このページでは今井耕衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○今井耕君 私は、國民協同党を代表いたしまして、ただいま上程されました決議案につき所見の一端を述べて、衷心から賛意を表するものであります。 食糧の増産確保上、土地改良及び災害の復旧は何としてでもこれを完遂しなければならぬ、こういうことを常に考えておりました折柄、今日この決議案が上程されましたことは、まことに欣快にたえない次第であります。 私は、今回提案されておる予算に、先ほど提案理由の説明にも申されましたように、これらの経費が大削減されておるということは、実に不可解に存ずるのであります。特にこれらの事業は、農民自体が自力でやれ、こういうような趣旨であるのでありますけれども、これは今日の現状……
○今井委員 私事は大藏大臣に價格調整補給金の問題につきまして、もう少しお尋ねしてみたいと思うのであります。今年度の價格調整補給金の総額が二千二十二億円に達しておる。國民一人当りにこれを勘定いたしますと二千五百円、一戸当り一万二千円という非常な負担になるので、われわれとして非常に重大な関心を持つておるわけでありますが、これを二つに分けまして、安定帯物資に対する補給金、こういう点について考えてみますと、ちようど政府は一月の十八日に閣議で内定されて、その結果が新聞に発表された。そのときにはその金額を七百億円にせられたい。そうして基礎物資は多少値が上つても、その差額は第二次、第三次製品でこれを吸収する……
○今井委員 私は昭和二十四年度各種予算につきまして、國民協同党を代表し遺憾ながら政府原案に反対するものであります。 その理由とするところは多々ありますが、そのおもなる点を具体的にあげますと、まずその第一は歳入面における租税収入の問題であります、その総額五千百億円、なおこれに地方税千五百二億円を加えますと、國民一人当りの負担は実に八千主百円の多額に上るのでありまして、この予算の実行の結果が、経済界にいかなる影響を與えるかということにつきましては、いろいろ議論はありますが、デフレ必至のおそれある事情下において、鉄道運賃、通信料金、主食の価格等を引上げ、かつその上に七割以上の租を税増徴することは、……
○今井委員 第五回国会におきまして、遺家族の援護とか、土地改良の促進とか、いろいろ決議されております。この補正予算を見ますと、そのうち六・三制の問題については、不足ながら十五億円の予算が計上されておりますが、ほかのものについては何らこれに触れておりません。これはまことにわれわれ遺憾と存ずるのであります。一般の国民も、全会一致で決議されたのであるから、これは大いに期待いたしております。なおこの決議につきましては、政府、与党も全部賛成であります。こういうものが具体化されないということは、国会中心主義の政治、民主主義の政治から考えましても、まことに遺憾に思うものでありますから、この国会の決議に対する……
○今井委員 たいへん御高見を拝聴いたしましたが、時間もないので一点だけお伺いいたします。農村の経済が非常に緊迫しておるのでありますが、本年の供米代金の歩どまりはどういうようになつておりますか。
【次の発言】 ただいまの農業会の引継ぎに要する資金の問題は、非常に重要な問題ですが、どういうふうにしたらいいかということについて、何か御名案がありましたら、拝聴したいと思います。
○今井委員 大蔵大臣に次の諸点についてお伺いをいたします。
本年度の補正予算に、申告納税が百九十六億円の減少を見ております。この内訳を、最初に農業事所得、営業所得その他について、はつきりした数字をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 申告納税分につきまして、減少分を見込まれたことは、非常にけつこうでありますが、その原因を考えてみますと、当初予算におきまして、前年度に比べて農業所得において二七・五%増し、営業所得において三一・五%増し、その他において二九%増しを見込んでおられた。この点につきまして、当初予算のときにも非常に水増しであるというようなことを、われわれは相当主張しておつたのでありま……
○今井委員 私は国民協同党を代表いたしまして、ただいま議題となつております放送法案ほか電波関係二法案につきまして、修正案及び修正を除いた部分については、原案につきまして賛成の意を表するものであります。 これら三法案が、電波の公平かつ能率的な利用を確保し、これが公共の福祉を増進し、かつ健全なる発達をはかることを目的としております。私はこういう見地に立ちまして、賛意を表するものでありますが、しかし一面放送が真に国民のものであるためには、その自由と独立を保障し、いかなる権力または圧力」よつても拘束を受けないということが、非常に必要なことであります。この面から考えますと、新しくできるところの公共放送……
○今井委員 私は国会に対する政府の責任という立場から一、二お伺いをいたします。 この問題は第六国会において首相にお伺いをした問題であります。ところが本国会においても再びこういうような意見を伺わなければならぬということは、私のまことに遺憾とするところであります。それは先ほどもちよつと話が出ましたが、昭和二十四年の当初予算におきまして、土地改良に関する予算が大幅に削減された。特に三十年間の歴史を有するこの民間団体に対するところの助成金が、ほとんど削除尽れた。そこで土地改良の促進に関する決議案が、衆議院で満場一致をもつて可決していることは、すでに御承知の通りであります。この問題は、実は今申したよう……
○今井委員 私は経済安定本部長官及びこれに関連した問題につきまして大蔵大臣、農林大臣にお伺いしたい、こう考えるのであります。なお質問いたしたいことは非常にたくさんあるのでありますが、大体各方面からいろいろな質問も出ましたから、質問の範囲を農村の経済問題に限定いたしましてお伺いをしたいと考えます。 そこで最初に私がいろいろお伺いいたしますところの質問の観点につきまして申し上げてみたいと思うのであります。昭和二十五年度の予算が低賃金、低米価の上に立つておるということは、衆目の一致するように考えられます。もちろん高賃金、高米価で日本の経済が行けるとは考えません。そこで要はその程度いかんである。こう……
○今井委員 本多国務相にお伺いいたします。私は今回の地方税の改正が、市町村の財政にどういうふうに影響するかということについて、以前から各地の市町村の財政の実際について、いろいろ調査を進めて来たのであります。その結果、私どもが予想した以上に、非常に各方面に重大な影響を持つているのでありまして、その一々につきましてお伺いする時間を持ちませんが、今一例を申し上げますと、ちようど農村におきまして、戸数千戸内外、人口が四千ないし五千、うち七割か八割が農業従事責そして、耕作反別が平均九反内外、こういう町村を数箇町村ずつと調べてみたのです。その結果どういうことになつたかと申しますと、大体平均して、これらの町……
○今井委員 時間の関係がありますので、大蔵大臣に二、三点につきまして簡単にお伺いいたしたいと思います。 所得税法の改正によりまして、低額の所得者とかあるいは扶養家族の多い国民には、相当負担が軽減されることになつていることは、非常にけつこうなことであると思うのであります。しかし年額二十万円以下の中小企業とかあるいは農民の所得というものも、これはやはわ勤労的な性格を持つた所得である。従つてこれらに対しても勤労控除をするのが当然であると考えるのでありますが、これは以前からの問題でありまして、特に最近におきまして全国の農業協同組合代表者会議などにおきましても、非常に強い要請があるわけであります。従い……
○今井委員 時間の関係がありますので、ごく簡單にお伺いしたいと思うのでありまする 地方税の改正とか、あるいはこの平衡交付金制度につきまして、抽象的な理論につきましては大体よく了承することができるのであります。しかしこれを実際各地方に当てはめて、どうなるかということについて考えてみると、非常に地方の実情によりまして大きい変化がある。その変化がどうなるかということについて、的確なことがわからぬ。そこにわれわれの予算審議の上において、どうもすつきりとせぬ、こういうところがあるわけであります。しかも総合的に国民の負担というものを考えてみなければならぬ。こういうわれわれの立場から考えまして、何とかここ……
○今井委員 時間がありませんから簡單に二、三の点について大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。
この補正予算におきまして本年度の申告所得が、農業所得において一八・九%、営業所得において二五・二%の増を見込んでおられるのでありますが、その基礎として軍需景気、米価の値上りということを理由として説明されておるのでありますが、その内訳につきましてもう少し詳しく御説明を願いたい。
【次の発言】 この問題についていろいろ伺いたいことがありますが、時間がよけい与えられておりませんから省略をしたいと思いますが、本年度の所得は、この増加する部分が非常にでこぼこがあると思うのであります。従いまして課税面において……
○今井委員 ただいま小林委員から発言のあつた平衡交付金の還付の問題でございます。小林君から意見もありましたように、仮拂いと申しましても、やはり自治体では、大体それを目標にして議会で予算をきめて行かなければならぬ。従つて目標がないのですから、それをある程度使つてしまうのもやむを得ないのであります。この問題で非常に困つておるのを私ども痛感しております。それで、ただいま金融その他の点でひとつ心配したい、こういう御答弁があつたのであるが、その金融というのは起債のわくでも認めるというのか、それをひとつはつきり御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまのいろいろ御心配される点はけつこうでありますが……
○今井委員 農林大臣には御不快のところを御出席願いまして恐縮に存ずるわけでありますが、できるだけ簡單にお尋ねをいたします。 今や世界情勢が緊迫いたしまして、それにつれて、食糧問題は国民の非常に重大なる関心を深めつつあるのであります。これに対しましては、食糧の緊急増産あるいは輸入食糧の確保、あるいは主要食糧の統制の再検討、あるいは価格政策というような問題が、非常に重要な問題になつて来ると考えるのでありますが、まず最初にお伺いいたしたいのは、本昭和二十六年度の予算を通しまして、食糧の増産を大体どこまで進めて行かれるのか、その目標がどういうふうになつておるのか、この点をお伺いいたします。
○今井委員 時間が大分来ておりますので、簡単に一、二の問題についてお伺いしたいと思います。地域給の問題は、全国の市町村の勤労者から非常な疑惑を持たれておる問題であることは、御承知の通りであります。これを議するところのわれわれ議員、特に人事委員としては、非常に重大な責任がある、そういうことを痛感するのであります。従つてこの問題はよほど慎重に審議されなければならないと私は考えております。過日人事院が勧告されましたときに、その説明に、今回の地域給の問題については、その後CPSの変化及びこれと他町村との均衡、それから府県よりの資料というものを勘案してつくつた、こういうような御説明がありました。それから……
○今井委員 時間も大分過ぎましたので、できるだけ簡単にお伺いしたいと思います。
人事院が去る二月十三日の勧告の説明におきまして、今回の地域給の指定によつて格上げが約九万、新規につけるものが約二万、合計約十一万になるというような説明があつたのでありますが、今回の地域給の改訂をやりますと、五級地、四級地、三級地、二級地、一級地、無級地の公務員の数が約どれくらいの数になるか、ごく概数でよろしいからわかつておつたら、お知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 大体各級地における公務員が約何万くらいかというようなごく概数がわからぬと、予算も何も出ないと思うのだが、その概数もわからぬのですか。
○今井委員 これは小さい問題でありますが、所得の確定申告をしなければならぬ時期が切迫しております。それで一点だけお伺いしたいと思います。それは農業所得の課税標準のことでありますが、各国税局の間におきまして、課税所得の基準に非常に大きな差ができておるということです。これは今地方で問題になつておるので、私も調べて来たのであります。一例を申し上げますと、大阪の国税局の管内のある府県で調べたのでありますが、たとえば鶏一羽の課税標準は、大阪の国税局の管内では六百円、他の隣の国税局の管内におきましては四百五十円、従つて鶏一羽に百五十円の課税標準の差があります。次に豚の雌について申しますと、大阪の国税局の管……
○今井委員 一点だけ文部大臣にお伺いします。一昨日私教育委員会の委員の公選制の問題につきましてお伺いいたしましたが、その節文部大臣は、公選制を廃止する意思はない、とこういうふうに御言明になりました。ところが本日の新聞によりますと、地方自治庁案といたしまして、地方行政の簡素化をはかるため教育委員会、農地委員会、その他の委員会の公選制を廃止する。その線に沿つて、司令部の了解を得てからさつそく具体化をする。こういうことが発表されております。こういうことはあらかじめ文部省の方へも連絡があつたのかないのか。また文部大臣の言明に対しまして、今後こういう問題が具体化されると思いますが、いかに対処されますか、……
○今井委員 まず最初に農林大臣に政府の主食の増産目標についてお伺いいたしたいと思います。これは過日、同僚の井出委員から質疑されたのでありますが、きわめて要領を得なかつたので、もう少し詳しくお伺いしたいと思います。政府は昭和二十七年度の予算におきまして、相当多額の費用を食糧増産対策費として見積つておられます。従いましてこれについては相当増産の確信をもつて臨んでおられると考えるのでありますが、これによつて米及び麦おのおの昭和二十七年度――麦は二十八年度ということになりますが、どれだけの生産をしようというのであるか、その目標を第一にお伺いしたいと思います。
○今井委員 本年の四月以降におきまする肥料の生産予定につきましては、政府提出の資料に一応その数字が出ておるのでありますが、この予定通り肥料が生産せられました場合におきまして、農民に配給せられるところの作物別反当配給数量が、主要作物についてどういうふうになつておるか。この点に御計画ができておりましたらお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 生産者は本年の農業計画をする上において、こういうことを非常に聞きたがつておるのでございます。ぜひ早く新聞などにこういうことを発表してください。これは生産計画に資するようにしていただきたいといれておりますところによりますと、大体一月から二割、三月から三割五分……
○今井委員 二、三の問題につきましてお伺いしたいと思いますが、今日滞貨処理の問題が、非常に重要な問題となつておるのでありますが、滞貨が八百億になつているとか、あるいは一千億に達しているとか、いろいろ言われておるのでありますが、最近貿易関係を見ましても、繊維関係の各国の輸入の制限であるとか、あるいは東南アジア方面の機械類とか、雑貨類等が競争が激しくてうまく行かぬとかいうようなことが、いろいろ心配されております。なおまた公団の手持ちの滞貨の処理のために、これが一般産業の滞貨処理にいろいろ影響しまして、投売りが始まつておるというようなことが、よく新聞なんかにも報道されておるわけでありますが、通産当局……
○今井委員 金井さんに一点だけお伺いしますが、先ほどのお話に、法人税の自然増収が多過ぎるという観点からいたしまして、生産は、日米経済協力の関係から相当ふえるだろう、しかし物価は、アメリカが二%ほどしかしらぬからというようなことでありましたが、経団連としては、生産はどのくらいふえる見込みを立てておられるか、また物価はどういうふうになると見ておられるかという点の御意見を、拝聴したいと思います。
○今井委員 最初に安定本部長官にお伺いしたいのでありますが、昭和二十四年から二十七年までの国民の分配所得を調べてみますと、昭和二十四年を一〇〇とした場合において、勤労所得は一六四ということになつております。農林水産所得が一四七、営業所得が一二三、個人の賃貸利子所得が四一○、法人所得が六四〇、こういう数字になつております。このうち営業所得については、これは法人になつた分がたくさんありますから、この比較ではどうかと思いますが、国民所得の間において相当差が大きくなつて来ている。こういうことが認められるが、そこで、国民の生活安定の方から考えまして国民の所得の差がどういうふうに変化して来たかということを……
○今井委員 いろいろ関連しますから食糧庁長官だけでは実は非常に困るのであります。過日来新聞によりますと、麦の統制撤廃によつて麦の精白率を上げて、そうてし飼料を十三万トン確保するというお考えがあるようでありますが、はたしてそういうようなお考えがあるのか、あるなればどういう方法でおやりになるのか。
【次の発言】 そうすると飼料十三万トンだけを別に操作するというわけではないのですか。
【次の発言】 この問題はこのぐらいにしておきまして、次に学童の給食問題について父兄の負担を半額にするというようなことを申されております。それは食管会計の操作によつてやるというふうに聞いておるのでありますが、一体どういう……
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