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河上民雄 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

河上民雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
955位
委員会発言歴代TOP500(衆)
386位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
747位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
973位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
276位

31期委員会出席TOP50
44位
31期委員会発言TOP100
81位
31期委員会出席(無役)TOP50
50位
31期委員会発言(非役職)TOP100
65位
33期委員会発言TOP100
98位
33期委員会出席(幹部)TOP100
100位
33期委員会発言(非役職)TOP100
81位

このページでは河上民雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。河上民雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 災害対策特別委員会 第9号(1967/07/20、31期、日本社会党)

○河上委員 私の選挙区でございます神戸も、このたびの七月水害の中で最も大きな被害を受けた地区でございまして、私も、社会党の視察団として、十日、十一日、災害の非常になまなましい際に、全市を視察いたしたものでございます。私は他の委員会に所属しておりましたがために、本日は特にお許しを得てここに参っておるわけでございます。したがって、過去の各委員の御質問の内容を十分に承知していないために、あるいは重複のおそれがありますけれども、何ぶん時間が二十分と非常に制限されておりますので、できるだけ時間を守って質問を終わりたいと考えております。したがって、用意してまいりました質問を少し整理いたしまして、いま同僚委……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1967/05/10、31期、日本社会党)

○河上委員 先ほど板川委員から詳しく御質問があり、いままた阿賀野川事件に関連して非常に有益な御議論がありましたので、いわば関連質問的に、抽象的でありますけれども公害行政に関する基本的な政府の態度を伺っておきたいと思います。すでに伝えられますように、公害基本法が本国会に提出されることは明らかでございますので、その論議に入ります前に、基本的な政府の考え方を伺っておきたい、こういうふうに思っておるのでございます。  第一は、公害対策の基礎となるべき公害調査の機関がばらばらであるということは、先ほどの板川委員の御質問、また政府の御答弁の中で具体的な事実として出ているわけでございますが、こういう公害の調……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1967/05/24、31期、日本社会党)

○河上委員 このたび提出されております船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案につきまして、少しく広範な諸点にわたりまして御質問をいたしたいと思うものであります。  本法は、このたびの国会で批准せられます国際条約の国内関連法として提出されておるわけでございますが、まず初めに、この国際条約につきまして二、三お尋ねしたいと思います。  この国際条約は何年に成立したか、そのことをまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまお伺いいたしますると、この国際条約が成立いたしましたのが一九五四年でございますが、ことしは一九六七年でございますので、このように十三年間も批准がおくれた理由についてお伺……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第7号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○河上委員 私は、先日船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案につきまして、総括的な御質問をいたしましたので、きょうは二、三そのとき漏れましたような点について重ねて御質問することを許していただきたいと思います。  いろいろあるのでございますけれども、その第一点でございますが、その後もう一度よく国際条約と、ただいまここで審議されております国内法を少しく読み比べまして、両者の間に多少違いがあるのじゃないかという印象を受けたのであります。それはどの点かと申しますると、国際条約における第一条(1)のところに、用語に関する定義がいろいろ書いてございます。その中に、この条約の中で一番基本的な概念になる……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1967/06/14、31期、日本社会党)

○河上委員 私は、いま審議されております船の油による海水汚濁に関する法律案につきましては、総括的にまた部分的にすでに二回にわたって御質問いたしているわけでございますが、前回私が質問いたしましたときに、たまたま取り締まり並びに罰則について御質問いたしましたとき、それぞれの担当係官の方がおられないのでお答えを得られなかったので、その項に関する質問を留保いたしました。本日再びここに立ちましたのは、そのような理由によるものでございます。しかしながら、私の質問の際に、中谷委員よりそれに関する資料要求並びに補足の御質問をいただいたわけでございます。それに対し、本日冒頭に鈴木審議官よりお答えがございました。……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1967/07/19、31期、日本社会党)

○河上委員 昨年問題になりました出光の姫路進出問題が最近再燃しているのでございまして、この問題について御質問いたしたいと思います。本日は、先般の出光姫路進出問題に関して本委員会において論陣を展開されました同僚の三木委員が来られておりまして、後ほど現地の詳しい事情などまぜて質問をされることになっておりますが、私はそれに先立ちまして、基本的な問題点について、二点ほどお尋ねしたいと思う次第であります。  なぜこういうことを申しますかといえば、今般成立いたしました公害対策基本法におきまして最後まで問題になりました、健全なる経済の発達と生活環境基準の調和という問題が、単に法律上の文句ではなくて、実際の問……

第55回国会 地方行政委員会 第13号(1967/05/23、31期、日本社会党)

○河上委員 昭和四十二年度における地方財政の特別措置に関する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をいたしたいと思うものであります。自治省並びに大蔵省の責任ある御答弁をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは自治省の御答弁をいただくことにいたしまして、大蔵省のことはまたあとでお願いいたしたいと思います。  私は、国会に議席を置きましてまだ日が浅くて、これまでやってまいりましたことも、地方財政とは少し違うところにございましたので、全くいわゆる専門家ではございませんので、私の質問の中には、専門家の方からごらんになりますならば、的はずれの点もあるかと思うのでござ……

第55回国会 地方行政委員会 第20号(1967/06/08、31期、日本社会党)

○河上委員 四十二年度における地方公務員共済組合法の一部改正につきまして御質問したいと思います。  ただいま比較的詳しい補足説明をいただきましたので、だいぶわれわれの理解の上で役立つところがあったのでありますが、何ぶん、この問題は非常に技術的なことでございまして、私どもしろうとにはなかなかわかりにくいのでありますが、したがって質問は非常に多岐にわたります。御迷惑かもしれませんが、お答えいただきたいと思います。  まず初めに、一般的な御質問をいたしまして、そのあと細目につきまして二、三気がついたりあるいはいろいろ陳情等を受けましたことをもとにいたしまして、疑点をお尋ねしたいと思うのであります。 ……

第55回国会 地方行政委員会 第21号(1967/06/09、31期、日本社会党)

○河上委員 私は、昨日も、ただいま提案になっております法律案につきまして御質問いたしたわけですが、時間の都合もありまして途中で一応打ち切りましたので、残された部分について質問を継続したいと思います。  昨日、国庫負担の導入あるいはスライド制の問題につきまして、特に長期給付に関して御質問したわけでございますが、その際の政府側の御答弁は、私にとりましてはなはだ不満足なものでございました。まずその点につきまして、重ねてもう少し御親切な御答弁をいただきたいのであります。その際私が申し上げましたように、そしてまた大臣から御答弁がありましたように、この共済組合法は、社会保障制度の一環として、またその充実を……

第55回国会 地方行政委員会 第24号(1967/06/20、31期、日本社会党)

○河上委員 先般、神戸市垂水区内におきまして、山陽電鉄の電車が塩屋駅に停車寸前に、時限爆弾による爆発事件が起こりましたことは御承知のとおりでございますが、問題が問題でありますだけに、緊急にこれに関する政府の考え方をお尋ねしたいと思います。  この爆破事件は特定の個人に対する恨みではなくて、その及ぶところは不特定多数に向けられており、しかもほとんど予測できないあらゆる時間、あらゆる場所に起こり得る可能性を持っておるわけでございまして、その意味におきましてはきわめて社会的に凶悪な事件であると考えなければならないと思います。しかもこれまでこれに類似した事件は何度か新聞をにぎわしたわけでございますが、……

第55回国会 地方行政委員会 第30号(1967/07/04、31期、日本社会党)

○河上委員 道路交通法につきましては、ただいま井上委員から御質問がございましたし、またその前に依田委員からも詳細な質疑がございましたので、それとなるべく重複しないように、時間も限られておりますので、ごく簡単に御質問したいと思います。  最初にお伺いしたいのは、ただいま井上委員から言及された反則金の問題でございますが、もう一度重ねて反則金の法的な性格についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいま御説明がありましたけれども、非常に微妙で、わかりにくい点もあると思うのです。ひとつ、法務省では、こういう問題は、ほかの法体系との中でどういうふうにお考えになっておられるか、お伺いしたいと思います……

第55回国会 地方行政委員会 第36号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○河上委員 ただいま上程されております消防法及び消防組織法の一部改正につきまして、二、三の点についてお尋ねいたしたいと思います。  今回の改正法案を拝見いたしますると、市町村の消防に対しまして、府県消防が救急業務に関しましていろいろ助けていくというような趣旨が述べられているわけでございますけれども、御承知のとおり、消防法のたてまえは、昭和二十三年以来市町村消防を中心とするということになっておるわけでございますが、今回の救急業務に関連する改正が、将来府県消防に移行するのではないか、そういう布石ではないかというようなおそれを若干感ずるわけでございます。政府においては、この問題につきましてどういうお……

第56回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1967/10/11、31期、日本社会党)

○河上委員 いろいろ御質問したいことがございますけれども、時間がだいぶたっておりますので、できるだけ簡単に済ませたいと思います。  本日、公害関係に関する来年度の予算要求についての各省の御説明がございました。またわれわれ委員会におきましては、先般視察団を派遭いたしまして、現地を親しく調査いたしまして、その報告が、本日鳥本委員よりなされたわけでございます。したがって、私はこの先ほどの御説明に基づき、またわれわれ自身の調査結果に基づきまして、数点お尋ねしたいと思います。  第一は、きょういろいろ御説明いただきました公害関係の予算でございますけれども、拝見いたしますところ、いろいろ新しい意欲に満ちた……

第56回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1967/11/10、31期、日本社会党)

○河上委員 本日は時間にだいぶ限りがあるようでございますので、質問は要点だけにとどめたいと思いますが、問題は、いまちょっと討論に出ました山砂利の採取に関連して生じております公害問題でございます。すでに通産省でも御承知かと思いますが、京都の城陽町の山砂利採取が、付近の住民に非常に大きな公害を与えておりまして、すでに政府各位にも陳情が来ておると思うのでございます。最近、川砂利が枯渇いたしまして、もっぱら山砂利採取に集中するような傾向がございます。ところが、それに対する法的な規制が非常に不十分で、いわば野放しの状態になっておる。そのために、京都の城陽町の状態などは、アメリカ映画の西部劇に出てくるよう……

第57回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○河上委員 少しく時間をおかりいたしまして、ただいま小山委員より御報告のございました山砂利問題につきまして、京都の城陽町の現地視察に参加した一人として、質問をいたしたいと思います。  私は、この視察に出かけます前に、当委員会におきましてすでに御質問申し上げ、また通産当局より、その対策などについて、おおむねのお考えを承ったわけでございますが、実は現地調査をいたしまして、その悲惨な状態をまのあたりいたしまして、一そうこの改正法案を早く出す必要を痛感して戻ってきたものでございます。  まず最初に、通産当局にお尋ねしたいのでございますが、山砂利採取に伴う今日のこの悲惨な状態というものを、当局としてはあ……

第57回国会 地方行政委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○河上委員 すでに山口委員より詳細に御質問がございました。私も若干それに触れて御質問申し上げた後、いま問題になっております大都市財源のことに触れて政府当局のお考えを承りたいと考えております。  初めにちょっと伺いたいのでありますが、いまうわさになっております四百八十億円でございますか、その返済につきまして、返すというようなお話がありまして、そこの中には、いわゆる出世払いというような考え方が巷間伝えられておりますけれども、こういう出世払いということばは、自治省当局ではどういうふうに解釈しておられるのか、初めにそれをちょっと伺いたい。
【次の発言】 いわゆる出世払いというのは、返さぬでもいいけれど……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1968/04/03、31期、日本社会党)【議会役職】

○河上委員長代理 石田宥全君。
【次の発言】 島本虎三君。
【次の発言】 島本委員、恐縮でございますが、厚生大臣はお急ぎなので、岡本委員の関連質問を先にやって、その次に御質問を続けていただきたいと思います。
【次の発言】 岡本富夫君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午後四時五十三分散会

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○河上委員 私は当委員会にただいま提案されております公害関係二法案につきまして、その内容について若干御質問いたしたいと思います。この法案は、国民ひとしく注目し、待望しているところでございまして、この法案に対するわれわれ委員会一同の責任は、非常に大きいと思いますので、少しく細部にわたる点があるかと思いますが、審議の促進に協力する味意もありまして、できるだけ簡単に御質問いたしたいと思います。  まず、騒音関係のほうから先にお尋ねいたしたいと思います。公害裁判の実情を見ましても、また地方公共団体における公害関係の窓口に、統計であらわれる苦情の件数の内容なんかを見ましても、大気汚染、水質汚濁及び騒音の……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○河上委員 せっかく総理がおいでになりましたので、二つほど……。  この法案が、ただいま二つあるわけですけれども、成立いたしまして、施行に伴いまして生ずる問題として、両法案と、すでに施行されております条例との関係がございます。御承知のとおり、公害問題が人々の注意を引きまして政治問題となりましたのは、地方からでございまして、各地方の中には、非常におくれておるところもありますけれども、また公害問題担当者の熱意と住民の激しい運動の貴重な成果として、非常にすぐれた条例があるわけでございます。その中には、こういう二つの法案の成立によりまして、すべて制約を受けるわけでありますが、非常に進んでいる条例の中に……

第58回国会 地方行政委員会 第10号(1968/03/19、31期、日本社会党)

○河上委員 ただいま山本委員より豊富な経験と、そしていわゆる過疎地帯の切実な体験をもとにして地方税法についていろいろ御質問があったわけですが、私はむしろ大都市特に指定都市の問題に質問をしぼりまして、地方税法一部改正法案についての御質問を申し上げたいと思うのであります。  まず初めに伺っておきたいのでありますが、大都市、特に六大都市が財政的に非常に危機に瀕しているという認識は大方の認めるところでありますけれども、そして現状のまま推移するならば、数年ならずして大都市財政は破産に瀕するのではないか、こういうような説さえあるのでありますけれども、自治省ではこうした問題についていまどのような認識を持って……

第58回国会 地方行政委員会 第19号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○河上委員 私は地方財政計画の中で地方公営小業、特に上下水道――もちろん下水道は公営企業ではないわけでありますが、上下水道の占める役割りというようなことについてお尋ねしたいと思っております。  と申しますのは、近年水道料金の値上げ問題が各地で話題になっておりまして、昨年暮れ北九州、ことしに入りましてからも横浜、京都、神戸さらに東京、名古屋も値上げがいろいろ取りざたされておるのでございます。 料金問題が市民の間に非常に大きな話題となっておるわけであります。大阪はすでに行なわれているようでありますし、どうも最近水道料金の値上げが次第にひんぱんになっておりまして、それに伴って市民の間では、水道料金が……

第58回国会 地方行政委員会 第20号(1968/04/12、31期、日本社会党)

○河上委員 先般のこの委員会におきまして、地方公営企業に対する政府のお考えを承ったわけでありますが、その際明らかになりましたように、下関市長に対する通達などにはっきりと示されておりますように、自治省においては――地方公営企業、特に水道の問題を私はやっているわけでありますけれども、地方公営企業に関しまして、その危機突破のための対策として、合理化ということを非常に強調しておられる。こういう通達が出た以上は、終始そうした形で地方の公営企業をいろいろチェックされるのであろうと思うのでありますが、政府では、一体合理化というものを具体的にどういう形で行なおうというふうに考えておられるのか、その点を念のため……

第58回国会 地方行政委員会 第24号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○河上委員 私は日本社会党を代表して、内閣提出、地方交付税法の一部を改正する法律案に反対いたすものであります。以下その理由を述べます。  まず第一は、いわゆる四百五十億の取り扱いであります。今回の措置においては、地方交付税及び譲与税配付金特別会計から四百五十億円国の一般会計に貸し付けを強要し、一方、地方団体の資金運用部資金による地方債のうち約二百五十億を繰り上げ償還し、その資金を交付税及び譲与税配付金特別会計で借り入れて地方交付税に加算して地方団体に交付することになっております。これは地方自治体が政府に金を貸してみたり、借りたり、わけのわからない芝居を演じているにひとしいものであります。しかも……

第58回国会 地方行政委員会 第30号(1968/05/17、31期、日本社会党)

○河上委員 都道府県合併特例法案につきまして若干質問したいと思いますが、もうすでにこれまでの非常に熱心な質疑の過程で、この法案に非常に問題点があるということが順次明らかになってきているように思うのでありますが、そういう中で、私次第に疑問を深めております問題が一つございます。それは、府県合併を推進するというお話の中で、一体この府県というものの本質がどう考えられているのか、府県の本来の性格というものがどういうように理解されているのかということが、伺っているうちにますますわからなくなるのでございます。一体政府においては、府県の本来の性格というものをどういうふうに理解しておられるか、これを初めに伺って……

第58回国会 地方行政委員会 第31号(1968/05/21、31期、日本社会党)

○河上委員 先般からお伺いしておりますけれども、府県合併が行なわれた場合に、県会議員の県会の議席の数は百二十名と頭が押えられておりますので、一人当たりの人口の数が非常に膨大になり、へたをいたしますと、国会議員一人当たりの場合よりも多くなるようなことも、可能性としては考えられないことはないような気がいたすわけであります。  それはさておきまして、そうした場合に、県議会の選挙区のつくり方、分け方がかなり問題になると思うのでありますが、郡市を単位として考えた場合に、一人一区がかなり多くなることが考えられるのではないかと思うのでありますけれども、そういうような予想といいますか、そういうものは自治省では……

第59回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1968/09/10、31期、日本社会党)

○河上委員 去る九月八日以来の新聞で、二つの水俣病について、政府の最終的な結論が近く出るという報道がなされております。 その問題につきましては、ただいま島本委員からも御質問があったわけでありますが、私はこの水俣病の問題について、この時期において、政府の態度をお尋ねしたいと思います。  いまの島本委員の御質問に対する御答弁では、まだ発表の時期はきまっていないというようなお話でございますが、しかし同時に、先般の参議院の厚生大臣の答弁で、近い将来、それは三カ月、そういう長いものじゃないというお話しですが、念のため、それは九月中というように理解してよろしいでしょうか。

第59回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1968/10/11、31期、日本社会党)【議会役職】

○河上委員長代理 岡本富夫君。

第59回国会 地方行政委員会 第2号(1968/08/23、31期、日本社会党)

○河上委員 先般人事院勧告が出されましてから初の本委員会でございますので、私は人事院勧告の内容並びにそれが地方公務員に適用といいますか、及ぼされた場合の影響について、人事院並びに自治省にお尋ねをいたしたいと思います。  本日は質問時間もかなり限定されているようでございますので、その申し合わせを尊重する意味で、質問につきましては、人事院が八月十六日に発表された「給与勧告についての説明」という文書に従って、二、三疑問点をお尋ねしたいと思います。  まず、これを拝見いたしますと、今回の改善につきまして、給与表並びに諸手当についてきめこまかい配慮を加えたというようなことが書いてございますが、先ほどの古……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1969/03/05、31期、日本社会党)

○河上委員 公害問題につきまして、若干の点について、厚生省並びに通産省に御質問をしたいと思います。  実は、私ども公害問題が非常に顕著な幾つかの地区の現地視察をやってまいりましたが、そのうちの一つで、大阪の西淀地区の大気汚染の問題がございます。先般環境基準が発表されたわけでございますが、西淀地区は、すでに御案内のように、川崎の大師と並びまして、日本で最も大気汚染のひどい地区でありますが、私ども視察に参りましたときに、そのひどさをあらためて感じたわけであります。ことに小学校などへ参りまして、小学校の先生あるいは子供の意見を聞いたわけでありますが、遠くから通っておる先生は、西淀地区の大気汚染のひど……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1969/04/02、31期、日本社会党)

○河上委員 ただいま公害に係る被害救済法案と公害紛争処理法案につきまして、各党よりあるいは内閣より、いろいろ提案がなされたわけでございますけれども、顧みますと、一昨年公害対策基本法が制定され、また昨年大気汚染防止法、騒音規制法などいわゆる実施法が制定されまして、本日当委員会におきまして被害者救済法案と公害紛争処理法案との趣旨説明がそれぞれなされたわけでございます。  つきまして、われわれとして考えなければなりませんことは、こういう法案の内容につきましてはいろいろ意見はございますけれども、ともかく法律が整備されてまいりますにつれて、一体法律を運営していく公害行政の体制が十分できているだろうかとい……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1969/04/11、31期、日本社会党)

○河上委員 このたび、公害にかかわる被害の救済に関する法案と公害にかかわる紛争処理法案の二法案が当委員会にかけられ、審議に入っているわけでございますが、本日は少し時間をいただきまして、この両法案を一括して、私どもが疑問とする点について質問を進めてまいりたいと思います。  実は、私は法案の性質上、まず被害者救済のほうを先に御質問いたしまして、あとで紛争処理法案に移りたいと考えておりましたが、前者の担当大臣であります厚生大臣がお見えになっておりませんので、これは大臣がお見えになりましてから主として質問させていただきたいと思いうのであります。  幸い、というより当然でありますけれども、総務長官がお見……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1969/04/16、31期、日本社会党)

○河上委員 私は、先日公害紛争処理法案につきましておもに質問いたしましたが、十分な時間がございませんでしたので、きょうは引き続き質問の時間をいただきまして、被害者救済法案を中心に御質問をいたしたいと思います。  この法案の質問に入るに先立ちまして、私として特に願いますことは、この法案が、現在いわれのない公害のために呻吟しておられる健康被害者の上に一つの大きな福音となることを願っておるのでございます。また、万一不幸にして、今後現段階では予想されないような公害病が起こった場合に、この法案が有効に対処できるように、そういうことを私はいま痛切に思っておるのでございます。そのような立場から、この法案に対……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第14号(1969/05/14、31期、日本社会党)

○河上委員 このたび提出されております公共用水域の水資の保全に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆる水質保全法案につきまして、若干の御質問をしたいと思います。  まず初めに、このたびの改正されます意図といいますか、改正案の重点について、簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いま、改正される目的について、意図についていろいろお話があったわけです。  そこで、ちょっと伺いたいのであります。これは大臣にお伺いしたいのですけれども、目的でございますが、第一条に目的が掲げられております。いま事務当局から説明されましたように、「公衆衛生の向上に寄与することを目的とする。」という点が、「国民の……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第18号(1969/06/11、31期、日本社会党)

○河上委員 ただいま工藤委員から、水質に関連いたしまして御質問があったわけでありますが、それに関連して、私は、先般当委員会において要求いたしておりました資料について、この機会に政府から御答弁をいただきたいと思います。  先般私がお尋ねいたしましたのは、工場排水等の規制に関する法律の中で規制の対象とされております施設、いわゆる特定施設が、実際の全事業所の中で大体どのくらいを占めているか、またさらにその中で、水質規制、水質保全法による指定を受けて実際に規制の対象になっておるものはどのくらいか。つまり特定施設と同じ種類ではあるけれども、水域指定を受けていないところに存在するがゆえに規制の対象になって……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第20号(1969/06/25、31期、日本社会党)

○河上委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表いたしまして、公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法案に対する附帯決議を付すべしとの動議について御説明いたします。  まず、案文を朗読いたします。     公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行にあたり、公害対策に万全を期するためには、公害の予防、公害の排除に関する総合対策を強力に推進することが先決であることを充分自覚すると共に、公害に係る被害の救済についても、公害被害者の立場に立って、救済制度を一層整備充実するよう、次の事項の実現に努力すべきである。  一、公害に係る健……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第21号(1969/07/09、31期、日本社会党)

○河上委員 私は、この委員会におきまして、先般、産業廃棄物の処理の問題が今後の公害対策の非常に重要なポイントになるのではないかということを警告いたしまして、政府の対策をお尋ねしたのでありますが、最近、国連のウ・タント事務総長が、事務総長の立場において発表されましたステートメントによりましても、産業廃棄物の処理の問題は、大気汚染並びに水質汚濁と並んで、公害の中の三大要素であるということが強調されておるのでございます。ところが、最近私の選挙区であります神戸市で、この問題に関しましてきわめて見のがすことのできない憂慮すべき事件が相次いで起こっております。これは単に地域的な問題ではなくて、工業地帯全体……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第23号(1969/08/01、31期、日本社会党)

○河上委員 公害基本法の定めるところによりまして、本年初めて公害白書が政府より発表されたのであります。  公害対策について考えてみますると、昭和四十二年、公害対策基本法が出ましたことは、ある意味において画期的なことだと思うのですが、それに次いで公害白書が出たことの意義も非常に高く評価したいと思うのであります。しかしながら、この公害白書を拝見いたしました印象からいたしますと、非常にいろんな多くの問題を感じますので、若干質問をしてまいりたいと思うのであります。  この公害白書の序説というところを拝見いたしますと、わが国における公害問題の歴史的な展望、過去の経過というものが述べられておるのであります……

第61回国会 地方行政委員会 第13号(1969/03/18、31期、日本社会党)

○河上委員 地方税に関する質問につきましては、すでに同僚委員よりいろいろ御質問がございましたが、私からも若干の点について質問いたしたいと考えます。  まず初めにお伺いいたしたいのは、住民税の課税最低限の引き上げについてであります。  御承知のとおり四十四年度は前年度に比して約十万円ほど引き上げられまして、本委員会における昨年のわれわれの討議の意思が多分に生かされておりますことはけっこうだと思いますけれども、所得税の課税最低限も約十万円ほど引き上げられまして、所得税の課税最低限と住民税の課税最低限との差は依然としてかなりにのぼっておることは御承知のとおりであります。ただ注意いたしますと、ここ数年……

第61回国会 地方行政委員会 第17号(1969/04/01、31期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本社会党を代表して、内閣提出にかかる、昭和四十四年度、地方税法等の一部を改正する法律案につき、その修正部分並びに修正部分を除く原案に反対の討論をなさんとするものであります。  以下反対の理由を述べます。  本改正案におきましては、住民税の課税最低限の引き上げ、青色申告者の専従者控除にかかる完全給与制実施、白色申告者の専従者控除の引き上げ、その他若干の改善は見られますが、最近における社会経済の発展に即応する税体系の確立をはかるため、国、都道県、市町村を通ずる税制のあり方について、根本的な再検討を加えるべき時期に到達しているにもかかわらず、ここにはその方向への糸口、解決の糸口さ……

第61回国会 地方行政委員会 第24号(1969/04/18、31期、日本社会党)

○河上委員 政府にお尋ねしたいのであります。  地方交付税の審議をしておるわけですが、地方交付税の基本的な性格についてはもうすでに本国会でも本委員会でいろいろ議論されておるのでありますけれども、もう一度承りたいと思います。
【次の発言】 いまの局長のお話では、目的といいますか、柱は二つあるようでありますけれども、そのうちどちらに重きを置くというふうにお考えになっておられますか。
【次の発言】 先般、山本議員との質疑応答の中で、どちらかといえば調整機能よりも計画的な運営の保障機能のほうを重視されているような印象を受ける御発言があったわけでございますが、ほぼそう受け取ってよろしゅうございますか。

第61回国会 地方行政委員会 第35号(1969/06/05、31期、日本社会党)

○河上委員 順次質問をいたしたいと思います。  いま審議いたしております法案につきましてはいろいろ経緯があったわけでありますけれども、先日当委員会におきまして、五月十九日月曜日でありますが、五人の方を参考人としてお呼びをいたしまして、この法案についていろいろ専門的な立場からの御意見を承ったわけであります。われわれこれを拝聴いたしまして非常に傾聴すべき見解であるというふうに承ったわけでありますが、同時に、この法案審議の上に実に多くの問題が未解決のまま残されている。また、新たな問題がここに指摘せられたということが判明いたしたのであります。したがって私は、まずこの問題についてお尋ねしたいと思うのであ……

第61回国会 地方行政委員会 第36号(1969/06/06、31期、日本社会党)

○河上委員 昨日少し質問をいたしましたが、きょうは法制局長官お見えになっておりますか。――それじゃ、ちょっと待ちます。
【次の発言】 きょうは法制局長官がお見えになっておりますので、去る五月十九日、当委員会におきまして、定年制の問題について五人の参考人の方に来ていただいて御意見を承ったわけでありますが、その中の一人であります山内参考人が、現在の地方公務員法は違憲の疑いがある、そのような違憲の状態を解消する意味において、今回の定年制には賛成であるというような意味の意見の陳述があったわけでございます。  御承知のとおり、地方公務員法は昭和二十六年以来もう十八年にわたって施行されているわけでありまし……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 外務委員会 第4号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○河上委員 私は外務委員会に今度初めて属しましたので、大平外務大臣に御質問をいたしますのはきょうが初めてでございますので、少し初めにいま同僚の川崎委員からお話がありましたような全般的な態度について、御質問というよりも要望を申し上げたいと思っております。  いま川崎委員から指摘されましたように、今日一番大きな問題、緊急の問題になっておりますベトナムに対処する問題に端的に示されておりますように、かつてベトナム賠償問題で自民党政府がとった態度というものが、いま新しいアジア情勢の中で破綻をしている。そこをつじつまをつけるために非常に苦労しているということを見ましても、やはり外交というものは時々刻々の問……

第71回国会 外務委員会 第6号(1973/03/27、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員より御質問いたしましたのに対しまして、外務大臣から御答弁がございましたパリ協定を尊重する、これが一つ。それからパリ協定の中でうたわれております南ベトナム・サイゴン政権と臨時革命政権との和解が進んでいくことを歓迎し、希望し、そしてその方向を妨害しないというふうな立場で処理していきたい、こういうように私は承ったわけでございますが、大体そのように判断してよろしいように大臣の御表情からわかるわけでございますが、そういう立場にのっとってやられるということであります。さらに第三点として、具体的にそういう決断を迫られる必要が起こったら、それにのっとって決断する、こういうようなことでご……

第71回国会 外務委員会 第8号(1973/03/30、33期、日本社会党)

○河上委員 このたびのアフリカ基金の審議にあたりまして、わが国の対外経済援助が従来東南アジアにほとんど傾斜いたしておったわけでありますけれども、今回アフリカ基金に参加するということになりますと、非常にドラスチックな一つの方針の転換だとも受け取られますので、アフリカ基金について御質問をしたいと思うのでありますが、それとともに、わが国の対外経済援助あるいは経済協力というものについて、ここで徹底的に反省すべき時期ではないかと思うのでございます。したがって、アフリカ基金のみならず、わが国の対外経済援助一般について少しく質問をさせていただきたいと思います。  まず最初にお伺いいたしたいと思いますのは、対……

第71回国会 外務委員会 第12号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○河上委員 私に与えられました時間も少なくなっておりますので、時間を守る意味で、ほんの一つ、二つお尋ねをしたいと思います。  まず、先ほど来石野委員あるいは金子委員からも御質問がございました沖繩における非常に不幸な事件でございますけれども、これにつきましては、すでに両委員から詳しく御質問がありましたので、私は一言だけ大臣に要望をしておきたいと思うのでございます。  あの事件の場所、また状況から、基地協定との関係があり、事情を十分に調べて的確に把握してから行動したいということでございますけれども、しかし、いま沖繩のわれわれの同胞が、特に一人の年とった御婦人が、その生命を失っているわけでございます……

第71回国会 外務委員会 第13号(1973/04/18、33期、日本社会党)

○河上委員 先日私はエカフェにおいて、もしある国が、たとえば中国のような国が、朝鮮民主主義人民共和国を招き入れてみてはどうか、招待すべきであるというような発言をした場合に、大平外務大臣としては、日本政府としてはどういうふうに対処するかという質問をいたしました。外務大臣が北ベトナムをエカフェ総会に招くべきであると言われましたのに関連いたしまして御質問したのですが、そのときはまだ現実にそういうことは起こっておらず、仮定の問題として御質問したような形になったのですけれども、その直後、いま東京で行なわれておるエカフェ総会で、私が予想したような事態の発展になりまして、あらためてこの北朝鮮いわゆる朝鮮民主……

第71回国会 外務委員会 第16号(1973/05/09、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま賛否が問われておりますところのアフリカ開発基金を設立する協定に対し、反対の意思を表明いたそうとするものであります。  本協定を貫く、アフリカ開発に対し全世界の国々が経済協力する精神を否定すべきものでないことは、言うまでもございません。しかし本協定の審議に際して幾多露呈されました納得しがたい点があることは、まことに遺憾であります。  私どもは、以上のような点から、残念ながら本協定に反対せざるを得ないのでございます。その納得しがたい問題点を次に列挙いたしまして、討論にかえさせていただきたいと思います。  第一には、本協定に対する原参加国が、ア……

第71回国会 外務委員会 第18号(1973/05/30、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣にお尋ねいたしますが、いま岡田委員よりWHOに対する朝鮮民主主義人民共和国の加盟の問題について御質問がありました。私もこれに引き続き大臣のお考えを承りたいと思うのであります。  実を申しますとこの問題につきましては、私もこの委員会で数回お尋ねをいたしまして、日本の外務省、日本政府がかりに反対されても朝鮮民主主義人民共和国は必ずWHOに加盟されるだろう、もしそうなったらどうするんだということまで私は伺ったわけでございます。それに対して大臣は、まあ仮定の問題には答えられないというようなことまで言われたのでございますが、いまこういうような事態を迎えまして、大臣としてどういうような……

第71回国会 外務委員会 第19号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○河上委員 先ほど来しばしば論議になっておりますが、先日、わが国政府に対して、ILOの専門家委員会より八十七号、九十八号条約の国内における適用状況についての意見が出されましたけれども、この意見に対するコメントをまず初めに大臣にお伺いしたいと思います。特にここで日本に触れて強調されておりますことは、一つは公務員の労働基本権の問題、これは再三前から国際的に問題になっているのですけれども、この点について政府はどのようにお考えになるか、今回の専門家委員会の意見書が出された段階でもう一度これを真剣に考えなければならぬと思うのですけれども、その点いかがでございますか。

第71回国会 外務委員会 第21号(1973/06/13、33期、日本社会党)

○河上委員 一般的な国際情勢について二、三お尋ねをしたいと思います。  先日新聞で拝見いたしましたが、日本と中国との間に文化協定、特に留学生の交換に関する協定が近くできるというような報道があるのでございますけれども、この問題は実際にどのように進んでおるのか、またそれは、協定ができるとすればいつごろをめどにいま作業が進んでおるのか、また、内容などについて、これはまあ直接の政治問題ではございませんけれども、日本と中国との真の友好関係をつくるために非常に大事な問題だと思いますので、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いつかだいぶ前、廖承志さんの訪日団の派遣の発表がある少し前でございましたけれ……

第71回国会 外務委員会 第23号(1973/06/20、33期、日本社会党)

○河上委員 先ほども少し問題になりましたのですが、十九日の新聞によりますと、日中貿易協定の素案が日本側から中国側に手渡されたというニュースが北京発でこちらへ来ております。向こうでこういう発表というかニュースが出ております以上、その内容について当委員会において表明せられるのは当然だと思うのでありますが、先ほども御質問ありましたので、重複を避けて一、二お尋ねしたいと思います。  先ほど最恵国待遇の問題がもう出ておりますので、私、関心を持っております点についてだけとりあえず質問したいと思います。  ココムの輸出規制という問題がこの貿易協定の成立によってどういう見通しになるか、そのことを、事務当局でけ……

第71回国会 外務委員会 第29号(1973/07/11、33期、日本社会党)

○河上委員 大平外務大臣に二、三お尋ねしたいと思います。  先日、軽井沢で生産性本部のセミナーがございましたところで、シベリア経済開発の協力について慎重論を吐かれたというような新聞報道もあるわけでございますが、こういう――大平さんは常に慎重論が専門ですけれども、ここに、非常に問題になっております際に、あらためて慎重論を述べられた根拠というものはどういうところにございましょうか、お聞かせいただければ幸いだと思います。
【次の発言】 そういう一般人類と資源の関係というような観点から話されたようなお話でございますけれども、これから田中総理もソ連に行かれる、そういう際に、当然これが問題になるわけでござ……

第71回国会 外務委員会 第32号(1973/08/24、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣に最近の金大中事件に関連してお尋ねしたいと思います。  事件発生以来、いまだに事態が明らかにならないのでありますが、八日東京で白昼拉致されましてから、十三日韓国の金氏の自宅におるということが判明いたしまして、三日ほど新聞記者その他との接触が許されておりましたけれども、その後外部との接触は一切遮断されて、すでにもう十日をこえようといたしております。私は、事態は非常に憂慮すべき段階に入っているのではないか、こういうように思うわけでありますが、外相は、この金大中事件の、特に金氏の安否についてどういう憂慮を持っておられるか、それをまず初めに伺いたいと思います。

第71回国会 外務委員会 第33号(1973/08/29、33期、日本社会党)

○河上委員 関連で質問さしていただきますが、先般私が本委員会で質問をいたしました際に要求いたしました資料をきょう配付していただいております。「在本邦韓国大使館における韓国中央情報部出身者について」北東アジア課の資料でございますが、これを拝見いたしますと、ほとんど何の答えも出てないのでございます。これでは私が先般要求いたしました趣旨からいいますと非常に遠いのでございますけれども、これはこの末尾のほうにも書いてありますとおり、外務省自身が認めておるように、中央情報部員と思われる者の.氏名及び人数をさらに具体的に御報告をいただきたいと思います。そのことをこの委員会で重ねてお約束をいただきたいのですが……

第71回国会 外務委員会 第35号(1973/09/12、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員からお話がありましたように、金大中事件も政府のほうでもちょっと行き詰まりにぶつかっているような印象を受けるわけですが、外務政務次官、政府はこの事件が起こって以来真相を究明することがまず大事だ、慎重に当たるべきだということを言ってこられたわけですけれども、その前提として韓国側の協力ということを強調してこられました。その結果として今日こういうような事態、外交官の指紋が一致したというような、おそらく日本の外交史上前例のないような、事実を突きつけてもなお解決しないというようなこういうような事態になっているわけです。かつて同じような事件にぶつかった西ドイツ政府が初めから外交的な態……

第71回国会 外務委員会 第38号(1973/10/19、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣にお尋ねしたいと思います。  このたび田中総理と訪欧、訪ソの旅を終えて帰られまして、いろいろ御苦労があったことと存じますが、その間に、前国会の休会後、金大中事件について政府はどのように韓国政府に対し交渉を続けておられるか。また、最近総理大臣が山形におきまして、金大中事件の処理の問題と日韓閣僚会議とは別の問題であるというような発言をされたのでありますけれども、その後二階堂官房長官あるいは中曽根大臣などが、この考え方に対して否定的な発言をされております。肝心の外務大臣としてはこの金大中事件の処理の問題と日韓閣僚会議の開催の問題と、どのように考えておられるか、その点をまず初めにお……

第71回国会 外務委員会 第39号(1973/11/08、33期、日本社会党)

○河上委員 いま問題になりましたが、日ソ共同声明において日ソ間の公文に違いがあるという問題につきまして、質問をいたしたいと思います。  いま大臣は、この問題について大臣の立場で釈明がございましたが、そのタイプミスとそれから修辞上の食い違い、こうまあ二つの種類が相違点として触れられておるわけでございます。これは非常に重大な問題でございまして、当時の新聞などによりますると、安全操業などに関して欠落があったというような報道でございましたが、聞くところによりますと、これは数カ所にわたっているということでございます。したがって、どういう点がタイプミスの結果露文側に欠落があったかということをこの場所でまず……

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○河上委員 私が質問をいたしたい内容も、いま島本委員が御質問になりました頸肩腕症候群の問題でございます。  島本委員は主として電電公社の職場におけるその職業病についてお話があったわけですけれども、私がここで取り上げたいと思っておりますのはスーパー、われわれが日常生活で非常になじみのありますスーパーの、店の花ともいわれるレジ係、チェッカーといわれる女性、主として若い女性でございますが、その職場における職業病について御質問したいと思います。  いま島本委員から御質問がありまして、それに対して労働省あるいは電電公社の当局の方から御答弁がありましたので、その中にも出てまいりましたけれども、私どもがこの……

第72回国会 外務委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本社会党)

○河上委員 あまり時間がございませんので、きょうは本会議が一時からということで、お約束の時間より少し切り上げて質問したいと思います。したがって、質問も短くしたいと思いますけれども、答弁のほうも簡潔に、あまり神秘的な表現にわたらないようにお願いをしたいと思います。  先日来中東問題につきまして、私はこの委員会でも、また先日のいわゆる石油二法に関連する連合審査におきましても、外務大臣にお尋ねしたのでありますけれども、二、三補足的にもう一度明確に御意見を承りたいと思いますので、初めにそのことをお尋ねしたいと思います。  まず第一に、私はいま中東問題においてわが国の立場を打開するためにはどうしてもアラ……

第72回国会 外務委員会 第4号(1974/02/14、33期、日本社会党)

○河上委員 先ほど三木副総理並びに小坂前特使より中東歴訪の御報告がございましたので、それにつきましてお尋ねをいたしたいわけですけれども、それと非常に関連がございますので、私は初めに、一月二十四日、衆議院本会議において田中総理が発言されました内容について、これは非常に重大な問題でありますので、三木副総理のお考えを承りたいと思うのであります。  一月二十四日、衆議院本会議におきまして、野党の竹入公明党委員長の質問に対する答えでございますが、田中総理は、今後開発途上国とのつき合いにおいて心と心の触れ合いが大事だという一つの例に、日韓合邦時代、このことば自体非常に問題がありますけれども、まあ要するに、……

第72回国会 外務委員会 第6号(1974/02/22、33期、日本社会党)

○河上委員 きょう私は、まず日韓大陸棚協定につきまして、政府の、特に大平外務大臣のお考え、態度を伺いたいと思います。  政府は、去る一月三十日に調印した東シナ海の天然ガス、石油開発のための日韓大陸棚協定を今国会に提出するというふうに伝えられておりますけれども、その御方針には変わりはないわけでございますか。
【次の発言】 この大陸だな問題につきましては、私は非常に多くの問題がからまっておると思いますので、この協定を今国会に提出することにつきましては、批准につきましては慎重にしなければならぬという考え方で御質問をしたいと思うのです。  まず第一に、この協定調印に対しましていち早く朝鮮民主主義人民共……

第72回国会 外務委員会 第7号(1974/02/27、33期、日本社会党)

○河上委員 初めにお尋ねしたいと思っておりますことは、最近、回教国首脳会議というものが開かれまして、その決議に関連いたしましてパレスチナ解放機関、PLOに対する政府の取り扱いについてお尋ねしたいと思います。  この問題につきましては、先般、石野委員から御質問がありまして、政府、外務省からは、情勢を見て態度をきめたいというような趣旨の御答弁があったように記憶するのでありますけれども、その後回教国首脳会議が開かれまして、そのいろいろの決議の中で一番注目されますのは、パレスチナ解放機関、PLOがパレスチナ国家の唯一の合法的代表であるということを確認した点だと思うのであります。こういうような世界の諸情……

第72回国会 外務委員会 第8号(1974/03/04、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、先ほど来審議をいたしております交換公文あるいは行政取りきめの効力の問題について、一問だけ大胆にお尋ねしたいと思います。  先般、東京地裁で、本年一月三十一日であったかと思いますが、沖繩密約漏洩事件判決が出ました。その中で、本日の審議の対象となっておりますテーマに触れた部分があるわけでありますが、その判決の理由について、政府はどういう受けとめ方をしておるかということを伺いたいと思うのです。  判決の理由の中で、二の中に「外交交渉の結果は、わが国の国際的立場を規定するとともに、国民の権利義務に直接間接に影響を及ぼすので、当該交渉の基本方針とその結果(条約、協定及び細目的取り決め)……

第72回国会 外務委員会 第9号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○河上委員 本日の議題の二つの渡り鳥条約につきまして数点お尋ねしたいと思います。  まず初めに、たしか昭和四十七年にアメリカとの渡り鳥条約の審査が行なわれましたが、それと比べて今回の二つの条約は、その条約の構成あるいは内容において特に変わった点がございましたらお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 それではちょっとお伺いいたしますが、オーストラリアとの間の渡り鳥条約にはパプア・ニューギニアへの適用に関する交換公文がついております。これを見ますと、パプア・ニューギニアが近くオーストラリアから独立するのではないかと思います。そういうように承知しておりますが、それに伴ってこの渡り鳥条約の適用に……

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○河上委員 最近起こったできごとにつきまして、二、三質問いたしたいと思います。  新聞やテレビなどの報道するところによりますと、このほど田中総理大臣がソ連のブレジネフ書記長に親書を送ったという情報がございます。またこれと並行して日本の経済界の代表者、植村氏などを中心とするミッションがソ連を訪問するというような報道もあるわけでございます。これは常識的に見ますれば、この二つの動きにはある種の関連があるというふうに考えるべきではないかと思うのですが、その点についてまずお尋ねをしたいと思います。  田中親書の内容について、まず内容がどういうものであるか、この点について外務大臣から御報告をいただきたいと……

第72回国会 外務委員会 第15号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○河上委員 今回、日中間の貿易に関する協定が締結されましたことは、日中友好の精神から見ても、また共同声明の趣旨から見ても非常に好ましいことかと思うのでありますが、その円滑な運用を期するという角度から二、三の点をお尋ねしたいと思います。基本的な点につきましては、いま堂森委員からお話がありましたので、私は、やや技術的な点にわたってお尋ねしたいと思います。  まず第一に、従来、共産主義諸国に対する貿易については、ココムという制限があったわけでございますが、今回の交渉の過程で、中国側からココムについて何らかの意思表示がございましたでしようか。

第72回国会 外務委員会 第16号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○河上委員 いまシベリア問題でお二人から質問があったわけですけれども、大臣、植村さん、永野さんとこの問題についてゆっくりお話しになって、詳細な御報告はもう受けておられるのですか。
【次の発言】 本委員会でも、また参議院においても、この問題は何度か質疑応答があるわけでございますが、外交上も、また国際経済上も非常に重大な問題でありますから、もう少し早く政府の腹をきめる意味からいっても、当然お話し合いがあってもしかるべきだと思うのでありますが、植村ミッションがおたちになる前に、政府はこのミッションに対し、ある程度の裏づけをするような形になっておったのかどうか、それを伺いたいと思うのです。

第72回国会 外務委員会 第18号(1974/04/08、33期、日本社会党)

○河上委員 国際協力事業団法案につきまして、問題がたくさんあるのでございますけれども、まずこの法案を拝見いたしまして、非常に実務的な点から伺いますが、理事の数は何人ぐらいになっておりますか。
【次の発言】 各種公団あるいは事業団が現在たくさんあるわけでございますけれども、それらにおける理事、役員の数と比較いたしますと、今度の、国際協力事業団の理事十二名というのは非常に多いように感ずるのでありますけれども、他の各種公団、事業団の役員の定数は一体どのようになっておりますか。
【次の発言】 いま局長が言われましたが、私のほうで調べましたところでも、理事の数が非常に多いということは先般来問題になってお……

第72回国会 外務委員会 第23号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○河上委員 新聞によりますと、外務大臣はこのたびアメリカに行かれてキッシンジャー国務長官とも会談されるというようなことでございますが、その目的につきまして、この当外務委員会に若干の報告をしていただくのがしかるべきだと思いますが、どういうような御予定で行かれるのか、一言伺いたいと思います。
【次の発言】 いま大臣からお話がありましたし、すでにお約束をされたことのようでございますので、それをいまここで、本来は問題にすべきかもしれませんが、とやかく申しませんけれども、ただ、最近資源総会が終わりまして一応の結論が出たようでございます。私は資源総会の開かれるときにも大臣に強く申し上げたわけでございますけ……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、この問題につきましては前にも御質問をいたしましたが、なお幾つか留保いたしておりましたので、それを含めて、まとめてお尋ねをしたいと思います。  いま外務大臣大平さんは、田中総理から海外援助は一体どうなっておるのだというお尋ねがあって、実情を調べてみよという命令があったということでございまして、約束だけでも一兆円とか、交換公文で七千億円とか、実行しておるのは三千数百億円というようなお話がございましたが、いまの総理と大臣とのやりとりを伺いますと、どうも総理大臣や外務大臣ですら、一体海外協力というのはどうなっておるのかということが、実情をよくつかまれていないということをいまのエピソー……

第72回国会 外務委員会 第26号(1974/05/17、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本国とベルギー王国との間の文化協定の締結について承認を求めるの件で二、三質問をしたいと思います。  この文化協定を拝見しまして、特に大きな問題はないように思うのでありますが、これに関連して、非常に短い時間ですが、三つほど質問をいたしたいと思うのです。  ベルギーとの文化協定は、いわば西欧を含む先進諸国との文化協定の一つのサンプルのようなものだと思いますが、これとはやや違った問題をはらんでいると思いますのは、開発途上国との文化協力の問題だと思うのです。この協定の締結にあたりまして、まず反日感情の非常に強い東南アジア地域に対する文化協力についての方針、広くは開発途上国への文化協……

第72回国会 外務委員会 第27号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○河上委員 ベルヌ条約をはじめとして現在五本の条約が提示されておりますので、それについて質問をいたしたいと思います。  まず、一般論でございますけれども、国内法と条約で述べられている規定との間にもし矛盾があった場合はどういうふうに処理をされるつもりでございますか。
【次の発言】 今度出されております五本の条約でございますが、これは正文は何語でございますか。
【次の発言】 そういたしますと、日本語はもちろん正文でないわけでございますね。いまわれわれに、本委員会に出されておりますのは、正文もついてはおりまするけれども、しかし、一般の日本人がこういう問題について関心を持つ場合、よりどころになりますの……

第73回国会 外務委員会 第2号(1974/08/02、33期、日本社会党)

○河上委員 木村新大臣に、韓国の問題とそれから最近起こりましたOTHレーダーの問題につきまして、許された時間で御質問をしたいと思います。  木村さんは、昨年の八月八日、韓国の政治家金大中氏、当時日本におられたわけですけれども、この金大中氏と会見をする予定であったというふうに伺っております。たまたまその日金大中氏があの拉致事件に遭遇して、ある意味においては、ひょっとすると歴史的な会見になったはずのこの約束が永久に流れたようなかっこうになっているわけですけれども、今回外務大臣になられまして、まず最初に当面する問題として日韓関係が起こっているというのも、これも一つの奇縁ではないかと思うのでありますが……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、非常に短い時間でございますが、一問だけ日中友好平和条約の交渉につきまして、今後の大臣のお考えを承りたいと思います。  実は、去る八月、日中友好議員連盟の日中国交回復後初の訪中団が派遣されまして、藤山会長並びに勝間田団長のもとに私も参加いたしまして、約二週間余り中国を訪問いたしました。その際、北京におきまして中国側のケ小平副総理をはじめ多くの関係者にお会いをいたしたようなわけでございます。それに基づいて非常に簡単でございますけれども大臣から明確なお答えをいただきたいと思って質問させていただきます。  初めに、これは先方の御伝言でございますからこの機会をかりて申し上げたいと思いま……

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員からお尋ねをいたしましたラロック証言について、時間も限られておりますので、問題を二つ三つにしぼってお尋ねをしたいと思います。  初めに大臣に伺いたいと思うのですけれども、一体ラロック証言に関する米政府の日本政府に対する回答について、政府はほんとうに満足しておられるのですか、いかがでございましょうか。
【次の発言】 今度のラロック証言によって生じた波紋というのは、アメリカ政府と日本政府の間のいわゆる信頼関係に一つの影を投げたということと、もう一つは、日本政府が日本国民に説明してきたことと事実が違うんじゃないかという不信感、疑惑というものを引き起こした、こういう二重の不信と……

第73回国会 外務委員会 第5号(1974/12/04、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員からお話がありましたように、国際的に重要な事件が次々起こっているときに、国内政治の混乱というようなこと、あるいは外務大臣の外遊でいたずらに空白であったことは、たいへん残念だと私は思っておりますが、その空白の間に刻々と事態は進んでいるように思うのでございます。私は、まず石油問題にしぼりまして、外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  いま堂森委員も触れられましたが、先般のフォード大統領の来日に伴って、その際発表されました共同声明の中でも、第六項において特に項を起こし、エネルギー問題について、消費国間の協力を進めることを重視するという意味の合意が示されておるのでございます。い……

第74回国会 外務委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうの提案されております条約につきまして、その提出のしかたについて私は少し要望をさせていただきたいと思うのでございます。  今回提出されております四本の条約は、かなり専門家でなければわかりにくいような問題がかなりあるわけでございまして、前国会において審議のときにも、私どもといたしましては、当然そういうそれぞれの専門の方々の御意見なり関係者の御意見を十分に聴取しながら、その上に立って私どもがこの条約の審議に当たったわけでございますが、今回、臨時国会開会にあたりまして、あらかじめこういうものを出したいというようなお話が全然なく、突如として先般、今臨時国会において緊急に審議しないと、つ……

第75回国会 外務委員会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま日中平和友好条約についてすでに御質問があったわけでございますけれども、重ねて宮澤外務大臣のこの問題に対する基本的な態度を伺っておきたいと思います。  三木総理大臣はこのたびの施政方針演説でも「日中間に平和友好の条約を締結して、子々孫々にわたる日中永遠の友好関係の基礎を固める年にしたい」というふうに述べられました。また、宮澤外務大臣も外交演説でそのことを裏づけられたのでありますけれども、最近新聞の報道によりますると、いろいろ複雑な要素が交錯をして、今国会提出について懸念する声さえ起こっておるわけでございますけれども、外務大臣としては、この施政方針演説で表明された基本的な姿勢に……

第75回国会 外務委員会 第3号(1975/02/14、33期、日本社会党)

○河上委員 このたび日本国と中華人民共和国との間の海運協定がすでに調印され、また今国会に批准を求められておりますことについて、私ども日中共同声明の立場から見て非常に喜ばしいことと考えておる一人でございます。この条約は海運のことでございますので、わが国は貿易立国でもございますので、非常に重要な協定と思いますので、やや技術的なことにわたって伺いたいと思うのでございます。  それに先立ちまして、今回海運協定の調印の成立で、日中共同声明で約束せられております実務協定は、貿易協定、航空協定、そして海運協定と、順次その精神に沿って成立を見ているわけでございますが、そのほかの実務協定の交渉の経過あるいは見通……

第75回国会 外務委員会 第4号(1975/02/19、33期、日本社会党)

○河上委員 非常に時間も短いわけでございますけれども、いま堂森委員から御質問がありました太刀川、早川両君の釈放の問題につきまして、いま少し詳しく伺いたいと思います。  今回の釈放は、法律的に見てどういう性格を持っているというふうに判断しておられますか。恩赦なのか、仮釈放なのか、刑の執行停止なのか、単なる拘束の執行停止なのか、その点どういうように理解されておりますか。
【次の発言】 いま局長の御答弁のとおりであろうと思うのでありますが、恩赦であり、減刑でありますと、犯罪というものが消滅したということになると思うのですけれども、いまのようなことでありますと、判決の有効性というものはまだ残っていると……

第75回国会 外務委員会 第5号(1975/02/21、33期、日本社会党)

○河上委員 海運協定についてこの前御質問いたしましたので、その続きを少ししたいと思うのですけれども、いま永末委員が、台湾における旧日本兵の問題について提起されまして、いま外務大臣のほうから、この問題はちょっと検討する時間を与えてほしいということでございました。私、これは本論からちょっと離れるかもしれませんけれども、中村さんの場合には、たまたま出てこられたということで日本政府が若干の金を、その許す範囲でということで出されたようですけれども、中村さんが出てこられたときに、台湾の旧日本兵で日本からそういう補償をされた人は一人もいないということが朝日新聞の投書欄に出ていました。つまり、先ほど来お話があ……

第75回国会 外務委員会 第6号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうは、宮澤外務大臣に基本的な外交姿勢について少しお尋ねしたいのでございますが、宮澤さんは、外務大臣に就任されましてから、日中友好平和条約の問題あるいは核拡散防止条約の問題その他等々において、しばしばこの委員会で、その姿勢が前後したり、大臣が言われたこととまたよそから聞こえてくることとは違ったりいたして、いわゆる腰が座ってないような印象を、この質疑応答の中では与えているのではないかというような印象を私ども持っているわけでございます。これは就任早々のためということもあろうかと思いますが、さらに日韓の問題などについても同様でありますが、しかし、この委員会でそういうまちまちな印象といい……

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/03/19、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣並びに外務省事務当局に伺いたいと思います。  昨日報道せられましたところによりますと、韓国で国家冒涜罪という法案を国会に提出いたしまして、伝えられるところによりますると、その趣旨は、政府の批判を完全に封ずることをねらったものである、そして、海外での言動も処罰の対象になる、こういう内容のようでございます。しかも、この法案は、韓国の国会を通過成立をいたしましたら即日発効であるというようなことでございまして、事態はかなり緊迫をしているように思うのでありますが、その海外での言動も処罰の対象になるという点と政府を誹謗するという内容、その内容の判定は韓国の政府にすべて任されている、こう……

第75回国会 外務委員会 第13号(1975/04/16、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員から、日中平和友好条約の締結について、外務大臣の訪中の時期が来たのではないかというお話がございました。私はかねて、実務者レベルの話し合いも重要であるけれども、三木政権ができた後、日中間の基本的な信頼関係というものをもう一度確認する意味で、宮澤外務大臣の訪中が必要ではないかということを申し上げたように記憶いたしておりますが、私、いまのお話を聞いて感じるのですけれども、単に実務者レベルの話し合いの成り行きを見守るだけでなく、もう少し積極的に日中間の相互の信頼関係というものを確認し、それを増進する意味で、外務大臣の訪中を、実務者レベルの討議の煮詰まりともにらみ合わせることが必……

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/04/18、33期、日本社会党)

○河上委員 日本国政府とオーストラリア政府との間の文化協定につきまして、若干御質問をいたしたいと思います。  それに先立ちまして、それに関連する問題でございますけれども、新聞報道によれば、最近オーストラリアを訪問した文化使節団、木村前外相が団長であるようでありますけれども、この文化使節団に対しまして、去る四月十二日シドニーで、これは木村さんが言われたのですが、オーストラリア政府のウィットラム首相は、文化のみならず経済、社会などあらゆる分野にわたり、日豪間の交流を促進するため、オーストラリア・日本交流財団といったものを設ける構想を検討中ということでありますけれども、この報道につきましてお尋ねをし……

第75回国会 外務委員会 第15号(1975/04/23、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま日中平和友好条約あるいはインドシナ半島における新しい情勢に対する政府の態度について、いろいろ御質問なり論議がございました。私、少し角度を変えまして、このいわゆる連休の間に、第三次海洋法会議が一つの結論を見出す方向にくるのではないかと思いますので、そういうスケジュールの意味からいいましても、ここでちょっと伺っておきたいと思うのであります。  ジュネーブにおける第三次海洋法会議の推移と今後の見通しについて、まず初めに政府の報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま局長から御報告がございまして、いろいろ領海とかあるいは経済水域等多くの問題が論議されるということでございまし……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/05/07、33期、日本社会党)

○河上委員 インドシナ情勢の新しい展開の中で、日本政府の新しい外交の方向について伺いたいと思うのであります。  まず南ベトナム革命政府の承認をいつごろなさるおつもりでございますか。
【次の発言】 先方といいますのは、どういうルートを通じて通告をされるおつもりでございますか。
【次の発言】 カンボジアの場合もそうでございましたが、政権の承認と外交関係の樹立とは別でありますけれども、外交関係の樹立についてはどういう努力をされるおつもりでございますか。
【次の発言】 それでは重ねて伺いますが、きょうの閣議で南ベトナムの革命政府を承認するという方針を決定して、それに基づいてハノイを通じてそれを通告する……

第75回国会 外務委員会 第18号(1975/05/30、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、百二号条約と六十九号条約につきまして御質問いたしたいと思います。  特にこの百二号につきましては、労働する婦人の問題もかなり含まれておりますので、各党、少なくともわが党の場合、同僚婦人の方々あるいはその分野における専門的な立場から研究しておられる方から後ほど検討さしていただくことにいたしまして、きょうは私やや総論的に質問をいたしたいと思います。  先ほど御質問がありましたように、これは一九五二年に採択されたものでありまして、それ以来二十三年間、発効してからも二十年間たっておるので、いまお話がありましたように専門家といいますか、問題に関心を持っている方々の間では要するにもう時代……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣にお尋ねいたします。  先般、OECDの閣僚会議に御出席になって帰られたわけでございますが、このOECD会議に出席されまして、どういうような印象を持って来られたか。特にインドシナ情勢の変化の後、各国がどういうような態度に出ておるか、受け取り方をしているか、そのような点についてまず初めに御報告いただきたいと思うのです。
【次の発言】 今度の御旅行の際、キッシンジャー国務長官と会っておられるのですけれども、宮津・キッシンジャー会談においてどのような議題が主要な議題になったか。
【次の発言】 その際、三木総理大臣の訪米につきまして両者で意見を交換されたことがありますか。

第75回国会 外務委員会 第20号(1975/06/06、33期、日本社会党)

○河上委員 核拡散防止条約につきまして、外務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  まず、お尋ねをいたします前に、この核防条約というものがどういう仕組みであるか、性格であるかということについて、論議をする上で一応の確認をしておかなければならないと思いますので、大臣にお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、核拡散防止条約の性格として、少なくとも次の四点が挙げられると思うのであります。問題はすべてそこから出てくる、こういうふうに私は思っております。  第一点は、この条約は、第一条、第二条から見てもわかりますように、核兵器国の拡散を防止するということをうたっておりますけれども、核兵器そのものの拡散は……

第75回国会 外務委員会 第25号(1975/06/25、33期、日本社会党)

○河上委員 いま漁業操業協定に関する御質問がありましたが、私は油濁関係の三条約につきまして質問をさしていただきます。  まず船主責任制限条約の方でございますけれども、この御趣旨を拝見いたしますと、船主責任制限制度におきまして従来の免責委付主義を捨てて今度は金額責任主義をとったということでございますが、こういうように原則を変えること、つまり金額責任主義をとる場合のメリットというのは具体的にはどういう点にあるのか、まずお伺いいたします。
【次の発言】 いま、船舶の所有者の責任制限に関する条約と油濁の二条約が審議に供せられておりますが、この三条約に入らぬ場合、日本として、また日本籍の船として具体的に……

第75回国会 外務委員会 第26号(1975/06/27、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうは外務大臣も大変お忙しいようでございますし、私も与えられた時間が非常に短くなっておりますので、一問だけ伺いたいと思います。  もうすでに御案内のとおり、インドシナ半島の政治情勢の急展開の中で、ベトナムの難民と考えられる方々がすでに二件日本に来ているわけでございます。新聞報道によりますと、さきにサイゴン陥落直後に八幡港に青年二人が着いたのに次ぎまして、今度はベトナム難民五十人がデンマーク船で名古屋に入港した、政府はこの日本への上陸を許可したということでございますが、そのとおりでございましょうか。
【次の発言】 その場合、国連の機関を通じて要請があったということですけれども、もし……

第75回国会 外務委員会 第28号(1975/07/04、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいまの動議につきまして日本社会党を代表して私どもの立場を述べたいと思います。  第三次海洋法会議における経緯にかんがみまして、大陸だな問題に関する世界の趨勢は、きわめて複雑な動向を各国は示しております。かかる現状から、日韓の間における大陸だな境界画定に関する問題は、日韓両国にとって重大な関心事であるのみならず、わが国の国益上、慎重にあらゆる面から検討を要する問題が山積いたしております。今国会に提出されたいわゆる日韓大陸だなに関する協定に関しては、いまだ国民のコンセンサスを十分得るに至らず、また中国側の大陸だなに関する主張を何ら顧慮することなく、韓国側が本協定の発効手続を進めてい……

第75回国会 外務委員会 第29号(1975/07/31、33期、日本社会党)

○河上委員 いま日韓関係あるいは日朝関係についてお話が続いておりますが、私はここでいわゆる日台航空路線の再開の問題に関連して、日中関係について伺いたいと思います。いわゆる日台航空路線の第一便が九月に出るやに聞いておりますけれども、そのとおりでございますか。
【次の発言】 外務大臣にお尋ねいたしますけれども、いわゆる日台航空路線の再開という問題は、日中平和友好条約交渉に影響がないだろうかどうか。特に、先般来、青天白日旗に対する外務大臣のお考えがいろいろ波紋を呼んでおりますときに、交渉に全く影響がないかどうか。私の感ずるところ、日中航空協定にも非常な危険な影響が及ぶのではないか、下手をすればであり……

第75回国会 外務委員会 第30号(1975/08/22、33期、日本社会党)

○河上委員 私も日米首脳会談に関連して二、三お尋ねをいたしたいと思います。  大綱につきましてはもうすでに同僚委員よりいろいろお尋ねがございましたので、私は少し角度を変えて二、三にしぼってお尋ねをしたいと思うのであります。  まず第一、今回共同声明と共同新聞発表という二段構えの形式をとられたわけでありますけれども、これはいま御指摘がございましたように、あまり従来例のないことであったように思うのですが、一体、この共同声明というものと共同新聞発表というものの関係あるいはその効力というものはどういうものであるか、私はそれをまずこの際明らかにしておかなければならないと思っております。  まず、これは条……

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/19、33期、日本社会党)

○河上委員 いまの堂森委員の御質問に関連いたしまして、二、三お尋ねをしたいと思います。  今回のランブイエ会議につきましては、六カ国の首脳の政治ショーという批評もかなりあるわけでございまして、六人のうち、実際に選挙で勝って大統領ないし総理になった人は過半数に満たないわけでございます。そういうようなことで、政治ショーをやったという批評もあるわけですけれども、会議に出られた感じと、ないしは日本政府として、これを一回限りというか、いまの首脳の一つの意図に基づいて六カ国会議を開いたというふうにお考えですか。それとも、これを機会に六カ国会議を恒常化していこうというふうなお考えに立っておられるのでしょうか……

第76回国会 外務委員会 第4号(1975/12/05、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま外務大臣から御提案のありました日本国と中華人民共和国との間の漁業に関する協定、いわゆる日中漁業協定について質問をいたしたいと思います。  かねて、昭和四十七年の日中国交正常化の際発表されました共同声明でうたわれておりました実務四協定の最後のものとして、この日中漁業協定が調印されましたことを私どもは心から喜んでいるものでございまして、これまでのいろいろの御苦労を多とするとともに、これは単なる実務協定だけではなく、日中友好への大きな一つの一里塚、ステップになることを心から期待したいわけでございます。そのような前提に立って二、三御質問をいたしたいと思います。  まず実務的な技術的……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、いわゆる国際小麦協定の有効期間の再延長に関する議定書について二、三御質問いたしたいと思います。  これは前の国会で本委員会を通過いたしておりますので、特に改めて御質問することも少ないかと思いますが、その後の二、三の推移の中から改めて重ねて御質問したいことがございますので、お伺いしたいと思うのでございます。  この前の国会で審議されましたときに一番問題になりましたのは、この小麦協定は前の協定と違って価格条項を含んでおらない。やはり価格条項を含む協定でなければならないんではないかという点にあったと思うのですが、伝えられるところによりますと、価格条項を含む協定のための準備の作業が行……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/17、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうは三木総理が臨時外務大臣でこの委員会にお出になっておられますので、時間の制約もございますから、余り技術的な、実務的なことをお尋ねしてもかえって御迷惑かと思いますので、むしろ総理の信念というようなことを伺いたいと思うのであります。  いま堂森委員から金大中事件の問題に触れて御質問がありましたけれども、金大中氏にかかわる裁判が行われるまでは、金大中氏の出国は裁判が終われば一般人並みに自由になるというふうなイメージがあったことは、三木さんもお認めと思うのでありますが、そして政府による政治決着というのはそういうイメージの上にのってつけられたと思うのでありますけれども、今回裁判の結果は……

第77回国会 外務委員会 第2号(1976/03/03、33期、日本社会党)

○河上委員 午前中にすでに同僚議員から、ロッキード問題について、政府が、特に外務省がこれまでとられた措置についていろいろ御質問がありました。私、重ねてそれを申し上げるのもいかがかと思いますが、いままでお話がありましたのは、日本側からアメリカ側にどのような要請をしたかということが大体主であったように思います。そこで私は、今度アメリカ側から日本へ戻ってくる経路につきましてお尋ねをしたいと思うのであります。  いま日本から行っておりますのは、一つは三木総理の親書であります。これが戻ってきた場合に、まずどこが受けるのか。これまでの経緯から見ますると、外務省はただこれを忠実に伝える役割りに徹したいという……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○河上委員 核防条約の審議にきょうから入るわけでございますが、きょうは科学技術庁長官がお見えになっておりますので、まず、原子力資材の輸出の問題につきまして、少しく伺いたいと思います。  非常に基本的なことですけれども、原子力機器の輸出をわが国が現在行っておりますか。
【次の発言】 それでは、いまも問題になりましたけれども、昨年十月二十日、ロンドンで開かれました核物質輸入会議の問題について伺いたいと思うのでありますが、これに参加した国はどことどこでございますか。
【次の発言】 すでにこれ新聞にちゃんと名前が出ているのですけれども、それはここで申し上げてもいいと思いますが、日、米、英、仏、独、カナ……

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、日本社会党)

○河上委員 核防条約に関連して二、三点お尋ねしたいと思いますが、まず海洋法会議で国際海峡という理念が論議されていると思うのでありますが、非核三原則を貫徹できるかということについて私どもは非常に強い関心を持っております。そういう観点からこの国際海峡の理念について、海洋法会議でどのような進展を見ておるのか、また政府はこれに対してどういう態度をとっているのか、それを伺いたいと思います。  まず、いまどういうような状況になっておるか、簡単に御説明いただきたい。
【次の発言】 その国際海峡の中の自由通航権という理念について、いま政府はどのように考えられておりますか。これが領海の一部というふうにお考えです……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/04/27、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、当委員会において長く論議をいたしてまいりました核防条約に対して、最終的に党として賛成いたすことをここに申し上げたいと思います。  わが党は核の全廃を目指し、これまであらゆる運動を積み重ねてまいりました。いかなる核実験にも反対し、非核三原則の確立にあらゆる努力を傾けてまいったのでございます。全地球から核がなくなる日を目指して、その一歩として部分核停条約にも、多くの問題点がありながらこれに賛成をいたし、また、今回の核防条約につきましても慎重に討議を進めてまいったのでございます。それも、核全廃へ向かう長い道のりの、千里の道の一歩として評価できるかどうか……

第77回国会 外務委員会 第6号(1976/05/07、33期、日本社会党)

○河上委員 いわゆる日韓大陸棚協定につきまして審議を行うわけでございますが、御承知のとおり、この協定は技術的にも非常に多くの問題をはらんでおりますけれども、しかしある意味においてはそれ以上に重要な点は、日韓あるいは米日韓という非常に問題の多い国際的な政治情勢の中で出されてきた協定である。そういう意味において私どもはこの協定に対しまして強い批判を持っておるわけでありますけれども、賛否はともかくとして、きわめて慎重に取り組まなければならない、こういうことを私は冒頭申し上げたいと思うのであります。  ことに最近の金大中事件、民主救国宣言に絡みまして、数年来の日韓関係に一応の政治的な決着をつけたと日本……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○河上委員 経済協力開発機構金融支援基金設立に関する協定とハンガリーとの通商航海条約につきまして、私はお尋ねしたいのでございますけれども、すでに大分私の時間もなくなってきておりまして、私の方もあとの時間がつかえておりますので、きょうは十分御質問できるかどうかわからないのでありますが、その分につきましてはまた次回さらに意を尽くした質問をさしていただきたいと思っております。  まず、いわゆるOECDの金融支援協定につきましてお尋ねをいたしたいのでありますけれども、内容に入る前に私、これぜひ政府にお聞きしておきたいことが一つございます。  それは、昭和四十九年の十二月でありましたけれども、いわゆるあ……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/14、33期、日本社会党)

○河上委員 先般時間が余りございませんでしたので途中でやめましたが、OECD金融支援協定につきましてなお若干伺いたいと思います。  この前の続きでございますけれども、キッシンジャー構想の中で述べられておるその規模と比べますと、今回提案せられております金融支援協定の規模は大分縮小されているわけですけれども、この経緯というものはどういうものであったのか、どこの国が主として規模を小さくした方がいいというふうに強く主張したのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、民間のオイルダラーの還流を妨げないようにということで、当初の提案は少し規模が大き過ぎるということから、規模を縮小した……

第77回国会 外務委員会 第9号(1976/05/18、33期、日本社会党)

○河上委員 IMF協定の改正につきまして質問をいたしたいと思います。  これはいわゆるSDR創設のときに、本委員会におきましても実に四日にわたって非常に鋭い慎重な質疑が行われました。そういう経緯がございますだけに、今回の改正協定につきましても、私は、会期末ではありますけれども、日本の将来、世界の経済の将来というものを考えますときに、これは各党ともそれぞれの立場があろうと思いますが、真剣に討議すべき議題であるというふうに思っておるわけでございます。  まず、今回の改正の経緯につきましては、先般若干の御説明がありましたけれども、ブレトン・ウッズ体制は一九七一年八月の、われわれには非常に印象が残って……

第77回国会 外務委員会 第10号(1976/05/19、33期、日本社会党)

○河上委員 アメリカの上院情報活動特別調査委員会というものがございまして、有名なチャーチ氏が委員長のようでありますが、そこが公表した報告書の中で、アメリカ海軍秘密調査機関、NISが日本で情報収集活動を行っていることが明らかにされました。そのことはもうすでに御承知かと思うのでありますが、このことはわが党の岡田委員が質疑をされますので私は触れません。  一方、陸軍の側でもこのたびLSDを使っていわば生体実験を行っている特別な部隊が、一九六二年夏から同年十一月にかけて日本にいたということが発表されました。これは発表する側の手落ちのためか、その部隊が所在した地名について削除しておるのでありますけれども……

第77回国会 外務委員会 第11号(1976/05/21、33期、日本社会党)

○河上委員 国際特許分類に関するストラスブール協定とアジア=オセアニア郵便条約につきまして質問をいたしたいと思います。  初めに、国際特許分類協定につきまして幾つか御質問をしたいと思うのでありますが、この協定は一九七一年に作成され、わが国も同年に署名をいたしておりますけれども、今日まで加入をしなかった理由はどこにありますか。それはなぜですか。
【次の発言】 準備に時間がかかったということは、特許庁のスタッフがその仕事を迅速にやるに数の上で足らなかった、あるいは予算的な裏づけがなかったということも関連しておるのでしょうか、いかがでございますか。

第77回国会 外務委員会 第12号(1976/07/13、33期、日本社会党)

○河上委員 休会に入りましてから問題が幾つかございますので、当面の二、三の問題について宮澤外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  まず初めに、新聞等で報道せられておりますが、宮澤外務大臣はアメリカのマンスフィールド議員に東京でお会いになりまして、そこで米中国交正常化に関連して日本政府の見解を問われた、それに対してこのようなことを言ったという、これはいわば記者発表のような形で言われておるのでありますけれども、その内容はきわめて重大であるように思います。そこで、真意をこの機会に伺っておきたいと思うのです。  その中で宮澤外務大臣は、米中国交は当面歓迎しないというような、言葉はどういうふうに言われた……

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/06、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣には先般国連にお出かけになりまして主要各国の外務大臣と親しく会談をされたようでございまして、ただいまその御報告を承ったわけでございますが、いまの御報告をひとつ基礎に置きながら、幾つかの点についてお尋ねをしたいと思います。ただ日中関係あるいは日ソの外務大臣の会談につきましては、この後、堂森委員の方からお尋ねいたすことかと思いますので、若干触れるかもしれませんけれども、日米漁業交渉の問題あるいは南北朝鮮の問題につきまして、そしてミグ事件に関連してお尋ねをしたいと思います。  時間も限られておりますので簡潔にお答えをいただきたいと思いますが、まず、この臨時国会において三木総理大臣……

第78回国会 外務委員会 第2号(1976/10/08、33期、日本社会党)

○河上委員 すでに御承知のとおり、韓国の金大中氏の獄中における病状が非常に悪化していると伝えられておりますので、私は、政府において、これは外交ルートを通じて実態を調査することを求めたいと思っております。その点委員長において取り計らっていただきたいと思います。  そしてなお、当委員会は、金大中事件が起こりまして以来、この事態を憂慮して論議を重ねてまいりました。そうした当委員会といたしまして、このような金大中氏の病状の悪化に伴い、政府に対ししかるべき措置を要求する、そして人権問題としてこの問題を解決するように求める決議を当委員会として行うべき時期が来たように私は思います。去る九月二十四日、アメリカ……

第78回国会 外務委員会 第3号(1976/10/13、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま石井委員から御質問がありましたことでございますけれども、昨日全世界に報道せられました中国の中枢部におけるいろいろの動きは、隣国であります日本として非常に衝撃的なニュースであったように思うのでありますが、これとの関連におきまして外務大臣、今後日中関係をどう進められますかについてお尋ねをしたいと思うのであります。まず初めに、外務当局はこのような伝えられる情報について、事実をすでに承知しておられたかどうか、事実の確認をされておるかどうかを伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど外務大臣は、このようないろいろな伝えられる動きというものが日中平和友好条約の交渉にマイナスになるのでは……

第78回国会 外務委員会 第5号(1976/10/20、33期、日本社会党)

○河上委員 いま外務大臣がお見えになりましたのでお尋ねをしたいと思うのでございますが、昨日参議院で大石農林大臣が、懸案になっておりますいわゆる領海十二海里の問題につきまして委員の質問に答えて、これはどうしても早くやらなければいかぬ。特に北海道の漁民、日本近海の漁業に従事しております日本漁民の立場を守るためにも一日も早くしなければいけない。従来は国連における海洋法会議の結論を待ってということであったけれども、国連の方の会議の結論が出ないので、国連の海洋法会議の結論を待たずに、国内法として次の通常国会に領海十二海里を法案として提出したい、こういう意見を述べておられるのでありますが、これは非常に重大……

第78回国会 外務委員会 第9号(1976/11/04、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま御提案になりました小麦協定とコーヒー協定につきまして、若干技術的な点も含めてお尋ねをいたしたいと思います。  小麦協定を審議するに当たりましてひとつお伺いいたしたいのは、昨年の八月、安倍農林大臣がアメリカのバッツ農務長官と会談をいたしまして、穀物の安定供給について約束を取りつけておりましたが、その内容はどういうものであったのか。また、バッツ農務長官もこの前やめられましたし、安倍農林大臣もすでにその職を去られておるのでありますが、この約束は現在も効力があるのかどうか。一部には、最近この約束が御破算同様の状態に陥っているということも伝えられておりますだけに、その点政府の確認をい……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 外務委員会 第1号(1977/02/25、34期、日本社会党)

○河上委員 本日は鳩山外務大臣が就任されましてから最初の国際情勢に関する質問の日でございますので、外務大臣より当面の幾つかの重要な問題について率直正確な御答弁をいただきたいと思います。  まず初めに、今朝の新聞でも報道せられましたが、ソ連の二百海里経済水域が、三月一日より実施されるという報道に接したのでありますけれども、外務省ではこれを確認しておられますか。まずそのことを初めにお伺いいたします。
【次の発言】 二百海里の宣言というものはすでに昨年末なされているわけでございますし、その後水産庁の松浦さんが訪ソされまして、そこで国内的にもすでに手続が全部完了している、こういうことを知って大変驚愕を……

第80回国会 外務委員会 第2号(1977/03/02、34期、日本社会党)

○河上委員 ただいま大先輩から日ソ交渉のときのお話などが出まして、私も改めてその時代のことを回想しながら、けさ新聞で報道せられました日ソ漁業交渉につきまして、外務大臣の御意見を承りたいと思います。  鈴木農林大臣が訪ソされましてイシコフ漁業相と交渉をし、非常に心配されましたいわゆる安全操業につきましては当面保障せられたということで、漁業関係者に一種の安堵感を与えたわけですけれども、きょうの新聞報道によりますと、基本的な新条約ができるまでの暫定措置については、結論が出ず二週間後に再交渉、こういうふうに報道されております。いろいろ私どももまだわからない点がたくさんございますので承りたいのであります……

第80回国会 外務委員会 第4号(1977/03/16、34期、日本社会党)

○河上委員 私は、国際農業開発基金を設立する協定並びに国際農業開発基金への加盟に伴う措置に関する法律案、両件につきまして、これに関連して二、三、御質問いたしたいと思います。  まず初めに、少しく技術的なことになるかもしれませんけれども、この協定の内容を案文に沿いまして二、三、質問したいのであります。  この中に、この基金の基本になります金の性質について書かれた部分がありまして、自由交換可能通貨を保有することが大変重要な条件になっているようなのですが、この自由交換可能通貨とは一体何を指しておるのですか。
【次の発言】 そういたしますと、これはいまのお話でありますと、いわゆるIMFの八条国の通貨を……

第80回国会 外務委員会 第5号(1977/03/25、34期、日本社会党)

○河上委員 鳩山外務大臣におかれては今回の日米首脳会談に出席された福田総理に随行されて、昨日総理より一足先に帰られましてきょうここに御出席でございますので、昼までの非常に短い時間でございますので簡単に問題をしぼってお尋ねしたいと思うのでございます。  共同声明につきましては、すでに私どもも配付された資料を通じて承知いたしておりますが、全体的な印象としては総論の概論のようなものでございまして、これをどう具体化していくかという点にひとつ大きな問題があろうかと思います。個々の問題で具体化していく見通しが本当にあるのかどうか、その決意を伺いまして、かつまた、この共同声明に当然盛られてしかるべき問題で共……

第80回国会 外務委員会 第17号(1977/05/13、34期、日本社会党)

○河上委員 いま外務大臣から提案理由の説明をちょうだいしたわけですが、その中で特にいま日本が当面しております漁業の問題に一番深い関係のあります日米漁業協定から質問をさせていただきたいと思います。  いま日本は、領海十二海里法、それから漁業水域二百海里法を成立させましてこの新しい事態に備えるということになっているわけでありますが、こういう二百海里時代に先鞭をつけたものが日米漁業協定である、こういう意味から見まして、この協定の内容の検討というのは非常に重要ではないかというふうに私は思うのであります。アメリカが二百海里法に踏み切ったことが隣国のカナダをしてそうせしめ、そしてカナダがそれに踏み切ったこ……

第80回国会 外務委員会 第22号(1977/06/03、34期、日本社会党)

○河上委員 鈴木農林大臣、また鳩山外務大臣、このたび全国民が関心を傾けてまいりました日ソ漁業暫定協定の締結のために非常に御尽力いただきましたことに対し心から敬意を表したいと思います。  この協定の内容につきましては、私どもの同僚委員であります馬場委員、土井委員からそれぞれすでに多面的な質疑が続けられておりますので、残されました時間、かなり短くなっておりますけれども、私は気になっております点を二、三お伺いさせていただきたいと思います。  先ほど鈴木農林大臣、北方四島周辺の日本の漁業、特にコンブの採取につきまして、土井委員の質問に対し、これとの引きかえにおいて日本の領海内の操業は認めないということ……

第80回国会 外務委員会 第27号(1977/07/13、34期、日本社会党)

○河上委員 選挙期間中にわが国が当面しております外交的な事件が次々起きておりまして、その中で、いま御質問もありましたが、朝鮮民主主義人民共和国による二百海里経済水域宣言の問題と、それから金大中事件に関する問題について御質問をしたいと思います。  それに先立ちまして一言だけ、選挙に際しまして福田総理は、いわゆる日韓大陸棚協定の批准をわれわれから言えば強行した結果、これで日中平和友好条約の調印に向けての態勢が整ったというような判断をしていたように伝えられておりますけれども、その後の経過は、やはりわれわわが指摘したように、日韓大陸棚協定批准強行は日中平和友好条約締結の阻害要因になっているのではないか……

第81回国会 外務委員会 第2号(1977/09/07、34期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣にお伺いをいたしたいと思います。  昨日、日韓閣僚会議の終幕に伴って共同声明が出されました。また、時を同じゅうしてピョンヤンでは、朝鮮民主主義人民共和国とわが国の日朝議員連盟の訪朝団との間に、いま問題になっております漁業問題を踏まえて交渉が行われ、その共同声明が出されました。政府間の会議ではございませんけれども、九月の一日から四日までいわゆる下田会議と称せられます日米関係民間会議が行われまして、そこで事実上日米両国の議員あるいは日米両国政府の責任者が加わって、学者、実業家など、あるいはジャーナリストと、今日のアジア情勢、ベトナム戦以後のアジア情勢を討論いたしました。その中で……

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本社会党)

○河上委員 先般、十九日から二十一日にかけましてワシントンで国際核燃料サイクル評価会議が開かれております。この会議には日本代表として大川国連局長も出られたようでございますけれども、この問題につきましてこの機会にお尋ねしたいと思います。  最終コミュニケによりますと、この会議は交渉ではなく研究であるというような言葉が出ておりまして、また参加各国はこの会議の結果に拘束されないというようなこともうたわれているわけでありますけれども、この辺の評価ですね、カーター大統領の思惑というものが出発点になりまして、カーターの核再処理禁止という厳しいアメリカの政策を各国に、まあ言葉は悪いですが押しつけたいというこ……

第85回国会 外務委員会 第3号(1978/10/16、34期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本社会党を代表して、日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約に対し、賛成する討論を行います。  本条約は、日中両国が名実ともに過去の不幸な歴史を清算して、不戦と恒久平和、子々孫々にわたる友好条約を樹立するとともに、アジアにおける平和と安定の基礎を打ち立てたものとして、わが党は心からこれを歓迎するものであります。  この歴史的な日中平和友好条約の調印に至るまでの道のりは、日中両国民にとって決して平たんなものではありませんでした。それは単に、国交回復後六年の政府間交渉によって調印に至ったものではなく、日中両国民の多大な努力と犠牲によって切り開かれたものと言って過言ではありませ……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 外務委員会 第14号(1980/04/09、35期、日本社会党)

○河上委員 新聞報道などによりますと、日本の外務省は先般在京アラブ大使館に対しまして、日本政府のパレスチナ政策についてブリーフィングを行ったということでございますけれども、いまこの時期にそうしたブリーフィングを行った理由といいますか、ねらいというものはどういうところにございますか。
【次の発言】 大臣、いま局長からそういうお話でしたけれども、大臣が就任されましてから、実はごく最近に園田特使を中東諸国に派遣をしておられるわけでございまして、本来ならそこで十分日本政府の立場というものは中東諸国に明らかになってしかるべきであると思うのです。あるいは、政府はどうも園田特使の使命が失敗したので改めて説明……


36期(1980/06/22〜)

第92回国会 外務委員会 第2号(1980/08/19、36期、日本社会党)

○河上委員 伊東外務大臣に初めて御質問させていただきますが、いろいろ考えてまいりましたけれども時間も余りございませんので、そのうちの一つ、すなわちいま土井委員が最後に御質問なさいましたことについて若干補足的に質問をいたしたいと思います。したがって、外務大臣の方も簡潔にお答えをいただきたいのでございますが、いま起きております金大中氏に対する軍事裁判というのは韓国の民主主義にとっても非常に重要な問題であると同時に、やはり日本の民主主義にとっても非常に重要な問題ではないか、私はそう思っておるのでございます。  先ほど来、大臣のいろいろなお考えがございましたけれども、基本的な点で一つまずお伺いしたいの……

第96回国会 外務委員会 第4号(1982/03/31、36期、日本社会党)

○河上委員 先ほどこの委員会の同僚議員からもお話がございましたが、今回の櫻内外務大臣の訪米に関連して、若干の御質問をしたいと思います。  外務大臣も大変御苦労でございましたが、今回の訪米のねらいはどの辺にあったのか。アメリカの要求を値切るために行かれたのか、あるいは体をかわすために行かれたのか、それとも毅然として拒否する意思を向こうに伝えるためであったのか、あるいは何らかの妥協点を探るために行かれたのか、そのいずれでございましたか。
【次の発言】 大臣が何かかわるたびにアメリカへ行くというあり方が、大臣自身としてこれでいいと思っておられるのかどうか。実は私のことを申し上げてあれでございますけれ……

第96回国会 外務委員会 第5号(1982/04/02、36期、日本社会党)

○河上委員 私は、いまかかっております日本国とドイツ民主共和国との間の通商及び航海に関する条約についての御質問をいたしたいと思いますが、同時に、これに関連しまして東ヨーロッパと普通言われております地域に対する日本政府の態度につきまして若干御質問をいたしたいと思います。  きょうは時間が大変短いようでございますので、私の方も次々質問をいたしますが、御答弁の方もなるべく簡潔で明瞭で、そして誠意ある御答弁をいただきたいと思います。  まず、今回の通商航海条約を結ぶメリットはどこにあるというふうにお考えですか。
【次の発言】 いまアルバニアを除くと、こうおっしゃいましたが、アルバニアについては大使館の……

第96回国会 外務委員会 第17号(1982/06/02、36期、日本社会党)

○河上委員 ただいま委員長からお話がございました三条約に関しまして一、二点御質問いたしたいと思います。  それに先立ちまして外務大臣の御意見を承りたいのでありますが、けさの新聞等でも報道せられておりますように、スウェーデンの元首相のパルメ氏を長といたしますいわゆるパルメ委員会が報告書をまとめまして、^その中で、今日の状況の中で非核地帯構想が非常に重要だということで非核地帯構想を提案をいたしまして、今回の第二回国連軍縮特別総会に当たって国連総長にこの案を提示するというふうに伝えられているわけでございます。さきに衆議院、参議院本会議におきまして第二回国連軍縮特別総会に関する決議が採択されましたが、……

第96回国会 外務委員会 第25号(1982/08/20、36期、日本社会党)

○河上委員 ただいま、すでに外交問題にまで発展いたしております教科書問題につきまして、外務大臣の御所見を承りたいと思います。  今回の問題は、教科書の記述に関連して起きた問題であります。したがって、記述の訂正を抜きにした解決はあり得ない、私はそう考えておりますが、しかし、同時にこの問題は、教科書の記述に尽きるものではなくて、その背景で戦後日本の民主主義の原点が問われている、そういう性格の問題だ、このように私は考えておるのでございます。戦前の日本の歩みの否定の上に戦後日本民主主義の原点があった。それが忘れられているという、少なくともそうした強い疑いが持たれているところに今回の出来事の本質があると……

第96回国会 法務委員会 第19号(1982/04/27、36期、日本社会党)

○河上委員 いま同僚の広瀬委員から御質問がございました外国人登録法改正法案につきまして質問いたしたいと思いますが、もうすでに多くの方からお話がございましたので若干重複する点もあろうかと思いますけれども、今回の改正によって若干の前進が見られたことは事実かと思いますけれども、しかし、残念ながら本質的な点は余り変わっていないということを指摘せざるを得ないと思っております。  まず、その登録に際しましては指紋押捺が求められること、それから常時携帯の義務、そのいずれも背いたり怠ったりした場合に大変厳しい罰則がある。いま大鷹局長がお話しになりましたが、年間五千件を超える違反件数、こういうことでございますが……

第98回国会 外務委員会 第7号(1983/04/27、36期、日本社会党)

○河上委員 ただいまお話のありました宇宙三条約について質問いたしたいと思いますけれども、その前に、きょう報道されておりますように自衛隊機の事故が起きましたので、この点について最初に短く質問させていただきたいと思います。  このたびの宇宙三条約は宇宙空間からの落下物の事故について取り決めるものでありますけれども、これはめったにないものだという説明であります。しかし、軍用機の方の事故は、実は四月の十九日、最近でも鳥羽市の山中で航空自衛隊機が墜落事故を起こしておりますし、今回、海上自衛隊の軍用機が事故を起こしておるのでございます。岩国基地で低空訓練中というふうに聞いておりますけれども、大変不幸なこと……

第98回国会 外務委員会 第8号(1983/05/13、36期、日本社会党)

○河上委員 いま外務大臣から、一九七六年の国際コーヒー協定の有効期間の一年延長について御報告がございました。もうすでに御案内のとおり、この件につきましては昨年本院において審議をいたしました際に、一九七六年協定の延長要件の問題で、純法理的に言えばすでに失効していたコーヒー協定を当外務委員会で審議したという経緯があったことを思い起こすわけであります。わが党の同僚議員がその点について非常に厳しく追及したわけでございますが、いまのお話によりますと、これで延長のための条件は満たされたということでありますが、今回の新協定の作成が手間取った理由というのはどこにあるかということです。

第100回国会 外務委員会 第1号(1983/10/04、36期、日本社会党)

○河上委員 ただいま井上委員から御質問がございましたが、大韓航空機の事件につきまして質問をいたしたいと思います。  今回の事件は大変痛ましい出来事で、二百六十九名の乗員、乗客の方の犠牲に対しまして私どもはこの機会にも心から哀悼の意を表したいと思いますし、また御遺族の方の悲しみに対しましても何と申し上げてよいかわからないのでございます。  先般、テレビ等で報道されております御遺族の言葉の一つに、この事件は結局国際的な事件として私たち遺族のことはやがて忘れられてしまうのではないかという予感がするというようなことを言われておったのが私には大変印象に残っているわけであります。今回の事件は、いま大臣も言……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 外務委員会 第6号(1984/04/11、37期、日本社会党・護憲共同)

○河上委員 安倍外務大臣に幾つかお尋ねしたいのでありますが、今もお話がありましたが、農産物交渉で一応の決着がついたということでございますけれども、先日交渉決着の後の記者会見の写真が、これは朝日新聞を初め各社に出ておるのですけれども、これちょっと、コピーを持ってきましたけれども、大臣もごらんになったと思いますが、大河原大使と山村農水大臣の表情は大変対照的でして、大河原さんは腕を組んで大変にこにこ、呵々大笑をしておられる。一方山村さんは苦虫かみつぶして下の方を向いておる。これはとても同じ交渉団とは思われないですね。今もちょっとお話がございましたけれども、どうも日本の出先の外交官というのは向こう、赴……

第101回国会 外務委員会 第11号(1984/04/27、37期、日本社会党・護憲共同)

○河上委員 民間航空機貿易に関する協定附属書の改正の問題で御質問をいたしたいと思います。  東京ラウンド交渉で新しい国際コードの一つとして民間航空機貿易協定を成立させたわけでありますが、御承知のとおり、この協定以外にも十の新しい国際コードができているわけでございます。こうした新しいコードの成立によってガット体制の法的枠組みが強化されたというふうに理解してよろしいのでしょうか。また、関税の減免措置と並んで非関税障壁の規制軽減措置がガット交渉の重要な対象となり、大きな比重を占めるようになってきたようにうかがわれるのですけれども、その辺はどういうふうに理解したらよいのか、まずお尋ねしたいと思います。

第101回国会 外務委員会 第14号(1984/05/11、37期、日本社会党・護憲共同)

○河上委員 私は、今委員長が読み上げられました三件のうち、日本国政府とペルー共和国政府との間の文化協定について主として質問をいたしたいと思います。  先般、海外日系人大会第二十五回大会というのが東京で開かれまして、私もその議長団の一人を務めました。世界の各国からその地で活躍をしておられる海外日系人の代表の方が東京にお集まりになったわけでありますが、その中にもペルーからお見えになった方もございまして、私は、そうした人たちのためにも、またその人たちが活動をいたしております居住国国民との間の友好関係を促進するためにもこの文化協定が役に立つことを期待しておるものでございます。  ただ、その前に一つだけ……

第101回国会 外務委員会 第17号(1984/07/18、37期、日本社会党・護憲共同)

○河上委員 先般、安倍外務大臣は韓国を訪問されて、日韓外相会談を行われて帰国をされたわけでございますが、それに関連しまして幾つかの御質問をしたいと思います。時間がかなり限られているようでございますので、前置きは抜きにしてお伺いしたいことを幾つか申し上げたいと思います。  まず最初にお伺いいたしたいのは、日韓外相会談で一応合意を見たといいますか、そういう点の中で全斗煥大統領の訪日ということがあるわけでございますけれども、全斗煥大統領の訪日につきまして外務大臣としてはどういうような受けとめ方をしておるかを伺いたいのでございます。韓国の東亜日報では、全斗煥大統領の訪日について社説と解説を掲げて、過去……

第101回国会 外務委員会 第18号(1984/08/01、37期、日本社会党・護憲共同)

○河上委員 今、いわゆる事前協議の問題でいろいろ論議がありましたので、それに関連して少し確認をさしていただきたいと思います。  今、大臣みずから、これまでの答弁に若干の混乱の時期があったというようなお話もありましたので、それだけに正確に確認をしていきたいと思うのであります。まず、非常に簡単なことですけれども、事前協議というのはあるわけですが、これは日米間でどのレベルで行われると考えられているか。
【次の発言】 今、特段の定めはないということでありますけれども、日米安保特別委員会昭和三十五年四月二十八日の会議録によりますと、当時の岸総理大臣は次のように答えております。「日本の場合におきましては常……

第102回国会 外務委員会 第5号(1985/04/03、37期、日本社会党・護憲共同)

○河上委員 安倍外務大臣にお尋ねをしたいのでありますが、今、井上委員の方から日米経済摩擦に関する交渉についての御質問がありまして、また大臣からそれぞれ所見が述べられたわけでございます。大臣は先ほど、電信機器に関する非常に基本的な日本側の対応を説明されたのですけれども、今回レーガン大統領の方で満足の意を表明したのは、いわゆるシグール、ガストン・シガーと言ってもいいのじゃないかと思いますけれども、シグール特使が中曽根総理と会談した結果、その報告に基づいてああいうステートメントが出たやに報ぜられておるわけであります。  そこで、外務大臣は、中曽根さんとシグールとの会談の内容について十分報告を受けてお……

第102回国会 外務委員会 第13号(1985/05/17、37期、日本社会党・護憲共同)

○河上委員 今、米州投資公社を設立する協定に関連いたしまして、小林委員、井上委員からそれぞれ御質問がありましたが、そこで共通して出ておりますことは、中南米の情勢について日本の政府、特に外務大臣はどのように認識をしているかということだと思うのであります。個々の問題はともかくといたしまして、全般的に今日の中南米情勢を安倍外務大臣はどのように受けとめておられるか、まず最初にそれをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その場合外務大臣は、今のアメリカの例えばニカラグアに対する政策というようなものについて懸念を感じておられるかどうか、いかがでございますか。


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第61回国会 交通安全対策特別委員会地方行政委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1969/07/22、31期、日本社会党)

○河上委員 このたびの交通安全対策基本法につきまして二、三御質問したいと思います。  いま長官の御答弁の中にもございましたが、この法案は基本法である、こういうことでございますが、基本法の場合に非常に重要なのは目的だと思うのであります。政府案によりますと、この法律は交通機関に関係している人の責務を明らかにする、それから国と地方公共団体を通じて必要な体制を確立する、こういうことが非常に強調されておるのでありますけれども、現在の交通安全問題は、交通機関と人間との間に起こる事故が非常に多いわけでして、自動車事故の内容などを見れば一番よくわかるのですが、そういうわが国の現状から見まして、基本法の性格から……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 外務委員会海外子女教育等に関する小委員会 第1号(1973/07/11、33期、日本社会党)

○河上小委員 私もしばらく外国へ行ったことがありまして、子供を連れていったことがありますので、若干前から関心を持っていたことですが、あまり系統的に調べておりませんので、思いつくことを二、三質問をさせていただきたいと思います。  外国へ行きましていろいろ聞く例ですが、やはり子供は向こうのことばになれるのは一番早いわけでして、アメリカのニューヨークなどで聞いた話では、要するに笑わせるようなおもしろい番組ですけれども、最初に笑うのは子供で、その次に笑うのは奥さんだったかだんなだったか忘れましたが、おそらくだんながその次に笑って、それからおくさんが一体どういう意味で笑ったのかだんなに聞く、こういうよう……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、日本社会党)

○河上委員 いまの当面の二法案につきまして、外交の側面から質問をさせていただきたいと思います。田中総理大臣は耳が痛くて入院というようなことでございますので、私の質問を聞いていただけないのは残念でございますが、大平外務大臣と中曽根通産大臣のお二人を中心に伺ってまいりたいと思います。  今回の石油危機で非常に明らかになったことが一つあると思うのです。日本政府は、いままで石油がほしい、札束でたたけば石油はもらえるものだというふうに考えてきたと思うのでありますけれども、それは今回の事態で間違いであるということが非常にはっきりしたと思います。今日、アラブ諸国は、札束は十分あるわけでありまして、アラブ諸国……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○河上分科員 私は、重度の精神薄弱者に対するNHK受信料の免除の実態につきまして御質問したいと思います。  NHKの受信料の免除基準というものがございますが、その第十七項でありますか、それによりますと、「市町村民税非課税の重度の精神薄弱者」という項目で「所得税法(昭和四〇年法律第三三号)に規定する特別障害者のうち児童相談所、精神薄弱者更生相談所、精神衛生センターまたは精神衛生鑑定医により重度の精神薄弱者と判定された者(以下「精神薄弱者」という。)を構成員に有する世帯で、かつその世帯を構成するすべての者が市町村民税(特別区民税を含む。)非課税の場合、その世帯に属する精神薄弱者またはその者を世帯構……

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、日本社会党)

○河上委員 もう余り時間がございませんので、簡単に二つ三つお尋ねをしたいと思います。  いま同僚の土井委員からポストベトナムにおけるアジア情勢、特にその焦点に立つ朝鮮半島の問題について御質問がございました。  そこで、防衛庁長官に伺いますけれども、こういうような新しい情勢の中で、日米安保条約の中における、いわゆる第六条にある「極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、」というこのいわゆる極東の範囲というものについて変更をする必要を感じておられるかおられないか、そのことを伺いたい。
【次の発言】 ベトナム戦争が起こりましたときに、ベトナムが極東の範囲に入るかどうかということが国会で大変……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○河上分科員 岡山県水島の三菱石油の石油タンクの流出事故に関連いたしまして、石油タンクの安全性というのが大変大きな国民の関心事になっておりますが、石油タンクの安全性について若干の御質問をいたしたいと思うのであります。  石油タンクの緊急点検を政府では通達で各自治体に指令したようでありますけれども、その点検の結果は新聞などで私ども一応存じておりますが、ごく簡単で結構でございますけれども、ひとまず、それをお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いまの点検は、ことしの一月二十三日の消防庁の通達によるものでございますか。
【次の発言】 いまお言葉の中にありましたけれども、不等沈下の著しいタンクにつ……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○河上分科員 近く海洋法会議が再びジュネーブで開催されまして、わが国の漁業あるいは海底資源開発などにつきまして、非常に重大な世界の国際秩序の枠組みができる時期でございます。そのときに当たりまして、いまの多くの議論は、われわれの既得権が奪われるのじゃないかというような論調が強いわけです。この際どうしたらいいかということは非常に問題がありますけれども、もっと積極的に、われわれが今後どうやって生きていくべきかという、そういう発想が必要ではないかというふうに考えておるのでございます。そういうような見地から二、三質問さしていただきたいと思います。  まず、海洋法会議の問題から触れていきたいと思います。 ……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○河上分科員 大臣に、文化交流と政治の関係というようなことで、しばらくの時間でございますけれども、御質問したいと思います。  大臣には、大臣になられる前にはしばしばお会いする機会もありましたのですが、御就任以来お忙しくて、どうも余りインフォーマルにお話しする機会がないのでございますけれども、きょうこういうテーマで質問させていただくのを非常にうれしく思っております。  永井文部大臣は、かねてから、アジア留学生と日本の問題ということについては、非常な御経験と一つの抱負をお持ちである方と私どもは承知いたしておりますので、少し変わった角度になるかもしれませんけれども、幾つかの御質問をしたいと思っておる……

第78回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第1号(1976/10/20、33期、日本社会党)

○河上小委員 社会党の河上民雄でございます。  大分時間もたっておるという御注意がございましたので、できるだけ具体的なことも伺いたいと思っておりますが、まずきょう四先生から非常に有益な御報告をいただきまして、本委員会といいますか、われわれ自身としても今後検討すべき方向づけが、完全についたわけではありませんが、そういう意味で非常に参考になりましたことを厚くお礼を申し上げたいと思います。  まず小島先生に一、二お伺いしたいと思うのでございますけれども、先生は先ほど、多国籍企業で、アメリカ型の巨大企業に比べて、いわゆる日本型多国籍企業と申しますか、そういうものが低開発国での経済発展に有効な効果を持っ……

第78回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第2号(1976/10/27、33期、日本社会党)

○河上小委員 多国籍企業小委員会を設けた一つのねらいには、多国籍企業の実態を調査し、その調査に基づいて多国籍企業の規制を図ることにあろうと思うのでありますが、その前提として、一体多国籍企業とは何なのかということが問題になると思います。それを明らかにしておかなければいけないと思いますが、まずそのような観点から伺いたいことは、国連など国際機関においてどのような企業を多国籍企業と定義づけておるか、そういうようなことを初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国連局長から御説明がありましたけれども、それはそれとしまして、日本政府としてはどういう企業を多国籍企業と認識しておられますか。


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本社会党)

○河上分科員 私は、きょう日本の大学の国際化ということにつきまして若干御質問をさせていただきたいと思うのであります。  先般、鈴木総理大臣がASEAN諸国を歴訪した際に、発展途上国の若手外交官を招いて、東京で十カ月の日本語研修をさせるという計画をいわば手みやげとして持っていかれまして、先方でも好評であったようでありますけれども、先日の朝日新聞二月二十二日付によりますと、どうもこれが必ずしも行き届いた案ではなかったということで、なかなか思惑どおりいかないという記事がございました。つまり日本側が費用を出すのは往復の旅費と研修費だけで、一番金のかかる滞在費は支給されない仕組みになっておったということ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

河上民雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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