このページでは枝野幸男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。枝野幸男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○枝野委員 日本新党の枝野幸男でございます。 まず、皆様方御承知のとおり、公職選挙法の二百五十一条は、選挙犯罪を行って有罪、刑に処せられた者については当選無効になる、こういう規定になっております。この規定は、もちろん自民党さんの提案されました改正案でもそのまま残っておりますが、これは要するに、選挙犯罪を行って刑に処せられるような、そのような方に入れられた投票については選挙の公正を害する投票があったということだからこそ、ほかの犯罪で例えば禁錮刑を受けたとか、そういったことで問題になった場合とは違う扱いを受けているというふうに考えられております。 さて、ところで今回、小選挙区と比例代表と二つの……
○枝野委員 個人の尊厳を至高の価値といたしまして男女の平等を定めました憲法の施行から間もなく五十年になろうとしています。この間女性の実質的な地位の向上は少しずつ前進してきたと思われます。そうした中で、今回国権の最高機関の長を女性が占めるというところまでなってまいりました。 しかしながら、全体として見てみますと、残念ながら、古い慣習に縛られて社会進出によって能力を発揮する機会を奪われている、あるいはさまざまな困難に直面している、そうした女性が非常に多いということもまた否定できない事実であると考えられます。これはさまざまな古い慣習、しがらみ等によってそうした事実が起きているわけですが、その女性の……
○枝野委員 民主の風の枝野幸男でございます。 改新の皆さん、公明党の皆さんの御理解をいただきまして、さきがけ・青雲・民主の風を代表して、与党の立場から、本法案について質疑をさせていただきます。 特に私は連立与党のプロジェクトチームの中に入れていただきまして、本法案の制定の過程に役所の皆さんとともに参画をさせていただきました立場から、本法案の重要な部分について確認的な答弁をいただきたいと思っておりますので、時間も短うございます、要点を手短に御答弁いただければと考えております。 まず、欠陥の定義についてお尋ね申し上げます。 欠陥の定義については、「通常有すべき安全性を欠いていること」という……
○枝野委員 さきがけ・青雲・民主の風の枝野でございます。改新の皆さん、それから公明党の皆さんの御理解をいただきまして、与党の立場から今回の商法、有限会社法改正について御質問をさせていただきたいと考えております。 あるいは順序が適切ではないかもしれませんし、既に御質問された方と重複する部分もあるかと思いますが、まず今度の改正法の中で二百十条ノ四の二項、三項あるいは二百十二条ノ二の六項、二百九十三条ノ五の五項など、いわゆる自己株式取得によりまして資本充実の原則を害したときには取締役が会社に対して賠償責任を負うという規定が設けられております。確認させていただきますが、これはいわゆる二百六十七条の株……
○枝野委員 さきがけの枝野幸男でございます。 今回は、いわゆる区割り法とそれから連座制強化に関する法案が二本と、三本の法案が出ているわけでございますが、区割り法に関しましては、私、個人的には一・五倍を超えると憲法違反ではないかと法律家の端くれとして思っているのですが、公平な第三者機関がつくってきた案でございますので、その手続におかしなことがなければそれに従うのはやむを得ないのかなと思っているので、これについては触れません。むしろ連座制強化の案につきまして若干心配、不安な部分がございますので、そこについてお尋ねをさせていただきたいと考えております。 まず、与党三党が提出をいたしております改正……
○枝野委員 さきがけの枝野幸男でございます。 さて私は、昨年の七月の総選挙で、地盤も看板もかばんも全くない中で当選をさせていただいて、今衆議院議員としてこの席に立たせていただいております。あのときに、私のようにお金も地盤も何もない者が当選をさせていただくことができたのは、まさに国民、有権者の皆さんが政治を変えてほしい、言いかえれば、政治改革を早くやってほしいという気持ちのあらわれであったと私は認識をいたしております。そうした意味で、本日、いよいよその一つの大きなポイントであります区割り法が採決をされて、このままいけば間違いなく政治改革の四法案が動き出すという段階を迎え、その最後の最後の大詰め……
○枝野委員 新党さきがけの枝野でございます。 裁判官の報酬及び検察官の俸給に関連いたしまして、質問をさせていただきたいと思います。 今回の法案につきましては、人事院勧告が出発点になっている改革でございます。私も実は弁護士でございまして、つい六年ほど前に弁護士になろうか、裁判官になろうか、検事になろうかと迷ったこともございます。そのときの経験から考えますれば、日本の裁判官、検察官の立場からすれば、もっとさらに大きく伸ばしてもいいのではないか、優秀な人材を裁判官、検察官として確保するためにはさらにふえてもいいぐらいだというふうに思っておりますが、これは今ここで議論をしても仕方がないことだと思い……
○枝野委員 さきがけの枝野でございます。
まずきょうは、私が一般質問に立ちますときにはいつもお尋ねをしております夫婦別姓、夫婦選択別氏の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
この問題について、法務省サイドで最近いろいろと動きがあるようでございますので、それについてまず簡単に、最近の夫婦別氏をめぐる法務省サイドの動き、御説明をお願い申し上げます。
【次の発言】 今その意見照会をしているというお話でございますが、その意見照会はどのようなところにしているのか。具体名というよりも、どういったところということで結構でございますので、御答弁をお願い申し上げます。
○枝野委員 新党さきがけの枝野でございます。参考人の先生方には、本日はお忙しい中をおいでいただきまして、本当にありがとうございました。 さて、私は、特に弁護士の不祥事問題に関連いたしましてお尋ねをしたいと思いますが、今回の弁護士の相次ぐ不祥事に対応いたしまして、日弁連が何とか綱紀粛正に当たっていこうという努力をされていることに、まずは敬意を表したいと思います。しかしながら、今回相次いだ不祥事によって害されてしまいました弁護士に対する国民、市民の不信というものを払拭していくためには、さらに弁護士が、そして弁護士会が自己改革を進めていく必要性が大変強いんではないかというふうに思っております。 ……
○枝野委員 さきがけの枝野でございます。 厚生委員会での初めての質問をさせていただきますが、神戸の震災の問題あるいは保険、年金の問題等、幾つか本当は重要な問題をお伺いしたいことがございますが、時間もございますので、私は包装廃棄物処理の問題一点に絞ってお伺いをさせていただきたいと思っております。 大臣の所信の中にも、「「ごみゼロ社会」を目指し、包装廃棄物についての市町村と事業者の協力による新しいリサイクルシステムを整備するため、所要の法案を今国会に提出できるよう努力」するというようなことをおっしゃっていただきました。 ごみの問題というのはいろいろな視点からとらえられますが、特に都市部を中心……
○枝野委員 さきがけの枝野でございます。通告をいたしました順番と違いますが、通告をいたしました後の方の話から、重要な問題だと思いますので。
今回の精神保健法の改正に関連をいたしまして、精神障害者の皆さんの人権という観点から、若干の質問をさせていただきたいと思います。
まず、そもそも確認的な質問といたしまして、現状、この改正法のもとで患者さんの御本人の同意なく入院をさせる制度について、特にその人権保障とのかかわりを中心にして概略を簡単に御説明いただけますか。
【次の発言】 私は人権とのかかわりでということでお尋ねをしましたので、できれば、本人の意に反して、そして本人が不服を言いたいときにどう……
○枝野委員 さきがけの枝野でございます。 今回の定員法に関しましては、財政状況の非常に厳しい中で、司法制度の充実という大変重要な課題にかんがみて、法務当局あるいは最高裁の事務当局が御尽力されて、こうした定員増の法案というものが提出されるに至ったことについては大変結構なことである、そして、その御尽力に対しては私どもとしても非常に敬意を表したいと考えております。 この具体的な内容については、まさに私ども無条件でもろ手を挙げて大賛成ということで、今後ますます一層の定員増、そして司法制度の充実を図っていただきたいし、私どもとしてもそのために御協力をさせていただきたいということだけを申し上げまして、……
○枝野委員 さきがけの枝野でございます。 私は、区分所有法関係で二、三の質問をさせていただきたいと思っております。 先ほど、全壊の場合の五分の四で足りるという点につきましては斉藤先生の方から御質問がございましたが、区分所有法関連では、もう一点大きなポイントがあるかと思います。 それは、第四条に書かれました全壊した建物の場合の敷地の分割請求を二年間停止するという条項だと思います。この停止することの意味というのは、私も弁護士でございますから、弁護士としての立場から考えればわかるのですが、なかなか一般の国民の皆さんあるいは委員の皆さんにはわかりにくいかと思います。 分割請求を二年間とめること……
○枝野委員 さきがけの枝野幸男でございます。 今回の刑法の改正案につきましては、その用語をわかりやすくするという趣旨、私は、党内でこの法案の了解をとりますときの説明のときには、ようやく刑法が日本語になりますという説明の仕方をさせていただいたのですが、午前中の参考人の方からも遅きに失したぐらいではないかというお話もあったとおりでございまして、大変結構ではないかというふうに思っております。 確かに午前中の参考人の先生のお話にもありましたとおり、まだまだわかりにくい。私も弁護士の端くれでございますので、ある程度難しい方が弁護士の商売にはいいのかなというような気がしないではないのですが、やはり可能……
○枝野委員 今回の更生保護事業法につきましては、更生保護事業の促進という観点から、非常に事務当局も迅速に対応していただいて法案をつくっていただき、一歩前進であると評価をいたしております。まだまだ残された問題は多いと思いますが、その点についてぜひ今後ますますの推進をしていただきたいということをお願い申し上げまして、実は私もオウム関連の問題について二、三お尋ねしたいことがございますので、そちらの質問をさせていただきます。 実は、二十日に予算委員会で集中審議が行われました。私もずっとその場におりましたが、この中で法務大臣の方から、盗聴あるいは覆面捜査、おとり捜査等について御答弁がなされた。そして、……
○枝野委員 まず、地下鉄サリン事件が発生いたしました三月二十日以降の警察・検察当局の再犯防止、そして被疑者摘発に当たりましての御努力、特に再犯を防止するためにゴールデンウイークを挟んで現場で日夜御尽力をされた警察官の皆さんに、私も心から敬意を表したいと思っております。 さて、本件に関連して、一年前に起こりました松本のサリン事件について、どうも報道等によりますと地下鉄サリン事件と同じ根っこの事件であるかのように思われておりますが、一つはっきりしていることは、事件発生直後の段階で、結果的に犯罪とは無関係であった、むしろ被害者であった方が、少なくとも報道等では明らかに犯罪者であるかのごとき報道がな……
○枝野委員 私は、まず厚生省にお尋ねをいたします。
先週、上九一色村の第十サティアンと通称されているところから五十三名の子供たちが保護をされて、児童相談所等に預けられております。この措置につきまして、法律上どういった根拠に基づいて、あるいは法律上どういった権限に基づいてとられたものであるのか、これを簡単に御説明をお願いいたします。
【次の発言】 実はこの措置に対しましては、もちろんオウム真理教の側からもいろいろな異議が出されておりますし、またここ数日の報道等を見ますと、果たしてこういった措置が法律上可能であるのかどうかといったことについての検証等がなされております。
率直に申し上げまして、……
○枝野委員 私も、午前中以来何人かの方が質問をされておられますHIV薬害訴訟に関連をしてお尋ねをさせていただきたいと思っております。 午前中から、このたび東京、大阪両地方裁判所から出されました和解勧告の見方、法的責任論というものについて議論がなされておりますが、私も、現在も国会議員であると同時に法律家の端くれでございますので、そうした見地から、ひとつ私の所見とともに、政府としての考え方というものをお聞かせいただければと思っております。 まず、けさほど来、法的責任、法的責任ということが何度も言われておりますが、まず確認をさせていただかなければならないのは法的責任という言葉の意味でございます。……
○枝野委員 一般質疑ということで、何についてお尋ねをしようかいろいろ考えたのでございますが、いろいろと各方面に波風を立てておりますようで恐縮をしておりますが、きょうもHIV薬害訴訟に関しましてお尋ねをさせていただきたいと思っております。 まず、少し細かい事実関係でございますが、幾つか確認をさせていただきたい。私も自分なりに勉強させていただいておりますが、はっきりしない点がございます。いわゆるスピラ認定に関します事実関係を教えていただきたいと思っております。 まず、一九八三年当時、これは八月前後の夏の時期ということのようでございますが、厚生省の生物製剤課の課長であった郡司さんと厚生省のエイズ……
○枝野委員 新党さきがけの枝野でございます。 私も、細川先生に引き続きまして、本法案に関連して、特に裁判官の定員というような問題、法曹人口全体に関しての問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 御承知のとおり、日本の司法のあり方について、特に裁判が遅い、あるいは弁護士の数が足りないというようなことで、法曹人口をふやすべきではないかという議論が最近活発になっております。政府に置かれました行政改革委員会の中の規制緩和小委員会の中でも、法曹人口、特に弁護士数を増加させるべきではないかということが、たしか四十八ぐらいの規制緩和項目の中の一つとして取り上げられているというような状況にござい……
○枝野委員 私も司法試験改革の問題について質問させていただきたいと思っておりますが、その前に、きょう少しオウムの破防法の問題が議論になっておりましたので、私の所見だけ法務大臣その他法務省の皆様にお伝えをしておきたいと思います。 けさほど来、法務大臣あるいは総理大臣の指揮命令云々という話が出ておりますが、もしも法務大臣あるいは総理大臣の指揮命令といったぐいのものが一切ないのだとしたら、公安調査庁の長官が破防法を適用するともしないともどちらの判断をとったとしても、内閣あるいは与党、政府というものは一切世間からあるいは野党から御批判を受けない立場なのであろうか。これはいずれにしても、公安調査庁長官……
○枝野委員 さきがけの枝野幸男でございます。 私は、与党行政改革プロジェクトチームという、与党の規制緩和を取り扱うポジションの三座長の一人として、今回の規制緩和計画の改定にも関与させていただきました。そのような見地から、そのプロジェクトでも議論になりました幾つかの各論の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思っております。 まずその前提として、出発点でございますが、そもそも、現在行われている規制というものが無数にあると言われておりますが、我が国は法治国家でありますから、国民の権利を規制するというようなことは、いかなる意味においても法律の根拠に基づかなければなし得ないというふうに考えていい……
○枝野委員 さきがけの枝野幸男でございます。 参考人のお二人の皆様には、きょうはありがとうございます。 まず結論から申し上げますが、私自身は個人的には著作物の再販売価格制度は維持すべきであるというふうに考えておりますけれども、先ほど来のお話を伺っておりますと、若干議論がかみ合っていないかなと思っておりますし、率直に申し上げて、渡邉さんのおっしゃった理由と私の考えでおります理由がちょっと違っております。その点について、私の意見を挟みながら御意見をちょっと伺いたいのです。 私は、再販売価格維持制度を著作物について認めてきた理由と、そしてこれからも認めていかなければならない理由というものを考え……
○枝野委員 時間がございませんので、端的にお尋ねをさせていただきますので端的にお答えください。
まず、いわゆる郡司ファイルというものの中にあった八三年七月四日の資料それから七月十一日の資料、それぞれどういう性質の資料であるという認識をされているのか、現時点での認識をお示しください。
【次の発言】 厚生省の内部資料としてでも、この空白をいろいろとマスコミその他で問題にしていますが、十一日のメモ自体に問題があると私は思っているのです。
十一日のメモの下から五行目ぐらいに、「超法規的措置による承認は以下の二点の理由から好ましくない。@薬事承認行政に特例扱いの前例を作ってしまうことになり、丸山ワク……
○枝野委員 私も薬害エイズ問題についてお尋ねをさせていただきたいと思っております。 二次和解案が出た、それに対する評価については、私どもの党といたしましても、原告の皆さんの思いが必ずしも一〇〇%かなっているものではなく、立法、行政に残された課題が大きいというふうに思っております。この点については、与党の一員として、政府とも協力をしながら、何とか和解とは別の形で残された課題を解決したいというふうに思っております。 さて、これは和解の中の具体的な話ではございませんが、一種の恒久対策の一つの問題といたしまして治療薬の問題がございます。海外で、特にアメリカなどでかなり効果があるということが既に定評……
○枝野委員 きょうはありがとうございます。 時間がありませんので、まず古賀参考人にお尋ねしたいと思うのです。 先ほどの話にも若干出てまいりましたけれども、厚生省あるいは製薬会社に責任がないということをいまだにおっしゃる方の理屈の一つが、非加熱製剤をやめてクリオに戻したりすると命にかかわるのだというふうな御主張をされる方がいまだにいらっしゃいます。古賀さんが御年長という ことで、血液製剤ができる前の状況を一番御存じだと思いますので、確かに血液製剤によって便利になったのは事実なんだろうと思うのですが、それ以前、例えばクリオあるいはクリオ以前の段階で命にかかわるというような状況であったのかどうか……
○枝野委員 時間がございませんので、端的に伺わせていただきます。
まず、一九八三年七月ごろというのは、この血液製剤の問題もありますし、郡司さん、お仕事忙しかったでしょうね。
【次の発言】 いずれにしろ、役所の皆さん、いつも忙しいのはよく知っているのですが、だとすると、あなたの御説明はおかしいのですよ。
いわゆる藤崎メモ、七月四日藤崎メモに対して、これは藤崎さんが自分で勝手に検討用に書いたものでしょうというような説明をされています。ところが、あなたのファイルの中にとじられていた藤崎メモには、あなた御自身がお認めになっているように、あなた自身で手を加えているのです。順番を一番と二番を入れかえた……
○枝野委員 きょうはありがとうございます。
幾つか確認をさせていただきたいのですが、小委員会またはエイズ研究班の中でクリオの供給量については議論になったのですか、なっていないのですか。
【次の発言】 供給可能量の話があったとすれば、そこで先生、当然、専門家の立場として、今ここでお話しいただいているような、供給は可能であるというお話をしているはずだと思うのですが、ということは、研究班または小委員会で今のお話をされているという理解でよろしいのでしょうか。
【次の発言】 ごめんなさい。その堂々めぐりは何度もお伺いしているのですが、それにしても、やろうとすればできるのだという説明をされたのか、されて……
○枝野委員 松田先生は、血友病のエイズの被害者の方に対する責任を感じて、そして、学者としての生命をかけても真相を語らなければならないというふうにおっしゃっていただいております。
だとすると、先ほどの質問の中にもございましたし、それから、参議院で先生がお答えになった中にもございますが、塩川先生が安部先生をエイズ班長からおろすように工作をしたという話をされた、その先生がお話を伺ったという大学関係の有力者という方のお名前をお話しいただくべきだと思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 先生のお話は、きょうもいろいろお話を伺っていますと、大変裏づけの証拠もあることも多くて、筋が通っていて説得力があ……
○枝野委員 先ほど来、クリオの有効性と安全性の話が出ておりますが、私からもう一度単純にお尋ねをさせていただきます。
濃縮製剤を使っていたのをクリオに戻した場合、血友病患者さんの命にかかわるというようなことが出るということはあり得たのでしょうか。
【次の発言】 それはどういったケースを想定されておられましたか。
【次の発言】 では、供給量の話以外では大丈夫なんですね。
今先生がおっしゃったのは供給量の話です。供給量とは別の問題として、仮に十分な供給ができた場合は、命にかかわるようなことはないのですか。
【次の発言】 濃縮製剤の前はクリオが使われていたわけですが、濃縮製剤がつくられる以前の段階……
○枝野委員 先ほど来のお話をまず最初に確認させていただきますが、松下さんは、このエイズに関連した非加熱製剤、あるいは加熱製剤の承認などに関して、あなたの厚生省の後輩あるいはあなたが厚生省時代につくられた政治家などへの人脈を通じて、情報収集あるいはミドリ十字としての見解の伝達、こうした接触の活動はなさらなかったのですか。
【次の発言】 それはなぜですか。
【次の発言】 あなたが厚生省の役人の当時であればそれでいいのですが、あなたはミドリ十字という株式会社の取締役として株主に対して責任を負っていたわけです。
この話の経緯をずっと見てまいりますと、エイズに関連をしてミドリ十字は、厚生省の対応いかん……
○枝野委員 さまざまな争点、いろいろとお話しをいただいているのですが、一つ確認をさせていただきたいのですが、加熱製剤について一変でいけるという感触を持っていた、それが途中で変わってしまった、これに対して会社としてどういう対応をされたのですか。
【次の発言】 別に責めるわけではないのですが、それまでの経緯の中で、一変で大丈夫そうだという感触をかなり担当の方から受けていたわけですね。しかも、少なくともそれでいこうと会社として思っていたわけですから、筋としても治験をやるよりも一変でいくべき性質のものだろうという認識をお持ちだったわけですね。
そうすると、仮に厚生省からそういった正式な決定だとしても……
○枝野委員 この薬害エイズ問題の一つのポイントは、八三年のエイズ研究班がつくられ、審議をされていた経緯の中で、私まクリオに戻るべきだったのではないかと現時点からすれば思いますが、緊急輸入あるいは加熱の承認等の問題がとられなかったということであります。 参考人などの話を聞いておりますと、エイズ研究班の方は、行政的な結論は行政が決めました、郡司元課長は、エイズ研究班の議論に引っ張られてしまいましたというようなニュアンスのことを言っています。現時点で厚生省はどうお考えになっているのか。このエイズ研究班の結論や報告が厚生省の政策決定に及ぼした影響というのはどの程度のものであったか。どういうものであっ……
○枝野委員 それでは、まず松本先生からお尋ねをさせていただきますが、先ほど来から問題になっていることをまず確認させていただきます。
当時の診断基準によれば、抗体検査は一回のみの検査ではなくて複数やれというようなことが示されていたけれども、そういったニュアンスのことは書いてあったけれども、それは知っていたけれども、一回の検査だけで報告を上げた、これは間違いないですね。
【次の発言】 その事実は報告書に書いてあるのですか。要するに、塩川先生初め、その一回しかやっていないという事実は知っているのですか。
【次の発言】 その調査票をつくった所管は野崎さんのところでよろしいのですかね。
○枝野委員 一九八三年のあなたのエイズ研究班に大河内先生が入っておられましたが、厚生省に対して、大河内先生を研究班に入れたのは困ったことだ、何とか外してくれないかというようなことを伝えて、厚生省から謝った、そういう事実はありますか。
【次の発言】 一九八三年十月十八日、東京ステーションホテルで家庭療法促進委員会という委員会がありました。その場において、あなたはそのメンバーの皆さんに対して、大河内君を入れたことについて厚生省が済みませんと謝ったという趣旨の発言をされておりませんか。
【次の発言】 これは後ほど、テープもございますので声紋を鑑定していただければ事実かどうかというのははっきりいたしま……
○枝野委員 引き続きまして、私も薬害エイズ問題についてお尋ねをさせていただきたいと思っております。
先ほど坂上先生からの質問で、郡司東大教授の件は御回答いただきましたが、もう一件、安部英に関して刑事告訴が出ていると思いますが、その事実関係と捜査状況について御説明をください。
【次の発言】 この薬害エイズ問題については、行政責任あるいは民事責任などと並んで、特に今進んでいる和解が三月中にうまく解決をすれば、刑事問題というのが焦点になってくると思っております。
そうした中で、私、この問題ずっと一生懸命やらせていただいてきている中で、実は私自身もなるほどな、こういう見方があるのかなと思って驚いた……
○枝野委員 私からは、薬害エイズ問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
報道によりますと、東京地方検察庁にこの薬害エイズ問題に関する専従班ができたという報道がされておりますが、この専従班の内容について、公式の場で正確に、また簡潔に御説明ください。
【次の発言】 私も弁護士でございますので、検察修習などをさせていただいた経験などからすれば、副部長さんがチーフとなって五人の検事というのは大変力が入っているというか、かなりのエネルギーを注いでやっていただけるということであると期待をいたしております。
そこで、一つ心配になりますのは、この事件を刑事的に真相を明らかにしていく上でも、厚生……
○枝野委員 外務省おいでいただいておりますね。
民事訴訟法案に関連をして、外務省の虚偽回答事件についてお尋ねをさせていただきます。
従軍慰安婦に関するクマラスワミ報告書の草案というものを外務省として入手しているかどうか、ことしの一月二十日前後に私どもの事務所からお問い合わせをした事実ございますね。
【次の発言】 一月二十日の時点では外務省は入手してないと間違いなくおっしゃいましたね。
【次の発言】 順番に物事を聞いているのですよ。いいですか。一月二十日前後に、私どもの事務所から、クマラスワミ報告書の草案を入手をしているのかどうかとお尋ねをして、それに対しては、あなた方は、今のようなごちょご……
○枝野委員 裁判所職員定員法の一部改正によって、裁判官が判事補十五名、そしてそれ以外の職員の方が二十一名増加するということでございますが、御承知のとおり、法曹人口を増加しろとかしないとかさまざまな議論も出ている中、また、司法試験の合格者の数をふやすということが進んでいる中で、今回の増員というものをその全体像の中でどういう位置づけとしてとらえたらいいのか、裁判所の御見解をまずお聞かせください。
【次の発言】 確かにお話のとおり、一気に物事が解決する問題ではないとは思っております。ただ、実は私はずっとこの委員会でも何度か質問させていただきましたとおり、薬害エイズ問題に取り組ませていただいてまいりま……
○枝野委員 私は、本日、お忙しい中、鈴木利廣先生においでをお願いをいたしました。 きょうこの委員会に民事訴訟法案が付託をされたわけでありますが、本日の議論の中にも出てきておりますとおり、文書提出命令を中心として、行政の秘密とされる部分が裁判所に出てこないのではないかという部分がこの法案の審議に入れば間違いなく争点になるだろうと言われております。 それにも関連をいたしまして、薬害エイズ裁判は三月二十九日に和解を迎えましたが、その裁判の過程で資料がないと言われていたものが、ことしに入ってから相次いで出てきているという指摘がなされております。そのこと自体としても大変重大な問題でありますし、また、……
○枝野委員 民事訴訟法改正案についてはさまざまな問題点がございますが、先ほどの質疑の中でも法務省から、この改正は裁判の迅速化を図るという目的も非常に大きいということを御回答いただきました。そうした見地から、最高裁判所の今なさっていることにそうした方向と若干違うことがあるのじゃないかという問題点を私は持っておりますので、そのことをまず最高裁にお尋ね申し上げます。 それは速記の制度のことでございます。私の弁護士をしておりました経験からいたしますと、証人尋問等をした後で速記がどれぐらいの早さで上がってくるかということが裁判の迅速という意味で非常に意味が大きいと思っています。証人尋問をして、そしてそ……
○枝野委員 さきがけの枝野幸男でございます。三人の参考人の皆さんには、きょうはありがとうございます。 私もちょっと具体的な例を申し上げましてお答えをいただきたいと思いますので、三人の参考人の方、お聞きいただきたいと思いますが、先ほど来、文書提出命令と情報公開法との兼ね合いについてお話をされておりますが、既に日本には情報公開条例がたくさんあります。そことの兼ね合いでございます。 都道府県を相手とする訴訟が行われておりますときに、新しい民事訴訟法の二百二十条四号の文書提出命令を求めて都道府県が持っている資料を出せということをしましたときに、それは秘密である、四号ロに基づいてそれを拒否してきた、……
○枝野委員 まず最初に、午前中の質疑に関連いたしまして民事局長にお尋ねさせていただきます。
午前中の質疑の中で、この法案、文書提出命令の話について、事務次官会議が通らないということを理由に何とかこのままでという話をしたのかどうかという話の中で、受け取る方が違って受け取ったのじゃないかというような趣旨の御発言がございました。まさにそのお話を伺って、事務次官会議が通らないからという理由でこのまま通してくれと言われたということは、私はこの委員会でも公言しておりますし、私が聞き方を間違えたという御趣旨でございますか。
【次の発言】 時間もないのでこれだけやっていられませんので、きょうの速記などが上が……
○枝野委員 さきがけの枝野でございます。 我が党も、外弁法については賛成であり、特段大きな問題はないと考えておりますので、せっかくの時間でございますので、若干法務委員会で懸案になっている問題についてこの時間を使わせていただきたいと思っております。 外務省においでいただいておりますが、以前にこの委員会で、いわゆるクマラスワミ報告に関連をして、外務省の方がその報告書案の入手過程についてうそをつかれたということをお認めになりました。その後きちんと処分をしていただいておりますかということについてお願いをしておりましたが、処分をしたというふうに内々聞いておりますので、どういった処分をされたのかしつか……
○枝野委員 今回の民事訴訟法改正の一つの目的は、長期化の問題が指摘されている裁判の迅速化にあるというふうに考えております。
その裁判の迅速化という意味では、実は一番大きいのは文書提出の問題だと思いますが、きょうはそれ以外のことでということでございますので、この文書提出命令の部分以外に裁判の迅速化
を図る上で今回の改正のポイントになっている部分、ここのところがこうなっているから裁判の迅速化が図れるというふうに考えているという部分について法務省の御見解をもう一度お教えください。
【次の発言】 今御指摘をいただいた点の中には、実は従来からも運用上行っていた、例えば争点整理などについてのある部分は、……
○枝野委員 お答えをいたします。 この委員会の場でも、この問題点については開かれた議論をされてまいりまして、それによって国民の皆さんにも問題点あるいはポイントなどかなり知っていただくことができてきていると思っておりますし、今回の、仮に一部分、行政文書について今後も議論しようという部分が残るとすれば、こうした今までの経緯を十分に踏まえて、私ども立法府の立場としても、それからさらには、ぜひ法務省の方にも国民に開かれた議論というものを、わかりやすい議論というものを進めていくべきであると思っておりますし、具体的な進め方については、今後この委員会の理事会等でも検討していかなければならないというふうに思……
○枝野委員 新党さきがけの枝野幸男でございます。 本日は、外交・安全保障問題等の集中審議ということでございますが、外交的な安全ということだけではなくて、残念ながら国内で日本国民の健康、安全が害されているという問題が、従来から大問題でありましたが、ここのところ大きな問題となっております薬害エイズの問題でございます。「等」の中の問題ということで、この問題について私からお尋ねをさせていただきたいと思っております。 まず、本来これは立法府があるいは政治が口を出す話ではないかもしれませんが、この薬害エイズ問題に関連をいたしまして、当時のエイズ研究班の班長であります前帝京大学副学長の安部英が殺人容疑で……
○枝野委員 民主党の枝野幸男でございます。
別に打ち合わせをしたわけではないのですが、今の山本議員と同じような問題点から質問させていただきます。
まず、まさに今月の件は補助金制度を悪用したと言っていい事件だと思いますが、そもそもこの補助金制度を悪用できること自体に問題があるのではないかという問題意識を持っております。
そこでまず、端的に伺いますが、特別養護老人ホームの設立認可あるいはそこに対する施設整備費の補助金の交付決定、これは自由裁量でしょうか、羈束裁量でしょうか、行政法上。
【次の発言】 そうすると、例えば今回の件は、特別養護老人ホームの設立認可は形式的には埼玉県知事、実質的には茶……
○枝野委員 民主党の枝野幸男でございます。 私どもは、まさに行政改革、政治の責任としてしっかり進めていきたい。そのためには党派を超えて、自民党さんであれ新進党さんであれ共産党さんであれ、ともにできることについては一緒にやらせていただきたい。橋本総理を初め行革に対して強い決意を示していただいておりますので、ぜひ一緒にやれるところはやらせていただきたいと思っておりますが、鳩山代表の代表質問の中でもお話をさせていただきましたように、私どもが行政改革の第一歩として国会に提出をさせていただきました行政監視院法及びこれに付随します総務庁設置法の改正法案、これは橋本内閣の行政改革にかける姿勢について一種の……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 戦傷病者戦没者遺族等援護法の今回の改正については基本的には賛成の立場でございますが、先ほど岡田先生からも御質問がありました、在日韓国・朝鮮人の年金受給権の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 まず、確認的にお尋ねをさせていただきますが、在日韓国・朝鮮人の皆さんの年金請求権の問題に絡む協定として、一九六五年の日韓請求権協定がございます。この二条の二項(a)では、「一方の締約国の国民で千九百四十七年八月十五日からこの協定の署名の日までの間に他方の締約国に居住したことがあるものの財産、権利及び利益」というものについては日韓請求権協定が「影響を……
○枝野委員 私は、現在の社会情勢をかんがみますときに、臓器移植、特に脳死体からの臓器移植が、特に提供者の意思がはっきりしている場合には、できるだけ早い時期に行いやすくする状況をつくらなければならないという要請を強く感じております。そうした意味で、同じような目的からこの法律案を準備され、提案をされた皆様方に敬意を払うものでありますが、しかしながら、現実的な適用をされた場合の状況あるいは法的な整合性を考えましたときに、この法案の中で、脳死を人の死と定義する初めての法律となっているという点についてはどうしても受け入れがたいという立場から質問をさせていただきたいと思います。 まず、提出された法案の第……
○枝野議員 お答えいたします。 池坊委員から御指摘がありました考え方というのは、むしろ私どもの案の提出者のかなりの部分に近い考え方だと思っています。 私たちは、死の時期について、今のように三徴候死と脳死と両方が考えられるという状況の中では、脳死を人の死と考える人もいるし、それを考えない人もいる。それぞれの立場をきちんと考慮しようと思ったときに、もちろん、法律で選択できますという書き方をすることができればそうしたいという考え方もありますが、これはいろいろと、それを話し出すとまた長くなりますが、法律的になかなか難しいところがあるだろう。 私どもは、むしろ、脳死を人の死と定義しないということで……
○枝野委員 それではまず、法務省の民事局、来ていただいておりますか。――法務省の民事局に確認的なお話をさせていただきたいと思っています。図でもつくってくればわかりやすかったのですが、若干、頭の中をクリアにしてお聞きをいただきたいと思います。 典型的な例を申し上げます。お父さんがいて、お母さんがいて、息子がいて、おじいちゃんがいる。家族はそれだけだ。親族はそれだけだ。お父さんと息子が相次いで亡くなったという場合の相続関係についてお尋ねをしたいと思います。 お父さんが亡くなって、その次に息子が亡くなった場合、相続は、お父さんが亡くなったときに、その財産はお母さんと息子に半分ずつ行く、次いで息子……
○枝野委員 私からは、この医療保険改革に関連をいたしまして、現在の医療費総額の膨張について、どこで抑止できるのか、できないのかという観点からひとつ御質問をさせていただきたいと思います。 まずは、一昨日だったと思いますが、この厚生委員会の質疑の中で、我が党の肥田美代子議員からの御質問にお答えをいただきまして、阪大病院の院外処方せんの発行率がわずか二・五%しかない、なぜなのかという問いに対して、阪大病院が千里に移転をする際に大型コンピューターによるオーダリングシステムを導入した結果、それまで何時間も待たないと病院では薬は受け取れなかったのがすぐに受け取れるようになった、その結果として院外処方せん……
○枝野委員 二つのテーマをきょう用意してきておりますが、どちらからやろうか最後まで迷ったのですけれども、公的介護に関連性の深い方の有料老人ホーム問題からやらせていただきたいと思います。 公正取引委員会、おいでいただいていますでしょうか。――時間がございませんので、聞かれたことだけにお答えをいただいて、どんどん話を進めていきたいと思います。 去る五月十三日、公正取引委員会が有料老人ホーム五法人五施設に対して景品表示法違反、いわゆる不当表示、新聞のリード的には、「「終身介護」をうたいながら、介護が必要になると病院に移したり、入居金とは別にかかる介護費用を明示しないなど、広告と実態が大きく異なる……
○枝野委員 私は、特に廃棄物の焼却施設からのダイオキシンの発生の問題について御質問させていただきたいと思っております。 まず、廃掃法では、規制の対象になっております焼却施設が、一日の処理量五トン以上というものが許可対象の基準になっておりますが、例えば、処理量四・九トンという届け出をしながら現実には五トン以上の焼却を行っているというような例がちまたでかなり強く言われております。例えば、私の地元の埼玉県などについて、特に所沢かいわいを中心としてこういった問題が深刻でありますが、県の方に問い合わせをしてみましたけれども、そういった事例についての調査その他はしていない、できていないというようなお答え……
○枝野委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、綿貫民輔君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○枝野委員 まず私からは、過日の本委員会の質問で私どもの民主党の池田議員が質問させていただいたことに対するお答えに絡んでお尋ねをさせていただきたいと思います。 池田議員の質問の中で、政府案は金融機関の支店の配置や変更の認可、要するにはしの上げ下げまで大蔵省と総理府との共同の省令で定めなければならない法律案になっている、これは、企画立案だけと表向きは言っていながら、実質は大蔵省が金融監督に関与することを許す内容になっているのではないかといったようなことを御指摘を申し上げましたところ、橋本総理が、よき御注意をいただいた、御指摘のうち幾つかは我々としても不本意なものがありますので、そうした意見をい……
○枝野委員 この金融監督庁の法案が行革委員会におろされているということは、広い意味での行革の問題であるという認識に基づいているわけでありますし、また、従来の政府の御答弁の中でも、中途半端じゃないかというような話に対して、全体の省庁再編の話をするまでの過程なの か、それともこれでしばらく動かないのかというのは閣内不一致をしているような部分もあるようでございますが、いずれにしても、行政改革全体の構造とこの話というのは切っても切れない関係にございます。 そういったことで、まず、行革会議の事務局に来ていただいておりますが、行革会議は議事録を完全に公開しておりますでしょうか。
○枝野委員 それでは、民主党を代表して、新進党の対案と民主党の修正案について質疑をさせていただきたいと思いますが、新進党の対案については、先ほどの柳沢先生の御質問あるいは今新進党みずからの御質問の中で、疑問点はいろいろと質疑をされておると思いますので、専ら民主党案についての質問をさせていただいて、新進党案については我が党の見解だけ述べさせていただきますので、どうぞ三十分お休みいただいて結構でございます。 まず、新進党の御提案でございますが、一つの御見識とは思うのですけれども、我が党が特に重要と考えておりますポイントについて、若干見解を異にしておるのかなというふうな見方をさせていただいておりま……
○枝野委員 私は、民主党を代表して、内閣提出、金融監督庁設置法案及び金融監督庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の両案に対する民主党修正案に賛成、修正されない場合の両原案に反対、新進党提出の金融委員会設置法案に反対の立場から意見を申し上げます。 金融ビッグバンの時代に対応した金融行政への改革を目指す今回の金融行政機構の改革は、橋本行革の第一弾となる重要な意義を持つものです。しかしながら、政府案は、本委員会の審議でも重ねて指摘されたように、深刻な利益相反を内包している財政と金融について、その分離が中途半端に終わっています。信用秩序の維持のみならず、取引所や業界団体の監督、はしの上げ……
○枝野議員 御指摘のような、夫婦選択別姓が導入されることによって、家族のきずなに影響があり得るのではないかという御指摘があることは十分に承知をしております。これについては、私どもはむしろ、いわゆる家族のいい意味でのきずなというものはプラス方向に働くのだろうと思っております。 といいますのは、形式、枠組みということで家族のきずなというものがつくられるものではありません。先ほどの太田先生のお話の中にもありましたように、まさに生物としての本質であったり、あるいは一緒に生活をしているというところから出てくる感情的な情であったり、まさに法や形式ではつくれないものが家族のきずなであると思っています。 ……
○枝野委員 民主党の枝野幸男でございます。 私どもは、公共事業費を中心としてこの予算案についてもっと切り込めるのではないか、削減ができるのではないかという視点から予算質疑をさせていただいておりますが、そうした観点から、まずは、過日私どもの仙谷政調会長が総括の最終盤でお尋ねをいたしました農業集落排水の問題について、仙谷会長の質疑の中などで資料を出していただきましたので、それに基づいてまず幾つかお尋ねをさせていただきたいと思います。 農業集落排水について、その基本設計の業務が平成八年度四百四十六地区について行われていますが、そのうち四百二十六件、九五・五%が社団法人日本農業集落排水協会が受託を……
○枝野委員 それでは、民主党を代表して質問をさせていただきたいと思います。 私ども民主党は、未来への責任を立党の精神にしております。そうした観点から、財政の健全化が待ったなしの状況にあるということについて、政府・与党以上に強い危機感を持たせていただいていると自負をさせていただいております。 特に個人的に申し上げますと、まさに高齢化社会のピークが二〇二〇年から二五年ごろにあるということがもう明らかになっております。そのとき、私は今三十三歳でございますので、ちょうど五十代であります。大臣席にお座りの大臣の皆さんを初めとする世代の皆さんを我々の世代が高齢化社会のピークのときに支えなければならない……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 まず、今回の法案に直接はかかわりませんが、行政改革、特に官邸機能の強化という側面から、三月十九日の予算委員会で私が村岡官房長官にお尋ねをした件について確認をさせていただきたいと思います。 三月十九日の予算委員会で、私は、省庁間の覚書について公開をきちんとしてもらわないと困りますとお尋ねをいたしましたら、できるだけ早くやりますと御答弁をいただいて、その翌日には内閣参事官室から各省庁担当官あてに、速やかに資料を提出するようお願いしますという、これは通達というのでしょうか、流していただいていますが、まず結論として、その後お出しをいただいておりますでしょうか……
○枝野議員 お答えをさせていただきます。 今のような御指摘の出るところが若干私どもの案の御理解をいただいていない部分かなと思いながら質問を聞かせていただいておりますが、私どもは、第四条に掲げました三つの項目、これはかなり具体的な基準を、しかも明確に、この手の法律ができますときには必ず、原則としてとか、努めるものとするとかというふうな書き方をしてあるわけでありますが、私どもは明確にこの三つに限定をするという書き方をさせていただいております。 そして、具体的に御質問がありました、例えば教育、青少年問題ということを取り上げましたときに、これが国の事務なのか地方自治体の事務なのかというような分け方……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 争点がある程度は限られている法案でございますので、重複する部分もあろうかと思いますが、まずは裁判所法の修習期間の短縮問題についてお伺いをさせていただきたいと思います。 今、福岡先生の質問などにもありましたように、合格者の数は、福岡先生の時代は三百人弱、私の時代で五百人、今は八百人。単純には言えないと思いますけれども、合格者の数がふえているということは、それだけ楽に入れるという言い方が正しいかどうかは別問題として、その合格者の水準については、若干懐疑的にとらえなければならないようになってきていると思います。そうした中で、特に司法に対するニーズが非常に強……
○枝野委員 今回の法改正は、今提案理由の御説明をいただきましたが、明確には政府の立場は言えないのかなと思いますが、台湾からの日本への入国者の皆さんが非常にふえているという中で、大変手間のかかる面倒な措置が必要であったということで、私も台湾に何度か伺いまして、李登輝総統を初めいろいろな方々から、何とか対応してもらいたいというお話を聞いておりました。今回、おくればせながらこうした改正がなされるということは大変結構なことではないかというふうに思っております。 ただ、台湾地域、中華民国の皆さんとの関係に関しましてはまだまだいろいろと問題点があるのではないかと思いますので、そうした点を幾つかお尋ねして……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 保護司法の一部を改正する法律ということで、保護司さんの活動の範囲といいますか、そういったところを広げていって、保護司会の位置づけをはっきりさせていくという方向自体については、基本的には私どもも賛成の立場に立っておりますが、まず関連をいたしまして、保護司制度について幾つかお尋ねをさせていただきたいというふうに思っております。 確認的な話になりますが、まず保護司さん、基本的にはボランティアということで行われています。その実費弁償の一部しかなされていないという制度になっておりますが、改めまして、大体どれぐらいのお金が出ているのかということをお答えいただけま……
○枝野委員 おはようございます。
債権譲渡の対抗要件に関する特例の法律ということで、まず幾つか御質問をさせていただきます。
体系的な問題点については、この後、私どもの党の福岡議員の方からお尋ねをしてまいりますので、私の方からは、それに先立って具体的な問題点を挙げていきたいと思っております。
まず、この法律によって対抗要件を具備する登記というのは、確認でございますが、届け出を受理した時点でしょうか、それとも、登記が完了した時点でしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、一般の登記でありますと、登記の申請をしましてから実際に登記がなされるまでに日にちがずれることもないわけではありません。そ……
○枝野委員 民友連の枝野でございます。 私は、金融機関への優先株、劣後債、いよいよ実行され始めてきております、その過程についてまずお伺いをさせていただきたいと思います。 金融危機管理審査委員会の方で、二月二十六日に審査基準というものをつくっておりますが、全部の銀行を順番に挙げておりますと時間がなくなりますので、幾つか典型的なところについてお尋ねをいたしますが、例えば東京三菱銀行、これは優先株でしょうか、お決めになっておられますが、基準二のどの事項に該当するという判断で優先株の購入をお決めになったのか。これは預金保険機構の理事長でしょうか、お願いをいたします。
○枝野委員 私は、金融関連六法案と言われているものの中で、不動産に関連する権利等の調整に関する臨時措置法案という大変長ったらしい名前ですが、世間ではゼネコン徳政令法案と言われておりますし、先日の本会議での質疑では、私どもの仙谷由人議員から、恥知らずな法案ということで指摘をさせていただきましたが、この法案の問題点について質疑をさせていただきたいと思います。できるだけイエス、ノーで答えられるように端的に聞かせていただきますので、余計なことはお答えにならずに、聞かれたことだけお答えください。 まず、前提として、法人税法、法人税について大蔵大臣にお尋ねいたします。 法人が寄附をした場合、あるいは債……
○枝野議員 お答えをさせていただきます。 即時株を取得させていただくというやり方については、幾つかのメリットが考えられております。 一つは、国が一〇〇%株主になる金融機関となります。それまで経営状態が非常に危ういということは、当然のことながらマーケットその他で伝わっているからこそこういったスキームに入らざるを得ない状況になっている金融機関でありますので、そこが、国が一〇〇%株主ということで、どの金融機関よりも一番高い信用、つまり、現在の例えば開銀とか輸銀のような国が、関与している公的金融機関と同じような信用を得ることができます。したがって、支払い停止などというような問題のぎりぎりのところに……
○枝野議員 いわゆる従来の意味で俗に言われている公的資金の注入がないという意味でありまして、当然のことながら、私どもも、預金者保護のために、債務超過分、そしてそれが預金保険機構の現在のあるいは将来にわたっての資力で賄い切れない部分について、これは預金者保護ということを従来から、政府もそして国会もそれに同意するような形で国民にお約束をしていますので、その部分について公的資金を使うということでは否定はしておりません。 ただ、従来言われているようないわゆる資本注入策というような形で税金のむだ遣い、公的資金のむだ遣いはしないという意味であります。
○枝野議員 まず結論から申し上げますが、残念ながらその点については、私どもは、与野党協議が仮に進んだとしても、譲れない最大の点であるということを最初に申し上げておきます。 理由を申し上げます。 確かに、我が国に対する信用そして我が国の金融機関に対する信用が低下をしている、それが実態と食い違っているのではないかというような印象を持つということについては理解をするところでございます。しかし、それがなぜそういったことになっているのかといえば、従来の、宮本先生を初めとする与党の皆さんのなさってこられた金融行政というものが、隠ぺい、先送りというやり方でやってきていて、真実がどこにあるのか、相変わらず……
○枝野議員 では、野党案の方からお話をさせていただきます。 私どもの考え方は基本的には、どうやったら国民の皆さんの税金を使わせていただく部分を少なくできるかという発想でつくらせていただいております。 例えば、金融機関が破綻あるいは破綻直前の状況になったときに、今長銀に対して行っているようなやり方をすることがいかに税金のむだ遣いになるか。逆に、例えば私どもの特別公的管理、いわゆる国有化スキームを使いますと、株主の責任をきちんと問えるという大きなポイントがございます。その銀行が破綻に近い状態であった場合、その株主の本来の権利は限りなくゼロに近いものでございますが、そこに税金をつぎ込むなんという……
○枝野委員 金融の情勢は日々動いておりますので、現段階で確定的なことは申し上げられませんが、三十六条または三十七条のいずれかで特別公的管理に入るものと思います。現状で考えますと、三十七条で入る可能性が高いというふうに推測いたしております。
【次の発言】 この間、実務者協議など、途中まで自由党さんもお加わりになっていましたが、そのところで一番問題になっていました破綻という言葉の定義が人それぞれ違ってお使いになられているんですね。破綻金融機関以外の金融機関を特別公的管理に入れることができるということの破綻の定義によっては、自由党さんも合意をされた原案でも、破綻金融機関以外の金融機関を特別公的管理に……
○枝野委員 主な争点は岡田議員からも質問をさせていただきましたので、重複をする部分もあろうかと思いますが、一つ一つ詰めさせていただきたいというふうに思っております。 まず、基本的な認識を提案者の方にお尋ねをしたいと思いますが、現在、大手十九行と言われている金融機関は、ことしの四月の段階、そして新聞報道等では九月の中間決算の段階でも、長銀は別といたしまして、それぞれ自己資本比率が八%、国際的な基準を大幅に上回っている金融機関がほとんどであります。八%はすべて超えております。こうした自己資本が充実している金融機関が貸し渋りや資金の回収に走っているのはなぜだというふうにお考えになりますか。
○枝野委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、高鳥修君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○枝野委員 参考人の先生方には、きょうはどうもありがとうございます。私から何点かお尋ねをさせていただきます。
まず、久保井先生にお尋ねをさせていただきますが、日弁連の「司法改革ビジョン」について御説明をいただきました。せっかくでございますので、これのつくられた経緯とか、どういった人たちの間でつくってきたのかとか、ちょっとそういったことをわかりやすく皆さんに説明していただけますでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、チームができてからでき上がるまで早いなと思っていたのですが、むしろ、その蓄積があったのでという理解でよろしいでしょうか。
それでは、きょう御説明をいただきました中身のうち、……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 まず、本案についての質問に先立ちまして、理事会等でも御議論をさせていただいていることと思いますが、私、法務委員会にこの六年間の議員生活の間ほとんど籍を置いておりますが、一貫して紳士的な場ということで先輩諸兄からも言っていただいておりました法務委員会の議事の進行に若干さまざまな混乱が出ているということで、そのことについては私の立場からも遺憾の意を最初に申し上げさせていただいて、しっかりとした対応を今後していただきたいということを最初に申し上げておきたいというふうに思います。 さて、本案について質問に入らせていただきますが、提案者の皆様、きょうはお疲れさ……
○枝野委員 私は、ちょっと法案とは離れたところから御質問をさせていただきたいと思っておりますが、ことしの四月二十三日の週刊フライデーに、「これが警視庁“裏ガネ作り”の手口だ!」という記事が掲載をされまして、以来九回にわたって連続して、警察の中で裏金づくりがなされているのではないかというような報道がなされております。万が一事実であるとすれば、背任、横領あるいは文書偽造等に該当するような重大な案件であります。 私は、四月二十八日にこの件について質問主意書を提出いたしまして、五月二十一日付で回答をいただいておりますが、この回答には質問にきちんとお答えをいただいていない側面が多々あるというふうに理解……
○枝野委員 前回に引き続きましてお尋ねをいたしますが、まず、もう一度お尋ねをさせていただきます。
週刊フライデー九九年四月二十三日付八ページにあります現金出納簿の一部と見られる書類が、警視庁保管の真正な書類とどこがどのように一致をしていないのか。答えられないとしたら、その答えられない理由をお述べください。
【次の発言】 今の答弁、矛盾していることにお気づきになっていらっしゃってお答えになっているのでしょうか。どうですか。
【次の発言】 いいですか。この四月二十三日付八ページの書類というのは、捜査員の氏名のところはモザイクがかかっております。このモザイクのかかっている写真について、真正のものと……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 外国人登録法を中心に質問させていただきたいと思いますが、まず初めに、この国会で既に政府委員の廃止等の法案が通っておりまして、大臣も参議院で多分御賛成をされたのだろうと思いますので、可能な限りその趣旨を前倒しして大臣に御答弁をいただきたいということをまず申し上げたいというふうに思っております。 さて、幾つか外国人登録法に関連して論点がございますが、一つ、これは前向きに、よかったなと思われるのが指紋押捺制度の廃止でありますが、制度を廃止いたしましても、既に保管されております指紋の押されている原票やその台紙がどうなっていくのかということは大変大きな問題であ……
○枝野委員 それでは、私は、引き続き警察庁のお金の使い方についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
七月二十三日の委員会で、領収書を偽名で書いてもらって受け取ることがあるということを野田官房長お答えになりました。そこで中途半端になったんですが、基本的には領収書は私文書でありますし、そこに偽名を書くということは私文書偽造の構成要件に該当するということは否定のしようがないことだと思うんですが、よろしいですね。
【次の発言】 注意してください。聞かれたことに答えていません。
【次の発言】 答えていませんよ。
【次の発言】 構成要件に該当しますかと聞いているんです。犯罪ですかと聞いていません、僕……
○枝野委員 おはようございます。民主党の枝野でございます。 幾つかのテーマについて御質問をさせていただこうと思っておりますが、この国会、安保問題で周辺事態というような言葉が飛び交っておりますので、若干、周辺の事態から御質問をさせていただこうと思っております。 防衛論争がなされておりますが、そもそも、今の自衛隊、防衛庁のお金の使い方、予算の使い方について、合理的なちゃんとした使い方をしているのかどうか。これは、昨年来、防衛庁の調達本部を中心とする問題が取りざたされておりますが、こうした余りにもひど過ぎる違法な問題はともかくとして、そもそも、今当たり前に予算が執行されている、その使い方の部分の……
○枝野委員 私、個人的には余り好きでも得意でもないのですが、党としてのチームプレーでありますので、ちょっと大臣に政治姿勢についてお尋ねをさせていただきます。 十一月九日の商工委員会で我が党の渋谷修議員の質問にお答えをいただきまして、岩瀬達哉さんという方の書かれた「われ万死に値す ドキュメント 竹下登」という本の中に引用されております堺屋長官がお書きになったという手紙の中身、その中に、皇民党事件のことを言っているんでしょうが、「実体不明の事件や事実無根の疑惑を並べる興味本位の報道」が行われているということをお書きになっています。 これは、具体的にはどういったことを指してこういったことを指摘さ……
○枝野委員 それでは、私も引き続き、神奈川県警の問題について、法務大臣及び政務次官にお尋ねをさせていただきたいと思います。
現在進行形の話はともかくとして、神奈川県警でこれだけ相次いで不祥事、その中には刑事事件にも該当すると思われるようなものが幾つも含まれている、これがここまで見逃されてきたというのが客観的な事実として出てきております。これが見逃されてきたことについて、検察行政をつかさどる法務省、法務大臣の立場としてどのような認識をお持ちかということをまずお尋ねいたします。
【次の発言】 これは通告をしておきましたので、御検討していただいていると思いますが、読んでおいていただいていると思いま……
○枝野委員 私は、一連の神奈川県警不祥事に関連してお尋ねをさせていただきたいと思います。
クエスチョンタイムのときに我が党の鳩山代表も総理に申し上げましたが、結局、偉い人は捕まらないよねという国民の声というのは、これは否定しがたいものがあるというふうに思います。
端的にまずお伺いしますが、法務大臣には検察に対する指揮権がございます。指揮権発動などして身柄をとるべきじゃないかというようなおつもりはありませんか。
【次の発言】 指揮権についてお尋ねをしたので、指揮権というのは法務大臣の政治的な問題ですから、それは国会でお答えになるべき種類だと思うのですが、いかがですか。
○枝野議員 私は、ただいま議題となりました消費者契約法案について、提案者民主党を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 私たち民主党は、経済社会においては市場原理を徹底する一方で、あらゆる人々に安心、安全を保障し、公平な機会の均等を保障する共生社会の実現を目指しています。このため、行政による経済的規制の撤廃を推進する一方で、公正な経済取引ルールの確立に努力してまいりました。 とりわけ、消費者と事業者との間に存在する情報力や交渉力の格差を是正し、実質的な公平公正を確保するためのルールづくりは、共生社会を実現する上で不可欠な最重要課題として位置づけ、党を挙げて取り組んでおります。 まず、結……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 それでは、経済企画庁以外にも政務次官においでをいただいておりますので、そちらに関連する方から、ちょっと論理的な順番からすると違うかなとも思うのですが、そちらから先に質問をさせていただこうというふうに思います。 金融商品については、この消費者契約法とほぼ同時並行で金融商品販売法の議論がなされて、大蔵省から国会に法案が提出されているようでございますが、これについて、いわゆる商品先物取引が除外をされている。しかも、通産省が抵抗して対象から外されたというような新聞記事、例えば私の手元には三月三十日付の産経新聞がございますが、金融商品についての金融審議会の部会……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。参考人の皆様には、きょうはどうもありがとうございます。 おおむね、先生方の御意見と我が党の考え方、ほぼ近いところがございますが、井田先生だけちょっと立場が違うので、井田先生を中心にお尋ねをさせていただきたいと思っております。 私どもも、消費者契約法ができることで中小零細企業の経済活動に不利益が生じてはいけないというふうには思っております。ただ、若干、御指摘をいただいた点については何か誤解があるんではないだろうか、誤解に基づいて意見が違うということであるならば何とかそこは払拭をしたいというふうに思っております。少なくとも私は、民主党案程度のものをつくって……
○枝野議員 お答えをさせていただきます。 まずは、今の大臣の御答弁の中で、我が党の案も参考にというようなことも言っていただきましたことを率直に評価をさせていただきたいというふうに思っております。 私どもといたしましては、野党の立場としては、我々の考え方をきちんとまとめて法案を国会に出し、そのことによって、政府・与党が御参考にしていただいて、いいものができるということが野党としては一つの大きな意義だというふうに思っておりますので、その点お認めいただいたということで、率直に受け入れたいというふうに思っております。 この経緯でございますが、私ども民主党は、二年ほど前に結党されましたとき以来の理……
○枝野委員 それでは、私からは、まず民法改正の件についてお尋ねをいたします。
法制審議会で選択的夫婦別姓などを含んだ民法改正に関する答申が出されてから、もう何年もたっております。今回の大臣所信の中にも入っていなかったと思いますが、どうして法制審の結論が出ているのに国会に提出をされないのでしょうか。
【次の発言】 そういうお答えが出ると思ったのですが、それでは、臼井法務大臣は、国務大臣として吉野川可動堰には反対をしていただけますか。
【次の発言】 法務大臣は、法務大臣である前に国務大臣として法務省の職務も分掌しているのであって、まずは国務大臣であって、国務全般に責任をお持ちなのです。
今法務……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 この法律扶助法案につきましては、私を含めて、今まで心待ちにして要請をしてきた法案でございます。基本的な方向としては賛成できる。若干、部分的にまだ足りないとかいう問題がございますが、これについては、この後北村委員の方から質問がございますので、この法案本体につきましては一点だけ。 実は、この仕組みについて、私は一点だけどうも問題があると思っています。それはいわゆる指定法人という仕組みであります。これは法務省に限らず、いろいろなところで最近指定法人という仕組みが乱用されておりますが、ここが一種、利権、天下りの温床になってしまっているという実態があるというふ……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。余り民主党を代表した話にならないかもしれませんが、御容赦ください。 今回、議員立法という形で提案をされております。そこで、内容に入ります前に、立法の形式につきまして、せっかく、特に太田先生などが提案者にお座りでいらっしゃいますので、議院内閣制とは何なのかというところから少し議論をさせていただければというふうに思っておるのです。 この法案は、与党三党の中で少なくとも一致をして、それはお答えになれるかどうか別として、事実上、与党三党から民主党などもお声をかけていただいて共同提案をしているわけであります。与党三党が一致をしている話であれば政府提出法案にするの……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
本題から入っていって一番最後に付随的に聞くのが筋なんだと思うんですが、法制局にわざわざおいでいただいて、三十分以上お待ちいただくのはなんですので、ちょっと本題ではない方から先に聞かせていただきたいと思います。いろいろ言いわけいたしますが、余り個人的には趣味ではないんですが、党の中の役目柄、ちょっとこれを聞いておかないといけないものですから。
内閣法九条に、総理大臣に事故あるときというのと、欠けたときという二つの文言があります。それぞれの、法制局としての定義をお願いいたします。
【次の発言】 内閣法九条に「欠けたとき」とある規定と、憲法にも「内閣総理大……
○枝野委員 今、一時間ほど金融再生委員長のお話を伺いましたが、私にもどうも納得ができない。金融再生委員長、予定していた質問はほかにたくさんありますが、引き続き、金融再生委員長にお尋ねをいたします。どう考えても言っていることがわけがわからないので、一個一個お伺いいたします。
この蓮実議員の会で、大臣は、検査の仕方できついとかあったらどんどん言ってくださいとおっしゃっています。検査の仕方できついとかあったらというのは、どういうケースを想定しておっしゃっているんですか。
【次の発言】 おかしくないですか。今、個別のことではなくてマニュアルのことだとおっしゃっていますが、あなたの発言はこうなっていま……
○枝野議員 御答弁させていただきます。 野党側提案者としても、御指摘の問題意識、全く同感でございます。 ただ、三点ほど指摘をさせていただきますと、特に公共工事について問題意識を強くお取り上げになりましたが、それは委員も同感かと思いますが、公共工事に限らず、政治がお金をもらって行政をゆがめるということがあっては国民の信頼を得られないという意味で、幅広くそういったことを規制するべきであろうということが一点であります。 二点目に、官僚の皆さんの不祥事というものも、政治家の不祥事と同様にしっかりただしていかなければならないと思いますが、その場合に考えなければならないのは、責任がより重いのはやはり……
○枝野委員 お答えを申し上げます。 民主党では従来から、特に選挙権年齢、被選挙権年齢を中心にして、現在二十歳という成人年齢が適正かどうかということについて議論をしておりました。そうした中で、今の社会情勢から考えますと、あるいは諸外国との対比を考えましても、十八歳をもって成人とし、選挙権、そして我が党では被選挙権も含めてもいいんじゃないかという議論もしておりますが、そういう議論が従来ございました。それに加えまして、近時の、一部ではありますけれども大変凶悪な少年犯罪という状況の中で、少年法の適用年齢がいいのかどうかという議論も沸き上がってきました。 我々は、選挙権という権利を大人として認める以……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。参考人の皆さんには、きょうはお時間をつくっていただいて、貴重な御意見をどうもありがとうございます。 まず岡崎さんにお尋ねをしたいというふうに思います。 今のお話を伺いますと、警察、検察の対応そのこと自体が本質的な問題であるんですけれども、少年法とのかかわりで申しますと、大人の事件であれば、刑事事件であれば証拠に使われるはずのない、証拠能力のないような、いわばでっち上げの部分も含めた証拠に基づいて審判が行われ、ほかの証拠がある分だけ本来きちんと調べなければならない部分が調べられずに審判が、事実認定がなされていった。そのことがこうした警察の、不十分というべ……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
お尋ねしたいことがたくさんありますので、お尋ねしたことだけに簡潔にお答えをいただければと思います。
まず一番最初に、短く終わりそうなところからやりたいと思います。
この国会に共同法人法案の提出を予定されていると伺っております。共同法人法案というのは、民法の公益法人に関する規定との関係ではどうなるのでしょうか。この特別法なんでしょうか。
【次の発言】 一般的に、公益目的を持つ公益法人というものは、営利を目的としない非営利法人の中で特に公益性の高いものという概念ではないのでしょうか。むしろ、もし非営利法人に関する一般法ができるのであるならば、その特別法……
○枝野委員 時間がありませんので、端的にお答えください。
ハンセン病の判決が出ております。控訴期限は来週ですが、控訴するかどうか、結論は出たのか、出ていないのか、答えられないのか、三つのうちどれですか。
【次の発言】 裁判所あるいは司法制度というのは何のために存在するのですか。
【次の発言】 権利の擁護はわかるのですが、法秩序は何のために維持するのですか。
【次の発言】 三審制度は何のためにあるのですか。
【次の発言】 法律論ではなくて、法律論を離れて、ハンセン病の元患者の皆さんに対して法務大臣はどうお考えですか。
【次の発言】 何らかの形であの患者の人たちを救済しなければならないということ……
○枝野委員 官房副長官にお忙しい中おいでいただいておりますので、ちょっと順番が不自然でありますが、ハンセン病訴訟の問題についてお尋ねをいたします。
確認をしておきますが、現時点では、控訴するかしないか結論は出ていないですね。
【次の発言】 官房副長官は、十五日ですか、原告とお会いになっておりますか。
【次の発言】 そのときに、弁護士の同行を拒否されて、介護者、車いすを押す人ということで同行したというふうに伝えられているのですが、事実でしょうか。
【次の発言】 確認したいのですが、今総理に直接お会いいただくための努力をしている、これは間違いないでしょうか。
○枝野委員 私は、法曹養成制度の問題についてお尋ねをしたいと思います。
法曹人口を大幅に増員するべきであり、そして、そのためにプロセスとしてのロースクールという発想までは大賛成でありますが、今回の答申の法科大学院、こういう構想には、内容的にも手続的にも納得がいかないというふうに思っています。
答申の六十一ページに、「「ダブルスクール化」、「大学離れ」と言われる状況を招いており、法曹となるべき者の資質の確保に重大な影響を及ぼすに至っている。」と答申はしています。どんな重大な影響が出ているのですか。佐藤先生に。
【次の発言】 佐藤先生ともあろう方が、質問に正直に、真っすぐに答えていただかないと……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 私は、主に自衛隊法の改正案を中心といたしまして、一時間のお時間をいただきましたので、質問をさせていただきたいと思います。 自衛隊法改正案の具体的な中身に入ります前に、我が党の基本的な立場をもう一度確認させていただいて、それに対して総理がどういう御認識であられるのかということを御確認させていただきたいというふうに思います。 総理も御承知だと思いますが、私どもの党は、既に、今回のテロに対して毅然として立ち向かう、そして、憲法の範囲内という制約はありますが、国際協調、そして米軍に対して可能な限りの支援を行うというような立場で新しい法律をつくってそれを行う……
○枝野委員 おはようございます。民主党の枝野でございます。 この九月から、民主党のネクストキャビネットで警察、防災を中心に内閣委員会所管のところを担当しろということになりまして、初めて内閣委員会で質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 四人の大臣においでをいただいておりますが、それぞれ、順次お伺いをさせていただきたいと思いますが、まず最初に官房長官にお尋ねをさせていただきたいと思います。 我々、新聞報道を通じてでございますので正確な表現ぶりはわかりませんが、小泉総理が、内閣提出法案の与党審査の廃止という表現なんでしょうか、それとも与党と政府との二重権力構造というものを……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 今回の改正は二つの大きな柱で、私は、そのうち、電磁的記録など電子的手法により会社のいろいろな事務あるいは株主の権利の行使を容易にするというような部分について、まず何点かお尋ねをさせていただきたいと思います。 今度の改正で、株主総会における株主の議決権の行使を電磁的方法をもって行うことができるという改正が含まれております。私も、いわゆるインターネットなどを使って、ほとんど毎日インターネットを見ておりますし、毎週自分のメールマガジンなどもインターネットを通じて発信などをしておりますので、そういう使っている立場としては、こういったやり方がどんどん広まって便……
○枝野委員 私は、入国審査の体制についてお尋ねをしたいと思います。 九月の十一日のアメリカ同時多発テロを受けて、国内でのテロ対策というものが大変問われているところでありますが、一つには、テロリストあるいはテロリストになり得るような人間を水際で防ぐということが、ある意味で一番抜本的な、根本的な対策として重要だと思っています。 そうした視点から、補正予算で最新鋭の偽変造旅券等の鑑識機器を配備したというふうに聞いております。従来、こうした機器がどの程度配備をされ、今回補正でどの程度配備されることになるのか、その辺のところを簡単に御説明ください。
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
ちょっと順番を変えまして、今の片山大臣の御発言は非常に問題があると思いますので、その点からお尋ねをいたします。
まず一点は、従来の行政の個人情報に関する法律と今度審議されている法律案との間で、今回の防衛庁の問題について何か変わることはあるんですか。
【次の発言】 総務大臣、こんな重要な問題について、よくわかっていないんじゃないですか。これはコンピューター情報になっているんですよ、既に。コンピューター情報のリストが問題だと。紙は関係ないじゃないですか。事実関係をよくわかっていないじゃないですか。
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
前回、私の質問の途中で答弁が混乱をして、それから二十日以上たってしまいました。今の御説明にも納得できませんが、そのお話をお尋ねする前に、一点、守屋防衛局長においでをいただいておりますので、事実関係についてちょっと確認をさせていただきたいことがあります。
守屋防衛局長、二十三日の日曜日の昼、千葉の方に行かれていると思うんですが、どこで何をされていらっしゃいました。
【次の発言】 御一緒された防衛庁の幹部の方はどなたですか。
【次の発言】 聞かれたことに答えてください。
どなたと行かれたんですか。防衛庁のまず幹部の方、ほかの七名をお答えください。
○枝野委員 一昨日から始まりましたいわゆる総括的審議の最後は私になりますが、どうもここまで話を伺ってまいりますと、今回の法律案、成立したとしても具体的に何が起こるんですかという問いには、すべて、これから二年間でつくる法律でということで先送りをされておられる。何か、外側だけはつくったけれども中身が伴っていないという、ほかの政策でもこの一年間よく見るパターンをまた繰り返し聞かされているなというふうに思わざるを得ません。 ただ、ほんの一部分、今回の法律が成立することで具体的な法律効果が出てくる部分、それは自衛隊法の改正であります。この部分を中心にまず私はお尋ねをしていきたいというふうに考えておりま……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 今の細野さんの質問に続きまして、リスト問題についてお尋ねをしていきたいと思うんですが、少し整理をしたいと思います。 この問題、いろいろな問題点があるんですが、まず出発点になった、特に、海幕が一番最初にわかったわけですけれども、リストをつくっていたという問題。これは、何がよくないことなのか、なぜ問題なのかということについての御認識が十分にあるのか。法律のどこに違反をしましたとかしませんとかということは報告書に書いてあります。しかし、実質論、本質論として、なぜ法律で規制をされているのか、なぜ今回国民的な批判を浴びているのか、どこが問題であったのか、まず総……
○枝野委員 外務大臣に二つの視点からお尋ねしたいことがあるんですが、途中できょうは会見があるということですので、まず、短く終わりそうな方を、会見で抜けられる前に済ませておきたいと思います。 WHOという国際機関がありますが、ここに台湾が加盟できていない。WHO、国連の機関ですので、正式加盟ができないということについてはわからないではないんですが、台湾は、準加盟でも何でもいいのでこういう国際的な、健康、保健にかかわる問題でありますので、ぜひ何らかの形でWHOに関与したいという強い要望を持っていると聞いています。この要望を日本政府として外務省は把握をしているのかどうか、まずお答えください。
○枝野委員 引き続き、デフレ対策を中心にお尋ねをさせていただきます。
まず、デフレ対策の位置づけについて一点、ちょっとまず竹中先生に教えていただきたいんですが、消費者心理とデフレということについてはどんな関係があるんでしょうか。
【次の発言】 そうですよね。デフレが続くと思ったら、できるだけ物を買わない、後にしようと思う、だからますますデフレが進む。そうですね。
ところが、竹中大臣御自身が、先ほど来の議論でも、デフレ対策はまだ先があるんだと。けさの朝日新聞を見ますと、二年くらいはデフレと戦い続けなければならない、それから総理が、長期戦だ、みんなこらえ性がなくなってきた、今回が最後ではないと……
○枝野委員 私は、証人鈴木宗男君偽証告発に関する件について、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び民主党・無所属クラブを代表し、次の動議を提出いたします。あわせて、その理由を申し述べます。 動議 去る三月十一日の予算委員会において、鈴木宗男君が証人として宣誓の上行った証言中、国後島緊急避難所兼宿泊施設建設工事受注について、自由民主党浅野勝人君の「公設、私設を問わず、あなたの秘書の方がかかわっていた可能性はありませんか。」という尋問に対し、「かかわっていたということはございません。」と証言したことは、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律第六条に該当するものと認め、同法……
○枝野委員 おはようございます。 古物営業法についてお尋ねをさせていただく前に、通告をしておりませんので御答弁は結構なんですが、せっかく国家公安委員長に御質問ができる場ですので、一点だけ、お願いといいますか、申し上げておきたいというふうに思います。 本日夕方にダライ・ラマ法王が日本を訪れられます。トランジットで、一泊されるだけであります。従来からダライ・ラマ法王を政治的にどう位置づけるかということは難しい問題があるかもしれませんが、世界のVIPであることは間違いございませんので、法王が日本に来られた際には警察の方でVIP扱いで警備をされておられた。ところが、先日、実は今回モンゴルに行かれて……
○枝野委員 おはようございます。民主党の枝野でございます。 個人情報保護の法案について、前国会からさまざまな議論がなされてきておりますが、本日は、民主党としての基本的な考え方をお示ししながら政府の見解をお尋ねしてまいりたいというふうに思います。 私どもは、個人情報を保護するための法整備は大変重要であり、緊急に整備をする必要があるという立場に立っております。特に、前国会でもこの委員会で問題になりましたとおり、行政機関の持っている個人情報の漏えいなどの事件が多々起こっておりますし、また、民間においてもさまざまな形で個人情報の流出等による人権侵害、被害が出ているという中でありますから、あるべき個……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 私も同じような悪い予感をしている一人でありますが、質問に入る前に、ちょっと手続的なことで何点か申し上げておきたいことがございます。 私は、政府委員制度廃止という国会改革の趣旨を厳格に守るべきだというふうに思っておりますので、政府参考人の御答弁は結構でございます。政治家だけお答えをください。 二つ目。非常に細かいことなんですが、気がついてしまったので、御指摘だけしておきたいと思います。 まず、この法案は司法制度改革推進本部という行政機関がつくられて提出しておりますので、この法案の説明をされるときの森山大臣は法務大臣ではなくて国務大臣ではないかという……
○枝野委員 委員長、動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び民主党・無所属クラブの四会派を代表して、緊急動議を提出いたします。
動議の内容は、金融・経済財政担当大臣竹中平蔵君問責決議案の提出であります。
以下、提案の中身を申し述べます。
日本経済が危機的な状況にあり、この立て直しが求められている現在、金融・経済財政担当大臣の要職にある竹中君が、自らの重大な責任を自覚せず、軽率にして無責任な言動を繰り返し、国民経済を混乱させ、国民に大いなる不信と不安を抱かせたことは、重大である。
よって、本委員会は竹中君の責任を問い、ここに国民の名にお……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 幾つか政府案と民主党案との違いについて……(発言する者あり)野党案との違いについて、失礼しました、私は野党案の提出者でございますので、主に政府の側に質問をさせていただきますが、まず一点、この法律で報道というのを五十条の二項で新たに定義をしました。「不特定かつ多数の者に対して客観的事実を事実として知らせること(これに基づいて意見又は見解を述べることを含む。)」この客観的事実を事実として知らせることということの中に、例えば、昔、中川秀直先生が何か女性と写真が出ていたとか、山崎拓先生がベッドでいらっしゃった写真が出たとか、こういうものも報道で間違いないでしょ……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 官房長官においでをいただきましたので、きのう官房長官いらっしゃらなかったので突っ込めなかった部分について、順次お尋ねをしていきたいというふうに思います。 まず、行政機関の個人情報保護に関する部分でございますが、きのうも申し上げましたとおり、昨年のこの法案の審議が途中でとまってしまいましたのは、いわゆる防衛庁リスト問題に対してこの政府案が対応できるのかどうかということでありました。出し直してこられたので、当然のことながら、今度の法案では、防衛庁リスト問題のような事件が起こらないように、起こった場合にはきちっとした対処ができるようにという中身になっている……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
私は、主に、今修正案も出されておりますが、弁護士法の五条、六条関係についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
まず、私には、司法修習生となる資格を得た後、国会議員を五年以上やったら司法修習が免除される、この理屈がさっぱりわけわからないんですが、何でこんな法律が出てきているんですか。
【次の発言】 よくわからないんですが、一般的に、いろいろな経験をした人が司法修習を受けないでも例外的に弁護士資格を持つということ自体を否定するつもりはありませんが、では、そもそも、ここから行きましょう。司法修習生となる資格を得た後といった場合、大部分は司法試験に合格し……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
今回の予算で、デフレを何とか克服したいという強い意欲だけは示されていますが、そもそも、デフレというのはどういう状況なんでしょうか。これは竹中さんで結構です。
【次の発言】 さて、このデフレから脱却しなきゃならない。要するに、物が売れないからデフレになるわけですね。それで、デフレを解決させるためには、物が売れるようになるか、それとも、物が余らないように供給を削減するか。まさか供給を削減するとは思っていないですよね。やはり物が売れるようにならないと、あるいは、物というものの中にはサービスも含めてですけれども、そうしなければデフレは解決しないと思うんですが、……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。代表、幹事長に引き続きまして、私から。 先ほどの、税金を食い物にするお化け、我々はこれを退治していかなきゃならないと思っておりますが、まさにその象徴的な姿、天下りにも絡んでおりますし、道路公団の問題、この間、いろいろな委員会で追及をしてきておりますが、きょうは、道路公団藤井総裁においでをいただいております。 きのう、質問取りの公団の方に、この間問題になっております、ことしの四月十六日の十二時から十四時に行われた、総裁の言い方では会合だそうでありますけれども、会合の議事録と称する、議事摘録と称するもの、これを公団の方にお渡しをしておきました。読んできてく……
○枝野委員 民主党の政調会長を務めております枝野でございます。 小泉さんのおっしゃる改革、スローガンとしては一つの考え方を示されているのかもしれませんが、残念ながら、二年半たっておりますけれども、具体的に何をされるのかというのが全く見えない。スローガンはよくても、具体的な中身のやり方によっては、国民生活にとってプラスにもなるしマイナスにもなります。 そういう観点から、小泉改革の柱と称するものについてお尋ねをさせていただきたいと思いますが、済みません、順番を変えさせていただいて、やはり一番本丸の郵政から聞かせていただきたいというふうに思います。 小泉総理は、先日の代表質問での菅代表からの質……
○枝野委員 枝野でございます。 私からも、三人の人質の皆さんの救出に、総理を先頭に政府として全力を挙げていただきたいと、まずは冒頭、強くお願いを申し上げます。 そして、代表からも申し上げましたが、年金の話は大変重要でありますし、また、この年金の問題は総理と私どもでは大きく立場の違う問題でございます。この人質問題が、特に期限の切られている話として今直面をしておられる。そして、国民の生命を守るということについての最高責任者としての総理は、大変厳しい中で、今情報収集や判断を迫られているということでございましたので、きょうの年金のこの審議を、もちろんこうした緊急事態ですから、全体としての審議がおく……
○枝野議員 今の質問に対するお答えは、古川議員御指名ですので、古川議員に答えていただきます。 その前に、今の御質問の中で、五年間の空白という御発言と、三十年でだめになると五十嵐議員がおっしゃったという御発言について、五年間空白というようなことはございません。(宮澤委員「質問していません、それは」と呼ぶ)二〇〇七年には消費税三%上げると私どもは明確に申し上げておりますし、五十嵐議員は、三十年はもつと言っているんで、三十年でだめになっているだなんて言っておりません。まずこのことを撤回していただけないと答弁できませんので、理事さん、よろしくお願いいたします。
○枝野議員 私どもの案では、新制度が成熟した後は別として、旧制度、現行制度の過去債務をこれからお支払いし続けるわけですね。今受け取っている方、これから、今二十歳になっている人も一部分は旧制度で受け取るわけですから。その部分の、財源が足りない部分にまずは消費税が実は充てられる。皆さんが保険料は値上げで賄おうとしている部分を、我々は消費税三%で賄おうとしている。そして、その過去債務が減っていくにつれて新制度に基づく給付がふえていく。したがって、その消費税は、今度は新たに新制度の最低保障年金の財源になっていく、こういうことを御説明させていただいているわけであります。 そして、先ほど来、数字の話が繰……
○枝野議員 本来であれば、現行制度でも未納、未加入という問題は生じるはずがない話なんでありますが、国民の信頼を失っていて大変大きな未納、未加入を生んでいる、その実態をどう改善するのかという政府側からの具体的な提案がない中での御質問だということを、まず前提としてお答えをさせていただきたいと思います。 何度も申し上げておりますとおり、私どもの案では、所得に応じて保険料を納める、しかも、社会保険庁と国税庁を一体化して歳入庁という形にして、所得税と一体化をした形で保険料を納めていただくという形になります。 したがいまして、現在のように、特に国民年金の場合は独立して税などとは別に保険料を納めていただ……
○枝野委員 おはようございます。民主党の枝野でございます。 民主党は、昨年度から、政府の予算案に対する対案的性質を持つものとして、民主党政権ならばどういう予算をつくるのかということをつくり、そして、発表してきております。 平成十六年度についても、先日九日に、私が党を代表して記者発表をさせていただきました。その資料は、予算委員の皆さん、それから閣僚の皆さんにはお配りをいただく手配をしていただいているというふうに思いますが、この我が党の予算案ではどういう形になるのかということを、特に重要なポイントについて、政府の姿勢をただしながらお尋ねをしていきたいと思っております。 まず、今回の予算あるい……
○枝野議員 自営業者の方の所得把握の問題については、さきの通常国会の中でも何度かお尋ねありまして、何度も御説明を申し上げております。確かにサラリーマンの皆さんの方が所得把握がより容易であるという客観的な事実はあると思います。しかしながら、いろいろな収入の形態によって所得の把握の仕方、あるいはそれによって把握のやりやすさというものに差があったとしても、しかし現実問題として、より公平な制度になるような努力をしながら、実際に所得把握を皆さんの政府もしていらっしゃるわけです。 つまり、例えば、所得税という制度は、自営業者の方にもサラリーマンの方にも同じ税率で所得税をかけていらっしゃるのは今の自民党政……
○枝野議員 まず、三党合意の話なんですけれども、我々、通常国会の段階で、衆議院と参議院で途中で方針が変わったという事実は全くございません。 あくまでも、三党合意をお読みいただければよくわかると思いますけれども、政府案のことについては全くこの三党合意ではかかわっていない話でありますし、実際に衆議院でも、我が党は、修正部分には賛成をいたしましたけれども、政府原案には反対をいたしています。 そして、参議院に行きまして、残念ながら、最後の採決の段階で混乱をいたしましたが、これは既に御承知のとおり、西川きよし議員の質問が予定されていて、総理も出席してというようなことがあったのに、なぜか一時間、二時間……
○枝野委員 民主党・無所属クラブの枝野幸男でございます。 まず、冒頭に当たり、本特別委員会の位置づけについて意見を申し述べます。 四月にまとめられた衆議院憲法調査会報告書では、「現在の衆議院憲法調査会の基本的な枠組みを維持しつつ、これに憲法改正手続法(日本国憲法九十六条一項に定める国民投票等の手続に関する法律案)の起草及び審査権限を付与することが望ましいとする意見が多く述べられた。」とされています。 本特別委員会を形式的、手続的に見れば、衆議院憲法調査会とは別個に新たに設置されており、五年間の議論を踏まえた調査会報告書と食い違った形となっています。このことは、与野党の立場を超え、衆議院憲……
○枝野委員 きょうの話の中で、国民投票の結果に対して無効の訴訟が起こった場合どうしたらいいのかということも出てまいりましたが、ここは私も、結論的なことを申し上げるわけではないんですが、一つのアイデアとして、こういったことは考えられないだろうかと。 つまり、国民投票の結果に対して無効であるという訴訟が起こされるケースもいろいろなものが想定されるだろう。まさに、実質的にその当否をきちっと判断しなければならないような重要な瑕疵と思われるケース、あるいは、当然内容的に、例えば改正に反対の立場からは、いろいろな手段でそれに反対、抵抗するでありましょうから、そのための一手段として訴訟が提起をされるという……
○枝野委員 さっき柴山さんからの話のうち、仮処分、私は仮処分的なものと確か申し上げたつもりなんですが。つまり、現行の制度の何かを援用するとかということよりも、憲法の改正手続だから全く新しい概念をつくってもいいんではないかという意味です。仮処分的なもので、何日以内に決定が出れば、例えば三十日以内に申し立てて六十日以内に効力発生停止の処分を裁判所がすることができるだなんという制度をつくる余地があるんではないかと申し上げました。 しかも、これが使われるケースというのはほとんど想定できなくていいんだと思います。つまり、我々、民主主義で平和な国家に六十年過ごしているわけなので、これから日本がそうなる可……
○枝野委員 民主党・無所属クラブの枝野でございます。法務委員会は久しぶりでございますが、よろしくお願いいたします。 きょうは、主観的に公正公平であるのかということとそれがどう見えるかということとは別問題だという観点から、幾つかの質問をさせていただいていこうと思っております。 まず、最高裁について、最高裁判所の裁判官は、その中には一般の裁判官、判事から事実上ステップアップをして最高裁判事になられる方がいらっしゃいます。 最近、これは二十五年分でやってもらっていますか、二十年分でやってもらっていますか、昭和五十四年最高裁判事任官の木下最高裁判事以降で、裁判官出身二十六名かと思いますが、これは……
○枝野委員 今の河村さんがなかなかおもしろい視点で、私が聞こうと思っていることをいろいろと頭出しをしていただきましたので、総務省に来ていただいていますが、総務省にお尋ねをする前に、今の続きを聞きたいと思います。
今の話をもう一回整理しますが、例えば、大きな民間企業。まず民間企業からいきましょう。済みません、今の流れで順番を全部変えますから。副大臣、大丈夫ですね。民間企業としては本業をちゃんと行っているけれども、そのある部局が部局ぐるみでこの共謀罪に当たるような犯罪をやった場合には、共謀罪に当たりますか、当たらないですか。
【次の発言】 もう一度、正確に申し上げますね。
例えば、民間企業があ……
○枝野委員 今の平岡委員の質問の流れで、別の角度から同じようなことを聞いていきたいと思います。
株式会社は、二条に言う「団体」には入りますね。いいですか。
【次の発言】 株式会社の意思決定機関は何ですか、商法上。
【次の発言】 株式会社が取締役会でリフォーム詐欺をやろうということを決めたら、それは株式会社という団体の意思決定ではないですか。
【次の発言】 三条の「団体の活動」の中の「団体の意思決定」をそれとは違う意味で解釈する根拠を説明してください。
【次の発言】 共同の目的という関係は聞いていないんです。
株式会社の意思決定機関は取締役会です。取締役会で、あることを決める。それは会社とい……
○枝野議員 お答えをさせていただきます。 私ども民主党は、政府がお出しになられた法案などに対して賛成をすることもあります。あるいは、よって立つところが全く初めから違っていれば、初めから反対をすることもあります。あるいは時として、大きな方向ではいいけれども部分的に問題があるということで、修正案を出すこともあります。行政改革については、私ども、ある意味では結党の理念の一つでもあり、私ども自身が率先して議論をリードしてきたという自負を持っております。 今回、政府から行政改革推進法なるものが提出をされるということで、大きな方向性として行政改革の必要性を強く訴えてきた我々としては、その点については期……
○枝野議員 先ほどの石井議員の質問の中では、我が党が五%だってできないのにというお話がございました。 確かに、現行のこの政府の案に基づいて定数を削減していこう、あるいは人件費を抑制していこうということを考えたときには、あくまでも現行の行政システムを前提として、その中でどこを削れば、どこを削れば、こういう議論をしておられます。 しかし、今、馬淵議員から説明させていただきましたように、私どもは、根本的に行政のあり方、特に国と地方の仕事の役割分担を変えよう、そして、私どもの法案では明確に、国がやるべきことは皇室、外交、防衛、通貨等の国家の根幹にかかわる業務、そして地方ではどうしてもできないという……
○枝野議員 御質問いただきまして、ありがとうございます。 先生御指摘をされましたように、消費者団体を装うとか、あるいはいわゆるクレーマーのような人たち、こういう人たちが存在をするということは、大部分の本当の意味での消費者団体の皆さん、あるいは本当の意味での消費者の利害をちゃんと守ろうという皆さんにとっても、大変迷惑な話だと思っております。 私たちも今回の法案で、適格消費者団体を政府案とは違って登録制にいたしました。だからといって、消費者団体を装う人たちがそこに登録をされるということがあってはならないというふうに考えておりまして、登録制でございますが、もちろんその登録の基準というものを明確に……
○枝野議員 ありがとうございます。 御指摘のとおり、民主党案の方が、消費者契約法に列挙されている規定以外に、人を欺罔し強迫する行為等についても取り消しの対象になっております。 この件について、どこがどう変わってくるかといいますと、消費者契約法の列挙事項では、重要事項に関しということで、事実と違うことを話したという範囲が限定をされています。 しかし、消費者被害でよく見られる例ですと、例えば、電話を販売するのに、今あなたの使っている電話は使えなくなりますよとか、あるいは、これはリフォーム詐欺的なところであるんでしょうか、あなたの家はシロアリにむしばまれているので早く駆除しないといけませんよ、……
○枝野委員 民主党・無所属クラブの枝野でございます。 まず冒頭、中山団長を初めとして、ともに参加された団員の皆さん、そしてサポートしていただいた皆さんに、大変充実した調査ができましたことの御礼を申し上げます。 まず、総括的に全体としての主な印象について申し上げたいと思います。 三点ほど、日本で従来考えていたことが裏づけられたかなと。そして、二点ほど、いろいろ調査をさせていただいて、新たな問題点といいますか、検討をしなきゃならないことについて感じてまいりました。 最初の三つは、国民投票運動、あるいはメディアの行動について、基本的には規制を加えるべきではないという考え方、これは各国とも共通……
○枝野委員 民主党・無所属クラブの枝野でございます。 憲法改正国民投票制度に関連をして、現時点で民主党の考えていることについて発言をいたします。 一部、私の個人的私見の入る可能性がありますが、その場合には主語を明確に使い分けようと思っておりますので、御理解ください。 まず、憲法改正の国民投票制度の必要性についてでございますが、憲法に憲法改正の手続規定があり、そこに国民投票というものが求められている以上、本来、憲法附属法として、憲法の公布後、施行までの間につくられるべきものであったと考えております。今までなかったことが立法不作為に当たるとは考えませんが、しかしながら、本来、憲法を具体的に変……
○枝野委員長代理 次に、辻元清美さん。
【次の発言】 次に、滝実さん。
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 まず、先ほどの葉梨先生の御意見、いつも葉梨先生の御意見は、意見が違うことはあってもなかなか見識のある御意見をいただいていてありがたいなと思っているのですが、一点だけちょっと気になりました。 三カ月居住ルールの件について、途中で引っ越しちゃったら自己責任ということを言うと、逆に、引っ越しても住民票を出すなということになりかねないのじゃないかと思います。三カ月以内に二度引っ越すというのは、本人の意思以外の事情で二度引っ越さなきゃならないということはあり得るわけですから、そのときに国民投票で投票したければ住民票の異動を出すなということになりかねませんので、……
○枝野議員 民主党・無所属クラブの枝野幸男でございます。 私どもの日本国憲法の改正の是非を問う等のための国民投票は、決して憲法改正のための国民投票制度ではないということを強調して、その法案提出者を代表して一言発言をさせていただきます。 まず、この法案の審議が、こうやって委員会での審議がスタートできたことについて、委員長を初めとする皆さんのこの間の御努力に対して感謝を申し上げます。 その上で、先ほど来お話が出ておりますとおり、とにかくこの制度は、中立公正な制度をつくらなければならないという共通認識は十分に今できているんではないというふうに思っています。 繰り返しになりますが、この制度は、……
○枝野委員 執行猶予者保護観察法の一部改正、私どもみんなで起草をした法案でございますので、その法案は十分ではないとしても一歩前進だというふうに思っておりますので、その背景、あるいは今後何が必要かという、ちょっとそもそも論を大臣とさせていただければと思います。 まず、そもそも執行猶予あるいは保護観察つき執行猶予という制度そのものの話を大臣とさせていただきたいと思うんですが、実は、これは揚げ足取りでなく、ちょっと問題の出発点、私もあれっと思ったんですが、更生保護のあり方を考える有識者会議の中間報告の中に「そのため、更生意欲の乏しい者等に対しては、無力な場合も認められる。」という文言があって、あれ……
○枝野委員 きのうに引き続き、質問をさせていただきます。 きのう通告した二つのテーマの前に、きのう最高裁で、いわゆる光市の母子殺人事件の上告審審理が弁護人が出頭しないということで流れた、こういう事件が起こりました。弁護人が死刑廃止論者であるということが背景にあるだろうという報道もなされています。 ただ、これについては、どうして欠席をしたのか、詳細な事実関係を把握する立場にございません。事実関係が不明確なものは国会質疑をしない方がいいと思いますし、また、これがどういう処理になるのかは、弁護士会の自治である懲戒、これは弁護士会の自治の問題でありますので、ここで法務大臣に逆に御見解を言っていただ……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 大臣の参議院での発言をやろうかなと思っていたんですが、それ以上に急ぐ事案として、福島県立大野病院の産婦人科のお医者さんが業務上過失致死罪で逮捕され、起訴されたという事件があります。これに対して、産婦人科関連のお医者さんたち、産科の関係者に限らず医療関係者の方から相当な抗議あるいは危惧、不信、さまざまな声が上がっております。この問題を取り上げたいというふうに思っています。 この件では、出産、分娩に当たってお母さんが亡くなられております。まず、そのことには心より御冥福をお祈り申し上げたいというふうに思います。 それから、私ごとですが、あえて申し上げます……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
まず最初に、午前中の細川議員の質問にもありました、被疑者と弁護士との面会における一時停止の措置について、さらに突っ込んで聞きたいと思いますが、改めて伺います。
百十三条一項一号ロということになるんでしょうか。弁護人との面会において行為もしくは発言を制止する場合というのは、具体的にどういう場合を想定しているのか、改めて法務大臣と国家公安委員長に伺います。
【次の発言】 では、法務省に聞きましょう。
今のような刑事施設の規律及び秩序を害するような行為に当たるのかどうかという判断はだれがするんですか。
○枝野委員 私どもの修正案は、政府提出の法律案に対する修正案をお出しいたしました。政府提出の法案は、いわゆる国際犯罪防止条約を国内法化する法律案であるというふうに理解をいたしておりますし、そうした説明を聞いております。 御指摘のとおり、私どもの線引きをいたしますと、いわゆる典型的に国際的な組織犯罪と思われる犯罪の幾つかが長期五年超に該当しないというものが出てまいりますが、例えば今御指摘にもございました集団密航的な話の部分の出入国管理法などでは、集団密航者を本邦に入らせる行為の準備罪、あるいは収受した者の予備罪等、個別具体的な法律で賢明な政府・与党の皆さんが、国際的な組織犯罪に該当する問題のあ……
○枝野委員 法務大臣を初めとして、この法律は、共謀罪は普通の人たちには関係ないと一生懸命おっしゃっておられます。先ほど、そもそも組織犯罪法をつくったときにも、これは暴力団とか、あのときオウム真理教とかいろいろ出てきましたから、そういうところが対象だということをおっしゃって、そうなっているじゃないかという御答弁がありましたが、今、保坂議員も教えてくれたんですが、例えば、ことしの二月に健康食品販売の会社に組織犯罪法が適用されています。こういった消費者被害をもたらすような話についても、豊田商事事件ぐらいになればそうかなと思わないではないですが、いわゆる詐欺的な商売の違法収益で会社をつくったから組織犯……
○枝野委員 ありがとうございます。
きょうは、今回の提案されている法案が国際的な組織犯罪の防止に関する国連条約に基づいているという、その関連のことについてお尋ねをしたいと思います。
まず、政府案であれ与党修正案であれ、六条の二で新設をされるいわゆる共謀罪というのは、この条約のどの部分を国内法化したものであるのか、御説明ください。
【次の発言】 次に、一貫して、政府あるいは与党修正案提出者は、越境性の要件を入れてはいけないんだとおっしゃっておられますが、それはこの条約のどこが根拠になっておるんでしょうか。
【次の発言】 では、この条約の三十四条2の主語は何ですか。
○枝野委員 お疲れさまでございます。民主党の枝野でございます。 今回の犯罪収益吐き出し関連二法案は、五菱会事件を契機としまして、私ども民主党も、昨年の三月に党内にプロジェクトチームをつくりまして、私が座長を務めさせていただいて、検討をスタートさせました。 率直に申し上げて、法務省の対応というのはどちらかというとスローであることが多いんですけれども、今回の件は、スイスとの外交関係ということがあったにしても、法務省にしては大変速いスピードで、また内容的にも、これから申し上げるとおり、今後さらに検討していただきたいというか、改善を要する部分はあるというふうには思いますけれども、おおむね、少なくと……
○枝野委員 今回、法例の全面改正ということで、もともと読みにくい文章でもありましたし、実は二十年近く前に、私はなぜか司法試験の法律選択科目に国際私法を選びまして、なぜ選んだかというと、教科書が一番薄くて、条文が一番少ないという非常に合目的的な理由だったんですけれども、その分解釈にゆだねられている、しかも、解釈にゆだねられている割には判例の集積がなかなかできない分野であるということですので、これをできるだけ整理するという今回の法改正の趣旨というものは、大変望ましいことだというふうに受けとめております。 これは通告していないのでお答えはいいんですが、まず、実は、法の適用に関する通則法という法律名……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 まず、本題に入ります前に、ちょっと一点、苦言を呈して見解をお尋ねしておきたいと思うんです。 きのう、きょうのこの質問についての通告を、内閣府と総務省の官僚の方に事務所に来ていただいて、主務大臣が佐田大臣ですから佐田大臣は御出席されるんでしょうが、総務省に対するお尋ね部分については、お答えされるのが総務省なのか内閣官房なのかはそちらの御判断ですが、政府参考人はだめですよ、ただ、大臣、副大臣、政務官等であれば、政治家であればどなたでも結構ですよということを申し上げて、お帰りになられましたら、土屋政務官が答弁をされますということでうちの事務所の方に御連絡が……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 今回の海外調査に参加をさせていただきまして、中山委員長のおさばき、そして事務局あるいは在外公館の皆さんの御尽力によりまして、先ほど来同行された諸先輩もおっしゃっておられますとおり、大変充実した調査をすることができました。まずは、この場をかりて委員長を初め関係者の皆さんに御礼を申し上げます。 私からも、今、お三方が御報告をされたのに付随をして、感想、印象を申し上げたいというふうに思っております。 私は、特に各国における合意形成のプロセスというものに着目をして今回調査をいたしました。 まず、ポーランドにおきましては、円卓会議という方法を使いまして、い……
○枝野議員 お答えをいたします。 今の船田先生、斉藤先生の御発言を歓迎して受けとめたいと思っております。 私どもも、この憲法改正に絡む国民投票制度については、できれば国会内の全会一致で制定されるべきであるというふうに考えております。それは、まさに国民の皆さんの意思を問うルールでありますので、例えば将来、憲法改正の発議がなされた場合、それに賛成である立場からも反対である立場からも、このルールで投票が行われればその結果は国民の意思であるということをみんなが納得できる制度でなければいけません。 そういう意味ではまさに土俵づくりでありますので、憲法に対する考え方の違いにかかわらず、これなら中立公……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 きょうの午前中の参考人の皆さんとの懇談で、幾つか論点が少し整理をされてきたかなというふうに思っております。 一つは、小委員長からの御報告にもございましたが、公務員等の運動規制を原則なしにする、これは例外をどれぐらいつくるかということでは与党案と我々違いますが、原則なしにするということでは一致をしておりますが、その場合に、一般の公務員法の活動規制がかぶってくるときに、若干、国家公務員法、人事院規則と地方公務員法とのでこぼこが、むしろ実態は本来の姿と逆で、地方公務員の方が縛られるという話になったりしますので、これは提案者としては事前にチェックをかけておく……
○枝野議員 笠井委員御指摘のとおり、国会は発議をして承認を求めるという側面があるのは間違いないですが、国会は合議機関でありますから、国会として承認を求めているとしても、その構成員の中にその発議に反対の人たちが含まれる、これまた当然のことです。三分の二以上で発議をしたからといって、その発議に反対をした方は、国会の一員であるけれども、その承認をしない方向で運動されるわけでありますから、そこは理論的に問題はないと思います。 むしろ、実は、国会に設置したということの意味は、では、どこができるのかという話です。当然のことながら、行政機関はもっと悪いだろうと思います。 では、実際に発議がなされる状況、……
○枝野議員 私どもも、憲法についての調査を行うということは日常的に常にやっていくべきではないか、しかも、同じことを個別の法律案という視点から見るのと憲法という視点から見るのとではやはり視点が違いますので、憲法という視点から常に調査を行うという意味で、常設ということが自然ではないかと思っております。別に発議を常に行うように常設にするわけではなくて、調査は常に行っていくべきではないか。 それからもう一点、多分これは共産党さんとの立場、考え方の明確な違いかと思いますが、必要に応じて、例えば憲法改正のための特別委員会をつくるとか、そういうことは適切ではないと思っています。 というのは、残念ながらと……
○枝野議員 憲法九十六条は、「又は」ということでどちらかの機会にやれということであって、なおかつ、その発議をいつどのようにするのかということ自体は国会の自律に任されているわけでありますので、国会がどういうタイミングで発議をするのかという裁量の範囲の中に、どういうタイミングで国民投票が行われるのかということも私は含まれるというふうに思われますので、殊さら「国会の定める選挙の際行はれる投票」を排除するということでなければ、憲法の違反という問題にはならないというふうに憲法論的には理解をしております。
【次の発言】 望ましいかどうかという観点からすれば、有権者、投票される皆さん、あるいは運動される皆さ……
○枝野議員 そのとおりであります。
政党以外の団体に適格性を認めるとすれば、何らかの基準に基づいて、しかも、その基準は多分形式的基準だけではやり切れないんだろうと思います。そうすると、そこに裁量の余地が入って、ここは認められたのにここは認められないという形式的アンフェアが生じてしまう。それは全体としての公正さを担保する上でゆゆしき事態であるというふうに思いますので、そこがある意味では最大の問題と言っていいかもしれません。
【次の発言】 まず、なぜ政党だけが、政党以外のところにもいろいろな多様な意見があって、それは一定の理解をいたします。
ですから、私どもも、まず紙媒体ということでは、別途、……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 まず、貸金業法改正についてお尋ねをしたいと思います。 貸金業法改正については、最高裁の判例もありまして、自民党内でもいろいろもめておられたようでありますが、後で申し上げますとおり、内容については問題があると思いますが、この国会が始まる前に一応まとまったということですので、所信表明でどういうふうに語られるのかなと楽しみにしておりました。私は、ある意味ではこの国会で最優先しなければならない課題がこの貸金業法の問題ではないかと思っておりますが、残念ながら所信表明にはございませんでした。総理としては、この貸金業法改正についてどういう御認識を持っておられるのか……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 きょうは、総務省に対しまして、最近、報道、放送メディアが、間違った放送等によって社会的にも問題になっております。虚偽の放送による報道被害や国民生活への悪影響をしっかりと防止しなければいけない。ただ、その一方で、表現の自由、報道の自由というのは、これはまた、特に行政権限による過剰な介入を許しては絶対にいけないものである。この兼ね合いは大変難しいものでありますけれども、このあたりについて、直近の具体例を軸にしながら議論をさせていただきたいというふうに思っております。 最近問題になった二つの事例。関西テレビ放送のいわゆる「あるある大事典」の放送に対して、菅……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
郵政公社総裁、おいでいただいておりますね。郵政公社法の五十二条三項では「役員は、在任中、任命権者の承認のある場合を除くほか、報酬を得て他の職務に従事し、又は営利事業を営み、その他金銭上の利益を目的とする業務を行ってはならない。」となっておりますが、現在、総裁がこうした兼業を行っているのは、松下電器産業株式会社、レンゴー株式会社、第一三共株式会社、株式会社インターネットイニシアティブの各取締役と、南海電気鉄道株式会社の監査役、株式会社東京放送の監査役、以上ですべてでありますか。
【次の発言】 おやめになる予定はないんですか。
○枝野委員 民主党の枝野でございます。
参考人の皆さんには、お忙しいところをありがとうございます。
まず、郷原参考人にお尋ねをいたします。
不二家・「朝ズバッ!」報道の件で、企業は複雑でいろいろな人たちで構成されているということで、不二家の経営者の立場からの声というのは大体聞こえてきておりますが、従業員、あるいは、この不二家の場合はフランチャイズシステムですから、フランチャイズの皆さん、こういった関係者の皆さんがこの「朝ズバッ!」報道についてどういう受けとめをされているのか、御存じの範囲で教えてください。
【次の発言】 もう一つ、この「朝ズバッ!」という番組のあり方、編成のあり方等につい……
○枝野議員 公務員であったから不祥事があった、そして、公務員であった状況のときになぜそれを防げなかったのか。社会保険庁の歴史の中で、自由民主党が管理監督をしていなかった時期というのは多分二年間しかなかったと思いますが、その管理監督者の能力の問題だと私は思っております。 不祥事を起こした役所は民営化した方がいいんだったら、防衛庁も民営化するんですかという話になるわけでありまして、民営化をしたらすべてが解決するという幻想は大きな間違いだというふうに思います。 その上で申し上げますと、公務員とは何なのかということを前提にお尋ねになっているのかよくわからないんですけれども、政府案は非公務員化と一生……
○枝野議員 現状では、社会保険庁と税務署が分かれているわけでありますけれども、法人税法では、会社を設立登記した場合には必ず税務署に設立届を出すということになっているわけでありまして、当然、税務署が歳入署になるわけでありますから、そこでその法人が設立をされたと。 そこが、税について、現状でもきちっと、もちろん一〇〇%ではないですけれども、非常に確率の高い徴収をしているわけでありますから、そことの突き合わせの中で、同じ役所の中で自動的に社会保険未加入の事業所は把握ができるということになりますので、もちろん、事業所というのは法人登記をした法人に限りませんけれども、その圧倒的多数、大部分はそうであり……
○枝野委員 今の山井さんの質疑を聞いていて、ちょっと私からも聞きたいことがあるので、今の担当者、残っていてもらった方がいいと思いますが、今の御答弁の中で、本庁調査を二百件ほどやっていると。社会保険事務所や市役所に問い合わせて、社会保険事務所や市役所では調べられないけれども、本庁でその二百件、そういった形になれば、さらに突っ込んで詳しく調べられる、こういうシステム、状況であるという理解でいいんですね。
【次の発言】 それは何人ぐらいでやっているんですか。
【次の発言】 それで、そこでの調査の結果として、現場ではわからなかったけれども、こういうところに記録が、断片がありました、くっつけることができ……
○枝野議員 民主党は一貫して、申し立てがあれば支払うというようなことは申し上げたことはありませんので、ぜひ、後ほど、理事の皆さんで議事録を訂正していただきたいというふうに思います。 私どもは、記録、領収書がない場合、あるいはいわゆる物証がない場合であっても、支払いに値する場合があり得るということを申し上げているだけであります。この場合に、つまり厳格な証明というものを申立人に求めるのかどうか、領収書があるのかないのかとかということを求めていたのでは、これは政府としての役割、責任を果たしていることにはならないだろう。 法的な意味で、厳格な意味での疎明という言い方がぴったり当てはまるかどうかは別……
○枝野議員 私からお答えを申し上げます。 与党の皆さんが、この間の委員会、小委員会、公聴会等の議論を踏まえて今回修正案を出されたということに対しては敬意を表したいと思いますし、一定の評価を申し上げたいというふうに思っております。 ただ、残念ながら、今回、きょう趣旨説明されました修正案を拝見いたしますと、何点か重要なところで違っているところと詰め切れていないところがあります。 趣旨説明にもございましたが、大変重要な公務員の政治活動について、結局この重要な部分の結論が出ていないということになっております。それから、与党案の中では結論は出ておりますが、この間、公聴会などでも、あるいはその他外側……
○枝野委員 私どもは、成人年齢あるいは他の選挙権年齢が二十であったとしても、憲法改正の国民投票については、より長期にわたって国民を拘束するという性質にもかんがみ、より若い世代に可能な限り投票権を認めるべきであるということで十八歳の投票権ということを従来から主張してきております。と同時に、私どもは、もともと十八歳成人、十八歳選挙権も主張しておりますし、国民投票について十八歳にするということであるならば、成人年齢を初めとして、それを出発点として十八歳に引き下げることをきちっと検討して結論を出すということは当然あっていいことだろうということで、こういった附則を設けております。 与党修正案にも似たよ……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 柳澤厚生労働大臣には、ぜひ御自身から辞職をされることを期待しておりましたし、そうでないならば、安倍総理が罷免をされるということを期待しておりましたが、残念ながら、国民の多くの皆さんの声に反して、きょうもこうして答弁の場におられているということを大変遺憾に思います。 その実質、本質的な問題点について、この後いろいろと御質問させていただきたいと思いますが、一点だけ、先ほども猪口委員が、私どもがこれまで出たくても委員会に出ることができなかった状況についていろいろ御意見をおっしゃっておられました。こういう国会戦術について、国民の皆さんからいろいろな御批判があ……
○枝野委員 柳澤厚生労働大臣に伺います。 厚生労働大臣、次から次へといろいろな御発言をされて、それぞれ大変な問題だと思っておりますが、たまたまの失言ではなくて、先日、二月七日の私の質問に対する答弁、これは質問通告もしておりまして、二度三度と繰り返し、二度かな、柳澤大臣は、同じ趣旨の答弁、厚生労働省としての公式見解としての答弁だと思いますので、これは失言だから取り消すという話ではないと思っておりますが、産科医師の減少について、出生数の減少で、医療ニーズがはっきりと低減しているということの反映であるということを御答弁されています。大問題だと思います。 こうした認識で厚生労働省が医療行政をやって……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 雇用・労働問題、その背景にある経済問題について総理と論戦を闘わせたいと思っておりますが、きょうの本題に入ります前に一点だけ。 先日、我が党の小沢代表は、一部で疑義があるとされた事務所費の詳細について、会見を開き、みずから積極的に公開をいたしました。 きのうの高山委員の質疑の中でも、総務省から、政治資金規正法の趣旨、それは国民の皆さんの監視とチェック、見ていただいて、知っていただいて、それで、それがいいのか悪いのか、そのことについては国民の皆さんに判断をしていただく、そういう趣旨だというお話もありました。そのとおりだろうというふうに思います。 残念……
○枝野委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 このたび、決算行政監視委員長に選任されました枝野幸男です。浅学非才の上に若輩でありますが、委員各位の御指導を賜り、公正かつ円滑な委員会運営に努め、その重責を果たしてまいります。 さて、本委員会の役割は、決算全般について審査し、その結果を将来の予算編成と執行に反映させ、また、行政監視の中核を担うことにあります。こうした役割の重要性は、依然として財政赤字が拡大を続ける一方で、行政に対する国民の目が一層厳しいものとなっている折から、ますます大きなものとなっています。 また、権力分立原則のもと、行政を厳しく監視し、そ……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
平成十七年度決算外二件を一括して議題といたします。
本日は、各件について締めくくり総括質疑を行います。
この際、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、政府参考人として国土交通省住宅局和泉洋人局長、国土交通省自動車交通局本田勝局長の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
【次の発言】 質疑に入るに先立ちまして、質疑者各位に申し上げます。質疑時間は申し合わせの時間を厳守されるようお願いいたします。
また、政府におかれましても、各質疑者の質疑時間……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
歳入歳出の実況に関する件及び行政監視に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、参考人として日本郵政株式会社西川善文取締役兼代表執行役社長の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
引き続き、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房野村正史内閣参事官、総務省人事・恩給局藤井昭夫局長、総務省行政管理局村木裕隆局長、総務省自治行政局久元喜造選挙部長、総務省郵政行政局橋口典央局長、外務……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
すなわち、決算の適正を期し、行政監視の機能を果たすため、お手元の印刷物にありますとおり
平成十八年度決算外二件
平成十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外四件の承諾を求めるの件
歳入歳出の実況に関する件外五件
以上の各件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午前十一時五十一分散会
○枝野委員 まず、現時点のお話から聞いていこうと思いますが、田辺三菱が把握をしている四百十八人のうち、実名を把握している人たちのリストについてまでわざわざ厚生労働省はイニシャルに書きかえさせて提出をさせたというふうに聞いています。なぜ実名のまま厚生労働省は田辺三菱から提出をさせなかったのか、端的に理由をお話しください。
【次の発言】 今の私の質問にはお答えいただいてないと思います。
なぜ実名でとらなかったのか。今のをしんしゃくすると、厚生労働省が情報を持つと情報が漏れる危険があるからとらなかったということですか、情報管理ということは。厚生労働省、守秘義務をみんな持っているんですから、もちろん……
○枝野委員長 これより会議を開きます。 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。 決算の適正を期し、行政監視の機能を果たすため 一、歳入歳出の実況に関する事項 二、国有財産の増減及び現況に関する事項 三、政府関係機関の経理に関する事項 四、国が資本金を出資している法人の会計に関する事項 五、国が直接又は間接に補助金、奨励金、助成金等を交付し又は貸付金、損失補償等の財政援助を与えているものの会計に関する事項 六、行政監視に関する事項 以上の各事項につきまして、関係各方面からの説明聴取、小委員会の設置及び資料の要求等の方法により、本会期中調査を進めたいと存じます。 つ……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
歳入歳出の実況に関する件及び行政監視に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、参考人として本州四国連絡高速道路株式会社伊藤周雄代表取締役社長の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
引き続き、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、政府参考人として法務省刑事局大野恒太郎局長、法務省矯正局梶木壽局長、外務省大臣官房渡邉正人参事官、水産庁山田修路長官、国土交通省海事局春成誠局長、海上保安庁岩崎貞二長官及……
○枝野委員長 これより会議を開きます。 平成十八年度決算外二件を一括して議題といたします。 総括質疑を行います。 この際、お諮りいたします。 各件審査のため、本日、政府参考人として総務省人事・恩給局藤井昭夫局長、総務省自治行政局松永邦男公務員部長、法務省刑事局大野恒太郎局長、文部科学省高等教育局清水潔局長、厚生労働省大臣官房金子順一官房長、厚生労働省医政局外口崇局長、厚生労働省年金局渡辺芳樹局長、社会保険庁吉岡荘太郎総務部長、社会保険庁総務部眞柴博司職員課長、国土交通省都市・地域整備局増田優一局長、国土交通省道路局宮田年耕局長、国土交通省住宅局和泉洋人局長及び国土交通省港湾局須野原豊局……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
平成十八年度決算外二件を一括して議題といたします。
第一分科会ないし第四分科会の各分科会は、去る四月二十一日、二十二日の二日間にわたり審査を行いました。
この際、各分科会主査より、それぞれの分科会における審査の報告を求めます。
第一分科会平田耕一主査。
【次の発言】 次に、第二分科会横光克彦主査。
【次の発言】 次に、第三分科会木村太郎主査。
【次の発言】 次に、第四分科会上田勇主査。
【次の発言】 以上をもちまして分科会主査の報告は終了いたしました。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、政府参考人として内閣府加藤利……
○枝野委員長 これより会議を開きます。 平成十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(承諾を求めるの件)、平成十八年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(承諾を求めるの件)、平成十八年度特別会計予算総則第十二条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)(承諾を求めるの件)、平成十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)(承諾を求めるの件)、平成十八年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)(承諾を求めるの件)、以上の各件を一括して議題といたします。 この際、お諮りいたします。 ……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
平成十八年度決算外二件を一括して議題といたします。
本日は、各件について締めくくり総括質疑を行います。
この際、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、参考人として日本郵政株式会社西川善文取締役兼代表執行役社長の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
引き続き、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、政府参考人として内閣官房郵政民営化推進室木下信行室長、厚生労働省職業能力開発局新島良夫局長、厚生労働省保険局水田邦雄局長、社会保険庁石井博史……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
この際、御報告いたします。
本会期中、当委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしておりますとおり、金沢刑務所の平成十九年度施設予算等に関する陳情書一件であります。念のため御報告いたします。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
決算の適正を期し、行政監視の機能を果たすため、お手元の印刷物にありますとおり
平成十九年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外四件の承諾を求めるの件
歳入歳出の実況に関する件外五件
以上の各件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じます……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。
委員の異動に伴いまして、現在理事が七名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは
秋葉 賢也委員 谷川 弥一委員
寺田 稔委員 山口 泰明委員
渡辺 喜美委員 平岡 秀夫委員
及び 福島 豊委員
を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
決算の適正を期し、行政監視の機能……
○枝野委員長 これより会議を開きます。 平成十九年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(承諾を求めるの件)、平成十九年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(承諾を求めるの件)、平成十九年度特別会計予算総則第七条第一項の規定による経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)(承諾を求めるの件)、平成十九年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)(承諾を求めるの件)、平成十九年度特別会計予算総則第七条第一項の規定による経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)(承諾を求めるの件)、以上の各件を一括して議題といた……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
歳入歳出の実況に関する件及び行政監視に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、参考人として日本郵政株式会社伊東敏朗常務執行役の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
引き続き、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、政府参考人として財務省主計局香川俊介次長、財務省国際局中尾武彦次長、文部科学省大臣官房布村幸彦文教施設企画部長、文部科学省高等教育局河村潤子私学部長、農林水産省大臣官房岡島正明官房長、資……
○枝野委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
決算の適正を期し、行政監視の機能を果たすため、お手元の印刷物にありますとおり
平成十九年度決算外二件
平成十九年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外四件の承諾を求めるの件
歳入歳出の実況に関する件外五件
以上の各件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。
まず、閉会中、委員派……
○枝野議員 枝野でございます。 憲法調査会で、何代か代わりましたが、最後の調査会長代理を務めさせていただきました。そうした立場からお招きをいただいたのだと思いますが、お招きをいただき、発言の機会をいただきましたことを御礼申し上げます。 早速ですが、意見を述べさせていただきたいと思います。 まず、そもそも憲法とは何かということについて確認をさせていただきたいというふうに思います。 憲法は、主権者が為政者に対してその公権力行使の基本的事項について縛るルール、これが憲法の定義でございますことは、皆さん御存じのことというふうに思います。民法と書いてある表題の法律に、例えば、人を殺したる者は死刑……
○枝野議員 C案の立場からお答えをいたします。 臓器移植そのもの、移植医療そのものについては、C案の提出者の中でもいろいろな見方があろうかと思います。私自身は、科学の進歩によって救われる命があるということであるならば、そのこと自体は積極的に受けとめていって、そのことによって救える命をできるだけ救いたい、そういう立場にあります。 ただ、天命という言葉からすると、人の命、人の死というものは非常に崇高なものであるし、それぞれの倫理観、宗教観、信条、文化などによって大きく規定されるものであるというふうに思っております。少なくとも、国会議員ごときが、これは死であるというようなことを決めて、国民の皆さ……
○枝野議員 御指摘いただきましたとおり、私たちは、脳死体からの臓器提供というのは、本人の自己決定権ということを重視して位置づけるべきだ、そういう整理をしております。 ただ、一方で、現実に今十五歳以下の方についての臓器提供がないということで、お子さんで臓器移植を待っていらっしゃる方の声に可能な限りおこたえをしたいという気持ちは強く持っております。ですから、そういう意味で、D案を提出された皆さんの思いというのは私どもも共有をさせていただいているつもりでおります。 ただ、御指摘いただいておりますとおり、なぜ親が子供にかわって同意ができるのか、なぜ子供だけなのかということについての説明はなかなか広……
○枝野議員 私は、ただいま議題となった消費者権利院法案について、提出者を代表し、その趣旨及び概要を説明します。 近代以降、消費者を取り巻く環境、特に消費者と事業者との関係は著しく変化しました。製品、商品、サービス等の高度化と複雑化、事業や流通過程の大規模化が進み、これら結果として、事業者と消費者との間では、経済力や情報等の点で非対称性が拡大しています。 ところが、こうした変化に司法や行政が十分に対応できておらず、結果として、消費者の生命身体や財産を脅かす事件が続発しながら、被害救済や再発防止が十分に図られない事態が繰り返されています。 私たちは、こうした変化に対応して、消費者被害の防止や……
○枝野議員 お答えをいたします。 一般的に、普通の、内閣のもとにある省庁は内閣の統括のもとにあるというふうに言われます。統括の場合は、「上級の行政機関等がその管轄権の下にある他の下級の行政機関等を包括的に総合調整しつつ、すべること」を意味すると、法令用語辞典などでも言われております。 一方、私たちは所轄とさせていただきました。これは、現在の制度のもとでは、人事院が内閣の所轄のもとにある、それから、国家公安委員会と公正取引委員会がそれぞれ内閣総理大臣の所轄のもとにあるということで用いられておりまして、講学上は、やはり法令用語辞典によりますと、「当該機関の独立性が強くて主任の大臣との関係が最も……
○枝野委員 お二方には、お忙しいところ、きょうは本当にありがとうございます。 まず、郷原参考人にお尋ねをしたいというふうに思うんですけれども、先ほど来の、すき間を埋めるという発想ではうまくいかないんではないかということについてさらに突っ込んでお話を伺いたいんですが、私はこういうふうに理解をしたんです。 例えば、一例として、郷原さんの資料の九ページにあるエレベーター事故のケースでいうと、これは、最初の段階ではというか、今でもわからないわけですけれども、原因がはっきりしない。そうすると、最初の規格の問題だとすれば、これは警察は全然、立法不作為みたいな話ですから、入れないし、あえて言えば国土交通……
○枝野議員 お答えをいたします。 今、私も聞かせていただいていて、ああなるほどと思ったんですが、御理解いただいているとおり、政府案においても、結局、食品偽装の部分については、消費者庁が農林水産省のやる仕事を監視、チェックをするということに実質的にはとどまっているというふうに思います。実際の動きは農林水産省が今までどおり行うということであるならば、どちらが監視、チェック機能が働くのかということは、内部チェック的な要素の強い消費者庁よりも、外部チェック的な要素の強い消費者権利院の方がより機能するということについては御理解をいただけるのではないかと思っています。 あるいはまた、例えば、先ほどの汚……
○枝野議員 私ども民主党は、結党以来、消費者行政の重視をずっと訴えてきておりますし、私どもが政権を担わせていただければ、消費者権利院のような外部からのチェックシステムがなくても、しっかりとした消費者行政を担っていく自信を持っております。 しかしながら、行政システムというのは、しっかりとした見識と能力を持った人間が常に権力を持つわけではないということを前提に、どんなケースであってもしっかりと機能するようなシステム、どなたが政権を担おうが、どなたが消費者担当大臣になろうが機能するシステムをつくるのが、行政権を持っていない立法府としての責任だというふうに思っています。 私どもが政権を担い続けたと……
○枝野議員 まず、今の御議論、よくわからないんですけれども、政権交代はあるかもしれないし、ないかもしれないし、あったときでもなかったときでもいいような仕組みをつくろうということを国会では議論しなきゃいけないので、政権がかわるかわらないは関係なく、どちらでも通用する制度をつくるというのが国会の役割だと思うので、ないと思うから、ないことを前提に議論するみたいな話もあり得ないわけでございます。 その上で、私たちが申し上げているのは、政権交代をして、私たちが理想と思っている分権改革を行った場合には、例えば消費生活相談員の皆さんだけではなくて、あらゆる公務員についての、あらゆる公権力行使についての、す……
○枝野議員 この条文は、まさにいわゆるすき間事案的な部分のところについての緊急対応措置でございます。 ただ、我々の場合ですと、身体的な損害だけではなくて財産的な問題も含まれるという意味では、消費者安全法の停止等の措置とは違っている、そういった意味では広いと思っております。 発生し、発生するおそれがある場合ということは、まさにすき間的事案に対しての対応ですので、ケース・バイ・ケースですべて状況は違っているというふうに思いますが、まさに消費者の立場に立ってこれをとめないと深刻なことになるということの判断を、ただ一般的には消費者権利官が行う組み立てにしておりますが、まさに重要ですので、合議体の五……
○枝野議員 似たような例は、というかもっと強い例が消費者安全法案というのに入っておりまして、消費者安全法では、実は、調査だけではなくて事業者に対する命令ができてしまうんですね。しかも罰則つきで命令ができます。その要件の重大事故の中にも「おそれ」というのが入っておりますから、そういう意味では、実は商品の回収とか販売停止とかという直接的な命令まで政府案ではできる、直接、消費者庁長官、内閣総理大臣の権限でできるということになっております。 私ども、消費者の保護のため、消費者の権利擁護のためにはできるだけ強力な調査権限等が必要だというふうに考えましたが、迅速に、かつすき間なく調査ができるようにするた……
○枝野議員 我が党の消費者権利院法案では、あらゆる消費者問題について、消費者権利院及びそのもとの消費生活相談員の皆さんが権限を持つということになりますので、銀行や生命保険、損害保険についての問題について苦情等があった場合には、当然のことながら、その責任、任務として調査をし、必要に応じてあっせんをするということになってまいります。そうした中で、必要があれば金融庁に対しても報告を求め、あるいは調査の要求をするという権限が、つまり、金融庁を動かす、あるいは金融庁の処分権限等を動かすということについて、主たる任務として当然に含まれております。 そして、そうした権限を背景にしながら金融機関との間のあっ……
○枝野議員 消費者行政重視への転換というのは明治以来の日本の行政の枠組みそのものを大きく転換するものであると私どもは認識しています。そのために、本来であれば、明治以来の行政の基本的な構造、特に分担管理という枠組みに風穴をあけること、あるいは戦後の国と地方との関係というものに風穴をあけることが不可欠であると私どもは思っております。 ただ、まさにこの行政、明治以来の行政や戦後六十年間の国、地方の関係の根本のところに変更を加えるというところになかなか与党の皆さんには踏み込んでいただけないという前提の中で、つまり、現在の分担管理の行政のあり方や、国、地方の関係の中では、その中で消費者行政を充実させる……
○枝野委員 御指摘の規定は、直接的には公文書の有している性格について規定をしているものでありますが、公文書に対して主権者が、国民が主体的に利用し得ると言っているということは、裏返せば、それを権利と呼ぶかどうかは立場によって、場合によっては提案者の中でも意見が違うかもしれませんが、国民の側は公の文書に対してアクセスできるものなのであるということの裏返しになっているわけですから、ある意味で知る権利を前提としているという理解をしていただいていいと私は認識をしています。
【次の発言】 委員も御理解のとおり、実はここのところはなかなか難しく、つまり、すべてを列挙することは、行政の広範さ、それから多様性を……
○枝野議員 私どもも、児童ポルノ、特に悪質な児童ポルノを性的好奇心を満たす目的で持っているということがいいことであると思っているわけではありません。 ただ、所持という構成要件は、どういう手法で入手をしたかということが全く問われません。提案理由等でも御説明をしたかと思いますが、例えば、インターネットをつないでいてメールをやっていれば、皆さんのところにも多々わけのわからないメールが飛び込んできます。一件一件内容をチェックして、そこに児童ポルノが含まれているのかどうかということをチェックされておられる方はいらっしゃらないだろうというふうに思いますし、仮にパソコンのごみ箱に捨てたとしても、映像は残っ……
○枝野委員 私は、提案者を代表して、ただいま議題となりました民主党・無所属クラブ、社会民主党・市民連合及び国民新党・大地・無所属の会の三派共同提案に係る平成二十年度一般会計補正予算(第2号)及び特別会計補正予算(特第2号)に対する両修正案について、提案の趣旨及び概要を説明いたします。 米国に端を発する世界的な金融市場の混乱と需要の落ち込みは、我が国経済に重大な影響を与え、とりわけ雇用はこれまでに類を見ない深刻な状況に陥りました。このような状況の中で、政府は、昨年十月三十日に経済対策を公表しましたが、私たちと世論の強い要求にもかかわらず、これを実行に移すための予算も法案も国会に提出しませんでし……
○枝野委員 おはようございます。 私は、きょうは偽装請負を初めとする雇用の問題を中心に質疑をさせていただきたいと思っておりますが、その前に、きのうの質疑の残りといいますか更問いといいますか、その部分の方を順序を変えて先にお尋ねさせていただきたいと思います。 一つは、きのう一番の議論になりました定額給付金。 総理は、高額所得者が定額給付金を受け取るということはさもしいとおっしゃられた。それがどうも、一カ月たっていませんね、さもしいとおっしゃられた最後は少なくとも十二月十五日前後の参議院の委員会で発言されているということでございますので。状況が変わったというようなことをおっしゃっていましたが……
○枝野委員 私からはまず、余り注目をされませんが大変重要であると私は思っている、それから仙谷委員が、午前中でしたか、個人の経験に基づいてがん対策についての御質問をされていたように、私も個人の経験と思い入れに基づいて重要だと思っております生殖補助医療についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
生殖補助医療、いわゆる不妊治療について国が行っている支援について、簡潔で結構でございます、どちらからお答えをいただくのか、お答えいただける方から、担当している方からお願いします。
【次の発言】 体外受精と顕微授精に対する支援は、一件当たりとか、回数とかについて教えてください。
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 午前中の質疑でも取り上げられましたが、私からもまず冒頭、この週末に麻生総理が福井でおっしゃられた講演での発言、経済危機の大変さの度合いが、欧米に比べ、日本はそんなに大変か、大変だ大変だと言う割には、ほかの先進国と比べ、そんなに大変じゃないという御発言をされたことから、切り口で話をさせていただきたいというふうに思います。 確かに、今回の事態は、アメリカ、そして次にヨーロッパの金融機関から問題が発生をしておりますので、その点についての経緯ということについては総理の認識と違いません。しかし、今、日本が置かれている状況というものが欧米と比べて楽観できる状況な……
○枝野委員 まず総理に、今の話の流れでお尋ねをさせていただきたいと思います。 先ほど、菅委員、川内委員の議論を通じて、今回の件について、大臣がかわったことについて申しわけないというおわびはいただきました。これ自体、大変前例のない話でありますから、任命権者、内閣のトップとしての総理大臣として、しっかりと責任を認識し、自覚をしていただかなければいけないと思っております。 ただ、本当はこんな話はもう終わりにしたいんですが、終わらせられないのは何かといったら、今回の事態は、経緯についてのいろいろな認識の違いはあるかもしれませんが、結果的に全世界に対してああした映像を通じたメッセージが発せられてしま……
○枝野国務大臣 内閣府特命担当大臣として一言申し上げます。 今般の政権交代を機に、公正取引委員会を所轄する内閣府内において、特命担当大臣と副大臣及び政務官の政務三役が公正取引委員会を担当することとなりました。ここにおります大塚耕平内閣府副大臣及び田村謙治内閣府大臣政務官とともに、公正取引委員会の機能強化及び体制充実による公正な市場環境の整備の実現を目指し、全力を尽くしてまいります。 特に、国際環境、国際市場の大きな変化の中で、公正な市場競争の中で日本の産業がしっかりと発展していけるよう努力をしてまいりますので、東委員長を初め理事、委員各位におかれましては、一層の御指導、御鞭撻を賜りたく、何……
○枝野国務大臣 公正取引委員会を担当しております内閣府特命担当大臣の枝野でございます。 内閣は、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案を、本年三月十二日、閣議決定を経て、衆議院に提出いたしましたので、御報告を申し上げます。 今回の法律案は、公正取引委員会が行う審判制度を廃止するとともに、公正取引委員会が排除措置命令等の行政処分を行おうとする際の意見聴取のための手続の整備などの所要の改正を行うものであります。 ぜひ、今後の御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
○枝野国務大臣 お答えをさせていただきます。 市場原理主義の定義ということについては、ただいま経済産業大臣がお答えになったとおりだと私も思っております。 あえて行き過ぎた市場原理主義という言葉を使っていることは、これも大臣おっしゃられたとおり、市場原理主義というのは多義的に使われておりますので、厳密な意味で市場原理主義というのは先ほど直嶋大臣のおっしゃられたとおりなんですが、一般的には、市場原理主義的な、もうちょっと、すべてが市場に任せているというわけではなくても、そういった傾向自体を市場原理主義というふうに、私自身も呼んできたことがありますし、一般的にも呼ばれているというふうに思っており……
○枝野国務大臣 ただいま議題となりました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律、いわゆる独占禁止法については、昨年成立した一部改正法の附則第二十条第一項において、「審判手続に係る規定について、全面にわたって見直すものとし、平成二十一年度中に検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。」とされております。 また、同法案に係る衆議院及び参議院の経済産業委員会の附帯決議においては、「審判手続に係る規定については、本法附則において、全面にわたって見直す……
○枝野国務大臣 どこかで、そう受け取られるのかなというような発言をしたことは間違いございませんが、私の申し上げた趣旨は、独立行政法人で改革しなきゃならない点は二つの側面があると。 一つは、今議員おっしゃられたとおり、天下りであるとか、わたりであるとかといった、共通して存在している独立行政法人の問題点ということ、これを改革しなければならない。これについて前政権においても一定の努力をされていたことは、私も認めているところでございます。 ただ、もう一つの側面がございまして、当初、独立行政法人という制度をつくったときには、イギリスのエージェンシーなどに倣って、このことによって行政の改革が進むという……
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。
評価者においては、試験問題の印刷等に関し、いまだ随意契約が残っており、さらなるコスト削減を図るべき、自己収入の拡大について、利用者である大学の負担が本当に適正かどうかを含め再検討すべき、運営費交付金に依存しない経営体制を確立すべき等のコメントがあり、ワーキンググループとしては、コスト縮減、自己収入の拡大に努めた上で当該法人が実施との結論となりました。
【次の発言】 これは四月の十日でしょうか、私がお話を申し上げた趣旨が若干正確に伝わっていないなというふうには思っておりまして、民間的にできる余地があるのではないかという問題意識を申し上げましたが、民営化すべ……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、総務省で行っていただいております独立行政法人の評価については、大変重要な参考資料であるというふうに思っております。
現在、独立行政法人の、取り上げる対象の選定に当たっても、そして実際に事業仕分けの本番に当たっても、この評価の年報を十分に前提とさせていただくつもりでおりまして、実際の事業の事業シートというのをつくりますけれども、そこにもしっかりとこの内容を記載する、さらには、事前に年報についてごらんをいただいておくというようなことをさせていただこうと思っております。
【次の発言】 実は、前回の昨年秋の事業仕分けにおいてもそうでございましたが、今回も、実際の事業仕……
○枝野国務大臣 行政刷新を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。 行政刷新会議による事業仕分けは、何よりも、税金の使われ方や予算の編成過程が公開され、国民によく見えるものになった点が画期的であったと自負しており、歳出削減や歳入確保につながるなど、一定の成果を上げました。今後とも、行政刷新会議は、戦後行政の大掃除に向けて改革を断行していきます。 独立行政法人や政府関連公益法人、特別会計については、事業仕分け第二弾を実施し、徹底的に見直します。また、行政刷新会議に規制・制度改革に関する分科会を設けて、新たな需要の創出、新成長戦略の具体策の肉づけにも資するよう、規制改革や構……
○枝野国務大臣 まず、独立行政法人については、二十年度末の投資有価証券に係る国債残高を把握しておりまして、その額は約四兆五千億円となっております。 ただ、この中には、御承知かと思いますが、日本貿易保険とか勤労者退職金共済機構などの、いわば運用をしてという、そもそもそのこと自体を目的としている独立行政法人がございますので、この全額を国庫納付できるというものではございませんが、御指摘をいただきましたとおり、国からのお金などをため込んで国債を買っているというのは、これはあり得べからざることだというふうに思っておりますので、原則これは全部返させるという方向で進めていくつもりでおります。 なお、特別……
○枝野国務大臣 私は、たまたま、いわゆるマニフェスト選挙ということをマスコミ等で言われた最初の選挙のときに党の政調会長を務めておりまして、民主党のマニフェストの取りまとめをさせていただきました。 その経験も踏まえて申し上げると、やはり、今仙谷大臣がおっしゃられたとおり、政党が議院内閣制のもとで、個々の議員候補者としてのそれぞれの思いや約束も有権者と皆さんとの関係で当然あるというふうに思いますが、政党として、特に政権をねらう、目指す政党として、それぞれの議員にはそれぞれの思いがあるけれども、このことについては政党として一致をしてお約束し、そして推進していくんだという、ある意味では党内ガバナンス……
○枝野国務大臣 本日、新たに国務大臣を拝命いたしました。予算委員会の先生方には、委員長初めこれから大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。 御質問でございますが、豊田先生御指摘のとおり、この間、行政改革、財政再建、総論賛成、各論反対ということが大変多く見受けられました。事業仕分けは、むしろ各論のところから、具体的な一個一個の事業のところから、その税金の使われ方をしっかりと見直していこうというやり方を新たに導入したという意味づけができるというふうに思っております。 おかげさまで、多くの国民の皆さんに事業仕分けに御関心を持っていただきまして、そこで具体的にメスを入れたことだけ……
○枝野国務大臣 お答えをさせていただきます。 先ほど来、各大臣からお話をさせていただきました、この政権が積極的に進めていて、新たにつくっていくための政策、そのための財源をしっかりと生み出していかなければなりません。あるいは、それを適切、的確に進めていただく官僚システム、官僚機構の改革というものも進めていかなければいけません。そういったことを考えますと、行政刷新の役割というものは大変大きいというふうに、大変重く受けとめております。 特に、昨年十一月の事業仕分けを通じて、国民の皆さんが、これまでの税金の使い方、これがこんなになっていたのかということで驚きを持って受けとめられたのではないかという……
○枝野国務大臣 ありがとうございます。 再来年度予算編成に向けて、そしてこの国の財政の立て直しに向けて、行政のあり方、税金の無駄遣いを抜本的に見直さなければならない、その仕事を担当させていただいている責任は大変重いというふうに思っております。 ただ、ぜひ御理解をいただきたいのは、行政刷新というと常に事業仕分けばかりが注目をされますが、事業仕分けですべての財源が出てくるわけではございません。事業仕分けで、国民の皆さんの前で税金の具体的な使い方を明らかにし、問題点をえぐり出す、そのことを踏まえて、事業仕分けに取り上げなかった事業も含めて同じような視点で見直す、こういう作業も重要です。 それか……
○枝野国務大臣 御指摘をいただきまして、大変ありがとうございます。 ODAに限らず、民間の仕分け人の皆さん、御自分の専門分野に限らず、関係する皆さん、その外の皆さんに、事前に相当ヒアリング、勉強していただいて、その上でそれぞれの事業の問題点等について御議論をいただいたというふうに認識をいたしておりますが、御指摘のとおり、特にODA関係の場合ですと、事前にいろいろなところを現地視察にも伺いましたが、国外にある現場というところまではさすがに我々も行きにくいという事情もございますので、今いただきました御提案というものを十分に考慮に入れて、今後の事業仕分けに生かしていきたいというふうに思っております……
○枝野国務大臣 最終的な予算編成は財務省において行われました。特に、昨年の事業仕分けにおいて科学技術予算について注目をされまして、事業仕分け等の視点で科学技術関係予算が削られたのではないかという印象を世の中に与えているかというふうに思っていますし、また、その延長線上で、最終的な予算編成にも一定の影響を与えている部分はあるかというふうに思います。 私ども行政刷新会議は、科学技術費にかかわらず、すべての予算項目について、その本来の目的に直接つながっていない予算がある、こういうところについては聖域なくしっかりとメスを入れて、そして、その目的に直接つながる部分の予算に集中的に財源を回していく、こうい……
○枝野国務大臣 沖縄及び北方対策を担当する内閣府特命担当大臣として、沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、所信の一端を申し述べます。 まず、沖縄政策について申し上げます。 沖縄振興特別措置法による十カ年の沖縄振興計画の実施期間は、残り一年足らずとなりました。本土復帰以来、社会資本整備面を中心に本土との格差は次第に縮小し、沖縄は着実な発展を遂げてきましたが、沖縄の経済社会は、全国に比べて低い県民所得や高い失業率に示されるように、今なお厳しい状況にあります。私は、大臣就任直後に沖縄を訪問し、知事、県議会議長から地元の声をお聞きいたしました。現在、次期法制のあり方を含めた新たな沖縄振……
○枝野国務大臣 沖縄県からは今御指摘いただきましたような、特に、残り一年を切った沖縄振興特別措置法後の、次期法制を含めた振興のあり方についてさまざまな提言をいただいております。沖縄政策協議会あるいは沖縄振興審議会を通じて、また、私自身、直接にも知事さんなどからそうしたお話をいただいております。 特に、これからの沖縄振興を、今まで以上に沖縄の主体性を強める形で進めていく、そういった枠組みにしてもらいたい、あるいは一括交付金の仕組みを、より踏み込んだ形で沖縄で進めてもらいたいというようなことを含めて、幅広く御提起をいただいております。 大きな方向性としては、内閣としてもそうした方向性でというこ……
○枝野国務大臣 公正取引委員会の事務を担当する大臣として一言申し上げます。 公正な競争のもとで自由に経済活動が行われることにより、社会の活力が生み出され、国民生活が豊かなものとなります。経済活動のグローバル化など、日本を取り巻く国際環境、市場環境が大きく変化していく中、市場が公正かつ活力を持ったものとなり、日本経済の健全な発展に資するよう、経済実態に即応した競争政策を積極的に展開していくことが必要です。公正かつ自由な競争を確保し、市場が適切に機能するための基盤の整備は政府の重要な役割であります。私は、その重責を担う者として、全力で職務に当たる決意でございます。 具体的には、独占禁止法の厳正……
○枝野国務大臣 お答えを申し上げます。 細野補佐官には、放射性物質を原子力発電所の外に出さないための手法の検討等、東京電力、あるいは経産省、保安院と連携をとって担っていただいているところでございます。 そうした中で、今、いつごろまでにこういうことができそうだというような具体的な報告というか見通しについては、補佐官からも経産省からも報告を受けている状況ではございません。 細野補佐官の発言は、特に放射性物質を原子力発電所の外に出さないために、今複数の選択肢といいますか手法を同時並行的に専門的な皆さんを含めて御検討いただき、あるいは、ある部分についてはチャレンジを始めているという状況の中で、そ……
○枝野国務大臣 ただいまの決議につきましては、これを重く受けとめ、その趣旨に十分留意をいたしまして、東京電力福島第一原子力発電所における事故の早期収束と原子力発電の安全性確保に万全を期してまいります。
○枝野国務大臣 詳細は承知しておりません。
【次の発言】 事実関係を詳細に調査いたしまして、それを把握した上で適切に対応したいと考えております。
【次の発言】 御指摘のとおり、本年六月十日、石垣市長から、内閣府特命担当大臣、沖縄及び北方対策担当としての私あてに、上陸の要請書が参っております。
その内容は、一つは、尖閣諸島での疎開船遭難事件の慰霊祭の実施、それからあわせて、固定資産税課税のための実地調査、それから自然環境、生態系の現状把握のためと、三つの理由で、それぞれ上陸の要請が来ているところでございまして、このうち、特に慰霊祭については、御遺族の方々の御要望を重く受けとめつつ、政府の賃借の……
○枝野国務大臣 行政刷新担当大臣としてお答えをさせていただきます。 歳出削減の重要性については御指摘のとおりだというふうに思っております。それについては、いわゆる事業仕分け、行政刷新で行っております、狭い意味での無駄の削減にとどまらず、有効であったとしても、全体の財政状況の中で必要性の相対的に低いものについては大幅に削減をするという努力が必要だと私は思っております。 ただ、そうしたことを進めていく前提としても、狭い意味での無駄をしっかりと削減していく努力というものを積み重ねていかなければならないと思っておりまして、そのための手段としての事業仕分けについては、過去三回行いまして、一定の成果を……
○枝野国務大臣 東日本大震災復興の基本方針及び組織に関する法律案につきまして、その提案理由及び趣旨を御説明申し上げます。 本年三月十一日に発生いたしました東日本大震災は、その被害が甚大で、被災地域が広範にわたるとともに、地震、津波及びこれらに伴う原子力発電施設の事故による複合的なものであるという点において、まさに未曾有の災害であります。政府としては、大震災の発生以降、捜索救助、応急復旧、避難生活の支援等に全力を挙げて取り組んできましたが、引き続きこうした対応に万全を期しながら、被災地域の復旧、そして将来を見据えた復興へと歩みを進めてまいる所存であります。 この法律案は、このような状況にかん……
○枝野国務大臣 まず、繰り返し御指摘をいただいております、班目委員長がおっしゃったかぎ括弧が訂正になっていることでございますが、可能性はゼロでないと班目委員長が、かなり正確な御記憶に基づいて御指摘を受けましたので、可能性があると、可能性がゼロではないと、同じことについて裏表違う表現でございますが、まさに正確に御発言をされた当事者から御指摘いただきましたので、より正確を期した報告をさせていただいたということでございます。
【次の発言】 御質問の趣旨がよくわからないんですが、三月十二日の時点で、真水が、残念ながら、十四時五十三分にとまってしまいました。そこから、真水はないということで、海水を入れる……
○枝野国務大臣 警戒区域に当たられている地域の皆さんには本当に御不便をおかけして、大変申しわけなく思っているところでございます。 ただ、原子力発電所の状況がまだ安定をしていないということでございますので、万が一悪化した状況に備えて、警戒区域の設定をいたしたところでございます。 御指摘の件については、法に基づく警戒区域の設定の時点で、それまで字単位等で線を引いていたものを正確に二十キロとしたところ、それまで避難区域でなかったところが正確には二十キロの内側であるということが判明をしたというような事情があったというふうに報告を受けております。 ただ、さまざまな社会的要因等を考えると、地元からも……
○枝野国務大臣 二次補正について、まさにおくれることなく、しっかりと国会で御審議をお願いしたいというふうに思っております。 既に、それぞれの自治体あるいはさまざまな関係者の皆さんから、自民党からもいただきましたけれども、こういった部分のところが一次補正では直ちに対応できないのではないかとか、あるいはこういったものは早く予算をつけて執行すべきではないかといったものが、具体的に御提起もいただいておりますし、また、各省においても、それぞれ実際に復旧作業の行政事務を行う中で、これについては予算措置が必要ではないかといったものが順次集まってきておりますので、そういったものをおくれることなく国会で御審議……
○枝野国務大臣 現地の事情を踏まえた貴重な御指摘と思っております。 御指摘のとおり、二重ローン問題、大変重要でありますが、現地の皆さんの多くがそれ以前の問題であるという御指摘も、現場のそうした実感だろうというふうに思っております。 ここまでも、金融大臣に御努力いただいて、金融機関において当面の返済猶予等の貸し付け条件の変更申し込みに積極的に対応していただいているところでございますが、いわゆる本体としての二重ローン問題も含めて、既存の融資についての中期的な、今御指摘いただいたような提案についても含めて、今鋭意、関係省庁連携しながら対応を協議しているところでございまして、できるだけ早く具体的に……
○枝野国務大臣 私は、あの折立の地すべりの現場も行ってまいりましたし、仙台に何年か住んでいましたので、本当に、その地すべり被害を初めとした被害の状況、何とか対応したいというふうに思っております。 そして、一般論として、復興基金であるとか、あるいは復興のための一括交付金というような、自治体が自由に使い道を決めるということについては大変有効な手段であるということで、今後の有力な検討だと思っております。ただ、実際には、分割、分配をどうするのかとかいろいろな問題がございますし、それから、むしろ被害から復興というより復旧に当たりますので、直接的に被害ごとにやっていただく方がいいのではないかということな……
○枝野国務大臣 地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、現地対策本部の設置に関し承認を求めるの件の提案理由につきまして御説明申し上げます。 このたび国会に提出されました東日本大震災復興基本法案第十七条においては、東日本大震災復興対策本部の地方機関として、関係地方公共団体が行う復興事業への国の支援その他関係行政機関が講ずる東日本大震災からの復興のための施策の実施の推進及びこれに関する総合調整に関する事務等の同本部の事務の一部を分掌する組織として、所要の地に、現地対策本部を設置することとしております。 本件は、この現地対策本部を岩手、宮城及び福島の三県に設置することに関し、地方自治法第百五……
○枝野国務大臣 技術的には、先ほど来の総理等の御答弁でも御理解いただいているかと思いますが、保安院が案をつくったものを安全委員会に確認していただく、その独立した安全委員会が確認をするというところが非常に一つのポイントでございますので、政務で、こういう基準にしますということを技術的専門家でもないところで申し上げる性格のものではないというふうに思っておりますし、また、欧州のストレステストとイコールのものをするわけではございませんけれども、まさにどこかの数字のところで一律に、余裕度が一・一ならだめで一・三ならいいとか、こういうことで一般的に欧州のストレステストが行われているわけではないと承知しており……
○枝野国務大臣 委員御指摘のとおり、今回の件は、畜産農家の皆さんであるとか、あるいは稲わらの生産者の皆さんの落ち度ではなくて、原発事故とそれから政府としての周知が結果的に十分でなかったということに起因をしているというふうに思っておりますので、政府を挙げて、畜産農家の皆さんを初めとして、関係者の皆さんの損害が早急に補てんをされるように、そしてまた東北地方の牛肉が安心できるものだけがしっかりと市場に流通するように、農林水産大臣中心に全力を挙げて取り組んでまいります。
【次の発言】 小野寺委員御指摘のとおり、畜産で牛を出荷している農家の皆さんにとどまらず、今回の件の影響は、流通を初め広範にわたってお……
○枝野国務大臣 責任の定義とかいろいろなことはありますが、広い意味で、間違いなく、これまで原子力事業者とともに原子力政策を推進してきた国の責任はあると考えておりますし、また、こうした事故を防ぎ得なかったことに対する政府としての責任はあると考えております。
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、必ずしも紛争審査会の指針を待たずに、やれることはやっていくという方針でございます。 モニタリングについては、既に関係府省や自治体、事業者、それぞれ役割に応じてさまざまなモニタリングを協力して実施しておりまして、これもできるだけ広範かつ詳細にさらに詰めてまいりたいと思っております。 除染については、第二次補正予算において、福島県内の全域の市町村が実施する公園や通学路等の線量低減事業と、福島県外も含めて校庭、園庭の空間線量率が毎時一マイクロシーベルト以上の学校等について設置者が行う土壌に関する放射線低減事業について、それぞれ財政支援を行うこととして、国会の御承認……
○枝野国務大臣 内閣官房及び内閣府の事務を担当する大臣として、所信の一端を申し述べます。 菅内閣におきましては、国づくりの理念として、平成の開国、最小不幸社会の実現、不条理を正す政治の三つを掲げております。 変化の時代の真っただ中にあって、菅内閣は、我が国が国際社会と繁栄を共有できるよう、貿易・投資の自由化や人材交流の円滑化を初めとした包括的な経済連携や農林漁業の再生に積極的に取り組み、明治維新や戦後に続く第三の開国に挑んでまいります。また、雇用対策の推進、社会保障の充実を図り、最小不幸社会を実現していくとともに、国民にとって不条理な問題を正し、国民の皆様が生き生きと暮らせる社会の形成に全……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、近いところではニュージーランドの地震などもございました。さまざまな緊急事態に対しましては、御承知かと思いますが、内閣情報集約センター、そして官邸危機管理センターは、二十四時間体制で情報収集に当たっております。 万一の場合には、この内閣情報集約センター、あるいは、例えば今回のニュージーランドの地震のような場合ですと、外務省の方から直接、それぞれ秘書官を通じて私及び総理に情報が上がってまいります。そこで、事案の性質に応じて、関係省庁に対して一定の指示を出す場合もございます。あるいは、事案が重要である可能性が高いというような場合には、官邸対策室を設置いたします。 ……
○枝野国務大臣 今回の低濃度の放射性排水の海洋排出は大変遺憾なことであるというふうに思っておりますし、また、その判断自体、大変厳しいものでございました。 ただ、御理解をいただいているとおり、原子力発電所からは直接、より高濃度の水が海に注ぎ込んでおりました。この濃度は、一立方センチ当たり五百四十万ベクレル程度の高濃度の水が海に直接注ぎ込んでおりました。これをとめ、なおかつ、これが建屋などに大量にたまっていて、ほうっておけば、いずれさらに、一たんとめてもこれがあふれ出すことが想定されるという状況でございました。 何らかの形でこれらの水をしっかりとプールするということについて対応しておりましたが……
○枝野国務大臣 委員長御指摘のとおり、原子力発電所の事故については情報公開が大変重要であるという認識を持って当たってまいりました。 ただ、その中に、気象庁の出しておりましたもの、放射性物質の観測データではなくて、気象情報に基づいて予測、推測をIAEAから気象庁に求められたという、気象庁の予測についてのものが、実は、首相官邸等にも全く連絡なく、IAEAにだけ報告をされていたということが途中で判明をいたしまして、私から指示しまして、当然、そうしたことについては官邸を含めて対策本部等に伝えるべきであるし、また、国民の皆さんからの求めに応じて、内容について誤解を招かないような説明をしっかりと付した上……
○枝野国務大臣 御指摘の松本内閣官房参与の発言については、特に福島の原発周辺の皆さんに結果的に大変な御迷惑をおかけしたというふうに認識をいたしております。この委員会でも平委員からの御指摘もいただきまして、私から仙谷官房副長官に指示をし、仙谷官房副長官から松本参与に対して注意をいたしました。 また、その後、最近になりまして、平田オリザ参与がソウルで、これまた事実と異なること、誤って受け取られるような御発言がありましたものですから、これについても私から仙谷官房副長官に指示をし、仙谷副長官から注意をいたしたところでございます。 今後、他の参与についても、十分留意をするように折々に申し上げてまいり……
○枝野国務大臣 行政刷新を担当する内閣府特命担当大臣として、一言ごあいさつ申し上げます。 行政刷新会議では、国民的な観点から、事業仕分けの手法を用いて、予算、独立行政法人、公益法人、特別会計等の事業・制度の見直しを推進してまいりました。この改革の流れは、今後、より強化していく必要があると考えております。 その一環として、各府省に仕分けマインドを定着させていくことが重要であり、行政事業レビュー、いわゆる国丸ごと仕分けを先般の閣議決定に従って毎年実施する等、引き続き無駄の排除、予算の効率的、効果的な活用に向けて取り組んでまいります。 独立行政法人や公益法人についても、事業仕分けの結果を踏まえ……
○枝野国務大臣 言論、表現の自由に当たって事前抑制は原則として許されない、事前抑制の法理は大変重要な憲法上の理念であるというふうに思っております。
一方で、今回出されました通達は、民間人の言論を事前に統制しようという内容を持つものではなく、また一般の国民の行為を規制する効力も持っておりませんので、憲法上の事前抑制法理に反するものではないというふうに考えております。
【次の発言】 繰り返し申し上げておりますが、この通達は、防衛省・自衛隊の庁舎、施設を管理する隊員及び部外の団体が主催する行事に参加を依頼され来賓としてあいさつをし、または紹介される立場の隊員にあてて示されているものであって、一般国……
○枝野国務大臣 この年金を中心とする社会保障改革については、石井委員も御承知のとおり、長い経緯がございます。 かつて国会で両院の年金問題の合同会議が設置をされたこともございます。設置を合意した当時、私は政調会長だったと思いますが、その後、その会議に野党側、民主党側の筆頭幹事として加わらせていただきました。そのとき、野党という立場でこの年金の合同会議に参加をさせていただいたんですが、そのときは、政府の側もがちっとした案を持ち、民主党としてもそれは〇九年マニフェストにもつながっていく案を持ち、それぞれの具体的な案を持ちながら議論をしたわけでございますが、残念ながら、それぞれがそれぞれの案の非常に……
○枝野国務大臣 新聞を含め、さまざまな報道、それぞれ言論の自由がある中で、いろいろな報道をされております。その中には、個別の問題は申し上げませんが、当事者として私が例えば知見をした事実と異なっているというような内容が含まれていることがございますが、それに対して、政府の立場として、一つ一つ、すべてについて対応していくということよりも、今お尋ねをいただいて大変ありがたかったと思いますが、内閣としての立場、見解、知見をしっかりとこうした場を含めてお示ししていくことが大事なことだというふうに思っております。
【次の発言】 今、福山副長官から、政府のそれぞれの組織で試算をしてそれを発表して、それによって……
○枝野国務大臣 まず、先ほど、補助金の四十九兆がふえているというような御指摘がございましたが、このマニフェストは、この時点のこの予算額の中からこれだけの削減をして、それをマニフェストの財源に充てる。ただ、そのマニフェスト項目とは別に、当然自然増の項目などがあって、それが別途ふえていくことは、別に財源の手当てをしていくということで組み立てられていますので、マニフェスト項目以外のところで自然増その他でふえている部分があって、例えば、今マニフェストの四十九となっていた数字が大きくなっていたとしても、マニフェストの財源に充てるためにここから幾ら削減をしていたかという、そのマイナスとプラスとの両面をちゃ……
○枝野国務大臣 私がお答えをすべき立場なのかよくわからないところもあるんですが、私の過去の知見の中から申し上げますと、マニフェストの準備委員会で検討することと、そこで書くべき内容について詳細を精緻に検討する、例えば部門会議であるとかプロジェクトチームであるとかワーキンググループであるとかの議論とは、これは別のものでございます。 ちなみに、我が党の年金改革案については、若干途中で部分的な修正はございますが、これはたしか九三年ぐらいからの積み重ねの議論の中で、〇九年にはある時点としての御提起をさせていただいたということでございまして、その中では、私が試算をしていないという答えをしたという御指摘を……
○枝野国務大臣 総務省の方から御提示をした審議会も、地方の声を聞く場としてちゃんとお聞きをいたしましたが、同時に、先ほど総務大臣からお話ございましたとおり、厚生労働大臣を中心にして、それに先立って地方の代表の皆さんと、あるいは地方のさまざまな声を、御相談しながら、協議をしながら五大臣合意へと至ったというものでございますので、御納得いただけない地方自治体があることは大変残念でございますが、しかし、多くの地方の皆さんの声を踏まえた上で二十三年度の措置として、恒久ではなくてこういう措置をとらせていただいたということを御理解いただければと思います。
○枝野国務大臣 ありがとうございます。 たまたま、行政刷新会議に規制・制度改革分科会を設置した当時は、行政刷新担当大臣を務めさせていただきました。その折から、規制・制度改革においては、どうしても、従来、規制緩和、自由化ということばかりが強調をされていたけれども、そうではないんだ、規制・制度改革というのは、一方で自由化すべきところは自由化をするけれども、規制をしっかりと再定義して、強化すべきところは強化する、その両面が規制・制度改革の役割であるんだということを設置の時点から強く申し上げてきているところでございまして、それは蓮舫大臣にも引き継いでいただいているというふうに思っております。 また……
○枝野国務大臣 報道は承知をいたしておりますが、各党の間の国会での御議論については、何かあれば必ず私のところに報告が来ることになっておりますが、そういった報告は全くございませんし、内閣といたしましては、ぜひとも、自民党さん含めて各党の皆さんに、予算案原案どおり賛成していただきたく、お願いをしている立場でございます。
【次の発言】 内閣府特命担当大臣、行政刷新担当として、この閣議に参加して署名をしております。
【次の発言】 御指摘のようないわゆる政策協定は、労働団体に限らず、さまざまな団体と選挙などに当たって政策協定や確認書等を交わすことはよくある話でございまして、連合加盟の産別の一つとそういっ……
○枝野国務大臣 国会の方の御議論として、国会対策委員長の方でそういうことをおっしゃったということは承知をいたしておりますが、これから党の方と内閣の方で御相談をさせていただくという手はずになっております。
【次の発言】 当然、国会の中で与党として野党の皆さんと御協議をされて、それが一定の方向に収れんするに当たっては、内閣の方と御相談をさせていただきませんと、そこでそごが出てはいけないと思っております。
ただ、具体的にはこれから、与野党でお話をされたことを含めて党の方からお話があるんだろうというふうに思っておりますので、そのお話を承った上で、時期等についても、そこで党の方からきちっとお話があるん……
○枝野国務大臣 現状の安全保障等に関する政府の情報収集・分析体制は、内閣情報調査室を中心に関係省庁が連携して情報収集、分析を行っております。さらに、合同情報会議等を通じて内閣のもとでの集約した総合的な評価、分析も行っております。 重要なものについては、必要に応じて、情報官から総理を初めとして私など官邸の幹部に直接報告をされておりまして、情報収集・分析体制は一定の機能は果たしているというふうに思っておりますが、まさに防衛大綱でも、今御指摘いただいたような、「助言等を行う組織を設置する。」という方向性が示されております。こういったことについては、より多くの重要な情報をしっかりと集めて、さらにそれ……
○枝野国務大臣 当該覚書を含めて、私は、連合及び連合加盟の産別、単組と呼ばれるいろいろな労働団体、いずれも、連合も、そしてそれぞれの加盟の組合も適法、合法な組織であり、連合の皆さんとは、自民党政権の皆さんも連合の会長さんなどといろいろな協議をされていた、適法、合法な組織であるということはお認めいただけると思います。 そうした組織と一定のおつき合いをさせていただいていることは間違いございませんし、そこに指摘をされている当該組合は、その連合のさいたま市における、当時は大宮市ですが、さいたま市における地域組織の議長を務めている組織でございますので、当然のことながら接点はございます。 私どもの政権……
○枝野国務大臣 報道等は承知をしておりますが、現時点で辞表が提出されたという報告は受けておりません。仮定の話にお答えすべきではないと思っております。
【次の発言】 我が国のインテリジェンスにかかわる問題でありまして、何をどのようにどう知っているのかということを申し上げることは、我が国の安全保障の観点から必ずしも適切ではない。報道をされていることについて承知しているということは間違いありません。
【次の発言】 お尋ねの石垣市に対する回答につきましては、その御要請の内容の中心が地方税法に関するものでございましたので、固定資産税の事務を所掌する総務省の固定資産税課長から連絡をしたものでございますが、……
○枝野国務大臣 まず、これは厚生労働省の内部限りで議論をしていたというわけではありませんで、年金記録回復委員会の方で、昨年の三月にはこの問題点を指摘して、そして、こういった方策が必要ではないかという考え方を公開いたしております。そして、昨年の十二月にも、年金記録回復委員会の公開の場で、こうした運用の改善については公開の場で議論をして、こういう方向でということでございますので、御了解をいただければというふうに思います。 その上で、御指摘の点については十分考慮をいたすという前提で、今、厚生労働大臣を中心に、総務大臣とも御相談をいただいて、必要に応じて、私の方も調整に関与させていただいて、しっかり……
○枝野国務大臣 済みません。 経産大臣は原賠法の話を答えさせていただきましたが、額賀委員から御指摘いただきました、原賠法の範囲を超えて、特に原発に従事をされておられた皆さん、事態が収束をされて従来の住居地に戻られても職を失われるということが想定をされます。 当然のことながら、そうした皆さんを初めとして、原発に近い地域、今回、避難等のさまざまな対応をお願いした地域については、従来、原発事故の前の状況にしっかりと戻す。これは、例えば畜産とか農業の方もいらっしゃいます。そして、原発関連で働いている皆さんにとっても、新たな職の場をしっかりと確保する。そこまで政府として責任を持ってつないでいかなけれ……
○枝野国務大臣 ここは十分御理解をいただきたいんですが、きのう審査会で出ましたその指針に基づいて東京電力が賠償をします。ただし、先生がおっしゃられるとおり、全体の賠償額が幾らになるかというのはいつ収束するかによっても変わってきますので、まずは、特に当座のお金が必要な皆さん、たくさんいらっしゃいます。これについては直ちに仮払いに入るようにということは、きのう指針が出ると同時に東京電力に指示いたしております。 東京電力の方が、お金がなくて払えないなどということにならないように、それから、当然、首都圏に対する電力供給などがしっかりと賄われないといけませんので、東京電力が仮払い等をするためのしっかり……
○枝野国務大臣 本部、会議が乱立という御指摘を受けておりまして、それについては、名称のつけ方とか、それぞれの会の立ち上げのところでの説明が必ずしも十分でなかったのかもしれませんけれども、決して、会議をするためにいろいろな組織というかチームを組んだわけではありません。いずれも、省庁横断的な課題がたくさんある、そのときに、省庁横断で、特に事務方の皆さんのチームをしっかりと組んでいただき、また、事務方の皆さんも、こういう役割でこのチームで仕事をしていくんですよということをしっかりと酌んでいただく。 例えば、生活支援特別対策本部、ここは、内閣府の地下講堂のところに各省よりすぐりの皆さんに集まっていた……
○枝野国務大臣 避難を余儀なくされている皆さんには、大変厳しい生活をお願いしていることを改めて大変申しわけなく思います。 二十キロ圏内につきましては、基本は、線量というよりも、万が一原発の状況が急激に悪化した場合の避難をしなければならない、それがいつどう起こるかわからないということが理由になっておりますので、線量等に基づいてというのは原則的には違うんですけれども、今御指摘いただいたように、大変、現場においてはさまざまな声が出てきていることは十分に承知をいたしております。 一方で、じゃ、どこまでならいいのかというのはなかなか難しいところがございますが、地元の自治体の皆さんとも十分に御相談をし……
○枝野国務大臣 一般に、新聞で政権中枢と書かれる場合には、内閣官房あるいは官邸のことが多いかというふうに思いますが、報道されたような事実はございません。
【次の発言】 仙谷副長官のもとでそういったことのペーパーがつくられたり検討がされたりということの報告は、受けておりません。
【次の発言】 新聞報道については、その件に限らず、幾つか、私の認識をしている事実と異なることがあたかも事実のように報道されていることが少なからずございます。ただ、それについて一つ一つ抗議をしたりということについて、すべてしているものではございません。
したがいまして、当該記事については抗議等はいたしておりません。
○枝野国務大臣 具体的に記者会見をされるというのは、記者会見をされる前日だったかというふうに承知をしておりますが、総理がお考えになっていることについては、大分前から承知をいたしております。
【次の発言】 執行状況に必ずしも十分でないところがあることについては大変遺憾に思いますし、今御指摘いただいたようなケースがあるとすれば、大変、事務処理の扱いとして適切ではないというふうに思っております。
復興本部の副本部長として、各省に、特にこの今示していただいているグラフで見ますと、一番左の予算額と隣の棒の高さについてはさまざまな事情、状況があろうかというふうに思いますが、少なくとも概算払い額が来ている……
○枝野国務大臣 外務大臣臨時代理であり、なおかつPKOを担当する官房長官としてお答えをいたします。 七月九日に独立した南スーダンについては、今後とも、国際社会と協力して、同国の国づくりに対して可能な限りの支援を行ってまいりたいと考えております。 また、国連PKOは、我が国の国際社会の平和と安定に貢献するための最も有効な手段の一つでありますが、我が国が適切に対応することが可能であるか等の観点を踏まえながら、一方で積極的に取り組んでまいりたいと思っております。 こうした前提のもとで、国連南スーダン共和国ミッションへの我が国の協力のあり方については、現在検討中でございますので、鋭意、できるだけ……
○枝野国務大臣 まず、文部科学大臣がお答えになっているのは、審査に入った場合の中身については、教育の観点というか文部科学行政の観点からなさるということで、一貫しておっしゃっておられることであります。 今回の停止については、砲撃事件を端緒とする不測の事態ということに備えるものでございまして、先ほど総理も御答弁されましたとおり、砲撃事件によって生じた事態に対応するものでございますので、国際的、国内的な状況が砲撃事件の前の状況に戻れば停止は解除することになりますが、それについては、さまざまな内外の情報収集に努めているところでございます。
○枝野国務大臣 まず、岩手県がかなりスピード感を持って進めていただいておりまして、産業復興センターは九月三十日に事務所を開設し、三日に開所式を実施しました。七日から、沿岸部の十二事務所を含め、一斉に相談受け付けを開始いたします。産業復興機構の方は、九月中に運営会社を選定済みで、実質的な設立がなされているという状況でございます。 宮城県については、既に準備委員会を九月中に設立、開催しておりまして、十月中には産業復興機構を設立する方向で県及び金融機関と調整中でございます。 福島、茨城、青森それぞれについては、現在、説明会等を複数回開催し、県及び地元金融機関との調整が進んでいるところでございます……
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。 まず、御心配いただいております十津川揚水なんですが、これについては復旧をしたという報告を受けております。ただ、関西を初めとして、電力供給については大変厳しい状況が今後も続いていくことは間違いございません。 そうしたことの中で、一つには、ストレステストのお話がございましたが、ストレステストについては、御指摘のとおり、何かの線を引いて、それ以上ならマルとかバツとかということを決めているわけではありません。 ストレステストを導入したことの一つの意味は、電力会社と原子力安全・保安院にとどまらず、原子力安全委員会も関与する形で、もちろん、この全体の構造を大きく……
○枝野国務大臣 まず、霞が関近辺が震災によって、災害等によって機能しない場合においては、内閣として、まず防衛省の建物の中で指揮をとるということになっております。さらに、そうした二十三区近辺全体が危険のある場合には、立川に政府機能のバックアップ機能があるということを承知いたしております。 ただ、これらはまさにヘッドクオーターでございますので、実際の震災が起こった場合の震災対応等は、経産省に限らず、各省とも相当膨大な人員によって対応しなければ対応できないことが少なからずあるということは、今回の東日本大震災においても明らかになっております。 そうした意味では、そうした場合には、執務を行う場所だけ……
○枝野国務大臣 第百七十九回国会における経済産業委員会の御審議に先立ちまして、経済産業行政や原子力事故を取り巻く諸課題及び取り組みにつきまして、経済産業大臣、原子力損害賠償支援機構担当の内閣府特命担当大臣、原子力経済被害担当大臣として、申し述べさせていただきます。 本年三月十一日に発生した東日本大震災と、これに伴う東京電力福島第一原子力発電所事故は、国民の暮らしや我が国経済に甚大な影響を与えました。 第一の政策の柱として、原子力事故の早期収束と被災者支援、震災からの復興に取り組みます。 まず、いわゆるステップ2の目標である、放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている状態を……
○枝野国務大臣 直球でお答えをさせていただきます。 エネルギー政策については、政府全体として、エネルギー・環境会議がございまして、来年夏をめどに革新的エネルギー・環境戦略を取りまとめる方針になっております。 そうした全体の枠組みの中で、エネルギー基本計画については、十月三日から総合資源エネルギー調査会において議論を開始したところでございます。 今後は、エネルギーの新たなベストミックスについて、エネルギー・環境会議と連携しながら、透明性を持って国民的な議論を行い、まず年末ぐらいをめどに基本的な考え方を提示できればと思っています。そして、来年の春ごろには選択肢をお示しし、夏ごろには新たなエネ……
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。 御指摘のとおり、エネルギーの全体構造については総合エネ調とかエネルギー・環境会議で議論をしているところでございますが、導入目標をどれぐらいにするかということは、そういったことの全体の広範な議論の中で、しかも透明性を持って議論を進めていくということになろうかと思っております。 ただ、再生可能エネルギーということをとらえれば、この全体の戦略が固まらない段階でも、できるだけこれの導入を推進、拡大するということについては、現状の枠内においてもできることは最大限やろう。そして、将来の方向性についても、国内的な内需の喚起であったり、我が国の技術力の推進であったり、……
○枝野国務大臣 特定多国籍企業による研究開発事業等の促進に関する特別措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年、アジア各国では、グローバル企業誘致のため、税制面を初めとする各種支援措置の強化に取り組んでおり、世界的な企業誘致競争が激化しています。 こうした中、我が国においては、グローバル企業の新規立地が減少する一方で、グローバル企業の撤退が相次いでおり、仮にこのような事態を放置すれば、我が国の産業競争力の低下や雇用の減少が進展し、我が国はアジア地域における国際的な事業活動拠点としての地位を喪失することとなります。 このため、グローバル企業が我が国に会社を設立し……
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。 補助金交付を決定した案件については、原則として当該年度中に事業を終了していただくということになっておりますが、御指摘のとおり、特にこの震災後の状況で、さまざまな事情、状況がありますので、実際には工期がおくれたり物資調達が想定どおりいかないというケースは少なからずあるだろうというふうに思っております。 当然、補助金を使用し終わらなかった場合に翌年度へ繰り越す制度が設けられておりますが、問題はその運用だというふうに思っておりますので、経済産業省としても、現場に対しても、これは柔軟に対応するようにということの指示を改めてしっかりとおろしたところでございます。……
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。 事業者の再生に不可欠なニューマネーの提供については、本来、従来から、民間金融機関からの十分な資金供給が得られない場合に政策金融機関が補完的な役割を果たすことが期待をされているところでございますが、今回の修正案において、特に六十二条三項でしょうか、政策金融機関は民間金融機関が対象事業者に対して行う資金の貸し付け等では被災事業者の再生に必要な資金を確保できない場合に必要な資金の貸し付けを行うよう努めなければならないとの規定を置いているということは承知をしております。 政府としては、この修正案の趣旨を踏まえて、政策金融機関が適切な役割を果たすことができるよう……
○枝野国務大臣 これは本賠償とも絡んできますので私の方から御答弁させていただきたいんですが、もし財物価値が本当にゼロということで、そのゼロを前提にして仮払いをするということは、まさにその土地を国が買い上げてお金をお支払いするということとイコールに経済的な意味としてはなってしまいます。 土地については、まさにこれから、お帰りになれる地域となれない地域と、お帰りになられる意向のある方とない方と、いろいろなケースが出てきます。お帰りになられる場合でももちろん財産価値は下がっているわけですけれども、そこをどう埋めるのかという話とか、逆にお帰りになられない場合には、それは全体としてその土地を買い上げる……
○枝野国務大臣 吉田所長が交代をされるということで、まず、そのこと自体で御心配が多いかと思いますが、後任者をしっかり決めて、しっかりと東京電力としてもやるということを言っておりますので、そこをしっかりと見守りたいと思います。
今お尋ねの件については、プライバシーにかかわることですので、どこまで申し上げていいのか、なかなか難しいところでありますが、放射線の被曝によって病気になったと思われるような内容のことは確認されていないという報告を受けております。
【次の発言】 放射線被曝による病気であると疑われるようなものは、今のところ見つからない。病気の性格等から考えても、そういったものである可能性はな……
○枝野国務大臣 環境大臣の臨時代理としてお答えをさせていただきます。 御承知のとおり、住民の皆さんの生活している近隣の災害廃棄物は仮置き場に搬入がおおむねできておりますが、その他については、実は解体を要する家屋が多々ございます。これに、所有者の意思確認に時間を要しているというのがございます。それから、浸水している農地においては重機を入れることが困難でありまして、堤防の整備、そして、それによって水を吐き出すということを先行させる必要がある等、さまざまな事情がございまして、率直に申し上げて、なかなかこういったところについては困難を来しております。 今、こうした案件については、市町村の意向を踏ま……
○枝野国務大臣 原子炉の内部は残念ながら外から見られるわけではございませんが、圧力容器の底の部分の温度に加えて、その外側の格納容器、そこに燃料が一号機についてはかなりの部分が行っていると推測されているわけでありますが、ここの、雰囲気温度と呼ぶそうですけれども、そこの内部の大気の温度等については測定ができておりまして、これについては十分下がっているという状況でございます。 それに加えて、放射性物質がどう大気中に出ているのかということについては、建屋の上部などにおける濃度をしっかりと測定できるようになっておりまして、これも着実に減少しております。 残った状況としては、この後御質問があるかもしれ……
○枝野国務大臣 お答えを申し上げます。 まずレアアースについてでございますが、昨年、中国からの輸出停滞問題が起こりまして、大畠大臣の御尽力によってこれは解消しましたが、その後、さらなる輸出枠の縮小、また新たに価格の高騰や内外価格差問題が顕著になってきているところでございまして、短期的には、まず中国に対して改善を要請するということで、先月、私自身、温家宝国務院総理それから陳徳銘商務部長と面会し、改善を求めたところでございます。 一方で、こうした一国に供給源が偏っているという状況を解消すべく、昨年改正いただいたJOGMEC法、石油天然ガス・金属鉱物資源機構の法律に基づく国の出資によって、ことし……
○枝野国務大臣 委員長の御指名ですので、御答弁をいたします。 内閣の一体性と憲法との関係では、閣議で決まった内閣としての方針と閣僚が異なった行動をとる、あるいは発言をするということは、これは憲法上の疑義、問題があるということでございますが、ただ、閣議で決まった方針に従うということであれば、そもそも閣議という制度が、複数の人間で合議をする、つまり、その中にはいろいろなさまざまな意見がある人たちが集まって合議をして意思決定をするというプロセスでありますので、閣議決定に先立つそれぞれの個人の意見、思いがある、そのことが世の中にも表明された中で、最終的に閣議決定された方針に従うということであれば憲法……
○枝野国務大臣 原子力災害対策本部の副本部長という立場から御答弁をさせていただきます。 今回の原子力事故が生じたことによって、特に警戒区域等を設定した初期の段階においては、まずは人命、人に対する健康を守るということに全面的に徹せざるを得ない状況の中で、動物に対する対応が十分ではなかった。それは、愛護法の関係でいえば、みだりにというところとの関係で、人命、人の健康を守るという措置のためにやむを得ない措置であったということで解釈されるものというふうに思っております。 その上で、警戒区域等に対する立ち入り等、つまり、人に対する健康への影響についてリスクが一定程度低減された段階から、例えば動物、家……
○枝野国務大臣 法令解釈担当大臣としてお答えを申し上げますが、閣議決定で決めていることも、法改正を要することについては国会において御承認をいただかなければ実行できないのは当然のことでございまして、実際にこの閣議決定に基づいて国会に御審議をお願いした結果、残念ながら、現時点で法改正ができないということでございます。 そうした状況を踏まえた中で、なおかつこの閣議決定の方向に向かって今努力をしている途中でございますので、この閣議決定と現状の努力が矛盾をしているとか、閣議決定に反しているという状況には至っていないと判断いたします。
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。 少子化、人口減少等を初めとして、国内市場が縮小していく中で、国境を越えた日本企業の事業活動を円滑にしていくということは、日本企業の海外戦略の上でも、そして日本の経済の成長にとっても欠かせないものだと思っています。 そうしたことの中で、特に、この表にもありますような内容でいきますと、一つには、輸出規制に係る手続でございますね。これが国によって相当ばらつきがあって、事前予測可能性が低い国が少なからずある。こういったところについての透明性や手続の簡素化が図られれば、我が国の、特に中小企業にとって大きな意味があると思っております。 それから、知的財産権などに……
○枝野国務大臣 まず一点目でございますが、この確認書に基づいて、三党の皆さんには今回の同意人事についてそれぞれ御推薦をいただきました。ただ、三党で何か調整をされて今回の案が決まったということではなくて、各党から御推薦をいただいたのを踏まえて、私のもとで今回国会にお願いをしている人事案を提示しているものでございます。 例えば今回は、この三党合意がございましたので、各党とも積極的に御推薦をいただきましたが、最終的に同意をいただく国会の皆様から、もし、例えばこういう人を入れるべきじゃないかとか、こういう人は入れるべきではないとかということは、一般論として申し上げても、いろいろと御意見があれば、それ……
○枝野国務大臣 第百八十回国会における経済産業委員会の御審議に先立ち、経済産業行政や原子力事故を取り巻く諸課題及び取り組みにつきまして、経済産業大臣、原子力損害賠償支援機構担当の内閣府特命担当大臣、そして原子力経済被害担当大臣として、申し述べさせていただきます。 東日本大震災から間もなく一年となりますが、いまだ多くの被災者が大変厳しい状況のもとでの生活を強いられております。世界経済、日本経済も厳しい状況にあります。原子力事故対応、震災復興がいまだ緒についたばかりであることに思いをいたしながら、また、グローバルな経済状況を注視しながら、山積する諸課題に真摯に取り組んでまいります。 第一の課題……
○枝野国務大臣 御指摘のパート労働者への社会保険の拡大適用に当たりましては、党の方で大変熱心な御議論をいただき、また、その際には、経済産業部門会議の皆さんを中心に、中小企業への影響をしっかりと考慮するようにという強い御指摘をいただいたというふうに承知をいたしております。その結果として、昨日、党の方で整理をいただいて、政府・与党として、御指摘のように、五百人以下の企業は適用除外とする、なおかつ、今後の拡大のことについても、具体的なことは決めない、三年後に検討するということでお決めをいただいたというふうに承知をしております。 御承知のとおり、中小企業基本法上では、一番大きな製造業でも従業員三百人……
○枝野国務大臣 この再生可能エネルギー特措法の審議に当たっては、委員におかれましても大変な御尽力をいただきましたこと、御礼を申し上げます。 御指摘をいただきましたとおり、再生可能エネルギーの導入促進のための制度であります。国会でお決めをいただきました法律の事項としても、効率的に事業が実施された場合に通常要する費用を基礎として、適正な利潤を勘案し、施行後三年間は利潤に特に配慮しということを決めていただいています。もちろん、一方では、電気の使用者に対して過重なものとならないことに配慮することと、御留意もいただいているところでございます。 確かにこのバランスは大変難しいところがあろうかと思います……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、競馬でありますとか宝くじも若干類似点がある。そういった意味では、少なくとも、特に今回、競馬所管の農水省、それから競艇所管の国交省とは十分な意見交換を行った上で法案を提出しているところでございますし、今後も、宝くじを含めて、できるだけ統一的に物事が進められるところはした方がいいだろうとは思っております。 ただ、その一方で、それぞれの事業、施行の状況とか、さまざま違いもございますので、そういった意味では、それぞれを所管する各省がきちっと責任を持ちながら現場、実態に対応した政策を進めていく、一方でしっかりと横の連絡もとっていく、こういう姿勢でやってまいりたいと思って……
○枝野国務大臣 まず、原発への依存度を最大限引き下げていく、最大限ということはゼロを目標に引き下げていく、これはもう、私のというよりも政府の明確な方針でございます。 ただ、これはどれぐらいのスケジュール感を持って引き下げていくのか、あるいは、いわゆるエネルギーとしての依存が引き下がっていった場合の他の要素の考慮事情はないのかということについては、今、総合資源エネルギー調査会の基本問題委員会に御議論をお願いしている状況でございます。その御議論の中では、狭義の安全保障などの観点についても議論がなされているということを承知しておりますので、そのことを御紹介したものであって、政府として、あるいは私と……
○枝野国務大臣 おはようございます。 御指摘のとおり、人工衛星と称するミサイルの発射は、我が国を含めた地域の平和と安定を損なう安全保障上の重大な挑発行為でございます。それから、国連安保理決議、これは弾道ミサイル技術を使った発射をこれ以上実施しないことを北朝鮮に要求しておりますが、これにも反するものでありまして、極めて遺憾でございます。 御指摘のとおり、経済産業省の制裁措置は、安保理決議の求める内容よりも厳しいものとなっており、全面輸出入禁止でございます。経済産業省の所掌範囲の中で、なかなか難しい部分があるというのは御指摘のとおりでございますが、政府全体としては、こうした問題に毅然とした姿勢……
○枝野国務大臣 小規模企業は、御指摘のとおり、我が国の企業の約九割を占めていますし、地域の経済を支える、あるいは雇用の受け皿である。そして、本当にさまざまな業種がございます。我が国の産業のサプライチェーンの担い手という側面もあります。 私自身も、実は、私ごとですが、うちの父親は流し台をつくる会社の孫請みたいな小規模企業をやっておりました。本当に、非常に厳しい状況の中で、日本の経済と社会を支えているのが小規模企業であるというふうに思っております。 同時に、大きく産業構造が変わりつつある日本においては、もちろん、既存の大企業がさまざまな努力の中で産業構造を転換していく、経済状況の変化に対応して……
○枝野国務大臣 もし必要があれば、細かいことは中小企業庁長官に聞いていただければと思います。 中小企業の重要性は繰り返しませんが、特に、現下の経済状況の中では、あえて言えば、大手であれば、海外展開が中小に比べて圧倒的に容易である、このことによって、企業内における国際分業等によって、例えば円高の状況に対してのリスクヘッジがやれる。しかし、中小企業はなかなかそうはいかずに、むしろ、取引先の大手が海外に行ってしまって、仕事がなくなるということを初めとして、特に経済環境の変化による影響が相対的に大きい。 それに対して、資金面のお話がございましたが、これは御承知のとおり、今年度の予算では、復旧復興経……
○枝野国務大臣 御質問、ありがとうございます。 私自身、男女共同参画政策を、スタートとしては、社会政策あるいは人権政策の観点から、初当選以来取り組んでまいりました。もちろん、そうした観点も引き続き大変重要でありますが、特にこの立場で仕事をさせていただきますと、我が国の経済の活性化、活力を今後も維持していくという経済政策の観点からも、実は、女性を初めとする働き方の多様化ということが大変重要であるという認識を強くしているところでございます。 現在、雇用は、足元は若年者の就職難など、就職先がないという方向ばかりが注目をされていますが、今後、日本が経済の活力を維持していけば、間違いなく少子高齢化の……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、大きな災害のときにはサービスステーションの役割は大変重要でございます。東日本大震災の折にも、ガソリンが足りなくて並ばれた方も大変だったと思いますが、御自身も被災をされている中で、過酷な環境で必死の給油活動に当たられた被災地のサービスステーションの皆さんには本当に頭の下がる思いでございます。 したがって、経済産業省としても、自家発電設備であるとか地下タンクの増強等に対して既に補助事業を始めております。昨年の三次補正で四十億、それからことしの当初予算で五十七億円弱。被災地のバックアップ地域や、それから東海地域、リスクの高い地域から優先的に順次進めさせていただいてい……
○枝野国務大臣 東海第二の事故というか、地震直後の対応についてしっかりと検証するということは本当に重要なことだというふうに思います。こうして国会で取り上げていただいて、大変感謝をしております。
既に、地震の影響調査等は進めた上で、専門家による意見聴取会において公開の場で専門家に御議論をいただいてきているところでございますが、こうしたことを適切に整理をし、さらに知見になるべき検証ができないかどうかということは不断に見直してまいりたいというふうに思います。
【次の発言】 人材育成の重要性は、私からも繰り返すまでもないことだというふうに思っております。
今、エネルギー、原子力政策の見直しの議論を……
○枝野国務大臣 御指摘の閣議決定は、昨年六月の「政府の支援の枠組みについて」における「具体的な支援の枠組み」の中の文言と思われますが、これは、当時の原子力損害賠償支援機構法案の土台となる問題意識や基本的な考え方などを記述したものでございます。これを踏まえて機構法案の制度設計がなされ、法案にはこの閣議決定の要素が全て具現化された形で盛り込まれており、法案の成立により、閣議決定の文書そのものは一定の役割を果たしたものと考えております。 機構法案の国会審議の過程において附帯決議が決議され、その中で「「具体的な支援の枠組み」は、その役割を終えたものと認識し、政府はその見直しを行うこと。」とされました……
○枝野国務大臣 御質問ありがとうございます。 御指摘のとおり、日本のこれからの経済のためには、アジアの成長を取り込んでいくということが大きな柱であるというふうに思っております。 したがって、アジアの特に拡大する中間層をいかに取り込んでいくのかということで、効率的な生産ネットワークの構築を目指す必要があろうかと思っています。域内の経済統合やインフラ開発を含む投資環境整備を進めることがその中でも重要だと思います。 私自身、四月に日本でASEAN各国の経済大臣をお招きした会議を開催しまして、東アジアの地域包括的経済連携、いわゆるRCEPの年内交渉開始に向けた取り組み強化に合意をいたしました。ま……
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。 福島県内におられる方ももちろんなんですが、特に県外におられますと、情報あるいは御相談がなかなかしにくいという実態にある。 そうしたことの中で、県外においても、避難者の多い地域において東京電力が十カ所の相談窓口を設置しておりまして、きめ細かい相談の対応をする体制をつくっておりますが、なかなか、例えば私の地元の埼玉県でも、さいたま市にあるだけということで、県内、大変広い地域、各所におられます、そうした意味ではなかなか、通って御相談をされるとか、困難な部分もあろうかというふうに思います。 より丁寧にお話を伺って対応できるよう、さらなる工夫と努力を東京電力に……
○枝野国務大臣 商店街を復旧復興させていく、大変重要だというふうに認識をしております。そうした中小の商店街の復興にも、グループで具体的な共同事業を行うということであれば、商店街について復旧整備を図るものも現行のグループ補助金でも対応はできるということになっているところであります。 なお、今後でありますけれども、まだ具体的な概算要求の段階にもなっておりませんので、具体的なことを今ちょっと残念ながら申し上げられませんが、御指摘のとおり、工業よりも商業の方が、まちづくりとの関係で、どうしてもいろいろなものがおくれるということは間違いないということでございますので、実際に需要があるときに対応する措置……
○枝野国務大臣 最近の報道を承知しておりますが、その時点で、党においていろいろな議論をされているということの報告はございましたが、特段そこでの議論の状況についての報告はございませんでした。
【次の発言】 御指摘のとおり、原発のテロ対策は大変重要であると認識しておりまして、昨年の十二月にもテロ対策の強化の施策を決めたところでございます。
海上保安庁や警察にも御協力をいただいて万全を期しているところでございますが、同時に、御指摘のとおり、それを超える有形力の行使等に対処する必要が生じる可能性もありますので、治安出動が発動された場合には自衛隊が出動するという仕組みになっておりまして、警察や海上保安……
○枝野国務大臣 三次補正を編成して国会に御提起いただいた以降も、例えばタイの洪水の問題、あるいはヨーロッパの危機の問題、さまざまな状況が日々刻々と変化をしてきております。そうしたことの中で、特に三月の年度末に向けて、従来、三次補正までで用意していた金額では足りないのではないかという判断をいたしたものであります。
これを速やかに御審議いただきまして通していただければ、三次補正までで積んであるお金で、これまでのところは資金に不足をしているという状況ではありません。したがいまして、適切な判断だったと思っております。
【次の発言】 御指摘の点については、先ほども少し御答弁申し上げましたが、三次補正の……
○枝野国務大臣 お答えさせていただきます。 第一次補正予算、そして第三次補正予算では、東日本大震災による影響、直接、間接に被害を受けた中小企業の皆さんを対象にして、事業規模で約二十兆を超える資金繰り対策を行ってまいりました。 ただ、三次補正の編成以降に、タイの大洪水がございました。それからヨーロッパの財政危機などが深刻化、長期化という様相を見せてまいりました。さらには、円高によるダメージが本当にずっしりとかかってくるという状況になってまいりまして、特に年度末を見据えて、直接、間接に東日本大震災の影響を受けている中小企業以外の皆さんの資金繰りについても万全を期す必要があるという判断をいたしま……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、まず、現状でも日本の中小企業は、雇用の面でもあるいは経済そのものにおいても、まさに日本を支えている、経済の中核を担っているというのは中小企業であるというふうに思っています。 しかも、これから世界的に産業構造が大きく転換しなければならない状況にあります。大きな産業構造の転換期においては、既存の大企業が大企業のまま、より元気になっていく可能性よりも、今はまだ小さな会社が新しい時代に合わせて新しい仕事を生み出していって、そのことによって、まあ、大きくなることがいいかどうかというのはまたいろいろあるかもしれませんが、少なくとも元気になっていく、こういうことがあってこそ……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、風力発電というのは大変なポテンシャルがあるというふうに思っております。ただ、風力発電に適した場所が必ずしも日本全国ではない。ある特定の地域、そのうちの一つ、一番大きいのはある意味では北海道だと思います。なおかつ、その適した地域は一般的に送電網の弱いところが多いという状況でございますので、そのポテンシャルを最大限生かすためには、送電網の強化は欠かせない。 原則として、こうした送電網は事業者が設備をつくるものでございますが、今、風力発電の成長を促さなければならない状況、それから特定の地域に送電網の弱いところが偏っているという状況、こういうことを踏まえた中では、早期……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、特にこの局面においてのエネルギー基本政策の策定については、オープンな議論が重要であるというふうに思っております。 まずはそのメンバーの構成自体が、従前とは全く変わった構成といいますか、新たな方が相当入ってやっていただいている上に、ここは初めから結論ありきではなくて、まさに自由に議論をいただき、議論の進め方自体も、今の御指摘のとおり、その議論の中でこの進め方ではだめだというような御指摘を受けて、その都度それに対応して進めていく。また、一般の方々の傍聴に加え、インターネット中継を実施したり、それから、国民の皆様からの意見もホームページ等に随時受け付けながら、それも……
○枝野国務大臣 これについては、一つは、原賠法に基づいて賠償に充てられる資金の追加が必要であるということで、その認可をいたしました。これに対しては、賠償がまだまだおくれているし、十分ではないということについて、しっかりするようにということを申し伝えました。 それに加えて、三月の総合特別事業計画に向けて、機構と東電でいろいろと今話をしているという状況だと報告を受けておりますが、もし東京電力が政府に対して資本注入、公的資金を求めるのであれば、国民の税金を使わせていただくわけでありますので、注入する資金に応じた議決権を持たせていただく、そういうことでなければ特別事業計画を認可するつもりはない、こう……
○枝野国務大臣 通商交渉、さまざまな分野でいろいろなことをやっておりますが、各国とも、各種関係者の皆さんから、各種団体から、それぞれさまざまな国内的な意見を背負っていらっしゃいます。しかし、そのことが自動的に各国の主張になって、外交交渉、通商交渉をすることなどありません。
【次の発言】 持っておりません。
【次の発言】 経済産業省の所掌からは、さまざまな、原発などに代表されるような、安全、セキュリティーの面でしっかり守らなきゃいけないという意味と、それから、ITと絡んだ産業を発展させるためには、日本にはセキュリティーの技術があるんだということが世界と競争していく上で大きな意味がある、この両面で……
○枝野国務大臣 基本的には同じでございますが、あえて申し上げれば、全ての品目は、やはり今申しましたとおり、一般的にはタリフラインのことである。そうしたことの中で、交渉のテーブルにはのせるけれども、その中で、我が国としてはセンシティブ品目について配慮をしっかりと行っていくということです。 それから、高いレベルといったときには、その中にはいわゆる関税品目以外のことについても含まれますが、これから、もう既に事前協議の中で明らかになっているように、ここには全てがかかるわけではない。つまり、よく健康保険のことが心配をされましたけれども、そうしたものは対象になっていない。これは、全てではなくて、網羅的で……
○枝野国務大臣 いろいろな報道を御指摘いただきましたが、例えば原子力安全・保安院に関連して申し上げますと、必ず、過去三年間の企業や団体からの調査研究委託、企業、団体の委員会やシンポジウムへの参加によって報酬を得ているか等については、申告書の提出を就任前に求めておりまして、具体的な事例に即して利益相反に当たらないことを厳格に確認しているところでございます。
同時に、委員会の運営についての透明性を確保することも重要であると考えており、先般、私の指示のもとで、自己申告書についても申告内容別の内訳件数を公表したところでございます。
【次の発言】 透明性をより高めるという意味で、御指摘いただいた考え方……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、円高のメリットを生かすということで、一つ大きな柱になるのは、エネルギーを含めた地下の天然資源について、この機会に権益をできるだけ確保するということだと思っております。 このため、平成二十三年度においても、例えば、カナダのシェールガス田の買収、マレーシアの石油、天然ガスの探鉱、インドネシアの石油、天然ガスの探鉱などについて既に出資済みでございますし、それから、レアアースについて、ベトナムのドンパオ鉱床やインドのインディアン・レアアースプロジェクトなどについての調整を進めているところでございます。 さらに、この機会にということで、今、資源のある国、そして日本の技……
○枝野国務大臣 御指摘いただいたとおり、震災の影響あるいは震災からの間接の影響とも言える電力需給の逼迫の問題を初めとして、中小企業を取り巻く環境は大変厳しゅうございます。これまで国会でお認めいただいた一次、三次の補正予算での保証や貸し付けについての執行、そして今の予算案でお願いをしております二十四年度における資金繰り支援策について、使い勝手のよさということを十分留意して、さらに努力をしたいというふうに思っております。 その上で、まさに、特に電気代の削減ということに向けて、それは中小企業にとってであると同時に、地球環境や電力需給の観点からも重要なことでございます。エネルギー使用合理化事業者支援……
○枝野国務大臣 今回負担をお願いしております地球温暖化対策のための税は、御承知のとおり、我が国の温室効果ガスの約九割を占めるエネルギー起源のCO2の排出抑制対策の抜本強化を図るということでありますので、いわゆる石石税によって負担をいただくということでございます。 したがいまして、負担の趣旨から考えまして、その使途についても、エネルギー起源CO2の排出抑制対策の抜本強化を図るという使途で使わせていただく。つまり、省エネルギーや再生可能エネルギーの普及等を通じて、エネルギー起源のCO2の排出抑制対策に確実に充てることが、負担者であるエネルギー起源CO2のもとになる石油、石炭を使われる方の理解を得……
○枝野国務大臣 お答えをさせていただきます。 確かに、日米間の情報共有といいますか、意思疎通が十分ではなかったという嫌いがございまして、それを踏まえて、二十一日以降、合同調整会議を設置いたしまして、その結果として相当意思の疎通がよくなったという経緯がございます。 当初の段階においては、情報共有がというよりも、十分に当時の、私、官房長官という立場からもそうですし、それから官邸全体あるいは保安院全体としてもでありますが、十分な情報の掌握や、それの整理ができていなかった。 一方で、アメリカ側からは、もっと、つまり、その時点で発表したり公表したりしている事実関係以外にも、何か政権中枢などは知って……
○枝野国務大臣 細野大臣が黒川さんとお会いになっていたことも報道で知りましたし、局長がそれに同席していたことも今伺いました。初めて伺いました。
○枝野国務大臣 この場合の軍用、つまり武器ということの意味は、当該物の形状、属性などから客観的に武器専用品と判断できるものを武器に該当するものとしてきております。逆に、民需実績があるなど軍民両用のいわゆる汎用品については武器に該当しないという運用をしてきているところでございます。
御指摘のプロペラ・ブレードは、材料や強度などの点で軍専用の設計ではない、実際にカナダにおいて民間機に使用されており、民需実績があることから、総合的に判断した結果、武器輸出三原則等の上の武器には該当しないと判断したものでございます。
【次の発言】 御指摘のとおり、三月十一日の直後、違う立場から見ておりましたが、保安院……
○枝野国務大臣 御指摘のとおりでございまして、当然、政治ですので、政治的リスクを常に考慮しながら政治家は活動しているわけです。大震災発生直後から、私自身、ここの局面は、この原発事故や災害対応、これがあらゆる政治的リスクよりも優先すると判断をしておりましたし、恐らく当時の菅総理においてもそうだろうと思っておりましたが、念のため、政治的にはリスクがありますよということはきちっとお伝えをいたしましたが、総理御自身も、そうしたことよりもより優先することがあるんだという御判断でありましたので、このことを優先すべきであるというふうに思いました。 ただ、あえて、内閣官房長官として総理を政治的に守るという役……
○枝野国務大臣 九八年の金融危機のときは、御指摘のとおり、当時の野党の民主党で私、当時の与党自民党では今の石原幹事長が交渉窓口ということで、金融の法案について協議をいたしました。 党内外から、一気呵成に解散に追い込んで政局にすべきだという強いプレッシャーがございましたが、日本の金融をしっかりと守らなければ大変なことになるということで、政局ではなくて政策でしっかりと議論をさせていただいて、与野党一致して金融再生法を成立させることができました。 その後も、あそこで追い込んでいたらもっと早く政権交代できたのではないかという声、御批判をいただいていますが、私は、やはり政局のために政治をやるわけでは……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、再生可能エネルギーにつきましては、七月一日に固定価格買い取り制度が施行されます。現在、ここに向けてさまざまな投資案件が検討されていると承知をしておりまして、今のところ、本年度だけでも二百五十万キロワット程度の再生可能エネルギーが導入されると見込まれております。現時点での大規模水力を除いた再生可能エネルギーが二千万キロワット弱でございますので、導入だけで一割ふえるということでございます。 この制度がしっかり定着していくことがまず重要でありますが、同時に、立地に関する規制の見直し、これは行政刷新会議に主導権、リーダーシップをとっていただいて、各省にも御協力をいただ……
○枝野国務大臣 お答え申し上げます。 まず、これからの原子力をどうするのかということを中心にした今後のエネルギーについては、あえて言えば、昨年の三月十一日以来、マスコミ報道を含めて、国民の皆さんがさまざまに御議論、お考えになってきている話だというふうに思っています。これをある意味で集約していくプロセスにおいて、あえて言えば、百人百様の御意見がある中でこれを集約していくに当たって、三つのシナリオということを、議論を整理しやすくする上でお示ししているものでございます。 機械的にこの中のどれか一つを選びますということではなくて、この三つのシナリオをお示ししたことを軸に、これでは足りないとか、これ……
○枝野国務大臣 お答えをいたします。 自動車産業は、御承知のとおり、一産業ということにとどまらず、日本の全製造業の出荷額の約二割を占めますし、幅広い裾野産業のある分野でございますので、就業人口の約一割、五千四百五万人を抱える基幹産業でございます。 ここに、昨年末に、エコカー減税、そして自動車重量税の負担軽減、さらにはエコカー補助金という政策を打ちまして、日本自動車工業会の需要見通しによれば、二〇一二年の新車販売台数は、こうしたさまざまな政策の効果を合わせて、昨年から約八十万台ふえて五百二万台に達する見込みとなっております。この約八十万台の需要増加というのを試算いたしますと、約一・六兆円、国……
○枝野国務大臣 第百八十一回国会における経済産業委員会の御審議に先立ちまして、経済産業行政や原子力事故を取り巻く諸課題及び取り組みにつきまして、経済産業大臣、原子力損害賠償支援機構担当の内閣府特命担当大臣、原子力経済被害担当大臣として、申し述べさせていただきます。 東日本大震災と、これに伴う東京電力福島第一原子力発電所事故から一年半以上が経過いたしました。被災地の皆様のたゆまぬ御努力によって被災地の復興再生が進められている一方で、いまだに多くの被災者が厳しい避難生活を強いられております。 また、日本経済全体に目を向けてみても、深刻な財政状況や長引くデフレ等の内なる構造的課題に加え、長引く過……
○枝野国務大臣 お答えをいたします。 政府は、先日決めました革新的エネルギー・環境戦略において、エネルギー政策上の判断については、政府として、革新的エネルギー戦略において、「二〇三〇年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する。その過程において安全性が確認された原発は、これを重要電源として活用する。」と決定をしております。 したがいまして、原子力規制委員会において安全性が確認された原発については、エネルギー政策上の判断として、政府としては重要電源として活用するということを決定しておりますので、そうした意味では、稼働について地元自治体の皆さんなどに御協力をお願いするというこ……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、特に政権交代後、レアアースの権益確保の支援ということ、そして多様化ということに努力をしてまいりました。 その結果として、昨年三月には、既にオーストラリアのマウント・ウェルド鉱山の権益を確保し、来年から輸入を開始する見込みとなっております。これで年間九千トンを確保できる見通しであります。 また、ことしの十一月二日には、カザフスタンのサレコプロジェクトにおけるレアアース製錬所の開所式が行われました。近藤副大臣を派遣いたしましたが、このプロジェクトでは、来年以降、より貴重なレアアースであります中重希土を含めた年間四百トンのレアアースを確保できる見通しとなりました。……
○枝野国務大臣 福島の原発事故を受けて、多くの国民の皆さんが、一日も早く、できるだけ早く日本で稼働する原発をゼロにしたい、そう思っていらっしゃると私は確信をしています。 一方で、過去五十年、約五十年にわたって、原子力政策はさまざまな現実の積み重ねがあります。あるいは、国際社会あるいは地方自治体の皆さんと政府としてお約束をしてきたことがあります。この政府としてのお約束は、政権交代があったとしても、これを政権交代があったから我々は引き継がないという無責任な態度はとれません。こうした全てのことを前提にしながらやっていかなければなりません。 例えば、使用済み核燃料。本来は、これまで原発をつくり、ふ……
○枝野委員 大臣、よろしくお願いいたします。 裁判所職員の定員ということで、まず法曹人口全体のことについてお尋ねをしたいと思います。 事実確認ですので政府参考人で結構ですが、まず、法曹の供給源である司法試験の合格者の数。私は昭和六十三年の合格でございますが、そのころ、そして平成元年ぐらいまで、おおむね五百人前後。これが平成十一年、十年後には千人前後。平成十六年には千五百人前後。そして平成二十年ぐらいからはおおむね二千人という大体の数字。つまり、この平成に入ってからの二十年余でおおむね四倍にふえているという認識でございますが、これで間違いございませんね。
○枝野委員 よろしくお願いいたします。 済みません、赤羽副大臣にも来ていただいているので、ちょっと順番を変えて、そちらの問題から先にやらせていただければというふうに思います。東京電力福島原子力発電所事故による損害賠償請求の時効の問題でございます。 これについては、二月の四日に東京電力が、消滅時効に関する弊社の考え方についてというコメントを発表し、また、このときに社長コメントというものも出していただいております。損害賠償請求の消滅時効は三年でございますが、東京電力は事故から三年たったら時効で賠償が終わりなどということはもとより全く考えておりませんという趣旨のコメントを出していただいております……
○枝野委員 よろしくお願いいたします。 ハーグ条約については、官房長官を仰せつかっているときに、法務省と外務省に早くせいとせっついた側でございますので、中身については全く異論はございませんが、その前提で、幾つかの点について確認をさせていただきたいと思います。 今、田嶋議員の質問でもポイントになっていました二十八条一項四号、これがどう使われるのかということが当事者の皆さんにとっては大変関心の高いところだろうと思います。 いろいろ議論されていますが、改めてここで、「重大な危険があること。」を要件としています、この「重大な危険」の意義について、これは政府参考人の方からお答えください。
○枝野委員 よろしくお願いいたします。
しつこいようですが、また法曹養成についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
ちょうど今月は、司法試験が十九日まで行われていた。それから、その十九日からいわゆる予備試験が行われました。
それぞれについて、まず、受験者数または出願者数、受験者数で固まっているんでしょうかね、特に前年比を含めて、まずは事実関係を教えてください。
【次の発言】 実は、ついにと言うべきでしょうか、ことしは司法試験本試験の受験者数よりも予備試験の方の受験者数の方が多いという状況になったということ、司法試験の予備試験の方は毎年のようにふえ続けて、ことしも昨年より大きくふえた、……
○枝野委員 民主党の枝野です。よろしくお願いいたします。 参議院送付でもありますので、既にほとんどの論点が議論されておりますので重複もあるかと思いますけれども、改めて重要だと思っているポイントをお尋ねさせていただきたいと思います。 この改正案にとどまらず、施設外における矯正保護に当たっては、保護司さんを初めとした民間の皆さんの御協力が大変な実績を上げております。ただ、そうした協力をしていただいている皆さんを取り巻く環境というか状況はなかなか厳しいものがあるということは、従来から言われてきているところであります。 まず、保護司さんなんですけれども、この保護司さんが減ってきている状況にあると……
○枝野委員 よろしくお願いいたします。 教育にはいろいろな観点からの問題点がありますが、経済的な理由等により十分な教育の機会を受けられない、こういったことがあると、機会の均等、頑張った者が報われる社会をつくっていく上での大きな障害となります。 親の経済力と、学力やあるいは学歴との関係というのについてはいろいろな調査もなされているようでありますが、私は、この質問に当たって文部科学省から幾つかの資料をいただきましたが、一番明確なのは、二〇〇七年に東京大学の研究センターが高校生の進路追跡調査を行った。これを見ると、高校卒業後の進路、親の年収が四百万円以下だと、大学に進学される方の比率が三一・四%……
○枝野議員 ただいま議題となりました行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、平成十三年に施行された行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行状況を踏まえ、国の行政機関及び独立行政法人等に関する情報公開制度をさらに充実させ、国民の知る権利を保障することにより、オープンガバメントを実現し、民主主義の基盤を強化することを目的として提出するものであります。 次に、法律案の内容について、その概要を御説明申し上げます。 まず、情報公開制度が、国民の知る権利を保障する観点から定められたものであることを……
○枝野議員 御指摘のうち、私どもの提案しました改正案で、インカメラについては、被告、行政側の同意が必要であり、ただ、同意を拒否する場合の要件を厳しく限定しております。 ただ、その判断権は行政側にあるというのは、私どもが与党当時に総務省がつくった解説書のとおりでありますが、政府が、これは実は、重大な利益を害するということでいつもいってしまいますと間違えまして、重大な利益を害することが何がなので、公開することがではなくて、裁判官にだけ見せることであっても、それでも重大な利益を害することになるというようなことについて、単に主張するだけでは、これは法を守るべき行政機関としては許されない。 つまり、……
○枝野議員 今お話しになった報告書は、有識者の皆さんの懇談会の報告書のことかというふうに思いますが、私が官房長官当時に有識者の懇談会を開催いただきまして、そこの報告書では、立法化の必要性についての指摘、報告を官房長官として当時受け取っております。 一方で、その中においても、運用を誤ると、知る権利や取材の自由などに重大な影響を及ぼすおそれがあるというような指摘も受けております。 また、そのとき議論をお願いした有識者の先生方、行政学、それから行政法、憲法の先生が一人入っていたかと思いますが、情報公開の仕組みであるとか情報を公開していただくことについて、大きな、公益的見地から、利害関係を有する報……
○枝野議員 まず、この委員会には情報公開法の改正案の提案者として出席しており、本来、元官房長官の立場でお答えをするべきなのかどうかという点については疑義がありますが、私が直接経験をしたことと、私が認識あるいは思ったことについては申し上げるべきかというふうに思っております。 私が官房長官として政府における情報保全に関する検討委員会を運営しておりました際には、有識者の皆さんによる懇談会で御議論をいただき、その報告書の報告をいただきました。ただ、これは、情報の保護を徹底するということの見地からさまざま御検討いただいた報告書でありまして、これと国民の知る権利等との関係等について、しっかりとしたバラン……
○枝野議員 お答えいたします。 御指摘の最高裁決定は、平成十六年の、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した、その事故をめぐる日米間の協議の情報公開を求めた裁判における、いわゆるインカメラの請求に対する、できないという決定であろうかと思います。 その決定を踏まえて、まさに形式的には明文の規定が必要であるということで、今回、明文の規定を置いたものでございますが、同時に、実質的にも、この決定は、訴訟で用いられる証拠は当事者の吟味、弾劾の機会を経たものに限られるという民事訴訟の基本原則ということを指摘されておりますので、その趣旨をしっかりと受けとめて、インカメラの要件として、当事者の同意を必要とする。 ……
○枝野委員 きょうは、私が在任中に幾つか取り組んだ政策について、その後の状況、きょうお尋ねする点については茂木大臣におかれてもおおむね前向きに進めていただいていると思っておりますが、特に問題意識や実施方法などについて、進みぐあいについてお尋ねをさせていただきたいと思っております。 まずは、何といっても原発事故への対応でございます。特に賠償の話でございます。被害者の皆さんに寄り添った親身、親切な対応が必要であるということでございます。 私も、在任中、東電社長に何度か来ていただきまして、請求書の簡略化であるとか迅速な対応、それから特に原子力損害賠償紛争審査会の判断を尊重するようにと、いろいろな……
○枝野委員 枝野でございます。 前回に引き続いて、この一年三カ月ほどの動きと大臣の決意を中心にお尋ねをしたいと思うんです。 せっかく今辻元さんが熱の話をされて、大臣も十分おわかりだとは思うんですが、今の御答弁は、基本的には、ヨーロッパのように熱を中心にして何か全国的にがっとやるに当たってはインフラが大分違う、確かにそのとおりです。 多分、辻元さんの御指摘もそうだと思いますし、地域を限って、特に再開発地域であるとかそういったところでは、いろいろな意味で、熱を初めから組み込んでまちづくりとかができるし、あるいは地域の再生につながる、全体としての規模は大きくならないかもしれないけれども個々には……
○枝野委員 枝野でございます。 前回の一般質疑のときに積み残しがありましたので、本来はそちらからやった方がいいのかもしれませんが、この間、四月五日に商品先物取引法の施行規則改正案が発表されてパブリックコメントにかけられている、これに対して四月八日には消費者委員会が意見を出している、こういう状況が出ておりまして、こちらの方が急ぐ案件かなということで、こちらをきょうは先に質問させていただきます。 今回、経産省から発表された施行規則改正案では、法律の二百十四条九号で、商品先物取引について、不招請勧誘、これは、相手が求めていないのにこちらから売り込みをかけて、どうですかとやる、わかりやすく言えばそ……
○枝野委員 特許法等の改正についてお尋ねさせていただきます。 この法案に限らず、国会で最近、このところ御審議いただいているのは、私の在任中に審議会で御議論されていたり、そのころから、次の法改正ではこういうことをやりたいと話を聞いていて、そうですねなんと言っていた話がほとんどなので、聞きにくいことが多い。今回も大筋は適切な中身だと思っておりますので、若干の点を確認させていただくとともに、ここからさらに広がる問題について、時間があれば審議させていただきたいと思います。 今、弁理士の使命条項のお話がありました。本当に、他の専門士業と比べて、今までこれが規定されていなかったことが不自然でありました……
○枝野委員 おはようございます。 前回の一般質疑では最後に広域的なガスパイプラインの質問をさせていただきましたが、きょうはまず電力の広域的な送電網についてお尋ねをしたいと思っております。 この後、電気事業法の改正が議論になってまいりますが、これを進めるに当たっても、広域的な送電システムの強化は大きな意味を持っていると思いますし、何といっても、自然エネルギー発電を推進していくに当たっては、先日、風力についても取り上げられておりましたが、特に風力発電については送電網がしっかりと充実されていかないと、それがネックになりかねない。今後風力発電について期待される、風が年間を通じて一定に強く吹くような……
○枝野委員 動議提出者の皆さんには、お疲れさまでございます。 基本的に提出者の皆さんにお尋ねをしますので、その上で、政府の側は基本的にはそれで間違いないですねという確認をとりたいと思っています。そうであるならば、長々と答弁しないでいただいて、結論だけ端的にお答えください。でないと、ちょっと時間が足りないかと思っております。 まず、起草案の七条一項で新設をされますいわゆる所持罪について、これには、「自己の性的好奇心を満たす目的」という規定と、「自己の意思に基づいて所持」「保管するに至った」という規定が入っております。この両者の関係について、まず起草案提出者の方に御説明をいただきたいと思います……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 まず最初の一問、これはむしろ激励をさせていただくような中身ですので、余り緊張せずに、短くお答えいただきたいんですが、拉致問題です。 拉致の解決、そのためには、これはもう与野党なく、国家を挙げて頑張っていかなければならない課題だと思っております。そのときに、対話と圧力という言葉がありますけれども、安倍総理のもとでは圧力にウエートをかけてしっかりやっていただける、このことについては、内閣発足以来、信頼もしてきているつもりですし、期待もしているところでございます。 ただ、最近の日朝間の協議のプロセスを見ると、若干向こうのペースに乗せられてしまっているので……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 まず、大臣の資質等に関する総理の認識、見解についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 残念ながら、政治と金をめぐるさまざまな報道、あるいは国会での議論が行われております。 私も、大変お恥ずかしい話でございますけれども、事務所の記載漏れがございまして、昨日、政治資金収支報告書の訂正の手続を行い、同時に、記者の皆さんに事実関係を御説明申し上げるとともに、ホームページなどを通じてその経緯等についての説明をさせていただいているところでございます。 報道によると、こうした私に関する件を受けて、総理が近い関係の議員の方に、誹謗中傷合戦はやめるべきだ、そし……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 きょうは、私の前に与党からの質問がありましたので、そこで一言あるのかなと思ったんですが、残念ながらございませんでしたので、これまた本当に残念ながら、このことから聞かざるを得ません。 先月二十五日の勉強会を初めとして、御党の、安倍総理に近いとされている議員の皆さんから、相次ぐメディアに対する圧力とも受け取られるような御発言が繰り返されております。一度党内で厳重注意を受けた東京の大西英男議員は、さらにその後も同種の発言をされております。さらには、この勉強会の中では、沖縄の皆さんの心情、あるいは沖縄の皆さんにお願いをしている負担に全く意を払わない発言がなさ……
○枝野委員 私も、先ほどの自民党議員と同様に、本題に入ります前に、いわゆる補助金交付企業からの政治献金の問題についてお尋ねをしたいと思います。
まず、総務大臣にお尋ねします。
政治資金規正法二十二条の三は、国から補助金等を受けている企業が一年間寄附をしてはならない、政治献金してはならないと規定しています。この規定の趣旨は、どういう趣旨でしょうか。
【次の発言】 つまり、政治不信を招かないように、疑義を持たれないようにこうした規定があるんだと理解をしております。
これは、この間いろいろ指摘をされている問題が違法なのかどうかという話がいろいろございます。我が党の代表も指摘されていますが、これ……
○枝野委員 民主党・維新・無所属クラブの枝野でございます。 午前中の時間では、昨年十月の半ばに国会で、憲法五十三条に基づき、総議員の四分の一以上で臨時国会召集の要求をしましたが、結局、そこから二カ月余り、臨時国会の召集がなされませんでした。 憲法五十三条は、「要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」と書いておりまして、召集を決定できるとか、召集について検討できるとかという書き方ではありません。明確に、「決定しなければならない。」となっております。 どうも本会議等での総理等の御答弁を拝見しますと、いや、通常国会を早く開いたからいいじゃないかみたいなことをおっしゃっておるよ……
○枝野委員 久しぶりに法務委員会で質問させていただきます。
相変わらず、私から言わせれば、ほれ見たことかなんですが、司法試験改革の失敗について問いただしていきたいと思います。
まず、司法試験の最終合格者の中に占める予備試験合格の資格で受験した者の数、最終合格者数と予備試験組の数と、その前者に対する後者の比率、トレンドでいいので、平成二十四年度、二十六年度、二十八年度と三つ、政府参考人の方からお答えください。
【次の発言】 明らかに急激に予備試験組がふえている。実数でいって、この五年で四倍、しかも、最終合格者数が減っている中です。比率でいうと七倍弱、六倍を超えているのかなという状況でございま……
○枝野委員 民進党の枝野でございます。
先日の大臣のいわゆる所信、法務大臣挨拶について何点かお尋ねしたいと思います。
ちょっと通告の順番と違うんですが、最初に、訟務機能の充実という項目で大臣所信を述べられました。そこについてお尋ねいたします。
大臣所信では「国の利害に関係する訴訟に対する指揮権限の強化を一層推進する」としておりますが、この指揮権限とは何を意味しているのか、これは政府参考人でいいので、お伺いいたします。
【次の発言】 その権限を今、強化しなきゃならないんですか。その権限に基づく機能を充実させなきゃいけないというのはわかるんだけれども、権限をどう強化するんですか。
○枝野委員 枝野でございます。
山尾さんの切れのいい質問の後で、私の後も井出君で、二人の若い生きのいい仲間に挟まれて若干やりにくいんですが、頑張りたいと思います。
ちょっと済みません、通告していないんですが、今の流れで。ですから、具体的なところを答えられなければ、通告していないからいいんですが、法制審で聞いた中小企業団体というのは、どこの人がどう入っていたかというのはわかりますか。
【次の発言】 私も経産大臣をやらせていただいて、まさに商工会議所を所管というか、所掌の範囲だったんです。中小企業団体として頑張っておられるんですが、中小企業というのは、その規模も、普通に考えたらこれは大企業じゃ……
○枝野委員 枝野でございます。よろしくお願いいたします。 きょうは、まず、継続的契約における債務不履行解除、改正案では五百四十一条等に絡むところになりますが、このあたりから確認を幾つかしていきたいというふうに思います。 債務者の帰責事由を問わずに債権者が解除できるというたてつけになっているというふうに思います。確かに、大規模災害のような場合に継続的契約を途中で解除できないと、実際に東日本のときもありましたが、被災地から調達していた部品をやむなく別のところから調達せざるを得ない、解除ができないということになると困ったことになるというのはわからないではないんですが、でも、一般的に常にそうかとい……
○枝野委員 枝野です。
今、逢坂さんが大変本質的なことを聞いてくださいましたので、続けて伺います。
では、NHKの、構成要件を限定したという報道は誤報である。いいですね、法務大臣。(発言する者あり)
【次の発言】 いいですか、こちらから不規則発言が出ていますが、NHKがどう報道しようと、それは報道の自由です。だけれども、まだ成案を得ていなくて説明できない状況であると国会であなたは答弁されているんですから、法務省として外に説明できるような状況でないという客観状況に対して、こういうふうに固まったとNHKが報道しているということは、NHKの報道は事実でないということになるということを法務大臣は答……
○枝野委員 まず、大臣にぜひ、質問で何を聞かれているのかをきちっと理解して、聞かれたことにお答えをいただきたいと思います。 私、先週、森友学園の籠池さんという方の証人喚問をいたしました。あの方が言っていることが全て本当なのかどうか、私にはわかりません。あの方と、政治信条はどうも、百八十度とはいかないまでも、百二十度ぐらいは違っているようであります。 ただ、あの方、間違いないのは、私が聞いたこと、何を聞かれているかきちっと理解をして、聞かれたことにお答えになりました。答えられませんという答えもありましたが、聞かれたことをちゃんと理解して、そのことに答えていただきました。 まさか、大蔵省で主……
○枝野委員 本題に入る前に、委員会運営について二点、申し上げたり問いただしたりしなきゃならないことがあります。 まず、外務大臣。まず前提として、きのうの理事懇談会では、与党側からも、要求があれば外務大臣はいつでも出すというふうに話があったと聞いております。きのう、質疑が決まったのは十七時ちょっと前です。私は、十五時過ぎには遅くとも外務大臣を含めた通告をしています。なおかつ、昨夜の段階で、念のため、もう一度、私は逢坂筆頭にも連絡をとらせていただきまして、逢坂筆頭からも、与党の理事としては外務大臣に来てもらうように要請すると答えがあったと報告をしております。(発言する者あり) ところが、来てい……
○枝野委員 申し上げたいことはいろいろあるんですが、聞きたいこともたくさんあるので、絞って最初に申し上げたいと思いますが、自民党の皆さんというのは便利な記憶能力をお持ちのようで、民主党がやったことについての記憶は、非常に詳細にいろいろなことをおっしゃる。安倍総理に至っては、もうこれしかない。きょうも何か、大分前に修正案を民主党として出した、その修正案について一生懸命取り上げていただきましたが、自分たちがやってきたことについては全くお忘れになっているようで、この都合のよさは何なんだろうなと私は申し上げておきたいというふうに思います。 野党自民党の時代も、これは技術的な事項だから政府参考人をつけ……
○枝野委員 私は、技術的、細目的事項を基本的に聞きますので、基本的には刑事局長がお答えください。
通告した質問の順番を変えて、二番から聞いていきます。
六条の二第一項、我々が共謀罪と呼ぶ犯罪の主体は誰ですか。
【次の発言】 この計画した者は組織的犯罪集団の構成員でなければならないというのは、どういうふうに読むんですか。
【次の発言】 もうちょっと細かくいきましょう。
六条の二の条文には、「組織的犯罪集団の団体の活動として、」とありますが、この「活動として、」というのは「行われるものの遂行」にかかるんでしょうか、それとも「計画」にもかかるんでしょうか、両方にかかるんでしょうか。
○枝野委員 私は刑事局長に全て聞きますので、刑事局長、答えてください。 まず、質問の前に、通告していませんので、今の階さんの質問に関連して指摘をしておきたいと思います。 階さんとのやりとりの中でも、今の階さんの資料の一ページに条文が書いてありますが、条約では、本来、合意そのものを処罰する、これが原則である、ただし、五条の1(a)の(1)の後段で、ただ、例外的に推進行為を伴うという要件をつけることができる、これが条約に書いてあります。その前の段階、(a)の柱書きの括弧の中には、「犯罪行為の未遂又は既遂に係る犯罪とは別個の犯罪とする。」とわざわざ書いています。 合意することそのものは既遂や未……
○枝野委員 民進党からお尋ねをいたします。
きょうは、おいでいただいてありがとうございます。
谷査恵子さんという方からファクスが来ていたと。午前中の御発言の後、調べましたけれども、確かに、経済産業省から内閣官房総務官室というところに出向されていた谷査恵子さんという方がいらっしゃいますが、午前中来お話しされている方は、この方という認識でよろしいでしょうか。
【次の発言】 それから、今問題になっている送られていたとするファクスが、昼、午後一番のワイドショーか何かでテレビに流れているんですけれども、それから、参議院には出していただけるということを参議院の審議の中で言っていただいておりますが、院が……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 通告していました順番をちょっと変えて質問させていただきますので、御了承ください。 先ほど江渡委員との質疑において、厚生労働省、働き方の時間、これについての調査結果の報告を撤回をされました。 昨日、我が党の長妻代表代行がこの予算委員会で取り上げたパネルと同じものであります。「一般労働者の「平均的な者」の法定時間外労働の実績」ということで、これまで厚生労働省が公表してきた。 一日一時間三十七分なのに一週間で二時間四十七分というのはどう考えても理屈に合わないというようなことを指摘をいたしましたら、精査するということで、きょう撤回をされた。 撤回を……
○枝野委員 順番を変えて、今の話、財務大臣、私からもう一回聞きます。
決裁の担当者、決裁に、形式的には判こじゃないですが、判こを押した当人が、決裁文書を読んでいませんでしたと公然とおっしゃる。役所として、たがが外れ過ぎじゃないですか。
【次の発言】 決裁をしているということは、決裁者が中身を読んで、その担当者としてしっかりと責任を持って了解をする。その担当者が了解をする必要があるから、決裁権者の中に入っている。その人が読んでいなくて決裁をしていた、十分懲戒処分の対象じゃないですか。
【次の発言】 決裁権者として、中身を判断して、きちっと判断に基づいて決裁しなきゃならなかった人が、読んでもいな……
○枝野委員 ほかの質問を用意してきているんですが、今の小川委員の話、もう一度整理をしてお話をさせていただいた上でお伺いをしたいんですが、この問題の端緒は、確かに、ルールどおり統計をとっていなかったというのが端緒であります。でも、今問題になっているのは、その不正云々という話ではありません。 そこが端緒となって、いろいろな統計に関する事実関係について国会の行政監視機能として調べてきたところ、今問題になっている、二〇一五年に勤労統計の調査の仕方が変更された、これが、急に調査の仕方、どれぐらい入れかえるかという入れかえ方を変えた結果として、結果的に、急に賃金が上がったかのような数字が出てきた。少なく……
○枝野委員 まず、感染で亡くなられた方に謹んで哀悼の意を表しますとともに、病と闘っていらっしゃる皆さんなどにお見舞いを申し上げます。 医療従事者を始め、厳しい環境のもとで対策に当たられている皆さんに心から敬意を表し、御礼を申し上げます。 この間の政府の対応は、残念ながら、後手に回ってきたと言わざるを得ません。特に、湖北省を除く中国からの入国制限がおくれたこと、専門家会議が二月十六日まで開かれなかったことなどについて、いずれ厳しい検証が必要です。 私たちは、緊急事態宣言の制度を含む新型インフルエンザ特措法が適用可能であるとして、二月からその活用を提唱してまいりましたが、総理がなぜか法改正に……
○枝野委員 立憲民主党代表の枝野でございます。 この間の同僚議員の議論の積み重ねを踏まえて、桜を見る会、それから検事長の定年問題も用意をしてきているんですが、何といっても、まずは、新型コロナウイルスに対する対応についてきょうはお尋ねをさせていただかなければならないと思っています。その二件については、時間的に少し余裕ができれば聞かせていただきたいと思います。 この新型コロナウイルスへの対応、過去に経験のない事態でありますし、目に見えない相手、時々刻々変化する状況、それが国民の多くの皆さんの命と健康に直接影響を与えかねない問題でございます。 種類は違いますが、私も、同様な事態に対応した、九年……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 まず、私からも、亡くなられた方々、クルーズ船を除いても四百人に達しようとしております、皆さんにお悔やみを申し上げます。闘病中の皆さん、さまざまな影響を受けて困難な状況にある皆さんにお見舞いを申し上げます。 医療関係者の皆さんを始めとして、感染の不安を感じながら、この状況のもとでも、とめることのできない仕事のために働いていただいている方がたくさんいらっしゃいます。そして、自粛、営業停止などに御協力をいただいている皆さん、本当にありがとうございます。 第二次世界大戦終結後、最も深刻な危機の中に今私たちの社会はあると考えています。この難局を乗り切るた……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 四月二十八日に続きまして、感染症対策についてお尋ねをいたします。 五月四日、緊急事態の延長を記者会見で発表されましたが、総理はその際、国民の皆さんへの協力はたくさんお願いをされました。そして、きずなであるとか、みんなで前を向いて頑張ればきっと現在のこの困難も乗り越えることができるなどの精神論を強調をされました。精神論も大事かもしれませんが、政治のなすべきことは精神論ではありません。 延長に当たって政治がやらなければならなかったこと、やらなければならないことは三つあります。多くの皆さんが、五月六日には解除をされて、そうすれば、商売はもうちょっと何……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 まず冒頭、私からも、横田滋さんの御逝去に対して心からお悔やみを申し上げます。 さて、感染症対策でありますが、残念ながら、この間の政府の対応は後手に回ってきたと言わざるを得ません。 若干細かくて読みにくく恐縮でございますが、ブルーで示したのが、野党が、一種、各党派で意見をそろえて、しっかりと決定をして、政府・与党に対して求めた項目です。これに対して黄色が、政府・与党で決定をしたもの、あるいは総理が明確な、正式な指示を出したものでございます。 ほぼ野党が提案をし、政府が後追いをしてきたというのがはっきりしております。わずかに政府・与党が先行をして……
○枝野委員 まず、昨年の緊急事態宣言の折には、当時の安倍総理がみずからこの場に出席をして説明をされました。ところが、今回、残念ながら、菅総理の出席と説明がありません。 世界的な危機に直面して、多くの国のリーダーは先頭に立って国民に直接呼びかけています。今、医療従事者の皆さんを始めとするエッセンシャルワーカーの皆さん、大きな影響を受ける事業者の皆さん、仕事を失うなど困窮のきわみにある皆さん、受験を目前にして不安が募る学生さん、そして、感染確認されながら病院の受入れができないということで大変な不安の中にあられる、そういった方もたくさんいらっしゃいます。こうした皆さんに、直接、お礼やおわびを申し上……
○枝野委員 立憲民主党代表の枝野でございます。 同僚諸氏の理解をいただいて、国土交通委員会では初めて質問させていただきます。 言うまでもなく、新型感染症、COVID―19、過去最大の感染者、下がっていくどころか、きのう時点まで、まだ上昇傾向にあり、医療は逼迫というよりも既に崩壊過程に入っていると言わざるを得ない状況だと、強い危機感を持っております。 国土交通省は、赤羽大臣を筆頭に、観光関連産業、旅客業を所管をしているということで、現場の声とこの感染をどう食いとめるかという板挟みで御苦労されていることは理解をしたいと思いますし、また、このGoToキャンペーンも、官邸の右往左往に振り回されて……
○枝野委員 立憲民主党代表の枝野でございます。 過日の代表質問でのお答え、あるいはおとといの同僚議員の質疑などを踏まえて、総理に基本的な考え方等についてお尋ねをしたいと思います。 また、残念ながら、新型コロナウイルス感染症の新たな感染者の数がじわじわとふえている状況でございます。 保健所、医療機関を始め関係機関の皆さんの御尽力に敬意を表するとともに、亡くなられた皆さんに哀悼の意を表し、患者の皆さんにお見舞いを申し上げます。 この新型コロナウイルス感染症による影響で仕事を失われた方、そのことによって生活困窮に追い込まれている方、残念ながらこれが減るという状況にはまだなっていない、むしろ、……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 まず、残念なことですが、最初に私からは短く、いわゆる桜を見る会前夜祭をめぐる問題についてお尋ねをします。 報道各社はそろって、安倍事務所による八百万円超の差額負担を証明する文書の存在を報じております。国会で繰り返し問われ、繰り返し事務所に確認をしたとしてなされた答弁と明確に食い違っています。我々は、明細とか領収書などを出していただければこの問題はすぐに結論が出るんだ、そのことを求めてまいりましたが、まさにそのとおりであったということが今回明らかになりました。 秘書が勝手にやったというような言いわけは全く通用しません。そもそも、こんな重要な、国会……
○枝野委員 時間の制約がございますので、三点をまとめてお尋ねさせていただきます。 東京や埼玉では、既にリバウンドが始まっていると言わざるを得ない状況であります。変異株の拡大も考えると、この状態で解除をすれば感染者が急増する可能性が高いと心配をしています。 この間、ぎりぎりの状態で頑張ってきた医療従事者の皆さん、そして、特に感染リスクの高い高齢者や障害者、その御家族、こうした皆さんの介護などに当たっている皆さん、そして、この二か月余り御苦労いただいてきた事業者、国民の多くの皆さんも、第四波にはとても耐えられません。 解除は時期尚早であり、反対せざるを得ません。むしろ、感染者が急増したりリバ……
○枝野委員 まず、私からも、熱海での土砂災害、お亡くなりになられた方に哀悼の意を表したいと思います。また、各地で一連の水害で被害を受けていらっしゃる方にお見舞いを申し上げたいと思います。 政府を挙げて人命救助、そして、まだ今後も災害のリスクが非常に高い状況でございますので、対応には万全を期していただきたいと思いますし、特に厚労委員会でございますので、避難所、熱海はホテルの確保ということでございますが、今、島根でも避難の指示等出ております。避難所での感染拡大防止を含めた万全を期していただきたいと、まず冒頭、お願い申し上げます。 私は、ワクチン接種についてお尋ねをしたいと思います。 政府は、……
○枝野委員 立憲民主党代表の枝野でございます。
まず総理に、最初に一問、基本的な認識を確認させていただきたいと思います。
今の日本の社会、そして日本の政治、この国会における唯一と言ってもいいぐらいの最大の課題は、新型感染症から命と暮らしを守ること、このことに尽きると思っております。この点の総理の認識をまずお話しください。
【次の発言】 この感染症危機を乗り切るためには、何といっても、一番責任が重いのは政治であります。ただ、政治だけでは乗り切ることができない。多くの国民の皆さんに御理解をいただき、それぞれの立場でできる範囲の一定の御協力をお願いしなければ、この感染拡大を防ぎ、この危機を乗り切……
○枝野委員 立憲民主党代表の枝野でございます。 今朝ほど、内閣広報官の山田さんが辞職をされたということであります。従来予定をしていた質問の前に、この点について聞かざるを得ません。 御病気ということと伺っております。そのことについてはお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い御快癒をお祈り申し上げたいというふうに思います。 ただ、そもそもこれは、総理が先週の段階で辞めてくださいとお願いをするべきだったんじゃないでしょうか。一回七万円という、国民の常識を超えた接待を受けていた。しかも、それは、総理の御子息であると同時に、総務大臣としての菅さんの秘書官でもあったという意味では、公的な元の立場を……
○枝野委員 残念ながら、緊急事態宣言は三度目、しかも、それもまたしても延長がされました。政府の後手後手、二転三転。先行きが見えないし、示されない。こうした状況が一年以上繰り返されていることを大変残念に思います。少なくない国民の皆さんがこうした状況にあきれ果て、また疲れ切っているという状況です。 二度目の緊急事態宣言解除の際、三月、私は総理に、この状況で解除すれば感染者が急増する可能性が高い、解除は時期尚早であり、反対せざるを得ないと申し上げました。 総理は、再び宣言に至らないよう全力を尽くすとおっしゃいましたが、残念ながら、一か月ほどで宣言を再び出すことになりました。 このことを我が党の……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。よろしくお願いいたします。 済みません、ちょっと通告外なんですが、大臣に、冒頭。 今日の会議のスタートのところで御発言がございました。遺憾の意を示されましたが、今口頭で一回聞いただけなので、確認したいんですけれども、事が起こったのは斉藤大臣の下ですよね、事態が起こったのは。しかも、国土交通省で、統計調査について一種の政治問題化をしている中での出来事ですよね。前任大臣の下であるとか、それから、大臣のあずかり知らぬところで事務方が何か変なことをやりましたというのであるならば、遺憾を述べられるというのも分からないではないんですが、大臣の下で、しかも政治問……
○枝野委員 よろしくお願いいたします。 大きく三つ、今日はお尋ねしたいと思っておりますが、まず一つ目には、脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律案、いわゆる建築物省エネ法等改正案についてお尋ねをしたいと思います。 これについては、国会召集時に国土交通省から御説明いただいた本国会提出法案の中で、検討中という御説明がありましたが、今もう四月の半ばでありますが、まだ提出されていない。どうも、この一週間ほど報道を拝見いたしますと、ようやく取りまとめて、早期に法案を提出して、今国会中の成立を目指すという報道はなされておりますが、これについて、……
○枝野委員 よろしくお願いします。 本題に入る前に、答えは要らないんですが、今、藤岡さんが指摘した努力義務の話なんですけれども、僕は、法制局が雑になっているなと、今回の件に限らずですね。本来、法制局のところで、もうちょっと分かりやすく整理をした条文にしなさいとやるはずなので。ということを委員会で枝野から指摘されたと担当の内閣法制局に伝えてください。お願いします。 その上で、これも藤岡さんの話とちょうどうまくつながるんですが、既存建築ストックの問題を私は取り上げたいと思っております。 藤岡さんから、二十五万軒やるのも大変じゃないかという話が出た一方で、現在、住宅ストックが約五千万軒あるうち……
○枝野委員 大臣、よろしくお願いいたします。 COVID―19の影響、間もなく三年になろうとしています。交通産業は特に深刻な打撃を全般的に受けております。一方で、少しCOVIDの方の状況が先にほんのかすかな明かりが見え始めたかなという状況でもあります。この状況の中で、このかすかな明かりを確かな希望の光に変えていかなければならないという意味で、今、大変重要な局面だと思っております。 交通産業への影響は、例えば、元々経営基盤の弱い地方の中小バス、鉄道、タクシーなど、こうした影響も深刻ですし、こうしたところもお尋ねしたいことはたくさんあるんですが、今日は航空産業についてお尋ねをしたいと思います。……
○枝野委員 私からは、まず、物品の運送の料金についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 いろんな分野で人手不足が今問題になっていますが、特に物流では、COVID―19の下でも物流が非常に、宅配業などが、運搬量が増えたということなどもあって人手不足が既に深刻になっておりますが、そうした状況の中で、いわゆる働き方改革がいよいよトラックドライバーの皆さんらにも適用されると。いよいよ物流関係の人手不足が社会全体の問題になってくるという局面を迎えつつあると思っております。 トラックドライバーなどの物流の人手不足というのは、やはり重労働に比してその賃金が低い、ここに本質的な問題があると言われていま……
○枝野委員 今の城井委員の質疑の更問いとして一点、ちょっと派生的な問題で、大臣もお気づきだと思いますが、国土交通省の官房総務課から送った先のうち百何件はアドレスしか分からなくて、誰に送ったか分かっていない、これは大変深刻な状況ですよね。
【次の発言】 後段の話と切り離しましょう、前段だけで。
駄目ですよ。だって、役所が公的な発信をする、不特定多数に対してホームページなどをやるのはいいですが、メールで特定の人に送るのに、アドレスしか分かっていない人に送っていたということ自体、これはもう決定的に駄目でしょう。
【次の発言】 そんなレベルじゃない、その中に外国のスパイが入っていたらどうするんですか……
○枝野委員 間もなく、一か月足らずで、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十二年になります。 改めて、大切な人を亡くされた皆さんにお悔やみを申し上げます。また、原発の被害者の皆さんを中心に、今なお、生まれ育ったところ、あるいはなじんだふるさとに戻れない方、あるいは、なりわい、生活、コミュニティーの再建に御苦労されている方、風評被害に苦しんでいらっしゃる方にお見舞いとおわびを申し上げます。二度と同じことを起こしてはいけないという固い決意の下にお尋ねをさせていただきます。 今、原子力発電所の稼働期間の上限についていろいろ注目をされていますが、そもそも、原則四十年、延長しても二十年とされて……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 総理と経済政策で三十五分やりたいと思っていたんですが、残念ながら、それ以前の、政権の正当性自体を揺るがすような事態になっておりますので、順番とウェートを変えて、まず、いわゆる派閥の政治資金パーティー、収支報告書不記載問題についてお尋ねをしたいと思います。 この問題、大分報道されて、多くの皆さん、お気づきになってはいただいているかと思いますが、政治資金の報告、決していいことではありませんが、我々も含めて、ケアレスミスで間違いが生じることは、これは残念ながら、現実に存在をします。 当初も、いわゆる名寄せ、たくさんの人が同じ人にパーティー券を売ってい……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 交通分野については公共交通という言葉があるんですけれども、なかなか、物流の公共性については、これまで余り注目されてこなかったかと思います。 まず、大臣に、今回の効率化法の改正案の二条で基本理念が定められました。物資の流通は我が国における国民生活及び経済活動の基盤である、将来にわたって必要な物資が必要なときに確実に運送されることを旨とするという基本理念が書かれて、これを受けて、改正案三条では、国は、前条の基本理念にのっとり、施策を策定、実施する責務を有するとされております。 この規定は、改めて物流が公共性のあるサービスであることを法的に認めたとい……
○枝野委員 よろしくお願いいたします。 今回は、いわゆる住宅セーフティーネット法と言われている法律が改正をされるということで、今次の提案されている改正で、この法律にも二条三項で定義されている民間賃貸住宅を有効活用して、住宅確保要配慮者に提供してつないでいく、そういう意味では、大きく前進をするいい改正であるというふうに思います。ただ、本当にこれが中心でいいのか、あるいは、これで解決するのかというところを私はお尋ねをしたいと思っています。 この法律、今回の改正の対象範囲ではありませんが、二条に住宅確保要配慮者について定義が書かれています。例えば、ここで、二条一項の三号で高齢者とありますが、高齢……
○枝野委員 久しぶりに法務委員会で質問させていただきます。 差し替えで機会をつくっていただいた我が党の理事と委員の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。 今回、共同親権が注目をされていますが、この共同親権について、今回の法改正で、「親権は、父母が共同して行う。」ということが明記されております。問題は、離婚の場合は、もちろん例外はありますが、多くの場合、夫婦間で、つまり父母間で円滑なコミュニケーションが取れなくなったから離婚するケースが圧倒的多数で、夫婦間で円滑なコミュニケーションが取れているのに離婚されるケースというのは、全くないわけではないでしょうが、ごく一部だと。 その前提の上で、今……
○枝野分科員 民主の風の枝野幸男でございます。さきがけ・青雲・民主の風を代表いたしまして、通産省予算に関しまして二、三のお尋ねをさせていただきたいと考えております。 まず、製造物責任法、PL法に関連いたしました部分についてお尋ねさせていただきます。 御承知のとおり、今製造物責任法案が商工委員会で審議をされております。これは製品被害の防止という側面を考えまして、万が一被害に遭ってしまった場合の事後的な救済の手段、これを製造物責任法という形で確保していこうという法案でございますが、言うまでもなく製品被害は、発生した場合の事後の救済も大切ですが、そもそも製品被害を生じさせない事前の予防というもの……
○枝野分科員 連日、長時間御苦労さまでございます。 さて、先日、先週の月曜日だったと思いますが、加納典明容疑者がわいせつ図画の頒布の容疑で逮捕されまして、マスコミ等でこのわいせつ文書の問題について関心が高まっております。そこで、私は、この機会に、わいせつ図画の取り締まり等について警察庁に何点がお尋ねをさせていただきたいと思います。 まず、今回の加納典明容疑者の逮捕に当たって、この問題となっている写真集がわいせつであるという規範的構成要件要素の判断をどなたがどういった場でなさったのか。もちろん固有名詞ということではなくて、どのような立場の方がどういった場で検討をし、わいせつであると判断をして……
○枝野分科員 あすも厚生委員会で集中審議がございますが、いわゆる薬害エイズ問題について幾つか確認をさせていただきたいことがございますので、お尋ねを申し上げます。 まず、私が昨年来二度にわたって提出をいたしました質問主意書の中でもお尋ねを申し上げておりますが、NHKが九四年二月六日に放送しました「埋もれたエイズ報告」という番組及び九五年の十二月一日に放映をいたしました「ETV特集」という番組の中で、八三年当時の厚生省の内部資料と思われる、厚生省という印刷もしてある資料が映っておりました。それについて、これがあるのかどうかということを二度にわたってお尋ねをしましたが、その段階では確認をできなかっ……
○枝野分科員 民主党の枝野でございます。
私は、厚生行政の中でも薬害エイズ問題に関連をして、二つのテーマについてお尋ねをさせていただきたいと思っております。
まず一点目、大変タイムリーなお話でありますが、先週の金曜日の毎日新聞が、国内献血由来の血液からHIV感染が発生をしたという記事を載せております。この事実は間違いございませんでしょうか。
【次の発言】 国内献血由来血液からの感染というのは、今では技術の上で全部はとめられないという技術的な問題は十分承知しておりますが、一つ問題があるとすれば、これがマスコミのスクープのような形で表に出たという点にあろうかと思います。こうなってしまった、マス……
○枝野分科員 民主党の枝野でございます。
青木官房長官に幾つかお尋ねをしていきたいというふうに思います。
先日、十日の本会議で長官が御説明になった、二日から三日あたりにかけてのことについてお尋ねしていきます。
一個ずつお尋ねします。前総理が入院をされたという情報は、二日の午前二時ごろ、古川政務秘書官から第一報を聞いたというふうな御答弁をされております。どういう形で連絡を受けたのでしょうか。電話でしょうか、それとも直接伺ってきたのでしょうか。
【次の発言】 今、副長官とおっしゃいましたか。副長官でしょうか、政務秘書官でしょうか。
【次の発言】 それは、宿舎にいらっしゃるときでよろしいでしょ……
○枝野委員 先生は、先ほどのお話の中で、日本人の誇りというお言葉をお使いになっておられましたが、当然、学者としても高い誇りをお持ちなのでしょうね。(西参考人「今、速くてよく聞こえなかったです。日本人の誇りが……」と呼ぶ)先生は、学者として高い誇りを持って仕事をしておられるのでしょうね。(西参考人「今の憲法についてですか」と呼ぶ)いや、今、学者としてのお仕事の仕方。
【次の発言】 念のためお伺いするのですが、一般的に、誇りとか道徳とかおっしゃる方に限って、特に永田町の世界ですが、御自身では政治倫理に反するようなことをなさっている方が多いので、念のためお伺いしたいのですが、先生は、先生の御著書「日……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 憲法調査会のきょうの議論も含めて、いろいろなところで世代的な話が出ておりますが、このメンバーの中では私が最年少でございます。私にとってもやはり憲法は生まれたときから存在をしているものであって、押しつけられたという意味では、押しつけという言葉が適切かどうかわかりませんが、いずれにしても、我々の世代にとっては上の世代の皆さんがおつくりになったものを与えられたということであるということをまず申し上げておきたいというふうに思います。 さて、そこで、いろいろな議論が出ておりますが、私はまず、憲法がどういうものであるのか、我々にとって何なのかということの位置づけ……
○枝野分科員 民主党の枝野でございます。 警察不祥事についてやろうと思っておりましたら、少し前向きの話をしたいなと思っていたんですが、残念ながら、この週末にまたいろいろと出てまいりましたので、その件についてまずはお尋ねをしなければいけないと思います。 まず、事実関係についてお尋ねをしたいんですが、新潟県警の本部長が記者会見をして、処分について、そして辞職をされるということについて会見をされたときに、宴会をやってマージャンをやった翌朝、警察本部にはいつ帰りましたかという質問に対して、その日の十一時ごろに帰った、あるいは十三時ごろに帰ったというような言い方をしておったという報道がされた一方で、……
○枝野委員 動議を提出いたします。
会長の互選は、投票によらないで、中山太郎君を会長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
幹事の員数は九名とし、会長において指名されることを望みます。
○枝野委員 民主党の枝野でございます。本日は、どうもありがとうございました。 お話は、なるほどと共感をさせていただいた部分、まあ情報公開のお話などはある意味では一緒に仕事をさせていただいたような部分もございますので、改めて意を強くした部分、あるいは逆にちょっと疑問を持たせていただいた部分、多々ありますけれども、まず最初に、チベットの問題にお触れをいただきました。 実は、私も、あるいはそこにいる牧野議員はチベット議連の会長をやっていまして、こちらの五十嵐さんというのは事務局長をやっておりまして、私は前の会長をやっていまして、チベット問題をこういった場で提起をしていただいたのは大変ありがたく思……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。本日はどうもありがとうございます。 今の地域主義的な問題のところから少しお尋ねをさせていただきたいと思いますが、ヨーロッパではEUというハードなリージョンが早い段階から形成をされてきている。今先生おっしゃられたとおり、東アジアでこれからそういったものがソフトな形でもできていくかどうかということを考えるときに、ヨーロッパには、よく言われるのは、キリスト教文明という一つの共通の基盤があるとか、あるいはローマ文明という共通の源を持っているというようなことが語られて、そこが東アジアと決定的に違うんだというような言われ方をします。 あえて西洋の思想史ではなくて現……
○枝野会長代理 ありがとうございました。
御発言を希望される方は、お手元のネームプレートをお立てください。
【次の発言】 他に御発言はございませんか。
それでは、討議も尽きたようですので、これにて憲法と国際法、特に人権の国際的保障についての自由討議を終了いたします。
【次の発言】 次に、経済的・社会的・文化的自由について、基本的人権の保障に関する調査小委員長から、去る五月二十日の小委員会の経過の報告を聴取し、その後、自由討議を行います。基本的人権の保障に関する調査小委員長山花郁夫さん。
【次の発言】 これより、経済的・社会的・文化的自由、特に、職業選択の自由・財産権について自由討議を行いま……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 私からは、かなりこの間建設的で具体的な議論が進んでいるかと思いますが、若干違和感を感じ、整理をしなければならないと思われる点についてお話をしたいと思います。 まず、憲法九条論であります。 これは残念ながら、歴史的に、憲法九条について、武力行使に当たるのか否かということで解釈の限界について議論をされてきた。そのことが背景にあるという必然性はあるとは思いますけれども、どうも、この武力行使の禁止の例外についてきちんとした整理された議論がなされていないのではないか。 一つには、もちろん自衛権というものがあります。その自衛権という九条の例外についてどこまで……
○枝野委員 まず初めに、民主党は、本年一月の党大会における代表あいさつにおいて、二〇〇六年までに党としての憲法改正草案を提示することといたしております。また、本調査会初め衆参両院の憲法調査会は、来年一月をもって当初の申し合わせである丸五年を迎えます。こうした状況に対応をいたしまして、民主党憲法調査会としましては、本年末ごろを一つのめどとして、民主党の憲法提案を取りまとめることといたしております。 今回まとめました中間報告、中間提言は、こうした展望のもとに準備され、取りまとめられたものでございます。課題のすべてを網羅しているわけではありませんが、およそ憲法問題の主要な課題について党内議論の成果……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 今回、大変貴重な経験をさせていただきましたこと、関係者の皆さんにまずは冒頭御礼を申し上げます。 まず、私は、EUにつきまして、感想として受けとめましたこととして、二重の意味で肩に力が入っていないと、いい意味で受けとめて帰ってまいりました。 先ほど来お話がありますとおり、主権の一部移譲という大変画期的なプロセスを歩んでいる途中であるという意味で、肩に力が入ってもおかしくない状況だと思いますし、また一方で、各国での批准の手続の困難性がある、これを乗り越えなければならないという意味でも、肩に力が入ってもおかしくない状況だと思いますけれども、私が受けとめた……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 お話ししたいことがたくさんあるので、早口でお話をさせていただきます。 最初に、まず、柴山委員から、国民負担率との関係でオンブズマンについて触れられておりました。ヨーロッパの視察でヒアリングしてきた状況によると、必ずしも北欧諸国に限らず、北欧諸国がオンブズマン制度のスタート、生みの親であるのは間違いありませんが、今やEU各国にこの制度が広がっている。それから、その役割は、税の使い道の監視という側面ももちろん含まれておりますけれども、それ以上に、行政の憲法適合性あるいは違法性のチェックということで、必ずしも国民負担とダイレクトにつながる話ではないというふ……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 発言を許していただき、ありがとうございます。 私は、まず、一般的な意味での国民投票についてお話をしたいと思いますが、我が会派の田中議員から幾つか御指摘をいただいた点に加えてもう一つ、今の政治、これからの政治を考えたときに、国政における国民投票制度の活用というのが必要ではないかという観点からもう一つの視点を申し上げたいと思います。それは、二大政党制による政権選択、そして、それがマニフェストによって国民にきちっと政策のメニューを示した上で選挙を戦う、こういう仕組みができ上がりつつあるということ、これが実は、国民投票を国政においても活用せざるを得ない状況を……
○枝野委員 民主党・無所属クラブの枝野でございます。 私は、ちょっと違った観点から二点お話をしたいと思います。 まず、二院制についてですが、これは現行憲法典のもとの憲法秩序の問題として考えるにしても、憲法典を書きかえるにしても、二院でそれぞれの役割を少し整理するということまではほぼ一致をできるんだろうと思いますが、現実的に、例えば憲法典を変えるにしても、参議院の三分の二の賛成も得なければ憲法典の改正の発議はできません。もちろん、法律ベースで衆参で少し役割分担をしようなどという、国会法を改正するにしても、参議院の過半数の賛成がなければできません。 そのとき、特に衆議院の中における議論として……
○枝野会長代理 恐れ入ります。馬淵君の持ち時間が残り二分ほどですので、ポイントを絞ってお答えいただければと思います。
【次の発言】 次に、福島豊君。
【次の発言】 民主党・無所属クラブの枝野でございます。
三先生には、お忙しい中、大変貴重な御意見、ありがとうございました。
私からは、まず武村先生に、今、時間の御都合もあって最後の一点残されました、知事や市長の御経験もおありでございますので、地方自治について憲法にかかわる御見解があればお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 武村先生にもう一問だけ。
先ほど、財政のところで、非民主的だというような御趣旨のお話があ……
○枝野会長代理 次に、佐藤茂樹君。
【次の発言】 次に、長島昭久君。
○枝野会長代理 次に、古屋範子さん。
【次の発言】 次に、山口富男君。
【次の発言】 次に、福島豊君。
【次の発言】 次に、山口富男君。
○枝野委員 私からも、ただいま船田筆頭からお話ありました件について一言申し上げさせていただきたいと思います。 もちろん、報道には報道の自由がございますから、いろいろな御意見を書いていただくことは結構でありますけれども、事実関係にきちっと基づいて書いていただきませんと、この調査会の運営自体、ここまで、いろいろな御意見ありますけれども、各党円満に物事を進めてきている、会長の御努力によっていただいているというふうに認識をしております。 そうした中で、例えば、会長と会長代理という立場の中で、取りまとめの仕方についていろいろな、皆さんに御提起をするための準備は進めておりますが、具体的な各論点について……
○枝野委員 私は、この権利と義務に関して、三点、基本的なところについてお話をしたいと思います。 まず、憲法にもっと義務を書くべきではないかという議論がよくなされておりますが、これはもう憲法そのものを基本的に理解していない議論であると私は思います。 そもそも憲法は公権力行使の限界を定めた法でありまして、憲法で制約されていない義務については法律で自由に課すことができる。逆に言えば、法律でも課すことのできない義務は何なのか、あるいは、法律でこれ以上の義務を課してはいけないということを規定するのが憲法典の意味で、義務を課す必要があるんだったら、憲法に書き込むのではなくて、立法によって義務を課せばい……
○枝野委員 民主党・無所属クラブの枝野でございます。 私は、私学助成等に関して、憲法八十九条の話をさせていただきたいと思います。 私は、あの八十九条の文言をどう読んでも、現行の私学助成は違憲としか読めないと思っております。私が不思議でありますのは、憲法の文言を狭く厳格に解釈する立場から憲法九条で自衛隊が違憲という主張をされるのであれば、より一層、八十九条と私学助成の関係は違憲だという主張にならないと、どう考えても筋は通らないと思います。 また、逆に、どちらも緩やかに文言を解釈してということであるならば、つまり、自衛隊も私学助成も合憲だということならば一定の合理性はあるかと思いますが、この……
○枝野委員 いろいろここで議論を聞いておりますと、私の頭の中も整理をされてきたりとかする話もありまして、国民の義務とか責務という話が出てきて、私は、憲法の趣旨からすると、公権力行使の限界を定めたというか、国民が公権力に対して権力を与えている授権機関であるという観点から、違和感を持っておりました。 ただ、いろいろ聞いておりますと、恐らく国民の義務とか責務とかということについては、要するに、我々国民はこれこれという責任を自覚しとか、我々国民はこれこれという責務を自覚しとかというような規定を憲法に盛り込むということであるならば、憲法の持っている法的性格や意味と、それから、義務とか責任とかということ……
○枝野委員 枝野幸男でございます。 民主党・無所属クラブを代表いたしまして、報告書について意見を申し述べます。 この五年間、当調査会では、多岐にわたる憲法にかかわる問題点を幅広く取り上げ、有識者や公募した国民の皆さんの意見も伺いながら、精力的な調査を進めてきました。 特に、現行憲法典の条項にとらわれることなく、二十一世紀の日本のあるべき姿について広範な議論がなされたことは、憲法問題という観点にとどまらず、我が国の議会史にも例のない画期的な成果であったと受けとめています。具体的な法律案や予算案などを対象とすることなく、また、分野ごとに分かれた委員会審議でもなく、広い視点から日本の将来像を自……
○枝野小委員 まず、先ほど田中参考人が、自民党の草案は立憲主義に反する中身を前提とするのでだめだというお話です。民主党案はそうではありませんで、民主党の憲法提言は自民党のように立憲主義に反しておりませんので、御理解をいただければと思います。 その上で、田中参考人から御指摘いただきました、レジュメで言う四番の話、公務員法一般における政治活動の規制が、この法律本体で規制をかけなくてもかぶってしまうというのは、私どもとしても若干うっかりしていたところでありますので、これは私どもとしてはそこの整合性がとれるように、国家公務員法、地方公務員法の必要なところは手直しをしなければいけないと思っております。……
○枝野小委員 民主党の枝野です。皆さん、ありがとうございました。 まず一点、きょうも、いわゆるテレビ放送の枠の無料配分についてのところで、配分比率について御意見がありましたが、我々のサイドとしては、提案のときに若干うっかりしていたなということで、賛否フィフティー・フィフティーでいこうというふうに判断を変えておりますので、そういう前提で御議論をいただければというふうに思っております。 それから、もう一点、山田健太先生からの御指摘で、もしかすると条文の書き方がよくなかったのかもしれないんですが、何か各政党に無料CMの枠を与えるという意味での制度をつくったつもりはありませんで、政見放送類似という……
○枝野小委員 三先生、ありがとうございました。いろいろと参考になりました。 幾つか提案者にお尋ねのような趣旨のことがありましたので、一応現時点で思っていることをお話しさせていただいて、また御批判をいただければというふうに思っています。 特に高見先生から、一点目の基本法制の調査の絡みですが、提案者の意図としては、あくまでも、憲法本体の議論をするに当たって、どうしても関連する基本法制のことを調査しないと、それこそ、例えば先ほど井口先生からあった私学助成の話で言えば、私学助成の現行法が合憲なのか違憲なのかということと当然絡んで変える必要があるのかないのかとか、それから、例えば皇室典範のような話は……
○枝野議員 日本の場合、実はちょっと悩ましいのは、海外事例を調査してきて、この投票の方法については思いました。英語以外は余りよくわかりませんが、多くの国で、英語で言うと、提起に対してイエスまたはノーという投票をするというような形であるというふうに海外の例を見てきておりますが、では、日本の場合に、可とする者はマル、不可とする者はバツという投票方式をとった場合に、記載欄に、自書ですから、賛成とか反対とか書いた人はどうなるんだとか、よしとかだめとかと書いた場合はどうなるのか、非常にいろいろな記載の方法が考えられるのではないか。もちろん、投票用紙等にきちっと丁寧に、マル・バツで書くんですよということの……
○枝野小委員 参考人の皆さん、ありがとうございます。 参考人の皆さんのお話を伺いながら、若干誤解を受けている点があるのかなと思いますので、まずその点について改めて説明をしたいと思います。 広報協議会と国民投票公報についてなんですが、憲法改正の発議がされている段階で、これについてわかりやすく伝えるということを、賛成論、反対論双方にとって中立公正なものをだれかがつくって両方がみんなそれで納得するだなんということはあり得ないという前提に立っています。 それは新聞の皆さんなんかもそれぞれ中立な立場で解説を書くと当然おっしゃるわけでしょうけれども、多分、産経新聞の解説は朝日新聞は違うと言うだろうし……
○枝野委員 民主党の枝野でございます。 四人の公述人の皆さんには、お忙しい中をおいでいただき、貴重な御意見をありがとうございました。 私からは、まず、大野公述人にお尋ねをさせていただきたいと思います。 現場の実態を大変切実にお話しいただいて、ありがとうございました。派遣とか請負とか、これが特に物づくりの現場で行われているということについて、私自身も、キヤノンの宇都宮での事例をいろいろと勉強させていただくまで若干誤解をしていたのかな、私だけの誤解でなければいいと思うのですが。 先ほどの話を伺うと、大野さんのなさっているお仕事というのは、ステッパーというまさに世界に冠たる日本の技術の製品、……
○枝野国務大臣 御指摘のとおり、事業仕分けの結果が実際にどう反映されているのかということを検証することは大変重要なことだと私どもも思っておりまして、今、事業仕分けの第二弾、そしてその後、行政事業レビューを行政刷新会議では準備しておりますが、それに続いて、昨年の事業仕分けの結果が実際に予算に反映されて、そして今執行されているというその執行状況も含めて、この夏には、昨年の事業仕分けの結果がどうなっているかという検証を行って、不十分なところ、問題のあるところについては新たにさらなる指摘をしていこう、こういうことで想定をしております。
【次の発言】 御指摘いただいたことは大変重要なポイントだというふう……
○枝野国務大臣 委員もいわきの御出身ということで、いわきを初め近隣の皆さんに大変御迷惑をおかけしていることを改めておわびを申し上げます。 委員から今御指摘いただきましたとおり、原発事故はまだ収束をしているわけではありませんので、万が一事態が悪化をしてという緊急事態に備えた同心円的な考え方と、それから、これまでの間に放出された放射性物質による長期的な影響で、同心円とは別に、放出された時期の風向き、天候等を踏まえて、今回の場合は計画的避難区域をお願いいたしましたが、という考え方と、原発の状況が悪化をして緊急事態に至るというような可能性がなくなる段階まではこの二本立てでお願いをしていくという考え方……
○枝野国務大臣 平成二十三年度の内閣及び内閣府関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 内閣所管の平成二十三年度における歳出予算要求額は一千三億二千五百万円でありまして、これを前年度当初予算額一千三十九億六千百万円と比較しますと、三十六億三千六百万円の減額となっております。 要求額の内訳といたしまして、内閣官房には、情報収集衛星システムの運用・開発等、内閣の重要政策に関する総合調整等のための経費として八百九十億三千三百万円、内閣法制局には、法令審査等のための経費として十億三千三百万円、人事院には、人事行政等のための経費として百二億五千九百万円を計上いたしております。 次に、内閣府……
○枝野国務大臣 従来から、安全性については、既存の仕組みのもとでありますけれども、最大限しっかりと確認をする、同時に、その安全性について、周辺住民の皆さんを初めとする国民の皆さんの一定の理解を得ることが必要であるということを申し上げてまいりました。 この間、周辺住民の皆さんを初めとする国民の皆さんの一定の理解を得るべく努力を重ねてきているところでございますが、特に、まさに万が一の場合に最も影響を受ける、また長年にわたって原子力発電所の安全性について最も厳しい目でさまざまな積み重ねをされてこられた立地自治体には、きちっとした最終的な御理解をいただかなければならないということで、この大飯原発につ……
○枝野国務大臣 決議のうち、原子力関連予算の独立行政法人及び公益法人への支出について、経済産業省における取り組み状況を御報告いたします。 経済産業省の原子力関係予算については、東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえ、平成二十四年度予算においても抜本的な見直しを行っております。 具体的には、これまで行ってきた研究開発予算を大幅に削減する一方、福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた研究開発や、シビアアクシデントにも耐えられる計装・計器類の開発など、既設原子力発電所の安全性向上に資する技術開発等に重点化しております。また、放射性廃棄物の最終処分に係る事業についても必要な予算を確保しております……
○枝野国務大臣 平成二十四年度の経済産業省関係予算案について御説明申し上げます。 東日本大震災から間もなく一年となりますが、いまだ多くの被災者が大変厳しい状況のもとでの生活を強いられています。世界経済、日本経済も厳しい状況にあります。こうした状況を踏まえ、平成二十四年度に向けて、原子力事故対応、震災復興がいまだ緒についたばかりであることに思いをいたしながら、また、グローバルな経済状況を注視しながら、山積する諸課題に取り組む上で必要な予算を編成してまいりました。 第一の課題として、原子力事故対応と被災者支援、震災復興に取り組みます。 具体的には、東京電力福島第一原子力発電所一号機から四号機……
○枝野議員 経緯は、今、船田先生のお話しになったとおりであります。
民主党としても、党としての正式な機関決定を経た上で、自然人枝野幸男ではなくて、民主党を代表する立場で、憲法調査会長として署名したものでありますので、党として政治的な拘束力を受けるものだというふうに思っております。憲法調査会長がかわった場合でも、党としてはこの合意書に基づいて真摯に対応させていただきます。
【次の発言】 御指摘のとおり、現行法の制定プロセスにおいても、民主党からは、憲法あるいは憲法改正の手続に対する各層への認識の共有化、周知ということは重要であるということを主張してまいりました。
子供たちに対する教育について……
○枝野議員 まず、私も、ちょっと訂正の指摘をさせていただきたいと思います。 申しわけないんですが、中谷先生から、九条について、過去に解釈の変更がなされてきたという趣旨の御発言がありましたが、これは、自民党政権を含めて歴代政府の公式見解として、憲法九条について、過去に解釈の変更がなされたことはありません。これは政府として、中谷先生も大臣をやられているので、中谷大臣も含めた公式見解でございますので、指摘をしておきたいというふうに思います。 その上で、認識は、今の北側先生のお話とおおむね一致をいたします。 私の言葉で申し上げますと、内閣による憲法解釈について、内閣みずからが諸情勢の変化とそれか……
○枝野議員 御指摘のとおり、そもそもが、政治活動の自由というのは、基本的人権の中でも特に徹底した保障が求められる分野であります。 一般的に言っても、公務員の政治活動の自由については、公務の中立公正などの観点から必要最小限のところにとどまるべきものでありますが、特に憲法の改正の国民投票に当たっては、公務員制度そのものの土台となる憲法秩序についての国民の意見表明という機会でありますので、これについてはさらに、必要最小限でなければいけないということを徹底しなければならない。そうした観点から、これについては、基本的には従来の公務員に対するさまざまな規制で弊害は除去できる、したがって国民投票制度におい……
○枝野委員 まず、本題に先立ち、国会運営が著しく不正常になっていることを指摘し、特に、厚生労働委員会の審議について強く抗議します。 厚生労働委員会は、昨日、我が党などの要求を無視し、委員長職権で派遣法の審議を強行しました。年金記録漏えいという、国民的にも関心が高く、迅速な対応が求められているテーマについて、厚生労働省等に、対応に多々問題が指摘されている以上、法案審議に優先して審議を進める必要があることは論をまちません。 ところが、一方、きょうは、定例日でないにもかかわらず、今度は年金漏えい問題の審議だと称して、これまた委員長職権で強引に委員会開催を決定しました。 言うまでもなく、定例日は……
○枝野委員 先ほど憲法第二条の話が出ましたので、それに対して申し上げたいと思います。 先ほどの御発言の中身については私は全く意見を異にしますけれども、まさに日本国憲法について、その重要な要素である象徴天皇制をどうこれから維持、継続していくのか、それは大変重要なテーマであり、なおかつ、皇室典範、あるいは、皇室典範と名前をつけようがつけなかろうが、皇位継承についてのルールというのは、我が憲法審査会に与えられた権限である日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制、まさに皇室典範こそ密接に関連する基本法制そのものであります。 今、一部の有識者の皆さんが政府でヒアリングとかを受けていろいろやっ……
○枝野委員 民進党・無所属クラブを代表して、立憲主義についての見解を申し述べます。 近代立憲主義は、絶対王政を制約する原理としてスタートしましたが、国民主権と民主制のもとでその意義がますます大きくなっています。というのも、国民主権のもとでは、立法、行政や司法という公の権力について、その正統性の根拠が憲法にこそ存在するからです。 公の権力は、主権者たる国民が憲法によって定めた手続、選挙などでありますが、この手続に基づく場合に限り、かつ憲法で定めた範囲に限って正統性を有します。初期の近代立憲主義が、王権の存在を前提に、それを制約するにとどまる考え方であったのに対し、国民主権のもとでは、そもそも……
○枝野委員 二十世紀の半ば以降、行政府による議会の解散権には強い制約をつけるという傾向が世界的に強まっています。 ドイツでは、第二次世界大戦終結後、西ドイツの時代から解散権行使の要件を厳格に絞っており、内閣不信任の場合などしか解散が認められていません。議院内閣制の本家と言える英国でも、二〇一一年に議会期固定法を制定し、内閣による議会の解散は認められなくなりました。カナダでも、二〇〇七年の選挙法改正により、不徹底ながら、行政府の解散権を制約する動きがなされています。 歴史的に見ると、王政時代に議会に対して解散権を有していたのは王権でした。議会は王権を制約するための機関としてつくられましたから……
○枝野分科員 民進党の枝野です。
我々がいわゆる共謀罪法案と呼んでいる法案について、私も過去にこの法案が審議されたときの審議にも立っておりますが、きょうは、基本的なところ、細かいところは仲間がこれまで予算委員会で聞いてくれていますので、改めて、基本的なところを確認したいと思っています。
先ほど逢坂さんも若干関係するところに触れていましたが、今回国会に政府が提出を予定している、テロ等準備罪を新設する法案がもし成立をしたら、国際的な組織犯罪の防止に関する国連条約の批准が可能になるんですか、それともそうではないんですか。
【次の発言】 ということは、これは、きょうは法務の分科会ですのでこれ以上詰……
○枝野委員 立憲民主党の枝野でございます。 きょうは、現行法を制定するプロセスの時点の野党側の責任者でございました、当時の与党側の責任者だった船田先生とかなり綿密な議論、協議をしながら現行法をつくってきた、その立場からお尋ねをさせていただきたいと思いますが、まず最初に確認をさせていただきたいと思います。 平成十八年六月一日に、民放連の立場から、当時の山田良明さんが参考人としておいでをいただき、そこで自主規制をやるということを言っていただきました。きょう御報告をいただきました基本姿勢とガイドラインがそのガイドラインの全体像である、こういう受けとめでよろしいですね。
○枝野委員 本院において、初代憲法調査会長を務めて以来、長きにわたって憲法議論の中心を担われた中山太郎先生が御逝去されました。哀悼痛惜の念に堪えません。 私は、中山調査会長、調査特別委員長の下で、会長代理、野党筆頭理事を務めました。熱心に海外調査が行われた時代で、毎年のように一週間を超える海外調査に御一緒するなど、院外も含め、党派を超えて温かい御指導をいただきました。 中山先生が中心を担われていた時代は、意見の違いはあっても、建設的な議論が進められました。調査会の最終報告書は、全会一致にこそならなかったものの、その文言の一つ一つを、議決には反対した会派も含めて、全ての会派で丁寧に協議し、客……
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