苫米地義三 衆議院議員
23期国会発言一覧

苫米地義三[衆]在籍期 : |23期|-24期
苫米地義三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは苫米地義三衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

苫米地義三[衆]本会議発言(全期間)
|23期|-24期
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第15号(1947/07/10、23期、民主党)

○苫米地義三君 辻君の御質問に対しまして、私からお答えをいたしますが、運賃のことと、人員の配置轉換及び整理のことにつきましては、実は相当詳しく事情を申し上げたいと思うのでありまするけれども、時間の制限がございまするので、思うようにまいりません。詳細のことは、特に他の時間をとりまして、お話を申し上げたいと思います。  ただいまのお話は、政府が考えておりますような人員の整理は、官業からまず範を示せ、こういうことでございまして、その一例といたしまして、國鉄をあげられたのでございます。なるほど、戰爭中にいろいろな作業の変更及び時代の要求によりまして、相当人員は殖えておることは確かであります。しかし、こ……

第1回国会 衆議院本会議 第34号(1947/09/20、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(苫米地義三君) 今回関東・東北を襲いました水害につきまして、運輸省所轄の状況を御報告申し上げたいと存じます。  まず第一に、台風と鉄道被害の状況でありますが、このたびの台風の特徴は、その移動の速度が緩漫でありまして、降雨時間が長かつたことと、風は最高二十メートルくらいで、さほど強いものではありませんでしたが、雨量が非常に多かつたこと等があげられております。その結果、わが國最大の水害をもたらしました明治四十三年八月の豪雨に匹敵する雨を、主として関東北部及び西部に降らしましたので、最もひどかつた秩父におきましては、実に六百十一ミリ、すなわち坪当たり十一石ニ斗という数字を示しておるのであ……

第1回国会 衆議院本会議 第39号(1947/10/02、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(苫米地義三君) 今次の水害につきまして、去る二十日とりあえず御報告申し上げておきました、運輸関係の被害及びその復旧状況につきまして、その後の経過を御報告申し上げたいと存じます。  まず、國鉄の受けました被害でありますが、先日の御報告では、当時判明したもの総計八百七十八件と申し上げましたが、最近の数字によりますと、総計千四百三十八件に及んでおります。そのうち、築堤の崩れたもの三百四十三件、切取土砂の崩壞四百件、線路の流されたもの二百三十八件、橋梁の傷んだもの六十一件であります。從つて、これらの被害に対する應急復旧用資材も、先般の御報告に比べまして多少増加する見込みであります。すなわち……

第1回国会 衆議院本会議 第57号(1947/11/11、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(苫米地義三君) ただいま菊池議員の御質問のうち、連合軍の接收いたしました艦船を國家のために利用してはどうかというお話でありました。そのことにつきましては、すでに連合軍の好意あるお取計らいによりまして、無償讓渡を受けておる数も相当ございます。その一つは、海洋氣象調査のために四隻の海防艦の無償讓渡を受け、すでにそのうち一隻は使用いたしております。それから海上保安のために駆潜艇三十八隻を無償讓渡を受けることに相なつておりまして、そのうちの二十八隻はすでに引渡しを受けて使用いたしております。また八戸の港をつくりますために、約一万トン級を輸送船三隻をもつていきまして、防波堤に沈没して使用する……

第1回国会 衆議院本会議 第60号(1947/11/18、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(苫米地義三君) ただいま木村君から御質問のあつたことに対しまして、お答えを申し上げます。   御指摘になりました青森発五〇六列車及び五〇八列車の遅発をいたしましたことは事実でございます。すなわち、五〇八列車は大阪行急行、これが十三分、それから五〇六列車は酒田行でございまして、これが二十八分遅れました。この遅れました原因は、今官紀頽廃ということでございましたが、この原因を一應お答え申し上げたいと思います。そのことは、労働條件につきまして機関助手の方々が青森の管理部長に面会を求めたのでございますが、管理部長は、その時刻には差支えがあるから他日に讓つてほしいというこうとを申し入れておつた……

第1回国会 衆議院本会議 第68号(1947/11/28、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(苫米地義三君) 北海道の國鉄労働組合から提訴されましたことで、北海道地方労働委員会で調停案が成立いたしまして、これに対しては札幌鉄道局が取計らいのできる権限以上になつておりますので、局長はこの実現に向つて最善の努力をするということになつておるのでございます。その報告に接しまして、本省といたしましては、でき得る限りこの調停案を尊重し、実現の可能なる範囲において努力をいたしてまいつたのでありまするが、調停案の内容は、多く國鉄自体のみならず、一般の官公廳に共通する問題並びに國鉄本部から中労委に提訴いたしておりまする諸條項と重複しておりますので、これと相関連して、その解決に努めておつたので……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第5号(1948/01/23、23期、民主党)

○苫米地義三君 私は、民主党を代表いたしまして、以下五点にわたつて、内閣総理大臣初め関係閣僚に質疑をいたしたいと存じます。  まず第一に、片山総理大臣は昨日の施政方針演説において、國難打開の焦眉の急務は実に生産の復興にありと叫ばれましたが、まつたくその通りでありまして、願わくは、その抱負を勇敢に実行され、國民が期待するごとき成果の一日も早く実現されるよう希望してやまぬものでございます。しかしながら、國情の客観的情勢と、産業経済の実情より考えまするならば、生産の急速なる拡大復興は、しかく簡單なわざではないのでありまして、政府は過去一箇年間石炭生産に対するいわゆる傾斜政策の強行をいたしてさえ、その……

第2回国会 衆議院本会議 第6号(1948/01/24、23期、民主党)

○苫米地義三君 昨日、私の発言中に休憩になりまして、さらにその後散会になつたために、私の演説が中途半端になりましたので、本日は、多少重複する点もございましようが、私の質問といたしまする第二点の労働問題について申し上げたいと思うのであります。  わが國の労働運動は、戰後に急速に発展いたしまして、今や勤労大衆の大部分は組織化されまして、組合運動としては健全なる発達を遂げつつあることは、まことに喜ばしきことであると存じます。しかるに、戰後わが國経済界の破局的進行は、一方に物價の高騰とインフレーションの進行を促進し、他方生活物資の欠乏がはなはだしくなりまして、勤労大衆の生活を圧迫し、國家の保障する配給……

第2回国会 衆議院本会議 第33号(1948/03/27、23期、民主党)【政府役職:国務大臣・内閣官房長官】

○國務大臣(苫米地義三君) 先刻加藤労働大臣から詳細にわたつて御答弁をいたされましたから、私から特に附け加える必要はないと存じます。しかしながら、連日組合側と交渉いたしまして、ついに妥結の途を講ずることができなかつたことは、私自身まことに遺憾至極でございます。その要点は、先ほど徳田君は、二千九百二十円はすでに予算にとつてあるから、やつてよかろうという簡單なことでありますが、同時に給與法案というものが通過いたしておりまして、この法案には給與体系が規定されておるのであります。從つて、この給與体系に則つて支給するということは、われわれのとらなけれぱならぬで途ございますから、この法律の運用及び解釋の範……

第2回国会 衆議院本会議 第47号(1948/05/21、23期、民主党)【政府役職:国務大臣・内閣官房長官】

○國務大臣(苫米地義三君) ただいまの外崎君の御質問のうち、一般的な方面に対しましては‥‥
【次の発言】(続) 國民の終戰以來道義の頽廃及び種々の晦冥あるいは自制心の欠如等によりまして、いわゆる一部の者のために公共の福祉が害されるというような点が多分にありますので、非常的な措置をとつておりますことは御承知の通りであります。その一つとして列車内の事故の取締りが行われておるのでありまして、あるいは行過ぎの点もございましようと思いますから、さような点は当局において十分に注意されると思いますが、要は、國家全体の福祉のために直すべき点は十分に是正するという行為はとらなければならぬと思いますので、一言私か……

第2回国会 衆議院本会議 第73号(1948/06/29、23期、会派情報なし)【政府役職:国務大臣(詳細なし)】

○国務大臣(苫米義三君) 今般北陸地方におきまする大震災につきまして御報告を申し上げたいと存じます。  まず被害の程度でありますが、昨日午後五時十四分ごろ、福井縣九頭龍川下流附近を震源地とする、きわめて大規模な地震がありまして、すでに御承知の通りでございますが、福井、石川両縣下は特に被害甚大の模様でございます。被害状況は目下調査中でありまして、その詳細はまだはつきりいたしませんが、國家地方警察本部よりの報告及び福井縣知都より内閣総理大臣あての非常電報報告等を総合いたしますと、大体次のような状況であります。  福井縣は、福井市、坂井郡、吉田郡、足羽郡下は倒壊家屋多くありまして、ほとんど全滅の状態……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 衆議院本会議 第6号(1948/12/08、23期、民主党)

○苫米地義三君 私は、民主党を代表いたしまして、総理大臣の施政方針演説に対する若干の質問をいたしたいと存じます。質問の中には、原君の質問とやや重複する点があるかもしれませんが、この点は、國民全体が質問したいという意味のことだと思いますから、その点に対してもお答え願いたいと思います。  去る四日に行われました首相の施政方針演説を拝聴いたしますると、その多くは組閣以來の経過報告のような感じがありまして、今日の重大な政局を背負つて立たれる総理大臣の國政管理に対する高邁な抱負経論を聞くことができなかつたことは、原君同様、國民とともに深く失望せざるを得ないところであります。(拍手)そこで私は、まず第一に……

苫米地義三[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

苫米地義三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第2号(1947/07/07、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 お尋ねの第一點は、鐵道事業は獨立採算制でやれるかどうかという基本的な考え方のようであります。鐵道企業は國有國營でなされますけれども、經理の面におきましては私はやはり獨立採算制のとれるような經營をしていきたいというのが建前だと思うのであります。しからば今囘の値上げによつて獨立採算ができるかどうかという問題につきましては、これは昨年以來の運賃値上げの思想は、どこまでも獨立採算を基本として考えたのであります。但しその計畫が起りまして、そうして今囘の新物價體系の一環としてこれが取上げられまして、鐵道會計の面ばかりでなしに、一般の物價體系とのつり合いをとるというところに重點が置かれたの……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第6号(1947/07/28、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 海運組合法の廢止法に關する法律案提出に對しましての理由を御説明申し上げます。  海運組合法は昭和十四年四月公布されまして、同年十二月に施行されたのでありますが、海運事業に關する統制を目的とし、同業組合的な特殊法人たる組織と事業について規定しておるものであります。すなわち同法によりますと、組合の強制設立、組合員及びアウトサイダーの組合統制への強制服從、組合の統制規定の設定等について規定が存するのでありまして、組合といたしましては、統制事業として具體的に申しますると、輸送統制のための船腹の割當、配船、または貨物の割當、燃料油その他の資材の割當、配給、その他の業務を行う權能を有する……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第7号(1947/07/30、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 大藏大臣の五箇年計畫というようなことは、今われわれがその線に沿つて研究しておるということを聞いてお話になつたのだろうと思うのであります。具體的に大藏省でそれを考えておるということじやないと思うのであります。どうぞさよう御了解願います。

第1回国会 運輸及び交通委員会 第11号(1947/08/13、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 ただいまより海難審判法案の提案理由について御説明申し上げます。  わが國の海運は、戰爭の結果、保有船腹の大部分を喪失いたしましたのみならず、現に殘存する船舶の過半數は、戰時大量建造のいわゆる戰標船でありまして、これに乗組んでおります者は、大部分これまた戰時中急速養成の船員であります。さらに、これに加えまして、戰爭の結果、航路標識の滅失、艤装品その他運航または補修用資材の不足等の事情も加わりまして、戰後における海難件數は増加の一途をたどり、まことに憂慮にたえないところであります。このときにあたりまして、本年日本國憲法が施行せられまして、これに伴い、現行海員懲戒法中の一部の規定は……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第13号(1947/08/23、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 ただいま伊能政府委員からお答えいたしまして大體畫きておるようでありますが、ただ一點、鐵道の復興五箇年計畫をやつておるようだが、その計畫には新線の擴張をも含んでおるかというお話がございましたが、鐵道白書でごらんになりますように、現在の危機はいかにして過去の衰弱した鐵道の保護をするかという點と、これからいかにこれを保持するかという點にございまするので、これはかかつて資材の確保にあるのであります。それでありますから、現在の資材入手状況から参りますれば、新線を擴張するというところまでは、實は参らぬことだと思うのでありまして、主として保線及び保持ということを建前にして、それに加えるのに……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第14号(1947/08/25、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 さつきの御質問のことについてちよつと私からお答えいたします。お説のように日本では私鐵との比較はできますが、相當の規模をもつておるものとの比較ができないのでありまして、それでこの國鐵自體をそのまま洗いざらいここに書いたわけであります。その比較の正鵠を得るような對象がないという點については、これは御説の通りであります。ただそこで戰爭前と戰爭後との變遷につきましては、各國おのおの似寄つた傾向があるのではないかと思いまして、最近の特にイギリス方面を調べてみておりますが、なかなか情報がはいらぬのであります。そこではつきりわかりませんけれども、第一次歐洲大戰のときのドイツ自體の戰前と戰後……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第17号(1947/09/20、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 今囘關東、東北地方を襲いました水害につきまして、運輸省所管の状況を御報告いたしたいと存じます。  まず第一に、颱風と鐵道被害の状況でございますが、このたびの颱風の特徴は、その移動の速度が非常に緩慢でありまして、そのために降雨時間が長かつたこと、風は最高二十メートルくらいで、さほど強いものではありませんでしたが、雨量が非常に多かつたこと等があげられておりまして、その結果、わが國最大の水害をもたらしたという明治四十三年八月の豪雨に匹敵する雨を、主として關東北部、及び西部に降らしたのでありまして、最もひどかつた秩父におきましては、實に六百十一ミリ、すなわち坪當り十一石二斗という數字……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第19号(1947/09/25、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 國營自動車を行つていきます大體の方針は、從來鐵道の補助機關としての性格を多く備えております、たとえば鐵道を敷こうと思いますが、その前にまず自動車をこしらえるとかいうなこと、あるいは鐵道を敷くには非常に不便で、それに代行するような意味においてこれを行う、もしくは新しい開拓地帶を特に目標として、新規な道路の上に國有鐵道を走らせるというような、いろいろ採算的に合わないでも、國の全體の上から、どうしてもここに交通運輸の途を開かなければならぬという場合に、主として限られておるようなわけでありまして、現在でも從來の方針通りそういう方向をたどつておるのであります。從いまして民營自動車が經營……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第20号(1947/09/27、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 第一問も二十三年度に對する具體的な方針はどうかということでございまするが、これはまだはつきりきまつておりませんので――今省營自動車の希望を申し出ておりますのは約百件ぐらいあるだろうと思いますが、それらの要請に對しましては、よく實地を調査いたしまして、調査の上で、大體二十三年度にはどうするかという方針を決定いたしたいと思うのであります。まだその具體的な段階になつておりません。どうぞその點悪しからず御了承を願います。  それから第二問の、今までの既得權、これを一遍白紙にしてやり直すかということでありますが、現在動いておる、正當な營業をやつておりまする所は、格別やりかおる必要はない……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第22号(1947/10/01、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 ただいまの御説は至極適當な御質問だと思いますが、道路運送委員會の任務が非常に重大であり、これを民主的な機構にいたしまして、從來のいわゆる官僚獨善という弊害を防いで、そしてその地方の状況及び民情に副うようなやり方をするのには、やはりかような民主的な機構が必要で、こう考えるのです。ただ實際の面からいつても、今御心配になるように、政黨の知事が恣意をもつて特定の人を推薦するというような場合があるかないか、これは事實問題でありまして、原則としてはそういうことはないはずだとわれわれ考えてやつていきたいと思います。いやしくも一縣下の知事となつて、その知事の權限を公平無私に扱う關係からいたし……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第23号(1947/10/04、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 矢野委員の御質問にお答えいたします。ただいまの御質問は、民營自動車のやつておるところを壓迫して國營自動車をやることはよろしくない。それに對する大臣の意見はどうかというふうに伺つたのでありますが、先般木下委員とか、あるいは小笠原委員等の御質問がありまして、その際詳細にお答えしたつもりでございます。すなわち現在營業權をもつてやつておられる路線に對する民營自動車は、できるだけ助成をいたしまして、大衆の便宜になるようにいたしたい、こういう方針は變らないのであります。從つて都合よくやつております民營を壓迫して、それとの競爭線に國營自動車により計畫を立つてるということは大體ないと思います……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第26号(1947/10/11、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 お答えいたします。ただいまの御質問は、前にこちらの審議を終りました鐵道營業法第三條の改正に關することだと思います。當時私どもがここで説明をいたした際におきましても、財政法第三條が施行されるということを前提として御説明申し上げた次第でありまして、この財政法第三條が實施されますると、運賃に關する限り國會の審議を經なければならないということになりまするから、そういう審議中におきまして、すでに世間にその全貌がわかる。從つて三十日の期間が、かりに七日に短縮されましても、世間が納得できるような相當の期間がある。こういうふうに實は説明を申し上げまして、皆様の御了解をいただいたわけであります……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第30号(1947/10/20、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 高瀬委員の御質問にお答えいたします。私も朝日新聞の記事を見まして實は意外に思つたのであります。運輸省といたしましては、このような調査をし、當局において立案しておる事實はないということを私は申し上げておきます。ただ當局の方では事務的にどういうことをやつておるかしりませんが、少くとも公式的には調査させておる事實はございませんし、またそれに對する程度問題等についても意見をさしはさむような事實はないと私は思つております。
【次の発言】 それではただいま申し上げたことをもつてお答えといたします。
【次の発言】 運輸省といたしましては、ただいまのところそういう事實はないということを申し上……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第32号(1947/11/01、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 地方鐵道法の一部を改正する法律案の提案理由を申し上げます。  索道につきましては、昭和二年遞信省令第三十六號索道事業規則が制定せられておりますが、この規則は、法律に基く省令ではありませんので、昭和二十二年法律第七十二號の規定により、本年末をもつて失效することになるのでございます。政府におきましては、新憲法の施行に伴い、現行の地方鐵道法は、これに索道も含めまして、今日の情勢から見て種々不備な點を是正することに鋭意研究中でありまして、なるべく早い機會に國會に、その改正法律案を提出したいと思つておる次第であります。  索道による運送は、公共的な事業でありますのに、索道事業規則が本年……

第1回国会 予算委員会 第18号(1947/11/08、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 お答えいたします。今囘鐵道經理に對する赤字五十億圓を一設會計から繰入れてもらうことになりました。このことは實はこの七月に運賃の政正をいたしました際には、當初豫算すなわち二十二年度の豫算につきまして、前内閣がとりました計數によりますと、大體八十三億の缺損になるわけであります。その缺損を補填するために運賃の値上げをしよう、こういう時期に到達しておつたわけであります。ところがたまたま新物價體系がとり上げられまして、その一環としての運賃をきめる、こういうことに關しまして安本で計畫を立てたわけであります。御承知のように大體貨物旅客を加えまして、ほぼ三倍半くらいの値上げをいたしたのであり……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 議院運営委員会 第16号(1948/03/16、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 追加予算の方は昨日正式に提案したのでありますが、これは新給與の差額支給が大部分を占めております。その支給を二十日にしたい。そういう希望をもつて、ぜひ二十日に拂えるような程度に、御無理でも御審議をお願いしたいと思います。あるいは御審議上御無理かと思いますが、労働者側の要求も強いのでありますから、さようにお願いいたします、大体以上が主で、それに附帶した経費及び政入は見合つております。それだけはどうか前の内閣の残した問題であり、全然新しい政策とは切離した問題でありますから、ぜひひとつ御配慮願いたいと思います。それから追加予算とそれに伴う法律案、あと暫定予算、明年度の一般予算は一遍に……

第2回国会 議院運営委員会 第25号(1948/04/05、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 ただいま事務総長からお話になつたことで大体結構だと思いますが、ただ財政法第三條の特例に関する法律案、これが実は提出が遅れておりまして、今急いでいただきたいということは非常に御無理でありますけれども、これは予算編成上どうしても必要なんで、これだけは何とかして休会の前にやつていただきたい、こう思います。そうでないと予算編成上に非常に影響を及ぼすわけであります。これは非常に御無理だと思いますが、何とかお考えを願いたい。
【次の発言】 今事務総長がお述べになつたのが上るとすれば、これだけです。
【次の発言】 これは本予算ができないでも、五月の暫定予算のことがあります。それにしても十日……

第2回国会 議院運営委員会 第40号(1948/06/02、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 この予算提出の問題につきましては、この前からこの席でしばしば話があつたと思いますが、要点は、総理からは中旬には出す、こういう話を申上げたと思います。それから大藏大臣は十五日と言われたように私は思います。私はこの両方の発言がありますから、かりに十五日に出しても、予算の審議期間は一体どれくらいかかるでしようかと伺つた。そうしたらば最小限度三週間かかるという話がありました。そこで会期延長の問題にもなつていつたのですが、少くとも暫定予算を出しまして、それから本予算の方は多少は遅れるかもしれぬが、中旬に出すつもりでやる、こういうつもりで申合せをしておつた。それで暫定予算の方は十五日に出……

第2回国会 議院運営委員会 第49号(1948/06/12、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 この前にこの委員会に私参りまして、そうして予算案の提出が遅れたということに対するお言葉があつた。その際にも今総理が申されたような、率直な内訳を申し上げたわけであります。しかしそれでも予算の審議にはどうしても三週間かかるということだつたので、予算大綱でもとにかく事前審議をしていただくというようなことができればということで、二十七日に出したわけであります。これが正式でないということでありますから、これを中旬に出すと言つたことが遅れたことは、まことに遺憾であるということを、前々から申し上げておつたわけであります。
【次の発言】 閣議で決定したのは八日、それから関係方面にもちこんで行……

第2回国会 議院運営委員会 第78号(1948/09/22、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 臨時國会の召集については、民自党からもそういう要望があつたことを考えて、一日を目標にしておりましたが、何といつても臨時國会の中心的な法案は國家公務員法の改正法案であり、これが作成にあたつて、司令部の助言を受けておりますが、やはり相当自身のある成案を得なければならないので、その折衝に実は手間取つていたのであります。少くともこの法案を完成してからにしたいと考えてこの間からやつております。そこで昨日閣議でもいろいろ検討した結果、問題点が非常に狭まりまして、大体二点ぐらいに帰着したわけです。しかしこの二点に難点があり、昨日も全面的な解決が得られませんで、さらに事務的な折衝と政治的な折……

第2回国会 決算委員会 第10号(1948/06/02、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 ただいま議題となりました総理府設置法案の提案理由を説明いたします。  新憲法施行後その制定の趣旨に基き、わが國の行政組織を規律する恒久的な法律として、さきに政府は國家行政組織法案を立案し、現に國会に提案し、目下御審議を願つておりますことは、皆樣御承知の通りであります。しかしながらこの法律はわが國の行政機関の組織の基準を定めるためのものでありまして、具体的な行政機関の組織権限については、それぞれの行政機関の設置法以下の立案を予定しているのであります。政府は右の國家行政組織法に規定する基準に基き、ここに総理府設置法案を作成し、本会議に提案することとなつたのであります。  この法案……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第24号(1948/04/27、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 この委員会に付託になりました地方自治法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要なる事項の概略を御説明申し上げます。  地方自治の民主化とその健全なる運営を目途といたしまして制定されました地方自治法は、昨年五月三日新憲法施行と同時に施行せられたのでありますが、その後における運用の実情に鑑み、さらに住民自治の本旨を具現し、その民主化を徹底するために、昨年の十二月、相当廣範囲にわたりまして第一次の地方自治の改正が行われましたことは、各位の御承知の通りであります。今回の改正の骨子は、地方公共團体の権能に関する規定を整備し、地方議会の権限を一層拡充いたし、地方公共團体……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第37号(1948/06/11、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 ただいまの御質問は至極ごもつともだと思います。戰時中に合併しました町村におきましては、自然に適つたものもあれば不自然な合併もあつたように思うのでありますが、今度の場合におきましては、戰時中に合併したものの中のある町村が、分村を希望するという住民の希望があれば、これを取入れる、こういう規定でありまして、今町村の議会と言われましたけれども、議会でなくて、住民の一般投票です。一般投票の過半数がこれを分村すべしと、こういうふうにきめますれば、これをその縣の議会がもう一遍審査します。この縣議会がその地方の状態及び住民の希望、一般の利害というものを、とらわれない観点からこれを審査いたしま……

第2回国会 商業委員会 第9号(1948/06/19、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 ただいま上程せられました事業者團体法案につきまして、その提案の理由を説明いたします。  わが國の経済、特に戰時中の統制経済におきましては、いわゆる産業團体、すなわち本法案におきまする事業者團体は、業界組織化の中核的な存在といたしまして、統制の遂行に所要の寄與をなしてまいつたのであります。しかるに、敗戰後は、戰時統制方式の全面的撤廃とともに、臨時物資需給調整法、各種公團法の登場等によりまして、新しい統制方式が樹立せられたのであります。すなわち統制の責任と機能とを、政府または政府機関に一元化いたしまして、民間の事業者團体によります直接または間接の統制業務への参與は、原則として、こ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第44号(1948/07/29、23期、民主党)

○苫米地證人 昭和二十二年十二月からであります。
【次の発言】 本年の一月十二日ですか、政令によりまして、昭和二十二年度における党に対する寄附者の姓名及び金額を届けたのでありますが、その際には從來の慣例を事務的にそのまま踏襲いたしまして、今までもその形式で届けたのでありまして、党の最高幹部であつた齋藤隆夫さんの名前によつて届けてあるわけであります。このことは進歩党以來そういう事務的な扱いになつているそうでありまして、私どもはこれは党のしきたりとしてそうなつていると考えたのであります。
【次の発言】 このことは私にはよくわかつておりませんが、從來こういうタイプに打つたものを私が拜見したのですが、……


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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1947/11/17、23期、民主党)【政府役職】

○苫米地國務大臣 それでは私から昭和二十二年度當省所管一般會計豫算補正第七號、第八號及び特別會計豫算補正特第三號として、今次國會に提出されました本年度追加豫算額の大綱につきまして御説明いたします。  まず一般會計の分から申し上げます。本年度豫算補正要求額は、追加額六十三億四千二百萬餘圓、修正減少額一億三千百萬餘圓、差引増加額六十二億一千萬餘圓でありまして、これをすでに成立した昭和二十二年度豫算額と今次國會に提出中の昭和二十二年度豫算追加額との合計額二十二億一千百萬餘圓に加えますと八十四億二千百萬餘圓となります。  この追加額のうち重要な事項につきまして御説明申し上げますと、まず最初に、船舶運營……



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データ更新日:2023/02/05

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