このページでは又市征治参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。又市征治参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○又市征治君 社会民主党の又市征治でございます。 アメリカのあの同時多発テロ事件が発生をしたためにというか、それに隠れてこの歌舞伎町で発生した雑居ビルの火災、二十日間しかたっていないわけですけれども、非常に国民の皆さんから記憶に遠くなっている、こういう感じがいたしますけれども、こうした小規模の防火対象物としては大変な、過去に例のない大惨事だと、こういうふうに言われておるわけでありますし、関係当局鋭意この火災原因の究明と再発防止に御努力をされていることは先ほど来の委員への答弁で一定理解をいたしております。しかし、まだ幾つか問題点があるんではないか、こんなふうに思います。 そこで幾つかお聞きを……
○又市征治君 社民党の又市征治です。 本年の六月八日、総務省は厚生労働省に対して医薬品に関する行政評価・監視結果に基づく勧告を行われました。その中の「患者への医薬品情報提供の在り方の見直し」に関連をいたしまして幾つかの点を厚生労働省から見解をいただきながら、片山総務大臣、最後に恐縮でございますが、ひとつ見解も承ってまいりたい、このように思います。 今、政府は法律で定めたいろんな許認可制度の見直し、つまり規制緩和を進めています。それは、法規制が国民の自由な経済活動を制限し、景気停滞の一因ともなっているという理由のようでありますけれども、その規制緩和を論議する総合規制改革会議は、その一環として……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 臓器移植の問題についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 この臓器移植法ができまして丸四年になります。今日まで臓器移植は十七例に上るというふうにお聞きをしておりますけれども、この法第二条第四項には、移植を必要とする者には移植術を受ける機会が公平に与えられるべしという、こういう原則がうたわれておると思います。ところが、これについて複数の市民団体から行政監視をしてほしいとの要望が出されているところであります。 そこで、お伺いをするわけですが、七月一日の第十五例目の問題ですけれども、脳死状態の患者の腎臓を二つとも取り出して親族二人に移植したという問題で……
○又市征治君 本日は、医療制度改革についてお伺いをしてまいりたいと思います。 厚生労働省が九月に公表されました医療制度改革に関する試案には、患者の三割負担を初め、とても認められない改悪が幾つも含まれております。当然、高齢者の皆さん初め多くの国民の皆さんから不安やらあるいは反対の声が寄せられているわけでありますけれども、きょうは私、高齢者の長期入院問題に絞ってお伺いをしたいと思います。 九月及び十月に中医協に対して厚生労働省は高齢者の長期入院に係る診療報酬のあり方の見直しを提案をされました。その内容は、簡単に言えば、 六カ月以上の入院患者について外来治療に相当する分、つまり検査、投薬など、こ……
○又市征治君 社民党の又市です。 きょうは、国の原発に偏重したエネルギー政策について質問をいたしたいと思います。 ことしに入りまして、福島第一原発は知事が凍結を表明する、また新潟県刈羽村の住民投票でノーが突きつけられる、さらに、さきの三重県の海山町の住民投票でも住民の八割が原発誘致に反対をする、町長もこれが最終決着だと表明をされたわけであります。加えて、つい先ごろ、静岡の浜岡原発でも新たなタイプの深刻な炉心事故が起きてまいりました。世界的に見ましても、ヨーロッパを中心に、原発依存をやめて自然エネルギーなど再生可能な多様なエネルギーへという流れが決定的なものになっているんだろうと思います。こ……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 本論に入る前に、大臣にちょっとお伺いしたいと思うんですが、現行制度にも記号式投票というのがございますですね。各種の報告書、例えば平成十二年の中間報告では、これが電子投票に一番近いので記号式の普及を図るべきだと、こんなふうにまとめられております。 こんな記号式で実施をされてきているのは、ちょっと見てみますと、長の選挙については全市町村の一六%、議員の選挙では一%でございました。国政選挙でも、平成六年にこれは決めたんですが、実施せぬままに平成七年にこれは廃止になっていると、こんなことなんですが、この中間報告の中で言っておるように、まず現行法での記号式投……
○又市征治君 社民党の又市征治です。 きょうは、地方の税財政問題、特に交付税問題に絞って大臣にお伺いをしたいと思います。 まず初めに、小泉総理やあるいは塩川財務大臣らが五月段階でいわゆる地方交付税一兆円削減発言を行って、片山大臣、あなたはその後、この小泉総理などの、地方交付税の仕組みは誤解されているんだろうとして内閣の中で軌道修正を図られた。つまり、地方交付税は法律によって、地方財政計画に基づいて毎年の総額が定められるものであって、頭から一兆円を削るとか何かはできないと、こんなふうに軌道修正をなさってきたというふうに思いますが、このことに間違いございませんですね。
○又市征治君 社民党の又市征治であります。 初めに、我が党の基本的な見解を述べておきたいと思います。 電子情報の普及は、社会にメリット、デメリットの両面をもたらしました。そもそもインターネットの原型は、アメリカの軍事目的の情報網であったわけです。それが大学等の学術研究のネットワークに転用されて、さらには世界じゅうの一般市民にほとんど無料で開放されて現在の姿になってきました。 こうした経過が示しますように、情報通信技術そのものは中立的なものであります。インターネットの普及の結果、従来は一般市民にとても手に入れられなかった行政や企業、団体の情報が、安価に迅速にいながらにして入手できるようにな……
○又市征治君 社民党の又市征治でございます。 今回の法案で、自治体の業務である戸籍や住民票あるいは課税証明書などの引き渡しの事務が郵便局で扱うことができると、こうするわけですが、その場合に、主権者としての自治体住民から見ての問題点があると思うんです。戸籍など六つの事務について住民監査が及ばなくなるんではないかという問題が出てきます。委託した事務に絡んで不法行為だとか、先ほどから出ています他用途利用の問題、あるいはプライバシーの侵害等があっても、国家公務員の行為だから自治体住民として住民監査が及ぶことができなくなるということになるんではないのか。この意味で、従来の民間への委託ももちろん問題です……
○又市征治君 持ち時間が十分ですから、ひとつ簡潔、明快にお答えをいただきたいと思います。
初めに、片山大臣がたびたび交付税の総額は減らさないと、こう言明をされているわけですが、先ほどもあったように、財務大臣が二兆円の圧縮を固めて総務省と協議をすると、こんなことが報じられている。総務大臣、こんなことが繰り返されないように、これまでの発言にぜひ責任を持ってくださいよ。明確にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今回の法案は、十三年度の改正の延長、微修正ということですね。それは、十四年度以降、交付税財源の不足分約五兆八千億円を国と地方で半分ずつ負担をする、十三年度はその経過措置で四分の一の……
○又市征治君 社民党の又市です。 人事院勧告制度と公務員制度改革についてお伺いをしてまいりたいと思います。 初めに、労働基本権のあり方と当事者能力の問題についてでございますが、公務員制度改革で、人事や給与などの制度も改革をやるということであるならば、今ほど片山大臣からも制度疲労もあるというお話でございましたが、そういう形でやろうというのであれば、OECD二十九カ国初め世界の多くの国々で公務員労働者に労働三権が保障されておる。当然我が国においてもこの中で労働三権は回復すべきである、これが私どもの党の基本的な方針です。 そこで、人事院総裁にちょっと聞きにくいことをお聞きしますが、どうも人事院……
○又市征治君 社民党の又市です。 十分ですから、少し明快かつ簡潔にお答えをいただいてまいりたいと思います。 初めに財務省にお伺いをいたしますが、衆議院での答弁では、預貯金から株式への大きな流れを進めると、こう言われておりますが、実態は全く逆ではないか、こういうふうに思います。特に、政府関係の各種の調査、いろいろと出ておりますが、これを見てみましても、この十年間、現金、預貯金といった安全資産の割合がふえて、株式などのリスク資産の割合が減少ないし停滞しているというのが実態なんだろうと思います。 これは今日の経済全体の反映でもありまして、国民の現在及び将来への生活不安のあらわれなんですから、原……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 午前中からも論議がございましたが、この法案自体は公開の対象とすべき法人が一部含まれていないなど不十分な点が幾つかありますが、そこは基本的には政府の側の情報公開の責任でカバーすべきものと、こう思います。 この点について、十一月一日の衆議院の論議の中でも坂野局長が、特殊法人の財務状況に関する資料については当該行政機関が請求に対処すると、こういうふうに答えておりますし、さらにまた先ほどの遠藤副大臣からも同趣旨の説明がございました。つまり、親元たる官庁からそれらについては出すと、こういうふうに答弁なんだろうと思いますが、ここは非常に重要な点ですので、片山大……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 公務員の育児休業の取得率が、女性に限れば国では八九%、地方では九一%と、かなり普及してきたと思います。それでも、職場の状況によってはとりづらい、あるいはとるにしても期間を自己規制をするということがあるわけであります。調べてみますと、また男性について言えば、育児休業、介護休暇ともに取得率が圧倒的に低い状況があります。こうした実態というのは、当事者の男女役割分担意識の問題もあるんでしょうけれども、先ほど来から出ておりますように、職場の周りに迷惑がかかるとか昇進や昇格に響くとか、一般的にやはり取得しがたい、こういう現状も一面では男性の側にあるんだろうと思う……
○又市征治君 社民党の又市征治です。
雇用問題とテロ対策問題で質問をいたしたいと思います。
ことし一月の政府の十三年度の経済見通しでは、失業率は四・五%と発表されています。しかし、九月の完全失業率が五・三%、三百五十七万人にも上ってきた。そこで、十一月九日に五・二%に修正をされています。これは閣議決定なのかどうか、そして、一月のものとどういう性格が違うのか、竹中経済財政担当にお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 つまり、一月の経済見通しは閣議決定をされておるということであって、単なるそういう意味では予測ではなくて政策目標だということですね。
そこで総理にお伺いをしますが、あなたが、構……
○又市征治君 社民党の又市征治です。昨日に続いて雇用問題で厚生労働大臣に、関連で総務副大臣にお伺いをしてまいりたいと思います。
先ほど来、雇用問題、大変多く追及が出ているんですが、補正予算案で雇用対策に五千五百億円、八項目があると。雇用創出効果が百万人とありますが、二〇〇五年三月に雇用が現在より百万人ふえているという意味なんですか、違うんですか。ここのところをもう一度確認をいたします。
【次の発言】 では、そのうち短期雇用を除いては一体何万人なのか。また、政府見通しの四・五%の失業率という問題と、せんだって見直しをされた五・三%の格差は、この差は何万人なんでしょうか。
○又市征治君 社民党の又市です。 まず初めに、公務員制度についてお伺いをしたいと思います。 去る十一日の報道によりますと、勤務条件決定の権限のうち、給与と勤務時間だけを人事院に残して、能力評価と業績評価の基準と手続及び効率的な人員配置のための基準については内閣に移すというふうに報じられておるわけです。私は、これはまあ理不尽のそしりを免れないなと、こう申し上げざるを得ません。 そもそも、これら公務員の勤務条件に関する権限がなぜこれまで直接の雇用主である政府ではなくて中立的な第三者機関である人事院に置かれてきたのか。言うまでもなく、人事院の存在と機能は、公務員労働者から労働基本権を奪って、自……
○又市征治君 社民党の又市でございます。今日は、今出ておりました営利企業等への官僚の天下りの人事院の承認から大臣承認への変更の問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。 初めに、公務員全体の人事を所管されています総務大臣にお伺いをいたしますけれども、最近問題になった幾つかの不祥事、一つは、薬害エイズやヤコブ病をめぐっては、薬や医療材料の認可やその取消しの引き延ばしについて、製薬会社と旧厚生省官僚との癒着が社会問題になりました。二つ目に、BSE問題では、国による買取り措置を悪用した業者の偽装による詐欺事件が起きましたけれども、この事件のさなかに、引責辞任したばかりの農水省の前次官が食肉業界……
○又市征治君 社民党の又市でございます。
前回に引き続きまして、公務員制度改革大綱に含まれる天下りの大臣承認制の問題についてただしたいと思います。
三月の二十七日に出された人事院の十三年度の営利企業への就職の承認に関する年次報告によれば、前年度四十一件であった人事院の直接承認という基準に該当する事例、つまり高級官僚から関連する業界への天下りが十三年度は七十件に増えております。一・七倍ということになるんでしょう。これについて人事院はどのように認識をされておりますか。
【次の発言】 今言われた理由、二つあるわけですが、この一つ目の理由は実に不届きな話ではありますけれども、まあさもありなんとも思……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 今日はBSEの問題に関連をして、食品や医薬品の安全対策問題をただしたいと思います。 BSEについては、厚生労働、農水両省に第三者による調査検討委員会の報告書が出て、大きな意味での反省と体制案作りはそろったと言えるんだろうと思うんです。 あとは、事態をここまで混乱させた責任を政府として国民にどう表明するかが残ったわけです。私たち四野党は、その意味でさきに農水大臣の辞職を求めたところですけれども、今日は厚生労働副大臣においでいただいていますから、副大臣から改めて政府全体の責任について見解を求めたいと思います。
○又市征治君 私は、この委員会で、繰り返し特殊法人などの天下りと利権、癒着の問題を取り上げてまいりましたが、今回もこの問題を取り上げたいと思います。 まず初めに、経済産業省にお伺いをしてまいりますが、財団法人電源地域振興センター、以下振興センターというふうに略さしていただきますけれども、これは経済産業省の所管法人ですけれども、柏崎刈羽原発及び関連地元施設の建設利権に絡んで大変悪名が上がった法人ということであります。 問題となった生涯学習施設ラピカについて、私は昨年の十二月にも触れましたけれども、会計検査院が二〇〇〇年度の決算検査報告で重大な不正である特定検査対象に掲げまして、二億六千万円を……
○又市征治君 今日は、厚生労働省の認可法人である医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構、長ったらしい名前ですから以下機構というふうに略させていただきますが、これについて伺っていきたいと思います。 この機構は、薬害であるスモン病の救済の資金受入れと給付ということで一九七九年に設立をされ、その後HIVも扱うようになり、その後基金的業務からそれ以外の業務に拡大をして今の長い名称になっているわけですね。 現在の業務を金額面で分けてみますと、被害救済基金的な三部門と研究、開発、調査の三部門と、大きく二つに整理できると思いますけれども、まず本来の被害救済部門は二〇〇二年度の予算でいうと四十四億円、機構……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、この委員会で毎回、天下りと、それが生み出している業務上の癒着やあるいは無駄な公金支出について指摘をしてまいりました。この特権官僚の天下りについては、人事院も何度かの答弁では認めましたように、民間企業への分だけではなくて、特殊法人や公益法人への分も規制しなければ意味がないと思います。 そこで、今日は、三月末に閣議決定をしている公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実施計画に絞って、特にその中の「補助金等の見直し」の中の別表6、第三者分配型、別表7、補助金依存型及び別表8の役員報酬助成型について伺いたいと思います。皆さんのお手元には資料をお配りさせてい……
○又市征治君 社民党の又市です。 始めに一言ちょっと苦言を申し上げたいと思うんですが、先ほどまで石原大臣、ここにおられましたけれども、今日は並行して道路四公団の民営化の会議があるということで退席をされたそうであります。私はこれまで、大臣の答弁を踏まえて今日の質問を準備し、答弁も要求をしたわけですけれども、極めて遺憾であります。国会軽視だと声を大にするつもりはありませんけれども、行革事務局は、行革担当大臣がこの委員会の主要な答弁者であるということを是非十分認識して対応いただきたいということをまず始めに申し上げておきたいと思います。 さて、天下り問題とその大臣承認制の問題点については先ほども自……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、五月にもこの委員会で、先ほど出ました財団法人電源地域振興センターに絡む不祥事、その事件とその背景にある天下り問題についてただしてまいりました。今日再びこのセンターの問題を取り上げるのは、先ほど、防衛庁と同様にこのセンターが交付金を受け取らない人の言わばブラックリストを作成をして自治体に渡していたということからであります。 経済産業省に伺ってまいりますけれども、まずこの交付金は原発立地への協力のお礼にその市町村内のすべての家庭や事業所に電気代を実質割り引くものだということに理解をしています。この趣旨については公表されているので結構ですが、お伺いしたいの……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、この委員会で毎回天下りによる行政のゆがみや、あるいは無駄な出費について取り上げてまいりました。今日指摘をしたいのは、その特権官僚の中でも超エリートと言われる外務官僚の天下りで、しかもそれは宗男汚職と言われるこの本命、北方三島の発電所建設を不正に落札した疑いのある、先ごろそれで摘発をされた三井物産のケースを取り上げたいと思います。 まず外務省に伺いますけれども、去る十二日の朝日新聞の報道の内容、これが出されておるわけですが、ちょっと整理をしてみますと、まず第一に、都甲ロシア大使は、三島の発電所のうち色丹と択捉の入札時、つまり九九年二月には例の支援委員会……
○又市征治君 社民党の又市です。 冒頭に、日本道路公団の問題についてお伺いをしたいと思います。 この公団自体が旧建設省、国土省からの巨大な天下り組織ですけれども、更に八十二もの子会社、関連会社を抱えて、実態は黒字隠しをする構造になっているように思います。つまり、公団本体は二十六兆円の借金を抱えて国庫から毎年一千億円台の補給金を受けながらも、他方では、子会社、関連会社は表に出ただけでも十二年度で百十四億三千五百万円余りの経常利益を出している、こういう状況にあります。そして、役員に占める公団からの天下りは何と三百七十七人にも上る、こういう状況があります。 利益は公団の負債と相殺をして、その分……
○又市征治君 社民党の又市です。 本日が第一回目でありますから、今日は私設秘書及び近親者のあっせん収賄問題に絞って質疑をいたしたいと思います。 私たち野党四党の案が、首長及び地方議員の実質的な秘書も含めること、また政治活動に携わっていなくても近親者は含めることとしているのに対して、与党案はこの二者を含めていないことは、依然として私たちと大きな違いだろうと思うんです。 そこで、私はまず、なぜ与党が私設秘書を含めるというように主張を変えられたのか、改めてお伺いをしたいと思います。 二年前、与党がこれに反対した理由の中で、公明党の久保提案者から、私設秘書は国会議員との関係の程度が個々様々であ……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 大変お忙しい中御出席をいただきまして、ありがとうございます。 先ほど来からお聞かせをいただきながら、御三方とも、国会議員あるいは地方議員及び首長の公設並びに私設秘書をこの罪の主体に加えるべきであるとか、あるいは「権限に基づく影響力を行使して」ということは削除すべきであるとか、大変多くの点で専門的な立場から一致の見解を述べていただいていることについて、大変意義のある今日は参考人質疑だろうと、こう思います。 そこで、相当論点も整理をされてまいりましたので何点かに絞ってお話をお聞きをしたいと思いますが、先ほど来から出ています、今回の我々の野党案と与党案……
○又市征治君 社民党の又市です。 去る八日の三人の参考人質疑で、与野党の案の長所短所についてある程度客観的なコメントがいただけたんではないかと、こう思います。また私は、去る十日の予算委員会で小泉総理に、このあっせん利得処罰法改正のための努力についてもただしたところであります。その答弁は、政治倫理を更に強化をして国民の信頼を回復することが必要だというのが、総理としてあるいはまた与党自民党の総裁としてということで私、問いましたので、そういう立場で御答弁がございました。 本日の委員会は、これらを踏まえながら論議を一歩前進させて、野党側から九項目について提起を申し上げているわけですが、与野党が知恵……
○又市征治君 社民党の又市です。 せんだってこの場所で、予算委員会でも御指摘申し上げたんですが、小泉内閣が、今国会冒頭の所信表明以来、重要法案と位置付けてこられたいわゆる有事法制、私に言わせれば憲法違反の戦争準備法制と、こう言わざるを得ませんが、国民の総反撃を食らって今衆議院でとんざをしています。 そのとんざをした要因の大きな一つに、先ほど来からも出ておりますけれども、今国会中に、議員辞職勧告決議にもかかわらずまだ議員にしがみついておる鈴木宗男さん、あるいは辞職をされた加藤紘一元自民党幹事長、さらに我が参議院の議長であった井上さん、その上に駄目押し的に最近の宮路副大臣まで、政治と金の問題が……
○又市征治君 社民党の又市です。 この改正案は、昨年十二月の区割り画定審議会の勧告を踏まえたものでありまして、現在よりも一票の格差、価値の格差が縮まるという点では一定の評価をしたいと思います。 しかし、政府の法案提出後も与党の中で、今も出ましたけれども、三増三減あるいは二増三減などという修正を目指すこんな動きが見られて、これによって国会の審議開始が延びた、そして審議入り後もまだもめていたと、こういうふうに伝えられています。 そこで、まず審議会の権能と政府の責任についてお伺いをしたいと思いますが、元々、区割り画定審議会を設けたのは、区割り案の策定に際して利害関係者である政治家の恣意的な介入……
○又市征治君 社民党の又市です。 大臣は、十二日の所信表明で、市町村合併については今年は正に正念場だ、合併の推進に更に積極的に取り組んでまいりたいと、こういうふうに述べられて、地方自治法等の一部改正案の早期成立を要請をされたわけです。これは大変重大な問題を多く含んでおりますので、午後からその法案審議ということになるわけですけれども、それに先立って、今国会冒頭の総務委員会で、市町村合併と住民投票の制度について大臣の見解を伺いたいというふうに思っています。 住民が合併協議会の設置を発議をしたけれども議会がこれを否決したときは、六分の一以上の住民の連署による請求があれば住民投票に付すことができ、……
○又市征治君 参考人の皆さん、急な日程にもかかわらず、早朝からありがとうございました。 各委員からの質問も一巡をいたしまして、最後になりますけれども、主に住民訴訟問題に集中をしておりますので、私の方からは、市町村合併問題に絞って自治体の第一線で御奮闘されております松浦さん、田中さんに御意見をお聞かせいただきたいと思います。 松浦さんのいただいた資料、「市町村合併をめぐって」というのがございますけれども、これは参考人が八年前に当時自治省の振興課長の肩書で私見というふうにお断りになってお書きになったものでありますけれども、読ませていただきました。 最低規模能力という観点から合併必要論のA説と……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 提案されております法案の関係で、まず初めに住民訴訟をめぐる改正についてお伺いをしてまいりたいと思います。多々議論がありまして、残された問題について幾つか確認をしていきたいと、こう思っています。 まず第一番目に、下関フェリー訴訟についてお伺いをいたしてまいります。 よく例に挙げられる今度のこの下関市の日韓フェリーの訴訟については、広島高裁で二〇〇一年五月に出された判決は、元市長に三億四千百万円という莫大な賠償を命じたものと、こういうことに伺っています。この事件は、第三セクターである日韓高速船株式会社という、この会社が作った負債を、市が保証する義務が……
○又市征治君 社民党の又市です。
まず第一番目に、特別交付税の問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。
特別交付税は、交付税法第六条の二で交付税全体の六%と定められておりまして、十三年度の場合は一兆二千二百十億円というふうになっております。これの団体による内訳、都道府県分と市町村分の割合、また市町村の規模別の割合を簡単に紹介をいただきたいと思います。
【次の発言】 割合をお聞きしたんですが、金額を聞きたいんじゃないんですよ。
そこで、まず伺いますが、普通交付税は総務省の交付税課が算定をしている。これに比べて特別交付税は財政課が配分しているというふうに聞いていますが、この理由は何です……
○又市征治君 社民党の又市です。 二法案の締めくくりの質疑になりますので、大臣もお疲れでしょうけれども、締めくくり的、前向きにひとつ御答弁はあらかじめお願いを申し上げておきたいと思います。 まず第一点目は、地方への税源移譲のスケジュールの問題についてお伺いをしてまいりますが、今回の地方税法改正は、株式譲渡益あるいは不動産取得税、特別土地保有税など資産課税関連の細々とした改正が盛り込まれておるわけですけれども、そのほとんどは資産のある人だとか企業の地方税を安くする改正案になっているというふうに思います。 今、自治体にとって最も改善すべき税制というのは、私が過日この委員会で市町村長の地方分権……
○又市征治君 社民党の又市です。 提案されている改正案につきましては基本的に賛成をする立場で、なお制度改善を求める、そういう観点で幾つか質問をいたしたいと思います。 三月の十九日の衆議院総務委員会で我が党の重野委員が指摘をいたしましたけれども、自民党議員が会長をお務めになっている軍人恩給議員協議会という団体があります。この団体の会合に恩給局長が出て説明をしたり、この会の機関誌が、片山大臣から特段の御配慮を得て云々と、こういう報道をされておるわけであります。 団体の正当な要求活動はよいとしても、恩給受給者にはいろいろな主義主張の人がおられることは当然です。旧軍人といえども、いや、むしろ赤紙……
○又市征治君 社民党の又市です。 迷惑メール規制について、議員立法で全会一致で出そうということで今進めているわけでありますけれども、できた場合の運用に当たる立場から、立場になる総務省に二、三確認をしたいと思います。 まず、我々はこの法案を出すに当たって、電子メールの発信の便利さを乱用した迷惑メールの実態を改めさせるということが目的でございますけれども、同時に反面、電波の利用が多くの人に開放されて、だれもが自分たちの主張をアピールできる時代になってきた、このことの民主主義的な側面も大事にしなきゃならぬと、こんなふうに思います。 そこで、今回の迷惑メール規制によって、我々は営業用の広告宣伝で……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず初めに、電波利用調査についてお伺いをしたいと思います。 電波の逼迫状況に対処するために、今回の改正で利用状況の調査、公表を行おうとすることは理解をいたします。ただ、その結果、三年ごとの調査をすることで再配分につながっていくということですね。 そこで、第一に、再配分ということは免許の取消しを含むわけですね。今回の改正では、それを直接定めてはいないわけですけれども、大臣権限でいつでも取消しできるという考えなのかどうか。それから二つ目に、この調査が使用頻度ということ以外に、例えば放送や通信の内容にわたって判断をし、事実上の検閲になることはないという保障があ……
○又市征治君 社民党の又市です。 昨年の九月一日に四十四名が亡くなるという痛ましい歌舞伎町の火災事故がありまして、私はその二十一日にこの委員会で事故後の対策について質問をいたしました。その際、私は、同じような事故が起きないうちに短期に集中して違反を是正するよう、そのためには、消防力基準に照らして慢性的に不足している消防職員や建築基準法の審査に当たる自治体職員を充足をして増員することを求めたわけです。 同時に、その一つの緊急の方法、臨時の人材活用手段として、小泉不況が深刻化をするという中で、たくさんの失業者を生かす道としても、経験豊富な建設業やあるいは不動産業部門の失業されている方々にこうし……
○又市征治君 社民党の又市です。 地方議員年金の課題は検討会報告でも指摘されているとおり、様々あって、収入面、給付面の両方から今回の改正やむなしということで出てきているんだろうと思いますし、その点でいうならば、私もこれはやむを得ないかなというふうに思っていますが、しかし議員数の変化が一番大きい構造的要因だというふうに思うので、これに絞って今日は伺いたいと思います。 まず、それを総合的に表しているのが成熟度だというふうに思いますが、つまり共済会員数に対する年金受給者の割合ですけれども、これはこの十年で、都道府県、市、町村、それぞれの区分でどの程度上昇してきたのか、お知らせいただきたいと思いま……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、本件に入る前に地方自治の現状を少し言いますと、ただでさえ職員定数の削減が続いて、それによって賄えない業務量を臨時職員などによって補うことが一般化をして、職場の中には身分や勤務形態の違う労働者が混在をする、こういう矛盾が今生み出されています。 つまり、今の地方公務員の採用や定数の問題は、住民のサービスの原点を忘れて、財源難を理由にして人員削減人員削減、こんな格好で、総務省の様々資料でも出されているように毎年人員が削減をされていく、仕事はどんどん増えていく、こういう状況にあるわけですね。 こうした状況の上に、今回の法案では、公募試験によらずに情実や利権……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の地方税法の改正案につきましては、国の連結納税制度創設に伴って地方税への影響を遮断するためのものだということでありますから、地方財政の立場から、基本的に賛成を表明しておきたいと思います。 その上で、国の一方的な措置によって地方税が減額される仕組みがほかにもたくさんあるわけでありまして、今日はその点について質問をしたいと思います。 まず一つ目は、租税特別措置による地方税の減収額は全体で八千二百六十億円、こんなふうに言われていますね。このうち、主に法人や事業にかかわる減免はどんなものがあるのかお示しいただきたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。朝から七時間の論議でございまして、大変お疲れだろうと思いますけれども、私で締めくくりでありますから、大臣始め是非おさらいの意味を含めてまとめの御答弁を求めておきたいと、こう思います。 さて、新しい公社は民間的な経営をするというわけですから、採算性を重視して、取られる手段というのは限られてくる、こんなふうにも思います。そこで最大の懸念の一つが、何といってもやはり過疎地の郵便サービスの切捨てだとか低下ということになるんだと思います。 我々が繰り返し求めてまいりましたユニバーサルサービスの確保とは、郵便事業に限定していえば、農山漁村であれ離島であれ、どこからどこへ……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 他の委員会の関係から、私の発言の順を特別に繰り上げていただきまして、同僚議員の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。 今ほど御三方から、大変短い時間で語り尽くせない、そういう意味では、産業構造や就業構造がどんどん変わってくる、人口が減少し、あるいは高齢化が進んでいく、こういう状況の中で、それぞれの地域において夢や希望が持てるような町づくり、こんなことに大変御努力をいただいているその一端をお伺いをし、またその関係で、郵便局とのつながりということについて様々お伺いをしてきたところであります。 そこで、そうしたそれぞれの社会的な状況の変化、とりわけ危機……
○又市征治君 社民党の又市です。私で十人目でありますから、大分、委員の皆さんも政府側もお疲れだろうと思いますが、三十分、是非よろしくお願いをしたいと思います。 そこで、私どもも前にも申し上げましたが、修正案で送られてきた郵政公社法については賛成でございますが、信書便法にはこれは反対、こういう立場で幾つかまだただしておく必要がある点、幾つかお尋ねしてまいりたいと思います。 今度の法案の原案が出されて以降、衆議院での修正案の作成過程を外から見ていますと、手続的には大変問題があった、こう言わざるを得ません。土壇場になって国民に十分知らされずに、ほぼ密室で作られてきた感が否めないからそう思うわけで……
○又市征治君 社民党の又市です。 この四法案について、二十数時間にわたって論議をしてまいりましたし、参考人の質疑やら、あるいは昨日は地方の実態調査、こんなことも含めて、郵便局が大きく変わっていこうとしている、とりわけ百三十一年たつそうでございますけれども、そういう中で、いい方向で新たな時代のニーズに合った立派な公社になっていくように、そういう意味で、もう少し足らざるところ、幾つか確認をしておきたいこと、その点を最後に質問をしてまいりたいと思います。 一つは、郵貯、簡保については、今回の法案に直接出ていませんけれども、前にも申し上げたとおり、過疎地を含めて地方における庶民の大切な金融窓口であ……
○又市征治君 社民党の又市です。 総理、あなたが重要法案だと位置付けた有事法制が、四十二日間も大幅に会期を延長してもなお、国民の反撃に遭って、衆議院で今、立ち往生の状況です。 なぜか。それは、これがやっぱり時代錯誤の、憲法停止をして戦争を準備する法制であるということ。そして、不況あるいは雇用問題の無策に加えて、今ほどもありましたが、国民に負担ばかりを押し付ける健康保険法の改悪が出されてきているということ。にもかかわらず、鈴木宗男氏や総理の盟友加藤紘一さん、そして前参議院議長の井上裕さん始めとした政治家の相次ぐ汚職にも残念ながらほとんどメスが入れられる、あるいはその腐敗をただしていくというこ……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、七月の十日の予算委員会で総理に日朝国交正常化の打開についてただしました。そのとき総理は、北朝鮮との国交正常化に真剣に取り組んでいくことが日本の平和と安定のためにも大変重要であるし、朝鮮半島のみならず、あの地域、世界平和にとっても大変重要なものであると、こういうふうに答えられて、自ら打開に動く決意もむしろ示唆されて、やがて九月十七日に訪朝されて平壌宣言の調印になったわけですね。 総理の今回の決断は、宣言の中に我が国の長い朝鮮支配の歴史の反省も盛り込んだことを含めて正常化に向けて大きなものであって、私は深い敬意を表したいと、こう存じます。 一方、その過……
○又市征治君 社民党の又市です。 提案をされております二法案については大筋について賛成であるということをあらかじめ申し上げておきたいと思います。 議題となっている公選法と表裏一体の関係にある政治資金規正法の重大な違反だと問われているのが先ほど来からも出ました清水達雄議員の事件だろうと思います。党員でない者が党費を立て替えた場合、規正法第五条で、これは党費ではなく寄附であるとみなされております。しかも、第二十二条の六項で、政治活動の寄附は必ず本人名義でなければならない、出す方も受ける方も罰則が規定をされておるわけですが、これらの点から今回の清水議員の党費立替えは違法性が濃厚であります。 十……
○又市征治君 社民党の又市です。主要には、住基ネットの問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。 八月五日から住民基本台帳ネットワークが稼働しましたけれども、前から申し上げておりますが、これについては、第一に稼働開始の法的前提について重大な疑義があります。それは、当時の小渕総理が稼働の前提だと公約をされた個人情報保護法案が、不備なために世論の批判を浴びて、いまだに成立をしていない、こういうことがあります。御承知のように、我々は、これについて自己情報のアクセス権あるいは訂正権などを含めて抜本的な出し直しを今求めているところであります。 二つ目に、現在、合計四百万人にも上る無視できない人口……
○又市征治君 社民党の又市です。 午前中来の同僚議員からもありましたように、今年の二・〇三%のマイナス勧告によって、十二月の一時金で四月分からの月例給やあるいは勤勉手当などまで減額調整をするというこの措置は、不利益不遡及の原則に抵触するのではないかということについては、さきの私、決算委員会でも申し上げましたので、今日はこのことについては触れません。 そこで、大臣にお伺いしたいんですが、こうした問題が発生をする原因といいますか、正に今日の人事院勧告制度の制度的な欠陥、元々予定をしていなかった、こういう問題に由来をしているのでありますから、それならば基本に戻って労働基本権の制約を解除することが……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、審議にかかわる我が党の基本的な姿勢ですけれども、今、オンライン三法案を審議することは不適切だと、こんなふうに申し上げなきゃならぬと思います。なぜなら、行政情報のオンライン化及び電子認証システム稼働の大前提となる個人情報保護の原則がこの三法案の前に確立されているべきなのに、個人情報保護法案及び行政機関の個人情報保護法案等がその欠陥ゆえに衆議院で中断をしていて、全く出口が見えていない。だから、与党からも先ほど来国民の不安や懸念を払拭するために、あるいは理解を得るために慎重にという声が出ているんだろうと思うんです。そうした理由から、我が党は八月の住民基本台……
○又市征治君 社民党の又市です。 本論に入る前に、昨日出されたILO勧告に関して一言政府に注文しておきたいと思います。 私は、一週間前の本委員会においても、このILO勧告が出れば新勧告に沿った公務員諸法の改正をすべきだというふうに申し上げました。勧告は、そのとき私が指摘したとおり、スト権、団交権については、結社の自由原則はすべての国に一様かつ一貫して適用される、こんなふうに述べておるわけでありまして、政府がこれまで改善措置を避ける口実としてきた各国の個別事情だとか日本の特殊事情という主張を実は退けているわけですね。 ところが、今朝の新聞を見ますと、総務省は、我が国の実情を十分理解した判断……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の最高裁の違憲判決に伴う郵便法の改正については賛成でございますが、関連して暴力団への配達を特別扱いしていた事件についてお伺いをしたいと思います。 昨年の十二月に読売新聞が報道したのがきっかけでありましたけれども、収集した局がこれらの郵便物を別途その局で用意した封筒に入れて、そこにマル暴という判こを押し、通信事務扱いにして配達先の局へ送っていた。暴力団からの郵便物が集配中に汚れたり破損したりなどいわゆる因縁を付けられて脅される例が多いので、それを防ぐために特別に慎重に扱っていたという理由だったということのようであります。はがきをも封書扱いにしたり、普通郵……
○又市征治君 社民党の又市です。初めに独立行政法人全般についてお聞きをし、その上で平和祈念事業についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 まず、独立行政法人化に伴う役員数の増減についてお伺いをしたいと思いますが、総務省からの数字では減ると。ただしこれは、今回の法案提出分三十八法人であり、また監事を除く数だというふうになっています。 一方で、今もちょっと話がございましたけれども、二十四日の毎日新聞の一面のトップには、「独立行政法人効率化のはずが… 役員数三倍増 半数天下り」という見出しが躍っているわけです。こちらは現在までの国の機関から分離して発足した五十九の独立行政法人のことでありますけれ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今、この法改正によって、つまり刑事罰によってワン切りを規制しようとしているわけですけれども、防止の方法はほかにも今、幾つか考えられますね。一般に、犯罪や迷惑行為に対して刑罰でしか対処できない場合もあるでしょうけれども、この新しい技術を悪用したこういう行為に対しては技術面からの防止策も検討していくべきではないか、こんなふうに私は思います。 そこで、総務省が八月に行ったモニターアンケートがありますね。これではモニターの皆さんはワン切りに対してどのような対応を望んでいるのか、多い順に上位三つぐらいを、その割合も含めて御紹介をいただきたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 海外への番組の提供、とりわけテレビについて伺いたいと思います。 現在、在外日本人は約八十四万人と言われています。国政の選挙権など、この人たちの権利や国内に準じたサービスの提供ということもこの社会の極めて重要な課題になってきている、こういうことだろうと思います。 日本から電波が来ていても地域によっては高額の設備、器材が必要で、そこでは見ている人はまだ少ないとか、あるいは他方、外国人でも日本語の勉強や日本文化の理解のために見ている人もいるわけであります。NHKテレビの海外発信には大きく二つあって、一つはNHK法で義務付けられていて、ニュースやお知らせを発信し……
○又市征治君 社民党の又市です。 決算審査の対象であるこの二〇〇一年度の四月に小泉内閣が発足をされて、改革なくして成長なしと、こう唱えられたわけですが、不況は更に悪化をしたということは周知の事実であります。 この年度の一般会計決算の特徴を見てみますと三つぐらい挙げられるんじゃないかと、こう思います。一つは、歳入で税収の当初見込みを高くし過ぎた結果、二兆七千八百億円の税収不足が出て、これを国債の増発で埋めたということ。二つ目は、歳出で公共事業がもはや有効な景気回復の手段となり得ないことが定説になってきているにもかかわらず、年度途中で公共事業費を対当初予算額より一兆三千八百億円も大幅に増額をさ……
○又市征治君 社民党の又市です。 特別会計の肥大化とその不透明さというのは今や大変大きな問題でありまして、三月十日のこの委員会でも私、取り上げさせていただきました。二〇〇一年度でいえば、三十六会計、歳出で三百六十三兆円もありまして、歳出八十四兆円の一般会計だけを議論しておっても意味がないほど巨額の収支が扱われています。 特別会計で直接公共事業をやっているのは五本ありますけれども、そのうち、道路整備特別会計で三兆四千億円余り、治水特別会計で一兆四千二百億円余りが一般会計から移転を受けてやっているわけですね。 今日は、治水特別会計について少し検討させていただきたいと思います。 治水特別会計……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、たまたま今朝の朝日新聞のトップ記事にもなっております産業投資特別会計の問題について質問をしたいと思います。 会計検査院が国の出資金が毀損するぞと警告をしていたところ、今年の三月三十一日、それが現実のものになった基盤技術研究促進センターの問題ですけれども、国の損失は約二千七百七十億円にも上る、こういうことであります。ただ、政府のこの出資事業中止という問題については、この報道は二〇〇〇年十二月からあったんですけれども、損失規模が二〇〇一年三月の基盤技術法改正の審議で明らかになっておりました。会計検査院も同年十一月に公表した十二年度の検査報告で、二〇〇〇……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 前回に続きまして、産業投資特別会計について質問をいたしたいと思います。 二〇〇一年度決算において、出資先の二十七機関全体で六千百九十五億円の欠損が出ていた。その中でも代表的な不良債権先であった基盤技術研究促進センターは、今年四月一日付けで括弧付きの倒産、つまり解散をし、つぎ込まれた財政のうち二千七百七十億円の出資はなかったものだと、こういうふうに処理をされたということですね。 というよりも、一九八五年にNTT株の政府保有義務が決まったときに、以後、その配当、毎年約二百六十億円ですけれども、これを経済産業省と総務省の関係で使おうと計画をしたのが、こ……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、今度の決算委員会では特別会計の問題点をずっと取り上げてまいりましたが、今日はさきに取り上げました、初めに関西電力の黒部川ダムの、黒部川の出し平ダムの大量排砂問題、これについて引き続きお聞きをしたいと思います。 一九九一年に関西電力が富山県の黒部川の出し平ダムで大量の排砂をして、ヘドロが下流の海にまで大量に流れて漁業被害を起こした。今も海は回復していないという状況にあるわけです。これの反省をどうしたかということなんですが、地元と協議会を作って、以後円満にやっているというわけですけれども、実際は漁業者が昨年六月に富山県公害審査会に提訴をして、国土交通省と……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は締めくくり総括と、こういうことでございますので、財務大臣にいろいろとお尋ねをしてまいりたいと思いますが、先に、今日の採決案件であります二〇〇一年度の決算の赤字に伴う決算調整資金からの組入れについて、それ自身の金額はまあ五億円余りという小さいものです。しかし、これには、二度の補正をしてなお歳入欠陥を作ったということもありますし、しかも、それは税収見積りの技術論だけではなくて、小泉総理は就任以後十分に時間があったのに、公共事業偏重の歳出構造が改められずに失業や雇用対策を怠って景気をますます悪化させたと、そういうことの結果も背景にあるわけでありまして、この点……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案については、基本的には賛成だということをまず申し上げて、少しこの後の改善点あるいはちょっと懸念される問題を含めて二点ばかりお伺いしてまいりたいと、こう思っています。 選挙権が形式上だけでなくて実際に保障される人々の範囲がどこまで広がるか、これが民主主義の実情を計る目安だと、こうよく言われるわけです。例えば、よく言われる例で、アメリカにおいて黒人などの選挙登録者の比率が白人に比べて低いと。建前上は平等なんだけれども、いざ投票ということになるとそれができないという実態が、社会的あるいは経済的な地位、教育などによってこういう格差がアメリカにもあるという実……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日の議題である地方交付税法につきましては、本来国の責任で補てんすべき交付財源の不足分についてその半額を地方特例債の発行という形で自治体に押し付けるものでありますから、我が党としては反対であることをまず申し上げておきたいと思います。 今日は、ちょっと公務員制度の問題について、触りの部分、質問したいと思います。 まず、総務省にお尋ねをいたしますが、十一月二十一日のILO勧告を要約をしますと、一つは、政府の公務員制度改革大綱も現行の公務員制度もILO八十七号及び九十八号条約に違反をしている、第二に、したがって、日本政府は労働基本権制約の政策を見直して法改正を……
○又市征治君 社民党の又市です。今日は政治と金の問題、そして特例交付金の問題についてお伺いをしたいと思います。 先ごろの坂井衆議院議員の事件は、政治資金規正法の明白な違反、こういうことだろうと思いますが、今後、労働政務次官としての受託収賄等の問題も出てくる可能性が濃厚だと、こんなふうに言われております。いつもこんな政治家と金の問題、情けない思いをするんですが、一方で現在の世論は一歩進んで、公共事業受注企業であるとか公的融資を受けている企業、また公的資金と連動した形で債権放棄を受けている企業からも政治献金を受けるべきでないと、こういうのが大勢になってきていると思うんです。 自民党長崎県連の事……
○又市征治君 社民党の又市です。 朝から何だかんだで大変御苦労さまでございますが、是非、丁寧かつ明快な御答弁をいただくように。 今日は、地方税の二〇〇三年度の見通しと税制改正の影響について伺ってまいりたいと思います。 総じて、小泉内閣の有効な不況対策が行われずに、それに加えて、今回は国の誤った政策による不動産関係の地方税の引下げで、都道府県、市町村ともに、とりわけ都道府県財政に大きなマイナスが出てくることになると思います。 まず、道府県税ですけれども、前年度当初が十四兆五千五百億円であったのに比べてマイナス一兆一千二百億円、七・七%の減収だというふうに見込まれております。マイナスの大き……
○又市征治君 社民党の又市です。 地方交付税は地方財政の根幹を成す制度ですけれども、現実は巨額の特別会計の借入れの上に国の責任を地方に転嫁する臨時財政対策債という負担の導入で既に破綻状態にあります。もはや交付税率を引き上げる以外に解決策はないのじゃないか、こんなふうに思います。 ところが、政府は土俵を広げて三位一体の改革でやるんだと、こうおっしゃるんですが、今回の予算案を見ましても、税源移譲はほとんどゼロ、補助金の削減だけは進めて、交付税は借金を増やすばかりで押し切ろうという格好になっています。また、今日の市町村合併政策についても、地方財政の規模を圧縮をして、それで交付税需要額を削減し、国……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日、第一に、交付税の財源不足対策について伺いたいと思います。 交付税制度が破綻の危機に瀕しているというのは昨日も申し上げたんですが、二〇〇一年度からこの不足額の半額を臨時財政対策債として地方負担にされたわけですけれども、その額が、二〇〇一年度が約一兆四千五百億、二〇〇二年度はその倍で二兆九千八百億円、二〇〇三年度はまたその倍で五兆八千七百億円、累計十兆三千億円になるわけですね。 この返済をすべて地方交付税に算入するというわけですが、各年度の返済は一体どのぐらいになるというふうにお考えになっているのか、財政局長、お伺いしたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。
今回の改正案が恩給の寡婦加算分だけを減額するという大変おかしな内容でありますから、どうも納得できないわけです。その論議の前に一つだけ伺いますが、これを正当だとする理由として、寡婦加算は従来厚生年金のそれに準拠してきたからと、こう説明をされているわけですが、その点についてお伺いをしていきたいと思うんですが。
今資料をお配りをさせていただいていますが、これは総務省が出された資料です。
【次の発言】 これによれば、毎年の改定は、平成六年が二回改定をしておりますので、これも含めて十一回改定がされておる。その実際の結果が厚生年金との関係でどうなっているか比べてみます……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、法改正の問題に入る前に、消防職員の団結権について二点ばかりお伺いをしておきたいと思います。 去る十一月に日本問題についてILO勧告が出されて、公務員の労働基本権については加盟国は労働基本権について例外は認められないのであって日本政府は現在の方針を根本的に改めるべきだと、こういうふうに指摘をされたわけですね。私も十二月にジュネーブへ行ってまいりまして、この中身をつぶさに聞いてもまいりました。 特に、この消防職員については基礎的な団結権すら認められていない。その主な日本政府の側の根拠は、九六年に消防職員委員会を置いたからいいんじゃないか、こういうことな……
○又市征治君 社民党の又市です。 初代総裁になられた生田さんの紹介記事を見ていますと、雪深い山間部、私、富山県出身ですが、細入村にも入られて第一線の郵便局員と話をされたりしている。ユニバーサルサービスの確保に深く留意されているなという、こういう印象を持ちました。 ここにあるのもその一つですが、政府の広報誌である「キャビネット」という雑誌の二十ページで、総裁はユニバーサルサービスについて、これは郵政事業の問題であるのみならず、本来は国の問題あるいは地方自治体の問題でもあると述べられて、また、市町村合併や地方自治の構造変化で事務所を閉鎖しているところがある、農協なども同じように合理化している、……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、ユニバーサルサービスとしての公衆電話、それから事業の休廃止の問題、東西会社の財源補てん問題、大きく分けてこの三つについてお尋ねをしてまいりたいと思います。 そこで、規制緩和と名が付けばすべて全部、こういうような風潮が強いんですけれども、やはりそういう中にあっても消費者の保護のような社会的な規制、あるいは弱者保護のための事業者への義務付け、こういった問題は当然堅持すべきものと、こんなふうに思います。 事業者のための規制緩和ではなくて、電話における利用者サイドのユニバーサルサービスとは一体何か。例えば、田舎に独り残っているお年寄りなど、電話が重要なコ……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案が退職金引下げの根拠とする民間の今退職金であるとか、あるいはその基礎になっている賃金や雇用全般の実情はどうか。依然として厳しい賃下げやリストラのあらしが吹き荒れているというのは皆さん御存じのとおりです。 一方で、トヨタ自動車を始めとした一部の大企業が巨額の利益を計上していますけれども、ところがそこの賃金といえども、首切りの脅しを背景に資本の側の一方的な力によって決定されている。労働者は空前の利益の分配にあずかるどころか、賃下げ、リストラをのまされて生活を脅かされているというのが残念ながら今の日本の企業の実情だろうと思います。 企業全般を見てみまし……
○又市征治君 社民党の又市です。 このデジタル化で負担増になるのは、どうも電波事業者だけではなくて、電波利用者、つまり一般国民が不要不急の出費が強いられる構造になっている、こんなふうに思います。利用者、視聴者の負担増は、費用分担がまだ未解決の部分も含めて三点ほどあるんではないかと、こう思います。 そこで、まず、このビル陰などの新たな難視聴問題が生じてくるんではないか。デジタル波は直進性が強いので、東京タワーの新しいアンテナからは届かないところがあるということが分かってきたということですね。今までビルが後から建ってきたわけで、ですからビル側が難視聴対策というのを払ってくれたわけですが、今度は……
○又市征治君 社民党の又市です。 今度の法案では、公の施設の管理の問題になっているわけですが、現行の委託でも問題が多発をしていますけれども、更に今回の改正で受託者の権限を強めて住民の監視を遠ざけることになるんではないか、こういう懸念を実は強く感じるわけです。 この提言の基は、先ほど来評判の悪い地方分権推進会議が提案の基ですけれども、片山大臣に言わせると分権推進の名に値しないと酷評されましたけれども、分権とは名ばかりで地方自治を破壊させるようなこんな提案が多くやられているという問題もあるんですが、それはともかくとして、現行法の下でさえ、委託の実態を見ますと効率化どころか、裏に首長の利権ばらま……
○又市征治君 社民党の又市です。
先ほど来からのずっと答弁を聞いておりますと、地方でだれがこの法案を求めているのか。ごく一部の公立大学以外は余りいないんではないかと、こんな感じを受けてしようがない。にもかかわらず、この法案は非常に大きな網を広げているという、こんなふうに思います。
そこで、法案第二十一条に該当する事業は全体で何件、職員で何人程度、事業規模何兆円程度が適用範囲だというふうにお考えになっているか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 この法案で、言ってみれば地方公営企業法が非適用の企業にもこの法案は政策次第で拡大適用される。これらを含めると約六十九万人ぐらいですよね。これだけ……
○又市征治君 社民党の又市です。 余り時間ございませんから端的に申し上げますが、端的に、また明快にお答えいただきたいと思います。 戦後五十有余年、我が国は戦争を放棄した平和憲法の下で平和を維持をしてきたと。その間、朝鮮戦争であるとかあるいはベトナム侵略戦争というものに一部加担をするという出来事ありましたけれども、ともあれ、日本自身がそういう意味で国を挙げて戦争体制を取るということはしてこなかった。これは、改憲論者の皆さんがどうおっしゃろうと憲法体制の成果でありますし、国民の平和運動の成果であったと、こんなふうにも思います。こうして今まで、冷戦時代でさえも武力攻撃事態対処、つまり戦時法制は不……
○又市征治君 社会民主党の又市でございます。 初めに、外交問題について総理に二点お伺いをしたいと思います。 私は、昨年の七月に日朝国交正常化について質問をいたしましたけれども、そのとき総理はその重要性を認められまして、九月の十七日に訪朝をされて平壌宣言が実現をされた。また、十二月にも私このことを質問いたしましたが、交渉を粘り強く包括的に進めたいという、こういう旨の答弁をなさいました。 私は、この総理の姿勢を高く評価をするものですけれども、しかし現在の日朝間は大変手詰まり感、アメリカや韓国、中国、ロシアにお株を奪われたような、こういうていであります。歴史的な私は平壌宣言だと思うんですが、こ……
○又市征治君 社民党の又市です。
今日は、公務員制度問題について御質問したいと思います。
まず、官房長官、ILOの八十七号及び九十八号条約は憲法に規定された条約であり、当然遵守しなきゃならぬと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 どうもお忙しいようですから、もう御退席いただいて結構です。
そこで、坂口大臣、遵守すると、こう官房長官おっしゃったわけですが、どうもこれをILOの側が勧告で誤解をしているんじゃないかと、こういう格好でですね、政府の見解全体が固まったようではないですけれども、総務省が発表した見解はそんなことになっています。
そこで、二月にもこのILOに調査官を派遣をして、今……
○又市征治君 社民党の又市です。今日は、麻生新大臣の所信を中心にお伺いをしてまいりたいと思います。 大臣は、地方財政改革について、三日の衆議院の総務委員会や、あるいはこれまでの就任会見等で、例えば義務教育費等の削減は地方の教育水準の低下になる、住民も首長さんも賛成しないだろう、こんなふうに述べられていますね。これは、分権推進会議の持ち出した補助金削減先行論の内容面の軽率さを批判されているんだろうと思います。 もう一つの問題点は、卑近な台所事情ということになりますが、補助金削減と税源移譲との間にタイムラグがあったら、これは日々の財政運用がショートして自治体はとんでもないことになる、こういうこ……
○又市征治君 社民党の又市です。 本日は、全般的質疑ということでありますので、大枠な問題を取り上げて、細部については後日の審議に参加をしてまいりたいと、こう思っています。 かねてから、私も巨額なそして不透明な特別会計についてただしてまいりましたけれども、昨年十一月に財政審がその見直しの報告をなされました。それによると、一つは、電源開発特別会計における不用、剰余金、一般会計からの繰入れを縮小して石油特別会計との整理統合をすると、こういう中身が出ています。しかし、この程度では極めて不十分だと思うんですね。なぜかなら、この原発の新規建設全体が凍結だとか中止だとかというのは随分出てきていますね。そ……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 お二方から、途上国の実情やあるいは要請を踏まえて、かつ日本社会の、国際社会での日本の信頼の構築や、あるいはまた日本の納税者に説得力のあるODAのルール作りといいますか、まあ決算委員会の指摘事項にしてもいいくらいの中身を御教示いただいたことについては感謝を申し上げたいと思います。 そこで、時間の関係もございますので、私は下村先生に二点についてお伺いをしたいと思います。 先ほど来の質問とダブらない形で行いますが、一つは、先生の、ジュビリー運動のことについてお書きになっておりますが、さっと目を通させていただきましたが、この債務帳消しの運動が、お書きのと……
○又市征治君 社民党の又市です。 両参考人には、今日、本日は本当にありがとうございました。 時間の関係で、富田先生に二点お伺いをしたいと思います。 今日の御意見でも、あるいは事前にいただきました著作でも、先生は、複数年度化は戦前の軍事予算と同じ仕組み、民主主義の否定だ、だから新憲法がこれを禁じたんだと、こういうふうに御指摘なさっております。大変貴重な観点だとお伺いをいたしました。 その上で富田先生は、実態として複数年度化に似ているのが明許繰越しだと指摘をされておりますね。その繰越明許が額でも率でも多いのがこの実は公共事業でありまして、例えば平成十四年度の決算の道路特会では二七%にも上り……
○又市征治君 社民党の又市です。 麻生大臣、私の方は余り関係ございませんから、御退席いただいて結構です。 今日は大量破壊兵器の問題を取り上げたいと思います。 日中戦争、第二次世界大戦が終わって五十九年、戦争の惨禍が決して過去のものになったわけではありません。沖縄や被爆者の問題その他、多々ありますけれども、官房長官の所管事項で、旧日本軍の毒ガス兵器の問題について今日は少しお聞きをしたいと、こう思っています。 この問題は、国内と中国など日本の旧占領地での問題がありますけれども、今日は特に中国に捨ててきた毒ガス兵器にかかわる決算上の問題をちょっと考えてみたいと、こう思っておるわけであります。……
○又市征治君 社民党の又市です。 財務大臣にお伺いをしてまいりたいと思います。 まず初めに、財務省幹部の天下り問題についてお尋ねをいたしますが、人事院の報告によりますと、昨年の高級官僚の天下りは七十八件ありまして、一昨年より十九件増えていると、こういう報告です。財務省は、全省庁のうち最も多くて十三件でありまして、国税庁の九件と合わせて二十二件、こういう報告になっています。就職先も、プロミスなどサラ金が三名、大手証券会社系が一名、大手酒造メーカーが一名など、職務権限との関連が疑われるこの種のものも実は五分の一強あるわけです。 これを見ますと、国民はやっぱり官と業の癒着があるんではないかと、……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は道路特会についてお伺いをしてまいります。 道路特別会計は、平成十四年決算額、資料をお配りしておりますが、四兆八千四百八十九億円で、近年ちょっと減少傾向にありますけれども、保険や年金を除く事業会計では最も大きな会計であります。問題にされてきた道路特定財源が囲い込みにされている、こんな格好ですが、私はこれも去年問題になりました離れですき焼きの典型だと思いますが、今日は少し地方分権の観点から幾つか国交省にお尋ねをしてみたいと思います。 二〇〇三年度に地方へ九百三十億円を税源移譲したというふうにされているわけですが、しかし、移譲といっても、直轄高速道路の地……
○又市征治君 社民党の又市です。今日はODA一本についてお伺いをしてまいります。
ODAについて会計検査院の個別の指摘は、過去七年に延べ三十一件あります。二〇〇二年度も鈴木宗男事件の支援委員会について継続して取り上げているほか、特定検査対象の第一と第二でODAを取り上げていますね。毎年あるということは、背景に鈴木宗男事件のような大きなODAの政治システムに問題があることがうかがわれる、こう言わざるを得ません。
【次の発言】 今資料をお配りをさせていただきましたけれども、内閣府の世論調査で見ますと、国民は、安定、平和、人道という点でODAを評価をしながらも、近年、ODAをなるべく少なくすべきだ……
○又市征治君 今日で小泉内閣がちょうど発足三年目を迎えるわけですが、この小泉内閣で進められてきた構造改革路線というのは一面では弱肉強食の競争社会をあおる面は否めないわけで、不良債権処理と称して銀行は手厚く救済をされる一方で、中小企業は容赦なく倒産をさせられてきている、こういうことを言わざるを得ません。労働者が法律上の倒産やあるいは事実上の倒産によってどういう実態に置かれているか。これに対して労働行政は何をすればいいか。その一例として、今日は労働保険特別会計からの交付金、出資金で成り立っている事業を取り上げたいと思います。 その本論に入る前に一つお伺いをしておきますが、この労災勘定一兆円を所管……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、これまで指摘をしてまいりました問題点の幾つかについて再確認を大臣に求めていきたいと、こんなふうに思っています。 幾つかの、まあ今日は特別会計が全部出ていますから、幾つかの特別会計から特殊法人への出資という形を通じて政府資金の巨額の毀損が生じている、とりわけ財務省所管の産業投資特会の産業投資勘定というのは新しい財務諸表では十二兆円が六兆円に半減していますね。 で、大臣は、四月五日、私この委員会でお聞きをしたときに毀損の事実をお認めになったわけですが、会計検査院からも当然まあ指摘されていることですから、当然お認めになって当たり前ですが、ところがどうも……
○又市征治君 社民党の又市です。
私は、今日は主に地球温暖化防止の目標達成とそれに果たす国有林野事業、林野特別会計の役割について伺いたいと思います。
まず、今、森林総面積が二千五百十万ヘクタールということですけれども、民有林と国有林の割合、また国費が両者に対してそれぞれどのぐらい投じられているのか。加えて、森林の面積自体は最近下げ止まっているようですけれども、国費は随分減ってきているわけですが、これらの実情について、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そのうち、国有林野についてですけれども、一九九八年、平成十年に国有林野事業改革特別措置法が制定をされて、国土保全、緑、水源を保全す……
○又市征治君 社民党の又市です。 しつこく、しつこく特別会計についてお伺いをしてまいります。 一年前、当委員会で私、検査院などに、十三年度決算ベースで産業投資会計についてただしました。 実は、検査院は、その前の十三年度検査報告で特別会計について全面的に分析をし、発表をされたわけですね。その中身は、今日の財政審議会特会小委員会報告であるとか、そしてまた、財務省の改革案へとつながるような特別会計の様々な問題点を明らかにされておったと、こう思います。その言わば最大の指摘の一つでもある産投特会の出資金の毀損について検査院はどのように指摘をされてきたのか、その要点をもう一度お話しください。
○又市征治君 社民党の又市です。 総理は、特別会計の問題ですが、三月八日の特別会計の在り方に関する私の質問に対して、これはこれまでの年金の運用の在り方、特殊法人、財投等の運用の在り方に警鐘を鳴らしているんだ、そして財務省も真剣に受け止めなきゃならぬと、こう答弁されました。先週、二十八日の諮問会議では、特別会計については中期的な抑制目標を設定する、こんなふうにあります。 しかし、この今出されましたこの原案見ますと、抑制目標を作るのは関係府省、こうなっているんですね。結局、そんな格好で行くと、今までどおり竜頭蛇尾になってしまうんではないか、私はそのことについて大変心配をいたします。 私は、こ……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、大臣、地方財政について伺ってまいりたいと思います。 三位一体改革問題、予算委員会やあるいは先ほど来からの議論にも随分出ていますけれども、この二〇〇四年度の予算では、地方のマイナスが国庫補助あるいは負担金削減で一兆三百十三億円、地方交付税等の削減が更に大きくて、臨時財政対策債を含めて二兆八千六百二十三億円、こうなっておりまして、これに対してプラスはわずかに税源移譲の四千五百七億円、正に地方にばかり犠牲が強いられる結果とこうなった、こう多くの方が指摘をしている、こういう状況にあります。 基本であるこの三本の制度、この中で収支バランスが全く成り立ってい……
○又市征治君 社民党の又市です。 今、自治体は看板に偽りありの三位一体改革で二兆六千億円にも上る交付税等の削減をされるなど、一般財源の減少にも大変苦しんでいるというのは、せんだってから予算委員会、そしてこの委員会でも幾つも出されている、これが現実です。昨年この委員会で満場一致で推進を決議をした三位一体改革とはもう全く懸け離れてしまっていると言わざるを得ない。そういう意味で、極めて遺憾だと申し上げざるを得ないと思います。 地方税法の問題についてからこれ入りますけれども、そこで、課税自主権を広げてあげますよ、自分で増税しなさい、こう言われても、当然納税者の反対が強いし、しかも狭い自治体の圏域の……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、公務員制度について伺いたいと思います。 公務員制度改革の名の下で、残念ながら天下りの放任、あるいは特権エリートの養成と抱き合わせで能力等級制を打ち出した政府のいわゆる大綱路線、これは国民から大変厳しい批判を受けましたし、その結果、今、一とんざをしているわけですが、その意味では国民にとってじっくりと考える良い機会だとも言えるんではないかと、こう思います。 その中で、特に能力評価の問題につきましては、事務部門では大変難しいと、こう言って撤回をするような民間企業も今日出ているのが現状であります。もちろん、評価をする以上は、結果を昇進や給与に反映させると……
○又市征治君 社民党の又市です。 首都圏における、あるいは日本を代表する国際空港の位置を成田に決めたときには、民主的な手続という点で大変問題があった。そのために、地元との深刻な紛争が続いてきたわけですね。その見返りとして、この成田財特法の補助金という形が制度化をされてきたと、こういう経緯にあると思います。 政府が国家的な必要性を言うけれどもローカルには全く不要だ、迷惑だ、こういう巨大な公共事業はほかにもいろいろとあります。例えば、群馬県の八ツ場ダムなども今後事業費とは別に、それに劣らぬぐらいの地元対策費が使われるなどという、こんなのもあちこちで残念ながら存在をしている。そういう意味で、こう……
○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、地方税法等改正案、地方交付税法等改正案、所得譲与税法案について、反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、鳴り物入りの三位一体改革なるものが、実は地方財政への一方的な負担強要と国の負担軽減だけに変貌している点であります。 補助金は一兆円削減、それに対応すべき税源移譲は質量ともに中途半端。そして何より、抜き打ち的な交付税等の二兆八千六百億円カットは地方自治体の血のにじむような努力を無にし、住民に更なる犠牲を強いると言わざるを得ません。また、その手法としても、三つの要素のつじつまが全く合わず、三位ばらばら改悪とでも言うほかありません。 反……
○又市征治君 社民党の又市です。 私にとりますと今日の質疑でちょうど私百回目を迎えまして、一つの感慨を覚えておるところでございます。 さて、二〇〇四年度のNHK予算案などにつきましては、承認の意をまず冒頭に表しておきたいと思います。その上で、今日は近隣アジア諸国をめぐる報道全般について少し伺ってまいりたいと、こう思っております。 私たち日本人の外国に対する感情というのは歴史的に形成されてきたものであり、日ごろの教育、あるいは現代社会ではマスメディアの報道に大きく影響をされています。過去の日本が植民地支配をしたり侵略をした相手国に対して、我が国の国民の中に抜き難いべっ視であるとか、あるいは……
○又市征治君 社民党の又市です。 この提案されている法案に入る前に、消防庁の懸案である小規模雑居ビルの防災対策がどのように進んでいるかという点についてお伺いをしたいと思います。 二〇〇一年九月に新宿の歌舞伎町で起きた小規模雑居ビル火災では、延べ面積、延べ床面積で四百平米という小さなビルだったにもかかわらず、四十四名からの死者が出ました。そういう点では様々な教訓がここから導き出されたんだろうと思います。特に、これらのビルの所有者が、あるいはテナントの業者が営利に走る余り、消防法その他に照らして、今大臣からもありましたけれども、そうした全く形式の面でも、また人命に直接かかわる安全の実質面でも多……
○又市征治君 社民党の又市です。 最後ですから、今までただされた問題点、確認という問題が幾つか出てまいりますが、よろしくお願いしたいと思います。 まず初めに、人事委員会あるいは公平委員会委員の独立・公平性の問題についてお伺いをしてまいりたいと思いますが、新しい第九条二の九項で、人事委員、公平委員は附属機関の委員、つまり審議会委員などを兼ねてもよい、こういうふうにされていますね。しかし、人事委員であるとかあるいは公平委員は労働基本権制約の代償機能という役割の上、職員の権利救済という機能もあるわけでありますから、首長から独立した立場で職務を遂行すべきであって、そういう意味では比較的長期の任務と……
○又市征治君 社民党の又市です。 大臣には一番最後にお伺いをいたします。 まず、この法案の改正、定員の削減ですが、既に行われたものの追認ということから、やむを得ないものかなと、こう考えますが、それとは別に、独法化やあるいは郵政の公社化を除いても、定員で二万六百四十三人、増員ポストとの差引きでも六千二百人が減って、十年間で三万六千二百三十人減になっているわけですね。機械的な定員削減も一方では行われて、職場では超過勤務の増大や、あるいは非常勤、アルバイトでしのいでいるという、こういう実態も出てきています。 そこで、まずお尋ねをいたしますが、この国家公務員の超勤の実態調査はやられているのかどう……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案については賛成であることをあらかじめ申し上げながら、その周辺の問題を質問をしたいと思います。 政府は、電波に新しいニーズが生まれており、国民共通の資源としてもっと有効に使うことが必要だと、こんなふうにおっしゃっています。ただ、有効利用とはいえ、電波料をオークションにせよという案は問題ありと考えておられるようですけれども、これについては、電波有効利用政策研究会の第一次報告書が、かえって有効利用を阻害する危険性が強いというふうに述べて採用しないという結論を出しているようですけれども、この内容について簡単に紹介をしてください。
○又市征治君 社民党の又市です。最後でありますから、是非よろしく、しっかりと御答弁をお願いをしたいと、こう思います。 私も、立場上、多くの自治体関係者の皆さんとお会いをいたしますけれども、今度の三法案について、それを推進をする立場、あるいはそれに消極的な立場、こんなものを超えて幾つか疑念や疑問が出されておるわけでありますから、これを解明する、こういう立場で質問をしてまいりたいと思います。 まず第一に、住民自治と地域自治区あるいは合併特例区などについてお伺いをしたいと思いますが、大臣にお伺いをしますけれども、合併で役場が遠くなってしまうという不安の声に対して総務省合併担当者は、これまで一般の……
○又市征治君 社民党の又市です。 本日の議題であります地方公務員共済組合法改正案は、言うまでもなく年金法の改正案に伴って提案されたものであります。しかるに、その親法案たる年金法案は、提案の時点でも、保険料が十四年間上げ続け、給付は五九%を五〇%に下げるという、とても賛成できる内容ではありませんでしたが、それも審議の途中から、五〇%すら守られない、こういう新事実が出てきたり、並みいる大臣の未納問題など様々な欠陥や問題点が明らかになってまいりました。にもかかわらず、去る六月三日の厚生労働委員会で、総理質疑の半ばに、我が党の福島党首あるいは共産党の政策委員長、そして十八年間の卒業試験だとおっしゃっ……
○又市征治君 社民党の又市です。 我が党は、かねてから北東アジア総合安全保障機構の創設並びに北東アジアの非核地帯化という問題について提唱して、特に非核地帯化の問題につきましては、中国や韓国あるいはモンゴル、こうした国々の首脳とも独自に協議もし、ほぼ共通認識にしてまいりました。 そこで、さきの六か国協議の直前の二月の末に、中国がこの協議を今後の、今後包括的な北東アジアの安保機構、協議の場へ拡大することを検討している、こういうことが報道をされまして、また、日本政府も今回の協議終了後、六か国協議を全般的な安全保障協議の場へ格上げをする方針であると、こういう報道がなされております。 我が党はこう……
○又市征治君 社民党の又市です。 去る二十六日の本会議での総理答弁に基づいて、特別会計の改革問題について、まず財務大臣に三点ばかり御質問を申し上げたいと思います。 まず、この特別会計の改革についてですけれども、一つは、このNTTの無利子融資制度は廃止し、産業投資特別会計の社会資本整備勘定を廃止するということで総理から答弁ございました。これは会計検査院や、そして私たちも主張してきたところでありますから、遅まきながらこれは結構なことだと思います。 そこで、回収される残高三兆二千億円ということになるわけですが、今後これをどう利用するということになるのか。また、産業投資特会の本体も、この名目だけ……
○又市征治君 社民党の又市です。
あらかじめ、委員長、お断りしますが、質問通告やった後に新潟地震だとかちょっと新たな事態が幾つか出てまいりまして、通告していない問題も含めて御質問したいと思いますので、ちょっと公務員制度の問題にかかわる答弁者の皆さんお忙しい中ですから、今日そこまで行きませんので、御退席いただくことをひとつ、委員長、お許しいただきたいと、こう思います。
【次の発言】 実は、私も昨日、おとついの夕方から新潟へ行きまして、我が党の福島党首とともに新潟地震の長岡、小千谷、ここを視察をしてまいりました。これはまあ皆さん方全部御承知のとおりですが、映像で見られるとおり、高速道路がもう波打……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず初めに、人事院にお伺いをいたしたいと思います。 去る十月二十二日の衆議院総務委員会において我が党の横光議員が、わざわざ人事院の役割について、人事院が労働基本権制約の代償として、第三者機関としてやるべきことを見誤っているんではないかと尋ねたのに対して人事院総裁は、国民の御意見、納得性を得る、あるいは説明責任を果たすということが、代償機関の発揮ということよりは上位の規範ではないかと答えておられるわけですけれども、これは極めて問題のある答弁、こう言わざるを得ません。 なぜなら、国家公務員法第三条の第二項では、人事院は、法律の定めるところに従い、給与その他の……
○又市征治君 社民党の又市です。 公社発足から一年半、その成果や評価もないままに民営化、民営化で大合唱と、独り言というのはありますけれども、そういう中にあって、生田総裁を始め大変な御苦労をいただいていることについては敬意を表したいと思います。 そこで、まあ民営化の大合唱の下で……(発言する者あり)何とか、何とか利益を上げようということに努力をされて、郵便事業も今お話がございましたが、二百六十三億円の黒字決算を出されたということはいいんですが、ただ、この利益を上げるということを一生懸命労使ともに大変な努力なさっているのは私も評価をするんですが、現場労働者に過酷なノルマを課すような格好でこの当……
○又市征治君 議題となっています両改正案には賛成であることをまず申し上げた上で、幾つか見解を求めておきたいと思います。 今日は基金の杉原理事長にもお見えいただいていますから、まずその点からお伺いをいたしますが、この災害補償について、補償の決定に至るまで一年を超える例が大変散見される、こういうふうに思います。地方公務員でいうと、毎年二百件から二百九十件もあるわけでありまして、また、二か月以上一年未満を含めますと、五年前は全体の七%だったのが一〇%にと、じりじり増えてきていますね。例えば、既往症があったりで慎重な審査ももちろん必要なんでしょうが、当事者の立場も考えてもっと早くすべきだろう、こんな……
○又市征治君 法案に入る前に、生田総裁に前回の宿題について伺いたいと思います。
職員が商品売上げの自腹を切らされる、いわゆる自爆商法について、総裁はなくなったと、しかし地方の熱心な幹部がやっているかもしれないというお話でありましたけれども、最後は帰って調査する、こういうお返事でございました。
調査結果はいかがだったか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 営業努力といってもサービスの内容で勝負をすべきだ、これは総裁も前回申されているわけですが、ノルマまで課して年賀はがきやゆうパックなどで見掛けの売上げを増やすというのは邪道でありますから、今おっしゃったように、なくすように努力をしても……
○又市征治君 冒頭、指名いただきましてありがとうございます。社民党の又市です。 両参考人に感謝を申し上げたいと思います。 時間が短く限られておりますので、片山参考人にお伺いをしたいと思います。 アメリカ、イギリス、ドイツの会計検査院を比較されておられる論文、「調査と情報」四百三十四号ですか、興味深く読みました。その中で、ドイツの検査院の助言活動に絞ってお伺いをしたいと思います。 片山さん、この中に書かれておる中で、脚注で、ドイツは我が国会計検査院制度の言わば母国である、日本国憲法第九十条は明治憲法第七十二条を継承したもので、プロイセン憲法第百四条と非常によく似ている、とありますね。これ……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず初めに、草野参考人にお伺いをしたいんですが、先ほど来出ておりますけれども、先生は冷戦後の日本のODA戦略という論文の中で、日本のODAの分野別の推移について、一方の代表としての貧困削減、これに特に資するのは水供給、衛生及び保健であろうと、こう定義をなさっておりますね。その結論として、一九九〇年以来二〇〇一年までに水の供給や衛生のシェアが五・二%、保健が二・五%で貧困削減という国際的なニーズにある程度こたえてきたことは言えないだろうかと、慎重ながら一応肯定的に評価をなさっている。ただ、すぐその後で、最も日本のODAを批判するときによく使われる経済インフラの……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は社会保険庁の情報システムについて多くの委員から御指摘がありました。 そもそも、電算システムは、開発やメンテナンス、また更新のたびに何百億という金が動くわけでありまして、今ほども指摘がありましたように、NTTの問題で言うならば約八百億と言われていますが、実際は、今、私、資料を配らせていただいていますが、NTTだけではなくて、この社会保険の関係だけで五件でしょうか、五件、一千百億という金が動いているわけですね。こういう格好で業者との癒着であるとかあるいは特定業者の縄張化というのが生じる、かねがねこんなことが言われてきたわけです。 社会保険庁以外の、先ほ……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、特別会計の改革について一貫して取り上げてまいったわけですが、一昨年十一月、財政審の小委員会の答申が出まして、財務省もようやく昨年から改革に乗り出しておりますけれども、量的にはまだ微々たるものだと、こう言わざるを得ないわけです。 そうした中で、小泉総理があれだけラッパを吹いた道路関係四公団の改革も、私たちから見れば竜頭蛇尾に終わった、こう言わざるを得ないわけですが、今年の予算でも、公共事業は表面の金額は抑制をしても、構造的には計画レベルも含めてやはり大盤振る舞いが続いているんではないか、こう思います。今ほども出ました関西空港の第二期工事が正にその典型だ……
○又市征治君 今日は合併特例債と地方の三セク問題についてお伺いをしていきたいと思っています。 総務省が、かねと太鼓というべきか、あめとむちで督励をして合併を進めてきたわけですが、地域社会あちこちで問題が起きています。 先月、私も調査に行きました青森県浪岡町では、四月一日で合併がもうできてしまったわけですから、もう前ということに言うべきですが、古村前町長が最後のあいさつで、分町運動で捲土重来を期すと、こう宣言をしているわけですね。それも道理なわけで、浪岡町はこれまで合併推進の町長がリコールをされて、そして反対の古村町長が当選をして、合併利権絡みで町会議員が三人逮捕される、その後に住民投票が実……
○又市征治君 社民党の又市です。 社会保険庁改革が取りざたをされてきておりますけれども、年金掛金の流用であるとか、先ほども出ていましたが、レガシーシステムの無駄遣いだとか、こんなことの是正は当然のことですけれども、ただ、今、国民の批判の中には、小泉内閣の度重なる医療、年金の改悪に対する反発や不信というのがやはり根底にあるということを、これを見とかにゃいかぬと、こう思います。これを忘れて、国民の年金と健康をどう守っていくか、こうした基本論議をないまま、安直に組織いじりをやったり人員削減に矮小化するということは、そういう点では、本来的な政府やあるいは官僚の責任を隠して、国民からの批判を、むしろ徴……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、電源開発促進特別会計を取り上げたいと思いますが、金曜日に質問通告をいたしました後に、土曜日の読売新聞で新たな不正支出の報道が出ましたので、まずそれから伺いたいと思います。 特会からの委託相手は悪名高いと言うべき電源地域振興センターでありまして、これは一昨年も電力会社への受取拒否者のブラックリストの提供で私はこの場所でも取り上げたんですが、いわゆる天下りトンネル団体、こう言わざるを得ません。いわく、実在しない四つの委員会等をつくって、二〇〇三年度以降三年間で二億円を超す空予算が付けられていたとあるわけであります。 しかし、随契先のセンター側は、そう……
○又市征治君 社民党の又市です。
初めに防衛庁の関係からお伺いをしたいと思います。
自衛隊の補給艦「ましゅう」がオマーン湾の洋上で米軍の揚陸艦ジュノーに二度にわたり給油をしていますね。これはイラク特措法に基づく米軍への支援なのかどうか。また、この無償提供はいつといつで幾らぐらいになっているのか、まずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 防衛局長、ちょっとそれは違うんじゃないですか。ジュノーというこの艦船は、佐世保を母港にしておって、イラクの自由作戦に参加をして、普天間基地の米海兵隊をイラクに送り込んだわけで、その後もイラク近海にいたはずですよね。
イラク特措法上の事業としては不……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、塩川大臣の時代からずっと一貫して特別会計問題やってまいりまして、そういう意味では谷垣大臣とも大分やり取りやらしていただきました。 今日も特別会計問題に触れてまいりますが、財政審の特別会計小委員会が四月十一日に半年ぶりに開かれましたが、議事録の要旨を見ますと、各委員から、「各省が「自分達の予算だ」と思っているところに根本的な問題がある。」などという意見が出されているわけですね。 これは、主として、一つは特定財源を囲い込んで各省の既得権、不可侵の歳入のように見ている、そういう嫌い。二つ目には、多額の剰余金が生じているのに、それを一般会計に入れるでもなく……
○又市征治君 特別会計の改革について、引き続きと言うべきか、しつこくと言うべきか、質問をしてまいりたいと思います。むしろ、谷垣大臣の、私、サポーターみたいなものでありまして、特別会計削減という問題では、非常にこの点、ずっとやってまいりました。 そこで、産業投資特会のうち社会資本勘定についてはついに廃止を決めていただいたんですが、じゃ残りの産業投資勘定の方は、これは意味あるのかということが出てくるわけで、そもそも今なお政府系金融機関へ投資をする必要があるのかという根本的な私は疑問があるわけです。その上、その投資すら毎年度多額の使い残し、剰余金を出してきたことをずっと指摘してきました。 そこで……
○又市征治君 私の方も、まず橋梁談合の問題から入りたいと思いますが、公取委が告訴した分にとどまらずに、検察当局は道路公団も捜査中と、こういうことのようですが、報道では、公団の年間計画を基に幹事社の幹部が全企業の割り振りを決めていた、この幹部は公団理事からの天下りであって、元は建設省の地方建設局長だった、各社の公団OBたちは、かづら会という談合組織をつくっておって、しかもこの割当て結果は公団にも知らされたというわけですから、正にこれは官製談合そのもの、こう言わざるを得ないんじゃないかと思います。 そこで、私は角度を変えて公取委に少しお伺いをいたしますが、さきに防衛庁の石油談合については調達本部……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の補正が主に新潟中越地震や度重なる台風、集中豪雨等の災害対策でありますし、その関連でこの交付税法でもありますから、基本的にこれは賛成をいたしますけれども、幾つか問題点がありますので、その点ははっきりと御答弁をいただいてただしていきたいと、こう思います。 まず第一に、最大の問題は、今年度当初予算で地方交付税を突然大幅に削られた。二兆数千億円というとらえ方もありますけれども、総務省が認めておられる額だけではマイナス一兆二千億円だということでしたね。結果、多くの自治体で、これではもう予算が組めないじゃないか、大変な反発が出た。これを総務省としてどう反省してい……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は交付税に絞って大臣にお伺いをしたいと思います。 平成十六年度の地方予算に対する国の手荒い措置に地方から大きな悲鳴と批判が起こったというのは記憶に新しいわけですが、それは今更言うまでもないことですけれども、補助金削減が一兆円だけ先行して、税源移譲が四千億円と格段に少なかったということもあるし、補助金の改革も、単に補助率カットなどでは地方の自由度を全く高めていないという批判もあったし、あわせて、特に、交付税と臨財債を合わせた実質的な交付税ベースで二兆九千億円、一二%の減という巨額の削減が行われたというのが大きな批判の的だったと、こういうことなわけですが、……
○又市征治君 論点が大体絞られていますから同じような主張になりますけれども、今回の定率減税の縮減、つまりは実質増税になるわけですが、私どもも、この景気、経済、社会の現状では反対だと言わざるを得ない。なぜなら、いわゆる景気回復は主に大企業、製造業にとどまっておって、勤労者は減収で消費は極めて弱々しい状態が続いている、こういう認識からであります。 なぜそんな形で勤労者の減収が続いているのか。長期不況に藉口して企業のリストラ、合理化が次々と繰り返されて勤労者の所得が切り下げられてきたということなわけですが、首切りや賃下げ、様々な形での非正規雇用労働者への置き換えが随分進んでいるわけですね。実質的な……
○又市征治君 社民党の又市です。 おととい、二十日の午後、自民党の本部で恩給欠格者に対する説明会が開かれたと、こう聞いています。それは誠にいいことなんであって、当然総務省も何かお手伝いで行って説明でもしているのかなと思ってさっき聞いたら、全然だれも行ってませんと、こういう話なんで、いかがなものかと、こう思いましたが。この席に出席を事前にされる人にちょっとお会いをしたんですが、例えば、あと三か月軍歴が不足をして恩給がもらえないという男性が参加をされておったわけですね。その方は、中にはごまかしてもらっているやつもいるんだけどねと、こう悔しがってそういう話をされている人だったんですが。 まず初め……
○又市征治君 まず、交付税制度について中期的な観点の問題をお伺いをしたいと思います。 政府が交付税を計画的に切り下げてきたわけですが、いわゆる折半ルールによる財源不足額の半額、すなわち国の一般会計繰り出し分を減らしたいというのが本音だったんだろうと、こう思うんですね。しかし、そのために需要額を削るというのは本末転倒でありますし、もう自治体は限界に来ている、悲鳴を上げている、こういう状況にあります。地方税への税源移譲によって自主財源比率を高めるべきであって、交付税に頼る市町村を減らすのはあくまでもその結果でなければならぬと、こう思います。財源自立のための税源移譲はこれからが本番でしょうが、補助……
○又市征治君 社民党の又市です。 NHKは、今ある意味で創設以来の危機にあるんだろうと、こう思います。盛んに放送八十年、放送開始八十年、こういうふうに宣伝がされておりますけれども、それよりも重要な視点というのは、国民主権を定めた憲法の下でこの六十年、どれだけ国民の期待にこたえてきたかが問われているんだろうと、こう私は思います。 今、国民がNHKの民主的な改革を注視をしている中で、どれだけ放送現場の自主性や不偏不党性、あるいは公共的使命を守っていくのかが問われている。まず、このことを申し上げながら質問をしたいと思いますが、先ほど受信料の不払がこの三月末で七十万件程度と、こういう話がございまし……
○又市征治君 社民党の又市です。 我が党もこの法案の共同提案者でありますから、当然賛成でございますが、その上で、二、三確認の質問をいたしておきたいと思います。 まず、提案者の皆さん方の御努力に心から敬意を表しておきたいと思います。 そこで、まず携帯電話各社がプリペイド式についてこれまでどういう経営方針で来て、どのくらい収益の手段にしているのか。販売実績は携帯電話四社の間で大きな差があるわけですね。すなわち、プリペイド式の実数では、ボーダフォンが百六十万件で全国のプリペイド携帯の五九%を占めている。第二位がツーカーですけれども、ツーカーは自社の契約総数のうち二割に当たる七十万件をプリペイド……
○又市征治君 迷惑メールの被害が携帯電話からパソコンに移ってきて、先ほど来から出されていますように、一時期減少はしたものの一年くらい前からまた拡大傾向にあるということで、これを踏まえてこの法律案が出されている。この法律が当総務委員会の発議で作られてきた経緯も踏まえながら、今回の改正は当然賛成をいたしますが、そういう立場で政府及び関係機関としての対策について若干お伺いをしてまいりたいと思います。 まず初めに、昨年十二月に、総務省は迷惑メールへの対応の在り方研究委員会に寄せられたパブリックコメント、個人六十二件、法人・団体十三件をまとめておられます。この中で、この法律による指定法人、すなわち迷惑……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の改正に賛成をいたしますが、この法律は、現状では、政省令、処分などの行政立法に対して一般の国民の権利を守るためというよりは、まだまだ事業者へのサービスないし苦情対策に限られているように見受けられる、そういう面があります。一般国民の権利確立にもっと役立つように改善を求めながら質問をいたします。 なお、今日はえらい欲張ってたくさんの答弁者をお願いしたんですが、是非、簡潔明瞭にひとつ答弁をお願いを冒頭しておきたいと思います。 まず、パブコメを募集したにもかかわらず、その結果を公表しないまま行政手続を終えてしまったというケースが幾つかあります。昨年十二月に総……
○又市征治君 社民党の又市です。
今日は大変お忙しい中、山崎修正案提案者においでいただきましたので、若干お伺いをしたいと思います。
政府原案はあなた方の四項目の修正が施されましたけれども、これは政府原案とどのように違うのか。条文はもちろん私、分かっていますから、つまり国民の郵便及び郵貯、簡保、すなわちユニバーサルな小口金融サービスを受ける権利を守る観点から、政府案の民営化の問題点に歯止めを掛けたのかどうか。それとも、実質は変わりなくて、単に国民を安心させるための字句修正だったのか、この点についてどのように御見解をお持ちですか。
【次の発言】 いや、余り意味が分からないんですが。
小泉さん……
○又市征治君 社民党の又市です。 総理が十三日の本会議答弁で、民営化法案第十九条の修正案の意味について、経営形態の在り方を含めた郵政民営化に関する事項全般について見直しを行う、こういうふうに述べられました。これについて、翌十四日の読売新聞は、政府筋の言葉として、いったん四分社化したものを数年後に変更することは現実的な選択肢ではないと冷ややかだと報道しております。 この政府筋がだれであるか、竹中さんであるかどうか知りませんが、私は政治的見解を異にしますけれども、この政府筋の言う理屈はある意味で理解ができます。 そこで、まず竹中大臣にお伺いをいたしますけれども、あなたがおっしゃってきたあくま……
○又市征治君 引き続き、竹中大臣に伺ってまいります。
この法案の最も核心的な部分というのは、郵貯、簡保の民営化、廃止であって、三百四十兆円の金融資産の流動化、つまり官から民へ切り離すということで考えてよろしいかというのがまず一点。
あわせて、とすると、移行期間を十年も取るとか、あるいは政府の保証が残っている状態、例えば株を再度持ち合いをするとかというのは好ましい状態ではなくて、理念的には、一日も早く完全に政府保証を断ち切ることが理想だということで理解をしてよろしいか。
この二点、まずお伺いしたいと思う。
【次の発言】 そこで、あなたがおっしゃる銀行や保険会社は信用が大事であり、だから政府……
○又市征治君 社民党の又市です。 十五日の日に、自民党の山崎理事が重要な法制上の疑義をただされたわけですが、政府はこれにまともに答えておらないわけですね。それは、行政府の方針を実定法よりも上位に置くという議会制民主主義に反する立法構成だという問題だったと思います。すなわち、この郵政民営化法案それ自体の中に定義を書かないで、平成十六年九月十日の閣議において決定された郵政民営化の基本方針に則して云々と、閣議決定を引用した法体系になっている、こういうことですね。 こういう例は他の法律にも用例があるんだという答弁ですが、その例を伺いたいと思います。竹中大臣。
○又市征治君 社民党の又市でございます。 今日は、何かとお忙しい中、国会までお出掛けいただきまして感謝を申し上げたいと思います。 先ほどからお伺いしておりますと、やはりこの郵便局ネットワーク、つまり公的サービスは維持してほしい、大変そこのところが不安だということが一様におっしゃっておるわけでございますけれども、そこで順次お伺いをしてまいりたいと思いますが、今度の政府の郵政民営化法案に、四十七都道府県、そして九八%の市町村議会が、反対若しくは慎重だ、やれと、こういうことで決議を上げておいでになる。自治体側がこうした決議を上げて政府に意見を出された理由は先ほど来述べられておるわけですけれども、……
○又市征治君 社民党の又市です。 くしくも大門さんと同じ金融排除の問題を、ダブってきたわけですが、みんなそのぐらいにこの問題、大変心配をしているということなんだろうと思います。 その金融排除の問題に入る前に、ちょっと郵政公社の方にお聞きをしておきたいと思いますが、今、全国に逓信病院、札幌から鹿児島まで十四か所あって、年間百八十五万人の患者さんが利用されているそうですけれども、この病院の規模と利用者数を大きいところ、小さい規模のところを例に簡単に説明をいただきたいと思います。 また、このうち郵政関係者以外の利用は何%程度あるのか、地域住民からはどのように評価をされているのか、お聞かせいただ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は金融関係の集中審議ということでありますが、若干前回積み残した問題、二問ばかりお伺いをしておきたいと思います。 一つは、郵政公社の側にお聞きをいたしますけれども、郵便物の逓送輸送、すなわち郵便局間の輸送などは元は郵便局自身が行っていたわけですね。それが公社化によってリストラで外部委託をされて、例えばバス会社が路線バスに載せて運ぶということなどあったんですけれども、受ける郵便物が多くなってそのバス会社が逓送部門を新設をして、トラックを導入した会社がありますね。このうち、郵便専用車を使っているのが百十七社あるようですけれども、この間、競争入札の導入及び運賃……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日で私はもう八回目の質問になるわけでありますが、いろいろと聞いても疑問だらけ、分からない、懸念はますます深まると、こういうことでありまして、まず初めに、民営化委員会の問題についてもう少しお聞きをしてまいりたいと思います。 民営化法案の第十八条にこの民営化委員会は規定されておりますが、移行期の全事業について実質的に大変大きな権限を与えられておりますね。十九条の「検証」という項目については、これは与党修正案で「見直し」になったわけですけれども、その範囲については与党修正案が出てきた経緯及び参議院冒頭、十三日の総理答弁から解して、経営形態を含めること、かつ、一……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は今日で九回目の質問になりますから、さんざん問題点についてはただしてまいりましたから、今日は幾つかの確認の質問だけにさせていただきたいと思いますが、その前に、総理、是非、どうもあなたが出ておいでになると議場がとげとげしくなって駄目ですね、これ。ちょっとやっぱり質問者に対して丁寧にお答えいただかないと、自民党からばっかりそういうふうに注文されているわけで、もうちょっと質問されたことに正確にお答えいただきたい、まず注文を申し上げておきたいと思います。(発言する者あり)何言っている、そんなこと言ってないよ。 そもそも、この郵便、郵貯、簡保の三事業が一体で行われ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、いわゆる中国残留孤児の支援策についてお伺いをしたいと思います。国によって中国に放置をされた人々ですから、本当は残留という言い方がいいかどうか、私は疑念を持っているわけですが、まあ通称そう言われていますからそういう言葉を使いますけれども。 厚生労働省の調査などによりますと、現在二千七百人余りが帰国されて、そのうち約三分の二の一千八百人余りが国を相手に訴訟を起こしておられて、だんだん増えている、こういうことですね。最近、北朝鮮による拉致被害者との比較がなされています。拉致は国交未回復の外国政府によってなされた国家犯罪であり、政府はこの加害者ではないけれ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、決算の本体及び決算報告の概要と百五条による報告、二本が報告をされましたけれども、前者の方は今後一年掛けてじっくりと審議をしていくということになりますから、今日はその一端、とりわけ後者に関連のある資金、積立金の問題を一つ質問して、あと後者、つまり国が公益法人に造成させている資金の問題について質問をしてまいりたいと、こう思います。 冒頭、谷垣大臣にお伺いをいたしますけれども、年間純計二百五兆円の特別会計が、多くは官僚によって私物化され既得権益化されている、年度を越えてまで囲い込まれているではないか、あるいは、これをやめて資産を国民に還元をする、また、透……
○又市征治君 社民党の又市です。 三班とも大変どうも御苦労さまでございました。時間の関係でどうしても絞らざるを得ないと、こう思うので、主要には第二班のベトナム、カンボジアのグループの皆さんにお伺いをしたいと、こう思います。 前置きとして、私は以前に当委員会のODA審議の中でも触れてきたんですが、日本のODAは、有償、つまり円借款で日本のメーカーの品物を買わせるという形が非常に多かった。そのため、相手国は返済に苦しんだり、またアフターケアがないために、使い方の指導が足りなかったり部品や修理ができずに高価な機械設備が宝の持ち腐れになったりしてしまった、こういうケースが多々報告されてまいりました……
○又市征治君 社民党の又市です。 提案をされております郵便法の一部改正については賛成であることだけ表明をして、大臣所信についての質疑をさせていただきたいと思います。 そこで、小泉総理はさきの総選挙で、郵政職員二十六万人を非公務員にしなけりゃ重税国家になると、大変なデマ宣伝に等しいこうした宣伝をなさった。昔、ナチスの宣伝大臣ゲッベルスというのは、うそも百遍言えば本当になるという、しきりに言ったんですが、それみたいな話なんです。 そこで、大臣にお伺いを改めてしておきますが、公務員の実態一番よく御存じなわけですから。郵政職員の給与原資が一体何であるのか、税金は一銭も投入されていない、前にもそう……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、今年の三月の二〇〇五年度NHK予算の審議に当たりまして、NHKは今放送開始八十年、こういうふうに誇らしげにおっしゃるけれども、開設以来の危機ではないか、こんなふうに申し上げました。なぜなら、八十年のうち初めの二十年というのは、正に大日本帝国憲法の下でNHKはそういう意味では国策の道具とされてきたわけでありまして、戦時中は、朝晩、軍の発表を大本営発表として垂れ流す、国民を戦争に動員する役割を果たさせられてきた。また、海外の植民地や占領地においても、ほぼ唯一のメディアとしてNHKのラジオ放送は大きな支配力を振るった、こういう歴史を持っているわけです。 で……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案については賛成でございますが、今後の対策について二、三お伺いをしておきたいと思います。 この改正案の最大のねらいは電波利用料の大幅値上げにあるわけでありまして、その背景は地上デジタルテレビへの膨大な投資、こういうことでしょう。ところが、値上げの理由めいたものとしては電波利用料の使途を拡大をするという大義名分が掲げられておりますので、その点で伺いたいと思います。 使途拡大の中身として、総務省、事前にお配りいただいたこの法律改正案の概要を見ますと、冒頭にデジタルディバイド対策と書かれているのですけれども、具体的には研究開発の追加と携帯電話等不感対策の……
○又市征治君 社民党の又市です。 最近、社会経済の冷静な把握を抜きに、国会内外でセンセーショナルに公務員の賃金を一割、二割削れ、公務員バッシングが非常に大きな声で騒がれている。私に言わせていただけば、誤った改革競争がなされていることについて大変危惧するものであります。こうした動きが先輩議員たちの年金から現職議員の歳費まで及んでおりますけれども、議員は別としても、民間と公務を含めた六千万人の勤労者とその家族、また人勧に連動する福祉の諸手当を受けている人々にまでこれは及んでくるわけでありまして、喜んでいるのは一握りの企業経営者だけじゃないのか、このように思うわけです。 そこで、まず人事院にお伺……
○又市征治君 社民党の又市です。 最後になりましたが、これまでの、そして今日現在の審議でも最も危惧をされ、しかしどうも政府から明確な約束がされていないのが郵便事業以外の貯金、保険のサービスが確実に提供され、現行水準が維持され、万が一にも国民の利便に支障が生じないよう万全を期す、この点がどうもあいまいなままということであります。過疎地はもとよりですが、簡易郵便局を含め郵便局のネットワークの重要な一翼を構成するわけでありますから、これはまあ簡易郵便局も同じです。この点についての竹中大臣の答弁は、十年間の移行期間中の委託契約での保証と、その後は貯金銀行及び保険会社の経営者の判断でネットワークの価値……
○又市征治君 社民党の又市征治でございます。 両先生には、本当にお忙しい中、御出席いただいてありがとうございます。 富田先生、桜内先生、順にお聞きをしたいと思いますが、富田先生には前回もこの場で御高説を開陳いただきまして、私も大変意を強くして今日まで国民の視点から特別会計の改革に力を注いでまいりまして、今日は二つお伺いをしたいと思います。 一つは、ずっと特別会計小委員会の委員長をお務めいただいて三回の提言をまとめられたわけですけれども、昨年十一月の提言が一段と政府に厳しく、制度の全面的見直しを求め、同時に国民の視点からということを数か所で強調しておられますね。うがった見方をすれば、過去二……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 今日はお忙しい中をおいでいただいて、貴重な御意見ありがとうございました。 私は、まず北沢参考人にお伺いをしたいと思います。 二点ありまして、一つは、北沢さんが、独立行政法人は特殊法人よりもっと悪い、国民の税金や財産の浪費になっていると繰り返し指摘されておりますけれども、全く同感でございます。その対策の一つとして、評価を総務省に一本化するとも述べられておりますけれども、それでもいささか心もとないんではないかと、こう私は思うんですけれども。私は、評価結果は所管省庁の官僚の個人責任までやっぱり問わねば駄目なんではないのか、個々の独立行政法人ごとに所管省……
○又市征治君 社民党の又市です。 参議院ではなぜ予算に先立って決算委員会を開くか。これは冒頭にも出ましたが、それは参議院が決算審査を重視をして、その結果が直ちに来年度の予算に反映できるように全党派が一致協力して努力をしているがゆえです。 そこで、今日、私は、昨年六月の参議院の警告決議が政府予算案にどう反映をしたのか、特別会計に絞って質問をいたしたいと思います。 政府は、二〇〇六年度の予算案で十三兆八千億円を特別会計の積立金から活用する、そしてまたそれを含めて今後五年間で二十兆円を活用するとしているわけですが、これは従来の姿勢から見るとそれなりきに努力をされたものと評価をいたしますけれども……
○又市征治君 社民党の又市です。 大臣とは初めて質疑をさしていただきますが、よろしくお願いしたいと思います。 まず、国民年金の保険料納付率の問題について伺ってまいりたいと思うんです。 二〇〇四年度末では六三・六%、今年二月末では六五・六%で、二ポイント改善されたように見受けるんですが、そうはいいながらなお未納が三四%台、三分の一が未納だということですから、年金制度の空洞化は深刻だろうと思うんです。 未納者への最終催告状の発送が十五万五千件に増えたそうですけれども、これは市町村の協力を得た結果のようですけれども、今回の市町村の協力内容について簡潔に御説明をいただきたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、三年半余にわたってこの決算委員会で約四十回近く、とりわけ特別会計について、この問題点を指摘をし、その改革を主張し続けてまいりましたが、政府は本年度の予算でその一部を是正をして、財政健全化に貢献するためと称して、財政融資特別会計の金利変動準備金二十三兆七千億円から二〇〇六年度に十二兆円を国債整理基金に繰り入れる、こういうふうに決められた。この努力は一定、私も評価をいたします。 そこで、この十二兆円という額を取り崩せるとしたら、その根拠は一体何なのか。この特会は積立金ずうっと増え続けているわけで、過去の推移を含めて簡潔に説明をいただきたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、IT調達について総務省にお尋ねをしたいと思います。 中央省庁のレガシーシステムについては決算委員会で度々議論もし、決議も上げ、そして刷新可能性調査も行われて、その結果、予算の四分の一、約九百五十億円が削減できるという、こういう見通しになったというふうに報告をされています。 ITゼネコンと称される一部の巨大業者が、システムの構築、機器の納入から運用まで一貫して請け負って役所に過大なシステムを押し付ける、中には解約を認めない不当な契約で役所を縛るなどという例もあって、行政のIT化を食い物にしていることも昨年来の審議で明らかになってまいりました。公共財産……
○又市征治君 社民党の又市です。 道路公団や防衛庁の官製談合事件をきっかけに今公共調達の見直しが始まっておりますけれども、今日、資料をお配りを今いたしておりますが、この資料は、先月衆議院の行革特別委員会に提出された各省庁の資料の中から、国交省の分の二〇〇四年度分で、しかも国交省って非常に数が多いですから、その中の金額一億円以上の、かつ随意契約だけに絞って私の方で企業や団体ごとに名寄せをしてみたものであります。 前回のこの委員会で私が随意契約をただしたときに、各大臣は問題だと認めるんだけれども、その部下であるはずの官僚の皆さんは違法ではないんだという意識で、大変温度差を感じる、こういう有様な……
○又市征治君 社民党の又市です。
初めに、漁業権について農水省にお伺いをしておきたいと思います。
漁業法では、漁業権漁業、許可漁業、自由漁業その他を分類をしているわけですね。一般論で結構ですが、それぞれの業態内容と補償の関係はどうなるのか、簡潔に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 要約して言うと、補償が問題になる場合は許可漁業及び自由漁業の場合は簡単なわけであって、漁業を営む者イコール補償の対象者となる、こんなふうに考えてよろしいですね。
【次の発言】 つまり、漁業を営む個々人は、補償を直接受けるか又は漁協に権利を委任しない限りは、漁協と第三者との補償契約がなされた場合でも、こ……
○又市征治君 社民党の又市です。
冒頭に国民年金の未納問題で質問をしたいと思いますが、この問題、私質問するのは昨年からだけでも五回目であります。大阪を始め組織的に社会保険事務所で見掛け上国民年金の納付率を上げるために、本人に無断で保険料の免除手続をしていたことが明らかになって大騒動になっています。これは、納付率改善の本質的解決にならない不正かつこそくな行為だろうと思うんです。現時点で、なぜこうした事態が起こったと、こういうふうに総括されているのか、端的にひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、納付率の低下は、年金の信頼の長期的な低落傾向のほかに、小泉政権のリストラ推進政策……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず二階経済産業大臣、五月の十五日のこの委員会で、原子力発電所建設を強行しようとする中国電力と漁業権を主張する地元漁民とのトラブルについて、あなたは私に、議員御指摘の件につきまして、今後、安全性が厳正に守られることが重要でありますから、よく地元の実情等を伺った上で改めてまた御相談をしたいと、こう答弁をされました。先月、中国電力が、海上保安庁まで動員して海の上で小競り合いを繰り返して危険を招いた後でしたから、大臣の判断は私は賢明だったと、こう思います。 ところが、昨日と今日、朝から、七時過ぎから、またしても中国電力は突入の暴挙に出て、漁民を危険な状態に追い込……
○又市征治君 社民党の又市です。 近年、ドラッグストアチェーン店などで薬剤師も配置をされないまま無責任な大量販売が行われて、これに目を付けた大手製薬会社であるとかコンビニエンスストア業界が、一般小売店でも医薬品の販売が行われるようにせよ、こういう声が高まって、これが規制改革会議などに持ち込まれて、何でも規制緩和すればいい、自由にすればいい、こういう論議が横行しました。そんなことの表れが、さっきから出ている内閣府の広告にも実は表れているわけでありまして、もう大変困った問題です。 しかし、医薬品は、午前中から出ておりますように、有効性と安全性、言い換えれば効能、効果とリスクを併せ持つ、こういう……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 しっかりとしたいい薬事法の改正案作ろうということで御努力いただいていることに心から敬意を表したいと思います。 時間的な制約もございますので、先ほど来から問題になっています配置薬販売の経過措置の問題に絞って御意見をお伺いしたいと思うんですが、その関係から、井村参考人と花井参考人に絞らしていただきますが。 まず一つ、配置薬の問題でございますが、私自身が富山県出身でございまして、かつ父親が配置薬をやっておった、こういう経緯がございますから、いささかその問題については承知をしておる、こういう立場で今度のこの法案作りにもいいものをしっかり作っていくために参……
○又市征治君 社民党の又市です。 前回に続いて、法案改正における配置薬業の位置付けについて考えていきたいと思います。 今年の冬は大変記録的な豪雪でありまして、被災で大変有名になりました新潟県の津南町であるとか長野県の栄村などでは、四メーターを超える豪雪で陸の孤島になったというのはよく報道されました。この地域の十軒に九軒どころか、まあ二十軒に十九軒ぐらいは富山や奈良の薬屋さんでおなじみの置き薬が配置されておりまして、大変助かったという話をお聞きをいたしました。 また、かつての阪神・淡路大震災の折にも、被災をした人たちが、本格的な救援が来るまでの間、避難した広場に一軒一軒に置いてあった置き薬……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、一番冒頭に、安倍官房長官に一つお伺いしておきたいと思います。 小泉総理が四月十五日に千葉七区の選挙の応援においでになりまして、コンビニで薬が買えるようになった、これも規制改革だと大聴衆の前で演説をされたということです。約三億円掛けたと、こう言われる政府広報が出されておるわけでありますけれども、これですね、竹中さんは竹中さんでも竹中直人さんでありまして、ここに載っています。 で、問題は、これがネタでやられているんですが、薬害被害者団体から抗議を受けて、厚生労働省も、これは国民に誤解を与えるということで、三月の下旬にこれは内閣府に注意をされて、内閣府は……
○又市征治君 社民党の又市です。
去る四月二十四日の決算委員会で私は、随意契約の廃止などは行革を言うんなら初歩中の初歩だ、行革法案のどこに入っているのかと安倍官房長官にお尋ねをしたところ、これは後ほどお答えさせていただきたいということでそのままになっておりますので、改めて安倍長官、国民から見れば随意契約であるとかあるいは天下りの改革などというのは行革の初歩中の初歩だと思いますけれども、法案にこれらの改革を追加をなさる考えはおありかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 しっかりそれらは取り組んでいただきますが、いずれにしても、天下り問題にしましても随契問題にしても公共調達にしても、ず……
○又市征治君 社民党の又市です。
今回の法改正のうち在外投票については異議はありませんから、選挙人名簿抄本の閲覧制度について幾つか確認をしておきたいと思います。
再確認ですが、元々、選挙人名簿抄本の閲覧制度が設けられた趣旨は何ですか。
【次の発言】 というわけですが、この閲覧のほかに、第二十九条二項で「その他適当な便宜を供与しなければならない。」とも定めておって、これがコピーの提供の根拠とされているわけですね。しかし、公職選挙法逐条解説では、便宜供与の規定については選挙人名簿を正確ならしめることがその趣旨であるとあるわけでありまして、便宜供与が設けられた経緯というのはこの解釈でいいですか。
○又市征治君 社民党の又市です。 我が党も在外国民全体に選挙権を拡大をしていくべきと、こういう立場でありますし、この種委員会でそうした意見についても述べてまいりました。 今回、衆議院側の与党の皆さんがこうした案をお出しになった、その趣旨については私どもも多とするものでありますけれども、ただ、今のところは取りあえず一部の人々にだけ認めるということになるわけでありまして、そうしますと、その出されることが公平性、つまりすべての在外有権者の中で今回特定の人だけになるけれども、それが今後どういうふうに普遍性を持っていくか、妥当性があるかどうか、ここらのところが問われるんだろうと、こう思います。 そ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は期せずして与野党問わず雪害対策問題の質問が多く出ています。私も、冒頭その問題から入りたいと思います。 この年末からの想定外の豪雪で、自治体の除雪予算がもう既に底をつきつつある、まあついてしまったという自治体が出てきています。しかも、今年の豪雪被害の過去よりも大きいのは、豪雪地域の住民構成が非常に高齢化をしてきている、こういう点が特徴点の一つと言われます。 政府は道路と公共施設の除雪しか対象にこれまでしてこなかったわけですが、市町村は高齢者世帯などの雪下ろしにも補助をしてきている、こういう状況にあります。例えば、私の出身の富山県の市町村は、もう年末時……
○又市征治君 社民党の又市です。 九日の大臣所信で述べられた施策、例えば郵政民営化、市場化テスト、そして地方分権を言いながらも、今朝来出ていましたが、自治体職員の定数も、要請というまくら言葉を付けながら四・六%純減の上積みを強要するなどというのは、残念ながら地方住民の暮らしを一層苦しめる内容と言わなきゃならぬ、私はそんなふうに思います。 加えて、大臣が自治体の破綻法制の検討などというのが伝わるから、余計に、そういう意味では今日、与党からさえも期待と不安があると、こう述べられているわけでありまして、そこで所信に対して幾つかの点で質問をしてまいりたいと、こう思います。 最初に、大臣に自治を守……
○又市征治君 社民党の又市です。
初めに、個別の問題を一、二質問をいたしておきます。
まず、税源移譲に便乗した住民税のフラット化の結果、モデルのサラリーマン四人世帯では、低所得層は国税、地方税合わせて増減税同額になるのに対して、給与収入一千二百万円以上の世帯だけがこれ減税になる結果現れていますね。これ言わば逆累進、これはフラット化の弊害じゃありませんか。
【次の発言】 長々と説明要らないんですよ。一千二百万円以上の人たちは減税になっているじゃないかと、ここは手直ししていく努力が必要だということを私申し上げているんでね。そんなごちゃごちゃと、どこやらの、税制調査会がどうなんて、そんなことは聞……
○又市征治君 社民党の又市です。 来年度予算案において、政府は放漫運営の特別会計への厳しい指摘を受けて、その積立金から十二兆円を取り崩して国債の繰上償還に充てるとしているわけですが、私は、この取崩し自体は賛成だけれども繰上償還には反対だと、こういうことで主張をしてまいりました。それは、まだ景気の回復が労働者や中小企業あるいは年金生活者等に及んでいないばかりか、連年の賃金切下げであるとか医療や年金の負担増で庶民が生活苦を強いられている下で、政府がプライマリーバランスの前倒し達成というその目的のためだけに貴重な十二兆円の取崩し財源のすべてを使うのではなくて、当初予算に盛られた増税の回避であるとか……
○又市征治君 社民党の又市です。 消防研究所問題、随分と与野党問わずに重要だという話が出ております。そもそもこうした公共的な性格の強い、そして防災や救助など極めて重要な機関を独立行政法人に変えたこと自体にむしろ無理があったのであって、再び政府の直轄に戻すということでありますから、このことそのものについては賛成であります。むしろ、あのときにばたばたと看板の掛け替えで独法化された他の多くの政府機関の中にも同じような問題点があるんではないかと、こういう懸念がありますし、そういう意味では大臣にも柔軟にここらのところは見直すべき、このことをまず申し上げておきたいと思います。 そこで、この消防研究所の……
○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、地方税法等の一部を改正する法律案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。 反対する理由の第一は、地方財政の三位一体改革の第一段階なるものが、結局、地方交付税の大幅カットなど地方負担の拡大に終わったことです。懸念したように、政府の対地方負担義務の軽減こそが最初からのねらいであったと総括せざるを得ません。 まず、ひも付き補助金を廃止し、これを同額の税源移譲で充てることこそが自治体の要求でした。しかし、児童手当や義務教育国庫負担金に見られるように、補助率だけを落としたため、地方の自由度を高めるどころか、政府がより安……
○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、独立行政法人情報通信研究機構法の改正案に反対の討論を行います。 反対する理由の第一は、他の政府関係機関にも共通しますが、公的責任を放棄し、機関の運営実態を国民と国会の監視の目から遠ざける前回の独立行政法人化そのものに加え、それを更に無責任体制にする今回の非公務員化です。 研究部門と対企業助成部門とでは非公務員化のマイナス効果が異なりますが、特に後者では政府資金を受けての管理がルーズになり、一件で億円単位に上る発注先、委託先企業との間で癒着や回収不能が起こるおそれが強まります。 第二に、二〇〇二年度末に財政破綻し、解散された同様な資金ばら……
○又市征治君 社民党の又市です。 本論に入る前に、人事院総裁お見えですから、一つ意見を申し上げておきたいと思います。 私は、十四日のこの委員会で、今の官民の賃金引下げ競争、賃金デフレスパイラルをどういうふうに思うか、こういうふうにお聞きをしました。そのとき総裁は、この春の民間の賃上げには期待をする、このようなことを御答弁なさったと思います。 しかし、聞くところによりますと、二十日の日に人事院の研究会で官民給与の比較方法の変更案が出されたというふうに聞きます。これは政府・与党の要求であるとか、一部のマスコミの論調に追随をして人事院の権能放棄、低賃金化に手をかすことになるんではないのかと私は……
○又市征治君 社民党の又市です。 NHKの執行部の皆さんが昨年来から大変な困難の中で御奮闘なさっていることについては、一面敬意を表しておきたいと思います。 そこで、今日は、NHKの放送に関する基本的な姿勢について、私はお伺いをしてまいりたいと思うんです。 昨年、NHKは放送開始八十周年と鳴り物入りでありましたけれども、しかし前半二十年というのは、帝国憲法の下で国策の道具にされて、朝晩軍艦マーチの音楽に乗せて大本営発表を流して、またアジアの植民地や占領地においては、NHKの現地語ラジオ放送が宣撫工作の武器として人々に大きな支配力を振るった、こういう苦い歴史を持っているわけですね。 戦後、……
○又市征治君 社民党の又市です。 この消防組織法の改正について趣旨を聞いておりますと、広域化で減らすのは事務部門など重複する部分だけであって、消防救急の現場は拡充するんだと、こういうふうに説明があるわけですね。そこで、これが本当に予防や救急含めた消防力の強化につながるのかという点をお尋ねをしてまいりたい、こう思うんです。 まず、大臣にお伺いをいたしますけれども、住民との政治的距離という問題ですが、私たちは、強制的な市町村合併によって町村役場が廃止をされ、行政が住民から遠くなるということについては反対をしてまいりました。広域行政についても、それは単位自治体における住民や議会の行政監視機能を低……
○又市征治君 社民党の又市です。 参考人の御三方、短い時間で貴重な御意見をいただきましたこと、心からお礼を申し上げたいと思います。 私の方は三木参考人に幾つかお伺いをいたしたいと思います。 先ほども堀部さんからお話ございましたように、住民基本台帳法は一九六七年の制定があって、このときは原則公開でありまして、以来、現行法の骨格となってきたわけでございますね。一方、参考人が一貫して取り組んでこられたのは、プライバシー権の確立という運動であり、当初、情報公開法を求める市民運動の活動としては一九八〇年からやってきたんだというふうにお書きになっておられます。その後、住民基本台帳法は、大きくは一九八……
○又市征治君 社民党の又市です。 参考人の皆さん、大変今日はありがとうございます。意見陳述が十分ずつということだったから、全く言い足りないということなんだろうと思いますので、そういう点では、個別に幾らか、もう少し突っ込んでお聞きしたいという点に絞ってお尋ねをしたいと思います。 まず、北川さんにお伺いをしたいんですが、地方局の大変御努力をなさってきて、民放連の大変苦しいお立場といいますか、そんなことも背負っておいでになったわけですが、三月二十二日にこの懇談会、松原さんの懇談会でもいろいろと述べられているのはちょっと拝見をさせていただきました。その中で、通信が放送と同様になって多数の事業者から……
○又市征治君 社民党の又市です。 本題に入る前に、五月十日の諮問会議での竹中大臣の地方交付税に関する発言がまたも削減の面を強調する形で報道されていますので、真意を伺っておきたいと、こう思います。 前回、私は大臣の同じく三月二十九日の諮問会議での地方交付税六兆円削減という発言報道を取り上げました。これに対して大臣は、一つのメディアが面白おかしい言い方をしているんだと、こういうふうに、誤解だというふうにお答えになったわけですが、どうも二回続いてまいりますと果たして本当に大臣そうなのかと、こう言いたくなるわけでありまして、何か交付税削減の方向に大臣なり諮問会議の方が向いているんじゃないのかと、こ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の改正案は、司法書士であるとか行政書士など、私は便宜的に士業というふうに言わせてもらいますが、こうした方々の要望で代理申請の面倒さを省くためにこの人たちを署名検証者として拡大して認めると、こういう趣旨だろうというふうに理解をします。もちろんこの士業の方々は信用第一で、意図的な情報漏えいや改ざんをするなどということは自殺行為でありますから、あるとはもちろん思いません。 しかしながら、こうした士業が扱う手続は自動車や土地、建物の権利など財産価値が非常に高いものが多いわけでありまして、いったん誤りであるとか漏えい、あるいは悪意の関係者による意図的な付け替えな……
○又市征治君 社民党の又市です。 本論に入る前に大臣に一点伺っておきたいと思います。 地方自治の重要問題について、大臣が私的諮問機関である二十一世紀ビジョン懇談会に非常に実権を与え過ぎているんではないか、衆議院で我が党の重野衆議院議員が重ねてただしてまいりましたが、大臣の御答弁は非常に抽象論で終始をされていると、こんなふうに私は思います。 しかし、だんだん明らかになってきたのは、二十一世紀懇で御自分の意思を固められて、六月の政府の骨太方針に盛り込むお考えのように思えます。この時期、地方制度調査会は解散して存在しないわけですね。したがって、二十一世紀懇での議論が即骨太方針に持ち込まれる。地……
○又市征治君 社民党の又市です。
法案に入る前に、地方六団体による地方共有税の提案について若干見解を伺っておきたいと思います。
現行法でも地方交付税は地方全体の固有財源のはずですけれども、六団体案が根本的に違うのは、国に左右されない先取権の明記と、配分についても自治でやるとした分権主義の徹底だろうと思います。今回は十二年ぶりに地方自治法に基づく意見書として出すものでありまして、内閣は速やかに回答するように定められているわけですね。
この地方六団体の提案の概要と総務省の評価について、まず述べていただきたいと思います。
【次の発言】 地方共有税という提案は、戦後、地方自治が憲法で定められて以……
○又市征治君 社民党の又市です。 法案に入る前に、前回六日の委員会で私が質問しました翌日の七日の日に地方六団体は予定どおり意見書を提出をいたしました。地方財政自立のための七つの提案というサブタイトルを付けて、地方共有税の提案を中心に、地方行財政会議という国と地方の協議の場を法律でつくれなどという内容ですね。今日は、これに関連して大臣に二つ質問を先にいたします。 一つは、意見書の内容に対する六日の局長の答弁で、総務省の評価としては、一つに、地方交付税を交付税特別会計に直入すること、これは望ましいことだ、二つ目に、交付税の法定率について、基本的には引き上げるべきだ、こういうふうに述べております……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は今国会最後の総務委員会でありますので、NHK決算に入る前に、地方六団体の地方共有税構想などの意見書について竹中大臣に一点お伺いをしておきたいと、こう思います。 一昨日のこの委員会で、大臣は、六団体の主張する国税のうち地方交付税相当分は交付税特別会計への直入にせよという点については総務省として同じ立場だというふうに御賛同されました。また、交付税の法定率を引き上げよという点も望ましいというふうに御確認をいただいたわけでありますが、是非この立場を堅持をいただいて、七月に延期とも伝えられます経済財政諮問会議に臨んでいただきたい、こういう思いであります。具体的……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日、検査院から説明を受けた十二件の個別の報告の中には、私自身、昨年度まで決算審査で独自に究明をし、抜本的な改善を求めてきたものが少なくとも四件ございます。それらの検査報告の指摘を見ますと、いずれも私が警告を発したことが残念ながら当たっていたと、こう言わざるを得ないわけであります。そこで、今日は特別会計の状況について、これを中心に質問をいたしたいと思うんです。 そもそも我が党が特別会計の改革を重視をいたしますのは、政府が財政改革、歳出削減を声高に叫んで格差社会の改善に必要な福祉あるいは医療、教育の機会均等などのセーフティーネットまで削減を行い、また、これら……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、去る二十四日の本会議で、特別会計の余剰資金の活用について安倍総理に初答弁を求めました。本会議での警告決議であるとかあるいは会計検査院の新しい報告を踏まえて、前内閣よりもう一歩踏み出すことを国民の視点から求めたわけでありますが、小泉前総理は去る三月三日、このような全般質疑の中で、私への答弁で、特別会計からの資金活用が十二兆円では少な過ぎると、具体的な提案ですので、今後真剣に検討していくべき問題だと、また、もっと剰余金を一般会計に繰り入れることができるんじゃないかと、具体的な提案もありますので、今後真剣に検討していきたいと、二度にわたって答えられております……
○又市征治君 社民党の又市です。
この法案そのものには異論がないことを申し上げ、関連質疑をさせていただきたいと思います。
まず第一点は、在外投票権についてお伺いをしてまいりたいと思うんです。
そこで、まず確認ですが、在外在留邦人は約九十六万人、うち推定有権者は約七十二万人、この人たちは在外投票制度で在外公館での投票又は郵便投票によって国政選挙に参加できる、これが来年の参議院選挙から選挙区選挙にも適用されるようになったわけですね。
過去、実際の在外投票者数や率はどのぐらいだったのか、まずこの点お伺いをします。
【次の発言】 そこで、どうやってこの投票率を上げていくかということでいろんな御……
○又市征治君 社民党の又市です。 政治と金をめぐる汚職と疑惑、あるいは政界、官界、財界の癒着事件は枚挙にいとまがないわけでありまして、外国の企業が日本の政治経済をゆがめた例というのは名高いロッキード事件がありました。今提案されているこの法改正は、こうした政治献金の規制を強化をするんではなくて逆に緩和をする、こういう中身でありまして、先ほどから御質問いただいている、むしろ賛成だとおっしゃる政党の皆さんも、どうも幾つも懸念が表明をされておる。大変大きな問題を抱えているなと、こんな感じがしてならないわけで、もう少し時間がたってみると、大変なやっぱり改悪だったということになるんだろうと思うんです。 ……
○又市征治君 社民党の又市です。私は、今日ちょうど国会での質疑が二百回目になりまして、それぞれ同僚の議員の皆さん方の御配慮やらあるいは御協力やらのおかげと思います。心から感謝を申し上げたいと思います。 さて、今日は三点にわたって質問をしていきたいと思います。 まず一つは、地方公務員の給与の問題についてでありますけれども、自民党の中川幹事長が総理所信表明演説に対する十月二日の代表質問で、財務省の調査によれば、全国の地方公務員の給与は、それぞれの地域の従業員百人以上の民間企業で働く人々よりも、平均で二一%も高い、東北地方や九州地方では、地域の民間給与よりも三割から四割近くも高い給与をもらってい……
○又市征治君 社民党の又市です。 小泉改革は大企業に三期連続の過去最高益をもたらす一方で、今日完全失業者は依然として二百八十万、非正規労働者は勤労者全体の三分の一、一千六百五十万人を超える、こういう状況をもたらしております。勤労世帯の収入というのは八年連続で低下をして、年収二百万円以下の世帯が一九%にも上る、こういう事態をもたらしております。 こうした格差社会というものを是正をするのが内閣の役割でありますし、安倍内閣に対する国民の期待でもあるだろう、私はこう思うんですが、そこでまず大臣に、どんな形でやるかは別として、この企業収益を勤労者へ適正に分配が必要な時期に来ているんではないのか、この……
○又市征治君 本題に入る前に、昨日の決算委員会で総務大臣にお尋ねする予定でありました総務省関連のタウンミーティングについて、一、二お尋ねをしたいと思います。 先ほどの内閣府タウンミーティング担当室長の答弁にありますように、小泉内閣の下で百七十四回のタウンミーティングがやられたわけですが、その中で総務大臣及び副大臣が出席したものは二十七回あった。その中でやらせ意見表明やサクラ動員がなかったか、各省庁へ内閣府から調査依頼があったわけですね。この点について調査をされたんだろうと思いますが、その調査結果はどうだったのか、まずお伺いしたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 おとといの質疑で、私は主に旧法やあるいは今回出されている地方六団体の提案との比較で質問をいたしました。答弁の多くは地方の目から見ると正直言って満足できるものではないと、こう言わざるを得ないと思うんです。少なくとも、今度の分権推進改めて分権改革推進が、国と地方の役割分担とか地方の自主性と責任という名で財政負担のみを国から自治体へ押し付けられる、つまり改悪することにならないように、これはやっぱりしっかりとしていかなきゃいかぬもんだろうと思うんです。 そこで、今日はもう少し実質的な、すなわち財政の部分について質問をしたいと思います。前の地方分権一括法で何が積み残……
○又市征治君 社民党の又市です。 先ほど来の元島さんの、本当に辛苦に満ちた重い歴史の証言の一端、心にしみる思いで聞いておりました。私どもも野党三党で野党案出しているわけでありますが、お話を聞くにつれて本当に、是非とも与党の皆さんにも、むしろこうした悲痛な叫びを上げておいでになる抑留経験者の皆さんにこたえる道というのは、むしろ私たちが提起していることを是非しっかりと酌んでいただく、野党案を成立させていただくことではないかと、こんなふうに、先ほど来確信を持ってお聞きをしておったところであります。 そこで、お二方に少しずつ御質問をさせていただきますが、まず有光さんにお伺いをいたしますけれども、大……
○又市征治君 まだ大臣がいないから。
【次の発言】 社民党の又市です。
初めに、この法案の再編交付金からお尋ねをしてまいりますが、再編交付金は、基地交付金や調整交付金あるいは基地周辺地域への対策経費などと違って、全く新しい形の補助金、こういうふうに理解をしますが、現行の交付金、補助金を将来的に再編交付金に一元化することも念頭におありなのかどうか、防衛大臣からお伺いします。
【次の発言】 そこで、この本法案は二〇一七年三月まで続くということですが、一方で沖縄振興法はそれよりも五年早く、今から五年後の二〇一二年三月末で切れますね、これ。
防衛省の提案している再編交付金は、基地を受け入れれば交付……
○又市征治君 社民党の又市です。 本題に入る前に、問題になりました本間正明さんの問題について内閣府と財務省に若干お伺いをしておきたいと思います。本間さんは、国立大阪大学の教授をやられながら、政府税調委員や会長、また経済財政諮問会議の議員もなさっておったわけで、重要な仕事を三つも兼ねておられたわけでありますけれども。 そこで伺うんですが、三年前、財務省は本間さんに東京の官舎を提供された。諮問会議はもちろん非常勤でございますし、生活の本拠は大阪だと申告をされているわけですが、官舎のどういう規定を適用されてこういうふうに提供をなさったのか、これがまず第一番。 二つ目に、彼は大阪大学から官舎又は……
○又市征治君 社民党の又市です。 政府系金融八機関、いろんなことをお伺いしたいんですが、今日は私は公営企業金融公庫一本に絞ってお伺いをしたいと思います。 いわゆる小泉改革の中で八機関の統廃合が出てきたわけですけれども、我々は元々、国民生活金融公庫を始め一般庶民のための低利の金融制度を縮小することには反対だということを申し上げてきました。他方で、国際協力銀行、JBICについて言えば、元来発展途上国に貸し付けるという目的をすっかり逸脱をしてしまって、米軍のグアム移転のために法を曲げてまで出資増及び貸付けを活用しようとしている、とんでもない改悪もやられようとしていると、こういう問題があると思うん……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、草の根無償援助のその後について外務省にお尋ねをいたします。 今日はちょっと資料を配付させていただきましたが、本来のNGOなどによる小規模な活動を支援するというこの趣旨が変質をして、二〇〇三年度以降、極めて政治的な、イラク、アフガンの両国向けの、一件で実質数億円の大規模土木工事が大部分を占める、こういう格好になって出てきていることは、その表の特に平成十六年のところを見ていただければお分かりのとおりであります。また、その翌年、警察用自動車といった紛争当事者の一方の権力に準軍事的な支援をする案件まで含まれている、こういうことなんですが、これらの点については……
○又市征治君 社民党の又市です。
初めに、厚生労働省関係からやらしていただきたいと思います。
柳澤大臣、質問通告してありませんけども、平成十七年度の決算、厚生労働省についての検査の概要、これは前に出されました。見ますと、労働局、さっきから出ている労働局を始め二百六十六件の不当事項、その他含めて二百七十二件の指摘を受けているわけですが、これについてまず大臣としての認識を先に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 本当に異常で、まるで会計検査院は厚生労働省のためにあるんじゃなかろうかと思うくらいの異常な事態、本当にきちっと取り組んでもらいたい、このことをまず冒頭申し上げておきたいと思うんです……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、財務省の方からお伺いをしてまいりますが、三月十六日のこの委員会で私は特別会計法案について質問をいたしました。その後これは成立したんですが、この六十六条に大変奇妙な条文があるじゃないかということを申し上げた。それは、財政融資資金特別会計、この後、面倒だから財融資金というふうに略させていただきますけれども、これについて言えば、その債権を証券化して売り出してよいという、こういう趣旨の条文ですね。私は、この条項は本体と一緒に提案するのはなじまない、別途単独の法案として出してじっくり審議すべきじゃないかと、こう申し上げたんですね。行革推進法に入っていたとおっし……
○又市征治君 社民党の又市です。 昨年、行革法及び公共サービス改革法の論議において、官民競争入札、すなわち市場化テスト制度について、従事してきた公務員労働者の処遇が不透明なまま強引に法制化をされてしまったという経緯があります。行革特別委員会などで度々論議をいたしましたけれども、当時の中馬大臣は当該の公務員の行く先が大問題になるために明確にこの点はされなかった、こう思います。 そこで、この点でまず大田大臣の見解を伺ってまいりますが、市場化テストそのものは最終到達点としてその対象業務の完全民営化を目指しているのかどうか、この点まずお聞きしたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、電源特会の問題について財務省にお聞きしますが、国民の電気料金が形を変えた電源開発促進税というのは、私たちの度重なる批判や提案を受けて今年度から一般会計に移されました。しかし、今年度予算でも、この税収三千四百六十億円の九一%に当たる三千百七十九億円をエネルギー特会に移して、その多くが原子力発電に振り向けられる、こんな格好になっています。国民の間で原発の危険性や事故隠しへの批判も含めて強い反対があるわけですけれども、原発政策は手厚く財政措置がされて、特別会計内部で繰り越せる周辺地域整備資金が創設をされて、わずか三か年で二〇〇五年度決算額に相当する一千七十億……
○又市征治君 社民党の又市です。 去る四月二十三日のこの決算委員会で、私は年金の二十二万件の給付漏れについて質問をいたしました。その後反響が大きくなりまして、政府は今日では五千九十五万件の持ち主不明の記録があるということを認められておるわけでありますけれども、こうした状況にもかかわらず、先週の二十五日、一体全体、この莫大な持ち主不明の、そのことによって自分たちが年金が大幅に削られるかもしれないという多くの国民が不安を持っているにもかかわらず、欠陥だらけの年金二法案が政府・与党によって衆議院厚生労働委員会で強行採決されたと。これは正に議会の自殺行為、そしてまた、国民を裏切るものであって断じて許……
○又市征治君 社民党の又市です。 さながら何か年金特別委員会みたいな様相になっているわけですが、ここは二〇〇五年度の決算を論議をする場所ということでありますが、ただ、年金問題、ちょっと今も最後小池さんからありましたけれども、私もこの年金のここのずっと議論を聞いていますと、初めはみんな国民の皆さん証拠を持ってきなさい、こういう話から、第三者委員会で客観的にそれが証明されれば、こういう話など出ているわけですが、もしこれ、五千万件問題の話がここまで広がってこなかったら一体どういうことになっているのか。こういうことを引き起こした厚生労働省や保険庁がこの法案を出しているわけでしょう、二法案を。むしろ、……
○又市征治君 社民党の又市です。
今提起されております法案には賛成をいたしますが、二、三疑問の点を伺っておきたいと思います。さっき山下さん大分触れられていただきましたが、もうちょっと幾つかお聞きをしておきたいと思います。
この法律では実態調査をして経費の積算を改定をしておるわけですが、自治体が頑張って電子化などを進めて開票時間などが短くなるほど、むしろ単価が下がっていく、政府から交付される費用は減らされる、こういう仕組みになっておるんじゃないかと思うんですが、この点は矛盾しませんか。
【次の発言】 そこで、もう一つ、同じことなんですが、積算と実態の差はどうなるのかということですが、余ったら……
○又市征治君 社民党の又市です。 今通常国会は先週で終わる予定でありましたが、通常という名前のとおり、予算から始まって年度替わりの立法などを審議するためにわざわざ一回百五十日と会期を決めてロングランが法定されているわけですが、この期間に終わることが原則なのに、相撲に負けそうになったらいきなり土俵を広げてしまう、こんな格好でのルール違反、この会期延長で今日までやられているということですが、いずれにしても、改めてこの会期延長には厳しく批判を申し上げておきたいと思います。 しかし、そんな格好の中で総務大臣とまた質問する機会ができましたから、本題に入る前に、総務大臣に一問御質問と、一問注文を申し上……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、本題に入る前に菅大臣に、政治資金規正法を所管される大臣として、今問題になっている松岡農水大臣の光熱水費の疑惑問題についてちょっとお伺いをしておきたいと思うんです。事前通告しておりませんが、よろしくお願いしたいと思います。 松岡大臣が、電気代や水道料の掛からない議員会館を事務所としながら、二〇〇五年までの五年間で二千八百八十万円、二〇〇五年で五百七万円掛かったと報告をされている。この不可解さを追及された松岡氏は、浄水器や暖房器具の購入などもあるような、こういう答弁をされてまいりましたが、しかし、政治資金規正法の施行規則によれば、光熱水費は電気、ガス、水……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の地方税法改正案は、先ほど来出ていますように、住宅のバリアフリー化に係る固定資産税の減免といった評価できる改正点も含んではいるものの、その中心はやっぱり株式の配当及び譲渡益に対する府県民税の税率の軽減措置を一年延長する、この点だろうと思います。給与所得などについては定率減税の廃止によって国税、地方税の実質増税が押し寄せているわけでありますが、それなのに株式投資という一般に富裕な層の所得について減税を継続するということは所得格差を一層拡大するものと、こう言わなきゃなりません。 ただでさえ小泉リストラ政治の下で日本が戦後かつてない格差社会になっている現状で……
○又市征治君 社民党の又市です。
初めに、全国知事会が昨年十一月に、平成十九年度地方交付税に関する主張という冊子を出されていますね。これは昨年六月の政府への意見書を具体化したものだろうと、こう思います。
そこで、その幾つかを簡単にひとつ紹介をしてください。
【次の発言】 今、主要なものを言っていただきましたが、かなり突っ込んだ中身、いろいろと提起をされております。
そこで、次に公務員部長に伺いますけれども、その中で、地方公務員給与に係る世論のミスリードという箇所では、先ほども出ましたけれども、財務省を名指しで地方の実態をゆがめるものだというふうに書いています。これらについて総務省も同じ考……
○又市征治君 社民党の又市です。 本題に入る前に、二十五日に発生をしました能登半島地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、私たちも復旧・復興に尽力をしていく、そんな決意をまず申し上げておきたいと思います。 さて、今日はNHKの報道姿勢について質疑をしてまいりたいと思いますが、ずっと朝から、そういう意味ではどうもこの政治介入あるいはその懸念の問題が与野党を問わずにたくさん出されておるわけでありますから、この点の報道姿勢の問題を中心に質疑をさせていただきたいと思います。 まず、このNHKが受信料を地上デジタルへの投資などよりも質の高い番組づくりにしっかり使っているのかということは国民……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の恩給法改正は、受給者の主な団体が合意されているということでございますので、私どもも基本的に賛成をしたいと思います。 ただ、この改定方式を国民年金制度に準じてマクロスライド方式に変えるということですけれども、我が党はそもそも一昨年の年金のマクロスライド方式なるものへの転換には反対をいたしました。それは、マクロ経済への準拠という言葉の下に人工的に作り出す数式になってしまって、政府による恣意的な数値操作を可能にするものだという考え方からであります。例えば、出生率が予想より下がれば年金の賦課を値上げして給付は下げなきゃならぬ、こんなことになりますし、そういう……
○又市征治君 社民党の又市です。 法案には賛成をいたしますが、政府の法案説明を聞いておりますと、日本の輸出業者が有利になる側面ばかりが強調されまして、良いことずくめ、こういうふうに聞こえてしようがないんですね。しかし、相互承認ということですから、相手国からの輸入も当然容易になる、増えてくる。また、消費者から見れば、よく分からない外国製品が確実に増えてくるわけでありまして、外国製品で事故などがあった場合、保護や救済がされるのかという問題も出てくるということだと思うんですね。 内閣府所管の国民生活センターの調査では、メーカーなどが自主的に回収であるとか修理を公表したものだけで、昨年四月からのこ……
○又市征治君 社民党の又市です。 どうもこの種の法案になりますと、一番終わりごろに質問すると大体ほとんどダブってしまって大変なんですね。大変苦慮していますが。 今一番最後に同僚議員からありました非正規労働者との格差をなくしていくということは、これは公務職場においても率先してやられるべきことだろうと、こんなふうに私は思います。 そこで、人事院にお伺いしますけれども、育児休業は非常勤職員や臨時的任用職員には適用除外とされておるわけですが、じゃ一定期間以上雇用されている、予定される非常勤職員、一年以上とか二年とか、そういう非常勤職員などがいるわけですよね。こういう人々にもこれはむしろ適用を拡大……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、民主党、公明党の皆さんの御理解と御協力いただいて、この段階で質問をさせていただきます。 質問に入る前に、昨日、議員立法に異例の十八項目から成る附帯決議が付けられた国民投票法案が成立をいたしました。十八項目は、逆に言えば、いかに議論不足だったかということを証明をしているということになるわけであって、良識の府と言われる参議院の歴史にとって大変大きな私は汚点ではないか、こうしたありように本当に自戒を求めているんではないかということを一言、もう昨日の今日でございますから、この場でも申し上げたいと思います。 さて、今日の法案を作る前の段階では、統計整備の司……
○又市征治君 社民党の又市です。 この種の法案ですと、随分とダブって同じようなことを本当に聞くわけですが、幾つか再確認を求める、そういう意味での質問を行っていきたいと思います。 この地方公営企業等金融機構は、地方が共同して設立、運営する地方共同法人ということですね。そもそも元のアイデアは、私も度々引用さしていただいたんですが、地方六団体の昨年六月の地方自治法に基づく意見書なんだろうと思うんです。しかし、政府の法案はその中身と大分違いが出てきている、こう思います。 まず、管理勘定、いわゆる旧勘定に関しては、国が計画の認可や幅広い改善措置要求、立入検査等の権限を握るという、こういうことになっ……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案は、昨年の同法の改正のときの総務委員会の附帯決議を大変尊重していただいたということでありますから、改善点多々入れたことでありますので賛成を申し上げたいと思いますが、なお問題点や改善点があるんではないか、こういう観点から幾つか質問をしたいと思います。 まず、本人等の証明の方法として、住民基本台帳カードが代表的な方法であるかのように書き込んであるわけですが、どうも実情と違うんではないのかという点です。 現在、カードを保有している人は一体何%なのか、また住民票交付の際に身元確認をカードで行った件数は何件、何%に当たるのか。これに対比して、健康保険証であ……
○又市征治君 社民党の又市です。御三方には御多忙な中、当委員会に参加をいただいて貴重な御意見を開陳いただいておりますことを心から感謝を申し上げたいと思います。 御三方全部にお聞きできるかどうか分かりませんが、まず初めに小林参考人にお伺いをいたしますが、小林さんはインタビューの中で村政運営の基本的な考えを問われて、第一に情報開示だと、先ほどもおっしゃいました。その理由として、前の村長さんは連続五期、通算七期村長を務められ人望の厚い方だったが、開かれた村政という点では十分とは言えなかった。そのため巨額の負債を抱えながら一部の職員しかそのことを知らず、表面化したときには七千人の村民が右往左往する混……
○又市征治君 社民党の又市です。 一昨日の参考人質疑で、福島県泉崎村の小林村長は、巨額の負債を引き継いで再建に苦心している教訓から、村政運営の基本は第一に情報開示だと、こんなふうに述べられました。村民は目の前で開発が行われたわけですけれども、財政的見通しを楽観をした。それはなぜか。それは、もう政府が、開発こそがあなた方の生きる道だ、地方債どんどん許可するから使いなさいというわけで後ろ盾をする、あるいは情報操作をした、こう言ってもいいんだろうと思うんですね。だから、過疎と言われる農山漁村はどこもわらをもつかむ思いで政府の宣伝に乗ってしまって、結局政府から借金の山をつかまされてしまった、こう言っ……
○又市征治君 社民党の又市です。遅くまで大変御苦労さまでございます。 まず初めに、町村官房長官にお伺いをしたいと思いますが、会計検査院報告でタウンミーティングの委託の実態が改めて批判をされたわけですが、契約なし、後追い契約、あるいは虚偽記載であるとか業者の言いなりの無駄遣い、こういった随意契約による政府広報費支出のずさんさなど今日も各委員から厳しく指摘をされましたが、どうも一向に政府側にこの反省の色がないんじゃないのか、こういう気がしてなりません。 例えば、安倍前総理の美しい国づくり政策の経費に半年間で四千九百万円を支出をしたと政府の答弁書が出ております。人件費一千六百万円余、事務所費三千……
○又市征治君 社民党の又市です。 本来は、今日はさきの検査院七報告に基づいて防衛省関係の随意契約にかかわる問題について質問する予定でございましたが、そんな関係で事前通告もしてあったんですけれども、今の防衛省疑惑問題中心にお尋ねをしてまいりたいと、このように思います。したがって、中身は違ってまいりますんで、お二方の大臣にお聞きをいたしてまいりますが、是非お聞き取りよく、よろしくお願いしたいと思うんです。 まず、額賀さんにお伺いをいたしますが、あなたは一九九八年、いわゆる四社過大請求事件と石油談合事件で大変、当時にしてみりゃ、もう額賀さんむしろ犠牲者なのかなと、こう言わざるを得ぬ、こういう問題……
○又市征治君 社民党の又市です。 朝からずっと大変でございますが、私が最後ですから是非しっかりと御答弁をいただきたいと、こう思います。 さて、私は二週間前、ちょうど二週間前の決算の本会議で総理に、今、政府に対する国民の最大の願いというのは格差社会の是正、切り下げられた福祉、医療など公共サービスや勤労者の賃金、労働条件の回復ではないか、このようにお尋ねをいたしました。総理は、今もありましたが、自助努力が基本だとした上で、一つ一つ処方せんを講じていく、こうお答えになったわけですね。 しかし、振り返ってみますと、国会開会から今日でちょうど三か月目ですよ。政府は新テロ特措法ばっかりおっしゃるわけ……
○又市征治君 社民党の又市です。 いわゆる何とか還元水に象徴される事務所費の問題、これは国民の政治に対する不信を大きく招いたわけでありまして、これを契機に政治資金規正法の改正について六党の協議が重ねられて成案を得られたことは、そのことについては敬意を表したいし、今日は発議者の皆さん方の大変な御努力に心から感謝をまた申し上げたいと、こう思います。 今回の改正案が丸々我が党の考え方と一致しているかというとそうではない、こういうことがあるわけでありますけれども、しかし、政治資金の透明化が一歩前進をすると、とりわけ出の部分が透明化が一歩前進するという立場でこれは賛成をしたいと、こう思っております。……
○又市征治君 社会民主党の又市です。
今日は、増田大臣の自治、行財政に関する基本姿勢について、一定の期待も込めてお伺いをしていきたいと思います。
その前に、増田大臣、これちょっと通告してないんですが、今、沖縄戦におけるいわゆる集団自決が日本軍の命令、強制、誘導によるものであったという高校の歴史教科書の記述が検定によって削除されることになって大きな問題になっていますね。
検定の問題は別にして、この集団自決の歴史的事実について、大臣そのものの見解、どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それじゃ、まず人事院勧告について総裁と増田大臣に伺いたいと思うんですが、今年の勧告は民……
○又市征治君 社民党の又市です。 民営化の結果、私たちがいろんな懸念をしておったサービスの低下、例えば手数料の値上げであるとか集配業務の廃止による郵便物の遅れであるとか、そしてまた、先ほどから出されているような多数の不適正な認証事務の発生という、こういう問題など、こうした懸念がどうも幾つも的中している、こんな感じがしてならないわけです。 例を挙げて幾つか申し上げていきますが、一つは、山合いに住む高齢者世帯などが郵便配達さん、これまでそういうふうに呼んで、郵便貯金の引き出しをお願いをしていたけれども、これは法律で禁止になったわけですね。
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、党首会談が急遽設定された関係から、自民党、公明党及び共産党さんから御了解をいただいて、先に質問をさせていただきたいと思います。 さて、今回の法案は、一般職については九年ぶりにわずかながらも改善という人事院勧告どおりの給与改定ですから、賛成の意を初めに表しておきたいと思います。ただし、先ほどから同僚議員の皆さんが御指摘なさっているように、指定職だからといってこの点について据え置きますというのは、勧告完全実施の原則に照らせば問題だという点も強く申し上げておきたいと思います。 そこで、今日は、こうした人事院勧告が、じゃ一体全体現場でどうなっているのか、……
○又市征治君 社民党の又市です。 まずは、国民共有の財産である郵政三事業のユニバーサルサービスを守り高めていこうという立場でこの法案を提出をいただいた発議者の皆さんに、心から敬意を表したいと思います。 さて、この法案は、小泉政権によってやみくもに進められてまいりました郵政民営化の制度設計を抜本的に見直すきっかけとして、郵政三事業の公共性を再評価しながら、当面、三会社の株式の売却を別に定める日まで停止する、こういうことの趣旨でありまして、私どもとしては全面的に賛成でございます。 株式の売却停止は、現在起きている民営化による国民生活への大きな弊害を食い止めるためにも大変必要なことだと、こんな……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回、放送法の改正の当初の政府案というのは誠にひどい内容でございましたが、衆議院段階においての修正協議でより大きく改善されたことは関係者に努力を多としたいと思いますが、なお疑念のある点について、今日は質問したいと思います。NHKと民放の両方で多様なテーマが含まれますけれども、今日はまずNHKの関係を伺ってまいりたい、総務大臣の見解なり認識をお伺いをしてまいりたいと、こう思っています。 さて、NHKのこのガバナンスとは何なのかということをまずお聞きしたいと思うんですが、確かに、金銭的不祥事であるとか、前の会長の独裁的な運営であるとかというのはありました。しか……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 お三方には、大変師走のお忙しい中、放送法の審議のために御出席いただきましてありがとうございます。 随分といろんな話が出てまいりましたが、特に今放送界、様々事件というか問題が起こっておりますけれども、総務省や国会からとやかく言われる前に、放送業界は、これは制作会社やNHKも含めてですけれども、正に自己規律を高めるべきだ、こんなふうに思います。 これまで、国会審議の中でも、元郵政大臣あるいは総務大臣、かねがね業界の自主努力や向上に任せるんだと、こう言ってきたわけですが、それでも問題が起こっているということだと思います。やはりその中で私は、業界幹部が自……
○又市征治君 社民党の又市です。放送法第三日目の質疑ということでございます。 まず、増田大臣に、放送法の第三条、放送界や言論界が最大の注目をしているこの条項、今回の場合に、これは改正が何もあるわけじゃありませんけれども、これ作られた一九五八年、昭和三十三年でしょうか、現行法の審議では、再三にわたって政府、与野党議員が、今後も報道の自由の尊重、独立して侵さざるものということの確認がされておりますね。これまでの放送法をめぐる議事を見直してみましても、この条項の趣旨、運用を見直したという質疑はこれどこにもないわけであります。今回もその意味で第三条は改正の対象ではありませんが、非常に重要なことですか……
○又市征治君 社民党の又市です。 本改正案の主眼であります行政書士の代理業務の拡大には賛成をしながら、幾つか確認の意味で質問を総務省と発議者の皆さんにお願いしたいと思います。 まず、この拡大について、これまで司法書士会や日弁連から慎重であるとか反対であるという意見が出されておりました。例えば、司法書士会からは、手続の代理権がない段階で一足飛びに重大な権利に直接かかわる聴聞、弁明の代理権を持つことは、他の士業の専門特化された手続代理業務権を前提とした制度に比べ、整合性が取れず、国の法制度や資格制度の根幹を揺るがすという、こういう意見がありました。また、日弁連からは、聴聞、弁明の手続は私人と行……
○又市征治君 まず、警告決議のタウンミーティングの問題について官房長官、内閣府にお伺いしたいと思います。 私は、昨年十月二十九日、決算委員会で官房長官にもお伺いをいたしました。美しい国づくり政策に、半年で二回の会議とアンケートで四千九百万円の支出があった。こうして安倍内閣の下でも乱脈支出が連続したということでありまして、長官は、しっかり前車の轍を踏まないようにやっていくと、こういうふうに答弁なさったわけですが、これをフォローするために、副長官、全副大臣による会議を開かれたようですけれども、いつ行われてどのようなチェックが話し合われたのか、例えばサクラ動員だとかやらせ発言だとか丸投げ、つまり再……
○又市征治君 私が最後ですから。どうも何度聞いてもよく分からない、そういう意味ではまとめ的に大臣に幾つかお伺いしたいと思います。 道路特定財源問題で、政府・与党決定がようやく四月の十一日になって出た。両院議長のあっせんもあって、本来ならば年度内にやられるべきだったのが、こんな格好になってきたからいろんな混乱している、こう言わざるを得ぬと思うんですが。 多くの同僚委員がお聞きになりましたけれども、まとめてお伺いしたいのは、一つは、道路特定財源制度は今年の税制抜本改革時に廃止をして二〇〇九年度からは一般財源化するというふうにこれは言われているわけですが、だけどそれは十年間の長期にわたるこの財源……
○又市征治君 社民党の又市です。
今日はまず、財政融資資金の貸付金の証券化について伺ってまいりたいと思います。
この件は一昨年の法制化の段階から私はもう反対をしてきたんですが、現状どういう状況になっているのか、まずこのことの御説明からお願いしたいと思います。
【次の発言】 私は、昨年四月のこの委員会でも当時の尾身財務大臣に、本来国民の税金で形成された財政融資資金という資産を危険なマネー市場に投ずることや、一口が一億円という大口の売買であり、一般国民には全く縁がない、証券業界を利するだけだからということで反対だということを警告を申し上げました。しかし、残念なことに、今お話がありましたように、……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに石破大臣にお伺いをいたしますが、今日は後ほど二〇〇六年度の予備費の承諾案件がかかっております。このうち一般会計予備費その1、2は、インド洋の米軍等に対する給油九十三億円、同じくイラク向けの十億九千五百万円が含まれておりまして、当然これは我々、我が党としては是認をできないという立場をまず明確にしておきたいと思うんです。 そこで、このインド洋については、根拠だというテロ特措法は、選挙によって新しく選出された参議院で否決されたにもかかわらず、福田内閣が衆議院で再可決してまで延長をしたものであって、民意に全く反しているということはもう言うまでもありません。ま……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日、冒頭、小川委員長から道路特定財源の不適切な支出の指摘がございました。これはまだまだあるわけですね。我が党もあの悪名高きミュージカルの問題、追及をいたしました。 せんだっても阪神国道事務所を現地調査をいたしました。十九年度の随契で当初一千二百八十一万円で冊子百五十冊とビデオ一千本を作る契約で、何か五十年史作りたいと、こういうことだったんですね。結果として、印刷物はなくて原稿とも言えない座談会のテープ起こしなどのファイルが一冊だけ。ビデオは、国交省関係者のインタビューですけれども、ポルノでもあるまいし、顔がモザイク掛けられていてだれだか全然分からない。ち……
○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、二〇〇六年度一般会計決算等の是認に反対、同国有財産現在額及び増減の是認に反対、同無償貸付に賛成の立場で討論を行います。 二〇〇六年度予算は、格差が悪いとは思わないと言い張る小泉総理の下で編成、議決、執行されたものですが、主な問題点は、第一に、企業リストラによる勤労者の窮乏にもかかわらず、二兆円の増税、累計五兆円の地方交付税削減、診療報酬の過去最大三・一六%切下げによる医療現場の荒廃などを進めるものでありました。 第二に、防衛支出では、ミサイル防衛関連を一千三百九十九億円に増額して米国に追随し、また、同年四月に額賀・ラムズフェルド会談で在日……
○又市征治君 社民党の又市です。 この度の補正交付税法案については賛成をいたしますけれども、なぜこの法案が必要になったかといえば、二〇〇七年度の当初予算における税収見積りが過大見積りであった、こういうことですね。 地方交付税に関しては、単年度主義がいいか悪いかというのはいろいろと議論があります。自治財政権を守り、交付税に政府の恣意的な操作を許さないということであるとか、あるいは算定した政府の責任を取れという立場からもこういう議論があるわけでしょうけれども、事実としては、毎年度特例法を出して年度間で処理していて、ほとんど有名無実化しているわけですね、こんな論議なんというのは。 まず、その原……
○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、二〇〇七年度補正予算にかかわる地方交付税法等の一部を改正する法律案について、衆議院での修正案も含め、賛成の立場で討論を行います。 さて、なぜこの法案が必要になったかといえば、主に二〇〇七年度当初予算における政府の税収見積りが過大であった結果、九千百六十億円の税収不足となり、それを反映して、交付税原資も二千九百九十二億円の不足を招いたためです。今回に限れば、この不足額は国の一般会計からの加算で解消されるということです。 なお、法案では、別途、地方債について減収補てん債を当分の間、各年度において可能とする修正が行われました。減収補てん債の今の……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は大きく分けて二問、お伺いをしておきたいと思います。 まず、総務省予算の中で国民投票制度の施行に向けた準備に必要な経費として七千二百万円が計上されている点について、これに関連して伺ってまいりたいと思います。 そもそも国民投票の前に普及させるべき自治体における住民投票の制度化というものについて、総務省は、私から言わせるならば、住民の権利拡大からは随分立ち遅れた態度を取ってきた、これは前から申し上げてまいりました。特に極めて不公平な点は、前回の改正のときに、市町村合併賛成の場合にだけ住民投票を利用して、住民投票を議会の議決とみなして手続を進めることができ……
○又市征治君 社会民主党の又市です。
まず、経営合理化についてお伺いしたいと思います。
千二百人の正職員の削減は一段落するようですけれども、昨年も申し上げたように、これが番組の質の低下であるとかあるいは労働強化や下請の濫用によるミスが発生をするなどということにならないように、改めてこれは求めておきたいと思います。
そこで、福地会長は、放送の質を落とすようなコストカットはしない、改革とは縮小、再生産のことではないと、こう発言をされているわけですが、その思いのほどをまず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 二〇〇八年度予算では振り込み数が回復してきたので訪問集金の地域スタッフを減ら……
○又市征治君 野党最後でございますから、一番初めに、先ほどから与党の皆さんから、四月に入ってようやく地方税法等の審議が入ったのは問題だ、議長あっせんで三月末までに結論出すはずだったんではないのかという野党批判の御意見がございましたから、野党側の考え方といいますか、認識を若干冒頭に申し上げておきたいと思うんです。 一月末につなぎ法案を出して、年度末まで暫定税率の維持を含めて向こう十年、五十九兆円の道路計画と特定財源確保しようという動きがあった。このことについて衆参両院議長が、徹底審議の上で、そして合意できるものは修正をして年度末までに一定の結論を出しなさいよと、こうあっせんを出されたということ……
○又市征治君 今日は大臣に伺ってまいります。 福田総理が道路特定財源の来年度からの一般財源化をテレビで提案をされました。しかし、その実際の使途というのはどういう中身なのか全くはっきりしない、こういう状況です。なぜなら、今申し上げたように、総理はマスコミ発表だけされて野党に公式に提案をされていないわけで、他方では、自民党、公明党からは野党側に対しては中身の違ったものが提案をされておりますし、もう一つは、総理が暫定税率については廃止は非現実的だと何度も断言をされて、今月末にも衆議院の再議決で復活する構えにある、こういうことは明らかなわけですから、だから意味が分からないということです。暫定税率はい……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、少し法案の中身についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 まず、軽油引取税について伺いますが、この税は道府県税で三十二・一円、うち暫定分が十七・一円、税収総額見込みが九千九百十四億円ですね。 私は、この軽油引取税については地方道路税と同様、暫定分の一部は減税をする、一部は近い将来に環境税に変える、そして多くは地方一般財源に移すべきだというふうに考えていますけれども、そのことはさておいて。 この税が賦課徴収において脱税、いわゆる不正軽油問題があって、府県の税務当局は特別の体制を取って摘発や追徴、そして告発や裁判に汗を流しているというのが実態のよう……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 今日は参考人の皆さん方、本当にありがとうございます。 まず、片山参考人にお伺いをしたいと思うんですが、これまでも経験に基づいて本当に傾聴すべき御発言多々なさっていただいておりまして、心から感謝を申し上げます。 まず、自治体の道路を造りたいという要求は、国が特定財源で縛ったり補助金や地方債で誘導しているからであって、自治体が自由に決められるようにすれば使い道はおのずから多様化すると、こういうふうにお話しになっています。私も同じ趣旨のことを言い続けているわけですが、なかなか、真に必要な道路建設なのか、それとも長年の制度に寄りかかったというか国土交通省……
○又市征治君 社民党の又市です。 先ほど与党の側からいろいろと委員長に対して御批判がございましたが、この間、本当に委員長は公正、公平かつ円満な委員会の運営に努力をされてきたわけでありまして、あのような批判を受けるいわれは全くない、このことをまず冒頭申し上げ、委員長に更に引き続き御努力賜りますように要請を申し上げておきたいと思います。 我が党は、三月末までは、暫定税率の引下げを始めとして、時代の状況の変化などに対応して、政府が今日出されている法案などの修正をするべく努力せよと、こう申し上げてまいりましたし、四月一日から暫定税率が失効したというこの現実を踏まえるならば、そうした状況に、つまり国……
○又市征治君 今回の改正案は、大規模な地震その他の災害に対処するために、石油タンクの調査の充実であるとか、また緊急援助隊の機動的な活用ということでございますので、これはもう冒頭、賛成だということを申し上げておきたいと思います。 ただ、これらを推進をするに当たっても、また一般の消火活動や査察においても、基礎になるのはどうしてもこれは人員の問題でございまして、今日はその点をただしたいと思います。 その前に、車両や施設の整備率を若干お聞きをいたしますが、この中で比較的遅れているのがはしご車と消防水利ですね、それぞれ何%になったか、二〇〇〇年と二〇〇六年の数字を比較して述べていただきたいと思います……
○又市征治君 我が党も衆議院での共同修正に加わっておりますので、この法案には賛成であることを申し上げた上で、今日は、一つは電波利用料財源の使途及び支出先について、二つ目には地上デジタルテレビの普及、受信の権利保障について伺ってまいりたいと、こう思います。
まず、収入の面から、総務省の情報通信予算のうちで電波利用料がどのくらいの大きさ、比重なのか、手元に数字はいただいておりますけれども、一九九三年、九八年、二〇〇三年、二〇〇八年、この五年ごとに両者の金額と構成比をまず紹介をいただきたいと思います。
【次の発言】 つまり、この十六年間に政府の情報通信関係予算に占める電波利用収入の割合は、一八%か……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は一般質疑ですので、分権自治とNHKの不祥事の問題、大きく分けて二つのことを、見解をそれぞれお尋ねをしたいと思います。 まず初めに、総務大臣に分権自治の問題で四項目ぐらいですね、見解をお伺いをしておきたいと思います。 五月の二十八日に地方分権改革推進委員会の第一次勧告が出ました。国道の地方移管については、道路特定財源の一般財源化との関連で重要な争点でもございますが、私も過日の決算委員会で、西尾座長代理の、いわゆる三けた国道を中心として旧推進委員会の報告どおり移管せよという強い意見があったことを紹介をいたしましたが、しかし、大分骨抜きになったようで残念……
○又市征治君 社民党の又市です。 冒頭に、先ほど加藤委員から委員長に対する質問がございまして、委員長から見解が述べられた。特に、我々、委員会における発言がNHKの放送番組編成、編集の自由を侵害しているのではないかとの疑念を招いたり、番組制作萎縮をさせることがないよう、より慎重かつ注意深く質問に当たることが求められております。委員長としては、この際、この点につきまして改めて委員各位に認識を深めていただきたいと考えておりますという、このくだりを含めて委員長の見識に感謝を申し上げると同時に、先ほどは拍手万雷でございましたから、心してお互い臨んでいきたい、このことをまず冒頭に見解表明をしておきたいと……
○委員以外の議員(又市征治君) 社民党の又市です。発言の御配慮をいただきました岡田委員長を始め委員の皆様方に感謝を申し上げたいと思います。 衆議院で野党側の意見も取り入れて修正案が可決されたことを踏まえながら、なお幾つか確認すべき点をただしたいと思います。余り多く時間ございませんので、また簡潔に大臣の方も御答弁方よろしくお願いをしたいと、こう思います。 今ほども山下委員から労働基本権問題がございましたが、私も、一番冒頭、その点についてお尋ねをしたいと思います、観点を変えて。 私は、今日お見えになっている池口委員らと二〇〇三年の十二月に他の政党の代表とともにジュネーブを訪問いたしまして、I……
○又市征治君 社民党の又市です。
まず、地域医療問題について、厚生労働省、お伺いしたいと思います。
私の地元の富山県の氷見市立病院、ここで四月から指定管理者になる予定の私立の金沢医科大学が、そこの労働組合の役員の名簿の上位から数名を不採用、つまり解雇しようとして紛争が起きているわけです。
そこで、舛添大臣、これは不当労働行為として是正指導していただきたいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 そこで、文科大臣、わざわざおいでいただきましたが、ここは大学ですからあなたの所管でもございます。
お聞きのとおりでありまして、大学には少なくとも、そうした法令遵守というものを喚起をして、労組法……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は検査院の随時報告の介護保険安定化基金に関連して、まず舛添大臣からお伺いをしてまいりたいと、こう思っています。 検査院は職責上、現行制度の枠内で論じているわけですから、基金が帳簿上余っていると、こういう指摘をされています。しかし、今も仁比さんからも出ましたけれども、今の介護制度が充実しているとだれもが思っているわけじゃない、まだまだ不十分だと、こういうことだろうと思います。 そこで、基金が二〇%しか使われていないのは一体なぜか。実は、厚生労働省の認める介護保険事業の範囲が余りにも狭い、そして市町村は赤字を出せない仕組みなわけですから、基金への借入れ申……
○又市征治君 社民党の又市です。
今日は総理にしっかりお伺いしたいと思いますが、今朝ほどもありましたように、参議院では、巨大な行政府の財政支出を厳しくチェックをしてその審査結果を次の予算、施策に生かす、そのためにここ数年、全党派を挙げて決算審査というものを重視をしてまいりました。歴代内閣も、この審査過程と結果については大変尊重する、重視をするということで来ましたけれども、まず、この点の麻生総理の認識をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今日はその観点から総理に幾つか質問を行います。
決算委員会では、この六年余り、今日も随分出ましたけれども、特に特別会計の無駄遣いや余剰資金のチェックに力……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案による地方財源六百五十九億円の補てんについてはいろいろと議論もございますが、せっかく今度の国会では鳩山大臣が誕生して、かつ鳩山さんと意見を交わすのはこれっきりしかないんじゃないかなと、こう思いますから、昨日所信表明的ごあいさつもいただきましたので、少しそちらの方に重点を置いて質問をしてまいりたいと、こう思っています。 ただ、この関係については一つだけ。補てん前の原資は道路特定財源でありましたけれども、今回はその補てんは一般財源で行うということにされているわけですから、これは明記されるべきだろうということは申し上げておきたいと思うんです。 なぜかと……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、午前中から二〇〇八年度の交付税原資の税収不足問題、これにどう対処していくか、同僚議員から随分と議論がありました。当然だろうと思います。今のところ、おおむね原資で二兆円ぐらい減るんじゃないのか、同時にまた、地方税もまた大幅に落ち込むんじゃないのかということでありますから、当然この問題、総務大臣の決意も伺っていきたいと、こういうことであります。 十月十六日の私の質問に対して、鳩山大臣は、特会の借入れは国の責任という気がしますが、地方の借金というふうに計算されてしまう、それが今三十三兆六千億、今回また交付税の不足が出た場合に、財務省と交渉して特会の借入れ……
○又市征治君 社民党の又市です。 人事院勧告に基づく両法案でありますから、これはもう当然賛成をいたします。それに関連をして、幾つか質問してまいりたいと思っています。 その具体の質問に入る前に、大臣に二つ確認というか見解を承っておきたいと思うんですが、大変御努力いただいて、道路特定財源から一兆円持ってきますという話だったやつが何か随分形は変わったようだけれども、地方交付税は一兆円、何だろうと増やしますということが成るようですけれども、これは単年度じゃ全く意味がないわけで、やっぱり五兆円削られたものはこれ何とか復元せにゃいかぬというような大変強い決意を申されたし、ここの委員会でも随分出た問題で……
○又市征治君 社民党の又市です。私が最後でございまして、もうしばらく我慢をいただきたいと思います。 今日は、大きく分けて直轄事業の負担金問題と郵政の問題について質問をいたしたいと思います。 直轄事業負担金の問題につきまして私は総務委員会を含めて今日で八回目の質問になりますけれども、今与党から追加経済対策対象事業については一兆円ぐらい何とか新たな交付金をつくって地方負担を時限的に一割ぐらいに引き下げたいという奇策が出ているようですけれども、しかし、そういう場当たりの問題ではなくて、やはり負担金制度そのものをきっちりと検討するということが今求められているんだろうと思います。 そこで、総務省か……
○又市征治君 社民党の又市です。与謝野大臣と金子大臣は、ずっと長い間本当に御苦労さまでございます。 今日は、初めに直轄事業負担金問題、那谷屋さんや山本から出ておりますが、この問題から入りたいと思います。 私もこれまで、この委員会あるいはその他の委員会を含めて直轄事業の負担金問題については八回ぐらい質問に立ち、改善を求めてまいりました。特に今年は大変大きな問題になっているわけでありまして、その改善は不可避なんだろうと、こう思います。 そこで、先ほども金子大臣、お話がございましたけれども、共済年金や退職金は見直して請求はしないなど、こういうふうに御発言なさっているわけで、これ、前向きにこれま……
○又市征治君 社会民主党の又市です。 質疑に入る前に、先ほどの質疑に当たっての問題をちょっと指摘しておきたいと思います。 我々、この決算委員会は、巨大な行政府をチェックをするために延々と質疑をやってきている、審議をやってきているわけですが、先ほど、答弁の機会もない個人及び政党を延々と攻撃をする演説がやられる、これは決算委員会のありようとして大変問題だ。ですから、今日の理事会でもそのことは申合せをしたわけでありまして、それに反するこういったことが行われていることは極めて遺憾だということを率直にまず冒頭申し上げておきたいと思います。 そこで、何……(発言する者あり)何を、あなたが一番問題なん……
○又市征治君 社民党の又市です。 ソマリアの海賊問題で日本が何ができるか、また、何をしちゃならぬか。社民党は、海上保安庁の大型巡視船で対処すべきだ、自衛隊の恒久派兵法とも言うべき海賊対処法案には断固反対だという立場ですけれども、同時に、ソマリアでは、長い内戦で実質無政府状態が続いて国民は困窮をして、もう海賊が唯一の産業だなんて言われるくらいのそういう貧困状態、そのためのやっぱり対策だとか産業振興であるとか基礎的な平和的貢献というのは日本としては大変必要なんだろうと、こう思うんです。 実は、政府は、一九九二年に国連のソマリア信託基金へ一億ドル、当時の金にすると百億円余り分担をしているわけです……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず初めに、大臣に簡潔にお聞きをいたします。 政府が一〇〇%出資して総務大臣が所管するこの日本郵政株式会社の下で、元々加入者の財産、国民的保養施設として建設をして、年間百二十万人もが利用したこのかんぽの宿等七十九施設が一括してオリックスに売却されようとしたわけで、これは鳩山大臣の英断もあって、同社もこれを白紙に戻す方向のようですが、日がたつにつれて疑惑がますます増すばかり、こういう状況です。 そこで、一番初めの段階で、大臣はなぜオリックスかと問いかけた点を私なりに敷衍して申し上げるならば、オリックスは政商と言われる宮内義彦氏の会社でありますが、氏は規制改……
○又市征治君 社民党の又市です。 せっかく山下さんがかんぽ問題盛り上がったところで、ちょっと全然違う方向に行ってしまいますが、本論の方に入りたいと思います。 補正交付税法案についてはこれは賛成をいたしますけれども、もろ手を挙げてというわけにはまいらない、こう言わなきゃならぬと思うんですね。まず、この法案で交付税の補てんが結果的に一兆二千四百億円、地方の負担になったことについてであります。 私、繰り返しこの委員会で指摘してきたわけですが、国税の見積りの失敗による地方交付税の原資の不足というのはまさに国の責任なわけであって、だから十一月時点でもこれは大臣にもお伺いをしましたが、私は決算委員会……
○又市征治君 社民党の又市です。 先般の大臣所信について順次伺ってまいりたいと思います。 まず、大臣は所信で、私が大切にしている自然との共生の理念と、こんなふうに述べられておるわけですが、チョウチョウの収集家としても大変著名な大臣ですから、さもあらんと思いましたが、今日、里山など日常の日本の風土の中に存在した生物種がどんどん滅亡していく、それらを保護、保存するということは大変大切なことだと思うんですね。 その観点からも、この市町村大合併やあるいは交付税の激減ということが相まって、限界集落というふうに呼ばれる集落の消滅というのが急速に進んでいるということがあります。そこに長年培われた歴史、……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、一昨日の積み残しの分から入りたいと思います。西川社長らは本当に度々大変恐縮でございますが、まず郵政の問題から入ります。 今非正規労働者が極めて劣悪な労働条件で働かされている、そういう問題が大きな社会問題化をしているわけですが、はてさて郵政の現場ではどうなのかということを、少し実態も申し上げながらお伺いをしておきたいと思うんです。 去る三月の五日にゆうメイトなど非正規労働者が署名を一万六千筆集めて全国から上京されておりましたが、会社は話合いにも応じなかった、こういうふうにお聞きをいたしました。西川社長は、一昨年の十一月、私の質問に対して、非正規のウエ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は予算のうち総務省関連の委嘱審査ですけれども、それと関連して、今、地方議会において二〇〇九年度予算あるいは二〇〇八年度の補正予算も含めて一つの焦点となっているのが国直轄事業地方負担金ということでありますが、この点について今日は伺いたいと思います。 今年になって、新潟県知事から新幹線に係る地方負担増、すなわち当初見積りに対する増額分について言わば一時拒否宣言がやられたり、大阪府知事が同種の発言をするなどもあって、この問題がマスコミにどんどん取り上げられるようになってきました。もちろん私はこれはいいことだと思います。 しかし、実は、直轄事業負担金が不当だ……
○又市征治君 社民党の又市です。 地方税法から入ります。 金融工学を駆使したといってもてはやされた様々な金融商品であるとか金融派生商品の取引というのは、今もう一転して壊滅状態、こんな状況です。じゃ、株はどうか。繰り返し私もこの委員会で指摘をしてきましたけれども、投資の中では初歩に近い株式の保有、取引でさえも、携わっているのは日本では一部の高所得者層に限られているというのが実態ですね。それはなぜか。やっぱり、元本の保証のないばくちみたいなもので、失っても生活に困らないほど多額の余裕資金を持っていないと恐ろしくて手が出せないということもあるし、また、株でもうけるには高度な経済情報、時にはインサ……
○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、地方税法等改正案、地方交付税法等改正法律案について反対の討論を行います。 この間の自民党政権の市場万能主義による政治で社会的格差が広がり、とりわけ自治体は強いられた大合併と職員の削減、五兆円の地方交付税削減によって疲弊の極に達しました。今、ようやく世論に押されてその是正、復権の萌芽が見えていますが、政府提案の二法案はそれを推進する内容にはなっておりません。 まず、地方税法改正案は、株式の配当、譲渡益に係る優遇税率を延長するなど、税制の不公平是正に逆行する内容が多く盛り込まれています。地方税の旧道路特定財源は、過半が引き続き道路を尺度にして……
○又市征治君 社民党の又市です。 第一に、営業経費削減問題と視聴者との接点の問題について伺ってまいりたいと思います。 NHK予算及び経営方針では、営業経費削減が強く打ち出されておりまして、職員や地域スタッフ、あるいは番組制作の内容などにいろんな影響が出てくるだろうと思います。 まず、その逆の例から申し上げるんですが、実はここに三月二十一日土曜日の各紙朝刊に掲載をされたNHKの一面全面広告があります。鳩山大臣、好きそうな中身なんですが、一面丸々、「きょうの料理」、「趣味の園芸」、「おしゃれ工房」、「きょうの健康」云々と八つのテキスト丸々載っているわけですね。これのまず費用と趣旨とを御説明願……
○又市征治君 社民党の又市です。 大変お忙しい中、わざわざ当委員会のためにお越しいただいたことに感謝を申し上げたいと思います。 かんぽの宿のバルク売却の問題については、この間のこの委員会での論議や、あるいは三日の総務大臣の十六の問題点と改善命令が出されまして、一定の教訓と、あるいは方向性が出たかなと、こう思いますが、さらに、そのことだけで終わらせるのではなくて、今日もお述べになっておりますけれども、やはり郵政民営化そのもの、この問題の見直し、徹底した是正ということにつなげていく契機にしなきゃならぬと、こんなふうに思っておるところであります。 そこで、順次お聞きをいたしたいと思いますが、そ……
○又市征治君 社民党の又市です。 最後でありまして、大体先行の皆さん方がお話しになったことと大分ダブる点が出てくるかもしれませんが、再確認の意味を含めてただしておきたいと思います。 今度の買換え支援は、当初は生活保護世帯のみから、二倍に拡大をして低所得者を支援するという政策自体、これは大変いいことでありますから賛成でございますが、しかし、全国四千九百五十万余りの世帯から見ますと、支援対象は五%、額にすると三か年で六百億円ということのようですから、大変小規模だなという感じを受けます。 支援を受けない一般世帯の負担額というのは、本格地デジでない切替えチューナー、プラスアンテナやあるいは工事費……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の法改正には大筋賛成であります。 今日、救急需要の伸びというのが高齢化の進展なども大きく影響して極めて著しい状況にある、まさに待ったなしの状況だろうと思います。ですから、それに対応する対処もまた一様ではなくて、大都市部では一日の出場回数が二十回を超える例などというのがあるわけでありますから、こういうところにあっては救急隊員の過労問題という問題に目を配らなきゃならぬということもありますし、また、市街地以外の地域では救急隊員が現地へ到着をするまでの時間に着目をしなきゃならぬ、こういう問題があるんだろうと思うんですね。そして、その上に搬送先の医療機関が速やか……
○又市征治君 社民党の又市です。 冒頭、提案者の皆さん方に敬意を表しまして、また法案の賛意を表しておきたいと思います。 さて、この法案が必要となってきた背景には、経済効率優先のこの間の小泉構造改革の下での公共サービス切捨てであるとか民営化のすさまじい流れがあったと思います。その結果、人命が失われたり公共サービスの破壊によって地域社会が崩壊をする例も間々見られたわけであります。 例えば、先ほども出ましたが、埼玉県の市営プールで少女が渦に巻き込まれて亡くなった事故というのはまさに民間委託のずさんさ、このことが大きな問題でした。あるいは、私の地元富山では、公立病院の管理の民営化によって医師や医……
○又市征治君 社民党の又市です。 先ほど、一番冒頭に加藤さんが減額の数字をお出しになりましたが、少しそのことに触れて申し上げておきたいと思いますけれども、今回の一時金凍結に伴う国の歳出凍結額は先ほど出ましたように七百四十億円、ただし義務教育国庫負担の重複がありますから、二百四十億円差し引いて五百十億円となります。これに国の独立行政法人、大学あるいは病院などを含めますと、二百八十万人で二千三百八十億円。また、地方公務員に同率で適用された場合、自治体の歳出凍結額は一千九百四十億円と聞きますけれども、これに含まれていない地方公営企業の職員を加えると三百万人、約二千四百五十億円、これ合わせますと五百……
○又市征治君 社民党の又市です。 改めて西川社長にお伺いしたいと思いますが、先ほど山下さんは六つの責任というふうにパネルをお出しになりましたが、私はもっと多いんではないのかと。 一つは、一番冒頭から言われているように、国民共有財産であるかんぽの宿や不動産の疑惑に満ちたたたき売りの問題、二つには簡易生命の未払問題、三つには郵便事業における低料第三種の不正問題、そして四つには、度重なる年賀状などのノルマ販売など職員の酷使の問題、五つ目には、二百億円以上の課税申告漏れと九十二億円の追徴課税、六つには、利益相反、背任と見られる横山専務らの社宅の問題、七つには、カード事業の三井住友との癒着の疑惑問題……
○又市征治君 社民党の又市です。 佐藤大臣には、五大臣兼務八分野担務ということで、聖徳太子以上のことを努力が求められておるようでありますから、率直に言わせてもらうと、お祝いというよりも同情申し上げた方がいいんだろうと思います。 今日は、先般の大臣所信について幾つか確認をさせていただきたいと、こう思います。 まず初めに、所信の中で、地方公務員の定員の純減を進めるなど、地方行革を着実に推進しますというふうに述べられております。しかし、毎年、地方交付税五兆円余りの削減と国からの定員削減圧力で、地方は非常に厳しいスリム化を強いられてきた。これは副大臣なさっておりましたから重々御承知のとおり。その……
○又市征治君 御三方には住民基本台帳法審査のためにわざわざお越しいただいて感謝を申し上げたいと思います。これまでの質問と若干ダブる点があるかと思いますが、確認の意味でお願いをしたいと思います。 まず初めに、鈴木参考人にお伺いをいたしますけれども、二点お願いをします。 現行の外国人登録制度では、地方自治法に基づき在留が適法かどうかを問わずに行われておりまして、自治体の行う福祉、教育などの対象とされてまいりましたけれども、今回の法改正では、特にこの非正規滞在者と言うべきか、こうした方々に対してこの点はどのような影響を受けるというように見ておられるのか、これがまず第一点です。 二点目には、国の……
○又市征治君 社民党の又市です。 この種の論点が絞られた法案、私のところまで回ってくると大体かなりの部分がダブってくるわけですが、再確認という格好になろうかと思うんですけれども、是非しっかりと御答弁いただくようにお願いをしておきたいと思います。 まず、修正案提案者に、その努力に敬意を表しながら、それこそ再確認の意味でちょっと伺っておきたいと思いますが、修正案の附則第二十三条をお付けいただいて、その中で、本邦に在留することができる者以外のものについても行政上の便益が受けられることとなるように必要な措置を講ずる、こういうふうに入れていただいたわけですが、自治体は地方自治法の住民の規定を幅広く解……
○又市征治君 社民党の又市です。 この住民基本台帳法改正案が入管法に従属的に一元化することによって、外国人が従来自治体から受けていたサービスを受けにくくするおそれがあるという点については前回指摘をいたしました。今日は、住基法本体について幾つか伺いたいと思います。 まず第一番目は、この住基ネット及び住基カードの功罪について伺いたいと思うんですが、各省庁の電算化やネットワーク化で多くの利用されないケースや無駄が生じて、会計検査院や内閣府の報告書でも批判をされている、こういうケースがあります。 住基ネットワークシステムについてもその利害得失をむしろ検討すべきときに来ているんではないのかと、こう……
○又市征治君 社民党の又市です。
まず、与謝野大臣にお伺いをしたいと思います。
大臣は、自民党の取ってきた政策は実は社会民主主義なんだと、大変我が党を持ち上げていただいた格好ですが、述べられておるわけでありますが、六日の我が党の福島党首への答弁でも、規制緩和はすべて善だという信心がはやったけれども、間違った信心だ云々と、こう述べられているわけですね。
そこで、あなたが言われるこの社会民主主義の政策とはどんな内容のことを指しておられるのか、若干お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういう格好で、一般論としてはそうおっしゃるわけだが、じゃこの十年間、皆さん方の政権がやってこられたことは何……
○又市征治君 社民党の又市です。 選挙によって歴史的な政権交代が起こって二か月が経過をいたしました。鳩山内閣誕生以来、原口大臣、亀井大臣始め政務三役の方々には、政治転換に向けて、連日、早朝から夜遅くまで御奮闘いただいている、心から敬意を表したいと思います。我が党も三党政策合意を基に連立政権の一翼を担って積極的に提言を行いつつ支えていく、そういう決意をまず表明をいたしながら、今日は総務大臣の所信表明について質問をいたしたいと思います。 委員長、総務省に絞りますので、亀井大臣ら、お忙しかったとすれば御退席いただいても結構でございますので。聞いていただいてもいいんですけど。 そこで、まず……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の給与法案は、基本給及び一時金の引下げ等を行おうというものでありますが、人事院勧告が労働基本権の代償措置であるという以上、民間の比較対象規模が引き下げられてきたというこの間の経過に問題はありますけれども、そのことはこの際さておいて、人事院が民間給与の調査に基づいて勧告している以上、それを最大限尊重するという立場から、やむを得ないものとして法案には賛成をいたします。 ただ、我が党が度々主張してまいりましたように、民間の賃金動向というのは、好況、不況にかかわらず、長期的に下落あるいは横ばいがずっと続いている。他方では、企業の役員報酬は伸び続けるし、内部留保……
○又市征治君 社民党の又市です。 民主党、社民党、国民新党の三党で前国会に提案したこの法案が、参議院は通過をいたしましたが、残念ながらその後うまくいかなかった。それが今回は政府提案、こういう格好で政権交代で出されたことは大変喜ばしいことだと、こんなふうに思います。 今回の法案は、郵貯、簡保の株であるとかあるいはかんぽの宿などの、いつ幾日までに売却しろと、こういう決めをやっていることを何としても止めましょうと。これは国会で何度も議論したわけですから。そうした緊急かつ暫定的な法案ということでありまして、これはもう当たり前なことですが、この後、郵便、貯金、簡保を一体とした、国民への郵便局ネットワ……
○又市征治君 社民党の又市です。 いのちを守る政治、国民生活の再建に鳩山総理始め全大臣の皆さんが日夜御奮闘されていることに心から敬意を表しますとともに、社民党も、我が福島党首、前に並んでおりますが、連立の一員として全力を挙げて奮闘していく、そんな決意を改めて申し上げておきたいと思います。 そこで、まず初めに総理にお伺いしますが、あちこち聞いておりましてちょっと気になるのは、各大臣の皆さん方、民主党のマニフェスト実現が最優先、こういう格好でよく言われる。その気持ちは分かるんですが、鳩山連立政権はまさに三党の政策合意を基礎にして成立をしたわけでありまして、その意味でいうならば、この三党合意とい……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は検査院の個別報告等への質疑ということでありまして、一番最後の質問者になると大分ダブってくるんですね。ダブらないようにできるだけ御質問させていただきたいと思います。 まず初めに、公益法人への支出等に関する検査院の指摘への対応について、菅財務大臣にお伺いをしたいと思います。 検査院報告では、国から公益法人への支出等に関連をして、一者応札や不落随契が多いこと、一法人に対する補助金が多額であったり補助金の比率が高いこと、また、国が指示した補助金比率の基準をごまかして低めに算出していること、法人の内部留保が多額であり、又は事業費実績に比べて倍率が高過ぎること……
○又市征治君 社民党の又市です。 言うまでもなく、二〇〇八年度の決算というのは前政権が執行されたものですけれども、本委員会での審査というのは今後の予算編成と執行に生かすためでありますから、審査に積極的な御協力をお願いしてまいりたいと思います。 今日は、枝野大臣と原口大臣に、とりわけ今大きな問題になっています独法、公益法人等の規制の問題といいますか、見直し問題についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 今月の下旬から実施される予定の独立行政法人と公益法人の仕分について最初にお尋ねをいたしますが、独法改革の焦点の一つは天下り問題ということだろうと思います。これは公務員制度改革とも関連をいたし……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、財務省などの二〇〇八年度決算に関連をして、今後の財政運営について伺ってまいりたいと思います。 まず、小泉政権の財政健全化政策が開始された二〇〇一年から二〇〇七年を見ますと、公債発行額は、年による変動はありますけれども、全期間を通して見るならば、税収の伸びにも支えられて、公債依存度は三五・四%から三〇%に低下をしました。しかし、御案内のとおり、公債残高のGDP比は同時期に七九・五%から一〇五%へ増加をいたしました。GDP比の債務残高は、九九年以来一貫して主要先進国の中ではトップだったわけですね。 一方、二〇〇二年から二〇〇七年までは、イザナギ景気を……
○又市征治君 社民党の又市です。 私のところまで回ってきますと、大体幾つもダブってくるわけでありますが、まず第一番目に高校教育の無償化問題を聞こうと思ったら、山下さんが今それに絞って今日はありました。できるだけダブらない格好でまた一歩突っ込んでお話をお聞きしたいと、こう思います。 この間、GDPに占める日本の公財政支出の学校教育費の割合というのは三・四%で、国際的にはOECDの平均以下、こういう状況だったわけですね。これまで政府は、在学生一人当たりの公財政支出はそれほど低くないんだと何度も言ってきたんですが、その額もこの十年ほど横ばい状態、こういう状況にあることはもう大臣御承知のとおりであ……
○又市征治君 社民党の又市です。 質問に入る前に、今日は厳しく指摘をされました高障機構の連年のこの不正事案、これ、多分他の会派から当然出るだろうと思いましたから、私は短い時間で外しました。 しかし、大臣、これはやっぱり連年にわたってこんなことをやっているわけで、私は、どういう指導ができるかという前に、大臣の見解としてむしろ理事長に辞任を求めるぐらいの政治的な表明いただきたいというくらいの思いを今日はまず冒頭申し上げておきたい。それ以上はもう突っ込みません。答弁も要りません。むしろ、だけれども、それが本当の意味で今の政権の姿勢を示すことでもあるんじゃないのかという気がいたします。その点、冒頭……
○又市征治君 社民党の又市です。大臣始め政務三役の皆さんの連日連夜の御奮闘にまず敬意を表したいと思います。 議題となりました法案については、これは当然我が党は賛成でございます。その上で幾つか確認の質問をいたしておきたいと、こう思います。時間の関係で、四問差し上げましたが、一問目は省略をいたします。 初めに、国税の法人税、所得税等の歳入不足が今年度も見込まれて、地方交付税原資にして二兆九千五百億円の減ということです。これは元来国の見積り誤りによるものですから国の責任で全額補てんをするのが筋、これが私どもの考え方です。 政府案は、いわゆる折半ルールによりましてこれの半額を自治体に負担させるも……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は大臣所信への質疑でございますので、まず地方財政問題について御質問をしたいと思います。 鳩山連立政権になりましてから、旧政権による半強制的な市町村合併などで地方の切捨て、地域間格差の拡大をもたらした、こういう政治を何としても転換をしよう、こういうことで、二〇一〇年度予算での措置を始め国の地方財政対策が打ち出されております。 原口総務大臣は、昨年の十月の概算要求で、交付税の交付率を五税平均の四三・九%に引き上げる、額にして四兆三千二百億円という要求を出されたということについては我々ももろ手を挙げて賛成をいたしたところであります。しかし、画期的な要求だっ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日の委嘱審査では、自治体における臨時・非常勤職員の問題を取り上げたいと思います。 いわゆる小泉構造改革の進展の下で雇用形態の多様化が進んで、勤労者の生活が困窮化をしてきた、これは多く言われています。この状態を変える、生活再建を実現するというのが鳩山連立政権の使命であることは与党三党の合意でもあります。そうした任務を持つ連立政権だからこそ、官製ワーキングプアなどという言葉は何としても私は死語にしなければならない、こんなふうに思います。 先日、予算委員会において亀井大臣、昨日もおっしゃいましたけれども、この日本郵政における非正規職員の処遇に関する質問に答え……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、バッター入れ替わりまして、私の方が先にやらせていただきます。 去る十八日の質疑で、原口大臣の、昨年十月の概算要求での地方交付税の交付率四三%に引き上げるという大胆かつ正当な要求を改めて私は支持をいたしました。市町村大合併やあるいは交付税の削減など小泉改革によって地方の格差が拡大をして、担い手たる職員も減らされる、替わったまた非正規職員は官製ワーキングプアと、こういう状態になってきたということも申し上げたところであります。住民の暮らしに必要なサービスを復活をする、そのため自治体の財政需要を組み立て直す、これが政権交代した連立政権の使命だろうということ……
○又市征治君 社民党の又市です。
若干、まず合併がもたらした問題点から見ていきたいと思います。
一九九九年、平成十一年以来、ほぼ半数近い四六・五%、一千五百五の市町村が消滅をしました。これだけの市役所、町役場が消えて、そこに働く職員や議員が減らされたわけですが、まず事務的に聞きますけれども、大合併前と現在で、職員数、議員数、財政規模はどのように変わったのか、町村に重点を置いてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 すごく職員や、先ほども出ましたが、議員がべらぼうに減って議員年金ももたない、破綻状態と、こういう状況までもたらしているわけですが、町村で八兆五千四百億円、市の増額を差し引い……
○又市征治君 社民党の又市です。 ずっと朝から大変お疲れでしょうけれども、私が最後でありますから、是非よろしくお付き合いいただきたいと思います。 NHKの予算案には賛成をしながら、総務省に対しては、総務大臣の意見についてと放送法の改正に絡んで幾つか質問と意見を述べたいと思います。 まず、NHKにお伺いしてまいりますが、この予算の中の投資的経費に当たる建設計画は二〇一〇年度は七百九十億円とありまして、その四六%、三百六十四億円は地デジの送信設備に食われている、その陰になって他の一般の建設計画というのは遅れている、こういう状況になっていますね。全国的な放送会館の老朽化と建て替え計画、そして東……
○又市征治君 社民党の又市です。 提案をされております三法案につきましては当然賛成をしながら、地方分権あるいは地域主権と言われる内実について様々な論点があるわけですけれども、私は主として財政自主権の観点からこれまでの地方財政の運営の実態を振り返りながら質問と意見を述べたいと、このように思っています。 この質問に入る前に、先ほども武内さんちょっとお触れになりましたけれども、今度の自治法改正では議員定数の法定上限の撤廃が図られておりますけれども、これが何か誤っているとかと言うつもりは全くないんですけれども、実態として、これによってむしろ一般的に定数削減をもたらすんではないか、あるいは、それによ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は四人の参考人の先生方、どうもありがとうございます。私が最後ですが、まず初めに、長谷部、八木両先生にお伺いをしておきたいと思います。 既に当委員会でも指摘をされているんですが、今回の地域主権改革のための関係法律整備法によって、保育などにおいて国の定めている最低基準が撤廃されるのではないか、その結果、よほど補助金でも強化しない限り自治体は財政難を理由にそうしたナショナルミニマムをどんどん切り下げて、あるいは地域主権の名の下に劣悪なサービスになっていくのではないのか、こういう懸念とか危惧があちこち出されております。 一方では、そのようなサービスを低下させ……
○又市征治君 社民党の又市です。 四人の先生方にはお忙しい中、貴重な御意見ありがとうございました。 初めに村山先生にお聞きしようと思ったんですが、先ほどから、私、昨日もこの件については質問いたしまして、やはり分権改革だとかあるいは地域主権だとかという名において自治体がナショナルミニマムを切り下げるなんということはあってはならぬ、そういう制度、仕組みをしっかりつくれと、こういう御指摘でございまして、この点は大変力説いただきましたので、これはもう御質問、今日は取りやめさせていただきたいと思います。 そこで、時間の関係ですべての方にお聞きをすることはできませんが、まず初めに辻山さんにお伺いした……
○又市征治君 社民党の又市です。 原口大臣には、地方の活力の回復あるいは財政的自立のために大変御尽力をいただいておりますけれども、最近、政府機関の一角において聞き捨てならない逆コースの発言がちょっとあります。 例えば、内閣府の中期的財政運営に関する検討会というのがありますけれども、そのメンバーである某外資系証券会社のエコノミストが同検討会の論点整理の読み方と題するレポートを広く配付をなさっておるわけですが、その中で、例えばシーリングの設定として、二〇一一年から一三年度において社会保障費は自然増の抑制を図るとか、あるいは地方交付税交付金については、向こう数年に関しては地方税収との合計の伸び率……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、住宅金融支援機構に絞ってお伺いをしたいと思います。 国から過剰な資金二千三百億円を返納すべし、この法案に賛成は当然でありますが、その上で、公的住宅政策全般について、これを縮小する方針というのはこれは改めてもらいたい、そして高齢者賃貸などに重点配分をすべきだということと、証券化という手法の危うさについて、今日は国交省馬淵副大臣においでいただきましたので、論議をさせていただきたいと、このように思います。 まず、先日の事業仕分で廃止と評決をされた住宅資金貸付事業のうち、高齢者向け賃貸住宅や子育て世帯向け賃貸住宅ですけれども、こうした福祉政策的な供給とい……
○又市征治君 社民党の又市でございます。 私たちも野党に転じたわけでございますが、会期の日程も大変ないところで、しかも重要な法案がここに来ているということでありますから、これはしっかり論議をしたいと、こういう立場でありまして、たまたま名古屋における郵便局長会の総会における委員長の発言をめぐってそれぞれ注文が出ました。 その点については委員長は理事懇の場では謝罪をなさったわけですが、そのことをめぐって理事会で更に発言をということがあって、その点をめぐってのこの紛糾、こんな状態ということですから、これはやはり与党側にもう少し努力をしてもらって、今日、今これから内閣委員会との公務員法をめぐっての……
○又市征治君 社民党の又市です。 いつものとおり一番最後でございまして、各大臣の皆さん、御苦労でございますが、お付き合いいただきたいと思います。 今日は三点についてお伺いをしておきたいと思います。 まず一つは、高校教育の無償化法案について、川端大臣にお尋ねをしたいと思います。 この法案は、一九七九年に日本も批准をいたしました国際人権A規約、高等教育無償化の理念を具体化をする、随分遅れたものだと思いますが、大変そういう意味では画期的だと、こう思います。 そこで、大臣、これは日本の子供たちが無償で高校教育を受けられるというだけではなくて、日本に居住する外国人のお子さんたちも当然対象にした……
○又市征治君 社民党の又市です。 平成二十年度決算の総括質疑、いつも私が一番、本当に名実共に締めくくりでございまして、しばらくお付き合いいただきたいと思います。 この総括質疑に入る前に、二、三、時事課題についてお伺いしておきたいと思います。 まず、日韓併合百周年に当たって総理談話が出されました。総理は、九五年の村山談話を踏まえて、八月十日に日本の植民地支配についての反省とおわびを含む談話を発表されております。この中で、「政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました。」、こう述べられておるわけですが……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、海江田経済財政担当大臣にお伺いをいたします。 ゼロ金利政策を取られてまいりましたが、あるいはこういうことや為替介入、これが景気低迷の抜本的な解決になるとはだれもこれは思っていないんだろうと思うんですね、一方策ではありましょうけれども。今日の不況の構造的な原因というのは、やはりずっと賃金が下がり続けている、そしてまた社会保障が抑えられてきた、国民の購買力が一向に回復しない、ここが根本的な要因だろうと、こう思うわけですが、こうした賃金の底上げと、あるいは、もう既にこれは認識は同じだと思いますけれども、医療、介護、福祉あるいは環境分野などでの需要と雇用創……
○又市征治君 社民党の又市です。 前回、片山さんの質問が残ってしまいましたので、今日は片山さん一本に絞って質問をさせていただきたいと思います。 地域主権法案、我が党は無条件で賛成したわけではありません。それは、自治体が財政難などを理由にナショナルミニマムを切り下げる不幸な事態があちこちで散見される、こういうことがあります。私は、審議の際に、この法律によって現行の国の基準が撤廃されたり緩められると、これはもう保育であるとか医療であるとか、こういう分野など、まあ知事なさっておりましたからよく御存じですけれども、こういうサービスが低下になる、こういうふうに主張して、当時の原口大臣やあるいは厚生労……
○又市征治君 社民党の又市です。
二〇〇八年度予備費関係について何点かお伺いをしたいと思います。
まず、二〇〇八年度一般会計予備費のうち、いわゆる新テロ特措法に基づいて約四十七億円、いわゆるイラク特措法に基づいて約二十億円余りが支出されておるわけですが、その具体的な中身と、それによってどんな成果がもたらされたというふうに認識されているか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで、このイラク特措法は、二〇〇三年七月に四年間の時限立法として成立をしまして、二〇〇七年に二年間延長されたわけですけれども、二〇〇九年七月、総選挙直前ということもあったんでしょう、延長期限切れで失効いたしました。……
○又市征治君 社民党の又市です。 改めて、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表したいと思いますし、また、被災され、今日も大変な困難な生活をなさっている皆さん方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。 そこで、被災された皆さんの生活再建の第一は、何といっても雇用の確保ということだろうと思います。厚労省によりますと、被災三県のハローワークで受け付けた被災者からの相談は、三月二十八日から四月十日までに六万九千件を超える、こういうことのようであります。また、同時期に雇用調整助成金の特例措置に係る休業等実施計画届の受理数はこの三県で二百三十八件あり、この三県を除く全国では百四……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、裁判員制度について伺いたいと思います。 この五月で裁判員制度は二年を経過をいたします。導入には過去も今現在も賛否両論がありますけれども、来年で三年を迎える。見直し論議も始まりますので、幾つか見解を伺っておきたいと思います。 今年一月までの「裁判員裁判の実施状況について」の速報版によりますと、裁判員候補に選定をされたにもかかわらず辞退したというか辞退を認められた人の割合は五三・四%であり、過半数を超えているわけですね。本来、原則として裁判員になることを辞退できない制度の枠組みだと、こう言われながら過半数の人が辞退をしているというのは、辞退制度は弾力……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は出身が富山でございますので、まず、ユッケに付着した腸管出血性大腸菌とかなんという、何かややこしい名前ですが、これによる食中毒事件についてお尋ねをしたいと思います。 そもそもの問題は、生食用の牛肉に基準はあるけれども、それに罰則規定がなかったという点だと思うんですね。したがって、各店が基準違反を承知の上で独自の責任で処理をしてお客に提供するというのが常態化している、こういう状況なんですよ。 報道によると、都道府県でつくる全国食品衛生主管課長連絡協議会というのがあって、これが二〇〇二年から罰則付きの基準制定を求めていたということですけれども、これに対して……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、経産大臣に主要にはお聞きをしたいと思います。 最初に、エネルギー特会の電源開発促進勘定について伺いたいと思うんですが、この勘定は、一般家庭が支払う電気代の約二%の電源開発促進税を原資としておりまして、平成二十一年度決算によりますと一般会計から約三千四百五十億円が繰り入れられておりまして、そして電源立地対策費に約一千四百五十億、電源利用対策費に約四百四十億、独法運営交付金等に約一千四百三十億、周辺地域整備資金に約八十億などが支出されておるわけですね。 これはどのような目的でそれぞれ払われているのか、簡潔にこの点は説明いただきたいんですが、その上で、……
○又市征治君 社民党の又市です。
冒頭、鈴木総務副大臣にお伺いをしたいと思います。
鈴木さんは非常に責任感のお強い方だと承知をいたしておりますけれども、先週、副大臣の辞表を提出されて、また一日置いて慰留されてこれを撤回されたということでありますけれども、その理由についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 随分飾って物を言われたと思いますけど、率直に言えば、不信任決議に賛成をしたいという意思を表明されておったわけで、つまりは、菅総理が今月末ぐらいに退陣表明をされれば、とすれば復興基本法や公債特例法や第二次補正予算のめどが付いていくということがあって、そのことが、鳩山さんとのお話やあるい……
○又市征治君 社民党の又市です。 この間、税収の落ち込みを主たる原因にして、国と自治体の財政危機が更に深刻化をしておりますね。その上に、更に今回の東日本大震災の復旧であるとか復興の経費を国の責任でこれは捻出しなきゃならぬということになるわけでありまして、財政の在り方がトータルに今問われていると、こう思います。その意味で、財政問題など、決算審査を行う私たちにも大きな責任が課されていると、こう思います。 こういう観点から、この間、私は特別会計の剰余金、積立金の一般会計への繰入れであるとか、あるいは独立行政法人や公益法人への天下りの廃絶に伴う国からの財政支出などの廃止を強く求めてまいりましたけれ……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、この度の東日本大震災によってお亡くなりになった方々あるいは御遺族に衷心より御冥福を、そしてまた哀悼の意を表したいと思います。 また、この大震災とそして福島原発で被災された、そして避難されている皆さんにも心からお見舞いを申し上げたいと思います。 あわせて、自らも被災者でありながら、被災者の救援と生活支援やあるいは復旧、原発事故の対処に日夜御奮闘をなさっている自治体関係者の皆さんや消防の皆さん始めとして警察や自衛隊、そしてボランティアの皆さんにも心から感謝と敬意を表したいと思います。 死者、行方不明者を含めて日々増えていって、今二万四千人余と、こう……
○又市征治君 昨日に続いて、大震災及び原発事故対策について論議をしたいと思います。 この未曽有の大震災の対策に、今もありましたが、大型の補正予算が必要なことは論をまちませんが、我が党的にも当面十兆円規模が必要ではないかという提案をしたということは昨日も申し上げました。財源問題が次に問題になってくるわけですが、やっぱり来年度で組まれているものも大幅に見直す必要が私はあるんだろうと思うんですね。例えば法人税の減税であるとか高速道路無料化社会実験、あるいは子ども手当の上乗せ分などというものは取りやめるということなどでもう一兆一千三百億ぐらい出てまいりますし、予備費など一兆一千六百億ぐらいありますね……
○又市征治君 社民党の又市です。 交付税法の改正については、特別交付税の割合を六%から四%に圧縮する原案と、大震災によってこれを三年間延期をするという衆議院側の修正の両方に賛成をしたいと思います。 ただし、先ほどからも出ていますように、この特別交付税そのものの算定については、この透明化という問題はやっぱりきちっとやってもらわにゃいかぬ。昔、やっぱり自治体に対して懲罰的なことがなかったわけじゃないんですよね、これは、はっきり申し上げるならば。まあ今日は具体例なんか挙げませんけれども。是非その点は、片山さんもそのことを十分御承知ですから、この透明化などは是非やっていただきたいと、こう思います。……
○又市征治君 社民党の又市です。 この度の東日本大震災及び原発災害に当たって、NHKが大きくシフトを変えてまで日夜報道を通じて被災地の生々しい実態を報道いただく、国民に知らしめ、そしてこの救援と支援に全力を挙げていただいていることについては心から敬意を表したいと思います。またあわせて、これはNHKだけじゃなくて、この機会に民放を含めてマスメディアの従事者の皆さんにも感謝を申し上げておきたいと、こう思います。 今問題になっておりますこのNHKの予算そのものについては、震災前に作成されたという条件付でありますが、デジタル化の支出に一応の区切りが付く一方で、受信料が順調に過去最大の伸び、六千六百……
○又市征治君 社民党の又市です。 先日、私が指摘しました原発二十キロ圏内の行方不明者の捜索やあるいは遺体の搬出については、消防あるいは警察や自衛隊の皆さんが危険を冒して実行していただいた、このことには感謝を申し上げたいと思います。ただ、政府の判断、対応というのは、放射性物質の濃度の高まりなどというものは当然考えなきゃいかぬわけであって、そのときに本当に生存者の確認という上からも余りにも遅かったのではないか。 そういう意味では、今政府は、私が主張しましたとおり、三十キロ圏外へも計画的何か退避だとかという、避難だとかという拡大を検討されているわけだけれども、先日のあの内閣府の答弁というのは、全……
○又市征治君 社民党の又市です。 本論に入る前に、流言飛語という総務省の文書について見解をまず伺っておきたいと思います。 この東日本大震災、とりわけ原発事故についての政府の情報提供というのが、各種世論調査によりますと適切でないというのが七〇%前後に上っていますね、昨日随分出ました。多くの国民が政府や東電の情報に不信を抱いている、こういう状況です。どうこの信頼を回復するか、政府には重い課題だろうと思います。 ところが、今月の六日に総務省は、インターネットプロバイダーなど四法人に対してネット上の流言飛語を規制しろと言わんばかりの通達を出された。政府が情報をありのままに国民に知らせないでおいて……
○又市征治君 社民党の又市です。 この大震災に対応する地方税の減免、あるいはそうした補填などの法改正には賛成をするということをまず申し上げた上で、法案に入る前に幾つか災害関係伺っておきたいと思います。 まず、仮設住宅の着工が大変遅れているというふうに言われているわけですが、この必要見込み数とその進捗状況、これをまず一つは伺っておきたい。 それから二つ目に、この遅れている理由について、市町村の側は、津波の被害区域が広いため建設に適切な土地がなくて建てられないと、こう言う一方で、政府は、資材はたっぷり用意してあるけれども、建たないのは自治体の方で進んでいないんだ、一部は県が機械的に割り振って……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず初めに、原子力安全委員会に一問お伺いをしたいと思います。 菅総理が四日、福島県の双葉町の井戸川町長らと意見交換をされて、福島第一原発の事故による避難住民の帰宅時期について、東電の工程表が予定どおり進めば年明けには一定の安定状況になる、その時点で改めて判断すると述べて、来年一月ごろには帰宅の是非を判断する意向を示した、こんなふうに一斉に伝えられました。 しかし一方で、原子力安全工学の専門家たち、例えば近畿大学原子力研究所の伊藤哲夫所長らはインタビューで、本当の廃炉作業というのは東電が言うステップ2が終わる六ないし九か月後に始まります、最大の難関で最も重……
○又市征治君 社民党の又市です。 先ほどからお話がありますように、女川視察を踏まえて幾つか質問をいたしたいと思います。 震災から二か月がたって、住民は元の土地に戻りたい、そういう意向が強いという報道が相次いでおります。安住女川町長は、私どものヒアリングに対して、復興計画は公聴会など開きながらお盆ごろまでにまとめて、八年ぐらいで何とか復興させたい、漁業を大事にしながら住民の安全を守る必要がある、その際、一々国にお伺い立てなければならないんではなくて、一括交付金で自由に使える財源が必要だというふうに求められました。これは先ほどからの先行議員の皆さんからも出されております。この点は、そういう意味……
○又市征治君 又市です。 地方議員年金制度を廃止せざるを得なくなったということは大変残念ですが、その原因は、既に何人かからも述べられておるように、あるいは大臣も認めておいでになるように、市町村大合併、そしてまた議員定数の削減競争、行革の中でそんなこともあったということなどが大きな要因だろうと、こう思います。この法案によって年金が廃止をされ、また報酬も下がっているので、経済的な余裕がある人しか立候補できなくなる傾向、つまり勤労者などの代表が議会に登場し難くなる。この点でいえば、私は大変民主主義の危機を感じざるを得ません。 これまでの論議の中から、廃止後はせめて議員退職後の生活を保障することで……
○又市征治君 社民党の又市です。
震災以降、NHKは、他のテレビに比べますと本当に多くの震災報道が行われたと思うんですけれども、実際どのような報道体制を取り、あるいは量的にはどの程度の報道を行われたのか、また全国放送と同時に、被災三県のローカル放送での情報提供はどの程度行われたか、まずこの点をお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 NHKの総力を挙げた、そういう意味では、震災と原発事故、これに対しての正確、迅速な報道に奮闘されたということですが、国民に勇気も与えたし、あるいは人間本来の思いやりというものを思い出させるというか、思い浮かべる、こういうことも大きな役割を果たされたんだろうと……
○又市征治君 社民党の又市です。 この種の法案が私のところまで回ってくると大体随分重複するんですが、再確認の観点で幾つかお尋ねをしておきたいと思います。 最長一年間の延長と、できるだけ短くしたいというお話の答弁でありますけれども、私もこれは被災三県の実施延期を提案をしてきた立場からいうとこの法案に当然賛成をいたしますが、賛成すればいいというものじゃなくて、この後の対策が重要ですから、幾つかお尋ねをしてまいりたいと思います。 実は、ここへ来て逆に専門家の間から、今日も出ていますけれども、アナログ波停止の延期はかえって無駄や経営困難が発生をすると、むしろ被災三県を完全デジタル化の先行例として……
○又市征治君 社民党の又市です。 片山大臣は、今月の四日の日に福島県庁で原発被災の十二市町村長と会談をされましたですね。報道では、大臣は避難している住民の生活のための特例法を制定する意向を示したと、この会談が、住民避難だけでなく役場機能の移転まで強いられている自治体の存立を支援する政府の態勢整備が震災から三か月たってようやく本格化したと、こういうふうに伝えているんですね。 そういう意味では、こうした総務大臣なり総務省の努力には私はまず敬意を表したいと、こう思いますが、そこで、そういう応援をしていくんだけれども、原発事故で一体どれだけの人が今避難をしているかということで、ちょっと今日は資料を……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案は、今年度の税制改正で政府が提案していたもののうち主要三党で合意できた部分を選んで提案をされているというわけですね。これを審議するに際して、私たち社民党としては、今回審議から外された部分の税制についても若干意見を冒頭申し上げておかなきゃならぬと思います。 つまり、政府の当初案のうち、我々が強く反対をしてきた国税、所得税及び地方住民税における法人減税及び成年扶養控除の縮減というのは、別の法案として存続をして継続審議までうたわれているということはもう極めて残念だ、こう言わざるを得ません。また逆に、中小企業の法人税の軽減税率の引下げ、一八から一五%へとい……
○又市征治君 社民党の又市です。 原発避難住民のための事務特例法案、また地方税の減免法案、両案に賛成をしながら、なお、今後の実行に当たって二、三質問をしておきたいと思います。 原発被災によって避難した人が避難所ベースでピーク時十万人にも上って、その多さ、またその町村の人口に占める避難者の割合の高さに心を痛めるわけでありますが、特例法案が必要なほどの長い間、人が根こそぎ追い出される、住めなくなる、目には見えない、じわじわと人の体を、あるいはまた大気や土壌や農作物、家畜、飲み水、海洋資源を汚染をして、何年も、何十年も。たまたま昨日テレビを見ておったら、廃炉の議論が始まった、現実問題はもう廃炉に……
○又市征治君 社民党の又市です。 私どもは、いわゆるこの平成の大合併については、住民を自治体政治から遠ざける、あるいは施設の統廃合や職員削減などで住民サービスなどが低下をするという観点から反対をいたしてまいりました。また、この合併特例債についても、その誘導手段とされておるわけでありますから、償還を将来の地方交付税で充当することから、貴重な地方一般財源の目減りという形で合併しない自治体にしわ寄せをする不公平な制度であるということからもこれにも反対をしてまいりましたが、今回のこの法案について言えば、大震災に伴って実施ができないという、こういう部分に限って五年間延長という趣旨でございますから、これ……
○又市征治君 社民党の又市です。 現場の実態に何とか対応しようということでこの法案を提案をいただいた発議者の皆さんに心から敬意を表したいと思います。 本来ならば、この法案は復興基本計画に基づいて政府の側がしっかり出されるべき、先ほどからも出ていますけれども、基金の問題あるいは特交の問題、そういうものとのいろんな問題が絡んできますから、そうすべきところなんでしょうけれども、残念ながらそれが立ち遅れているということの中で、現場の声に対応してということで提案をされているだろう、こう思います。そういう意味で私どもも賛成をしたいと思います。 私まで回ってきますと大体随分とダブった格好が幾つかありま……
○又市征治君 社民党の又市です。 それぞれの関係大臣の皆さん方が、発災以来三か月余り、大変な御努力をなさってきただろうと、こう思います。率直にその点は敬意を表しておきたいと思いますし、衆議院特別委員会の先生方にも大変御苦労いただきました。心からお礼を申し上げたいと思います。 そこで、被災三県始め東日本大震災の被害をお受けになった地域の復興というのは喫緊の課題でありますし、この復興に影を投げかけているのが何といいましても福島第一原発の事故であります。その意味で、この原発事故の早急な収束というのがもう何といっても復興と市民生活の再建上避けることのできない課題でありますが、原子力災害対策特別措置……
○又市征治君 社民党の又市です。 提案をされております原賠支援機構法案は、原賠法に明記されている電力会社の無限責任を曖昧にし、そして結果して賠償の負担を消費者の電気料金やあるいは国民の税金に転嫁させようというものでありますから、社民党としては反対であります。賠償責任は、これまで原発によって利益を分け合ってきた東京電力の利害関係者、すなわち役員や出資者や銀行、株主らが応分の負担をするべきことが先決だ、こう申し上げなきゃならぬと思います。 そのことを申し上げた上で、今日は、これまでちょっと見過ごされております自治体職員の被曝の問題について質問をしておきたいと思います。 福島県では自治体職員が……
○又市征治君 社民党の又市です。
まず総理、一昨年九月の三党連立政権の政権政策合意をどのように評価をなさっているか。あわせて、これは向こう四年掛けてその実現を国民に公約したわけでありますが、そのことについての決意のほどもお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この政策合意では、政権担当期間中、つまり四年間ということですが、現行の消費税五%は据え置く、歳出の見直し等の努力を最大限行い、税率引上げは行わない、こううたっているわけでありますから、最低二〇一三年八月までは税率は引き上げないということは当然御確認いただけると思いますが、その点と、あわせて、その前にこの歳出の見直し等、もう少しこの具体的……
○又市征治君 社民党の又市です。 先週、復興財源確保法等が成立をしまして、十・五兆円の増税が決まりました。所得税は二十五年間で約七兆五千億円、住民税は十年間で〇・六兆円の増税ですけれども、法人税は五%の減税を行った上で三年間だけ約二・四兆円の増税という中身です。しかし、この法人税は四年目から丸々五%減税が実施をされるわけで、その後の二十二年間で合計十三・二兆円の減税となるわけでありますから、二十五年間トータルで見ますと十・八兆円の減税になります。 とすれば、法人税の五%減税をしないだけで復興財源は賄える、こういうことになるんじゃないですか。これは、総理、どういうお考えでしょうか。
○又市征治君 社民党の又市です。 東日本大震災と原発災害からの復旧復興というのはまさに緒に就いたばかりということなんだと思うんですね。現地に聞くと、少しばかり落ち着きましたかなんて問われると、冗談じゃないといら立ちを隠せない住民の皆さんあるいは首長の皆さんが多いというのが現状です。 この臨時国会では、そういう意味で、この被災住民及び国民の切なる願いにこたえて、震災復興特別交付税など第三次補正予算であるとか、あるいは緊急な法制、その財源など含めて合意形成が必要だろうと思うんですが、改めて川端大臣、どういう姿勢で臨んでいかれるか、お伺いしたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 大きく分けて、今日は三問ぐらいお願いしたいと思います。 まず、政府機関や企業などの電子システムへの不正侵入が相次いで発覚をしています。参議院議員会館の各事務所もパソコン二十九台が十数万回のアクセスを受けて文書が最低十件は流出をしてメールも読まれた。衆議院では全ての議員のパスワードが読み取られたと、こういうふうに伝えられている。もちろんこれは犯罪だし防護も重要なんですけれども、インターネットのセキュリティーの限界をやっぱりしっかり認識をして、個人情報の扱いというものを慎重を期さなきゃならぬと思うんです。特に政府であるとか自治体は、権力を持って収集をした個人の……
○又市征治君 社民党の又市です。 法案質疑に入る前に前回の続きで、公務員給与の削減問題について幾つか伺っておきたいと思います。 前回、川端大臣は、国家公務員の総人件費の二割削減はこの政権の大きな目標の一つで、平成二十五年度までにその目標達成に取り組んでいると、こういうふうに述べられました。この二割削減の理由なり根拠、これをまずひとつ御説明いただきたい。 それから、民主党は以前からこの二割削減ということを主張されてきたわけですが、これはいつの時点を起点にして、いつまでに二割削減ということを言っておられるのか、念のためお聞きしておきたいと思います。
○又市征治君 又市です。 この種の案件が私のところまで回ってくると大体たくさんダブるわけでありますが、重複もありますけれども、再確認の意味で簡潔明瞭にお答えをいただきたいと思います。 まず、震災による地方税の減収については、四月の段階で、減収ではなくて、震災前の主要被災三県と沿岸及び原発避難の市町村の税収総額が四千五百億円だという数字を出されました。そのうち市町村が千八百四十五億円ですが、これは一昨年の決算なわけですね。今後どのくらい減収になるのか。元々財政力の弱い市町村もありますから、絶対額は小さい額に見えても、個々の市町村にとっては貴重な自主財源です。 そこで、この一千八百四十五億円……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、検査院の報告に基づいて何点か伺ってまいりたいと思います。 野田総理は政権の命運を懸けて消費増税の実現の決意のようでありますけれども、菅前総理は、消費増税をやる場合には、逆立ちしても鼻血も出ないくらいに完全に無駄をなくしたときが消費増税だと、こんなふうにおっしゃった。つまり、徹底的な行政の無駄を省かないと駄目だと、こう言ったわけですね。 野田政権は、公務員の給与であるとかあるいは国会議員の数、あるいはまた歳費もその無駄のうち、こんなふうにお考えのようだけれども、この平成二十二年度決算に関する検査院の報告は、今言ったようなものの削減額を大幅に上回る、……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、公明党さん、みんなの党さん、共産党さんの御厚意によりまして先に質問をさせていただきたいと思います。 今ほどもありましたが、特別会計が国民に開かれ、国民のための財政に役立つような見直しということについては、私自身ももう再三にわたって取り上げてきたわけでありますし、また当委員会でも長年にわたる課題になっております。したがって、当委員会が昨年の二月に会計検査院に対して特別会計改革の実施状況について検査を行うように要請をして、今年の一月にこの報告が出されました。 そこで、財務大臣にまずお伺いいたしますけれども、特別会計法の制定から五年がたちました。本委員……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は文科省一本に絞って質問をいたします。 その前に、一昨日から決算審査が再開をされました。本来、百五十日間の通常国会中に決算審査を終えて、来年度予算編成にそれを生かすということが本委員会の責務であります。しかし、この間、本委員会の審議までが残念ながら政争の具とされてきたことは極めて遺憾でありますし、厳しく委員会全体としては自戒すべきだろう、特に、是非、委員長始め与野党筆頭の是非努力を強く求めておきたい、このことをまず冒頭申し上げておきたいと思います。 そこで、本委員会は、昨年の十二月、二十一年度決算に関して、高速増殖炉「もんじゅ」におけるトラブルの続発……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、環境大臣にお伺いをいたします。 復興庁の資料によりますと、環境省の復旧復興予算は昨年の第三次補正までで一兆一千七百億円余りですけれども、執行率は六月時点で四七・八%、繰越率が四九・三%であります。復興における環境省の主要な事業は瓦れき処理と除染作業ですから、予算の執行率などはこの事業の進捗状況の反映だろうと、こう思います。 そこで、最初にこの瓦れき処理の状況を伺いたいと思うんですが、瓦れき処理は町の再建の前提でありますけれども、その広域処理の中に放射能汚染されたものが含まれれば、放射能のまさに拡散、放射能汚染の拡散でありまして、市民の安全、安心な……
○又市征治君 社民党の又市です。 参議院で野田総理の問責決議が可決された下で、その内閣の閣僚の皆さんと質疑をすることの是非の論議があるところですけれども、二十二年度の決算審査結果を来年度の予算編成に何としても生かそう、こういう立場で、与野党の使命感から本日の准総括質疑となりました。したがって、各大臣におかれては、その意を酌んで真摯に対応されるように、まず初めに申し上げておきたいと思います。 そこで、まず安住大臣にお伺いをいたしますが、先日、一部マスコミが、財務省は総務省を通じて地方公務員の給与削減を求める方針を決めた、こんなふうに報道しております。この報道、事実でしょうか。
○又市征治君 社民党の又市です。 質問に入る前に、党を代表して、今般の九州北部の集中豪雨でお亡くなりになった皆さんの御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。 私どもの党も今日も現地視察に入っておりますけれども、政府に迅速、適切な対応をまず冒頭お願いをしておきたいと思います。 さてそこで、議題になっている八法案でありますが、社会保障と税の一体改革だと、こうはおっしゃるけれども、年金、医療などの社会保障の主要な改革内容が先送りされているわけですから、看板に偽りあり、事実上の消費税増税法案、こう言わざるを得ません。 そこで、前回総選挙の際の……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、消費税増税以前に優先すべき税制問題について議論をしたいと思います。 私たちはこれまで、社会保障財源というのは所得税あるいは法人税を含めて、あらゆる税目から確保を図っていくべきだ、それが筋だ、こう申し上げてまいりました。したがって、そういう観点から今日は議論させていただきたいと思いますが、所得税の応能負担あるいは再分配機能の強化への転換ということやら、あるいはまた法人の累進課税の復活もしないで、取りやすい消費税増税にしがみつく税制政策というのは間違っている、こう申し上げてもまいりました。やはりこれは、国民の懐を冷え込ませるし、国民経済を縮小させて失業……
○又市征治君 社民党の又市です。 補正予算に係る地方交付税法案については賛成の立場で質問いたしますけれども、その前に二点ばかり総務大臣に伺っておきたいことがあります。 まず一つは、防衛省沖縄防衛局長が、宜野湾市長選挙を前に、職員の有権者、親族リストを作成をさせて、また職員約六十人に、非常に重要な選挙だ、特定の候補者に投票しなさいと言える立場にはないと、こうわざわざ断った上で、一方を県内移設反対派である、他方は現状固定の阻止派だ、こう紹介をして支援先を示唆する内容の講話を行った。 川端大臣、これは公職選挙法百三十六条の二で禁じられた、公務員の地位を利用した選挙運動に当たるんじゃありませんか……
○又市征治君 社民党の又市です。
三党案が衆議院から送られてまいりまして、驚いたことに、政府案は衆議院で放置されたまま、こういうことのようであります。ということは、川端大臣、あなた今もなお、人勧を実施しないという政府案、これの提案者のままだということですね。この事態をまずどう国民と公務員労働者に説明をなさるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 その毎年の給与法の提出義務というのは、政府にあるわけですよね。そういう意味では、私は、だから無責任だと、こう申し上げているし、あるいは、先ほど来の論議の中であなたがおっしゃってきた内包論というのは破綻をしたわけでしょう。まず、そういう意味では、……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、消費税増税分の地方との配分問題について質問をしたいと思います。 私ども社民党は、消費増税には、たとえ社会保障との一体改革と名前が付こうとも、これは反対の立場は変わりません。その理由はもうここでは触れませんが、政府は五%の増税分については全てを社会保障に充てると、こうおっしゃりながら、地方団体との間では取り分をめぐって論争があって、これが年末の国と地方の協議の場においては、国が三・四六%、地方が一・五四%で決着をしたと、こんなふうに伝わっています。 本来、十分な財源があれば自治体が何も消費税の増税を待ち望む必要はないわけでありますけれども、現実問題……
○又市征治君 社民党の又市です。 議題になっています二法案については賛成をいたしますけれども、幾つか懸念される問題について今日はただしておきたいと思います。 まず、二〇一二年度の地方財政対策は、歳出特別枠と旧地方公営企業金融公庫の準備金を流用したのと、そして前年度からの繰越金で何とか財源を確保されている、こういう状況ですね。歳出特別枠は毎年名称を変えながら継続されているわけですけれども、総務省の奮闘の形跡が見られて、これは努力は買いたいと思いますが、このような操作は、本来、地方財源として恒久的に確保すべき額が確保できないから毎年こんなことが泥縄式にやられているということだと思います。 こ……
○又市征治君 社民党の又市です。 昨日に続きまして、個人情報の漏えいの実態と国民番号制の危険性についてただしたいと思います。 昨日は、いわゆる税と社会保障の一体改革と政府が言うところの消費税率の引上げに関連をして、国民番号制が必要なのかどうかという観点からお聞きをいたしました。答弁から見ますと、国民番号制は何ら有効でもあるいは緊急でもなさそう、そんなふうに受け止めました。 一般庶民には、消費税増税も困るけれども、国民番号制導入というのは個人情報の漏えいの危険性が大きい。これもまた困ったものだと言わなきゃなりません。社会保障についても、便利になるという側面も強調されますけれども、個人を検索……
○又市征治君 社民党の又市です。
私は、地方財源の安定的な確保のために、交付税率、法定交付率の引上げなど、この充実を政府に一貫して求めてまいりました。
この点に関して、総理の基本的な対応方針をまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 是非、引き続き交付税法定率などの引上げ、あるいは歳出の見直しなどというものを含めて是非頑張っていただきたいと、こう思います。
そこで、先ほど来出ておりますが、いよいよ何か混乱をしておるようですけれども、明日、消費税についての閣議決定をなされるということのようであります。地方財政問題とも無縁ではございませんから、この点についてお伺いしておきたいと思いま……
○又市征治君 社民党の又市です。 法案には賛成であります。幾つか念のために確認をしておきたいと思います。 まず、個別の店などの防火管理者の上にビル全体を統括する統括防火管理者を置くというこの改正案、一体どういう人を選んでいくのかということが私、問われると思うんですね。今、防火管理者になっているのはどういう人たちなのか。オーナーや店長ならばそれなりに責任と改善の権原を持って日ごろから防火に心掛けるでしょうけれども、しかし、形式的に雇われ店長などにここの責任者を押し付ける、こういう格好の例も相当ある、こんなふうに聞いているんですが、そういう格好の人たちがそのままなるということであったとすれば、……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は各参考人の皆さん、本当にお忙しい中わざわざお運びいただいて、心からお礼を申し上げたいと思います。 そこで、まず初めに石井参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどからの提案、被災地を始め現場に入っていただき、そして、そうした実態の把握と分析の上に今日も御提言いただいていることには心から敬意を表したいと思います。 そこで、ずばり、もう一度改めて、七年前、足掛け七年前になりますけれども、民営化法が強行採決されて、そして四年半前、民営化が進められてまいりました。ずばりその後の、この当時の民営化の狙いというのは何だったというふうに先生は見ておられるのか、そ……
○又市征治君 社民党の又市です。 おととい、私は、我が党が二〇〇九年十二月に政府に申入れをいたしました郵政改革の申入れを紹介をしながら、今提案をいただいている中身について確認を進めてまいりました。その意味で、皆さん方が提案をされていることは我が党が考えていたことと大筋合致をするということで賛成ということも前回申し上げさせていただきました。 おとついの続きでありますけれども、その中で、私は企業モラルあるいは雇用モラルの問題についても指摘をいたしました。民営化されても郵政会社四社は国民にユニバーサルサービスを提供する公共的企業体グループであるわけでありますし、まさにモラルと説明責任を国民に果た……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、松下大臣、取りあえず御就任の祝意を申し上げておきたいと思います。 国民新党を結党されたあなた方と私ども社民党は、共に二〇〇五年の民営化に反対をして闘いながら、二〇〇九年の連立政権合意に基づいて郵政改革法案を提出するなどの取組を一緒に進めてまいりました。随分時間が掛かったわけですけれども、その後、先ほどもお話がございましたように、民主党や自民党や公明党の皆さんの御努力もあって今年の四月末にようやく郵政民営化の改正法案が成立をしまして、ようやく三事業が軌道に乗り、あなたが最初の郵政民営化担当大臣、こういうことになられたわけであります。 この改正法では、……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、この法案を論議する前に、平成の大合併とは一体何であったか。大きな命題でありますけれども、若干、大臣の認識をお伺いしておきたいと思うんです。 大合併は自民党政府が主導されて、地域の実情であるとかあるいは生活実態、さらには地方自治の本旨に関係なく、政府の財政支出を削減するために、大きいことはいいことだ式に割当て的にどんどん推進された、こんなふうに認識しています。 合併後の現在、市町村の議員数や職員数は、先ほど金子先生からも資料をお出しいただきましたけれども、大幅に減って、地方交付税の基準財政需要額も大きく減りました。そしてまた、町村役場はもとよりですが……
○又市征治君 社民党の又市です。 質疑の前に委員長に一言申し上げたいと思います。 今日の二法案は、先ほど来からずっと出ておりますように、国の違法確認訴訟制度あるいは通年議会制、百条委員会始め多くの問題点を持っています。また、大都市の特別区設置も、東京都とは異なる問題もあり、相当時間を取って慎重に審議すべきところでありますが、しかし、当委員会では、日切れ法案でもないのにこれを一緒くたにして、しかも趣旨説明から質疑、採決までを僅か三時間半で一気通貫で上げようという、こういうことであります。これでは審議を深めようにも深めようがない。私自身も随分と質問の準備をしましたが、結局は大都市法の、大都市問……
○又市征治君 社民党の又市です。 十六日の集中審議で我が党の福島議員が消費税問題を取り上げましたけれども、そこでの政府側の答弁を受けて、更に今日は財政問題、消費税問題についてただしたいと思います。 まず、資料を配らせていただきましたが、これを見ていただきたいと思いますけれども、上の欄ですが、国税収入は一九九〇年度は六十二・八兆円、そして二〇一〇年度は四十三・七兆円、約二十兆円も減少しているわけですね。これは二十五年前の一九八六年と同じ水準、こういうことだと思います。答弁では、景気の影響を受けた結果、税収が落ち込んだ、つまり財政危機の原因は景気の悪化だとおっしゃるわけだが、二十五年前よりGD……
○又市征治君 社民党の又市です。 昨年三月、私はこの委員会で当時の菅総理に、二〇〇九年の三党連立政権の政策合意は向こう四年掛けて国民にその実現を公約したものだが、その実現に向けての決意はと、こう問いました。 菅さんは、御党との連立関係は残念ながら解かれておりますけれども、公党間の確認である三党政策合意については引き続き最大限尊重してまいりたいと述べ、また、三党合意の趣旨に基づき、雇用対策の推進、社会保障費の確保、子育て支援と教育の充実など、多くを二十二年度、二十三年度予算においても協力して盛り込んできた云々と答えられているわけです。 そこで、野田総理、この三党合意、最大限尊重し実現を図る……
○又市征治君 社民党の又市です。 議案審議に入る前に、委員会運営について委員長にお尋ねをしておきたいと思います。 普通、内閣改造が行われて大臣が替わった場合、まず大臣の所信を受けてその質疑を行うということ、そしてその上で法案審議に入るというのが、これは長年にわたって確立をしたルールだと思うんですね、委員会の。 松委員長も今なられたばかりですけれども、民自公三党で合意されれば多数の会派が反対してもこのようなルール無視の運営をなさっていくのかどうか、これは極めて重要な問題ですから、しっかりとこの点について見解をまず伺っておきたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市征治です。 私は、これまで五十回余りこの特別会計の改革について取り上げてまいりました。それもあってか、二〇〇六年度から今日まで、特別会計の剰余金から一般会計に約三十五兆円余りが繰り入れられてまいりました。しかし、特会改革というのはこれだけじゃなくて、まだ道半ば、こんなふうに思います。ですから、本委員会は、昨年八月に二件の措置要求決議を議決をいたしましたし、本日また、特会予備費の予算計上の在り方の見直しについて措置要求決議をこの場で決議する予定になっています。 こうした中で、安倍内閣になって、今年度の予算編成の基本方針において、前政権の閣議決定、特別会計改革の基本方……
○又市征治君 社民党の又市です。 提案された補正の交付税法案につきましては賛成の上で、幾つか質問をいたしたいと思います。 まず、補正では、国税五税の増収分二千九百六億円のうち、大半の二千百九十九億円を今年度中には地方へ配分せず来年度の交付税へ送るということになっています。しかし、これ地方交付税法第六条三項では、年度中の増加分について、「当該超過額は、当該年度の特別交付税の総額に加算するものとする。」と定めているわけでありますが、これそのものはこの条文に反するのではないかという、こういう疑念があります。 私、ちょっと資料を一枚作ってまいりましたが、見ていただいたとおり、これまでの、過去を見……
○又市征治君 社民党の又市です。
大臣、二か月前の一月二十四日、地方公務員の賃金の問題について大臣をお訪ねをいたしました。その際、あなたは、削減はあくまでもお願いで、強制ではありません、また、一年限りだ、このように述べられたわけですが、この二点は現在も変わりないですか。
【次の発言】 そこで、大臣は、強制するものではないのでペナルティーはないと三月十九日の衆議院の総務委員会でも答えられておるわけであります。ということは、給与削減を行わなかった自治体がもしあったとしても、それを財政余裕団体などとみなして特別交付税を削減するようなそういう措置、言うならば省令改正などというのは考えていないというこ……
○又市征治君 社民党の又市です。 議案となったうち、地方交付税法案には反対をいたします。地方税法案には賛成する立場から質問をいたしたいと思います。 まず、この二〇一三年度の地方財政計画ですが、八十一兆九千百五十四億円とされておりますけれども、地財計画が自治体財政の実態と懸け離れて政府の自治体コントロールの道具と化している点というのは、これまでも自治体やあるいは多くの識者からも、また私自身も批判をしてまいりました。 二〇一三年度も、地方交付税の需要算定のうちの給与分で八千五百四億円削るけれども、その代わりに全国防災やあるいは地域の元気で八千五百二十三億円付けてやるから給与削減をのめと、こう……
○又市征治君 社民党の又市です。 大震災と原発事故から二年がたちましたが、復旧復興事業、残念ながらまだ遅々としているというのが実態であります。そして、被災され、親族やあるいは知人を奪われ、ふるさとを失った皆さんの心の傷というのは大変深いものが依然としてあるわけであります。 NHKは当初、原発事故と放射線報道、これについては大本営発表の垂れ流しじゃないかという、そんな批判も受けたこともありましたが、その後、現在、かなりの時間を割いて被災者の声の報道やあるいは検証番組、ドラマ化なども続けられておるわけですけれども、この点については敬意を表しますとともに感謝も申し上げたいと、こう思います。 そ……
○又市征治君 社民党の又市です。 現在、安倍政権が進められている政策は、国民の消費を拡大する可処分所得の拡大策のないところで人為的に日銀主導のインフレを起こし、輸出大企業のために円安を誘導し、株価や不動産価格をつり上げる一方で、国民には食料品や石油、原材料などの輸入品価格の上昇と公共料金の値上げ、そして消費税の増税と、暮らしを苦しくさせるばかりではないかと、こう懸念があります。 その上に、二〇一三年度予算は、世界で一番企業が活動しやすい環境をつくるための規制緩和や助成金、あるいは税制優遇などを盛り込んで、他方では生活保護を切り下げるなど、一層格差を拡大するもの、こうとらえざるを得ませんから……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回で三度目の分権一括法ということでありますが、政府が義務付け・枠付けを外して、分権はするけれども、移管に必要な財源が自治体に保障されないために、一部の自治体では公共の医療や介護や保育あるいは障害福祉などが縮小したり、あるいは住民サービスが低下をし、過疎化する実態が起きてきましたし、また起きる懸念が今後ともあるということでもあろうかと思います。 ですから、二〇一一年の四月と八月、この一括法の審議の中でこの総務委員会は附帯決議を付けて、権限移譲等に伴って財政措置や、自治体の施設や公共物の設置管理の水準が低下しないようにということを求めてきました。今日も後ほど……
○又市征治君 社民党の又市です。 マイナンバー制度そのものは、住基ネットを基に国民全員に個別の番号を付けて、年金、医療、介護、税務などの利用情報を結び付けることによって公平で効率的な行政サービスを実現するんだと、こう言われるわけでありまして、この限りにおいては、ああ、いいことだなと思うんですが、はてさて、さっきからずっと出ているように、情報漏れなどの懸念が非常に強い、こういう点がありますので、今日はその点を、その懸念を是非ただしてまいりたい、このように思います。 九日の日に衆議院を通過してすぐに、翌十日の日本経済新聞が一面トップで、見出しに「個人情報企業利用に指針」と題して経産省の方針を紹……
○又市征治君 社民党の又市です。私は、社会民主党・護憲連合を代表して、地方公共団体情報システム機構法案に反対する立場から討論いたします。 マイナンバー法案は、国民総背番号制になるという批判を浴びて、何度か出ては消えた経緯があります。旧政権の法案も、政府、独法や自治体の持つ個人のあらゆるデータを結合し、全ての官庁が本人の承諾なしに利用できるもので、私は、昨年三月、本委員会で事例を述べ、個人の権利全般にわたる重大な危惧を述べました。 ところが、今国会の新マイナンバー法案は、それに加えて、三年後には安倍総理の言う企業が一番活動しやすい国づくりに開放する。個人の病歴、財産、職歴などを侵す危険が一層……
○又市征治君 社民党の又市です。 私で九人目ということですから、このぐらい来ますと、この法案だと随分とダブるところが出てまいりますが、念のために確認を含めて質問してまいります。 この消防救急無線のデジタル化を早めるために電波利用料から出しますという、このことそのものには賛成をいたしますが、事業規模が初年度は二十五億円、十市町村と少なかったわけですね。今年度から四か年で一〇〇%にするならば、補助率なり対象市町村を当然広げるべきだろうと思います。これはどうお考えなのか。 また、地デジの終了で電波利用料に余裕が出るわけですから、毎年百億円のオーダーで出せるんではないのかと思いますが、この点、ど……
○又市征治君 社民党の又市です。 法案に入る前に、大臣、先週に提出された地方財政審議会の意見書についてまず伺っておきたいと思うんです。 神野会長は、昨年、政府が長年行ってきた地方財政の圧縮政策を始めとする中央集権化の歴史を批判をされて、地方分権は今や風前のともしびだと警鐘を鳴らしてこられた方ですね。新藤大臣はこの方を再任をされたわけです。その地財審が、財務省の仕掛けている地方財政削減論に明確に反論をして、交付税の原資である法定五税の交付率を引き上げる根本的是正とともに、当面、地方財政計画における歳出特別枠及び地方交付税の別枠加算の継続を求められておりますね。 そこで、大臣、地方を代弁して……
○又市征治君 社民党の又市です。 参議院での基本的な質疑に当たりまして、党を代表して、主要には安倍総理に質問をさせていただきます。 振り返りますと、長年の自公政権による新自由主義構造改革によって国民生活の低下と格差が拡大をし、その怒りが政治転換を求めて二〇〇九年の政権交代に結び付いた、このように思います。しかし、民主党政権になっていったわけですけれども、次第にこれもまた国民の期待から外れて、結局は昨年末の総選挙で自公政権の復活となった、こういうことだと思うんですが、としますと、いわゆるこの第二次安倍内閣には、以前の賃金やあるいは雇用を始めとした国民生活を犠牲にした大企業の優遇策であるとか、……
○又市征治君 社民党の又市です。もうしばらくお付き合いください。
参議院は、従来から決算審査を重視して、その結果を翌年度の予算に反映をすべく、全会派一致して努力をしながら、政府もまたそれを積極的におこたえになって審議内容や警告決議などを翌年度予算に反映をさせてこられました。しかし、安倍政権に変わって以来、今日もちょっと自民党さんからも出ましたが、総理の日程が取れないとして審議が滞って、今日のこの二〇一一年度の審査開始が一年遅れ、こういうことになりました。
まず、総理、このことについてどうお考えですか。
【次の発言】 二〇〇八年、麻生大臣が総理のとき、麻生さんは、予算より決算の方がよっぽど大……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、大きく分けて二つ、第一班の報告に関連をしてということと、第三班の報告に関連をしてお聞きをしたいと思います。 まず第一班の報告ですが、これはどちらかというと、調査団の方にお聞きするというよりも、政府あるいはJICAの皆さんにお聞きした方がいいと思うんですが、我が国のODAにかかわる人材育成、確保の取組についてですけれども、現地で活動されている日本人の皆さんから手当の減額であるとか帰国後の再就職に対する不安が出されたという御報告がございました。これは、私も以前にタイなりインドネシアをお伺いしましたが、そのときもやっぱり言われておったことなんですね、大分、……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、今も片山先生から話が出ました地方公務員の給与削減問題についてお尋ねをいたします。 先月総務省が発表した地方公共団体における給与減額措置の実施状況によりますと、約三割の自治体が事実上政府の意向と異なる措置となっていますね。七割の政府の要請を受け入れた自治体にしましても、見聞きしたところでは、今回の政府のやり方には大変不快感、不満を持っているところが多いというのは今も大臣からも答弁がございました。そもそも、自治体に対して地方交付税を削減し七・八%の給与削減を要請するというのは、地方交付税法三条や、あるいはまた地方の労使自治への介入ですから、それは当然の……
○又市征治君 社民党の又市です。
本法案には賛成の上で、幾つかお尋ねをしておきたいと思います。
まず、この人事院の調査によりますと、民間企業で同行休業のような制度を持つところは極めて少ないということでありますが、それでも公務職場にこれを先行導入することの意義というのは、多様な人材を活用することが社会的にも必要なことで、民間にも普及させていこうということだと思いますが、その点、もう少し説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 この制度に限らず、労働者が働き続けられる条件を整備するということは、人材活用や業務効率の観点からも社会全体にとって大事なことであります。公務員、とりわけ地方公務員の……
○又市征治君 社民党の又市です。
委員長、小松さん陪席されていますが、何か大変つらそうですから、私は質問する予定ありませんから、御都合よければ退席いただいて結構です。
【次の発言】 答弁できないでしょう。
冒頭、委員長からも指摘がされましたけれども、昨年、政府が決算委員会審査に協力的でなかったために、今回、平成二十三年度及び二十四年度の二年度分の決算を一括審査をする異例の事態を招いたことについては、まず強く抗議をしておきたいと思います。
そこで、毎年会計検査院から不当事項と指摘される掲記件数、指摘金額に大きな改善がないことは誠に遺憾であります。平成二十四年度の掲記件数は前年度より百十七件……
○又市征治君 社民党の又市です。 大変長くなっていますが、どうぞよろしくお願いします。 まず、厚労大臣にお伺いをしてまいりますが、安倍政権は経済の好循環実現のために今年は積極的に企業に賃上げの要請を行ってまいられました。それは、一九九七年から二〇一二年、この十五年の間に民間の賃金が一三%、約六十万円も下がる、こういうことが個人消費を低迷をさせる、日本経済の成長を妨げてきたという、この事実に基づいてやられたと、こう思います。 そこで、この間の賃金低下の原因ですけれども、まず一つは、何といっても正規労働者トータルの賃下げ、低迷ということがありますし、もう一つは、非正規労働者が大量にそういう意……
○又市征治君 長時間にわたっていますが、私が最後ですから、どうぞよろしく。 まず、復興予算の執行状況について、根本さんにお伺いをしてまいりたいと思います。 一昨年の八月に本院から会計検査院に検査要請が行われて、十月に報告が出されました。そして、昨年の十月にその後の施策に関する検査状況報告も出されております。 私も、昨年の十一月、決算の全般的質疑に当たりまして、根本大臣にこの件について幾つかお伺いをいたしました。大臣は、復興予算執行の遅れは地元との調整に時間が掛かったことなどもあり、加速化のために関係省庁との連携を強化をする、また被災自治体への職員の派遣を進める等々の答弁をなさったわけであ……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、予備費に関連して外務大臣にお伺いをしてまいりたいと思います。 今日、東アジア情勢が非常に緊迫をしているという状況にありますが、それは昨年の安倍総理の靖国神社参拝というのも一因でしょう。アメリカからも失望したと言われるほど国際的にも批判を受けました。もう一つあるのは、やはり野田内閣当時の平成二十四年九月に尖閣諸島の結局は国有化が決定をされて、一般会計予備費で二十億五千万円が不動産購入費として支出されたことも今日の日中関係緊迫化の一因ということが言えるんだろうと思うんです。 そこで伺うんですが、双方に領有権の食い違いが明白であるのに、一方的に国有化をす……
○又市征治君 社民党の又市です。 二〇一一年、一二年度の決算審査、精力的に進めてまいりまして、締めくくり総括ということになりました。後ほど、全会一致で政府への警告決議や措置要求決議が行われますから、本日、私は当面の問題を取り上げたいと思います。 まずは、さっきから出ていますが、法人税減税について伺います。 四月二十八日のこの場で、麻生財務大臣ともこの問題については論議をいたしました。六月の骨太方針までに法人税減税の結論を出すのかと、こういうふうに聞いたんですが、麻生大臣は、大体今頃からやっていたなんて過去に一回も例がない、税は大体十二月の押し迫ってからの話で、六月の骨太方針にその内容がど……
○又市征治君 社民党の又市です。 参考人の先生方、大変どうも今日はありがとうございます。本当は皆さん全部に一つずつ聞けばいいんですが、時間の関係がありますので何人かに限らせていただきますが、高橋先生にまずお伺いをします。 以前、日本の役所は援助は外交の道具だと言い、あたかも援助独自の目的を否定するがごとき言説がなされていたと、援助は相手国の開発に資するというそれ自体の固有の役割があることを再認識しなきゃならぬというふうにおっしゃっていたことがございますね。 つまり、ODAの中の不十分さといいますか、そういう問題を御指摘をなさっておりましたが、そのような問題が起こった背景といいますか、それ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、御三方、本当にお忙しい中、いろいろと御説明いただき、ありがとうございました。 大橋さんに初めにお伺いいたします、大変熱意を持って今お話がございましたので。長年のNGOの活動に携わられて、東日本大震災の被災地での御活躍も大変敬意を表したいと思います。 そこで、大橋さんは、そういう経験を通じて、「三・一一から一年 日本はどう変わったか」という、雑誌の「外交」の座談会で次のように述べておられますね。「できれば原発に関するODAをもう少し中立化する方向に踏み込んでほしい。具体的には、原子力発電のメンテナンスや技術協力だけでなく、そもそも原子力発電が必要な……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、先月公表されたODA白書の岸田外務大臣の巻頭言について伺いたいと思います。 大臣はこの中で、「国際環境の変化としてまず挙げられるのは政治・安全保障環境の変化です。平和で豊かな国際社会を実現するため、ODAをより戦略的に展開し、自由や民主主義、人権、法の支配などの普遍的価値や戦略的利益を共有する国を支援する必要があります。」と、こういうふうに述べられておるわけですが、これは丸々私も否定する気はありませんけれども、これがODAの役割の第一番目に挙げられるとなるとちょっと違和感を持たざるを得ない、こういう気がするわけです。 日本とやっぱり戦略的利益を共……
○又市征治君 社民党の又市です。 法案には賛成をしながら、幾つか質問をしてまいりたいと思います。 先ほど来出ていますけれども、近年、多額の交付税が翌年度に送られていることについて昨年も私は質問をいたしました。昨年度の大臣の御答弁は、二千百九十九億円、今年度に特別に追加して対応すべき需要がない旨お答えがありました。 しかし、地方交付税法第六条の三には、「当該超過額は、当該年度の特別交付税の総額に加算するものとする。」、こう規定をされているわけでありますのに、そうしないで翌年に回すというのは、地方の財源を国の財源対策に使う便法ではないかという疑念が地方からも挙げられております。 今年度の超……
○又市征治君 社民党の又市です。 ずっと朝から、本当にNHKの危機だな、こういう思いで各委員が様々御質問をいただき、見解を求めてきましたが、残念ながら、あと一名を残し、全部で十名が今日発言をするわけですけれども、残念ながら大変な危惧は拭い去れない、こんな思いであります。 いずれにいたしましても、不偏不党、公平公正な公共放送NHKの維持発展を願う立場から、私は、七日に引き続いて質疑を行ってまいりたいと思います。 まず、会長に伺いますが、あんまりカンニングペーパーばっかり見ないで答えるようにしてくださいよ。みっともない話だ、それ。 会長に伺いますけれども、先日、会長は私の質問に対して、個人……
○又市征治君 又市です。 今日は、大臣所信についてですから、大きく分けて三点について質疑をさせていただきたいと思います。 まず一つは、交付税の法定率の引上げ問題について伺ってまいります。 来年度の地方財政計画は後ほど説明があるようですけれども、アベノミクスの効果を全国で実感してもらう重要な年だという、こういう位置付けもあって、最終的には、歳入歳出規模は八十三兆四千億余り、一兆五千億、一・八%の増、それなりの伸びが確保されたと、こう思います。また、社会保障の充実分であるとか、地方の安定的な財政運営に不可欠な一般財源総額も初めて六十兆円の大台に乗って六十兆三千五百億円余と、約六千億円余り、一……
○又市征治君 社民党の又市です。
先ほど、籾井さん、あなたは、国会に呼ばれて外へ出ていく時間が与えられない、こういうふうに答弁をされたんですが、国会があなたの仕事を邪魔しているんですか。誰がそういう状況をつくり出したんですか。どんな認識持っているんですか。
【次の発言】 もう一つ、この場はあなたは糾弾会だと思っているんですか。少なくとも、今日ここに集まっている議員の皆さんは、公共放送NHKを心配をし、何とか大切に育てていかにゃいかぬという人たちばかりですよ。そういう立場から、あなたが問題を次々起こすから、そのことを厳しく指摘をしている。政治家の中だってこんなこと当たり前のことですよ。それをあ……
○又市征治君 初めに、合併算定替え終了に伴う財政対策について伺います。 平成の大合併で全国の市町村が三千二百三十二から千七百十九にまで減少してきました。この大合併は、基礎自治体の行財政基盤の確立ということを目的にして政府が推進をしたわけでありますけれども、総務省は二〇一〇年三月に平成の合併についての総括文書を公表していますね。その中で、合併の本来の効果が現れるまでには十年程度の期間が必要だと、こんなふうに記しています。また、世論の合併への評価は大きく分かれている、こんなふうにも挙げているわけですが、そこで、これからの基礎自治体の展望として、市町村合併による行財政基盤の強化ということを大事にし……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案で私で九人目ということでありますから、かなりかぶっていますね。そういう意味で、幾つか通告をしたものは飛ばしながら、なお再確認を含めて質問をしたいと思います。是非、お間違いないようによろしくお願いをします。 まず、地方の元気創造事業、これを創設したというのは、少なくとも地域経済の現状は深刻であって、日本経済全体のためにその経済振興が大事だ、こういう認識からだろうと思います。全く私もそのとおりだと思うんですが、随分前からシャッター街などという言葉があるように、地方経済の疲弊というのは相当進んできた、こういうことだと思うんですね。ですから、臨時的なもので……
○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 以下、反対の理由を申し上げます。 第一は、十兆五千九百三十八億円にも上る財源不足への対応です。 四年連続で改善はしているものの、依然として十九年連続して地方交付税法第六条三第二項に該当しています。二〇一四年から一六年度も臨時財政対策債による国、地方の折半ルールの延長で対処していますが、本来、地方交付税法定率の引上げを行うべきです。 第二は、地方交付税の恣意的算定の拡大です。 頑張る地域を応援するとした地域の元気創造事業費三千五百億円に……
○又市征治君 社民党の又市です。 衆議院委員長提案の過疎地域自立促進特別措置法の一部改正案、我が党も賛成でございます。それに関連をして、その上で、限界集落問題について何点か総務省にお尋ねをしたいと思います。 一般的に、限界集落とは、住民の五〇%以上が六十五歳以上で集落としての社会的な共同作業が困難になった集落、こういうふうに定義付けられておりますけれども、平成二十二年四月時点の過疎地域等における集落状況調査によりますと、今後消滅の可能性のある集落は調査対象の四・三%、二千七百九十六集落に上っています。平成十八年時点で消滅の可能性はないと予測されていた集落でも消滅したものがあることを考えます……
○又市征治君 社民党の又市です。 成田財特法は賛成をいたします。その上で、これまで積み残した問題、この機会に幾つかお伺いをしたいと思うんです。 まず一つは、一昨日の過疎法の質疑で聞けなかった点の続きでありますが、大臣は、縦割りではなく横の連携を意識した地域活性化策を考える場として、地域活性化の推進に関する関係閣僚会合ですか、このことについて言及をされました。 この会合では、総務省は、金融庁であるとか中小企業庁あるいは農水省等との横串連携による地域経済イノベーションサイクルについて事例を提出をされているようでありますけれども、過疎は、放っておけば人口が流出をして、やがて集落が維持できなくな……
○又市征治君 社民党の又市です。 東日本大震災から三年が経過をいたしました。NHKはこの間、被災地、被災現場の状況や避難をされている方々の実情、そこから導き出される課題などについて生々しく多角的に今日まで国民に伝え続けてきて、国民全体が被災地の皆さんを支援し、復興を協力しよう、こういう大きなきずなづくりに貢献をしてきたと思いますし、そういう意味で公共放送の使命を果たしてきたんだろうと思うんですね。それは、ある意味では政府や原子力安全・保安院の発表よりもNHKの報道や主張の方を国民が信頼をするということさえ生まれたということでありまして、その努力を積み重ねてこられたNHKの職員の皆さんには改め……
○又市征治君 社民党の又市です。 幾つか先行した委員の質問とダブるところありますが、確認の意味を含めてお尋ねをしたいと思います。 今回の改正案は、ネットワークを取り巻く環境変化によって、電気通信事業における重大事故の多発、このことを受けて事故防止策を強化するものだというふうに理解をいたします。これは確かに重要なことだろうと思うんですが、いただいた重大事故に関する資料には、重大事故の影響数、継続時間が示されております。これはこれで事故の大きさを示しているわけですが、このような事故の被害額というものは計算できるのかどうか。それから、できるならばその評価額を主な重大事故について示していただきたい……
○又市征治君 社民党の又市です。 今回の電波法の一部改正案には賛成をいたしますが、先ほど来から何人か御指摘されている問題を含めて、再確認を含めて幾つか伺っておきたいと思います。 今回の改正で電波利用料の算定における軽減措置の見直しが行われて、携帯電話、移動受信用地上基幹放送に新たに軽減係数を適用して、関係事業者の負担の軽減が図られるということであります。 この軽減係数は、電波利用料の算定において、電波の普及や国民の生命の保護等の観点から、特定の無線システムに一定の軽減を行うために設けられた係数ということですけれども、携帯電話の場合は二分の一ということのようですね。この係数を用いると、携帯……
○又市征治君 社民党の又市です。質問の順番を変えていただいて、感謝申し上げます。 まず、自律的労使関係制度の措置について伺いますが、先ほどもこの国家公務員制度改革基本法の成立の経過について江崎さんからお話がございました。その第十二条では、政府は、協約締結権を付与する職員の範囲の拡大に伴う便益及び費用を含む全体像を国民に提示し、その理解の下、国民に開かれた自律的労使関係制度を措置するものとするという規定を受けて、附則第二条では、「政府は、地方公務員の労働基本権の在り方について、第十二条に規定する国家公務員の労使関係制度に係る措置に併せ、これと整合性をもって、検討する。」、こういうふうになってい……
○又市征治君 社民党の又市です。 それじゃ、NHKの浜田さん、毎回お見えいただいて恐縮でございますが、NHKの本年度の予算案については、御承知のとおり、籾井会長の公共放送に関する認識の欠如であるとか、あるいはまたNHKが視聴者・国民の共有財産であるという認識の希薄さなどなど、そうした問題から、多くの政党が不承認、こういう立場を取りました。本来全会一致で承認されるべき性格のものがそうならなかったことに、私は、会長自身が大きな責任と反省を持ってその後の慎重かつ適切な運営に当たるのかなと、こういうふうに期待もしておったわけですが、残念ながらそうなっていない。遺憾ながら、依然としてそうした姿勢を感じ……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は先生方どうもありがとうございます。 一番初めに碓井先生に平成の大合併の功罪を聞こうと思ったら、もう吉良さん聞かれましたから、そこは飛ばしていきます。 そこで、第三十次調査会の答申の取りまとめに大変御努力をいただいたことは敬意を表したいと思うんですが、今回のこの自治法一部改正案は、答申も踏まえて、一面では自治体の広域連携であるとかあるいは三大都市圏の市町村間の水平的役割分担を強調する一方で、都道府県による一部自治体の事務の補完もこれ規定をしておりますね。見方によっては、自治体の広域連携により都道府県の役割が低下をする反面、都道府県の補完的役割によって……
○又市征治君 社民党の又市です。 この第四次分権一括法案につきましては賛成をいたしますが、若干懸念している部分もありますので、その点、お尋ねをしたいと思います。それは、自家用有償旅客運送の登録、監査等についてであります。 今回の法案によって希望する市町村等に自家用有償旅客運送の事務・権限が移譲されることになるわけですが、文字どおり事務・権限が移譲されるだけであって、自家用有償旅客運送が認められる範囲、つまり過疎地の輸送や、あるいは福祉輸送がバス、タクシー事業によって提供されない場合に限って認めるという、この点が変更されるわけではないわけですね。 国交省、今日来ていただきましたが、その点を……
○又市征治君 社民党の又市です。
今日はNHKにも御足労いただきました。まず、会長の就任会見に端を発した一連の問題について、国民からの様々な御批判があると思いますが、現在どのぐらいになっているのか、またその内訳、つまり会長への批判と激励の数はどうなっているか、その点からお伺いします。
【次の発言】 月はいいです。
【次の発言】 ちょっと前に聞いたよりも率上がっていますね、批判的な意見が。
次に、NHK理事の人事が協議された四月二十二日の経営委員会の議事録を基に伺いますが、この経営委員会では、籾井会長からの理事の任命提案に関して、委員から、放送法施行規則で「委員長は、経営委員会の招集の通知を……
○又市征治君 社民党の又市です。 大変、お二方、今日はありがとうございます。 実はこの法案については、私ども社民党も民主党さんなどと衆議院においては対案を出しました。その内容の一つが、今もありましたように、今日かなり議論になっておりますように、審理官制度の創設ということを出したわけであります。 今もお話がございましたけれども、政府案の審理員制度でいえば、基本的には各省庁の職員が担うということになっているわけですから、これは公平さの担保が不十分だと。極端に言えば、地方なんかへ行きますと、それこそ公務員の天下り先みたいな格好に、まあ天下りにはならないな、その次の名誉職みたいな格好にされたりと……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、法務省に伺ってまいります。 法務大臣は、私的諮問機関である出入国管理政策懇談会の中に各界の専門的知見を有する者を集めた難民認定制度に関する専門部会を昨年十一月に設置をされて、その結論も参考に難民認定制度の改革を進めるべく今春から本格的な論議を始めて、本年十二月をめどに結論を取りまとめるとされておるわけですね。そのような論議が行われているさなかに、行政不服審査法に関連して、関係法律の整備に関する法律案の中のいわゆる入管法も改正されようとしているわけですが、これに対しては議論が緒に就いたばかりの段階で、既にその議論に関して結論が出ているかのような法案が……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、両先生、本当にありがとうございました。大変勉強になりました。 私まで回ってきますと、この法案などでほとんどダブってくる質問ばかりなんで、大体お聞きしたように思うんですが、ダブらない格好で幾つかお聞きをしたいと思います。 まず長谷部先生にお伺いしますが、事前に長谷部先生と法政大学の杉田先生の対談、若干読ませていただきました。放送法の一部改正案とは直接に関係はないんですけれども、その中で先生の御発言で、日本の法制は内閣がイデオロギー的に極端な人事を行うことを想定していません、内閣がその気になれば独裁に近い状態もつくれないことはないとおっしゃっておるわ……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、放送事業者経営基盤強化計画について伺ってまいります。 今回の改正理由は、地域経済の低迷等に起因した民間放送事業者の経営状況の厳しさということが説明をされています。改正によって、総務大臣が、放送系の数、つまりチャンネル数の目標達成が困難な地域を指定放送対象地域と指定をし、そこの基幹放送事業者が作成した経営基盤強化計画が総務大臣の認可を受けた場合、放送法及び電波法の特例措置を受けられるということのようです。 改正案では、メディアの種類についてラジオとは限定をされておりませんけれども、今年度の営業収入が一%の伸びを見込むテレビであるとか〇・四%を見込むF……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、地味な賃金と経済問題について質疑をいたしたいと思います。 安倍内閣はこの間、企業に賃上げを求めて、その結果が日本経済の再生につながるとお考えのようでありまして、これは私たちも同感でございます。 昨年十二月二十日の政労使の合意文書では、「景気回復の動きをデフレ脱却と経済再生へ確実につなげるためには、企業収益の拡大が速やかに賃金上昇や雇用拡大につながり、消費の拡大や投資の増加を通じて更なる企業収益の拡大に結び付くという経済の好循環を実現することが必要である。」、こう明記をされました。 そこで、経済の好循環にとって賃上げがなぜ重要かということを改めて……
○又市征治君 社民党の又市です。 四班の報告、非常に貴重な報告をいただいて、興味深く聞かせていただきまして、また勉強にもなりました。 多くをお聞きをしたいんですが、時間の関係もありますから、二点だけお伺いをしたいと思います。 第一班の大野委員から御報告がございました、イラクの中央政府とクルディスタン地域政府、この関係、緊張関係にありということでお話がございまして、どちらかというと、予算の問題を含めても対立関係ということのようなわけですが、さて、今、この難民問題について言うならば、クルディスタン地域政府が主要にはこの難民支援に当たっているというお話でありました。 そして、日本はこの後、難……
○又市征治君 社民党の又市です。 本日は、大臣の所信に関する質疑ですので、まず、大臣の政治信条等について伺いたいと思います。 報道で、高市大臣はネオナチズムを標榜する政治団体の代表者とツーショットで撮影していたことが報じられて、これが国内のみならず海外からも、高市氏が男性と信念を共有しているという証拠はないが、安倍首相が政権を更に右傾化させているとの批判に油を注ぐだろうなどなどと報じられて、私たちもびっくりいたしました。 そして、先ほども質問がありましたが、大臣は就任直後のインタビューで、今後も自然体で一人の日本人として靖国神社には参拝させていただくというふうに発言をされて、その上、おと……
○又市征治君 社民党の又市です。
今日も何か、野党の質問者全員がNHKの経営委員長を呼んでいる、NHKの集中をやっているような、極めて残念な状況です。
最初に、浜田委員長に伺います。
経営委員会は、二月の十二日に、第一千二百七回経営委員会、この中において、経営委員による個人の発言、行動についての意見交換をされ、一定のまとめをされたということですが、この経緯についてまずお伺いします。
【次の発言】 今おっしゃったことを含めて三回やっているわけですよね、申合せは。にもかかわらず、この百田経営委員は、六月には、御承知のとおり、日教組は日本のがんだ、南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそだと、こうい……
○委員以外の議員(又市征治君) 社民党の又市です。 最初に、委員外発言を認めていただきました与野党の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。 ただ、この案件は本来ならば総務委員会でということの案件だろうと思うんですが、であれば我々は、私も後ほど質問される生活の党の主濱さんも総務委員でありますから、もう自動的に質問ができるという状況なんですが、残念ながらそういう会派がこの特別委員会によって逆に発言ができないというちょっとおかしげな格好になっているわけで、その点については一言申し上げておかなきゃならぬと、こう思っています。 そこで、まち・ひと・しごと創生法案でありますが、目的とすれば、少子高齢……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、南相馬市の特定避難勧奨地点の解除問題について伺っていきたいと思います。 福島第一原発事故に伴う南相馬市の特定避難勧奨地点は、先ほどの答弁では百四十二地点百五十二世帯だそうですけれども、国はこれを十月中に解除する方針だったようですけれども、住民から批判が相次いだため、解除を先送りされたようです。 政府の南相馬市での説明会では、市民から、解除基準が高過ぎる、年一ミリシーベルトを下回るまで解除しないでほしい、国の測定は低い場所ばかり測定している、解除は早過ぎるなどなど、反対意見が相次いで賛成が一つもなしということでありますが、関係する行政区長も反対を表……
○又市征治君 社民党の又市です。
政府は、今回、歴代政権が積み重ねてきた憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認する法制を制定をしようということの理由に安全保障環境の変化を挙げられるわけですが、本当にこの憲法解釈を変更しなきゃならぬほどの変化なのか、改めて簡潔にこの理由を、大臣、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 今の話を聞いていますと、日本だって、それは経済成長期には二十一倍、二十五年ぐらいで防衛費伸ばしたんですよね。中国の場合、今一生懸命おっしゃったけれども、やはり九〇年代から成長してきたからそういう格好だと。
問題はそんなことじゃなくて、今の話だと、じゃ軍拡競争をやり……
○又市征治君 社民党の又市です。
まず、礒崎発言について改めて伺います。
礒崎補佐官は、法的安定性は関係ないと講演で述べたのは、安全保障環境の変化を十分踏まえる必要があるという認識を示したもので、法的安定性を否定したものではないというふうにこの委員会に来て説明をされて、おわびをされた、一部取り消した。
総理はこれを了として、職務を全うするようにかばっておられるわけですが、総理は、この発言自身は取消しとおわびで済む程度の問題、そういうふうに御理解されているんですか。
【次の発言】 しかし、今そのようにおっしゃったが、礒崎さんは自分自身のホームページでも、日本を取り巻く国際情勢が大きく変化し……
○又市征治君 社民党の又市です。 今年の四月、日米外務・防衛の2プラス2で、十八年ぶりに日米防衛協力の指針、新ガイドラインが改定合意されました。 それは、九七年のガイドラインを大きく変更して、平時から有事まで切れ目なく日米軍事一体化を進めるために海外での武力行使、集団的自衛権の行使が盛り込まれた言わば憲法違反の取組だ、こう言わざるを得ないと思います。 安倍首相はこれを受けて、日米首脳会談後に、日米同盟はアジア太平洋地域のみならず、世界の平和と安定になくてはならない、このように表明をして、アメリカ議会でその合意を法制化する安保法案をこの夏までに成立させる、こう約束をしてきました。 政府は……
○又市征治君 社民党の又市です。最後のバッターでございますから、是非しばらくの間お付き合いいただきたいと思います。 冒頭、中東諸国への人道支援問題で一点、総理に伺いたいと思います。 総理が今回の中東訪問で、テロ集団イスラム国と闘う周辺諸国に対して難民支援等で二億ドルの支援を行うと表明をされたことは広く知られておりますが、人質事件に関する政府の対応とは別に、私は、この憲法前文で、我らは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永久に除去しようと努める国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う、こううたっている我が国としては、これは非軍事の人道支援を行っていくというのは当然のことだろう、……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、麻生財務大臣に国の債務問題についてお尋ねをしたいと思います。 二〇一三年度予算の公債依存度は四〇・八%、歳出に占める利払い費は九・九%、公債残高は対GDP比で一五四%となっています。今年度の予算では、公債依存度は三八・三%と低下していますけれども、歳出に占める利払い費は一〇・五%、公債残高は対GDP比一五九・八%に増えて、見るべき改善はありません。 政府は、一昨年八月の閣議了解の文書、「当面の財政健全化に向けた取組等について」という中において、「経済再生が財政健全化を促し、財政健全化の進展が経済再生の一段の進展に寄与するという好循環を目指し、持続……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、社会保障制度と税の共通番号、マイナンバー制度について伺いたいと思います。 この法案は一昨年に成立をして、今年十月から日本に在住する一人一人に十二桁の番号が付されるということでありますが、我が党はこの制度の導入には反対でありましたけれども、それはそれとして、懸念される幾つかの問題について今日は伺いたいと思います。 現在、自治体ではその準備に追われているわけですが、多くの要員が必要なのに残念ながら小規模な自治体では専門の職員を置くことができないとか、あるいは専門的なアドバイスが受けにくい状況があるとか、また、報道によりますと、システム改修に係る多額の……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、JR北海道の安全問題について伺います。 委員各位も記憶に新しいところだと思いますが、昨年の六月に、本委員会において、JR北海道管内における事故の多発を受けて警告決議を行いました。これに対し、政府は三回の保安監査を行い、既に昨年一月にJR北海道の安全確保のために講ずべき措置を取りまとめる等、対処してきたとされております。また、会計検査院も、昨年十月二十八日付けで、JR北海道に対し、鉄道施設の維持管理についてという意見を表示しています。 このように、JR北海道に対する一連の警告、指導にもかかわらず、JR北海道では、昨年来、貨物列車の脱線事故、あるいは……
○又市征治君 社民党の又市です。 二〇一三年度の決算の締めくくり質疑、第一番目に福島原発の汚染水問題を質問したいと思います。 一昨年九月、総理が二〇二〇年オリンピックのIOC総会のプレゼンにおいて、世界から注視をされていた福島第一原発の汚染水について、状況はコントロールされている、抜本解決に向けたプログラムを私が責任を持って決定し、既に着手している、こういうふうに熱弁を振るわれたわけです。 じゃ、その後どうか。昨年の二月以来、排水路から高濃度の汚染水が外洋に流出をしていたけれども、これが公表されず、また、報告を受けた規制委員会も経済産業省も指導監督が不十分で対策は東電任せ、こういうことが……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、二〇一三年度決算外二件及び二〇一三年度予備費関係三件に対して討論を行います。 まず、二〇一三年度決算外二件についてです。 今回の決算の基となった二〇一三年度予算は、自民党の政権復帰を経て、防衛関係費は十一年ぶりに絶対額が増額となり、オスプレイを導入するための調査費も盛り込まれ、地元が反対する辺野古崎地区・隣接水域の環境現況調査経費や東村高江のヘリパッド建設関連予算、キャンプ・シュワブ内の陸上工事に要する経費が計上されるとともに、国土強靱化の名の下に大型公共事業ラッシュの内容でした。 一方、自助を名目に生活保護費に大……
○又市征治君 社民党の又市です。 この法案には賛成の立場から幾つか質問をいたしますが、私で八人目でございますから、かなり、ダブらないつもりでおりましたが、幾つかダブってまいりますが、再確認の意味を含めて現状と課題についてお尋ねをしておきたいと思います。 まず、ドローンについては既に多数流通をしているようでありますけれども、今後、この法の内容を理解した上で新たに購入、利用する、そういう人ばかりではなくて、法施行以前から利用している方についても改正法の内容を周知する必要があると思うんですね。 そこで、まず確認したいのが、国交省として、機体の数、内訳、用途など、既に国内で利用されているこの無人……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、両先生、お忙しい中、どうも貴重な御意見、ありがとうございました。八人目ぐらいになってまいりますと大体ダブってくるんでありますが、少し整理を含めてお伺いをしておきたいと思うんです。 先ほどは、薬師寺先生、大変な大綱見直しの座長を務められて御苦労いただいたお話でありましたが、先生がお話しになったことと外務省が発表しておる文書とは何かえらい乖離があるような気がしてならないんですよね。 例えば、この政府開発援助大綱見直し、この見直しの背景なんていうのがあって、一番目にODAに求められる役割の多様化とあって、いきなり国家安全保障戦略、そして二つ目に日本再興……
○又市征治君 社民党の又市です。 開発協力大綱については、既に参考人をお招きをして意見を聴取をいたしました。三月四日の薬師寺先生の意見陳述、憲法の前文からODAを位置付けられてお話をいただいて、大変感銘深くお聞きをいたしました。 ようやく大臣との質疑ということに今日なったわけですが、まず大臣、今回のODA大綱の名称変更というか改定は、マスコミからも大変注目を浴びているわけですけれども、どういう点が変化したのかという一覧表もありますけれども、個々の中身に入る前に、このODA大綱から開発協力大綱への変更で、支援、援助についての哲学というか、この基本的な視点、これは変化したのかどうか、この点につ……
○又市征治君 社民党の又市です。今日は御三方、どうもありがとうございます。 まずは、私の同郷の、隣の町にお住みの高井さんからお尋ねをしたいと思いますが、カンボジアにおける、言ってみれば、もう生産から精米含めて一貫して、とりわけ長粒米などというものの精米というのは、その機械を開発から始めるという大変な御努力をいただき、そういう意味ではカンボジアの皆さん方にも大変喜んでいただいておる、その間に大変な御努力が、御苦労があったと思います。 その過程でJICAの協力を仰いで、この開発やらあるいはライスセンターまで設置をするということで御努力いただいたわけですが、率直に申し上げて、単独でもし御社で開始……
○又市征治君 社民党の又市です。 本論に入る前に、全体の補正予算について一言述べておきたいと思います。 この補正予算で、事実上三年連続の十五か月予算ということになっているわけでありますが、現在の経済情勢は、アベノミクスによって輸出企業や富裕層は潤ったわけですけれども、消費者物価は十八か月連続で上昇し、実質賃金は十七か月連続で低下をする。年金生活者や低所得者の生活も直撃を受けるという、こういう状況の下で個人消費が低迷をして、GDPが年間でマイナスになる、こういう事態になったことが特徴だろうと思うんです。 今回の補正予算は、こうした政策の失敗を糊塗すると同時に、財政法第二十九条で、補正予算は……
○又市征治君 社民党の又市です。 東日本大震災からはや四年がたちました。改めてお亡くなりになった方々の御冥福をお祈りすると同時に、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げながら、一日も早く震災前の生活に戻るように私たちも引き続き努力をしていかなきゃならぬ、そんな決意をまず申し上げたいと思います。 そのためにも、それぞれの被災地で復興を担う人材をしっかり確保することが必要だということはこの委員会で何度も論じられてきたところであります。私も、被災地における職員不足の問題、折に触れて指摘をしてまいりました。 全国の自治体の支援を受けながら職員不足解消の努力がされてきたわけですけれども、なかなかこの人……
○又市征治君 社民党の又市です。 私まで回ってきますと大体ダブってくるんですね、いろんな質問が。そういう点では、再確認の意味を含めてお答えをいただきたいと思います。 まず、地方税法等の一部改正案について伺ってまいりますが、この本法案は、法人関係税の減税であるとか、あるいは景気判断条項を削除した二〇一七年四月からの消費税一〇%への引上げを決め打ちするなど、問題がいろいろとあると思います。 とりわけ、目前の問題としては、抜本的な地方財源の拡充策が措置されずに、他方で、地方消費税の増加分が不交付団体にも配分されることから、自治体間での財政力格差が拡大するという理由で、昨年から法人住民税の法人税……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、社会民主党を代表し、地方税法等の一部を改正する法律案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。 まず、景気判断条項の削除と相まって、消費税率一〇%への引上げを二〇一七年四月一日に決め打ちする一方、大企業だけが先行的に恩恵を受ける今回の法人事業税の所得割税率引下げには賛成できません。加えて、税率引下げの代替財源として、今後、中小法人にまで外形標準課税の適用が拡大されることになれば、地域経済に深刻な影響を与え、地方創生に逆行しかねないことが強く懸念されます。 第二に、返礼品をめぐる競争が激化しているふるさと納税の拡充は、受……
○又市征治君 社民党の又市です。 先月の本委員会で東日本大震災の被災地における職員不足に対する総務省の積極対応について質疑をいたしました。 それと関連して、高市大臣が、「私は、国家の究極の使命は国民の生命と財産を守り抜くことであるとの強い信念を持って、大臣の職責に当たっております。引き続き、被災地復興に取り組むとともに、消防防災体制の拡充強化を進めます。」と、このように大臣所信で決意を述べられているわけでありますので、消防力の整備状況についても前回ただしましたが、自治体職員が全体的にずっと減員になっているこの現状との比較において、消防は充足されていないけれどもまだましのような、そういう説明……
○又市征治君 社民党の又市です。 高度テレビジョン放送施設の整備促進を目的とした法案が、その任務を終了したから廃止にするということについては、これもう全く賛成であります。 振り返ってみますと、地上アナログ放送がデジタル放送に移行するに当たって、国民に過度の負担を強いてはならない、格安のチューナーなどもちゃんと開発をすべきだ、私も随分とここで言いました。多くの委員の皆さんも本委員会で主張されてきまして、そのかいもあって大きな混乱もなく地デジに今移行できた。片山先生が大変な御努力なさったということは、これはまた一面で感謝しておきますが、多くの国民もこれまでよりも高画質なデジタル放送を楽しめるよ……
○又市征治君 社民党の又市です。 この間の本委員会での質疑で、NHK側の要領を得ないというのか、真実を明らかにしようとしていないというのか、そんな格好で依然不明朗な、会長のハイヤー調達の件からお伺いをしたいと思います。 あらかじめ申し上げておきますが、この問題でNHK内では処分が出されて、会長は抵抗されたようでありますけれども、処分が終わったから、それで一件落着ということにはならない、こんなふうに思います。その点をあらかじめ申し上げておきます。 そこで、まず伺うんですが、一月の二日に会長が行かれたゴルフ場は、通常は京王線に乗って、そして電車を降りた後、そこからタクシーで現場まで行きますと……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、本題とは違うんですが、電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインの見直しについて伺っておきたいと思うんです。 この件については衆議院でも質疑が行われておりまして、先日、高市大臣は衆議院総務委員会で我が党の吉川議員の質問に対して、携帯電話端末のGPS位置情報の捜査での利用に関しては、現行の刑事訴訟法上可能であるということで、刑事訴訟法の関係省庁における検討を踏まえまして、捜査機関から要請のあった場合の電気通信事業者側における対応を明確にするものとして、平成二十三年にガイドラインに規定を盛り込みましたと答弁をされております。 このことについ……
○又市征治君 NHKから入ると終わりそうにないですから、別の案件から伺っていきたいと思います。 最初に、四月十七日の毎日新聞に掲載された地域別所得格差について総務省に伺ってまいりたいと思います。 この記事は、総務省が毎年公表している市町村税課税状況等の調べを基に、地域別所得を求めていろいろと分析をしているわけですね。そこで、まずお聞きをしますが、総務省のこの調べ、大変貴重な統計だと思いますけれども、総務省はこの毎年の調べの結果をどのように政策に反映をさせているのか、また、この十年間の市町村税課税状況の推移についてどのように評価をされているのか、この二点、お聞きをします。
○又市征治君 社民党の又市です。 この種の法案になると争点がはっきりしているわけでありまして、みんなダブる質問になるかもしれませんが、再確認の意味を含めて幾つか伺っておきたいと思います。 資料などによりますと、海外における通信・放送・郵便事業は大きな発展が見込まれるけれども、多額の初期投資、政治的リスク、自然災害リスクが存在することがこの法案を提出する背景だと、こういうふうに伺いました。このようなリスクというのは、日本だけではなくて海外においても、同様な事業展開を考える他の国にも言えることだろうと思うんですね。競争力には当然差異があるわけでありまして、世界経済フォーラムによるICT競争力ラ……
○又市征治君 社民党の又市です。
まず、人事評価制度の問題についてお伺いをしていきます。
昨年の四月に地公法が改正、まあ私たちは改悪だと思いますが、それによって自治体に人事評価制度が導入をされるということになっておりますが、来年の四月から本格実施を念頭に現在各自治体で準備が進められていると思うんですが、この準備状況についてどうなっているか、まず公務員部長から伺います。
【次の発言】 各自治体、その希望、実情に応じた形で人事評価制度を導入をしなきゃならぬということなんでしょうけれども、今のお話だと、まだ半分まで行っていない準備段階ということでありますが、試行を行うというのは当然としても、十分……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は郵便法等の一部改正案の審議なわけですが、最初に日本郵政グループ三社の株式上場に関連して伺っておきたいと思います。 日本郵政は昨年の暮れに、郵政民営化の推進、復興財源への貢献及び経営の自由度確保等のために、今年の半ば以降、日本郵政とともにゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式を売り出し、上場することを目指す、こういうふうに発表されたわけです。そして、四月に日本郵政は中期経営計画を併せて発表されました。日本郵便はオーストラリアの物流大手の買収、ゆうちょ銀行はリスク投資の拡大で収益の拡大を目指し、さらには配当性向の目安を五〇%以上を目指すなど、株式上場を強く意識し……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、NHKの「クローズアップ現代」のやらせ問題に関わる総務省の行政指導について質疑をしたいと思います。 四月二十八日に総務省は大臣名でNHKに行政指導文書を出されたということでありますが、これまでの質疑では、当日、井上理事が総務省を訪問する前には行政指導文書が発出されるという連絡はなかったし、当然、したがって指導内容も事前に指摘はなかったと伺ったわけですが、その点は間違いがないかどうか。 あわせて、今回、総務省は前触れがなくNHKに行政指導文書を発出されたわけだけれども、過去の行政指導はどのような手順で伝達をされていたのか、NHK、総務省、双方からそ……
○又市征治君 社民党の又市です。
アベノミクスについて、総理に何点か伺いたいと思います。
総理は繰り返し、この間の三本の矢による経済政策は確実に成果を上げていると、こういうふうにおっしゃって自賛されておりますが、そういう意味ではGDPを大変重視をされてきたわけですけれども、政権二年目の昨年の肝腎なこの実質GDPは前年比マイナス〇・〇三%ということであります。とすると、アベノミクスは実際上はうまくいっていない、こう見るべきではないかと思うんですが、この見解をお伺いします。
【次の発言】 そういう見方もあるんですが、一方で、先ほどもありましたが、総理は都合の良い数字を挙げて成果を強弁されるんで……
○又市征治君 社民党の又市です。
今日は、短い時間ですが、アジア外交について伺ってまいりたいと思います。
まず、官房長官に伺ってまいりますが、安倍総理は年頭会見で、戦後七十年総理談話を出す、こういう意向を示されたわけですが、その意義について改めてまず伺いたいと思います。
あわせて、その後、二十一世紀構想懇談会を設置をし提言を要請されたわけですけれども、この提言と七十年談話との関係についても伺っておきたいと思います。
【次の発言】 談話を出すかどうかは政府の判断でありますから、出されるとすれば、やはり日本国民の総意ができるだけ反映できるようなものにされるべきだろうと、このように思います。
……
○又市征治君 社民党の又市です。 冒頭、私からも甘利大臣に御注文を申し上げておきたいと思うんです。 昨日からの報道を見て、えっ、甘利さん、あなたもか、こういう感じを持ちました。そして、今朝からいろんなこの委員会のメンバーの皆さんとお話しする中で、かなりこれは黒いなと、こういう印象を多くの人が持っている、こういうことであります。 あっせん利得処罰法違反あるいは政治資金規正法違反に関わる問題だけに、これはやっぱり早急に是非調査をなさって、是非、冒頭から出ておりますけれども、国会に報告をされて疑惑を解明をいただく、このことを強く求めておきたいと思います。 いずれにしましても、この三年間、安倍……
○又市征治君 社民党の又市です。 本日の委員会は、先ほどもありましたが、先月二十一日の当委員会の全般質疑と、そして二十六日の理事懇談会での協議を受けて開催の運びとなった、このように理解をしています。それは、当然のことながら、甘利さんが出席をするということが前提であったわけであります。 ところが、二十八日に甘利前大臣が会見を開いて突如大臣を辞任をする、そして現在は睡眠障害とかという理由で自宅療養されているというようなことであります。その後、この甘利議員が記者会見で述べたことと異なることが次々と明らかになってくる、こういう状況にあるわけですが、これは何といっても御本人が出席しないままでもう約一……
○又市征治君 社民党の又市です。 前回、二月の十八日、甘利前大臣をめぐる口利き疑惑について質疑をいたしました。残念ながら、その後も疑惑を晴らす本人の姿勢が全く見られない、このことについて大変遺憾だと思います。引き続き、これは甘利さんと関係者の証人喚問を求めていきたいと思っています。 さて、このことに関連して先日の質疑で、政府参考人は私の問いに、国家公務員制度改革基本法ではいわゆる口利きと言われる政の官に対する圧力等を排除する趣旨で、職員が国会議員と接触した場合における記録の作成、保存その他の管理等のための措置を講ずることとされている、この旨を答弁をされました。 また、この趣旨を踏まえた平……
○又市征治君 社民党の又市です。 まず、NHKの不祥事について取り上げたいと思います。これについては総務委員会でも質疑を行ってまいりましたが、今日は関連団体の不祥事とNHK本体との関連で質疑を行いたいと思います。 この決算委員会は、十年前、二〇〇四年度の政府決算承認の際に、NHKが不祥事により国民の信頼を失墜させたことに鑑み、政府に対して、綱紀粛正、内部監査の充実により再発防止に向けた取組の強化等を警告決議で強く求めたところであります。同時に、会計検査院に対してNHKの不祥事と関連団体の余剰金について検査を求め、会計検査院は翌二〇〇七年九月に報告を提出をし、子会社等には協会の財政に寄与させ……
○又市征治君 社民党の又市です。 質疑に入る前に、この度の熊本から大分にわたる広範囲な大地震、亡くなられた方々の御冥福をお祈りすると同時に、また被災に遭われた皆さんのお見舞いを申し上げるとともに、また政府にはもう全力を挙げての救援やあるいは人命救助、様々な諸対策、是非進めていただくことを強く要請をしておきたいと思います。 今日は最初に、旧外地特会の昭和十九年、二十年度決算についてまず伺いたいと思います。 今回、この五地域における十の特別会計の決算について承認が求められています。これらの特会は、日本が支配をしていた旧植民地を統治、支配するために設けられていた特会という理解でよいかどうか、特……
○又市征治君 社民党の又市です。 初めに、麻生大臣にお伺いをしたいと思います。 熊本、大分などで大地震が発生をして十日余りが経過をいたしました。被害が甚大でありますから、復旧復興に向けて今国会で補正予算を編成されるというお話でありますけれども、その規模、内容等、現時点ではどのようにお考えか。 また一方で、日本経済自体がとても好循環に乗っているとは言い難い、こういう状況で、むしろ不透明感が強まっており経済対策が必要だ、こういう声も聞こえてまいりますけれども、補正予算ではその分も含めるお考えなのか、その場合の財源の手当てについてもどのようにお考えなのか、お聞きをしたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 この決算委員会は、昨年の六月に会計検査院に対して、介護保険の財政状況と介護サービス等の実施状況等に関して検査要請を行いました。その結果、今年の三月に検査報告書が提出をされたわけですけれども、私は、地域医療介護推進法の成立に伴って、市町村の財源や取り組む姿勢、あるいはまた地域の基盤等によって介護サービスの地域間格差が広がりかねないという感じがしますし、さらに、一部で介護保険の利用者負担増が起こって、必要なサービスの利用を手控えて要介護が上がってしまう、そういう可能性や危険性というものもあるのではないか、こんなふうに考えてまいりました。 今後、サービスを必要と……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、新国立競技場の設計業務等に係る不適正な契約手続について、日本スポーツ振興センター、JSCに質問をしたいと思います。 会計検査院の報告によりますと、二〇一二年四月から二〇一五年一月までの間にJSCが締結した三百三十八の契約事務等が会計規則等に基づいて行われていたかを検査した結果、先ほど荒木委員からもありましたけれども、四十七契約、約五十億円の契約については、JSCの契約担当者の記名押印が契約締結日から一か月から九か月後に行われていたということが判明をし、その四十七契約のうち三分の一強、十八契約、約四億円については契約履行期間経過後、つまり業務が終わっ……
○又市征治君 社民党の又市です。
最初に、沖縄における米軍関係の犯罪についてお尋ねをしたいと思います。
本土復帰後の沖縄で米軍関係者が引き起こした婦女暴行事件や殺人事件などの凶悪事件、何件起きているのか、まずお聞きをします。
【次の発言】 安倍総理は、今回の痛ましい暴行殺人事件に対して、今後、徹底的な再発防止など厳正な対応を米国側に求めたいと。毎回同じ発言の繰り返しでしかないんじゃないかと、こう思いましたが、だから沖縄では大変な怒りが広がり、多くの国民も、今ありましたように五百七十五件も発生しているのに、政府は怒ったふりだけしている、米国は謝ったふりだけをしている、同じパターンの繰り返しで……
○又市征治君 社民党の又市です。 各班とも、貴重な調査、そしてただいまの報告ありがとうございました。 様々お聞きしたいことはたくさんあるんですが、時間が余りないということでありますから、第一班の高橋さんにベトナムの関係についてお伺いをし、外務省の方にもお伺いをしたいと思います。 このベトナム政府というのは、大変親日的であり、経済面だけではなくて政治的にも、とりわけ外交政策において日本と同一歩調を取るというケースが多々ある、こういうふうに聞いておるわけでありますけれども、その一方で、ベトナムは名前のとおり社会主義共和国なわけでありますから、価値観を共有しているというわけではない、こんなふう……
○又市征治君 社民党の又市です。 先ほど来出ていますが、十七年ぶりにODA予算が増加したことは率直に評価したいと思います。 その上で、今日はキューバとの関係の問題をお聞きをしたいと思います。 私は二〇一〇年に日本とキューバとの友好組織の一員としてキューバを訪問をいたしました。当時、二年連続で巨大なハリケーンに襲われて、多くの建物が破壊されたりなんか、大変厳しい困難な状況の下で国づくりを進めるという状況にございました。その後、キューバを取り巻く情勢は随分変わってまいりまして、昨年、アメリカとの国交回復ができる、そして今オバマ大統領がキューバに今日も訪ねている、こういう状況になって。 まさ……
○又市征治君 社民党の又市です。 御三方の貴重な御意見、ありがとうございました。 まず初めに、今田さんに二点お伺いしたいと思います。 持続可能な開発のための二〇三〇アジェンダでは、途上国だけではなく先進国もその対象になっているというようなことですね。例えば税制、賃金、社会保障政策始めとする政策を導入し、平等の拡大を漸進的に達成するということが目標の一つ下のレベルのターゲットとして位置付けられているというふうに、今田さん、御紹介をされております。 これは先進国の実態を反映したものじゃないかなと思うんですが、先進国のこのターゲットをどう実現するかというのは途上国の課題をどう解決するかとは異……
○又市征治君 社会民主党の又市征治です。 本日は、両大使閣下から貴重な御報告をいただきまして、感謝を申し上げたいと思います。 今後、日本と貴国との関係が発展をする、このことを希望しながら、事前に幾つか質問を出させていただきましたので、それに従って進めたいと思いますが、これまでの同僚議員からの質問の関係から順序を変えて御質問をさせていただきます。 まず第一に、昨年採択された持続可能な開発のための二〇三〇アジェンダをどのように評価をされているのか。とりわけ、その中で特に重視されている点は何かという点を両大使からお伺いしたいと思います。
○又市征治君 社民党の又市です。 交付税問題については、石上委員あるいは片山委員と認識をほぼ共有するわけでありますが、補正予算案はばらまき問題があってこれは反対をいたしますが、この交付税問題はまあやむを得ぬかなと、こういう立場で賛成をすることをまず冒頭申し上げておきます。 今回の補正で、地方交付税法、法定率分が一兆三千百十三億円増額をされて、調整分を除いた一兆二千六百四十四億円が来年度の地方交付税に加算して交付するということが改正の内容ですね。 昨年も伺ったわけですが、地方交付税法の第六条三の第一項の規定にもかかわらず、なぜ増加分が今年度分の特別交付税として交付されることはなくて翌年に繰……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、今もありました大臣の電波停止発言問題について伺ってまいりたいと思います。 二月の八日の衆議院予算委員会での大臣の、放送局が政治的に公平性を欠く番組を繰り返した場合は、放送法第四条違反を理由に電波法七十六条に基づいて電波停止を命ずる可能性、これに触れられたわけでありますが、その後も、従来からの見解を述べたにすぎないということで、同趣旨の答弁がなされております。 これに対して多方面から批判や抗議が続いているわけです。例を申し上げるならば、例えばフジテレビ、テレビ東京、テレビ朝日、TBSテレビの社長が会見で大臣発言に批判的な見解を表明された。また、著名……
○又市征治君 社民党の又市です。 来年度の地方一般財源総額が、骨太方針二〇一五において、二〇一八年度まで一五年度地方財政計画の水準を下回らないように実質的に同水準を確保する、こういうふうに決められたわけですが、財政危機が指摘をされる中で、これはこれで意義があることだとは思います。しかし、他方で、地方創生が叫ばれて、高齢者が増えていく、地域の実情に沿った福祉施策の充実が求められる中で、一般財源総額が維持された、それだけでよしとすることができるか、そういうわけにはいかぬと思うんですね。 そこで、我が党としては反対ですけれども、最近ではその再延期もささやかれている消費税一〇%の増税というのが来年……
○又市征治君 社民党の又市です。 まずは、地方の財源不足問題についてお尋ねをしたいと思います。 前回も取り上げたわけですが、地方財源総額の水準が実質的に維持されるということはそれなりに評価をいたしますけれども、しかし、地方財源の不足というのは、リーマン・ショックなどにおける影響から徐々に解消されつつあるとはいいながら、来年度も五・六兆円と依然高い水準です。そして、一九九六年度以来、来年度まで連続二十一年間、地方交付税法第六条の三第二項の規定に該当する状況にある、こういうことだと思いますね。 このような中で、昨年度、いわゆる折半ルールを維持する一方で法定率の見直しが行われましたけれども、し……
○又市征治君 社民党の又市です。 先ほど、柘植委員あるいは片山委員からもお話がちょっとありました郵政事業のユニバーサルサービスの問題について今日は伺っていきたいと思います。 総務省は、二〇一三年、情報通信審議会に、郵政事業のユニバーサルサービスの確保と郵便・信書便市場の活性化方策の在り方について諮問をいたしました。審議会は、二〇一四年の三月に中間答申、また同年の十二月にも第二次中間答申を出されたわけですが、これらを踏まえて、総務省は昨年の通常国会に郵便法、信書便法の一部改正案を提出をし、信書便役務に関する規制緩和を実施することになりました。 この法案の審議の際にも述べたんですが、諮問した……
○又市征治君 社民党の又市です。 会長が就任されて以来、今年で三年目。予算、残念ながら全会一致で承認されるという事態にはならない、こんな状況です。先ほど会長は、十分に理解をいただけなかった、残念だと、こういう趣旨のことをおっしゃいましたが、予算というのは単に数字をいじる話じゃなくて、業務運営の在り方も含めて、人事も含めて、当然のこととして問われるわけであって、そういう点でいえば、このまさに会長の先ほども出ましたタクシーの利用問題やら、「クローズアップ現代」のまさにやらせのような演出問題であったり、あるいはNHK関連会社における架空発注による横領事件、また関連会社による土地購入問題をめぐるどた……
○又市征治君 社民党の又市です。 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、地方税法等の一部を改正する等の法律案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案について反対討論を行います。 まず、地方税法等改正案について反対の理由を申し述べます。 第一に、法人実効税率の二〇%台後半への前倒し実施のため、法人事業税の所得割の税率の引下げと外形標準課税の拡大が行われることです。国策というのなら法人税本体で対応すべきであり、黒字企業を減税して赤字企業の外形標準課税の増税で代替することは、応能負担の原則や税の再分配に逆行します。 第二に、企業版ふるさと納税によって、自治体と企業の癒着や関係のゆがみ、企業に……
○又市征治君 社民党の又市です。
先日の大臣所信に対する質疑の中で、先ほど来出ていますが、高市大臣の電波停止発言と報じられた件についてただしました。高市大臣は、先ほど来からも答弁されているように、従来の総務省の見解を繰り返したもので、慎重に対処することは当然だ、こういう旨の御答弁があったと思います。
そこで、大臣、放送法第一条の趣旨に立つとすれば、これは、第四条の遵守というのは放送事業者の自主的取組に期待をする、こういうことの意味でおっしゃっているんだというふうに私は理解するが、簡潔にまずこれをお答えいただきたい。
【次の発言】 そこで、次にNHKに伺いますが、高市発言について、どこでどう……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は、先般の地方交付税、地方税法等の一部改正案の審議の際に総理にも質問をいたしましたが、非常勤職員の処遇問題について改めて質疑をしたいと思います。 政府から、一億総活躍社会であるとか、あるいは同一労働同一賃金、あるいは最低賃金の引上げなどという言葉が次々と出てくるわけですが、しかし、やっぱり多くの国民の皆さんはどうも半信半疑でそのスローガンを聞いている、こういう感じじゃないのかという気がします。特に自治体の非常勤職員の人たちは、そのようなスローガン、絵空事に聞こえてしようがない、こういうことではないかという気がいたします。 もちろん、総務省もこれまで非……
○又市征治君 社民党の又市です。 質疑に入る前に、改めて、熊本・大分大地震、この中でお亡くなりになった方々の御冥福をお祈りすると同時に、被災された皆さん方の一日も早い回復を心から御祈念を申し上げたいと思います。 質疑に入りますが、この情報通信研究機構、NICT、何か言葉回りにくいんだけれども、いわゆる機構法第四条で、情報の電磁的流通及び電波の利用に関する技術の研究及び開発、高度通信・放送研究開発を行う者に対する支援、通信・放送事業分野に属する事業の振興等を行う情報通信分野における国の唯一の公的研究機関ということの任務と、あわせて、いわゆる円滑化法の第六条により、通信・放送新規事業に対する債……
○又市征治君 社民党の又市です。 最初に、NHKにお伺いをしたいと思います。 本日発売の文芸春秋に安倍首相のお母さんに対するインタビュー記事が掲載をされておりますが、この記事の内容についてどうこう言うつもりは全くありませんけれども、そのインタビュアーがNHKの解説委員岩田明子さんとなっているわけですね。 そこで、会長、まず一つは、NHKの職員が他社のインタビュアーになることはよくあることなのかどうか、二つ目に、文芸春秋にもたくさんの記者がいるでしょうが、なぜNHKの職員が行ったのか、三つ目に、この事実を会長は事前に知っていたのかどうか、この三点、まず先に伺います。
○又市征治君 社民党の又市征治でございます。 参考人の御三方には大変貴重な御意見ありがとうございました。 何点か、私で六人目ですからどうしてもダブってしまう面があるんですが、再確認の意味含めて幾つか質問をしたいと思うんです。 今回の法改正は、個人情報の利活用を促進すると同時に個人情報を保護するということが目的でもあって、これ、そもそもこの個人情報の保護と利活用のバランスが問われるし、両立ができるのかどうかという問題も大変難しい問題だろうと思うんですが、いずれにしましても、その論議に入る前提として、収集される個人情報の性質が問題になるんではないかと思うんです。 そこでまず、宇賀参考人と清……
○又市征治君 社民党の又市です。 今日は吉良委員の御厚意によりまして質問の順序を入れ替えさせていただきました。感謝を申し上げたいと思います。 なお、この種法案、どうしても論点がみんな集中をいたしますから、私もどうしてもダブらざるを得ない面があるわけですが、再確認の意味を含めて質問をしてまいりたいと思います。 まず、十二日の参考人質疑に続いて本案について政府の見解を伺うわけですが、大臣は法案の趣旨説明において、個人情報の有効活用が産業創出、活力ある経済社会や豊かな国民生活の実現に資するとの前提に立ち、個人の権利利益の保護や行政機関等の活動に支障がない範囲内で行政機関等が所有する個人情報を加……
○又市征治君 社民党の又市です。
最初に、法人税減税について伺います。
政府は、来年度の法人実効税率を現行の三二・一一%から二九・九七%に、そして一八年度には二九・七四%に引き下げる、こういう方針ですね。現在でも企業は高収益を上げ続けているわけですが、これが、この減税が企業の設備投資や賃上げ、あるいはGDPの増大につながる政策的な有効性というものを説明いただきたいと思います。
【次の発言】 私は、税というのは応能負担が原則だと、こんなふうに思いますが、黒字企業に対しては減税で、赤字企業にも外形標準課税拡大という形の中で課税というのは到底理解がされないのではないかと、こう言わざるを得ません。……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 本法案は熊本地震による災害対策及び東日本大震災に係る復興事業のための財政手当てのためのものでありますから、何点か確認の上で賛成をしたいと思います。 まず、これまでの災害に対応した基金には、先ほどもありましたが、雲仙・普賢岳噴火の問題、あるいは阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、そして東日本大震災の基金などがあるわけですが、このような基金を設けるか否か、これの何か判断基準というのはあるのかどうか、この点をまず第一点。 二つ目に、各基金の総事業費は、最低金額でいうと雲仙・普賢岳の場合は三百二十三億円、最高額が阪神・淡路大震災の三千五百四十億円だった。……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 何か今日は、さっき質問された森本さんの補充質問みたいな格好になるようですけれども、是非よろしくお願いをしたいと思います。 最初に、自治体議員の年金問題と地方議会の活性化、この問題について触れたいと思います。 先ほどもありましたように、二〇一一年にこの地方議員の年金制度が廃止されました。みんなもろ手を挙げて賛成したわけじゃないんですね、これは。市町村大合併であるとか行革による議員数の激減で制度維持が困難になった、こういうことが大きな理由だったと思います。 当時、私は、この年金制度が廃止され基礎年金のみになると、将来的に経済的な余裕がある人しか選……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 本法案が一〇%の消費税増税を再度、二〇一九年十月一日まで延期することに伴って提出をされているわけでありますから、我々としては消費増税に反対でありますので、増税を前提とした延期法案には当然反対であります。 そもそも、消費税の五%から八%への増税は個人消費を後退をさせて日本経済の足を引っ張り、この日本の景気を大きく低迷をさせたことはもう明らかなわけでありまして、あの時点でも我々は反対をいたしました。政府は財政再建を錦の御旗に消費税増税を正当化をしますけれども、歳入拡大の方策を逆進性が強い消費税の増税に特定することは大変問題で、本来の課税原則である応能……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 まず初めに、NHKの会長の選出方法の問題について伺いたいと思います。 石原さんは、今年六月にNHKの経営委員長に就任をされました。経営委員としての任期は十二月までですが、国会の承認を得て再任をされるということになります。私どもは、社民党としては、再任に同意をいたしませんでした。その理由は、原発再稼働について一面的な御意見をお持ちになって、経営委員会でその旨を発言をし、番組編成に影響を与えようとされたということなど、これは経営委員としてあるまじき行為だ、こういう立場から私どもは再任には同意をしなかったということであります。 そこで、石原経営委員長……
○又市征治君 又市です。 非常勤職員を含む地方公務員が育児・介護休暇制度を利用しやすくする、こういう中身の法案でございますから、当然賛成であります。 ただ、私は、今日質問したいのは、本当にこの日本の労働実態というもの全体をしっかりと見詰め直すということが大事だろうと思うんですね。ついせんだって、まさにあの電通の例のように最大の企業が現実問題としてそういう過労自殺に労働者を追い込んでいる、こういう事例というのは単に電通だけ特異な問題ではない、こういうことがあると思うので、あのようなことが撲滅されていく、一掃する、そういう改善策というものを含めて考えていかないと、こうしたいろんな制度改正をやっ……
○又市征治君 希望の会(自由・社民)の又市です。
まず、委員長、森友学園の国有地格安払下げ問題、今日も何人かから出ました。これは国有財産の管理に関する問題ですから、まさにこの決算委員会こそがやらなきゃならぬ課題であります。大きな任務があると思います。したがって、参考人招致あるいは証人喚問も含めて、当委員会での集中審議を行うようにまず要請をしたいと思います。
【次の発言】 本題に入る前に、通告していませんが、総理に一点お伺いしたいと思います。
総理は、この森友学園への格安な国有地払下げ疑惑問題で、私や妻が認可や払下げに関わっていたら首相も国会議員も辞めるというふうに断言されたんですが、私はど……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 最初に、除染事業に関わる贈収賄事件の問題と、それに関連して除染事業検証の必要性についてお尋ねをしたいと思います。 今年三月に、除染事業をめぐって、除染作業の監督に当たる環境省福島再生事務所の職員が収賄容疑で逮捕をされるということがありました。この職員は、ある業者から旅行や飲食等の接待を受け、その見返りにこの業者が除染作業の下請に参入できるよう入札の便宜を図った、こういうことのようであります。 復興事業を食い物にしたこのような不正事案の発生というのは極めて遺憾、こう言わねばなりませんが、この件についてまず環境大臣、そしてまた復興大臣の所見を求めて……
○又市征治君 希望の会(自由・社民)の又市です。 まず、森友学園と加計学園問題についてお尋ねをいたします。 評価額が九億五千六百万円の国有地を別の学校法人が約五億八千万円で売ってほしいと求めたのは断って、森友学園へ八五%引き一億三千四百万円で払い下げられた。その交渉記録を示せと求めると、財務省は書類は廃棄したと、こうおっしゃる。その森友学園と安倍総理夫妻は非常に親密な関係にあるということだから、多くの人々がここにやっぱり疑念を持ったというのは至極当然のことだろうと思うんですね。だから、これを払拭するためにも、政府も与党も関係者の国会招致を含めて真相解明に努力をすべきだ、こう私たちは求めてき……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。
これまでに日本は、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インドネシア、スリランカ、ジブチ、この六か国にODAの枠組みで巡視船を供与をしてきました。有償、無償、両方のパターンがあるようですけれども、どのような経緯で各国に巡視船を供与することになったのか、まずこの点から伺います。
【次の発言】 この巡視船の供与はここ二、三年に集中をしてきているわけですが、供与する国のうちスリランカ、ジブチを除く四か国は、まさにこの緊張が高まっていると言われる南シナ海の湾岸諸国、こういうことになります。
総理は、今年の一月にフィリピン、インドネシア、ベトナムなどを訪問をさ……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 トップバッターでございまして、時間が短いですから、ミャンマーに絞ってお伺いをしたいと思います。 まず初めに、外務副大臣、そして調査団からお伺いしたいと思うんですが、まずこのミャンマーの国内情勢についてでありますけれども、一昨年、アウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟、NLDが総選挙で圧勝して、昨年、その政権が成立をしたわけですけれども、彼女は軍政権下で行われた憲法改正で大統領に就任することができず、国家顧問、こういう立場にあるわけですね。この憲法の再改正を現在も追求されているようですけれども、軍部の同意を得ることが難しいというように伝わっ……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は、貴重な御意見、御提言、どうも、皆さん、ありがとうございました。 今日のお話や事前に読ませていただいた文書を踏まえて何点か質問をさせていただきたいと思いますが、まず初めに、山形、若林、上野、三人の方に、参考人にお聞きをしたいと思うんですが。 御案内のとおり、SDGsは、従来の開発目標とは異なって、その普遍性が強調されるようになってまいりました。つまり、単に発展途上国だけではなく、日本も含めたいわゆる先進国にもその目標の達成が求められると、こういう状況に変わってきたと思うんですね。以前でしたら、日本は支援する人、支援する国、こういう感じだっ……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 この法案は、このまま推移をすれば自治体に配分する交付税が減額せざるを得ない、となれば自治体の財源不足と混乱を回避するためにやむを得ないもの、このように考え、補正予算本体には私どもは反対をいたしますけれども、本案については、問題なしとしませんけれども、賛成をしたいと思います。それを前提に何点かお伺いをいたします。 どうしてもこれは、この法案、論点はもう絞られていますからダブらざるを得ない面があるんですが、大塚副大臣、是非要点を簡潔にひとつお答えをいただきたいと思うんです。 本年度の税収が当初五十七兆六千億余見積もられていたわけですが、実際には一兆……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 私からも、先般の長野の救援ヘリによってお亡くなりになった方々の心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。 その上で質問に入ります。 最初に、公営企業の今後の在り方に関してお聞きをしておきたいと思います。 公営企業は、住民の生活に極めて身近な公共サービスを提供する企業体ということでありまして、上下水道、公共輸送、医療提供など、住民生活に不可欠なものであります。地方公営企業法は、経営の基本原則について、第三条において、「地方公営企業は、常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならない。」……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。
最初に、アメリカ国務省が今月三日に発表した二〇一六年版の人権報告について外務省に伺います。
この人権報告書はどのような目的で公表され、世界的にどのような評価を得ているのか、また、その内容は一般的に言って、アメリカ政府の外交政策にもどういう影響を与えているのか、お伺いをします。
【次の発言】 今答弁あったように、法令に基づいて外交政策立案の基礎的資料として利用されているということですから、大変重要な文書であることは事実だろうと思うんですね。
そこで、このアメリカは日本の友好国で、安倍総理に言わせれば、まあいつも言われることですが、自由、民主主義、……
○又市征治君 私は、希望の会(自由・社民)を代表して、地方税法等の一部改正案並びに地方税及び航空機燃料譲与税法の一部改正案に反対の立場から討論を行います。 来年度の地方財政計画は、通常収支分では七年連続で増加し、一般財源の総額も初の六十二兆円台になりました。 しかし、社会保障経費や臨財債の元利償還金などの増大、また一億総活躍や地方創生などの地方の取組拡大、児童・高齢者福祉などの社会保障支出が増加する中で、使途の自由な一般財源の質が充実したとはとても言えません。 今年も財源不足があったにもかかわらず、交付税法第六条の三第二項に基づく抜本的な見直しが行われることなく、また、この間、減少傾向に……
○又市征治君 希望の会(自由・社民)の又市です。 まずは、上田新会長、会長への御就任、お祝いを申し上げたいと思います。 今日は、上田体制は初めてでありますから、NHKの基本的な姿勢中心に伺ってまいりたいと思います。ずっと午前中からやってきましたけれども、前会長さんの不適切な言動がいろいろとあったものだから随分と慎重に原稿をお読みになっているわけですが、もう少し自分の言葉でお話しいただきたいと思いますけれども。 先ほどから出ていますように、過去三年間、前会長の不適切な言動によって公共放送NHKの在り方に多くの懸念が表明されて、三年間、結果的には一回、去年でしたかね、可否同数になって委員長が……
○又市征治君 ラストバッター、希望の会、社民党の又市です。 今日は、地方公務員の時間外労働の問題について幾つかお尋ねをしていきたいと思います。 昨年の本委員会で私は、地方公務員の時間外労働の実態を調査をするべきでないかということを申し上げ、早速その調査をいただいて、先日、地方公務員の時間外勤務に関する実態調査の結果が公表されました。皆さんのお手元に資料を三枚お配りしていますが、先の二枚がその中身です。総務省関係のこの努力には敬意を表しますし、この調査結果を時間外勤務のやっぱり縮減に向けた第一歩としてお互いに活用していく努力を確認をし合いたいと、こう思うんです。 この結果を見ますと、この資……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 大体、この種法案、これまで六人の同僚の委員の皆さんが質問された。論点は大体出ているんですね。そのために、再確認と、そして幾つかの点はフォローアップの立場から質問をしたいと思います。 この間、この委員会でこの臨時、非常勤の処遇問題というのは何度も何度も何度も指摘をされてまいりました。それは、もう言うまでもなく、この二十年余りの間、行政需要が多様化をして増えてきているにもかかわらず、この自治体の正規職員が、先ほども自民党委員からさえも話出たように、言ってみればどんどん計画的に人減らし、こういう格好をやってきたために、正規職員が五十四万五千人、一七%も……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 本法案については基本的には賛成したいと思いますが、幾つかまだ納得できていない面もありますので見解を伺っておきたいと、このように思います。 三年ごとの見直しということでありまして、三年前も電波利用料が変更されました。その際、単に利用料の引下げだけではなくて、電波利用料の算定における軽減措置の見直しも行われたわけでありますが、具体的には、携帯電話、移動受信用地上基幹放送に新たな軽減係数が適用され、関係事業者の負担の軽減が図られるということでもありました。その結果、携帯電話事業の電波利用料は、当時の約五百五十六億七千万円から、二〇一四年から一六年度まで……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は、日本郵政とNHKについてお尋ねをしたいと思っております。 長門社長は、今回国会初めてですかね。私どもは、郵政三グループの健全な発展と、そしてまたユニバーサルサービスの維持向上、これをまず、この委員会全体がそういうことを求めるというか、これまでの歴史的経過からですね、そういう立場でありますから、その立場で一面厳しいことも申し上げたいと思いますが、是非しっかりとお答えいただきたいと思います。 ずっと初めから日本郵政のトール社買収問題で、連結決算で最終的には四百億円ぐらいの赤字になる、二〇〇七年の民営化以降初めて赤字になるということが騒がれて……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 我が党は、このマイナンバー制度は、国家による個人情報の一元的管理、利用であるとか、今も出ました個人情報の漏えいの危険性があるということから反対をいたしました。その考え方は現在も変わらないんですが、実際にそれを取り扱う機構自体のガバナンス強化ということはこれは当然必要なことですから、この法案そのものには賛成をしたいと思います。 この種の法案、先行委員の質問とダブる面が幾つかありますが、確認のためにそこのところはよろしくお願いをしておきたいと思います。 そこで、このマイナンバー制度に関する政府の世論調査は、一番近いもので二〇一五年の七月から八月に行……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は、各参考人の皆さん方、御多用の中御出席いただき、大変ありがとうございます。 とりわけ、私の地元富山の森市長、大変な努力をいただいて、いろんな委員会が視察に行っているので、本来ならばこの総務委員会などでもう少し、先ほどから幾つか話ありましたけれども、そういうものを披瀝してほしいと思うんですが、残念ながら時間の関係ありますから、なかなかそこにお話をしていただくわけにはまいりませんけれども。 ちょっと私は今までのずっと監査制度問題、いろいろと出てまいりましたから、それを本当はやろうと思ったんですが、ちょっと観点変えて、四人の方にお聞きをいたしま……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 地方自治法等の一部改正案、二回目の質問ですが、今回はまず損害賠償責任の見直しについてお尋ねをしたいと思います。 今回の改正では、条例によって自治体の長、委員会委員、職員等の損害賠償責任について、善意でかつ重大な過失がないときは、賠償額について政令で定める額以上で当該条例によって定める額を控除して得た額については免れさせることができるようになるということですね。また、議会は、住民監査請求後に監査委員の意見を聴けば、損害賠償請求等を放棄できることになっています。これは、事実上、住民訴訟制度を骨抜きにするのではないかと私は懸念を強くするわけです。 こ……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 一つ目に、地方財政問題について伺ってまいりたいと思いますが、先ほど片山先生からもありましたが、先月十一日の経済財政諮問会議では地方財政問題が論議をされたようでありまして、その中で民間議員から、基金は新たな埋蔵金と言われかねない、また、トップランナー方式の成果の活用の在り方、地方財政計画へのフィードバックの在り方を明確化すべきだとか、地方公営企業の改革であるとか、地方交付税制度におけるトップランナー方式の適用拡大を検討すべきなどなどの発言がなされております。 また、先月の二十五日に公表された財政制度等審議会の建議でも、基金、トップランナー方式が取り……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 本法案には基本的には賛成をいたしますけれども、若干懸念が残るというか、そうした点を何点か伺いたいと思います。この種の法案、ここまで回ってきますと幾つかどうしてもダブらざるを得ないんですが、再確認の意味で質問をしてまいります。 この法案は、二〇一三年、あるいは二〇一五年及び二〇一六年の日本再興戦略などで触れられている電子契約の推進を通じて電子商取引その他の高度情報通信ネットワークを利用した経済活動の促進を図るための一環として提案をされているというふうに認識をいたします。その中で、本法案は電子委任状等の普及を目的としているようですけれども、そこで、最……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 まず、冒頭、大臣からお伺いしたいと思いますが、八月の内閣改造後、速やかに総理や各大臣の所信表明の質疑が行われるべきところ、安倍総理がずっと臨時国会開催要求を逃げ回って、そのために四か月余りも経てからようやく大臣の所信表明と。まさに異常な事態だというふうに言わざるを得ないので、内閣全体に重ねて抗議をしなきゃなりません。大臣はもっと早くそういう意味では所信を表明し、また質疑も受けたかったんだろうと思いますけれども。 そこで、大臣は、この八月に就任された際、次期総裁選出馬に意欲を示されて、また総選挙後の会見でも、総裁選の候補者に常に女性の候補者がいて当……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 まず、会計検査院に森友問題について伺いたいと思います。 森友学園に国有地がただ同然で売却された疑惑が出て、昨年の三月、参議院は会計検査院にその検査を要請し、検査院は昨年十一月にその報告をいたしました。その所見を見ますと、「国有地の売却等に関し、合規性、経済性等の面から、必ずしも適切とは認められない事態や、より慎重な調査検討が必要であったと認められる事態等が見受けられた。」とあります。つまり、検査院は、この時点でもう約八億円の値引きに疑念を持ったということであります。しかも、問題なのは、この検査に必要な正しい資料が提出されていない下での検査であった……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今も保育所問題ありましたけれども、今日大きな課題になっている子育てや介護に欠かせない人材の確保についてお聞きをしていきたいと思います。 二〇一六年の六月に閣議決定されたニッポン一億総活躍プランでは、総活躍社会とは、女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した方も、障害や難病のある方も、家庭で、職場で、地域で、あらゆる場で誰もが活躍できる、言わば全員参加型社会だと、こう記されておるわけでありまして、何かここの言葉だけ聞いていると、誰もが何か社会貢献のために追い立てられるような気がしないでもないわけですが、まあそのことはさておいて、このプランで……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 質疑に入る前に、先週木曜日、総務委員会で体調不良に陥って緊急搬送されるなんという事態を招いてしまいました。検査をしてみましたら、結局過労だろうということでありまして、大変関係各位に御迷惑をお掛けした点をおわびを申し上げながら、今日から復帰をいたしました、そのことを申し上げておきたいと思います。どうもありがとうございます。 まず、四月の全般質疑でも指摘をしたんですが、防衛省関係のFMS、対外有償軍事援助についてお聞きをしたいと思います。 このFMSというのは、アメリカの武器輸出管理法に基づいて、契約する価格はアメリカの見積りどおり、そして支払は原……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 まずは、今朝の大阪における大地震で被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、今日は決算の締めくくり質疑ですから、この間の数々の不祥事の政治責任問題たださなきゃなりませんが、その前に一問、米朝首脳会談について総理にお伺いしておきたいと思います。 総理は、先ほど来もありましたように、米朝が長年の敵対関係から融和に大転換する合意に至ったこの共同声明を歓迎する、こういう意向を示されたと思いますが、であれば、北朝鮮向けのこのイージス・アショアの配備、これについては中止を含めて検討される御意思はございませんか。
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 第四班、キューバ、ジャマイカを訪問されたわけですが、キューバについてお尋ねをしておきたいと思うんです。 御報告にもありましたように、この間、日本は、キューバの主食である米の生産強化であるとか、あるいは医療機器の管理等々の分野においても支援を行ってきたという御報告であります。私も、キューバの青年の島における日系人の方々が中心となって取り組んでこられた米作りというものをずっと長きにわたって支援をしてきた、そういう関係もありまして、そうした意味での政府の取組、ODAの取組、大変結構だ、このように思っております。 そこで、調査団にまずお伺いするんですが……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は、ODAを使った原発問題について幾つか伺っておきたいと思います。 最近、この原発輸出に関連するニュースが幾つか伝えられております。トルコ、イギリスにおいて、日本企業が関わる原発建設について様々な問題点が指摘をされています。また、一昨年十一月、ベトナムの議会は、日本の支援で建設を予定していた原発計画を白紙に戻したということも伝わっています。 東京電力福島原発事故以降、世界のエネルギー政策は大きく変化をしてきたということは紛れもない事実だと思います。原発安全神話が崩れたということやら建設コストの大きさ、そして事故が起こった場合の被害の甚大さや……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は、消防体制の充実問題と臨時・非常勤職員問題についてお伺いをしたいと思います。 去る十一日は、東日本大震災七周年追悼式も行われました。大震災の教訓を生かして防災・減災に尽力することは、現在を生きる私たちの使命、責務でもあると思います。 先般の大臣所信の表明の中で、消防体制の充実と消防力の強化を図るというふうに大臣も述べられているところでありますが、しかし、大臣のそうした思いに沿って消防体制の充実が図られているかということになると、どうもそうにもなっていない。その要である消防職員の充足率などというのは依然十分とは言えないんだろうと思う。 今……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は、一部マスコミでも取り上げられて、先般、同僚の杉尾委員からも質問のあった放送法の改正問題について伺っておきたいと思います。 安倍総理が今年に入って放送事業の改革について積極的な発言をされているわけですが、前回の委員会では、大臣は総理から放送制度改革について指示はないというふうに答弁をされました。また、大臣は、今月十六日の会見で、放送法第四条撤廃を含めた放送制度の改革について政府が検討しているということは知らないというふうに述べられておりますが、それは今現在も知らないということなのかどうか。仮にそういう問題が論じられるならば、当然のこととして……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は地方税法、地方交付税法等の改正案の審議になるわけですが、肝腎の来年度政府予算案そのものの問題点等について予算委員会でほとんど論議ができなかったという状況になりました。それはひとえに、森友学園に対する国有財産の不当売却疑惑、そして財務省による公文書の改ざんと国会での虚偽答弁、こういった問題について真相を解明しようとしない政府の姿勢にあったことはもう改めて申し上げておかなきゃならぬと思うんです。 また、来年度政府予算案が大変多くの問題があるわけですが、防衛費は青天井、社会保障は削減ありきというこういう状況は、補正予算で防衛費を二千三百四十五億円……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 この一八年度のNHKの予算、事業計画の審議に当たっては、先ほどから何人かからも出ていますけれども、昨年十二月の受信料徴収に係る最高裁判決、どう受け止めるかということも大事ではないかと、こう思います。 NHKは、「判決は公共放送の意義を認め、受信契約の締結を義務づける受信料制度が合憲であるとの判断を最高裁が示した」と、こういうコメントを出されました。受信料制度そのものの指摘はそのとおりだろうと思いますが、この判決は、NHKが公共放送としての役割を果たしているとか、あるいはまた、この放送内容が国民の信頼を得ているとかというお墨付きを与えたものではこれ……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 今日は、最初に、働き方改革に関連して、自治体労働者の働かされ方について質疑をしたいと思います。 私は、ちょうど一年前、総務省が三月に公表した地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果を基に、時間外労働削減について総務省の見解を当時ただしました。当時の高市大臣は、「今後、通知の発出、それから先進事例の積極的な収集と提供、働き方改革の意識の醸成、各団体が抱える課題の解決に資する意見交換の場の設置などを通じて、地方公共団体の時間外勤務縮減の取組を支援したい。」、このように答弁をされたわけです。 この時間外労働の削減、言い換えれば長時間労働の規制につい……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 本論に入る前に、女性活躍を担当されている大臣に一問伺っておきたいと思います。 先日、十日でしたかね、衆議院の総務委員会で、前財務事務次官のセクハラ行為に関する財務省の調査方法というのは被害者の立場を考えていないというふうに批判をされて、また、財務大臣のこのセクハラに関する一連の発言について、一般論として、決して適切な表現ではないことは明らかだと、こういうふうに批判をされています。この野田大臣の発言に私も共感をするところですが、しかし、財務大臣は一連の発言の一部は撤回されたようですけれども、これまでの発言がセクハラ被害に遭っている女性をいかに傷つけ……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 法案の質疑に入る前に、大臣、大臣に率直な感想をお聞きをしておきたいと思うんですが、今朝からも出ておりますけれども、もし仮に総務省の中で、今言われているようなこうした、資料が隠蔽をされる、公文書が改ざんをされる、口裏合わせがやられる、あるいはデータが捏造される、虚偽答弁が繰り返される、こういう事態がもし総務省の中で起こっておったとしたら、当然その真相究明、いろんなことをやって対策をやられると思いますが、その上で、なお政治家として自らどういう処し方をされようとすると思うか、その点の感想をお聞きします。
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。
最初に、先週二十五日に地方財政審議会が取りまとめた、誰もが希望を持てる地域社会に向けた地方財政改革についての意見について伺いたいと思います。
この文書は二十八日に開催された経済財政諮問会議にも提出されたようですけれども、この意見の大臣の受け止めと、そして今後の取組方向をまずは伺いたいと思います。
【次の発言】 是非、地方のために奮闘をお願いをしておきたいと思います。
そこで、この経済財政諮問会議で策定される骨太方針については、地方財政の観点から見ると、一般財源総額がどのような扱いになるかというのが大きな注目点と、こういうふうに言わなきゃならぬと……
○又市征治君 希望の会(自由・社民)の又市です。先頃、社民党の党首に就任をいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、総理に憲法問題をお伺いをしてまいります。
総理は、昨年来、憲法九条第二項を残した上で自衛隊の存在を明記したい旨を述べてこられました。そして、国会答弁では、自衛隊を憲法に明記しても任務や権限に変化はないとされてまいりました。本当に任務や権限に変化がないのであれば、国民投票に八百五十億円も掛けて改憲する必要性も緊急性もないのではないかと思いますが、これ、いかがお答えになりますか。
【次の発言】 今もありましたように、総理は憲法学者の中の自衛隊違憲論に終止符を打ちたいと……
○又市征治君 希望の会、社民党の又市です。 私からも、石田大臣の御就任に祝意を申し上げておきたいと思います。 冒頭、島田委員からもありましたように、当委員会は、与野党の違いがあるにせよ、自治体が地方分権の理念に基づいて自主性を発揮をし、そして市民の暮らしと生活を地域から守るために努力をしていることを、しっかりとこれを支援をするという点では全ての委員が一致をしているだろうと、こう思います。 大臣も、市長御出身ということでもありますし、所信表明の中でも地方に寄り添っていくということをおっしゃっておりますが、是非、先ほど来から出ている議論を踏まえていただいて、閣内の中で従来の大臣以上に頑張って……
○又市征治君 立憲民主党・民友会・希望の会所属の社民党の又市です。 まず、決算審査に臨む政府の姿勢について伺っておきたいと思うんです。 参議院は、国会本来の役割を果たすべく、決算委員会の審議を重視をして、巨大な行政府の財政執行等が適法に目的どおり行われているかどうか、各府省の執行状況等を厳しく審査をし、不当、不適切なものがあれば、これを内閣に警告ないしは措置要求をするなどして、翌年度の予算、財政執行に反映されるように努力をしてきました。ちなみに、あの伏魔殿とも言われた特別会計の改革というのは、参議院の努力に負うところが大きかったことは周知のとおりであります。 こうした決算審査の役割から、……
○又市征治君 立憲民主党・民友会・希望の会所属の社民党の又市です。 まず、国営造成土地改良施設防災情報ネットワーク事業の不適切な運営という問題について取り上げたいと思います。 近年、国内で災害が次々多発をする、こういう事態を受けて、政府は昨年末にも国土強靱化緊急対策を策定するなど防災対策を進めているわけですが、その際、もちろんのこと、このハード面の対策もさることながら、どうやってこの災害を前提としてその被害を最小化をするか、つまり減災の手だてを講じるということも極めて重要だ、こう思います。 そのために、緊急時に住民に情報を速やかに提供して避難を促進をするという、こういう観点から先ほど挙げ……
○又市征治君 立憲民主党・民友会・希望の会所属、社民党の又市です。 まず初めに、外国人材の受入れ問題について伺ってまいりたいと思います。 昨年十二月に、外国人労働者の受入れ拡大に向けて新たな在留資格を導入した出入国管理法等の一部改正案が成立をいたしました。同法の最大の懸念は、外国人労働者の人権や雇用環境がどう守られるかという点だったと思います。 そもそも、既に多数の外国人労働者を受け入れている以上、彼らの権利保護あるいは生活支援、劣悪な雇用環境の一掃が当然優先されるべきということでありまして、中でも、給与不払であるとか最低賃金を下回る実態であるとか劣悪な雇用環境の一掃が優先をされるべきだ……
○又市征治君 一番冒頭に当てていただいてありがとうございます。立憲民主党・民友会・希望の会所属の又市征治です。 調査団の皆さん、大変お疲れさまでございました。 私からは、ベトナム、ラオスを訪問された第一班の皆さんに、特に昨年来大問題になってきました外国人技能実習生の問題に関してお伺いをしたいと思います。 ベトナムからの実習生というのは、国籍別で見ますと第一位、十万人を超えると、こういう状況にあります。しかし、昨年来大問題になったこの実態を見ますと、世界有数の親日国と言われるベトナムとの関係において決していいことではない、これは大変大きな亀裂をもたらしていくような課題になるのではないか、そ……
○又市征治君 立憲民主党・民友会・希望の会所属、社民党の又市です。
今日は、ベネズエラ情勢と日本の役割についてちょっと伺ってまいりたいと思います。
最近のベネズエラの政治経済状況は大変混迷を深めて、日本との関係も微妙になっている、こんなふうに見受けられるところです。
そこでまず、昨年五月の大統領選挙以前の段階では日本とベネズエラの政治経済関係はどのような状況だったのか、また、世界有数の資源保有国と言われるわけですが、その概要について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 ベネズエラが今御紹介あったように豊富な資源、特に原油の輸出に依存をしているということでありまして、経済を脱石油あ……
○又市征治君 立憲民主党・民友会・希望の会所属の社民党の又市征治です。 昨日の本会議に続いて、地方財政計画そして地方税法の一部改正等四法案、質疑を行いますが、ちょっとこの地財計画と四法案、最近政府の側は何でも、十個ぐらいの法律を全部がちゃんこして一括法だと言ってみたり、やる。そういう方が便利なのかもしらぬけれども、やっぱり今は、地方の例えば今かかっているこの環境税の問題なんか一つ取ってみましても、これからの将来のことを考えると、それだけでも三時間、四時間掛けて、その背景問題を含めてやっぱり議論すべきだと思うんですよ。 だから、政府の側はそう言っていても、委員会で、是非、理事会では、これはや……
○又市征治君 立憲民主党・民友会・希望の会の所属、社民党の又市です。 まず、事業計画、予算案に入る前に、公共放送NHKの報道姿勢について懸念を問うておきたいと思います。 NHKが放送法第四条に基づいて番組編集をするというのは当然のことでありますけれども、そのことと、国民がこのNHKの番組、とりわけ報道が公平中立、そして不偏不党、そうしたことが貫かれているというふうに受け止めるかどうかは別問題ということだと思うんですが、例えて申し上げると、たくさんあるんですが、三つ挙げます。 昨年の沖縄の翁長前県知事の県民葬のときに、安倍総理の弔辞の代読に対して会場から、私もおりました、大きな声でうそつき……
○又市征治君 社民党の又市です。 今、平野先生からイェリネックの話が出ましたので、その関連からちょっと入らせていただきたいと思いますが、先生、憲法と人権について幅広く論説なさっておりまして、昨年三月に刊行された論文集の中の一つに、今お話しになっています少数者の人権についてというのも出されておりますね。そのイェリネックの、先生も御紹介になっておる講演の中には、すべての歴史上の進歩はその起源からして少数者のなせる業であった、そして、創造的な社会的行為は常に個人の自由な行為であったというふうに書かれておりまして、紹介なさっておるわけですが、したがって、将来更に民主主義が発展しても、この意味での少数……
○又市征治君 社会民主党・護憲連合の又市征治です。 先ほど近藤委員から発言をしましたとおり、この調査会は憲法の尊重擁護を義務とする国会議員による会議であったわけでありますから、現行憲法の理念の実現、それに対する障害を取り除くための調査をするという姿勢が不十分であったとの感が否めません。また、調査という当初の限定を逸脱をして、憲法改正が必要だという結論を急ぐ論があることも極めて遺憾であります。 第二に、我が党の意見全体は憲法をめぐる論議についての論点整理でお示ししましたので、ここでは憲法と近隣アジア諸国との関係に絞って一言述べたいと思います。 憲法前文と第九条は、第二次世界大戦の深刻な反省……
○又市征治君 社民党の又市です。 大変時間が短いんで三問ぐらいに絞りたいと思いますが、端的に御答弁いただきたいと思います。 二〇〇〇年の地方分権一括法以降、未完の第一次地方分権改革を更に進めることが期待をされたわけですけれども、それが旧政権の市町村大合併のあらしによってむしろ逆行してしまった、私はこのように見ています。 昨年、政権交代が実現をいたしまして、我が党含めて生活再建を掲げる連立政権ができたわけですが、その政権がこの法案を提出をした。この背景には、長年の旧政権によるやっぱり地方自治の形骸化や市場経済万能の新自由主義によって、地域の経済や社会あるいは住民の暮らしが破壊をされたことに……
○又市征治君 社民党の又市です。 六人の公述人の皆さん、本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。順次お伺いをしていきたいと思います。 まず最初に、若者代表の奥田さんにお伺いしたいと思います。 勇気ある発言と行動に、共感とそしてまた感動を覚えました。この戦争法案反対の声を上げたときに、同世代からこんなに大きな反響があるというふうに考えられたのかどうか、大きな反響と共感があったわけですが、その要因、あるいは一番共感を得ているSEALDsの主張というのはどこにあると思われるのか、まずこの点をお伺いしたいと思います。
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