枝野幸男衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
下記リンクからページ内の各項目に飛ぶことができます。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○枝野幸男君 お答えをさせていただきます。 まず最初にお尋ねの常任委員会との関係についてお答えを申し上げます。 本法案において行政監視院に付与することとしている権限は、憲法六十二条の規定する国政調査権を行政監視院に授権したものではございません。この法律によって創設した特別の権限として構成いたしております。すなわち、両議院の国政調査権とは緊密な関連を持ちつつも、あくまでもこれとは別個の権限として行政監視院に認めたものであります。したがいまして、国政調査権が行政監視院に実質的に移しかえられることとなるものとは考えておりません。 次に、個々の議員集団の要求に応じる形で行政監視院が監視等を開始す……
○枝野幸男君 私は、民主党を代表して、ただいま議題となっております答案について、甚だ残念ではありますが、反対の立場から討論を行います。(拍手) まず第一に、私は、財政の著しい悪化によって、国民の命と健康を支えるシステムとして世界に冠たる国民皆保険制度が存続の危機を迎えつつあることを、甚だ憂慮するものであることを申し上げます。 それゆえに、私たちは、国民皆保険制度を守るためには、いわゆる患者の窓口負担や保険料率のアップについても、現実を無視して大衆迎合的にこれを全面否定するような立場に立つものではありません。誤解に基づく御批判を覚悟の上で、一定の合理的な負担増をお願いすることもやむを得ないと……
○枝野幸男君 私は、民主党を代表し、ただいまの報告のうち、特に金融問題に集中して、総理並びに大蔵大臣に質問をいたします。 総理は、金融機関の破綻が相次ぐ中、APEC首脳会議等の外交日程をただ淡々とこなすのみで、この間、国内問題に対してはもちろんのこと、アジア各国の経済危機に対しても何らのリーダーシップも発揮していません。聞こえてくるのは、宮澤元総理の御活躍と、三塚大蔵大臣の支離滅裂な発言だけであります。総理の危機感とそして指導力の欠如は、見過ごし得るものではないことを最初に申し上げたいと思います。 しかも、ただいまの報告では、アジア経済について、基礎的条件は基本的に良好であるとの極めて楽観……
○枝野幸男君 私は、民主党を代表し、ただいま議題となりました犯罪捜査のための通信傍受に関する法律案、いわゆる盗聴法案外二案について、総理並びに法務大臣に質問をいたします。 近年、暴力団等による薬物あるいは銃器等の取引の事犯、あるいは大規模な組織的形態による凶悪犯罪、経済犯罪などが少なからず発生しており、こうした犯罪から国民生活の安全を確保する必要性が高まっていることは、私どもも同意見であります。こうした意味で、組織的な犯罪の処罰や犯罪収益の規制等について、あるいはその捜査に関して、社会的要請に基づいた立法を進めようとする今回の提案の目的については、これを支持するものであります。 しかしなが……
○枝野幸男君 私は、ただいま議題となりました司法制度改革審議会設置法案について、民主党を代表して質問をいたします。 現在の司法制度は、残念ながら、国民の期待に十分にこたえているとは言えません。薬害エイズの裁判に象徴されるように、判決が出るまでに余りにも長く時間がかかり過ぎることや、費用がどれぐらい必要になるのかがわからないために、弁護士の敷居が高いことなどに加えて、裁判所は行政に甘いという認識から、泣き寝入りを余儀なくされるケースも少なくなく、紛争解決という司法の役割のうち、実際に機能しているのはごく一部にすぎません。 結果的に、法の支配という近代国家の大原則は有名無実になりつつあります。……
○枝野幸男君 私は、民主党を代表し、ただいま議題となりました消費者契約法案について質問をいたします。 対等な力関係にある個人間の取引を前提とした明治民法が施行されて既に百年が過ぎ、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。個人とは比較のしようのない大規模な企業が商品やサービス提供の中心となりました。商品流通の過程が複雑化するとともに、商品やサービスそのものの性質も著しく複雑化しています。 もはや、商品やサービスについての情報を独占し、流通過程にアクセスすることのできる事業者と、一個人としての消費者とでは、取引の場面に立った時点で情報力や交渉力において大きな格差があることは否定できません。……
○枝野幸男君 私は、民主党を代表し、森総理大臣の所信表明演説に対して質問をいたします。 冒頭に当たり、突然の病に倒れられ、闘病生活を続けておられる小渕前総理とその御家族の皆さんに対し、私からも心からお見舞い申し上げます。 小渕前総理は、病に倒れるまで、総理としての責務に全力を尽くされました。私は、野党としての責務に全力を尽くすことこそが、何よりものお見舞いであると信じるものであります。 すなわち、与野党それぞれが、みずからの信じるところに従って全力を尽くして政策論争を繰り広げること、これが小渕総理の意思にこたえるものである、私はそう信じるところであります。(拍手) それにもかかわらず、……
○枝野幸男君 小泉総理、総理は先日の所信表明演説において、痛みを恐れず、また、既得権益の壁にひるむことなく、構造改革を推進すると宣言されました。この言葉は、私が、政治活動を始めてから八年間、訴え続けてきた姿勢そのものであります。 政党政治のもとで、小泉さんと私は党派を異にしています。しかし、政党のために政治があるのではなく、目指すべき政策を実現するために政党が存在することは言うまでもありません。改革が本当に前に進むのであるならば、私は、党派を超えて、これを全力で支援したいと思います。(拍手) 問題は、改革の具体的な中身であります。 これまでも、改革という言葉、つまり総論だけは、何度も繰り……
○枝野幸男君 私は、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました予算委員長津島雄二君の解任決議案について、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手) 初めに、決議案の主文を朗読します。 主文 本院は、予算委員長津島雄二君を解任する。 以下、その理由を申し上げます。 言うまでもなく、予算委員長は、国会法に定める院の役員であり、予算という国政上の最重要案件を扱う委員会の長であります。公正かつ公平な立場で委員会運営を進めるという大変重大な任務を負っており、津島雄二君御自身も、委員長就任に際し、このことを誓約しておられました。 ところが……
○枝野幸男君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました政府提出の骨なし、ごまかし、先送りの年金改悪関連法案について質問をいたします。(拍手) なお、政府の答弁が不十分な場合には、再質問、再々質問させていただくことをあらかじめ申し上げます。 言うまでもなく、年金は、すべての国民にとって老後の生活を支える最大の柱です。ところが、社会の急激な変化とともに、年金制度の根幹が揺らいでいます。五年前、十年前に政府が約束した年金の支払いは、同じく政府の約束した保険料負担などでは到底賄い得なくなり、このままでは少子高齢社会を乗り切ることができなくなっています。年金財政は、破綻状態と言……
○枝野幸男君 残りの三問について、私からお答えをさせていただきます。 まず、適格消費者団体、どんな団体に適格性を与えるのかという論点でございます。 私たちは、質問者の質問にもございましたような趣旨から、できるだけ幅広く適格消費者団体を認めるべきであるというふうに考えております。なぜ、民間でできることは民間でと言っている政府側の案がそうなっていないのか不思議だなと思っておりましたが、先ほどの質問を聞いておりましたら、行政の対応こそが一番重要であるなどという質問が入っておりまして、ああなるほど、やはり民間でできることは民間でというのはうそなんだなということがよくわかりました。 つまり、本来で……
○枝野幸男君 私は、民主党・無所属クラブの提案者を代表し、ただいま議題となりました日本国憲法の改正及び国政における重要な問題に係る案件の発議手続及び国民投票に関する法律案について、その趣旨を説明いたします。 この法律案は、日本国憲法九十六条に規定する憲法改正国民投票に関する手続と、国政における重要な問題についての諮問的国民投票に関する手続とを一体のものとして定め、あわせて、それぞれの発議に関する手続の整備を行うものです。 憲法改正に係る国会による発議手続や国民投票のための具体的手続は、本来、一九四六年改正の際、憲法附属法として同時に整備されるべきものでした。ところが、四六年改正の後、間もな……
○枝野幸男君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました予算委員長金子一義君解任決議案について、提案理由を御説明いたします。(拍手) まず、案文を朗読いたします。 本院は、予算委員長金子一義君を解任する。 右決議する。 以下、その理由を説明いたします。 予算委員長金子一義君は、昨年十月三日の就任に際し、「公正かつ円満な委員会運営を図ってまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。」とあいさつを述べ、公正かつ円満な委員会運営を公約されました。しかしながら、金子一義君の委員会運営は、その言葉とは全く裏腹に、極めて不公正かつ強引なものと言わざる……
○枝野幸男君 休憩前に引き続き趣旨弁明を行います。(拍手) ただいま趣旨弁明の時間が制限をされましたことは、甚だ遺憾であります。場内におられる皆さんに、なぜ金子一義委員長を解任せざるを得ないのかということについて、十分に知っていただいた上で採決をしていただくのが議会制民主主義の趣旨ではないかと私は考えるものでありまして、十分な提案の理由を説明させていただけないまま採決をされるということになるとすれば、これまた甚だ遺憾なことであると申し上げざるを得ないと、冒頭まずは申し上げたいと思います。 先ほど来、強行して採決に至った問題点について挙げてまいりましたが、議事運営の途中におきましても、遺憾な……
○枝野幸男君 ただいま議題となりました民主党提出の修正案につきまして、提出者を代表して、提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 国民投票法制については、憲法改正に対する立場の違いとは関係なく、客観的、中立的な手続として幅広いコンセンサスのもとで制定しなければならないという認識がようやく広まりつつありました。憲法そのものに対する立場の違いを互いに認識しつつも、憲法調査特別委員会では、つくるとすればどのような国民投票法制が望ましいかという観点から、外部の数多くの有識者の方々などの意見にも真摯に耳を傾けながら議論を重ねてまいりました。 しかし、ことし一月に安倍総理が憲法に関する妄言を繰り……
○枝野幸男君 ただいま議題となりました平成十七年度決算外二件につきまして、決算行政監視委員会の審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、決算等の概要について申し上げます。 一般会計決算額は、歳入八十九兆円余、歳出八十五兆五千億円余であり、特別会計決算総額は、歳入四百五十二兆一千億円余、歳出四百一兆一千億円余であります。国税収納金整理資金は、収納済額六十兆六千億円余、一般会計の歳入への組み入れ額等五十九兆九千億円余であり、政府関係機関決算総額は、収入四兆七千億円余、支出四兆一千億円余であります。 次に、国有財産増減及び現在額総計算書の年度末現在額は、八十五兆二千億円余であり、国有財産……
○枝野幸男君 ただいま議題となりました平成十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外四件につきまして、決算行政監視委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 これらの各件は、財政法の規定等に基づき、国会の事後承諾を求めるため提出されたものであります。 まず、平成十八年度一般会計予備費(その1)は、国際的なテロリズムの防止及び根絶のための国際社会の取り組みに積極的かつ主体的に寄与するため自衛隊が実施する協力支援活動等に必要な経費、賠償償還及払戻金の不足を補うために必要な経費等十七件で、その使用総額は二百二十四億円余であり、(その2)は、新型インフルエンザ……
○枝野幸男君 ただいま議題となりました平成十八年度決算外二件につきまして、決算行政監視委員会の審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、決算等の概要について申し上げます。 一般会計決算額は、歳入八十四兆四千億円余、歳出八十一兆四千億円余であり、特別会計決算総額は、歳入五百一兆五千億円余、歳出四百五十兆五千億円余であります。国税収納金整理資金は、収納済額六十三兆六千億円余、一般会計の歳入への組み入れ額等六十二兆八千億円余であり、政府関係機関決算総額は、収入四兆五千億円余、支出三兆七千億円余であります。 次に、国有財産増減及び現在額総計算書の年度末現在額は、百六兆七千億円余であり、国有……
○枝野幸男君 ただいま議題となりました消費者権利院法案について、提出者を代表し、その趣旨及び概要を説明します。 近代以降、消費者を取り巻く環境、特に消費者と事業者との関係は著しく変化しました。商品、製品やサービス等の高度化と複雑化、事業や流通過程の大規模化などが進み、事業者と消費者との間では、情報や経済力の点で非対称性が著しく拡大しています。 明治三十一年、一八九八年に施行された現行民法は、契約当事者の双方が対等な関係にあることを前提に組み立てられ、行政による民事不介入を原則として運用されてきましたが、この民法制定時には全く想像のできなかった状況となっています。本来であれば、この百年余りの……
○国務大臣(枝野幸男君) お答えをさせていただきます。 まず、事業仕分けでも期待額の三分の一も財源が出てきませんでしたがという御指摘をいただきましたが、当時の仙谷担当大臣も、それから、当時は統括役を務めました私におきましても、特定の目標数字、目標金額を掲げた認識はございません。 もしかすると、仙谷担当大臣が、全体としての歳出見直しとして三兆円という数字を挙げたことがございますが、ぜひ御理解をいただきたいのは、事業仕分けがいわゆる無駄の削減のすべてではないという当たり前のことをぜひ御認識をいただきたいというふうに思っております。いわゆる無駄を削減するための一つの大きなツールではございますが、……
○国務大臣(枝野幸男君) 若井議員にお答えをさせていただきます。 御指摘をいただきましたとおり、私たちは、今、国の出先機関の抜本的な見直しを考えております。 これは、行政刷新という観点から見ましても、国、中央にあります機関よりもむしろ出先機関における非効率、無駄等を多くの国民の皆さんから御指摘を受けているところでございます。また同時に、地方出先機関の存在が地域主権の確立という観点からも障害になっているという声もございます。 こうした観点から、原口地域主権担当大臣と連携をいたしまして、国の出先機関を早期にゼロベースで見直す、原則廃止の方向で見直すということに取り組んでまいりたいというふうに……
○国務大臣(枝野幸男君) 後藤議員にお答えをいたします。 御質問は、事業仕分けと天下りとの関係についてということでございました。 先ほど来の答弁のとおり、いわゆるあっせんによる天下りはこの法律の制定によってなくなるわけでありますが、広い意味での天下りとでもいいましょうか、あっせんを伴わないような幹部官僚などの再就職については、四月末から行います事業仕分けの第二弾においても、特に独立行政法人、政府系公益法人を取り上げる上で大きなポイントであるというふうに考えております。 事業そのものの無駄を直接チェックすると同時に、天下り受け入れ先を確保するために無駄な事業や無駄な組織がつくられ、あるいは……
○国務大臣(枝野幸男君) 藤田議員にお答えをいたします。 まずは、事業仕分け第一弾の成果でございます。 昨年の事業仕分けは、国民への公開、そして外部視点の取り入れ、予算執行の現場の目線からの評価という、予算編成の歴史上初めての取り組みを行い、これによって行政のあかを洗い出したものと認識をしております。 その結果、事業仕分けの評価結果やその後の横断的見直しの観点を踏まえ、すべての歳出について徹底した見直しを行って、約一兆円の歳出削減を実現するとともに、評価結果等を踏まえた公益法人等の基金等の国庫返納により、約一兆円の税外収入を確保いたしました。これに、概算要求段階での歳出削減額を合計すると……
○国務大臣(枝野幸男君) 橋本議員にお答えをいたします。 まず、事業仕分けの目的と成果、今後のスケジュールでございます。 事業仕分けは、まず何よりも、国民の皆さんに税金の使い方、使われ方を透明化する、知っていただくということが大きな目的でございます。そのことを通じて、個別の税金の使われ方、その問題点をあぶり出し、その無駄を排除していく。 御指摘いただきましたとおり、これまでのいわゆる歳出削減というのは、何%削減というようなやり方でやってきた。私は、これは一定の役割はあるとは思うんですが、まず税金の無駄遣いを削るという意味からは、個別の無駄がどこにあるのかということをしっかりと、政治家を含……
○国務大臣(枝野幸男君) 田村議員にお答えをいたします。 民主党のマニフェストにおきましては、子ども手当について、平成二十二年度月額一万三千円、平成二十三年度以降は月額二万六千円の給付を行うことについてお約束をし、その所要額が五・三兆円であることはお示しをしております。 平成二十二年度についてはマニフェストどおりに実施をいたしたところであり、さらに平成二十三年度以降については、昨年の参議院選挙マニフェストで、国民の声と、そして党内の議論を勘案し、月額一万三千円から上積みするとの内容をお示しした上で、平成二十三年度については、参議院選マニフェストにのっとり法案を作成し、予算に計上しているとこ……
○国務大臣(枝野幸男君) 東日本大震災復興の基本方針及び組織に関する法律案について、その趣旨を御説明します。 本年三月十一日に発生しました東日本大震災は、その被害が甚大で、被災地域が広範にわたるとともに、地震、津波及びこれらに伴う原子力発電施設の事故による複合的なものであるという点において、まさに未曾有の災害であります。 政府としては、大震災の発生以降、捜索救助、応急復旧、避難生活の支援等に全力を挙げて取り組んできましたが、引き続き、こうした対応に万全を期しながら、被災地域の復旧、そして、将来を見据えた復興へと歩みを進めてまいる所存であります。 この法律案は、このような状況にかんがみ、被……
○国務大臣(枝野幸男君) まず、総合エネルギー調査会の人事案についてのお尋ねでございます。 この人事案については鉢呂大臣からしっかりと引き継ぎを受けておりまして、鉢呂前大臣の示された方針を踏まえて、半々になるかどうかというのは、これは、賛成か反対か、明確に二つに分けられるわけではございませんので断言はできませんが、原子力政策に対する意見を幅広く、バランスよく委員になっていただこうと思っておりますので、よろしく御理解をいただければと思っております。 原子力損害賠償支援機構法による支援がない場合の株式価値や取引銀行による債権カットについての御質問をいただきました。 この支援がなかった場合にど……
○国務大臣(枝野幸男君) 環太平洋経済連携協定についてのお尋ねがございました。 この協定の問題に限らず、複雑化した国際経済の社会において、一つの政策が単独でバラ色の未来をもたらすとは私は考えておりません。さまざまな経済状況、さまざまな他の施策との総合的な判断の中で結論が導かれるものと思っております。 この交渉参加については、現在、政府・与党内で、今申し上げた点も含めたさまざまな観点からの検討、分析を行っているところでございます。 中国を初め他国の交渉参加につきましては注視してまいりますが、まずは我が国として交渉参加についてしっかりと議論し、できるだけ早期に結論を出す必要があると考えており……
○国務大臣(枝野幸男君) 渡辺喜美議員にお答えをいたします。 東京電力の経営問題に関する御質問をいただきました。 東京電力と原子力損害賠償支援機構が今春を目途に策定する総合特別事業計画策定に際しては、一時的な公的管理も含め、あらゆる可能性を排除しない幅広い選択肢を検討するよう、昨年十二月に、東京電力及び原子力損害賠償支援機構に対して指示を行ったところであります。 これを踏まえて、現在、両機関において検討を行っている段階であり、現時点で、国有化をすることが決まっているわけではありません。 なお、東京電力を法的整理した場合、被害者の方々の賠償債権や、事故処理に関係する事業者が有する取引債権……
○国務大臣(枝野幸男君) まず、私から、得られた知見の反映に関する御質問に対して御答弁申し上げます。 今般の事故の原因については、政府の事故調査・検証委員会から中間報告が出ております。また、原子力安全・保安院に四つの意見聴取会を設置し、外部の専門家も加わっていただいた上で、公開のもとに、詳細な調査、検証を行ってまいりました。 これらを通じて得られた知見のうち、直ちに実施すべき緊急安全対策やシビアアクシデント対策などについては、事業者にその実施を指示し、既に対応がとられているところであります。 一方、今後の原子力安全規制に反映すべき事項については、新たな安全規制体制のもとで実施されるものと……
○国務大臣(枝野幸男君) お尋ねのございました国内立地補助金でございますが、東北経済産業局は、事前の御相談などに応じる等の業務には関与いたしておりますが、案件の審査、採択、あるいは補助金の執行等の主要な業務については携わっておりません。 また、中小企業等グループ補助金については、これは県に対する補助金で、県がそれぞれの事業者に補助金をお渡しするという制度でございます。県に対する補助金交付の手続等は行っておりますが、案件の採択には直接携わってはおりません。 したがいまして、両補助金の執行状況等については、東北経済産業局から御説明するよりも、東京においてヒアリングの場が別途設けられるというふう……
○国務大臣(枝野幸男君) 阿部さんから、私には二問いただきました。 まず、被災中小企業の実情等をしっかり聞くようにという御指摘でございます。 御指摘のとおり、被災地の中小企業を支援する政策を講じていくに当たっては、そうした企業の方々の生声をしっかりと聞いて、実情や実態を踏まえることが基本であると考えます。 例えば、被災地から強いニーズのある中小企業等グループ補助金については、職員が被災地に赴き、地元の中小企業や商店の声などを聞きながら、制度の趣旨に照らして熟度の高い事業となるよう、県と協力して支援、協力を行ってきているところでございますが、御指摘を踏まえ、さらに、被災地の声やニーズを十分……
○枝野幸男君 ただいま議題となりました行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、平成十三年に施行された行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行状況を踏まえ、国の行政機関及び独立行政法人等に関する情報公開制度をさらに充実させ、国民の知る権利を保障することにより、オープンガバメントを実現し、民主主義の基盤を強化することを目的として提出するものであります。 次に、法律案の内容について、その概要を御説明申し上げます。 まず、情報公開制度が、国民の知る権利を保障する観点から定められたものであること……
○枝野幸男君 私ども民主党は、平成二十二年、動的防衛力構想に基づく防衛大綱の抜本改定を行い、自衛隊の配置や装備などについて大幅な転換に着手しました。 領土や領海を守る上で現実に最も重要なのは、自衛隊の体制や訓練などです。 にもかかわらず、一九八九年のベルリンの壁崩壊から二十年もの間、一九七六年、すなわち米ソ冷戦下に定められた基盤的防衛力構想とこれに基づく配置や装備などが、若干の修正はあっても、基本的に維持されてきたのです。それを、安全保障環境の変化に対応して抜本的に改め、南西方面の島嶼防衛やミサイル防衛、そしてテロ対策を重視した防衛力構想へと、現実的に転換したのは民主党政権であるということ……
○枝野幸男君 民主党の枝野幸男です。 まず冒頭、今回の台風十八号関連による大雨被害によってお亡くなりになられた方々に対し、改めて衷心よりお悔やみを申し上げます。また、各地で被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。 さて、これより、私は、民主党・無所属クラブ、維新の党、日本共産党、生活の党と山本太郎となかまたち、社会民主党・市民連合を代表し、安倍内閣に対する不信任決議案の提案の趣旨を説明いたします。(拍手) まず、決議案の案文を朗読します。 本院は、安倍内閣を信任せず。 右決議する。 二〇一二年末の総選挙で、総理は、日本を取り戻す、こう何度も絶叫し、政権の座に着きました……
○枝野幸男君 私は、民進党・無所属クラブ、日本共産党、自由党及び社会民主党・市民連合を代表し、安倍内閣不信任決議案について、提案の趣旨を説明いたします。(拍手) まず、決議案の案文を朗読いたします。 本院は、安倍内閣を信任せず。 右決議する。 本国会では、国民生活に多大な影響を与える重要な法律案などが幾つも審議されました。環太平洋パートナーシップ協定及び環太平洋パートナーシップ協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案、いわゆるTPP、公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法の一部を改正する法律案、いわゆる年金カット法案、そして、特定複合観光施設区域の整備の推進に関……
○枝野幸男君 立憲民主党代表の枝野幸男です。(拍手) 立憲民主党は、十月三日に結党した、二カ月にも満たない新しい政党です。このままでは選択肢がない、私たちの声に耳を傾ける受け皿をつくってほしい、そんな多くの声をいただき、背中を押されてつくった政党です。 特定の価値観を上から押しつけるトップダウン型の政治ではなく、国民の皆さんの草の根からの声に支えられたボトムアップ型の政治へ。日本の民主主義を、右でも左でもなく、前へ。真っ当な政治を取り戻したい。私は、そう決意し、立憲民主党を立ち上げました。 さきの総選挙は、結党から一週間で公示され、二十日後の二十二日が投票日でした。にもかかわらず、比例区……
○枝野幸男君 立憲民主党代表の枝野幸男です。(拍手) 質問に先立ち、一言申し上げます。 草津白根山の噴火によって、訓練中の自衛官の方が亡くなられました。心から哀悼の意を表します。また、被害に遭われた皆さんに、心からお見舞いを申し上げます。二次災害に十分注意しながら、万全の対応を政府にもお願いをしたいと思います。 さて、立憲民主党は、結党直後の総選挙で、一千百万を超える皆さんから貴重な一票をお預かりしました。それから三カ月。私たちは、皆さんの期待にお応えできる政党となれるよう、体制整備に努力してまいりました。 その一つとして、党綱領をよりわかりやすいものに改定をしました。 新しい綱領で……
○枝野幸男君 立憲民主党代表の枝野幸男です。 まず冒頭、さきの大阪北部地震及び今般の豪雨災害でお亡くなりになられた方々に改めて衷心から哀悼の意を表します。また、被災された全ての皆さんに心からお見舞いを申し上げます。 発災以来、消防、警察、海上保安庁、自衛隊、そして自治体職員や消防団の皆さんなど、さらには各地からボランティアの皆さんが被災地にお入りをいただき、猛暑の中、被災者の皆さんのために御尽力をいただいています。そうした皆さんに、この場をかりて、心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。 こうした被災地の皆さんは、猛暑の中で、今なお行方不明の方の捜索、そして復旧に向けた御努力をされて……
○枝野幸男君 立憲民主党代表の枝野幸男です。 私は、立憲民主党・市民クラブを代表して、総理の所信に対し質問いたします。(拍手) さきの通常国会の閉会後、大島議長は、今国会を振り返っての所感という談話を出されました。 談話は、立法府と行政府の間の基本的な信任関係にかかわる問題や国政に対する国民の信頼にかかわる問題が数多く明らかになり、民主的な行政監視、国民の負託を受けた行政執行といった点から、民主主義の根幹を揺るがすとしています。その上で、森友問題をめぐる決裁文書の改ざん問題、裁量労働制に関する不適切なデータの提示、陸上自衛隊の海外派遣部隊の日報に関するずさんな文書管理を具体的に指摘し、立……
○枝野幸男君 立憲民主党・無所属フォーラムを代表して、施政方針演説に関し質問いたします。(拍手) ことし五月、新しい時代が始まります。 立憲民主党は、結党以来訴えている、多様性を認め合い、お互いさまに支え合うという新しい社会像を更に高く明確に掲げ、次の時代の扉を開きます。 どんな人でも、自己責任だけで、自分の力だけで一生を通じて生きていくことはできません。人生の中では、誰もが一人では乗り越えられない困難に直面することがあります。不慮の病気やけがに見舞われることもあるでしょう。避けがたい理由で職を失ったり貧困に陥ったりすることもあります。子供を育てることには大きな困難が伴いますし、誰でも必……
○枝野幸男君 立憲民主党代表の枝野幸男です。 私は、国民民主党・無所属クラブ、日本共産党、社会保障を立て直す国民会議、社会民主党・市民連合及び立憲民主党・無所属フォーラムを代表し、安倍内閣不信任決議案について、提案の趣旨を説明いたします。(拍手) まず、決議の案文を朗読します。 本院は、安倍内閣を信任せず。 右決議する。 安倍内閣が不信任に値する理由は枚挙にいとまがありませんが、初めに指摘しなければならないのは、国民生活に直結する年金と消費税に関する無責任かつ不誠実きわまりない姿勢であります。 政府・与党は、年金問題で、百年安心と説明してきました。年金支給額を減らすことで、人……
○枝野幸男君 立憲民主党代表の枝野幸男です。(拍手) 冒頭、大島議長に一言申し上げます。 議長は、去る五日、継続審議となっている国民投票法改正案について、ぜひ臨時国会で与野党で話し合って合意を見つけてほしいなどと述べられました。これまで中立公正な議会運営に努力されてきた大島議長らしくない、信じがたい発言であります。 議会運営全体に責任を持つ議長が、特定法案について、それも政治的に注目されている重要法案について、時期を区切って合意を期待するなどという発言は、議長として越権であり、議会運営全体に影響を与えかねません。 議長におかれては、事態を真摯に受けとめ、一層中立公正な議会運営に当たられ……
○枝野幸男君 私は、会派を代表し、私たちが目指す社会について、もう一つの選択肢を示しながら、安倍総理に質問いたします。(拍手) もっとも、大変残念ではありますが、それに先立ち、安倍政権の利権私物化、隠蔽体質そのものについてたださなければなりません。 桜を見る会の前夜祭は、会費が五千円。入り口で会費を集めたそうですから、会費負担者と出席者とが一致しているはずです。提供された飲食等の出席者一人当たりの額は、都心の一流ホテルであることから、これを大幅に上回ると見るのが常識です。 この差額を後援会などで補填をしていれば、その分が買収となり、公職選挙法違反であります。会場ホテルが相場を大幅に下回る……
○枝野幸男君 議院運営委員会の合意に基づき、発言時、マスクを外していいという御了解が出ましたので、外させて、発言をさせていただきます。(拍手) 政治に私たちは見えていますか。 緊急事態宣言のもと、オンラインヒアリングで投げかけられた言葉です。親からの支援を受けずに自力で頑張っていた大学生、新型コロナウイルス感染症の影響で、収入源だった派遣の仕事を失い、あすの暮らしも人生の展望も見えなくなってしまった、そんな若者からの問いかけでした。 これは、この学生だけの問題ではありません。コロナによる雇用や経済への影響はますます深刻化しており、今は何とか持ちこたえている方も、年末年始にかけて、耐え切れ……
○枝野幸男君 新型感染症、COVID―19によって、四千五百人を超える方が命を失いました。その中には、同僚である羽田雄一郎参議院議員も含まれます。 今も、陽性と判定されながら、自宅療養を余儀なくされている方、入院できない方、重症者病棟に転院できない方がいます。適切な治療を受けられないまま亡くなった方も少なくありません。 亡くなられた方に心から哀悼の意を表し、御遺族の皆さんにお悔やみを申し上げます。患者、感染者の皆さんにお見舞いを、そして、医療体制に不安を抱いている全ての皆さんに、国会に議席を持つ一人としておわびを申し上げます。 医療は、逼迫というより、もはや崩壊です。現場からは、このまま……
○枝野幸男君 私は、立憲民主党・無所属、日本共産党及び国民民主党・無所属クラブを代表し、菅内閣不信任決議案について、提案の趣旨を説明いたします。(拍手) まず、決議の案文を朗読します。 本院は、菅内閣を信任せず。 右決議する。 約一年半にわたるCOVID―19による戦後最大の危機の中、亡くなられた皆さんに心から哀悼の意を表しますとともに、大切な人を亡くされた皆さんに謹んでお悔やみを申し上げます。 闘病されている皆さん、後遺症に苦しんでいる皆さんに、お見舞いを申し上げます。 リスクを抱えながら、医療現場などで感染症と戦い、あるいは介護や保育を始めとするエッセンシャルワークに携わ……
○枝野幸男君 立憲民主党代表の枝野幸男です。 岸田総理に就任のお祝いを申し上げるとともに、会派を代表して、私の所信の一端を申し述べながら、質問いたします。(拍手) 冒頭、感染症で亡くなられた皆さん、御家族の皆さんにお悔やみを、闘病されている皆さんにお見舞いを申し上げます。 医療や介護の現場を始め、厳しい状況の中、御協力、御尽力いただいている全ての皆さんに御礼を申し上げます。 政治の最優先課題はコロナ対策です。これ以上、リバウンドを許してはなりません。 私たちは、当初から、第一に、水際対策の徹底、第二に、PCR検査の抜本的な拡充、第三に、補償はセットということを繰り返し提案してきました……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。