このページでは前原誠司衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。前原誠司衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○前原委員 さきがけ日本新党の前原誠司でございます。 まず、腐敗防止について御質問をいたしたいと思います。 三十八年間続きました自民党の政権が終わったというふうな一つの原因が、自民党がたび重なるスキャンダルというものにうまく対処できなかったというふうなことにあると思います。ロッキード、リクルート、共和、佐川、そういうものにうまく対処してこなかったというふうなことに大きな問題があるのではないかと思います。 国民の皆さん、マスコミなんかにも書いてございますけれども、今のマスコミの皆さんが一番望んでおられるのは、腐敗防止策をきっちりまとめることだ、そういうふうなことも出ておりますけれども、その……
○前原委員 きょうは、お忙しい中、貴重な御意見をありがとうございました。 三点にわたりまして、お二方ずつ全員の方にお伺いしたいと思います。 まず、献金の問題について齋藤村長さんと白倉県議さんにお伺いしたいと思います。 我々さきがけ日本新党としては、選挙を戦うときから企業献金というものは禁止をすべきだろうというふうな話をしていました。というのも、今の政治不信の根幹にあるのはロッキードからリクルート、共和、佐川、ここは金丸さんの地元でありますけれども、そういうふうな問題についてほとほと国民が嫌になってきたということではないかと思います。 したがいまして、企業が社会的存在である、それはまさに……
○前原委員 核兵器使用の違法性に関するICJへの意見書に関して御質問したいと思います。 実定の法律上に規定がないから違法とまでは言い切れないという解釈でございますが、私はこれについては非常におかしいのではないかと思っております。 これは、国際法と日本の国内法とで、法というものの概念が随分違っている。 平田先生は専門家でいらっしゃいますからあえてお伺いしたいわけであります。例えば白いキャンバスを想定していただいて、法治国家においては、ある程度色を塗っていく、そしてすき間をなくして、規定がされていないからそれについてはどうだというふうなことは判断ができるわけでありますけれども、国際法というも……
○前原委員 今回の油濁に関する四条約について主に運輸省にお話を伺いたいと思います。
まず第一点は、今回の条約改正において賠償額が非常に大きく引き上げられております。九二年民事議定書におきましては、船主の責任の限度額を現行の二億一千万フラン、大体一千四百万SDRから四倍強に引き上げる、九二年基金議定書におきましては九億フラン、大体六千万SDRから三倍強に引き上げるというふうなことになっておりますけれども、なぜこれだけ大幅な引き上げをしなければいけないのか、その点についてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 今のお話、二十年たって物価水準も上がっているということでございますけれども、例えばこ……
○前原委員 与党側を代表いたしまして質問をさせていただきます。 大臣も参議院の本会議に行かれるということでございますので、五分程度おつき合いを願えればと思います。よろしくお願いします。 まず、朝鮮半島の情勢についてお話をさせていただきたいと思うわけであります。 カーター元大統領が訪朝されまして金日成主席と会談をされたというふうな後の展開でございますけれども、アメリカとしましては三つの原則というものを持って、それが確認をされれば米朝協議の再開の用意があるというふうなことでありますが、それと同時に安保理における制裁の議論を継続するということを述べているわけでございます。 日本の対応といたし……
○前原委員 さきがけ・青雲・民主の風を代表いたしまして御質問させていただきたいと思います。 まずは、長時間大変御苦労さまでございます。 私どもの感覚といたしましては、公正中立に選ばれた委員の皆さんでございますから、こう言うと非常に僭越かもしれませんが、もうこういう議論もなくきっちりと決めていただいて、勧告もしていただくということで、私個人としてはいいんじゃないかなというぐらいの気持ちでおります。 そういう大前提から、いろいろ今まで議論されたことの内容についても御質問していきたいと思いますが、まず第一点に、なぜ都道府県、まあ知事というふうなこともおっしゃっておりましたけれども、ヒアリングを……
○前原委員 新党さきがけ・青雲・民主の風を代表いたしまして、質問をさせていただきます。 まず、現在の政局をにらんでの総理の政治改革実現の決意についてお伺いをしたいと思います。 不信任案が出る出ないというふうな話でございますけれども、万が一可決をされるということになりますならば、解散・総選挙か総辞職かということになるわけでありますけれども、私、個人的には今中選挙区で選挙をする意味は全くないというふうに思っております。例えば、区割り案がもうすぐまとまるというふうなところまで来ているにもかかわらず、それで選挙をしたということになったら、取り決めにおきましては、区割り策定後速やかに新しい制度のもと……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、総理に御質問させていただきたいと思います。 まず、今回日本がWTOに参画をするということは、資源に乏しい、そしてまた食糧自給率も低い、また、貿易立国として成り立ってきた日本にとっては、これはむしろ率先をして加盟をすべきものだというふうに認識をしております。 ただ、このWTO、簡単に、どういうふうに変わるのかというふうなことを考えていきたいわけでありますが、要は、関税も引き下げる、また、ローカルコンテンツなどの、いわゆるその地域での部品調達というようなものの制限というものもやめる、あるいは輸出入規制というものを撤廃をするということで、より自由な、力……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、御質問をさせていただきたいと思います。 私の地元でございます京都は、織物産業が非常に、まだまだ基幹の産業でございまして、きょうは農林大臣には、集中審議外ということでございますが関連でございますので、まことに恐縮でございますが御列席をいただきまして、お答えを賜れればというふうに思います。 京都の西陣あるいは室町、山陰の方に行きましては丹後ちりめんというふうな産業でございますが、和装が低迷をしているという構造的な問題もございますけれども、一番大きな問題になっているのは、生糸の一元輸入管理というふうなことで国際価格から非常に高い値段で生糸を買わなければ……
○前原議員 新党さきがけの議員すべての話を聞いたわけじゃございませんが、大部分、ほとんどすべてと言っていいと思いますが、これだけ政治改革の議論をやってきて、まとまる状況に来ているわけでありますから、その段階で空白期間に中選挙区で選挙を行うというふうなことについては国民の理解も得られないし、また政治に対する不信を招くだけであって、やはりなるべく早い時期にこの法案をまとめて、それから以降は新しい選挙制度でやるということが常識的な判断だと思いますが、まあ総理の専管事項でありますので、その点については我が党の考えというごとだけ申し上げておきます。
○前原議員 審議中の与野党両案、主としてどのような効果をねらっているのかという御質問でありますけれども、今回、小選挙区比例代表並立制ということでさらに厳しい選挙になるということから、この法案の目玉というのは、腐敗防止の強化であろうかと思います。 現行の腐敗防止策というのは、選挙浄化の努力をしなかった候補者自身というものに対する制裁というよりは、むしろ、いわゆる総括主宰者、出納責任者、地域主宰者あるいは親族、秘書というものが買収行為などで法を犯して行った選挙そのものの客観性、公正さというものが失われている、そういうところで選挙そのものの公正さというものを回復するために当選無効というものが行われ……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、地方公務員共済年金制度改革案の改正について、大臣並びに関係の方に御質問させていただきます。 まず、現在の地方公務員共済年金制度、六十歳以上の方が例えば働き続けるというふうな場合におきまして、年金の支給額が取得分減額をされるというふうなことになるために、いわゆる高齢者の方々が、働いても年金が減る、だから働いても一緒じゃないかということで、いわゆる就労がまだまだ可能にもかかわらずそういうインセンティブが働かなかった、またはその労働力が生かされないような制度になっていたということが言われていまして、その点を今回改正をされるというふうなことでありますが、具……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、質問させていただきます。 まず、公共事業入札についてお伺いをしたいと思いますが、我が党では今入札制度改革ということに真剣に取り組んでおりまして、なぜその改革をやらなければいけないかということでございますが、三つございます。 まず一点は、指名競争入札では当たり前になっている談合というふうなものは、独占禁止法で禁止をされているカルテル行為でございまして、これを見過ごしておく、ほっておくということは、法治国家の形骸化につながるのではないかという点であります。 それから、いわゆるたび重なるゼネコン汚職でも明らかでありますけれども一指名競争入札制度という……
○前原委員 きょうは、NPTについて御質問をいたしたいと思います。 四月にこれの二十五年目ということで延長問題が来るわけでございますけれども、百七十カ国、二月にアルゼンチンが入るということでございますので百七十一カ国、過半数が大体八十六カ国でございます。見通しとして、現在、いわゆる無期限延長賛成が六十から七十というふうなことで、ある意味で票読みをされているということでございますけれども、この採決のあり方として、八十六を少しでも上回ればそれでいいというふうな態度で臨まれるのか、あるいは事柄の性格からして全会一致のような形に持っていくべきなのか、そこら辺、外務大臣としてはどのようにお考えになって……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、旅券法の一部を改正する法律案について、賛成の立場から御質問させていただきたいと思います。 今回、旅券の有効期間を原則五年から十年に延ばすという改正がこの法律案の骨子でございますけれども、これについては、平成四年六月の第三次行革審の答申に対応するものであると理解をしております。 五年から十年に延ばすに当たりまして、いわゆる旅券そのもの、パスポートそのものの耐女性ということが一つの大きなポイントになると思っておりますけれども、今回、そういった耐女性について開発のめどがついたというふうなことを伺っておりますけれども、どういう改善策を図られたのかというこ……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、四条約につきまして御質問させていただきたいと思います。 まず、日本・ポーランド航空協定の件について御質問させていただきたいと思います。 これは、従来航空協定、二国間協定ということで、新たにポーランドとも航空協定を結ぶということでございますが、聞くところによりますと、日本と航空協定を締結をさらに希望している国が三十七カ国あるというふうに伺っております。今までこれが締結できなかった理由としては、成田空港ほか、他の国際空港というものの飽和状態というものがございまして、昨年関西国際空港、関空が開業いたしましてその枠が広がったという観点から、今回のポーラン……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして御質問をさせていただきたいと思います。 まず、今回のサリン事件で亡くなられた方々に対しては、本当に心から哀悼の意を申し上げるとともに、まだ後遺症などで苦しんでおられる皆さん方には心よりお見舞いを申し上げたいと思っております。 今回、この化学兵器禁止条約というものが速やかに議論をされまして、また国内法も整備をされるということについて、我が党といたしましても全面的に協力をし、そして内容のあるものにしていくためにこの場でも議論を進めさせていただきたいと思っております。 まず初めに、オウム真理教という宗教団体が、拉致事件を皮切りに強制家宅捜査というものが……
○前原委員 このたび、ゴラン高原へPKOを派遣するかどうかという与党調査団のさきがけの代表といたしまして現地に行ってまいりました。また、その前後にいろいろ中東政策についても関心を持ち勉強させていただきましたので、その点を中心にきょうは御質問をさせていただきたいと思います。 まず、ゴラン高原へPKOを派遣する意義の問題についてでございます。 今党内でもいろいろと議論をして、最終的な詰めの段階に来ているわけでございますけれども、私個人としましては、現地に行きまして、日本に対する期待、これはPKOだけではなくて、中東へ日本がさらなるプレゼンスをしてほしいというものも含めて強く感じてまいりました。……
○前原委員 二十分しかありませんので、御答弁も簡潔にお願いをしたいと思います。 まず、日米宇宙損害協定に関する質問でございますが、日本の宇宙開発研究という分野について御質問をさせていただきたいと思います。 私も不勉強でございまして、宇宙開発事業団というのは、NASDAというのはよく耳にしたわけでございますけれども、この宇宙開発研究を文部省の所管でもやっている、宇宙科学研究所というところで学術的な研究をされているというふうなことでございました。 私なりに調べさせていただきますと、NASDA、宇宙開発事業団、これは打ち上げ基地は種子島、ロケットは液体水素、液体酸素を使う大型のものである。宇宙……
○前原委員 政府開発援助に焦点を当てて御質問をさせていただきたいと思います。 まず、北朝鮮に対する米支援問題についてお伺いをしたいと思います。 先ごろ三党の代表団が北朝鮮に行きまして、国交正常化の交渉というものの糸口をつくるという役割を果たされてまいりました。御承知のように、共産主義国家というのは党が政府を指導するという立場でございますので、党が動かないと政府がそれを受けて行動することができないということがございまして、今回の米の問題にいたしましても、与党あるいは国会がどういう対処をするのかというところに大きくかかわってくると思います。しかし、その決定自体が、政府が実際現在の方針に従ってや……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、御質問をさせていただきたいと思います。 それに先立ちまして、今般の大震災におきまして亡くなられた皆さん方に対して、心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。それから、被災をされた方々、お見舞い申し上げますとともに、復興に向けて最善の努力をされている御労苦に、またこれも心から敬意を表し、感謝を申し上げる次第でございます。また、ボランティアの方、行政の方々、ともに寝食を忘れて頑張っておられることを思いますと、本当に党を代表いたしまして心から敬意と御礼を申し上げる次第でございます。 昨日、我が党の災害対策特別本部長でございます鳩山代表幹事、それから地……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、二つの信用組合の問題、それから不良債権処理の問題について御質問をさせていただきたいと思います。 まず御質問させていただきたいのは、今回の東京協和、安全両信用組合の救済については、二つの信用組合はひどい経営であった、放漫経営、乱脈融資という、そのミクロの視点では大変ひどい経営をしていた金融機関をなぜ救済をするのか、しかも公的なお金を一部使ってなぜ救済をするのかという不満が一番大きくポイントになっているわけであります。大蔵大臣もそういうお考えを根本にはお持ちだと思いますけれども、しかしながら、今回の救済策というのが金融システムの秩序維持という大きな視点……
○前原委員 今上原先生が最後に御質問されたマラリアの問題について質問をさせていただきたいと思います。
この問題については、この特別委員会でも何度も取り上げられていることでございますので、概要について申し上げる必要はないと思いますけれども、まず総論として、この問題について、今まで政府がどのような調査をされてきて、そしてそれに基づく施策をどのようなものをとられてきたのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 一九四七年に刊行されました「八重山民生府衛生部業績別冊」というものに所収されている「一九四五年戦争による八重山群島のマラリアについて」という記述を読みましたならば、強制疎開による死亡者は三……
○前原委員 国際海事衛星機構、インマルサットについて御質問をさせていただきたいと思います。 重複を避けて御質問をいたしますが、先ほど山元委員からも御質問がございましたように、今回の阪神・淡路大震災の際には防災無線というものが機能しなかった部分があって、電話回線に頼らざるを得なかった、その結果、私も京都でしたので実体験としてよく理解したわけでありますけれども、ほとんど電話がかからないという状況になりました。したがいましで、このインマルサットというものが陸上で使われるようになれば、特にこういう万が一の際には大変効果があろうかと思っております。 国内での取り組みについてはお聞きになりましたので重……
○前原委員 まず国際穀物協定について、重複を輝けて質問をさせていただきます。 ある論文に、これはアメリカの研究所から出された論文でありますけれども、二〇三〇年には中国の穀物が二億七百万トンから三億六千九百万トン不足する、あるいは日本のOECFと中国との共同で研究をした内容については、二〇一〇年には一億三千六百三十一万トン不足する、そういう研究結果が発表されております。あるいは、先ほど大臣がお答えになりましたように、世界で爆発的な人口増加ということであります。アメリカの中では増産可能だという根強い声もあるわけでございますが、しかし、最近の穀物価格の高騰などを見ておりますと、やはり先行きに対する……
○前原委員 新党さきがけの前原でございます。今説明がございました特別協定について、御質問をいたします。
そもそもこの特別協定というものが規定をされている根拠というのは、地位協定の二十四条であります。二十四条を読んでおりますと、原則は米軍の負担で行う、しかしながら、細目で、特別協定というものを定めた中で、日本の負担というものを決めるということであります。
原則は米軍の負担であるという地位協定二十四条の説明、二十四条の私の解釈について、外務省としてはそれでいいとお考えですか。
【次の発言】 原則は米軍負担であるという政府の御答弁ですけれども、実際上、数字は私もいろんなところで見ているわけでござ……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、御質問をさせていただきたいと思います。 通告をしておりました内答をちょっと順序を変えて行わさせていただきたいと思いますが、まず初めに、土地の問題について総理に御質問をさせていただきたいと思います。 きょうもいろいろ議論がございましたけれども、不況からの脱出というのが、私は今政治に課せられた一番重要な課題ではないかと思っております。特に、企業家の方々が日々血のにじむような努力をされており、しかし外的な要因の中でうまく事が進まないような状況を見て、なお一層、我々がこの不況というものの克服努力というものを、政治生命をかけて行っていかなくてはいけない重要……
○前原委員 まず、住専問題の処理期限についてお伺いをいたしたいと思います。 これまでに関係当事者同士の話し合いが何度か行われてきたようでありますけれども、なかなか進展がいたしておりません。総理は、決着は今月の十九日までというふうなことを言われておりますし、また先ほど大蔵大臣も、年内には必ず解決案というものを見出す努力をしていくという御発言をしております。これは一種の国際公約だと思いますし、今の日本の金融に対する不安視、そういったものを払拭するためにも、ぜひそれは実行していただかなくてはいけないことではないかと思います。 私も、与党の金融・証券プロジェクトチームのメンバーでございますけれども……
○前原委員 新党さきがけを代表して、通告をしております内容について御質問をさせていただきたいと思います。 まず、きょうはもう何度も御答弁されているので飽きたかもしれませんけれども、楚辺通信所の使用期限切れ問題について、幾つかの観点から御質問をさせていただきたいと思います。 四月一日から使用権原が切れているわけでございますけれども、それ以前に、この状況がわかった段階で、防衛施設庁の方から直ちには違法と言えないという論拠というものを出していただいております。 まず、「過去二十年間にわたり土地所有者との間で賃貸借契約に基づき適法に使用してきたもの」であるということ。そしてまた、二番目に「当該土……
○前原委員 おはようございます。新党さきがけの前原でございます。通告に従いまして御質問をさせていただきたいと思います。 まず、集団的自衛権の解釈の問題について、法制局にお尋ねをさせていただきたいと思います。 きのうも外務委員会で質問をさせていただきましたものの続きという感じで御質問をさせていただきたいと思うわけでございますが、ACSA、そしてまたそれに伴います隊法の改正ということを考えたときに、将来的なものも含めて、集団的自衛権の議論というのは十分にやっておかなくてはいけないという認識でおります。 それで、この集団的自衛権の問題について、一体どういう基準で判断をしていくのかということをや……
○前原委員 新党さきがけの前原でございます。 通告をしました数点について御質問させていただきます。 まず、特定通常兵器使用禁止制限条約、CCWの改正、いわゆる地雷規制の強化について御質問をさせていただきたいと思います。 この特定通常兵器使用禁止制限条約の改正というのは、四月二十二日から五月三日にかけましてジュネーブにおいてその再検討会議というものが開催をされまして、新たな内容を盛り込んだ第二議定書というものの改正に合意をして採択されたということであります。 その内容については、スコープを国内紛争までに拡大をした。従来は国際紛争のみであったのが国内紛争にまで拡大をした。また、地雷の使用の……
○前原委員 まず北朝鮮の情勢認識について御質問させていただきたいと思います。 御承知のように、北朝鮮は構造的な問題での食糧不足、また、それに水害が加わりまして非常に深刻な状況であるということが、国連の機関からも、あるいは現地に入った方々からも漏れ伝わっております。また、燃料の不足といったこともありまして、北朝鮮の国民生活においては、大変苦しい思いを国民の方々がされている状況ではないかということが推測をされています。また、定期的に軍の集結が三十八度線近くにあるということでありますけれども、それが、訓練等々が終わっても通例のようには下がらないというふうな、いつもと違った情報もあります。また、先日……
○前原委員 新党さきがけを代表して、橋本総理に御質問をさせていただきます。 外務大臣臨時代理として外務委員会に御答弁に来ていただきましたことにまず御礼を申し上げます。通告に従いまして、三点御質問をさせていただきたいと思います。 まず、中台関係についてでございますが、できる限り同僚委員からの質問を避けながら御質問をいたします。 まず、台湾の総統選挙を前にして、それをあたかも妨害をするような形で中国が軍事訓練を行っていることについては大変遺憾でありますし、私も憤りを感じているところであります。その前提で加藤アジア局長が中国大使に対して抗議をされているということも承知をしております。しかし、そ……
○前原委員 外務公務員法の一部改正案について御質問いたします。 今回の法改正によりまして、外務公務員の配偶者についての国籍規定が削除をされ、外国人配偶者の日本への帰化という問題も生じなくなります。しかしながら、配偶者が外国の国籍を有するということで、外務公務員が諸外国に赴任する際に、何か不都合を生じることはないのかどうかという心配がございます。例えば、外交官の赴任先が配偶者の国籍である国であった場合、配偶者に対して、国籍を持つことでの義務としての兵役とかあるいは納税の問題というものが生じることになるケースがあります。例えば、イスラエル、スイスなどがそういった国に当たるわけでありますけれども、……
○前原委員 自由民主党、社会民主党・護憲連合のお許しをいただきまして、御質問させていただきたいと思います。 まず第一点目は、メキシコとの租税条約関連でございます。 東京国税局の税務調査によりますと、首都圏の外国企業や外国人に支払った特許使用料や報酬などの非居住者等の所得からの税金の源泉徴収に関しまして、昨年六月までの一年間、九四年の事務年度でございますが、計三百四十二億円の所得からの徴税漏れが見つかったと報告されております。そして、この徴税漏れ所得の内容では、利子、配当が二百一億円と、全体の五八・八%を占めております。また、その多くは、外資系企業の日本法人が親会社から運転資金などを借り入れ……
○前原委員 新党さきがけを代表して、質問をさせていただきたいと思います。きょうは、主に集団的自衛権の解釈について、いろいろな角度から質問をさせていただきたいと思います。 今回のACSAでございますけれども、共同訓練、PKO、そして人道的な国際救援活動に限られているわけであります。よく言われておりますように、有事の際には、いろいろな議論がございましたけれども、原則としては適用しない、とにかく、有事、平時で分けているのではないが、基本的にはPKO、共同訓練、人道的な国際救援活動に限定するものである、こういう御答弁だったと思います。 そこで、ちょっと違う観点から御質問したいわけでありますけれども……
○前原委員 民主党の前原でございます。党を代表して、この防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成の立場から御質問をし、また、これを一つの切り口として防衛費のあり方あるいは種々の問題について御質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに御質問をいたしますのは、今回のこの給与に関する法律の一部改正は人勧のベアに基づいているわけでありますが、八月に概算要求をしたときにも、もちろんある程度の見込みでパーセンテージ、ベアを人件・糧食費の中に盛り込まれておりますが、それがどういう形になって、概算要求の変化がこれで生じるのかどうか。 あわせて、今の為替の動向の平均値の中で予算を要……
○前原委員 比例と小選挙区の組み合わせによる選挙でありましたけれども、小選挙区というのは、今まで話があったように、民意を集約する、より政権交代を生みやすくするというところに重点が置かれていると思いますし、また比例というのは、小選挙区だけでは死票が多くなるのでその部分を救済をする、より広い民意というものも一部で吸収していくという折衷案が、この小選挙区比例代表並立制であったと私は思っております。 私が注目しておりましたのは、十一ブロックに比例を分けて、それが果たして得票率と議席数にうまくマッチをしているのかどうか。細かく分け過ぎたために、比例の役割がうまくできていないのではないかという懸念を私は……
○前原委員 質問通告をしていた内容について御質問をさせていただきます。 まずは、今後の対中政策についてということで、両大臣にお伺いをしたいと思います。 まず、ケ小平さんが亡くなられました。いろいろな評価はあろうかと思いますけれども、私自身は希代まれなリーダーシップを持った方ではなかったかと思いますし、よくも悪くも今の中国の改革・開放経済というものを軌道に乗せた、あるいは緒をつけた、そして引っ張ってきた、そういう意味で、希代まれなる傑出したリーダーシップの持ち主だということで、大変遺憾に私自身は思っております。 さてそこで、じゃ、今後の体制の変化とか、あるいは、今中国がとっている改革・開放……
○前原委員 参考人の皆さん方、きょうはお忙しいところおいでいただきまして、どうもありがとうございました。貴重な意見を拝聴させていただきました。 四人の方それぞれに幾つかお伺いしたいところでございますが、日米安保についての将来像というものをまずお伺いしたいと思います。 確かに日米関係というのは非常に重要でありますし、日米の友好ということについては、これは未来永劫続けていかなくてはいけないということについては私も何ら異論がありません。ただ、何百年、何千年の歴史というものをひもといてきたときに、今はある条約というものが、果たしてそれがまた未来永劫続くのかどうかといえば、歴史の繰り返しの中でドライ……
○前原委員 参考人の皆さん、ありがとうございました。 二点ばかり御質問を阪中参考人と西元参考人にお伺いしたいと思います。 先ほど阪中参考人が、ガイドラインの見直しにおいては、法律の枠というものをあらかじめ決めるのではなくて、日本の安全保障の観点からこのガイドラインの見直しを行うべきだという御意見には、私も全く賛成であります。 そういう観点からしたときに、では、日本の安全保障というものをどういう切り口から考えていくかというときに、沖縄に集中をし過ぎている米軍基地の整理縮小というものをガイドラインによってある程度視野に入れられるかどうかというところも、私は一つの射程の範囲になると思っています……
○前原委員 民主党の前原誠司でございます。 通告をしております質問要旨に従いまして、順次質問をさせていただきたいと思います。 今回出されました中間報告におきまして、細かな点もたくさんございますけれども、きょうは、ちょっと大きな観点から、日本の安全保障という観点からこのガイドラインの見直しがどういう位置づけになるのかといった視点から御質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、防衛庁長官にお伺いしたいのですけれども、今回の防衛協力の指針見直しというのは日本の防衛政策における変更を意味するのか、あるいは変更ではないのか、その点、ちょっとお聞かせいただけますか。
○前原委員 民主党の前原でございます。 まずCTBTにつきまして二間質問をさせていただきたいと思います。 アメリカのペニャ・エネルギー長官は、未臨界実験につきまして、貯蔵核兵器の安全性と信頼性を確保するためには不可欠な実験であり、環境への影響はないと指摘をしまして、CTBTにも抵触をしないと述べておられるそうであります。アメリカは以前より、核爆発を伴わない実験は核実験ではないとしておりますけれども、プルトニウムなどの放射性物質を使用するために、インドなどからは実質的な核実験であるという批判を受けているところであります。 未臨界実験は本条約上の核爆発に当たらないとの認識にコンセンサスは得ら……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きょうは参考人の皆さん方におかれましては、お忙しいところを来ていただきましてありがとうございます。 民主党も、現在、山花政治改革調査会長を中心として意見の集約を行っているところでございまして、党としての決まった考え方というのはまだございません。したがいまして、きょうの私の発言も個人的な発言ということで御理解を賜ればと思います。 まず、私のスタンスといいますか、選挙制度の考え方についてお話をしますが、この小選挙区比例代表並立制、三百、二百というものは、私はかなり気に入っている選挙制度であります。中選挙区が派閥を生み、政権交代が起こりにくいという観点か……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きょうは、三人の方、本当にどうもありがとうございます。 木島議員と同じことを聞こうと思っていまして、引き続き民意の話をさせていただきたいと思いますが、石川参考人に対して御質問をさせてい ただきたいと思います。 専門家に議論を吹っかけるようで非常に恐縮な部分はあるのですけれども、この民意というのを、先ほどのお話ですと、どの政党、どの候補者を支持するかということだとおっしゃいましたけれども、これについてはいろいろな考え方があるのではないかと思います。 一つは、やはり選挙制度が何かということによって、出てくる政党の数と出てくる候補者の数、これは違ってく……
○前原委員 通告をしておりました順序をちょっと変えまして、まず、この特借法についての話についてお伺いをしたいと思います。 私は、ちょっと簡略に申し上げますけれども、この特別措置法の法改正自体はそれほど問題ではないと思っています。法律というのは、ある政策目的というものを達成するためにつくるものでありまして、この特措法というのは、基地に対する土地というものを国として、条約でありますから、買い取るのではなくて借り上げたい、そしてそれについての土地収用法に倣った手続をとる、そういう手続を定められたものであると思っております。 一部の政党には、収用委員会がノーと言った場合には、次にはまた建設大臣に対……
○前原委員 民主党の前原でございます。 両参考人の先生方、本当にきょうはお忙しい中お越しをいただきまして、貴重な御意見、ありがとうございます。 私どもも、日米安保の重要性というものは十分認識をしているわけでございますし、それが日米間の基軸であり、また日本の安全保障の根幹をなしている、こういう認識は持っているところであります。 ただ、このごろ特に思いますのは、やはり七五%の米軍の施設・区域が集中をしている沖縄県の理解、協力なくしては逆に日米安保そのものが成り立ち得ないのではないかという心配、危惧をしているところでございまして、そういう意味でも、日米安保を堅持するのであれば、逆に沖縄の負担を……
○前原委員 私は、民主党を代表し、今回の法律案に対しまして修正案を提出することについて、その提案理由及び概要を御説明いたします。 我が党は、日本の安全保障、そしてアジア・太平洋の平和と安定を責任を持って追求をしていく立場から、在日米軍基地に係る土地使用に関して法的空白を放置することは、立法府として許容するわけにはいかないと判断するのであります。しかし、今回の特措法の改正は、プロセスの踏み方、法律的側面など幾つか問題があるということは、委員会質疑等を通じ我が党も指摘してまいりました。 したがいまして、民主党は、以下の根拠及び趣旨に基づき、修正案を提出いたします。 まず、本来、使用期間内に収……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きょうは国鉄清算事業団の問題を一つの切り口として、財政再建の問題にまで分野を広げて総理並びに関係大臣にお話を伺いたいと思います。 昭和六十二年の四月の一日に国鉄からJRになりました。そのときに継承された長期債務の総額が三十七兆一千億円でございました。その三十七兆一千億円のうち、JR各社あるいは新幹線保有機構等がその債務を負担した部分を除いて、国鉄清算事業団が合計で二十五兆五千億円の債務を受け継いだわけであります。その二十五兆五千億円のうち、国鉄清算事業団が持っている土地を売ったり、あるいはJRの株を売ったり、あるいは新幹線保有機構の収入などによって得……
○前原委員 民主党の前原でございます。 先般、三十分の時間をいただきまして、国鉄清算事業団の債務の問題について質問させていただきました。引き続き、それを一つの切り口として財政投融資の改革の問題について、大臣四名に来ていただいておりますが、御質問させていただきたいと思います。 まず、先般運輸大臣に御質問をした件でございますけれども、さらに積み残しがございましたので御質問いたしますが、現在の国鉄の債務というものの処理、平成九年中に対応策を決められてそして処理をするということでございますが、この間申し上げたように、鉄道共済の部分も含めますと一日三十六億円の利子がかかり、それで、全体として年間では……
○前原委員 民主党の前原でございます。 通告をしました問題に入ります前に、総理に一つお尋ねをさせていただきたいと思います。 きょう、臨時の閣議が行われまして、駐留軍用地、米軍に対する用地でございますけれども、その特別措置法というものが閣議決定をされたと聞いております。この問題についてはなかなか、イエスかノーか、賛成か反対かというのは言いがたい、非常に難しい問題でありますし、総理もなかなか複雑な気持ちでこの閣議決定をなされたものと思っております。 例えば、賛成の意見でありますと、日米安保というものを堅持するためには空白をつくることはまかりならない、そういう意味でこれはやるべきだという意見も……
○前原委員 委員会運営につきましては、与野党で十分議論をした上で、そしてお互いの合意を見出す、特に議院運営委員会ではその趣旨が徹底をされなければいけないと認識をしておりますが、本会議の趣旨説明を抜きにしてこの二本の法案を委員会に付託をするという議論は、私は、余り十分であったとは思っておりませんし、それを十分な議論なしにすぐさま委員会で採決をする、こういうやり方については、我が党は強く反対をいたしますし、それについて抗議をいたします。 また、許可等の有効期間の延長に関する法律案にいたしましても、これについては、付託委員会について随分議論をしてまいりましたけれども、行革特という委員会が設置をされ……
○前原委員 十二月八日は定例日ではないにもかかわらず、与党側は参議院での質疑時間を確保するためにとの理由で強引に採決しようとするのは極めて遺憾であり、問題であります。 反対の理由の一つに、我が党は本日の大蔵委員会で質疑を終局するとは考えておりません。さらに、参考人質疑等の時間をとって十分な、大事な法案に対しての質問をすべきだと思っておりますが、それを無理やり終結させて、そして、それに備えての本会議を八日にセットするということは断固として許せないものであります。 理由の二つ目に、自民党は参議院の質疑時間を確保するためと言っておりますけれども、衆議院の大蔵委員会で大量に欠席して委員会を空転させ……
○前原委員 私は、民主党を代表しまして、議題となりました国会法等の一部改正案について、反対の立場から意見表明をさせていただきます。 そもそも民主党は、前国会並びに本国会に行政監視院法案を提出し、国会の行政監視機能充実を他党に先駆けて強く求めてまいりました。 国会は国権の最高機関であり、議院内閣制のもと、国政全般に幅広い監視・監督権限を有することは憲法の要請であります。現実にも、薬害エイズ、住専、動燃、そして近日の金融破綻等、官僚主導の政策決定に対する国会の監視能力強化は急務であります。このため、幅広い御賛同をいただ き成立を目指すために、与党とも協議を行い、柔軟な姿勢で協議に臨んでまいりま……
○前原委員 民主党の前原でございます。民主党を代表いたしまして、大蔵大臣、外務大臣、防衛庁長官に御質問をさせていただきたいと思いますが、防衛庁長官はまだいらしていないのでございましょうかね。
【次の発言】 いや、我が党は、今、防衛庁長官が来られてからお話をしようと思ったんですけれども、我々は、政府委員の方には御答弁いただかなくて結構でございますので、政府委員の方は御退席をいただいても結構でございます。
【次の発言】 ああ、政府委員室を出ておる。失礼いたしました。
【次の発言】 では、改めて質問させていただきます。
防衛庁長官もおいでになりましたので、もう一度改めてお話しさせていただきますが、……
○前原委員 民友連の前原でございます。 まずは、今議題となっております防衛庁設置法の一部改正、そして自衛隊法の一部改正につきまして御質問をさせていただきたいと思います。 まず、今回の防衛庁設置法あるいは自衛隊法の一部改正の中で一つポイントになりますのが、陸上自衛隊の自衛官の定数を五千百四十一人削減をする、航空自衛隊の自衛官が二十九名、そして統幕会議に所属する自衛官は三十四名、これらは逆に増員をする、こういうことで自衛官の定数そのものを改めるという話であります。また、それに伴いまして即応予備自衛官の員数を二千六人増員して三千三百七十九名にする、こういうことでございます。 定数を変えるという……
○前原委員 民主党の前原でございます。 通告をしております内容について順次質問をさせていただきたいと思います。 まず、この法律の改正案についてでございますが、三点あるということでございます。国際的な選挙監視活動、人道的な国際救援活動のための物資協力、そして武器使用、この三点について一つずつお伺いをしていきたいと思います。 まず、国際的な選挙監視活動でございますけれども、これについては、今までの経験等々を踏まえられて、言ってみれば、国連が派遣をしているもの以外、いろいろな地域組織等でやられるものについても出ていこうということでございましょうし、その内容については私は評価をさせていただきたい……
○前原委員 衆議院事務局調査局規程制定については、調査局を設置し、そのもとに各調査室を置くことによって組織改革を行い、立法府の調査機能の強化を図ることになるので、我が会派といたしましては賛成をいたします。 しかし、現在、各調査室長はそれぞれに相当する省庁からの人材が充てられております。三権分立の精神、立法府の独自性を高めるためにはプロパーの調査員を育て、調査室長の任に当てるべきだと考えますので、今後そのようにされますことを要望いたします。
○前原委員 民主党を代表し、今提案をされました動議について、反対の討論を行わせていただきます。 我が党の主張は、財政構造改革法の改正については、前国会で議論した財政構造改革のための特別委員会を再度設置し、五十人委員会として、税については、それぞれ大蔵、地行委員会、そしてまた中小企業の貸し渋り対策については商工委員会で行うべきだと提案をしてまいりました。 そもそも、この法案については、前国会で相当な議論をしてきた経緯がございます。今回の提案というものは、残り日数が少ない、そのために、財革法だけではなくてほかの法案もすべてひっくるめて審議を促進して、そして早期に成立をさせようということで、今ま……
○前原委員 まず、沖縄の基地問題につきまして、御質問したいと思います。 総理と、まず二年前の状況について、回想をともにさせていただきたいというふうに思っております。 二年前の二月、私、当時さきがけにおりまして、安全保障の担当をしておりました。二月に、中山太郎先生を団長として、自社さで米軍基地問題の調査プロジェクトチームというものの一員として、私もワシントン、ホノルルにともに行きました。 その二月の初めの状況はどういう雰囲気、アメリカがどうだったかといいますと、普天間の返還などというものはとんでもない、米軍の兵力の話し合いをするなんということはとんでもない、こういう状況でございました。私も……
○前原委員 昨日、北朝鮮によりまして弾道ミサイルの発射実験が行われましたことは、しかもそのミサイルが我が国の上空を通過して三陸沖に着弾をしたということは、まことにゆゆしき事態であり、我が党としても抗議をし、そして二度とこういうことが起こらないように責任を持った対処を政府に求めていきたいと思っております。そのことをまず初めにお話をさせていただきます。 それでは、内容についてちょっと御質問をしていきたいと思いますが、きのうのテレビ報道の中にはロシアの報道がなされておりました。ロシアについてはこのミサイル発射実験についての事前通告があった、こういうことでございますけれども、その確認を外務省としては……
○前原委員 甚だ僭越ではございますが、委員各位のお許しをいただきまして、一同を代表し、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつ申し上げます。 亀井善之前委員長は、昨年九月に御就任以来、その円満なるお人柄と強い信念をもって当委員会の円滑なる運営と国会の権威の向上に尽力をされてまいりました。私たち一同深く敬意を表するとともに、その御労苦に対し深甚なる謝意をあらわすものでございます。 今後の御活躍と御発展を心からお祈り申し上げますとともに、当委員会に対し格別なる御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。 簡単ではございますが、亀井前委員長に対し感謝の意を表しまして、ごあいさつ……
○前原委員 民主党を代表して質問をさせていただきます。 まず、我が党の今回の米英両国によるイラク空爆についての見解を幹事長談話として申し上げさせていただきます。 今回、イラクの査察受入れの外交努力が実ら ず、米英両国が武力行使に訴えざるを得なかっ たことは誠に残念であり、アナン国連事務総長 の「国連と世界にとって悲しい日になった」と の発言に強く共鳴する。 私たちは、大量破壊兵器を開発・使用するい かなる国に対しても断固たる姿勢を貫くという 立場から、イラクに査察への全面協力を履行さ せるには、武力行使しかなかったという米英両 国の判断について一定の理解を示す。しかし……
○前原委員 民主党の前原でございます。 それでは、きょうは防衛庁長官、それから外務大臣の所信を伺いました。その中にも、北朝鮮のミサイルの懸念という問題がございましたし、また、予算にうまく対応して実効性のある防衛力の整備を進めていくという野呂田長官の御発言もありました。それを踏まえまして、私は、ベーシックな問題として、今までの政府の統一見解について少し議論をさせていただきたいというふうに思います。 政府の統一見解の中で私が議論させていただくポイントというのは、まず戦力、それから核の問題、それから敵基地攻撃と自衛権の範囲の問題、それから専守防衛の問題であります。 私も四年ほど前のこの委員会で……
○前原委員 事前の通告に従いまして御質問をさせていただきます。 まず、日米安保条約の第六条について御質問をさせていただきたいと思います。 この文言を読むと、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。」このように書いてあります。これをはっきり読むと、アメリカは四軍体制であるのに、いわゆる海兵隊の記述がない、こういうことになります。今まで国会でもこのことは取り上げられているそうでありまして、政府側からは、アメリカの国家安全保障法の第五〇一三号において海兵隊は海軍……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、きのうから起こった連続の出来事の中で、野呂田防衛庁長官初め防衛庁、また外務省、あるいは海上保安庁の皆さん方を初め、関係された方々は、余り寝てもいられないと思いますけれども、その御労苦に対しては心から敬意を表したいと思います。 まず、我が党の見解だけ少し述べさせていただきたいと思いますが、 今回の事件は明確な領海侵犯であり、わが国の主権の重大な侵害に当たる。不審船舶の所属国に対して厳重に抗議すると共に、侵犯者等の身柄引き渡しと謝罪を求める。 事件を未然に防げなかったことは遺憾であるが、今回の事件に対する政府の対応は、現行法に基づく概ね自制……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きょうは、防衛庁長官、外務大臣、お二人お見えでございますので、テーマを大きく三つに分けまして御質問をさせていただきたいと思います。 質問通告をしております順序を少々変えまして、防衛庁長官の方からまず御質問をさせていただきたいと思います。 まずは両大臣、衆参、長いガイドラインの議論を御苦労さまでございました。このガイドラインの議論の中でいろいろな問題点が指摘をされ、また、我々からすれば、改善が図られた部分もあったし、また足らざる部分もあったということでございますけれども、私は、基本的に、国の安全保障、危機管理というものを考えたときには、この第一歩とい……
○前原委員 民主党の前原でございます。 通告をしておりました点につきまして、順に、防衛庁長官、外務大臣、あるいは、きょうは海上保安庁長官にも来ていただいておりますので、御質問をさせていただきたいと思います。 まず、空中給油機導入に絡んで、専守防衛の議論もあわせて行ってまいりたいというふうに思っております。 この空中給油機導入の議論といいますのは、現中期防の前の前から議論がなされておりましたし、現中期防の策定段階、私もその中にかかわらせていただきましたけれども、この中期防の中で、「結論を得、対処する。」このように書いてあるわけでございます。私どもが当時防衛庁から説明を受けていた空中給油機導……
○前原委員 私は、民主党の前原誠司でございます。 それでは、きょうはテレビ放映もされているわけでございますので、余り技術論をやるというよりも、そもそも論をぜひ総理と議論を闘わさせていただきたいというふうに思っております。 この法案ほど、政府の思いとあるいは国民一般の思いというものが乖離をしている法案はないのではないかというふうに私は実は思っています。つまり、政府は、これは日本の危機管理体制というものをさらに強力なものにするためだ、つまり我々の生活そのものをより安全で安心なものにするための法律だ、こういうことで出されているかと思いますが、国民一般では、なかなかそうは思われておりません。戦争に……
○前原委員 民主党の前原でございます。この委員会、二回目でございまして、きょうはテレビは映っておりません。できる限りきょうは、専門的な部分、技術的な部分も含めて、私の納得できるような議論を進めさせていただきたいと思います。 この内容について入る前に、やはりどうしても伺っておきたいことがございますので、まずそのことについてお話を伺いたいと思います。 北朝鮮の情勢並びにこの間の不審船の問題について、お話を伺いたいと思います。 先般、政府は、あの二隻の不審船を北朝鮮の工作船と断定をされました。その根拠についてもお教えいただきたいと思いますし、また、その目的は何だったのか、何と推定できるのか、今……
○前原委員 おはようございます。 民主党の前原でございます。この委員会で三回目の質問をさせていただきたいと思います。 まず一つは、事前協議について再度、前回に続いてお尋ねをさせていただきたいと思います。 前回、私は、アメリカのナショナル・セキュリティー・カウンシルの六〇〇八の一の文章を引用いたしまして、「在朝鮮の国連軍への攻撃に即応するものを除いて、」ということで、いわゆる事前協議についての例外規定があるのではないか、こういうお話をさせていただきました。これについてはこの間の答弁では、そういうものの存在は知っているけれども、我が国としては、この事前協議については今まで答弁してきたとおりだ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 それでは、二階運輸大臣あるいは政務次官の皆さん方に質問をさせていただきたいと思います。 運輸の問題に入ります前に、幾つか大臣にはお聞きをしたいことがございます。この連立内閣で、唯一自由党から出ていらっしゃる閣僚でございます。運輸大臣は、北海道開発庁長官であると同時に国務大臣で、憲法六十六条、内閣は連帯をして国会に責任を持つ立場から、幾つかお話を聞いておきたいというふうに思います。 自自公政権ができて、私は余りこの自自公批判というのを地元でやっていません。なぜかといいますと、私もさきがけにおりまして、自社さ政権というものがありましたので、余り偉そうな……
○前原委員 民主党の前原でございます。
今国会からは大臣それから政務次官と議論ができるということでございまして、お三方以外はどうぞ退いていただいて結構でございますので。これは残っているんですか、委員長。
【次の発言】 理事会でそういう取り決めがされているんであれば結構でございます。
それでは、質問通告もしておりますので、この委員会の名前のごとく、建設的な議論をさせていただきたいというふうに思います。
私は、まず、公共事業の量の問題について大臣と議論をさせていただきたいというふうに思っております。
今の原田委員への答弁を伺っておりますと、基本的には、景気対策としての公共事業の効用というも……
○前原委員 民主党の前原でございます。 瓦長官に、長官になられてから大分たちますけれども、私も、質問をさせていただくのは初めてでございますので、まずは、御就任おめでとうございますと、おくればせながら申し上げたいと思います。 それと同時に、ちょっと思い起こしてお話をしたいのは、入間基地の航空自衛隊の飛行機が落ちました。亡くなられた方には改めて本当に心から御冥福をお祈り申し上げたいと思いますし、また、そのときにとられた態度というのはまことに立派だったというふうに私どもも考えております。 その中で、第一報を受けたときに、断片的な情報しかありませんで、入間の基地の近くで落ちたということで、大変な……
○前原議員 政府案とは違いまして、民主党案では、既存の施設につきましてもバリアフリー化を義務づけた内容になっております。基本指針に定めるところに従いまして、事業者等が計画的に推進をするという内容でございます。 私どもは、一カ月にわたりましてパブリックコメントを拾い上げまして、その寄せられた多くの声としては、今先生から御指摘のあったように、既存施設に対するバリアフリー化の要望がかなり多うございました。しかし、今御指摘をされたように、既存の施設のバリアフリー化というのは、つくりかえるわけですから、逆に、新たにつくるよりもお金が余計にかかるということで、事業者にとっては負担が大きいということで、我……
○前原委員 民主党の前原でございます。法律の議論をさせていただきます前に、大臣に有珠山の件について一言お願いをし、またお答えをいただきたいと思います。 災害という問題については与党、野党関係ございませんで、私は、今までの政府の取り組み、また運輸大臣あるいは北海道開発庁長官としての二階大臣の取り組みについては高く評価をさせていただいております。その上で、さらにという要望の中でお話をさせていただきたいと思いますし、この間も、我が党の要望をわざわざお時間をいただいてお受け取りいただきまして、ありがとうございました。 きのう北海道の堀知事が来られまして、要望をいろいろとされまして、かなり絞った点で……
○前原委員 おはようございます。 きょうは、川の問題について大臣といろいろ議論をさせていただきたいと思いますが、そのテーマになる川は、吉野川と川辺川でございます。 まず、吉野川から、質問通告をしております内容に沿って御質問をさせていただきたいと思います。 まず、大臣も目にされたことがあると思うんですけれども、いわゆる土工協、日本土木工業協会の金山副会長という方が、可動堰の住民投票のあった後にこういう発言をされております。事実誤認も著しく、民主主義に対する挑戦、税金で実施される公共事業に売上高の多くを占める土木業界は――失礼、これは私どものあれでしたね、失礼しました。ばかばっかり、感情だけ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 河川法の審議でございますので、まず河川法について、一問だけ前もって総括的なことについてお話を伺いたいと思います。 私がきょう質問をする内容については、熊本県の川辺川ダム計画についてがメーンでございます。 この川辺川ダム、私も現地に行かせていただきまして、いろいろな方々にお話を伺ってまいりましたけれども、この川辺川ダムは計画から今三十三年が経過をしております。確かに関連事業については進んでおりますので、計画変更をしてからの総事業費二千六百五十億円の半分以上がもう執行されております。 しかし、ダムそのものの本体事業についてはまだ取りかかっていないとい……
○前原委員 民主党の前原でございます。 財投改革という観点から、郵便貯金法の改正について幾つか大臣に御質問をさせていただきたいと思います。まず、質問をさせていただきます前に、私自身が持つ財投改革のイメージについて、あるべき姿についてお話をさせていただきたいと思います。 今まで、基本的には、入り口と言われる郵貯、簡保、年金というものが、一部の自主運用を除きまして大蔵省理財局資金運用部に義務預託されていた。それがいわゆる中間という部分をなして、国債、地方債の引き受け、そして財投機関と言われる特殊法人などへの貸し付けというものが行われてきたというのが、大まかに言えば今までの財投の流れだろうと思っ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 小野次官、お越しでございますね。小野次官にまずお話をお伺いしたいと思います。 きのう予算委員会で質問をさせていただきましたときに、道路公団の政策的な問題もかなりやったわけでありますけれども、それと同時に、藤井総裁にかかわる話を聞きたいと思って、理事の皆さん方にお願いをして委員会で呼んでいただこうとしてもなかなか呼んでもらえないという中で、きょうはこの建設委員会では小野事務次官に来ていただけるということは、これは僕はある一定の評価をしたい。与党の理事の皆さんも、いろいろな問題についてやはり国民に対して明らかにしていくということに対して前向きであるという……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、今委員長から、道路公団の副総裁を参考人として呼ぶということでありました。私が今回質問するに当たりまして、参考人としてぜひ呼びたいとお願いしたのは、藤井総裁であります。 今まで予算委員会の理事会の場でかなりの議論があったと伺っておりますけれども、私は、中尾元建設大臣の問題に絡んで、行政の側でも、無理やりというふうに言われておりますけれども、無理やりとはいえ、一たんお金を受け取った形になった人がいる、そしてまた、絵画をもらう、あるいはもらいかけたという言い方が正しいのかもしれませんが、そういう人がいる。そういう、つまりは税金というものを使って公共事……
○前原委員 民主党の前原でございます。 扇国土交通大臣と、それから後ほど道路公団の藤井総裁に質問をさせていただきたいと思います。 まず、扇大臣に質問をさせていただきますけれども、今赤城委員に対して、国土交通省、つまり四省庁の統合のメリットというものをお話しされました。私が聞いていて、期待をする部分と、また余り理解のできない部分がございましたので、四省庁の統合の意義とか効果について少々議論をさせていただきたいと思います。 少々意地の悪い数字をまず挙げさせていただきますけれども、再編前の定員は、北海道開発庁、国土庁、運輸省、建設省合計して六万八千四百二十七名でございました。それで、再編後の定……
○前原委員 民主党を代表して、ただいま議題となりました住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から討論をいたします。 反対の第一の理由は、住宅金融公庫の業務が民間金融機関を著しく圧迫している事実が存在しているにもかかわらず、それに対して抜本的な対策がとられていないことであります。 民間金融機関の間には、貸し倒れ懸念の少ない個人向けローン分野に対する要望が高く、住宅金融公庫が大規模な直接融資を行っていることに対して批判の声が上がっております。住宅金融公庫のような公的主体が住宅ローンについて大規模な直接融資を行う例は、諸外国を見ても余り例はなく、民間金融市場の発展の観点か……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 まずは、扇大臣、御再任おめでとうございます。それから、副大臣、政務官の皆さん方、御就任また御再任おめでとうございます。 代表して扇大臣に御質問したいわけでございますが、泉副大臣とあわせて御再任ということでございます。森内閣のときの国土交通大臣、副大臣、そしてまた、今国民的に非常に人気の高い小泉内閣での国土交通大臣を拝命されたわけでございますが、私がまず大臣にお伺いしたいのは、継続性の話であります。もちろん内閣は継続しておりますし、総理大臣がかわったとしても、引き続きやられる事項はあると思います。ただ、内閣総理大臣の方針がかなり大き……
○前原委員 扇大臣、まだお足が悪いようですので、座ったまま御答弁いただいて結構でございます。 それでは、まず、国際海上コンテナ輸送について質問をさせていただきたいと思います。 国際海上コンテナというのは、戸口から戸口までの一貫輸送が原則となっておりまして、その間は封印されて輸送されている状況でございます。輸入貨物につきましては、外国で積み込まれまして、積みつけの状態や重さ、危険物であれば何が積み込まれているのかというのは荷主以外にはわからない状況になっておりまして、コンテナの輸送中に危険を感じても開封できない取り決めになっております。 私もいろいろな方々からお話を伺いまして、去年だけでも……
○前原委員 二つの法案のうちの一つの、国際機関等に派遣される防衛庁職員の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案に関連した質問をさせていただきたいと思います。 今政府の内部あるいは与党の中で、PKOの問題についていろいろ議論されているということを聞いております。まず、事実関係から防衛庁長官にお伺いをしたいと思うわけであります。 きょうの新聞等でも報道されておりますけれども、東ティモールへの自衛隊派遣というものをもう計画されているような話でございますが、国連から東ティモールへの自衛隊派遣要請というものはあったのかどうか、その点についてお答えをいただきたいと思います。
○前原委員 民主党の前原でございます。
古賀議員に続いて質問をさせていただきます。
まず、防衛庁に伺いたいんですが、先ほどから答弁を聞いていますと、不審船についてはP3Cのパイロットが目視をした、こういう話ですけれども、本当に偶然に見つけたのか、あるいは何らかの情報があって集中的にそこを警戒監視していて見つけたのか、その点の違いを簡単に御答弁ください。
【次の発言】 いろいろな報道がありますし、また、それについては玉石混交の部分があるとは思うんですが、当初から、米軍による情報があったとか、あるいは通信傍受を行う中で不審な発信源が近海に存在をするということの中でP3Cが特別に重点的に捜すよう……
○前原委員 朝銀の問題について質問をします。 二月二十六日の予算委員会でこの問題をやらせていただきまして、その第二弾でやらせていただきたいと思います。 まず、事実認識からお話をいたしますと、最大三十八あった朝銀が、現在、合併、破綻を繰り返して、健全にというか、経営されているものについては三つしかない、こういう状況であります。そして、今までの預金保険からの資金援助額というのは六千二百三十一億円、しかもまだ未処理の案件というのがありまして、その未処理の案件の合計額を出しますと四千三百四十七億円ということで、この間、参議院の予算委員会でも、ここにお越しになっております村田副大臣が、最終の処理額は……
○前原委員 前回に引き続いて、朝銀の問題について質問をさせていただきたいと思います。 まず、警察に質問をいたします。 先般、理事会へ提出をされた回答の中で、この内容について少し御説明をいただく意味で質問をしたいんですが、回答の中で「本件捜査の結果、当該横領金の一部が朝鮮総連側の使途に充てられていた事実が明らかになっている。」と書かれています。これをひもとくとどういうことかということなんですが、つまりは、例えば、康永官総連元財政局長の個人の犯罪ではなくて、総連という組織のために行った犯罪と考えていいのか、そのことについて、警察、御答弁ください。
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、拉致問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。 八尾恵さんというよど号ハイジャック犯の元妻の方が、情報提供ということで有本恵子さんの話をされることになりました。その事実に基づいて、警察庁が対策本部をつくって、拉致事件と新たに認定をして調査を行う、これが現状でございます。 私は、いろいろな可能性というものを考えて、少し議論をさせていただきたいと思います。したがって、いろいろなシミュレーションといいますか、可能性の話でございますので、断定した答えはできないと思いますが、その可能性の中での議論をさせていただきたいと思います。 実は、私の……
○前原委員 民主党の前原でございます。長丁場でございますが、おつき合いをいただきますよう、よろしくお願いいたします。 私は、この質問をする前提として、まず四公団の現状認識について、石原大臣を中心に議論をさせていただきたいと思います。そこのまず一つの大きなポイント、議論をしたいポイントというのは、四公団の償還計画というのは順調なのかどうなのかということであります。 まず、日本道路公団から話を進めていきたいわけでありますけれども、日本道路公団から出ている「JH決算ファイル」というものを見ておりますと、収支率、つまりは百円もうけるのに幾らお金がかかっているかという意味の数字が平成十二年度において……
○前原委員 民主党の前原でございます。
まず簡単に事実関係を石原大臣、国土交通省にお伺いをしたいと思いますので、簡単で結構でございますのでお答えをいただきたいと思います。
まず、今の整備計画の九千三百四十二キロメートルについては、これは整備をするという前提に立って政府として考えておられるのかどうか、その点についてお答えください。両方、お二人から御答弁ください。どちら側が先でも結構ですよ。
【次の発言】 それで、第二東名、第二名神について、これは整備をするのかしないのか、このことについても石原大臣そして道路局長、それぞれお答えください。
○前原委員 民主党の前原でございます。 時間がそれほどありませんので、簡単にポイントを絞って、主に総理にお伺いをしたいと思います。 この特殊法人等整理合理化計画の中に、道路公団あるいは首都高、阪神、本四に関する方針が書かれております。例えば、「国費は、平成十四年度以降、投入しない。」「事業コストは、規格の見直し、競争の導入などにより引下げを図る。」そして、次がこの文章で浮いているところなんですが、「現行料金を前提とする償還期間は、五十年を上限としてコスト引下げ効果などを反映させ、その短縮を目指す。」と。私、石原大臣とは、この点、かなり議論させていただきましたけれども、議論がかみ合わなかった……
○前原委員 民主党の前原でございます。 それでは、通告をしております基本的人権の問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。 今回のこの武力攻撃事態における云々の法律案の中に、このような規定がございます。「日本国憲法の保障する国民の自由と権利が尊重されなければならず、これに制限が加えられる場合は、その制限は武力攻撃事態に対処するため必要最小限のものであり、かつ、公正かつ適正な手続の下に行われなければならない。」こういうことが書かれているわけでございますけれども、これについて具体的な記述が他にございません。つまりは、訓示規定的なものにとどまっているということでございまして、じゃ、これ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 法律論に入る前に、一点、在外公館の問題について質問を、防衛庁長官、外務大臣にさせていただきたいと思います。 瀋陽の問題が起きまして、在外公館のいわゆる警備の問題というものがクローズアップをされてまいりました。日本の在外公館には、言ってみれば軍隊は駐留をしておりません。アメリカの在外公館ですと海兵隊が在外公館を守るということをやっておりますけれども、日本の場合は、その土地で雇ったガードマンなんかを警備に当たらせるということでありますが、今回は、表に立っているのが中国の武装警官、中にいたのが中国のガードマンと。ああいうお国柄の体制でありますと力関係は歴然……
○前原委員 民主党の前原でございます。 それでは、通告をしております質問内容に即してお尋ねをしていきたいと思います。 まず、きょうの理事会で私の質問していたことに対しての回答をいただきまして、冒頭、官房長官からそれについての御披露がありました。まず、その感想から申し上げたいわけでございますけれども。 三番のところに、今までと同じような答弁が繰り返されている。つまり、私の伺った、憲法で保障している国民の自由と権利についてはどう担保されるのか、また、侵害されるとすればどういう権利、自由で、また、絶対不可侵のものは何か、また、制約されるとすればどの程度であるのか、また、どういう補償、救済措置が……
○前原委員 きょうは、まず朝銀につきまして質問をいたします。チョウギンといいましても、長い方ではなくて、朝の方のチョウギンでございます。 防衛庁長官と外務大臣、そして国家公安委員長、これは治安、安全保障の問題でもありますのでいつ御質問をするかわかりませんので、ぜひ注意深くお聞きをいただきたいと思います。 まず、この朝銀というのが信用組合として幾つかございました。幾つかございましたと申し上げたのは、最盛期で三十八の朝銀がありました。そして、今は一体幾つになっているかといいますと、経営をしているだけでいいますと、三つになっているんですね。合併と破綻を繰り返しまして、最終的に今、北東、中部、西、……
○前原委員 民主党の前原でございます。私は、日朝正常化交渉に関連をして幾つかの質問をさせていただきたいと思います。 まず、外務大臣にお伺いをしたいわけでございますが、九月の十七日に日朝首脳会談が行われました。そのときに私が一番奇異に思ったこと、そしてまた、それが余り議論されていないことに対して極めておかしいと思う事柄があります。それは、日朝首脳会談で金正日総書記が、拉致というものはみずからが指示をしたのではない、軍の特殊機関の一部が妄動主義、英雄主義に陥って行ったことである、みずからは知らなかった、こういうことを言っております。 さて、この金正日総書記の見解について、これはこのとおりである……
○前原委員 民主党の前原でございます。 四名の参考人の皆さん方、きょうは、お忙しいところわざわざお越しをいただきまして、貴重な御意見を賜りましたことをまず御礼申し上げます。 まず、私のアフガニスタンあるいはイラクの問題に対する考え方を少しお話をして、それを受けていただく形でそれぞれの方に御質問をしたいと思います。 同盟関係を一つの基軸に考えた場合に、私は、アメリカの行動というものにかなり日本は影響を受けざるを得ない、こういう考え方を持っております。先ほど田久保参考人がおっしゃったように、日本の安全保障、防衛問題というのはかなり穴がありますけれども、その穴については、例えばパワープロジェク……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、海上保安庁長官、お越しでございますね、質問をさせていただきます。 二日の予算委員会の続きを質問させていただきたいと思うわけでありますが、昨年暮れに、奄美大島沖で北朝鮮の工作船と海上保安庁の巡視艇が銃撃戦を繰り広げまして、工作船が沈没をいたしまして、今、回収作業が終わって、そしていろいろなものが物証として挙がってきている。七百点余りだと聞いておりますが、携帯電話の通話記録について、この間の予算委員会では、海上保安庁に今任せていて、そしてまだ嘱託を受けている段階ではない、こういう話でありました。 暴力団との関係、あるいは朝鮮総連、現か元かわかりま……
○前原委員 民主党の前原でございます。 持ち時間の中で、私は、主に外交、安全保障、特に北朝鮮、そしてイラク、テロ対策などにつきまして質問をさせていただきたいと思います。 まず、総理に伺います。 九月十七日に北朝鮮に行かれました。金正日総書記との話し合いの中で、相手側が初めて拉致を認めました。しかし、私は、その中身について、納得のできるような話ではないと思っています。なぜなら、自分は知らなかったんだ、軍の一部の特殊機関が妄動主義、英雄主義でやったことであって、そして自分は関与していなかったんだ、こういう言い方をしました。今まさに、北朝鮮からの亡命者が多く、そしてかなり高位の方々も、手記や、……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず質問の前に、我が党のスタンスと、また、この委員会にかけられています二つの法律についての我が党の考え方を述べさせていただきたいと思います。 まず、イラク支援特別措置法と、そしてテロ対策特別措置法の延長問題、二つかけられておりますが、我が党は切り分けて順番に議論すべきだという立場でございますので、私は、この場ではイラク支援特別措置法のテーマだけ取り上げさせていただきたいと思います。 それと同時に、我が党のイラク復興支援についての考え方を若干、小泉総理、聞いていただきたいと思います。 我が党は、後で御質問いたしますように、アメリカ、イギリスなどによ……
○前原委員 今の御質問にお答えする前に、二つだけ申し上げておきたいと思います。 まず、政局絡みでこういった対応を民主党がしたのではないかという指摘を先ほどされましたけれども、それは全く当たりません。我々は、一番初めにイラクに現地調査団を出し、本当のニーズは何なのかという視点から、イラク復興支援には積極的に取り組むべしという我が党の考え方をもとに、どういった支援策が求められるべきかという観点からこの判断をしたところであります。 自衛隊がなぜだめなのかということについては、御質問でありますので、後ほど詳しくお答えをしたいと思います。 二つ目に、自衛隊を送らないことを前提にしたのかということに……
○前原委員 民主党の前原でございます。きょうは、テロ対策特別措置法の問題あるいは再延長問題につきまして、三大臣に質問させていただきたいと思います。 まず、トップバッターでございますので、それぞれお話を伺わなければいけないと思うわけでありますが、テロ特措法に基づく日本の支援というものがどういう役割を果たしたのかということであります。 まず、その前提として、九・一一で米国における同時多発テロというのがあったわけでありますが、それに対してアフガニスタン攻撃を自衛権の発動でアメリカが行った、それに対して日本も協力を行うということであったわけでありますけれども、まず、お尋ねいたします。 どなたから……
○前原委員 民主党の前原でございます。まず、イラクの問題に絡んで、日本の安全保障の体制について質問をさせていただきたいと思います。 この戦争の法的根拠であるとか妥当性については、我が党と政府は意見の分かれるところではありますけれども、実際始まりました。 始まった中で、今後いろいろなことをやはり考えていかなくてはいけない。短期的には、後で質問をいたしますけれども、復興支援の問題なんかもしっかり考えていかなきゃいけない。それから、私は中長期的に、根本的に大きな問題だと思っていますのは、日本の安全保障の体制、日米間の間合いとでもいいますか、同盟関係の見直し、見直しというのは別に解消するという意味……
○前原委員 民主党の前原でございます。 四名の参考人の皆さん方、お忙しい中、また早朝よりお越しをいただきまして、貴重な御意見を開陳していただきましたことを党を代表して御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。 それでは質問に移らせていただきたいと思いますが、基本的な考え方について、私の意見をまず申し上げたいと思います。 つまりは、日本の高度経済成長が続いていく中で、全国総合開発計画というものが数次にわたって決められ、またその中におきまして、高規格道路というものをどれだけつくるかという大前提が、右肩上がりの経済が続くという前提で決めていかれたんだと思っております。 九三四二、そ……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。
道路公団の民営化、改革につきまして、まず藤井総裁、そして平井民営化総合企画局長にお尋ねをしたいと思います。
まず、先日、我が党の長妻昭議員が予算委員会のときに藤井総裁に質問をいたしました。四月十六日の尚友会館での会議の件でございますけれども、そのとき長妻議員が示していた議事録と言われるもの、怪文書という言い方をされているやに聞いておりますが、藤井総裁それから平井局長、まず、読んだか読んでいないか、それだけお二人お答えください。
【次の発言】 しかしながら、平井局長は、会議の存在そのものについては御自身の手帳で確認をされて、存在その……
○前原議員 ただいま議題となりました緊急事態への対処及びその未然の防止に関する基本法案につきまして、民主党・無所属クラブを代表し、その趣旨を御説明申し上げます。 東西冷戦の終結に伴う国際情勢の多様化、複雑化に従い、正規軍による外部からの武力攻撃のみならず、各種のテロリズムやゲリラ活動、不審船の出現、ミサイルの発射など、我が国に対する脅威の形態は変化しつつあります。また、阪神・淡路大震災に象徴されるように、人口の集中した大都市圏において巨大な自然災害が発生した場合、それにより生ずる人的、経済的な被害は極めて甚大なものとなることが予想されます。これら緊急事態における国民の被害を最小なものとするた……
○前原委員 今御指摘をされましたように、我々は一つの対案と、そして一つの修正案というものを出しております。
この武力攻撃事態対処法についての修正ポイントというものを我々出しているわけでありますけれども、それ以外についても、先ほど筒井議員が質問されましたように、答弁で担保しなくてはいけないところというのは数多くあるというふうに認識をしております。したがいまして、そういうところを答弁で担保できるかどうかを判断した上で、今のような、トータルとしての判断を下していきたいというふうに思っております。
【次の発言】 我が党は、結党以来、有事法制を含めた緊急事態法制の必要性というものについては、党の安全保……
○前原議員 今お話をされましたように、もともと筆頭理事を伊藤先生が務められて、また党内の緊急事態法制の座長を長らく務めておられましたので、そちらでお話しいただいてもいいことかと思いますけれども、提案者からもしっかりとこの場で発言をせよということだと思いますので、御答弁をさせていただきたいと思います。 そもそも、憲法の中には緊急事態に対する規定というものがございません。したがいまして、先ほどボン基本法との兼ね合いをおっしゃいましたけれども、ボン基本法には、ドイツの憲法には、緊急事態における国のあり方、そして国が例えば国民の権利、自由をどう考えていくのか、協力体制をどう考えていくのかということを……
○前原委員 この間木島委員にも御答弁をいたしましたように、この武力攻撃事態対処法の問題と、また日米安保条約、それに基づく外交関係との問題を混同されているんではないかということを再三再四申し上げました。 ブッシュ・ドクトリンの先制攻撃戦略については我が党は危惧をしているということは、この間申し上げたとおりでございますけれども、この有事法制自体は、どのような原因に起因するものであれ、日本に予測事態あるいは武力攻撃事態が起きたときにはこれを、法律を適用するということを申し上げたわけでありまして、先ほどおっしゃった問題点というものは、まさにこの法律ではなくて、同盟関係をどう考えるか、それとまた、この……
○前原委員 民主党の前原でございます。
まず、総理にお伺いします。簡単な質問ですのでお答えをください。
国連加盟国で、他国を攻撃できる法的根拠というのはどういうものがあるんでしょうか。挙げていただきたいと思います。
【次の発言】 そのとおりです。自衛権と国連安保理決議、国連憲章の二十五条、この二つしかありません。
では、次に伺いますけれども、大量破壊兵器、またその運搬手段を保有している国、その理由のみで自衛権の発動の要件になりますか。御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 予防線を張られていると思うんですが、自衛権発動の三要件というのは、急迫不正の侵害があるということ、それから他……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。きのうに引き続きまして質問いたします。 きのうの続きを少しさせていただきたいと思いますが、きのう私が申し上げましたのは、国連加盟国が他国を攻撃できる条件というのは、自衛権の行使と、国連決議、国連憲章の第二十五条に基づくもの、この二つしかない。今、イラクの問題が言われておりますけれども、イラクに関して、今、国連決議の一四四一が安保理全会一致で決められておりますけれども、それに対しては、武力行使を容認するものではない。 きのう、川口外務大臣との話の中で、ロジックの問題、論理的な話として、六七八、六八七を遡及して、仮に一四四一の国連決議と……
○前原委員 民主党の前原でございます。
総理に、まず、前回の質問の中で総理が御答弁をされたことの確認をさせていただきたいと思います。
国連加盟国が他国を攻撃できる正当性について、二つお答えになられました。自衛権の行使と国連の安保理決議と。総理がお答えになったことです。日本のスタンスというのは、そのおっしゃったことで、国連に加盟をしているし、当然、他国を攻撃できる法的根拠はその二つしかない、また国際社会もそうあるべきだというふうに思われますか。その点、簡単にお答えください。
【次の発言】 その二つについて、日本の立場も当然そうであるし、国際社会もそうあるべきだというふうに思われますか。
○前原委員 民主党の前原誠司でございます。 総理初め出席をいただいている各大臣に質問させていただきたいと思います。 まず、今回のイラク攻撃につきまして、我が党の考え方というものをしっかり述べさせていただきたいと思います。 湾岸戦争以降、十二年間にわたり十七の国連決議違反を繰り返してきたのは紛れもなくイラクであり、イラクが責められるべきである、また、イラクが自浄作用というものをしっかり発揮してこなかったということは、これは大前提として指弾されるべきであろうというふうに考えております。 さはさりながら、国連、国際社会のルールというものの中で、国連による査察が行われておりまして、そして、その……
○前原委員 民主党の前原でございます。 テロ特措法の改正案につきまして質問をさせていただきたいと思います。 今、小一時間、与党の三人の方の質問を伺っておりましたけれども、根本的な質問が全くなかったなというふうに私は思っています。つまりは、二年間のテロへの闘い、不朽の自由作戦、あるいは日本が行っていることに対する評価また総括、そして、なぜさらに継続をするかという必要性についての議論が私は全くなかったというふうに思います。 総論としては、テロに対しては国際社会が連携をして、当然日本もその責任を果たさなきゃいけないという考え方は真っ当でありますし、そしてまた、アメリカの九・一一テロに巻き込まれ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず冒頭に、先般イラク・ティクリートで亡くなられた奥大使、そしてまた井ノ上一等書記官、立派な外交官で、また外交官としての使命を果たされたその二人に心から敬意を表し、またお二人の御冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。 さて、総理が出ておられますので、総理中心にお答えをいただければと思います。 まず、我が党の、今回のイラクへの派遣についてスタンスを述べさせていただきたいと思います。 我々民主党は、現時点において、イラクに自衛隊を派遣することには反対であります。大きく二つの理由があります。 一つは、この戦争そのものの大義が問われている。つまりは……
○前原委員 前原でございます。民主党を代表して質問させていただきたいと思います。 まず冒頭、今まで同僚委員からも六者協議についての話がございましたけれども、もう少し突っ込んで話を聞かせていただきたいというふうに思います。 私が質問したい点は何かといいますと、もちろん、薮中局長が代表として議論の場に出ておられるわけで、ある程度の裁量というものを与えられているのではないかというふうに思いますけれども、しかし、日本政府として譲れない一線というものはもちろん理解をされて六者協議に薮中さんも出ておられるというふうに思うんですね。では、その譲れない一線というのは一体何なのかといったところをちょっとお聞……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 大臣が参議院の本会議でございますね。九時五十分ぐらいになったらお出をいただいて結構でございますので。それから海上保安庁長官も、国土交通委員会がおありだということでございますので、十時前になったら出ていただいて結構でございますので。そのかわり、それぞれ、副大臣と次長に御答弁をいただければというふうに思います。 まず、尖閣の魚釣島への中国活動家不法上陸につきまして、質問をさせていただきたいと思います。 まず、警察にお尋ねをいたします。新聞報道等、まだどういう対応をとるかということが決まっていないときには、検察送致が妥当である、そうい……
○前原委員 民主党の前原でございます。 時間が限られておりますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 まず、我々の北朝鮮問題についての考え方を若干申し上げたいと思います。 そもそも、罪のない日本人を拉致した犯罪者、これが北朝鮮であります。ということは、拉致被害者とその家族を帰すことは当たり前のことでありまして、本来であれば、相手側が連れてきて、そして謝罪をするというのが当然のことではないかと私は思います。 しかし、総理が会いに行かなければ連れてこられなかったということについては、北朝鮮という国を前提とした場合に、全く否定をするものではありませんけれども、しかし、多くの間違いを今回……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きょう、質問通告に、外務大臣と官房長官ということでお願いをしておりました。官房長官が来られておりません。 臨時代理総理をされているということでございますが、しかしこのイラクの問題については官房長官に対し質問をしたいということで我々の理事からもお話をしていたわけでございますし、官房長官が来られないのであれば、少なくとも副官房長官が来られてその任に当たられるということがあるべき姿だと私は思いますが、そういった誠意もないということでございますので、私は、官房長官もしくは副官房長官が来られるまで質問を留保させていただきたいというふうに思います。
○前原委員 民主党の前原でございます。時間が限られていますので、端的に答弁をお願いします。 総理、この間本会議で同僚の原口議員が質問されたことでありますが、総理、考え方が変わられましたですよね、宮澤内閣のとき郵政大臣をされていたときと。――変わられていない。変わっていない。ああ、そうですか。じゃ、読みましょう。 そのときの郵政大臣であった小泉純一郎大臣は、PKOでは血を流してまで貢献しろとはなっていない、こういう発言をされている。それから、イラクがクウェートを侵略した後、湾岸戦争で米英仏などの各国は血を流して戦ったが、日本は憲法の関係から参加しなかった、日本が血を流して戦うのは、自国民の平……
○前原委員 民主党の前原でございます。 通告に従いまして、質問を順次させていただきたいと思います。 まず防衛庁長官に伺って、そして次は外務大臣にお伺いしたいと思いますけれども、私のまず初めにお伺いしたいことは、イラクに送っている自衛官あるいは内局のメンバー、そしてまた外交官、このサポートをどのようにしていくのか、あるいは、送られた立場に立って、どのようなローテーションなりメンタルケアというものを考えていくのか、こういうことについてまず質問をさせていただきたいと思います。 防衛庁長官に質問したいわけでございますが、今、前に質問された委員に答えて、自衛官の真摯な活動というものが映像を通じて国……
○前原委員 民主党の前原でございます。 三人の方の一刻も早い、無事救出されることを民主党として祈ってやみません。また、そのために努力をされているあらゆる方々については、私は、これは政府関係者も含めて、心から敬意を表したいというふうに思います。 ただ、今の質問を聞いておりましても、腑に落ちない点がたくさんあります。 一つは、後で石破防衛庁長官にお伺いしたいと思いますけれども、イラクへの自衛隊派遣を決めた段階でありとあらゆる可能性を想定していたと長官はおっしゃいましたね。つまりは、このような事態が起きることも十分想定していたにもかかわらず、では、もちろん退避勧告が出ていたということはあります……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、内閣法制局長官にお伺いをいたします。 昭和五十五年の十月二十八日の政府答弁書を引用して、平成二年十月二十六日に国連特別委員会、衆議院の特別委員会において中山太郎外務大臣が答弁されているのが、一応政府の統一見解になっているわけであります。その内容について、少し事実関係だけお伺いをしたいなと思います。 この当時の中山外務大臣が引用されている部分、ちょっと読みます。 当該「国連軍」の司令官の指揮下に入り、その一員として行動することを意味し、平和協力隊が当該「国連軍」に参加することは、当該「国連軍」の目的・任務が武力行使を伴うものであれば、自衛隊が……
○前原委員 民主党の前原でございます。
同僚議員の御好意により、質問をさせていただきたいと思います。
予算委員会で石原大臣とは一回この議論をさせていただきましたが、改めて議論をさせていただきたいと思います。
まず、今回の法案、これは民営化法案という銘を打ってございますけれども、これは何の民営化法案でございますか。何を民営化する法案ですか。(発言する者あり)
【次の発言】 委員の人たち、静かに。ネタ振りでこれは聞いているわけですから、一つ一つにそんなに過剰に反応しないで。
いや、何でこういう聞き方をするかというと、道路公団の民営化法案じゃないんですよ、これは。まずは、道路公団を民営化する……
○前原委員 民主党の前原でございます。 主に亀井農水大臣に質問させていただきたいと思います。 昨日は京都まで行っていただきまして、浅田農産の現場を視察していただきまして、本当にありがとうございました。私も本日、我が党の菅代表とともに現地に行ってまいりました。ただし、二次感染といいますか、別の養鶏農家から陽性反応が出たということで、これ以上の拡大というものが、我々が入ることによって、マスコミ等あるいは別の方も入ることによって拡大をしたのでは何のための視察かわからないということで、現地の中の立ち入りについては自粛をさせていただきました。 しかし、府庁において山田知事とお会いをしたときに、昨日……
○前原委員 民主党の前原でございます。 この七法案三条約の議論に入ります前に、冒頭、少しの時間をとりまして、イラクにおける人質の問題につきまして、主に外務大臣に質問させていただきたいと思います。 まずは、一日も早い人質の解放に向けて政府を挙げて御尽力をされていることとは思いますけれども、現状認識につきまして、若干、話せる範囲でお伺いしたい。 マスコミ報道によりますと、ファルージャの部族長らが武装集団との交渉のためのグループを結成したとか、あるいは昨日は、日本時間の昨日夜でございますけれども、逢沢副大臣がヨルダンの首相と会談をしたと。首相と会談をされるということは、何か大きな意味合いがあっ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 四人の参考人の皆さん、きょうはお忙しい中お越しをいただきまして、また、貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。御礼を申し上げます。 まず、村越参考人に一つお伺いをしたいと思います。 日弁連ということで、法の番人で、憲法あるいは具体的な法律の中身をいろいろチェックしていただくということは、私は非常にありがたいことだというふうに思っております。 しかし、政治の世界にいる、また国民の負託を得てこの議席を得ている我々にとって、起きてはいけないこと、万々が一のことに対しても備えをしておかなければいけないのはこれまた責務だと思っております。 ……
○前原委員 民主党の前原でございます。よろしくお願いいたします。 きょうは、私は、一つのテーマを持って質問をさせていただきたいと思います。それは、新たな脅威というものでございます。 日米同盟関係の再定義というものが、一九九六年、当時の橋本首相、クリントン米大統領との間で取り交わされました。ソ連の脅威からアジア太平洋地域の安定のための公共財ということで、日米安保も変質を確認して、今それに向けて動いているわけでありますが、そもそも日本の安全保障というものも、ソ連の脅威、着上陸侵攻型の脅威から新たな脅威に変わってきているという認識があると思います。 その中で、国民保護法制なり、この諮られている……
○前原委員 民主党の前原でございます。 私も、有事法制の議論に入る前に、北朝鮮問題について、総理の所見、お考えを聞かせていただきたいと思います。 先ほど、同僚委員の質問に訪朝の目的はお話をされましたので、各論に入らせていただきたいと思います。 二回目の訪朝ということで、今まで数次にわたって日朝間での協議あるいは六者協議の場での議論というのが行われました。それが、総理が行かれるということでありますから、当然、既報のように、何らかの進展があるということは間違いないと思いますし、またそれが前提でないと総理みずからが行かれるはずがないと思いますが、今回の訪朝で具体的にどういう進展があると期待をさ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 午前中の残りとそして午後から約一時間、主に総理に質問をさせていただきたいと思います。 まずはイラクの問題について質問をさせていただきたいと思いますが、改めまして、昨年亡くなられました奥大使、また井ノ上一等書記官に対しまして、心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。 また、立場は違いますけれども、イラク、中東に派遣をされている自衛隊の皆さん方が無事に職務を全うして帰ってこられることを、我が党としても心から祈念をしているということも、改めて国民の皆さん方に対して申し上げたいというふうに思います。 まず、総理に聞いていただきたいんですが、我が党のイ……
○前原委員 民主党の前原でございます。
それでは、おとつい本会議で質問をさせていただいたことを中心に、より掘り下げてお伺いをしたいと思います。
まず、東シナ海、そして太平洋における中国の海洋調査について質問をさせていただきたいと思います。経済産業省の方、お越しでございますね。
一九六〇年代の終わりごろから、日本企業、四社と言われておりますけれども、この東シナ海における鉱業権の申請をされていて、いまだにその許可に至っていない。その経緯について、まず説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 しかしながら、中国側は、日中の中間線というものは認めていない、今お話しのとおりでありますが、に……
○前原委員 民主党の前原でございます。同僚議員のお許しをいただきまして、質問をさせていただきたいと思います。 まず、台風二十三号を初め、風水害、また、このたびの新潟県中越地震におきましてお亡くなりになられた方々に心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。また、被害に遭われた方、被災された方々に対して、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。また、政府として全力を挙げてこの対応に乗り出していただきたいということを、これから質問も含めてお願い申し上げたいと思います。 さて、まず防衛庁長官に質問をさせていただきたいんですが、初動態勢については累次改善がなされて、私は、防衛庁に関して、ここは安全……
○前原委員 民主党の前原でございます。 先般の中国原潜の領海侵犯事案につきまして質問させていただきたいと思います。杉浦官房副長官、おられますね。 まず冒頭の質問は、防衛庁長官と杉浦官房副長官にお尋ねをしたいと思います。 幾つか検証しなくてはいけない点があると思います。また、今この委員会の同僚委員が質問をされたこととも重なるわけでございますけれども、まずは、海上警備行動発令がおくれた点について、検証し、また具体的な提案をさせていただきたいというふうに思います。 追尾をしていた潜水艦が方向を変えたのが大体十日の午前四時ぐらい、そして国籍不明の、そのときは潜没潜水艦が領海侵犯をしたのが五時四……
○前原議員 同盟論については鳩山提出者がおっしゃったことと絡んでまいりますけれども、一つは、同盟関係というのは、広い意味での同盟関係と、そしてまた安保条約に基づく狭い意味での同盟関係があって、今回のイラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊の派遣、イラクでの協力というのは、これは安保条約ではありませんね。つまり、広い意味での同盟関係の中で行っていることだと思います。その中で特措法というものをつくって出ていった。 二つのことを申し上げたいんですが、一つは、主体となって今のイラクにかかわっているアメリカのやっていることが本当に正しいのかということを、しっかりと同盟国として物を言っていったり、あるいは……
○前原委員 民主党の前原でございます。 通告をしておりました質問を順次させていただきたいと思いますが、先般、自民党の役員改選、そして内閣の改造がございました。要職に当たられた人はそれぞれ頑張っていただきたいというふうに思いますが、私、この間の新たな役員あるいは大臣を見ておりますと、極めて失言が多い。いや、笑っておられますけれども、小泉さん筆頭にですよ。 きょうは四人の方を中心に、ちょっとお話を伺いたいと思います。失言四人衆といいますか、失言カルテットといいますか。ただ、一人は幹事長ですので、今おられませんので、自民党総裁を兼ねて小泉総理大臣に答弁をいただきたいと思います。 まず、今、アメ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 十日前に衆議院の本会議で質問をいたしまして、そのことをさらに、より掘り下げて質問させていただきたいと思います。 たくさんの役所に来ていただいておりますが、ちょっとその質問は二番目に繰り上げますが、もう少しお待ちをいただきたいと思います。 まず、この新防衛大綱につきまして、私は十日前の本会議で申し上げたんですが、なぜことしだったのか、去年作業して、ことしからスタートをさせるのかということで、米軍再編の問題これあり、そして中期防を四年で打ち切って新たな次期防も作成をするということの背景には、私は、ミサイル防衛の費用の負担というものがかなり大きくなって、……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きょうは、三参考人の皆さん、ありがとうございました。 お伺いしたいのは一点でございます。ミサイル防衛のそれぞれ専門家でいらっしゃいますが、資金が無尽蔵にあって、そして防衛費に限界がないということであれば、これからどんどんどんどん技術の革新に合わせてミサイル防衛を整備するということにはなるんでしょうが、今でも多大な借金を抱えていて、恐らく防衛費も含めて抑制傾向になっていくのは間違いないと思います。 と同時に、中国の台頭と、中国が十七年連続して平均一〇%以上の軍事力を増加する中で、東シナ海の権益、あるいは領土の係争地域というものもあるわけですね。 つ……
○前原委員 民主党の前原でございます。
まず、自衛隊法八十二条の二、改正案につきまして、防衛庁長官にお伺いをしたいと思います。
防衛庁長官、まず事実確認をさせていただきたいんですが、先ほど石破前長官への御答弁を伺っていて、今までの答弁と違うんではないかと思ったところがありました。事実確認をまずさせていただきたいと思います。
この八十二条の二の一項と三項の命令が発せられるときは公表をするということを石破前長官への答弁のときにおっしゃったと思うんですが、それでよろしいんですか、公表すると。
【次の発言】 三項の命令は、もちろん事前に承認を得ておくわけですね。つまりは、「あらかじめ、」というこ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 通告をしておりますテーマにつきまして質問をしていきたいと思いますが、ミサイル防衛に関する議論に入る前に、若干、米軍再編にかかわる問題につきまして質問並びに苦言を呈したいというふうに思います。 まず、苦言にかかわるものでございますが、最近もそうでありますけれども、米軍再編の議論が行われている間、各紙で、普天間の問題、あるいは移転先の問題、あるいは座間、岩国等々、具体的な地名が出まして、そしてあたかもそれが決定をした、こういう議論がなされておりまして、そのたびに当該自治体の首長さんが反対を表明されて、そして逆に、そういう報道が流れるとそういった考え方がつ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 民主党を代表いたしまして、質問通告をしております内容につきまして、順次、主に総理にお答えをいただきたいということをまずもってお願いしたいと思います。 前段、我々、予算委員会をしばらくボイコットしておりましたが、橋本元総理のこの予算委員会での証人喚問というものを取り下げたわけではございませんし、それをこれからも力強く、粘り強く求め続けていくということを改めてここに申し上げたいと思います。 政治とお金の関係というものをただすことこそが、国民に対して、こういった外交問題を議論する上でも私は信頼のベースになると思っておりまして、そこが明らかにならないのに、……
○前原委員 民主党の前原でございます。 本会議に続いて、主に小泉総理に質問いたしますので、ほかの大臣の方はほかの大臣で指名いたしますので、総理大臣、ぜひ御答弁をいただきたいと思います。 伊藤達也金融担当大臣もおられますが、私の恩師の一人も松下幸之助さんでございます。一度しかお会いしたことないんですが、どうおっしゃっていたかといいますと、国会議員は国家経営者たれというのが松下幸之助さんの遺言のようなものでありました。 つまりは、経営者というのはむだ遣いをしないし、あるいは、会社というのは十年先、二十年先の会社をどうするかというビジョンを持ってやっている。しかし、翻ってどうだ、国は。借金だら……
○前原委員 民主党の前原でございます。委員長のお取り計らいで前倒しにしていただいたことを、まず御礼申し上げます。 さて、総理に主に質問させていただきたいと思いますが、きょうはこういう本を持ってまいりました。「郵政民営化論」、懐かしく思っておられると思いますけれども、これは、一九九九年に郵政民営化研究会というのを小泉総理が会長でつくりまして、二十名ぐらいの議員だったと思いますけれども、私もその一員で、これにも執筆させていただいております。 その巻頭言といいますか、そこに総理が文章を寄せておられますので、ちょっと抽出して読ませていただきたいと思います。この行革の問題に極めて絡んでくる、示唆のあ……
○前原委員 民主党の前原でございます。
ここからは民主党、野党の質問でございますので、しっかりとお答えをいただきたいと思います。
まず一つ……(発言する者あり)いや、総理が元気がないように見えたものですから、元気を出してお答えをいただきたいと思います。
まず第一点、大前提の話としてお伺いをしたいんですが、総理は、今出されている予算案をベストのものと考えておられて、これについて見直す、考え直すことが、余地があると考えておられるのかどうなのか。まずその点についてお伺いいたします。
【次の発言】 その上で、じゃ、今からお話をすることについて本当に見直す必要がないのかどうなのかということを、具体……
○前原委員 おはようございます。昨日に続いて質問をさせていただきます。 総理、まず資料をお渡ししておりますが、七の資料を見ていただけますでしょうか。きのうも最後にお見せをした資料でございますが、ここから再スタートをさせていただきたいと思います。 この図というのは、正規労働者と非典型労働者数の推移ということであります。非典型というのは、パート、アルバイト、派遣労働、契約、嘱託、そういった方々でありますけれども、非典型労働者の方がふえて、そして正規労働者の方が減ってきている、こういうことが如実に出ているわけでございますが、総理、この傾向についてどう認識をされるのか、まずお伺いをしたいと思います……
○前原委員 民主党の前原でございます。 麻生外務大臣に、きょうは少し大局的な議論を外交、安全保障でさせていただければというふうに思っております。 通告をしておりますように、まずは核の問題について議論させていただきたいと思います。 核保有の議論をすることがどうのこうのという次元で質問するつもりは全くありません。やはり、この外務委員会で、日本が核保有した場合のメリット、デメリットというものをしっかり議論する、あるいは現状の外交の流れの中でそれが果たしていいのかどうなのかということをしっかり議論して議事録にとどめておくということは、私は大変有益だというふうに思いますので、ぜひ大臣も、そういった……
○前原委員 民主党の前原です。 きょうは、中間選挙の後のアメリカの外交政策の変化、転換というものを、イラクそれからトランスフォーメーションを中心に議論させていただきたいというふうに思いますが、その前に、時間があったらまたロシアに戻りますが、ロシアの話を少しさせていただきたいというふうに思います。 ある新聞に、これは時評なんですが、安倍内閣発足直後の会見で、麻生外務大臣が、二島ではこっちがだめ、四島では向こうがだめ、間をとって三島返還というのは一つのアイデアとして考えられる、こういうお話をされたということであります。 これを直ちに私は批判をするつもりはありません。交渉事でありますので、どの……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原です。 きょうは、伊吹文部科学大臣そして民主党の提案者に対して、通告をしております問題につきまして質問をさせていただきたいというふうに思います。 教育基本法の問題、内容が議論されているわけでありますが、まずあらかじめ、私の所感を伊吹文部大臣また民主党の法案提出者にお話をしたいと思います。 もちろん、この教育基本法自体の改正については私は大事な案件だと思っておりますし、この委員会でも議論されてきましたように、民主党も対案をしっかり出して、そしてどちらがすぐれているものかということについて議論をするということになっているわけであります。ただ、そうい……
○前原委員 民主党の前原でございます。 総理、まずは訪中、訪韓、お疲れさまでございました。 北朝鮮の核実験の問題については後ほど質問をさせていただくといたしまして、この訪中、訪韓の中で、中国、韓国との関係改善の努力をされているということについては、これは私は評価したいと思います。今までが不正常であったわけであって、それを関係改善するというのは、これは当たり前のこと、もとに戻すという意味では当たり前のことではないかと私は思っております。 その中で幾つか気になっているところがありますので、その点を少し議論させていただきたいというふうに思っています。 まずは、靖国問題です。 靖国問題につい……
○前原委員 民主党の前原です。 米軍再編の法案を議論する前提として、今の日本の防衛、そして同盟関係のあり方、そして何が足りないのか、あるいは周辺環境の変化あるいは財政状況の制約を含めて、どういった防衛力整備をこれから行っていくのかということを、まず前提に大きなお話をしていきたい。そして、それを踏まえた上で、再編の問題そしてまた具体的な装備等々の問題に入っていきたいというふうに思っております。 防衛大臣、まず、日本が備えるべき脅威、リスク、中期防というものがございますが、五年ごとにそういうものが整備をされて、また防衛大綱というものもあるわけでありますけれども、日本の今置かれている環境、もちろ……
○前原委員 民主党の前原でございます。
きょうは、久間大臣に、主にミサイル防衛、PSI、そして、時間があれば米軍再編に伴う基地再編について質問させていただきたいと思います。
まずは、このミサイル防衛を議論するに当たりまして、北朝鮮のこの間の軍事パレードの中で確認をされたムスダンという新しいミサイル、これはいろいろなところで報道されて、アメリカも確認をしたということでございますが、これについて、事務方で結構でございますが、今、日本で知り得る情報というものをお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 何基ぐらい今あると想定をしていますか。それと、テポドン2とこのムスダンとの違いは、どういう把……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原です。 おとついの与野党国対委員長会談で、委員長が職権において委員会を開くということはしないという合意がなされた直後に、衆議院の憲法調査会で職権によって調査会が立てられ、そしてまた公聴会の議決が行われたということで、我々はそれに対して抗議をしているということでございます。 その観点から、本来であれば、質問項目のみならず質問内容について通告をして、実り多き議論を行うべきだというふうに私は思っておりますけれども、我が党の国対方針において、項目だけを通告して、しかしながらしっかりとした議論をしていきたいというふうに思いますので、その点、御理解をいただき……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 それでは、きょうは、主に外務大臣にお答えをいただいて、質疑をさせていただきたいと思っております。また、FTAについては、山本副大臣がお越しでございますので、伺わせていただきたいというふうに思っております。 まず、大臣、ゴールデンウイーク、お疲れさまでございました。アメリカ・ワシントン、ロシア、それからエジプトのシャルムエルシェイク。ロシアは、寝ておられない、泊まっておられないんですね。非常に大変な日程をこなされての外遊、本当にお疲れさまでございました。 私も、お会いはしませんでしたけれども、同時期にワシントンにおりまして、幾つか……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 まだ入れかえが済んでおりませんので、入れかえが済みそうなときを見計らって質問をさせていただきたいと思いますが、まず、座っておられる外務大臣にこの条約について質問をさせていただきたいというふうに思っております。 まず第一点は、この条約の定義について御質問したいなというふうに思っております。この条約の四条のところに、四条の2でございますけれども、「国際人道法の下で武力紛争における軍隊の活動とされている活動であって、国際人道法によって規律されるものは、この条約によって規律されない。また、国の軍隊がその公務の遂行に当たって行う活動であって……
○前原委員 民主党の前原でございます。 たくさんの副大臣、お越しをいただきましてありがとうございます。質問が終われば、もう帰っていただいて結構ですというふうにも申し上げてまいりますので、まず、この三協定から質問をさせていただきたいと思います。 まず、日米の適合性評価手続の相互承認、この協定の問題についてでございますけれども、これは、メリットは当然ながらあるわけであります。お互いの手続を省略することによって手間とコストが削減をされ、そしてまたそれがお互いの、日米間の貿易の促進につながっていくということで、産業界からも強い要請があったということを聞いております。特に、電気通信機器については、我……
○前原委員 民主党の前原です。 まず、外交問題につきまして、総理並びに防衛大臣にお伺いをしたいというふうに思います。 現在進行形で北京で六カ国協議が今行われております。中国、議長国でありますが、最終合意案というものを出してきているということでございまして、現時点で、それを北朝鮮が受け入れるかどうかまだわからない、そして残りの五カ国はそれについては合意をしているということで、恐らく総理のお耳にもその点については入っているのではないかと思います。 中身につきましては、議長国中国から提示された合意文書案というのは四点あります。 一つは寧辺の核施設の稼働停止、それからIAEAの査察を受け入れ、……
○前原委員 民主党の前原でございます。前回の続きをさせていただきたいと思います。 菅総務大臣にまずお尋ねをしたいと思います。 前回の予算委員会の冒頭の議論で、安倍総理と分権のあり方について議論をさせていただきました。そのときに、安倍総理はこういう答弁をされております。つまりは、分権の最終ゴール、どういう分権像を描くのかということが小泉内閣で全く議論されずに、目的地のないまま三位一体という中途半端なものが行われてきた、最終ゴールをやはりしっかり議論することが重要ではないかという議論をさせていただきましたときに、安倍さんはこう答えておられるんですね。私は、基本的には道州制をやはり考えていくべき……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、冒頭申し上げたいのは、きょうの委員会は、委員長の職権によって、与野党の合意なしに決まりました。その結果、事前通告をする準備をしておりましたけれども、できません。そしてまた、資料も用意しておりましたけれども、配付することができない。そういったことについて私は極めて遺憾に思っておりますし、今の委員長のこの与野党合意を無視した職権での委員会運営にまず強く抗議したいと思います。 その上で、今十分な事前通告の時間がありませんが、私は余り細かな議論をするつもりはありません。したがいまして、各大臣とも、政治家として大きな観点からこの予算審議というものをやらせ……
○前原委員 民主党の前原でございます。 午前、午後と分かれて質問をいたしますが、まず、きょう質問したいことは大きく言って二つございます。 一つは、日本の最大の問題は、財政の赤字、国、地方を合わせて、数えようによっては一千兆円を超える借金を抱えているということが言われておりますし、しかも、そのタイミングで急速な少子高齢化が進んでいて、また、人口減少社会を迎えているということ、これを考えれば、与野党を問わず政治家の最大の問題というのは、この財政にどう向き合うかということが大きな問題であるというふうに思います。 この問題を考えるときに、私は、安易な増税をすべきではない。私が好きな言葉に、中曽根……
○前原委員 民主党の前原です。 きょうは、現下の景気後退、株価の下落、そういった問題に対する集中審議ということで、少しでもこの議論が、日本に期待を持たせる、そしてまた、株価が上がる、また、日本への投資がふえる、そういった具体的な議論をしていかなくてはいけないと私は思っております。 その中で、経済産業省にかかわるテーマも取り上げます。ただ、ダボスに行っておられます。大事な会議で、特に石油の関係で議論されているということで、我が党も、それはぜひ行ってください、国益には大変重要なことなのでぜひ行ってくださいということを申し上げましたので、その分、経済産業省の担当の分野の質問については、総理もしく……
○前原委員 民主党の前原でございます。 基本的には総理にお答えをいただきたいと思います。私から各大臣に対して個別にお願いすることがありますので、それ以外は、基本的に総理にお答えをいただきたいというふうに思います。 前回の質問でも使ったパネルでございますけれども、もう一度、今、日本の置かれている状況というものを確認しておきたいと思います。 お手元にお配りをしたグラフであります。人口は、現在が一億二千七百万、それが二〇五五年、二〇五〇年と言ってもいいですけれども、九千万人を割り込んで、六十五歳以上の人口は、今の二〇・八%が四〇・五%ということで倍になる、生産年齢人口、十五歳から六十四歳は一五……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、道路特定財源が使われている独立行政法人それから公益法人について、専ら冬柴大臣にお伺いをしたいと思います。 大臣、私がお配りをしている資料をちょっとごらんいただけますか。その三枚目をごらんいただけますか、横書きになっているもの。これは国土交通省から出していただいた資料であります。財団法人駐車場整備推進機構、我が党の原口委員が取り上げられた団体、公益法人でございますけれども、これは、私が申し上げるまでもなく、どんな駐車場があるか、所在地、そして収容台数、幾らお金がかかったか、こういうことが書かれているわけです。 若干フォローしますと、整備に係る総……
○前原委員 民主党の前原でございます。 私は、医療の問題について質疑をさせていただいて、最後に財政論を総理と議論させていただきたいというふうに思います。 まず取り上げますのは、療養病床の改変についてであります。 この療養病床の問題というのは、昔は老人病院という言い方をされておりました社会的入院の是正ということであります。 一九七三年の老人医療の無料化に伴いまして、多くの老人病院が創設をされました。老人病院というのは、出来高払い。居住環境の悪い大部屋で薬漬け、検査漬け、こういったものがどんどんどんどん広がっていったわけであります。 その後に、一九八五年に、第一次医療法改正で地域医療計画……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、イージス艦「あたご」と清徳丸の事故につきまして質問をさせていただきます。 まず冒頭、午前中の質疑を聞いていまして、私は、極めて違和感といいますか不謹慎だという思いを持ちましたので、それを少し申し上げて、総理もぜひそれについては訂正をしていただきたいと思います。 質疑者も答弁者も含めて、御遺族とか亡くなられたという言葉が何度か出てまいりました。今、お二人については精いっぱい捜索をしている段階でありまして、こういう言葉が委員会室で語られるということ自体が極めて不謹慎だと私は思います。 総理、しっかりお二人の捜索に全力を挙げるということをまず御答……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、今の岡田委員の質問に関連をするかもしれません、日本の国家の経営といいますか、国家運営をどうしていくのかということについて、少し中長期的な話も含めて伺いたいというふうに思っております。 日本は、何党が政権をとっても、かなりの制約要因の中でこれから国家運営をしていかなくてはいけません。しかも、経済は生き物ですので、緊急経済対策というものも必要でありましょう。こういった補正予算の議論も一つだというふうに思います。特に、こういったアメリカに端を発した金融不安、信用収縮というものが実体経済までおとしめて世界全体がシュリンクをしていくというところでは、中長……
○前原委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました。 沖縄問題に関しましては、特に基地の問題が、依然として多くの課題として残されておりますし、また、北方問題に関しましては、長年にわたる全国民の悲願である北方領土返還の実現という大きな課題がございます。 このような状況のもと、当委員会に課せられた使命はまことに重大であります。 委員各位の御支援と御協力を賜りまして、円滑な委員会の運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○前原委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
沖縄及び北方問題に関する政府の施策について、佐藤沖縄及び北方対策担当大臣及び中曽根外務大臣から順次説明を求めます。佐藤沖縄及び北方対策担当大臣。
【次の発言】 次に、中曽根外務大臣。
【次の発言】 次に、沖縄及び北方関係予算について説明を求めます。宮澤内閣府副大臣。
【次の発言】 以上で説明の聴取は終わりました。
次に、岡本内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。岡本内閣府大臣政務官。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします……
○前原委員長 これより会議を開きます。 沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。 この際、お諮りいたします。 本件調査のため、本日、政府参考人として内閣府政策統括官原田正司君、内閣府沖縄振興局長清水治君、内閣府北方対策本部審議官藤本一郎君、外務省大臣官房長河相周夫君、外務省大臣官房参事官兼原信克君、文部科学省大臣官房審議官前川喜平君、文部科学省大臣官房審議官久保公人君、国土交通省大臣官房審議官小川富由君、国土交通省航空局次長関口幸一君、防衛省防衛政策局長高見澤將林君及び防衛省運用企画局長徳地秀士君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○前原委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、沖縄科学技術大学院大学学園法案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。佐藤沖縄及び北方対策担当大臣。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時二十四分散会
○前原委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、沖縄科学技術大学院大学学園法案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、政府参考人として内閣府沖縄振興局長清水治君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。嘉数知賢君。
【次の発言】 次に、江田康幸君。
【次の発言】 次に、三井辨雄君。
【次の発言】 次に、加藤公一君。
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 それでは、きょうはまず、日本経済への認識ということで、総理と問題意識を共有する中で少し各論に入っていきたいというふうに思っております。(パネルを示す) 昨年の十月に、この予算委員会で麻生総理とは一度議論をさせていただきましたけれども、そのときも、自民党が政権をこれからも続けようとも、あるいは仮に政権交代があっても、いずれにしても、日本の運営を担う政権は、幾つかの制約要因というものを前提に国家運営をしていかなくてはなりません。 その大きな問題が、まず一つは莫大な財政赤字であります。国や地方、あるいは財投債、財投機関債、そういったも……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きょうは社会保障等でありますが、前回、テレビ中継がなくなったものをちょっとスライドさせていただきまして、質問をさせていただきたいと思います。 まず、かんぽの宿について、ちょっと今までとは違った観点から議論をさせていただきたいと思います。 西川社長さん、来られております。今までかんぽの宿の売却の経緯についていろいろと議論が出て、特に鳩山総務大臣からはかなり厳しい指摘があったわけでありますが、きょうは、逆に、西川社長さんには、著名なバンカー、経営者として、このかんぽの宿の実態のようなものを少し赤裸々にお話をいただこう、このように思っております。 この……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 質問通告をしておりますテーマについて質問させていただきますが、若干順序を変えて、まずは公益法人改革についてお話をさせていただきたいと思います。 官房長官と国土交通大臣が主に御答弁をいただくことになろうと思います。よろしくお願いいたします。 まず、官房長官、確認でございますが、麻生総理が、天下り、わたりについては禁止をするんだ、そして先般のこの委員会でも、政令については今国会中ということで出して、そして天下り、わたりについては政府を挙げてなくしていくと。そういうことでよろしゅうございますか。
○前原委員 民主党の前原でございます。 麻生総理、まずは訪米お疲れさまでございました。ただ、まず厳しいことを申し上げなければなりませんが、恐らく国民の多くが釈然としないというかもやもやとした気持ちを持っているのではないかと思いますけれども、各種世論調査で内閣支持率が一〇%そこそこの総理大臣が、しかも、自民党の中でも公然と、総理は退陣をすべきではないかというような声が出ている、しかも衆議院の任期満了まであと半年程度のこの時期に、ロシアのメドベージェフ大統領に会われて長年の懸案事項である北方領土の問題に打開の意欲を示されたり、最も大切なパートナーであるアメリカの新大統領に会って今後のことを話し合……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、この補正予算の哲学といいますか、平成二十一年度の本予算そして補正予算を合わせますと百兆円を超えるわけでございまして、これはかなり大きな金額を使うということになります。 昨年の第四・四半期、GDPは、年率換算をいたしますとマイナス一二・七%、こういった落ち込みをする。そして、政府、日銀でも三・一とか三・三のマイナス。また、IMFでは、日本のマイナスは、予測でありますけれども六・六というふうに言われている状況を考えると、すべてだと言うわけにはいきませんけれども、ある程度の財政出動をして、そしてGDPギャップを埋めるということの意味において、私は、こ……
○前原国務大臣 沖縄及び北方対策を担当する内閣府特命担当大臣の前原誠司でございます。 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 まず、沖縄政策について申し上げます。 昭和四十七年の本土復帰以来、振興開発のための諸施策を積極的に講じてきた結果、社会資本整備面を中心に次第に本土との格差は縮小し、また、観光や情報通信産業の振興等においても一定の成果を上げておりますが、今日なお沖縄の社会経済は、全国に比べて低い県民所得や高い失業率に示されるように厳しい状況にあります。 こうした中で、沖縄振興計画に基づき、沖縄県が進める各般の意欲的な取り組みとも連携協力し……
○前原国務大臣 このたび国土交通大臣を拝命いたしました前原誠司でございます。 川内博史委員長を初め理事並びに委員の皆様方には、御指導のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。 第百七十三回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について、私の考え方を述べさせていただきます。 日本は、現在、三つの主な不安要因を抱えています。 第一に、二〇〇四年をピークとして人口減少が進行していること、第二に、諸外国が経験したことのないような急速な少子高齢化が進んでいること、第三に、我が国のGDPの約一・七倍の規模になる長期債務を抱えていることです。 このような我が国の現状を踏まえれば、国……
○前原国務大臣 村井委員にお答えをいたします。
情報というものは国民にすべからく提示をしていくということが大事なことだと考えておりまして、今委員の御指摘のありましたように、今後はできる限りこういった情報について開示をしていきたい、このように考えております。
【次の発言】 御指摘のように、同様に情報公開をしっかりしていきたいと考えております。
【次の発言】 村井委員の質問なのか川内委員長の質問なのかよくわかりませんが、今までどういった経緯で公表されてこなかったのかということは、内部でしっかりと調査をさせていただきたいと考えております。
いずれにしても、今後、鳩山政権においては、しっかりと情報……
○前原国務大臣 ただいま議題となりました国際連合安全保障理事会決議第千八百七十四号等を踏まえ我が国が実施する貨物検査等に関する特別措置法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 今年五月二十五日、北朝鮮は核実験を実施しました。北朝鮮による核実験の実施発表はこれで二度目であります。北朝鮮による核実験は、北朝鮮が大量破壊兵器の運搬手段となり得る弾道ミサイル能力を増強させていることとあわせて考えれば、国際社会の平和及び安全に対する脅威であり、その脅威は近隣の我が国にとって特に顕著であります。こうした我が国の安全保障に対する挑戦は、断じて容認できるものではありません。 国際連合安全保障理事会が……
○前原国務大臣 このたび原子力安全委員会の事務を担当する内閣府特命担当大臣を拝命しました前原誠司でございます。あわせて宇宙開発も担当いたします。内閣委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 原子力の利用は安全の確保が大前提であり、原子力施設の安全確保に万全を期することが重要であると認識しております。原子力固有の安全性はもちろんのこと、耐震安全性に関しては、新潟県中越沖地震の経験を踏まえつつ、既設の原子力発電所等について確認を着実に進めてまいります。 宇宙政策については、宇宙基本法及び宇宙基本計画に基づき、安全保障や外交分野等における活用を含めた利用主導の施策を進めてまいります。……
○前原国務大臣 お答えします。 台風の被害で亡くなられた方、被害に遭われた方、改めてお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 今、二つ、簡単に申し上げたいと思いますが、激甚災害指定の基準の見直しというのは平成十二年に行われております。かなりの引き下げをしておりますけれども、今お話のあったように、社会情勢を踏まえて見きわめていくべきだと思いますので、検討させていただきたいと思います。 また、被災者生活再建支援法の対象として、店舗等、これも含めるべきだということについてでありますが、十九年にこの改正時の附帯決議で、四年をめどとして総合的な検討を加えるとされておりますので、今御意見があった……
○前原国務大臣 内閣で決まったことについては、私は内閣の一員としてしっかりとサポートしていきたいと思っております。
今回のことにつきましては、私は、天下りというのは、早期勧奨退職をし、そして、今まで決まったポストにどんどんかわっていく、そしてまた、それが固定化していく、そういうものを我々は、天下り、わたり、根絶をすると言っていたわけであります。ずっと役職についていなかった方が政治主導で適材適所で決まるということは、私は、これは天下りの定義には入らないと思っております。
【次の発言】 斉藤委員御承知のとおり、現在、二千八百以上のダムができておりまして、かなりの更新時期に来て、古いダムもございま……
○前原国務大臣 谷川先生にお答えをいたします。 まず、先ほど執行停止の話がございました。 例えば、先生の選挙区にかかわることで申し上げると、離島航路の補助金というのは十五億円、執行停止を平成二十一年度の補正予算でさせていただきました。十五億円。これは、実は、地方公共団体が補助をしている船の建造などの、国が補助をさせていただくということなんですけれども、地元が手当てができないということで、要は、このお金についてはむしろ執行できない、こういう話になりましたので凍結をさせていただいたということでありますので、平成二十二年度以降でそういった地域がその船の建造について予算が措置されたということであれ……
○前原国務大臣 おはようございます。沖縄及び北方対策を担当する内閣府特命担当大臣の前原誠司でございます。 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、所信の一端を申し述べます。 まず、沖縄政策について申し上げます。 沖縄の本土復帰から三十八年がたとうとしています。これまで、社会資本整備面を中心に本土との格差は次第に縮小し、県民のたゆまぬ努力により、魅力ある観光地として、また最近では情報通信産業の分野においても、沖縄は着実に発展してきました。しかしながら、沖縄の経済社会は、全国に比べて低い県民所得や高い失業率に示されるように、今日なお厳しい状況にあります。 沖縄経済の真の自立を実現……
○前原国務大臣 この機構発足当時の沖縄担当大臣は小池委員だというふうに承っておりますし、今おっしゃったことについては、私も大きな方向性といいますか、考え方としては委員と共有するものであります。 今回は、事業仕分けというもので、さまざまな観点から議論がなされたというふうに伺っておりますけれども、この沖縄科学技術大学院大学というのは、沖縄振興もさることながら、日本に世界水準の大学院大学をつくろうということでスタートしたものでございまして、知的クラスターの形成、そして人材の育成につながるものでありまして、大変重要な国家プロジェクトであるというふうに認識をしております。したがって、今の準備はしっかり……
○前原国務大臣 柚木委員にお答えをいたします。 まず、事実関係からでございますが、空港環境整備協会は、現在国が管理する二十七空港のうち、十八空港において空港駐車場の運営を行っている。そして、同協会が駐車場事業を行っている空港数は、平成十七年一月時点の二十三空港から五カ所削減をし、現在十八空港に減っているということなんですが、これは今、成長戦略会議で二つのことをやっていまして、一つは、空港整備勘定についての抜本的な見直しを行っていくということ、もう一つは、今、枝野行政刷新担当のもとで事業仕分けをやろうとされておりますけれども、国土交通省の公益法人は実は千九十八ありますが、これを政務二役で担当を……
○前原国務大臣 国土交通行政につきまして、私の所信を述べさせていただきます。 初めに、国土交通省の所管分野に関し、最近、話題になったことについて申し述べます。 まず、日本航空については、先月十九日、企業再生支援機構が支援の決定を行うとともに、裁判所が会社更生法に基づく更生手続開始の決定を行いました。今後は、企業再生支援機構による全面的な支援のもと、裁判所の関与により透明性、衡平性が確保された更生手続を通じて、国民目線に立った確実な再生を図ることとなります。日本航空は、我が国の発展基盤である航空ネットワークの重要な部分を担っておりますので、同社に対して、全社を挙げて事業と財務基盤の健全化に強……
○前原国務大臣 中島委員にお答えをいたします。
中島委員も御承知だと思いますけれども、このダムの建設当初の総工費費用見積もりは二千百億円でございました。改定が重ねられて、最終的に四千六百億円になっているわけでございますが、今後続けたとしても四千六百億円でおさまるかどうかということについては、私は極めて不透明だと思っております。
【次の発言】 一般論でお答えをしたいと思いますけれども、公共事業を受注している企業から多額の献金をもらうことはいかがなものかという感想を持っております。
【次の発言】 中島委員の提出をしていただいたグラフ、表を見ますと、明らかに落札率が高過ぎるという認識を持っておりま……
○前原国務大臣 竹内委員にお答えをいたします。 先ほどおっしゃったように、初当選が同じで、中選挙区定数五の京都一区でございましたけれども、まだ来られていませんが、穀田恵二さん、それから伊吹文明先生、唯一引退されたのが奥田幹生先生でありましたけれども、あのときのトップ当選は穀田恵二さんでありました。 今の政治主導ということについてお答えをさせていただきますと、私は、自民党の政治というものがすべて悪かったなんということはさらさら言うつもりはありませんし、私の支持者や、さまざまなところに応援に行ったときにも、自民党の政治が果たしてきた歴史的な役割というのは率直に評価をすべきだということは、常々私……
○前原国務大臣 岸田委員にお答えをいたします。 まず、自公政権のときの平成二十一年度予算のときには秋口に、十月の下旬ごろから都道府県への事業計画を通知、公表された。そのときは近畿地方整備局のみで試行されたということでございますが、我々は、それをさらに全地方整備局で本格実施をしようということで、十一月中旬から下旬にかけて事業計画を都道府県へ通知、公表させていただきました。 お尋ねの目的、意図でございますが、事業計画の通知につきましては、直轄事業の進め方について、事業費の一部を負担いただく地方公共団体との十分な意思疎通を図るために、概算要求終了後の秋ごろに、概算要求時点における次年度の直轄事業……
○前原国務大臣 金子委員にお答えをいたします。 国土交通副大臣として国土交通行政の推進に御尽力をいただいておりましたこと、心から敬意を表したいというふうに思いますし、また、昨年、川辺川ダムの見直しの会議を熊本県の人吉で行ったときに、わざわざ御出席をいただきましたことに御礼を申し上げたいと思います。 今委員おっしゃったように、今までも、百十四のダム事業を中止するなど自公政権でもやってこられたというのはそのとおりだと思っております。 それにまた、逆の言い方をするようでありますが、我々は別にダムがすべて悪いと言っているわけではございません。よくお話をするように、人口が減っていく、少子高齢化が進……
○前原国務大臣 本体工事の中止の方針は表明しておりますけれども、特定多目的ダム法に基づく手続には入っておりませんし、基本計画もそのまま生きているということでございます。今委員が御指摘をされましたように、再検証の河川に含めまして予断なく検証していくということでございます。中止の方針は示しているけれども、予断なく再検証をするということでございます。
【次の発言】 現時点においての法的な根拠あるいは計画については、河川局長がお答えをしたとおりでございます。
ただ、政権交代後、どのような治水を行っていくのかということを、今、治水の有識者会議で議論していただいておりまして、その評価軸、そして、今までの……
○前原国務大臣 川村委員にお答えをいたします。 人口減少、少子高齢化、財政赤字という制約要因の中で、公共事業のあり方を全般的に見直して、そして税金の使い道を変えていくというのが、我々鳩山政権の使命であると思っております。その中で、地域には、公共事業費の削減ということで大変御苦労をおかけしているというふうに思います。 その中で、我々は、やはり二つのことを考えていかなくてはいけない。 一つは、国際競争力とかあるいは安全というものをしっかり守っていくものについては、それは必要なインフラとしてこれからも重点的に整備をしていくということでございますし、今委員のおっしゃったミッシングリンクの解消とい……
○前原国務大臣 岸田理事にお答えをいたします。 道路と河川、両方ございまして、道路の特定事業というのは、指定区間内の国道の安全かつ円滑な道路の交通に支障を生ずることを防止するために速やかに行う必要がある工事、それと災害復旧でございます。また、河川におきましては、指定区間外の一級河川の災害の発生を防止し、また流水の正常な機能を維持するために速やかに行う必要がある河川管理施設に係る工事、河川の管理のための設備の更新、そして災害復旧が特定事業と定義づけさせていただいているわけでございます。 それを二十二年度に限りなぜ存続させるのかでございますが、維持管理費の地方負担を廃止することによりまして、国……
○前原国務大臣 向山委員にお答えをいたします。 先ほどおっしゃった映画は、残念ながら見ておりませんで、まことに申しわけありません。 地籍調査の進捗率は、今委員が御指摘をされたように、全体で四九%、十年間で六%しか進んでいない、そして、都市部ではさらに低くて、二一%、十年間で四%しか進んでいないということであります。特に都市部で低い理由というのは、土地に対する権利意識が高いということとか、所有者等の協力が得にくい、また細分化された土地が多く、権利関係がふくそうしている、こういったものが考えられて、地籍調査の実施主体である市町村にとって大きな負担となってきたというのが余り進んでこなかった大きな……
○前原国務大臣 穀田委員にお答えいたします。 企業の再建に当たりましては、第一義的には、経営者が現場の労働者の声を聞いて、経営再建に反映させるとともに、社員の力を結集させていくことが必要であると考えております。稲盛会長も、会長就任後、速やかに羽田空港などの現場に赴かれまして、社員との直接対話を開始されていると伺っております。 私といたしましても、公共交通機関の使命たる安全運航のためには、これを支える労働者の皆さん方のモチベーションの維持、高揚が重要であると考えております。機会をとらえまして、現場の方々の意見にも耳を傾け、安全を確保し、そして仕事に誇りと自信を持って取り組んでいただけるように……
○前原国務大臣 畑委員にお答えをいたします。 当初から申し上げておりますように、日本の置かれている制約要因、少子高齢化、そして人口減少、また莫大な財政赤字、これを考えたときには、今までの予算の使い方を全面的に見直していく。例えば少子化対策であるとか、あるいは増大する社会保障、これを充実させていくことも大事でございます。 そうなりますと、鳩山内閣は、コンクリートから人へということで、予算の配分をコンクリート重視から人重視へと変えていくということで、平成二十二年度の予算を編成させていただいたわけでございますが、ただ、必要なインフラ整備はやっていかなくてはいけませんし、また同時に、今、畑委員が御……
○前原国務大臣 竹内委員にお答えをいたします。
私はその詳しい経緯は存じておりません。高木先生がこの参考人質疑でおっしゃったことがすべてでございまして、私は詳しい内容について存じておりません。
【次の発言】 私が大臣を拝命したのが九月の十六日で、そして九月の二十四日に日本航空から再建計画が提出をされたわけでありますけれども、その中身については具体性あるいは実現可能性が不十分ではないか、また、みずから日本航空の財務状況についてしっかり調べたいということで、企業再生にお詳しい高木先生を含めてお願いをしてタスクフォースを立ち上げていただいたわけでございます。
さまざまな資産査定などをしていただき……
○前原国務大臣 石井委員にお答えをいたします。 我が国は、輸出入の九九・七%、これはトン数ベースでございますが、海上輸送に依存しております。そのため、海上輸送にかかわる国際的な制度は、我が国に多大な影響を及ぼすものと認識をしております。 特に、海事に関する国際的な制度に関し中心的な役割を担う国際海事機関、IMOは、海事分野の安全確保、海洋環境の保護、国際協力、海事法制に関する諸問題を解決することを任務としておりまして、直近では、国際海運からの温室効果ガスの排出削減対策や、マラッカ・シンガポール海峡の航行安全問題及びソマリア沖の海賊対策など、国際的に連携した取り組みが不可欠なテーマに積極的に……
○前原国務大臣 岐阜県、山梨県、長野県、奈良、滋賀、あとは、長野は申し上げましたね、栃木、群馬、埼玉。済みません、助けていただきました。
【次の発言】 今、野田委員が指摘をされましたように、外航海運は世界単一市場の中で激しい国際競争を行っております。欧州などの海運先進国におきましては、自国船社の全運航船舶を対象としたトン数標準税制の導入などによりまして国際競争力の強化を進めております。例えば、コンテナ船部門においては欧州船社の寡占化が今進行しているわけであります。
現状におきましては、世界の海上荷動き量に占める日本商船隊の輸送シェアは年々低下傾向にありますし、また、日本商船隊の中核を担う日本……
○前原国務大臣 ただいま議題となりました排他的経済水域及び大陸棚の保全及び利用の促進のための低潮線の保全及び拠点施設の整備等に関する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 海に囲まれ、かつ国土の面積も狭隘な我が国にとりまして、排他的経済水域及び大陸棚は、天然資源の探査及び開発、海洋環境の保全その他の活動の場として大変重要であり、排他的経済水域及び大陸棚の保全及び利用の促進を図ることは、我が国の経済社会の健全な発展及び国民生活の安定向上に大いに寄与するものであります。 これらをかんがみますと、排他的経済水域及び大陸棚の保持を図るために必要な低潮線の保全、並びに排他的経済水域及び大陸……
○前原国務大臣 菊池委員にお答えをいたします。 海洋基本法というのを平成十九年の四月に成立をさせたわけであります。これは、自民党、公明党、民主党の有志で、超党派でこの法律をつくろうということになりまして、私もその動きに参画をしたわけでありますけれども、今まで海洋立国でありながら海洋基本法すらなかったということは、大変私は遺憾だと思っております。 よく委員もお耳にされるように、日本は領土でいえば世界第六十一位の面積であるけれども、領海あるいは排他的経済水域を入れますと世界第六位の大国である。しかも、水産資源、海底資源、それから主権を守るために非常に重要だということと、あとは海上航行路、こうい……
○前原国務大臣 中川委員にお答えをいたします。 中川委員は大阪で、私は京都でありますけれども、私は選挙区が京都市でありますけれども、下水の整備は一〇〇%ではございません。しかも、我が選挙区の中には、水道がない地域もまだございます。私も議員の活動をやってくるときに、地域からの要望で、まず簡易水道を早くつくってほしいということで、簡易水道をその地域で徐々に今行っているわけであります。下水をやろうと思ったら、まず水道がなかったら、下水はできないんですね、上水、簡易水道がなければ。 そういう意味では、この下水の進捗率というものを高めていこうと思ったら、それは地域地域の特性があるとは思いますけれども……
○前原国務大臣 黒岩委員にお答えをいたします。 委員御承知だと思いますけれども、二〇〇二年の日朝平壌宣言というものの中にも、拉致という言葉は入っていないんですね。しかしながら、その中身については、当然、拉致問題を含む人道的な問題というものを解決するということでありますし、この閣議決定における入港禁止理由というものの中には、日朝平壌宣言というものが引用されているという面もあります。 ダイレクトに拉致という言葉を入れるべきだという黒岩委員の御主張というのは、私、理解できるところでございます。また、今回、八回目になるんですか、八回目の文章で、三回目以降が同じ文言であるということについても、もう少……
○前原国務大臣 宇宙開発を担当する大臣として、所信の一端を申し述べます。 宇宙開発利用は、我が国の成長を支えるプラットホームの大きな柱の一つである先端的な科学技術の粋を集めた分野であり、その推進により、世界をリードする新たなフロンティアの開拓や二十一世紀の戦略産業として我が国に成長をもたらすとともに、環境分野や災害対応などにおいて、我が国のみならずアジアの国々などの発展にも寄与するものであります。 このような観点から、今後、我が国のとるべき宇宙政策の基本的な視座を見定めつつ、施策を戦略的に進めてまいりたいと考えております。また、これらの宇宙政策の推進に最も適した宇宙開発利用体制や宇宙活動に……
○前原国務大臣 今回、この所要経費一千億円と計算をしておりまして、今松原委員がおっしゃったように、一つは省エネの新築の住宅、エコ住宅と言われるもの、それからリフォーム、この二つの柱でございます。 それで、では、一千億円で全体の事業費は大体どのぐらいなのかということになると、我々の試算では、三兆四千億円というふうに試算をしております。 特に、このエコリフォームというのは、窓の断熱化、それから外壁、屋根、天井、床、こういったものの断熱化、そしてそれに伴うバリアフリーというものをやることによって、もちろん景気対策としても大きな効果はございますけれども、鳩山総理がおっしゃっているCO2削減というも……
○前原国務大臣 予算額は一千億円でございまして、事業費規模は大体三兆四千億円になる。そして、一番マックスのポイントとしては三十万ポイントということでございます。また、リフォームについては、窓の断熱などについては一万八千ポイントを予定しているところでございます。
○前原国務大臣 まず、自公政権で続けてきた北部振興策というのが基地の受け入れとカップリングされていたというのは、今おっしゃったとおりでございます。 我々といたしましては、沖縄の負担軽減、そして日本の安全保障における日米同盟という抑止力、これを両立させながら、同時に、どうやって沖縄の経済の自立的な発展を後押ししていくかという、さまざまな観点からの取り組みを同時にしていかなくてはいけないと思っております。 あと二年で今の沖振法に基づく計画が切れますので、今、沖縄県とその中身を詰める作業をしているわけでありますが、その方向性というのは、今おっしゃったように、基地を受け入れてくれるから、ではお金も……
○前原国務大臣 貴重な御提言ありがとうございます。 まさに古賀先生がおっしゃるとおりだと思っておりまして、具体的なプロジェクトで道路局の予算あるいは河川局の予算ということで別々に考えるのではなくて、具体的なプロジェクトで一体化してやるべきものがあれば、そういった省の中の局の垣根を取ってしっかりやっていきたいと思います。 ちなみに、今回、補助金を社会資本整備総合交付金という形で、地方に対してはできるだけ自由に使っていただくという形にしたところでございまして、国の直轄事業についても、具体的な御要望が地元からあれば、しっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
○前原国務大臣 発想が違うんだと思いますね。 恐らく町村委員は、使った人が料金を払うということを受益者負担だとおっしゃっているんだと思いますが、我々は、高速道路の料金を下げる、あるいは無料化をすることによって、物流コストやあるいは人の行き来、物の行き来、そういったものを活性化させる中で日本経済のパイを広げていく、こういう発想に立っているわけであります。 例えば、これは自民党政権でつくられた試算でございますけれども、三割引きだと〇・五兆円の便益がふえる、五割引きだと年一兆円ふえる、十割引き、つまりは完全無料化すると二・七兆円の経済効果になる。そういうようなところから国民全体に受益が行き渡ると……
○前原国務大臣 委員御指摘のように、七年連続で増加していた観光客が昨年は減りました。ただ、これは沖縄のみならず日本全体の状況でございまして、八百三十五万人のインバウンドが六百七十九万人まで落ちている。ですから、アジアをターゲットに、まずはことし何とか一千万人、特に中国、ビザの問題とかさまざまな、PRの予算も三倍にいたしましたし、しっかりとしたことを沖縄も含めてやる中で、国内の旅行客は当然でありますけれども、海外からの旅行客を特に誘致するように、沖縄も含めて頑張らせていただきたい、このように考えております。
【次の発言】 私が野党のときに質問をしていたことと全く同じ質問をされております。おっしゃ……
○前原国務大臣 中島委員にお答えいたします。 できるだけダムに頼らない治水へと転換をしていくために、昨年十二月に、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議を設置いたしました。その会議におきましては、堤防や遊水地などの整備に加えて、今委員から御指摘がございました森林の保全対策を含めて、対策の効果やコスト、さらには実現可能性というものについても今議論していただいているところでございます。 川辺川ダムにつきましても、今既に、前市長の先生にも御協力いただいて、流域の自治体から成る検討委員会をつくっていただいているところでございますが、その場でも、今までは河川整備中心で議論していただいておりましたけ……
○前原国務大臣 後藤田さんからもこういう質問をもらうと私は思いませんでした。 要は、私は、客観的な基準で百四十三のダムを、再検証するものと進めるものを分けたわけです。それは、本体工事に着工しているか否かという点であります。 これでいいますと、例えば用地取得、胆沢が七〇%、そして八ツ場は八三%ですけれども、この胆沢の残りは農林水産省なんですよ。つまりは、国有地の取得ですぐにも取得ができるようなものでありますし、マンションとかいろいろ見に行かれたと思いますけれども、胆沢ダム、本体工事はもう九九・九%、ダムはほとんど完成をしております。 そういう意味では、客観的な基準に基づいてやらせていただい……
○前原国務大臣 今委員御指摘のように、空港内のバスサービス等の配慮は、公共交通機関にとっては大変重要なポイントだというふうに思います。 ただ、これも、値段とか見ていますと、日本航空も全日空も、羽田空港でのいわゆるバスサービスについては民間委託をしておりまして、かなり値段が高いわけですね。そういう意味では、経営努力の中でどうそのサービスを向上させていくか。 我々としては、日本航空の再生を着実に進めると同時に、公租公課の見直し等も含めたさまざまな観点からの航空業界へのてこ入れ、バックアップを図っていって、議員がおっしゃるような視点につながっていくように努力をしていきたいと考えております。
○前原国務大臣 城井委員にお答えをいたします。 城井委員がお示しをされましたグラフでも明らかでございますけれども、一九八〇年には、日本の東京湾、大阪湾を含めまして、かなりのアジアの雄という地位でございましたけれども、今や完全に他国の港湾に抜かれているというのが現状でございます。 前政権の政策でございますが、スーパー中枢港湾というものを三つ指定しておりまして、目標は港湾コスト三割の削減、現在においては二割削減できると聞いておりますし、また、リードタイムにつきましても、目標が一日ということでほぼ達成できているということで、それなりの成果は上げられてきたのではないかと思っております。 しかし、……
○前原国務大臣 お出しをした資料は、にせではございません。最新版をお出しした。あくまでも与党の理事と御相談をして出させていただきました。
【次の発言】 与党の理事と御相談をして出させていただきました。
【次の発言】 御指摘の事実は当たらないと思います。
【次の発言】 昨年十二月十六、十七、十八の三日間、国土交通省におきまして、民主党の四十七都道府県連から要望を聞く機会を設けたことは事実でございます。これは、国土交通省として、民主党の各県連から所管公共事業等について御要望をお聞きしたものでございます。
【次の発言】 提出を求められた資料については、理事会あるいは与党の理事と御相談をして出していく……
○前原国務大臣 石田委員にお答えをいたします。 シーシェパードによる我が国の調査捕鯨への妨害行為は悪質かつ危険であり、極めて遺憾でございます。非常に憤りを感じております。 このため、シーシェパードの主要船舶の旗国でありますオランダに対して、鳩山総理からはバルケネンデ首相、私からはアーリングス運輸大臣に対しまして、対応を果たすように要請をしてまいりました。 また、シーシェパード船舶による危険な妨害行為に備えて、調査船団の船舶、乗組員の安全を確保するための自衛措置を強化したところでございます。 また、政府として、不法に第二昭南丸に侵入したシーシェパードの活動家について、現在、本邦に搬送して……
○前原国務大臣 失礼ながら、事前の通告をいただいておりません。
【次の発言】 済みません、何をイエス、ノーですか。
【次の発言】 企業再生支援機構が決めました。
【次の発言】 まず、私が大臣に就任したのは九月の十六日でありますけれども、破綻の意味を聞かれたときに、つぶれてなくなることだということを言っています、私の破綻というのはそうだと。つまりは、九月の二十二日の時点から、法的整理はしないという言い方はしておりません。法的整理には二つあって、清算とそして再生ということで、私はつぶれてなくなることはないということは、言っていることは一貫をしております。
それからもう一つ、今おっしゃったことでご……
○前原国務大臣 中島議員にお答えをいたします。 箇所別の事業費は、地元地方公共団体の御意見、要望や、用地確保、地元調整の状況等を総合的に勘案しながら検討作業を行っております。知事や県連要望があるということは地元からの御要望があるということであり、地元の御要望は検討に当たってのあくまでも一要素でございます。 今回、事業計画あるいは事業評価、そして、今回予算がふえましたのは、直轄事業の負担金の維持管理の一部などが、六百億円、予算編成時よりも多くなりましたことから、それを割り振ったことが、何か要望があったところだけふえたように見られておりますけれども、決してそういう、利益誘導したわけではなくて、……
○前原国務大臣 今まで均衡ある国土形成というものが行われてまいりまして、この観点も確かに重要でございますけれども、国際競争力を強めていくためにはやはり大都市の競争力強化というものは極めて重要である、また、それがひいては日本全体の底上げにつながっていくというふうに考えております。 その意味におきましては、東京の機能をどのように高めていくかという観点は極めて重要だと認識をしております。今までつくりましたいろいろな施設、インフラ等も老朽化をしてまいりまして、それをどのような形で更新していくのかということを通じて東京の再活性化というものにつなげていかなくてはいけないと考えております。
○前原国務大臣 東シナ海におきましては、我が国は領土問題を一切抱えておりません。尖閣諸島を含め、我が国固有の領土の領海をしっかりと守る、また排他的経済水域をしっかり守るというのは、主権にかかわる問題でございますので、今までもしっかりとやってまいりましたし、これからも毅然と対応していきたい、このように考えております。 その上で、お尋ねの件でございますけれども、九月七日、九時前から操業しているという話がございましたけれども、午前十時十五分、中国トロール漁船が巡視船「よなくに」に接触し逃走するという事案が発生をいたしました。当時、私は、午前十時から午後零時二十三分まで参議院の国土交通委員会に出席を……
○前原国務大臣 マニフェストには、社会実験を行いながら段階的に原則無料化をしていくということであります。 この原則という意味は、首都高速道路や阪神高速道路は当初から除外をしておりますが、それは、通行量の多いところを無料化すると、むしろ混雑をして、物流コストの低減や渋滞緩和というものに逆行するということであります。 そういう意味では、他の道路においても混雑状況、交通量を勘案するということと同時に、今二割の路線で社会実験をしておりますけれども、交通量が飛躍的にふえておりますけれども、この土日などにおいては特に出口で渋滞が発生をしているということで、社会実験でございますので、地域の方々のメリット……
○前原国務大臣 この概算要求を決めるに当たりまして、一割一律カットとあわせて、さまざまな観点を勘案するという文言が骨格の中に盛り込まれております。つまりは、マニフェストを実行するに当たって、平成二十二年度予算を組むに当たってどれだけ貢献をしたのかといったところを勘案するという文言が入っておりますので、その点で了解をしたということでございます。
【次の発言】 お尋ねの高速道路の無料化でございますが、マニフェストに書いてありますのは、社会実験を行いながら段階的に原則無料化をしていくということで、来年度も社会実験を継続させていただければと思っております。
原則という意味におきましては、衆議院選挙の……
○前原国務大臣 お答えいたします。
クリントン長官との話の中で、尖閣諸島については日本の施政下であり、日本の施政下においては日米安保条約第五条が適用されるということは明確に話がございました。
それと同時に、大事なことは、日本の安全保障のみならず、日米同盟関係というのは、アジア太平洋の安定のための公共財として、先ほど委員がASEAN諸国の反応も披瀝をされたわけでありますけれども、そういうものも含めて、この地域の安定のための公共財として極めて重要であるということを、お互い共通認識を確認いたしました。
【次の発言】 尖閣周辺というのは漁場でございまして、中国の漁船のみならず、台湾の漁船も日常茶飯……
○前原国務大臣 おはようございます。 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、委員各位に謹んでごあいさつを申し上げ、安全保障政策について所信を申し述べたいと思います。 外交の究極の目的は、国益を追求し、高めることであります。我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることにかんがみれば、国益追求の前提となる安全保障体制の強化はますます重要になっていると考えます。 我が国周辺地域においては、北朝鮮が核及び弾道ミサイルの開発を継続し、本年三月には韓国哨戒艦を魚雷攻撃により沈没させました。拉致問題については、北朝鮮は解決に向けた誠意ある対応を見せていません。また、中国による透明性を欠いた国防力……
○前原国務大臣 お答えいたします。 申し上げるまでもありませんが、尖閣諸島が我が国固有の領土であり、国際法上にも歴史上にも問題がないということは当然のことでございまして、東シナ海には領有権問題は存在しないという前提でお答えをいたしますが、一九七八年十月二十五日に、当時のトウショウヘイ副総理が日本記者クラブの内外記者会見談話で話をしたことについて、少し引用させていただきます。 尖閣列島を我々は釣魚島と呼ぶ。呼び名からして違う。確かに、この問題については双方に食い違いがある。国交正常化の際、双方はこれに触れないと約束した。今回、平和友好条約交渉の際も、同じくこの問題に触れないことで一致した。中……
○前原国務大臣 おはようございます。 外務委員会の開催に当たり、所信を申し述べます。 私は、外交の目的は、国益を追求し、国力を高めることだと考えております。そうした目的を達成する際に前提となりますのが、盤石な安全保障体制であります。不安定、不確実性を抱え、厳しさが増す我が国周辺の安全保障環境に適切に対処するためにも、我が国自身の安全保障体制を強化するとともに、日米安保体制を中核とする日米同盟の一層の深化に努めてまいります。 国益を追求し、国力を高める上で、私が特に重視する経済外交の推進について申し述べます。 日本の経済活性化のため、FTA及びEPAを通じ、貿易・投資の自由化を進めてまい……
○前原国務大臣 中林委員にお答えをいたします。 大変大きなテーマを簡単に二つ質問をいただきましたけれども、二つとも、恐らく講演で話をすれば一時間ずつぐらい話ができるようなテーマだと思っておりますが、簡単にお話をさせていただきたいと思います。 外交において必要なのは、まず、今の日本の実力を率直に認識するということが私は大事だというふうに思います。中曽根元総理が中曽根外交四原則というものをおっしゃっておりまして、その一つが、身の丈以上の外交はやらない、こういうことをおっしゃっておりましたのを私は鮮明に覚えておりますけれども、その中にあって、我が恩師の高坂正堯先生は、軍事力、経済力、そして価値、……
○前原国務大臣 今、海保の鈴木長官がお話をしましたように、午前中が参議院の国土交通委員会で、第六管区のヘリが墜落をした、それに関する集中質疑を行っておりまして、その最中に、秘書官からメモが入りましてこの事案について知ったということでありまして、委員会が終わった後に、本省に戻り、そして長官から、何時かは定かには覚えておりませんけれども、報告を受け、ビデオを見ました。
【次の発言】 国土交通大臣室に大きなテレビがございまして、そこで、DVDだったと思いますけれども、映像を私は見ました。
【次の発言】 機械的な詳しいことは私もわかりませんが、いずれにしても、今調査をしています。私も、朝早く馬淵国交大……
○前原国務大臣 今、阪口委員がおっしゃったように、十一月七日に二十年ぶりにミャンマーで総選挙が行われました。総選挙が二十年ぶりに行われたということ自体は、それは私は半歩前進だとは思いますけれども、しかし、完全に公平公正な選挙であったかというと疑問符がございます。 例えば、上院にしても下院にしても、初めから軍人枠というものが四分の一ずつ設けられていたということと、あとは、アウン・サン・スー・チーさんの解放が十一月十三日ではないかと言われておりますけれども、つまりは、選挙前にはNLDなどとの話し合いがなかったということを考えれば、またそのNLDが総選挙をボイコットしたという状況を考えれば、公正な……
○前原国務大臣 外務委員会でも委員とは何度もこの議論はしておりますし、今まで答弁をさせていただいたとおりでありますし、計画性はないのではないかと。しかし、とっさでも、明らかに故意であったというふうに私は思っております。
【次の発言】 発表したのは確かに十分前でございますが、さまざま外交ルートで話し合いをしていて、とにかく、お互いが日中首脳会談をやろうという前提の中で、スロット等の問題があり、余り細かくロジ的なことを申し上げるのは差し控えたいと思いますけれども、野党の皆さん方もマスコミも、ともすれば、なかなかセットできていないのではないかという話がありましたけれども、私はそのようには思っておりま……
○前原国務大臣 皆様、おはようございます。 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、最近の北朝鮮をめぐる状況について御報告いたします。 九月に行われました朝鮮労働党代表者会などを経て、北朝鮮においては党や軍にかかわる新たな人事が行われました。このような動きを踏まえ、北朝鮮の内外の政策については引き続き注視をしていく所存でございます。 御案内のとおり、本年三月、北朝鮮は、韓国哨戒艦を魚雷攻撃により沈没させ、四十六名が犠牲となりました。これを受けまして国連安保理は議長声明を発出し、この事件の責任が北朝鮮にあると結論づけた軍民合同調……
○前原国務大臣 FTAというのは自由貿易協定で、EPAというのは経済連携協定というものでありますが、FTAの方がどちらかというと狭い概念であります。関税の撤廃とか、あるいはサービスの取引をより容易にするためにFTAを結ぶということでありますが、それにプラスをして、例えば投資環境でございますとか、企業が経済活動しやすいような状況を整える、あるいは知的所有権、こういったものの整備も含めたさまざまな取り決めを包括的に結ぶというのがEPAで、FTAの方が包含された概念である、EPAの方がより広いものであるというふうにお考えをいただければ結構かと思います。 APECというのは、二十一カ国で構成されてい……
○前原国務大臣 やめたわけではありません。 これは、委員も御承知のとおり、APEC全体で、ボゴール合意というのがあって、途上国・地域も入れて二〇二〇年までに一体として二十一カ国・地域が自由な貿易を行うような仕組みをつくる、こういうことで、二〇一〇年が先進国の一つの評価の年になっているということでありまして、東アジア共同体を目指すと同時に、このFTAAPというAPEC全体の自由な貿易体制を目指していくということについては変わりがありません。 そのときに、では具体的なものとして何があり得るのかということを考えたときに、もう実際、日本は、これは委員も御承知のとおり、ASEANとは自由貿易協定を結……
○前原国務大臣 細野議員は個人の資格で行かれたと思っておりますし、それについて外務省が、あるいは外交政策が決められたという事実は全くございません。
【次の発言】 今の武部議員の前提条件が私は間違っていると思いますので、抗議のしようもございません。とにかく、細野議員は個人の資格で中国に行っておられて、そして、それについて外務省あるいは外交政策がそれに従ったということは全くございません。
【次の発言】 NHK等で報道がなされていることは承知をしておりますけれども、事実確認はまだしておりません。
【次の発言】 北方四島は我が国固有の領土であるのは、武部委員も御承知のとおりでございます。仮に、報道どお……
○前原国務大臣 武正委員がおっしゃったように、当初三十分の予定が、一時間二十分にわたって話をいたしました。 まずは、私の方から尖閣諸島についての日本の確固とした立場を申し上げた上で、相手側も話がございました。その上で、人的交流、東シナ海の資源開発、防衛交流、レアアースの問題、そして日中航空協議あるいは反日抗議活動、さまざまな分野について意見交換をいたしました。 先ほどお話のあった二点でございますが、東シナ海のガス田協議の交渉の再開に合意をしたというのは、あれは誤報でございまして、そういったことを我々からもブリーフはしておりません。あくまでも誤報でございます。 また、日米の外交当局者がとい……
○前原国務大臣 一年間国土交通大臣をやらせていただきまして、八ツ場ダムを含めて、ダムによる、ダムありきの河川の整備の見直しを行ってまいりまして、まだ結論が出ていない中で、しかし新たな座標軸、治水の効率的なあり方あるいは他の代替手段というものを馬淵副大臣とともにまとめてまいりまして、今その評価軸がようやくできるようになってきております。 その意味においては、馬淵大臣が、私がまだやり遂げていないことを引き継いで御苦労いただいていると思いますし、また、予断なく検証する中で新たな治水の座標軸をしっかり決めて、八ツ場も含めた他のダムについての検証、そしてそれに対する個別の河川の整備計画をしっかりまとめ……
○前原国務大臣 今、小林委員おっしゃったように、議員外交、大変重要でありまして、そしてまた、経済外交を行っていく上では、さまざまな日本の企業が海外のインフラを受注したり、プラントを受注したりということは極めて大事でございます。 小林興起議員が御努力をされて、ベトナムのある鉄鋼会社がベトナムの中部でプラント建設予定地にくわ入れ式を開催されるまでこぎつけられたと伺っております。 確かに、調べてみますと、在ベトナム大使館に対してもくわ入れ式の御招待があったみたいでありますが、その当日はASEAN関連首脳会議というものがございまして、その接遇等で伺うことができなかった、残念であったと思っております……
○前原国務大臣 これ以上のいわゆる対立激化というものは何としても避けなくてはいけないと思いますし、国内世論は非常に厳しいものがあると思いますけれども、韓国が理性的な対応をされていることには我々は評価をしなくてはいけないし、また、北朝鮮がさらなる挑発をしないように、まずは日米韓、そして中国あるいはロシア、ほかの国も巻き込んで、北朝鮮に対して強く求めていくということは大事だろうと思います。 しかし、万が一の場合が起きたときの対応というのは、今、北神議員がおっしゃったように、とらなくてはいけないと思います。過去にもそういった事例の中で邦人救出を行ってまいりましたし、また、それでは法的に不十分だとい……
○前原国務大臣 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、委員各位に謹んでごあいさつを申し上げ、安全保障政策につきまして所信を申し述べたいと思います。 我が国周辺地域においては、グローバルなパワーバランスの変化が顕著にあらわれており、我が国を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しております。 北朝鮮は、核及び弾道ミサイルの開発を継続する一方、韓国哨戒艦沈没事件、延坪島砲撃事件、ウラン濃縮計画の公表といった挑発行為を繰り返すなど、我が国を含む地域の安全保障にとって喫緊かつ重大な不安定要因であります。拉致問題については、依然として北朝鮮からは何らの対応もありません。 また、大国として成長を続ける中国は……
○前原国務大臣 外務委員会の開催に当たり、ごあいさつを申し上げますとともに、主な国際情勢について御報告をいたします。 まず、昨日ニュージーランドで発生いたしました地震に関して、同国政府からの正式要請を踏まえて、政府専用機で国際緊急援助隊救助チームを現地に派遣することといたしました。引き続き邦人の安全確保に全力を挙げるとともに、我が国として最大限可能な支援を行う所存です。 現在、我が国はさまざまな困難や課題に直面しております。我が国がさらに発展するためには、それらの課題に柔軟かつ能動的に対応することが必要です。 日本外交が世界でより一層建設的な役割を果たしていくためには、国力の充実が必要で……
○前原国務大臣 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、所信の一端を申し述べます。 昨年十一月、北朝鮮は韓国・延坪島を砲撃し、民間人を含む四名のとうとい命が失われました。北朝鮮による砲撃は許しがたいものであり、政府は、北朝鮮に対する強い非難を表明した上で、犠牲者に対して弔意をあらわし、韓国政府の立場を支持する旨明らかにいたしました。 また、昨年十一月、北朝鮮はウラン濃縮計画の存在を公表しました。北朝鮮によるウラン濃縮活動は、国連安保理決議及び六者会合共同声明に違反するのみならず、核物質や関連技術の拡散の危険が増大する可能性をはらむ重大な脅威であります。政府は、米国及び……
○前原国務大臣 多少本質的な話になると思いますけれども、外交をやる上で大変重要なことというのは、私は国力だと思っています。国力以上のことはできません。 なぜ、日本の存在感というものが相対的に薄らいでいるようにいろいろな報道でなされるかというと、世界第二位、第三位の経済大国であるのにそういうふうに言われるかということは、これは理由は簡単だと私は思っていまして、これから人口が減っていきますね。そして、この少子高齢化というものをこの国は乗り切っていけるのか、あるいは莫大な借金を抱えて、この国というのはサステーナブルなのか、持続可能なのか、そういったものを世界が見ている。だから、第二位の経済大国だか……
○前原国務大臣 まず、後者からお話をいたします。 私の地元の企業で手機の織物をしている会社が、中国で仕事をされておりましたけれども、中国の人件費が上昇したということで、北朝鮮で仕事ができないかということを相談を受けまして、そして、京都の朝鮮総連を通じて、その企業が北朝鮮に工場をつくられることになった。その工場ができたところを見に行ったというのが私の二回目の訪朝の全体像でありまして、それ以上でもそれ以下でもございません。 それから、白紙で臨むということを申し上げたのは、すべて、その白紙で臨むと私が申し上げた前後の記者会見なり発言を踏まえておっしゃっているのかどうかということをまず私は確認して……
○前原国務大臣 APEC、二十一カ国・地域がございますけれども、このAPECは、経済統合を目指していこうということで、FTAAPというものを目指しているわけであります。TPPはその中の一つの道筋として考えられているわけでございまして、現状の九カ国だけを考えて物事を見るのではなくて、FTAAPに向けた道筋の中で日本がどのような方策を選んでいくのかという観点からも物事は考えるべきだと思います。 同時に、ASEANやあるいは日中韓FTA、そういったものも我々は研究をし、そしてそれについて結論を出した上で臨んでまいりたいと思っておりますので、別にアメリカだけではなくて、APEC加盟国あるいは他の国も……
○前原国務大臣 日本とEUのEPAにつきましては、これはTPPの議論とはまた別個に今進めておりまして、TPPと関連をして何か政府から聞こえてくるとすると、私はそれは違った見方ではないかと思っております。
【次の発言】 まずメリットから申し上げますと、日本とEUのEPAのメリットというか、入らないことによるデメリットと言った方がいいかもしれませんけれども、これは小里委員御承知のとおり、自動車の関税は一〇%、それから薄型テレビの関税は一四%ということで、韓国とEUがEPAを結んだことによって同等な品物については日本の競争力が落ちてしまう、こういったものがあります。
あと、EUから出されているもの……
○前原国務大臣 お答えをいたします。 TPPに参加を表明している国は九カ国ございまして、日本が協議、情報収集をしている国はベトナムを除く八カ国でございます。まだベトナムとはその協議、情報交換ができておりません。 それで、昨年の十二月にニュージーランドにおきまして第四回交渉会合が行われまして、二十四の作業部会において着実な進展が見られたということでございます。二月には、今度はチリにおいて第五回の交渉会合が行われるということであります。 FTAの基本的な構成要素は物品・サービスの市場アクセスでありますけれども、それだけではなくて、非関税分野、投資、競争、労働、知財、政府調達等のルールづくりの……
○前原国務大臣 今、吉良委員がおっしゃったように、外交や安全保障は、私は、政党、党派あるいは政権交代でころころ変わっていたら大変だという思いを野党時代からずっと持っておりました。そういう意味で、自民、民主、公明三党で超党派での安全保障の議員連盟も代表世話人でやってまいりましたし、そういう感覚で与党でもおります。そういう意味では、今までの政権を担っていたのは自民党を中心とする連立政権でありましたので、その経験を伺うということは、私は大変重要なことだろうというふうに思っております。 麻生元総理については、はっきり申し上げますと、ブラジル政府から、大統領就任式典に来てもらう際のステータスみたいな話……
○前原国務大臣 きのう北方領土返還運動の全国大会で申し上げましたけれども、私が政治家を志した一つの原点が、この北方領土の問題でありました。松下政経塾にいるときに末次一郎先生にもいろいろと教えていただき、この問題を解決しなければ戦後は終わらないということを私も強く思いまして、政治家になった一つのきっかけがこの問題でありました。政治家として、この問題の解決に努力をしていきたいという思いを述べたものでございます。
○前原国務大臣 まず、このプロセスにおける外務大臣のかかわり方ということについて御説明をいたしますと、今回も高木文部科学大臣から事前にお話がございまして、私の方から、朝鮮学校で行われている教育内容について改善が行われることが望ましいということと、そのときは、まだ延坪島への攻撃の前でしたけれども、私がイメージしていたのは、例えば、新たな核実験をやるとか、あるいはミサイル発射を行うとか、そういうような事態が生じたときには状況が変化し得るということで、それに留意をしてほしいと。 しかし、手続的には、先ほど来から文科大臣や官房長官が答弁をされているように、最終的には文科大臣の判断になるという手続にな……
○前原国務大臣 お答えします。 まず、大事なことは、日米安保条約に基づいてお互いのそれぞれの責任を果たしていくということが大事なことだと思います。 五条というのは、日本に対して他国から攻撃があったときには、アメリカはみずから攻撃を受けたものとみなして集団的自衛権を行使するということが書かれております。そして、六条については、この条約がつくられたときには極東という言葉でありましたけれども、この地域の安定のためのアメリカのプレゼンス、これを確保するために、日本が施設・区域を提供する、この二つをしっかりやることが大事だと思います。 ただ、後者の方で申し上げれば、下地委員は沖縄の議員でいらっしゃ……
○前原国務大臣 私が外務大臣を拝命したのが九月の十七日でございますけれども、もうその直後からそういった可能性に対する情報というのは上がっておりまして、九月の下旬、具体的な日付は忘れましたけれども、ロシアのベールイ大使を外務省に呼びまして、それについてしっかりと私の方から申し入れを行ったということでありますし、それ以外にも、欧州局あるいは在モスクワ大使館で累次申し入れは行ってきているということであります。したがって、全く情報が上がってきていなかったということではございません。 ただ、どのような情報が上がってきてということになれば、こっそりお話しすることはやぶさかではありませんけれども、こういう……
○前原国務大臣 はい。 私の発言をぜひ全部お読みいただきたいと思います。そうすれば、農業の必要性、そして、我が党としてあるいは今の政権として、食料自給率を一〇%上げて五〇までにまずは持っていかなきゃいけないんだということについて一致した認識を持っているということはおわかりをいただけると思います。 他方で、一・五%というのは事実でありますし、日本の貿易量に占めるEPA、FTAのカバー率というのが一六・五%、他の国に比べて極めて低い。韓国は三六、中国でも二二、ほかの国は三〇%を超えて、メキシコは八一%。そういうことを考えると、まさに菅さんがおっしゃっているように、まだまだ閉ざされた部分があり、……
○前原国務大臣 まず、一回目の視察についてでございますけれども、何か私が、週刊誌はそう書きたがるものでありますけれども、日朝議員連盟にしか入っていないというような書き方の中で記述がございますけれども、京都府議会の中には、日中議員連盟、日韓議員連盟、日華議員連盟、日朝議員連盟、四つありまして、私はすべて入っておりました。したがって、日朝だけ取り上げて何かおもしろおかしく書かれていることについては、非常に不快感を持っているということについては申し上げたいと思います。 二回目でございますけれども、行きました。記事をもとに質問をされていると思いますけれども、バッジを外してという意味は、私は国会議員の……
○前原国務大臣 JALの再建については、私は、いろいろと田中委員はおっしゃっていますけれども、判断は間違っていなかった、そして、今はうまくいっている、そしてうまくいかせなければいけない、そう思っております。 八ツ場ダムにつきましては、私は一年国交大臣をやらせていただきましたけれども、引き続きやらせていただければ、必ずこれについては結論を得て、私は、これは田中さんと同じだと思いますけれども、今の、すべての洪水をコンクリートの構造物に押し込めて海まで流すという発想を根本的に変える、哲学を変える公共事業の考え方については、これも間違っていないし、やり遂げなくてはいけないというふうに思っております。……
○前原国務大臣 報道では存じ上げております。
【次の発言】 報道では存じ上げております。
【次の発言】 官房長官の答弁されたとおりでありまして、法的根拠のない形で支配されているということでございます。
【次の発言】 繰り返しになりますけれども、法的根拠のない形で支配されているということでございます。
【次の発言】 今、下村委員が御指摘をされました海島保護法でございます。これは二〇〇九年に採択をされておりますけれども、尖閣諸島への直接の言及があったわけではございませんけれども、一定の懸念がございましたので、これについては中国側にその懸念を伝えております。
それから国防動員法でありますけれども、……
○前原国務大臣 この地震が発生をしてから、かなりがたつわけでございますけれども、二十三日以降生存者が発見をされていないということについて、極めて残念に思っているところであります。 一方で、六十六名の緊急援助隊の皆さん方は、二十四時間態勢で、かわるがわる仮眠をとりながら、極めて士気も高く、現在も活動していただいていることに、大変我々は意を強く、また心から感謝をしているところでございます。 また、外務省も今四十四名のメンバーを投入し、徳永久志大臣政務官が陣頭指揮をとっていただいておりますけれども、御家族の皆さん方に対してマンツーマンのお世話を今させていただいているところでございます。また、心の……
○前原委員 おはようございます。 二年半ぶりの予算委員会でございまして、十数年間、野党で、この場でかなり厳しく追及をしてまいりました。与党である自覚をしっかり持って質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、改めて、東日本大震災でお亡くなりになられた皆さん方に心から御冥福を申し上げます。また、被災をされた皆さん方に改めて心からお見舞いを申し上げます。そして、台風十二号あるいは十五号を含めて多くの台風による水害あるいは豪雨による水害によってお亡くなりになられた方にもお悔やみ申し上げ、また、被災をされた方に対してもお見舞いを申し上げたいと思います。 まず、台風災害でございます。きょ……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 まず、この社会保障・税の一体改革の特別委員会の開始に当たりまして、御協力また御尽力をいただきました与野党の理事の皆さん、委員の皆さん、また関係者の皆さんに心から感謝を申し上げたいというふうに思います。 さて、まず、総理、この社会保障・税の一体改革について、総理は政治生命をかけるということをおっしゃっております。政治生命をかけるという言葉は極めて重い言葉でございます。逆に言えば、それだけ大変重要な日本にとってのテーマなんだということの裏返しだというふうに思います。 総理は、この問題を代表選挙でも唯一強くおっしゃっておりました。なぜ……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 まず、今、日本じゅうで豪雪でございまして、多くの方々が大変御苦労をされております。また、残念にも、多くの方々がお亡くなりになられております。この豪雪被害でお亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げたいと思います。また同時に、この雪で大変な御苦労を経験されている方々全てに心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。 これの対策につきましては、私の後に質問をされます鈴木克昌幹事長代理から総理初め政府に質問をさせていただきたいと思いますので、私は、野田内閣の最も大事なテーマの一つである被災地の復興について、まず質問をさせて……
○前原国務大臣 国家戦略担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。 国家戦略室においては、本年七月末に閣議決定をされた日本再生戦略について、今後も、国家戦略会議を核として、その着実な実行を図り、経済再生等を実現してまいります。 また、本年九月に決定した革新的エネルギー・環境戦略を踏まえて、グリーン政策大綱の策定を初めとして、エネルギー・環境政策を遂行してまいります。 あわせて、予算編成の基本方針を策定し、財政運営戦略に定められた財政健全化の枠組みを堅持しつつ、日本再生に向け、グリーン、ライフ、農林漁業の重点三分野と中小企業の活用に政策資源を重点……
○前原国務大臣 テレビ番組で申し上げたことについて、私の意見は変わりません。 ただ、先生がおっしゃったことで一つ前提として抜けているのは、解散権というのはあくまでも総理が握っておられることであり、最終的には総理の御判断だということも申し上げたこともあわせてお伝えをいたしたいと思います。 大事なことは、山口代表も加えられて三党の党首で真摯に話し合われたわけでございますので、それをしっかりと、やはり野田総理は口にされたことは約束をたがわない方である、守られる方である、長年のつき合いの中でそう思っておるということも申し上げたいというふうに私は思います。 あわせて、予算編成についてのお話がござい……
○前原国務大臣 自民党政権も長かったので石破幹事長が一番よくおわかりだと思いますけれども、予算編成というのはもう夏からやっております。概算要求の組み替え基準をつくって、そして、その組み替え基準に基づいてそれぞれが概算要求を行うということの中でまたずっと作業していくわけです。 したがって、今政権を担わせていただいている我々としては、いつ解散があるかどうかわからないからそれをやめるということはできないし、その組み替え基準においては、まさに、我々が脱原発と言っているグリーンエネルギー、環境、こういった問題に対してしっかりと予算をつけていきたいという方向で我々はつくらせていただいているということです……
○前原国務大臣 USTRのカトラー女史とは、日本に来られて、二回お会いをしました。お会いをしたのは、私が九月にワシントンに、これは政調会長時代でありますけれども、お話をして、また、彼女が来られましたのでお話をしたということでございますが、基本的には表敬ぐらいのものでございます。しかも、一回目は大統領選挙の前でございましたし、二回目は直後でありましたので、具体的な話はしておりません。 関心事項については、今、玄葉大臣からお話がございましたように、牛肉、保険、そして自動車、こういった分野であるというような概括的な話はございましたけれども、具体的な話はしておりません。 先ほど議員がお尋ねになった……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原です。 まず、黒田総裁に対する我々のスタンスというものを申し上げますと、白川前総裁の残余期間については同意をさせていただきました。来る五年間の任期につきましては、きょうも含めて、しっかりとお話を伺った上で判断をさせていただきたい、こう思っているところであります。 まず、岩田副総裁に伺いたいと思います。 二月七日の予算委員会におきまして、安倍総理が私の質問に答えまして、デフレは貨幣現象である、そして、物価目標二%達成は日銀の責任で、こういうことをおっしゃっておりますけれども、この安倍総理の御発言については賛同されますでしょうか、どうでしょうか。簡……
○前原委員 民主党の前原です。 きょうは、財務金融委員会で質問の機会をいただきまして、同僚議員また委員会の皆さん方に感謝を申し上げたいと思います。前半が黒田総裁に主に質問させていただき、後半は麻生財務大臣に質問させていただければ、こう思っております。 まず、黒田総裁にお伺いいたします。 六月の十一日の政策決定会合につきましては、さまざまな意見があるということは、総裁が一番御承知だろうと思います。 主要新聞の見出しを若干御紹介いたしますと、朝日新聞「黒田緩和正念場 日銀、長期金利抑制策見送り」と書いてあります。日経新聞「決定会合、評価割れる」、毎日新聞「日銀、市場と対話難航」、こう書かれ……
○前原委員 民主党の前原です。 第二次安倍政権になって初めての予算委員会でありまして、まず、安倍総理には、二回目の総理大臣に御就任されたことをお喜び申し上げたいと思います。当選が同期で、昔の議員会館は隣同士でありまして、先ほどの石破幹事長の話によれば、総理になられるというのは天命でありましょうから、ぜひ、その点においては頑張っていただきたい。我々も、是々非々で、国益に資する形で議論をさせていただきたいというふうに思います。 今、石破幹事長と総理の議論を聞いていまして、一つだけ、私も建設的な提案をさせていただきたいと思います。 レーダー照射の話でありますけれども、私は、二つポイントがあると……
○前原委員 民主党の前原です。
まず、昨日行われました北朝鮮の核実験につきまして質問をさせていただきたいと思います。
まず、事実関係でございますので、どなたからでも結構であります。今わかる範囲で、きのうの核実験の中身、つまりは、プルトニウムによる核実験だったのか、あるいはウラン濃縮であったのか、あるいはその威力、現時点でわかっていることについて御答弁をいただければと思います。
【次の発言】 総理にお伺いしたいんですが、北朝鮮は小型化に成功したということを言っています。それと、先ほど別の議員の質問に答えて、小野寺防衛大臣が、十二月のミサイル発射については、飛行距離が延びて、そして精度が向上し……
○前原委員 民主党の前原でございます。 玄葉、山口両委員の質問に続いて、まずTPPから議論をさせていただきたいと思います。 TPPに入れば、特に世界第一の経済大国であるアメリカと自由貿易のスキームができれば、どういうメリットがあるのかということを国民にしっかり示すことが、理解を得る一番のポイントだと私は思います。 そういう意味においては、もちろん、先ほど山口議員がおっしゃったように、地政学的な問題、将来的にはボゴール目標に向かって二十の地域・国が経済統合していく、そのためのルールメークというものを、安保の面での同盟国であるアメリカと一緒に、経済、貿易の面でもそういったルールをしっかりつく……
○前原委員 民主党の前原です。 三月十一日、東日本大震災、また、原発の事故が起きてから二年がたちました。お亡くなりになられた方々に心から哀悼の誠をささげたいと思います。 また、今なお厳しい避難生活をされている方々、あるいは復興に向けて御努力されている方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、国会が一丸となって復興に対して力を注いでいくように我々も頑張っていきたいと思いますし、また、今の政府が取り組まれていることについては、正しいことについては全面的にバックアップをさせていただくということを改めて申し上げたいと思います。 その上で、安倍政権がおっしゃっている、経済を強くしていくということに……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原です。 まず、金融政策について質問させていただきたいと思います。 まず、私のスタンスを少しお話ししたいと思います。 野田政権の最後でありましたけれども、約三カ月間、経済財政担当大臣をさせていただきました。毎回、日銀の政策決定会合に出席をし、強力な金融緩和を求めてまいりました。白川さんの五年間の中で唯一、二カ月連続の金融緩和というものが行われましたし、また、政府と日銀の間で初めて共同文書の取りまとめを行わせていただきました。 そういう意味で、強力な金融緩和を行う、そしてデフレの脱却、結果としての円高是正、そして輸出の回復というものの中で日本の経……
○前原委員 民主党の前原でございます。 締めくくり総括質疑に当たりまして、まず金融政策について質問したいと思います。 きょうは黒田総裁にもお越しをいただいております。まず黒田総裁にお伺いをいたしますけれども、四月四日の金融政策決定会合におきまして、こういう文書が発出をされております。「上記の長期国債の買入れは、金融政策目的で行うものであり、財政ファイナンスではない。また、政府は、一月の「共同声明」において、「日本銀行との連携強化にあたり、財政運営に対する信認を確保する観点から、持続可能な財政構造を確立するための取組を着実に推進する」としている。これらを踏まえ、いわゆる「銀行券ルール」を、「……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 まず、お配りしております資料一を、麻生財務大臣また黒田日銀総裁初め皆さんにごらんいただきたいと思います。 これは、二〇一三年七―九のGDPの増減率の内訳ということでございまして、上が折れ線グラフ、そして、下の方がわかりやすいのかもしれませんが、下の実質、名目、両方ともごらんをいただきたいと思いますけれども、実質を見ますと、GDPでは〇・五、年率換算で一・九、前期が三・八でございますので半減、こういうことになったわけであります。 安倍政権ができましてから、三本の矢ということで、一つは財政出動、つまりは、真水で十兆円余り、事業規模で……
○前原委員 民主党の前原でございます。 三十分という時間をいただいておりますので、主に安倍総理にお話を伺いたいと思います。 まず、安倍総理は、所信表明演説の中で、経済の取り組みにはこの道しかないということをおっしゃいました。 確かに、デフレ脱却は重要であります。デフレというのは、ほっておけば物の値段がどんどん下がっていく、物を買わない方が得であるということでありますから、デフレ脱却は重要です。そして、総理みずからが旗を振られて、そして国民や市場関係者のマインドを変えたということについては私は評価をしたいというふうに思いますけれども、経済指標でよくなっているものもあることを踏まえてこの道し……
○前原委員 民主党の前原でございます。
私も、個人的にも非常に思い入れの強い沖縄また北方問題について質問させていただきます。
まず、山本大臣、沖縄の振興計画について二つ確認をさせていただきたいことがあります。
まず一つは、昨年の十二月二十四日の閣議におきまして、安倍総理は、沖縄振興の取り組みを強化するため、現行の沖縄振興計画期間、平成二十四年度から三十三年度においては沖縄振興予算について毎年三千億円台を確保と発言をされている。これは事実でありましょうか。そしてまた、事実であれば、どういうふうに担保するのでありましょうか。
【次の発言】 もう一つ確認をさせていただきたいんですが、現在の振興……
○前原委員 民主党の前原です。
国土交通委員会で質問の機会をいただきましたことを、同僚の皆さん方にまず感謝を申し上げたいと思います。
まず、高規格幹線道路につきまして、幾つかピンどめというか、まず全体の枠の質問をさせていただきたいと思います。
昭和六十二年の四全総で決まりました高規格幹線道路の総延長約一万四千キロということでありますが、まずお伺いしたいのは、これ以上の高規格幹線道路はつくらないということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 次の質問までお答えをいただいたんですが、要は、法律で決まっているものでありますので、その一万四千キロからさらにつくるということは今はない、そういう計画……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 まず、委員長そして理事の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。おとついの水戸での現地視察というのは大変有意義なものでございまして、ああいう機会を設けていただきました委員長、また菅原、古本両筆頭理事初め理事の皆さん方には感謝を申し上げたいと思います。伺ったことを時々ちりばめて質問させていただきたいと思います。 まず前半は、黒田日銀総裁、お忙しい中お越しをいただきまして、ありがとうございます。日銀総裁にお話を伺いたいと思います。 去年の四月四日でございましたか、異次元の金融緩和を発表されまして、一年が経過をいたしました。その検証を総……
○前原委員 民主党の前原です。 まず、昨今の豪雪によりましてお亡くなりになられた方々に、心からお悔やみを申し上げたいと思います。また、被害に遭われた方々に対しても、心からお見舞い申し上げたいと思います。 先ほど山井議員からお話がございましたように、しっかり政府におかれましては対応策をとっていただきますように、私からもお願いを申し上げたいと思います。 さて、まず総理に、非常に大きな質問をさせていただきたいと思います。 一枚目の資料、パネルにはない資料をごらんいただきたいと思いますけれども、これは日本の負債対GDP比でありますけれども、先進国の中で最悪である。日本が二三五%、EUの金融不安……
○前原委員 民主党の前原でございます。 まず冒頭に、ことしは、広島を初めといたしまして、全国各地で豪雨災害が起きました。お亡くなりになられた方々に対して心よりお悔やみを申し上げたいと思いますし、また、被害に遭われた方々に対して心からお見舞いを申し上げます。 政府には、復旧復興に対して、スピード感を持って万全の体制をとられることをまず要望いたします。 また、先般の御嶽山の噴火によりお亡くなりになられた方々に対して心よりお悔やみを申し上げますとともに、負傷された方々の一日も早い御回復をお祈り申し上げます。 消防、警察、自衛隊、あるいは地元自治体の職員の皆さんが、危険と隣り合わせで大変な救助……
○前原委員 民主党の前原です。 まず、日米防衛協力の指針について質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、中谷大臣に質問いたしますが、一九九六年四月の十七日に、橋本・クリントン両首脳によりまして、日米安保共同宣言が採択をされた。これは中谷さんも御存じだと思います。この中で、一九七八年に初めて日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインというものをつくったわけでありますけれども、その見直しを行おう、こういうことを話をしたわけであります。 三つありまして、平素からの協力、日本に対する武力攻撃に際しての対処行動、そして日本周辺地域において発生している事態での日本の平和と安全に重要な影響……
○前原委員 お疲れさまでございます。民主党の前原です。 まずは、現在の為替水準につきましてお話をさせていただきたいと思います。 皆さん方にお配りをしております資料、一枚目をごらんいただけますでしょうか。下の左側が二〇〇七年からのドル・円の為替レートでありまして、きょうが先ほど見たら百二十四円六十一銭ぐらい、こういうことでございまして、百二十五円台ではありませんけれども、円安水準が続いている、こういうことでございます。 まず、黒田総裁にお伺いしたいと思います。 午前中もお答えになっていたようでありますが、改めて、円安というよりはドル高だと思うんですが、この原因は何と考えておられるのか、お……
○前原委員 民主党の前原でございます。 補正予算の締めくくり総括質疑ということで、同僚議員が行った質問観点をおさらいして、さらに政府に改善を求めるという視点で質問をさせていただきたいと思います。 今回の補正予算の質疑で、我が党の議員、特に補正予算にかかわって質問した議員は、小川淳也議員、階猛議員、そして後藤祐一議員、この三名であったわけでありますけれども、この三名に共通する問題意識というのは何だったかといいますと、一つは、本来は当初予算に計上すべき予算を補正予算に回しているのではないか、こういう観点がまず一点でありました。つまりは、プライマリーバランス目標の達成のためとか、あるいは補正予算……
○前原委員 民主党の前原でございます。 昨年の十月の三日にこの場で質問をさせていただきまして、アベノミクス五つの誤算ということで質問をいたしました。 これだけ円安になっているのになかなか輸出が伸びない。それから、これだけ金利を下げて、そしてマネタリーベースをふやしているのにもかかわらず、法人向け貸し出しが伸びない、他方で内部留保がどんどん積み上がっている。それから、実質賃金、実質可処分所得が減少している。悪いインフレが起きている。そして、財政出動によって復興、民間建設投資への悪影響が起きている。 この五つの誤算というものを前回やらせていただいたわけでありますが、きょうは、誤算ではなくて、……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。
質問に先立ちまして、まず、安倍総理大臣に残念なことを申し上げたいと思います。
きのうもそうですが、国会中、閣僚席からやじを飛ばされるということ、これは極めて品位に欠ける。そしてまた、御自身がやじを飛ばしたことについていろいろおっしゃっているにもかかわらず、みずからが答弁席からやじを飛ばされるということは、言語道断だと思います。厳しく反省をしていただきたい。一言お願いします。
【次の発言】 ちょっと反省が足りないんじゃないですか。
事実誤認って、きのう、玉木議員の質問のときに、農林水産大臣のときに何で日教組が出てくるんですか。それ……
○前原委員 民主党の前原です。 第二次安倍政権が誕生してから二年余りがたちました。異次元の金融緩和が始まってから約二年がたちました。果たして国民の生活は本当に改善されているのか、この観点から幾つか質問をさせていただきたいと思います。 安倍総理、締めくくり総括でありますので、基本的には総理がお答えください。 まず、パネルの一番初め、安倍総理とは何度か実質賃金について議論をしてまいりましたけれども、二月四日の予算委員会において、以下のように答弁されています。 景気は回復局面になりますと、人々は仕事が得やすくなるわけであります。働く人の数はふえていきますが、パートからスタートする。例えば、安……
○前原委員 民主党の前原でございます。
まず、きょうは消費増税についてお話をしていきたいというふうに思っております。
安倍総理に二つほどまず確認をさせていただきたいと思います。
午前中の稲田さんの質問にも御答弁をされていましたが、私の質問にもお答えをいただきたいと思います。
二〇一七年四月の八%から一〇%への消費税の引き上げということは、これは、百年に一度と言われるリーマン・ショック、ああいうようなことがない限りは必ずやるということ、そのことでよろしいですか。
【次の発言】 ちょっと気になったんですが、基本的にはというのは、基本的というのがつくと例外になっちゃうんですけれども、今の基本……
○前原委員 おはようございます。 きょうは、総理大臣また日本銀行総裁にもお越しをいただいておりますので、主にお二人に質問をさせていただきたいと思います。 まずは日本経済の現状について、税あるいは復興財源を議論する前提としてお聞きをし、また、各論にも移っていきたいというふうに思います。 まず安倍総理、総理になられた直後の平成二十五年二月七日の衆議院予算委員会において私と討論した際にこうお答えになっておられますけれども、この考え方が変わっていないかどうか、まずお伺いいたします。こう答えられたんですね。 「人口の減少とデフレを結びつけて考える人がいますが、私はその考え方はとりません。デフレは……
○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。 まず、財務大臣に、租特、政策減税についてお話を伺いたいというふうに思います。 お配りをしている資料の六をごらんいただきたいと思います。 民主党政権のときに租特透明化法というものをつくりまして、その結果明らかになってきたものであります。国税で、二十四年度が一兆円、二十五年度が一兆四千八百億円、そして二十六年度が二兆円。こういうことで、政策減税、租税特別措置減収額というのはふえていっているわけであります。 私どもは、租特そのものが悪いということを申し上げるつもりはありませんが、その使い方についてやはりもう少し精査した方がいいのでは……
○前原委員 民進党の前原でございます。 我が党は、先ほど、消費税率引き上げを先送りする法案を国会に提出をいたしました。私も、財務金融の担当者として党の決定には組織人としてコミットメントしますが、きょうの質問は、少し包括的な観点から議論をさせていただきたいと思います。 まず財務大臣にお伺いしたいというふうに思いますけれども、一―三月期のGDP一次速報値、これは〇・四%プラスとなりまして、二〇一五年度の実質GDP成長率は〇・八%となりました。年初の原油価格の下落、あるいは中国などの新興国経済の先行き不安から、お正月明けから株価は下落をして、株価、為替のボラティリティーが大きくなっていたことを考……
○前原委員 民主党の前原でございます。 きのうも質疑を見ていまして、きょうも質疑を見ていましたけれども、質問者がいないのに答弁をされているケースが見受けられます。これは、委員長、ちょっとおかしいんじゃないですか。やはりしっかりと議論ができるような形で采配をされるということが大事ですので、まずそれは申し上げておきたいと思います。 金融政策について話をまずさせていただきたいと思いますが、黒田日銀総裁、お越しをいただいていますか。 去年の六月十日に、衆議院の財務金融委員会で、私の質問に対して、黒田総裁はこう答弁されたんですね。「付利金利の引き下げは検討いたしておりません。」と。 その理由とし……
○前原委員 おはようございます。 まず、金融政策につきまして、黒田日銀総裁に主にお話をお伺いしたいというふうに思います。 まず、黒田総裁、先般の予算委員会では、質問通告してお越しをいただきながら質問をすることがありませんで、申しわけありませんでした。きょうはたっぷりお答えをいただこうというふうに思っております。 九月二十一日から日銀が導入されました長短金利操作つき量的・質的金融緩和、きょうが十月二十一日ですからちょうど一カ月たちまして、わかりにくいという意見がかなり多いわけでありまして、ぜひこの場を説明の場に使っていただきたいというふうに思いますので、まず、ちょっと技術的なところから幾つ……
○前原委員 おはようございます。民進党の前原でございます。 まず、安倍総理に、安倍政権の外交防衛政策に対する基本的な考え方を伺いたいと思います。 まず、日ロの関係から伺いたいと思います。 私は、戦後七十一年間平和条約が結ばれていないということ、これをしっかりと解決していくという総理の決意、そしてまた首脳間での信頼関係をつくって問題解決の政治的なリーダーシップを発揮するというアプローチ、これについて同意をいたします。その上で幾つか、今後の日ロ交渉の中で確認をさせていただきたい点について質問させていただきたいと思います。 まず、ウクライナの問題についてでございます。 外務大臣談話が出てい……
○前原委員 おはようございます。民進党の前原です。 質問通告をしている順序を少し変えさせていただきまして、まず非課税国債についてお話をさせていただきたいというふうに思います。 現在、家計の現金資産というのが二〇一六年第三・四半期時点で七十八兆百五十六億円ということで、前期比四・八%増、十九四半期連続で増加している。これは、金融機関の低金利、マイナス金利のことは後で黒田総裁と議論させていただきたいと思いますけれども、そういった状況の中で、どんどんどんどんたんす預金というものがふえてきているわけであります。 ある全国紙が、まあ読売さんでありますけれども、先般、政策提言をされまして、無利子ある……
○前原委員 おはようございます。民進党の前原です。 まず、黒田総裁に金融政策の現状についてお話をさせていただきたいと思います。 昨年の九月の二十日と二十一日に行われました政策委員会・金融政策決定会合で、従来の一部マイナス金利つき量的・質的金融緩和から、イールドカーブ・コントロール、オーバーシュート型コミットメントの組み合わせから成る、長短金利操作つき質的・量的緩和に変更をされました。 私は、何回か予算委員会やこの財金で黒田総裁と議論をさせていただいておりまして、この変更については評価を、僣越ながらさせていただきました。なぜ私が評価をしたかといいますと、八十兆円のネットでの国債の保有拡大と……
○前原委員 民進党の前原です。
総理に伺いますが、施政方針演説の中で、格差を示す指標である相対的貧困率が足元で減少しています、特に子供の相対的貧困率が二%減少し、七・九%、十五年前の調査開始以来一貫して増加をしていましたが、安倍内閣のもと、初めて減少に転じましたと述べておられます。
まずお伺いしますが、こういうことを施政方針演説に御自身の実績として書かれるということは、相対的貧困率を下げることは大切である、政策目的としては重要である、こういう認識を持っておられるということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 大事な点なので確認をさせていただきますが、相対的貧困率は低い方がいい、下げることを……
○前原委員 民進党の前原です。 まず、総理、そして財務大臣、外務大臣、訪米お疲れさまでございました。 短い期間の中での往復の中で、国民全般からすると評価の方が私は多いのではないかと思います。よかったという安堵感、こういったものが私は基本的にあるのではないかと思います。あれだけ大統領選挙の間に言いたい放題、人種差別、女性蔑視、そして日本に対しても自動車、為替、さまざまなことを言ってきて、それについて日米首脳会談で安倍総理にぶつけるんじゃないかと戦々恐々としていたところで非常に厚遇を受けられて、そういった問題については今回は出てこなかった、そういう意味では国民も安心をし、ほっとしている面もある……
○前原委員 国民民主党の前原です。質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 国土交通委員会で石井大臣に質問するのは恐らく初めてだと思います。基本的な事柄が中心でありますので、基本的には大臣にお答えをいただきたいと思いますし、また、実務的なところはほかの方でも結構でございますので、基本的には大臣にお答えをいただきたいと思います。 まず、国交省の使命というか役割について、少し大きな話をさせていただきたいと思うわけでありますけれども、大臣がどういう思いでこの国交大臣をされているのかというところを伺っておきたいと思います。 もちろん国交省というのは、国土保全、これは、海上保安庁も含めて……
○前原委員 まず、総理に伺います。
総理は、平成三十年度の予算審議の中で、再三、歳出改革とあわせて経済成長をさせなければ財政再建はできないと言われてきました。もちろん、経済成長と歳出改革というのはともに必要だと考えますけれども、経済成長と歳出改革で財政再建はできるとお考えですか。
【次の発言】 確かにこの五年間で税収はふえました。そして、新規発行国債の額は減りました。しかし、平成三十年度の予算を見ておりますと、一般会計の歳出歳入の規模は九十七・七兆円ですね。そして、歳出の国債費は約二十三兆円、四分の一ですよね。そして、この二十三兆円のうち、十四兆円が元本の返済、そして利息の返済が約九兆円です……
○前原委員 前原でございます。
まずは、この質問の機会をいただきました渡辺理事に感謝を申し上げたいと思います。
それから、岩屋大臣、御就任おめでとうございます。悲願の防衛大臣になられて、ますますの御活躍をお祈りしたいというふうに思っております。
まず、敬意を表して、一問目、岩屋大臣に質問したいと思いますけれども、日本の外交、安全保障の最大の課題、いろいろな課題があると思うんですけれども、最大の課題は何と考えるか。まずこれについてお答えください。
【次の発言】 外務大臣にも同じ質問をします。
【次の発言】 ありがとうございました。
お二人の御答弁をいただいたわけでありますけれども、私も、……
○前原委員 北方領土問題についてお話を伺いたいと思います。
まず河野大臣、一九五六年の日ソ共同宣言というのは、有効であり、日本国政府として尊重する立場ですか。
【次の発言】 一九九一年の日ソ共同声明というのは、有効であり、日本は尊重する立場ですか。
【次の発言】 千島列島の中に北方四島は含まれますか。
【次の発言】 北方四島は日本の固有の領土ですか。
【次の発言】 一つまず申し上げたいのは、私は、いろんなこれから領土問題の交渉があっていいと思います。しかし、その上で、一九五六年からずっと議論をしてきて解決できなかった問題についていよいよ交渉になっているから、今までのことも含めて、交渉の過程に……
○前原委員 前原です。
午前中の質問の最後でございますので、よろしくお願いいたします。
麻生大臣、私も、福岡で発言をされたことについてお伺いいたします。
三人伺われましたので、大体理解をしてきました。要は、麻生大臣がおっしゃりたかったのは、福岡市の市長そして北九州市の市長を比較をされて、そして、福岡よりも北九州は人が減っているし税収も落ちている、そして、北九州の市長は東大を出ている、より税金を使って大学を出ている、それなのに結果が出ていないじゃないか、そういうことですね。
【次の発言】 私自身も小学校から大学までずっと国公立なんです。税金を使わせてもらって学ばせていただいているという感謝……
○前原委員 おはようございます。前原です。 まず、世界経済の見通しにつきまして、先ほどの同僚委員とは重複しないように質問させていただきたいというふうに思います。 グローバル金融市場では、世界的な景気減速懸念が高まっております。背景にありますのは、米中摩擦の深刻化、それに伴う中国の景気減速。最終的には、世界の景気を減速させるとの見方があります。 先ほど総裁が、IMFの見通しについて言及されました。下がっても三・九から三・七だから、それほど大した話ではないというようなニュアンスで受け取ったわけでありますが、下方修正は二年ぶりなんですね。 私は、きょうお配りをしている資料の一ページ、まず上を……
○前原委員 おはようございます。国民民主党の前原です。 まず、対外有償軍事援助、以下FMSと言わせていただきますけれども、このことにつきまして質問させていただきたいと思います。 まず、お配りをしている表、資料の一枚目をごらんをいただきたいというふうに思います。 これは、FMSによる装備の取得についてそれぞれの推移が書かれているわけでありますけれども、これはかなり昔から始まっているんです。一九五六年から、日米相互防衛援助協定、MDA協定に基づいてFMS調達を実施しているということで、アメリカがFMSを取決めをしたのは百六十カ国ぐらいある、こういうことであります。 そして、日本でありますけ……
○前原委員 質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。前原です。 きょうは防衛大綱、中期防についての質問が主ということでございますので、そもそもの話から少しさせていただきたいと思います。 前々回だったと思いますけれども、岩屋大臣とお話をいたしましたが、もちろん自衛隊の自前の能力を向上させるということも大事でありますが、それだけではなかなか日本は守れないということで、日米同盟を強化していく、維持強化していくということは大事なことであります。 その中で、私が何で日米同盟が必要なんだと聞かれたときにお答えをすることについて中身を申し上げれば、それについて評価をいただきたいんですが、まず……
○前原委員 それでは、まず財務大臣にお伺いをしたいと思いますが、消費税の引上げについてでございます。
まず、現行の事業者免税点制度つまりは免税業者について質問したいと思いますが、現在この免税事業者というのは大体数でいうとどのぐらいあると財務省は見ておられますか。
【次の発言】 四百八十八万者が推計されるということでございますが、どういう職種が多いか、大臣、お答えいただけますか。
【次の発言】 一千万円以下の売上げであれば免税業者となる。これは二年前ですね、一年前ではなくて二年前でありますけれども、一千万以下ということは、その業者が一千万円を超えるかどうか。もちろん計算してやっている業者さんも……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、消費税の引上げにつきまして、さまざまな観点から議論をさせていただきたいと思います。 まず、麻生大臣にお伺いをさせていただきたいというふうに思います。麻生大臣には大きな政策的なことを伺い、そして、技術的なことにつきましては星野主税局長から御答弁をいただければ、こう思っております。 まず、平成三十一年度の予算を見ておりますと、防災・減災、国土強靱化のための三カ年緊急対策なども含めて、三年間でおおむね七兆円程度、国費は半分だということでありますが、こういった対策をとるということとあわせて、いわゆる駆け込み需要平準化対策というものを行う、こういう……
○前原委員 国民民主党の前原です。
まず、委員長と与党の筆頭の理事に申し上げておきたいと思いますが、かなり与党側の欠席が多いですし、定足数に満たなくなったら質疑をすぐやめますので、その点はしっかりと留意していただきたいというふうに思います。
さて、まず、麻生大臣に、財政のことについて議論をする前提として少し定義を議論させていただきたいんですが、財政破綻、財政が破綻するというのは、どういうことをいうんでしょうか。
【次の発言】 今のことをまとめると、要は、政府が行った負債というものが返済できなくなると。運営ができなくなるとか金利の上昇ということを個別におっしゃいましたけれども、要は、政府が抱……
○前原委員 国民民主党の前原です。
まずは、第二次安倍政権六年間の経済運営について質問をさせていただきたいと思います。
麻生大臣になるのか茂木大臣になるのかわかりませんが、簡潔にお答えください。
アメリカのムニューシン財務長官が、昨年十月十三日、インドネシアのバリだったと思いますけれども、日本と始める物品貿易協定交渉では、通貨安誘導を阻止するための為替条項を協定に盛り込む、これを求める考え方を明らかにしましたが、為替条項は交渉の対象になるんですか。
【次の発言】 その後でしょう、ムニューシンの話は。
ですから、これからの協議で、日本の意思として、為替のこの協議はしないということを明確に……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 会派の時間をいただきまして、ありがとうございます。 まず冒頭に、きょうは一月十七日でございまして、二十五年前の五時四十六分に阪神・淡路大震災が起きました。多くの方々がお亡くなりになられ、また、多くの方々が被災をされました。改めて、亡くなられた方々に心から御冥福を申し上げ、またその後、東日本大震災、また熊本の地震などなど、大変な災害が台風災害も含めて起きておりますけれども、行政府、立法府あわせて、こういった悲惨な天災というものを踏まえて、これからしっかりと対応していくようにしていきたいと思いますし、政府もぜひ、こういったものの風化をすることなく、お……
○前原委員 前原誠司です。 会派の質問としては最後でありますので、よろしくお願いいたします。 まず、総理が力を入れたいとおっしゃっている憲法の問題について伺いたいと思います。 まず、自民党の総裁として総理に伺いたいんですが、自民党の憲法の考え方というのはどれなんだということを伺いたいんです。 まずは、自民党の意思決定機関である総務会で決定されているのは日本国憲法改正草案と言われるもので、これは平成二十四年四月二十七日に総務会で決定されていると伺っております。 総理が平成二十九年の五月三日、読売新聞に発表された考え方、これをもとに憲法改正推進本部でまとめた四項目というのがございます。自……
○前原委員 会派を代表して質問させていただきたいと思います。 まず、安倍総理、先ほど我が党の大西健介議員の質問のときにビザの緩和の話がございましたけれども、事実関係だけちょっと申し上げておきます。 我々が政権についたときに、私は国土交通大臣でありましたのでよく覚えておりますけれども、インバウンドの数が六百万人台でした。中国のお客さんが特に少なかったんですね。十三億人以上いるのに、日本に来ていたのは百万人いなかったんです。何でだろうということを調べて、そうしたら、いわゆる団体旅行しか来られない、個人旅行はだめだということと、所得制限がかかっている。そしてまた同時に、ビザを発行できる地域は三カ……
○前原委員 前原でございます。会派の最後でございますので、よろしくお願いいたします。 まず、総理大臣、前回も質問させていただいたのは施政方針演説を引用してでございましたけれども、今回も、まずは施政方針演説を引用させていただいて、質疑をしていきたいというふうに思います。 総理の施政方針演説の中に、このようなくだりがございました。 東京から鉄道で七時間。島根県江津市は、東京から一番遠い町と呼ばれています。二十年以上、転出超過が続き、人口の一割に当たる二千八百人が減少した町です。 しかし、若者の起業を積極的に促した結果、ついに、一昨年、転入が転出を上回り、人口の社会増が実現しました。 原田……
○前原委員 会派を代表して、最後の質問をさせていただきます。 質問通告していないことなんですけれども、安倍総理、ずっと私はこの議論を聞いていまして、この予算委員会、ずっと聞いていまして、今、内閣支持率が各種世論調査で落ち始めておりますが、その大きな理由というのは、やはりこの桜を見る会の説明に納得されていない国民の皆様方が多い。大体七割以上の方が納得されていないということなんですが、総理が何か、国民あるいは我々を納得させる、そして、そのわだかまりを氷解させる、そういう努力を何かされたらどうですか。何かされたらどうですか。 されないから、こういう議論を、新型コロナウイルスの問題もあるにもかかわ……
○前原委員 立国社の前原です。 まず冒頭に、新型コロナウイルスによりまして亡くなられた皆様方に心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。また、今、病気と闘っておられる方々の一日も早い御回復を、これも心からお祈り申し上げたいと思います。また、医療現場を始め、このコロナウイルスと日々格闘されて御尽力をされている皆様方にも心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。 安倍総理にお答えをいただきたいと思いますが、私の選挙区は京都です。京都は、今もお話がありましたけれども、観光というものが一つの大きな産業であります。総理の地元の山口でも観光地というのはあるので、ぜひ、そこを思い浮かべながら私の質問を……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず麻生大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、今回の新型コロナウイルスに対する対策、第一次補正、第二次補正とも事業規模でいいますと約百十七兆円ということでございますし、また、その二つに関して申し上げると、追加の財政支出が約六十兆円ということであります。また、第三次補正予算というものも今編成をされて、与党の中で議論されておられると思いますけれども、与党の政調会長からは勇ましい、何十兆、何十兆という議論がなされているということであります。 確かに今は、金に糸目はつけずに、とにかく目の前のコロナをどう退治するか、そして国民の生活を守るかということの中……
○前原委員 おはようございます。国民民主党の前原でございます。
コロナの感染拡大がまた深刻な問題になっておりますので、この問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。
GoToトラベルを中止をされるということを、まあこれは条件次第ということでありますけれども、菅内閣総理大臣が明らかにされました。
まず、お伺いします。
このGoToトラベルの中止を決めるのは誰ですか。国か、都道府県知事か、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 では、重ねて質問いたしますが、当初、今おっしゃったことと違う形で東京都が外されましたけれども、その理由は何ですか。
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 第三次補正予算案について質問をいたします。 予算委員会と重複する部分がございますけれども、大事なポイントでございますので、質問をさせていただきたいと思います。 この補正予算案につきましては、閣議決定がされましたのは昨年の十二月の十五日であります。当日の全国陽性者数は二千四百二名、それまでに最も新規感染者が多かったのが十二月の十二日、三日前の三千三十八名です。七日間の移動平均が二千名台の後半で推移をしておりました。これが閣議決定をされたときに見えていた景色、光景であります。 それが閣議決定された後、年末に徐々に拡大して、年末には四千名を突破し、……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、日銀総裁、黒田総裁に幾つか質問させていただきたいと思います。 三月、来月でございますけれども、政策の点検が行われるということが報道されておりますし、また、総裁も言及をされておられます。 二〇一六年の九月に総括的な検証というのをやられました。あのときは量的緩和からイールドカーブコントロールへと転換をするということをやられたわけでございますけれども、今回の点検というのはそういった総括的な検証ではなく、つまりは金融緩和の大きな流れを変えるとか、金融緩和を続けるにしても、やり方、メニューを変えるとかではなくて、今の大枠、資産買入れ、一部マイナス金……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 かなりマクロ的な観点の議論ばかりでございますので、基本的には財務大臣にお答えをいただきたいと思います。 日本がこれだけ世界の中でも飛び抜けて財政赤字が多いにもかかわらず、金利も非常に低い状況で推移をしていて安定をしているということ、その大きな背景というのは、一つには、自国通貨が発行できること、そして、発行した国債というものが九割程度が自国内で消化をされているということ、それに併せて、国内の資産が大きいということが言えるのではないかと思います。あと、経常収支の黒字、これも大きいのではないか。つまりは、お金が海外から入ってくるということ。 こういっ……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、住宅ローン控除の特例の延長についてお伺いをいたします。 個人が住宅ローンを利用して住宅を取得して、令和三年末までに居住して一定の要件を満たすときは、その住宅の取得に係る住宅ローンの年末残高の合計額を基に計算した金額を、入居した年分以降の各年分の所得税額から控除することができるということになっております。 他方で、令和三年度税制改正に当たりまして、与党の税制大綱におきましては、平成三十年度決算検査報告において、住宅ローン控除の控除率、一%でありますが、を下回る借入金利で住宅ローンを借り入れているケースが多くて、その場合、毎年の住宅ローン控除……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 菅総理に伺いますけれども、私がお配りをしている資料を皆様方には御覧いただきたいと思います。 まず、一ページでございますけれども、これは、スイスの研究機関IMDというのが、世界競争力年鑑ということで、毎年、六十三の国、地域を対象に行っているものでございまして、経済状況、政府効率性、ビジネス効率性、インフラ、この四つの観点から、総合的に国際競争力を算定している。三十年前は四年連続日本は一位でございましたけれども、去年は何と三十四位まで転落しているということであります。六十三の国、地域の中で半分以下まで低下をしているというのが、このIMDの報告でござい……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、アメリカの長期金利について、黒田総裁にお伺いをいたします。 現在、アメリカの金利が上昇しております。アメリカのみならず世界中がコロナの影響で経済が落ち込んでおりましたけれども、アメリカも財政出動、去年が一年間で総額四兆ドルという規模でありますし、また、FEDによる超金融緩和、例えば、ゼロ金利の復活、無制限の量的緩和、一部格付の低いジャンク債も対象とした社債の買入れなど、こういうことも行ってきましたし、そして何よりも、ワクチン接種が始まりまして、その期待感から経済が急回復しているということであります。 数字を見てみますと、アメリカでは、二〇……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 関税に関わる質問の前に、麻生副総理に一問、質問通告をしていないテーマでお話を伺いたいと思います。財務、金融の問題ではありません。 今、参議院の予算委員会とか、衆議院の予算委員会も、昨日行われました。いわゆる接待の話なんです。いろいろ総理も含めて御経験のある財務大臣、ちょっと御意見をお伺いしたいんですけれども。 総務大臣が、NTTを始め業者との会食はあったのかと聞かれて、何度も何度も同じように、国民から疑念を招くような会食に応じることはないとおっしゃっているわけですね。これは、単純に考えると、会食に応じていなかったら会食していませんで終わりなんで……
○前原委員 国民民主党の前原です。 まず、お配りをしている資料の一枚目を御覧いただきたいと思いますが、納税猶予制度の特例措置の適用状況が書かれております。 既存の猶予制度と比べますと、件数でいうと、七・七倍の三十二万二千八百一件。税額は、何と、平成三十事務年度と比べると二十一・八倍ということで、一兆五千百七十六億四千七百万円ということでございまして、かなりの納税猶予がなされているということでございます。 これは、需要がなくなる、消滅をし、売上げが落ちるという業態がたくさんございますし、また、今なお、第四波、変異種ということで、今度は四つの蔓延防止等重点措置が取られるということでございまし……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 日銀は、三月十九日の金融緩和の点検で、ETFの買入れにつきましては、年間十二兆円の買入れ額の上限を維持する一方で、六兆円という原則を削除して、東証株価指数、TOPIX連動型のETFに限定すると。つまり、株価が急落する場合で大規模な買入れをするということが明記をされました。 私は、黒田総裁とも何度も、この場、予算委員会でも議論をさせていただきましたけれども、ETFの買入れについては反対であります。今回の点検は、今までの批判への一定の配慮はうかがえるものの、根本的な解決にはなっていないということをまず申し上げておきたいと思います。 二〇一〇年の秋の……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 質問通告はしていないので恐縮でございますが、今日、緊急事態宣言が決定されるということでございまして、麻生大臣に一問、そしてまた厚生労働副大臣に一問、質問をさせていただきたいと思います。 前回のこの財務金融委員会でもお話をさせていただきましたけれども、新型コロナウイルスの感染拡大、もう一年以上たっておりまして、業種によっては体力を失われている方々が相当たくさんおられるということでございます。 我々は、休業する、させるのであれば、してもらうのであれば、補償をしっかりすべきだということを当初から申し上げてまいりましたけれども、まさにこれから、例えば、……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 日本の安全保障の問題について質問をいたしたいと思います。 中国が二月一日から海警法という法律を施行しました。これに対して菅総理は、二月八日の衆議院予算委員会で、中国海警法については、国際法に反する形で運用されることがあってはならないと答弁されました。茂木外務大臣は、九日の記者会見で、尖閣諸島周辺の我が国領域内で独自の主張をするといった海警船舶の活動は国際法違反であると述べておられます。 総理の、国際法に反する形で運用されることがあってはいけないという答弁は、海警法自体は国際法違反ではないが運用次第では国際法違反になると。また、外務大臣も、尖閣で……
○前原委員 国民民主党の前原です。
資料に財政法二十九条を配っておりますので御覧いただきたいと思うわけでありますが、これは補正予算に関する条文でございまして、補正予算というのは、基本的に、予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費の支出という場合に限るということが書かれております。
まず岸田総理に伺いますけれども、今回出されている補正予算は、全てこの財政法二十九条に基づいて出されているということで、責任を持って出しているということでよろしいですか。
【次の発言】 質問時間が短いもので、答弁も短くお願いいたします。
それでは、防衛大臣に伺いますけれども、今回の防衛予算に防衛装備品の……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。
質問に入る前に、質問時間につきまして、立憲民主党さん、そして日本維新の会さんに、時間を融通してくださいましたことに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
さて、まず、財政について総理と議論をさせていただきたいと思います。
その前提として、自民党に二つの組織がありますね。総理が直轄の財政再建本部、政調会長が直轄の財政政策検討本部、この二つがありますね。
財政に関わるものを議論されることで二つの組織があって、党の考え方はどうやってまとめられるんですか。
【次の発言】 他党のことですけれども、政調会あるいは総務会にかけられる前に、そ……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 今回も、立憲民主党さん、日本維新の会さんに質問時間を譲っていただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 さて、まず日銀総裁、三日前に引き続いて少しお伺いをしたいというふうに思いますけれども。 昨日、ワシントンでFRBの連邦公開市場委員会が行われまして、パウエル議長が、適切な条件が整えば、次回のFOMC、これは三月十五、十六だそうでありますけれども、利上げを決定するという説明をされました。 アメリカのGDP成長率は六・九%、消費者物価上昇率は七・〇%で、三十九年ぶりという高水準であります。また、昨年十一月に始めた量……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、四人の参考人の先生方、今日は、御多用のところ、わざわざお越しをいただきまして、また、貴重な意見陳述をいただきまして、誠にありがとうございました。心から御礼申し上げます。 まず、簡単に私の問題意識からお話をさせていただきたいと思います。 先ほど宮本先生が失われた二十年ということをおっしゃいましたけれども、バブルが崩壊してから三十年間、二十年、三十年、本当に日本というのは凋落を続けております。例えば、国際競争力ランキング、いろいろな指標がございますけれども、スイスのIMDなどは三十年前は日本は四年連続一位でございましたけれども、直近のデータで……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず冒頭、今回も、立憲民主党さん、そして日本維新の会さんに質問時間を融通をしていただいたことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。 さて、総理にまずお聞きしたいと思いますけれども、日本生産性本部が昨年末に発表しました労働生産性の国際比較二〇二一という統計がございます。 これによりますと、二〇二〇年の日本の時間当たりの労働生産性、つまり、一人が一時間働いてつくった付加価値は幾らだったかというと、四十九・五ドル、約五千八十六円で、アメリカと比べると、アメリカは八十・五ドル、約八千二百八十二円ですので、六割の水準しかないんですね。OEC……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず冒頭、立憲民主党さん、そして維新の会さんに時間を配分していただいたことに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。 さて、総理、賃金の話をさせていただきたいと思います。 何度もこの場で申し上げているように、日本の賃金は、先進国の中で、この三十年間、唯一ほとんど変わっておりません。他方で、国の基幹三税、法人税それから消費税、所得税、まあ、直接税、間接税の見直しが行われて、法人税は下がり、消費税は段階的に上がっていくということでありまして、国民一般の負担は上がっている。また、社会保険料も上がっております。おまけに最近は、円安それからガ……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、順序を逆にしまして、財源につきまして鈴木財務大臣にお伺いしたいと思います。 年末に向けて、防衛三文書、国家安全保障戦略、それから防衛大綱、中期防、こういったものがまとめられることになっております。我が党も今議論をしておりますけれども、防衛費の大幅増額というのは、現下の戦略環境などを考えると必要であると我々も考えております。 ただ、一つ不思議なのは、防衛費の増額に向けた部分だけ政府・与党で財源論が行われていること、これは非常に不思議なんですね。 例えば、岸田総理は子供の教育予算を倍増するということをおっしゃっておりますし、そしてまた、社会……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 皆様方に資料をお配りをしておりますので、それを御覧いただきながら質問をさせていただき、また、黒田総裁には御答弁をいただきたいと思います。 まず一枚目、財政法第五条ということでありまして、日銀の国債引受禁止ということで、財政法第五条というのは、日本銀行の国債引受けは禁止されている、原則禁止されている、こういうことであります。過去の答弁では、直接引き受けていない、市中から引き受けているからいいんだ、こういうお話をされましたけれども、この一枚目のは日銀のホームページから引っ張り出してきたものでございます。なぜこの財政法五条が大事なのかということが書かれ……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、財源の問題について、鈴木財務大臣にお伺いをいたします。 今日も何度か取り上げられましたけれども、岸田総理から昨日、五年間で約四十三兆円の防衛力整備ということで、来年度からですね。そして、財源については、歳出改革、剰余金や税外収入の活用、税制措置など、歳出歳入両面の具体的な措置については、年末に一体的に決定すべく調整を進める、こういったことであります。 委員会でいうと前々回なんですけれども、大臣とは前回の委員会で、私、一つの提案をさせていただきました。外国為替資金特別会計、これが今一・二兆ドルぐらいありますけれども、これについて一部基金化を……
○前原委員 国民民主党の前原誠司でございます。
植田先生、よろしくお願いを申し上げます。
まず、デフレは貨幣現象とお考えなのか、つまり、デフレは金融政策で変えられると思われるか、お伺いいたします。
【次の発言】 先生は、過去の御著書で、流動性のわなに一旦陥れば、金融政策は完全に自力ではデフレを克服する道具たり得ない、別の経済のポジティブなショックが起こり、経済が流動性のわなから脱出するという可能性があって初めて持続的な金融緩和のコミットメントが意味を持つと言及されておりますけれども、何が今必要なのか、そして、政府に求めるものがあるとすれば何なのか、お答えいただきたいと思います。
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、金融政策について雨宮副総裁にお話を伺いたいと思います。 雨宮副総裁、微妙な時期にありがとうございます、お越しをいただきまして。 十四日に日銀の総裁、副総裁の人事が示されるということが与野党で合意をされたようでございます。この十年間の異次元の金融緩和というものに対するやはり総括と、新体制になることによって、見直さなければいけない部分が私はあると思っておりまして、その点について幾つか質問をさせていただきたいと思います。 まず、イールドカーブコントロールについてでございます。 昨年の十一月二日にこの委員会におきまして、私は黒田総裁に対して、……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、個人所得課税について、大臣に質問をさせていただきたいと思います。 よく言われる一億円の壁と言われるものがなぜあるか。申し上げるまでもありませんけれども、所得税の累進課税と、そして資産課税の、国が約一五パー、そして地方が約五パー、約二〇パーの定率課税の中で、一億円を超えてくると税率自体が下がってくるというのがこの一億円の壁と言われるものでございますけれども、今回、これの対策をするということで、一億円の壁どころか、三十億円から対応するということでございまして、この三十億円に至った経緯を、まず、大臣から御説明をいただけますか。
○前原委員 国民民主党の前原でございます。
私も、引き続き、インボイス制度について質問をさせていただきたいと思います。
先日、二月十七日の当委員会で、鈴木大臣は私の質問に対して、単一税率であればインボイス制度は要らないということだと思いますと答弁をされましたけれども、これをもう一度再確認させていただきたいと思います。
このとおりでよろしいですか。
【次の発言】 これを、私もその後、週末に地元に帰って、ミニ集会等も行いまして、この御答弁を紹介したら、それだったら単一税率にしてくれという意見が圧倒的に多いですね。八%、一〇%の複数税率の方がむしろややこしくて、それで、もし一〇%になってインボ……
○前原委員 国民民主党・無所属クラブの前原誠司です。 私は、会派を代表して、所得税法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場で討論を行います。 日本の最大の課題の一つは、言うまでもなく、少子化による人口減少です。教育予算の倍増と教育の無償化による家計負担軽減とともに、政府は、資産所得倍増ではなく、所得倍増を真正面から目標に掲げ、賃金の上がる経済実現に努力をすべきです。 本法律案に盛り込まれたNISA制度の拡充と恒久化については、これを否定するわけではありませんが、懸念も残ります。日本の成長率は他の先進国と比べても低く、そのことが株価の伸び率の差にも表れています。そのため、資産運用を政府……
○前原委員 おはようございます。国民民主党の前原誠司でございます。
まず、二月二十一日の当委員会におきまして、最新の国勢調査の前提条件の中でインボイス制度を入れた場合どのぐらいの税収になるかということについて、理事会預かりになりましたけれども、その点について、政府から、財務省から御回答いただきたいと思います。
【次の発言】 今の数字をこれからの議論の参考にさせていただきたいと思います。
それでは、関税定率法の一部を改正する法律案について質問をいたします。
まず、税関事務管理人制度の充実ということでございますけれども、国内に住所を有しない者が輸入申告など税関関係手続等を処理する必要があると……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 今日は、賃金についてお話をさせていただきたいと思います。 日本は、先進国の中でも三十年間賃金が上がっていないということであります。他の国は上がっていて、そして物価も上がるということになれば、例えば、輸入物価も上がる、日本の賃金は変わらない。そうすると、日本の実質賃金、実質可処分所得は減り続けるということになります。また、優秀な人材は海外に流出をし、外国人労働者は日本をマーケットとして選ばないといった、様々な問題点があります。 今日は八年ぶりに政労使の会談が行われるということで、いい成果を求めたいと思いますし、また、今日は春闘の集中回答日というこ……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。 この株式会社国際協力銀行、JBICでございますけれども、我が国の政策金融機関として、一般の金融機関が行う業務の補完を旨としつつ、我が国にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進、我が国の産業の国際競争力の維持及び向上、地球温暖化の防止などの地球環境の保全を目的とする海外における事業の促進、そして、国際金融秩序の混乱の防止又はその被害への対処に必要な金融というものを行う、そして、我が国及び国際経済社会の健全な発展に貢献することを目的としているということでござい……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、金融政策につきまして、黒田総裁にお話を伺います。黒田総裁との質疑もこれが最後になるかもしれません。よろしくお願いいたします。 この十年間で、私どもはかなり辛口の評価をしてまいりました。発行済みの国債の半分以上を保有するという実質的な財政ファイナンスを行って、そのため、財政規律は弛緩し、国債市場は機能不全に陥っております。また、ゼロ金利政策が導入されることによりまして、いわゆるゾンビ企業などが生き残り、企業の淘汰や競争力強化がなかなか進まない、そのことが潜在成長率の低下、低迷の一因をつくり出している。また、一部マイナス金利の導入により、金融機……
○前原委員 国民民主党の前原誠司でございます。
防衛力の財源確保法の質疑の前に、植田新総裁にお越しをいただいておりますので、金融政策について質問させていただきたいと思います。
議院運営委員会の意見聴取のときにお尋ねしたことの確認に一つなるわけでございますけれども、平成二十五年一月二十二日に発表されました政府と日本銀行の共同声明について、新総裁として、見直しや新たな共同声明の発出は必要ないというお考えに変わりはありませんか。その点について御答弁ください。
【次の発言】 この共同声明に基づいてそれぞれが役割を果たすと、今、植田総裁はおっしゃったわけでございますけれども、私は日銀は責任を果たして……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 四名の参考人の皆様方、御多用のところ、わざわざお越しをいただきまして貴重な御意見をいただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。 では、それぞれに少しずつお話を伺ってまいりたいと思いますけれども、まず、土居参考人にお伺いいたします。 私は、防衛力強化ということ自体は必要だと思っております、中身はちょっと別として。ただ、この法案の評価については参考人とはかなり異にしておりますので、その点を少し質問させていただきたいと思います。 まず、法案の評価。二ページ、一のところで、経費の増額に必要な財源を先送りすることなく事前に確保して明示し……
○前原委員 おはようございます。国民民主党の前原誠司でございます。 まず、財務大臣に質問をさせていただきたいと思います。 先週の金曜日に参考人質疑がありまして、その四人来られた中の一人が土居丈朗先生、慶応大学の教授でございました。土居参考人からは本法案に賛意が示されまして、私からは、今提出する必要性について質問をさせていただきました。来年度の予算審議の際に予算関連法案として出せばいいのではないかということを申し上げたところ、あらかじめ予算を確保することの必要性についての言及がありました。 これは参考人との質疑でございますので、しっかりとこの点について財務大臣と議論させていただきたいと思い……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、井野防衛副大臣がお越しをいただいておりますので、質問させていただきます。 先般の財務金融、安全保障の合同審査において、私が質問に立ちまして、イージス・アショアとイージスシステム搭載艦のメリット、デメリットを示すようにということで浜田防衛大臣に質問をいたしまして、理事会でも協議をしていただき、昨日、防衛省から対照表をもらいました。それがお手元に配っている資料でございます。今日の質問に間に合わせてもらったのはありがたいのはありがたいんですが、少しこのことについて、幾つか更に問いただしたいというふうに思うわけであります。 こういった表を作ってい……
○前原委員 おはようございます。国民民主党の前原でございます。 財務大臣にまず確認したいのですが、今、住吉委員に対する御答弁で、決算剰余金ですけれども、平成二十四年から令和三年までの平均が一・四兆円であった、だからその半分で〇・七兆円ということをおっしゃいましたけれども、これは再々、今まで同僚議員、藤岡議員とかからもお話がありましたけれども、令和二年度だけが突出しているんですよね、四兆五千三百六十三億円ということで。この年からいわゆるコロナというもので予備費を積んだわけでありますが、五月九日のこの委員会の岸田総理への私の質問に対する答弁で、元に戻すという話がありました。コロナが終わったんだか……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 まず、鈴木大臣と質疑をさせていただきたいと思います。 昨日公表されましたこども未来戦略方針の素案、児童手当の拡充が目玉のようでありますけれども、確かに子供さんを持つ親御さんは助かるでしょうし、喜ばれるでしょうけれども、少子化対策にはほど遠いのではないかと思います。役に立たないと私は思っております。 やはり少子化対策には、子供の教育には基本的にお金がかからない社会をつくるということ、それから給料が上がる経済の実現、この二つがないとなかなか抜本的な少子化対策にはならないということをまず申し上げておきたいと思います。 しかも、安定財源の議論は先送り……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 金商法の改正案について質問をさせていただきたいと思いますが、まず、大臣、大前提の確認なんですけれども、この金商法の改正というのは、資産所得倍増、貯蓄から資産運用へという、そういった流れだという認識をしておりますけれども、全否定はしませんけれども、元々、岸田総理が総裁選挙に出られるときは所得倍増だったんですね。やはり、所得を上げるということが極めて大事であり、そして、それに加えて資産所得についても増やしていくということで、所得を増やすということを徹底的にやっていくんだということを、まず確認をさせていただきたいと思います。
○前原委員 国民民主党の前原誠司でございます。 まず、日銀総裁、植田総裁に質問をさせていただきたいと思います。 今年四月の実質賃金はマイナス三%ということで、十三か月連続のマイナスということでございます。短期的にも十三か月連続マイナスということなんですが、お配りをしている資料の一枚目を御覧いただきたいわけであります。 これは、異次元の金融緩和が始まった以降、二〇一二年の末以降、経常利益、そして人件費、実質賃金がどのような推移をしたかということを表したものでありますけれども、この異次元の金融緩和によって、確かに経常利益は最新では九割増えているわけでありますけれども、名目人件費は四%しか増え……
○前原委員 国民民主党の前原誠司でございます。 三名の意見陳述者の皆様方、今日は、御多用のところ、わざわざお越しをいただき、また、貴重なお話を賜っておりますことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。 二〇一一年の三月十一日のときは、今でもはっきり覚えておりますけれども、私はそのとき役職を外れたばかりでございまして、三月の二十五、二十六に現地入りをし、宮城県でございましたけれども、仙台市、南三陸町、石巻市、そして女川町、女川町では東北電力女川原発に最も早く入った国会議員の一人でございまして、被災地を回り、被災者の御意見を伺い、また首長さんから御要望を承るということをさせていただき……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 質問の機会をいただきましたことに、同僚の皆様方に感謝を申し上げたいと思います。 まず、尖閣の問題について質問いたしたいと思います。基本的には総理にお答えをいただきたいと思います。 尖閣は、言うまでもなく日本の固有の領土であります。他方、中国も台湾も領有権を主張しております。 中国の習近平国家主席は、二〇一六年二月二十四日に開かれた人民解放軍の最高指導機関、中央軍事委員会の拡大会議で、尖閣諸島や南シナ海の権益確保は我々の世代の歴史的重責と述べたと言われています。 アメリカの戦略予算評価センターから二〇二〇年五月に出された報告書では、中国が米国……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。
金融政策について、まず、日銀総裁にお聞きをしたいと思います。
お手元にお配りをしている資料の一枚目、一を御覧いただきたいと思いますけれども、今まで日銀が購入をしているETF、投資信託の推移でございますけれども、簿価で、二〇二二年度末が三十七兆一千百六十、今年が買われたのは七百一億だと伺っておりますので、合わせまして三十七兆千八百六十一億円という簿価になろうかと思います。
植田総裁、時価は今、最近の推計値は幾らですか。
【次の発言】 ということは、時価が六十一兆円、そのぐらいになっているということであります。これについてはかなり、二十四兆円の含み……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 植田総裁に、前回の委員会に続いて質問させていただきたいと思います。 前回の委員会で、金融緩和の効果、特に賃金への影響について質問をいたしました。日本銀行からは、マクロ経済モデルを用いて、量的・質的金融緩和導入後の金融緩和が経済、物価に与えた影響分析を示していただきました。 二〇二一年三月に示された点検においては、実質GDPの水準は〇・九から一・三%程度のプラス、生鮮食品やエネルギーを除いたCPIは前年比〇・六から〇・七程度のプラスという説明を受けました。経済自身が、実質GDPが伸びているというのは、コロナ禍を除いて確かにこのとおりなんだろうとい……
○前原委員 教育無償化を実現する会の前原でございます。 日本維新の会との統一会派を代表して質問をさせていただきます。時間をいただいた会派の皆様方に心から感謝申し上げます。 まず、私からも、元旦に起きました能登半島地震においてお亡くなりになられた方々に心からお悔やみ申し上げたいと思います。 また、二日には、支援物資を運ぼうとしていた海上保安庁の飛行機が日航機との衝突事故を起こし、五名の方が殉職をされました。心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。 そしてまた、今日は特に北陸地方は寒波、大雪というふうに伺っております。そういった中で避難生活そしてまたその支援に当たられている方々にお見舞……
○前原委員 日本維新の会・教育無償化を実現する会の前原でございます。 まず、副大臣がお二人来られている間に質問を大きな観点からさせていただきたいと思います。 今、日本を取り巻く戦略環境というのは非常に厳しくて、ロシア、北朝鮮、そして中国に周りを囲まれているというのが日本の状況であります。ロシアはウクライナに侵攻し、また、北朝鮮はミサイル発射を繰り返しているという状況でありますし、中国は海洋進出を強め、そして、台湾併合というものを、武力併合というものも辞さずということを習近平国家主席自らがおっしゃっている、こういう状況であります。まさに日本の置かれている状況というのは極めて厳しい。 そして……
○前原委員 日本維新の会・教育無償化を実現する会の前原でございます。 まずは、大学ファンドのことについて質問をさせていただきたいと思いますが、比較をする意味におきまして、年金積立金管理運用独立行政法人、GPIF、今日は、宮園理事長、お越しをいただきましてありがとうございます。せっかくお越しをいただきましたので、GPIFに関わる質問を少しさせていただきたいと思います。 まず、GPIFは、二〇二四年度にも、保有する外国株式の貸付運用、いわゆる貸し株を再開されるとされております。二〇一九年に貸し株の運用を停止した際には、貸し株で株式の所有権が借り手に移ることで、保有の実質的空白状態が生まれ、投資……
○前原委員 日本維新の会・教育無償化を実現する会の前原でございます。 質問通告をしている議題に入る前に、ちょっと、総論として、大臣と予算についてお話をさせていただきたいと思います。 今日は多くの資料をお渡しをしているわけでありますけれども、よく、凋落の三十年とか、日本の競争力が落ちるということが言われているわけでありまして、それについては多くの同僚議員も頭を悩ませ、また問題点をしっかりと把握をし、対応策を取らないとというふうに考えておられると思いますけれども、まず、図一を御覧いただきたいと思います。 これはよく引用されますスイスのビジネススクール、IMDの国際競争力ランキングと言われるも……
○前原委員 教育無償化を実現する会の前原でございます。 統一会派を組む維新の皆様方に時間の配分をいただいたことに感謝を申し上げたいと思います。 まず、総理にお伺いしたいと思います。 昨年十二月十二日に政府が発表したこども未来戦略、これですね、この副題には、次元の異なる少子化対策の実現に向けてと記されております。そして、その中身を見ますと、少子化への危機感に満ちあふれております。 一部紹介をさせていただきます。若年人口が急激に減少する二〇三〇年までに少子化トレンドを反転できなければ、我が国は、人口減少を食い止められなくなり、持続的な経済成長の達成も困難となる、二〇三〇年までがラストチャン……
○前原委員 どうも御苦労さまでございます。さきがけ日本新党の前原でございます。 政治改革の議論もいよいよ大詰めになってまいりまして、昨日、亀井公述人が会長をされている民間政治臨調では、細川総理も決断のときだというふうなことをおっしゃっておりました。私が耳にします国民の多くの方々の議論というのは、いつまで議論しているんだ、もうそろそろ決断をして、ほかの重要な案件というものにもっと精力を使うべきではないかというふうな御意見というものが大半を占めているわけでありまして、そういう意味からも、国民の方々のフラストレーションというのは随分たまってきているんじゃないかなというふうに私は思っております。 ……
○前原分科員 さきがけ・青雲・民主の風を代表いたしまして、入札の問題について、主に大臣並びに関係者に御質問させていただきます。本当に御苦労さまでございます。 私は、連立与党の入札制度検討プロジェクトチームの今座長をさせていただいておりまして、平田先生には非常に熱心に御指導いただいておりました。したがいまして、きょうは、もちろん建設省さんとは日ごろからお話をしていることでございますけれども、確認と、それから今後の展開について、入札制度の問題を中心といたしまして御質問をさせていただきたいと思っております。 まず第一番目に、いわゆるゼネコン汚職の根本となっている今の入札制度をどのようにとらえてい……
○前原委員 新党さきがけを代表いたしまして、公述人の背くん方に御質問させていただきます。本日は、四名の公述人の皆さん大変御苦労さまでございます。私の米、農業に対するまず基本的な考え方を申し上げてから御質問をさせていただきたいと思います。 農家の皆さん方の立場に立ったなら、今までの農業というのは、米づくりというのは、もちろん時間的な経緯、時代の変化というのもございますが、基本的にころころ変わる、猫の目のように変わる農政であったというふうなことは言われても仕方がないのではないかと思っております。 例えば、秋田県の八郎潟、もともとは湖でありましたけれども、干拓をして大規模化を進めるというふうなこ……
○前原委員 公述人の皆さん、大変御苦労さまでございます。大変貴重な御意見を開陳をしていただきまして、まことにありがとうございました。 中国の、今危篤だと言われておりますけれども、最高指導者でありますケ小平さんの言葉に、黒い猫でも白い猫でもネズミをとる猫はいい猫だというふうな言葉がございます。今の政治状況というのは全くそうで、どの政党の枠組みであろうが、あるいはどういう組み合わせであろうが、国民が真に望んでいる政策を実行していく、断行していくという政権が結果的にいい政権だろうというふうに私は思っております。 そういう意味で、現在の三党は、政策合意を交わして、またその中でも一番大きなポイントと……
○前原分科員 新党さきがけを代表いたしまして、外務省並びに防衛庁に御質問をさせていただきたいと思います。通告に従いまして御質問させていただきます。 まず一点目の、中国の海軍力増強についてということでございます。この実態については諸般ございまして、今まで中国というものは陸軍、大陸が広うございますので陸上部門について、毛沢東の思想もあって整備をしていた経緯がございました。それが、一九七八年十二月以降の改革開放という流れに沿って沿海側を経済特区あるいは開放都市ということを決めて、沿海側を中心に外資を取り入れて、中国の経済発展をやっていこうというふうなことでございます。 したがいまして、船の出入り……
○前原委員 新党さきがけを代表して質問をさせていただきたいと思います。 まず、専守防衛について質問をさせていただきたいと思います。 我が国の防衛力は専守防衛というものを本旨としておりますので、防衛上の必要からも相手国の基地を攻撃するような戦略的な攻撃はとれないという解釈であると思います。そのためには、アメリカでいいますとB52とか、戦略爆撃機あるいは大陸間弾道弾、ICBMのような戦略ミサイルとか、そういうものを日本は憲法の制約上装備することができないということであります。 そこで、今回の新しい防衛大綱の中で、これから新たに空中給油機の導入をしていこうということであります。これは与党三党で……
○前原委員 新党さきがけを代表して質問させていただきます。 この海洋法の審議に当たりまして、領域、領海あるいは接続水域、また排他的な経済水域等々の設定ということで、漁業の問題も絡みまして、周辺諸国との話し合いをしていただいているところであります。 一つ私が今回指摘をさせていただきたい問題点といいますのは、台湾との問題であります。 台湾は、我が国といたしましては、中国の一部であるという前提に立ちまして、この海洋法にかかわる問題についても、表の面では中国と交渉する、話をするということになろうかと思います。しかし、実際的に台湾という、国と言っていいのか地域と言っていいのかわかりませんが、そうい……
○前原分科員 外務省の決算につきまして御質問をさせていただきたいと思います。小川政務次官、また林局長、畠中局長にお忙しいところ御質問いたしますが、よろしくお願いいたします。 決算という観点からいろいろと質問をさせていただきたいと思うわけでありますが、私のきょう質問をする内容はODAであります。後ほど、総務庁の行政監察や会計検査院の報告に従って個別案件の改善状況等を御質問したいと思いますが、その前に、全体のODAの問題、また問題意識について御質問をしたいと思います。 私自身は、ODAそのものの重要性というのは十分認識しております。もともと日本も、戦争の荒廃から今のような状況になってきたという……
○前原分科員 質問通告をしております点につきまして、防衛庁長官並びに法制局に対して質問をさせていただきます。 まず第一に、集団的自衛権の行使についてでございます。 今までの政府の集団的自衛権に対する公式見解といいますのは、国際法上は、国家は、集団的自衛権、すなわち、自国と密接な関係にある外国に対する武力行使を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する権利を有しているものだとされている。しかしながら、我が国も、国際法上、このような集団的自衛権は主権国家である以上当然ながら有しているけれども、憲法第九条のもとにおいて許容される範囲を超える、そういう見解になっているわけでご……
○前原委員 九条について特化をして意見を申し上げたいと思います。 まず、押しつけ論についてでございますが、実効性の観点が重要だという立場にとりまして、現時点で戦争直後のやりとりを細かく云々することには、私は無理があろうと思っております。その点に照らしても、しかしこの九条については、私は問題があるのではないかという認識を持っております。 どこに問題があるのか。まず、制定経緯から一つお話をいたしますと、マッカーサー試案の中の第二原則、戦争の放棄の部分でございますが、このときには自衛戦争も放棄がされていたと参考人の方々からも御意見がありました。その後、総司令部案としてケーディス氏が修正をし、自衛……
○前原委員 きょうは先生、お忙しい中来ていただきお考えを聞かせていただきまして、ありがとうございました。時間も限られておりますので、簡単に質問項目を述べさせていただきたいと思います。 九条を規範的意味として考えた場合、自衛隊は違憲である。単純にあの文章を読めば多くの人たちがそう思うのではないかと思いますし、解釈改憲によって、また世界の流れが、特に日本を取り巻く状況の変化によってそのように変わってきたということは、私は立場がどうあるかという問題は別として、先生の意見には賛成であります。 ただ、一つお伺いしたいのは、少しびっくりしましたのは、先生も自衛権は認めておられるということなんですね。こ……
○前原分科員 民主党の前原でございます。 河野外務大臣とは自社さ政権のときの外務大臣として議論をさせていただいたことがありますが、それ以来ということで、内閣の支持率の低さ、それから機密費、またグリーンビルの問題等々、大変な時期に外務大臣をやって、そのことについては御苦労さまという言葉を申し上げたいと思いますが、いずれにいたしましても、外交というものは、私が申し上げるまでもなく、世界じゅうが動いていることでありますし、国内の問題で忙殺をされていてはいけない、一刻の猶予、停滞も許されないということで、あえて大きな観点の問題について質問をさせていただきたいと思います。 まず、日米同盟関係について……
○前原委員 民主党の前原誠司でございます。 それでは、イラク問題を通じて、憲法と条約の関係について話をさせていただきたいと思います。 国内法と国際法の関係に関しては、大まかに三通りのカテゴリーが考えられます。まず一つは、国内法と国際法は、それぞれ法的根拠を全く異にした別個独立の法秩序だとする考え方であります。他の二つは、国際法と国内法は、ともに同一の法的根拠に基礎を置く法秩序を構成しているという考え方ですが、どちらに優位を認めるかによってその見方が分かれます。つまり、国際法優位論あるいは国内法優位論とも呼べる考え方であります。 ここでは、どの学説が妥当かという学術的アプローチは本旨ではあ……
○前原国務大臣 おはようございます。 国土交通省所管の平成二十年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計について申し上げます。 収納済み歳入額は四百一億八千八百万円余であります。支出済み歳出額は六兆一千七百一億一千八百万円余であります。 次に、特別会計について申し上げます。 まず、社会資本整備事業特別会計でありますが、治水、道路整備、港湾、空港整備及び業務の五勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は七兆二千二百二億五千九百万円余であります。支出済み歳出額は六兆三百九十三億五千三百万円余であります。 このほか、自動車安全特別会計並びに財務省と共管の……
○前原国務大臣 今、斉藤委員からお話がございましたように、定期点検整備実施率、平成九年の調査が四一・六%、平成十三から十五年度の調査が四三・四%、平成二十年度の調査が四三・五%と、ほとんど上昇していないということでございまして、法定点検であるにもかかわらず四割程度しかないということは極めて不十分である、こういう認識を持っております。
【次の発言】 整備率向上のために国土交通省として行っておりますのが、ユーザーの保守管理意識の向上による点検整備の実施促進のための運動でございまして、これをしっかりとこれからも行っていくことが大事だというふうに思っております。
また、今委員が御指摘をされたように、……
○前原国務大臣 中野渡議員にお答えします。
私も米粉のパイをぜひいただきたいと思います。
基本方針の概要につきましては、今、山田農林水産副大臣が御説明をされたとおりでございますが、特に国土交通省としましては、国が整備をする公共建築物における木材の利用の目標を定めるに当たりまして、比較的木造化が容易な低層の公共建築物については、原則としてすべて木造化を図る、こういうことを決めておりまして、今後、農林水産省並びに関係省庁と調整をしながら定めてまいりたいと考えております。
【次の発言】 川村委員にお答えします。
進捗状況につきましては、長安政務官からお答えをさせていただきます。
今御指摘あり……
○前原国務大臣 おはようございます。 国土交通省関係の平成二十二年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計予算につきましては、所要の国土交通省関係予算を計上し、その歳出予算額は五兆五千八百四十七億円です。 また、社会資本整備事業特別会計、自動車安全特別会計及び財政投融資特別会計に所要の予算を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画については、当省関係の独立行政法人等分として二兆四千五百二十九億円を予定しております。 現在、我が国は、……
○前原国務大臣 畑議員にお答えをいたします。 民間の観点からというお話もございましたけれども、今お話のありました貨物調整金制度につきましては、現在、整備新幹線の整備に関する基本方針において、並行在来線の維持、また、今御指摘のありました貨物の維持のあり方、これについても検討することとしておりますし、国土交通省におきまして、私を含めた政務三役で構成いたします整備新幹線問題検討会議を設置するとともに、三日月国土交通大臣政務官が主宰をし、総務省の小川大臣政務官、財務省の大串大臣政務官が参加する整備新幹線問題調整会議を設置したところであり、今委員から御指摘をいただきました民間の観点というものも取り入れ……
○前原国務大臣 鳩山総理、また官邸からの指示によりまして、国土交通省におきましては、二月二十八日九時三十三分、これは津波警報、大津波警報が発令された時刻でございますけれども、非常態勢に移行をいたしました。そして、委員御承知のとおり、国土地理院とか、あるいは気象庁、海上保安庁、地方整備局、それから地方運輸局、さまざまな方面に指示を出しまして、万全を期すようにということで、さまざまな対応をとらせていただいたということでございまして、国土交通省全体として、また政府全体として、遺漏なきよう万全を尽くせたと考えております。 また、先生お尋ねのチリの大地震に対しての日本国政府としての対応ということでござ……
○前原国務大臣 平成二十三年度外務省所管予算案について概要を御説明いたします。 平成二十三年度一般会計予算案において、外務省は六千二百六十二億二千三百十五万五千円を計上しております。これを前年度と比較いたしますと、四・七%の減額となっております。 他方、ODA予算は、外務省所管分といたしまして、対前年度比〇・九%の増額の四千百六十九億八千九百四十一万九千円となっております。一般会計予算案において外務省所管ODAが増額となったのは、平成十二年以来十一年ぶりでございます。 平成二十三年度予算案の作成に当たりましては、四つの予算上の重点項目を設け、めり張りをつけた上で、必要な予算を計上いたしま……
○前原分科員 おはようございます。民主党の前原でございます。 今まで行ってこられた国土交通行政につきまして、フォローアップの意味で幾つか質問させていただきたいと思います。三十分で十五問ということで、多岐にわたっていますので、簡潔に御答弁をいただければと思いますし、事務方でも答弁は結構でございます。 まず、羽田の国際化について、その問題意識と背景についてもう一度確認をしておきたいと思います。 内際分離という羽田と成田のすみ分けを行っていることが、歴史や経緯は理解をしておりましたけれども、それが、結果的に、例えば地方空港から海外に行くときには仁川経由で海外に行くということで、日本の地方空港の……
○前原分科員 おはようございます。立国社会派の前原でございます。 まずは、新型コロナウイルス感染拡大に伴います航空産業、観光産業、運輸業に対する経済対策について伺いたいというふうに思っております。 まず、観光についてでございますが、私も選挙区が京都でございまして、外国人観光客のみならず、今は国内観光も手控えるという状況にございまして、ホテル、旅館、民宿等ではキャンセルが相次ぐ、これは宿泊のみならず、宴会のキャンセルも相次いでいるという状況でございます。 こういった状況をどのように大臣として捉えられて、どういう対策を打っておられるのか、また、今後の可能性についてもお伺いしたいと思います。
○前原分科員 国民民主党の前原でございます。
まず、防衛大臣に伺いますけれども、他国が日本固有の領土を不法占拠している事例は今ございますか。
【次の発言】 その二つでございます。
続いて伺いますけれども、日本も含めた主権国家が武力の行使ができるのはどのような場合ですか。
【次の発言】 今、自衛権の行使のことをおっしゃったと思いますけれども、私から今の私の質問に対する答えを申し上げますと、今の自衛権と、もう一つ、国連決議ですね、国連決議で武力行使を認めればできるということで、二つだけであります。
外務省国際法局長に伺います。
不法占拠されている固有の領土を自衛隊が実力で奪還することは、国……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 四名の公述人の皆様方、今日は、御多用のところ、わざわざ国会にお越しをいただきまして、貴重な意見をお述べいただきましたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。 まず、一点目は、大槻公述人のお話を伺っていて、五枚目の資料ですか、不良債権予備軍の話をされました。不良債権の五倍ぐらいじゃないかということでありましたし、また、川口公述人のお話の中では、評点の低い方ほど融資を受けているということで、具体的な分析をされたわけでありますけれども、コロナ禍も三年目に入りまして、飲食それから旅行業、これは、インバウンド、アウトバウンド、国内旅行、こうい……
○前原委員 国民民主党の前原でございます。 浜田防衛大臣に質問をさせていただきたいと思います。浜田大臣とはもう二十年以上にわたって超党派の安保勉強会で御一緒させていただいておりまして、同じ方向性を目指しておられるということで期待をしております。 特に、自分の国は自分で守るということをお互いずっと追求をしてきて、戦闘機については、日本、イタリア、イギリスの共同開発ということでありますけれども、今度、スタンドオフの防衛能力、これを持つようになるということはいいことであります。このスタンドオフについても、自分の国は自分で守るという観点に基づいて、将来的には、自前で装備も製造し、そして運用もすると……
○前原分科員 日本維新の会・教育無償化を実現する会の前原誠司でございます。 政治とお金の問題について質問させていただきたいと思います。まず、総論として、閣僚である総務大臣に伺いたいと思います。 今回の自民党の派閥による裏金問題でありますけれども、政治と金の問題、政治資金の問題、うみを出し切らなければ国民の信頼というのはかち取れないというふうに思うわけであります。 私は、まず三つの取組が必要であると。 まず、自民党の全議員が裏金についてしっかりと情報開示をすること。自民党の中で調査がされておりますけれども、できれば、私は、初めから自民党の議員が、国会議員が全員、自分は裏金があったかどうか……
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