永江一夫 衆議院議員
23期国会発言一覧

永江一夫[衆]在籍期 : |23期|-31期
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このページでは永江一夫衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

永江一夫[衆]本会議発言(全期間)
|23期|-31期
第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第28号(1948/03/22、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 私に対する御質疑にお答えをいたします。  第一は、本年度の主食の需給関係について御質問がございました。本年度主食の完全なる配給が行われるかどうかということについては、各方面非常に御心配になつていることと存じます。大体主食の配給の根幹をなしまするものは昨年産米でありまするが、御承知のように、昨年産米の供出割当三千五十五万石につきましては、すでに総理より明らかにせられましたように、全國の農民諸君の熱意をもちまして、本年三月十六日に一〇〇%の完遂を行いましたことは、私の最も欣快に存ずるところであります。この三千五十五万石の供出完遂を根幹といたしまして本年の当初におきまして計……

第2回国会 衆議院本会議 第29号(1948/03/23、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 川崎君にお答えいたします。大体三点あつたと存じます。  第一は、農地改革の徹底についてお尋ねがございました。昨日淺沼君にも同様の趣旨についてはお答えをいたしておるのでありますが、これは御承知のように三党政策協定の線に沿いまして、私は農林行政の担当者として農地改革の徹底化を推進する心組でございます。從つて、まず当面の仕事といたしましては、今進行中の第二次農地改革を推進いたしましてその推進途上におきまして、さらに農地改革の徹底をはかりまするために適当な委員会等を設けまして調査を進めてまいりたい、かように考えておるわけでありますから、御了承を願いたいと思います。  さらに第……

第2回国会 衆議院本会議 第30号(1948/03/24、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 私に対する非常に熱心な、しかも廣汎な御質疑がございまして、私はこれに対しまして非常に共感を懐いた点が多々あるのであります。今一々お答えをいたしまするが、できるだけ簡明に申し上げたいと思います。  第一のお尋ねの点は、農民諸君が非常に協力をせられて、多量の食糧の供出をせられた。そのかげには、なみなみならぬ労苦がある。從つて、供出をした農家が自分の食べるものすら不自由をするというようなことについて政府はいかなる具体的な処置を考えておるかという御質疑でございました。この点につきましては、政府といたしまして、供出後の農家の食生活の安定につきまして、農家の再生産維持のために、現……

第2回国会 衆議院本会議 第31号(1948/03/25、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 私に対する御質問二点についてお答えいたします。  農業所得税については、すでに私は、この席上から再三お答えをいたしておりますから、なるべく重複を避けたいと思いますが、この税につきましては、今御意見のございましたように、農村においては非常な大きな問題を起しておりまするから、農林省といたしましても、農業再生産に支障のないように最善の努力を拂いたいということを重ねて申し上げる次第であります。  次に、一般物價の改訂に伴いまする農業生産價格の改訂よりも、農業必需物資の配給による実質價格の確保が必要であるという御意見に対しましては、ちようど工場におきまする実質賃金確保と同じ意味……

第2回国会 衆議院本会議 第34号(1948/03/29、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 私に対する三点の質疑に対してお答えいたします。  第一は、食糧の自給度についてのお話でございましたが、御承知のように、ただいまのところは絶対量の不足でございますから、これは外國の食糧に依存しなければならないことは当然でありますが、しかし将來の方針といたしましては、あらゆる努力を傾倒いたしまして、主食の自給度を高めるごとに努力をしてまいりたいと存じます。主食以外についても、あるいは蛋白脂肪源等の食糧増産のためには、水産、畜産等に政府が格段の努力を拂うことも当然でございます。從つて、あらゆる挙國的努力を長い間傾倒いたしまして、私どもは食糧の自給度をかなり高度に高めるごとに……

第2回国会 衆議院本会議 第35号(1948/03/30、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 私に対しまする三点についてお答えいたします。  第一点は、報奬物資についてのお尋ねであります。報奬物資の配給が非常に遅れておるということは、しばしば承るところでありますが、政府におきましても、報奬物資の配給につきまして格段の努力をいたしまして、御承知のように作業衣その他につきましては、ただいまのところ、すでに報奬物資として八〇%の配給を終つておるのであります。なお残部につきましては、四月中には、農家にお約束をしました報奬物資は残りなく配給いたす予定であります。  第二のお尋ねは、主食買上金の支拂いが非常に遅れておるというご意見でございます。この点も、私どもはまことに申……

第2回国会 衆議院本会議 第45号(1948/05/06、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 中嶋君にお答えいたします。  一割増産につきまして、肥料の増産が絶対に重要であるという熱心なる御意見でございました。私もまつたく同感でございます。ただマンガン肥料につきまして、中嶋君は從來から非常に熱心な御意見をおもちになつております。農林省といたしましても、マンガン肥料が増産されることにはもちろん反対をいたしておりませんが、ただこれを全國的な肥料といたしまして実施いたしまする場合については、責任上いろいろ科学的の研究をいたしておるのでありまして、今中嶋君の御意見のように、マンガン肥料が非常に有効なものであるということが的確にわかりました際においては、中嶋君の御意見通……

第2回国会 衆議院本会議 第46号(1948/05/07、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 矢後君の今お示しになりましたような事例が事実ありますことは、日本の農村の民主化のためにまことに遺憾に存じます。今御説になりましたように、働く農民が自分自身でその土地を所有するということは、食糧の増産の上にも、また農村の民主化の上にも、絶対に必要なことでありまして、そのために、今政府は土地改良の徹底化についていろいろ具体的な施策を進めておるのであります。今第二次農地改革が進行中でありまして、お尋ねの点につきましても、私はこの席上からすでに二回お答えをいたしておりまするが、三党政策協定によりまして農地改革の徹底化をはかりまするために、適切なる特別委員をあげまして、その内容……

第2回国会 衆議院本会議 第47号(1948/05/21、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) お答えいたします。今お尋ねの列車取締りによりまして、政府が買い上げました‥‥。
【次の発言】(続) 政府が買上げました食糧は、これを取扱いました当該縣に渡しまして、当該縣の供出数量の中に加え、公團の手を通しまして、それぞれ配給いたしておるのであります。  なおお尋ねになりました、どれくらい数量があるのかという点については、今ここに数量の計数をもつておりませんから、いずれ別の機会に、文書によりましてこれをお答えすることにいたします。(拍手)

第2回国会 衆議院本会議 第48号(1948/05/22、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) ただいま非常に生産農民の立場を御憂慮になりまして種々御質問の点について、一々お答えをいたすつもりでありますが、非常に廣汎な御質問でございましたから、あるいは若干前後いたすかもしれませんが、御了承願いたい。  第一の点は、本年の供出について非常に政府は督励をし、その際農家の保有米をとつてまで供出せしめている、これについては、還元米をさらに農家に渡す約束がしてあるが、未だにこれが来ていない、こういう点について非常に鋭い御意見がございましたが、実は御指摘のごとくに、本年の國会の当初におきまして芦田総理から申し上げましたように、昨年の産米につきましては、農家の皆様の御協力によ……

第2回国会 衆議院本会議 第49号(1948/05/25、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) ただいまのお尋ねのうち、私に関係のある点をお答えします。  今商工大臣からお答えいたしました信越化学の不正肥料事件につきまして、その後取調べました結果、大体この不正の肥料につきましては、その品位を保証成分五%とみなしまして、價格は五%相当分に引下げ、かつ事故品といたしまして、その價格の八割と決定いたしました。そうして、公團に返還せしめるようにいたしました。農民諸君には、その引下げました八がけの價格において配給をいたした次第であります。  なお、給付金の点についてお尋ねがございましたが、これまた品位五%相当分につきましては、ただいまお話の不正肥料の分は十六分の五とみなし……

第2回国会 衆議院本会議 第50号(1948/05/26、23期、日本社会党)【政府役職:文部政務次官】

○國務大臣(永江一夫君) 去る二十一日、本会議場におきまして、外崎君から緊急質問がございました。その中に、農林省といたしまして調査の上でお答えするお約束をいたしておきましたから、この際、その点についてお答えいたします。  すなわち主要食糧の摘発数量でありますが、これは昨年の十一月から本年の三月までの分でございます。この主要食糧摘発数量は、白米は玄米に換算をいたしまして、大体米が一万六千九百四十二石、雑穀が四千四百十三石、麦が二千五百七石、麦加工品が一千四百三十五石、合計二万五千二百九十八石であります。なお芋類につきましては、馬鈴薯八万九百七十一貫、甘藷十四万六百四十七貫、合計九十二万千六百十八……

第2回国会 衆議院本会議 第51号(1948/05/27、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) ただいまの森君の御質問にお答えいたします。今御質問になりましたように、政府は本議場を通じましても、またその他の機関を通じましても、本米穀年度、すなわち十月までは、ただいまの配給基準量であります二百五升に関しましては、欠配並びに遅配の起きないような方針をとつて、これを確保すると私は申し上げたのであります。そこで、ただいま北海道以下十一府県における遅配についてお尋ねがございましたが、確かにその現象は起きております。その理由について一応申し上げます。北海道以下十一府県において遅配の起きまし夫主える原因は、すでに政府がこの前の議場において、総理大臣及び私から申し上げております……

第2回国会 衆議院本会議 第52号(1948/05/29、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 今村君にお答えをいたします。  開拓の第一の目的は、お話の通りに、これは食糧増産を目的といたしております。しかしながら、これまた御説にありましたように、開拓の第二の目的といたしまするところは、戰爭犠牲者でありまする多くの同胞を開拓地に收容するということを、やはりその目的といたしているのであります。從いまして、食糧増産という一つの角度から御議論になりますると、ただいま御説にありましたように、この開拓費というものが厖大になつても、事実その費用を他の面であるところのいわゆる農業土木、農業水利の方にまわした方が食糧増産には直接の効果があるという一應の見透しが立つのであります。……

第2回国会 衆議院本会議 第53号(1948/06/01、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) ただいま野本君からお尋ねになりました、群馬縣ほか二縣にわたりまする雹のための農作物の被害につきましては、当局としては鋭意緊急に調査中でございます。ただいまでの、私どもの判明したところにおきましても、いま野本君がお述べになりましたような、相当甚大な被害がございます。從つて、今日各種の悪條件のもとに食糧増産に鋭意努力をされておりまする被害地の農家の皆さんに対しましては、私どもは深甚の同情を持つて善処いたしたいと思うのであります  今お尋ねになりました第1点の、供出割当の補正につきましては、全國知事会議の決議もございますので、事前に割当てましたものにつきましては、かくのごと……

第2回国会 衆議院本会議 第56号(1948/06/05、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 川島君にお答えいたします。川島君の御質問にありましたように、食糧につきましては、主食、副食物等を増配いたしまして、実質賃金の裏づけ並びに國民生活の安定の基礎を確立いたしたいと考えておるのでありますが、その方針についての政府の数字的根拠につきまして一言申し上げてみたいと思います。  まず第一に、本年の米穀年度におきまする主食の配給につきましては、先般も森君からのお尋ねに私はお答えをしたのでありますが、あらためてのお尋ねでありますから、一言ここで、重ねて数字的な見地から私どもの見透しを申し上げてみたいと思います。  すなわち、六月以降におきまする大体の國内の食糧供給の見込……

第2回国会 衆議院本会議 第58号(1948/06/08、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 昨日井出君からお尋ねになりました米価のことにつきましては、昨日の議場におきまして、大蔵大臣及び大島農林政務次官からそれぞれお答えをいたしたのでありますが、この際、あらためて私から御答弁を申し上げます。  米価に関しましては、物価改訂に伴い適当なる処置をとりたいと存じまして、目下関係方面と折衝中であります。従つて成案を得ましたならば、きわめて近い機会に、この席上よりあらためて御報告を申し上げたいと存じます。(拍手)

第2回国会 衆議院本会議 第59号(1948/06/09、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 本間君の御質問にお答えいたします。  農村の現状が、今の御説のごとくに、農家経営に非常な安定を欠きつつあることは、私もこれを認めておるのであります。從つて、これの対策といたしましては、当面一番重大な問題は農村金融の逼迫であります。これはお示しになりましたように、政府といたしましては、すでに農業手形の制度を実施いたしまして、特に今お示しになりました北海道、東北その他の單作地帶に対する適宜の処置を行いつつあるのであります。さらに第二の方法といたしましては、目下政府において農業復興金庫等諸種の立案を急がせまして、適当にこれを実施したいと考えておるわけであります。さらにその他……

第2回国会 衆議院本会議 第61号(1948/06/11、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 農村の経済的な基礎を確立いたしますために、農業協同組合の強化が必要であるという御意見につきましては、私も同感であります。ただお尋ねになりましたように、農業協同組合を育成強化いたしますために、これが農村におきまするすべての経済行為の独占的な立場をとるというこの傾向には、私どもは、にわかに賛成をすることはできません。從つて、例としてお話のありました肥料につきましても、今日私どものとつております方針は、肥料の配給についても、末端の機構は小賣商人と協同組合と二本建といたしておるのでありまして、これは適切な時期に、きわめて敏速に生産農家に肥料が配給せられることを目途として、二本……

第2回国会 衆議院本会議 第63号(1948/06/14、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 米價の点につきましては、先般もお答えいたしましたように、本議場におきまして御決議になりました際に、芦田総理から内閣を代表して答弁をいたしております。その情神に基きまして、農林省としては関係方面と目下折衝中でありますから、御了承願いたいと思います。  さらに、農産物の價格決定の際に、生産者並びに消費者の代表を加えて決定をせよという御趣旨であります。政府としては、できるだけ生産者並びに消費者の公正なる御意見は十分取容れるつもりでおりますが、正式な機関をもちましてこれを決定する意思は、ただいまのところはございません。

第2回国会 衆議院本会議 第70号(1948/06/25、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 私は、このたび連合軍最高司令官から、わが國の第三次南氷洋捕鯨に対し、六月二十一日附をもつて、昨年同様二船隊の出漁を正式に許可せられましたことを、各位に御報告いたしまするとともに、本会議の席上を利用いたしまして、連合軍当局の格別なる御措置に対し厚く感謝の意を表したいと存じます。(拍手)  御承知のごとく南氷洋捕鯨出漁は、現在の食糧事情のもとにおきましては、ただに産業的に重要なる意義を有するに止まらず、終戰以來の閉されたるわが國國民経済の將來に一道の光明と希望とを與えるものであります。連合軍当局が、このたび第三次の出漁許可を與えられましたことは、ひとりわが國水産業の喜びで……

第2回国会 衆議院本会議 第71号(1948/06/26、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 早川君がお尋ねになりました件につきまして、農林省の関係いたしております点についてお答え申し上げます。  ただいま一松國務大臣から御報告申し上げましたような被害が相当ございまして、農林省関係におきまして本日までに判明いたしております被害金額は、大体交通関係におきまして約三千万円、なお公共施設の関係におきまして九千万円、計一億二千万円と報告を受けておるのであります。しかしながら、被害地が相当山間地にありますので、林道その他かなり大きな被害があろうと思いますが、目下鋭意これらにつきましては調査を命じておりますから、その調査の到着いたし次第、今一松大臣からお答えを申し上げまし……

第2回国会 衆議院本会議 第74号(1948/06/30、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) 佐竹君にお答えをいたします。四國及び山陰、山陽地方におきます旱魃につきましては、私どもも非常に心配をいたしておるのであります。今お尋ねの数点につきまして、逐次政府の方針をお答え申し上げます。  第一の、旱魃の應急施設に対する國庫補助金につきましては、公共事業費の予備金をもつて即時支出してはどうかという御意見であります。御承知のように、今ただちに公共事業費の予備金の支出ということは困難でございますが、土地改良に関しまする公共事業費の施行につきましては、府縣から具体的に要求がありましたならば、それに應じまして適当な方法を講じたいと考えます。  それから第二の御質問は、地方……

第2回国会 衆議院本会議 第75号(1948/07/01、23期、日本社会党)【政府役職:農林大臣】

○國務大臣(永江一夫君) ただいまお尋ねになりました二つの点につきましてお答えを申し上げます。  第一点の、食糧確保臨時措置法が本國会に提案審議中に、事前に、本法律が通つたものとしての想定のもとに、農林省において地方にそれぞれ通達等の文書に、この法案の文字を明らかにしたことは、これは國会の意思を無視し、國会の存在を軽視しておるという御注意でございましたが、この点については、今お示しになりましたように、その通達を出しまする際に、「食糧確保臨時措置法案」とありました原稿が、印刷の間違いによりまして、「法」として示されておるということは、私も認めたところであります。しかしながら、この法案の趣旨は、今……

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委員会発言一覧(衆議院23期)

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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 文化委員会 第4号(1947/08/07、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江政府委員 ただいまの御質問につきましたは、事務當局から御答辯申し上げましたように、文部省といたしましては、今、御質問の御趣旨の線に沿うては、全面的に同感の意をもつております。これを實現いたしますための點については、今、一例として東京都の例をお示しになりましたが、そういう面におきまして、國家豫算以外に美術館として適當なる建物を建て得る、あるいは既存の建物を美術館になし得るという點がありますれば、これはもちろん全力をあげてそれの實現を期したいと思います。先ほど來いろいろ御意見がありましたように、觀光施設の線に沿うても、やはり日本の文化、藝術の面におきます施設を完備したいという熱意を十分にもつ……

第1回国会 文化委員会 第7号(1947/09/23、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江政府委員 ただいまお尋ねになりました點について、お答えを申し上げますが、御指摘のように政府部内におきまして、ただいま追加豫算の最後的決定について非常に苦慮中でございます。その中に六・三制に關する豫算についても、ごく非公式にはいろいろ話合いがありますが、ただいま關係方面とも、折衝中でありますので、ここで明確なお答えはいたし兼ねるのであります。文部省といたしましては當初の方針のように、六・三制をあくまでも實施するという方針を堅持いたしまして、大藏省、安本その他關係方面にも目下強力に折衝中でございますから、御了承願いたいと思ひます。――ちよつと速記を止めていただきたいと思います。

第1回国会 文教委員会 第2号(1947/07/12、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江政府委員 ちよつと御相談いたしたいのですが、速記を止めていただきたいと思います。
【次の発言】 それではこの際、いずれ私ども退席をいたすことになると思いますが、委員各位に文部省からいろいろお願いを最後に申し上げておきたいと存じます。それは、今さら申すまでもなく、この委員會において、いろいろと日本の國會の意思をおきめになる原動力として、いろいろ御方針をおきめになり、今後は著々と進行されることと存じます。ただ新憲法のもとにおきましては、豫算の提出は申すまでもなく政府がすることになつておるのでありまして、先ほど來事務當局が説明いたしました豫算は、皆さんにおいて非常に御不満な點があることはかねて……

第1回国会 文教委員会 第3号(1947/07/24、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江政府委員 私を指名してのお尋ねでございますが、本日はその三十一億二千萬圓の内容についての詳細な数字は持つてきておりません。先般ここで一應各局長以下から御説明申し上げた通りでありますが、それをまとめたものの数字は持つてきておりません。しかしこれは先般も懇談會の際に私から申し上げましたが、豫算の決定いたしました今日、すなわち政府部内におきまして、閣議で豫算案が決定されたのでありますが、その豫算案をこの委員會でも御審議を願い、さらに豫算委員會でも御審議を願う。こういう方法でいくべきかどうかという點については、いずれ議院運營委員會なり、各常任委員會の委員長會議で御方針をおきめになつた上で、當局と……

第1回国会 文教委員会 第5号(1947/08/07、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江政府委員 ただいま委員長からお諮りを願いましたように、本日の委員會において御審議を願う豫定でありまする教科書局竝に調査局に關する説明に先だちまして、最近新聞紙上におきまして、いろいろ取扱われておりますることについて、特に文部省として、この際進んで委員各位に御説明を申し上げ、十分皆様の御了承を願つておくことが適當ではないかと存じましたので、委員長を通じましてこれを申し上げる次第であります。従いまして、最初故紙囘収に關しまして、新聞にいろいろ傳えられておりますことにつきましては、その間の取扱いについて一希精通いたしておりまする會計課長から一應御説明を申し上げまして、御質問に應じまして、それぞ……

第1回国会 文教委員会 第7号(1947/08/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江政府委員 六・三制につきまして、ただいま請願の御趣旨を御説明ありました點につきましては、文部当局といたしましても、非常に同感の意を表する點が多いのであります。しかし何分にも、委員各位十分御承知のように、國家財政の逼迫した折でありますから、全額を國庫負擔という、一應の建前は了承されるのでありまするが、實質的に、今日の國家豫算におきまして、この新しい六・三制の完全實施を全額國庫負擔とするということは、實際面において非常に困難があるようであると存ぜられます。しかし文部省といたしましては、できるだけこの困難を克服いたしまして、御趣旨に副うように努力をいたしたいと考えておるのであります。ただこの問……

第1回国会 文教委員会 第10号(1947/09/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江政府委員 先般當委員會におきまして御質問のありました第二囘古紙囘収に關しまして、新聞紙上その他でいろいろと風評が立てられたのでありますから、この點について、文部省として調査をいたしましたその結果を、一應この機會に報告さしていただきたいと思います。  先般御質問のありました古紙囘収の點について、いろいろ風評がございましたが、文部省としましても、これを単なる風評として看過することはできないという立場をとりまして、そうしてできるだけ早くその實相を調査したい、こういう建前から、文部大臣は早急に結果を明らかにするために、政務次官に對しまして特命をいたして、政務次官の手もとにおいて一應省内で明らかに……

第1回国会 文教委員会 第15号(1947/10/27、23期、日本社会党)【議会役職】

○永江委員長 ただいま本委員會において御決定になりました御申合せについては、政府は誠心誠意をもちまして、萬遺憾なき處置を行いたいと思います。  この際文部省としての考え方を申し上げておきます。


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会 第23号(1948/06/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 水産廳設置法案の提案理由を御説明申し上げます。  申すまでもなく戰後日本経済におきまして水産の占める比重は著しく増大しており、また將來日本が國際國家の一員として國際社会に加入する曉には漁業の特殊性から鑑みて、さらにその重要性が加わつてくると存じます。このためにわが國水産業の基礎を固め、將來の発展を期するため、濫獲を防ぎ、資源の維持をはかりながら漁場を最高度に利用することが、わが國水産業の進むべき方向であります。このためには、その根底となるべき資料の整備、すなわち科学的調査研究が何よりも必要であります。そしてこれら調査をもととしまして水産行政の根本方針を決定し、これにより各種漁業……

第2回国会 決算委員会 第27号(1948/07/03、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 直接木村君の御質問に対して私はその場におらなかつたものでありますから、答弁が妥当でない場合は重ねてお尋ねを願いたいと思います。  大体この農業改良局設置の目的といたしておりますところは、今日の新しい日本の発足にあたりまして、農村民主化という線に沿うてやはり日本の農業改良とうことを考えておるわけであります。待つてかような機関を整備いたしましても、その目的とすると、ろはやはり勤労農民諸君の自主性に基く農業改良でありまして、ただ官僚のためにこういう機関を新たに置くとやう考えではないのであります。
【次の発言】 今お尋ねの点でなお私に明確でない点があるのでありますが、今の御趣旨は本法に……

第2回国会 農林委員会 第5号(1948/05/19、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 私は就任いたしまして以來、衆議院の農林委員会に出席をいたしまして、委員会の席上で皆さんにいろいろお話を申し上げますることは、今回が初めてでございます。從いまして、私はこの機会に、農林関係につきましてそれぞれの権威をおもちになつておる皆さまの前で、私が今大体農林行政の上で考えておりますことを、ごく簡単にお話を申し上げまして、具体的のことについては、いずれ委員会の進行中の御質疑にお答えをしつつ、なお詳細にこれを明らかにしてまいりたいと考えまして、ただいま発言を求めました次第であります。すでに農林行政につきまして今日いろいろの問題が起きておりますが、これらについて私はどういう方法でこ……

第2回国会 農林委員会 第6号(1948/05/20、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 今勝間田委員からお尋ねになりましたことは、非常に基本的の大きな問題でありまして、いろいろ御意見のありました点については、私はその御意見に対しては同感の意を表する点が多いのであります。これに対して私の意見を述べろということでありますから、一應申し上げたいと思います。  第一の農業の復興計画に対しまして私の基本的の方針はどうかという御質問、やはりこれは私の私的見解を述べることははなはだ如何と思いますが、今お尋ねの点につきましては、一應形式的の答弁に終るかもしれませんが、御承知のように、この点についてはさきに、設置されました経済復興計画委員会がございます。これを中心としてこの点は審議……

第2回国会 農林委員会 第7号(1948/05/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 農地開発営團の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由の概要を御説明申し上げます。  御承知のごとく、農地開発営團は、昨昭和二十二年九月二日附をもつて閉鎖機関に指定せられ、爾後閉鎖機関整理委員会において特殊整理を実施中でありますが、農地開発営團の実施しておりました事業のうち、農地開発法の規定による農地開発事業と、政府の委託による緊急開拓事業は、政府みずから実施することといたし、この場合における必要な措置に関しまして、さきに第一回國会において農地開発営團の行う農地発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する……

第2回国会 農林委員会 第10号(1948/05/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答えいたします。第一のお尋の数量の点は、いずれ後刻書類によりましてお答えすることにいたします。  第二の点でありますが、還元米は、これは本会議におきまして私の申し上げたことを言葉が十分でないかもわかりませんが、三千五十五万石の供出に対して、府縣から五百万石の還元の要求をいたしましたことは、非常に関係方面の感情に惡い影響を與えたことは事実であります。しかしすでに御承知のように、還元米という言葉は関係方面はこれまた妥当だという考えをもつておるのであります。私どもの方は手当米という言葉でこれを言つております。それにいたしましても、この百六十万石にいたします間に、数度にわたりまして関……

第2回国会 農林委員会 第26号(1948/06/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 第一点につきましては、私は数字的な基礎の結論をもつているわけではありませんが、かりに甘藷なら甘藷にいたしましても、事前に割当てました数量以外のものを自由販賣に向けるというようなことをかりにする場合を想像いたしましても、この方が農民諸君の生産意欲を刺戟し、また実質的に多量のものが、市場に自由販賣として出てくるという予想をすることはかたくないと私は思つているのであります。ほかの主食については、あるいはそういうことが数字的ではなしに、科学的な論拠をまたずして一應考え得ると思つているのであります。しかしながら食糧の絶対量が不足であるという現在、特に占領下の現在におきまして、私どもは外國……

第2回国会 農林委員会 第27号(1948/06/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 第一点のお尋ねにつきましては、先ほど政府委員からもお答えをしたと思いますが、自家保有の量をこれ以上増加せしめるということは、今日の全國的な配給の事情から申しまして困難であろうと存じます。ただ飼料等につきましてはできるだけこれを増加するように政府としては努力するつもりであります。  第二の点の價格の点でありますが、これもたびたび御議論がありましたところでありまして、私どもといたしましては、やはり本年度もパリテイ計算による方途によつて米價を決定してまいりたいと考えております。しかしながらその内容におきますいろいろな品種、いろいろなウエイトについては十分合理化してまいりたい。今お尋ね……

第2回国会 農林委員会 第29号(1948/06/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 この際昨日福井縣下並びに石川縣下に起きました震災につきまして、農林省としてとりました應急の処置について御報告申し上げたいと思います。そずれその震災の実情につきましては、逐次正確なる報告があると思ますので、この点の詳細なる報告が到着次第、適当な機会に農林省としては発表いたしますが、一應ただいままで判明いたしております緊急処置について御報告申し上げておきます。  ただいままでのところ、福井縣からは通報に接しておるのでありますが、石川縣の分は未着であります。農林省におきましては、緊急処置として、概略次の通りのことをいたしておりますが、特に農林省の方針としては、農林、漁業生産力の維持及……

第2回国会 農林委員会 第31号(1948/07/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 今お述べの中で例をおとりになりました肥料についても、春肥反当八貫五百というものが一應必要量といたしましても、御承知のように、日本の経済の現状におきましては政府の責任において八貫五百を配給できると私は断言できないのであります。本年五貫五百をお約束をして最高度の能率でこれをやつておるのでありますが、絶対必要なものを政府の力で絶対に裏づけをせよということは、これは数字的には困難であります。実際問題として私はさように考えております。
【次の発言】 本案につきましては、提出の際当局から説明を申し上げましたように、日本の現下の食糧事情並びに食糧の生産状態から申しまして、本法案が私どもは必要……

第2回国会 農林委員会 第32号(1948/07/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 速記をちよつと止めていただきたい。
【次の発言】 その点は、話のありましたのが四月二十九日であります。從つて五月の中ごろにこういう準備的措置をいたしたわけであります。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、政府の提出したこの改正案を國会で否決になりました場合には、私はあくまでも國会の決定りりに從うつもりであります。しかしその間において混乱を避けまするため準備的措置を行政上いたしたのでありまして、これが効果あるものとして私どもは実施した覚えはないのであります。あくまでも本法案が通過した後における混乱を避けめための準備的措置でありまして、もちろん最高の意見である國会の御決定に反……

第2回国会 農林委員会 第40号(1948/09/22、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 ただいま井上委員長からお話のありました件につきましては、本年九月一日附をもちまして、政府に対して当委員会から強い御要望がありまして、その線に沿うて農林行政を執行すべしという御通告を受けたのであります。政府といたしましては、これらの御要望の線に沿いまして、できるだけ処置をとり、またとりつつあるわけであります。今委員長から特に御発言がありましたので、九月一日附の御要求になつた條項について、一應概略的に私からお答えをいたしまして、あとは御質問にお答え申し上げたい、こう思うわけであります。  第一の御要求は、二十三年度産米、甘藷の價格決定並びに奬励金交付の件であります。この米價の決定に……

第2回国会 予算委員会 第9号(1948/03/18、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答えいたします。ただいまるるお話がございました点につきましては、私もまつたく同感でありまして、予算措置につきましては、御承知のように、やむを得ざる事情によつて、本補正予算の中に、追加予算として盛ることができなかつた。農林当局としても、まことに残念に考えている次第であります。しかしこれを補いまするためには、できるだけ多額の金額を、來るべき四月の暫定予算に盛るために、せつかく努力中でございまして、十分にできるだけのことをいたしたい。しかし、今御指摘になりましたように、この工事が二月、三月と遅れたということは、非常な大きな増産に惡影響を與えていることも認めております。これらを追かけ……

第2回国会 予算委員会 第12号(1948/03/30、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答えいたします。薪炭のごとにつきましては、今お話のように、生産者價格と消費者價格と相当開きがあります。これは御承知のようなプール計算でありますので、生産地の近い所と遠い所において、いろいろ不都合な点があると思います。政府におきましては、こういう面からも考慮いたしまして、適当に改正をいたしたいと思いますが、何分にも薪炭の價格のみを切り離して、今ただちに処置をするということはできませんので、近く一般物價体系が改訂される際に、國会側の御意見を尊重いたしまして、適当な措置をいたしたいと考えるわけであります。

第2回国会 予算委員会 第13号(1948/03/31、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答えいたします。農地改革の点につきましては、御承知のように、本会議の席上におきまして、私からお答えをいたしました。重ねてのお尋ねでありますから申し上げておきますが、ただいま第二次農地改革が進行中でありまして、これは本年の十月ころをもつて一應の結末を見ることに相なつております。しかしながら、この第二次の農地改革の進行途上におきまして、なお農地改革上不備な点がいろいろと出てくると思いますが、いずれにいたしましても、政府としては、この第二次のただいま進行中の農地改革に主力を注ぐ、從つてそれ以後におけるところのいろいろな農地改革の徹底について必要なことについては、いろいろ意見を交換す……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答えいたします。第一の農家に対する配給米の價格でありますが、今還元米というお言葉をお使いになつておりますで、私どもは農家に対する配給米と考えたいと思います。ただその價格は生産者價格で渡されても、その間にいろいろ費用がかかつております。農業倉庫の費用やいろいろの費用がかかつておりますので、この買上げの費用の中に、これらのすべての費用を全部加えて、今度配給するときに農家にお渡しするということについては、いろいろ御意見があります。從つて政府としては、その間に適当な價格を定めたすために、今お話を進めております。ここでどれくらいになるかということは、申し上げる時期に至つておりません。 ……

第2回国会 予算委員会 第17号(1948/04/27、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答えいたします。暫定予算の中では五月分として八千万円の土地改良費を計上しております。
【次の発言】 大体私どもの予定いたしておりますのは、土地改良によりまする受益面積六十五万四千町歩でございます。そのためにも私どもの予算として要求いたしたいと思つておりますのは、年間約四十五億円くらい。こう思つております。しかし御承知のように、まだ本予算が決定いたしておりません。できるだけこれはその額に近いものを具体的に決定いたしたい。こう思つております。今お説にありましたように、五月分の暫定予算として八千万円はまことに少額であります。私どももこれが満足なものとは思つておりません。從つて年間予……

第2回国会 予算委員会 第30号(1948/06/11、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 稻村君にお答えいたします。本年度の農林省の予算についての心構えについてお尋ねがありましたが、私といたしまして、今お話のごとく、わが國の経済復興の第一の基盤になりまする農村の復興ということに、もちろん重点をおきまして、諸般の予算の組立をいたしたのであります。非常な困難なる予算編成の現状でありまして、この意思を十分に現わしておるとは、残念ながら申しかねるのでありますが、本予算に出ておりまする農林省関係の予算は、今お示しのような御趣旨のもとに、私としては最高度の予算として、ただいまのところ、これを認める、こういう考え方で、この予算を皆さんの御審議にお願いをしたわけであります。もちろん……

第2回国会 予算委員会 第34号(1948/06/16、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答えいたします。米價につきましては、今お話のように、先般の本会議におきまして御決議がありました。その際芦田総理からお答えをいたしました趣意に基きまして、関係方面と折衝中であります。なおこの点につきまして、どういう方法でやるべきかということは、この折衝の結果によつて、できるだけ早い機会にその具体的なものを皆さんにお諮りをいたしたい、こう考えております。
【次の発言】 ちよつと速記を止めていただきたいと思いますが……。
【次の発言】 まことにごもつともな御意見でありまして、私どもとしては、今の農村の現状からいたしましてどうしてもこの逼迫した現状を打開して食糧の再生産に寄與するよう……

第2回国会 予算委員会 第35号(1948/06/17、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 ただいまお話になりました土地改良費が十分でない、こういう御意見につきましては、私も農林当局といたしまして、これが必ずしも万全なものであるとは考えておりません。しかしながら今お説にありましたような國財政の全般から見まして、私どもが当初に要求いたしました土地改良の予算が、全額を公共事業費の中で認めるということが、非常に困難でありまして、私どもはこれを補いますのには、今せつかく政府で立案を急いでおります、原始産業に対します農村金融の基本的な方法を確立いたしまして、土地改良などは、政府の一方的な補助で行うということよりも、地方のそれぞれの團体におきまして、土地改良を自主的に行つて、これ……

第2回国会 予算委員会 第36号(1948/06/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 ただいま鈴木君お話の点は、決して第三次農地改革を意味しているのではないのであります。この点は第二次農地改革の範囲内におきまして、当然事務的に処理する必要のありますことを法的な処置として御審議を願つているわけであります。第三次農地改革につきましては、しばしば私が言明いたしておりますように、あくまで三党政策協定の線に沿いまして、あらためて三党の代表者によりましてその方針を明らかにいたします以前において、第三次農地改革に着手するということは絶対にいたしません。
【次の発言】 今総司令部の発表についてお尋ねがありましたが、この点は発表以外に、実は司令部がドレーパー・ミッションの参りまし……

第2回国会 予算委員会 第38号(1948/06/23、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 第一の点は、今回農業協同組合法の一部改正の提案をいたしております。その趣旨は政府としてはようやく発足しつつあります農業協同組合の必要性は、十分にこれを認めておりますが、ただこれが独占的な傾向に流れない範囲におきまして、その育成強化を考えておりますので、この独占的な傾向にならないために一部改正を行う、こういう趣旨でございます。從つて第二のお尋ねもこれに関連しておるのでありまして、もちろんできるだけの方法によりまして、農村の民主化のための重要な仕事をいたしまするこの農業協同組合を育成強化いたすことは当然でありますけれども、この点もある点において独占にならないうよに、いろいろ取扱いま……

第2回国会 予算委員会 第41号(1948/06/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 お答え申し上げます。当然今日のような原始産業の経営上非常に困難な際におきまして、その一つであります漁業に税をさらにかけてまいるということは、私は原則としては妥当でないと思います。ただ今わが國の置かれております占領下の特殊的な情勢から申し上げまして、財政上の処置として、やむなくこの予算に、事業税の中に漁業関係のものが加えられておる、こう御了承願いたいと思います。
【次の発言】 前にお答え申し上げましたように、原則としては原始産業にこれ以上の課税をかけていくということは、私は妥当でないと考えております。
【次の発言】 この点につきましては、かつてお答えしたことがありますが、農業と漁……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1948/06/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○永江國務大臣 提案されております予算中、農林省所管分について御説明申し上げます。  一般会計中農林省所管の予定経費要求額は、すでに國会の議決を得ました暫定予算分を含めまして、総額百二十億一千八十三万四千円であります。昭和二十二年度所管の合計は追加予算を含めて四十五億六千二百七十四万九千三百六円でありますから、七十四億四千八百八万四千六百九十四円の増加となつております。右の経費はお手もとに提出されてあります要求書の部、款、項に区分して支出される予定でありますが、その重要な事項につき二、三御説明申し上げます。  農地制度の改革はすでに一年度以來継続され、見るべき成果をあげておりますが、昨年度にお……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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