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児玉健次 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

児玉健次[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
438位
委員会発言歴代TOP500(衆)
304位
委員会出席(無役)歴代TOP500
133位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
207位

38期委員会出席TOP100
74位
38期委員会発言TOP50
21位
38期委員会出席(無役)TOP50
36位
38期委員会発言(非役職)TOP50
14位
38期各種会議発言TOP25
19位
38期各種会議発言(非役職)TOP25
16位
39期委員会出席TOP100
63位
39期委員会発言TOP100
56位
39期委員会出席(無役)TOP50
32位
39期委員会発言(非役職)TOP50
41位
41期委員会発言TOP50
25位
41期委員会出席(幹部)TOP100
87位
41期委員会発言(非役職)TOP50
15位
42期委員会出席TOP50
11位
42期委員会発言TOP100
77位
42期委員会出席(無役)TOP50
11位
42期委員会発言(非役職)TOP100
57位

このページでは児玉健次衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。児玉健次衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

38期(1986/07/06〜)

第107回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1986/10/20、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 本日は、私たちの委員会に御出席いただいてありがとうございます。  今、この委員会の審議に対して、日本の山の労働者、家族、そして産炭地の皆さんの祈るような期待が寄せられております。その期待は何かといえば、日本の山を何年もたせるか、ソフトランディングをどうするかという問題ではなく、日本の石炭産業の永続的な擁護、発展、そこにあるだろうと私たちは思っております。  そこで、向坂先生にお伺いしたいのですが、五月八日に発表された「検討小委員会の審議状況について」という中間報告に次のような部分があります。「海外炭については、数量面では当面手当て済みの状況にあり、長期的にも確保が可能と見込まれる。……

第107回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1986/11/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 先週私は産炭地を前後三日ばかり回ってきたわけですが、そのとき石炭の関係者や地域の商工業の皆さん方からこもごも言われたことなんですが、なだらかな閉山であればやむを得ない、こういう意見は一つもございませんでした。  一つの例え話なんですが、皆さんもいすとりゲームというのは御存じだと思うのです。ここに十一人人間がおる、いすが五つか六つ提供されていて用意ドンといったらだれが一番先にそのいすに座るか。座れなくなった人は結局立ち往生ということになるわけですが、そういった状態が、今第八次石炭政策の原案が提示されている中であちらこちらの山の関係者に深刻な不安を与えている。  私は最初に、田村通産大……

第107回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1986/12/02、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 きょうは御出席いただいてありがとうございました。  これまで随分多岐にわたった論議、とりわけ八次策を仮に実施していくとすれば、私たちは八次策にどうしても賛成することができませんが、八次策を実施していくとすればどういう問題があるか、そういった観点からの論議が続きましたが、私はちょっと観点を変えまして御質問をしたいと思うのです。  最初に、横路参考人にお伺いしたいのですが、この夏以来、北海道の赤平とか三笠とかその他各地で、産炭地の市町村を含む北海道を中心とした地域ぐるみの集会がございました。私もずっと参加させていただいたのですが、その中で、なだらかな閉山であればやむなし、こういう声はつ……

第107回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1986/12/10、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私どもの委員会の審議に労働大臣がおいでになっておりますから、私はまず雇用の問題、失業の問題から入りたい、こういうふうに思います。  私どもの方で多少独自に調べたものも含めまして、日本を代表する幾つかの企業、そこの人減らし合理化の計画、それを五つに限定してちょっと御紹介をしてみたい、こう思います。  石川島播磨重工業、早期の勇退、転職援助などで七千人を早期に削減する。新日鉄、十二月から一日二千人を一時休業にする、九〇年度まで一万五千人を削減する。神戸製鋼、八八年度までに出向などで六千人を削減し、十二月から一時休業に入っている。これはいずれも西暦です。  日産自動車、五千人を販売会社に……

第107回国会 内閣委員会 第2号(1986/10/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今回の国家公務員災害補償法の一部改正案について、大きく三つに分けましてそれぞれについて御質問をいたしたいと思います。  まず、通勤途上の災害についてですが、最初にお尋ねしたいのは、「日用品の購入その他これに準ずる」、この文言が削除された理由はどういうことでしょうか。
【次の発言】 この通勤途上の災害に対する補償の問題は、長い間の日本の公務員労働者の要求と運動が基礎にある、そう私たちは受けとめております。  そこで、ただいまの御答弁でございますけれども、「日用品の購入その他これに準ずる」という文言を削除するのは、もちろん日用品を買ってはならぬという意味ではなく、日用品の購入というふう……

第107回国会 内閣委員会 第5号(1986/10/30、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 防衛二法の改正案の質疑に先立ちまして、若干お尋ねしたいことがございます。  この二十一日の衆議院本会議で私は防衛二法改正案について御質問いたしましたが、そのとき、戦前における日本の大東亜共栄圏思想、そして同じく戦前のナチスドイツのゲルマン民族に対する特別な純血性と単一性の強調、これらが不幸な戦争への思想的要因になったということを思い起こしつつ、中曽根首相の単一民族発言について質問いたしました。それについて中曽根首相は、日本には差別を受けているような少数民族はいない、私なんかも、まゆ毛は濃いし、ひげは濃いし、アイヌの血は相当入っているのではないかと思う、こういう答弁をされました。この……

第107回国会 内閣委員会 第6号(1986/11/20、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、防衛二法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  今回の改正案は、アメリカのアジア・太平洋戦略に基づく日米共同作戦体制強化、そのもとで米軍の補完部隊としての自衛隊の増強を一層進めるものであり、我が党は断じてこれを容認することはできません。今日、自衛隊は世界でも有数の強大な軍隊となっています。  アメリカのレーガン政権は、ことし一月、海洋戦略を発表し、ヨーロッパ有事の際、アメリカは直ちにアジアにおいても第二戦線を展開し、千島、サハリンへの上陸作戦さえ強行するということを明らかにいたしました。重大なことは、アメリカがこの戦略の中で同盟国の……

第107回国会 内閣委員会 第8号(1986/11/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 関連して御質問いたします。  今度の数多くの法律改正が俎上にのせられているその中に、電源開発調整審議会の問題が電源開発促進法との関連で出ております。  そこで、経済企画庁にお尋ねをしたいのです。私は簡潔に聞きますのでぜひ簡潔にお答えいただきたいのですが、いわゆる電調審が電源開発基本計画に新規地点を組み入れようとするとき、関係都道府県知事の同意を得ないまま電調審に付議したことがこれまでにあったでしょうか。
【次の発言】 すなわち、電調審の事務局を担当されている経済企画庁が事前に知事の意見を十分に聴取して、知事の同意がなければ電調審に付議しなかった、こういうやり方で今御答弁のようになっ……

第107回国会 内閣委員会 第9号(1986/12/04、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 新しい行革審設置法案について審議するために、臨時行政調査会、以下臨調と申しますが、それと旧行革審がこれまでに行ってきた諸活動について振り返って、その問題点を今日の時点で明らかにすることが、この後の審議にとっても必要だと私はこう考えます。そういった観点から、何点かまずお伺いしたいと思います。  五十七年七月の臨調基本答申などで、防衛力の整備、運用などについて触れられております。いわゆる防衛行革、この内容についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今の点はともあれ承っておきたい、こう思います。  次に、通産省にお伺いしたいのですが、昭和五十六年七月十日の臨調の行政改革に関する……

第107回国会 内閣委員会 第10号(1986/12/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、一般職職員給与法改正案に賛成、特別職職員給与法改正案に反対、防衛庁職員給与法改正案に棄権の討論を行います。  まず、一般職職員給与法改正案についてであります。  今年度の給与勧告は、今日のように全俸給表にわたって改定する勧告形式をとった一九六〇年以来最低の二・三一%という水準であり、公務員労働者の要求や生活実態から見て極めて不十分なものと言わなければなりません。しかし、公務員労働者と労働組合の要求に根差した闘いを一定限度反映して、一九八一年以来五年ぶりの人事院の勧告どおりの実施であり、また、公務員労働者が早期完全実施を要求していることなども考慮……

第108回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1987/05/15、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 この件の質疑に入る前に一言私たちの基本的な考えを述べておきたい、こう思います。  言うまでもなく歯舞、色丹、これは北海道の文字どおり一部であって、それが現在ソ連によって不法、不当に領有されている、これは戦後処理の極めて不適切なそういうことの結果である。それから千島全体について言えば、これは日本が平和的手段で取得したものでありまして、すべての千島、それを速やかに返還してほしい、これは当然全国民の願いでもあります。  昭和五十七年に成立した本法の場合、サンフランシスコ平和条約二条(c)項、その枠の中で北千島の放棄を固定化しようとしておりますし、それから歯舞、色丹と国後、択捉を同列に置く……

第108回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1987/03/24、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 先ほど幾らかの議論がありましたが、石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案、この中で法の目的から「未開発炭田の急速かつ計画的な開発を促進する」、これが削除された、このことに関連して句点か御質問したいと思います。  まず、昭和三十三年に今の未開発炭田云々、この部分が提起されたとき、当時の商工委員会の会議録を私は調べてみたのですが、そこで白濱政府委員が次のように述べております。「将来の増大するエネルギー需要に対処し、石炭資源の開発を急速、かつ、計画的に行うため、未開発炭田の開発に関する規定を設けたことであります。」将来における増大するエネルギー需要、これはまさしくそのときの指摘……

第108回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1987/05/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 大臣に余儀ない御用がおありのようですから、最初に二点ばかりまず大臣に集中的にお伺いして、その後労働省の政府委員に御質問したい、こう思います。  私が大臣に率直に伺いたいのは、いわゆる内需の拡大、国内需要の拡大、これが、従来ともすれば中曽根首相の対外公約との絡みで論議されることが多かったと思うのです。本来の内需の拡大は、言ってみれば国民の経済の立て直し、国民の暮らしを守り向上させていく、そこに基本が置かれるべきではないか、こう考えています。  なぜそう言うかというと、国内需要は全体として約六〇%を個人消費に依拠している、これが多くの経済学者の、言ってみれば定説でございます。そこのとこ……

第108回国会 内閣委員会 第1号(1987/03/24、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今回提案された在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、これは、外務公務員が海外で勤務をなさる、さまざまな困難があると思うのですが、その困難の実態に迫られて改善を図ろうとされる努力だ、こういうふうに理解をしております。  そこで、このこととの関連で一、二お伺いしたいのですが、外務公務員、この方々が家族同伴、とりわけ御夫人とともに任地で活動される、これは外務公務員の勤務の特性という点でどのような意義を持つのか、まずその点をお伺いします。
【次の発言】 今度出されている法律案の中身を検討させていただきましても、今お話しのあった外務公務員の夫婦の同居、任地でと……

第109回国会 社会労働委員会 第1号(1987/07/28、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本で働くすべての人がそれぞれの職場で労働者としての権利を十分に保障されて生き生きと活動する、これはすべての国民の共通の願いだと思いますが、現状はそれにほど遠い、そのように私は思います。好ましい方向に進めていく、その点で労働行政が果たす役割は極めて重要です。きょうは時間がありませんから、端的に、働く人々の職場の模範となるべき国や自治体など公務員の職場、JR、NTTなどの職場、そういったところで働く人々の権利の保障という点で具体的に問題を取り上げてみたい、こういうふうに思います。  まず職場の衛生と安全という点です。これは運輸省おいでになっていると思うので、運輸省にお聞きしますが、J……

第109回国会 社会労働委員会 第5号(1987/08/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今回の臨時国会で最大の焦点の一つになっているマル優制度の廃止の問題、現在これは他の委員会で並行して論議されておりますが、そのマル優制度の廃止との関連で一般財形貯蓄に課税が二〇%される。先ほどからの論議を聞いておりますと、労働省としてはまるでやむを得ないというふうな形で受けとめていらっしゃるようで、私は大いに驚いております。  先ほどこの制度の成立時の経過について若干の論議がありましたが、私はまず大臣に伺いたいのですが、この制度が社会労働委員会に提案されてかなりの論議がされましたが、昭和四十六年三月十六日、社会労働委員会で財形制度について、既に亡くなられた野原労働大臣と共産党の寺前巖……

第109回国会 社会労働委員会 第7号(1987/08/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、これまで七カ所の国立病院・療養所へお邪魔しまして、そして今度のこの法律についての私たちの調査をさせていただきました。そのとき院長さんや総婦長さん、そして事務長さんを初め職員の皆さん方が非常に温かく迎えてくれて、そして率直な意見を述べてくれた、この機会にお礼を言いたいし、それから医務局を初め私たちに便宜を図ってくれた関係者にも私は感謝します。  そこで、私はこれが最初の質問ですが、事柄は非常に重要だし、十分に時間をかけて審議を尽くさなければなりません。それが国民の負託にこたえる議会の道です。  そこで私は、医療要求と国立病院の役割について、僻地、離島の場合はどうか、大都市圏の場……

第109回国会 社会労働委員会 第8号(1987/08/31、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 共産党の児玉と申します。きょうはどうも御苦労さまです。  最初に、小川参考人にお聞きしたいんですが、先ほど参考人の御意見の中で、日本の賃金の仕組みは多くの場合、日建て、月建てである、こういう御発言がありました。日建ての方はさておきまして、今回の労基法のいわゆる改正案の中で、変形労働時間制の問題が非常に大きなかかわりをこの後及ぼすだろう、もちろんその前提に一日八時間制が突き崩されていく、それがありますが、参考人に端的に二つ私お伺いしたいのです。  現行労基法の中に含まれている四週間の変形労働時間制、これは四週間です。そして一カ月というのは一カ月です。日数としてはそう多くの違いはありま……

第109回国会 社会労働委員会 第9号(1987/09/01、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本共産党・革新共同を代表して、労働基準法の一部を改正する法律案に対する修正案について、趣旨説明を申し上げます。  政府案は、現行労働基準法の根幹である一日八時間労働制を破壊し、変形労働時間制、みなし労働の導入など企業の都合にあわせて、労働時間を自由自在に伸縮できるようにするものです。これは八時間を超えて何時間働かせても、時間外手当を支払う必要がなくなるという資本、企業のための改悪であると言わなければなりません。  このような労働基準法の改悪は、労働者の健康と家庭生活を破壊し、特に婦人労働者の働く権利そのものを奪うものです。  よって、現行の八時間労働制を厳守し、これを根本から崩す……

第109回国会 社会労働委員会 第10号(1987/09/03、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律案及び自民党提出の修正案に対し反対の討論を行います。  本法案は、戦後国立病院・療養所が全国で展開してきた地域における基本的、一般的医療は他にゆだね、より広域を対象とる高度、専門医療に重点を移すと称して、現在ある二百五十三施設の約三分の一を統廃合しようとするものです。  現在、国民が国立病院・療養所に期待し、求めているのは、かつて国民病と言われた結核との闘いで国立病院・療養所が残した巨大な足跡に示されるように、国立医療機関が地域医療に責任を負い、医療における総合性、一貫性を確保……

第109回国会 社会労働委員会 第11号(1987/09/10、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本におけるこれまでの精神障害者の対策は、精神障害者を長期にわたって社会から隔離するかそれとも放置しておく、こういった特徴を持っていたと思います。今回の改正案はいわば当然過ぎるほど当然の措置を何点か含んでいると私たちは考えております。  そこで、もしこの改正案について十分な時間をかけ慎重に審議すれば、精神医療の今後の改善、向上に貴重な手がかりが得られるだろう、そう考えているだけに、このような短時間の審議については極めて遺憾である、それをまず冒頭に述べておきます。  さて、時間もありませんから、私は手短に質問しますので、ぜひ御答弁も簡潔にお願いしたいと思います。  本人の同意に基づく……

第109回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1987/09/07、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に労働大臣にお尋ねをしたいのですが、北炭真谷地の未払い退職金を完済させるために労働省は随分長い間努力をされてまいりました。私もこの委員会でほとんど欠かすことなくこの問題を取り上げてきたわけですが、この未払い退職金は本来退職時にまとめて支払われるべきものであって、それが真谷地について言えば二十一億円いまだに払われていない。これは全く異常とも言うべき事態だと思うのです。そこで、労働省としてはこの面の努力をさらに強化されると思うのですが、未払い退職金を完済させるための努力というのは、間違っても北炭真谷地鉱山閉山の前提条件をつけるためのものではないと思うのですが、その点いかがでしょうか……

第111回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1987/12/18、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 田村通産大臣が、私たちが今この委員会で論議していることと関連して、どうしてもよんどころない事情で早目に退席をしなければならぬということですから、恐縮ですけれども質問の順番をちょっと変えさせていただいて、最初に大臣に対して御質問をしたい、こう思います。  この十月に北炭真谷地炭鉱が閉山したとき、北炭真谷地及び関連業者と建設一般夕張炭鉱関連労働組合両者の間で、北海道民の強い世論の支持のもとに粘り強い交渉が進められて、下請労働者に対して閉山見舞い金、退職金などを支払う協定が締結されたことは非常に重要なことだったと私は受けとめています。閉山に至ったことはまことに残念ですが、この交渉の出発点……

第112回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1988/04/20、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 高鳥長官は先日の所信表明で、北方対策本部長として今後とも国民世論の啓発、元居住者に対する援護、隣接地域の振興等の施策を推進する、こうお述べになりました。  隣接地域の振興ということに関連してですが、北海道では、とりわけ北海道の東部では公共交通機関の果たしている役割が非常に大きいものがあります。いわゆる長大四線と言われているものの一つに標津線というのがございまして、標茶から根室標津に、厚床から中標津に、この標津線が隣接地域で果たしている役割について長官はどのようにお考えになっておられるのか、一言お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それは承っておきます。  ちょうど高烏長官は北方対……

第112回国会 社会労働委員会 第4号(1988/03/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 先日の厚生大臣の所信を伺いましてさまざまに考えることがございましたが、きょうは、大臣の所信とも関連させながらエイズの問題、とりわけ血友病患者におけるエイズ感染の問題を中心にしてまず御質問をしたい、こう思います。  そこで、大臣に最初にお尋ねをしたいのですが、聖マリアンナ大学教授でHIVキャリアの発症予防・治療に関する研究班主任研究者山田兼雄先生、この方が「血友病がAIDSの直撃をうけたことは、今世紀における医療の最大の悲劇の一つと考えてよい。」このようにおっしゃっております。この分野の医療活動、教育活動で文字どおり先頭に立たれている医学者の言葉として私は非常に強いものだと思いますが……

第112回国会 社会労働委員会 第5号(1988/03/31、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 厚生省の国民健康保険課が「国民健康保険四十年史」というのを出していらっしゃいまして、昭和五十四年三月の発刊です。一通り読ませていただきました。大変興味深いものですが、その中で、「新国民健康保険法の立案」、昭和三十三年のときのことですが「厚生省当局で立案した新国民健康保険法の要点は、次のとおりである。」ということで若干のことが書いてありまして、その中で次のように述べている部分があります。「国民皆保険体制の確立のための国の責任を明確にしたこと。」「国民健康保険事業を行うことは、市町村の固有事務であるとする旧法の考え方を改めて、国民の医療保障を行うことを国の責務とし、これを市町村に団体委……

第112回国会 社会労働委員会 第6号(1988/04/05、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 本日は、御出席いただきましてありがとうございます。共産党の児玉と申します。  最初に菅原参考人にお伺いをしたいのですが、先ほどの御意見をいただきましたときに、参考人は、保険者の立場から述べる、そういうふうに最初におっしゃいました。そして国民健康保険制度が高齢者、低所得者が増加する構造的な要因を含んでいる、私の聞いたことですから、そのとおり正確でないかもしれませんが、その上で、保険料負担が今加入者にとって限度に近づいているというふうにお話があったわけです。  そこで、まずお伺いしたい点です。  今度の改正案がもし実施に移されたら、都道府県の負担が四百四十億、市町村の負担が二百五十億、……

第112回国会 社会労働委員会 第7号(1988/04/12、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 特定不況業種に関連した法案について、私から質問いたします。時間が非常に制約されておりますから、私は手短に聞きますので、ぜひ簡潔にお答えいただきたいと思います。  今回の改正案で下請企業も法といいますか、この制度の対象となる。そこで改正案で言う雇用維持等に関する計画。従来は、第一のケースとして百人以上の離職者または出向者を出す規模の縮小、第二のケースとして一カ月以内に三十人以上の離職者を生ずる規模の縮小、この場合事業主が再就職援助等計画を作成する、こういうふうになっておりましたが、今度下請企業を対象にするということになると、こういった規模では実情に合わないと思うのですが、この点につい……

第112回国会 社会労働委員会 第8号(1988/04/14、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、国民健康保険法の一部を改正する法律案について反対の立場から討論をいたします。  国民健康保険には事業主がなく、現行の国保法は国民の医療保障を行うことは国の責務であることを本来の趣旨、目的としています。これを踏みにじって都道府県及び市町村の負担を新たに導入することは、国の責任を地方自治体に転嫁するというにとどまらず、憲法二十五条に明記された国の責務規定に反するものであります。また、国民健康保険において無職の世帯が激増し、年間所得二百万円以下の世帯が実に七二・三%を占めているため、抜本的な低所得者対策が求められています。真に低所得者対策を考えるなら……

第112回国会 社会労働委員会 第10号(1988/04/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に大臣にお伺いをしたいのですが、厚生省は昭和六十年の十月、戦後初めて原爆死没者に関する調査を実施されました。その目的と動機、そして調査をなさった後約二年半経過したのですが、いつまでにどのような形式で発表されようとなさっているのか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 原爆死没者に関する調査について、これは何人の回答ということが、亡くなった方だからできませんので、この調査についての回答カード数は何枚になっておりましょうか。
【次の発言】 生存者調査についての回答数が三十一万三千四百九十九人、そして死没者調査に関する回答カードは二十八万六千八十七枚、被爆者の大変な協力がこれには……

第112回国会 社会労働委員会 第12号(1988/05/10、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 労働安全衛生法の改正案についてお尋ねをします。  今回の改正案で、先日大臣が行われた提案理由の説明においても、「労働者の健康の保持増進のための措置を充実すること」、このようにうたわれております。このような措置は、労働時間の短縮、残業の規制への努力を一層強化することと結びつかなかったら実効のあるものにならない、こう思うのですが、大臣のお考えを最初に伺います。
【次の発言】 法案の中身について何点か触れたいんですが、法十九条にあります安全衛生委員会についてです。ことし一月二十九日の中央労働基準審議会の労働災害防止計画、その中で次のような一節があります。「労働組合の労働災害防止への取組み……

第112回国会 社会労働委員会 第14号(1988/05/17、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 この法律は、憲法第二十八条で言う労働者の団結権、団体交渉権、団体行動権を保障する、それを支えるという意味で非常に重要な法律でして、今度の改正には幾つかの重要な問題点を含んでおります。改正案の一部について修正の合意があったにせよ、極めて短時間の審議、私は二十分ですが、そしてきょうの午後の本会議に緊急上程、こういう運びは遺憾であるということを最初に述べておきます。  そこで、手短に私は質問いたしますので、お答えいただく方も端的に答弁をいただきたい。重ねてその点は要望いたします。  まず、地方調整委員の新設についてですが、現在の労組法二十五条一項、ここに「二以上の都道府県にわたり、又は全……

第112回国会 社会労働委員会 第15号(1988/05/19、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私はこの三月二十五日に衆議院の社会労働委員会でエイズに対する対策で最も急ぐ課題として、発症の予防、根治療法の確立、そして安全な血液製剤の供給、そのことに触れて質問いたしました。きょうはそのとき尽くせなかった問題について引き続いて質問したい、こう思います。  まず最初に、昭和六十年八日に厚生省の血液事業検討委員会中間報告、それが発表されております。その冒頭において、「血液は、貴重な人体の臓器組織の一部であり、医療上の必要による輸血は、臓器移植とも言うべきものである。」非常に重要な指摘、ある意味では基本的な理念が提示されておりますが、この点について厚生省はどのように受けとめていらっしゃ……

第112回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1988/04/22、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 臨時石炭鉱害復旧法が昭和五十七年に十年間延長されましたが、期限切れまであと四年を残すだけになっている。政府は石炭鉱害復旧長期計画の中で、最終的解消を図るためこれを計画的に処理すると述べられております。午前中の論議もありましたが、現在の進行状況はどうか、その点をまず伺います。
【次の発言】 この一月、三日ばかり筑豊に行って鉱害の現状を見てまいりました。さまざまな問題にぶつかったのですが、ここでは二つのことについてお尋ねをしたいと思います。  一つは、いわゆる有資力鉱害の問題です。最近一部に、鉱害認定の請求に対して、裁判に持ち込むことによって認定手続、復旧手続を先に延ばそうという動きが……

第113回国会 リクルート問題に関する調査特別委員会 第2号(1988/11/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 証人は先ほど、九月末辰巳氏の使いが来たとき、三千株は次官室の職員に保管してもらった、そういうふうにおっしゃいました。私はここにリクルートコスモス株を譲渡した際のファーストファイナンス株式会社代表取締役小林宏氏、金銭消費貸借契約書を持っております。今お話しになった返済の期限は九月三十日、六十二年九月三十日、これにこうなっています。その第二条に「乙は甲に対し、乙の甲に対する債務の履行を担保するため、株式会社リクルートコスモスの株式○○株を本契約締結と同時に預けるものとする。」こうなっています。証人がおっしゃった、事務次官室の職員に頼んで保管してもらったというのは偽りではありませんか。

第113回国会 リクルート問題に関する調査特別委員会 第3号(1988/12/16、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 法務大臣にはちょっとお待ちをいただいて、最初に御三人の大臣にお伺いしたいと思います。  まず中山郵政大臣にお尋ねをしますが、郵政省はNTTに対し、リクルート疑惑について内部調査を厳格に行うようにと再三要請されておりますが、これは当然のことだと思う。  さて、率先垂範という言葉もありますが、郵政省関係者にコスモス未公開株またはリクルート社の株の譲渡を受けた者がいるかいないか、このことについてどのような内部調査を行われたか、その結果はどうであったか、OBも含めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 同様のことを文部大臣にお伺いいたします。

第113回国会 科学技術委員会 第1号(1988/11/22、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 委員長それから同僚の委員の皆さんの御了解をいただいて、この委員会で質問できることを大変喜んでおります。  最初に科学技術庁長官にお伺いしたいのですが、この十月十五日、北海道泊原子力発電所の周辺町村で約四百七十人の住民が参加して防災訓練が行われました。この訓練は直接国が実施されたものではありません。北海道、周辺市町村でやったものですが、いろいろと問題点があったと私は思っておりますが、この防災訓練について国はどのように受けとめていらっしゃるか。改善すべき点や今後への教訓、そういうことについてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 通産省においでいただいていると思いますが、北海道電力……

第113回国会 災害対策特別委員会 第3号(1988/08/30、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 八月二十五日、二十六日、北海道で非常に激しい雨がありました。既に政府としては留萌市、沼田町、北竜町については災害救助法を適用してくださっているわけですが、空知支庁の沼田町の場合に、二十六日正午までに四百二十五ミリという降雨量でした。昭和五十六年の八月初旬に北海道では非常に甚大な水害がありましたが、今度は地域的にそれを上回るものがあります。一昨日、昨日、私そこに参りまして、きょう早速この委員会で質問させていただくことを委員長初め同僚の委員が了解してくださったことを感謝いたします。  まず第一の質問、農水省にいたします。沼田町で私が町長や助役から伺ったところによれば、今農作物、農地被害……

第113回国会 社会労働委員会 第2号(1988/08/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 参考人として参加していただいた御三人に心からお礼を申し上げます。  最初に、伊藤参考人にお伺いしたいのです。  先ほど伊藤参考人は、エイズ予防法案に反対である、これは廃案にした方がいい、そのようにおっしゃった上で、この法案が予防に効果があるのかどうか、それからこの法案によって人権が守られるのかどうか、二つの問題を出されて、そして特に予防に効果があるかどうかという点では、患者を医療機関から潜行させるというふうにお述べになったと私は伺いました。埼玉という東京に非常に近接した地域で患者団体の中心になって御苦労なさっている伊藤さんのお立場で、患者が潜行していくという、そこのところをもう少し……

第113回国会 社会労働委員会 第3号(1988/08/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本における血友病患者のエイズ感染は国とメーカーの責任によって生じたものであって、国は被害者に対して完全な補償、救済策をとるべきであると以前から私たちは主張しておりますし、そして今もその点強くなりこそすれ、全く変わりがありません。この主張について冒頭明らかにしておいて、きょうは法案の審議やその他とは切り離して、今度政府が提起されている緊急の対策に限定して質疑をしようということですから、私もそれが今必要なことだと思いますので、提起されている対策に即して何点かお聞きをしたい、そう思います。  まず、発症予防・治療研究事業についてです。  全国ヘモフィリア友の会、東京ヘモフィリア友の会、……

第113回国会 社会労働委員会 第4号(1988/09/08、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 きょうは三人の先生に貴重な御意見をいただいて、ありがとうございます。  最初に、西岡先生にお伺いしたいのですが、今の質問とも関連いたしますが、先生は日赤中央血液センターの副所長でいらっしゃる。それで、私は血液行政一般でなく、血友病患者、子供さんもいらっしゃれば成人の方もいらっしゃる、体重の違いもある、そして軽症、重症、さまざまな問題があります。そういった方々に対する安全な血液製剤等を供給していく体制、この点で日赤に対する患者の皆さんの期待というのは非常に強うございます。血液濃縮製剤、クリオプレシピテート、中間クリオ、RCGと言われているもの、そういったものについてのこの後の日赤の御……

第113回国会 社会労働委員会 第6号(1988/10/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案に反対する立場から討論を行います。  私は、まず、この法案が当委員会において法案そのものの審議が開始された初日、実質的な審議わずか一日でこのような形で議了、採決が強行されることに心からの怒りを込めて抗議するものです。  現在、エイズの蔓延防止のために何より必要なことは、エイズについて正しい知識の普及を進めることです。本年一月、ロンドンで開催された各国エイズ担当大臣会議が情報提供と教育が唯一最も重要なエイズ対策であると強調しているのは、まさにこのことであります。  日本のエイズ感染は、約九割が血友病の患者で……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第15号(1988/10/26、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に、総理に御質問をいたします。  「ロッキード問題閣僚連絡協議会の設置について」、これは昭和五十一年二月十九日、閣議の口頭了解でございますが、冒頭、「いわゆるロッキード問題に対処するため、次のとおり、ロッキード問題閣僚連絡協議会を設置することといたしたい」と述べて、協議会には副総理、当時福田赳夫さんでした。法務大臣、外務大臣、宮澤さんでいらっしゃいます。大蔵大臣、通商産業大臣、運輸大臣、総理府総務長官、国家公安委員長、防衛庁長官、内閣官房長官及び内閣法制局長官が参加する、そういう形で五十一年の二月十九日に発足をいたしました。  そして協議を経て、昭和五十一年十一月十二日、ロッキ……

第113回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1988/12/16、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 第八次石炭政策が実施される直前の高島炭鉱の離職者の問題については、以前多少議論したことがありますが、きょうは最初に、八次政策のもとで最初に閉山となった三井砂川鉱、そこの離職者の状況、地域雇用の状況についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今の数字を下請に限定するとどういうことになるのでしょうか。
【次の発言】 私どもが三井石炭鉱業株式会社の労務課からいただいた数字によりますと、現在いまだに職が見つかっていない方が三百五十二名、そのうち約二百名が下請であるというふうに把握をしているのですが、この状況について労働省としてはどのようにお考えでしょうか。

第114回国会 社会労働委員会 第2号(1989/03/28、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 本日、加藤孝元労働事務次官が起訴されると報道されております。加藤氏の逮捕時における被疑事実は、自己の職務に関してわいろを収受したものとされています。行政のトップにある事務次官が在職中の行為で逮捕、起訴されるということは、全く異常であると言わなければなりません。私はここで強調したいのは、リクルート社と癒着し、株式の譲渡、授受、飲食、ゴルフ、釣り、こういった接待を受けていたのは、加藤氏などごく一部の幹部であって、労働基準監督署、公共職業安定所等の第一線で働く労働省の職員はこのような腐敗と全く無縁である、これを私は強調したいと思います。  そこで、大臣に伺いますが、全労働省労働組合は「労……

第114回国会 社会労働委員会 第4号(1989/05/23、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に労働委員会、ここでは中央労働委員会、地方労働委員会に限定しますが、労働委員会が果たすべき役割について簡単に伺います。  労働委員会が果たすべき役割の一つに、不当労働行為の迅速な救済があります。旧労組法では、不当労働行為の禁止を処罰でもって行うこととされていました。この場合、労働委員会の裁判所に対する処罰請求が刑事訴訟法上の訴訟条件でした。昭和二十四年の労組法改正で、いわゆる処罰主義、直罰主義を改めて原状回復主義、すなわち不当労働行為がなかったと同様の状態に速やかに復せしめることを主眼とすることになった、このように理解しておりますが、そうですね。

第114回国会 社会労働委員会 第5号(1989/05/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 まず、厚生省が実施された死没者調査について伺います。  二十八万六千を超える回答、これは現在に生きる国民にとって極めて貴重であるだけでなく、後世の国民に伝えるべき貴重な資料だと言わなければなりません。昨年もこの問題についてお尋ねしましたが、さまざまな調査項目がある、相互のクロス集計などを含めて綿密に行うべきだと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 これらのデータは原爆被害の原資料として大切に保存し、適切な形で公開されるべきだと考えます。昨年、藤本厚生大臣は私の質問に対して「私といたしましても、今後このような資料を、被爆国の日本といたしましては、かかる悲惨な問題が二度と再び起こら……

第114回国会 社会労働委員会 第6号(1989/06/15、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今度の日本労働協会法改正案について、まず質問します。  日本労働協会と雇用職業総合研究所を統合して日本労働研究機構とするという内容ですが、ここ数年の日本労働協会の活動を見てみると、一九八一年から八七年までの間、調査テーマ三十九のうち十七テーマ、四三・五%ですが、それが受託研究という形になっております。調査研究予算は、一九七九年が千七百四十万円、全体の予算の一九%。それが一九八七年には二千四十八万円、絶対額は若干上がっていますが、予算全体に占める比率は下五%、予算における比率が激減している。そして、常勤の研究員は七六年から定数一名。ところが八五、八六の両年は欠員でゼロであった。今回の……

第115回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1989/09/14、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 これまで幌内鉱の労働者、家族、そして三笠の住民や市当局は、何としても山を守りたい、こういった一心で、多くの犠牲を払いながら頑張ってきました。  先日、閉山提案を聞いて緊急に集められた山の存続を求める千五百人分の署名は、山本長官を通して大臣にお届けした、そう思います。閉山は、これまでもそうでしたが、労働者、家族から職を奪い、地域経済に回復不能の打撃を与えますから、何としてもこび閉山は回避しなければならない、そういう立場で私は質問をします。  最初に、雇用対策についてですが、閉山の際に企業が提出する雇用計画がどのように実施されたか、または実施されなかったのか、これを一昨年十月、同じ企業……

第116回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1989/11/14、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 九月二十七日、ニューヨークで行われた日ソ外相会談で、ソ連側から、ゴルバチョフ議長が一九九一年に来日する、こういった意向表明があったと聞いております。ゴルバチョフ議長の来日が日ソ両国間にある諸懸案の平和的解決を促進し、日ソ両国民の友好関係に役立つために、両国の間に横たわっている歴史的な、そして現状にかかわる障害をいかにして取り払っていくのか、そこに目を向ける必要があると思います。  中山外相は、報道によりますと、この日ソ外相会談で日ソ関係改善のために真剣に努力する考えであると表明されたと伺っておりますが、どのような努力をなさろうとしておるのか、大臣の御答弁を求めます。

第116回国会 社会労働委員会 第3号(1989/11/16、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 戸井田大臣は、就任後新聞社のインタビューに対して「老人保健の医療費の国負担を二〇%から三〇%にしたら将来的にいくらかかるか。そういう具体的な問題提起をしていこうと思う。」これは八月二十四日の毎日新聞の朝刊ですが、そのように述べていらっしゃいます。このインタビューは大臣が就任されて約二週間を経過し、満を持しての発言だと私は思いますが、この御発言がその後どのように具体化されつつあるのか、大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 消費税は、たとえそれが福祉目的税と言おうとどうしようと、国民の審判が既にきっぱりと下っているものですから、廃止以外にない。それで、私は大臣のこの御発言の中に……

第116回国会 社会労働委員会 第5号(1989/11/22、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に大臣にお伺いしたいのです。  六十歳を超して六十四歳、五歳、そういうところで一家を預かるあるじがどんな経済的な生活をしているか。総務庁の統計局が昭和六十三年に行った貯蓄動向調査が最近報告書になってまとめられました。六十歳代前半層に属する世帯のうち約四分の一の世帯が六百万円を超す負債を持っている。そして、その中で最も多くの部分を占めているのが住宅、土地である。総務庁の調査によれば四百九十一万円と言っておりますが、そういった状態で、土地や住宅について在職中の収入で解決することができず退職後にもそういった経済的負担を引きずっている、こういった実態があることを大臣御承知ですか。

第116回国会 社会労働委員会 第6号(1989/11/29、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 年金の財政、とりわけ厚生年金の財政について、先日来の審議でこういった傾向が明らかにされています。財政が困難であれば、一つは支給開始年齢を繰り延べする、ないしは保険料を引き上げる、そして三つ目の選択肢として給付を切り下げる、この三つが考えられる選択肢だ、そういった議論が随分多いんですが、私はこういった考えに賛成できません。厚生年金の財政を考えるとき、国の負担増、国の負担をどうするかという問題、企業の負担率をどのように上げていくか、この二つの選択肢を欠落させるというのは、国民に対して正しい判断を求める態度ではないだろう、そう考えます。  そこで、前回の年金改正の際、これはもう周知の事実……

第116回国会 社会労働委員会 第7号(1989/11/30、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、国民年金法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本共産党・革新共同を代表して、その趣旨を説明します。  消費税の導入によって年金受給者の生活は一層苦しくなっており、物価上昇に見合った年金額の引き上げと、政策改定の四月にさかのぼっての実施は全国の年金受給者の切実な要求となっております。  我が党は、物価上昇に見合った年金額の引き上げと政策改定を本改正案から切り離して直ちに実施するよう要求してきましたが、今日に至るもいまだに実現していません。  政府提案の国民年金法等の一部を改正する法律案は、多くの容認できない問題点を持っております。  まず、支給開始年齢の六十五……


39期(1990/02/18〜)

第118回国会 環境委員会 第5号(1990/06/01、39期、日本共産党)

○児玉委員 札幌市豊平区月寒中央通り、国道に隣接している場所ですが、降下ばいじん量が多いという有名な場所です。一九八七年から八八年にかけて一平方キロ当たりの降下ばいじん量は、九月が九トン、十二月が五十六トン、三月が百六トンという調査結果があります。環境庁がおつくりになっている資料では東京が十一月から四月の月当たりの平均値が二・二トンですから、長官、その違いがどのくらい甚大なものかということをぜひ御認識いただきたいと思うのです。そして、札幌市では例年そうなんですが、ことしも三月一日から、汚泥と称するばいじんを含んだものを清掃する一斉作業を始めております。ことしの収集汚泥総量は一万二千八百八十七ト……

第118回国会 社会労働委員会 第3号(1990/04/19、39期、日本共産党)

○児玉委員 厚生省のことしの方針の中に、質の高い医療のために一層の努力を重ねる、こういうくだりがございます。当然その中には現在非常に深刻な状態に追い込まれている看護職員の問題、私はこの後仮に看護婦さんというふうに言葉を使わせていただきたいのですが、その部分の拡充強化の課題があるだろうと思うのです。  私は、この点は厚生大臣に伺いたいと思っていたのですが、今予算委員会に行っていらっしゃるから席に戻られたところで伺うことにいたしまして、きょうはこういった分野で大変造詣の深い野呂政務次官がおいでですから、政務次官からまず伺いたいと思います。

第118回国会 社会労働委員会 第4号(1990/04/24、39期、日本共産党)

○児玉委員 現在、看護婦さんの深刻な長時間、過密労働は、慢性的な看護婦不足とあわせて大きな社会問題になっています。各地の医療労働組合が展開している看護婦の過酷な労働条件の改善、看護婦の大幅な増員を求める取り組みは広い国民の支持を得ていると私は思います。塚原労働大臣は先日の所信表明で、労働時間の短縮と勤労者福祉対策、それとともに、働く女性のための対策、その能力と経験を生かして働けるよう、女性の働きやすい環境づくりを進めることなどを強調されました。  看護婦さんの労働条件の改善、このことについて大臣の抱負をまず簡潔に伺いたいと思います。
【次の発言】 私は、この間都市部を中心に幾つかの病院の実態を……

第118回国会 社会労働委員会 第5号(1990/05/24、39期、日本共産党)

○児玉委員 保険料の減免措置に対して、これまで国は八割を負担していました。前回の改正のとき、それを二分の一に引き下げて自治体負担を導入した、これが前回の国保改正に対して私たちが反対した理由の大きなものの一つです。そのとき出された地方交付税の特例加算四百億円、今回どうなるでしょうか。
【次の発言】 では自治省、せっかくおいでのようですから、この前の改正のとき、六十三年のときに地方交付税の特例加算四百億円……。
【次の発言】 厚生省、これはわからないはずはないな。どのどんぶりから出ようと、国の財政という点では同じですよ。
【次の発言】 あのとき五百五十億という金額が議論になったんですが、高額医療費……

第118回国会 社会労働委員会 第6号(1990/05/25、39期、日本共産党)

○児玉委員 今回の改正案で休業補償給付に最高限度額が設けられた、このことについてまず御質問をします。  先ほど来、随分繰り返しの論議がありましたから、私はそれを重ねてもう一回というつもりはありません。その点で労働省の御協力もいただきたいのですが、この最高限度額の設定によって、労働基準法が定める水準を下回る部分が出てくることについては労働省も当然のことながらお認めでした。これは労基法が定める給付全体と、そして労災法が約束している給付全体、どちらが上なのかという議論とは違うと思うのです。労働基準法が憲法に基づいてつくられたものであるということは言うまでもありません。その中で、労働基準法が国民に約束……

第118回国会 社会労働委員会 第7号(1990/05/29、39期、日本共産党)

○児玉委員 炭鉱の合理化政策が進んだときに、山の下請労働者がほとんど手当を受けずにほうり出されてしまう、そこを何とかしようと思っていろいろ運動が起きました。その際、さまざまな経過はありましたが、労働省や通産省の皆さんの努力もあって、退職金の補助制度ができました。その制度の下敷きは今議論になっている中小企業退職金共済制度だった、こう思うのです。この制度の持っている重要さというのは、私からあれこれ言う必要もないぐらいのものだと思います。中小企業労働者の幸せを擁護していく、そういう意味からどうしてもこの制度はますます充実させなければならない、こう思っています。  さて、時間もありませんから端的に伺い……

第118回国会 社会労働委員会 第8号(1990/05/31、39期、日本共産党)

○児玉委員 麻薬取締法について端的にお聞きしますので、文字どおりずばり答えていただきたいのです。  精神科の医師の中には、向精神薬、これを麻薬取締法の中に入れるということは、患者から、麻薬と同様なものを服用させているのか、こういった誤解が出てくるんじゃないかという危惧があります。麻薬取締法とは切り離して向精神薬の扱いを定める法律を設けるべきではないか、これが第一線の医師の意見なんですが、この点どうでしょう。
【次の発言】 その点の周知徹底を強化してほしいと思います。  今回の法改正で、医療機関や薬局等の事務がふえたり精神料の治療に規制が加えられるようなことがあってはならないと思います。この点も……

第118回国会 社会労働委員会 第11号(1990/06/14、39期、日本共産党)

○児玉委員 これまで家族の負担、犠性にゆだねられてきた在宅福祉をこの法改正によって法的に位置づける、または老人、身体障害者の福祉施設への措置権を身近な町村に移す。当然のことだと私たちは考えております。しかし、臨時行政調査会の行政改革以来、福祉の分野における公的責任のあり方が厳しく問われている。一方、シルバー産業の形成による福祉サービスの商品化、市場化という状況において、この法改正に関連して明らかにされなければならない問題が幾つもある、このように思います。  さらに、基本的な姿勢として、在宅介護の強化が病院からの老人や長期療養者の締め出しの社会的な受け皿になる。そのためということであれば、これは……

第118回国会 社会労働委員会 第12号(1990/06/15、39期、日本共産党)

○児玉委員 ごく短い時間で四つ端的に伺いたいので、ずばりお答えいただきたいと思います。  人材確保のための待遇の問題です。  全国福祉保育労組の調査によれば、昨年の春闘の結果ですが、民間の福祉施設で働く労働者は全産業の労働者に比べて短大卒以上の女子で約三万円、大卒男子で約五万の給与格差がある。そこで、九〇年度予算に組み込まれている措置費内非常勤人件費単価、一時間当たりですが、保母さんで時間給六百四十四円、そして調理員で五百六円ということになっております。ここのところの改善が急務ではないかと思いますが、いかがです
【次の発言】 その点の努力を求めます。  次に、在宅介護を受ける方々の問題ですが、……

第118回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1990/03/22、39期、日本共産党)

○児玉委員 昭和四十年代の初頭に、政府は鉄鋼資本の要求を受け入れて巨額の国家資金を投入して、三井有明、北炭夕張、三菱南大夕張を原料炭の山として開発されました。  さて、八次策を策定したときのこの委員会の論議を私はまざまざと思い出すのですが、鉄鋼資本は八次策の策定時に、みずからの経営の厳しさを理由として国内産の原料炭の引き取りに難色を示した。むしろ拒否をしたと言ってもいいぐらいだったと思うのです。その当時通産大臣をされていた田村さんと私はこの点で随分議論をしたこともありました。結局八次策は、経営の困難を理由とした鉄鋼資本の要求を受け入れて、原料炭の引き取りを漸減していく、結局はゼロにする、こうい……

第118回国会 予算委員会 第4号(1990/04/03、39期、日本共産党)

○児玉委員 私は、まず海部内閣の政治姿勢との関連で、深谷郵政大臣に対するリクルート社の政治献金について質問いたします。  この三月三十日に行われたリクルート裁判、いわゆる労働省ルートの公判でリクルート社の元専務大沢武志氏が証言の中で、深谷先生とは以前から面識があった、知り合ったのは昭和五十年代の前半から、このような証言をされております。そこで深谷郵政大臣にお伺いするわけですが、あなたは大沢氏と長年の交際、例えばゴルフだとか飲食を一緒にするだとか、そういったことを含めた長年の交際があって、数字の一に木と書く、イチモク会とでも読むんでしょうか、勉強会といいますか後援会といいますか、大沢さんが中心に……

第118回国会 予算委員会 第6号(1990/04/09、39期、日本共産党)

○児玉委員 今、海部首相の政治姿勢が深く問われている問題の一つとして、深谷郵政相をめぐる幾つかのことがあります。  私は四月三日のこの委員会で、深谷郵政大臣が同氏の秘書石塚猛さんへの給与という名目でリクルート社から長期にわたり寄金を受けていた事実を指摘しました。その際私は、石塚氏が昭和五十三年ごろ深谷代議士の事務所に入り、一九八〇年、昭和五十五年ですが、このときには秘書であったことを自民党の秘書会名簿を示して明らかにしました。あなたは、きちんと調査しますと答えました。先ほど社会党の藤田委員に対するあなたの御説明の中で、いろいろありますが、昭和五十三年ごろからあなたの事務所に出入りをしていた、そ……

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会 第8号(1990/11/05、39期、日本共産党)

○児玉委員 イラクがクウェートに対して侵略を始めてから既に三カ月が経過しました。軍事衝突の危機が高まっている、そういった中で、ブッシュ・アメリカ大統領は、議会の承認がなくても軍事行動は可能だ、こういう趣旨の言明を先日行いました。一方、イラクの方は厳戒態勢を指示しております。こういったときだからなおさら事態を平和的に解決するために努力が強められなくてはなりません。現在最も重要なことは、イラクに対して経済制裁を徹底してイラクを追い詰め、人質を解放させ、クウェートから撤退させることにあります。  経済制裁の強化について、我が党の不破委員、古堅委員が本会議で質問したのに対して総理は具体的にお答えになら……

第119回国会 予算委員会 第1号(1990/10/19、39期、日本共産党)

○児玉委員 昨日来、日本が国連に加盟した問題について多くの論議を呼んでおります。国連加盟時にどのような事実関係があったのか。総理、国連加盟時にどのような事実関係があったのか。事実は頑固でして、だれによっても消すことはできません。問題は、そのときのさまざまな日本政府その他の努力を今私たちがこの時点でどうやって生かすかという問題です。  そこで、昨日来の論議は、海部首相の参議院本会議での答弁がきっかけでございますから、私は、海部首相にお聞きをしたいと思います。  国連憲章の四十二条、よく御存じです。そこに「国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍又は陸軍の行動をとることができる。この行動……

第120回国会 社会労働委員会 第3号(1991/02/21、39期、日本共産党)

○児玉委員 下条厚生大臣は先日の所信表明で、「明るく豊かな長寿・福祉社会を築き上げる」ということを強調されました。そのように進めていただきたいと強く望みます。  明るく豊かな長寿・福祉社会を築くために今急いで実現してほしい課題の一つに、白内障の眼内レンズの保険適用の問題があります。老人性白内障は年々増加している。その数は、専門家によれば二百三十万人とも言われています。現在、白内障手術でおよそ九割が眼内レンズ、人工水晶体を挿入していると専門家は推定しておりますが、この点で厚生省の認識はいかがですか。
【次の発言】 眼内レンズ学会の推計によれば、この眼内レンズの使用が年間約二十四万件、うち眼内レン……

第120回国会 社会労働委員会 第4号(1991/03/08、39期、日本共産党)

○児玉委員 小里大臣は、先日の所信表明で、労働時間の短縮は国民的課題である、そういう指摘をなさいました。私も全くそのとおりだと思います。当面、完全週休二日制と週四十時間を実現していく、そのためには、一般的な指導、一般的な取り組みでなく、取り組みにおいて困難なところ、おくれが出ているところ、そういうところに労働省としての努力を集中すべきだと私は思いますが、大臣のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 労働省は昭和六十三年六月に労働時間短縮推進計画というのを発表されていらっしゃいます。その中に「行政の取り組み」という部分がありますが、そこで労働省は、みずから課した課題として「公務員等の完全週休……

第120回国会 社会労働委員会 第5号(1991/03/12、39期、日本共産党)

○児玉委員 まず、財形持ち家個人融資制度についてですが、労働者の最大の関心事は貸付金利、現在の貸付金利はどのぐらいか、この後の見通しはどうですか。
【次の発言】 国家公務員等共済組合連合会の住宅貸付利率はどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 そこで、私は労働省に求めたいのですが、一件当たりの利子補給の対象が六百四十万円だと、きょう午前中も議論がございましたけれども、この制度の政策的な配慮が及ぶ範囲が狭過ぎると思うのです。この貸付金利、利子補給の分もありますけれども、その範囲というのは非常に狭い。一つは、この利子補給の対象を広げることと、そして、金利については住宅金融公庫並みというのが当……

第120回国会 社会労働委員会 第6号(1991/03/15、39期、日本共産党)

○児玉委員 現在、全国で非常に数多くの母親、父親がこの委員会の論議をすがりつくような思いで注目しています。非常に重要な法案であり、十分に審議を尽くせば児童手当の制度改善の現実の道が見出せるのじゃないか、けさからの論議を聞いていて私はそのように思いました。私たち自身も具体的な改善の提起をしたい、こういうふうに思っています。委員長に冒頭強く要望しますが、慎重な審議をこの法案については求めたいということです。  さて、多くの人は、第一子から支給が開始される、金額は五千円、五千円、一万円、そういうふうに聞きますと、これで少しはよくなるかもしれない、そのように思います。ところが、支給期間が三歳未満になる……

第120回国会 社会労働委員会 第7号(1991/03/26、39期、日本共産党)

○児玉委員 一九八七年の三月にこの法律はできたと思います。ちょうど四年が経過しました。一九八五年、八六年と異常な円高が進行する。当時、経済構造調整という名のもとに極めて大規模な人減らしが行われました。この委員会でも論議しましたが、鉄鋼で四万人、造船で三万人、そのほか炭鉱、大変なことだ。とりわけ中高年齢層の労働者が長年にわたって頑張ってきた職場を追われる、こういう事態が生まれました。それらについて、例えば経済審議会昭和六十二年四月二十三日の「経済構造調整特別部会報告―構造調整の指針―」の中で、今読み返してみましても非常に興味のある指摘を随分しています。例えば、「産業間、職業間、年齢間、地域間など……

第120回国会 社会労働委員会 第8号(1991/04/11、39期、日本共産党)

○児玉委員 児童手当の支給を第一子までに拡大しようとすることは極めて当然のことであって、私はむしろ遅きに失したと言いたいと思います。問題は支給期間の短縮です。時間がありませんので、きょうの質問はこの点に絞ります。  先日の質問でも触れましたが、児童手当法では明確に「児童」とは、十八歳に満たない者をいう。」このように記されております。国際的にも多くの国が義務教育終了時まで支給を行い、そして、義務教育が終わった後も引き続いて教育を受けようとする場合に、二十一歳まで支給する国が私たちの調査で十六カ国、二十四歳あたりまで支給する国が十六カ国あります。今回の改正はそういった国際的な水準、国際的な趨勢から……

第120回国会 社会労働委員会 第9号(1991/04/12、39期、日本共産党)

○児玉委員 救急救命士法案、この法案でねらいが、医師が救急用自動車等に同乗して必要な処置を行う方式、ドクターカー、それを推進していく。もう一つは、搬送途上で医師の指示のもとに救急救命処置を行うことを業務とする新しい医療資格、これは常に医師と救急救命士がつながる必要がある。  そこで伺いたいのですが、ドクターカーの重要性、救命率の向上にドクターカーがどのような役割を果たしているのか、その点、まずお答えいただきたい。
【次の発言】 そのドクターカーが厚生省や自治省が期待されるテンポでは普及していないと思うのですね。その普及がおくれている隘路は何ですか。

第120回国会 社会労働委員会 第10号(1991/04/16、39期、日本共産党)

○児玉委員 中小企業の労働力確保が非常に深刻な状態にある。この法案はそれを打開しようとする一つの努力だというふうに私たちは受けとめております。  さて、先日来この法案の審議のために何人かの中小企業経営者、そして中小企業の団体の方々とお会いしたのですが、きょうの午前中からたびたび議論のある、魅力のある職場がどうしても必要だ。それは働く人にとっては、なぜこんなことをさせられるんだという疑問が自分の心の中から突き上げてくるようでは、これは仕事のやりがいということにならない。そして、ある経営者団体の方は、若年労働者を入れたいという思いは痛切だが、とりあえず今一番我々が一生懸命やっているのは、現にいる労……

第120回国会 社会労働委員会 第11号(1991/04/18、39期、日本共産党)

○児玉委員 一九八八年度国民所得の対前年度伸び率が六・三%。一方、国民医療費の伸び率は三・八%。国民医療費の伸び率が国民所得の伸び率を下回るという状態が生まれました。今日までそれが続いています。これは政府が進めている医療供給の抑制、医療費抑制策の結果である、こういうふうに見る以外にありません。医療供給が全体的に抑制される中で、国の負担はどうなっているか、老人医療費の分野でこれを見てみたいと思う。  老人保健法が昭和五十八年から始まった。老人医療が有料になって八年間たちました。国の負担が老人医療費に占める割合は、皆さんからいただいた資料によれば、一九八三年度、制度発足のときに四四・九%でした。前……

第120回国会 社会労働委員会 第12号(1991/04/23、39期、日本共産党)

○児玉委員 参考人の諸先生に感謝いたします。  宇野参考人に最初に伺いたいのですが、とりあえず公費を五割にする、私たちもそれを強く求めています。  厚生省からもらった資料を見てみますと、昭和五十八年にこの制度が始まったとき、全体のどんぶりの中で国が出していた金額は一兆四千八百九十一億円で四四・九%でした。それが昨年の段階で二兆九百五十八億円、金額はふえていますけれども率は三四・九%、一〇%落ち込んでいます。そして今度の改正、括弧をつけなければいけないけれども、それがもし実施されたらというので、これも厚生省の資料で私たち試算してみますと、あれこれ省きますが、老人保健の基盤安定化のための措置、これ……

第120回国会 社会労働委員会 第13号(1991/05/07、39期、日本共産党)

○児玉委員 労働省が今回提出された法案は、労働者が切実に求めている休業中の所得保障、かわりの要員の確保、不利益取り扱いの禁止、そういった点で不十分な内容になっていると言わざるを得ません。我が党が参議院で提出した修正案が実現していたら、労働者の切実な願いにこたえる内容とすることができた。その点で、参議院で否決されたことは残念だと言わざるを得ません。多くの問題が既に議論されていますから、一、二、具体の問題について触れたいと思います。  まず一つは、育児休業を取得した労働者の翌年度における年次有給休暇の請求資格の問題です。労基法三十九条において、年休の請求資格要件、それは継続勤務と、そして出勤率算定……

第121回国会 厚生委員会 第2号(1991/08/30、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、一部負担を外来月千円、入院一日八百円とした根拠について、簡潔に答えてください。
【次の発言】 そうすると、外来医療費は現在大まかに言って一カ月二万円である、だからその五%で千円、入院については一日一万六千円だから、おおむね五%、それで八百円、こういうことですね。
【次の発言】 そこで、老健法が出発をした一九八三年度において、患者負担は老人医療費全体の何%だったでしょうか。
【次の発言】 一・五八%ですね。それを今度五%にする。これまでの経過の中で、一九八七年度から実施された保健制度のかぎ括弧つきの改正で三・四五%になった。そして、今度皆さんが意……

第121回国会 厚生委員会 第3号(1991/09/04、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。きょうの私の持ち時間は九分、この後も審議を徹底的に尽くすということを前提にして手短に聞きますから、簡潔にお答えいただきたい、こう思います。  厚生省は、入院一日当たりの診療費を年平均伸び率で二・五%程度と見込んでいらっしゃる。外来の一件当たりは三%としております。入院一日当たり診療費の対前年度比の伸び率、一九八五年度、昭和六十年の場合何%になっていますか。そして外来の場合、一九八七年度、昭和六十二年は何%になっていますか。数字を答えてください。
【次の発言】 なぜそのように突出した伸び率になったのですか。

第121回国会 厚生委員会 第4号(1991/09/06、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  厚生省は、このほど一九九〇年度「医療費の動向」を発表されました。そこで、老人医療費の対 前年度の伸び率、八九年度の伸び率七・九%から九〇年度は六・四%に減少している。そして、この点については厚生省も「特に老人保健が、前年に比べて一・五ポイント下降している。」このように特徴を指摘しております。     〔野呂委員長代理退席、石破委員長代理     着席〕  一方、一人当たりの医療費の方で見ると、一九九〇年度、老人の伸び率は二・三%、これは医療保険全体の一人当たり医療費の伸び率四・五%の約二分の一、こういう状態です。老人の受診が抑制されているという最近の傾……

第121回国会 厚生委員会 第6号(1991/09/11、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本をごみの列島にしない、そのためにも今度提起されている改正案は非常に重要な内容を持っている、こう思います。私はきょうの質問では、まずいわゆる適正な処理が困難な廃棄物についてお尋ねをしたい、こう思います。  今も御質問がございました。ただいまの厚生省のお答えでは、適正処理困難物として、大型で運搬や破砕が困難なものを考えているというふうなお話でしたが、もっと具体的にその品目を言っていただけませんか。
【次の発言】 昨年の十二月十日、生活環境審議会が出された答申の中で、「適正な処理が困難な廃棄物の引取り」云々というところで、「大型テレビ、冷蔵庫やタイヤ、自動車、オートバイなど市町村の通……

第121回国会 厚生委員会 第8号(1991/09/18、39期、日本共産党)

○児玉委員 きょうは産業廃棄物の最終処分場の問題について質問をしたい、こう思います。  先日、長野県に調査で行ってまいりました。私たちこの間、長野、静岡、それから福井、瀬戸内海の幾つか、そういうところを手分けして回ったのですが、長野は処分場の問題で御苦労なさっている県の一つだ、こう感じました。長野県には最終処分場が八十一カ所あります。そのうち安定型で三千平米以上のもの、そして管理型で千平米以上のもの、これが合わせて四十四カ所、残る三十七カ所は厚生省が政令で定めている基準以下の処分場です。  厚生省は、基準以下の処分場の全国的実態をどのように把握されていらっしゃるでしょうか。

第121回国会 厚生委員会 第9号(1991/09/20、39期、日本共産党)

○児玉委員 きょうは基本的な問題について若干お尋ねをしたい、こう思います。  廃掃法の第三条で、事業者の責務について、「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。」と明らかに示しております。このとおりやればいいんじゃないか、私はそう考えます。その点で昨年十二月の生活環境審議会の答申は、一歩前進した内容を持っていたと考えます。ところが、今回の改正案では、残念ながら事業者がみずからの責任で廃棄物を処理するという面で幾つかの点で後退している、このように思います。  厚生省は、過去に、事業者に過大な責務を課すようなことがあってはならないという立場を示さ……

第121回国会 厚生委員会 第10号(1991/10/02、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  看護婦さん、そして看護士さんの深刻な不足を解決して行き届いた医療を築きたい、この願いは今多くの国民の中で広がっています。願いを実現するためには、現在医療活動に従事されている看護婦さんの勤務条件を思い切って改善して、働き続けることができるようにする、それが第一だと思います。そしてもう一つは、看護婦さんの養成力を思い切って改善強化する。  そこで私は、まず、あれこれの問題ではない、国自身の努力によって看護婦養成を改善強化する問題について質問したいと思います。今、全国の国立病院・療養所で准看護婦の養成施設は幾つありますか。     〔粟屋委員長代理退席、石破……

第121回国会 証券及び金融問題に関する特別委員会 第5号(1991/08/30、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  手短にお聞きしますから、ぜひ簡潔にお答えいただきたいと思います。  富士銀行の秘書室は、頭取、副頭取、常務と直結して取締役がその任に当たっていらっしゃると聞いております。秘書室長ないしは秘書室に大蔵大臣またはその秘書等から何らかの用件で電話が来た場合、通常銀行の中でどのように処理されるのでしょうか。
【次の発言】 その用件、案件によっては私どものところにも連絡が来る、そう今お話があった。ことしの一月、橋本大蔵大臣の秘書である小林農機氏は、富士銀行の秘書室長に対し、衛藤さんとおっしゃったようですが、赤坂支店中村稔渉外課長の留任を依頼する電話をしました。小……

第122回国会 厚生委員会 第2号(1991/11/22、39期、日本共産党)

○児玉委員 来年が国連障害者の十年の最終年に当たる。この段階で国としても、全国の障害者の皆さん方にしっかりした漸進的成果をもたらすように努力をしていただきたいと私は思います。もちろん、十年が終わったからそれで終わりというふうに決してしてはならない。国際婦人年の取り組みのときのように、その後どうするかと政府がさらに行動計画をつくって取り組みを続ける、このことを私は強く求めるものです。  私たち日本共産党国会議員団の中に国際障害者年推進委員会というのをつくっておりまして、委員長は上田耕一郎副委員長、参議院議員です。私がその事務局長を務めておりますが、昨年に引き続いて、この十一月十五日、障害者団体と……

第122回国会 予算委員会 第4号(1991/12/11、39期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、九一年度補正予算に対する反対討論を行います。  まず、遺憾の意をあらわさなければならないのは、宮澤総理のリクルート疑惑解明に不可欠な服部元秘書らの証人喚問が棚上げされたことであります。  この問題は本予算委員会で論議が集中し、野党がこぞって証人喚問を要求してきたものです。それを自民、社会両党の協議で、政治改革協議会の場に取り扱いを移すことで合意し、それが本委員会に押しつけられたのであります。まさに国会の正規の機関をないがしろにするものと批判せざるを得ません。私は、引き続き、宮澤総理の資格にかかわる根本問題として、本委員会における証人喚問の実現と疑惑の徹底……

第123回国会 厚生委員会 第2号(1992/02/27、39期、日本共産党)

○児玉委員 先日の閣議で、政府は職業リハビリテーション及び雇用(障害者)に関する条約、いわゆるILO百五十九号の批准を決定されました。昨年の十二月、日本共産党はこの条約の早期批准を宮澤首相に申し入れていた、そういう経過もありますので、今回の閣議決定を私は大変喜んでおります。  条約の第二条に「加盟国は、国内の事情、慣行及び可能性に従い、障害者の職業リハビリテーション及び雇用に関する国の政策を策定し、実施し及び定期的に検討する。」このようにあります。山下大臣は、先日のこの委員会における所信表明で「障害者の自立と社会参加を支援する各般の障害者対策を強力に推進していく」とお述べになりました。私は、日……

第123回国会 厚生委員会 第4号(1992/03/10、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。この改正案は非常に重要な、深刻な内容を持ったものですから、十分な審議を求めたい、まずそのことを申します。  さて、現行の健康保険法ですが、第七十一条ノ四、そこでいわゆる政管健保、保険料云々といって、保険給付費、保険施設費、老人保険拠出金などなど、こういった「費用ニ不足若ハ剰余ヲ生ジ又ハ生ズルコト明トナリタルトキハ」云々、こうあります。剰余を生じたときは健康保険料はどうなるのでしょうか。
【次の発言】 時間が限られています。ずばっと聞きますからずばっと答えてください。  さて、剰余を生じたときは保険料率を引き下げることになる、そのとおりだと思います。一兆四千……

第123回国会 厚生委員会 第5号(1992/03/11、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。昨日に続いて質問します。  政管健保の単年度収支、一九八九年度が二千百八十七億円、九〇年度が三千四百三十二億円、そ して九一年度が三千五百三十八億円、いずれも黒字ですが、間違いありませんね。
【次の発言】 昨年が見込みだというお話。  そこで、昨日も繰り返しお尋ねしたのですが、改正案でなくて現に今厚生省が拘束されている現行の健康保険法、その第七十一条ノ四に、あれこれ略しますが、要するに社会保険庁長官は、収支で「不足若ハ剰余ヲ生ジ又ハ生スルコト明トナリタルトキハ厚生大臣二対シ前項ノ保険料率ノ変更二付申出ヲ為スコトヲ得」、こういうふうに明記されていますね。それ……

第123回国会 厚生委員会 第6号(1992/04/10、39期、日本共産党)

○児玉委員 生活環境審議会が一九九〇年の十二月に出した答申「今後の廃棄物対策の在り方について」、その中の「広域的対応と公共関与の推進」という部分があります。「不法投棄などが大きな社会問題となっている産業廃棄物については、これまでのように民間事業だけに中間処理、最終処分等を委ねることには限界がある。このような観点から、排出事業者責任の原則を堅持しつつ、一方において、公共が関与した中間処理施設や最終処分場の確保策を講じていくことが必要である。」こう言っていますね。  この中で「排出事業者責任の原則を堅持しつつこと非常に重要な指摘だと思います。いうところの公共が関与する特定施設の認定、整備という問題……

第123回国会 厚生委員会 第7号(1992/04/15、39期、日本共産党)

○児玉委員 前回は特定施設周辺の住民の理解と協力、同意、その問題について御質問しましたが、きょうは周辺の環境をどうやって保全するか、そのことを軸にして質問します。  法案の第十一条、「都道府県は、基本指針に基づき、特定施設の整備が行われ、又は行われるべき地区を含む地域のうち、当該特定施設の整備によりその生活環境等が著しく変化するおそれがある」云々、こうされておりますが、まず「生活環境等」の「等」は何を指しているのでしょうか。どんなものを含んでいるのでしょうか。
【次の発言】 厚生省が昭和六十年十二月十二日、「厚生省所管事業に係る環境影響評価の実施について」というのを出されておりますけれども、そ……

第123回国会 厚生委員会 第8号(1992/04/17、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  療養型病床群について、先ほどからの御答弁で問題点が非常に浮き彫りにされてきているように思います。今厚生省がどのように考えられているか、そのことより、私は法律に何と書いてあるかということに着目したいと思います。  療養型病床群について、第一条の五「主として長期にわたり療養を必要とする患者を収容するためのものをいう。」先ほど古市局長は、長期というのを三月とか六月とか、そういうふうに考えてきたという趣旨のことをおっしゃった。現在全国の入院患者は百十万人。厚生省は療養型病床群の病床数がどのくらいになると見ていらっしゃいますか。

第123回国会 厚生委員会 第9号(1992/04/22、39期、日本共産党)

○児玉委員 皆さんが提出されている改正案、療養型病床群についてですが、「主として長期にわたり療養を必要とする患者を収容するためのものをいう。」こういうふうになっております。十七日のこの委員会の審議で、厚生省は、何回か病状安定期にあって入院を要する患者という言葉をお使いになった。長期にわたり療養を必要とする患者と病状安定期にあって入院を要する患者とは同じものなのか、それとも若干の違いがあるのか、まずそこからお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 先日、今局長がおっしゃったケースとして骨折をお挙げになりましたね。骨折という場合は割合理解ができるのですが、長期にわたり療養を必要とするというのは……

第123回国会 厚生委員会 第10号(1992/05/13、39期、日本共産党)

○児玉委員 今の御質問に続いてという感じになりますが、この療養型病床群について前々回も議。論をしたわけですが、皆さんの改正案で「この法律において、「療養型病床群」とは、病院の病床のうち一部のものであって、主として長期にわたり療養を必要とする患者を収容するためのものをいう。」こうなっております。皆さん方が今回の医療法の改正の準備をなさる過程では、療養型病床群という言葉でなく、長期療養云々というふうに言われていた時期もありましたし、そして最近は療養型病床群、法律の中にはそのように書いてある。そして前々回、前回の私との論議の中でも、厚生省は、どちらかというと、病状安定期というところに着目してというふ……

第123回国会 厚生委員会 第11号(1992/05/15、39期、日本共産党)

○児玉委員 きょうは大臣にお伺いしたい、こう思います。  この五月十日に朝日新聞が「医療法を患者中心に変えよう」という題で社説を出しております。その中で、特定機能病院について「機能分化が悪いわけではないが、機械的な線引きはいかがなものだろう。」こういう指摘をしつつ、先日来論議をしてきた療養型病床群について「療養型病床群の新設も問題をはらんでいる。諸外国で実証ずみのように、こうした医療施設と福祉施設の短所をあわせもつ施設は、人間捨て場になりかねない。」私はこれは正当な指摘だと思います。  患者百床当たり医師三人、看護婦十三人、これは現在の老人病院ですが、この老人病院の医療職員の配置とそこで適用さ……

第123回国会 厚生委員会 第12号(1992/05/20、39期、日本共産党)

○児玉委員 この四月三十日、私は、北海道の保険医会の十数名の先生方から、今回の診療報酬の改定に関して非常に率直な御意見を伺う機会がありました。  そのとき歯科の先生から、義歯は扱えば扱うほど経営が困難になる。全体として義歯を扱うことについて敬遠する傾向が強くなる中で、町であのお医者さんのところに行けばぴったりしたいい義歯が入れてもらえる、こういう評判が立つと、そのお医者さんのところに今まで以上に患者さんが集中して、ますます経営が困難になっている。そういう歯科医の方にとって、しっかりした歯科技工士を見つけて、そして確保することがこれまた難しい、そういうお話が一斉に出されました。  歯科医の方々か……

第123回国会 厚生委員会 第13号(1992/06/19、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  厳しい労働条件のもとで国民の命と健康を守るために大変な苦労をなさっている全国の看護婦さん方が、この法律によって目に見えて幾つかの点がよくなった、運動したかいがあった、そういうふうに受けとめてもらえるような論議をすることが私たち国会の責務だ、そう思います。短い時間ですが、端的に聞きますから、手短なお答えをお願いしたいと思います。  厚生省は参議院における四月十六日の審議で、基本指針に週四十時間、完全週休二日、夜勤平均月八日以下、こういう中身を処遇の改善として盛り込むよう書いていただこうと思っている、そうお答えになっている。この中で最も関心が強いのは夜勤平……

第123回国会 予算委員会 第17号(1992/03/13、39期、日本共産党)

○児玉委員 総理は、ことしの一月十七日、ソウルでなさった演説の中で、歴史上の一時期に我が国は加害者であり、貴国がその被害者だったという事実があります、こういう演説をなさいました。  この発言には総理のさまざまな思いが込められていると思いますが、その中で、従軍慰安婦の問題も念頭に置かれてのことですか。
【次の発言】 今総理は韓国とおっしゃいましたけれども、朝鮮半島全体だと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 日本の朝鮮に対する非常に過酷な植民地支配、そのもとで苦しむ朝鮮民族を日本は侵略戦争に駆り立てました。民族の尊厳とそして性の尊厳、これを踏みにじる最も非人道的な国家的犯罪行為、それが従軍慰……

第123回国会 予算委員会 第18号(1992/03/30、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  日本における少数民族というべきアイヌの生活と権利を保障し、アイヌ問題について民主的な取り組みを進めるために北海道旧土人保護法を廃止し、アイヌ新法、仮称ですが、これの制定をという声は道民の合意を完全に得ています。政府がこの問題で十省庁から成る検討委員会を設置されたのが一九八九年の十二月でした。既に二年余りが経過した。政府の検討がどこまで進んでいるのか、端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 その検討委員会が北海道に赴いてアイヌの皆さん方の生活の状態を調査し、そしてアイヌの方々や自治体関係者から直接意見を聞く、これが今求められていると思うのです……

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/11/30、39期、日本共産党)

○児玉委員 児玉健次でございます。  手短にお聞きいたしますので、事実の有無を中心にしてお答えいただきたいと思います。  最初に、今皆さんがお話しになった自民党総裁選を前にした街頭宣伝、褒め殺しが始まったころ、浜田幸一さんや魚住さん、浦田議員などが皇民党と接触なさったこと、御本人認めておりますが、金丸先生はこのことを御存じでしょうか。
【次の発言】 重ねてお聞きしますが、大島さんの出している調書によれば、金丸さんが稲本氏のところに代理人を送ったという記述がございますが、この点いかがでしょう。
【次の発言】 頼んでいらっしゃらない。
【次の発言】 昭和六十二年の九月の末、今のお話の中で、日商岩井……

第125回国会 予算委員会 第7号(1992/12/01、39期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、平成四年度一般会計補正予算、平成四年度特別会計補正予算及び平成四年度政府関係機関補正予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要を御説明いたします。  まず、撤回、編成替えを求める理由についてです。  補正予算は、中小企業融資の拡大などの施策も含まれているものの、その主な内容は、アメリカからの外圧とこれに呼応した財界の要求にこたえ、大企業、大銀行に奉仕するものです。さらに、生活保護費四百三十三億円、私学助成二十億円の削減など国民生活関連予算の容赦ない削り込みを行うなど、国民の願いと大きくかけ離れたよのとなっています。このような予算……

第125回国会 予算委員会 第10号(1992/12/11、39期、日本共産党)

○児玉委員 八月二十七日に金丸さんが副総裁を辞任した際読まれた文書について、先日小田原の証言で金丸さんは、私が記者会見をする前に、私の秘書の生原が竹下ともよく相談し、それから小沢ともよく相談してつくった、こう証言しました。先ほどあなたは、この文書については関与した、こう証言された。  そこで伺いたいのですが、竹下さんも小沢さん も五億円のことは知らないはずなんで、なぜ竹下さん、小沢さんと相談したのか。この相談のとき、竹下さん、小沢さんはどんな意見を述べましたか。
【次の発言】 あなたは五億円の受領について詳しくお述べになったけれども、五億円を受領したということを金丸さんにいつ報告なさいましたか……

第126回国会 厚生委員会 第3号(1993/02/23、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  国立病院・療養所が結核、筋ジストロフィー、重度心身障害等の分野で、また地域における医療の分野で大きな役割を果たしていることについては、多くを述べる必要がありません。今、北海道の国立病院・療養所で生じている問題、先ほども質問がありました。賃金職員、定員職員の大幅削減と到底容認できないものであり、かつ重大な性格を持つものです。これはローカルの問題ではありません。私は昨年の暮れからつい先日にかけて四つの国立病院・療養所を訪問し、いろいろお聞きをしました。そのとき施設の管理者の方から、非常に率直に求める資料についての提示もいただきました。熟読しました。  そこ……

第126回国会 厚生委員会 第4号(1993/02/24、39期、日本共産党)

○児玉委員 被用者年金制度間の費用負担の調整についての今回の改正案について伺います。午前中から何回か同様の問題が出てはおりますが、事柄が重要なので、多少重なることがあるかもしれませんけれども、厚生省の明快な御返事をお願いしたい、こう思います。  まず日本国有鉄道、名前のとおり日本国有鉄道、戦時輸送の増強という国策のもとに五十八万人に及ぶ新規採用を行い、戦後も旧満州鉄道の多数の労働者を受け入れる、こういった状態を続けてまいりました。その後一転して臨調答申に基づいて大規模な人減らしが行われる。  端的に言いたいのですが、鉄道共済のこの財政破綻の責任は国と旧国鉄及びJR当局にある、そう考えるのですが……

第126回国会 厚生委員会 第5号(1993/03/25、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  厚生省は一九五八年二月、昭和三十三年ですが、社会保障制度審議会に新国民健康保険法案要綱を諮問しました。ここに「国民健康保険四十年史」というなかなか大部なもので、昭和五十四年三月十日に発刊されたものですが、その中で厚生省は、新たに発足させるべき国民健康保険法について次のように述べている。   国民皆保険体制の確立のための国の責任を明確にしたこと。   国民健康保険事業を行うことは、市町村の固有事務であるとする旧法の考え方を改めて、国民の医療保障を行うことを国の責務とし、これを市町村に団体委任するという考え方を基本とした。 この考え方において変わりがないと……

第126回国会 厚生委員会 第6号(1993/04/02、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  ある難病団体の責任者が、オーファンドラッグ法の制定を長年待ち望んでいたのでとてもうれしい、こういうふうに言われながら、私たちに対して、患者数が極めて少ない難病は、ここで例えば五万人以下というふうに述べられていることから、もしかしたら除外されはしないか、こういう心配を披瀝されています。  厚生省は昨年三月、異型高フェニルアラニン血症の治療薬を認可したと聞いておりますが、この疾病の国内における患者数は何人でしょうか。
【次の発言】 十八人の患者に対してビオプテンという薬を認可された。このオーファンドラッグ法が存在しない段階で厚生省はこういう薬品の認可をした……

第126回国会 厚生委員会 第7号(1993/04/07、39期、日本共産党)

○児玉委員 この法案の審議のために先週、国立身体障害者リハビリテーションセンターにお邪魔いたしました。皆さんから大変適切な御教示と親切な御案内をいただいたことを感謝しています。  九一年三月に発刊された「福祉機器情報」にこの研究所の安梅さんが「海外の福祉機器の開発動向と支給システム」、そういう報告を掲載されております。興味深く拝見いたしました。その中でカナダを例に挙げて、州によって随分差があるそうですが、一致している点は、福祉用具を支給するということになると、医師二名がサインして、そして政府指定店に注文がされる。その後、指定店から理学療法士、作業療法士により詳細に処方された機器が本人に届けられ……

第126回国会 厚生委員会 第8号(1993/04/14、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  援護法に関連して、ことしも旧ソ連抑留中死亡者の遺骨収集について簡潔にお尋ねをします。  一昨年、旧ソ連政府から死亡者名簿が日本政府に渡されました。名簿に三万八千六百四十七名のお名前が載っているようですが、ソ連関係死亡者索引簿、そして留守名簿、こういった厚生省の資料と照合して、確認できたのは何人でしょうか。
【次の発言】 その努力を強めていただくことと、抑留者の中で亡くなった方は約五万五千人だと私たちは聞いております。旧ソ連政府が持ってきた名簿は、それ自体完全なものとは言えません。しかし、この後の厚生省の遺骨収集事業において大いに参考にすべきだと私は考え……

第126回国会 厚生委員会 第10号(1993/04/21、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  まず、母子・寡婦福祉法について、この制度での貸付金は、個人の場合年利三%または無利子、活用いかんによっては大きな役割を発揮するだろうし期待も強い、こういうものです。  そこで、まずお聞きしたいのは、改正案の第十九条の六の二項、都道府県は剰余金が「政令で定める額を超えるときは、」いろいろ言っていますが「国に償還しなければならない。」このようになっています。「政令で定める額」とはどのような基準で設定していくのか、そして今回の改正によって新たにこの償還の規定をつくることで、貸し付けの業務に今後支障が生じないのか、そのことをまず伺います。

第126回国会 厚生委員会 第11号(1993/05/14、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。子供の保育と保育所の問題を中心にして御質問をします。  一昨年のことですが、自治労連が全国二十三都道府県十万世帯を対象にして、約七万世帯から回答を得たアンケートがございます。子供を産み育て、働き続けるために何が必要か。複数回答ですが、第一位は保育・学童保育の拡充五一・八%、二位が育児休業の拡充四四・一%、三位が労働時間の短縮三〇%です。出生率の低下が非常に懸念されているとき、この答えというのは私は極めて注目すべきものだと思います。保育所に対する社会的な期待、厚生省もこれまで御苦労がありましたが、ますます保育所を充実させなければいけないだろう、こう思います。……

第126回国会 厚生委員会 第12号(1993/05/19、39期、日本共産党)

○児玉委員 児玉健次です。  時間の関係もございますので、山崎先生に御覧間したいのですが、先ほどのお話の中で、基礎年金の国庫負担率の見直しについて、長期的には問題となるだろう、そういうふうにお話しになったと思います。  この間の議論をいろいろお聞きしておりまして、私などが一番問題だと思っているのは、年金のことについては選択肢を三つに選定している。一つは支給開始時期を先送りするか、それから保険料を引き上げするか、給付を引き下げるか、あたかも選択肢が三つしかないかのごとき議論が横行しておりまして、この点でいえば国の負担をどうするのか。八五年に制度の改正があったとき、基礎年金の三分の一というふうにし……

第126回国会 厚生委員会 第14号(1993/06/02、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  現行法の第四十八条、「精神障害者を収容することのできる施設以外の場所に収容してはならない。」今度の改正でこの部分が削除されることになりました。  厚生省に端的に聞くのですが、古い時代における精神障害者の座敷牢、そしてその後、保護義務者というか、親が精神障害にかかった子供を自宅で監置する、こういったことは一九五〇年、昭和二十五年まで法的に求められていたと思うのですが、違いありませんか。
【次の発言】 そこで、今回の改正に対して私が期待していたことの一つに、保護義務者の問題があります。午前中来かなり論議がありました。  重ならないように伺いたいのですが、今……

第126回国会 厚生委員会 第15号(1993/06/04、39期、日本共産党)

○児玉委員 精神障害者の社会復帰を進めようとする場合に、まず仲間、それから住まい、仕事を保障することが三本の柱だ。そういう意味で、社会復帰施設の重要性というのは非常に高いと思います。五年前のこの法の審議のときも、私はこの問題について触れました。  最初に端的に伺うのですが、ちょうど今同僚議員の御質問もありましたけれども、昨年六月三十日段階の入院者数は三十四万六千九百三十人、この中で、もし社会復帰施設や家庭等の受け皿が整っているとすれば何人ぐらいが退院できるか、その可能性について厚生省の考えを聞きたいと思います。
【次の発言】 二二%として七万六千人強ですね。そして、今局長がおっしゃった精神衛生……

第126回国会 厚生委員会 第16号(1993/06/11、39期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、心身障害者対策基本法改正について発言します。  心身障害者対策基本法が一九七〇年に議員立法として成立してから、二十年余りが経過しました。この間、国連障害者の十年の取り組みを初めとする障害者運動の前進と世論の高揚の中で、心身障害者対策基本法の改正を求める声が高まっています。  日本共産党は、障害者関連法を、国連の諸決議、日本国憲法の生存権保障などの理念に照らして障害者の定義を見直し、障害者の全面参加と平等を保障する内容に抜本的に改正することなど、障害者の切実な願いを速やかに実現するよう繰り返し政府に申し入れてきました。  また、この改正に当たっては、心身障……

第126回国会 災害対策特別委員会 第3号(1993/02/18、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次でございます。私は、一月十八日に釧路に参りまして、二日間、現地の状況を拝見してまいりました。地元の方々から出された強い要望の一つに観測体制強化の問題があります。藤田議員に続きましで、観測体制の問題に絞って御質問いたします。  まず最初に、簡潔に聞きますから簡潔にお答えいただきたいのですが、気象庁は今回の地震について前兆をつかむことができたでしょうか。
【次の発言】 気象庁が一九八九年の十月に発刊された「地震・津波と大規模地震の予知」という刊行物がございます。この中に次のようなくだりがあります。「M八クラスの巨大地震に限ると、その起きる場所は、前にも述べたようにほ……

第126回国会 予算委員会 第19号(1993/03/06、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  九三年度予算の審議、修正とか減税等の問題、それらは、本来国民の前に広く開かれているこの予算委員会の場における堂々の審議の中で進めなければならない、私はそう思っております。そして、もし政党間の協議が行われることがあるとすれば、それは予算委員会の理事会における協議に参加しているすべての会派が参加して進めることが求められている。そういう立場で、以下、質問をいたします。  まず、減税の問題ですが、深刻な不況のもとで、現在最も生活に困窮している労働者、サラリーマン、中小企業者等への対策が急がれます。  この三月の一日、総務庁の統計局が発表した九二年家計調査報告、……

第126回国会 予算委員会 第23号(1993/05/21、39期、日本共産党)

○児玉委員 最初に、宮澤総理に対してカンボジアの現状についてお伺いしたい、こう思います。  国連のガリ事務総長が五月十五日になさった報告の中に、次のような部分があります。「選挙の諸条件がパリ協定で想定したものでないことは今や明らかである。このことは、軍事規定を手始めに和平プロセスから次第に離れ、今や選挙のボイコットから暴力でそれを積極的に破壊する企てに移ったPDK」、ポル・ポト「の残念な態度の結果である。」  総理の御認識はこれと同様でしょうか。
【次の発言】 お尋ねしていることに答えていただきたいのですが、この部分は、ガリ報告の中の核心に当たる部分ですね。選挙の諸条件がパリ協定で想定したもの……


41期(1996/10/20〜)

第138回国会 厚生委員会 第2号(1996/11/27、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今、高齢者福祉を国民の願いに沿って実現するという全国民的な努力ははるかに道が遠い。特に特別養護老人ホームに対する期待というのは非常に強い。埼玉県その他、私たち手分けして随分調査をいたしました。埼玉での特養の入所待機者は千五百人を超している。そして、全国で七万名です。そういう中で関係者が必死の努力をしているときに、今回のような一部高級官僚と利権団体が結託して福祉を食い物にする事態が明らかになった。事柄の深さを私は大臣にしっかり認識していただきたい、まずそのことを強く指摘します。  そこで、質問に入ります。  彩グループの吹上苑、昨年、九五年三月一日にこれ……

第140回国会 厚生委員会 第3号(1997/02/21、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  この法案は非常に重要な法案であって、私たちが国民の期待にこたえられる十分な審議を尽くしたい、こういうふうに考えております。  さて、公的介護保険を考える訪問看護婦の会、東京・訪問看護婦有志一同、一昨年の十二月四日の日付で「「公的介護保険」についての要望について」、こういう文書を厚生省にお届けになっております。  冒頭のところで、「私たちは訪問看護婦と地域看護研究者です。」こういうふうに自己紹介をされた上で、その三つ目のところで「家族の役割の明確化」、「家族には家族にしかできない役割がある。」「疲労困憊の状態である。」「「本当はやさしく面倒をみてあげよう……

第140回国会 厚生委員会 第6号(1997/03/19、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  ぜひこの重要な問題について慎重な論議を進めていきたい、こう思います。  論議がすれ違わないために、若干私は確認をしておきたいと思うのですが、脳死をもって人の死とすること、これがこの問題をめぐる意見の不一致の中心点であることは、きょうの論議の中でも改めて明らかにされています。  そこで、昨日の本会議で私は出したのですが、「厚生省 厚生科学研究費 特別研究事業 脳死に関する研究班 昭和六十年度研究報告書」、竹内一夫氏が中心になっていらっしゃいますが、その中で、「脳死はあくまでも臨床的概念である。」というふうに明言された上で、「わが国において、脳死をもって死……

第140回国会 厚生委員会 第7号(1997/03/21、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私たちは、この法案の前提となるべき新ゴールドプランの達成がどこまでいっているか、そこをまず明らかにする必要があるのだろう、こう考えて、第一回目は特別養護老人ホーム、二回目は瀬古由起子議員が担当してホームヘルパーの問題に絞って質問いたしました。きょうはその二つの分野を除く部分がどうか、まずそこからお聞きをしたいと思います。  厚生省からいただいた資料で私たち計算をしましたが、老人保健施設についていえば、目標が二十八万人で九七年度末の進捗が四三・〇%。ケアハウスは目標十万人、一六・九%。高齢者生活福祉センター、四百カ所に対して四六・五%。ショートステイは六……

第140回国会 厚生委員会 第10号(1997/04/01、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は前回の質問で、救急救命の現場、脳死状態の多くがその場であらわれることはもう周知の事実ですが、その救急救命の現場で新たな可能性が生まれている現実を直視し、救急救命の現場で最善を尽くすということがどういうことなのか、その点をこの審議の中で突き詰めて議論しよう、こういうふうに提起いたしました。きょうはその点について、最初に提案者に質問いたします。  日本大学板橋病院の林成之教授は、その著書「脳低温療法」の中でこうおっしゃっています。「患者中心の医療とは、救命救急センターのような重症患者の医療を行う所では、絶対に救命する、できれば後遺症無しに救命するという……

第140回国会 厚生委員会 第12号(1997/04/04、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  糸氏さんと森さんにお伺いしたいと思います。  先ほど糸氏さんからは、インフルエンザで特養で起きた痛ましいことと関連して、介護と医療の関係についてお話がありました。それから、森さんからは、鬼子母神病院で六六%の方が在宅復帰をなさった、その辺の御苦労をもう少しお聞きもしたいなと思っております。  それで、お二人にお尋ねしたいのは、この新しい制度が今準備されようとしているときに、医療も介護もともに進めるという立場に立てば、今の提起されている法案に対してどんな御意見をお持ちか、その点、立ち入ってお伺いしたいと思います。

第140回国会 厚生委員会 第13号(1997/04/08、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私たちの委員会の今後の審議に非常に貴重な御示唆をいただいたことを、五人の先生に心から感謝いたします。  この委員会で私たちは、今、林先生もおっしゃった救急救命のためのあらゆる可能性を追求する努力と、望ましいドナーの状態を維持する衝動と、そこのところのぶつかり合いが起きはしないかということを一つの論議の焦点にしてまいりました。  それで、林教授と野本教授にお伺いしたいんですが、先ほどの林教授の御意見の中で、一ページのところに「損傷部の神経細胞に対して、脳の低温管理で細胞内に発生するあらゆる病態を止めている間」の治療についての御陳述がありました。そして先生……

第140回国会 厚生委員会 第14号(1997/04/09、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  ある国のある時期における国民医療がどのような状況になっているか、そのことを示す重要な一つの指標は国民の平均寿命だと私は思っています。  一九四五年、太平洋戦争が終わった年、日本の男性の平均寿命は二十三・九歳でした。そして、女性は三十七・五歳でした。今考えると想像できません。なぜだろうか。もちろん戦争です。そして、極度の食糧不足、飢餓、医療の壊滅的な状況、それが男性二十三・九歳、女性三十七・五歳を生んだ。現在どうなっているか。九五年の資料、男性七十六・四歳、女性八十二・八歳、世界に誇るべき到達点だと思います。  何がこれをもたらしたか。もちろん半世紀以上……

第140回国会 厚生委員会 第16号(1997/04/15、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、中山案に関連してお尋ねをしたいと思います。  いわゆる金田案が提出される前の段階から、党議拘束を外すという議論を先行させて進められたのは中山案提出の皆さん方ですから、そういう意味で御質問をします。  答弁に立たれる方の場合で結構なんですが、あなたが所属される政党に臓器移植について何らかの党議が存在しているでしょうか。党議があるかないか、あればどんな中身か、それを聞かせてください。
【次の発言】 ないことがわかりました。  そこで、同一の政党の中でも見解をまとめることができないこの重要な問題、先日来、それが一人一人の死生観にもかかわり、そして心の……

第140回国会 厚生委員会 第17号(1997/04/16、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  国民に二兆円の負担増を求めるこの重要な内容の法案審議を、私は、一つ一つ問題点を明らかにしていく、そういう立場で真剣な論議を進めていきたい、こう思います。  健康保険法に基づく審議ですから、私は、健康保険法そのものとの関連で一つ政府に確かめておきたいことがあります。一九八四年に健康保険の一割自己負担が導入された際、新たに附則六十三条が加えられました。そこではこう述べている。  政府は、新健保法施行後の医療費の動向、国民負担の推移、財政事情等各般の状況を勘案し、健康保険制度の全般に関する検討を行い、その結果に基づいて、社会保険各法に規定する被扶養者及び国民……

第140回国会 厚生委員会 第18号(1997/04/18、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  脳死・臓器移植の問題は、医学上、法律上の問題であると同時に、国民的合意を不可欠とする人道的、社会的な問題です。この問題で多くの国民がどんな疑問と不安を抱いているか、そのことに対して慎重な深い検討を行うことが国民的合意を形成する上で確かな道だと私は信じております。そういった立場から厚生省に、厚生省はこの問題に重要な責任を負っていらっしゃるところですから、きょうは、初めての御質問をしたいと思います。  答弁者の方々、おいでになっておりますが、きょうは厚生省に質問を絞ります。ぜひ簡潔に答えていただきたいのです。朝から聞いておりまして、簡潔に答えていただきたい……

第140回国会 厚生委員会 第19号(1997/04/22、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  簡潔にお三方にお伺いしたいと思います。  糸氏参考人は、先ほど後発品の普及についてお触れになりました。非常に興味のある課題でして、そのあたり、そのことで国がどういう政策を提起することが必要かということについてお尋ねしたいと思います。  それから、八田参考人の御陳述の中で、高薬価へのメスの問題が非常に強調されました。しかも、それを先送りにするなという御指摘でした。今直ちにこの分野で着手するとすればどこが一番かなめかという点をお伺いしたいと思います。  そして、お二方に一つだけ共通の御質問をしたいのですが、四月一日から消費税が上がりました。今、日本の病院の……

第140回国会 厚生委員会 第21号(1997/04/25、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  これまでの質問でいわゆる新薬シフトの問題を取り上げてきましたが、きょうは、引き続き薬価の問題に触れたいと思います。  私がここに持っているのは、「保険薬事典」平成九年四月のものの百二十三ページです。いうところの先発薬品、「H2遮断剤」と書いてあって、「シメチジン細」「規格・単位二〇%一g」「標準用法用量一日四〇〇〜八〇〇mg 一〜四分服」、こう記入してあります。そして、その下に「シメチジン二〇%細粒―GE」、ゼネリック、後発品ですね、「二〇%一g 一日四〇〇〜八〇〇mg一〜四分服」、このように記載されてあります。  当然、この先発品とGEは、成分、薬効……

第140回国会 厚生委員会 第23号(1997/05/06、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  エイズの治療、発症予防でずっと努力されてきた山田兼雄教授がかつて、血友病がエイズの直撃を受けたことは今世紀における医療の最大の悲劇の一つと考えてよい、このように発言されたことがあります。厚生省の責任は極めて重大です。  私は、きょう、多くの感染者の皆さん方、家族の方々、そういう方々の非常に強い願いである、どうやって発症を予防するか、その治療体制の問題を中心に御質問したいと思います。  現在、これまで使われてきたAZT、ddI、ddC、これらに加えてプロテアーゼ阻害剤、例えばインジナビルを加えた三剤併用療法、この多剤併用投与によって、耐性ウイルスの出現を……

第140回国会 厚生委員会 第24号(1997/05/07、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  この重要な案件について、私は、引き続き真剣な審議を尽くしたい、このように思います。  さて、総理にお尋ねしますが、今、私たちの委員会がこの間の審議の中で問われてきたものは何か。それは、医療保険をどのように国民の立場で民主的に再建するか、この点です。最大の問題が薬価にある、これは各党ほぼ完全な合意に達していると私は考えています。そして、その中で、とりわけ新薬シフトの是正、この点は、一月二十三日の衆議院本会議以来、総理も含めて何回かの議論をやってまいりました。  最近、私が拝見した一九九六年「医療白書」によれば、一九八〇年から九一年までの十二年間、世界で新……

第140回国会 厚生委員会 第26号(1997/05/16、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  行き届いた公的介護制度を実現してほしい、これは広範な国民の願いです。今、政府が提出されている介護保険法案を国民の願いにどのように近づけていくか、そういう重要な課題に私たちは直面しております。私は、幾つか具体的に提起をしたいので、なるべく大臣のお答えをいただきたい。  その第一は、この介護保険法案に対して国民が抱いている最大の不安、繰り返しこれまで議論がされてきましたけれども、それは、保険あって介護なし、こういうことになりはしないかという点に尽きます。  先日の委員会の審議で私たちの瀬古議員が明らかにしたわけですが、在宅介護の中心となるホームヘルパー、ゴ……

第140回国会 厚生委員会 第27号(1997/05/21、41期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、介護保険法案及び介護保険法施行法案に対する修正案の趣旨及び概要を説明いたします。  公的介護の立ちおくれというより、むしろその欠如が、多くの高齢者から、人間らしい生活はもとより、人間としての尊厳さえ奪っています。このような状態から脱却し、公的介護保障制度を確立することが緊急の課題となっています。  日本共産党は、立ちおくれた日本の公的介護の水準を引き上げ、二十四時間対応のホームヘルプサービス、いつでも利用できるショートステイ、待機なしの特別養護老人ホームなど、在宅介護と施設介護の両面で抜本的に充実させることを求めてきました。  政府の提出した介護保険法案……

第140回国会 厚生委員会 第30号(1997/05/28、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  ある制度を前進させようとするときに、その制度の発足時を振り返って考える、このことも重要だと思います。公的な保育をどうするかというとき、私は、この制度が発足した時点、厚生省の内部でどんな議論があったのかという点を少し調べてみました。非常に実態に即した議論が当時行われていたというので驚いたのです。  すなわち、保育時間をどうするかという場合に、働く女性の労働時間が一般的に八時間だとする。そして、当時、厚生省の児童局の皆さん方は、この八時間の労働というのは職場で行われるのだから、大都市で往復の通勤時間が当然八時間の中に入るはずがない、そこで、保育時間の八時間……

第140回国会 厚生委員会 第31号(1997/05/30、41期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、児童福祉法等の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  ことしは、憲法施行五十年、児童福祉法制定五十年という節目の年であり、子どもの権利に関する条約が批准された後の児童福祉法の改正として、子供の最善の利益が尊重され、施策の充実が図られるものと期待されていました。とりわけ、子供を取り巻く環境の大きな変化の中で、夫婦ともに働く家族は今や一般的であり、公的保育が質、量とも拡充されることが求められています。  ところが、本改正案は、全体として国民の期待にこたえるものとはなっていません。  以下、反対の理由を述べます。  その第一は、保育所の措置制度を改……

第140回国会 厚生委員会 第32号(1997/06/04、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今回の改正案の大きな目的として、厚生省は、廃棄物の減量と再生利用を進める、このことを挙げていらっしゃいます。減量とリサイクルというのは、ごみ対策の本道だと私たちも考えておりまして、そのことをいかに実効あるものにしていくか、そのことが現在大きな課題になっていると考えます。  私は、最初に、漁業系廃棄物の処理について、幾らか具体的な問題を取り上げたいのです。  今、北海道で水産業の中心になっているのは、かつてのサケ・マスから、魚価が非常に下がってきたものですから、どちらかというとホタテなどに中心が移ってきています。そして、ホタテは生産量も増しているし、そし……

第140回国会 厚生委員会 第34号(1997/06/13、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  六月九日、四日前のことですが、日本共産党国会議員団は障害者団体との懇談を行いました。二十六の団体が参加してくださって、非常に熱心な御意見をいただきました。そのとき出された問題を中心にして、この機会に質問をいたします。  障害者基本法、これが全党派、全会派の一致で大きく改正されたのが九三年十二月三日でした。その第一条で、障害者のための施策を総合的かつ計画的に推進する、なぜかといえば、障害者のあらゆる分野の活動への参加を促進するためだ、こういうふうに明らかにされています。  厚生省が障害者基本法で言う障害者のための施策を総合的かつ計画的に進めていく、その目……

第140回国会 厚生委員会 第36号(1997/08/26、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  先ほど冒頭の御説明で、大臣は、このままでは国民皆保険制度の存続が危ないという趣旨のことをおっしゃった。私たちは、この国民皆保険制度を、この際、医療財政の民主的再建によって大いに充実させることが可能だろう、こう思っております。大いにその点では論議をしたい。  まず最初に、医療、福祉、社会保障全体のこの後の日本の歩みとの関係からどのようにつかむか、その点を私は若干議論したいと思うのです。  厚生省に伺いますけれども、国立社会保障・人口問題研究所が毎年社会保障財源の推移について数字を出されております。その中で、一九九二年、九三年、九四年、それぞれの年の社会保……

第140回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1997/04/17、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  昨年の暮れに、私は三井三池鉱に入坑してまいりました。これは私にとっては二度目で、幾つか炭坑に入りましたが、本当にスケールの大きいすばらしい炭鉱だ、こう改めて去年の暮れも痛感しました。それが閉山したことが残念でなりません。山を長く育ててきた地域にとって、ある炭鉱が消えてなくなる、そのとき、雇用の受け皿として炭鉱にかわり得るものはない、これが私のおります北海道での幾つかの閉山の経験から明らかですね。  それで、労働省としては大変な御苦労をなさっているわけですが、今炭鉱離職者に渡されている雇用保険基本手当、そして黒手帳、緑手帳、それぞれの金額は、私は十分だと……

第140回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1997/06/12、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  佐藤通産大臣は、この五月二十二、二十三日、パリで開かれたIEAの第十六回閣僚理事会に参加なさった。  ちょっと昔の話になるのですが、二十年前IEAの第二回閣僚理事会、そこで「エネルギー政策十二原則」について合意されました。その第五原則にこう書き込まれていますね。「電力、工業部門等における燃料を石油から段階的に転換する。」とあります。  そして二年後、七九年五月の第三回閣僚理事会で「石炭政策の原則」について合意されている。その最初の項目のところで「将来のエネルギー需給に不可欠な要素である石炭の利用拡大を図るとともに、これを広く国民各層に周知させる。」こう……

第140回国会 予算委員会 第11号(1997/02/12、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今公共事業のあり方をめぐって、本当に国民の暮らしを守る公共事業、これが私たちは必要であると考えています。その意味で、公共事業の内容の妥当性、関係者の合意、そういったものがどのように得られながら進められていくか、ここが問われています。  私は、この予算審議の機会に、北海道の千歳川放水路計画について総理を中心にお尋ねをしたい、こう思っております。  御存じのように、石狩川、これは流域の面積が一万四千三百三十平方キロメートル、日本を代表する大河川の一つです。今から十六年前のことですが、一九八一年の八月の上旬、台風十二号とそれに伴う前線、そして続いて、同じ八月……

第140回国会 予算委員会 第12号(1997/02/13、41期、日本共産党)

○児玉委員 おはようございます。日本共産党の児玉健次です。  先日国会に提出された医療保険の改定との関係で、きょうは医療機器の問題について御質問をいたします。  本国会のこれまでの本会議代表質問、予算委員会の質問の中で、日本の薬価が諸外国に比べて高く、しかも新薬に偏っているために、医療費に占める割合が高くなっていることが既に明確にされております。これは薬だけの問題ではなく、高額な医療機器、専門家は医療用具という言葉を使って、その中の高額な画像診断装置などを中心とした医療機器、そして特定保険医療材料についても薬価と全く同様のことが言えます。  国民医療費は、九四年の段階で二十五兆八千億です。皆さ……

第140回国会 予算委員会 第26号(1997/06/06、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。現在の日本の福祉は、多くの方々の善意と献身によって辛うじて支えられています。厚生省の中枢にあったあなたが、強大な権限を握って、彩福祉グループの小山氏等と結んで、事もあろうにその福祉をみずからの利権の対象にした、ここに国民の怒りが集中しているゆえんがあります。まずそのことを指摘します。  端的に聞くから、端的に答えてください。  登記の謄本があります。これは、新宿区砂土原町三丁目十七番地の一、持ち分二分の一岡光序治、二分の一岡光弘子、平成六年七月二十九日売買、所有権移転平成六年八月十九日、こうあります。その八月十九日、あなたは富士銀行虎ノ門支店に赴き、そして……

第141回国会 厚生委員会 第7号(1997/12/05、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  保険あって介護なし、今はもうこの言葉について説明の必要はなくなりました。この保険あって介護なしの危惧が最も集中的にあらわれているのが特別養護老人ホームだ、私はそのように見ています。  特別養護老人ホームの全国における入所待機者数、去年の四月の段階を中心にして、各都道府県でまとめている時間にばらつきがありますから、調べてまとめたのが皆さんにお配りしている資料です。  この資料は、ことしのこの委員会での論議で既にお示ししております。その後、参議院の私どもの西山議員が、去年ではなくことしの四月から五月を中心にした時期で全国的に調査をしたのが、九万八千三百十七……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第4号(1997/10/21、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  きょうは、財政構造改革会議を議長として主宰なさった橋本首相を中心にして、社会保障の分野でなるべく法案に即してお尋ねをしたい、こういうふうに思います。  最初に、厚生省に伺います。  一九八四年、昭和五十九年、中曽根内閣のときですが、健康保険の一割負担の導入、国民健康保険への国庫負担が四五%から三七・五%に削減された。皆さんは、「健保国会波高し」といえば思い出される方も多いと思いますが、そのときの国民負担増は平年度ベースで幾らだったか、これが第一点です。  二つ目は、一九九四年、平成六年、細川内閣から羽田内閣にかけて、入院給食費の負担一日六百円が導入され……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第11号(1997/10/30、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。きょうはお忙しいところ、ありがとうございます。  最初に佐高先生にお伺いしたいのですが、もし私の聞き違いでなければ、先ほどのウイッシュリストですね、確かに国民の側からすれば、予算は本来ウイッシュリストでなければならないと思うのです。しかし、現状からいえば、残念ですけれども、今日の政治のさまざまな分野に対するスタンスといいますか姿勢を金額であらわしているのが今の予算だ、私はそういうふうに思っています。  そういう中で、先ほど、ゼネコン、公共事業にお触れになったところから発して、公共という言葉の中身の吟味が必要だ、そして社会保障は公共ではないかというふうにもお……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第12号(1997/10/31、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、橋本総理大臣にお尋ねをします。  あなたが議長として主宰なさった財政構造改革会議、本年の一月二十一日から、その都度首相官邸を会場として行われました。この会議は、いかなる法令に基づき、その経費はどの予算から支弁されたのか、事務局をどこが担当したのか、お示しいただきたい。
【次の発言】 根拠すべき法令もなく、そして公的な予算の支弁もなく、そして事務局も選定をしていない、このことが明らかになっています。そして、会議には、中曽根康弘、竹下登、宮澤喜一、村山富市氏など、橋本内閣成立に至る与党の元首相、大蔵大臣その他が名前を連ねていらっしゃる。  元勲及び……

第141回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1997/12/11、41期、日本共産党)

○児玉委員 最初に労働大臣にお伺いしたいのですが、労働省に一つ、午前中も議論のあった三池炭鉱の閉山に伴う離職者の状況について、数字の確認をしておきたいと思います。  十二月一日現在、ことし三月二十九日の在職者数が二千五百八で三月三十日以降の解雇者数が千五百二十二、そして就職なさった方が黒手帳で三百三十五名、緑手帳で七十三名、これに相違ありませんね。
【次の発言】 労働大臣に、私は二つのことをお伺いしたいというか、御意見を求めたいのですが、今確認した数字、三月三十日以降の解職者の中で、皆さんの大変な御努力のあったことも私は承知しておりますが、現在、職場を得た方が四百八名、やはりまだ少数部分です。……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号(1998/05/20、41期、日本共産党)

○児玉委員 提出者のお四万、大変御苦労さまです。日本共産党の児玉健次です。  財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案について御質問いたします。  私たち、この法律案は、民主党、平和・改革、自由党、三会派と申させていただきますが、政党政派を異にする三つの会派が一致された御意見のもとで提出されたものだ、このように理解をしておりますので、けさほどの特別委員会で法律案の提案理由説明をなさった池田委員にお尋ねをしたい、こういうふうに考えますので、よろしくお願いいたします。  さて、この部屋で財政構造改革法の審議をしたことを私は今でも忘れられません。随分厳しい議論をお互いにしたと思います……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号(1998/05/21、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  総理が議長をなさっている財政構造改革会議、大蔵省からいただいた資料によりますれば、ことしの四月十日、四月十六日に、財政構造改革法の弾力条項、目標年次などについて説明と質疑が行われた。そして四月二十四日、私もちょっと驚いたのですが、総理が官邸にお入りになったのが朝の七時四十分前後、そこに政府・与党の元首相や元大蔵大臣などを含むお歴々が参加されて、そして、現在私たちがこの特別委員会で審議している財政構造改革法の手直しの最終取りまとめが行われ、その日のうちに総合経済対策も発表された、こういうことになっていますね。随分大変な会議だと思います。  昨年十月三十一……

第142回国会 厚生委員会 第3号(1998/03/11、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、小泉厚生大臣にお尋ねします。  「小児慢性特定疾患治療研究事業に関する検討会報告」、昨年十二月に出されたものです。この冒頭のところに「本事業の意義と本検討会の目的」という部分があって、その中で、例えば、  疾患の治療研究が推進されるとともに、その医  療の確立と普及が図られ、併せて慢性疾患児と  その家族の経済的負担が軽減されることによ  り、児童の健全な育成に大きく貢献してきたと  ころである。このようにこの事業の意義を述べられて、さらに続けて、  少子化が進行している今日、子育て支援対策は、  国や地方公共団体をはじめ社会全体で取り組む  ……

第142回国会 厚生委員会 第6号(1998/04/03、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  厚生省が作成した「医療費国庫負担の縮減額(平成十年度予算案)」こういう資料があります。その冒頭、「一、医療費の適正化 老人医療費の適正化六百十億円 薬価基準の引下げ等千九百五十億円」、以下、数字が並んでいますが、これは本年度予算案の作成過程で、社会保障関係費の量的縮減目標を到達するために、医療費国庫負担をどのように縮減するか、その内容を示す資料だと思うのですが、そうですね。
【次の発言】 その資料の二のところ、「老人医療費拠出金の負担の見直し 退職者に係る老人医療費拠出金の負担の見直し三百六十億円 老人加入率上限に関する特例の見直し二百億円」、これは、……

第142回国会 厚生委員会 第7号(1998/04/10、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次でございます。  財革法の破綻がだれの目にも明らかになって、きょう財政構造改革会議が開かれる、そういうときに五人の方の御意見を聞く、妙なめぐり合わせだと思います。  今度の国保法の中で、特に老人医療の拠出金の増額の部分は文字どおり財革法の申し子だ、そういうふうに言ってもいいと私たちは考えております。  まず坂巻先生にお伺いしたいのですが、この法案を準備される過程で、一月三十日に社会保障制度審議会が宮澤会長のお名前で答申を出されている中に、「財政構造改革の流れの中で、」と言った上で「今後も、財政対策を優先した改正を繰り返すことは国民の社会保障制度全体への不信感を強……

第142回国会 厚生委員会 第11号(1998/04/28、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今回の改正案における保険医療機関の指定、保険医の登録等の取り消し、診療報酬の不正請求に係る加算金、これは、私はかぎ括弧をつけますが、この改正案の一つの柱です。そのことに関して質問をします。  よく言われる不正請求とは何か。健康保険法、これは片仮名まじりの古い法律ですが、その第六十七条ノ二、「詐欺其ノ他不正ノ行為ニ依リ保険給付ヲ受ケタル者」。私たちはこのような不正な行為は決して認めません。こういう行為をなくしていくことが医療に対する国民の信頼を回復する確かな道の一つだ、このように考えています。その基本的な立場をまず最初に明らかにしておきましょう。  その……

第142回国会 厚生委員会 第14号(1998/05/27、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  公衆衛生審議会の中にある基本問題検討小委員会が昨年十二月八日に提出した報告書「新しい時代の感染症対策について」、これは、公衆衛生審議会もこの報告書について、我が国における感染症対策の方向を提示する提言として基本的に妥当である、このように評価しておりますが、この小委員会の報告書は法案審議に際して重要な基準になるべきものだ、私はそのように考えております。  まず、一つの問題は、感染症類型の再整理についてです。小委員会の報告ではこう言っています。「感染症類型の再整理にあたっては、法律上の分類が新たな差別・偏見につながらないように、法制度の構築・実施に向けて一……

第142回国会 厚生委員会 第15号(1998/05/29、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  検討小委員会が昨年十二月八日にお出しになった報告書「新しい時代の感染症対策について」、これはこの法案を審議するときに私たちの基準になるべきものだ、私はそのように考えております。極めて残念なことですが、法案要綱及び法案は、この小委員会の肝心なところから大きく隔たっております。  私たち日本共産党は、きょう修正案を提出することにして、「過去における感染症の予防に関する施策に対する深い反省の上に立ち、」ということを盛り込んだ前文を付した修正案、これを各党と真剣に協議をしたい、こういうふうに思っております。  最初に光石先生にお伺いいたします。  この小委員会……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(1998/04/22、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  法案の第二十五条で言う労働福祉省について、まず総理にお尋ねをします。  第二十五条一項、そこに「労働福祉省は、次に掲げる機能及び政策の在り方を踏まえて編成するものとする。」とあって、「一、社会保障制度の構造改革を推進すること。」このようにあります。  昨年六月三日に決定された財政構造改革の推進方策、今ここに持ってまいりました。この推進方策の冒頭は「一、社会保障」というところから始まっていて、その中に「社会保障構造改革を進め、」とあります。  この二十五条の一号で言う社会保障制度の構造改革の推進と財政構造改革の社会保障構造改革、これは私は照応しているよう……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(1998/04/23、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  四月九日に橋本首相が、新たな景気対策と財政構造改革法の手直しを記者会見で表明されました。野党の反対を押し切って成立させてわずか四カ月で破綻した財革法は、本来廃止すべきだと私は思っています。  きょうは、橋本首相の記者会見以後、小泉厚生大臣にお尋ねする最初の機会です。  四月三日の委員会で、私はこの点についての私の持論を展開し、そしてそのとき、小泉厚生大臣はこのように答えられていた。私の主張を、「それが現実の議論として持ち上がってきた場合は、今御指摘の議論が出てくるのは私は十分理解できますし、私も、厚生大臣としてそのような観点から議論をし直さなければなら……

第142回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1998/06/04、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  五月二十八日の石炭鉱業審議会合同部会企画小委員会の報告書を拝見しました。  最初に、何点かちょっとお尋ねをしておきたいのですが、小委員会報告書の出だしのところで「石炭は一次エネルギー供給の一六%強を占める重要なエネルギー源であり、今後とも一定の役割を果たすものと見込まれる」云々とありますね。それで、一次エネルギーの供給について、多少長期的な議論を私たちは今やる必要があるのだろうと思います。  世界のエネルギー資源の埋蔵量でいわゆる可採年数、採算の範囲内で採掘できるその年数を石油と天然ガス、石炭それぞれについてお示しいただきたいと思います。

第142回国会 予算委員会 第16号(1998/03/02、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  総理は、先日の施政方針演説の冒頭で、人口の少子・高齢化、これを内外情勢の大きな変化の一つの要因としてお挙げになった。いうところの高齢化社会が少子化の進行によってもたらされたものである、そして、この問題に対する対処は二十一世紀に向けた国づくりの基本である、こういう点で多くの国民の合意ができていると思います。  ある全国紙ですが、「日本の人口百年後は半減?」こういう大きな見出しを掲げて、その中でこう書いている。「高齢者のための「介護保険法案」の説明で首相官邸を訪れた厚生省幹部に、政府首脳が「介護保険もいいが、子供の数は大丈夫か」と問いただす一幕もあったとい……

第143回国会 厚生委員会 第4号(1998/09/09、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  一九七九年に第三十四回国連総会で採択された国際障害者年行動計画に関する決議、皆さん覚えていらっしゃると思うけれども、全面参加と平等を高く旗印として掲げて十年間の取り組みが行われた。そのことに関する国連総会の決議は、今私たちが審議している用語問題に関連しても非常に示唆に富んでいる、私はそのように考えます。  この決議は、身体的、精神的不全、インペアメントという言葉を日本では訳しておりますが、それによって引き起こされる機能的な支障、障害、ディスアビリティー、その社会的結果である不利、ハンディキャップ、それぞれについては区別がある、区別があることについて認識……

第143回国会 厚生委員会 第5号(1998/09/16、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  けさから非常に重要な質問が続いていると思います。五月の質疑があって、私にとってきょうは二度目になりますけれども、この問題を論議するとき、やはり基本的な立場が非常に重要だと考えます。  すなわち、日本において国の責任で進められてきた過去の感染症の施策がどんな事態をもたらしているか。ハンセン病や後天性免疫不全症候群等の患者、家族の方たちの人間としての尊厳を深く傷つけてきた。そのことに対する真摯な反省に立って、そして感染症の患者等の人権を十分に尊重していく、それにふさわしい法律案にしていかなければならない、そのことを私は改めて痛感いたします。そういう立場で質……

第143回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1998/10/01、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  池島炭鉱と太平洋炭鉱が過去五年間に受け入れた海外技術者の総数、その中で、アジアの中国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、これらの国の国別受け入れ数をまずお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 通産大臣にも今の数字はぜひ御着目いただきたいのですが、私が承知しているところでは、今のお話は昨年のケースですけれども、過去五年にさかのぼれば、二つの炭鉱で総計六百七名を受け入れていますね。そして、なぜそれだけ多くの方が真剣に日本の石炭技術を学ぼうとなさっているか。この点で興味深く拝見したのが、通産省がおつくりになった、昨年十一月十九日の「石炭鉱業審議会企画……

第144回国会 財政構造改革に関する特別委員会 第3号(1998/12/02、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  財革法は、昨年の秋、臨時国会で野党の反対を押し切って成立させられた。そして、ことしの通常国会では一部にこそくな修正が加えられました。この二つの論議の機会、私はその都度この委員会に所属しましたが、私たちの予言どおり、財革法は、消費税の引き上げなどと相まって、国民生活を非常に困難にし、日本経済を破綻にもたらすものであった、これは停止などではなく、きっぱりと廃止する以外にない、そのことを最初に申し上げておきます。  そこで、まず取り上げたいのは、財革法と教育の関連です。  今、日本の教育がどのような状況にあるか、これは私、多くのことを述べる必要はないと思う。……

第144回国会 財政構造改革に関する特別委員会 第5号(1998/12/08、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私たちは、国民の暮らし、営業をしっかりと擁護する方向で日本経済を再建するために全力を尽くそうと決意し、その方向で努力もしております。そういった立場で、きょうは小渕総理に御質問いたします。  総理は、先日の所信表明で「まずは景気回復に全力を尽くすため財政構造改革法を当分の間凍結することとし、」と表明されました。  総理は、宮澤内閣から橋本内閣に至るまで累次に及ぶ経済対策がその都度景気回復のためとして打ち出されてきたことを御存じだと思います。この間の経過を見て、三和総合研究所主任研究員片山泰輔氏は次のように述べています。政府が幾ら景気対策の規模を口にしたと……

第145回国会 厚生委員会 第3号(1999/02/10、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、インフルエンザについて二、三お聞きします。  今インフルエンザが大変な猛威を振るっている中で、全国の各地において入院のベッドが足りない、何とかしなければ、こういう声が盛り上がっています。医療法の施行規則第十条では、病室には定員を超えて患者を収容しないこと、それらのことが規定されていますが、同条ただし書きで「臨時応急のため収容するときはこの限りでない。」こういうふうになっています。  北海道では強い要望が出されまして、この二月五日、施行規則第十条ただし書きの適用と医療保険上の取り扱いの特例について、各保健所、そして北海道医師会に事務連絡を出してお……

第145回国会 厚生委員会 第6号(1999/03/16、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、大臣にはっきりさせていただきたいことがあります。  私たちが今この委員会で論議をしているのは、国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案についてです。先ほどからの質疑の中で、大臣は、安定した財源を確保して、これを法律案ないしは法律の中に明記している云々ということ。まだ会議録を私は精査していないけれども、明記している以上というふうな言い方で何回か御発言になったけれども、それは、厚生省年金局が二月二十六日に発表した年金制度改正案大綱で、法案大綱ではないですよ。これは審議会にかけたわけだけれども、その中の文言であって、私が今まで見たすべて……

第145回国会 厚生委員会 第10号(1999/05/19、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、日本の精神医療において、あしき典型の一つとして多くの国民の関心を集めた三重県多度病院の問題についてまず質問します。  この病院は、二百八十六床、医師六名、うち非常勤二名、精神科特例にも医師は一名不足しています。五十の病室のうち、開放病室は男子の八室のみです。女性の病室はすべて閉鎖病室です。病室の七割が畳またはビニールシートが敷かれた部屋であって、保護室は五つ、板の間で、五つとも常に患者が入っている状況でした。  この病院でことしの初めインフルエンザが流行し、インフルエンザによると考えられる方が八名、判断困難者七名、インフルエンザの関与とは考えられ……

第145回国会 厚生委員会 第12号(1999/06/08、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  日本経済の非常に深刻な現状を我々が考えるときに、消費不況の克服がまさしく今急務になっている、消費不況の克服のためには国民の老後への不安を解消することが一つの重要なかぎになってきている、この点では、先ほども大臣お触れになっておりましたが、共通の認識が形成され始めていると思います。  そこで、最初に申したいのは、高齢者の社会保障を考えるとき、医療と介護と年金、これが主要な柱になっている。それぞれが独自の役割を持っており、本来であれば相互に補い合うものでなければならない。この三つの柱の現状と今後を相互の関連でしっかりとつかむことが非常に大切だと私は考えます。……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第11号(1999/06/03、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  五月の二十八日に、この委員会に参考人として出席なさった国民医療研究所長の野村拓先生の意見陳述にこういう部分があります。  国立病院が重症心身障害児医療において非常に大きな役割を果たしてきた。それに限らず、いわゆる公費医療、不採算医療で大きな役割を果たしてきたからではないか。こういう点が、独立行政法人化によって採算性あるいは企業会計が適用されることによってどうなってしまうのか、甚だ心配である、こういうふうにお述べになった。  私がまず取り上げたいのは、国立の重症心身障害児医療機関の中で、二〇〇四年の独立行政法人化を待たずにその前の段階で、この省庁再編の流……

第145回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1999/03/11、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  四先生の御意見を、私、昨年の五月二十八日に発表されました石炭鉱業審議会合同部会企画小委員会報告書、これを手元に置きながら聞かせていただきました。  今私たちが議論している問題について、私自身の感想をちょっと申しますけれども、石鉱審であるテーマについて議論をなさり、同一のテーマで国会の中で並行的に議論をしている。そういう中で、議論の発展は当然あるわけですが、昨年五月のこの文章では、結局、二〇〇二年度以降の石炭鉱業のあり方についての検討、そこにそれまでの皆さんの御議論が集約されていって、そこでは二つの議論が紹介されている。  ポスト八次策は終了するので、そ……

第145回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1999/05/13、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  我々が衆議院選挙の後この委員会に集まって議論を始めて大体二年半が経過した、こう思います。それで、事態が非常に重要な局面に近づいてきてもおりますから、私は、これまで何回か繰り返して取り上げてきた問題を、多少重なりますけれども、きょうは集約的にもう一回議論をしてみたい、こういうふうに思っているので、その点はお許しをいただきたい、こう思います。  最初に、既に同僚の議員が何回か取り上げた問題ですが、日本の石炭生産技術の国際的な寄与の問題です。  太平洋炭鉱と池島炭鉱が昨年海外から受け入れた炭鉱技術者数は何人でしょうか。そしてその中で、ベトナムやフィリピンその……

第145回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1999/05/26、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  稼行炭鉱を抱えている北海道の堀知事に最初に御質問をしたい、こう思います。  先ほど堀知事は、太平洋炭鉱の長期存続の重要性についてお触れになってから、国の支援策の強化について陳述なさいました。これまで国のやってきたこと、閉山対策という点では一定のことをしてきました。しかし、稼行炭鉱の存続という面でどのような政策があったか。骨格坑道の整備、それから保安確保への補助金、そして石炭鉱業安定給付金、今稼行している二つの炭鉱で、経営、約四十億円です。その程度ですね。それで、二つの山の長期存続を求めていく上で、国の支援策としてどのような具体的な内容を北海道知事として……

第145回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1999/08/12、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  このたび示された政策は、日本の石炭産業の存続、そして、この後の発展のために当面講じられる最小限の政策的な措置である、そのように私は考えております。何しろ、今後に向けて、この二つの炭鉱という、日本の国内石炭産業を考えるために火種となる二つの山が当面残されることになった。そして、国会としても、この後時間をかけて日本における石炭産業のあり方について大いに議論をしていきたい、こういうふうに思っています。  最初に私は、一、二、指摘しておきたいことがあります。  それは、何といっても、今後炭鉱労働者の生活と権利がしっかりと守られていくこと、これが非常に重要である……

第145回国会 内閣委員会 第12号(1999/07/16、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、山口先生にお伺いしたいと思います。  先ほど先生は冒頭に、現在の学校教育が置かれている困難。この困難にどう取り組むかというのは、まさしく国民的な課題になっているように私は思います。そういう中で、先生の御陳述の中にありました日の丸・君が代が押しつけられる、そのことで、校長を初めとしてすべての教職員が、信頼と協力、共感で結ばれる学校づくりが根本から破壊されてしまう。そこのところをもう少しぜひお聞きしたいと思います。
【次の発言】 弓削先生にお伺いいたしたいと思います。  先ほどの先生のお話を大変感銘深くお聞きいたしました。  先生は、この六月七日で……

第145回国会 内閣委員会 第13号(1999/07/21、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、所管大臣である野中官房長官にこの後の質問すべてお答えをいただきたいのです。  まず述べたいのは、この法案の提出が契機になって、与党の幹部の中から、日の丸・君が代に賛成しない国民の意見や主張に対して、あるいは特殊な思想であるとかまたは過激な人たちだとか、こういうこれらの意見を異端視する発言が見られます。  官房長官はもしかしたら御存じかもしれないけれども、私はここに、清沢洌さんの「暗黒日記」、この方は、高名な新聞記者から評論家にかわられた方です。芦田均や長谷川如是閑などと交流のあった方です。暗黒というのは一九四二年から一九四五年。この方の昭和十八年……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号(1999/04/15、41期、日本共産党)

○児玉委員 新ガイドラインの別表、「後方地域支援」、「衛生」とあります。この衛生というのは旧軍隊の用語だ、そう聞いておりますが、医療ですね。「日本国内における傷病者の治療」、「日本国内における傷病者の輸送」、「医薬品及び衛生機具の提供」、これらは国、自治体、民間と区別をせず、日本の医療機関、施設を総体的、全体的に対象にしている、こう私は思いますが、いかがですか。
【次の発言】 そのとおりと答えたらいいじゃないですか。  そこで、病院への戦傷病兵の受け入れですが、国、自治体、民間の順に実施するというよりは、まず自治体、民間病院が受け入れて、そして自衛隊病院等は、事態の拡大、急変に備えて病床を確保……

第145回国会 予算委員会 第4号(1999/01/27、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  総理、ことし、一九九九年は国際高齢者年です。一九九二年十月の国連総会は、高齢化に関する宣言を採択し、一九九九年を国際高齢者年に指定いたしました。  私たちはかねてから、高齢化は人類にとって誇るべきことであり、日本にとって喜ぶべきことである、高齢者が心豊かに生きようとする努力を社会と政治がしっかり支えることこそ求められている、このように主張してまいりました。  昨年、国会の論議で、私はこの点で橋本前首相と論議をいたしました。私の主張に対して、橋本前首相はこう答えた。「まさに意見が一致するのは、高齢化というのは喜ぶべきことと言われました。長寿社会というのは……

第146回国会 厚生委員会 第3号(1999/11/10、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今国民の関心が一番集まっている課題の一つが、介護保険がこの後どのようになるか、その問題です。高齢者の人間としての尊厳を保障するために、高齢者に社会が全体として責任を負う公的介護制度は世界の趨勢であって、そして、日本にとって現在及び将来に向けてこれは不可欠の課題だ、そのように私は考えております。  政府が提出された介護保険で最大の問題は、国民から保険料は徴収するけれども、国と自治体が必要な介護サービスを提供できない、そのことでサービスから排除される人が多数生まれる、ここに問題がある。日本共産党は介護保険の国会審議の過程から一貫してこのことを指摘してまいり……

第146回国会 厚生委員会 第5号(1999/11/17、41期、日本共産党)

○児玉委員 きょうはありがとうございます。日本共産党の児玉健次です。  最初に、肥田先生にお伺いをいたします。  先ほどのお話の中で、先生の病院では往診されている患者さんが二百三十人。こういうお話もありました、収入が生活保護基準以下で高齢者のみという世帯。御指摘の中で、極めて厳しい条件を重層的に背負っている、そういう方たちを介護サービスから経済的な理由で排除しないことが一つの重要なポイントだと考えます。  医療、介護の最前線で努力されている先生として、今の問題ですが、低所得者、重層的に厳しい条件を持っている方々を経済的な理由から排除しない、そのことでどのような恒久的、制度的な措置が必要だとお考……

第146回国会 厚生委員会 第6号(1999/11/19、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  世界における年金の一つの重要な原則は、職場を離れるときと年金受給日の間に空白がない、この問題です。その観点から、今度提起されている年金のいわゆる改定、私は大改悪だと思うけれども、それを少し客観的に検討してみたいと思います。  私は、大臣の答弁をこの後ずっとお願いします。  政府自身がやはり今の観点の必要性を考えていたと、ここ十何年かを振り返って、私は考えます。  前々回の年金法審議、一九八九年のときです。そのとき、私は衆議院本会議でこの問題をめぐって質問をしました。厚生年金の支給開始年齢六十五歳繰り延べ、五十五でやめて、もし六十五でもらうということにな……

第146回国会 厚生委員会 第10号(1999/12/02、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、加藤先生にお伺いしたいと思います。  政府と与党の思いどおりでいけば、二〇〇一年の四月から、年金の積み立て、百四十兆円を上回る部分、それから郵貯の方、郵貯は全額ではありませんが、その中で簡保事業団の株式運用に回される部分、合わせて、我々が経験したことのない巨額の金額が株式市場と金融市場に投入されることになります。そのことの持っている影響、そのことのインパクト、それをどういうふうにお考えになるかというのが一つです。  それからもう一つは、どのような形であれ、厚生大臣が、別の言い方をすれば国が、この株式を取得することになる、その株に伴う議決権の関連……

第146回国会 厚生委員会 第12号(1999/12/07、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今、この年金問題について非常に広い国民から関心が寄せられています。私は、この間の公聴会、そして地方公聴会、さらに参考人からの意見聴取、そういった場で広い国民の層から出された意見を国会の審議に反映させる、そういった立場で質疑を続行したい、このように思います。  まず聞きたいことは、年金資金運用基金法案、この第一条に次のようにありますね。法人である基金が厚生大臣から寄託された資金を厚生大臣が定める基本方針に沿って管理及び運用を行う。「厚生大臣が定める基本方針」、それはどのような内容か、そのことをお示しいただきたいと思います。

第147回国会 議院運営委員会 第15号(2000/03/23、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党を代表して、簡潔に二点の反対の理由を述べます。  第一は、この年金法案が国民生活にどのくらい重大な影響を与えるか、この点です。  この間の国会の論議の中で明らかになっていることは、三十代、二十代の方たちが夫婦で一千万円以上の支給減となる、そして、現に年金を受給している世代も、賃金スライドの凍結等によって、これまた年金支給の削減の直撃を受けます。  そして、法案の重要な柱である、六十五歳まで年金支給開始を繰り延べる、これは現在の日本における中高年齢層の雇用の極度に困難な状況、大体、定年まで勤める大企業の職員は五七%でしかない、四三%は定年前に職場を離れている。そういう中で六……

第147回国会 厚生委員会 第3号(2000/03/14、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  リンパの還流障害によって浮腫を来し、皮下組織、皮膚の肥厚等が生ずるリンパ浮腫は難治性疾患の一つとされていますが、私は、きょうの質問の前半において、この問題で質問をしたいと考えます。  厚生省は、一九八七年度に厚生省特定疾患系統的脈管障害調査研究班という名で報告書をお出しになっている。  私が聞きたいのは、もうこの研究班がないということはよく存じておりますし、そして、最初に言っておきますが、リンパ浮腫を特定疾患で云々という議論をするつもりは毛頭ありませんので、そこのところはよく理解していただきたいのですが、その研究班によれば、当時実態調査によってリンパ浮……

第147回国会 厚生委員会 第5号(2000/03/24、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私たちは、この委員会に今付託されている戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案、そして、平成十二年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律案、この二つの法案に賛成いたします。  この機会に、私は、サハリンの少数民族に対する日本の戦争責任の問題を取り上げたいと考えます。丹羽厚生大臣にとっては恐らく初めて耳にされることだと思いますが、後に総論的にお考えを聞きたい、こういうふうに考えております。  さて、ポーツマス条約、一九〇五年九月五日、これでサハリンの北緯五十度線の南の部分が日本の領有するところになりました。以前からこの地域を……

第147回国会 厚生委員会 第8号(2000/04/18、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  児童手当を就学前まで引き上げる、そして、さらにそれを拡大充実させていくことが必要である、この点では各政党の間に完全な合意があります。就学前まで引き上げるというのは本当に当然のことだと考えます。問題は、今回の措置においてその手法が問題である、そこに論議が集中しているんだという点をまず申し上げておきたいと思います。  最初に都村参考人にお伺いいたします。  先生が九九年五月の「季刊 年金と雇用」の十ページでこうお書きになっている。「わが国の顕著な特徴は、先進諸国に比してわが国では児童援助策が根づいていないということである。世帯主の中年期には各種の生活コスト……

第147回国会 厚生委員会 第9号(2000/04/19、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  スウェーデンのカールソン元首相のアドバイザーをされていたアグネッタ・タムさんが日本においでになったときに、次のように語られた。自分の意思で子を産む社会で出生率が下がることは、人々が未来に希望が持てないことのあらわれです、ですから、私たちは心配して分析チームをつくり、政策を練りました。このお話を聞いた後、私は、デンマークとスウェーデンに行って、高齢者に対する社会的な支援とあわせて、少子化の問題などについてどのように努力をされているかということを見てきました。  そこで、ヨーロッパ、特に北欧では、女性の社会参画を進めることを軸に家族政策を進めている。これは……

第147回国会 厚生委員会 第12号(2000/04/27、41期、日本共産党)

○児玉委員 お三方、きょうはありがとうございます。日本共産党の児玉健次でございます。  今度の案で、措置制度の問題が大きく議論の対象になりますけれども、そのことについて一言言っておきますが、言葉の問題でなくて内容の問題だというのはそのとおりですが、しかし、言葉の問題としても、例えば子どもの権利条約の中には随所に措置するという言葉が出てまいります、テーク・メジャーという形で出てまいります。私たちは、措置制度だから行政権の一方的行使だという立場には立ちません。この問題は、この後の政府との論議でやりたいと思います。  北野参考人に最初にお伺いをしたいのですが、先ほどの御陳述、本当に勉強をさせていただ……

第147回国会 厚生委員会 第13号(2000/05/10、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、小規模作業所について質問をします。  一九七〇年代に全国で始まった小規模作業所は、厚生省が最初にこの小規模作業所について調査なさったのは今から十九年前、一九八一年に六百三十八カ所という数字を皆さんは把握なさった。それが今どうなっているか。一九九五年において三千九百二カ所です。そして、九九年度五千二百二カ所に急増しています。利用者の数は七万五千人を超している。そのように私は承知している。  障害者施設の不足を地域で補う、そのための草の根からの努力として小規模作業所が果たしている役割は極めて大きいと考えます。厚生省は、近年の小規模作業所の急増、さっ……

第147回国会 厚生委員会 第14号(2000/05/12、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に、今回の改正案に即して一、二お聞きをします。  第八条の二第二項、一般廃棄物、第十五条の二第二項、産業廃棄物、ここに関する部分、いわゆる立地規制ですが、所沢市のように市の条例によってダイオキシンについて国の暫定基準より厳しい基準を設定している自治体もあります。政令で定める基準とはどのような基準となるのか、そして、都道府県知事は許可しないことができると明記されておりますが、それはどのような場合なのか、具体的に示していただきたいと思います。
【次の発言】 次に、厚生大臣に伺いますが、法案の第十条の三項、「都道府県は、産業廃棄物の適正な処理を確保するた……

第147回国会 厚生委員会 第15号(2000/05/24、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  一九九七年の医療法改悪の際、薬剤費の上乗せは、改悪の一部として私たちの反対を押し切って強行されたものです。その後、抜本改革と称して医療保険の改悪を進めることに日本共産党は厳しく反対します。その上で、薬剤費の上乗せを行わないという措置を延長することについては、その限りで私たちは賛成するものです。この態度は、年金法の改悪に先立って、本年三月、いわゆる国民年金保険料凍結法案が提出されたとき、年金法の改悪には厳しく対決すると表明しつつ、保険料の凍結に賛成したのと全く同じ見地であることをあらかじめ表明しておきます。  さて、一九九七年二月の予算委員会で、私は、そ……

第147回国会 石炭対策特別委員会 第3号(2000/02/24、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  深谷通産大臣は昨日の所信表明で、「先般発生しました長崎県の池島炭鉱の坑内火災につきましては、幸い罹災者はありませんでしたが、二次災害の防止に万全を期しながら、早期の鎮火に向けて全力を挙げて取り組んでまいります。」このようにお述べになった。私は、この問題に絞って、きょうは両大臣と、それから先ほどの理事会で確認されたお二人の政府参考人から答弁をお願いしたい、こういうふうに思います。  まず最初に、この二月十四日の午前四時ごろに発生した坑内火災について、関係者の御苦労は大変なものだと思います。  私は、昨年八月十二日、この委員会で、「日本の石炭産業を存続させ……

第147回国会 石炭対策特別委員会 第4号(2000/03/06、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  二月二十四日のこの委員会で、池島炭鉱の坑内火災についてお尋ねをしました。現在、火災はどのような状況か。先月二十五、二十六日には九州鉱山保安監督部が設置した坑内火災対策検討分科会のメンバーの方々が坑内に入られた、こう聞いておりますが、研究者、専門家による調査の所見はどうであったか、環境立地局長に事実関係を答えていただきたいと思います。
【次の発言】 通産大臣、先日のこの議論の中で、北炭夕張新鉱のガス突出の事故、一九八一年の十月十六日ですが、そのとき大臣は政務次官でいらして、そして現地にいらしたということをお聞きしました。私は、あのガス突出の事故が起きる少……

第147回国会 予算委員会 第6号(2000/02/15、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  島村委員長、恐縮ですが、最初に一言申し上げたいのですが、この政府予算案が審議される予算委員会、とりわけ総括質問の段階がどのくらい重要なものであるか、これは委員長よく御存じのことだと思います。  私は、振り返ってみましても、前回の総選挙以後のことでいいますと、九七年、総括質問を、私は当時の橋本首相と論戦をやりました。そして、九八年は同じく橋本首相、そして去年は、よく覚えていますが、一月二十七日にこの場所で小渕首相と論議をしました。立場は違いますけれども、しかし、日本経済をどうやって再建するか、国民の暮らしをどのように盛り上げるか、この点では大いにかみ合っ……


42期(2000/06/25〜)

第149回国会 議院運営委員会 第1号(2000/07/28、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  七月十一日に野党四党が共同して行った臨時国会召集の要求書で、野党四党は、  一、第二次森内閣の所信表明とこれに対する質疑を行うこと  二、中尾元建設大臣等公共事業汚職問題、税金による「そごう」救済問題など国民が重大な関心をもつ諸問題を積極的に審議するとともに、「あっせん利得罪」の法制化をはかること 等と提起しました。  その後に生起した雪印の問題を含めて、この時期に、国会が国民の期待にこたえて、山積する重要課題について審議を尽くすことが国会の責務です。十三日の会期では、到底十分な審議を行うことができません。  これが提案されている会期に反対する理由です……

第150回国会 議院運営委員会 第1号(2000/09/21、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  この臨時国会は、本来、あっせん利得罪法案、永住外国人の選挙権に関する法案等と、三宅島、東海地域集中豪雨等の災害に対する対処を含む緊急の経済対策の審議に限定して行うべきものであります。  ところが、国民に新たな犠牲を強いる健康保険法等の改悪、それに加えて参議院比例代表選挙に非拘束名簿方式の導入を意図する法案の提出が予定されているなど、臨時国会の性格が本来の任務にそぐわないものになっています。七十二日間に及ぶ会期は、非拘束名簿方式等の成立のために設定されたものであり、日本共産党はこの会期に反対いたします。

第150回国会 議院運営委員会 第8号(2000/10/20、42期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案について、本会議趣旨説明、質疑を省略し、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会に付託することに反対の意見を表明します。  本法案は、参議院選挙制度を非拘束名簿式に変える重要な法案です。本会議において、衆議院の全議員参加のもとでその趣旨を説明し各党が質疑を行って国民の前に法案の内容を明らかにすることが、議会運営の本来あるべき姿です。ところが、民主党、自由党、日本共産党、社会民主党の本会議質疑要求を無視して委員会付託を強行することは、まさに審議権の侵害であり容認できません。  この間、議院運営委員会理事会で与党が希……

第150回国会 議院運営委員会 第10号(2000/10/25、42期、日本共産党)

○児玉委員 児玉健次です。  日本共産党を代表して、ただいまの、あす本会議という動議に強く反対いたします。  事柄は、国民の参政権、そして議会制民主主義の根幹にかかわる問題です。私は、ここにいらっしゃる同僚の議院運営委員会の皆さんに訴えたい。  ちょっと皆さん思い出していただきたい。この問題で私たちがこうやってテーブルに着いたのはいつだったでしょう。十月二十日でした。そのとき与党の皆さんは、野党の私たちの言った、この公選法改正案なるものについて本会議の趣旨説明をやろう、そして各党質問をやる、全議員参加の前で全体像をしっかりつかんで、その上で特別委員会で十分な審議を尽くそうと提案したにもかかわら……

第150回国会 議院運営委員会 第12号(2000/10/31、42期、日本共産党)

○児玉委員 ただいまの動議に反対します。  一言で言いますが、そもそもこの法案は、少年の規範力を強めるとして、厳罰化の方向で、少年法の基本理念である保護主義を投げ捨てようとするものです。厳罰化が少年犯罪の防止に有効でないことは、アメリカの教訓でも明らかです。  法案審議の中で日本共産党は、被害者対策そのものの充実、抜本改善、そして警察、検察による捜査を抜本的に改善することを具体的に提起いたしました。そして、何人かの参考人の御意見の中で、この問題がどれほど大きな問題をはらむものであるかということも明らかになりました。  そこで、率直に申したいのですが、この問題について野党四党の間には賛否それぞれ……

第150回国会 議院運営委員会 第21号(2000/11/21、42期、日本共産党)

○児玉委員 原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法案、特殊法人等改革基本法案、マンションの管理の適正化の推進に関する法律案、いずれも十一月十五日ないし十一月十七日に議員立法として提出されたものです。  私たちは、本会議の趣旨説明を求める、そういう趣旨で要求をしているわけですが、今工藤理事から御説明があったように、我々自身がこれをどのようにそれぞれの委員会で十分な審議をするか、そこに向けて各法案の内容を検討して、そして場合によっては本会議の趣旨説明を省略して委員会に直接付託する、場合によっては本会議で趣旨説明を求める、その区分けをしようとしたやさきのこの経過です。  今度の臨時国会では……

第150回国会 議院運営委員会 第22号(2000/11/28、42期、日本共産党)

○児玉委員 原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法案、これは、自民党、公明党、保守党、三党の議員立法です。そもそも緊急上程は、全会派の一致によって進めていくというのがあるべき姿です。  今委員長が採決予定と言われたことには二重の意味があります。まだ現場の委員会ではこれが採決されていない。そして、私の伝え聞いているところによれば、けさの理事会で日本共産党を含む三つの政党が緊急上程に反対をしております。そういう中で、いまだ採決もしていないこの法案について緊急上程を議運の委員会が認めるということは、議会運営の民主的な進め方という点からしても非常に好ましくない。  二つ目の点は、議員立法とい……

第150回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(2000/10/24、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  昨日来のこの審議で、この法案が重要な問題点を抱えているということが浮き彫りになってきました。この点について徹底的な審議を尽くす、それが衆議院の責務であり、この特別委員会の責務である、そのことを委員長に私は強く求めておきます。  私は具体的に聞きますから、簡潔に答えてほしい。  まず、問題点の一つです。法案の四十六条の三項、こう書いていますね。選挙人は、投票用紙に公職の候補者たる参議院名簿登載者一人の氏名を自書して、これを投票箱に入れなければならない、ただし、参議院名簿登載者の氏名にかえて、参議院名簿届け出政党等の届け出に係る名称または略称を自書すること……

第150回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(2000/10/25、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  きょうはありがとうございます。  最初に、法律家として選挙制度の問題に取り組んでこられた志田参考人にお伺いをしたいと思います。  先ほど志田参考人は、個人名で投票させておいて、神出鬼没で政党が乗り出してくる、果たして名簿式比例代表制と今回のものが名乗れるだろうか、こういうふうにお話をいただきました。個人名の得票を政党の得票に読みかえる、このことの持っている問題点について志田参考人の御意見をお聞きしたいというのが一点です。  二点目は、連座制の問題ですが、発議者の一人が、連座制になったとしても、当選人の当選を失わせる制度でございまして、当選を失った者の得……

第150回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(2000/11/02、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  議員提出による二つの法案を今審議するに当たって私が一番重要だと思うことは、政治腐敗行為を規制する上で本当に実効性のある法律をこの国会の中で必ず成立させる、そういう立場で質問します。短い時間ですから、端的にお答えいただきたい。  まず、請託の問題です。  あっせん収賄罪がこれまで国会議員に適用された事例は、刑が新設されてからこの四十二年間で、国会議員について言えばわずか二件である。それは、請託の立証が必要だからだ。犯罪の構成要件から請託を外すことは、実効性のある法律をつくる上で不可欠だと私は考えます。この点について、あっせん収賄罪が新設された当時の論議が……

第150回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第12号(2000/11/16、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  一九九八年十月八日の日韓共同宣言、言うまでもなく小渕前首相と金大中大統領によるものです。この日韓共同宣言が出された日、私たちの国会で金大中大統領の演説がありました。趣旨説明の中で引用もされていて、懐かしく拝見いたしました。その日韓共同宣言において、「両首脳は、」両首脳というのは小渕前総理と韓国の大統領です。「両首脳は、在日韓国人が、日韓両国国民の相互交流・相互理解のための懸け橋としての役割を担い得るとの認識に立ち、その地位の向上のため、引き続き両国間の協議を継続していくことで意見の一致をみた。」これは明らかに政府と政府との間の意見の一致ですね。  そし……

第150回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第15号(2000/11/29、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  お二方には、きょうはよくおいでくださいました。  最初に飯塚参考人にお伺いをしたいと思います。  川崎市の外国人登録者をお聞きしてみると、二万一千六百人で、その中で韓国、朝鮮の方が九千二百人だと。皆さんの川崎市でなさった取り組みというのは、全国でも非常に注目に値する御努力をなさっている、私たちはこう理解しております。先ほどの御意見の陳述からもそれをうかがうことができました。  そこで、具体的にお尋ねしたいのですが、皆さんが一九九四年に川崎市で地方新時代シンポジウムをなされた。そのとき、外国人との共生という一つの分科会があって、日本でどこかモデルにすると……

第151回国会 安全保障委員会 第9号(2001/06/28、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今回のF4戦闘機の誤射事件について、昨日、私は現地に行ってまいりました。  中谷長官、これが今よく問題になっているリハビリセンター、入っている方々からも随分話を聞きましたけれども、非常に閑静な地域の中に広がっておりまして、そして隣にはこういうデイサービスの場所もある。入所されている人と話をすると、二十ミリの砲弾が突き刺さった場所、これは長官、既にごらんになっていると思うけれども、これは写してきたものですが、この穴は、大体人さし指が入るぐらいの深さまでえぐられていますね。こういった着弾の場所について、入所者の方は私に、あのすぐそばで私はよく車いすで散策を……

第151回国会 議院運営委員会 第6号(2001/02/20、42期、日本共産党)

○児玉委員 児玉健次です。  日本共産党を代表して、反対の意見を述べます。  二〇〇一年度政府予算案を審議している予算委員会で昨日どんな事態が起きたか、そのことを私たちは厳しく見る必要があります。  その第一。KSDと機密費の問題をめぐって疑惑を徹底的に解明してほしい、これは多くの国民の声であり、そのことにこたえるのが私たち国会の責務です。  野党四党は、共同して五名の証人を喚問することについてかねてから主張をし、提案をしてまいりました。与党の対応はどうだったか。検討したい、いつまでも回答を延ばすことはしない、こう言って理事会で議論が継続されてきた。ところが、昨日の昼の予算委員会理事会で、五名……

第151回国会 議院運営委員会 第30号(2001/05/18、42期、日本共産党)

○児玉委員 児玉健次です。  日本共産党を代表して意見を述べます。  政治家の汚職事件が続発している中で、国民の政治不信が高まっています。そのような状況で、国会と国会議員のあり方が厳しく問われていると言わなければなりません。議員の責務が重大であるからこそ、議員は、みずから不正を犯し、そして国民に対して大きな誤りを犯したときには、みずからの責任で辞職しなければならないのは当然のことです。  私たちは、この勧告決議案で述べていることは、法的責任について云々しているのでは全くなく、中村氏の政治的道義的責任を明らかにすることを求めているのであります。そのことが第一に述べたい点です。  そこで、次の点で……

第151回国会 石炭対策特別委員会 第3号(2001/06/20、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  池島、太平洋、両炭鉱の今後の発展にとって、それから、この委員会で私たちが真剣に議論をした、海外からの研修生を五カ年受け入れる、この受け皿になるためにも、二つの炭鉱の保安の確保というのは絶対的な条件だ、私はいつもそう考えております。  昨年、ことし、残念ながら、それぞれ炭鉱が事故に直面しましたが、この事故からどのように教訓を学び取るか、そのことが今後にとっても非常に重要だと考えますから、そういう立場から幾らかの質問をいたします。  まず最初に、釧路太平洋炭鉱の自然発火についてですが、保安統括者から釧路鉱山保安監督署に報告が入った日時と、どのような報告内容……

第151回国会 文部科学委員会 第4号(2001/03/07、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  先ほどからの議論で主題になっている、ものつくり大学、そして実習船とアメリカ原潜との衝突、沈没、事柄の重大性からして当然大臣が出席すべきだと、私はそうなっていないことが極めて残念であると最初に申し上げます。  ここでは、実習船えひめ丸とアメリカ原潜の衝突、沈没の問題に絞って質問いたします。  ハワイの現地の新聞は、今回の事件を、海上での衝突事故一般としては取り扱っていません。そこでは、高校生を乗せた実習船、トレーニングシップ、それをアメリカ原子力潜水艦が衝突、沈没させて、高校生が行方不明になっている、ここに非常に焦点を当てているという点でいえば日本の世論……

第151回国会 文部科学委員会 第7号(2001/03/16、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  現在、日本の教育が深刻な困難に直面している、この認識では私たちは一致しているだろう、こう考えます。学校教育の改革を国民的な規模の取り組みで進めなければならない。問題はその方向性です。  先日来この委員会で、学級編制と教職員の定数について、政府提出に成る改正案と、民主党、社会民主党、日本共産党提出による法案、以下三党案と呼びますが、それぞれをめぐって冷静に真剣に議論をしているというのは非常に好ましい前進の契機だ、私はこういうふうに考えます。  政府案にも、例えば養護教諭の複数配置、私はこの問題を一九九〇年四月の予算委員会で最初に取り上げてから、これまで前……

第151回国会 文部科学委員会 第11号(2001/05/23、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  国連子どもの権利委員会に対する日本政府の第二回報告をめぐって質問をします。  最初に、外務省からおいでくださっている政府参考人の高須さんにお尋ねをします。  国連子どもの権利委員会に対する日本政府第二回報告は、この五月が期限だと私は承知しておりますが、報告の作成と提出の状況は今どうなっているか、端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、第二回政府報告、これは子どもの権利条約の第四十四条にも規定がありますけれども、日本の子供が置かれている状況を正確につかんで、そして、国連子どもの権利委員会が九八年六月に採択し、最終所見として示された、主……

第151回国会 文部科学委員会 第14号(2001/06/01、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、最初に大臣に申し上げたいけれども、今度の三つの法案は、教育基本法を中心とした日本の教育法体系の中心をなす重要な法案ですから、答弁は大臣に求めていきたい、そのことを最初に言っておきます。  さて、地教行法の四十七条の二に関連してですが、幾つかはっきりさせておきたいことがある。例えば、教師の反社会的行為、これは先日の本会議の質問でも私は聞いたことだけれども、金銭上の不正や飲酒運転その他、こういった反社会的行為や学校教育法の第十一条で厳しく禁じられている体罰、これらは現行法で対処すべき問題だ、この点どうですか、大臣。

第151回国会 文部科学委員会 第15号(2001/06/05、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  法案の審議に入る前に、一つ取り上げておきたいことがあります。  教科書は、その採択に当たり、公正な競争を阻害するおそれがあるものとして、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律、いわゆる独禁法第二条九項で特殊指定の対象になっています。採択が決められるのは八月十五日。今、各地で真剣な議論が進んでいる。その八月十五日に向けて、現在、全国七百数十カ所の教科書センターで各種教科書の展示が行われています。  きのう、私は驚いたのだけれども、六月四日の新聞広告、こういうふうに一ページのすべてを使って「こんな教科書がかつてあったでしょうか。」と。そして「新しい歴……

第151回国会 文部科学委員会 第17号(2001/06/08、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、きょうの昼前に起きた大阪教育大学附属池田小学校における極めて痛ましい事件、亡くなられた方々に心から哀悼の言葉を贈ります。そして、負傷された皆さんの速やかな回復と、その方々に対して、同様お見舞いの言葉を贈ります。そして、文部科学省に対しては、速やかに適切で十分な対応措置をとっていただきたい、そのことを要望しておきます。  さて、きょうは、地教行法四十七条の二、子供に対する指導が不適切である教師と皆さんが提起されている問題について述べたいと思います。その後、時間があればさらに発展させたい。  この六月一日、本委員会で、私は教育という営みの特性について……

第151回国会 文部科学委員会 第18号(2001/06/12、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  参考人の方々に心からお礼を申し上げます。先ほどいただきました、それぞれ貴重な御意見を、この後の私たちの委員会審議の中で十分生かしていきたい、そのために同僚の議員と私も全力を尽くしたい、こう考えております。  さて、まず松村参考人にお伺いをいたします。  地教行法の一部改正とも関連して、高校学区制の廃止、私は、これは高校を全県的な規模で序列化しないかと思いますし、そして、生徒の集まりにくい高校がどうなっていくだろうか。北海道出身ですが、北海道では、ある地域の高校の統廃合は、その地域の困難性を一挙に増幅させます。そういう観点が一つ必要だと考えているわけです……

第151回国会 文部科学委員会 第19号(2001/06/13、42期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、学校教育法など教育三法の一部改正案に反対、民主党提案による修正案に反対する討論を行います。  この教育三法案は、昨年十二月、首相の私的諮問機関でしかない教育改革国民会議の報告を受け、森前首相がみずからの政策の中心に据えるために、文部省に対して関係教育法の早急な取りまとめを指示したことによって、国会に提出されたものです。  衆議院における委員会審議は、きょうまで、わずか七回です。教育基本法に基づく教育法制の中心をなす三つの法律の改変について、公聴会、地方公聴会を開催することもせず、数の力で審議を打ち切り、採決を行う態度は、教育改革を論議する場にとって最悪の……

第151回国会 文部科学委員会 第20号(2001/06/20、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  国立学校設置法の一部改正案に対して、私たちは賛成いたします。  この機会に、徳島大学、長崎大学を含む国立大学病院が抱えている問題について、幾らか質問をします。  国立大学病院における最近の重大医療事故、平成十二年、文部省からこれを示していただいて、八件の事故がそこには示されていますけれども、昨年二月の京都大学病院における事例、十月の長崎大学病院の事例、それぞれ概略を工藤参考人から明らかにしていただきたい。
【次の発言】 今の二つのケース、遠山大臣、お聞きになったと思うのですね。それで、こういった事故をどうやって防止するか。  国立大学病院というのは、す……

第151回国会 予算委員会 第8号(2001/02/19、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  つい今し方、ハワイ現地に私たちが送っている調査団から一枚のファクスが参りました。これは、日本時間できょうの午後二時、二時間前です、行方不明になった皆さんの御家族の方々とお会いして、そこで出された意見と要望です。三点あります。  第一点は、アメリカ政府、アメリカ海軍は情報を公開せよ。肝心なことは一つも伝わってきていない。二点目、そのことを要望しても、期待にこたえるとのポーズだけである。三点目、人間として、事故を起こした責任者が謝罪すべきだ。海軍はこの要求を受け入れていない。  その三つをおっしゃった上で、こう述べていらっしゃる。私たちのこの声を、日本の国……

第153回国会 安全保障委員会 第4号(2001/11/27、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  福田官房長官、中谷長官、田中外務大臣にお尋ねをしたい、こう思います。  最初に、PKFの本体業務の凍結解除をめぐってですが、これは中谷さんからお答えいただきたいのだけれども、自民党、公明党、民社党が平成二年の十一月に自公民三党協議のための中間報告というのを書いています。そこで、国連平和維持活動に関する業務の冒頭のところに、「武力紛争当事者の兵力引き離し」というのを挙げています。今度、本体解除された第三条のイ「紛争当事者間で合意された軍隊の再配置」、これは今の兵力引き離しに当たりますね。お答えください。

第153回国会 議院運営委員会 第1号(2001/09/27、42期、日本共産党)

○児玉委員 今の与党案についての意見を述べたいと思いますし、そして……
【次の発言】 児玉健次です。藤井孝男君外八名提出になる決議案について日本共産党の意見を述べます。  この許しがたい同時多発テロに対して日本の国会、私たち衆議院が全会派一致で決議をし、意思を表明することが今非常に重要です。  その際、私は、   九月十一日に米国で起こった同時多発テロは、命の尊さを全く顧みない卑劣かつ残虐な行為であり、かかるテロリストの暴挙は、ひとり米国民のみならず、平和を希求し自由と民主主義を尊ぶ人類すべてに対する許し難い挑戦である。   本院は、不幸にもテロの犠牲になられた多数の方々に対し、心からの哀悼の……

第153回国会 議院運営委員会 第7号(2001/10/18、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  中村喜四郎君の永年表彰について意見を述べます。  このことについて、私たち議院運営委員会理事会の厳しい意見を本人にお伝えくださった藤井委員長の御苦労を多といたします。  今、国政の場に金権腐敗の行為を持ち込むことに対して、国民の怒りが集中しています。中村君の行ったことは、まさしく国政の場に金権腐敗を持ち込むものでした。  きょうの表彰文の一節に次のように書いてあります。「常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた」、私は、中村君はこれには当たらないと思います。  そういう立場から、中村君を表彰すべきでないと考えますし、そして、最も好ましくは、中村君は……

第153回国会 議院運営委員会 第19号(2001/11/26、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  議員立法として準備されてきた商法の改正案については、これまでさまざまな論議がなされてきました。また、これとは別個の法律案ですが、民法の改正による夫婦別姓の取り扱いも、この商法改正と現場では事実上リンクされるものとして協議されてきたものです。  先週末、突然出されてきた一連の経過は、これまでの協議の経過からして全く理解できませんので、私は、商法改正案について引き続き本会議での趣旨説明を求め、委員会付託には同意いたしません。  以上です。

第153回国会 議院運営委員会 第26号(2002/01/18、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今御説明のあった二〇〇二年度衆議院歳出予算について、二つの点を私は指摘したいと思います。  第一は、議員会館そして議員宿舎の問題ですが、国会移転についてきちんとした結論を出すことなくこの議論を進めるということについて国民の理解が得られない、従来、私たちはそのことを主張してまいりました。ますますそのことの重要性が今迫っている。そして、新しくPFI方式を導入するという、たとえそれが調査費であっても、議員会館や議員宿舎は国会の施設そのものであって、その管理運営を民間にゆだねることは、国会の独立性や議員の政治活動の自由、警備面などからいってふさわしくない、そう……

第153回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号(2001/10/12、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  質問に入る前に一つ、総理に伺います。  本日、東京都の発表で、狂牛病に感染したと疑われる牛が、食肉市場で十日に既に解体された牛の中から見つかったということです。まだ最終的な確認はされておりませんが、消費者、畜産農家、肉の販売店や飲食業者に対して大きな衝撃を与えています。  問題は、疑われる牛が流通ルートに乗ってしまったことです。これだけ狂牛病が問題にされている中で、なぜ検査結果が出るまで屠畜場にとどめておくことができなかったのか。こんなことをやっていたら、消費者の不安、不信はさらに広がりますし、日本の畜産業は大きな打撃を受けることになります。  事実の……

第153回国会 石炭対策特別委員会 第2号(2001/12/03、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  池島炭鉱の閉山は、まことに残念です。そして、つい先日、太平洋炭鉱経営者の閉山に関する意思が報道されました。私は、太平洋炭鉱の経営者に対して、炭鉱存続のためにあらゆる努力を尽くすことを強く求めたい、こう思っております。まずそのことを表明して、質問に入ります。  先ほど坂口大臣から、現在の雇用情勢の厳しさについてお話がありました。過去の閉山にも増した厳しさに私たちは今直面している。失業率五・四%、男性は五・八%、中高年齢者の就職は困難をきわめています。  今、炭鉱で汗を流していらっしゃる方々は、大体四十代後半というのが平均値にもなっている。そういった中で、……

第153回国会 文部科学委員会 第5号(2001/11/28、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今、子供の読書離れは非常に深刻だと私は思います。学校図書館の皆さんが、この四十七年間、毎年五月の一カ月に君は何冊本を読んだか、この二〇〇一年の五月でいえば、小学生が六・二冊、そして中学生が二・一冊、高校生が一・一冊、四十七年間続く調査というのは大したものだと思います。そのころ私が何冊読んでいたかということを思い出しもしているんですが、長ずるに及んで本から離れていく、これは深刻さにさらに深刻さを加えているんじゃないか、こうも考えます。  現在問われているのは、子供が自由に、そして自主的に、自発的に書物に親しむ権利を十分に保障するための条件の整備ではないか……

第154回国会 議院運営委員会 第3号(2002/01/24、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  ただいまの動議に反対いたします。  二次補正予算案は、NTT株の売却益を財源とする無利子貸し付けとして行う。今、私たちがこの場で議論している法案は、そのための法案です。補正予算のうち、二兆四千六百億円がその部分に当たります。政府が五年以内の償還義務を負う、紛れもない借金である、そのことを一つ明らかにしなければならない。  そして、NTT株売却益を利用して公共投資を行うことは国債償還財源を逼迫させるものである、こういう理由から、一度は政府・与党もそれを中止した経過があります。それを復活しようとする。だからこそ、昨日の本会議で、与党を代表された代表質問にお……

第154回国会 議院運営委員会 第11号(2002/02/21、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今、予算委員会の審議に対して、広い国民の関心が集まっています。そういう中で、この審議は引き続き続行させるべきです。  そういう中で、野党四党の反対を押し切って予算委員会が公聴会の日程を設定したのは、極めて残念です。  きょうの新聞では、もう衆議院から参議院に予算を送られる日付まで報道される、これは極めて残念でして、議長は承認すべきではない、こう考えます。  以上です。

第154回国会 議院運営委員会 第17号(2002/03/20、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  日本共産党を代表して意見を述べます。  鈴木宗男議員、加藤紘一議員にかかわる疑惑が日々深まる中で、国民の怒りが大きく広がっています。離党で幕引きは許さない、議員を辞職せよ、これが圧倒的多数の国民の声です。このような状況で、疑惑の真相解明と政治的道義的責任の解明に対する国会の責任が極めて厳しく問われています。  鈴木議員が十一日、予算委員会で行った証言に関して、ムネオハウスの入札参加資格をめぐる介入、コンゴ人私設秘書の身分について民間人と認識していたと述べたことについて、野党四党は、十八日、議院証言法に基づく偽証罪で最高検察庁に告発し、捜査を担当する東京……

第154回国会 議院運営委員会 第19号(2002/03/26、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  永年在職議員に対する特典、諸制度の廃止は、日本共産党が一貫して主張してきたことでありまして、今回それが実現する、そのことを非常に喜んでおります。  次に、議員歳費削減の問題です。  日本国憲法第四十四条に、「財産又は収入によつて差別してはならない。」議員の資格を差別してはならないと明記されておりまして、四十九条に、「両議院の議員は、法律の定めるところにより、国庫から相当額の歳費を受ける。」と規定されています。これは、何人でも国民の代表として国会議員の活動ができるよう経済的に保障したものであって、勤労国民の代表が国会で十分活動できることを保障する重要な規……

第154回国会 議院運営委員会 第35号(2002/05/14、42期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、議員鈴木宗男君の議員辞職勧告決議案を本日の本会議に上程することを求めます。  鈴木議員にかかわる一連の疑惑は、北方四島支援に始まり、国土交通省、防衛施設庁、文部科学省など、省庁横断的な様相を示し、その多くが鈴木議員への献金と深く結びついています。しかも、疑惑は、今日もなお新たな広がりを見せつつあります。  日本共産党は、この間、鈴木議員が、外務省東郷和彦欧亜局長、当時ですが、その同席のもとに、ロシュコフ・ロシア外務次官との間に行った会談の記録を国民に提示し、鈴木議員が日ロ領土交渉で日本の国益を大きく損なう二重外交を進めてきたという重大な問題を明らかにしま……

第154回国会 議院運営委員会 第46号(2002/06/19、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  政府・与党は、本日で会期が終了する通常国会を四十二日間延長することを強行しようとしています。重要法案が会期中に通らないから会期を延長するという政府・与党の主張には、一片の道理もありません。  会期内に法案が成立しなかったのはなぜでしょうか。審議を進めれば進めるほど法案の重大な問題点が明らかになり、幾つかの世論調査で、有事三法案、医療改悪法案、個人情報保護法案には五〇%を上回る反対が表明されています。国民が今国会に期待したのは、悪法の強行成立ではなく、景気・雇用対策の強化、汚職・腐敗事件の徹底的な解明です。  憲法と国会法は会期制の原則を明示し、「会期中……

第154回国会 議院運営委員会 第48号(2002/06/21、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、日本共産党を代表して、議員鈴木宗男君の議員辞職勧告決議案を本日の本会議に上程することに賛成いたします。  鈴木議員は、六月十九日、あっせん収賄罪の容疑で逮捕されました。鈴木議員は直ちに議員を辞職せよ、これはまさに国民の声です。  憲法前文が示すように、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるもの」です。この辞職勧告決議は、鈴木議員が「国民の厳粛な信託」を踏みにじったみずからの責任を自覚して、議員を辞職することを本院の意思として勧告するものです。鈴木議員がこの決議を無視することがあれば、それは、鈴木議員の政治的道義的退廃の無残なまでの深刻さを改めて……

第154回国会 議院運営委員会 第51号(2002/07/16、42期、日本共産党)

○児玉委員 共産党の児玉健次です。  今問題になっている有明海、八代海の再生に関する特別措置法、これは議員立法です。議員立法について必要で十分な審議を尽くすことの重要性は論をまちません。農林水産委員会で、どのようにそれを扱うかということについて今協議をされているわけですから、そういうとき、数の力でこれを委員会付託することについては同意できません。  この際、私は一言したいわけですが、五月九日に、野党四党は、政治資金規正法等の一部を改正する法律案を提出しております。これは、公共事業を受注した企業からは一年間政治献金を受け取らないという、今、政治と金をめぐって最も重要な課題が出てきているとき、非常……

第154回国会 厚生労働委員会 第6号(2002/04/05、42期、日本共産党)

○児玉議員 お答えします。  障害者の完全参加と平等を目標にして、一九八一年から十年間、世界で展開された国際障害者年、その続きが今アジアで展開されていて、ことしがその最終年になりますが、この国際障害者年が障害者に対する諸施策を前進させる上で画期的であった、これは周知のことです。  国際障害者年の開始に向けて、一九七九年、第三十四回国連総会で採択された国際障害者行動計画に次のような一節があります。障害者は、その社会の他の者と異なったニーズを持つ特別な集団と考えられるべきではなく、その通常の人間的なニーズを満たすのに特別な困難を持つ普通の市民と考えるべきなのである。その部分の前にこうも言われていま……

第154回国会 厚生労働委員会 第18号(2002/06/07、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。きょうは、坂口大臣とお二人の政府参考人に質問をします。  今も議論になりましたが、小泉首相が進める括弧つきの医療改革、これの口実は、健康保険財政の逼迫だ、私はそのようにお聞きしている。健康保険財政を圧迫している理由、その大きな理由の一つに、欧米諸国に比して高い価格で設定されている薬品がある、私はそのように考えます。先発薬品、パイオニアドラッグ、これに対して安く販売されている後発薬品、いわゆるジェネリック薬品、この部分の使用を高めていくことは国民の医療負担を確実に軽減させる、そして、それは確実に健康保険財政に積極的な寄与を行う、この点、明白だと思います。以下……

第154回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号(2002/05/17、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  昨年の十月十二日、この特別委員会で、お三方の大臣や、そして小泉首相と随分激しい議論をしました。今それを思い出します。  きょう私は、まず、自衛隊の海外出動への民間人の派遣について質問をいたします。  防衛庁長官、今、東ティモールにPKOとして出動している自衛隊、その物資の輸送の際に、輸送艦「おおすみ」に積載されているLCAC、輸送用エアクッション艇、これの故障修理のために民間技術者が現に派遣されたと承知しています。その会社名、技術者の人数、どのような資格で派遣されたか、そのことについて明らかにしていただきたい。

第154回国会 文部科学委員会 第5号(2002/03/22、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  この改正案では、四つの国立大学で三年制の医療技術短期大学部を医学部に統合する、四年制の課程で医療技術者の育成を進めることが提起されています。  これまでこの一連の努力は何年かけて行われてきたか、そして、もしこの改正案が成立するとすれば、医学部への統合がいまだなされていない大学は幾つ残っているか、お答えいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、これまで十年を経過してきたと。  それから、患者の立場に立って、しかも高い専門的技能を持って治療に当たる看護婦さん、看護師さんの養成というのは国民的な希望ですが、それぞれの地域には看護婦養成についての地域的な事情……

第154回国会 文部科学委員会 第9号(2002/04/24、42期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、教育職員免許法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  教育職員には、教科に関する専門性と、子供、青年の発達についての専門的知識、経験が不可欠です。それをすべての教員に求めているのが現行の教育職員免許法であり、免許状が、校種別、教科別に定められているのは当然のことです。  社会人教員を拡大するために免許状の要件緩和を進め、中学、高校教員の小学校などへの派遣を進める本改正案は、教職の専門性の原則を大きく崩すものです。我が党は、専門的な知識、技術を持つ一般社会人が、さまざまな形態で学校教育に参加することを拒む立場ではありません。しかし、教職について……

第154回国会 文部科学委員会 第13号(2002/06/05、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  先ほど武山議員も取り上げられたようですが、昨年四月に始まった情報公開法に基づく情報公開について、この業務には全く関係のない、必要のない請求者の個人情報を盛り込んだリストが防衛庁内で作成されて、憲法が保障する国民の人権が不当不法に侵害された、こういう事実が明らかに出ています。  文部科学省にあっては、情報公開の権限は遠山大臣がお持ちです。そして、大臣の委任を受けて情報公開の業務が行われている。文部科学省に対する情報公開の請求は、五月三十日現在で二千百四十二件だと承知をしております。  昨日の新聞に出ていますが、内閣官房及び内閣府は既に調査をして、防衛庁の……

第154回国会 予算委員会 第20号(2002/03/05、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  鈴木宗男議員の国政に対する不当な関与は、外交の分野だけにとどまるものではありません。私は、一つの事例を取り上げて事実関係をただしたいと思います。  まず、国土交通省の扇大臣に伺います。  今お配りしている資料、北海道の特定地域農用地総合整備計画調査野幌東地区の九七年度予算、これは新規事業ですが、三千万円が鈴木宗男議員によって凍結された問題について私が入手した内部文書です。ファクス連絡文。日時は、平成十年八月十三日木曜。件名、「特定地域農用地総合整備「野幌東地区」の陳情経過について」。  大臣、ごらんになって、きょうの午前中、国土交通省がお示しになった通……

第154回国会 予算委員会 第26号(2002/04/25、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に一言。先ほど、自民党議員の発言がありましたが、日本共産党の公設秘書は、全員が政策・立法活動などの秘書活動に専念し、実態のない秘書は一人もいません。寄附の全額は、秘書活動の共通の経費として調査・立法活動に充当されています。そのことを明言しておきます。  さて、私は、公設秘書としての勤務の実態、この点を中心にしてあなたに伺いたいと思います。  あなたの二番目の政策秘書であった辺見真佐子さんについてですが、五島昌子さんが辺見さんをあなたに紹介されたとき、辺見さんが政策秘書としてあなたの議員活動にどのように役立つか、勤務はどうなるか、これらの点について、……

第154回国会 予算委員会 第28号(2002/05/22、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  瀋陽の日本総領事館事件から既に二週間が経過いたしました。道理のある外交交渉を進めなければならない、道理のある外交交渉は揺るぎない事実に立脚しなければ不可能だと私は考えます。国会として、事実の徹底的な解明のために国会に可能な役割を果たすことが現在求められている、私はそのように信じております。  先ほど、五名の方がフィリピンを経由して韓国に向かうことが報道されました。私たち日本共産党は、かねてから人道主義的立場に基づく事態の速やかな前進を強く願ってまいりましたので、この報道を喜んでおります。今回のような事態を繰り返さないためにも、先ほど述べた立場で事態の解……

第155回国会 内閣委員会 第9号(2002/11/20、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  現在、日本の社会の各分野でさまざまな矛盾が露呈されているし、そして、日本社会が深刻な状況に直面している、そういうふうに私どもは考えています。この状況で大胆な改革が必要だという点は論をまちません。今回提起されているこの法案が、改革といってもさまざまありますが、国民の期待に沿った方向の改革になろうとしているか、それとも、改革への国民の期待をそらし、改革とは逆の方向に道を開くものになろうとしているか、そこのところが厳しく問われていると思います。そういった立場で、ここでは、法案の十三条と十一条を取り上げて、なるべく具体的に質問をしたい、こういうふうに思います。……

第155回国会 文部科学委員会 第3号(2002/11/08、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今回の、学校教育法の一部改正案と言っていますけれども、内容は非常に多岐にわたって、しかも重要な内容を含んでいますね。ぜひ、十分かつ慎重な審議を私は求めたい。  この機会に、重点を絞って、三つについて私はお聞きします。  まず一つ。専門職大学院の発足によっても、学校教育法六十五条で言う、さっき工藤さんがいろいろ言っていたけれども、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめようとする現存の大学院の重要性はいささかも変わりがない、私はそういうふうに考える。専門職大学院で先行しているのが法科大学院ですから、それとの対比で、法学研究科、法学政治学研究科をま……

第155回国会 文部科学委員会 第5号(2002/12/06、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  教育基本法と教育振興基本計画に関する中央教育審議会の中間目標、これを何回か読みました。そのことについて何点か尋ねます。  まず最初に、この中間報告、場所は二十ページですが、教育基本法、それの具体的な見直しの方向について、「平和的な国家及び社会の形成者として有すべき徳目」、徳目と書いていて、「「真理と正義」「個人の価値」「勤労と責任」「自主的精神」が掲げられている。」こういうふうに叙述した部分があります。  そして十一月二十七日、この委員会で文部科学省は、「第一条の教育の目的において、国民として備えるべきさまざまな徳目が列挙されておるわけでございます。」……

第156回国会 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号(2003/06/27、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  法案で言う安全確保支援活動に絞って、端的に質問します。  最初に福田長官にお願いしたい。  法案の第一条「目的」、「イラク特別事態」とあります。その説明として、「イラクに対して行われた武力行使並びにこれに引き続く事態」とあります。「これに引き続く事態」とはどのような状況を指すのか、それはいつから開始されたのか、または開始されるのか、そのことについて示していただきたい。
【次の発言】 国連決議に関しては、主として川口大臣にお聞きしたいと思う。  国連決議一四八三号の前文パラグラフ十三、そこで「統合された司令部(「当局」)」とあります。わざわざ原文では「t……

第156回国会 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号(2003/07/18、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、六月二十四日の本会議で、小泉首相に対して、このテロ特措法のもとでの自衛隊の活動の実態を国会に対しても国民にも明らかにしないまま法律を延長することは許されない、こういうふうに指摘をしました。長官も聞いていたと思う。その立場で、以下、若干の質問を具体的にします。  その一、海上自衛隊のインド洋派遣で、民間技術者の派遣人数、派遣企業を明らかにしていただきたい。長官、どうですか。
【次の発言】 八回、二十八名。もう一遍確認しましょう。私は回数と延べの人数を聞きたかったんだけれども、八回、二十八名ですね。

第156回国会 議院運営委員会 第4号(2003/01/31、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  佐田議員の動議に反対いたします。理由は二つです。  今、私たちに求められているのは、緊張感のある、充実した国会審議だと私は考えます。  そのためには、きょう政府四演説が行われる、その中身を真剣に検討して、どの点をただすかということをしっかり見定めて、さらに、その点について内閣に対しても必要な限度で私たちの質問の通告をする、それが緊張感のある論議を保障するものだと思います。  その際、土曜、日曜など休みについて言えば、これをカウントせず、平日において一日以上あけるという形で進むことがこの後の国会の民主的改革の重要な一つとなると考えますから、私は、この機会……

第156回国会 議院運営委員会 第12号(2003/03/03、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  二月十九日、先ほど次長は、質問に答えて、雑誌を資料として与えられた、そして、法律の論点は先生から聞いていたと。大島先生のことだと思うのだけれども。  そこで、お聞きしますけれども、予算委員会で配られたこのペーパーの二枚目ですが、「問」という部分があって、「秘書が政治資金として渡された金銭を使い込んだというのなら、それは横領だと思うが、どうして告訴しないのか。」と書いてあります。この「問」は、大島氏から論点整理の一部として示されたのか、それとも、法制局の作業の中で作成したのか、いずれか答えていただきたい。

第156回国会 議院運営委員会 第15号(2003/03/07、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、日本共産党を代表して、本件逮捕許諾について、本院は速やかに逮捕許諾をすべきものであるとの態度を表明します。  議員の不逮捕特権は、国権の最高機関の構成員である議員が全国民の代表として自由、独立に活動し、その職責を果たすことができるように保障するためつくられたものであります。政府、行政、司法などの権力が政治的意図を持って議員の活動を妨害するということは断じて許されないというのが、憲法五十条の趣旨であります。政府が政治的意図を持って議員逮捕を要求しているものであれば、衆議院は、そのような要求に対して、断固として許諾を拒否しなければなりません。  本件……

第156回国会 議院運営委員会 第19号(2003/03/25、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、日本共産党を代表して、衆議院議員坂井隆憲君の議員辞職勧告決議案を本日の本会議に上程することに賛成します。  坂井議員は、三月七日、政治資金規正法違反の容疑で逮捕されました。坂井議員は即刻議員を辞職せよ、これが国民の一致した声です。  日本国憲法前文が明記しているように、国政は、国民の厳粛な信託によるものです。この辞職勧告決議案は、逮捕時に明らかにされているだけで政治資金の収支報告書に五年間で一億二千四十三万円にも上る過少の記入をし、国民の厳粛な信託を踏みにじった自己の責任を自覚して議員を辞職することを、本院の意思として坂井議員に勧告するものです。……

第156回国会 議院運営委員会 第43号(2003/06/12、42期、日本共産党)

○児玉委員 私は、日本共産党を代表して、議員松浪健四郎君の議員辞職勧告に関する決議案を本日の本会議に上程することを求めます。  暴力団は、存在すること自体が許されない反社会的集団です。暴力団関係者が経営する企業から秘書給与の提供を受け、その見返りとして、指名手配中の暴力団関係者のために捜査状況を大阪府警に照会する、これらの議員としてあるまじき暴力団関係者との醜悪な関係が明るみに出た本年四月十五日、松浪君は、即刻、議員を辞職すべきでした。  暴力団関係者からの秘書給与提供を政治資金収支報告書に記載することをしなかった松浪君の行為が重要な犯罪を構成することは、坂井隆憲議員が収支報告書への虚偽記載に……

第156回国会 議院運営委員会 第44号(2003/06/17、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  政府・与党は、六月十八日をもって会期を終了する第百五十六国会の四十日間延長を強行しようとしています。私は、日本共産党を代表して、会期延長に強く反対します。  憲法と国会法は、議会制民主主義の基本として会期制の原則を明示し、「会期中に議決に至らなかつた案件は、後会に継続しない。」と国会法第六十八条に定めています。法案が会期末において審議未了であれば廃案となるのは当然であり、政府・与党は、この定めを厳守すべきです。  本国会の会期終了を控えて、国民からの請願受け付けを締め切ったのは六月十一日です。その二日後に政府がイラク支援特別措置法案を国会に提出したのは……

第156回国会 内閣委員会 第16号(2003/06/11、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  スウェーデンのカールソン前首相のアドバイザーを務めていたアグネッタ・タムさん、この人が一九九〇年に日本に来たときに、次のように述べています。自分の意思で子を産む社会で出生率が下がることは、人々が未来に希望が持てないことのあらわれです。ですから、私たちは心配し、分析チームをつくり、政策を練りました。出生率が毎年ふえている今、人々は未来に積極的な姿勢を持っているのではないでしょうか。  私は、このタムさんの発言はなかなか示唆に富んでいると思うんですが、提案者の見解を聞かせてほしい。
【次の発言】 今、五島提案者のお話もありましたが、最近の北ヨーロッパはどう……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号(2003/05/13、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  最初に福田長官に伺います。  昨日、我が党の赤嶺議員は、武力攻撃が予測されるに至った事態、予測事態における米軍支援措置として武器弾薬の提供ができるのかどうか、このことについて質問しました。政府は、米軍支援の具体的内容は法案成立後に事態対処法制の整備の中で検討する、こういう答弁の繰り返しでしかありませんでした。  予測事態における米軍支援措置の問題は、対処措置の重要な柱であって、この法案の基本問題です。  そこで、私は聞きたい。この法案において、我が国が予測事態のとき、私は予測事態と限定しているんですからそこのところはきちっと踏まえていただきたい、我が国……

第156回国会 文部科学委員会 第4号(2003/03/12、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  遠山大臣、河村副大臣に質問をします。  日本国憲法と教育基本法は、教育の機会均等ということを重要な原則として打ち出しています。そして、その保障、支えとして、憲法二十六条で「義務教育は、これを無償とする。」教育基本法はその六条で「教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。」こうしています。  これらの要請を受けて、教育の機会均等とその水準の維持向上のために、国の責務として、教職員の給与等、国が必要な経費を負担することを具体的に定めたのが今審議の対象になっている義務教育費国庫負担法である、私はそのように考えておりますが、遠山大臣の……

第156回国会 文部科学委員会 第5号(2003/03/14、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  日本共産党を代表して、義務教育費国庫負担法及び公立養護学校整備特別措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、この改悪案が、義務教育に対して国が負うべき責任を放棄することに道を開くものだからです。  義務教育費国庫負担法、この法律に基づく義務教育に対する国負担は、憲法、教育基本法が打ち出す教育の機会均等を保障し、支えるものであり、国庫負担の削減は日本の義務教育を危うくするものです。遠山大臣と文部科学省は、義務教育費国庫負担制度の根幹は守ると言いながら、五年間で約五千億円に上る共済費長期給付経費、公務災害補償基金負担金、退職……

第156回国会 文部科学委員会 第7号(2003/04/02、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  教育基本法と教育振興基本計画に関して中教審の答申が出ました。きょうは、とりあえず何点か質問をします。この答申は昨年十一月の遠山大臣の諮問にこたえたものですから、きょうのところは遠山大臣に答弁をしていただきたい、こう思います。  さて、最初の問題ですが、教育における理念、教育の原則、これは非常に重要なものだと私は考えます。国際的に見て記念碑になる一つは、一九四八年十二月に国連の第三回総会で採択された世界人権宣言だと思う。もちろん、これは人権全般にわたっていますが、委員の皆さんの机の上に資料を配っておりますけれども、その冒頭のところ、第二十六条の二、「教育……

第156回国会 文部科学委員会 第10号(2003/04/23、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、今の日本の大学、大学院の教育をこのまま放置しておくことはできない、文字どおり民主的に改革する点で国民の力を結集すべきだ、そういうふうに考えています。そのことを最初に述べた上で、佐和先生に最初にお伺いしたいと思います。  九九年に刊行された「激震!国立大学」、未来社のものですが、その冒頭のところで佐和先生が座談会をなさっていて、そして先ほど御意見をお述べになった評価に関連して、「国立大学をエージェンシー化すれば、基礎科学や人文科学があっという間に地盤沈下することは火を見るより明らかです。」こう述べられた上で、「学者なら誰しも、それぞれの専門分野があ……

第156回国会 文部科学委員会 第13号(2003/05/16、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私はきょうの質問が最初です。そして、この間の質疑を聞いていると、まだ論議は緒についたばかり、本格的な審議をしないといけない。これは日本の半世紀後、一世紀後の将来を決める重要な法案ですから、そういう意味で、私は、真剣に聞きたい、古屋委員長にもその立場で審議の進行をしていただきたい、こう思います。  さて、まず最初です。学校教育法五十九条「大学には、重要な事項を審議するため、教授会を置かなければならない。」こうなっています。重要な事項を審議する教授会は、今後も当然学校教育法に基づいて必置です。この点を最初に大臣に確認したい。

第156回国会 文部科学委員会 第14号(2003/05/28、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  文部科学省が主催された「教育改革フォーラム 教育改革の推進と教育基本法の改正について」、五月二十五日に新潟で開催されたようです。  このフォーラムで、鳥居泰彦氏は中央教育審議会会長として基調講演をされたと私は受けとめるんだが、遠山大臣、どうですか。
【次の発言】 いや、私が聞いているのは、中央教育審議会会長という肩書で基調講演をされましたね。そのことを確認したい。
【次の発言】 そのことをはっきりさせておきましょう。  新潟でいえば、彼は中央教育審議会会長として基調講演をした。報道によれば、鳥居氏は、教育基本法を指して、終戦直後のどさくさの中でつくられ……

第156回国会 文部科学委員会 第17号(2003/06/06、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私も、私の兄弟も、そして妻も、日本育英会の奨学金によって一定の教育を受けさせていただいた、そのことについて今でも強い感謝の気持ちを持っています、社会全体の力によって教育を受けさせていただいたと。それだけに、この奨学金制度がさらにこの後充実発展していくことを私は強く願っています。そういう立場から、きょうは、大きく二つの問題で質問をしたい。  一つは、新しく導入されようとしている機関保証システムの問題です。これは、河村副大臣に主としてお聞きしたいし、その後、奨学金のあり方をめぐって私の意見も述べながら答えをいただこう、こう思っております。  新たな学生支援……

第156回国会 予算委員会 第12号(2003/02/17、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  官房長官に幾つかのことを伺おうと思っていたけれども、記者会見とちょうど重なったために、それは行いません。坂口大臣に、また平沼大臣に幾つかのことを伺います。  医療保険制度の問題ですが、小泉首相は、この問題に触れるとき必ず、持続可能な社会保障制度を構築するため、このように判で押したように言います。それでは、政府は健康保険制度を持続可能なものにするために一体何をしてきたのか、ここが今厳しく問われなければなりません。  第一の問題は、政府管掌健康保険です。  坂口大臣はよく御存じのように、健康保険法七十条ノ三、健康保険への国庫補助率について、こう書いてありま……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号(2003/10/01、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  テロ特措法のもとで自衛隊がどのような行動をしたか、それを国会にも国民にも秘匿したまま法律を延長する、これは到底許されない。  今、皆さんに資料をお配りしている。テロ特措法によりインド洋で行動している海上自衛艦隊司令官が海上幕僚長に提出した「協力支援活動等」、そこから先はわからないけれども、「実施について」が、情報公開請求で一部開示されました。  これは、二〇〇二年四月五日、二〇〇二年九月三十日、二〇〇三年三月十九日に報告され、それぞれ五年間保存となっています。それらのフルテキストは、私、ここに持っています。皆さんにお配りしているのはその一部です。  そ……


各種会議発言一覧

38期(1986/07/06〜)

第107回国会 内閣委員会在外公館に関する小委員会 第1号(1986/12/18、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉小委員 ただいま小委員長がお述べになった所見に対して、日本共産党の見解を述べさせていただきます。  日本共産党は、日本外交は平和五原則に基づいて行われるべきであり、在外公館の警備対策の強化、緊急時の邦人保護対策の強化には、自衛隊の海外派遣は含まれていないものと理解していることを付言いたします。  以上でございます。

第112回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1988/03/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉分科員 ことしの一月、竹下総理大臣がアメリカにおいでになった際、ロバート・バード上院民主党院内総務が竹下首相に対して日米自由貿易協定の共同研究を提案した、こういうふうに言われております。現在外務省が日米自由貿易圏構想の研究を開始している、その際通産省とも調整を進めている、こういうふうにも言われております。  そこで、この点は大臣にお伺いしたいのですが、バード氏の提案にある日米自由貿易協定または日米自由貿易圏構想、何と言おうとすべての商品が日米間で自由化されていく、このようになっていけば、脱脂粉乳、でん粉、牛肉、オレンジ、米、これを含めて日本の農業が壊滅しかねない事態に追い込まれる可能性が……

第112回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1988/03/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉分科員 きょうおいでくださった皆さん方、ちょうど三月なんですが、積雪寒冷の地帯ではそろそろ雪が解けて舗装面が露出をする、そこに依然としてスパイクタイヤを装着した車が走り抜けることによってもうもうたる車粉を巻き上げる、一年間で最も厳しい時期でもあります。それから、きょう三月九日は、国の公害等調整委員会で申立人と被申立人が午後一時から集まって、大体そろそろ終わろうとしているのではないか、こういうときでもあります。  それで、まず最初に通産省に御質問したいのですが、通産省は、この間、脱スパイクの推進ということでいろいろ御努力をなさってきました。脱スパイクというのは、スタッドレスタイヤを普及促進……

第116回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1989/11/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 きょうは御苦労さまでした。  最初に五十嵐公述人にお伺いしたいのですが、今は日本の特に大企業の職場などで五十歳前後から出向、配転や希望退職制、そういったもので相当深刻な雇用不安が生まれております。そういった状態と、今回の国民年金法等の改正の問題についてどうお考えかというのが一つです。  二つ目は、連合としてのお考えを伺いたいのですが、今度この六十五歳繰り延べが提起されている、そういった中で、もし高齢者の雇用が改善されれば、六十五歳年金支給開始もやむを得ないとお考えなのか。それとも将来にわたって六十歳支給を堅持すべきだとお考えでしょうか。  ちょっとそれとの関連なのですが、八五年の年……


39期(1990/02/18〜)

第118回国会 予算委員会公聴会 第1号(1990/04/17、39期、日本共産党)

○児玉委員 三人の方にお忙しい中御意見いただいたことを私からもお礼申し上げます。  最初に、進藤公述人にお伺いしたいのですが、私どももヨーロッパの情勢については大変強い関心を持っております。ハンガリーとチェコスロバキアでソ連の駐留軍を撤退せよ、こういう声が強く出て、一部はそれが始まっている。一方、ベルギー、オランダでも西ドイツの駐留部隊の撤退を意思表明する、そういうふうな事態も起きているようです。  そこで、我々が見る一つのかぎが軍事同盟といいますか軍事ブロックだと思うのですが、その点で私は、ここまでのさまざまな問題については米ソをそれぞれ中心とした東西両方の側から見なければいけない。その一つ……

第118回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1990/04/26、39期、日本共産党)

○児玉分科員 最初に、保利文部大臣にお伺いしたいのです。  きょうは四月二十六日です。全国の学校では新学期が始まりまして一斉に健康診断が行われている時期です。昨日私は、札幌市のある高校に電話をかけて今どんなぐあいかというのを聞いてみました。その学校は一学年が十一学級と十二学級、全部合わせて三十五学級です。一クラスが四十六人、四十七人、全体で約千六百人。内科健診が昨日行われたそうですが、学校医が中心になって、校医さんの知人のお医者さんなどを一生懸命集めて、学校としても八方手を尽くして合わせて七名の内科医が、昨日千六百名の子供たちを相手にして健康診断を行いました。  この健康診断の計画と準備、実施……

第120回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1991/03/11、39期、日本共産党)

○児玉分科員 小中学校の教職員定数の改善第五次計画で、小規模校の養護教諭の配置の問題ですが、四学級以上の学校に一人、三学級の学校四校について三人、こういうやり方をなさっています。このような配置の仕方で、小規模校において教育の現場でどんな事態が起きているか、文部省は御承知でしょうか。
【次の発言】 経過は結構ですから、今学校がどうなっているか、その点。
【次の発言】 文部行政は、やはり現実に地域の学校が皆さんのなさっているさまざまな措置によってどんな苦労をしているか、そこのところをきちんと見ていただく、大臣、これを私は強く要望したいのです。  それで、実際に今のような配置によって学校でどのような……

第120回国会 予算委員会第六分科会 第3号(1991/03/13、39期、日本共産党)

○児玉分科員 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律、これが来月から施行されます。この法律の附則第三条で、バス、トラック等大型車のスパイクタイヤの禁止が「三年を超えない範囲」で猶予されるということになっております。大臣は山梨県でいらっしゃるから厳寒期のいわゆるスパイクタイヤがどんなものを生みだすか御存じだと思いますが、粉じんをつくり出すという点では、大型車は到底乗用車の比ではありません。外国では、どちらかというと大型車から先に規制して、その後乗用車に及ぶ、こういう道筋です。日本はその逆になっている。  通産省もこれまで乗用車のスタッドレスタイヤの開発については随分御努力をいただいた、私は……

第123回国会 予算委員会公聴会 第1号(1992/02/26、39期、日本共産党)

○児玉委員 公述人として御出席いただいたことに心からお礼申し上げます。  最初に丸尾先生にお伺いをしたいのですが、先ほど出生率のことについてお話しになった中で、婦人の就業率の上昇とそして出生率の低下、それを積極的な政策の推進によってともに引き上げる、それが必要だという趣旨のことを承りました。全く同感でございます。  私は北海道に住んでおるのですが、一九八九年を例にとりますと、東京の出生率が一・二一、その次が、下から数えてですが、北海道で一・四一、その次が大阪と京都で一・四六でございます。東京が女子の就業率が高いということはよくわかるのですが、私たちこの問題について、一つは、結婚して子供を産んで……

第123回国会 予算委員会公聴会 第2号(1992/02/27、39期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次でございます。  御多忙の中おいでくださって、率直な御意見を賜ったことに感謝いたします。  時間がなかなか短いので、簡潔に申しますから、簡潔にぜひ教えていただきたいと思います。  最初に、伊藤先生。今千島問題について、私たちは、とりあえず四島返還ということを申しつつ、全千島の返還ということも基本的な方向として強く申しておりますが、一%以下の支持ではない、一%以下の支持で私はここに来れなかったということを最初に申しておきましょう。  先ほどの伊藤先生のお話をお聞きしておりまして、ブッシュ大統領が一月二十八日の一般教書演説で、私は、超大国ソ連という恐るべき敵に対応す……

第123回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1992/03/11、39期、日本共産党)

○児玉分科員 最後の質問者になったようですが、日本共産党の児玉健次です。この場所で養護教諭の問題を取り上げるのはことしで三年目です。それは現在の日本の教育が抱えているさまざまな問題、それらが保健室の中に随分集約されている、そういうふうに思うからでもあります。  きょうはまず、僻地で頑張っている養護教諭の先生方の努力や、それから養護教諭が配置されていない学校の問題について質問をします。  鳩山文部大臣は、たしか東京育ちでいらっしゃるだろうと思うので、僻地でどんな苦労がされているか聞いていただきたいと思います。  先月の一日に、私は札幌に住んでいるのですが、釧路に行きまして、北海道東部の広大な地域……

第126回国会 厚生委員会商工委員会連合審査会 第1号(1993/04/07、39期、日本共産党)

○児玉委員 この法律は厚生省と通産省とで準備をされたわけですが、全国の障害者、その家族、障害者団体から非常に強い期待が寄せられている、そのことをまず最初に述べておきたいと思うのです。  そこで、今の議論の続きという感じがちょっとしますが、福祉用具で求められている品目は非常に多い。しかし、一つ一つの品目の生産量は非常に少ない。そして、対象者の多くが経済力において豊かだとは到底言いがたい。そういう状態で日常生活用具その他に指定されても、なおなかなか売れていかない、そういったことが厳しい悪循環になっていると私は受けとめております。  障害者団体から具体的に意見が寄せられたケースを一つ取り上げたいので……

第126回国会 予算委員会公聴会 第2号(1993/02/23、39期、日本共産党)

○児玉委員 きょうはおいでいただいてありがとうございました。  最初に、前田公述人にお伺いしたいのですが、先ほどいわゆるPKO法案の審議の状況と、そして今開かれている国会との関係について率直な御指摘がございました。公述人は五度カンボジアにおいでになったということですが、PKO法の審議に特別委員会で参加した者の一人として、現在のカンボジアの現状と私たちが強く反対したPKO法との関連、とりわけ第三条に、「武力紛争の停止及びこれを維持するとの紛争当事者間の合意があり、」あれこれの理由を並べ立てるのでなく、この法によって自衛隊を出すための決定的な要因の一つとしてこのように明言しておりますが、カンボジア……


41期(1996/10/20〜)

第142回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1998/03/19、41期、日本共産党)

○児玉分科員 日本共産党の児玉健次です。  二十一世紀に向けての国づくりを真剣に考えようとすると、現在日本の教育が抱えているさまざまな困難を国民が力を合わせて前進的に解決する、そのことが非常に求められていると思います。  きょう、私は保健室と養護教諭の問題に絞って質問をします。  それは、現在の日本の教育が抱える困難や課題の多くがそこに集中している、と同時に、保健室が今果たしている役割の中に、この後の日本の教育がどんな可能性をはらんでいるかということのかなりの部分が示されている、そのように感じるからです。  大臣、今週の日曜に私、久しぶりに北海道に帰りまして、そして道内各地の、北は宗谷から、そ……

第145回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1999/07/08、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  今、国旗と国歌の問題をめぐって、賛成、反対それぞれの立場から非常に活発な、濶達な国民的な議論が始まりつつあります。これはすばらしいことだ、そう私は考えています。政治の務めというのはこういった国民的な論議を十分に保障するところにある、それが私の考えです。日本共産党がこの法案の審議が始まるのに当たって、国旗・国歌に関して調査する委員会を国会に設置するように提起したのもそういう趣旨からでございます。  まず、林公述人に御質問したいと思います。  先生は、なぜ反対する政党は反対するだけで国旗・国歌を提示しないのか、それが不思議だ、最後にそうおっしゃいました。私……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会公聴会 第1号(1999/04/21、41期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  私は、今審議されているこの法案が、日本国憲法、とりわけ平和の原則と民主主義の原則と正面からぶつかり合う内容になっている、そういう立場でこれまで審議に参加してまいりました。まだ審議は緒についたばかりです。きょうは、せっかくおいでいただきましたから、順次御質問させていただきたい、このように考えます。  最初に、浜谷公述人にお尋ねしたいと思います。  先ほど、米国の戦争権限法についてお話がございました。もちろん、アメリカと日本では憲法も違いますし、そしてそこからくる制度上の大きな相違もありますけれども、しかし、国際的な具体的な事例として非常に興味深く拝聴いた……

第146回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1999/11/25、41期、日本共産党)

○児玉委員 きょうは本当に御苦労さまです。日本共産党の児玉健次でございます。  皆さん方からいただいた御意見をこの後私どもの国会審議の中で十分に生かしていく、そのために慎重な審議をする、間違ってもこの公聴会を通過の何らかのステップにするようなことをしないために全力を尽くしたい、こういうふうに考えます。  最初に、福岡公述人と鈴木公述人にお伺いしたいと思います。  先ほど福岡公述人は、社会経済状況の大きな変化ということをお述べになって、少子・高齢化、私は、高齢化というのは祝福すべき問題だし、少子は克服すべき課題だと。それを一緒に述べることについては、私自身はそのようにはいたしませんが、政府の統計……

第147回国会 決算行政監視委員会第四分科会 第1号(2000/04/20、41期、日本共産党)

○児玉分科員 日本共産党の児玉健次です。  ただいま伺いました両年度の決算につきましては、よく検討させていただきたい、こういうふうに思います。  そこで、この機会に、有珠山噴火による災害に関して、そして千歳川、石狩川流域の治水の強化について質問をしたい、このように思います。  二階長官には、この三月三十一日、ちょうど最初の噴火が起きたあの時点で現地においでいただいて、私はそのとき、私どもの志位和夫書記局長と一緒に現地におりまして、お会いすることはできなかったけれども、連絡をとらせていただいて、すぐ必要な措置をとっていただいた、このことを感謝しています。  二度目、四月八日、九日、私どもの第二次……

第147回国会 予算委員会第三分科会 第2号(2000/02/28、41期、日本共産党)

○児玉分科員 日本共産党の児玉健次です。  教職員定数、配置に関する次期の改善計画において、養護教員の定数と、それから現在三十学級以上の学校に複数を配置する、この配置基準の改善は今どのように文部省で検討されているか、文部大臣からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 教職員定数改善の全体像は最後にお聞きをしたいので、私が先ほど伺ったのは、次期改善計画の中で養護教員の定数と配置基準についてはどのように検討なさっているか、お答えいただきます。
【次の発言】 大臣、ぜひ話を直接かみ合わせたいのです。  おととし、町村さんとこの議論をしました。そのとき、今のお話の六次計画で三学級以上の全校配置……


42期(2000/06/25〜)

第151回国会 予算委員会第五分科会 第1号(2001/03/01、42期、日本共産党)

○児玉分科員 日本共産党の児玉健次です。  乳がんや子宮がん等への手術が行われた後、リンパ浮腫が発症するケースが非常に多い。専門家は、現在全国的に患者の数が数万人に上るだろう、このように推定をしております。  癌研究会附属病院では、三年前から下肢リンパ浮腫に対するむくみの指導を始めています。これまでの調査、そして努力の結果を見ました。  一九九六年から九九年までの三年間、子宮の全摘手術、そしてリンパ節郭清、これを行った三百十八例のうち、下肢リンパ浮腫の発症は五十二例、一六・四%ですね。かなりの率に達する。そして、発症の時期は、一番頻度が高いのが術後五カ月であって、二年以内の発症が九五%である。……

第153回国会 議院運営委員会庶務小委員会 第1号(2002/01/18、42期、日本共産党)

○児玉小委員 そのとき、極めて簡潔に委員会で意見を述べますので、よろしくお願いします。

第154回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第3号(2002/07/22、42期、日本共産党)

○児玉分科員 日本共産党の児玉健次です。  二〇〇〇年度の決算については真剣に検討したい、こう思います。  昨年の予算委員会の分科会のときにリンパ浮腫の問題を大臣に御質問して、一年と少々が経過しました。乳がん、子宮がんの術後のリンパ浮腫の発症率、術式の改善で幾らか低下しているようですが、それでも毎年一万人から一万五千人のリンパ浮腫患者が生まれる、このように専門家は推定しています。  去年、私は、大臣にリンパ浮腫の患者の方の写真や、そして弾性スリーブ、ストッキングを直接手にとっていただいた。リンパ浮腫患者の皆さんの苦痛と日常生活への影響、このことについて坂口大臣はどのように認識なさっているか、ま……

第155回国会 議院運営委員会庶務小委員会 第2号(2002/12/11、42期、日本共産党)

○児玉委員 議論の経過の中で、当初、首都機能移転という言い方があったときに、首都は残すのだというので霞が関だとか官邸の工事というのはされましたけれども、国会に関して言えば、まさに国会で特別委員会も設置されて、そして議論については現在進行中ですね。だから、首都機能移転のときの一般的な説明では説明がつかない問題を国会移転の場合は持っています。  だから、私たちがかねてから言っているように、その問題について結論が出たときに議員会館をどうするかという議論を開始するのが筋だというふうに考えています。  あわせて、委員長のおっしゃる、きょうはF1、F2の問題ということですが、PFIについても、これは、一つ……

第155回国会 議院運営委員会庶務小委員会 第3号(2002/12/13、42期、日本共産党)

○児玉委員 私たちは、これまで一貫して、国会移転についてきちんとした方向が出てでなければ国民の理解が得られないという問題と、そして、もう一つ大きな懸案になっているPFIの採用の有無について、これは議会活動そのものだから適当ではないというふうに述べてきました。  国会移転についての動きというのは、そういつまでもずるずるいくとは思えないので、そういう点でいえば、当面、この議論は凍結するのが適当だろう、こう考えます。

第155回国会 法務委員会文部科学委員会連合審査会 第1号(2002/11/06、42期、日本共産党)

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。  文部科学委員会に所属しておりますので、いい機会だから森山法務大臣にお伺いします。  今までの大学院、そして法科大学院を含む専門職大学院を法律で対比的に描き出したものとしては、学校教育法の今度の改正案の六十五条があります。そこで「大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、」と言って、続いて「又は」とわざわざ言っている。「又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、」前者は研究者育成を中心とした大学院であり、後者は専門職大学院、最も先行しているのが今度の法科大学院、そしてこの法科大学院は司法制度改革の論議か……

第156回国会 決算行政監視委員会第四分科会 第1号(2003/05/19、42期、日本共産党)

○児玉分科員 日本共産党の児玉健次です。  大臣もよく御存じですが、冬期間、超硬度のピン、非常に高度な技術で、コバルト、ニッケルその他を含めた超硬度の合金ピンをタイヤに装着して、そして滑りどめにする、そのために舗装道路が削られてしまう。せっかくの道路に深いわだちができる。そして、それが巻き上がって車粉じんとなり降下する。これは、スパイクタイヤが普及した後、大きな社会問題になりました。  それで、九〇年の六月二十七日にスパイクタイヤ粉じん発生の防止に関する法律、これができて、今指定地域として十八道県、八百十七市町村、山梨、岐阜、鳥取、島根、群馬等も含む非常に広い地域において、粉じん発生の防止に関……

第156回国会 予算委員会第四分科会 第1号(2003/02/27、42期、日本共産党)

○児玉分科員 日本共産党の児玉健次です。  私は、おととしの九月でした、北海道教育委員会のお世話になって、北海道の一番北部に位置する宗谷管内の僻地の学校に行ってきました。十数人の子供たちで、皆さん、私が行った限りでいえば、全部複式の学校になっていた。そして、そこで子供たちと一緒に、町や村の皆さんの中にしっかり溶け込んで、教職員の皆さんと協力して生き生き仕事をしている養護の先生たちの姿を見まして、非常に多くのことを感じました。  最初に遠山大臣に伺いたいんだけれども、今まで私はあなたと、大都会の大規模校の養護教諭の問題は何回か議論をしてきましたが、こういった山間僻地、離島、非常に小さな学校で一生……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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