塚田十一郎 衆議院議員
23期国会発言一覧

塚田十一郎[衆]在籍期 : |23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期
塚田十一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは塚田十一郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院23期)

塚田十一郎[衆]本会議発言(全期間)
|23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第45号(1947/10/14、23期、日本自由党)

○塚田十一郎君 日本自由党の立場からいたしまして、経済力集中排除法案に対しての意見を若干申し述べます。  この法律の意図しておりますところは、法案第一條に明記しておるところであり、それによりますれば、國民経済を合理的に再編成することによつて民主的で健全な國民経済再建の基礎をつくるにあるというのであります。しかも、これこそ平和的かつ民主的な國家を再建するための方策の一環であるとするものであります。  資本主義自由経済が、その弊害の極まるところ各種の独占形態を生じ、ここに本來人間に從であるべきところの経済が、人間を隷属せしめるに至り、営利のために人類の幸福を犠牲に供するに至つたことは、われわれのひ……


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第33号(1948/03/27、23期、民主自由党)

○塚田十一郎君 私は、民主自由党、社会革新党、第一議員倶樂部、日本農民党を代表いたしまして、課税の調整に関する緊急質問をいたさんとするものであります。  農村漁業者並びに商工業者等の個人企業者に対する昭和二十二年度の課税所得は、去る2月十五日の日附をもつてその後逐次発送せられておる状態であります。しかして、この通達せられました課税決定を見ますのに、きわめてこれはでたらめと言わざるを得ない程度のものであります。(拍手)どのようなでたらめの実情があるか。これはたまたま私の所へ非常に困つて相談に参つた一、二の実例をこの際申し上げるのでありますが、店も何も張らないで青果業を営んでおるある業者が、課税所……

第2回国会 衆議院本会議 第40号(1948/04/06、23期、民主自由党)

○塚田十一郎君 私は、民主自由党を代表いたしまして、ただいま議題になつております復興金融金庫法の一部を改正する法律案につき、賛成の意見を申し述べんとするものであります。  本法案の改正につきまいては、結論において賛成でありますることは、ただいま委員長報告の通りでありますが、私どもが本法案について賛成をいたしますところの氣持を、ごく平たい言葉で申し上げますならば、非常に浪費をする癖のある息子が、事業をやりかけて資金に詰まつてしまつた、今この資金を追加して出さなければ、せつかくやりかけた事業を続けていかれない、結局元も子もなくしてしまうということで、親がやむを得ず財布のひもを解いて若干の追加支出を……

第2回国会 衆議院本会議 第48号(1948/05/22、23期、民主自由党)

○塚田十一郎君 私は、民主自由党を代表いたしまして、昭和二十二年度の租税徴収の不当な点につきまして、若干御質問いたしたいと存ずるのであります。  昭和二十二年度の租税徴収の適正化につきましては、去る三月二十七日、本会議の席上において、私より種々お尋ねしたのでありますが、最近財政金融委員会が、各委員手わけをいたしまして、各財務局並びに税務署に参りまして、いろいろと昨年の徴税の実情について調査いたしておるのであります。その一班といたしまして、私も東京財務局管内の調査をいたしました結果、いささか納得しかねる事実を発見いたしましたので、その事実を國民の前に明らかにいたし、併せて、それに対する政府の所信……

第2回国会 衆議院本会議 第78号(1948/07/04、23期、日本自由党)

○塚田十一郎君 ただいま議題となつておりまする大藏省預金部特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、民主自由党を代表いたしまして修正案を提出いたし、その趣旨を簡單に弁明いたしたいと存じます。  修正の要旨は、本改正案によりまして一般会計より特別会計に繰入れまする金額は、國有鉄道事業特別会計におきましては、政府原案の百億円とありますのを二百八十億円に修正し、通信事業特別会計に対する繰入金は、政府原案五十億円とありますのを七十億円に、大藏省預金部特別会計に対する一般会計よりの繰入金は、政府原案四十五億七千九百九十七万……


■ページ上部へ

第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 衆議院本会議 第21号(1948/11/26、23期、民主自由党)【政府役職:大蔵政務次官】

○政府委員(塚田十一郎君) 大臣にかわりまして、佐藤議員の御質問に御答弁申し上げます。  いろいろお述べになりました御趣旨は十分に了承いたしておるのでございますが、総体の予算の関係その他ありまして、今日まで適切な措置を講じておらぬので、まことに遺憾に存じておる次第であります。なお今後一層それらの点を研究いたしまして、なるべく御希望に沿うように努力いたしたいと思つております。(拍手)

第3回国会 衆議院本会議 第22号(1948/11/27、23期、民主自由党)【政府役職:大蔵政務次官】

○政府委員(塚田十一郎君) 大臣に代りまして、大藏省所管の問題につき多賀議員に御答弁申し上げます。  まず第一点、災害復旧予算につきましては、その緊急性にかんがみ、極力すみやかに予算上の措置を講ずべく、目下鋭意努力中でございます。  第二に給與予算につきましては、一層その緊急性をよく承知しておりますので、この國会に提出できますることを目標にいたしまして、目下鋭意準備を進めております。


■ページ上部へ

第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 衆議院本会議 第11号(1948/12/13、23期、民主自由党)【政府役職:大蔵政務次官】

○政府委員(塚田十一郎君) 大臣がその筋へ連絡に行つておられますので、大臣にかわりまして、大原さんの御質問にお答え申し上げます。  中小企業金融の具体策がどういうぐあいになつておるかというお尋ねでありますが、中小企業に対する金融は、政府が最も意を用いております点でありまして、大体その具体策は、一般金融機関からの融資を今までよりも一層円滑にいたしたい、そういう方向に向つていろいろな具体策を考えておるのであります。その一つとして、先般すでに御承知のように、丙種産業に対して日本銀行に相談なしで貸し出し得る限度三十万円を五十万円に拡張いたしました。また、本國会に提案にまでは至りませんでしたけれども、信……

第4回国会 衆議院本会議 第20号(1948/12/22、23期、民主自由党)【政府役職:大蔵政務次官】

○政府委員(塚田十一郎君) 大臣にかわりまして御答弁申し上げます。  農業課税が非常に重いという御質疑の点は、私どもも、まことに同感であります。しかし税が重いのは、実は今日の状態におきましては、農業課税だげではないのでありまして、他のすべての税が非常に重くなつている点は、私ども非常に懸念いたしておる点であります。そこで、御承知のように所得税は、所得のあるところに税をかけないというわけには参らないのでありまして、私は、今日のこの農業所得という問題については、むしろ農村の所得が、総収入と総必要経費との十分なる勘案によつて適正に把握されているかどうかというところに、問題があると考えるのであります。そ……

塚田十一郎[衆]本会議発言(全期間)
|23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院23期)

塚田十一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 財政及び金融委員会 第5号(1947/07/12、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は日本自由黨を代表いたしまして、本案の成立に贊成の意を表するものであります。今日あらゆる角度からいたしまして、貯蓄増強ということが非常に重大な問題になつておることは申すまでもないのであります。その意味におきまして、いかなる形式においてでも、貯蓄が少しでも餘計できるということは、非常に結構なことであります。そういう意味において、政府が在來からありました國民貯蓄組合というものを民主的な形に改組せられ、かつ預金利子に對する免税點もとり上げて貯蓄を増強されようということに對しては、何ら反對する理由を見出せないのであります。ただ從來いろいろな國民貯蓄組合の手續上、その他すべての面にめんどう……

第1回国会 財政及び金融委員会 第6号(1947/07/30、23期、日本自由党)

○塚田委員 特別調達廳法の一部を改正する法律案に關連いたしまして、若干質疑をいたしたいと思います。特別調達廳がその機能上、昭和二十一年法律第六十號の適用を受けるようになることは當然だと考えるのでありますが、この政府契約の特例に關する法律案に特定契約の委員會というものが規定されてあるはずなのであります。これがこの法案の實施後にどういうような形において組織され、どのような活動をしておつたかについてひとつ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今までのこの法案による政府の一方的な査定は、異議なく業者によつて皆承諾されたものなのですかどうですか、その邉を……。

第1回国会 財政及び金融委員会 第7号(1947/07/31、23期、日本自由党)

○塚田委員 本案は問題も大して重要でもないように審議の結果見られます。政府においても審議を急いでおられをすので、討論を省略して直ちに採決せられんことを希望いたします。

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/02、23期、日本自由党)

○塚田委員 時間が經過いたしましてたいへん恐縮でございますが、實は私も永い間當委員會に大臣の御出席を希望しておつた一人であります。追加豫算の問題については、まだ委員會としては正式に何もお話を受けておらなかつたので、ただ大藏當局が追加豫算について非常な苦心をされておるということだけを、紙上その他で承知しておつた。その追加豫算の問題について實は私は、現在大藏當局――というよりむしろ現内閣のお考えになつておる追加豫算が、財政法第二十九條の規定に違反する節があるのじやないかということに、非常に疑念をもつておるのであります。もちろん追加豫算の内容というものは、詳細に承知いたさないのでありますから、あるい……

第1回国会 財政及び金融委員会 第10号(1947/08/09、23期、日本自由党)

○塚田委員 ただいま赤松君から御提案がありましたけれども、當初の計畫通りにお進め願いたいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第12号(1947/08/20、23期、日本自由党)

○塚田委員 大藏省預金部等の債權條件變更に關する法律案についてお尋ねいたしたいと思うのであります。それより先に實はこの法案を審議いたしますのに、ぜひとも預金部資金の運用の状態がどういうふうになつておるかということの、簡單な表が手もとにいただけたら好都合であると思いますので、それをぜひひとつ次の委員會までにお出し願いたいと思います。  それからそれとは別箇に大體この法案を適用されて、融通條件の變更もしくは債權の全部または一部の免除ということが行われることになるのですが、それが金額または件數などでどれくらい豫定されているものか、そういうことがおわかりであつたら伺います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第13号(1947/08/23、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は日本自由黨を代表いたしまして、ただいま議題となつております兩案に簡單に希望意見を付して贊成いたします。ただいま社會黨の委員からもお話がありましたように、金融機關の再建整補は、日本の金融機關の再建、ひいては企業の再建に重大な問題を藏しておる大きな法律であります。この法律がこのたびその運用上不利な點について修正が加えられたので、非常に結構だと考えるのであります。問題は法案の修正そのものよりも、この運用をどういう工合にされるかということによつて、多分にその效果、法律そのものの狙いが眞に達せられるかどうかということに、重要な影響をもつと考えられるのであります。もちろん現在預金者その他は……

第1回国会 財政及び金融委員会 第15号(1947/08/27、23期、日本自由党)

○塚田委員 委員會に付議すべきものとして、今出ております二つの決議案の取扱方でありますが、速記を拔いてひとつ懇談で、事情をお話いただきたいと思います。
【次の発言】 大藏省預金部の問題につきましては、私から要求しておる資料がありますので、それが配付せられました上で詳細な點の御質疑をいたしたいと思うのであります。その前に一般的な問題について二、三の點をお尋ねしたいと思います。その第一點はこの間の銀行局長の御説明で、あの法案が出た趣旨を了承したのであります。つまり今までああいうことは法律の根據なしにやつておつた。新しい憲法、財政法の建前で、法律の根據を必要とするからやるというお話であつた。それは非……

第1回国会 財政及び金融委員会 第16号(1947/08/28、23期、日本自由党)

○塚田委員 議事進行についてちよつとお尋ねいたしたいのでありますが、本日はこの委員會をあげて本會議にもつていくという建前であると、そう長い時間審議をしていられないのではないか。もちろん時間の許す限りやつて結構でありますが、審議はどうせ本日の委員會では終らないからして、本法案がかりに委員會を通つた後までも、殘しておくという建前でお取計いを願つてよいと思います。
【次の発言】 私もなるべく審議を急ぎたいのでありますが、しかし根本的な問題についてだけ、特に自由黨の立場としてもぜひお伺いしておきたいと思います。ただいま石原君の御質問の點は、私どももその考え方においては同感なのであります。大體この金融金……

第1回国会 財政及び金融委員会 第26号(1947/10/07、23期、日本自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 原島證人の證言に對して、委員の各位に何か御質問はございませんか。
【次の発言】 ほかに御疑問はございませんか。別にないようであります。  それではこれをもつて本日御出席の三人の證人の御意見の開陳は終りました。ただいまから本法案についての一般質疑を繼續していきたいと存じますが、關係政府委員がまだ見えておらぬようでありますから、この際暫時休憩いたします。     午前十一時四十四分休憩

第1回国会 財政及び金融委員会 第35号(1947/11/15、23期、日本自由党)

○塚田委員 いろいろ法案の提出の後れた理由、それからきようこれを中途にして政府委員が豫算委員會に行かなければならないという理由は御説明を伺つていないのですが、何かあるらしいのです。おそらくわれわれが納得しなければならぬ理由があるのだろうと思いますが、その場合に私といたしましては、これだけのことは政府當局に御警告申し上げておきたい。税法の本委員會の審議があがらないうちに、豫算が豫算委員會の審議があがりまして、參議院に囘付されるということは、絶對おやめ願いたいということであります。後れたことの事由は了といたします代り、本日提出を受けたその後におきまして、われわれといたしましては、十分な審議を盡しま……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/18、23期、日本自由党)

○塚田委員 紹介議員にかわりまして私から請願の趣旨を御説明申し上げます。本請願は印判業に關する製造課税を徹廢願いたいということなのであります。前議會におきまして可決された税制改正に關する法律、昭和二十一年八月三十日施行規則中におきまして、行為税は全般的に廢止されました。しかるに印判業に關しては、印章は製造であるということで、課税の對象となつたことははなはだしく不合理である。すなわち印章は印材製造業者によつて生産された印材類に彫刻を施すものであつて、技術加工行為であります。しかしただに製造ではなく、あたかも印刷業の印刷をなすと同一のものであり、紙すなわち印材、印刷すなわち彫刻とその癈を一にするも……

第1回国会 財政及び金融委員会 第37号(1947/11/21、23期、日本自由党)

○塚田委員 大藏大臣に、過日讀賣新聞紙上において報道せられておりました、千葉縣佐原税務署の黒田税務官の涜職事件について、緊急質問をいたしたいと存じます。政府當局はあの事件について、すでにその後調査をなされたかどうか。もし調査をなされたとするならば、この際ここに御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 まだ取調べが屈いておらないという御答辯でありますので、一應あの新聞の報道せられてある事實、これは一流新聞が責任ある記者の署名入りで報道されておることでありますから、おそらく事實と大なる違いがないと考えられますので、あの事實を一應正確な報道であるという前提のもとに、政府當局にあれに對する監督の責任……

第1回国会 財政及び金融委員会 第38号(1947/11/22、23期、日本自由党)

○塚田委員 ただいま議題になつております經濟力集中排除法案の修正案の趣旨を御説明申し上げます。  本法案の審議の經過など見ておりまして、そうしてその際における政府委員の答辯の趣旨によりましても、本法案の趣旨は結局日本の經濟力が戰爭中におきまして過度に集中を來したといふものを排除するといふことが主なる目的であるというように考えられます。その趣旨であります以上は、この法案の適用される程度がどの程度であるかということを、この法案の中に明らかにしておくということが、この法律によつて經濟界に及ぼす混亂を最小限度に止めるという意味からも、ぜひ必要であると考えますので、本法案の内容におきまして、經濟力集中と……

第1回国会 財政及び金融委員会 第39号(1947/11/25、23期、日本自由党)

○塚田委員 時間が經過いたしておりますので、恐縮でございますが、ごく簡單に一點大藏大臣にお尋ねいたしたいと思います。それは追加豫算に對してさらに追加豫算が出るのじやないかという懸念をもつておるわけであります。同僚の豫算委員會の委員の連中に聽きましても、何か大藏當局にも、すでにそういう具體的な御考慮になつておるものが二、三あるというようにも聞いております。また今日の經濟界の見透しを考えましても、おそらく今度の追加豫算では濟まぬのじやないかというような感じが、私どもにもせぬでもないのであります。大藏當局は現在それらの點についてどういう見透しをもつておられるか。さらにかりに追加豫算の見透しがあるとし……

第1回国会 財政及び金融委員会 第40号(1947/11/26、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は企業再建整備法等の一部を改正する法律案について意見を申し上げます。本法案の内容としておりますところは、企業再建整備の上にぜひ必要なものであるという意味において、われわれはこれを了承し、これに賛成するものでありますが、ただ、先ほども私からの質問において申し上げましたように、この法案の提出が非常に遲れたということに對して遺憾の意を表すると同時に、この法案の成立を見られた上は、早急に企業再建の整備が完成するように、政府において萬全の措置及び努力を拂われんことを希望してこれに賛成いたします。
【次の発言】 私は自由黨を代表いたしまして企業再建整備法の一部を改正する法律案に反對の意を表明……

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、23期、日本自由党)

○塚田委員 主税局長に税法改正のこまかい點について三、四お尋ねいたしたいと存じます。質疑の順序がばらばらになつておるかもしれませんが、その點悪しからず御了承願いたいと思います。まず第一に新圓階級、あるいはやみ利得者階級を捕捉する手段として、政府はいろいろな方法をとつておられるわけなのでありますが、その中の一つに第三者通報制を利用するということを言つておられるのです。第三者通報制を利用された例があつたらひとつお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 次に過般の公聽會のときに現われておつた意見にもあつたのでありますが、所得の調査委員會の構成に、少し別途の考慮を加える必要があるのじやないかというこ……

第1回国会 財政及び金融委員会 第42号(1947/11/29、23期、日本自由党)

○塚田委員 政府に對する不正手段による支拂請求の防止等に關する法律案でありますが、これはただいま同僚の宮幡委員からもいろいろ質疑がありましたが、私どものように多少土建事業に經驗をもつておる者から申しますと、殘念ながらこの法律によつては、政府御提案の趣旨を達せられないだらうというように感ぜざるを得ないのであります。政府がこの法律によつて目的とされるところは、要するに國家費用を少しでも削減して、なるべくならば國家費用を少しで濟まそうというところにあることは申すまでもないのであり、その趣旨において、私どももぜひそうしてもらわなければならぬのでありますけれども、殘念ながらこのような法律を、もしおつくり……

第1回国会 財政及び金融委員会 第45号(1947/12/03、23期、日本自由党)

○塚田委員 擔當の主計局長がお見えにならぬそうで、技術的な問題をという政府委員のお話でありますから、そういう問題から先にお尋ねを申し上げます。どうも法案が具體的な事例とうまく結びつかない點があるので、その點を最初に御説明をお願いしたいと思います。最初にお聽きしたいのは、第一條第一項第二號はどういう事例にあたるのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 よくわかりました。  次に第二條の第二項に、「前項に規定する一般職種別賃金額は、主務大臣が官報を以て、これを告示する。」とあるのですが、これについての大體の腹案がおありになりますかどうか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第47号(1947/12/05、23期、日本自由党)

○塚田委員 會社利益配當等臨時措置法案について伺います。第二條の末項に「會社は、配當引當金のうち、當該事業年度において配當に充らなかつた金額を、配當引當積立金として積み立てることができる。」とありますが、これはどういう場合を考えておられるか、御説明願いたい。
【次の発言】 そういたしますと、これは配當引當金というのは、配當引當金という特殊のものではなしに、要するに當該年度の利益のうちこれで配當できる部分をとり、そのほか税に引當てる部分などをとつて、結局配當すればしてもよいが、この規定でできない部分という意味でありますか。
【次の発言】 次に第三條の借入金をして配當をしてはならないという規定と、……

第1回国会 財政及び金融委員会 第48号(1947/12/06、23期、日本自由党)

○塚田委員 ただいま議題になつております政府に對する不正手段による支拂請求の防止等に關する法律案につきまして、各派共同の修正の點竝びに理由を簡單に御説明申し上げたいと思います。  まず修正の點を申し上げます。法案第一條但書第三號中、「千分の一」とあるのを「千分の三」に改め、第四條後段を次のように改める。「この場合において第一條但書第三號の規定の地方公共團體に對する適用については、同號中「國の一般會計歳出豫算額の千分の三に相當する金額を超えない範圍内において大藏大臣の特に指定する購入契約により購入するものに限る。」とあるのは「地方公共團體の一般會計歳出豫算額の千分の一に相當する金額(其の金額が一……

第1回国会 財政及び金融委員会 第49号(1947/12/07、23期、日本自由党)

○塚田委員 物品の無償貸付及び讓與等に關する法律案について質疑をいたしたいと思います。まず第二條に規定しておられる――これは第二條に限らず本法全體にありますが、こういうぐあいに無償貸付されることを豫定しておられるが、物品は大體現在あるものだけであるが、それとも今後新しく政府において取得されるものも含まれるものであるか、この點をお伺いいたします。
【次の発言】 次に時價よりも低く貸付けをされたり、また讓渡をされるということであるが、そういう場合に政府がきめられる標準は、一體どこに目標をおいておきめになつておるか。過去の實績であるか、また今後のお考えであるか、お伺いしたい。

第1回国会 財政及び金融委員会 第50号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○塚田委員 大體請願を採擇した場合のあとがどういうことになるのか。どうも私は承知しておらぬのであります。今までの國會における請願の採擇されたのと、新國會おいては多少違うのだという一般に疑問を抱いておるのであるのでありますが、採擇された結果、政府に送付して、必らず政府において實現せよというものでなけれけ採擇できない。こういう考えも一應もつともであるから、考える場合の参考にせよというものは、委員會において採擇できないか、その邊をひとつ伺つてから、是非を決したいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第51号(1947/12/09、23期、日本自由党)

○塚田委員 修正案に對しての質疑をいたします。この修正案の第十二條の追加でありますが、こういう種類規定は、なるほどただいま修正理由の説明の中において御説明になつたように、必要であることは認めるのでありますが、今までたくさんある委員會の中に、こういう規定はあまり例を見なかつたように思うのであります。しかもやはり委員會において秘密を要する事柄が扱われることは、自分の想像でありますが、十分あるだろうと考えるのであります。もしこの規定が必要であるとするならば、他の各種の委員會においても同様の規定が必要になるのではないかと考えます。その點いかがですか。


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 運輸及び交通委員会 第8号(1948/05/31、23期、民主自由党)

○塚田十一郎君 本請願の要旨は信越線直江津駅より東頸城郡安塚村、松代村、中魚沼郡千手町、十日町等を経て上越線に連絡する鉄道を敷設せられ、沿線一帶の豊富なる資源を開発するとともに、運輸交通の利便に資せられんことを請願するものであります。その理由は北陸地方から帝都に参ります。現在の信越線長野まわりは、御承知のように数箇所にスイツチバツク式の駅と、アブト式による碓氷の難関がありまして、著そく輸送力が低下しております。また信越線宮内経由上越線まわりは勾配は緩和せられておりますが、非常に迂廻となるばかりでなく、昭和十九年夏直江津以北の鉢崎柿崎間は線路大崩壞によつて鉄道の不通一箇月にも及んで、輸送に一大支……

第2回国会 財政及び金融委員会 第1号(1947/12/11、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は日本自由党を代表いたしまして、賛成の意を表する次第であります。しかし賛成はいたしますけれども、内心においては、ただいま後藤委員から言われましたように、これはやむを得ざるものとして賛成をするということになるわけなのであります。一体働いておる人たちが食べられないという状態は、これは放つておかれない事実でありますから、この意味において、今回の手当の支給ということは、これは必ずやらなければならぬということで、歳出の面において私は賛成をする。ところがその支出を賄うべき歳入の面におきまして、また同じようなことが考えられる。大体今度の歳入のあげ方は、ついこの間までの政府のいろいろな追加予算を……

第2回国会 財政及び金融委員会 第2号(1948/01/28、23期、日本自由党)

○塚田委員 この際追加資料のお願いを申し上げておきたいと存じます。今頂戴したこの資料関係を見ますと、相当いろいろなものがあつて、大体整つておるように思うのでありますが、なおそれに附け加えまして、現在残高として残つておるもののうち、当然すでに回收さるべき時期が到來しておつて、回收できておらないものがどれだけあるか。それからそれらのものの回收できない事情が、どういう事情によつておるものであるかということを明細にする表をお願いしたいと存ずるのであります。

第2回国会 財政及び金融委員会 第3号(1948/01/29、23期、日本自由党)

○塚田委員 復興金融金庫の増資の法案に関連いたしまして、二、三お聽きをいたしたいと存ずるのであります。まず第一の点は、これは政府当局に対するお尋ねではないのでありますが、委員長から委員全員にお諮り願つて、そのように運ぶように、ぜひしていただきたいと存じますが、それは復興金融金庫の融資先に関連いたしまして、今非常に世間に疑惑をもたれておるのであります。手もとに融資先の表をいただいておるので、その中に私どももやはりそういう疑念をもつ点が若干あるのでありますが、そういうものにつきまして、財政金融委員会において、ぜひこの際少し積極的な調査をいたしたい。こういうように考えておるのであります。この問題はこ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第4号(1948/01/30、23期、日本自由党)

○塚田委員 昨日長時間にわたつて質問をいたしましたのに、なお皆さんに時間を頂戴して恐縮でありますが、昨日お尋ね忘れた二、三の点についてお尋ねいたしたいと思います。  その一つは頂戴いたしております書類の中に、「復興金融金庫職員調」というものがあるのでありますが、この数字は、復興金融金庫がもつている各地の出張所等の職員を含めての数字であるかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 実は昨日この表を帰つてから家で拝見しておりまして、しみじみと感じたのでありますが、どうも復興金融金庫の貸出が、調査の点において、いくらか手ぬかりがあるのではないか、また回收の点においても、どうも緩慢なところがあるのでは……

第2回国会 財政及び金融委員会 第8号(1948/02/21、23期、日本自由党)

○塚田委員 この〇・八の補給金に対して、この前われわれが承知しておつた当時の財源と、今度政府が意図されておる財源と大分変化が出ておるということでありますから、その点について簡單で結構でありますから、説明をお伺いいたしたいと存じます。

第2回国会 財政及び金融委員会 第10号(1948/03/24、23期、民主自由党)

○塚田委員 所得税の問題に関しまして、実は大藏大臣の御出席を仰ぎたいと思つたのでありますが、参議院において本会議に質問があつて御出席のようであります。もつとも事柄が主税局長がおいでになれば事務的に十分御回答が得られるのではないかと思いますので、この際一言政府の所見を質しておきたいと存じます。  ただいま主税局長から今回提出の法案の説明において御言明になつたのでも明らかなように、現在の所得税法が國民所得の現実に照らし合わせて、非常に苛酷なものになつているということは、これは申すまでもないのであります。この点は政府も御承認になつているがゆえに、おそらく早急にこれを改正しようということをお考えになつ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第11号(1948/03/25、23期、民主自由党)

○塚田委員 ただいま中崎委員からの御希望のように、実はこれと同趣旨の決議案が、聞きますと四つ出ておるというのであります。野党連合のもの、それから與党三派合同のもの、それから本委員会のもの、そのほかまだ一つあるそうであります。それを今どれを取上げて、どういうぐあいにいつ上程しようかということが、すでに運営委員会において非常に議論になつておるのだそうであります。そこで本委員会といたしましては、どこまでも委員会独身の立場から、この決議案を御採択になつて、そうして委員会の意思を明らかにしていただくことは結構でありまするが、これを本会議へもつていつて上程いたします問題は、この委員会の決議とは別個に、やは……

第2回国会 財政及び金融委員会 第13号(1948/03/29、23期、民主自由党)

○塚田委員 大藏大臣は御多忙でいられるのでこちらの希望するときにおいで願うということは、たいへん困難だと思いますので、どこか大分浮き腰でいられるようでありますが、この際、ただいま提案になりました復興金融金庫法の改正に関連いたしまして、根本的な問題について、ただ一点だけ大藏大臣の御意見をお伺いいたしたいと思うのであります。復興金融金庫というものは、これは前内閣の時代にできましたもので、われわれも当時はその設立の趣旨というものには賛成をしておつたのであります。しかし過去一年の運用の実際の結果から見てみますと、この際この復興金融金庫によつて日本産業というものに金融をしていくということについては、相当……

第2回国会 財政及び金融委員会 第14号(1948/03/30、23期、民主自由党)

○塚田委員 質問はいたしませんが、もし今お願いする資料で、まだできておらぬものがあれば、次会までに調製して提出していただく意味において、この際お願いしておきたいと思います。それはこの前の、つまり五百五十億を七百億に増資いたしましたその間において融資をされた額のうち、五百万以上のものが、どういう事業のどういう会社に出たかという資料を、ひとつ頂戴したいと思います。それから昨日頂戴いたしましたいろいろな統計資料の中に、三月中における動きがどうもはつきり出ておらぬ。この資料ではどうしても七百億の金が、もうゆとりがないのだということが、なかなか理解しにくいのであります。これは私だけにお聽かせ願つても結構……

第2回国会 財政及び金融委員会 第15号(1948/03/31、23期、民主自由党)

○塚田委員 予算の審議できわめて御多忙である大臣をわざわざ煩わしましてまことに恐縮でありますが、問題がたいへん重要な問題のように考えられますので、特に出席をお願いいたした次第であります。実は復金問題につきましては、先日ちよつとごく根本的な問題についてお尋ねをいたして御回答をいただいたのでありますが、その後私いろいろ研究してまいりまして、どうしても復金の機構そのものに、何らかり考慮を加えるということでなくては、こういう状態でまた増資々々のとうことでいくのでは、たいへんではないかというように考えられる点が非常に多いのであります。それで今まで数次にわたつて行われました復金の増資、そのときにもわれわれ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第16号(1948/04/02、23期、民主自由党)

○塚田委員 税務署の新設問題につきまして、実は本案が國会に提出されます前に、わが党にいろいろ陳情があつて、それによつてわれわれが承知しておるところでは、氏家のほかに矢板にこれを置かんとするもの、烏山に置かんとするものと、さらにまた矢板及び烏山に置きたいという希望の者と、いろいろあるようでございます。それぞれの人が來て説明するところを聽いてみますと、どれもこれもみな一應の理由があるように思いますので、これはこういうように現地において意見が非常にわかれている問題は、問題は非常に小さいのでありますが、國会でそれをどちらにきめるという場合には、政府が御決定になつたいろいろの理由の説明を伺うと同時に、審……

第2回国会 財政及び金融委員会 第17号(1948/04/05、23期、民主自由党)

○塚田委員 本法案については去る二日大体の質疑は終了しておつたのでありますが、本日政府側から新たに頂戴した資料がありますので、それにつきましてなお一、二の点をお尋ねいたしたいと存じます。  この頂戴した資料によりますと、石炭業に三十八億の運轉資金が予定されておるようにあるのでありますが、この中にいわゆる赤字融資になるものがどのくらいあるのか。なおそれに関連して他の事業、たとえば製鉄とか肥料などにいくものは、赤字融資になる部分があるか。その点を御説明願います。
【次の発言】 これらの赤字融資は石炭業においては、すでに相当赤字が出ているということが世間に傳えられて、われわれも承知しておるのでありま……

第2回国会 財政及び金融委員会 第20号(1948/04/28、23期、民主自由党)

○塚田委員 最初に不正保有物資等の対價を登録國債で決済することに関する法律案につきまして、商工当局に二三質疑をいたしたいと存じます。この法律の根拠になつております不正及び過剩保有物資というものは、臨時物資需給調整法に根拠を置いて過般三月二十三日公布の過剩物資等在庫活用規則という廳令及び省令によつてきめられたものであるということは承知いたしておるのでありますが、ただその対價を登録國債でもつて拂う。そうしてその登録國債の交付價格は、額面百円について百円、償還期限は十年以内、利率は年二分だということがきめられてあるのであります。そうして昨日政府側の提案趣旨の説明を伺つておりました際にも承知したのであ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第21号(1948/04/30、23期、民主自由党)

○塚田委員 私は民主自由党を代表いたしまして本法案に賛成の意味の討論をいたしたいと存じます。  一体今度の法案が根拠をもつところの臨時物資需給調整法、この法律が総動員法が失効いたします直前に経済混乱を防止するという意味において、それに代るものとして國会に提出せられましたときに、私も委員として審議に当つたのでありますが、その当時私たちはこの臨時物資需給調整法が、また過去の國家総動員法と同じような形に使われて、非常に國民の権利というものをだんだんと侵害していくというようなことになることをたいへんにおそれたのであります。そういう意味の発言を実に繰返したのでありましたが、当時政府の御答弁で、絶対にそう……

第2回国会 財政及び金融委員会 第30号(1948/05/28、23期、民主自由党)

○塚田委員 税の問題に関連して資問いたしたいと存じます。御承知のように、政府側に今度税法の相当大修正があるということになつております。その税法がどういうようにきまるかということは、予算と密接な関連があるのでありますが、その予算は大体きまつたということに世間に発表せられておつて、税法は未だに当委員会に附議せられておらない、こういう状態になつておる。この前のときにおいてもそういう結果があつて、われわれは先般すでにその点についての警告を発しておいたのでありますが、どういうわけか、今度もまたそういう壮態になつているのであります。この点は財政金融委員会の権威の立場から言いましても、相当重大な問題なのであ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第32号(1948/06/03、23期、民主自由党)

○塚田委員 最初にお尋ねいたしたいのは、提案理由の御説明の中に書いてあります千百二十八億円という数字と、予算に載つております專賣益金の数字九百四十三億円との食違いが、どういうところからくるのか、その点をお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 次にお伺いいたしたい点は、各種類のタバコの製造数量がどれくらいの予定になつておるのか、それからそれらの各種類のタバコに対して、政府はどれだけの原價をお考えになつておつて、この差額がこの数字に出てくるのか、その御説明を願います。
【次の発言】 ただいまいろいろお伺いいたしましたが、おつくりになる原價と、お賣りになる値段の間の開きが非常に大きいために、新……

第2回国会 財政及び金融委員会 第35号(1948/06/08、23期、民主自由党)

○塚田委員 ちよつとお尋ねします。私どもどうも國会法をよく知らないでおつたのですが、重要な歳入法案は公聽会を開けというわけでございましたか。
【次の発言】 税法に限つたわけではないのですか。
【次の発言】 もしそういうものであるならば私は所得税法、取引高税法だけでなしに、やはり先般もう委員会に付託になつております專賣の方も、併せて公聽会におかけになるべきものではないか、こういうように考えられるのであります。公聽会をお開きになる目的をそこまでお拡げになることが至当ではないかと思います。
【次の発言】 ただいま川合委員の御説明は私は法規上ちよつといかぬのじやないかと思うのです。大体連合審査会になつ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第36号(1948/06/09、23期、民主自由党)

○塚田委員 法案第七條にあります勤務地手当、退職手当、死亡賜金の給與の標準をお示しください。
【次の発言】 給與に関連してですが、恩給というものに対する政府の態度は、どういうふうな御方針ですか、この際お聽かせ願いたいと思います。
【次の発言】 いま一言この問題についてお尋ねいたしておきたいのは、在職者の給與というものは、インフレの高進につれて相当考慮が加えられておりますが、恩給に対してはまつたく考慮が加えられないと言つていい状態であります。もちろん今御説明になつた、恩給というものの本質そのものに再檢討を加えるという御趣旨は、たしかに私どもある程度同感の節があるのでありますが、それにしてもあまり……

第2回国会 財政及び金融委員会 第38号(1948/06/12、23期、民主自由党)

○塚田委員 タバコ專賣法の一部改正に関連しまして、一つ、二つお尋ねしておきたいと思うのであります。  ただいま同僚川口委員からいろいろお尋ねがあったのでありますが、私も考え方の基本においては同じように考えているのであります。今のようなタバコの出し方をされる前提をもつていけば、こういうことが必要となつてくるということはやむを得ぬとして、私どもも一應政府の御答弁を認めるのでありますけれども、私どもはむしろ根本に遡つて、今のような政府の生き方がお考え違いになつているんじやないか、こういうことをいつも考えるのであります。大体この御説明でも伺つたのでありますが、四円そこそこでできるタバコを六十円にもお賣……

第2回国会 財政及び金融委員会 第43号(1948/06/21、23期、民主自由党)

○塚田委員 時間が経過いたしておりますのにまことに恐縮でありますけれども、先ほど同僚青木委員その他からお尋ね申し上げましたことに対する首相の御答弁に関連いたしまして、二つの点についてだけお尋ねをしたい、こういうようにお考えております。  その一つは結局軍公利拂の延期というものは、與党の間のいろいろな政策の上からくる妥協によつて出てきたものであるということになるわけであります。私どもはこの妥協によつてうまい結果が出てくるということは、ときどき政治の妙味として必ずしもこれを否定しないのでありますけれども、この問題に関する限りは、どうもこの妥協された結果が、非常にまずい変なものになつたのじやないか。……

第2回国会 財政及び金融委員会 第47号(1948/06/25、23期、民主自由党)

○塚田委員 実は予算委員会の動きを見ておりますと、あちらは大体の審議が末段に近づいて、こちらの委員会の樣子を見ておるというような状態になつておるということであります。会期ももうせつぱつまつておるのですから、私どもは実は本委員会のいろいろな法案の審議の状況を考えて憂鬱かつ心配をしておる次第なのであります。そこで私どもといたしましては、もうこの委員会が審議を始めます前から、予算委員会とこちらがうまく調子をあわしていけない。從つて予算委員会が過去の前例のように、この委員会の審議の状況を無視した形で進められるということに非常に関心をもつておつたのでありまして、今も同じ考え方をもつておるのであります。そ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第48号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○塚田委員 私どもは先日この問題が取上げられようというとき、一應党に帰つて相談いたしました結果、本法案は予算に関連があるから、予算があがるとき同時にあげるということが一應党議できまつているのであります。ただいま與党側からのそろつての申出がありましてから、一應承つて、党に帰つて相談した上で、また月曜の理事会を迎えたいと思います。

第2回国会 財政及び金融委員会 第49号(1948/06/28、23期、民主自由党)

○塚田委員 いろいろ各委員からお尋ねがあつたようでありますから、重複になることはなるべく避けたいと思います。この所得税の新らしい改正案を基礎にいたしまして、政府が今度の予算をお組みになつたものを、先般主討局長においで願つて、いろいろ御説明伺つたのであります。そのときのお話で、事業所得、農業所得、庶業、そういうものについての基本的な平均所得数というものを伺つたのでありますけれども、当時主計局長のお話では、事業所得は昨年は平均六万円に見ておつて、ことしは十万八千三百円に見ておる。農業所得は昨年は二万四千円に見ておつたが、ことしは四万四千八百円に見ておる。庶業は四千五百円に見ておつたが、ことしは八万……

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/06/30、23期、民主自由党)

○塚田委員 ちようどこの損害保險の法案が出ましたので、税法と関連いたしまして、ちよつとお伺いいたしておきたいのであります。私どもは取引高税法というものは全面的にあまり賛成をいたしておらぬのでありますけれども、例の取引高税で損害保險の再保險を免税してほしいという、非常に熱心な陳情を聽きました。その説明を聽くと一應もつともであると思われる節もあるのであります。殊に今度御提案になりました法案でも、損害保險料率というものは限度にきているし、あまり高くならないようにということが政府のお考えでもあるのではないかと私どもは考えているのでありますが、この点に対して主税当局がどういうようにお考えになつているか、……

第2回国会 財政及び金融委員会 第52号(1948/07/01、23期、民主自由党)

○塚田委員 所得税法に関連いたしまして主税局長になお一、二の点をお尋ねいたします。第一点は所得を御決定になる場合の債権主義と申しますか、要するに金がはいつていなくても、債権が確定しておればそれで税金をとるという建前が從來の取扱いのようであります。これは理論の上からいけば、私ども別に反対する筋はないのでありますけれども、実際問題としては昨年度の実例なんかにおいても、こんなことがたくさん起つた。殊に農業所得において、米を供出して、米の代金がまだもらえないうちに、税金をどんどんと納めなくちやならないという破目になつて、そうでなくてさえ現金のない單作地帶の農家は非常に困難をいたしたのであります。そこで……

第2回国会 財政及び金融委員会 第53号(1948/07/02、23期、民主自由党)

○塚田委員 本法案は提案の理由の御説明にもありますように、取引高税法の制定に関連して必要となつたのでありまして、私ども取引高税法に全面的に賛成をいたしません立場上、本法案は必要がないというふうに考えますので、これについて反対をいたします。

第2回国会 財政及び金融委員会 第54号(1948/07/03、23期、民主自由党)

○塚田委員 ただいま議題となりました大藏省預金部特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、この法律案は國有鉄道事業特別会計、通信事業特別会計、大藏省預金部特別会計にそれぞれ一般会計から繰入れをする金額をきめる法律案でありますが、これにつきましては私ども政府の予算案に対して修正案を提出しております関連におきまして、これに修正案を提出いたしたいと存ずるのであります。その修正の要旨は國有鉄道事業特別会計に対しては、原案は百億円を繰入れるとありますのを、百八十億円をプラスしまして会計二百八十億円を繰入れるというように修正願いたい。 ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第55号(1948/07/04、23期、民主自由党)

○塚田委員 本請願は早稻田議員の紹介になる請願でありまして、請願者は名古屋市東区布池町陶業協会委員長佐治博君で、内容は表題によつて明らかでありますから御説明を省きます。何とぞ御採択のほどお願いいたします。
【次の発言】 本請願は伊藤議員及び長谷川議員の御紹介になるものであります。請願者は岐阜縣惠那郡中津町農業会長、布谷額次郎君外八名によるものであります。その内容は表題によつても明らかのように、農業会が所有いたしておりまする金融債券の補償をお願いしたいということでございます。何とぞ御採択のほどお願いいたします。
【次の発言】 本請願は長野議員御紹介のものでありまして、請願者は商工協同組合中央会長……

第2回国会 財政及び金融委員会 第56号(1948/07/05、23期、民主自由党)

○塚田委員 いろいろと審議が進んでまいつたのでありますが、ここで大体私が結論的にお伺いしたい二、三の点をお尋ねしておきたいと思うのであります。それは今の大藏大臣の御答弁でもよくわかりましたように、当局も農林金融というものが非常に重要なものだということの御認識は、十分おありのように私ども拜聽するのであります。そこでこれに関連しまして、先般創設せられました農業手形制度というものが、実は本日の新聞で拜見しましたところによりましても、割に実績があがつておらない。割に利用が少いというように私ども考えるのであります。私どももう少し利用者があるはずじやなかつたかと考えておるのでありますが、あれはどういう事情……

第2回国会 財政及び金融委員会 第57号(1948/07/06、23期、民主自由党)

○塚田委員 小委員の選定及び小委員長の選任は委員長に一任すべしとの動議を提出する。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第33号(1948/06/01、23期、民主自由党)

○塚田十一郎君 ただいま上程になりました請願の趣旨につきまして、簡單に御説明を申し上げたいと存じます。  本請願は地方税財政制度を御改革になるにあたりまして、雪國の單作地帶、福井、石川、富山、新潟、秋田、山形、これらの地帶がもつております特殊事情を十分御考慮になつていただきたいという意味の請願なのでありまして、新潟縣ほか各縣の知事、縣会議長、町村會長というような者の連名によつての請願であります。  請願の理由を簡單に申し上げますと、ただいま申し上げましたような裏日本の各縣は、農耕單作にあえぎつつも、新生日本の主食増産確保に非常な努力を拂つてきておるのでありますが、最近の経済情勢はこれから單作縣……


■ページ上部へ

第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 決算委員会 第3号(1948/11/25、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 昭和二十二年度國庫債務負担行為についての説明を申し上げたいと存じます。  昭和二十二年度におきまして、財政法第十五條第二項の規定により、災害復旧その他緊急の必要がある場合に、國庫債務負担行為をすることのできる金額は十億円でありまして、昭和二十二年九月十五日発生のキヤスリーン台風により、損害をこうむつた公共土木施設、耕地、林道、漁港、港湾等の復旧工事に対して、昭和二十三年度において補助するため、昭和二十三年一月三十日閣議の決定を経まして、総額九億三千万円の範囲内で債務を負担する行為をすることといたしました。その事項及び金額は、内閣所管におきまして道府縣災害土木費補助六億六千万円、……

第3回国会 建設委員会 第3号(1948/11/12、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 災害関係の予算につきまして、大藏当局がただいまとつております立場につきまして、ごく概略申し上げたいと存じます。  ただいま安本当局から御説明がありましたように、安本当局から大藏省への要求は、約百十億という数字が参つておるのであります。それに対しまして、皆さん方もすでに御承知のように、今日の非常に困難な財政状態と総合勘案いたしまして、できるだけ多く御期待に副いたい、こういうことを考えて熱心に今予算を編成中であります。ことにこの災害予算に対しまして、私どもといたしましては、國の財政が非常に困難であるということも、今日これを制約する一つの大きな條件ではあるが、それと同時に、災害の復旧……

第3回国会 大蔵委員会 第2号(1948/11/13、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました食糧の輸入税を免除する法律の一部を改正する法律案の提出の理由について御説明いたします。  米麦、雜穀、でんぷん、カン詰類等の主要食糧に対しましては、昨年法律第百八十八号をもちまして、その輸入税を本年一年間免除することにいたしたのでありますが、わが國現下の食糧事情にかんがみ、右の主要食糧の輸入税をさらに一年間免除する必要があると考えられますので、本法律案を提出しました次第であります。  何とぞ御審議の方、すみやかに御賛成あらんことを希望いたします。  次に日本専賣公社法案について提案理由を説明いたします。  去る七月二十二日連合國最高司令官より日本政府あて……

第3回国会 大蔵委員会 第4号(1948/11/18、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま皆さん方に御審議をお願いいたしております日本專賣公社法案は、先日提案理由を御説明いたしたときも申し上げました通り、國家公務員法の改正と密接に関連いたしました問題でありますので、このような法案にたどりつきますまでの経過を申し上げておく方が、皆様方の御審議をいただく上に好都合だと思いますので、本日は速記を中止いたしまして懇談会の形で、それをまずお聞き願つて、引続いて御審議をお願いいたしたいと考える次第であります。なおその経緯は專賣局長官から説明いたさせますから、さよう御了承願います。
【次の発言】 お答えいたします。ただいま御指摘のように、國家財政の上で、税の方の收入がもう……

第3回国会 大蔵委員会 第5号(1948/11/20、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 本藤委員の御希望の趣旨は十分了承いたしましたから、主管当局と協議いたしまして、できるだけ御希望に副いますよう努力いたします。さよう御了承願います。
【次の発言】 堀江委員にお答えいたします。御指摘のよま完この表で見ますと、確かにそういうようなお疑いの出てくる点があるのであります。おそらく先ほど農林省の説明員からもお答え申し上げました加工賃その他の諸掛の数字が一つの價格の相違を起している原因である。これは後ほど詳細な数字を出しましてお答えすることにいたします。そのほかに、それにしても金額が非常に多過ぎるという御不審の点であると思うのでありますが、それは一つは賣却数字が、そこに註に……

第3回国会 大蔵委員会 第8号(1948/11/25、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となつております貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案の提出理由を御説明申し上げます。  今回改正しようといたします点は、まず第一は、貿易資金の不足を補足するための借入金、または融通証券の発行限度額の引上げであります。現行法定限度額は、百五十億円と相なつているのでありますが、昨年度末におきまして、六十六億円借入済みとなつておりますので、この年度における限度額の余裕額は、八十四億円であります。しかして過般來の物價改訂によりまして、この年度中における輸出物資の買入等に要する資金の支出額は、約千九十五億余万円と相なるのに対しまして、輸入物資の賣拂代金等資金の受入額は、約……

第3回国会 大蔵委員会 第9号(1948/11/26、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 先ほど來の御質問の趣旨はたいへんによくわかるのでありまして、私どもも考え方においてはまことに同感であります。結局本藤委員のお尋ねになつている点は、これは單に貿易面だけでなしに、中小業者全般を今後立たせるという政府の今日の政策と、その中小業者を立たせてやる場合に、中間に立つ問屋業者と生産者の立場をどういうぐあいに見てやるかという問題であろうと私どもは考えておる。過去の日本の中小工業というものが、問屋に非常な中間搾取を受けた、過去の問屋と中小工業との関係がそういう形であつたものを、新しい中小業を復活さす場合に、またそのまま復活さすということになつては確かに困るのであります。ただそう……

第3回国会 大蔵委員会 第10号(1948/11/27、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました両案のうち、まず專賣局及び印刷局特別会計法の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明致します。  今回改正しようといたします点は、印刷局特別会計における運轉資金の不足を借入金により補足いたしまして、同会計の運営を円滑にいたそうとするものであります。  昭和二十三年度における印刷局の事業量は、日本銀行券百円紙幣二十四億枚、一円紙幣十二億枚を初め、收入印紙、郵便切手、郵便はがき、各種証券類、官報その他図書製品等金額におきまして、約三十七億円に上る現状と相なつております関係上、印刷局の事業を円対に遂行いたしますためには、相当量の手持生産品、原材料及び支拂……

第3回国会 大蔵委員会 第11号(1948/11/28、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 お答え申し上げます。これは交付公債をもつて交付する予定になつております。
【次の発言】 食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案提出の理由を御説明申し上げます。  改正の内容は次の三点であります。  第一点は、食糧証券及び借入金等の限度額千二百億円を千五百億円に引上げようとする改正であります。その理由は、第二回國会の議決を経と改訂されました千二百億円の最高限度額は、主要食糧の買入数量を前年の実績から推算いたしまして、本年の十月末日までに内地米五百万石を、また二月末日までに割当数量三千二百万石の買入れを終了する。こういう予定のもとにきめられたものでございます。ところが本年の実績は……

第3回国会 大蔵委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 井上議員の御意見はまことにごもつともなのでありまして、これはおそらく來るべき年度においては再考慮が必ず行わるべき性質のものと考えているのであります。從つて法案にも本年度を限るというようになつておるのであります。ただ今度のこの法案につきましてだれば、第二國会においてすでに予算の方が審議を経て行つております跡始末をしておるというような妙な形になつておりますので、その点御了承をお願いしたいということと、從つてそんな関係でありますから、九億四千万円という費用は七月から十二月までの分として一應あるわけであります。御指摘のように委員会ができておらぬということであれば、おそらくそれに対して剩……

第3回国会 大蔵委員会 第13号(1948/11/30、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました四法律案のうち、最初に大蔵省預金部特別会計外二特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明申し上げます。  大藏省預金部特別会計外二特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律によりますれば、大藏省預金部特別会計、國有鉄道事業特別会計及び通信事業特別会計に対して、その昭和三十三年度における歳入不足につきましては、それぞれ四十五億七千九百九十七万九千円、二百九十一億七千四百万円、六十億三千六百万円を限度として、一般会計から……

第3回国会 予算委員会 第4号(1948/11/30、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 昨日國会に提出いたしました昭和二十三年度予算補正につきまして簡單に御説明を申し上げます。  今回補正予算を提出することが必要となりましたのは、まず第一に官公職員の給與水準の引上げであります。当初予算におきましては、給與水準は三千七百九十一円として計上したのでありますが、生計費は漸次高騰を示すとともに、民間賃金は相当程度に上昇している状況でありまする事情をも考慮して、ある程度の給與改善を急速に実行しなければならないこととなつたのであります。  次に本年各地に生じました災害の復旧に必要な経費であります。戰時中荒廃にまかせられたわが國の山河は、逐年災害の頻度と程度を大きくする実情であ……


■ページ上部へ

第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 厚生委員会 第2号(1948/12/11、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 この点につきましては、実は発生直後にいろいろ厚生省御当局及び佐々木委員長から御交渉を受けまして、私も非常に実は心配をいたしておつたわけであります。その後自分の委員会の方の多忙にまぎれて、あまり関心を持たずにおつて、まだ事件が最終の決定のところまで行つておらないということを聞いて、実は非常に遺憾かつ恐縮に存じておる次第であります。ただいままで大藏省において御交渉を受けて了解をいたしております点は、ただいま葛西厚生次官の説明にありました通りであります。見舞金を差上げたい。治療費の一部分を補助して上げたい。その場合において、こういうものを出します場合には、それらに類似の他の案件におい……

第4回国会 大蔵委員会 第1号(1948/12/03、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 たばこの今度の値上げにつきましては、ただいま佐藤委員から御指摘のように、主たる理由が現在までの賣れ行き状況からして、歳入欠陷を生ずるであろうということで、これを値上げしてその欠陷を補うという考え方であることは、申すまでもないのであります。もちろんそれと同時にこれを値上げいたしますことによつて及ぼす全般的な影響、それから他の賃上げその他に伴う――そういう全体のにらみももちろん原因にはなつておりますが、しかし大体のねらいは今申し上げる通りであります。そこでこういうような状態であるときに、大臣からしばしば言明いたしておりますように、政府は取引高税を何とかしたいという強い考えを、持つて……

第4回国会 大蔵委員会 第2号(1948/12/07、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 質問の点はまことにどうもごもつともな趣旨でありますが、いかんとも御答弁のいたしようがないのでありますけれども、現実の問題として計画通り賣れなかつた。そこでどういう責任をとるかというお話でありますが、今後そういう事態の絶対に起らぬようにいたしまして、ひとつこの場だけは……。しかしこれは率直に申し上げまして、計画に齟齬があつたということでありますから、事務当局を責めると言えば責めるのでありますけれども、最後にはやはり政府の責任なのでありますから、決して責任をのがれるという意味ではないのでありますが、まことに恐縮な次第であるが、そういう事態を絶対に起さないように、愼重に今後の処置を盡……

第4回国会 大蔵委員会 第4号(1948/12/09、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 取引高税に対する政府の方針につきましては、本委員会において過日御答弁申し上げたのでありますが、重ねてお答え申し上げたいと思います。これが非常に困難な事情に遭遇いたしているということは御指摘の通りであります。それは端的に申し上げますならば、かわり財源をどうするかということであります。しかしこの問題は実は本日もその筋へいろいろと折衝に参つているはずでありますが、政府といたしましては與党と十分緊密な連繋をとりまして、何とかして適当なかわり財源を捻出して、ぜひ本國会にこれを全面的に廃止する法案を提出いたしたい。そういう考え方で鋭意努力をいたしておる次第であります。  そこで第二の点、も……

第4回国会 大蔵委員会 第5号(1948/12/10、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま鈴木委員から御指摘の点は、私も新潟縣の実情をよく承知しておりますので、まつたく立場が同じであります関係上、身をもつて痛感をいたしておるのであります。御指摘の通り、まさに農村恐慌が來てから手を打つたのでは遅いのでありまして、私どももしよつちゆう郷土に参りました時分に、農村恐慌が來ることは必至だから早く準備をされたい。そこで結局行き方としては御指摘のように、いろいろ農業経営を多角化して行く必要があろうし、それ以外に道はないのではないか。そこでそういう面で資金という点が農村の最近の状況からすれば、どこからか金を借りて來るということがなければ、それが実現困難であるから、そういう……

第4回国会 大蔵委員会 第6号(1948/12/11、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま上程になつております医藥品に対する取引高税免除に関しての請願は、その趣旨は政府においても前國会以來しばしば業者その他の方から受けておりまして、いろいろ研究いたしております。ことに医藥品のうち一般大衆の家庭生活に密接なる関係を持つておるものだけは、趣旨としてもどうしても取上げる必要があるのではないかというように考えておりますので、これを取上げます場合に收入の歩合とにらみ合せまして、どの辺で線を引くかというようなことを研究してみたいというような段階まで参つております。從つて相当程度に御希望に應じられる改革ができるのではないかと考えている次第であります。

第4回国会 大蔵委員会 第7号(1948/12/12、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました特別職の職員の俸給等に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたします。  國家公務員法におきまして、國家公務員の職は一般職と特別職とに区別せられ、特別職にある者には同法の適用がない建前となつておりますので、特別職の職員の俸給等につきましては、一般職員に適用する法規とは別個のものを制定し、その職務にふさわしい取扱いをするのが、適当であると認められます。從來も特別職の職員のうち内閣総理大臣等の認証官につきましては、内閣総理大臣等の俸給等に関する法律に基いて、処理せられて参つたのでありますが、ただ今申し述べました見地から、この際右の法律は廃止し、特別職……

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/13、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました未復員者給與法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げ、各位の御審議をお願いいたしたいと存じます。  未復員者にかかる給與につきましては、第一及び第二國会で御賛成いただきました未復員者給與法によつて、処理いたしておるのでありますが、その後における経済事情等の変化に伴い、特に引揚同胞対策審議会の決議の趣旨にかんがみ、さらにこの法律の一部を改正することといたしました。  次に法律案の内容を御説明いたします。第一は既存の給與の引上げであります。すなわち、扶養手当は二百二十五円を二百五十円に、帰郷旅費は四百五十円を千円に、遺骨の引取りに要す……

第4回国会 大蔵委員会 第10号(1948/12/18、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいまの御質問のようなことは、今まで何回もあつたように記憶しておるのでありますが、そうしてきわめて大事なお尋ねであるのでありますけれども、まことに恐縮でありますが、そういうことについて一向存じませんので、もし御必要であれば後ほど資料として、お手元に届けさすということで御了承願います。

第4回国会 大蔵委員会 第12号(1948/12/20、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま島田委員から復金の將來を見通されて、まことに本質にさかのぼつた重大なる御質問がありました。私なども考え方といたしましては、まさに御質問のように考えておりまして、ともかく日本の産業を復興しなければならないという大きな考え方に基くとはいえ、國家の資金をもつてある特殊の産業を援助して行くという形になつておるのであります。從つて少くとも今までのような復金の運営を、今後も続けて行くということであれば、相当問題が將來に残るだろうと考えておるのであります。從つて先般來いろいろ本委員会の審議でも申し上げましたように、この際改むべき点は最大限度に改めて、そういう点の懸念をなくして、なおこ……

第4回国会 大蔵委員会 第14号(1948/12/22、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 回收の問題につきましては、本委員会において本法案の審議が始まりましてから、しばしば御指摘になりまして、すでにもうお答え申し上げておる通りでありまして、政府といたしましては、この復金が当初貸し出した時分に、多少十分な注意の届かない点などがあつたために、復金の金は借りもらいという感じを、民間に與えたというような前例にかんがみて、その後の動きにおきましては、十分注意をいたさせておるのであります。それから回收の具体的な方法といたしましては、先日もちよつと申し上げましたように、むろん当初貸出しをいたしましたときの事業計画に從つて、やつておるのでありまして、利益が出たらばそれで償還して行く……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/08、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 お答え申し上げます。宮幡委員の御質疑の中で、大藏省に関係いたしましての部分だけ、大藏省の立場について簡單にお答えいたしたいと思います。  生産第一主義の行き方と、金詰まりをどういうぐあいに打開するかという御質問であると存ずるのでありますが、御指摘のように、金詰まりが今日のように非常にきゆうくつになつて参りましたのでは、この生産第一主義が十分に実行されないということを私どもよく考えております。從つて何とかして金融の面をできるだけ打開して、梗塞をゆるめて行きたいという考え方は、内閣成立以來、いろいろな機会に大藏大臣から言明申し上げておる通りであります、ただこれをゆるめます場合に、こ……


塚田十一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院23期)

塚田十一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 財政及び金融委員会公聴会 第1号(1947/11/19、23期、日本自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 これより會議を開きます。  ただいま本委員會に付託され審査中の所得税法の一部を改正する等の法律案及び非戰災者特別税法案につきまして公聽會を開きます。御承知のごとく所得税法の一部を改正する等の法律案は、最近における財政需要の増大に對應し、收支の均衡をはかり、經濟諸情勢の推移に應じ、國民租税負擔の公正を期する等のため、所得税法等の一部を改正せんとするものでありまして、インフレ利得者等に對する重課、勤勞所得者等に對する負擔の輕減等々の問題が含まれ、また非戰災者特別税法案は、戰災者と非戰災者のと間における犠牲の不均衡を是正するとともに、臨時緊急な財政需要に應ずるため創設せられんとする……

第1回国会 財政及び金融委員会公聴会 第2号(1947/11/20、23期、日本自由党)

○塚田委員 ちよつとお尋ねいたしたいのですが、いろいろ示唆に富んだ御意見を聽かしていただき、まことにありがとうございました。財産税以後に家屋を買つた人間から税をとるという御意見であつたが、その場合、こういう問題をどうお考えになつておるか。たとえば金を借りて買つたというような者がおそらくあると思う。家をもたない人間が、家をもちたいという意欲は非常に熾烈なものでありますから、適當なものがあれば、そういうことをして、おそらく買つておる人もかなりあると思う。こういうものは何か特別に考えるということなのでありますか。その點……。
【次の発言】 ちよつとお尋ねいたしたいと思います。先ほど賃貸價格の基準をお……

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会連合審査会 第1号(1947/09/27、23期、日本自由党)

○塚田委員 もう時間も過ぎておりますので、次會の審議をいたします場合に、御提出願いたい資料を要求しておきたいと思います。ただいま手もとに貿易資金の九、十月の資金繰りというものをちようだいしておるのでありますけれども、どうも見ますところ、貿易資金の立場からするとこれはどんぶり勘定であつて、これだけの金が九、十月に出ていつてはいる金はこれだけしかない。これだけ足りないから五十億圓を殖やしてくれというふうに考えられるのであります。しかし私たちがこれを審議いたします場合にほんとうに知りたいのは、貿易資金の立場からみる損益なんでありまして、收支だけでは困るのでありますから、その邊の資料を何らか出していた……

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会連合審査会 第3号(1947/11/26、23期、日本自由党)

○塚田委員 本法律案については大體内容は了承したのでありますが、ただ私どもが非常に遺憾に存ずるのは、政府側の御説明によれば、今月中に企業再建整備計畫というものを出さなきやならぬ。それでこの法案の審議が非常に急ぐんだという御意見なのでありますけれども、どうしてこういうような重大な――内容は必ずしも重大とは思わないですが、こういう厖大な法案の改正が今まで行われずにおつたものかどうか、その邊のいきさつをひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 御説明を了承いたしますが、いま一點お尋ねいたしたいのは、かりに本日この法案が衆議院の本委員會を通り、最近の機會に本會議を通つて、參議院へいつてこれが成立しました場……


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 財政及び金融委員会公聴会 第1号(1948/06/14、23期、民主自由党)

○塚田委員 ちよつとお尋ね申し上げたい。今タバコを耕作なさる方々が、今の賠償價格として平均反收どれくらいになつておりますか。
【次の発言】 ただいまおつしやる大体一万円という数字は、お賣りになつて得られる総收入でありますか。それとも経費を引かれた純收入でありますか。
【次の発言】 それに対して昨年の課税は反当どれくらいの認定をしてまいりましたか。
【次の発言】 もう一点お伺いしたいのは、先日政府委員からの説明を聽きますと、やみタバコは結局葉タバコを耕作しておられるところから一番よけい出てくる、こういうお話であつたのですが、そのように皆さん方がおつくりになつているところで、相当やみの葉をお賣りに……



塚田十一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

塚田十一郎[衆]在籍期 : |23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期
塚田十一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 23期在籍の他の議員はこちら→23期衆議院議員(五十音順) 23期衆議院議員(選挙区順) 23期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。