このページでは稲葉誠一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。稲葉誠一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○稲葉(誠)委員 文部大臣の属しておられる自由民主党の綱領に、占領政策の再検討という文字かあるいはそれに近い意味のことがはっきりと書かれているわけですが、文部省の所管の中で、占領政策というか、占領中にいろいろ改革が行なわれているわけですが、それがどういうふうなものであるかということですね。それについて、いまどのような再検討が行なわれておるのか、このことについてまず最初にお伺いをしていきたい、こういうふうに考えるわけです。
【次の発言】 たとえば、戦後の教育の根幹をなしてきた六・三制ですか、そういうふうなものについての改革なり、それから前にさかのぼるというと、ではなぜこの占領中に行なわれたいろい……
○稲葉(誠)委員 いま松岡先生の質問を聞いていたのですが、私はそれで感ずるのは、これは将来の問題として私も質問したいと思うのですが、警察の署長あるいはその他の者がやめてからどういうところに就職するかということが一つからんでくる、こう思うのですよ。ぼくは栃木県ですけれども、そこではほとんど署長が自民党の議員というか、あるいはその他の人たちというか、そういう人たちの経営している会社に入るとかなんとかというのが多いわけですね。これはそういう人たちが経済界の実力者だからということかわかりませんが、そういうところに私は問題があると思うのです。これはきょうでありません、別の機会に質問をしたいと思うのです。……
○稲葉(誠)委員 時間の関係で端的にお尋ねしたいと思うのですが、宇都宮徳馬という方がいらっしゃるわけでございますが、その方が「世界」の五月号に「韓国の現状と日本の朝鮮政策」という論文を書いておられるわけです。私は前から読んでおるのですが、私どもの考えとほとんど同じです。ちょっと違う点がありますが、最初のところにこういうふうに書いてあるわけです。 アメリカのアジアからの軍事的ディスカレー ションは奥深い背景があり、多少の逆流はあっ ても、当事者が何人であれ最早動かし難いもの であって、ベトナム等インドシナ諸国に和解と 新しい安定が一応成立するならば、当然それは 朝鮮半島及日本にもお……
○稲葉(誠)委員 最初に、この前外務省の所管のときに決算委員長にたいへん失礼を申し上げました。おわびいたしたいと思います。
裁判所はなかなかわかりにくいのですが、私が最初にお聞きしたいのは、裁判所の職員が書記官と事務官というふうに分かれておるわけですが、そこで、書記官には調整が一六%ですかつくのに、事務官にはその調整がつかない。このことの理由というか、現状はどういうふうになっておるか、今後事務官にも調整をつけたいというふうな気持ちがあるかどうか、こういう点についてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 事務官でも調整をつけておるものはあるわけですか。私が聞いた範囲では、たとえば法廷の警備……
○稲葉(誠)委員 時間の関係で要点を三つにしぼってまとめて質問だけいたします。 一つは、大平さんとロジャーズとの会談ですね。この中で一体この前どういうことが話し合われたのか、これは国民は非常に聞きたかったところだと思う。考えられることは、朝鮮問題、韓国問題、そして韓国に対するアメリカの協力というか援助というか、それがだんだん減っていく、その肩がわり、穴埋めを日本がしてほしいということが第一。第二は、いわゆる四万の国連軍が遠からず撤退をする、そのあとを日本が自衛隊なり何なりで埋めてほしいというふうな要請があったと伝えられておるのですが、その点はどうかというのが第一の質問。 第二の質問は、今度……
○稲葉(誠)委員 私は教育のことは全くのしろうとですし、それから戦争前の教育を受けたものですから、戦後の教育のことについてはよくわからないのです。ざっくばらんな話、きのう私どものほうからきょう質問ということだったものですから、準備が十分できていませんから、どうもあまりいい質問ができなくて恐縮だ、こう思うのですが、最初に常識的なことからお聞きをしていきたい、こういうふうに思います。 日本の教育の水準というものが、ほかの国と比べて、たとえばヨーロッパだとかアメリカだとかあるいはソビエトとか、いろいろありますね、そういうところと比べて、日本の教育水準がどういうふうな標準といいますか、水準にあるとい……
○稲葉(誠)委員 初めて質問するのですし、ぼくは法律のほうはしろうとでよくわかりませんから、一応法学通論のつもりでやるわけです。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案が提案されておるわけですが、この提案の説明等について法務大臣がやられているわけですが、それはどういうわけで法務大臣がやられるのですか。裁判所の定員法の問題なら裁判所がやられたらいいんじゃないか、こう思うのですが、そこら辺はどういうようなことになっておるのでしょうか。
【次の発言】 なぜ最高裁判所に法案の提出権というものが認められないのか。これはもちろん三権の分立あるいは司法権の独立、いろいろな問題にかかわってくると思うのですが……
○稲葉(誠)委員 法案に入る前に、大臣がおられますので、二、三お聞きして、それから定員法の質疑に入りたい、こういうふうに考えます。
きのう本会議で例の商品投機の問題に関連して法務大臣が答えられた。これはいろいろな法律がある、ことに物価統制令がある、そういうふうな法律で十分まかなえるというか、新しい法律をつくらなくてもいい、こういうようなことを答弁されたように新聞紙上で見たわけですけれども、その点を確かめたいのです。そういうふうなお考えでおられるのかどうか、ちょっと確かめてからあと簡単に入りたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、法律のいわば解説という形で、こういう法律がある、物価統制令……
○稲葉(誠)委員 最初にちょっと法務大臣にお聞きをして、それから法案の関係で最高裁当局にお聞きをしたい、こう思います。 いま俗にいう買い占め防止法というのがきのう閣議決定をしたと伝えられているわけなのですが、最初物価統制令でやるとかやらないとかいう話が伝えられておったわけですね。物価統制令というのは昭和二十一年の勅令で、その後二十七年に例の法律に変わってきたわけですが、変わってきたというか、法律としての効力を持っているわけですが、終戦時の混乱に、終戦後の事態に対処して物価の安定を確保するというのが法律の目的になっているわけですね。それをいままで、いまになって物価統制令というものを廃止をしない……
○稲葉(誠)委員 ことし、四十八年度予算の関係でお聞きするわけですが、これは、全体の国家予算の中に占める割合がここ三、四年どういうふうに裁判所の予算が変化をしているか。何か全体の割合から見ると減少をしておるのではないか、こういうことが考えられるものですから、その点についてお聞きするわけです。
【次の発言】 ただパーセントだけで予算が多いとか少ないとかということを論議するのは、ちょっとあまり単純過ぎるきらいがあるわけで、そのことだけでは正確に論議が進まないという点があると思うのですが、それはそれとして、どうしてこう裁判所予算が国家予算の中で減少をしてきておるわけですか。
○稲葉(誠)委員 法務大臣が来られたので、その関係を先にお聞きしたいと思うのです。
最初に、この法案の提案の責任者というか、これは法務大臣になっておるわけですが、施行期日が昭和四十八年四月一日になっているわけですが、その四月一日に施行できなかった場合に、実際問題としてどういうふうな具体的な結果が生じるのか、こういうことをお聞きしたいわけです。法務大臣が提案の責任者でしょう、だからあなたからやはり聞かないと、ちょっと無理ならば無理でもいいのですけれどもね。
【次の発言】 修習生から判事補になるのは発令が四月十日でしょう、四月九日が終了式で十日が発令なわけですよね。それがどうして四月一日に発令す……
○稲葉(誠)委員 刑事補償法の改正案について質問するわけですが、まず、刑事補償ということで、刑事賠償法案という形をとらないで補償ということばをずっと使っているわけですね。これは昭和六年に出て、七年からですか、旧法の場合も。それはどういう意味なのかということをお聞かせ願いたい、こう思うわけです。
【次の発言】 その公平の原理というのは、それは確かにそのとおりかもわかりませんけれども、旧刑事補償法が廃止されて、新しい刑事補償法ができたわけですけれども、旧刑事補償法のころに、だいぶ前の話で、時代が変わっているからそれをそのまま援用するというわけにはいかないとは思うのですけれども、提案の説明の中では、……
○稲葉(誠)委員 質問は、最初は、司法修習生が判事補に任官といいますか、採用されることに関連をして聞くわけなんですが、誤解をされるといけないのは、私の聞くのは、何年度のどういうことという意味ではなくて、きわめて一般論としてお聞きをすると、こういうふうに私も考えますし、そういうふうにとってお答えを願いたいわけです。そうでないというと、いろいろなあれがあっていけませんから。 そこで、お聞きしたいのは、修習生が二年間の修習を終えて終了するわけですが、ことしは四百九十二人ですか一人ですかあれしましたが、それは、終了するときに一番から四百九十何番までという順番がつくわけですか。
○稲葉(誠)委員 法務大臣、いま最高裁からこの前の尊属殺についての判決正本の写しを議長あてに送付したものが、当委員会に配られたわけでありますが、これに関連して、救済規定のほうは、けさも新聞に出ておったのですが、それはそれとして、刑法の一部の改正ですね。私どもは、これは刑法二百条とそれに関連する未遂、予備、同時に二百五条の第二項、それから二百十八条の第二項、それから二百二十条の第二項、全部でこの四つになりますね。それ全体を、これは改正案もそうですから、削除すべきだ、こういうふうに考えておるわけです。これは立法府ですから、立法府として議員提案するのが筋かもわかりませんが、政府のほうで提案するという……
○稲葉(誠)委員 きょうは、当面いろいろ問題になっていることについて簡潔に要点だけをお聞きしていきたいと思います。
一つは、千葉大学の例の事件で無罪の判決が出て、まだ十四日たちませんから検事控訴の期間があるわけですが、それに関連をして、検事控訴のあり方あるいは本件における捜査の問題点、こういうようなことで若干お聞きしたいと思うわけです。
これは検事捜査の過程で、例のチフス菌を注射した場合に、いつごろどういうふうな罹病が起きるか、そういうようなことについての鑑定をやったのですか。
【次の発言】 それは裁判所でやった鑑定、本件事件の無罪のきめ手となった鑑定がありますね、あれと別な鑑定ですか。
○稲葉(誠)委員 十一日に新宿の駅で、それからきのうは高田馬場ですか、それから、ことしになって二十数回あるといわれておるのですが、国士舘大学生や高校生が朝鮮人の高校生や中学生に対して暴行を加えておる、あるいは傷害を加えておる。はなはだしいのは、凶器を準備したりしてやっておる。こういうようなことが事実あり、報ぜられておる。法務省としては、人権擁護局あるいは刑事局関係、また在日朝鮮人の関係では入管、こういうようなことで、法務大臣が一つの所管大臣にもなっているわけですから、こういうような一連のできごとに対して、法務大臣として、どこに原因があるというふうに考えておるのか、と同時に、こうした問題に対して……
○稲葉(誠)委員 商法の改正案に対する質問が、いままでずいぶん行なわれてきまして、私も大体拝聴しておったのですが、全然といっていいくらいダブる質問がなくて、実に精密な質問が展開されておるので感心をいたしておった次第です。それを聞かれる皆さん方も、なかなか忍耐心の養成に大きなお役に立った、こう思うのですが、その忍耐心にさらにみがきをかける意味でこれから質問するわけですから、どうかお答えを願いたい、こう思うのです。 この商法の改正案が出た当時に、いわゆるサンウェーブだとかそれから山陽特殊鋼だとかいうことで粉飾決算の話がございました。それはいつごろで、その後それが刑事事件としてあるいは民事事件、あ……
○稲葉(誠)委員 まず最初に法務大臣にお尋ねをするのですが、この金大中氏の事件について、その重要性を大臣はどういうふうに把握をされておられるのか、それと、どこに大きな問題があるのかということをどうお考えになっておられるか、最初にお聞かせを願いたい、こう思うわけです。
【次の発言】 具体的な事実のことについてお聞きをしたいと思うのですが、最初に金大中という方の日本へ来た経過、それからどういうふうな旅券で来たのか、現在どういう状態になって日本におられたのか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 その特別在留許可の保証といいますか、身元引き受けというか、これは私の聞いた範囲では金山元の駐韓大……
○稲葉(誠)委員 法務大臣、きょうは実は長沼判決に関連して――判決に関連して国会で聞くというのはおかしな話ですけれども、国が一方の当事者ですから、そういう関係で聞きたかったのですが、いろんな事情がありまして聞けないということでありますので、それはまた別な機会に譲らしていただきたい、こう思います。 そこで、時間が三十分ということなものですから、金大中氏の事件について、こまかいことは聞けないのですが、まず最初に一点お聞きしたいのは、あなたの第六感というのは非常にさえわたっていてなかなか評判になったわけです。そのとおりになりましたね。これはぼくもなかなか感心しているのですが、そこでさらに、さえわた……
○稲葉(誠)委員 この裁判官の報酬で、判事補になって十二号からずっと上がっていくわけですが、そんな人はあれですか、だれでもみんなずっと一緒に、同じように一号ずつ上がっていくのですか。その差異ができるのはどこら辺から差異ができるのですか。
【次の発言】 そうすると、差がつくというのはどこから差がつくわけですか。
【次の発言】 二十数年を経て差がつくというと、どこら辺ですか。
【次の発言】 そうすると、その差というのはどうしてつくのですか。
【次の発言】 健康の場合は別ですけれども、裁判官で差がつくというのは疑問に思いますが、どうしてわかるのですか。そこがどうもよくわからないですね。この裁判官でき……
○稲葉(誠)委員 最初にお聞きしたいのは警察ですね。金大中氏の事件に関連をして、昨日来ですか、自衛隊員だったのが、そういう人が金東雲氏から頼まれて金大中氏の見張りをやったとかいうふうなことが伝えられており、警視庁のほうでその取り調べが行なわれたということですが、そのことに関連して事実の関係をまずお尋ねをしたいこういうふうに思います。どうも中島参事官あまりしゃべらないのですが、あなた、遠慮しないでもっとしゃべってだいじょうぶですよ。ひとつ差しつかえない範囲で、できるだけ広い範囲でその関係を説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、佐藤という人は金東雲書記官だということがいわれてお……
○稲葉(誠)委員 大臣が閣議で十一時ごろからでないと来られないというものですから、差しつかえない範囲というとことばは悪いのですけれどもお聞きをしていきたいと思います。
金大中の事件、これは警察のほうにお聞きするわけですが、何か一般的に紅葉の終わった山へ行くような感じがするのは、これは私だけかもわかりませんけれども、本件で警察としては一体どの程度のことがいわゆる終わったか、まだ未解決というか終わらないというかそういうふうなものはどの点があるというふうに考えておられるのか、そういうことからお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 金大中氏がアメリカへ行く途中に来日するということが伝えられておる。……
○稲葉(誠)委員 最初に、予備費のことについて二、三触れて、といいますか、質問をしていきたいと思うのですが、この中にありますたとえばLSTの乗務員ですか、これに対して一億幾ら、これが予備費から出ておるわけですね。
これについては、本来は日本の政府が支払うべきものなんでしょうか、この辺はどうでしょうか。
【次の発言】 そうすると、日本の政府として本来法律的には負担すべきものでないとしても、こういうふうな事態が起こり得るということはある程度考えられておったというのでしょうか、あるいは日本の政府としては当然これはアメリカが持ってくれるものだ、こういうふうに思っていたのだ、だからこそ本予算に組まなかっ……
○稲葉(誠)委員 きょうは、防衛庁関係の問題で基本的な問題といいますか、私もわからないことが一ぱいありますから、変なことばじりをとらえるとかなんとかいうことではなく、基本的な問題をいろいろお尋ねをしたいというふうに考えるわけです。
そこで、最初の質問は、いま進んでおります四次防ですか、これが具体的にどういうふうに進捗をしておるかということからお尋ねをしていきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 党の立場から言うと、率直に言うとこうした問題はなかなか質問しづらいわけです。誤解されても困るものだから質問しづらいのですが、そうするとあれですか、これが終われば、今度はまた五次防という形にいく……
○稲葉(誠)委員 私は、教育のことについて、あまりこまかいことはお聞きをする能力がないというか、よくわからない点がありますから、そういう点を聞くわけではございません。 実は、サンデー毎日の五月十九日号ですか、これにあなたと宮之原さんとの対談が出ているわけです。これは全体の中のおそらく一部分だと思うのです。だから、私は率直に、これを見まして、最初のところでは、心ゆくまで論争をしたと書いてあるのですけれども、あまり心ゆくまで論争してないような、部分的なことですから、これに基づいて聞くのもあなたの真意をそこなってはいないか、こう思うのですが、その中で、たとえばいま話が出た、小、中、高を一貫する教育……
○稲葉(誠)委員 時間の関係で問題をしぼってお聞きをしたいと思うのですが、基本的な問題として、一体日本人は一年間にどのくらいの米があれば生活していけるのかということについて、どういうふうに考えておられるのでしょうか。
【次の発言】 農協側などでのこれについての見方は、千百五十万トンで十分だというようなことを宮脇さん言っていますね。この数字と、いまあなたの言われたのとは、どういう点におい違いがあるんですか。これは前提は、たとえば補完的なものとして小麦その他の輸入の問題がある、あるいはその他の国からの食糧の輸入もありますね、それらとの相関関係で判断しなければいけないことなんで、ちょっと私の質問も、……
○稲葉(誠)委員 福田さんにお尋ねするのですが、この前、たしか閣議か何かで福田さんが、いまの選挙は非常に金がかかって困る、何とかしなくちゃいけないというふうなお話をされたということが出ておったんですね。私も非常に共感を覚えるのですが、そういう点についての福田さんの発言の真意といいますか、なり何なりというものをまず最初にお聞かせを願いたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 私も福田さんのおっしゃるとおりだと思うのです。思うのですが、ちょっと私ども、立場が違いますからあれですけれども、どうもお話を聞いているとさっぱり具体性がないですね。何とかしなければいけない、何とかしなければいけない。警察……
○稲葉(誠)委員 最初に、医師の国家試験の問題が事前に漏れた、こういうふうなことの事態について、それからこの医師の国家試験にどういう問題点があるか、それに対して今後どういうふうに改善をしなければならないか、そういう点について、最後の、どういうふうに改善しなければならないかという点については、これは大臣のほうからまとめてお答えを願いたいと思います。あとは政府委員でもけっこうですが、全部大臣答えてもけっこうです。
【次の発言】 一応それはそれとして、時間の関係もあるものですからAF2の問題に入りたい、こう思うのですが、このAF2とかトフロンとか、私どもが聞いても、率直に言ってよくわからないんですよ……
○稲葉(誠)委員 大臣が来てから、また質問をダブるような形になるかわかりませんが、まず、私が考えていた質問の順序を変えまして、来年度の法務省関係の予算の要求の問題が中心ですが、特にその中で法務局登記関係の職員の増員の問題等についてお尋ねをしていきたい、こういうふうに思います。
四十八年度は何名の要求をして、そして何名が認められたわけですか。それはどういうふうに配置したわけですか。登記関係の職員の問題です。
【次の発言】 その千七百名を必要とした根拠はどこにあるわけですか。これは絶対必要と考えたから要求したわけですか。
【次の発言】 絶対必要だと思った千七百名を要求した。それが純増で百三十三名……
○稲葉(誠)委員 法務大臣に最初にお聞きしたいのは、所信表明がございまして、最後のところで、「なお、私は、現下の社会情勢にかんがみ、経済秩序を乱す企業の悪質な違法行為に対しましては、現行の各種法規を活用して、その効果的な取り締まりをはかり、秩序の確立を期したいと考えているのでありますが、」云々と、こういう表明があったわけですが、具体的にはどういうふうなことをやろうとされておるのか、それから「経済秩序を乱す企業の悪質な違法行為」というのは具体的に何をやろうとしておられるのか、そこら辺のところを具体的にお伺いをしたい。最初にそう考えるわけです。
○稲葉(誠)委員 定員法に関連しての質問ですからできるだけ法案から離れないようにはいたしますけれども、多少のことはお許し願いたい、こう思います。 この前最高裁で三菱樹脂の判決があったわけですが、あれは確定しているわけではありませんし、審理不尽ということで高裁差し戻しになっておるわけです。高裁で判決があればまた上告になるかもわかりませんから、結論が確定しておるわけではありませんので、そのこと自身についてここで質問するというわけには私もいかないと思いますので、それは質問するわけではございません。あの判決については私自身いろいろ考え方があるわけですけれども、そこでお聞きをいたしたいことは、たとえば……
○稲葉(誠)委員 時間の関係で、大臣が予算委員会へ行っておられるということもあって、ちょっとやりにくいのですけれども、この前の大臣の所信表明の第四の最後のところに、「また、いわゆる未承認国との人の交流につきましては、国際情勢の推移を踏まえ、国益を十分考慮しながら、適切、妥当な措置を講じてまいる考えであります。」こういうふうなくだりがあるわけです。 そこでお尋ねをいたしたいのは、未承認国との人の交流についての基本的な原則等については、これはあとでまた大臣に聞くということにいたしまして、現在問題となっておりまするアジア卓球大会ですか、それの朝鮮民主主義人民共和国あるいはその他の国々がありますね、……
○稲葉(誠)委員 お伺いしたいのは、ことしの予算などを見ますと、特に書記官が主任の書記官になるために、管内は管内だと思うのですが、非常に遠いところへ転勤させられる、こういうことですね。主任書記官になるためには自分のところの庁ではいけなくて、ほかのところへ転勤しなければいけないというふうに事実上の取り扱いはなっているわけですか。なっているとすれば、その根拠は、具体的な理由はどこにあるわけですか。
【次の発言】 往々にして行なわれるのでなくて、ほとんど行なわれているんじゃないのですか。だから、たとえば私のところの宇都宮から通っているのは浦和あたりへ通っている人がずいぶん多い。東京へ通っているのもず……
○稲葉(誠)委員 きょうは、いま問題になっておる告発の問題、そういうふうな問題を中心に聞くつもりだったのですが、きょう大阪空港の騒音問題についての判決がありました。これはもちろん裁判のことですから、その内容とかなんとかいう意味ではなくて、一方において国が当事者であり、法務省はその代理をしておるわけですから、そういう観点から聞くわけですが、最初訟務部長に、どういう点が問題であって、結論的にはどういうふうになったのかということを要点だけを簡潔に説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大臣、いま訟務部長からもう少し聞きましてから、説明しますから、それが終わってから大臣の意見を聞きますから、よく聞い……
○稲葉(誠)委員 きょうは、主としていろいろ問題になっております議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律を中心にいろいろ聞きたいのですが、いま大臣と法制局長官が宮中へ行っておられるというようなことでございますので、帰ってきてからゆっくりお聞きをしたいと思います。 そこで、その前にちょっと航空機の事故等による損害賠償の問題、一つは自衛隊機と全日空機の衝突ですか、あの事故に基づく遺族の賠償の問題と、それから今度の飛行機のあれに関連いたしまして各条約との関係等についてお尋ねをしていきたいというふうに思います。 そこで、最初にお聞きをしてまいりたいのは、これは防衛庁の経理局長になるのですね、岩……
○稲葉(誠)委員 この商法の一部改正に関連して、関連してというのは非常に広いのですけれども、いろいろお聞きするわけですが、大臣としては、元来商法の目的はどういうものであるというように理解をされていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 いまのことで、たとえば戦後できた法律でも、民法には第一条に目的があるでしょう。それから刑事訴訟法にもありますね。そうすると、商法の目的というのは特に……(中村国務大臣「条文に目的があるでしょう」と呼ぶ)いや、ないんですよ。ないから聞いているんです。目的がないから聞いているので、目的を書くとすれば、どこへどういうように書いたらいいのか。いま大臣が言われたでしょう。……
○稲葉(誠)委員 きょうは質問の順序を、この前参議院で修正になったところの三点のうち残っておるのがありますので、それをやって、それから例の公正なる慣行ですか、しんしゃく規定といいますか、それと企業会計原則との関係の問題、そして第二には例の引き当て金と会計原則との関係、そして累積投票の排除の問題、こういう順序でやって、最後には附帯決議について、今後どういうふうにするか、こういうふうな形で順序を追って質問したい、こういうふうに考えるわけでございます。 そこで、この前の仮処分の問題で残っておりますが、具体的にどういうような事案に対して監査役から取締役について差しとめの仮処分が出るのかどうか、具体的……
○稲葉(誠)委員 私、午前中ちょっとおくれたものですから、あるいはお話が出ておったのかと思って、その点について、もしダブりましたならば失礼をお許し願いたいと思います。 日本社会党の稲葉誠一でございますが、人見先生はお時間があれだということでございますので、私は実は最初に、日弁連の方にこういう法案が出てきたのを――私も弁護士をやり、調停委員などやっておりまして、いま調停委員やっていませんで、調停代理人のほうでありますが、いろいろ話をしてみますと、どうしてこういう法案が出てきたのだろう、最高裁なり法務省の真意がどこにあるのだろうということをみんなからいわれるわけですね。これは日弁連の方にあとから……
○稲葉(誠)委員 時間の関係もあるものですから、最初にアメリカで一九六六年に改正されて行なわれておるいわゆるクラスアクションの問題です。これは、実は日本でも非常に新しい問題ですし、主としてこれは京都大学の谷口さんあるいは東京大学の竹内さん、新堂さんたちなど商法学者と民法学者、訴訟法学者もちょっと入っておられるようですが、いろいろ研究をされておられるようですが、私もよくわからない点がたくさんあるものですから、ひとつこのクラスアクションというものがどういうふうなものなのかということを最初にお話を願って、それからそれに関連しての質問で、大体順序としては現在の訴訟法との関係でどういう点が問題になるかと……
○稲葉(誠)委員 この法案の内容に入る前に、この法案がどういう経過で立案せられるに至ったかというところをお聞きをしていきたいと思うのですが、法案提出権は法務省にあるわけですから、これは法務省で法制審議会の議を経て、そして法案を作成するのが筋だというふうに思うのですが、この法案は、そういう経路を一体たどったのかどうか。それからたどらなかったとすればその理由はどこにあるのかということを最初にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっとわからないのですが、これは基本的な改革じゃないというんですか。おかしいな。最高裁は基本的な改革だって考えているんじゃないですか。どうなんですか。ちょっと待って……
○稲葉(誠)委員 この法案について最終的な質問をいたすわけでございますが、まず、現在の調停委員が日当をもらったときに、その日当の中から何か一〇%をいわゆる天引きをされておるということも聞くのですが、この点の事実関係はどうでしょうか。
【次の発言】 それは裁判所で会計のほうで代行しているのでしょうか、これが一点。
それからもう一つ。そういうふうなことをやる理由、悪いと言うのじゃないですけれども。いま日本弁護士連合会が上部団体と言われたのは間違いです。そこで、調停協会連合会に対して最高裁判所などから基金的な援助といいますか、それは現在はどういうふうになっておるのか、将来それを増額する気持ちはない……
○稲葉(誠)委員 刑事局長がまだお見えになっていないようですから、質問の順序をちょっと変えましょう。 矯正局の関係から先にやりましょう。 この前、去年の十月に名古屋関係を中心として、いろいろ法務委員会で調査に行ったわけですが、そのときに名古屋の矯正管区から提出資料が出ているわけです。いろいろ書いてありますが、運営方針の中に、三として保安警備の充実ということをあげておるわけですが、これは当然のことだと思いますが、この中で、職員については、新旧交代の時期にあたり、新採用職員と中高年齢層の職員との間に断層があって、双方から惹起する問題が交錯している、こういうことが書いてあるわけなんですね。この具……
○稲葉(誠)委員 いま問題になっているというか、これから問題になろうとしておるというか、刑法の改正にも関連することなんですが、大臣がおられる間に、ちょっと基本的なことで御意見をお伺いをいたしたいんです。
それは、いわゆる明治憲法の時代の刑法並びにその運用といいますか、それと、現在の憲法のもとにおいての刑法のあり方というか運用といいますか、そういうふうなものについては、当然、条文そのものは同じであっても差異があってしかるべきだというふうに考えるわけなんですが、その点についての考え方を大臣からお聞かせを願いたい、こう思います。
【次の発言】 私の質問が悪かったのですが、刑法の改正とか、それから法……
○稲葉(誠)委員 大臣が一時間ほどおくれますし、それから警察のほうがほかの委員会に行かれるということもありまして、最初に警察関係とそれから法務省の刑時局の関係をお聞きをしたいと思います。
質問を別にこう楽しんでしておるわけじゃないのですけれども、ひとつゆっくり楽な気持ちで答えていただきたいのですが、新聞なんかを見ますと、日教組の委員長だとか書記長ですか、そういうようなものが逮捕されたとかなんとかよく出ているのですが、よく知りませんけれども、日教組で何かあったのですか。
【次の発言】 それは条文はどこに該当して、法定刑としてはどの程度のものと見ているわけですか。
○稲葉(誠)委員 私は、別にむずかしいことを聞くというわけではなくて、国民の皆さんが疑問に思っているというか、あるいはこうしてほしいとか、いろいろ考えておられると思うんですよね、そのことを端的にいろいろお聞きをしていきたい、こういうふうに思うわけですから、大臣もひとつフランクにお答えを願いたい、こう思うのです。
まず、あなたが大蔵大臣になられた。で、国民はあなたに一体何を期待をしているというふうに、あなた自身はお考えなんでしょうか。
【次の発言】 もちろんそうですけれども、同時に不況という問題――かりに不況というのをどの程度に認識しておるか、ちょっと私もよくわからないのですが、これはいわゆる……
○稲葉(誠)委員 午前中の最後のところの原先生の質問の答えに関連するのですが、非核三原則を優先をずっとしていく考えはないかというような質問に対して、外務大臣の答えは、新しい情勢が生まれたとかなんとかで、これから検討をするのだ、こういうような答えのようで、私ちょっと真意をつかみかねたかもわかりませんが、というふうなことだったのですが、そこら辺のところをもう少し詳しく説明願いたいのが一つと、なぜここで非核三原則を優先するということをはっきり言われなかったのですか、そこら辺のところをお聞かせ願いたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 いまの点についてはまたあとで、質問の中でお聞きをしたいと思う……
○稲葉(誠)委員 きょうは法務大臣が病気で欠席ということ、それから刑事局長がヨーロッパですか、会議に、おり悪くではなく、おりよく出席したのかもわかりませんが、そういう関係もありまして、あまり政治的な問題ではなくて、技術的なことをお聞きをするのにとどめたい、こう思います。
最初にお聞きをしたいのは、文世光、これに関連をしているのかしていないのか、吉井美喜子という人が起訴されたわけですが、この起訴された経過あるいは事実についての概略の説明をお願いをしたい、こういうふうに思うわけです。
【次の発言】 そこで、いま言った八月二十八日に身柄拘束のまま公判請求したわけですが、そのときに勾留延長、おそらく……
○稲葉(誠)委員 去る九月二日より行なわれました派遣委員による沖繩県下の裁判所の司法行政及び法務行政等に関する実情調査につきまして、私から簡単に御報告いたします。 まず、刑事事件の概要について申し上げますと、第一に、刑法犯の中で凶悪犯の占める割合が全国平均より非常に高いこと、第二に、外人の刑事事件が復帰後増加しており、特に麻薬事犯、凶悪事犯が増加していること、第三に、刑法犯中、少年の占める割合が全国平均より非常に高く、特に凶悪犯、粗暴犯、風俗犯の比率が高いこと、などがそのおもなものであります。 次に、民事事件の特に目立った点を申し上げますと、沖繩は、今次大戦によって不動産登記の公簿や戸籍簿……
○稲葉(誠)委員 大臣、いまおいでになられて、きのうの晩大臣になられたばかりですからたいへんどうも質問しづらいので、たいへん失礼ですけれども、具体的なこととか専門的なこととか、そういうことについてはお聞きをいたしません。まあきわめて常識的なことですね。 いま横山さんが最後に聞かれたことで、大臣お答えにならなかったことがあるわけです。これは意識的にお答えにならなかったのかどうか、ちょっとわかりませんが、いま世間で、国民の中で非常に大きな問題となっておるいわゆる田中金脈問題、こういうことについて、大臣としては、国民が騒いでいるのはばかげたことだ、何であんなこと騒ぐのだろうというふうに思われるのか……
○稲葉国務大臣 横山利秋議員のきわめて裁判所に対する思いやりのある御親切な御発言を聞いておりまして、まことに感銘にたえません。法務大臣といたしましては、裁判官が安んじてその任務に専念できますよう、ことに子弟の教育等については支障のないよう、法務大臣として責任を感じますので、文部大臣にさっそく伝えまして、転校等につきましては横山議員のおっしゃるようなことができますよう、早急に措置してくれるように文部大臣にかけ合うことにいたします。ありがとうございました。
【次の発言】 御指摘のとおり、私も、先ほどの事件にもかんがみ、裁判官の扱う事件の件数が百件とか、若い裁判官にも五十件とか、そういうことではあま……
○稲葉(誠)委員 裁判官の報酬の法案の理由を見ますと、「裁判官の給与」というふうに字が使われているわけです。そして表を見ると、これは「報酬表」ですか、になっています。そして附則を見ますと、「報酬その他の給与」というふうになっているのですが、これはどういうふうなことからこういうふうになっているのでしょうか。
【次の発言】 どうでもいいんですけれども、「理由」のところで、「一般の政府職員の給与改定に伴い裁判官の給与を改定する等の必要がある。」という。そうするとこれは「裁判官の報酬を改定する等の必要がある。」こうやってもいいの。
【次の発言】 「理由」の中にある「裁判官の給与を改定する等の必要がある……
○稲葉(誠)委員 最初にお聞きをしたいのは、いわゆる新潟の地裁で行なわれておる小西裁判のことに関連するんですが、もちろんその裁判の内容とかそういうふうな意味ではなくて、私ども聞いている範囲では、裁判所から何か文書の提出命令が出た、おそらくこれは刑訴法の百三条だと思うのですが、その出た経過ですね。それから、本件の公訴事実についてどういうふうな関連性があってその提出命令が出たのか。そういうところを説明を願って、あとの質問は、どうせ国の利害に重大なところに入ってくると思いますから、それについては法務省なりあるいは内閣法制局なりというところから見解を、議院証言法との関係でお聞きをしたい、こういうふうに……
○稲葉(誠)委員 じん肺法の患者の処遇の問題というようなことを中心にしてお聞きしたい、こう思います。
そこで、最初にお聞きしたいのは、じん肺法の患者が現在どのくらいいるというふうに実態を把握をしておられるのか。たとえば管理区分別上か、あるいは潜在的な方もおられると思うのですが、そこら辺のところから御説明願いたい、こう思います。
【次の発言】 そのじん肺法の患者の人は、原因はどういうふうなところからこういう病気になってきておるわけですか。特に戦前からの炭鉱だとか銅山とかにおられる方が多いようにも聞いておるわけですが、戦前、戦後いろいろな原因があると思うのですが、それを大筋に分けると、どういうふ……
○稲葉(誠)委員 きょうは独禁法の改正に関連をしまして、企業分割なり課徴金等の問題で、法務委員会ですから、法務省の見解というか、そうした問題を中心にお聞きをしたい、こういうふうに思うわけですが、その前に公取の方に、独禁法の改正の試案の段階ですが、伝えられておる中で、いわゆる企業分割ということが言われておるわけですが、企業分割の中に、会社分割なり営業の譲渡なり、それから「等」という言葉で示されているのがありますね。この三つの公取側で考えておる概略のことをひとつ説明を願って、それから後で法務省の方に聞きたいと思います。
【次の発言】 法務大臣、先にまとめて聞いてしまいましょう。
法務省が昭和四十……
○稲葉(誠)委員 今度の法案で、裁判官が一名、事務官が二十三名ですか、これは要求としてはどういうふうに要求したわけですか。
【次の発言】 去年の要求と実績ですね、これは、認められたものはどういうのですか。
【次の発言】 その内訳は、裁判官が五名、書記官が五名、調査官が六名、事務官が十四名、それで三十名ですね。そうすると、その前の年は、要求したのが全部で五百七十八名要求しているということになると思うのですが、一昨年より昨年、それからことしと人員要求が減っていっているんですね。これはどういうわけなんでしょうか。
【次の発言】 裁判官を二十六人要求したわけでしょう。判事補十二、簡易裁判所判事十四、こ……
○稲葉(誠)委員 いま横山さんの質問を聞いていて、一つは。きょう刑事局長は出てこないでしょう。次席検事の会同があるから出てくるのを勘弁してくれということなんですが、これは、水曜日には一般質問があることがわかっているし、普通の場合は刑事局長が呼ばれることはわかっておりますから、そういうふうなことで期日を設定するというのは考えてもらわなくちゃ困りますよ。これはよくないですよ。だから話が、国会軽視だ、とは言わぬけれども……。 それから問題点は、被疑者の補償の規程というのをなぜ法律としてできないのかということとか、それが実際に運用されている場合にどう行われているか。それじゃ不起訴処分するときにどうい……
○稲葉(誠)委員 独禁法改正と消費者保護の問題を中心に最初にお聞きをしていきたい、こういうふうに思うわけです。 独禁法の改正は公正取引委員会が中心となり過ぎて、むしろ公正取引委員会が独占しているのではないかという考え方が、まあ比喩ですけれども、人によってあるわけだね。消費者の保護というか、そういう考え方が改正の中に出てこないではないかというわけでしょう。これは三木総理もそういう声に押されて、消費者保護の規定を入れようということになった、こういうわけですが、ところが、きのう決まったのですか、あれを見るというと、消費者保護規定の整備という総理が打ち出したものが、どういう形に一応原案として決まった……
○稲葉(誠)委員 最初に、公正取引委員会の性格というか、特に独立の問題をお聞きをし、それから現在の独禁法の七条の問題、それから統一見解なるものあるいはその他についてお聞きをしたいというふうに思うわけです。
まず、公正取引委員会の国家行政組織上の地位というのは、これは条文がありますからわかっているわけですけれども、一つは、なぜ総理府の外局になっているわけですか。
【次の発言】 国家行政組織法の改正が昭和三十二年に問題になったときに、公取を経済企画庁の外局にすることと、それと特別調達庁を防衛庁の外局にするということで、防衛庁の関係は決まったわけでしょう。公取の方は決まらなかったわけですね。その間……
○稲葉(誠)委員 「犯罪者」という言葉は何か耳なれない言葉なんですが、これはどういう意味なんですか。
【次の発言】 「犯罪者」というのは、こういう名前はほかの法典なんかには具体的に出てきますか。
【次の発言】 言葉にこだわるわけではないのですが、クリミナルズというのは具体的には一体何を意味するのですか。
【次の発言】 これは犯した者ですか。犯すおそれがある、虞犯も含むのですか。
【次の発言】 余り変な質問をしてあれですけれども、よくわかりませんのは、たとえば中央更生保護審査会というものがあるでしょう。それから各地の場合は、関東なら関東の地方更生保護委員会ですか、ありますね。これはみんな「更生保……
○稲葉(誠)委員 現行の刑事補償法ができたときに、これは二十五条ですね、「免訴」と「公訴棄却」、これは政府原案にはなくて、何か参議院で修正になったのですか、その間の経過がよくわからないのですが、それと、その条文がちょっとわかりにくい条文なんで、その間の経過を説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、公訴棄却というのは具体的にはどういう場合に公訴棄却があるわけですか。
【次の発言】 それはそうなんですが、ただ現実にはどういうふうな場合に公訴棄却がいままで行われていますか。ほとんどないですか。
【次の発言】 刑事補償は、死亡の場合は決定があってから死亡した場合ですか、あるいは死亡した後……
○稲葉(誠)委員 この法案に関連して被疑者の補償の問題がいろいろ問題になっているわけですが、それに関連するというか、ちょっとお聞きをしたいのは、たとえば不起訴処分ですね。不起訴処分というのはいろいろあるわけですが、この「不起訴処分」というのは法律的にはどういうふうな性質のものなんでしょうか。質問の意味がよくわからないと思うのですが、結局不起訴にするでしょう。不起訴にしたことについて、たとえば不起訴の内容がありますね。「嫌疑なし」あるいは「罪とならず」それから「嫌疑不十分」いろいろあるわけでしょう。それについて、それが違うんだということで、その処分を受けた人が、内容が違う。内容というか、セクショ……
○稲葉(誠)委員 三木総理、あなたは、三木内閣が続く限り憲法を改正しないということを再三言われておるわけですね。そこで、その憲法を改正しないという中身の問題、これをいろいろ分析をしないと私は意味がないというふうに思うわけです。 そこで、憲法九十六条との関係、改正手続に関連する発議権の問題、これをまず最初にお聞きするわけです。 それからその次に、日本の憲法はいわゆる硬性憲法というので、世界の中でも珍しいくらい改正のむずかしい憲法ですね。これはおわかりだ、こう思うのですが、そうすると、現在の日本の中で一体憲法改正ができるというふうにあなた自身は考えておられるのかどうかということですね。憲法改正……
○稲葉(誠)委員 総理にお尋ねをいたしますが、昨日の参議院の法務委員会で、あなたがいらっしゃった一番最後のころに二院クラブの方が質問したことに対する答弁として、「法務大臣自身、改正の考えを持っていないから入閣してもらった。改正の考えなら入閣はさせない。」こういうふうに答弁したように報ぜられているのですが、そのとおりでございましょうか。
【次の発言】 三木内閣が誕生して、法務大臣が就任して後の去年の十二月二十四日、法務委員会の会議録第三号十一ページの四段目ですが、この中で法務大臣は自由民主党の綱領のことに触れまして、「党員として、この綱領を是なりと信ずるものであります。法務大臣としても、また総理……
○稲葉(誠)委員 時間の関係で、大臣に要点だけお尋ねをしていきたいと思います。
一つは、四十八年四月に最高裁で、例の尊属殺ですね、刑法二百条、この関係で違憲の判決が出たわけですが、これが刑法の一部改正という形で政府側から本当は早急に出さなければならないのだと思うのですが、出てこないわけですね。これはどういうわけなんでしょうか。その後の経過をひとつ御説明願いたいと思うわけです。
【次の発言】 そこで、判決の趣旨を生かすというのは、削除するというのが判決の趣旨を生かすという意味なんですか、別のことをまた考えておられるということなんですか。ちょっといまお聞きをしておってわからなかったのですが……。
○稲葉(誠)委員 前にいろいろな質問があったかと思うので、ダブることがあって恐縮だと思うのですが、まず委付主義ということで、それが採用されておった。ところがそれが被害者保護の見地から合理的でないというふうにされていて、現在わが国以外にはこの委付主義をとる主要海運国はない、こういうわけでしょう。それならどうして委付主義というものをいままでとり続けてきたことになるわけですか。もっと早くやめたらいいんじゃないですか。そこら辺のところ、それと、たしか二、三年前にこの法案が出るということで、私どもも説明を受けたことがあるのですよ。二年前か三年前か忘れましたが、それがどういう事情で出なかったわけですか。
○稲葉(誠)委員 大臣、ことしの六月四日に公安調査局長・地方公安調査局長会議であなたは訓示されているわけですね。これを読んだのですが、ここに右翼のことに一言も触れていないのですね。これはどういうわけでしょうか。
【次の発言】 そんなことないじゃないですか。前の方に左を挙げているでしょう。よく見てくださいよ。左の左かもわからぬけれども、挙げている。「最近続発する」云々と書いてあるでしょう。そして右の方のことは何も書いてないじゃないですか。これはどういうわけですか。
【次の発言】 やはり公安調査庁なり法務省全体が右に対して非常に姿勢が弱いのですよ。ということはいまの中から出てくるわけですよ。これは……
○稲葉(誠)委員 おとといですか、東京地検が起訴したという新星企業その他の事件ですね。宅建業法違反と商法の特別背任ということのようですが、どうも私よくわからないのですが、これは起訴するだけの起訴価値があったんでしょうか。どういう起訴価値があったんでしょうか。
【次の発言】 だけれども、国民は別に宅建業法違反によって被害を受けているわけでも何でもないのでしょう。
【次の発言】 要するに、数も非常に多いし、額も多い。ことに利益が四億二千万円も上がっておるというようなことからして、略式請求でなくて公判請求に踏み切った、こういうふうなことのようですね。
それから、商法の特別背任というのは、これはない……
○稲葉(誠)委員 いろいろお聞きをしたいのですが、時間の関係があるものですから、質問をずっと並べてお聞きをいたしますので、お許しを願いたいというふうに思います。 市瀬さん、お気持ちは非常によくわかるのですが、ちょっとお聞きをいたしたいことは、この事件の被害者側ということで、警察に呼ばれて参考人として供述調書をとられたこと、あるいは検事側に呼ばれて、被害感情あるいは示談の有無だとか、そういうことを中心として参考人として調べられたことがあるのかどうか。あるいは検事側があなた方を証人として法廷で申請したことがあるかどうか、こういうことですが、これだけ先にお聞きをしておきましょうか。
○稲葉(誠)委員 きょうは時間がないので、別な機会にいろいろ質問したいこともあるわけですが、一つは、この法案にも関連をするのですが、いまちょっとありました初任手当というのですか、これは裁判官と検察官の両方にあるのですか。ちょっとよくわからないのですが、いつごろからいつごろまであるわけですか。ということは、初任手当がなくなる段階になってきますると、給与が上がっても実際に上がったのは二千円か三千円ぐらいで、これだけ二万、三万上がるようになっていてもそこで意味がなくなってしまうのだということを実際の判、検事の人はよく言うわけです。それでお聞きするわけなんです。
○稲葉(誠)委員 最初に、警察関係を先に質問をしてしまいます。というのは、言葉が悪いけれども、例の三億円事件で時効が完成したということですね。これはこれとして、一つの問題点は、ではなぜそういう状況になってしまったのかということで、捜査上反省すべき点が一体あるのかないのか、そういう点からひとつお聞かせ願いたいと、こう思うのです。それからまた、正式に時効が完成したと言えるのかどうか、そこら辺のところも、これは警察の方からでいいです。
【次の発言】 細かい点は本来地方行政でやるのが筋かもわかりませんし、そちらの方であしたあさってやるらしいということですから、細かいことは聞きませんが、私がいろいろ考え……
○稲葉(誠)委員 大臣、いまのあなたの報告を聞いておりまして、捜査は順調に進んでおるというふうに理解してよろしいわけですか。
【次の発言】 そうすると、順調に進んでおる、何を目指して順調に進んでおる――言うまでもなく国民の期待しておるいわゆる贈収賄事件を目指して捜査は順調に進んでおる、こういうふうに理解してよろしいですか。
【次の発言】 贈収賄というと、公務員が職務に関することでなければなりませんね。ロッキードの関係で、たとえばトライスターの導入に関連して言うと、その所管官庁はどこになるわけですか。
【次の発言】 そうすると、わかっておることですけれども、PXLの場合はどこですか。
○稲葉(誠)委員 長谷村さん、いろいろお聞きしますけれども、余りかたくならないで、ひとつ楽な気持ちで答えてください。
いまちょっと話が出たことしの三月一日の件ですね、その日のあなたの行動というのをちょっとお話し願えませんか。
【次の発言】 あなたのおられる間にあなたにか大庭さんにか、国会の中からかどこからか何か電話がありましたか。
【次の発言】 そうすると、大庭さんがそのホテルオークラですかにおられるということを知っておるのは、予算委員会のメンバーのほんの一部だけだと思うのですが、どこから電話があったかは、あなた自身はよくわかりませんか。
○稲葉(誠)委員 きのうは全日空の藤原という取締役が逮捕されたということが伝えられ、きょうは若狭社長が逮捕されたということが伝えられておるわけですが、それぞれ、そのことが事実かどうか、それからその被疑事実ですね、その大要について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、若狭社長の逮捕は、沢らと共謀の上とありますから、沢、青木、植木、それらの者と共謀ということだと思うのですが、沢その他の者の供述調書を疎明資料として逮捕になった、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。これはもうあたりまえですけれども。
【次の発言】 御推察に任せるということで、それでわかりましたが、これはもうあた……
○稲葉(誠)委員 法務大臣、最初にお聞きするのですが、刑事責任は捜査当局がやる、それから政治責任なり道義責任は国会で追及する、これが本筋だというのは、私もそのとおりだと思いますね。そこで、法務大臣の言われる政治責任というのは具体的にどういうふうなことを指して言われているんでしょうか。ちょっとそこら辺のところがよくわからぬものだからお聞きするわけです。
【次の発言】 そうすると、あなたは、いわゆる灰色高官、いわゆると言いますよ、いわゆる灰色高官の発表ということについて、この際それを、政治の粛正とかなんとかいろいろな意味を込めて、国民の期待もあって、できるだけ広げて発表したいという考え方なのか、あ……
○稲葉(誠)委員 大臣、きょう午後二時からいわゆる最高検その他の首脳会議が開かれる。法務省からも吉田刑事課長が出席しますね。これは、あした田中前総理の勾留が一応満期でしょう。その前の日に、きょう開かれるわけだから、非常に重要な会議だと思うのですが、一体何がどういうふうに話し合われることになるわけですか。
【次の発言】 そうすると、例のピーナツですか、あの時効が一応八月九日でしょう。そうすると、その時効には絶対かけない、これはあたりまえですけれども、それはいまの段階で断言できますか。
【次の発言】 大臣、検察庁法十四条で、田中前総理の逮捕のときには、検事総長からあなたのところに逮捕の許可を求めて……
○稲葉(誠)委員 最初に運輸大臣にお尋ねしますが、前の運輸大臣なり運輸政務次官が逮捕されて、その次の運輸大臣なり運輸政務次官も、これはよくわかりませんけれども、いわゆるいろいろ嫌疑がかけられておる、こういうようなことは、運輸行政ことに航空行政に、どこかに問題点があるのではないかというふうに、いろいろ言われるわけですね、こういう点について具体的に、どういう点をどういうふうにしたいというふうに、あなたは考えておられるのか。また今回の運輸大臣なり運輸政務次官の、過去のですが、逮捕されたということ、そういうようなことについて、どういうふうにあなたはお考えなのか、まず、その点からお聞かせを願いたい、こう……
○稲葉(誠)委員 法務大臣、七日会の代表の西村英一さんが何か地検の検事正を訪ねられたときの経過、これは簡単でいいのですけれども、それと、そのときに四人の方の名前が恐らく七日会の方から出たのだろうと思うのです。よくわかりませんが。それで、検事正の方でその四人の方を近く呼ぶつもりだというふうな回答というか、返事をしたわけですか。その経過だけちょっと簡単に。
【次の発言】 いずれにしても、あそこまで言われていることですから、名前の出ている四人の方については、近くかどうかは別として、当然呼ばれるというか、呼ぶつもりだろう。それでないと国民の疑惑も解けませんから、これは当然のことだ、こういうふうに思うの……
○稲葉国務大臣 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、裁判所における事件の適正迅速な処理を図る等のため、裁判所の職員の員数を増加しようとするものでありまして、以下、簡単にその要点を申し上げます。 第一点は、裁判官の員数の増加であります。これは、地方裁判所における特殊損害賠償事件及び行政事件の適正迅速な処理を図るため、判事補の員数を七人増加しようとするものであります。 第二点は、裁判官以外の裁判所の職員の員数の増加であります。これは、地方裁判所における特殊損害賠償事件及び行政事件、家庭裁判所における家事調停事件及び簡易裁判所における民事……
○稲葉(誠)委員 法務大臣、いま問題となっている刑事訴訟法の四十七条の問題ですが、大臣としてもあれを聞いてもらいたいでしょう。――と思いますけれども、きょうはやめますから、大丈夫です。
きょうは別のこと、法案のことを聞きますが、ことし修習生から判事補を希望した人が何人くらいいて、それから何人くらい入ったのですか。何か四名ぐらい入れなかったということも聞くのですが、その間の経緯はどういう状況でしょうか。
【次の発言】 いまの四名というのは、あれは二回試験に入れなかった人が四名だ。
そこで、そうすると、八十六名希望して七十九名ですね。撤回したというのは、裁判所の方から勧告か何かをして撤回したわ……
○稲葉(誠)委員 刑事訴訟法の一部を改正する法律案、これについては当然予算を伴うものと考えられますので、七千万円の予算が計上されているというのですが、どこにどういうふうに計上されておって、その内訳はどうなのかということを可能な限り御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それは刑事補償という形で入っているのですか。これはどういうわけなんですか。刑事補償ではないのじゃないですか。
【次の発言】 そうすると、あと法務省に聞くのですが、これは本質的には刑事補償の一つの形態だというふうに見てよろしいわけですか。
【次の発言】 そうすると、刑事補償法の場合には、免訴または公訴棄却の裁判が確定した場合にお……
○稲葉(誠)委員 だんだん問題に入っていくのですけれども、最初のところは余り関係ないことを聞きますけれども、刑事記録が確定しますね。確定した場合、だれでも閲覧できるわけでしょう。それはどういうわけでしょうか。
【次の発言】 いまの問題は後でひっかかってきますが、刑訴法四十七条の問題で、ただし書きがあるのとないのとではどういうふうに違うのですか。
【次の発言】 そうすると、どうしてただし書きがついたのですか。
【次の発言】 そうすると六法全書を見ますと、四十七条のただし書きのところの参照条文に、これは編集者が勝手に書くんで、あなた方が書くわけじゃありませんけれども、「公益上の必要の例国会一〇四報……
○稲葉(誠)委員 いま民法等の一部を改正する法律案が出ているわけですが、全体の民法、特に親族、相続編ですね。この改正でどこが改正さるべきポイントとして考えられておるのか、それはどういうふうに進んでいるのか。これは法制審議会の民法部会身分法小委員会で中間報告があったり、その前に「親族編の仮決定及び留保事項」というのがありますね。そういうのは一体どういうふうなものなのか、ちょっと概略を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、そういうことは結構なんですが、全体として、いまの身分法小委員会の中間報告で各方面にアンケートをとっていますね。弁護士会だとか婦人団体だとかいろいろなところにとって……
○稲葉(誠)委員 最高裁にお尋ねするのですが、子の氏の改姓許可、これはどの程度出ておって、それからたとえば離婚して妻が復氏した場合には、通常ストレートに許可になっているのですか、それとも何か条件をつけるのですか。
【次の発言】 それじゃ、離婚の場合の親権者の定め方、ことに幼児の場合は九十何%あるいは一〇〇%近く、ほとんど母親を親権者というふうに定めておる場合が多いですか。
【次の発言】 幼児の場合ですよ。乳児のような場合はほとんど母親じゃないのですか。
【次の発言】 それから、私もよくわからないのですが、戸籍訂正というのがありますね。戸籍訂正許可を求める場合、審判があるでしょう。あれはどういう……
○稲葉(誠)委員 大臣にですが、きのう檜山氏が逮捕されたわけですが、これは外為法ですね。ということは、金が五億円ですか入ったということで逮捕したと思うのですが、そうすると、二月十七日ですか、予算委員会では、金の授受については知らぬとか、そういうふうに言っているわけですね。入らないとか言っているわけですね。それとの関係で偽証の問題が起きてくると思うのですが、その点についてはどういうふうに判断されているわけですか。
【次の発言】 まず、そのピーナツの一億円というものの時効、これは八月九日の受け取りになっているけれども、実際には七月二十三日だという説もあるし、これは余り聞かない方がいいのかもわかりま……
○稲葉(誠)委員 去る六月二十一日より行われました派遣委員による北海道管内の司法及び法務行政等に関する実情調査につきまして、私から簡単に御報告いたします。 まず裁判所関係について申し上げますと、各管内とも一般通常事件は、かつては道内全域の開発に伴い事件数も逐年増加の一途を示していましたが、ここ数年間はほぼ横ばい傾向であります。しかし事件の内容は、近時の社会、経済情勢を反映した複雑多岐にわたるものが多く見られます。 庁舎の整備状況につきましては、おおむね整備されてきておりますが、いまだ二、三の庁が未整備であり、特に札幌管内の夕張簡裁は老朽化が進んでおり、早急の改築が望まれます。 次に、検察……
○稲葉(誠)委員 最初に、福田さん、副総理ということで聞くわけですが、問題はロッキードの問題で、アメリカの財界、日本の財界あるいは日本の政界、右翼、こういうふうなものが絡んでいるというふうに言われているわけでしょう。こうした問題が一体なぜ起きているかということについて、また、一体それについてどうしたらいいのかというふうなことを、あなたから副総理という形で――ぼくは副総理の副が早くとれた方がいいと思うのですが、それは別として、お聞きしたい、こういうふうに思うわけです。
【次の発言】 その金で支配する風潮とかいろんな背景について反省すべきだということは、一体だれが反省すべきなんですか。国民全体が反……
○稲葉(誠)委員 若狭さん、お聞きしたいんですけれども、昭和四十七年の九月の初旬に外電で、ロッキードをあなたの方が買うのが決まったということが報ぜられたということがありましたか。
【次の発言】 この前話したことはもういいですよ、時間ばかりとっちゃうから。
そこで、ロッキードのホートン会長が何を言ったんですか、これは。自分の方のトライスターをあなたの方が買うことに決まったんだというような談話でも何かホートン会長が発表したのですか。
【次の発言】 それはどういう根拠に基づいてホートン会長が発表したというふうにあなたお考えになりますか。
【次の発言】 その抗議したというのは、ホートン会長にあなたが……
○稲葉(誠)委員 官房長官、お忙しいようですが、三木さんがおいでにならないのでかわりのつもりでお答え願いたい、こう思うのです。
二つは、このロッキードに関連して政治的道義的責任があるというふうにはっきりした人、あるいは考えられる人というか、それのはっきりした段階で、なお自民党としては総選挙に公認をするという考え方なんですか。これはどういうふうに考えたらいいのでしょうか。ちょっとむずかしいかな。これはあなた、三木さんにかわって答えてくださいよ。
【次の発言】 それはあなたとしては――だから三木さんにかわってと、こう言っているわけですけれども、政治的道義的責任があるというふうに考えられた人、この……
○稲葉(誠)委員 ロッキードの問題についての事実関係はロッキードの特別委員会でやってくれということですので、きょうは主として刑事訴訟法の四十七条とか二百二十六条とか、こういうような法律問題についてお聞きしたい、こう思うのです。私もよくわからないところが非常に多いものですから、わかるように御説明を願いたいと思うのです。
まず刑訴法の四十七条ですね。これはもとの刑訴法にはなかった規定ですか。そこら辺はどうなっているのですか。そうだとすれば、設けられた趣旨はどういうところから出ておるのでしょうか。
【次の発言】 この「公益上の必要その他の事由があって、相当と認められる場合は、この限りでない。」とい……
○稲葉(誠)委員 この裁判官の法案に関連するわけですけれども、その前にちょっと大きな問題として、裁判官の適格性の問題というか、そうした問題について質問をしたい、こういうふうに思うわけです。 実は、私も、けさの読売新聞ですが、これを見てびっくりしたわけですが、京都地裁の、名前が出ていますが、鬼頭史郎判事補ですか、この方が、総理大臣に検事総長の名前をかたって一時間にわたって電話をした。しかも、それが何か捜査報告に関連をしての質問であって、録音テープまで持っているというようなことが書かれておるわけですね。これはちょっともう裁判官としては、事実とすれば、全く常識外れで、理解ができないのですが、最高裁……
○稲葉(誠)委員 この前の委員会のときに、裁判官の姿勢といいますか、裁判に対する信頼を失わしめたというような問題で、例の京都の鬼頭判事補ですか、このことについて質問したわけですが、これに関連をして、最高裁当局で本人から事情聴取をしたということが伝えられておるわけなんですが、そのことに関連をして、これは非常に重要な問題ですからお名尋ねをしたい、こう思うのです。 そこで、差し支えない範囲でということではなくて、差し支える範囲もひとつ遠慮なく答えてほしいと思うのですね。これはやはり明らかにした方がいいと、こう思うのです。 そこで、まずお聞きをいたしたい第一点は、この録音テープというふうなものを読……
○稲葉(誠)委員 最高裁当局にお尋ねをするわけですが、きのう鬼頭判事補のいろんな問題については細かく聞きましたものですから、足りないところを補充するという形で聞くものですからそう長い間聞かないつもりですが、一体この鬼頭判事補という人はいまどこにいるのですか。その辺がわからないのですがね。最高裁判所としては本人がどこにいるというふうにつかんでいるのですか。
【次の発言】 どちらでもいいですけれども、所在について、最高裁としては東京にまだずっとおれということを指示したのですか。
【次の発言】 何か、名古屋にもおらないという話もあるし、きょう朝九時ですか、都内某所で証人召喚状を送達しに行っているらし……
○稲葉(誠)委員 簡単にといいますか、そう長い時間でなくて質問させていただきたい、こう思いますが、実は前から問題になっております鬼頭判事補のいろいろな問題について、きのう最高裁判所の方がホテル・ニューオータニに行かれていろいろ事情聴取をされた、こういうふうなことが報ぜられておりますので、その事実関係、それから行った目的はどういう目的であったのか、こういうことからお尋ねをさせていただきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 結局、事情聴取の中で、結論的には、いわゆるこの告白と称せられるものですね、進んで何かこう記録してほしいというふうに自分の方から持っていったとか、自分でいろいろ電話をかけ……
○稲葉(誠)委員 東郷さん、この前、中曽根さんのこの委員会におけるテレビでの証言が出ましたよね。テレビで中継されたでしょう。あれ、ごらんになっていらっしゃいましたか。
【次の発言】 児玉譽士夫に初めて会ったのは、四十八年三月二十日、「千代新」が一番最初ですか。
【次の発言】 いま戸栗亨という人の名前が出てまいりましたね。この人とあなたとの関係、それから、この人と小佐野賢治との関係、これに概略お答え願えませんか。
【次の発言】 いま百七十一万株の話があなたの口から出てまいりましたね。これは結局、あなたが昭和四十八年二月に戸栗さんに、時価よりはるかに高い値段で買い取らざるを得なかったというので、金……
○稲葉(誠)委員 大臣が来たら、所信表明に対して若干質問したかったんですが、ちょっとおくれていますから、時間の関係上、この法案のことについて若干質問して、途中でまた入って続きます。
十五名ふやすということなんですが、これが出てくる数字の根拠はどういうところなんですか。
【次の発言】 この統計は十二月一日現在ですね。その後情勢も変わってきているし、それから、特に三月の末になってくるとやめる人なんかもいるわけですね。それを踏まえますと、この資料にある「下級裁判所の裁判官の定員・現在員等内訳」、これはどういうふうに判事の場合などは変化してくるわけですか。
○稲葉(誠)委員 この法律についてはもう質問が大分なされておりますので、若干の時間質問させていただきたいと思います。
法律を見ますと、証人等の被害についての給付という言葉が出てくるわけですね。給付というのは、私ども法律を習ったときに、最初にたしか債権法の総論で出てきた言葉だと思うのですが、この給付と、国家賠償法などで言う賠償、それから刑事補償法などに言う補償ですね、この三つの関係はどういうふうに理解したらよろしいのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、この法律は、純粋に言うと国としては法律的な責任を負っているんじゃないんだ、だけれども、まあ言葉は悪いかもしれぬけれども、恩恵的な意味で、各般……
○稲葉(誠)委員 時間も時間ですし、急なものですから、十分準備ができないで申しわけございませんが、要点だけ、基本的な点だけをまず先にお聞きをしたいというふうに思います。 明治三十二年にこれは法律第四十八号でできた商法ですね。これの二百九十七条というのがいまになって改正というか、暫定措置になって出てきているわけですけれども、商法の改正という形をとらなかったのはどういうわけなんですか。前の特定引当金の問題のとき、あるいは監査法人のときも商法の一部改正という形をとったと思うのですが、事実上は商法の改正ではないか、こう思うのですが、そこはどういうわけなんでしょうか。
○稲葉(誠)委員 この法案の表題を見ると「裁判官の報酬等」と書いてあり「検察官の俸給等」と書いてあるわけですが、理由のところを読みますと「裁判官の給与を改定する必要がある。」こういうふうに書いてあるわけですね。検察官の方も「給与」という言葉を使ってあるわけですが、これはどういうふうに違うわけですか。
【次の発言】 いや、その給与と報酬と俸給と違うのですか、はっきりしてください。
【次の発言】 いま「報酬等」の「等」について手当が入っているという話がございました。この条文の附則などを見ますと「裁判官が昭和五十二年四月一日以後の分として支給を受けた報酬その他の給与は、」と書いてあるわけですね。手当……
○稲葉(誠)委員 前に質問がありましたのとできるだけダブらないようなかっこうで質問をしたいと思います。一つは旅券法改正の問題、それからもう一つは、今度の臨時国会の問題は別として、今後の通常国会においての法改正というかそうした問題をお聞きしたいというふうに考えるわけでございます。 まず旅券法の問題ですが、十三条の一般旅券の発給等の制限の問題の第一項第二号ですね、現在「死刑、無期若しくは長期五年以上」になっているわけですが、これは最初からこういうふうになっておったのですか。たしか長期十年以上だったというふうに覚えていますが、その経過はどういうふうに改正になったわけですか。
○稲葉(誠)委員 最初に刑事局長にお尋ねするわけですが、この前の予算委員会で私どもの大出議員がソウルの地下鉄の問題などに関連して質問をしたときに、あなたが、その質問の経過を聞いておられたのですが、何か深い関心を有するというような発言をされたように大出議員からも聞きましたし、新聞でも拝見したのですが、どうしてそういうような発言をされたのか、そのときの気持ちというか背景といいますか、それを最初に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、深い関心を持っているというのは、具体的にどういう点に深い関心をお持ちなんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、深い関心を持っているから、だからどうする……
○稲葉(誠)委員 裁判所職員定員法についての審議に入るわけですが、現在最高裁判所は、裁判官が十五人、その他調査官なりそれから書記官なりいろいろおられると思うのですが、現在は全部で何人くらいいて、その内訳はどういうふうになっておるわけですか。
【次の発言】 だから、全部で何人ぐらいいるのかということなんです。その内訳はわかりますか。
【次の発言】 私の言うのは、最高裁判所だけに限って聞くと裁判官が十五名でしょう。それから、調査官が何名いるとか秘書官が何名いるとか書記官が何名いるとか、そういうことを聞いているわけなんですよ。それがどういうふうにふえてきているのか、あるいは減ってきているのかわかりま……
○稲葉(誠)委員 それでは、この前に引き続いて質問をいたしますが、最初に、ちょっと悪いのですけれども妙なことからお聞きするわけですが、東京地方裁判所の民事部というのは一体どこにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、幾つもの庁舎に分かれて存在するのですが、本庁というのはどこにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、民事の方がいま言ったように幾つもありますね。どことどことどこにあるわけですか。それで、どこにあるのは何部なんですか。何をやっているのですか。
【次の発言】 大体東京地方裁判所の民事部というのは、本庁というのは一体どこにあるのかというので、ぼくもいろいろ調べたわけですよ。そうしたら……
○稲葉(誠)委員 法務大臣と刊事局長にお尋ねするのですが、主として刑事局長になると思いますが、最初にお尋ねするのは、ロッキードの裁判が国民注視のもとに進行しておるわけですが、これは刑事局としては順調に進んでおる、こういうふうに理解をしておられるわけですか。
【次の発言】 冒頭陳述に書いてあり、そしてそれが法廷で開陳されたものについては全部十分なる証拠がある、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 この冒頭陳述の中に、田中前総理に関連して四のところで「桧山らの田中に対する請託及び現金五億円の賄賂の約束とその経緯など」、こういうところでずっと状況が書いてあるわけです。それで、桧山……
○稲葉(誠)委員 刑事補償法の一部を改正する法律案についての質問ですが、この前に飯田委員から刑事補償の本質について非常に詳細な質問がございました。それに対抗する意味ではございませんが、ちょっとその点に関連をして質問をさせていただきたい、こういうふうに思います。
旧憲法には刑事補償に関する規定はなかった、こういうふうに言われるのですが、それはどういう理由からなかったわけですか。
【次の発言】 そうすると、刑事補償法という法律そのものは昭和六年四月二日の法律第六十号であったわけですね。そのときの考え方で、渡邊という司法大臣が補償という言葉を用いた理由に関連して提案理由を述べておる。「此補償法ノ適……
○稲葉(誠)委員 この人質による強要行為等の処罰に関する法律案の前に、大臣にちょっとお伺いしておきたいことがあるのです。 それは、この法案とは関係のないことなんですが、政府はこの前の国会に、ロッキード事件に関連をして、贈収賄の刑の引き上げと、したがって公訴時効の延長、それの法案を提出しているわけですね。これはロッキード事件のようなものをなくするための福田内閣の一枚看板だとかなんとか言われておって、出しっ放しで、法務省としてもこの法案について通してくれという話も全然ないし、大臣としてはどういうふうなお考えなんですか。このロッキード事件のための贈収賄、公訴時効の延長のこの法案、内閣提出刑法の一部……
○稲葉(誠)委員 この前の残りの中で確信犯というのは一体何かということをひとつお聞きをしていきます。
【次の発言】 この前私はフェリーと申し上げましたので、訂正さしていただきます。ラートブルッフですね。
そこで、一体日本で確信犯というものは認められるという考え方ですか。確信犯というものは認められないという考え方ですか。
【次の発言】 たとえばこういう議論があるんですね。慶応大学の宮沢浩一さんの議論だと思っていいでしょう。「今日のように、投票を通じて政治的決定に参加する民主主義のルールの下で、「確信犯人」を認めることは、矛盾です。」という、これは対話の中の一つのあれで、宮沢さんの意見かどうかは……
○稲葉(誠)委員 法務大臣に、通告してないのですけれども、常識的なことですからお聞きをしたいのですが、むしろ国務大臣としてお聞きをすることになるかと思うのですが、いま尖閣列島に中国の漁船がずっと来ておる、こういうふうなことが話題になっているわけです。それに対して国務大臣としての瀬戸山さんは、どういうふうにお考えになって、どういうふうにしたらいいとお考えなんでしょうか。これは通告してないのですけれども、ちょっと常識的なことですからお尋ねします。
【次の発言】 質問に入ります。
最高裁判所の第一法廷で、昭和五十三年三月三十日に、上告人が福岡県知事で、被上告人が孫振斗という人、この事件で、これは国……
○稲葉(誠)委員 最初に法務大臣に概括的なことをお尋ねしたいと思うのですが、後から民事局長なり刑事局長にもお尋ねしたいと思うのです。
例の大韓民国の飛行機がソ連の銃撃に遭って日本人が一人殺された事件があるわけですが、それについて、まだ詳細はもちろんきわめていなくてわからないところもあるかと思うのですが、そのこと自身についての大臣の率直な御感想というか、それからどうしたらいいかとか、いろいろな問題があると思うのですが、そういう点を一応お話しを願って、後から法律的な問題について局長にお聞きをしたい、こういうふうに思うわけです。
【次の発言】 刑事局長にお尋ねするわけですが、あの事件の場合、どうい……
○稲葉(誠)委員 いまの政治犯罪の定義が余り長過ぎますね。どうしてあんなに長いのですか。やけに長い定義だな。あんなに長い定義なんてありますか。定義というのは二行か三行のものなので、どういうわけですか。
【次の発言】 それでは二行か三行にまとめてください。
【次の発言】 何だか少しややこしいな。
憲法の八十二条の第二項で「但し、政治犯罪」云々は「常にこれを公開しなければならない。」こうなっているわけですね。これはどういう理由から、政治犯罪は常に公開しなければならないということになるわけですか。
【次の発言】 それでは別のことをお聞きをするわけですが、明治四十四年の条約第十二号というのはどうなっ……
○稲葉(誠)委員 最初に、最高裁当局にお尋ねをいたします。 五月二日の最高裁の岡原長官の発言というのは非常に重要な問題を提起した発言である、こういうふうに私どもは考えておるわけです。その内容については後で申し上げますが、そこで、五月四日に私が委員部の方に、最高裁長官にぜひ出席をしていただいて、そしていろいろこの発言の真意その他についてお話し願いたい、こういうことを申し上げておったわけであります。これば司法権のことでありますから、もちろん要求ということではございません。出席をしていただきたいという要請であるわけでございますが、きょう、なぜ岡原さんが当委員会に出席をされないのか、その理由について……
○稲葉(誠)委員 実は、いわゆる白ろう病、いまは正式の名前は何というのですか、これについて昭和五十一年十月十九日に告訴、告発が検事総長にあったのですが、その件について捜査の経過などを聞きたかったのですが、法務省関係がおくれておりますので、林野庁の方にお尋ねをしていきたい、こういうふうに思うわけでございます。 そこで、去年の七月二十八日に高知の地方裁判所で、いわゆる白ろう病訴訟について判決があったわけですが、これについては、あなたの方で高松高等裁判所に控訴をしておるというふうに聞いております。あなたというか、被告は国になっておるから、法務省の訟務局長を呼んでおけばよかったかもわかりませんが、事……
○稲葉(誠)委員 法案の質問に入るわけですが、最初に、いわゆる法曹三者の協議をやるようにという附帯決議が、これは衆議院と参議院でしたかね、ございました。たしか一回は管轄の拡張のときかなんかでなかったかと思っていますけれども、もう一回はちょっと忘れました。いずれにいたしましても、そのときにどういう趣旨でその三者協議をやるというようになったのか、それからまた一般的にそのときの附帯決議はどういう附帯決議であったかということですね。
【次の発言】 そうすると、本法案についてはその三者協議というのは一体あったのかなかったのか、これはどうなんですか。それから、その前に、三者協議というのは具体的にどの程度の……
○稲葉(誠)委員 最初に司法書士法の一部を改正する法律案について質問をいたします。
現在、司法書士になるための試験が現実に行われておるわけですね。特認じゃない、試験ですね。これはどういうふうに行われておるのかということをまず最初にお聞きをしたいわけです。
【次の発言】 それは認可という形はとっておりますが、実際に筆記試験をやって全部東京へ持ってきて、コンピューターか何かで採点してしまって、そこで結論を出して全国統一にやっているわけでしょう。そうすると、それについて地方法務局長の多少の幅がある、こういうわけですか。私の聞きたいのは、今度は国家試験になるのですが、なった場合と現在の場合と具体的に……
○稲葉(誠)委員 米谷さんの再審事件について先にお聞きをいたします。ただ、これは経過をずっと聞いてまいりますと非常に長くなって、これだけで時間をとってしまいますので、要点だけをお聞きすることにしたいと思います。
一つは、長内という人が本所署に勾留中に自供をしたのが四十一年四月七日ですね。それから四十二年の二月二十一日に本件で逮捕した、こういうことになっておるわけですが、この間の捜査の経過についてひとつ説明を願いたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 そうすると、その起訴をするのが四十二年の二月二十三日ですね。その過程で東京地検としては、当時米谷さんはもう仮出獄していたわけですね、三十三……
○稲葉(誠)委員 いま山崎さんから質問があったところですが、司法修習生の場合、見送りになるというような話のようでしたね、ちょっとよく聞いてなかったのですが。そうすると、それはもちろん国家公務員ではないから、増額の場合でも法案には出ないわけですけれども、仮に増額になるとした場合には、どういう形でどこへそれが出てくるわけですか。法案ではなくて、ただ予算書の中へ出てくるのですか。どういう形になるのですか。
【次の発言】 私の聞き違いで申しわけございませんでした。どうもそうでないかと思っていたのです。それでないとおかしいと思うのですが、そうするとやはり三・八四%という形で修習生の――これは何と言ったら……
○稲葉(誠)委員 刑事局長に最初にお尋ねをいたしますが、カール・コーチャン及びクラッターに対するいわゆる嘱託尋問調書の証拠調べ請求に関する決定というのがございます。そこで、これのフレーズでいくと二百三十四、ページでいくと五十七ページの裏から五十八ページにかけてでございますが「検察官吉永祐介作成名義の昭和五一年五月二二日付証人尋問請求書の記載によれば、」云々、こういうのがございます。その中に、贈賄の方は別として収賄関係で、トライスター「及び対潜しよう戒機P3Cの販売代理権を有する」云々ということと、それからまた、P3Cに関連して「あるいは日本国政府がP3Cを選定、購入するよう取り計ってもらいたい……
○稲葉(誠)委員 法案に入ります前に、三、四点御質問させていただきたいと思うのですが、これは伊藤刑事局長にお答えを願いたい、こういうふうに思います。
衆参両院の証人喚問が一応終わって、それをどういうふうに当局としては受けられたかというか、どういうふうな印象づけをされて今後に資するのか、こういうふうな点について、最初にお聞きをしたいと思うわけです。
【次の発言】 二十日に検察首脳会議が行われて、二十一日に有森氏の任意取り調べが行われた。
そうすると、今後の捜査の進展、これは、たとえば二人の人が外為法と私文書偽造だけですね。私文書偽造というものは普通ない、ないことはありませんけれども、当然、行……
○稲葉(誠)委員 私は、航空機の疑惑捜査は非常にむずかしい捜査だと初めから思っていたわけです。それにもかかわらずといいますか、非常によく地検の特捜部がやったというふうに思って、その苦労には感謝をするわけですが、二、三聞きたいのは、たとえばいわゆる海部メモというものについて、一体海部自身が自分がつくったんだということを、これは認めたわけですか。
【次の発言】 そうすると、なぜそういうふうなものを――ちょっと質問を変えましょう。
あなたは、その中で事実と違う点があるということをこの前も言っていますね。どういう点が事実と違っておるわけですか。たとえば岸さんに関連する部分ですか。
○稲葉(誠)委員 この民法の改正で心神耗弱者という言葉があるわけですが、この心神耗弱者という意味がどういう意味なのか、ちょっとよくわかったようでわからないようなものですから、そこら辺のところを最初にお聞かせ願いたい、こう思います。
【次の発言】 その心神耗弱者で法律行為をした。そうすると、その行為を自分で取り消すことができるわけですか。
【次の発言】 準禁治産の宣告を受けていると自分で取り消すことができる、こういうわけですね。
そうすると、理非を弁別する能力が欠けている者が自分の行為を取り消すということは、これは理論的におかしいんじゃないですか。
○稲葉(誠)委員 刑事局長にお尋ねするわけですが、五月九日の法務委員会で、同僚議員が岸信介氏の事情聴取云々についてお聞きになったときに、あなたが
私としては、お尋ねの人物を調べますとか調べませんとかいうふうに申し上げるわけにいきませんけれども、調べる必要がないというふうにお答えした範囲には含まれない方だというふうな程度で御了解をいただきたいと思うわけでございます。
こう言っているのですね。これはどういう意味なんですか。余りうま過ぎてというのかどういうのか、回りくどいというのかよくわかりませんが、どういうことですか。
【次の発言】 そうすると、頭から片づけないでどういうふうに片づけた――片づけ……
○稲葉(誠)委員 刑事局長にお尋ねするのですが、この前予算委員会で出た海部氏の「西川社長殿」という文書がありますね。通称第三のメモと呼ばれているのですが、これは海部氏の書いたものですか。
【次の発言】 そこで、この内容ですが、いろいろ書いてありまして「松野頼三」云々の点がございますね。これに関する点は事実なんですか、どうなんですか。
【次の発言】 そんなことを聞いていない。松野頼三に関することを聞いているのです。あとのことはまた後で聞くよ。
【次の発言】 そうすると「岸先生」以下が、「合作劇」という言葉がちょっとおかしいのだけれども、「岸先生」以下「増田、田中六助の合作劇であり」というところは……
○稲葉(誠)委員 外務大臣が公用でお出かけのことでもございますので、先にお伺いしておきたいと思います。
それはアメリカ局長が日米ハワイ会談の中のグリーン氏の記録か何かにE2Cのあれが載っているということを報告されたわけです。私ちょっとおくれて来たので全部聞いてなかったものですから、それはどういうふうな経過からわかったのですか。
【次の発言】 何か変だと思った。
そこで、それはアメリカのどこへ問い合わせて、どこにあったのですか。国務省にあったのか、あるいは個人的に持っていたというのですか、どうなんですか。
【次の発言】 だから、国務省の記録というのはどうなの。正式な記録の中にあったということ……
○稲葉(誠)委員 最初に法制局長官にお伺いをしたいのですが、総理大臣が責任をとるという場合にはどういうような種類のものがありますか。
【次の発言】 もう一つ、閣僚の罷免があるだろう。
【次の発言】 総理大臣にお尋ねをするわけですが、国民がこれだけの疑惑を持っているのを、防衛庁の言い分を信じてあえて予算に計上して、いま審議を求めているわけですね。それで、そこに疑惑があり不正があったということが後でわかったときに、総理は、国会に陳謝するだけであなたの責任は済む、こういうふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 だから、それ相当の責任を負う立場にあるということはよくわかりましたが、それがこういう状態に……
○稲葉(誠)委員 お尋ねしますが、千歳の土地の買収関係ですね、あなたの名前で二分の一買っておられて、塚田徹代議士の名前で二分の一買っておられますね。どういう関係から塚田徹代議士とお知り合いになってこれを買われたのか。二人で買うようになったのはどういうふうなわけか。それから、会社名でなくてあなたの名前で、個人名で買われていますね、これはどういうわけか。 まだありますが、一緒にやってしまいますが、北海道の開発公社からあなたのところにこの土地を売ってくれということで何回も行きましたね。行ったところがあなたは断っておる。これはどういうわけでございましょうか。それからその三千万円の金、これはどこへ行っ……
○稲葉(誠)委員 海原さん、あなたは証人ということではなくて参考人ということですから、法律的な束縛もありませんし、いまは自由な評論家ということなんですから、遠慮なく知っていることを話してくださいよ、余りやかましいことは言わないで。
そこでお聞きしたいのは、あなたが官房長のころに、日商岩井の海部八郎さんがあなたのところに一回だかおいでになったことがある。そのときの模様をお話し願えませんか。
【次の発言】 海部さんはだれかの紹介であなたのところへおいでになったわけですか。
【次の発言】 それでは、F5ノースロップはあなたが支持しているというか、アメリカ軍が日本や西独用につくった飛行機のようですね……
○稲葉(誠)委員 いま大出委員から質問がありました五十五万ドルの件ですが、これについては国税庁としては検察庁と協議して告発をしたのですか、しなかったのですか。あるいはそういう点についてどういう相談があったのですか。
【次の発言】 告発をしないということについては私は納得できないのですが、告発するかしないかということについては捜査の過程で東京地検なり何なりと当然相談をしているはずですよ。相談しないで勝手に告発しないなんということを実務上決めるわけがないです。そこはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 だめだよ、そういううそ言っちゃ。そんなことないですよ。これはまた後で別にやりますけれども……
○稲葉(誠)委員 いまの倉石さんの答弁を聞いていましたのですが、そうすると、友人として青天白日の身でありたいとかなんとかということは冗談に言ったの。どうなんですか。あなたの本心なんですか、どうなんですか。
【次の発言】 ちょっとそこに立っていて。
私の言うのは、本心かと言っているのですよ。あなたの答えは、いま聞いていると冗談ではないでしょう。本心からそういうことが出たことなんでしょう。それだけ答えればいいですよ。
【次の発言】 それから法務大臣、ついでだから聞きますけれども、自民党のこの政治綱領の中に自主憲法の制定というのがあるでしょう、ありますね。あなたはその自主憲法の制定ということについ……
○稲葉(誠)委員 刑法の一部改正の法案に入る前に、当面の問題について二つばかりお聞きをしたい、こう思うわけです。
これは警察庁の漆間捜査第二課長にお聞きしたいわけですが、KDDの事件についての現在の捜査状況と将来の見通し、そういうふうなものについて一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 その三人の者というのは、これもすぐわかってしまうことですからあれですね、官界の方と承ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 ただその三名の人というのは、いまのあなたの話だと任意捜査で取り調べているということですね。そうすると、ちょっとはっきりしないけれども、参考人から被疑者になる可能性が十分ある。あなた……
○稲葉(誠)委員 警察に聞くわけですが、KDD事件のその後の捜査の進展というか今日におきます状況をまず御説明願いたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 その郵政省なりKDD七カ所を捜索したというのは、これはどういう目的でしたのかということと、それから押収は何点ぐらいで主なものは何かという点をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それで贈賄者側は、結局自分自身一人でそういうふうな意向を決めたというわけではないということが考えられれば、佐藤陽一が部下と共謀したということでしょうか。それだけでなくて、佐藤陽一という人がむしろ上司との関係で贈賄についての共謀関係が考えられたのではないか。こ……
○稲葉(誠)委員 この法律の質問に入るわけですけれども、まず、これについて予算関係がどういうふうになっているわけですか。
【次の発言】 それは具体的に刑事補償の件数がどのくらいあり、そしてその内訳はどういうふうになっているのですか。たとえば死刑の場合などは恐らく予算要求に含んでいないわけでしょう。それから、いま言った金額は何件ぐらいあって平均幾らぐらいだということを前提としているわけですか。
【次の発言】 これはぼくの方が悪かったかもわからぬけれども、これは最高裁じゃなくて法務省の方で司法法制部ですか、あそこが全部やっているわけですから、そこの方から説明を聞くのが筋だったかもわかりません。
……
○稲葉(誠)委員 この民法の改正は非常に重要な意義を持っておる法律ですから、少し時間をいただきまして十分やりたい、こういうふうに思います。きょうは第一回ですから、最初のことをお聞きしていきたいと思う。大変失礼なことをお聞きするかもしれませんが、これはお許し願いたいと思います。
たとえば法務省の貞家民事局長は家庭裁判のことについていままでどの程度御関与されたわけですか。
【次の発言】 余り失礼なことを聞いては悪いからこの程度にしておきますけれども、その三年何カ月の兼務というのも東京地裁で兼務だったのかどうかわかりませんが、辞令だけで実際は余りやっておられないのが普通だ、こういうふうに思いますし……
○稲葉(誠)委員 せっかく最高裁の事務総長がおいででございますので、家庭裁判所のあり方を中心としてといいますか、私どもは今度の法律の改正を中心として家庭裁判所にさらに一層大きな期待をかけておりますし、国民も非常に期待をしているわけでございますので、家庭裁判所の裁判官の充実あるいは調査官、書記官、それから医務室といいますかそうした問題、調停委員その他の充実、そういうふうな問題について、今後最高裁としてどういうふうに処していかれるかということを最初にお伺いをさせていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、家庭裁判所の裁判官は数が非常に少ないということですね。普通裁判所と比べて数が少ない。
……
○稲葉(誠)委員 時間の関係もありますので、まず郵政省の方に要点をお聞きをいたします。
それは、服部安司大臣が政務次官になった日にちが三十九年の十一月九日で四十年の六月二日まで、それから大臣になられたのが五十二年の十一月二十八日で五十三年の十二月六日まで、それからKDDの板野社長が社長に就任したのが五十年の五月三十日で五十四年の十月二十五日まで、このことは間違いありませんか。
【次の発言】 そこで郵政大臣の職務権限、ことに国際電信電話株式会社に対する関連で聞くわけです。
まず料金については、公衆電気通信法の第六十八条第二項によって、法定料金以外の料金は郵政大臣の認可を必要とするというふうに……
○稲葉(誠)委員 外国人登録法の一部改正案についていろいろ質問するわけですが、これは外務省は呼んでないけれども入管局長で十分答弁できると思っております。 国際人権規約との関連で聞くわけですが、まず国際人権規約が国連で採択されたのは一九六六年の第二十一回総会でしょう。それから一九七六年に発効して、そして日本は一九七八年五月三十日に署名をして、六月九日第八十四国会に提出されて継続審議になり、七九年六月六日に可決、批准されたというわけです。これはA規約、B規約、いろいろありますが、いずれにしてもこういうふうにおくれた理由はどういうところにあるわけですか。
○稲葉(誠)委員 この法律は、民事執行法ができたということとの関連で出ているわけですか、あるいはそれとは関連なしにこの法律が出ておるということなんですか。
【次の発言】 そういうことを聞いているんじゃなくて、民事執行法のどの条文とこの条文のどれが関連しているかということを聞いているわけです。
【次の発言】 それでもいいんですけれども、そうじゃなくて、民事執行法のいまのあれでこの法律のどこがどういうふうに変わってきたのかということなんです。それはいまの第二十条の八の第一項が新設されたということですか。
【次の発言】 そうすると、法律案要綱をずっと見てみますと新設がずいぶんありますけれども、これは……
○稲葉(誠)議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました利息制限法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 最近いわゆるサラ金による被害が大きな社会問題となっておりますが、その原因の一つに高金利による貸し付けがあります。そこで、高金利による貸し付けを防止し、消費者を保護するためには、出資法を改正して、刑罰の対象となる限度を引き下げるとともに、利息の最高限を超えて任意に利息を支払ったときにおけるその超過部分の返還を請求できることとすることが重要であります。 したがって、この際、高利金融の横暴から経済的弱者の地位に置かれる債務者を保……
○稲葉(誠)委員 大平さんに会うと何か質問したくなるのですよ。これは何かあなたの人徳だ、こうぼくは思うのですがね。そこでいろいろお聞きしたいのですが、日本人の中には、ロシアは好きだけれどもソ連はきらいだという人が大分あると思うのですよ。どういうわけでこう日本人はソ連がきらいだという人が多いのでしょうかね。
【次の発言】 世論調査の結果はわかっておるのだ。なぜと言っておるのだ。なぜ日本人はソ連がきらいなんだろうか、こういうことを聞いておるのです。なぜというのが問題よね。
【次の発言】 何だかあなたの語尾がはっきりしないですな。もう少し日本語をはっきり言うようにしてくださいよ。わからぬのです、語尾……
○稲葉(誠)委員 日銀総裁、御用でございますので、先にやらせていただきたいと思います。
「エコノミスト」とそれから東洋経済に総裁がいろいろ談話といいますか、出ておるのですけれども、一つは今後の物価の動向、卸売物価、消費者物価の動向を中心にお話を願いたいのですが、特にその中で「それではこの先、消費者物価はどの程度になるかだが、かねてから言っているように、五四年度末の段階で七%程度にとどまることを期待している。」こういうことがございますね。ここら辺のことを中心に、ひとつ物価の現況、将来の見通し等についてお話を願いたいと思います。
【次の発言】 それから、物価の問題に関連をして、日本の場合には早目……
○稲葉(誠)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました昭和五十五年度の一般会計予算、昭和五十五年度特別会計予算及び昭和五十五年度の政府関係機関予算に反対をし、あわせて、日本共産党・革新共同提出の同予算三案に対する編成替えを求める動議について反対をする討論を行うものでございます。 詳細といいますか、それは本会議の方で少し長くやりますので要点だけ申し上げますが、その討論に入るといいますか、予算案そのものに入る前に、二つのことについて申し上げてみたい、こういうふうに思います。 それは、総理が施政方針演説の中で、第四項でしたか、政治の倫理化その他の問題に言及をされておられます。金権体……
○稲葉委員 前にお二人の委員がお聞きになりましたことに関連して先に質問をして、後から本筋というと語弊がありますが入りたいと思います。 最初に、松尾邦弘検事の証言要旨として法務省からいただいたのは、七月九日ですか、伊藤さんはP3Cについても檜山さんから相談を受けたことがあると供述したことがあるが、そのことは調書にとらなかった。調書にとらなかった理由は、要するに伊藤さんの供述の内容が漠然としており、それ以上詳しい供述がなく、かつトライスターの売り込みとは関係のないことであったからである、こういうことですね。 問題は、この証言ではないわけですよ。そんなことは筋ではないのです。この松尾検事が伊藤宏……
○稲葉委員 法務大臣にお尋ねをするわけですが、これは八日の参議院本会議で質問があって、それに対する法務大臣の御答弁があったのですが、これは議事録がまだできておりませんで、必ずしも正確なあれはよくわからぬものですから、あるいはちょっと間違っておるところがあれば御訂正願いたい、こう思うのです。 結局、さきの戦争についての認識、反省を聞きたいというふうな質問があったらしいのですが、そういう質問に対してあなたがお答えをされる必要があるかどうか、これはよくわかりませんけれども、いずれにしても、参議院本会議でお答えになったときに、何か戦争に追い込まれた当時の日本の事情を残念至極に感ずる云々というふうな言……
○稲葉委員 ここに「東郷民安に対する所得税法違反被告事件控訴審判決書、東京高等裁判所第一刑事部」これはことしの七月十八日に行われた判決ですが、これは刑事局長にお尋ねをするわけですが、その中に中曽根康弘氏の名前がいろいろ出てくるわけです。 その中で、私は重要な点は三つあろうというふうに考えるわけですが、これは七十一ページですね。「被告人は、旧制静岡高校時代の同級生であり旧知の間柄にある代議士の中曽根康弘から「総裁選に出馬するためには二五億円位必要になると思うので、殖産住宅の株の公開の機会を利用させてほしい。」旨の依頼を受けていたところ」これが一つあります。それから七十四ページの途中から、「被告……
○稲葉委員 この前大臣が、参議院の法務委員会ですか十月三十日に何かいろいろ靖国神社の問題について質問があったのに対してお答えになっておられますね。そこで、それに関連してちょっと質問をしたいと思いますので、どうぞ腹蔵のないお答えを願いたい、こう思うのです。
一つは、靖国神社の国家護持はどうしていけないのでしょうか。
【次の発言】 靖国神社の国家護持はいいとか悪いとか聞いているのではなくて、どうして悪いのですかと聞いているのは、そうすると、あなたの口からは憲法二十条に違反するからいけないのだという答えは出てこないのですか。
【次の発言】 それは参議院でのお答えですね。
それに関連しますけれども……
○稲葉議員 最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨を御説明いたします。 憲法第七十九条は最高裁判所の長官及びその他の裁判官について、国民に直接その適否を問う国民審査の制度を規定しています。これは、主権者である国民の監視によって、民主的で公正な裁判を保障する重要な制度であります。つまり憲法が内閣に最高裁判所長官の指名権及びその他の裁判官の任命権を認めながら、直接国民の審査に服さなければならぬとしたことは、最高裁判所が憲法と人権の守り手として非常な重要な役割を担っていることから見ても当然のことであります。 ところが、公正中立であるべき最高裁判所が時の政府の党利党略……
○稲葉委員 最初に法制局長官にお尋ねするのがいいと思います。 昭和五十年十一月二十日の参議院内閣委員会の議事録第四号十四ページの下段ですが、ここに矢田部君が質問しておるのにこういう質問があります。「天皇が公式行事として靖国神社を参拝すれば憲法二十条の第三項に抵触することになると考えているのか。イエスかノーかだけ答えてください。」というのがあるのですが、それに関連して吉国一郎法制局長官のお答えは「先ほど申し上げましたように、第二十条第三項に直ちに違反するというところまでは徹底して考えることはできないと思います。ただ、第二十条第三項の重大な問題になるという考え方でございます。」こういうふうに答え……
○稲葉委員 奥野さんにお尋ねをするわけですが、奥野さんは、日本の憲法が占領軍の指示でできた、指示に基づいて制定されたんだ、こういうふうにおっしゃっておられるわけですが、社会党が、延長国会でしたか代表が演説したのですが、私ちょっとよく聞き取れなかったのですが、そのときに押しつけ憲法というふうにあなたが言われたということを言ったとかということで大変お怒りのようでしたが、そうすると、その指示に基づいて制定されたということと押しつけ憲法とい歩こととは、具体的にはどういうふうに違うわけなんでしょうか。
【次の発言】 私はあなたのおっしゃる言葉をそのとおり受けて、あなたが押しつけ憲法だという言葉を使ったと……
○稲葉委員 時間の関係もありまして、総理以下に率直にお尋ねをしますので、また率直にお答えを願いたいというふうに思います。 一つは、自民党の政綱ですか、昭和三十年十一月十五日にできた政綱の六に「独立体制の整備」という項がございます。これに関連をして、いいですか、よく聞いてください、総理及び総裁としての見解を承りたい。総理というのと総裁というのと両方の見解を承りたい、こういうふうに思います。 「平和主義、民主主義及び基本的人権尊重の原則を堅持しつつ」ここまではいいのですが、「現行憲法の自主的改正を図り」云々とありますね。これはまず、自民党の総裁としては、「現行憲法の自主的改正を図り」ということ……
○稲葉委員 始まりのときに法務大臣にお聞きをしたいのですが、総理が読み上げられたことについてあなたがまた答弁されたのですが、ちょっとよく聞き取れなかったものですから結局もう一度お聞きいたしますけれども、総理の発言に対して結局どのようにお考えなのでしょうか。
【次の発言】 いまの答えにも、率直に言ってまだいろいろ私も聞きたいことがありますけれども、理事会の決定だということですから、いまの問題はこれ以上ここでは追及しないことにいたします。異議ありませんという言葉も何か変な言い方ですが……。
そこで話を変えまして、内政の問題で、これは厚生大臣――では順序を変えましょう。
では、ついでですから法務……
○稲葉委員 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に関連して質問をいたします。 いま鍛冶委員の質問を途中からお聞きしておったのでございますが、補充裁判官の話が出ておりました。実はこの前、ロッキードの裁判のときの一部をやっておられた金裁判長が急に亡くなられたわけですが、あの裁判では補充判事をもちろん置いてなかったわけですね。なぜ置かなかったか。そう複雑な事件でもないしということで置かなかったのか。 それから、ああいう事件になると陪席判事ですね、右陪席なり左陪席かな、だれが主任なのかわかりませんが、若い判事補は別として、主任判事は普通転勤しないで終わりまでやらないと、裁判長の負担が非常に重くな……
○稲葉委員 裁判所職員定員法の、この前やりましたが、残りで、この十七ページの「裁判官以外の裁判所職員の新旧定員内訳」というのを見ますと、最高裁判所がやけに多いのですね。事務官が六百三十八いるようになっているわけですね。高裁が全部八つで五百五十六、それと比べると非常に多い。その他もまた四百二十八いるということになっているのですが、この内容を説明していただけませんか。
【次の発言】 その他が四百二十八人いるでしょう。これは何を指しているわけですか。
【次の発言】 最高裁判所の調査官は何人おられるのですか。はっきりわかりませんが、それはどこに入っているのですか。
○稲葉委員 再審の問題で、いわゆる財田川事件の谷口被告というか何というか、これに関連して、再審開始決定が最高裁の方へ特別抗告しないで確定しましたね。そうすると、新聞やテレビを見ますと元被告と書いてあるのが相当あるのですね。ぼくもあれを見て、そういう言い方がいいのかどうか疑問に思ったのですが、後から被告というふうに直したところもあるし、あれは法律的にはいまの段階でどういう呼び方が一番正しいのですか。
【次の発言】 どうもはっきりしないな。どういう呼び名が一番正しいのですか。
【次の発言】 そうすると、元被告という呼び方はどういうのですか。よくテレビや何かで元被告と書いてあるね。新聞なんかも元被告……
○稲葉委員 商法の改正で質問するわけですが、一つは、商法ができたのは明治三十二年三月九日で、法律第四十八号でしょう。これが施行になって、戦争前のことはいいですが、戦争後に何回か改正になっておるわけですけれども、そのときはどういうところが改正になって、しかもそれがどういう動機や何かがあって改正になったのかということをひとつ御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 この会計基準の問題につきましては、商法と税法それから証取法の関係が必ずしも明確ではないし、それの間にいろいろな矛盾があるというようなことで整備がまだされておらない点が多々あるように聞いておるわけです。ことに引当金の問題をめぐって等、い……
○稲葉委員 けさにも出ておったのですが、谷合判事補ですか、ゴルフ場に関連する汚職事件で逮捕されたということが出ておったわけです。法務省の刑事局長、この事件の逮捕の経過というか逮捕の事実、それから逮捕の理由、そういうことについてちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 逮捕するについては、逃走のおそれがあるとか証拠隠滅のおそれがあるとか、そういうことでなければ逮捕できないですね。まあ逃走のおそれというのもないと思いますが、どういうことでしょうか。
【次の発言】 法律的に言うと、証拠隠滅のおそれがある、証拠隠滅を疑うに足りる相当な理由があるということですか。
○稲葉委員 きょうは商法と証券取引法との関係、監査役、公認会計士それから監査人ですか、そういうふうないろいろな問題について問題がありますので、お聞きをしていきたいというふうに思います。 そこで、一番最初にお聞きをしていきたいのは商法と証券取引法との関係なのですが、実を言うと、これは私よくわかりません。そこで、いろいろお話をお聞かせ願いたいと思いますが、一つは、戦後の法律はみんな第一条に目的が書いてあるわけですね。これはアメリカ流の法律の体系かもわかりませんが、書いてあるのです。そうすると、商法の場合、第一条に目的を書くとすればどういう目的の書き方をするということになるわけですか。
○稲葉委員 時間の関係もありますので、中瀬さんに最初にお伺いしたいと思うのです。 公認会計士の独立性ということについていまいろいろお話がありました。私は、本当の独立性を保つためには、まず第一に大蔵省の監督を受けていることがおかしいと思うのですよ。弁護士会は法務省の監督を受けませんからね。そこら辺が非常におかしいというのが第一点です。第二は、会社から現実に給料をもらっておる。その契約は雇用ではないでしょう。委任契約かなんかになるのでしょうが、給料をもらっていて正しい監査はできっこない。正しい監査をやろうと思っていろいろやれば、この次はもうやめてくれと言われる、こういうふうになってきます。私は、……
○稲葉委員 きょうはディスクロージャーということを中心として、いろいろ質問をしたいというふうに考えるのです。
私は、一番疑問に思いますのは、これは素朴な疑問ですが、ディスクロージャーという言葉、クロージャーというのをディスするという形で、二つのネガティブ、ダブルネガティブのような形で言葉ができているわけですね。なぜこれはたとえばオープンアカウントとかオープンシステムとかという形で言わないのでしょうか。どうもそこら辺が私の素朴な疑問なんですよね。これはどうぞお答え願いたいと思います。
【次の発言】 原則がクローズであって、それをディスするのだということになれば、原則と例外がひっくり返るわけです……
○稲葉委員 商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案というのがありますね。これを見てみますと、たとえば銀行法を直すということになっていて、銀行法の場合に昭和五十六年法と書いてあって、第何号というのはあいているわけですね。これはどういうわけです。
そこで私の質問は、じゃこの法案が先に確定――確定というのは裁判だな。先に成立しちゃいますね。それで銀行法が成立しなかったときこの法律はどうするのです。
【次の発言】 そんなことを聞いていない。この法案が成立して銀行法が成立しなかったときにどうなるのかと聞いているんだ。この法案をどう扱うか。あなた方にわからないのなら法制局だ……
○稲葉委員 商法等の一部を改正する法律案とこれに関連する整理法案、両案に対しまして、日本社会党を代表して反対の意思を表明して、討論をさせていただきます。 率直に申し上げまして、この商法の改正について二年有半といいますか三年近くの年月を法制審議会を通じて法務省当局が重ねられた努力に対しては、私は深い敬意を表するものであります。しかし、その内容を見てまいりますというと、一体それだけのことをやってこれしか一つの法案としてできないのだろうかということを痛切に感ずるわけでありまして、試案から要綱、それらのものがだんだん骨抜きにされつつあるという印象を受けざるを得ないのであります。 私は、反省をいたし……
○稲葉委員 出入国管理令の一部を改正する法律案、これについて質問するわけですが、きょうは本会議もありますし、二回に分けて質問をいたしたいと思います。
最初のところは、大臣、お聞きだけ願っておいて、後でいろいろ御相談していただきたい、こう思うのですが、率直に申し上げまして、私は出入国管理の管理という言葉に引っかかってしょうがないのですよ。そうすると、入国管理局というのがありますね。あなたは入国管理局長だから。入国管理局というのは英語で言うと何というのですか。
【次の発言】 そこで、イミグレーションという言葉は、移民というような言葉に普通訳していますかあるいは入国者という言葉に訳しています。それ……
○稲葉委員 この前もお尋ねをしまして、ちょっとしつこいようで恐縮なんですが、「出入国管理令」が、二回は「出入国管理法案」として改正案が出ました。三回目、四回目は「出入国法案」として出たわけですね。その理由はどうもはっきりしないのですよ。それはどういう理由からでしょうか。
【次の発言】 国会で当時の吉岡入管局長はどういうふうに答弁していますか。
【次の発言】 それは最初に「出入国管理」が二つあったわけでしょう。それが誤解を生ずるからというので「出入国法」、「出入国法」と二つ並んで、そして今度また「出入国管理」になっちゃうというのは話がおかしいじゃないかというのですよ。逆なら話はわかりますよ。逆な……
○稲葉委員 これは法務大臣にお聞きすることだと思いますが、この法律は一体いつから効力を発生するのか、どういうふうになっているのでしょうか。
【次の発言】 来年一月一日施行の予定ということはあちこちで聞くのです。だけれども、これは資料を見ても全然そういうことが出てないわけです。もっとも、法律がいつ通るかわからぬという段階ですから、それはそうかもしれません。それはそれでいいのです。
そこで、これは厚生省にお聞きした方がいいのですが、たとえば児童扶養手当は現在何人ぐらいいて、結局幾らぐらいの支出になるかということ、特別児童扶養手当、それから、これは二つに分かれるんですか、福祉手当も入りますね、それ……
○稲葉議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました利息制限法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 最近いわゆるサラ金による被害が大きな社会問題となっておりますが、その原因の一つに高金利による貸し付けがあります。そこで、高金利による貸し付けを防止し、消費者を保護するためには、出資法を改正して、刑罰の対象となる限度を引き下げるとともに、利息の最高限を超えて任意に利息を支払ったときにおけるその超過部分の返還を請求できることとすることが重要であります。 したがって、この際、高利金融の横暴から経済的弱者の地位に置かれる債務者を保護する……
○稲葉委員 最初に法務大臣にお聞きをして、それに関連して、後から総理大臣にお聞きをしたいと思うのですが、この「週刊ポスト」――どうも週刊誌をあれにして質問するのはいやなんですがね、どうもしようがないですな。 一月二十三日に法務省の大臣室でこの「週刊ポスト」の記者とお会いになったことは、まず間違いがございませんか。それが第一点ですね。 それから第二点は、そのときに憲法の話が当然出るということは予期されておられたのでしょうか。それから、あなた自身がこのインタビュー、約一時間ぐらい行われたようですが、それに応じて何をしゃべられようとしたのか、どういう自分の御主張をされようとしたのか、そこら辺のと……
○稲葉委員 総理にお伺いをしたいわけですが、それは三木内閣ですか、防衛費はGNPの一%以内という閣議決定があるようですが、これは鈴木内閣としても堅持する、こういうふうに承ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 そうすると、その一%以内というのの中に、人件費や糧食ですね、これも入っているのですか。
【次の発言】 いまの点はどうなんです、防衛庁なり大蔵省。
【次の発言】 そこで、お尋ねをいろいろしてまいりたいのです。
まず、去年と比べて防衛費が九・七%ふえるというふうな話がずっと伝わってきましたね。この九・七%という数字はどこから出た、どういう計算の結果出た数字なんですか。
○稲葉委員 これは法制局長官にお尋ねする方がいいと思いますが、いわゆる武器輸出禁止の三原則がありますが、これと憲法とのかかわり合いについて御説明を願いたい、こう思います。
【次の発言】 これは官房長官にお尋ねした方がいいと思いますが、この前、鈴木総理がこういうふうにここで言われたわけですね、私は、憲法の中でこういう条項が気に食わない、どうしても改憲しなければいけない、こういう主張に立って、この鈴木内閣の憲法を改正しないということにはどうしても政治家の信念として相入れないというような人があるならば、鈴木内閣から去っていただくほかはない、このように考えておりますと。これは速記録を写してあれしたので……
○稲葉委員 きょうは、大臣の都合で大臣が一時半からということなんで、そちらの方に十分な時間をいただきたいと思いますので、それに関係ないところの問題について最初お尋ねをしていきたいと思うのです。
一つは、これはだれに聞くのですか、日本にいわゆる国際私法という名前の法律がないわけですね、これはどういうわけなんでしょうか。
【次の発言】 だから、ほかの国ではどんどん国際私法という法律をつくっていますね。法例というのはどういう意味なの。法の例という字を書くでしょう。例は例文の例でしょう。これはどういう意味なの。
【次の発言】 だから、それをどうして国際私法という名前に直さないのですか。
○稲葉委員 供託法の問題に関連していろいろお尋ねをしたいわけですけれども、最初にお尋ねしたいのは、供託を申請したときに、供託官が受け付けなかった、そのときにどういう申し立て方法が考えられるわけですか。
【次の発言】 だから、そういうのは条文にあります。そういうふうなことと同時に、それを受け付けなかったという処分は、行政処分として行政不服審査法の適用を受けるのですか、受けないのですか。ということは、この供託関係というものがいわゆる公法関係なのか私法関係なのかという説が非常にあるわけですね。それに関連をしてくるわけで、学説は非常に乱れていますね。それから、裁判所の例も非常に違いますね。だから、最高……
○稲葉委員 供託法に関連してお聞きしたいのは、たとえば財政再建ということで、本法案では三年間利息をストップするということなんですが、同じ財政再建をやっておるフランスやドイツの場合には、一体これはどういうふうになっているかということ。たしかフランスでは三分六厘の利息をそのままつけておるように思いますし、それからドイツでもつけておるのじゃないか、こう思うのですね。そこはなぜ日本だけそれをストップしなければならないのか、どういうことになっておりますか。
【次の発言】 いまあなたの答弁の中に出てきたのは、利子と利息という言葉が出てきましたね。それは利子と利息というのはどういうふうに違うのですか。どうい……
○稲葉委員 外国人登録法に関連して質問するわけですが、私どもよくわからないのですが、外国人の登録書ですか、登録証というのか登録書というのか、これは公文書なんですか私文書なんですか、どっちなんですか。
【次の発言】 そうすると、作成名義はだれになっているの。
【次の発言】 そうすると、外国人登録証明書を他一人に譲渡することは法律的には犯罪になるのですか、あるいはどういうふうになるのですか。
【次の発言】 そういう規定はありますか。
【次の発言】 外国人登録証明書を他人に譲渡した、そうすると、その譲渡した人に対して登録証明書の提示を求めても、事実上提示できないわけですね、もう譲渡しちゃったのだから……
○稲葉委員 最高裁判所は何か御用があるということですから先にやらせていただいて、終わったら退席願って結構でございます。
最高裁判所は、この前も一人の裁判官が罷免になったし、いまも訴追委員会で訴追されている人もある。こういういろいろな状況を踏まえて、どういうふうに裁判官の倫理というか、そういうふうなものを確立することを現実に考えておられるのか、その後の扱いというか方法といいますか、具体的にどういうふうになっているかをお聞かせ願いたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 事務総長にお伺いいたしますが、いま事務的な一つの答弁があったわけですが、事務総長としては、いま言ったようなことを中心として……
○稲葉委員 いま裁判所の速記官の話がありましたね。質問があったわけですが、あなたの方で研究しておいてもらいたいのは、裁判所の速記官と国会の速記者の人との間の勤務条件というか労働条件の差異、これが具体的にどういうふうになっているかということを、別の機会にあれしますから、研究しておいていただきたいというふうに思います。 それから、いま法務局の人員増の問題がありましたが、これは計算の根拠が非常に違ってきているわけですね。どこにあるかというと、たとえば登記の場合の甲号と乙号との比較の問題で、乙、謄抄本の交付の場合に、一体どれだけ分で甲一つと見るかということによって、これは計算の根拠が非常に違ってくる……
○稲葉委員 法務大臣から所信の表明をいただいてきょう初めての質問でございますので、実は各局長全部集まっていただいたのです。所信表明は全部の局に触れていますから集まっていただいたので、所信表明のときは全部の局長が出るのが私は筋だと思いますね、予算委員会と同じような形ですけれども。 それはそれとして、これに関連をしていろいろお聞きをしてまいりたいのですけれども、その前に二、三のことを聞きたいと思うのですが、私は、実は予算委員会の総括質問のときに政治倫理とロッキード事件ということで通告をしておいたのですが、結局橋本、佐藤両氏の判決も近いということが常識的に大体想像できる。そうすると、それにいかにも……
○稲葉委員 この法案についての質問をいたします。
最初に、このいただいた資料の中の2の「下級裁判所の裁判官の定員・現在員等内訳」というのがありますね。ここで判事が三十名、判事補が八名、簡裁判事が三十七名、こういうふうな欠員になっておるわけですが、これはどういうわけで欠員になっておるのかということと、この数字は現在では変わっておるかもわかりませんが、その後変わっておれば変わっておるということですね。それから、将来これをどうやって埋めていくのかということについて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 きょうは最高裁の人事局長が重要な会議があって出られないということでございますので、実はもっと聞……
○稲葉委員 まず最初に、この商業登記法の一部を改正する法律案に関連をすることなんですけれども、商法と商業登記法との関係で、商業登記法の制定と商法の制定と、時期が非常に違いますね。これはどういう理由からでしょうか。
【次の発言】 いまのお話によりますと、昭和二十二年ですか、戦後、法律が全部変わったときですが、その前後に裁判所が取り扱っていたものを独立することになったというにしては、年数がたち過ぎているのじゃないでしょうか。これは、三十八年七月九日、法律第百二十五号、施行は三十九年四月一日、こういうふうになっていますね。その間、日にちがたち過ぎておって、なぜ商業登記法の制定がこういうふうにおくれた……
○稲葉委員 この証人等の被害についての給付に関する法律の一部を改正する法律案、これに関連をして質問をいたします。直接に関連することだけにいたしたいと思います。 警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律というのが、昭和二十七年法律第二百四十五号で出ているわけですが、その第六条で「給付の範囲、金額、支給方法等」ということで、「前条の給付の範囲、金額、支給方法その他給付に関し必要な事項は、国が行う給付については、国家公務員災害補償法(昭和二十六年法律第百九十一号)の規定を参しやくして政令で定める。」こういうふうになっているわけですが、国家公務員災害補償法を参酌して政令で定めるとなっている……
○稲葉委員 大臣にお尋ねをするわけですが、憲法二十条と政教分離の関係ですね、宗教活動の禁止の問題といいますか、そうした問題の中で、昭和五十五年の十一月五日に法務委員会で、私が奥野さんにお聞きをいたしておるわけですが、それに対して奥野さんはこういうふうに答えておるわけです。「私はそれよりも、憲法二十条で宗教的活動をしてはならないと書いてあるわけでございまして、その宗教的活動をしてはならないという言葉が靖国神社に参拝することを禁止しているとはどうしても私には受け取れない、」こういうふうに奥野さんは言っておられるわけですね。議事録の十一ページの一番下の段です。奥野国務大臣の答えがありますね、おわかり……
○稲葉委員 船主責任制限法の一部を改正する法律案について、法案の質問をいたします。 まず、最初にお聞きいたしたいのは、この法案に関連をして法制審議会が開かれなかったわけですが、しかし、法制審議会ではなくて小委員会が開かれたということを聞いておるわけですね。これは鴻先生が小委員長をやられておるようですが、五回やられたと聞いておるわけですね。 そこで、去年の七月二十一日から始まっておるようなんですが、ことしもやられておりますが、この具体的な内容、一体なぜこういうような小委員会を設ける必要があったのか、こういうふうなことについてお聞きしたいと思います。
○稲葉委員 最初に、国鉄関係の方にお伺いをしたいと思うのですが、国鉄の山陰線の複線化と奈良線の電化、これはどういうものであって、現在どういうふうになっておるか、こういうことについてちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 建設省の方に、近畿自動車道舞鶴線の完成ということについては現在どういうふうになっておって、これは本来どういうものなんですか。
【次の発言】 法務省の刑事局長にお伺いをいたしたいわけですが、公職選挙法の二百二十一条の一項二号の利益誘導、利害誘導と言っておりますが、害の方は抜きにして利益誘導、これは非常に細かいことを決めてありますね。ですけれども、これは一番わかりやすく言……
○稲葉委員 外国人登録法の一部を改正する法律案が出ているわけです。この質疑に入りますが、これは非常に重要な法律であって、大臣に聞いていていただきたいわけですが、日本における外国人の問題ですね、これがどういうふうに処遇をされているかということによって日本の民主主義の度合いなり何なりというふうなものが試されるというか、私はそういうふうな重要な点をたくさん含んでいるというふうに思いますので、きょうは全体の中の一部分ですが、基本的な問題を中心として最初にお尋ねをしたいというふうに思うわけです。 そこで、第一の問題点は、外国人登録法は、御案内のとおり外国人登録令というものがあって、それが昭和二十一年四……
○稲葉委員 きょう、午前中にドイツの法務大臣が来られましたし、いまも来ておられますので、ドイツ刑法というか刑事法の問題で、最初の問題は通告しておりませんから、答えなくて結構です。お聞き願っておけばいいと思うのです。 これは前々から問題となっておるのですが、再審の問題が出まして、裁判所が再審の開始決定をしますね。そうした場合に、ドイツでは検察官がそれに対して抗告ができないようになっておるわけです。これは政府の提案ではなくて、政府の提案はいろいろな細かい点などを含めて六回ぐらい訂正といいますか、変わっているわけなんですが、最終的に国会がその点を修正をいたしまして、再審決定があった場合には検察官は……
○稲葉委員 この外国人登録法の一部を改正する法律案の提案理由の説明でこういうふうなことを言っておられるわけですね。「外国人登録法は、」云々とありまして、「また、わが国の国際的地位の向上、国際人権規約への加入等外国人登録行政を取り巻く諸情勢も著しく変化しており、」云々というふうなことが提案理由の説明の中にありますね。それから、昭和五十五年十一月十二日の当委員会で当時の法務大臣奥野さんは、「世界人権規約に基づいた対応というのが必要だと思うのですが、」という質問に対する答えとして、「おっしゃっているとおりでございまして、在日韓国人、朝鮮人の問題は、一たびは日本の選挙権まで与えた時代があったわけでござ……
○稲葉委員 川原先生のお話を聞いておりまして、先生の鹿島研究所から出された「アメリカの退去強制法の研究」や「司法研究」でしたか、資料なども拝見しておるわけですが、実際の実務の経験等も先生非常に御豊富なわけですが、いまお話をしておりました中で、アメリカでは何か十八歳からというお話があったわけです。ちょっとよくわからなかったのですが、十八歳から何をアメリカではやっておるのか。私が質問した範囲では、政府当局はアメリカは十四歳からだというふうなことを答弁しているのです。そこら辺のところ何か食い違っているように思うものですから、大変失礼ですけれども、それはどういうふうなことなんでしょうか。
○稲葉委員 外国人登録法の一部を改正する法律案についての質問もいろいろ行われてまいったわけですが、その中で外国人登録証明書の携帯義務の問題とその違反の問題、それに関連する実際の運用、こういうふうなことを中心にまず最初にお伺いをいたしたいというふうに思います。 そこで、この前の参考人も言っておられたのですが、アメリカ合衆国移民国難法という法律があります。これは海外調査研究所というところで四十八年五月に出した「新アメリカ渡航法 付録」という書類ですが、その中であります第二百六十四条の「様式と手続き」の欄ですが、(e)欄に「年齢十八歳以上のすべての外国人は、d項によってその者に交付された外国人登録……
○稲葉委員 外国人登録法の一部を改正する法律案、修正案を含めまして、日本社会党を代表して討論をさせていただきます。 最初に、委員長以下各位にお礼を申し上げるといいますか、本法案に対しましては非常に慎重に討議をいただきまして、しかも参考人まで招致して、そして本法案の持ついろいろな問題点というものが明らかにされました。私は、国会の審議として、かかるやり方こそが国会にふさわしいものであるというふうに考えてお礼を申し上げる次第ですし、同時に、この方法といいますか、審議のやり方と申しますか、こうしたものにつきましては、今後出てまいりまする各種のいろいろな法案につきましても、これを模範として、このよき伝……
○稲葉委員 きょうは裁判所法等の一部を改正する法律案に対しての質問でございますので、法案に沿った質問を続けてまいりたいというふうに思います。
最初にお聞きをいたしたいのは、裁判所法というものと裁判所構成法とは、具体的に一体どこが内容的に違うかということですね。
【次の発言】 私の言うのは、具体的内容について言っているのです。それは一般論ですね。具体的内容で今度の簡易裁判所の管轄というか、そういうふうなものとも関連をしてくる。ことに不動産に関連して出てくるところがあるでしょう。だから、裁判所構成法のときには境界確定の訴えというものの規定があったでしょう。ところが今度なくなったでしょう。それを聞……
○稲葉委員 私は、IBMというふうな問題を離れて、きわめて一般的な、そしてまたきわめて初歩的なことについて質問をいたしたいと思いますので、答弁はわかりやすくお願いをしたいというふうに思います。決してむずかしい質問をするわけではありません。答えにくい質問などはできるだけ避けたいというふうに思っております。そこへ行ってしまえばまた話は別かもわかりませんが、そういうふうに考えます。 そこで、アメリカの実体法の中で、さっきも問題にもなっておりますところなんですが、このアメリカの連邦犯罪のタイトル十八の三百七十一条の問題ですね。これは読んでみますといろいろあるわけですが、この三百七十一条というので二千……
○稲葉委員 稲葉誠一ですけれども、フランクにお尋ねさせていただきたいと思います。 井上先生に最初にお尋ねいたしますが、お話をよく聞かせていただきました。実は私が疑問に思っておりましたのは、三百七十一条のコンスピラシーの適用、このときに括弧として二千三百十四条が引っ張ってあるわけですね。これはもちろん、あらゆる法令に違反の中の法令が二千三百十四条だ、こういう意味で引っ張ってあるのだと思ったのですが、いま先生がおっしゃったような形で日本でも適用があるというような考え方のためには、まずそれが贓物であるということが確定しなければなりません。ところが、これが日立が入手したものが贓物であるかないかという……
○稲葉委員 この刑事補償法の一部の改正は、補償法の四条の上限金額を四千八百円から七千二百円に引き上げることですから、これはもちろん賛成な法案ですけれども、問題点は、なぜこういうような刑事補償が現実に行われるようになってきているかというその原因を十分探求していく必要がある、私はこういうふうに思うのです。その点を抜きにして、ただ金額を上げるのだからいいじゃないか、早くやってくれと言ったって、私は言ったのですけれども、大臣が自分のポケットマネーを出すのならそれは構わないかもわからないけれども、そうじゃないでしょう、これは国民が払うわけですから、そう簡単にいかぬし、問題点がどこにあるか、どうしてこうい……
○稲葉委員 刑事補償法の改正案に関連をして質問を続けておるわけですが、きょう質問するわけではございませんで、三日になるか、あるいは別の一般質問のときになるか、これはまだ未定ですけれども、きのう大阪地裁の堺支部で開かれた強盗傷人の事件に対して、二人に無罪の言い渡しがありました。これは新聞の報道だけで詳しいことがわかりませんので、いずれこの判決その他をいただいて、審理の経過等について別の機会に質問なり何なりをさせていただきたい、こう思うのですが、この中で、検察官が論告求刑の中で特定の人を指して差別的な用語を使ったというようなことが報ぜられておりますので、こういう事実関係があるかないかということにつ……
○稲葉委員 いまの質問をお聞きしておりまして、実は私は二つほど考えたわけですが、一つは無罪の判決があった場合に、これはとにかく故意は別として、過失があったということが普通考えられるのですから、立証責任というものを、国賠の場合でも過失がなかったということを立証する責任を国側に負わせるのが筋ではないか、私はこう思うのですがね。答弁はいいですよ。そういうようなことを考えます。これは将来じっくり考える必要があるのではないか、こういうように思います。 もう一点、検察官の処分が、嫌疑不十分であるとか、嫌疑なしであるとか、起訴猶予であるとか、こう決めちゃうわけですけれども、決めた場合に、自分の起訴猶予では……
○稲葉委員 最初に大臣にお尋ねをいたしたいわけですが、この法案については大臣が提案説明されたわけでしょう。どうして大臣が提案説明されたのでしょうか。
【次の発言】 この法案の中のどこが法務省に関係していますか。
【次の発言】 私が聞いているのはそんなことではなくて、この中身のどこが法務省と関係が出てくるのですか。この法案の中身、どこが法務省と関係していますか。それを聞いているわけです。
【次の発言】 そんなことを聞いているのじゃないのです。この法案の中身は法務省とどこが関係しているのですかと聞いているのだ。民難局とどこが関係しているの。説明してくださいよ。どうもよくわからぬ。私は二日ぐらい考え……
○稲葉委員 この法案について質問いたしますが、昭和五十五年の九月六日に法務省民事局長通達というのが、「民事執行法による供託実務」というので出ているわけですね。これは今度の法案とどういう関係になるわけですか。この法案が通るとこの通達は変わるのですか、変わらないのですか。
【次の発言】 しかし、この説明を読みますと、佐藤修市という人が書いた通達の解説ですか、これは個人が書いたのかどうか別として、発令裁判所と管轄裁判所というのですか、それのところで、執行行為に入っている場合は管轄供託所というのは両方だ、発令裁判所と執行裁判所の両方だけれども、この執行行為に入っていない段階では発令裁判所だけの方が合理……
○稲葉委員 きょうは大臣、今度の国会の最後ですし、一般質問ということですから、本当の一般質問で、きわめて一般的なことをお聞かせ願いたい、こう思うわけです。
まず最初にお聞かせ願いたいのは、これは憲法との関連で、この問題は各大臣みんなの所管だというふうに私は考えますのでお伺いするのですが、憲法二十条で俗に言う政教分離の規定があるわけですね。これが一体どういう趣旨でできたというふうに大臣としては御理解をされておられるのかを最初にお答え願いたい、こういうふうに思うわけです。
【次の発言】 戦争が政教一体となって行われた、政治が宗教を支配して戦争が行われたというその反省の中からこの二十条が生まれた、……
○稲葉委員 防衛施設庁の再就職の人ですね、それに絡むところの談合の問題、ことに横浜施設局の横須賀の米軍の基地にありまする高層住宅第一工区、この関係について警察の方で内偵をしておったということですが、それが一応捜査の段階に入っておるということを聞いておるわけなので、国家公安委員長からその状態を先に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 重大な関心を持っておるというのはあたりまえの話ですが、すでにもう昨日建設会社を呼んでいろいろ事情を聴取しておるというふうなことも言われておりますし、銭高組の横浜支店から書類の任意提出を受けておる、その他のことがもうすでに私のところに入っておるわけですから、刑事局……
○稲葉委員 いま運輸大臣から報告がありました日本航空の事故につきましては、亡くなられた方方に対して深い哀悼の意を表し、同時に、けがをされた方の一日も早い御回復をお祈り申し上げます。同時に、こうした事故が再び起きませんように、その原因を究明して万全の策を講じていただきたい、こういうふうに考えておる次第でございます。 きょうは五十六年度の補正予算を中心とする質問でございますので、私もできるだけわかりやすく質問をさせていただきたいというように思いますし、お答えの方も、国民の皆さんが聞きたいと思っていることを質問する考えでおりますので、そういう点を配慮しながらぜひお答えを願いたいというふうに最初に申……
○稲葉委員 最初に、ホテル・ニュージャパンとそれから日航関係の刑事責任の問題から入りたいというふうに思います。 昭和五十五年十一月二十日に川治のプリンスホテルというところで火事がありまして、そこで亡くなった方が四十五名、それからけがした方が二十二名ということであったわけですが、このときに会社の社長をやっていた奥さん、それからコンツェルンみたいになっておりまして、そのコンツェルンの責任者であっただんなさん、この二人が逮捕されて勾留をされ、延長になって勾留のまま起訴になっておるわけですね。どういう一つの過失責任というか、そういうふうなものが問われたのかを法務省の方から御説明願いたいと思います。
○稲葉委員 総理、長い間外遊をされて、いろいろ国政のために尽くしていただきまして、私も心からお礼を申し上げる次第です。
帰ってこられましてから、総理が三木元総理、福田さんもお訪ねになりましたが、そのときに三木さんからはどういうような話があったのでしょうか、それをお聞かせ願いたい、こう思うわけです。政治倫理に関連をするということでいま質問いたしておりますから。
【次の発言】 自民党の運営という問題について三木さんからお話があったということは、単に党内だけの問題ではなくて、今後の日本の政治全体の大きな問題だというふうに私は思うわけです。いま総理は、そこのところを非常に抽象して話されたわけですね。……
○稲葉委員 私は、最初に政治倫理の問題を中心としてお聞きをいたしたいと思います。 自由な議論というのを私非常に好むものですから、どうぞ遠慮なく皆さん方もお答えくださって結構ですし、私も聞きたいことをお聞きをいたします。それから、眠りたい方は眠ってくださって私は結構だと思います。それは質問者が悪いですからね。質問者の力がないから眠くなるのだから、これはどうしようもないのでね。本当ですよ。どうぞ御遠慮なく。 そこで問題は、私の持っておる資料をまずオープンにします。 五十二年四月十三日のロッキード特別委員会における中曽根さんの証言ですね。それから、五十二年五月十一日のロ特におきまする東郷民安で……
○稲葉委員 大臣の所信表明をきのうお聞きをしたわけですが、これを聞いておって感じましたことは、まず第一、第二、第三と順序の並べ方の問題が一つあるわけですけれども、それと同時にいま委員長も言われましたように、国会の調査要求承認の中ではちゃんと人権擁護に関する事項というのが、一が裁判所の司法行政に関する事項、二が法務行政及び検察行政に関する事項、三が国内治安及び人権擁護に関する事項となっているわけです。そしていま委員長も人権擁護に関する事項で質問に入るということを言われたわけでしょう。ところがこれを見ると、だれが書いたのか知りませんけれども、独立の項目になっていないのです。これは非常にそういう面は……
○稲葉委員 裁判所職員定員法の改正案について直接関連することからお聞きをいたしたいというふうに思っております。
これは判事の員数を七人増加するとなっているわけですけれども、この場合、判事というふうな形に限定をしないで、判事も判事補も全部含めて裁判官の員数を何人増加するというふうな形にはできないのですか。
【次の発言】 沖縄県の復帰に伴う場合は判事、判事補というふうに分けないで一緒にして増加という形にしたように聞いているわけですが、その間の経過はどういうふうになっていますか。
【次の発言】 ちょっとわからないんですが、いまはどういうふうになっているんですか、沖縄県の場合。
○稲葉委員 最初に二、三余り関係ないといえば関係ないことをお聞きするわけですが、この区分所有法の一条、これを見ますと、現行法では「一むね」というのがひらがなで書いてあるわけでしょう。今度の場合には漢字で「棟」というのが書いてあるわけでしょう。これはどういうわけなんですか。
【次の発言】 現行法を昭和三十七年につくったときには、民法二百八条を廃止したわけでしょう。二百八条は漢字で「棟」という字が書いてあります。それをひらがなにわざわざする必要もなかったのじゃないですか。当用漢字の関係ですか。わざわざひらがなにして、今度また漢字にしたわけでしょう。これはどういうわけなんでしょうか。
○稲葉委員 午前中の同僚議員の質問を聞いておりまして、私が私なりに疑問と考えておるところを中心としてお尋ねをいたしたい、こういうふうに思うわけです。
このレフチェンコの問題で、まず第一の疑問点は、去年の七月十三日から十四日、十四日に二人の方ですか、アメリカの下院の情報委員会で非公開の公聴会が開かれたということですね。これは事実なんですが、その中で最初の日にマクマホンCIA副長官が公聴会に出てきているわけですね。なぜレフチェンコの問題にCIAの副長官が出てきたのでしょうか。そこはどういうふうな理解の仕方ですか。
【次の発言】 関知しないことはあたりまえの話で、僕だってそんなことは関知していない……
○稲葉委員 私は、前から総理に質問をいたしておりまして、そして同時に、中曽根さんと東郷民安がロ特で、ここで証人尋問がありましたからね、そのことに関連をしていろいろお聞きをいたしてまいりたいというふうに思います。 まず、戸栗亨という人の所得税法違反被告事件の判決が東京地裁で昭和五十六年の六月二十九日にございました。その中でまず戸栗亨の起訴事実と、それから判決、一部無罪になりましたけれども、判決を、これは簡単で結構ですが、それと、その中に国際興業社主小佐野賢治の名前が出てきますね。それから、中尾栄一代議士の名前も出てまいるわけでございますので、まず戸栗亨の逮捕が四十八年五月三十一日、六月二十日の……
○稲葉委員 厚生省関係を先にやらしていただきます。
この前、中曽根さんが、がん対策を非常に重要視するというお話をされたわけですね。それで私も、がん対策の予算というのを聞いたわけですよ。ところが、さっぱりわからない。あっちこっちにいっぱいあってわからないのですが、一応がん対策について予算上どういうふうになっておるか、それから将来どういうふうにするかということを含めて、ひとつ厚生大臣からお話し願いたいと思います。
【次の発言】 いまお話があった中で、それは医療施設の整備等だというようなことを言われますけれども、たとえば国立がんセンターの経費というのは前の年よりも減っているのじゃないですか。これは……
○稲葉委員 法務大臣にお尋ねをいたしますが、免田栄さんの再審が無罪で確定をした、このことに関連をいたしまして、法務大臣としてはこのことから、三十数年死刑判決を受けて拘置されておったわけですが、どういうような教訓といいますか、そういうふうなものを考えられるかどうか。それからどこにこの問題点があってこういう事件が起きたのかとか、それからその教訓なり何なりをこの中からどうやって将来生かしていくか、こういうふうな問題について最初に法務大臣のお考えというか、感想をお聞かせ願いたい、こう思います。
【次の発言】 いま大臣がおっしゃった検討なり反省、このことについて具体的にはどういう点を検討され、どういう点……
○稲葉委員 行革のことに関して質問をさせていただきたいと思うのですが、国家行政組織法が第五七号として内閣提出されたときに、中曽根康弘氏がどういう意見を持って、どういう質問をされたか、ちょっと御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ではないかではなくて、この国家行政組織法というのは旧憲法的なにおいがあり過ぎるのだ、むしろ旧憲法よりもっと官僚的なものだ、こうはつきり言っておられて、結局「議院内閣制というものは必然的に政党の責任政治ということになるのですが、それが有効適切に行われるためにはどうしても行政組織というものに政党の政策というものが浸透されるような機構なり組織が保障されておらなければ……
○稲葉(誠)委員 大臣の所信表明をお伺いいたしておりましても、保険をめぐるいろいろな犯罪あるいは金融関係ですね、サラ金のことを直接書いてありませんけれども、そういうふうな問題が近ごろ非常に多いわけですね。そこで、私は二、三そういうふうな問題についてお聞きをいたしたいと考えるわけでございます。 実は、保険金詐欺の問題ですけれども、昭和五十三年十一月十二日午後十時五分ごろですか、房総半島で第八海竜丸というのとそれから西相丸というのが衝突をして沈没をした。それに関連をして、それが保険金詐欺だということで告発が東京地検に、去年の秋ですか、出ておるわけです。 まず、その告発人がだれであり、どういう内……
○稲葉(誠)委員 質問はいろいろあるわけですけれども、きょうは裁判所職員定員法の質問ですし、一般質問の日ではありませんので、その点は守って質問したいというふうに思います。 ただ、もうさっき質問が出ました中で、法務省の刑事局長にお尋ねしたいわけですが、きのうの人ですかね、何か二百万円を恐喝して不起訴になったという話がありましたね。その間の経過がよくわからないので、既遂なのか未遂なのか、それから不起訴という内容が、起訴猶予なのか嫌疑なしなのか嫌疑不十分なのか、とすれば、どういう理由なのかという点がよくわからなかったものですから、前に質問があったものですから、関連して……
○稲葉(誠)委員 国籍法及び戸籍法の一部を改正する法律案について第一回目の質問をいたします。 この法案につきましては、大変法務省当局が御苦労をされたことは私もよく存じておりまして、その点については敬意を表する次第でございます。ただ、ただすべき点はしっかりただすことが必要だろう、そういうことでお聞きをするわけでございます。 私がまずきょうお聞きしたいと思いますことは、主として憲法とこの国籍法の改正の関係なんですが、その前にお聞きをいたしたいのは、中間試案が出ましたね。中間試案と要綱との間に相当違いがあるわけだと思いますが、これは違いがあってもいいわけですね、中間試案はたたき台として恐らく出し……
○稲葉(誠)委員 最初に国税庁の方にお伺いをいたします。二月十四日だと思いますが、東京の渋谷の神南にありますハッピーワールドというところを調査されたと聞いておるのですけれども、そのことに関してできるだけ詳細にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 適正な課税に努力しておるということで御容赦いただきたいということですが、あなた方の方もいろいろ立場があることでしょうからあれいたしませんが、このことに関連をいたしましては、前々からいろいろな問題が出ておるわけです。一応法務省関係に聞きましてから、また後で国税庁の方にお聞きいたしたいというふうに考えるわけです。
そこで、法務省にお尋ねするわけです……
○稲葉(誠)委員 きょうは、時間も余りありませんし、私が常日ごろ疑問に思っておりますこと、そのことに関連をしてお尋ねいたしたいというふうに考えるわけでございます。これは大臣も聞いていていただきたいと思います。ある程度まとまったところで大臣に質問ということになると思います。 私が第一に疑問に思いますのは、ロッキード事件に関連をして三十ユニットの問題になるわけですが、丸紅伊藤宏から二階堂進さんが五百万円を受け取ったということ、これを法務省当局は国会に対して、秘密会であったということではありますけれども、秘密会であったとしても、そのことを報告されたことがあるわけですね。まず、こういう事実があるかな……
○稲葉(誠)委員 大臣、当委員会におきましては、特に奥野さんが法務大臣であったころ、憲法の問題、そして靖国神社の問題等非常に活発な論議が行われまして、奥野さんは自分の信念に基づいて率直な話をしてくださったわけです。そういうようなことにも関連するわけですが、私がお聞きしたいのは、まず、これは法制局の方に先にお尋ねすることになると思いますが、憲法と、殊に宗教の関係ですね、二十条を中心としての問題だと思いますが、靖国神社の公式参拝その他について、俗に政府の統一見解というのが言われておるわけですが、私の調べたところでは議事録には統一見解としては載っていないわけですね。五十五年十一月十七日ですか、鈴木内……
○稲葉(誠)委員 この法案に対する最後の質問でございますので、要点だけを質問させていただきます。 第一の質問は、この前もちょっとお話をしたのですけれども、刑法の四十一条で「十四歳ニ満タサル者ノ行為ハ之ヲ罰セス」こうあるわけですね。ところが民法の場合は七百九十七条その他ですけれども、代諾養子でも十五歳未満となって、この国籍法の十八条でも、十五歳未満の者の場合、法定代理人がかわってやれるとなっていますね。一体どうしてそういう違いがあるのかということをこの前開いたわけですが、要領を得ないのですね。それが第一点です。 第二点は、法定代理人。普通の代理人の場合は本人の意思に反する行為は無効になると思……
○稲葉(誠)委員 今、私も松山事件の再審の判決をテレビで見ておったわけですが、お兄さんが外へ出てこられまして最初に言われた言葉は、捜査当局が証拠を隠さないでいてくれればもっと早く無罪になったのだ、こういう意味のことを言われたわけです。
そこで、お尋ねいたしたいのは、検察官は公益の代表者だということがよく言われるわけですが、その意味は一体どういう意味なのか、そこら辺のところからお聞かせを願いたいというふうに思うわけです。
【次の発言】 確かに当事者訴訟主義といいますか、そういう主義を刑訴がとっておるわけですが、問題になってくるのは、例えばこういう場合はどうなんですか。証拠を持っている、持ってい……
○稲葉(誠)委員 最初に刑事局長にお尋ねをいたしますが、東京地検の特捜部でやっております告訴事件で、船が沈没してそれで詐欺をという事件があるわけですが、この事件の現在の進行状況について差し支えない範囲でお答えを願いたいというふうに思うわけです。
【次の発言】 船が沈没をしたということで保険金を詐取したという告訴の事実ですから、結局その船が当事者の言うような状態で本当に沈没したかしないかということが科学的にどう鑑定されるかということが一つの要素になってくるかというふうに思うわけですが、そこで、ある二つの大学に、船が当事者の言うような状況で沈没ができるかどうか、可能かどうかということについて鑑定を……
○稲葉(誠)委員 予算委員会の今までの質問をずっと聞いておりまして、私の質問するところというか、聞きたいところはほとんど出ちゃったわけです。後になると損だなとしみじみ思うのだけれども、なもんですから、私自身が聞きたいということよりも、むしろ国民の皆さん方が聞きたがっておるところ、これはまだ相当残っているのじゃないかと私は思うものですから、そういうふうにお聞きをしたい、そういうふうに思うわけです。決して声を大きくしたりなんかして聞くわけじゃございませんから、上品に聞くわけですから、ひとつお答え願いたい、こう思うのです。 最初にお聞きをいたしたいのは、田川さんにお聞きをいたしたいのですが、それは……
○稲葉(誠)委員 通産大臣、訪問販売法が昭和五十一年にできましたね。今度国民生活審議会ですか、ここで約款取引委員会と取引多様化問題委員会というのを設けまして、訪問販売、通信販売等、店舗外の消費者取引の適正化についていろいろ審議を行うことにして、去年の十二月ですか、答申が出たわけですね。 これは、実は私などもいろんな相談を受けるんですよ。訪問販売で粘られて、しようがなくて名前を書いちゃった、さあ、高い物を送ってきて金を払え、あるいは払っちゃったけれども、来た品物は非常に違う、困っちゃったというのが非常に多いんですね。もう弱り切っているんですが、今法律が一応できていますけれども、こういう答申も出……
○稲葉(誠)小委員 大臣にお伺いしたいのですが、刑法の一部改正の問題ですね、百九十九条以下の問題。これはまあ率直に言いまして、いまの状態で聞くのはちょっと本意でないところがあるのです。ですけれども、立場上聞かざるを得なくなっちゃったので聞くわけですけれども、法務省なり政府の原案というもの、それと伝えられる自民党の中の案というものは違うというふうに言われていますね。どういうわけで違うところが出てくるのでしょうか。その辺のところをちょっとお聞かせ願えないでしょうか。どういうことから違う点が生まれてくるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、大臣の意見というのはここで何回も表明されましたね。私も何……
○稲葉(誠)委員 この提案者に最初にお聞きをするわけですが、この提案理由を読んでみましても、消費者に関することが一言もないわけですね。これはどういうわけなんでしょうか。
【次の発言】 消費者に関連する部分は後から聞いていくつもりなんですが、ひとつ福田さん、お尋ねをしたいのは、この法案が仮に通るなら通るとしたときに、それによってたとえば物価が下がるとかというふうなことを考えることは、一つの幻想なんですか、一体どうなんですか。それだけの実際的なメリットというか、そういうふうなものはこの法案の中にあるのですか。いや、そこまで考えるのは無理だと、こういうことなんでしょうか。
○稲葉(誠)小委員 お話をお聞かせ願いまして大変得るところがございまして、喜んで感謝をする次第でございます。 林先生と堀部先生にお聞きをいたしたいのは、弁護士、補佐人をつけるという話でございますが、一体弁護士と補佐人とがそういう簡単に並列に並ぶべきものではないと思うので、補佐人というものの範囲ですね、これをどういうふうにしていくかということが一つと、それからもう一つは、たとえば私は、証言法で弁護士や補佐人を証人につけるということが、ほかの刑事裁判や民事裁判においても証人が希望するならば弁護人なり補佐人をつけることができるというふうに改正をしないというと首尾一貫しないのではないか、こういうふう……
○稲葉(誠)主査代理 次に、安井吉典君。
【次の発言】 以上で安井吉典君の質疑は終了いたしました。
次に、野村光雄君。
【次の発言】 以上で野村光雄君の質疑は終了いたしました。
これにて警察庁及び北海道開発庁に関する事項についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、会計検査院所管について審査を進めます。
まず、会計検査院当局から説明を求めます。柴崎会計検査院事務総長。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。東中光雄君。
【次の発言】 以上で東中光雄君の質疑は終了いたしました。
次に、安藤巖君。
○稲葉(誠)分科員 月曜日に集中審議がありますからそこでいいところは聞かなくてはならないから残しておきまして、きょうは数字的なこと、それから手続、そういうものを主に聞きたいと思います。
不思議に思うのだけれども、予算委員会なのにみんなちっとも予算書を持ってこないで聞いておるのだけれども、どうも予算のことを聞かなくてはあれなんで……。
このE2Cに関連して、全部で四機で三百四十二億九千三百万、ことしが十一億五千百万。この三百四十二億九千三百万というのは、年度的に見るとどういうふうにずっと出てきている計算になっているのですか。
【次の発言】 いま言われた金額、これについてはいわゆる手数料といい……
○稲葉(誠)分科員 刑事局長にお尋ねをするわけですが、この前新聞紙上で拝見したところによりますと、前総理の福田赳夫さんが被告訴人を不詳として名誉棄損で、これは最高検ですか、告訴をされたということをお聞きしたのですが、そういう事実があるかないか、その日時等について、あるいは告訴事実について御説明を願いたい、こう思います。
【次の発言】 そうすると、それは東京地検で受理されて今後捜査を開始される、こういうふうに思うのでございますが、捜査の中においてはどういう点が中心となって捜査をやるということになるんでしょうか。
【次の発言】 それはこのグラマンなりダグラスの事件との関連において重要性を持っておる……
○稲葉(誠)分科員 時間が短いですから、要点だけお答えを願いたいと思うのですが、このごろソ連の脅威、脅威ということを盛んに言いますね。ところが今度逆に、日本の自衛隊はソ連にとって脅威なのか。
【次の発言】 いや、ソ連が評価するかどうかと言ったって、あなた方自身はどういうふうに理解しているかということを聞いているんだよ。ソ連が脅威だと思っているのならば、それはまたそれなりにあれがあるし、脅威でないと思っているのなら、そんなものは要らないと、こういうことになってくるんじゃないの。ソ連が脅威だと思っているなら、また、それはそうかもしれぬけれども、ソ連が脅威と思っていないものなら、そういう自衛隊なんか……
○稲葉(誠)分科員 きのうの小佐野賢治に対する議院証言法違反事件の公判、これで検察側から補充の冒陳が出たわけですが、どうしていまごろ補充の冒陳というのが出たわけですか。
【次の発言】 その冒陳の補充は、第九の一ですね。「小佐野は、かねてK・ハマダなる者がネバダ州ラスベガス所在のサンズホテルに負っていた一二〇万ドルの債務につき、その支払いを保証していたことから、右ホテルに対し昭和四八年一月一五日ころ五〇万ドル、同四月二八日ころ二五万ドル、同年七月一二日ころ二五万ドルを各支払い、残額は二〇万ドルとなっていた。」それから三の3、最後のところで「小佐野は、そのころ右二〇万ドルをサンズホテルに対する前記……
○稲葉(誠)分科員 いわゆる難病といいますか、特定疾患というのですか、これについて二十一が指定されているわけですが、この前の野党との間の予算に関連する話し合いの中で、私どもは六十幾つにしろと言ったわけですが、それはそれとして、今後これを拡大していくということ、それからその内容も完備していく、こういうことに関連して、まず厚生大臣の所見を承りたいと存じます。
【次の発言】 そこで、国鉄にも関係する問題を先にやりますが、いわゆる身障者の割引がございますね。これはいま百一キロ以上ですか、昭和二十五年二月から行われているわけです。これは国鉄運賃法五の二で政令ができることになっているんじゃないですか。とこ……
○稲葉(誠)分科員 長官、予算関連の公共料金というのは米と国鉄と郵便、この三つですか。
【次の発言】 「時の動き 政府の窓」ことしの二月十五日号、あなたと高原須美子という御婦人の評論家との対談の中を見ますと、国鉄は四月二十日ごろを予定していると言っていますね、上がるのは。これはどこからこういうものが出てきたわけですか。幾らぐらい上げるのですか。
【次の発言】 どのくらい何が上がるわけですか。
【次の発言】 それから、郵便は十月ごろを予定しています、こう答えていますね。これはどういうわけでしょうか。
【次の発言】 それが大体六・四の中の〇・八%に当たるというのは、それは米と国鉄と郵便三つで〇・八……
○稲葉分科員 きょうは法務大臣に、これは二月二十二日ですか、静岡の自民党の政経文化パーティーで講演されたということがいろいろ新聞紙上で出ているわけですね、ですけれども、私はこれが、出ていることが必ずしもあなたの真意を伝えていないところがよくありますから、あなたの真意を私はむしろお尋ねをしたい、こういう立場でお聞きをしたいというふうに思います。 一つは、この中に「憲法の制定経過や、米国の相対的な力の低下など国際情勢の変化についての認識を示した上で、」これはこれでいいのですが「外国が日本に求めているものに対し「そんなことをいわれても日本の憲法は許さないよ」ということで、簡単に済むんだろうかといい……
○稲葉分科員 防衛庁長官にお尋ねをいたしますけれども、防衛庁長官が考えるシビリアンコントロールに違反するという例を二つ三つ挙げていただきたいと思います。
【次の発言】 私がお聞きしたい一つは、いま防衛研究というのをやっておられますね。これはあなたの方の、二月二十五日の安保委員会における防衛庁長官の発言の中にもその防衛研究のことがありますね。「防衛庁においては、従来から、防衛研究」、それから「「日米防衛協力のための指針」に基づく共同作戦計画等の研究」、それから「有事法制」、こうありますが、防衛研究ということは具体的にどういうことで、どういう研究をいままでしておるわけですか。
○稲葉分科員 最初に賃金と労働生産性の上昇率との関係です。
この関係について、五十二、五十二、五十四ですね、五十五年はまだ全部出てませんから後にいたしまして、その点を御説明願いたい、こう思います。
【次の発言】 統計のとり方で、労働省の毎月勤労統計では事業所規模三十人以上というのをとっていますね、これは非常に小さいのじゃないですか。このために生産性も名目賃金も全体よりも低くなってきていませんか、こういう統計のとり方は。
【次の発言】 これを見ますと、五十二年度は生産性より賃金が非常に上がっておる。五十三年、五十四年、ことに五十四年度は名目賃金が七・四に対して労働生産性が一二・一、こういう数字……
○稲葉分科員 厚生大臣、この前の秋の臨時国会でしたか、難病対策の充実というふうなことについてあなたにお願いをし、大蔵大臣にもこれについて、俗に言うめりはりといいますか、そういうふうなものを充てて金額等をふやしてもらいたいということをお願いしたところ、厚生大臣も大蔵大臣も了解してくれたわけですが、五十六年度予算について、それが前とどういうふうに変わってふえてきておるか、その大筋を厚生大臣から述べていただいて、細かい点は政府委員からお願いしたいと思います。
【次の発言】 いまの難病対策関係予算の推移で、特に重点を置いたものに調査研究の推進と医療対策の拡充がありますね。この医療対策の拡充の中に、特定……
○稲葉分科員 時間の関係で要点のみをお伺いしたいと思うのです。 最初は水田の転作奨励補助金の問題ですが、これについては単価を六万一千三百円から五万三千六百円に引き下げて、そして逆に面積をふやしたわけですね。大蔵大臣は、減反をよけいやらせるには普通なら単価をアップしてやれということなのですが、いままではそういうことでやってきたのですが、単価を減らして減反をやれというのですから、これはかなりのことです。それで四百八十億円ぐらいの食い違いが出てくる。それで、財政再建のためですから四百八十億をあれするためにやっているということを言っているのですが、将来の見込みを一体どういうふうに立てておるのか。こと……
○稲葉分科員 日米の経済関係を中心にお聞きをしたいと思うのですが、その前に、アメリカの日本に対する国際収支、これはアメリカとしては輸出で大きな赤字ですね。そうではなくて、アメリカの全体の国際収支は大幅に伸びているのではないですか。百億ドル、百何十億ドルぐらいの黒になっておるんじゃないでしょうか。この点ちょっと説明願えませんか。
【次の発言】 どのぐらいなんですか。
【次の発言】 そのぐらいはあなた、常識だぞ。ぼくの方もあれだけれども。百何十億ドルか何かだと思ったな、国際収支。ちょっと数字違うかな。後で調べてください。
そこで問題になってまいりますのは、日米の間でいまいろいろな自動車の問題、そ……
○稲葉分科員 きょうは私はきわめて初歩的なことをお伺いさせていただきたいと思います。私自身よくわかりませんから、よくわかるように御説明を願いたい、こう思います。
最初に、日本の法人税法の六十六条では、税率を四〇%にしていますね。これはいつごろから、どういう理由でこういうふうに決めたのか、そこをひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 日本の場合はどうしてそういう単一の税率をとったのかということですね。アメリカの税法の場合を調べてみますと、一九七九年、つまり五十四年一月一日からは二%ずつ減りました。それでアメリカの法人税率は最低が一七、そして二〇、三〇、四〇、四六というふうに五段階に分か……
○稲葉分科員 詳細は法務委員会でやることになると思いますので、きょうは概略のことをお聞きしてまいりたいと思います。
最初に聞くのは民事局長ですか、たとえば明治の初めごろだったか中ごろにかけて「民法出テ忠孝亡ブ」という言葉がありましたね。これはどういう意味なんですか。
【次の発言】 穂積八束先生は民法の専門ではありませんね。憲法というか国法学というか、そういう専門ですね。どちらかというといわゆるプロシャ憲法ですね。オーストリアの憲法。伊藤博文や金子堅太郎が行ってきて研究してきた。まだそのころは伊藤博文なんかが向こうへ行っているときですか。二十三年ごろ行ったんだっけ、二十三年に憲法ができたんだっ……
○稲葉分科員 難病対策の対処につきましては、私も大蔵大臣にいろいろお願いしておきましたが、厚生大臣も大変な御配慮をいただきましたことを、最初にお礼を申し上げます。
そこで、問題のところ、大筋としては、一つは難病対策の現状ですね。それと、今後の方向と申しますか、こういうふうな問題について大臣の方から御所見を賜りたい、こう思います。
【次の発言】 そこで、いまいろいろな問題が出ているわけですが、たとえば研究班というものがいろいろできているわけですね。正式に研究班というのですか、プロジェクトというのですか、その現況はどういうふうになっておるのでしょうか。この点について御説明を願いたい、こう思います……
○稲葉分科員 河本さん、私は前の方の質問を大分聞いていましたけれども、同じことを聞いてもあれですから、できるだけ違うようにお聞きをしたいというように思うのです。 私はわからないこといっぱいあるものですから、お教え願いたいという意味でお伺いするつもりですが、一つわからないのは、たとえばアメリカでもヨーロッパでもどこでもそうですが、物価が非常に上がってきておるわけですね。二けた以上上がっておるところもあるというようなことの中で、日本の物価が安定をしているというようなことが言われている。現実にそうかもしれませんが、そうでしょう。それは一体どこに原因があるというふうに考えたらいいんでしょうか。まずそ……
○稲葉分科員 私が質問するのは基本的なことなのですが、たとえばよく増税なき財政再建ということを言うわけですね。ところがその増税なきというのは、たとえば新しい法律をつくって新しい税をつくる、これは増税である、それから法律があって税率が決まっているその率を上げる、これも増税である、こういうのはわかるわけなんですが、増税なき財政再建というのは、いま私が挙げた二つのものとの関連で一体どういうことを言っているのか、増税と増収との関係を明らかにしてひとつ御説明願いたい、こう思います。
【次の発言】 そこで話がこんがらかるのですね。それから俗な言葉で言えば逃げ道ができるということになるのですが、そうすると、……
○稲葉分科員 大臣にお伺いをいたしたいわけですが、それは三月の下旬にアメリカへ行かれるということが言われておるわけです。そうすると防衛の問題、ことに貿易の問題その他でいろいろな話ができると思うのです。日本の場合は、余り物を言わないことが謙譲の美徳というふうに考えられているわけですが、アメリカの場合は逆であって、フランクに物を言うことが一つの美徳というか国民性になっております。そこで、大臣としては、アメリカに対してどういうことをフランクに言うお考えなのか。同時にまた、こっちの言うことだけではもちろんいけませんから、向こうの言うことももちろん聞かなければいけませんけれども、そういう点についてのお考……
○稲葉分科員 私がなぜ会計検査院の皆さん方に来ていただいたかということですが、実は去年の六月だったと思いますが、官房長官に対して、俗に言う官房報償費ですね、約十二億幾らありますが、これについて、使途や何かいろいろ質問いたしましたらば、私はそれがやましいかやましくないかなんということを聞いたわけではないのに、クールな宮澤さんが、それはやましくないんだ、やましくないんだと盛んに言うものですから、だれもそんなことを聞いてないじゃないかと言ったのですが、そこで、会計検査院の検査を得ているから会計検査院に聞いてくれ、聞いてくれと盛んに言うわけですね。そこで私は、会計検査院の皆さん方に、それと同じような費……
○稲葉分科員 きょうは分科会でもありますし、ひとつレクチュアをしていただくというつもりで、私の方が聞くのですが、わからないので教えていただくという意味でお話を願いたい、こう思うのです。 実は中曽根さんが日米安保の効果的運用ということを再三言われて、それから「自由民主」という機関誌がありますが、この二月号の中でも大体同じようなことが言われておるわけですね。二月号の中ではこういうふうに言っているわけです。防衛は憲法のもとで行う、あたりまえのことですが、「そして同時に、日米の安全保障条約が有効に機能するよう努力することであります。」こういうことを言っているわけであります。三月号は、竹村健一との対談……
○稲葉分科員 昭和五十七年十二日に、国税庁の総務課が昭和五十六年分の「税務統計から見た法人企業の実態」というのを出しておられるわけですね。これを大臣が読まれたのかどうか、ちょっと知りませんが、読まれたとして、一体これを見てどういうふうに感ぜられて、どういうところに問題点があるか、こういうふうに聞くのが本当ならば一つの筋かと思うのですけれども、ちょっとそれは後で。 私の方から先にこれを見て感じたところを申し上げますと、私の感じたところでは、ポイントはたとえば法人税のあり方、これはこの中に直接出てまいりませんけれども、法人税よりもむしろ社内留保の方が多いわけですね。私もこれを見まして、そこまでい……
○稲葉分科員 通産大臣が就任されましてから、いろいろなところで聞きますと部下が、役人が非常にひりひりしている。ひりひりしているというのは、おっかながっているという意味だな、あなたに対して。やるから。役人というのは面従腹背が多いから、これはここら辺にはいないけれども、面従腹背が多いから用心したと言うと語弊があるけれども、適当にあれしながら手綱を締めてしっかりやってほしいというふうに思うわけですね。あなたならできると思うのですよ。 そこで、きょう通産大臣のあいさつというのをいただいて読んでいたところですが、その第一にあります「内需中心の安定成長の実現」というのは、これは三・四%のところ二・八%が……
○稲葉(誠)分科員 分科会ですから、ちょっと専門的な質問になるかもわかりませんけれども、俗に強制賠償保険と言っております自動車の強制保険ですね。正式の名前は長い名前ですけれども、それについていろいろお尋ねをするわけです。
これは常日ごろ私自身が疑問に思っている点を中心にお聞きするわけですが、まず最初に、現在どういうような収支と言うと語弊があるかもわかりませんが、どういう状況になっておるかということから御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今のお話の中で、まず問題は、死亡事故の場合二千万円ですね。これは順次いろいろ上がってきたわけですけれども、これが上がってから、二千万円になってから何年……
○稲葉(誠)分科員 私が疑問に思っておることをお尋ねしたいと思うのですが、分科会ですから時間も短いし……。 まず疑問に思っておりますことは、事前協議ということが条約の中にありますけれども、日本はノーと言うことが決まっている、こういうことですね。そうすると相手方アメリカは、ノーと言うことが決まっておるのに対して、核の持ち込み等について日本に相談するはずがないというふうに私は思うわけです。それから同時に、アメリカの国内法の中で、核を持っているかどうかということを公表してはいけないということの法律があるようにも私は聞いているのですが、それがあるかないか。となりますと、緒用事前協議ということは言うけ……
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