このページでは夏堀源三郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○夏堀委員 私は質問としての最後にまわりましたので、前質問者から大體の御意見があつたのでありますけれども、殘つた分に對して當局にお伺いしたいと思います。 まず荷受團體のことでありますが、荷受團體は、たとえば東京で一箇月六萬貫の臭化能力のあるものであれば、これはだれにでも許可するということに承つておりますが、その許可の審査の内容をお伺いしたいと思います。單に數量的に六萬貫を集荷し得ればその資格があるということは、それはどうかと思います。たとえばこれは當るか當らぬかわかりませんが、もし常に何かやみ行為をしておる者があるとしたならば、その人々の集團によつて許可され、そういう方法によつて集荷される。……
○夏堀委員 私の質問せんとするところは、鈴木君から詳細に質問になつたのであります。ただいま當局の方からの御説明によつて、大體結論的なことはわかりましたけれども、ここまで來たことはいわゆる力のあるものに政府が積極的に援助した。そして力のないものにははなはだ消極的であつた結果であると私は解釋しております。現在これは手續等いろいろむずかしい問題があると思います。一方は力があり、政治力があるためにすべての手續ができた。一方はそれができなかつた。こういう缺點があつた。結果において現われたものは、自分がいくらかの金をもつて著手しておる。しかし農林省の方では資金は貸付けするのだと盛んに各地方をまわつて宣傳す……
○夏堀委員 魚價の改訂及び機構に關する小委員會の經過竝びに結果を御報告申し上げます。七月十一日午後零時二十分、委員長より指名されました小委員七名にて小委員長互選を行い、不肖私委員長に推薦されました。魚價の改訂は現在の漁業状態によりして急速に改訂の要に迫られており、これが改訂の内容いかんによつては、増産の能否を決定する重要な問題でありまするので、委員諸君とともに休會中に資料をとりまとめ、休會明けと同時に改めて委員會を開くことを打合せ、その間鋭意資料の蒐集に努めたのであります。物價廳の意向としては、二十日ごろ魚價を發表したいとの意向もありましたが、それでは小委員會の審議の期間もないので、二十五、六……
○夏堀委員 第四次計畫は遠いことですが、第一次、第二次、第三次の未著手の部分をこれに繰入れることができるかどうかといことであります。そしてその隻數、トン數はどれくらいか、それをお伺いいたします。
○夏堀委員 過般決定した魚類の價格問題について委員長に質問があります。私留守でありまして、この價格の發表になつたときは委員會にも出る機會はありませんでした。その後青木委員長聲明として、その價格に對しては不滿である。三倍の値上をしなければならぬので、またこの目的を貫徹するがために再びこの委員會で改訂することを要望し、その行動をとるであろう、こう聲明しておりますが、その根據はどこにあるか。私どもはこれを生産者が滿足し、消費者これに對し滿足することによつて國會がこの問題を取上げて、初めて適性價格を見出したということに考えて、いわゆるどちらも滿足する改訂價格であつて、そのいわゆる滿足すべき價格であるか……
○夏堀委員 魚類價格の問題につきましては、過半本委員會において愼重に審議いたしまして、すでにその結果としてこれが發表になつておるのであります。大體において各方面の情報を總合してみますと、まぐろのような高級魚の面に對する價格は、もう少し欲しいものだ。また惣菜物に對しては、結局もう購買力も大分減退しておりますので、これ以上はどうにもならぬ。三日續けて配給すると、消費者の方で受入れができないという状態になつております。加工の面に對しては、本委員會ではこれを檢討しなかつたのでありますが、それはもうすでに魚類の價格が決定しておりますので、事務的に大體物價廳の方でも、相當程度考えておるようにも聞いておりま……
○夏堀委員 本法案に關連した事項について二、三質問をいたします。まず第一にさんま漁の禁漁の問題であります。この期間は九月二十日までということに承知いたしておりまするが、現在その通りになつておりましようか。
【次の発言】 この九月二十日までの禁止という様なことは、その根據はどこにあるのか。これをまずお伺いいたしたいと思います。そうしてこの際これを九月一日ということに改正してもらいたい。その理由は當時の事業は自由主義經濟のときであつて、北方では早くさんまがとれるために、東京の初さんまと言つて非常に高い値段で賣れておるのが、北方で先にとられると困るというところから、政治的な運動が效を奏して、二十日に……
○夏堀委員 ただいまの太田さんの御答辯でありますが、これは運輸省の關係、船溜の場合の中の災害も、この間も決定した事項でありますが、三分の二の補助、こういうことに承つておりまして、今すでに決定事項になつているのはそういうことになつております。これは農林省の方では同率ということになればやはり三分の二の補助率ということにならなければならぬと思うのでありますけれども、これはそうじやなく五割ということになれば、これは同率じやないということに考えてよいと思うのでありますが、この點はいかがでありますか、もう一度伺います。
【次の発言】 水産研究會のことについてお伺いいたします。これは私九十議會において質問の……
○夏堀委員 簡單に農林大臣に質問いたします。これまで各方面のことを各委員からいろいろ意見の開陳がありました。私は現実の問題として、ここおそらく一週間か二週間のうちに必ず解決をつけていただきたいということを前提として申し上げるのであります。井上政務次官は、水産はただいま非常に軌道に乘りつつある、こう申されましたが私に反対に、非常なる危機に直面しつつあるということを痛感しておるのであります。その理由は、各委員よりるる申し述べたのでありますが、まず資材の面、これは総理り演説の中にはつきり言われておりますが、これに対する政府の責任を問わざるを得ないのであります。そしてその責任をとるかどうか、また資材を……
○夏堀委員 ただいま田中君並びに石原君の御質問、またそれに対する政府説明員の御答弁を承りました。内水面の活用ということ、これに対する生産の増強が非常に重大な問題であることは申し上げるまでもありません。たださほど重大なる問題をなぜ等閑に付せられておつたか、これは結局これまでの私の見たところでは、大体一般の配給の対象となつておらぬじやないか。だからまあ先に海洋の方へというような方向をとつておられたのじやないか、こう考えております。しかし重要なことは重要である。それは認めます。もしそれが今おつしやつたような重要性をもつておるものであれば、水産局はこれに対して、生産に対する計画性をもつて、十分にいわゆ……
○夏堀委員 庄司君のただいまの提案の査問委員会のことは、当委員会においてこれを取扱うことは困難なことであろうと思います。また不当財産取引委員会においてさえも困難じやないか。委員会には委員会としてのおのずから使命があるのであります。特にやみ問題については、これは水産ばかりじやない、ほとんどもう全体にわたつておるのであります。このやみ問題を各委員会で取扱わなければならぬということになれば、非常に煩わしい問題である。それで当委員会の権限の問題ということに関しては、非常に困難な問題でありますから、私は賛成いたしかねます。
【次の発言】 査問委員会ということでは、ただいま申し上げたように、おそらく実行不……
○夏堀委員 最近物價に対する発表がありますが、漁業関係におきましては燃油及び氷の値段の発表が六月に実施されております。その後魚價の問題は一体どの程度に改訂になるものであるか、その時期はいつであるか、これに対する説明を求めたいと思います。
【次の発言】 魚價の改訂は主食とにらみ合わせてという答弁であります。それは一應もつともでありますけれども、やはり生産に関連ある漁業経済を無視した改訂は、生産者に重大な影響があると思います。よつて今度の改訂にあたつて、氷の値段が二倍近くになつております。この氷のようなものの改訂を少くとも魚價の改訂と同一時期にやるべきであると思います。今日は漁業者の間に赤字が非常……
○夏堀委員 現下の漁業経済の行き詰まりについて打開策があるかどうかということについてお伺いいたします。御承知の通り潮流の変化あるいは金詰まりというようなことで、漁業経済は代全に行き詰まつたと私は考えております。もしこれに対する何らの打開策を講じなければ、漁業は全然成立たないのではないか。ある方面ではすでに船の賣物がある。つぶそうとしておる者もある。しかるにこれに対してどういう方法があるかというと、これが農業の場合であれば災害に対する対策もいろいろ講じられておりますが、水産に対してはその時々に潮流の変調というような事態によつて生ずることがある。その潮流も何とか直るだろうという期待をもつていたとこ……
○夏堀委員 本法案の目的は、漁村及び漁民の民主化、水産業の生産力の発展ということになつております。まことにけつこうなことでありますが、しかしせつかくのこの法案が、この目的にはたして沿うことができるかどうかということは、これはよほど考うべき余地がなお残されておるのではないかというような感じがいたすのであります。私はこれまでの日本の漁業の発展は、日本の漁業者、漁業労務者が、あの板子一枚下の地獄を覚悟で、勇敢に鬪つて來たそこにあつたのではないか。しかるに最近の陸上の工場の勤務者が、その漁業者の、いわゆる漁業者魂の発揮による生産増強の手段と比較して、どこから見ても、今現に國家公務員法の改正案が進められ……
○夏堀委員 第三國会において魚價対策小委員会を開いて、大体小委員会においては結論を得たのであります。魚價全体に対する價格の改訂は、今ただちにと言つたところでちよつと困難であります。この年末年始に際して、最も今需用の多い分に対して、さしあたり救済の意味をもつてこの漁價の改訂を必要とするということになつたのであります。それで各業者別に対して、これを檢討するということになつたのでありますけれども、さしあたりこのまぐろあるいはいわし、今とりつつあるものに対して、いろいろ價格の面に対して檢討した結果は、まぐろに対しては特に倍率の面から言つても、昭和十一年を基準として、百六十倍率程度にとどまつております。……
○夏堀委員 過般の新聞紙に、アメリカ海軍省からの発表として、太平洋漁場を開放するという意味の記事が発表になつておつたのであります。御承知の通り海区の拡張ということは、日本の今の漁業にとつて非常に重大な問題であります。しかし占領治下の現在の状態において、いわゆる太平洋漁場を開放するというのは、日本を含めてのことであるか、また日本を除外されての意味のことであるか、そうしてこの問題について、農林省の方で何かこの情報を接收しているかどうかを伺います。
○夏堀委員 本日の委員会の議題となつている船員保險法の改正に関する問題は、水産委員として非常に重大な問題でありますので、特に内容について一應の御説明を承りたいと存じます。
【次の発言】 この法律の適用を受ける者は、一般の船員となつておりますけれども、私の見るところでは、今二十万人になつておりますけれども、一口に私どもはこの漁業者を全國三百万漁民とまで言つておりますので、何を基準として一体二十万人という数字を見出したのか、そうしてその中の八万人というのは一体どこから割出した数字であるかということであります。その数字に対して委員の数をきめたものであるとすれば、それは矛盾しておると考えるのであります……
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