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今澄勇 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

今澄勇[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
770位
委員会発言歴代TOP500(衆)
419位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
121位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
295位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
63位

24期委員会発言TOP50
37位
24期委員会出席(幹部)TOP10
10位
24期委員会発言(非役職)TOP50
30位
24期各種会議出席(幹部)TOP5
5位
25期委員会発言TOP100
58位
25期委員会出席(幹部)TOP100
64位
25期委員会発言(非役職)TOP50
40位
26期委員会出席(幹部)TOP100
85位
26期委員会発言(非役職)TOP100
77位
28期委員会発言(非役職)TOP100
87位

このページでは今澄勇衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。今澄勇衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 鉱工業委員会 第1号(1947/07/01、23期、日本社会党)

○今澄委員 理事はその数を六名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第1回国会 鉱工業委員会 第3号(1947/08/01、23期、日本社会党)

○今澄委員 理事の補缺は、選擧の手續を省略して、委員長において指名せられるよう望みます。
【次の発言】 石炭小委員の補缺は、選擧の手續を省略して、委員長において指名せられるよう望みます。
【次の発言】 化學工業小委員會は昨日開かれまして、その會議の模様を皆様に御報告申し上げまして承認を得たいと思います。所管は化學肥料工業、これは硫安、過燐酸、石灰窒素等の化學肥料、醗酵工業、窯業工業、及び一般化業工業の四つを所管として受持つことにいたしました。なお運營方針については、當面の問題といたしまして化學肥料に關する問題を取上げたいと、きのう話がまとまりました。なお國政調査の要求をいたしまして、この化學肥……

第1回国会 鉱工業委員会 第8号(1947/08/18、23期、日本社会党)

○今澄委員 化學工業小委員會おきましては、先般來化學肥料の増産問題を取上げておきましたが、化學肥料増産の隘路に關して、一應の結論を得て、硫化鑛をまず増産しなければならないということに問題が到達いたしました。よつてこれより化學工業小委員會の檢討した結論を申し上げまして、皆さま方の御贊同を得たいと思います。  先般本小委員會發足の際、第一着手として化學肥料の問題を取上げることに方針を定め、爾來政府當局及び民間業者等より資料の提出竝びに説明を求め、鋭意調査研究せるところ、化學肥料増産の隘路は、硫化鑛の生産不振にあり、硫化鑛不足のため肥料の生産が抑えられ、燐鑛石、アンモニア等を放置あるいは他に流用しつ……

第1回国会 鉱工業委員会 第9号(1947/08/21、23期、日本社会党)

○今澄委員 化學肥料の増産に關しては、先般來より關係業者並びに各擔當方面と折衝して、當面の緊急増産對策を研究いたしておりましたが、先般一應當面の緊急打開策は、まず硫化鑛の増産にあることを議決しましたが、さらに今般應急對策として、經營資金難克服のために、速やかに價格差補給金を交付すべきであるとの結論に達しました。けだし昨年三月改訂せられた化學肥料價格は、昨年末限り廢止せらるべきものであるが、これに代るべき新價格か内定のまま公表せられるに至らず、ついに去る七月新物價體系による現行價格が發表せられるまで、そのまま留保せられたのであります。これがため業者は赤字經營による極度の資金難に陥り、去る六月末に……

第1回国会 鉱工業委員会 第10号(1947/08/26、23期、日本社会党)

○今澄委員 紹介議員中野寅吉君が本席に見えませんので、私より代つて本請願の要旨を御説明申し上げます。  本請願の要旨は、福島縣大沼郡赤澤村大字赤留字中山にある赤澤炭鑛では亞炭を採掘しているが、その上部にある民家の土藏が陷沒して、屋敷内に大龜裂を生じ、部落民は極度の不安に驅られている。ついては速やかにこの採掘を中止し、被害箇所を復舊するよう取り計らわれたいというのであります。政府當局の御意見竝びに皆様方の御審議をわずらわしたいと思います。
【次の発言】 當硫化鑛特別増産期間設定の問題については、委員長より述べられた説明要旨のごとく、肥料増産の最大隘路が硫化鑛であるという關係上、業者ひとしくこれを……

第1回国会 鉱工業委員会 第17号(1947/10/10、23期、日本社会党)

○今澄委員 ただいま淵上君から英國の例を引いていろいろ述べられましたが、要すれば日本のかつての政黨が國民の信を失うて、政黨史の上に非常に亂脈時代を現出したということは、國民のほんとうの期待に背いたということであると、私は思うのであります。今度の國家管理問題は、全國民の注視の的となつて、この鑛工委員會において議論されておるのであるが、これが贊否いずれに歸するかはともかくとして、一應代議士というものが、鑛工委員會に席をもつて討論するにあたつて、今日までのような審議の方法では、頼むに足らないということを、傍聽席から非常に聽いたのでありまして、その意味においては、われわれは全國民の寄託にこたえ、新らし……

第1回国会 鉱工業委員会 第39号(1947/11/28、23期、日本社会党)

○今澄委員 それでは、この請願の趣旨は、要するに宇部興産株式會社、宇部窒素工場の半成コークスを、本法案等一條第一項「半成コークス」の適用から除外していただきたいということにつきるのであります。宇部興産の半成コークスは、硫安製造のために割當てられた石炭から硫安を製造する際の副産物としてできるものでありまして、現在市場に出ている量は、僅々一箇月一千トンないし二千トンにすぎず、將來も増加の見込みはありません。しかもこれらの市敗半成コークスは、すべて煉炭や豆炭の原料として、特約店がそれぞれ地方官廳の指示によつて、五トン、十トンというような小量づつ煉炭や豆炭の製造者へ官廳の許可を受けた價格で配給しておる……

第1回国会 鉱工業委員会 第40号(1947/12/08、23期、日本社会党)

○今澄委員 化學肥料工業に關する國政調査の報告をいたします。本小委員會においては、去る八月二日化學肥料工業に關する事項について國政調査を行う承認を得ました。その調査の結果、化學肥料増産のためには、さしあたり硫化鑛の増産をはかるべきこと。竝びに、いわゆる價格差補給金を急速に支拂うべきこと、なお硫化鑛の増産に關しては、當面の應急對策としてこの際全國的硫化鑛特別増産期間を實施すべきであるとの結論に逹し、八月十八日本委員會にその旨を報告、同二十六日本委員會より議長に報告書を提出せられました。本件はすでに去る九月二十一日より二箇月間にわたり硫化鑛々山、硫化鑛増産會議の主催。安本、商工、農林、運輸、勞働各……

第1回国会 国土計画委員会 第18号(1947/10/21、23期、日本社会党)

○今澄勇君 關門國道隧道建設工事は、すでに八箇年有餘これが建設工事を續けておるのでありますが、東京を起點として鹿兒島を終點とする二號國道は最重要幹線でありますが、昔のまま關門海峽によつて本土と九州をつなぐということは、非常な産業興隆竝びに國家再建の上に障害をもたらすものである。この隘路を打開するために、關門國道工事を昭和十年より今日に至るまで繼續中戰爭勃發して、爾來この國道の工事はいささかも進捗せず今日にいたつておるのでありますが、この關門國道の三分の一以上を完成した今日において、あといま一息というときに、この工事のはかばかしく完成しないということは、まことに國家的に見て大きな損失ではないか。……

第1回国会 電気委員会 第18号(1947/12/08、23期、日本社会党)

○今澄勇君 本請願の請願者は、石炭窒素肥料工業振興會の近藤會長であります。現下のインフレ經濟の高進を防止し、生産力の増強、國民生活の安定をはかるには、食糧の確保をもつて第一條件とし、これが生産の必要資材である肥料の増産、適期配給が先決條件であることは明白なる事實であります。われらは重要肥料の一つである石炭の窒素肥料の生産に從事する者として、その命令の重大なるに感銘し、日夜奮勵を續けているものでまりますが、終戰後の電力事情は、今年度の至り遂に春期豐水期に至るも電力制限を解き得ない状態となり、石炭窒素工場の操業は前途に暗影を投じていたが、秋期に至りその電力供給は最惡の場合に突入し、停電は四六時中頻……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第6号(1948/05/22、23期、日本社会党)

○今澄勇君 本請願は山口縣宇部市から秋吉に至る間三十キロ餘に、省營バスを運轉してもらいたいということでございまして、地元秋吉村から宇部に至る各町村長實に三十有余名、宇部市長もこれに加わりまして期成同盟會をつくりまして、熱心に歎願をいたしておるところの路線であります。特に炭鑛のある宇部市と、それからその宇部市の一切の生活を引受ける生活必需物資竝びに通勤人員、その他學校通學等においてこの路線を希望しておるところの理由は、陳情書にもるる述べてありますが、ぜひ縣としても第一番にこの線をやりたいということは、縣知事の添書にも明らかなような状態であります。何分ともに地元民の要望をひとつ容れていただきまして……

第2回国会 鉱工業委員会 第1号(1948/02/05、23期、日本社会党)

○今澄委員 小委員の選定は、燃料鉱工業小委員は九名とし、軽工業、化学工業及び金属鉱工業各小委員は七名、おのおの委員長において指名せられるように希望します。
【次の発言】 この際、各小委員長選挙に関する動議を提出いたします。すなわち、各小委員長の選定は、ただちに委員長において指名せられるように望みます。

第2回国会 鉱工業委員会 第7号(1948/05/26、23期、日本社会党)

○今澄委員 本請願は緊急を要するものと認められますので、ただちに採決を行われんことを望みます。
【次の発言】 本請願の趣旨は至当と認められますから、これを議院の会議に付して採択の上、内閣に送付すべきものと議決せられんことを望みます。

第2回国会 鉱工業委員会 第9号(1948/06/22、23期、日本社会党)【議会役職】

○今澄委員長代理 休憩前に引続き会議を開きます。  議事に入るに先だつて委員の異動について御報告いたします。昨二十一日民主党の志賀健次郎君が委員を辞任せられ、その補欠として同じく民主党の高橋清治郎君が議長において委員に指名せられました。
【次の発言】 引続き議事に移ります。先ず事業者團体法案の連合審査会開会の件についてお諮りいたします。本案は商業委員会に付託せられ、目下同委員会において審査中でありますが、本案は本委員会の所管に関係するところが多く、商業委員会におきましても、去る十九日に本委員会と連合審査会を開くことについて決定しております。つきましては、明二十三日午後一時より本案について商業委……

第2回国会 鉱工業委員会 第13号(1948/07/02、23期、日本社会党)

○今澄委員 先般商工大臣は低品位の石炭については、近く統制を外すという趣旨の答弁があつたようであるが、これは関係の業者にも、また消費者にも、重大な関係のあることであるから、いま少し詳細に、かつ明確に、低品位炭の取扱いについてあらためてお伺いしたい。

第2回国会 鉱工業委員会 第14号(1948/07/04、23期、日本社会党)

○今澄委員 ただいまより化学工業小委員会における調査について御報告申し上げます。  本委員会は二月五日発足以來、化学肥料工業及び一般化学工業に関して調査を進めてまいつたのでありますが、化学肥料工業の分野におきまじては、すでに第一回國会におきまして本委員会が調査を実施し、その結果を詳細に報告した通りでありまして、その後大なる変化もなく、また別に緊急を要する問題もないと認められましたので、調査の重点を、化学工業部門中時に最近各方面で問題となつているカーバイドの増産対策に置いて、これが検討を進めてまいつたのでありますが、今般その結論を得ましたから、以下これを御報告いたします。  御承知の通りカーバイ……

第3回国会 商工委員会 第4号(1948/11/24、23期、日本社会党)

○今澄委員 この前委員長にお願いしておきました肥料関係の硫化鉱の問題について、法案審議のあとの時間を借りてこの際お願いをしたいと思います。この問題は大藏並びに安本、物價廳の方にもお願してありましたのですが、今日はお見えになつておりませんようですから、それまで一應化学局長に御質問をいたしたいと思います。  硫化鉱は非常に最近成績が惡くて、ために肥料の來年度の配給計画にも影響を來すというような状況にあるということでございます。特に棚原の硫化鉱がその中でも非常に成績が惡い。硫化鉱に対してはこの前の鉱工業委員会において、二箇月間の特別の期間を限つて、硫化鉱の増産に積極的に協力をいたして來たのであります……

第3回国会 商工委員会 第5号(1948/11/26、23期、日本社会党)

○今澄委員 前会のときの鉱山局長さんの説明によると、鉱山局長さんは前々から硫化鉱に対して、総合的に非常に力を入れておるというお話でありましたが、結局新鉱山の開発よりも、松尾、棚原の両鉱山の供給が大部分を占めておる関係上、どうしても重点は棚原、松尾に注がなければならない。特に当面の緊急対策としては、やはり棚原をこのまま放置することはできないと考える。前会のあなたのお話によれば、石炭の價格に比ベると、硫化鉱は價格の点において非常に安いというのが第一点、第二点は給與の支拂い方法が非常に惡い、第三点は港湾施設、その他輸送の点において非常にぐあいが悪いこと、要約すればそう受取れたわけであります。ところが……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 商工委員会 第3号(1949/03/25、24期、日本社会党)

○今澄委員 それでは商工大臣に、できれば総理大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、今日の石炭赤字補償の法案の審議に入るに先だつて、政府の施政方針の演説もない。それから商工省が今後の商工行政をどのように運営するかという大きな見通しもつかない五里霧中の中で、この法案が昨日急遽委員会開会中に議会に提案されて、本日の審議に入つているような状態であります。もとより予算その他の問題で遅れるということも、われされは了承いたさないわけではないのでありますが、それらの一切の責任はあげて政府にあるのであつて、われわれ國会に審議を求めるに先だつて、商工大臣はこれらの問題について一言のあいさつがなかつた次第でありま……

第5回国会 商工委員会 第4号(1949/03/26、24期、日本社会党)

○今澄委員 大藏大臣に御質問を申し上げたいのでございますが、この商工委員会において、石炭に対する赤字補償の問題が議題として法案で出ております。しかしながら昨日質問申し上げたように、大藏大臣は不在でございましたが、われわれは総理大臣の施政演説も聞いておらない。しかして予算もまだきまつておらないというような状態で、この法案の審議に当つております。ところが私どもはここに今後の復金の運営の問題、あるいは今後のこれらの企業赤字に関する三原則並びに九原則運用に関する大藏大臣の御決意、あるいは今後のこれらの金融政策に関する大藏大臣の方針等は何ら承つておらないで、ただここにわれわれはこの法案の審議に当つておる……

第5回国会 商工委員会 第6号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○今澄委員 メモランダムによつて貿易公團の法律が大体作成されたことはよくわかりました。しかしながら、この際配炭公團の三箇月延期といい、ほかにも肥料配給公團その他数々の公團があるので、政府としてはそれらの全般に通ずる一つの方針の一環にこれは入るのか。これは全然別箇の方針で、他の公團については政府としては別途の構想があるのか。その点をひとつはつきり承りたいと存じます。
【次の発言】 それではこの貿易公團だけは特殊の取扱いですから、他の一般公團についての見解を承りたい。その理由は、貿易公團のごとく無慈悲なる馘首が、今後も関係方面の意向ということで、遠慮会釈なく行われるということであれば、われわれは非……

第5回国会 商工委員会 第9号(1949/04/30、24期、日本社会党)

○今澄委員 議事進行について発言を求めます。
【次の発言】 大体商工委員会は委員長は最初一回出席しただけで、その後姿が見えない。しかも先般の鉱工業小委員会において、委員長席に小金委員が着いて申合せをした結果、石炭に関する暫定炭價の問題で正式な委員会を開こうということであつた。ところが、それを一昨日の委員会において開くべく議事日程に載せたところが、委員長が姿を見せない。遂に流会となつて、石炭に関する炭價の問題はその後一回も開かれないような状態であります。私は商工委員会の権威のためにも、それらの商工委員会を闘いたからには速記をつけて、そうして委員会ではわれわれの意見を取上げるのが妥当であるにもかか……

第5回国会 商工委員会 第10号(1949/05/07、24期、日本社会党)

○今澄委員 石炭の問題についてはかねがねいろいろ論議されたのでありまするが、正式な商工委員会として論議するのはきようが初めてでありますので、いささか重複のきらいがあるが、二、三点お伺いしたいと思うのであります。  その第一点は今度の石炭に関するメリット炭價の問題で七月からメリットによる新炭價で行くというような情勢は、大体やむを得ないものであろうと、われわれ思うのでありますが、五、六月の暫定價格は少くともそれに行くまでの暫定的な処置として、日本の石炭産業全般にわたつて大きく政治的な考慮を拂い、妥当なものでなければならぬと考えておるのであります。しかも復金の貸出しといい、その他石炭関係が抱いておる……

第5回国会 商工委員会 第12号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○今澄委員 これは議員提出の法律案になつておるのですが、ちようど政府委員の方が來ておられるから伺いたいのですが、政府は予算の関係でわずか一名しかおらぬ貧弱な陣容ですが、これで大体成算というか、自信がありますか。ちよつとここでお伺いします。
【次の発言】 今政府側の答弁を聞くと、私は一名と思つておつたが、今度予算でどうにか三名にふえた、たつた三名の定員しかいないということです。それで目下指定申請中の都市は現在四十幾つありますが、その中で指定が済んだのは九つ、あとは人員が足らぬのと、いろいろの条件からまだその審査並びに許可を得るに至らない。この状態においてさらに町村を加えるということは、なるほど理……

第5回国会 商工委員会 第13号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○今澄委員 今の小金委員の質問であらかた基本的な観念は明らかになりました。私は殘余の要点を小時間でありますので、簡單に質問をいたしたいと思います。第一番に会御説明の経緯によつてここに百人という原案が出ておりますが、私どもにこの一番重大な生産部門、特にその中の百人以下というのはこれでもなお少い。これは公正取引委員会において認可をするにあたつて、やはり弾力性を持たすべきではないかと思つておりますので、その点意見を披露しておきます。その次に個人の企業、資本家、経営者の同一人に近い同族会社あるいはまたごく親しい人間ばかりでできている株式会社が、課税の都合上あるいは企業組合に登録がえをする懸念がある。そ……

第5回国会 商工委員会 第14号(1949/05/13、24期、日本社会党)

○今澄委員 この法案についてはほぼ質疑も終了したようでありますが、せつかく商工大臣がお見えになつておるので、ニ点だけひとつ御教示を願いたいと思うのであります。  第一点は、振興局長にも聞いたのでありますけれども、また大蔵当局にもただしたのでありますが、はつきりしません。それはすなわち企業が成り立つためには、今言つた資金、資材の面、これが最も重要な点であります。もう一つの点は税金の問題であります。今日企業が一番悩んでおるのは税金であるが、大体一般法人、協同組合、こういうものは百分の二十五の課税になつておる。しかるにかかわらず、大きな三菱化成の今度の脱税問題その他大産業の脱税が続々と出ておる。そう……

第5回国会 商工委員会 第15号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○今澄委員 この工業標準化法は、今日初めて審議に相なつたのでありまするが、簡單に御質問申し上げたいと思います。  第一番に、この標準化法でいろいろ規格を設けられるのでありますが、それらの規格を設け標準を付することについて、何らかの特典なりあるいは援助を政府の方でお與えになるかどうかということと、それからこの標準化法を施行する目的が載つておりますが、將來いかにしてこの法案に盛られた全目的を達成すのか、そのためにどういう構想を持つておられるか、あわせて御質問いたしたいと思います。
【次の発言】 この趣旨は非常にけつこうのようでございますが、これによつて中小企業のいろいろの部面に、この工業標準を当て……

第5回国会 商工委員会 第18号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○今澄委員 本案は現下の製鉄関係において、臨時鉄くずの回収をいたすということは、表面まことに妥当なるごとく考えられまするけれども、この原案においてはまことにずさんなものがあり、そのくず鉄の対價もいかなることによつてきまるか、関係各省の間においていまだ相談も整わないというような状態であります。修正案についてはこの原案に盛られておつたまことにずさんなる字句の修正、並びに憲法違反なりやと思わしめるがごとき第十二條第二項、三項等の規定について改正が加えられておりまして、一歩前進した感はあるけれども、根本的なこの法案に流れるところの問題を解決するまでには至つておらないのであります。本法案により、本年度く……

第5回国会 商工委員会 第19号(1949/05/19、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に数々の勧告と注文をつけまして、賛成の意を表する次第でございます。現下集中生産方式のもとにおける中小企業の現状は、現在もそうでありますが、将来を考えるとまことに優遇すべきものがあるのでございます。中小企業廳設置のときは眞の意味は、発券業務を行い、資材の裏づけをもつて中小企業の救済に当るという趣旨でございましたが、その後いろいろの状況のもとに、中小企業廳はそれらの発券業務あるいは資金資材の面について、まことに力弱きものと相なりました。商工組合法案ができて、その改組が長い間の問題であり、そうしてこれらの中小企業廳あるいは商工協同組合等、数々の中小……

第5回国会 商工委員会 第25号(1949/05/31、24期、日本社会党)

○今澄委員 今のお話で肥料の問題についてはわれわれはいろいろわかりました。それで午後大臣には質問しますが、この際一應東洋合成等の問題については、科学肥料としては調査團を一ぺん派遣されて、そのようないろいろの議論に対しても、十分これを理論的に反駁し得る御処置をおとりになることを希望いたします。ちようどきようは物價廰の次長がおいでになつておるので、物價廰次長へ一つだけお聞きしますが、この硫化鉱の問題については、長い間われわれは國会においても非常に努力をして來たのです。結局この硫化鉱の問題は、化学肥料部においてどうにもならぬ問題で、これは鉱山局の管下であり、價格の決定はあなたのところの責任である。こ……

第5回国会 商工委員会 第27号(1949/07/21、24期、日本社会党)

○今澄委員 簡單に一つだけ大臣にお聞きいたしますが、根本的なものは臨時國会でお伺いするとして、今の政府の政策は、当面のいろいろな状態はただいま聞いた通りでありますが、大体経済の民主化という日本に與えられた大きな課題と、経済安定という二つの課題の中で、当面の通産省のやり方は、経済の民主化は犠牲になろうとも、これが安定をはからなければならぬというふうに見えるのでありますが、この民主化と安定という問題について、ひとつ大臣の御見解を承りたい。  もう一つの今のドツジ・ラインでありますが、輸出貿易その他諸般の状態から見て、極端なデフレをわが國の産業界に招くならば、ドツジ・ラインの緩和を関係方面に強烈に交……

第5回国会 商工委員会 第28号(1949/08/10、24期、日本社会党)

○今澄委員 今の小金委員の質問で大体政府の考えておるいろいろの問題についての概要はわかりました。そこで私は最初宮幡政務次官にお伺いをしたいのでありまするが、大体法律の改廃並びに一國の石炭行政の轉換というようなものは、一つの見通しと大きな基本的な考え方の上に立つておらなければならぬと思います。基本的なものの考え方が今の政府と私どもとはかわつておりますので、その根本原則に対する質疑應答は避けまして、具体問題に入りますが、私どもは、今日のように貯炭の消化がうまくいかないで、四百万トンに近いものを抱えて、そうして配炭公團を廃止しなければ、その間の情勢がうまくいかないというような追い込まれた段階に入つた……

第5回国会 商工委員会 第30号(1949/08/30、24期、日本社会党)

○今澄委員 この前私は富幡政務次官に問うて直接お答えを得ております。それで一つだけお聞きして、あとでまた各関係者、大臣の方に責任ある御答弁をお願いしたい。私がこの前富幡政務次官にお聞きしたのは、いつ政府は配炭公團を廃止するかということに対して、九月三十日までにやるというお答えでありました。管理局としては九月三十日までにやる自信があるかと聞いたところが、これについては政府の方針であるから、目下九月の貯炭の凍結と、つなぎ資金の問題が解決すればやりたいが、なかなかできないということでありました。その後わずか十日しかたたぬのに、まはやそれが十五日も繰上つておる。しかも政府はそれについて自信があるという……

第5回国会 商工委員会 第32号(1949/09/08、24期、日本社会党)

○今澄委員 配炭公團問題については、今までの論議並びにただいまの小金委員の質問で、その大要を盡しておると思うのです。私はまず委員長にお聞きしたいのでありますが、きようは安本長官並びに大蔵大臣と責任者の稻垣大臣も入れて三名の御出席を願つて、この問題の最後の仕上げをするということで、調査團の派遣やらその他の問題は、あとまわしということになつておつたにもかかわらず、二大臣がお見えになつておらないが、これは國会軽視もまたはなだしいと思うのであります。いかなる理由によつて御出席を願えないのであるか、ちよつと聞かせてもらいたい。
【次の発言】 そこで稻垣通商大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、大体この……

第5回国会 商工委員会 第33号(1949/09/09、24期、日本社会党)

○今澄委員 お急ぎのようでありますから、ちよつと大藏省の方と安本の方のおられるところで聞いてみたいと思いますが、銅の問題は大体もうすでに言い盡されて、現段階においてにどうするかということが、最後のどたん場になつておるように思うのであります。そこで私は大体政府は銅の買上げによつて行こうという、それが妥当な方策であるか、それとも融資で乘り切るということが、現下の状態で一体よいのかという二つの問題について、まず大藏省としては現下のわが國の財政問題、金融問題からにらみ合せて、融資が妥当なのかそれとも買上げが妥当なのかという点について、局長さんの御意見を承りたい。安本はこれについてどういう考えを持つてお……

第5回国会 商工委員会 第35号(1949/10/06、24期、日本社会党)

○今澄委員 貿易についてはいろいろ承りまして、大体の了解をしました。中小企業の問題については、中金の問題とかいろいろありますが、時間がないので今日は私は貿易の中の密貿易について、一、二点お伺いをしたいと思います。この密貿易は大藏省の発表を見てみると、最近特に増加の一方である。われわれがいつも連絡をとつておる山口縣から九州五島にかけての今日の密貿易船の檢挙の状態と、その数量等を見ると、わが國の経済に及ぼす影響がまことに大きい。特に治外法権的な形でもつて、日本にその経済的地盤をふやした中華民國並びに朝鮮等からの人々の、これらにおける活動の状況等をながめると、わが國の貿易政策の中で、このような密貿易……

第5回国会 商工委員会 第36号(1949/10/21、24期、日本社会党)

○今澄委員 私がお聞きしたいと思つた点は、村上、神田同委員より大体聞かれましたのでよくわかりました。私に三点御質問したいのでありまするが、第一点は、今の電力事業の分断について、巻間伝えるところによれば、当初七分割、最近は九分割等のうわさが伝わつて、それらの委員会にかかる間に、このようないろいろなうわさが伝わり、電力関係者を非常に心配さしていることは、遺憾にたえないと思うのであります。われわれはいかなることがあろうとも、日本の電気事業というものが、そのように分断をされることについては、今の日本の産業、経済並びに国家の再與の見地から絶対反対であります。私どもにあくまでも今の日本の電気事業は、現今あ……

第6回国会 通商産業委員会 第5号(1949/11/11、24期、日本社会党)

○今澄委員 同僚委員の質問で大体わかりましたが、まず第一点として私は日本製鉄株式会社法の一部を改正する法律案について簡單におただしします。日石の株はともかく、日鉄あたりの株になりますと、持株処理委員会引受団べ話して、入札による引受けというような今の御答弁でありましたが、日鉄の株あたりはとてもそういうようなことでは賣れそうもない。証券業者は御承知のように手持の株式を運転する運転資金もなくて、今まことに手詰りである。これが融資を望んでおるが、いまだ希望は実現しないというような今日のまことに低調な株式市場において、通産省としてはどのような方策によつて、これの完全処分をやられる御意見でありますか。

第6回国会 通商産業委員会 第6号(1949/11/12、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は以上のいろいろな説明並びにこれまでの質疑応容で、全部明らかになつたのでありますが、きのうの質疑応容の結果、三点だけ大臣から御答弁を願つた方がよかろうというような政務次官の御答弁の分だけを、きようは三つだけ大臣にお尋ねをすることにします。  第一点は、帝国燃料興業の元の配下にあつた山陽化学なり、滝川化学工業等のいろいろ古い施設でありますが、昨日の宜幡さんの御答弁では、これは私の指摘した塩化アンモニウムなり、あるいはその他ソーダ関係の事業なりで、いろいろ今計画がとなえられておりますが、大臣から御答弁を願つた方がよかろうということでございましたので、これらのソーダ工業が今日行わんとす……

第6回国会 通商産業委員会 第8号(1949/11/16、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は簡單に二点だけ質問をしたいのであります。今貿易公団が輸出品取締法ができるにあたつて、手持ちで持つているところの二百七十数億円といわれる貿易公団のいわゆる滞貨貯蔵品の問題でありますが、これをひとつ年次別に大体のその数量と、それからできれば年次別の総数量に対する大体の帳簿価格をお教え願いたいと思います。
【次の発言】 終戦後四年間の年次別の総トータルが簡單にわかりませんか。
【次の発言】 あとで資料を渡されるということでございますので、それはあとでよろしゆうございまするから、終戦後の各年次別滞貨の大体の集計表というようなものをいただきたいと思います。私がそれを要求する一つの理由は、……

第6回国会 通商産業委員会 第14号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○今澄委員 簡單に本法案の内容にわたつて、重複しない点をお聞きしたいと思います。私は本法案は至急これを実施しなければならぬと思いますが、この内容にわたつてみるときに、トン当り幾らというようなものを徴収するという点については、非常に財産権にも影響のある問題であつて、ちよつと簡單にやるわけには行かない部面も多多あると思うのであります。そこでまず第一点は、本法とこれまで行われておる鉱業法との関係、特に賠償の項について、事務当局の方から、詳細なお話が承れれば仕合せであります。
【次の発言】 今の御説明で、第三條、一項、二項の点に触れていただきましたが、第三條第一項中の第一号、二号のいま少し具体的な説明……

第6回国会 通商産業委員会 第18号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は通産大臣に質疑をする予定でありましたが、通産大臣はこの重大な鉱害の問題をよそにして、いまだに姿が見えません。私は当初四点の問題を留保して、この問題に対する質疑を行つたのでありますが、私が留保した四点の質疑については、同僚議員からるる長時間質問があつて、大体わかりました。私はこの際二、三点残しておりますが、まず第一点はとにかくきようのこの委員会の雰囲気では、どうも同僚議員の発言その他を総合して、この特別鉱害法は今国会の会期中には成立する見込みはなさそうです。しかして九州、山口の一部においては非常に基大な被害を受けて、この通過を待ち、あるいは政府の施策を待ち望んでおる被害炭鉱の人々……

第6回国会 通商産業委員会 第19号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○今澄委員 本法案の質疑の経過は、まことにわれわれをしてこの法案の各所に矛盾があるということをよく了解いたさせました。しかしながら私は本法について、この会期中にそれらの不備の点を修正いたし、これを通過せしめて、このような特別鉱害によつて災害をこうむつておる一般大衆の苦しみを除くべきであるということを考えております。われわれはこの議会において、本法律案の第二十二條の規定に対する憲法上の疑いや、あるいは国家か責任を持つべきものに対する戰時補償打切り等の数々の問題から考えて見て、この法律案は修正を行わなければなるまいと、かように存じます。しかしながらもしこの法律案がこの国会で成立せずして、来国会に再……

第7回国会 通商産業委員会 第2号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は、過日小金委員長代理を通じて、われわれ通産委員並びに安本委員の全委員一致の意見として政府へ申し入れた二條項、すなわち今次の電力料金の値上げは、地域別にも産業別にも、非常に不備なところが多いから、これはいま少しく慎重に検討して、各界の代表を集めて結論を出すまで、その実施方を延期されたいというのが、第一点。第二点は、このような電力料金の値上げのごとき重要な措置は、常設の委員会として、経済安定並びに通産の委員会等が、常に開かれておるのでありますから、政府はこのような措置をする前に、これらの国会の常設委員会で諮られたいという、二項目を申し入れたことは、委員長御承知の通りであります。その……

第7回国会 通商産業委員会 第6号(1950/02/06、24期、日本社会党)

○今澄委員 産業復興公団法の一部を改正する法律案の内容については、大体大した問題もございませんので、簡單に四点ばかり全般的な問題について御回答を願いたいと思います。  第一は一月十六日付のメモランダムによりますると、産業復興公団、それから繊維貿易公団、鉱工品貿易公団、閉鎖機関整理委員会、特別調達庁の保有物資を本年中に処分を完了するように勧告されております。しかしながら有効需要が極度に減退し、厖大な滯貨を抱えておる市場に対して、さらに数百億円に達する政府のこれらの滯貨を放出して、はたしてその消化が可能であるかどうか。さらに前記各機関の滯質の状況並びにその処理の見通しについて、正確な資料を私はもら……

第7回国会 通商産業委員会 第9号(1950/02/15、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は本法案に日本社会党を代表いたしまして、次の四点の條件を付して、賛成の意を表する次第であります。本法案についてはやむを得ざる処置と、われわれは存ずるのでありますが、一月十六日付メモランダムによる産業復興公団を初めとする各種公団、特別調達庁等のいわゆる保有物資の処分については、この産業復興公団こそ、わずかに十数億と言われるけれども、その他のものを含めると、これは厖大なものになるのでありますから、いわゆる有効需要の減退と、厖大な滯貨を抱えておる現下の市場を十分考慮に入れて、これを圧迫しないような措置を講ずるということが、第一点でございます。  第二点は、各種公団の閉鎖を間近に控えてお……

第7回国会 通商産業委員会 第12号(1950/02/23、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は電力の問題について、先般の安本、通産の合同委員会において、この通産委員会と安本委員会の出席各委員全員が、決議案を私の動議によつて採択したことを、通産大臣にこの際あらためてお話を申し上げておかなければならぬのであります。政府は、電力事業の再編成であるとか、電力の料金であるとか、その他電力に関するいろいろの問題については、わが国の産業構造から、将来にわたつた大きな国策として、国民の納得する百年の大計の上に立たなければならぬものであると思う。しかるに政府は、電力の料金に地域差をつけた先般の問題といい、今度のこの電気事業分割の問題といい、その庶幾するところは、そういつた大きな問題を百年……

第7回国会 通商産業委員会 第13号(1950/02/24、24期、日本社会党)

○今澄委員 大臣はお忙しいようですから、私は間口を狹めて一問だけ聞きます。いろいろ聞くことはありますが、あとは次会に譲りまして、今の門脇委員の質問に関連して私が特にお伺いしたいのは、信用協同組合の問題であります。信用協同組合の設立認可は二月七日に一件、十一日に一件、合せて二件出ておるように私は了承しております。これは去年法律ができてから、実に八箇月間を経過した後の今日のことで、大蔵大臣のお話を聞くと、大いに認可するつもりであるというので、実は安心をいたしました。しかしこれまでの実績あるいは銀行局長等のやり方について、大蔵大臣がお知りになられぬ点もあるかと思いますから、一点お伺いいたします。すな……

第7回国会 通商産業委員会 第15号(1950/03/03、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は先般の理事会の決定に基いて議事進行上、通商産業大臣に以下三点にわたつて質問をいたします。  第一点は、先般私の質問中通商産業大臣は、そのときに委員長席には委員長代理として有田二郎君がすわつておりましたが、これより閣議へ行かなければならぬから、質問は簡單にしてもらいたい、一点だけでということで、私は中小企業等協同組合法による信用協同組合認可に関する質問を一点だけ申し上げまして、いろいろ質問がございましたけれども、大臣の立場を考えて質問を中止いたしました。そのときに有田二郎君は、委員長席において、私に明瞭に、大臣はこれより閣議であるから、済まぬところであるが、かんべんしてもらいたい……

第7回国会 通商産業委員会 第17号(1950/03/11、24期、日本社会党)

○今澄委員 この帝国石油の法律については、いろいろ質疑応答がありましたので、私は明日通産大臣に質問申し上げる部分を除いて、ここで簡単に御質問いたします。その前に石油に関係のあることですが、石油を使つている自動車の問題で、宮幡さんにちよつとお伺いします。  このたび二月十日付で、司令部から四九年型の新しい外国車が初めて払下げになつた。これは大体時価に直して一億円程度の車であります。ところがこの車が二月十日に通産省へ払い下げられて、通産省は、大和と国際タクシー、これに全部払い下げられる。その払下げの値段は、為替の今のマル公であるところの六十五万円程度で、大体内地相場二百万円くらいの車が払い下げられ……

第7回国会 通商産業委員会 第18号(1950/03/14、24期、日本社会党)

○今澄委員 小型自動車競走法については、小金委員の質問であらかた了承しました。私がただお聞きしておきたいことは、五大都市をこれに含めるということについては、もしわれわれが委員会においてこういうことで決定したとしても、提案者の方では異議があるかないか。もし異議があればその理由を承りたい。それから政府の方においても、この都道府県に五大都市が加わるということで何か支障があれば、その理由と支障のぐあいを一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 政府の方は……
【次の発言】 もう一点、こういつた競輪、競馬等の、人間なり馬なりが走つておる、そういう競技とこういう自動車が走るという機械的ものとの間には、そ……

第7回国会 通商産業委員会 第19号(1950/03/15、24期、日本社会党)

○今澄委員 本法の詳細な点については、先般来の質疑応答で十二分にわかりました。それで私は大きな問題と、特に大臣の御言明を得たい点について、二、三点簡單に質疑をいたします。  まず第一点は、いわゆる石油の価格の問題でありますが、これについては、この価格が調整公団によつてプールされるか、あるいは段階的にこれを切り落すかということは重大な問題でありまして、政務次官からは価格調整公団のプールによつて、これはプール計算で行きたいという御答弁がございましたが、通産大臣におかれては、そういうことは十分間違いなくやり得るということを、御言明願えるかどうか、御質問いたします。

第7回国会 通商産業委員会 第23号(1950/03/23、24期、日本社会党)

○今澄委員 それでは時間がないそうでありますから、私はこの法案に関連のある問題を二、三点お伺いをいたします。  第一点は、本中小企業等協同組合法は、政府提出の原案には火災保險事業を営むことになつておりましたが、われわれはこの法案の改正の機会に、これらの火災保險事業をひとつ復活して、当初政府が意図した火災保險事業をこれらの中小企業等協同組合にやらせるべきであるという見解を持つておりますが、これに対する通産大臣の御見解を承りたい。
【次の発言】 この火災保險の問題については、政府が原案に入れて、通産省が火災保險をやらしたいという意思を持つておつたのを、この委員会において一部の反対にあつて、これは削……

第7回国会 通商産業委員会 第24号(1950/03/24、24期、日本社会党)

○今澄委員 本法律案については、第六国会に提案せられて審議未了となつております。第七国会に出されたこの法律案は、原案から見るとかなり進歩、好転をいたしたところが各所にあるように思います。しかしながら細部にわたつていろいろ不審に思うことがありますが、とにかく心構えとしては、私は少くとも事貿易に関しては、占領されておるという今日の占領下のわが国の行政と、貿易という一つの純経済的な行為、それらのものとの間には、やはり画然とした区別をつけてやるようにしないと、わが国の経済は成り立たない。たとえば正当な貿易を押えれば、どうしてもいわゆる密貿易が行われる。われわれはやはり東亜における立地的な、経済的な條件……

第7回国会 通商産業委員会 第29号(1950/04/05、24期、日本社会党)

○今澄委員 日本社会党は、本法律案に條件を付して賛成するものであります。  本法律案は、民意のあるところを取上げ、政府としては担保についての特例を措置したことは、非常に現下の実情としては機宜を得たものと考えられます。さりながら、いわゆる外債の処理、あるいは電気事業の分断、その他の問題と関連して、幾多の懸念すべきところがございますが、電気、事業分断等の問題については、その法律案の出たときに、われわれは十分審議をすることとし、幾多それらの問題については、この際政府は十二分に善処することを警告して、本法律案に賛成をする次第であります。
【次の発言】 それでは本火薬類取締法案について簡単に質問をいたし……

第7回国会 通商産業委員会 第31号(1950/04/12、24期、日本社会党)

○今澄委員 時間がありませんので、旭化成の石本参考人にお聞きしたいのですが、本法に対するところの御見解を先ほど承りましたが、本法で島村参考人より具体的ないろいろの修正点が詳しく述べられました。それであなたからはそれらの問題が具体的には述べられませんでしたが、抽象的でけつこうですから、この点と、この点と、この点はぜひ訂正してもらいたいというような個所がございましたならば、この機会に御意見をお聞かせ願いたいと思うのでございます。
【次の発言】 概括的な先ほどのお話で、こういう点と、こういう点と、こういう点が問題であるということは大体わかりましたが、全体を通じてあなたの方の組合では、こういうものはな……

第7回国会 通商産業委員会 第32号(1950/04/14、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は日本社会党を代表して、本法案に対する討論を行います。  火薬類は従来より危險物として銃砲火薬取締法によつて、内務省の所管のもとに取締りを受けて来たものでございますが、終戰後は内務省の解体に伴い、警察法の施行と同時に、右の法令に基く事務は商工省に移管せられ、通産省の発足とともにこれに引継がれ、現存に至つておることは、提案理由において明らかなところでございます。しかも旧法は明治四十三年に制定せられ、その後数回にわたり改正せられたのでありますが、戰争を放棄したわが国において、今回このような全面的改正を行つたことは、まさに時宜を得たものであり、関係者一同のこれらの努力に関しては敬意を拂……

第7回国会 通商産業委員会 第33号(1950/04/21、24期、日本社会党)

○今澄委員 今の福田君の申入れでありますが、われわれは同感であります。なおそのほかにもわれわれは、あと、四、五十資料の要求をいたしますが、少くとも私は、この際電気事業再編成法案のみならず、きよう提案の理由の説明があつた議員提出の臨時石炭鉱業管理法の廃止に関する法律案、なお今後出るその他の法律案についても、それらの資料を議員に示して、議員の審議権のもとに審議せしめて、しかる後これを採決するという方式をとらなければ――少くとも議会の審議というものはそうあるべきであるということを、私はこの際委員長に一言この委員会で確言をしてもらうと同時に、今後の審議をどういうふうにやるのかという委員長の信念を聞きた……

第7回国会 通商産業委員会 第34号(1950/04/22、24期、日本社会党)

○今澄委員 この法案に対する質疑を昨日に引続いて行いますが、配炭公団廃止後の貯炭の推移、あるいは中小炭鉱についての政府の施策その点については、一応昨日のお答えで不満足ながら打切ります。  きようは、しからば昨年九月十五日の配炭公団廃止のときに、貯炭が非常にありましたが、それらの貯炭のその後の処分と、これが及ぼした影響並びにその後の生産炭の銘柄、どのような銘柄がどういう程度に生産されておるか、今資料をいただきましたが、これらの問題について、政府委員の方にひとつ詳しく御答弁をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 概略わかりました。それから本年度の石炭需給の見通しについて昨日伺いましたが、本年……

第7回国会 通商産業委員会 第36号(1950/04/25、24期、日本社会党)

○今澄委員 審議の経過において、本法律案の内容等に非常な矛盾を持つものである。非常に廃止の時期も当を得ておらぬというようなことが明らかになりました。私はただ残つておる問題として、政府当局の方にお伺いしますが、この前の配炭公団の廃止のときに、これもまた転換職員、その他失業問題等、それらの職員の就職先等について、この委員会においていろいろ言明をされましたが、その後の実情は、どうも投げやりで、それらの労働者の保護がなされておらない。私はこの際管理局長として、配炭公団を廃したのちにおける配炭公団の職員の転職、並びに政府の努力によつて、どこに入つておるかということの明細なる御説明を承りたい。  それから……

第7回国会 通商産業委員会 第38号(1950/04/27、24期、日本社会党)

○今澄委員 今日電気事業再編成法案を前にして、今の通産省が所管しておる電気事業なり、あるいは鉄鋼業なり、あるいは石炭なり、化学工業なり、これらの動力源である電気あるいは石炭等を含んだ重大問題が山積しておることは、通産大臣も御承知であろうと思うのであります。しかるに吉田内閣では、池田前大臣もこれまた兼務である。しかしてわずかばかりやつて電気事業再編成の問題をほとんど自分も了解しないうちに、すぐ辞任してアメリカに行つてしまつた。そのあと高瀬さんが大臣をお引受けになつたのでありますが、私は今の商工行政というものは、いわゆる根本的のネックについてはオンリー資金と言われておるが、大蔵省を中心とする金融機……

第7回国会 通商産業委員会 第44号(1950/07/04、24期、日本社会党)

○今澄委員 二、三簡單に要点をお聞きしたいと思います。私が今日の石炭関係に関連して新大臣に聞きたいことは、まずあなたの御出身である造船界、製鉄事業その他の事業で取上げておられる原料炭の炭価の問題で、日本の石炭の値段を下げなければならぬということが、今の日本の業界の大きな問題になつておることはもちろんであります。これに対して新大臣の方針は撫順炭や開らん炭を輸入して、外炭の輸入によつて内地炭の値段を下げて行かれるという方針をおとりになるのかそれとも政府資金を散布されて、日本の石炭の合理化をやつて、それらの外炭を輸入しなくて、内地炭だけで、乘り切つて行かれるような御方針でありますかどうかということが……

第8回国会 大蔵委員会 第13号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○今澄勇君 本法律案は過ぐる第五国会に提出されました協同組合による金融事業に関する法律の一部を改正するものでございます。本法律案の趣旨とするところは、中小企業等協同組合法による信用協同組合の設立にあたつて、大蔵大臣の自由裁量にこれがまかしてあるため、非常に免許が遅れ、信用協同組合の設立に支障を来しておるがために、この大蔵大臣の自由裁量にまかしておるところを、定款、事業の方法等が法令の規定に違反しない限り、免許することを必要とする旨の追加規定を加えようとするものでございます。本改正案の趣旨は、政府提出の際に原案にうたわれておつた法規裁量の規定を、原案にもどそうとするものでございまして、第二条に次……

第8回国会 通商産業委員会 第3号(1950/07/19、24期、日本社会党)

○今澄委員 この日鉄法廃止の法律案の審議に当つて、私はまず通産大臣に、就任最初のことで今までゆつくり質問する機会がなかつたのでありますが、お尋ねしたいことが一つあります。それは大体この製鉄事業あるいは肥料産業あるいは繊維工業等わが国の重要なる産業行政をつかさどる商工省が通商産業省と名前がかわりまして、この吉田内閣のもとにおきましての歴代の通産行政を見るに、御承知のように大臣のかわること最もはなはだしい省でございます。さらに外務省関係の者が通産省に非常に入り込んで、通産省の中で講和条約のできるまでのいろいろな問題に対して、通商貿易その他のことによつて非常に力を得つつあり、大蔵関係の方も来ておるよ……

第8回国会 通商産業委員会 第4号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○今澄委員 ただいま中村委員から、きのうの共済組合の年金について意見の開陳がございました。私どもも、もつともであると思います。昨日の大蔵省の課長の答弁は不遜きわまるものであつて、きよう局長が見えたならば、私はその責任を追究しようかと思つておりましたところが、局長の方より努力するという意見が述べられましたので、一応了といたします。ただ少くともきのう通産政務次官が絶対に確信をもつて、これはやるからという話があつたにもかかわらず、これに対する解釈の問題が、通産省側の係官の詳細な説明――「その他」という文字に関する通産省側の説明と、それから大蔵省側の意見とが、昨日のところでは非常に大きな食い違いがあつ……

第8回国会 通商産業委員会 第5号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○今澄委員 本法律案については、日本社会党は、元来製鉄事業等のごとき国家の基幹産業は、政府の強力なる助成と保護によつてこれを盛り立つべきものであるという基本的な態度を持しておるものでございますが、現下の過度経済力集中排除法並びに企業再建整備法に伴う日鉄株式会社の運営、その他当面の諸情勢より、この法案に対しては強い条件を付して賛意を表する次第であります。われわれはこの法律案の意味するところは、法律案のみの問題ではなくて、少くとも今後の製鉄事業に対する政府の積極的な金融並びに技術援助、その他全般的な保護助成を希望するものであります。特に先ほどもありました八幡の共済組合等の問題につきましては、大蔵省……

第8回国会 通商産業委員会 第7号(1950/07/24、24期、日本社会党)

○今澄委員 本商品取引所法は、前国会において会期末突如としてこれが提出をされたために、われわれはたいへん面くらつたのでありますが、私どもは一応大所高所から今日の段階においては、この法案を成立せしめる意向で臨んだわけでございましたが、与党の態度並びに政府の早急な態度のために、本法案が審議未了になつたことは遺憾でございます。  私は質疑の第一点にあたつては、まずその後の社会情勢の変化から、大分再統制を行わなければならないものもあるかもしれません。あるいは非常に値段もだんだんと高くなつて来ておるものもございまして、この九品目が商品取引所の設置によつて、円滑に十分行き得るやいなやという前提条件としての……

第8回国会 通商産業委員会 第13号(1950/09/28、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は通産大臣にお伺いをして、それから高井さんにお伺いをして、大西さん、櫻井さんにお伺いして、さらに通産大臣にお伺いしたいと思います。  通産大臣は最初この正副総裁の更迭にあたつては、外部からだれにも言われたことはない、自分の一存でやつたというお話でございました。ところがこの両正副総裁の更迭がきまる前に、すでに新聞に前日載つておつたということは御承知の通りであります。われわれは九月三日に箱根において白洲、松永、中村、麻生並びに総理を交えて、これらの日発正副総裁の更迭が論ぜられたということを聞いておる。しかもその際大西だけを更迭すればいいではないかという意見に対して、やはりやるならば櫻……

第8回国会 通商産業委員会 第14号(1950/09/29、24期、日本社会党)

○今澄委員 この銑鉄の問題については、大分同僚議員から質問がありましたが、私は過日の毎日新聞にも掲載されておつたように、この銑鉄の補給金をめぐる一貫メーカーと平炉メーカーの対立や、あるいは統制経済から自由経済へ移るためには、少くとも理論的にはいろいろそれによつて迷惑をこうむる部面の保護政策というものを伴いながらやつて行かなければならぬというのが原則であるにもかかわらず、この昭和二十五年度から銑鉄の補給金を落すというやり方の裏には、いろいろな要素と勢力の錯綜したものがひそんでおるということを私は見逃すわけに行かないのであります。そこで私がお伺いしたいことは、少くとも輸出額の二割を占めるこれらの鉄……

第8回国会 通商産業委員会 第18号(1950/10/25、24期、日本社会党)

○今澄委員 大分この鉱業法、採石法については質疑が行われまして、ややその全貌をはつきりさせることができましたので、重複を避けて、おもな要点五、六箇所を私は質問をいたします。第一番に鉱山局長に聞きたいのでありますが、鉱業法案の目的を規定してある第一條において、鉱物資源を合理的に開発することによつて公共の福祉増進に寄與するため云々と書いてあるが、公共の増進であるとか、あるいは鉱物資源を合理的に開発することによつてといつたような問題の具体的な説明をひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 今いろいろ説明を承つたが、第一條がこの法律の目的を定める政治的な政策を意味している一番ポイントだと思われる。……

第8回国会 通商産業委員会 第19号(1950/11/16、24期、日本社会党)

○今澄委員 今のいろいろのお話を聞いて大体明らかになつたのですが、第一点として伺いたいのは、若沖炭鉱の問題のみならず、桜山炭鉱も沖ノ山炭鉱も、宇部、小野田地区における炭鉱は、そういつた被害がこれまで頻発したことは御承知の通りであります。幸いにしてあまり従来人的な損害がなかつたのでありますが、これまでも頻発しておる。沖ノ山炭鉱のごときは、相当これに対して国家的な立場から援助もしておるし、相当な金もつぎ込んでおる。こうした事態が頻発しておるにもかかわらず、今度こうした事態が起つたということについて、首藤政務次官なり、通産省全般の立場から、一体どういうふうにお考えになつておるかということを伺いたい。……

第8回国会 通商産業委員会 第20号(1950/11/17、24期、日本社会党)

○今澄委員 それではまず第一番に大臣にお伺いいたしますが、きのうの農林委員会で、廣川農林大臣は、農林大臣であるとともに、行政機構改革の責任者として、河野謙三氏の質問に答えて、きようの中外商業新聞の伝えておることは少し違つておりますが、少くとも農林省へ一本にまとめるような方向に向つて、この肥料行政の機構改革というものを今やつておる、そういうような答弁をされております。しかして河野謙三氏の質問は、農林大臣と通産大臣のあなたとの両方にあつたにもかかわらず、あなたはそれに対して答弁をしておられない。そこでこれから受けた印象は、通商産業大臣は、肥料行政というものが農林省へ一元化するように行政機構改革でき……

第9回国会 通商産業委員会 第5号(1950/12/01、24期、日本社会党)

○今澄委員 大分いろいろの質問で、われわれの聞かんとするところは明かになりましたが、私は社会党の希望もあわせて、以下五、六点質問をいたす次第であります。  そこで第一点は、大臣に伺いたいのだけれども、大臣は予算委員会だそうでありまするから、首藤政務次官に伺いますが、このポ政令の内容について、参議院において総理大臣は、これはできる限り公開の努力をするということを言明いたしております。そこで私どもはこの通産委員会が常設の通産委員会である限りは、このような電力に関する大きな問題を通産委員会にまずもつて政府は説明するということがあなた方の責任でなくちやならぬ。そこで私はこれらのポ政令の内容について、今……

第9回国会 通商産業委員会 第8号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○今澄委員 私はさつきの連合審査でも申したのでありますが、この特別鉱害の復旧臨時措置法が今日に至つた経緯を翻つてみると、これは昨年の暮国会に提出されてから、実に長時間の月日を費して通産委員会としては近来にない慎重審議を重ねた法律であります。その結果、鉱害復旧費の負担は、特別鉱害に関係ある炭鉱のみによるという、およそ原案の相互扶助、連帯責任の観念と全然異なる考え方のもとに、これが本委員会において修正を見たのであります。政府提出の法律案を、こういつたような修正までいたして、この委員会が与野党一致してやつたということは、この鉱害復旧というものが、いろいろ意見の相違はあるが、実にこれは重大な政治問題を……

第9回国会 通商産業委員会 第9号(1950/12/06、24期、日本社会党)

○今澄委員 時間がないので、具体的の問題、不明朗なことをちよつと明らかにしておきたいと思うのです。私の聞きたいのは、先ほど鉱山局長の答弁にあつた予算と人員の問題、私は通産大臣に申し上げておきますが、通産省が関係するこれらの委員会において、その運営よろしきを得ざる場合には、通産行政に重大な支障を與えるというような場合の定員や予算というものは、常にとられておらぬということをひとつ大臣は肝に銘じて覚えておいていただきたい。私はこの土地調整委員会が、一体職員の定員が何名で、それで予算は幾らとつてその組織は一体どうなつておるかということを鉱山局長なり法務府の方から具体的な話をちよつと伺いたいと思います。

第9回国会 通商産業委員会 第11号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○今澄委員 私はこの信用保険法は究極するところ中小企業者の金融打開の手段として反対する理由はないと思います。しかしながらいよいよ会期もあと一日というところでこういう法案が出て、しかもこれの審議に最も重大な関係を持つ大蔵省の局長その他の責任者がこれに出得ないという段階においてこれを審議しなければならぬということについては、政府もひとつ大いに反省してもらいたいが、委員長においても十分ひとつその間のことを御勘案願つて、今後御注意を願いたいと思います。  まず第一番にこの中小企業の保險法を審議するに当つて、自由主義経済と中小企業の振興対策については根本的な矛盾撞着を持つておるので、その両立しない根本的……

第10回国会 通商産業委員会 第3号(1951/01/30、24期、日本社会党)

○今澄委員 この公共事業令については、電源の帰属なり、あるいは新会社の人事の問題なり、いろいろ聞きたいことがございますが、やはり何といつてもこれが中心である。この委員の資格と所管大臣の問題と現通産大臣との関連というものは、これらの問題を明らかにするスタートとして、どうしてもこれは明瞭にしておかなければならぬものであると思います。そこでこの公共事業令が出る前に、電気事業の再編成法令として出たときの稲垣通産大臣の答弁も、それからその後の折衝経過においても、現通産大臣が述べたところの速記録における言質から見ても、これらの電気事業の再編成の後においては、少くとも日本の産業に重大な影響を及ぼすこれらの再……

第10回国会 通商産業委員会 第4号(1951/01/31、24期、日本社会党)

○今澄委員 安本の政務次官たいへんお忙しいようですから、安本の政務次官に先に御質問いたしたいと思います。  詳細な重要品目別のいろいろな御検討はございましたが、私は最初に安本の方から、二十五年度の輸入計画とこれが実績、並びに二十六年度の輸入計画につきまして、きようは時間がありませんでしようから、できれば資料があればひとつ詳細な資料を当委員会にお出し願いたいと思います。  それから重要物資の需給の対策について本年度の四月までのわずかでありますが、第四・四半期の計画と、できれば昭和二十六年度の第一・四半期の計画も、ふだんご質問する機会がないのでできればこれも資料でいただきたいと思います。  それか……

第10回国会 通商産業委員会 第7号(1951/02/12、24期、日本社会党)

○今澄委員 ただいま議題となつた特許法の一部を改正する法律案外四件に対しまして、私は日本社会党を代表いたしまして、以下数点の希望條項を付して、賛成の意を表するものであります。  周知のごとく、最近の経済事情の変動、具体的に言うならば、物価及び物価指数の異常な高騰や、また他の諸法令における料金の引上率や、政府の予算上におけるバランス等を比較考慮するならば、この程度の引上率は、たいして無理のないところかと考えるものであります。  ただ一方においては、この種の発明発見の特許など、今後のわが国の産業貿易上、多大な貢献と寄與を期待し、かつ極力奨励しなければならない現状におきましては、これら民間の有識者に……

第10回国会 通商産業委員会 第8号(1951/02/14、24期、日本社会党)

○今澄委員 この際私は労働省の方にお聞きしたいのですが、労働省としては、今度のこの石炭のストライキについては、どういうようなお見通しと、どういうふうな対策を持つておられるか、賀来労政局長から概括の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、大体自主的な争議の解決ということを言うておりますが、われわれは、政府の責任者としては、自主的な解決にゆだねて、二百万トンを割ろうかという貯炭の現状を默つて見ておるというのは、これはやはり無為無策と言わなければならぬと思う。そこで政府は、これらの炭鉱の争議について一応の見解があろうと思うが、まず私は労働者側の問題から入りましよう。  炭鉱労働者の賃金は……

第10回国会 通商産業委員会 第9号(1951/02/16、24期、日本社会党)

○今澄委員 今の肥料工業に四する決議案については、われわれも全幅的な賛意を表するものでありますが、その前に一応この際政府の肥料に対する基本的な考え方をお伺いしておきたい思います。  そこで私は通産次官にお伺いしますが、大体日本の肥料工業についてはどういうふうにお考えになつておるか。私は、肥料工業のねらうところは、少くとも国内の農村の需要に応ずるということももとより重要であるが、将来日本が、自立経済計画の中において東亜市場の肥料を受持たなければ、これはイギリスか、あるいはその他の国が受持つであろうことは当然であるが、それらの大きな日本経済の自立の問題から考えてみると、ただ單に国内における農村の需……

第10回国会 通商産業委員会 第10号(1951/02/23、24期、日本社会党)

○今澄委員 私はまず岡崎官房長官にお伺いをいたしますが、この新電力会社の人事問題について、内閣は閣議において何らか対策を講ぜられたことがあるかどうか。もしこれらの状態が紛糾すれば、内閣としてはどのようなことを考え、どのような対策をなされんとするのか、これについて総理がもし見解を述べたということがあるならば、かわつてお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁ですが、現在のこの電力会社人事の問題は、産業経済に及ぼす影響が五大であります。かつまたこれは総理の直接責任のある担当部門ということになつておるのに、この事態を前にしてそういうことでは、私は内閣としてまことに事態楽観に過ぎると思う……

第10回国会 通商産業委員会 第14号(1951/03/12、24期、日本社会党)

○今澄委員 私も提案者の一人でありまするから、この法案の概略については賛意を表し、大いにこれが実施を希望するものでございます。但し簡単に、この法案の政府の実施面についての点を二、三点お伺いをしてみたいと思います。  第一番に、本法案の実施による方が、従来までの物調法に基く熱管理規則でやつたよりも一段と効果を上げ得るというふうに考えて、提案者はこれの提案をしたものだと思うが、この点について、政府は具体的に実施するにあたつての問題等をこの際御説明をしていただければ仕合せと思います。
【次の発言】 それでこの熱管理の指定工場は、年に千トンくらいの石炭を使用する工場以上等いろいろ大きなところにしておる……

第10回国会 通商産業委員会 第16号(1951/03/14、24期、日本社会党)

○今澄委員 それでは時間がございませんので、私は簡單に三点お聞きしたいと思います。まず第一点は、松永公益事業委員にお尋ねしますが、今いろいろ同僚議員の質問を聞いておりますと、そのお答えは、全部人事の問題についても、日発と配電側では、その数も百三十と四十幾つ、株価の比率も一対一というのは、配電側の要求した通りにきめたので、日発の要求した点は一つも入つておらない。今度のこのレギユラトリー・ボデーといわれる公正なるべき調停機関である公益事業委員会の委員長の松本さんがお見えになりませんが、委員長代理の松永さんは、これまで電気事業分断の問題についても、いろいろ話題の人である。そして今度きまつた関東電力の……

第10回国会 通商産業委員会 第17号(1951/03/15、24期、日本社会党)

○今澄委員 この法案は、われわれも議員提出の法案として署名をいたしております関係上、この法案の大綱にわたつては、われわれも賛成であり、別段ただすところはございません。ただ一、二点、これを政府が施行する場合において問題となる点を御質問申し上げ、なおかつ提案者の代表に二、三点の疑義をただしておきたいと思います。  第一点は、登録制度を実施することになれば、取締りを強化するために第八条を改正する必要はないようにも考えられるが、この点について簡單にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 そこでもう一点は、いわゆる検品の問題は、これは純然たる個人間の取引上の問題にすぎないのだが、しかるに政府がこれに……

第10回国会 通商産業委員会 第24号(1951/05/11、24期、日本社会党)

○今澄委員 時間があとわずかですから、私は三点だけ質問をいたします。  第一は、いろいろ問題はございましたが、きよう御報告のような人事問題その他妥結を見て、われわれは日本の全産業に与える影響の上から安堵したものでありますが、現在の妥結案で日本の各電力会社の運営は十分所期の目的を達し得るものであるとお考えになり、またその見通しがありますか。ひとつ御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 この電力の人事問題がこんなもんだその根本原因として、巷間伝えられておるところは、大体公益事業委員は国家の公益事業委員ではなくて、一部の勢力を代表しておるものである、こう言われております。それでこの人事問題が落着……

第10回国会 通商産業委員会 第33号(1951/05/25、24期、日本社会党)

○今澄委員 この法律については、詳細に質問を申し上げる予定でございましたが、時間の関係もありますので、重要なところだけ、五、六点お伺いをいたします。  まず第一点としては、この高圧ガスの定義につきましてお伺いをしたいと同時に、その高圧ガスの定義に含まれる高圧ガスの事業の概略をひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまいろいろ御親切に御答弁がありましたが、そのような多種多様な事業をこの法律で画一的に取締ることになるのでありますが、産業経済の上における影響というものを十分考えなければならぬということが考えられます。すなわち小はアイスキヤンデー屋から、大はアンモニヤ合成の大工場に……

第10回国会 通商産業委員会 第36号(1951/05/29、24期、日本社会党)

○今澄委員 本法律案はさきに大蔵委員会に付託され、施行されておる緊要物資資金特別会計法の特例に関する法律案でありますが、私はこの法律案の前提となる日米経済協力という点について二、三の質問をいたしたいと思つておつたのであります。しかしながら大臣、政務次官がお見えにならぬようでありますから、この法案の前提となるこれらの問題については、大臣なり政務次官がお見えになつてからお聞きをするということにいたしまして、それまでしばらく法律の個々の問題についてお伺いしたいと思います。そこで私はこの法律案によつて、さしあたりニッケルが適用されるというような御答弁でございましたが、引続いて合成ゴム、コツトン・リンタ……

第10回国会 通商産業委員会 第38号(1951/06/11、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は今までの同僚諸君のいろいろな質問で大分明らかになつて来ましたが、一言委員長に申し上げておきたい。少くともこういう重要な電気料金の問題等については、公益事業委員会には松本委員長あり、松永副委員長あり、国会がこれらの問題を審議しようというのに、委員長が来られなければ委員長代理ということでないと、先般松永委員はこの委員会において、電気料金の値上げの際は、必ず国会にその内定したものを提示して御相談ずるという答弁をしており、きようの伊藤委員の答弁とは違つておる。さらに東京新聞には、松永委員長代理談として、この値上げはやむを得ない、むしろここで電気料金の改訂をしなければ、わが国電力事業は壊……

第10回国会 通商産業委員会 第40号(1951/07/23、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は新大臣の就任にあたつて、簡単に四点だけお伺いをいたしておきたいと思います。  その第一点は、大体吉田内閣は大蔵大臣の通産大臣兼務、文部大臣の通産大臣兼務というような事態が総いて、しかも通産大臣の発言力が閣内においては常に弱い。そこで一国の最も重大なるべきこの商工行政というものが、今日非常に苦難な姿に陷つておると私は思うのです。そこで長年経済界におられて、産業にも実際携わられた新大臣は、この現在の吉田内閣のもとにおける閣内のバランス――あるいは外交方面の問題の通商関係は外務官僚、金融問題は大蔵省、物価その他は安本というふうに、多岐にまたがつて、他省間の官庁の圧力を受けながら運営し……

第10回国会 通商産業委員会 第41号(1951/07/24、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は委員長に一言聞きたいことがあります。少くともきのうきようのこの電力に関する通産委員会は、十日も前から計画せられておつて、しかも時間は昨日の午後一時ときようの午後一時と、合せて一日五時間としても、全部いたところで十時間である。しかるにきようは松永委員長代理は出席するするというが、三時半になつておるのにいまだ姿が見えない。われわれの委員会には委員長がある、委員長代理があるが、しかも衆議院の通産委員会が十日も前から連絡をして、委員長は松永委員長代理一人を呼び得ないのかどうか。この点をひとつ明確にしてもらいたいとともに、宮原委員にお伺いする。松永委員長代理並びに松永委員長は一体どこにお……

第10回国会 通商産業委員会 第42号(1951/07/25、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は二問だけ簡単に質問をいたします。  まず第一問は、現在の電力用石炭その他をながめてみても、四千四百万トン計画から少々上まわつたところで非常な矛盾をもたらすであろう。公益事業委員会の松永委員長代理は、石炭は自分たちが掘るわけではないので、割当ててくれなければとりに行くわけには行かない、石炭がなくては電気が山ないということを平気できのう言つておりましたが、資源庁としては、石炭に関する価格統制、あるいは割当、その他何らかの処置をとらなければならないというふうにお考えでありますかどうか、この点の見通しをお聞かせ願いたいと思います。

第10回国会 通商産業委員会 第43号(1951/08/15、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は農政局長に伺いますが、大体肥料配給公団を金廃したときの農林省の見通しと、それから私はほかの委員とは意見を異にして、肥料配給公団は相当の実績を上げ、肥料の需給について円滑な運営をなしておつたものをうあの機構を一朝にしてつぶしてしまつた農林省の見解と、そうして何ゆえにこれをつぶさなければならなかつたかという理由をもう一度そこでちよつと御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は、化学局長もかわられたし、農政局長もかわられましたが、今福田委員も言われたように、大体統制というものは、一つの機構をがつちり固めた徹底したものでなければならないと思います。私どもはそういう意味においてこの……

第11回国会 通商産業委員会 第1号(1951/08/17、24期、日本社会党)

○今澄委員 関連して大蔵省に伺いますが、私が奇怪至極に思うのは、当委員会に出て来る政府委員のうちで、大蔵省の先ほどの課長といい、今の局長といい、かような答弁態度をとるものを今までほかに見たことがない。いつかの議員総会においても、あるいはいろいろの場面において、少くとも大蔵大臣は、先般の中小企業者の少々死んでもという前言をひるがえして、非常に中小企業金融に忠実なる答弁をいたしておるが、今のあなたの答弁並びにその前の課長の答弁などは、立法府であるべきこの国会に来て、何だか法律改正でもやるのだというような、少くとも政府執行部、いわゆる行政府の一課長が、何か立法府をも左右するような言辞を弄することは、……

第11回国会 通商産業委員会 第4号(1951/09/28、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は三十分ほど質問をいたしたいと思います。  第一点は通産大臣に対して為替レートの問題をひとつお聞きしておきたい。いろいろ大蔵省関係の放送や、その他現在の三百六十円レートについての意見があちらこちらで出ておるが、これに対する確定的な報道がない。そこでこの三百六十円レートというものは、今後の情勢のいかんによつてはかえられるのかどうか、それとも現状を維持してずつと行かれるかという点について、通産大臣としての見通しなり御見解を承つておきたいのであります。
【次の発言】 それからもう一つは、この際日米経済協力の推進その他自立経済のために、基礎資材について、現状のもとにおいては補給金政策とい……

第12回国会 通商産業委員会 第3号(1951/11/08、24期、日本社会党)

○今澄委員 ただいま工業に関する小委員長から報告がございましたが、私はこの際一点だけ質問をいたしておきたいと思います。公益事業委員会としては、ただいま小委員長が報告した電力制限に対する割当については、肥料の第一種割当並びにただいまの硫化鉄に対する第二種割当、柵原、松尾に対する特別な申合せ等、これが誠実に運営されることを、この委員会において確約できるかどうか、責任者の方から御答弁を願いたい。  それからもう一つは、電力の特別な措置によつても、なおかつ肥料の増産というものには危惧が感ぜられるかどうか、輸出の問題と並びあわせて一体通産省はどう考えておられるかという点について、柿手部長から見解をお述べ……

第12回国会 通商産業委員会 第7号(1951/11/14、24期、日本社会党)

○今澄委員 ただいま議題と相なつておりまする輸出信用保険法の一部を改正する法律案について、日本社会党を代表して賛意を述べる次第でございます。しかし政府は現在の貿易市場のドル不足、ポンド激増の貿易方式の不均衡をいかにして解決するかという点については、十分なる対策を考慮して日本の貿易振興のために一段と努力せられんことを希望いたします。
【次の発言】 私は商工中金法の改正法律案は、中小業者の金融としてまことに時宜に適した改正であると思いますが、一、二点当面の年末金融のことついて中小企業庁長官にお伺いをしておきたいと思います。中小企業等協同組合法による中小業者の組織化と、これが金融の裏づけは商工中金を……

第12回国会 通商産業委員会 第8号(1951/11/15、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法律案に賛意を表します。  中小企業等協同組合法によつて組織化せられつつある現在の中小企業者の一番大きな悩みは、何といつてもその組織の裏づけをなすところの金融の確立にまたなければなりません。そこで私は商工組合中央金庫法の改正によつて、これらの中小業者の今日の金融的な問題を打開し、あわせて将来の協同化あるいは近代化の基礎をつちかうということは、非常に意義のあることだと思うわけでございます。ただ問題は商工組合中央金庫が現在持つているところのその性格の士にもつと民主的な新しい要素を取入れ、これが民主的に運営されるという面について、将来にわたつて敢行され……

第12回国会 通商産業委員会 第9号(1951/11/16、24期、日本社会党)

○今澄委員 大体中小企業金融の一番根本問題である国家的な中小企業金融機関の設立と、それから中小業者の中で非常に弱小なものに対する保険制度の確立と、この二つが日、本の中小企業金融に対する中小企業庁が考えた基本的な方策で、特にその中の前段の中小企業金融金庫のごとき国家的な機関の設立については、いまだその構想が明らかにされておりませんが、これは商工中金なりあるいはその他の現状機関を中心にという先般の御答弁でございました。そこで私は、中小企業信用保険制度のこのたびの改正による前進によつて、中小企業金融としてはこれはたいへんなプラスであると思います。こういう中小企業庁の絶えざる中小企業金融に対する努力を……

第13回国会 通商産業委員会 第9号(1952/02/21、24期、日本社会党)

○今澄委員 この法律案に関する全般的な問題でありますが、私は大略これらの法律案については異議なく賛意を表したいと思つておりますが、このような措置をこの法律案をもつて定めるのであるけれども、その措置が守られないで相かわらず行われ、あるいはこの法律が守られなかつた際の罰則というものがこの法律全般を通じて一箇所もない。要すればこれは一つの取締法であるから、これに対してはそのような、これが履行せられなかつた際の措置もあわせて考えなければならないが、この点については政府ではいかに考え、どういうふうな処置をとろうとしているか、お答え願いたい。
【次の発言】 この法律の大体の目安としてはただいまの御趣旨をも……

第13回国会 通商産業委員会 第16号(1952/03/19、24期、日本社会党)

○今澄委員 それで率直な大蔵大臣の報告のついでに、私はもう一つ率直に関連して聞きたいのは、最近電力開発についても外資の導入云々と言われておつたが、全然見込みがないというダレス顧問の話その他が伝えられております。われわれもアメリカでいろいろこれらの外資導入については衆議院議員として奔走して参つたのでありますが、大蔵大臣はこの際率直に国家的な資金の導入を計画せられておるか、それとも民間資金の導入を計画せられておるか。わが国の産業開発その他外資の導入についての見通しと、あなたの考えておられることを聞きたい、それが第一点。  それから第二点は、阿左美委員の質問に関する私の関連質問であります。これは阿左……

第13回国会 通商産業委員会 第19号(1952/03/27、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は先般本会議の緊急質問で、この電力値上げ並びに政府の電力行政に関する質問をやりたいと申したところが、議院運営委員会において、委員会でそれは十分質問させる時間を委員長にとらしてあるので、本会議の緊急質問はやめてもらいたいということで、この質問を開始するわけでございますから、私の質問に対して満足な答弁のない限り、私は次の委員会において引続き質問するということをまず委員長に申し述べておきます。もう一点は、このような重大な電気の値上げを論ずるにあたつて、政府は安本長官あるいは通産大臣、さらには関係の責任者の官房長官等を出席さしてこういう問題に対する政府の大きな見解もまたわれわれは聞きたい……

第13回国会 通商産業委員会 第20号(1952/03/28、24期、日本社会党)

○今澄委員 石川、福井を初めとする繊維産業の危機について、当通産委員会が参考人を呼んで実情を聞き、その結果、これらの繊維産業の危機は非常に深刻なものであるということになり、政府は百五十億の預託金を金融機関に流したのでありますが、中小企業については五十億を確定しておるにすぎません。この際私は、以下述べる決議を当委員会で御採択願い、至急これらの中小繊維産業融資に、政府が努力すべきことを要請するものであります。   中小繊維産業緊急融資に関する決議  ボンド貨過剰に基く為替軟化見透の為に採られたボンド地域向輸出抑制方策並びに昨秋以来の金融逼迫と年度末徴税攻勢とは、互に因となり果となり。わが……

第13回国会 通商産業委員会 第25号(1952/04/19、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は松永委員長代理に、まずこの前に質問した続きをひとつお聞きしたいのであります。その第一点は今度の電気料金値上げの前に、会社の行政機構をひとつ改革して、重役陣の一大整理を行うべく指令するというお約束でございましたが、その後電力会社内部の合理化に対する重役さんあるいは機構改革についてはどのような進展を見せ、どのようなお立場を公益事業委員会としてはとつておられるか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今の機構改革については、おのおのの会社の特殊性を認めながら、あるものは会長をやめ、あるものはどうするというような、一つ一つの会社の別個な立場でおやりになるのか、それとも公益事業委員……

第13回国会 通商産業委員会 第26号(1952/04/21、24期、日本社会党)

○今澄委員 今通産大臣から御説明がございましたし、なお大協石油の石崎常務から一応の御説明がございましたが、できれば私は五人委員会の代表者からこれらの経過とその見通しについての御説明を聞くべく、五人委員会の代表者の見えるのを待つておるわけであります。特に私が通産大臣にお聞きしたいのは、今大臣の御説明で通産行政の責任者としてのあなたのお考えは大体わかりました。私も収拾つかぬようになつておるとは思いません。ただ問題は一四日市の燃料廠の問題のみならず、この四日市の施設を石油関係者に払い下げるとすれば、通産行政の責任者としては日本の燃料国策、燃料政策というものを、一体どうするのかということにまず大もとを……

第13回国会 通商産業委員会 第27号(1952/04/22、24期、日本社会党)

○今澄委員 この中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案について、この前の国会においても一部を直し、今度の国会においても、今まで非常に問題となつておりました数々の点が修正せられ、これによつて中小業者が非常に便益を受けるであろうということを私は率直に喜ぶものであります。しかしながら、この中小企業等協同組合法という法律を通ずる大きな問題が常にないがしろになつているということについてはまことに残念であります。当初中小企業等協同組合法を中小企業庁が立案いたして第五国会へ提案したときには、この中小企業等協働組合法の中で、事業協同組合に預金のいわゆる信用業務を許し、それからもう一つは、保険協同組合を結成……

第13回国会 通商産業委員会 第31号(1952/05/08、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は、今の松永さんの最後に述べられた電源開発に関する御見解並びに公益事業委員会を代表しての日本の電源開発のあり方についての御決意については敬意を表します。少くとも今後の日本の電源開発の問題を考えるときに、いろいろその立場はありましようが、松永さんにもう一度聞いておきます。あなたは衆参両院でこれらの法律案がきまつて施行せられても、即日国民を集めて大きく反対運動をやつて、これに対して闘われるというお話がございましたが、その点については、公益事業委員会の代表の言葉としては私はどうかと思います。あなた方の方は、この法律案が国会を通つても――まだ参議院にはまわつておりませんので、参議院はどう……

第13回国会 通商産業委員会 第32号(1952/05/09、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は、政府がこの鉱害に関する法律案を提出したその努力に対しては、大きく多とするものであります。きようはこれに関する総括質問ということでありますので、私は要点だけをお聞きをいたします。  まず第一番に、この臨時鉱害復旧に関する法律を出さなければならなかつたということは、現行鉱業法との賠償規定との関係で出さなければならなかつたのか。現在の鉱業法を改正しなければならないのであるけれども、それは急には困難であるから、この法律を出したのか。鉱業法における金銭賠償の考え方をある程度規定しなければならぬのかどうか。この法律と鉱業法との問題について、簡単明確にお答えを願いたい。

第13回国会 通商産業委員会 第35号(1952/05/14、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は簡単に二、三の要点を御質問申し上げて、至急この法案を小委員会に移し、修正箇所を明確にして成案を得たい、かように思います。そこで第七十三条にある農地及び農業用施設の効用の回復を認定するという際に、農林大臣のみにこれが認定権を与えるということについては非常に問題があると思いますが、評議員会になぜこれをゆだねないか。そこで私はこの評議員会の意見を尊重して、少くとも評議員会がこれらのものに対して何らかの関係を持ち、決定権の中に入るというようなことにする意思はないか。こういう点についての見通し並びに農林大臣だけをこれにした点を御答弁願いたいと思います。

第13回国会 通商産業委員会 第38号(1952/05/21、24期、日本社会党)

○今澄委員 この際当通産委員会としては、内閣委員会に出ております通商産業省設置法案に対して、ぜひ意思表示をする必要があるのではないかと私は思うのであります。その理由は、中小企業者に最も責任を持つ官庁である中小企業庁を内局に移管するという機構改革案になつておるけれども、私どもが全国の中小業者の現状を見るときに、中小企業庁をその守り本尊の役所としてますます拡充強化しなければならないときに、当通産委員会の審議をよそにして、内閣委員会だけでこれが削除をするということは、まことに大きな問題であると思います。よつて当通商産業委員会は、この行政機構改革の中で、少くとも通商産業省の中においては、中小企業庁はこ……

第13回国会 通商産業委員会 第46号(1952/06/03、24期、日本社会党)

○今澄委員 ただいま議題となりました輸出取引法案に関しまして、私は日本社会党を代表いたしまして、将来さらに強力な組合構成をつくることを前提条件として本法律案に賛意を表するものであります。  先日来同僚議員よりも質疑を続けました関係上、詳細は速記録において十分納得が行き得ると存ずるのでありますが、概括的に批判いたしますならば、一見まことにこの法律案は弱気の法律案ということができるのであります。また本法律案をめぐりわが国の対外貿易に関する制約につきましては、まことに心細き限りで、貿易政策確立のために、政府の猛反省をこの機会に求めなければなりません。  まず本法施行について考えられるものは、独禁法や……

第13回国会 通商産業委員会 第48号(1952/06/05、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は一昨日の本会議で質問をいたしましたけれども、松本委員長の答弁の時間が長くて、しかも与党側のやじでほとんど答弁が聞き取れない、こういう情勢で、ございましたので、二、三の点についていま一度お伺いをいたします。大体この問題は私にわせると合併以来九会社の中において元日発側の職員が非常に冷遇を受けておるというような事実もある。しかし公取委員長がとつた態度はただいまの答弁で私は了解いたしました。確かに三名の人物については全幅的な賛意を表しがたい人物もある。しかしてこれにはやはり吉田さんの側近であるいろいろな力も加わつておるということになれば、これは電気事業をめぐる一つの勢力争いであつたとい……

第13回国会 通商産業委員会 第53号(1952/06/13、24期、日本社会党)

○今澄委員 私はこの法案の審議を通じて、大体提出者の意図するところを十分了とすることができますが、提出者に一言お聞きしたいのは、機械の新設の制限であるとか、あるいは利子の補給であるとかいう本格的な中小企業者を守るべき具体的効果のある問題が、当初議題に上つておつたけれども、これがこの法案の中から消え去つたそのいきさつ並びにこれらの問題を実現するには、どういう点において反対意見が出たのであるかというような点について、ひとつ法案提出者から簡単に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は大体この法案の根本的なねらいが不明瞭であると思う。これらの中小企業者を具体的に守るためには、一連的な政府の中小……

第13回国会 通商産業委員会 第56号(1952/06/19、24期、日本社会党)

○今澄委員 私はただいま議題となりました臨時石炭鉱害復旧法案に対する自由党修正案及びその修正部分を除く原案と、中村寅太君外八名提出の野党修正案及び修正部分を除く原案とに対し、野党修正案及び修正部分を除く原案に賛成し、自由党修正案に反対を表するものであります。  この野党修正案なるものは、過ぐる五月の十八日、衆議院における通産委員会の地下資源小委員会において、中村小委員長を含め、一応淵上試案として決定せられた申合せが、今日の野党修正案であるということを申し述べるならば、その野党修正案が今日の自由党修正案までに訂正せられたその過程というものを、おのずから私どもは考えざるを得ないのであります。  ま……

第13回国会 通商産業委員会 第63号(1952/07/29、24期、日本社会党)

○今澄委員 本日をもつてこの通産委員会を終るということでありますので、私は先般来いろいろ問題になつておりました帝国石油並びに四日市等の問題について伺つておきたいのであります。四日市の方は山手君が本会議で質問をしたいということでございますので、私は帝国石油の問題について本間政務次官にひとつ簡単に伺つておきます。  まず第一に、帝国石油の今度の紛争について私どもはずつと今まで情報を受けて来たのでありますが、大体最近の模様はどうなつておるか。それからもう一つは、あとの重役の選考に関しては通産省としてはどういうような考え方であるか等の問題について簡單に御答弁を願いたいと思います。

第13回国会 内閣委員会 第26号(1952/05/23、24期、日本社会党)

○今澄勇君 私この中小企業庁の御答弁については、先ほど来四回にわたつて野田さんの答弁を承つておりました。中小企業庁ができたときは、一課中の一係であつたところのわずかな、ほんとうに見えるか見えないかの中小業者を担当する役所の機構を、この中小企業庁という一つの大きな機構へ拡大をいたしました、かつての水浴通産大臣のときの構想は、この中小企業者の要求というものを――これはあらゆる化学工業、あるいは繊維工業、あるいは機械工業、鉄鋼工業にわたつて大産業と対立し、その各局の行政の中においては大企業のみ守られて、とても中小企業が守られないという意味合いにおいて、これは独立的な対抗する役所として外庁にすべきもの……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 通商産業委員会 第1号(1952/11/08、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 休会中の問題は、十三日過ぎると大体みな帰るから、一応月曜、火曜―十日、十一日ごろ本委員会を開かれて、当面の緊急問題を取上げるということで、あとは休会明けに持ち越す、こういうことに運営をしたいと私どもは考えておりますが、後刻理事会を開かれて委員長よりお諮りを願いたい、かように存じます。

第15回国会 通商産業委員会 第3号(1952/11/12、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は戸塚労働大臣と通産大臣に二、三御質問申し上げて同僚にかわります。  第一問は、このたびの電産争議について、中山中労委会長は、職権あつせんを表明しております。この職権あつせんは、本日午後一時から電産側の労働代表と会見して、委員長として想を練るようでございますが、その前に労働大臣並びに通産大臣と中労委会長は、この職権あつせんについての相談をするということになつております。労働大臣はこの職権あつせんの問題について、中労委の中山会長にどのような御見解を表明され、どういう交渉をなされたか、またなされるおつもりであるか。第二点は、この職権あつせんに対する労働大臣の考え方は、一体どうであるか……

第15回国会 通商産業委員会 第4号(1952/11/27、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 この暫定法律のスタートになるべき電気事業の基本的な構想がどこにあるかというような問題については、後ほどあらためて御質問を申し上げることにして、ただこの際お聞きしておきたいのは、電気事業の九分割というのは政令で行われたのであつて、ポツダム政令であるから、ときの与党の自由党の意思ではなかつたということで、通産委員会が三度にわたつて握りつぶした。この九分割の法律が、政令で出たということは、新政務次官も御承知の通りであります。そこでこの政令を独立した日本の法律に直すという際において、これまた通産委員会にかけられたのであるが、握りつぶしにあつたということも御承知だと思います。これは要するに、……

第15回国会 通商産業委員会 第7号(1952/12/08、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 そこで時間も大分なくなりましたから、私は大臣に関係する点を簡単にひとつお伺いをしておきたいと思います。  第一点は従来の通産行政は吉田内閣の最も欠陥でございまして、兼務大臣か常にやつてみたり、あるいは閣内において発言権のない参議院の諸君が通産大臣になつたりして、今日の日本の全般的な行き詰まり的な傾向は、いわゆる内閣の政治力の中における通産担当者の無気力と無計画がもたらしたものであるということを申し上げて私は池田通産大臣退任の機会に、吉田内閣の中に大きく比重を占めておつた池田的色彩というものがこの際払拭せられて、日本の産業行政というものが大きな国の政治の中心であるという本来の姿に返つ……

第15回国会 通商産業委員会 第9号(1952/12/13、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 ちようど河川局長がお見えになりましたので、私は永井議員の質問に関連して、電気事業について、当通産委員会がこの臨時措置法を審議するにあたつて、建設、通産両部面に関連のあることについて二、三簡単にお伺いをしておきたいと思います。私は現在建設大臣の傘下にある水利権の問題、並びに経済安定委員会で追究いたしております只見川の電源に関する問題等については、時をあらためて詳細な御質問を申し上げたいのでありますが、とりあえず通産大臣並びに河川局長に伺いたい。旧公共事業令五十九条によると、発電水力の申請のあつた場合は、建設大臣が公益事業委員会と協議の後許可することになつておりますが、問題になつており……

第15回国会 通商産業委員会 第10号(1952/12/15、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 この化学肥料の問題を御質問申し上げる前に、これは私は政務次官なり大臣にお伺いしたいのでございますが、基礎的な日本の産業構造に対する政府の見解と、もう一つは将来の貿易の中で重化学工業は一体どのような地歩を占めるかという基本的な問題をまずこの際検討しないことには、今遭遇しておる化学肥料の重要な問題を取上げて結論を出すのに、基礎的な政府の態度がきまらなくては、そういつた問題は非常に曖昧模糊として、農林委員会が明日も経営者側、工場側を招いて肥料に関する意見を聴取するし、そのまた次の日は、使用者側を招いて聴取する。しかもなお外肥十五万トンの輸入などというような見解も出て、肥料工業の今日の段階……

第15回国会 通商産業委員会 第12号(1952/12/17、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 私はこの電気、ガスに関する臨時措置法を審議するにあたつて一言公益事業局長に聞いておきたいことは、電源開発調整審議会なるものは、少くとも日本の新しい電源開発に関するいろいろな問題を審議するところの重要な任務を持つておるわけであります。しかして電源開発会社は、この審議会がきめたことをただ実行するという、ほんとうの実行機関であつて、電源開発会社の総裁、責任者には大した権限が持たされておらないというのが大体の建前であります。しかるにその後私どもがこの調整審議会をながめてみると、調整審議会の委員は、その出席率が常に過半数に足らない。そこで電源開発調整審議会は、ほんとうの形式的なもので、事務当……

第15回国会 通商産業委員会 第13号(1952/12/20、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました電気及びガスに関する臨時措置に関する法律案に対し、賛成いたすものであります。しかしながら、附帯条件を付して強くこれが実現を要望するものであります。  政府並びに自由党の怠慢によつて、公共事業令と電気事業再編成令の二令が効力を失い、われわれ国民生活に欠くことのできない電気とガス事業が、よるべき法律を失うに至りましたことは、法治国として前代未聞の不祥事といわなければなりません。もともと両令は公益事業委員会の設置と表裏一体をなしてでき上つた法令でありますから、同委員会の廃止と同時に、根本的に改正さるべきものでありまして、その改正準備の万全……

第15回国会 通商産業委員会 第15号(1952/12/24、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 ただいま議題と相なりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明いたします。  終戦後七年有半をけみしまして、待望の独立を迎えましたが、政治上の独立を確立いたしますためには、経済自立の裏づけが必要であることは、贅言を要しないところであります。このためには、我が国経済の基盤を形成するところの中小商工業に対して、その育成振興を強力に具現いたさなければならないこともまた多言を要しないところであります。  しかるに、わが国の中小企業は、資本力が脆弱であるのみならず、経営、技術の面においても不合理な点が多く、かかる欠陥が循環的に資本力の脆弱さを倍加いたして……

第15回国会 通商産業委員会 第22号(1953/02/20、25期、日本社会党(右))

○今澄委員  私は社会党を代表しまして、本法案に賛意を表し、あわせて輸出貿易に対する政府の格段の努力を要望するものであります。そもそも我が国の輸出が今日非常な停滞を見せたことは、その主要な原因が輸出主産物のコスト高、あるいは海外における市場の未開拓並びに経済外交諸条約等の未締結、さらには政府の熱意の不足、その他生産技術向上に対する国家的処置の遅延等々数々の理由がございます。だが私どもは日本の自立経済の中心が、わが日本の貿易の振興にあることを考えるならば、この際この法律に見られるごとき種々なる改正はもとより必要であるけれども、基本的なわが国内の輸出態勢の確立と、日本の計画的な管理輸出態勢が十分検……

第15回国会 通商産業委員会 第25号(1953/02/26、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 武器等製造法案について畳譲歩進行しまして、いろいろこの法案の問題点の解明をいたしましたが、私はなお二、三点の質疑をいたしてみたいと思います。  まず第一番に、出血価格をあえてして落札をしておるという武器製造業者の現状というものは、本格的な武器の発注があるという予想のために、現在は地盤確保ということが一番大きな目的ではないか、かように考えられます。そこで私は、今後の武器の発注についての政府の大体のお見通しをひとつ承りたい。これは同僚議員からも質問がありますが、私は少くも今後アメリカから武器の発注が出る際においては、できれば日本側で、調達庁のごときものが一括してそれを引受けてやるという……

第15回国会 通商産業委員会 第28号(1953/03/04、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は日本社会党を代表して、武器等製造法案に対して以下数点の理由により反対の意を表明するものであります。  政府は本法律案提案の理由として、一、現在ポツダム共同省令の失効により武器製造を規制する法律がない。一、最近駐留軍関係の発注が相当増加しており、加えて関係業者の武器受注に対する熱望がきわめて強く、ために濫立の傾向が見えるので、武器の持つ特殊な性格より見て、国民経済への悪影響を避けるためにも、また公共の安全を確保するためにも、本法案が絶対に必要であると言われております。私は政府の述べたこの武器は人を殺傷するためのものであるだけに、武器製造を法的に野放しにしてこれを何ら取締りをしない……

第15回国会 通商産業委員会 第33号(1953/03/12、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は鉱業法の一部改正法律案について詳細な質疑をいたしたいと思いましたが、時間もありませんので、鉱業法そのものについての考え方を一、二お伺いいたしておきたいと思います。  そもそもわが国の鉱業法は金銭賠償主義の鉱業法で、先般の国会で成立いたしておるのでありますが、鉱害問題その他その後の鉱業法並びに鉱業法に伴うあらゆる現象の解決については、常にこの金銭賠償という鉱業法を貫く大きな考え方が問題になつておる。この鉱業法の一部改正の趣旨はよくわかりますが、こういう個々の改正に伴い、基本的な鉱業法の金銭賠償について、政府としてはこれが欠陥をお認めになつておるかどうか。もしお認めになつておるとす……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水産委員会 第28号(1953/10/27、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 時間がないので岡崎さんに簡単にひとつお尋ねしたいと思いますが、第一番は、きようの閣議でこの李承晩ラインの問題について内閣の方針を定められたかどうか、いろいろ議論が出て、結論がもし出ておりましたならば、簡単にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 私はかような重大な問題が、閣議でその根本的な立場がいまだきまらぬということは、まことに残念であると思います。各省にまたがつておる問題であるから、内閣は一日も早く閣議において根本方針をきめていただきたい。  第二点は、岡崎さんは会談をやる見込みがあると言われるが、それはこれまでのような全般的な日韓交渉をやられるか、漁業問題だけを切り離して……

第16回国会 予算委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は先ほど来の質問で、大蔵大臣のこの暫定予算に対する考え方、並びに引続き本予算についての見解を承つておりましたが、どうも了解することができません。私がまず大蔵大臣にお伺いしたいのは、就任の際、先般記者会見の談話において、新しい大蔵大臣は、インフレ政策もとらない、但しデフレ政策ではないのであるという談話がありました。この新大蔵大臣の談話は、前池田大蔵大臣が考えておりましたディスインフレ政策というものと同じものであるか、それともこれとは違うのであるかという点について、御見解を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 ついでに私は新大蔵大臣に、いわゆる超均衡予算の名のもとに従来行われて参……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/28、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 現下の日本の重大な経済不況打開の方途としての貿易が、物価の引下げにその重点を置くという昨日の御答弁であります。そこでしからばさような物価引下げのための合理化がもたらすところの労働者への圧力というものは、今後相当な多難を予想されるのであつて、ここに私は現内閣が今後の労働行政に関して重大な責任を持たなければならぬと存ずるのであります。そこで新しい小坂労働大臣に対して、私は、まず憲法の基本的人権と労働三法に関する御見解並びに特にその中の労働基準法について現下の日本の情勢下において、あなたの御見解をいろいろの場合に聞くのであるが、この際まず私はお伺いをいたしておきたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/29、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は社会党両派を代表いたしまして、昭和二十八年度一般会計暫定予算補正(第1号)、昭和二十八年特別会計暫定予算補正(特第1号)及び昭和二十八年度政府関係機関暫定予算補正(機第1号の)編成がえを求めるの動議を提出いたします。  今回は暫定予算とは申しながら、私どもは三箇月にわたる政府的な空白のために深刻なる様相を呈しておりまする日本の現状にかんがみるときに、まず第一番に中央地方を通ずる税制の根本的改革、第二番に公務員の給与の改訂、第三番に米価の二重価格の実施、第四番に大規模なる中小企業対策の実施、第五番に財政投融資の計画化と、貿易振興政策の具現等々の重大な案件が山積いたしておると思うの……

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/06/25、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は先ほどの大蔵大臣の答弁で、現下の一番重大な問題となつている不渡り手形について、かような簡単な答弁を予算委員会でして、それで黙つて聞いておるわけに参らないのであります。そこでこういう不渡り手形の出ておる基本的な原因については、いろいろ問題がありましようが、少くとも大蔵省当局は、手形そのものをどう考えておるのか。大体手形というものは、戦前は信用を重んじた商人の社会を流通した信用決済制度であるが、戦後の今日においては、手形そのものにも大きく問題がありはしないか。手形法第十四条の白地手形等は、非常に大きく不渡り手形の原因になるが、これらに対して、大蔵省は何か法的措置を考えておるかどうか……

第16回国会 予算委員会 第12号(1953/06/27、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は野党の各派を代表して、ただいま提出せられました公務員夏期手当に関する動議について賛成をするものであります。  本年度の予算案を見ても、国民総所得の大幅なる増加が見込まれている現状のもとにおいて、現下官公労が夏期手当に関して、苦難の生活にあえぎながらいかに待望しているかということは、いまさらここで申し上げるまでもありません。ただいま与党たる自由党から三点の反対理由があげられましたが、これらはいずれもこれらの夏期手当の支給を渋る名目的な反対理由にすぎないのでありまして、昨年末の年末手当の支給その他の経緯にかんがみるならば、これらの問題は立ちどころに解決するものと思われます。私どもは……

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/02、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 関連。今の地域給に関して、淺井総裁の都合もあるので関連して質問をいたしますが、この地域給は、まず地方からの厖大な陳情が常に引切らぬ現状から見ても、人事院としてはすみやかに、この地域給に対する将来の根本的ななんと言うておらないで、この際態度を明らかにすべきものであると私は思います。そこで現在の都市中心の物価が農村方面の物価とやや並んで参りました現状のもとにおいては、この地域給というものは将来どのように考えられるか。地域給は、将来のことを考えてみると、これをこの際全廃する方針で人事院が行つておるのか、それとも全廃はしない、地域給はやはり今後とも必要であるのか、まずこの根本方針ぐらいはこ……

第16回国会 予算委員会 第16号(1953/07/06、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は今回の西日本の風水書について視察をして昨日帰つたのでありますが、この風水害は想像しておりましたよりも、まことに甚大な打撃を与えておりまして、政府からいろいろ緊急対策を新聞紙上には発表いたしておりますが、二十億の応急対策の府県別の割当も、現地で発表した数字が東京で再検討せられるというような状態でいまだにきまつておりません。まことに生活困難をきわめて、その惨状の中に思想的ないろいろの問題も芽ばえて、私は総額一千億に及ぶという西日本水害の対策に、重大な問題であると思います。総理大臣はこの西日本の水害対策について御報告を受けられたと思いますが、どのようなお考えでおられるか。特に災害救助……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 本日の木村長官の答弁によると、まつたく当委員会の決議を無視し、われわれを納得せしむべき何らの理由もなくして五年計画の提出を拒否いたしております。われわれはこの予算委員会において、決議をもつてこれらの資料を要求したのであるから、法律的ないろいろの問題はともかくとしても、政治論としては委員長はかような書類の提出について、これを厳重に督促しなければならぬのに、委員長はその職務に忠実なるものとは認めがたいものがある。今後の委員長の態度を一言私は質問をいたします。
【次の発言】 われわれはそうした委員長のとりはからいは、委員長が当予算委員会における職務に忠実であるとは思いません。野党各派を代……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私はまず総理大臣にお伺いをいたしますが、最近ワシントンにおいて、日本の総理みずから現下の諸懸案解決のために、ワシントンに来るのを大歓迎であるという向うの情報でありますが、現在アメリカと日本との間には、この予算委員会の審議の過程を通じてみても、幾多の懸案があります。この際総理みずからこれらの懸案解決のためにお行きになることが、現下の日本の情勢では必要であると私ども考えますが、これに対しての総理の御見解なりお見通しを、ひとつお伺いいたしておきたいと思います。
【次の発言】 しからば遣米使節団として、大蔵大臣を派遣するとか、あるいは池田政調会長が派遣されるとか、いろいろうわさされておりま……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は、日本社会党を代表して、政府の予算案と改進、分自両党の修正予算案に反対し、社会党両派の予算修正案に賛成する理由を述べんとするものであります。  反対の理由を一言にして申しますれば、政府原案及び修正案に現われた諸政策は、日本の政治的、経済的独立を強化発展させ、迫り来る世界的景気後退に積極的に対処するものとは認められないがゆえに、私どもはこの予算案に反対いたします。  なるほど政府は、予算の説明において、経済の基礎はいまだ脆弱であるから、一日も早く特需依存を脱却して、経済自立態勢をすみやかに確立する必要があると言つております。しかも、そのためには、財政の投融資を拡充強化して、経済基……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 総理特にお急ぎの大事な御用があるそうでございますから、私は総理大臣だけに二十分ほど質問をいたします。  まず第一番に、今度経済審議庁の廃止をされるような計画が出ておるが、大体吉田総理の経済及び一般財政に関する知識というものに一貫性が少いように思われます。総理はときどき電話をかけて、国土の開発をやつたらどうだとか、いや干拓事業をやるがいいとか、乗つておる自動車が非常にゆれると、道路の改修をやれとか、貿易振興をやれとか、人造米を元気を入れてやれなど、いろいろその場の思いつきで政策を内閣の官房長官その他にお伝えなさつておられますが、私はこの際あえて総理に申し上げておきたいのは、かつて原敬……

第18回国会 法務委員会 第4号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 簡単にお伺いしておきたいのは、あなたのところに国税局から仏教保全経済会のことに関して調べに行つたことがありますか、ありませんか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 仏教保全経済会の本部はどこにありますか。
【次の発言】 それから国家警察並びに京都の地方警察があなたの方の仏教保全経済会に行つたことがありますか。特にあなたについて何か問合せなり参考のことを聞いたことはありますか。
【次の発言】 それから仏教保全経済会が本家の保全経済会からいろいろなものをもらつたことはないそうですが、お金を借りたことはありますか。
【次の発言】 あなたの所属しておる西本願寺が保全経済会からお金を借りたこ……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 先ほどの仲裁裁定に関する大蔵大臣の答弁は、業務上の実績によつては、あるいは年度内については考慮するかもしれないというような非常にはつきりしない御答弁がございましたが、この際まず私は労働大臣に仲裁裁定に関する公共企業体関係は、国家公務員に与えられた〇・二五と足をそろえるために、年末手当について団交で〇・二五を労働大臣としては認められたように私どもは了解を持つておりましたが、労働大臣はひとつ明確にこの〇・二五について私どもにぜひ納得の行くような御説明をこの機会に願つておきたいと思います。
【次の発言】 団交その他によつて、結果的には実質的な結果を招来するように労働大臣は処置するという御……

第19回国会 行政監察特別委員会 第4号(1954/02/01、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 それでは、私は証人に二、三点お伺いをいたしますが、まず第一番にお伺いをいたしたいことは、先般来の怪文書において、社会党右派に至るまで保全経済会の献金を受けた等々の記事が載つて、非常に世間の疑惑を招いているが、証人の手を通じ、あるいは人を介しても、社会党の右派にさような献金があつたということは、私どもは党本部調査の結果断じてないのであるが、この点についてまず証人のはつきりした御言明をひとつ承つておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、私は第二点としては、保全経済会が休業後、平野証人、早稻田顧問並びに松本さんと三人で保全経済会ビルに集まつて、三浦、兒玉さん等とこの保全経済会の再建等……

第19回国会 水産委員会 第4号(1953/12/14、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は大蔵大臣にこの機会にお伺いをしておきたいのは、大蔵大臣の立場もよくわかります。わかりますが、来年度の予算編成の概括の見通しが、ほぼ骨絡だけは、大蔵大臣としての見通しがあると思いますが、その中でいわゆる船舶建造の利子補給と、今まで行われている利子補給について、それじや全部これを切り落すというお考えであるのかどうか。  それから第二点は、この三分五厘は、私どもとしては三分五厘なんというばかなことは、ほんとうはないと思う。だからこの前の予算委員会では、われわれ野党としては季承晩ラインに関する船舶利子補給資金として、二億円を予算の中に計上して――私どもは、少くとも本予算では間に合わぬか……

第19回国会 予算委員会 第2号(1954/02/02、26期、日本社会党(右))

○今澄勇君 私はこの機会に犬養法務大臣にお聞きをいたしますが、この保全経済会の問題で、過ぐる昨年の七月から三回にわたつて、この予算委員会で、私は法務大臣に質問をいたしております。そのときに法務大臣は、この検挙ができないのは一にかかつて私の詐欺罪かどうかという判定についての責任である。将来私の責任が追求せられるときは、私は責任をとるつもりであると、十二月の予算委員会ではつきり言われております。ところがわれわれの調査によると、保全経済会の顧問松下幸徳氏は元検事であり、東京地検のいろいろの検事の方々と関連がある。そこで最高検がこの保全経済会の問題を追求しようとしたときに、東京地検の見解と対立をして、……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/02/05、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は先般総理大臣が静岡の遊説で述べておられる言葉の中に、英国の経済は耐乏生活を続けた結果、昨年二月から隔世の感ある復興ぶりを示した。これと比較して乏しい日本の外貨は、予算事情の悪化がこのまま続けば、間もなく食いつぶしてしまう危険な状態である。外国政府から親切な忠告を受けているような始末で、二十九年度予算案は幸いに一兆円以内に抑えることができた。しかし国民が耐乏生活に甘んじる覚悟をいたさなければ、すぐに補正予算を組まねばならない事態となるということを演説で言つておられる。ところがこの満悦は本予算案を審議する上に、いろいろな重大な意味を打つておるけれども、私は総理に指摘をいたしたいのは……

第19回国会 予算委員会 第9号(1954/02/10、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 議事進行について。ただいまの犬養さんの御発言は、ただいままでのところということでございましたが、いかなる資料と、いかなる資料に基いて犬養法務大臣はそういう御答弁をなされたのか。もし将来犬養さんの答弁に間違いがあつた際は、あなたは法務大臣として責任をおとりになるのかどうか。ひとつ御答弁を願つておきたいと思います。
【次の発言】 今の法務大臣の御答弁によると、顧問という形式においても、実質的な顧問的役割をしておつたかどうかについても、中間的の報告であるが、そういうことはないようである、最終的な報告でないと言われますから、私はここにある資料をあげてあえてここで読みません。それはあなたの最……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/02/18、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 今の川崎氏の造船問題に関連して、私は検察庁、その他この造船汚職、保全、日殖等について日夜努力しつつある検察陣の足の問題、食糧その他非常にきゆうくつなる状態であるが、なぜそのようなきゆうくつな状態に法務大臣は置かれておるのであるか。当然予備費その他の費用がいることと思うが、これについての法務大臣の大蔵省との折衝、並びにこれらの捜査に関する費用について、予備費等の問題について、犬養さんから簡単でよろしゆうございますから、ちよつとお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そこで法務大臣にもう一度質問しますが、当初検察当局は、これらの予算について約二億円程度の予算を組んだ、法務省と折衝の結……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/02/22、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は緒方副総理にお伺いいたしたいのですが、二十日の日の午後緒方さんは、首相官邸に田中衆議院決算委員長を招かれて、森脇メモのことについていろいろお話があつた。どういう意味のことを申されたのか、ちよつとお伺いしておきます。
【次の発言】 私はこの問題は重大な問題であると思う。そのときに緒方副総理は田中委員長に対して森脇メモについて、このメモは絶対に公表しないようにしてほしい、メモの内容は与党に不利だから運営は慎重にすべきであるということを言うて、田中決算委員長はその後新聞記者と会見をして、これはいろいろ新聞に載つておるので御存じの通りですが、緒方副総理から私はこういうことを言われたが、……

第19回国会 予算委員会 第24号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 時間がないから簡単に聞きますが、この問題は重大なる問題で、日本の国会を通じてアメリカの輿論に私は大きな反省を与えたいと思います。まず農林大臣に聞きますが、あなたは今漁船の被害はない模様であるとの答弁でありましたが、きのうの午後まぐろかつを漁業協会の語つたところによると、第一次原爆の試験以来、同洋上におて日本漁船にして原因不明のまま消息を絶つた漁船が五、六隻あるとの話でありますが、この原因不明のまま行方を絶つた漁船は何隻であるか、またそれらの原因について調査したことがあるかどうか。農林大臣並びに水産庁長官から正確簡単にお答えを願いたい。

第20回国会 予算委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は、三十日に開会されましたこの国会の本会議並びにこの予算委員会を通じて、吉田総理に対し、なかなか手きびしい質問が出て、総理が御答弁になつておる姿を見てお気の毒だと思います。総理も八十歳に近い老齢でありますが、今回総理が外遊されましたイギリスにおいては、一昨日、保守党の内閣総理大臣チヤーチル氏の八十歳を祝つて国会議員がその肖像画を贈り、反対党であるアトリー労働党党首がチヤーチル・デーをたたえておりますことは、われわれ政治家としてまことにうらやましい限りであり、私どもも幾多のこれらの事情を見て示唆を受けておるわけであります。しかるにわが国においては、まあ反対党であるわれわれ社会党のこ……

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/15、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 大臣御就任間もないことでありますから、私は大きな問題だけ簡単に一つ御質問をいたします。  第一点は、外務大臣に御就任されましたが、日本の経済外交というものは、その裏にやはり世界政策、国の外交の裏づけがなければ推し進めることができないという意味において、わが国はアメリカその他各国との間にサンフランシスコ条約というものを結んでおるが、このサンフランシスコ条約は、御承知のように制限規定がありまして、三年間はこのサンフランシスコ条約と異質の条約を結んではならないということになつております。この制限は四月において解けるのであるが、サンフランシスコ条約と抵触するような講和条約をソ連ないし中共側……

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第3号(1954/12/16、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 時間がないので、経審長官に一、二分聞きたいのは、外資の導入と中小企業の関係です。アメリカから一部の中小企業だけに外資の導入をする、すなわちシンガーミシンとパイソミシン、それから日米石綿とジヨンス・マンビル、これは日本の中小企業があげて反対をしているところであるが、新内閣は、こういうような一部の中小企業に外資の提携をやつて他の業者を非常に圧迫するがごとき吉田内閣の亜流をくむ政策はおやりにならぬと私は思うのだが、経審長官としてのあなたの見解を一言だけ聞いておきたい、あと石橋さんに質問する都合がありますから。
【次の発言】 そうすると、今の答弁は、日米石綿とジヨンス・マンビルの関係、それ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会 第43号(1955/07/18、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 外務大臣にお聞きしたいのは、李承晩ラインの問題、在外財産請求権の問題、竹島の問題等韓国の間にいろいろあるが、とにかく二百数十名の抑留者の問題を、これらの基本的な問題と同時に解決をせられる方針であるか、それとも抑留者の問題は別個の人道問題だから、これを別に切り離して交渉をやられる方針であるか、このどちらの方針を外務省がとっているか、明瞭な答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 しからば、別個の問題として抑留者の問題だけを交渉せられるという話でありましたが、具体的には政府から韓国に対して、この抑留者の問題を解決すべく何らかの申し入れあるいは釈放等の強硬な申し入れをなさいましたならば、……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 議事進行について質問をいたしておきますが、きょう理事会は開かなかったのですけれども、総理大臣の本委員会欠席方について各党の理事に申し入れがありました。実は一昨日、鳩山総理大臣はハル司令官と会見をするから、二時から四時半まで休ませてもらいたいということで、われわれは暫定予算のことでもあるし、政府に協力の意思をもってこの予算審議を一日も早く上げたいという建前からこれを了承いたしたのでありますが、嶋山総理大臣はこのハル司令官との会見という私どもとの約束にたがって、いろいろわれわれの調査によるところでは、ほかの会合等に出ておられるが、政府は鳩山総理は一体何と何との会合に出たのかということを……

第22回国会 予算委員会 第6号(1955/05/06、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 予算を伴う法律案の所管別の名称、それから要綱、提出予定月日を明示した一覧表をこの予算委員会に提示して、われわれの予算審議にぜひ便益を供してもらいたいと思います。大体予算審議の上で予算を伴う法律案の内容は、予算委員が知っておかなければならない重大な問題でありますが、従来は著しくこれがおくれておって、予算審議の促進上まことに困難を来たしておるのでありまして、いつもわれわれ野党側が予算審議を引き延ばしたといわれるけれども、そうではなくて、これらの重要な資料が出ておらない。それから私が要求した資料の中で、どうも提出困難と思われるものがありますが、これは予算審議上不可欠のことであるから、私が……

第22回国会 予算委員会 第7号(1955/05/07、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 ただいまの赤松委員の質問に対する政府の答弁は、まことに不誠意であります。われわれは資料としてアリソン覚書の要求もしておるが、少くとも政府は、防衛分担金決定に関するアメリカとの交渉の経過をこの委員会において報告をするか、さなくば閣議の相談を経て、その経過を文書によって当委員会に出すべきものと思います。よってこの委員会は、そういう政府側の交渉経過の報告があるまで休憩をして、そうして防衛分担金に対する政府の一貫した方針を明らかにしてもらいたい。

第22回国会 予算委員会 第8号(1955/05/09、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 今後予算委員会の審議もずっと予定よりも延びて長くかかるであろうと思います。総理もお疲れでありましょうから、すわったまま御答弁を願ってけっこうであります。  私は、予算委員会における審議の過程を通じて、鳩山内閣の外交の基本方針がまことに不明確であるということを、まずお伺いをいたさなければなりません。私は、総理大臣が国際外交の基本的な方針をどういうふうにお考えになっているかということを聞きたいのであります。現在の進歩いたしております、原水爆を含む兵器のもとにおいて、第三次世界大戦の勃発ということは、直ちに人類大半の死滅を意味するものであります。そのことはどんなに理屈をつけて、これが正義……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/17、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 暫定予算の政府の説明に先だって、まず本予算委員会においてわれわれが要求をいたしました資料がいまだに私どもの手元に渡っておりません。よって私は、以下資料についての要求をいたします。  まず第一に、暫定予算が出て併託審議ということになれば、私どもは本予算と並べていよいよ審議の本格的な過程に入ります。それに最も重要な、予算を伴う法律案の政府から出された資料を見ると、六十幾つの法律案があるが、いまだこれらの法律案はほとんど出ておりません。その中でどれとどれはこの国会に出すのか、どれとどれは出さないのか、いわゆる予算を伴う法律についての詳細なる資料を御提出願います。  第二点は、先般来の質問……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/23、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は当予算委員会の開会に当り昨日から予算委員会開会の経過について委員長に一言申し上げて、私どもが予算審議を進める上において委員長に善処を要望したいと思っております。  その第一は当予算委員会の開会は野党三派の正式書類による要求によって開会したものであって、しかも参議院の審議とにらみ合して、最初の日は午前九時から正午まで、次の日は午後一時から午後五時までと、国会全体の審議とにらみ合して予算委員長の報告をわれわれは了承して、ここに予算委員会の開会になったのであります。しかるに昨日は予算委員会を開会したけれども、要求大臣の出席がなくて、ついに関連質問のみをもろて当予算委員会は休憩のまま流……

第23回国会 農林水産委員会 第2号(1955/12/01、27期、日本社会党)

○今澄委員 いろいろ御質問があって答弁がございましたが、今あなたがお聞きのように、大変な役所の政務次官にあなたはおなりになったのです。今までは三年にわたってそういう答弁が続いてきたのです。だから大臣が出てこなければとてもこの問題などは質問することにならぬのです。けれども委員長のお話では、きょうの質問の結果大臣と交渉するというようなことでありますから、私政務次官にお伺いしたいのですが、防衛庁に対して政府からの指図も何もない。今防衛庁の増原さんから御答弁の通りです。海上保安庁も自信がない。けれどもしかし出ていくなとも防衛するとも言えないというのです。外務省もこれに対して内閣に閣議をきめるべき基本方……

第23回国会 予算委員会 第2号(1955/12/07、27期、日本社会党)

○今澄委員 私はまず日韓問題について、一、二点疑義のあるところを総理に伺いたいと思います。  政府は、閣僚懇談会を設けて日韓問題の打開策をきめたと先ほど申されましたが、すでに四年の長い日時を経過した今日、抜本的な対策が今欠けておるのであります。各省ごとのいろいろな担当者はおのおの努力しておるでありましょう。けれども政府全体として、総理大臣はこの問題を一体いかなる根本方策のもとに押し進めていこうとするのかという、内閣総理大臣としての日韓問題解決に対する基本的態度というのは、いまだ一言も総理からは私どもは聞いておらぬのであります。この点について総理の所信をまず伺っておきたいと思います。

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○今澄委員 ただいまの赤松委員の質問に対する外務大臣の答弁は非常に重大であります。われわれもこの問題は明らかにすべき必要があるので、この際暫時休憩をして、一度一つこの問題について十分なる検討を加えたい。休憩の動議を提出いたします。
【次の発言】 先ほど、赤松議員の質問に対する外務大臣の答弁はまことにずさんきわまるもので、こういう重大な問題については明確に御答弁が願いたいという趣旨で動議を提出いたしました。今外務大臣から答弁がありましたが、私はこの質問に対してはあとで外務大臣は文書によってこの予算委員会に報告をするということで、先ほど動議を撤回いたします。

第24回国会 議院運営委員会 第60号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○今澄委員 私ちょっとあなたに聞きますが、まず数字から聞きます。
【次の発言】 私は証人に聞きますが、この二千六百万円というのは、総計五億八千四百万円の四・六%をこれらの費用に充てた、こういうことになっておると思うが、相違ありませんか。
【次の発言】 なお、これは全国鰹鮪連が使う金であった。ところが今度は県別に、私は全国の船に当って一々調べてきたのです。一例をあげれば、高知県の鰹鮪連合会が使うのは二・三%と出ておりますが、これも相違ありませんか。
【次の発言】 高知県全体のパーセンテージが二・三%、その高知県のうちの室戸岬支所の経費は〇・〇八%計上して使ったということが、私どもの調査した詳細な……

第24回国会 議院運営委員会 第61号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○今澄委員 問題の書類は、社会党の漁民部が――全国漁船労働組合協議会、ただいま言った浅井繁春君から、本年二月、このビキニの問題について非常に漁船組合としては憤慨しておる、われわれは告発をしようと思ったくらい憤慨しておる、そこで末端の漁船員に肝心の補償の金が渡っておらない、しかもその間において、漁船員には補償の金を払わないで、幹部は勝手に運動費を使ってけしからぬ、ぜひこれは社会党においてお取り上げ願いたいということで、可児という漁民部の書記に、今参考人として話が出ました浅井繁春君が持参した書類が、この書類です。そこで鰹鮪連三〇発五三号で、前段の問題については、これは向うの本部のものを写した。後段……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○今澄委員 総理にお伺いしますが、今解散についてあなたからいろいろお答えがありましたが、私は具体的に聞きたいのです。チャーチルからイーデンに総裁がかわったときに、イギリスはイーデンの総裁のもとに解散をいたしました。そこで私は鳩山さんにお聞きしたいのですが、あなた方の保守党が、あなたのおからだの都合なりあるいはいろいろのことで、総裁を更迭する場合があります。将来自民党の総裁がかわった際は、あなたは総裁を交代せられてもなお総理として内閣にとどまられるか、解散をされるか、総辞職をされるかという三つの考え方があります。日本の議院内閣制度のむとにおいて、時の内閣を構成しておる与党の総裁がかわった際は、あ……

第24回国会 予算委員会 第16号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○今澄委員 私は、時間の都合があって大蔵大臣は行かれるそうですから、まず大蔵大臣にお伺いをいたします。日比賠償その他のことは、いろいろ御答弁を得てわかりましたが、問題の点は、この日比賠償並びに議員提出の法律案その他の事情によって、今年度の補正予算を大蔵省は組む予定があるかどうか。それから先般資金委員会等を招集せられているが、あなたの目づもりの一億ドルという賠償の負担等は、将来公債の発行によって切り抜けていこうというような、公債発行に関する何か変った方針でも出たのかどうか。この二点を大蔵大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 なおここに災害発生その他もあるが、本年は補正予算は絶対に組まない……

第26回国会 決算委員会 第29号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○今澄委員 関連して。私ちょっと伺いますが、その内海という人が収賄事件で金をだいぶ持っていっておるように出ておるが、今までの調べでは内海という人がもらった金は幾らですか。
【次の発言】 海内です。
【次の発言】 この海内という人と東京食品の肥料部員で落合正夫という人がおるが、これは捜査の上で関越が出ておるかどうか。これは東京全品という会社から、もし海内という人に連絡かあるならば、――使いに立っておるという情報を私どもは得ておるが、あなたの方の捜査で浮んでおるかどうか、浮んでいなければ、一つ参考までに持って帰ってお調べを願いたい。
【次の発言】 もう一つ聞きますが、伊藤忠の油糧課長で、岩田守武と……

第26回国会 予算委員会 第4号(1957/02/09、27期、日本社会党)

○今澄委員 私が岸大臣にまずお伺いしたいのは、緊急の問題として、日韓交渉のその後の経過がどうなっているか。昨年の暮れに、相当な成果が上るということでありましたが、基本的な方針を変えずに交渉をなさっておられるかどうか。最近の韓国書外交部長の談話ともからんで、この際政府側のこれまでの経過並びに将来の見通しについてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 韓国側の情報によると、日韓本会談の再開については意見が一致した。日本の外人登録、出入国管理令その他でいろいろ問題があるが、抑留者については抑留者の釈放協定というものによって、これを一つ早急に解決したい。日本政府と目下この協定について相談中であると……

第28回国会 予算委員会 第5号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○今澄委員 私は防衛並びにこれに関連する外交の問題をお聞きしたいのでありますが、その初めに日韓問題について一言聞いておきたいことがあります。  これはわれわれ野党ではあるけれども、問題の重要性にかんがみて、昨年一年間、国会においてこの問題をあまり取り上げなかったのは、慎重を期して、政府がぜひ一つ問題の解決に努力をしてもらいたいというわれわれの日韓対策特別委員会の考えでもあったわけです。そこで総理から第二次、第三次の送還について、今後の見通しをちょっと聞いておきたいと思います。
【次の発言】 そこで外務大臣に聞きますが、私どものところで得ました情報では、昨年の暮れ、韓国との間に取りかわしました取……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 予算委員会 第3号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○今澄委員 私は今度の総理の施政演説を見て、アメリカとの折衝で一番大事な防衛の問題、それからお隣の国の軸国との美術品の返還等を含んだいろいろの重大な問題がありますが、これが今度の施政演説の中には全然聞くことができなかった。そこで私はこの防衛の問題と日韓問題について、総理に一つお尋ねしたいと思っておるのであります。  日韓会談は四つの委員会が設けられて、文化財百六点を引き渡しただけで、何らその後の進展が見られておりません。私は日韓会談の従来の経緯にかんがみて、いろいろと追及しなければならぬ点があったのを、今日まで持ち越したのでありますが、まず私は総理から、この日韓会談のこれまでの経過、並びに近く……

第30回国会 予算委員会 第3号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○今澄委員 私は防衛の問題についていろいろとお伺いをいたしたいと思います。  その前に、今度の北海道の自衛隊の演習でわれわれが見のがすことのできない点が二点あります。緊急の問題でありますから防衛庁の長官に御質問をいたします。  今度の北海道の演習では、アメリカの軍事顧問団、米軍人五名、在日米陸軍七名はいずれもジープで見学していたにもかかわらず、わが陸上自衛隊の池上陸将補、安成陸将補、松田、吉橋、この四陸将補のほか一佐、二佐級十数名はバスに乗って、演習揚を観光バスでかけ歩いておる。しかもバス・ガールを乗せて観光地の説明を行わせ、そうしてソーラン節を歌って手拍手をとっておるなどのこの事案は、私は演……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○今澄委員 それでは私は、最初に岸総理に対してお伺いをいたしたいのは、当面非常に問題になっております北鮮送還の件については、伝えられるところによると、いろいろと問題点があるようですが、本日の閣議で一体どういうことをおきめになったか、なおこれが見通し等について御答弁願っておきたいと思います。
【次の発言】 閣議の決定にしないで、閣議の了解事項の決定にしたというのは、どういうわけですか。
【次の発言】 この際いろいろと圧力もありましょう。いろいろと伝えられるところもあるが、政府はこういった人道上の問題については、一つきぜんたる態度をとってこれが送還を実現していく、こういう方向でおやりを願いたいと思……

第34回国会 予算委員会 第3号(1960/02/06、28期、民主社会党)

○今澄委員 私は重複を避けて、まず予算からお伺いをいたします。続いて新安全保障条約、それに関連する防衛の問題、さらにロッキードの問題等をお伺いをいたしたいと思っております。  まず第一に予算ですが、大蔵大臣はきのうの委員会においても、来年度もまた自然増収に多くを期待して減税についてもやり得るのだというようなお話がありましたが、私どもの見るところでは、公共事業費、防衛費それからガリオア・イロアの問題もあるし、国民年金、軍人恩給と大きな支出の柱が次年度、次々年度の予算を拘束をして、こういう窮屈な予算では、とても来年度においても、来々年度においても減税の見通しはないのではないか。財源もほとんど使い果……

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/02/11、28期、民主社会党)

○今澄委員 私は関連して総理大臣に聞きたいと思います。  総理大臣は、きのうこの委員会で、極東の平和と安全という条約上の文字にある極東の範囲については、沿海州は含まない、中国は含まない、北千島は含まない、歯舞、色丹、国後、択捉は含むのだというお話がありました。今外務大臣の答弁を私は聞いておると、米軍の行動する際はそう正確な一線は画されないのである、だからこの米軍が極東において行動する範囲というものは、総理大臣が述べたその極東の範囲と同じものなのか。総理の述べた極東の範囲よりは米軍の行動する範囲はさらに広いのかどうか。この点が本条約の最も大事なところであります。私は総理大臣から、米軍の行動する範……

第36回国会 予算委員会 第1号(1960/10/23、28期、民主社会党)

○今澄委員 私は民主社会党を代表して、議会制民主主義をいかにして守るかという点が第一点、それからもう一つは外交と防衛の問題について、第三点に経済の問題についてお伺いをいたしたいと思うのであります。第一に、私は総理大臣にお伺いいたしたい点は、何といっても今のこの民主主義と議会主義を守るためには、院内における多数派の単独採決、力による強行的な状態を一つやめて、話し合いによる院内の運営をやるということが、やはり今日一番大事な問題ではないか。そこで今度解散を前にして思い出されるのは、この間の安保の騒然とした社会情勢に対する岸内閣の態度であります。私は六月十五日、岸内閣が閣議において、治安維持のために自……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会 第4号(1964/01/31、30期、民主社会党)

○今澄委員 中共問題については、昨日来いろいろと審議が行なわれました。私は、太平洋を隔ててはるかかなたにあるアメリカと、一衣帯水の日本では、フランスの承認にからむ中共に対する態度については、多くの開きが出ることは当然だと思うのです。先般来の日米の合同会議におきましては、政府側は、アメリカと違った立場において、いろいろと強力に主張をいたしたということをわれわれは承って、野党ではありますが、事外交については、ぜひひとつ政府を鞭撻し、日本側に利益のあるような国民的立場でやってもらいたい、こう思います。  こういう建設的な立場に立って、私は、ラスク長官が中共に対して述べた中共の性格、基本的な認識として……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会 第3号(1970/02/23、32期、民社党)

○今澄委員 私は、本委員会でいろいろ議論がありましたが、重複を避けて、本日は、佐藤・ニクソン会談に伴う安保条約の性格について、並びに自主防衛といわれておる中曽根防衛庁長官の方針と四次防について、さらに核防条約と繊維規制等の外交問題について伺いたい。時間があれば、円の切り上げの問題、脱税等、税の不均衡の問題、さらに日本のインフレをいかにして抑制するか、残存輸入制限品目等の問題について伺いたいと思います。官僚のメモでなしに、ひとつ大臣の自信ある答弁をお願いいたしたいと思います。  第一番に私がお聞きいたしたいのは、佐藤・ニクソン共同声明であります。これは総選挙の前に、本会議でざっと上なでをしただけ……

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/02/09、32期、民社党)

○今澄委員 私は、法務大臣の答弁を聞いておりましたが、これは重大な問題を二つ含んでおるのですね。一つは、野党側にいかにも予算の修正権はないかのごとき発言というものは、これは国会を侮辱をしておるんですね。それから、議会制民主主義の根底をこれは否定をいたしておると思うのですよ。だから、私、今度のこの予算審議の過程から考えて、このあなたのいまの発言については、これは重大なものを含んでおる。それで、あなたは議会制民主主義と予算に対する野党の存在というものについてどういう考えを持っておられるか、ここで明らかにしてもらいたい。また、あなたの答弁いかんでは、そういうような考え方のもとにおいてわれわれは予算審……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1971/12/30、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推薦によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責をになうことになりました。  交通事故の現状は、年々増加の一途をたどり、まことに憂慮にたいえないものがございます。今後さらに交通安全対策の強化促進をはかるとともに、総合的対策の樹立が強く要望されております。幸い、御経験豊かな皆さん方の御支援を得まして、これが対策の樹立並びに委員会運営の重責を果たすことができますよう全力を尽くす所存でございます。どうぞ今後ともよろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1972/02/02、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  この際、山中総務長官、中村国家公安委員長、丹羽運輸大臣、西村建設大臣から、交通安全対策の基本施策についてそれぞれ説明を聴取いたします。丹羽運輸大臣。
【次の発言】 次に、山中総務長官。
【次の発言】 次に、中村国家公安委員長。
【次の発言】 次に、西村建設大臣。
【次の発言】 次に、昭和四十七年度における陸上交通安全対策関係の予算について説明を求めます。須藤交通安全対策室長。
【次の発言】 次に、昭和四十七年度における海上交通及び航空交通安全対策関係予算について説明を求めます。見坊審議官。

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1972/03/15、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますから、順次これを許します。後藤俊男君。
【次の発言】 沖本泰幸君。
【次の発言】 きょうの理事会でもその話が出まして、全く私も同感で、十分御趣旨のように運営してまいりたいと思っております。
【次の発言】 渡辺武三君。
【次の発言】 土橋一吉君。
【次の発言】 土橋君の質問はこれにて終わりました。  次回は公報でお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時五十八分散会

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1972/04/05、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。小此木彦三郎君。
【次の発言】 次回は公報でお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後四時四十六分散会

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1972/04/14、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  理事加藤六月君から理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、その補欠選任につきましては、先例により、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、中村弘海君を理事に指名いたします。
【次の発言】 内閣提出の海上交通安全法案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。丹羽運輸大臣。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  本案に……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1972/04/20、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  海上交通安全法案を議題といたします。  この際、参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。  本案につきまして、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。丹羽久章君。
【次の発言】 後藤俊男君。
【次の発言】 宮井泰良君。
【次の発言】 次回は、来たる四月二十五日午前十時委員会を開会することとし、本日は……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1972/04/25、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  海上交通安全法案を議題といたします。  この際、おはかりいたします。  本案審査のため、各地に委員を派遣したいと存じます。つきましては、議長に対し委員派遣承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、派遣委員の氏名、人数、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 次に、去る十九日、本案審査のため、東京湾を視察してまいりましたので、こ……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1972/04/26、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  海上交通安全法案を議題といたします。  本日は、お手元に配付いたしました名簿のとおり、参考人の方々が御出席になっております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  各参考人には御多用中のところ御出席いただき、厚くお礼を申し上げます。  本委員会は、ただいま海上交通安全法案を審査いたしておりますが、本日は、各界で御活躍の皆さん方にそれぞれの立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、本案審査の参考といたしたいと存じます。  御意見の開陳は、石割参考人、池尻参考人、村上参考人、吉田参考人、森参考人の順で、お一人十分程度お願いいたします。その……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1972/05/10、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  海上交通安全法案を議題といたします。  本案審査のため、去る六日から四日間、岡山県、香川県、広島県及び愛媛県に委員を派遣いたしましたが、この際、派遣委員から報告を聴取することといたします。長谷部七郎君。
【次の発言】 これにて派遣委員よりの報告は終わりました。  派遣委員各位にはまことに御苦労さまでございました。  なお、ただいまの派遣委員より申し出のありました詳細なる報告書について、参照として本日の会議録に掲載することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1972/05/11、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  海上交通安全法案を議題とし、質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。佐藤守良君。
【次の発言】 はい、わかりました。
【次の発言】 角屋堅次郎君。
【次の発言】 角屋委員にお答えします。  農林大臣については、ほかの委員会へ農林大臣は出ておるので、角屋委員の了解を得ておるからということで、出席がありません。それから運輸大臣については、総理とともに決算委員会に出ておりますが、これは十二時三十分より当委員会に出席するという連絡がありました。
【次の発言】 あとで運輸大臣に一括して問題を残してください。

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1972/05/31、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  この際、山中総務長官から、「昭和四十六年度交通事故の状況および交通安全施策の現況」並びに「昭和四十七年度において実施すべき交通安全施策に関する計画」について説明を聴取いたします。山中総務長官。
【次の発言】 丹羽久章君。
【次の発言】 後藤俊男君。
【次の発言】 宮井泰良君。
【次の発言】 この際、委員長から政府に対し要求いたします。  ただいま宮井委員の質疑の中にありましたイペリット弾等の概要について、次回委員会までに当委員会に資料を提出されたい。便宜上、総理府において連絡されるよう要求いたします。 ……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1972/06/16、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査申し出の件についておはかりいたします。  交通安全対策に関する件につきまして、閉会中もなお調査を行なうことができますよう、議長に対し閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中審査案件が付託され、委員派遣の必要が生じました場合には、議長に対し委員派遣承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、派遣委員の人選、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長……

第69回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1972/07/06、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま委員各位の御推薦によりまして、私が再度本特別委員会の委員長の重責をになうことになりました。どうぞよろしくお願いをいたします。
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの大竹太郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、       大竹 太郎君    河野 洋平君       佐藤 守良君    中村 弘海君       丹羽 久章君    後藤 俊男君       宮井 泰良君    渡辺 武三君 以上八名の諸君を理事に指名いたします。……

第69回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1972/07/12、32期、民社党)【議会役職】

○今澄委員長 これより会議を開きます。  閉会中委員派遣に関する件についておはかりいたします。  閉会中審査案件が付託され、委員派遣を行なう必要が生じました場合には、議長に対し委員派遣承認申請を行なうこととし、派遣委員の員数、氏名、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これにて散会いたします。    午後一時三十三分散会


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会鉱工業委員会連合審査会 第3号(1947/10/28、23期、日本社会党)

○今澄委員 最後に少し笹山さんにお伺いしたいのでありますが、集中排除法による企業の再編成とか、あるいは新しく財界人の追放をまつて、重要企業の人事が刷新されるというような問題が、當面の經濟界としてはひとしく注目しておる大問題であるということは言うをまたないところであります。とろこがこうした問題がなかなか早くきまらない、しかも産業經濟の合理的再編成とは言うけれども、次ぎ次ぎとこうしたものが現われるということは、眞に日本の産業の復興を願うものにとつては、いささか考えさせられる節もある。そこで私特株會社整理委員會の委員長としては、今囘の場合集中排除法をもつて一應自主的にごらんになつて、日本の經濟を合理……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第1号(1949/05/10、24期、日本社会党)

○今澄委員 この鉱山保安の法律案の審議について、先般商工大臣に私から御質問を申し上げて答弁を受けたのでありますが、そのことについて二点。それからいま一つはちようど労働大臣も見えておられますから、労働大臣と商工大臣との御両者に一点。三点だけ関連質問をさせていただきたいと思います。  第一は、この前商工大臣は本法案の裏づけとなる資金については、まだきまつておらないというお話でございました。私はこの際はつきりとお聞きしたいことは、予算のはつきりしない法律案をつくりましても、それはナンセンスだということであります。中小企業廰にしても、その他あらゆるものが、いろいろ法律案は提案しましたけれども、有名無実……

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第3号(1949/05/31、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は本会議の時間も迫つておるようでございますから、簡單に御質問をいたします。第一点はこのたびの爭議の問題、第二点は金属鉱山開発の問題、第三点は関連産業としての肥料の問題について質問をいたします。今金属鉱山は硫化鉱山に至るまで掘業が蔓延しまして、これに対して全國の硫安工業の労働者が同調する。さらに繊維産業にもこれが及ぼうという事態をかもしておりますので、私は最初に一應重複するおそれがあると思いますが、労働大臣にただ一点だけ、労働大臣の爭議に関する見通しと、この爭議解決の條件の中には通産省としてこれらの鉱山開発の要素が一体どの程度含まれておるか、七〇%程度ということを局長が、言われたそ……

第5回国会 内閣委員会商工委員会連合審査会 第1号(1949/04/30、24期、日本社会党)

○今澄委員 商工大臣に伺います。私はこの間の内閣、外務連合審査会において、通商産業省の設置は、わが國を今後ぼくすべき最も重要な課題であるということを総理の口から聞いたのでありますが、それはまことに口の先だけであつて、本日のこの委員会にも総理は少しも見えず、官房長官も見えず、本多國務大臣も見えないということは、まことにけしからぬ話だと思います。われわれは商工省の内部だけの問題については、努力しておられる商工大臣から商工委員会においてたびたび聞いておるのであります。今日の会合も連合審査会を開くゆえんのものは、他省にわたり内閣全般の問題として答弁をさるべき、また討論さるべき筋合いのものだとのことで聞……

第6回国会 経済安定委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○今澄委員 きようは通産省関係以外の方がおられますので、二点だけ質問いたします。私は今の貿易公団の滞貨を引当てに、これを担保物件として銀行すら借入れを行つておる業者がたいへんあると聞いておるのでありますが、中には倉庫業者などで、人の商品を自分の商品のごとく装うて、金融機関あたりから金を借りておる者が非常にあるということも聞いております。もちろん厖大な品種、銘柄で、雑多なものが入つておるから、これが臨検はそう簡單に行かぬであろうと思いますけれども、従来のような統制会や業者の集合団体みたいな公団職員の検査だけで、これをほつておくというところに、そういうふうな問題が起るので、確実な通産省あたりの精鋭……

第7回国会 通商産業委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1949/12/08、24期、日本社会党)

○今澄委員 大臣時間がないので、大臣に対してだけ質問します。去る四日に私は通産大臣に緊急質問をいたしまして、大臣から答弁がありました。当日は特に私は安本長官に聞くつもりであつたが、安本長官院内におりながら政務次官を立てて答弁しない。三日ほど前から本委員会を開くことは安本に通達されて、安本は知つておるにもかかわらず、本日は安本長官も、副長官も、政務次官も、動力局長もこの委員会に出て来ないということは、これだけの重要な電力問題をやるのに、安本の態度何事だということを、まず私は最初に一言申し上げておきます。委員長はしかるべくとりはからつてもらいたい。本日出られぬということならば明日でも……

第7回国会 通商産業委員会経済安定委員会連合審査会 第2号(1949/12/09、24期、日本社会党)

○今澄委員 大体昨日から小金委員、村上委員、共産党の風早委員、あるいは福井委員等、私の質問応答を含めて結論は、各産業ともどうもこれではやつて行けない、これは政党政派を超越しての大体の意見でございました。それから地域的に見ても、今日の村上委員の九州においても、昨日の私の質問の中国においても、あるいは小西委員の四国においても、北海道においても、これまたまことにこのままではどうしようもないという質疑応答であつたことは、ここに私が述べるまでもなく、速記録に示す通りであります。そこで私は本日二点を動議として提出し、この動議が、正式の委員会であるので採択されればよし、採択されなければ、さらに質疑を続行した……

第7回国会 内閣委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/04/07、24期、日本社会党)

○今澄委員 通商産業省設置法等の一部を改正するこの法律案は、この前に通商産業省設置法として、元の商工省をこれにかえたのでありますが、その際われわれは、各種の不備と、それからいろいろな点について指摘いたしました。それが、今日急速にあれこれ直さなければならないという状態になつたということについては、当時のわれわれの意見がいれられなかつたのが、その根本原因であると思うのであります。そこで私は、本日は大きな問題について質問したいのでありますが、時間がございませんから、一応宮幡次官に御答弁をお願いいたします。  大体この通商産業省設置の場合に、わが国の最も重大な産業行政をつかさどる商工省を、通産省に名前……

第8回国会 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/07/17、24期、日本社会党)

○今澄委員 今の鉱山行政に関する大臣の所信に関する質問がありましたが、それにあわせて関連質問として、これは鉱山行政のみならず、日本の全産業界に与える影響がまことに甚大で、この法律案の随所に非常な矛盾を蔵しております。一例をあげれば、かねがね論じられた四百八十九條におけるいろいろな問題、あるいは電気ガス税の中のセメントであるとか、あるいは電気料であるとかいうような問題、片方が課税対象になつて、片方が課税対象でないといつたような問題についても、理論的にこれを納得せしむるものは私は全然ないと思う。通産大臣はあわせてこの法律案による地方税の施行によつて、日本の全通産行政の上に重大な支障を来すことがない……

第9回国会 大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○今澄委員 私一点だけ聞きますが、この一点は時間がないから、大蔵省と両方で答弁してもらいたい。  今宮幡委員から質問があつた補助率の点ですが、今あなたが述べられたその補助率が、すでにこの改正法律案が出しておる今日において、またかわりそうであるという情勢をわれわれはにらんでおるが、今あなたの言われた補助率は、絶対にかわらないかどうか。あるいはこの特別鉱害の法律というものについては、常に政府が出しておるところの鉱害の認定においても、あるいはこの措置においても、寄付金が何ぼということがあつて、非常に不正確である。しかも今日において補助率がかわれば、またやり直さなければならないという状態では、いくら審……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1951/03/13、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は重複を避けまして簡單に二、三点お伺いをいたします。  まず第一点としては、このたびの関税は最高五割ということになつておりますが、この五割という数字は、どういうところから割出して最高を五割とされたのかという点。  第二点は、日本と最も国情のよく似ているイギリスの産業保護政策並びに関税政策というものは、わが国の関税制度の上においても、もつて学ばなければならぬ点が非常にあるが、これらのものと比較検討してみるというと、非常に懸隔のはなはだしいものがあるけれども、こういう点については当局は十分研究され、またそれからの検討を経られた結果できたものであるかどうか。この二点について御説明を願い……

第13回国会 通商産業委員会公聴会 第2号(1952/05/07、24期、日本社会党)

○今澄委員 私は今の公述で確かに今日の疲弊せる地方公共団体に年々これらの鉱害復旧の負担をかけるということは、現実の問題として、その復旧を不可能ならしめるおそれが多分にあると思います。そこで福岡県知事の公述に私は非常に賛意を表するものであるが、この法案がこのまま通つたとするならば、大体一箇年間に福岡県並びに市町村の負担する額は、概略の見積りでよろしゆうございますが、どの程度のものになるか、もし資料があれば説明を聞かせていただければ仕合せであります。
【次の発言】 それから行賞直方市長のるると説明されたことに対しても、私はまことにお説ごもつともであると思う。そこでこの法案の最も大きな欠点は、墓地、……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 経済安定委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1952/12/19、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 この問題については栗田委員から詳細な質問がありまして、その全貌はあらかた明らかになりました。通商産業委員会としては、日本の電気事業の再編成並びにその後日本の電源開発を担当する電源開発株式会社、それらの電気に関する一連の国会内の動きが、今日只見川に見られるような問題を起したということは、まことにこの際将来の日本の電気事業のあり方を考える上から遺憾でありますので、二、三参考人の方々に御質問をいたしたいと思います。  私の趣旨は、これらの只見川の上田、本名の問題の究明というよりも、むしろ電気事業の再編成がもたらしたこのような結果は、本日お見えの東北電力の社長、東電の社長も、電気事業再編成……

第15回国会 通商産業委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/02/27、25期、日本社会党(右))

○今澄委員 私は藤山参考人に質問申し上げたいと思います。その第一点は、ただいまいろいろ陳述がございましたが、三人の方々の御意見を聞いてこの硫安価格の問題について一番ポイントとなるのは、私は通産委員の立場から、少くとも日本の米の値段が、諸外国からは一万一千円見当で買つておるのに、国内の米の値段を七千五百円にきめておいて、その米の値段が絶対妥当であるとして、これらの米価問題のしわ寄せが肥料の値段に集中して、肥料の原価計算、肥料の工業基礎その他の問題に対する抜本的な対策なくして、肥料の値段を急激に問題にしたところに、たいだいま東圧労組の御意見にあつたように、大きな矛盾がありはしないかということを今承……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会公聴会 第1号(1953/06/29、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 ただいま中小企業金融について非常に有益なお話を伺いましたが、一、二点御質問を申し上げたいと思います。  第一点は、現在のやみ金融を中小企業者が利用して、高利子のためにますます中小企業者が困窮に陥りつつある現状を打開するには、どういうふうな方策をもつてやればいいか、公述人の御意見を承りたい。  なおもう一つは、全般的な中小企業金融の金利の引下げがやはり重要であるが、これにはどのような政府の施策が必要であるかという点について、公述人の御見解をこの際お聞きをしておきたいと思いなす。
【次の発言】 なおもう一つ。現在の中小企業金融機関をながめてみると、今度新しくできる中小企業金融公庫の構想……

第16回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1953/07/11、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私はちよつと思い出したので、ぞひひとつ通産大臣にお伺いしたいことは、今、日韓会談が大体結末を目前にして閣議の方でこれに対する根本的な態度をきめられたんじやないかと私は思いますが、非常に行詰つた状態であることは岡野さんも御承知の通りであります。そこで外貨の割当で、自動車その他いろいろのものはどんどん割当てられておるが、かんじんの日本と韓国との貿易についての外貨の割当というものが、こういう日韓会談の見通しを待てということで、ここ今年以来ずつと外貨の割当がないわけでありますが、通産省としてはこの日韓会談の見通しと朝鮮貿易、特に魚その他についての外貨の割当等についてはとういうふうなお考えで……

第16回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 予算委員会ではいろいろ聞きたかつたのでありますが、きようは分科会でありますから、ひとつなごやかにいろいろの疑問の点をお伺いしておきたいと思います。  第一は韓国との問題でありますが、日韓会談はずつと継続されておりますが、そのさ中に今度の休戦で、ロバートソン特使と李承晩大統領との声明があつて、先ほど来外務大臣が御会見をされたそうでありますが、この朝鮮休戦と新しく朝鮮とアメリカが結ぼうとしておる相互防衛条約の見通し、並びにこれらに関連して、日本に求めらるべきアメリカの要望等について、ぜひ御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 この韓国との防衛協定、相互防衛条約から、日本がいろい……

第16回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 簡単にお伺いをしますが、私は中小企業金融の建前から、先般大蔵大臣にお伺いしたところが、大蔵大臣は、匿名組合の法律の盲点をついて現在行われておる貸金策に類似の業務については、これを取締まるという明確な御答弁が予算委員会でありました。そこで私はこの予算委員会の大蔵大臣の答弁に基いて、ちよつとお伺いをしておきたいのは、この匿名、組合法というものは、かような匿名組合法の盲点をついて業者が現われることを予想してつくられたわけではいので、これには多くの問題があると私は思います。  まず第一番に、五百三十六条「匿名組合員ノ出資ハ営業者ノ行為ニ帰ス」「匿名組合員ハ営業者ノ行為ニ付キ第三者二対シナ権……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○今澄委員 私経済審議庁関係で、予算委員会で質問ができなかつた簡単な問題を二、三御参考までに聞いておきたいのです。  まず第一番に今の外貨の保有手持高と、今度の外貨の割当をめくつては、外貨の割当を今までより減らさないで割り当てたのでは、保有外貨の現状からはとても困難である。そこで外貨の割当を減らすというと、砂糖に表われたように、これらの輸入物価の値上りで、価格引下げという日本の基本的な一兆予算の中心がくずれる。そこで外貨の割当を減らせば、貸出しをうんと締めるなり、よほどの手心を加えるなりして、日本の物価の引上げを押えなければならぬということになるわけであります。だから外貨の割当を、外貨の手持ち……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/05/19、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 大へんに中小企業に関する造詣の深いお話で傾聴いたしましたが、お話の中の中小企業の自殺的な過当競争、これをいかにして乗り切るかというお話はまことに大事なところで、一つは市場の開拓、購買力の増加、もう一つ問題になるのは、中小企業が営業を始めるときにその職業を要する人口、要有産業人口の中で、どの種の中小企業は何軒くらい許可したらよいかという営業許可に関する消費人口の割合から見た中小企業の営業の許可制というか、そういうものについての先生の御見解。  もう一つは市場の開拓、すなわち貿易と国内的な拡大生産に関連して一兆円の予算のワクとのつながりについて、伊東教授の御見解を一つお示し願えればたい……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/05/20、27期、日本社会党(右))

○今澄委員 時間がありませんから、一つだけ一文教授にお聞きしておきたいのは、日本とアメリカとの間に締結せられている日米安全保障条約、これは狭義の意味においても条約であります。この安全保障条約に基いてできた日米行政協定は、広義の意味における条約であると、国会において政府側から答弁をせられておるのでありますが、この広義の条約といわれておる日米行政協定の中に、一億五千五百万ドルの駐留軍に関するわが国の債務がある。これが内閣がかわりまして、この国会において一億五千五百万ドルの駐留軍への支払いをいたさなかったときは、国際法的に見てどういうふうなことに相なりますか。さらにこの行政協定に基いて今度できた日本……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○今澄分科員 私、予算の細目をいろいろ見たのですが、特にその中の財政投融資ですか、余剰農産物円資金から日本生産性本部へ十億円を年利四分で貸し付けて、それからまたさらに年利六分五厘で商工中金に転貸しするような操作になっております。そこで私は大臣にお伺いしたいのだが、直接商工中金に来ないで、生産性本部へ一ぺん行って、そこで二千五百万円かせがして、それから商工中金の方へ回しているというこのケースは、中小金融の側から見ると、非常にコストを上げて、しかも間で生産性本部でさや取りをやらせておるようなことになっておりますが、通産省としては、余剰農産物円資金とこれらの中小企業金融とについて、どういうふうなお考……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1957/02/11、27期、日本社会党)

○今澄分科員 政務次官はいないのですか。
【次の発言】 それでは簡単にやります。防衛産業についてちょっと聞いておきたいと思うのは、F86F、それからその他アメリカの飛行機を日本で製造しておる会社名、並びにP2V等の新しい型の飛行機を防衛庁は今検討しておるが、これを引き受けさせようとすればどういう会社に引き受けさせるのか、それから新しく七つの誘導弾を仕入れたが、通産省側から見ると、こういうものを、日本の今の産業規模でやり得る能力があるかどうかというような点について一つ局長の御報告を承わりたいと思います。

第26回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○今澄分科員 私は、時間がありませんから、化学産業と防衛産業についてお伺いをしておきたいと思います。  その第一は、技術の進歩によって、通産大臣御承知のように、アンモニア系化学工業は格段な様相を呈してきました。そこで日本においても天然ガスその他の利用による化学が三分の一にも下ろうか。そういうことになると、結局設備その他は老朽化して使いものにならぬ。どうしてもこの際革命的な新しい設備の増加ということが必要になるが、こういう化学工業界の技術の進歩に伴う通産省としての国際的な競争に対する保護育成策、並びに設備投資その他に対する見通しについてお考えを伺いたい。

第28回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1958/02/15、27期、日本社会党)

○今澄分科員 私は大蔵大臣に外国映画、輸入外貨の割当についてお伺いいたします。本年度九百万ドル計上されておりますが、この割当をめぐって外国映画輸入制度に対し大いに改善をする点もあり、かつまた他にいろいろと疑義があって非常に問題の点が多いです。そこで現在外国映画の上映館はわが国で約二千館、戦前の約三倍、洋画の輸入本数が戦前三百本から四百本を上下しておったけれども、現在は百八十九本に制限をされております。しかしてこの外国映画輸入制度は昭和二十五年米軍占領当時の軍政のもとにおいて、当時米国映画輸出協会の代表者ジョンストン氏と、時のわが国の大蔵大臣との契約が基礎となって今日まで継続され、八年間、業界の……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1958/02/15、27期、日本社会党)

○今澄分科員 今永田隊長、松本船長の努力のかいなく、こういう状態になったことについては、現地の皆さんは非常に残念に思っているだろうと思います。私が一つ国民の前に明らかにしておかなくちゃならぬのは、こういう結果になったことは、今お話のような気象上の問題もありましょう。けれども、いろいろ注意しなければならぬ点で怠っておる点もあると思うのです。第一番に、西堀越冬隊長がアメリカへ事情調査に出がけたときに、アメリカ探検隊の人から、南極へ行くのならば、南極へ行ったことのある経験者をガイドに連れていったらどうかというお話があって、シュロスバッハという人が紹介された。これはかつてバード隊について南極に数回行っ……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会公聴会 第2号(1964/02/13、30期、民主社会党)

○今澄委員 日本福祉国家建設と経済政策について非常にうんちくあるお話を承りまして、裨益するところが非常に大でありました。ただお話の中で、私がお伺いいたしたいのは、和田先生に対して、いまの経済の高度成長が必ずしも福祉国家の建設につながらないという点は、私はまことに重要な点であって、この経済の成長必ずしも福祉国家の建設を意味しない具体的な事例について、一、二ひとつ引用されて御指摘を願えばしあわせに存じます。なお、民主国家の発展というものは、民主主義の発展は、将来福祉国家との関連について重要な相関関連を持っておりまするので、この点にも触れてひとつ御説明を願えればしわあせと思います。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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