイルに関して中立的であるべきだとか、日本の労働政策と社会政策がねじれているというさまざまな御指摘は、全くそのとおりだというふうに思っております。三人の共著の御本も読ませていただきましたが、二〇二五年ぐらいに、例えば個人単位の社会、個人のライフスタイルに関して中立的である社会をつくるために今から私たちはどんな戦略を持ったらいいのだろうかというお話をお聞きしたいと思います。  配偶者控除、配偶者特別控除が女性の低賃金に結びついているのではないかという御指摘はそのとおりだと思うのですが、この制度はど……

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。発言の機会を与えていただいて、ありがとうございます。  やり方についてなんですが、まず一番確認をしたいことは、この調査会が憲法調査会であって憲法改正調査会ではないということです。この調査会、もちろんさまざまな議論は出るでしょうけれども、この調査会の中でどうやって憲法を生かしていくのかという現実的な議論が私は一番重要なことだというふうに思っております。  総合的かつ慎重にという意見がさまざまな委員さんの中から出ました。私は、それはそのとおりだと思います。間違いなく憲法は最高法規でありますから、この五十年の間にたくさんの法律、たくさんの通達、たくさんの条例、たく……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 どうもありがとうございます。  やり方について三点ほど述べたいと思います。  先ほど会長がだめ押しをしてくださいましたけれども、五年をめどにということがこの調査会の設置の際に確認をされておりますので、前回、今回、任期中という話がありましたけれども、約半分の人は一年半後に、皆さん再選されるでしょうが任期を迎える方がいらっしゃるわけで、議員の任期ということでやりますと、一年半という余りに拙速でやることになりますので、会長が先ほどだめ押しをしてくださったやはり五年をめどにということでこの調査会が確認されたということを改めてここで確認をさせていただきたいと思います。  二点目。前回の発言……

第147回国会 憲法調査会 第4号(2000/03/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうは、本当に次元の高いお話ありがとうございます。私も日本の文化、文明は大好きで、特に日本の文化は伝統的に夫婦別姓ですし、死刑も長いこと行いませんでしたし、戦争も日本は実は長い間しない時期も大変ありました。  それで、西尾参考人にお聞きしたいんですが、日本の文化、文明ということと集団的自衛権ということがどうも私の中では結びつかないんですね。日本が確かにヨーロッパとは別で、中国とも従属しない独自の文明を持ってきたということはそうだと思うんですが、だとすればアメリカからも自立すべきですし、日米安保条約は廃棄すべきだという結論になりそうなんです。日本の文化、……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。きょうは本当にありがとうございます。  先ほど、例えば尾台さんが逐条ごとに一つ一つきちんと議論していってほしいとおっしゃったことは、私も日ごろこの憲法調査会で思っていることなので、皆さん方それぞれの発言、とても意を強くしたところもあります。  それで、特にきょう、沖縄から来ていただいた與那嶺さんの発言やいろんな帰国子女の方の発言や、そういう発言はとても私は大事にしたいというふうに思っています。  日本の文化、伝統イコール民族イコール日本人イコール国益イコール国家という発想は、全部イコールでは実は全くつながらないというふうに思っています。  きょう、現に沖……

第147回国会 憲法調査会 第6号(2000/04/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私は、平和と基本的人権の二点について述べたいと思います。  日本国憲法のもとで日本国憲法が生かされていないということをこの調査会で徹底して調査をしていただきたい、していきましょうというふうに言いたいと思います。どこがどう生かされていないのか、どう生かしていくのか、それを調査する、そのことがこの憲法調査会の意味であるというふうに考えております。  基本的人権に関していえば、残念ながら、今、日本の社会にはさまざまな人権問題があります。どんな人もこの社会の一員であるにもかかわらず、具体的に差別や人権侵害があることは皆さん方も本当に具体的に御存じだと思います。子……

第147回国会 憲法調査会 第7号(2000/05/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 今日も日本の家父長制と闘っている日本の女性たちに大変勇気を与え、武器となる憲法をプレゼントしてくださって本当にありがとうございます。ベアテさんに一つ質問をいたします。  憲法が改正され、九条が改正され、日本が軍を持つということになれば、アジアに対してどういったことを意味するのでしょうか。憲法九条の意義について最後に御質問したいと思います。
【次の発言】 はい。

第150回国会 憲法調査会 第1号(2000/11/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  憲法の理念を生かして特上天丼を目指したいと思っている社民党です。  御両人に、きょうはどうもありがとうございます。  まず、佐高さんにお聞きをいたします。  きょうは歴史の話が結構出てきているんですが、日本国憲法の前文は、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」とあります。また、「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」……

第151回国会 憲法調査会 第2号(2001/02/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  アメリカの視察をされた方々の報告は、本当にありがとうございました。大変示唆に富むもので、大変ありがとうございました。  私は、きょう、二つのことを申し上げたいというふうに思っております。  まず初めに申し上げたいことは憲法九条の意義です。憲法九条とアメリカの原子力潜水艦の事故の問題について、まず述べたいと思います。  宇和島のえひめ丸がアメリカの原子力潜水艦によって沈められた事件は、すべての日本の人たちにとっても大変ショッキングなものだったと思います。私は、これは軍隊の人命の軽視のケースというふうに考えています。  デモンストレーション用に民間人がハンド……

第151回国会 憲法調査会 第4号(2001/03/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。きょうはありがとうございます。  まず、中村参考人にお聞きをします。  憲法裁判の改革ということで話をしていただいたんですが、憲法裁判所をつくることももちろん重要ですが、重要かもしれないんですが、おっしゃったとおり、違憲判決が非常に少ないということがあります。法学者などは運用面で何とか改善できないかという提言もしておりますが、その辺についてもう少し話していただけますか。
【次の発言】 ありがとうございます。  先ほど、中村参考人が行政権のチェックの話をされたんですが、司法権の重要な役割は肥大化する行政権をどうチェックするかということだと思うのですが、なかなか……

第151回国会 憲法調査会 第5号(2001/04/04、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。きょうはどうもありがとうございます。  国民主権といった場合に、男女平等の問題は本当にリンクすると思います。私も、日本国憲法下に生きていきたいか大日本帝国憲法下に生きていきたいかといえば、間違いなく日本国憲法下に生きていきたいわけで、それがなければ投票権もなく、国会議員にも明らかになれなかったというふうに思っております。  それで、両参考人にお聞きいたします。国民主権と男女平等といった場合、男女平等あるいは女性の政治参加についてどうお思いでしょうか。  まず、渡部参考人、いかがでしょうか。
【次の発言】 男性に徴兵制があるのは、本当に命の危険を冒す、あるいは……

第151回国会 憲法調査会 第7号(2001/05/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  きょうはどうもありがとうございます。諸井参考人からは地方分権、そして前田参考人からは特に立法機関としての国会の活性化について話を聞くことができました。いずれも、今の現憲法をどうやって実質的にもっともっと生かしていくのかという話だと思い、大変勇気づけられました。どうもありがとうございます。  まず、諸井参考人にお聞きをいたします。  論文の中でも書いていらっしゃいますが、地方税財源の問題でいえば、例えば地方の歳出は八十八兆円であるのに対して、税収は三十五兆円にしかすぎません。その地方財源という問題に関して、地方分権という観点からすると、どう改革していけばい……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 憲法調査会 第2号(2001/11/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  視察の間は大変お世話になりました。私は、ドイツだけ参加することができまして、全部に参加できなかったことは申しわけありませんし、どうも済みませんでした。ただ、ドイツの視察も大変有意義なものでして、四点ほど所感を述べさせていただきます。  第一点は、やはり憲法改正の問題です。  今、小泉親司委員の方からもありましたが、日本側から、ドイツは基本法を四十八回も改正しているがどうしてか、必要性があったのかという問いかけをしたところ、ドイツの側からは、技術的なことばかりで基本的なことは何も改正していないというのが、御存じのとおり回答でした。つまり、何回改正をしている……

第154回国会 憲法調査会 第2号(2002/02/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。今日は本当にありがとうございます。  自律と責任といって民事事件はかなり議論されていると思うのですが、刑事裁判、司法制度改革といった場合に、刑事裁判、刑事の手続における様々な問題点がまだまだ議論が不十分ではないかということを思っております。例えば、代用監獄の制度であったり、証拠開示の問題であったり。まず、証拠開示の問題についてお聞きをしたいというふうに思っています。  証拠開示は、民事でも重要ですが、刑事の裁判では極めて御存じのとおり重要で、財田川、免田、松山事件など、要するに検察官手持ち証拠の証拠開示、被告人に有利な証拠が再審段階でようやく出てきて、そ……

第154回国会 憲法調査会 第5号(2002/04/24、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  今日は、大学時代に戻って、久しぶりに極上の憲法の授業を聞いているような気持ちになります。ありがとうございます。  また、憲法価値の具体的実現をしていくことの必要性、それから、それを立法が実現をしていくということ、あるいは環境権やプライバシー権を憲法に入れる必要はなく、十三条があるのであるから、むしろ立法の中で憲法価値をどう具体的に実現していくのかが重要であるというふうにおっしゃったのは私たち国会議員に対する叱咤激励だと思いますので、どうも本当にありがとうございます。  レジュメの中に、一層の発展が求められる領域として表現の自由と刑事手続上の人権を書い……

第155回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2002/11/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 ありがとうございます。社民党の福島瑞穂です。  非常に精力的に視察をされていて、ちょっとうらやましいような、すばらしいような気がします。  聞きたかったことは、ちょっと今、岡崎さんが質問されましたことと同じことで、これだけ精力的に取り組んで、その後どうなっているのかというのはもう質問されたので、二つありまして、先ほどケーススタディーをやったらどうかというのがありました。DV防止法が施行された以降も、例えば女性ではなく家族が殺されるという事件がむしろ増えたりしていますので、まだDV防止法ができて間もないですから見直しはちょっと早いですけれども、是非この共生社会で、いずれ時間がたった……

第155回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2002/11/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 法務省と内閣府にお聞きをいたします。  国連社会権規約委員会は、締約国が障害のある人々に対する差別的な法規定を廃止し、かつ障害のある人々に対するあらゆる種類の差別を禁止する法律を採択するよう、二〇〇一年八月、勧告をしております。また、DPI世界会議でも法律の施行が求められております。世界では四十か国以上が障害者差別禁止法を作っておりますが、世界的な流れの中で障害者差別禁止法の制定をどう考えていらっしゃるか、是非教えてください。
【次の発言】 どうも二巡目で済みません。三点お聞きします。  まず法務省に、扶養義務の見直しなんですが、やはりハンディキャップがある子どもを抱えた両親の苦……

第155回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2002/11/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 お疲れのところ申し訳ありません。今日はありがとうございます。  今提案されている人権擁護法案では、例えば雇用の部分が全くありません。私は立法機関にせっかく来ていただいているので、もちろん現行法でどこまでできるか、運用でどこができるかというのもさることながら、佐藤参考人がおっしゃったように、できれば、DPIの世界会議で障害者差別禁止法の採択が宣言されましたが、立法機関としてどこまでできるか頑張りたいと思っております。  ですから、さっき佐藤参考人の御説明の中で障害者差別禁止法もちょっと出てきたのですが、お三方、三人ともでもいいですし、あるいはお一人でもおっしゃっていただける方がいら……

第155回国会 法務委員会、文教科学委員会連合審査会 第1号(2002/11/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。よろしくお願いします。  午前中に法務委員会で、学費や掛かる費用、ロースクールがどういう感じになるのかということなどを質問しました。多いところでは三百万学費が掛かるだろうと。そうしますと、三年間ですから九百万、授業料だけで九百万ですから、生活費、場合によっては私立大学ですと寄附金を、もちろん任意になるわけですが、寄附金を募ることもあり得ると。そうしますと、非常にお金が掛かってしまう。ロースクールは、いいロースクールを作ろうと思えば思うほどやはりお金が掛かると。  文部科学省にお聞きをしますが、ロースクールに対する補助金などについては太っ腹で是非お願いをしたい……

第156回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2003/02/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 総務省に一つお聞きしたいんですが、今日のテーマとちょっとずれる点は申し訳ありません。  先日、東京地方裁判所でALSの人、寝たきりで外出するのは非常に困難という人たちが裁判を起こした件で、東京地方裁判所は選挙権を行使できないのは違法であるという判決を出しました。立法者、立法機関としてはやはりそういう判決を重く受け止めて、何かできないかということを考えているのですが、総務省としてはその判決をどう受け止めていらっしゃるか、あるいはあの判例を、判決を受けて、実現できないかどうかということについて、教えてください。
【次の発言】 ありがとうございます。

第156回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2003/02/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 ちょっとががっと下世話になって済みませんが、会社を経営されていて百五十人の方を雇っているということで、実はその多くのハンディキャップある人の雇用主でもいらっしゃるわけですよね。差し支えない範囲で、こういう点で苦労しているとか、こういう点はやりがいだとか、もしあったらちょっと教えてください。
【次の発言】 ありがとうございます。
【次の発言】 二巡目で済みません。  障害者差別禁止法か基本法かという議論で、ここは立法機関ですから、やれることを本当にやりたいと思っているのですが、一つは、条約を見据えながら作る方がいいものが作れるというふうにも思ったり、あるいは障害者基本法が一九九三年……

第156回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2003/02/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日は本当にありがとうございました。  今、平湯参考人の方から親権についての制限の話がありました。本当にこれは絶対に検討すべきテーマだと思うのですが、もう一つ、民法の中に懲戒権の規定があり、前回、児童虐待防止法の議論のときにもこの懲戒権の議論は、おかしいのではないかという議論は出たと思います。  私自身は、この懲戒権の規定がやはり親がしつけでできるという誤った概念をやはり生み出していると思っていまして、懲戒権を削除すべきではないかというふうに思うのですが、その点についていかがでしょうか。
【次の発言】 二度目で済みません。  先ほど、懲戒権の話で平湯参考……

第156回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2003/04/02、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。今日はありがとうございます。  障害者差別禁止法を作る必要があるというすごい熱意と、もう一つは、現在も運用面で本当に様々な点で配慮をしてほしいという二つのことが話題になったと思うんですが、ちょっと細かいことで済みませんが、瀧澤参考人に二点お聞きします。  以前から、この障害者概念の等級が非常におかしいと思っていまして、男性と女性で顔、外貌に著しい障害を起こすのが男性と女性で全く違うとか、男の顔の傷はどうなるんだとか思いますけれども。また、さっきおっしゃったように、障害ということから見てもおかしいということをおっしゃいましたが、これは早急に全面的に、全面的とい……

第156回国会 共生社会に関する調査会 第5号(2003/04/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 今日はどうも本当にありがとうございます。  改正を考えるのであれば、一つは例えば保護命令の拡充、今日も出ておりますが、あるのかと思っているんですが、その保護命令について、例えば、まず一つは、子どもの学校に行ったり子どもに付きまとうということが、参考人の方たちの経験であるのかどうかということ。  それから、保護命令の中身は接近するなと、退去せよなんですが、例えば電話を掛けてくるとか、接近するなと言うだけでいいのかどうか、電話等は御存じ入っていないわけですから、その中身についてはどうかということなどについてちょっと教えてください。

第156回国会 共生社会に関する調査会 第6号(2003/05/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私は、今日、三点申し上げたいと思います。  この共生社会に関する調査会で障害者の問題を取り組むことで、私自身も非常にたくさんの視点を獲得することができて非常に感謝をしています。  私は、障害者の人は例えば十普通やれるところを五しかできないので、その五の部分をどうやって補助していくかというふうに実は思っていたのですが、参考人の方たちやいろんな意見を聞く中で、いや、そうではないのだと。先ほどユニバーサルデザインの話が出ましたけれども、すべての人が生きられる社会ということを目指すことにあるのだということをこの調査会の中で獲得することができて非常に有益であったと……

第156回国会 憲法調査会 第2号(2003/02/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 今日はどうも本当にありがとうございます。社民党の福島瑞穂です。  私は、憲法と現実の間に残念ながら乖離があると思います。ただ憲法改正ではなく、現実をどうやって憲法の求めるところに上げていくのか。例えば、申ヘボンさんが研究していらっしゃる、やってこられた国際人権法も、条約に合わせて現実の様々な人権侵害をどうやって条約の水準に上げていくのか。同じように、様々な憲法訴訟で問われてきた中身は、憲法が提起している人権状況にどうやって現実に起きている人権侵害を引き上げていくのかということだと思います。ですから、私は、憲法改正は千年早い、現実をどうやって憲法に合わせていくのかという、その努力こ……

第156回国会 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第2号(2003/06/02、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  治療処分を解除するときに精神医学的に、あっ、ごめんなさい。治療処分を、言い直します。済みません。治療処分を解除するときに、精神医学的には判断困難な精神障害者の再犯予測を精神科医は要請されることはないのでしょうか。
【次の発言】 再犯予測、再犯を予測というか、同種の行為を行うか、同種の行為を行うかどうかの判断を精神科医がやるのか司法がやるのか、これはどうでしょうか。
【次の発言】 精神科医の人たちからも様々な手紙やあるいは話を聞くことがあります。精神医学的には治療処分を解除するとき同種の行為をするかどうか判断することは困難であると。  じゃ、逆にはっきり聞……

第156回国会 予算委員会公聴会 第1号(2003/03/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  大久保参考人にお聞きをいたします。あっ、ごめんなさい、公述人と言わなきゃ。大久保公述人にお聞きします。  環境、福祉、教育によって雇用創出をということを考えているんですが、地方分権型雇用創出について何か御提言ありましたら教えてください。
【次の発言】 少子高齢化の時代で、私は外国人労働者を言う前に、女性を本当に活用すべきだと思っています。シンクタンクが百万人女性雇用創出という例えば提言などをしておりますが、その女性の雇用の創出という点について御提言をお願いします。
【次の発言】 具体的に提言はありますでしょうか。

第159回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2004/03/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。私も今の有村さんと同じ一つ要望をまず冒頭述べたいと思います。聾学校の中で、日本手話を中心とした教育内容に変えていただいてやはり暮らしていけるようにということを、私の方からも是非よろしくお願いします。  主な質問は、支援費制度についてお聞きをしたいと思います。  措置から契約へ、施設から地域へとのうたい文句の割には具体的な施策が進んでいないのではないか、支援費制度において施設訓練費支援入所と居住生活支援ホームヘルプサービスはどれぐらいの割合で一体予算配分をされているのか、居住生活支援に対する予算を何年計画でどれぐらいの割合で増やそうとしているのでしょうか。  ……


20期(2004/07/11〜)

第162回国会 予算委員会公聴会 第1号(2005/03/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はありがとうございます。  水野公述人にお聞きをいたします。  広がる所得・資産格差ということで今日資料の提供をいただいているんですが、格差の拡大をどうしたらいいのか、ちょっと余りに大きいですけれども、教えてください。
【次の発言】 その政策的な知恵をおかりしたいと思ったんですが、ないですかね。
【次の発言】 次に、労働分配率のところで、やはり中小企業の人件費がとても高いという、大企業と中小企業でとても広がっているんですが、この人件費が高いという中小企業の問題点、先ほどちょっと技術革新というのもあったんですが、中小企業を元気にするためにまた知恵をおか……

第164回国会 予算委員会公聴会 第1号(2006/03/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はどうも本当にありがとうございます。  格差拡大の問題について社民党はずっと取り組んできました。日本の社会にはいろいろ問題があるかもしれませんが、一つの問題点は格差の拡大ではないかというように思っております。  先ほど格差の固定の話とどういう政策を取ればよいかというときに、セーフティーネットと教育のことを橘木先生は話をされました。格差拡大は、原因のところで書いていらっしゃるとおり、非正規雇用の増大や若年層の二極化、最低賃金制度の未成熟や、ある種やはり政策から生まれているところもある、あるいはGDPにおける社会保障費制度が低い国ほど格差が拡大するという……

第166回国会 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号(2007/05/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一問、拷問禁止委員会が先日、日本政府に対して勧告を出したことについて一言お聞きをいたします。刑務所の処遇の改善など評価されたところはありますが、日本の問題についてかなり厳しく勧告が出ております。  警察に特にお聞きをいたします。代用監獄の廃止と捜査の可視化、それから、特に国際基準に適合するよう警察拘禁期間の上限を設定すること、代用監獄の廃止について出た勧告をどう改善されるのか、一言答えてください。
【次の発言】 厳しい勧告が出ておりまして、国際人権規約の勧告を踏まえて、例えば法務省では、革手錠の廃止や刑務所の改革やあるいは入管法や改善が様々な点でされ……

第166回国会 予算委員会公聴会 第1号(2007/03/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はお二人の公述人の方、どうも本当にありがとうございます。  まず、北沢公述人にですが、改革のポイントは情報公開だと、透明性を高める必要があるという御意見は全くそのとおりだと思います。拝見した論文で様々示唆に富むものがありまして、まず天下り規制についてどう思われるか、教えてください。
【次の発言】 それでは、北沢公述人は格差の問題、格差是正についても書いていらっしゃいますが、格差是正はポイントは何か教えてください。
【次の発言】 富田公述人にお聞きをいたします。  書かれていらっしゃる論文の中に、我が国の資産には、基軸国、通貨国のアメリカでは考えら……


21期(2007/07/29〜)

第168回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号(2007/11/21、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は二点お聞きをいたします。  まず一点目ですが、コミュニティーの再生ということでいえば、家族を元気にする、家族はこれはもう多様な家族、いろんな家族やいろんなお母さん、いろんなお父さん、あるいはいろんな子供たちをやはり応援するということが必要であるというふうに考えています。  民法改正について前回、前川理事も質問していらっしゃいますが、法務省は民法改正の実現に関して、選択的夫婦別姓や婚外子差別撤廃に関してどのような努力をこの間されているか。  一九九八年、国際人権規約B規約の委員会におきまして法務省は、パンフレットを作成して配布するなどの広報活動を行……

第169回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第4号(2008/04/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 冒頭、質問させていただくことにとても感謝をいたします。ありがとうございます。  今日、お三人の参考人の皆さん、本当にどうもありがとうございました。大変考えさせられる中身を話していただいて、政治で頑張らなくちゃということを改めて思いました。どうもありがとうございます。ごめんなさい。社民党の福島みずほです。  川瀬参考人にお聞きをいたします。  先ほど、裏切っていかれてやめようと思ったということをおっしゃっていて、具体的にどういうところで苦労されているのか、もしよろしければ話していただきたいということと、こういう外国人の子供たちの問題は、うまくいくとバイリンガルになって多元的な文化……

第169回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第6号(2008/04/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、教育についてお聞きをいたします。  今回、この調査会で現地、静岡、愛知へ行きまして、やはり子供の教育がどうしても置き去りにされがちだということに心を痛めました。労働力というふうに着目して導入をした制度があったとしても、子供の問題がとても残っていて、やっぱり教育に心を砕くべきだというふうに思いました。  それで、以前から取り組んで解決していないのが、外国人の、例えば中華学園や朝鮮総連系の朝鮮学園など、様々ないろんな学校と日本の学校との関係です。  御存じのとおり、小学校六年の段階で日本の学校に在籍していなければ日本の中学校に行けない、あるいは日本……

第169回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第7号(2008/05/14、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この少子高齢化・共生社会におきまして、真正面から外国人との共生、地域コミュニティーのことが取り上げられて、大変意義深かったというふうに思っております。今年は洞爺湖サミットもありますし、多文化共生ということがしかも地域コミュニティーの観点から議論をされ、私自身も大変勉強になりました。  日本は、子どもの権利に関する条約と人種差別撤廃条約、国際人権規約、女性差別撤廃条約と批准をしておりますが、ILO条約も批准しておりますが、まだまだ現実にはたくさん問題があり、それを私たちが政策として解決しなければならないということを非常に理解した次第です。  社民党とし……

第169回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第8号(2008/06/04、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 先に質問させていただいて申し訳ありません。  この共生社会に関する調査会でDV防止法を作り、その後二回の改正が行われ、そして現場でというか行政で努力していただいていることに心から本当に感謝をいたします。  まず初めに、市町村のDV基本計画及びDVセンター設置努力義務についてお聞きをいたします。  事前にいただいた資料で、市町村で計画を立てているのが千葉県野田市と島根県の松江市の二市に限られているというデータをいただきました。市町村は何をどうすればいいのか基本的な情報もないままではないか。男女局の「共同参画」創刊号には、ワンストップサービス事例が掲載されておりますけれども、グッド……

第169回国会 予算委員会公聴会 第1号(2008/03/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。  まず、外為特会、外国為替特別会計について河村参考人にお聞きをいたします。  外為特会は、日本は非常に巨額、ありますし、外為特会はどうあるべきか。  社民党自身は、今財政が非常に逼迫しており、財政再建の観点から、できるだけ一般財源化にするなり、せめて剰余金二・三兆円を入れるべき。先ほど日本の財政の未来に対する危機を語られましたけれども、外為特会はどうあるべきかという点についての御見解を教えてください。
【次の発言】 ディスクロージャーの議論がありましたが、日本政府は米国債をどれぐらい持っているかを明らかにしていません。……

第171回国会 厚生労働委員会、財政金融委員会連合審査会 第1号(2009/06/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。私も税制度について論議をしたいと思います。  平成十六年の年金法改正で、十九年度を目途に税制改正を行い、二十一年度までに国庫負担割合を引き上げることとしていました。これまで安定財源を確保できず、税制の抜本改正を先送りしてきたことについてどうお考えでしょうか。
【次の発言】 安定財源として、所得税ということについてなぜおやりにならないんでしょうか。今日も質問が出ておりますが、日本の税制と社会保障制度は主要国の中で最も垂直的所得再分配効果の低い所得移転制度です。だとすれば、今、経済状況も大変悪いですし、消費税を上げるには最悪のときだというふうに思っています。……

第171回国会 厚生労働委員会、財政金融委員会連合審査会 第2号(2009/06/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、村木局長の逮捕についてお聞きをいたします。  一つ目、障害者団体対象の郵便割引制度の悪用に関して厚生労働省が関与しているかもしれない、あるいは、関与した例がほかにもあると調査結果で出てきましたか。  二つ目は、今日の東京新聞の社説にもありますが、省内で凜の会の証明書は政治案件として扱われていたという話もある、政治案件という用語があること自体、厚労省は政治家の口利きが多い官庁であることを示していないか。政治案件というのは実際あるんですか。
【次の発言】 単に印鑑をどう保管していたかという話だけではなくて、厚生労働省は本当に国民の生活に直結をし……

第171回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第2号(2009/02/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はお三方の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、藻谷参考人に、先ほど人口流入があるところとないところでちょっと説明をしていただいたんですが、確かに石垣島に行くと何か開放的で、日本全国からいろんな若者が来ているなとかいろいろ思うんですが、各地を元気にするためにはどういう工夫がキーワードとしてあるのか。何となく分かるような気もしますが、藻谷参考人があの図を作られて、キーワードあるいはコミュニティー、地域が元気になる秘訣みたいなものを三つとかじゃないけれども、もしお分かりになられたら、是非それを教えてください。  それから、島田参考人には、農業……

第171回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号(2009/02/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はお三人の参考人の皆さん、あと、地域のコミュニティー再生に極めて努力をし、また提言あるいは成果を上げていらっしゃる奮闘に心から敬意を表します。  全く個人的なことですが、私も父が十二月に亡くなって、母も独り暮らし、義理の母親も独り暮らし、私も多摩ニュータウンの近くに住んでおりますので、自分のことでもあり、親のことでもあり、非常にいろいろ本当に考えさせられるというか身に迫るものもありました。どうもありがとうございます。  片山参考人にまず四点お聞きをいたします。  ちょっとまとめて済みませんが、端的に申し上げますと、まず、今日やはり非常に私も感嘆を……

第171回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第4号(2009/04/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  何か名プロデューサーというか、名カリスマ地域コミュニティープロデューサーのそれぞれ四人の方たちの話に本当に心を打たれて、これを政治がどうやって後押しをしたらいいのかということを是非教えていただきたいと思っています。  その地域を愛して、それぞれの様々なノウハウや知恵でそれだけコミュニティーをやっぱり再生させてきた熱意や努力、ネットワークは本当に敬意を表します。  たまたま私は個人的に大館や由布院にはよく行っておりますので、女性たちが大館で頑張っているとか、そういう話も地域で聞いたりしています……

第171回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第5号(2009/04/15、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  各地域で地域の再生のために、人々の生活のために、思想や哲学やアイデアを持ち、力を合わせ努力をしている人々の具体的な取組をこの調査会で聞くことができました。非常に感激し、たくさんの希望をもらい、たくさんのヒントをもらったというふうに思っております。  全国を回れば、地域は非常に疲弊をし、病院がない、学校が統廃合、そして公共輸送手段がなくなるといった、地域を移動しなければならないという、そういう声、たくさん見てきました。ただ、そういう状況を乗り越えて地域コミュニティーを再生しようと、都市部それから地域の部門でやっている人々のことを政治が応援すべきだという……

第171回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第6号(2009/06/10、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。本日はどうもありがとうございます。  この共生社会では、カンティーニョ学園とムンド・デ・アレグリア学校に行って、子供たちの勉強、公立学校で勉強している外国人も見てきました。子供たちがどうしているかということについて本当に心配をしているので、今日は、私たち大人が、政治が、すべての子供に教育を受ける権利があると、これをどう保障していくのかということについて何点かお聞きをしたいと思います。  今日、文部科学省の報告で、外国人学校に通わなくなった子供の状況ということで、ブラジル人学校の子供が約四割減少、自宅、不就学等についてはそのうち約二五%という数字に一番心が……

第171回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第7号(2009/06/17、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ドメスティック・バイオレンスを根絶するために行政の現場で頑張っていらっしゃる皆さんに心から敬意を表します。  四点ほどお聞きをいたします。  まず一番初めに、再々改正で市町村についての基本計画とセンターの機能の設置があるわけですが、全部で十九の市町村、そして十二しかドメスティック・バイオレンス・センター機能を市町村は設置しておりません。まず、実績が伸びていないと思われるけれども、その原因の分析と内閣府としての対応策はいかがか。  市町村はやはり基本計画策定努力義務化の趣旨や目的を十分まだ理解していないのではないか、あるいはよく分かっていないんじゃない……

第171回国会 予算委員会公聴会 第1号(2009/03/17、21期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は御両人、公述人、本当にありがとうございます。  湯浅参考人に、この間、ホームレス、それから生活保護、それから自由と生存のメーデーももう三年になりますが、派遣村を始め果敢な、みんなとネットワークを組みながらやっている活動に心から敬意を表し、国会の中で頑張ってきましたが、やはり派遣村は貧困と派遣切りを可視化したという点が非常に大きな功績があるというふうに思っています。  まず第一点目、二〇〇九年三月までにやるべきことで、シェルターと総合相談窓口開設で、実はこれ国会で厚労省や政府に迫っています。厚労省は設置していますと言うんですが、総合相談窓口のイメ……

第174回国会 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第5号(2010/04/14、21期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○国務大臣(福島みずほ君) ありがとうございます。  今、島田委員がおっしゃったとおり、地域コミュニティーの再生など、地域における子育て支援が今後本当に必要とされていると思います。子供に対する第一義的な育成責任者は親であることは間違いありません。しかし、親だけに押し付けていてもうまくいかない、様々な親がいて、あるいは子供を取り巻く環境は実に厳しい状況があります。ですから、おっしゃっていただいたように、子ども・子育てビジョンでは、少子化対策から子供・子育て支援へと視点を移し、就労、生活、教育の環境を社会全体で整備していくといたしました。  この子ども・子育てビジョンの中で、今、島田委員おっしゃっ……


22期(2010/07/11〜)

第177回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第2号(2011/02/09、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。非常に興味深い地域の活性化の話を聞くことができて、本当にありがとうございます。  私自身は、全国行っていない都道府県はないという形で回っていて、どこに行っても、ああ、ここに住んだらきっと楽しいだろうなといつも思ったりしているんですね。しかしもう一方で、地域の疲弊というのは歴然とあって、医療と足と教育。ある程度子供が大きくなれば教育の部分は外れますが、医療とそれから交通網、公共輸送ですよね。医療でいえば、全国二年間掛けて病院を回りましたが、北海道なども病院の偏在が起きたり、例えば高齢者が旭川や札幌に移動するような状況も……

第177回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第4号(2011/02/23、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 ありがとうございます。それぞれ大変興味深い話を聞かせていただいて、本当にありがとうございます。  まず、平田参考人に一つお聞きしたいのは、全国へ行くといろんな博物館や美術館やいろいろあると。行ってすごく感動するけれども、例えば那須にあったニキ美術館などは閉鎖というふうに聞いておりますし、実は美術館、ちっちゃい美術館やいろんなものがどんどん閉鎖していったりしているという現状があると。  そうすると、一体何が違うのか、あるいは一体どうしたらいいのか。個人的というか、頑張っていろんな美術館、博物館、もってきたようなところがむしろ廃れていっている面もあり、どうしたらいいのかという点につ……

第177回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第5号(2011/05/18、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はありがとうございます。  災害時要援護者、女性、子供、高齢者、障害者の皆さんについて私もお聞きをいたします。  それで、三月十六日に「女性や子育てのニーズを踏まえた災害対応について」を取りまとめて、地方自治体へ働きかけをしているというのがあります。これずっと言われていることなんですが、女性に配慮した避難所の運営、プライバシーを確保できる仕切りの工夫、更衣室、乳児室、入浴設備、男女別トイレ、それから乳幼児のいる家庭用エリアの設定などを行うよう依頼をしていると。それから、やはり女性たちから聞くと、洗濯ができないとか干す場所がやっぱりちょっとプライバシー……

第177回国会 財政金融委員会、厚生労働委員会、国土交通委員会連合審査会 第1号(2011/05/01、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  原発事故の賠償についてお聞きをいたします。  公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センターには、最終処分の積立金約八千三百七十五億円、再処理積立金二兆四千四百十六億円を保有しています。三兆二千七百九十一億円です。これらの積立金額は損害賠償に使えるよう、法律改正など必要な処置をすべきだと考えますが、いかがですか。財務大臣。
【次の発言】 三兆円、これ使ってくださいよ。福島の原発事故で核燃料サイクルの実施も不透明です。これだけ巨額な積立金は、今こそ原発の事故の避難住民救済に充てるべきではないですか。

第179回国会 憲法審査会 第2号(2011/11/28、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今国会において憲法審査会が始動し始め、議論が始まりました。しかし、施行された日本国憲法の改正手続に関する法律は、当時の安倍政権によって強行採決された法律であり、また国民の意思を正確に反映できる法律ではないことから、社民党は反対をしました。  参議院の日本国憲法に関する調査特別委員会では、十八項目にわたる附帯決議が付されました。解決されていない問題が余りにも多いにもかかわらず成立させた欠陥法案と言わざるを得ません。さらに、同法の附則では、選挙権を有する者の年齢に関する公職選挙法、成年年齢を定める民法、公務員の政治的行為制限に関する国家公務員法、地方公務……

第179回国会 憲法審査会 第3号(2011/12/07、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  三点申し上げます。  大日本帝国憲法下におまえは生きたいか、それとも日本国憲法の下において生きたいかと問われれば、私は間違いなく日本国憲法下で生きたい、日本国憲法をどう生かしていくかということに懸けていきたいと思っております。  戦前は、女性は選挙権も被選挙権も持っておりませんでした。権利も法律の留保の中でしか認められませんでしたので、最後は、国家総動員法、徴用令や治安維持法やたくさんの法律によって権利は紙切れのようなものとなり、あの不幸な戦争に突入をしていきました。  押し付け憲法論については、これは憲法調査会の下において何度も何度も、かなり長いこ……

第180回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第2号(2012/02/08、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はどうもありがとうございます。  私も時間の範囲内でそれぞれにお聞きします。  まず、山内参考人にお聞きをいたします。  ナオミ・クラインさんの「ショック・ドクトリン」という本が非常に私は興味深くて、惨事便乗型資本主義という。被災地の皆さんの話を聞くと、政治がなかなか冷たいと、行政が冷たい。利権などもどんどん復活しているというような悩みも聞くんですね。ですから、その惨事便乗型資本主義と戦って、どうやってやるかというヒントをちょっとお聞かせください。
【次の発言】 先ほどおっしゃいましたカトリーナ台風のときや、それから阪神大震災の後なども、例えばビルが……

第180回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第3号(2012/02/15、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  憲法審査会に出なければならなかったので十分聞くことができなかった点はおわびをいたしますが、資料や御意見も本当にありがとうございます。  まず初めに、牧野参考人にお聞きをいたします。  私も飯田に行ったことがありまして、御一緒しましたが、桜並木の桜のマイスターみたいな人がいらしたり、飯田は医療の関係で、市立の病院と開業医といろんな人たちでネットワークをつくって、そこで医療のシンポジウムに市長さんも来ていただきまして一緒にやったりというので、盆地ということもあるかもしれませんが、飯田として何をやっていくかということをとてもいろんな点で工夫をされていること……

第180回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第4号(2012/02/22、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は三人の参考人、本当にありがとうございます。  まず初めに、戸辺参考人にお聞きをいたします。  永山ハウスの試みは本当に興味深いものでした。私もCOCO湘南台やかんかん森やいろんなコレクティブハウスに見学に行って、どういう形がこれからの高齢社会でいいのかというのは思っていますので、大変興味深いです。  率直にお聞きしますが、やっぱりみんなが気持ちよく暮らしたり、オープンスペースをどう使うかとか、結構運営って大変じゃないかと思うんですね。私もマンションに暮らしていて、管理組合の会議とかも結構建て替えも含めて大変ということを何度も経験しているので、運営に……

第180回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第5号(2012/04/18、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一つは、まちづくりということで被災地のコミュニティー再建に関して、本日、被災地の高台移住に関する国土交通省の対応という資料をいただいているんですが、私のちょっと根本的なお聞きしたいことは、一方で大きな枠組みの中で、高台移転をするか、いや、もう少し土地を高くしてしのぐかということの問題と、それから、コミュニティー再生するに当たって住民参加をどう保障していくのか、とりわけ女性や若者の参加をしながら、本当に参画を保障しながら、どういう形でみんなの意見をまとめてまちづくりというビジョンをつくっていくかというのをどこの自治体も苦労しているというふうに思っていま……

第180回国会 憲法審査会 第1号(2012/02/15、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、船田参考人に質問をいたします。  憲法改正のための国民投票法案は、二〇〇七年、衆議院で強行採決をされました。参議院では十八項目の附帯決議がありますが、衆議院は強行採決をやったために附帯決議についてもありませんでした。私は、当時、慎重審議を求める多くの国民の声があったにもかかわらずこういう強行採決になったことは、本当に残念で、憲法史上やはり汚点だというふうに思っております。  先ほど、中山参考人が社民党の前党首の土井たか子さんの名前を何度か挙げていただきました。できるだけ多元的な、できるだけ多様な意見を反映して議論をするということであれば、慎重審……

第180回国会 憲法審査会 第2号(2012/02/29、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。本日はありがとうございます。  公務員の政治的行為についてお聞きをいたします。  憲法改正の発議の日から投票日までの間は、国民投票運動、憲法改正に関する意見表明や行為については、国家公務員法、地方公務員法の適用はしないとの考え方はありますが、この立論は取れないんでしょうか。  先ほど人事院の方から、国民投票運動は政治的行為に当たらないという御説明がありました。それはそのとおりだと思います。ただ、今の御説明で、政党を応援するというようなことであれば、それは政治的行為に当たるという説明がありました。  ただ、ちょっと私も分からなかったんですが、デモやいろんな……

第180回国会 憲法審査会 第3号(2012/04/11、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 福島みずほです。どうもありがとうございます。  岩手や宮城に行ったときに、被災地にこそ憲法価値の実現をと、生存権、幸福追求権が必要で、被災地にこそ日本国憲法が必要だという声も聞いたんですね。つくづくそれはそのとおりで、短くお三方から、なぜ生存権、幸福追求権といった人権保障規定がまだ実現が弱いのか、その弱いのが端的に出てくるのがこの緊急事態というか災害のときだと思うんですが、そこについての感想でも提言でも結構ですので、一言お願いします。  それから二点目は、緊急事態のときに、一つは人権の保障が必要なわけですが、人権が制限されるという問題もあるのではないか。  これは他の委員会で申……

第180回国会 憲法審査会 第4号(2012/04/25、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 福島です。  今日は、お三方の参考人、本当に時間を割いてくださいましてありがとうございます。とりわけ井戸川参考人は、横浜アリーナでお会いし、その後も様々なところでも御意見をお聞かせいただいていることに、とりわけ感謝をいたします。ありがとうございます。  まず、大石参考人に二点お伺いをいたします。  私は、今回、憲法に非常事態の規定がないから問題が起きたということは何もなかったというふうに思っております。何も問題は起きなかったんではないか。  まず一点目は、原発震災は確かにひどい現在でも被害を与えております。しかし、こうなった根本理由は三月十一日前の原発推進策にあって、原発は安全……

第180回国会 憲法審査会 第5号(2012/05/16、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は両参考人、本当にありがとうございます。  まず、緊急事態条項を設けることのメリット、デメリットということをお聞きしたいんですが、高見参考人にお願いいたします。  明治憲法八条には緊急勅令とあったわけですが、関東大震災のときは多くの人々が様々な形で殺され、大杉栄さん、伊藤野枝さんも官憲に殺されました。ですから、官憲が人を殺したんだというのが関東大震災のときに起きたわけですが、市ケ谷刑務所に憲兵隊が行って、主義者たち、社会主義者だと思いますが、主義者たちを出せと交渉をすると。しかし、そのとき所長が頑張って受刑者たちを引き渡さなかったために殺されるこ……

第180回国会 憲法審査会 第6号(2012/05/30、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  双葉町長が、井戸川町長が、双葉町における憲法十三条の幸福追求権、憲法二十五条の生存権が妨げられていると、その現状をこの審査会で発言されたことは極めて重いと思っております。憲法価値の実現、憲法が侵害されている状況を今全力で国会はやるべきだと思います。  先日、二十八日にも宮城県に行きました。至る所で聞くのは、やはり遅々として進まない復旧復興であり、被災地にこそ日本国憲法をという声を今回も聞きました。その意味で、憲法価値の実現をしっかりやっていくにはどうしたらいいかという議論こそ国会はすべきだと考えています。  また、参考人の一人の大石さんも、東日本震災……

第180回国会 予算委員会公聴会 第1号(2012/03/22、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お三方の公述人、本当に刺激的な、有益なお話を本当にありがとうございました。  まず、大嶋公述人にお聞きをいたします。  私も、働くことや男女共同参画にこだわってきたので、おっしゃることは本当にそのとおりだと思ってきました。生活者という視点に立てば、私は、消費税を今上げることは生活を困窮させると、とりわけ子供の貧困、シングルマザーの人たちの状況などよく分かっておりますので、消費税を上げることについては問題ありと思うんですが、大嶋公述人はその点についてはどうお考えでしょうか。
【次の発言】 今、デフレ下において消費税を上げることはどうかという藤井……

第183回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第3号(2013/03/13、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 今日は三人の参考人の方、本当にありがとうございます。社民党の福島みずほです。話を聞いて何かわくわくして、何かやりたいななんてすぐ思っちゃいましたが、貴重な提言を本当に地域活性化の点でありがとうございます。  まず、山崎参考人に、先ほどの山本香苗さんと似ているんですが、三例話していただいて、延岡は私は生まれた町なので、ほう、そうかそうかとか思ったんですが、ちょっと今は宮崎市内に行っているんですが。魅力的なカリスマがやっぱり入っているときはいいんだけれども、市民運動もそうだけど、初めはとても盛んなんだけれど、何となく継続しないというか、集会も回を重ねると何かマンネリ化しちゃうという……

第183回国会 共生社会・地域活性化に関する調査会 第4号(2013/04/03、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  共生社会・地域活性化に様々な形で取り組む参考人の皆さんの話は非常に有益で創造性に富むものであり、また、地域の人たちの力をいかに引き出すかという足し算、掛け算の発想に満ちあふれていて、大変参考になるものでした。地域や人の良さを信じ、そこにアイデアと努力が付け加わり、プラスの力が大きく働いています。国会で共生社会、地域社会活性化の話を聞くことの重要性を痛感をしております。また、視察で訪れた福島県いわき市の現状、避難をされている仮設住宅の皆さんの話など、政治が全力で人々の支援をしなければならないと改めて感じました。  社民党の考えを述べます。  第一に、被……

第183回国会 憲法審査会 第1号(2013/03/13、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  実は、共生社会に次出なくてはならないために、冒頭発言をさせていただくことに、会長、感謝をいたします。  私も憲法調査会のときのメンバーでもありましたので、そのときの議論の経過と小委員会、そして報告書のまとめについては承知をしております。  社民党自身は、二院制は維持すべきだという考え方です。もちろん、今後この審査会の中で議論をしますので、その中で私自身も社民党も議論を深めていきたいというふうに考えております。  現時点における社民党の考え方、私の考え方を申し上げます。  なぜ二院制を維持すべきなのか。  まず、国会の重要な役割、今の政治の大きな役割は……

第183回国会 憲法審査会 第2号(2013/04/03、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  加藤一彦参考人にまずお聞きをいたします。  社民党自身も、今、前川委員からありましたが、立憲主義の観点から非常に、衆議院だけの暴走を防ぐことや、慎重審議ができる。参議院に法案が送られてから論点が非常に明らかになることも大変多いですし、その意味では立憲主義の観点から、あるいは多様な民意の反映から二院制は必要であるという立場です。  加藤一彦参考人のレジュメに両院制の実質で四点挙げられていますが、二院制というものがなぜ必要かということについて参考人の方から御教示いただければと思います。また、今日教えていただきました任意的両院協議会改革可能性で、成案作成の……

第183回国会 憲法審査会 第3号(2013/05/22、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  お二人には心から感謝をいたします。  まず初めに、大山参考人にお聞きをいたします。  レジュメの中に、現在の参議院の審議も衆議院より充実していると言えるのではないかというくだりがあり、かつて調査会で、共生社会に関する調査会や国民生活に関する調査会や、いろいろ言及されていらっしゃいますので、そのことについて、参議院の特質ということで一言話をしていただけませんか。  また、レジュメの中に、各議院の審議において内閣と国会との建設的対話を行う必要性と書いてありまして、ここがどういうことが可能なのか、是非お願いいたします。  それから三点目は、大山参考人がジェ……

第183回国会 憲法審査会 第4号(2013/05/29、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当に深い話、立憲主義と憲法十三条、個人の尊重ということをめぐるとても深い話を聞かせていただきまして、本当に心から感謝をいたします。  まず、高橋参考人にお聞きをいたします。  自民党のQアンドAは、人権の衝突概念を取らず、公益及び公の秩序によって基本的人権を制限できる、国民は公益及び公の秩序に従わなければならないという旨の規定を置いております。この基本的人権の制限に関してどう思われますか。
【次の発言】 いや、高橋参考人だけで結構です。
【次の発言】 日本国憲法は国会議員や様々な、天皇、摂政、公務員に憲法尊重擁護義務を課していますが、自民党の……

第183回国会 憲法審査会 第5号(2013/06/05、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、御両人の、お二人の参考人、本当にどうもありがとうございます。  まず、小山参考人にお聞きをいたします。  社民党自身は、新しい人権を憲法に書かなくても日本国憲法は新しい人権を念頭に置いていると、とりわけ憲法十三条と二十五条の中にかなり包含できるというふうに考えております。また、おっしゃいましたとおり、立法裁量、例えば情報公開法や様々な環境についての基本法などに、実際は新しい人権をしっかり生かしていくこと、必要なものを、プライバシー権や環境権や知る権利などはしっかりそこで保障していくべきだと、その役割が大きいというふうに思っております。  憲法……

第183回国会 憲法審査会 第6号(2013/06/12、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  参考人の皆さんから基本的人権について、新しい人権について深い話をしていただきました。  社民党は、新しい人権について憲法上の規定を設ける必要はないという考え方です。新しい人権は、憲法の人権規定を踏まえて、国民の運動により発展的に生み出された権利です。様々な新しい権利を保障していくことは非常に重要なことです。  そして、まず第一に、この新しい人権は、日本国憲法十三条、二十五条など、現憲法の人権規定により根拠付けられます。日本国憲法は、時代に即応した新しい権利を抱き取るような柔構造、時代に弾力的に対応できる構造になっております。  高橋和之参考人は、幸福……

第183回国会 予算委員会公聴会 第1号(2013/05/02、22期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、三人の公述人の方、本当にありがとうございます。  まず初めに、小幡公述人にお聞きをいたします。  四大銀行が金利を上げるということが報道されておりますが、このアベノミクスの後、金利というのはどうなっていくんでしょうか。
【次の発言】 インフレになり、今日、インフレが本当に二%になるかどうかということについては、永濱公述人も簡単にはそうならないというお話でしたけれど、物価が上がり、賃金が思ったように上がらない、金利が上がり、ローン負担が増え、国家公務員、地方公務員の賃金は明らかに下がり、年金も下がり、生活が苦しくなるということを国民の皆さんは一……


23期(2013/07/21〜)

第186回国会 憲法審査会 第1号(2014/02/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。社民党を代表して、社民党の考え方を申し上げます。  まず第一に、憲法とは何か。憲法は、国を縛るもの、国を縛る鎖です。基本的人権を保障するために国家権力を縛るものが憲法です。憲法は国民を縛る鎖ではありません。今の政府が正しいと考える道徳を国民に守らせるものでもありません。国民主権の下で、民主主義の下で、主人公は国民であり、国民の基本的人権を守るために憲法を作り、その憲法を最高法規とし、憲法に反する法律は認めないとし、いかなる国家権力も行政も国会も裁判所も憲法に従わなければなりません。  国家権力を縛るもの、国は憲法に従わなければならないというのは、憲法のイ……

第186回国会 憲法審査会 第3号(2014/05/21、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  衆議院でこの法案が可決された後、安保法制懇の報告書と総理の記者会見がありました。明文改憲、解釈改憲、立憲主義をどう考えるか、極めて重要な問題です。  船田発議者にお聞きをいたします。  船田さんは、三月十三日の自民党総務会で、集団的自衛権の行使容認のために拡大解釈を自由にやるなら憲法改正は必要ないと述べ、解釈改憲で明文改憲の機運がしぼむことの懸念をされております。だったら、解釈改憲なんかやるべきじゃないですよね。どうですか。
【次の発言】 国民の信を問うのであれば、国民投票じゃないですか。国政選挙なんかじゃないですよね。  憲法九条に関する集団的自衛……

第186回国会 憲法審査会 第4号(2014/05/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、井口参考人と小澤参考人に、集団的自衛権の行使についてどうお考えか、解釈改憲についてどうお考えか、安保法制懇の報告書と安倍総理の記者会見についてどうお考えか、お聞かせください。先ほど小林参考人からはありましたので、よろしくお願いします。お二人にお願いいたします。
【次の発言】 井口参考人にお聞きをいたします。  安倍総理は記者会見で二つの事例をフリップを使って説明をされたわけですが、今、与党協議の中では十五の事例でやっているというふうに報道をされています。そもそも、集団的自衛権の行使と……

第186回国会 憲法審査会 第5号(2014/05/28、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、船田発議者に御質問をいたします。  前回、今回は間違いなく四年後には国民投票は十八歳になります、遅くとも四年後には、ごめんなさい、これは枝野さんの発言ですが、十八歳になることが法改正がなされない限りは確定しておりますとあり、船田さんの発言にもそのような趣旨があります。  ということは、もしこの国民投票が十八歳に法律改正がされなければ国民投票はできないということでよろしいでしょうか。船田発議者。
【次の発言】 ちょっとよく分からないというか、十八にするなら私も十八にするべきであって、そして船田発議者は繰り返し繰り返し十八歳にすべきであるということ……

第186回国会 憲法審査会 第6号(2014/06/02、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  公務員の政治活動についてお聞きをいたします。  これは、元々の法律の中で意見表明権を侵害しないようにということで、今回の改正案では、原則として、これは船田発議者の方からも出ておりますが、国家公務員、地方公務員とも純粋な勧誘行為は原則自由であるということで平仄をそろえると。  まず、国家公務員に関しては今回の改正案の検討規定は適用されない、つまり自由であるということでよろしいのでしょうか。
【次の発言】 私も、選挙運動とそれから国民投票ってやはり違うものだというふうに思っているんです。それは、やっぱり主権者であるので、物すごく地位が高い人が自分のコント……

第186回国会 憲法審査会 第7号(2014/06/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、大変示唆に富むお話、ありがとうございます。また、他の委員会との関係で順番を入れ替えていただいたことに感謝をいたします。  まず、伊藤参考人にお聞きをいたします。  伊藤参考人は、議員定数不均衡の問題に関して、原告の代理人として、弁護士として訴訟活動をやっていらして違憲というのを勝ち取っていらっしゃるわけですが、憲法を改正するに当たって、最高裁などは事情判決なども出していますが、議員定数不均衡で違憲であると言われる国会が発議をすることの問題点についてどうお考えでしょうか。
【次の発言】 本日は、公務員と政治活動に関しての示唆に富むお話、大変あり……

第186回国会 憲法審査会 第8号(2014/06/11、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  特定公務員の国民投票運動の禁止についてお聞きをいたします。  公務員の国民投票運動に政治的行為禁止規定を適用しないとする百条の二では、特定公務員を除外することとなっております。その結果、政治的行為禁止規定が特定公務員にはそのまま適用されることになるのではないか。仮に特定公務員には政治的行為禁止規定がそのまま適用されるということであれば、現行法上生じている国家公務員と地方公務員との間のアンバランスがこれらの者については残ることとなります。  具体的には、特定公務員が国民投票運動を行った場合、国民投票法違反により処罰をされますが、それに加えて、国家公務員……

第186回国会 厚生労働委員会公聴会 第1号(2014/06/16、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、両公述人、本当にありがとうございます。  厚労省は、「中長期的には費用の伸びが、効率的なサービス提供を通じて、後期高齢者の伸び(三〜四%)程度となることを目安として努力」と。やはり、今回の医療と介護の改正法案が費用抑制の観点から言われているのは極めて問題ではないかというふうに思っております。それに対して今日、山田公述人が警鐘乱打を鳴らしていらっしゃる図というふうに思って、私たちも費用抑制の観点からのやり方には大反対をしていきたいというふうに思っております。  ところで、この委員会を通じて私が非常にショックを受けたのは、厚労省から資料が出まして……

第186回国会 予算委員会公聴会 第1号(2014/03/13、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お二人の公述人、本当に示唆に富むお話ありがとうございます。  まず初めに、女性の活用について原田公述人にお聞きをいたします。  今日は、女性の活用がキーポイントだということで話をしていただいて意を強くしたところです。ただ、日本の女性の問題は、例えば女性の貧困ということが大変大きな問題がある。日本の女性の貧困の特色は、外国と違って、働いても貧困、共働きでも貧困、シングルマザーの年収は年収百数十万でしかない、非正規雇用率が五四%、働いても働いてもじっと手を見て貧乏というのが日本の女性の実態だと思います。  ですから、女性の活用といった場合に、長時……

第187回国会 憲法審査会 第2号(2014/10/22、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  憲法審査会での検討ということであれば、立憲主義の危機ということを言わなければなりません。  安倍内閣は、集団的自衛権の行使を合憲とした初めての内閣です。まさに立憲主義の危機です。  七月一日、安倍内閣が集団的自衛権の行使を合憲とする閣議決定をしました。戦後七十年近く、自民党政権も集団的自衛権の行使は違憲であるとしてきました。国会の答弁で、憲法の解釈を変えるのであれば明文改憲をすべきであって、解釈で変えることは憲法の規範性を害すると繰り返し答弁がされてきました。憲法九条の解釈からすれば、自国が攻められていないにもかかわらず他国で武力行使をすることは明ら……

第187回国会 憲法審査会 第3号(2014/11/12、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。社民党を代表して発言をいたします。  憲法審査会において今最も議論し共有しなければならないことは立憲主義であり、立憲主義の危機の問題です。立憲主義とは、およそ権力保持者の恣意によってではなく、法に従って権力が行使されるべきであるという原則です。また、立憲主義とは、個人の自由、権利を守るために憲法で権力者を拘束するという考え方です。  私たち国会議員や国務大臣は、憲法九十九条によって憲法尊重擁護義務を持っています。安倍内閣は、七月一日、集団的自衛権の行使を認める閣議決定をしました。戦後、自民党政権も、集団的自衛権の行使は違憲であり、集団的自衛権の行使を認め……

第189回国会 憲法審査会 第1号(2015/02/25、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 ありがとうございます。社民党の福島みずほです。  二点申し上げたいと思います。あるいは、派遣された吉良委員の方からでも意見があればと思います。  一つは、立憲主義についてです。  EU、ヨーロッパにおける憲法は、いずれも立憲主義に立脚をしています。イギリスはヒトニヒトゴト(一二一五)マグナカルタから憲法が発生しているわけですし、国家権力を縛るものが憲法であるというのが世界の、あるいはとりわけヨーロッパ、EUにおける憲法です。一度、愛国心を憲法に規定している国があるかということを調べたことがありまして、中国など限られた国は愛国心を憲法に規定しておりますが、ほとんどの国で愛国心を規……

第189回国会 憲法審査会 第2号(2015/03/04、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 今日は、本当に参考人のお二人、心から感謝をいたします。  今日は、憲法とは何かという議論です。そのことについていろんな見識を教えていただきまして、ありがとうございます。  憲法でないものを憲法として出してはならないというふうに思っております。今日、水島参考人の、自民党憲法改正草案が、中華人民共和国憲法、朝鮮民主主義人民共和国憲法、大韓民国憲法に極めて似ている部分があるという御指摘は大変示唆に富むものでした。  二つお聞きします。  愛国心について憲法に規定している国は世界では極めて少ないということをちょっと調べたことがあります。これについて一言御教示ください。  また、自民党日……

第189回国会 憲法審査会 第3号(2015/05/27、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党を代表して、憲法についての見解を申し上げます。  社民党は、日本国憲法の理念や条文を実現することこそ必要だと考えています。日本国憲法は、日本人の三百万人、アジアの二千万人以上と言われる人々の犠牲の上に平和憲法を手にしました。まさに日本国憲法を生かしていくことこそ戦後の私たちの使命だと考えています。  日本国憲法は、十三条幸福追求権、十四条法の下の平等、二十五条の生存権を始め、また、前文の平和的生存権、九条を始め、憲法のそれぞれの条文が十分に生かされてきたでしょうか。  戦後たくさんの裁判があり、議員定数不均衡や政教分離、表現の自由を求める裁判、……

第189回国会 憲法審査会 第4号(2015/09/07、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。社民党を代表して発言をさせていただきます。  社民党は、二院制を堅持すべきだという考え方です。民主主義の強化というのが最大の理由です。  立法府は国権の最高機関であり、三権分立の中で最高の地位を占めております。最高機関である国会の民主主義の強化という意味では、二院制の方がはるかに優れております。また、行政の監視という点でも立法府を強化していくこと、そのためには二院制がふさわしいというふうに考えております。  小選挙区と郵政民営化のときに、衆議院は可決し、参議院では否決をいたしました。衆議院と参議院で違う結論が出る。私は、このときの参議院の結論、議論はとて……

第189回国会 予算委員会公聴会 第1号(2015/03/26、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お二人の公述人、本当にありがとうございます。  柳澤公述人にお聞きをいたします。  自民党政権も六十年以上、集団的自衛権の行使は違憲としてきました。新三要件を入れるとしても、集団的自衛権の行使をこのような形で認めることをどうお思いになられますでしょうか。
【次の発言】 総理は、国民の命と暮らしを守るとおっしゃいます。しかし、それは個別的自衛権であって、日本の領土、領空、領海、それを守るのは個別的自衛権。個別的自衛権は、外国から攻められているかどうか、かなり一義的に分かる。しかし、新三要件は政府の評価が入るので非常に分かりにくい。しかも、集団的……

第190回国会 予算委員会公聴会 第1号(2016/03/10、23期、社会民主党・護憲連合)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お忙しい中、お二人の公述人、本当にありがとうございます。  まず初めに、小林公述人にお聞きをいたします。  レジュメに「海外派兵の費用は、違憲であることに加えて、むしろわが国に危険を招く不当支出になろう」というふうにあり、戦争法の問題点をきっぱり言っていただいたと思います。私は、違憲、違法ということもあるんですが、もう一つ、実際にこの法律が施行され、作動されるようになると莫大なお金が掛かるんではないか。集団的自衛権の行使ももちろん、もちろん人命もそうですが、お金が掛かる。もう一つ、後方支援という名の下に弾薬を提供する。弾薬は消耗品であるという……


24期(2016/07/10〜)

第192回国会 憲法審査会 第2号(2016/11/16、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。社民党を代表して意見を述べます。  まず冒頭、昨日、十一月十五日、安倍政権が閣議で南スーダンPKOの駆け付け警護の新任務を付与しました。南スーダンは内戦状態であり、PKO五原則は崩壊をしています。憲法違反です。撤退をすべきです。また、駆け付け警護はやるべきではありません。憲法違反のこのような行為をすることはできないと強く抗議をいたします。  憲法審査会は、国会法百二条の六の規定によって二つの任務が与えられています。第一番目の任務は、日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的な調査を行うことです。そのことを憲法審査会でやっていか……

第192回国会 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号(2016/11/10、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。  アメリカの国務省人身取引監視対策部は、今年六月三十日に発表した人身取引報告書において、外国人労働者の専門的技能育成という本来の目的の逸脱、一万ドルもの保証金、数千ドルの違約金、パスポート取上げ、移動の自由に対する制限などを挙げています。同報告書が二〇〇七年に初めて技能実習制度に言及して以来、十年が経過しているにもかかわらず、こうして毎年批判され続けております。  国会においても、技能実習生について私も質問し続けてきました。改善されなかったのはなぜなんでしょうか。
【次の発言】 パスポートを取り上げたり、保証金や、あるいはたくさんの人権侵害事……

第195回国会 憲法審査会 第1号(2017/12/06、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 希望の会、社民党の福島みずほです。会派を代表して発言をします。  今、政治に必要なことは、憲法を変えることではなく、憲法が規定していることを生かすことです。  十代後半、二十代、三十代の死因の第一位は自殺です。憲法十三条が規定する個人の尊重、幸福追求権は、みんなに保障されているでしょうか。個人が尊重される社会を政治はつくっているでしょうか。  憲法十四条は、法の下の平等を規定をしています。しかし、女性差別、子供に対する差別、高齢者に対する差別、部落差別、障害者に対する差別、外国人に対する差別、性的マイノリティーに対する差別、アイヌに対する差別、様々な差別は存在をしています。差別……

第196回国会 憲法審査会 第1号(2018/02/21、24期、希望の会(自由・社民))

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  憲法とは何かといったときに、二つあると思います。一つは権力者を縛るものです。二つ目は、憲法は一つの理想であり、そこに向かって不断の努力をしなければならないというものです。  憲法十四条は、法の下の平等を規定をしています。しかし、法の下の平等が果たして実現されているでしょうか。女性差別、障害者差別、外国人差別、子供差別、高齢者差別、たくさんの差別が残念ながら日本に存在をしています。では、法の下の平等の規定は無意味なんでしょうか。そうではありません。憲法に向かって、憲法の条文をどう保障していくのかという理想に向かって私たちは努力をしなければならない、そう……


25期(2019/07/21〜)

第204回国会 憲法審査会 第1号(2021/04/28、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  現在、コロナ禍の状況で国民の命と暮らしはどうでしょうか。年越し大人食堂相談会や様々な相談会に具体的に行きました。生きたくない、死にたくないけど死んでしまう、生きたいけれども生きられない、地面の底が抜けるような人たちに実にたくさん会ってきました。  今、憲法改正論議をしているときでしょうか。憲法二十五条が保障する健康で文化的な最低限度の生活の保障、憲法十三条が保障する個人の尊重とそして幸福追求権などがまさに侵害をされている。政治がやるべきことは、この憲法が保障されている国民の権利をまさに実現していくことではないでしょうか。PCR検査もろくす……

第204回国会 憲法審査会 第2号(2021/05/19、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今、まさに憲法改正の議論を、憲法改正の手続法の議論をするときでしょうか。今、国民は、命と暮らしを守れないと必死の思いで生きています。政治の出番です。しかし、政府・与党は国民の命や暮らしに全く関心を持たず、自分たちの関心事である憲法改正とその手続法の成立に精力を注いでいます。国民に背を向ける政治には退陣してもらうしかありません。  自民党の下村博文政調会長は、緊急事態条項創設の実現を訴え、今回のコロナのピンチをチャンスとして捉えるべきだと言いました。コロナのピンチを憲法改正のために利用するなどあってはならないことです。  菅総理は、五月三日に、今国……

第204回国会 憲法審査会 第4号(2021/06/02、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日の参考人四人の方たちは、全員、CM規制などをきちんとしない限り不十分であるということをおっしゃいました。与党が推薦したと思われる上田参考人も、熟議が足りないとおっしゃいました。そのとおりです。今日の四人の参考人の皆さんたちは、今のままでは不十分で、きちっとやらない限りは国民投票法は不十分で、欠陥法案であるということを認めたというふうに思っております。  申し上げたいことは、今、憲法改正の議論を本当にするときでしょうか。新聞に川柳が載っておりました。森松さんという方ので、「憲法があるのに使わず改憲論」。どうでしょうか。私たち国会議員は、憲法九十……

第204回国会 内閣委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号(2021/02/03、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派、社民党の福島みずほです。  政府が十分な医療の提供ができていないことの責任逃れとして罰則の規定を置くのではないか、患者さんにとって必要なのは治療である、国民にとって必要なのは支援であると考えています。罰則の新設に対して、日本医学会連合、日弁連、ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国弁護団連絡会等を始め多くのところから意見書が出ております。これほど多くの団体からの反対意見が出ていることに対して、大臣はどう受け止めているでしょうか。
【次の発言】 国民の中に罰則を求める声もあるようですが、未知の感染症拡大に不安を感じているからであって、政府はその不安を払拭するだけの取組……

第204回国会 予算委員会公聴会 第1号(2021/03/16、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日は、お二人の公述人、本当にありがとうございます。  まず、除本公述人にお伺いをいたします。  今日のお話の中でもありましたが、各地で進む原発事故集団訴訟で、少なくとも中間指針で示された賠償では足りないと示されております。そのことから見直しを絶対にやるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 裁判の判決で、ふるさとの喪失というのを認めました。さっき公述人がこのことを、ふるさとの意味ということも語っていただいたわけですが、改めてこの裁判の評価をお願いいたします。
【次の発言】 福島県内に、そして全国に避難者の方がいらっしゃいます。私も……

第208回国会 憲法審査会 第1号(2022/03/23、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  国会法百二条の六は、憲法審査会の役割について、「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、憲法改正原案、日本国憲法に係る改正の発議又は国民投票に関する法律案等を審査する」と規定しています。まさに、憲法及び法律について広範かつ総合的に調査を行うことがこの憲法審査会の重要な役割です。  では、日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的な調査が今まで行われたでしょうか。行われていません。まさに、そのことこそやるべきです。安保関連法、戦争法、秘密保護法、共謀罪、秘密保護法など、違憲の法律が存……

第208回国会 憲法審査会 第2号(2022/04/06、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  今日、赤坂参考人、そして長谷部参考人、ありがとうございます。御両人の憲法改正する必要はないという点に関しては、私も同じ意見です。  長谷部参考人にお聞きをいたします。  議院の、というか、今日、出席ということを、やっぱり極めてそのプレゼンスという概念を使われて非常に大事なものだとおっしゃったことは、またそのとおりだと思います。取締役会も持ち回り決議駄目ですし、裁判所もやっぱり直接主義、口頭主義です。その意味で、そうだと思いますし、また、これを緩めることによって、大臣の出席、証人の出席などが本当にオンラインで可能となったら大変なことになりま……

第208回国会 憲法審査会 第3号(2022/04/13、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日は、川崎事務局長、あっ、ごめんなさい、川崎法制局長、そして岡崎事務局長、本当にありがとうございます。論点の整理が大変できました。本当にありがとうございます。  衆議院と参議院のこのオンライン出席に関して、出席した二人、二名ずつの参考人の合わせて四人、いずれの方も憲法改正の必要はないという点で一致をいたしました。オンラインの出席をやるには憲法改正は必要ない。そしてまた、この参議院でも顕著でしたが、長谷部参考人の方から、プレゼンス、出席ということの意味の本当に憲法学的な解説を聞くことができて、それは大変有意義であったというふうに思っております。 ……

第208回国会 憲法審査会 第5号(2022/05/18、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  議員定数不均衡、これは是正しなければならず、議員定数の均衡を維持することは、制度論である以上にまさに人権論です。民主主義の中で投票権というのは最大のものであり、民主主義を樹立する上で投票価値の平等という形で裁判が争われ、投票価値は平等であるべきだ、法の下の平等に照らしてということで判例が蓄積されてきたことは当然のことだというふうに思っております。  そして、選挙制度がどうあるべきかは憲法に書くべきことではなく、公職選挙法などに書くべきテーマであり、議論すべきことだというふうに考えております。  合区をなぜ導入するのか、なかなかみんなのコン……

第208回国会 憲法審査会 第6号(2022/06/08、25期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の社民党の福島みずほです。  今日は、御両人の参考人、本当に多角的な、専門的なことを御教授くださいまして、本当にありがとうございます。  私が聞きたいことは二問あります。  一問目は、今日は、新井参考人も上田参考人も憲法改正しなくてもよいという立場であることはよく分かりました。確かに、選挙制度って様々な面から見る必要があるので、今日、多角的な、様々な考慮が必要だということはよく分かりました。  日本国憲法は硬性憲法なので、自民党が合区創設の法律改正を提案し、強行し、しかし、今度は合区解消のための憲法改正と言っていることは、私自身はすさまじい違和感なんですね。 ……


26期(2022/07/10〜)

第210回国会 憲法審査会 第2号(2022/11/09、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  統一教会のことが問題になっています。自民党日本国憲法改正草案と統一教会の主張の親和性、同一性について申し上げます。  憲法九条改悪、緊急事態条項の新設、家族条項についてなど、重要な点で全く同じです。自民党日本国憲法改正草案は憲法ではないと私は思っております。憲法は国家権力を縛るものなのに、国民を縛るものになっています。憲法尊重擁護義務に国民を付け加えていることもその表れです。国民は常に公益及び公の秩序に従わなければならないとしています。  憲法二十四条一項に、家族は社会の自然かつ基礎的な単位であり、尊重される、家族は互いに助け合わなければならない……

第210回国会 憲法審査会 第3号(2022/12/07、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  本日、参議院の在り方との関係で、合区解消とそれから緊急集会などの議論が行われていること、その点で川崎法制局長にお聞きをいたします。  本日、参議院の緊急集会についてのお話をしていただきました。これについて、これまでの緊急集会の実例が二つあることや、あるいはどういう役割を果たしているのか、あるいはどういう経過か、先ほども経過については若干説明がありましたが、もう少し説明をしていただけますでしょうか。
【次の発言】 あっ、ごめんなさい。  ありがとうございます。  参議院は、ここにもありますように、全体の改選期がありませんと、つまり万年議会というか。……

第211回国会 憲法審査会 第1号(2023/04/05、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  まず冒頭、憲法審査会は憲法違反の問題を調査する、審議する委員会であるということを改めてこの委員会で確認をしたいと思います。  二〇一五年、強行成立した安保関連法、戦争法、そして先日十二月十六日に閣議決定された安保三文書など、戦争をしないと決めた日本国憲法の憲法制定権力すらが想定していたことを超えるような事態が起きております。これについてはしっかり、これは憲法制定権力が考えていたことを超える、まさに憲法違反であるとして、しっかり議論をすべきだというふうに考えております。  そして、本日、まさに、参議院法制局長川崎さんから示唆に富む話をしてい……

第211回国会 憲法審査会 第3号(2023/04/26、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  今日は、四人の皆様、お忙しい中、本当に貴重な御意見ありがとうございます。  選挙制度については目まぐるしく変わってきたというのは私が思っていることです。かつて参議院の全国比例区は、政党ではなく一人でも立候補できるということがありました。それが政党の枠組みで行われるようになりました。また、一九九八年までは拘束式比例名簿でした。政党が順位を付けると。その後、非拘束式比例名簿になり、また拘束式名簿も一部導入されるという混在型、特定枠が導入されるようになりました。合区についても、突如自民党から提案をされ、国会で多数決で可決をされました。私たちはそれに反対……

第211回国会 憲法審査会 第5号(2023/05/17、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  選挙制度は目まぐるしく変わっています。一九八二年、参議院全国比例区制から拘束名簿式比例代表へ、一九九四年、衆議院中選挙区から小選挙区比例代表並立制、二〇〇〇年、参議院拘束名簿式比例代表制から非拘束名簿式比例代表制、二〇一五年、選挙年齢を引き下げて二十歳から十八歳、参議院選挙区選挙において一部の県で合区選挙区を導入、二〇一八年、参議院比例代表選挙において特定枠制度を導入。二〇一五年七月二十四日の参議院本会議において発議者要求のとおり委員会審査を省略して議題となったのが合区です。合区を設けることにした理由について、自民党の発議者からは、都道府県単位の……

第212回国会 憲法審査会 第2号(2023/12/06、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  緊急事態条項の創設について述べます。  緊急事態条項の創設に反対です。  自民党日本国憲法改正案に、緊急事態条項は、内閣は法律と同じ効力を持つ政令を作ることができるとしています。国会は、憲法四十一条が定めるとおり、唯一の立法機関です。主権者である国民から選ばれている国会でしか立法ができません。  しかし、内閣が法律と同じ効力を持つ政令を作り、基本的人権を制限することもできるとなれば、まさに立憲主義の否定です。国会の否定、基本的人権の否定です。ナチス・ドイツの国家授権法は内閣限りで基本的人権を制限できるとしていたために、あの暴虐の限りが可能……

第213回国会 憲法審査会 第2号(2024/05/08、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 第一に、憲法から見た自民党裏金問題について述べます。  政治資金収支報告書に不記載だった裏金の使途はほとんど不明のままです。安倍派だけでも五年間で六億円超になります。有権者の買収、有権者への違法な寄附、違法な選挙費用、公職選挙法百九十四条、公職選挙法施行令百二十七条の支出制限違反等として使われた可能性が否定できません。自民党で適切な根拠に基づいて否定できない限り、残念ながら、裏金によって選挙犯罪が行われたことを想定せざるを得ない状況ではないでしょうか。  政治資金規正法や公職選挙法は、正当な選挙という憲法の要請に基づいています。公職選挙法一条は、日本国憲法の精神にのっとりとなっ……

第213回国会 憲法審査会 第3号(2024/05/15、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民の福島みずほです。  私は、衆議院の憲法審査会において、参議院の緊急集会についての誤解や軽視の下に衆議院議員の任期延長改憲の議論が進んでいることに大変な危機感を持っています。参議院の存在や参議院の緊急集会を軽視し、憲法を破壊するものです。衆議院憲法審査会の暴走はあってはならないことです。そのことを参議院議員の立場から参議院憲法審査会の委員として強く主張します。衆議院憲法審査会における起草委員会の設置などあり得ないことです。  一九四六年九月二十日、貴族院帝国憲法改正案特別委員会で、金森国務大臣は、どうしても国会というものが、いつでも開き得る態勢を備えていなければならな……

第213回国会 憲法審査会 第4号(2024/05/29、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 衆議院の憲法審査会において、起草委員会の設置や要綱案作りが提案されていることに大変な危機感を持っています。衆議院だけで暴走していくことは極めて問題です。また、緊急事態条項、国会議員の任期期間の延長の問題点が十分理解されているとは思えません。さらに、これは参議院の否定です。参議院の緊急集会を日本国憲法が規定した意味の理解が、とりわけ衆議院で極めて不十分だと考えます。  第一に、衆議院で国会議員の任期期間の延長について、自民党などは再延長できる期間に制限を設けていません。緊急というのであれば、それは一時的、限定的、緊急のものでなければなりません。それが、半年、一年、何年も長期にわた……

第213回国会 予算委員会公聴会 第1号(2024/03/12、26期、立憲民主・社民)

○福島みずほ君 立憲・社民共同会派の福島みずほです。  今日は、両公述人、本当にありがとうございます。  二〇一六年から私は南西諸島を歩いてきました。石垣、本島、宮古、そして種子島、屋久島、馬毛島、奄美大島やいろんな島を歩いてきました。もう本当に激変をしています。  二〇二一年十二月二十四日、琉球新報、沖縄タイムズにスクープが載ります。米軍が島々をもう少人数で、三十人ぐらいですか、少人数でいて、そして転戦しながら戦闘行為を行うというもので、それを見た沖縄の人たちは、また再び沖縄が戦場になる、また沖縄、南西諸島が戦場になると、すさまじい危機感で、命どぅ宝の会や、いろいろ動いています。また沖縄が、……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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