岡田勢一 衆議院議員
23期国会発言一覧

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このページでは岡田勢一衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

岡田勢一[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第67号(1947/11/27、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 ただいま議題となりました郵便法案に関し、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
【次の発言】(続) まず、本法案制定の理由について御説明申し上げます。現行郵便法は、明治三十三年の制定にかかるものでありまして、その後時勢の推移に伴い、料金、罰則等に部分的改正が加えられて今日に至つたのでありますが、新憲法施行の現情勢に適合しない部分が相当にあるばかりでなく、現在の社会事情に照らして、郵便の取扱制度並びに罰則その他についても若干改正を要するものがありますので、政府は現行郵便法を廃止し、新たに新憲法の精神に即し、時代の要求に合致した郵便法を制定することを適当と認めて、本……

第1回国会 衆議院本会議 第68号(1947/11/28、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 ただいま議題となりました郵便貯金法案に関し、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず本法案の制定理由でありますが、現行郵便貯金法は、明治三十八年に制定されて以來、一部の改正を除いては、ほとんど旧態のまま今日に及んだのでありまして、新憲法が実施され、郵便貯金事業も顯著な発達を遂げた現情勢のもとにおきましては、これに根本修正を加えて、一面憲法の要請する國民の権利の尊重と官業の民主化をはかるとともに、他面、刻下の急務たる貯蓄増強の方途を講ずる必要がありますので、政府は、現行郵便貯金法を廃止して、新たに時代の要求に合致した郵便貯金事業の基礎法を制定するの必要を認め……

第1回国会 衆議院本会議 第71号(1947/12/04、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 ただいま議題となりました簡易生命保險法等の一部を改正する法律案に関し、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、本法律案の制定理由でありますが、最近における物價の急激なる高騰に伴いまして、簡易生命保險の保險金額及び郵便年金の年金額の現行最高制限額をもつてしまつては、國民経済生活の安定強化を目的とする両制度本來の機能を十分に発揮できないのみならず、他面両事業それ自体としても、高額契約の獲得により努めて事業費の低減、收支状況の改善をはかる必要がありますので、右最高制限額を適当な限度に引上げる一方、利用者にとつてほとんど價値がなく、いたずらに事業費の増嵩を來すよ……

第1回国会 衆議院本会議 第75号(1947/12/09、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 ただいま議題となりました請願に関し、通信委員会における審査の経過並びに採択の理由については、速記録及び報告書に讓りたいと存じます。  一、日程第七五七ないし第七九一、以上三十五件は、これを採択して内閣に送付すべきものと決議いたしました。  二、日程第七九二および第七九三、以上二件は不採択とすることに議決いたしました。  三、請願文書表番号第四八五号、三尾郵便局で外國からの小包特殊取扱の請願は、議院の会議に付するを要しないものと議決した次第であります。  以上、御報告申し上げます。(拍手)


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第44号(1948/04/30、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 外崎君の御質問に対してお答え申し上げます。  第一の御質問の列車事故の問題でありますが、先般國鉄から実相報告で御報告を申し上げましたように、事実上戦時中に鉄道線路及び施設が酷使されておりまして、確かに今日は衰弱を來しておりますので、御指摘のような事故が起りまして、國民の皆様にいろいろ御迷惑をかけておりますことは、まことに遺憾であります。これは速やかに補修をいたしまして、事故が起らないことを期したいと思つております。  四月二十四日の野内川橋梁における事故の点につきましては、なるほど御指摘のように、明治三十四年に橋梁がかけられましてから今日まで数十年を経過しておるのであ……

第2回国会 衆議院本会議 第47号(1948/05/21、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 外崎君にお答え申し上げます。急行列車をときどき停車せしめまして、善良なる乘客大衆に御迷惑をかけておりますことは、運輸省といたしましても遺憾でございます。しかしながら、多数の犯罪行為があるとみなされました場合には、司法取締りの当局は、國の法律の定めるところによりまして、職責を遂行するためになされるのでありまして、運輸省といたしましては、いかんともこれに対して取締りのいたしようがないのであります。それで、願わくは将來におきましてかような犯罪が起こらないことを切望いたす次第であります。  第二に、青函連絡船の乘船のときにD・D・Tを撒布いたしますことでございますが、これは大……

第2回国会 衆議院本会議 第56号(1948/06/05、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 川島君の御質問のうち、私の所管事項につきましてお答え申し上げます。  運賃を旅客、貨物ともに三・五倍に引上げた根拠いかんという御質問でございますが、御承知の通り、ただいまの鉄道運賃が物價並びに賃金に大きく影響いたしますことは申し上げるまでもないのでございます。ただいまの日本経済の現状から見まして物價並びに賃金を改訂しなければならぬ段階におきまして、貨物運賃が物價に影響いたします観点から、総合物價政策の見地から檢討を加えまして、まず貨物運賃の値上率を決定することになるのでございますが、一方國有鉄道といえども、鉄道の経営は企業でございますので、独立採算を全然無視するという……

第2回国会 衆議院本会議 第57号(1948/06/07、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 小坂君の御質問のうちの、私に関係します事項につきまして、お答え申し上げます。  今回の運賃値上げは大幅でありまして、しかも、これが國民感情に影響するところも大である、なおこの運賃値上げにあたつては、独立採算確保にのみとらわれて作案すべきではないという御意見でございまして、その御趣旨には、私といたしましても、まつたく同感でごいます。ただいま粟栖安本長官からも説明されましたことく、今回の運賃の策定にあたりましては、鉄道の経営採算の面からのみ算定しておるのではございませんで、ただいまの御承知の國家の総合経済、総合物價の調整の面から主として考えましたことでありまして、御承知の……

第2回国会 衆議院本会議 第61号(1948/06/11、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 藤田君の御質問のうち、私の所管事項につきましてお答えを申し上げます。  貨物運賃が直接物價に大なる影響をもちますことはもちろんでございますが、旅客運賃の面におきましても、全然物價に影響しないというような考えは、政府といたしましてはもつておるのではございません。相当に影響があるという考え方から出発をいたしておるのでございます。  なおまた、旅客、貨物同率の引上げは観念的ではないかというお話でございますが、これは初めからそういう観念的に出発をしてきめたものでもございません。また、單に独立採算制のみにとらわれてこういう作案をしたのではないかという御意見でございますが、決して……

第2回国会 衆議院本会議 第63号(1948/06/14、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 東井君の御質問のうち、私の所管についてお答え申し上げます。  國鉄の運賃の値上げが一般の物價並びに國民大衆の生活に多大の影響があるという御意見は、まつたく同感であります。一面において政府は、予算編成にあたりまして、人員の整理等に可及的の努力を盡してまいつたのでありまして、本年度計画をいたしております國鉄一億三千万トン、すなわち、昨年度に比較いたしまして約二割弱の増送に要します人員の増加その他を含めまして、本年度の所要人員は六十二万七千五百人程度に掲上をいたしておるのであります。しかしながら、この中には特殊要員といたしまして、捗外関係約三万九千人、交通保安関係が一万三千……

第2回国会 衆議院本会議 第70号(1948/06/25、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 神田君にお答え申し上げます。現下の経済の現状に鑑みまして、石炭の輸送がきわめて重要でありますことは御指摘の通りでございます。政府はこれがために、いろいろの重要物資の中におきましても、石炭を最優先に輸送しておるのでございます。御指摘のように、本年度当初におきましては輸送成績が計画通りに達しなかつたのでありますが、これは先に総理並びに商工大臣がらお答えを申しましたように、四月は北海道の爭議等によりまして出炭が低下いたしておつたのでありまして、輸送といたしましては、四月は鉄道が八五%、海運が同じく八五%でございました。五月になりまして、これが上昇いたしまして、鉄道は九〇%、……

第2回国会 衆議院本会議 第71号(1948/06/26、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) お答えいたします。菊池君の御質問の、廃艦の沈設を港湾に利用いたします件でございますが、一般全國の問題と、東京都の八丈島神湊港の問題とあるようでございます。技術的見地から、いろいろ菊池君も御意見がございましたようでありますが、技術的につきましては、その場所、いわゆる八丈島のような太平洋のまん中で、荒波のございます所と、あるいは瀬戸内海等によりまして、その方法と、また耐久力も違うと存じます。その点につきましては、相当に精密な説明をせなければなりませんので、ここでは省略をさせていただきます。そのうちの一つ、東京八丈島の神湊港の工事でございますが、これは菊池君も御承知の通りに……

第2回国会 衆議院本会議 第73号(1948/06/29、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) 中村君の御質問に対してお答え申し上げます。今回の国鉄の時刻の改正は、昨年の秋ごろから計画してきたものでありまして、組合側とは、本年の三月ごろから、具体的な事項を提示いたしまして協議をしてきたのでございますが、具体的條件等に対しまして、意見の開陳は別になかつたのでございます。この時刻改正は、中村君も御指摘になりましたように、国民に対しまして明るい感じを與えておるということは、私も認めるところであります。すなわち、貨物の本年度一億三千万トン輸送の実現、旅客輪迭増強、並びに列車の速度を緩和いたしまして、石炭消費節約のため行うものでありまして、実施時期はむしろ遅きに失するくら……

第2回国会 衆議院本会議 第76号(1948/07/02、23期、国民協同党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(岡田勢一君) お答えいたします。政府から提出いたしました法案を修正するかしないかは國会に與えられました当然の権利であります。運賃値上げの倍率が修正されることによりまして、私が進退を考慮していないかというお話は、私といたしましてば 毫も進退の考慮はいたしておりません。(拍手)


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 衆議院本会議 第13号(1948/12/15、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 私は、内外海運の復興及び国際収入の改善等に関し、以下若干の項目について、吉田総理大臣並びに小澤運輸大臣、大屋大藏大臣に対してお尋ねをいたしたいのであります。  まず、わが國の困難なる経済の現状を打開して日本経済の自立を達成するためには、國内の産業をすみやかに復興すべきことはもちろんでありますがびそれと同時に、海外に対する貿易及海運を復活せしめることによりまして、國内産業に必要なる各種の重要資材の輸入を旺盛ならしめ、さらに工業製品を輸出することに努力しなければならぬのであります。そのためには、対外収支の現状を改善して國際信用を高揚することが第一條件となるのであります。しかるに、終戰……

第4回国会 衆議院本会議 第21号(1948/12/23、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 私は、國民協同党を代表して、ただいま上程中の吉田内閣不信任決議案に対しまして賛成の意を表し、あわせてすみやかに総辞職、退陣を要求せんとするものであります。(拍手)  まず第一に、吉田内閣は、その組閣に際しまして、他党の好意ある勧告と協力とをみずから排除しまして、國会の大多数の意思を無視し、衆議院における議席わずかに百五十一名の少数をもつて民主自由党の單独弱体内閣を組織し、現在の困難にして重大なる政局を混迷せしめ、政務を澁滯せしめておりますことは、新憲法の精神であるべき民主的議会政治の本質に逆行を敢行したものであるといえるのであります。(拍手)  しかして、吉田内閣が成立後の態度と……

岡田勢一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

岡田勢一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 国土計画委員会 第14号(1947/10/03、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 本請願は徳島縣の小松島港の改良工事を速やかに施行せられんことをお願いするのであります。  請願の理由は、この小松島港は四國東部におけるただ一つの門戸でありまして、重要な港灣となつております。この背後地ほ徳島縣、高知縣、香川縣三縣に跨がりまして廣大なる地域があり、また厖大なる物産がありまして、水陸の設備も交通機關も完成いたしております。もちろん臨港鐵道も小松島港にまいつております。そして出入する船舶、貨物は年々に増加をいたしております。昭和十八年度においては出入船舶が百萬トンを超え、出入貨物の数量は九十萬トンの多きに達しております。かつ本港を経由いたします輸出入の貨物におきましても……

第1回国会 国土計画委員会 第15号(1947/10/07、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 本請願は徳島縣の小松島港を開港場に指定せられんことを懇願するものであります。以下簡單にその理由を御説明申し上げます。  四國の東海岸竝びに東南海岸におきまして、ただ一つの重要港灣であります小松島港は、徳島縣全部と高知縣の一部、香川縣の三縣にまたがる廣大なる地域を擁しておりまして、その完備しております陸上、海上の設備と相まちまして、出入りの船舶、貨物は年とともに増加いたしまして、昭和十八年におきましては入港船舶は百萬トンを超え、移出入の貨物九十萬トンの多きに達しておるのであります。かつ本港を經由いたします輸出入貨物におきましても、昭和十五年度にすでに二十萬トンを算するに至つておるの……

第1回国会 国土計画委員会 第19号(1947/10/28、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 鮎喰川は徳島縣の徳島市と名東郡を包圍するように、西から北に流れておりまして、徳島縣における吉野川、那賀川に次ぐ大河川であります。この川が昭和九年以來たびたびの大暴風雨にいろいろと慘害を起しておりまして、内務當局におかれましてもよく御存じのところであります。この特徴は徳島市の地盤より川底が十數尺今日では高くなつている。從つて堤防の高さが低くなりまして、もし豪雨がまいりました場合には、徳島市と名東郡一蔕の沃野を水底に沒してしまうというような大危險があるのであります。雨季になり、あるいはまた颱風がまいりますたびごとに、數十萬の住民が戰慄をしている所であります。大體のただいまの被害の現状……

第1回国会 国土計画委員会 第20号(1947/10/31、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 那賀川は吉野川に次ぐ大河川でありまして、左右兩岸十數箇町村に及びます肥沃なる穀倉地蔕の眞中を流れておる川であります。また川の源は有名な劔山に發しまして、年額數十萬石の木材の流送をやつておる川であります。すでに内務當局におかれましても御承知の通りに、この川は大正七年に堤防大決壞がありまして、たいへんな慘害を人畜竝びに田畑に及ぼしたわけでありますが、それ以外改修工事が行われまして、ただいまにおきましては約九五%が完成されておるのであります。ところが殘りました約五%がたいへんに危險な所でありまして、また川の屈折をいたしておる所であります。すなわち北岸の古毛部落竝びに南岸の大野村の堤防、……

第1回国会 国土計画委員会 第23号(1947/11/11、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 吉野川の第二期改修増補工事の請願に關しましては、先般も私からお願いしたいのでありますが、すでに政府當局におかれましても、本川の災害復舊、あるいは維持修繕等に各段の御努力を拂われておられますので、私たちも感謝をいたしておるところでありますが、大體今やられております工事は、おおむね原形復興の彌縫的措置の域を出ておりませず、かくては周期的に襲來いたします臺風に際しまして何らの効果がなく、重ねて各種の慘害を受けますことを繰返すに過ぎないと思われますので、何とかいたしましてこの被豫算を増額せられまして、少くとも今後五箇年以内にこの工事の完成を期してもらいまして、この戰慄的危檢から脱却のでき……

第1回国会 国土計画委員会 第34号(1947/12/08、23期、国民協同党)

○岡田勢一君 本請願の要旨を申し上げます。徳島縣那賀川はまれに見る洪水量を有し、古来屡々破堤して惨害を及ぼすことが豫想される。つきましては本工事未完成箇所に對し相當工事費を増額して、昭和二十三年度中に完成願いたいと思ひます。何とぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 本請願の要旨は、四國地方は岳地帶が多く地勢が急である上、屈指の多雨地であるため、水源地は荒廢し、土砂の流下多く、天井川を形成している。ことに戰時中の濫伐と松根の過堀で降雨ごとに堤防の損壊等ははなはだしく危險な状態にある。ついては、四國四縣の河川改修工事を施行されたいというのであります。何とぞよろしくお願いいたします。

第1回国会 通信委員会 第1号(1947/07/01、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  ちよつと簡單に御挨拶申し上げます。本委員會には多數の有力なる先輩の方々が選任せられておられます中に、不肖私委員長の重職に選任せられましたことは光榮でありまして、感激に堪えません。通信委員會の職責はまことに重大であると存じます。皆様方の御協力、御支援によりまして、この重職を全ういたしたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの片島港君の御意見に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。では委員長から指名いたします。    重井 鹿治君  天野  久君    白井 佐吉……

第1回国会 通信委員会 第2号(1947/07/29、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 ではただいまから會議を開きます。  まず遞信省の部内の勞務状況一般について當局から説明を聽取いたしました後、先日の打合會に引續きまして、通信事業特別會計及び通信事業勞務状況などに關しまして質疑を行いたいと思いますから、質疑せられます委員諸君は、あらかじめ事務の方へお申し出おきを願いたいのであります。  それでは當局から遞信部内勞務状況一般について説明を聽取いたします。
【次の発言】 ちよつと野上君に御相談申し上げます。あなたの質問御通告があるのですけれども、片島君が今御發言中でありますが、よろしうございますか。
【次の発言】 千賀君に御相談しますが、先に林君から質問の通告がありま……

第1回国会 通信委員会 第3号(1947/08/01、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 ではこれより會議を開きます。  まず郵便法に關する事項について當局より説明を聽取いたします。質疑をなさる方はあらかじめ事務局の方に御申出おきを願います。
【次の発言】 それでは郵便事業と、前會から引續きの電氣通信事業特別會計等についての質疑に入ります。
【次の発言】 林百郎君。
【次の発言】 千賀君がこの間の會議で保留されておりました質問をこの際許したいと思いますが、時間の關係がありますから。なるべく簡明に願います。
【次の発言】 では別に通告もありませんので、本日はこの程度にしまして、次會は來週の火曜日、八月五日午前十時より開會しまして、去る七月二十六日當委員會に付託になりまし……

第1回国会 通信委員会 第4号(1947/08/05、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 これより會議を開きます。  本日は去る七月二十六日當委員會に付託になりました請願三件について、審査をいたしたいと思いますが、紹介議員がお見えになりませんので、まず政府側の意向を聽くことにいたしたいと思います。では政府側から意見を聽取いたします。請願三件を申し上げますが、請願の三件の内容は、栃木縣鹽谷郡北高根澤村大字上高根澤に郵便局設置の請願、次は牛根境郵便局に電信電話事務開始の請願、次は酒田港に無線海岸局設置に關する請願、この三件であります。
【次の発言】 ただいまの牛根境郵便局に電信電話事務開始の請願に對しまして、紹介議員の前田代議士がお見えになりましたから、同代議士から説明を……

第1回国会 通信委員会 第5号(1947/08/08、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより郵便貯金及び郵便為替に關する事項竝びに簡易保険及び郵便年金に關する事項について、當局より説明を聽取いたします。

第1回国会 通信委員会 第7号(1947/08/15、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  まず最初に、最近の電波行政の情勢について當局より説明を聽取し、しかる後片島委員からお申出の特定郵便局制度徹廢問題の質疑にはいりたいと存じます。當局の説明を求めます。
【次の発言】 それでは特定郵便局の問題に關して質疑に入ります。片島港君。
【次の発言】 通告順に質疑を許します。天野久君。
【次の発言】 本日は大分時間も經ちましたので、この程度にいたしたいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 それでは次會は公報をもつて御通知申し上げます。午後一時からは中央郵便局を視察に行く豫定になつておりましたが、少し時間が遲れましたので、一時半くらいに正面玄關に集まつて……

第1回国会 通信委員会 第8号(1947/08/22、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  本日は七月二十六日及び八月十一日、本委員會に付託されました請願五件のうち、四件について審査いたしたいと思います。なお議決については後日に譲ります。
【次の発言】 まず山口好一君紹介の北高根澤村大字上高根澤に郵便局設置の請願について山口君より紹介説明を聽取いたします。――山口君。
【次の発言】 次に政府側の意向を求めます。中山政府委員。
【次の発言】 本請願について質疑はありませんか。
【次の発言】 では次に移ります。圖司安正郡から御紹介の、酒田港に無線海岸局設置に關する請願、これについて圖司安正郡から御説明を求めます。

第1回国会 通信委員会 第9号(1947/08/26、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより去る八月十一日及び八月二十一日當委員會に付託になりました請願十一件につき審査いたしますが、その議決は後日に讓ることにいたします。  それに先立ちまして、先日委員會の散會後理事會を開きました、その決定事項を一應御報告を申しておきます。特定郵便局の廢止問題につきまして、全遞と全特――全國特別郵便局長連合會との懇談會を開いて兩方の意見を聽取するということに相談ができまして、もし會期が延長になりました場合は、九四月日の午前十時から全遞の代表者十名以内を呼びまして意見を聽取するということ、それから引續いて九月の八日午前十時から全特の代表者、これも十名以内を呼びま……

第1回国会 通信委員会 第10号(1947/08/29、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きすます。  日程に入るに先だちまして議會は五十日間延長される豫定でありまして、多分來月の一日から二週間休會せられることになる見込みでありますが、休會中におきましても本委員會は議事を進めるかどうかということであります。この際法案も出ておりませんし、休會中におきましては一切の委員會の議事も休んでいつたらどうかと思うのでありますが、委員諸君に一應お諮りいたします。
【次の発言】 それでは休會中はつきり休むことに決定いたします。
【次の発言】 本日は前會において延期いたしました請願三件につきまして一括して審査をいたしますが、議決は後日に讓りたいと思います。  これより山東村所有……

第1回国会 通信委員会 第11号(1947/09/16、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  去る八月三十日及び九月十三日に委員會に付託になりました請願について審査いたしますが、その決定は後日に讓りたいと思います。 それでは日程第一、第九の兩請願につきまして一括しまして議題に供しまして、紹介議員庄司一郎君の紹介説明を求めます。
【次の発言】 政府側のこれと對する意見を聽取いたします。
【次の発言】 庄司君、特定郵便局制度存續の請願ほか五件、これの御説明を聽取いたしたいと思ひます。
【次の発言】 庄司君に申し上げます。請願の趣旨の追加を書類でお出しになることはよろしうございますからお出し願います。なお記録に止めるかどうかは、追つて委員會に諮りまして適當に……

第1回国会 通信委員会 第12号(1947/09/23、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  本日の日程は、公報をもつて御通知申し上げました通り、請願八件でありますが、都合によりまして、今囘の水害地の實情につきまして政府側の説明を先に聽取いたしたいと思います。椎熊政府委員。
【次の発言】 ではこれより日程に入ります。前會延期した分及び九月二十日本委員會に付託されました請願八件及び陳情二件を議題として審査いたします。この決定は後日に讓ることにいたします。  では日程第一、鳩ケ谷電話加入區域を川口電話加入區域に併合の請願、紹介議員田島房邦君の紹介説明を聽取いたします。田島君。
【次の発言】 本請願について政府側の意見を聽取いたします。

第1回国会 通信委員会 第13号(1947/09/26、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより前會において延期した請願竝びに九月二十三日本委員會に付託になりました請願につき審査ののち、さらに特定局制度問題について審査いたします。  日程第一、鎭玉村役場附近に無集配郵便局設置の請願、文書表第三七五號、紹介議員川合彰武君の説明を求めます。
【次の発言】 本件に關する政府側の意見を聽取いたします。
【次の発言】 本請願に對する質疑はありませんか――それでは次に移ります。
【次の発言】 日程第二、鹿兒島縣下硫黄島に無線電信電話局復活の請願、文書表第四六四號、上林山榮吉君紹介、日程第四、十島村、黒島及び竹島に特定郵便局設置の請願、文書表第四九三號、同じく……

第1回国会 通信委員会 第14号(1947/10/07、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 それではこれより會議を開きます。  本日は請願を審査いたしますが、その決定は後日に讓ります。それに先だちまして紹介議員がまだ來ておりませんから、海野君から質問通告がありますのでこれを許します。海野三朗君。
【次の発言】 ちよつと速記を止めてください。
【次の発言】 次に日程第一は都合であとへまわします。
【次の発言】 次に日程第二、若狹無線電信局建物及び敷地拂下の請願、坪川信三君紹介、坪川信三君の説明を求めます。
【次の発言】 次に政府側の意見を聽取いたします。
【次の発言】 本請願に關しまして何か質疑はありませんか。――ただいま申し忘れましたが、ただいまの日程第二、若狹無線電信……

第1回国会 通信委員会 第15号(1947/10/28、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより去る十月八日、十四日、二十二日、本委員會に付託になりました請願十件につき審査いたしますが、その議決は後日に讓りたいと思います。紹介議員の都合によりまして日程の順序を變更してお見えになつている方から説明を求めます。  日程第二、鶉郵便局を大丁岱に移轉の請願、冨永格五郎君外二名紹介、文書表第八一二號、紹介議員の説明を求めます。冨永君。
【次の発言】 本請願に對する政府側の意見を聽取いたします。
【次の発言】 本件に關して何か質疑はありませんか……。
【次の発言】 では日程第三、大寺村大寺に無集配郵便局設置の請願、紹介議員小野孝君。

第1回国会 通信委員会 第16号(1947/10/31、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより前會におきまして延期いたしまして請願六件につきまして審査いたしますが、その議決は後日に譲ります。  紹介議員の都合によりまして、日程の順序を變更いたしまして、日程第二、柳澤郵便局に電信電話事務開始の請願、文書表第八六三號を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。紹介議員明禮輝三郎君。
【次の発言】 本請願に對しまして政府側の意見を聽取いたします。
【次の発言】 本件について質疑はありませんか……。
【次の発言】 それでは次、日程第三、窪川局、大正局間直通電話架設の請願、長野長廣君紹介、紹介議員の説明を求めます。

第1回国会 通信委員会 第17号(1947/11/07、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  本日の日程は、郵便法案、内閣提出、第八二號、それと請願五件を上程する豫定でありますが、都合によりまして、郵便法よりも先に、請願の審査を行いたいと思います。いかがでございましようか。
【次の発言】 ではそういたします。
【次の発言】 これより十月八日及び十月三十一日本委員會に付託されました請願について審査をいたしますが、その決定は後日に讓りたいと思います。紹介議員の都合で、日程第四、佐野郵便局電話局舎新築竝びに交換方式改善の請願、大澤嘉平治君外二名紹介、紹介者大澤嘉平治君の紹介説明を求めます。
【次の発言】 本請願に關する政府側の説明を聽取いたします。

第1回国会 通信委員会 第20号(1947/11/14、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより前會の引續き郵便法案を議題として質疑を續行いたしますが、質疑に入るに先だちまして、森委員から、いわゆる安全通信の問題に關し緊急質問の申出がありますので、これを許します。森直次君。
【次の発言】 次に通信特別會計追加豫算に關する件につきまして、多田委員から緊急質問の申出があります。これを許します。
【次の発言】 いかがでしよう多田さん、大臣の歸り次第出てもらつて、この問題に對する答辯をしてもらうことにしてはいかがでありますか。
【次の発言】 それではそういたします。
【次の発言】 次に法案の審議に入りますが、前會においては第三章まで大體の質疑が終つており……

第1回国会 通信委員会 第21号(1947/11/20、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより去る十一月十四日豫備審査のため郵便貯金法案が本委員會に付託になりましたので、これを議題としてまず政府より本案の提案の趣旨の説明を聴衆いたします。三木逓信大臣。
【次の発言】 次に全國逓信從業員組合要求問題に關して、中央勞働委員會調停案に關する件につき林百郎郡より發言を求められておりますので、これを許します、林百郎委員。
【次の発言】 この問題に關連しまして成田知巳君から發言を求められておりますから、これを許します。
【次の発言】 私から政府委員に若干お尋ねいたしたいのですが、小包郵便物の料金につきまして、この法律案では均一料金制をとつておられます。均一……

第1回国会 通信委員会 第23号(1947/11/25、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより郵便法案を議題として討論に入ります。重井鹿治君。
【次の発言】 次に長谷川政友君
【次の発言】 次に多田勇君。
【次の発言】 次に林百郎君。
【次の発言】 林君にこの際御相談申し上げます。ただいま修正の御意見がありましたが、これは採決をいたしますか、いかがいたしますか。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて…。
【次の発言】 速記を始めて…。  採決に入ります。ただいま林百郎委員より發議がありました日本共産黨の修正案について採決をいたします。贊成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立少數。よつて日本共産黨の修正案は否決されました。  郵便法の原案……

第1回国会 通信委員会 第24号(1947/11/27、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより郵便貯金法案(内閣提出、参議院送付)(第一二一號)を議題といたします。右案に對する質疑は前會をもつて終了いたしておるのでありますが、討論採決にはいるに先だち、本案と農業組合法の制定に伴う農業圓體の整理等に關する法律との間に疑義の點がありますので、この點に關し成田委員より質疑の申出があります。これを許すことに御異議ありませんか。
【次の発言】 ではこれを許します。成田君。
【次の発言】 それではこれより郵便貯金法案を議題として討論を行います、討論はこれを許します、成田知巳君。
【次の発言】 次は長谷川政友君。

第1回国会 通信委員会 第26号(1947/12/02、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより前囘に引續き簡易生命保險法等の一部を改正する法律案、内閣提出第一二三號を議題とし、質疑を續行いたします。質疑はこれを許します。
【次の発言】 では本法案に對する質疑は終了いたします。  この際皆さんに御相談申し上げますが、本法案を採決するにあたりまして、討論を行いますかどうかということはいかがいたしますか。
【次の発言】 では各黨及び委員諸君におかれまして御賛成でありましたならば、この際採決いたしたいと思いますが、いかがでありますか。
【次の発言】 それではさように取計らいます。  では採決をいたします。本法案の原案に賛成の諸君の起立を求めます。

第1回国会 通信委員会 第27号(1947/12/05、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これよります十二月二日付託されました請願二件を審査いたします。日程第四九、元總社村大字元總社に郵便局設置の請願、群馬縣賀川友一外一名請願、生方大吉君、中曽根康弘君紹介、日程第五〇、市野々郵便局に集配事務開始の請願、請願者山形縣齋藤名助外二名海野三朗君紹介、この二件を議題に供しますが、紹介者の都合によりまして代つて私より説明をいたします。  日程第四九の請願、本請願の要旨は、群馬縣元總社村大字元總社は市街地隣接村としてますます發展の途上にあり、縣下屈指の集密部落であつて、中、小學校を初め各種の重要な官公署があつて、總社町、金古町、堤ケ岡村、中川村、元總社村の中央……

第1回国会 通信委員会 第28号(1947/12/08、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 會議を開きます。  これより去る五日本委員會に付託になりました請願七件につき審査いたします。紹介議員の都合により私より代つて紹介説明をいたしたいと思います。  まず日程第一、小野新町驛前に郵便局設置の請願を議題といたします。本請願の要旨は、福島縣田村郡小野新町は同郡の東南に位し、戸數千五百餘戸、人口七千八百餘あり、磐越東線の開通以來物資の集散地である。ついては同大字谷津作字平館に郵便局を設置されたいというのであります。本件に對する政府側の意見を聽取いたします。小笠原政府委員。
【次の発言】 次に日程第二、南金澤郵便局に電話事務開始の請願。日程第三、新潟市沼垂に電話分局設置の請願を……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 運輸及び交通委員会 第6号(1948/05/22、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 井谷さんの御質問にお答えいたします。御指摘のように道路運送委員の中には業界關係の出身者が割合多くなつております。これを具體的に申しますと、道路運送委員九十六名のうちに業界關係の出身者が三十七名になつておりまして、この數字から見ますと、約三分の一強になつておるのであります。中央委員九名の中には業界出身者が四名となつております。これを見ますと、一見業界出身者が多きに失するように見えるのでありますが、これはいずれも道路運送法に定められました正規の手續によりまして選出任命されたものでありまして、運輸當局といたしましては、まず公正妥當な人選であり、事實委員會の運營も民主的に行われておると……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第9号(1948/06/04、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 ただいま議題となりました國有鉄道運賃法案の提案理由を説明いたします。  國有鉄道は創設以來終戰に至るまで、経営上の赤字を生じたことはなかつたのでありますが、終戰後急激なる物價及び賃金の高騰によりまして、今日までに二回運賃の改正を行いましたが、その都度、インフレーシヨン抑制のため、その値上げは少額に抑えられ、昭和二十一、二十二の両年度にわたりまして、多額の損失を生ずるに至つたことは御承知の通りであります。さらに今回物價の改訂、賃金水準の引上げ等が行われることになりまして、國鉄收支の懸隔は、企業の根本原則を喪失するのみならず、國家財政の健全性を危殆に陥れることとなりますので、このた……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第11号(1948/06/07、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 前田委員の御質問にお答え申し上げます。まず本法案の第一條の公正妥当であるか否やという点でございますが、政府といたしましては、今回の値上げに際しましては、御指摘の通りに、現在の日本の経済情勢の実際から見ました物價の引上げ並びに賃金の改訂の必要から起つてまいりまする、鉄道経営の赤字を是正するといふ関連を兼ね合わせまして――鉄道の独立採算制の確保ということは、今日の過渡期におきましてはこれを完全に行うということは経済情勢が許しませんので、独立採算、経済採算にまで引上げることは妥当でない。しかしながら、物價並びに賃金が上げられるにつれまして、やや経営採算の水準に近寄らしめて運賃の改訂を……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第12号(1948/06/09、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。石炭の特別割引をしてもらいますれば、そこに相当経費が節減できます。重井さんの言われますように、そういうことをわれわれも希望しておりまして、今回も大藏省の方に交渉いたしましたけれども、石炭の價格割引供給を受けますと、一方におきまして、配炭公團あるいは山元の方へ、割引されました額だけ價格差補給金で國の財政面から補填をしてやらなければならぬことになり、結局同じことになるので、石炭の價格割引はしないことになつたわけでございます。もつとも重井さん御承知でありましようが、昨年の鉄道運賃の改訂以前には、いくらかの割引をしてもらつておつたのでございますが、結局風船玉と同じよう……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第14号(1948/06/11、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。松本さんの御指摘のごとくに日通の地域ストは、九日から起りまして、今相当全國的に波及してまいつております。運輸省といたしましては監督をしております関係上、日通に対しましてもいろいろと注意し、また解決方を促進するよう、警告を発してまいつておる次第であります。貨車の荷おろしが各地で相当澁滯をいたしておりまして、その数はただいま松本さんから言われました数字より大分低いように報告を受けておりますが、いずれにいたしましても、かかる日本経済の困難なる実情から考えまして、さらに生産を澁滯させますような事態になりましたことは、まことに運輸省といたしましても遺憾でございます。この……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第16号(1948/06/15、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 堀江さんにお答えいたします。三千七百円ベースは維持できるかどうかという御質問であり、今後労働攻功が澎湃として起つてきた場合に、この鉄道の赤字がさらに増大して、また運賃値上げをしなければならぬということが必至ではないかという御質問だと思いますが、三千七百円ベースの決定にあたりましては、実物配給の強化その他によつて実質賃金の充実をはかつてまいりまして、ただいまのところでは適当なベースで、維持できるというふうに政府は考えて、案を決定いたしておるのでございます。從いまして、先になりましてそのために労働攻勢が起るとか起らぬとか申しますことは、未定の問題でございまして、私たちとしてはただい……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第17号(1948/06/16、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 島上さんの御心配のお氣持は十分わかるのでございます。ただ今仰せられたインフレの高進いかんにかかつていることも存じますが、政府といたしましても、今のところインフレがこれ以上進まなくて、物價、賃金が安定しております限りは、これで安定していくものであると考えております。同時にまた五箇年計画で御報告申し上げております通り、またその他にも國有鉄道審議会などで設備の機械化、能率の増進、その他いろいろ眞劍に今後におきましても画策をいたしまして、経営コストの引下げに努力をしてまいりたいと思つておりますので、もしインフレが今日以上高進せず、物價、賃金が上りません場合には、それらの施策が整備されま……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第18号(1948/06/17、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 松本さんにお答えいたします。地域給の件で勤務地が甲地になつているのに、住居している所が乙地もしくは丙地である。これらは大分得になつておりますが、その反対に、乙地に勤務しておつて甲地に住居を構えている場合には、仰せのごとく実際に即しない実質的の不公平がくるわけでございます。それは松本さんのおつしやる通り、これがもし私鉄などでありましたら、そこまでこまかくやるのがほんとうであり、やられているのではないかと考えるのであります。國鉄としましても、そこまでこまかく檢討を加えまして、不公平のない地域給を拂わねばならぬのが建前でございますので、よく末端を調査いたしまして、不公平を是正するとい……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第19号(1948/06/18、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答え申し上げます。大体ごもつともな御意見でございまして、もし三倍半に國鉄が決定をいたしました場合には、やはり私鉄におきましては、いろいろと書類の上で理由づけられまして、それにマツチするような要求が行われるであろうことが予想されます。しかし政府といたしましては、國鉄の旅客運賃を全然切り離して無視することはできないと思うのでありますが、先般お答え申し上げましたように、各私鉄のそれぞれ個々の会社の実態を書類のみで審理をしないで、方法を講じてよく実態を調査いたしまして、これを十分檢討して適当なレベルを見出したいと思つております。  それからバスの方は多少趣きが違いまして、民営バスにお……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第20号(1948/06/19、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 高瀬さんの御意見に対しましては、ただいま総理から言われたようなことでございますが、しかし御審議の過程におきまして、特に委員会が事務次官を御請求になる場合には出席をいたさせますから、そういう場合には委員会の総意として申出を願います。
【次の発言】 お答えいたします。他の重要産業は、それぞれ保護する必要上から、公定價格より特に割引しました炭價で配炭公團から支給をいたしておりますが、その代りに、政府は配炭公團、石炭業者に対しましては、その損失を價格差補給金でカバーしておるのでございます。だから國有鉄道がもし特に炭價を引下げて配炭公團から石炭を買いましても、それは國のために得になるとか……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第21号(1948/06/21、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 佐伯さんの経営原價から起算いたしますところの運賃倍率、それからもう一つは國民大衆の負担力からする、すなわち賃金の方からくる負担力等のお話でありますが、佐伯さんのお考えになつておられまする方向からしますると、今言われました旅客二倍半、貨物四倍半というふうなことも一應適当であるということに相なると私は思いまするけれども、ただ今回は前から御答弁を申し上げておりますように、インフレの抑制から、物價を相当低い水準で抑えなければならぬという必要から、貨物運賃の方は相当抑制せられまして、三・五倍になつた――その欠陷を旅客運賃で補うという考えでは決してないのでありますけれども、あまり大きな赤字……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第22号(1948/06/22、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 船員職業安定法案提出の理由を簡單に御説明いたします。  現在船員の職業紹介に関する法律としては、大正十一年に制定された船員職業紹介法がありますが、終戰後のわが國海運再建のためにも、かつ新憲法の精神に副うためにも、同法改正の必要を生じましたので、一昨年末より同法改正の準備に着手し、運輸省に船主及び船員の團体の代表者を初めとし、関係各方面の学識経驗者からなる船員職業安定法令審議会を設け、これに新法案の立案に関し諮問いたしました。同審議会は数次にわたりまして開催され、愼重審議を続けるとともに、その間運輸省といたしましても、横浜、神戸、門司において公聽会を開催し、廣く各方面の意見を徴し……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第25号(1948/06/28、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答え申し上げます。新ダイヤの施行につきましては、立案いたしましてから今日までの間に、数回にわたりまして組合側によく説明をして、大体組合側のと方しても了承をいたしておるものと考えておりますが、新聞によりますと、新ダイヤの施行に反対のような指令がなされたとかいうお話でありますので、ただいま当局が組合本部の幹部を呼びまして、その事実を確かめ中であります。大体お話のように國鉄の再建は從業員の協力が最も必要でありまして、私らはそれを重視して今日までやつておるのであります。新ダイヤの施行ということは、とりもなおさずこれは今日の生活の澁滯を打開していきますこと、國鉄輸送力の強化という方向に……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第28号(1948/07/02、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 ただいま御討論中、各委員からお述べになりました國有鉄道の経営の合理化、企業の整備並びに外郭團体の再檢討の点につきましては、御趣旨に副いまして十分努力を盡したいと存じております。  なお高瀬委員のお述べになりました貨物等級表の改正につきましては、物價がもう少しおちつくのをまちまして、檢討いたしたいと存じます。  次に川島委員からお述べになりました法案中の、第八條の実施取扱いの上の注意といたしまして、國会で御決定になられます基本賃率の倍数を、操作の上において超えないことということでございます。これも御趣旨に副いまして、さようにいたしたいと存じます。なお対キロ運賃をつくります場合に、……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第29号(1948/07/03、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 旅客運賃の引上げは、昨日衆議院の御決定になりましたように、現行の約二・五五倍に決定をされました。ただいま参議院にまわつて審議中でございますが、もし両院でこの案に決定をされましたる場合には、船客運賃もできるだけこれに準じまして引上げさせたいと考えております。
【次の発言】 ただいまの日本の経済を再建いたします、経済安定を策します線から申しますと、官営、民営を問わず、すべての企業は独立採算を堅持すべきことを原則としてやらなければならぬと考えております。それで海上の船舶の旅客運賃の面につきまして、その会社の経営の内容、その航路の採算状況などを個々によく檢討をいたしまして、その上におい……

第2回国会 財政及び金融委員会 第30号(1948/05/28、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。國鉄は今回の新給與に対しまして、ごく一部は職階級問題で異論を唱えておる者もございますが、大多数から申しましたら、この法律に賛成でありますので、見透しといたしましては、この法案を早くお通しを願いましてやつていただいたら、大体落着いてまいるものではないかと考えます。

第2回国会 司法委員会 第45号(1948/06/29、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 目下鉄道保安官設置法を考慮し、各方面と協議中である。その員数は一万三千人とし、列車不安の線に配置し、これには必要な武器をもたせる計画である。詳細はいましばらく待つていただきたい。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第20号(1948/04/02、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 ただいまから海上保安廳法案の提案理由について御説明申し上げます。  海上保安廳法案の提案理由を、きわめて要約して申し上げますと、今日のわが國の海上における航海の安全と治安とは、終戰後の諸般の事情から、はなはだしい危險と不安とに暴されておるのでありますが、これに対処し得る実力のある制度組織が存在いたしておりませんので、新たにかかる制度を創設する必要があるということにあるのであります。  すなわちまずこれを航海の安全についてみますと、周囲八千海里に及ぶわが國の沿岸水域は、その特有の氣象、海象から從來世界的に最も海難事故の多い水域とされていたのであります。しかしてこのような自然的惡條……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第21号(1948/04/05、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 小暮君の今の御意見の、水難救済会が今日まで数十年の歴史と、りつぱな業績を続けて來まして、海難救助に奔走してくださつておりますことは、おつしやる通りでありまして、同感であります。海難救助とか、あるいは水難救済の仕事も、海上保安廰の仕事の一部として含めまして、今後この事業をやつていくわけでありまして、海上保安廰の責任におきまして海難救助の仕事をやつてまいりますが、保安廰ができましても、この民間団体であります水難救済会の方には、保安廰の責任をもつてやる行政施行とは別に、私たちは重大視いたしまして、水難救助会が從來通り、一層この救済事業に御活躍願うことに重点を置き、許される限り水難救済……

第2回国会 通信委員会 第1号(1948/01/27、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 これより会議を開きます。  第二回國会初の委員会開会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。前國会におきましては、その最終委員会の席上でも御報告いたしました通り、本委員会は全会期を通じ二十八回の委員会、六回の委員打合会、八回の理事会を開催し、法律案三件を可決し、請願三十五件の採択、二件の不採択を議決して本会議に送りましたほか、逓信事業全般に対する檢討、重要通信施設の視察、緊急事件に関する質問、調査等、多角的な活動に行いまして、負荷の職責はほばこれを完遂したと申してもあえて過言ではないと存ずるのでありますが、この成果を收めることのできましたことは、ひとえに委員各位の熱誠なる御協力の……

第2回国会 通信委員会 第2号(1948/01/30、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 会議を開きます。  日程に入るに先だちまして二、三御報告申し上げる事項があります。  一、昨年末から最近にかけ、主として新潟縣の各地逓信從業員から、生活補給金の支給、及び特定局制度撤廃の陳情が通信委員長、あるいは委員会あてに参つております。ただいままでに生活補給金の支給に関するもの三百六十通、特定局制度撤廃に関するもの百二通に達しておりますが、右陳情書は前回及び今日の委員会で回覧に供しておりますから、ごらんをいただきたいと存じます。  二、昨二十九日午後、全逓組合城南地区協議会の有志が約六、七十名ばかり当院に参りまして、陳情のため主として通信委員各位に面会を求められたのであります……

第2回国会 通信委員会 第3号(1948/02/02、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 再開いたします。この際お諮りいたしますが、前の第一國会において本委員会に付託されました特定局制度に関する請願に関連して、全逓組合の声明並びに全逓新聞の記事中、遺憾の点がありますので、事実を糾明するため、本問題に関して協議いたしたいと思います。すなわちまず本問題に関する國政調査の件につき、その目的、方法、期間、その他所要事項を決定して、それが決定いたしましたならば、衆議院規則第九十四條により書面をもつて議長の承認を求め、承認がありましたならば、衆議院規反第五十三條により、本件に伴う証人出頭要求の件につき議長の承認を得るということになるのでありますが、時間の都合もありますので、本日証……

第2回国会 通信委員会 第4号(1948/02/03、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 今梶川委員の御発言の通り、ひとつ当局におかれて相当な考えをもつてこの問題を調査して御報告願いたいと思います。
【次の発言】 この際委員諸君に御相談申し上げます。ただいま本会議が定足数を欠きまして、成立しないという通告を受けたのであります。諸君の質疑中でありますが、本日はこの程度に止めたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 ただいま梶川委員の御発言の御趣旨は、私としても異議はありません。本日の場合は委員長が重大会議がありまして、專門調査員を通じまして、他の理事の方に代理して開会していただくように、あらかじめ通告してありましたのですが、その三人の理事の方が一人も出会うこ……

第2回国会 通信委員会 第7号(1948/02/09、23期、国民協同党)【議会役職】

○岡田委員長 これより会議を開きます。  前回の委員会におきまして、昭和二十二年十二月十六日附、全逓信從業員組合声行書及び同年十二月二十九日附、全逓新聞第七十九号記事に関する件について眞偽を確認するため、全逓信從業員組合家央躍行委員長の土橋一吉君、全逓新聞編集人の浜武司君及び全逓信從業員組合中央執行委員の宮原新次郎君を証人として出頭を要求することに決議いたし、議長を経由して出頭を求めまして、本日三君ともに出頭されております。  証言を求める前に証人の三君に一喜申し上げます。昨年十二月二十三日公布になりまして議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律によりまして、証人に証言を求める場合には、そ……

第2回国会 予算委員会 第9号(1948/03/18、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 稻村君の御質問に対しましてお答え申し上げます。二千九百二十円ベースをのまなかつたならば、差額の内拂ができないということが、通告の中にありますことは、稻村君が申されます通りであります。ところが、この問題はある圧迫を與えようとか、あるいは威喝的態度で出るということでは、政府としては決してないのでありまして、事務的の手続の上からいたしまして、承認をされません組合に対しましては、事実上支拂事務ができない結果になるという考えから発しておるのであります。御質問のお言葉にもありましたように、さいわいにいたしまして、國鉄の方は政府当局のこの意のあるところ、それから國の今日の経済の現情などをよく……

第2回国会 予算委員会 第12号(1948/03/30、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 海野君の御質問にお答えいたします。大都市中心主義で、交通が地方あるいは支線に対しては重きを置かないでいけないという御意見でありますが、まさにそういうきらいも若干あることと存じます。その点は謹んで拜聽いたしておきます。支線で山形、小國間六十キロぐらいの距離で約三時間以上もかかつておりまして、この地方の方々に、たいへん御迷惑をかけておりまして、まことに相済まないのでありますが、これは一昨年十一月以降の石炭の制限のために、旅客列車を全國的に削減いたしまして、奧羽線でも相当削減いたしまして、支線との連絡が惡くなつた結果であります。またあの山の中のことでありまして、今言われました山形から……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。鉄道料金の値上げは、上林山君のお話の通り、この前問題になりまして、中絶いたした形になりましたが、國会の御意向を参酌いたしまして、これは質問外でありますが、やほり鉄道運賃の値上げは、旅客、貨物両方とも國会の議決を経まして実行するというふうに内定をいたしております。御承知の通り、鉄道はただいま相当の赤字を続けていきつつあります。また將來原則から言いまして、独立採算制の確立にもつていかなければならぬと思つております。從いまして、ただいま現行の運賃を上げなければならぬ態勢におかれておると思つております。それで今安本初め関係各廳と相談中でありますが、いずれ二十三年度の通……

第2回国会 予算委員会 第18号(1948/04/28、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。海野君の御指摘になりましたように、奧羽本線の福島・米沢間の電化工事は、ただいままで約六割方竣工をいたしております。これはお話のように、日本においても特殊線でありまして、勾配の点、あるいはまた隧道が多い点などから考えまして、運轉上の困難、あるいは石炭の節約藤の見地から速やかに電化をいたしたいと考えて、着手をしてやつておるのでありますが、ただいまいろいろの關係で、御指摘のように、一時中止されそうな形勢になつております。今御指摘のように、東北方面における滯貨の状況、それから列車運轉数が少いということもよくわかつております。山形縣並びにその隣接の縣の諸君に御迷惑をかけ……

第2回国会 予算委員会 第21号(1948/05/19、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。運賃値上げをする前に、御意見のように政府といたしましては、できる限りの企業整備と行政の合理化とをはかるつもりをいたしておりまして、まず從來とかく議論されておりました行政監督費を、現業面の收入によつて賄うというような疑いを解消いたしまするために、行政監督部面を省内で仕分けまして、その経費を一般会計から補いますことに考えておりますから、それによりまして、企業面のはつきりした收支計算を捕捉できるようにいたしまして、事業の能率のいかん。あるいは経費が節減されておるや否やということが、はつきりわかるような方向に向けていくことにいたしております。

第2回国会 予算委員会 第25号(1948/05/25、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。行政と現業の分離の方向で研究を進めつつあります。しかし今囘の本年度の豫算面においては、部内における經理面の分離という形で現われておりますが、まだ決定はいたしておりません。これにつきましては、相當に利害得失を研究する必要がございますので、その方向で研究を進めたいと思つております。  なお第二の御質問のその分離はどういう考え方かと申しますと、現業と分離することによりまして、將來の鐵道企業の能率の増進、經費の節約、すべての合理化という方向にいきたいという考え方でございます。
【次の発言】 押川さんの御指摘のように、運賃を大副に引上げますことの前提といたしまして、運輸……

第2回国会 予算委員会 第29号(1948/06/10、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 昭和二十三年度の國有鉄道事業特別会計歳入歳出予算に関しましては、すでに四、五、六月分につき暫定予算として、昭和二十三年度特別会計予算、同補正特第一号及び同補正特第二号をもちまして御承認を得たのでございますが、このたび会計年度全体にわたる予算の編成を完了いたしましたので、ここにその概略につきまして、御説明をいたし、御審議の資といたしたいと存じます。  予算の説明に入ります前に、まず本年度の事業計画に大綱につきまして申し上げたいと存じます。昭和二十三年度輸送計画は、國有鉄道が経済再建と民生安定の基盤たるに思いをいたしまして、車輌施設の戰災復旧と、保守度の向上によりまして、各種の設備……

第2回国会 予算委員会 第31号(1948/06/12、23期、会派情報なし)【政府役職】

○岡田國務大臣 田中さんの運営会に関する御質問でありますが、簡単に答えよと言われますので、簡単にお答え申し上げます。これは、船舶の運航事業を民営に還元いたしまして、從來優秀でありました日本の業者の経驗と、経営技術並びに創意くふう等を活用せしめまして、運航コストを下げて、すべてを合理化することによりまして、海運の再建をやらなければならぬということに相なりますので、この点、先ほど田中さんが劈頭の御質問の中に、民営還元の漸進的措置をとつたならば、運営会の事業が相当減るのではないかという御指摘もありましたので、その点については、私もその方向をとるべきであるということを考えております。ただいまのところは……

第2回国会 予算委員会 第32号(1948/06/14、23期、会派情報なし)【政府役職】

○岡田國務大臣 鈴木さんにお答え申し上げます。まず第一には、今回の引上げの倍率を、安易な方法の同率にとつたのは、何ゆえかという御質問であると思いますが、安易な方法を選びますために、倍率を同率にいたしたわけでは決してございません。これは、旅客は旅客、貨物は貨物、これを今日の経済の現状から檢討をいたしまして、あらゆる角度から苦心してつくり上げました結果でございまして、むしろ安易と申し上げるよりは、困難をしてやり上げたというようなことになつております。  第二の御質問の、公正妥当か、どういう考えでこの旅客貨物のかような不均衡なことに決定したかという御質問でございますがからそろばんをとりますと、貨物は……

第2回国会 予算委員会 第35号(1948/06/17、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。鉄道運賃と旅客、貨物ともに三・五倍にいたしました理論的の根拠でございますが、原則から申しますと、鉄道企業の経営、採算の原價を標準といたしまして、コストに適当なリスクを盛りこみましたものを運賃として算出して実施するということが、すなわち独立採算制の確保ということに相なるのでございます。しかしながら運賃法案の第一條の二項に明記をいたしておりますように、第一には公正妥当なものであること、第二には原價を償うものであること、第三には産業の発達に資すること、第四には賃金及び物價の安定に寄與すること、この各項に合致するごとく考慮を拂つてまいつたのでありますが、しかしながら、……

第2回国会 予算委員会 第44号(1948/07/02、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。今日においても十分な連絡をとりました上、本修正案を提出いたした次第であります。
【次の発言】 予算の編成の過程におきましては、いろいろの議論がありましようが、それは結局提出いたしたときがその決定でありまして、その当時は、この修正は予想しておりません。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 請情勢の変化によりまして、國会の多数の方の要望によりまして、かような修正に同意いたしました。(拍手)


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 水産委員会 第12号(1948/11/29、23期、国民協同党)

○岡田(勢)委員 この請願は徳島縣知事以下名前を省略いたしますが、徳島縣議会議長、徳島縣水産業会長、和歌山縣知事、和歌山縣議会議長、和歌山縣水産業会長、和歌山縣水産業振興対策委員会会長等の連名の請願でありまして、漁業法の一部を改正してもらいたいというのであります。これは昭和十二年十二月四日農林省令第四十七号瀬戸内海漁業取締規則第一條第一項第一号により「紀伊國紀伊日の御崎の燈台より阿波國伊島及び前島を経て蒲生田岬に至る直線」と規定せられ、和歌山縣においては有田郡、和歌山市及び海草郡等の一市二郡が、徳島縣におきまして那賀郡、勝浦郡、徳島市、鳴門市及び板野郡等の二市三郡の海面がそれぞれ瀬戸内海の区域……


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各種会議発言一覧(衆議院23期)

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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号(1948/06/04、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 ただいま議題となりました國有鉄道運賃法案につきまして、提案の理由を説明申し上げます。  國有鉄道は、創設以來終戰に至るまで、経営上の赤字を生じたことはなかつたのでございますが、終戰後急激なる物價及び賃金の高騰により、今日までに二回運賃の改正を行いましたが、その都度、インフレーシヨン抑制のため、その値上げは少額に抑えられ、昭和二十一年、二十二年の両年度にわたりまして多額の損失を生ずるに至つたことは御承知の通りであります。さらに今回物價の改訂、賃金水準の引上げ等が行われることになりまして、國鉄收支の懸隔は、企業の根本原則を喪失いたしますのみならず、國家財政の健全性を危殆に陷れること……

第2回国会 運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 第2号(1948/06/05、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答えいたします。昨日の大藏大臣の財政演説中でありました経済論の問題につきましては、見る角度によりましていろいろ違うのではないかと存じます。ただ運賃の値上げ策定にあたりまして、川合さんの御指摘のように、大衆の生活に非常に影響を來たすということは、私らもつとこれを重視いたしまして、その面から大なる檢討を加えまして今回の案を策定いたしましたわけでございます。この経済理論の点につきましては、財政当局のお考えであり、大藏大臣から御説明を願つた方がいいかと存じます。
【次の発言】 独立採算制にとらわれすぎておりはしないかというお尋ねであります。これに対しましては、國有鉄道は國営でございま……

第2回国会 運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 第3号(1948/06/08、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 石原君にお答えいたします。三・五倍の引上げによりまして、國民に多大の心理的影響を與え、同時にまた物價、賃金の面にも相当多大きな影響を與えます。もとより御指摘のごとく私らも初めからそのことは十分に織込みまして、今後の運賃値上案を策定することになりましたわけでありまするが、まずその心構えといたしましては、運賃法案の冐頭に明記いたしておりまするように、生産の増強あるいは公共の利益、それから公正妥当なる運賃の決定というような條件を考えることにいたしまして、具体的に申しますと、ただいま御承知の通りの日本の國内の経済情勢でありまして、重要物資が赤字生産に苦しんでおりまして、このままで放任し……

第2回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1948/06/29、23期、国民協同党)【政府役職】

○岡田國務大臣 お答え申し上げます。国鉄の比較的重労働、危険作業等に携わつております者たちに対しましては、それぞれ危険作業手当線路工手手当、連結手手当等を相当支給しております。今回の賃金ベースの改訂に際しましても、職階制におきまして、相当考慮をいたしましたわけでございます。しかしながら川島さんの言われますように、国鉄の能率を高めるためには、やはり何と申しましても、こうした重労働、危険作業に携わつている人たちに、いい待遇をいたし、また昇進の遂にいたしましても、物資の配給にいたしましても、十分な処遇をいたさなければ能率の上らぬことに相なりますわけでございます。しかし国鉄の中に、いろいろ職能がわかれ……



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データ更新日:2023/02/05

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