このページでは森戸辰男衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○森戸辰男君 ただいま上程になりましたユネスコ運動に関する決議案について、共産党を除く各党有志を代表して、その提案の趣旨を弁明いたします。 まず案文を読みます。 ユネスコ運動に関する決議 日本国民が文化国家を理想とし、過去の戰争責任を反省して平和憲法を制定したるにかんがみ、本院は、教育科学文化を通して世界平和を実現しようとする国際連合教育科学文化機関の企図に対して、全幅的な賛意を表明し、ユネスコ精神の全国民の普及徹底を期する。 われらは、わが国に駐日代表を派したユネスコ本部の好意を謝するとともに、日本の速やかなる正式参加を要望する。政府は、民間ユネスコ運動と協力して、これが準備……
○森戸辰男君 ただいま議題になりました私の議員辞任の件につき、事情を申し上げて諸君の御了承を得たいと思います。 実は昨年以来、広島大学から、また選挙区を含む広島県民並びにこれを代表する地位にある人々から、再三学長就任を要請されました。しかし、諸種の事情から私はこれを固辞して参りました。しかるに、今回熟慮の結果これを受諾するよう決意をいたしましたのも、おもに次のような事情によるのであります。 第一に、広島は私を育ててくれた、なつかしい郷土であります。それに私を国会に送つた選挙区の人々が私の就任を強く要望しているからであります。このいわば地方的な事情は別といたしまして、次に私は、青年とその教育……
○森戸辰男君 紹介者として申し上げます。請願いたしましたのは、廣島縣の東南部にあります三郡にわたる二箇町村、七箇村の町村長の方々でありまして、請願をいたしました趣旨は、片山病の撲滅の根本対策として、深安郡並びに蘆品郡にある二箇町、八箇村の耕地八百町歩に対する水路、排水路の改廃及びコンクリート舗装及びこれに附随する排水ポンプの設置や、区画整理、農道、橋梁のつけかえをなす事業を國営をもつて御決行をお願いいたしますということと。もう一つはその事業に要する資材の優先的割当て方をお願いいたしますという二項目にわたつております。その中心は片山病の撲滅ということにあるのであります。これはこの地方の風土病とし……
○森戸委員 館長は職員に含まれるのですか。
【次の発言】 定員法との関係はどうなつておりますか。
○森戸委員 六・三制の問題は、わが國の教育の基本的なものであることは御承知の通りでございますが、このたび予算の関係並びにその他から非常な危機も当謝しておるように傳えられておるのでありまして、委員長初め私ども文部委員は、これに対して非常な関心を持つておるのであります。日本社会党におきましては、ことにこの問題について重大な関心を持つておりまして、ぜひともこの六・三制の完盡をしていただいて、これを裏づける予算の確保が昭ましいということを政府に要望いたすような決議を、実は昨日中央執行委員でいたしたわけでありますが、この六・三制の問題は、申すまでもないことでありますけれども、米國の教育使節の強い勧告に基……
○森戸委員 この請願は慶應義塾大学教授、社会経済史学会理事の野村さん外九十六名、主として社会史、経済史、文化史を研究されておりまする学者の方々から御請願になつたものであります。 紹介者の一人として、この要旨を申し上げますると、従来わが國の歴史は、いわゆる支配階級の歴史でありまして、國民生活に最も関係の深い産業、経済、社会、文化などの部門がおろそかになつておりました。ことに近世の庶民生活の研究につきましては、非常に不十分な状態にあつたのであります。從つて今後の歴史研究者は、民間記録による実証的な研究を進めて行かなければならぬ。それでないと、日本の歴史を科学的につくつていくということに、非常な支……
○森戸委員 学校教育法一部改正の重要な点は、いわゆる短期大学の問題でございまして、百九條の、「大学の修業年限は、当分の間、第五十五條の規定にかかわらず、文部大臣の認可を受けて、二年又は三年とすることができる。」この点であります。大学が教養と研究の水準を高めるために四年制であることを正常とするのは当然でありますが、同時に諸種の事情から考えて、二年または三年の短期大学が必要であるということも、後に述べますように方々からの強い要請もあり、現状からもそれが妥当と考えるのでありまして、まことに適正な改正であると存じております。ただ私が承りたいのは、ここに「当分の間」といたしまして、提案理由によりましても……
○森戸委員 私簡單な一点を御質問いたしたいのでございます。昨日受田委員から質問をいたしましたが、文部省以外の学校で國立大学になるものについてであります。逓信省にあつた中央無線電信講習所はすでに電氣通信大学になるということになつておりますし、農林省にありました第一水産講習所は、これは一年の後に東京水産大学になるというお話でございます。もう一つ問題になりますのが運輸省に属する商船学校でございまして、この学校はいかに処置せられるのであるか。日本といたしましては航海というものが特別に重要であることは、申すまでもないことでございますが、同時にこの二つの学校がすでに大学になつておる、この商船学校だけがこの……
○森戸委員 お話によりますと、国会図書館が閲覧者その他で狭隘を感じておいでになるということでございます。これはもし法務庁その他の方であくことになりましたならば、ぜひとも拡張をするように議長にお話願いたいと、私ども衷心から希望しております。なお向うができましたらあくことでありましようから、そういうようなふうにひとつ、督促といつては何ですけれども、そういうようなおとりはからいを願えれば、たいへんいいと思います。それから図書館自身が狭いという面もありまして、これは第一に充足されなければなりませんが、同時に国会の人々が、国際的、文化的な面でこれを使うようなことも、ひとつ考慮したらどうかと思つております……
○森戸委員 新しい日本の建設が、文化國家をめざしておりますることは、すでに國民一般の確信いたしておるところでありますが、かような文化國家の建設において、文教行政をつかさどりまする文部省の機構は、非常に重要性を帶びておるものと存ずるのであります。ただいま大臣から機構改革の要点を拜聽いたしたのでありますが、私は以下五点につきまして、関係当局のはつきりした御意思を承りたいと思うのであります。 第一点は、私どもこのたびの文部省設置法案を拜見いたしまして、根本的にはなはだけげんにたえないのは、在來しばしば文部省は解体すべし、あるいは廃止すべしというような文部省無用論が一部の人に唱えられておつたのであり……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。