このページでは伊瀬幸太郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○伊瀬幸太郎君 政府はさきに第一次食糧対策を実施し、引続いて第二次対策を樹立して、鋭意食糧問題の解決に努力していることは、諒とするところでございますが、その対策に、今なお遺憾とする点があるのでございます。 第一の点は、今日深刻な食糧危機に当面していることは、すでに経済白書により國民の前に呈示されたところでございますし、また國民が身をもつて体驗しているところの現実であります。かかる危機を、政府が政府の責任において解決せんとしているのは、はなはだ殊勝に思われることでございますが、それがかえつて官僚の独善や、また收賄事件を起す原因を誘致するに至るのではないかと思うのでございます。 民主主義体制下……
○伊瀬委員 六一三號の大和川改修施行に關する請願でありますが、これは王寺町ほか六箇村の請願にかかるものであります。本件はすでにわが奈良縣内において、近畿土木出張所奈良工事事務所が目下御施行になつております大和川支川、曽我川、葛城川、高田川改修工事は、おかげをもつて非常に進捗しておりますが、この勢いをもつて當初の御計畫通り工事を進められ、本年度内に必ず完成し、葛城川や高田川の改修による廢川敷約三十町歩を一日も早く耕地に開拓せしめて、現下のような食糧事情の緩和の重大使命を果すとともに、今年のごとき近年稀なる旱天の次に來ると豫想さるる豪雨出水による洪水の被害を未然に防止できるよう、一刻も早く工事を完……
○伊瀬委員 この際投票を用いず、委員長において指名されんことを望みます。
○伊瀬委員 共済保險金の問題ですが、奈良縣、大阪府、滋賀縣などは特に虫害うんかが猖獗をきわめておつて、農林省あたりから、実地調査に出張しておられるというような状態なんですが、虫害なんかの問題は保險に該当しないということになつてておりますが、実際あれの駆除は石油さえあれば完全に駆除でき得るのに、その石油の資材が、縣から農林省に向けて申請して、実際に手にはいるのは半月ないし二十日くらいかかつておる、その間に全部虫害に侵されて、奈良縣あたりはもうすでに收穫皆無というのが百七、八十町歩ないし二百町歩くらいできておる。今後まだどれだけ拡大するかわからぬ。特に大阪府、滋賀縣にもそれが伸びておるというような……
○伊瀬幸太郎君 奈良縣添上郡高瀬川は勾配が急で、屈曲が多く、かつ山林の濫伐で山崩れ、決壊等のため、櫟本町及び沿道村の受ける災害は年々相当額に上る現状であるため、昭和五年より昭和十四年にわたつて改修工事を施行してきたが、完成に至らずして工事は中止されている、ついては災害防除のため本川の改修工事を施行されたい。
【次の発言】 奈良縣山辺郡布留川の軟質な地質の上、勾配が急で屈曲が多く降雨に際しては崩壊、決壊が随所に起り、土砂の流下による災害がはなはだしい。ついては食糧増産と民生安定のため、本川の砂防工事を速やかに施行せらるるよう要望する。
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