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畑野君枝 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

畑野君枝[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


18期委員会出席TOP50
47位
18期委員会出席(無役)TOP25
16位
18期各種会議出席TOP20
13位
18期各種会議発言TOP10
6位
18期各種会議出席(幹部)TOP5
4位
18期各種会議発言(非役職)TOP10
6位
19期委員会出席TOP10
9位
19期委員会出席(幹部)TOP50
36位
19期委員会出席(無役)TOP50
33位

このページでは畑野君枝参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。畑野君枝参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

18期(1998/07/12〜)

第143回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(1998/09/25、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。時間もございませんから簡単に。  私は、ぜひとも皆さんに御論議していただきたいと思うのは、先ほどからもありましたけれども、やっぱりそもそも国会等移転は何なのかということだと思うんですね。特に、やはり首都とは何なのか、国民にとって国会はどこにあるのが適切なのかという、候補地のいろいろな話はございますが、国民にとってはどうなのかというそもそものところが大切じゃないかなというふうに思います。  先ほどワシントンの話がございましたけれども、アメリカの場合は独立戦争の関係であそこに置かれているという歴史的な事情がございます。世界でも、やはり民主国家と言われ……

第143回国会 文教・科学委員会 閉会後第1号(1998/11/24、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  初めに、三十人学級に関する意見書が出されている地方議会の数についてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 私の方から文部省の方に調査をお願いいたしまして、十一月十九日にいただいたこの資料でよろしいですね。――はい、よろしいというふうにうなずいていらっしゃいます。  私の住んでいる神奈川県でも、政令市の横浜市、川崎市に加えまして座間市から出されております。この三つの市で県内人口の六割近くになっております。三重県では県議会とともに五十二市町村の議会で、それから新潟県では七十九市町村、秋田県では四十六市町村、北海道では三十七市町村、岡山県では二十……

第143回国会 文教・科学委員会 第3号(1998/09/24、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  私は、不登校問題と養護教諭の配置、三十人学級の実現などを中心に質問をいたします。  初めに、不登校問題と養護教諭の配置について伺います。  不登校の児童生徒が、先ほどからも出されていますように、十万五千四百十四人と過去最高となっております。こうした状況の中で、保健室の役割が重要になっております。  小中学校のいわゆる保健室登校の子供が、日本学校保健会の調査によると一昨年度は一万人を超えております。この六年間で倍増している。保健室登校の子供がいる学校は、中学校では全体の四割に上っております。同時に、休憩時間や放課後に保健室に来る子供も多く、勉強……

第143回国会 文教・科学委員会 第5号(1998/10/15、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  スポーツ振興くじ、いわゆるサッカーくじについて質問いたします。  文部大臣の諮問機関である保健体育審議会特別委員会が十二日、スポーツ振興投票制度、いわゆるサッカーくじ実施の基本方針をまとめました。この審議のまとめは本日十五日の審議会総会で正式に決定するとされておりますが、これをめぐって大きな問題が起こっております。  まず、くじの発売の場所について伺います。  審議のまとめでは、「便利で、日常生活・地域社会で親しまれている場所で、全国的に相当数となる、などを考慮する」とあります。  特別委員会の審議の中で具体的にどのようなところが挙げられたの……

第145回国会 交通・情報通信委員会 第5号(1999/03/23、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  昨年十二月七日に、郵政省の青少年と放送に関する調査研究会が報告書を出しました。テレビの子供への影響調査は、これまでテレビ放送開始時にNHKが一九五七年、一九五九年に、また日本民間放送連盟が一九六〇年から六二年に行っておりますが、今回は、NHKの海老沢会長、民放連の氏家会長など放送事業者、視聴者、行政が一体となって海外の実施状況、国内の子供たちや親、有識者へのヒアリングなど調査研究をしてきた日本では初めての報告書と言えるものです。  調査研究会は、一九九八年三月の文部省中央教育審議会中間報告でのVチップ導入の前向き検討を受けて、暴力や性的シーン……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第4号(1999/05/26、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 石井先生、どうもありがとうございました。  日本共産党の畑野君枝でございます。  私は神奈川県に住んでおりまして、横浜のベイブリッジのライトアップですとか、それから関内周辺の、特に開港記念会館のライトアップということでは大変先生にお世話になっております。  それで、開港後百四十年ということにことしなりまして、本当に既存の施設が新しくよみがえるという状況もあるわけですけれども、きょうの資料の中で東京の公聴会での二十一歳の女性の方の意見が載っていまして、人口減少期に至れば一極集中問題は過去の遺物となる、低成長の成熟時代には既存ストックの有効活用こそ重要ではないかという御意見がありまし……

第145回国会 国旗及び国歌に関する特別委員会 第4号(1999/08/02、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  先日、入学式、卒業式について、有馬文部大臣は、荘厳で清新、そして楽しく愉快にとおっしゃいました。私は大臣が楽しく愉快にとおっしゃったのを聞いて大変ほっとしたわけでございます。  皆様のお手元に資料を配らせていただいておりますけれども、パネルにいたしましたこの写真を見ていただきたいと思います。(資料掲示)  これは十三年前の京都市のある小学校の卒業式の写真です。卒業生たちの顔が見えるように工夫をされていて、手前に写っているのは在校生、お互いに顔を見合っております。卒業生がマイクに向かって思いを語っている。子供たちの手書きで「とびたて未来へ」とい……

第145回国会 国旗及び国歌に関する特別委員会 第5号(1999/08/03、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 きょうは、高橋先生、堀尾先生、どうもありがとうございます。  高橋先生から国際的なマナーというお話がございました。それで、あわせて堀尾先生にその国際的なマナーということでも伺っておきたいというふうに思うんですが、外国の国旗・国歌をどう尊重するか、また自分の国の国旗・国歌への尊重をどうするか、こういうことではどのようにお考えでしょうか。堀尾先生に伺いたいというふうに思います。
【次の発言】 それでは、入学式ですとか卒業式で、国旗掲揚、国歌斉唱という点ではいかがでしょうか、堀尾先生。
【次の発言】 そういう点で、内心の自由を守るということが今度の国会でも論議をされておりますけれども、……

第145回国会 文教・科学委員会 第2号(1999/03/09、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず私は、学校施設の点検、改善について伺います。  学校保健法では、第三条の二で、「施設及び設備の点検を適切に行い、必要に応じて修繕する等危険を防止するための措置を講じ、安全な環境の維持を図らなければならない。」と定めております。それは、文部省の小学校安全指導の手引でも述べられているように、学校は児童の教育の場として最も安全でなければならないからであります。  今、危険校舎、古くなった校舎への改善の要望が全国から寄せられております。私も直接学校へ伺っていろいろ要望をいただいております。  有馬文部大臣は、公立高校の危険校舎について調査をし努力……

第145回国会 文教・科学委員会 第3号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。私は教科書の価格の問題について伺います。  この四月に小学一年生になる子供たちは、歌の中にもあるように、桃の花もきれいに咲いて、もうすぐみんなは一年生と、希望に胸を膨らませています。私の子供もその一人です。そして、入学式や新学期に教科書をもらったときのうれしさというのも、多くの方が覚えていらっしゃることではないかと思います。  小中学校の教科書は無償で配付されております。義務教育無償を実現するものであります。ところが、この定価というのが、知ったら驚くほどの安さでございます。  これは中学一年生の英語の教科書ですが、定価が二百九十円。見ますと、カラ……

第145回国会 文教・科学委員会 第5号(1999/03/30、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず、日本学術振興会法の一部改正案に係って、科学研究費補助金について質問をいたします。  いわゆる科研費の増額というのは研究者にとっては本当に必要なことでございまして、一方で、お話にもありましたが、採択率の問題でございます。一九八八年度で二三・四%、その十年後、一九九八年度で二四・八%ということでございまして、ほとんど変わっていないというふうに伺っております。  この問題につきましては、本当に採択率を上げてほしいという声が多く出されているというふうに伺っているんですが、例えば国立大学協会が一九九一年の三月に出した国立大学財政基盤研究調査委員会……

第145回国会 文教・科学委員会 第11号(1999/05/20、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法等の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、本法案が大学の自治を侵害し、学長中心の新たな管理運営の枠組みを大学に押しつけるものだからです。  国立大学では、長年の慣行として、全学的な意思決定機関として評議会を、学部の意思決定機関として教授会を機能させてきました。ところが、今回の審議を通じて文部省は、評議会、教授会は審議機関にすぎず、大学の意思決定と実行に責任を負うのは学長、学部長との見解を押し通し、各大学に押しつけようとしています。これでは、大学の慣行を無視した学長、学部長らのトップダウン押しつけ法案と言わな……

第146回国会 経済・産業委員会 第5号(1999/12/10、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  きのう十二月九日に、東海村のある茨城県議会で、全会一致で国に対する意見書が採択されました。その中身というのは、「東海村核燃料加工施設臨界事故に係る被害者救済及び原子力安全対策の充実・強化を求める意見書」でございます。  そこでは、「去る九月三十日、株式会社ジェー・シー・オーの東海事業所において発生した事故は、我が国初の臨界事故となり、周辺住民を危険にさらす事態を引き起こしたもので、これまでに例を見ない最悪の事故である。」、こういうふうに言った上で、「住民への被ばくや健康被害、農畜水産業、商工業など各方面にわたる風評被害を引き起こすなど、広範囲……

第146回国会 文教・科学委員会 第2号(1999/11/25、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  中曽根科学技術庁長官に、十月二十八日、アメリカの原子力軍艦が寄港する港湾の地元である横須賀、佐世保の市長から要望書が出されております。東海村の事故を契機に、原子力軍艦の寄港に関する市民の不安がさらに高まりつつある、こういうふうにも述べられておるわけですが、地元のこうした心配について、長官はどのように受けとめていらっしゃいますか。
【次の発言】 また、長官あてに、十一月十九日ですけれども、神奈川、沖縄、東京、埼玉、千葉など基地を抱える十四の都道県知事連絡協議会の米国原子力軍艦の放射能事故対策についての緊急要望が出されております。この点では、事故……

第147回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(2000/03/07、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  三点ほど伺いたいんですが、一つは、先ほどからもお話がありましたように、一つに絞り切れなかったという問題が今後どういう否定的な影響を及ぼすかという点についての森会長さんの受けとめを伺いたいんです。  というのは、移転法によれば、審議会の答申が行われた後に国民合意形成の状況や社会経済情勢の諸事情に配慮してという部分があるんです。それで、今度の審議会の答申を受けて、その国民合意形成の状況にも関連してなんですけれども、特にマスコミの社説などでは大変厳しい意見が集中していると思うんです。  例えば、「「どこでもあり」は無責任だ」という毎日新聞の声や、そ……

第147回国会 災害対策特別委員会 第3号(2000/03/24、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  米国原子力艦船の放射能事故への災害対策について質問をいたします。  中山国土庁長官は所信で、昨年の茨城県東海村の臨界事故を契機に、原子力災害対策特別措置法が成立したことに伴って、国土庁として、防災基本計画原子力災害対策編の全面的な見直し等を行うと表明されました。その点に立って伺いたいんですが、長官も御存じのように東京都、大阪府に次ぐ人口を抱えているのが神奈川県でございまして、八百四十四万人住んでおります。その神奈川県の横須賀市は人口が四十二万人でございますけれども、その横須賀港に米国原子力艦船が入港しております。一九九〇年からの十年間で年平均……

第147回国会 文教・科学委員会 第4号(2000/03/15、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  教育を本当に進めていく上でも、子供たちのために教員自身の創意工夫が大事だと思いますし、自由に物を言う、また知恵を出し合っていくということが大事だというふうに思うんですが、卒業式、入学式などにおける国旗・国歌、日の丸・君が代の問題と職員会議のあり方について伺いたいと思います。  今、卒業式をめぐってさまざまな問題が出ているというのは大臣も御存じのことだというふうに思います。マスコミなど国民の世論はどうなっているかというと、強制はするなというのが共通の声として出されております。例えば毎日新聞の社説では、題名に「強制しないことの定着を」というふうに……

第147回国会 文教・科学委員会 第8号(2000/03/23、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、国立学校設置法一部改正案に対する反対の討論を行います。  医療技術短大の廃止については賛成ですが、定員削減や大学評価機関の設置には問題があり、反対するものです。  反対の理由の第一は、この評価機関の行う評価が、国などの予算配分に直結することにより、評価機関のよい評価を受けるために長期にわたる基礎的研究を避け、短期で成果の上がる研究や政府の奨励する研究等に偏る危険性が大きいことです。とりわけ基盤的研究経費を予算配分にリンクさせるならば、大学間格差をさらに広げるばかりか、我が国の基礎的研究を衰退させるなど大学の教育研究をゆがめることになり、許されるものでは……

第147回国会 文教・科学委員会 第9号(2000/03/28、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  三月十五日の当委員会で私が横浜市教育委員会の対応シートの問題について質問をいたしました翌日に、横浜市議会で市の教育長は初めて、シートは職員会議で扱う範疇ではないというふうに明言をされました。そして、職員会議では賛成、反対、いろいろな意見があることは承知しており、それを規制するものではないと、現場ではいろいろな意見が出ることを認めておられます。  中曽根大臣、職員会議で賛成、反対、いろいろな意見が出るということはお認めになりますよね。
【次の発言】 そうであれば、職員会議について私はこの間質問させていただいたんですが、反対をするということがあれ……

第147回国会 文教・科学委員会 第14号(2000/04/27、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  きょうの審議時間はわずか五十分、私に与えられた時間は十五分でございます。そういう点では、引き続き徹底した審議をしていただきたいということを委員長にもお願いしておきたいと思います。  私は、時間が短いものですから、少し絞ってお伺いしたいと思います。  まず、発議者の方に伺わせていただきます。御存じのように、祝日法というのは、「国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日」を意義として定めておるわけです。今回、四月二十九日を新たに昭和の日にするということについて、国民こぞって祝う、こういう点ではどのような合意形成がなされてきたのか、世論の問題を含めて……

第147回国会 文教・科学委員会 第15号(2000/05/09、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝です。  きょうは、お忙しいところ本当にありがとうございます。  先ほども、一九四八年の祝日法に向けた参議院での論議も紹介をしていただきました。その中でも、何よりも選定基準として、国民がこぞって祝い、感謝し、または記念するという祝日法に向けて、参議院では、やはり第一に「新憲法の精神にのつとること」ということが確立されましたし、また三つ目に「世論を尊重すること」、それから四つ目に「国際関係を慎重に考慮すること」等々、十項目選定基準が立てられております。  それに関連して伺いたいと思うんですが、この参議院の報告の中でも、新憲法によって主権在民になった、そのことが何……

第147回国会 文教・科学委員会 第16号(2000/05/11、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝です。  前回の祝日法の委員会審議で私は、祝日法の趣旨に照らして、先ほどもお話がありましたように、国民こぞって祝う、この問題で世論形成が大切なことを指摘させていただきました。それに対しまして発議者の須藤議員からは、TBSのラジオ番組のバトルトークを取り上げて、その中の電話調査では八〇%が賛成していたと語られましたが、これは間違いないですね。
【次の発言】 私は、須藤議員がお答えになった後にTBSのプロデューサー・ディレクターの方にお聞きいたしました。そうしましたらそのときには、電話、ファクス、インターネット、それぞれの賛否の内訳はデータをとっておりませんので一……

第147回国会 文教・科学委員会 第18号(2000/05/18、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人教員研修センター法案に反対の討論を行います。  このセンターは、これまで国立教育会館及び文部省がそれぞれ行ってきた研修業務を移管し、運営するものとされています。これまで国立教育会館及び文部省が行ってきた研修の内容を見ると、その中心は、文部省主導の教育改革の実施に対応できる教員を確保するとの観点からのものであり、研修対象も校長、教頭及び将来管理的立場に立つ教員を中心にしたものになっています。そのようなものであれば、それは教育現場に対する国の管理・統制強化のための研修であると言わざるを得ません。このような研修を一元化して実施するためのセンターを……

第147回国会 法務委員会 第17号(2000/05/25、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  いわゆる選択的夫婦別姓を初めとした今回の改正案の背景には、今日の目覚ましい女性の社会進出や国民生活、意識の変化、あるいは女性差別撤廃条約、子どもの権利条約の批准などがあると思います。婚姻、相続制度についても、男女平等、子供の権利の徹底をという声や運動が大きな国民の世論に高まっているというふうに思います。例えば、選択的夫婦別姓について一九九九年三月に朝日新聞が実施した世論調査でも、四十歳代では四七%、二十歳代前半の女性では七四%が法制化を求めているという状況になっております。  したがいまして、今回の改正案がぜひ成立することを期待いたしまして、……

第149回国会 文教・科学委員会 第1号(2000/08/09、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。大島文部大臣並びに科学技術庁長官に質問をいたします。  まず初めに、野外スポーツの事故防止についてです。  八月六日、群馬県湯桧曽川で埼玉県のサッカー少年団が鉄砲水に流されて一人が亡くなり、六人が重軽傷を負う事故が起きました。心から哀悼の意を表し、お見舞いを申し上げます。  日本共産党としても、八月七日、現地に伺って現場を視察し、町役場などから、関係者から話も伺ってまいりました。  また、昨年は神奈川県の玄倉川で十三人が犠牲になるというキャンプ事故が起きております。私も、昨年、ことしと現場に視察に行ってまいりました。  そこで、キャンプを初めスポ……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第4号(2000/11/16、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今回審議されている警察法改正案は、私も選出されております神奈川県の県警本部による不祥事が発端となったものであります。  神奈川県警本部長もされておられた石川官房長に伺いたいと思いますが、神奈川県警察学校の校歌というのは御存じでいらっしゃいますか。
【次の発言】 資料をお配りしていただきました。今、石川官房長もおっしゃいましたように、警察が正義を重んじて県民の命と財産を守るということを高らかに歌い上げております。(資料を示す)皆様のお手元にありますように、一番では、「法と正義の厳しさを明るく学ぶ悦びにああ神奈川警察学校の若人われらに理想あり」と……

第150回国会 文教・科学委員会 第3号(2000/11/07、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今回の著作権等管理事業法案では、著作権管理団体の適用対象の範囲が見直されて、俳優や歌手といった実演家などの権利である著作隣接権まで広げられたことは重要なことだと思います。しかし、意見のある点もございますので、疑問点を含めて質問をいたします。  まず、今回の法案に関係する方々に私もいろいろ伺いましたけれども、例えば日本音楽著作権協会、JASRACの方からは、営利法人の参入で、文化の振興や著作権の保護より利益優先の運営になりかねない、この結果、経済効率優先で、一部の売れ筋の作品以外の管理を引き受けなかったり、無断利用があっても採算がとれなければ放……

第150回国会 文教・科学委員会 第5号(2000/11/24、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  本日は、三人の参考人の先生方、ありがとうございます。  私は、主に生命科学と生命倫理の問題についてきょうは伺いたいというふうに思います。  そこで、まず井村参考人に伺いたいのですが、先生が座長を務めていらっしゃる二十一世紀の社会と科学技術を考える懇談会で「社会とともに歩む科学技術を目指して」という報告を出されていらっしゃると思います。その中で、「科学技術関係者の社会的責任と倫理」ということで、例えば原子力関連施設等の事故や新幹線のトンネルの崩落事故なども挙げながら、倫理教育と安全対策の徹底は極めて重要な課題であるということにもお触れになってい……

第150回国会 文教・科学委員会 第6号(2000/11/28、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今回のヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律案では、クローン技術等が用いられ方のいかんによっては重大な影響を与える可能性があるということから、大きく言って二つの内容での規制のあり方を示しているというふうに思います。  第一に私が伺いたいのは、人クローン個体をつくり出すことを禁止する、この問題についてでございます。この点でまず、国民的な合意形成はどのようになっているのかという点について伺います。
【次の発言】 九八年九月の総理府のクローンに関する有識者アンケート調査でも、人のクローン個体を生み出すことに生命倫理上問題があるという回答は九三……

第150回国会 文教・科学委員会 第7号(2000/11/30、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  ヒトクローン規制法案について、一昨日の質問に続いて伺います。  まず一つ目に、生殖補助医療との関係で伺いたいと思います。  生殖補助医療について、特にヒト胚、ヒト受精胚の問題についての対応をどのように考えておいでか、厚生省と科学技術庁にそれぞれ伺いたいと思うんですが、例えば日弁連が「生殖医療技術の利用に対する法的規制に関する提言」というのをことしの三月に出されております。この中でも、「生殖医療技術は、生命の誕生に直接かかわる技術であり、家族のあり方や社会、文化等、様々な分野に関わりをもつ。従って、誕生する子どもにとって、その法的地位が確立して……

第151回国会 文教科学委員会 第3号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  私は、まず最初に、宇和島水産高校実習船えひめ丸と米原潜グリーンビルとの衝突事故の問題について伺います。  ハワイでの事故の真相究明につきまして、文部科学省としてどのようにこれを求めていくおつもりか。特に、今回被害に遭われているのは学校関係者でございます。その点につきまして具体的に伺います。
【次の発言】 宇和島水産高校の地元の愛媛県では、全国から支援の輪が広がりまして、署名も七十五万集まっているというふうに伺っております。また、えひめ丸が出港いたしました三崎港でも水産高校がございますが、生徒会の皆さんが事故の原因究明と実習船の引き揚げを求めて……

第151回国会 文教科学委員会 第5号(2001/03/27、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案の政府案及び民主党・新緑風会、日本共産党、社会民主党・護憲連合、無所属の会の四会派提出法案に対して質問をいたします。  まず初めにお伺いしたいのは、これまでに三十人以下学級、少人数学級についての自治体の意見書、決議がどれだけ上がっているのか、文部科学省としてつかんでおられますか。
【次の発言】 つかんでおられるのはそれだけですか。私、伺ったのは、これまでにどれだけ上がっているのか教えていただきたいというふうに伺っているんですが。

第151回国会 文教科学委員会 第6号(2001/03/29、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  三人の参考人の方々、本当にありがとうございます。  まず初めに、三輪先生にお伺いをいたします。  政府案につきまして、学級編制をめぐる自治体への影響はどのように予想されるんでしょうか。
【次の発言】 あわせまして、政府の案では少人数授業ということで生活集団と学習集団を分離する、クラスを解体して行うという問題について三輪先生お話しになりました。学級崩壊の問題など含めて先ほどお話がございましたが、もう少し詳しく学校の現場の実態など含めてお話しいただけないでしょうか。
【次の発言】 非常勤講師をいわゆる定数崩しによって数を拡大するという問題について……

第151回国会 文教科学委員会 第9号(2001/05/24、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず初めに、教職員の長時間過密労働の解消について質問をいたします。  二〇〇一年、ことしの四月に、政府の男女共同参画会議の仕事と子育ての両立支援策に関する専門調査会の中間報告の第一に、職場が変われば両立できるという呼びかけがされました。  参議院では、国民生活・経済に関する調査会の、昨年、二〇〇〇年五月の中間報告で、少子化への対応などの項目を調査いたしまして、その課題の第一にこの男女共同参画社会の形成、これが少子化対策を検討していく上で極めて重要な課題である、女性の社会進出が進んだ現代社会で子供を産み育てやすい環境を整備することは喫緊の課題だ……

第151回国会 文教科学委員会 第10号(2001/05/31、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案についてでございますが、今回の法案の一にありますように、徳島大学及び長崎大学に併設の医療技術短期大学部三年制看護学科を廃止し同大学医学部保健学科四年制を新設する、この点につきましては、医療技術の進展に見合った教育水準の改善を図る点でも賛成でございます。また、法案の二につきまして、各国立大学が自主的に講座、学科目を編制できるようにするという点では、大学がみずからの大学像を主体的に設計することを可能にする条件整備に道を開くものという点で賛成でございます。  さて、特に医療の問題にかかわって、私は三つの点について……

第151回国会 文教科学委員会 第12号(2001/06/19、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  私は、最初に、去る六月八日、大阪教育大学附属池田小学校での殺傷事件の犠牲となられ、亡くなられた小学校一年生、二年生の八人の児童の方々に心から哀悼の意を表しますとともに、傷害を負われた方々の一日も早い回復を願うものです。御遺族や関係者の方々のお悲しみを察し、二度とこのようなことがないよう全力を尽くすことを申し上げます。  私は、今回の事件の性格から考えても、一日も早い集中審議、このことを委員長にも申し上げておくものでございます。  さて、本日から参議院の当文教科学委員会で、地方教育行政法、学校教育法、社会教育法のそれぞれ一部改正案の審議が始まり……

第151回国会 文教科学委員会 第13号(2001/06/21、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  きょうも多くの傍聴の方が委員会にいらしておられます。また、私はきょうのお昼休みに廃案を求める署名をこのようにいただきました。全国から六千五百二十五名の皆さんの廃案を求める声であります。きょうの昼にいただいただけでございます。  そこで、一昨日に確認をさせていただきました指導が不適切な教員について引き続きまして質問をいたします。  一昨日、六月十九日、私の質問に対しまして、不適切な教員には該当しない、このような各県の具体例が答弁されました。例えば埼玉県では自信過剰、偏屈、愛情が不足、これは不適切な教員には該当いたしませんという副大臣を初めとした……

第151回国会 文教科学委員会 第14号(2001/06/25、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  きょうは、四人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。  まず初めに、私は学区の規定廃止の問題と出席停止の問題について伺いたいと思います。  子どもの権利条約あるいはそれに基づく国連子どもの権利委員会の勧告の中では、日本における教育制度が極度に競争的な制度だと、この是正を述べております。私は今度の学区の規定廃止というものは日本の競争教育を一層激化させるものではないかというふうに思っているわけです。この委員会では、文部科学省からは、今回の学区の規定廃止は子どもの権利委員会の勧告に基づくものではない、こういうふうにも答弁されております。  そ……

第151回国会 文教科学委員会 第15号(2001/06/26、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  私は、まず最初に、ボランティア活動など社会奉仕体験活動について伺います。  学校教育法及び社会教育法の一部改正の中では、社会奉仕体験活動について述べられております。衆議院では、修正によりまして「社会奉仕体験活動」を「ボランティア活動など社会奉仕体験活動」に改められました。この点につきまして、修正案に盛り込まれているボランティア活動及び社会奉仕体験活動のそれぞれの定義について文部科学省としてどのように認識されているか、伺います。
【次の発言】 それでは伺いますけれども、社会奉仕の精神を涵養するというお話がございましたけれども、社会奉仕というのは……

第151回国会 文教科学委員会 第16号(2001/06/28、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  教育三法案についてはいろいろと聞いてまいりましたけれども、私はますます疑問が深まるばかりでございます。  最初に、指導が不適切な教員の問題について伺います。私、これまで三回の質問の日程がありましたけれども、三回とも毎回聞いてまいりました。まだまだ問題点が出てきております。そこで、きょうは引き続いて四回目の連続質問をいたします。  地方教育行政法案の四十七条の二では、次の各号のいずれにも該当するものとして、免職し、引き続いて教員以外の部署に転職させるというふうになっております。その一号では指導が不適切であること、二号では研修等必要な措置が講じら……

第151回国会 予算委員会 第12号(2001/03/23、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  二〇〇一年度予算への野党三党の修正案について伺います。  機密費流用事件で外務省の松尾元要人外国訪問支援室長が逮捕されましたが、この間の国会での追及を通じて、この事件が単に松尾容疑者個人の犯罪で片づけられる問題ではなく、外務省はもとより内閣官房という政府の中枢機構が組織ぐるみで関与している国政上の重大問題であることが明らかになったと思いますが、いかがお考えでしょうか。
【次の発言】 この問題の本質は、国民の税金が機密費の名に隠れて、国会議員の海外旅行の際のせんべつや野党工作など国会対策、そして選挙費用にまで流用されて、政府が表向きの理由にして……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 議院運営委員会 第1号(2001/09/27、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、米国における同時多発テロ事件に関する決議案を委員会の審査を省略して本会議に上程することに反対の意見を表明します。  本会議決議は、国権の最高機関たる国会の総員の強い意思を国の内外に向かって示すものであり、そのためには全会派が一致して合意できるものとすべきであります。この立場から、我が党は、決議案は次のようなものとすべきと考えます。  一つ。米国における同時多発テロは、命のとうとさを全く顧みない卑劣かつ残虐な行為であり、人類すべてに対する許しがたい挑戦であること。  二つ。テロの犠牲になられた方々に対し、心からの哀悼の意を表するものであること。  三つ。……

第153回国会 文教科学委員会 第2号(2001/10/30、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  子供たちに行き届いた教育を行う上で、教職員の多忙の問題、もう本当に忙し過ぎるという問題の解決が求められていると思います。その点についてきょうはお伺いをいたします。  きのうの、十月二十九日のマスコミでもこの問題は取り上げられて、国立教育政策研究所の調査なども紹介をされているところでございます。  私は、ことしの五月にこの問題、教職員の長時間過密労働について取り上げて質問をいたしました。その点について再度伺いたいわけでございます。  四月の六日に厚生労働省から出されました、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準について」……

第153回国会 文教科学委員会 第5号(2001/11/29、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 おはようございます。日本共産党の畑野君枝でございます。  きょうはトップバッターで質問させていただくということになっておりますので、よろしくお願いいたします。  文化芸術振興基本法案につきましては、自由かつ創造的に行われるべき芸術文化活動への国家と行政の介入や、あるいは国費の重点配分による差別と選別を招きかねないのではないかという懸念があることに対しまして、衆議院の審議の中では、芸術文化活動に対しての行政の介入はしないという答弁や、差異は設けないという答弁がございました。さらに、質疑の中では、表現の自由の保障は当然であるとの意思も確認されてきたところだと思います。  この法案につ……

第154回国会 議院運営委員会 第13号(2002/03/29、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました件について意見表明をいたします。  永年在職表彰議員に対する特別交通費や憲政功労年金法などの特典廃止は、我が党が一貫して主張してきたものであり、当然でございます。  また、国会議員の歳費が国民に納得される妥当な額とすべきことも当然であります。  しかし、私たちは、構造改革を進めるために痛みを受ける国民に対して、国会議員が痛みを分かち合うなどというのは、一時のパフォーマンスであり、改革の断行を国民に押し付けるものとして許されないと考えます。  さらに、国会議員の地位の悪用や税金の私物化の横行に対する国民の批判が高まる中で、議員歳費……

第154回国会 議院運営委員会 第41号(2002/07/24、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました本会議の議事日程の中で、郵政関連四法案の採決に当たり意見を表明するものです。  郵便は、安価で簡便な国民の基礎的な通信手段であり、これをあまねく国民に保障することは近代国家の基本的使命でありますが、郵政関連四法案は、百年以上にわたって国の直営で行われてきた郵政事業を公社化し、事業への民間参入を制度化するという重要な内容を持つものであります。  これらの法案は、今国会小泉内閣の最重要法案の一つとして、衆議院では、重要広範議案として位置付けられ、本会議質疑及び本会議討論を行い、またこの参議院でも、すべての院内交渉会派が総理の出席を求……

第154回国会 議院運営委員会 第42号(2002/07/26、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました本日の議事日程、健康保険法一部改正法案等に対して議決をすることに、また本会議そのものを開会することに反対の意見表明を行うものであります。  倉田議長は、昨日、本日の本会議の公報掲載をされました。山崎議運委員長も本日の本会議日程等を公報掲載、職権でされました。  倉田議長は、去る四月二十二日に、井上議長辞任の後を受けて選任された際に、「誠に身に余る光栄であり、かかる情勢の中においては、その責任の重大さを痛感いたしております。微力ではございますが、公正無私を旨として、議院の正常かつ円満な運営を図り、もって本院の権威の高揚と使命達成の……

第154回国会 文教科学委員会 第2号(2002/03/19、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず初めに、この四月から完全学校五日制が始まります。先ほどからも議論がありますように、国民が不安に思っている一つに新学習指導要領の問題があると思います。  今年の三月十一日付けの雑誌の中で、教育課程審議会元会長の三浦朱門氏がインタビューに答えております。その中で、このような発言があるわけです。「これからはかけ算の九九を言えなくて中学を卒業する子も出るだろう。すべての生徒がある程度のレベルをマスターできると思うのは錯覚だし、マスターさせようとするのも愚かしい。」、このように述べているわけです。私は、これは本当に多くの保護者やまた子供たちからも憤……

第154回国会 文教科学委員会 第3号(2002/03/20、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  昨日、掛け算の九九を言えなくて中学校を卒業する子も出るという考えは教育の目的、新学習指導要領のねらいであるとお考えですかというふうに聞かせていただきました。岸田文部科学副大臣からは、新学習指導要領は基礎・基本を定着させるのが目的であり、九九を始め基本的な部分をしっかり習得してもらうとの御答弁を伺いました。三浦氏がどういう意図で発言したか必ずしも明らかでないので遠山文部科学大臣からはコメントを差し控えたいという御答弁をいただきましたので、もう一度、掛け算の九九を言えなくて中学校を卒業するなどという考えは教育の目的、新学習指導要領のねらいであると……

第154回国会 文教科学委員会 第7号(2002/04/11、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  著作権法の一部改正案の内容につきましては、実演家にも第三者に著作物を勝手に改変させない権利、つまり同一性保持権や名前の表示を求める権利、氏名表示権などの人格権を創設する。放送局、有線放送局にインターネットを用いた無断再送信を防止するための権利を拡大する。CDなど、録音物の保護の起算点を録音時から発行時に変えて保護期間を延長するなどにあります。  この改正は、新たな情報伝達手段等の発達に伴って権利を適切に保護する改正であり、特に我が党も以前から要求をし、実演家にとっては四十年来の悲願でありました名誉、声望等を保護する著作隣接権の人格権が認められ……

第154回国会 文教科学委員会 第10号(2002/05/23、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、教育職員免許法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対の理由は、第一に、派遣先の免許状を持たないまま、中学・高校教員を小学校などへ派遣するなど、教職の専門性の原則を大きく崩すからです。学校教育においては、教師の果たすべき役割が決定的です。教師には、教科についての高い専門性と、子供、青年の発達についての専門的知識が不可欠です。これをすべての教員に求めているのが現在の教育職員免許制度です。今回の法改正は、この原則を崩すものです。  第二に、そのような中学・高校教員の小学校などへの出向は、複数の学校を兼任することを可能とすることによって、教員……

第154回国会 文教科学委員会 第12号(2002/06/04、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず最初に、今行われておりますワールドカップサッカーのチケット問題、特に空席問題について伺わせていただきます。  今回、史上初の日韓共同開催ということで大変白熱をしております。今日からはいよいよこの日本で日本代表の試合も始まるということになっております。  しかし、新聞などの報道でも「日本戦空席数千か」などと、日本戦のチケット購入を目指しながら一次販売で約二百倍の厳しい競争率で落選をした多くのサポーターにとりましては、大量の空席が出た場合に、本当に許し難い運営上の失態ということにもなり得るというふうに思うんですね。三日までに日本国内で開催され……

第154回国会 文教科学委員会 第14号(2002/06/25、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず最初に、各委員からも質問が出され、今朝のマスコミでも一斉に報道されております帝京大学の財団による六十五億円の所得隠しが東京国税局から指摘された問題について伺いたいと思います。  この問題につきましては、関係者に対しまして文部科学省としても調査をすべきだというふうに思いますし、あわせて、過去に通達が出されているわけですが、そうした問題にもかんがみて、全国の私立大学の医学部での寄附金の集めている状況や使途などについても調査をするべきではないかというふうに思いますが、どのように対応されるか伺います。

第154回国会 文教科学委員会 第15号(2002/07/18、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  朝から議論になっております帝京大学の医学部の入学に当たっての宮路厚生労働副大臣の口利き問題が明らかになっております。現在は前副大臣ということになっておりますが、その宮路氏が、我が党の小池晃参議院議員の質問の中でも次のように委員会で答弁をされたわけであります。  通常も就職試験やあるいは入学試験についても、そういったことを国会議員にはいろんな方がいろいろ言ってまいりますよ。ですから、そういうことを、事前に受験番号もじゃ教えてください、じゃ連絡しましょうというようなことでやっていることは、しょっちゅうというわけでもないわけでありますが、これは往々……

第155回国会 内閣委員会 第10号(2002/12/05、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  構造改革特別区域法案について、私は最初に教育の問題に係って質問をさせていただきたいと思います。  まず、特区法案の十三条の市町村費負担教職員任用事業にかかわりまして、その問題に入る前に、まず義務教育費国庫負担制度の問題について伺わせていただきたいと思います。  八月三十日の経済財政諮問会議で、退職手当や共済費長期給付など五千億円の削減が提言をされております。小泉総理から夏休みの宿題を与えられた七省庁のうち、明確に数字を示して減らすことを明言したのは文部科学省だけだというふうに思いますけれども、それではその五千億円というのは一体だれが負担をする……

第155回国会 文教科学委員会 第2号(2002/11/07、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今朝の新聞で一斉に報道されましたように、昨日、帝京大学が入試試験合格発表前に多額の寄附金を集めた問題にかかわって、口利き料約三億一千万円を隠し、約一億四千万円を脱税したとして、東京地検は冲永前総長の実弟で学校法人帝京学園元会長の冲永嘉計容疑者を逮捕いたしました。この点について伺います。  文部科学省は入学試験合格については合格点の高い順に合格させていると、このようにおっしゃってまいりましたけれども、今回容疑となっております口利きで入学させたというふうになるとこれは話が違うわけであります。  文部科学省としても、冲永嘉計容疑者との関係を含めて、……

第155回国会 文教科学委員会 第5号(2002/11/21、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。十分という大変短い時間でございますので、私は、認証評価機関について絞って質問をさせていただきます。  そこで、まず伺いたいのですが、一九九八年にユネスコの「二十一世紀に向けての高等教育世界宣言―展望と行動」が採択されました。今回の法案提出や、あるいは今年八月五日に出された中教審答申、その審議に当たってこのユネスコの世界宣言がどのように議論され生かされてきたのか伺います。
【次の発言】 それでは伺いますけれども、大臣が引用されました質的な評価の問題でございますが、そこでは、ユネスコの宣言では独立した全国レベルの機関が確立されなければならない、大学の……

第155回国会 文教科学委員会 第7号(2002/12/03、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず最初に、独立行政法人日本スポーツ振興センター法案について伺います。  今回の法案で言われている日本スポーツ振興センターが、今後サッカーくじ中心の言わば日本スポーツ振興くじセンターになっていくのではないかと、こういう懸念の声が寄せられているわけです。くじの売上げを伸ばすためにコンビニ販売などになりふり構わず突き進んでいくというようなことになれば、この委員会でも国会でも議論してきた青少年への影響を始め重大な問題が生まれることになると。その点では、もう既にセンターの理事などがコンビニでの推進ということを言い始める、また、それに答えて、十一月二十……

第156回国会 内閣委員会 第20号(2003/07/17、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  少子化社会対策基本法案について伺います。  参議院でも、二〇〇一年の六月二十日に少子化対策推進に関する決議というのが本会議で全会一致で上げられております。国民生活・経済に関する調査会というのが参議院でございまして、一九九八年から三年間にわたりまして少子化問題を中心に議論を積み重ねてきたところでございますが、私もその調査会の一人として取り組まさせていただきました。今日は全面的な質問になるかと思いますが、よろしくお願いをいたします。  まず最初に、この法案で言われております少子化社会ということについて伺いたいと思います。  まず、少子化社会とは何……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号(2003/06/02、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  この武力攻撃事態対処法案等三法案の内容は、衆議院の議論を経て参議院に参りまして、その国会の議論の中でもますます明らかになってきた問題ですが、当初、備えあれば憂いなしと言われてきたその備えというものが、正に米軍とともに攻めるための備えであるということが具体的に明らかになってきたと思います。正に米軍支援法だというふうに私は考えております。  具体的に申し上げれば、国会論戦の中でも、武力攻撃事態なるものが日米防衛協力の指針、ガイドラインに従って認定されることがあり、このことによって武力攻撃事態法案が発動されるという問題、あるいはアメリカのいわゆる先……

第156回国会 文教科学委員会 第2号(2003/03/20、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  遠山文部科学大臣にまず伺いますが、先ほどからもお話がありましたように、今日、三月二十日、昼前に、アメリカ、イギリス軍などによってイラクに対して大規模な軍事攻撃が開始されました。  この間、地球的な規模で広がった平和の願いを踏みにじり、国際の法にも反する無法な戦争は決して認めることはできません。あわせて、即時中止を求めるものでございますが、小泉首相は、先ほども本会議がございましたけれども、この戦争に直ちに支持を与えました。憲法九条を持つ国の政府として、私は本当に恥ずかしい態度表明だというふうに思います。  特に、私の住んでおります神奈川県、これ……

第156回国会 文教科学委員会 第3号(2003/03/25、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今回の法案は、公立の義務教育諸学校の教職員、公立の養護学校の小学部及び中学部の教職員に係る義務教育費国庫負担金の対象経費のうち、共済費長期給付、それから公務災害補償基金負担金等に要する経費を国庫負担の対象外とするものであるということでありますが、義務教育費国庫負担法の目的は、その第一条で、「この法律は、義務教育について、義務教育無償の原則に則り、国民のすべてに対しその妥当な規模と内容とを保障するため、国が必要な経費を負担することにより、教育の機会均等とその水準の維持向上」を図ることとされているわけであります。  それで、伺いたいのですが、ここ……

第156回国会 文教科学委員会 第4号(2003/03/26、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  最初に、夜間中学問題について伺います。  各新聞、マスコミでも大きく報道されたように、二月二十日、全国夜間中学校研究会及び義務教育未修了者、生徒、卒業生らが公立の夜間中学の増設を求めて日本弁護士連合会に人権救済の申立てをされました。その中には、映画監督の山田洋次さんや女優の竹下景子さん、そして永六輔さんも入っておられるわけでございます。夜間中学校といえば、映画「学校」でも取り上げられまして、当時その映画を試写会でごらんになりました赤松文部大臣が、夜間中学校だけでなく、すべての学校があのようにあってほしいと監督に言われたということも報道されたと……

第156回国会 文教科学委員会 第7号(2003/04/15、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  初めに、今回の国立学校設置法改正案について関連して伺います。  まず初めに、国立大学の再編・統合に当たっての文科省の基本的立場について伺います。
【次の発言】 今回挙げられている大学とは違いまして、今、各地でいろいろと運動が起きております国立大学の教員養成課程の問題について次に伺いたいんですが、まず、この教員養成課程あるいはその学部の必要性、どのようにお考えですか。
【次の発言】 小学校を始め専門性が重要だというお話がありましたけれども、そういう点では、文科省の方から教員養成課程の大学の統廃合を要請していくということはないですか。

第156回国会 文教科学委員会 第12号(2003/05/15、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  独立行政法人日本学生支援機構法案について質問をいたします。  奨学金を守ろうネットワークの学生の皆さんに寄せられた声ですが、奨学金は命綱、月五万円稼いで、奨学金四万七千円をもらって、自分の生活費と学費二十五万円くらいを出そうとすると実は足が出まくっているのですが、それでも必要です。ほかの人でもバイトしっ放しで暇がない人もたくさんいます。お金を返すために必ず就職しないと借金がどんどん膨らんでいくわけだから、大学が資格学校や就職のための学校になって学問ができなくなり、最高学府の学びの危機になる気がします。学生に勉強させないことは日本の危機にもつな……

第156回国会 文教科学委員会 第14号(2003/05/22、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  著作権法の一部改正案につきましては、第一に映画の著作物の保護の強化という点で、欧米では保護期間は七十年以上であり、保護期間の延長が求められていたという点からも、また第二に教育機関等での著作物活用の促進という点で、コンピューター教室等での児童生徒による複製、遠隔授業における教材の送信、インターネット試験での試験問題の送信、そして今議論されております視覚障害者のための拡大教科書を作成することなどという技術の発展に対応した法整備であるという点、さらに三点目に、著作権侵害に対する司法救済については、権利者による侵害行為、損害額の立証負担の軽減のため、……

第156回国会 文教科学委員会 第17号(2003/06/03、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  本日は本当にありがとうございます。  まず、田端参考人にお伺いしたいと思いますが、先ほどのお話の中で、今回の法案の出発点が行政改革だった、もし出発点が本当に大学改革であったならば今日異なったものになっていたのではないかというふうにお話をされました。  大学改革というのならばどういうものであるべきかとお考えでしょうか、その点を伺います。
【次の発言】 先ほど、職員の非公務員化については望ましくないという御意見がありましたが、田端先生は、併せて教官の非公務員化という点も含めてどのようにお考えになりますか、それぞれ、教官、職員含めて。

第156回国会 文教科学委員会 第18号(2003/06/05、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  国立大学法人法案を中心に質問をいたします。  五月の二十三日に本会議で質問をさせていただきましたが、その中で、百年に一度の大改革が大失敗にならないようにという与党内の懸念、危惧の声があることも御紹介をいたしました。やはり、この間の議事録あるいは新聞などを読みますと、まず第一に危惧されるのが、中期目標を最終的に文部科学大臣が決定することが学問の自由を侵すのではないかということに集中しております。  そこで、私、質問をいたしますが、まず遠山文部科学大臣に具体的に伺いたいと思います。大学では様々な教育研究が行われております。例えば、物質創成科学ある……

第156回国会 文教科学委員会 第21号(2003/07/01、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今日の毎日新聞、七月一日付けに意見広告が載りました。「「国立大学法人法案」の廃案を訴えます 第四次」という意見広告でございます。  この中で、茨城県の主婦の方は、「現在小学四年と一年の子供を育てています。進学塾も私立の中学もない田舎の子供たちにとって、これ以上教育を受ける権利を奪わないで下さい。」とおっしゃった後に、「自分の学びたい学問を教えてくれる大学に入ること。それは産業として国益にはつながらないかもしれませんが国立大学で自分の興味のある分野を突き詰めること。そんな子供たちの夢をつぶさないで下さい。」。さらに、「もし、学びたい学問によって……

第156回国会 予算委員会 第2号(2003/01/28、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず初めに伺います。神奈川県横浜市にあります米軍基地深谷通信所、富岡倉庫地区、上瀬谷通信施設の一部、根岸住宅地区の四つにつきまして日米で返還協議が始まるとされております。私はそれぞれを見てまいりました。  富岡倉庫地区も深谷通信所も使われておりません。上瀬谷通信基地では基地司令官と会いましたけれども、基地として使っているのはごく一部だという説明も受けました。上瀬谷では、横浜市も住民も避難施設にしよう、自然公園にしようと願っております。米軍住宅は、住民は望んでおりません。  そういう点からも、総理には是非とも、少なくとも使われていない、遊んでい……

第159回国会 決算委員会 第3号(2004/03/08、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  緊急の問題として、まず初めに、高病原性鳥インフルエンザの問題について質問をいたします。  日本は、これまでの歴史の中で初めて鳥インフルエンザが全国に広がる、そういう深刻な可能性の事態に直面をしております。一つの農場の問題が二十三の府県にかかわるという問題になりました。先ほどから出されておりますように、そうした中で今日、その農場を経営している浅田農産の会長夫妻の自殺が伝えられました。大変痛ましい事態が起きております。  一つの農場から鶏、鶏肉、羽毛、卵並びにゆで卵などが各地に運ばれました。パネルをごらんください。(資料提示)鳥インフルエンザの発……

第159回国会 決算委員会 第9号(2004/04/21、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  米軍基地問題について伺います。  米海軍横須賀基地への原子力空母配備発言に係って伺いますけれども、その前に一点、米陸軍第一軍団司令部のキャンプ座間への移転構想について質問をいたします。  ブッシュ政権は世界的規模で米軍再編を進めておりますが、その中で、現在、アメリカ・ワシントン州フォート・ルイスにある米第一軍団司令部を神奈川県にあります座間市、相模原にまたがる米軍基地、キャンプ座間に移転する話が持ち上がっております。  問題は、第一軍団の司令部が日本に移転するということが持つ意味であります。ハワイにある歩兵師団と韓国にある歩兵師団を指揮下に置……

第159回国会 決算委員会 第10号(2004/04/26、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  同僚議員からも発言がありましたけれども、イラクでの人質事件での質問につきまして理事会での検討を求める発言がありまして、委員長からは検討されるということでございました。私からもそのことを求めて、質問に入ります。  労働問題について伺います。  今、企業の社会的責任ということが大変問われておりまして、国連グローバルコンパクトは、人権、労働、環境における九つの原則の実践を企業に求めております。ILOは、二月に報告書、「公正なグローバル化」を発表し、公正なルールの確立、労働条件と社会保障の最低基準を向上させる措置などを提案をしておりますし、既にEUは……

第159回国会 決算委員会 第12号(2004/05/17、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず、コイヘルペス問題について伺います。  全国二十五都府県で広がっているという状況でございますが、神奈川でもこのコイヘルペスウイルス病は、四月以降で鶴見川、引地川、多摩川、境川、菊名池で発生が確認されております。私も鶴見川の現場に伺いまして京浜河川事務所に説明を受けましたし、多摩川の漁協、神奈川県からもお話を伺ってまいりました。  そこで、亀井農水大臣に伺いたいのですが、この蔓延防止対策、そして原因解明、これを是非進めていただきたいと。そして、河川管理者であります自治体ではこの回収や焼却処分など新たな負担が生まれております。各省とも連携を強……

第159回国会 厚生労働委員会 第21号(2004/06/01、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  公述人の皆さん、今日はありがとうございます。  私は、主に年金のいわゆる空洞化の問題について、それぞれの公述人の皆さんにお伺いをしたいと思っております。  今回の法案の中で、給付の削減、そして保険料の引上げということで一層年金のいわゆる空洞化が広がるのではないかという懸念の声が出されております。  年金のいわゆる空洞化については二つあると思うのですが、一つは、国民年金の未納、未加入、加えて免除を合わせますと、保険料を払っていない人は一千万人を超えると推計されております。未納の理由は、一番が保険料が高くて支払うのは困難というのが六二・四%と言わ……

第159回国会 国土交通委員会 第2号(2004/03/18、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず初めに、三菱ふそうの今回の大型車のハブ破損に関するリコール表明について伺います。  二年前の二〇〇二年の一月に、横浜市瀬谷区で、走行中の三菱自動車製大型トレーラーから外れたタイヤが、神奈川県大和市の母子三人を死傷させる事故が発生をいたしました。亡くなった当時二十九歳の若いお母さんは、一歳の次男を乗せたベビーカーを押し、四歳の長男の手を引いて歩行していたというときの事故でございます。当時、会社は、原因については一貫して整備不良のためだということで、リコールの対象になるような構造上の欠陥はなかったと説明をし、国もそれを認めてまいりました。しか……

第159回国会 文教科学委員会 第4号(2004/03/24、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今日は、予算案に伴って障害児教育の問題について質問をいたします。  障害児学校や障害児学級を始めとして、教育条件の整備が喫緊の課題になっております。一方、今後の特別支援教育の在り方についてという最終報告が昨年の三月に出されましたけれども、その中で、近年の国、地方公共団体の厳しい財政事情などを踏まえ、既存の特殊教育のための人的、物的資源の配分の在り方について見直しを行うというふうになっております。  そうしますと、障害児教育の施策の推進のための教職員を増やしたり条件整備を進めるのではなくて、障害児学校や障害児学級の教員や施設整備がリストラされて……

第159回国会 文教科学委員会 第6号(2004/03/30、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、義務教育費国庫負担法及び公立養護学校整備特別措置法の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  この法律案そのものが、小泉内閣の三位一体改革の一環として出されたものであります。小泉内閣は、義務教育費国庫負担制度の廃止を検討し、来年度は大幅な削減をしようとしております。二〇〇三年度の改悪によって、公務災害補償基金負担金十七億円、共済費長期給付二千百六十七億円が既に一般財源化されており、さらに今回その上に給与費と言える退職手当、児童手当を一般財源化するのは、国としての責任を放棄するものであり、許せるものではありません。  法律案にはありませんが、文……

第159回国会 文教科学委員会 第21号(2004/06/01、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  この法律によって、学校に設置される学校運営協議会を通じて地域の実情に応じた特色ある学校づくりを実現するとされています。しかし、その内容は、保護者、教職員、子供たちの願いである開かれた学校づくりに到底こたえるものとなっていません。  第一に、委員の任命は代表制によらず、教育委員会が直接任命する仕組みになっていることです。  教育委員会による恣意的な任命で、教育委員会の推進役、監視役となる危険性を持っています。また、教職員の人事に関して一定の権限を持つことで、人事……

第159回国会 文教科学委員会 第23号(2004/06/14、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  まず初めに、私学共済法案が準用することとしている国家公務員共済法案の審議の行方そのものが定まっていない本日の現時点でこの私学共済法案の採決を委員長職権で強行することを厳しく批判するものであります。  今回の改正は、年金改革関連法案として提出されたものです。先日の参院厚生労働委員会での年金法案の質疑打切り、強行採決に見られる議会制民主主義をじゅうりんすることは、断じて許すことのできないものであることを強く指摘しておきます。  年金改悪法案が成立した途端、厚生労働省がまとめた二〇〇……



各種会議発言一覧

18期(1998/07/12〜)

第144回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1998/12/07、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  三点ほど伺わせていただきます。  一つ目に、厚生省の人口問題審議会の報告書を踏まえて御説明をいただきましたけれども、そのパンフレットの中でも、二〇〇七年を頂点に人口減少社会になる、二〇五〇年には一億人、二一〇〇年には六千七百万人、一千年後には人口はほとんどゼロになるんじゃないかと、こういう衝撃的な資料を見せていただきました。今回、この調査会で少子化の要因と対応について調査するというのは、こういう点からも大変意義が深いものだと私も改めて思っているところです。  第一点で伺いたいのは、特に今後急激に人口が減る、そうした場合の社会的あるいは経済的影……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  もう時間があれですので、質問を幾つかさせていただきます。  まず文部省なんですが、暴力行為の調査が出ました。神奈川県が一番多くて三千百六十二件ということで、特に生徒間暴力が千五百四十三件、それから器物損壊が一千十四件ということなんですが、なぜ神奈川が多いのか、何かお感じになっている点等あれば伺いたいと思います。  私はずっと学校を見ているんですけれども、先ほど受験の問題で、高校に行くと今の時期げた箱が壊れているわけです。校長先生になぜかと言うと、三人の推薦がある、そこに十人来た、七人は落ちると。何であいつが受かって自分がだめなんだということで……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  経済企画庁の資料で以前女性が理想とするライフコースということで、結婚し子供を持ちながら働き続けるというのが最も高くなって三〇・二%になっているという資料を見せていただきました。一方で、出生率がなぜ少ないかという理由に、一つ目に子供の教育にお金がかかる、二つ目に仕事をしながら子育てをするのが困難だからというのが来ているという総理府の資料も見せていただいたんですけれども、経済企画庁が女性の働きやすさを外国と調査した資料で、二十三カ国の中で一九八〇年には日本が十六位だったのが一九九五年には十九位でメキシコの下になってしまった。そういう点では、スウェ……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1999/02/24、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  明石先生、本当にありがとうございました。三点ほどお伺いをしたいんです。  まず一つ目に、先生が戦後の子供の社会も含めた変化ということで、大変私も興味深く伺わせていただいたんですけれども、今学級崩壊ということが小学校の一年生の段階から生まれているということで、特に一九九七年から全国でそうした状況が報告されるということがありました。  私は神奈川県に住んでいるんですが、川崎市の学童保育の指導員の方百八十八人に聞いた調査というのが、それは学童保育の先生方とそれからあと保育園では東京を初め四百五十六人の保母さんに聞いたアンケートというのが、最近新聞で……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(1999/03/03、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 ありがとうございました。  日本共産党の畑野君枝でございます。  今、子供の心と体の危機ということが言われておりますけれども、まず吉川先生にお伺いしたいんですが、今の子供たちの心と体の関係ですね。特に今のこの競争社会、勉強も含めてですけれども、そうしたものとストレスとの関係を含めて伺いたいと思うんです。  と申しますのは、神奈川県内で青少年の調査を一九九五年と一九九六年に二回行っているんですけれども、一九九六年の方で慢性疲労を訴える子供たちが急速にふえているという調査がありました。小学校の低学年から、寝ているときに目が覚めるとか、日中から疲れがとれずに横になりたいとか、気持ちが悪……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(1999/04/16、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 どうもありがとうございます。日本共産党の畑野君枝でございます。  まず、大淵先生にお伺いしたいんですけれども、若い人たちがなかなか結婚しないというか、結婚が遅くなっているというか、そういうお話がございました。私も若い人のいろいろな声なんかを町で拾ったという記事なんかを見ますと、将来はわからないけれども今のところしたくない、結婚すると自分の時間がなくなりそうだし、お金の心配もあるですとか、これは男性ですけれども。それから女性は、彼はいるけれども結婚は子供が欲しくなったときにと思っている、三十歳ごろまでは仕事をやりたい、子供ができれば育児や家のことに束縛されるようになるだろうから、こ……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1999/05/12、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党を代表して、意見表明をいたします。  人口問題審議会では、今の出生率が続くと日本の総人口は二〇五〇年には一億人、二一〇〇年には現在の約半分まで減少していくと報告されています。このような急激な少子化は世界に例がありません。子供を産むかどうか、何人子供を産むかというのは個人の権利に属する問題ですが、日本の社会全体として異常かつ急激に子供の数が減るというのは重大な問題です。  その解決のためには、やはり子供を産み育てやすい社会、特に女性が働いていても安心して子供を産み育てていける、そういう社会をつくっていくことに私たちは本気で力を入れていく必要があると思います。  日本の女子……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1999/06/02、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党を代表して、意見を申し上げます。  今回の調査会として、まず中間報告をまとめるに当たって、委員の間でのこういう意見交換の場が設けられたというのは大変ありがたい、重要なことだというふうに思います。  私も会議録を一生懸命読み直させていただいたんですけれども、本当に各委員による質疑や調査会に対する意見表明というのが積極的で率直に行われているというのが記されておりまして、それをごらんくださいというふうに終わらせないで、こういう毎回の調査会の積み重ねに基づいて英知を結集した本当にすばらしい中間報告をまとめていくことが大切じゃないかというふうに思いまして、個別の問題をお話しする前……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会公聴会 第1号(1999/05/18、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  本日は、公述人の皆さん、お忙しい中本当にありがとうございます。  私たち日本共産党は、今度の周辺事態法案及び日米ガイドライン関連法案は、戦争を放棄し、そして武力の威嚇行為を禁止した憲法九条に真っ向から反する戦争法案だと考えております。  私は、沖縄に次ぐ米軍基地を抱える神奈川県選出の議員としてお伺いしたいのですが、横須賀には米第七艦隊空母機動部隊、キティーホークの母港があり、アジア一と言われる相模総合補給廠、浦郷弾薬庫、上瀬谷通信基地、鶴見と小柴の貯油施設、そして横浜港の中には横浜ノースドックが置かれているなど、こうした状況でございます。また……

第146回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/11/19、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  上村先生、岡沢先生、きょうは本当にありがとうございます。  私も調査団の一人としてフランス、スウェーデンを初め伺ってまいりました。しかし、本当に短い時間でしたので、その一端をうかがい知るということでございまして、長い期間にわたって研究をされているお二人の先生のお話を伺って、大変きょうは参考にさせていただきました。  それで、私、何点かお二人の先生に共通してお伺いしたいというふうに思います。  一つは、女性の労働参加と男性の育児・家事参加の問題が共通してお話しされました。この点では、労働者保護あるいは女性の労働者を保護する、そして男性も含めて保……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2000/02/23、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。きょうは本当にありがとうございました。  三人の先生に伺いたいんですが、まず初めに岩男先生に伺いたいんですけれども、テレビと子どもの関係など大変心理学の立場から調査を深めていらっしゃると思うんですが、きょうはそれではなくて、こちらの少子化の問題ということで伺いたいんです。  若い方たちの心理というのはなかなかつかみにくいというのがございまして、先生はいつも若い学生さんたちとも対話をしていらっしゃるというふうに伺いました。先ほどお話あったように、先日、山口、広島両県に伺ってまいりまして、山口の少子化の問題の調査でも、やはり若い人たちの九割近くが結婚……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2000/03/01、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。ありがとうございます。  少子化対策ということで塩野谷先生からは、両立が必要だ、つまり女性の労働条件と家族政策を両立させるという点では日本は両方おくれているというお話がございました。また、高山先生からは、男性の働き方を変える、日本は異常な働き方をしているんじゃないか、こういうお話がございました。  先週も、参考人の先生方から同じような、男性の働き方を変えることじゃないかという御意見があるものですから、私、きょう大変関心を持って伺わせていただいたんです。  それで、これを変えていくためにどういうことが必要なのかということを伺いたいのと同時に、きょう……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2000/04/03、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  当調査会では少子化について一年以上にわたって取り組んでまいりました。先日は、国立社会保障・人口問題研究所が発表した、男女共同参画社会が進むならば出生率は一・七八に上がるとの試算も紹介されました、保育園などの支援がもっと進んでいれば、こういうことでございます。  女性が家庭と仕事を両立する上でぶつかるのが、妊娠、出産、そして保育園への入所、さらに小学校入学時のいわゆる学童保育の問題と、次々と越えなくてはならないハードルの存在です。もちろん、男性の働き方の改善や家庭責任、あるいは教育や住宅など、各省庁を越えた取り組みが求められているのは当然でござ……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(2000/04/19、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。お二人の参考人の先生、きょうはありがとうございます。  まず、広岡先生にお伺いしたいと思いますけれども、若い方の意識も含めてこの間の歴史的な流れを大変詳しくお話しいただきました。特に、上手に子育てができるかどうか若い両親は強い不安を抱いている。この点では、やはり子供を産むかどうかということも含めて大変心配になっているということを、私もこの間働いている女性の皆さんから直接お話を伺ったところです。  この点で、私も振り返ってみますと、子供を出産するときからとても一人ではそういうことはできなくて、助産婦さんを初め、また家族や、また私の高齢の父も含めて兄……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(2000/04/24、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  きょうは、お二人の参考人の皆様、ありがとうございます。  それでは、まず初めに成瀬参考人にお伺いをしたいと思います。  おもちゃ会社のバンダイが、子供の誕生のたびに百万円を差し上げるということを始めたということで、少子化ではおもちゃも大変だということで、そんな企業努力があるというお話も伺いました。  特に日経連としてはこの少子化の問題について既に提言も出しておられまして、私も読ませていただきました。  私は、率直に申し上げますと、日経連自身もこの少子化をつくっている当事者ではないかというふうに思っておりまして、やはりここを変えようというふうに……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第8号(2000/05/12、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党を代表して意見表明を行わせていただきます。  急速な勢いで進む日本の少子化は、今の社会の行き詰まりが最も顕著にあらわれている現象です。特に、非婚、晩婚、女性が仕事と出産、育児を両立できない、男性の育児参加の難しさなど、少子化の要因とされている問題の大きな原因は、長時間・深夜労働など日本の異常な労働の実態にあるという意見は多くの参考人からも出されているところです。この点の改善こそが少子化への取り組みのかぎになります。  日本共産党は、昨年に引き続き、少子化対策のかなめは男女共同参画を進め、働き方を変えて、家庭と仕事を両立させることにあるという立場で意見を申し上げます。  ……

第150回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2000/11/08、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  岩手県、そして横浜市から参考人にお越しいただきましてありがとうございます。  まず初めに、横浜市の合田参考人に伺いたいと思います。  私も横浜市に住んでいるものですから、いろいろと貴重なお話を伺いました。先ほど岩手県からも具体的な少子化問題に対する調査のお話がございましたけれども、私も横浜市からはいろいろな調査をいただいております。  例えば、これは、「見つめてみよう わたしたちの少子・高齢化社会 二〇〇〇年度版」というのをいただいているんですけれども、そこでは、例えば「男女の役割分業意識」という問題で、当調査会でも論議にもなりましたM字型カ……

第150回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2000/11/15、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。本日はありがとうございます。  先週、岩手県と横浜市からも参考人にお越しいただきまして、いろいろ資料も伺いました。例えば、「結婚に関する意識」ということでは、岩手県で調査をしたところ、「いずれは結婚するつもりだが、今はしたくない」という回答が最も多い。ただし、「結婚したくない」あるいは「しないと思う」という回答は一割程度だという資料もございました。そして、「結婚したくない理由」として、男女とも「ふさわしい相手がいない」、男性では三八・四%、女性では四〇・二%ということでしたし、また横浜市も独身の理由として、一位が結婚したいと思う相手にめぐり会わな……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2001/02/14、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  本日は二人の参考人の方にお忙しいところお越しいただきましてありがとうございます。  河野先生に伺います。  お話を伺っておりまして、若いときからの働き方とそして高齢者になってからの能力発揮というのは関連性があるなというのを感じたわけでございます。  この調査会では、先ほどもお話がございましたように、日本の急激な少子化という問題を考えながら、職業と家庭の両立ということについてもいろいろ調査や論議をしてきたというふうに思います。その方向でルールづくりも動き始めようとしているわけですけれども、先ほど清家先生からは、高齢者の就業にとってマイナスの一番……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2001/02/21、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 きょうは本当にありがとうございました。日本共産党の畑野君枝でございます。  簡単に伺いたいと思います。  少子化の問題を当調査会でずっと論議もしてまいりまして、仕事と育児の両立あるいは仕事と家庭の両立ということでいろんな論議をしてまいりました。きょうは、直接育児にもかかわっていらっしゃる男性の参考人の方、あるいは企業の努力をされている参考人の方に来ていただいたんですが、特に育児休業あるいは育児時間をとる上で、やはり経済的な不利益をこうむるとなかなかとりづらいということがあると思うんですね。それは先ほどもお話がありました。  例えば、育休をとろうと思ったときに、日本では男女の賃金格……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2001/02/23、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  少子化の問題を考えていく上で、男女共同参画あるいは家庭と仕事の両立という問題について調査を進めてきたところでございます。私は四点、ベビーホテルの問題、保育所待機児童の解消の問題、学童保育、そして児童虐待防止法施行後の対応について伺いたいと思います。  まず一つ目に、ベビーホテルでの事件の問題についてでございます。  昨年の六月、皆様も御記憶にあるかと思いますが、マスコミで報道されましたスマイルマム大和ルームでの経営者による虐待での児童死亡、二人のお子さんが亡くなった、あるいは虐待を受けた児童が複数いたということが明るみになった事件でございます……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(2001/02/28、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  もう時間がありませんので、小川先生、八代先生に一言ずつ伺いたいと思います。  それは、少子化の問題、特に仕事と家庭の両立ということでそれぞれお話があったと思うんですが、そういうことを努力する中で景気回復にどのような影響を与えることができるのか、その一点について伺わせていただきます。
【次の発言】 ありがとうございました。

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2001/04/18、18期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。日本共産党を代表して、意見表明を行います。  この調査会で三年間にわたって、現在我が国において急速に進む「少子化」の問題について議論を深めてまいりました。しかし、合計特殊出生率が一・三四と過去最低を更新する一方で、保育所待機児童は前年を上回る事態となっています。調査会では、これらの「少子化」の進行が「我が国の社会のあり方に深くかかわっている」として、「単に若者の未婚化や女性の出産、育児の問題としてとらえるのではない」ということが全体の認識として深まってまいりました。  「少子化」問題は、この社会が子供を産み育てる力をどんどん失っていることであり、……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2001/11/21、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  先ほどから議論が行われておりますけれども、総務省が十月三十日に発表いたしました九月の完全失業率は五・三%と、史上最悪、完全失業者も三百五十七万人ということで、調査以来初めて三百五十万人の大台に乗るという、さらに潜在的失業者を加えれば十人に一人が失業しているとも言われるような深刻な事態になっております。  私たちの党は、雇用失業対策という点では、何よりも百万人にも及ぶ膨大な失業者が生まれるような不良債権の最終処理はやめて、大企業の社会的責任を放棄したとも言えるようなリストラ計画を規制すること、このことなどでこれ以上の失業者を出さないということと……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2002/02/13、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 中期展望の中の子育て支援対策について質問をいたします。二問でございます。  一問目は、待機児童ゼロ作戦にかかわって、この一月三十一日に、厚生労働省の担当課長通達で、今年の四月一日から保育所入所待機児童数調査の定義が変えられたということでございます。私は中身を見まして大変な問題をはらんでいるというふうに思いますけれども、新しく変わった注三、注七にかかわって簡潔に御説明願えますか。
【次の発言】 しかも問題なのは、早速、昨年の四月一日についても本来三万五千人が二万一千人に、もう既に年末の記者発表でもされている。本当にごまかし的なやり方で、私はやっぱりおかしいというふうに思うんですね。……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2002/02/27、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  参考人の皆さん、ありがとうございます。もう時間が迫ってまいりましたので、中村参考人と松井参考人、お二人に伺いたいと思います。  まず、リストラ問題との関係で、私は雇用を守る、そういう企業の責任、とりわけ社会的に大きな役割を担っていらっしゃる大企業の社会的責任ということが大事になっているというふうに思います。そういう点で、私はルールづくりがやはり個々の企業に任せるのでなく必要だというふうに思うんです。  例えば、日経連の奥田会長さんが便乗リストラについて厳しく批判をされております。アメリカでは利害関係者法というのもできまして、株主の利益だけでな……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2002/03/06、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。本日はありがとうございます。  今、デフレということが大きな問題になっております。物価が下がるのはいいんですけれども、それと同時に不況が進行しておりまして、企業の業績が下がる、収入が下がる、デフレスパイラルの入り口か、入っているかというようないろんな議論があるところだと思うんですけれども、薄利多売で安くなっても物がたくさん売れればいいんですけれども、売れないという状況があるわけですから、その原因になっているのは、一つは雇用不安を始めとした収入が減っているという問題、それからもう一つは将来への不安、年金、医療含めて、介護含めて、そういう二つの要因が……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(2002/04/10、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝です。長い時間ありがとうございます。  私の質問は一つだけなんですが、三人の参考人の皆さんに伺いたいと思います。それは、起業に当たっての支援の在り方について、先ほどからも出ておりますけれども、加えて何かあればということでございます。  先ほどの議論の中でも、消費者が一体今何を求めているかというお話ありました。例えば、私も環境問題とか食の安全性の問題とかいろんなお話を聞くわけですね。それで、中学生の今年の新しい教科書などを見ますと、もう環境問題とかインターネットの使い方なんてもう出ている。私なんかの子供の時代と全く違う子供たちの状況になっていると思うんです。  ……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2002/04/17、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  お二人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  私、大田区の機械金属工業の集積の状況のお話も伺いまして、お二人の参考人に、この日本産業における意義、あるいは世界における意義というのはどういうものなのかということを、小倉会長から具体的に、今、大田区でおやりになっていることをもう少しお話しいただけたら、日本産業での果たしている役割や、また今後国際的にアジアや国際的な分野でどのような果たすべき意義があるのかという点。それから、鶴田先生には、それを客観的にごらんになって、こういう方向性が大事ではないかということを伺いたいと思うんです。  小倉会長は……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(2002/04/24、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  佐藤先生と永瀬先生に、まず、パートなどの非正規職員、社員の均等待遇、均等処遇の問題について伺いたいと思います。特に、正規を含む労働者全体の雇用条件の水準を引き上げていくという点で、どのように考えていったらいいのかということを含めて、今後の日本での在り方について御意見があれば伺いたいというふうに思っております。  佐藤先生が、パートがなぜ導入されるかということで、雇用主からすれば人件費が抑えられるというようなことを何か書かれていた御本を読ませていただいたことがあったのですが、今、正に不況の中で、正社員がパートやアルバイト、派遣労働者に置き換わる……

第154回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(2002/05/22、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 本調査会でいろいろ議論がされてきたというふうに思いますけれども、私はやはり……
【次の発言】 それで、二十一世紀の今後の在り方について、私は一つは雇用不安の問題、それからもう一つは将来不安の問題、その解決が必要ではないかということを申し上げたことがございます。それに対しまして、参考人の方からは、例えば一生を通して国は安定的な基礎的なことはちゃんと人間の尊厳を尊重してやりますよということが必要ではないかと。そういう点からいえば、日本は決して豊かな国ではないという御発言もいただきました。私は、この雇用不安や将来不安を本当に解決していくということが必要ではないか、それが真に豊かな社会の……

第155回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2002/11/27、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。本日はありがとうございます。  鶴参考人、高橋参考人、古泉参考人に共通して一問だけ伺いたいと思います。それは、青年の就職難の問題でございます。真に豊かな社会の構築、今日は地域社会の活性化と課題についてということにかかわって、この青年問題について伺いたいのでございます。  総務省の労働力調査によりますと、青年の完全失業率というのはこの間ずっと伸びておりまして、二〇〇二年の五月の資料でも一〇・四%というふうになっているわけです。ですから、例えば高校生の就職難の問題などに取り組んでいる日高教や全国私教連の調査でも、九〇年代に入ってから下がり始めて、ここ……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2003/02/12、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 どうも、日本共産党の畑野君枝でございます。  前田参考人、西嶋参考人、パク参考人からはワーク・ライフ・バランスのお話を伺わせていただきまして、大変勉強になりました。ILO百五十六号条約につきましては、私も以前触れさせていただいたことがあるんですが、家族的責任と仕事との調和ということで、こうした考え方が、この調査会のテーマにもなっております「真に豊かな社会の構築」、特に二十一世紀に向けて本当に大きな力を発揮していくことが必要ではないかなというふうに思っております。  それで、特にこれが浸透していく上で、参考人の皆さんがこの関連資料の中でもいろいろ書かれていることも私、大変興味深く読……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2003/02/26、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  もう最後の時間になりましたので、手短に申し上げます。  今日は、都市と農山漁村との交流・世代間交流等新たなライフスタイルについての御意見を三人の参考人の皆さんに伺いまして、本当にありがとうございました。  小川参考人のレジュメには、農的暮らしが可能な社会ということが言われておりましたし、佐藤参考人からは、若い世代ということでライフスタイルと仕事は一致させたいと、農林漁業についてもそういうことが触れられました。岡本参考人からは、農村都市の交流のコミュニティーということで具体的なお話を伺ったわけですが、さて、若い人にとって農山漁村の役割というのは……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(2003/04/02、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  もう少し詳しく伺いたい点で、尾木参考人に二点伺います。  一つは、個の確立を促す教育・学習の在り方の中で、セルフエスティーム、自己肯定心情ということについて触れておられましたが、その次の評価の在り方とかかわってもう少し伺いたいと思います。  二つ目に、先ほどメディアリテラシーの話が委員の中からもありましたけれども、国際化、情報化の中での個人の生活の変化にかかわって、参考人は放送と青少年に関する委員会の副委員長をされているということなんですが、どういうふうに子供への影響あるいは対応を含めて考えていったらいいのかという点について伺いたいと思います……

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2003/05/14、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 本日はありがとうございます。  日本共産党の畑野君枝でございます。  二点伺わせていただきたいと思うんですが、一つは税制の問題でございます。先ほど公益法人問題とNPOのお話ありまして私も伺おうと思っておりましたが、加えてこの税制の問題で今後の皆さんの活動を進める上での御要望、御意見などあれば伺いたいのが一点でございます。  それから二点目に、雇用の問題なんですが、経済産業研究所の調査などもございますけれども、事務局スタッフの給与や保険加入を含めまして御苦労されているというふうにも伺っております。そういう点で、必要な対策含めて御意見があれば伺いたいと思います。  以上でございます。

第156回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(2003/05/28、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず、学童保育の問題について伺います。  放課後児童健全育成事業ということで、学童保育が子育て支援事業の中で厚生労働省が進めておられるわけでございますが、一方、各自治体が進めている全児童対策とはどのような違いがあるのかということが伺いたいのが一点です。  また、二〇〇一年の閣議決定で仕事と子育ての両立支援策の方針ということが出されておりますが、これに基づいて学童保育の対策を厚生労働省としてどのように取り組まれているのか、併せて伺います。
【次の発言】 そうしますと、放課後児童クラブ、いわゆる学童クラブの場合は、保護者が昼間働いているなど含めて……

第159回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2004/04/21、19期、日本共産党)

○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  私は、この間、本調査会におきまして学童保育と障害児への国庫補助の問題について質問をさせていただいてまいりました。二〇〇一年の二月には、二十人以下の学童保育への国の補助とそして障害児への対応を求め、二〇〇二年の二月には、二〇〇三年度から十人以下でも過疎地、大都市部に関係なくすべての地域で国庫補助の対象になると、十人以上ですね、で対象になるというふうに伺ってまいりましたし、その際に、障害児の受入れ促進という点では国の補助を一人からでも付けてほしいということを訴えてまいりました。  そのときには、従来障害児を四人以上受け入れているクラブに付いていた……


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ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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